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≪第72号アリアCD新譜紹介コーナー≫


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像




9/20(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CHANNEL CLASSICS



CCSSA 34213
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管弦楽団
 マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
 イヴァン・フィッシャーのマーラー新録音!"奇跡のコンビ"の《交響曲第5番》が遂に登場!

 1983年に創設されたハンガリーの"奇跡のコンビ"、イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団。
 「第1番《巨人》」、「第2番《復活》」、「第4番」、「第6番《悲劇的》」に続く、イヴァン・フィッシャーのマーラー第5弾として、遂に「交響曲第5番」が登場!
 独特のアイディア、仕掛けが随所に散りばめられた演奏、優秀録音で常に話題を呼び続けているイヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団のマーラー。
 イヴァン・フィッシャーは「交響曲第5番」について、「第5番はマーラーの全交響曲の中でも最もユダヤ的である。第1楽章は紛れもないユダヤ人の嘆きの雰囲気へ、そして終楽章は救世主に救われた喜びという子供のように純真なイメージへと、私たちを連れていってくれる。」と述べており、その解釈、ブダペスト祝祭管弦楽団のハイ・パフォーマンスへの期待は高まるばかり!
 第1楽章のトランペット・ソロから始まるイヴァン・フィッシャーの「交響曲第5番」の世界は如何に——!?ご期待下さい!



 

CCSSA 35613
(SACD HYBRID)
\2700
オールド、ニュー&ブルー 〜
 オランダ・バロック協会・ミーツ・エリック・フルイマンス

  フルイマンス:マイン・オウン・キング・アム・アイ&ジョエル/
  ヨハン・クリストフ・バッハ:ああ、私が水を十分にもっていれば/
  スザート:パヴァーヌ"千々の悲しみ"/
  ジョスカン・デ・プレ:千々の悲しみ/ゴンベール:千々の悲しみ/
  フルイマンス:テンダー・マーシー/タリス:もし汝われを愛さば/
  フルイマンス:ウェット・フィート/
  ハンマーシュミット:5声のパドゥアン(パヴァーヌ)/
  スティーンブリンク:シャコニー/マッカートニー/
  ビートルズ:ブラックバード
エリック・フルイマンス(トランペット)
オランダ・バロック協会
 オランダ・バロック協会 meets ジャズ・トランペッター エリック・フルイマンス!

 「東京JAZZ」 2013出演!オランダ・ナンバーワン・トランペッター !!

 世界が注目するオランダ古楽界の若き精鋭集団オランダ・バロック協会(HBS)。マシュー・ホールズ、アレクシス・コセンコ、ミロシュ・ヴァレント、そしてレイチェル・ポッジャーと超一級のアーティストたちと共演してきたHBS最新作は、"オランダ・ナンバーワン”と呼び声の高いトランペッター、エリック・フルイマンスとのコラボレーション!
 今年9月に行われた「第12回東京ジャズフェスティバル」では、自身のバンド「ゲートクラッシュ」で来日したばかりのエリック・フルイマンス。ラウンジ・ミュージックからジャズ、ポップ、クラシックまで、あらゆる音楽を縦断してきたフルイマンスと若き古楽アンサンブルのコラボは、自身のオリジナル曲、ジョスカンやタリスなどルネサンスの声楽曲、そしてビートルズの名曲「ブラックバード」を組み合わせた意欲的なプログラム!
 オランダ・バロック協会のハイレベルな演奏能力は、レイチェル・ポッジャーとのヴィヴァルディ「ラ・チェトラ」で実証済み。まろやかな音色に魔法のようなインプロヴィゼーションで世界を魅了してきたフルイマンスが、最先端の古楽革命を邁進する!




ONYX



ONYX 4119
\2400→\2190
ペレーニ&クス弦楽四重奏団
 シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調 D.956, Op.163
ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)
クス弦楽四重奏団
 ペレーニとクス弦楽四重奏団が共演!シューベルト最晩年の大作"弦楽五重奏曲"!

 1991年にベルリン音楽大学で結成され、ドイツを代表する弦楽四重奏団として飛躍を遂げたクス弦楽四重奏団。
 シューベルト最晩年の大作「弦楽五重奏曲ハ長調」では、ハンガリーのレジェンド、ミクローシュ・ペレーニとの共演が実現!
 オニックス(ONYX)移籍第1弾(ONYX 4066)でもシューベルトの「弦楽四重奏曲第15番」を取り上げ、改めて独墺系レパートリーに対する造詣の深さを感じさせてくれたクス弦楽四重奏団。
 1828年、シューベルトの死の2ヶ月前に作曲された遺作であり、約20年後の1950年代に初演、出版が行われた「弦楽五重奏曲」。
 東欧ハンガリーが誇る名チェリスト、ミクローシュ・ペレーニと、ドイツ室内楽界のエリートたち、クス弦楽四重奏団の共演が、シューベルトの「弦楽五重奏曲」の奥深き魅力を丁寧に、そして劇的に奏でてくれることだろう。







PENTATONE



PTC 5186 472
(2SACD HYBRID)
\4400→\3990
エド・デ・ワールト&ロイヤル・フランダース・フィル
 エルガー:
  オラトリオ《ジェロンティアスの夢》 Op.38
  交響曲第1番変イ長調 Op.55
エド・デ・ワールト(指揮)
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団
コレギウム・ヴォカーレ、
ピーター・オーティ(テノール)
ミシェル・ブリート(メゾ・ソプラノ)
ジョン・ハンコック(バリトン)
 デ・ワールト&ロイヤル・フランダース・フィル!ペンタトーン第1弾は《エルガー》!

 数々のオーケストラを一流に育ててきたオランダの名コンダクターであり、オーケストラ・ビルダー、エド・デ・ワールト(1941−)。2011年に首席指揮者に就任したロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団とのペンタトーン(PentaTone)でのレコーディング第1弾に選んだのは、エルガーの「ジェロンティアスの夢」と「交響曲第1番」。初演時に大反響を呼び、エルガーを一躍有名にした2作品。「交響曲第1番」はもちろんのこと、「ジェロンティアスの夢」でのコレギウム・ヴォカーレとの共演にも期待が高まる。デ・ワールト、ロイヤル・フランダース・フィル、エルガーのトライアングル。注目度特大の新録音の登場です!

 ※録音:2013年2月、デシンゲル・コンサート・ホール(アントワープ/ベルギー)での録音。







AFINAUDIO


IRFC 10.164
\2000
トロンパス・ルザス ホルンの四重奏のための音楽
 カール・エストライヒ(1800-1840):ホルンのための四重奏曲
 セルジオ・アゼヴェド(1968-):4つのホルンのためのソナタ(*)
 ニコライ・チェレプニン(1873-1945):6つの四重奏曲
 クラウディオ・モレイラ(1989-):輪廻[Metempsychosis](*)
 アンリ・トマジ(1901-1971):小組曲
 ルイス・カルヴァリョ(1974-):ホルンフォニー[Hornphony](*)
トロンパス・ルザス
 J・ベルナルド・シルヴァ、
 ヌノ・コスタ、ブルノ・ラファエル、
 ウゴ・ソーザ(ホルン)

録音:2012年3月25-27日、ポルト大学工学部講堂、ポルト、ポルトガル

トロンパス・ルザスは2010年にポルトガルのホルン奏者により結成されたクアルテット。(*)は世界初録音と表示されている現代ポルトガル作曲家の作品。

 

IRFC 03.028
(CD-R)
\2000
【未案内旧譜】
モーツァルト(1756-1791):ホルン協奏曲集
  第1番ニ長調 K.412/第2番変ホ長調 K.417/第3番変ホ長調 K.447
  第4番変ホ長調 K.495/ロンド変ホ長調 K.371
アベル・ペレイラ(ホルン)
リスボン・メトロポリタン管弦楽団
ミゲル・グラサ・モーラ(指揮)

録音:2002年7月8-9日、カルトゥシャ教会、カスカイス、ポルトガル

アベル・ペレイラはポルト国立管弦楽団(現・ポルト音楽館交響楽団)の首席ホルン奏者。

 

IRFC 03.036
(CD-R)
\2000
【未案内旧譜】
マスタークラス ホルンとピアノのための音楽
 フランツ・ヨゼフ・シュトラウス(1822-1905):告別(ロマンス)/夜想曲 Op.7
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):アンダンテ Op.posth.
 グラズノフ(1865-1936):夢想 Op.24
 グリエール(1875-1956):4つの小品 Op.35
 ダヴィド・デ・スーザ(1880-1918):子守歌
 アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1940-):結婚(古い様式による)
アベル・ペレイラ(ホルン)
エフゲニー・ネフィエドフ(ピアノ)
録音:2005年4月20-21日、場所の記載なし
 

IRFC 10.158
(2CD)
\2400
【旧譜】
セルジオ・カロリーノ・プレゼンツ ミスターSC&ザ・ワイルド・ボーンズ・ギャング
 トロンボーン&テューバ・バンドのための音楽
 アンドレ・ミランダ:Power & Torque (2010)
 ジョルジェ・プレンダス:Qualche Respiro (2009)
 エリザベス・ラウム:Passaglia Interruptus (2009)
 ヤーノシュ・マズラ:Peacock (2009)
 ジム・セルフ:Winks'n Jinks (1996)
 グザヴィエ・ドニ:Wounch!!!! (2005)
 ジョン・ハンセン:Uprising (2008)
 ヤーノシュ・マズラ:We do it so (2004)
 ジミ・ヘンドリックス/フィリペ・メロ編曲:Voodoo Child
 テルモ・マルケス:2 Octanas (2008-2011)
 フェルナンド・デッドス:Odyssey (2010)
 ルイス・カルドゾ:Theseus & Minotaur Op.22 (2011)
 アウレリエン・V・リノ:The Battle of Ragnarok (2011)
 ジョン・ハンセン:Born with an Hammer (2011)
 ステファン・クレガル:Les Sirenes (2011)
 アントニー・カイエ:Le Cube (2007)
ミスターSC&ザ・ワイルド・ボーンズ・ギャング
 ウゴ・アスンサン(テナートロンボーン、アルトトロンボーン)
 アントニオ・サントス(テナートロンボーン、バストランペット)
 ルベン・トメ(テナートロンボーン、ユーフォニウム)
 ルベン・ダ・ルス・サントス、
 ジョアン・マルティニョ、アンドレ・メロ、
 アンドレ・コンデ、ダニエル・ディアス、
 ダニエル・セアブラ(テナートロンボーン)
 ゴンサロ・ディアス(バストロンボーン、コントラバストロンボーン)
 ヌノ・マルティンス、
 ヴライネル・サムエル、ティアゴ・ノイテス、
 アレシャンドレ・ヴィレラ、ヌノ・エンリケス、
 ルイ・バンデイラ(バストロンボーン)
 セルジオ・カロリーノ、
 ジル・ゴンサルヴェス(バステューバ、コントラバステューバ)
 マリオ・コスタ(ドラムス)
 スペシャル・ゲスト:アンヌ・ジェル・ヴィセル(コンラバステューバ)
ジョアン・パウロ・フェルナンデス(指揮)

録音:2010年8、10月、ポルト、ポルトガル     2011年4月、カルダス・ダ・ライニャ、ポルトガル
 ポルトガルの「テューバの怪人」セルジオ・カロリーノが創設したトロンボーンとテューバで構成されるユニークな低音金管バンド、ミスターSC&ザ・ワイルド・ボーンズ・ギャングのデビューCD。カロリーノをはじめメンバーの超絶技巧ソロも堪能できます。


廃盤商品-在庫限り


IRFC 05.074
\2000
〔旧譜〕
スティール・アライヴ! セルジオ・カロリーノ
ジョルジェ・サルゲイロ:テューバとブラスバンドのための協奏曲(※)
   [cONCERTO fOR tUBA & Brass Band]Op.136(2006)
   〔dEAPTHS / bEATHING / cADENZA / fANTASY / fIREWORKS〕

セルジオ・カロリーノ(テューバ(*))
スイス・ナショナル・ユース・ブラスバンド
ロバート・チャイルズ(指揮)
録音:2006年7月、インターラーケン(スイス)、ユングフラウ音楽祭、ライヴ


ジム・セルフ:Duh-Suite(2つのテューバとドラムスのための;1998)
   〔Duh Intro / Duh Blooze / Duh Yaz / Duh Ko Da〕

セルジオ・カロリーノ、アンネイェレ・フィッサー(テューバ(*))
レオナルト・シュミディンガー(ドラムス)
録音:アルトミュンスター(オーストリア)、
     ロー・ブラス・マスタークラス・2006、ガラ・コンサート


ティエリー・カンス:
  Mr. M.C.(テューバ、シンフォニック・ブラス・アンサンブルと
    打楽器のための協奏曲;1990)

セルジオ・カロリーノ(テューバ(*))
ポルトガル・ユース・シンフォニック・ブラス・アンサンブル
ジョアン・パウロ・フェルナンデス(指揮)
録音:2004年11月、コインブラ(ポルトガル)、ジル・ヴィセンテ劇場、ライヴ


ジェリー・グラント:Time Cycles(テューバとM.I.D.I.(CD伴奏)のための;1998)

セルジオ・カロリーノ(テューバ)
録音:2005年、ポルト(ポルトガル)、聖ベント・ダ・ヴィクトリア修道院


マイケル・デイヴィス:
  Eagles Landing(ユーフォニウム、テューバとCD伴奏のための;1998)

トーマス・リューディ(ユーフォニウム)
セルジオ・カロリーノ(テューバ(+))
録音:2005年2月、ポルト(ポルトガル)、ライヴ


マイルス・デイヴィス/エスタルダリャソ・ブラス・バンド編曲):
  All Blues(スーザフォン、トランペットとトロンボーンのための)

セルジオ・カロリーノ(スーザフォン(#))
ジョアン・モレイラ(トランペット)
ルイス・クニャ(トロンボーン) 他
録音:2006年4月、ヴァラド・ドス・フラデス・ジャズ・フェスティヴァル(ポルトガル)、ライヴ


セルジオ・カロリーノ(1973-):DidjiriTUBAzz... (テューバ独奏のための;2004)

セルジオ・カロリーノ(テューバ) 他


使用楽器:
 Yamaha 822 Custom F tuba rawbrass(*)
 Yamaha 826 "York" rawbrass 6/4 CC tuba(+)
 King BBb(#)
ポルトガルの「テューバの怪人」セルジオ・カロリーノのソロ・アンソロジー。まさに超絶技巧のフルコースです。(※)はセルジオ・カロリーノの委嘱による彼への献呈作品。
 


IRFC 08.136
\2000
〔旧譜〕
どこまで低く行けるかい? ポルトガル・テューバ・アンサンブル
 ホルスト(1874-1934):火星(組曲「惑星」より)(**)
 ロドリーゴ(1901-1999)/ハッリ・リドスレ編曲:
  アダージョ(アランフエス協奏曲 より)(*)
 トシュテイン・オーゴー=ニルセン(1964-):Treplusstre[Three plus three]
 マーティン・エレビー(1957-):Epitaph VI, Phoenix rising
 ロランド・セントパーリ(1977-):Earth voices(+)
 ヤーノシュ・マズラ(1970-): くじゃく[Peacock](++)
 レタス/ジョン・ハンセン編曲:Relax - Mr.Yancey - Salute(#)
 ジャック・ボロネージ(1947-):Maria Alm(#)-->
ポルトガル・テューバ・アンサンブル
セルジオ・カロリーノ(テューバ、スーザフォン、指揮(**/++以外))
アヴェリノ・ラモス(指揮(**))
ホセ・ラメウ・シルヴァ(指揮(++))
[ゲスト]
ハッリ・リドスレ(テューバ(*))
ロランド・セントパーリ(テューバ(+))
ロジャー・ボボ(ナレーション(+))

録音:2009年8、9月、ポルト(ポルトガル)、エレナ・サ・エ・コスタ劇場
 セルジオ・カロリーノが創設したポルトガル・テューバ・アンサンブル(ユーフォニウム、テューバと打楽器)のデビューCD。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>





TAHRA



TAH 762
\2500→\2290
オリジナル・テープからの復刻
 クナッパーツブッシュのベートーヴェン

 ベートーヴェン
 (1)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
 (2)交響曲第7番イ長調Op.92
(1)ゲザ・アンダ(Pf)
 ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
 ケルン放送交響楽団
(2)ウィーン・フィル
 入手困難となっていたクナの名盤が新リマスタリングで登場。鮮明な音質と巨大な音楽作りで圧倒される77分

 (1)録音:1962年5 月14 日/ムジークフェライン・ザールでのライヴ、(2)録音:1954年1 月17 日(ライヴ)/ADD、MONO、77’37”

 どちらも1990 年代前半にキングレコードからCD リリースされたものの、すでに廃盤で今日入手困難だった音源が、新リマスタリングで登場します。
 1954 年1 月17 日にウィーンのムジークフェラインで行われたベートーヴェンの交響曲第7 番はクナ節全開の快演。拍手が終らぬうちから物々しく始まり、猛烈に遅いテンポで進みます。低音の不気味なうねりが独特で、熱と緊張感が途切れることなく持続します。

 宇野功芳氏は著書「宇野功芳の白熱CD 談義ウィーン・フィル」(ブックマン社)で『(第1 楽章)最後、コーダでクレッシェンドしていくところのトランペットの下品なこと。これもみんなやりたくなるんだけれど、結局やめちゃうんですね。フルトヴェングラーにしてもね。だけどクナはやっていますね。下品なトランペット。』『第四楽章は、異常に遅い。若いころは、もっとめちゃくちゃ速くやっていたと思うんだよね。(中略)クナはほんとうは速いテンポでやりたいのに、あえて遅くしているから、どこかホットなんですよね。だから、ときどきトランペットが強烈にクレッシェンドしたり、ティンパニが轟き渡ったり、しかも、最後に我慢出来なくて、ちょっとアッチェレランドしちゃうんですね。』と評しています。
 クナッパーツブッシュはベートーヴェンのピアノ協奏曲第3 番の録音を2 種残していますが、どちらも1962 年で、ソリストはフォルデスとアンダ。当盤はアンダとの共演で、怪物クナ相手に一歩も引かぬ見事な演奏を展開。アンダのソロは情感たっぷりで、デリケートなニュアンスに富んでいます。クナの伴奏も堂々としていて濃厚な感情に満ちていて聴き応え満点。

 両曲ともキングやゴールデン・メロドラム社から出ていた盤は音質の点で問題がありましたが、当盤はオリジナル・テープからの復刻。素晴らしい音とダイナミックスが再現されていて、クナの凄さに改めて圧倒されます。


<国内盤>


ARCANA



Mer-A366
(国内盤)
\2940
ヴィヴァルディと、8種類のリコーダー
 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678〜1741)
  ①ソナタ イ長調 RV31〔E管アルト・リコーダー〕
  ②ソナタ ト短調 RV Anh.95-6〔F管アルト・リコーダーi〕
  ③ソナタ ニ短調 RV16〔4度リコーダー〕
  ④ソナタ ト短調 RV36〔ヴォイス・フルート〕
  ⑤ソナタ ト短調 RV28(ドレスデンの手稿譜より)
   〔テナー・リコーダー〕
  ⑥ソナタ ヘ長調 RV52(ヴェネツィアの手稿譜より)
   〔バス・リコーダー〕
  ⑦ソナタ ニ短調 RV14〔ソプラノ・リコーダー〕
  ⑧ソナタ ト長調 RV806(ベルリンの手稿譜より)
   〔F管アルト・リコーダーii〕
ロレンツォ・カヴァサンティ(各種リコーダー)
セルジオ・チオメイ(cmb・org)
カロリーヌ・ブルスマ(バロック・チェロ)
 しなやかなアルト・リコーダーの美音さまざま、あるいは優美なるテナー・リコーダー、あるいは素朴なバロック・オルガンのように安らかな音色を奏でるバス・リコーダー...名盤あまたのイタリア古楽界最高峰の3名手が解き明かす、ヴィヴァルディ初期のスリリングな音楽世界!
 Erato の古楽セクションで数々の名匠たちと仕事を続けたあと、Astree(現Naive)レーベルを立ち上げて軌道に乗せ、古楽シーンの最先端を世界に発信しつづけてきた伝説的プロデューサー、故ミシェル・ベルンステン——彼が1993 年に立ち上げたArcana レーベルは、バドゥラ=スコダによるフォルテピアノ録音をいちはやく世に知らしめ、レツボールやフェシュテティーチ四重奏団など中欧最高峰の古楽プレイヤーたち、あるいはビオンディ、アレッサンドリーニ、アルヴィーニ、ガッティ...といったイタリア古楽界の鬼才たちの世界的成功を呼び込んだことで、その存在感を強くアピールしてきました。

 「Arcana 古楽盤は、絶品ばかり」——これはベルンステンの歿後しばらく過去商品が全く流通しなかった昨今の状況とあいまって、日本の古楽ファンたちのあいだでも強烈に擦り込まれ、しかと周知徹底している事実。そのArcana が新たなるヴィヴァルディ盤をリリースし、その演奏陣が1990 年代以来とてつもない数のリコーダー名盤をつくってきた3人と知るや、どうして興奮せずにおれましょうか!
 しかも今回の企画が何より面白いのは、協奏曲の作曲家としてヴィヴァルディが国際的な名声を博すようになる前からの、ごく初期に作曲された室内ソナタの数々(ヴァイオリンのための作品も含まれますが、当時はリコーダーでそれらを弾くことも珍しくなく、実際にリコーダー用の当時の編曲譜も多数残っているほど)を集めているうえ、なんと8曲の収録作品すべてに異なる歴史的モデルの楽器を使い分けている点——
 ブレッサンやステインズビーといった18 世紀の名工たちによるモデルを参考に、現代随一の古楽器製作家たちが作った銘器を名手カヴァサンティがさまざまに吹きこなす、それを聴き比べるだけでもきわめてエキサイティングな体験ができるうえ、演目がヴィヴァルディ初期というのが実に嬉しいところ。軽快な技巧的作品もさることながら、アッレマンダやサラバンダといった遅めのテンポの舞曲楽章で垣間見えるヴィヴァルディの歌心に、こうした銘器の美音でじっくり耳を傾けられる喜びといい、それを的確に、直接音を大切にした自然派録音で収めきったArcana ならではのエンジニアリングも心そそられる——
 とくに注目すべきは、バス・リコーダー(実際の演奏でも聴こえにくいぱ)を独奏楽器に使ったトラックで、この楽器の素朴なオルガンにも似た響きの妙を、カヴァサンティの演奏が信じがたい的確さで表現しえているところ、そしてそれを稀有の録音技術があざやかに収めきっているところぱ解説の充実度も各曲レベルで素晴しく(全訳付)「とにかく見つけたら入手」とお奨めできる逸品です。




SAPHIR



LVC1174
(国内盤)
\2940
エミール・ナウモフ(ピアノ)
 チャイコフスキー(1840〜1893):

  1.組曲『四季』作品37a
  2.序曲「ロミオとジュリエット」(ナウモフ編)
  3.アダージョ・ラメントーゾ〜
    交響曲第6番「悲愴」より(ナウモフ編)
エミール・ナウモフ(ピアノ)
 パリ音楽院のブルガリア人異才、涼しい季節へ向けての待望新譜はチャイコフスキー...
 変幻自在の小品群がうつくしい「四季」の絶品さもさることながら、フォーレ「レクィエム」の独奏編曲でみせた圧巻のセンスが、なんと「悲愴」のあの楽章でも示されるとは...
  エミール・ナウモフぱ かつてヴァレーズ、コープランド、ピアソラ...と幾多の天才たちを育ててきた20世紀屈指の名教授、ナディア・ブーランジェの最晩期の門弟のひとりであり、作曲家的センスを持ち合わせた編曲の天才としても活躍するかたわら、自らもパリ音楽院の名教師としてさまざまな門弟を育ててきた、ブルガリア出身のピアニスト——そして、自らもまた演奏家としてリヒテル、バーンスタイン、ハチャトゥリヤン、フランセ、マルケヴィチ...といった20 世紀屈指の作曲家・名演奏家・大指揮者たちの薫陶も受けてきた男。
 パリ音楽院を退いてからはブルーミントンのインディアナ大学(ボザール・トリオのメナヘム・プレスラーや故シュタルケル、スラットキンらが教員として有名な世界的音楽教育機関)やジュリアード音楽院で後進の育成にあたりながら、この天才芸術家は折々に新録音を欠かさず続けてもきたのです。
 とくに最近ではパリに本拠をおくSaphir レーベルでの活躍がめざましく、プーランクのさまざまな楽器とのソナタ(一部は新校訂版を使用)を、パスキエやモラゲスといったフランス楽壇随一の名手たちと録音していたり、あるいはフォーレの『レクィエム』を自らピアノ編曲、フォーレのピアノ曲としては考えられないくらい長大なピアノ曲のように仕上げてみせ、日本のファンたちからも圧倒的な支持の声があがっているこの名匠、最新アルバムはなんと、自らと同じスラヴの血をひくロマン派作曲家の大本命、チャイコフスキーの作品集ぱ嬉しいことに、今回の解説はナウモフ自身の長大なコメントが続く充実インタビューからなっていて(もちろん全訳付)、作品と作曲家に対する個人的な思い入れや編曲についての洞察など、アルバムを通じてつくりあげられてゆく音楽の世界と真正面から向き合い、その世界の内奥へと深く分け入ってゆけるようになっています。『四季』は折々深い愛着を示してきたピアニストも少なくない、チャイコフスキーのピアノ芸術の代表的作品。
 ナウモフの緻密な解釈の妙は、そのタッチの繊細さもさることながら、曲集全体を通して聴いたときの充実感にもありありと示されているところ。しかしアルバムの残り半分を占める2曲が、どちらもオーケストラ楽曲からの編曲というのがまた驚くべきところ——
 しかも、あの長大な幻想序曲(事実上の交響詩)「ロメオとジュリエット」を、あるいは『悲愴』の最後を締めくくる、あの暗澹たる終楽章を、ピアノひとつで壮大なスケール感やドラマ性そのまま、ないしはその深い心の闇と対峙するかのような印象深い解釈で弾きこなしてしまう編曲者=演奏者ナウモフの引き出しの多さには、あらためて脱帽するよりほかありません。じっくり聴き深めたい新名盤、時期を逸するとプレス切れで二度と入手不可になりやすいレーベルゆえ、お早目に!




マイスター・ミュージック


MM-2166
\2957
藤村俊介(チェロ)
 ハバネラ〜チェロ小品集

 ルビンシテイン:メロディ
 カッチーニ:アヴェ・マリア
 チャイコフスキー:感傷的なワルツ
 ルビンシテイン:ロマンス
 サン=サーンス:白鳥
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品
 バッハ/グノー:アヴェ・マリア
 バッハ:G線上のアリア
 エルガー:愛の挨拶
 マスカーニ:間奏曲(カヴァレリア・ルスティカーナ)
 ブルッフ:コル・ニドライ
 フォーレ:夢のあとに
 ポンセ:エストレリータ
 アメイジング・グレイス
藤村俊介(チェロ)
早川りさこ(ハープ)
松井久子(ハープ)
 繊細でありながら、深く響く2台のハープに支えられ、艶やかにチェロが歌う。ベテラン・ハーピスト2人が参加した、贅沢な響きが堪能できる1枚。
 ソリスト、N響フォアシュピーラー、そして、ラ・クァルティーナのメンバーとして多くのファンを獲得している藤村俊介による注目盤。





旧譜から
バラ色の光り輝く雲が、ゆったりと流れ
マイスター・ミュージック MM 1202 1CD\3060


 マイスター・ミュージックつながりでもう一枚。
 「音の職人」という意味を持つドイツの国家資格、「トーンマイスター」。マイスター・ミュージックは、このタイトルを日本人で初めて取得した平井義也氏が1993年に創立したレーベル。どういうわけか(もちろんわけがあるんだろうけど)、マイスター・ミュージックの録音は柔らかくて優しくてまろやか。こんなほんのり温かな音を聴かせてくれるレーベルは世界でも少ない。だからヒーリング系のアルバムを紹介してほしいといわれるとついついこのレーベルを選んでしまう。
 このアルバムはご覧のとおりチェロとギターという素敵な組み合わせなのだけれど、ギターのここちよいリズミカルな響きと、チェロの深い音色がなんともうまくミックスされて心地よい。選曲のよさも抜群。


MM 1202
\3060
『バラ色の光り輝く雲が、ゆったりと流れ』
 チェロとギターのための作品集

ヴィラ=ロボス:アリア (ブラジル風バッハ第5番)
J.S.バッハ:G線上のアリア
J.S.バッハ:アダージョ
グノー/J.S.バッハ:アヴェ・マリア
J.S.バッハ:パストラーレ
ファリャ:スペイン民謡組曲
A.クラフト:ディヴェルティメント
R.ニャタリ:ソナタ
藤村 俊介(Vc)
イヴ・ストルムズ(G)
 タイトル『バラ色の光り輝く雲が、ゆったりと流れ』は、ヴィラ=ロボスのアリア(原作は歌曲)の歌詞より採られたもの。ベルギーが誇る世界的ギタ−奏者、ストルムズの演奏に支えられ、色彩豊かに歌う藤村。二種類の弦楽器による、繊細な響きと、情感を湛えた演奏は、聴き手を魅了する。




 

MM-2167
\2957
川田知子(Vn)
 我が最愛のブエノスアイレス

 
 ガルデル:首の差で
 ガルデル:我が最愛のブエノスアイレス
 ピアソラ:ナイトクラブ1960
 ピアソラ:アヴェ・マリア
 ピアソラ:レビラード
 ピアソラ:最後のラメント
 アズマ:ワルツ風に(ブラジル風小品集)
 加藤昌則:ケルト・スピリッツ
 パガニーニ:チェントーネ・ディ・ソナタ第1版
 パガニーニ:ロマンス(グランド・ソナタ イ長調)
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 バッハ:G線上のアリア
川田知子(Vn)
福田進一(G)
ガルデルの名曲「首の差で」をはじめ、聴かせる作品が並ぶプログラムをヴァイオリンとギターという相性の良い組み合わせで仕立てた1枚。名手2人ならではの甘美な響きとハイセンスなアンサンブル。



<映像>


キング・インターナショナル(EURO ARTS)(映像)



KKC 9059
(4Blu-ray)
\10000→\8990
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団&サイモン・ラトル来日記念ブルーレイBOX、日本だけの限定商品!
 ベルリン・フィル日本ツアー2013スペシャルBOX(4Blu-ray)
 Disc1(2056794)
  2007年ジルヴェスター・コンサート
   ボロディン:歌劇「イーゴリ公」より「だったん人の踊り」
   ボロディン:交響曲第2 番ロ短調
   ムソルグスキー:歌劇「ホヴァンシチナ」より前奏曲「モスクワ河の夜明け」
   ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」
   ショスタコーヴィチ:バレエ音楽「黄金時代」より舞曲(アンコール)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮)
    録音:2007 年12 月31 日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
Disc2(2057754)
  2009 年ヴァルトビューネ
   チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」Op. 71 より【序曲〜クリスマス・ツリー〜行進曲】
   ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
   ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
   リンケ:ベルリンの風(アンコール)
   イエフィム・ブロンフマン(ピアノ)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2009 年6月21日ベルリン、オリンピックスタジアム(ライヴ)
Disc3
  2007年ヨーロッパ・コンサート
   ワーグナー:楽劇「パルジファル」前奏曲
   ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102
   ブラームス:交響曲第4 番ホ短調 Op.98
   リサ・バティシアヴィリ(ヴァイオリン) トルルス・モルク(チェロ)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2007年5月1日ベルリン、カーベルヴェルク・オーバーシュプレー(ライヴ)
     *Blu-ray 未発、BOX初発売
Disc4
  2008 年ヨーロッパ・コンサート
   ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲
   ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品26
   ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92
   ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 サー・サイモン・ラトル(指揮)
    収録:2008 年5月1日モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
     *Blu-ray 未発、BOX初発売
 演目の「春の祭典」を含む初ブルーレイ化のタイトルも収録!

 日本限定BOX、輸入盤・日本語解説付
 Disc1:91mm 画面:カラー、16:9、1080i Full HD 音声:PCM2.0、PCM5.1
 Disc2:104mm 画面:カラー、16:9、1080i Full HD 音声:PCM2.0、PCM5.1
 Disc3:103mm 画面:カラー、16:9、1080i Full HD 音声:PCM2.0、DD5.1、DTS5.1
 Disc4:92mm 画面:カラー、16:9、1080i Full HD 音声:PCM2.0、DD5.1、DTS5.1
 Region All

 2013 年11 月にベルリン・フィル&サイモン・ラトル、2 年ぶり5 度目の来日を記念して、ドイツの映像レーベルEURO ARTS から日本限定特別ブルーレイBOX が発売されます。
 来日コンサートの演目であるストラヴィンスキーの「春の祭典」を含む、初ブルーレイ化の2 タイトルを収録したお買い得4 枚組ブルーレイBOX となります。
 ディスク1 は、大晦日の風物ベルリン・フィルのジルヴェスター・コンサート2007。テーマはロシア音楽で、彼らのレパートリーとしては珍しいボロディンの交響曲が含まれているのも注目。
 ディスク2 は、2 万人の観衆が沸くベルリンの夏、ヴァルトビューネ音楽祭。2009 年はロシア作品をまとめており、名手ブロンフマンのラフマノノフのピアノ協奏曲第3 番は必見です。
 ディスク3 には、ベルリンの歴史的工場で行われたベルリン・フィル創立125 周年ライヴとなったヨーロッパ・コンサート2007。ヴァイオリンのバティアシヴィリの好演も際立った感動的な演奏となっています。
 そしてディスク4 は、ベルリン・フィルの表現力を最大限に発揮した圧巻のベートーヴェンを聴かせたヨーロッパ・コンサート2008。レーピンをソリストに迎えたブルッフも聴きものです。
 
KKC 9054
(DVD)
\4000
ラトル&ベルリン・フィル
 ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第3番
 オルフ:世俗カンタータ『カルミナ・ブラーナ』全曲
 ヘンデル/グーセンス編:オラトリオ『メサイア』〜「ハレルヤ・コーラス」
サリー・マシューズ(S)
ローレンス・ブラウンリー(T)
クリスティアン・ゲルハーヘル(Br)
ベルリン大聖堂国立合唱団少年合唱団員
ベルリン放送合唱団
サイモン・ハルジー(合唱指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
 アイディアと閃き満載のラトルらしい演奏、2004 年ジルヴェスター・コンサート

 収録:2004 年12 月31 日フィルハーモニー、ベルリン/[EURO ARTS] 20.53678、画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5. 1、DTS5. 1、字幕:英独仏西日、Region All 89分、輸入盤・日本語解説付

 毎年恒例のベルリン・フィルの『ジルヴェスター・コンサート』。話題を呼んだ2004 年ラトルの『カルミナ・ブラーナ』。メインの『カルミナ・ブラーナ』の他に冒頭に演奏されたレオノーレ序曲第3 番とアンコールのハレルヤ・コーラスも収録され、大晦日のコンサートをまるまる楽しむことができます。
  『カルミナ・ブラーナ』はオルフの出世作で中世の生命の息吹を大胆に表現しています。ラトルの独自性と、躍動感あふれるリズム、鮮烈で色彩溢れ、ドラマティックかつエネルギッシュな演奏を聴かせてくれます。ベルリン・フィルの重厚な響きを生かし、細部に渡ってデュナーミクを付け、ラトルならではのひらめきが沢山盛り込まれた快演。パワフルな歌手陣の歌唱も印象的。音質も良く、オーケストラ、歌唱陣ともに鮮明で十分に堪能できます。
 アンコールはユージン・グーセンス編曲によるヘンデルの『ハレルヤ・コーラス』。同じイギリス人であり友人でもあったトーマス・ビーチャムに依頼され編曲されました。大晦日にふさわしい華麗な作品で、ラトル自身もアンコール前に『ジルヴェスターにふさわしい…. いつ演奏しても、盛り上がりすぎるくらいの曲です。』と解説しています。
 
KKC 9055
(Blu-ray)
\5000
ラトル&ベルリン・フィル
 
シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
 ロドリーゴ:アランフェス協奏曲*
 ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調 Op.27
 ボーナス映像:
  サイモン・ラトルへのインタビュー
カニサレス(ギター)*
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
KKC 9056
(DVD)
\4000
 ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2011スペイン色溢れるプログラム!

 収録:2011 年5 月1 日スペイン、マドリード・レアル劇場(ライヴ)
 (Blu-ray)[EURO ARTS] 20.58394、画面:1080i HD 16:9 / Region All、音声:LPCM ステレオ、24bit /DTS HD MA 5.0、本編:97分/ボーナス:8分、Region All、輸入盤・日本語解説付
 (DVD)[EURO ARTS] 20.58398、画面:NTSC 16:9、音声:PCMステレオ、DD5. 1、DTS5. 1、本編:97分/ボーナス:8分、Region All、輸入盤・日本語解説付

 毎年恒例のベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2011 年。2011 年はスペイン、マドリードでの公演ということで、ベルリン・フィルとしては珍しいロドリーゴのアランフェス協奏曲が演目で選ばれました。ソリストにはラ・フォル・ジュルネ音楽祭などでも来日し、その実力を披露した天才フラメンコ・ギタリストのカニサレス(ファン・マヌエル・カニサレス)が登場。カニサレスはスペインの権威あるコンクールで優勝し、その後クラシック、ジャズの音楽家と共演、映画や舞台などの音楽を担当し多彩な活躍をしています。驚異のテクニックを持ち音楽理論にも精通した知性派で、現代フラメンコ界の期待を一身に集めるギタリストです。アランフェス協奏曲の物悲しい美しい旋律を、繊細で多彩な音色で聴かせてくれます。そしてシャブリエがスペインに滞在した時に魅せられた印象を描いた狂詩曲『スペイン』。
 メイン・プログラムは、ロマンティックな旋律が溢れるラフマニノフの交響曲第2番。ラトルとベルリン・フィルは、ロマン的な響きを重視した感動的な音楽作りで、瑞々しく歌い上げられた旋律を心地よく堪能することができる演奏です。
 
KKC 9057
(Blu-ray)
\5000
ラトル&ベルリン・フィル
 ホアキン・アチューカロ(ピアノ)
【ベルリン・コンサート】
 ファリャ:交響的印象『スペインの庭の夜』
   収録:2010 年9 月7 日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)
ホアキン・アチューカロ(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
【マドリード・リサイタル】
  アルベニス:ナヴァーラ
  ドビュッシー:前奏曲集第2集より『ヴィーノの門』
  グラナドス:組曲『ゴイェスカス』より『嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす』
  ラヴェル:夜のガスパールより『絞首台』、『スカルボ』
  ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
  ドビュッシー:版画
  ファリャ:オマージュ(ドビュッシーの墓に捧げる賛歌)
    収録:2010 年10 月7 日マドリード、テアトロ・レアル(ライヴ)
ホアキン・アチューカロ(ピアノ)
KKC 9058
(DVD)
\4000
 現代スペインのピアノ界を代表するホアキン・アチューカロ、ファリャの美しき傑作『スペインの庭の夜』をラトル&ベルリン・フィルと共に色彩豊かに描き出す!

 (Blu-ray)[EURO ARTS] 20.58884、画面:16:9、1080i Full HD、音声:PCM ステレオ、DTS-HD、Master Audio Surround、27分(ベルリン)
75分(マドリード)、Region All、輸入盤・日本語解説付
 (DVD)[EURO ARTS] 20.58808、画面:NTSC16: 9、音声:PCMステレオ、DD5. 1、DTS5. 1、27分(ベルリン)、75分(マドリード)、Region All、輸入盤・日本語解説付

 スペインの巨匠ピアニスト、ホアキン・アチューカロとラトル&ベルリン・フィルによるファリャの『スペインの庭の夜』。3楽章からなるピアノと管弦楽のための作品で、洗練された表現とスペイン的色彩が香り立つ音楽です。アチューカロの変幻自在の豊かな色彩感、ラトル&ベルリン・フィルの憎らしいほど小粋なニュアンスが合わさり、エキゾチックで神秘的な響きが交錯する魅力的な演奏を聴かせてくれます。
 またマドリードでのアチューカロのピアノ・リサイタルの映像も収録されており、得意のアルベニス、グラナドスや鮮烈な音楽センスを発揮するドビュッシー、ラヴェルを演奏。スペインの情緒と風土を感じさせつつ、洒脱で伸縮自在な音楽性で、作品の魅力を存分に堪能させてくれます。

 【ベルリン・フィル・コンサート日程2013】
  11月14日(木)愛知県芸術劇場コンサートホール
  11月15日(金)大阪フェスティバルホール
  11月16日(土)兵庫県芸術文化センター
  11月18日(月)サントリーホール
  11月19日(火)サントリーホール
  11月20日(水)ミューザ川崎シンフォニーホール




ACCENTUS MUSIC(映像)


ACC 20227DVD
(DVD)
\2400
クリスマス・ソング集〜グロリア・イン・エクセルシス・デオ
 ・シューマン:クリスマス・トッカータ
 ・いと高きところに神の栄光あれ
 ・ヘンデル:
  シバ女王の入城、輝かしい熾天使は列をなして燃え上がり、シオンの娘よ、大いに喜べ
 ・高き御空よりわれは来たれり
 ・ワーグナー:エルザの大聖堂への行列
 ・マリアはいばらの森を通り
 ・チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」(抜粋)
 ・メンデルスゾーン:クリスマス(讃美歌)
 ・エサイの根よりくすしき花は
 ・メンデルスゾーン:それ、主汝のためにみ使いたちに命じ
 ・聴かせて、祝福された天使たち
 ・エーベル:静かに雪が降り
 ・今宵鳴りわたる
 ・アイレンベルク:ペテルブルクの橇の旅
 ・ロジャー・ハーヴェイ:フェスティヴ・チアー
 ・ジョン・フランシス・ウェイド:神の御子は今宵しも
 ・フンパーディンク:夕べの祈り
 ・ジークフリート・ケラー:星降る教会
 ・フランツ・グルーバー:サイレント・ナイト
 ・いざ歌え、いざ祝え
ヴェルニゲローデ青少年合唱団
ペーター・ハーベルマン(コーラスマスター)
ルート・ツィーザク(S)
アンサンブル・ソノーレ
トーマス・クラモー(指)
ザクセン吹奏楽団
 ドイツの名門合唱団ヴェルニゲローデが歌うクリスマス・ソング、煌めくドイツのクリスマスを堪能できるDVD

 収録:2012 年12 月聖母マリア教会、マリエンベルク、ライヴ/画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:0、84’15

 ドイツ南部、ヴュルツブルクの丘の上にある大司教の居館マリエンベルク要塞。要塞の中には8 世紀初頭の建築物である聖母マリア教会があります。このDVDは、2012年12月にその教会で行われたクリスマス・コンサートの模様を収録。
 「いと高きところに神の栄光あれ」をはじめとした讃美歌、「くるみ割り人形」、「ペテルブルクの橇の旅」、「サイレント・ナイト」などクリスマス定番の曲が演奏され、伝統的なヨーロッパのクリスマスの雰囲気を織り交ぜた美しい映像となっています。
 1951年に創設されたヴェルニゲローデ青少年合唱団は、ドイツのザクセン=アンハルト州立音楽高校の15 〜18 歳の選抜メンバーによって構成されています。その清楚で美しい響きは、ドイツのみならず、世界中の合唱ファンを魅了しています。また、ソリストとして登場するのはソプラノのルート・ツィーザク。透明感ある清廉な歌声は、厳かなクリスマスの雰囲気を一層盛り上げます。美しい教会の響きと、ヨーロッパの伝統的な街並みで味わう神聖なひと時は格別です。


















9/19(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


2L

2L 098SACD
(SACD HYBRID)
\2500
印象の軌跡
 ドビュッシー/ ハイフェッツ編: 美しき夕べ
 ラヴェル:
  ヴァイオリンソナタ ト長調、
  ヴォカリーズ - ハバネラ形式のエチュード、ソナタ(遺作)
 ドビュッシー/ アーサー・ハートマン編: 亜麻色の髪の乙女
 ドビュッシー: ヴァイオリンソナタ
 ラヴェル/ シェルベリ・ニルソン、ビェラン編:
  亡き王女のためのパヴァーヌ
アンデシュ・シェルベリ・ニルソン(Vn)
スヴァイヌング・ビェラン(P)
 19 世紀の空気を鮮やかに描き出す1枚

 録音:2011年12 月、2012 年1 月 ソフィエンベルグ教会 (オスロ、ノルウェー)[DXD (24bit/352.8kHz) 録音][5.0 surround/stereo] 56’53

 詩人ポール・ブールジェは若き日のドビュッシーがインスピレーションを受けたひとりだと言われます。ドビュッシーがブールジェの『美しき夕べ』をテクストに歌曲を書いたのは1883 年でした。数回の万国博覧会を通じフランスがヨーロッパ文化の中心として栄えようとしていた時代。新しい世紀に向け、音楽の分野では、いわゆる「印象主義」が芽吹こうとしていた時代です。
 アルバム『印象の軌跡』は、その時代をリードしたふたり、ドビュッシーとラヴェルの音楽をノルウェーの音楽家が「今」の感覚と思考で見つめたアルバムです。
 アンデシュ・シェルベリ・ニルソン (1983-) はオスロ生まれ。オスロ、ベルリン、ストックホルムで学び、2008 年からハルダンゲル音楽祭の芸術監督に就任。スヴァイヌング・ビェラン (1970-) はスタヴァンゲル生まれ。ザルツブルクとベルリンでハンス・レイグラーフに学び、1999 年にノルウェー・コンサート協会の最優秀若手ソロ奏者に選ばれた後、ノルウェーの音楽シーンを中心に活動を続けています。
 ドビュッシーの《美しき夕べ》はハイフェッツ、同じく《亜麻色の髪の乙女》はドビュッシーの友人アーサー・ハートマンの編曲、ラヴェルの《亡き王女のためのパヴァーヌ》はシェルベリ・ニルソンとビェランの編曲による編曲で演奏されます。印象主義の美しい残像。作曲家のヴォルフガング・プラッゲ (1960-) が制作を担当し、オスロのソフィエンベルグ教会で録音セッションが行われました。
 

2L 097SACD
(SACD HYBRID)
\2500
ファゴットの抒情
 サン=サーンス: ファゴットソナタ Op.168
 ヒンデミット: ファゴットソナタ
 デュティユー: サラバンドとコルテージュ
 エルガー: ロマンスOp.62
 タンスマン: ソナティナ
 ケクラン: ファゴットソナタ Op.71
 クヴァンダール: 伝説曲Op.61b
ペール・ハンニスダール(Fg)
ヴェービョルン・アンヴィーク(P)
 ファゴットの至芸を堪能

 録音:2012 年4 月30 日-5 月3 日 ヤール教会 (ベールム、ノルウェー)[DXD (24bit/352.8kHz) 録音][5.0 surround/stereo] 52’45

 ファゴットとピアノのための作品を集めたアルバム『ファゴットの抒情』。木管楽器のための室内楽曲に興趣にあふれた作品の多いサン=サーンスのソナタに始まるプログラム。木管楽器のための室内楽作品に実り多かった20 世紀前半の作品が中心です。この時代、試験の課題曲としてパリ音楽院の委嘱により書かれた作品も多数あり、その代表的な作品、デュティユーの《サラバンドとコルテージュ》とタンスマンの《ソナティナ》がこのアルバムでも演奏されています。オスロ・フィルハーモニックの首席ファゴット奏者、ペール・ハンニスダール (1958-) とグリーグ三重奏団のピアニスト、ヴェービョルン・アンヴィーク (1962-)。ノルウェーを代表する優れた音楽家ふたりの共演です。ノルウェーのクヴァンダールが作曲した《伝説曲》のノスタルジックなページでプログラムを閉じます。




AURORA

ACD 5074
\2500
ラーシュ・ペッテル・ハーゲン(1975-):管弦楽作品集
 ・ノルウェー・アーカイヴ
  (室内オーケストラとエレクトロニクスのための)
 ・古代遺跡の偉容を前にした芸術家の絶望(管弦楽のための)
 ・トヴェイト断片(弦楽オーケストラのための)
 ・エドヴァルド・グリーグに基づく葬送行進曲
  (室内アンサンブルとステージ外の管弦楽のための)
 ・ツァイトブロムに(ハリングフェレと管弦楽のための協奏曲)*
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
ロルフ・グプタ(指揮)
イェルムン・ラーシェン(ハリングフェレ)
ラーシュ・ペッテル・ハーゲン(スピーチ)*
ヴィーラント・ホーバン(スピーチ)*
 実験的作品を意欲的に発信するノルウェーの作曲家ハーゲン

  録音:2011年8 月22 日-24 日、2013 年5 月13 日 オスロ・コンサートホール/64’55
 ライヴ・エレクトロニクス(ノルウェー・アーカイヴ)/EXPERIMENTALSTUDIO des SWR(フライブルク、ドイツ)/ライヴ・エレクトロニクス:ラインホルト・ブライク/プログラミング:ミヒャエル・アッカー

 南ドイツの町ドナウエッシンゲンで毎年開催される音楽祭は、「同時代の音楽」のもっとも重要な音楽祭のひとつとして国際的に知られています。初めて行われた1921 年にはヒンデミットの弦楽四重奏曲第2 番、1925 年にはストラヴィンスキーのピアノソナタ、1954 年にはブーレーズの《ポリフォニーX》、1960 年にはメシアンの《クロノクロミー》と、「新しい音楽」の作曲家たちの作品が初演されてきました。このフェスティヴァルを主催する南西ドイツ放送 (SWR) がノルウェーのラーシュ・ペッテル・ハーゲンに新作を委嘱したのは、最初が2005 年、2 度目が2011 年です。ノルウェー作曲家協会のレーベル、Aurora の新しいアルバムには、この2つの委嘱作を含む、ハーゲンの管弦楽のための全作品(2013 年5 月現在)がオスロ・フィルハーモニックによる新録音で収録されました。彼は、ブックレットに掲載された作曲家のアイヴィン・ビューエネとの対話の中でこう語っています。「今のオーケストラはマーラーとシュトラウスのころから変わっておらず、好むと好まざるとにかかわらず、そのこととうまく折り合わねばならない。オーケストラの編成と響きがマーラーの時代と同じなら、マーラーより優れたオーケストラ曲を書くという不可能を受け入れることが、私にとって前提条件となる。マーラーの後、オーケストラの歴史は廃墟となった」。
 ドナウエッシンゲンで2005 年に初演された《ノルウェー・アーカイヴ》は、室内オーケストラとエレクトロニクスのための作品です。〈自然として見るノルウェー性〉〈6 つの賛美歌〉〈メランコリーの劇〉〈聖トマス調律〉〈葬送行進曲〉の5 曲が続けて演奏されます。ライヴ・エレクトロニクスは、SWR のEXPERIMENTALSTUDIO(実験スタジオ)の担当です。つづく3つの作品、《古代遺跡の偉容を前にした芸術家の絶望》《トヴェイト断片》《エドヴァルド・グリーグに基づく葬送行進曲》はそれぞれ、オスロ・フィルハーモニック、ノルウェー室内管弦楽団、ベルゲン・フィルハーモニックがノルウェー文化評議会の支援を得て、ハーゲンに委嘱しました。「聴き手」の受ける印象を第一に考えるからか、ハーゲンは作品について明確に語ることを避けています。《ノルウェー・アーカイヴ》と同様にこの3 作も、《トヴェイト断片》が火災に遭ったトヴェイト農場の焼け跡から見つかった手稿譜の「断片」を素材としたことに触れた以外、作品の「ヒント」は示されません。
 2011 年の音楽祭で演奏された《ツァイトブロムに》は、ノルウェーの民俗楽器、ハリングフェレ(ハルダンゲルフィドル)とオーケストラのための協奏曲として作曲されました。この作品は途中にハーゲンの英語のスピーチとヴィーラント・ホーバンによるドイツ語の通訳が挟まれます。その中でハーゲンは、共鳴弦をもち、独特の「音」を響かせるハリングフェレを使ったことに言及しました。「ハリングフェレはノルウェー民俗音楽の中心にあり、グリーグの《抒情小曲集》の出発点となりました。私がハリングフェレの音楽を使うことを私が選んだのは、グリーグと同じ理由です。音楽的な個性と異国趣味の感じを出すためです。前回参加したフェスティヴァルでこの戦略が成功を収めたようなので、ふたたびその成功に預かれればと思いました」と、聴衆の笑いを誘っています。
 オスロ・フィルハーモニックを指揮するロルフ・グプタ (1967-) は、作曲家としても活動しています。ハリングフェレのソロを弾くイェルムン・ラーシェン (1981-) は、2011 年10 月16 日、フランソワ=クザヴィエ・ロトが指揮した初演のソリストです。オーレ・ブル・アカデミーと国立音楽アカデミーに学び、フィドルアンサンブルのマヨルシュトゥーエン(2L11)のメンバーとして活躍。イェルムン・ラーシェン・トリオとして録音したアルバムや子供のためのアルバムがスペルマン賞(ノルウェー・グラミー賞)にノミネートされ、ジャンルを超えた活動で今日のノルウェーの音楽シーンをリードするひとりとみなされています。




URANIA


LDV14015
\1600
ピアノ・トランスクリプションズ/SCIPIONE SANGIOVANNI
 ヴィヴァルディ:四季
 ヘンデル:
  組曲 ニ短調 HWV 437
  Allemanda - Corrente -
  Sarabanda con variazioni - Giga
  パッサカリア(from 組曲 ト短調 HWZ 432)
 J.S.バッハ:バディネリ
   (from 管弦楽組曲第2番 BWV 1067)
 Jean-Baptiste Lully (1632 - 1687):
  MARCHE POUR LA CEREMONIE DES TURCS
スキピオーネ・サン ジョヴァンニ(P)


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2101
\2400→¥2190
カラヤンのオープンリール・テープ復刻第2 弾
 ホルスト:組曲「惑星」 作品32
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場女声合唱団
 カラヤンのオープンリール・テープ復刻第2 弾VPOとの歴史的名盤、ホルストの組曲「惑星」

 録音:1961 年9 月5-22 日、ウィーン、ゾフィエンザール/使用音源:(U.S.A.)L 80097 (オープンリール・テープ、4トラック、19 センチ)/ステレオ、セッション録音

 ■制作者より
 ホルストの「惑星」はラッパ吹き込みからモノーラル、ステレオ初期時代にかけてホルストの自作自演ほか、コーツ(抜粋)、サージェント、ボールト、ストコフスキー、ウェルドンなどの指揮者によって録音されていましたが、決して人気の高い作品とは言えませんでした。しかし、1961 年、英デッカがカラヤン& VPO を起用してこの「惑星」を録音、これは世界的な指揮者とオーケストラの組み合わせ、そして当時としては破格の高音質ということで話題になり、「惑星」は一躍世界的に有名となりました。この歴史的名演を4 トラック、19 センチのオープンリール・テープより復刻しました。

 ■解説書の内容
 このディスクに収録された「惑星」は1962 年10 月、キングレコードよりSLC-1180 として発売されましたが(海外では1962 年5 月発売)、そのLP ジャケットの解説には当時天文学では第一人者と言われた草下英明氏による「太陽をめぐる惑星」が掲載されていました。この文章は現在の天文学と比較すると内容的、数字的に古い箇所が散見されますが、レコードの解説にこのような権威的な筆者が起用されていたという歴史的事実を記憶にとどめるためにも、あえてその全文を再掲載しました。

 (草下英明/くさか・ひであき、1926-1991。東京生まれ。科学関係の出版社や五島プラネタリウムの仕事を経てフリーに。NHK の科学番組「四つの目」などの解説も務めた。主な著書に「おぼえやすい星座教室」(誠文堂新光社)、「星の楽しみ」(社会思想社)、訳書に「星座をみつけよう」(H・A・レイ著)(福音館書店)がある。(以上、平林 直哉)




URANIA


WS121.215
(2CD)
\1600
プッチーニ:歌劇「西部の娘」
 1958年
フランコ・カプアーナ指揮
レナータ・テバルディ
マリオ・デル・モナコ,
Cornell MacNeil
Giorgio Tozzi
Orchestra & Coro dell'Accademia di Santa Cecilia, Roma
 

WS121.263
(2CD)
\1600
ジャン=ピエール・ランパル
 Bach: Overture in B Minor BWV 1067
  Stuttgart Chamber Orchestra conducted by Karl Munchinger
  Recorded: June 1961
 Pergolesi: Flute Concertos Nos. 1 & 2
  Stuttgart Chamber Orchestra conducted by Karl Munchinger
  Recorded: October 1962
 Telemann: 3 Flute Sonatas
  Robert Veyron-Lacroix, harpsichord
  Recorded: November & December 1956
 Benda: Flute Concerto in E Minor
  Prague Chamber Orchestra conducted by Milan Munclinger
  Recorded: 1956
 Stamitz: Flute Concerto in G Major
  Prague Chamber Orchestra conducted by Vaclav Neumann
  Recorded: 1955
 Rossler: Flute Concerto in D Minor
  Prague Chamber Orchestra conducted by Martin Turnovsky
  Recorded: 1955
ジャン=ピエール・ランパル
 

WS121.276
(2CD)
\1600
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番 ハ長調 Op. 60「レニングラード」
 Recorded: Moscow - 26 February 1953
同:交響曲第8番 ハ短調 Op. 65
 Recorded Live: London - 23 September 1960
ムラヴィンスキー指揮
レニングラード・フィル


<メジャー・レーベル>

SONY



8888374521- 2
(3CD)
\3000→\2690
ブッフビンダー&ウィーン・フィル来日記念
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集

 1.ピアノ協奏曲第1番ハ長調作品15
 2.ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19
 3.ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37
 4.ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
 5.ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73「皇帝」
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ・指揮)

 ルドルフ・ブッフビンダーは、「ピアニストといえばルディ」と言われるほど、クラシック音楽の本場ウィーンで最も愛されている名ピアニスト。
 ハイドンからブラームスにいたるドイツ・オーストリアのピアノ音楽演奏解釈で世界的に高く評価されています。
 日本にもたびたび来日を重ね、2012年6月の来日公演では、リサイタルとコンチェルト両面でその円熟のピアニズムを披露し、各紙誌で絶賛を受けたのは記憶に新しいところです。
 当アルバムは2011年5月、ウィーン、ムジークフェラインで行われたベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏会でのライヴ・レコーディング。ブッフビンダーがピアニストと指揮を兼ねる「弾き振り」での全曲演奏で、ウィーン・フィルがピアニストの弾き振りでベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を録音するのは今回が史上初となりました。
 お互いに作品を知り尽くしたブッフビンダーとウィーン・フィルが奏でるベートーヴェンは、伝統と革新の両方の要素を満たすことのできる類稀な演奏であり、21世紀に聴かれ続けるべき理想のベートーヴェン像を提示しています。
 録音]2011年5月5日〜8日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング
 


8872545683-2
\2400→\2190
ヴィットリオ・グリゴーロ/アヴェ・マリア(limited deluxeversion)
 ① カテーナ:『アヴェ・マリア』,
 ② カテーナ:『Fermarono i cieli』(古いナポリのクリスマス歌曲による),
 ③ カンペッティ:『Maria, che dolce nome(マリア、その甘い名前)』,
 ④ フランク:『「3声のミサ曲 イ長調Op.12」より「パニス・アンジェリクス」,
 ⑤ カポッチ:『Dolce cuor del mio Gesu』,
 ⑥ バルトルッチ:『アヴェ・マリア』,
 ⑦ ヴェルディ:『「レクイエム」より「私は嘆く」,
 ⑧ カッチーニ:『アヴェ・マリア』,
 ⑨ カテーナ:『O celeste Verginella』,
 ⑩ モーツァルト:『アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618』,
 ⑪ ニーダーマイヤー:『Pieta, Signore!』,
 ⑫ シューベルト:『アヴェ・マリア』,
 ⑬ 伝承曲:『Voglio ChiamarMaria』,
 ⑭ ペロージ:『O bella mia speranza』,
 ⑮ ペロージ:『Exaudi Domine』,
 ⑯ シューベルト:『セレナーデ』,
 ⑰ カポッチ:『サルヴェ・レジナ』,
※ボーナス・トラック
 ⑱ シューベルト:『アヴェ・マリア』(Long Version)
ヴィットリオ・グリゴーロ(T),
システィーナ礼拝堂合唱団
ファビオ・チェローニ(指揮)
ローマ・シンフォニエッタ管弦楽団
 「パヴァロッティの再来」「ヴィラゾンの後継者」などと考えられる限り最大の賛辞を贈られ、その甘いマスクがオペラ・ファンの心をとらえて離さないヴィットリオ・グリゴーロ。ソニー・クラシカルへの3枚目は、ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂の合唱団で歌い始めたというグリゴーロの音楽のルーツともいえる美しい宗教曲のアリアを収めた充実のアルバムです。 シューベルト「アヴェ・マリア」、フランク「天使のパン」、モーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」など、グリゴーロがシスティーナ時代に繰り返し歌い、自分の心に最も近いところにある名曲を核に、クリスマスの時期にふさわしい静謐でスピリチュアルな歌を収録。輝かしい美声だけでなく、敬虔な祈りさえ感じられる、さらにヴィットリオの魅力を堪能できるアルバムに仕上がっています。共演は、自らが所属していたシスティーナ礼拝堂合唱団とローマ・シンフォニエッタ管弦楽団。指揮のチェローニは、グリゴーロが合唱団に所属していた時の同僚で、現在はバイエルン国立歌劇場の副指揮者をつとめています。
 【録音】2012年5月, ローマ、フォーラム・ミュージック・ヴィレッジ[デジタル:セッション]
 

8888377281-2
\2400→\2190
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ)
 J.S.バッハ:
  1 イギリス組曲第1番
  2 イギリス組曲第2番
  3 イギリス組曲第3番
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ)
21世紀のバッハ弾きマルティン・シュタットフェルトの最新録音にして久々のソロ登場
 マルティン・シュタットフェルト/バッハ:イギリス組曲Vol.1美しいタッチ、みずみずしい感性で演奏されるバッハで「21世紀のグールド」と称されるマルティン・シュタットフェルト。2004年(日本2005年)「ゴールドベルク変奏曲」でデビューして以来、バッハのみならずベートーヴェン、シューマン、シューベルト、ワーグナー作品をリリースしてきたマルティンだが、4年ぶりにファン待望のバッハ・アルバムの登場が決定した。
 2013年8月28-31日の最新録音で久々のソロ・レパートリーの発売となる。デビューして約10年。アーティストとしての内面的変化も投影したかのような、21世紀のあらたな定盤の誕生だ。録音:2013年8月28-31日(ドイツ)
 


8872546632-2
\2400→\2190
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ)
 メンデルスゾーン:
  『ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25』

  『厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54』
  『無言歌集〜
   Op.62-6, Op.30-6, Op.85-4, Op.67-1,
   Op.38-2,Op.38-6, Op.19-1, Op.67-4, Op.53-4』
  『無言歌 ニ短調 「騎士の歌」』
マルティン・シュタットフェルト(P)
ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー室内管弦楽団(協奏曲のみ)
 2005年に「バッハ:ゴールドベルク変奏曲」で華麗にデビューしたドイツのピアニスト、マルティン・シュタットフェルトの新録音はメンデルスゾーンの作品集です。
 情熱的なピアノ協奏曲第1番は躍動感にあふれ、ほとばしる情熱とロマンが感じられます。
 メンデルスゾーンのピアノ曲の中でも最も高い人気を誇る「厳格な変奏曲」、それから「無言歌」でも、しっとりとした美しく流麗なメロディが、絶品の音楽性で彩られた名演です。【演奏】【録音】2012年7月, カイザースラウテルン南西ドイツ放送スタジオ[デジタル:セッション]
 


8869757825-2
\2400→\2190
カルミナ四重奏団, ロルフ・リスレヴァン/
 ボッケリーニ:ギター五重奏, ハイドン:弦楽四重奏曲集

  ① ハイドン:弦楽四重奏曲第17番ヘ長調Op.3-5『セレナード』,Hob.III-17
  (疑作?R.ホーフシュテッター作?),
  ② ボッケリーニ:
     ギター五重奏曲第4番ニ長調G.448『ファンダンゴ』,
  ③ ボッケリーニ:
     弦楽五重奏曲ハ長調Op.30-6,G.324『マドリードの通りの夜の音楽』
      (ギター五重奏オリジナル版),
  ④ハイドン:弦楽四重奏曲第74番ト短調Op.74-3『騎士』,Hob.III-74
カルミナ四重奏団,
ロルフ・リスレヴァン(G:③),
ニーナ・コルティ(カスタネット:③)
 1984年にスイスで結成され、研ぎ澄まされた表現力、驚くべき完成度、そして比類なき音楽性を兼ね備え、世界をリードする「カルミナ四重奏団」。
 S.ヴェーグ、アマデウス弦楽四重奏団、ラサール弦楽四重奏団等に師事。アーノンクールとの出会いは彼らにオーセンティックな古楽奏法への強い創造的関心をもたらし、そうした要素を演奏に取り入れてきました。
 内田光子、エマニュエル・パユ、トゥルルス・モルク、ザビーネ・マイヤー等と共演するなどでも、その活動の幅を広げています。
 またDENONから発売された彼らのシリーズは、英グラモフォン賞、仏ディアパゾン・ドール、仏ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジーク誌で最高評価。ドイツ批評家賞など数々の賞を獲得し、グラミー賞にもノミネートされました。
 このアルバムは、彼らのソニークラシカルへの最初の録音となったもので、2009年に発売されたSACD仕様の品番「88697461172 」(生産中止)商品からの、通常CD盤仕様での再発売となります。
 DENONで素晴らしい評価を得た「ハイドン:弦楽四重奏集」の続編としてハイドンを2曲。「セレナード」の2つの楽章では、ギターを加えて演奏しています。
 ボッケリーニの「ファンダンゴ」は有名な作品ですが、「マドリードの通りの夜の音楽」は通常、弦楽五重奏として知られているものの、ここではオリジナルのギター五重奏版で演奏されます。
 ギターには、サヴァールと多くの競演をしているリュート&ギター奏者であるロルフ・リスレヴァンが古典ギターで参加しているのも見逃せません。【演奏】【録音】2009年3月, イタリア、Castello Di San Polo In Rosso [デジタル:セッション] 
 

8888378134-2
\2400→\2190
ザビーネ・マイヤー&ヴォルフガング・マイヤー/
 モーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲

1.モーツァルト:
 クラリネット五重奏曲イ長調K.581
2.モーツァルト:
 クラリネットとバセットホルンと
  弦楽のための五重奏曲楽章 ヘ長調(断片)K.580b (Anh.90)
3.ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 作品115
ザビーネ・マイヤー(クラリネット/①②)
ヴォルフガング・マイヤー
(バセットホルン/②、クラリネット/③)
カルミナ四重奏団
 カラヤンを魅了したクラリネット。兄妹でつむぐクラ5の真髄ザビーネ・マイヤー&ヴォルフガング・マイヤー/モーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲
  あのカラヤンをも魅了した音色でソリストとして活躍するドイツのクラリネット奏者、ザビーネ・マイヤーと、その兄でこちらもソリストとして活躍するヴォルフガング・マイヤーによる豪華なクラリネット(と、その前身でもあるバセットホルン)を含む室内楽の競演。
 クラリネット五重奏の名曲として知らぬもののないモーツァルトとブラームスを、それぞれ妹(ザビーネ)と兄(ヴォルフガング)が、日本でも人気のカルテット、カルミナ四重奏団を従えて名演奏を繰り広げます。
 ザビーネにとっては、1982年(デンオン)、1986年(フィリップス)、1988年(EMI)に続いてこれが4度目の録音となります。
 2曲目にカップリングされた珍しい「クラリネット、バセットホルンと弦楽のための五重奏曲楽章」では、ザビーネのクラリネットと、この楽器の名手でもあるヴォルフガングのバセットホルンが、得もいわれぬ美しい音色で共演しているのも聴きどころといえましょう。
 共演するカルミナ・カルテットは日本でもおなじみのベテラン弦楽四重奏団です。
  【録音】2010年1月 リューベック、ドイツ
 
8876544987-2
\2400
ファビオ・ディ・カソラ/セレナーデ〜ソングズ・フォー・クラリネット
 ① シューベルト:
  『アヴェ・マリア』,
 ②モーツァルト:『ラウラに寄せる夕べの想い』,
 ③ シューベルト:『耽溺』,
 ④ シューマン:『ローレライ』,
 ⑤ グリーグ:『ソルヴェイグの歌』,
 ⑥ ブラームス:『ひばりの歌』,
 ⑦ シューマン:『忍従の花』,
 ⑧ シューベルト:『アヴェ・マリア』,
 ⑨ モーツァルト:『魔法使い』,
 ⑩シューベルト:『夜と夢』,
 ⑪ ブラームス:『静まった欲望』,
 ⑫ シューベルト:『菩提樹』,
 ⑬ グリーグ:『夢』,
 ⑭ シューマン:『心の哀しみ』,
 ⑮ モーツァルト:『夢の姿』,
 ⑯ シューベルト:『君はわが憩い』,
 ⑰ シューマン:『献呈』,
 ⑱ ブラームス:『野辺にひとり』,
 ⑲ シューマン:『月夜』,
 ⑳ グリーグ:『君を愛す』
ファビオ・ディ・カソラ(Cl),
1990年のジュネーヴ国際音楽コンクール1位のクラリネット奏者、ファビオ・ディ・カソラ。
 ソニー・クラシカルからの5枚目となる今回のアルバムでは、『クラリネットで奏でるロマン派歌曲』といった内容のもの。彼の音は、美しいメロディを丁寧にしっとりと歌い上げる完璧なフィンガリングにより、軽快な動きを的確に奏するのはもちろんですが、歌と同じような呼吸法は、味わい深い音楽を表現していきます。
 ファビオ・ディ・カソラは、1990年のジュネーヴ国際音楽コンクールで1位を受賞し、翌年ヴィンタートゥール市立管弦楽団の首席に就任。アバド、ロストロポーヴィチ、クレーメル、ホリガー等が主催する音楽祭オーケストラの首席も務めました。また、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、ロシア・ナショナル・フィル、バーゼル交響楽団、ローザンヌ室内管弦楽団と共演し絶賛を浴びました。1998年にスイス最優秀音楽賞を受賞しています。
 【録音】2012年9月, チューリヒ、KZO-ハウス・コンツェルト・ザール[デジタル:セッション]
 


8876545504-2
\2400→\2190
ジモーネ・ケルメス/ベル・カント〜モンテヴェルディからヴェルディのアリア集
 ① メルカダンテ:歌劇『ヴァージニア』より「私はあなたを愛す」,
 ② ロッシーニ:歌劇『マホメット2世』より
  「正義の神様,このような危険な場に立たされては」,
 ③ モーツァルト:歌劇『魔笛』より「おお震えるな、わがいとしい息子よ」,
 ④ モーツァルト:歌劇『魔笛』より「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」,
 ⑤ ベッリーニ:歌劇『ノルマ』より「清らかな女神よ」,
 ⑥ ドニゼッティ:歌劇『ベトリー、またはスイスの山小屋』より
  「この飾らず質素な隠れ家で」,
 ⑦ ドニゼッティ:歌劇『シャモニーのリンダ』より
   「ああ、遅すぎたわ〜この心の光」,
 ⑧ ヴェルディ:歌劇『群盗』より「私のカルロ様の胸に」,
 ⑨ベッリーニ:歌劇『アデルソンとサルヴィーニ』より「暗雲の後に」,
 ⑩ ロッシーニ:歌劇『セミラーミデ』より「麗しい光が」,
 ⑪ ヴェルディ:歌劇『アッティラ』より「聖なる無限の祖国への愛よ」,
 ⑫ モンテヴェルディ:『音楽の諧謔』より「苦しみは かくも甘き」
ジモーネ・ケルメス(Sp),
クリストフ=マティアス・ミュラー(指揮)
コンチェルト・ケルン[①〜⑪],
ガブリエーレ・ポロムバ(リュート:⑫)
 ジモーネ・ケルメスは、ライプツィヒで学んだ後、様々な国際コンクールで賞を受賞。1996年からドイツの歌劇場を中心に活動を本格的に開始し、やがて古楽から前期ロマン派までのピリオド・アプローチによるレパートリーを中心に活躍、その歌声とドラマティックな表情表現は絶賛をあびています。また様々なレーベルで録音を行い多数の賞を受賞しており、2011年度エコー・クラシック最優秀賞女声歌手部門で受賞しています。
 彼女は、特にバロックの歌姫として高く評価されていますが、このアルバムではモーツァルトからロッシーニ、ドニゼッティ、そしてヴェルディらのイタリア・ベルカント・レパートリーを歌っています。もちろん見事なコロラトゥーラの徹底した超絶技巧ぶり、エキサイティングでエネルギーに満ちた歌唱は健在で、勢いの中にロマンティックな解釈を織り込んでいきます。
 しかも、バックはピリオド楽器を使用した「コンチェルト・ケルン」が起用されているのも見逃せません。彼らの刺激的な演奏も、ジモーネ・ケルメスとともにドラマティックな表現に寄与しています。【録音】2013年1月, ケルン、ブラウンスフェルト[デジタル:セッション]
 

8888376836-2
\2400→\2190
ラウテン・カンパニー/暁の星のいと美しきかな〜
 初期バロック時代のクリスマスの歌

  ① シャイト:『みどり児ベツレヘムに生まれたまえり』,
  ② シャイト:『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』,
  ③ 伝承曲:『冬の歌』,
  ④ 伝承曲:『マリアはいばらの森を通り』,
  ⑤ ヴェックマン:『Gegrusset seist du, Holdselige』,
  ⑥ プレトリウス:『エサイの根より』,
  ⑦ プレトリウス:『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』,
  ⑧ シャイン:『高き天よりわれは来れり』,
  ⑨ プレトリウス:『高き天よりわれは来れり』,
  ⑩ プレトリウス:『Resonet in laudibus』,
  ⑪ プレトリウス:『歌え, 汝ら愛しいキリスト教徒よ』,
  ⑫ シュッツ:『天使は羊飼いたちに言った』,
  ⑬ 伝承曲:『来たり聞けよ、御告げを』,
  ⑭トゥーンダー:『マリアはいばらの森を通り』,
  ⑮ シャイン:『羊飼いたちはみ使いらの歌』,
  ⑯ プレトリウス:『暁の星のいと美しきかな』,
  ⑰ シャイン:『暁の星のいと美しきかな』,
  ⑱クリューガー:『踊れ、わが心』,
  ⑲ 伝承曲:『高き天よりわれは来れり』,
  ⑳ ヴァルター:『ヨーゼフ、私のいとしいヨーゼフ』,
  21) シェッレ:『ああ、わたしの心の愛するイエスさま』,
  22) タイレ:『Nun ich singe, Gott ich knie』
ドロテー・ミールズ(Sp),
ポール・アグニュー(Sp),
ウォルフガング・カチュナー(指揮)
ラウテン・カンパニー・ベルリン
 ウォルフガング・カチュナー&ラウテン・カンパニーがお贈りするクリスマス。初期バロックのクリスマスの歌には静謐で格調高い雰囲気と、荘厳さ、素朴さがあふれ、それら全てが織り込まれた心温まる音楽で満たされています。これらの曲はなかなか日本では聞き慣れない作品ですが、ドイツではごく当たり前にクリスマスの時期になると歌われるものです。
 ミールズのピュアで美しい声による祈り。柔らかく温かいアグニューのテノール。神への荘厳的祈りだけでなく庶民の歌的表現を融合した、開放的で生き生きとした鮮度の高いクリスマス音楽を聴くことができます。
 【録音】2012年8月, 2013年4月, ベルリン、イエス=キリスト教会[デジタル:セッション]



ドロテー・ミールズ、旧譜から

DHM
8869790181-2
\2400→\2190
ドロテー・ミールズ〜美しきバロック宗教的アリア集
 『クリストフ・ベルンハルト:
  カンタータ「深き淵より、主よ、われ汝に呼ばわる」』
 『パッヘルベル:4声のためのパーティ 嬰ヘ短調』
 『ブクステフーデ:カンタータ「主よ、あなたさえこの世にあれば」』
 『フランツ・トゥンダー:「バビロンの流れのほとりに」』
 『ディートリヒ・ベッカー:4声のためのソナタ ホ短調』
 『フランツ・トゥンダー:「ああ 主よ、あなたの愛する天使を遣わされ」』
 『ニコラウス・ブルーンス:宗教的コンチェルト「全世界よ、神を讃美せよ」』
 『ニコラウス・アダム・シュトルンク:3声のためのソナタ ニ短調』
 『ヨハン・フィリップ・フェルチュ:
  カンタータ「深き淵より、主よ、われ汝に呼ばわる」』
ドロテー・ミールズ(Sp)
コンチェルト・メランテ (ピリオド楽器アンサンブル)
 様々な古楽アンサンブルらとの共演で魅力的な歌を聞かせるドロテー・ミールズ。ヘレヴェッヘやブリュッヘン、フェルトホーフェンなどが彼女を起用し、バッハのカンタータやヘンデルのオラトリオなどにはかかせない歌手でしょう。彼女のくせのない柔らかい声、ヴィブラートをかけずとも伝わる豊かな感情表現。そして簡素な言葉の中に盛り込まれたメッセージを、さりげなく的確に伝えてくれるのです。
 このアルバムでは、バロック時代の作曲家たちによるあまり演奏されない宗教的アリアを中心とした意欲的なプログラム。聴き通してみると温かくて心安らぐ優しさが心に響いてきます。学究的な枠をはるかに超えてヒューマンな音楽であり、献身的でやさしく慈愛に満ちた彼女の歌唱によって、素直な気分にさせてくれるはずです。
 バックで器楽アンサンブルを務める「コンチェルト・メランテ」は、ベルリン・フィル、ベルリン古楽アカデミー、フライブルク・バロック・オーケストラのメンバーによるピリオド楽器のアンサンブルで、ベルリン・フィルハーモニー公認室内楽アンサンブルとして認定もされています。
 録音2011年3月, イエス・キリスト教会 [デジタル:セッション]



<国内盤>


マイスター・ミュージック


MM-2163
\2957
アダージョ 〜オーボエ・アンソロジー〜池田 昭子(オーボエ)
 カッチーニのアヴェ・マリア
 J.S. バッハ:シチリアーノ
 ヘンデル:オンブラ・マイ・フ
 ポンキエッリ:カプリッチォ
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 メンデルスゾーン:歌の翼に
 モーツァルト:ロンド 5つのディヴェルティメント第2番より
 アルビノーニ:オーボエ協奏曲 作品9-2より 第1楽章
 J.S. バッハ:目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声 BWV140より
 G.B. ペルゴレージ:シチリアーノ
 A. マルチェッロ:アダージョ オーボエ協奏曲 ニ短調より
 F. クープラン:恋のうぐいす
 R. シューマン:夕べの歌 作品85-12
 ドヴォルジャーク:わが母の教えたまいし歌 作品55-4
池田昭子 オーボエ & イングリッシュ・ホルン
石田三和子 ピアノ
大塚直哉 チェンバロ
桐山建志 ヴァイオリン
大西律子 ヴァイオリン
深沢美奈 ヴィオラ
西澤央子 チェロ
松本健司 クラリネット
菅原恵子 ファゴット
 池田 昭子ベスト・アルバム、ミニ写真集付き!
 「歌」をテーマに、オペラの名旋律からマルチェッロやアルビノーニのオリジナル作品までを、オーボエの美音で綴るアンソロジー。高い実力と人気を誇る池田昭子のベスト・アルバムは、ファンのみならず多くの方々に楽しんでいただける、心癒される1枚です。オールカラー・ミニ写真集&本人によるエッセイ付きです。
 


MM-2164
¥2957
シャコンヌ 〜フルート無伴奏作品集〜工藤 重典(フルート)
 ピアソラ:タンゴ・エチュード 第4番
 ピアソラ:タンゴ・エチュード 第3番
 パガニーニ:カプリース 第24番
 メルカダンテ:モーツァルトの『ドン・ジョヴァンニ』の?『お手をどうぞ』による変奏曲
 シュターミッツ:ロンド・カプリチオーソ
 S. カルク=エラート:シャコンヌ ?30のカプリース 作品107より
 J. リヴィエ:やさしい鳥
 F. クーラウ:?6つのディヴェルティメント 第6番 嬰ハ短調 作品68-6
 イベール:独奏フルートのための小品
 ドビュッシー:シランクス
工藤重典 フルート
 フルート1本とは信じ難い色彩感と音場感! 充実のプログラム
 超絶技巧が火花を散らすパガニーニもあれば、タンゴのリズムが官能的に舞うピアソラもあり、(中略)。演奏は深い知見に支えられながら、広く豊かな音楽の世界に独り遊ぶ姿は伸びやかにして屈託がない。無伴奏であるがゆえにひときわ冴え冴えと映える、演奏家の凛々しいシルエットを満喫していただきたい1枚だ。(木幡 一誠)
 


MM-2165
\2957
小林道夫の芸術VIII
 調子の良い鍛冶屋 〜チェンバロ名曲集〜
 ヘンデル:前奏曲、エアと変奏『調子の良い鍛冶屋』 HWV430
 D. スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K9
 D. スカルラッティ:ソナタ ト長調 K146
 テレマン:ソロ (組曲) ヘ長調 音楽の練習帳 より
 J.-B. ルイエ:ミヌエットとジガ 組曲第1番 ト短調 より
 F. クープラン:恋の夜鶯
 F. クープラン:ティク・トク・ショク
 F. クープラン:山羊脚のサテュロス
 J.B. de ボワモルティエ:蚤
 L.C. ダカン:郭公
 P.D. パラディース:ソナタ 第6番 イ長調
 モーツァルト:?『 ああ、お母さん、あなたに言いましょう 』による12の変奏曲 ハ長調 KV265
小林道夫 チェンバロ
 80thアニバーサリー
 高い精神性と造詣の深さ、衰えを知らないテクニックと瑞々しい音楽で、多くのファンから圧倒的な指示を得ている巨匠、小林道夫の80歳を記念する新録音。『調子の良い鍛冶屋』や『郭公』など、チェンバロの定番曲が並ぶ楽しめる1枚。小林自身による解説も興味深い。




キング・レコード



KIGC-13
(SACD Hybrid)
\3300
レーゼル/モーツァルト:ピアノ協奏曲集2
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482
  ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
ペーター・レーゼル(ピアノ)
ヘルムート・ブラニー指揮
ドレスデン国立歌劇場室内管(ドレスデン・カンマーゾリスデン)
ドイツ・ドレスデンが生んだ巨匠ピアニスト、ペーター・レーゼルのモーツァルト・プロジェクト第2弾アルバム。
 本人の選曲によりプログラムを構成し、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団のピックアップ・メンバーとともに、音響の良さで伝説のルカ教会においてレコーディングした作品。
 録音:2013年2月4日〜7日 ドレスデン ルカ教会


旧譜の第1集


KIGC-12
(SACD Hybrid)
\3300
レーゼル/モーツァルト:ピアノ協奏曲集1
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第19番ヘ長調 K.459
  ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
ペーター・レーゼル(ピアノ)
ヘルムート・ブラニー指揮
ドレスデン国立歌劇場室内管(ドレスデン・カンマーゾリスデン)
録音:2013年2月4日〜7日 ドレスデン、ルカ教会
 


宮本文昭&オーケストラMAP'S/シリーズ第3弾



KICC-1097
\3000
パッヘルベル:カノン ニ長調
J.S.バッハ:G線上のアリア
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV1048
アルビノーニのアダージョ ト短調
グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」 Op.40
グリーグ:過ぎし春
オーケストラMAP'S
 宮本文昭(指揮)
 宮本&MAP'S至極のモーツァルト、渾身のチャイコフスキーに続くシリーズ第3弾。 バロックからグリーグまで、オーケストラMAP'Sの時空を超えた魅力全開!!
 世界に誇る音楽家、宮本文昭がヴァイオリニスト、矢部達哉と共に率いる 室内オーケストラ「Map’s」シリーズ第3弾。
 本作は、バロック音楽の有名曲から弦楽合奏の名曲であるグリーグのホルベルク組曲まで、弦楽オーケストラの魅力が炸裂する作品。


第1弾&第2弾


KICC-995
\3000
モーツァルト:
 セレナード 第13番 ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
 ディヴェルティメント ニ長調 K.136
 ディヴェルティメント 変ロ長調 K.137
 ディヴェルティメント ヘ長調 K.138
宮本文昭(指揮)
[1stヴァイオリン]
矢部達哉、吉岡麻貴子、山本翔平、横溝耕一、
横山和加子、松崎千鶴
[2ndヴァイオリン]
双紙正哉、戸上眞里、篠原智子、及川博史、
直江智沙子
[ヴィオラ]
鈴木学、小林明子、森口恭子、叶澤尚子
[チェロ]
山本裕康、三宅依子、清水詩織
[コントラバス]
山本修、高橋洋太
2012年1月19日(木) 1月20日(金)、トッパンホール
  

KICC-1045
\3000
チャイコフスキー:弦楽セレナード
ブリテン:シンプル・シンフォニー
レスピーギ:リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
[指揮]宮本文昭
[1stヴァイオリン]
矢部達哉、島田真千子、吉岡麻貴子、
水谷晃、横山和加子、松崎千鶴
[2ndヴァイオリン]
双紙正哉、戸上眞里、篠原智子、菅谷史、直江智沙子
[ヴィオラ]
柳瀬省太、小林明子、森口恭子、叶澤尚子
[チェロ]
山本裕康、三宅依子、清水詩織
[コントラバス]
山本修、高橋洋太
メンバー席次は、チャイコフスキー演奏席次。ブリテンやレスピーギでは、上記とは別の席次で演奏。2012年4月1日(日) 4月2日(月) 津田ホール




ビクターエンタテインメント


VICC60869
\3000
イリヤ・ラシュコフスキー(P)
 ショパン:練習曲全曲

  12の練習曲 Op.10
  12の練習曲 Op.25
  3つの新練習曲 遺作
イリヤ・ラシュコフスキー(P)
 第8回浜松国際ピアノコンクール 優勝!聴衆賞も受賞!
 ビクターなのでさっさと廃盤になるので、ファンの方はお早めに。有名になった後で手に入らなくなるたぐいのアルバムです。



<映像>


SONY(映像)

8888377379-9
(DVD)
\4000
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調 op26
バルトーク:ピアノ協奏曲第2番ト長調 Sz.95,BB 101
ラン・ラン(P)
ラトル指揮
ベルリン・フィル
8888377380-9
(Blu-ray)
\4900
プロコ、バルトーク!ラン・ランの2コンチェルトはやはり映像で 10月にCD発売されるラン・ラン最新アルバムは、ラトル指揮ベルリンフィルとのコンチェルト。(コンサートマスター:樫本大進)繊細かつダイナミックな演奏はやはり映像で楽しみたい。
 内容・60分のTVドキュメンタリー“The Highest Level”・Prokofiev Concerto 3のランスルー映像 ・5.1chサラウンド音声(Blu-rayのみ) 
 ・「Prokofiev: Piano Concerto No. 3 - Bartok: Piano Concerto No. 2」のハイレゾ音源を収録。 (Blu-ray のみ)














9/18(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

PENTATONE



PTC 5186 509
(SACD HYBRID)
\2700→\2390
“ベルリン”の精鋭メンバーによるアンサンブル ベルリン・ブラス
 ガブリエリ:ベルリン大聖堂 〜金管楽器とオルガンのための音楽

  ガブリエリ:
   10声のカンツォン第15番/7声のカンツォン第6番/
   第8旋法による12声のソナタ/8声のカンツォン第9番/
   12声のカンツォン第16番/カンツォン ト短調/
   4声のカンツォン第3番/4声のカンツォン第1番/
   4声のカンツォン第1番《ラ・スピリータ》/
   第1旋法によるリチェルカーレ/
   4声のカンツォーネ第4番/4声によるカンツォーナ第2番/
   8声のピアノとフォルテのソナタ/カンツォン イ短調/
   5声のカンツォン第1番/15声のソナタ第19番/
   12声のカンツォン第17番/14声のソナタ第18番/
   22声のソナタ第20番
ベルリン・ブラス
ルーカス・ヴィス(指揮)
アンドレアス・ジーリング(オルガン)
 ガブリエリの金管楽器とオルガンのための音楽!“ベルリン”の精鋭の新たな名演が誕生!

 金管楽器とは切っても切り離せない、ジョヴァンニ・ガブリエリ(c.1555−1612)の金管楽器とオルガンのための音楽。
 ベルリン放送交響楽団、ベルリン・ドイツ・オペラ、ドレスデン・シュターツカペレ、ベルリン国立歌劇場団、ベルリン・コーミッシェ・オーパー、ベルリン軍楽隊、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ハンス・アイスラー音楽学校から集まった“ベルリン”の精鋭メンバーによるアンサンブルが至高のガブリエリを聴かせてくれること間違い無し。
 ベルリン大聖堂という最高の舞台、ペンタ・トーン(PentaTone)の優秀録音がガブリエリの音楽に与える効果にも期待大!金管楽器のバイブル、ガブリエリの録音に新たな名演が誕生する!

 ※録音:2013年2月、ベルリン大聖堂(ドイツ)




SIGNUM



SIGCD 360
(5CD/特別価格)
\5400→\4990
ロリン・マゼール(指揮)&フィルハーモニア管
 マーラー・チクルス開始!

  マーラー:
   交響曲第1番ニ長調《巨人》
   交響曲第2番ハ短調《復活》*
   交響曲第3番ニ短調**
ロリン・マゼール(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
BBC交響合唱団*
サリー・マシューズ(ソプラノ)*
ミシェル・デ・ヤング(メゾ・ソプラノ)*
フィルハーモニア・ヴォイセズ**
ティフィン少年合唱団**
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)**
 巨匠マゼール&フィルハーモニア管弦楽団!"マーラー・サイクル"がリリース・スタート!

 1930年生まれ、現在83歳の巨匠ロリン・マゼールとフィルハーモニア管弦楽団。
 当代屈指のマーレリアンと、ロンドンの名門オーケストラの共演による「マーラー・サイクル」がシグナム・クラシックス(Signum Classics)から、いよいよリリース・スタート!
 マゼール&フィルハーモニア管弦楽団の「マーラー・サイクル」第1弾は初期の3作品、「交響曲第1番」、「交響曲第2番」と「交響曲第3番」!
 フィルハーモニア管弦楽団の本拠地、ロンドンのサウスバンク・センター、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールを舞台として2011年の4月から12月にかけて繰り広げられたマゼールのマーラー。
 クレンペラー、シノーポリ、そしてサロネンとの共演でマーラーの名演を、世に送り出してきたフィルハーモニア管弦楽団。
 ロリン・マゼールとフィルハーモニア管弦楽団の真剣勝負であり渾身のライヴ。特大プロジェクト、遂にスタートです!



 
SIGCD 328
\2300
戦争と平和 〜 追憶の音楽
 パリー:クロッシング・ザ・バー/
 ウッド:ヌンク・ディミティス/
 ペルト:無上の幸福/マクミラン:子供の祈り/
 アイアランド:至上の愛/
 パリー:古の信仰に/
 ブラッチリー:1914年9月/
 ブラームス:宗教的歌曲/
 タールベン=ボール:哀歌/
 ステツェンコ:Blahoslovy dushe moya hospoda/
 マーティン:神に従う人の魂は/
 ルイス:主は正しき者を飢えさせず/
 ハリス:天は美し/
 ゲスト:フォー・ザ・フォールン/
 キエフの伝承曲:死者のコンダク/
 ヴォ—ン=ウィリアムズ:モテット《主よ、あなたはわれらの隠れ家である》
ケンブリッジ・ジーザス・カレッジ合唱団
マーク・ウィリアムズ(指揮)
 15世紀末の1496年に設立され長い歴史を持つ、ケンブリッジ大学ジーザス・カレッジの合唱団。
 前作「待降節、クリスマス、公現祭、聖燭祭のための作品集」(SIGCD269)以来となる、音楽監督マーク・ウィリアムズとの共演は「戦争と平和 〜 追憶の音楽」。
 第一次世界大戦の教訓と影響。戦没者への祈りが、清らかなハーモニーで歌われる。




ECM


3728783
\2400
ジョフィア・ボロス/どこか別の場所で
 1.フランシスコ・カジェーハ:悲しみの歌
 2.ビセンテ・アミーゴ:月の小路
 3.ドミニク・ミラー:エクリプス
 4.レオ・ブローウェル:11月のある日
 5.レオ・ブローウェル:アン・アイディア(エリのためのパッサカリア)
 6.アベル・フレウリ:テ・バス・ミロンガ(過ぎし日のミロンガ)
 7.ラルフ・タウナー:グリーン・アンド・ゴールデン
 8.デレルマンド・レイス:もしも彼女が尋ねたら
 9.マーチン・レイター:Ecrovid
 10.キケ・シネシ:シエロ・アビエルト
 11.レオ・ブローウェル:ひとりの異邦人
ジョフィア・ボロス(ギター)
ECMサウンドで際立つ、魅惑のアコースティック!才気あふれるハンガリーのギタリスト、ジョフィア・ボロスのECMデビュー盤。ブラチスラヴァ音楽院およびバルトーク音楽院で研鑽を積み、その後ウィーン国立音楽大学、タレガ・ギター・アカデミーでも学んだボロス。数々のコンクール優勝歴をもち、際立つテクニックと独特の哀愁ただよう優美な音色で聴き手を静謐で穏やかな世界に引き込みます。 録音:2012年8月6-8日 ルガーノ 
 


4763942
(2CD)
\4400→\3990
ツェートマイアー・カルテット
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調
 ブルックナー:弦楽四重奏曲 ハ短調
 ハルトマン:弦楽四重奏曲第2番
 ホリガー:弦楽四重奏曲第2番
ツェートマイアー・カルテット
 トーマス・ツェートマイアー(Vn)/
 クーバ・ヤコヴィッツ(Vn)/
 ルース・キリウス(Va)/
 ウルスラ・スミス(Vc)
 ツェートマイアーのストイックなアプローチ!ハルトマンやホリガーのような作品でも楽譜を置かずに暗譜で演奏をする驚異のカルテット!
 演奏時にはお互いの息遣いを完璧に共有し合い、そのアンサンブルは比類のないアグレッシブな姿勢に満ちています。
 2007年のバルトークとヒンデミットの作品を収録したアルバム以来の待望の新録音は好評だったハルトマンの続編にベートーヴェン最晩年の作品も合わせて収録した意欲作です。
 ツェートマイアーによる現代の作品そして古典作品への新たなる検証が深く刻印された鮮烈なアプローチをご堪能ください。
 ベートーヴェンの前衛的な側面も浮き彫りにするストイックな音作りが、カップリングされたハルトマンやホリガーの作品と心地よい調和を醸し出します。録音:2002年4月(ハルトマン)、2010年4月&5月 チューリヒ




MODE


MODE 257
\1600
KEERIL MAKAN (1972- ):Afterglow/
 Mercury Songbirds? (2008)? 11:59
  for alto flute, clarinet, violin, cello, piano & percussion
   International Contemporary Ensemble (ICE]
   Adam Sliwinski, conductor
 Husk (2006) 4:31
  for flute, oboe & harp
   International Contemporary Ensemble (ICE]
 Afterglow? (2007)? 13:43
  for piano solo
   Cory Smythe, piano
 Becoming Unknown? (2010)? 10:36
  for flute/bass flute, clarinet/bass clarinet, trumpet & double bass
   International Contemporary Ensemble (ICE]
   Erik Carlson, conductor
 Mu (2007) 3:10
  for violin solo
   Erik Carlson, violin
 After Forgetting (2009) 16:26
  for clarinet, piano, percussion, violin & cello
   International Contemporary Ensemble (ICE]
   Adam Sliwinski, conductor
International Contemporary Ensemble




NEW WORLD


80748-2
\1800
UNDERWATER PRINCESS WALTZ/ ZWERM
 Joel Ford: Gauss Oannon
 Alvin Curran: Underwater Princess Waltz
 Alvin Curran:Her Waltzing with Her
 Leo Didkovsky, Nick Didkovsky:Mayhem (the hammer)
 Christian Wolff: Burdocks, Part VII
 Larry Polansky:?Tween(k-tood #2)
 Leo Didkovsky, Nick Didkovsky:Mayhem (the arrow)
 Clinton McCallum:round round down
 Daniel Goode: The Red and White Cows?
 Earle Brown:?December 1952
 Leo Didkovsky, Nick Didkovsky:Mayhem (the blade)
 Karl Berger:Time Goes By
Zwerm: Johannes Westendorp(g)
Bruno Nelissen(g)
Kobe Van Cauwenberghe(g)
Toon Callier(g)
Eric Thielemans(drum)(percussion)
Bertel Schollaert(saxophone)
Matthias Koole(g)
Thomas Moore(voice-over)
アルヴィン・カランの作品を収録。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


MEMBRAN


Membran DOCUMENTS Series


221921
(4CD)
\1600
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
バイロイト祝祭管弦楽団、
ラモン・ヴィナイ(Ten)
ルートヴィヒ・ウェーバー(Bs)
マルタ・メードル(Sop)
ハンス・ホッター(Br)
ヘルマン・ウーデ(Br)
イーラ・マラニウク(MSop)、他
 

600106
(2CD)
\1600
ヴェルディ:歌劇「リゴレット」 トゥリオ・セラフィン指揮、
ミラノ・スカラ座管弦楽団、
マリア・カラス(Sop)
ティート・ゴッビ(Br)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(Ten)、他
 

600107
(2CD)
\1600
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ミラノ・スカラ座管弦楽団、
マリア・カラス(Sop)
ニコライ・ゲッダ(Ten)
マリオ・ボリエッロ(Br)
ルチア・ダニエリ(MSop)、他
 

600108
(2CD)
\1600
プッチーニ:歌劇「トスカ」 ヴィクトル・デ・サーバタ指揮、
ミラノ・スカラ座管弦楽団、
マリア・カラス(Sop)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(Ten)
ティート・ゴッビ(Br)
ダリオ・カセッリ(Bs)、他
 

224061
(2CD)
\1600
アンネリーゼ・ローテンベルガー(Sop)名唱集 アンネリーゼ・ローテンベルガー(Sop)
 

223990
(2CD)
\1600
レハール:喜歌劇「微笑みの国」 フランツ・マルスツァレク指揮、
スタジオ・オーケストラ、
ペーター・アンダース(Ten)
アンネリーゼ・ローテンベルガー(Sop)、他
 

231784
(3CD)
\1600
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 エドウィン・フィッシャー(pf)
 

232894
\1100
ロッテ・レーニャ/ クルト・ワイルを歌う ロッテ・レーニャ
 

221310
(2CD)
\1600
クルト・ワイル:三文オペラ
 マハゴニー市の興亡、
 ハッピー・エンド、
 ニッカーボッカー氏の休日
ベルトルト・ブレヒト、ロッテ・レーニャ、他
 

600094
(4CD)
\1600
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
  1940年録音
エーリヒ・ラインスドルフ指揮、
メトロポリタン歌劇場管弦楽団、
ラウリッツ・メルヒオール(Ten)
ロッテ・レーマン(Sop)
エマヌエル・リスト(Bs)
フリードリヒ・ショル(Br)
マージョリー・ローレンス(Sop)、他
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」第1幕
 1935年録音
ブルーノ・ワルター指揮、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、他
ラウリッツ・メルヒオール(Ten)
ロッテ・レーマン(Sop)
エマヌエル・リスト(Bs)、他
















9/17(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

SAKURA



SAKURA 2/3
(2CD)
\3600→\3290
宇野功芳企画
 〜走り去る生の時〜みどり・オルトナー、シューベルトの世界

 CD-1
  シューベルト:
   (1)さすらい人 作品4-1D.489/(2)郷愁 作品79-1 D. 851/
   (3)4つの即興曲 作品90 D.899/(4)4つの即興曲 作品142 D.935
 CD-2
   (5)楽興の時 作品94 D.780/(6)「白鳥の歌」D.957 より ハイネ歌曲集(全6曲)/
   (7)楽に寄す 作品88-4 D.547/(8)夕映えの中に D.799
みどり・オルトナー
 (ピアノ;
  (1)-(5)ベーゼンドルファー
   (92鍵)1975年制作楽器/
  (6)-(8)ベーゼンドルファー・インペリアル
   (95鍵))
(1)(2)(6)-(8)ロベルト・ホル(バスバリトン)
 宇野功芳企画。「『夕映えの中に』の前奏が始まった時は、ぼくは危うく気を失いそうになった」〜宇野功芳
 みどり・オルトナーによる別次元のシューベルト演奏、愛用の名器ベーゼンドルファーが紡ぎだす至高のシューベルト!

 録音:(1)(2):2011 年1 月19 日/クレムス、オーストリー、ケッヘル協会でのコンサート(ライヴ録音) (3)(4)(5):2012 年8 月10-15 日/ウィーン郊外プレスバウム、ピアノ芸術協会、コンサートサロン (6)(7)(8):2008 年10 月31 日/川口リリア音楽ホールでのコンサート(ライヴ録音)
 DDD,192Khz 24bit 録音

 絶賛を浴びている佐藤久成「HISAYA、魔界のヴァイオリン」(SAKURA 1)に続き、宇野功芳氏が見出した最高のシューベルト弾き、みどり・オルトナーの本格的なソロ・アルバム・デビュー盤が遂に発売します。収録曲はシューベルトの至高の名作、4 つの即興曲Op.90 とOp.142 全曲に「楽興の時」全曲を組合せ、さらに巨匠ロベルト・ホルとの未発売ソース10 曲を加えた豪華2 枚組です。さらに宇野功芳氏絶賛の、アーチスト本人書下ろしによるシューベルト論を含む充実のブックレットです。
 「本CD を他のピアニストのCD と比べて良い悪いを論じることは無意味となる。これは別次元のシューベルトなのだ。しかもみどり・オルトナーのピアノは決して説明的になっていない。あくまでも美しい音楽として耳に入ってくるのである。ホル/みどりのリリアホールにおける「白鳥の歌」抜粋は本CD に収録されているが(中略)、みどり・オルトナーはホルの絶唱に献身し、ピアノという楽器の音が消え、ただシューベルトの音楽だけが、シューベルトの心だけが鳴っていた。こんな体験は初めてである。アンコールの「夕映えの中に」の前奏が始まった時は、ぼくは危うく気を失いそうになった。」(宇野功芳 ライナー・ノートより)

 みどり・オルトナー(ピアノ)
 ウィーン在住の異色ピアニスト。埼玉県出身。東京芸大の声楽科へ進み、戸田敏子の師事のもと大学院修了、読売新人演奏会出演。芸大在学中からドイツ歌曲に魅了され、ウィーンへ渡りウィーン国立音大、市立音楽院にてオペラ、リートを学ぶ。在籍3 年目、後に夫となる故ロマン・オルトナー教授と出会い、ヨーロッパにおける指折りの歌曲伴奏者であった同氏の勧めにより、ウィーン国立音大のピアノ科に入学。1990 年には同音大のソリステン・コンサートに選ばれ、ウィーン楽友協会大ホールでシューマンのピアノ協奏曲を演奏し、ピアニストとしての道を歩み始める。
 1997 年同音大のビアノ科修士課程を修了。声楽家としては、ウィーンで更にルイーゼ・シャイト、ワルデマール・クメント、デヴィッド・ルッツらに師事し、オペラやドイツ歌曲を中心にまた現代音楽、20 世紀の作品を得意として活動の軌跡を残している。ピアニストとしての教育は、井上道子、ヤン・ホラークに師事したほか、ウィーン国立音大にてロマン・オルトナー、ミヒャエル・クリスト、オレグ・マイセンベルクに学ぶ。在学中から歌曲伴奏者として注目され、ヴェルナー・ホルヴェク、クルト・エクヴィルツ、ロベルト・ホル、岡村喬生、エレン・ファン・リアー、ヨアンナ・ボロフスカ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー等世界一流の歌手たちのパートナーを務め現在に至っている。1996 年にはウィーン郊外の街プレスバウムに「ピアノ芸術協会」を設立し、「よりよき音楽を、より高き調和を」をモットーとして、ウィーンの若い才能を集めて独特なコンサートシリーズを開催している。2000 年に「東京の夏」音楽祭の招聘で日本デビュー以後、定期的に来日。ヨーロッパ各地の音楽祭、コンサートホールでの出演を重ね、歌曲伴奏者として高く評価される一方、個性的なプログラム構成のソリスト、室内楽奏者として、徐々に聴衆の人気を集めている。







WERGO


WER 6755
(SACD HYBRID)
\2400
ロルフ・リーム:作品集
 (1)Hamamuth-天使の街
 (2)この子供たちは誰だ?
ニコラス・ホッジ(ピアノ)
バーデンバーデン&フライブルクSWR 交響楽団
ビート・フラー(指揮)
 1937 年ドイツ生まれの作曲家ロルフ・リーム作品集

 録音:2012(1)、2009(2)※2作品とも世界初録音

 ロルフ・リームは、1937 年ドイツ生まれの作曲家。作曲家のツィンマーマンに認められ、ツェンダーと共にフランクフルト音楽大学の作曲家の教授を務めました。天使の街は、TV などで放送されていたイラク戦争で破壊された街のこと。鋭いアクセントや、軍隊を思わせるような機械的なリズムなど、暴力的ともいえるエネルギーに満ちた作品です。戦争に対してのアーティストとしての反対表明ともいえる作品です。「この子供たちは誰だ?」も政治的色合いのある作品。2 作品ともドナウエッシンゲン音楽祭で初演されています。
 
WER 6587
\2400
セルゲイ・ネフスキ(b.1972):作品集
 (1)Alles (2)目に見えないアルファベット
 (3)わかりました (4)労働の平地 (5)アウトランド
アンサンブル・ムジーク・ファブリーク
 他多数の演奏家
 1972 年モスクワ生まれの俊英ネフスキ作品集

 録音:2011、2012 年

 ネフスキは1972 年10 月モスクワ生まれの作曲家。ドレスデンなどで作曲を学びました。2006 年、シュトゥトガルトの町から作曲賞を受賞し、2012年にはボリショイ劇場で室内オペラ「Franziskus」が初演されるなど、若くして活躍しています。室内楽や、声を用いた作品を多く書いており、このディスクでも、声と電子音などの巧みな組み合わせが印象的な作品が並びます。







CENTAUR



CRC 3231
\2300→\2090
ホグウッドも参加!19世紀の銘器が奏でるウェーバー!
 ウェーバー:
  自作の主題による6つの変奏曲ハ長調 Op.2
  4手のための6つの小品 Op.10*
  ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.24
ダンカン・J.カミング(フォルテピアノ)
クリストファー・ホグウッド(フォルテピアノ)*
 
 英国古楽界の名匠クリストファー・ホグウッドが参加する、ドイツ・ロマン派のオペラの大家、カール・マリア・フォン・ウェーバーの「独奏&4手連弾のためのピアノ作品集」!
 使用楽器は、クリストファー・ホグウッドのコレクションで、19世紀の名工ヨーゼフ・ブロードマンが1815年頃にウィーンで製作した歴史的銘器。
 フランク・グレイザーの愛弟子ダンカン・J.カミングとホグウッドのデュオが奏でる「6つの小品」では、ブロードマンのフォルテピアノから、19世紀、ウェーバーの時代の音色が生命力豊かに湧き上がる。
 カミングのソロによる「変奏曲」、「ピアノ・ソナタ第1番」でも、1台の楽器から生まれる様々なカラーの音色が興味深く、美しい。

 ※録音:2010年10月31日−11月2日、フィッツウィリアム・カレッジ(ケンブリッジ、イギリス)



 


CRC 3287
\2300→\2090
マギーガン(指揮)&カペラ・サヴァリア
 メンデルスゾーン:

  ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64(1844年、第1稿)
  交響曲第4番イ長調 Op.90《イタリア》 (1834年、第2稿)
ツォルト・カロ(ヴァイオリン)
ニコラス・マギーガン(指揮)
カペラ・サヴァリア
 ハンガリーのピリオド・オケとメンデルスゾーンの第1稿!

 メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」の1844年版、第1稿を弾くツォルト・カロは、シャンドール・ヴェーグ、エステル・ペレーニに師事し、薫陶を受けたハンガリーのヴァイオリニスト。
 自身がコンサートマスター、音楽監督を務めるハンガリーのピリオド・オーケストラ、カペラ・サヴァリアには、フィルハーモニア・バロック管弦楽団の音楽監督ニコラス・マギーガンを指揮者に迎えるなど気合も十分!
 東欧ハンガリーのピリオド・オーケストラとメンデルスゾーン。ヨーロッパ古楽界の台風の目となるか!?

 ※録音:2012年8月30日−31日&9月1日、バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)
 


CRC 3271
\2300→\2090
ファランク:室内楽作品集
 ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第2番 Op.39
 ピアノとチェロのためのソナタ Op.46
メアリー・エレン・ホーパート(ピアノ)
ナンシー・オリヴェロス(ヴァイオリン)
カーステン・ウィトソン(チェロ)
 ライヒャ(レイハ)に作曲を学び、作曲家、ピアニストとしてキャリアを重ね、1842年には女性として初となるパリ音楽院教授に就任したルイーズ・ファランク(1804−1875)。
 フランスの音楽界における女性教育者の先駆者的存在でもあるファランクの室内楽作品は、古典派とロマン派の特色を組み合わせた優雅な流れが特徴的。

 2012年5月14日&7月14日の録音。
 

CRC 3235
\2300
ベートーヴェン:後期ピアノ作品集
 6つのバガテル Op.126
 ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
 ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
リチャード・シオンコ(ピアノ)
 アメリカのピアニストでスタインウェイ・アーティストのリチャード・シオンコは、ジュリアード音楽院とメリーランド大学でピアノを学び、現在はカリフォルニア州立大学サクラメント校でピアノ科教授として活躍中。
 持ち味である繊細なピアニズムによる緩徐楽章の美しさが際立つベートーヴェンの後期作品集である。
 

CRC 3262
\2300
ウィリアム・シュミットの音楽
 サクソフォン四重奏曲第1番/プレリュードとロンド/
 サクソフォン四重奏曲第2番/サクソフォン四重奏曲第3番/
 ピアノとサクソフォン四重奏のためのコンチェルティーノ/
 複数のサクソフォンのための組曲/
 サクソフォン四重奏曲第4番/サクソフォン四重奏曲第5番
センプレ・サクソフォン四重奏団
 数多くの管楽器作品で知られるアメリカの作曲家ウィリアム・シュミット(1926−2009)のサクソフォン・アンサンブルのための作品集。
 ジャズやフォークからの影響とアメリカの作曲技法を組み合わせた作風を持ち、約160曲のオリジナル、約470曲のアレンジを遺している。アルトのファレル・ヴァーノンとテナーのデブラ・マッキム=ローズは、フランスのポール・モーリアのサクソフォンを使用。

 2011年7月25日−29日の録音。
 
CRC 3260
\2300
韓国の歌曲集
 新しいアリラン/アゼレア/キズイセン/
 愛/タリョンの鳥/故郷の歌/あこがれ/
 麦畑/金剛山へのあこがれ/他
キョン・チョ(ソプラノ)
カレン・キュン=ウン・ナ(ピアノ)
 アメリカを拠点に活躍する韓国のリリック・ソプラノ、キョン・チョが歌う韓国の旋律。




CHRISTOPHORUS


CHR 77376
\2500
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:
 平和のキス 〜 デンデルモンド写本からの歌曲集
PER-SONAT
 〔ザビーネ・ルッツェンベルガー
   (ソプラノ、ベル)、
  バプティスト・ロメイン
   (中世フィドル、ボウド・リラ)〕
 中世ドイツの神秘家、作曲家、そして世界最古の女性作曲家とも言われるヒルデガルト・フォン・ビンゲン。中A世アンサンブル "ペル=ソナット(PER-SONAT)"のメンバー、ドイツの古楽ソプラノ、ザビーネ・ルッツェンベルガーの神秘的な歌唱で、ビンゲンが直接関わったとされる宗教歌曲集の写本を聴く。ドイツのレーベルChristophorus(クリストフォルス)は、ビンゲンの作品や中世の音楽のリリースにも積極的で、演奏もパッケージもクオリティが高い。

 録音:2012年11月23日−26日、アウグスブルク(ドイツ)




MUSICA FICTA



MF 8016
\2500→\2290
ド・マシ:ヴィオール曲集
 組曲ニ短調、組曲ト長調、
 組曲ニ長調、組曲ト短調
ロミーナ・リシュカ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
  生没年や経歴など謎に包まれながら、太陽王ルイ14世の宮廷に仕え、マレやフォルクレに大きな影響を与えたと伝わるヴィオール奏者、ド・マシ。「ヴィオール概論」の著者ジャン・ルソーと、"ヴィオールを演奏する真の方法"をめぐって、熱い論争を交わした人物として知られている。
 1685年パリで出版され、ド・マシの評価を決定づけた重要作「ヴィオール曲集」を弾くのは、オーストリア生まれの若きガンビスト、ロミーナ・リシュカ。古楽大学の総本山、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムではパオロ・パンドルフォにガンバを学び、若手古楽アンサンブル「ル・ジャルダン・セクレ」や、2012年のラ・フォル・ジュルネに来日した「リチェルカーレ・コンソート」などのメンバーとして活躍するロミーナ。師のパンドルフォもCDとして残した謎多き作曲家、ド・マシの組曲集に挑む。

 録音:2012年5月27日、29日、ベルギー
 ※使用楽器:Basse de viole 7 cordes modele francais, Walter Schmidt, Vienne, 2002.







PAVANE


ADW 7547
\2500
モルテルマンス:ピアノ&声楽作品集
 秋のムード/メモリーズ/ユーモレスク/夜曲/
 即興曲ロ短調/ノスタルジア/ムード・ピクチャー/
 メランコリア/セシリア/間奏曲イ長調/
 ヘゼレの詩による3つの歌*/他
ピーテル・ファンホーフ(ピアノ)
ユーリ・ミネンコ(カウンターテナー)*
 ベルギーの作曲家ロードヴェイク・モルテルマンス(1868−1952)のピアノ作品集に、3曲の歌曲をカップリング。ロマン派から初期印象派への橋渡しを担ったモルテルマンスの作品は、旋律と和声がなんとも美しい。19世紀フランドルの偉大な詩人ヒド・ヘゼレの詩による数々の歌曲は彼の最高傑作とも言われている。ビゼーのピアノ作品集(ADW 7515)で名を響かせたベルギーの俊英ピアニスト、ピーテル・ファンホーフが、きらびやかなモルテルマンスの世界を描く。逸材ユーリ・ミネンコの歌声にも注目。

 録音:2012年4月28日−30日、ブリュッセル王立音楽院ホール



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


キング・インターナショナル

すべて初出! NHK名演奏家幻のライヴ・シリーズ第2弾

大好評で迎えられたウィルヘルム・ケンプ1961 年ベートーヴェン、ピアノ・ソナタ全曲ライヴに続く「NHK名演奏家幻のライヴ・シリーズ」、第2 弾はリリー・クラウスとフリードリヒ・グルダ。
 クラウスは戦後初来日時と1967 年の演奏。グルダも貴重な初来日時のコンサート・ライヴ。ジャズもこなす奇才として非常な話題となりました。どちらも当時、日本の音楽界を騒がした大イベントとして伝説化していました。NHK に奇跡的に残されていた音源が初めて日の目を見ます。


KKC 2073
\2400→\2190
リリー・クラウス/1963年1月27日
 (1)ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調 Hob.X VI.52
 (2)モーツァルト:幻想曲ハ短調K.475
 (3)同:ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457
 (4)同:グルックの主題による10 の変奏曲K.455
リリー・クラウス(ピアノ)
 こんなものが残っていた! リリー・クラウス、戦後初来日時のNHKセッション録音!

 1963 年1 月27 日、NHK によるスタジオ録音/ADD、MONO

 リリー・クラウス2度目(戦後初)の来日時の演奏が残されていました。クラウス一家は第2次世界大戦中、ジャワで日本軍に抑留された経験を持つだけに、デリケートな事情の絡む来日として話題になりました。意外にもコンサートのライヴでなく、スケジュールの合間にNHK のスタジオで録音された放送用セッション。そのため拍手などの会場ノイズはありません。モノラルではありますが、鮮明なピアノの音に当時のNHK の録音技術の高さが伺えます。
 いずれもクラウスが絶対の自信をもつ逸品。モーツァルトでもハイドンでも、クラウスの演奏は優雅で繊細というより、おきゃんで生命力満点。非常な魅力に満ちています。クラウスならではの、クリスタルのように結晶化したピアノの音色を存分に味わえます。
 今回も来日時のインタビュー、批評など興味深く貴重な資料を満載しています。
 


KKC 2074/75
(2CD)
\3000→\2790
リリー・クラウス/1967年6月14日東京文化会館ライヴ
 CD1
  シューベルト:
   (1)4つの即興曲Op.90
   (2)3つの楽興の時Op.94 の1-3
   (3)優雅なワルツOp.77(全12曲)
 CD2
   (1)シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959
   (2)モーツァルト:トルコ行進曲
   (3)バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
   (4)シューベルト:グラーツのギャロップ D.925
リリー・クラウス(ピアノ)
 絶品! あのヴァンガード盤を超える感動。世にも貴重なリリー・クラウスのシューベルト東京ライヴ

 録音:1967 年6 月14 日/東京文化会館(ライヴ)/ADD、MONO

 シューベルトの「即興曲」といえば、数ある名盤のなかでも、リリー・クラウスの1967 年録音ヴァンガード盤が屈指の名演とされています。同じ年に東京でそれを実演、NHK が収録した世にも貴重なライヴ音源が残っていました。天下の名盤と同時期の日本公演が残っていたのはまさに奇跡、日本ピアノ音楽演奏史上の宝の発見と申せましょう。さらにこれが、かの名盤に優るとも劣らぬ名演。研ぎ澄まされた音色と端正な演奏はクラウスならでは。さらに日本の聴衆を前に興が乗り、セッション録音以上の渾身の魔術を聴かせてくれます。
 さらに大作「ピアノ・ソナタ第20 番イ長調D.959」も披露。これも硬質な音色と引き締まった解釈で長さを感じさせない名演。非常に感動的。さらにアンコールで弾かれたバルトークの独特の節回しはハンガリーの血を感じさせます。
 当時のプログラム、批評も収録。史料としても価値があります。
 


KKC 2076
\2400→\2190
フリードリヒ・グルダ/1967年2月東京文化会館ライヴ
 (1)J.S.バッハ:イタリア協奏曲BWV971
 (2)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331
 (3ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27の2「月光」
 (4)同:エコセーズWoO.83
 (5)同:ピアノ・ソナタ第20番ト長調Op.49の2〜メヌエット
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
 新鮮なピアニズムが聴衆を虜にした、グルダ幻の初来日ライヴ

 録音:1967 年2 月16 日(1)(2)、2 月25 日(3)-(5)/東京文化会館(ライヴ)/ADD、MONO

 グルダは1930 年生まれながら初来日は1967 年2 月で、すでに欧米で高い評価を受けている大物だったため、非常な話題となりました。東京で2回リサイタルを行ないましたが、そのなかから選りすぐりの3 曲とアンコール2 篇をNHK が収録、放送しました。その音源がNHK に残されていて、今回初めて日の目を見ました。気品あふれる大人の音楽はグルダならではで、明晰で清澄な音色が魅力。
 モーツァルトの「ピアノ・ソナタ第11 番」第1 楽章では、各変奏の繰り返しで楽譜にない装飾音の多用が日本の聴衆を驚かせました。
 ベートーヴェンの「月光」も1964 年ザルツブルク音楽祭のライヴ録音を彷彿させる名演。くぐもった音色で淡々と進めながらも滋味あふれる音楽性が独特で新鮮。語り草になっていた演奏、グルダの魅力を満喫できます。




OPERA D’ORO

 アメリカのオペラ・ライヴ専門レーベル、オペラ・ドーロを御紹介。(CD-RレーベルのOPERA DEPOTとは別)
 このレーベルはアメリカの大手ディストリビューターALLEGRO MUSIC直営のレーベルで廉価の通常シリーズとリブレット付きのミッド・プライス・シリーズGRAND TIERシリーズがある。
 1980年代から1990年代前半に隆盛を誇った複数のイタリア・ライヴ専門レーベルからライセンスを受け、発売しており、今となっては入手困難な音源が多く、オペラ・ファンなら見逃せない。
 ※タイトル数が非常に多いのでここ何年かの新しいアルバムを紹介させていただきます。
OPD-1484
(2CD)
\1800
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」 マグダ・オリヴェロ(S)
レナート・チオーニ(T)
ニコラ・レッシーニョ(指揮)
サン・カルロ歌劇場管弦楽団&合唱団
 録音:1961年
 
OPD-1485
(2CD)
\1800
プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」 アンナ・デ・カヴァリエリ(MS)
ジャンフランコ・チェッケレ(T)
リディア・マリムピエトリ(S)
フェルッチョ・スカリア(指揮)
ローマRAI交響楽団&合唱団
 録音:1965年
 
OPD-1488
(2CD)
\1800
ストラヴィンスキー:歌劇「放蕩児のなりゆき」 ロバート・ラウンズヴィル(T)
オタカル・クラウス(Br) 
エリザベト・シュワルツコップ(S)
ジェニー・トゥーレル(MS)
ユーグ・キュエノー(T)
イゴール・ストラヴィンスキー(指揮)
スカラ座管&合唱団
 録音:1951年スカラ座
 
OPD-1489
(2CD)
\1800
ドニゼッティ:歌劇「シャモニーのリンダ」 マルゲリータ・カローシオ(S)
ジャンニ・ライモンディ(T)
ジュゼッペ・タッデイ(Br)
アルフレード・シモネット(指揮)
ミラノRAI交響楽団
 録音:1953年
 
OPD-1490
(3CD)
\2700
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」 ラウリッツ・メルヒオール(T)
キルステン・フラグスタート(S)
エマヌエル・リシュト(B)
ヘルベルト・ヤンセン(Br)
フリッツ・ライナー(指揮)
ロンドン・フィル
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
 録音:1936年コヴェント・ガーデン
 
OPD-1491
(2CD)
\1800
ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」 マリア・カラス(S)
ジーノ・ベッキ(Br)
ジーノ・シニムベルギ(T)
ヴィットリオ・グイ(指揮)
サン・カルロ歌劇場管&合唱団
 録音:1949年12月29日ナポリ
 
OPD-1492
(2CD)
\1800
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」 レナータ・スコット(S)
ジュゼッペ・ディ・ステファノ(T)
エットーレ・バスティアニーニ(Br)、他
ニーノ・サンツォーニョ(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
 録音:1959年8/25-9/1、ミラノ(スタジオ録音)
 
OPD-1504
(14CD)
\5400
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指輪」 ハンス・ホッター(Br)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(T)
アストリッド・ヴァルナイ(S)
ヨゼフ・グラインドル(B)
レジーナ・レズニック(Ms)
グスタフ・ナイトリンガー(B)
イラ・マラニウク(Ms)
パウル・クーエン(T)
ヘルマン・ウーデ(Br)
クレメンス・クラウス(指揮)
バイロイト祝祭管&合唱団
 録音:1953 年、スリムボックス・ブックレット付き(歌詞は未掲載)
 


OPERA D’ORO グランド・ティア・シリーズ最近の新譜

当レーベルの通常盤は簡潔なブックレットしか付いておりませんが、このグランド・ティア・シリーズは厳選されたタイトルに原語と英訳のリブレットがついたシリーズです。
OPD-7088
(3CD)
\3600
ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」 マリア・カラス(S;エレナ公女)
ボリス・クリストフ(B;プローチダ)
エンツォ・マスケリーニ(Br;モンフォルテ)
ジョルジョ・ココリオス=バルティ(T;アリーゴ)、他
エーリヒ・クライバー指揮フィレンツェ五月音楽祭o.&cho.
 録音:1951 年、フィレンツェ
 
OPD-7089
(3CD)
\3600
ビゼー:歌劇「カルメン」 グレース・バンブリー(Ms;カルメン)
ジョン・ヴィッカーズ(T;ホセ)
ミレッラ・フレーニ(S;ミカエラ)
ジュスティノ・ディアス(エスカミーリョ)
オリヴェラ・ミリヤコヴィッツ(フラスキータ)
ユリア・ハマリ(メルセデス)、他
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーン国立歌劇場o.&cho.
 録音:1967 年ザルツブルグ、ライヴ、通常盤:OPD-1151
 
OPD-7090
(2CD)
\2600
ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」 ジョーン・サザーランド(S;セミラーミデ)
モニカ・シンクレア(A;アルサーチェ)
マリオ・ペトリ(B;アッスール)
オッターヴィオ・ガラヴェンタ(T;イドレーノ)
フェルッチョ・マッツォーリ(B;オローエ)、他
リチャード・ボニング指揮ローマRAIo.&cho.
 録音:1968 年10 月15 日、ローマ。通常盤:OPD-1136
 
OPD-7091
(2CD)
\2600
ドニゼッティ:歌劇「ランメルムールのルチア」 ピエロ・カップチッリ(Br;エンリーコ)
レナータ・スコット(S;ルチア)
ルチアーノ・パヴァロッティ(T;エドガルド)
アゴスティーノ・フェリン(ライモンド)
アンナ・ディ・スタジオ(アリーサ)、他
フランチェスコ・モリナーリ・プラデッリ指揮トリノRAIo.&cho.
 録音:1967 年10 月、トリノ。通常盤:OPD-1137




PAVANE



ADW 7550-54
(5CD/特別価格)
\6400→\5990
オマージュ・トゥ・カルロ・ヴァン・ネスト 〜
 ベルギーのヴァイオリン・スクール

  ド・ベリオ:
   ヴァイオリン協奏曲第7番ト長調Op.76、
   ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調Op.32
  ブルギニョン:ヴァイオリン協奏曲Op.86(世界初録音)
  デヴリーゼ:ヴァイオリン協奏曲(世界初録音)
  ド・クロス:協奏曲第7番ハ短調
  フェルブッシュ:ヴァイオリン協奏曲Op.37(世界初録音)
  ユイブレシュト:ヴァイオリン・ソナタ
  ブラームス:ワルツ変イ長調Op.39-15
  フランツ・アントン・シューベルト:ミツバチOp.13-9
  クライスラー:コレッリの主題による変奏曲
  ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ヘ短調Op.19
  イザイ:ヴァイオリンと管弦楽のための《悲劇的な詩》 Op.12
  シュヴルイユ:ヴァイオリン協奏曲第2番Op.56
  ブラームス:
   ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8、
   ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87、
   ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101、
   ピアノ三重奏曲第4番イ長調Op.posth.
カルロ・ヴァン・ネスト(ヴァイオリン)
エドガール・ドヌー(指揮)
RTB室内管弦楽団
フランツ・アンドレ(指揮)
INR交響楽団
ダニエル・スターンフェルド(指揮)
INR大交響楽団
ルネ・ドフォッセ(指揮)
ナウム・スルスニー(ピアノ)
エリック・フェルブッシュ(チェロ)
 ベルギーの伝説的ヴァイオリニスト、カルロ・ヴァン・ネスト録音集!

 ベルギーを代表する世界的ヴァイオリニスト、そして教育者としても活躍したカルロ・ヴァン・ネスト(ネステ/1914−1992)の歴史的録音集が、ベルギーのレーベルPavane(パヴァーヌ)から豪華5枚組セットで登場!
 神童としてキャリアを開始したヴァン・ネストが14歳でColumbiaに残したデビュー録音と、ベルギーの放送局RTBFに残したライヴ音源、そしてEMI音源からは、ベルギーのエリザベート王妃の名を冠されたTrio Reine Elisabeth de Belgique(ベルギー・エリザベート王妃トリオ)によるブラームスのピアノ三重奏曲集全曲(作品番号なしの遺作「第4番イ長調」含む)を収録。
 RTBF音源の協奏曲集では、アンリ・ヴュータン(1820−1881)やウジェーヌ・イザイ(1858−1931)を始め、シャルル=オーギュスト・ド・ベリオ(1802−1870)、フランシス・ド・ブルギニョン(1890−1961)、フレデリック・デヴリーゼ(1929−)、アンリ=ジャック・ド・クロス(1705−1786)、そしてトリオのメンバーでもあるエリック・フェルブッシュ(1922−2007)と、世界初録音を含む知られざる作品まで、ベルギーのヴァイオリン協奏曲を一望できる。かのイザイにもその実力を認められたという天才、カルロ・ヴァン・ネストの勇姿をご覧あれ。

 録音:1928年−1977年


<国内盤>


ALPHA



Alpha194
(国内盤)
\2940
アレクセイ・リュビモフ(フォルテピアノ)
 ベートーヴェン:三つのピアノ・ソナタ
  〜月光、ヴァルトシュタイン、テンペスト〜

ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770〜1827):
 1.ピアノ・ソナタ第14 番 嬰ハ短調 op.27-2「月光」
 2.ピアノ・ソナタ第21 番 変ホ長調op.53「ヴァルトシュタイン」
 3.ピアノ・ソナタ第17 番 ニ短調op.31-2「テンペスト」
アレクセイ・リュビモフ(フォルテピアノ)
使用楽器:パリのエラール1802年製作モデル
(再現製作:クリストファー・クラーク、2011年)
 20世紀ロシア・ピアニズムの行き着いた先に、最先端の古楽器研究があった——現代最高峰の異才アレクセイ・リュビモフが、Alphaの「知」と「洗練」にたどりついた瞬間。充実解説、比類ない自然派録音を背景に、選び抜かれた「“月光”の年のエラール」で紡ぎ出される、至高の銘解釈。

 東西冷戦終結後からErato やWarner といった“西側”のレーベルで入念なアルバム作りを続けてきた末、数年前からフランスの小規模レーベルZig-Zag Territoires で丹念に新録音を世に送り出し続けてきたロシアの異才、アレクセイ・リュビモフ。リヒテルやギレリス、ルプーらと同じく往年の名匠ゲンリヒ・ネイガウスに師事、その後はソ連時代からシュニトケ、シルヴェストロフ、グバイドゥーリナ...といった前衛作曲家たちと相次いで仕事をしながら、モスクワ・バロック・カルテットの鍵盤奏者として早くからチェンバロも演奏しつづけてきた彼が、冷戦終結後まっさきに手がけるようになったのが、旧東側では演奏可能な残存例などまず望むべくもなかった「本物の古楽器」、「モーツァルトやベートーヴェンが知っていた18〜19 世紀当時のピアノ(フォルテピアノ)」の探索でした。時には理想の楽器を求めるあまり、録音契約から何年ものあいだプロジェクトに着手できない...ということさえあったほど、リュビモフの演奏楽器にたいする執着は強く、ただでさえどんな楽器でも(そう——現代ピアノも含め!)とてつもない求心力を誇る演奏解釈を聴かせる彼が、そのようなこだわりを貫いた末に磨きあげていった古楽器演奏の素晴しさが、Zig-Zag Territoires レーベルからリリースされた何枚かのアルバムでたっぷり味わえるようになったのはまさに、演奏史上に残る記念碑的出来事と言えるかもしれません(Erato やWarner など大資本レーベルで録音していた時代には、こうした「納得がゆくまで待つ」ということが完全にはできなかったはず)。

 そのリュビモフの新譜が、ほかでもない、フランス小規模レーベルの至宝ともいうべきAlpha から新譜を出すとは、なんという素晴しい時代が来たのでしょう——録音技師はZig-Zag Territores 時代から彼のフォルテピアノ録音を一貫して手がけてきた信頼できるパートナー、フランク・ジャフレ。解説には音楽学者、哲学者、音楽博物館シテ・ド・ラ・ミュジークのキュレーター、復元楽器製作者クリストファー・クラーク...といった錚々たる面々が文章を寄せており、まるで洋書画集のような極上Digipack ジャケットの美しさ、テーマに合わせて選ばれた同時代のジャケット絵画の美質など、演奏の良さを引き立てるあらゆる仕掛けがなされている点はまさに、Alpha レーベルならではのこだわり。

 軸になるのは「月光」——このソナタが1802 年に書かれたさい、ウィーン型とは違うフランス最先端のエラール・ピアノがすでに世に現れていたことをふまえ、まさに同じ年に製作され現存している楽器をもとに作られた精巧な復元楽器(復元楽器は必ずしも「オリジナルに勝ちえない模造」ではなく、「ベートーヴェンがふれた時と同じく“出来たての楽器”」でもあるわけです)で奏でられる三つの傑作ソナタ...『月光』と 『ヴァルトシュタイン』は15 年ほど前にErato でも録音していたということは、当時果たし切れなかった何かが今回の録音に示されている...ということと考えてよさそうです。




NCA



NCA60174
(国内盤)
(SACD Hybrid)
\3150
クリスティーネ・ショルンスハイム(fp)
 ダンツィ:ピアノと管楽器のための五重奏曲
  〜古典派から初期ロマン派へ〜

フランツ・ダンツィ(1763〜1826):
 ①ピアノと木管楽器のための五重奏曲 ヘ長調op.53
 ②ピアノと管楽器のための五重奏曲 ヘ長調op.41
 ③ピアノと木管楽器のための五重奏曲 ヘ長調op.54
 * ①③:fp, ft, ob, cl, fg / ②:fp, ob, cl, fg, hr
クリスティーネ・ショルンスハイム(fp)
使用楽器:ナネッテ・シュトライヒャー1814年製作モデルによる
ライヒャッシェ五重奏団(古楽器使用)
ミヒャエル・シュミット=カスドルフ(ft)
ハンス=ペーター・ヴェスターマン(ob)
ギィ・ヴァン・ワース(cl)
ヴィルヘルム・ブルンス(fg)
クリスティアン・ボイゼ(hr)
 ロマン派の息吹を準備した、ベートーヴェンの同時代人たち——モーツァルトとも知遇があり、古典派の様式感覚を受け継ぎながら、ほのかな浪漫情緒を体現した「最後のマンハイム楽派」
 ダンツィの至芸、当時の楽器と奏法でこそ美しく甦る。ドイツ楽壇の超・俊才集団による名演ぱ何はともあれ、つかみは演奏陣のあまりの豪華さだと思います——
 日本の古楽ファンのあいだでもカルト的人気を博してきた、ドイツ屈指の大御所フォルテピアノ奏者クリスティーネ・ショルンスハイムが、1814 年のシュトライヒャー・モデルを前に、そしてめったに名手が揃わない「古楽器による木管五重奏団」を体現した稀有の集団、ライヒャッシェ五重奏団(ムジカ・アンティクヮ・ケルンの初期メンバーでもあった超実力派オーボエ奏者H.P.ヴェスターマン、アルノンクールのもとで15 年間バロック・ファゴットを吹いてきた現ベルリン古楽アカデミーの屋台骨C.ボイゼ、「ホープリッチでなければこの人」と言ってもよいほどのベルギーの異才クラリネット奏者G.ヴァン・ワース...)とともに、DSD 録音で「当時の息吹そのまま」に録音したのは...モーツァルトと家族ぐるみのつきあいがあり、後年は『魔弾の射手』のヴェーバーとも親しかった初期ロマン派の天才作曲家、F.ダンツィの傑作室内楽3編。

 作曲年代は1810〜20 年頃、つまりベートーヴェンやシューベルトの傑作ソナタや室内楽曲が続々書かれていた時代ですが、昨今ではNAXOS がベートーヴェンの愛弟子リースの再評価に乗り出したり、他社からもツェルニーやヴェルフルら19 世紀初頭の“初期ロマン派の先駆け”ともいうべき作曲家たちの知られざる傑作が続々新録音で登場している昨今、このNCA からの1枚を見過ごす手はない...と、ここにあらためて周到な日本語解説付にてお届けする次第でございます。
 モーツァルトが頻繁に訪れていた頃のマンハイム宮廷で15歳の頃にはもうチェロ奏者として活躍、宮廷劇場のためにオペラを書くなど早くから才能をあらわしたダンツィは、後年ミュンヘン、シュトゥットガルト、カールスルーエなどの宮廷楽長を歴任して大いに実績を残し、若き日のヴェーバーの才能を発掘したことでも有名。木管五重奏曲をはじめ、管楽器を使った室内楽曲を多く残しており、いまも愛奏されている作品も録音も多いのですが、初期ロマン派の作品の常として、現代楽器とは違う当時の楽器を前提とした響きの作り方をきちんと伝えるにはやはり、古楽器演奏が一番ぱナチュラルホルンのまっすぐな響きやまろやかなトラヴェルソ、ヴィブラートに頼らないオーボエの音色...といった美質がひとつひとつ粒立ちよく聴こえるなか、作品と同じ時代のピアノを弾くショルンスハイムの至芸は実に精妙。




PHI(φ)



LPH010
(国内盤・訳詞付・2枚組)
\4200
ジェズアルド:聖週間のためのレスポンソリウム、
 およびその他の礼拝音楽(1611・全曲)

ヴェノーサ公カルロ・ジェズアルド(1566〜1613):
 1.聖水曜日のためのレスポンソリウム群
 2.聖木曜日のためのレスポンソリウム群
 3.聖金曜日のためのレスポンソリウム群
 4.ベネディクトゥス(祝福あれ)
 5.ミゼレーレ(憐れみください/詩編第50 編)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(古楽室内合唱)
 待ちに待った「新たなるヘレヴェッヘの素顔」は——今年歿後400年、異形の天才ジェズアルドが生涯最後に残した、悔悛の大曲集のすべて...!

 不協和音や驚くべき大胆な書法を稀有の高雅さへと昇華してしまう少数精鋭才人集団と、比類ないタクトの精緻さ、あざやかさ...!何が出てきても必ず痛快なヒット作となる、異才古楽指揮者フィリップ・ヘレヴェッヘ自主制作レーベルPhi(フィー)の新譜——これまで同レーベルでは、偶数番号品番のものが必ずバッハ作品で占められていたので(モテット集、ミサ曲ロ短調、ライプツィヒ就任初年度のカンタータ集、無伴奏ヴァイオリン曲集…)今度はさてどんなバッハが...?と思いきや、やおら登場したのは今年歿後400 周年を迎える16 世紀末の異才、ルネサンス末期のイタリア・マニエリスム音楽を代表する作曲家ジェズアルド最後の大作とは!!

 オーケストラものばかりが大人気の日本にあって、ヘレヴェッヘのレーベルでは完全ア・カペラで録音されたビクトリアのレクィエム(LPH005)さえシリーズ屈指の定番売れ筋商品になったこともあり、今回のジェズアルド盤も——この作曲家に関する日本語資料が決定的に少ない中、当該作の現代校訂譜を手がけた音楽学者による解説の訳付!(もちろん訳詩もつきます!)
 ジェズアルドはイタリアの貴族の出身で、かつて妻の不貞の現場を押えたさい、間男もろとも惨殺した(当時の貴族社会はジェズアルドに同情的で、罪には問われなかったようです)という経歴からか、その作風はきわめて不思議な、独特の不安感と隣り合わせのゾクゾクするような魅力に満ちており、和声言語の逸脱や極度なまでに精緻な作曲技法の追求といった技法が何かと愛されていた16 世紀末のイタリアにあって、他の追従を許さないユニークな音楽の数々がそのペンから生まれたのでした。

 6冊のマドリガーレ(俗世間向けの高度に文学的な詩に音楽をつけた重唱曲)集にはそういったジェズアルド随一の技量が示されていますが、ここに録音された『レスポンソリウム集』(復活祭の前の週、キリストの死について瞑想して暮らす聖週間に、夜明け前に唱えられていた礼拝音楽)は亡くなる2年前、最後の2冊のマドリガーレ集と同じ年に出版されており、かつての罪を悔いながら生きる芸術家の音楽的遺言と目される傑作。英国勢の名録音もさることながら、ヘレヴェッヘ自身も20 年前に別団体と録音しているルネサンスの最高峰ともいうべき傑作ですが、21 世紀に入ってからの彼が主兵コレギウム・ヴォカーレの精鋭ソリスト陣(各パート2〜3名)を率いて織り上げた本盤の、息をのむような美しさ、退廃の不協和音、それがまるで下品に響かない驚くべき高雅さは、どうでしょう...!
 こういう傑作こそ他の録音と聴き比べて認識を深めるべきだ...と、それぞれ個性的な他の録音を思いながら考えずにはおれません。




RICERCAR



MRIC335
(国内盤・訳詞付)
\2940
当初MRIC336とご案内しましたが
MRIC335の間違いでした。
カベソン(1510〜1566)『音楽作品集』とその原作さまざま
 〜スペイン・ルネサンス最大の巨匠が生きた時代〜

 ◆アントニオ・デ・カベソーン(1656 頃〜1716 以降):
  『鍵盤、ハープおよびビウエラのための音楽作品集』(1578 年刊・遺稿集)
   からの作品、およびその原曲
    ①ヴェルドロの「今際のため息よ、次々と」による合奏曲
    ②今際のため息よ、次々と(フィリップ・ヴェルドロ 1475〜1552)
    ③「御婦人はそれをご所望だ」の歌による変奏曲
    ④わたしはあえて死の苦しみを選ぼう(トマ・クレキヨン 1505〜1557)
    ⑤クレキヨンの「わたしはあえて死の苦しみを選ぼう」による合奏曲1
    ⑥クレキヨンの「とある愉しみゆえに」による合奏曲
    ⑦シュザンヌはある日(オルランドゥス・ラッスス 1532〜1594)
    ⑧ラッススの「シュザンヌはある日」による合奏曲
    ⑨セルミジの「教えてください、美しいひと」による合奏曲
    ⑩教えてください、美しいひと(クローダン・ド・セルミジ 1495頃〜1562)
    ⑪サンドランの「甘き思い出に」による合奏曲
    ⑫「この別れに際して、なお」による合奏曲
    ⑬ミラノのガリャルダによる変奏曲
    ⑭わたしの苦しみに、憐れみを(トマ・クレキヨン)
    ⑮クレキヨンの「わたしの苦しみに、憐れみを」による合奏曲
    ⑯「わたしはあえて死の苦しみを選ぼう」による合奏曲
    ⑰ヴェルドロの「ある日、恋神が眠っていると」による合奏曲
    ⑱ゴンベールの「あの騎士殿に」の歌による変奏曲
    ⑲クレキヨンの「陽気な羊飼いひとり」による合奏曲
    ⑳誰が彼女に伝えてくれましょう(トマ・クレキヨン)
    (21)ヴィラールトの「誰が彼女に伝えてくれましょう」による合奏曲
    (22)「灼けつくような、このため息」による合奏曲
      (アドリアン・ヴィラールト1490頃〜1562)
ドゥニ・レザン=ダドル指揮
Ens.ドゥス・メモワール(古楽器使用)
 16世紀。ラッススやパレストリーナの無伴奏合唱曲ばかりが、ハイ・ルネサンスの至芸ではありません
 この時代に世界随一の強国だったスペインが、いかに国際的な文化大国だったかは16世紀最大の巨匠の遺稿から、よくわかること。欧州随一の古楽集団、精妙なる1枚で、じっくりと。

 カベソーンといえば、かつて巨匠ジョルディ・サヴァールがReflexe(当時はEMI 傘下)で制作していたスペイン古楽大全シリーズでも「天才カベソーン」の名のもとにとりあげられていた、黄金時代のスペインを代表する超大物巨匠のひとり! 盲目のオルガニストとして即興演奏にすぐれた手腕を発揮、音楽家といえばネーデルラント出身者たちばかりが引き立てられていた当時のスペイン王室でも、カベソーンはスペイン人でありながら絶大な信頼を勝ち得、世界史にも登場する強力な国王フェリペ2世は、諸外国へ赴くさいにも彼を引き連れていったと伝えられています。ともあれ、本人が鍵盤奏者だったということは、即興演奏の才能にすぐれていたという意味
 ——つまり、その作品の楽譜というのは生前はほとんど世に出ず、歿後12 年が過ぎた頃ようやく、息子が遺稿を整理して刊行したのが残っているくらい——これが独奏楽器のための曲集だったこともあり、カベソーンの偉業はほとんどチェンバロやオルガンの演奏を通じて古楽愛好家に知られてきたわけですが、欧州古楽界の最先端をゆく凄腕集団ドゥス・メモワールがこの作曲家に焦点を当てたということは、声楽家を交えつつ、さまざまな楽器の合奏でその作品を演奏しているということ——
 そう、ここに収録されているのは、既存楽曲の編曲こそが器楽合奏の常だった当時の習慣にならい、カベソーンの残した楽譜から合奏曲を周到に再現しただけでなく、その原曲となっているネーデルラントの作曲家たちの声楽作品もあわせて演奏、生のままの16 世紀宮廷音楽のありようをじっくり味わってもらおう...という充実したプログラムなのです!リコーダー合奏、ファゴット合奏(当時スペインにはバホンというファゴットの前身があり、これは低音用のみならずソプラノ用やテノール用の小さな楽器もある合奏楽器として使われていました)、あるいはハープやみずみずしい古楽歌唱が入り混じるそのサウンドは、まさに16 世紀美術を思わせる妙なる美に貫かれている——古楽ファンのみならず、ただかけているだけで雰囲気に浸れる、本格派の1枚なのです。




SAPHIR


LVC1168
(国内盤・訳詞付)
\2940
ヤニス・クセナキスの世界
 〜打楽器とピアノのあいだで〜

ヤニス・クセナキス(1922〜2001):
 ①ズィイア(1952)〜 独唱、フルートとピアノのための
 ②ピアノのための『六つのギリシャのうた』(1951)
 ③打楽器(とエレクトロニクス)のための「プサッファ」(1975)
 ④打楽器とエレクトロニクスのための「ペルセファサ」(1969)
ニコラオス・サマルタノス(ピアノ)
ディミトリ・ヴァシラキス(p)
ダニエル・チャンポリーニ(perc)
アンジェリカ・カタリウ(Ms)
セシル・ダルー(fl)
 純然たる美しさから、クセナキスならではの複雑系まで——この作曲家の広がりを知るには初期から中期へかけての、小規模編成の作品をたどるべし。
 古代へと通じるギリシャ語の歌から聴こえてくる笛の音、艶やかに変容する打楽器の表現力。知るべき作曲家へ、扉を開く1枚。誰もが騒然とする芸術家には、必ず理由があるものです。自意識の強い芸術家ばかりがひしめきあっている現代芸術界で、ただ渡世術だけで生き延びてゆけるわけがないのは、もちろんのこと——
 20 世紀の後半という魑魅魍魎の現代音楽世界でつねに第一線を張り続けてきたルーマニア生まれのギリシャ人、フランスを中心に世界を揺るがせた大作曲家ヤニス・クセナキスの表現には、いったいどのような秘術が隠されていたのでしょう?
 2011 年、作曲家の歿後10 周年を記念してのプロジェクトとして企画されたこの録音は、フルート奏者として加わったセシル・ダルーの急逝により、急遽その追悼アルバムという趣きを帯びることにもなりましたが、何はともあれ、私たちリスナーにとってこのアルバムが実にかけがえがない点は、CD1枚でクセナキスの音楽世界の広がりを、さまざまな角度から深く味わえるようになっているところ。
 クセナキスといえば、ブーレーズやペンデレツキらと並び「耳を弄する恐ろしい音響を平気で用いる現代作曲家」というイメージがあるかもしれませんが、本盤では実に周到に作品が選ばれていて、初期のピアノ作品『六つのギリシャのうた』のように、ごく美しい民謡本来の響きをいっさい阻害しない音作りの曲も含まれていますし、打楽器が活躍する末尾の2曲でも、複雑ではありながら規則的なリズム・パターンを追ってゆく理屈ぬきの快感が、私たちをすんなりクセナキスの音の綾へと招き入れてくれます。
 冒頭の「ズィイヤ」では、悠久の時の流れを感じさせる、ギリシャ語によるどこか古代めいた歌い口がひたすらに美しく、この作曲家があくまで西欧芸術史の流れのなかで生きていたことを如実に感じさせずにはおきません。演奏者5人のうち3人まではギリシャ系の音楽家で、同じことばで育ってきた者ならではの共感や解釈なのでは...と思わせる瞬間もいたるところ(たとえば独唱者カタリウの堂に入った歌い口の細やかさ、録音技師としても活躍するサマルタノスが描き出す民謡のフレーズ感)。
 小沼純一氏の書下ろしによる日本語解説もまた、アルバムの世界への、クセナキスの音世界への憧れを静々とかきたててくれるのが嬉しいところです。
 バルカン半島からさらに東さえ望める、諸文化の交錯点としてのクセナキスの音世界への扉を開く1枚。




キング・インターナショナル(国内仕様盤)

KKC 5331
(SACD HYBRID)
\2800
※輸入盤発売済
リヒャルト・シュトラウス:
 (1)交響詩『ドン・ファン』Op.20
 (2)アルプス交響曲Op.64
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
 圧倒的なスケールで描かれる大パノラマ、ヤンソンス&コンセルトへボウの『アルプス交響曲』

 録音:(1)2007 年10 月18 & 21 日、2008 年1 月16 & 17 日、(2)2007 年9 月19-21,23 日、アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)/70’22、[RCO Live] RCO.08006、輸入盤・日本語解説付

 記念すべき2004 年9 月4 日首席指揮者就任記念コンサートの『英雄の生涯』(KKC.5284) 以来となる、ヤンソンス& RCO によるシュトラウス第2弾。シュトラウスもまた、長い伝統を誇るRCO とはたいへんゆかりの深い作曲家。1897 年から翌98 年にかけて作曲された『英雄の生涯』がRCO 第2 代首席指揮者メンゲルベルクと当楽団に捧げられたことも少なからず関係してのことでしょう。1915 年10 月の作曲者指揮による世界初演の翌年には、早くもメンゲルベルクの指揮で当RCO によるオランダ初演が行なわれた『アルプス交響曲』。さらにこの成功を受けて、一週間後には作曲者の指揮でもRCO 再演が果たされています。
 ヤンソンス自身は『アルプス交響曲』をウィーン・フィルとの実演などでも幾度となく取り上げてはいますが、こと録音に関して、ほかならぬRCO を起用したことは演奏の伝統を踏まえての納得の選択といえるでしょう。
 そして『ドン・ファン』。こちらもたくみなドラマづくりでライセンス・トゥー・スリルの異名をとるヤンソンスの独壇場。匂い立つような弦に、甘美なオーボエ・ソロ。ホルンによって力強く歌われるテーマ。その魅力を挙げてゆけばきりがありませんが、どんな場面においても磨き抜かれたRCO のひびきは雄弁このうえなく、たっぷりと酔わせてくれます。
 
KKC 5332
(2SACD HYBRID)
\2800
※輸入盤発売済
Disc 1
 ブルックナー:交響曲第3番ニ短調 WAB.103
  [1889年第3稿 ノヴァーク版]
Disc 2
 ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』
  [1878-80 年第2 稿 ノヴァーク版]
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
 RCO の栄光のブルックナー演奏史に価値ある1ページを刻む、贅沢なリリース!

 録音:Disc1:2007 年2 月7、8 日& 2008 年8 月28 日、Disc2: 2008 年9 月17、18、19 & 21 日、アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)/Disc1:56’43、Disc2:67’09、[RCO Live] RCO.09002、輸入盤・日本語解説付

 ヤンソンス率いるRCO による、ブルックナーの交響曲第3 番と第4 番『ロマンティック』。
レーベルの特色として、実演でひんぱんに取り上げ準備を重ねてきたプログラムであることはもちろん、このたびは2 作同時にリリースというのもユニークで、ファンに必ず驚きと興奮を約束するヤンソンスならではのこころみとしても注目されます。みずみずしさを決して失わない音楽づくりで幾度となくわたしたちを魅了してきたヤンソンスですが、ブルックナーでも、スケルツォ楽章でのダイナミックなリズムの躍動といい、緩徐楽章の馥郁たる美しさといい、とにかくその表情のゆたかなこと。マエストロが送り込む新鮮な息吹と、世界屈指の名門オケの熟成された薫り高い響きとはどこまでも、そして何にも替えがたい魅力で、RCO の栄光のブルックナー演奏史に価値ある1 ページを刻む内容といえるでしょう。
 
KKC 5333
(SACD HYBRID[80’15]
+ Blu-ray[86’27])
\2800
※輸入盤発売済
マーラー:交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」 クリスティーン・ブルワー(ソプラノ1:罪深き女)
カミラ・ニルンド(ソプラノ2:贖罪の女)
マリア・エスパダ(ソプラノ3:栄光の聖母)
ステファニー・ブライス(アルト1:サマリアの女)
藤村実穂子(アルト2:エジプトのマリア)
ロバート・ディーン・スミス(テノール:マリア崇拝の博士)
トンミ・ハカラ(バリトン:法悦の神父)
ステファン・コチャン(バス:瞑想の神父)
バイエルン放送合唱団
ラトビア国立アカデミー合唱団
オランダ放送合唱団
オランダ国立少年合唱団
オランダ国立児童合唱団
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)

KKC 5334
(SACD HYBRID[80’15]
+ DVD[86’27])
\2800
※輸入盤発売済
 コンセルトヘボウに鳴り響く大宇宙!同内容の全曲演奏を収録した映像特典つき

 録音:2011 年3 月4 日、6 日アムステルダム、コンセルトヘボウ(ライヴ)

 (SACD + Blu-ray) [RCO Live] RCO.13002、画面:1080i HD 16:9 / Region All、音声:LPCM ステレオ、24bit /DTS HD MA 5.0、輸入盤・日本語解説付
 (SACD + DVD) [RCO Live] RCO.13003、画面:カラー NTSC 16:9 /Region All、音声:LPCM ステレオ /ドルビー・デジタル5. 0、輸入盤・日本語解説付

 ヤンソンス率いるRCO による、マーラーの交響曲第8 番。2012 年に発売された「マーラー:交響曲全集(RCO12101/DVD)」に含まれていた演奏と同じですが、本アルバムはSACD ハイブリッド盤と同内容の全曲演奏を収録した特典映像付での発売となります。
 マーラーの第8交響曲は、特異な編成もさることながら、全曲の最初と最後に山場が置かれる独特の構成や、その間のさまざまな楽器の組み合わせによる多様なひびきのおもしろさ、カンタータやオラトリオをおもわせるセレモニアルな性格に特徴があります。また、そのいっぽうで、長丁場のドラマ作りが難しい作品ともいえますが、そこはヤンソンスのこと、中盤過ぎまで抒情的な部分が占める第2部では、埋もれがちな細部の掘り起こしにも余念がなく、第1部の冒頭主題が回帰する第2部終結部に至る道のりをていねいな音楽づくりで手堅くまとめあげています。
 

KKC 5335
(SACD HYBRID)
\2800
※輸入盤発売済
ショスタコーヴィチ:交響曲第15番イ長調Op.141 ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
 優秀録音。期待度満点の顔合わせとプログラム

 録音:2010 年3 月17、18、19、21 日アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)/47’11、[RCO Live] RCO.11003、輸入盤・日本語解説付

 巨匠ハイティンクが長年の手兵RCO を率いて、得意のレパートリーであるショスタコーヴィチの交響曲第15 番をレコーディング。2010 年3月におこなわれた定期公演の模様をライヴ収録したものです。西側初となる交響曲全集録音の完成という偉業を通じて、「ショスタコーヴィチのエキスパート」として広く認められることになるハイティンクは、ロンドン・フィルを指揮して、全集プロジェクト開始間もない1978 年3 月に交響曲第15 番を録音しているので、このたびは32 年ぶりの再録音ということになります。ハイティンクが桂冠指揮者として毎年客演して、良好な関係を保っているRCO との本アルバムは、円熟の極みといったまさに秀演です。

 ヤンソンス(指揮)&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 2013年11月 来日ツアー
  ■2013年11月16日(土) 18:00 東京/サントリーホール 【プログラムA】
  ■2013年11月17日(日) 18:00 東京/ミューザ川崎シンフォニーホール 【プログラムA】
  ■2013年11月18日(月) 19:00 東京/東京文化会館 【プログラムB】
  【プログラムA】
   ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第3 番 ハ短調 op.37( ピアノ:エマニュエル・アックス)
   R. シュトラウス: 交響詩「英雄の生涯」 op.40 ★
  【プログラムB】
   ワーヘナール: 序曲「じゃじゃ馬ならし」 op.25
   ストラヴィンスキー: バレエ「火の鳥」組曲 (1919 年版) ★
   チャイコフスキー 交響曲第5 番 ホ短調 op.64
  演目ディスク紹介
   KKC 5284(SACD Hybrid)
    R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」Op.40★
    ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団 マリス・ヤンソンス(指揮)
    録音:2004年9 月4 日、アムステルダム・コンセルトヘボウ(ライヴ)
   KKC 5288(SACD Hybrid)
    ストラヴィンスキー:(1)バレエ「火の鳥」組曲(1919 年版)★ (2)バレエ「春の祭典」
    マリス・ヤンソンス(指)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
    録音:(1)2007年6 月7、8 日& 12 月14 日 (2)2006年6 月25 日& 11 月15、16 日 アムステルダム・コンセルトヘボウ(ライヴ)

<映像>


ACCENTUS MUSIC(映像)


ACC 10298BD
(Blu-ray)
\5000→\4590
プラシド・ドミンゴ
 ヴェルディ:「ナブッコ」
プラシド・ドミンゴ(Br ナブッコ)
孫秀葦 スン・シュウウェイ(S アビガイッレ)
李暁良 リー・シャオリャン[リャン・リ](Bs ザッカリア)
金鄭建 ジン・チェンジエン(T イズマエーレ)
楊光 ヤン・グァン(S フェネーナ)
関致京 カン・ジジン(T ベルの祭司長)
劉乃奇 リュー・ナイキ(T アブダッロ)
張? ジャン・ジン(Ms アンナ)
ユージン・コーン(指)
中国国家大劇院管弦楽団、合唱団


ACC 20298DVD
(2DVD)
\3400→\3090
 日本語字幕付。
 ドミンゴのナブッコ!!!中国国家大劇院を興奮の坩堝にした「ナブッコ」

 ジルベール・デフロ(演出)、エツィオ・フリジェリオ(舞台)、フランカ・スクワルチャピーノ(衣装)
 収録:2013 年5 月
 (Blu-ray)リージョン・コード:フリー、HD 16:9、123 分59 秒、DTS HD Master / PCM Stereo、字幕:英独仏西中韓日
 (DVD) リージョン・コード:フリー、NTSC 16:9、123 分59 秒、PCM Stereo / Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1、字幕:英独仏西中韓日

 ヴェルディ生誕200 年を記念して2013 年5 月に北京の中国国家大劇院管弦楽団で「ナブッコ」が上演されました。タイトルロールはなんとプラシド・ドミンゴ。ここ数年、ヴェルディ・バリトンとして新たな境地を広げているドミンゴですが、ナブッコはこの直前の2013 年4 月に英国ロイヤル・オペラでロールデビューをして好評を博したばかり。ドミンゴならではのさすがの上手さです。共演者は中国人。アビガイッレの孫秀葦 スン・シュウウェイは、遼寧省の生まれ。1995 年にトリエステでのベッリーニ「ノルマ」のタイトルロールでデビュー。以来欧米で幅広く活躍しています。1997 年、東京で行われたドミンゴ主催のオペラ歌手コンクール、オペラリアで第3 位を獲得、ドミンゴとは度々共演しています。ヴェルディの初期オペラのヒロインを得意とする貴重な逸材。ザッカリアの李暁良 リー・シャオリャンは、山西省の生まれ。欧米ではリャン・リの名前で活動しており、2013 年9 月、新日本フィルでのワーグナー「ワルキューレ」第1 幕でフンディングを歌っていたのが記憶に新しいところ。現在はドイツを拠点としています。
 ベテランのオペラ指揮者、ユージン・コーンの手堅い指揮、ジルベール・デフロの歴史絵巻的な豪華な舞台もあって、大いに盛り上がる上演になっています。 
 

ACC 10268BD
(Blu-ray)
\4700→\4290
シャイー&ゲヴァントハウス管
 マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」

 =ボーナス=
 「ぼくの第6番は、謎を突き付けるだろう」
  〜リッカルド・シャイーとラインホルト・クービクによる
   パネル・ディスカッション
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
リッカルド・シャイー(指揮)


ACC 20268DVD
(DVD)
\2900→\2590
 シャイー&ゲヴァントハウス管のマーラー・シリーズ、ハンマー打撃にカウベル、ヘルデングロッケン、みどころ&聴きどころ満載の「悲劇的」

 収録:2012 年9 月6、7&9 日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
 (Blu-ray) コンサート86’ 25 +ボーナス18’ 26、 NTSC 16 : 9 / Full HD、 Region All、 音声:DTS HD Master Audio / PCM ステレオ、 字幕(※ ボーナス):独・英・仏
 (DVD) コンサート86’ 25 +ボーナス18’ 26、 カラーNTSC 16 : 9、 Region All、 音声:ドルビー・デジタル5.1 / DTS サラウンド5.1 / PCM ステレオ、 字幕(※ ボーナス):独・英・仏

 ライプツィヒ出身で現代アートの第一人者ネオ・ラウフ[1960-] による絵画をあしらったジャケット・デザインもおなじみとなりつつある、リッカルド・シャイー指揮ゲヴァントハウス管弦楽団によるマーラーの交響曲シリーズの最新映像。第6 交響曲は2012 年9 月にゲヴァントハウスでおこなわれたコンサートの模様をライヴ収録したもので、シャイーが首席指揮者時代にコンセルトヘボウ管弦楽団とともに完成させた交響曲全集録音では、第6 番はシリーズ初期にあたる1989 年10 月のセッション録音でしたので、このたびのライヴ映像作品はおよそ23 年ぶりの再録ということになります。
 ゲヴァントハウス管弦楽団初のマーラー全集完成にも期待をつなぐ当シリーズですが、ここでシャイー指揮の第6 交響曲新旧比較における明確な相違として、中間2 楽章の配置の問題があります。ゲヴァントハウス管との2012 年ライヴでは、第2 楽章アンダンテ、第3 楽章スケルツォの配置を採用しているのに対して、1989 年のコンセルトヘボウ管とのセッション録音では、これとは逆に第2 楽章がスケルツォ、第3 楽章がアンダンテとなっていました。
 このあたり、いずれ劣らず特色ある名門オーケストラのサウンドカラーの違いも聴きどころですが、ここに至るシャイーの心境の変化はたいへん興味深いところといえそうです。
 シャイーといえば今年2013 年に、2015 年の契約満了を待たずしてゲヴァントハウス管との契約を2020 年まで延長されることが発表されました。
 2005 年の第19 代カペルマイスター就任以来15 年に及ぶ長期のポストをシャイーが約束され、楽団から絶大な支持を集める背景には、なによりこの間の実演、レコーディングの充実の成果がありますが、その一端をここでの演奏内容からもうかがい知ることが出来そうです。
 なお、マーラーが作曲当時にリヒャルト・シュぺヒトに宛てた手紙のフレーズをタイトルに冠したボーナス映像には、国際マーラー協会による第6 交響曲1998 年改訂版の校訂に携わったクービクを迎えてシャイーがおこなったパネル・ディスカッションの模様を収録しています。

 =シャイー指揮マーラー第6 交響曲トラック・タイム比較=
 [ゲヴァントハウス管/ 2012年9月]   I.22’35 +II.14’46 +III.11’56 +IV.34’20 = TT. 83’37(実測値)
 [コンセルトヘボウ管/ 1989年10月] I.25’35 +II.13’17 +III.14’40 +IV.30’59 = TT. 84’31




GreenNaraeMedia(映像)

3002540
(4DVD)
\4000
アバド指揮&ベルリン・フィル
 ベートーヴェン:交響曲全集

 交響曲第1番〜第8番
  2011年2月、ローマ聖チェチーリア音楽院ホール
  ライヴ録音
 交響曲第9番
  2000年5月、ベルリン・フィルハーモニー
  ライヴ録音 
クラウディオ・アバド指揮、
ベルリン・フィル
カリタ・マッティラ(Sop)
ヴィオレ−タ・ウルマーナ(MSop)
トマス・モーザー(Ten)
アイケ・ヴィルム・シュルテ(Br)
スウェーデン放送合唱団、
エリック・エリクソン室内合唱団
こちらの商品は特にしっかりした紙箱に入っているわけではなく、薄いビニールで結束してあるだけの簡易パックになっております。ご了承ください。



















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