過去に紹介したことのある3タイトル
コメントは当時のもの
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DACAPO 912
\3500→¥3290
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注目の指揮者、ケンドリンガー、王道の「未完成」&「運命」!!
シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op.67 |
マティアス・ゲオルク・ケンドリンガー(指)
K&Kフィルハーモニー管弦楽団 |
録音:2009 年5 月27 日、リューベック/56'
32
注目の指揮者の新録音が登場。その演奏が評判となって、知る人ぞ知る存在になりました。ケンドリンガーの音楽には確固とした個性があり、早めのテンポでキビキビした音楽作り。しかし現代的な演奏ともちょっと違い、随所で伝統的音楽作りとの繋がりも感じられるもの。昨今の指揮者がまずやらなくなった「運命」&「未完成」の組み合わせを採用、しかもちゃんとドイツ語でSchicksalssinfonie(運命交響曲)と念押ししているこのCD
は、企画、演奏とも、ケンドリンガーが往年のオーストリアの巨匠(決してドイツの指揮者の重厚な演奏ではなく)の音楽作りを意識しているように思われます。 |
DACAPO 917
\3500→¥3290
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個性爆発!ケンドリンガーの「英雄」と「エグモント」
ベートーヴェン:
交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
「エグモント」序曲 ヘ短調 Op.84 |
マティアス・ゲオルク・ケンドリンガー(指)
K&Kフィルハーモニー管弦楽団 |
録音:2009 年5 月28 日、リューベック/52'
03
「運命」&「未完成」の翌日に一気に録音された「英雄」、こちらはより一層ケンドリンガー色が強く出た演奏です。第1
楽章は提示部反復なしとはいえ11 分24 秒の快速っぷり。しかし第2
楽章は15 分42 秒をかけてじっくりと歌い上げています。タイトに引き締まったスケルツォの快さ、オーケストラがケンドリンガーの意を万全に組んでいることが伝わってくる終楽章など、面白く聞ける演奏です。「エグモント」序曲も、深刻ぶらないのに緊張感が漲っていてスリリングな演奏です。 |
DACAPO 915
\3500→¥3290
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ケンドリンガー、オペラ指揮者の顔!序曲と合唱曲集ベルリン・ライヴ!
ワーグナー:「タンホイザー」序曲,巡礼の合唱
グノー:「ファウスト」第2幕の兵士たちの合唱
ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」第3幕
おお甘美な月よ
ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第3幕から
ベートーヴェン:「フィデリオ」第1幕 囚人たちの合唱
ヴェルディ:「運命の力」序曲
ヴェルディ:「ナブッコ」第3幕 行け、思いよ、黄金の翼に乗って
ムソルグスキー:「ボリス・ゴドゥノフ」
戴冠の場
ビゼー:「カルメン」第4幕前奏曲、合唱と行進曲 |
マティアス・ゲオルク・ケンドリンガー(指)
K&Kフィルハーモニー管弦楽団
K&Kオペラ合唱団 |
録音:2009 年4 月6 日、ベルリン(ライヴ)/63'
56
ケンドリンガーは、2002 年にK&Kフィルハーモニー管弦楽団を創立すると、その翌年にはK&Kオペラ合唱団を設け、積極的にオペラの合唱曲もとりあげています。この録音はなんとベルリンのコンツェルトハウスでのライヴ。独伊仏露のオペラが取り上げられ、いずれも合唱がよく訓練された跡が見られる立派な演奏。またヴェルディの「運命の力」がかなり血走った演奏で観客も大いに受けています。ドイツ語圏でももっともイタリアに近いチロル地方ならではしょう。舞台を彷彿とさせる「カルメン」第4
幕冒頭など、オペラ指揮者ケンドリンガーの実力は結構なものだと思わせられます。
http://www.youtube.com/watch?v=04Jevjz2baQ&feature=player_embedded |