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第74号
マイナー・レーベル新譜(6)
2013.12.17〜2014.2.14


GEGA NEW

GR 19
\2000
ヤッセン・トドロフ(ヴァイオリン)
 「J.S.バッハ:3つの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ」

  パルティータ第1番ロ短調BWV.1002
  パルティータ第2番ニ短調BWV.1004
  パルティータ第3番ホ長調BWV.1006
ヤッセン・トドロフ(ヴァイオリン)
 ヤッセン・トドロフのバッハ第2弾!無伴奏パルティータ集

 録音:2013年7月、ブルガリア国立放送スタジオ1、79:03、STEREO

 第1 弾のソナタ集(GR16)に続くバッハ。これで無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータが全曲揃った。
 トドロフはブルガリアを代表するヴァイオリニストで、地元で学んだ後に渡米、そこで多くのコンクールに入賞。演奏活動の傍ら、後進の指導も行なっている。演奏は正にモダン・ヴァイオリンの王道を行くような出来栄え。何ら変わったことはしていないが、素晴らしい美音による朗々とした歌が見事。録音も優秀。
 

GD 350
\2000
「天体力学」〜ヤッセン・ヴォデニチャロフ(1964〜):作品集
 (1)ヴァイオリン協奏曲
 (2)「蛍」(良寛の俳句による)
 (3)7つのバガテル
 (4)ステュムパリデス湖の鳥
 (5)交響曲第2番「天体力学」
(1)アレクシス・ガルプリーヌ(ヴァイオリン)
 ピエール・ルーリエ(指揮)
 アンサンブル2E2M
(2)ロザリナ・カサボヴァ(S)
 ロッセン・イデアロフ(Cl)
 タチアナ・カルパロヴァ(Perc)
(3)棚田文紀(プリペアド・ピアノ)
(4)ナタリー・フォルゲ(オンド・マルトノ)
 ピエール・クサック(アコーディオン)
(5)イワン・ストヤノフ(指揮)
 ブルガリア国立放送交響
 68:13、STEREO

 ブルガリアの現代作曲家、ヤッセン・ヴォデニチャロフ(1964-)の作品集。「蛍」は良寛の俳句にインスパイアされた曲。「ステュムパリデス湖の鳥」はギリシャ神話に登場する同名の怪鳥をモチーフにしており、また交響曲第2 番の副題である「天体力学」は天文学の一分野で、ニュートンの運動の法則や万有引力の法則に基づいて天体の運動と力学を研究する学問のことを指す、という。
 

GD 366
\2000
フィアンメッタ・タルリ(ピアノ)
 シューマン:

  (1)アベッグ変奏曲Op.1
  (2)ベートーヴェンの主題による変奏曲
  (3)ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22
  (4)ピアノ・ソナタ第2番〜第4楽章の初稿「プレスト・パッショナート」
フィアンメッタ・タルリ(ピアノ)
 (3)2007年12月29日ソフィア、ブルガリア・コンサート・ホール/(1)(2)(4)2012年2月28日ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール/53:03、STEREO

 既にGEGA NEW レーベルから交響的練習曲、蝶々(GD325)が発売されているタルリのシューマン第2 弾。当ディスクでの注目はほとんど演奏も録音もされないベートーヴェンの主題による変奏曲。シューマン25 歳時の作品で、テーマにはベートーヴェンの第7 交響曲のアレグレットが用いられている。変奏はのちの交響的練習曲に似たところもある佳品。シューマン・ファンは要注目。他の有名曲2 曲もツボを押さえた秀演。


GD 380
\2000→\1890
タバコフ/ショスタコーヴィチ交響曲全集第1弾!
 「ショスタコーヴィチ:交響曲全集Vol.1」
  ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
 ブルガリアの名指揮者エミール・タバコフのショスタコーヴィチ交響曲全集第1弾!日本語オビ・解説付き!

 2013年4月、62:42、STEREO、演奏タイミング:27:07/9:13/26:23

 エミール・タバコフとブルガリア国立放送響のショスタコーヴィチ:交響曲シリーズ第1 弾が登場。タバコフは1947 年生まれ、ブルガリアの指揮者で作曲家。CAPRICCIO から出ていたマーラーの交響曲全集は意外な名演として、知る人ぞ知る名盤。
 タバコフは余計な思い入れを排し終始速目のテンポでストレートに音楽を構築していくが、その緊張感が凄い。オーケストラの技術とアンサンブルも見事で、ブルガリア国立放響の上手さに驚くに違いない。録音も大変優秀で、あまたあるショスタコーヴィチの第4 の中でも上位に入る秀演と言ってよい。


タバコフといえば、これ

CAPRICCIO
49 043
(15CD)¥15000
タバコフ指揮&ソフィア・フィル
 マーラー:交響曲全集
  交響曲第1〜10 番
エミール・タバコフ指揮
ソフィア・フィル
ブルガリア国立合唱団、他

 エミール・タバコフといえばマーラーの交響曲全集。まだ激安ボックスとかが一般的でない1990年代に、マーラーの交響曲全集が廉価盤で手に入るということで、クラシックをこれから熱心に聴こうという人にとっては本当にありがたいセットだった。演奏自体は基本的にまあ普通だが、6番、8番あたりはかなりすごい。一部ではずっと神格化されてきた。
 ところが気がついたら廃盤。Capriccio活動そのものが不安視されているのでどこかがライセンス契約してくれればよいのだけど。

 在庫のある海外の業者から無理やり入れると何とかこの値段で。完売の際はご容赦くださいませ。

GEGA
GD 358
\2000→¥1890
ブルガリアを代表する指揮者で作曲家エミール・タバコフ
 聴きごたえ十分のオーケストラ大作2曲!

  エミール・タバコフ(b.1947):
   (1)チェロ協奏曲(2006)
   (2)アド・インフィニトゥム(永遠に向かって)(1989)
(1)(2)エミール・タバコフ指揮
ビルケント交響楽団、
(1)ティム・ヒュー(Vc)

 タバコフは指揮者としてマーラー交響曲全集などの録音で知られていますが、作曲家としても知られています。
 タバコフは当初コントラバス奏者として音楽家としてのキャリアを始めましたが、1964年ショスタコーヴィチとの出会いがその後の彼の人生を決定づけました。タバコフの音楽はどれも重厚なオーケストラの響きで満たされたドラマティックな展開を持っています。チェロ協奏曲はバルトークの「弦楽、チェレスタと打楽器のための音楽」の第1楽章の主題によく似た旋律が縦横無尽にうねり歌いまくり聴き応え十分。アド・インフィニトゥム(永遠に向かって)は、うっすらと棚引く弦楽の響きの帯が次第に厚みを増し徐々に壮大なクライマックスへと向かう緊張感溢れる作品。


GENUIN

GEN 13288
\2200
〜ドイツ音楽コンクール2012優勝者〜
 「小山莉絵〜ファゴット協奏曲集」

  ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲へ長調RV491
  モーツァルト:ファゴット協奏曲変ロ長調K.191
  ジョリヴェ:ファゴット、弦楽、ハープとピアノのための協奏曲
  ポール=アグリコール・ジュナン(1832-1903):
   ヴェニスの謝肉祭(原曲:フルートとピアノのための)
小山莉絵(ファゴット)
ゼバスチャン・テヴィンケル(指揮)
プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団
 2012年ドイツ音楽コンクール優勝者!日本のホープ、小山莉絵ファーストCD!

 録音:2013年5月16-18日マタイ教会,プフォルツハイム、TT54:47

 小山莉絵は1991 年生まれで2012 年に第37 回ドイツ音楽コンクールに優勝、他にも2013 年にMuri Competition 第1 位など多くのコンクールに優勝し現在ソリストとしてヨーロッパの多くのオーケストラと共演している。幅広い音域に無理のない音色と豊かな音楽性を感じさせ、特に高音域の柔らかな音は見事で今後の活躍が期待される。バロックから古典派、現代音楽までファゴットの可能性と魅力を詰め込んだ快心のデビュー・アルバム。
 
GEN 14296
\2200→\1990
「シュヌアー、オジコンド(Otjikondo)のために弾く」
 モーツァルト:
  幻想曲ニ短調K.397、アダージョ ロ短調K.540、デュポール変奏曲K.573
 ベートーヴェン:エリーゼのために、ロンドOp.51-1
 シューベルト:即興曲Op.142-2
 メンデルスゾーン:無言歌Op.67より第1、4番
 J.S.バッハ(M.ヘス編):「主よ人の望みの喜びよ」
フリードリヒ・ヴィルヘルム・シュヌアー(Pf)
 大ベテラン、シュヌアー84歳、アフリカの子供達のために弾く!

 録音:2013年3月16-17日、デトモルト・コンツェルトハウス、59:50

 シュヌアーは1929 年生まれのドイツの重鎮的ピアニストでウィルヘルム・ケンプに師事し、質実剛健、その堅実な音楽作りは今日の現役ピアニストの中で際立っており、84 歳とは思えぬしっかりとしたタッチと澄んだ音色には驚かされる。なおこのCDはナミビアにあるオジコンド(Otjikondo)スクール援助のための企画で収益金CD 一枚あたり5 ユーロが同学校に寄付される。


シュヌアーの名盤から
Piano Sonata, 16, 17, 18, : Schnurr
マイスター・ミュージック
MM-2147
\2957
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集
 第16番 ト長調 Op.31-1
 第17番 ニ短調 Op.31-.2「テンペスト」
 第18番 変ホ長調 Op.31-.3
フリードリッヒ・ヴィルヘルム・シュヌアー(P)
 1929年、ドイツのゲッティンゲン生まれ。
 国立デトモルト音楽大学ではハンス・リヒター=ハーザーの下で学び、その後コルトー、ケンプのマスター・クラスで研鑚を積んだ。
 1959年ミュンヘン国際音楽コンクール第1位。
 母校国立デトモルト音楽大学で教鞭を取り学長も勤め、日本のピアノ教育界にも大きな影響を持つ。
 演奏家としてはそれほど知名度はなかったが、90年代にマイスター・ミュージックから一連の録音をリリース。往年のドイツの巨匠が蘇ったという強い印象をファンに与えた。
 まさにドイツ・ピアニズムの直系と言える巨匠、シュヌアー。重量級のいぶし銀という感じではなく、けれんみのない、クリアで率直な演奏。
 そのシュヌアーの初期の名盤の中から今回、特に人気が高かったものをリマスタリング再発売。


 


GEN 13283
(2CD 1枚価格)
\2200→\1990
名門ベンダ・ファミリー出身の重鎮、エドウィン・フィッシャーの弟子
 「セバスティアン・ベンダ〜メモリーズ」

  (1)ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲ハ短調
  (2)シューベルト:ピアノ・ソナタ 変ロ長調Op.Posth
  (3)シューマン:幻想小曲集Op.12
  (4)リスト:ペトラルカによるソネット第104番
  (5)ヴィラ=ロボス:ピアノ小品集
   (ブラジルの魂、内なる祭り、メスティーソの伝説、
    セレステイラスの印象、白人インディアンの踊り)
  (6)マルタン:8つの前奏曲
  (7)ムソルグスキー:展覧会の絵
セバスティアン・ベンダ(Pf)
 名匠セバスティアン・ベンダの没後10年記念リリース

 録音:(1)1979年、(2)(3)1961年、(4)1979年、(5)1981年、(6)1994年

 セバスティアン・ベンダ(1926-2003)は名門音楽一家ベンダ・ファミリーの血筋で、ヴァイオリニストの父とピアニストの母という音楽一家にスイスに生まれ、幼い頃よりピアノの才能を発揮し、後にエドウィン・フィッシャーに師事、18−19 世紀の独墺系音楽の演奏スタイルを今に引き継ぐピアニストとしてイェルク・デムスらと並んで音楽界の重鎮として活動してきた。その一方で20 世紀の音楽にも積極的に取り組み、その堅実な演奏スタイルは作曲者からも絶大な支持を得た。このセットでは得意のベートーヴェンからロシア物の展覧会の絵、20 世紀のマルタン、ヴィラ=ロボスまであらゆる時代と様式の作品が選ばれ、ベンダの多彩な側面を知ることができる。
 
GEN 13290
\2200

「グリーン」
 〜シューマン&クルタークの弦楽四重奏曲

  シューマン:弦楽四重奏曲第1番イ短調Op.41-1
  ジェルジ・クルターク(b.1926):
   アンドレー・セルヴァンスキを追悼する小聖務日課
    (オフィチウム・ブレーヴェ)Op. 28
  シューマン:弦楽四重奏曲第3番イ長調Op.41-3

アマリリス四重奏団:
 【グスタフ・フリーリングハウス(Vn)、
  レナ・ヴィルト(Vn)、
  レナ・エッケルス(Va)、
  イヴ・サンドゥ(Vc)】
 録音:2013年3-6月

 GENUIN では4 枚目となるこのアルバムで、これまでもベートーヴェンとベルク、ハイドンとウェーベルンという異色の組み合わせでアルバムを出してきたアマリリス四重奏団だが、今回もシューマンとクルタークという意表をつくカップリングだが、ある種の狂気じみた内容に意外な共通点が見出せる。クルターク作品は14 の小品からなり、厳しい表現主義ありウェーベルン風の極小主義ありと西洋前衛音楽を俯瞰するような内容。シューマンと聴き、クルタークを聴き、再びシューマンを聴くと聴き手の耳は奇妙な錯覚、異化作用を起こしヨーロッパの歴史の裏に横たわる暗黒の精神史に勢い、思いをさせることになる。
 
GEN 13544
\2200→\1990
「インテルメッツォ」〜ヴァイオリン小品集
 シャミナード(クライスラー編):スペインのセレナーデ
 ファリャ(クライスラー編):スペイン舞曲
 コルンゴルト:歌劇「死の都」より「ピエロの歌」
 R.コルサコフ:(ハイフェッツ編):熊ん蜂の飛行
 ラフマニノフ(ハイフェッツ編):ここは素晴らしき所
 モシュコフスキ(サラサーテ,ハイフェッツ編)ギターラ
 プロフォスト:間奏曲「ウィーンの思い出」
 ブラームス(クレンゲル,ギンゴールド編):ハンガリー舞曲第2番
 シューマン(ハイフェッツ編):予言の鳥
 ドヴォルザーク(クライスラー編):わが母の教え給いし歌
 C-テデスコ(ハイフェッツ編):海のささやき
 ブラームス(ヨアヒム,ハイフェッツ編):ハンガリー舞曲第7番
 サン=サーンス(パラージ編):白鳥
 ディニク(ハイフェッツ編):ホラ・スタッカート
 マスネ(ギャレ編):タイスの瞑想曲
 ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第5番
 ハロルド・アーレン:虹の彼に(オーヴァー・ザ・レインボー)
 グルック(ハイフェッツ編):メロディ(精霊の踊り)
 ゴドフスキー(ハイフェッツ編):古きウィーン
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
デュオ・インテルメッツォ:
 【ラルフ・マティアス・カスパース(Vn),
  タマキ・タケダ(竹田環)=カスパース(Pf)】
 録音:2012年12月ハーフォード北西ドイツ・フィルハーモニー・スタジオ,68:34

 デュオ・インテルメッツォは夫婦のコンビで、ヴァイオリンのアンコール・ピースに相応しい小品ばかりを集めた楽しいアンソロジー。クライスラー、ハイフェッツ編のおなじみの編曲の他、コルンゴルトの歌劇「死の都」からの一曲など普段あまり聴くことのない作品も収録。これ一枚でヴァイオリンの有名なアンコール・ピースがほぼ聴ける。
 

GEN 14297
\2200
メレル四重奏団
 モーツァルト:
  弦楽四重奏曲第14番「春」ト長調K.387
  弦楽四重奏曲第15番ニ短調K.421
メレル四重奏団:
 【ユリア・シュレーダー(Vn)、
  メアリー・エレン・ウッドサイド(Vn)、
  イルヴァリ・シリアクス(Va)、
  ラファエル・ローセンフェルト(Vc)】
 録音:2013年2月、58:28

 いわゆるハイドン・セットと呼ばれる弦楽四重奏曲の最初の2曲を収録。メレル四重奏団は2002 年に結成されたチューリヒを中心に活動する若いアンサンブルで、既にザルツブルク音楽祭、ルツェルン音楽祭などに出演しキャリアを積んでいる。古典派の他に現代音楽なども度々取り上げている。当CD は若木のような清新さを感じさせる瑞々しいモーツァルト。
 
GEN 14304
\2200
〜2012年ドイツ音楽コンクール優勝者〜
 「フリー・フォール」〜チェロとピアノのための作品集

  メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番Op.58
  ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタOp.40
  ヴァシリー・ゲラシメッツ(b.1970):
   チェロ・ブルース(2007)〜無伴奏チェロのための
  ファジル・サイ(b.1970):
   パガニーニ変奏曲(1995)〜ピアノ独奏のための
  ヴァシリー・ゲラシメッツ:トランジション(2009)
ヴァシリー・ゲラシメッツ(Vc)
ニコライ・ゲラシメッツ(Pf)
 録音:2013年3月23-25ベルリン,78'37

 ワシリー&ニコライ・ゲラシメッツ兄弟はドイツ・エッセンの音楽家一家に生まれ、これがCD デビューとなる。チェロのヴァシリーはジャズ・テイストあふれる作曲もし、ファジル・サイのパガニーニ変奏曲と共に若々しいパワーが弾ける。メンデルスゾーンとショスタコーヴィチのソナタでもその力は変わることなく、クラシックに荒々しくも新鮮な風を吹き込ませている。
 
GEN 14543
\2200→\1990
「ボレロ」〜エイプソス・サクソフォン四重奏団
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、クープランの墓
 ピエルネ:序奏とポピュラーなロンドによる変奏曲
 ティエリー・エスケシュ(b.1965):湾、タンゴ・ヴィルトゥオーゾ
 フランセ:サキソフォンのための小さな四重奏曲
 ラヴェル:ボレロ
エリプソス四重奏団(サックス四重奏)
 録音:2013年4-5月

 エリプソス四重奏団は2004 年にデビューしたフランス人を中心としたアンサンブル。フランセ以外は編曲物だが、ラヴェルを始め洒落た雰囲気が味わえる。ティエリー・エスケシュは現代フランスのオルガニストで作曲家。ジャズ、タンゴのテイストを持つ楽しい小品。終わりのボレロではサックス4 本がいかにボレロのダイナミズムを表現するかお楽しみ。

MARQUIS


MAR 81519
(2CD)
\4400
「ブラジルのタンゴ」〜エルネスト・ナザレーの音楽
 CD1)
  レボリーコ、7月9日、少年、ブラシをかけた、
  カリオカ、フォン・フォン、危険(ブラジル・タンゴ)、
  田舎者、ランツィーナ、スリップ(ブラジル・タンゴ)、
  青の上の金、ピエロ
 CD2)
  エスタ・チュンバド、忘れな草、悪意、ディーゴ、
  フェラメンタ(ブラジルのファド)、
  オデオン(ブラジル・タンゴ)、舟漕ぎ、魔法、
  サラムベク、ラミリンホ、クトゥバ、機敏
クリスティーナ・ペトロフスカ・クィリコ(Pf)
 ヴィラ=ロボスに多大な影響を与え、ミヨーに霊感を与えた近代ブラジル音楽の父、ナザレーのピアノ音楽集成!

 エルネスト・ナザレー(1863-1934)はブラジル、リオ・デ・ジャネイロ出身の作曲家で「ブラジル風タンゴ」やショーロなど、国内外の民族音楽に影響されたピアノ曲を数多く作曲し、後にヴィラ=ロボスから、「ブラジルの魂」と称賛された。タンゴ、アフリカ系住民の音楽、ラグタイムなど、様々な民族音楽の影響の他、ショパンからも大きな影響を受けた。また逆にミヨーはブラジル滞在時にナザレーの演奏を受けて感銘を受け、その後の彼の作風に影響を与えたと言われる。
 スコット・ジョプリン、ゴッドシャルクの音楽と近い雰囲気を持った楽しい音楽。
 


MAR 81451
\2200→\1990
クラリネットとギターによる楽しいアルバム
 「アズ・ユー・ニア・ミー」
 〜グラハム・キャンベル、アントニオ・カルロス・ジョビン、
  ジャンゴ・ラインハルト他の作品集

   コルタ・ジャカ/アンディのための曲/涙/波/
   タンジェリン/あなたが私に近づくとともに/
   2月の真ん中に/もしもあなたが立ち去るなら/ほか全16曲
ジェームズ・キャンベル(Cl)
グラハム・キャンベル(Gtr)
ゲスト:サム・マクラレラン(Db)
エイミー・メドヴェック(Fl)
アフィアラ弦楽四重奏団、ほか
 クラリネットとギターをメインに据えたアンサンブルによる音楽集。ジャズあり、ピアソラばりのタンゴあり、ボサ・ノヴァありのラテン色の強い楽しいアルバム。
 ジェームズ・キャンベル(b.1949)はアルバータ州出身のカナダ人クラリネット奏者でこれまでに40 枚以上のアルバムを発表、ギターのグラハム・キャンベルはジャズ、ラテンを得意としている。純粋なデュオの他、曲によってはかなり大編成のバック・バンドが伴奏し、くつろげる雰囲気に仕上がっている。

NEOS

NEOS 11101
\2300
「ペーター・ルジツカ(b.1948):管弦楽曲集Vol.2」
 (1)「凶星について」(2011)
 (2)「トランス」(2009)〜室内アンサンブルのための
 (3)管弦楽のための記憶「マーラー/画像」(2010)
ペーター・ルジツカ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 ドイツの重鎮作曲家ペーター・ルジツカ、管弦楽作品集第2集がようやく発売!

 録音:2012年3月

 ドイツの重鎮的作曲家でザルツブルグ音楽祭の監督も勤めたルジツカ。NEOS への管弦楽作品は2年ぶりの第2集です。最近(2009〜11 年)の管弦楽曲を収録。
 ルジツカはヘンツェとハンス・オッテに作曲を師事したせいか、彼の管弦楽作品は後期ロマン派から表現主義までドイツの堅固な様式に基づいた演奏効果の高いダイナミズム持ってためリッカルド・シャイー、アシュケナージ、ティーレマン、エッッシェンバッハなど世界の名高い指揮者が好んで取り上げている。いずれも典型的な現代音楽の書法を採りながらオーケストラの圧倒的な迫力を楽しめる。「マーラー/画像」ではマーラーの交響曲第1 番と第9 番の一部が素材として使われている。
 
NEOS 21302
\2300
「コンチェルティII」
 (1)リスト:2台のピアノと管弦楽のための「悲愴」協奏曲(1865)
  (シュテファン・ホイツケによる編曲と新しいカデンツァ版,2008)
 (2)バッハ:2台のピアノのための協奏曲ハ長調 BWV1061
 (3)ストラヴィンスキー:2台のピアノ協奏曲(1935)
グラウシューマッハー・ピアノ・デュオ:
 【アンドレアス・グラウ&
  ゲッツ・シューマッハー(Pf)】
(1)(2)マーティン・ブラビンズ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 これはユニーク!現代版編曲のリスト:悲愴協奏曲

 録音:2011年11-12月

 グラウシューマッハー・デュオの久々の協奏曲集第2弾。(第1集はバルトーくのカデンツァを使用したモーツァルト、2台ピアノ版のリスト:悲愴協奏曲、バルトーク;NEOS 20901)
 リストの「悲愴」協奏曲は元々2 台ピアノのための作品(それも元は独奏曲であったものからの編曲)を21 世紀になって管弦楽の伴奏を付加して新たに蘇らせた珍曲。リストでは考えられない管弦楽法もさることながらリストの様式を踏まえつつクラスターを含む現代的な新た書き加えられたカデンツァも聴き所。ストラヴィンスキーの協奏曲は新古典主義時代の作品で今日聴くとポスト・ミニマルを思わせる大変ポップでお洒落な佳品。これまで作曲者の自作自演かラベック姉妹くらいしかなかった録音に今回、決定盤が現れた。
 
NEOS 11110
\2300
ロベルト・ジェラール(1896-1970):
 (1)レオ(1969)〜器楽アンサンブルのための
 (2)ジェミニ(1966)〜ヴァイオリンとピアノのためのデュオ・コンチェルタンテ
 (3)リブラ(1968)〜
  フルート、クラリネット、打楽器、ギター、ピアノとヴァイオリンのための
 (4)8人のための協奏曲(1962)
ペーター・ヒルシュ(指揮)
コレギウム・ノヴム・チューリヒ
(2)ラヘル・クンツ(Vn)
 クリストフ・ケラー(Pf)
 録音:2011年2月

 ロベルト・ジェラール(ジェラード、ヘラルドとも)はカタロニア出身で当初エンリケ・グラナドスに師事、カタロニア民謡に興味を示し、そうした様式の作品を書いていたが、やがて12 音技法に興味を持ち、スペイン人で初めてシェーンベルクの弟子となった。スペイン内戦で彼は迫害を逃れパリに移住、後にイギリスに居を定め、作曲とカタロニア文化の研究に没頭した。ここに収められた作品は一部、旋法的な書法が見られるもののほとんどが12 音技法による点描的な厳しい作風で時折り現れるギターやカスタネットの響きに抽象的に純化されたスペイン音楽のイディオムを聴き取ることができる。ルイス・デ・パブロと並ぶスペイン現代音楽の父の初めてのまとまった形での作品集。
 
NEOS 11309
\2300
ルネ・ヴォールハウザー(b.1954):
 (1)ピアノ四重奏曲(1979/83-84/rev.1987)〜
  フルート、クラリネット、チェロとピアノのための
 (2)デュオメトリー(1985-86)〜フルートとバス・クラリネットのための
 (3)アイデアの飛翔(1995)〜チェロとピアノのための
 (4)定量電流(1996/97)〜フルート、チェロとピアノのための版
 (5)空間における時間の分解(2000-01/11)〜
  クラリネット(バスを含む)、チェロとピアノのための版
 (6)結論と過程のための習作(2007)〜フルートとピアノのための
 (7)《リ・ゲ・ティン》(Ly-Gue-Tin) (2008)〜
  声とピアノ、作曲者による音響詩のための
ルネ・ヴォールハウザー
 (指揮、ピアノ、バリトン)
アンサンブル・ポリソノ
 (ソプラノ、Fl、Cl、Vc)
 録音:2007-2012年

 ルネ・ヴォールハウザーはスイス出身でロック、ジャズの経験を持ち、インプロヴァイザーとしても活動している。バーゼルアカデミーで学んだ後、セロツキ、カーゲル、ホリガーらに師事。ダルムシュタット音楽祭その他の主要なフェスティバルで作品は盛んに取り上げられている。点描的な音形と炸裂するクラスターの音塊など70〜80 年代の前衛音楽シーンのイディオムが詰め込まれている。《リ・ゲ・ティン》では自作の音響詩を自ら歌う極めてユニークな作品。
 
NEOS 11310
\2300
「ザ・ラインズ」〜 デニス・シュラー(b.1970):
 独奏・二重奏作品シリーズ

  (1)《永続する感覚と退出》(2011)〜2人のソプラノ
  (2)《春》(2012)〜バス・フルート
  (3)《青い月》(2013)〜ヴィオラ
  (4)《折り目の中で》(2011)〜フルート、打楽器
  (5)《メロディ》(2010)〜オーボエ
  (6)《止められた7秒》(2010)〜打楽器
  (7)《タン・カ》(2012)〜フルート、ピッコロ
  (8)《ロイサイダ》(2012)〜チェンバロ
(1)クリスティーナ・プレスッティ&
 ジスレーヌ・ヴェルクリ(Sop)
(2)(4)パオロ・ヴィナローリ((1)バスFl(4)Fl)
(3)アナ・シュピーナ(Va)
(4)(6)アレクサンドル・バベル(Perc)
(5)ベアトリーチェ・ザヴォドニク(Ob)
(7)タニヤ・ミュラー(バスFl)&
 エリアーネ・ヴィリナー(ピッコロ)
(8)タマル・アルペリン(Cemb)
 録音:2013年4-5月

 デニス・シュラーはイタリア、ジェノヴァ出身でドラムと打楽器を学んだ後、ミヒャエル・ジャレル、エマヌエル・ヌネスらに師事、フライブルクの国際宗教音楽作曲コンクールに優勝後、ヨーロッパの数々のコンクール、音楽祭で作品が評価されている。このアルバムにはソロ、デュオばかりが選ばれ、楽器とアンサンブルの様々な可能性が探求されている。特に2 人のソプラノが織り成す幻想的な《永続する感覚と退出》、こどもがふと思いついて楽器と戯れているような無邪気な《折り目の中で》のピュアな抒情性など、作曲者の繊細なアイデアと透明なロマンティシズムが美しい。

NMC

NMC D190
\2200
「ブリテン・トゥ・アメリカ」
 〜ブリテン:放送と劇場のための音楽集

  (1)劇付随音楽「F6登攀」(32:50)
  (2)「イギリスのアメリカ人」〜BBC/CBSラジオ・シリーズより(17:30)
  (3)「ロマン・ウォール・ブルース」〜「ハドリアンの壁」より(2:19)
  (4)劇付随音楽「新天地にて」(23:20)
  (5)「我々はどこから来たのか?」〜
   BBC,NBCラジオ「ブリテン・トゥ・アメリカ」より(2:06)
(2)マーク・エルダー(指揮)
(5)ハリー・オッグ(指揮)
(2)(5)ハレ管弦楽団
(1)ジーン・リグビー(MS)
アンドリュー・ケネディ(T)
(1)(4)サミュエル・ウェスト(語り
(3)(5)メアリー・ケアウィ(MS)
(1)(4)マーヴィン・クック&L.ウォーカー(Pf)
 ジェフリー・スキッドモア(指揮)
 Exカテドラ
 ベンジャミン・ブリテンの珍しい放送のための音楽と劇音楽集!

 録音:2013年9-10月

 多作家のブリテンが折にふれて書いたラジオや演劇のための音楽を収録。ブリテンは1930年代に生計を立てるために映画会社に入社し、そのころ知り合った詩人のW.H.オーデンと共に多くの仕事を残しているが、こうした機会音楽もそのひとつ。ピアノ伴奏と打楽器の伴奏に独唱、合唱による編成はさながら室内オペラという趣きだが、こうした一見地味な仕事の集積が後の戦争レクイエムや数々の歌劇の成功となって実を結ぶこととなる。

NORTHERN FLOWERS


NF/PMA 99110
\2200
「ティシチェンコ:ピアノ作品全集第2巻」
 変奏曲Op.1(1956)
 ピアノ・ソナタ第10番「エウレカ」Op.124(1997)
 ピアノ・ソナタ第11番Op.151(2008)
ディナラ・マジトヴァ(ピアノ)
 ティシチェンコのピアノ作品全集第2弾!

 録音:2012年10月、サンクト・ペテルブルク、63:46、STEREO

 ティシチェンコのピアノ作品全集第2弾(第1集はNF/PMA99104)。
 ティシチェンコはピアノ・ソナタを全部で10 曲作曲しているが、当ディスクにはそのうちの第10 番、第11 番を収める。屈託のないメロディが出てきたかと思うと無調になったりジャズ的なイディオムが出てきたり、と全く一筋縄では行かない楽曲たち。変奏曲は主題がベートーヴェンのソナタ第32 番に似ている部分があり、ムソルグスキー、ショスタコーヴィチの影響も濃厚。

KAIROS


13302 KAI
\2400
「ice」〜藤倉大(b.1977)作品集
 (1)スパークス(2011)〜ギターのための
 (2)アイス(2009-10)〜アンサンブルのための
 (3)ファントム・スプリンター(2009)〜
  アンサンブルとライヴ・エレクトロニクスのための
 (4)廃棄された時間(2004-06)〜
  エレクトリック・ギター独奏とアンサンブルのための
 (5)《私は歌う花々の夢を見た》(2012)〜
  予め録音されたエレクトロニクスのための
 (6)スパーキング・オービット(2013)〜
  エレクトリック・ギター独奏とライヴ・エレクトロニクスのための
インターナショナル・コンテンポラリー・アンサンブル
 (ダニエル・リッペル(ギター・ソロ))
ジェイス・オグレン(指揮)
マシュー・ウォード(指揮)
 日本のホープ藤倉大作品集が現代音楽の名門レーベルKAIROSから登場!

 録音:2007-2013年

 ロンドンを拠点にヨーロッパで活躍する若手作曲家藤倉大の最新作品集。まとまった作品集としては「シークレット・フォレスト」(NMC D172)以来の快挙(因みにこの「シークレット・フォレスト」は英ガーディアン紙Best classical albums of 2012"の一枚に選ばれ、日本では坂本龍一も絶賛)。
 さてこの最新アルバムでは独奏曲からライヴ・エレクトロニクスを伴った大規模アンサンブル作品までヴァラエティに富んだ藤倉大の世界の最新状況を知ることが出来る。涼しげで遊び心(?)にあふれた音響と次々と繰り出されるアイデア、それにどこかポップなセンスを感じさせる音楽はヨーロッパの前衛音楽のエッセンスを吸収しながらヨーロッパの重苦しさから解放された新たな現代音楽として各方面から絶賛されている。晴れて名門レーベルKAIROS に初登場。

QUERSTAND



VKJK 1306
(4CD)
\7200→\6590
「クレープス(1713-80):管弦楽、合唱作品集」
 CD1)
  シンフォニア ハ短調KWV200
  リュート、弦楽と通奏低音のための協奏曲へ長調KWV203
  オーボエ、チェンバロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ロ短調KWV204
  リュート、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調KWV202
  シンフォニア 変ホ長調KWV201
 CD2)
  ミサ ヘ長調KWV101
  サンクトゥス ヘ長調KWV104
  アリア「あなたはまだ遠く離れている」KWV104
  カンタータ・ヒュネブレKWV100
 CD3)
  サンクトゥス ニ長調KWV103
  カンタータ「一人の御子我らに生まれたり」KWV113
  カンタータ「心から私はしない」KWV109
  カンタータ「わが心の切なる願い」KWV109
  カンタータ「歓呼のうちに神は昇天したもう」KWV108
  マニフィカト ニ長調KWV105
 CD4)
  カンタータ「主は私たちに素晴らしいことを行っている」KWV106
  カンタータ「イエス、私の喜び」KWV110
  カンタータ
   「あなたがたの父なる神が慈悲深いように、あなたがたも慈悲深い者となれ」
     KWV112
  サンクトゥス ニ長調KWV102
  カンタータ「彼の聖域に主をほめ」KWV111
ミハエル・シェーンハイト(指揮&Cemb)
メルゼブルク・ホフムジーク
コレギウム・ヴォカーレ・ラ
イプツィヒ(合唱)
ゲジーネ・アドラー(S)
ブリッタ・シュヴァルツ(A)
トビアス・フンガー(T)
トビアス・ベルント(B)
シュテファン・マース(バロクLute)
マルクス・ミュラー(Ob)
 クレープス生誕300年企画!珍しい!オルガン以外の作品集!

 録音: 2013年、ライプツィヒ、メルゼブルク
 ※豪華書籍つき(ドイツ語・英語)

 バロック後期のオルガン奏者で作曲家ヨハン・ルードヴィヒ・クレープス(1713-80)はJ.S.バッハの愛弟子でバロック末期から前古典派への移行期に活躍した。
 世代的には大バッハの息子たちと同じであるが、前古典派の様式には進まず、あくまでバロック様式に沿ったオルガン作品や宗教曲を多数作曲した。昨年の生誕300 年を記念して制作されたこのアルバムはオルガンの作品ばかり書いていたイメージのクレープスの管弦楽、宗教合唱曲が収められており、こうした機会とはいえ、これだけまとまった形でオルガン以外のクレープスの作品集がリリースされるのは極めて珍しい。
 
VKJK 1302
\1800
「レーガー&ラインベルガーのオルガン作品」
 レーガー(1873-1916):
  9つのオルガン小品Op.129より「トッカータとフーガ」
 ラインベルガー(1839-1901):ソナタ第8番ホ短調Op.132
 レーガー:
  9つのオルガン小品Op.129より「カノン」、「メロディア」、
  「カプリチオ」、「バス・オスティナート」、「間奏曲」
 ラインベルガー:ソナタ第7番ヘ短調Op.127
 レーガー:9つのオルガン小品Op.129より前奏曲とフーガ
ペーター・コフラー(Org)
 録音:2013年5月ミュンヘン聖ミハエル・イエズス会教会

 19 世紀半ばから20 世紀初頭にかけて活躍した二人のオルガン音楽の巨匠の作品を収録。後期ロマン派の華麗なハーモニーが絢爛豪華なロマンティック・オルガンの響きによって官能的ともいえる宗教的恍惚へと聴く者を導く。聖ミハエル教会はミュンヘンの教会では最も古く(11 世紀頃建立)またワーグナーのパトロンだった、かのルードヴィヒ2 世の棺が安置された教会としてもよく知られる。
 ラインベルガーはここの専属オルガニストを務めたこともあった。
 
VKJK 1311
\1800
「フライブルク大聖堂のジルバーマン・オルガン」
 J.S.バッハ(1685-1750):幻想曲ト長調BWV572
 ニコラス・デ・グリニー(1672-1703):「来たり給え、創造主なる聖霊よ」
 J.S.バッハ:「来たれ聖霊主なる神」BWV652
 ハンス・オットー(1922-96):ジルバーマンへのオマージュ(1983)
 J.S.バッハ:幻想曲ハ短調BWV562
 ジャン=フランソワ・ダンドリュー(1682-1738):マニフィカト ニ短調
 J.S.バッハ:パッサカリア ハ短調BWV582
アルブレヒト・コッホ(Org)
 録音:2013年5月フライブルク大聖堂

 ドイツ南西部バーデン‐ビュルテンベルク州の都市、フライブルクにある大聖堂は1354 年に起工、1513 年に完成したロマネスク様式とゴシック様式が混在し、高さ116 メートルの尖塔(せんとう)がある。芸術的価値が高い祭壇やステンドグラスが有名な教会で、ここにあるジルバーマン・オルガンは古くから名器との評判が高く、これまでリヒターやグードら多くのオルガニストたちに愛され録音に使われてきた。
 アルブレヒト・コッホは1976 年生まれの若手でフライブルクを拠点に活動している。同時代を生きたバッハ、グリニー、ダンドリューの他、20 世紀のハンス・オットーの無調、調性、クラスター的和声などが折衷されたステンドグラスの光を思わせる美しい「ジルバーマンへのオマージュ」も聴きもの。



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