≪第72号アリアCD新譜紹介コーナー≫
マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル
国内盤
映像
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9/20(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
CHANNEL CLASSICS
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CCSSA 34213
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管弦楽団
マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調 |
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団 |
イヴァン・フィッシャーのマーラー新録音!"奇跡のコンビ"の《交響曲第5番》が遂に登場!
1983年に創設されたハンガリーの"奇跡のコンビ"、イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団。
「第1番《巨人》」、「第2番《復活》」、「第4番」、「第6番《悲劇的》」に続く、イヴァン・フィッシャーのマーラー第5弾として、遂に「交響曲第5番」が登場!
独特のアイディア、仕掛けが随所に散りばめられた演奏、優秀録音で常に話題を呼び続けているイヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管弦楽団のマーラー。
イヴァン・フィッシャーは「交響曲第5番」について、「第5番はマーラーの全交響曲の中でも最もユダヤ的である。第1楽章は紛れもないユダヤ人の嘆きの雰囲気へ、そして終楽章は救世主に救われた喜びという子供のように純真なイメージへと、私たちを連れていってくれる。」と述べており、その解釈、ブダペスト祝祭管弦楽団のハイ・パフォーマンスへの期待は高まるばかり!
第1楽章のトランペット・ソロから始まるイヴァン・フィッシャーの「交響曲第5番」の世界は如何に——!?ご期待下さい!
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CCSSA 35613
(SACD HYBRID)
\2700
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オールド、ニュー&ブルー 〜
オランダ・バロック協会・ミーツ・エリック・フルイマンス
フルイマンス:マイン・オウン・キング・アム・アイ&ジョエル/
ヨハン・クリストフ・バッハ:ああ、私が水を十分にもっていれば/
スザート:パヴァーヌ"千々の悲しみ"/
ジョスカン・デ・プレ:千々の悲しみ/ゴンベール:千々の悲しみ/
フルイマンス:テンダー・マーシー/タリス:もし汝われを愛さば/
フルイマンス:ウェット・フィート/
ハンマーシュミット:5声のパドゥアン(パヴァーヌ)/
スティーンブリンク:シャコニー/マッカートニー/
ビートルズ:ブラックバード |
エリック・フルイマンス(トランペット)
オランダ・バロック協会 |
オランダ・バロック協会 meets ジャズ・トランペッター
エリック・フルイマンス!
「東京JAZZ」 2013出演!オランダ・ナンバーワン・トランペッター
!!
世界が注目するオランダ古楽界の若き精鋭集団オランダ・バロック協会(HBS)。マシュー・ホールズ、アレクシス・コセンコ、ミロシュ・ヴァレント、そしてレイチェル・ポッジャーと超一級のアーティストたちと共演してきたHBS最新作は、"オランダ・ナンバーワン”と呼び声の高いトランペッター、エリック・フルイマンスとのコラボレーション!
今年9月に行われた「第12回東京ジャズフェスティバル」では、自身のバンド「ゲートクラッシュ」で来日したばかりのエリック・フルイマンス。ラウンジ・ミュージックからジャズ、ポップ、クラシックまで、あらゆる音楽を縦断してきたフルイマンスと若き古楽アンサンブルのコラボは、自身のオリジナル曲、ジョスカンやタリスなどルネサンスの声楽曲、そしてビートルズの名曲「ブラックバード」を組み合わせた意欲的なプログラム!
オランダ・バロック協会のハイレベルな演奏能力は、レイチェル・ポッジャーとのヴィヴァルディ「ラ・チェトラ」で実証済み。まろやかな音色に魔法のようなインプロヴィゼーションで世界を魅了してきたフルイマンスが、最先端の古楽革命を邁進する! |
ONYX
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ペレーニ&クス弦楽四重奏団
シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調
D.956,
Op.163 |
ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)
クス弦楽四重奏団 |
ペレーニとクス弦楽四重奏団が共演!シューベルト最晩年の大作"弦楽五重奏曲"!
1991年にベルリン音楽大学で結成され、ドイツを代表する弦楽四重奏団として飛躍を遂げたクス弦楽四重奏団。
シューベルト最晩年の大作「弦楽五重奏曲ハ長調」では、ハンガリーのレジェンド、ミクローシュ・ペレーニとの共演が実現!
オニックス(ONYX)移籍第1弾(ONYX 4066)でもシューベルトの「弦楽四重奏曲第15番」を取り上げ、改めて独墺系レパートリーに対する造詣の深さを感じさせてくれたクス弦楽四重奏団。
1828年、シューベルトの死の2ヶ月前に作曲された遺作であり、約20年後の1950年代に初演、出版が行われた「弦楽五重奏曲」。
東欧ハンガリーが誇る名チェリスト、ミクローシュ・ペレーニと、ドイツ室内楽界のエリートたち、クス弦楽四重奏団の共演が、シューベルトの「弦楽五重奏曲」の奥深き魅力を丁寧に、そして劇的に奏でてくれることだろう。
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PENTATONE
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PTC 5186 472
(2SACD HYBRID)
\4400 →\3990
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エド・デ・ワールト&ロイヤル・フランダース・フィル
エルガー:
オラトリオ《ジェロンティアスの夢》 Op.38
交響曲第1番変イ長調 Op.55 |
エド・デ・ワールト(指揮)
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団
コレギウム・ヴォカーレ、
ピーター・オーティ(テノール)
ミシェル・ブリート(メゾ・ソプラノ)
ジョン・ハンコック(バリトン) |
デ・ワールト&ロイヤル・フランダース・フィル!ペンタトーン第1弾は《エルガー》!
数々のオーケストラを一流に育ててきたオランダの名コンダクターであり、オーケストラ・ビルダー、エド・デ・ワールト(1941−)。2011年に首席指揮者に就任したロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団とのペンタトーン(PentaTone)でのレコーディング第1弾に選んだのは、エルガーの「ジェロンティアスの夢」と「交響曲第1番」。初演時に大反響を呼び、エルガーを一躍有名にした2作品。「交響曲第1番」はもちろんのこと、「ジェロンティアスの夢」でのコレギウム・ヴォカーレとの共演にも期待が高まる。デ・ワールト、ロイヤル・フランダース・フィル、エルガーのトライアングル。注目度特大の新録音の登場です!
※録音:2013年2月、デシンゲル・コンサート・ホール(アントワープ/ベルギー)での録音。
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AFINAUDIO
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トロンパス・ルザス ホルンの四重奏のための音楽
カール・エストライヒ(1800-1840):ホルンのための四重奏曲
セルジオ・アゼヴェド(1968-):4つのホルンのためのソナタ(*)
ニコライ・チェレプニン(1873-1945):6つの四重奏曲
クラウディオ・モレイラ(1989-):輪廻[Metempsychosis](*)
アンリ・トマジ(1901-1971):小組曲
ルイス・カルヴァリョ(1974-):ホルンフォニー[Hornphony](*) |
トロンパス・ルザス
J・ベルナルド・シルヴァ、
ヌノ・コスタ、ブルノ・ラファエル、
ウゴ・ソーザ(ホルン) |
録音:2012年3月25-27日、ポルト大学工学部講堂、ポルト、ポルトガル
トロンパス・ルザスは2010年にポルトガルのホルン奏者により結成されたクアルテット。(*)は世界初録音と表示されている現代ポルトガル作曲家の作品。
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IRFC 03.028
(CD-R)
\2000
【未案内旧譜】
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モーツァルト(1756-1791):ホルン協奏曲集
第1番ニ長調 K.412/第2番変ホ長調 K.417/第3番変ホ長調
K.447
第4番変ホ長調 K.495/ロンド変ホ長調
K.371 |
アベル・ペレイラ(ホルン)
リスボン・メトロポリタン管弦楽団
ミゲル・グラサ・モーラ(指揮) |
録音:2002年7月8-9日、カルトゥシャ教会、カスカイス、ポルトガル
アベル・ペレイラはポルト国立管弦楽団(現・ポルト音楽館交響楽団)の首席ホルン奏者。
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IRFC 03.036
(CD-R)
\2000
【未案内旧譜】
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マスタークラス ホルンとピアノのための音楽
フランツ・ヨゼフ・シュトラウス(1822-1905):告別(ロマンス)/夜想曲
Op.7
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):アンダンテ
Op.posth.
グラズノフ(1865-1936):夢想 Op.24
グリエール(1875-1956):4つの小品 Op.35
ダヴィド・デ・スーザ(1880-1918):子守歌
アントニオ・ヴィクトリノ・ダルメイダ(1940-):結婚(古い様式による) |
アベル・ペレイラ(ホルン)
エフゲニー・ネフィエドフ(ピアノ) |
録音:2005年4月20-21日、場所の記載なし |
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IRFC 10.158
(2CD)
\2400
【旧譜】
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セルジオ・カロリーノ・プレゼンツ ミスターSC&ザ・ワイルド・ボーンズ・ギャング
トロンボーン&テューバ・バンドのための音楽
アンドレ・ミランダ:Power & Torque
(2010)
ジョルジェ・プレンダス:Qualche Respiro
(2009)
エリザベス・ラウム:Passaglia Interruptus
(2009)
ヤーノシュ・マズラ:Peacock (2009)
ジム・セルフ:Winks'n Jinks (1996)
グザヴィエ・ドニ:Wounch!!!! (2005)
ジョン・ハンセン:Uprising (2008)
ヤーノシュ・マズラ:We do it so (2004)
ジミ・ヘンドリックス/フィリペ・メロ編曲:Voodoo
Child
テルモ・マルケス:2 Octanas (2008-2011)
フェルナンド・デッドス:Odyssey (2010)
ルイス・カルドゾ:Theseus & Minotaur
Op.22 (2011)
アウレリエン・V・リノ:The Battle of Ragnarok
(2011)
ジョン・ハンセン:Born with an Hammer (2011)
ステファン・クレガル:Les Sirenes (2011)
アントニー・カイエ:Le Cube (2007) |
ミスターSC&ザ・ワイルド・ボーンズ・ギャング
ウゴ・アスンサン(テナートロンボーン、アルトトロンボーン)
アントニオ・サントス(テナートロンボーン、バストランペット)
ルベン・トメ(テナートロンボーン、ユーフォニウム)
ルベン・ダ・ルス・サントス、
ジョアン・マルティニョ、アンドレ・メロ、
アンドレ・コンデ、ダニエル・ディアス、
ダニエル・セアブラ(テナートロンボーン)
ゴンサロ・ディアス(バストロンボーン、コントラバストロンボーン)
ヌノ・マルティンス、
ヴライネル・サムエル、ティアゴ・ノイテス、
アレシャンドレ・ヴィレラ、ヌノ・エンリケス、
ルイ・バンデイラ(バストロンボーン)
セルジオ・カロリーノ、
ジル・ゴンサルヴェス(バステューバ、コントラバステューバ)
マリオ・コスタ(ドラムス)
スペシャル・ゲスト:アンヌ・ジェル・ヴィセル(コンラバステューバ)
ジョアン・パウロ・フェルナンデス(指揮) |
録音:2010年8、10月、ポルト、ポルトガル
2011年4月、カルダス・ダ・ライニャ、ポルトガル
ポルトガルの「テューバの怪人」セルジオ・カロリーノが創設したトロンボーンとテューバで構成されるユニークな低音金管バンド、ミスターSC&ザ・ワイルド・ボーンズ・ギャングのデビューCD。カロリーノをはじめメンバーの超絶技巧ソロも堪能できます。
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廃盤商品-在庫限り |
IRFC 05.074
\2000
〔旧譜〕
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スティール・アライヴ! セルジオ・カロリーノ
ジョルジェ・サルゲイロ:テューバとブラスバンドのための協奏曲(※)
[cONCERTO fOR tUBA & Brass Band]Op.136(2006)
〔dEAPTHS / bEATHING / cADENZA / fANTASY
/ fIREWORKS〕
セルジオ・カロリーノ(テューバ(*))
スイス・ナショナル・ユース・ブラスバンド
ロバート・チャイルズ(指揮)
録音:2006年7月、インターラーケン(スイス)、ユングフラウ音楽祭、ライヴ
ジム・セルフ:Duh-Suite(2つのテューバとドラムスのための;1998)
〔Duh Intro / Duh Blooze / Duh Yaz
/ Duh Ko Da〕
セルジオ・カロリーノ、アンネイェレ・フィッサー(テューバ(*))
レオナルト・シュミディンガー(ドラムス)
録音:アルトミュンスター(オーストリア)、
ロー・ブラス・マスタークラス・2006、ガラ・コンサート
ティエリー・カンス:
Mr. M.C.(テューバ、シンフォニック・ブラス・アンサンブルと
打楽器のための協奏曲;1990)
セルジオ・カロリーノ(テューバ(*))
ポルトガル・ユース・シンフォニック・ブラス・アンサンブル
ジョアン・パウロ・フェルナンデス(指揮)
録音:2004年11月、コインブラ(ポルトガル)、ジル・ヴィセンテ劇場、ライヴ
ジェリー・グラント:Time Cycles(テューバとM.I.D.I.(CD伴奏)のための;1998)
セルジオ・カロリーノ(テューバ)
録音:2005年、ポルト(ポルトガル)、聖ベント・ダ・ヴィクトリア修道院
マイケル・デイヴィス:
Eagles Landing(ユーフォニウム、テューバとCD伴奏のための;1998)
トーマス・リューディ(ユーフォニウム)
セルジオ・カロリーノ(テューバ(+))
録音:2005年2月、ポルト(ポルトガル)、ライヴ
マイルス・デイヴィス/エスタルダリャソ・ブラス・バンド編曲):
All Blues(スーザフォン、トランペットとトロンボーンのための)
セルジオ・カロリーノ(スーザフォン(#))
ジョアン・モレイラ(トランペット)
ルイス・クニャ(トロンボーン) 他
録音:2006年4月、ヴァラド・ドス・フラデス・ジャズ・フェスティヴァル(ポルトガル)、ライヴ
セルジオ・カロリーノ(1973-):DidjiriTUBAzz...
(テューバ独奏のための;2004)
セルジオ・カロリーノ(テューバ) 他
使用楽器:
Yamaha 822 Custom F tuba rawbrass(*)
Yamaha 826 "York" rawbrass 6/4
CC tuba(+)
King BBb(#) |
ポルトガルの「テューバの怪人」セルジオ・カロリーノのソロ・アンソロジー。まさに超絶技巧のフルコースです。(※)はセルジオ・カロリーノの委嘱による彼への献呈作品。 |
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IRFC 08.136
\2000
〔旧譜〕
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どこまで低く行けるかい? ポルトガル・テューバ・アンサンブル
ホルスト(1874-1934):火星(組曲「惑星」より)(**)
ロドリーゴ(1901-1999)/ハッリ・リドスレ編曲:
アダージョ(アランフエス協奏曲 より)(*)
トシュテイン・オーゴー=ニルセン(1964-):Treplusstre[Three
plus three]
マーティン・エレビー(1957-):Epitaph
VI, Phoenix rising
ロランド・セントパーリ(1977-):Earth
voices(+)
ヤーノシュ・マズラ(1970-): くじゃく[Peacock](++)
レタス/ジョン・ハンセン編曲:Relax - Mr.Yancey
- Salute(#)
ジャック・ボロネージ(1947-):Maria Alm(#)--> |
ポルトガル・テューバ・アンサンブル
セルジオ・カロリーノ(テューバ、スーザフォン、指揮(**/++以外))
アヴェリノ・ラモス(指揮(**))
ホセ・ラメウ・シルヴァ(指揮(++))
[ゲスト]
ハッリ・リドスレ(テューバ(*))
ロランド・セントパーリ(テューバ(+))
ロジャー・ボボ(ナレーション(+)) |
録音:2009年8、9月、ポルト(ポルトガル)、エレナ・サ・エ・コスタ劇場
セルジオ・カロリーノが創設したポルトガル・テューバ・アンサンブル(ユーフォニウム、テューバと打楽器)のデビューCD。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
TAHRA
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オリジナル・テープからの復刻
クナッパーツブッシュのベートーヴェン
ベートーヴェン
(1)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
(2)交響曲第7番イ長調Op.92 |
(1)ゲザ・アンダ(Pf)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指)
ケルン放送交響楽団
(2)ウィーン・フィル |
入手困難となっていたクナの名盤が新リマスタリングで登場。鮮明な音質と巨大な音楽作りで圧倒される77分
(1)録音:1962年5 月14 日/ムジークフェライン・ザールでのライヴ、(2)録音:1954年1
月17 日(ライヴ)/ADD、MONO、77’37”
どちらも1990 年代前半にキングレコードからCD
リリースされたものの、すでに廃盤で今日入手困難だった音源が、新リマスタリングで登場します。
1954 年1 月17 日にウィーンのムジークフェラインで行われたベートーヴェンの交響曲第7
番はクナ節全開の快演。拍手が終らぬうちから物々しく始まり、猛烈に遅いテンポで進みます。低音の不気味なうねりが独特で、熱と緊張感が途切れることなく持続します。
宇野功芳氏は著書「宇野功芳の白熱CD 談義ウィーン・フィル」(ブックマン社)で『(第1
楽章)最後、コーダでクレッシェンドしていくところのトランペットの下品なこと。これもみんなやりたくなるんだけれど、結局やめちゃうんですね。フルトヴェングラーにしてもね。だけどクナはやっていますね。下品なトランペット。』『第四楽章は、異常に遅い。若いころは、もっとめちゃくちゃ速くやっていたと思うんだよね。(中略)クナはほんとうは速いテンポでやりたいのに、あえて遅くしているから、どこかホットなんですよね。だから、ときどきトランペットが強烈にクレッシェンドしたり、ティンパニが轟き渡ったり、しかも、最後に我慢出来なくて、ちょっとアッチェレランドしちゃうんですね。』と評しています。
クナッパーツブッシュはベートーヴェンのピアノ協奏曲第3
番の録音を2 種残していますが、どちらも1962
年で、ソリストはフォルデスとアンダ。当盤はアンダとの共演で、怪物クナ相手に一歩も引かぬ見事な演奏を展開。アンダのソロは情感たっぷりで、デリケートなニュアンスに富んでいます。クナの伴奏も堂々としていて濃厚な感情に満ちていて聴き応え満点。
両曲ともキングやゴールデン・メロドラム社から出ていた盤は音質の点で問題がありましたが、当盤はオリジナル・テープからの復刻。素晴らしい音とダイナミックスが再現されていて、クナの凄さに改めて圧倒されます。 |
<国内盤>
<映像>
ACCENTUS MUSIC(映像)
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ACC 20227DVD
(DVD)
\2400
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クリスマス・ソング集〜グロリア・イン・エクセルシス・デオ
・シューマン:クリスマス・トッカータ
・いと高きところに神の栄光あれ
・ヘンデル:
シバ女王の入城、輝かしい熾天使は列をなして燃え上がり、シオンの娘よ、大いに喜べ
・高き御空よりわれは来たれり
・ワーグナー:エルザの大聖堂への行列
・マリアはいばらの森を通り
・チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」(抜粋)
・メンデルスゾーン:クリスマス(讃美歌)
・エサイの根よりくすしき花は
・メンデルスゾーン:それ、主汝のためにみ使いたちに命じ
・聴かせて、祝福された天使たち
・エーベル:静かに雪が降り
・今宵鳴りわたる
・アイレンベルク:ペテルブルクの橇の旅
・ロジャー・ハーヴェイ:フェスティヴ・チアー
・ジョン・フランシス・ウェイド:神の御子は今宵しも
・フンパーディンク:夕べの祈り
・ジークフリート・ケラー:星降る教会
・フランツ・グルーバー:サイレント・ナイト
・いざ歌え、いざ祝え |
ヴェルニゲローデ青少年合唱団
ペーター・ハーベルマン(コーラスマスター)
ルート・ツィーザク(S)
アンサンブル・ソノーレ
トーマス・クラモー(指)
ザクセン吹奏楽団 |
ドイツの名門合唱団ヴェルニゲローデが歌うクリスマス・ソング、煌めくドイツのクリスマスを堪能できるDVD
収録:2012 年12 月聖母マリア教会、マリエンベルク、ライヴ/画面:NTSC
16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:0、84’15
ドイツ南部、ヴュルツブルクの丘の上にある大司教の居館マリエンベルク要塞。要塞の中には8
世紀初頭の建築物である聖母マリア教会があります。このDVDは、2012年12月にその教会で行われたクリスマス・コンサートの模様を収録。
「いと高きところに神の栄光あれ」をはじめとした讃美歌、「くるみ割り人形」、「ペテルブルクの橇の旅」、「サイレント・ナイト」などクリスマス定番の曲が演奏され、伝統的なヨーロッパのクリスマスの雰囲気を織り交ぜた美しい映像となっています。
1951年に創設されたヴェルニゲローデ青少年合唱団は、ドイツのザクセン=アンハルト州立音楽高校の15
〜18 歳の選抜メンバーによって構成されています。その清楚で美しい響きは、ドイツのみならず、世界中の合唱ファンを魅了しています。また、ソリストとして登場するのはソプラノのルート・ツィーザク。透明感ある清廉な歌声は、厳かなクリスマスの雰囲気を一層盛り上げます。美しい教会の響きと、ヨーロッパの伝統的な街並みで味わう神聖なひと時は格別です。
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9/19(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
2L
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2L 098SACD
(SACD HYBRID)
\2500
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印象の軌跡
ドビュッシー/ ハイフェッツ編: 美しき夕べ
ラヴェル:
ヴァイオリンソナタ ト長調、
ヴォカリーズ - ハバネラ形式のエチュード、ソナタ(遺作)
ドビュッシー/ アーサー・ハートマン編: 亜麻色の髪の乙女
ドビュッシー: ヴァイオリンソナタ
ラヴェル/ シェルベリ・ニルソン、ビェラン編:
亡き王女のためのパヴァーヌ |
アンデシュ・シェルベリ・ニルソン(Vn)
スヴァイヌング・ビェラン(P) |
19 世紀の空気を鮮やかに描き出す1枚
録音:2011年12 月、2012 年1 月 ソフィエンベルグ教会
(オスロ、ノルウェー)[DXD (24bit/352.8kHz)
録音][5.0 surround/stereo] 56’53
詩人ポール・ブールジェは若き日のドビュッシーがインスピレーションを受けたひとりだと言われます。ドビュッシーがブールジェの『美しき夕べ』をテクストに歌曲を書いたのは1883
年でした。数回の万国博覧会を通じフランスがヨーロッパ文化の中心として栄えようとしていた時代。新しい世紀に向け、音楽の分野では、いわゆる「印象主義」が芽吹こうとしていた時代です。
アルバム『印象の軌跡』は、その時代をリードしたふたり、ドビュッシーとラヴェルの音楽をノルウェーの音楽家が「今」の感覚と思考で見つめたアルバムです。
アンデシュ・シェルベリ・ニルソン (1983-)
はオスロ生まれ。オスロ、ベルリン、ストックホルムで学び、2008
年からハルダンゲル音楽祭の芸術監督に就任。スヴァイヌング・ビェラン
(1970-) はスタヴァンゲル生まれ。ザルツブルクとベルリンでハンス・レイグラーフに学び、1999
年にノルウェー・コンサート協会の最優秀若手ソロ奏者に選ばれた後、ノルウェーの音楽シーンを中心に活動を続けています。
ドビュッシーの《美しき夕べ》はハイフェッツ、同じく《亜麻色の髪の乙女》はドビュッシーの友人アーサー・ハートマンの編曲、ラヴェルの《亡き王女のためのパヴァーヌ》はシェルベリ・ニルソンとビェランの編曲による編曲で演奏されます。印象主義の美しい残像。作曲家のヴォルフガング・プラッゲ
(1960-) が制作を担当し、オスロのソフィエンベルグ教会で録音セッションが行われました。 |
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2L 097SACD
(SACD HYBRID)
\2500
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ファゴットの抒情
サン=サーンス: ファゴットソナタ Op.168
ヒンデミット: ファゴットソナタ
デュティユー: サラバンドとコルテージュ
エルガー: ロマンスOp.62
タンスマン: ソナティナ
ケクラン: ファゴットソナタ Op.71
クヴァンダール: 伝説曲Op.61b |
ペール・ハンニスダール(Fg)
ヴェービョルン・アンヴィーク(P) |
ファゴットの至芸を堪能
録音:2012 年4 月30 日-5 月3 日 ヤール教会
(ベールム、ノルウェー)[DXD (24bit/352.8kHz)
録音][5.0 surround/stereo] 52’45
ファゴットとピアノのための作品を集めたアルバム『ファゴットの抒情』。木管楽器のための室内楽曲に興趣にあふれた作品の多いサン=サーンスのソナタに始まるプログラム。木管楽器のための室内楽作品に実り多かった20
世紀前半の作品が中心です。この時代、試験の課題曲としてパリ音楽院の委嘱により書かれた作品も多数あり、その代表的な作品、デュティユーの《サラバンドとコルテージュ》とタンスマンの《ソナティナ》がこのアルバムでも演奏されています。オスロ・フィルハーモニックの首席ファゴット奏者、ペール・ハンニスダール
(1958-) とグリーグ三重奏団のピアニスト、ヴェービョルン・アンヴィーク
(1962-)。ノルウェーを代表する優れた音楽家ふたりの共演です。ノルウェーのクヴァンダールが作曲した《伝説曲》のノスタルジックなページでプログラムを閉じます。 |
AURORA
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ラーシュ・ペッテル・ハーゲン(1975-):管弦楽作品集
・ノルウェー・アーカイヴ
(室内オーケストラとエレクトロニクスのための)
・古代遺跡の偉容を前にした芸術家の絶望(管弦楽のための)
・トヴェイト断片(弦楽オーケストラのための)
・エドヴァルド・グリーグに基づく葬送行進曲
(室内アンサンブルとステージ外の管弦楽のための)
・ツァイトブロムに(ハリングフェレと管弦楽のための協奏曲)* |
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
ロルフ・グプタ(指揮)
イェルムン・ラーシェン(ハリングフェレ)
ラーシュ・ペッテル・ハーゲン(スピーチ)*
ヴィーラント・ホーバン(スピーチ)* |
実験的作品を意欲的に発信するノルウェーの作曲家ハーゲン
録音:2011年8 月22 日-24 日、2013 年5 月13
日 オスロ・コンサートホール/64’55
ライヴ・エレクトロニクス(ノルウェー・アーカイヴ)/EXPERIMENTALSTUDIO
des SWR(フライブルク、ドイツ)/ライヴ・エレクトロニクス:ラインホルト・ブライク/プログラミング:ミヒャエル・アッカー
南ドイツの町ドナウエッシンゲンで毎年開催される音楽祭は、「同時代の音楽」のもっとも重要な音楽祭のひとつとして国際的に知られています。初めて行われた1921
年にはヒンデミットの弦楽四重奏曲第2 番、1925
年にはストラヴィンスキーのピアノソナタ、1954
年にはブーレーズの《ポリフォニーX》、1960
年にはメシアンの《クロノクロミー》と、「新しい音楽」の作曲家たちの作品が初演されてきました。このフェスティヴァルを主催する南西ドイツ放送
(SWR) がノルウェーのラーシュ・ペッテル・ハーゲンに新作を委嘱したのは、最初が2005
年、2 度目が2011 年です。ノルウェー作曲家協会のレーベル、Aurora
の新しいアルバムには、この2つの委嘱作を含む、ハーゲンの管弦楽のための全作品(2013
年5 月現在)がオスロ・フィルハーモニックによる新録音で収録されました。彼は、ブックレットに掲載された作曲家のアイヴィン・ビューエネとの対話の中でこう語っています。「今のオーケストラはマーラーとシュトラウスのころから変わっておらず、好むと好まざるとにかかわらず、そのこととうまく折り合わねばならない。オーケストラの編成と響きがマーラーの時代と同じなら、マーラーより優れたオーケストラ曲を書くという不可能を受け入れることが、私にとって前提条件となる。マーラーの後、オーケストラの歴史は廃墟となった」。
ドナウエッシンゲンで2005 年に初演された《ノルウェー・アーカイヴ》は、室内オーケストラとエレクトロニクスのための作品です。〈自然として見るノルウェー性〉〈6
つの賛美歌〉〈メランコリーの劇〉〈聖トマス調律〉〈葬送行進曲〉の5
曲が続けて演奏されます。ライヴ・エレクトロニクスは、SWR
のEXPERIMENTALSTUDIO(実験スタジオ)の担当です。つづく3つの作品、《古代遺跡の偉容を前にした芸術家の絶望》《トヴェイト断片》《エドヴァルド・グリーグに基づく葬送行進曲》はそれぞれ、オスロ・フィルハーモニック、ノルウェー室内管弦楽団、ベルゲン・フィルハーモニックがノルウェー文化評議会の支援を得て、ハーゲンに委嘱しました。「聴き手」の受ける印象を第一に考えるからか、ハーゲンは作品について明確に語ることを避けています。《ノルウェー・アーカイヴ》と同様にこの3
作も、《トヴェイト断片》が火災に遭ったトヴェイト農場の焼け跡から見つかった手稿譜の「断片」を素材としたことに触れた以外、作品の「ヒント」は示されません。
2011 年の音楽祭で演奏された《ツァイトブロムに》は、ノルウェーの民俗楽器、ハリングフェレ(ハルダンゲルフィドル)とオーケストラのための協奏曲として作曲されました。この作品は途中にハーゲンの英語のスピーチとヴィーラント・ホーバンによるドイツ語の通訳が挟まれます。その中でハーゲンは、共鳴弦をもち、独特の「音」を響かせるハリングフェレを使ったことに言及しました。「ハリングフェレはノルウェー民俗音楽の中心にあり、グリーグの《抒情小曲集》の出発点となりました。私がハリングフェレの音楽を使うことを私が選んだのは、グリーグと同じ理由です。音楽的な個性と異国趣味の感じを出すためです。前回参加したフェスティヴァルでこの戦略が成功を収めたようなので、ふたたびその成功に預かれればと思いました」と、聴衆の笑いを誘っています。
オスロ・フィルハーモニックを指揮するロルフ・グプタ
(1967-) は、作曲家としても活動しています。ハリングフェレのソロを弾くイェルムン・ラーシェン
(1981-) は、2011 年10 月16 日、フランソワ=クザヴィエ・ロトが指揮した初演のソリストです。オーレ・ブル・アカデミーと国立音楽アカデミーに学び、フィドルアンサンブルのマヨルシュトゥーエン(2L11)のメンバーとして活躍。イェルムン・ラーシェン・トリオとして録音したアルバムや子供のためのアルバムがスペルマン賞(ノルウェー・グラミー賞)にノミネートされ、ジャンルを超えた活動で今日のノルウェーの音楽シーンをリードするひとりとみなされています。 |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
GRAND SLAM
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カラヤンのオープンリール・テープ復刻第2 弾
ホルスト:組曲「惑星」 作品32 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場女声合唱団 |
カラヤンのオープンリール・テープ復刻第2
弾VPOとの歴史的名盤、ホルストの組曲「惑星」
録音:1961 年9 月5-22 日、ウィーン、ゾフィエンザール/使用音源:(U.S.A.)L
80097 (オープンリール・テープ、4トラック、19
センチ)/ステレオ、セッション録音
■制作者より
ホルストの「惑星」はラッパ吹き込みからモノーラル、ステレオ初期時代にかけてホルストの自作自演ほか、コーツ(抜粋)、サージェント、ボールト、ストコフスキー、ウェルドンなどの指揮者によって録音されていましたが、決して人気の高い作品とは言えませんでした。しかし、1961
年、英デッカがカラヤン& VPO を起用してこの「惑星」を録音、これは世界的な指揮者とオーケストラの組み合わせ、そして当時としては破格の高音質ということで話題になり、「惑星」は一躍世界的に有名となりました。この歴史的名演を4
トラック、19 センチのオープンリール・テープより復刻しました。
■解説書の内容
このディスクに収録された「惑星」は1962
年10 月、キングレコードよりSLC-1180 として発売されましたが(海外では1962
年5 月発売)、そのLP ジャケットの解説には当時天文学では第一人者と言われた草下英明氏による「太陽をめぐる惑星」が掲載されていました。この文章は現在の天文学と比較すると内容的、数字的に古い箇所が散見されますが、レコードの解説にこのような権威的な筆者が起用されていたという歴史的事実を記憶にとどめるためにも、あえてその全文を再掲載しました。
(草下英明/くさか・ひであき、1926-1991。東京生まれ。科学関係の出版社や五島プラネタリウムの仕事を経てフリーに。NHK
の科学番組「四つの目」などの解説も務めた。主な著書に「おぼえやすい星座教室」(誠文堂新光社)、「星の楽しみ」(社会思想社)、訳書に「星座をみつけよう」(H・A・レイ著)(福音館書店)がある。(以上、平林 直哉) |
<メジャー・レーベル>
SONY
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8888374521- 2
(3CD)
\3000→\2690 |
ブッフビンダー&ウィーン・フィル来日記念
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
1.ピアノ協奏曲第1番ハ長調作品15
2.ピアノ協奏曲第2番変ロ長調作品19
3.ピアノ協奏曲第3番ハ短調作品37
4.ピアノ協奏曲第4番ト長調作品58
5.ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73「皇帝」 |
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ・指揮) |
ルドルフ・ブッフビンダーは、「ピアニストといえばルディ」と言われるほど、クラシック音楽の本場ウィーンで最も愛されている名ピアニスト。
ハイドンからブラームスにいたるドイツ・オーストリアのピアノ音楽演奏解釈で世界的に高く評価されています。
日本にもたびたび来日を重ね、2012年6月の来日公演では、リサイタルとコンチェルト両面でその円熟のピアニズムを披露し、各紙誌で絶賛を受けたのは記憶に新しいところです。
当アルバムは2011年5月、ウィーン、ムジークフェラインで行われたベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏会でのライヴ・レコーディング。ブッフビンダーがピアニストと指揮を兼ねる「弾き振り」での全曲演奏で、ウィーン・フィルがピアニストの弾き振りでベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を録音するのは今回が史上初となりました。
お互いに作品を知り尽くしたブッフビンダーとウィーン・フィルが奏でるベートーヴェンは、伝統と革新の両方の要素を満たすことのできる類稀な演奏であり、21世紀に聴かれ続けるべき理想のベートーヴェン像を提示しています。
録音]2011年5月5日〜8日、ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング |
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8872545683-2
\2400→\2190 |
ヴィットリオ・グリゴーロ/アヴェ・マリア(limited
deluxeversion)
① カテーナ:『アヴェ・マリア』,
② カテーナ:『Fermarono i cieli』(古いナポリのクリスマス歌曲による),
③ カンペッティ:『Maria, che dolce nome(マリア、その甘い名前)』,
④ フランク:『「3声のミサ曲 イ長調Op.12」より「パニス・アンジェリクス」,
⑤ カポッチ:『Dolce cuor del mio Gesu』,
⑥ バルトルッチ:『アヴェ・マリア』,
⑦ ヴェルディ:『「レクイエム」より「私は嘆く」,
⑧ カッチーニ:『アヴェ・マリア』,
⑨ カテーナ:『O celeste Verginella』,
⑩ モーツァルト:『アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618』,
⑪ ニーダーマイヤー:『Pieta, Signore!』,
⑫ シューベルト:『アヴェ・マリア』,
⑬ 伝承曲:『Voglio ChiamarMaria』,
⑭ ペロージ:『O bella mia speranza』,
⑮ ペロージ:『Exaudi Domine』,
⑯ シューベルト:『セレナーデ』,
⑰ カポッチ:『サルヴェ・レジナ』,
※ボーナス・トラック
⑱ シューベルト:『アヴェ・マリア』(Long
Version) |
ヴィットリオ・グリゴーロ(T),
システィーナ礼拝堂合唱団
ファビオ・チェローニ(指揮)
ローマ・シンフォニエッタ管弦楽団 |
「パヴァロッティの再来」「ヴィラゾンの後継者」などと考えられる限り最大の賛辞を贈られ、その甘いマスクがオペラ・ファンの心をとらえて離さないヴィットリオ・グリゴーロ。ソニー・クラシカルへの3枚目は、ヴァティカンのシスティーナ礼拝堂の合唱団で歌い始めたというグリゴーロの音楽のルーツともいえる美しい宗教曲のアリアを収めた充実のアルバムです。 シューベルト「アヴェ・マリア」、フランク「天使のパン」、モーツァルト「アヴェ・ヴェルム・コルプス」など、グリゴーロがシスティーナ時代に繰り返し歌い、自分の心に最も近いところにある名曲を核に、クリスマスの時期にふさわしい静謐でスピリチュアルな歌を収録。輝かしい美声だけでなく、敬虔な祈りさえ感じられる、さらにヴィットリオの魅力を堪能できるアルバムに仕上がっています。共演は、自らが所属していたシスティーナ礼拝堂合唱団とローマ・シンフォニエッタ管弦楽団。指揮のチェローニは、グリゴーロが合唱団に所属していた時の同僚で、現在はバイエルン国立歌劇場の副指揮者をつとめています。
【録音】2012年5月, ローマ、フォーラム・ミュージック・ヴィレッジ[デジタル:セッション] |
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8888377281-2
\2400→\2190 |
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ)
J.S.バッハ:
1 イギリス組曲第1番
2 イギリス組曲第2番
3 イギリス組曲第3番 |
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ) |
21世紀のバッハ弾きマルティン・シュタットフェルトの最新録音にして久々のソロ登場
マルティン・シュタットフェルト/バッハ:イギリス組曲Vol.1美しいタッチ、みずみずしい感性で演奏されるバッハで「21世紀のグールド」と称されるマルティン・シュタットフェルト。2004年(日本2005年)「ゴールドベルク変奏曲」でデビューして以来、バッハのみならずベートーヴェン、シューマン、シューベルト、ワーグナー作品をリリースしてきたマルティンだが、4年ぶりにファン待望のバッハ・アルバムの登場が決定した。
2013年8月28-31日の最新録音で久々のソロ・レパートリーの発売となる。デビューして約10年。アーティストとしての内面的変化も投影したかのような、21世紀のあらたな定盤の誕生だ。録音:2013年8月28-31日(ドイツ) |
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8872546632-2
\2400→\2190 |
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ)
メンデルスゾーン:
『ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25』
『厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54』
『無言歌集〜
Op.62-6, Op.30-6, Op.85-4, Op.67-1,
Op.38-2,Op.38-6, Op.19-1, Op.67-4,
Op.53-4』
『無言歌 ニ短調 「騎士の歌」』 |
マルティン・シュタットフェルト(P)
ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー室内管弦楽団(協奏曲のみ) |
2005年に「バッハ:ゴールドベルク変奏曲」で華麗にデビューしたドイツのピアニスト、マルティン・シュタットフェルトの新録音はメンデルスゾーンの作品集です。
情熱的なピアノ協奏曲第1番は躍動感にあふれ、ほとばしる情熱とロマンが感じられます。
メンデルスゾーンのピアノ曲の中でも最も高い人気を誇る「厳格な変奏曲」、それから「無言歌」でも、しっとりとした美しく流麗なメロディが、絶品の音楽性で彩られた名演です。【演奏】【録音】2012年7月,
カイザースラウテルン南西ドイツ放送スタジオ[デジタル:セッション] |
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8869757825-2
\2400→\2190 |
カルミナ四重奏団, ロルフ・リスレヴァン/
ボッケリーニ:ギター五重奏,
ハイドン:弦楽四重奏曲集
① ハイドン:弦楽四重奏曲第17番ヘ長調Op.3-5『セレナード』,Hob.III-17
(疑作?R.ホーフシュテッター作?),
② ボッケリーニ:
ギター五重奏曲第4番ニ長調G.448『ファンダンゴ』,
③ ボッケリーニ:
弦楽五重奏曲ハ長調Op.30-6,G.324『マドリードの通りの夜の音楽』
(ギター五重奏オリジナル版),
④ハイドン:弦楽四重奏曲第74番ト短調Op.74-3『騎士』,Hob.III-74 |
カルミナ四重奏団,
ロルフ・リスレヴァン(G:③),
ニーナ・コルティ(カスタネット:③) |
1984年にスイスで結成され、研ぎ澄まされた表現力、驚くべき完成度、そして比類なき音楽性を兼ね備え、世界をリードする「カルミナ四重奏団」。
S.ヴェーグ、アマデウス弦楽四重奏団、ラサール弦楽四重奏団等に師事。アーノンクールとの出会いは彼らにオーセンティックな古楽奏法への強い創造的関心をもたらし、そうした要素を演奏に取り入れてきました。
内田光子、エマニュエル・パユ、トゥルルス・モルク、ザビーネ・マイヤー等と共演するなどでも、その活動の幅を広げています。
またDENONから発売された彼らのシリーズは、英グラモフォン賞、仏ディアパゾン・ドール、仏ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジーク誌で最高評価。ドイツ批評家賞など数々の賞を獲得し、グラミー賞にもノミネートされました。
このアルバムは、彼らのソニークラシカルへの最初の録音となったもので、2009年に発売されたSACD仕様の品番「88697461172
」(生産中止)商品からの、通常CD盤仕様での再発売となります。
DENONで素晴らしい評価を得た「ハイドン:弦楽四重奏集」の続編としてハイドンを2曲。「セレナード」の2つの楽章では、ギターを加えて演奏しています。
ボッケリーニの「ファンダンゴ」は有名な作品ですが、「マドリードの通りの夜の音楽」は通常、弦楽五重奏として知られているものの、ここではオリジナルのギター五重奏版で演奏されます。
ギターには、サヴァールと多くの競演をしているリュート&ギター奏者であるロルフ・リスレヴァンが古典ギターで参加しているのも見逃せません。【演奏】【録音】2009年3月,
イタリア、Castello Di San Polo In Rosso [デジタル:セッション] |
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8888378134-2
\2400→\2190 |
ザビーネ・マイヤー&ヴォルフガング・マイヤー/
モーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲
1.モーツァルト:
クラリネット五重奏曲イ長調K.581
2.モーツァルト:
クラリネットとバセットホルンと
弦楽のための五重奏曲楽章 ヘ長調(断片)K.580b
(Anh.90)
3.ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 作品115 |
ザビーネ・マイヤー(クラリネット/①②)
ヴォルフガング・マイヤー
(バセットホルン/②、クラリネット/③)
カルミナ四重奏団 |
カラヤンを魅了したクラリネット。兄妹でつむぐクラ5の真髄ザビーネ・マイヤー&ヴォルフガング・マイヤー/モーツァルト&ブラームス:クラリネット五重奏曲
あのカラヤンをも魅了した音色でソリストとして活躍するドイツのクラリネット奏者、ザビーネ・マイヤーと、その兄でこちらもソリストとして活躍するヴォルフガング・マイヤーによる豪華なクラリネット(と、その前身でもあるバセットホルン)を含む室内楽の競演。
クラリネット五重奏の名曲として知らぬもののないモーツァルトとブラームスを、それぞれ妹(ザビーネ)と兄(ヴォルフガング)が、日本でも人気のカルテット、カルミナ四重奏団を従えて名演奏を繰り広げます。
ザビーネにとっては、1982年(デンオン)、1986年(フィリップス)、1988年(EMI)に続いてこれが4度目の録音となります。
2曲目にカップリングされた珍しい「クラリネット、バセットホルンと弦楽のための五重奏曲楽章」では、ザビーネのクラリネットと、この楽器の名手でもあるヴォルフガングのバセットホルンが、得もいわれぬ美しい音色で共演しているのも聴きどころといえましょう。
共演するカルミナ・カルテットは日本でもおなじみのベテラン弦楽四重奏団です。
【録音】2010年1月 リューベック、ドイツ |
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8876544987-2
\2400 |
ファビオ・ディ・カソラ/セレナーデ〜ソングズ・フォー・クラリネット
① シューベルト:
『アヴェ・マリア』,
②モーツァルト:『ラウラに寄せる夕べの想い』,
③ シューベルト:『耽溺』,
④ シューマン:『ローレライ』,
⑤ グリーグ:『ソルヴェイグの歌』,
⑥ ブラームス:『ひばりの歌』,
⑦ シューマン:『忍従の花』,
⑧ シューベルト:『アヴェ・マリア』,
⑨ モーツァルト:『魔法使い』,
⑩シューベルト:『夜と夢』,
⑪ ブラームス:『静まった欲望』,
⑫ シューベルト:『菩提樹』,
⑬ グリーグ:『夢』,
⑭ シューマン:『心の哀しみ』,
⑮ モーツァルト:『夢の姿』,
⑯ シューベルト:『君はわが憩い』,
⑰ シューマン:『献呈』,
⑱ ブラームス:『野辺にひとり』,
⑲ シューマン:『月夜』,
⑳ グリーグ:『君を愛す』 |
ファビオ・ディ・カソラ(Cl), |
1990年のジュネーヴ国際音楽コンクール1位のクラリネット奏者、ファビオ・ディ・カソラ。
ソニー・クラシカルからの5枚目となる今回のアルバムでは、『クラリネットで奏でるロマン派歌曲』といった内容のもの。彼の音は、美しいメロディを丁寧にしっとりと歌い上げる完璧なフィンガリングにより、軽快な動きを的確に奏するのはもちろんですが、歌と同じような呼吸法は、味わい深い音楽を表現していきます。
ファビオ・ディ・カソラは、1990年のジュネーヴ国際音楽コンクールで1位を受賞し、翌年ヴィンタートゥール市立管弦楽団の首席に就任。アバド、ロストロポーヴィチ、クレーメル、ホリガー等が主催する音楽祭オーケストラの首席も務めました。また、チューリヒ・トーンハレ管弦楽団、ロシア・ナショナル・フィル、バーゼル交響楽団、ローザンヌ室内管弦楽団と共演し絶賛を浴びました。1998年にスイス最優秀音楽賞を受賞しています。
【録音】2012年9月, チューリヒ、KZO-ハウス・コンツェルト・ザール[デジタル:セッション] |
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8876545504-2
\2400→\2190 |
ジモーネ・ケルメス/ベル・カント〜モンテヴェルディからヴェルディのアリア集
① メルカダンテ:歌劇『ヴァージニア』より「私はあなたを愛す」,
② ロッシーニ:歌劇『マホメット2世』より
「正義の神様,このような危険な場に立たされては」,
③ モーツァルト:歌劇『魔笛』より「おお震えるな、わがいとしい息子よ」,
④ モーツァルト:歌劇『魔笛』より「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」,
⑤ ベッリーニ:歌劇『ノルマ』より「清らかな女神よ」,
⑥ ドニゼッティ:歌劇『ベトリー、またはスイスの山小屋』より
「この飾らず質素な隠れ家で」,
⑦ ドニゼッティ:歌劇『シャモニーのリンダ』より
「ああ、遅すぎたわ〜この心の光」,
⑧ ヴェルディ:歌劇『群盗』より「私のカルロ様の胸に」,
⑨ベッリーニ:歌劇『アデルソンとサルヴィーニ』より「暗雲の後に」,
⑩ ロッシーニ:歌劇『セミラーミデ』より「麗しい光が」,
⑪ ヴェルディ:歌劇『アッティラ』より「聖なる無限の祖国への愛よ」,
⑫ モンテヴェルディ:『音楽の諧謔』より「苦しみは
かくも甘き」 |
ジモーネ・ケルメス(Sp),
クリストフ=マティアス・ミュラー(指揮)
コンチェルト・ケルン[①〜⑪],
ガブリエーレ・ポロムバ(リュート:⑫) |
ジモーネ・ケルメスは、ライプツィヒで学んだ後、様々な国際コンクールで賞を受賞。1996年からドイツの歌劇場を中心に活動を本格的に開始し、やがて古楽から前期ロマン派までのピリオド・アプローチによるレパートリーを中心に活躍、その歌声とドラマティックな表情表現は絶賛をあびています。また様々なレーベルで録音を行い多数の賞を受賞しており、2011年度エコー・クラシック最優秀賞女声歌手部門で受賞しています。
彼女は、特にバロックの歌姫として高く評価されていますが、このアルバムではモーツァルトからロッシーニ、ドニゼッティ、そしてヴェルディらのイタリア・ベルカント・レパートリーを歌っています。もちろん見事なコロラトゥーラの徹底した超絶技巧ぶり、エキサイティングでエネルギーに満ちた歌唱は健在で、勢いの中にロマンティックな解釈を織り込んでいきます。
しかも、バックはピリオド楽器を使用した「コンチェルト・ケルン」が起用されているのも見逃せません。彼らの刺激的な演奏も、ジモーネ・ケルメスとともにドラマティックな表現に寄与しています。【録音】2013年1月,
ケルン、ブラウンスフェルト[デジタル:セッション] |
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8888376836-2
\2400→\2190 |
ラウテン・カンパニー/暁の星のいと美しきかな〜
初期バロック時代のクリスマスの歌
① シャイト:『みどり児ベツレヘムに生まれたまえり』,
② シャイト:『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』,
③ 伝承曲:『冬の歌』,
④ 伝承曲:『マリアはいばらの森を通り』,
⑤ ヴェックマン:『Gegrusset seist du,
Holdselige』,
⑥ プレトリウス:『エサイの根より』,
⑦ プレトリウス:『いざ来ませ、異邦人の救い主よ』,
⑧ シャイン:『高き天よりわれは来れり』,
⑨ プレトリウス:『高き天よりわれは来れり』,
⑩ プレトリウス:『Resonet in laudibus』,
⑪ プレトリウス:『歌え, 汝ら愛しいキリスト教徒よ』,
⑫ シュッツ:『天使は羊飼いたちに言った』,
⑬ 伝承曲:『来たり聞けよ、御告げを』,
⑭トゥーンダー:『マリアはいばらの森を通り』,
⑮ シャイン:『羊飼いたちはみ使いらの歌』,
⑯ プレトリウス:『暁の星のいと美しきかな』,
⑰ シャイン:『暁の星のいと美しきかな』,
⑱クリューガー:『踊れ、わが心』,
⑲ 伝承曲:『高き天よりわれは来れり』,
⑳ ヴァルター:『ヨーゼフ、私のいとしいヨーゼフ』,
21) シェッレ:『ああ、わたしの心の愛するイエスさま』,
22) タイレ:『Nun ich singe, Gott ich
knie』 |
ドロテー・ミールズ(Sp),
ポール・アグニュー(Sp),
ウォルフガング・カチュナー(指揮)
ラウテン・カンパニー・ベルリン |
ウォルフガング・カチュナー&ラウテン・カンパニーがお贈りするクリスマス。初期バロックのクリスマスの歌には静謐で格調高い雰囲気と、荘厳さ、素朴さがあふれ、それら全てが織り込まれた心温まる音楽で満たされています。これらの曲はなかなか日本では聞き慣れない作品ですが、ドイツではごく当たり前にクリスマスの時期になると歌われるものです。
ミールズのピュアで美しい声による祈り。柔らかく温かいアグニューのテノール。神への荘厳的祈りだけでなく庶民の歌的表現を融合した、開放的で生き生きとした鮮度の高いクリスマス音楽を聴くことができます。
【録音】2012年8月, 2013年4月,
ベルリン、イエス=キリスト教会[デジタル:セッション]
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<国内盤>
<映像>
9/18(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
PENTATONE
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PTC 5186 509
(SACD HYBRID)
\2700 →\2390
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“ベルリン”の精鋭メンバーによるアンサンブル ベルリン・ブラス
ガブリエリ:ベルリン大聖堂 〜金管楽器とオルガンのための音楽
ガブリエリ:
10声のカンツォン第15番/7声のカンツォン第6番/
第8旋法による12声のソナタ/8声のカンツォン第9番/
12声のカンツォン第16番/カンツォン
ト短調/
4声のカンツォン第3番/4声のカンツォン第1番/
4声のカンツォン第1番《ラ・スピリータ》/
第1旋法によるリチェルカーレ/
4声のカンツォーネ第4番/4声によるカンツォーナ第2番/
8声のピアノとフォルテのソナタ/カンツォン
イ短調/
5声のカンツォン第1番/15声のソナタ第19番/
12声のカンツォン第17番/14声のソナタ第18番/
22声のソナタ第20番 |
ベルリン・ブラス
ルーカス・ヴィス(指揮)
アンドレアス・ジーリング(オルガン) |
ガブリエリの金管楽器とオルガンのための音楽!“ベルリン”の精鋭の新たな名演が誕生!
金管楽器とは切っても切り離せない、ジョヴァンニ・ガブリエリ(c.1555−1612)の金管楽器とオルガンのための音楽。
ベルリン放送交響楽団、ベルリン・ドイツ・オペラ、ドレスデン・シュターツカペレ、ベルリン国立歌劇場団、ベルリン・コーミッシェ・オーパー、ベルリン軍楽隊、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ハンス・アイスラー音楽学校から集まった“ベルリン”の精鋭メンバーによるアンサンブルが至高のガブリエリを聴かせてくれること間違い無し。
ベルリン大聖堂という最高の舞台、ペンタ・トーン(PentaTone)の優秀録音がガブリエリの音楽に与える効果にも期待大!金管楽器のバイブル、ガブリエリの録音に新たな名演が誕生する!
※録音:2013年2月、ベルリン大聖堂(ドイツ) |
SIGNUM
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SIGCD 360
(5CD/特別価格)
\5400 →\4990
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ロリン・マゼール(指揮)&フィルハーモニア管
マーラー・チクルス開始!
マーラー:
交響曲第1番ニ長調《巨人》
交響曲第2番ハ短調《復活》*
交響曲第3番ニ短調** |
ロリン・マゼール(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
BBC交響合唱団*
サリー・マシューズ(ソプラノ)*
ミシェル・デ・ヤング(メゾ・ソプラノ)*
フィルハーモニア・ヴォイセズ**
ティフィン少年合唱団**
サラ・コノリー(メゾ・ソプラノ)** |
巨匠マゼール&フィルハーモニア管弦楽団!"マーラー・サイクル"がリリース・スタート!
1930年生まれ、現在83歳の巨匠ロリン・マゼールとフィルハーモニア管弦楽団。
当代屈指のマーレリアンと、ロンドンの名門オーケストラの共演による「マーラー・サイクル」がシグナム・クラシックス(Signum
Classics)から、いよいよリリース・スタート!
マゼール&フィルハーモニア管弦楽団の「マーラー・サイクル」第1弾は初期の3作品、「交響曲第1番」、「交響曲第2番」と「交響曲第3番」!
フィルハーモニア管弦楽団の本拠地、ロンドンのサウスバンク・センター、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールを舞台として2011年の4月から12月にかけて繰り広げられたマゼールのマーラー。
クレンペラー、シノーポリ、そしてサロネンとの共演でマーラーの名演を、世に送り出してきたフィルハーモニア管弦楽団。
ロリン・マゼールとフィルハーモニア管弦楽団の真剣勝負であり渾身のライヴ。特大プロジェクト、遂にスタートです!
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戦争と平和 〜 追憶の音楽
パリー:クロッシング・ザ・バー/
ウッド:ヌンク・ディミティス/
ペルト:無上の幸福/マクミラン:子供の祈り/
アイアランド:至上の愛/
パリー:古の信仰に/
ブラッチリー:1914年9月/
ブラームス:宗教的歌曲/
タールベン=ボール:哀歌/
ステツェンコ:Blahoslovy dushe moya hospoda/
マーティン:神に従う人の魂は/
ルイス:主は正しき者を飢えさせず/
ハリス:天は美し/
ゲスト:フォー・ザ・フォールン/
キエフの伝承曲:死者のコンダク/
ヴォ—ン=ウィリアムズ:モテット《主よ、あなたはわれらの隠れ家である》 |
ケンブリッジ・ジーザス・カレッジ合唱団
マーク・ウィリアムズ(指揮) |
15世紀末の1496年に設立され長い歴史を持つ、ケンブリッジ大学ジーザス・カレッジの合唱団。
前作「待降節、クリスマス、公現祭、聖燭祭のための作品集」(SIGCD269)以来となる、音楽監督マーク・ウィリアムズとの共演は「戦争と平和
〜 追憶の音楽」。
第一次世界大戦の教訓と影響。戦没者への祈りが、清らかなハーモニーで歌われる。 |
MODE
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MODE 257
\1600 |
KEERIL MAKAN (1972- ):Afterglow/
Mercury Songbirds? (2008)? 11:59
for alto flute, clarinet, violin, cello,
piano & percussion
International Contemporary Ensemble
(ICE]
Adam Sliwinski, conductor
Husk (2006) 4:31
for flute, oboe & harp
International Contemporary Ensemble
(ICE]
Afterglow? (2007)? 13:43
for piano solo
Cory Smythe, piano
Becoming Unknown? (2010)? 10:36
for flute/bass flute, clarinet/bass clarinet,
trumpet & double bass
International Contemporary Ensemble
(ICE]
Erik Carlson, conductor
Mu (2007) 3:10
for violin solo
Erik Carlson, violin
After Forgetting (2009) 16:26
for clarinet, piano, percussion, violin
& cello
International Contemporary Ensemble
(ICE]
Adam Sliwinski, conductor |
International Contemporary Ensemble
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
9/17(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
SAKURA
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SAKURA 2/3
(2CD)
\3600 →\3290
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宇野功芳企画
〜走り去る生の時〜みどり・オルトナー、シューベルトの世界
CD-1
シューベルト:
(1)さすらい人 作品4-1D.489/(2)郷愁
作品79-1 D. 851/
(3)4つの即興曲 作品90 D.899/(4)4つの即興曲
作品142 D.935
CD-2
(5)楽興の時 作品94 D.780/(6)「白鳥の歌」D.957
より ハイネ歌曲集(全6曲)/
(7)楽に寄す 作品88-4 D.547/(8)夕映えの中に
D.799 |
みどり・オルトナー
(ピアノ;
(1)-(5)ベーゼンドルファー
(92鍵)1975年制作楽器/
(6)-(8)ベーゼンドルファー・インペリアル
(95鍵))
(1)(2)(6)-(8)ロベルト・ホル(バスバリトン) |
宇野功芳企画。「『夕映えの中に』の前奏が始まった時は、ぼくは危うく気を失いそうになった」〜宇野功芳
みどり・オルトナーによる別次元のシューベルト演奏、愛用の名器ベーゼンドルファーが紡ぎだす至高のシューベルト!
録音:(1)(2):2011 年1 月19 日/クレムス、オーストリー、ケッヘル協会でのコンサート(ライヴ録音) (3)(4)(5):2012
年8 月10-15 日/ウィーン郊外プレスバウム、ピアノ芸術協会、コンサートサロン (6)(7)(8):2008
年10 月31 日/川口リリア音楽ホールでのコンサート(ライヴ録音)
DDD,192Khz 24bit 録音
絶賛を浴びている佐藤久成「HISAYA、魔界のヴァイオリン」(SAKURA
1)に続き、宇野功芳氏が見出した最高のシューベルト弾き、みどり・オルトナーの本格的なソロ・アルバム・デビュー盤が遂に発売します。収録曲はシューベルトの至高の名作、4
つの即興曲Op.90 とOp.142 全曲に「楽興の時」全曲を組合せ、さらに巨匠ロベルト・ホルとの未発売ソース10
曲を加えた豪華2 枚組です。さらに宇野功芳氏絶賛の、アーチスト本人書下ろしによるシューベルト論を含む充実のブックレットです。
「本CD を他のピアニストのCD と比べて良い悪いを論じることは無意味となる。これは別次元のシューベルトなのだ。しかもみどり・オルトナーのピアノは決して説明的になっていない。あくまでも美しい音楽として耳に入ってくるのである。ホル/みどりのリリアホールにおける「白鳥の歌」抜粋は本CD
に収録されているが(中略)、みどり・オルトナーはホルの絶唱に献身し、ピアノという楽器の音が消え、ただシューベルトの音楽だけが、シューベルトの心だけが鳴っていた。こんな体験は初めてである。アンコールの「夕映えの中に」の前奏が始まった時は、ぼくは危うく気を失いそうになった。」(宇野功芳 ライナー・ノートより)
みどり・オルトナー(ピアノ)
ウィーン在住の異色ピアニスト。埼玉県出身。東京芸大の声楽科へ進み、戸田敏子の師事のもと大学院修了、読売新人演奏会出演。芸大在学中からドイツ歌曲に魅了され、ウィーンへ渡りウィーン国立音大、市立音楽院にてオペラ、リートを学ぶ。在籍3
年目、後に夫となる故ロマン・オルトナー教授と出会い、ヨーロッパにおける指折りの歌曲伴奏者であった同氏の勧めにより、ウィーン国立音大のピアノ科に入学。1990
年には同音大のソリステン・コンサートに選ばれ、ウィーン楽友協会大ホールでシューマンのピアノ協奏曲を演奏し、ピアニストとしての道を歩み始める。
1997 年同音大のビアノ科修士課程を修了。声楽家としては、ウィーンで更にルイーゼ・シャイト、ワルデマール・クメント、デヴィッド・ルッツらに師事し、オペラやドイツ歌曲を中心にまた現代音楽、20
世紀の作品を得意として活動の軌跡を残している。ピアニストとしての教育は、井上道子、ヤン・ホラークに師事したほか、ウィーン国立音大にてロマン・オルトナー、ミヒャエル・クリスト、オレグ・マイセンベルクに学ぶ。在学中から歌曲伴奏者として注目され、ヴェルナー・ホルヴェク、クルト・エクヴィルツ、ロベルト・ホル、岡村喬生、エレン・ファン・リアー、ヨアンナ・ボロフスカ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー等世界一流の歌手たちのパートナーを務め現在に至っている。1996
年にはウィーン郊外の街プレスバウムに「ピアノ芸術協会」を設立し、「よりよき音楽を、より高き調和を」をモットーとして、ウィーンの若い才能を集めて独特なコンサートシリーズを開催している。2000
年に「東京の夏」音楽祭の招聘で日本デビュー以後、定期的に来日。ヨーロッパ各地の音楽祭、コンサートホールでの出演を重ね、歌曲伴奏者として高く評価される一方、個性的なプログラム構成のソリスト、室内楽奏者として、徐々に聴衆の人気を集めている。
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WERGO
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WER 6755
(SACD HYBRID)
\2400
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ロルフ・リーム:作品集
(1)Hamamuth-天使の街
(2)この子供たちは誰だ? |
ニコラス・ホッジ(ピアノ)
バーデンバーデン&フライブルクSWR 交響楽団
ビート・フラー(指揮) |
1937 年ドイツ生まれの作曲家ロルフ・リーム作品集
録音:2012(1)、2009(2)※2作品とも世界初録音
ロルフ・リームは、1937 年ドイツ生まれの作曲家。作曲家のツィンマーマンに認められ、ツェンダーと共にフランクフルト音楽大学の作曲家の教授を務めました。天使の街は、TV
などで放送されていたイラク戦争で破壊された街のこと。鋭いアクセントや、軍隊を思わせるような機械的なリズムなど、暴力的ともいえるエネルギーに満ちた作品です。戦争に対してのアーティストとしての反対表明ともいえる作品です。「この子供たちは誰だ?」も政治的色合いのある作品。2
作品ともドナウエッシンゲン音楽祭で初演されています。 |
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セルゲイ・ネフスキ(b.1972):作品集
(1)Alles (2)目に見えないアルファベット
(3)わかりました (4)労働の平地 (5)アウトランド |
アンサンブル・ムジーク・ファブリーク
他多数の演奏家 |
1972 年モスクワ生まれの俊英ネフスキ作品集
録音:2011、2012 年
ネフスキは1972 年10 月モスクワ生まれの作曲家。ドレスデンなどで作曲を学びました。2006
年、シュトゥトガルトの町から作曲賞を受賞し、2012年にはボリショイ劇場で室内オペラ「Franziskus」が初演されるなど、若くして活躍しています。室内楽や、声を用いた作品を多く書いており、このディスクでも、声と電子音などの巧みな組み合わせが印象的な作品が並びます。
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CENTAUR
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ホグウッドも参加!19世紀の銘器が奏でるウェーバー!
ウェーバー:
自作の主題による6つの変奏曲ハ長調 Op.2
4手のための6つの小品 Op.10*
ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.24 |
ダンカン・J.カミング(フォルテピアノ)
クリストファー・ホグウッド(フォルテピアノ)* |
英国古楽界の名匠クリストファー・ホグウッドが参加する、ドイツ・ロマン派のオペラの大家、カール・マリア・フォン・ウェーバーの「独奏&4手連弾のためのピアノ作品集」!
使用楽器は、クリストファー・ホグウッドのコレクションで、19世紀の名工ヨーゼフ・ブロードマンが1815年頃にウィーンで製作した歴史的銘器。
フランク・グレイザーの愛弟子ダンカン・J.カミングとホグウッドのデュオが奏でる「6つの小品」では、ブロードマンのフォルテピアノから、19世紀、ウェーバーの時代の音色が生命力豊かに湧き上がる。
カミングのソロによる「変奏曲」、「ピアノ・ソナタ第1番」でも、1台の楽器から生まれる様々なカラーの音色が興味深く、美しい。
※録音:2010年10月31日−11月2日、フィッツウィリアム・カレッジ(ケンブリッジ、イギリス)
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マギーガン(指揮)&カペラ・サヴァリア
メンデルスゾーン:
ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64(1844年、第1稿)
交響曲第4番イ長調 Op.90《イタリア》 (1834年、第2稿) |
ツォルト・カロ(ヴァイオリン)
ニコラス・マギーガン(指揮)
カペラ・サヴァリア |
ハンガリーのピリオド・オケとメンデルスゾーンの第1稿!
メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」の1844年版、第1稿を弾くツォルト・カロは、シャンドール・ヴェーグ、エステル・ペレーニに師事し、薫陶を受けたハンガリーのヴァイオリニスト。
自身がコンサートマスター、音楽監督を務めるハンガリーのピリオド・オーケストラ、カペラ・サヴァリアには、フィルハーモニア・バロック管弦楽団の音楽監督ニコラス・マギーガンを指揮者に迎えるなど気合も十分!
東欧ハンガリーのピリオド・オーケストラとメンデルスゾーン。ヨーロッパ古楽界の台風の目となるか!?
※録音:2012年8月30日−31日&9月1日、バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー) |
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ファランク:室内楽作品集
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第2番
Op.39
ピアノとチェロのためのソナタ Op.46 |
メアリー・エレン・ホーパート(ピアノ)
ナンシー・オリヴェロス(ヴァイオリン)
カーステン・ウィトソン(チェロ) |
ライヒャ(レイハ)に作曲を学び、作曲家、ピアニストとしてキャリアを重ね、1842年には女性として初となるパリ音楽院教授に就任したルイーズ・ファランク(1804−1875)。
フランスの音楽界における女性教育者の先駆者的存在でもあるファランクの室内楽作品は、古典派とロマン派の特色を組み合わせた優雅な流れが特徴的。
2012年5月14日&7月14日の録音。 |
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ベートーヴェン:後期ピアノ作品集
6つのバガテル Op.126
ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111 |
リチャード・シオンコ(ピアノ) |
アメリカのピアニストでスタインウェイ・アーティストのリチャード・シオンコは、ジュリアード音楽院とメリーランド大学でピアノを学び、現在はカリフォルニア州立大学サクラメント校でピアノ科教授として活躍中。
持ち味である繊細なピアニズムによる緩徐楽章の美しさが際立つベートーヴェンの後期作品集である。 |
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ウィリアム・シュミットの音楽
サクソフォン四重奏曲第1番/プレリュードとロンド/
サクソフォン四重奏曲第2番/サクソフォン四重奏曲第3番/
ピアノとサクソフォン四重奏のためのコンチェルティーノ/
複数のサクソフォンのための組曲/
サクソフォン四重奏曲第4番/サクソフォン四重奏曲第5番 |
センプレ・サクソフォン四重奏団 |
数多くの管楽器作品で知られるアメリカの作曲家ウィリアム・シュミット(1926−2009)のサクソフォン・アンサンブルのための作品集。
ジャズやフォークからの影響とアメリカの作曲技法を組み合わせた作風を持ち、約160曲のオリジナル、約470曲のアレンジを遺している。アルトのファレル・ヴァーノンとテナーのデブラ・マッキム=ローズは、フランスのポール・モーリアのサクソフォンを使用。
2011年7月25日−29日の録音。 |
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韓国の歌曲集
新しいアリラン/アゼレア/キズイセン/
愛/タリョンの鳥/故郷の歌/あこがれ/
麦畑/金剛山へのあこがれ/他 |
キョン・チョ(ソプラノ)
カレン・キュン=ウン・ナ(ピアノ) |
アメリカを拠点に活躍する韓国のリリック・ソプラノ、キョン・チョが歌う韓国の旋律。 |
CHRISTOPHORUS
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ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:
平和のキス 〜 デンデルモンド写本からの歌曲集 |
PER-SONAT
〔ザビーネ・ルッツェンベルガー
(ソプラノ、ベル)、
バプティスト・ロメイン
(中世フィドル、ボウド・リラ)〕 |
中世ドイツの神秘家、作曲家、そして世界最古の女性作曲家とも言われるヒルデガルト・フォン・ビンゲン。中A世アンサンブル
"ペル=ソナット(PER-SONAT)"のメンバー、ドイツの古楽ソプラノ、ザビーネ・ルッツェンベルガーの神秘的な歌唱で、ビンゲンが直接関わったとされる宗教歌曲集の写本を聴く。ドイツのレーベルChristophorus(クリストフォルス)は、ビンゲンの作品や中世の音楽のリリースにも積極的で、演奏もパッケージもクオリティが高い。
録音:2012年11月23日−26日、アウグスブルク(ドイツ) |
MUSICA FICTA
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ド・マシ:ヴィオール曲集
組曲ニ短調、組曲ト長調、
組曲ニ長調、組曲ト短調 |
ロミーナ・リシュカ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) |
生没年や経歴など謎に包まれながら、太陽王ルイ14世の宮廷に仕え、マレやフォルクレに大きな影響を与えたと伝わるヴィオール奏者、ド・マシ。「ヴィオール概論」の著者ジャン・ルソーと、"ヴィオールを演奏する真の方法"をめぐって、熱い論争を交わした人物として知られている。
1685年パリで出版され、ド・マシの評価を決定づけた重要作「ヴィオール曲集」を弾くのは、オーストリア生まれの若きガンビスト、ロミーナ・リシュカ。古楽大学の総本山、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムではパオロ・パンドルフォにガンバを学び、若手古楽アンサンブル「ル・ジャルダン・セクレ」や、2012年のラ・フォル・ジュルネに来日した「リチェルカーレ・コンソート」などのメンバーとして活躍するロミーナ。師のパンドルフォもCDとして残した謎多き作曲家、ド・マシの組曲集に挑む。
録音:2012年5月27日、29日、ベルギー
※使用楽器:Basse de viole 7 cordes modele
francais, Walter Schmidt, Vienne, 2002.
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PAVANE
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モルテルマンス:ピアノ&声楽作品集
秋のムード/メモリーズ/ユーモレスク/夜曲/
即興曲ロ短調/ノスタルジア/ムード・ピクチャー/
メランコリア/セシリア/間奏曲イ長調/
ヘゼレの詩による3つの歌*/他 |
ピーテル・ファンホーフ(ピアノ)
ユーリ・ミネンコ(カウンターテナー)* |
ベルギーの作曲家ロードヴェイク・モルテルマンス(1868−1952)のピアノ作品集に、3曲の歌曲をカップリング。ロマン派から初期印象派への橋渡しを担ったモルテルマンスの作品は、旋律と和声がなんとも美しい。19世紀フランドルの偉大な詩人ヒド・ヘゼレの詩による数々の歌曲は彼の最高傑作とも言われている。ビゼーのピアノ作品集(ADW
7515)で名を響かせたベルギーの俊英ピアニスト、ピーテル・ファンホーフが、きらびやかなモルテルマンスの世界を描く。逸材ユーリ・ミネンコの歌声にも注目。
録音:2012年4月28日−30日、ブリュッセル王立音楽院ホール |
<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
キング・インターナショナル
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すべて初出! NHK名演奏家幻のライヴ・シリーズ第2弾
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大好評で迎えられたウィルヘルム・ケンプ1961
年ベートーヴェン、ピアノ・ソナタ全曲ライヴに続く「NHK名演奏家幻のライヴ・シリーズ」、第2
弾はリリー・クラウスとフリードリヒ・グルダ。
クラウスは戦後初来日時と1967 年の演奏。グルダも貴重な初来日時のコンサート・ライヴ。ジャズもこなす奇才として非常な話題となりました。どちらも当時、日本の音楽界を騒がした大イベントとして伝説化していました。NHK
に奇跡的に残されていた音源が初めて日の目を見ます。 |
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リリー・クラウス/1963年1月27日
(1)ハイドン:ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調
Hob.X VI.52
(2)モーツァルト:幻想曲ハ短調K.475
(3)同:ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457
(4)同:グルックの主題による10 の変奏曲K.455 |
リリー・クラウス(ピアノ) |
こんなものが残っていた! リリー・クラウス、戦後初来日時のNHKセッション録音!
1963 年1 月27 日、NHK によるスタジオ録音/ADD、MONO
リリー・クラウス2度目(戦後初)の来日時の演奏が残されていました。クラウス一家は第2次世界大戦中、ジャワで日本軍に抑留された経験を持つだけに、デリケートな事情の絡む来日として話題になりました。意外にもコンサートのライヴでなく、スケジュールの合間にNHK
のスタジオで録音された放送用セッション。そのため拍手などの会場ノイズはありません。モノラルではありますが、鮮明なピアノの音に当時のNHK
の録音技術の高さが伺えます。
いずれもクラウスが絶対の自信をもつ逸品。モーツァルトでもハイドンでも、クラウスの演奏は優雅で繊細というより、おきゃんで生命力満点。非常な魅力に満ちています。クラウスならではの、クリスタルのように結晶化したピアノの音色を存分に味わえます。
今回も来日時のインタビュー、批評など興味深く貴重な資料を満載しています。 |
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KKC 2074/75
(2CD)
\3000 →\2790
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リリー・クラウス/1967年6月14日東京文化会館ライヴ
CD1
シューベルト:
(1)4つの即興曲Op.90
(2)3つの楽興の時Op.94 の1-3
(3)優雅なワルツOp.77(全12曲)
CD2
(1)シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番イ長調D.959
(2)モーツァルト:トルコ行進曲
(3)バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
(4)シューベルト:グラーツのギャロップ
D.925 |
リリー・クラウス(ピアノ) |
絶品! あのヴァンガード盤を超える感動。世にも貴重なリリー・クラウスのシューベルト東京ライヴ
録音:1967 年6 月14 日/東京文化会館(ライヴ)/ADD、MONO
シューベルトの「即興曲」といえば、数ある名盤のなかでも、リリー・クラウスの1967
年録音ヴァンガード盤が屈指の名演とされています。同じ年に東京でそれを実演、NHK
が収録した世にも貴重なライヴ音源が残っていました。天下の名盤と同時期の日本公演が残っていたのはまさに奇跡、日本ピアノ音楽演奏史上の宝の発見と申せましょう。さらにこれが、かの名盤に優るとも劣らぬ名演。研ぎ澄まされた音色と端正な演奏はクラウスならでは。さらに日本の聴衆を前に興が乗り、セッション録音以上の渾身の魔術を聴かせてくれます。
さらに大作「ピアノ・ソナタ第20 番イ長調D.959」も披露。これも硬質な音色と引き締まった解釈で長さを感じさせない名演。非常に感動的。さらにアンコールで弾かれたバルトークの独特の節回しはハンガリーの血を感じさせます。
当時のプログラム、批評も収録。史料としても価値があります。 |
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フリードリヒ・グルダ/1967年2月東京文化会館ライヴ
(1)J.S.バッハ:イタリア協奏曲BWV971
(2)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331
(3ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27の2「月光」
(4)同:エコセーズWoO.83
(5)同:ピアノ・ソナタ第20番ト長調Op.49の2〜メヌエット |
フリードリヒ・グルダ(ピアノ) |
新鮮なピアニズムが聴衆を虜にした、グルダ幻の初来日ライヴ
録音:1967 年2 月16 日(1)(2)、2 月25 日(3)-(5)/東京文化会館(ライヴ)/ADD、MONO
グルダは1930 年生まれながら初来日は1967
年2 月で、すでに欧米で高い評価を受けている大物だったため、非常な話題となりました。東京で2回リサイタルを行ないましたが、そのなかから選りすぐりの3
曲とアンコール2 篇をNHK が収録、放送しました。その音源がNHK
に残されていて、今回初めて日の目を見ました。気品あふれる大人の音楽はグルダならではで、明晰で清澄な音色が魅力。
モーツァルトの「ピアノ・ソナタ第11 番」第1
楽章では、各変奏の繰り返しで楽譜にない装飾音の多用が日本の聴衆を驚かせました。
ベートーヴェンの「月光」も1964 年ザルツブルク音楽祭のライヴ録音を彷彿させる名演。くぐもった音色で淡々と進めながらも滋味あふれる音楽性が独特で新鮮。語り草になっていた演奏、グルダの魅力を満喫できます。 |
PAVANE
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ADW 7550-54
(5CD/特別価格)
\6400 →\5990
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オマージュ・トゥ・カルロ・ヴァン・ネスト
〜
ベルギーのヴァイオリン・スクール
ド・ベリオ:
ヴァイオリン協奏曲第7番ト長調Op.76、
ヴァイオリン協奏曲第2番ロ短調Op.32
ブルギニョン:ヴァイオリン協奏曲Op.86(世界初録音)
デヴリーゼ:ヴァイオリン協奏曲(世界初録音)
ド・クロス:協奏曲第7番ハ短調
フェルブッシュ:ヴァイオリン協奏曲Op.37(世界初録音)
ユイブレシュト:ヴァイオリン・ソナタ
ブラームス:ワルツ変イ長調Op.39-15
フランツ・アントン・シューベルト:ミツバチOp.13-9
クライスラー:コレッリの主題による変奏曲
ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第2番嬰ヘ短調Op.19
イザイ:ヴァイオリンと管弦楽のための《悲劇的な詩》
Op.12
シュヴルイユ:ヴァイオリン協奏曲第2番Op.56
ブラームス:
ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8、
ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87、
ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101、
ピアノ三重奏曲第4番イ長調Op.posth. |
カルロ・ヴァン・ネスト(ヴァイオリン)
エドガール・ドヌー(指揮)
RTB室内管弦楽団
フランツ・アンドレ(指揮)
INR交響楽団
ダニエル・スターンフェルド(指揮)
INR大交響楽団
ルネ・ドフォッセ(指揮)
ナウム・スルスニー(ピアノ)
エリック・フェルブッシュ(チェロ) |
ベルギーの伝説的ヴァイオリニスト、カルロ・ヴァン・ネスト録音集!
ベルギーを代表する世界的ヴァイオリニスト、そして教育者としても活躍したカルロ・ヴァン・ネスト(ネステ/1914−1992)の歴史的録音集が、ベルギーのレーベルPavane(パヴァーヌ)から豪華5枚組セットで登場!
神童としてキャリアを開始したヴァン・ネストが14歳でColumbiaに残したデビュー録音と、ベルギーの放送局RTBFに残したライヴ音源、そしてEMI音源からは、ベルギーのエリザベート王妃の名を冠されたTrio
Reine Elisabeth de Belgique(ベルギー・エリザベート王妃トリオ)によるブラームスのピアノ三重奏曲集全曲(作品番号なしの遺作「第4番イ長調」含む)を収録。
RTBF音源の協奏曲集では、アンリ・ヴュータン(1820−1881)やウジェーヌ・イザイ(1858−1931)を始め、シャルル=オーギュスト・ド・ベリオ(1802−1870)、フランシス・ド・ブルギニョン(1890−1961)、フレデリック・デヴリーゼ(1929−)、アンリ=ジャック・ド・クロス(1705−1786)、そしてトリオのメンバーでもあるエリック・フェルブッシュ(1922−2007)と、世界初録音を含む知られざる作品まで、ベルギーのヴァイオリン協奏曲を一望できる。かのイザイにもその実力を認められたという天才、カルロ・ヴァン・ネストの勇姿をご覧あれ。
録音:1928年−1977年 |
<国内盤>
<映像>
ACCENTUS MUSIC(映像)
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ACC 10298BD
(Blu-ray)
\5000 →\4590
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プラシド・ドミンゴ
ヴェルディ:「ナブッコ」 |
プラシド・ドミンゴ(Br ナブッコ)
孫秀葦 スン・シュウウェイ(S アビガイッレ)
李暁良 リー・シャオリャン[リャン・リ](Bs
ザッカリア)
金鄭建 ジン・チェンジエン(T イズマエーレ)
楊光 ヤン・グァン(S フェネーナ)
関致京 カン・ジジン(T ベルの祭司長)
劉乃奇 リュー・ナイキ(T アブダッロ)
張? ジャン・ジン(Ms アンナ)
ユージン・コーン(指)
中国国家大劇院管弦楽団、合唱団 |
ACC 20298DVD
(2DVD)
\3400 →\3090
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日本語字幕付。
ドミンゴのナブッコ!!!中国国家大劇院を興奮の坩堝にした「ナブッコ」
ジルベール・デフロ(演出)、エツィオ・フリジェリオ(舞台)、フランカ・スクワルチャピーノ(衣装)
収録:2013 年5 月
(Blu-ray)リージョン・コード:フリー、HD 16:9、123
分59 秒、DTS HD Master / PCM Stereo、字幕:英独仏西中韓日
(DVD) リージョン・コード:フリー、NTSC 16:9、123
分59 秒、PCM Stereo / Dolby Digital 5.1 /
DTS 5.1、字幕:英独仏西中韓日
ヴェルディ生誕200 年を記念して2013 年5
月に北京の中国国家大劇院管弦楽団で「ナブッコ」が上演されました。タイトルロールはなんとプラシド・ドミンゴ。ここ数年、ヴェルディ・バリトンとして新たな境地を広げているドミンゴですが、ナブッコはこの直前の2013
年4 月に英国ロイヤル・オペラでロールデビューをして好評を博したばかり。ドミンゴならではのさすがの上手さです。共演者は中国人。アビガイッレの孫秀葦
スン・シュウウェイは、遼寧省の生まれ。1995
年にトリエステでのベッリーニ「ノルマ」のタイトルロールでデビュー。以来欧米で幅広く活躍しています。1997
年、東京で行われたドミンゴ主催のオペラ歌手コンクール、オペラリアで第3
位を獲得、ドミンゴとは度々共演しています。ヴェルディの初期オペラのヒロインを得意とする貴重な逸材。ザッカリアの李暁良
リー・シャオリャンは、山西省の生まれ。欧米ではリャン・リの名前で活動しており、2013
年9 月、新日本フィルでのワーグナー「ワルキューレ」第1
幕でフンディングを歌っていたのが記憶に新しいところ。現在はドイツを拠点としています。
ベテランのオペラ指揮者、ユージン・コーンの手堅い指揮、ジルベール・デフロの歴史絵巻的な豪華な舞台もあって、大いに盛り上がる上演になっています。 |
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ACC 10268BD
(Blu-ray)
\4700 →\4290
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シャイー&ゲヴァントハウス管
マーラー:交響曲第6番イ短調「悲劇的」
=ボーナス=
「ぼくの第6番は、謎を突き付けるだろう」
〜リッカルド・シャイーとラインホルト・クービクによる
パネル・ディスカッション |
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
リッカルド・シャイー(指揮) |
ACC 20268DVD
(DVD)
\2900 →\2590
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シャイー&ゲヴァントハウス管のマーラー・シリーズ、ハンマー打撃にカウベル、ヘルデングロッケン、みどころ&聴きどころ満載の「悲劇的」
収録:2012 年9 月6、7&9 日ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(ライヴ)
(Blu-ray) コンサート86’ 25 +ボーナス18’
26、 NTSC 16 : 9 / Full HD、 Region All、
音声:DTS HD Master Audio / PCM ステレオ、
字幕(※ ボーナス):独・英・仏
(DVD) コンサート86’ 25 +ボーナス18’
26、 カラーNTSC 16 : 9、 Region All、 音声:ドルビー・デジタル5.1
/ DTS サラウンド5.1 / PCM ステレオ、 字幕(※
ボーナス):独・英・仏
ライプツィヒ出身で現代アートの第一人者ネオ・ラウフ[1960-]
による絵画をあしらったジャケット・デザインもおなじみとなりつつある、リッカルド・シャイー指揮ゲヴァントハウス管弦楽団によるマーラーの交響曲シリーズの最新映像。第6
交響曲は2012 年9 月にゲヴァントハウスでおこなわれたコンサートの模様をライヴ収録したもので、シャイーが首席指揮者時代にコンセルトヘボウ管弦楽団とともに完成させた交響曲全集録音では、第6
番はシリーズ初期にあたる1989 年10 月のセッション録音でしたので、このたびのライヴ映像作品はおよそ23
年ぶりの再録ということになります。
ゲヴァントハウス管弦楽団初のマーラー全集完成にも期待をつなぐ当シリーズですが、ここでシャイー指揮の第6
交響曲新旧比較における明確な相違として、中間2
楽章の配置の問題があります。ゲヴァントハウス管との2012
年ライヴでは、第2 楽章アンダンテ、第3 楽章スケルツォの配置を採用しているのに対して、1989
年のコンセルトヘボウ管とのセッション録音では、これとは逆に第2
楽章がスケルツォ、第3 楽章がアンダンテとなっていました。
このあたり、いずれ劣らず特色ある名門オーケストラのサウンドカラーの違いも聴きどころですが、ここに至るシャイーの心境の変化はたいへん興味深いところといえそうです。
シャイーといえば今年2013 年に、2015 年の契約満了を待たずしてゲヴァントハウス管との契約を2020
年まで延長されることが発表されました。
2005 年の第19 代カペルマイスター就任以来15
年に及ぶ長期のポストをシャイーが約束され、楽団から絶大な支持を集める背景には、なによりこの間の実演、レコーディングの充実の成果がありますが、その一端をここでの演奏内容からもうかがい知ることが出来そうです。
なお、マーラーが作曲当時にリヒャルト・シュぺヒトに宛てた手紙のフレーズをタイトルに冠したボーナス映像には、国際マーラー協会による第6
交響曲1998 年改訂版の校訂に携わったクービクを迎えてシャイーがおこなったパネル・ディスカッションの模様を収録しています。
=シャイー指揮マーラー第6 交響曲トラック・タイム比較=
[ゲヴァントハウス管/ 2012年9月] I.22’35
+II.14’46 +III.11’56 +IV.34’20 = TT.
83’37(実測値)
[コンセルトヘボウ管/ 1989年10月] I.25’35
+II.13’17 +III.14’40 +IV.30’59 = TT.
84’31 |
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