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≪第72号アリアCD新譜紹介コーナー≫


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像



10/18(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ALIA VOX

AVSA 9900
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
サヴァール渾身の歴史譚シリーズ
 最新盤は「東洋—西洋」第2 弾!

「東洋—西洋2〜シリアへのオマージュ」
 (1)伝承歌「Ahla Zahra」
 (2)伝承曲「Samai maqam Bayati」(シリア)
 (3)「Creire m’en fach」〜フレステル(中世のパン・フルート)による独奏
 (4)伝承歌「夜明け」(シリア)
 (5)伝承曲「Shaouia」(シリア)〜ナーイと打楽器による演奏
 (6)オードによる即興
 (7)伝承歌「アラブにて」
 (8)イスタンピッタ(中世の舞曲)「イザベラ」
 (9)伝承歌「Ce Brun Hal asmar」(シリア)
 (10)トロット
 (11)伝承歌「Ya Mariam el bekr」(シリア)
 (12)ガザル(抒情詩)
 (13)伝承歌「Angoisse Qalaq」(シリア)
 (14)アルフォンソ10世編纂:
  『聖母マリアのカンティガ集』より 第41番「聖母マリア、我らが主の母」
 (15)伝承歌「Hija mia」—伝承舞曲「 Et dodim kala」(イスラエル)
 (16)ウナ・パストーラ(スペインのセファルディー)
 (17)伝承曲「ダマスカスにて」(シリア)
 (18)ナーイによる即興「出発」
ワエド・ブハッソン(オード& 歌)
リオール・エルマレ(歌)
ハマム・カイリ(歌、リック、ソナーハ)
ウーメイマ・カリル(歌)
ジョルディ・サヴァール(ヴィオール& ルバブ)
エスペリオンXXI
 {モスレム・ラハル(ナーイ)、
  ピエール・アモン、
   (フルート、ナーイ、パン・フルート)、
  ドリス・エル・マロウミ(ウード)、
  イエール・ダラール(ウード)、
  ワハブ・バダルヌ(カーヌーン)、
  ハカン・グンゴール(カーヌーン)、
  ディミトリス・プソニス
   (ウード、サントゥール、サズ)、
  ミカエル・グレビル(シターン)、
  ペドロ・エステヴァン、
   (デフ、ダルブカ、リック)}
 世界で最も歴史深き土地シリアに根付く、中東の響き厚き伝承曲集

 録音:2013 年2 月18 日、5 月6、8&9 日、カルドナ修道院(カタルーニャ)

 サヴァール渾身の歴史譚シリーズ最新盤!西はイベリア半島から東はアフガニスタンまで、地中海(西洋)と中近東(東洋)世界の音楽を広く集めたアルバム「東洋—西洋」(AVSA 9848)の発売から7 年の月日を隔て、待望の第2 弾が発売される運びとなりました!第1 弾はサヴァールの盤歴を代表する名盤となっているだけに、今回も注目必至です。
 東と西との異文化交流をテーマとした前回のプログラムを踏襲しつつ、今回は、特に中東の国「シリア」の音楽に特に焦点を当てた内容となっています。
 世界で最も古い歴史を持つ土地とも呼ばれるシリアは、肥沃な土地のおかげで古代から大きく栄えた半面、ギリシャ、ローマやオスマン帝国、ヨーロッパといった他国からの支配に相次いで晒され、激動の歴史を経験してきました。本アルバムでは、様々な文化入り混じるシリアの地に根付く、民俗色あふれる歌曲や器楽曲、舞曲を多く収録。前回と同様、中世時代の東方と西方の結びつきを窺わせる『聖母マリアのカンティガ集』からも選曲がなされています。
 ナーイやウード、カーヌーンといった中東の古典音楽を代表する楽器が多く登場し、中東の響き厚き演奏をたっぷりと堪能出来る1 枚となっています!
 編成の大きさは第1 弾の時よりも大きく、器楽団体エスペリオンXXI のメンバーに加え、シリア、ギリシャ、レバノン、イスラエル、トルコと言った中東地域を代表する多くの名手たちがゲストとして録音に参加。「東洋—西洋」のタイトルにふさわしく、西洋の音楽家と東洋の音楽家が一堂に介する布陣で収録がなされています。約400 ページにわたるブックレットの中には、5000 年に及ぶシリアの年譜も掲載。音楽と共に、この国の歴史と文化の深さを知るアルバムとなっています。シリアの人々、ひいてはその国土に脈々と受け継がれている文化を愛し、この土地の平和を強く願う、サヴァール渾身の最新盤です!







AMBRONAY



AMY 039
\2600→\2390
日本でも人気出ること間違いなし!
 ヨーロッパで話題の異端オリジナル楽器アンサンブル
  レス・エスプリ・アニモ

変身
 (1)ヨハン・クリストフ・ペツ:パッサカリア〜パストラール協奏曲ヘ長調より
 (2)J.S.バッハ:コントラプンクトゥス14〜フーガの技法より
 (3)同(ルピアニェス編):
  14のカノンBWV1087〜ゴルトベルク変奏曲、アリアの8 音のバスに基づく
 (4)伝承曲「コーデンノウのエニシダ」
 (5)同「ボニー・クリスティ」
 (6)ジェミニアーニ:
  ソナタ第1番「コーデンノウのエニシダ、ボニー・クリスティ」
 (7)伝承曲「トランケールの茂みで」
 (8)ジェミニアーニ:ソナタ第2番「トランケールの茂みで」
 (9)伝承曲「この前に沼越えてやって来た時」
 (10)ジェミニアーニ:ソナタ第3番「この前に沼越えてやって来た時」
 (11)ポンティエル:セント・マーティン・レーン
 (12)コレット:コミック協奏曲第25 番「未開人」
 (13)マリーニ:4 声のパッサカリア
 (14)メルーラ:チャコーナ
 (15)ジュゼッピーノ・デル・ビアボ:逃れよ
 (16)マリーニ:「逃れよ、悲しい心よ」によるソナタ
 (17)伝承曲:ジョン、今キスしに来て
レス・エスプリ・アニモ
  録音:2013 年8 月/ジュジュリュー礼拝堂/DDD、71’55”

 オランダを拠点に活動し、今ヨーロッパで最も期待・注目されている若手バロック・アンサンブル「レス・エスプリ・アニモ」。
 日本人ヴァイオリニスト、バディアロヴァ朋絵を含む7 名で構成され、昨2012 年に日本初公演を行ない話題となりました。
 ストーリー性のあるプログラムと躍動感あふれる演奏に定評のある彼ら、2 枚目のアルバムとなる当ディスクも非常に凝った作りを見せてくれます。

 テーマはずばり「変身」。

 流行歌や名作が第三者の手を経て新たな作品となったものを、その素材と結果の両者を披露してくれます。
 ミシェル・コレットのコミック協奏曲第25 番「未開人」も「変身」の典型例。第1 楽章はラモーのオペラ「優雅なインドの国々」のアリアによる技巧的変奏、第2 楽章は思想家ジャン=ジャック・ルソーの作曲したオペラ「村の占い師」のアリアの編曲、終楽章はイギリス起源の有名なフランス民謡が用いられていて、その原型ポンティエルの「セント・マーティン・レーン」も収録されるという周到さ。
 また、当時のイギリスの流行歌を採り入れたジェミニアーニのソナタや、現在のイスラエル国歌の一節にもなっているジュゼッピーノ・デル・ビアボの「逃れよ」も興味津々。

 レス・エスプリ・アニモのフレッシュな演奏、ご存知ない向きはぜひぜひお試し下さい。驚きます!



(店主より)
 考えてみればこれだけ古楽器演奏が一般化して人気ジャンルとして確立しているわけだから、新世代の天才集団が登場してもおかしくない。このレス・エスプリ・アニモは、その最右翼の集団として必ずやそう遠くない日メジャーな人気を勝ち取ることになると思う。
 これは彼らのホームページ。サンプル試聴や生々しいライヴ映像など、どうぞお楽しみください。「レス・エスプリ・アニモ」、覚えておきましょう。

http://www.lesespritsanimaux.com/japanese#!media/ck0q

 

Les Esprits Animaux play Telemann
AMY 302
\2600→¥2390
レゼスプリ・アニモ〜「音楽と小説の邂逅」
テレマン:
 (1)組曲ト長調「ドン・キホーテのブルレスカ」全曲 TWV 55G:10 
 (2)リコーダーとフルートのための協奏曲ホ短調 TWV 55G:e1 
 (3)組曲イ長調「ガリバー組曲」 TWV 40:108 
 (4)2つのフルートのための協奏曲イ短調 TWV 52:a2 
 (5)「忠実な音楽の師」よりトリオ・ソナタハ長調 TWV 42:C1 
 (6)ターフェルムジーク(食卓の音楽)第1集より第6曲 終曲ホ短調 TWV 50:10
レス・エスプリ・アニモ
「音楽と小説の邂逅」をテーマに、テレマンの小説を題材とする作品を中心に収録。器楽でのみ表現される見事な情景描写が魅力の名盤

録音:2011 年4 月23 日-24 日、フランス

 バロックを代表する音楽家の1 人、テレマン。小説と音楽の融合をテーマにした本CDでは、テレマンが残した数多の作品の中から「ドン・キホーテのブルレスカ」や「ガリバー組曲」など、小説を題材にした作品が収録されています。ドン・キホーテを題材とした作品はヨーロッパではお馴染みですが、器楽曲としてこの題材に取り組んだのはテレマンが最初であるといえましょう。ブルレスカ(滑稽物)らしく時に陽気に、時に情熱的にドン・キホーテのキャラクターを描写しています。「ガリバー組曲」は、巨人ガリバーと小人たちという対照的なキャラクターの見事な描写分けが最大の魅力。テレマンは小人の動きを描写するために24/1 拍子や32/3 拍子といった驚くべき拍子を用いており、CDのリブレットに載せられた楽譜を見ながら聴くとまた違った楽しみが味わえます。テレマンらしい軽快かつ優雅な響きに満ちた1 枚です。
 レゼスプリ・アニモは2009 年にオランダで結成された新進気鋭の演奏団体。若手実力派達の活気にあふれた演奏によって、テレマンが作り出す魅力的な世界が生き生きと表現されています!



「ドン・キホーテ」でのあっけに取られるような超絶技巧演奏が楽しめる。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=4ugw1K6exeY


 


AMY 303
\2600→\2390
ルベル父から息子へ
 (1)ジャン=フェリ・ルベル:舞踊の地方色/リュリ氏のトンボー
 (2)フランソワ・ルベル&フランソワ・フランクール:「平和のバレ」〜
  何とまばゆい光が天を/パリ裁判への前奏/
  ヴィーナスのためのエール/パリのためのミュゼット/
  ジュノンのためのサラバンド/楽しみのためのエール/
  平和の子供歌/メヌエット/光輝讃頌/
  レシタテイフと二重唱「優しい愛」/アマトゥス人のためのエール/
  タンブーラン/彼は鎖に繋がれ呻く/シャコンヌ/
  イスメーヌはすべて弱すぎる、ああ/二重唱「とても優しい風が
 (3)同:「スカンデルベルク」〜狂乱、愛
ジュリエット・ペレ(Sop)
エティテンヌ・バゾラ(Br)
アンサンブル・レ・シュルプリーズ
 ヴェルサイユ宮殿の優雅さにあふれたルベル親子の作品集

 録音:2013 年3 月/ジュジュリュー礼拝堂/DDD、72’32”

 時代を先んじた不協和音で始まるバレエ音楽「四大元素」で知られるジャン=フェリ・ルベル(1666-1747)。彼の息子フランソワ(1701-1775) も作曲家で、フランソワ・フランクールと組んで数篇のオペラを作曲しましたが、今日忘れられています。
 当アルバムがデビュー盤となるアンサンブル・レ・シュルプリーズは2010 年結成のフレッシュな古楽器合奏団。グループ名はラモーのオペラ「愛の驚き Les surprise de l’ Amour」に由来するそう。団員たちはニケ、クリスティ、ルセから鍛えられていて、まさに驚くべき水準を示しています。2012 年にアントワープで行われた国際若手演奏家プレゼンテーションで入賞し、各界から注目を集めています。



(店主より)
 これがデビュー盤らしい「アンサンブル・レ・シュルプリーズ」。ラモーのオペラ「愛の驚き Les surprise de l’ Amour」から名前を取ったということで、「サプライズ・アンサンブル!」という感じか。
 で、彼らの映像を探したら、なかなか面白いのが見つかった。
 演奏シーンは観られないのだが、彼らの名前の発祥であるラモーの音楽が聴ける。なかなかの才人たちと見た。今回のルベルもデビュー・アルバムだけに絶対気合が入っているはず。期待できそう。

http://www.dailymotion.com/video/xsqgqi_orage-rameau_music





LIGIA


LIDI 0109259
\2400
クープラン:教区のためのミサ曲 ジョゼップ・カブレ(Br)
ジャン=ピエール・ルコーデ(Org)
 爽やかな響きが魅力、クープランの傑作、久々の新録音

 録音:2012 年10 月22・25 日/スール教会/DDD、96kHz 24bit 録音、68’39”

 クラヴサン曲で有名なフランソワ・クープランのオルガン曲は2 篇しか伝えられていません。そのうちの1 篇「教区のためのミサ曲」は、オルガン・ソロと歌唱が交互に演奏されるフランス独特なオルガン・ミサ。待望の最新録音の登場です。オルガンのジャン=ピエール・ルコーデは1962 年生まれ、グザヴィエ・ダラスの門下で、1985 年以来サン=レミ=プロヴァンスのパスカル・コワラン・オルガニストを務めています。ここでの歌唱はギヨーム・ガブリエル・ニヴェールとアンドレ・カンプラの作品が用いられ、敬虔な趣を増しています。バリトン独唱はスペインのベテラン、ジョゼップ・カブレ。オルガン、独唱ともに南仏の香りただよう重さの全くないロココ的な魅力にあふれています。
 

LIDI 0202256
(3CD)
\4800
ジル:
 (1)レクイエム

 (2)水曜日の夕べのための第1哀歌
 (3)木曜日の夕べのための第1哀歌
 (4)金曜日の夕べのための第1哀歌
 (5)モテット「汝を愛す」
 (6)ミサ曲ニ短調
アンヌ・マグエ(Sop)
ヴァンサン・リエーヴル=ピカール(C-T)
ジャン=フランソワ・ノヴェッリ(Ten)
アラン・ビュエ(Bs)
ジャン= マルク・アンドリュー(指)
レ・パッション、
ジョエル・シュビエット(合唱指揮)
レゼレマン室内合唱団
 録音:2012 年5 月3-5 日、サン=ピエール・デ・シャルトル教会(トゥールーズ)/DDD、68’10”、66’40”、78’16”

 ジャン・ジル(1668-1705) はルイ14 世の時代、クープランと同時代のフランスの作曲家。数々の宗教作品を残していますが、とりわけ「レクイエム」は当時の宗教声楽作品の逸品。ジルの復興に積極的な指揮者ジャン= マルク・アンドリューの深い知識と愛情が滲み出る感動的名演となっています。





PRAGA DIGITALS



PRDDSD 250297
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
プラジャークSQ
 ブラームス:
  (1)弦楽六重奏曲第1番変ロ長調Op.18
  (2)同第2番ト長調Op.36
プラジャークSQ
ペトル・ホルマン(Va)
ヴラディミール・フォルティン(Vc)
 秋の夜長にぴったり。円熟のプラジャーク四重奏団によるブラームス最新録音

 録音:2013 年6 月12-14 日/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)/DDD、74’58”

 SACD ハイブリッド盤。第2 楽章がルイ・マルの名画「恋人たち」に使われたことでも有名なブラームスの弦楽六重奏曲第1 番。ブラームスの作品中でも、とりわけ美しいメロディとロマンにあふれる名作ですが、意外に新録音がありません。チェコのベテラン、プラジャーク四重奏団に二人のチェコの名手を加えた充実の演奏を聴かせてくれます。SACD ハイブリッドの録音良さも特筆もの。ブラームスならではの厚い響きですが、さすが「弦の国」チェコ、つややかでたっぷりした音が眼前に広がり、堪能できます。昨年創立40 周年を迎えたプラジャーク四重奏団の深い音楽性もじっくり味わえます。





AUDAX RECORDS



ADX 13700
\2500→\2190
ヨハネス・プラムゾーラー
 ヴァイオリンのためのソナタ集

  コレッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 Op.5-1
  テレマン:《食卓の音楽(ターフェルムジーク)》より
   ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調 TWV41:A4
  ルクレール:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ長調 Op.9-6
  ヘンデル:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 HWV.371
  アルビカストロ:ソナタ ト短調 Op.5-6《ラ・フォリア》
ヨハネス・プラムゾーラー
 (バロック・ヴァイオリン)
フィリップ・グリスヴァール
 (ハープシコード)
 プラムゾーラーの自主レーベル誕生!Audax Records第1弾は"5つのソナタ"!

 バロック・ヴァイオリンの新時代到来を確信させてくれる南チロル出身の若き名手ヨハネス・プラムゾーラー。
 自らピリオド・オーケストラ、インターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍するプラムゾーラーの自主レーベル「Audax Records」が始動!
 1980年、フランスのナンシー出身で、スイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで研鑽を積んだ古楽系鍵盤奏者、フィリップ・グリスヴァールとのデュオによるヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル第1弾のプログラムは、イタリア・バロックの巨星アルカンジェロ・コレッリ(1653−1713)の「Op.5-1」から始まる17世紀後半〜18世紀前半のヴァイオリンのためのソナタ集。
 伸びやかで豊潤なバロック・ヴァイオリンの音色、高度なテクニックを披露しながらも、じっくりと語りかけてくるかのような丁寧な音楽表現。コレッリで幕を開け、アルビカストロでフィナーレを迎える巧みなプログラミング。
 レイチェル・ポッジャーも大きな信頼を寄せる、バロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラー。自主レーベルを立ち上げた古楽界の若き名手の新たなる挑戦、今ここに始まります!
 ※録音:2013年2月15日−17日、ケルン(ドイツ)



(店主より)
 アリアCD主催のコンサートで4月に登場してもらったプラムゾーラー。無伴奏の古楽器ヴァイオリンで聴かせてくれたバッハ、バーバー、ピゼンデルの音楽は、当時の時代にわれわれを導いてくれた。比喩でなく古楽器ヴァイオリンが「生き物」であることを感じさせてくれた時間でもあった。
 さてそのプラムゾーラー、第1弾のソロ・アルバム「ドレスデンのヴァイオリン協奏曲集」は全世界的に品不足状況になる大ヒット。(再入荷するといいのですが入手困難かも・・・)
 そこでプラムゾーラー、第2弾は自分でレーベルを立ち上げてそこから出すというようなことを言っていたが、そのアイテムがついに登場。そうとうな時間を費やして録音に挑んだというようなことを言っていたが、それもうなずける充実の内容。





プラムゾーラー、第1弾
入手困難かも・・・
Violin Concertos from Dresden
RK 3105
\3000→\2790
ポッジャーが主宰するアンサンブル、ブレコン・バロックのヴァイオリニスト
 ヨハネス・プラムゾーラー、本格発進!
ピゼンデル 〜 ドレスデンのヴァイオリン協奏曲集

 ファッシュ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調FWV L:D8(世界初録音)
 ハイニヒェン:ヴァイオリン協奏曲イ短調(世界初録音)
 ヘンデル(ピゼンデル編):組曲へ長調HWV.392(世界初録音)
 テレマン:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調TWV.51:B1
 ピゼンデル:ヴァイオリン協奏曲ト長調(世界初録音)
ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン&指揮)
インターナショナル・バロック・プレーヤーズ
 ブレコン・バロックのプラムゾーラー!ドレスデンのヴァイオリン協奏曲集!

 レイチェル・ポッジャーが主宰するアンサンブル、ブレコン・バロックのヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラー。
 ボヤン・チチッチも参加する自らのアンサンブル、インターナショナル・バロック・プレーヤーズとの協奏曲録音は、ドレスデン宮廷楽団のコンサートマスター、ヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687−1755)を中心とした「ドレスデンのヴァイオリン協奏曲集」!
 芸術の発展にも力を注いだザクセン選帝侯、ポーランド王アウグスト強王の時代に作曲されたピゼンデルと同世代の作曲家たちの知られざる「ヴァイオリン協奏曲」は、バロック時代のドレスデンの宝である。
 あのポッジャーも信頼を寄せる南チロル出身の俊才プラムゾーラーが、ブレッシアのP.G.ロジェーリ1713年製のヴァイオリンを手に、その桁外れの才能を世に示す ——!2011年4月の録音。







AVIE/SFS MEDIA



SFS 0058
(SACD HYBRID)
\3700→\3290
マイケル・ティルソン・トーマス&サンフランシスコ響
 ベートーヴェン:
  交響曲第2番ニ長調 Op.36
  皇帝ヨーゼフ2世の死を悼むカンタータ WoO.87
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
サンフランシスコ交響楽団
サリー・マシューズ(ソプラノ)
タマラ・マムフォード(メゾ・ソプラノ)
バリー・バンクス(テノール)
アンドルー・フォスター=ウィリアムズ(バス・バリトン)
サンフランシスコ交響合唱団
 ティルソン・トーマスのベートーヴェン!"交響曲第2番"と"若き日のカンタータ"!

 「交響曲第5番《運命》」(SFS 0037)、「交響曲第7番」(SFS 0054)、「交響曲第9番《合唱付き》」(SFS 0055)に続くマイケル・ティルソン・トーマスとサンフランシスコ交響楽団のベートーヴェン新録音!
 2013年5月に本拠地デイヴィス・シンフォニー・ホールで行われた"ベートーヴェン・プロジェクト"より、「交響曲第2番」と「皇帝ヨーゼフ2世の死を悼むカンタータ」のライヴ・レコーディングが「SFS Media」から登場!
 1790年に若きベートーヴェンが作曲した合唱、独唱とオーケストラのための「皇帝ヨーゼフ2世の死を悼むカンタータ WoO.87」では、大絶賛を博した「マーラーの交響曲全集」での名唱が記憶に新しいサンフランシスコ交響合唱団、サリー・マシューズやアンドルー・フォスター=ウィリアムズなどワールドクラスのソリストたちの歌声も楽しみなところ。
 「ハイリゲンシュタットの遺書」が書かれた1802年の作品であり、他の交響曲に比べ演奏機会には恵まれないものの「英雄」以降の飛躍へと繋がる重要作、「交響曲第2番」でのティルソン・トーマスの指揮にも要注目。

 ※録音:2013年5月2日−3日、デイヴィス・シンフォニー・ホール(サンフランシスコ、カリフォルニア)







ONYX



ONYX 4115
\2400→\2190
ジョナサン・ビス(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.3

  ピアノ・ソナタ第15番ニ長調Op.28 《田園》
  ピアノ・ソナタ第16番ト長調Op.31-1
  ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53 《ワルトシュタイン》
ジョナサン・ビス(ピアノ)
 アメリカ・ピアノ界のサラブレッド。ジョナサン・ビスのベートーヴェンVol.3!
 ビスのベートーヴェン!世界中で好レビュー続出中!

 アメリカの音楽一家に生まれ、レオン・フライシャーの高弟として活躍するサラブレット、ジョナサン・ビス。ONYX(オニックス)への電撃移籍から続けてきたベートーヴェンのピアノ・ソナタ集は、全世界で大きな反響を巻き起こし、ベートーヴェン解釈の第一人者として迎えられている。期待の第3弾は、「田園」や「ワルトシュタイン」を含む中期の3曲。
 アメリカ、ペンシルバニア州のカーティス音楽学校(Curtis Institute’s)で行われたジョナサン・ビスによるベートーヴェンのピアノ・ソナタのオンライン講義(コーセラ)には、なんと3万人を超える聴衆が参加! そのベートーヴェンに対する深い考察と優れた解釈に、世界から注目が集まっている。
 ヴィクトリア・ムローヴァ、ユーリ・バシュメット、パスカル・ロジェに始まり、オーギュスタン・デュメイ、五嶋みどり、ミハイル・プレトニョフと、超ワールド・クラスのアーティストが続々と集まるイギリスのインディペンデント・レーベルONYX。このONYXのメイン・アーティストの一人として名を連ねるジョナサン・ビスのベートーヴェン・サイクルにはますます目が離せない!



<店主より>
 じわじわと評価が高まってきているジョナサン・ビス。切れ味の鋭い新世紀のベートーヴェン、といった感じか。
 冷房の効いてない部屋で、無造作に楽譜が積まれたピアノの前で一心不乱に弾く感じがいい。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=VKHWk6_7ANA


ジョナサン・ビス
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.1&2

ONYX 4082
\2400→¥2190
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.1
 ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1
 ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調Op.22
 ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26《葬送》
 ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a《告別》
ジョナサン・ビス(ピアノ)
 ジョナサン・ビスがONYXに電撃移籍!ベートーヴェンのソナタ全集スタート!
 アメリカ楽壇の若手世代を担うライジング・スター、ジョナサン・ビスが新天地でスタートさせるのは、楽聖ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集!
 日本をはじめとした世界各国でのリサイタル、EMI時代のレコーディングでベートーヴェンを弾き続けてきたジョナサン・ビス。オニックスでの「ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集」は、ジョナサン・ビス自身にとっても一大転機となる。その繊細で切れの良い感性はこれまでのベートーヴェン演奏にはなかったもの。完成の暁には恐るべき全集となるだろう。
Beethoven: Piano Sonatas Volume 2
ONYX 4094
\2400→\2190
ジョナサン・ビス(ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集Vol.2

 ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調Op.7
 ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2《月光》
 幻想曲ロ短調Op.77
 ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78《テレーゼ》
ジョナサン・ビス(ピアノ)
 アメリカ・ピアノ界のサラブレッド。ジョナサン・ビスのベートーヴェンVol.2!

 レオン・フライシャーの高弟でアメリカ・ピアノ界のサラブレッド、ジョナサン・ビスが新天地オニックス(Onyx)でスタートさせた「ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集」。
 第2巻は「月光」や「テレーゼ」を含む1795年から1822年にかけて作曲された3つのソナタと幻想曲!
 輝かしくクリアなタッチと音色、変幻自在の表情、そして独特の間合いを感じさせるセンス。
 ジョナサン・ビスが情熱を注ぎ敬愛する楽聖ベートーヴェンの音楽。既存のスタイルに縛られない新世代の清新な解釈が、新鮮なベートーヴェンを聴かせてくれることでしょう。






PENTATONE



PTM 1027
(4SACD HYBRID)
\8000→\6990
マレク・ヤノフスキ"ニーベルングの指輪"新録音!
 ワーグナー・エディション遂に完結!
  ワーグナー:楽劇《神々の黄昏》
マレク・ヤノフスキ(指揮)
ベルリン放送交響楽団
ベルリン放送合唱団
ランス・ライアン(ジークフリート/テノール)
ペトラ・ラング(ブリュンヒルデ/ソプラノ)
マッティ・サルミネン(ハーゲン/バス)
マルクス・ブリュック(グンター/バリトン)
エディット・ハッラー(グートルーネ/ソプラノ)
ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー(アルベリヒ/バリトン)
マリーナ・プルデンスカヤ(ヴァルトラウテ/メゾ・ソプラノ)
ユリア・ボルヒェルト(ヴォークリンデ/ソプラノ)
カタリーナ・カンマーローアー(ヴェルグンデ/メゾ・ソプラノ)
キズマラ・ペッサッティ(フロスヒルデ/アルト)
スサネ・レースマーク(第1のノルン/アルト)
クリスタ・マイヤー(第2のノルン/メゾ・ソプラノ)
ジャクリーン・ワーグナー(第3のノルン/ソプラノ)
 2013年のリヒャルト・ワーグナー生誕200周年の完成を目指し、2011年に「さまよえるオランダ人」で幕を開けた、マレク・ヤノフスキ、ベルリン放送交響楽団、ペンタトーン・クラシックス(PentaTone Classics)のトライアングルによる「ワーグナー・エディション」。
 ベルリンのフィルハーモニーを舞台として、演奏会形式で上演されたワーグナーの主要オペラ10作品のライヴ・レコーディング「ワーグナー・エディション」、そしてヤノフスキ2度目の「ニーベルングの指環」の最終巻「神々の黄昏」が登場!
 
 ドレスデン・シュターツカペレとの「ニーベルングの指輪」の旧録音から約30年。
 「ニーベルングの指輪」第3日、「神々の黄昏」の新録音では、ヘルデン・テノールとして評価急上昇中のカナダのテノール、ランス・ライアンがジークフリート役で登場!
 ランス・ライアンはヤノフスキが指揮する「東京の春音楽祭」でもジークフリート役として2016年の「ジークフリート」、2017年の「神々の黄昏」への出演が予定されており、今回の「神々の黄昏」での活躍にも注目が集まること必至。
 また、ブリュンヒルデのペトラ・ラング、ハーゲンのマッティ・サルミネン、グンターのマルクス・ブリュック、さらにはエディット・ハッラー、ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー、マリーナ・プルデンスカヤなど、「ワーグナー・エディション」のフィナーレに相応しい豪華なソリストたちが集結。
 ヤノフスキの「ワーグナー・エディション」、「ニーベルングの指輪」新録音、ここに堂々の完結です!

 ※録音:2013年3月15日、ベルリン・フィルハーモニー(演奏会形式、ライヴ・レコーディング)
 


PTC 5186 508
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第15番変ロ長調 K.450
  ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)
ゴルダン・ニコリッチ(指揮)
オランダ室内管弦楽団
 独墺系レパートリーを得意とする、ドイツ・ピアノ界の若き皇帝マーティン・ヘルムヘン。

 ペンタトーン・レーベルから2作目となるモーツァルトのピアノ協奏曲集には、モーツァルト最後の協奏曲である"27番"と、ピアノ・テクニックやオーケストラ編成の拡大など、それまでの作風から一新し「大協奏曲」と呼ばれた"15番"を収録。
 シューマンやシューベルトの作品でも魅せた、明瞭な色彩を持った音色、粒の美しさが際立つタッチがオーケストラと見事な調和をみせた秀逸な演奏。
 ヘルムヘンの優しげなピアニズムが"天才モーツァルト"の世界へ誘います。

 ※録音:2013年1月、アムステルダム(オランダ)


 K.491の演奏風景。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=xZ4TE8Fz_wI


モーツァルト第1弾
Mozart - Piano Concertos Nos. 13 & 24
PTC 5186 305
(SACD Hybrid +Bonus DVD-PAL)
\2,700→\1790
マーティン・ヘルムヘン(P)
モーツァルト:
 ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491/
 同第13番ハ長調K.415
マーティン・ヘルムヘン(P)、
ゴルダン・ニコリッチ(指揮)、
オランダ室内管
 2001年には難関として知られる「クララ・ハスキル・コンクール」で弱冠19歳という若さで歴戦の猛者たちを抑えてグランプリを獲得。2006年にはルツェルン音楽祭でゲルギエフ&ウィーン・フィルとシューマンで共演を果たしている。
※注意:ボーナスDVDはPAL方式の為、通常日本で販売されている機器では再生できません。





TACTUS



TC 721950
(6CD/特別価格)
\6000→\5490
サルティ:室内楽&鍵盤作品全集
 性格的ソナタ Op.1《ジュリオ・サビーノとエッポニーナ》/
 ヴァイオリン伴奏付きのチェンバロまたはフォルテピアノのための3つのソナタ Op.4/
 ヴァイオリン伴奏付きのチェンバロまたはフォルテピアノのための3つのソナタ Op.3/
 チェンバロとヴァイオリンのための協奏的な3つのソナタ/
 チェンバロとヴァイオリンのためのソナタ Op.2/
 ヴァイオリンと通奏低音のためのシンフォニア ニ長調/
 チェンバロのための3つのソナタ/チェンバロ・ソナタ ト長調/
 チェンバロ・ソナタ ト長調/シンフォニア ハ長調/ソナタ ニ長調/
 ソナタ ニ長調/ソナタ ニ長調/フォルテピアノのためのソナタ ニ長調/
 フォルテピアノのためのソナタ 変ホ長調/シンフォニア ハ長調/
 ソナタ ヘ長調/ソナタ ト長調/ソナタ ト長調/シンフォニア ハ長調/
 ソナタ ニ長調/ソナタ ニ長調/トラヴェルソと通奏低音のための6つのソナタ
キアラ・カッターニ
 (チェンバロ、フォルテピアノ、オルガン)
ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)
シルヴィア・モローニ(トラヴェルソ)
 ヨーロッパ各地で称賛を浴びた18世紀イタリアの巨匠。快挙!ジュゼッペ・サルティの室内楽&鍵盤作品集!

 コペンハーゲンの宮廷楽長、ミラノ大聖堂楽長、エカテリーナ2世のサンクトペテルブルク宮廷楽長を歴任した18世紀イタリアの大作曲家ジュゼッペ・サルティ(1729−1802)。
 サリエリを指導し、モーツァルトも称賛したと伝わるサルティはオペラ作曲家として絶大な名声を誇ったが、その室内楽、鍵盤作品も勝るとも劣らぬ秀作揃い。
 ギャラント様式からロマン主義の足音を感じさせる音楽は、ヨーロッパ各地で称賛を浴びたサルティの優れた作曲技法の証明であり、18世紀後期イタリアの遺産である。
 ロベルト・ノフェリーニが奏でる1720〜30年頃にニコラ・アマティが製作したヴァイオリン、1830年にウィーンで製作されたフォルテピアノ、1792年製のオルガンをはじめとした8つの鍵盤楽器など、様々な楽器の響きもこのサルティ作品集の大きな魅力。
 サルティと同じファエンツァ出身の女流鍵盤奏者キアラ・カッターニの華麗なテクニック、ボローニャ・バロック管弦楽団のフルーティスト、シルヴィア・モローニの柔らかな音色もサルティの音楽を際立たせてくれている。

 ※録音:2010年6月−2012年12月、イタリア




サルティ、こんなメジャーなアルバムもありました。

SONY
8869196506-2
\2400→\2190
バルバラ・フリットリ(Sp),
 ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):
  『マニフィカト』、『グローリア』
バルバラ・フリットリ(Sp),
エカテリーナ・セメンチュック(Ms),
ドミートリー・ヴォロパエフ(T),
ユーリー・ヴォロビエフ(Bs),
マッティア・ロンデッリ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団&合唱団
 ジュゼッペ・サルティは、1729年イタリアのファエンツァ生まれ。マルティーニ神父に作曲を師事し、1753年デンマーク宮廷楽長に任命。イタリア、ロンドン、ヴェネツィア、ミラノ、ウィーンで活動した後、1785年から16年間サンクトペテルブルク宮廷楽長を務めました。サルティは主に数多くのオペラを作曲し、モーツァルトにも影響を与えたといわれています。
 歌劇「漁夫の利」のアリア「子羊のように」は、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」第2幕において引用され、「サルティの歌劇による8つの変奏曲K.460」でも主題として用いられています。
 ここに収録されている2つの作品はサンクトペテルブルク宮廷楽長時代の作品で、今回世界初録音となります。
 この演奏は「サンクトペテルブルク白夜祭2011」の一環として行われた演奏で、ゲルギエフの招待によって指揮をとったマッティア・ロンデッリとマリインスキー劇場管弦楽団と合唱団、ソプラノには現代イタリア・オペラ界の女王バルバラ・フリットリをむかえ、大成功をおさめたライヴ録音です。
 《録音》2011年6月, サクトペテルブルク (デジタル:ライヴ)


 

TC 920001
\2400
パオロ・カルリーニのためのファゴット作品集
 ガスリーニ:コラルファンダンゴ/ピエラヌンツィ:タンゴ・バスーン/
 デ・パブロ:ファゴットのための/
 ベッタ:ファゴットとピアノのためのソナタ/
 サーニ:エイハブ/ファブリツィオ:悲しみの都市/
 モリコーネ:トーテム第3番/
 カルディーニ:失われた花/タッカーニ:ドゥラ・ロッチャ
パオロ・カルリーニ(ファゴット)
マッテオ・フォッシ(ピアノ)
エンリコ・ピエラヌンツィ(ピアノ)
フランチェスコ・ランツィロッタ(指揮)
トスカーナ管弦楽団
 モリコーネ!ピエラヌンツィ!21世紀イタリアのファゴット作品集!

 1987年からトスカーナ管弦楽団の首席ファゴット奏者として活躍する、現在のイタリアを代表するトップ・ファゴッティスト、パオロ・カルリーニに献呈された「ファゴットのための音楽」。
 イタリアが生んだ映画音楽界の巨匠エンニオ・モリコーネ(1928−)や、イタリアが誇る名ジャズ・ピアニスト、エンリコ・ピエラヌンツィ(1949−)の2011年の新作など、イタリア発、ファゴットのための新レパートリーが満載!
 2001年から2012年にかけて作曲された12の新作から新たなレパートリーを探すも良し、パオロ・カルリーニの見事なテクニックと磨き抜かれた音色を楽しむも良し。ファゴット関係者必聴です!

 ※録音:2012年4月−10月、モンテヴァルキ、フィレンツェ(イタリア)
 


TC 812204
\2400→\2190
ヴェルディ:オルガン4手連弾による序曲集
 歌劇《ジャンヌ・ダルク》序曲/歌劇《椿姫》前奏曲/
 歌劇《シチリア島の夕べの祈り》序曲/
 歌劇《ナブッコ》より 行け、思いよ、金色の翼に乗って/
 歌劇《マクベス》前奏曲/歌劇《ナブッコ》序曲/
 歌劇《アイーダ》序曲
シルヴィオ・チェレギン(オルガン)
フェデリカ・イアンネッラ(オルガン)
 オルガン4手連弾!ヴェルディのオペラ序曲&前奏曲集!

 タクトゥス(Tactus)の好評シリーズ「オルガン4手連弾」の最新作は、19世紀イタリアの巨匠ジュゼッペ・ヴェルディ(1813−1901)の「オペラ序曲&前奏曲集」!
 リコルディから出版されているピアノのための4手連弾をベースとして、"オルガン4手連弾版"を完成させたシルヴィオ・チェレギンとフェデリカ・イアンネッラ。
 ピアチェンツァ、サンタ・マリア・カンパーニャ教会の1825年に製作されたセラッシのヒストリカル・オルガンで響くヴェルディの音楽は、スケールも格別。
 ヴェルディと同時代から生き続けるオルガンで聴く序曲と前奏曲。トランスクリプション・ファンにもオススメしたいヴェルディ・アルバムです。

 ※録音:2013年7月、サンタ・マリア・カンパーニャ教会(ピアチェンツァ)
 

TC 862719
\2400
ボッシ:オルガン作品全集Vol.9
 ラプソディア Op.posth
 Per la fine del 3 Atto di Malombra
 ディエチ・コンポジツォーネ Op.118
アンドレア・マシナンティ(オルガン)
 2011年に生誕150周年を迎えたイタリアのコンポーザー=オルガニスト、マルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)のオルガン作品全集第9巻。
 ヴェネツィア音楽院、ボローニャ音楽院、サンタ・チェチーリア音楽院の院長という要職を歴任した教育者であり、そのオルガン作品は19世紀後期〜20世紀初期のイタリアを代表する名作として知られている。
 第9巻には、1900年作曲の「ディエチ・コンポジツォーネ(10の作品)」、息子のレンツォ・ボッシやパオロ・ジェミニアーニが補筆完成を行った作品を収録。

 2012年4月の録音。
 

TC 970303
\2400
カッラーラ:音楽劇《ラ・ピッコラ・ヴェデッタ・ロンバルダ》 フラヴィオ・エミリオ・スコーニャ(指揮)
オルケストラ・ジョヴァニーレ・ダ・カメラ・
 フォンダツィオーネ・ペルゴレージ・スポンティーニ
コーロ・アルコバレーノ・サンタ・チェチーリア、他
 クオーレ(母を訪ねて三千里)の作者でもある19世紀イタリアの作家エドモンド・デ・アミーチス(1846−1908)の作品を題材とした6パートから成る音楽劇。
 作曲者のクリスティアン・カッラーラは、1977年ウディネ出身。実験音楽的な難解な手法ではなく、旋律、調性を活かした作風の持ち主。

 2012年4月の録音。





ACTE PREALABLE



AP 0261
\2000→\1890
ヘンリク・メルツェル(1869-1928):ピアノ作品集
  3つの性格的小品 Op.5/幻想的小品/練習曲ニ長調 Op.8
  夜想曲イ長調/前奏曲ハ長調/フーガ嬰ハ短調
  ポーランド民謡の主題による変奏曲/W.M.S.の主題によるマズルカ風
  ショパン風ワルツ/オペラ「マリア」から 紡ぎ女

マッティ・アシカイネン(ピアノ)

録音:2008年6月、ポーランド放送スタジオS1、ワルシャワ、ポーランド

ヘンリク・メルツェルはジグムント・ノスコフスキ(1846-1909)に作曲を、テオドール・レシェティツキ(1830-1915)にピアノを師事したポーランドの作曲家・ピアニスト・指揮者。ピアノは彼の作曲における中心的楽器でした。マッティ・アシカイネンは1957年はフィンランドのハンカサルミに生まれ、ヘルシンキのシベリウス・アカデミー、グダンスクのモニュシュコ音楽アカデミーで学んだピアニスト。世界初録音と表示されています。


旧譜
ACTE PREALABLE の ヘンリク・メルツェル といえばこれ!


AP 0163
¥1890
ヘンリク・メルツェル(1869-1928):
  ピアノ協奏曲第1番ホ短調(1892-1894)
  ピアノ協奏曲第2番ハ短調(1898)

ヨアンナ・ワヴリノヴィチ(ピアノ)
ルーベン・シルヴァ(指揮)
コシャリン・フィルハーモニー管弦楽団

メ録音:2007年11月19-21日、ポーランド、コシャリン
 メルツェルはポーランドのピアニスト・作曲家・指揮者・音楽教師。作風的には後期ロマン派に属している。ショパン後のポーランド・ロマン派音楽をお探しの方には見逃せないアイテム。
 ヨアンナ・ワヴリノヴィチはワルシャワのショパン音楽院を卒業後、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカ(1922-2001)に師事、彼女の最後の教え子の一人となったポーランドのピアニスト。
 ルーベン・シルバはボリビア出身・ポーランド在住の指揮者。
(店主のコメント)
 この間風呂に入っていて、気づいたらこのメルツェルのピアノ協奏曲第1番の第3楽章のメロディーを口ずさんでいた。ぎゃー。ほんっとにもう恥ずかしくなるくらいロマンチックなメロディー。
 いや、もう、こういうお馬鹿な作品にたまに出会うとほんと、嬉しくなる。

 ヘンリク・メルツェルは1869年ポーランド生まれ。ショパンが亡くなって20年後にポーランドに現れた人。ロシアからの独立を目指したが失敗に終わり、数百人のポーランド貴族が絞首刑にされた「一月蜂起」から5年後に生まれた。なので時代的にもこの作曲家の作品は、ショパンという大偉人の錦を背負い、ポーランドの文化的独立を目指すという位置にいるような気がした。
 ・・・ところが、このメルツェルのピアノ協奏曲、もう完全にロシア音楽なのである。
 どこにもショパンの音楽の繊細な感性は見受けられない。何となく我々が思うようなポーランドの民族性というものが感じられない。
 もっとポーランドの色を強く持った「お国!」的なコンチェルトを書いて、文化的独立を果たしたいものじゃないのか??
 いや、それは逆か。
 長年ロシアに虐げられたポーランドの作曲家だからこそ、「おれたちにだってお前らに負けないようなドデカいコンチェルトを作れるんだぞ!」というところを見せたかったのか?
 なるほど、そう思えばこのメルツェルの野心は達成されたといっていいかもしれない。
 これらのコンチェルト、ショパンの後継ではなく、まちがいなくルビンシテインやチャイコフスキーの末裔という感じなのである。いや、彼らの作品をさらにどろどろにしてスケールでかくしたような音楽。派手なオーケストレーションと映画音楽ばりのコテコテの甘い民謡旋律を思う存分使い、ラストではこれでもかこれでもかと盛り上げる。そこまで盛り上げなくても、というくらい盛り上げる。その品のなさはショパンではなく、やっぱりロシア系の作曲家。
 実は第1番はルビンシテイン作曲コンクールでなんと第1位を取った。ルビンシテインはその前年に死んでいるが、もし生きて聴くことがあったらまあ大喜びだったろう。
 そして続く第2番もパデレフスキ作曲コンクールでこれまた第1を獲得。第1番をさらにスケール・アップさせたこの曲は伝説的名手レシュテツキに捧げられているから、当時はそうとうな注目作品だったはず。
 その後ヘンリク・メルツェルは教育者としてワルシャワ音楽院の教授、院長を務めることになる。
 この2曲の作品は、そんな将来のポーランドの大偉人が青年時代に作り上げた、ちょっと恥ずかしいけれど立派過ぎるくらい立派な、「豪腕系一大叙事詩的協奏曲」。まったく聴いているだけで疲れてしまうような大サービス・コンチェルト。ロシアに真っ向から立ち向かって大爆発の自爆を遂げたといっていい。聴きながらいっしょにのたうちまわりましょう。こんなお馬鹿な大作、なかなか聴けない。

 ちなみにピアノのヨアンナ・ワヴリノヴィチはショパン音楽院を卒業した、ハリーナ・チェルニー=ステファンスカの最後の弟子。その可憐でキュートな容姿にもかかわらず、この怪物コンチェルトを徹底的に弾き切っていて爽快。
 ブックレットにワヴリノヴィチ大写しのページがあって(下記写真参照)、それをジャケット表にすることもできたりします。




AP 0286
\2000→\1890
リリ&ナディア・ブーランジェ:歌曲集
 リリ・ブーランジェ(1893-1918):
  連作歌曲「空の晴れ間」(フランシス・ジャメの詩による)
   Elle etait descendue au bas de la prairie / Elle est gravement gaie
   Parfois, je suis triste / Un poete disait / Au pied de mon lit
   Si tout ceci n'est qu'un pauvre reve / Nous nous aimerons tant
   Vous m'avez regarde avec toute votre ame / Les lilas qui avaient fleuri
   Deux ancolies se balancaient / Par ce que j'ai souffert
   Je garde une medaille d'elle / Demain fera un an
 ナディア・ブーランジェ(1887-1979):
  夕日/悲歌/祈り/頌歌/ヴェルサイユ/歌/冬の夕べ
アンナ・ファブレッロ(ソプラノ)
ラファウ・レヴァンドフスキ(ピアノ)

録音:2012年6月、グダンスク音楽アカデミー・スタジオ、グダンスク、ポーランド

薄命の女性作曲家リリ・ブーランジェとその姉で音楽教育者として名高いナディア・ブーランジェの歌曲。アンナ・ファブレッロはグダンスク音楽アカデミーを卒業後、2005年以来グダンスクのバルティック・オペラのソリストを務めているポーランドのソプラノ。



AP 0287 \2000
グジェゴシュ・フィテルベルク(1879-1953):
  5つの歌(リヒャルト・デーメルの詩による)Op.21(*)
   浜辺で,秘めごと,いったい,暗闇の声,明るい夜
  6つの歌 Op.22(*)
   眠りが私を運ぶ,私の窓から,夕べ,私の唇,世界に雲が広がる,憂鬱
  ピアノ三重奏曲ヘ短調 Op.10(+)
エヴァ・ビェガス(ソプラノ(*))
タラジナ・マコフスカ(ピアノ)
アダム・モクルス(ヴァイオリン(+))
ナタリア・クジャツ(チェロ(+))

録音:2013年3月16日、7月4-5日、K・シマノフスキ総合音楽学校コンサートホール、 カトヴィツェ、ポーランド(*)
    2013年7月12、14日、K・シマノフスキ音楽アカデミー、カトヴィツェ、ポーランド(+)

グジェゴシュ・フィテルベルクは現ラトヴィア出身のポーランド人作曲家・指揮者・ヴァイオリニスト。3歳年下の作曲家シマノフスキ(1882-1937)の理解者・協力者で、その音楽の普及に尽力しました。世界初録音と表示されています。


AP 0290 \2000
ナイチンゲール コロラトゥーラ・ソプラノのための歌曲集
 アレクサンドル・アリャビエフ(1787-1851):ナイチンゲール
 リムスキー=コルサコフ:ばらの虜になったナイチンゲール Op.2 No.2
 ドリーブ(1836-1891):ナイチンゲール(+)
 スタニスワフ・ニェヴャドムスキ(1859-1936):私のナイチンゲール Op.24 No.7
 ヴワディスワフ・ジェレンスキ:私のナイチンゲール
 エヴァ・デラックア(1856-1930):ヴィラネッレ(*)
 シューマン(1810-1856):夏の安らぎ(*)
 トマス・ヘインズ・ベイリー(1797-1839):蝶になれたら
 ルドミル・ルジツキ(1883-1953):たいらんちょう(太蘭鳥)
 エミール・ジャック=ダルクローズ(1865-1950):るりつぐみ(ブルーバード)
 サン=サーンス(1835-1921):
  ナイチンゲール/ナイチンゲールとばら(ヴォカリーズ)
 ドミニク・アージェント(1927-):春
 ベルク(1885-1935):ナイチンゲール
 シマノフスキ(1882-1937):ナイチンゲール Op.31 No.2
 プフィツナー(1869-1949):恋人がひわのように歌い Op.33 No.5
 フランツ・グローテ(1908-1982):
  ナイチンゲールの歌(+)/雨の滴に濡れた小枝/生命のメロディー(*)
  ひばりとヴァイオリン弾き(*)
カタジナ・ドンダルスカ(コロラトゥーラ・ソプラノ)
ナタン・ドンダルスキ(ヴァイオリン(*))
カタジナ・チェルヴィンスカ=ゴシュ(フルート(+))
アンナ・ミコロン(ピアノ)

録音:2013年、ヤヌシュ・ハイドゥン・コンサート・スタジオ S-3、グダンスク放送、 グダンスク、ポーランド

カタジナ・ドンダルスカはドイツのヴュルツブルク音楽アカデミーで声楽とヴァイオリンを学びマイスタークラス・ディプロマを取得、さらにグダンスク音楽アカデミーで博士号を取得したポーランドのコロラトゥーラ・ソプラノ。



AP 0292
\2000→\1890
アントニ・ルトコフスキ(1859-1884):
  ピアノ三重奏曲ト短調 Op.13(*)
  ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op.5(+)

パヴェウ・ククリンスキ(ヴァイオリン)
タデウシュ・サメレク(チェロ(*))
マチェイ・ガンスキ(ピアノ(*))
ラファウ・レヴァンドフスキ(ピアノ(+))

録音:2013年5、6月、ヤヌシュ・ハイドゥン・コンサート・スタジオ、グダンスク放送、 グダンスク、ポーランド(*)
    2013年3、5月、S・モニュシュコ音楽アカデミー・コンサートホール、 グダンスク、ポーランド(+)

アントニ・ルトコフスキはワルシャワの貧しい大家族に生まれながら音楽愛好家たちの援助を受けて才能を開花させ、ユリウス・ヤノティ(1819-1883)にピアノ、モニュシュコ(1819-1872)に和声、ヴラディスラフ・ジェレンスキ(1837-1921)に作曲を師事した作曲家・ピアニスト。1881年から1883年までジグムント・ノスコフスキ(1846-1909)の個人教授を受け将来を嘱望されましたが、肺結核のため若くして亡くなりました。世界初録音と表示されています。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

 

ALIA VOX

ヘリテージ・シリーズ



AVSA 9901
(SACD HYBRID)
\2000→\1890
サヴァールの名盤がSACD Hybridの高音質で蘇る!
 ヘリテージ・シリーズ最新盤はダウランドのラクリメ!

 ダウランド:「ラクリメ、または7つの涙」(1604年)
 1. 元のラクリメのパヴァーヌ 
 2. サー・ジョン・スラウチのガイヤルド 
 3. 新たな形のラクリメのパヴァーヌ 
 4. ヘンリー・ノエル氏のガイヤルド 
 5. 溜め息のラクリメのパヴァーヌ 
 6. エセックス伯のガイヤルド 
 7. 悲しみのラクリメのパヴァーヌ 
 8. ニコラス・グリフィスのガイヤルド 
 9. 偽りのラクリメのパヴァーヌ 
 10. ジャイルズ・ホビー氏のガイヤルド 
 11. 愛情深いラクリメのパヴァーヌ
 12.トマス・コリアー氏のガイヤルド 
 13. 真実のラクリメのパヴァーヌ 
 14. ディゴリー・パイパー大佐のガイヤルド 
 15. ダウランドはつねに悲しむ 
 16. デンマーク王のガイヤルド 
 17. サー・ヘンリー・アンプトンの葬送 
 18. バクトン氏のガイヤルド 
 19. ジョン・ラングトンのパヴァーヌ 
 20. ニコルズ夫人のアルマンド 
 21. ジョージ・ホワイトヘッド氏のアルマンド
ジョルディ・サヴァール(Gamb.(ドシュ))
エスペリオンXX
 {クリストフ・コワン(Gamb.(テノール))、
  セルジ・カサデムント(Gamb.(バス))、
  ローレンツ・ドゥフトシュミット
   (Gamb.(バス))、
  パオロ・パンドルフォ(Gamb.(バス))、
  ホセ・ミゲル・モレノ(リュート)〕
  録音:1987 年、サンタ・マリア教会(カタルーニャ)

 サヴァールがアストレ・レーベル(現在のnaive レーベル)からリリースしたもののうち、惜しむらくも一度は廃盤となってしまった名盤を再発する「ヘリテージ・シリーズ」最新盤!
 ディエゴ・オルティスの「レセルカータ集」(AVSA 9899)に引き続く形で今回再び陽の目を見ることとなったのは、サヴァールが1987 年に録音した、ダウランドの「ラクリメ、または7 つの涙」です。リリース当時は、サヴァール、エスペリオンXX、その他ソリストたちが織りなす圧倒的な演奏のクオリティで非常に高い評価を得た名録音です。一度は廃盤となり、入手困難な状態が続いていただけに、今回の再発はファンにとっては嬉しい限りです。本アルバムも、ヘリテージ・シリーズ恒例のマルチチャンネル・リマスターが施されており、アストレが誇る優秀録音を、SACDHybrid の高音質で堪能することができます。かつてこの録音を耳にした方は勿論のこと、最近サヴァールの演奏を聴き始めたという方には特におすすめしたい必聴盤です。
 ダウランドの「ラクリメ、または7 つの涙」は、ダウランドらしい憂いを帯びた美しい7 つの「ラクリメ」からなる小曲集。当時を代表するリュート歌曲作家であったダウランドの作品は多くの人々に親しまれていましたが、その中でも特に「流れよ、我が涙」は一世を風靡したヒット・ソングでした。他の作曲家達が好んで編曲する中、ダウランド自身もこの歌曲を主題としたコンソート曲「ラクリメ、または7 つの涙」を、1604 年に出版した器楽編曲集の中に収録。「涙のパヴァーヌ」の異名を持つ本作はヴィオール5 本とリュート1 本という編成で、全体的に重心の低い、落ち着いたハーモニーが特徴の作品です。決して暗い雰囲気に徹しないようにか、サヴァールは重々しい7 つの「ラクリメ」の合間に、同じ器楽編曲集に収録された舞曲を挟み込んでおり、全体的に明暗のメリハリきいたプログラムを組み上げています。クリストフ・コワン、ホセ・ミゲル・モレノら名手達による珠玉の演奏も大きな注目所。
 今なお色あせぬ、見事なアンサンブルにぐっと惹きつけられます。



<メジャー・レーベル>


韓国ユニバーサル(DG)



DG 40071
\2600→\2390
クン=ウー・パイク/シューベルト:即興曲&小品集
 即興曲 Op.90 D.899 No.1
 3つのピアノ小品 第3番 D.946No.3
 楽興の時 第2番 Op.94 No.2
 楽興の時 第4番 Op.94 No.4
 即興曲 Op.90 D.899 No.3
 即興曲 Op.90 D.899 No.2
 3つのピアノ小品 第1番 D.946No1
 3つのピアノ小品 第2番 D.946No2
 即興曲 Op.90 D.899 No.4
 楽興の時 第6番 Op.94 No.6
クン=ウー・パイク(ピアノ)
 静かな秋の夜にー。 心震わせるシューベルト。
 ソウルに生まれ、パリを拠点に質の高い真摯な音楽活動を展開するクン・ウーパイク。バッハからブラームス、リスト、ブゾーニ、シュトックハウゼンにいたる幅広いレパートリーをもち、思慮深い演奏は世界の音楽ファンの心を掴んで離しません。11月の来日公演でも演奏が予定されているシューベルトの小品を収録した当盤は、即興曲に楽興の時や3つのピアノ小品が加わり、曲順にも心が配られています。
 シューベルト作品の核心に迫る、絶妙なピアニズムが結晶した一枚です。
録音:2013年4月16-18日 ドイツ、ハノーヴァー ベートーヴェン・ホール


旧譜
高評価を受けたブラームス:間奏曲集

DG 7748
\2400→\2190
クン=ウー・パイク/ブラームス:間奏曲集
 1 間奏曲 変ホ長調 作品117の1
 2 カプリチオ ロ短調 作品76の2
 3 間奏曲 ロ短調 作品119の1
 4 間奏曲 ホ長調 作品116の4
 5 カプリチオ ハ長調 作品76の8
 6 間奏曲 イ短調 作品116の2
 7 カプリチオ 嬰ヘ短調 作品76の1
 8 間奏曲 イ長調 作品118の2
 9 間奏曲 ホ短調 作品116の5
 10 間奏曲 嬰ハ短調 作品117の3
 11 ロマンス ヘ長調 作品118の5
 12 間奏曲 変ホ短調 作品118の6
 13 間奏曲 変ロ短調 作品117の2
クン=ウー・パイク(ピアノ)
 知られざるピアノ界の至宝、パイクが奏でるブラームス!来日記念盤。
 パリに拠点をおき、ヨーロッパを中心に活躍する韓国出身のピアニスト、クン=ウー・パイク。2008年にリリースしたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集は、レコード芸術誌特選盤に選出されるなど、高い評価を獲得しました。実直で誠実な演奏は、一度聴いたら必ずファンになる事まちがいなし。ブラームスのピアノ協奏曲第1番につづく今作は、後期のピアノ小品からパイク自身が13曲をセレクトしています。
 「それはあたかも、真に円熟した音楽家による“無言にして雄弁な弾き語り”のようだ」(ライナー・ノーツより)

 ユニバーサルのページで少し鑑賞できる。

http://www.universal-music.co.jp/kun-woo-paik/products/uccg-1575/



<国内盤>


マイスター・ミュージック


MM-2168
\2957
福田進一(G)
 G線上のアリア〜J.S.バッハ作品集Ⅲ

  J.S.バッハ(福田進一編):
   パルティータ ホ長調
    (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV1006
     リュート組曲第4番 ホ長調BWV1006a)
   組曲 変イ長調(無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調)
   ソナタ イ短調
    (無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番BWV1003、
     チェンバロ・ソナタ ニ短調 BWV964)
   アリア”G線上のアリア”ニ長調
    (管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV1068より第2楽章))
福田進一(G)
使用楽器:ヘルマン・ハウザーⅠ世
イグナシオ・フレタ(組曲)
大好評の福田進一によるバッハ・チクルス第3弾!
非常にハイレヴェルなテクニックが要求されるこれらの作品を、深い解釈で緻密に練り上げ、優美で色彩豊かな音楽へと昇華させる、まさに圧巻の演奏。世界最高峰ギタリストによる渾身のアルバム!


MM-2169
\2957
後藤泉(ピアノ)
 ベートーヴェン/リスト編:交響曲第9番(ピアノ版)
後藤泉(ピアノ)
 リストによるベートーヴェンのトランスクリプションの中でもダントツの難局「第九」!ハイレベルな技術はもとより、高い音楽性が求められる同作を見事なバランス感覚とテクニックで快演。ウィーン・フィルのメンバーとの共演などで、ここ数年高い注目を集めているピアニスト、後藤泉によるシリーズ第2弾。




<映像>


FRA PROD(映像)


FRA 508
(Blu-ray)
\4900→\4490
大野和士、グラインドボーン音楽祭でのラヴェル二本立!!
 ラヴェル:
  「スペインの時計」
    エリオット・マドル(Br ラミーロ)、フランソワ・ピオリーノ(T トルケマダ)、
    ステファニー・ドゥストラック(Ms コンセプシオン)、
    アレク・シュレイダー(T ゴンサルヴェ)、ポール・ゲ(Br ドン・イニーゴ・ゴメス)
  「子供と魔法」
    ハトゥナ・ガデリヤ(S 子供)、
    エロディ・メシェン(A ママ,雄猫,カップ,トンボ)、
    ジュリー・パスチュロー(Ms 安楽椅子,こうもり)、
    エリオット・マドル(Br 大時計)、
    フランソワ・ピオリーノ(T ティーポット,算数を教える小老人,雨蛙)、
    キャスリーン・キム(S 火,お姫様,サヨナキドリ)、
    ナタリア・ブジェジンスカ(Ms 羊飼いの青年)、
    ヒラ・ファヒマ(S 羊飼いの娘)、ステファニー・ドゥストラック(Ms 猫,リス)、
    ポール・ゲ(Br 肘掛け椅子,木)、カースティ・ストークス(S フクロウ)
大野和士(指)
ロンドン・フィル,
グラインドボーン合唱団


FRA 008
(DVD)
\4000→\3690
 ペリの素晴らしい舞台はサイトウキネンと同じ!とっても楽しい「スペインの時」と「子供と魔法」

 (Blu-ray) リージョン・コード:フリー、16:9 103 分、PCM Stereo 2.0 / DTS 5.1 Surround、字幕:仏英独伊西
 (DVD) リージョン・コード:フリー、NTSC 16:9、103 分、Dolby digital Stereo 2.0 / DTS 5.1 Surround、字幕:仏英独伊西

 2012 年、大野和士がグラインドボーン音楽祭で指揮したラヴェルの「スペインの時計」と「子供と魔法」の二本立てが映像で発売です。
 大野は2008 年7、8 月のフンパーディンク「ヘンゼルとグレーテル」でグラインドボーン音楽祭に初出演、ロラン・ペリの演出ともども大好評で、2012 年に再度二人のコンビでの上演が実現しました。このラヴェルも新聞各紙の評で非常に高い評価を得ています。
 ペリの「スペインの時計」は、元々2003 年に小澤音楽塾公演として東京で、翌2004 年にパリのオペラ座で、共にプッチーニの「ジャンニ・スキッキ」との二本立てで上演されたもの。グラインドボーン音楽祭で「子供と魔法」と二本立てになりました。2013 年の夏には松本のサイトウ・キネン・フェスティバルでも上演されたほど、人気の高い舞台です。お洒落で生き生きとして、随所でピリリとした味付けが利いているペリらしい楽しい舞台です。
 歌手は適材適所。「スペインの時計」ではステファニー・ドゥストラックが美しく情熱的なコンセプションにドンピシャ。またアレク・シュレイダーの若々しいゴンサルヴェ、フランソワ・ピオリーノの人の良さそうなトルケマダ、声も体型も逞しいエリオット・マドルのラミーロ、老人メイクもバッチリな名バス=バリトン、ポール・ゲのドン・イニーゴ・ゴメスといずれも適材適所。ちなみに、ゲは2013 年8 月のサイトウキネン公演でも「スペインの時計」のドン・イニーゴ・ゴメス、「子供と魔法」の肘掛椅子、木を歌っています。「子供と魔法」では、グルジア出身でフランスで活躍するハトゥナ・ガデリヤが、声も見た目もまさに少年そのもの。エロディ・メシェンは2012 年12 月、NHK 交響楽団公演の「子供と魔法」でもママ、カップ、トンボを歌っているだけにお手のものです。ここでもドゥストラック、マドル、ピオリーノ、ゲが歌に演技に高水準。また韓国生まれで米国で活躍するキャスリーン・キムが鮮やかなコロラトゥーラを聞かせます。
 HD 収録の鮮明画像です。













10/17(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CORO



PCOR 16118
(国内仕様盤)
\3000

天の女王 〜 アレグリ:ミゼレーレ − その進化
 アレグリ:
  ミゼレーレ − その進化
   (New Version/ビラム=ウィグフィールド、クリストファーズ校訂)
 パレストリーナ:
  キリエ、アニュス・デイI-III (《ミサ・レジナ・チェリ》より)、
  わが心は非難と悲惨を待ち受けた、スターバト・マーテル、
  わたしは自分のぶどう園を守らなかった、レジナ・チェリ・ラエターレ、
  あなたのほおは美しく飾られ
 マクミラン:
  主が良いものを与えられるので、主は見ると
   (《ストラスクライド・モテット》より)、
  おお, 光り輝く夜明け、ミゼレーレ

ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)

COR 16118
(輸入盤)
\2400→\2190
 ザ・シックスティーン&ハリー・クリストファーズ!グレゴリオ・アレグリの傑作 《ミゼレーレ》 新校訂版!

 ※ 録音:アレグリ:2012年10月、聖オールバン教会(ロンドン)/パレストリーナ(COR 16106より):2012年10月、聖オールバン教会(ロンドン) /マクミラン(COR 16096より):2011年1月、聖ジャイルズ教会(ロンドン)
 (国内仕様盤)解説:ハリー・クリストファーズ、マーティン・イムリー(日本語訳:SOREL)/日本語解説&日本語歌詞訳&日本語曲目表記オビ付き

 ☆2013年のツアー「合唱巡礼」のためのみに製作されたタイトルを日本独占先行発売!
 イギリスが世界に誇る至上のハーモニー、ザ・シックスティーンのツアー「合唱巡礼(The Choral Pilgrimage)」。2013年の「合唱巡礼」のプログラムを再現した「天の女王」には、なんと教会音楽史上、最も美しく、最も多き傑作、アレグリの「ミゼレーレ」の新校訂版を収録!
 アレグリ研究の世界的権威であるビラム=ウィグフィールドの研究成果に基づく校訂、ハリー・クリストファーズの装飾がもたらす、アレグリの「ミゼレーレ」の驚くべき進化。これまでの定説を覆す全く新しいアレグリの「ミゼレーレ」がここにある——。

 私たちの13番目の“合唱巡礼”に、私は、それぞれ何世紀も隔たっているが、教会への献身においては無比の存在である、3人の作曲家の音楽に目を向けることにした。
 マクミランが音楽を付けた 《ミゼレーレ》 は、何とも驚嘆すべき作品であり、彼の情感が強力に込められたこの音楽を、グレゴリオ・アレグリの 《ミゼレーレ》 と対比することができる今回の機会を、私は逃すわけにはいかないと思った。
 私は、ベン・ビラム=ウィグフィールドの驚異的なアレグリ研究に心から感謝している。彼は、ヴァチカン及びその他の図書館の利用できるあらゆる資料を精査して、この音楽の起源に貴重な洞察を示してくれたのである。悲しいことに、アレグリの生前から現在まで残っている楽譜は皆無であり、今日通常聴くことができるのは、写譜時の間違いや奇抜な解釈が含まれた結果の音楽である。私たちがやろうと試みたのは、数多くの資料を利用して、この作品が何世紀もの間にどのような変遷を辿り、今日聴衆が知り、愛している形へと進化していったのかを示すことである。 ハリー・クリストファーズ (日本語訳:SOREL)



/////////////////////

 アントワープでのアレグリの「ミゼレーレ」のライヴが観られます・・・ご参考までに。
 http://www.youtube.com/watch?v=oOIdsOSuhDg&feature=player_embedded





SMC(MOSCOW CONSERVATORY)


SMCCD 0138
\2000
タチアナ・ルービナ(ピアノ)
モーツァルト、シューベルト、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集

 モーツァルト(1756-1791):ソナタ第11番イ長調 K.331(300i)
 シューベルト(1797-1828):ソナタ第4番イ短調 Op.posth.164 D.537
 ベートーヴェン(1770-1827):
  ソナタ第17番ニ短調 Op.31 No.2
  ソナタ第21番ハ長調「ヴァルトシュタイン」Op.53
タチアナ・ルービナ(ピアノ)

録音:2012年6-10月、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ、ロシア

タチアナ・ルービナはモスクワ音楽院でレフ・オボーリン(1907-1974)に師事したロシアのピアニスト。



SMCCD 0141
\2000→\1890
ユーリー・ヴォロンツォフ(1952-):作品選集
  交響曲第5番(大管弦楽のための;2008)(*)
  潮流(室内アンサンブルのための;2012)(+)
  黙示(黙示録のテキストによる合唱のための協奏曲;2005年版)から
   聖なるかな(#),アリルイヤ(**),死はもはや(**)
ロシア国立シンフォニー・カペラ(*)
ヴァレーリー・ポリャンスキー(指揮(*))
ソリスト・アンサンブル「新音楽スタジオ」(+)
イーゴリ・ドロノフ(指揮(+))
合唱団「魂の復活」(#)
レフ・コントロヴィチ(指揮(#))
モスクワ音楽院室内合唱団(**)
アレクサンドル・ロソヴィヨフ(指揮(**))
録音:ライヴ、2008年11月2日、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア(*)  ライヴ、2005年11月21日(#)、2013年1月22日(+/**)、モスクワ音楽院ラフマニノフ・ホール、モスクワ、ロシア(+/#/**)

 怖いもの見たさで「注目」印を。





VISTA VERA



VVCD 00252
\1700→\1590
ヴァレーリー・クレショフ(ピアノ)
 メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.25(*)
 リスト(1811-1886):
  「巡礼の年 第1年 スイス」から
   オーベルマンの谷 S.160:6,ジュネーヴの鐘(夜想曲)S.160:9
  パガニーニによる大練習曲 から ラ・カンパネッラ S.141:3
  ワーグナーの「ローエングリン」より 紡ぎ歌 S.440
  スペイン狂詩曲(スペインのフォリアとホタ・アラゴネサ)S.254
ヴァレーリー・クレショフ(ピアノ)
ロシア国立交響楽団(*)
パーヴェル・ソロキン(指揮(*))

録音:ライヴ、2003年12月11日(*)、1999年3月8日(無印)、モスクワ音楽院大ホール、 モスクワ、ロシア
 ヴァレーリー・クレショフは1962年ロシアのチェリャビンスクに生まれたピアニスト。ドミートリー・バシキーロフ、ニコライ・ペトロフ、ヴィラディーミル・トロップらに師事し、1987年にフェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノ・コンクール第2位入賞および金メダル受賞。
 彼はウラディーミル・ホロヴィッツ(1903-1989)のオタクであり、ホロヴィッツによる未出版のピアノ・トランスクリプションをその録音から耳で聴き起こして演奏、その録音を聴いたホロヴィッツ本人から賞賛され直接指導を受け、さらに無償援助を申し出られるという驚くべきエピソードも知られています。


旧譜
クレショフといえばやはりこれ
Hommage a Horowitz
BIS 1188
¥2600→¥2190
ホロヴィッツを讃えて
 ホロヴィッツ:ワルツ ヘ短調/変わり者の踊り/
         カルメン変奏曲/
         エチュード・ファンタジー 変ホ長調「波」
 リスト(ホロヴィッツ編):ハンガリー狂詩曲第19 番
 リスト(ホロヴィッツ&クレショフ編):オーベルマンの谷
 ムソルグスキー(ホロヴィッツ編):水辺で
 サン=サーンス(ホロヴィッツ編):死の舞踏
 スーザ(ホロヴィッツ編):星条旗よ永遠なれ
 メンデルスゾーン(リスト&ホロヴィッツ編):
  結婚行進曲変奏曲
ワレリー・クレショフ(P f )
 ホロヴィッツは自作・自編ともに楽譜を公開しませんでしたが、当代最高のヴィルトゥオーゾ・ピアニストのひとりクレショフがその再現に挑みました。ホロヴィッツのもつ天性のゴージャスさの再現というわけにはいかないにしても、クレショフの難業の成果にはみなさん一様に賞賛を与えることでしょう。ちょっと品性お下劣ながらやはり「カルメン」と「星条旗」を注意深く聞いてしまう私でしたが、ここまでやってくれればブラボーです。再現するということでいっぱいいっぱいになっていない大らかさも魅力といえます。ハンサムですし。


 「結婚行進曲」観られます。
http://www.youtube.com/watch?v=9_NQDvVt_QI&feature=player_embedded




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


REGIS


RRC1398
\1100
リヒテル/ライヴ・アット・カーネギーホール
 ベートーヴェン:ピアノソナタ第3番、第9番、第12番、第22番
  1960年録音
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)
 

RRC1399
\1100
リヒテル・イン・リサイタル
 ベートーヴェン:ピアノソナタ第23番「熱情」/
 ショパン:バラード第3番/
 ドビュッシー:前奏曲第1巻より/
 ハイドン:ピアノソナタ第32番Hob.XVI:44/
 プロコフィエフ:ピアノソナタ第8番Op.84
スヴャトスラフ・リヒテル(pf)
 

RRC1400
\1100
フィッシャー=ディースカウ(Br)
 シューベルト:歌曲集「冬の旅」D.911
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ジェラルド・ムーア(pf)
 

RRC3014
(3CD)
\2400
クレンペラー
 J.S.バッハ:マタイ受難曲BWV.244
  1960年録音
オットー・クレンペラー指揮、
フィルハーモニア管弦楽団、他
ピーター・ピアーズ(Ten)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(Sop)
クリスタ・ルートヴィヒ(MSop)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ニコライ・ゲッダ(Ten)
ヴァルター・ベリー(Bs)
ジョン・キャロル・ケース(Br)、他
 

RRC7010
(7CD)
\3800
グリュミオー(Vln)
 アート・オブ・ヴァイオリン

 ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ全曲/
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲Op.77/
 ラロ:ヴァイオリン協奏曲Op.20/
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲Op.64/
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全曲/
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲Op.35
アルテュール・グリュミオー(Vln)

RRC9013
(9CD)
\3800
モーツァルト:オペラ集
歌劇「フィガロの結婚」
 アンナ・モッフォ(Sop)ジュゼッペ・タッデイ(Br)エリーザベト・シュヴァルツコップ(Sop)
 エーベルハルト・ヴェヒター(Br)フィオレンツァ・コッソット(MSop)、他
 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、フィルハーモニア管弦楽団、他 1960年録音

歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
 エーベルハルト・ヴェヒター(Br)ジュゼッペ・タッデイ(Br)ジョーン・サザーランド(Sop)
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(Sop)ルイジ・アルヴァ(Ten)グラツィエラ・シュッティ(Sop)
 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮、フィルハーモニア管弦楽団、他 1959年録音

歌劇「魔笛」
 アントン・デルモータ(Ten)イルムガルト・ゼーフリート(Sop)エーリヒ・クンツ(Br)
 ヴィルマ・リップ(Sop)エミー・ローゼ(Sop)
 ルートヴィヒ・ウェーバー(Bs)ペーター・クライン(Ten)、他
 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1950年録音

歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(Sop)ナン・メリマン(MSop)リザ・オットー(Sop)
 レオポルド・シモノー(Ten)ロランド・パネライ(Br)セスト・ブルスカンティーニ(Br)
 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、フィルハーモニア管弦楽団、他 1954年録音





SMC(MOSCOW CONSERVATORY)



SMCCD 0058
\2600→\2390
ショスタコーヴィチ 作曲家&ピアニスト
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  24の前奏曲とフーガ Op.87 から Nos.3,5,8,12(*)
  弦楽四重奏曲第4番 Op.83(+)
  ピアノ五重奏曲 Op.57(#)
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(ピアノ(*/#))
ベートーヴェン弦楽四重奏団(+/#)
 ドミートリー・ツィガーノフ(第1ヴァイオリン)
 ヴァシーリー・シリンスキー(第2ヴァイオリン)
 ヴァディム・ボリソフスキー(ヴィオラ) セルゲイ・シリンスキー(チェロ)

録音:ライヴ、1953年11月3日(*/+)、1955年1月20日(#)、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ、ロシア、モノラル、初出音源、ADD

 ショスタコーヴィチの貴重な自作自演(*/#)と初演時の録音(+)。



SMCCD 0139-0140
(2CD)
\5200→\4790
アンドレイ・ヴォルコンスキー 1970年代チェンバロ録音集
 J・S・バッハ(1685-1750):6つのフランス組曲(*)
   第1番ニ短調 BWV812/第2番ハ短調 BWV813/第3番ロ短調 BWV814
   第4番変ホ長調 BWV815/第5番ト長調 BWV816/第7番ホ長調 BWV817
 アンドレイ・ヴォルコンスキー(1933-2008):
  三人遊び[Jeu a Trois]
   (フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための;1962)(+)
  マカム[Maqam](タールとチェンバロのための;1974)(#)
アンドレイ・ヴォルコンスキー(チェンバロ)
高橋真知子(フルート(+))
フィリップ・ヒルシュホルン(ヴァイオリン(+))
ダリウシュ・タライ(タール(#))

録音:1970年代、アンドレイ・ヴォルコンスキー私蔵音源(*), ライヴ、1970年代、フランス(+/#),モノラル、初出音源、ADD

 アンドレイ・ヴォルコンスキーは亡命ロシア大貴族の子としてスイスに生まれた作曲家・チェンバロ奏者。1947年モスクワに移り1950年にモスクワ音楽院に入学、1954年に追放処分を受けるもソヴィエトにとどまり活躍。12音技法・セリー技法を用いた作品でソヴィエトの作曲家たちに大きな影響を与えましたが、その先進性ゆえに当局の弾圧を受けるところとなり、1973年ついに出国、フランスのエクサンプロヴァンスを本拠に活動を続けました。


<国内盤>


ALPHA



Alpha535
(国内盤・訳詞付)
\2940
アッコルドーネと、イタリア17世紀の独唱モテット
 〜歌い手ひとり、神との対話〜

 ①めでたし、海の星(ボニファチオ・グラツィアーニ1604〜1664)
 ②ああ、ありがたきヒエロニムス様(アレッサンドロ・グランディ 1586〜1630)
 ③歌え、神に(イグナツィオ・ドナーティ 1570〜1638)
 ④3声部のソナタ「離れよ、傷ついた心よ」(ビアージョ・マリーニ1587〜1663)
 ⑤喜びにわきあがれ、町中の者たちよ(クラウディオ・モンテヴェルディ 1567〜1643)
 ⑥いとも思慮深きおとめ(ジュゼッペ・ジャンベルティ 1600〜1662)
 ⑦歌を捧げてまいります、神に(グランディ)
 ⑧3声部のソナタ(ジョヴァンニ・パオロ・チーマ 1570〜1622)
 ⑨聖母は立てり、悲しみにくれて〔スターバト・マーテル〕
  (ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス 1600〜1679)
 ⑩神よ、あなたに希望をかけましょう(ドナーティ)
 ⑪ごきげんよう、皇后さま〔サルヴェ・レジーナ〕
  (ジョヴァンニ・パオロ・カプリオーリ 1580頃〜1627頃)
 ⑫ 第7ソナタ(ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ 1571〜1630)
 ⑬蘇えられたのです、よき羊飼いが(ケルビーノ・ブザッティ ?〜1644)
 ⑭ごきげんよう、皇后さま〔サルヴェ・レジーナ〕(モンテヴェルディ)
マルコ・ビズリー(歌)
グイード・モリーニ(cmb・org・指揮)
アンサンブル・アッコルドーネ(古楽器使用)
 越境系古楽の旗手アッコルドーネ、あざやかすぎる新譜を電撃発表! そのルーツでもある「歌い手ひとり」のイタリア・バロック最盛期の至芸は、最小限の演奏編成で驚くほどの広がりをみせる——声の魔術師ビズリー、異才モリーニ、変幻自在の17世紀!サンプル盤の到着はまだですが、間違いなく今年後半の古楽棚屈指の注目盤のひとつになるであろうリリース情報が舞い込んできましたので早速——
 イタリア古楽界でも特異な存在感を示す、変幻自在の美声でバロックはもちろん、グレゴリオ聖歌から民俗音楽、カンツォーネまであざやかに歌いこなす“声の魔術師”マルコ・ビズリーと、ルネサンス=バロックの様式でも曲を書く作曲家でもある天才古楽鍵盤奏者グイード・モリーニを中心とする異才集団アッコルドーネ、昨今ようやく日本発売あいなった『ナポリのことなら、いくらでも話せる。』(Alpha532)の興奮もさめやらぬうち、またしても名門Alpha から新譜をリリースするとのこと!
 さきの『ナポリの〜』といい、その前の『アッコルドーネの南イタリア伝統音楽』(Mer-A359)といい、昨今は歌い手ビズリーの故郷でもあるナポリの民俗系サウンドに焦点をあてたアルバム制作がめだったアッコルドーネですが、今回は久々に正統派古楽路線、イタリア・バロックの粋ともいえる17 世紀の独唱芸術を重点的に攻めた1枚に。
 幾筋ものメロディを同時進行させてゆくルネサンス多声教会音楽の総合性から一転、主役格の歌い手ひとりをきわだたせる独唱中心の音楽がさかんになったのが17 世紀のイタリアであり、それがオペラという芸術様式の誕生を促したのだとすれば、ここに集められている小規模編成による「独唱モテット」の数々こそ、その粋をしめす至芸が凝縮されたジャンルにほかなりません。
 ヴァイオリン2挺とチェロ、テオルボ(独奏名盤も多い名手フランコ・パヴァン!)にオルガンまたはチェンバロ、という引き締まった小規模編成でも、アッコルドーネの演奏解釈はいつだって一味違う何かを感じさせてきたところ。また長年ライヴにこだわり録音制作を拒否しつづけてきた彼らが、満を持して刻み付けた新譜のひとつであるところも含め、今回の演奏解釈もまず間違いなく「只者ではない」はず——解説の充実度も相変わらず奮っています(歌詞含め全訳付)。
(店主より)

 これはひとつの奇跡か。
 マルコ・ビズリーとアンサンブル・アッコルドーネによるカッチーニ。

 http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=DeBDS-b4ASg

 これはただの偶然だと思われた方はこのモンテヴェルディを。

 http://www.youtube.com/watch?v=R48fKqxUhwI&feature=player_embedded

 そしてもっと聴きたいと思われた方はこのアルバムを。カッチーニとモンテヴェルディ、入ってます。

La Bella Noeva
Alpha 508
輸入盤
\2700→\2290
ラ・ベッラ・ネーヴァ
 〜天上の響き、愛の歌、そして民の心「タランテッラ」まで

 恋する幸せもの (ジョヴァンニ・ステーファニ、17c. )
 この苦悩はあまりに甘く
 (クラウディオ・モンテヴェルディ、1567-1643)
 翼を持つ愛の神よ
  (ジュリオ・カッチーニ、1550-1610)
 麗しのアマリリ (ジュリオ・カッチーニ)
 恋人たちよ、聞いてくれ (ジュリオ・カッチーニ)
 遠く離れて君を想う
  (ビアージョ・マリーニ、1587-1663)
 タランテッラ 第1-3 (マルコ・ビズリー、1957- )
 ラ・ベッラ・ネーヴァ (作者不詳)
 ガッラチーノの唄 (作者不詳)
 君は美しい (アレッサンドロ・グランディ、?-1630)
 コンチェルト・スピリトゥアーレ
 (グィド・モリーニ、1959- )
 主を讃えよ (クラウディオ・モンテヴェルディ)

 アレルヤ:生きるものみな、主を讃美せよ (アコルドネ)
マルコ・ビズリー(歌)
グイード・モリーニ(cmb・org・指揮)
アンサンブル・アッコルドーネ(古楽器使用)
 あくまでもライヴとライヴ録音にこだわってきた”幻のアンサンブル” アコルドネが、遂に許したレコーディングCD。テノールのマルコ・ビズリーと鍵盤奏者で作曲家のグィド・モリーニを最小ユニットとするアンサンブル・アコルドネ 。
 その旗揚げ10周年記念プログラム(1999年)に基づく当盤は、17世紀イタリア音楽のエスプリを聖・俗・民の三相から立体的に聴かせる、いわばアコルドネ・ワールドのショーケース。
 噂にきく世界で唯一の声の持ち主マルコの至芸、弦の名手5人に息を吹き込むグィドの時空を超えたアレンジ・センスが、従来の”古楽”に対するイメージを鮮やかに塗り替える。





GRAMOLA



GRML98986
(国内盤 SACD-Hybrid)
\3150
ゴールトマルク:ヴァイオリン協奏曲、ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
 〜ウィーン世紀ロマン派屈指の巨匠!〜

カール・ゴールトマルク(1830〜1915):
 1. ヴァイオリン協奏曲イ短調 op.28(1877)
 2. ヴァイオリンとピアノのためのソナタニ長調 op.25(1874)
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(vn)
ドロン・サロモン指揮
イスラエル室内管弦楽団
パヴェル・カシュパル(p)
 ブラームスやリストと同時代を生き、大いに人気と敬意をあつめたゴールトマルクの名声はユダヤの血ゆえに失われた? ひとつだけ言えるのは、その作品があまりにすばらしいということ。
 最高傑作群から2曲、きりりと堅固でひたすら甘美に…ロマン派好きにはたまらない至高の名演!
 この作曲家の無数にある傑作を、20 世紀に入ってから世間が見失ってしまったのは、なぜなのでしょう——それはきっと、ハプスブルク家の皇帝が収めるオーストリア=ハンガリーの帝都、さまざまな人間が暮らす大都市ウィーンで、ユダヤ人としての生き方をまっとうした彼のことを、20 世紀前半にオーストリア併合を果たした当時のドイツ語圏の権力者たちがあまり快く思わなかったからだったのでしょうか? カール・ゴールトマルク——生まれはハンガリー、1860 年代頃から作曲家として頭角をあらわしはじめ、ワーグナーの『指環』やブラームスの交響曲群などの初演があった1870 年代、傑作オペラ『サバの女王』やヴァイオリン協奏曲などで不動の名声をものにしていった大作曲家。生前その名声はきわめて高かったにもかかわらず、私生活は謎に包まれていたそうですが、ユダヤ教のハザン(キリスト教でいうカントール、聖歌隊指導者)の息子として生まれた彼は生涯、ユダヤ教に忠実な信仰生活を送り続けていたそうです。」19 世紀の偉大なユダヤ人作曲家といえば、他にブルッフやメンデルスゾーンが思い浮かぶところですが、ゴールトマルクもまた彼らと同じく、ユダヤ人たちにとっての特別な楽器のひとつであるヴァイオリンのため、素晴しい傑作協奏曲を残しました——今日でも唯一、この作曲家の作品で定番名曲として残っているものがあるとすれば、まさしくこの1877 年作曲の(つまり、ブラームスやチャイコフスキーの協奏曲とほぼ同時期の)ヴァイオリン協奏曲になるのでしょう。
 飛ぶ鳥を落とす勢いでウィーン楽壇に頭角をあらわし、時には古楽器演奏にも関わりながら、あくなきレパートリー開拓精神と妥協なき作品解釈で名演を紡ぎ続けているT-A.イルンベルガーはいま、昨今しばしば緊密な共演関係を続けている精鋭集団イスラエル室内管とともに、この傑作協奏曲の素晴しい新録音を世に問うてくれました——これが独奏・オーケストラとも桁外れの名演で、俊才ドロン・サロモン率いるイスラエル室内管の並々ならぬほど引き締まった一体感、しなやかな歌作り、抑揚あざやかな解釈には、同じユダヤ人としてゴールトマルクに限りない共感ゆえのもの?しかも嬉しいことに、同時期のもうひとつの傑作ソナタがまた充実の名演になっており、同じ頃に書かれたブラームスやラインベルガーらのソナタよりも圧倒的に長いこの傑作をしなやかに、チェコの名手カシュパルと阿吽の呼吸で織り上げてゆく解釈の深みは、何度聴いても惚れ惚れするほど。作曲家についての充実解説(全訳付)も日本語資料として貴重だと思います。何はともあれ、並居るソリスト先行型の競合盤ともぜひ聴き比べていただきたい協奏曲録音の名演ぶりが圧巻!お見逃しなく...!




SAPHIR



LVC1175
(国内盤)
\2940
ゴリホフ:見えざる者イサクの夢と祈り
 ブロッホ:ユダヤの生活風景・アボダー
  〜ユダヤのクラリネットと、弦と...〜
 オスバルド・ゴリホフ(1960〜):
  1. 見えざる者イサクの夢と祈り
   〜クレズマー・クラリネットと弦楽四重奏のための
 エルネスト・ブロッホ(1880〜1959):
  2. ユダヤの生活風景〜三つの小品(cl, p)
  3. アボダー(cl, p)
ミシェル・ルティエク(クラリネット)
ウィーン・アルティス四重奏団
イタマール・ゴラン(ピアノ)
 あの名門アルティスSQが、その筋金入りのスタイリッシュな音楽性そのままにパリ随一の多忙な超実力派・ルティエクと綴ってゆく、変幻自在のユダヤ室内楽——
 晩期ロマン派の頃から世界を魅了しつづけたユダヤの音楽性は、脈々と「いま」に続く...
 民俗系の越境クラシック——次頁で新譜紹介しているAlpha レーベルのアッコルドーネもそうですが、この路線は昨今、確実にセールスを作ってゆく技ありのジャンルとして注目に値するラインなのだと思います。
 いわゆるクロスオーヴァーというのとはやや趣が違う、演奏者自身が自分たちのルーツを徹底して見据えた結果としての、内側からわきあがる音楽をあえてジャンルの枠で閉じ込めたりしない、そうやって届けられる生のままの音楽は、耳の肥えたクラシック・ファンにも強く訴えかけずにはいないのでしょう(それは、たとえばクレメンス・クラウスが指揮するウィンナ・ワルツ、ロシアのピアニストたちが強い共感とともに奏でるチャイコフスキーやラフマニノフ、あるいはバーンスタインが「同じユダヤ人として」指揮し続けたマーラーなどと同じ深みが、そこに体現されるからなのかもしれません)。そうしたわけで、本盤は(凄腕クラリネット奏者がごろごろしている)パリでもとくに多忙なクラリネットの名手ミシェル・ルティエク、もういまさら紹介の必要もない?Sony やNimbus での桁外れな名盤群で室内楽ファンに圧倒的な印象を刻みつけてきたウィーン・アルティス四重奏団、そしてミンツ、ヴェンゲーロフ、マイスキー、ハイヴィッツ...といったユダヤ系の超一流弦楽器奏者たちから絶大な信頼を受けている室内楽ピアノの名匠イタマール・ゴラン、という、まったく申し分ない面々が「ユダヤの音楽」にこだわりぬいて作った1枚——越境はしていない、近代音楽の範疇で息をのむほどの仕上がりをみせるブロッホ作品のあざやかさ(クラリネットとピアノの二重奏が紡ぎ出す、なんてシックな大人びた艶...)のかたわら、冒頭に置かれたアルゼンチンのユダヤ系作曲家ゴリホフの作品では、「弦」と「クラリネット」というユダヤ音楽と切っても切り離せない楽器を使いながら、さながらペルトかエスケシュか...といった静かな祈り、絶美の瞬間でいたるところ息をのむ名演ぶりが素晴しく。ユダヤ系クラシックの多元性を申し分ない演奏解釈でじっくり味わえる、至上の室内楽のひとときが詰まった1枚に仕上がっているのです。演奏陣の確かさにつられて手をのばす価値、十二分にあり。
 解説全訳付、侮れない1枚でございます。





ZIG ZAG TERRITOIRES



ZZT329
(国内盤)
\2940
クリヴィヌ指揮&ルクセンブルク・フィル
 展覧会の絵&シェエラザード

  ムソルグスキー/ラヴェル:
   1. 組曲『展覧会の絵』
  ニコライ・リムスキー=コルサコフ:
   2. 交響組曲『シェヘラザード』作品35
      独奏:フィリップ・コック(vn)
エマニュエル・クリヴィヌ指揮
ルクセンブルク・フィルハーモニー管
 昨年のラヴェル盤に続き、クリヴィヌの至芸が隅々まできわだつ、ゾクゾクするような名演が!
 冒頭のしなやかなトランペットから、新時代の気配はあざやかに。ルクセンブルク・フィルの名手ぞろいゆえの精妙さ、クリヴィヌの周到な解釈で、ロシアの色彩と彫琢を、じっくりと。
 エマニュエル・クリヴィヌ!あのフランス屈指の侮れない名匠がまたやってくれました——彼の意気揚々にして精緻なことこの上ない極上ラヴェル盤(ZZT311)を送り出したZig-Zag Territoires が、今度はロシアものを、精鋭ルクセンブルク・フィルとのタッグで贈り出してくれます。何はともあれ、これが話題になること間違いなしの充実内容、聴き手の心に深く刻まれるであろう極上演奏!昨年のラヴェル盤やTimpani レーベルからのドビュッシーその他の名盤群に示されているとおり、そもそもクリヴィヌはフランス近代に比類ないセンスを発揮する指揮者。ラヴェル編曲による『展覧会の絵』といい、ディアギレフ率いるパリのロシア・バレエ団の公演にも使われた『シェヘラザード』といい、その感性に合わないはずがなかったわけです。
 しかも、オーケストラは彼と比類ない一体感で名演を紡ぎ続けている精鋭集団、ルクセンブルク・フィルという...クリヴィヌは近年、古楽器も操る異才楽団ラ・シャンブル・フィラルモニークとベートーヴェンの交響曲全集を制作、これがベートーヴェンのピリオド解釈には世界屈指の一家言を持つ日本の批評家勢からも手放しで絶賛されたほどの内容だったことは記憶に新しいところですが、つまりスコアに対する読み込みの徹底ぶりを、まるで手足を動かすように鮮やかにそのタクトに反映させてくる手腕は他の追従を許さないほどで、それがこうしたロシアものでも全く妥協なく発揮されているうえ、彼と抜群の相性をみせるルクセンブルク・フィルがそもそもソリストぞろいの精鋭集団なだけあって(なにしろ「現実には演奏不可能」と思われるほどの現代作曲家クセナキスの難曲群で3枚も名盤を作ってしまう天才集団です...)
 「展覧会の絵」冒頭のトランペットのソリスト然とした響きから「これは何か異例のことが始まるに違いない」という予感をさせずにおかず、事実その後も一瞬ごとに驚きの連続——
 『シェヘラザード』では知る人ぞ知るベルギー随一の名手、フィリップ・コック(コッホ)のうっとりするようなソロに息をのむ——オーケストラの圧倒的存在感も、最後まで揺るぎなく。


最近のクリヴィヌを代表する録音

ZIGZAG
ZZT311
(国内盤)
\2940
エマニュエル・クリヴィヌ指揮&ルクセンブルク・フィル
 ラヴェル管弦楽作品集

 ラヴェル(1875〜1937):
 ①道化師の朝の歌(1918)
 ②ボレロ(1928)
 ③海上の小舟(1906)
 ④シェエラザード 〜独唱と管弦楽のための(1903)
 ⑤ラ・ヴァルス(1920)
 ⑥逝ける王女のためのパヴァーヌ(1910)
  ④訳詞付)
エマニュエル・クリヴィヌ指揮
ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
カリーヌ・デエー(メゾソプラノ)
ZZT311
(輸入盤)
\2600→\2090
日本語解説なし
 痛快、絶妙——異才クリヴィヌの「お国もの」、その冴えわたるタクトは、理屈ぬきに心を射る。
 超一流、極上、そういう言葉は、この演奏のために使うべき言葉...フランス語圏随一の由緒正しき精鋭楽団に、『シェエラザード』の独唱はなんと、今をときめく名歌手デエー!
 ごらんの通りの、極上の人選で録音されたラヴェル管弦楽作品集——古典派以来のレパートリーはもちろん、現代音楽の超難曲やフランス近代のみずみずしく美しい秘曲系でも素晴しい成果をみせるルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団(ルクセンブルクはドイツ語と地元言葉も公用語ですが、一番通じるのはもうひとつの公用語であるフランス語...接客業と文化事業はフランス語でまわっている国なのです)がZig-Zag Territoires に登場したと思ったら...なんと指揮者はフランス屈指のスーパーマエストロ、エマニュエル・クリヴィヌ御大!
 そう、20 世紀末に稀代のモーツァルト解釈者として名をあげただけでなく、フォーレ『レクィエム』の傑作録音、Timpani レーベルでのロパルツやドビュッシーなどフランス近代もの、Naive でのシベリウスやドヴォルザーク、そして最近ではあろうことか、楽器選択も含めピリオド解釈を大々的に導入してのベートーヴェン交響曲全集(シャンブル・フィラルモニークと。Naive)で痛快なヒットを出し、ここへきて急速に「クリヴィヌここにあり」と印象づけた感があります。
 そうした隅々まで徹底した楽譜分析のセンスそのまま、そしてクラシック王道系を一枚上手の解釈で聴かせるカリスマ性そのままに、この人の感性は生粋の知性派エンターテイナーたる大作曲家ラヴェルの音楽と、ここまで痛烈に相性がよいものか...。
 近年はフランスを中心に欧州騒然の快進撃を続けているカリーヌ・デエーを独唱に迎えた『シェエラザード』の高貴さもさることながら、絶妙のテンポとコントラストの妙で迫真のドラマへと聴き手の心を引き込んでゆく『ラ・ヴァルス』のあざとさ、あまりにも美しい『逝ける王女のためのパヴァーヌ』でのルクセンブルク・フィルの名手たちの立ち回り、そして冒頭からドキドキせずにはおれない(音の録り方が絶妙にウマいZig-Zag Territoires ならではの成果!)
 すこーしだけハイテンポで進むにもかかわらず一切焦りを感じさせない、逆にこちらがどんどん得なくならざるを得なくなる、理屈抜きに痛快な13 分45 秒の『ボレロ』...!白黒写真で無機物を録っているだけなのに不思議な肉感性を漂わせているDigiPack ジャケットも実に「何か素敵なことがありそうな予感」に満ちています!

 
Dvorak - Symphony No. 9
NAIVE
V 5132
\2500→¥2290
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
シューマン:コンチェルトシュトゥック
ホルン/
デイヴィッド・グリアー、
アントワーヌ・ドレイファス、
エマニュエル・パデュ、
ベルナール・シラー
エマニュエル・クリヴィヌ(指)
ラ・シャンブル・フィルハーモニク
録音:2008年1月0822186 051320

 古楽器オケでクリヴィヌが「新世界」。
 前回のメンデルスゾーンこそなんとなく雰囲気合うけど「新世界」となるとちょっとどうだろう。どうせやるならまだ8番のほうがよかったんじゃないかな。
 「新世界」には聴く側もどうしても爆発的なエネルギーの壮大な演奏を求めるし、第2楽章だってそうした体力があってこそ充実した演奏になる。
 ということでちょっと聴くまでに時間があった。

 ・・・そうしたらこれがまあ素晴らしい演奏だった。
 古楽器オケといっても指揮はクリヴィヌ。ハッタリかましたり、とんでもないアゴーギグを利かせるなんてことはない。・・・のだが、細部まで念入りに手を入れた極めて精密で心のこもった室内楽的演奏と、自由で溌剌とした晴朗な感性がまったく矛盾なく同居し、聴いていてすがすがしく、そしてドキドキするような刺激を与えてくれる。胸が熱くなったり、ゾクゾクと背筋が寒くなるような見せ場も何度も何度も何度も現れる。ちょっとエキセントリックな楽器バランスのときもあったりして、そういうときには「おろろ、こんな素敵な裏メロディーがあったの!」と新たな感動を与えてくれる。しかもそんな細部のこだわりを見せながらも、スケールもそうとうでかい。終楽章ラストの盛り上がりなど、大メジャー・オケもぶっとぶ壮大なパノラマを描いてくれる。
 とにかく徹頭徹尾生き生きと飛び跳ねるような活力が音楽そのものに躍動的なエネルギ−を与え続けてくれる。聴いているだけでこちらのパワーも2倍にも3倍にもアップさせてくれる純粋で根源的な生命力がある。
 最近聴いたオケものでは白眉。今年(2008年)10本の指に入る名演といっていい。迷わず、どうぞ。 





ALM RECORDS/コジマ録音



ALCD-1141
\2940
ドーヴァー海峡の向こう側
 〜アイルランド・スコットランド・イングランドのバロック音楽

 [1]ゴッドフリー・ケラー:グラウンド
 [2]ゴッドフリー・フィンガー:グラウンド
 [3]作曲者不詳:あたなは私のペギーを見ていない
 [4]ターロック・オキャロラン?:海は深い
 [5]フィル・カニンガム:夏の終わる時
 [6]ヘンリー・パーセル:ホーンパイプ
 [7]-[12]マシュー・ロック:組曲第4番
 [13]ドナカ・ルア・マク・コネマラ:アイルランドの美しい丘
 [14]作曲者不詳:ブライト・ヴィジョン
 [15]作曲者不詳:長老派のホーンパイプ
 [16]ゲオルク・フィリップ・テレマン:カンタービレ
 [17]ヨハン・セバスティアン・バッハ:ジグ
 [18]ジェームズ・オズワルド:ローズラナ城
 [19]ターロック・オキャロラン:ミセス・エドワーズ
 [20]ターロック・オキャロラン:プランクスティ・オルーク
 [21]フランチェスコ・ジェミニアーニ:老ボブ・モリス
 [22]フランチェスコ・バルサンティ:キャサリン・オギー
 [23]ターロック・オキャロラン:ミセス:ウォーラー
 [24]作曲者不詳/ジョン・プレイフォード編:泉の館
 [25]-[30]作曲者不詳/ジョン・ヤング編:リコーダーの名人
 [31]ヘンリー・パーセル:シフォーチの別れ
守安功(フルート、リコーダー)
平井み帆(チェンバロ)
守安雅子
 (アイリッシュ・ハープ、コンサーティーナ、バゥロン)
〈録音〉五反田文化センター 2013年4月10-12日

【バロック音楽のガラパゴス】
 ドーヴァー海峡を渡ったアイルランドには、大陸側では途絶えてしまったバロック音楽の伝統が息づいていた。
 17、18世紀に作曲されてから現在まで、楽譜を使わない口伝えの伝承として伝統音楽の演奏家や農夫の間で途切れることなく伝えられてきたアイルランドのバロック音楽には、文献からは決して読み取れない、生きた音楽のかたちが精彩豊かに残され、バロック音楽演奏上のヒントとアイディアの宝庫となっている。そのアイルランドの伝統音楽の世界と深く関わってきた守安功、守安雅子と、大陸側で隆盛を極めたイタリア・バロック音楽に深く傾倒する平井み帆の出会いから聴こえてくるのは、「ドーヴァー海峡の向こう側」に響く、音楽の原点だ。大陸と島国を結び、バロック音楽と伝統音楽の境界を越える、夢のプロジェクトが今ここに実現する!
 


ALCD-7177
\2940
東京大学在学中に、東京国際ギターコンクールで首席入賞
 谷辺昌央(ギター)
  すべての人のための祈り ─ラテン・フォルクローレの煌めき─

 エクトル・アジャーラ(1914-1990):セリエ・アメリカーナより
  [1]プレリュード
  [2]グアラニア
  [3]ガトとマランボ
 アグスティン・バリオス・マンゴレ(1885-1944):
  [4]ワルツ 作品8 第3番
  [5]フリア・フロリダ
  [6]ワルツ 作品8 第4番
 ディレルマンド・レイス(1916-1977):
  [7]もしも彼女が尋ねたら
 ヘンティル・モンターニャ(1938- 2011):
  [8]-[11]コロンビア組曲第2番
 フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986):
  [12]街角のワルツ第8番(谷辺昌央編)
 アタウアルパ・ユパンキ(1908-1992):
  [13]別れの調べ(カンシオン) (R.アウセル=谷辺昌央編)
  [14]牛車に揺られて(ミロンガ) (R.アウセル編)
  [15]おじいさんの歌 第2番(エスティーロ) (R.アウセル=谷辺昌央編)
  [16]今生の別れ(カンシオン) (R.アウセル=谷辺昌央編)
  [17]風に泣く枝(典礼のビダーラ) (R.アウセル編)
  [18]南十字星(マランボ) (R.アウセル=谷辺昌央編)
 アグスティン・バリオス・マンゴレ(1885-1944)
  [19]すべての人のための祈り
谷辺昌央(ギター)
〈録音〉相模湖交流センター 2012年12月5-7日

 「ギターは魅力的な楽器である。そしてギター奏者の中には、その楽器を、いやが上にも魅力的に弾きこなすことのできる、選ばれた人びとがいる。ここにお聴きの若き名手、谷辺昌央は、疑いなくその一人である。」(濱田滋郎)??天から授かった類まれなる感性によってラテンアメリカ・ギター音楽の個性的な旋律を自然に歌いあげ、人間の心に住む感情のすべてを表現するリズムを、雄弁に、魅惑的に操る谷辺。その指先から紡ぎ出される音楽はアルゼンチンの大地を駆け巡り、青碧の空に谺する。大地と人々の暮らしに根ざし、聴く者の心を吹き抜ける南米ギター音楽の、熱く切なき響きを聴け!


谷辺 昌央 / ギター

 名古屋生まれ。4歳より早期音楽教育を受ける。7歳から父のもとでギターを始め、その後酒井康雄、鎌田慶昭の各氏に師事。東京大学在学中に、東京国際ギターコンクールで首席入賞する。

 1999年よりドイツ、ケルン音楽大学にてR.アウセル氏に師事し、首席卒業。現代音楽をP.アルヴァレス氏に、古楽をK.ユングヘーネル氏の下で学ぶ。2006年文化庁在外派遣研修員に選ばれ、カールスルーエ音楽大学修士課程にてA.フォン・ヴァンゲンハイム氏に師事し国家演奏家資格を取得。

 1986年学生ギターコンクール優勝、GLC最優秀賞、1988年クラシカルギターコンクール優勝、1995年東京国際ギターコンクール首席入賞、2003年ダンツィヒ国際ギターコンクール優勝、2004年ゲーベルスベルク国際ギターコンクール、タイ国際ギターコンクール、イセルニア国際ギターコンクール優勝、2005年ホセ・トーマス国際ギターコンクール首席入賞、2006年ウェストファーレン・ギタースプリング、ノルバ・カエサリーナ国際ギターコンクール優勝、ジョアン・ファレッタ国際ギターコンチェルトコンクール第2位、聴衆特別賞、2007年ニクシッチ国際ギターコンクール優勝。 

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ALCD-7178
\2940
中井正子(ピアノ)
 ショパン バラード&即興曲

フレデリック・ショパン(1810-1849):
 [1]即興曲第1番 変イ長調 Op. 29
 [2]即興曲第2番 嬰ヘ長調 Op. 36
 [3]即興曲第3番変ト長調 Op. 51
 [4]即興曲第4番 嬰ハ短調《幻想即興曲》 Op. 66
 [5]バラード第1番 ト短調 Op. 23
 [6]バラード第2番 ヘ長調 Op. 38
 [7]バラード第3番 変イ長調 Op. 47
 [8]バラード第4番 ヘ短調 Op. 52
中井正子(ピアノ)
ポーランドの伝統からフランス文化の精神へ──
数多くの芸術家と交友を結んだフランスの日々の中で自らの音楽を洗練させ、ピアノ音楽に「ショパン」という独自のジャンルを確立したショパン。中でも即興曲とバラードに織り込められた即興の精神は、後のドビュッシーの創作上の指標となり、ショパンがフランス音楽に根付く鍵となった。
ポーランドとフランスそして未来を結ぶショパンの傑作群が、中井正子の手によって新たなる輝きを身に纏う。〈録音〉彩の国さいたま芸術劇場


<映像>


IDEALEAUDIENCE(映像)


30 79964
(Blu-ray)
\3000→\2790
クラシック・アーカイヴ・シリーズ
 カルロ・マリア・ジュリーニ
  ヴェルディ:レクイエム
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
イルヴァ・リガブーエ(S)
グレイス・バンブリー(Ms)
シャーンドル・コーニャ(T)
ラファエル・アリエ(Bs)


30 79968
(DVD)
\2400→\2190
 ジュリーニのヴェルレク!1964 年ライヴが映像で登場!

 収録:1964 年4月26日ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
 (Blu-ray) 画面:16:9(ピラーボックス)、モノクロ、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、字幕:英、独、仏、90mm
 (DVD) 画面:NTSC 4:3、モノクロ、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、字幕:英、独、仏、90mm

 かつてBBC LEGENDS からリリースされたジュリーニとフィルハーモニア管によるヴェルディのレクイエムの映像が発売されます。
 この演奏は、ヴェルディのレクイエムの決定盤に数えられるフィルハーモニア管とのスタジオ録音盤(1963&63/EMI)とほぼ同時期に行われたライヴ。若き日のジュリーニらしい、生命力溢れ、力強い指揮が圧巻の迫力を誇った名演です。
 またソリスト陣の歌唱が抜群に素晴らしく、最高の演奏を披露しています。録音は少ないが、繊細で知的な歌唱で人々を魅了したイタリアのソプラノ、イルヴァ・リガブーエ。傑出した美声の持ち主、アフリカ系アメリカ人のメゾ、グレイス・バンブリー。「ローエングリン」を当たり役として活躍したハンガリー出身のテノール、シャーンドル・コーニャ。「3 つのオレンジへの恋」の国王役で1946 年にスカラ座デビューし、そのビロードのような声で世界的に注目されたブルガリア出身のバス、ラファエル・アリエ。
 そして、レベルの高さに定評がある、フィルハーモニア合唱団の巧みなパフォーマンスは、一聴の価値があります。
(店主より)

 あのとき彼はロイヤル・フェスティヴァル・ホールで、ヴェルディの「レクイエム」のまことに感動的で忘れがたい演奏をしたのだった。私はまだ10代でこの作品をレコードでは知っていたものの、「ライヴ」は聴いたことがなかった。打ちのめされた私は、サインをもらおうと楽屋に押しかけた。長い列ができていて私の前に並んでいた故シドニー・エドワース(ロンドン・イヴニング・スタンダード紙、芸術面編集長)がマエストロにお祝いを述べた。

 フィルハーモニア管弦楽団の第2ヴァイオリン首席奏者、ギリアン・イーストウッドはこのコンサートを次のように振り返る。「あのときは拍手が30分も鳴り止まず、一晩中眠れませんでした。「怒りの日」のトランペットを思い出すといまでも鳥肌が立ちます。」

 EMIのピータ・アンドリーによると、ジュリーニはこのオーケストラ(フィルハーモニア管弦楽団)と良好な関係にあったという。「彼は得意とする分野をフィルハーモニアに持ち込みました。あのすばらしいレガートやベルカントといった、いわば「オペラ」的なサウンドと、オーケストラに歌わせる手腕は、とくに合唱作品で発揮されました。」

 (ヘレナ・マテオプーロス著「マエストロ第2巻」アルファベータ社)

 そんなジュリーニの伝説的な演奏から1年後、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われたヴェルディの「レクイエム」のライヴ。
 当時からジュリーニが神がかった演奏を繰り広げていたことを証明する奇跡的な名演の復活。




EMI
ジュリーニ&フィルハーモニア管
ヴェルディ:レクイエム

EMI
CMSW-0852192
(2CD)\1800
ヴェルディ:
 レクイエム
 聖歌四篇
 
フィルハーモニア管弦楽団&合唱団
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮

レクイエム
 エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、
 クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
 ニコライ・ゲッダ(テナー)、
 ニコライ・ギャウロフ(バス)
 録音1963年9月16-21,23-27日、1964年4月7日

聖歌四篇
 ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
 録音1962年12月10-13日













10/16(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ANIMA E CORPO



AEC 003
\2300→\2090
アントニオ・チェスティ(1623-1669):私の魂よ アリア&カンタータ集
  私の魂よ[Alma mia]/シンフォニア(*)/私の悲しみよ[Mie pene]
  来て、アリドーロ[Vieni Alidoro]/シンフォニア(*)
  愛は私に何を勧めるのか[Che mi consigli Amor]
  もう愛を語るな[Non si parli piu d'Amore](カンタータ)
  ベレニーチェ[Berenice]/私の熱愛する人のまわりで[Intorno all'Idol mio]
  陽気に戯れよう[Su lieti scherzate]/シンフォニア(*)
  おお、どれほど集まり競り合うのか[O quanto concorso](カンタータ)
  愛よ、残忍な勝利を求めるならば[Amor se la palma]
  シンフォニア(*)/地獄の門を開け[Disserratevi abissi]
  眠れ、愛する人よ[Dormi, ben mio]
ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ(*以外))
ラ・ガラニア
 ホセ・マヌエル・ナバロ、
 パブロ・プリエト(ヴァイオリン)
 マルタ・ビラ(チェロ) 
ベガ・モンテロ(ヴィオローネ)
 セサル・ウアルデ(バロックギター) 
マヌエル・ビラス(ハープ)
 ヘスス・フェルナンデス・バエナ(テオルボ、指揮)

録音:2013年3月、マドリード、スペイン

 スペインの古楽歌姫ラケル・アンドゥエサの当レーベル第3作。一人の作曲家のみを取り上げたのはこれが初めてです。チェスティはアレッツォに生まれフィレンツェで活躍、1666年にウィーン宮廷副楽長に就任し同地に没したイタリア・バロック・オペラを代表する作曲家の一人。





CERNITORI


888174070339
\2300
ニュー・ワールド・チェロ
 アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):パンペアナ第2番 Op.21
 レーラ・アウエルバッハ(1973-):無伴奏チェロ・ソナタ Op.72
 エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):ブラジル風バッハ第5番 から アリア
 ダリウス・ミヨー(1892-1974):ブラジルの郷愁 Op.67 から ティジュカ
 ホセ・ブラガト(1915-):グラシエラとブエノスアイレス
 ファーディ・グローフェ(1892-1972):クリスティーヌ
 エイトル・ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
 ボリビア伝承曲:ア・ラス・モンタニャス・イレ、ヤラビ
 マヌエル・ポンセ(1882-1948):小さな星
 コロンビア伝承曲:私の黒い花
 カルロス・ガルデル(1887-1935):ポル・ウナ・カベサ
 アストル・ピアソラ(1921-1992):ル・グラン・タンゴ
ティリー・チェルニトーリ(チェロ)
マリアンジェラ・ヴァカテッロ(ピアノ(*以外))

録音:2012年、モーツァルト・ホール、ザルツブルク、オーストリア
 イタリア人の父、日本人の母を持つローマ生まれのチェロ奏者ティリー・チェルニトーリ(本名アッティラ・キョーコ・チェルニトーリ)の自主製作盤。
 本体、外装にレーベル名、規格番号の表示がございませんのでご注意ください。





CORNETTO


COR 10039
\2300
ドナウ・バロック I ウルム〜ウィーンの小編成教会音楽
 [ウルム]
 ヨゼフ・レーデラー(1733-1796):
  「音楽の練習」(1781)から Sunt vana profana(カンタータ)
 [ノイブルク・アン・デア・ドナウ]
 ビアージョ・マリーニ(1587-1665):「アッフェッティ・ムジカーリ」(1617)から
   ラ・オルナルディーナ[La Orlandina](シンフォニア)
 [インゴルシュタット」
 不詳(17世紀)/マルクス・エバーハルト編曲:「天国の鳥」(1613)から
  清きマリアよ、御身の嘆きは[Maria rein, dein Klag allein]
   (リトルネッロはモンテヴェルディ(1567-1643):
   「3声のためのスケルツィ・ムジカーリ」(1584)から)
 [ヴェルテンブルク]
 ベンノ・グリューバー神父(1759-1796)/マルクス・エバーハルト編曲:
  「マリアのためのアンティフォナ集」(1793)から
   天の元后よ、喜びたまえ[Regina coeli laetare]
 [レーゲンスブルク]
 ヒエロニムス・クラーデンタラー(1637-1700):
  「音楽の気晴らし」(1672)から
   ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第7番 から アダージョ
  「Lust und Artzney-Garten des koniglichen Propheten Davids」(1664)から
   皆来たりて神に歓呼せよ[Kommt, Jauchzet alle Gott]
 [シュトラウビング]
 バルタザール・レーグラー修道院長(1627-1694)/
  カール=フリードリヒ・ヴァーグナー編曲:「Azwinisher Bogen」(1679)から
   Samblet euch, ihr Wasserstrom
 [オーバーアルタイヒ]
 ベンノ・グリューバー神父:
  「Musikalische Uebungen in verschieden Galanterie- oder Schlag-Stucken」
   (1762)から アンダンテ・ノン・モルト ハ長調
 [パッサウ]
 ゲオルク・コップ(1600頃-1666):
  「Der Gross Wunderthatigen Mut er Gottes Mariae Hulff Lob-Gesnag」
   (1659)から 五月の花は咲き[Ein Maiblum ist entsprungen]
    (プロコピウス・フォン・テンプリン修道士(1603-1680)のテキストによる)
 ゲオルク・ムッファト(1653-1704):
  「オルガン音楽の練習」(1690)から トッカータ第11番
  ヴァイオリン独奏ソナタ から アダージョ(クロムニェジーシュの音楽書庫より)
 [リンツ]
 不詳(1600頃):リンツのオルガン・タブラチュア譜集(1611-1613)から
   イントラーダ−ペルガマスコ
 [ウィーン]
 アルベリヒ・マツァーク神父(1609-1991):「Cultus Harmonicus I」(1649)から
   祝福されし神の御母マリア[Beata Dei genitrix Maria]
 クリストフ・シュトラウス(1575頃-1631):
  カンツォン ヘ長調(ウィーン、ミノリート修道院所蔵手写本 XVI,714)
 不詳(17世紀)/カール=フリードリヒ・ヴァーグナー編曲:
  「Sonntags-Berger Wallfahrt」(1689)から 神聖なる父[Goettlicher Vater]
コンソルティウム・ムジクム・パッサウ
 アンナ・ロイダー(ソプラノ)
 カトリン・エバーハルト(ヴァイオリン)
 マルクス・エバーハルト(オルガン)

録音:2012年8月6-9日、聖アハティウス教会、パッサウ=ハルス、ドイツ
 ドナウ川流域の都市のバロック音楽を巡るシリーズ第1作。まったく聞いたことのない作曲家名が頻出するのがこのレーベルらしいところです。





FLORA



FLORA 2712
\2500→\1990
アウラ・ソアーヴェ 17世紀前半イタリアの歌曲集
 ルッツァスコ・ルッツァスキ(1545頃-1607):優しいそよ風[Aura soave](*/+)
 不詳:シンフォニア・アンティカ(+/#)
 ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ(1550頃-1622):
   大胆な男[L'Ardito]−言い寄る男[L'innamorato](*/+/#)
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):
  トッカータ・アルオペッジャータ[Toccata Arpeggiata]a
 ステファノ・ランディ(1587-1639):小鳥[Augellin](*/+)
 イッポリート・タルタリーノ(1539頃-1582):
  スザンナによるカンツォン[Canzon sopra Susanna](#)
 ジュリオ・カッチーニ(1545頃-1618):
  戻れ、ああ、戻れ[Torna, deh torna](*/+/#)
 ジョヴァンニ・デ・マック(1548/1550-1614):
  第1のストラヴァガンツァ[Prima Stravaganze](#)
  私の苦しみが生まれる[Nasce la pena mia](+/**)
 ジュリオ・カッチーニ:アマリッリ[Amarilli](*/**)
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:トッカータ[Toccata](+)
 バルバラ・ストロッツィ(1619-1677):秘密の愛人[L'Amante segreto](*/+)
 ルイージ・ロッシ(1597-1653):パッサカリア[Passacaille](+)
 マルコ・マラッツォーリ(1602?-1662):ばらについて[Sopra la Rosa](*/+/#)

セリーヌ・シェーン(ソプラノ(*))
ジョヴァンナ・ペッシ(ダブル・ハープ(+))
フィリップ・ピエルロ
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソプラノ(**)、ヴィオラ・ダ・ガンバ・バス(#))
上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ・テノール(**))
ライナー・ツィパーリング、ロミーナ・リシュカ(ヴィオラ・ダ・ガンバ・バス(**))

録音:2012年6月、ブラ・シュル・リエンヌ教会、ベルギー

才色兼備のソプラノ、セリーヌ・シェーンのセカンド・リサイタル・アルバム。前作『アマランサス』(FLORA 2210)の17世紀フランスの宮廷歌曲に続き、今回は17世紀前半にイタリアで隆盛した「新音楽」(歌詞を聴き取りやすく語るように歌う独唱と伴奏楽器によるモノディ形式の音楽)をテーマとしています。秋の夕べ、優しいそよ風に吹かれながら、ていねいに醸されたロゼ・ワインをゆっくり味わうような一時間余。ブックレットに歌詞(イタリア語)が記載されていますが、解説はございません。





FONORUZ


CDF 2395
\2500→\2290
クエルダス・ムエベ・デ・プラタ ルイス・デ・ゴンゴラと同時代の音楽家たち
 ルイス・ビセニョ(活躍:1610年代-1630年代):
  エスパニョレタ(舞曲)[Danza llamada la Espanoleta]
 バルトロメ・セルマ・イ・サラベルデ(1580頃-1640頃):
  ガイヤルド[Gallarda]/クラント[Corrente]
 ルイス・デ・ゴンゴラ(1561-1627)?:(*)
  ガイヤルド(合奏版)[Gallarda]
  バンドゥリアのための断章[Fragmento para bandurria]
  バンドゥリアのためのパッサカリア[Pasacalle para bandurria]
  バンドゥリアのためのパッサカリア(合奏版)[Pasacalle para bandurria]
  ハカラ[Jacara]
 エミリオ・デ・カヴァリエーリ(1550頃-1602):大公とブエルタ[Gran Duque y Vuelta]
 アンドレア・ファルコニエーリ(1585/1586-1656):
  ラ・モナルカ[La Monarca]/メロ(ブランド)[Brando dicho el Melo]
 不詳:フォリア[Folias]/雌牛[Vacas]/Oのための掻き鳴らし[Rasgueos por la O]
 ルイス・ビセニョ:大シャコンヌ[Gran chacona]
 ルイス・デ・ゴンゴラ?:ガイヤルド[Gallarda](*)

シンコ・シグロス
 ミゲル・イダルゴ(ルネサンスギター、バロックギター、ディレクター)
 アントニオ・トラルバ(リコーダー)
 ガブリエル・アレリャノ(バロックヴァイオリン)
 ホセ・イグナシオ・フェルナンデス(バロックバンドゥリア)
 ダニエル・サエス(コラチョン、バロックチェロ)
 アントニオ・サエス(打楽器)

録音:2006年8月、2008年7月、2011年2月、カルトジオ教会、カサリャ、セビリャ県、スペイン

コルドバに生まれたスペイン黄金時代を代表する詩人ルイス・デ・ゴンゴラ(1561-1627)。その音楽的な作風を同時代の音楽家からも高く評価された彼が作曲したと推定される楽曲(*)も残されており、当アルバムはそれらを中心に置いた構成となっています。





LA MA DE GUIDO


LMG 2121
\2300
16、17、18世紀スペインとイタリアの音楽
 フセペ・ヒメネス(1600頃-1672):バタリャ第6旋法(II)(*)
 アントニオ・デ・カベソン(1510頃-1566):
  「Qui la dira」によるティエント(+)
  フランスのシャンソン(ヤコブ・クレメンス・ノン・パパ原曲)(+)
  Por un plasir(トマ・クレキヨン原曲)(+)/Para quien crie yo cabellos(+)
  イタリア風パヴァーヌによるディスカント(+)
  ミラノ風ガイヤルドによるディフェレンシア
 フランシスコ・コレア・デ・アラウホ(1584-1643):
  メディオ・レヒストロ・デ・ティプレ、de setimo, por de sol de diez y seis(*)
  単旋律聖歌「Immaculada Concepcion」と3つのグロサ(+)
  ティエント第4旋法、por elami, a modo de cancion, de ocho(*)
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
  トッカータ第6番、sopra i pedali, e senza(*)/トッカータ第7旋法(+)
  カンツォーナ第4番(1637)(*)
 ベルナルド・パスクイーニ(1637-1710):
  フォリアによる様々なパルティータ(第14番)(+)
  パブロ・ブルナ(1611-1679):ティエント第1旋法、右手のための(*)
 ジュアン・カバニリェス(1644-1712):イタリア風クラント(+)/パッサカリア第4旋法
 アントニオ・ソレル(1729-1783):テ・デウムのための4つのヴァース(+)
 セバスティアン・アギレラ・デ・エレディア(1561-1627):
  作品第8旋法アルト、エンサラダ
ジュゼプ・マリア・マス・イ・ボネト(オルガン(*以外))
パブロ・タボアダ・ヒメネス(オルガン(*))
ジュゼプ・マリア・マンレサ・アギロ(ヴァイオリン(+))
録音:2012年10月26-27日、聖ミゲウ教会、ビエリャ、カタルーニャ、スペイン
使用楽器:1778年、ジョゼプ&リョレンス・ビセンス兄弟製
        (1985-1993年、ガブリエル・ブランカフォルト修復)
(+)ではオルガンのために楽曲の旋律の一部をヴァイオリン(ピリオド楽器)で演奏するという興味深い試みが成されています。





MUSICA KUKUSIENSIS


KUKU 01
\2800
ムジカ・ククシエンシス ククス城アーカイヴの音楽
 ヨゼフ・ファルティス(1776-1842):天の元后[Regina coeli]ト長調
 ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):めでたし天の元后[Ave Regina]ト長調
 マクシムス・ヤンチャー(1741?-1792):天より露を滴らせ[Rorate coeli]
 ヴェルネルス・ヒンブル(1733-1805):めでたし天の元后[Ave Regina]ロ長調
 マクシムス・ヤンチャー:
  あまねき世の女王[O Konigin der ganzen Welt](待降節のためのアリア)
 ブラシウス・スムルチェク(1746?-1813):レクイエム から ベネディクトゥス
 アブンディウス・ミクシュ(1734-1782):リタニア から 神秘のばら[Rosa mystica]
 ブラシウス・スムルチェク:
  おお、泉なるマリア[O Maria Brunnenquelle](待降節のためのアリア)
 ヴェルネルス・ヒンブル:
  リタニア から 神秘のばら[Rosa mystica]/パストレッラ ニ長調(*)
 ヨゼフ・ハイドン(1732-1809):
  清き処女マリア[Maria Jungfrau rein](待降節のためのアリア)
 シュテファヌス・ザイラー(1741-1814):
  リタニア から 病める者たちの救い[Salus infirmorum]
 ヴェルネルス・ヒンブル:めでたし元后[Salve Regina]ト長調T
マルケータ・マートロヴァー(ソプラノ(*以外))
ヴィート・ハヴリーチェク(オルガン)

録音:2012年6月21日、7月12日、聖三位一体教会、ククス、チェコ
 ボヘミア(チェコ)のフラデツ・クラーロヴェー近郊クススに城館を築いた伯爵フランツ・アントン・シュポルク(1662-1738)は、ボヘミアで最初の公開オペラ劇場を創設するなど音楽を愛する有力貴族でした。残念ながら彼自身の楽譜コレクションは残っていませんが、没後の1743年以降に収集された900を超える楽譜が城館のアーカイヴに所蔵されています。
 当アルバムではククス城の楽長を務めたマクシムス・ヤンチャー、ヴェルネルス・ヒンブル、ヨゼフ・ファルティスや、直接的または間接的にクスス城に関わったその他の作曲家たちの教会用独唱曲を、マルケータ・マートロヴァーの清々しい歌唱で聴くことができます。全曲世界初録音と表示されています。
本体、外装に規格番号表示がございませんのでご注意ください。





STRADIVARIUS


STR 33902
\2200
ヴェネツィアの競艇 ヴェネツィア方言によるカンツォーネとアリエッタ集
 伝承曲(ヴェネツィアの舟歌):
  そんな不安な思いは忘れてしまえ/ニーナ、私は何をすべきかわからない
  多くの人は言う
 アントニオ・ブッツォッラ(1815-1868):
  節度ある恋/捨てられて/多過ぎと少な過ぎ/棘(とげ)
 ロッシーニ(1792-1868):ヴェネツィアの競艇
 レイナルド・アーン(1874-1947):「ヴェネツィア」から 何と悲しい!
 ジャン・フランチェスコ・マリピエロ(1882-1973):
  7つのヴェネツィアのカンツォネッタ
   おやすみ、ぼうや,貧しいベルナルド,ソトポルテゴの下で,
   ジプシーたちのように,プーニ橋の上で,恋人よ、
    ほんとうにあなたはビッソナだ,ローマは偉大だ
 グイード・ビアンキーニ(1885-1971):
  舟歌/歌え、歌え/罠にかかったねずみ/二人とも/キリストと聖家族
 [ボーナス・トラック]
 伝承曲(ヴェネツィアの舟歌):優美な花(二重唱)(*)
ロレンツォ・レガッツォ(バス)
サラ・ミンガルド(メゾソプラノ(*))
ディミートリ・ロマーノ(ピアノ)

録音:2011年5月5-9日、チーニ財団、ヴェネツィア、イタリア
 ヴェネツィア生まれのバッソ・イタリアーノ、ロレンツォ・レガッツォが歌うヴェネツィア方言歌曲。オペラの大物による軽妙な歌を楽しめます。

 

STR 33936 \2200
イヴァン・フェデーレ(1953-):2つの月 ピアノのための作品集
  フランス組曲[Suite francese](2003)
  北の練習曲[Etudes boreales](1990)
  2つの月[Two Moons]
   (2台のピアノと2つのヴァーチュアル楽器のための;1997/2009)
  図形を伴う2つの夜想曲[Due Notturni con figura](2007)
マリア・グラツィア・ベッロッキオ(ピアノ)
録音:2009年5月19-26日、SugarMusicLab、ミラノ、イタリア
 

STR 33950 \2200
マルコ・モーミ(1978-):オールモスト・ピュア
  語[Les Mots](ソプラノ、フルート、クラリネット、トランペット、打楽器、
   ピアノと弦楽三重奏のための;2005)(*/**)
  ほとんど消滅した、E.P.のための[Almost Vanishing for E.P.]
   (フルートのための;2011)(+)
  ほとんど純粋な、E.P.のための[Almost Pure for E.P.]
   (弦楽四重奏のための;2011)(**)
  5つの裸体画[Cinque Nudi]
   (テナーサクソフォンとストンプボックスのための;2012)(#)
  イコニカ[Iconica]
   (フルート、クラリネット、ピアノと弦楽三重奏のための;2007)(**)
  イコニカ III[Uconica III](6つの声のための;2009)(++)
ダヴイド・ブルッティ(サクソフォン(#))
マッテオ・チェーザリ(フルート(+))
ヴァレンティーナ・ヴァレンテ(ソプラノ(*))
Mdiアンサンブル(**)
マリーノ・フォルメンティ(指揮(**))
ソリステ XXI(六重唱(++))
ラシド・サフィル(指揮(++))
録音:2010年2月-2013年1月、ブレシア,ミラノ,ペルージャ,パリ(++以外)  ライヴ、2013年1月14日、エスパス・ド・プロジェクション、IRCAM、ポンピドゥー・センター、パリ(音源:ラジオ・フランス)(++)
 

STR 33966 \2200
ジョルジョ・バッティステッリ(1953-):一人喜劇「死体防腐処理者」 リッカルド・マッサイ(演者)
イカルス・アンサンブル
マルコ・アンジウス(指揮)

録音:2013年4月5日、スパツィオ・イカルス、レッジョ・エミーリア、イタリア 世界初録音と表示されています。





CARUS


83.255
(2SACD Hybrid)
\4000
シュッツ:ダヴィデの詩篇歌集 op.2 SWV.22-47
(シュッツ作品録音集 Vol.8)
 1. 主はわが主に言われた SWV.22
 2. 何ゆえ荒れ狂う異教徒 SWV.23
 3. 主よ、われを責めたもうな SWV.24
 4. 深き淵よりわれ汝を呼ぶ SWV.25
 5. われに語られしとき、われ喜ぶ SWV.26
 6. われらを統べたもう主よ御名は尊きかな SWV.27
 7. 神にそむいた者の忠告にまどわされない者は幸いである SWV.28
 8. ヤハヴェよ、汝のすみかはいかに美わしく SWV.29
 9. 主を恐れる者は幸いである SWV.30
 10. われ山に向って眼を上げ SWV.31
 11. 恵み深い主に向って感謝せよ SWV.32
 12. 主はわが羊飼いなり SWV.33
 13. 全霊もて、われ主に感謝す SWV.34
 14. 主に向って新しき歌を歌え SWV.35
 15. 全地よ、主に向って喜びの声をあげよ SWV.36
 16. バビロン川のほとりで SWV.37
 17. アレルヤ、聖なる所にある主をほめたたえよ SWV.38
 18. わが魂よ、主をたたえよ SWV.39
 19. エフライムはわが最愛の子なのであろうか SWV.40
 20. 今ぞ我が魂よ、主をたたえよ SWV.41
 21. 涙とともに種まく人は SWV.42
 22. われらにではなく主よ、御名にのみ栄光あれ SWV.43
 23. 主を恐れる者は幸いである SWV.44
 24. 恵み深き主に向って感謝せよ SWV.45
 25. シオンは言う、主はわれを見捨てられたと SWV.46
 26. 全地よ、主に向って喜びの声をあげよ SWV.47
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
ルイーゼ・ヴァルネンブルク(ソプラノ)
ダヴィド・エーラー(アルト) 
シュテファン・クナート(アルト) 
ゲオルグ・ポプルッツ(テノール) 
トビアス・マスガー(テノール) 
ステファン・マクラウド(バス) 
フェリックス・シュヴァンズケ(バス) 
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮 
ドレスデン・バロックオーケストラ
ドレスデン室内合唱団
2012年10月14-17日ドレスデン、ラデベルグ”Zum Heiligen Namen Gottes"での録音。
※HYBRID SACDです。全てのSACD,CDプレイヤーで聴く事が出来ます。
※既に発売のシュッツの作品も合わせて、よろしくお願い致します。
・宗教的合唱曲集 83.232 (#4009350 832329 2CD) 
・イタリア語マドリガーレ集 83.237 (#4009350 832374)
・ドイツ・レクイエム 83.238 (#4009350 832381 ハイブリッドSACD)
・宗教的歌曲集 SWV.420-431 83.239 (#4009350 832398)
・カンツォーネス・サクレ op.4 83.252 (#4009350 832527 2CD)
・ルカ受難曲 他 83.253 (#4009350 832534)
・小宗教的コンチェルト集 Vol.1 83.254 (#4009350 832541)
 


83.381
\2500→\2290
BACHARKADEN ”過去から現在、そして未来へのバッハ作品”
 1. バッハ:「いざ、わが魂よ、主を口頌めまつれ」
   モテット BWV.225、カンタータ BWV.28/2から
 2. アルヴォ・ペルト:フラトレス(Fratres)
 3. バッハ:「ああいかにはかなき、ああいかに空しき」
   コラール前奏曲 BWV.644、カンタータ BWV.26から
 4. ギヨーム・デュファイ:モテット「忠実な教会の都ローマ」
 5. バッハ:「来たれ、おお死よ、眠りの兄弟よ」
   アリアとコラール、カンタータ BWV.56から
 6. バッハ:コラール「泣き、嘆き、憂い、怯え」 BWV.12
 7. ヘンリー・パーセル:歌劇「ディドとエネアス」から「私が地に横たえられた時」
 8. バッハ:「目覚めよと、呼ぶ声あり」
   コラール前奏曲 BWV.645からの編曲版
 9. ヨハン・ヴァルター:Vivat Carolus (器楽曲)
 10. ディートリヒ・ブクステフーデ:「主よ、あなたさえこの世にあれば」 (器楽曲)
 11. バッハ:「イエス、わが喜び」
   モテット BWV.227、コラール前奏曲 BWV.610から
 12. ジョン・タヴナー:仔羊(The Lamb)
 13. バッハ:「汝にこそ、わが喜びあり」 コラール前奏曲 BWV.615
 14. バッハ:「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帖」よりメヌエット
カルムス・アンサンブル(女性1人、男性4人の声楽アンサンブル)
ラウテン・カンパニー(古楽器アンサンブル)
ヴォルフガング・カチュナー指揮 
2013年2月 ドイツでの録音
※斬新な企画による、クールで現代的なアルバムです。
主にリズムと歌唱法と演奏法のアレンジを加え新しい様相を見せるバッハのモテットを軸に、現代曲を取り混ぜた構成で作曲年代を飛び越え今まで耳にした事の無いまったく新しい音楽観を、演奏家達が時代をつなぐアーケード(ARCADE)として私達に示します。収録時間71分を一気に聴かせます。
 

83.385
\2500
待降節とクリスマスの合唱音楽 全27曲
※待降節(ADVENT)
 1. メンデルスゾーン:クリスマス(Weihnachten:前夜祭と降誕日)
 2. ハインリヒ・カミンスキ:「マリアは茨の森を通って行った」
 3. フーゴ・ディストラー:Ich brach drei durre Reiselein
 4. プレトリウス:「暁の星はさし昇りて」
 5. レーガー:Macht hoch die Tur
 6. レーガー:Unser lieben Frausn Trum
 7. エッカルド:Ubers Gebirg Maria geht
 8. ベルク:「一輪のばらが咲いて」
 9. プーランク:「おお、偉大なる神秘よ」
 10. フーゴ・ディストラー:「エサイの根より」
※クリスマス
 11. カール・リーデル:「喜べ、大地と満天の星よ」
 12. レーガー:O Jesulein Suss
 13. カール・リーデル:「来たれ、羊飼いらよ」
 14. フェリックス・ヴォイルシュ:Auf dem Berge, da geht der Wind
 15. ファイト・ヒュブナー:Frohliche Weihnacht uberall
 16. ブルックナー:「イサイの杖は芽を出し」
 17. コルネリウス:Drei Kon'ge wandern
 18. ヴォルフラム・ブッヘンベルク(Wolfram Buchenberg):「きよしこの夜」
※インターナショナル
 19. ヴォルフラム・ブッヘンベルク(Wolfram Buchenberg):「神のみ子は今宵しも」
 20. アンドレア・フィガッロ:「クリスマス・ララバイ」
 21. ボビー・フィッシャー:「ジングル・ベル」
 22. アーケ・マルムフォーシュ:Da oben auf dem Berge
 23. ヤン・ホイビュ:God rest you, merry gentlemen よの人忘るな
 24. Xavier Sans:「12月の冷たい風が」El desembre congelat
 25. Jeron D'hoe:O Kerstnacht schoner dan de dagen
 26. グスタフ・ヌードクヴィスト(Gustaf Nordqvist):輝かしいクリスマス
 27. グリーグ:クリスマス(Weihnacht:降誕日)
ミヒャエル・アルバー指揮
オルフェウス・ヴォーカル・アンサンブル
2012年2月、6月、2013年2月 ドイツでの録音





PLANET WORKS (Summit Records)


PWDCD613
\2000
The Coming of Light / Chicago Chamber Musicians
 1) Peter Lieberson (1946-2011) :
  The Coming of Light for Baritone, Oboe and String Quartet
  (21:29, John-Michael Moore - baritone)
 2) John Harbison (b. 1938) :
  Twilight Music for Horn, Violin and Piano (17:43)
 3) Ellen Taaffe Zwilich (b. 1939) :
  Quintet for Alto Saxophone and String Quartet (16:52)
 4) Samuel Barber (1911-1981) :
  Dover Beach for Baritone and String Quartet
   (8:22, John-Michael Moore - baritone)
シカゴ・チェンバー・・ミュージシャンズ



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


WEITBLICK



SSS0147
\2200→\1990
アルヴィド・ヤンソンス&ベルリン放送響
 ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調 Op.65
アルヴィド・ヤンソンス(指揮)
ベルリン放送交響楽団
 アルヴィド・ヤンソンスの初出レパートリー!ショスタコーヴィチの交響曲第8番!

 録音:1981年11月11日ベルリン放送局大ホール1、ステレオ
 演奏タイミング:[28:11][6:33][6:32][11:18][13:44]

 マリスの父という敬称だけではあまりに惜しい名指揮者アルヴィド・ヤンソンス。ムラヴィンスキーの同僚にして盟友。同時代を生きたにもかかわらず録音に恵まれない巨匠。この第8 番も初登場レパートリーとなります。お相手は繰返し客演した旧東ベルリン放送響。一聴して極めて重厚なまるでドイツ人が指揮するショスタコーヴィチと言ったら形容が妙でしょうか。遅めのテンポでじっくりと歩みを進める大河的名演。マリス氏も快諾の待望のリリースです。
 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付
 


SSS0148
\2200→\1990
ようやく登場!
 スヴェトラーノフ、最高の「惑星」
   スウェーデン放送響&合唱団とのライヴ!
 ホルスト:組曲「惑星」
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
スウェーデン放送交響楽団
スウェーデン放送合唱団
 
 録音:1994年9月3日、ベルワルドホール・デジタル・ライヴ
 演奏タイミング:[8:48][8:38][4:11][8:47][9:08][6:00][8:47]

 ついに登場!スヴェトラーノフの「惑星」です。スヴェトラーノフは1991 年にフィルハーモニア管とCollins にスタジオ録音していますが、スヴェトラーノフの演奏とは思えない微温調の大人しい演奏で、ファンの欲求不満は高まるばかりでした。ついに登場する手兵スウェーデン放送響とのライヴ。優秀なオーケストラ、優秀な録音でまるでブルックナーやマーラーを聴くかのような重量級のハーモニーが存分に楽しめます。スヴェトラーノフの凄さはただ大きな音でがなり立てるだけでなく、そこに気品が伴うところです。合唱団は名高きスウェーデン放送合唱団で、あらゆる点で「惑星」の頂点に君臨する演奏と申せましょう。
 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付


<国内盤>


JB RECORDS



JBR-013
(国内盤)
\2940
セドラツェク(1799〜1866) 東の風、西の歌
 〜ベートーヴェン『第九』初演時の名手によるフルートとピアノのための7名品〜

ヨハン・セドラツェク(またはヤン・セドラチェク1799〜1866):
 ①ラ・マリー(華麗なる変奏曲)*
 ②協奏的二重奏曲 第2番(パガニーニ風のロンド=カプリッチョ)
 ③パスタとルビーニの追憶 第6番 〜ベッリーニの歌劇『海賊』による**
 ④ザンパの追憶 〜エロルドの歌劇『ザンパ』による**
 ⑤友情(華麗なる変奏曲)*
 ⑥パガニーニの追憶(『ヴェニスの謝肉祭』による大変奏曲)
 ⑦シンプロン峠の追憶(牛飼いの笛歌)
  ①⑤カール・ゴットリープ・ライシガー(1798〜1859)と共作
  ③④アントン・ディアベッリ(1781〜1858)と共同編曲
エルジビェータ・ヴォレィンスカ(フルート)
エルジビェータ・ザヴァジカ(ピアノ)
 なんという意外な名盤——フルートが桁外れにうまい!ピアノの存在感、圧倒的...さすがは音楽大国ポーランド、おもいがけない音楽遺産を最上の形で提案してくれました。

 晩期古典派、ほとんどロマン派。シューベルトと同時代のフルート芸術、こんなにも美しく!
 そもそもヨーロッパは今や、どこの国も何かしらの意味において音楽大国だと思うのですが、地元の演奏家たちの腕前が飛びぬけて優れている国として、ポーランドの存在感がいま改めて強まっているように思います。プラシド・ドミンゴだったか、最近のインタビューで「あの国の音楽家たちの素晴しさを世界に知らしめたい」と言っていたそうですが、アンデルシェフスキやブレハッチら世界的に活躍するピアニストたちもさることながら、ポーランド地元密着型で活躍する演奏家の素晴しさは、たとえばNaxos やCPO などのレーベルに出てくるポーランド地元系のオーケストラが概して桁外れの適応力をみせているところからも、よくわかることでしょう。そうしたなかで思いがけず度肝を抜かれたのが、この1枚——
 ポーランド南西部、ドイツ国境にほど近いシロンスク地方(歴史的にドイツ語圏だった時代が長い地域)に拠点をおくJB Records の主宰者、自らも凄腕クラリネット奏者として活躍するJ.J.ボクン氏が「こんなアルバム作ったのですが...」と送ってきたのは、かつてベートーヴェンがその邸宅を訪れたことでも知られる、リヒノフスキー侯爵家のそばに所領を持っていたシロンスク地方のポーランド貴族、オッペルスドルフ伯爵の楽団に名を連ねたセドラツェクというフルート奏者=作曲家の作品集。
 なんという地味な企画...と思いかけてみたCD から流れ出したのは、シューベルトやパガニーニが活躍していた頃の、あの穏やかでありながら不穏な影をどこかに宿したサロン風の音楽...を、なんと10 分以上にも展開しながら聴き手をまるで飽きさせない、抜群のセンスを誇る作曲家の名品だったのです!
 まったく無名といっても過言ではないポーランドの名教師ふたりの演奏が、また息をのむほど美しい——フルートのトラヴェルソ的魅力をひたすらしなやかに、超絶技巧もものともせず、あるいは「伴奏者ではなくデュオ・パートナー」であることを否応なしに印象づけるピアニズムで...なんという興奮の連続でしょう!
 作曲家セドラツェクの主君オッペルスドルフ伯爵は、その後ベートーヴェンに第4・第5交響曲を書かせたことで歴史に名を刻んだ人ですが、セドラツェク自身もその後ウィーンに出てベートーヴェンの知遇と信頼を得、1824 年に「第九」が初演されたさい首席フルートを任されたのも彼だったそうですが、ここではやはり自ら名手だった芸術家ならではの、フルートの魅力をよく知り尽くした音作りが私たちを魅了してやまないことを、あらためて強調しておきたいと思います。





SAPHIR



LVC1179
(国内盤)
\2940
ロマン・エルヴェ(ピアノ)
 ロマン派を創った三人  

リスト、シューマン、ショパン〜
 フランツ・リスト(1811〜1886):
  1.ヴィルヘルム・テルの聖堂
   (『巡礼の年 第1年』より)
  2. バッハのカンタータBWV12「泣き、嘆き、憂い、怯えよ」による変奏曲
  3. シューマンの歌曲「春の夜」(独奏用編曲版)
 ローベルト・シューマン(1810〜1856):
  4. 蝶々 op.2
 フレデリク・ショパン(1810〜1849):
  5.ポロネーズ イ長調op.40-1「軍隊ポロネーズ」
  6. 四つのマズルカ作品67 より3編
   (マズルカ第43・44・45 番)
  7.ポロネーズ 変ホ長調op.53「英雄ポロネーズ」
ロマン・エルヴェ(ピアノ)
 フランスの才人、またひとり!
 シフラやベルマンらリスト弾きや、バシキーロフやレフ・ナウモフらロシア・ピアニズムの系譜をひく名匠たちにも師事しつつ、多元的な演奏活動を続ける筋金入りの名手が、ロマン派王道の「曲者選曲」で聴かせる圧倒的なピアノ芸術とは...?

 音楽大国といえば、西の大国フランスも負けてはいません——とくに、この国からは本当にとてつもない数の、とてつもない才能を持ったピアニストが続々現れるので、日々驚きの連続です。高雅で知的な「フランスならでは」の至芸を味あわせてくれるタイプ(ル・サージュ、シャプラン...)もいれば、現代ものやフォルテピアノなど特定ジャンルですぐれた実績をあげる人もあり(カサール、ゴットリープ...)、秘曲発掘に熱をあげる人物あり(M-C.ジロー、ヴァグシャル...)、室内楽の名手あり(デシャルム、ビアンコーニ...)、異国からの留学で母国ものを独特の感性で仕上げてくる異才あり(ナウモフ、ベルリンスカヤ、ツィバコフ...)、あるいは既存の型にあてはめようのないユニークな才人あり(タロー、ミュラロ...)。そしてもうひとつ、腕利きピアニストたちの修業課程をよくたどってゆくと、意外に多いのが「パリ音楽院→外国」のパターン。ドイツや米国、ロシアなどに留学して芸術性の幅を広げる人たちですが、ここにご紹介するロマン・エルヴェも、そうした国際派フランス人のひとり!
 彼が何より頼もしいのは、早くから自分のピアニズムと音楽的偏向がはっきりしていたのか、コルトーやフランソワら往年の名匠たちに連なる名教師陣に師事したあとも、ラザーリ・ベルマンやジェルジ・シフラといった凄腕リスト弾き、バシキーロフやレフ・ナウモフらロシア・ピアニズムの名匠たち、あるいはレオン・フライシャーのような大御所にも薫陶を受けていて、そのあとCalliope レーベルでリリースした2枚のCD はショパン盤とリスト盤...と、いわば国際派ヴィルトゥオーゾを地でゆく着実なキャリア形成を続けつつある人というわけです。
 パリに本拠をおくSaphir レーベルが世に送り出した本盤は、スイス・ロマンド放送との連携で録音されたライヴ収録盤なのですが、1810〜11 年に生まれた3人の才人たちの、王道名曲というのとは趣を異にした曲者選曲でおくるプログラムの充実度に、このピアニストが日々、舞台俳優や映像作家など「他ジャンル」の芸術家たちとのコラボレーションを通じて多様なリサイタルを続けてきた、単なるピアノ弾きに終わらないアーティストだったことが何より如実にあらわれていると思います。
 リストの(決して未知ではない)秘曲、シューマンからはヴィルトゥオーゾ性がきわだつ「蝶々」、そして締めくくりのショパンはあえて王道名曲を押えつつ、繊細かつ堅固なショパン解釈のたくみさを堂々と印象づけてみせる。












10/15(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


AD VITAM


AV 130715
\2500
ギター四重奏
 ロッシーニ(ブランコ編):歌劇「コリントの包囲」序曲
 モレーノ=トローバ:版画(8曲)
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第4番BWV1049
 コシュキン:警護兵交代(1994)
 プホール:陰と陽
エクリッセ四重奏団
 【ガブリエル・ビアンコ、
  アルカイツ・シャンボネ、
  ピエール・ルリエヴル、
  バンジャマン・ヴァレット(Guit)】
 実力も最高、イケメン4 名による最強ギター四重奏団

 録音:2013 年3 月4-7 日/サン=タヴィ=ド=タルド(フランス)/DDD、58’52”

 2012 年にパリ音楽院の学生たちにより創設されたエクリッセ四重奏団。4 本のギターといえばロメロ・ファミリーを思い出しますが、そのレパートリーを基本に、同時代作曲家に新作を委嘱したり、編曲を行なうなどの活動を行なっています。イケメン揃いでもあり、人気がでそうな注目株です。彼らのデビュー・アルバムとなる当盤は、その魅力が凝縮されています。リーダーのブランコ編曲によるロッシーニの歌劇「コリントの包囲」序曲が聴きもの。ロッシーニのラテン性がギターの音と意外なまでにしっくり合っているうえ、非常な盛り上がりを見せます。さらに4 本のギターのための貴重なオリジナル作品であるモレーノ=トローバの「版画」はまるでフュージョンのようなカッコ良さ。オシャレなBGM としても最高です。ロシアの作曲家ニキータ・コシュキンの「警護兵交代」はモスクワの赤の広場レーニン廟の兵隊を描いていますが、ちょうどソ連崩壊後、ソ連からロシアへ交代するという意味も込められた作品。ロシアに興味のある方必聴です。





APARTE



AP 068
\2500→\2290
レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル・グルノーブルのコンサートマスター
 ティボー・ノアリ(Vn)〜ヴァイオリン・ソロ

 ヴィルスマイヤー:パルティータ第5番ト短調
 テレマン:幻想曲ニ長調 TWV40:23
 ヴェストホーフ:組曲第5番ニ長調
 テレマン:幻想曲イ短調 TWV40:25
 バルツァー:前奏曲ハ短調/アルマンド ト短調
 テレマン:幻想曲ト長調 TWV40:15
 J.S.バッハ:パルティータ第2番ニ短調BWV1004
 テレマン:幻想曲ニ長調 TWV40:17
 ビーバー:パッサカリア
ティボー・ノアリ(Vn)
 レ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル・グルノーブルのコンサートマスター、ティボー・ノアリがソロ・デビュー

 録音:2013 年6 月/サン・レミ教会(ベルギー)/DDD、79’19”

 2006 年以来ミンコフスキのレ・ミュジシャン・デュ・ルーヴル・グルノーブルのコンサートマスターを務めるティボー・ノアリ。ロンドンの王立音楽アカデミーでリディア・モルドコヴィチに師事、その後リモージュ・バロック・アンサンブルやコンチェルト・ケルンの奏者として研鑽を積みました。
 彼のソロ・デビュー盤は、バルツァー(1631 頃生まれ) からJ.S. バッハ(1685 年生まれ) までの無伴奏ヴァイオリン曲を集めた意欲作。ミンコフスキゆずりの斬新な解釈で一気に聴かせてしまいます。愛器1719 年製ジェンナロ・ヴィナッチャの美しい音も魅力。マンゼやオノフリの後世代で最も期待できるバロック・ヴァイオリンの若手と申せましょう。バッハの有名な「シャコンヌ」が聴きものです。





CHRISTOPHORUS


CHR 77375
\2500
オリエンタル・タッチ 〜
 アーリー・ミュージック・ミーツ・オリエンタル・ジャズ
  トレス・モリアス/ガエッタ/ベン・ポージ・サンタ・マリア/
  ケン・ボア・ドナ・ケルラ/B´Tayhi-M´Saddar/
  コモ・ポデン・ペル・サス・カルパス/
  マイエ:オスティナート1/パサカリ・デラ・ビタ/
  モンテヴェルディ:苦しみは かくも甘き/
  ジョスクン:ジャミラ/アイ・リンダ・アミーゴ/
  ポル・ケ・ロラクス・ブランカ・ニーニャ/
  カンド・エル・レイ・ニムロデ
シュピーレイト
フィス・フズ
 古楽とオリエンタル・ジャズの甘美なる出会い

 ドイツのフライブルクを拠点とするスイスの中世アンサンブル「シュピーレイト(Spielleyt)」は、フライブルク大学とバーゼル・スコラ・カントルムの学生から選ばれたメンバーで、これまでChristophorusレーベルでも美麗な演奏を聴かせてくれている。
 オリエンタル・ジャズ・アンサンブルの「フィス・フズ(FisFuz)」はクラリネット、パーカッション、ウードのトリオ。トルコ、東洋の旋律とジャズを融合させたエキゾチックなサウンドで人気を誇っている。
 これまでも、モーツァルトやリムスキー=コルサコフ、ロッシーニの音楽を即興で演奏するなど、クラシック音楽とのコラボ実績も十分なフィス・フズ。更に時代を遡った中世の音楽は、フィス・フズが掲げる「オリエンタル・ジャズ」とも相性は抜群。曲目は、モンテヴェルディの人気曲、フィス・フズのメンバー、ムラート・ジョスクンとアネッテ・マイエの作品が1曲ずつに、作曲者不詳、13世紀〜16世紀頃のスペイン、イタリアの音楽たち。
 東と西、異なる文化の出会い。今と昔、千年前を隔てた音楽の出会い。アーリー・ミュージックとオリエンタル・ジャズの甘美なる出会いが実現する。

 ※録音(ライヴ):2013年3月13日−14日(ドイツ)



 
CHR 77378
\2500
ドイツ・バロックのソロモンの雅歌 〜
 バッハ、ブクステフーデ、ローゼンミュラー
モヴィメント
 J.S.バッハを始め、ヨハン・クリストフ・バッハ、ハンマーシュミット、ブクステフーデ、ローゼンミュラー、カプスベルガー、シュッツなど、ドイツ・バロックの偉大な作曲家たちによる雅歌を、ドイツの古楽アンサンブル「モヴィメント」が歌う。ジェズアルド・コンソート・アムステルダムのディレクター、ハリー・ファン・デル・カンプ(バス)や、オランダ・バロック協会のユディート・ステーンブリンク(ヴァイオリン)など優れた古楽アーティストたちの気品ある響きで、聖書に描かれた美しくも官能的な男女の愛が綴られる。

 ※録音:2009年1月26日−27日(ドイツ)





HMF


第14 回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール

今年5 月下旬から6 月初旬にかけて、アメリカ、テキサス州フォートワースで行われた第14 回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール。これまでルプー、コブリン、辻井伸行など大スターを輩出しているだけに、今回の上位入賞者3名も非常に期待が持てます。コンクールの熱気あふれるライヴ、当日の聴衆たちとともに手に汗握るひとときをお楽しみ下さい。
HMU 907605
\2600
第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
 金賞:ヴァディム・ホロデンコ
  (1)ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三章
  (2)リスト:超絶技巧練習曲集(全12曲)
ヴァディム・ホロデンコ(Pf)
 驚くべき技巧とスピード感。優勝のホロデンコによる奇跡の演奏

 録音:2013 年5 月28 日(1)、6 月3 日(2)/バス・パフォーマンス・ホール(フォートワース、テキサス)(ライヴ)/DDD、75’41”

 14 回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール・ライヴ第1 位は、1986 年生まれのウクライナのピアニスト、ヴァディム・ホロデンコ。併せて室内楽賞と新曲課題曲も受賞。2010 年に行なわれた第4 回仙台国際コンクール、ピアノ部門でも優勝した注目株です。
 モスクワ音楽院でゴルノスタエヴァに師事したホロデンコは、正統派ロシア・ピアニズムを継承する大型ヴィルトゥオーゾですが、音色は明るく、分厚い和音でさえ重くならない爽やかさが特徴。ここに収められた2 篇は、ストラヴィンスキーが5 月28 日の1 次予選、リストが6 月3 日のセミ・ファイナルのライヴ。いずれもピアノ音楽中の最難曲ながら、ホロデンコは鮮やかなテクニックとボルテージの高さを披露して、聴衆を興奮の渦に巻き込んでいます。全体にテンポは速く、恐るべき難所でも難しそうに聴こえないのが凄いところです。
 
HMU 907606
\2600
第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
 銀賞&聴衆賞:ベアトリーチェ・ラナ
  (1)シューマン:交響的練習曲Op.13
  (2)ラヴェル:夜のガスパール
  (3)バルトーク:野外にて
ベアトリーチェ・ラナ(Pf)
 明るい音色と歌心にあふれる知的演奏。イタリア注目の新人ラナ。

 録音:2013 年5 月27 日/バス・パフォーマンス・ホール(フォートワース、テキサス)(ライヴ)/DDD、62’13”

 14 回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール・ライヴ第2 位は1993 年生まれ、弱冠20 歳のイタリア美人ベアトリーチェ・ラナ。2011 年にモントリオール国際コンクール優勝、2012 年には浜松国際ピアノアカデミー・コンクールで牛田智大とともに1 位を分け合うなど、輝かしい経歴を誇っています。
 ここに収められた演奏は、5月27 日の1次予選のものですが、非常に知的な音楽性を感じさせるのと同時に、イタリア人ならではの歌心と明るい音色が魅力。またバルトーク作品でみせるノリの良さにも注目。人気者になりそうな逸材です。
 
HMU 907607
\2600
第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール・ライヴ
 クリスタル賞:ショーン・チェン
  (1)ブラームス:自作主題による変奏曲Op.21の1
  (2)ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィア」
  (3)バルトーク:3つの練習曲Op.18
ショーン・チェン(Pf)
 不思議なオーラに満ちた演奏

 録音:2013 年5 月29 日(2)、6 月1 日(2)(3)/バス・パフォーマンス・ホール(フォートワース、テキサス)(ライヴ)/、70’17”

 14 回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール・ライヴ第3 位は1988 年フロリダ生まれの中国系ピアニスト、ショーン・チェン。ジュリアードでジェローム・ローエンタール、マッティ・ラエカッリョに師事。非常な技巧派で、ベートーヴェンの「ハンマークラヴィア・ソナタ」やバルトークの「3 つの練習曲」などの超難曲を楷書風に堂々と披露していますが、聴き手の心をつかむ独特のきらめきがあります。 
 バルトークの「3 つの練習曲」は、彼の作品の中でもとりわけ技巧的に難しく、また内容も現代的で過激。チェンの正確無比な演奏で聴くと、非常な傑作に思え興奮させられます。
 
HMU 907488
\2600
昔日の歌〜エストニアの民謡聖歌とルーン歌曲
 (1)わが心目覚め、歌えよ/(2)異教徒の救い主/(3)来たれ創造主よ/
 (4)主よ、私はここにいます/(5)おおアダム、何と罪な/
 (6)逃げられたガチョウ/(7)奇跡の家/(8)創造物/
 (9)おおイエス、あなたの苦しみ/
 (10)イエスよ、わたしはあなたを見捨てません/
 (11)主よ、お守り頂き感謝します/(12)お前はあのように死ぬか/
 (13)子らを来させよ/(14)来なさい、と神の息子は言い/
 (15)今や休息が夜のとばりに
マルゴ・コラル(指)
ヘイナヴァンケル
 ペルトの音楽を思わすピュアな美しさ。古いエストニア聖歌が蘇った

 録音:2007 年10 月/主の変容教会(タリン)、2013 年1 月/エストニア音楽演劇アカデミー/DDD、66’23”

 作曲家でもある指揮者のマルゴ・コラルが1996 年に創設した声楽アンサンブル「ヘイナヴァンケル」。エストニアの古い聖歌や伝承音楽を、現代の想像力を通した見たユニークな活動で注目されています。これまでalba レーベルに録音していましたが、ハルモニア・ムンディ初登場となります。もともとエストニア人はプロテスタント信者が多く、西欧の聖歌を独自に変容させたり、民謡を聖歌化する伝統がありました。また古代北欧歌曲が残っているのも貴重。しかしソ連に併合されていた半世紀間は宗教が認められていなかったため、崩壊後の20 世紀末にようやく伝統が復活しました。
 非常にシンプルで、あくまで静かに淡々と進みますが、真摯な敬虔さが感動的。同じエストニアということもあり、アルヴォ・ペルトの音楽と共通する響きと情感に満ちていて、非常に魅力的です。





LIGIA

LIDI 0105258
\2400
世代〜2本のトランペットとオルガン
 ヘンデル:「水上の音楽」組曲ニ長調〜2本のトランペットとオルガン
 同:アダージョとアレグロ〜2本のトランペットとオルガン
 マルチェッロ:トランペット協奏曲ニ短調【ルノーダン=ヴァリ(Trp)】
 J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV565(オルガン独奏)
 ルイエ:ソナタ ハ長調【トゥーヴロン(Trp)】
 ベッリーニ:歌劇「ノルマ」〜聖らかな女神よ【トゥーヴロン(Trp)】
 メルカダンテ:デュエット・オリジナーレ〜2本のトランペットとオルガン
ギィ・トゥーヴロン(Trp)
リュシエンヌ・ルノーダン=ヴァリ(Trp)
カリーヌ・クレマン(Org)
 フランスの巨匠トゥーヴロンと話題の天才少女ルノーダン=ヴァリ、夢の共演

 録音:2012 年5 月/シャルトルー学院礼拝堂(リヨン)/DDD、96kHz 24bit 録音、62’ 03”

 フランスを代表する名トランペット奏者ギィ・トゥーヴロン。モーリス・アンドレの愛弟子にして後継者として演奏、教育、録音に活躍しています。今年63 歳の彼が自分の娘の世代であるオルガニストのカリーヌ・クレマン、孫の世代である14 歳のトランペット奏者リュシエンヌ・ルノーダン=ヴァリと共演した最新アルバム。すべてオルガン伴奏で、ソロと二重奏を聴かせてくれます。トゥーヴロンの柔かく艶のある美音、「ノルマ」のアリアで見せるベル・カント的歌心はさすがのひと言に尽きますが、注目はリュシエンヌ・ルノーダン=ヴァリ。まさに天才少女、すでに完成されたスタイルながら、ういういしさに満ちていて聴き惚れてしまいます。ヘンデルの2 本のヴァイオリンのためのソナタから編曲された難しい「アダージョとアレグロ」でも光り輝いています。





OUR RECORDINGS

6.220607
(SACD-Hybrid)
\2200
パレ・ミケルボルグ:Going to Pieces Without Falling Apart
 1.夜明けの合唱/2.朝のラーガ/3.日の出/4.アフリカの少女/
 5.日暮れ-夏の夜/6.僧侶の詠唱/7.優しき夏の雨/
 8.心の回転木馬/9.黄金の神秘/10.中国の少女/
 11.子守歌-成長する間に-語り/12.影のワルツ/13.Afterthoughts-思考の後
ミカラ・ペトリ(リコーダー)…1-12/
ヘレン・デイヴィス(ハープ)…1-12/
パレ・ミケルボルグ(トランペット)…13/
南ユラン交響楽団/
ヘンリク・ヴァウン・クリステンセン(指揮)
録音 2012年12月17-21日 ソンデルボリ アルシオン・コンサート・ホール…1-12, 2013年1月 デンマーク オステルブロ,マイルームスタジオ…13
 優れたトランペット奏者であり、かつ作曲家でもあるミケルボルグ(1941-)。北欧生まれの彼の音楽は極めてわかりやすく、また象徴的でもあります。この「Going to Pieces Without Falling Apart」は、魂の成長を描いた作品であり、ところどころに見え隠れする郷愁や、感傷的なフレーズを取り込みながら、一つの大きな流れが出来上がっていくというものです。
 ハープとリコーダー、そして悠然と奏されるオーケストラの響きが相まって、大きな世界が創造されていきます。彼自身がトランペットを吹くトラック13の「思考の後」はプログレとジャズの融合であり、即興性に富みながらも古典のイディオムを用いた独創的な音楽です。気持ちのよいトランペットの音が耳を駆け抜けて行きます。
 
8.226907
\2000
ある夢を見た-デンマーク歌曲集
 1.昨夜私は夢を見た/2.それは土曜の前の日/3.鳩が飛んでいる/
 4.風に乗って飛んで行こう/5.濃密に、静かに穏やかに/6.アネモネ/
 7.とても穏やかな夜/8.明るい夜/9.真夏のテント/
 10.デンマークの大切な時/11.おお花よ、頭をたれよ/
 12.スヴァンテの幸せな日/13.幸福について/14.夕べの小道/
 15.母なる太陽が根差している/16.9月の空はなんと/
 17.地上と静かな空/18.海、ゆりかごは揺られて/
 19.静かな心、日は沈む/
 20.スズメは屋根に静かにとまって/21.もう一度静かに/22.今すぐ願いを
デンマーク国立声楽アンサンブル/
ミカラ・ペトリ(リコーダー)/
ミカエル・ボイェセン(指揮)
録音 2012年8月20-27日 コペンハーゲン コンチェルトフセット 第2スタジオ
 ミカラ・ペトリとデンマーク国立声楽アンサンブルのコラボレーション・アルバム第2弾。
 最初のアルバム(6.220605)ではプラウリニュシュ作曲の「ナイチンゲール」などストーリー性に富んだ曲集でしたが、今回はデンマークの原点に立ち返り、民俗的な旋律を用いた合唱作品集となっています。デンマークの人々の心を反映した歌はどれも静かな雰囲気を湛えた魅力的なものですが、そこに合いの手を入れるペトリの演奏がまた見事。ある時はぴったりと装うかと思えば、ある時はまるで鳥のさえずりのように自由な音型を奏でてみたり。と変幻自在です。合唱とリコーダーがこんなにも溶け合うとは…。新感覚の1枚です。
 
8.226908
\2000
ギタ・レーサによるアンデルセン物語の朗読
 1.カタツムリとばらの茂み(音楽:J.S.バッハ)/
 2.ナイチンゲール(音楽:M.リョベート)/
 3.ソマフーレン(音楽:M.リョベート)/
 4.とても信じられないこと(音楽:ベートーヴェン)/
 5.豚飼いの王子(音楽:M.ジュリアーニ)/
 6.まったくその通り!(音楽:モーツァルト)
ギタ・レーサ(朗読)/
ミカラ・ペトリ(リコーダー)/
チェン・ユェ(簫)/
カロリン・ヴィトマン(ヴァイオリン)/
ウーラ・ウリジョナ(ヴィオラ)/
マルタ・スドラバ(チェロ)/
ラース・ハンニバル(ギター)
録音 2012年8月16-17日 デンマーク ノルディック・フィルム・スタジオ
 デンマークで不動の地位を築き上げた女優ギタ・レーサ。このアルバムは、彼女が愛するアンデルセンの6つの物語を自身で朗読し、そこにミカラ・ペトリを始めとしたOURrecordingsお馴染みの演奏家たちが親密な音楽を付けているというアルバムです。彼女の語りのなんと表情豊かなこと。
 ちょっぴりハスキーで凄みのある声はまさに人生の機微を知る人そのもの。言葉の意味がわからずとも聞き入ってしまうこと間違いありません。大人のための童話集です。





SONO LUMINUS


DSL-92174
(CD+Blu-ray AUDIO)
\2300
トッカータ 〜ハープシコードのための近代アメリカ音楽集
 1.メル・パウエル(1923-1998):レチタティーヴォとトッカータ・ペルコッサ(1953)/
 2.ヘンリー・カウエル(1897-1965):オスティナート(4つのセットから)(1960)/
 3.ネッド・ローレム(1923-):スパイダーズ(1968)/
 4-6.サミュエル・アドラー(1928-):ソナタ(1982)/
 7-8.ロバート・ムチンスキー(1929-2010):プロフィール(1982)/
 9-11.トーマス・ベンジャミン(1940-):3つの楽章(1988)
  <プレリュード/カンティレーナ/トッカータ>/
 12.ロバート・メーヴス(1920-2007):サラバンド(1986)/
 13.スティーブン・ブルンバーグ:ジャイル(1991)/
 14.パトリシア・モアヘッド(1940-):Tourbillon Galaxy(2012)/
 15-19.ハロルド・メルツァー(1966-):5つのトッカータ(2005)
ジョリー・ヴィニクール(ハープシコード)
5.1DTS HD MA 24/192Khz, 7.1DTS HD MA 24/96Khz, 2.0LPCM 24/192Khz
 Sono Luminusレーベルの名ハープシコード奏者、ヴィニクールをフィーチャーした興味深い1枚です。
 バッハやラモー、クープランなどのバロックの作曲家に愛されたハープシコードですが、古典派からロマン派の時代は、ピアノの勢いに押されて活躍の場を失っていました。しかし20世紀の初めになると、この楽器に魅せられたポーランドの奏者ワンダ・ランドフスカによって近代ハープシコードが生まれ、新たな楽器としての可能性が広がることになります。
 ファリャやプーランクを始めとした新しい作品も書かれ、人々はこの楽器の音色に着目しました。
 このアルバムはヴィニクールが作曲家の友人たちに曲を委嘱した新作も含め、魅力的で斬新な作品が並んでいます。ミニマル的な音楽、驚くほどロマンティックな音楽など様々な表情をお楽しみいただけます。この先鋭的な音色を存分に捉えた高音質Blu-ray盤も同梱されています。ハープシコードの音色はこのメディアの特質を見事に具現化しています。





TWO PIANISTS



TP1039213
\2600→\2390
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
 J.ラインベルガー、M.レーガーによる2台ピアノ編
ニーナ・シューマン(ピアノ)/
ルイス・マガリャアエス(ピアノ)
録音 2012年1月13-16日 南アフリカ ストレンボッシュ大学,エンドラー・ホール
 2007年にシューマンとマガリャアエスの夫婦によって創設されたTwoPianistsレーベル。最初のリリースはラフマニノフの2台のピアノのための作品集でしたが、今回はレーガーとラインベルガーの編曲した「2台ピアノのための」ゴルトベルク変奏曲の登場です(共作ではなく、最初にラインベルガーが編曲し、後にレーガーが手を加えたものです)。
 このヴァージョンは、以前タール&グロートホイゼンの名演がリリースされていましたが、改めて聞いてみると凄い編曲であることに気が付くでしょう。まさに音の饗宴。バッハ(1685-1750)の音楽の雄弁さをじっくり感じることができるはずです。面白いのは、一通り変奏が終わり、最初のアリアが戻ってきた時のこと。やたら簡素なメロディになっているのが驚きですが、実はこの編曲が施された時に、このような「装飾音なし」の譜面が指定されていたのです。
 

TP1039299
\2600
ロマンティック・デュオ
 1-7.フランツ・リスト(1811-1886):協奏的大二重奏曲 S128/R462/
 8.リスト:コンソレーション 第3番(N.ミルシテイン編)/
 9-12.フランク・ブリッジ(1879-1941):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1904)/
 13-15.エドゥアルド・グリーグ(1843-1907):ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 Op.45
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)/
アリアーネ・ヘーリング(ピアノ)
録音 2011年11月27-28日&2013年1月29-30日 ソリテール、モーツァルテウム・ウニヴェルステット
 クラシックだけでなく、ジャズの分野でも活躍しているベンヤミン・シュミット。このアルバムは2004年に結婚して以来、しばしばコンサートで共に演奏している愛妻アリアーネとのデュオを収録したものです。彼らにとっては、大切な4人の子どもたちと同じくらい、生み出される音楽も大切だと言い、ここで聴ける4曲のロマン派の作品でも、爽やかさと親密さを合わせ持つ説得力ある演奏を繰り広げています。
 あまり演奏される機会のないリストの「競争的第二重奏曲」、ミルシテインによる「コンソレーション」、まだまだ未知の作品であるブリッジのソナタ、そして最も完璧なヴァイオリン・ソナタの一つ、グリーグのソナタ。魅力的で幸福な音楽がここにあります。





YARLUNG RECORDS


YR-96821
\2300→\2090
コンサートホールの最上の席
 YARLUNGレコード-7年間の記録

 1.ガスパール・サンス(1640-1710):ハカラス/
 2.ベートーヴェン(1770-1827):弦楽三重奏曲 Op.9-3ハ短調より/
 3.バラッバ:弦楽三重奏曲より「アナムネシス」/
 4.マーラー(1860-1911):美しさゆえに愛するのなら/
 5.ジョン・アダムズ:ドクター・アトミックより「私はあなたの光の中に」/
 6.J.S.バッハ(1685-1750):「フランス組曲」BWV831より序曲/
 7.J.S.バッハ:「フランス組曲」BWV831よりエコー」/
 8.ルトスワフスキ(1913-1994):墓にて/
 9.ルー・ハリソン(1917-2003):カンティクル 第3番/
 10.ジョスカン・デ・プレ(1440頃-1521):ラ・スパーニャ/
 11.ラロ・シフリン(1932-):パンパス/
 12.バダル・ロイ(1945-):カルッタ・サンライズ/
 13.スティーヴン・スタッキー(1949-):ムジカス・ドルミドス/
 14.メイヤー・クプファーマン(1926-2003):ディスタンス/
 15.J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第3番よりプレリュード/
 16.ラヴェル(1875-1937):ソナティネよりAnime
キアラメッラ・アンサンブル…1.10/
ジャナキ弦楽三重奏団…2.3/
サーシャ・クック(メゾ・ソプラノ)
コルバーン管弦楽団…4.5/
オリオン・ウェイス(ピアノ)…6.7/
ディアローギ…8/
スモーク&ミラー・パーカッション・アンサンブル…9.16/
アントニオ・リジー(チェロ)&ブライアン・ペッツォーネ(ピアノ)…11/
バダル・ロイ(タブラ)…12/
マーティン・チャリフォー(ヴァイオリン)&ジョアン・ピアース・マーティン(ピアノ)…13/
ジョアン・ピアース・マーティン(ピアノ)…14/
フレデリック・ロセレット(チェロ)…15
 最高の音質と本物の音楽…まるで黄金時代のRCAリビングステレオのような素晴らしい音。YARLUNGレコードは全盛期の録音と同じく、小さなアンサンブルのためには1本だけのステレオマイク、そしてフルオーケストラのためには最大4本のマイクを用い、2トラックのアナログテープと、ハイレゾリューソン・デジタルに直接録音しています。これらの磨き上げられた音は、厳しい耳を持つ人にも満足していただけるクォリティを有するものです。このアルバムは、これまでの録音の中からとびきりの演奏を選びだしたものです。コンサートホールの最上の席に座っているかのような興奮をお届けいたします。
 

ツァイスル:ロスヴィタ・ビッテルリッヒの絵画による小交響曲/11月/チェロと管弦楽のための合奏協奏曲(リジー/スタルバーグ)
YR-96820
\2300→\2090
エーリッヒ・ツァイスル:作品集
 1-4.ロスヴィタ・ビッテルリッヒの絵画による小交響曲
  <第1楽章:狂った男//第2楽章:貧しい魂/
  第3楽章:墓堀人/第4楽章:聖人の追放>/
 5-10.室内オーケストラのための6つのスケッチ「11月」
  <全ての魂/思い出/雨の日/落ち葉の踊り/
    羊飼いのメロディ/冬の勝利>/
 11-13.チェロと管弦楽のための合奏協奏曲
アントニオ・リジー(チェロ)…11-13/
UCLAフィルハーモニア/
ニール・スタルバーグ(指揮)
録音 2012年1月&11月 UCLA ロイス・ホール
 20世紀オーストリアの作曲家、エーリッヒ・ツァイスル(1905-1959)の作品集です。ウィーンの中産階級の家庭に生まれ、14歳でウィーン音楽院に入学、同じ頃最初の歌曲が出版され、1934年には「レクイエム」でオーストリア国家賞を受賞したという才能溢れる人ですが、ユダヤ人であったために迫害を受けます。
 その後パリ、ニューヨークに亡命しハリウッドで映画音楽の作曲を始め「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(1946)や「凸凹透明人間」(1951)などの名曲を次々と書き上げました。最近では彼のクラシック作品が見直され始め、多くの曲が演奏されるようになっています。
 ここではグラミー賞の受賞経験もあるチェリスト、アントニオ・リジーをフィーチャーし、「チェロ協奏曲」と、愉快で小技の効いた「小交響曲」、豊かな表現力を持つ「6つのスケッチ」の3作品が収録されています。
 
YR-96819
\2300
キアラメッラ:DANCES ON MOVABLE GROUND-廻る地面の上での踊り
 1.ガスパール・サンス(1640-1710):ハカラス/
 2.アンドレア・ファルコニエリ(1585頃-1656):レロイカ/
 3.アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638):Chaccona in partite variate/
 4.ファルコニエリ:Batalla de Barabaso yerno de Satanas/
 5.インプロヴィゼーション:カナリア/
 6.ファリコニエリ:パッサカッレ/
 7.マウリツィオ・カザッティ(1616-1678):Ciaconna a tre con il suo balleto/
 8.アダム・ナイト・ギルバート(1961-):モレスカ/
 9.ギルバート:ガンバのための幻想曲/
 10.マルコ・ウッチェリーニ(1603/1610-1680):Aria decima quarta sopra La mia pedrina/
 11.作者不詳:フレスカ・リヴェラ/
 12.ディエゴ・オルティス(1510頃-1570):8声のリチェルカーダ/
 13.オルティス:2声のリチェルカーダ(アダム・ギルバート編)/
 14.作者不詳:グラウンドからグリーンスリーヴズ(アダム・ギルバート編)/
 15.ギルバート:テンときつね/
 16.ギルバート:はるかなるスペインのパヴァーヌ/
 17.ガスパーロ・ザネッティ(1625-1645?):スパニョレッタ/
 18.作者不詳:サルダナス(ギルバート編)/
 19.作者不詳:
  マントヴァの女/ボビング・ジョー/私の金髪のガールフレンド/20.サンス:ハカラス
キアラメッラ/
アダム・ナイト・ギルバート&ロテム・ギルバート(音楽監督)
録音 2011年6月27-30日 アルフレード・ニューマン・ホール
 地球が廻るのと同じように、人の一生も廻っていきます。誕生、求愛、生活、結婚、そして最後に必ず死を迎えること…。その時々にいつもダンスはともにあります。このアルバムには16世紀から17世紀、バロック時代の舞曲を中心に収録しています。普遍のリズム(時にはオスティナート…執拗反復とも…的な音型も出てきます)の上に即興的で名人芸的なメロディが展開されていく様子は、まさに地上の上での人の営みと同じもの。常に変化を繰り返しながらも、永遠につながっていく命を感じさせるシンプルかつ感動的な1枚です。





ART CLASSICS


ART 209
(2CD)
\3600
イーゴリ・エーヴァルト:ああ、翼を返せ! 声楽&室内楽作品集
 ガルシア・ロルカの詩による歌曲集「白ばらのラグーン」(*)
   ギター,ヴェルレーヌ,踊り,人々は通り過ぎて行く,風,人生と夏の歌
  思い出(+)
  レールモントフの詩による歌曲集「耳を澄まして」
   祈り(#),天使(#),話し声が聞こえる(**),人生の困難な一瞬に(**)
オリガ・ゴロトコヴァ(ソプラノ(*))
アンドレイ・チスチャコフ(ヴァイオリン(*))
イーゴリ・エーヴァルト(ギター(*))
アルテム・デルヴォエト(ギター(+))
アレクサンドル・バラーノフ(バラライカ(+))
オリガ・ジーロヴァ(ソプラノ(#))
アンドレイ・オギエフスキー、
エフゲニー・ブレザノフスキー、
マリア・カルナウホヴァ、
タチアナ・ジェランキナ(ヴァイオリン(#))
アレクサンドル・バルスコフ(ヴィオラ(#))
オリガ・ボブロヴァ(チェロ(#))
マルク・アガバリャンツ(コントラバス(#))
オクサーナ・ゴルチャコフスカヤ(ソプラノ(**))
弦楽ソリスト・アンサンブル(**)
五重奏曲(*)/弦楽四重奏曲第2番(+)/ヴァイオリン・ソナタ(#)/詩曲(**) モスクワ音楽院アカデミー音楽カレッジ・ソリスト・アンサンブル(*)
アンドレイ・チスチャコフ(ヴァイオリン(+/#))
アーロン・ブロム(ヴァイオリン(+))
アレクサンドル・バルスコフ(ヴィオラ(+))
オリガ・ボブロヴァ(チェロ(+))
セツゲイ・チェチェトコ(ピアノ(#))
ルステム・クドヤロフ(ピアノ(**))
録音:データ記載なし 発売:2010年
  

ART 210
\2000
優しさを待って アコーディオンのための音楽
 エフレム・ポドガイツ(1949-):
  優しさを待って(ヴィオラ、アコーディオンとヴィブラフォンのための)(*)
 ミハイル・ブロンネル(1952-):
  アダムとイヴ(ヴァイオリンとアコーディオンのための)(+)
 ガブリエル・ピエルネ(1863-1937):
  カンツォネッタ Op.19(クラリネットとアコーディオンのための版)(#)
 ミハイル・ブロンネル:ふたたび、秋(アコーディオンのためのワルツ)
 タチアナ・セルゲーエヴァ(1951-):
  アマリリス(バヤン[アコーディオン]とピアノのための幻想曲)(**)
マリア・ヴラーソヴァ(アコーディオン)
ミハイル・ベレズニツキー(ヴィオラ(*))
ヴィクトル・スイフ(ヴィブラフォン(*))
アレクサンドル・ブルシロフスキー(ヴァイオリン(+))
エフゲニー・ヴァラフコ(クラリネット(#))
タチアナ・セルゲーエヴァ(ピアノ(**))
録音:ライヴ、祝典演奏会、2008年3月28日、作曲家会館ホール、モスクワ、ロシア(*)
    グネーシン音楽大学コンサートホール、モスクワ、ロシア(*以外)
発売:2010年
  

ART 211
\2000
遠い故郷の ロシア歌曲集
 ニコライ・シシュキン(1945-1911):聞け、望むなら
 ヴァレンチン・ヴォリソフ(1901-1988):空の星
 ニコライ・シシュキン:夜は明るく
 ヤコフ・プリゴジー(1840-1920):この心はなぜ
 ニコライ・シシュキン:いや、あなたではない、私が熱愛する人は
 ピョートル・ブラーホフ(1822-1885):また会いましょう
 B・バロン:眠る枝垂れ柳
 ピョートル・ブラーホフ:輝け、輝け、私の星
 ヴラディーミル・アバザ(1861-1918):霧の朝
 ニコライ・リストフ:昔のワルツ
 ニコライ・ハリト(1886-1918):菊は散っても
 ヴラディーミル・シェレメチョフ(1940-):私はあなたを愛した
 レオニード・マラシキン(1842-1902):私はあなたに会った/ああ、一言で言えれば
 ヤコフ・プリゴジー:私は狂おしいほどにあなたを愛している
 ミハイル・シシュキン:私の喜び
 N・デリマズ:愛しい人
 マトヴェイ・ベルナルト(1794-1871):往来の不平
 B・アンドルジェーフスキー:古い学生の酒宴の歌
 アレクサンドル・デュビュク:通りよ、通りよ
 Ts・アリフレーディ:ぼくのレーヴァ
 D・ボターリ:もう一度歌って
イーゴリ・セデリニコフ(バス)
オリガ・セデリニコヴァ(ピアノ)
録音:2010年8月、場所の記載なし 発売:2010年
  


ART 212
\2000→\1890
エフレム・ポドガイツ(1949-):コンコルダンツァ
  ヴァイオリン協奏曲第1番 Op.43(*)
  ヴァイオリン協奏曲第2番「コンコルダンツァ」Op.101(+)
  ピアノ協奏曲第3番 Op.193(#)
ミハイル・セクレル(ヴァイオリン(*))
ラトヴィア放送交響楽団(*)
ヴァシーリー・シナイスキー(指揮(*))
ヴラディスラフ・イゴリンスキー(ヴァイオリン(+))
モスクワ交響楽団(+)
アレクサンドル・コズロフ(指揮(+))
スヴャトスラフ・リプス(ピアノ(#))
ロシア国立交響楽団(#)
ヴァレーリー・ポリャンスキー(指揮(#))
録音:ライヴ、1984年、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア(*)
    ライヴ、1994年(+)、2007年(#)、チャイコフスキー・コンサートホール、
     モスクワ、ロシア(+/#)
発売:2010年

 内容はさっぱりわからないものの、指揮者の偉大さや曲目のオーソドックスさから、遅れてきたソビエト-ロシアの傑作ではないかと??
 昔紹介されていた合唱曲集も幻想的な美しいアルバムだった。
  

ART 213
\2000
グレプ・セデリニコフ(1944-):千島列島(14の音響吸入セッション)
   Inhalation of unbounded / The sails of epochs / Drifting here /
   Coming into hieroglyph / Draught of nonexistence / The moon ladies /
   Over there / Ice gardens / Toast in blues / Eroticism of blade /
   Invocation of volcano / Overthrow of darkness / The Archipelago ghost /
   Quite stars

グレプ・セデリニコフ(シンセサイザー "Korg" & "Kurzweil")

録音:2010年11月 発売:2010年
  

ART 216
\2000
グレプ・セデリニコフ(1944-):
  アブラハム、イサクの親 または 黄金のかけらのおとぎ話(全35トラック)(*)
  ミシュカを見つけた少女の歌(ボーナス・トラック)(+)
グレプ・セデリニコフ(シンセサイザー(*))

録音:2010年11月 発売:2010年 (+)については演奏者の表示がございません。オリガ・セデリニコフ(ソプラノ)、グレプ・セデリニコフ(ピアノ)かもしれません。

 

ART 217
\2000
グレプ・セデリニコフ(1944-):
  儀式的動作 俳句(音楽的構築者)
   第1行「コーヒーの謎、ハープ」(第1-22曲)
   第2行「クリスタル・グラス、キス」(第23-29曲)
   第3行「理解の方法、琴」(第30-41曲)
  ロック・フォーラム(*)
グレプ・セデリニコフ(シンセサイザー)

録音:2006年1月、2010年12月 発売:2010年

(*)については演奏者の表示がございません。グレプ・セデリニコフがシンセサイザーとエレクトリック・ギターを演奏しているのかもしれません。

  

ART 218
\2000
グレプ・セデリニコフ(1944-):
  天国の階段(中国の易経による;全17曲)
  夕べの門、呼気

グレプ・セデリニコフ(シンセサイザー "Korg" & "Kurzweil")

録音:2005、2010年、発売:2010年
  

ART 219
\2000
すべて良く ロシア歌曲集
 グリンカ(1804-1857):
  イネジーリャ、私はここにいる/疑い/モリーに/ひばり/騎士のロマンス
 ミハイル・ヤコヴレフ(1798-1868):冬の夕べ/悲歌
 ピョートル・ブラーホフ(1822-1885):
  祈り/広い野原で/いいえ、私はあなたを愛していない
 アレクサンドル・ダルゴムイシスキー(1813-1869):
  あなたはかわいい/若者と乙女/夜のそよ風/おまえとあなた
  私を隠せ、嵐の夜よ/婚礼
 シモン・シューリン(1930-2008):セレナード/マヤに/Nのアルバムに
 アレクサンドル・ブローク(1957-):夜明けに/希望
 ヴァシーリー・イストミン(1953-2006):
  タニューシャは良い人だった/私の名前に何が/楽興の時に
  それは真実ではない、わが友よ
 セルゲイ・サナトロフ(1977-):シュユンビケ(オリエンタル・ロマンス)(*)
セルゲイ・サナトロフ(テノール、ピアノ(*))
アレクサンドル・ブローク(ピアノ(*以外))
録音:ライヴ、2010年9月25日、プレチステンカ・コンサートホール、モスクワ、ロシア
発売:2011年
 

ART 220
\2000
レフ・リンドグレン(1973-):ストックホルム絵画集
  前奏曲集 Op.11(全9曲)/前奏曲集 Op.16(全11曲)
  バラード第1番「黙示録の四騎士」
  前奏曲集「ストックホルム絵画集」Op.4(全6曲)
レフ・リンドグレン(ピアノ)
録音:1997-2004年、アルム・ソサイエティ・スタジオ、ストックホルム、スウェーデン
発売:2011年
 

ART 221
\2000
J・S・バッハ(1685-1750):
  平均律クラヴィーア曲集第1巻 から 前半 BWV546-857
スヴェトラーナ・カラシ(ピアノ)
録音:1990年、科学者会館コンサートホール、サーロフ、ロシア 発売:2011年
 

ART 222
\2000
ドビュッシー、ラヴェル、ショパン:ピアノ作品集
 ドビュッシー(1862-1918):
  喜びの島/前奏曲集第1巻から 雪の上の足跡,亜麻色の髪の乙女
  練習曲集 から 反復する音符のための,組み合わされたアルペッジョのための
 ラヴェル(1875-1937):道化師の朝の歌
 ショパン(1810-1849):
  ワルツ嬰ハ短調 Op.64 No.2/夜想曲ヘ長調 Op.15 No.1
  ワルツ ホ短調 Op. posth./マズルカ ハ長調 Op.24 No.2
  マズルカ嬰ハ短調 Op.50 No.3/マズルカ変ニ長調 Op.30 No.3
  練習曲ヘ短調 Op.25 No.2/練習曲嬰ト短調 Op.25 No.6
  練習曲嬰ハ短調 Op.25 No.7/練習曲変ト長調 Op.10 No.5
スヴェトラーナ・カラシ(ピアノ)
録音:2004年、作曲家会館大ホール、モスクワ、ロシア 発売:2011年
 

ART 223
\2000
J・S・バッハ(1685-1750):
  15の2声インヴェンション BWV772-786/イタリア風協奏曲ヘ長調 BWV971
  フランス風序曲(パルティータ)ロ短調 BWV831
スヴェトラーナ・カラシ(ピアノ)
録音:1990、2003年,科学者会館コンサートホール、サーロフ、ロシア、作曲家会館コンサートホール、モスクワ、ロシア
発売:2011年
 

ART 224
\2000
子供のためのクラシック
 チェルニー[ツェルニー](1791-1857):
  練習曲集 から 第1,4,11,44,31,30,27,23,20,15番
 J・S・バッハ(1685-1750):15の2声インヴェンション BWV772-786(*)
 チャイコフスキー(1840-1893):子供のためのアルバム Op.39(+)
スヴェトラーナ・カラシ(ピアノ)

録音:1990、2008年、科学者会館コンサートホール、サーロフ、ロシア,ペトラ・スタジオ
発売:2011年

(*)は ART 233に収録の音源と同一。(*)は ART 225に収録の音源と同一。

 

ART 225
\2000
スクリャービン(1872-1915):
  ピアノ・ソナタ第9番/練習曲ロ短調 Op.8 No.11
  練習曲嬰ヘ長調 Op.42 No.3/練習曲変ニ長調 Op.8 No.10
  練習曲 Op.65 No.3/詩曲「焔に向かって」Op.72
チャイコフスキー(1840-1893):子供のためのアルバム Op.39

スヴェトラーナ・カラシ(ピアノ)

録音:2008年,作曲家会館コンサートホール 発売:2011年
 

ART 226
\2000
ハイドン、ベートーヴェン、モーツァルト、ディアベッリ、ドビュッシー:ピアノ作品集
 ハイドン(1732-1809):ソナタ第15番ホ長調
 ベートーヴェン(1770-1827):ソナタ第20番ト長調 Op.49 No.2
 モーツァルト(1756-1791):ソナタ第10番ハ長調 K.330
 ディアベッリ(1781-1858):10の旋律的小品(四手連弾のための)
 ドビュッシー(1862-1918):6つの古代の墓碑銘(四手連弾のための)
スヴェトラーナ・カラシ(ピアノ)
ユラーテ・シュレイニテ(ピアノ(*))
録音:1990年、学者会館コンサートホール、サーロフ、ロシア(*以外) 2002年、LRTスタジオ(*)
発売:2011年
 

ART 227
\2000
ロシアの民族楽器ドムラによるクラシック・コンサート
 コレッリ(1653-1713):ソナタ ニ短調
 J・S・バッハ(1685-1750):ソナタ ト短調 から 第1楽章
 ヴィヴァルディ(1678-1741):ソナタ ハ短調
 ヴェラチーニ(1690-1768):ソナタ ト短調
 グリンカ(1804-1857):未完のソナタ(*)
 ドビュッシー(1862-1918):牧神の午後への前奏曲(*)
 ウェーバー(1786-1826):ロンド(*)
 リムスキー=コルサコフ(1844-1908):スコモロフたちの踊り(*)
 ミハイル・ゴロプツォフ(1956-):日の出への旅
ミハイル・ゴロプツォフ(アルト・ドムラ)
タチアナ・セルゲーエヴァ(ピアノ(*)、オルガン(*以外))

録音:2011年、トヴェル・フィルハーモニー協会,グネーシン音楽大学 発売:2011年

ドムラはマンドリンに似たロシアの民族的撥弦楽器。

 

ART 229
\2000
イル・シネマ・ペル・センプレ バヤンのための音楽
 ガーシュウィン(1898-1937):3つの前奏曲
 セルゲイ・ベリンスキー(1946-1998):シネマ(1996)
 アレクサンドル・ホルミノフ(1925-):ソナタ(1951)
 アルフレート・グリュンフェルト(1852-1924):ウィーンの夕べ
 セルゲイ・ベリンスキー:センプレ・マヨーレ![Sempre Majore!](*)
セルゲイ・オソーキン(バヤン)
A・モズデュイコフ(オーボエ(*))
録音:2009年、場所の記載なし 発売:2011年
 

ART 229-2
\2000
チャイコフスキー、ブガエンコ:声楽と弦楽合奏のための作品集
 チャイコフスキー(1840-1893)/キリル・ブガエンコ編曲:
  和解 Op.25 No.1/偉業 Op.60 No.11
  ああ、あなたが知っていさえすれば(バリトンのためのモノローグ)Op.60 No.3
  眠る前に Op.27 No.1(以上、管弦楽伴奏版)
 キリル・ブガエンコ:
  われらの世界を神の光で輝かせよう Op.19 No.1
   (I・ブーニンの詩によるバリトンと弦楽合奏のための連作歌曲;2007)
  沈黙と希望の中で−私の力(弦楽合奏のためのムード劇)Op.21(2008)(*)
パーヴェル・ディジェンコ(バリトン(*以外))
モスクワ室内管弦楽団「四季」
ヴラディスラフ・ブラーホフ(指揮)
録音:2008年(*以外)、2009年(*)、パーヴェル・スロボトキン・センター、モスクワ、ロシア
発売:2011年
 

ART 230
\2000
ガリアルダ オルガンのための音楽
 アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):
  ミラノのガイヤルドによるディフェレンシア(*)
 ヨハン・エルンスト・バッハ(1722-1777):幻想曲とフーガ ヘ長調
 タチアナ・セルゲーエヴァ(1951-):組曲「いにしえの歌集」から 第3、4曲(+)
 J・S・バッハ(1685-1750):アリア変ホ長調
 ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748):シャコンヌ ホ短調
 ペルゴレージ(1710-1736):ラルゴ ヘ短調(#)
 メンデルスゾーン(1809-1847):ソナタ ヘ短調 Op.65 No.1
 ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):前奏曲ホ短調
 アレッサンドロ・マルチェッロ(1669-1747)/J・S・バッハ編曲:
  オーボエ協奏曲ニ短調 から アダージョ
 オレグ・ガラーホフ(1945-):答え
 リスト(1811-1886):コンソラシオン第3番変ニ長調
 パッヘルベル(1653-1706):トッカータ ト長調
 タチアナ・セルゲーエヴァ:セレナード(+)
不詳(16世紀)/タチアナ・セルゲーエヴァ編曲(パラフレーズ):
  フロットラ(#)/ヴェネツィアのガイヤルド(#)
タチアナ・セルゲーエヴァ(オルガン)
ヴィクトル・スイチ(打楽器(*))
イヴァン・ヴィハーレフ(トロンボーン(+))
アントン・スキーバ、フィリップ・チュマーエフ(サクソフォン(#))
録音:データ記載なし 発売:2011年
 

ART 233
\2000
イル・トッカーレ バヤンのための音楽
 J・S・バッハ(1685-1750)/ヴャチェスラフ・ネドセキン編曲:
  パルティータ第6番ホ短調 BWV830
 ヴャチェスラフ・ネドセキン(1973-):
  イル・トッカーレ[接触](コントラバスバラライカとバヤンのための)(*)
 モーツァルト(1756-1791)/ヴャチェスラフ・ネドセキン編曲:
  自動オルガンのためのアンダンテ ヘ長調 K.616
 ヴャチェスラフ・ネドセキン:声の波
 オトマール・ナハトガル(1480-1537)/ヴャチェスラフ・ネドセキン編曲:
  フォルトゥーナ ヘ長調(リコーダー、オーボエとバヤンのための版)(+)

ヴャチェスラフ・ネドセキン(バヤン)
アンドレイ・ピュイピン(コントラバスバラライカ(*))
ヴァレーリア・ダニロヴァ(リコーダー、オーボエ(+))

録音:2011年4月、モスクワ 発売:2011年
 

ART 235
\2000
グレプ・セデリニコフ(1944-):
  貧しき人々(ドストエフスキーの小説中の13の手紙によるオペラ・コンチェルト)

マリア・レメシェヴァ(ソプラノ)
エドゥアルト・アキーモフ(バリトン)
セルゲイ・ゴルベンコ(第1ヴァイオリン)
アナトーリー・ゴルイスチン(第2ヴァイオリン)
アレクセイ・メリニコフ(ヴィオラ)
リューボヴィ・フョードロヴァ(チェロ)
ヴラディーミル・アグロンスキー(指揮)

録音:1980年(リマスター:2011年) 発売:2011年
 

ART 237
\2000
J・S・バッハ(1685-1750):
  パルティータ第6番ホ短調 BWV830/フランス組曲第5番ト長調 BWV816
  平均律クラヴィーア曲集第1巻 から
   前奏曲とフーガ ハ長調 BWV846,同変ホ短調 BWV853,同ロ長調 BWV868
ユリア・モナストゥイルスカヤ(ピアノ)
録音:2011年、スタジオ(詳細記載なし) 発売:2011年
 

ART 238
\2000
読んだ後に… バヤンのための音楽
 キリル・ヴォルコフ(1943-)/ミハイル・ブルラーコフ校訂:
  ソナタ第4番(ニコライ・グミリョフの劇詩「ゴンドラ」を読んだ後に)
 J・S・バッハ(1685-1750)/ミハイル・ブルラーコフ編曲:
  キリストは蘇りたまえり(コラール前奏曲)BWV672
  愛するイエスよ、われらはここに在り(コラール前奏曲)BWV706
  キリスト、神の子羊よ(コラール前奏曲)BWV619
 アルヴォ・ペルト(1935-)/ミハイル・ブルラーコフ編曲:断続する平行
 D・スカルラッティ(1685-1757)/ミハイル・ブルラーコフ編曲:ソナタ ハ長調
 J・S・バッハ/アレクサンドル・ジロティ(1863-1945)編曲/
  ミハイル・ブルラーコフ編曲:前奏曲ロ短調
 キリル・ヴォルコフ/ミハイル・ブルラーコフ校訂:
  スクラーデニ(オルガンとバヤンのための二部作)(*)
ミハイル・ブルラーコフ(バヤン)
スヴェトラーナ・フルニク(エレクトリック・オルガン(*))
録音:2010-2011年、スタジオ(詳細記載なし)(*以外)
    ライヴ、2011年3月26日、グネーシン音楽大学ダイホール(*)
発売:2011年
 

ART 239
\2000
モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト:ピアノ作品集
 モーツァルト(1756-1791):
  ソナタ第15番(新全集 第16番)ハ長調 K.545
  ソナタ第1番ハ長調 K.279/幻想曲ニ短調 K.397
 ベートーヴェン(1770-1827):ソナタ第31番変イ長調 Op.110
 シューベルト(1797-1828):即興曲変ト長調 D.899/即興曲変イ長調 D.935
ユリア・モナストゥイルスカヤ(ピアノ)
録音:2011年、スタジオ(詳細記載なし) 発売:2011年
 

ART 241
\2000
チャイコフスキー(1840-1893):四季 Op.37bis ユリア・モナストゥイルスカヤ(ピアノ)
録音:2011年、スタジオ(詳細記載なし) 発売:2011年
 

ART 242
(2CD)
\3600
海辺で ピアノのための音楽
 パーセル(1659-1695):ジグ ハ長調 Z.665/アルマンド イ短調 Z.663
 クープラン(1668-1733):神秘的なバリケード
 ベートーヴェン(1770-1827):ポロネーズ ハ長調 Op.89
 リスト(1811-1886):
  コンソラシオン第3番変ニ長調/ハンガリー狂詩曲第9番「ペストの謝肉祭」
  レントラー変イ長調(1843)
 ショパン(1810-1849):カンタービレ変ロ長調
 アレンスキー(1861-1906):海辺で(6つのスケッチ)Op.52
 エレーナ・ブトゥゾヴァ(1964-):間奏曲 Op.17 No.5/間奏曲 Op.12 No.1
 パーヴェル・パプスト(1854-1897):
  ロマネスカ/チャイコフスキーの「エフゲニー・オネーギン」のパラフレーズ
 J・S・バッハ(1685-1750):
  パルティータ第1番変ロ長調 BWV825 から アルマンド,クラント,メヌエット
 ショパン:夜想曲変ホ長調 Op.9 No.2
 リスト:
  ハンガリー狂詩曲第15番「ラコッツィ行進曲」/暗い雲
  アルバムの綴り 変ホ長調
 チャイコフスキー(1840-1893):サロン用マズルカ Op.9 No.3
 アレンスキー:3つのスケッチ Op.24
 エレーナ・ブトゥゾヴァ」間奏曲 Op.16 No.4/間奏曲 Op.15 No.3
 ブゾーニ(1866-1924):悲歌集 から イタリアへ!
 アントン・ルビンシテイン(1829-1894):マズルカ Op.75 No.10/ナタリー・ポルカ
 ニコライ・ルビンシテイン(1835-1881):
  アルバムの綴り Op.17 No.1/ポルカ Op.15
 ヨハン・シュトラウス II/アルフレート・グリュンフェルト(1852-1924)編曲:
  春の声(Op.57)
タチアナ・セルゲーエヴァ(ピアノ)
録音:2011年、場所の記載なし 発売:2012年
 

ART 244
\2000
アントニオ・パスクッリ(1842-1924):オーボエとピアノのための演奏会用幻想曲集
  ドニゼッティのオペラ「ポリュート」の主題による演奏会用幻想曲
  ヴェルディのオペラ「リゴレット」の主題による演奏会用幻想曲
  ナポリのピコルド(演奏会用幻想曲)
  ヴェルディのオペラ「シチリア島の夕べの祈り」の主題による演奏会用幻想曲
  ドニゼッティのオペラ「ラ・ファヴォリータ」の主題による演奏会用幻想曲
アレクセイ・バラショフ(オーボエ)
リュドミラ・ドゥハン(ピアノ)
録音:2010-2011年、ヴィクトル・ポポフ合唱アカデミー、モスクワ、ロシア 発売:2012年
 

ART 257
\2000
エフゲニー・シチェルバコフ(1969-):
  歌曲集「にわか雨」(全14曲)/歌曲集う「ロストフの帳面」(全6曲)/ひよこ
 ブラームス(1833-1897):4つの厳粛な歌
オリガ・セデリニコヴァ(ソプラノ)
エフゲニー・シチェルバコフ(ピアノ)
録音:2011年、場所の記載なし 発売:2011年
 


ART 262
\2000→\1890
フルートとピアノによるサロン音楽
 テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲第2番イ短調 TWV40:3(*)
 フリードリヒ2世(1712-1786):
  フルートと通奏低音のためのソナタ第2番ハ短調
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
  フルートとチェンバロのオブリガートのためのソナタ ト短調
 ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):
  フルートとチェンバロのためのソナタ ヘ長調
 ショパン(1810-1849):ロッシーニの主題による変奏曲ホ長調 Op.posth.
 ジュール・オーギュスト・ドメルスマン(1833-1866):
  フルートと管弦楽またはピアノのための大変奏曲[Grand Air Varie]
 フランソワ・ボルン(1840-1920):
  「カルメン」によるフルートとピアノのための華麗な幻想曲
スヴェトラーナ・ミトリャイキナ(フルート)
アレクセイ・パルシン(ピアノ(*以外))
録音:2002年1月30日、モスクワ音楽院ラフマニノフ・ホール、モスクワ、ロシア
発売:2012年





OBS PROMETEO



OBS 007
\2300→\2090
エンリコ・オノフリ指揮! ハエン大聖堂の音響空間
 フアン・マヌエル・デ・ラ・プエンテ(1692-1753):教会音楽作品集
  ミゼレーレ(われを憐れみたまえ、神よ)[Miserere mei, Deus]
   (7分割18声のための詩篇;1726)(*/+/#)
  私は洗濯娘[Lavanderita soy](無原罪の御宿りのためのトナダ;1719)
  どこへ?美しい少女よ[A donde, nina hermosa](*)
   (無原罪の御宿りのための、3分割10声のためのビリャンシコ・デ・カレンダ;
   1734)(*/#)
  美しい泉の水は岩山を流れ落ち[Del risco se despena la fuentecilla hermosa]
   (聖体の秘跡のためのカンタータ)(*)
  純粋な情熱を持って[Con el mas puro fervor]
   (聖三位一体のためのカンタータ・ウマナ)(*)
マリア・エスパダ(ソプラノ(*))
マルタ・インファンテ(メゾソプラノ(+))
ヘスス・ガルシア・アレルハ(バリトン(+))
バンダリア合唱団(#)
リュイス・ビラマジョ(合唱指揮(#))
セビリャ・バロック管弦楽団
エンリコ・オノフリ(指揮)

録音:2011年11月24-25、27日、2012年6月19-20日、ロレートの聖母礼拝堂、エスパルティナス、セビリャ県、スペイン
 スペイン、アンダルシアの都市ハエンの大聖堂の楽長を40年以上(1711-1753)務めた作曲家フアン・マヌエル・デ・ラ・プエンテの作品集。指揮者は前作「ペドロ・ラバッサ(1683-1767):地上に平和あれ セビリャ大聖堂のための音楽」(OBS 006)に続きエンリコ・オノフリ。バンダリア合唱団は13人のソロ歌手から成るアンサンブル。





SARX


LP時代に録音されたアンジェリクム・レーベルのアナログ音源をCD化したシリーズです。第2弾。

SX 001-2
\2000
グリエルモ・ゴンザーガの時代の聖バルバラ礼拝堂の教会音楽
 アンドレア・ガブリエーリ(1532/1533-1585):トッカータ
 ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ(1554-1609):
  ミサ「ネ・ティメアス・マリア(恐れるな、マリア」から キリエ(*)
 アントニオ・ヴァレンテ(確認できる活躍期:1565-1580):
  宗教的ヴァース集第2巻 から ヴァース第3番
 ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ:ミサ「ネ・ティメアス・マリア」から クリステ(*)
 アントニオ・ヴァレンテ:宗教的ヴァース集第2巻 から ヴァース第4番
 ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ:ミサ「ネ・ティメアス・マリア」から キリエ(*)
 アントニオ・ヴァレンテ:宗教的ヴァース集第2巻 から ヴァース第5番
 ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ:
  ミサ「ネ・ティメアス・マリア」から グローリア(*)
 タルクイニオ・メールラ(1594/1595-1665):カンツォン第5番
 ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ:ミサ「ネ・ティメアス・マリア」から クレド(*)
 アンドレア・ガブリエーリ:
  カンツォーネ・アラ・フランチェーゼとリチェルカール・アリオーソ集(1605)から
   リチェルカール・アリオーソ第1番
 ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ:
  ミサ「ネ・ティメアス・マリア」から サンクトゥス&ベネディクトゥス(*)
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
  トッカータ集第2巻(1627)から エレヴァツィオーネのためのトッカータ第3番
 ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ:
  ミサ「ネ・ティメアス・マリア」から アニュス・デイ(*)
 ジローラモ・フレスコバルディ:カンツォン・フランチェーゼ「ラ・ペゼンティ」
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611):恐れるな、マリア(*)
 ジローラモ・フレスコバルディ:トッカータ集第2巻 から トッカータ第1番
 ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ:マリアのための4つのアンティフォナ(+)
  めでたし元后/天の元后/恵み深き贖い主の御母/めでたし天の元后
リッカルド・ドーニ(オルガン(無印))
アルス・カンティカ(合唱(*/+))
マルコ・ベッリーニ(指揮(*/+))

録音:1993年2月21-22、28日、聖マリア・デル・ポポロ教会、ヴィジェヴァーノ、イタリア(*/+)
    1993年5月11日、聖マリア・デラ・パッシオーネ・バジリカ教会、ミラノ、イタリア(無印)
発売:1994年

マントヴァ公グリエルモ・ゴンザーガ(1538-1587、在位:1550-1587)が建立した聖バルバラ礼拝堂でのミサを再現する試み。(*)は世界初録音と表示されています。

 

SX 002-2
\2000
バッハ一族のオルガン音楽
 ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ ニ長調 BWV545
 ヨハン・ベルンハルト・バッハ(1676-1749):
  平和の君、主イエス・キリストよ(コラール・パルティータ)
 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1784):
  フーガ変ロ長調/フーガ ニ短調/フーガ ト短調
 ヨハン・ベルンハルト・バッハ:シャコンヌ
 ヨハン・ローレンツ・バッハ(1698-1773):フーガ ニ長調
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):Bachの名によるフーガ
 ヨハン・クリストフ・バッハ(1642-1703):前奏曲とフーガ変ホ長調
 ヨハン・エルンスト・バッハ(1722-1777):幻想曲とフーガ ヘ長調
 ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:
  日であり光であるキリストよ/イエス、わが喜び
  われらは御身に感謝する、主イエス・キリストよ
 ハインリヒ・バッハ(1615-1692):われを憐れみたまえ、おお、主なる神よ
 ヨハン・ベルンハルト・バッハ:高き天よりわれは来たれり
 ヨハン・セバスティアン・バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548

リッカルド・ドーニ(オルガン)

録音:1993年7月、聖アレッサンドロ・イン・ゼベディア教会、ミラノ、イタリア
    1994年1月、聖エウストロジオ教会、アルコレ、ミラノ、イタリア
発売:1994年
 

SX 003-2
\2000
アルビノーニ(1671-1751):教会ソナタ集
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第4番ニ長調 So.38
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ第5番ホ短調 So.39
  ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための教会ソナタ第1番ニ短調 So.26
  ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための教会ソナタ第2番ホ短調 So.27
  ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための教会ソナタ第3番ヘ長調 So.28
  ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための教会ソナタ第4番ト短調 So.29
  ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための教会ソナタ第5番ト短調 So.30
  ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための教会ソナタ第6番ロ短調 So.31

ドナテッラ・コロンボ(ヴァイオリン)
クレア・イボット(チェロ)
マルコ・ロッシ(オルガン、チェンバロ)

録音:1993年11月24-25、27-29日、聖マルティノ教区教会、パラッツォ・ピニャーノ、
     クレモナ県、イタリア
発売:1994年

ピリオド楽器使用。

 

SX 004-2
\2000
17世紀イタリアのギターとテオルボのための音楽
 ジョヴァンニ・パオロ・フォスカリーニ(確認できる活躍期:1600-1647):
  2声のシンフォニア
 不詳:ベルトンチーナ/ベルトンチーナによるクラント
 アンドレア・ファルコニエーリ(1585/1586-1656):
  イル・スピリティッロ・ブランド/ブランド「エル・メロ」
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):
  トッカータ第3番/スペインのビリャン/カナリオ
 不詳:スパニョレッタ
 ジュリオ・バンフィ:ルッジェーロ
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー:
  前奏曲第2番/エントラータ(バッロ第4番)/バッロ/ガイヤルド/クラント
 フランチェスコ・コルベッタ(1615頃-1681):2声のシンフォニア
 ルドヴィコ・ロンカッリ(1654-1713):
  前奏曲/クラント/サラバンド/ジグ/パッサカリア
 アレッサンドロ・ストラデッラ(1644-1682):シンフォニア
マッシモ・ロナルディ(バロックギター)
ティツィアーノ・バニャーティ(テオルボ)
録音:1993年10月、聖マルティノ教区教会、パラッツォ・ピニャーノ、クレモナ県、イタリア
発売:1994年
 

SX 007-2
\2000
アルビノーニ(1671-1751):室内ソナタ集
  ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ第1番ヘ長調 So.40
  ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ第2番イ短調 So.41
  ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ第3番ホ長調 So.42
  ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ第4番ニ短調 So.43
  ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ第5番ニ長調 So.44
  ヴァイオリン、チェロと通奏低音のためのソナタ第6番イ長調 So.45
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ティバルディ(17世紀-18世紀):
  コレッリを模した8小節のスアリオまたはカプリッチョ
ドナテッラ・コロンボ(ヴァイオリン)
クレア・イボット(チェロ)
マルコ・ロッシ(オルガン、チェンバロ)

録音:1994年6月6-7日、10月2-3日、聖マルティノ教区教会、パラッツォ・ピニャーノ、
     クレモナ県、イタリア
発売:1995年

ピリオド楽器使用。

 

SX 008-2
\2000
フランツ・クロンマー[フランチシェク・クラマーシュ](1759-1831):
  クラリネット四重奏曲変ホ長調 Op.69
  クラリネット四重奏曲ニ長調 Op.82
  クラリネット四重奏曲変ロ長調 Op.83
シルヴィオ・マッジョーニ(クラリネット)
フィリッポ・ラーマ(ヴァイオリン)
ルーカ・ラニエーリ(ヴィオラ)
パオロ・ペルッケッティ(チェロ)
録音:1994年7月27-28日、8月18日、聖カルロ教会、ブレーノ、ブレシア県、イタリア
発売:1995年
 

SX 009-2
\2000
ヒンデミット(1895-1963):ピアノを伴う室内楽作品集
  ヴィオラ・ソナタ Op.11 No.4(*)/ヴィオラ・ダモーレ・ソナタ Op.25 No.2(+)
  オーボエ・ソナタ(#)/イングリッシュホルン・ソナタ(**)
  ヴィオラ、ヘッケルフォンとピアノのための三重奏曲 Op.47
マルチェッロ・デファント(ヴィオラ(*/++)、
ヴィオラ・ダモーレ(+))
パオロ・グラツィア(オーボエ(#)、イングリッシュホルン(**)、ヘッケルフォン(++))
マリア・コンティ・ガッレンティ(ピアノ(*/+/++))
ラウラ・エルミ(ピアノ(#/**))
録音:1994年12月6-10日、聖マルティノ教区教会、パラッツォ・ピニャーノ、クレモナ県、
     イタリア
発売:1995年
 

SX 010-2
\2000
ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(1525-1594):
  ミサ曲集第1巻(1581)から 死者のためのミサ(5声)
  モテット集(4声)第2巻(1581)から
   主よ、御身が来られる時[Domine quando veneris]
   ああ、主よ、私に[Heu mihi Domine]
   バビロンの川のほとりで[Super flumina Babylonis]
   見よ、今こそ主をたたえよ[Ecce nunc benedicite]
   わが両目は御身を見上げた[Ad te levavi oculos meos]
   困難の中から主を[Ad Dominum cum tribularer]
   その礎は[undamenta ejus]/われは生けるパンなり[Ego sum panis vivus]
   鹿のように[Sicut cervus]
アルス・カンティカ(合唱)
マルコ・ベッリーニ(指揮)
録音:1995年2月23-27日、聖母教会、ブッチナスコ、ミラノ、イタリア 発売:1995年
 

SX 011-2
\2000
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780):オルガン作品集 Vol.1
  前奏曲とフーガ ハ長調/心から私は御身を愛した、おお、主よ
  「主イエス・キリストよ、われらを顧みたまえ」による幻想曲
  ああ、主よ、哀れな罪びとである私を/おお、永遠、雷の言葉よ
  ああ、神よ、わがため息を聞きたまえ/高き天よりわれは来たれり
  幻想曲ヘ長調/幻想曲ヘ長調/わがイエスよりわれは離れじ
  コラール「わが神よ、この心をわれは御身に捧げん」によるトリオ
  トリオ変ホ長調/前奏曲とフーガ ニ長調
リッカルド・ドーニ(オルガン)
録音:1995年3月28-30日、アーレスハイム大聖堂、アーレスハイム、スイス
使用楽器:1761年、ヨハン・アンドレアス・ジルバーマン製(1959-1962年、メッツラー修復)
発売:1995年
 

SX 012-2
\2000
ヨハン・ルートヴィヒ・クレープス(1713-1780):オルガン作品集 Vol.2
 オーボエとオルガンのための作品集
  幻想曲ト長調/「われのもとに来たれ」と神の子は語りぬ
  真の神よ、われは御身に訴えざるを得ず(*)/幻想曲ヘ長調
  おお、慈悲深き神よ/来たれ、聖霊/イエス、わが喜び/幻想曲ヘ長調
  主イエス・キリスト、わが命の光/われは神の御心のままに
  わが魂よ、目覚めよ
ピエトロ・コルナ(オーボエ(無印)、オーボエ・ダモーレ(*))
リッカルド・ドーニ(オルガン)
録音:1995年6月20-11日、アーレスハイム大聖堂、アーレスハイム、スイス
使用楽器:
 オーボエ:1993年、ユトレヒト、トシ・ハセガワ製(モデル:1730年、デンナー製)
 オーボエ・ダモーレ:1989年、アムステルダム、アルフレード・ベルナルディーニ製
               (モデル:1730年、アイヒェントプフ製)
 オルガン:1761年、ヨハン・アンドレアス・ジルバーマン製(1959-1962年、メッツラー修復)
発売:1995年
 


SX 018-2
\2000→\1890
ロータ、カステルヌオーヴォ=テデスコ、ピッツェッティ:ヴァイオリン・ソナタ集
 ニーノ・ロータ(1911-1979):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1937)
 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
  ヴァイオリンとピアノのための幻想曲風ソナタ Op.56(1929)
 イルデブランド・ピッツェッティ(1880-1968):
  ピアノとヴァイオリンのためのソナタ(1919)
マルコ・リッツィ(ヴァイオリン)
アレッサンドロ・マッフェイ(ピアノ)
録音:1996年3月26-28日、聖マルティノ教区教会、パラッツォ・ピニャーノ、クレモナ県、
     イタリア
発売:1996年
 

SX 032-2
\2000
ロレンツォ・ペロージ(1782-1956):
  ミサ「ベネディカムス・ドミノ」(混声四部合唱とオルガンのための)(*)
  クリスマスの朝課のためのレソポンソリウム
   (2人の独唱者とオルガンのための)Op.14(+)
キム・ヒョンジョ(メゾソプラノ(+))
フルヴィオ・ベッティーニ(バリトン(+))
アンサンブル・イル・メリロート(合唱(*))
イル・コンヴィット・アルモニコ(合唱(*))
ステファノ・ブスキーニ(合唱指揮(*))
アルス・カンティカ合唱団(*)
マルコ・ベッリーニ(合唱指揮(*))
マウリツィオ・マナーラ(オルガン)
マルコ・ベッリーニ(指揮)
録音:1999年3月20-21日、11月16-17日、教区教会、カロルツィオコルテ、レッコ県、イタリア
発売:2000年
 

SX 035-2
\2000
18世紀のフリウリ・ヴェネツィア・ジュリアとヴェネトのオルガン
 バルトロメオ・コルダンス(1700-1757):
  フーガ/エレヴァツィオーネのためのソナティナ・ダ・ファルシ
  前奏曲(ヴェルセット)/ペッツォ・フガート/トッカティーナ/ソナタ・アレグラ
 ピエトロ・アレッサンドロ・パヴォーナ(1728-1786):
  ペッツォ・フガート/フーガ/アレグロ/アダージョ/パストラーレ
  パストラーレ/パストラーレ(1784)
 アンドレア・ルッケージ(1747-1801):オルガン・ソナタ第2番ハ長調
 ジュゼッペ・チェルヴェッリーニ(1745頃-1820):オルガン・ソナタ第11番
 ジローラモ・ペーラ(18世紀):
  ヴェルセット ハ長調/ヴェルセット ハ短調/ヴェルセット ト長調
 バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):
  ソナタ「コン・トロンボンチーニ」/オルガン:ソナタ第2番
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ペシェッティ(1704頃-1766):オルガン・ソナタ
 不詳(18世紀):ソナタ
 ジュゼッペ・チェルヴェッリーニ:オルガン・ソナタ ト長調
 ガエターノ・ヴァレーリ(1760-1822):ヴェルセット ニ短調/ヴェルセット ニ短調

マルコ・ロッシ(オルガン)

録音:1996年7月13-14日、キリストの聖体大聖堂、ヴァルヴァゾーネ、ポルデノーネ県、
     フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州、イタリア
使用楽器:1532年、ヴィンチェンツォ・コロンビ製
       (1753年、ロレンツォ・カンチアーニ改修/1766年、アンジェロ・モラッシ改修
       1866年、ジョヴァンニ・ガエターノ・トルフォ改修/アルフレード・ピッチネッリ修復)
 

SXLV 3001-2
\2000
連帯のためのコンサート SERMIG創立30周年記念
 フランチェスコ・モリーノ(1768-1847):
  ピアノとギターのための夜想曲第1番 Op.36(*)
 ゲラルト・シュヴェルトベルガー(1941-):
  2人のための4つの小品(ギターとピアノのための)から(*)
   タンゴ−テンポ,ヴィーヴォ
 アルベルト・ラディウス(1942-)&マウリツィオ・コロンナ(1959-):
  2つのギターのための即興曲(+)
 不詳(19世紀):3つの地中海の歌(ギターのための)
 マウリツィオ・コロンナ:
  夜想曲第1番(ギターのための)/ダンス(ギターのための)
 不詳(19世紀):3つのフォークソング(ギターのための)
マウリツィオ・コロンナ(ギター)
ルチアーナ・ビガッツィ(ピアノ(*))
アルベルト・ラディウス(エレクトリック・ギター(+))

録音:ライヴ、1994年6月9日、RAIコンサートホール、トリノ、イタリア

イタリアのトリノに本部を置くカトリック系慈善団体「SERMIG」の創立30年を祝うコンサートのライヴ録音。





PIANO CLASSICS


PCL0060
\1200
シューマン:ピアノ曲集
 8つのノヴェレッテOp.21、3つの幻想的小曲Op.111、
 朝の歌Op.133、アレグロOp.8
ロナルド・ブラウティハム(pf)
 

PCL0061
\1200
アルカン:ピアノ独奏のための協奏曲
 短調による12の練習曲Op.39より
  第1曲「風」、第2曲「モロッソのリズムで」、
  第3曲「悪魔のスケルツォ」
ヴィンチェンツォ・マルテンポ(pf)


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


CHRISTOPHORUS


CHE規格


CHE 0191-2
\1500
バッハとイタリア
 J.S.バッハ:
  モテット 《いと高き者よ、わが罪をあがないたまえ》BWV.1083
   (原曲:G.B.ペルゴレージのスターバト・マーテル)
  協奏曲第3番ニ短調BWV.974
   (原曲:A.マルチェッロのオーボエ協奏曲)
  我が魂は病み(原曲:コンティ)
モニカ・フリマー(ソプラノ)
カイ・ヴェッセル(カウンターテナー)
ミュンヘン・ノイエ・ホーフカペレ
クリスティアン・ブレンベック(指揮、オルガン)
 大バッハがペルゴレージの「スターバト・マーテル」を編曲したモテット、マルチェッロの「オーボエ協奏曲」を編曲したオルガン協奏曲。バッハが多大な影響を受けたイタリアの音楽を、ブレンベックの研究で読み解く。鈴木雅明&バッハ・コレギウム・ジャパンのカンタータ集に参加するモニカ・フリマー、コープマン&アムステルダム・バロック管弦楽団のカンタータ集に参加するカイ・ヴェッセルと、バッハに長けたソリスト陣も見事。

 ※録音:1996年1月16日−19日(ドイツ)
 


CHE 0190-2
\1500→\1390
ミューテル:ピアノ作品集
 ピアノ・ソナタ 変ロ長調
 ピアノ・ソナタ ハ長調
 アリオーソと12の変奏曲ハ短調
 アリオーソと12の変奏曲ト長調
ザーネ・ストラディナ(ピアノ)
 J.S.バッハの最後の弟子として知られ、リガ教会のオルガニストも務めたヨハン・ゴットフリート・ミューテル(1728−1788)。作曲家としても主に鍵盤作品を残したが、その作風は本盤で聴けるように穏健な前期古典派路線。ザーネ・ストラディナは、作曲家ゆかりの地・リガに生まれ、モスクワ音楽院で学んだ女性ピアニスト。1991年にブレーメン国際ピアノ・コンクールで優勝し、国際的キャリアをスタートさせている。

 ※録音:2001年3月(ドイツ)
 

CHE 0189-2
\1500
スペインとメキシコのクリスマス 〜
 モラレス、ビクトリア、ゲレーロ、
 フェルナンデス、パディーリャ、他の作品
ラ・コロンビーナ
 〔マリア・クリスティーナ・キール(ソプラノ)、
  クラウディオ・カヴィーナ(アルト)、
  ジョゼップ・ベネー(テノール)、
  ジョゼップ・カブレ(バリトン)〕
 1990年に結成され、ルネサンス&初期バロックの音楽をレパートリーとするスペインのヴォーカル・クヮルテット、ラ・コロンビーナの創設メンバーが歌う、スペインとメキシコのクリスマス音楽。ラ・ヴェネクシアーナのディレクター、クラウディオ・カヴィーナやマリア・クリスティーナ・キールなどが参加する優れたアンサンブルで、バロックの華やかさとは対照的な、畏敬と崇高さを湛えたクリスマスを演出する。

 ※録音:1996年4月(オランダ)




TESTAMENT



SBT2 1489
(2CD)
\2800→\2490
ベーム&ベルリン・フィル
 モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
 マーラー:歌曲集「亡き子をしのぶ歌」
 R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」 Op.30
カール・ベーム指揮
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ベルリン・フィル
コンサートマスター:ミシェル・シュヴァルベ
録音:1962年8月19日、ザルツブルク、祝祭大劇場でのライヴ モノラル
  


SBT 1490
\2000→\1790
ブリテン自作自演!
 ブリテン:戦争レクィエム Op.66
ヘザー・ハーパー(S)
ピーター・ピアーズ(T)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(Br)
ジョン・クーパー(Org)
コヴェントリー祝祭合唱団
聖トリニティ少年合唱団
メロス・アンサンブル
ベンジャミン・ブリテン指揮)
バーミンガム市響
メレディス・デイヴィス指揮
録音:1962年5月、イギリス、コヴェントリー大聖堂でのライヴ モノラル
 


SBT 1491
\2000→\1790
カラヤン&ベルリン・フィル
 ヴェルディ:レクィエム
カラヤン指揮
レオンティーン・プライス(S)
ジュリエッタ・シミオナート(Ms)
ジュゼッペ・ザンピエーリ(T)
ニコライ・ギャウロフ(Bs)
ウィーン楽友協会合唱団
ベルリン・フィル
録音:1962年8月9日、ザルツブルク、祝祭大劇場でのライヴ モノラル
 


SBT1492
\2000→\1790
ケンペ&ベルリン・フィル
 ハイドン:交響曲第55番変ホ長調 Hob.I:55「校長先生」
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
 モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K.543 
ルドルフ・ケンペ指揮
ニキタ・マガロフ(ピアノ)
ベルリン・フィル
録音:1962年8月16日、ザルツブルク、モーツァルテウムでのライヴ モノラル


<メジャー・レーベル>

SONY

8888378408-2
\2400
ラヴィニア・マイヤー/ルドヴィコ・エイナウディの音楽
 ルドヴィコ・エイナウディ:
  『Divenire』『I Giorni』『Oltremare』『Una Mattina』『Le Onde』
  『Dietro l'incanto』『Ora』『The Snow Prelude No. 15』
  『Passaggio』『Nuvole Bianche』『Due Tramonti』
ラヴィニア・マイヤー(ハープ)
 オランダのハーピスト、ラヴィニア・マイヤーのソニー・クラシカルへの初録音。
 1983年韓国生まれ。オランダの家庭に迎えられた彼女は、彼女自身の大きな目標であるハープのソロ楽器としての定着を目指し、ソリストとしてオランダを拠点にヨーロッパ、アメリカ、アジアで活躍。オランダ音楽賞受賞など様々な方面で絶賛され、2009年にはチャンネル・クラシックスのジャレッド・サックスに認められ4枚のアルバムを発売し、どれもがハープの可能性を深く追求したアルバムとして高く評価されました。
 純クラシックからフィリップ・グラスなどの現代音楽まで幅広い演目を誇り、そしてこのソニー・クラシカルへの初録音では、ヨーロッパで絶大なる人気をもつルドヴィコ・エイナウディの作品を披露しています。エクスペリメンタルな空気感漂う彼のアンビエントな音楽は、まさにハープにぴったりな音楽ではないでしょうか。
 【録音】2013年8月, ベルリン、放送センター(デジタル:セッション)
 


8888378822-2
\2400→\2190
エレナ・モシュク/ドニゼッティ・ヒロインズ
 ドニゼッティ:
  歌劇『ルクレツィア・ボルジア』より
   「安らかに眠っている」「なんと美しいことか」「彼は私の息子です」,
  歌劇『マリア・ストゥアルダ』より「バラ色の光が私に」,
  歌劇『アンナ・ボレーナ』より
   「若い頃は純真だった」「誘惑されてはなりません」
   「私の生まれたあのお城」「よこしまな二人よ」,
  歌劇『ロベルト・デヴリュー』より
   「E sara in questi orribili momenti」「Vivi ingrato a lei d'accanto」「Quel sangue versato」,
  歌劇『ランメルモールのルチア』〜「狂乱の場」, /
 【ボーナス・トラック】
  ベッリーニ:歌劇『ノルマ』より
   「清らかな女神よ」「Fine al rito」「Bello a me ritorna」
エレナ・モシュク(ソプラノ),
イヴォ・リパノヴィツ(指揮)
クロアチア放送交響楽団
 昨年のザルツブルク音楽祭における「ナクソス島のアリアドネ」原典版の至難なツェルビネッタ役で驚愕のヴォーカリズムを披露したエレナ・モシュクのソニー・クラシカルからのデビュー・アルバムです。
 エレナ・モシュクは、ルーマニア・ラーシ生まれ。ブカレストのジョルジュ・エネスコ音楽院で学びました。在学中より頭角を現し、生地ラーシのオペラ・ハウスで、夜の女王、ルチア、ジルダ、ヴィオレッタでデビューし好評を博しました。1990年にドイツのARDコンクールで優勝、91年にはモンテカルロ・オペラコンクールで優勝、95年には“ベッリーニ金賞”、2001年ヴェローナ野外劇場財団より “ザナテッロ賞”、2004年にはモデナ市より“ヴェルディ賞”など多数の栄誉に輝き、その後は主に活躍の舞台をチューリッヒ歌劇場に移し、「魔笛」「リゴレット」「椿姫」「ランメルモールのルチア」などを演じ、現在のレパートリーの基盤を形成、現在はチューリヒ歌劇場を本拠に活躍しています。
 1994年のデュッセルドルフ歌劇場日本公演, その後新国立劇場やリサイタルでしばしば来日しており、その見事な歌唱には「滅多に聴けない透明な響き! これぞコロラトゥーラ!」と高い評価を得ました。今回は待望の彼女が最も得意としているドニゼッティのアリア集。澄んだ美しい声、そして巧緻な技巧の冴えたコロラトゥーラ。ベルカントの真髄を堪能できるアルバムです。
 また、「狂乱の場」ではフルートではなくオリジナルのグラス・ハーモニカ・ヴァージョンで歌われており、狂乱のアリアの神髄に触れられるのも特徴です。ベッリーニ「ノルマ」からの3曲をボーナス・トラックとして収録した豪華ベル・カント・アリア集です。
  


8888375813-2
\2400→\2190
ザビーネ・マイヤー/クラリネットで奏でるモーツァルトのアリア集
 モーツァルト:
  ①『いえいえ、あなたには無理なこと K.419』,
  ②『歌劇「皇帝ティトゥスの慈悲」K.621〜花の美しいかすがいを編もうと』,
  ③『ああ、明したまえ、おお神よK.178』,
  ④『御手に口づけK.541』, ⑤『この父の抱擁ゆえにK.79』,
  ⑥『誰が知るでしょう、いとしい人の苦しみをK.582』,
  ⑦『私はおまえを残して行くK.255』,
  ⑧『カンタータ「悔悟するダヴィデ」K.469〜暗い不吉な闇の中から』,
  ⑨『お前に別れを告げる、いとしい人、さようならK.Anh.245』,
  ⑩『すばらしい愛の気持ちは K. 119』,
  ⑪『歌劇「皇帝ティトゥスの慈悲」K.621〜私は行くが、君は平和に』,
  ⑫『はや、やさしき春はほほえむK.580』
ザビーネ・マイヤー(クラリネット&バセットホルン),
パスティルチャーク・ポリーナ(ソプラノ:②⑪)
アンドレアス・シュペリンク(指揮)
バーゼル室内管弦楽団,
 ザビーネ・マイヤーひさびさの新録音が登場。モーツァルトのアリアをクラリネットで奏したもの(クラリネットとオーケストラ用に編曲はアンドレアス・N・タークマン)。ここでのアリアはコンサート・アリア、他の作曲者のオペラへの挿入アリアや未完のアリアを網羅。
 若手ソプラノ、パステルチャーク・ポリーナが歌う「皇帝ティトゥスの慈悲」からのアリアでは、オブリガート・クラリネットを担当。
 マイヤーのクラリネットはニュアンスに富み、多彩な表情でうたわれた旋律があたたかく流れます。円熟を極めつつある歌心溢れる至芸は、思いがけず人の内なる歌が聴こえてくるようです。
 【録音】2013年7月, ドイツ、ザーネン、聖マウリティウス教会(デジタル:セッション)
  
8884300016-2
(CD+DVD)
\3600
フランツ・ウェルザー=メスト&ウィーン・フィル/ニューイヤー・コンサート2013
(CD+DVD deluxe edition)
 ヨーゼフ・シュトラウス:『スーブレット・ポルカ Op.109』,
 ヨハン・シュトラウス2世:『キス・ワルツ Op.400』,
 ヨーゼフ・シュトラウス:『劇場カドリーユ Op.213』,
 ヨハン・シュトラウス2世:『ワルツ「山の上から」Op.292』.
 フランツ・フォン・スッペ:『喜歌劇「軽騎兵」序曲』,
 ヨーゼフ・シュトラウス:
  『ワルツ「天体の音楽」Op.235』『ポルカ「糸を紡ぐ女」Op.192』,
 リヒャルト・ワーグナー:『歌劇「ローエングリン」 第3幕への前奏曲』,
 ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:『ポルカ「二人きりで」』,
 ヨーゼフ・シュトラウス:
  『ワルツ「金星の軌道」 Op.279』『ポルカ「ガロパン(使い走り)」Op.237』,
 ヨーゼフ・ランナー:『シュタイヤー風舞曲 Op.165』,
 ヨハン・シュトラウス2世:『メロディ・カドリーユ Op.112』,
 ジュゼッペ・ヴェルディ:『歌劇「ドン・カルロス」
  第3幕のバレエ音楽よりプレスティッシモ』,
 ヨハン・シュトラウス2世:『ワルツ「レモンの花咲くところ」 Op.364』,
 ヨハン・シュトラウス1世:
  『幻想曲「エルンストの思い出 または ヴェネツィアの謝肉祭」Op.126』,
 ヨーゼフ・シュトラウス:『ポルカ「おしゃべりなかわいい口」Op.245
 ヨハン・シュトラウス2世:『ワルツ「美しく青きドナウ」Op.314』
 ヨハン・シュトラウス1世:『ラデツキー行進曲 Op.228』
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 毎年1月1日に行なわれるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるニューイヤー・コンサート。クラシック音楽の中でも最も有名なコンサートであり、ウィーンの誇る黄金のムジークフェラインザールからTVとラジオを通じて世界70カ国以上に放送され、4億人が視聴するというビッグ・イベント。
 オーストリア出身のフランツ・ウェルザー=メストは、1988年にウィーン・フィル定期にデビューして以来、ウィーン・フィルにとって最も重要な指揮者の一人であり、2010年からはウィーン国立歌劇場音楽総監督の要職を兼任、2011年にはニューイヤー・コンサートにも登場し、カラヤンおよびクライバー以来このコンサートに登場した初のオーストリア人指揮者となりました。「ウェルザー=メストはシュトラウス一家やランナー、ヘルメスベルガーの音楽がどのように響くべきかを完璧に把握している」と絶賛されました。今年生誕200年をむかえたヴェルディとワーグナーの作品も取り入れた2013年ニューイヤー・コンサートの全演目を2枚CDとDVDで全て収録した、音と映像全てを収録したお買い得なセットです。
 【録音】2013年1月1日, ウィーン、ムジークフェラインザール(デジタル:ライヴ)
 
8876545523-2
\2400
クラッツ・ブラザーズ&キューバ・パーカッション/クラシック・ミーツ・キューバII
 『Mambophony(ベートーヴェン)』
 『Ouvertura 1812(チャイコフスキー)』
 『Rock Me Rachmaninoff(ラフマニノフ)』
 『Elgar's Danzon(エルガー)』
 『CubanSummer(ヴィヴァルディ)』
 『Mondschein I(ベートーヴェン)』
 『Mondschein III(ベートーヴェン)』
 『Menuett Cubano(ボッケリーニ)』
 『Afro Misterioso(グリーグ)』
 『Anna's Danzonete(J.S.バッハ)』
 『Preludio rapid(J.S.バッハ)』
 『Jesu meine Freude(J.S.バッハ)』
 『Cuban Spring(ヴィヴァルディ)』
 『Dvorak'sBolero(ドヴォルザーク)』
 『Triangel Ballett』
 『Calypso Russo(チャイコフスキー)』
 『Don Machete(ハチャトゥリアン)』
クラッツ・ブラザーズ&
キューバ・パーカッション
ドレスデン響のコントラバス奏者でもあるキリアン・フォースター、ベティ・カーターなどとの共演経験があるドラマーのトビアス・フォースター、そしてドラマーでボチェッリやカレーラスのバックを努めたこともあるティム・ハーンという、ドイツ出身のクラシック・ミュージシャン3人。そしてキューバのパーカッショニスト2人と、見事に融合した情熱のリズムと美麗なメロディが生み出す新鮮な刺激。
 このコンビが様々なクラシック作品を見つめ直し、原典に戻って新たなる極上のリズムへと昇華させた調べ。その待望の第2集です!
 【録音】2013年7月, ルートヴィヒスブルク、バウアー・スタジオ(デジタル:セッション)
  

8888379394-2
\2400
トニー・エスポジト/タム・タム・ブラス
 『Afro canone(パッヘルベル)』『Aufrica(J.S.バッハ)』
 『Orfeo l'Africano(モンテヴェルディ)』『Primavera in Africa(ヴィヴァルディ)』
 『Aria delMediterraneo(J.S.バッハ)』
 『Resurrezione del Mediterraneo(ヘンデル)』『Haba-Nera(ビゼー)』
 『Afro Battle(シャイト)』『Fuga in Africa(J.S.バッハ)』
 『Alleluja Mediterraneo(ヘンデル)』『Allegroafro(モーツァルト)』
 『Te Deum tam tam(シャルパンティエ)』
 『Rondo nel Mediterraneo(モーツァルト)』
 『Il maredi Ulisse(マスカーニ)』
トニー・エスポジト
 1980年代からイタリアン・ロック&ポップスの先駆者として大活躍するパーカッショニスト、トニー・エスポジト。超感覚的パーカッション・ジャズやアフリカン・ミュージック、極上のクロスオーヴァーサウンドに様々なパーカッションの響きとクラシックの名曲を組み合わせた、アイデア盛り沢山のポップな音楽です。
 【録音】2013年, ローマ、FMスタジオ(デジタル:セッション)




RCA


8888377843-2
\2400→\2190
エヴァ・クピーク/ルトスワフスキ:ピアノ作品集
 ルトスワフスキ:
  『ピアノ・ソナタ』『2つの練習曲』『民謡集』
  『牧歌集』『3つの若者のための小品』『インヴェンション』
エヴァ・クピーク(ピアノ)
「情熱、非の打ち所のないテクニック、確かな構成感、驚くほど豊かな色彩と透明度を持った音楽を作り上げる非凡な演奏家だ」(フランクフルター・アルゲマイネ紙)と高い評価を得ているヴェテラン、エヴァ・クピークのRCA Red Sealからのデビュー盤。
 スクロヴァチェフスキと共演したアルバム『ショパン:ピアノ協奏曲集』(Oehms Classics) でも、音粒のそろった素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
 今年2013年に生誕100年をむかえたルトスワフスキのピアノ作品の録音です。これらの作品をまとめて収録した作品は意外と少ないようですが、彼女はパデレフスキ、シマノフスキ、シュピルマン、ルトスワフスキなどのポーランド人作曲家の演奏にも積極的に取り組んでいます。絶妙なニュアンスのピアノによって、技巧と深い精神性でルトスワフスキの作品の魅力を表現しています。
 【録音】2013年8月, ミュンヘン、バイエルン放送スタジオ(デジタル:セッション)




DHM


8888375815-2
\2400→\2190
“ムジカ・セクンツァ”
 J・S・バッハ:

 『カンタータ第18番〜シンフォニア』
 『カンタータ第127番〜アリア「魂はイエスの御手に安らいでいる」』
 『カンタータ第129番〜アリア「ほめ讃えよ 主を」』
 『カンタータ第82番〜アリア「私は私の死を喜び迎えよう」』
 『カンタータ第110番〜アリア「私の思いよ、私の心よ、」』
 『カンタータ第113番〜コラール「罪の重荷に喘ぐ私をあわれんでください」』
 『カンタータ第114番〜合唱「ああ、キリスト教徒親愛なる、心臓を取る」』
 『カンタータ第52番〜アリア「さても さても この世」』
 『カンタータ第55番〜アリア「憐れんでください」』
 『カンタータ第132番〜アリア「私の魂は主をあがめ」』
 『カンタータ第7番〜アリア「父なる神はその声を聞かせ」』
 『カンタータ第115番〜アリア「とにかく祈るのだ」』
 『カンタータ第33番〜コラール「ただ汝にのみ、主イエス・キリストよ」』
 『マタイ受難曲〜アリア「私の頬の涙が」』
ブラク・オズデミール(リーダー, ファゴット, 編曲)
ムジカ・セクエンツァ
 ニューヨークのピリオド楽器アンサンブル“ムジカ・セクンツァ”の、「ヴィヴァルディ:ニュー・4シーズンズ」に続く興味深いアルバムです。
 この団体の音楽監督を務めるのは、ジュリアード音楽院を2010年にトップで卒業したファゴット奏者、ブラク・オズデミール。彼はモダン・ファゴット、バロック・ファゴットも熟すだけでなく、ロックやトランス・ミュージックをシンセサイザーとファゴットのコラボレーションで行うなど、天才的な才能で話題を呼んでいます。彼にとってみれば楽器の種類などは意味なく、時代を超越した演奏で聴衆を驚かせています。
 このアルバムでは、バッハのカンタータからのアリアやコラールなどを、ファゴットを中心とした楽器に置き換えて演奏。単なる器楽で演奏しただけでなく、基本メロディはそのままに絶妙なるアレンジを加え、見事なハーモニーを醸し出しています。バッハの清らかな抒情をたたえた魅力的な旋律、憂愁を帯びた美しい旋律がさらに際立った演奏です。
 【録音】2013年6月, ベルリン、アンドレアス教会(デジタル:セッション)


「ムジカ・セクェンザ」デビュー・アルバム

8869191407-2
\2400→\2190
ニューヨークのピリオド楽器アンサンブル「ムジカ・セクェンザ」
 鬼才ファゴット奏者オズデミールによる新たな「四季」
ヴィヴァルディ:
 『ファゴット協奏曲ホ短調RV.484』
 『ファゴット協奏曲イ短調RV.497』
 『ファゴット協奏曲ニ短調RV.481』
 『ファゴット協奏曲イ短調RV.498』
 『カンタータ「お願いだ、もうやめてくれ」ト短調RV.684』
 『カンタータ「懐かしき森、友なる牧場」ハ長調RV.671』
 『ソナタ ニ短調「ラ・フォリア」Op.1-12,RV.63』
ブラク・オズデミール(Fg&指揮)
ダニエル・バべック(C-T)
ムジカ・セクェンザ (ピリオド楽器アンサンブル)
 ニューヨークのピリオド楽器アンサンブル「ムジカ・セクェンザ」のデビュー・アルバムです。
 この団体の音楽監督を務めるのは、ジュリアード音楽院を2010年にトップで卒業したファゴット奏者、ブラク・オズデミール。彼は、モダン・ファゴット、バロック・ファゴットも熟すというだけでなく、ロックやトランス・ミュージックをシンセサイザーとファゴットのコラボレーションで行うなど、天才的な才能で話題沸騰中。
 このアルバムでは、ヴィヴァルディのファゴット協奏曲4曲を、彼なりに選曲しソネットと組み合わせて「新しい四季」として演奏しています。
 ヴィヴァルディは、37曲ものファゴット協奏曲を残していますが、ここに収録された作品は、名人芸が必要されるというだけでなく、清らかな抒情をたたえた魅力的な旋律、憂愁を帯びた美しい旋律が特徴的で、オズミールのファゴットはその要求に見事に応えた演奏です。
 録音2010年10月, ニューヨーク、レフラック・コンサートホール [デジタル:セッション]
  
8888377207-2
\2400
リー・サンタナ/ダウランディア
 ダウランド:
  『The King of Denmark's Galliard』『Sir John Langton's Pavan』
  『The Shoemaker's Wife』『A Fancy』『The Lady Rich's Galliard』
  『The Earl ofEssex's Galliard』『A Fantasy』『The Lady Clifton's Spirit』
  『The Lord Viscount Lisle's Galliard』『What if a Day』
  『Lady Hunsdon's Puffe』『Sir JohnSmith's Almain』
  『My Lord Willobes Welcome Home』『Galliard to Lachrimae』,
 トマス・ロビンソン:『Can She Excuse My Wrongs』『Excuse Me』『TheFrogge』,
 トビアス・クーン:『Respondens Lachrimae』,
 作者不詳:『Fortune』『Dowlandes Allmaine』『In Darkness』,
 リー・サンタナ:『Dowland Dust』『Fantasia Lachrimae』
リー・サンタナ (リュート)
フロリダ生まれでロック・ギターから古楽へ入界、リュートの鬼才にして多くの作品を作曲している、リー・サンタナによるダウランドの世界。ガンビスト、ヒレ・パールの盟友として繊細かつ大胆なリュート演奏でこれら愛すべき小曲を演奏しています。
 1曲1曲に深い思いをこめ、ダウランドを中心としてその時代の作品だけでなく、ダウランドを題材とした現代曲とサンタナ自身の作品を織りこみ、最上のダウランドをしみじみと聴かせてくれます。【録音】2013年5月, ドイツ、プロプシュタイ、聖ゲロルト教会(デジタル:セッション)


<国内盤>


オクタヴィア・レコード


OVCL-00521
(2CD)
\3675
井上道義&京都市響
 ブルックナー:交響曲第8番 ハ短調

  (ノヴァーク 第2稿 1890年)
井上道義(指揮) 
京都市交響楽団
 日本を代表する巨匠井上道義が描く重厚なるブルックナーの世界!
 2014年度シーズンより大阪フィルの首席指揮者に迎えられ、さらなる注目を集める日本を代表する巨匠井上道義の最新アルバムです。
 井上はマーラーとショスタコーヴィチなど大編成のオーケストラを擁する作品を得意とし、数々の名演奏を繰り広げてきましたが、近年ブルックナーもたびたび取り上げ、多くのブルックナー・ファンから信奉されるようになってきています。
 2002年に新日本フィルとの7番がCD化されていますが、その盤はロマンティシズム溢れる美しい演奏が評判となりました。それから10年以上たち新たなブルックナーへ立ち向かった井上。
 チェリビダッケより薫陶を受けた井上道義のブルックナーへの熱き魂溢れる8番となっています。
 コンサートでは井上とオーケストラの熱気が会場へ伝わり、大いに盛り上がりました。
 京都市交響楽団の充実したサウンド。力強く輝かしい金管セクション。重厚なるブルックナーの神々しき世界観が見事に描かれています。これからさらに巨匠指揮者へ向かう井上道義の演奏をお聴き下さい。 2013年5月23、24日 京都コンサートホール にて収録
 
OVCL-00522
(SACD Hybrid)
\3360
吉田恵(オルガン)
 バッハ・オルガン作品集Vol.2

J.S.バッハ:
 前奏曲とフーガ ト長調 BWV541
 6つのシューブラー・コラール集 BWV645-650
  目覚めよ、とわれらに呼ばわる物見らの声 
  われはいずこかに逃れゆくべき
  尊き御神の統べしらすままにまつろい
  わが魂は主をあがめ
  ああ、われらとともに留まりたまえ、主イエス・キリストよ
  イエスよ、汝いまぞ天より下りたまい
 マニフィカト(わが魂は主をあがめ) BWV733
 いと高きところには神にのみ栄光あれ BWV717
 いと尊きイエスよ、われらここに集いて BWV731
 前奏曲とフーガ イ短調 BWV543
 ああ、罪びとなるわれ、何をなすべきか BWV770
 前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
吉田恵(オルガン)
デビュー盤が大きな話題を呼んだ、吉田恵による待望の第2作。 奏&録音とも最大級の評価を受けた、バッハ:オルガン作品集の第2弾。
 日本人初の、新バッハ全集によるオルガン作品全曲演奏を成し遂げた吉田恵は、昨年のCDデビュー盤でも大きな話題を呼びました。
 前回同様、バッハの敬愛したオルガン制作者アルプ・シュニットガーがオランダ、フローニンゲンに残した不朽の名オルガンを使用しています。
 吉田はこの名器に創造的かつ冒険的なストップも用い、このオルガン秀作集にさらなる音色の鮮彩さを加え、この歴史的オルガンから新たな魅力を引きだしています。
 2013年8月4,5日 オランダ、フローニンゲン、聖マルティン教会 にて収録
 

OVCL-00524
\3150
沼尻竜典&日本センチュリー響
 メンデルスゾーン:
  交響曲第3番 イ短調 作品56「スコットランド」
  交響曲第4番 イ長調 作品90「イタリア」
沼尻竜典(指揮) 
日本センチュリー交響楽団
 沼尻竜典&日本センチュリー交響楽団 メンデルスゾーン・シリーズ第2弾!
 2013年よりドイツ・リューベック歌劇場音楽総監督に就任するなど日本のみならず世界へ活躍の場を広げつつある沼尻竜典によるメンデルスゾーンの交響曲シリーズ第2弾の登場です。充実した音楽活動を続ける沼尻の鮮やかなタクトのもと日本センチュリー交響楽団が渾身の演奏で魅せています。
 沼尻の誠実さとロマンティシズムの絶妙なバランスの中、美しく力強いメンデルスゾーンを導き出すことに成功しています。近年質の高い演奏活動でファンを多く獲得している日本センチュリー交響楽団の見事なアンサンブル。美しい響き。表情豊かな弦楽器。このオーケストラのレベルの高さがはっきりとわかる演奏となっています。今をときめく指揮者とオーケストラによる見事な演奏をお聴き下さい。
 2012年8月10、12日(「イタリア」) 2013年8月10、11日(「スコットランド」) 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール にて収録
 

OVCL-00526
\3150
水野由紀(チェロ)
 ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ
 ウェーバー:アダージョとロンド
 ポッパー:ハンガリー狂詩曲
 シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ
 フォーレ:夢のあとに
水野由紀(チェロ) 
干野宜大(ピアノ)
 可憐な中にも凛とした輝きを放つ期待の新星チェリスト水野由紀、待望のセカンドアルバム!  
 昨年デビュー盤がリリースされ、凛とした力強さを持つ演奏で、音楽ファンに温かく迎えられた水野由紀の第2弾アルバムが登場です。
 チェロの重要なレパートリーであるアルペジオーネ・ソナタやショパンの作品を、可憐に鮮やかに聴かせます。真摯に楽曲に向かい合い、たっぷりと歌い上げます。
 クラシックの枠にとらわれず幅広い活動をする水野由紀の誠実な音楽が詰まったアルバムとなりました。歌が溢れるこれらの曲から水野由紀が表情豊かに羽ばたいていくようです。
 注目の新星チェリストの美しい調べをお聴き下さい。
 2013年9月25-27日埼玉・三芳町文化会館(コピスみよし) にて収録


旧譜
デビュー・アルバム!

OVCL-00475
\3000
水野由紀(チェロ)
 メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番、無言歌
 エルガー:愛のあいさつ
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 カザルス:鳥の歌
 サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート、白鳥
水野由紀(チェロ)
菊地裕介(ピアノ)
 水野由紀デビュー!
 可憐な中にも凛とした輝きを持つ新星チェリストの登場!!
 期待の新星チェリスト、水野由紀のデビューCD。
 宮崎国際音楽祭、霧島音楽祭等への出演、飯森範親氏指揮による山形交響楽団と共演するなど幅広く活躍しており、現在桐朋学園大学4年生。クラシックの枠にとらわれず、CMや音楽番組などTVメディア等での出演も果たしており、いま最も注目される若手女性チェリストです。このCDでは、メンデルスゾーンのチェロ・ソナタ第2番をはじめ、サン=サーンス「白鳥」「アレグロ・アパッショナート」、ラフマニノフ「ヴォカリーズ」、エルガー「愛の挨拶」、メンデルスゾーン「無言歌」などのチェロの小品を収録。共演したピアニスト菊地裕介の鮮やかなピアノにしっかりと支えられ、たっぷりとした歌心としなやかな技巧を見せているこの録音。新進気鋭のチェリストとしての充実の演奏を聴くことができます!
 収録:2012年3月26日-29日 かながわアートホールにて収録

水野由紀(みずの ゆき):
 9歳よりチェロを始める。桐朋女子高等学校音楽科を経て現在桐朋学園大学4年在学中。第7回泉の森チェロコンクール高校生以上の部銀賞。クールシュベール国際音楽アカデミー、京都フランスアカデミーにてフィリップ・ミュレール氏に指導を受けファイナルコンサートに出演。アルト・ノラス、アラン・ムニエ、ルイス・クラレット、タマシュ・ヴァルガ各氏のマスタークラスを受講。2009年サントリーホール23周年記念ガラ・コンサート、2010年、学内試験優秀者による桐朋学園大学室内楽演奏会、サイトウキネン青少年の為のオペラ、小澤征爾音楽塾オーケストラ、みなとみらいジルヴェスターコンサート等に出演。2011年、ヤマハホール1周年記念イベントとして、三村奈々恵&水野由紀 Special Concert をヤマハホールにて開催。宮崎国際音楽祭に出演。霧島国際音楽祭に奨学生として参加。現在室内楽を徳永二男、堤剛の各氏に師事。これまでにチェロを苅田雅治、倉田澄子各氏に、現在、堤剛氏に師事。

◆ゆき日記(本人によるブログ) http://ameblo.jp/yukim-vc/
  

OVCT-00101
\3150
上野 真
 〜2台のオリジナル・フォルテピアノによるショパン

ショパン:
 ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35 
    (使用楽器 1852年製 エラール  85鍵)
 ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 作品58  
   (使用楽器 1846年製 プレイエル 85鍵)
ボーナス・トラック:
 (楽器の音色聞き比べ)
上野 真 (フォルテ・ピアノ)
 ショパンが愛したピアノたちが紡ぎだすノアンの音色
 気分がのらない時は、エラールを弾く。そこにはいくらでもお気に入りの音色を見つけだすことができる。
 でも、最高に気分の乗っているときには、プレイエルのピアノでなければならない。”    — F.ショパン
 ショパン本人がこう口述している当時のピアノの名器エラールとプレイエル、この二つのオリジナル楽器を使用して、上野真は大曲、ソナタの第2番と第3番を収録しました。
 レプリカ(復元製造)ではなく、最小限の修復に留められ当時の状態を良好に保ったオリジナル楽器(ヤマモト・コレクション所蔵)2台が紡ぎだす各々の楽器の音色は、ショパン自らが奏でる音色を今に再現するといってもいいでしょう。
 また、2つの楽器の音色の違いを聞き比べができるボーナス・トラックを掲載しています。
 2013年5月22-23日 東京・三重県総合文化センター にて収録
 
OVCC-00105
\3150
広田智之(オーボエ)
 歌う葦〜邦人オーボエ作品集

  北爪道夫:歌う葦
  保科洋:祈り そして 戯れ (オーボエとピアノのための)
  平尾貴四男:オーボエ・ソナタ
  山下洋輔:無伴奏オーボエのための「レディ・ラビットへの手紙」
広田智之(オーボエ)
三輪郁 (ピアノ)
 日本を代表するオーボエ奏者広田智之による全曲邦人作品のアルバムの登場です。
 これまで多くのアルバムをリリースし、その実力を如何なく発揮してきた彼ですが、長年温めてきた企画が実を結びました。今回収録されている北爪道夫による「歌う葦」は広田智之による委嘱作品で2013年夏に初演されました。
 オーボエの美しい音色と高い技術を要求され、オーボエの楽器のキャパシティが問われる作品です。この作品は2013年11月に全音楽譜出版社より楽譜が発売される予定となっています。
 また、保科洋の作品も広田智之委嘱作品(2003年)。
 どの曲もオーボエの難曲ですが、コンクールなどで取り上げられ、作品として高い評価を受けるオーボエ作品です。
 オーボエの可能性とオーボエ界の発展のため想いを馳せる広田智之の想いが詰まったアルバムとなりました。ぜひお聞きください。
 2010年4月28日 埼玉・秩父ミューズパーク、2013年7月18日 神奈川・相模湖交流センター にて収録
















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