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≪第72号アリアCD新譜紹介コーナー≫


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像



10/11(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


NAIVE



V5352
\2500→\2290
コパチンスカヤ新録音!
 指揮はユロフスキー!!

  ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
  プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63
パトリシア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
ロンドン・フィル
ヴラディーミル・ユロフスキー(指揮)
録音:2012年

 爆弾娘コパチンスカヤ、久々の新録音。今回はロシア系のコンチェルト。ちょっと不遇な感じのストラヴィンスキーのヴァイオリン協奏曲を選ぶところが彼女らしい。
 そして指揮がユロフスキ!ヤンセンといい、グリモーといい、イブラギモヴァといい・・・、才能ある美人女性演奏家のサポートが好きなのか?それとも彼女たちが彼を選ぶのか。

 プロモーション映像!

http://www.youtube.com/watch?v=1jmWQ_bBltQ&feature=player_embedded

 コパチンスカヤ、前よりきれいになってる。



旧譜
コパチンスカヤのすごさと異常性をどうぞ
コパチンスカヤ/ベートーヴェン
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン協奏曲ニ長調
   (カデンツァ:ベートーヴェンによるピアノ協奏曲版をコパチンスカヤが編曲)
  ロマンス第2番、ロマンス第1番、
  ヴァイオリンと管弦楽のための断章WoO 5
パトリシア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮、
シャンゼリゼ管弦楽団(ピリオド楽器)
NAIVE
V5174
\2500→\2290
録音:2008年10月 メッス、アースナル(ライヴ&セッション収録) 

 無頼爽快コパチンスカヤ。
 もうその1行だけで終わってもいい。

 こんな面白いベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は初めて聴いた。立派な演奏はいくらでもある。技巧抜群の演奏もたくさんある。深い演奏もまたいくつかある。
 しかしこんなに自由奔放で切れるような感性を味わわせてくれる演奏には出会ったことがない。すさまじい才能が弾丸のように降り注いでくるのだ。
 たった一音、どこか切り取って聴いてもらってもいい。
 そこに聴けるのはベートーヴェンの弾き古された古典の名曲ではない。今ここに生まれ落ちた、キラキラとした新たな音楽。しかも飛びっきり生きのいい。つまりそれはベートーヴェンの音楽ではなく、コパチンスカヤの音楽。
 彼女、カデンツァは言うまでもなく、いたるところでコパチンスカヤ節で歌いまくる。普通の人なら普通に弾いてまったく顧みないようなところを、まるで民族舞曲のようにノリノリで弾き始めたり、ギザギザに鋭角的にエッジを立ててつんざくように弾いたりする。これはダンス・ミュージックかあるいはハード・ロックか?ベートーヴェンではなかったのか?
 今まで、クーゼヴィツキーと共演したハイフェッツの演奏だけが作曲家のレベルを超えたと思っていた。しかしこんなあっけらかんとした少女が軽々とベートーヴェンの頭を飛び越えた。ここには作曲家への畏怖はない。彼女はベートーヴェンを愛してはいるだろうが恐れてはいない。なんだかコパチンスカヤ、「この曲作った人、結構好きなのよね」とか、軽く言いそうな感じ。そしてギュルリ〜ンガリガリガリとまた奔放且つ刺激的にヴァイオリンを弾き放つのである。
 新たなベートーヴェン録音で異彩を放っているヘレヴェッヘのサポートのおかげで、この演奏史上に残る怪作ができあがったのは言うまでもない。・・・しかしそのヘレヴェッヘまでもが、フランケンシュタイン博士よろしく、自らが生み出してしまった怪物に怖れをなしているような気さえする(実は今回の共演を望んだのはコパチンスカヤのほうだった・・・こわ!)。
 まさにおそるべき子供の誕生である。
 無頼爽快コパチンスカヤ。聴いておいたほうがいい。

 なお、ここでちょっぴり両者の共演風景が見られる。http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=VKOUIEpa6cA

V 5146
\2500→\2290
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 作品47『クロイツェル』
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
ファジル・サイ:ヴァイオリン・ソナタ
パトリシア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
ファジル・サイ(ピアノ)
録音:2007年10月、ケルン、ドイツ放送局室内楽ホール(デジタル)

 ベートーヴェンはコンチェルトももちろんすごかったが、このクロイツェル、異常。
 ロープで縛り上げられて喉元にカミソリを当てられたかのよう。
 サファリパークに行って、気づいたら柵を踏み越えていたかのよう。
 風邪薬と間違えてバイアグラを飲んでしまったかのよう。
 コパチンスカヤは、「まさかこんなことはしないだろう」というあなたの希望を木っ端微塵に打ち砕き、あなたの胸倉を掴んで引きずり倒す。傍若無人なカオスに放り込まれたあなたは、地獄の底も奈落の底にも突き破り、気づいたら天国のお花畑で「ヘラヘラ」笑いながらへたりこんでいる。
 コパチンスカヤ、舞台に裸足で登場してくるらしいが、聴いている者の心臓の中にも裸足でズカズカドカドカ入り込んでくる。
 コパチンスカヤを見つけたのは異才ファジル・サイなのか?当然、サイの演奏もいつも以上に異常。同じ世界の人間を見つけてもう嬉しくてたまらない、といった感じ。いっしょになって狂気の世界を蹂躙している。


 ここでその片鱗をどうぞ・・・
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=0xNAU7VTWL0







CALA



CACD 77016
\2400→\2190
エルガーが所有していたトロンボーンを復元!
 エルガーのトロンボーン

 エルガー:愛の挨拶、ニムロッド
 ブリッジ:子守歌、ロシアのワルツ
 エルガー:朝の歌、月光の下で、夜の歌
 ヴォ—ン・ウィリアムズ:イギリス民謡による習作
 ブリテン:鋤で耕す少年
 サリヴァン:私は女王陛下の艦隊の統治者
 グリーンウッド:アクロバット
 サリヴァン:哀れなさすらい人
 エルガー:
  トロンボーンとダブル・ベースのための二重奏曲、即興曲第4番
 クィルター:美しい島
 ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴス
 ガーニー:グリーンスリーヴス
 エルガー:希望と栄光の国
スー・アディソン(トロンボーン)
サリー・グッドワース(ピアノ)
フランシス・ケリー(ハープ)
チ=チ・ンヴァノクー(ダブル・ベース)
クリスピアン・スティール=パーキンス(トランペット)
ジュディス・トレゴール(ピッコロ)
エミリー・ホワイト(トロンボーン)
 21世紀に蘇る"エルガーのトロンボーン"の響き。

 近代イギリスを代表する大作曲家、エドワード・エルガー(1857−1934)が所有していたトロンボーンを復元し、演奏、録音を行うというビッグ・プロジェクトが実現!
 長きに渡り、イギリスの王立音楽大学の博物館に所蔵されていた「エルガーのトロンボーン(1875年頃、Boosey & Co.社製)」を、イギリスのトップ・クラフトマン、マイケル・ラスが演奏可能な状態に復元。
 エルガー、ヴォーン・ウィリアムズやブリテン、ブリッジなど、エルガーとその同世代の作曲家たちの旋律が、「エルガーのトロンボーン」による当時の響きで21世紀に蘇る。
 「エルガーのトロンボーン」を奏でるスー・アディソンは、エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団、ヒズ・マジェスティーズ・サクバッツ&コルネッツの創設メンバーであり、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、オルケストル・レヴォリュショネール・エ・ロマンティークのメンバーとしても活躍した、イギリスのピリオド・トロンボーンのスペシャリスト。
 19世紀の楽器である「エルガーのトロンボーン」が持つ本来の響きを引き出すことのできる貴重なトロンボニストである。

 ※録音:2010年3月31日−4月5日、シェルボーン・マナー(イギリス)







BR KLASSIK


900505
\2300
アルフレード・シュニトケ:合唱のための協奏曲 他
 1.アルフレード・シュニトケ(1934-1998):合唱のための協奏曲/
 2.シュニトケ:3つの聖なる歌/
 3.アルヴォ・ペルト(1935-):勝利の後
バイエルン放送合唱団/
ペーター・ダイクストラ(指揮)
 現在、世界最高の合唱指揮者であるダイクストラによるシュニトケとペルトの合唱作品集です。シュニトケの代表的な合唱作品と言える「合唱のための協奏曲」は、中世アルメニアの詩人グレゴリー・ナカレツィ(951-1003)のテキストを用いた作品。劇的な楽章と静謐な楽章が対照的であり、全てはロシア正教の影響を感じさせる無伴奏合唱で歌われます。
 「3つの聖なる歌」も同じグレゴリーの詩を用いたもので指揮者のヴァレリー・ポリャンスキーに依頼され書かれたものです。第1曲の思いのほか美しいメロディに内在する不安な響きがシュニトケらしさを演出しています。小カンタータ「勝利の後」は、普段静謐な曲を書くペルトにしては珍しく、明るく力強い作品で、合唱好きの人にはたまらないレパートリーとなっています。バイエルン放送合唱団は、重厚な響きの中に透明感を感じさせるバランスの良い演奏により、極上の響きを生み出しています。
  

900507
\2300
“Hark! The Herald Angels Sing!”-天には栄え
 〜バイエルン放送合唱団のクリスマス・アルバム

 1.M.プレトリウス(1571-1621):エサイの根より/
 2.A.ベッカー(1834-1899):門を広くあけよ/
 3.マリアはいばらの森を通り(H.カミンスキ編)/
 4.神の御子は今宵しも(F.ジルヒャー編)/
 5.キャロル:いざ歌え、いざ祝え(G.ラッツィンガー編)/
 6.J.S.バッハ(1685-1750):パルティータ イ短調 BWV1013からクーラント/
 7.F.グルーバー(1787-1863):清しこの夜(H.ミースナー編)/
 8.J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオBWV248から「われ、飼葉桶の傍らに立つ」/
 9.静かに、静かに(J.ゴールによる混声合唱編)/
 10.もうすぐ暗くなる(F.ヴィンクルホーファー編)/
 11.G.P.テレマン(1681-1767):ファンタジア 第3番 ロ短調 TWV40/4/
 12.F.メンデルスゾーン(1809-1847):天には栄え/
 13.ああベツレヘムよ(G.アイヴズ編)/
 14.作者不詳:坊や坊や、ねむりなさい/
 15.荒野の果てに(F-A.ゲヴァルト編)/
 16.J.S.バッハ:パルティータ イ短調 BWV1013からサラバンド/
 17.G.F.ヘンデル(1685-1759):よろこべやたたえよや/
 18.B.ブリテン(1913-1976):聖母讃歌/
 19.喜びの喜び(W.ブッケンベルク)/
 20.G.P.テレマン:ファンタジア 第11番 ト長調 TWV40/12/
 21.E.グリーグ(1843-1907):アヴェ・マリア・ステラ/
 22.E.ウィテカー(1970-):黄金の光/
 23.エサイの根より(J.サンドストレム編)/
 24.ベル・リンギング
フランソワ・ルルー(オーボエ)/
バイエルン放送合唱団/
フローリアン・ヘルガート(指揮)
録音 2012年4月24-27 ミュンヘン ヘルクレスザール…1.2.10.12.13.14.22.23. 2013年1月29日-2月2日/フランソワ・ルルー, 2013年6月16日 バイエルン放送 第1スタジオ…6.11.16.20
 1978年、レーゲンス生まれの合唱指揮者フローリアン・ヘルガートは、彼の故郷の大聖堂で最初の音楽経験を得ました。やがてミュンヘン音楽・演劇大学でミヒャエル・グレーサーに合唱指揮を学び、2008年に卒業、その後もヘルムート・リリンクを始めとした数多くの指揮者に教えを受け、2007年にはエリック・エリクソンが主宰した「若い合唱指揮者」のためのコンペションでファイナリストとなり、2011年から本格的に活動しています。彼はしばしばバイエルン放送合唱団を指揮し、様々な作品を演奏、高い評価を受けています。
 今作では、彼がドイツの伝統的なクリスマス・キャロルを指揮し、曲の合間には名オーボエ奏者がソロを吹くという超豪華なアルバムがお目見えしました。静かなクリスマスを過ごしたい方にオススメの1枚です。





CARPE DIEM

CD-16299
\2000
サンティアゴ・デ・ムルシア:再発見された1722年の草稿からの作品集
 1.ホ短調のホカラス/2.イ長調のクンベ/3.ホ短調のパッサカリア/
 4.響きのプロモーション/5.ハ長調のツァラベクス/6.海辺のホカレス/
 7.スペイン風のフォリア/8.ハ長調のカナリオ/9.十字架のパッサカリア/
 10.響きのプロモーション/11.ハ長調のパラデタ/12.ホ短調のアズチェナ/
 13.ホ短調の自信満々のディファレンシアス/14.ロ長調のマリオナス
クリスティアン・グティエレス(バロック・ギター)
録音 2013年4月 ドイツ リリーエンハル 聖ユルゲン教会
 18世紀のスペイン宮廷で活躍した作曲家、サンティアゴ・デ・ムルシア(1673-1739)。当時のサヴォイ女王マリア・ルイサ・ガブリエラ(フェリペ5世の最初の妻)のギター教師でしたが、彼の生涯についてはほとんどわかっておらず、わずかにギター伴奏の教則本が知られるのみです。
 近年、彼の作品が少しずつ発見され、演奏される機会が増えてきました。これらの多くは南米、チリとメキシコの図書館に眠っており、今回のスコアは1722年に作曲されたものです。演奏しているのは、チリ生まれのクリスティアン・グティエレス。世界中の古楽アンサンブルで幅広く活躍する名手です。どれも明るく賑やかな雰囲気に満ちた驚くほどに生き生きとした音楽です。





CD ACCORD


ACD-190
\2000
パヴェル・ヴァカレツィ:ピアノ・リサイタル
 1.パデレフスキ(1860-1941):夕べに Op.10-1/
 2.パデレフスキ:ポロネーズ 変ロ長調 Op.9-6/
 3.ユリウス・ザレプスキ(1854-1885):大ポロネーズ 嬰ヘ長調 Op.6/
 4.ショパン(1810-1849):前奏曲 ハ長調 OP.28-1/
 5.ショパン:前奏曲 イ短調 Op.28-2/
 6.ショパン:前奏曲 ト長調 Op.28-3/
 7.ショパン:前奏曲 ホ短調 Op.28-4/
 8.ショパン:夜想曲 ホ短調 Op.72-1/
 9.ショパン:前奏曲 ホ長調 Op.28-9/
 10.ショパン:前奏曲 嬰ハ短調 Op.28-10/
 11.ショパン:レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ 嬰ハ短調 遺作/
 12.ショパン:ポロネーズ 嬰ト短調 遺作/
 13.ショパン:ポロネーズ 第5番 嬰ヘ短調 Op.44/
 14.ショパン:ポロネーズ 第3番 イ長調「軍隊」 Op.40-1
パヴェル・ヴァカレツィ(ピアノ)
録音 2013年1月2-3日 ワルシャワ・フィルハーモニック・コンサート・ホール
 笑顔のステキなヴァカレッツィは、2013年のショパン国際コンクールのファイナリストです。彼はポーランドの名教師カタリーナ・ポポヴァ・ズィロン(先輩であるラファウ・ブレハッチも師事していた)に師事、その才能を遺憾なく伸ばしてきました。ショパン・コンクールでは入賞こそ逃しましたが、実は隠れファンは多く、彼の勢いのある演奏には多くの聴衆たちが拍手喝采したのでした。このアルバムはそんな彼の2013年の演奏を収録したものです。
 音楽的に更にパワーアップした感のある瑞々しいショパンを中心に、ポーランドの作曲家パデレフスキとザレプスキの作品を配置。今一番期待できるピアニストの等身大の姿をご覧ください。
 


ACD-192
\2000→\1890
Derwid-それは、ヴィトルド・ルトスワフスキがヒット・ソングを作曲する時に使ったペンネーム。
 Derwid-ヴィトルド・ルトスワフスキ(1913-1994):
  1.旅するサーカス/2.一つは離れて止まる/3.少年時代の日々/
  4.魔女/5.愛と世界/6.黄金のブーツ/7.長い旅/
  8.今日は誰も待ってない/9.遊園地で/
  10.太陽の上のスポット/11.私をいつでもみつけて
アガタ・ズベル(歌)/
アンドレイ・バウアー(チェロ)/
セザリ・ドフノウスキ(ピアノ&コンピューター)
録音 2011年8月25-30日 ポーランド・ラジオ スタジオS4
 ポーランドを代表する現代作曲家、ヴィトルド・ルトスワフスキ。しかし彼が変名を使ってヒットソングを書いていたことはほとんど知られていません。多くの作曲家たちのように、ルトスワフスキも“収入のために”いくつかの大衆のための歌を書いています(研究家エイドリア・トーマスは、これらは少なくとも37曲以上存在しているといいますが、まだ未発見のものもあるでしょう)これらは1956年のポーランドの政治的雪解けが始まった時から1963年頃までに書かれたもので、ワルツやフォックストロットなど親しみやすいスタイルを持ちながら、若干の皮肉も含んでいます。
 今回は歌とチェロ、そしてコンピューターの力を借りてこれらを再現。興味深い1枚に仕上がっています。
 


ACD-193
\2000→\1890
ヴァイオリンの美しい小品集
 モダン・タイムズ

 1.シマノフスキ(1882-1937):ロクサナの歌(P.コチャンスキー編)/
 2.ドビュッシー(1862-1918):レントよりも遅く(L.ロケス)/
 3.クライスラー(1875-1962):道化役者/
 4.チャイコフスキー1840-1893):感傷的なワルツ Op.51-6/
 5.ポルディーニ(1869-1957):踊る人形(F.クライスラー編)/
 6.コルンゴルト(1897-1957):ピエロの死の踊り(F.クライスラー編)/
 7.チャップリン(1889-1977):モダン・タイムズ(C.オガーマン編)/
 8.ドビュッシー:ロマンティックなワルツ(A.ローレンス編)/
 9.シャミナード(1857-1944):スペイン風セレナード Op.150(F.クライスラー編)/
 10.トゥリーナ(1882-1949):闘牛士の祈り(J.ハイフェッツ編)/
 11.ルトスワフスキ(1913-1994):アンネ・ゾフィーのための子守歌/
 12.ショスタコーヴィチ(1906-1975):前奏曲 Op.34-15(D.ツィガノフ編)/
 13.レハール(1870-1948):歌劇「フラスキータ」よりセレナード(F.クライスラー編)/
 14.ラフマニノフ(1873-1943):ここは良きところ Op.21-7(J.ハイフェッツ編)/
 15.グリエール(1875-1956):ワルツ Op.45-2/
 16.フォスター(1826-1864):金髪のジェニー(J.ハイフェッツ編)/
 17.ガーシュウィン(1898-1937):ベス、お前は俺のもの(J.ハイフェッツ編)/
 18.アルベニス(1860-1909):カタルーニャの歌(S.ドゥシュキン編)
マリア・オウダク(ヴァイオリン)/
ジェームス・ベイリュー(ピアノ)
録音 2013年3月5-8日 ワルシャワ・フィルハーモニック・コンサート・ホール
 まるで抱きしめたくなるような、ヴァイオリンの美しい小品を集めた1枚。それはよく知られたメロディであったり、懐かしくとも耳慣れないメロディであったり。1曲1曲が宝石のような輝きを放ち、強い個性を持って、聞き手の心に染み込んできます。
 2人の演奏家たちは、実際に学校や病院を訪問して、これらの曲を何度も演奏し、多くの人々に感動を与えています。そんな穏やかなひと時を閉じ込めた優しいアルバムです。

マリア・オウダク





CHARADE

CHA-3023
\2000
明日の世界のための音楽 第2集
 1-2.キャロリン・ヴァイヒェルト(1961-):魔女の踊りとラグタイム/
 3.テレサ・プロカッチーニ(1934-):序奏とアレグロ Op.41/
 4.アン・ルバロン(1953-):太陽の音楽/
 5.ジリアン・ホワイトヘッド(1941-):トッカータ/
 6.エルフリーデ・イェリネク(1946-):私の愛しい人/
 7-8.ガブリエラ・モイセオヴィチ(1944-):2つのカプリース/
 9-11.ルート・ツェヒリン(1926-):3つの歌/
 12.タマラ・イブラギモワ(1958-):白いバラ/
 13.ルート・ツェヒリン:AとO
キャロリン・ヴァイヒェルト(ピアノ)…1-3.6/
カミラ・オイテンガ(フルート)…3-4.9-11/
アリス・ギレス(ハープ)…4.5/
クリスティーナ・アッシャー(アルト)…6.9-11.13/
ジェニー・アーベル(ヴァイオリン)…7-8.12
録音 1997年10月4日 ミットシュニット ライブ収録
 第1集(CHA3020)と同じく、現代の女性作曲家たちの作品を収録した興味深い1枚です。
 アメリカの作曲家、アン・ルバロンの「太陽の音楽」はメキシコのシュールレアリスム絵画に基づくもので、無人島の森にたつ女性を取り巻く光を音楽で表現しています。
 ピアニスト、キャロリン・ヴァイヒェルトの作品にも注目。まるでストラヴィンスキーを思わせる「魔女の踊りとラグタイム」のジャズ風の味付けは、とても楽しいものです。21世紀音楽の可能性を探究した1枚と言えるでしょう。
 
CHA-3024
\2000
オスカー・ジークムント:オルガン作品集 第3集
 1-2.「われらが神は堅き砦」による幻想曲とフーガ/
 3-4.パルティータ 「おお永遠よ、汝恐ろしき言葉」/
 5-8.イン・メモリアム-テオドール・ヴァイドルのメロディによる
  <トッカータ:コン・ブリオ-レント/主題/8つの変奏/
   フーガ:モデラート>/9-11.幻想曲,アダージョとフーガ
ハインリヒ・ヴィンマー(オルガン…クレーヴェ,スティフツ教会)
録音 1998年
 ボエミアで育ち、ドイツで活躍したオルガニスト、作曲家オスカー・ジークムント(1919-2008)のオルガン作品集。こちらは第3集となります。
 親しみ深いメロディが使われた「われらが神は堅き砦」による幻想曲とフーガは、最初はロマン派の作品風な音楽を装っていますが、やはり曲が進むと一筋縄ではいかないことを実感させてくれます。イン・メモリアムの元となるメロディを書いたヴァイドルは、ジークムントの先人となるボヘミア生まれの作曲家、音楽学者でプラハ音楽の発展のために尽くした人です。しかし第二次世界大戦時、捕虜となりテレジンの強制収容所で1946年に亡くなります。ジークムントは彼の業績をたたえ、この作品を書きました。
 
CHA-3026
\2000
オスカー・ジークムント:オルガン作品集 第4集
 1-2.幻想曲とフーガ/2.幻想曲/4-9.3つの幻想曲とフーガ/
 10-12.「ヴィルヘルムス・ファン・ナッソウエ」による変奏曲とフーガ
  <序奏と主題/変奏1-70/フーガ>/
 13-16.受難週間のための4つのコラール前奏曲/
 17-18.トッカータとフーガ
パウル・ヴィントシュットル(トランペット)…10-12/
ハインリヒ・ヴィンマー(オルガン…デッゲンドルフ,聖マルティン・プファール教会)
録音 1999年
 ジークムント自身はプロテスタントでありながら、レーゲンスブルクのカトリック教会の音楽教育アカデミーで長らく副所長を務めていたこともあったため、彼の「4つのコラール前奏曲」(1985年の四旬節に作曲)は、両宗派の礼拝で使用されていると言います。
 彼はまた、他の多くのオルガニストからの要請で、比較的演奏の容易な「練習のためのコラール前奏曲」も作曲しています。
 また、このアルバムには、トランペットとオルガンのための作品も収録されており、この「ヴィルヘルムス・ファン・ナッソウエ」というのは、1568年にスペインに対するオランダの反戦歌であり、19世紀の終わりには正式にオランダ国歌に採用されたというメロディです。この輝かしいメロディをトランペットが朗々と演奏し、オルガンが複雑な伴奏を付けていくという興味深い音楽です。
 
CHA-3027
\2000
オスカー・ジークムント:オルガン作品集 第5集
 1-9.パルティータ 「いざ、もろびと神に感謝せよ」/
 10-17.歌曲集「光の中の橋」
  <第1番:ウクライナの子守歌 1933年/第2番:公園内のアカシア/
  第3番:ガラスの橋/第4番:暗き夢/第5番:ストーンヘンジ/
  第6番:私の家/第7番:11月/第8番:私の感謝、静かな喜び>/
 18-23.交響的音楽 II
  <トッカータ//アダージョ/スケルツォ Ⅰ/間奏曲/スケルツォ Ⅱ/フーガ>
エリカ・ペルデュス・モール(ソプラノ)…10-17/
ハインリヒ・ヴィンマー(オルガン…アン・デア・ザールツァハ,ブルクハウゼン 聖ヤコブ・シュタッドプファール教会)
録音 2000年
 オスカー・ジークムントのオルガン作品集第5集に含まれている歌曲集「光の中の橋」は、マーガレット・ミュラー・ヘニングの詩を用いたもので、神への歓喜、痛み、憂鬱など様々な感情が織り込まれています。ジークムントはこの詩を繰り返し読み、言葉の持つリズムを完全に理解し音楽的に表現しようと試みました。
 そんな力作をソプラノのモールが美しく歌い上げています。ゆったりとした光の中に包まれるかのような荘厳な響きが特徴的な歌曲集です。
 交響的音楽は、複雑に音が絡み合う、いかにもジークムントらしい重厚な建築物を思わせる作品です。
 
CHA-3028
\2000
オスカー・ジークムント:オルガン作品集 第6集
 1-3.幻想曲,悲歌とフーガ/
 4-7.4つの歌曲集
  <第1番:ソネットのサイクル-待望のゴール/
   第2番:刷り込みと最高の形/
   第3番:嵐はトーチに火を点けた/第4番:星を醸し出し>/
 8-11.4つの小前奏曲とフーガ/
 12-15.4つの二重唱
  <第1番:海の日の出/第2番:不安の方法/
  第3番:川の上の夏/第4番:一日の終わり>/16-17.前奏曲とフーガ
アントン・ロスナー(バリトン)…4-7/
エリカ・ペルデュス・モール(ソプラノ)…12-15/
エヴァ=マリア・クレツクル(アルト)…12-15/
ハインリヒ・ヴィンマー(オルガン…ミュンヘン,聖ベルンハルト・プファール教会)
録音 2002年
 オスカー・ジークムント作品集の第6集は、オルガン独奏曲の他に様々な歌曲を収録。彼の言葉に対する感覚と、声に対する愛情を掘り下げます。ロシアの近代作家の一人、ソロウチンの詩を用いた4つの歌曲は、ソネットの定型を忠実に守った厳格なもの。4つの二重唱は、マーガレット・ミュラー・ヘニングの詩を用いたもので、オルガンと2人の歌手による究極の対位法の追求を図っているかのような作品です。
 重厚な残響を伴いながら、いくつもの声部が追いかけあう様は、まるでこの世のものとは思えぬほどの不思議な感触をもたらします。
 
CHA-3032
\2000
オスカー・ジークムント:オルガン作品集 第7集
 1-3.前奏曲,アリアとフーガ/4-6.ソナチネ/
 7-9.古いフランスの歌による変奏曲とフーガ/
 10-15.歌曲集「ドームの光の下で」
  <第1番:全ての牧草地/第2番:公園内のアカシア/
  第3番:朝に/第4番:古い木に咲く花…/
  第5番:藤の花の夢/第6番:箒草>/
 16-18.前奏曲,アリオーソとフーガ
エリカ・ペルデュス・モール(ソプラノ)…10-15/
ハインリヒ・ヴィンマー(オルガン…フランクフルト・アム・マイン 福音ルター派 ルカ教会)
録音 2003年
 オスカー・ジークムントのオルガン作品集第7集です。
 こちらのあるバムにも美しい歌曲集が含まれています。詩は同じくマーガレット・ミュラー・ヘニング。植物たちの夢と願いを描いた作品です。まるで後期ロマン派の音楽のような美しい響きと夢見るようなメロディに溢れた素晴らしい作品です。基本的にロマンティックな人だったのだな。と納得できるこの歌曲集や、なんとなく懐かしい「古いフランスの歌による変奏曲とフーガ」、「ソナチネ」とは名ばかりのストイックな作品など個性的な作品が並びます。
 
CHA-3025
\2000
幻想的な踊り-フォルカー・ヘー:ギターリサイタル
 1-3.ブローウェル(1939-):3つのラテン・アメリカの小品/
 4.プホール(1886-1980):キューバーナ/
 5.プホール:3つのスペイン舞曲-タンゴ/
 6.デ・ラ・マーサ(1903-1982):ハバネラ/
 7.ファン・パルガ:デル・フェロール・ア・ラ・ハバナ Op. 23/
 8.バリオス(1885-1944):フリア・フロリーダ/
 9.バリオス:ワルツ Op.8-4/
 10-16.エクトル・アジャーラ(1914-):セリエ・アメリカーナ/
 17.ローラン・ディアンス(1955-):サウダーデ 第3番
フォルカー・ヘー(ギター)
録音 1999年8月 リューベック,コロッセウム
 19世紀後半から20世紀にかけてのラテンアメリカのギター作品を集めた1枚。冒頭にはキューバの作曲家ブローウェルが置かれており、期待に満ちた幕開けとなります。タンゴだけでなく様々なリズムに彩られた情熱の音は、時に熱く、時には神秘的に迫ってきます。
 ギターの音色は神と人間を繋ぐものでなくてはいけない。と名手タルレガやガルシア・ロルカが語ったように、これらの音楽は人間の感情をそのままダイレクトに伝えるものであることは間違いありません。
 ギターを演奏しているヘーはドイツで演奏家、教師として高く評価されている人です。
 
CHA-3029
\2000
左手のための
 1.J.S.バッハ(1685-1750)=ブラームス(1833-1897):
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ ニ短調 BWV1004
   第5楽章 シャコンヌ(左手のために)/
 2.ルートヴィヒ・ベルガー(1777-1839):
  12の練習曲より第9番「左手のための」/
 3.ヤコブ・シュミット(1803-1853):左手のための聖歌連取曲 Op.330/
 4.カール・ライネッケ(1824-1910):左手のためのソナタ Op.179-第2楽章/
 5.エドゥアルド・マルクスゼン(1806-1887):
  3つの即興曲「ドレイシェクへのオマージュ」 Op.33-ラ・リコルダンツァ/
 6.フランツ・リスト(1811-1886):ハンガリーの神 S534b/R214b(左手版)/
 7.サン=サーンス(1835-1921):6つの練習曲 Op.135-5「エレジー」/
 8-9.スクリャービン(1872-1915):左手のための2つの小品 Op.9/
 10.テオドール・レシェティツキ(1830-1915):
  左手のためのアンダンテ・フィナーレ Op.13
   (ドニゼッティの歌劇「ランメルムーアのルチアによるパラフレーズ)/
 11-12.ポンセ(1882-1948):前奏曲とフーガ/
 13.ポンセ:左手のための舞曲「マレグレ・トゥー」
アニヤ・ヴァクフゼン(ピアノ)
録音 2002年10月7-9日 ハンブルク フリードリヒ・エーベルト・ホール
 戦争で右腕を失ったピアニスト、ポール・ヴィトゲンシュタインを巡っては、いくつもの見事な「左手のためのピアノ作品」が生まれました。とは言え、彼が出現する以前にも素晴らしい「左手のための作品」が存在します。通常の人の場合、右手に比べると、どうしても動きが悪い左手を鍛えるためには、特別の練習法が必要なのは自明の理。
 これらの作品は、そんなぎこちない左手を完璧なものにするためにという祈りが込められていることも間違いないでしょう。親しい友人のためであったり、自らの練習のためであったりと、これらの曲の一つ一つにドラマがあります。
 
CHA-3030
\2000
マイナ
 1.ピアソラ(1921-1992):天使の死/
 2.クレメンス・マーリヒ(1967-):マイナ/
 3.サン=サーンス(1835-1921):動物の謝肉祭-白鳥/
 4.ヴィラ=ロボス(1887-1959):黒鳥の歌/
 5-6.グァルニエリ(1907-1993):ポンテイオと踊り/
 7.伝承曲:小さな家(R.ニャターリ編)/
 8.エケル・タヴァレス(1896-1969):青い鳥/
 9.ヨハン・アブラハム・ペーター・シュルツ(1747-1800):月は昇った/
 10-11.マーレ(1929-):チェロ・ソナチネ/
 12.グァルニエリ:カンティレーナ 第1番/
 13.ヴィラ=ロボス:ブラジル風バッハ 第2番「カイピラの小さな汽車」-第4楽章「トッカータ」/
 14.ピアソラ:ミロンガ・アン・レ/
 15.ブラームス(1833-1897):子守歌(C.マーリヒ編)
ピアチェロ
<メンバー:
クレメンス・マーリヒ(チェロ)/
イヴォンヌ・バムビッラ(ピアノ)>
録音 2003年2月23-24日 リューベック コロッセム
 チェロとピアノのデュオ「ピアチェロ」は前作(CHA3017)でも情熱的な演奏を披露していましたが、今作は彼らの娘“クララ・マイナ”に捧げられた親密で愛情がたっぷり込められたアルバムとなっています。マイナには九官鳥の意味もありますが、ここで想像できるのは、もっと極彩色で美しい鳥でしょうか?
 トラック2にはマーリヒ自身が作曲した曲「マイナ」が収録され、これを優しく包み込むように、様々な歌…子守歌も含む…が配置されています。ジャズ風な装いのブラームスの子守歌の何とキュートなこと!全ての人に贈る愛情たっぷりのアルバムです。
 
CHA-3031
\2000
エリザヴェータ・ブルーミナのポートレート
 1-3.シューベルト(1797-1828):ピアノ・ソナタ 第14番 イ短調 Op.143 D784/
 4-27.チャイコフスキー(1840-1893):子どものアルバム Op.39
  <第1番:朝の祈り/第2番:冬の朝/第4番:お母さん/第3番:木馬あそび/
   第5番:木の兵隊の行進/第7番:お人形の病気/第8番:お人形のお葬式/
  第9番:ワルツ/第6番:新しいお人形/第11番:マズルカ/
  第12番:ロシアの歌/第13番:農夫の前奏曲/第14番:カマリンスカヤ/
  第10番:ポルカ/第15番:イタリアの歌/第16番:古いフランスの歌/
  第17番:ドイツの歌/第18番:ナポリ人の歌/第19番:乳母のお話/
  第20番:ババ=ヤガ/第21番:楽しい夢/第22番:ひばりの歌/
  第24番:辻音楽誌/第23番:教会で>/
 28.プロコフィエフ(1891-1953):組曲「3つのオレンジへの恋」Op.33bis-行進曲
エリザヴェータ・ブルーミナ(ピアノ)
録音 2003年7月2-3日 マドリッド スペイン国営放送 第2スタジオ
 サンクトペテルブルク出身のエリザヴェータ・ブルーミナは、16歳の時にレニングラード交響楽団との共演でブラームスのピアノ協奏曲第1番でデビュー(!)。以降「ブラームス国際コンクール」を始めとした数々の国際コンクールで優勝、輝かしいキャリアを築いています。ロシアの伝統的なピアノ・スクールの生徒であった彼女は、独奏者としてだけではなく、室内楽や伴奏でも才能を示しています。アンドラーシュ・シフやラドゥ・ルプーなど名手からも教えを受け、それらは彼女の音楽的発展に大きく寄与しています。
 このアルバムではシューベルト、チャイコフスキー、そしてプロコフィエフの3人の作品を演奏。恐ろしいまでに鬼気迫るシューベルト、一転優しさに満ちたチャイコフスキー、そして諧謔的なプロコフィエフと、個性が溢れるプログラムとなっています。彼女の最新作はGrand Pianoレーベルのシルヴェストロフ(GP639)です。





ORCHID CLASSICS



ORC100037
\2000→\1890
金 聖響
 ベンジャミン・ブリテン:ヴァイオリン協奏曲
  1-3.ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.15(1938-1939)/
  4-7.歌劇「ピーター・グライムズ」から「4つの海の間奏曲」Op.33a
   <夜明け/日曜日の朝/月光/嵐>
マシュー・トラスラー(ヴァイオリン)/
フランダース交響楽団/
金 聖響(指揮)…1-3/
ジャン・レイサム=ケーニック…4-7
録音 2012年10月7-8日 アントワープ デシンゲル,スタジオ・レコーディング…1-3, 2013年6月3日 ブリュッセル パラス・ド・ボザール,ライヴ・レコーディング…4-7
 2013年に生誕100周年を迎えたブリテン(1913-1976)の2つの作品。ヴァイオリン協奏曲は、ブリテンが、パートナーのピアーズとともに訪れたニューヨークで1939年に初演されました。
 この作品はその3年前に、彼が出会ったスペインの名手アントニオ・ブローサに触発されて書かれたもので(ブローサとはOp.6の組曲を演奏している)当時のスペイン内戦の崇高な精神が反映されているとともに、アルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲からの圧倒的な影響も感じられる作品です。ブリテンの反戦意識も表明されていると言えるでしょう。
 名歌劇「ピーター・グライムズ」からの「4つ海の間奏曲」はすでに標準的なレパートリーとしてk確立されている作品です。ヴァイオリンを演奏するのは、このレーベルの主宰者、マシュー・トルスター。国際的に活躍する傍ら、若手の演奏家たちを支援する財団も立ち上げ、イギリスの音楽界の発展に大きく寄与しています。
 


ORC100039
\2000→\1890
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
 パガニーニ:無伴奏ヴァイオリンのための24のカプリース Op.1

  1.ホ長調/2.ロ短調/3.ホ短調/4.変ホ長調/5.イ短調/
  6.ト短調/7.イ長調/8.変ホ長調/9.ホ長調/10.ト短調/
  11.ハ長調/12.変イ長調/13.ト短調/14.変ホ長調/15.ト長調/
  16.ト短調/17.変ホ長調/18.ハ長調/19.変ホ長調/20.ニ長調/
  21.イ長調/22.ヘ長調/23.変ホ長調/24.イ短調「主題と変奏」
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
録音 2012年12月21-24日 ロシア サンクトペテルスブルク,エストリア福音ルター派教会
 1982年サンクトペテルブルク生まれのイリヤ・グリンゴルツ。1998年にパガニーニ国際コンクールで優勝し国際的な評価を得ました。その翌年、BISレーベルからパガニーニ(1782-1840)作品集をリリース(ヴァンスカ指揮、ラハティ響と共演)、見事な技巧と音楽性を披露しています。
 今回のパガニーニは、おなじみの「24のカプリース」で、完全無欠な技巧を要求するこの難曲ではありますが、パガニーニを得意とするグリンゴルツの手にかかれば、いとも容易くこれらの曲が紡ぎ出されてくるのです。美しい音色、緻密な集中力、息を飲むほどの超絶技巧、そして高い音楽性。これらを全て併せ持つ素晴らしいグリンゴルツの演奏は、最初の数秒を耳にしただけで魅せられてしまうこと間違いありません。

 その快演(怪演?)の一部がここで少し聴ける。
 http://www.youtube.com/watch?v=SX6PlcfgXK0&feature=player_embedded

 チャイコフスキーのコンチェルトを弾いてるところが少し観られるが、我々がイメージするパガニーニになんとなく似てる気がする。もともと似てるのか似せてるのか。
 http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=6rYQ9ue9_18





ORF

CD 3145
(3CD)
\6900→\6290
レゾナンツェン古楽音楽祭2012「ウィーンにて」
 今回も豪華な出演陣
   ビオンディとエウロパ・ガランテ、リナルド・アレッサンドリーニとコンチェルト・イタリアーノ
   ジョルディ・サヴァールとル・コンセール・デ・ナシオン、アントーニオ・フローリオとイ・トゥルキーニによるコンティ、
   ロベルタ・インヴェルニッツィ、ヒロ・クロサキ
 ヴィヴァルディ:「メッセニアの神託」から
   ファビオ・ビオンディ(指揮) エウロパ・ガランテ、
   ヴィヴィカ・ジュノー(MS,エピディーテ)、

   アン・ハレンベリ(MS,メローペ)、ユリア・レジネヴァ(MS,トラジメーデ)(録音:2012年1月14日)

 不詳:ソナタ ハ短調/シュメルツァー:ソナタ 「クー・クー」/
 ビーバー:ソナタ・レプレゼンタティーヴァ イ長調
   ヒロ・クロサキ(Vn)、
   ヴォルフガング・グリュクサム(Cemb,ポジティヴOrg)(録音:2012年1月21日)

 ポルシーレ:シンフォニア/コンティ:インテルメッツォ「ドリメーナとトゥベローネ」から/
 マッテイス:バレエ音楽,チャコーナ
   ロミーナ・ボスコロ(MS)、ジュゼッペ・ナヴィーリョ(Br)、
   アントーニオ・フローリオ(指揮)イ・トゥルキーニ (録音:2012年1月18日)

 伝承曲:ドゥドルはどこ?/伝承曲:リラとリラの踊り/伝承曲:シュタイラーの踊り/
 伝送曲:メゾン・ルージュ/伝送曲:陽気な紐売り
   シカネーダース・ユーゲント:
    【アンドレアス・ヘルム(歌,シャルマイ)、アルビン・パウルス(歌,バグパイプ)、
     ジーモン・ヴァッシャー(ハーディガーディ)】
   他ゲスト演奏家(録音:2012年1月15日)

 チコーニャ:モテット「天から遣わされたアルバヌスよ」/
 不詳:チコーニャのモテットのインタブラトゥール/チコーニャ:クレード
   ミケーレ・パゾッティ(指揮)ラ・フォンテ・ムジカ (録音:2011年1月22日)

 ヘンデル:「時と悟りの勝利」から(6曲)
   ペドロ・メメルスドルフ(指揮,リコーダー)
   マラ・プニカ、バルバラ・ザニケッリ(S)、
   ラヴィーニャ・ベルトッティ(S)、マルケタ・ククロヴァー(A)、アレッサンドロ・カルミニャーニ(CT)、
   ガブリエル・ユビリン(CT)、ジャンルカ・フェラリーニ(T)、ラッファエーレ・ジョルダーニ(T)、
   パブロ・コルンフェルト(シャハトブレット,Org)、ヘレナ・ゼマノヴァー(フィドル)(録音:2012年1月19日)

 ブリュメル:主を褒め称えよ(ラウダーテ・ドミヌム)/ピペラーレ:マニフィカト
   ディルク・スネリングス(指揮,B)カピラ・フラメンカ(録音:2012年1月22日)

 不詳:ストラ・イアコブ/ハインリヒ・フォン・マイセン(フラウエンロープ):喉が絞まるような声で女性を讃えて/
 不詳:スタンティペス/ナイトハルト・フォン・ロイエンタール:スミレ
 オズヴァルト・フォン・ヴォルケンシュタイン:ファストナハトが近づいて来る
   ミヒャエル・ポッシュ(指揮,リコーダー)アンサンブル・ウニコルンヘルマン・オズヴァルト(T)、
   ギレルモ・ペルツ(オルガネット)、トーマス・ヴィンマー(フィドル,リュート)、
   マルク・レヴォン(リュート,フィドル)、ジョヴァンナ・ペッシ(ハープ)、
   ヴォルフガング・ライトホファー(打楽器) (録音:2012年1月17日)

 コレッリ:コンチェルト・グロッソ ニ長調 Op.6-4/ムファット:組曲第4番
   ジョルディ・サヴァール(指揮)
   ル・コンセール・デ・ナシオン
(録音:2012年1月22日)

 カルダーラ:「これは何と奇跡なことだろう」/ヘンデル:「私が別れを告げた時」HWV80
 コンティ:「愛の神よ、私を離して」
   ロベルタ・インヴェルニッツィ(S)、
   クレイグ・マルキテッリ(テオルボ)、マルコ・テストーリ(Vc)、
   フランチェスコ・モーイ(Cemb) (録音:2012年1月20日)

 ボノンチーニ:5声のコンチェルタートのミサ ト短調、スターバト・マーテル ハ短調
   シルヴィア・フリガート(S)、ラッファエッラ・ミラネージ(S)、サラ・ミンガルド(A)、ヴァレリオ・コンタルド(T)、
   サルヴォ・ヴィターレ(B)、
   リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)
   コンチェルト・イタリアーノ
(録音:2012年1月16日)
 今回も豪華メンバー終結!古楽音楽祭レゾナンツェン2012!

 録音:2012年1月ライヴ、DDD、200m

 恒例のウィーンのレゾナンツェン、2012年が発売。今回も様々な演奏が収録されている。有名どころでは、ビオンディとエウロパ・ガランテによるヴィヴァルディの「メッセニアの神託」抜粋、リナルド・アレッサンドリーニとコンチェルト・イタリアーノによるボノンチーニのミサとスターバト・マーテル、ジョルディ・サヴァールとル・コンセール・デ・ナシオンによるコレッリとムファット、アントーニオ・フローリオとイ・トゥルキーニによるコンティ、ロベルタ・インヴェルニッツィによるカルダーラ、ヘンデル、コンティのソロ・カンタータや、ヒロ・クロサキとヴォルフガング・グリュクサムのコンビによるシュメルツァーとビーバーなどが注目。その他ほとんどトラッドのような音楽まで、CD3枚、たっぷり楽しめる。
 
CD 3147
\2300
「チャイコフスキー:思い出」
 (1)チャイコフスキー:フィレンツェの思い出 Op.70
  (ビジャン・カデム=ミサーク編)
 (2)チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出Op.42
  (ウルズラ・エルハルト=シュヴェルトマン編)
ビジャン・カデム=ミサーク(指揮)
アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォ
(2)ヴァヒド・カデム=ミサーク(Vn)
 チャイコフスキーの2つの「思い出」が弦楽オーケストラで!

 録音:2011年8月13−15日、2012年8月11−13日,DDD、52'58

 チャイコフスキーの弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」とヴァイオリンとピアノのための「なつかしい土地の思い出」を、弦楽アンサンブルで演奏したもの。アカデミア・アレグロ・ヴィーヴォは、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の元コンサート・マスターでテヘラン出身のビジャン・カデム=ミサーク(ハデム=ミサーグ)によって創設された弦楽オーケストラ。ORF レーベルへは長期に渡って録音を続けている。





QUERSTAND

VKJK1315
(2CD)
\3600→\3290
「6つの作品、5つの初演」〜
 聖トーマス教会少年合唱団創立800周年の祝典音楽

  CD1)
   (1)J.S.バッハ(1685-1750) :
    「クリスマス・オラトリオ」BWV.248より第6部 主顕節(公現祭)
   (2)ゲオルク・クリストフ・ビラー(b.1955):
    「聖トーマスの復活祭の音楽」(2011/12)〜
     独唱、合唱、管楽、コントラバスと打楽器のための
   (3)クシストフ・ペンデレツキ(b.1933):
    ミサ・ブレヴィス(2002/2012)〜児童合唱と合唱のための
  CD2)
   (4)ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012):
    聖霊降臨日のための祝典音楽「風に乗って」(2011/12)〜
     合唱と器楽のための
   (5)ハインツ・ホリガー(b.1939):「地獄・天国」(2011/12)〜
    無伴奏合唱と打楽器のためのモテット
   (6)ブレット・ディーン(b.1961):
    「告知」(2011/12)〜合唱と小管弦楽のための
聖トーマス教会少年合唱団
(1)-(4)(6)ゲオルク・クリストフ・ビラー(指揮)
(5)クリストフリート・ブレーデル(指揮)
(1)(2)(4)(6)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
(1)トーマナー・パウル・ベルネヴィッツ(S)
 インゲボルク・ダンツ(A)
 クリストフ・ゲンツ(T)
 マルティン・ペッツォルト(T)
 パナヨティス・イコノモウ(B)
(5)アンサンブル・ヴォーカル・モデルン
 ウルリヒ・グラーフェ(Perc)
 聖トーマス教会少年合唱団800 周年記念盤!バッハと委嘱作の初演ライヴ集!

 録音: 2012-2013 年ライヴ,DDD、61'09(簡易な日本語解説入り・3ページ)

 2012 年に創立800 周年を迎えた聖トーマス教会少年合唱団が2012 年の1 月から2013 年1月まで行った6 回の記念コンサートのライヴ。トーマス教会少年合唱団は1723 年から1750 年までJ.S.バッハが音楽監督を勤め、バッハの多くの主要な声楽曲の初演を経験し、その後もバッハの音楽遺産を今日まで継承するという重要な役割を担ってきた。またこの一連の記念コンサートにあたって現代の作曲家に新作(一部は改訂初演)を委嘱し、初演することで800 年の歴史にまた新たな1 ページを付け加えた。なお現代音楽の巨匠ハンス・ヴェルナー・ヘンツェの「聖霊降臨日のための祝典音楽《風に乗って》」が彼のほぼ遺作となったことは感慨深い。
 
VKJK1231
\1800
「ヴィヴァルディッシモ」
 エンヨット・シュナイダー(b.1950):ヴィヴァルディッシモ
 ジャン=バティスト・ルイエ・ド・ガン(1688-ca1720):
  2つのトランペットのための協奏曲
 ジャン・フランセ(1912-1997):「聖ヨハネの啓示」による組曲
 ハンス=アンドレ・シュタム(b.1958):
  プロヴァンスのクリスマス・キャロルによるパヴァーヌ
 ハンス=アンドレ・シュタム:2つのトランペットとオルガンのための組曲
 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
  2つのトランペットのための協奏曲ハ長調
マルクス・レーネルト(Org)
ペーター・ロート(Trp)
ペーター・メーンケディーク(Trp)
 ヴィヴァルディからフランセ、現代音楽まで!2つのトランペットとオルガンのための作品集

 録音:2012年10月,59'48

 ヴィヴァルディの2 つのトランペットのための協奏曲はトランペットの世界ではよく知られた作品で後の世の作曲家が何人も同じ編成で作曲している。このアルバムでは管弦楽のパートをオルガンで演奏し、他に2つのトランペットをフィーチャーした作品を集めた。シュナイダーの《ヴィヴァルディシッモ》はヴィヴァルディの時代の和声様式を採用しながら現代的でポップな作品にまとめているあたりはマイケル・ナイマンに通じる趣きがある。フランセの《聖ヨハネの啓示》による組曲はあまり聴く機会のない作品だが、教会のステンドグラスから差し込む光のような荘厳な響きにあふれた感動的な作品。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


OPERA AUSTRALIA


OPOZ-56005
(2CD)
\2300
ドニゼッティ:歌劇「ランメルモールのルチア」 ルチア…ジョーン・サザーランド(ソプラノ)/
エドガルド…リチャード・グリーガー(テノール)/
エンリーコ…マルコルム・ドンネリー(バリトン)/
ライモンド…クリフォード・グラント(バス)/
アリーサ…パトリシア・プライス(メゾ・ソプラノ)/
アルトゥーロ…セルゲイ・バイギリディン(テノール)/
ノルマンノ…ロビン・ドナルド(テノール)/
オーストラリア・オペラ合唱団/
エリザベス・シドニー管弦楽団/
リチャード・ボニング(指揮)
ジョン・コペリー(プロデューサー)
録音 1986年 シドニー・オペラ・ハウス
 スコットランドの作家ウォルター・スコットの小説をもとに、1835年にドニゼッティ(1797-1848)が書き上げた名作歌劇です。
 17世紀のスコットランドで実際に起きた事件が元になっており、意に沿わぬ婚約を強いられた花嫁が狂気に至り、ついには婚約者の命を奪ってしまうまでを、ドニゼッティは力強く、そして美しく歌いあげます。もちろん聴きどころは第2幕の「狂乱の場」であり、この役を得意とするサザーランドは、すでに最盛期を過ぎた時期でありながらも完璧な歌唱を聴かせます。
 

OPOZ-56006
(2CD)
\2300
ドニゼッティ:歌劇「ルクレツィア・ボルジア」 ルクレツィア・ボルジア:フェラーラ大公妃…ジョーン・サザーランド(ソプラノ)/
ドン・アルフォンソ:フェラーラ大公…ロバート・オールマン(バス)/
ジェンナーロ…ロン・スティーヴンス(テノール)/
マッフィオ・オルシーニ…マルグレータ・エルキンス(アルト)/
ルスティゲッロ…グリーム・エワー(テノール)/
オーストラリア・オペラ合唱団/
エリザベス・シドニー管弦楽団/
リチャード・ボニング(指揮)
ジョージ・オジルヴィー(プロデューサー)
録音 1977年 シドニー・オペラ・ハウス
 1833年に作曲されたドニゼッティ(1797-1848)の意欲作。タイトル・ロールであるルクレツィアは稀代の悪女。人を殺すことについて、全く罪悪感を感じることのなかった彼女ですが、自らの息子までをも手に掛けてしまい、ようやく悲しみに打ちひしがれるという物語。サザーランドの絶妙な歌唱、彼女の夫アルフォンソ役のオールマンのバランスの取れた歌唱。この2人を取り巻く他の歌手たち。
 そしてボニングの指揮。全てが絡み合い、この強烈な苦悩と悲しみのドラマが進行していきます。
 

OPOZ-56007
(3CD)
\2600
マイヤベーア:歌劇「ユグノー教徒」(フランス語歌唱) マルグリット・ド・ヴァロワ:王妃…ジョーン・サザーランド(ソプラノ)/
マルセル:ラウルの年老いた家来…クリフォード・グラント(バス)/
ヴァランティーヌ:サン・ブリス伯爵の娘…アマンダ・ターネ(ソプラノ)/
ユルバン:王妃の小姓…スザンヌ・ジョンストン(メゾ・ソプラノ)/
ラウル・ド・ナンジ:新教徒(ユグノー)の騎士…アンソン・オースティン(テノール)/
ネヴェール伯爵:ヴァランティーヌの婚約者…ジョン・プリングル(バリトン)/
サン・ブリス伯爵:旧教徒(カトリック)…ジョン・ウェグナー(バリトン)/
オーストラリア・オペラ合唱団/
オーストラリア・オペラ・アンド・バレエ管弦楽団/
リチャード・ボニング(指揮) ロトフィ・マンソウリ(ディレクター)
録音 1986年 シドニー・オペラ・ハウス
 ジョン・サザーランドは30年以上の長き時に渡って、世界中の歌劇場の舞台を支配していました。イタリアでは「La Stupenda(とてつもない声を持つ女)」と称賛されてもいました。 そんな彼女も80年代になるとさすがに声が衰えはじめますが、この86年の「ユグノー教徒」での彼女は、煌めく超絶技巧で聴衆を魅了したことがはっきりわかります。引退公演に選んだのもこの作品であり、サザーランドにとっては最も大切なレパートリーであったことは間違いありません。
 

OPOZ-56012
(2CD)
\2300
レオ・ドリーブ:歌劇「ラクメ」(フランス語歌唱) ラクメ…ジョーン・サザーランド(ソプラノ)/
ジェラルド…ヘン・ウィルデン(テノール)/
ニラカンサ…クリフォード・グラント(バス)/
マリカ…ユゲッテ・トゥーランジュ(メゾ・ソプラノ)/
エレン…イソベル・ブキャナン(ソプラノ)/フレデリック…ジョン・プリングル(バリトン)/
オーストラリア・オペラ合唱団/
エリザベス・シドニー管弦楽団/
リチャード・ボニング(指揮)
録音 1976年 シドニー・オペラ・ハウス
 コロラトゥーラの究極の技術を求められる「鐘の歌」と、あまりにも美しい「花の二重唱」。この2曲が含まれるドリーブ(1836-1891)の「ラクメ」は、神秘的な設定と美しいメロディで人気を持っているのですが、何よりタイトル・ロールのラクメを歌える歌手がなかなか出現せず、上演困難な作品となっているのが残念です。
 もちろんこのサザーランドの演奏は絶妙な表現としなやかな声が特徴で、詩情豊かな音楽を紡ぎだすボニングとの掛け合いも見事な、素晴らしい記録となっています。
 

OPOZ-56013
(2CD)
\2300
ジュゼッペ・ヴェルディ:歌劇「イル・トロヴァトーレ」 レオノーラ:アラゴン王妃の美しい女官…ジョン・サザーランド(ソプラノ)/
アズチェーナ:ジプシーの老婆…ローリス・エルムス(メゾ・ソプラノ)/
マンリーコ:放浪の騎士で吟遊詩人。が実はルーナ伯爵の実弟…ケネス・コリンズ(テノール)/
フェルランド:ルーナ伯爵の家臣…ドナヅロ・シャンクス(バス)/
ルーナ伯爵:アラゴンの貴族…ジョナサン・サマーズ(バリトン)/
オーストラリア・オペラ合唱団/
エリザベス・シドニー管弦楽団/
リチャード・ボニング(指揮)
エリア・モシンスキ(ディレクター)
録音 1983年 シドニー・オペラ・ハウス
 オペラ「トロヴァトーレ」は、複雑な筋書きと狂気に彩られた、復讐に燃えるジプシーを軸として展開するヴェルディ(1813-1901)の中期の傑作です。彼女の復讐の切り札となる若き騎士マンリーコ。彼の歌う「見よ、恐ろしい炎を」はこのオペラのハイライト。テノールの腕試しとでもいうアリアです。この役を得意としていたケネス・コリンズの圧倒的な歌唱が聴きものです。アズチェーナ役のエルムスの存在感もものすごいものです。もちろんサザーランドの凛とした美しさも忘れられません。





<メジャー・レーベル>


オーストラリア Eloquence



480 6627
(2CD)
\1800→\1690
マゼール/シェエラザード、プロコフィエフ:交響曲第5番、他
 R=コルサコフ:
  ① 交響組曲「シェエラザード」Op.35,
  ② 歌劇「金鶏」組曲
  ③ 序曲「ロシアの復活祭」Op.36,
  ④ スペイン奇想曲Op.34
 プロコフィエフ:
  ⑤ 交響曲第5番変ロ長調Op.100
ロリン・マゼール(指揮)
クリーヴランド管弦楽団,
ダニエル・マジェスケ(Vn:①
【録音】1977年10月(①⑤), 1979年10月(②③④) , クリーヴランド、マソニック・オーディトリウム[ステレオ:セッション]
マゼールの演奏は、決して迫力で押しきる事無く、鋭敏な感性で細かいところまで小筆で描いていきます。その色彩感豊かな表現が、独特の落ち着いた雰囲気を作り出しています。古典的なスタイルを基本に鮮やかな色彩感が加わった「シェエラザード」は、聴き手をドラマティックなストーリーの中に誘い込みます。
 


480 6630
(2CD)
\1800→\1690
マゼール/ダフニスとクロエ(全曲)、海、他
 ラヴェル:
  ① バレエ音楽「ダフニスとクロエ」(全曲)
 ドビュッシー:
  ② 遊戯, ③ 海, ④ イベリア, ⑤ 夜想曲
ロリン・マゼール(指揮)
クリーヴランド管弦楽団&合唱団
マゼール節炸裂! これだからマゼールのラヴェルはやめられない
 【録音】1974年7月(①), 1977年10月(③) , 1978年5月(②④⑤), クリーヴランド、マソニック・オーディトリウム[ステレオ:セッション]
1996年のウィーン・フィルとのRCA録音でもマゼールが炸裂していますが、この録音でもマゼール節は健在! 様々なところでグリッサンドや弦のポルタメントが多用され、鮮やかなリズム処理によって説得力豊かな演奏が展開されています。
 


480 6617
(2CD)
\1800→\1690
マゼール/マンフレッド交響曲、ロメオとジュリエット、他
 チャイコフスキー:
  ① マンフレッド交響曲Op.58, ② 幻想序曲「ハムレット」Op.67,
  ③ 幻想序曲「ロメオとジュリエット」, ④ 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32,
  ⑤ ロココ風の主題による変奏曲Op.33, ⑥ 奇想的小品Op.62
ロリン・マゼール(指揮),
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(①②③),
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(④),
クリーヴランド管弦楽団(⑤⑥),
リン・ハレル(チェロ: ⑤⑥)
ロマン的な情感と高い集中力で展開された秀逸録音
 【録音】1965年5月, (②③), 1971年4月(①) ウィーン・ゾフィエンザール/ 1971年3月(④), ロンドン、バーキング・アセンブリー・ホール/ 1979年10月(⑤⑥), クリーヴランド、マソニック・オーディトリウム[ステレオ:セッション]
 ①〜③は、若きマゼールがベルリン・ドイツ・オペラ音楽監督を務めていた充実期の録音。ウィーン・フィルとはチャイコフスキーの交響曲全集を録音しており、これもその一環として行なわれたものです。
 ⑤⑥では、もともとクリーヴランド管の首席チェリストだったリン・ハレルをむかえて、悠然と運びながらも切れ味のある演奏が展開されています。
 


480 6620
\1200
マゼール/「アルルの女」&「カルメン」組曲、他
 ビゼー:
  ① 「アルルの女」第1&2組曲,
  ② 小組曲「子供の遊び」Op.22,
  ③ 「カルメン」組曲
 デュカス:
  ④ 魔法使いの弟子
ロリン・マゼール(指揮)
クリーヴランド管弦楽団(①②),
ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団(③)/
ワルター・ウェラー(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(④
 流麗なメロディーを大切にしつつ、シャープなリズム処理も印象的な快演
 【録音】1978年5月(①), 1979年10月(②), クリーヴランド、マソニック・オーディトリウム/1959年4月, ロンドン、キングズウェイ・ホール(③)/ 1974年10月, ロンドン、キングズウェイ・ホール(④), [ステレオ:セッション]
細かい強弱の変化とメリハリのきいたフレージングが見事なマゼールらしい表現。流麗で美しいメロディを聴かせながら、緊密なアンサンブルとシャープなリズム処理が印象深く、音楽がドラマティックに展開されています。
 


480 6621
(2CD)
\1800→\1690
マゼール/ベルリオーズ:ロメオとジュリエット、他
 ベルリオーズ:
  ① 劇的交響曲「ロメオとジュリエット」Op.17
  ② 交響曲「イタリアのハロルド」Op.16
  ③ 序曲「ローマの謝肉祭」Op.9
クリスタ・ルートヴィヒ(Sp),
ミシェル・セネシャル(T),
ニコライ・ギャウロフ(Bs),
ウィーン国立歌劇場合唱団,
フランス国立放送合唱団員
ロリン・マゼール(指揮),
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(①),
クリーヴランド管弦楽団(②③),
ロバート・ヴァーノン(ヴィオラ:②)
 ベルリオーズの独創性を浮き彫りにする名演
 【録音】1972年12月, ウィーン・ゾフィエンザール(①)/ 1977年10月(②), 1975年8月(③), クリーヴランド、マソニック・オーディトリウム[ステレオ:セッション]
 マゼールが1972年にウィーン・フィルと録音した「ロメジュリ」。ダイナミックな縁どりで明確な明瞭な音楽づくり。通常聞き取りにくい中声部まで充実したバランスと感情の爆発を随所にちりばめ、迫力ある名演が展開されています。クリーヴランド響の首席ヴィオラ奏者だったヴァーノンの独奏も素晴らしく、マゼールの鮮やかな手腕が光る名演です。


<映像>


ARTHAUS(映像)



100321
(DVD)
\3900→\3590
ショルティ、ブルックナーとストラヴィンスキーを振る
 1.ブルックナー(1824-1896):交響曲 第3番 ニ短調/
 2.ストラヴィンスキー(1882-1971):3楽章の交響曲
グードラン・ハーグ(ハープ…2)/
バートン・ウェバー(ピアノ…2)/
バイエルン放送交響楽団/
ゲオルク・ショルティ(指揮)/
アストリッド・パンコウ(エディター)/
フーゴー・ケーク(テレビ・ディレクター)
1993年 ミュンヘン フィルハーモニー・イム・ガスタイク ライヴ収録/収録時間:89分/音声:ステレオ2.0/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面二層ディスク

 伝説の指揮者、ゲオルク・ショルティ(1912-1997)。彼の指揮は常にエネルギッシュであり、とにかく楽器が歌い、オーケストラの持つ機動力が最大限に発揮されることで知られています。常に正確なリズム、明晰でバランスのよい響きは時として「人間味を欠く」と評価されることもありますが、決して情に流されることのない的確な音造りは、21世紀に生きる現代人にも極めて受け入れやすいものと言えるのではないでしょうか?彼は1946年から1952年までバイエルン国立歌劇場の音楽監督を務めており、この歌劇場の発展に寄与したことでも知られています。もちろんミュンヘンでも頻繁に演奏しており、活動の場をシカゴの中心に移した後でも、定期的にこの地を訪れて素晴らしい演奏をしていました。
 この映像はそんなショルティの演奏会を収録したもので、ワーグナーへの称賛が込められた、ブルックナーの「交響曲第3番」と、一種の協奏曲とも言えるストラヴィンスキーの「3楽章の交響曲」が演奏されています。ショルティらしいスマートなブルックナーと、精密なリズム処理が求められるストラヴィンスキー。当時のショルティは80歳を超えてはいますが勿論どちらも情熱溢れる熱い音楽です。
 


102320
(DVD)
\6300→\5690
ルートヴィヒスブルク音楽祭 宮殿劇場
 モーツァルト:歌劇「魔笛」2幕

  エマヌエル・シカネーダー(台本)
パミーナ:夜の女王の娘…ウルリケ・ゾンターク(ソプラノ)/
タミーノ:王子…デオン・ファン・デア・ヴァルト(テノール)/
パパゲーノ:鳥刺し…トーマス・メーア(バリトン)/
パパゲーナ…パトリシア・ロザリオ(ソプラノ)/ザラストロ…コルネリウス・ハウプトマン(バス)/
夜の女王…アンドレア・フライ(ソプラノ)/
第1の侍女…エリザベス・ホワイトハウス(ソプラノ)/
第2の侍女…マリナ・ザンデル(ソプラノ)/
第3の侍女…ナージャ・ミヒャエル(ソプラノ)/
ルートヴィヒスブルク祝祭管弦楽団&合唱団/
ヴォルフガンク・ゲネンヴァイン(指揮)/
アクセル・マンゼイ(舞台監督)/
アレクサンダー・リントル&アクセル・マンゼイ(装置&衣装)
1992年 ルートヴィヒスブルク音楽祭 宮殿劇場 ライヴ収録/収録時間:147分/音声:ドイツ語/ステレオ2.0/字幕:仏,英,西,日/画面:4:3/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
 
大蛇に追われて逃げてくる王子タミーノ。彼を助けるためにひと肌脱ぐパパゲーノ(ちょっと頼りない)。悪魔ザラストロに娘をさらわれたと訴える“夜の女王”とその娘パミーナ。パパゲーノの思い人パパゲーナ。主な登場人物はこの6人。そして大切な小道具「魔法の笛」と「魔法の鈴」。物語のカギを握る3人の侍女と3人の童子。
 最初は、ザラストロが悪人で、夜の女王は被害者なのですが、いつのまにか夜の女王が悪になり、ザラストロは善意の人となり、タミーノは試練の儀式を受けることになるのです…。初めて聴く(見る)オペラとして最適と言われているモーツァルト(1756-1791)の「魔笛」。確かに音楽は素晴らしいし、登場人物の描写も素晴らしいのですが、何となくもやもやするのは、この決して「勧善懲悪」ではない物語にも原因があるのではないでしょうか?ただし、これには深いわけがあり、この物語の根底にはあの秘密結社フリーメイソンの基本教義が隠されているのです。
 3という数字もシンボルの一つ。作品の中にもしばしばフリーメイソンを暗示させるものが含まれており、最近までは「モーツァルトはフリーメイソンに暗殺された」という都市伝説さえもがあったとされています。色々な思惑に彩られた作品ですが、最上のものであることは疑う余地がありません。
 この演奏は、バッハ演奏で名高いゲネンヴァインの指揮によるドイツのルートヴィシスブルクの夏の音楽祭のライヴです。タミーノを歌うデオン・ファン・デア・ヴァルト(彼は2005年に悲劇的な死を遂げた)の輝かしい声が魅力的ですが、実はサロメを歌って大ブレイクしたナージャ・ミヒャエルが侍女の一人で出演していたり、と見どころ満載の映像です。
 


108086
(Blu-ray)
\6300→\5690
エッセン アールト歌劇場
 ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」
  5幕 モーリス・メーテルリンク(台本)
ペレアス(ゴローの異父弟)…ジャック・インブライロ(バリトン)/
メリザンド(ゴローの后)…ミカエラ・ゼリンガー(メゾ・ソプラノ)/
王太子ゴロー…ヴァンサン・ル・テクシエ(バリトン)/
老王アルケル…ヴィルフガンク・シェーン(バス)/
ジュヌヴィエーブ…ドリス・ゾッフェル(メゾ・ソプラノ)/
医師…マテウス・カバラ(バス) 他/
エッセン・フィルハーモニー管弦楽団/
アールト劇場オペラ合唱団/
ステファン・ゾルテシュ(指揮)/
ニコラス・レーンホフ(演出)
2012年 エッセン アールト歌劇場 ライヴ収録/収録時間:151分/音声:ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:仏(オリジナル),独,英,西,伊,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<BD>単層 25GB 1080i High Definition
 
 架空の国アルモンド王国で繰り広げられる夢幻的な物語。
 この国の王アルケルの孫ゴローが、森で彷徨っていた時に出会った乙女メリザンド。他の女性との結婚話が進んでいるにも拘わらずメリザンドを城に連れ帰るゴローですが、ゴローの異父弟であるペレアスも彼女の美しさに魅了されてしまいます。
 メリザンドとペレアスは星空の下で抱擁を交わすのですが、決して2人はそれ以上の関係を持つことはなかった…のですが、ゴローの心はどうだったのでしょうか?この不思議な人間模様、最後まで霧の中をさまようが如く、謎に包まれたまま物語は幕を閉じるのです。
 メーテルランクの戯曲を元に、ドビュッシー(1862-1918)が完成させた唯一のオペラである「ペレアスとメリザンド」は、まさに印象派を代表する音楽であり、全編ささやくような歌唱と神秘的な響きに彩られています。レーンホフの演出は光と影をうまく使い、全体にほんのりとベールを被せたかのような不思議な効果を齎します。
 また歌手たちも強い存在感を持ちながらも、全ては情景の中に溶け込み、まるでこの世のものではないような印象的な存在として描かれています。ステファン・ゾルテシュの紡ぎ出す透明感と妖艶さを併せ持つ音楽も聴きどころです。
 


108089
(Blu-ray)
\6300→\5690
セルジュ・チェリビダッケのリハーサル風景
 「ブルックナーの第9交響曲」

  ※101555と同内容 ジャン・シュミット=ガレによる映像
  ブルックナー(1824-1896):交響曲第9番のリハーサル
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)/
ミュンヘン・フィル
1985年6月21日ミュンヘンにて/収録時間:58分/音声:ステレオ2.0/字幕:英,独,仏,西伊,日/画面:16:9/REGION All(Code:0)/単層 25GB 1080i FULL HD
 チェリビダッケによるブルックナーの天国的なアダージョ…交響曲第9番の第3楽章…のリハーサル風景です。私たちが、今チェリビダッケの演奏をCDなどで聴く時に意識しなくてはいけないのは、それが「完成されたもの」であるということでしょう。彼の音楽を聴く時は、ただただ美しい響きに身を任せていればよいのです。
 しかし、チェリビダッケが「これだ!」という音楽を創り上げるまでに、どれほどの長い時間をかけ、響きや強弱を調整し、作曲家の思いを繰り返し楽団員に伝えているかということを、どれほどの人が知っているのでしょうか?何度も何度も同じ小節を繰り返し、納得の行く音を練り上げていく彼の姿は、まさに求道者そのものです。とはいえ、厳しい彼も、時にはユーモラスに楽団員に語りかけます。「何が可笑しいのかい?」その一瞬、ふっと和らぐ張り詰めた空気。そんな柔和な時間も、映像作家J.シュミット=ガレは克明に捉えています。
 物語の後半でチェリビダッケがブルックナーの聖地「聖フローリアン修道院」を訪れた際にブルックナーの音楽について、つぶやく言葉も感動ものです。そして長い長いリハーサルが終わる時、アダージョの最後の音が溶けて行く時にチェリビダッケが発した言葉「さあ、もう一度第1楽章から!」で、この感動的な映像は締めくくられます。





BERLINER PHILHARMONIKER(国内仕様盤)

ベルリン・フィルのWeb サイト「デジタル・コンサートホール」で配信している演奏会をパッケージとしてリリースしている、ベルリン・フィルの自主レーベル「BERLINER PHILHARMONIKER」。
ベルリン・フィル・サイトと一部販売店様で販売されていたBlu-rayとDVD について、日本語解説書付の日本盤仕様として、取扱いを開始することになりました。
今回ご案内するタイトルは、2013 年バーデン=バーデン復活祭音楽祭で上演された最新映像、ラトル初の「魔笛」と鬼才ピーター・セラーズの演出で「儀式化」して演奏され話題となった「マタイ受難曲」です。

KKC 9060
(Blu-ray)
\5500
ラトル初の「魔笛」!
 2013年バーデン=バーデン復活祭音楽祭ライブ
  モーツァルト:歌劇「魔笛」KV620

 ボーナス映像:
  サイモン・ラトルとロバート・カーセンによる作品解説
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
パヴォル・ブレスリク(タミーノ)
ケイト・ロイヤル(パミーナ)
アナ・ドゥルロフスキ(夜の女王)
ディミトリー・イヴァシュチェンコ(ザラストロ)
ミヒャエル・ノッジ(パパゲーノ)
レグラ・ミューレマン(パパゲーナ)
アニク・マシス(第1の侍女)
マグダレーナ・コジェナー(第2の侍女)
ナタリー・シュトゥッツマン(第3の侍女)
ジョゼ・ヴァン・ダム(弁者)
ジェイムズ・エリオット(モノスタトス)
ダーヴィット・ローター セドリック・シュミット
ヨシュア・アウグスティン(3人の童子)
アンドレアス・シャーガー(第1の僧侶)
ジョナサン・レマル(第2の僧侶)
ベンジャミン・ヒュレット(第1の武者)
ダーヴィット・イエルザレム(第2の武者)
ベルリン放送合唱団(合唱指揮:サイモン・ハルシー)

Mozart: Die Zauberflote, K620
KKC 9061/62
(2DVD)
\3500→\3290
 ラトル初の「魔笛」2013年バーデン=バーデン復活祭音楽祭ライブ収録、ロバート・カーセンの新演出にも大注目!

 演出:ロバート・カーセン、装置:マイケル・レヴァイン、衣装:ペトラ・ラインハルト
 収録:2013 年4 月1 日、バーデン=バーデン祝祭劇場/ライブ
 (Blu-ray) 画面:1080iFull HD 16:9、音声:PCM Stereo, DTS-HD,Master Audio 5.1、字幕:日本語、英独仏西、リージョン:0、本編:163mm ボーナス:43mm、輸入盤・日本語字幕・解説書付
 (2DVD) 画面:NTSC 16:9、音声:PCM Stereo, Dolby Digital、5.1, DTS 5.1、字幕:日本語、英独仏西、リージョン:0、本編:163mm ボーナス:43mm、輸入盤・日本語字幕・解説書付

 2013 年4 月バーデン=バーデン・イースター音楽祭で上演された最新映像。ベルリン・フィルのイースター音楽祭は、2013 年からザルツブルグから保養地として知られているバーデン=バーデンにと場所を変え開催。バーデン・バーデン祝祭劇場は客席2400 のヨーロッパ最大級のオペラハウス。第1 回目の目玉としてモーツァルトの「魔笛」が上演されました。 「魔笛」は、ベルリン・フィル初の舞台上演、ラトル同作品初めての指揮で注目の公演となりました。ベルリン・フィルは、1937/38 年のビーチャム盤、1964 年のベーム盤、1980 年のカラヤン盤のスタジオ録音に続く4 つ目の全曲盤です。
 ラトルの演奏は、バランスの取れたアンサンブルと豊麗で重厚な響き、メリハリのあるデュナーミクで仕上げています。
 キャストはパミーナ役のケイト・ロイヤル、タミーノ役のパヴォル・ブレスリク、パパゲーノ役のミヒャエル・ノッジとフレッシュな若手を起用しています。脇を固める3 人の侍女には、アニク・マシス、マグダレーナ・コジェナー、ナタリー・シュトゥッツマンと主役級の大変豪華な面々で、弁者にジョゼ・ヴァン・ダムというのも聴きどころ。
 演出は奇才演出家として日本でも注目されているロバート・カーセン。夜の女王とザラストロは2 人で組んで、タミーノとパミーナの若いカップルに試練を与え、成長(啓蒙)させ、新しく生まれ変わらせるという計画であったという、魔笛のストーリーの矛盾を解決するような、随所に工夫を凝らした、読み替え演出で、ある種舞台をより明快にしたと言えるでしょう。

 「音楽史には、初めから爆発的成功を収めた作品が存在します。我々は、それらの作品が、いかに優れたものであるかを忘れがちです。しかし我々は、《魔笛》がどれほど傑作であるかを、改めて思い起こす必要があります。この作品は、それまであったすべての音楽を越えた新しさを持っています。モーツァルト自身の作品においてもです。」サー・サイモン・ラトル


 とってもよくできたプロモーション・ビデオ。2分ほどですが素敵です。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=L11bd_Y3_vQ
  

KKC 9063
(Blu-ray)
\5500
国内仕様で再登場!
 ラトル&ベルリン・フィル
  J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV244

   ボーナス映像:
    ピーター・セラーズとサイモン・ハルシーの対話
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
マーク・パドモア(T、福音史家)
カミラ・ティリング(S)
マグダレーナ・コジェナー(Ms)
トピ・レーティプー(T /アリア)
クリスティアン・ゲルハーヘル(B /イエス)
トーマス・クヴァストホフ(Bs /アリア)
ベルリン放送合唱団(合唱指揮:サイモン・ハルシー)
ベルリン国立および大聖堂少年合唱団
 (合唱指揮:カイ=ウーヴェ・イールカ)

Bach, J S: St Matthew Passion, BWV244
KKC 9064/65
(2DVD)
\3500→\3290
 「ポスト古楽」の開幕を告げる、生々しくも衝撃的なバロック!ラトル&ベルリン・フィルによる「マタイ」鬼才ピーター・セラーズによる演出で儀式化!

 演出・舞台:ピーター・セラーズ
 収録:2010 年4 月11 日、ベルリン・フィルハーモニー/ライブ
 (Blu-ray) 画面:1080iFull HD 16:9、音声:PCM Stereo, DTS-HD,Master Audio 5.1、字幕:日本語、英独仏西、リージョン:0、本編:195mm ボーナス:51mm、輸入盤・日本語字幕・解説書付
 (2DVD) 画面:NTSC 16:9、音声:PCM Stereo, Dolby Digital、5.1, DTS 5.1、字幕:日本語、英独仏西、リージョン:0、本編:195mm ボーナス:51mm、輸入盤・日本語字幕・解説書付

 ラトルとベルリン・フィルによるバッハのマタイ受難曲。ピーター・セラーズによる演出=リチュアライゼーション(儀式化)付きで、コンサートとは思えない迫真の演技。福音史家(パドモア)がイエス本人という驚きの解釈で、近年のベルリン・フィルの公演の中でも特に大きな話題となったコンサートです。
 儀式化されたピーター・セラーズの演出は革新的であり、さらにベルリン・フィルの古楽演奏の「現在」を克明に記録し、単なるピリオド演奏の模倣に留まらない、ドラマチックな音楽展開、コジェナーをはじめ、ゲルハーヘル、クヴァストフなど豪華ソリスト陣の格の高さを感じる素晴らしい歌唱力を聴かせてくれます。またゲスト出演したガンバのヒレ・パールも、古楽器とは思えない音色で観客から称賛されていました。

 「これは演劇ではないのです。むしろ祈りであり、瞑想なのです」  ピーター・セラーズ

 こちらでプロモーション・ビデオが観られます。かなり既成概念を打ち砕かれます。
 http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=cm3B6Lxo97o













10/10(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

CPO


777802
\2600
パウル・ヒンデミット:
 クリスマスの児童劇「トゥティフェントヒェン」
ベラ・クムバーガー(ソプラノ)/
ヘルマン・ヴァレン(バリトン)/
ノラ・レントナー(ソプラノ)/
マティアス・シュタイアー(テノール)/
アンニカ・シュリヒト(メゾ・ソプラノ)/
セバスティアン・ブルース(バス・バリトン)/
ベルリン放送児童合唱団/
ベルリン=ドイツ交響楽団/
ヨハネス・ズール(指揮)
なんとなく難しいイメージのあるヒンデミット(1898-1963)の音楽ですが、彼はこんなに楽しい音楽も書いていました。
 突然動き出した「木彫りの人形」を巡っての奇跡のストーリーであり、直接クリスマスと関係しているわけではありませんが、ヒンデミットは2曲のクリスマスソングを挿入するなどして、クリスマスに子どもたちが演じるにふさわしい劇として作り上げられています。
 音楽は室内管弦楽と歌手(役者)たちのために書かれていますが、これまでの録音は管弦楽による組曲がリリースされていたのみ。この全曲録音で、この作品の全容を知ることが可能になりました。
 

777809
\2600
ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル:
 クリスマス・オラトリオ「イエス・キリストの誕生」

 ハインリヒ・ユリウス・トーデの台本による
ベリト・ノルバッケン・ゾルセット(ソプラノ)/
アレクザンドラ・ラヴォール(メゾ・ソプラノ)/
マルクス・ウルマン(テノール)/
ヴォルフ=マティアス・フリードリヒ(バリトン)/
ケルン・アカデミー/
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)
ドイツの音楽一家に生まれたヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727-1789)。彼の祖父はエッティンゲン侯の宮廷楽長であり、父はザクセン=アイゼナハ公国の宮廷楽団の楽士長を務める傍ら、優れたヴィオラ・ダ・ガンバ奏者として演奏旅行を行ったことで知られています。
 その息子クリスティアン・ヘルテルも作曲家になり、このオラトリオは1778年から1778年の間に、フリードリヒ・フォン・メックレンブルク=シュヴェリン公の宮廷で演奏するために作曲されたものです。壮麗かつ表現力の高い冒頭の合唱とともに、降誕祭でおなじみのコラールを随所に用いながら、伝統的な牧歌と劇的な部分の対比も見事な大作を、ヴィレンズ率いるケルン・アカデミーが文句ない演奏で現代に蘇らせました。迫力ある音楽です。
 

777820
\2000
クリストバル・デ・モラーレス:
 おお、偉大なる神秘よ-14のクリスマス・モテット

 1.O magnum mysterium/2.Missus est Gabriel Angelus/
 3.Ecce, virgo concipiet/4.Veni, Domine, et noli plena/
 5.Ave Maria/6.Puer natus est nobis/7.Pastores dicite, quidam vidistis/
 8.Exaltata est Sancta Dei genitrix/9.Salve regina/
 10.Sancta et immaculata virginitas/11.Ave regina coelorum/
 12.Candida virginitas/13.Salva nos, stella maris/14.Cum natus esset Iesus
ブレーメン・ヴェーザー・ルネサンス/
マンフレード・コルデス(指揮)
モラーレス(1500-1553)の表情豊かなクリスマスのモテット集です。彼はスペインにおけるルネッサンス期の最も重要な作曲家で、彼の作品のほとんどは宗教的な声楽曲です。当時の彼は国際的な名声を得ており、作品はヨーロッパ全域のみならず「新大陸」にも伝播されていったと言います。
 これらのクリスマスのためのモテットも同じくヨーロッパ全土に広まり、多くの人々に愛されていました。古風で神秘的な表現、自由な和声進行など、同時代の作曲家たちよりも自由でユニークな音楽を、おなじみコルデス率いるブレーメン・ヴェーザー・ルネサンスの清冽なアンサンブルで。




RONDEAU


ROP-6075
\2000
光と愛 〜ゾヌクス・アンサンブルのための新しい合唱音楽
 1.ヴィタウタス・ミシュキニス(1954-):光、わが光/
 2.ポール・メアロウ(1975-):私は永遠を観た/
 3.ウジス・プラウリンシュ(1957-):光に/
 4.オラ・イェイロ(1978-):聖なる光/
 5.トビアス・フォルスター(1973-):光と愛/
 6.アルヴィン・ミヒャエル・シュローネン(1965-):光と愛/
 7-11.エリック・ウィテカー(1970-):5つのヘブライ語の愛の歌
  <テムナ/カラ・カッラ/ほとんど/雪だ/優しさに>/
 12.アレクサンダー・S・ヴジク(1945-):あなたは私のもの/
 13-16.グレゴール・ヒューブナー(1967-):ソロモンの歌からの断片
ゾヌクス・アンサンブル/
シュテファン・クーヒェル(サクソフォン)/
シリウス弦楽四重奏団/
ハンス=ヨアヒム・ルスティヒ(指揮)
録音 2012年11月10-11日,2013年5月24-26日 ヴェターゼン,カトリック教会
 RONDEAUレーベルのクロスオーヴァー・プロジェクトを担うゾヌクス・アンサンブルの現代的テイストの1枚です。
 即興性たっぷりのシリウス弦楽四重奏団とサックスのクーヒェルの演奏と、絶妙のハーモニーを紡ぎ出す若き男声メンバー「ゾヌクス・アンサンブル」のコラヴォレーションは、まるで別世界の音楽を聴くかのような不思議な体験をもたらします。たとえばトラック8のウィテカーでは神秘的な導入部が一転、賑やかな喧騒を描き出したり、トラック1のミシュキニスの作品では、サックスが鮮烈な合いの手を入れたりと、一味違う声楽アンサンブルを楽しめます。

ROP-6079
\2000
生命の祈り 〜音楽と献身
 1.ロッシーニ(1792-1868):老いのいたずら 第3集「慎み深い小品集」より/第7番「祈り」/
 2.ラインベルガー(1839-1901):新年の祈り Op.85-1/
 3.ラインベルガー:ミサ曲 変ロ長調 Op.172よりアヴェ・マリア/
 4.グリーグ(1843-1907):アヴェ・マリア・ステラ/
 5.チェスローヴァス・ササナウスカス(1867-1916):サルヴェ・レジーナ/
 6.ペーター・コルネリウス(1824-1874):悲歌 Op.9より第3番「私たちは人生の真っ只中」/
 7.コルネリウス:悲歌 Op.9より第1番「おお空よ、矢のように飛びたまいし」/
 8.レーガー(1873-1916):教会の歌 第3番「われを汝がものとなし、とどまりたまえ」/
 9.アレクサンダー・ブレント・スミス(1889-1950):わが魂よ、ここが祖国だ/
 10-13.プーランク(1899-1963):アッシジの聖フランチェスコの4つの小さな祈り/
 14.エルナ・ヴォル(1917-2005):シメオンへの賛歌/
 15.エルナ・ヴォル:喜ばしき光/
 16.エルハルト・マウエルスベルガー(1903-1982):全能の神/
 17.マウエルスベルガー:誰が彼の名前を呼ばれる/
 18.ヨハネス・ヴァイラウフ(1897-1977):主キリスト、神の御子、団結せよ/
 19.フーゴ・ディストラー(1909-1942):キリストの昇天 Op.5-21/
 20.ヘンク・バディングス(1907-1987):ユビラーテ・デオ/
 21.フィリップ・ゴルドマン(1987-):優雅な力によりて/
 22.マウエルスベルガー:主よ、われらは道具となりて/
 23.ゲオルク・クリストフ・ビラー(1955-):我らに平和を
アンサンブル・ティオス・オミロス
<メンバー:
パトリック・グラール(テノール)/
コルネリウス・フロンメルト(テノール)/
トビアス・アイ(バリトン)/
フィリップ・ゴルトマン(バス)/
マヌエル・ヘルメーケ(バス)>
録音 2013年2月18-21日 ライプツィヒ ハイリゲン・クロイツ 福音ルター派教会
 男声5人によるアンサンブル「ティオス・オミロス」の最新録音。前作の「1600年頃のドイツ教会音楽のコントラスト」(ROP6041)ではルネッサンス期のハーモニーをじっくり聴かせましたが、今盤はロマン派から近代までの「祈り」の旋律を歌い上げています。
 人はどのような時に祈るのか?それは恐怖であり、悲しみであり、また希望を求めるためとマルティン・ルターが言うように、祈りの助けを借りて人々は時を生き、様々なインスピレーションを得るのです。そんな美しい精神が宿るこの1枚。心の安らぎをもたらします。




TOCCATA CLASSICS


TOCC-26
\2600
ミェチスワフ・ワインベルク:ヴァイオリン・ソナタ全集 第2集
 1.モルダヴィアの主題による狂詩曲 Op.47-3(1949)/
 2-4.ヴァイオリントピアノのためのソナタ 第2番 Op.15(1944)/
 5-11.無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第2番 Op.95(1967)/
 12-15.ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第5番 Op.53(1953)
  ※5-11…初録音
ユーリ・カルニッツ(ヴァイオリン)/
マイケル・チャーニ=ウィルス(ピアノ)
録音 2013年6月22-23日 ロンドン フルハム・ブロードウェイ,聖ジョン教会
 1996年にワインベルク(1919-1996)が死去して以来、世界中の音楽家や愛好家たちは彼の作品に注目し、世界中で演奏が繰り返され、埋もれていた作品もどんどん復興されています。ワルシャワで生まれ、第二次世界大戦勃発後ソビエトに亡命、ショスタコーヴィチと知り合い、強い影響を受けたワインベルクですが、当時社会を席巻していた「反ユダヤ主義」とジダーノフ批判からは逃れられず、1953年には逮捕されるなどの苦難の生涯を送ります。しかし創作意欲は衰えることなく、7つの歌劇を始め、26の交響曲、17の弦楽四重奏曲など、総計200曲以上もの作品を残しました。彼の作品にみられるショスタコーヴィチの作品への親近性と、独特のメロディの美しさなどが愛される所以でしょう。

TOCC-158
\2600
シャルル・ヴァランタン・アルカン:歌曲全集 第2集
 1-6.第4集 Op.67(1868頃)
  <雪と浄化/昔の歌/勇敢に/ゆっくりと/情熱的に/舟歌>/
 7-12.第5集 Op.70(1872頃)
  <小二重奏/アンダンティネット/アレグロ・ヴィヴァーチェ/スケルツォ-コーロ/要約-舟歌>/
 13-14.2つの夜想曲 Op.57(1859)/
 15-16.2つの小品 Op.60(1859)/
 17.欲望-幻想(1844)/
 18.脱帽-第2の夢想(1872)…初録音
ステファニー・マッカラム(ピアノ)
録音 2012年9月16日.2012年11月4日 シドニー・コンセルヴァトリウム・オブ・ミュージック,リサイタル・ホール
 異端の作曲家アルカン(1813-1888)。2013年は彼の生誕200年にあたります。いくつかの作品は現在でもコンサート会場やCDなどで聴くことができますが、まだまだ知られざる作品の多い作曲家です。
 この曲集は「歌」と題されていますが、ピアノ独奏のためのもの。まさに歌心に溢れた小品集であり、自由奔放な想像力が発揮され、またそれぞれの曲は、緊密な連動性を保っています。
 初録音となる小品「脱帽」も収録されているというアルカン好きなら外せない1枚です。第1集(TOCC0157)も併せてお楽しみください。ステファニー・マッカラムの情緒あふれる演奏です。
 


TOCC-197
\2600→\2390
ブロドウスキ弦楽四重奏団
 ジョン・ピッカード:室内楽作品集 第2集

 1-10.弦楽四重奏曲 第1番(1991)/
 11-15.弦楽四重奏曲 第5番(2012-2013) ※全て初録音
ブロドウスキ弦楽四重奏団
<メンバー:
デイヴィッド・ブロドウスキー(ヴァイオリン)/
カトリン・ウィン・モーギャン(ヴァイオリン)/
フェリックス・タンナー(ヴィオラ)/
レイノルド・フォード(チェロ)>
録音 2013年7月10日…1-10, 2013年7月11日…11-15 ロンドン ニューサウスゲート,聖ポール教会
 第1集(TOCC0150)でその柔軟性溢れる作品を披露したイギリスの現代作曲家、ジョン・ピッカード(1963-)。こちらは2つの弦楽四重奏曲を収録した第2集となります。こちらは彼の50歳の誕生日を記念してリリースされたもので、初期の作品である第1番と、最近の作品である第5番を収録。もちろん全て初録音となります。彼の作品は攻撃的な面を備えていますが、実に奥深く官能的な部分もあります。
 エルガーの研究家でもある彼らしく、時として美しいメロディが出現するあたりも興味深いところです。

TOCC-218
\2600
セルゲイ・リャプノフ:ピアノ作品集
 1-3. 3つの小品 Op.1(1888)
  <練習曲 変ニ長調/間奏曲 変ホ短調/ワルツ 変イ長調>/
 4-5. 2つのマズルカ Op.9(1898)<第1番 嬰ヘ短調/第2番 変ニ長調>/
 6.マズルカ 第5番 変ロ短調 Op.21(1903)/
 7.即興的ワルツ 第1番 ニ長調 Op.25(1905)/
 8.即興的ワルツ 第2番 変ト長調 Op.29(1908)/
 9.マズルカ 第7番 嬰ト短調 Op.31(1908)/
 10.スケルツォ 変ロ短調 Op.45(1911)/
 11-13.ソナチネ 変ニ長調 Op.65(1917)/
 14.即興的ワルツ 第3番 ホ長調 Op.70(1919) ※1-3.10.11-13…初録音
マルガリータ・グレボフ(ピアノ)
録音 2012年5月30日,2012年10月17日,2013年3月15日 メリーランド,カレッジ・パーク エルシー&メルヴィン・デケルボウム・コンサート・ホール
 またロシア国民楽派の後継者として、ユニークな作品を残したリャプノフ(1859-1924)。そんな彼の作品にはリストやバラキレフ、ボロディンなど先人の影響が強く見られることは確かですが、ことピアノ曲に関しては、彼が若い頃師事したカール・クリントヴォルト(リストの門弟)を通じて、フランツ・リストの名人芸をそのまま継承していると言えそうです。
 ここで聴けるピアノ作品集には、彼の作曲技法と超絶技巧が余すことなく発揮されており、リャプノフの再評価に繋がるアルバムとして評価されること間違いありません。何曲かの初録音も含まれた貴重な1枚です。




MODE


MODE 259
\1600
ジョン・ケージ作品全集 Vol 49
The Piano Works 9 First Recordings
 Haiku (1950-51) 4:43
  1. I. for my dear friend, Who 0:42
  2. II. What stillness! 0:32
  3. III. The Green Frog’s Voice 0:52
  4. IV. The River Plurabelle 0:33
  5. V. 0:45
  6. VI. (not numbered) 0:39
  7. I. second version (rejected?) 0:40
 Sixteen Dances (1950-51) 50:18
  version for piano solo, edited by Walter Zimmermann
  8. I. Solo (fast) [anger] 1:49
  9. II. Trio/3 girls [adagio] 3:58
  10. III. Solo “The Mad Dog” [humorous] 2:23
  11. IV. “Delicate Leaves” 2:25
  12. V. “Monk’s Sarabande” [sorrow] 2:15
  13. VI. “Fleeting Images” 3:05
  14. VII. “Hero’s Dance” [heroic] 3:15
  15. VIII. “Jig for John” 3:55
  16. IX. “Odious Warrior” [odious] 3:51?
  17. X. “Blues” 2:43
  18. XI. “Medicine Man” [wondrous] 2:23
  19. XII. “Basket Dance”? 2:16
  20. XIII. Solo [fear] 1:41
  21. XIV. Quartet [chance] 6:50
  22. XV. Duet [erotic] 4:01
  23. XVI. Quartet [tranquility] 5:44
 Alternate versions for piano & percussion:? 10:13
  24. XV. Duet [erotic] 4:25 *
  25. XVI. Quartet [tranquility] 5:48 *
Jovita Zahl, piano
Thomas Meixner, percussion*
ジョン・ケージによる今まで知られていなかった2つの作品がドン・ギレスピー(ケージの出版社、C.F.ピータース社)と作曲家ワルター・ツィンマーマンの作業のおかげでリンカーン・センターのニューヨーク公立図書館で発見されました 。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


SARX LINEA ANGELICUM


LP時代に録音されたアンジェリクム・レーベルのアナログ音源をCD化したシリーズです。

SX 2001-2
\2000
アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):オラトリオ「聖フィリッポ・ネーリ」 ペトレ・ムンテアヌ(テノール:聖フォリッポ)
ブルーナ・リッツォリ(ソプラノ:慈愛)
ビアンカマーラ・カゾーニ(メゾソプラノ:希望)
アンナマリア・ロータ(アルト:信仰)
ミラノ・アンジェリクム管弦楽団
フランコ・カラッチオーロ(指揮)
録音:1962年、スタジオ・アンジェリクム、ミラノ、イタリア、ADD 発売:1994年
 

SX 2008-2
\2000
フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):ミサ・コンチェルタータ アンナ・マリア・ヴァリン(ソプラノ)
ヴァンダ・マドンナ(メゾソプラノ)
ジョルジョ・ターデオ(バス)
ミラノ・ポリフォニー合唱団
ジュリオ・ベルトーラ(合唱指揮)
ミラノ・アンジェリクム管弦楽団
ウンベルト・カッティン(指揮)
録音:データ記載なし、ADD 発売:1994年
 

SX 2011-2
\2000
ロッシーニ(1792-1868):スターバト・マーテル

マルチェッラ・デ・オスマ(ソプラノ)
フィオレンツァ・コッソット(メゾソプラノ)

ジャンニ・イアイア(テノール)
ウーゴ・トラーマ(バス)
ミラノ・ポリフォニー合唱団
ジュリオ・ベルトーラ(合唱指揮)
ミラノ・アンジェリクム管弦楽団
カルロ・フェリーチェ・チッラーリオ(指揮)

録音:データ記載なし、ADD 発売:1994年
 

SX 2016-2
\2000
イタリア・ルネサンス・リュート曲集 ファンタジア、アリアと舞曲
 フランチェスコ・スピナッチーノ(活躍:1500頃):3つのリチェルカーレ
 フランチェスコ・ダ・ミラノ(1497-1543):
  ペスカトーレ・ケ・ヴァ・カンタンド/パヴァーナ「ラ・ディスペラータ」
  サルタレッロ/ラ・カーラ・コーザ/パドゥアーナ/ガリアルダ
  3つのファンタジア
 不詳(16世紀終盤):
  イタリアーナ/マスケラーダ/ヴェネツィアーナ/ガリアルダ/ヴィッラネッラ
 ジョアン・マリア・ダ・クレーマ(活躍:1540頃-1550頃):
  ラ・ベルトンチーナ/ラ・ボロニェーゼ/ラ・ロウエッタ/リチェルカーレ第8&9番
 ジャコモ・ゴルザニス(1520/1525頃-1574/1579頃):
  ラ・ドゥーラ・パルティータ(舞曲);パッソ・メッツォ&パドゥアーナ
 チェーザレ・ネグリ(1535頃-1605頃):
  レ・グラティエ・ダモーレ/アレマーナ・ダモーレ/ビアンコ・フィオーレ
  カテーナ・ダモーレ/ラ・フェデルタ・ダモーレ
パオロ・ポッシエーディ(リュート)
録音:データ記載なし、ADD 発売:1994年
 

SX 2017-2
\2000
ヴィヴァルディ(1678-1741):
 フルート・ソナタ集「忠実な羊飼い」Op.13(全6曲)
ローラーント・コヴァーチ(フルート)
ヤーノシュ・シェベシュティエーン(チェンバロ)
録音:データ記載なし、ADD 発売:1994年
 


SX 2018-2
\2000
モーツァルト(1756-1791):
  フルート協奏曲第1番ト長調 K.313
  フルート協奏曲第2番ニ長調 K.314
  フルートと管弦楽のためのアンダンテ ニ長調 K.315

セヴェリーノ・ガッゼローニ(フルート)
ミラノ・アンジェリクム管弦楽団
ルチアーノ・ロザーダ(指揮)

録音:データ記載なし、ADD 発売:1994年
 


SX 2019-2
(2CD)
\3800
モーツァルト(1756-1791):オペラ「ルーチョ・シッラ」K.134

フィオレンツァ・コッソット(メゾソプラノ:チェチーリオ)
ドーラ・ガッタ(ソプラノ:ジューニア)
レーナ・ガリー・ファラーキ(ソプラノ:チェーリア)
フェッランド・フェッラーリ(テノール:ルーチョ・シッラ)

ルイージ・ポンティッジア(テノール:アウフィーディオ)
アンナ・マリア・ロータ(メゾソプラノ:ルーチョ・チンナ)
ミラノ・ポリフォニー合唱団
ジュリオ・ベルトーラ(合唱指揮)
ミラノ・アンジェリクム管弦楽団
カルロ・フェリーチェ・チッラーリオ(指揮)

録音:1961年、ADD 発売:1995年
このオペラの最初期の録音。若きコッソットも登場。
 


SX 2025-2
(2CD)
\3800
カニーノ、アバドも顔を出す
 ヴィヴァルディの4つの協奏曲とバッハによる編曲版

 ヴィヴァルディ(1678-1741):
  4つのヴァイオリン、チェロ、弦楽とチェンバロのための協奏曲ロ短調
   F.IV No.10 T.415(*)
  ヴァイオリン、弦楽とチェンバロのための協奏曲ト長調 F.I No.173 T.408(+)
  2つのヴァイオリンと弦楽合奏のための合奏協奏曲イ短調 F.I No.177 T.413(#)
  2つのヴァイオリン、チェロと弦楽合奏のための合奏協奏曲ニ短調
   F.IV No.11 T.416(**)
 J・S・バッハ(1685-1750):
  4台のチェンバロと弦楽のための協奏曲イ短調 BWV1065(++)
  チェンバロのための協奏曲ヘ長調 BWV978(##)
  オルガンのための協奏曲ニ短調 BWV596(***)
  オルガンのための協奏曲イ短調 BWV593(***)
ブルーノ・サルヴィ(ヴァイオリン(*/+/#/**))
アンジェロ・ステファナート、チェーザレ・フェッラレージ、
マルゲリータ・チェラディーニ(ヴァイオリン(*))
ロマーナ・ペッツァーニ(ヴァイオリン(#/**))
ロベルト・カルアーナ(チェロ(*/**))
ルイージ・フェルディナンド・タリアヴィーニ(チェンバロ(++/##))
ブルーノ・カニーノ、アントニオ・バッリスタ、
クラウディオ・アバド(チェンバロ(++))
アレッサンドロ・エスポジート(オルガン(***))
ミラノ・アンジェリクム管弦楽団
アルベルト・ゼッダ(指揮)
録音:データ記載なし、ADD 発売:1995年
 思わぬ巨匠が顔を出していた録音。
 

SX 2027-2
\2000
メンデルスゾーン(1809-1847):
  ヴァイオリン、ピアノと弦楽合奏のための協奏曲ニ短調(*)
  ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調
フランコ・グッリ(ヴァイオリン)
エンリカ・カヴァッロ(ピアノ)
ミラノ・アンジェリクム管弦楽団
ピエルルイージ・ウルビーニ(指揮)
録音:データ記載なし、ADD 発売:1995年

フランコ・グッリは、1926年、トリエステ生まれのヴァイオリン奏者。タルティーニ音楽院、キジアーナ音楽院を経て、スイスでヨーゼフ・シゲティに師事。
妻のカヴァッロとのデュオ、ローマ合奏団のメンバーでの演奏活動を行う。
キジアーナ音楽院、ルツェルン音楽院、インディアナ大学、東京音楽大学などにおいて、ヴァイオリンの指導に当たった。
 

SX 2028-2
\2000
ジョン・ダウランド(1562-1626):愛と友情の音楽
  去れ、自己愛の若者たちよ
  恋人よ、まだ帰らないで、なぜあなたは立ち上がる?
  この震える影に/今こそ別れねばならない
  思いを遂げられなかったら、どうしよう/私を、他の誰でもなく私を
  愛の神よ、かつで出会ったことがあるか/言ってくれ、真の愛よ
  フォイボスが初めてダフネを愛したとき/眠ったふりをする君は思うのか
  罪の呵責が鋭く/私の嘆きが情熱をかき立てられるなら
  ご婦人向けの粋な品物
サルタイア・シンガーズ
 パトリシア・クラーク(ソプラノ)
 ジーン・アリスター(アルト)
 エドガー・フリート(テノール)
 フレデリック・ウェストコット(バス)
 デスモンド・デュプレ(リュート)

録音:データ記載なし、ADD 発売:1995年

 


SX 2030-2
(3CD
)\5700
ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン・ソナタ集
  第1番ニ長調 Op.12 No.1/第2番イ長調 Op.12 No.2
  第3番変ホ長調 Op.12 No.3/第4番イ短調 Op.23
  第5番ヘ長調「春」Op.24/第7番ハ長調 Op.30 No.2
  第10番ト長調 Op.96/第6番イ長調 Op.30 No.1
  第9番イ長調「クロイツェル」Op.47/第8番ト長調 Op.30 No.3
フランコ・グッリ(ヴァイオリン)
エンリカ・カヴァッロ(ピアノ)
録音:データ記載なし、ADD 発売:1995年


 ここで第7番のライヴの音源が少し聴ける。音はあまりよくない。
http://www.youtube.com/watch?v=_FUzgM_SOvU&feature=player_embedded
 


SX 2033-2
(2CD)
\3800
J・S・バッハ(1685-1750):フルートとチェンバロのためのソナタ集
  第1番ロ短調 BWV1030/第2番変ホ長調 BWV1031
  第3番イ長調 BWV1032/第4番ハ長調 BWV1033
  第5番ホ短調 BWV1034/第6番変ホ長調 BWV1035/ト短調 BWV1020
ブルーノ・マルティノッティ(フルート)
ブルーノ・カニーノ(チェンバロ)
録音:データ記載なし、ADD 発売:1994年
 

SX 2034-2
\2000
ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):
 交響曲ニ長調(*)/交響曲ニ長調「引き合う心」
 交響曲ニ長調(*)/交響曲ニ長調(*)
ヨハン・クリスティアン・バッハ管弦楽団
レオポルド・ガンベリーニ(指揮)
 ディエス・イレ(独唱、二重合唱と管弦楽のための) ブルーナ・リッツォリ(ソプラノ)
レーナ・ガラツィオーティ(アルト)
ペトレ・ムンテアヌ(テノール)
ローレンツォ・ガエターニ(バス)
トリノ・ポリフォニー合唱団
ミラノ・アンジェリクム管弦楽団
ルッジェーロ・マギーニ(指揮)
録音:データ記載なし、ADD 発売:1995年

4つのニ長調交響曲はイタリア、ジェノヴァのN・パガニーニ音楽院図書館所蔵の手稿譜によるもので、(*)は世界初録音と表示されています。

 


SX 2038-2
\2000
パガニーニ(1782-1840):
  ヴァイオリン協奏曲第5番イ短調(*)
  胸騒ぎ(ロッシーニの「タンクレディ」のアリア「こんなに胸騒ぎが」による
   序奏と変奏曲)Op.13(+)
  24の奇想曲 Op.1 から 第16番ト短調,第17番変ホ長調
  カンタービレ ニ長調(+)
  24の奇想曲 Op.1 から 第13番変ロ長調/第20番ニ長調
フランコ・グッリ(ヴァイオリン)
エンリカ・グッリ・カヴァッロ(ピアノ(+))
ミラノ・アンジェリクム管弦楽団(*)
ルチアーノ・ロザーダ(指揮(*))
録音:データ記載なし、ADD 発売:1994年
 

SX 2039-2
\2000
ジョン・ダウランド(1562-1626):リュート・ソング集
  さあ、もう一度、甘美な愛が呼んでいる/力強き神よ
  彼女は私の過ちを許してくれるだろうか
  常にダウランド、常に悲しく(リュート独奏)/そう湧き急ぐな、泉よ
  私は見た、あの人が泣くのを/もう泣くな、悲しみの泉よ/求婚すべきか
  流れよ、わが涙/最初の涙(パヴァン;リュート独奏)
  華やぐ宮廷から遠く−君よ、それほど私が嫌いなら−暗闇に私は住みたい
ラッセル・オバーリン(カウンターテナー)
ジョゼフ・イアダン(リュート)
録音:1979年、場所の記載なし、ADD 発売:1995年
 

SX 2040-2
\2000
トルバドゥールとトルヴェールの歌
 ギラウト・デ・ボルネイユ(1138頃-1215頃):Reis glorios, verais lums e clartatz
 ギラウト・リキエル(1230頃-1292):Ples de tristor, marritz e doloiros
 アルナウト・ダニエル(12世紀):Chanson do ill mot son plan e prim
 ベルナルド・デ・ヴェンタドルン(1130/1140-1190/1200):Ca vei la lauzeta mover
 ゴーティエ・デピナル(13世紀):Commencemens de douce saison bele
 ガス・ブリュレ(1160頃-1213以後):Cil qui d'amor me conseille
 ライモン・デ・トロザ(活躍:1180頃-1220頃):Atressi com la chandella(*)
 ペルディゴン(活躍:1190頃-1212頃):Trop ai estat(*)
 ライモン・デ・ミラヴァル(1135/1160頃-1220頃):Apena sais(*)
ラッセル・オバーリン(カウンターテナー(*以外))
シーモア・バラブ(ヴィオラ・ダ・ガンバ(*以外))
グラツィエッラ・ベニーニ(ソプラノ(*))
ヴァルテル・ベンヴェヌーティ(リュート(*))
録音:1978年、場所の記載なし、ADD 発売:1995年
 

ANG 97016-2
\2000
アレッサンドロ・ストラデッラ(1644-1682):
  クリスマス・カンタータ(*)
  トランペット、弦楽とチェンバロのためのソナタ(+)
ヨランダ・マンチーニ(ソプラノ:処女マリア(*))
テオドーロ・ロヴェッタ(バリトン:聖ヨゼフ(*))
ジョルジョ・ターデオ(バス:ルシファー(*))
エルダ・マリーノ(ソプラノ:天使(*))
アルフレート・ノービレ(テノール:第1の羊飼い(*))
ジョヴァンニ・ガッツェラ(テノール:第2の羊飼い(*))
アナニア・バッタリオーラ(トランペット(+))
トリノ・ポリフォニー合唱団(*)
ミラノ・アンジェリクム管弦楽団
ルッジェーロ・マギーニ(指揮)
録音:1961年、場所の記載なし、ADD 発売:1997年
 

ANG 97021-2
(2CD)
\3800
ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):オペラ「シーロのテティデ」 アドリアーナ・マルティノ、ルチアーナ・ピオ・フマガッリ(ソプラノ)
ヴァンダ・マドンナ(アルト)
カルロ・フランジーニ(テノール)
ヴァレーリオ・メウッチ(バリトン)
ジュリアーノ・フェレイン(バス)
ミラノ・アンジェリクム管弦楽団
アラダール・ヤーネス(指揮)
録音:1965年1月、5月、場所の記載なし、ADD 発売:1997年
 


ANG 97033-2
(5CD)
\9500
イェルク・デムス(ピアノ)
 ドビュッシー(1862-1918):ピアノ独奏作品全集

  映像/映像 第1集/映像 第2集/ボヘミア舞曲/スラヴ風バラード
  スティリー風タランテッラ/ロマンティックなワルツ/マズルカ
  アルバムのページ/ベルガマスク組曲/おもちゃ箱/夜想曲/マスク
  喜びの島/子供の領分/ピアノのために/版画/夢想/小さな黒人
  ハイドンをたたえて/レントより遅く/英雄的子守歌/スケッチ帳より
  前奏曲集第1巻/練習曲集第1巻/2つのアラベスク/前奏曲集第2巻
  練習曲集第2巻
イェルク・デムス(ピアノ)
録音:1971年、場所の記載なし、ADD 発売:1998年


<メジャー・レーベル>

DG

PANORAMAレーベル


479 2088
\2200
ナイジェル・ヘス/サイレント・ナイト
 きよしこの夜/もみの木/ディンドン 高らかに/神のみこは今宵しも/
 天にはさかえ/オー・ホーリー・ナイト/久しく待ちにし/
 See amid the winter's snow/木枯らしの風ほえたけり/
 世のひと忘るな/まぶねの中で/Angels from the realms of glory/
 Infant holy, infant lowly/昔、ダビデの村に/いざ歌え、いざ祝え
ボーナス・トラック:
 ラスト・クリスマス(ジョージ・マイケル)
ナイジェル・ヘス(ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
暖炉の薪がはぜる音を聴きながら・・・クリスマスの夜を静かに満たす音楽—。
 クラシック音楽の殿堂、ドイツ・グラモフォンが新たな音楽を発信すべく新しいレーベルを立ち上げました。その名も「PANORAMA」レーベル。
  「ラヴェンダーの咲く庭で」他の作品で知られるイギリスの作曲家、ナイジェル・ヘスと新たに契約を結び、耳にやさしいアレンジで聴き心地の良いクリスマス・アルバムをお届けします。




DECCA


481 0507
\2200
アレッサンドロ修道士/ヴォイス・オブ・ジョイ
 1. TU SCENDI DALLE STELLE
 2.オー・ホーリー・ナイト
 3.神のみこは今宵しも
 4. 久しく待ちにし
 5. アニュス・デイ
 6. もみの木
 7.アヴェ・マリア(バルトルッチ)
 8. MADONNA DE LA CLARITATE
 9. JOY TO THE WORLD
 10. ALTO E GLORIOSO DIO
 11.アヴェ・マリア(バッハ/グノー)
 12. きよしこの夜 (フランス語版)
 13. 幼子イエス
 14. MADRE EN LA PUERTA
 15. A GAELIC BLESSING
アレッサンドロ修道士
アッシジの聖フランチェスコ聖堂の修道士がCDデビュー!録音:2013年 ロンドン
 アレッサンドロ修道士 (Alessandro Brustenghi)は7ヵ国語を操る真にインターナショナルな修道士ということで、収録曲はラテン語/イタリア語/英語/フランス語/ドイツ語/スペイン語/スウェーデン語の7ヵ国語にわたるものです。
 修道士にふさわしく、デビュー盤は宗教的なアリアとクリスマスにゆかりのある名曲を集めています。深々とした声で歌われる聖歌の数々をお楽しみください。"



<映像>


RONDEAU(映像)


ROP-5003
(DVD)
\2600
ハノーヴァー少年合唱団 〜クリスマスとJ.S.バッハ
 1.カンタータ「いざ来たれ、異教徒の救い主よ」BWV61/
 2.カンタータ「キリスト者よ、この日を銘記せよ」BWV63/
 3.クリスマス・オラトリオ BWV248より第1部 降誕節第1祝日用
アントニア・ブルヴェ(ソプラノ)/
クラウディア・エルドマン(アルト)/
マルクス・シェーファー(テノール)/
ミヒャエル・イェッケル(バス)/
ハノーヴァー少年合唱団/
ラルコ・バロック管弦楽団/
イェルク・ブライデイング(指揮)
ROP-5103
(Blu-ray)
\2600
2012年12月14-16日 ハノーヴァー マルクト教会 ライブ収録/収録時間:89分(ボーナス映像15分含む)/音声:歌唱-ドイツ語<DVD>ステレオLPCM2.0ch/デジタルサラウンド5.1ch <BD>ステレオLPCM2.0ch/dts-HDマスターオーディオ5.1ch/字幕:英,独,日,中,韓/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>単層 1080i FULL HD
 ハノーヴァー少年合唱団の初の映像作品です。
 クリスマス用のカンタータとクリスマス・オラトリオが収録されたクリスマス用の企画作品で、この深淵で清冽な音楽は、バッハ好きのみならず、全ての音楽愛好家の耳をうならせること間違いありません。もちろん美しい映像も必見です。












10/9(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


AMBROISIE



AM 210
\2600→\2390
ルガンスキー、グリーグとプロコフィエフ
 ケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ響
  (1)グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調 Op.16
  (2)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.26
ニコライ・ルガンスキー(Pf)
ケント・ナガノ(指)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 完璧。さすがルガンスキー、グリーグとプロコフィエフの新しい決定盤登場!ケント・ナガノの伴奏も充実の極み。秋の夜、最高に贅沢な音楽。

 録音:2013 年2 月/イエス・キリスト教会(ベルリン)/DDD、59’19”

 ニコラーエワ秘蔵の天才少年として世に出たルガンスキーも40 歳を超え、超絶のテクニックはそのままに、ますます自在な妙技を繰り広げる存在となっています。待望の新録音は久々の協奏曲。これまでラフマニノフやチャイコフスキーの協奏曲は高い評価を受けましたが、今回は彼にとって初のグリーグとプロコフィエフの第3 番。共演はケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ響で、今年2 月にベルリンのイエス・キリスト教会にてセッション録音されました。
 グリーグは落着いたテンポで辛口の叙情を歌いあげ、どこかリヒテルの名演を彷彿させます。どんな強音でも透明さを失わない打鍵、第3 楽章の若々しい推進力で、この名作を限りなく新鮮なものにしています。ケント・ナガノのバックアップも絶妙で、終始充実したオーケストラの響きを聴かせてくれます。
 ルガンスキー初の録音となるプロコフィエフのピアノ協奏曲第3 番は、2011 年12 月来日時のデュトワ指揮NHK 交響楽団との共演が語り草となっていますが、約1 年後の当演奏もそれを凌ぐ凄さです。ルガンスキーは轟き渡る音ながら透明な所がまさにプロコフィエフ向き。ゾッとするような難技巧を呆れる程の正確さで涼しげにこなし、テンポはアルゲリッチの超名盤ばりの速さで、ケント・ナガノの指揮ともどもボルテージの高い胸のすく快演となっています。ことに第3 楽章に現れる二度重音のグリッサンドのすさまじい効果は鳥肌ものです。やはりプロコフィエフの3 番はこのような演奏でこそ輝く理想像で、アルゲリッチ盤に優るとも劣らぬ出来のうえ、録音の新しさと鮮明さでは明らかに優っていると申せましょう。
 両曲ともにスタインウエイですが、ルガンスキーならではの奏法でとても明るく軽やかな音がするのも聴きものです。暗く重いと思いこまれているロシア・ピアニズムの先入感を一新してくれます。
<店主より>
 先日のベレゾフスキーといい今回のルガンスキーといい、次代の巨匠となるべき逸材が重量級の新譜をリリースしてその存在感を見せ付けてくれる。これは嬉しい。
 しかも今回は指揮とオケにケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ響という強力なバックを得てまさに万全の体制。

 ここではAMBROISIEレーベルの力の入れようが伺える、ちょっとした映画並みのプロモーション映像が楽しめる。

http://www.youtube.com/watch?v=XYzGLyNrYU4




GLYNDEBOURNE



GFOCD 020
(2CD)
\4200→\3790
ガルシア=マルケス原作、エトヴェシュの新作オペラ
 ユロフスキの指揮によるグラインドボーンでの初演の録音!
エトヴェシュ:「愛その他の悪霊について」
アリソン・ベル(S シエルヴァ・マリア)
ネイサン・ガン(Br カイエターノ・デラウラ神父)
マッツ・アルムグレン(Bs ドン・トルビオ)
ホセファ・ミランダ(Ms フェリシティ・パーマー)
ジーン・リグビー(Ms マルティナ・ラボルデ)
マリエッタ・シンプソン(Ms ドミンガ・デ・アドヴィエント)
ロバート・ブルベイカー(T ドン・イグナシオ)
ジョン・グレアム=ホール(T アブレヌンシオ)
ウラディーミル・ユロフスキ(指)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団,
グランドボーン合唱団
 エトヴェシュの新作、ガルシア=マルケス原作のオペラ「愛その他の悪霊について」グラインドボーンでの初演の録音!!ユロフスキだ!

 録音:2008 年8 月、グラインドボーン/113 分15 秒

 ペーテル・エトヴェシュのオペラ「愛その他の悪霊」は、2008 年8 月10 日、グラインドボーン音楽祭で初演され、大きな話題を巻き起こしました。原作は、コロンビアの人気作家でノーベル文学賞受賞者、ガブリエル・ガルシア=マルケス(1928 −)の1994 年の作「愛その他の悪霊について」。原作の訳本も出ていますし、映画化もされたので話の内容をご存知の方も多いでしょう。18 世紀、スペインによる植民地支配されているコロンビアが舞台。シエルヴァ・マリアという美しい娘がある時市場で犬に噛まれてしまう。彼女の父の侯爵ドン・イグナシオは、娘は悪魔に取り憑かれたと思い修道院へ入れてしまう。彼女の救済に送られたデラウラ神父は、シエルヴァを愛するようになってしまう。デラウラ神父は修道院長のホセファに退けられ、修道女たちがシエルヴァの悪魔祓いを始める。やがてシエルヴァは鳩の声を聞いたと歌い息絶える。狂気と愛と幻想が植民地の異国情緒豊かな世界で巻き起こります。
 シエルヴァのアリソン・ベルは、タスマニア島生まれのソプラノ。コロラトゥーラソプラノとして活躍しており、バロックオペラからモーツァルト、またJ.シュトラウスの「こうもり」のアデーレ、オッフェンバックの「ホフマン物語」のオランピアなど、様々な役を手掛けています。高音が頻出するシエルヴァの役を見事にこなしています。デラウラ神父のネイサン・ガンは、1970 年、米国、インディアナ州のサウスベンドの生まれ。中堅の実力派バリトンとして今たくさんの役を歌いこなす人気歌手です。一方、重要な役であるミランダには、大ベテランのフェリシティ・パーマーが配されており、エトヴェシュの音楽を守り立てています。もちろんウラディーミル・ユロフスキの指揮するロンドン・フィルの演奏は完璧です。
 新たな感動が生まれて熱気を巻き起こす瞬間を体験したいなら、興味深い世界初演の録音でしょう。





AEOLUS

AE-10067
(SACD HYBRID)
\2700→\2490

天才ハッキネン、バッハ第2弾ついに登場!
 J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集 Vol.2
  チェンバロ協奏曲第3番ニ長調 BWV.1054
  チェンバロ協奏曲第4番イ長調 BWV.1055
  チェンバロ協奏曲第6番ヘ長調 BWV.1057
  幻想曲ハ短調 BWV.906
 W.F.バッハ:協奏曲ト長調 Fk.40

アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
 北欧の名手アーポ・ハッキネン&ヘルシンキ・バロック・オーケストラのJ.S.バッハ第2弾!

 アスペレン、アンタイ、ファン・デルフト、レオンハルトといった錚々たる名匠たちから古楽奏法を学んだ、ヘルシンキ出身のチェンバロ奏者、アーポ・ハッキネン。
 1998年にブルージュ国際チェンバロ・コンクール入賞、NDR特別賞などの受賞歴を誇り、北欧フィンランドが誇るワールドクラスの古楽系鍵盤奏者として輝かしいキャリアを歩んでいる。
 共演は北欧随一のピリオド・オーケストラである、ヘルシンキ・バロック・オーケストラ。ハッキネン自身が芸術監督を努めており、大バッハと長男のヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710−1784)の協奏曲を披露。北欧古楽界の名手、ハッキネンの手腕が光る J.S.バッハのチェンバロ協奏曲集Vol.2の登場です!

 2011年&2010年の録音。

<店主より>

 ようやく出た、ハッキネンのバッハ第2弾。
 アグレルを聴いた段階でただものでないことはわかっていたが、バッハで確信に変わった。
 突き刺すようにシャープで、痛いほどに繊細なバッハ。キリキリと脳髄を締め付けてくる、こんなバッハが存在するとは。
 しかも今回の第2弾では今店主が密かに注目しているヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの作品を入れてきた!大バッハに最も期待されながらもっともその期待を裏切った放蕩息子。その隠れた才能をハッキネンなら再発見してくれるはず。
 惜しむらくはレーベルがAEOLUS。このレーベル、とにかくすぐに入手不能になる。どうか後で後悔する事のないよう。

 これは2013年スオメンリンナ音楽祭で7月に行われたときのバッハの映像。素人録画だが彼らの自由な感性が味わえると思う。

http://www.youtube.com/watch?v=vXElRtfTpT4


アーポ・ハッキネン&ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
ちょっと入手困難になりつつあるAEOLUSの2タイトル
のんびりしてたら手に入らなくなる


AE-10047
(SACD HYBRID)
\3100→\2590

ハッキネン&ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
 
アグレル:管弦楽作品集
 シンフォニア イ長調/ヴァイオリン協奏曲ニ長調/
 チェンバロとフルートのための二重協奏曲ロ短調/
 シンフォニア ニ長調/オーボエ協奏曲変ロ長調/
 シンフォニア変ホ長調
ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
アーポ・ハッキネン(ディレクター&チェンバロ)
シルッカ=リーサ・カーキネン=ピルク(ヴァイオリン)
パウリーナ・フレッド(フルート)
ヤス・モイシオ(オーボエ)
 ユーハン・ユアキム・アグレル(1701−1765)は、マクシミリアン公からの招きを受けドイツのヘッセンに渡り、その後イギリス、フランス、イタリアなどを巡ったスウェーデン生まれの後期バロックの作曲家。
 この管弦楽作品集で聴くことが出来るギャラント様式の華麗で優雅なパッセージは、故郷のスウェーデンを離れドイツを活躍の場としたアグレルの音楽の魅力である。北欧フィンランドのヘルシンキが育んだバロック・オーケストラの巧さにも古楽ファン要注目。2008年9月、エスポー(フィンランド)での録音。
AE-10057
(SACD HYBRID)
\3100→\2590
ハッキネン&ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
 J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集Vol.1

  チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052
  チェンバロ協奏曲第2番ホ長調BWV.1053
  チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056
  イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971
アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
 北欧の名手アーポ・ハッキネンのJ.S.バッハ!共演はヘルシンキ・バロック・オーケストラ!
 ヘルシンキ出身の名手アーポ・ハッキネンとヘルシンキ・バロック・オーケストラのコンビによるJ.S.バッハの「チェンバロ協奏曲集Vol.1」!
 アスペレン、アンタイ、ファン・デルフト、レオンハルトといった錚々たる名匠たちから古楽奏法を学んだハッキネンは、北欧フィンランドが誇るワールドクラスの古楽系鍵盤奏者。
 イタリアの名ヴァイオリニスト、リッカルド・ミナージを擁するヘルシンキ・バロック・オーケストラとのバッハが、北欧の古楽の充実する"現在"を聴かせてくれる。2010年5月の録音。

 


NAXOSのアルバムもご紹介しときますね。
Xaver Dussek: Four Symphonies
NAXOS
8.572683
\1100
ハッキネン&ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
F.X.ドゥシェク:4つのシンフォニア集
  1-3.シンフォニア ト長調Altner G4/
  4-6.シンフォニア 変ロ長調Altner Bb2/
  7-9.シンフォニア イ長調Altner A3/
  10-13.シンフォニア 変ロ長調Altner Bb3
ヘルシンキ・バロック管弦楽団/
アーポ・ハッキネン(指揮)
 チェコ生まれの作曲家、チェンバロ奏者フランツ・クサヴァー・ドゥシェク(1731-1799 ヤン・ラディスラフ・ドゥシークとは別人です)のシンフォニア集です。彼はモーツァルトの友人であり、当時のプラハにおける管弦楽作品の主要な作曲家でした。彼の作品はホフマン、ディッタースドルフなどと同等の影響力を有していたもので、まさに“正統派18世紀音楽”たる風情を醸し出しています。各々の楽器の使い方も特徴的で、この独特な響きはモーツァルト作品にはあまり見られないものでしょう。



 


AE-10124
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
アスペレン!ルイ・クープラン・エディション第3弾!
 ルイ・クープラン・エディションVol.3 〜
  クープラン氏のシャコンヌ
   ルイ・クープラン:
    組曲イ短調/同変ハ長調/同ニ短調/
     同ト長調/同ハ短調/同ト短調
ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)
 オランダ古楽界の権威 アスペレン!ルイ・クープラン・エディション第3弾!

 使用楽器はヴィラ・メディチ所蔵のオリジナル楽器!
 オランダ古楽界の権威、ボブ・ファン・アスペレン! 「J.S.バッハの鍵盤作品集」、「フローベルガー・エディション」と並行して進められる録音プロジェクトの柱、「ルイ・クープラン・エディション」の最新作登場!
 フランス音楽界に栄えたクープラン一族。一族の中で「大クープラン」ことフランソワ・クープランに次ぐ重要作曲家であり、フランソワの伯父にあたる、ルイ・クープラン(c.1626−1661)のチェンバロ作品集。有名な「フローベルガー氏の模倣によるプレリュード」をはじめとする、多彩な前奏曲、舞曲による組曲を収録。
 今回使用するのは、貴重な絵画や彫像など芸術品を保管するローマのヴィラ・メディチ(Villa Medici)に所蔵されている1700年頃制作のオリジナル楽器。近年発見された楽譜の考証なども盛り込んだ充実のブックレットもポイント。
 フローベルガーと親交を結び影響を受けたルイ・クープランの作品は、フローベルガーのスペシャリストでもあるアスペレンならではの解釈が光る。
 貴重なオリジナル楽器と、アスペレンの研究、レオンハルト直伝の演奏技法によって、17世紀フランスの知られざるチェンバロ音楽の扉が開く——。

 ※使用楽器:ヴィラ・メディチ所蔵のオリジナル・フレンチ・ハープシコード(作者不詳1700年頃)
 ※録音:2007年、ヴィラ・メディチ(ローマ)







CHANDOS



CHSA 5129
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
東京クヮルテットの元第1ヴァイオリン奏者ウンジャン&RSNO
 アダムズ:管弦楽作品集

  ドクター・アトミック・シンフォニー
  ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン
  ハルモニーレーレ(和声学)
ピーター・ウンジャン(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管
 ウンジャン&RSNOがCHANDOSで本格始動!ポスト・ミニマルの大家ジョン・アダムズ作品集!

 ウンジャン&RSNOのアダムズ作品集!
 東京クヮルテットの元第1ヴァイオリン奏者であり、指揮者への転身後は、カナダのトロント交響楽団を復活させるなど、オーケストラビルダーとしての高い手腕を発揮しているピーター・ウンジャン。
 ステファヌ・ドゥネーヴの後任として2012年に首席指揮者に迎えられたスコットランドの名門、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団との本格的なデビュー・レコーディングは、ポスト・ミニマルの代表格、ジョン・アダムズ(1947−)!
 「ハルモニーレーレ」は、1911年のシェーンベルクの著書を作品のタイトルとしたアダムズ80年代の代表作。
 アダムズの手によって散りばめられたマーラー、ワーグナー、シュトラウス、シベリウス、ドビュッシー、ラヴェル、そしてストラヴィンスキーのエコーが、約40分という演奏時間とスコアから浮かび上がる。
 歌劇「ドクター・アトミック」を題材として別作品へと生まれ変わり、2007年に初演が行われた「ドクター・アトミック・シンフォニー」。
 「研究所(ラボラトリー)」、「パニック」、「トリニティ(三位一体)」の3部から成る「ドクター・アトミック・シンフォニー」で描かれるのは、ロバート・オッペンハイマー博士の苦悩や葛藤、恐怖。
 そしてオペラ版では第1幕の最後に歌われる16〜17世紀イングランドの詩人、ジョン・ダンのソネットによるアリアを奏でるトランペット・ソロ。
 ピーター・ウンジャンとロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の新たな録音が、言葉、演出、舞台装置を取り払ったジョン・アダムズの"音楽"と向き合う貴重な機会となる ——。


 このページのサンプルでドクター・アトミック・シンフォニーの第2楽章「パニック」が少し聴ける。かっこいい!近代ロシアの傑作のよう。

http://www.chandos.net/details06.asp?CNumber=CHSA 5129

 ※録音:2013年2月10日−11日&4月30日、ロイヤル・コンサート・ホール(グラスゴー)
 
CHAN 10796
\2300→\2090
タスミン・リトル 〜 20世紀イギリスのヴァイオリン作品集!
 モーラン:ヴァイオリン協奏曲
 ディーリアス:伝説(ビーチャム校訂)
 ホルスト:夜の歌 Op.19-1, H.74
 エルガー:
  夜の歌 Op.15-1(ロジャー・ターナー編曲版世界初録音)
  愛の挨拶 Op.12(ロジャー・ターナー編曲版世界初録音)
  朝の歌 Op.15-2(ロジャー・ターナー編曲版世界初録音)
 ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり
タスミン・リトル(ヴァイオリン)
アンドルー・デイヴィス(指揮)
BBCフィルハーモニック
 タスミン・リトルが弾く"揚げひばり"。20世紀イギリスのヴァイオリン作品集!

 英国が誇る知られざる作品の探究者であり、イギリス音楽のスペシャリスト、タスミン・リトル。
 エルガーやディーリアスでの素晴らしい演奏が印象深いアンドルー・デイヴィスとの共演による新録音のアルバム・タイトルは、その名も「揚げひばり」。
 ヴォーン・ウィリアムズ、ディーリアス、エルガー、ホルスト、そしてモーラン。20世紀イギリスのヴァイオリンとオーケストラのための作品集!
 アイルランド、ケリー州の風景を連想させるモーランの代表作「ヴァイオリン協奏曲」、そして20世紀前半の英国で生まれた美しきロマンス、ヴォーン・ウィリアムズの「揚げひばり」。
 タスミン・リトルが大切に奏でてきた名作たちが、最高の伝承者たちを得て、その輝きと美しさを増す——。
 エルガーの3作品は、2013年にロジャー・ターナーによって「ヴァイオリンとオーケストラ版」にアレンジされた新編曲。
 タスミン・リトルが弾く世界初録音となるエルガーの新編曲にも、大きな注目が集まることだろう。


 こちらのページのサンプルでモーラン:ヴァイオリン協奏曲の第2楽章から2分ほど。

http://www.chandos.net/details06.asp?CNumber=CHAN 10796

 ※録音:2013年5月23日&26日、メディアシティUK(サルフォード)
 
CHSA 5130
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
エドワード・ガードナー&メルボルン交響楽団
 バルトーク:管弦楽作品集

  組曲《中国の不思議な役人》Op.19, BB82
  弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 BB114
  4つ管弦楽曲 Op.12, BB64
エドワード・ガードナー(指揮)
メルボルン交響楽団
 ガードナー&メルボルン交響楽団!バルトークの"中国の不思議な役人"!

 イングリッシュ・ナショナル・オペラの若き音楽監督であり、2015年からはノルウェーのベルゲン・フィルの首席指揮者に就任するエドワード・ガードナー。
 「ムジカ・ポルスカ」シリーズでは、ルトスワフスキやシマノフスキの民族色、色彩感を巧みに描き出したガードナーが、東欧ハンガリー、ベーラ・バルトーク(1881−1945)を振る!
 ガードナーと"バルトーク"でコンビを組むオーケストラは、過去には岩城宏之や尾高忠明が指揮台に立つなど日本とも縁が深く、100年以上の歴史を誇る南半球オーストラリアのメルボルン交響楽団。
 英国の次代の巨匠候補としてステップアップを遂げるガードナーと、イギリス人指揮者とも抜群の相性を聴かせるメルボルン交響楽団とのプログラムが"バルトーク"というところが完成度とあわせて非常に興味深い。
 特に「中国の不思議な役人」での強烈なリズム、続々と現れる変拍子、怪しく艶めかしい旋律を操るガードナーのバトンテクニックにご注目いただきたい。

 ここはやはり《中国の不思議な役人》から。サンプル音源で少し聴けます。
http://www.chandos.net/details06.asp?CNumber=CHSA 5130

 ※録音:2011年7月21日−22日&2013年3月4日&2013年3月7日−8日、12日、メルボルン(オーストラリア)



 

CHSA 0401
(SACD HYBRID)
\2700
シェパード:宗教合唱作品集
 喜べ、乙女マリアよ/平安のうちに/主の祈り/
 主よ、御身が手に/《西風のミサ》より グローリア/この日こそ/
 《西風のミサ》より
  クレド、サンクトゥス、ベネディクトゥス、アニュス・デイ/
 主は蘇られた/聖霊が来て/至高の永遠の王/
 リベラ・ノス、サルヴァ・ノス

ケンブリッジ・セント・ジョンズ・
 カレッジ合唱団
アンドルー・ネスシンガ(指揮)

 セント・ジョンズ・カレッジ合唱団新録音!ジョン・シェパードの傑作 《西風のミサ》 を歌う。

 17世紀後半、1670年代から礼拝での役目を担うなど、300年以上という長き歴史と伝統を誇る世界有数の聖歌隊、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団。
 音楽監督アンドルー・ネスシンガの指揮で歌うのは、トマス・タリスやクリストファー・タイと同世代のイギリス・ルネサンスの音楽家、ジョン・シェパード(c.1515−1558)の宗教合唱作品。
 国教会からカトリック、そして国教会へと目まぐるしい変化を見せたイギリスの宗教改革の時代。
 タリスやタイ、バードと同じく、この動乱の時代を生きたシェパードは、モードリン・カレッジの聖歌隊長、王室礼拝堂の音楽家として活躍した当時の重要な音楽家の1人。
 イングランドの俗謡「西風」を定旋律としたパロディ・ミサ「西風のミサ」は、タヴァナーやタイの同名の作品と並ぶイギリス・ルネサンス時代の傑作である。

 ※録音:2013年1月11日−13日、セント・ジョンズ・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ)



 

CHAN 10786
\2300
クァトロ 〜 4本のギターのためのスペイン音楽
 ソル:グラン・ソロ Op.14
 リムスキー=コルサコフ(ウィリアム・カネンガイザー編):
  スペイン奇想曲 Op.34
 アルベニス(デイヴィッド・ロー編):ラ・ベーガ(草原)
 クルーズ:フォリア(ギター四重奏曲第4番)
アクアレル・ギター四重奏団
 アクアレル・ギター四重奏団の4thアルバムはスペイン・プログラム!

 マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで1999年に結成されたギター・アンサンブル、アクアレル・ギター四重奏団のシャンドス専属第4弾は"スペイン・プログラム"!
 スペインの偉大なるコンポーザー・ギタリスト、フェルナンド・ソルが1810年頃に作曲した「グラン・ソロ」から、リムスキー=コルサコフの"ギター四重奏版"「スペイン奇想曲」、同じく"ギター四重奏版"のアルベニスの「ラ・ベーガ」を経て、イアン・クルーズ(1956−)の「フォリア」で182年に渡るスペイン・ギターの歴史を繋いだプログラム。
 クレイグ・オグデン、ゴードン・クロスキーから教えを受けたイギリス・ギター界のニュースターたちが、クラシカル・ギターの心の故郷、スペインの音楽を絶妙のアンサンブルで聴かせてくれる。

 ※録音:2013年4月12日−13日&5月9日−10日、80ヘルツ・スタジオ(マンチェスター)
 

CHAN 10794
(2CD)
\4600
サリヴァン:歌劇《美の石》 エリン・マナハン・トーマス(ソプラノ)
トビー・スペンス(テノール)
レベッカ・エヴァンス(ソプラノ)
アラン・オピー(バリトン)
スティーヴン・ガッド(バリトン)
キャスリン・ウィン=ロジャーズ(メゾ・ソプラノ)
マデリン・ショウ(メゾ・ソプラノ)
デイヴィッド・スタウト(バス)
リチャード・スアート(バリトン)
オリヴィア・ゴメス(ソプラノ)
サラ・マクステッド(メゾ・ソプラノ)
リリオ・エヴァンス(ソプラノ)
ロリー・マクドナルド(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
BBCウェールズ・ナショナル合唱団
 サリヴァン晩年の大作《美の石》!エリン・マナハン・トーマスも参加!

 19世紀後半のイギリスにおける舞台音楽、特にオペレッタの作曲家として名を馳せたアーサー・サリヴァン(1897−97)の「美の石(The Beauty Stone)」は、1898年5月28日にサヴォイ劇場で初演が行われた"ロマンティック・ミュージック・ドラマ"。
 長年コンビを組んだ名パートナー、ウィリアム・S・ギルバートではなく、アーサー・ウィング・ピネロ(1855−1934)とジョセフ・ウィリアム・コミンス・カー(1849−1916)の台本を用いた晩年の大作である。
 「アイヴァンホー」以降のサリヴァンの見過ごされてきた舞台作品の魅力を伝える記録としても非常に貴重。エリン・マナハン・トーマスやトビー・スペンス、レベッカ・エヴァンス、アラン・オピーなど、豪華キャスト陣が花を添える。

 ※録音:2013年1月29日−2月3日、BBCホディノット・ホール(カーディフ)




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


MELODIYA



MELCD 1002118
\2000→\1890
アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルの「抒情小品集」
 グリーグのピアノ・ロール付き

  グリーグ(1843-1907):
   抒情小品集第1巻 Op.12/抒情小品集第3巻 Op.43
   抒情小品集第4巻 Op.47/抒情小品集第8巻 Op.65
   抒情小品集第3巻 Op.43 から Nos.1,4(*)
アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(ピアノ(*以外))
エドヴァルド・グリーグ(ピアノ(*))

録音:1950-1954年(*以外)/1906年(*)

アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼル(1875-1961)はロシアのピアニスト。1906年よりモスクワ音楽院で教え(1922-1924年、1939-1942年には学長を務めました)、ギリゴリー・ギンズブルク、サムイル・フェインベルク、タチアナ・ニコラーエヴァ、ラザール・ベルマン、ニコライ・ペトロフ、ニコライ・カプースチンらを輩出しました。
(*)はヴェルテ=ミニョン・ピアノ・ロールによる再生・録音。

 


MELCD 1002121
\2000→\1890
ヴァディム・レーピン 初期録音集
 バックはカッツ&ノヴォシビルスク・フィル!

  ベートーヴェン(1770-1827):
   ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番ト長調 Op.40
   ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番ヘ長調 Op.50
  チャイコフスキー(1840-1893):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
  イザイ(1856-1931):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番ホ長調 Op.27 No.6(*)
ヴァディム・レーピン(ヴァイオリン)
ノヴォシビルスク・フィルハーモニー管弦楽団(*以外)
アルノリト・カッツ(指揮(*以外))

録音:1984-1986年

ヴァディム・レーピン(1971年生まれ)の少年時代の録音。
伴奏が、店主の愛するカッツ&ノヴォシビルスク・フィル!

 

MELCD 1002145
\2000
ラザール・ベルマンのシューマン&リスト
 シューマン(1810-1856):
  ピアノ・ソナタ第1番 Op.11/ピアノ・ソナタ第2番ト短調 Op.22
 リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
ラザール・ベルマン(ピアノ)

録音:1975-1976年

 

MELCD 1002152
\2000
クラリネットとピアノのための音楽
 ドビュッシー(1862-1918):クラリネットとピアノのための第1狂詩曲
 グレチャニノフ(1864-1956):クラリネット・ソナタ第2番 Op.172
 ヒンデミット(1895-1963):クラリネット・ソナタ ロ長調
 プーランク(1899-1963):クラリネット・ソナタ Op.184
 タネーエフ(1856-1915):
  チェロ、クラリネットと弦楽合奏のためのカンツォーナ ヘ短調
   (クラリネットとピアノのための編曲版)
イヴァン・ストルボフ(クラリネット)
キム・ジラン(ピアノ)

録音:2012年

イヴァン・ストルボフはサンクトペテルブルク音楽院で学び、2013年現在マリーンスキー劇場管弦楽団ソリスト、サンクトペテルブルク音楽専門学校教授を務めるクラリネット奏者。キム・ジランはサンクトペテルブルク音楽院で学んだ韓国出身のピアニスト。

 

MELCD 1002154
(2CD)
\3600
J・S・バッハ(1685-1750):フルートとチェンバロのためのソナタ集
  ロ短調 BWV1030/変ホ長調 BWV1031/イ長調 BWV1032
  イ短調(無伴奏フルート) BWV1013(*)/ハ長調 BWV1033
  ホ短調 BWV1034/ホ長調 BWV1035
アレクサンドル・コルネーエフ(フルート)
アレクサンドル・バフチエフ(チェンバロ(*以外))

録音:1971-1974年





OLYMPIA


MKM 279
\1700
リヒテル&バシュメット
 ヒンデミット(1895-1963):ヴィオラ・ソナタ ヘ長調 Op.11 No.4
 ブリテン(1913-1976):ヴィオラとピアノのためのラクリメ Op.48
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):ヴィオラ・ソナタ Op.147
ユーリー・バシュメット(ヴィオラ)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:ライヴ、1985年3月5-8日、フライブルク、西ドイツ
 

MKM 280
\1700
リヒテル&カガン
 ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ第39番ニ長調 Hob.XVI:24
 ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78(*)
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):ヴァイオリン・ソナタ Op.134(*)
オレグ・カガン(ヴァイオリン)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:ライヴ、1985年年3月6-8日、フライブルク、西ドイツ
  

MKM 281
\1700
オイストラフ・トリオ
 シューベルト(1797-1828):ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲イ長調 Op.162
 ラフマニノフ(1873-1943):
  ピアノ三重奏曲第2番ニ短調「悲しみの三重奏曲」Op.9(*)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
スヴアトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ(*))
レフ・オボーリン(ピアノ)
録音:データ記載なし、モノラル、AAD 音源:モスクワ放送
 

MKM 282
(2CD)
\3000
ロストロポーヴィチ&リヒテル
 ベートーヴェン(1770-1827):5つのチェロ・ソナタ

  第1番ヘ長調 Op.5 No.1/第2番ト短調 Op.5 No.2/第3番イ長調 Op.69
  第4番ハ長調 Op.102 No.1/第6番ニ長調 Op.102 No.2
ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
録音:1961年、ロンドン/1962-1963年、ウィーン
 

MKM 120(501120)
(2CD)
\3000
【旧譜】
リヒテル&ガヴリーロフ
 ヘンデル(1685-1859):鍵盤楽器のための組曲集 Vol.1

   第1番イ長調 HWV526(*)/第2番ヘ長調 HWV427
   第3番ニ短調 HWV428/第4番ホ短調 HWV429(*)
   第5番ホ長調 HWV430/第6番ヘ短調 HWV431(*)
   第7番ト短調 HWV432/第8番ヘ短調 HWV433
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ(*以外))
アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ(*))

録音:1982年(別資料では1979年7月1日、ヌイイ=シュル=マルヌ城、フランス)

 

MKM 121
(2CD)
\3000
【旧譜】
リヒテル&ガヴリーロフ
 ヘンデル(1685-1859):鍵盤楽器のための組曲集 Vol.2

   第9番ト短調 HWV439/第10番ニ短調 HWV436(*)
   第11番ニ短調 HWV437(*)/第12番ホ短調 HWV438
   第13番変ロ長調 HWV440(*)/第14番ト長調 HWV441
   第15番ニ短調 HWV447(*)/第16番ト短調 HWV452
 J・S・バッハ(1685-1750):フランス組曲第6番ホ長調 BWV817(*)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ(*以外))
アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ(*))

録音:1982年(別資料では1979年7月1、8日、ヌイイ=シュル=マルヌ城、フランス)





VAI(CD)



VAIA 1278
(2CD)
\4000→\3790
ロザリン・テューレック(Pf)
 J.S.バッハ:パルティータBWV825-830(全6曲)
ロザリン・テューレック(Pf)
 これは凄い。あのグールドも参考にした20 世紀バッハ演奏の源泉

 録音:1984 年/154mm、Stereo

 かのグールドも参考にしたというバッハ演奏の大家ロザリン・テューレック。かのコンスタンチン・リフシッツも彼女にバッハを学んだという神様のような存在。彼女のバッハはいずれも根強い人気を誇っていますが、今回パルティータ全曲が世に出ました。それも1984 年の録音。彼女のパルティータは旧フィリップスの「20 世紀の偉大なるピアニストたち」シリーズにもありますが、1956-8 年録音と古かったため、当アルバムの出現は狂喜ものと申せましょう。
 このパルティータも絶品で、ベテランならではの説得力に圧倒されます。


 VAI製作の「ゴールドベルク」ライヴから20分ほどの映像。

http://www.youtube.com/watch?v=n8fITGqGU8s

 これを観るとやはり「ゴールドベルク」もほしくなってしまう。


旧譜
ロザリン・トゥレックのゴールトベルク変奏曲

VAIA 1029
\2000→\1890
J.S.バッハ:ゴールトベルク変奏曲 ロザリン・トゥレック(P)
 


VAIA 1277
\2000→\1890
ロザリン・テューレック(Pf)
 J.S.バッハ:
  (1)パルティータ第3番イ短調BWV827
  (2)同第4番ニ長調BWV828
  (3)同第5番ト長調BWV829
ロザリン・テューレック(Pf)
 テューレック入門に最適な1枚

 録音:1984 年/79mm、Stereo

 上記VAIA1278 から1 枚に編んだCD。既存の第1 集(VAIA 1040)とあわせて、テューレック入門に最適です。


<メジャー・レーベル>

DG



479 1497
\2200→\1990
パトリシア・プティボン、P.ヤルヴィ&パリ管/
 プーランク:グローリア、スターバト・マーテル
パトリシア・プティボン(ソプラノ)、
パリ管弦楽団合唱団
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
パリ管弦楽団
 フランス最高のソプラノとオーケストラ、理想のプーランク演奏がここに!
 録音:2012年9月&2013年3月、パリ サル・プレイエル
プーランク没後50年記念リリース。エスプリの作曲家、プーランクによるソプラノと合唱のための美しい宗教作品集です。
 フランス生まれのクリスタル・ヴォイス、パトリシア・プティボンの透明な美声の魅力もさることながら、フランス最高のオーケストラ、パリ管をニュアンス豊かにリードするパーヴォ・ヤルヴィの手腕も相まって、これらの作品の理想的な演奏を実現しました。

 プティボンとパーヴォが出演するプロモーション・ビデオはこちら。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=c1TGfYiiEE0



 もひとつおまけ映像。
http://www.youtube.com/watch?v=MxzCnNqcWnA

 もし気になった方はこのアルバム。この1曲目です。

旧譜
パトリシア・プティボン、イタリア・バロック・アリア集

477 8763
\2200→¥1990
プティボン/イタリア・バロック・アリア集
 1.サルトリオ:《エジプトのジュリアス・シーザー》〜
  私が欲しいとき
 2.ストラデッラ:《洗礼者ヨハネ》〜
  先例練者これらの涙とため息
 3.ヘンデル:《アルチーナ》〜また私を喜ばせに来て
 4.同:《リナルド》〜私を泣かせてください
 5.同:《アリオダンテ》〜飛行、好きなもの
 6.同:《ジュリアス・シーザー》〜私は運命に泣くでしょう
 7.A.スカルラッティ:《グリゼルダ》〜この悲しみがお嫌なら
 8.ヘンデル:《アルチーナ》〜ああ、我が心よ!
 9.同:《アリオダンテ》〜怠惰なあなたはそうしますか?
 10.ポルポラ:《ルチオ・パピーリオ》〜苦々しい死
 11.ヴィヴァルディ:《オリンピアーデ》〜平安の中にいる限り
 12.サルトリオ:《オルフェオ》〜
  あなたは眠っている
 13.マルチェッロ:《アリアンナ》〜あなたは私に嘆願するために
 14.A.スカルラッティ:《エルサレムの王、セデチーア》〜暖かい血
パトリシア・プティボン(ソプラノ)
ヴェニス・バロック・オーケストラ
指揮:アンドレーア・マルコン
録音:2009年9月16〜21日 グスタフ・マーラー・ザール、トープラッハ <デジタル録音> 新録音

 そのキュートな容姿からアイドルっぽく誤解されているが、コンセルヴァトワールで古楽界の第一人者クリスティに学び、巨匠アーノンクールによって世界の桧舞台へと導かれたバリバリの実力派。
 これは彼女がかねてから録音を切望していたイタリア・バロック・アリアの初録音。VIRGINでのデビュー盤はフランス・バロックで、その後ユニバーサルに移籍してポピュラーなアリア集を出していたが、やはり彼女の志向はこうした分野なのだろう。ストラデッラやアレッサンドロといった眠れる大家の作品、そしてドイツ人のヘンデルがイギリスで書いたイタリア・オペラというちょっとややこしい曲もここには含まれる。
 で、これだけマニアックな曲集だから退屈するかと思いきや、聴いてすぐにプティボンの魅力にとりつかれる。ちょっと人懐っこそうに見えて、近づくと逃げていく。まるで妖精のような歌唱。ほんとに不思議な魅力。


 


479 1907
\2200→\1990
アルブレヒト・マイヤー&キングズ・シンガーズ
レット・イット・スノウ
 レット・イット・スノウ!(スタイン/カーン)
 冬(ヴィヴァルディ)
 エサイの根より(プレトリウス)
 ジングル・ベル(ピアポント)
 御使いうたいて(グリーンスリーヴス:伝承曲)
 クリスマス・オラトリオ〜シンフォニア(J.S.バッハ)
 ワイルドウッド・キャロル(ジョン・ラター)
 冬の旅〜春の夢(シューベルト) 
 冬のセレナード(カツァリス/サン=サーンス)
 アルビノーニのアダージョ(ジャゾット)
 ベイビー、イッツ・コールド・アウトサイド(フランク・レッサー)
 She Moved Through the Fair (アイルランド民謡)
 Aleih Neiri (Parchi)
 主よ人の望みの喜びよ(J.S.バッハ)
 リトル・ドラマー・ボーイ(キャサリン・デイヴィス)
 「ヘンゼルとグレーテル」〜夜、私が眠りにつくと(フンパーディンク)
アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)、
キングズ・シンガーズ
歌うオーボエと愉悦あふれるコーラスのコラボレーション!
 録音:2013年1月25-28日 ベルリン、テルデック・スタジオ
ベルリン・フィルの人気オーボエ奏者、アルブレヒト・マイヤーとイギリスのア・カペラ・ヴォーカル・アンサンブルの草分け、キングズ・シンガーズによる冬(雪、氷、暖炉、そり、クリスマス、新年)をテーマにしたアルバム。しんしんと冷える季節に、穏やかなコーラスとしなやかなオーボエの響きが明るく心弾むひとときを届けてくれます。
 アルブレヒト・マイヤーがベルリン・フィルで来日公演を行う時期のリリースとなります。
 


479 2290
(3CD)
\4400→\3990
ポリーニ/シューベルト録音全集
 さすらい人幻想曲
 ソナタ第16番、19番-21番
 3つのピアノ小品 D946
 アレグレット ハ短調 D915
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
 絶妙のバランス感覚と気品あふれるタッチが描き出す無垢の美
 ポリーニが録音したシューベルト作品すべてを3枚組にまとめました。ショパンや」20世紀作品BOXと同様の仕様で、ブックレット内にオリジナルのジャケット写真やオリジナルのライナーノーツを収録しています。
 完璧なタッチ、究極のバランス感覚で弾かれたこれらの演奏は、シューベルトの無垢な美しさを際立たせ、聴き手の心奥深くに静かな感動を届けてくれます。 録音:1973年〜1987年




DECCA


478 6130
\1700
シャイー&ロイヤル・コンセルトヘボウ管
 マーラー:交響曲第8番《千人の交響曲》
ジェーン・イーグレン(ソプラノI:罪深い女)
アン・シュヴァネヴィィルムス(ソプラノⅡ:贖罪の女)
ルート・ツィーザク(ソプラノⅢ:栄光の聖母)
サラ・フルゴーニ(アルトⅠ:サマリアの女)
アンナ・ラーソン(アルトⅡ:エジプトのマリア)
ベン・ヘプナー(テノール:マリアをたたえる博士)
ペーター・マッテイ(バリトン:法悦の神父)
ヤン=ヘンドリク・ローテリング(バス:瞑想の神父)
プラハ交響合唱団
オランダ放送合唱団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:リッカルド・シャイー
 シャイーのマーラー8番が1CDで再登場!
 1枚に収録し、さらにプライスダウン!
録音:2000年1月17-20日 アムステルダム、コンセルトヘボウ
 

478 5947
\1700
キャロルの祭典〜ブリテン:クリスマス作品集
 キャロルの祭典/みどり児はお生まれになった/クリスマスキャロル集/
 ウィールデン・トリオ〜女の歌/無花果の木/
 羊飼いのキャロル/ひいらぎと蔦は
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
指揮:スティーヴン・クレオバリー
ブリテン・イヤーを鮮やかに締め括るクリスマス曲集
録音:1961年〜1990年 ケンブリッジ、キングズ・カレッジ他
 世界で最も名声を持ち、英国の合唱の伝統を最も完成した形で代表するキングズ・カレッジ合唱団によるブリテンのクリスマス作品集。
 様々なジャンルでその才能を発揮したブリテンの神聖なる側面に光を当てた一枚です。
 

478 5827
(3CD)
\5100

バルトリ/ステッファーニ・プロジェクト


CD1: ミッション (4784732単売時に収録のDVDは当セットには含まれません)
 1 負け知らずの軍勢よ、遅れるでない(アラリーコ)(《バルトの王アラリーコ》から)
 2 どの心も希望を持つことを許される(ターナクイル)(《セルヴィオ・トゥッリ》から)
 3 わたしはどこに?誰がわたしを助けてくれよう?…
   わたしの胸から、涙よ(アンフィオーネ)(《テーベの王妃ニーオベ》から)
 4 もはやあなたたちを隠しませんよ(ロトルーデ)(《タッシローネ》から)
 5 私を愛してくださいませ(ニーオベ)(《テーベの王妃ニーオベ》から)
 6 貴女を抱擁しよう、わが女神よ…
   貴方を抱きしめましょう、私の神さま
   (クレオンテ、ニーオベ)(《テーベの王妃ニーオベ》から)
 7 我が忠実なる軍勢よ、武器を取れ!(ヤルバ、ヤルバの将官たち)
  (《運命のたび重なる勝利》から)~ 鳴れよ、轟けよ、揺れよ、地は(エルタ)
   (《アルミーニオ》から)
 8 妻よ、気が遠くなっていくようだ…どうか、しないでほしい、そなたの涙で
   (タッシローネ)(《タッシローネ》から)
 9 わたしは忠告を受け入れぬ(エルモラーオ)(《アレッサンドロの誇り》から)
 10 そう、そうですわ、休息なさいませ、愛しのお方…またたく美しい(サビーナ)
   (《バルトの王アラリーコ》から)
 11 盲目の神の味方なる夜よ(アルチビーアデ)(《満たされた自由》から)
 12 この魂に戦いを挑む(エネーア、ラヴィーニア)(《運命のたび重なる勝利》から)
 13 容易に得られる勝利へと(シガルド)(《タッシローネ》から)
 14 戦いと勝利のなか(アレッサンドロと合唱)(《アレッサンドロの誇り》から)
 15 闇を呼ぶ黄昏よ(アスパージア)(《満たされた自由》から)
 16 疲れた精神の緊張を和らげるため…慕わしい天球よ、さあ唇に与えたまえ(アンフィオーネ)
   (《テーベの王妃ニーオベ》から)
 17 最も恐ろしい角蛇(つのへび)を(アルチーデ)
  (《エルコレのアケローオとの闘い》から)
 18 晴れやかにしておくれ、わたしの美しい太陽よ…
    あなたの腕の中にもどり…わたしの愛の炎よ
    (アンフィオーネ、ニーオベ)(《テーベの王妃ニーオベ》から)
 19 そなたの唇を通し、愛はわたしに呼びかける(タッシローネ)(《タッシローネ》から)
 20 どうか、もう飽きて、運命よ(アスパージア)(《満たされた自由》から)
 21 血を流せ、思い悩め、戦え、懸命になれ(アルチビーアデ)(《満たされた自由》から)
 22 父君、もし彼に咎があるとしても(ロトルーデ)(《タッシローネ》から)
 23 不安よ、激昂よ(アタランタ、メレアーグロ、合唱)(《和に至った好敵手同士の女》から)
 24 わたしは破壊と虐殺のなかで死ぬことになろう(エンリーコ)(《エンリーコ・レオーネ》から)
 25 語られることのないよう、忠誠についてのほか(合唱)(《マルコ・アウレーリオ》から)
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)
イ・バロッキスティ
指揮:ディエゴ・ファソリス
CD2: スターバト・マーテル他
 Stabat Mater
 Beatus vir
 Non plus me ligate
 Triduanas a Domino
 Laudate pueri
 Sperate in Deo
CD3: 舞曲&序曲集
 歌劇『気前のよいオルランド』より序曲と舞曲/
 歌劇『マルクス・アウレリウス帝』よりシンフォニア/
 歌劇『ハインリヒ獅子公』より序曲と舞曲/
 歌劇『運命の勝利』より序曲と舞曲/
 歌劇『敵同士の和睦』より序曲と舞曲/
 歌劇『タッシローネ』よりシンフォニア/
 歌劇『ニオベ』より序曲と舞曲/
 歌劇『ヘラクレスとアキレウスの力比べ』より序曲/
 歌劇『ブリセード』より序曲/
 歌劇『アレキサンダーの誇り』より序曲と舞曲/
 歌劇『アルキビアデス』より序曲と舞曲/
 歌劇『セルウィウス・トゥッリウス』よりシンフォニア/
 歌劇『恋神は運命が差し向ける』よりイントロダクション
 バルトリのステッファーニ録音をまとめた豪華3枚組!
 現代最高のメッゾ・ソプラノ、チェチーリア・バルトリ最新作は「忘れられた天才」アゴスティーノ・ステッファーニの作品集でした。
アリア集に始まり宗教作品、オペラの序曲&舞曲集がリリースされましたが、3枚をセットにしたBOXの登場です。
ステッファーニはヘンデルやバッハよりも少し前の時代に活躍した人物。ヴェネツィアの聖マルコ大寺院の少年聖歌隊員だった13歳の時に、その美声を見出されてミュンヘンへ行き、バイエルン選帝侯の庇護のもと、当地でさまざまな教養を身につけました。のちにその才能を発揮し、作曲家としてだけではなく、オルガン奏者、外交官、またカトリックの聖職者としても活躍しました。
 作品はオペラが中心で、当時としてはかなり斬新な作曲技法を用い、同時代の劇音楽に強い影響を与えたと言われています。
 大英図書館には彼の作品が100曲以上所蔵されていますが、現代はほとんど忘れ去られており、今回バルトリがそれらに光をあて、世界初録音を行いました。
 録音:2011年11月〜2012年5月 ルガーノ(CD1) 2013年1月、2月、4月 ルガーノ(CD2)2013年2月 ルガーノ(CD3)

<LP>

  

DG(LP)


479 2097
(LP)
\3000
アヌーシュカ・シャンカール/トレース・オブ・ユー(LP)
 1. 日は沈まない*/2. フライト/3. インディアン・サマー/4. マヤ/
 5. ラシャ/6. ファザーズ/7. メタモルフォシス/8. イン・ジョティス・ネーム/
 9. モンスーン/10. トレース・オブ・ユー*/11. リヴァー・パルス/
 12. チェイシング・シャドウズ/13. アンセッド*
  ニティン・ソーニー/プロデュース
アヌーシュカ・シャンカール
ノラ・ジョーンズ*
絡み合う魅惑の軌跡(トレース)!
 美しい姉妹の奇跡のコラボレーションがLPでも登場!
ラヴィ・シャンカールの一番弟子であり、娘であるシタール奏者のDG移籍第2作。異母姉であるノラ・ジョーンズが3曲で歌唱参加しています。プロデューサーはポール・マッカートニー等からも信頼を集めるニティン・ソーニー。


<映像>


C−MAJOR(映像)


72 5504
(Blu-ray)
\5400→\4990
Tutto Verdi 完結!!!
 テミルカーノフ/パルマ・レージョ劇場でのヴェルディのレクイエム!!!

  ヴェルディ:レクイエム
   +特典映像「ヴェルディの裏庭」
     セルゲイ・グルグリッチ制作
ディミトラ・テオドッシュウ(ソプラノ)
ソーニャ・ガナッシ(メッゾソプラノ)
フランチェスコ・メーリ(テノール)
リッカルド・ザネッラート(バス)
ユーリ・テミルカーノフ(指)
パルマ・レージョ劇場管弦楽団,合唱団


72 5408
(DVD)
\3400→\3090
 

 収録:2011年10 月8 日、パルマ、ファルネーゼ劇場
 (Blu-ray) リージョン・コード:0(フリー)、HD 16:9、95 分+ 52 分、PCM 2.0 / DTS-HD Master Audio 5.1、字幕:伊英独仏西中韓日
 (DVD) リージョン・コード:0(フリー)、NTSC 16:9、PCM Stereo / DTS 5.1、95 分+ 52 分、字幕:伊英独仏西中韓日

 C-major 社のTutto Verdi もこれで完結です。音楽監督の巨匠ユーリ・テミルカーノフがヴェルディのレクイエムを指揮しました。ロシアの指揮者のヴェルディというと、それだけで爆演を想像してしまいがちですが、テミルカーノフの指揮はまったく逆、むしろ派手さを控えた真摯で誠実な音楽作りを心がけています。このレクイエムは、ヴェルディが敬愛する作家アレッサンドロ・マンゾーニの死を悼むために作られましたが、テミルカーノフはそうしたヴェルディの思いを重視し、とかくドッ派手な演奏になりがちな風潮に背を向けているようです。さすがは大ベテランです。
 4 人の独唱者は、ディミトラ・テオドッシュウ、ソーニャ・ガナッシ、フランチェスコ・メーリ、リッカルド・ザネッラートと、いずれも優秀。ことにロッシーニ・メッゾソプラノとして高名なガナッシは、いわゆるヴェルディ・メッゾの押しの強い歌い方とは異なった情感豊かなもので、聞き応えあります。
 パルマの歌劇場ではなく、由緒あるファルネーゼ劇場での上演というのも見ものです。
 もう一つ、セルゲイ・グルグリッチ制作のドキュメンタリー映像「ヴェルディの裏庭」を収録しています。作曲家として成功を収めたヴェルディは、地元ブッセートで農場経営にも精を出した、ということはよく触れられるのですが、農場主、経営者としてのヴェルディの実像についてはあまりよく伝えられていませんでした。ここでは現地の映像、様々な専門家や市民などの話から、ヴェルディの別の一面を浮かび上がらせています。




MEDICI CLASSICS(映像)



M 60089
(Blu-Ray)
\4200→\3790
ジェロ−ム・ローズ/ベートーヴェン・ライヴVol.2
 (1)ピアノソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」
 (2)ピアノソナタ第14番嬰ハ短調Op.27の2「月光」
 (3)ピアノソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」
 (4)ピアノソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
 (5)ピアノソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」
ジェローム・ローズ(Pf)
 最高の「熱情」と称されるジェローム・ローズの魔術を最新鮮明画像で公開

 リージョン:ALL、カラー、ワイドスクリーン、[HD 1080i]、PCM Stereo、95mm

 1938 年生まれ、1961 年ブゾーニ国際コンクール優勝に輝くアメリカの重鎮ピアニスト、ジェローム・ローズ。ニューヨークのマネス音楽院教授をはじめ各国でマスタークラスを開講するなど教育面でも著名。日本にも数多くの教え子がいるうえ、昨年の浜松国際ピアノコンクールの審査員も務めるなど、縁の深い巨匠と申せましょう。彼の演奏は曖昧な所が微塵もない楷書風のもので、非常にオーソドックス。しかし大きな音楽性と深い情感はまさに巨匠ならでは。
 彼はCD 時代からベートーヴェンのソナタに定評があり、ことに「熱情」の素晴らしさは知る人ぞ知る最高の名演とされてきました。ここではブルーレイによる最新鮮明画像でタッチから指遣い、ペダルの秘宝をすべて公開。得る所の多すぎる、ピアノ関係者必携のアルバムです。












10/8(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



MIRARE

MIR 200
\2600→\2390
ボリス・ベレゾフスキー(Pf)
 不遇なチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2 番に光を当てる

 チャイコフスキー:
 (1)ピアノ協奏曲第2番ト長調Op.44(オリジナル版)
 (2)主題と変奏曲Op.19の6
 (3)悲しき歌Op.40の2
 (4)マズルカOp.40の5
 (5)無言歌Op.40の6
 (6)村にてOp.40の7
 (7)ワルツOp.40の8
 (8)感傷的なワルツOp.51(クバツキー編Vc とPf版)
 (9)アンダンテ・カンタービレOp.11(ゲリンガス編VcとPf版)
ボリス・ベレゾフスキー(Pf)
(8)(9)アンリ・ドマルケット(Vc)
(1)アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指)
 シンフォニア・ヴァルソヴィア
 ベレゾフスキー超熱演。オリジナル版!

 録音:2012 年9 月/ワルシャワ(ライヴ)(1)、2013 年4 月/サル・ガヴォー(パリ)(2)-(9)/DDD、71’00”

 今年11 月に待望の来日ツアーが予定されているベレゾフスキーの大新譜登場。
 ピアノ協奏曲中もっとも有名なもののひとつ第1番に比べて、人気・知名度ともに低いチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2 番。近年、ロシア系ピアニストたちがコンサートで採り上げる機会も増えていますが、ついにベレゾフスキーによる決定盤が登場しました。2011 年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭でもベレゾフスキーが演奏、この曲にはまっている旨を熱く語っていたこともあり、非常に期待できます。
 ピアノ協奏曲第2 番は第1 番の5 年後、1879-80 年に作曲されました。交響曲第4 番や歌劇「エフゲニー・オネーギン」、ヴァイオリン協奏曲の直後という充実期の産物で、演奏時間40 分を超える大作。チャイコフスキーならではのボルテージの高さと恰幅の良さは魅力なものの、1 番のようなインパクトに欠け、長すぎることもあり、チャイコフスキーの弟子でラフマニノフの従兄だったアレクサンドル・ジロティによる短縮版で演奏されるのが常となっていました。しかしチャイコフスキー自身はこの編曲に立腹したとされます。
 当ディスクは2012 年9 月にワルシャワで行われたコンサートのライヴで、チャイコフスキー本人のオリジナル版によります。ただし第1 楽章のオーケストラのトゥッティと第2 楽章の途中に、チャイコフスキー自身も認めたカットがあります。非常に難技巧の要求される作品ですが、ベレゾフスキーは余裕でこなし、スピード感が爽快。指揮はボリショイ劇場の音楽監督だったアレクサンドル・ヴェデルニコフ。チャイコフスキーの音楽を知り尽した説得力に満ちています。この曲の第2 楽章はヴァイオリンとチェロの独奏が長々と表れるのも特徴。
 フィル・アップはチャイコフスキーのピアノ小品。ニコラーエワやチェルカスキーも録音していた曲もありますが、ベレゾフスキーの新録音で聴くことができるのは贅沢の極み。どれも魅力的なメロディにあふれ、チャイコフスキーのピアノ曲を再認識させてくれます。

<店主より>

 歴史小説の大家、宮城谷昌光氏が、このチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番を偏愛していて、「第1番は俗っぽく、名曲だとは思っていない」、「第1番と第2番とでは明らかに第2番のほうが品格が高い」というようなことを言っていて、ひねくれものなのか店主は大いに納得した覚えがある。
 そしてさらに宮城谷氏は「原曲版とジロティ版はあきらかに違う曲です。」、「これからチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番お聴きになる方は、ぜひ原曲版のほうを買って聴いていただきたい。」と述べている。
 まるでその言葉を聴いていたかのような今回のベレゾフスキーのアルバム。代表盤をなかなかあげられなかったこの曲にすばらしい録音が現れた。

http://www.mirare.fr/album/tchaikosky-concerto-pour-piano-ndeg2

 ここではジロティ版との一番の違いである第2楽章がたっぷり聴ける。一番の聴かせどころであるヴァイオリンとチャロの掛け合い部分である。サイトではきちんとヴァイオリニストとチェリストの名前まで入れてくれているところが嬉しい。
 二つの楽器の掛け合いにピアノが現れる部分のなんと荘厳なことか。これほどピアノと弦楽器の美しさを感じさせてくれるのはブラームスのピアノ協奏曲第2番とショパンのチェロ・ソナタくらいか・・・

 それにしてもこの壮大な美しさ。
 ピアニスト、ヴァイオリニスト、チェリスト、指揮者、そしてオーケストラの面々・・・彼らみんながこの曲を愛しているからこそ表現できたすばらしい演奏と言っていい。「チャイコフスキーのピアノ協奏曲に2番があったの」という人も、「あの曲そんないい曲だっけ」という人もぜひ聴いてほしい。




SKARBO


DSK 2143
\2300
フランスの声楽アンサンブル、メリスム
 フランク:
  (1)「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」
  (2)「主よ、私たちを罰しないでくださいDomine non secundum」
  (3)アヴェ・マリア
 フォーレ:
  (4)2つのオッフェルトリウムop.45より「恵み深き御母、マリア」
  (5)2つのオッフェルトリウムop.65 
  (6)ラシーヌの賛歌op.11
(1)ヴィオレーヌ・ル・シュナドゥク(S)
(1)(5)アングラード・ドゥ・ヒュス(T)
(1)ジャン=ジャック・ラントーン(T)
(1)ロナン・エロ(Br)
 ディディエ・アドゥ(ハーモニウム)
 コレット・ディアール(Pf)
ジルダ・パンジェ(指揮)
メリスム
 静謐にして壮麗なフランク& フォーレ

 録音:2013 年2 月26-28 日、レーヌのオペラ座(フランス)

 19 世紀末のフランスに活躍した知られざる作曲家ポール・ラドミローの作品を収録したアルバム(DSK 2084)で注目を集めたジルダ・パンジェ率いる声楽アンサンブル「メリスム」が最新盤をリリースいたしました。
 今回も19 世紀から20 世紀にかけての近代フランス音楽に焦点を当て、この時代を語るに欠かせない、フランクとフォーレという二人の大家の作品を収録しています。フランスの次代を担う若きソリストたちを迎え、清廉かつ瑞々しい響きを作り上げています。
 何よりの聴きどころは、最初に収録されたフランクの「十字架上のキリストの最後の7 つの言葉」。磔刑に処せられたイエスが最期に7 つの言葉を放ったという聖書の物語に題材を得た作品で、ハイドンやシュッツの作品が著名ですが、このフランクの作品も知る人ぞ知る傑作として知られています。ミシェル・コルボ& ローザンヌ声楽アンサンブルが取り上げたことでも注目を集めました。静謐さと壮麗さを併せ持った本作は、胸を穿つような哀しくも美しい旋律が何よりの魅力。オルガンとハーモニウムというシンプルな伴奏とソリスト、合唱が織りなす素朴なハーモニーも絶品です。
 
DSK 4132
\2300
「中央ヨーロッパ」
 シュルホフ:
  フルート、ヴィオラ、コントラバスのための小協奏曲(全4楽章)より
   (1)ロンディーノ (2)フリアント
 (3)ノヴァーク:マーシャス(全5楽章)〜ピッコロとピアノのための
 (4)ジャンジェシ:フルートとピッコロのためのソナタ(全3楽章)
 (5)ヤナーチェク:青い服の少年たちの行進
 (6)カルク=エレルト:「異国の印象」op.134より ハチドリ
 (7)コバチ:ソナティナ
 (8)ジンドリッヒ・フェルド:ソナティナ(全3楽章)
ジャン=ルイ・ボーマディエ(Picc.)
(3)-(6)(8)ジョルディ・トラン(Pf)
(1)(2)ピエール=アンリ・シュエレブ(Va)
 ギオルギー・ツィンツィエフスキ(Cb)
 ピッコロの名手、ボーマディエが魅せる、知る人ぞ知る中欧のピッコロ作品集!

 録音:2012 年、フランス

 ピッコロ演奏の第一人者として、ピッコロ・レパートリーの拡大と伝播に邁進するフランスの名手、ジャン=ルイ・ボーマディエが、「Skarbo」レーベルから注目の最新盤をリリースいたします!今回ももちろん、フルートおよびピッコロのための作品に焦点をあてたプログラム。「中央ヨーロッパ」というアルバム・タイトルの通り、チェコ、ハンガリーを中心とする作曲家の作品を収録しており、全体的に民族調あふれるリズムと旋律に聴き入るアルバムに仕上がっています。ピアノには、フルート奏者の共演に経験厚きジョルディ・トラン、ヴィオラには、「モーツァルト:フルート四重奏曲全集( ピッコロ版)」(DSK4126)に引き続き、ピエール=アンリ・シュエレブを迎えています。本アルバムは「ワールド・ピッコロ Vol.1」とも銘うたれており、今後、他の地域の作品を焦点に当てたアルバムのリリースも期待されます!
 最初に収録されているのは、20 世紀初めのチェコに活躍したエルヴィン・シェルホフの「コンチェルティーノ」。原曲はフルート、ヴィオラ、コントラバスという編成で、民族的な響きを持ちつつ、活き活きと掛け合う舞曲のリズムが愉しい作品です。本アルバムでは「ロンディーノ」「フリアント」という2つの楽章を抜粋し、ピッコロで演奏がなされています。ヤナーチェクの「青い服の少年たちの行進」は、同じく1924 年に作曲された木管六重奏曲「青春」の中にもそのモチーフが登場する小品で、チェコの響き濃やかな作品です。ボーマディエの卓越したソロは勿論のこと、フルート作品の伴奏に造詣深きトランの絶妙なピアノも聴き所。フルートファンならば、是非とも見逃せない注目盤です!




CENTAUR



CRC 3215
\2300→\2090
ギーゼキング:再発見された作品集
 彼女の願い/夜に/春の道化師/それから/あなた/
 ああ、私が育てることのできる唯一の翼/全力/
 4手のための《ディヴェルティメント》/
 3本のヴァイオリンのための小さな音楽/我らが主/
 童謡/葉が落ちる/ツガ/女王/
 スカルラッティ(ギーゼキング編):
  鍵盤楽器のためのソナタ ト長調(K.91/L.176)/
  スカルラッティの主題によるシャコンヌ/女王/
  タイトルなし(チャールストン)/
  フォックストロット(第1稿)
クリスティアーナ・イヘアディンドゥ=ガンディ
 (ピアノ)
ダニエル・センダー(ヴァイオリン)
フランシス・リュー(ヴァイオリン)
ジョナサン・リチャーズ(ヴァイオリン)
オニュ・パク(ソプラノ)
シェルビィ・センダー(ピアノ)
ミヒャエル・メンツェル(バリトン)
ジョイ・メンツェル(ピアノ)
 "作曲家"ワルター・ギーゼキングの希少作品集!

 20世紀ドイツの大ピアニスト、ワルター・ギーゼキングのピアニストとしてではなく、"作曲家"としての姿と功績にスポットライトをあてるユニークな企画。
 未出版、世界初録音を含む歌曲、ピアノ作品、室内楽作品集は、ギーゼキングの娘が保管していたマニュスクリプト・コレクションから選ばれたプログラム。"作曲家"ギーゼキングの再評価に繋がる貴重な資料にもなることだろう。

 2009年−2010年の録音。
 

CRC 3279
\2300
C.P.E.バッハ:識者と愛好家のためのソナタ集第1集
 ソナタ第1番ハ長調 Wq.55/1/ソナタ第2番ヘ長調 Wq.55/2/
 ソナタ第3番ロ短調 Wq.55/3/ソナタ第4番イ長調 Wq.55/4/
 ソナタ第5番ヘ長調 Wq.55/5/ソナタ第6番ト長調 Wq.55/6
プリーシィ・デ・シルヴァ
 (チェンバロ、クラヴィコード、
  フォルテピアノ)
 スリランカ出身の女流鍵盤奏者が弾くC.P.E.バッハ!

 プリーシィ・デ・シルヴァは、カリフォルニア州クレアモントのピリオド・アンアンブル、コン・ジョイアの創設者であり、東南アジア、スリランカ出身の女流鍵盤奏者。
 ロンドンの王立音楽アカデミー、ベルリン音楽大学で学び、アーウィン・ボドキー・アウォードの受賞者でもあるデ・シルヴァはスリランカが生んだC.P.E.バッハのスペシャリスト。
 晩年に出版されたC.P.E.バッハの鍵盤作品の代表作で、チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノを巧みに弾き分ける。

 1995年&1996年の録音。
 

CRC 3297/3298
(2CD)
\4600
クレープス:クラヴサン組曲
 組曲第1番ニ長調 KWV.807
 組曲第2番ロ短調 KWV.808
 組曲第3番変ホ長調 KWV.809
 組曲第4番ハ長調 KWV.810
 組曲第5番ヘ長調 KWV.811
 組曲第6番ハ短調 KWV.812
ブラッド・ベンナイト(チェンバロ)
 18世紀ドイツの作曲家、鍵盤奏者であり、J.S.バッハの弟子で聖トーマス教会などでも活躍した"アルテンブルクのクレープス"こと、ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713−1780)。
 「クラヴィーア練習曲集」に含まれている6つの組曲は、師であるバッハ譲りの対位法などの作曲技法が発揮された秀作である。

 2011年6月の録音。
 

CRC 3280
\2300
ロマンティック・ピアノ 〜 ライヴ・イン・クリーヴランド
 ツェルニー:ロードの歌曲《思い出》による変奏曲
 リスト:巡礼の年第1年《スイス》より オーベルマンの谷、泉のほとりで、夕立
 ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 Op.42
 リスト:ジュネーヴの鐘
 シューベルト(リスト):ウィーンの夜会
アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)
 アントニオ・ポンパ=バルディは、1999年クリーヴランド国際ピアノ・コンクール第1位、1998年ロン=ティボー国際コンクール最高位、2001年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール銀メダリストという輝かしい実績を持つイタリアのピアニスト。
 クリーブランド美術館のガートナー・オーディトリアムでのリサイタルでは、ロマン派のコンポーザー=ピアニストたちのプログラムを披露。表情豊かな音色と確かなテクニックが、香り高きロマンティシズムを湛える。

 2012年1月日のライヴ録音。
 

CRC 3277
\2300
1800年頃の6コースギターのためのスペイン音楽集
 カストロ・デ・ヒスタウ:ファンダンゴ
 デ・ラポルタ:ソナタ ヘ長調
 モレッティ:ファンタジア、変奏曲とコーダ Op.27
 アブレウ:ソナタ ホ長調
 アグアド:ソナタ:ファンダンゴと変奏
トーマス・シュミット(6コースギター)
 18世紀後半に誕生し、スペインで主流となった6コースのギターのためのスペイン音楽集。ギターの歴史において、バロックと19世紀の橋渡し的役割も担った楽器でもある。
 スペインの情熱的かつ抒情的な旋律を奏でるのは、ウィーン音楽大学出身のトーマス・シュミット。2009年にマドリードのカルロス・ガスが製作した、ロレンツォ・アロンソ1797年製6コース・ギターのレプリカを使用。

 2012年3月の録音。
 

CRC 3272
\2300
カールストロム:フルート作品集Vol.2
 イン・ザ・クリアー・ブルー
 シルケン・キッシーズ・スリップ・アウェイ
 ミュージック・フォールズ・イン
 フォーリング・シンダーズ・オヴ・タイム
 オジマンディアス
 オン・ザ・ブリンク・スティルネス
ハイディ・ピントナー・アルバレス(フルート)
マーク・ベリー(打楽器)
キャスリーン・カー(フルート)、他
 エレクトリック・オペラなど、ヴィジュアル・アートの分野で活躍するコンポーザーでありパフォーマー、マイケル・カールストロム(1956−)。
 2006年から2011年にかけて作曲されたフルートのための室内楽作品を収録した第2集では、2本のフルート&ピアノ、メゾ・ソプラノ&ピアノ、フルートとパーカッションなど、創造性豊かな編成、作風を愉しませてくれる。

 2012年5月の録音。
 

CRC 3225
\2300
リンダ・ワン(ヴァイリン)
 イザイ:ソナタ第4番 Op.27
 レーガー:前奏曲とフーガ ロ短調 Op.117-1
 クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ Op.6
 J.S.バッハ:ソナタ第3番 BWV.1005
 ピアソラ:タンゴ・エチュードより 第3番、第4番
リンダ・ワン(ヴァイリン)
 リンダ・ワンは、9歳でズービン・メータ&ニューヨーク・フィルとの共演デビューを果たし、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン祝祭管弦楽団との共演経験を持つ女流ヴァイオリニスト。
 愛用する1767年製のJ.B.グァダニーニを手に、イザイやレーガー、クライスラー、そしてバッハの無伴奏作品の深く掘り下げる。現在はデンバー大学ラモント音楽院の准教授として活躍中。

 2011年の録音。
 

CRC 3281
\2300
霊も言いたもう
 シューベルト:竪琴弾きの歌
 シューマン:《ヴィルヘルム・マイスター》による歌曲集Op.98aより
  涙と共にパンを食べたことのない者は、
  孤独にひたる者は、戸口に忍び寄って
 ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121
 ヴォルフ:竪琴弾きの歌
 マルタン:イェーダーマンから6つのモノローグ
エレム・エレイ(バリトン)
J.J.ペンナ(ピアノ)
 シューベルト、シューマン、ブラームス、ヴォルフにフランス系スイス人、マルタンの「6つのモノローグ」を組み合わせたバリトンのためのリサイタル・プログラム。
 バリトンのエレム・エレイは、アメリカ、プリンストンのライダー大学ウェストミンスター・クワイアー・カレッジの声楽科教授を務めている。

 2011年8月の録音。



HERITAGE



HTGCD256
(2CD)
\3000→\2690
ハヴァーガル・ブライアン(1876〜1972):
 交響曲第10番、第21番 
 交響曲第22番「シンフォニア・ブレヴィス」、
 詩篇第23番 
  ラースロー・ヘルタイ指揮、レスターシャー・スクール交響楽団、他
 イギリス組曲第5番「Rustic Scenes」
  エリック・ピンケット指揮、レスターシャー・スクール交響楽団
 怪物作曲家ブライアンの交響曲集。
 

HTGCD258
\1600
ピアノのためのワルツ集
 シューベルト:
  6つのドイツ舞曲D820、12の高雅なワルツD969/
 ブラームス:16のワルツOp.39/
 ドヴォルザーク:8つのワルツOp.54
ディルク・イェレス(pf)
 

HTGCD259
 \1600
20世紀のクラヴィコードのための作品集 
 ピーター・ディキンスン:
  クラヴィコードのための「ロード・バーナーズの生誕100年」による組曲、
  ハープシコードのためのフランス民謡による変奏曲、
  リコーダーとピアノのためのパストラーレ「ブルースとオマージュ」、
  バッハ・イン・ブルー、クラヴィコードのための5つの転換/
 アラン・リドー:クラヴィコードのための組曲/
 ジェレミー・デイル・ロバーツ:リコーダーとピアノのための賛美歌/
 アラン・ホディノット:クラヴィコードのためのソナチネOp.18/
 デューク・エリントン:クラヴィコードのためのデッキンソンの5つ歌曲の編曲 
ヴァーデール・トリオ
ジェーン・チャップマン(Harpsichord)
ジョン・ターナー(リコーダー)
ピーター・ディキンスン(クラヴィコード、pf)
 

HTGCD400
(4CD)
\4500
バロック・オーボエ協奏曲集
 アルビノーニ:オーボエ協奏曲
  Op.7-6、Op.7-3、Op.9-5、Op.9-8、Op.7-12、Op.7-9、Op.9-2、Op.9-11/
 ヘンデル:
  オーボエ協奏曲第1番HWV.301、第2番HWV.302a、第3番HWV.287、
  オーボエソナタHWV.363a、HWV.364a、HWV.404、HWV.357、HWV.366/
 テレマン:
  オーボエ協奏曲変ホ長調、ハ短調、ホ短調、ヘ長調、ニ短調、へ短調、ハ短調、
  オーボエダモーレ協奏曲ト長調、イ長調、ホ短調、
  フルートとオーボエダモーレとヴィオラダモーレのための協奏曲ホ長調
サラ・フランシス(Obe)
ロンドン・ハープシコード・アンサンブル
 


HTGCD700
(7CD)
\5300→\4990
大幅値下げ再掲載

ディーリアス・コレクション 生誕150年記念エディション


CD1  
ダンス・ラプソディ第1番 ロイヤル・フィル
ノーマン・デル・マー (指揮者)
   録音: August 1990, St. Barnabas Church
高い丘の歌 アンブロジアン・シンガーズ
ロイヤル・フィル
エリック・フェンビ (指揮者)
   録音: April 1983, Wlathamstow Assembly Hall
3つの前奏曲 エリック・パーキン (ピアノ)
   録音: June 1982, Rosslyn Unitarian Chapel, London
カーニバルに(ポルカ) エリック・パーキン (ピアノ)
   録音: June 1982, Rosslyn Unitarian Chapel, London
幻想的舞曲 ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
   録音: March 1981, Barking Assembly Hall
ダンス・ラプソディ第2番 ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
   録音: December 1986, All Saints Church, Tooting
CD2
歌劇「イルメリン」 - 前奏曲 ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
   録音: April 1981, Barking Assembly Hall
ヴァイオリン協奏曲 ラルフ・ホームズ (ヴァイオリン)
ロイヤル・フィル
ヴァーノン・ハンドリー (指揮者)
  録音: May 1984, Henry Wood Hall
夏の歌 ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
  録音: February 1981, Watford Town Hall
去り行くひばり アンソニー・ロルフ=ジョンソン (テノール)
ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
   録音: April 1981, Barking Assembly Hall
ピアノ協奏曲 ハ短調 フィリップ・フォーク (ピアノ)
ロイヤル・フィル
ノーマン・デル・マー (指揮者)
   録音: August 1990, St. Barnabas Church, Mitcham
 
CD3
歌劇「村のロメオとジュリエット」 - 楽園への道 ロイヤル・フィル
ノーマン・デル・マー (指揮者)
   録音: August 1990, St. Barnabas Church, Mitcham
日没の歌 サラ・ウォーカー (メゾ・ソプラノ)
トーマス・アレン (バリトン)
アンブロジアン・シンガーズ
ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
   録音: December 1986, All Saints Church, Tooting
春の牧歌 フェリシティ・ロット (ソプラノ)
トーマス・アレン (バリトン) 
ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
歌劇「コアンガ」 - ラ・カリンダ ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
   録音: April 1981, Barking Assembly Hall
  
CD4
チェロ・ソナタ ジュリアン・ロイド・ウェバー (チェロ)
エリック・フェンビー (ピアノ)
   録音: January 1981, Rosslyn Unitarian Chapel, London
ヴァイオリン・ソナタ第1,2,3番 ラルフ・ホームズ (ヴァイオリン)
エリック・フェンビー (ピアノ)
   録音: March 1972, Church of St. Giles, Cripplegate
CD5
ノルウェーの7つの歌 - 第3番 夕べの声
7つのデンマークの歌 - 第3番 ワイン・ローズ
ノルウェーの7つの歌 - 第7番 鳥の物語
7つのデンマークの歌 - 第4番 レット・スプリングタイム・カム
2つの歌
4つの古いイギリスの抒情詩 - 第4番 らっぱ水仙に
たそがれの幻影
サラ・ウォーカー (メゾ・ソプラノ)
ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
   録音: December 1983, Barking Assembly Hall
白い月
父さん、白鳥はどこへ飛んでいくの
4つの古いイギリスの抒情詩 - 第2番 彼女はとても色白で柔らかく優しい
アンソニー・ロルフ=ジョンソン (テノール)
ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
  録音: December 1983, Barking Assembly Hall
すみれ
ノルウェーの7つの歌 - 第4番 ヴェネヴィル
暁の星よ、おまえが消える前に
フェリシティ・ロット (ソプラノ)
エリック・フェンビー (ピアノ)
   録音: September 1982, Rosslyn Unitarian Chapel, London
7つのデンマークの歌(抜粋)
2つの歌
フェリシティ・ロット (ソプラノ)
アンソニー・ロルフ=ジョンソン (テノール)
エリック・フェンビー (ピアノ)
   録音: September 1982, Rosslyn Unitarian Chapel, London
CD6
夜想曲「パリ 大都会の歌」 ロイヤル・フィル
ノーマン・デル・マー (指揮者)
   録音: August 1990, St. Barnabas Church, Mitcham
アラベスク アンブロジアン・シンガーズ
ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
   録音: December 1986, All Saints Church, Tooting
ヴァイオリンと管弦楽のための組曲 ラルフ・ホームズ (ヴァイオリン)
ロイヤル・フィル
ヴァーノン・ハンドリー (指揮者)
    録音: May 1984, Henry Wood Hall
歌劇「フェニモアとゲルダ」 - 間奏曲 ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
   録音: December 1983, Barking Assembly Hall
CD7
別れの歌 アンブロジアン・シンガーズ
ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
   録音: February 1981, Watford Town Hall
シナラ トーマス・アレン (バリトン)
ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
   録音: March - April 1981, Barking Assembly Hall
2枚の水彩画 ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
  録音: March - April 1981, Barking Assembly Hall
カプリースとエレジー ジュリアン・ロイド・ウェバー - Julian Lloyd Webber (チェロ)
ロイヤル・フィル
エリック・フェンビー (指揮者)
   録音: March - April 1981, Barking Assembly Hall
伝説 ラルフ・ホームズ (ヴァイオリン)
ロイヤル・フィル
ヴァーノン・ハンドリー (指揮者)
   録音: May 1984, Henry Wood Hall
交響詩「生命の踊り」 ロイヤル・フィル
ノーマン・デル・マー (指揮者)
   録音: August 1990, St. Barnabas Church, Mitcham

 代理店登場により過去に紹介したときよりも大幅に安くなって再登場。
 HERITAGEレーベルの金字塔的ボックス。
 ディーリアス生誕150年記念ということで作られた7枚組ボックス。演奏陣が、ノーマン・デル・マー、エリック・パーキン、ラルフ・ホームズ、サラ・ウォーカー、トーマス・アレン、フェリシティ・ロット、トーマス・アレン、ジュリアン・ロイド・ウェバー、と豪華極まりない。
 そして聞きなれない演奏家が一人・・・エリック・フェンビー。上記アルバムで多くの演奏に参加している。
 このエリック・フェンビー。ディーリアスが視力を失い麻痺を患って、実質的に何も出来なくなってしまったときに代筆者を買って出た人。
 フェンビーはその後ディーリアスの自宅で、彼がこの世を去るまでのほぼ6年間という長期にわたってその仕事に携わった。この仕事はディーリアスが気難しい性質であったこともあり、技術的にも精神的にも困難な作業だった。
 にもかかわらずフェンビーはディーリアスの晩年には介護も行い、さらにディーリアスの死後は未亡人となった重病のディーリアス夫人も見舞い、さらにはディーリアスの再埋葬のために遺体を掘り出してイングランドへの旅路に付き添ったという。
 ディーリアスにとってフェンビーはただの代筆者というにはあまりにも重要な存在だった。
 そう思うと上記アルバムは、ディーリアスの、というよりこのフェンビーという人の偉業のような気もしてくる。


<国内盤>


キング・インターナショナル(国内仕様盤)

KKC 5338
(2CD)
\3000
※輸入盤発売済
ケント・ナガノ(指揮)&バイエルン国立歌劇場管
 ブルックナー:交響曲第8番ハ短調WAB108

  (1887年第1稿)
ケント・ナガノ(指揮)
バイエルン国立歌劇場管弦楽団
 ケント・ナガノ、手兵バイエルン国立管との集大成!

 録音:2009 年ミュンヘン、ファラオ・スタジオ/[FARAO] B.108075、輸入盤・日本語解説付

 2006 年からバイエルン国立歌劇場音楽監督に就任し、2013 年7 月に退任したケント・ナガノの集大成ともいえるアルバム。ブルックナーの完成された最後の交響曲であり、これぞ最高傑作といわれる作品交響曲第8 番。この演奏の最大の特徴は、第1 稿を使用し99 分という長大な演奏時間です。
第1 稿の饒舌な魅力と、深々とした厚みのある響き、遅いテンポで繰り広げられる精妙で密度の高いサウンド、そしてケント・ナガノの見事な構築力で第1 稿の真価を問う鮮烈な演奏です。またファラオ・レーベルの高音質・優秀録音も、この驚異の演奏を十二分に堪能させてくれます。
 
KKC 5339
\3000
※輸入盤発売済
ラルス・フォークト(ピアノ)
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番&第27番
ラルス・フォークト(ピアノ)
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
フランクフルト放送交響楽団
 フォークトの独特のタッチが生み出す、多彩なニュアンス!

 録音:2007 年10 月(27番)、2008 年10 月(21番)フランクフルト、アルテ・オーパー/[CAvi] 4260085532964、輸入盤・日本語解説付

 ドイツの中堅ピアニスト、ラルス・フォークトと、今最も勢いのある指揮者パーヴォ・ヤルヴィ率いるフランクフルト放響とのモーツァルトのピアノ協奏曲。
 フォークトは歴史的背景を踏まえた新鮮な解釈と堅固なテクニックで高い評価を受けています。第21 番は、モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも人気の高い作品。自作のカデンツァを書いておらず、ソリストの個性が出るのも聴きどころ。ここではフォークト自身によるカデンツァで演奏されています。第27番は、モーツァルトが亡くなる年に書かれた最後のピアノ協奏曲。フォークトは、もの悲しさを内に秘め、明るく振舞うようなモーツァルトの「泣き笑い」の真髄を見せるような、心を震わす演奏を聴かせてくれます。フォークトは、この音楽史上の2 つの傑作に込められた情熱は、直接心に訴えかけるものであり、モーツァルトの音楽と対峙することによって、自身の音楽性をより深めることが出来たと語っています。

 2013年来日予定
  10月25日(金)開場18:00 開演19:00 NHKホール
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
  ロジャー・ノリントン(指揮)NHK交響楽団
 
KKC 5340/41
(2SACD HYBRID)
\3500
※輸入盤発売済
ムーティ(指揮)&シカゴ交響
 ヴェルディ:レクイエム
リッカルド・ムーティ(指揮)
シカゴ交響楽団
B.フリットリ(S)
O.ボロディナ(Ms)
M.ゼッフィリ(T)
I.アブドラザーコフ(B)
 巨匠ムーティの勝負レパートリー!高水準のオケと歌手陣による最強のディスク!

 シカゴ交響合唱団(合唱指揮:デュアイン・ウルフ)/[CSO RESOUND]、CSOR.9011008、輸入盤・日本語解説付

 2010/11 年のシーズンよりCSO の第10 代音楽監督にあらたに就任するムーティがCSO RESOUND に堂々の登場。巨匠が取り上げたのはヴェルディのレクイエム。ムーティといえば言わずと知れた「ヴェルディのエキスパート」。『レクイエム』も過去に2 度、録音しており、ムーティにとっていずれもキャリアの節目に必ず取り上げているのが注目されるところです。その意味でも、このたびムーティがCSO RESOUND デビューの記念すべき一枚に『レクイエム』を選んだのは決して偶然ではなく、世界最強の楽団とのあらたな歴史を築き上げてゆく意気込みを強く感じさせるもので、期待を抱かせるに十分な内容といえるでしょう。また歌手陣もムーティがオペラ公演などで度々起用する実力派揃い。そして、この素晴らしい録音は第53 回グラミー賞で最優秀クラシック・アルバム賞と最優秀合唱パフォーマンス賞を獲得しました。

 2013年来日予定
  東京・春・音楽祭 特別公演 ヴェルディ生誕200年記念《ムーティ conducts ヴェルディ》
   10月30日(水)、10月31日(木)開演19:00 すみだトリフォニーホール
 
KKC 5342
\3000
※輸入盤発売済
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
 21世紀のチェロ協奏曲集

  (1)B.マントヴァーニ:チェロとオーケストラのための協奏曲
  (2)シェーラー:風の目(チェロとオーケストラのための協奏曲)
  (3)アミ:チェロとオーケストラのための協奏曲
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
(1)ギュンター・ヘルビヒ(指)
 ザールブリュッケン放送交響楽団
(2)アレクサンダー・ブリジェ(指)
 フランス国立放送フィル
(3)ジルベール・アミ(指)
 パリ管弦楽団
 ケラスの現代もの!上手い!圧倒的な弓さばきと説得力鋭く駆け巡る音色

 録音:(1)2005 年9 月、(2)2008 年5 月、(3)2006 年9 月/[HMF] HMC.901973、輸入盤・日本語解説付

 ケラスのチェロのうまさが200%実感できる現代ものの登場。もともとケラスはブーレーズ率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランに所属していたこともあり、同じ今という時代を生きている作曲家の作品を演奏し、作曲家とともに音楽を作り上げることに関して特別な思い入れがあります。作曲家のいかなる要求をも実現するテクニックは群を抜いています。そんなケラスによる、現代を代表する作曲家たちの力作がそろいました。すべて世界初録音です。
 ブルーノ・マントヴァーニ(b.1974)の作品は、2003 年にケラスのために書かれたもの。シューマンのチェロ協奏曲と同じオーケストラ編成で書かれています。暗い洞窟の中で様々な音が不気味に響くような冒頭部に始まり、激しい盛り上がりを見せ、最後はサラリと終わります。心の原風景を映し出すようなフィリップ・シェーラー(b.1957)の『風の目』。ジルベール・アミ(b.1936)の作品は、武満徹の思い出に捧げられており、2000 年にケラスによってサントリーホールで初演されました。技巧的な部分もありますが、武満を思わせるような、静寂を聴かせる作品です。どれもケラスの技が光る作品となっています。

 2013年来日予定
  ジャン=ギアン・ケラス 無伴奏チェロリサイタル
   11月16日(土)開演14:00/東京オペラシティコンサートホール
   11月17日(日)開演14:00/兵庫県立芸術文化センター神戸女学院小ホール
   11月18日(月)開演19:00/電気文化会館(愛知)
   11月22日(金)開演19:00/東京オペラシティコンサートホール
  ザ・フレンチ・コネクション in 松本〜フルート、チェロとハープによる 美しき一夜限りの夢のトリオ〜
   11月21日(木)開演19:00/松本市音楽文化ホール
   共演:エマニュエル・パユ(フルート)、マリー=ピエール・ラングラメ(ハープ)



<映像>


ACCENTUS MUSIC(映像)


ACC 10283BD
(Blu-ray)
\5000→\4590
シャイーの「ボエーム」!!実力派歌手が集結したヴァレンシアでの上演!
 日本語字幕付き!
  プッチーニ:「ボエーム」
ガル・ジェイムズ(S ミミ)
アキレス・マチャド(T ロドルフォ)
マッシモ・カヴァッレッティ(Br マルチェッロ)
カルメン・ロメウ(Ms ムゼッタ)
ジャンルカ・ブラット(Bs コッリーネ)
マッティア・オリヴィエーリ(Br ショナール)
マッテオ・ペイローネ(Bs ベノワ) ほか
リッカルド・シャイー(指)
バレンシア州立管弦楽団
バレンシア自治州合唱団


ACC 20283DVD
(DVD)
\3400→\3090
  演出:ダヴィデ・リヴェルモーレ/収録:2012年12 月12/15日、ソフィア王妃芸術宮殿
 (Blu-ray) リージョン・コード:0(フリー)、HD 16:9、DTS HD Master Audio / PCM Stereo
114 分、字幕:伊英独仏韓日
 (DVD) リージョン・コード:0(フリー)、NTSC 16:9、PCM Stereo / Dolby Digital 5.1 /DTS 5.1、114 分、字幕:伊英独仏韓日

 絶好調のスペイン、ヴァレンシアのソフィア王妃芸術宮殿から、2012 年暮れの「ボエーム」が登場。リッカルド・シャイーの指揮というのがポイントです。シャイーはボローニャ市立劇場やライプツィヒ歌劇場の音楽監督を務めるなど、オペラ指揮者としても活躍したのですが、近年はピットで指揮する機会は稀で、これは貴重な機会です。シャイーらしい聞かせ上手なプッチーニを楽しめます。
 歌手は今第一線でバリバリ活躍している中堅どころが中心。ミミのガル・ジェイムズはイスラエル出身で、オーストリアのグラーツ歌劇場で絶大な人気を誇るプリマドンナ。充実した中音域と伸びのある高音域で、非常に幅広いレパートリーをこなしています。ロドルフォのアキレス・マチャドは、ヴェネズエラのテノール。ロドルフォは当たり役で、2003 年11 月、メトロポリタン歌劇場への初出演もロドルフォでした。マルチェッロのマッシモ・カヴァッレッティは、ルッカ生まれのイタリアのバリトン。2007 年以降チューリヒ歌劇場の主要メンバーとして大活躍。また2013 年9 月、スカラ座来日公演でのヴェルディ「ファルスタッフ」でフォードを歌ったのがまだ記憶に新しいところです。ムゼッタのカルメン・ロメウは、地元ヴァレンシア出身のソプラノ。2011 年から3 年連続でペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルに出演、またヴェルディ「椿姫」のヴィオレッタを得意とするなど、今後の活躍が期待される若手です。
 ダヴィデ・リヴェルモーレ(リヴァーモア)は、ゴッホ、ルノワール、マネといった印象派の画家の絵を背景に投影し、初演の頃のパリの雰囲気を醸しています。
 手法としては珍しくはないものの、一時代前と比べても投影画像がとても鮮明なので、HD 映像で見ると大きな効果が上がっています。
 日本語字幕付き。また特典としてメイキングの映像が20 分収録されています。




BELAIR(映像)



BAC 088
(DVD)
\3000→\2690
サンクトペテルブルグ・フィル、シャンゼリゼ劇場ライヴ3
 チャイコフスキー:
  (1)交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
  (2)幻想的序曲「ロミオとジュリエット」
  (3)ロココ主題による変奏曲Op.33(ミハイル・ナカリャコフ編)
(3)セルゲイ・ナカリャコフ
 (フリューゲルホルン)
ユーリー・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルグ・フィル
 円熟のテミルカーノフ、21 世紀ロシア的「悲愴」

 監督:アンドレイ・トルステンセン
 2007 年12 月5 日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ)/リージョン0、片面一層、16:9、PCM STEREO、87分、*ブックレットは付属しません

 ロシアのテレビ局「クルトゥーラ」制作によるチャイコフスキー・シリーズ。Vol.3 にあたる当ディスクはテミルカーノフとサンクトペテルブルグ・フィルによる「悲愴」と「ロココ主題による変奏曲」ほかで、2007 年12 月5 日にパリのシャンゼリゼ劇場で行われたコンサートのライヴ。「ロココ主題による変奏曲」はチェロの作品ですが、人気トランペット奏者セルゲイ・ナカリャコフが、父ミハイル編曲によるフリューゲルホルン版で華麗な演奏を聴かせてくれます。ナカリャコフの巧さと朗々たる美音は相変わらずで、映像で観られるのもファンにとって嬉しい限りです。テミルカーノフの「悲愴」は実演が非常に多いため、ディスクも多数存在するような印象がありますが、実はサンクトペテルブルグ・フィルとの1992 年RCA 盤位しかありません。15 年を経た新録音はますますテミルカーノフ色が濃くなり、厳しさや絶望のないソフトな世界が広がります。もちろんレニングラード・フィル伝統の迫力も満ちています。
 


BAC 086
(DVD)
\3000→\2690
サンクトペテルブルグ・フィル、シャンゼリゼ劇場ライヴ1
 チャイコフスキー:
  (1)交響曲第4番ヘ短調Op.36
  (2)ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
(1)デニス・マツーエフ(Pf)
ユーリー・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルグ・フィル
 マツーエフが大熱演、超刺激的なチャイコフスキーのピアノ協奏曲

 監督:アンドレイ・トルステンセン
 2007 年12 月2 日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ)/リージョン0、片面一層、16:9、PCM STEREO、80分、*ブックレットは付属しません

 ロシアのテレビ局「クルトゥーラ」制作によるチャイコフスキー・シリーズ。Vol.1 にあたる当ディスクは、テミルカーノフとサンクトペテルブルグ・フィルによる交響曲第4 番とピアノ協奏曲第1 番。ピアノ独奏はヴィルトゥオーゾのデニス・マツーエフ。マツーエフは前年の2006にこの曲を同じメンバーでセッション録音していますが、ライヴで燃えるピアニストだけに、ここでは物凄いことになっていて、触発されたオーケストラも火を吹く演奏を披露しています。
 その余波の及んだ交響曲第4 番も異様な熱気にあふれていて、ムラヴィンスキー時代のレニングラード・フィルを彷彿させてさえいます。
 


BAC 087
(DVD)
\2600→\2390
サンクトペテルブルグ・フィル、シャンゼリゼ劇場ライヴ2
 チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
ユーリー・テミルカーノフ(指)
サンクトペテルブルグ・フィル
 これぞロシアの伝統、テミルカーノフのチャイ5

 監督:アンドレイ・トルステンセン
 2007 年12 月3 日/シャンゼリゼ劇場(ライヴ)/リージョン0、片面一層、16:9、PCM STEREO、46分、*ブックレットは付属しません

 チャイコフスキーの交響曲第5 番といえば、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルの十八番だった作品ですが、テミルカーノフも充実の演奏を聴かせてくれます。第1 楽章とフィナーレの主部はテンポが速く、ロシアの伝統が感じられるのも嬉しい限りですが、全体にきびきびしていて筋肉質。ロシア的な歌心にも欠けておらず、久々にロシアらしい交響曲第5 番を堪能できます。
















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