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≪第73号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 11/5〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像




11/8(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACTES SUD

ASM 13
\2700→\2490
待望!エッセール久々のモンポウ・アルバム
 モンポウ:ひそやかな音楽(全28曲)
ジャン=フランソワ・エッセール(Pf)
写真:チェマ・マドス
 

 録音:2013 年5 月21-24 日/ポワチエ・オードトリウム・DDD、66’23”、A5 デジブック

 エッセールは1996 年にエラートから「歌と踊り」をはじめとするモンポウ・アルバムをエラートからリリースしていましたが、17 年を経て第2 弾の登場となります。エッセールはスペイン音楽のスペシャリストとされ、アルベニスの「イベリア」やグラナドスの「ゴェスカス」で超絶技巧を駆使し、絢爛たる世界を描いています。それらに較べると音の数が少なくシンプルなモンポウにも絶妙さをみせてくれます。「ひそやかな音楽」は、1959 年から67 年にかけて散発的に作曲された28 曲から成り、モンポウ作品のなかでも、ひときわ音が少なく空間の多い小品集。モンポウの心象日記的な作品なため、解釈の難しさが際立ちます。エッセールは1974 年にサンティアゴ・デ・コンポステラのサマー・アカデミーに参加し、2 週間にわたってモンポウの自作自演に接したという、まさに直伝。透明な神秘性とオシャレなセンスが光ります。
 さらに魅力なのが、スペインの奇才写真家チェマ・マドス(1958-) のフォトアルバムが付いていること。日常品をシュールな解釈で撮ったモノクロの世界は「ひそやかな音楽」と共通する世界観を感じさせます。




C-AVI MUSIC


4260085532933
\2600
ファイニンガー・トリオ
 スーク:ピアノ三重奏曲ハ短調Op.2
 ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲ト短調第2番Op.26
 スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調Op.15
ファイニンガー・トリオ
 【アドリアン・オーティカー(P)
  クリストフ・シュトロイリ(Vn)
  ダヴィッド・リニカー(Vc)】
 ベルリン・フィルのメンバーによるボヘミアのピアノ三重奏曲集

 スーク、ドヴォルザーク、スメタナの19 世紀チェコを代表する作曲家のピアノ三重奏曲を収録したアルバム。
演奏はドイツの造形学校「バウハウス」の設立者の一人現代画家ライオネル・ファイニンガーから名前を取ったファイニンガー・トリオ。メンバーは、ベルリン・フィルの現役ヴァイオリン奏者クリストフ・シュトロイリ、ベルリン・フィル12 人のチェリストにも入っているダヴィッド・リニカー、スイス人ピアニストで室内楽の経験も豊富で、ベルリン・フィルのメンバーとも度々共演しているアドリアン・オーティカーです。彼らはブラームスやドヴォルザークといったロマン派の作品を中心に演奏活動を行うと同時に、アイヴス、ツェムリンスキー、コルンゴルドらの作品も積極的に取り上げています。今回のアルバムでは、チェコに偉大なヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークへ捧げる意味を含めて、チェコのピアノ三重奏曲の傑作を録音しました。
 ここに収録されているスーク、ドヴォルザーク、スメタナの作品は、作曲家の比較的若い時期に書かれたドイツ・ロマン派の影響が色濃く感じられる力作。
 3 人の名手による見事なアンサンブルで聴かせてくれます。
 


4260085532896
\2600→\2390
古楽器によるモーツァルトのピアノ・トリオ
 モーツァルト:ピアノ三重奏曲
  第4番ハ長調K.548
  第2番変ロ長調K.502
  第1番ト長調K.496
ジョルジオ・タバッコ(フォルテピアノ)
 ポール・マクナルティ2007年製
  アントン・ワルター・モデル(1805年)
オリヴィア・チェントゥリオーニ(Vn)
 アエギディウス・クロッツ1764年製
マルコ・チェッカート(Vc)
 ジュセッペ・スガルビ1850年製
 古楽器による真のピアノ・トリオ、3人の奏者が織りなす見事なアンサンブル

 録音:2013 年5 月サンタ・クローチェ・オラトリオ教会、アカデミア・モンティス・レガリス、モンドヴィ、イタリア/69’37

 モーツァルトの作品群の中で、晩年に集中的に作曲されたピアノ三重奏曲。洗練された音楽とシンプルな楽器編成にも関わらず、音楽の深さを感じさせるモーツァルトのピアノ三重奏曲は、3 人の演奏者の妙技が光る作品となっています。演奏はCAvi musicでモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集(4260085532445) を録音したフォルテピアノ奏者のジョルジオ・タバッコと数々の古楽アンサンブルで活躍するヴァイオリンのオリヴィア・チェントゥリオーニとチェロのマルコ・チェッカート。ピリオド楽器の軽妙な響きと相反して、自由闊達なチェロとヴァイオリン、そして主役のピアノが大胆に演奏する快演を披露しています。
 

4260085532988
\2600
アルミーダ・カルテット
 バルトーク:弦楽四重奏曲第4番
 クルターク:弦楽四重奏曲Op.1
 リゲティ:弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
アルミーダ・カルテット
 【マルティン・フンダ(Vn)
  ヨハンナ・シュテムラー(Vn)
  テレサ・シュヴァム(Va)
  ペーター=フィリップ・シュテムラー(Vc)】
 若手実力派カルテット、アルミーダ・カルテット・デビュー!

 録音:2013 年4 月ベルリン、放送ビル、ホール3/56’11

 ドイツの若手弦楽四重奏団アルミーダ・カルテット。2006 年共にアルテミス・カルテットの下で学んだ4 人によって結成。第61 回ミュンヘン(ARD)国際音楽コンクールで優勝。2011 年には第66 回ジュネーブ国際コンクールでリゲティの弦楽四重奏曲第1 番「夜の変容」を演奏し、聴衆賞を獲得した、注目の若手カルテットです。カルテット名は、弦楽四重奏の父ハイドンの最も成功したオペラの一つ「アルミーダ」から付けられました。
 プログラムはいずれもハンガリーの作曲家の作品。ハイドン、ベートーヴェンと並ぶ弦楽四重奏曲集の傑作バルトークの弦楽四重奏曲第4 番は強烈なリズムが印象的な民族色豊かな作品。そして、コンクークでも評判の高かったリゲティは、4 つの核となる音が様々に変容して姿を現す8 つの楽章からなる作品。クルタークは、彼の尊敬していたバッハの対位法的な構成が垣間見られる曲。デビュー・アルバムとしては大変意欲的な内容で彼らの今後に期待の持てる、挑戦的な演奏を聴かせてくれます。
 

4260085532827
\2600
クリスティアン・リーガー(チェンバロ)
 パルティメンティ〜通奏低音のための即興集

  J.S.バッハ:幻想曲とフーガ 変ロ長調BWV907、ニ長調BWV908
  フランチェスコ・ドゥランテ:パルティメント変ロ長調
  ベルナルド・パスクィーニ:パルティメント ホ短調
  ジョヴァンニ・アルベルト・リストーリ:
   ソナタ ト短調、練習曲ト長調、変ホ長調、ソナタ ト短調
  A.スカルラッティ:パルティメンティ ニ長調、ト長調
  ヨハン・マッテゾン:
   中級者のための22の小品嬰ヘ長調、
   中級者のための17 の小品イ長調、中級者のための19の小品嬰ヘ短調
クリスティアン・リーガー(チェンバロ)
 頭脳明晰チェンバリスト、クリスティアン・リーガー

 録音:2001 年2 月ケルン、WDR、センデザール/58’17

 チェンバロ奏者クリスティアン・リーガーによる、バッハ、A.スカルラッティなどの通奏低音のための作品集。バッハと同時代のイタリアの作曲家ドゥランテ、17世紀後半のローマにおける重要な作曲家としての再評価が高まっているパスクィーニ、ボローニャ生まれで後にザクセン宮廷副楽長とて活躍したリストーリ、ヘンデルの親友で様々な逸話が残っているドイツ後期バロックの作曲家、音楽理論、外交官であったマッテゾンらの作品が収録されています。
 クリスティアン・リーガーは、「通奏低音の奏者はソリストではありません。バロック期の通奏低音奏者については未開なことが多く、他の演奏者とは異なる点が多々あります。数字のみで書かれた楽譜を解読するには演奏者自身に絶えずゼロから音楽を生み出すことを要求されます。」と語っています。クリスティアン・リーガーの類い稀なる演奏技術から生まれる、音楽を十分に堪能することができる1 枚です。




ELOQUENTIA

EL 1343
\2500
プーランク:エリュアール歌曲集
 (1)画家の仕事
  (ピカソ/シャガール/ブラック/グリス/クレー/ミロ/ヴィヨン)
 (2)あの優しい小さな顔
 (3)かの日かの夜(全9曲)
 (4)手は心に支配され
 (5)燃える鏡(全2曲)
 (6)エリュアールの5 つの詩
 (7)それにしても死ぬとは
 (8)涼気と火(全7曲)
 (9)磁器の歌
マルク・モイヨン(Br)
ギヨーム・コッポラ(Pf)
 プーランクしか作れなかったエリュアールの世界

 録音:2012 年12 月/シテ・ドゥ・ラ・ヴォワ、ヴェズレー(フランス)/88.2kHz 24bit 録音、52’ 05”

 ポール・エリュアール(1895-1952) はフランスの詩人。ダダイズム、シュールレアリスム運動を盛り上げ、フランス近代詩の発展に貢献しました。同世代のプーランクとは若き日から親交を深め、プーランクは彼の34 篇の詩に付曲していますが、そのすべてを集めたアルバムの登場です。1980 年生まれのバリトン、マルク・モイヨンが挑んでいます。ミンコフスキ、サヴァール、クリスティとのバロック・オペラからモーツァルト、現代作品まで幅広くこなす俊英。ピアニスティックな書法の冴える伴奏はギヨーム・コッポラ。パリ音楽院リグット門下の逸材。パリ風の流麗なピアニズムを聴かせてくれます。




HMF



HMC 902164
(1CD +
ボーナスDVD)
\2600→\2390
ハビエル・ペリアネス(Pf)
 …音と香りは夕べの大気の中に漂う

 ショパン:
  (1)子守歌Op.57
  (2)練習曲変イ長調Op.25の1「エオリアン・ハープ」
  (3)バラード第4番ヘ短調Op.52
  (4)華麗なワルツ第3番イ短調Op.34の2
  (5)ノクターン第5番嬰ヘ長調Op.15の2
  (6)前奏曲第1番ハ長調Op.10の1
  (7)舟歌Op.60
 ドビュッシー:
  (8)月の光
  (9)練習曲第11番「アルペジオのための」
  (10)前奏曲集第1巻〜「音と香りは夕べの大気の中に漂う」
  (11)レントよりも遅く
  (12)前奏曲集第1巻〜「デルフォイの舞姫」
  (13)前奏曲集第2巻〜「月の光がそそぐテラス」
  (14)喜びの島
  + ボーナスDVD:「二人の絶対の探究者たち」(ジョセップ・モリーナ監督)
   【ショパン:子守歌/
    ドビュッシー:月の光、イヴァン・ノンミックによる
     ペリアネスへの7分半のインタビュー】
ハビエル・ペリアネス(Pf)
 人気のペリアネス、ショパンとドビュッシーの出会いを実証

 録音:2012 年11 月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)/71’ 24”、NTSC、字幕:仏英独西

 日本でも人気が上昇中のスペインのピアニスト、ハビエル・ペリアネス。彼の新アルバムはピアノ音楽ファン注目の試みを見せています。
 ショパンとドビュッシーは、ピアノの表現と技巧を革新させた大天才で、後世に多大な影響を与えました。ドビュッシーの最初のピアノの師はショパンの弟子だったため、孫弟子にあたります。彼は師を通じてショパンの精神やエッセンスを受け継ぎ、それが後の作品に反映されているとし、いろいろな作品を対比して示しています。
 ショパンの「子守歌」とドビュッシーの「月の光」はともに変ニ長調で書かれ、描写的ながら人間の心理の変化を絶妙に描いている点が共通。練習曲のうち「エオリアン・ハープ」と「アルペジオのための」は共通する技巧克服のための共通点と相違点を示し、さらにドビュッシー作品がショパンに捧げられていることも示唆します。ショパンの「バラード第4 番」とドビュッシーの「音と香りは夕べの大気の中に漂う」は前者がミツキェーヴィチ、後者がボードレールの詩からインスパイアされたもので、文学作品の音楽化の方法、両者のワルツの捉え方、前奏曲第1 番に現れるソックリなフレーズ、嬰ヘ長調という調性を用いて夜を描く際の感覚、船と波のきらめきの共通性を示すなど、目から鱗の70 分。
 ボーナスDVD 付。「子守歌」と「月の光」全曲と、音楽学者ノンミックが、このアルバムのコンセプトについて約7 分半ペリアネスと語っています。日本語字幕は付いていません。
 
HMC 902170
\2600
RIAS室内合唱団
 クリスマス!
 (1)メンデルスゾーン:聖夜Op.79 の1
 (2)グロノスタイ:闇は深まり
 (3)エッカルト:私は深く死人のような夜だった
 (4)ブルッフ:クリスマス・イヴに
 (5)ブラームス:おお救い主よ、天の扉を開けOp.74の2
 (6)エッカルト:今ぞ、愛する魂よ/山を越えてマリアは行く
 (7)ペルト:マニフィカト
 (8)ブルックナー:アヴェ・マリア/エサイの枝は芽を出し
 (9)プーランク:サルヴェ・レジナ
 (10)グリーグ:アヴェ・マリス・ステラ
 (11)スヴェーリンク:この日キリストは生れたまえり
 (12)プレトリウス:甘き喜びのうちに/バラは咲きいで
 (13)プーランク:クリスマスの4 つのモテット
 (14)マンディチェフスキ:聖夜!
ハンス=クリストフ・ラーデマン(指)
RIAS 室内合唱団
 RIAS室内合唱団の美しい響きに酔わされるクリスマス物語

 録音:2013 年1 月/イエス・キリスト教会(ベルリン)/DDD、71’43”

 「クリスマス」と題されたアルバムながら、クリスマス・ソング集ではなく、キリスト誕生にまつわる諸エピソードを描いた作品を集めた興味深いアルバム。作曲者はプレトリウスやスヴェーリンクに始まり、メンデルスゾーン、ブラームス、グリーグ、ブルックナー、プーランク、ブルッフ、ペルトなど大物の名が並びます。いずれも敬虔かつ暖かな感情に満ちた合唱曲で、RIAS 室内合唱団の完璧なアンサンブルと美しい響きに酔わされます。今年のクリスマスにオススメします。




NAIVE



V 5331
\2500→\2290
ディオティマSQ&ガスティネル
 シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調op.163, D.956
アンヌ・ガスティネル(Vc)
ディオティマ弦楽四重奏団
 ディオティマSQ、最新盤はシューベルト!チェロには名手ガスティネル!

 録音:2013 年7 月、ポワティエ・オーディトリアム劇場(フランス)

 フランスを代表する実力派団体「ディオティマ弦楽四重奏団」による最新盤は、シューベルトの弦楽五重奏!2013 年5 月にはイタリアで細川俊夫の作品を世界初演し、ディスコグラフィにおいてもシェーンベルク、ライヒといった20 世紀の音楽に重きを置いた録音活動を行ってきた当団が、初めてリリースするロマン派プログラムとあって、注目必至です。
 「シューベルトの弦楽五重奏曲 ハ長調」は、シューベルトが最晩年に残した傑作のひとつ。かの交響曲「グレイト」が作り上げられた後、1828 年に作曲されたもので、亡くなる2ヵ月前に完成した遺作でもあります。本作はヴァイオリン2 台、ヴィオラ、チェロ2 台という独特な編成で、非常に低音域の響きが豊かなのが特徴的。およそ1 時間にも及ぶ大作で、重厚で密な音楽が展開されていきます。このたびディオティマ四重奏団がチェリストに迎えたのは、フランスの名手アンヌ・ガスティネル。ガスティネルはnaive レーベルから数多くのタイトルをリリースしておりますが、とかくシューマンやシューベルトといったロマン派の洗練された演奏で高い評価を得ているだけに、今回の録音は盤石の布陣を組み上げての収録であったと申せましょう。
 【ディオティマ弦楽四重奏団】
 リヨンとパリの音楽院出身のメンバーからなる弦楽四重奏団。幅広いレパートリーを有しているが、とりわけベートーヴェンの後期作品、フランス音楽、20 世紀初期の作品などに造詣が深い。ピエール・ブーレーズ、細川俊夫らの作品の演奏にも積極的で、現代音楽界の活躍も著しい実力派として注目されている。ヨーロッパの著名なフェスティヴァルに招待されているほか、日本を含め、世界をまたにかけた演奏活動に取り組んでいる。







WAON RECORDS



WAONCD 230
\2300
三和睦子(チェンバロ)
 ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):クラヴサン曲集

  クラヴサン曲集(1706)
   1. プレリュード/2. アルマンド/3. 第2アルマンド/
   4. クーラント/5. ジーグ/6. 第1サラバンド&第2サラバンド/
   7. ヴェニシエンヌ/8. ガヴォット/9. メヌエット/
   クラヴサン曲集(1724)
   10. アルマンド/11. クーラント/12. ロンドー形式のジーグ/
   13. ロンドー形式の第2 ジーグ/14. 鳥のさえずり/
   15. 第1リゴドン、第2 リゴドンとドゥブル/
   16. ロンドー形式のミュゼット/17. タンブーラン/
   18. 村人たち 19. 優しい嘆き/20. 女神たちの対話/21. つむじ風/
  新クラヴサン曲集(1729-30)
   22. トリオレ/23. 未開人/24. 異名同音
三和睦子(チェンバロ)
 三和睦子待望の新録音!豊かな情感のラモー。アンリ・エムシュのオリジナル楽器を用いての鮮烈な録音にも注目

 使用楽器:アンリ・エムシュ 1751 年製(オリジナル/フレデリック・ハース氏所蔵) A=405Hz
 録音:2012 年7 月1-3 日、フランワレ教会(ベルギー、ナミュール市郊外)

 ヨーロッパと日本で活躍する実力派、三和睦子の新譜。2010 年にリリースした日本では初めてとなるソロCD「J.S. バッハ:トランスクリプション集」はレコード芸術で特選盤および優秀録音に選ばれました。今回の作品は、フランス・バロックの粋、ラモーのクラヴサン曲集。各曲の性格を巧みに描き分けながら、情感たっぷりに奏でています。ラモーも弾いたのでは、といわれているアンリ・エムシュのオリジナルの名器を用いており、豊かで鮮烈な音色も魅力。フランス・バロックの魅力がここに詰まっています。

 【三和睦子〜プロフィール】
 桐朋学園大学古楽器科チェンバロ専攻卒業後、同大学研究科修了。相愛大学古楽器科チェンバロ専攻非常勤講師を経て、兵庫県新進芸術家海外留学助成事業の第一期生として、ベルギー・ゲント王立音楽院に留学。1996 年最高栄誉賞付ディプロマを得て卒業。同年、オーストラリア・スティフトメルク古楽コンクールで特別賞を受賞。
 1996 年よりブリュージュ国際古楽コンクール公式伴奏者をつとめる。ソリストとしては、ブリュージュ国際古楽音楽祭、ユトレヒト古楽音楽祭、フライブルク(スイス)国際音楽祭、リューベック・オペラ座コンサートシリーズなどに出演。また室内楽奏者としては、イル・フォンダメント、レ・ザグレマン、ベルギー・フランドルオペラ座(ロイ・グッドマン、ポール・グッドウィン)、ブラジル・サンパウロ市立劇場(ニコラウ・デ・フィゲイレド)などと共演する。
 1996 年から2006 年までゲント王立音楽院講師。
 チェンバロを故 鍋島元子、鈴木雅明、ジョン・ホワイトローの各氏に、文化庁芸術家在外研修員としてパリでニコラウ・デ・フィゲイレド氏に師事。
 現在、ヨーロッパ、日本で演奏活動を行っている。

 <使用楽器について>
 アンリ・エムシュは、18 世紀を代表するフランスの楽器製作家で、現在、世界で5 台のオリジナルが現存しています。この録音の使用楽器は1751 年に製作され、当時ラモーが仕えていた、財務官「ラ・ププリニエール家」が所有していたため、ラモー自身も弾いたのではないか、と言われています。




CHANNEL CLASSICS



CCSSA 33613
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
リック・ストーティン(コントラバス)
 ザ・ダンシング・ベース

 ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
  (プローイェン編:コントラバスとヴァイオリンのための)
 ロータ:
  コントラバスと管弦楽のための
   《ディヴェルティメント・コンチェルタンテ》
 ファリャ:7つのスペイン民謡
  (プローイェン編:コントラバスとハープのための)
リック・ストーティン(コントラバス)
マリン・ブロマン(ヴァイオリン)
ラヴィニア・マイヤー(ハープ)
スウェーデン放送交響楽団のメンバー
 低音王コントラバスが華麗に舞う!コントラバス・アレンジによるラテン・プログラム!

 アムステルダム・シンフォニエッタとスウェーデン放送響、ベルリン放送響で首席奏者を務めているオランダのコントラバス奏者、リック・ストーティンのセカンド・アルバムは、「ザ・ダンシング・ベース(Basso Bailando)」と名付けられた、ピアソラ、ロータ、ファリャのラテン・プログラム!
 ピアソラとロータの2曲はライヴ録音を収録し、ファリャでは、オランダで超絶的な人気を誇るハーピスト、ラヴィニア・マイヤーと、ピアソラではナッシュ・アンサンブルのメンバーでもあるスウェーデンのヴァイオリニスト、マリン・ブロマンと共演。ピアソラとファリャでコントラバス・アレンジを施したマリン・ファン・プローイェンは、アムステルダム・シンフォニエッタの「ブラームス:弦楽四重奏曲第1番(弦楽合奏版)」などでも手腕を発揮していたオランダのアレンジャー。ソリストとしてスポットライトが当たることの少ないコントラバスの、"ソロ楽器"としての魅力が存分に発揮されていることだろう。
 各国の著名オーケストラにもソリストとして招かれている、コントラバス界のトップ・プレイヤー、リック・ストーティン。国立楽器財団から貸与されている愛器「ラファエル&アントニオ・ガリアーノ」をダンス・パートナーに見立て、アルゼンチン、イタリア、スペインを舞台に華麗に舞う。弦楽器ファン、アレンジ・ファンにもオススメです!




GLOSSA


GCD 922607
\2400
イ・トゥルキーニのナポリ・バロック探究!
 ヴェネツィアーノ:オラトリオ《聖三位一体》
イ・トゥルキーニ、
アントニオ・フローリオ(指揮)
レスリー・ヴィスコ(ソプラノ)
クリスティーナ・グリフォーネ(ソプラノ)
フィリッポ・ミネッチャ(アルト)
ロザリオ・トターロ(テノール)
ジュゼッペ・ナヴィリオ(バス)

 イタリア、ナポリの知られざるバロック音楽の探究者たち、アントニオ・フローリオとイ・トゥルキーニ(旧カッペッラ・デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ)。
 ナポリのバロック音楽探究の新たなる成果は、ガエターノ・ヴェネツィアーノ(1665−1716)のオラトリオ「聖三位一体」!
 16世紀後期のナポリを代表する作曲家であり名教師フランチェスコ・プロヴェンツァーレを師に持ち、自身も優秀な作曲家、音楽教師だったガエターノ・ヴェネツィアーノ。
 同世代のアレッサンドロ・スカルラッティと同じように、聖三位一体のための宗教的音楽劇の作曲を求められたヴェネツィアーノが完成させた1693年の"オラトリオ"は、18世紀を目前としたナポリにおける宗教音楽の知られざる大作である。
 スペイン統治下のナポリ王国で、アレッサンドロ・スカルラッティの後任として宮廷楽長を務めるなど、ナポリ・バロックの発展に尽力したガエターノ・ヴェネツィアーノ(1665−1716)。
 スペインとオーストリアの支配の下で翻弄された時代のナポリ王国。当時の歴史に埋もれた"オラトリオ"を、最大の理解者たちの珠玉の演奏で ——。

 ※録音:2013年5月、キエーザ・デイ・セルヴィ・ディ・マリア(ソレント、イタリア)






<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


HELICON

HEL 029667
(4CD)
\6000→\5490
ズービン・メータ&イスラエル・フィル
 フーベルマン週間音楽祭30周年
  スターン、ギトリス、シェリング、ヘンデル、パールマン、ミンツ!!
ズービン・メータ(指揮)
イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
 [CD 1]
  ・J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV 1043
    アイザック・スターン(第1ヴァイオリン)、シュロモ・ミンツ(第2ヴァイオリン)
  ・J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV 1051
    ピンカス・ズッカーマン(ヴァイオリン)、ダニエル・ベンヤミニ(ヴィオラ)
  ・ヴィヴァルディ:2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調op. 3-5, RV 522
    ヘンリク・シェリング、ハイイーム・タウブ(ヴァイオリン)
  ・ヴィヴァルディ:3つのヴァイオリンのための協奏曲ヘ長調RV 551
    アイザック・スターン、ロイ・シロアッフ、シーラ・ラヴィン(ヴァイオリン)
  ・ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲ロ短調RV 580
    アイザック・スターン、シュロモ・ミンツ、イダ・ヘンデル、イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
 [CD 2]
  ・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61/イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
  ・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35/ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 [CD 3]
  ・メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調op.64/シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン)
  ・エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調op.61/ピンカス・ズッカーマン(ヴァイオリン)
 [CD 4]
  ・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調op.47/イダ・ヘンデル(ヴァイオリン)
  ・バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番Sz 112/イヴリー・ギトリス(ヴァイオリン)
 ヴァイオリン・ファン狂喜!!スターン、ギトリス、シェリング、ヘンデル、パールマン、ミンツなど豪華ヴァイオリニスト競演の夢のようなフーベルマン週間音楽祭!

  収録:1982 年12 月13− 19 日(ライヴ)/ディジパック、紙スリーヴ・ケース付

 豪華競演陣が一堂に会したフーベルマン週間音楽祭
ヴァイオリン・ファンが泣いて喜ぶフーベルマン週間音楽祭のライヴ音源が登場!この音楽祭はブロニスワフ・フーベルマンの生誕100 周年という機会にズービン・メータが企画したもので、アイザック・スターン、イダ・ヘンデル、イヴリー・ギトリス、ヘンリク・シェリング、イツァーク・パールマンなどのヴァイオリン界の巨匠が一堂に会した1982 年12 月に行われたものです。この音楽祭の最大の魅力は豪華すぎるとも言える競演陣でシェリングをはじめとするフーベルマンに師事していたヴァイオリニストから、その後継者と言えるパールマン、ズッカーマン、ミンツなどの当時の若手・中堅のヴァイオリニストも参加していることです。
 音楽祭ならではの盛り上がったライヴですが、演奏はいずれも抜群!バッハのドッペル(スターン&ミンツ)やヴィヴァルディの4 つのヴァイオリンのための協奏曲(スターン、ミンツ、ヘンデル、ギトリス)では個性のぶつかり合いとも言える熱演でこのメンバーでしか表現することのできない衝撃の演奏を聴くことができます。
 一方、シェリング&ハイイーム・タウブ(1969 年から1988 年までイスラエル・フィルのコンサートマスターをつとめたヴァイオリニスト)のヴィヴァルディは硬派なアンサンブルを聴かせてくれます。また、各ヴァイオリニストがソロをつとめた演目ではソリストの得意中の得意のレパートリーを披露しており、パールマン(ベートーヴェン)、シェリング(チャイコフスキー)、ズッカーマン(エルガー)、ヘンデル(シベリウス)、ギトリス(バルトーク第2 番)と名演揃いなのも嬉しい限りです。これだけのメンバーの演奏を1 週間の間に聴くことができたのは後にも先にもないほど充実した演奏会であったことは言うまでもありません。音楽週間最終日(1982 年12 月19 日)はフーベルマン生誕100 周年に当たり、この偉大なヴァイオリストの功績を称えた歴史的な演奏会となりました。

 ■ブロニスワフ・フーベルマン(1882-1947)について
 フーベルマンは1882 年12 月19 日、ワルシャワに近いチェンストホヴァに生まれ、ヴァイオリンは幼少の頃より才能を開花させ周囲を驚かせました。たくさんの伝説的逸話がありますが、ブラームスのヴァイオリン協奏曲を作曲家本人の前で演奏し感銘させたと言われています。音楽作りは非常に奔放で、“フーベルマン節” とも言える独創性に富んだスタイルで聴衆を魅了しました。
 ヒトラー政権後には人種差別政策に抗議を表明し、1936 年にはユダヤ系の亡命音楽家たちが主要メンバーのパレスチナ管弦楽団(後のイスラエル・フィルで、もちろん当音楽祭のオーケストラも当団)をイスラエルに創設しました。1937 年に演奏旅行中に飛行機事故に遭いましたが、奇跡的に生還し、怪我を克服して翌年には演奏活動に復帰しました。フーベルマンの次の世代に活躍したシェリング、ギトリスなど多くのヴァイオリニストに大きな影響を与えたヴァイオリニストです。戦後はヨーロッパに戻り1947年にスイスにて死去しました。






<メジャー・レーベル>

DHM



8876547788-2
(2CD)
\3000→\2790
リュディガー・ロッター&ホーフカペレ・ミュンヘン/J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集
 J.S.バッハ:『ブランデンブルク協奏曲BWV.1046〜1051』(全6曲)
リュディガー・ロッター(Vn&リーダー),
ホーフカペレ・ミュンヘン(ピリオド楽器アンサンブル),
ドロテー・オベルリンガー(Bfl),
ヒレ・パール(Gamb),
オルガ・ワッツ(Cemb), 他
 2004年よりミュンヘン・ホーフカペレのリーダーを務めている、今バロック・ヴァイオリン界の異端児として話題のロッターによる新たな「ブランデンブルク」全曲盤です。ロッターは、モダン&バロック・ヴァイオリンを習得したのち、ムジカ・アンティクァ・ケルンやコンチェルト・ケルンのメンバーを務め、多くのコンサートや録音に加わり、さらにドイツ・カンマーフィルのメンバーにも加わりました。なんとミュンヘン・フィルのゲストにも呼ばれたこともあります。これまでもビーバーの「ロザリオ・ソナタ」やヴェラチーニ、バッハの無伴奏など、素晴らしいテクニックだけでなく、温かさと冷たさというバロック・ヴァイオリンの特質を最大限に生かした演奏を行ってきましたが、ここでいよいよ「ブランデンブルク」に挑戦。ロッターは、イマジネーションを発揮。計算されたバッハの音楽と様々な楽器との対話によって、充実したバロック音楽の建築を感じることができるような演奏です。オベルリンガー、ヒレ・パールなど、現在のドイツを代表する名手が加わっています。

 【録音】2013年2月3〜8日, ミュンヘン、昇天教会(デジタル:セッション)
 


8888375185-2
\2500→\2390
ヴァンニ・モレット/パスクァーレ・リッチ:6つのシンフォニア集Op.2
 (知られざるミラノ派作曲家のシンフォニア集Vol.6)

  フランチェスコ・パスクァーレ・リッチ:『6つのシンフォニア集Op.2』(全曲) 
ヴァンニ・モレット(指揮)
アタランタ・フーギエンス(ピリオド楽器オーケストラ
 DHMで継続しているイタリア・ミラノ楽派のシンフォニア集の第6弾はパスクァーレ・リッチのシンフォニア集。
 フランチェスコ.パスクァーレ.リッチ(1732年5月17日- 1817年11月7日)は、イタリアの作曲家・ヴァイオリニスト。
 ミラノの北にあるコモで生まれ、パリで学んだあと、生地コモの大聖堂楽の長を務めるかたわら数多くの作曲を行いました。特に1770年頃の室内楽作品は評判となり、ロンドン等で出版されています。1764〜1780年の間、ハーグの宮廷楽団総監督に就任し、作曲だけでなくオランダの作曲家の作品の出版校正なども行っていたようです。これらの初期古典派の交響曲(シンフォニア)の大部分は、3声または4声の弦楽オーケストラのためのもので、3または4楽章構成になっています。ソナタ形式の楽章は大規模な展開を示し、明瞭な輪郭を示しています。新鮮な息吹を感じる爽やかな曲感の快活で楽しい演奏は、ミラノの息吹のようで聴く者をリラックスさせてくれます。
 指揮者のヴァンニ・モレットは、指揮者としてだけでなく、現代音楽(電子音楽)作曲家、コントラバス奏者、ヴィオローネ奏者としても活躍しており、イル・ジャルディーノ・アルモニコのコントラバス奏者も務めており。また、ジャズ・ベース奏者としても活躍しています。彼はイタリア・バロック作曲家の研究を行っており、ここでも彼独自の研究成果を発揮しています。

 【録音】2010年11月8〜12日、Chiesa di S. Vincenzo in Galliano(デジタル:セッション)



<国内盤>


INDESENS!



INDE050
(国内盤)
\2940
パリ・ギャルド・レピュブルケーヌ吹奏楽団
 トマジと、フランスの吹奏楽
  〜トランペット協奏曲、トロンボーン協奏曲、遺灰の婚礼、
   3本のトランペットのための組曲〜

アンリ・トマジ(1901〜1971):
 1. トランペット協奏曲*
 2. トロンボーン協奏曲**
 3. 組曲「遺灰の婚礼」*
 4. 3本のトランペットのための組曲
  1-3:吹奏楽版・世界初録音
  4: エリック・オービエ、アレクサンドル・バティ、フレデリク・メヤルディ(tp)
エリック・オービエ(tp)
ファブリス・ミリシェー(tb)
フランソワ・ブーランジェ*、
セバスティアン・ビヤール**指揮
パリ・ギャルド・レピュブルケーヌ吹奏楽団
 「パリ・ギャルド」新録音が、なんと“管の国フランス”屈指のレーベルIndesens!から登場!
 トランペットには故モーリス・アンドレの高弟エリック・オービエ、トロンボーンは今をときめく気鋭ミリシェ...吹奏楽版では世界初録音の名曲群、じっくり耳を洗いたい意気揚々の名録音!
 フランスは、世界に冠たる「管楽器の王国」——その誉れを19 世紀半ば以来ずっと保ちつづけてきたフランス随一の管楽バンド、言わずと知れたパリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団が、驚くべきソリストたちとともに、金管楽器というもののしなやかな魅力を縦横無尽に味あわせてくれる注目の新録音をリリースしてくれました。
 制作はIndesens!レーベル、パリ管弦楽団のソリストたちの名盤群をはじめ、創設以来この国のすぐれた管楽器演奏の伝統を「いま」に伝える名盤を数多くリリースしてきた名門。
 このレーベルと創設以来タッグを組んできたトランペットのエリック・オービエ(昨年惜しくもなくなったモーリス・アンドレの高弟にして、その衣鉢を継ぐ活躍をみせている現代最高峰のソリストぱ)も協奏曲で参加、さらにトロンボーンにはミュンヘンARD 国際コンクール優勝以来、世界的に注目を集めている“いまが旬”の気鋭奏者ファブリス・ミリシェーもゲスト出演。
 指揮はフランソワ・ブーランジェ&セバスティアン・ビヤールという、ギャルドの最先端を担う名指揮者たちぱ彼らがいま、そのあふれんばかりの情熱をかけてその名を世界に広めんとしているのは、「管の国」の20 世紀における躍進と歩みを揃えてきたフランス近代屈指の名匠、アンリ・トマジ——吹奏楽経験があれば、その管楽器のための作品群の素晴しさに強く惹かれている方も多いのではないでしょうか(合唱におけるジョン・ラター、ギター界におけるアグアドやソル…などのように?)。
 コルシカ系の血をひく親のもと南仏マルセイユに生まれ、地中海の温かい心と情熱を胸に、わかりにくい前衛音楽とはっきり距離を置いた作曲活動を通じ、ユーモアとヒューマニズムにあふれた名品を数多く残したトマジですが、彼は自分が企図した通りではない演奏編成のために自作品が編曲されて広まることを、むしろ作品に広がりが生まれるきっかけになると考え容認していたとのこと。
 同じフランスの20 世紀楽壇を支えてきたパリ・ギャルドのレパートリーに彼の作品が組み込まれてゆくということはつまり、トマジの人間愛をまったく正統に受け継ぐ演奏行為にほかならないのですぱ事実、ふたつの協奏曲といい、ニュアンス豊かな「遺灰の婚礼」といい、伸縮自在の幻想生物のように魅力あふれる響きの妙をメリハリたっぷり楽しませてくれるパリ・ギャルドの演奏を聴いていると、トマジ自身も絶賛したに違いない、と強く感じずにおれないはずぱ痛快な吹奏楽サウンドと、極上のフランス近代的エスプリの交錯——聴き逃したくない逸品です!




PAN CLASSICS



PC10292
(国内盤・訳詞付)
\2940
グラウプナー:バス独唱カンタータとシャリュモーのための協奏的組曲
 〜バッハとテレマンの同時代人、未踏の巨匠の傑作さまざま〜

  クリストフ・グラウプナー(1683〜1760):
   ①高みに昇り、網を投げよ(1746)
   ②シャリュモー、弦楽合奏と通奏低音のための組曲 変ロ長調(1737〜46)
   ③イエスは尊く気高き祭司(1720)
   ④なんと驚くべきことか、神の善とは(1717)
クラウス・メルテンス(Bs)
ジリ・リノ(シャリュモー)
シャラフ・アド=エル(cmb・org)指揮
アカデミア・ダニエル(古楽器使用)
 もしバッハとテレマンを高く評価するなら…グラウプナーに魅了されないはずが、ない!
 引き出しの多さ、心とらえる音作りのうまさは、テレマン並。しかも音楽の深さはバッハやゼレンカにも匹敵——精鋭集団がドイツで刻んだ名録音、見過ごせない1枚!
 21 世紀...広告商売がなりたちにくい時代です。20 世紀までのように、大声でくりかえし刷り込んでいった結果がセールスにつながる...という時代ではないのでしょう。
 そんな今、巷で主流の話題とは別に、自分にとってほんとうに大切なものを選び取る人が徐々に増えてきているのだとすれば、バロック方面でそういう確かな鑑賞生活を続けておられるユーザーの方々にぜひじっくり浸透してゆけば…と切に思うのが、「バッハをライプツィヒ楽長に推薦した」「テレマン並の多作を誇る」「18 世紀前半に、ドイツ人の楽長で最も俸給が高かった」グラウプナーという作曲家が、いかにすばらしい傑作ばかり残しているか?という事実。
 古楽大国ベルギーの総力を結集してのRicercar レーベルからの2枚組『九つの傑作カンタータ〜降誕祭オラトリオのように』(MRIC307・フローリアン・ヘイエリック指揮)が『レコード芸術』誌で特選に選ばれ、作品によってはバッハの教会カンタータにも充分比肩しうるその充実の音楽が今もなおセールスを伸ばし続けているところ——
 ドイツの放送局のなかでも、クラシック系制作陣の優秀さをそこはかとなく感じさせるヘッセン放送(HR)で制作されたこの独唱カンタータ集は、かねてからレオンハルト、ブリュッヘン、クイケン、コープマン、ヘレヴェッヘ...といった伝説的古楽指揮者たちの信頼もあつい名歌手クラウス・メルテンスを迎え、イスラエルの俊才アド=エルを中心に世界の俊才たちが集うアカデミア・ダニエルの面々が、作品への限りない愛着をこめて織り上げた充実の名演!
 独唱カンタータは1717〜46 年、つまりまさしくバッハやテレマンのカンタータ群と同じ頃に作曲されていますが、なにしろグラウプナーは生前テレマンやヘンデルらと並び称されるほど絶大な名声を誇った巨匠だっただけあってか、その作曲手腕には息をのむばかり...各パートの出どころ引きどころを熟知した音作りはテレマンとゆうに肩を並べるほど、メロディと和声のたくみな扱いで音楽的ドラマを演出してゆく感性は、かの大バッハや、あるいは人によっては彼と同等という人もいるゼレンカをも思わせるほど——
 そう、彼らの音楽を愛してやまないバロック・ファンなら、必ずや遠からずグラウプナーの「とてつもなさ」に気づくことでしょう。
 解説・歌詞とも全訳付でお届けする本盤は、きっとその一助となるに違いありません。クラリネットの前身シャリュモーを使った、スリリングかつ憂愁の影あざやかな組曲も絶妙——ぜひご注目頂ければ幸いです!




PASSACAILLE



PSC990
(国内盤)
¥2940
ロレンツォ・ギエルミ&Ens.ラ・ディヴィナ・アルモニア
 ヘンデル:オルガン協奏曲集Vol.2

 1. オルガン協奏曲第13番 ヘ長調(1740) HWV295a「カッコウと夜啼鶯」
 2. オルガン協奏曲 第14番 イ長調 HWV296a(1740)
 3. オーボエ協奏曲 ト短調 HWV287(1704/05)
 4. オルガンと合奏のためのシャコンヌ ト長調 HWV343(1738/39?)
 5. オルガン協奏曲 第15番  ニ短調 HWV304(1746)
 6. オルガン協奏曲 第11番 ト短調 op.7-5 HWV310(1750)
ロレンツォ・ギエルミ(オルガン独奏)指揮
Ens.ラ・ディヴィナ・アルモニア(古楽器使用)
パオロ・グラッツィ(オーボエ独奏)
 今やバーゼル・スコラ・カントルム教授、名盤あまたの多忙な名手もすでに大御所。名手ぞろいの主兵を率い大好評のオルガン協奏曲集、続編から登場します!
 まずは何よりこの新譜から。ロレンツォ・ギエルミといえば、かつてイル・ジャルディーノ・アルモニコの通奏低音を支えた腕利きの鍵盤奏者として鳴らし、その後はソリストとして、また兄弟デュオでのヴィットリオ・ギエルミ(ガンバ)との室内楽演奏家として...と、無数のレーベルで名盤を刻んできた飽くなき多忙な超実力派オルガニスト=チェンバリスト。近年は欧州の俊才たちが集うイタリアの古楽集団ディヴィナ・アルモニアを率いて、Passacailleレーベルに数々の名録音を刻み続けてきました。そうしたなかでもとくに重要なリリースが、ハープ奏者マルフレート・ケルをゲストに招いての「オルガン協奏曲集Vol.1」、(つまりハープ協奏曲も収録あり)でしたが、2009年にリリースされたこのアイテムによって、ギエルミ率いるラ・ディヴィナ・アルモニアという団体の稀有な存在感を知ったという方も多いに違いありません。
 本盤はその続編にあたる第2弾で、12月に予定されているディヴィナ・アルモニアの来日公演にあわせて、Passacailleレーベルの国内仕様リリース第1弾として登場。
 ヘンデルの偉容や聴き手を魅了するあのダイナミックな作風は、もともと若き日のイタリア滞在をへて培われたところも多く、知性派でありながら外連と繊細のコントラストを知り尽くしているギエルミのオルガンは、そうした作風の機微をじっくりあぶり出してゆく適任者ぶりを強く感じさせてやみません。
 さらに前回ハープ協奏曲を併録していたのと同じように、今回も「オルガン以外のための協奏曲」として、最初期のドイツ語圏生活時代に書かれたと思われるオーボエ協奏曲も収録——昔から現代楽器の名手たちにも録音されてきた有名作品とはいえ、アンサンブル・ゼフィーロの名手パオロ・グラッツィをはじめとする腕利きの古楽奏者たちによって奏でられるコントラスト鮮やかな演奏は、イタリア渡航以前の“青年ヘンデル”が発揮していた独特の才覚の瑞々しさをあらためて強く印象づけてくれる、必聴のトラック!
 欧州古楽界の最前線の興奮が詰まった充実盤です。
 


PSC945
(国内盤)
¥2940
ノイジートラー、ドイツ・ルネサンスのリュート芸術
 ハンス・ノイジートラー編
  『最新編集 芸術性高きリュート曲集』(1536)

 ①たいへん立派なオルガン奏者式のプレアンベル
 ②ベネディクトゥス(原曲:H・イザーク)
 ③ライン川のほとり、アンデルナハで(原曲:E・ラピツィーダ)
 ④立派なトリオに、美しいフーガを添えて
 ⑤わたしのAをひとしきり(原曲:P・ホフハイマー)I
 ⑥わたしのAをひとしきり(原曲:P・ホフハイマー)II
 ⑦立派なウェールズの舞曲
 ⑧たいへん芸術的なプレアンベル、またはファンタジー
 ⑨ああ、悩みながら恋をしたらいい(原曲:P・ホフハイマー)I
 ⑩ああ、悩みながら恋をしたらいい(原曲:P・ホフハイマー)II
 ⑪プレアンベル ⑫エリーザよ、わが最愛のエリーザよ(原曲:L・ゼンフル)
 ⑬たおやかな美しき御婦人
 ⑭ラモーラ(原曲:ハインリヒ・イザーク)
 ⑮ ラ・アルフォンシーナ(原曲:J・ギスラン)
 ⑯わたしの心は、いつも欲望はちきれんばかり(原曲:ピエール・ド・ラ・リュ)
 ⑰ライン川のほとり、アンデルナハで(原曲:ヤーコプ・オブレヒト)
 ⑱さらば、わが恋する者たち(原曲:ジョスカン・デプレ)
 ⑲ウェールズの舞曲「ヴァシャ・メーサ」
バルト・ロース(ザクセン型ルネサンス・リュート)
使用楽器:ハンス・フライ1520-30年頃製作モデルによる
ピーテル・ファン・ヴォンテルヘム2007年製作
 1536年、ニュルンベルク——楽器演奏が「職人芸」から 「芸術家の仕事」へと変わっていった頃。
稀代の名手 B・ロースが、当時のモデルで奏でる「本物の16世紀」

 Passacailleレーベルの主宰者は、自らも古楽大国ベルギーの現場第一線で活躍を続けてきたトラヴェルソ奏者=アンサンブル・イル・ガルデッリーノ主宰者ヤン・ド・ヴィンヌ。
 古楽器ならではの、あの玄妙な生音の魅力を肌で知る男だけに、録音にひときわ繊細さが要求されるタイプの楽器でも、妥協のないアルバム制作でみごとな名盤をつくりあげてみせる頼もしさ。
 というわけで、このレーベルにいくつもある、繊細なリュートの響きをあざやかに捉えた名録音も続々ご紹介してゆきたいと思います。

 まっさきにとりあげるのは、オランダ語圏ベルギーの名手バルト・ロースが織り上げた、息をのむような玄妙さで奏でられる16世紀ドイツの名品群。
 やがてワーグナーが『ニュルンベルクのマイスタージンガー』で描くことになる中世いらいの職人文化の町ニュルンベルクでは、16世紀はじめに発明された楽譜印刷術が導入されるや、ブラティスラヴァ(現スロヴァキア)出身の職人ノイジートラーの編纂により、さっそくみごとなリュート曲集が続々産声をあげることとなりました。
 イザークやホフハイマーらドイツ語圏の名匠たち、あるいはジョスカン、ギスランなどフランコ=フランドル楽派の声楽曲編曲など、この時代のドイツ・リュート音楽は既存の声楽曲やオルガン独奏の技法を受け継ぎながら、リュートならではの玄妙な響きを生かした編曲作品が続々作られ、その技芸が少しずつ磨かれていました。
 名もなき中世職人の技芸が、芸術へとわってゆく時代の静かな響き。解説も充実(全訳付)で、リュート音楽の創成期を知る非常に貴重な1枚です。
 


PSC981
(国内盤)
¥2940
パウル・ドンブレヒト指揮&Ens.オクトフォロス
 R.シュトラウス:管楽合奏のための3傑作

 リヒャルト・シュトラウス(1864〜1949)
 1. 13管楽器のための組曲 変ロ長調 op.4(1884)
 2. 13管楽器のためのセレナード 変ホ長調(1881)
 3. 16管楽器のためのソナチネ第2番 変ホ長調「楽しい仕事場」(1945)
パウル・ドンブレヒト指揮
Ens.オクトフォロス
 古楽器の達人は、難曲も余裕綽々。R.シュトラウスの意外な一面を解き明かす——
 管弦楽法の達人、鮮やかな管楽器の至芸を、センス抜群の名演でひオクトフォロスといえば、クイケン兄弟やレオンハルト御大などのオランダ・ベルギー古楽界最高の名匠たちが絶大な信頼を置いていた古楽オーボエ奏者、パウル・ドンブレヒトを中心に集まった「古楽器奏者たちによる管楽合奏団」の先駆けをなした団体のひとつ——

 古楽大国ベルギー随一の古楽レーベル、ACCENTで制作されたベートーヴェン『戦争交響曲』を含む名盤の、あの驚くべき演奏聖歌が心に刻まれている方は、日本の古楽器ファンにも少なくないと思います。
 本盤は20世紀末に録音された、この団体屈指の注目録音が仕様変更盤としてPassacailleから昨年リリースされたもの。
 稀代の管弦楽法の大家として知られるようになる前、ごく早いうちから天才的な作曲センスを発揮していたリヒャルト・シュトラウスが、20歳前後に作曲した2傑作と、晩年のクラシカルな充実作を集めた1枚ですが、これらは容赦ない難局がいたるところに盛り込まれており、なまじな面子では高度な演奏になりにくい難曲ぞろい。
 しかし基本的に現代楽器使用の演奏でありながら、オクトフォロスの抑揚あざやかな音作りは細部までよく考え抜かれ、18〜19世紀の音楽を「当時の楽器」で演奏し続けてきた面々ならではの精緻なニュアンスが実に頼もしく、次の瞬間への期待感をことごとく上回る痛快な演奏でこれらの傑作をたっぷり味わえるのは実に気持ちいい体験!
 アレグロ楽章にホルンのソロがあろうと、10本以上の管楽器がそれぞれ独自の動きをみせながらメロディを交錯させようと、シュトラウスの設計した造形が崩れることなく、活き活きとした音楽として紡がれる格別な名演はまさしく、古楽器奏者が主宰するPassacialleレーベルが自信をもって再発売に臨んだだけのことはある内容...というわけです。
 それもそのはず、メンバー表には巨匠ブリュッヘン指揮の18世紀オーケストラや、昨今ますます活躍めざましいファン・インマゼール指揮アニマ・エテルナ・ブリュッヘ、ヘレヴェッヘ指揮シャンゼリゼ管弦楽団など、古楽大国ベルギーでも最前線を張ってきた超一流古楽器オーケストラの猛者たちが続々!
 損はさせない充実盤、もちろん日本語解説付での登場です!
 


PSC930
(国内盤)
¥2940
パウル・ドンブレヒト指揮&イル・フォンダメント
 モーツァルト:最初の六つの交響曲

 1. 交響曲(第1番)変ホ長調 KV16
 2. 交響曲(第4番)ニ長調 KV19
 3. 交響曲 ヘ長調 KV.Anh.223/19a
 4. 交響曲(第5番)変ロ長調 KV22
 5. 交響曲 ニ長調 KV32「ガリマティアス・ムジクム」
 6. 交響曲 変ロ長調 KV.Anh.214/45b
パウル・ドンブレヒト指揮
イル・フォンダメント(古楽器使用)
演奏編成:
ob2, fg2, hr2, str(4/4/3/2/1), cmb
 ブラームスやマーラーやベートーヴェンの「第1番」は有名でも、なぜか意外に知られていないモーツァルトの「第1番」周辺...精鋭古楽集団の極上演奏で、じっくりと!

 大作曲家の作品群が、くまなくさかんに録音されているわけではありません——
 天才モーツァルトの無数の名品のなかにも、意外に見過ごされがちな分野というのがいくつかあります。
 若書きの交響曲群も、そのひとつ。最後の交響曲「ジュピター」が“第41番”とされながら、実は音楽史研究の進展から結果的に50曲ほどもあるとされるモーツァルトの交響曲ですが、その最初期の作品群は意外に接する機会が少ないもの。Passacailleには、そうしたモーツァルト最初期の交響曲群を集め、充実した作品解説とともにその才能の萌芽をじっくり聴き確かめられる、クリスピーな名盤があります。演奏はレオンハルトやブリュッヘンら世界的な大御所古楽指揮者たちの信望もあついバロック・オーボエ奏者、パウル・ドンブレヒトが率いる少数精鋭集団イル・フォンダメントひ引き締まった小規模編成でくりだされる、歯切れの良い精悍な音作りに接しながら、充実の作品解説(全訳付)とともに、父親に連れられて欧州各地を仰天させていた少年モーツァルトがいかに「交響曲」というものを知っていったか、その創意のルーツに思いをはせてみたいもの。ドンブレヒト指揮イル・フォンダメントはPassacailleにかなり多くの名盤を残しており、これらモーツァルトの交響曲につながる先達たちの逸品でもみごとな実績をあげていますので、それらも順次国内仕様でお届けしてゆく予定です。
 何はともあれ、その出発点として申し分ない6曲のモーツァルト作品はやはり、レーベルとアンサンブルの存在感をあらためてアピ−ルするのにうってつけの1枚!
 


PSC991
(国内盤)
\2940
ジョフロワ:クラヴサンのための小品集
 〜フランス17世紀、ルイ14世時代のクラヴサン芸術〜

  ジャン=ニコラ・ジョフロワ(1633?〜1694):
  ①組曲 ハ長調
   〔アントレ〜プレリュード(ダングルベール作曲)〜
    アルマンド〜クラント*〜サラバンド*〜カナリー〜ロンドー*〕
  ②組曲 ハ短調〔プレリュード(クレランボー作曲)〜
   アルマンド〜クラント〜サラバンド〜ジグ〜シャコンヌ〜トンボー〕
  ③組曲 ト長調〔ラ・ミュゼット/羊飼いの娘の歌*〕
  ④組曲 ト短調〔プレリュード(マルシャン作曲)〜
   アルマンド〜クラント〜サラバンド〜ジグ〜
   はばたけ、愛らしき喜び〕
  ⑤組曲 ニ短調〔プレリュード(ルベーグ作曲)〜
   アルマンド〜クラント〜サラバンド〜
    ムニュエとドゥーブル*〜シャコンヌ*〕
オレリアン・ドラージュ(cmb/フランス、1690年頃“D.F.”)
トーマス・ダンフォード(アーチリュート)*
 17世紀パリのクラヴサン芸術、まだまだ知られざる名品がたくさん——ダングルベールやシャンボニエールにも通じる古風さを、あざやかで接しやすい音に宿した名匠ジョフロワ。

 17世紀フランスのオリジナル楽器、堅固な美音で流麗に奏でる俊才ドラージュの妙技に陶然フランスのクラヴサン(チェンバロ)のための音楽といえば、誰もがまっさきに思い浮かべるのが「大クープラン」ことフランソワ・クープランの標題音楽。

 少し後のラモーの曲集とともに、ドビュッシーやラヴェルらフランス近代音楽の旗手たちも一目置いたことで知られる名品ぞろいですが、彼らの鍵盤技法は実のところ、かなり18 世紀に踏み込んだ「晩期バロック」でもありまして、フランス古楽に少し深く足を踏み入れてゆくと、たとえばその大伯父にあたるルイ・クープラン、彼をフランス王室に招いた先達シャンボニエール、あるいはその後継者でリュリの盟友でもあったダングルベール...と、むしろ太陽王ルイ14 世が存命中だった17 世紀の名匠たちが、この種の音楽の大成者だったことに気づかされ、その整然として優美な宮廷音楽様式の虜になってしまう方も多いはず...
 幸い、いま名前をあげた3人の名匠のほかにも、この時代のフランスには数多くのすぐれた作曲家たちが活躍していたようで、他にもルベーグ、クレランボー、マルシャン...といったクラヴサン音楽家ないしオルガン芸術かたちの曲集が、さまざまなかたちで録音されているのもご存知の通り。
 しかし、オルガニスト&教会音楽の作曲家として知られたジョフロワのクラヴサン曲集まで発掘されてきた...となると、これはもうかなりのフランス古楽通でも驚かざるを得ないのではないでしょうか?Naxos にエルヴェ・ニケ指揮のモテット集があるこの作曲家、名匠ルベーグの門弟とも言われている程度ながら正体は不明、しかし作品の良さが何よりこの曲集の存在意義を高めているとしか言いようがない——
 フランス・バロック然とした、チェンバロの繊細な響きのなかで偉容ある高雅な音楽が紡がれ、流麗さや瀟洒な立ち回りにも事欠かないのは、ランヌー、デュブリュイユ、ジョワイエ、ステヴァール...といった現役第一線のフランス人奏者たちの薫陶を受けた新世代の優駿ドラージュの音楽性にも負うところが大きいようです(なんて美しい!)。
 しかも使用楽器は17 世紀末のフランスで作られたオリジナル楽器、息をのむようなその美音を、直接音・残響音ともほどよく捉えた自然派録音もため息もの!
 解説の充実度も、知られざる作曲家に接するうえで申し分ない詳しさです(全訳付)。古楽奏者がプロデューサーをつとめるレーベルならではの、筋金入りの逸品。どうぞお見逃しなく!




ZIG ZAG TERRITOIRES



ZZT333
(国内盤・9枚組)
\9450
フランソワ=フレデリク・ギィ(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集BOX

 ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770〜1827):
 《CD I》
  ①ソナタ第14 番嬰ハ短調op.27-2「月光」
  ②ソナタ第9番ホ長調op.14-1
  ③ソナタ第10 番 ホ長調op.14-2
  ④ソナタ第11 番 変ロ長調op.22
 《CD II》
  ⑤ソナタ第8番 ハ短調op.13「悲愴」⑥ソナタ第5番 ハ短調op.10-1
  ⑦ソナタ第6番 ヘ長調op.10-2 ⑧ソナタ第7番ニ長調op.10-3
《CD III》
  ⑨ソナタ第13 番 変ホ長調op.27-1「幻想曲風」
  ⑩ソナタ第12 番 変イ長調op.26「葬送」
  ⑪ソナタ第4番 変ホ長調op.7
《CD IV》
 ①ソナタ第15 番 ニ長調op.28「田園風」
 ②ソナタ第19 番ト短調op.49-1 ③ソナタ第20 番 ト長調op.49-2
 ④ソナタ第21 番 ハ長調op.53「ヴァルトシュタイン」
《CD V》
 ①ソナタ第16 番 ト長調op.31-1 ②ソナタ第17 番 ニ短調op.31-2「テンペスト」
 ③ソナタ第18 番 変ホ長調op.31-3「狩」
《CD VI》
 ①ソナタ第23 番 ヘ短調op.57「熱情」②ソナタ第25 番 ト長調op.79
 ③ソナタ第24 番 嬰ヘ長調op.78「テレーゼ」④ソナタ第28 番イ長調op.101
 ⑤ソナタ第22 番 ヘ長調op.54
《CD VII》
 ①ソナタ第1番 ヘ短調op.2-1 ②ソナタ第2番 イ長調op.2-2
 ③ソナタ第3番 ハ長調op.2-3
《CD VIII》
 ④ソナタ第26 番 変ホ長調op.81a「告別」⑤ソナタ第27 番 ホ短調op.90
 ⑥ソナタ第29 番 変ロ長調op.106「ハンマークラヴィーア」
《CD IX》
 ⑦ソナタ第30 番 ホ長調op.109
 ⑧ソナタ第31 番 変イ長調op.110⑨ソナタ第32 番 ハ短調op.111
フランソワ=フレデリク・ギィ(ピアノ)

ZZT333
(輸入盤9CD)
\6590
日本語解説なし
 ついにBOX化!かなりなお買い得+日本語解説完備。『レコード芸術』特選相次ぐ傑作全集、もしまだ未入手なら...ある意味幸いです。

 このBOX とともに、じっくり聴き深めたい名匠の至芸
 Naiveでの一連の録音から10年、異才中の異才ギィがゆっくり醸成してきたベートーヴェン解釈!

 ベートーヴェンのソナタ、32 曲の全曲録音となるとさすがにおいそれとは手が出しにくいものでしょうが、実際に着手してしまう演奏家というのは概して、極度の完成度を誇る演奏解釈をくりだしてくるもの。しかも、不思議と思いのほか早くから着手する人が多い気がするのですが、それでいて信じがたいくらい立派なベートーヴェン読解をカタチにしてくる人ばかりなのですから、世の中には驚くべき天才がいるものだなあ...と改めて感服、いや戦慄さえ禁じ得ません。Caro Mitis レーベルで企画進行中のイーゴリ・チェトゥーエフもそうですが、その後にリリースが始まり、またたく間に完成をみたフランスの異才F-F.ギィの全曲録音もまた、そうした近年まれにみるクオリティを誇る逸品。
 日本でもリリースされるたび『レコード芸術』特選に輝き、ベートーヴェンの全集ものがつねにそうあるとおり、発売当初のマーケットの猜疑心を大きく覆すセールスへとつながっています(同じことは、現在も好況がつづく同レーベルの弦楽四重奏曲全集(ZZT315・321、ベルチャSQ)にも言えることで)。周到な選曲のもと、3枚ずつのBOX で3度に分けてリリースされてきたこの全集、ついに全集化がなされたとなれば、当然価格も多少なりとお求めやすく——
 もちろん日本語解説も完備でお届けいたします(国内盤のみ)。原文解説書はウェブサイトのみの公開です。

 R.シュトラウスやワーグナーを誰よりも尊敬している、つまりオーケストラ音楽にも彼自身の造詣が深い異才ギィだけに、ピアノ作品でも解釈の視座がおそろしく広い...という印象を受ける演奏も多いところ(めったに全曲録音が出ないリストの『詩的で宗教的な調べ』(ZZT110301)が特にそうでした)、ベートーヴェンでは初期の堅固なソナタの形式感から、後期作品では予想外の広がりと深まりへ...と、聴きどころは尽きません。末永く愉しんで頂きたいBOX、どうぞお見逃しなく!




レグルス


RGCD-1035
\3045
オーベルタンオルガンのふくよかな響きに包まれたクリスマス
 めでたし海の星 Ave maris stella                 
  − 軽井沢のクリスマス − Christmas Concert in Karuizawa
 めでたし海の星(作者不詳 17世紀)   
 L.C.ダカン:ノエル第11番: ティエルスによるノエル
 今日、キリストは生まれたまいぬ(グレゴリオ聖歌)*
 P.ダンドリュー/F.ダンドリュー:歌いましょうマリアのために*
 M.コレット:プロヴァンス地方のノエル
 パティパタパン(ブルゴーニュ民謡 18世紀)*
 マリアのひざに眠るのは(イギリス民謡/編曲:早島万紀子)*
 鳥の歌(カタロニア民謡/編曲:早島万紀子)*
 J.J.ボーヴァルレ=シャルパンティエ:スイスのノエル
 C.バルバストル:このよき日に(ブルゴーニュのノエル)
 D.ブクステフーデ:甘きよろこびのうちに
 J.S.バッハ:カノン変奏曲「高き御空よりわれ来り BWV769
早島万紀子(オルガン)、
波多野睦美(メゾ・ソプラノ)*
●軽井沢の別荘地にたたずむ一件の少し大型の別荘、ここに22のストップと16フィートペダルを持つ、おそらく個人蔵としては日本最大級のオルガンがある。製作者はフランスの名工ベルナール・オーベルタン、オルガン開きにはミシェル・シャピュイがわざわざやってきて即興演奏を披露したというほどの名器だ。

●ここでは毎月のように様々なコンサートが催されているが、ある年行われたクリスマス・コンサートがあまりにも素晴らしかったので是非CDにしようという話しが持ち上がった。
しかしこの計画も東日本大震災で中断、紆余曲折を経て2013年4月末に録音。折しも軽井沢は季節はずれの大雪、クリスマスコンサートを天が再現してくれたようなひとときであった。

●曲はフランス周辺のノエルを中心にグレゴリオ聖歌から「鳥の歌」まで、クリスマスにふさわしい柔らかくそして時に地方色豊かで華やかな音楽が楽しめる。

録音: 2013年4月21−24日、軽井沢コルネ

早島万紀子プロフィール:
 東京藝術大学卒業。1977年渡仏、パリ・スコラカントルム、オルセー音楽院にて、M.シャピュイ、A.イゾワールの各氏に師事する。パリを拠点として長年にわたり教会オルガニストを務めながら、ヨーロッパ各地で歴史的オルガンを訪ね研鑽をつむ。
 ‘91年新宿文化センター専属オルガニストに就任。東京藝術大学、宮城学院女子大学、フェリス女学院大学などで後進の指導に当たる。バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーに取り組んでいる。山梨県白根町(現 南アルプス市)ホールのオーベルタンオルガン設置とともにフランスからシャピュイ氏を招き毎年アカデミーを開催するなど、主にフランス音楽の普及に尽力し、多彩な活動を続けている。日本を代表するオルガニストとして、そのエスプリに溢れた演奏は国内外でも高く評価されている。
波多野睦美プロフィール:
 宮崎大学教育学部卒業後、ロンドンのトリニティ音楽大学声楽専攻科を修了。イギリス・ルネサンスのリュートソング、イタリア、スペインのバロック歌曲から日本・イギリス・ドイツ・フランスの近現代の歌曲を重要なレパートリーとしてコンサートやCD録音を行い、陰影に富む表情、心に残る人物像の表現で独特の存在感を放っている。
 リュートソングではダウランドの作品を中心にリュート奏者つのだたかしと日本、イギリスでコンサートを重ね、ケンブリッジ、リンカーンなど各地の古楽フェスティバルに出演。現地のメディアから絶賛を浴びた。宗教音楽を演奏する《アンサンブル・エクレジア》、古楽器バンド《タブラトゥーラ》の多くの国内外公演、CD録音に参加。
 軽井沢コルネではイタリアソプラノ歌手 ロベルタ・マメリとリュートつのだたかしと共演のCDがある。
 


RGCD-1034
\3045
〜柴田雄康、最後の録音〜
 2本のリコーダーによる 対話 Dialogue

 モンテクレール:対話
 広瀬量平:オードⅠ、オードⅡ
 L.クープラン:ファンタジー、ドゥオ
 ゲドロン:
  エール「天の示すままに」、エール「いかなる望みのあろうものか」
 ボエセ:
  エール「我が眼よ、もはや望んではならぬ」、
  エール「アムール、汝のバラには棘が」
 ヴィゼー :プレリュード、シャコンヌ
 マレ:プレリュード、リュリ氏のトンボー
 ランベール:
  エール「かわいい私の羊飼いさんは」、
  エール「春の甘い魅力」、日ごとのあなたのつれなさは、
  エール「秘密の炎」、
  エール「何をしている シルヴィー」、
  エール「語りしは、そなたの魅力のみ」
 ク-ルヴィユ:エール「人知れぬ苦しみに」
柴田雄康(リコーダー) 
花岡和生(リコーダー)
 広瀬量平「オード」と「エール・ド・クール」を中心とした17世紀フランスの音楽
録音: 2013年1月30日-31日、2月21日‐22日 三芳町文化会館“コピスみよし”

●柴田雄康は1975年に「東京リコーダー・クヮルテット」の一員としてブリュージュの古楽コンクールで優勝、日本の古楽ブームのきっかけを作った。花岡和生は言わずと知れた日本のリコーダー演奏の第一人者。不思議なことにこの二人の共演は長らく行われていなかったが、ある機会でそれが実現、意気投合今回の録音へとつながった。
 この二人の共演ということで、あえて他の楽器を交えず、また高音楽器も入れずプログラムが作成された。
 広瀬量平のオードのようにオリジナルの楽器編成の曲もあるが、大部分は他の楽器のもので、柴田を中心にアレンジが行われた。特に中心となっている「エール・ド・クール」は歌の作品で細かい装飾や粋な節回しが要求される。しかしベテランの二人はそれらの要求にこびることなく、まるで本来リコーダーの曲であるがごとく、巧みに「自分たちのもの」として演奏している。

●なお柴田雄康は録音時に於いてすでに癌を発症していたが、CDの発売を待たず10月のはじめ死出の旅にたった。このCDのジャケットデザインも本来美術の出身であった柴田が最後に作った作品である 
柴田雄康プロフィール:
 1947 年東京八重洲生れ。武蔵野美術大学卒業。リコーダーを多田逸郎氏に師事。1975 年、山岡重治、松島孝晴、北御門文雄と共に「東京リコーダー・クヮルテット」結成。同年、ベルギー、ブルージュ国際古楽コンクール、アンサンブル部門で第1 位を得る。1982 年〜 84 年、オランダ政府留学生として、デン・ハーグ王立音楽院に学び、リコーダー奏法及び製作法をR. カンジ氏に師事。一方、1970 年から歴史的スタイルのチェンバロの研究、製作を手がける。

花岡和生プロフィール:
 和歌山県に生まれる。1976 年オランダのデン・ハーグ王立音楽院リコーダー科を卒業。リコーダーをフランス・ブリュッヘン氏に師事。’77 年帰国。帰国後は各地でコンサート活動を行っている。’96 年「トラウト・レコード」を設立。CD「笛の楽園」、「オトテール:プレリュードと組曲」(共にレコード芸術誌特選盤)などをリリース。
 ’05 年和歌山県文化奨励賞受賞。現在、洗足学園大学非常勤講師、相愛大学古学器科非常勤講師。












11/7(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


C-AVI



4260085533053
\2600→¥2390
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.61
ベルク:ヴァイオリン協奏曲(ある天使の思い出に)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
スタヴァンゲル交響楽団
スティーヴン・スローン(指)
 本格派ヴァイオリニスト、アンティエ・ヴァイトハース、ベートーヴェン&ベルクの協奏曲

 録音:2012 年3 月ノルウェー、スタヴァンゲル・コンサートホール(ライヴ)/67’51

 今最も注目されているカルテットの一つ、アルカント・カルテットの第1 ヴァイオリンを務めるアンティエ・ヴァイトハースによる、ベートーヴェンとベルクのヴァイオリン協奏曲。彼女はこれまでにCAiv music に幾つか録音していますが、大がかりな協奏曲は初めてとなります。数々の名盤ひしめくベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。なぜ今この作品なのかという問いにヴァイトハースは、「長年この作品と向き合ってきてようやく、自分自身の形を見つけられたから」と答えています。ヴァイオリニストのテクニックよりも、音色、表現力、そして音楽性が問われる、崇高さと高貴な美しさを持つ作品。満を持して挑んだヴァイトハースの録音も、ベートーヴェンの音楽の神髄を奏でる、メリハリと力強さを併せ持った堂々たる演奏を聴かせてくれます。またカップリングのベルクは、「ある天使の思い出に」と副題がつけられ、親交のあったアルマ・マーラの娘マノンの早すぎる死を悼み作曲されたベルク最後の曲。作品に込められた優しさと悲しみを、伸びやかなフレージングと端正な音楽作りで、押し寄せる様々な感情を浄化するような感動的な演奏です。
 スティーヴン・スローンは、オーマンディ、フェラーラそしてベルティーニに師事。2007 年から2012 年までスタンヴァンゲル交響楽団の首席指揮者として活躍していました。彼の素晴らしい手腕により、オーケストラは大きく発展し、音楽性を一気に高めていきました。
 その結果2008 年には、ヨーロッパ文化の中心を担う都市に指定される「欧州文化首都」にスタヴァンゲルが選ばれるなど、地域貢献も果たし、同じくスタヴァンゲル交響楽団の芸術監督を務めているファビオ・ビオンディと共に尽力し、2012 年秋に新しいコンサート・ホールを完成させています。
 スタヴァンゲル交響楽団は、1938 年創立のノルウェーの名門オーケストラ。ブリュッヘンやヘレヴェッヘといった巨匠たちの下、着実のそのキャリアを積んで、2006 年からファビオ・ビオンディが芸術監督を務め、2013 年からはベネズエラのエル・システマ出身のクリスティアン・バスケスが首席指揮者に就任しています。



アンティエ・ヴァイトハースのアルバム

 アンティエ・ヴァイトハースの代表的アルバムをご紹介しましょう。できるだけお安く。


AVI
42600-8553059-5
\2600→¥
2390
ブラームス:
 ヴァイオリン・ソナタ第1、2、3番、

 スケルツォWoO.2
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ジルケ・アヴェンハウス(P)
 ブラームスの音楽を愛してやまないこの2人。非常に雄弁で歌心に満ちた演奏で、ブラームスの旋律美を深く温かく弾きあげている。自身の歌曲「雨の歌」の旋律を主題にした第1番の第3楽章。2人の熱いブラームスへの思いが感動的な演奏を生んでいる。また第2番の第1楽章は湧き上がる美しい旋律を、優しく包み込むようにヴァイトハースが奏でると、アヴェンハウスがきゅっと引き締まったピアノで音楽の流れを作り、詩情豊かでありながらも、あくまでも自然な演奏を聴かせてくれている。決して技巧に頼ることなく心で演奏されたブラームスに心を撃たれる1枚。
 録音:2006年12月

AVI
42600-8553201-8
\2600→¥
2390
ドヴォルザーク&スーク:ヴァイオリン作品集
 ドヴォルザーク:カプリッチョ ハ長調B81
 スーク:4 つの小品Op.17
 ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 スーク:バラーダOp.3/b
 ドヴォルザーク:ソナチネ ト長調Op.100
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ジルケ・アヴェンハウス(P)
録音:2010 年2 月、ケルン/78’10

 今をときめく四重奏団アルカント・カルテットの第1 ヴァイオリンを務めるアンティエ・ヴァイトハースと室内楽のキャリアが豊富なピアニスト、ジルケ・アーヴェンハウスによるドヴォルザークとスークのヴァイオリン作品集。ボヘミアの民族色が鮮やかに彩られている演奏です。
 ドヴォルザークのカプリッチョは元々管弦楽版として作曲されましたが、現在は消失し現存するのはピアノ伴奏版のみ。ボヘミア民族色の豊かな華麗な作品です。また息子と娘のために作曲したソナチネは、ドヴォルザークらしい親しみやすい東欧風のメロディーが印象的。ソナタは重厚さ独特の色彩感が漂う秀作。スークのヴァイオリン作品は気品溢れる豊かな音楽が特徴。
湧き上がる美しい旋律をヴァイトハースが真摯に語りかけ、アーヴェンハウスが香り豊かなピアノで好サポートしています。




 


4260085533039
\2600→\2390
プロコフィエフ:ピアノ作品集
 10の小品Op.12、風刺(サルカズム) Op.17
 ピアノ・ソナタ第4番ハ短調Op.29「古いノートから」
  3つの小品Op.96
  「シェヘラザード」による幻想曲
   (リムスキー=コルサコフ:交響的組曲Op.35より)/
  エフゲニア・ルビノヴァによる編曲版
エフゲニア・ルビノヴァ(P)
 「次世代のアルゲリッチ」エフゲニア・ルビノヴァ、プロコフィエフの軽妙さが際立つ個性的なアルバム

 録音:2012 年7 月フランクフルト、HR/71’18

 1977 年ウクライナのタシュケント出身のピアニスト、エフゲニア・ルビノヴァ。音楽一家に生まれ育ち、早くから音楽的才能を現し、2003 年リーズ国際ピアノ・コンクールで第2 位を獲得し、その後ヨーロッパを中心に活動し、2007 年には来日も果たしています。CAiv music 第2 弾となる本アルバムは、プロコフィエフのピアノ作品集です。
 プロコフィエフ自身も愛奏していたという「10 の小品Op.12」、プロコフィエフのシニカルさがよく表現された「風刺(サルカズム) Op.17」、1942 年にオペラと映画音楽から、プロコフィエフ自身が気に入った3 曲をピアノ作品としてまとめた「3 つの小品Op.96」、リムスキー=コルサコフの交響的組曲「シェヘラザード」からプロコフィエフがピアノ・ソロ用に編曲した「シェヘラザード」による幻想曲をエフゲニア・ルビノヴァがさらにアレンジしカデンツァも編曲した版、そしてペテルブルク音楽院時代の習作であるピアノ・ソナタ第4 番と、プロコフィエフらしい洒脱な小品が収録されています。
 エフゲニア・ルビノヴァの高度な技巧と、愉悦に満ちた音楽性が見事に合致したアルバムとなっています。

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店主より
 
 「次代のアルゲリッチ」って何人いるんだよ、と思いつつ、その候補者が揃いも揃って実力者なので困る。
 今回のエフゲニア・ルビノヴァもまたそのキャッチ・フレーズに負けない才能(と美貌)の持ち主。

 これはニュース番組の特集。

 http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Q8eJ7qEa7Ps

 映画女優みたいです。



エフゲニア・ルビノヴァの旧譜2タイトル

cavi
4260085532490
\2600→\2390
ピアノ界注目の可憐な新星エフゲニア・ルビノヴァ
ラフマニノフ:
 (1)楽興の時 op.16
 (2)ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 op.36
クライスラー:
 (3)愛の悲しみ (4)愛の喜び
エフゲニア・ルビノヴァ(Pf)
情感あふれるラフマニノフ、クライスラー小品集

録音:2004 年、ドッビアーコ(イタリア)/65’39”

 類まれなテクニックとパワフルな表現力を兼ね備えた演奏で『次代のアルゲリッチ』とも謳われる新進気鋭の若手ピアニスト、エフゲニア・ルビノヴァによるピアノ小品集。
 ルビノヴァといえば、可憐な外見からは想像も出来ないほどのダイナミックかつエネルギッシュな表現力が何よりの魅力。力強い低音の響きが印象的な彼女の演奏は、重々しくも流麗な響きに満ち溢れています。本CD にはラフマニノフ、クライスラーの情感あふれる作品の数々が収録されており、ルビノヴァの真骨頂とも言える情感あふれる演奏をたっぷりと堪能できます!
 2002 年にリーズ国際コンクールで第2 位に輝き、若手世代を代表するピアニストとして世界的な注目を集めているルビノヴァ。2007 年にはシャンバダール率いるベルリン交響楽団と共に来日し、高い評価を受けました。近年は室内楽の分野でアルブレヒト・マイヤーやガブリエル・シュワーベといった世界的な名手らと共に活動しており、今後のますますの注目が期待されるアーティストといえましょう!


EMI
CDZ-3532342
\1200
エフゲニア・ルビノヴァ/クライスレリアーナ
 シューマン:クライスレリアーナOp.16
 ショパン:幻想曲Op.49
 ブラームス:幻想曲集Op.116
エフゲニア・ルビノヴァ(P) 
(2006年1月22〜25日録音)
真の個性と音楽的想像力が火花をちらすルビノヴァのデビュー
タシュケントの音楽一家に生まれ、2003年リーズ国際ピアノ・コンペで銀メダルを獲得したルビノヴァは次代のマルタ・アルゲリッチと呼ばれている。





ARS PRODUKTION


ARS 38143
(SACD Hybrid)
\2500
シャウシュピール(劇) 管楽五重奏のための音楽
 ベートーヴェン(1770-1827):五重奏曲変ホ長調 Op.103(1792頃)
 エウリコ・カラパトゾ(1962-):5つの悲歌 Op.11(1997)
   ベラ・バルトークに,ジェルメーヌ・タイユフェールに,
   アントン・ヴェーベルンに,オリヴィエ・メシアンに,
   イーゴリ・ストラヴィンスキーに
 ジェルジュ・リゲティ(1923-2006):6つのバガテル(1953)
 スティーヴン・モンタギュー(1943-):トゥーレ・ウルティマ(1999)
 アントニオ・ロゼッティ(1750頃-1792):五重奏曲変ホ長調
 ジャック・イベール(1890-1962):3つの小品(1930)
 エドゥアルド・ディ・カプア(1865-1917):オ・ソレ・ミオ(1898)
アンサンブル・カリオン
 ドーラ・シェレシュ(フルート)
 エギルス・ウパトニエクス(オーボエ)
 エギールス・シェーフェルス(クラリネット)
 ダーヴィド・M.A.P.・パルムクヴィスト(ホルン)
 ニルス・アナース・ヴェステン・ラーセン(ファゴット)

録音:2013年5月26-30日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ

アンサンブル・カリオンは2002年に創設されたデンマークの管楽五重奏団。シェレシュはハンガリー、ウパトニエクスとシェーフェルスはラトヴィア、パルムクヴィストとヴェステン・ラーセンはデンマーク出身。





チェコ放送ラジオサービス


CR 0675-2
\2300
M・ハイドン&ライヒャ
 ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):
  2つのヴァイオリン、2つのヴィオラと通奏低音のための夜想曲ハ長調(+)
   MH.187 (P.108)
 アントニーン・レイハ[アントン・ライヒャ](1770-1836):
   クラリネット五重奏曲変ロ長調 Op.89(1809頃)(*)
ヴェンツェル・グルント(クラリネット(*))
アポロン弦楽四重奏団
 パヴェル・クデラーセク、
 ラデク・クシジャノフスキー(ヴァイオリン)
 パヴェル・ツィプリス(ヴィオラ)
 パヴェル・ヴェルネル(チェロ)
ラディスラフ・キセラーク(ヴィオラ(+))
録音:2007年(+)、2013年(*)、プラハ、チェコ





LA MA DE GUIDO


LMG 2122
\2300
版画 ギターのための音楽
 ドビュッシー(1862-1918)/エドゥアルト・サインス・デ・ラ・マサ編曲:月の光
 ドビュッシー/マルガリタ・エスカルパ(1965-)編曲:
  版画 より グラナダの夕べ/ベルガマスク組曲 から 月の光  前奏曲集第1巻 より 遮られたセレナード
  前奏曲集第2巻 より ビノの門
 アルベニス(1860-1909)/マルガリタ・エスカルパ編曲:
  スペイン組曲 Op.47より グラナダ,カタルーニャ
  スペインの歌 Op.232 より コルドバ
 ロドリーゴ(1901-1999):スペインの野辺を通って より 小麦畑で/祈りと踊り
 エドゥアルト・サインス・デ・ラ・マサ(1903-1982):
  ハバネラ/トゥールーズ=ロートレックへのオマージュ/迷路

マルガリタ・エスカルパ(ギター)

録音:2010年10月29日-11月1日、聖三位一体教会、ハートフォードシャー、イギリス

マルガリタ・エスカルパ(1965年生まれ)はマドリード王立音楽院で学んだスペインのギター奏者。1990年に初めて彼女の演奏を聴いたアルゼンチン出身の世界的ギタリスト、マリア・ルイサ・アニド(1907-1996)は彼女を「完全無欠のアーティスト」と評しました。

 

LMG 2116
\2300
【旧譜】
ジュゼプ・ビセンス・フォシュ(1893-1987):詩集「Onze Nadal i un Cap d'Any」 ナルシス・クマディラ、
ライア・ヌゲラ、
ビセンス・アルタイオ、
フェリウ・フルモザ、
アルベルト・ロチ、
ドゥロルス・ミケル、
ジュゼプ・パドラルス、
カルラス・トゥルネル、
シンタ・マシプ、
エンリク・カザサス、
パラジャウマ(朗読)
ジュアン・カルラス・マルティナス(伴奏音楽、ギター)
録音:2012年6-7月、サン・ポル・デル・マルおよびアレニス・デ・マル、バルセロナ県、スペイン





REGENT


REGCD 401
\2500
ロチェスター大聖堂の一年
 ウィリアム・マッキー(1901-1984):We wait for thy loving kindness〔降臨節〕
 ジョン・タヴナー(1944-):
  Apolytikion of our Holy Father Nicholas〔聖ニコラスの日〕
 ブルックナー(1824-1896):Tota pulchra es 〔聖マリアへの御告げの日〕
 サリー・ビーミッシュ(1956-):In the stillness of a church〔降誕日(クリスマス)〕
 ケネス・レイトン(1929-1988):Coventry Carol〔聖なる幼子の日〕
 リチャード・アレン(1965-):Cana's Guest〔顕現節〕
 ロバート・シュフィールド(1911-2006):Benedicite in F〔大斎節〕
 ポール・トレプト(1954-):Solus ad victimam〔聖週〕
 フランシス・ポット(1957-):Ubi caritas et amor〔聖木曜日〕
 サミュエル・サスボーン:O vos omnes〔聖土曜日〕
 メルヒオール・ヴルピウス(1570頃-1656):Christ now is risen〔復活祭〕
 バリー・ローズ(1934-):Risen〔復活祭〕
 バリー・ファーガソン(1942-):
  Julian of Norwich And so I saw full surely〔ノリッチのジュリアンの日〕
 モーツァルト(1756-1791):Gloria from Coronation Mass〔三位一体主日〕
 エドワード・ベアストー(1874-1946):
  Let all mortal flesh keep silence〔使徒聖ヤコブ日〕
 ジョン・タヴナー:Hymn to the Mother of God〔主の母聖マリア日〕
 シドニー・キャンベル(1909-1974):
  Fanfare for Michaelmas Day〔聖ミカエルおよび諸天使の日〕
 ウィリアム・ハリス(1883-1973):Holy is the true light〔諸聖徒日〕
  ハーバート・サムシオン(1899-1995):
  They that go down to the sea in ships〔記念〕
 アーサー・ウィルズ(1926-):Let all men everywhere rejoice〔王キリスト〕
ロチェスター大聖堂聖歌隊
ロジャー・セイヤー(オルガン)
スコット・ファレル、
サミュエル・ラスボーン(オルガン、指揮)
録音:2012年5月、ロチェスター大聖堂、イギリス
 

REGCD 413
\2500
楽園のすべての鐘 ギルドフォード大聖堂のキャロル集
 ウィリアム・バード(1540頃-1623):Rorate coeli
 オットー・ゴルトシュミット(1829-1907):A tender shoot
 フランスの行列聖歌/デイヴィッド・ウィルコックス(1919-)編曲:
  O come, O come, Emmanuel!
 マシュー・オーエンズ(1971-):The holly and the ivy
 ウィル・トッド(1970-):Christus est stella
 フランス古謡/ヒーリー・ウィラン(1880-1968)編曲:
  What is this lovely fragrance?
 フランス古謡/ステュアート・ニコルソン(1975-)編曲:Ding dong! merrily on high
 アメリカ合衆国南部伝承曲/フィリップ・ムーア編曲:Baby born today
 ボブ・チルコット(1955-):Les anges dans nos campagnes
 イングランド伝承曲/デイヴィッド・ウィルコックス編曲:
  God rest you merry, gentlemen
 リチャード・コーストン(1971-):Cradle Song
 ジョン・ラッター(1945-):All bells in paradise
 ジョン・フランシス・ウェイド(1711-1786)/デイヴィッド・ウィルコックス編曲:
  O come, all ye faithful
 マーティン・リード(1959-2012):That yonge child
 フィリップ・ムーア(1943-):Lo! that is a marvellous change
 ジョン・ラッター:Candlelight Carol
 フランツ・グルーバー(1787-1863)/アンドルー・ミリントン(1952-):Silent night
 ピーター・ウォーロック(1894-1930):Bethlehem Down
 メンデルスゾーン(1809-1847)/デイヴィッド・ウィルコックス編曲:
  Hark! the herald-angels sing
ギルドフォード大聖堂聖歌隊
ポール・プロヴォスト(オルガン)
キャサリン・ディーンズ=ウィリアムズ(指揮)
録音:2013年2月4、6-7日、ギルドフォード大聖堂、ギルドフォード、イギリス
 

REGCD 422
\2500
トルーロ 125 トルーロ大聖堂建立125年を記念する音楽
 ラッセル・パスコー(1960-):Truro Evening Service(*)
   Magnificat / Nunc dimittis(*)
 ポール・ドレイトン(1944-):Ave maris stella(*)
 グレアム・フィトキン(1963-):The Christmas Truce(*)
 フランシス・ポット(1957-):Lament(+)
 グレアム・フィトキン:Lost(*)
 ジュリアン・フィリップス(1969-):Church Music / I sing of a maiden(*)
 ジェイムズ・マクミラン(1959-):Ave maris stella
 ガブリエル・ジャクソン(1962-):Cantate Domino(*)
 ラッセル・パスコー:Missa Brevis(*)
   Kyrie / Gloria / Sanctus & Benedictus / Agnus Dei
 ベッキー・マクグレイド:In the bleak midwinter(*)
 ポール・ドレイトン:The World's Desire
 デイヴィッド・ベドナル(1979-):Noe, noe
トルーロ大聖堂聖歌隊
ルーク・ボンド(オルガン)
クリストファー・グレイ(指揮)

録音:2013年5月13-17日、トルーロ大聖堂、トルーロ、イギリス

(+)以外はトルーロ大聖堂聖歌隊とクリストファー・グレイのために書かれた作品。(*)は初録音と表示されています。

 

REGCD 429
\2500
トマス・ヒューイット・ジョーンズ:インカーネイション クリスマスのための音楽
  Incarnation(クリスマスのための歌の組曲)(*)
   Advent / Falling / Wandering / Nativity / Planting / Revelling / Epiphany
  A Traditional Christmas(管弦楽組曲)(+)
   A Christmas Cracker / A Christmas Hamper / Christmas Angels
  Two Seasonal Carols(#)
   Baby in the ox's stall / Hear the angels sing

メアリー・ビーヴァン(ソプラノ(*))
サミュエル・エヴァンズ(バリトン(*))
スローン・スクエア室内合唱団(*)
ハリエット・ホーアム・スレイド(クラリネット(*))
クリスティーン・スティーヴンソン(ピアノ(*))
ジェイムズ・シャーロック(オルガン(*))
チェンバー・オーケストラ・オブ・ロンドン(*/+)
ヴィヴム・シンガーズ(#)
オリヴァー・ラルマント(指揮)

録音:2012年11月23日、2013年6月19日、8月23-24日、聖三位一体教会、スローン・スクエア,エンジェル・スタジオ、ヴィヴム・スタジオ、ロンドン、イギリス

トマス・ヒューイット・ジョーンズ(生年不詳)は2003年のBBCヤング・コンポーザー・コンペティションで優勝したイギリスの若手作曲家。

 

REGCD 304
\2500
パイピング・ブルース ジャズやブルースにインスパイアされたオルガン作品集
 レナード・バーンスタイン(1918-1990)/フィリップ・スクリーヴェン(1970-)編曲:
  「キャンディード」序曲
 3つのブルース・コラール前奏曲
  黒人霊歌/ユルゲン・レーベルク:Go Do Mo (Go down Moses)[行け、モーゼ]
  ドイツ伝承曲(1665頃)/ヨハネス・マティアス・ミヒェル(1962-):
   主をたたえよ[Lobe den Herren]
  ハンス・ルドルフ・ジーモナイト(1927-2009)/
   ハンス=マルティン・キーファー(1956-):
   あなたは全世界をわれらに残した[Die ganze Welt hast du uns uberlassen]
 モンス・レイドヴィン・タクレ(1942-):ブルース・トッカータ
 ジョエル・マーティンソン(1960-):シャコンヌによるアリア
 ジャン・ベルヴェイエ(1904-1976):楽章[Mouvement]
 ギー・ボヴェ(1942-):サラソタ[Sarasota](3つのハンブルク前奏曲 から)
 ピーター・プラニャフスキー(1947-):ルンバ風トッカータ[Toccata alla Rumba]
 ゾルト・ガールドニー(1946-):モーツァルト・チェンジズ[Mozart Changes]
 アイルランド伝承曲/ゾルト・ガールドニー編曲:
  こころみの世にあれど[Be thou my vision]
 イアン・ファーリントン(1977-):フィエスタ![Fiesta!]
   祝典/会話/ストライド・ダンス/歌/ファスト・ダンス/夜想曲/フィナーレ

フィリップ・スクリーヴェン(オルガン)

録音:2008年1月17日、10月7-15日、リッチフィールド大聖堂、リッチフィールド、イギリス
 

REGCD 365
\2500
パリー・コレクション
 チャールズ・ヒューバート・ヘイスティング・パリー(1848-1918):オルガン作品集
  トッカータとフーガ ト長調「さすらい人」
  コラール前奏曲集; ロッキンガム,セント・クロス,セント・アンズ
 「おお、神、われらが救いよ[O God our help]」によるコラール幻想曲
 悲歌(1913年4月17日のために)
 讃美歌旧第100番[The Old Hundredth]によるコラール幻想曲
 コラール前奏曲集;メルコム,ダンディー,殉教,ハノーヴァー
 イングランド古謡「さかえの主イエスの[When I survey the wondrous cross]」
  によるコラール幻想曲
 幻想曲とフーガ ト長調
デイヴィッド・グッド(オルガン)
録音:2010年9月5-6日、イートン・カレッジ礼拝堂、ロンドン、イギリス
 

REGCD 386
\2500
大いなる声 トルーロ大聖堂のオルガン
 シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937):
  交響曲第6番 Op.42 No.2 から 第1楽章
 メンデルスゾーン(1809-1847):前奏曲とフーガ ハ短調 Op.37 No.1
 ウィリアム・ウォルトン(1902-1983)/ロバート・ガワー(1952-)編曲:
  「ヘンリー5世」より 彼女の唇に触れて別れなん
 ウィリアム・ウォルトン/トム・ウィンペニー(1983-)編曲:
  前奏曲とフーガ「スピットファイア」
 パーシー・ホワイトロック(1903-1946):ソナタ から スケルツォ(第3楽章)
 デイヴィッド・ベルナル(1979-):
  大いなる声と大いなる喜みもて歌え[Magna voce cane et magno cum jubilo]
 パーシー・グレインジャー(1882-1961)/
  ヴォルフガング・シュトックマイアー(1931-)編曲:ストランド街のヘンデル
 ジェイムズ・マクミラン(1959-):ホワイト・ノート・パラフレーズ
 アレクサンドル・ギルマン(1837-1911):ソナタ第1番ニ短調 Op.42
ルーク・ボンド(オルガン)
録音:2011年10月26-27日、トルーロ大聖堂、トルーロ、イギリス
 

REGCD 398
\2500
サウンズ・オブ・クランリー クランリー・スクールのマンダー・オルガン
 J・S・バッハ(1685-1750):幻想曲とフーガ ト短調 BWV542
 J・S・バッハ:人よ、汝の罪の大いなるを嘆け(コラール前奏曲)BWV622
 トマス・トムキンズ(1572-1656):ヴォランタリー イ短調
 ルイ=ニコラ・クレランボー(1676-1749):組曲第1旋法 から
   クロモルムのレシとコルネ・セパールのレシ、対話/グラン・ジュによる対話
 ピーター・ウォーロック(1894-1930)/アンドルー・ティーグ(1951-)編曲:
  カプリオール組曲
   バス・ダンス,パヴァーヌ,トルディオン,ブランル,ピエ・アン・エール,
   マタシャン
 エルザ・バレーヌ(1910-1999):前奏曲とフーガ
 クヌート・ニューステット(1915-):エクスルターテ[Exultate]Op.74
 コール・キント(1890-1944):アンダンテ Op.17
 ダン・ロックレア(1949-):典礼執行規程[Ribrics]
   "... Hallelujah,' has been restored..." / "Silence may be kept."
   "... and thanksgivings may follow." / "The Peace may be exchanged."
   "The people respond - Amen!"
フィリップ・スクリーヴェン(オルガン)
録音:2012年4月21-22日、クランリー・スクール礼拝堂、クランリー、サリー州、イギリス
使用楽器:2011年、マンダー社製
 

REGCD 402
\2500
variation AMRYWIAD 聖アサフ大聖堂のオルガン
 ジョゼフ・ボネ(1884-1944):演奏会用変奏曲 Op.1
 ハロルド・カーペンター・ラム・ストックス(1884-1956):
  「Y Delyn Aur(黄金のハープ)」による変奏曲
 サイモン・ジェイコブズ:「復活のいけにえに」による主題と変奏曲
 マックス・レーガー(1873-1916):
  「Heil, unserm Konig heil(ゴッド・セイヴ・ザ・キング)」による変奏曲とフーガ
 J・S・バッハ(1685-1750):
  コラール「ようこそ、慈悲深きイエスよ」によるパルティータ」BWV768
 デイヴィッド・ブリッグズ(1962-):「グリーンスリーヴズ」による変奏曲
 ピエール・コシュロー(1924-1984):トッカータ「王たちの行進」
 ジョン・ホスキング(1976-):
  「スオ・ガン」(ウェールズ地方の子守歌)による変奏曲(即興演奏)
ジョン・ホスキング(オルガン)
録音:2012年6月7-8日、聖アサフ大聖堂、セント・アサフ、イギリス
 

REGCD 407
\2500
ソールズベリーのハウエルズ
 ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):オルガン作品集
  フローリッシュ・フォー・ア・ビディング[Flourish for a Bidding]
  セントルイス・カムズ・トゥ・クリフトン[St Louis comes to Clifton]
  イントラーダ第2番/3つの狂詩曲 Op.17/狂詩曲第4番/ソナタ(第2番)
デイヴィッド・ニューズホルム(オルガン)
録音:2012年10月1-3日、ソールズベリー大聖堂、ソールズベリー、イギリス
 

REGCD 408
\2500
ローストビーフとボルドー イギリスとフランスのオルガン音楽
 ピーター・ホワイトロック(1903-1946)/ロバート・ガワー(1952-)編曲:
  ウェセックス組曲 より 田舎の騎兵の行進
 フランシス・ジャクソン(1917-):イースト・アックラム前奏曲
 ウィリアム・マサイアス(1934-1992):祈り[Invocations]
 ピーター・ホワイトロック:5つの小品
   アレグレット/民謡/アンダンテ・トランクィッロ/スケルツォ/賛歌[Paean]
 アンリ・ミュレ(1878-1967):退出のカリヨン[Carillon-Sortie](*)
 ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):子守歌(*)
 ジョゼフ・ボネ(1884-1944):演奏会用変奏曲(*)/エルフたち(*)
 ジョゼフ・ジョンゲン(1873-1953):小前奏曲(*)
 マルセル・ランケテュイ(1894-1985):トッカータ(*)
ウィリアム・ソーンダーズ(オルガン(*以外))
ピーター・クロンプトン(オルガン(*))
録音:2012年9月12-13日、ロイヤル・ホスピタル・スクール、ホルブルック、イギリス
 

REGCD 409
\2500
君主の音楽の巨匠たち ブリス、エルガー、ウィリアムソン:オルガンのための音楽
 アーサー・ブリス(1891-1975)/ロバート・ガワー(1952-)編曲:
  映画のための音楽「シーザーとクレオパトラ」より 序曲
  映画音楽「来るべき世界」より 行進曲
  バレエ音楽「ゴーバルズの奇跡」より 間奏曲
  ロンドン市長のためのファンファーレ
  バレエ「アダム・ゼロ」より 結婚式
 エドワード・エルガー(1857-1934):夕の礼拝のヴォランタリー集 から 第3, 5, 6曲
 エドワード・エルガー/バーナード・ウォーカー(1901-1999)編曲:
  組曲「子供の魔法の杖」第2番 より 飼いならされた熊
 アーサー・ブリス/ロバート・ガワー編曲:
  映画音楽「二十七人の漂流者」(より テーマ?)
 マルコム・ウィリアムソン(1931-2003):オルガンのための交響曲
   前奏曲,ソナタ,アリア I,トッカータ,アリア II(パッサカリア),賛歌[Paean]
 アーサー・ブリス/ロバート・ガワー編曲:暴徒の小走り[The Rout Trot]
トム・ベル(オルガン)
録音:2012年10月29-31日、ダラム大聖堂、ダラム、イギリス





SARX


SX 023-2
\2000
フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755):聖週間のレスポンソリウム集
   In monte Oliveti / Tristis est anima mea / Ecce vidimus eum
   Eram quasi agnus / Una hora / Seniores Populi / Omnes amici mei
   Velum Templi / Vinea mea / Tradiderunt me / Jesum tradidit impius
   Caligaverunt oculi mei / Sicut ovis / Jerusalem, surge
   Plange quasi virgo / Astiterunt reges Terrae / Aestimatus sum
   Sepulto Domino
アルス・カンティカ・コンソート
 クロディーヌ・アンセルメ、
 パオラ・ブーシ(ソプラノ)
 フルヴィオ・ベッティーニ(バリトン)
 マルコ・テゾーリ(チェロ)
 パオロ・ケリーチ(テオルボ、アートリュート)
 マルコ・ベッリーニ(オルガン)
ジョヴァンニ・アッチャイ(指揮)

録音:1996年9月23-26日、聖マルティノ教区教会、パラッツォ・ピニャーノ、 クレモナ県、イタリア 発売:1997年
ピリオド楽器使用。

 

ANG 97049-2
\2000
レオポルド・ガンベリーニ(1922-2012):舞台用カンタータ「アンネ・フランク」 タチアナ・トレチャク(ソプラノ)
ミンスク・マドリガル合唱団
リュドミラ・エフィーモヴァ(合唱指揮)
ミンスク放送交響楽団
アナトーリー・ラプノフ(指揮)
録音:1998年3月10日、ミンスク、ベラルーシ


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


チェコ放送ラジオサービス



CR 0668-2
(2CD)
\3600→\3290
借金苦に倒れたチェコの偉人
 オスカル・ネドバル(1874-1930):オペレッタ「ポーランド気質」

   (1913;ズデニェク・クニットルによるチェコ語訳&放送用編集版)
 録音:1947年、チェコスロヴァキア放送、プラハ
      (修復&リマスター:2009年、チェコ放送、プラハ)
マリア・タウベロヴァー(ソプラノ:ヘレナ)
ヤロスラフ・グレイフ(テノール:ボレスワフ・バランスキ伯爵)
ヤルミラ・ペホヴァー(ソプラノ:ヴァンダ・クファシンスカヤ)
ハヌシュ・テイン(バス:ヤン・ザレンバ)
オルドジフ・ディエデク(テノール:ブロンヨ・フォン・ポピエル)
ヤロスラヴァ・アダモヴァー(台詞:ヘレナ)
カレル・ヘゲル(台詞:ボレスワフ・バランスキ伯爵)
ダナ・メドジツカー(台詞:ヴァンダ・クファシンスカヤ)
フランチシェク・クレウズマン(台詞:ヤン・ザレンバ)
フランチシェク・フィリポフスキー(台詞:ブロンヨ・フォン・ポピエル) 他
プラハ放送児童合唱団
 ボフミル・クリーンスキー(合唱指揮)
プラハ放送合唱団
 イジー・ピンカス(合唱指揮)
プラハ放送管弦楽団
ヴラチスラフ・アントニーン・ヴィプレル(指揮)
オスカル・ネドバル:オペレッタ「麗しのサスキア」
   (1917;ズデニェク・クニットルによるチェコ語訳&
   ズデニェク・ペトルによる放送用短縮版)
 録音:1954年、チェコスロヴァキア放送、プラハ、チェコスロヴァキア
      (修復&リマスター:2013年、チェコ放送、プラハ)
マグダ・シュパコヴァー(ソプラノ:サスキア)
ヴラスタ・ムレインコヴァー(ソプラノ:ジェシー)
ヤーラ(ヤロスラフ)・ポスピーシル(テノール:アドリアン)
ズデニェク・ヤンコフスキー(テノール:トミー) 他
プラハ放送交響楽団
ヴラチスラフ・アントニーン・ヴィプレル(指揮)
ドヴォルジャーク(1841-1904):スラヴ舞曲第3番変イ長調 Op.46 No.3
 録音:1928年 原盤:Pathe X 96010 346
  (修復&リマスター:2010年、チェコ放送、プラハ)
プラハ・ラジオジャーナル管弦楽団
オスカル・ネドバル(指揮)
 オスカル・ネドバルはターボルのドイツ語を母語とする家に生まれ、ドヴォルジャークに作曲を師事したチェコスロヴァキアの作曲家・指揮者・ヴァイオリン奏者。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者(1896-1906)、ボヘミア弦楽四重奏団の創設メンバー(1891-1906)、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の創設首席指揮者(1906-1919)。チェコスロヴァキア共和国建国後スロヴァキアのブラチスラヴァを拠点に活躍しましたが、多額の負債を苦にザグレブで投身自殺を遂げました。
 「ポーランド気質」はウィーンで大いに人気を博したオペレッタ。「麗しのサスキア」はボーナス・トラック扱いですが約40分収録されています。



<メジャー・レーベル>


SONY



8876548231-2
\2500→\2290
リープライヒ指揮  ヌリア・リアル(ソプラノ)
 モーツァルト:
  『レクイエム ニ短調K.626』
  『アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618』
ヌリア・リアル(Sp),
マリー=クロード・シャピュイ(Ms),
クリストフ・プレガルディエン(T),
フランツ=ヨーゼフ・ゼーリヒ(Bs),
バイエルン放送合唱団,
ミュンヘン室内管弦楽団,
アレクサンダー・リープライヒ(指揮)
 気鋭のアレクサンダー・リープライヒと彼が首席指揮者をつとめるミュンヘン室内管弦楽団のソニークラシカル第2弾となる、モーツァルト「レクイエム」の注目すべき新録音の登場です。
 リープライヒは1968年レーゲンスブルク生まれ。1996年コンドラシン指揮者コンクール入賞し、翌年急遽デ・ワールトの代役としてコンセルトヘボウ管に登場して絶賛されました。以来、コンセルトヘボウ管、BBC響、ミュンヘン・フィルなどに客演。2006/07年シーズンよりミュンヘン室内管の首席指揮者・芸術監督に就任。日本にも数回来日しており、2011年の紀尾井シンフォニエッタ演奏では、痛快極まるベートーヴェンと話題となりました。
 2011年の「ロッシーニ:序曲集」に続く、このモーツァルト「レクイエム」の新録音においても、古楽奏法を取り入れながら温かみを感じさせるものに仕上げています。
 特にヌリア・リアルの絶品極まる美しいソプラノの歌唱。ヴェテラン、プレガルディエンの緊張感あふれる歌唱。そしてバイエルン放送合唱団の澄んだコーラスによる魅力など、純粋な器楽と声の融合によって、特別な「祈り」を感じさせてくれる音楽を聴くことができるでしょう。
 【録音】2012年12月20〜22日, ミュンヘン、ヘルクレスザール(デジタル:セッション)



 

8888378762-2
\2500
ドレスデン聖母教会室内合唱団/ドレスデン聖母教会のクリスマス
 ハンマーシュミット:『門を広く開けよ』,
 プレトリウス:『Hosianna in der Hohe』,
 シュッツ:『御子は生まれたもうた』,
 プレトリウス:『わが魂は主をあがめ』,
 シャイン:『汝らキリスト者、こぞりて神をたたえよ』,
 プレトリウス:『Magnificat super Ecce Maria et Sydos ex Claro』,
 ヴェックマン:『Angelicuscoeli chorus』,
 プレトリウス:『Vom Himmel hoch』,
 ハスラー:『Ein Kindelein so loblich』,
 プレトリウス:『歌え、汝ら愛しいキリスト教徒よ』,
 シャイト:『みどり児ベツレヘムに生まれたまえり』,
 プレトリウス:『諸人声あげ』,
 ヨハン・ヴァルター:『ヨゼフよ、私の愛しいヨゼフよ』,
 プレトリウス:『パストラーレ』,
 シェッレ:『御空より天使の群来たり』
ドレスデン聖母教会室内合唱団,
ドロテー・ミールズ(Sp),
エリック・シュトクローサ(T)
 ドレスデンの聖母教会は、その壮麗なバロック様式で知られる教会で、特に美しい天井画が描かれた内部のドームの華麗さはドイツの中でも屈指の建物として知られています。
 この教会に属する合唱団として2005年に設立された「ドレスデン聖母教会室内合唱団」は、約30人のプロとセミ・プロの声楽家たちによって構成され、特にルネッサンス〜バロックを中心としたレパートリーで高い評価を得ています。このアルバムでは、ドレスデン・フラウエン教会で伝統的に歌われているクリスマスの合唱作品が歌われています。
 【録音】2013年9月9〜11日、ドレスデン聖母教会(デジタル:セッション)
 

8884300173-2
\2500→\2290
エツィオ・ロジャッティ/タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲と交響曲集
 タルティーニ:
  『ヴァイオリン協奏曲ト長調』『ヴァイオリン協奏曲イ短調』
  『ヴァイオリン協奏曲ホ短調』『交響曲(シンフォニア)イ長調』
  『交響曲(シンフォニア)ニ長調』
フランチェスコ・デ・アンジェリス(Vn),
エツィオ・ロジャッティ(指揮)
ベルガモ・ブレシア管弦楽団
 タルティーニのヴァイオリン協奏曲3曲とシンフォニア2曲を収録したアルバムです。
 ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)は、パドヴァを中心に活躍し、ヴァイオリニストとしてならし、ヴァイオリンを中心とした協奏曲や器楽曲を数多く作曲した、バロックから古典派への過渡的な作曲家として重要な人物。夢の中で悪魔を売り渡すのと交換に素晴らしい音楽を書くことができた、という逸話で有名な「悪魔のトリル」では、ヴィルトゥオーゾ的技巧が使われています。
 こうしたことでヴァイオリンのための作品は数多く録音はあるものの、シンフォニアなどはほとんど録音されていません。古典派的要素が取り入れられたシンフォニアには、メヌエットが取り入れたものもあり、重要な作品とも言われています。ヴァイオリンの起源の場所ともいわれるブレシアの財団が記念して作成したこのアルバムでは、ミラノ・スカラ座およびスカラ・フィルのコンサートマスター、フランチェスコ・デ・アンジェリスも参加し、タルティーニの知られざる作品に光をあてています。【録音】2013年9月、(デジタル)
 
8888375463-2
(2CD)
\2800
アンドレア・カウテン/名ピアノ作品集
 ベートーヴェン:
  『ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調「月光」Op.27-2』,
 シューマン:『子供のためのアルバム』〜
  「兵士の行進」「コラール」「哀れな孤児」「狩人の歌」「楽しき農夫」
  「サンタクロース」「小さな練習曲」「朝の散歩をする子供」「刈入れの歌」,
 ショパン:
  『ワルツ第7番 嬰ハ短調』『ワルツ第6番変ニ長調「小犬のワルツ」』
  『即興曲第4番 嬰ハ短調「幻想即興曲」』
  『ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調「葬送行進曲付き」』,
 ベートーヴェン:『ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調「悲愴」Op.13』,
 リスト:
  『コンソレーション(慰め)S.172』『愛の夢 第3番 変イ長調』
  『ハンガリー狂詩曲第15番』,
 ラフマニノフ:
  『楽興の時第5番変ニ長調』『前奏曲 嬰ハ短調Op.3-2』
  『前奏曲 ニ長調Op.23-4』『前奏曲 ト短調Op.23-5』
アンドレア・カウテン(ピアノ)
 ハンガリーで生まれ、スイスのバーゼルで学んだピアニスト、アンドレア・カウテンの新録音。カウテンはシューマンやリストを質の高い彼女独特の柔らかいタッチで演奏することで高い評価を得ており、すでにソニークラシカルから4枚のソロ・アルバムをリリースしています。このアルバムはそれらに加えて、ベートーヴェン、ショパン、ラフマニノフをも含むもの。有名な「月光」「悲愴」、ショパンのソナタなど、粒立ちの良い美しい音色で端正に弾きあげています。そこから出るメリハリのある表情の豊かさこそ彼女の美質であり、彼女の特質が発揮されたアルバムです。
 【録音】2013年7〜8月, ブダペスト、フンガロトン・スタジオ(デジタル:セッション)
 

8884300541-2
\2400
ジョヴァンニ・アレヴィ/クリスマス・フォー・ユー
 1) Christmas for you (G. Allevi’s previously unreleased track),
 2) White Christmas ,
 3) Jingle Bells, 4) Ave Maria (orig. Bach/Gounod),
 5) Adestefideles , 6) O Tannenbaum , 7) Silent night ,
 8) Greensleeves, 9) Oh happy day, 10) Auld Lang Syne,
 11) Santa Claus is comin' to town , 12) FelizNavidad ,
 13) Lullaby - op. 49 n° 4 (orig. J. Brahms) ,
 14) Te Deum (orig. M.A. Charpentier),
 15) Prelude - Suite n°1 in Sol BWV 1007 (orig. J.S.Bach)
ジョヴァンニ・アレヴィ(ピアノ)
 イタリアの国民的ピアニスト、ジョヴァンニ・アレヴィの最新作は、クリスマス! ヨーロッパのクラシックの伝統に新しいポップス、コンテンポラリーの要素を取り入れ、ニューエイジ・クラシック音楽として再構築する彼独特のスタイルにより、ここ日本でも2008年以来高い人気を誇っています。
 このアルバムでは、クリスマスの名曲ばかりだけでなく、バッハ&グノーの「アヴェ・マリア」、ブラームスの子守歌、シャルパンティエの「テ・デウム」、バッハの「無伴奏チェロ組曲第1番」などのクラシック作品を、アレヴィ節たっぷりのフリーでモダンなアレンジで演奏。アレヴィらしい、ワン&オンリーなピアノ・ミュージックの素晴らしいクリスマス・プレゼントといえましょう。
 

8884300495-2
\2500→\2290
ジュゼッペ・アンダローロ/Cruel Beauty〜
 後期ルネッサンス・初期バロックのイタリア鍵盤楽器作品集

 パスクィーニ:
  『第2旋法によるトッカータ』『フランス風カンツォーナ』
  『フォリアによるパルティータ』,
 フレスコバルディ:
  『トッカータ第2番』『2つのフーガ』
  『パッサカリアによる100のパルティータ』
  『ラ・フォリアによるパルティータ』
  『フレスコバルダの主題によるアリアと変奏』,
 パレストリーナ:『第1旋法によるリチェルカーレ』,
 メルーラ:『半音階的ソナタ』,
 ヴァレンテ:『オルガンのための変奏』より第3, 4, 6番,
 ガブリエリ:『第7と8旋法によるリチェリカーレ』,
 トラバーチ:『Consonanze stravaganti』/
ボーナス・トラック:
 カルロ・ボッカドーロ(1963-):『Cruel Beauty』
ジュゼッペ・アンダローロ(ピアノ:ファツィオリ)
 国際的に活躍する若手ピアニスト、ジュゼッペ・アンダローロの最新アルバムは、現代ではピアノで弾くことがなくなった後期ルネッサンス・初期バロックのイタリア鍵盤楽器のための作品集。この時代はチェンバロやオルガンなどの古楽器で演奏することに意義がある・・・といえども、あえてピアノで演奏。ピアニズムを究めるためではなく、均等安定が必要とされる現代に現代ピアノで演奏することによって、楽曲の美しさをさらに洗練されたものに弾いていく妙技。それは絶妙なるタッチが必要とされるのは安易に感じられますが、彼の出すさまざまな音色のニュアンスはまさに芸術表現なのです。
[ジュゼッペ・アンダローロ]
 1982年イタリアのパレルモ生まれ。2005年ブゾーニ国際コンクール優勝、第5回ロンドン国際ピアノコンクール第1位、第1回仙台国際コンクール優勝など、数々の国際コンクールで受賞。セルジオ・フィオレンティーノ、ヴィンチェンツォ・パルツァーニの元で学び、2000年10月、ミラノのヴェルディ音楽院を最高の成績で卒業、数々の表彰を受けました。
 レパートリーはバッハ、ヘンデルからメシアン、リゲティ、カプースチンまでと幅広く、特にカプースチンとは交流があり、作曲家よりピアノ・ソナタ第17番を献呈されています。
 精力的に展開するソロ活動のほか、世界の名だたるオーケストラや、アンサンブルのツアーに参加、また、多くの有名アーティストとのデュオを経験。
 最近では、国際ピアノコンクールの審査員や、マスタークラスを行うなど多才な活動展開を行い、作曲や指揮にも取り組んでいます。
 2005年には、イタリア文化庁より、芸術勲章を受章しています。
 【録音】2012年, バルトーク・スタジオ, ファツィオリ・コンサートホール(デジタル:セッション)
 


8888371769-2
\2500→\2290
ガボール・ボルドツキ/トランペット編曲版によるヴィヴァルディ協奏曲集
 ヴィヴァルディ:
  『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 3, No. 9, RV 230』
  『2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 Op. 3, No. 8, RV 522』
  『リュート協奏曲ニ長調 RV 93』『リコーダー協奏曲 ト短調 RV 106』
  『オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 変ロ長調 RV 548』
  『2つのチェロのための協奏曲ト短調RV.531』
ガボール・ボルドツキ(トランペット&フリューゲルホルン),
アンドレス・ガベッタ(Vn&リーダー),
カペラ・ガベッタ
 ヴィヴァルディの様々な協奏曲のソロを、トランペットの超絶技巧で披露。ヴィヴァルディの協奏曲ほど超絶技巧が求められる楽曲はないでしょう。
 分散和音の連続、早いパッセージ。これらはいくらピストン付きの現代トランペットでも半端なく難しい。すでに「モーリス・アンドレの再来」とも、いやそれ以上とも言われているボルドツキの手にかかれば、まさにトランペットのための協奏曲だと信じてしまいそうです。
 もちろんゆっくりした楽章では、聴く人の心に自然と沁み入るようなしっとり感も健在。
 バックを務めるのは、人気女流チェリスト、ソル・ガベッタの兄であるアンドレス・ガベッタ率いるカペラ・ガベッタ。このアンサンブルは古楽器を使用していますが、ボルドツキのモダン・トランペットと古楽器アンサンブルの融合によって、濡れた真珠の玉をころがすような、魅力的なヴィルトゥーゾが繰り広げられます。

【Gabor Boldoczki(ガボール・ボルドツキ)】
 1976年ハンガリーのセゲド生まれ。“モーリス・アンドレの後継者“と称され、2004年ザルツブルク音楽祭デビューの際は”柔らかなアーティキュレーション、極めて優れた才能、自信に満ちたアンブシュア、華麗な超絶技巧・・・あらゆる音楽をものにする最高質のソリスト”などの絶賛を浴びています。
 14歳でザラエゲルセグ(ハンガリー)の国際コンクールで1等獲得。ヴァイネル音楽院、リスト音楽院に学び、またラインホルト・フリードリヒにも師事、頭角を表してきました。
 21歳でミュンヘン国際コンクールで最高位、第3回モーリス・アンドレコンクールでグランプリを獲得、一躍注目を浴びました。
 1999年8月リームスマ財団よりダビドフ賞、2002年年間最優秀ヤング・アーティスト賞を獲得。
 2003年10月エコー・クラシック賞最優秀新人賞を獲得、2008年ドイツ・フォノ・アカデミーより最優秀管楽器奏者に選ばれています。「自然で柔らかで息の長いフレーズと多彩な音色」「彼の超絶技巧はラースロー・フェニェーの踊るような音色、軽やかな弦さばきと完璧な対比を成し遂げている」「バロック・トランペット奏法の伝統が、あくまで軽く、生き生きとまた現代的なセンスをもって見事にここに継承されている」と絶賛を受けています。
 【録音】2013年, スイス、Reformierte Kirchgemeinde Zweisimmen(デジタル:セッション)
 

8888375183-2
\2500→\2290
ディエゴ・ディニ・チアッキ/ドニゼッティ:交響曲(シンフォニア集)Vol.1
 ドニゼッティ:
  『シンフォニア ニ長調「出発」』『シンフォニア ニ長調「炎」』
  『シンフォニア ハ長調』『シンフォニア ニ長調』
  『道化芝居「愚か者」へのシンフォニア』
  『シンフォニア ホ短調』
ディエゴ・ディニ・チアッキ(指揮)
イタリア国営放送交響楽団
  

8888375184-2
\2500→\2290
ディエゴ・ディニ・チアッキ/ドニゼッティ:交響曲(シンフォニア集)Vol.2
 ドニゼッティ:
  『ベッリーニへの追悼のシンフォニア』『葬送前奏曲』
  『シンフォニア ニ長調』『アントニオ・カプッツィへのシンフォニア』
  『シンフォニア ハ長調』
  『シンフォニア・コンチェルタンテ ニ長調』『シンフォニア ニ長調』
ディエゴ・ディニ・チアッキ(指揮)
ナポリ・サンカルロ劇場管弦楽団
 ドニゼッティは、ロッシーニ、ベッリーニと並んで、19世紀前半のイタリア・オペラ界をリードした作曲家です。ナポリ、ミラノ、ヴェネツィアなどの劇場のためのオペラ・セリア、ブッファ両面で多数の作品を残しました。オペラのほかにイングリッシュ・ホルン協奏曲や多数の弦楽四重奏曲も残していますが、あまりにもオペラの存在が大きく、器楽作品についてはあまり演奏されないのが現状のようです。
 ドニゼッティの交響曲は10曲以上残されており、オペラの序曲のシンフォニア形式に近く、主題に関連性を持たせた熟達した手法によって、ドニゼッティ風のあらゆる手法上の試みが行われた興味深い作品です。長年ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席オーボエ奏者であったディエゴ・ディニ・チアッキがこれらの作品に光をあて、歌うような甘美なメロディと快活なテンポによって、ドニゼッティの別の面を探究していきます。



<国内盤>


ARCANA



Mer-A369
(国内盤)
\2940
パンドルフィ・メアッリ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 作品4
 ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(1629〜1679):
  『ヴァイオリン独奏[と通奏低音]のためのソナタ集』作品3(1660)
   1. 第1ソナタ「ラ・ステッラ」
   2. 第2ソナタ「ラ・チェスタ」
   3. 第3ソナタ「ラ・メラーナ」
   4. 第4ソナタ「ラ・カステッラ」
   5. 第5ソナタ「ラ・クレメンテ」
   6. 第6ソナタ「ラ・サッバティーナ」
グナール・レツボール(バロック・ヴァイオリン)
アルス・アンティクヮ・アウストリア(古楽器使用)
 「ようやく」の感あり、前作原文解説で予告されていたのが早、2年前——異才レツボールの面目躍如、17世紀オーストリアで活躍した異才中の異才パンドルフィの至芸をまたしてもじっくり味わえる「下巻」、ついに登場

 熾烈さ・苛烈さ・比類ない歌、何でもありぱかつてフランス発のメジャーレーベルErato の古楽セクションを盛り上げたあと、小規模レーベルAstreeを立ち上げた敏腕技師ミシェル・ベルンステンが、生涯最後に興した古楽専門レーベルArcana——

 ベルンステン急逝後、イタリアの古楽プロデューサーに買われて奇跡の復活を遂げたこの名門は、2009 年の取扱開始とともに大人気を記録したフェシュテティーチ四重奏団のハイドン全集、廃盤状態から復活あいなったガンバ奏者ドゥフトシュミットやエンリーコ・ガッティ、ファビオ・ビオンディらのイタリア鬼才勢の傑作盤...とますます名盤を連発。さらに近年ではイタリア随一の古楽集団アンサンブル・ゼフィーロまで名録音を続々提案するようになってきましたが、そうしたなか今もさらなる新録音で素晴らしい充実企画と名演を続々放ってくれているのが、ベルンステンがこのレーベルに引っ張ってきた、「音楽大国」オーストリアの古楽界で最も注目すべきバロック・ヴァイオリンの異才、グナール・レツボールぱ Pan Classics レーベルから2012年に再発売されたSymphonia 録音のビーバーのソナタ集は、昨年度レコード・アカデミー賞を受賞、今年初めに大きなセールスを記録したのも記憶に新しいところ。さらについ最近は、自ら主宰するアルス・アンティクヮ・アウストリアとともに(「皇帝レクイエム」で知られる)フックスの新発見オラトリオを全曲録音、朝日新聞の「試聴室」でも絶賛を戴くなど、自国の音楽遺産の発掘にかける情熱と確かな成果はとどまるところを知らぬかのようです。
 そんな彼が、ベルンステンの忘れ形見であるArcana レーベルで久々の新録音をリリース——すでに2年前にも好評を博した、モンテヴェルディの世代とコレッリなど後期バロックをつなぐ17世紀の謎の異才、パンドルフィ=メアッリの作品集が、さらにもうひとつ

 この作曲家、実は輸入盤セールスが最も熱かった20世紀最後の10年ほどのあいだ、Channel Classics とHarmonia MundiFrance でアンドルー・マンゼが連発したいくつかの名盤によって急激に知名度をあげ、バロック通のあいだにフェティッシュな存在感を印象づけた鬼才。
 かそけきピアニッシモから突如、叩きつけるような最強音の和音の連続が飛び出したり、めまぐるしい超絶技巧から一転、誰もが心とろかすカンタービレへと移ったり...といった先の読めないスリリングな展開に、聴き手側の心が驚くほど惹きつけられてしまう、謎のカリスマ的音運びを知ったなら、1曲でも多くその世界に出会いたい...と思わずにはおれないところ。今回の「作品4」全曲盤でも、そうした作風とレツボールの桁外れな名手ぶりが最高のマッチングをみせているうえ、作品解説も充実(全訳付)。
 今年が没後300年にあたるコレッリの作品との聴き比べも示唆的なところ、バロック・ヴァイオリンのディープな世界へのイニシエーションとしても絶好の充実度、ぜひお試しを!


パンドルフィ・メアッリ旧譜
聴いてみていいと思います。


Mer-A360
(国内盤)
\2940
ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(1629〜1679)
 『ヴァイオリン独奏[と通奏低音]のためのソナタ集』作品4(1660)
 1. 第1ソナタ「ラ・ベルナベイ」
 2. 第2ソナタ「ラ・ヴィヴィアーナ」
 3. 第3ソナタ「ラ・モネッラ・ロマネスカ」
 4. 第4ソナタ「ラ・ビアンクッチア」
 5. 第5ソナタ「ラ・ステッラ」
 6. 第6ソナタ「ラ・ヴィンチョリーナ」
グナール・レツボール(バロック・ヴァイオリン)
アルス・アンティクヮ・アウストリア(古楽器使用)
A360
(輸入盤)
\2500→\2190
 パンドルフィ・メアッリ。
 ことあるごとに店主がお話しするSYMPHONIAレーベルの「17〜18世紀イタリアのヴァイオリン芸術 VOL.1」。そのなかでマッテイスとともに収録されて異彩を放っていた幻の作曲家。
 はかなげで美しく、聴けば聴くほどいとおしくなるような音楽。この時代のイタリアには何と素敵な音楽を生み出す土壌があったことだろう。その豊穣さは19世紀のドイツ・オーストリアをしのぐ。
 パンドルフィ・メアッリの生涯は謎が多いが、イタリアで生まれ、その後ハプスブルク家のフェルディナント皇子の元で音楽家を務めていたというから、中期のバロックにおいてイタリアのヴァイオリン音楽をオーストリアにもたらした最初期の人と思われる。イタリアから大陸を横断してロンドンで大成功したマッテイスや、大陸中央で活躍したヴァルター、ヴェストホフ、ビーバーたちが1950年前後の生まれ。このパンドルフィ・メアッリが1629年生まれ・・・確かにこの人の音楽には、マッテイスやビーバーたちの音楽の源流ともいうべきにおいがする。

 さてそのパンドルフィ・メアッリのソナタ集。ヴァイオリンは麗しき大道芸人レツボール。これまでガッティやマンゼの演奏で聴いてきたからか、レツボールの演奏はあいかわらず体臭ムンムンで個性全開だが、パンドルフィ・メアッリの音楽にはそういう感性も平気で呑み込む度量がある。大衆性がある。豊かさがある。さらに通奏低音にはチェンバロ、オルガン、アーチリュート、バロックギター、コントラバス、南イタリアの民俗楽器コラシオーネまで登場。これまでどちらかというと独奏で奏でられることが多かったパンドルフィ・メアッリの音楽が、華やかで饒舌になる。しかしこれはこれで悪くない。ここ数年で進んだこの謎の作曲家の研究の成果ということか。確かに違和感なく、心から楽しめる。
 ここ最近で最も聞いたアルバムである。 
 
Pandolfi Mealli - Violin Sonatas
CANAL GRANDE
CG 06005
\1800→\1690
アンドリュー・マンゼ
 パンドルフィ・メアッリ:ヴァイオリン・ソナタ集(1660)
 ヴァイオリン・ソナタ 作品3-2
 ヴァイオリン・ソナタ 作品3-4
 組曲 ハ長調(チェンバロ独奏曲)
 ヴァイオリン・ソナタ 作品3-5
 ヴァイオリン・ソナタ 作品3-6
 組曲 ニ短調(チェンバロ独奏曲)
 ヴァイオリン・ソナタ 作品4-1
 ヴァイオリン・ソナタ 作品4-4
 組曲 イ長調(チェンバロ独奏曲)
 ヴァイオリン・ソナタ 作品4-6
アンドリュー・マンゼ(Vn)、
リチャード・エガー(Cemb)
フレッド・ヤーコブズ(テオルボ)

 さてそのパンドルフィ・メアッリ。ガッティの演奏も繊細で印象的だったが、実はその最大のライバルとも言うべきマンゼもやはり早くも1990年代中盤にこの謎の作曲家を取り上げていた。
 しかも1枚のアルバムまるまる。
 これがまたマンゼらしい「超絶技巧」満載の大サーカス演奏で、すさまじい。
 あんまりすごすぎて聴いてて疲れるために休憩を入れたほうがいいということで、途中にエガーのチェンバロ独奏が入ることになった(・・・というのは店主の推測だが、おそらく当たり)。
 こちらも超お奨めの1枚。






CONCERTO



CNT2078
(国内盤・2枚組)
\4515
トリオ・ディ・パルマ
 ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲全集

  ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 op.21
  ピアノ三重奏曲第2番 ト短調 op.26
  ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調 op.65
  ピアノ三重奏曲第4番ホ短調 op.90「ドゥムキー」
トリオ・ディ・パルマ
 イヴァン・ラバーリア(vn)
 エンリーコ・ブロンツィ(vc)
 アルベルト・ミオディーニ(p)
 スラヴの魂には、イタリアの歌心がよく似合う。しかも時にノンヴィブラート、息をのむほど美しい!
 いま何で来日しないのかさえ不思議なくらい、見過ごせないソリスト集団トリオ・ディ・パルマ、これは聴いたほうがいい。ドヴォルザークのピアノ三重奏曲をまだ知らないなら、なおのこと!
 イタリアのミラノに拠点をおくConcerto レーベルは、直接音を大切にした濃密な録音エンジニアリングもさることながら、時々この国のとてつもないプレイヤーの名演を粛々と録音してみせていたりするのが侮れないところ——ミラノ・スカラ座のコントラバス首席奏者がさりげなくボッテジーニの傑作録音を2枚もリリースしていたり(CNT2004 とCNT2051、前者は『レコ芸』特選・後者は同準特選)、ホグウッドやノリントンとの共演でも知られる古楽器の凄腕アンスニー・ペイが、現代楽器でモーツァルトのバセットホルン作品全集を作っていたり(CNT2023)...「日本では知名度がまだ高くないものの実は、桁外れの才人」は、このレーベルにごろごろしているので侮れません。そうしたなか、とくに注目したい団体のひとつがトリオ・ディ・パルマ——チェロのエンリーコ・ブロンツィだけは数年前に少しだけ来日公演をしてくれましたが、彼らは時代が時代なら(広告商売が活況だった頃なら?)確実に世界のスターダムにのしあがったのではないかと思える、個人プレイでも総合力でも勝負できる侮りがたい異才集団!
 レスピーギと同世代の異才ピッツェッティの室内楽曲集は2枚とも実に充実した仕上がり(CNT2056・2057、後者は『レコ芸』準特選)でしたが、お国ものばかりではなく、たとえばシューマンやリストなどでも侮りがたい実績をあげてみせるのが憎いところ——
 しかし今回の新譜は、かなりきわめつけです!そもそも、ラテン系の演奏家たちはチャイコフスキーやドヴォルザークなどスラヴ系の作品に独特の相性をみせることがしばしばで(それは逆もまたしかり...ロシアやブルガリアの若手が弾くピアソラ、ルービンシュタインの弾いたアルベニス...etc)、東と西とで情熱のありかが似ているのか?と思ったりもするのですが、ここで彼らが手がけたドヴォルザーク解釈は、ちょっと単純な言葉ではくくれないほど仕掛けたっぷり。イタリア人ならではの濃密な歌心がそこかしこに潜んでいるのですが、それは決して濃密なヴィブラートや緩急はげしいアゴーギグというかたちでは出てこない。
 3人の息の合い方は異常なほどぴったりで、しかし互いに聴きあい...というのとは違う、ゆずりあわずとも心がひとつになる!といった感じのストレートな情熱的演奏は、直接バイヤー様に聴き確かめていただきたいクオリティ(「音」あります)。『ドゥムキー』の変幻自在なリズムの妙を、この一体感で突っ走りながら、囁くようなピアニッシモをノンヴィブラートで艶やかに仕上げてみせる瞬間など、ほんとうに息をのむ——どこまでも曲者なのです!ドヴォルザークのピアノ三重奏曲は、初期はかなりの若書きから中期もあり、晩期の異色作もあり、と相当多彩にもかかわらず、全体としてはどうしてもスラヴ系奏者たちのお家芸になるか、散発的に第3番がとりあげられるか、程度。本盤で初めて出会う、という方にも本当に強くお勧めできる逸品です。




<映像>


SONY(映像)


8884300211-9
(DVD)
\4000
アーウィン・シュロット/Rojotango . Live from Berlin 〜熱き南米を歌う
 アストール・ピアソラ:『リベルタンゴ』,
 カルロス・ガルデル:『想いの届く日』,
 パブロ・シーグレル:『ロホタンゴ』,
 アストール・ピアソラ:
  『チキリン・デ・バチン(バチンの少年)』『迷子の鳥たち』
  『アディオス・ノニーノ』,
 ファン・カルロス・コビアン:『ノスタルヒアス(郷愁)』,
 アントニオ・カルロス・ジョビン:『Insensatez(ハウ・インセンシティヴ)』,
 アストール・ピアソラ:
  『オブリビオン(忘却)』『Rinascero(3001年へのプレリュード)』
アーウィン・シュロット(Br),
フランティシェク・ヤーノシュカ(P&音楽監督),
ロホタンゴ・アンサンブル
8884300212-9
(Blu-ray)
\4800
 2000年にオペラ・デビューし、着々とその名声と活躍の場を広めてきたアーウィン・シュロットの初ソロ・ライヴ最新映像が登場。
 ソニークラシカル移籍第1弾となったアルバム「ロホタンゴ」のライヴ・ショウの映像で、今年6月にベルリンのアドミラル・パラストで収録されました。ウルグアイ出身のシュロットにとって、「裸のままの自分」を表現するためには、「タンゴ」が一番ふさわしいのでしょう。
 深みのある迫力たっぷりの声と、にじみ出る色っぽさ。そして2013年にベルリンで収録したこのライヴこそ、オペラとは違ったエキゾチックで深みのある歌声、そして筋肉質でセクシーな容姿など、シュロットの魅力の全てを凝縮した映像といえるでしょう。まさにオペラ・ファンならずとも、全ての音楽好きに贈るライヴ。
 「ラカトシュ・アンサンブル」や、ウィーンっ子を虜にしているクロスオーバー・アンサンブル「ザ・フルハーモニックス」のアレンジとピアノを担当するフランティシェク・ヤーノシュカと仲間達がバックを務め、エキサイティングなリズムとメランコリックなメロディを奏でているのも見逃せません。
 【収録】2013年6月4日、ベルリン、アドミラルス・パラスト(ライヴ)













11/6(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

COLUMNA MUSICA



1CM 0298
\2300→\2090
12のカタルーニャのピアノ・ソナタ
 ナルシス・カザノベス(1747-1799):
  第1番イ長調/第5番ヘ長調/第2番イ長調/第4番ヘ長調
 ベネト・ブレイ(1786-1850):
  第1番ハ長調/第2番ハ長調/第1(II)番ヘ長調/第3(II)番ハ長調
 ジュゼプ・ガリェス(1758-1836):
  第8番ト短調/第21番イ長調/第3番ハ短調/第14番ニ長調
エドゥアルド・フォンボナ(ピアノ)
録音:2012年5月14日、アルベルト・ムラレダ・スタジオ、リェロナ、バルセロナ県、スペイン

 時代的に古典派からロマン派前期に位置する、珍しいカタルーニャの作曲家3人のピアノ曲を集めたもの。
  

1CM 0299
\2300
マティルデ・サルバド(1918-2007):夢見た愛 歌曲集
  救命フック/2つの歌; 誘拐,郷愁
  春のアリエッタ集
   そして君の,新しい春,ばら、虚飾、笑い,幸福な川,母なる春,春の神に
  乾いた夏
  ルセリョの抒情歌集
   願望,五月,春は言う,鳥の歌,三つのばら,凍った泉に
  不在の原語
   今来る春,あなたの名は思い出,夜を私に、あなた,
   あなたが私を愛しているかわからない,散乱,瞳
  雅歌風 から 私はするのに,ある日に歌いたいなら
  夢見た恋
   たそがれ,この木のように,すべてが私の中に入った,
   あなたの胸にすがって,だから私は見たい
  モーゼの籠/永遠の愛
ホセ・フェレロ(テノール)
バルトメウ・ジャウメ(ピアノ)

録音:2012年3月2-3日、アルベルト・ムラレダ・スタジオ

マティルデ・サルバドはスペインのバレンシア州カステリョン・デ・ラ・プラナ生まれの作曲家・画家。

  

1CM 0301
\2300
ジェルミナンス 女声合唱のための音楽
 ブリテン(1913-1976):ミサ・ブレヴィス Op.63
 パブロ[パウ]・カザルス(1976-1973):聖母への歌/私は色黒
 イレネウ・セガラ(1917-2005):サルヴェ・レジナ「ジェルミナンス」
 フォーレ(1845-1924):
  マリア・マーテル・グラツィエ Op.47 No.2
  アヴェ・ヴェルム・コルプス Op.65 No.1/タントゥム・エルゴ Op.65 No.2
  ジャン・ラシーヌの賛歌 Op.11
 メンデルスゾーン(1809-1847):女声合唱のための3つのモテット Op.38

ウルフェオ・カタラ少女合唱団
ダビド・マレト(オルガン)
ブイア・レシャク・イ・フェシェス(指揮)

録音:2011年7月22-23、25日、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ、スペイン

  

1CM 0302
\2300
守銭奴たちの祭壇画
 グレゴリ・フェレル:序曲
 アレシュ・プチ:守銭奴たちの祭壇画 I(テキスト:ダンテの「神曲」)
 アレシュ・プチ:人は言う(テキスト:モリエールの「守銭奴」)
 ファルサラルマ/アレシュ・プチ編曲:
  あらゆる物には値段がある(テキスト:ファルサラルマ)
 キコ・プジェス:あのベッドの上で
   (テキスト:ナルシス・ウリェルの「高利貸し」+ファルサラルマ)
 グレゴリ・フェレル:リチェルカーレ
 アレシュ・プチ:匿名の手紙(テキスト:匿名者)
 キコ・プジェス:世界の道(悔悟の詩篇)
   (テキスト:バリェ・インクランの「守銭奴たちの祭壇画」)
 ファルサラルマ/アレシュ・プチ編曲:
  忌々しい紙切れ(テキスト:ファルサラルマ)
 アレシュ・プチ:かわいそうな私のお金(テキスト:モリエールの「守銭奴」)
 ジョルディ・ドメネク:後悔(テキスト:F・ミイェトの手紙)
 ファルサラルマ/アレシュ・プチ編曲:埃(テキスト:ファルサラルマ)
 グレゴリ・フェレル:骸骨(テキスト:ナルシス・ウリェル+ファルサラルマ)
 アレシュ・プチ:守銭奴たちの祭壇画 II
  (テキスト:ダンテの「神曲」+ブロサ弦楽四重奏団のフェイスブックの友達+
   モリエールの「守銭奴」)

ブロサ弦楽四重奏団
 アレシュ・プチ、ペレ・バルトロメ(ヴァイオリン)
 インマ・リュク(ヴィオラ) キコ・プジェス(チェロ)
ジョルディ・ドメネク(カウンターテナー)
ファルサラルマ
 ティト、サント(ヒップポップMC)
グレゴリ・フェレル(チェンバロ)
マルク・クロス(打楽器)

録音:2012年8-9月、エスパイ・スノル・ムントリュ、ムントリュ・デ・ラ・セガラ、リェイダ県、スペイン,他

カタルーニャのミュージシャンたちによるコラボレーション・アルバム。

  

1CM 0305
\2300
ジェスス・ルドリゲス・ピコ(1953-)/ジュゼプ・マリ・バティスタ台本:
  室内オペラ「ウルブス」(独唱、合唱と5つの楽器のための;2007-2008)
リュイス・シンテス(バリトン:ウルブス)
アントニ・コマス(テノール:アントン)
ルト・ナバル(ソプラノ:ファティマ)
ジュゼプ・ピエレス(バス:ジャン)
アルフレド・ルドリゲス・ピコ(朗読)
ブライ・ネト音楽学校の13人の児童合唱団
ジュアン・コディナ(合唱指揮)
バルセロナ・モダーン・プロジェクト
マルク・ムンクジ(指揮)

録音:2009年10月19-23日、SGAE、バルセロナ、スペイン

ジェスス・ルドリゲス・ピコはスペインのバルセロナ生まれの作曲家・クラリネット奏者。

  

1CM 0307
\2300
ムイゼス・ベルトラン(1967-):穏やかな君の声 歌曲集
  3つの愛の詩/アカディアの3つの歌(*)/空白/2つの青春の歌
  ジュゼプ・ジャネスの3つの詩(*)/「バルラバ組曲」からの3つの歌
  オペラ「フランシスコ・ピサロの最後の日」から アナのアリア(+)
ロザ・マテウ(ソプラノ(無印))
ラウラ・アロンソ(ソプラノ(*))
モニカ・ルエサス(ソプラノ(+))
ムイゼス・ベルトラン(ピアノ)

録音:2010年1月8-10日、アルベルト・ムラレダ・スタジオ、ラ・ガリガ、バルセロナ県、スペイン

ムイゼス・ベルトランはスペインのバルセロナ県マタロ生まれの作曲家・ピアニスト。

  

1CM 0316
\2300
チェロとエレクトロニクスのための音楽
 ガブリエル・ブルンシク(1942-):Violoncello-Concert I(2009)
 エネコ・バリリョ(1973-):Requies(2004)
 テレサ・カラスコ(1980-):Seguiriyas de cielo, tierra y aire(2009)
 ウリオル・サラドリゲス(1975-):Inclinations vers l'instable(2010)
 ヘスス・ビリャ=ロホ(1940-):Glosario III(2009)
 エネコ・バディリョ:Evocacion(2010)
 ホセ・イヘス(1951-):Nihil Obstat(2005)(*)
トリノ・スリタ(チェロ)

録音:時期の記載なし,LIEM-CMDC、マドリード(*)、ポンペウ・ファブラ大学フォノ・スタジオ、バルセロナ、スペイン(*以外)

トリノ・スリタは古楽と前衛音楽の分野で活躍するスペインのチェロ奏者。

  

1CM 0317
(2CD)
\3600
フェデリコ[フレデリク]・モンポウ(1893-1987):ピアノ作品集
  ひそやかな音楽 第1巻)/ひそやかな音楽 第2巻(1962)
  ひそやかな音楽 第3巻)/ひそやかな音楽 第4巻(1967)
  ショパンの主題による変奏曲/郊外
アルベルト・アッテネリェ(ピアノ)

録音:2012年11月1、3、22日、アルベルト・ムラレダ・スタジオ

アルベルト・アッテネリェはバルセロナに生まれ、グラナドスの弟子フランク・マーシャル(1883-1959)に師事したピアニスト。生年がわかりませんが、1950年代から活躍しています。

 

1CM 0318
\2300
サルバド・ブルトンス(1959-):1975-2011年作曲のピアノ作品全集
  ピアノ・ソナタ Op.124(2011)/3つの夜想曲「ショパン風」Op.116(2010)
  献呈 Op.112(2008-2009)/クリスタル(14995)/トッカータ Op.63)1993)
  左手のための間奏曲 Op.47 No.2(1988)/即興曲 Op.37(1985)
  ユートピアの理想 Op.10(1976)/3つの小品 Op.8(1975)
  ショスアコーヴィチの死に寄せる悲歌 Op.7(1975)

アレックス・アルグアシル(ピアノ)

録音:2012年5月17、19日、パトリッチ・サウンド・スタジオ、ニューヨーク、アメリカ合衆国

サルバド・ブルトンスは現代カタルーニャを代表する作曲家・指揮者。アレックス・アルグアシルは1979年バルセロナ生まれのピアニスト。

 

1CM 0320
\2300
ショパン・ヴァリエーションズ カタルーニャから見たショパンの世界
 フェデリコ[フレデリク]・モンポウ(1893-1987):
  ショパンの主題による変奏曲(1938-1957)
 リェオナルド・バラダ(1933-):ショパンのバラード第1番の透過性(1977)
 ジュアン・アルベルト・アマルゴス(1950-):ショパンの肖像(2010)(*)
 ジョルディ・カメイ(1959-):Sorak 1708、ショパンから私への質問から(2010)
 サルバド・ブルトンス(1959-):3つの夜想曲「ショパン風」Op.116(2010)(*)

ジョルディ・カメイ(ピアノ)

録音:2012年5月19-20日、カン・ロチ・イ・トレス・コンサートホール、 サンタ・クロマ・デ・グラメネト、バルセロナ県、スペイン

(*)は在バルセロナ・ポーランド総領事館の委嘱作品。ジョルディ・カメイは1959年スペイン、カタルーニャのリョレンス・デ・ペネデス生まれのピアニスト。

 

1CM 0323
\2300
わが静寂に向かって
 サルバド・プエヨ(1935-):歌曲集「わが静寂に向かって」(*)
 ウジェーヌ・ダマレ(1840-1919):毛色の違う人(ポルカ=ロンド)
 エンリク・サンス(1890-1953):川岸
 イングランド民謡:グリーンスリーヴズ(主題と変奏曲)
 ナルシス・パウリス(1908-1988):羊飼い娘の踊り
 マックス・アヴァルト(1824-2006):エルザ(マズルカ)
 テレマン(1681-1767)/マルセル・サバテ(1970-)編曲:ソナタ ヘ長調(+)
 サルバド・ブルトンス(1959-):ホルンと弦楽のための幻想曲 Op.12(#)
アンナ・ムレノ=ラザリェ(ソプラノ(*))
マルセル・サバテ(フラビオル(*/#以外))
ドラ・フロレス(スピネット(+))
パコ・ロドリゲス(ホルン(#))
カメラータ・クラシカ・デルス・ピリネウス・カタランス(管弦楽)
ホセ・ルイス・チャン・サビオ(指揮)

録音:2003年6月、ソーシャル・センター、カプマニ、アルト・エンポルダ、ジロナ県、スペイン

カタルーニャ民族的吹奏楽コブラを構成する丈の短いリコーダーのような木管楽器フラビオルのレパートリーを中心に置いたアルバム。カメラータ・クラシカ・ピリネウス・カタランスはメキシコ出身のヴァイオリニスト・指揮者ホセ・ルイス・チャン・サビオにより創設されたスペイン・カタルーニャの室内管弦楽団。

  

1CM 0324
\2300
バルセロナ・カタルーニャ音楽堂ライヴ
 モーツァルト(1756-1791):レクイエム ニ短調 K.626(*)
 フォーレ(1845-1924):レクイエム ニ短調 Op.48(第2稿)(+)

アナ・プチェ(ソプラノ(*))
エリスデンダ・アルキンバウ(アルト(*))
ダビド・アレグレト(テノール(*))
パウ・ボルダス(バス(*))
セレナ・サエンス(ソプラノ(+))
エステベ・ガスコン(バリトン(+))
ウルフェオ・カタラ青年合唱団
テラサ48室内管弦楽団
エステベ・ナボナ(指揮)

録音:2012年4月10日(*)、2011年5月8日(+)、ライヴ、カタルーニャ音楽堂、バルセロナ、スペイン

(+)での第2稿版使用は明記されていないものの聴けば明らかですが、どの校訂版を用いているのかはわかりません。エステベ・ナボナは1968年バルセロナ生まれの合唱指揮者。

  

1CM 0288
(1CD + 1DVD PAL)
\3600
シャビエ・モンサルバジェ(1912-2002):オペラ「バベル46」 ビセンテ・オンブエナ(テノール:アリスティルデ)
アナ・イバラ(メゾソプラノ:ベルタ)
エンリケ・バケリソ(バリトン:ジュアン)
フランシスコ・バス(テノール:クリデ)
ミレイラ・ピント(メゾソプラノ:ビルジニア)
イチャロ・マンチャカ(メゾソプラノ:ウラカ)
ラケル・ピエロッティ(メゾソプラノ:マルケサ・デ・ティビエルス)
ダビド・メネンデス(バリトン:ダビド)
ダビド・ルビエラ(バリトン:アーロン)
ロマタ・コイテ(ラウリニャ)
リセウ大劇場交響楽団
アントニ・ロス=マルバ(指揮)
ジョルジュ・ラヴェッリ(演出)
アゴスティーノ・パーチェ(セット)
フランチェスコ・ジート(衣装)
ドミニク・ブリュギエール(照明)
制作協力:リセウ大劇場、マドリード王立劇場

収録:2004年2月16日、ライヴ、リセウ大劇場、バルセロナ、スペイン
 モンサルバジェ自身の台本による4つのエピソードから成る多言語オペラ(カタルーニャ語、スペイン語、英語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語)。1960年代に作曲され、1967年にリセウ大劇場のコンテストに出品されましたが落選。1994年のカダケス音楽祭で小管弦楽版初演、作曲者が逝去した2002年にようやくフル編成版がマドリード王立劇場で初演されました。
 録音・ビデオ収録ともこれが世界初となります。
  当DVDは日本製のほとんどのDVDプレーヤーで再生できませんのでご注意ください。





LOTOS


LT 0156-2 \2300
クトナー・ホラ国際音楽祭 2009
 ラーラ・セント・ジョン、イジー・バールタ、など

 シューマン(1810-1856):
  ピアノ四重奏曲変ホ長調 Op.47 から 第4楽章(KL/LS/KU/JB)
 チャイコフスキー(1840-1893):
  弦楽六重奏曲「フィレンツェの思い出」Op.70 から 第2楽章(LS/RP/KU/JZ/JB/JT)
 J・S・バッハ(1685-1750):ゴルトベルク変奏曲 BWV988 から 第13変奏(KL)
 ティエリー・ペク(1965-):青いオウム(無伴奏オーボエのための)(JG)
 ヤナーチェク(1854-1928):
  「草陰の小径で」第1集 から フリーデクの聖母マリア(KL)
 ヤナーチェク:おとぎ話 から 第3楽章(JB/KL)
 J・S・バッハ(1685-1750):ゴルトベルク変奏曲 BWV988 から 第15変奏(KL)
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.67 から 第2楽章(KL/LS/JB)
 モーツァルト(1756-1791):
  バセットクラリネット五重奏曲イ長調 K.581 から 第2楽章(LP/LS/RP/KU/JT)
 メンデルスゾーン(1809-1847):
  ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49 から 第4楽章(JL/LS/JB)
 ミラン・スヴォボダ(1951-):
  あなたはなんと美しく無垢であることか(CD「射手座の印」から)(MS)
ラーラ・セント・ジョン(ヴァイオリン(LS))
ロマン・パトチカ(ヴァイオリン(RP))
カレル・ウンテルミュレル(ヴィオラ(KU))
イジー・ジグムント(ヴィラ(JZ))
イジー・バールタ(チェロ(JB))
ヤクプ・ティルマン(チェロ(JT))
ジェローム・ギシャール(オーボエ(JG))
ルドミラ・ペテルコヴァー(バセットクラリネット(LP))
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ(KL))
ジョン・レネハン(ピアノ(JL))
ミラン・スヴォボダ・クアルテット(MS)
 ミラン・スヴォボダ(ピアノ)
 ミラン・クライーツ(サクソフォン)
 フィリプ・スパーレニー(ベース)
 イヴァン・アウデス(ドラムス)
録音:2009年、ライヴ、クトナー・ホラ、チェコ(MS以外)
 

LT 0158-2 \2300
クトナー・ホラ国際音楽祭 2011
 オスバルド・ゴリホフ(1960-):盲目のイサクの夢と祈り
   (クレズマー・クラリネットと弦楽四重奏のための;1994)(*)
 ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):
   十字架に(チェロとバヤン[アコーディオン]のための;1971/1991)(+)
ミシェル・レゾン(クラリネット(*))
ロマン・パトチカ、ジャクプ・フィシェル(ヴァイオリン(*))
カレル・ウンテルミュレル(ヴィオラ(*))
ヤクプ・ティルマン(チェロ)
ヤルミラ・ヴラホヴァー(アコーディオン(+))

録音:2011年、ライヴ、クトナー・ホラ、チェコ

オスバルド・ゴリホフは1920年代にルーマニア、ウクライナからアルゼンチンに移民したユダヤ系の家に生まれた作曲家。





STRADIVARIUS



STR 33910
\2200→\1990
アレッサンドロ・スカルラッティ:クローリ、ニンフと恋人
 アリア&カンタータ集

 アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
  オペラ「貞節な姫」[La principessa fedele]から Sinfonia
  オペラ「顔の間違い」[Gli equivoci nel sembiante]から(*)
   Un amante che pianger non vuole / Onde, ferro, fiamme e morte
   Lasciami sola a piangere
  カンタータ「ナイチンゲール」[Il rosignuolo](*)
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ K.81
 アレッサンドロ・スカルラッティ:
  カンタータ「遠く離れて」[Di lontananza](*)
  オペラ「顔の間違い」から(*)
   Tal io, misera amante / Al dispetto del sospetto
   Cieli, voi che ognor vedete
  オペラ「貞節な姫」から Sinfonia / Scherzo fui della procella
レナータ・フスコ(ソプラノ)
マッシモ・ロナルディ(アーチリュート)
メッテオ・メーラ(バロックギター)
ロレンツォ・ミケーリ(テオルボ、バロックギター)

録音:2011年9月7-9日、教会、ノマーリオ、トリノ県、イタリア
 厖大な数の作品を残したアレッサンドロ・スカルラッティの評価はまだまだ途上。それだけにあらゆる新録音が注目に値すると言ってもよいのですが、当録音では伴奏がすべて撥弦楽器のみという点がまた興味を引きます。

   

STR 33939
\2200
サミュエル・バーバー(1910-1981):
 スーヴニールとリコレクション 初期と後期のピアノ作品集

  3つのテーマ[Themes](1923)(*)
   メヌエット,宗教的アンダンテ,アレグレット・オン・C
  小さな子守歌[Petite Berceuse](1923頃)(*)
  3つのスケッチ[Three Sketches]
   ラヴ・ソング(1924),ぼくのスタインウェイに(1923),メヌエット(1923)
  ある悲劇への前奏曲(1925)(*)
  フレッシュ・フロム・ウェスト・チェスター(ちょっとジャズっぽく)
   [Fresh from West Chester (Some Jazzings)]
   つたうるし[Poison Ivy](アレグロ、犬がしっぽを振るように;1925)
   口出ししないでいよう、見ているほうがましだ
   [Let's sit it out; I'd rather watch](1926)
  マイミーおばさんの誕生日に[To Aunt Maime on Her Birthday](1926)(*)
  エッセイ I[Essay I](1926)(*)/エッセイ II[Essay II](1926)(*)
  エッセイ III[Essay III](1926)(*)
  間奏曲 I[Interlude I](1931)/間奏曲 II[Interlude II](1932)
  思い出[Souvenirs]Op.28(ピアノ四手連弾のための;1952)(+)
   ワルツ,スコティッシュ,パ・ド・ドゥ,ツー・ステップ,ためらいのタンゴ,
   ギャロップ
  演奏会の後で(1965頃-1970)/バラード Op.46(1977)
ジャンパオロ・ヌーティ(ピアノ)
ダニエーラ・デ・サンティス(ピアノ(+))

録音:2012年8月5-6日、バルレッタ、イタリア 
 バーバーの子供・少年・青年時代の作品から、30年を経た「思い出」、そして25年後の彼の最後のピアノ作品である「バラード」を収めた興味深いプログラム。(*)は世界初録音と表示されています。
 ジャンパオロ・ヌーティはバーバーのピアノ協奏曲を当レーベルに録音しています(STR 33814)。

  
 
STR 33964
\2200
ミケーレ・ダロンガロ(1957-):チェックポイント
  冷気[Freddo](ヴァイオリン、チェロ、ピアノと管弦楽のための;2005)(*)
  記念論文集[Festschrift]
   (フルート、オーボエ、クラリネット、バスクラリネット、ホルン、
   トランペット、トロンボーン、ヴィブラフォン、ピアノ、
   2つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスのための;2010)(+)
  ミザナビーム[Mise en abyme]
   (フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、打楽器とピアノのための;2007)(+)
  ゼロ[Zero]
   (フルート、クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための;1999)(#)
  チェックポイント[Checkpoint](室内管弦楽のための;2010)(*)
  春[La Primavera](ピアノと弦楽合奏のための;2003)(*)
アルド・オルヴィエート(ピアノ)
カルロ・ラザーリ(ヴァイオリン)
カルロ・テオドロ(チェロ)
エクス・ノーヴォ・アンサンブル(+/#)
パドヴァ・エ・ヴェネト管弦楽団(*)
マルコ・アンジウス(指揮(#以外))
録音:2013年4月17-18日、チェーザレ・ポリーニ・コンサートホール、パドヴァ、イタリア(*)  2009年7月13日(#)、2010年9月12日(+)、フェニーチェ劇場サーレ・アッポリネー、ヴェネツィア、イタリア(+/#)
  

STR 33974
\2200
ダニエーレ・ブラーヴィ(1974-):真と偽
  精神病院からの手紙−タッソの嘆き
   [Lettere dal manicomio - Il lamento del Tasso](声とピアノのための)(*)
  第四の瞑想−真と偽[Meditazione Quarta - Del Vero e Del Falso]
   (アンサンブルのための)(+)
  Aris(バスクラリネットのための)(**)
  Solo(ピアノのための)(++)
  第一の瞑想、エコーの中で[Meditazione Prima en Eco]
   (アンサンブルのための)(#)

  弦楽四重奏曲第2番[Quartetto per archi n.2](##)
  輪廻[Metempsicosi](フルートのための)(++)
ドナティエンヌ・ミシェル=ダンサク(ソプラノ(*))
アンナ・デッリーコ(ピアノ(*/++))
アルゴリトモ(アンサンブル(+?/#?))
アンサンブル・ヴィーデ(#?/+?)
マルコ・アンジウス(指揮(+/#))
ロベルタ・ゴッタルディ(バスクラリネット(**))
マッテオ・チェーザリ(フルート(++))
アルディッティ弦楽四重奏団(##)



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ANDROMEDA



ANDRCD9034
(4CD)
\2500→\2290
ハンス・ロスバウト指揮 ブルックナー:交響曲選集
ブルックナー:
CD. 1 (60分17秒)
 交響曲第2番 ハ短調
  1956年12月10&13日バーデン・バーデンでの録音
CD. 2 (75分41秒)
 交響曲第5番 変ロ長調
  1953年10月21日バーデン・バーデンでの録音
CD. 3 (63分02秒)
 交響曲第7番 ホ長調
  1957年12月27&30日Loffenauでの録音
CD. 4 (72分29秒)
 交響曲第8番 ハ短調
  1957年11月17日バーデン・バーデンでの録音
ハンス・ロスバウト指揮
バーデン・バーデン南西ドイツ放送響
※一部の熱狂的ファンの支持の枠に収まらない孤高の名演奏として知られるロスバウトによるブルックナーの4曲を集めたお買い得BOXです。
※ドイツを拠点として活動するANDROMEDAレーベルによる期待を裏切らない音質で、とても良いです。
録音年代などの表記は、一般的に良く知られたものである事ご了承下さい。




BENO BLACHT SOCIETY


SBB 010-12-02
(2CD)\4200
ズデニェク・フィビフ(フィビヒ)(1850-1900):オペラ「テンペスト」(1895) ズデニェク・オタヴァ(バリトン:プロスペロー)
ルドミラ・チェルニコヴァー(ソプラノ:ミランダ)
ベノ・ブラフト(テノール:フェルナンド)
マリア・タウベロヴァー(ソプラノ:アリエル)
ヴラディミール・イェデナーツチーク(バス:カリバン)
プラハ放送合唱団
イジー・ピンカス(合唱指揮)
プラハ放送交響楽団
ヤロスラフ・ヴォゲル(指揮)

録音:1950年、チェコスロヴァキア放送スタジオ




<国内盤>


オクタヴィア・レコード


OVCL-00506
(SACD Hybrid)
\3000
小林研一郎&ロンドン・フィル
 チャイコフスキー:交響曲第3番「ポーランド」
小林研一郎(指揮)
ロンドン・フィル
 交響曲第4番で始まった小林研一郎&ロンドン・フィルのチャイコフスキー・シリーズ。続く第2弾は交響曲第3番「ポーランド」です。
 好評を博した前作同様、名門「アビー・ロード・スタジオ」での完全セッション収録。小林はこの「第3番」で既に幾枚もの名盤を排出してきましたが、今回もスケール大きく骨太な演奏を聞かせます。
 小林の演奏の中でも定評あるこの交響曲の3楽章ではこの曲にこめる愛情が直に伝わってくる秀演。カップリングの弦楽セレナードは小林のメインレパートリーながら初のセッション録音。
 ロンドン・フィルの弦楽器群の豊かな響きが、チャイコフスキーの名曲を奏でます。聞き応え十分のチャイコフスキー・シリーズ、第2弾です。
2013年2月26日〜28日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオにて収録
 

OVCT-00102
\3150
小林有沙(ピアノ)
 シューマン:幻想曲
 シューマン/リスト編:献呈
 リスト:
  「巡礼の年 第1年スイス」より 
    郷愁(ル・マル・デュ・ペイ) オーベルマンの谷
  愛の夢 第3番
小林有沙(ピアノ)
 華麗なるピアニズム!若手実力派ピアニスト小林有沙、デビュー!  
 
 モロッコ王妃国際ピアノコンクール優勝など、多くの国際コンクールで入賞暦をもつ若手実力派ピアニスト小林有沙のデビューアルバムの登場です。
 ベルリン、ウィーンなどで研鑽を積み、今年から本格的に日本で活動を開始致しました。これまでもソロリサイタルは行い、「力は既に当代一流」などと高い評価を受けていました。
 今回収録した楽曲は、これまでヨーロッパで育んできたものの集大成となります。
 彼女の卓越した技術を存分に生かし、音楽性充分の世界が広がります。
 力強く、そして漂うような香りがある華麗なピアニズム。小林有沙のデビューアルバムをお楽しみ下さい。
  2013年8月20-22日埼玉・三芳町文化会館(コピスみよし) にて収録



小林 有沙(ピアノ) : 
  1987年に浜松で生まれ、その後テキサス州で過ごし4歳で帰国しピアノを始める。
小学校から中学を通して数々のコンクールに入賞。桐朋女子高等学校音楽科2年時には全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部第3位を受賞。同高校を優秀な成績で卒業し、紀尾井ホールで行なわれた卒業演奏会に出演。        
 同年第1回クールシュベール音楽祭inともべにて優秀音楽賞を受賞した。桐朋学園音楽大学に進学したのち、ローム音楽財団より奨学金を得て、ベルリン芸術大学を卒業。その後ウィーン国立音楽大学ポストグラデュエートコースを終了し、2013年に日本に拠点を移す。
銀座王子ホールでのソロリサイタルや、ニューヨークフィル弦あるいはクラリネット首席奏者らとの2度にわたる共演は雑誌「ショパン」や「音楽の友」で「心技ともに充実した実力を背景に、演奏会は新人とは思えぬ完成度の高い見事な出来栄えだった」「この難曲(バッハ=ブゾーニのシャコンヌ)を力強くしかも気高く弾きこなした小林有沙の力は、既に当代一流」と絶賛された。その他、山田和樹氏、瀬山智博氏指揮によるベートーヴェンピアノ協奏曲3番と5番を共演する等、現在、リサイタルや室内楽、協奏曲等で活躍している他、共演ピアニストとしても注目されている。
2009年、第3回横浜国際音楽コンクール一般の部で5位入賞し併せてリスト賞、第5回ルーマニア国際音楽コンクールでは3位受賞。2010年ウィーンにおけるディヒラー音楽コンクールで2位受賞。 2012年モロッコ王妃国際ピアノコンクールにて、審査員満場一致で優勝し、併せて特別賞として最優秀ドビュッシー演奏家賞も満場一致で受賞。
2013年12月オクタヴィアレコードよりCDデビュー。
これまでに井出美佐子、上田和代、岡本美智子、有森博、伊藤恵、横山幸雄、村田理夏子、Pascal DEVOYON、Jan Gottlieb JIRACEKの各氏から多くの薫陶を受ける。 日本ショパン協会正会員。
 

OVCX-00073
\3150
金 聖響(指揮)&神奈川フィル
 マーラー:交響曲 第10番
 [デリック・クック補筆完成版]
金 聖響(指揮)
神奈川フィル
 2010年から神奈川フィルハーモニー管弦楽団と金聖響が全精力を挙げて取り組んでいるマーラー・シリーズ。
 CDリリース第3弾は、2013年2月に演奏された交響曲第10番。クック版で演奏される第10番は、このコンビの繊細な表現力と絶妙なアンサンブルで聴くものの心をつかみます。オーケストラの細部まで熟知しているマエストロだからこそ引き出せる神奈川フィルのカラーを是非お楽しみください。
 第2番、第9番と同様に対向配置のオーケストラでの演奏も聴きどころです。
 2013年2月14-15日 横浜みなとみらいホールにて収録
 
EXCL-00096
(2CD)
\3000
木野雅之と学ぶ、教則本シリーズ第4弾!  
 ローデ:24のカプリス
木野雅之 (ヴァイオリン)
  ヴァイオリンを学ぶものにとって、大変大切な練習曲のひとつであるローデの「24のカプリス」全曲のCDです。
 24の調声の上にひとつひとつ書き上げられたこの練習曲は、テクニックはもとより個々の楽曲の構成と色彩感を表現する要素を含んでる曲集です。
 演奏者、木野による各曲の演奏についての手引きも掲載されています。
    2012年2月27-29日 横浜みなとみらいホール にて収録
 
OVCC-00106
\3150
Passion!/塚越慎子(マリンバ)  
 狭間美帆:アメリカ組曲
 ピアソラ:オブリビオン(忘却)、リベルタンゴ
  コンセルティーノ:タンゴマニア、タンゴ・バロッコ、
 イムノ・ア・ブエノスアイレス、パンデモニウム
 ヴィジョルド:エル・チョクロ
 エスペル:ザンパ-あなたの居ない静寂に耳を傾けて
塚越慎子(マリンバ)
太田剣(ソプラノ・サクソフォン)
鉄井孝司(コントラバス)
三枝伸太郎(ピアノ)
  魅惑のマリンバ!情熱のリズム!
 若き才能溢れるマリンバ奏者塚越慎子のクリストン・デビュー盤登場!    
 現在最も注目のマリンバ奏者、塚越慎子の待望の新アルバムの登場です。指揮者デュトワが絶賛、パリ国際マリンバコンクール優勝など、世界からも高い評価を受けている当代一のマリンバ奏者です。
 当盤で全編に繰り広げられる魅惑の「タンゴ」!マリンバのソロやピアノとのデュオ、そしてトリオなど色々なバリエーションで情熱溢れるタンゴのリズムにマリンバが、色情豊かに舞います。
 美しきメロディ、躍動するリズム!塚越慎子の才気が一気に花開きます!
 そして注目は、現在人気作曲家として注目を浴びる狭間美帆が塚越のために書いた新曲です。
 ソプラノサックスとベースとのトリオで、アルバムの彩りを加え、バラエティに富んだ楽曲です。
 美しく、魅惑のタンゴ!塚越慎子の情熱と音楽がはじけます!!
   2013年7月9-11日 埼玉・三芳町文化会館 (コピスみよし) にて収録

 塚越 慎子(マリンバ) :
    国内外の数々のコンクールで受賞歴を誇る、現在最も注目を集めるマリンバ奏者。国際的指揮者シャルル・デュトワ氏は“私の知る限り、塚越慎子ほど素晴らしいマリンバの演奏を聴いたことがない。” と絶賛した。
 ベルギー、スイス、ポーランド、アメリカ、イギリス、アルゼンチン等から招待され、ソロ・リサイタルやマスタークラスを行う。2009年には世界最大の打楽器フェスティヴァルであるPASIC(国際打楽器協会インターナショナルコンヴェンション)においてマリンバソリストとして出演した。
 国立音楽大学を首席で卒業。同時に「武岡賞」受賞。これまでに、第8回 日本クラシック音楽コンクール打楽器部門第1位(1998年)、第2回 国際マリンバコンクール(ベルギー)第2位(2004年)、第4回 世界マリンバコンクール(上海)にて「The Talent Award」(2005年)、第22回 日本打楽器協会新人演奏会にてグランプリ(2006年)、第2回 パリ国際マリンバコンクール(フランス)第1位(2006年)を受賞。
 2008年より2010年までアメリカ、ノーステキサス州立大学にて研鑽を積む。
 2011年3月、ソニー・ミュージックダイレクトより、デビューCD「DEAR MARIMBA」をリリース。「レコード芸術」誌で特選盤に選ばれる。 2011年度、第22回出光音楽賞受賞。  

塚越慎子 マリンバ・リサイタル
2014年2月16日(日) 14:00開演 紀尾井ホール
 共演■太田 剣(Sop-Sax),鉄井孝司(Cb)
 曲目■J.S.バッハ(ブゾーニ編曲):シャコンヌ、L.H.スティーブンス:リズミック・カプリス、ブリット:カリタス、ピアソラ:オブリビオン(忘却)、細川俊夫:さくら、池辺晋一郎:モノヴァランスIV、狭間美帆:アメリカ組曲へ短調 



<映像>


VIDEO LAND(映像)



VLMD020
(DVD)
\3000→\2790
メルビッシュ2013年
 ミレッカー:オペレッタ「乞食学生」
リンダ・プレック(バルマティカ・ノヴァルスカ伯爵夫人)
コーネリア・ツィンク(ラウラ・ノヴァルスカ伯爵令嬢・姉)
ダニエラ・カリン(ブロニスラヴァ・ノヴァルスカ伯爵令嬢・妹)
ミルコ・ミレエフ(オルレンドルフ大佐)
ゲルト=ヘニング・イェンセン(ヤン・ヤニスキー)
ミルコ・ロシュコフスキー(シモン・リマノヴィッツ:乞食学生)
演出:ラルフ・ニュルンベルガー
メルビッシュ音楽祭合唱団
メルビッシュ祝祭管弦楽団
ウヴェ・タイマー指揮
2013年メルビッシュ音楽祭でのライヴ
 スッペの推選でウィーンのオペレッタ界にデビューしたカール・ミレッカー(Carl Millocker : 1842-1899)の1882年に書かれた大ヒット作「乞食学生」。
 1700年に起こった北方戦争を題材にザクセンのポーランド侵攻に抵抗したポーランド人による愛国物語。ザクセンの大佐が自身の恋の為にポーランドに送り込んだ貧乏学生に扮したシモンとヤンに恋をとられポーランドに鋒起までされてしまう、恋あり笑いありの物語。
 ミレッカー独特の美しく息の長いメロディーが特徴的な作品です。
 ※1995年の「乞食学生」との見比べも楽しいかと存じます。
 収録時間:148分 リージョン・コード:0 信号方式:NTSC 画面サイズ:16:9
 サブ・タイトル:英語 解説書:ドイツ語、英語















11/5(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


NAIVE


Orchestre de Chambre de Paris
V 5345
\2500→\2290
ツェートマイアー& パリ室内管、ファースト・アルバム!
 ラヴェル:
  (1)ツィガーヌ
  (2)亡き王女のためのパヴァーヌ
  (3)組曲「クープランの墓」
 (4)ドビュッシー(ビュセール編):小組曲
 ドビュッシー:
  (5)神聖な舞曲と世俗的な舞曲
  (6)サラバンド(ラヴェルによる管弦楽編曲版) 
  (7)ダンス(スティリー風タランテラ)(ラヴェルによる管弦楽編曲版)
(5)エマニュエル・セイソン(Hp)
 トーマス・ツェートマイアー(Vn& 指揮)
 パリ室内管弦楽団
 清廉かつ鮮烈なラヴェル& ドビュッシー管弦楽作品集

 録音:2013 年7 月、ル・サン・キャトル(パリ)/65' 00"

 1961 年ザルツブルクに生まれた名ヴァイオリニストで、室内楽活動のほか、近年は指揮者としての活躍も目覚ましいトーマス・ツェートマイアーが2012 / 13 年のシーズンより首席指揮者と音楽監督を務めるパリ室内管弦楽団を指揮して、naive レーベルからファースト・アルバムをリリース。2013年7 月にセッションを組んでおこなわれたばかりの最新録音です。
 古典音楽から現代音楽まで幅広いレパートリーを持つヴァイオリニストとして世界的評価を確立してきたツェートマイアーが今回プログラムに選んだのは、フランス近代を代表する二人の大家、ラヴェルとドビュッシー。1 曲目の「ツィガーヌ」では、ツェートマイアー自身がヴァイオリン・ソロを担当しており、曲の冒頭、およそ4 分にもわたって繰り広げられるヴァイオリン・ソロからぐっと聴く人を引きつけます。凝縮した骨太の音色が素晴らしく、ハンガリー民俗音楽の響き色濃い旋律の数々を鮮烈に聞かせてくれます。濃厚な1 曲目から一転、2 曲目の「亡き王女のためのパヴァーヌ」では清廉とした響きにうっとり。この音色の切り替えは名門パリ室内管弦楽団の面目躍如といったところでしょう。ツェートマイアーは全体的に澱みのないテンポ感を保っており、過度なルバートや情感表現を控え、色彩明るい爽やかなハーモニーを作り上げています。柔和なフレンチ・サウンドを響かせつつ、随所のアクセントを印象的に効かせているのも聴きもの。ハープ界の寵児として大きな注目を集める俊英、エマニュエル・セイソンのソロも注目どころです!


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店主から

 なんだか容貌が常人離れしてきた。
 ここ最近ちょっと注目していたのだが、こちらの期待を超えるスピードで進化している。ツェートマイアー。

 ここでパリ室内を指揮してメンデルスゾーンのリハをやっているが、やはり突き刺すように刺激的。

 http://www.youtube.com/watch?v=sXTsuO9sIdw&feature=player_detailpage

 今回の新譜もただでは終わらなさそうな気がする。

 何度か紹介してきたが、下記シベリウスでこの人をただものじゃないと思うようになってきた。


ツェートマイヤーのシベリウス、すごい。
Sibelius - Symphonies Nos. 3 & 6
AVIE
AV 2150
¥2400→¥2190
ツェートマイヤー&ノーザン・シンフォニア/シベリウス
 シベリウス:交響曲第3番ハ長調Op.52/
 ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調/
 シベリウス:交響曲第6番ニ短調Op.104
トーマス・ツェートマイヤー(ヴァイオリン&指揮)、
ノーザン・シンフォニア
 2007年&2008年、セージ・ゲイツヘッド・ホールでのライヴ録音。
 ここ最近一番の寒さ。秋の次の季節すら思わせる・・・
 では、このキンッとした朝にふさわしい曲を。シベリウスの交響曲第6番。
 ヴァイオリンの鬼才といわれていたトーマス・ツェートマイヤーの指揮。オケはノーザン・シンフォニア。
 これが・・・すごい。
 こちらの心の裏側を鋭利な刃物でえぐっていくような演奏。聴いていて何度背筋がゾクっとしたことか。(「朝の一枚」より)
 鬼才ツェートマイヤー、今はそのとんがり具合をノーザン・シンフォニアに向けて発信中。
 二足のわらじかと思いきや、これがなかなか堂に入ったもの。
 ブラームスの弾きふりのときはそのこと自体に驚いて、シューマンはへんてこりんな曲に驚いて終わってしまったが、シベリウスは真っ向勝負。まさかツェートマイヤーのシベリウスが聴ける時代が来るとは夢にも思わなかったが、これがどうして壮絶なる名演。そこまでダイナミック・レンジを広げる必要があるのか、とか、そこまで太鼓ドンドンする必要があるのか、とか、そこまで生き生きハッチャケで行く必要があるのか、などなど、いろいろ突っ込みたいところはあるでしょうけど、全然OK。こんな緊張感あふれる、人の心を煽り倒すような第3番、聴いたことない。とにかくツェートマイヤー、このちょっと妙な交響曲を、今まで一度もほかの人の演奏で聴いたことがないというような鮮烈な解釈で聴かせてくれます。シベリウス・ファンなら「こんなの嫌い」か「そうそう、これこれ!」というかどっちか真っ二つ。店主は喜んで受け容れます。
 ちなみにストラヴィンスキーも冒頭からいきなり過激です。早く6番が聴きたいと思っていたのに、すっかり聞き惚れてしまいました。
 そしてシベリウスの第6番・・・。

 エ・・・ちょっと・・・・これは・・・すごい。
 怪物だ。
 この男。普通じゃない。
 どうしてこのアルバムの噂を聞かないのだ?
 なんにしてもツェートマイヤー、普通の人間じゃない。ここ最近で聴いた中で最も衝撃的だった。





ATOLL(CD−R)



ACD 883
(CD-R)
\2400→\2190
ニュージーランドの名ピアニストとロイ・グッドマンが共演!
 モーツァルト:
  歌劇《イドメネオ》より、序章とバレエ音楽
  ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488
  ピアノと木管のための五重奏曲変ホ長調 K.452
マイケル・ハウストン(ピアノ)
ロイ・グッドマン(指揮)
オークランド・フィルハーモニア管弦楽団
 ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール、リーズ国際ピアノ・コンクール入賞の経歴を持つ、ニュージーランド出身のピアニスト、マイケル・ハウストン。
 ソリスト、室内楽奏者、歌曲伴奏者として多くのレパートリーを持つハウストンと共演するのは、ハノーヴァー・バンドとのコンビで多くの名演を生み出してきた英国の古楽系指揮者、ロイ・グッドマン!ニュージーランドのオーケストラとのコンビにも要注目。

 2011年&2012年の録音(オークランド・タウン・ホールでのライヴ録音)
 ※Atollはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

ACD 205
(CD-R)
\2400
トーマス・ヘクト(ピアノ)
 バーバー:ピアノ・ソナタ変ホ短調 Op.26
 リルバーン:シャコンヌ
 コープランド:ピアノ・ソナタ
トーマス・ヘクト(ピアノ)
  ニュージーランドのピアニスト、トーマス・ヘクト。ヘクト&シャピロのピアノ・デュオとして、国内外のコンクールでの入賞経歴を持ち、ニューヨーク・フィルなど世界トップクラスのオーケストラと共演を果たしている。
 母国ニュージーランドの作曲家に、バーバー&コープランドのアメリカの作曲家をプログラミングした20世紀ピアノ作品集。バーバーのピアノ・ソナタは、1949年にホロヴィッツが初演を行ったバーバーの代表作であり、ヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ヘクトの演奏もハイレベル。

 ※Atollはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。予めご了承下さい。
 

ACD 606
(CD-R)
\2400
ハウエルズ:オルガン作品集
 4つの狂詩曲第2番変ホ短調 Op.17-2
 オルガン・ソナタ第2番
 イントラータ第2番
 パルティータ
ロバート・コスティン(オルガン)
 ロバート・コスティンは、イギリスからニュージーランドへと渡り、ウェリントンのセント・ポール大聖堂、オークランドのホーリー・トリニティ大聖堂のオルガニストとして活躍する音楽家。
 17〜18世紀のイギリスの作曲家作品を収録した前作「ヴォランタリーの至芸」に続く、19世紀イギリスの作曲家、ハーバード・ハウエルズ(1892-1983)のオルガン作品を、ダニーデン・タウン・ホールのオルガンで高らかに奏でる。

 2006年4月10日-12日の録音(ニュージーランド)
 

ACD 105
(CD-R)
\2400
マイ・スピリット・サング・オール・デイ
 フィンジ:マイ・スピリット・サング・オール・デイ
 アーブ:シェナンドー
 ラッター:アフトン・ウォーター、ダウン・バイ・ザ・サリー・ガーデンズ
 ドビュッシー:おお、あでびとを見るはよきかな
 デ・ピアソル:レイ・ア・ガーランド
 ブラームス:ジプシーの歌
 メンデルスゾーン:夕べの歌
 ブルックナー:ロクス・イステ
 スタンフォード:汝ら新エルサレムの聖歌隊
 マッデン:ヒー・イズ・ライデン
 ディーネス:アヴェ・ヴェルム・コルプス
 伝承曲(ポーリニッツ編):シティー・コールド・ヘヴン
 ドーソン:アイン・ア・ザット・グッド・ニュース
 マクヒュー(フィールズ編):愛がすべて
 サモア伝承曲(マーシャル編):サウ・ラウ・テイネ・アモア、プシ・ノフォ
 伝承曲(マスケル編):ナウ・イズ・ザ・アワー
ザ・グラデュエイト合唱団
テレンス・マスケル(指揮)
クレール・カルドウェル(ピアノ)
 ニュージーランド有数の合唱団、ザ・グラデュエイト合唱団。2001年の創設以来テレンス・マスケルが指揮を執り、学生から社会人まで"オークラントのあらゆる歌い手"で構成された混声合唱団である。
 ブラームスやドビュッシーなどのクラシック、アメリカやアイルランドの民謡や伝承曲、ジャズの楽曲として知られる「愛がすべて」などを収録。このザ・グラデュエイト合唱団のデビュー・アルバムは、2005年にNZクラシカル・チャートの第1位に輝いた、同合唱団の代表盤。

 2004年&2005年3月の録音。
 


ACD 407
(CD-R)
\2400

天国からの響き
 ミューズ:天国からの響き
 スタンフォード:For lo, I raise up
 メンデルスゾーン:キリエ、いと高きところ神に栄光あれ、聖なるかな、夕べの歌
 シューマン:裏切られたのだ
 ピアソール:誰が私の最愛の恋人を手に入れるのか、グレイト・ゴッド・オブ・ラヴ
 ブラームス:宗教的な歌曲 Op.30
 J.リッチー:
  ロード, ホェン・ザ・センス・オブ・ゾイ・スウィート・グレース、
  ソング・オブ・ホープ
 ハミルトン:カランガ
 マーシャル:Moemoe pepe、To.L.H.B.
 ガーシュイン:エンブレイサブル・ユー
 トーマス:アイム・ゴナ・シング
ザ・グラデュエイト合唱団
テレンス・マスケル(指揮)
エリザベス・サルモン(オルガン)
クリスティーナ・ベヴァン(ピアノ)
 オークランドの歌手で構成され、国内外で高評価を得ているザ・グラデュエイト合唱団。
 2003年にニュージーランド国内大会で優勝を飾ると、活躍の場をテレビやラジオへと広げ、2007年にはセントポール大聖堂などを含むツアーを行い大成功を収めている。
 リリース第2弾となる「天からの響き」でも前作同様、幅広いレパートリーを暖かな歌声で見事に歌い上げる。南半球ニュージーランドのハーモニー。これは貴重です。





HARP&COMPANY

CD 5050-04
\2400→\2190
〔旧譜〕
ハープと弦楽四重奏のためのフランス音楽
 トゥルニエ:妖精、組曲《イメージ》
 サミュエル=ルソー:古いノエルによる牧歌的変奏曲
 カプレ:幻想的物語
ラシェル・タリトマン(ハープ)
ベンジャミン・ブラウド(ヴァイオリン)
イリーナ・シェルリンク(ヴァイオリン)
サミュエル・バルセジャン(アルト)
ディーター・シュッツホフ
 19世紀後半から20世紀初頭に活躍したフランスの作曲家トゥルニエ、サミュエル=ルソー、カプレの作品集。ハープと弦楽器の柔らかな音色が幻想的な世界へ招き入れてくれる。
 

CD 5050-05
\2400
〔旧譜〕
19世紀イタリア・ハープの巨匠
 グラツィアーニ:

  セレナーデ・クァルテット Op.13
  ハープのためのモーゼの祈り
  3つの自作の・ロマンス Op.42
  夜想曲とワルツのテンポで Op.33
  アルパのためのヴェネツィアの謝肉祭 Op.38
  アルパとファゴットのための二重奏曲 Op.27
ラシェル・タリトマン(ハープ)
リュック・ルブリー(ファゴット)
エティエンヌ・プラスマン(フルート)
フィリップ・ゴンザレス(オーボエ)
 19世紀イタリア・ハープの巨匠ヴィンチェンツォ=マリア・グラツィアーニ(?−1874)の作品集。イタリアにおけるハープの技術面の向上に大きな貢献をしたグラツィアーニの作品は、メロディ、アルペジオが美しい。
 
CD 5050-06
\2400→\1990
自作自演含むジャン=ミシェル・ダマーズ作品集
 ダマーズ:
  ハープと弦楽オーケストラのためのバラード
  フルート、ハープと弦楽オーケストラのための二重協奏曲
  ヴィオラ、ハープと弦楽オーケストラのための協奏曲
  ファゴット、ハープと弦楽オーケストラのための協奏曲*
ラシェル・タリトマン(ハープ)
ジャン=ミシェル・ダマーズ(指揮)*
リュック・ルブリー(ファゴット、指揮)
ブノワ・フロマンジェ(フルート)
ピエール=アンリ・ゼレブ(ヴィオラ)
イル・ソーノ室内管弦楽団
 2013年の4月にこの世を去ったフランスのコンポーザー=コンダクター、ジャン=ミシェル・ダマーズ(1928−2013)。「ファゴット、ハープと弦楽オーケストラのための協奏曲」は、ダマーズ自身がタクトを執った世界初演のライヴ・レコーディング。
 

CD 5050-07
\2400
〔旧譜〕
ファゴットとハープのためのジャーマン・リサイタル
 シャフラート:二重奏曲ヘ短調
 アルメンレーダー:ポプリ
 シュポア:アダージョ
 シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
ラシェル・タリトマン(ハープ)
リュック・ルブリー(ファゴット)
 4人のドイツ作曲家のファゴットとハープのための作品集。バスーンの名手であるカール・アルメンレーダー(1786−1843)の作品で、ベルギー国立管弦楽団の首席奏者であるリュック・ルブリーが見事な演奏を披露。ファゴット版「アルペジョーネ・ソナタ」も収録。
 

CD 5050-08
\2400
〔旧譜〕
20世紀オーストリアの女流作曲家、フリーダ・ケルンの作品集
 ケルン:
  インプレッション Op.51
  主題と変奏曲 Op.61
  スペイン舞曲第1番 Op.24
  木管五重奏のための4つの小品 Op.25
  バラード
ラシェル・タリトマン(ハープ)
ピエール=アンリ・シュエレブ(ヴィオラ・ダモーレ)
リュック・ルブリー(ファゴット)
ミヒ・キム(フルート)
ベンジャミン・ブラウド(ヴァイオリン)
イリア・ラポレフ(チェロ)
フィリップ・ゴンザレス(オーボエ)
エマニュエル・ショサード(クラリネット)
イーヴォ・ハーデルマン(ホルン)
 20世紀オーストリアの女流作曲家、フリーダ・ケルン(1891−1988)の作品集。フランツ・シュミットを師にもつケルンの作風は、ロマンティックな旋律美が特徴。





NIMBUS ALLIANCE(CD−R)



NI 6242
(2CD-R/特別価格)
\3600→\3290
ウラディミール・フェルツマン新録音
 ハイドン:ピアノ・ソナタ集

  ピアノ・ソナタ
   第46番変イ長調 Hob.XVI-46/第34番ホ短調 Hob.XVI-34/
   第49番変ホ長調 Hob.XVI-49/第20番ハ短調 Hob.XVI-20/
   第48番ハ長調 Hob.XVI-48/第39番ト長調 Hob.XVI-39/
   第33番ニ長調 Hob.XVI-33/第44番ト長調 Hob.XVI-44/
   12の変奏曲変ホ長調 Hob.XVII-3
ウラディミール・フェルツマン
 (ピアノ/スタインウェイ)
 円熟の境に達した孤高の天才、フェルツマン、情熱がほとばしる、ハイドンのピアノ・ソナタ集!

 旧ソ連での音楽活動禁止、アメリカへの亡命、レーベルの移籍など、幾多の試練を乗り越えた孤高の天才ピアニスト、ウラディミール・フェルツマン。
 バッハの主要鍵盤作品の録音、ショパンやラフマニノフのロマン派から近現代のスクリャービンまで、幅広いレパートリーを誇り、時代にとらわれることのない独自のアプローチで聴衆を魅了してきた。
 円熟の境に達したフェルツマンの、情熱がほとばしるハイドンのピアノ・ソナタ集。古典派の演奏も格別です。

 2012年3月&9月の録音。
 ※Nimbus Allianceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。





TACTUS


TC 590003
\2400
マドリガーレ選集《ドリの勝利》(ヴェネツィア、1592年)
 ジョヴァンニ・クローチェ:Ove tra l’herbe e i fiori
 オラツィオ・コロンバーニ:All'apparir di Dori anzi del sole
 オラツィオ・ヴェッキ:Hor ch'ogni vento tace
 ジョヴァンニ・ガブリエリ:Se cantano gli augelli
 アルフォンソ・プレーティ:Ninfe a danzar venite
 ルカ・マレンツィオ:Leggiadre ninfe e pastorelli amanti
 ジョヴァンニ・デ・マック:Vaghe ninfe selvagge
 イッポリート・バックージ:Un giorno a Pale sacro
 ジョヴァンニ・カヴァッチョ:Giunta qui Dori
 アンニバレ・スタビレ:Nel tempo che ritorna Zefiro
 パオロ・ボッツィ:All'ombra d'un bel faggio
 ティブルツィオ・マッサイノ:Su le fiorite sponde
 ジョヴァンニ・マッテオ・アゾラ:In una verde piaggia
 ジュリオ・エレミータ:Smeraldi eran le rive
 フィリップ・デ・モンテ:Lungo le chiare linfe
 イッポリート・サビーノ:Dove sorge piacevole
 ピエトロ・アンドレア・ボニーニ:Quando lieta vezzosa
 アレッサンドロ・ストリッジョ:Eran ninfe e pastori
 ジョヴァンニ・フローリオ:Piu trasparente velo
 レオーネ・レオーニ:Di pastorali accenti
 フェリーチェ・アネリオ:Sotto l'ombroso speco
 ガスパーロ・ゼルト:L’inargentato lido
 ルッジェーロ・ジョヴァンネッリ:Quand’apparisti o vag'o amata Dori
 ガスパーロ・コスタ:Mentr'a quest'ombr'intorno
 レリオ・ベルターニ:Dori a quest' ombre e l'aura
 ロドヴィコ・バルビ:Mentre pastori e ninfe
 ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ:Al mormorar de' liquidi cristalli
 コスタンツォ・ポルタ:Da lo spuntar de' matutini albori
 ジョヴァンニ・ピエルルイジ・ダ・パレストリーナ:Quando dal terzo cielo
グルッポ・ヴォカーレ・アルシ&テシ
トニ・コッラディーニ(指揮)
 イタリア・ルネサンスのマドリガーレ選集"ドリの勝利"!

 ルネサンス時代のイタリア、1592年にアンジェロ・ガルダーノにより、ヴェネツィアで出版されたマドリガーレ選集「ドリの勝利」。
 ヴェネツィアの貴族であるレオナルド・サヌードに献呈された「ドリの勝利」は、パレストリーナやガブリエリ、ストリッジョ、アネリオ、ヴェッキなど、29人の作曲家たちの"マドリガーレ"が集められた当時のイタリアのマドリガーレのハイライトとも言える豪華な選集なのである。
 後にマドリガル選集「オリアーナの勝利」を編纂するトマス・モーリーが参考にしたとも伝わる「ドリの勝利」。イタリア・ルネサンスの貴重なマドリガーレ選集の録音は、イタリアのタクトゥス(Tactus)ならではの好企画!
 


TC 780302
\2400→\2190
ロッシーニの妻でありプリマドンナ
 コルブラン:声楽とハープのためのイタリア語アリア集

 舟歌/歌曲集第1巻(1805)
 歌曲集第2巻(1808)
 6つのイタリア語の小さなアリア(1808)
 6つのイタリア語の小さなアリア(1809)
 カヴァティーナ・オ・カンツォネッタ
マリア・キアーラ・ピッツォーリ(ソプラノ)
マリアンネ・グブリ(ハープ)

 スペイン王室礼拝堂のヴァイオリニストを父に持ち、カルロ・マルティネッリとジローラモ・クレシェンティーニに声楽を学んだスペインのソプラノ歌手、イザベッラ・コルブラン(1784−1845)。
 マドリードからパリ、ミラノへ。そしてナポリで名ソプラノとしての地位を確立したコルブランは、1822年にロッシーニと結婚。ロッシーニの歌劇「セミラミス」は、妻であるコルブランのために作曲された作品である。
 ロッシーニを魅了し、当時のナポリのオペラに大きな影響を与えた歌声の持ち主、イザベッラ・コルブランの女流作曲家としての才能を現代に伝える歌曲集。鮮明となった19世紀イタリア歌曲の歴史の1ページを聴く——。
 

TC 770302
\2400
カルッリ:未出版のギター作品集
 ギターのための3つの小ソナタ Op.81
 ギターのための6つの異なる小品による曲集 Op.99
 ギターのための3つのロンドー Op.172
 (全曲世界初録音)
ラファエレ・カルピーノ(ギター)
 独学でギター奏法を習得し、生まれ故郷のナポリからパリへと渡り、大成功を収めたイタリアを代表するコンポーザー=ギタリスト、フェルディナンド・カルッリ(1772−1841)の未出版作品集。
 フェルナンド・ソルが台頭するまで、パリで絶対的な名声と評価を得ていたカルッリ。ギターのためのメソッド、多作家としても有名なカルッリだが、自作の出版に関しては決して恵まれているとは言えなかっただけに、未出版作品の録音の登場は歓迎されることだろう。





CELESTIAL HARMONIES



13324
\2200→\1990
「ロジャー・ウッドウォード・イン・コンサート」
 ドビュッシー:前奏曲第2巻(全12曲)
 ショパン:3つのマズルカ Op.59
 バッハ:パルティータ第6番 ホ短調 BWV830
ロジャー・ウッドウォード(ピアノ)
 ロジャー・ウッドウォードの最新録音はドビュッシー、ショパン・バッハ!

 録音:2007年1月6日、ブレーメン(ライヴ)、81'30

 ロジャー・ウッドウォード(ウッドワードとも)が2007 年1 月6 日にドイツのブレーメン放送ホールで行ったリサイタルのライヴ録音。ドビュッシーの前奏曲はこの直後に第1 巻と共に録音、132792で発売されている。またバッハのパルティータ第6 番も同時期のブレーメンでの録音が13280 で発売されている。ショパンのマズルカはこれが初めてのようである。ウッドウォードの素晴らしく透明で神経の通った響きが素晴らしいのはもちろん、ここではほんのりとライヴの感興が加わってまた独自の味がある。


そのウッドウォードの「バッハ/平均律」とショスタコーヴィチ

19922-2
(5CD、4枚価格)
\8800→¥7990
バッハ:平均律クラヴィーア曲集全曲BWV.846-869

ロジャー・ウッドウォード(Pf)

近年稀に見る成果!ウッドウォードのバッハ:平均律全曲ロジャー・ウッドウォード(あるいはウッドワードとも表記される)は、1942年、オーストラリアのシドニーに生まれたピアニスト。オーストラリアを代表するピアニストとして名高い。このバッハの平均律クラヴィーア曲集の全曲は、バッハ・ファン、ことにピアノ演奏によるバッハを聞く人は大いに注目すべき演奏だ。真摯に作品に向き合い、あらゆる指に神経を通わせた演奏で、すべてが収まるべきところに収まったような練り上げの見事な演奏には感嘆するしかない。近年の平均率の録音の中でも特筆すべき内容を持った演奏だろう。
録音:2008年1月、8月


14302-2
(2CD)
\4400→\3990
ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87全曲 ロジャー・ウッドワード(ピアノ)
録音:1975年、AAD,125'44
 バッハの平均律クラヴィーア曲集全曲(19922-2 5CD4枚価格)が極めて大きな反響を巻き起こしたロジャー・ウッドワード。
 その彼が30代の頃に録音したショスタコーヴィチの24の前奏曲とフーガがCD復刻された。
 ウッドワードの知性的な音楽作り、瑞々しく豊かな感性の感じられる音色が、若い頃から極めて高い水準で結実していることがよく分かる。
 ショスタコーヴィチが、偉大なバッハの作品を模しながら、各々の前奏曲とフーガに盛り込んだ「思い」が、ウッドワードによって浮かび上がって来る。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ATOLL(CD−R)



ACD 442
(CD-R)
\2400→\2190

大戦後の英国を代表するピアニストの一人
 コリン・ホースリー(ピアノ)

ラフマニノフ:前奏曲&トランスクリプション
 前奏曲ハ長調 Op.32-1/前奏曲ト長調 Op.32-5/
 前奏曲嬰ト短調 Op.32-12/前奏曲ホ長調 Op.32-3/
 前奏曲ロ短調 Op.32-10/前奏曲ホ短調 Op.32-4/
 前奏曲変ニ長調 Op.32-13/前奏曲変ホ長調 Op.23-6/
 前奏曲変ト長調 Op.23-10/前奏曲変ホ長調 Op.23-9/
 前奏曲ニ長調 Op.23-4/前奏曲ト短調 Op.23-5/
 前奏曲嬰ヘ短調 Op.23-1/前奏曲 変ロ長調Op.23-2
メンデルスゾーン:《真夏の夜の夢》より、スケルツォ
ラフマニノフ:リラの花 Op.21-5
チャイコフスキー:子守唄 Op.54-16
リムスキー=コルサコフ:《皇帝サルタンの物語り》より、熊蜂の飛行
ムソルグスキー:《ソロチンスクの市》より、ゴパーク
ビゼー:組曲《アルルの女》より、メヌエット
シューベルト:歌曲集《美しき水車小屋の娘》より、どこへ?
クライスラー:愛の悲しみ
コリン・ホースリー(ピアノ)
 ニュージーランド生まれのピアニスト、コリン・ホースリー。第二次世界大戦後の英国を代表するピアニストの一人であり、2012年に92歳でこの世を去った。
 正確にコントロールされ尽くし、細やかなタッチで奏でたラフマニノフの前奏曲と、ピアノの持つ可能性を最大限に表現した、華麗でダイナミックなトランスクリプション集。

 1954年のLP(CLP-1268、CLP-1048)からのリマスタリング(ロンドン)





DAL SEGNO

DSPRCD 039
\2400→\2190
ザ・グレート・フレンチ・ピアニスト
 フランスを代表する大作曲家たちの、自作自演を含むオリジナル・ピアノ・ロール・レコーディングス

 サン=サーンス:
  かわいいワルツ Op.104、死の舞踏 Op.40、
  歌劇《サムソンとデリラ》より 即興曲, あなたの声に私の心は開く、
  マズルカ第3番変ロ長調 Op.66、マズルカ第1番ト長調 Op.21−1、
  のんきなワルツ Op.110
 ドビュッシー:
  沈める寺、パックの踊り、レントより遅く、子供の領分、
  亜麻色の髪の乙女、グラナダの夕べ
 シャミナード:アメリカ風行進曲 Op.131、枯れ葉 Op.146
 フォーレ:パヴァーヌ、子守唄 Op.56−6
 オッフェンバック:地獄のオルフェ
カミーユ・サン=サーンス(ピアノ)
クロード・ドビュッシー(ピアノ)
セシル・シャミナード(ピアノ)
ガブリエル・フォーレ(ピアノ)
オイゲン・ダルベール(ピアノ)
ルドルウ・ガンツ(ピアノ)
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
 1908年〜1933年に作製されたピアノロールで1992年に録音され、作曲家自身の解釈を聴くことのできる貴重な作品集。ピアニスト、ヒストリカル・ファン、ピアノロール・コレクター必聴の1枚です。





GRAND SLAM


GS 2102
\2400→¥2190
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
 (1)シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944「ザ・グレート」
 (2)ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ファンの要望にこたえ、メロディア盤LPより復刻!!
 フルトヴェングラー・シリーズ再開!メロディアLP からのシューベルトの「ザ・グレート」とウェーバーの「魔弾の射手」序曲

  録音:(1)1942 年6 月12 日、または1942 年12 月8 日、旧フィルハーモニー、ライヴ  (2)1944 年3 月20 / 22 日、ベルリン国立歌劇場、ライヴ/モノラル
 使用音源:(1)Melodiya (U.S.S.R) D 010033/4 (LP/Accord label)  (2)Melodiya (U.S.S.R) M10-41233/4 (LP/Pink label)

 ■制作者より
 メロディア盤からの復刻はすでにいくつかのレーベルで出ているので、当レーベルでは制作にあまり力を入れてきませんでした。しかし、ファンからのご希望が多いので、今後は順次発売していく予定です。
 まず、シューベルトは1960 年前後に製造されたアコードと呼ばれるレーベル面のLP を復刻の素材としました。これは最初期ではありませんが、盤質が安定していて音も明瞭と言われているものです。ウェーバーは最初期盤は存在せず、1970 年代初頭に発売されたM10 の番号のものが最初になります。結果的には、腰の強い張りのある音が得られたと思っています。(平林 直哉)





IDIS



IDIS 6673
\1800→\1690
ジュリーニ、40代末のシューマン&ブラームス
 シューマン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.97「ライン」
 ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
RAI トリノ交響楽団(シューマン)
フィルハーモニア管弦楽団(ブラームス)
 ジュリーニ、40代末のシューマン&ブラームス

 録音:1961 年3 月24 日(シューマン),1962 年10 月(ブラームス)/73’21

 カルロ・マリア・ジュリーニ(1914 − 2005)の1960 年代初頭のシューマンの第3 番とブラームスの第2 番を収録。ジュリーニはもっぱら1970年代以降に人気が上がったので、1960 年代初頭というと若い頃のように思われがちですが、実は既に50 歳目前、気力溢れる頃でした。
 シューマンは1961 年3 月24 日のトリノでの録音。以前イタリアの小レーベルから発売されことがありますが、比較的珍しい音源です。一貫してマーラー版を使っていたジュリーニは、ここでも同様のようです。ブラームスはEMI 録音、ステレオです。

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店主より

 まるでアリア・レーベルの第17弾を見たかのようなリリース。
 1958年6月のフィルハーモニアとの演奏と、1961年3月のRAI トリノとの演奏の比較も面白い。
 また同時期1962年のフィルハーモニアとのブラームス交響曲第2番も比較してほしい。
 


IDIS 6671
\1800→\1690
ジャン=ピエール・ランパル(Fl)1950 年代の録音集
 シューベルト:「しぼめる花」による序奏と変奏曲 D802
 シューマン:3つのロマンス Op.94(第1番 イ短調、第2番 イ長調、第3番 イ短調)
 ドビュッシー:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ
 ラヴェル:ハープ、フルート、クラリネットのための序奏とアレグロ
ジャン=ピエール・ランパル(Fl)
ロベール・ヴェイロン=ラクロワ
 (P シューベルト,シューマン)
ピエール・パスキエ(Va)
オデット・ル・ダンチュ(Hp ドビュッシー)
リリー・ラスキーヌ(Hp ラヴェル)
ユリス・ドレクリューズ(Cl)
パスカル四重奏団
 驚くべき気品と美しさ!ランパル、1950 年代の録音集

 録音:1958 年(シューベルト,シューマン),1951 年(ドビュッシー),1955 年(ラヴェル)/59’49

 20 世紀後半を代表する偉大なフルーティスト、ジャン=ピエール・ランパル(1922 − 2000)の1950 年代の録音。ランパルが国際的名声を確立しつつある時期の録音で、いずれも驚異的な気品と美しさ。ドビュッシーのフルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタは、後にハープがラスキーヌに替わったERATO のステレオ録音が有名ですが、これはそれよりずっと前のDucretet-Thomson 社の録音。濃厚なパリ趣味が楽しめます。
 ラヴェルはLa Voixde son Maitre(= EMI)録音。シューベルトとシューマンはERATO 録音。





PIERRE VERANY


PV 713061
\2400
「フレスコバルディ:チェンバロ作品集」
 トッカータ第1番/カンツォーナ第1番/ラモニカに基づくパルティーテ/
 トッカータ第7番/トッカータ第9番/
 ラ・フレスコバルディアと呼ばれるアリア/トッカータ第8番/
 ロマネスカのアリアに基づくパルティーテ/トッカータ第2番/
 バッレート第3番 コレンテ・デル・バッレート、パッサカーリ/
 ジャック・アルカデルトの「私を殺してください」によるパッサッジャート
ロラン・ステワール(チェンバロ)
 PIERRE VERANYの名盤3タイトルが復活

 録音:1993年9月8/11日、60'34、DDD

 旧PV794032。フランスの名クラヴサニスト、ロラン・ステワールによるフレスコバルディ。エミール・ジョバンによる17世紀の楽器のコピーを使用。
 

PV 713071
\2400
「ダウランド:歌曲集第1巻(1597,全21曲)」
 穏やかならざる思い/愛を思い望む者は/
 私の思いは希望に翼を得て/もし私の嘆きが情熱を動かせるなら/
 彼女は私の過ちを許せるだろうか?/
 今、ああ今こそ、私は別れねばならない/
 いとしい人よ、もしあなたが心変わりするなら/
 迸り流れよ、わが涙/行け、水晶の涙/
 あなたは眠ったふりをしていますね?/おいで、さあかわいい恋人/
 しばらく休んでおくれ、無情のわずらいよ/
 眠れ、御しがたい思いよ/愛と運命にそむかれたあなた方/
 意地の悪いことにあなたは私からこんなにも奪い/私の自惚れが/
 またおいで、甘美な愛が今呼んでいる/彼の金髪は/
 目覚めよ、甘美な愛よ、おまえは蘇った/訪れよ、深い眠りよ/
 失せよ、自分しか愛さない者どもよ
ジョン・エルウィス(テノール)
マティアス・シュペーター(リュート)
 録音:1994年3月9/10日、DDD、79'12

 旧PV 794091。英国の名テノール、ジョン・エルウィスによるダウランドの歌曲集第1巻全21曲。エルウィスは特にバロックを得意としたテノールで、このダウランド集は初発売時にはかなり話題になったもの。ダウランドの瑞々しい美感を堪能できる。
 
PV 713091
\2400
ダンドリュー:復活祭のためのミサとヴェプレ パリ・グレゴリオ合唱団
ジャン=パトリス・ブロス(オルガン)
 録音:1993年9月10/13日、58'37、DDD

 旧PV794034。ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682−1738)の復活祭のためのミサ(全10曲)とヴェプレ(晩課 全5曲)を収録。スペイン国境に近いサン・ベルトラン・ド・コマンジュの大聖堂のオルガンの素晴らしい響きに息を飲む。ところどころに聞こえる大聖堂の鐘の音も趣深い。





ROMEO RECORDS



RON 7295/6
(2CD 1枚価格)
\2200→\1990
エリック・フリードマン(ヴァイオリン)
「イン・パフォーマンス&カンヴァセーション」
 (1)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op.108
 (2)R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
 (3)チェレプニン:エレジー Op.43
 (4)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調Op.47「クロイツェル」
 (以下ラジオ番組「リスニング・ルーム」より)
 (5)R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ Op.18〜第1,2楽章
 (6)ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.108〜第4楽章
  ※(5)(6)は前後にフリードマン、ライゼンバーグと司会者のトークも収録
エリック・フリードマン(ヴァイオリン)
ナディア・ライゼンバーグ(ピアノ)
(5)(6)ロバート・シャーマン(番組司会)
 ハイフェッツの高弟ながら録音の少なかったエリック・フリードマンの貴重なライヴ録音!

 録音:(1)-(4)1977年10月11日、ニューヨーク,カウフマン・オーディトリアム、ライヴ (5)(6)1977年9月27日、ニューヨークWQXRラジオ、ステレオ、133'04

 エリック・フリードマン(1939-2004)が、ナディア・ライゼンバーグ(1904-1983)の伴奏で行ったニューヨークでのリサイタルを完全収録。名ヴァイオリニストとして知られたフリードマンだが、録音は少なく、このライヴ録音は貴重である。名ピアノ教師として知られるライゼンバーグの伴奏も珍しい。
 チェレプニンは、この演奏会の直前の1977 年9 月29 日に亡くなっており、エレジーはその追悼のための演奏である。余白に演奏会の数日前のニューヨークの放送局WQXRでのトークと演奏を収録。


<国内盤>


現代ギター


GGBD 5009
\1890
コスト:25の練習曲Op.38 稲垣 稔(ギター)
 クラシックギターの練習曲集の中で最も美しいコストOp.38 を早世の天才ギタリスト、稲垣 稔が奏でる!

 録音:1996 年4 月

 ナポレオン・コストは、ロマン派を代表するフランスのギタリスト兼作曲家。そのエッセンスを凝縮したような《25 の練習曲Op.38》はまさに名作揃い。ロマン派作品演奏の恰好の手引きと言えるでしょう。さまざまな魅力に溢れたこれらの曲を名手、稲垣 稔の演奏でお届け致します。稲垣稔は2013 年6月26 日、ガンのため惜しまれつつ世を去った早世の天才ギタリスト。その音色の美しさと確実なテクニックには定評がありました。このCD は1996 年4 月に録音された全曲演奏で、練習の参考用としてのみならず、コスト作品が持つ魅力を余すところなく伝える貴重なものです。(旧品番:GGBD-5003)







神戸ユビノ企画

OHPM-0001
\2000
ワン・ハンド・ピアノ・ミュージック・シリーズ1〜「はじまり」
 F.ブルーメンフェルト:練習曲 変イ長調Op.36
 C.サン=サーンス:左手のための6つの練習曲Op.135
  (前奏曲/フーガのように/無窮動(終わりない動き)
   ブレー/エレジー/ジーグ)
 J.S.バッハ(J.ブラームス編):シャコンヌ
  (無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV.1004ニ短調より)
 A.スクリャービン:前奏曲と夜想曲Op.9
 左手のアーカイブ初級楽譜(有馬圭亮 編曲):かたつむり
瀬川泰代(左手ピアノ)
 「左手のアーカイブ」プロジェクトが送り出す新人・瀬川泰代苦難を乗り越えて彼女が出会った珠玉の左手ピアノ曲を収録!

 録音:2012年9月3日、原宿アコスタジオ,(紙ジャケ仕様)

 「左手のピアノ演奏」の社会化を目指す団体「左手のアーカイブ」プロジェクトが送り出す新人・瀬川泰代の心温まる演奏は、聞く者の心を癒し、勇気を与えます。バッハ、スクリャービンの名曲から、同団体が障がいのある子どもの為に編曲した「かたつむり」など幅広い選曲になっており、彼女の魅力を存分に味わえるCD になっています。


<映像>


IDEALEAUDIENCE(映像)


30 79084
(Blu-ray)
\4700
セレブレイティング・ヴェルディ〜歴代のヴェルディのスペシャリストたち
 1.運命の力:序曲
   NBC交響楽団、アルトゥーロ・トスカニーニ(指)、
    1943年(アメリカ)
 2.シチリア島の夕べの祈り:序曲
   ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
    1968 年1月23日フェアフィールド・ホール、クロイドン、イギリス
 3. 聖歌四篇:スターバト・マーテル
   ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、カルロ・マリア・ジュリーニ(指)
    1968 年3月3日フェアフィールド・ホール、クロイドン、イギリス
 4. 歌劇「ファルスタッフ」〜第3 幕 おい,亭主!
   ティート・ゴッビ(B)ロンドン交響楽団、マッケラス(指)
    1958 年5月16日BBCスタジオ、ロンドン
 5. 歌劇「オテロ」〜第2幕 無慈悲な神の命ずるままに
   ティート・ゴッビ(B)ロンドン交響楽団、マッケラス(指)
    1958 年5月16日BBCスタジオ、ロンドン
 6. 歌劇「オテロ」 - 荒野に歌いながら泣く娘(柳の歌) - アヴェ・ マリア
   エリーザベト・シュヴァルツコップ(S) 
   フランス国立管弦楽団、ベリスラフ・クロブカール(指)
    1967 年サル・プレイエル、パリ
30 79088
(DVD)
\2900
 トスカニーニ、ジュリーニ、ゴッビ、シュヴァルツコップ、ヴェルディの伝説の演奏者たちの映像集
 アルトゥーロ・トスカニーニ、カルロ・マリア・ジュリーニ、ティート・ゴッビ、エリーザベト・シュヴァルツコップ

 (Blu-ray) 画面:1080i HD,16:9、(HD へ拡張)、音声:PCM ステレオ、DTS HD Master5.1、リージョン:All、字幕:英、独、仏、58mm
 (DVD) 画面: 16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、字幕:英、独、仏、58mm

 2013 年はヴェルディ生誕200 年のアニバーサリー・イヤーに当たり、その記念を祝うように沢山のコンサートやディスクが企画されています。
 このDVD とBlu-ray は、伝説的なヴェルディの演奏家たち、アルトゥーロ・トスカニーニ、カルロ・マリア・ジュリーニ、ティート・ゴッビ、エリーザベト・シュヴァルツコップによる、放送音源をまとめた映像集になります。
 ヴェルディとも親交があり、ヴェルディの作品に対する熱意と正しき解釈は並ぶもののいない、20 世紀最大のイタリアの指揮者アルトゥーロ・トスカニーニ。
 そのトスカニーニを師に持つカルロ・マリア・ジュリーニ。イタリアの40-50 年代を代表するバリトン歌手で、1959 年に来日した際には、その驚異的な歌声に聴衆が圧倒されたティート・ゴッビ。20 世紀の名花エリーザベト・シュヴァルツコップ、らの貴重な映像が満載の内容です。

















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