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第75号
お奨め国内盤新譜(2)
2014.2.18〜2014.4.11


ALM/コジマ録音



ALCD-9138
\2800+税
ハイドンと18 世紀を彩った鍵盤楽器たち
 クラヴィコードとチェンバロからフォルテピアノへと

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン:
 [1] カプリッチョ ト長調 《豚の去勢にゃ8人がかり》 Hob. XVII/1
  (1765年作曲、1788年初版) [フォルテピアノによる演奏]
 ソナタ 変ホ長調 Hob. XVI/52(1794年) [クラヴィコードによる演奏]
  [2] I. Allegro
  [3] II. Adagio
  [4] III. Finale. Presto
  [5] カプリッチョ ト長調 Capriccio in G Hob. XVII/1
   [チェンバロによる演奏]
 ソナタ ハ短調 Hob. XVI/20(1771年)
  [クラヴィコードによる演奏]
   [6] I. (Allegro) Moderato
   [7] II. Andante con moto
   [8] III. Finale. Allegro
   [9] カプリッチョ ト長調 Capriccio in G Hob. XVII/1
   [クラヴィコードによる演奏]
[Bonus tracks]
 ソナタ ハ短調 Hob. XVI/20
  [10] I. Moderato(自筆譜の残る提示部のみ)
   [チェンバロによる演奏]
  [11] I. Allegro Moderato(初版譜による)
   [フォルテピアノによる演奏]
山名敏之(フォルテピアノ、クラヴィコード、チェンバロ)
〈録音〉泉の森ホール 2012年3月13-15日

 クラヴィコードとチェンバロからフォルテピアノへと、発音原理の異なる新しい楽器が登場し、鍵盤楽器をとりまく時代に活躍した大作曲家、ハイドン。それぞれの楽器が持つ特性は、演奏表現上の違いのみならず作品の着想にも大きな違いをもたらし、演奏者の身体にもはたらきかける。
 フォルテピアノ、チェンバロ、クラヴィコードの楽器で収められた「カプリッチョト長調」の3種の演奏は、そうした楽器がもたらす音楽表現の違いを直截に知る事ができる端的な例だ。作品が求め、楽器が欲する演奏の理想像を追うことでハイドンの魅力を敏感に再現した山名敏之の快心のアルバム、満を持して登場。


山名敏之(フォルテピアノ、クラヴィコード、チェンバロ)
 東京藝術大学器楽科(ピアノ専攻)卒業。1991 年よりオランダ・スウェーリンク音楽院に留学。1994 年ソリストディプロマを得て卒業。その後室内楽とフォルテピアノのコースに進み、1996 年両コースを終了。ピアノを安川加壽子、ヴィレム・ブロンズの各氏に、フォルテピアノをスタンリー・ホーホランド氏に師事。1996 年帰国。小林研一郎指揮、東京交響楽団とリストのピアノ協奏曲を共演し好評を博す。ザ・フェニックス・ホール主催「ピアノはいつピアノになったか? 第4 回 シューベルトの悩み」(2003 年)、横浜みなとみらいホール レクチャー・コンサートシリーズ「ピアノの歴史 第2 回 謀略家としてのハイドン」(2007 年)に出演。また2007 年にはNHK「ぴあのピア」第11 回?第14回にフォルテピアノで出演。2009 年から2012 年にかけて「ハイドン・クラヴィーア大全」においてハイドンの全クラヴィーア独奏曲をクラヴィコード、チェンバロ、フォルテピアノで演奏研究した。和歌山大学教育学部教授。
  

ALCD 9140
\2800+税
バルトーク ピアノ曲集II ルーマニア民俗舞曲
バルトーク:
 [1]-[2] 2つのエレジー op.8b
 [3]-[5] 3つのブルレスク op.8c
 [6]-[7] 2つのルーマニア舞曲 op.8a
 [8]-[10] ソナチネ
 [11]-[16] ルーマニア民俗舞曲
 [17]-[24] ハンガリー農民歌による即興曲 op.20
田代慎之介(ピアノ)
〈録音〉彩の国さいたま芸術劇場 2013年10月7-8日

 リスト音楽院に学び、ハンガリーの音楽に深い造詣をもつピアニスト田代慎之介。バルトークの鍵盤語法を熟知する田代が、後期ロマン主義の名残をとどめる初期の作品から、民謡への傾倒を深くし、独自の語法を確立していった作曲家の創作の道程を明らかにする。
 バルトークの名を知らない人でも聞いたことのある人気曲「ルーマニア民俗舞曲」をはじめ、民族、文化、言語の十字路に位置し、激動の時代を生き抜いたバルトークの魅力が、田代の強靭な音楽性によって21世紀に刻印される。


田代慎之介(ピアノ)
 1975 年第29 回全日本学生音楽コンクール(毎日新聞社主催)中学の部第1 位。1983 年東京藝術大学卒業、第52 回日本音楽コンクール(毎日新聞社、NHK 共催)入選、海外派遣コンクール河合賞受賞。1984?86 年ハンガリー政府給費留学生としてリスト音楽院に留学。1985 年エピナル国際ピアノコンクール第1メダル、1986 年マリア・カナルス国際音楽コンクールメダル受賞。1987 年東京藝術大学大学院修了、クロイツァー賞受賞。以降、東京、札幌で定期的にリサイタルを開催し、加えて函館、富山、福井、韮崎、沖縄など各地での演奏会やNHK-FM に出演、1984 年、95 年には札響と共演。PTNA ピアノコンペティション課題曲講座を長年にわたり全国各地で行い、課題曲CD にも多くの録音を残している。
 2010 年楽譜『バルトーク舞曲集』(ヤマハミュージックメディア)校訂・解説。全日本学生音楽コンクール、PTNA ピアノコペティション、日本クラシック音楽コンクール等の審査員。松浦豊明、辛島輝治、ペーター・ショイモシュの各氏に師事し、ゲオルグ・ヴァシャヘーリ、ラズロ・シモン等諸氏のもとでさらに研鑽を積む。現在、武蔵野音楽大学准教授、東京藝術大学非常勤講師。

カメラータ・トウキョウ

CMCD-28301
\2800+税
日本の四季〜芳春/崎元 讓、美野春樹
 芳春[作曲:美野春樹]
 早春賦[作曲:中田章/編曲:美野春樹]
 春の小川〜霞か雲か(メドレー)
  [作曲:岡野貞一/ドイツ民謡/編曲:美野春樹]
 夏便り[作曲:美野春樹]
 夏は来ぬ[作曲:小山作之助/編曲:美野春樹]
 浜辺の歌〜浜千鳥(メドレー)
  [作曲:成田為三/弘田龍太郎/編曲:美野春樹]
 秋音[作曲:美野春樹]
 紅葉によるヴァリエーション[作曲:美野春樹]
 赤とんぼ[作曲:山田耕筰/編曲:美野春樹]
 里の秋[作曲:海沼実/編曲:美野春樹]
 雪明かり[作曲:美野春樹]
 冬景色[文部省唱歌/編曲:美野春樹]
 ペチカ〜冬の夜(メドレー)
  [作曲:山田耕筰/文部省唱歌/編曲:美野春樹]
 スキー[作曲:平井康三郎/編曲:美野春樹]
 七つの子〜こもりうた〜汽車ぽっぽ(メドレー)
  [作曲:本居長世/編曲:美野春樹]
 ふるさと変奏曲[作曲:美野春樹]
崎元 讓(ハーモニカ)
美野春樹(ピアノ)
 名ハーモニカ奏者、崎元 讓が盟友、美野春樹とともにおくる約25年ぶりとなる“日本のうた”名曲集。美野春樹の編曲により新たな魅力がつまった四季を彩る名曲の数々に加え、四季それぞれに1曲ずつ書き下ろしを加えました。ハーモニカがうたう郷愁のメロディー。世代を問わず愛されるアルバムです。

●崎元 讓(ハーモニカ)
 佐藤秀廊氏に師事。1967年に第1回のリサイタルを東京で開催。1970年に西ドイツのトロシンゲン市立音楽院に入学しヘルムート・へロルドに師事。1971年にロンドンでトミー・ライリーに師事。第13回世界ハーモニカ・コンクールのソリスト部門第2位入賞を果たし注目を浴びた。1973年、帰国リサイタルを全曲ハーモニカのオリジナル曲で開く。1978年、岩城宏之指揮、NHK交響楽団とヴィラ=ロボスのハーモニカ協奏曲を定期公演で協演するほか、全国の主要なオーケストラと協演。アメリカ、ドイツ、イギリスなど各国で演奏活動。リサイタルでも変化に富んだ意欲的なプログラムを展開している。1997年には演奏家生活30周年コンサートをアコーディオンの御喜美江、ハープの三宅美子、ピアノの三宅榛名、美野春樹をゲストに迎えて開いた。さらに、崎元 讓と仲間たちによるコンサートを毎年開催するほか、夏のハーモニカ・セミナーを20年以上行っている。2007年には演奏活動40周年を迎えた。 ソロをはじめ、美野春樹、三宅美子らとの共演によるアルバムをカメラータから多数リリース。御喜美江との共演による「ポエム・ハーモニカ」では平成14年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞した。F.I.H.Japan主催のハーモニカ・コンクールでは、第1回目(1981年)より審査員を務め
ている。
●美野春樹(作曲/編曲/ピアノ)
 東京芸術大学作曲科卒業。作曲を長谷川良夫に、管弦楽法を矢代秋雄に師事。現在、主にスタジオでの作曲・編曲家として、またピアノ、キーボード奏者として活動。数多くのCM作品、テレビ・ドラマやNHK大河・朝ドラ、アニメーション音楽、オーケストラ作品を作曲、リリースしている。一方ジャズメンとしても自ら「美野春樹トリオ」を結成。“アーバンクラシックジャズ”と題したシリーズではクラシック音楽をベースに即興演奏を行い、高い評価を得ている。このメンバーによるCDは40作品以上にものぼり、ベストセラーを重ねている。また、最近ではクラシックの室内楽にも熱意を注いでおり、独自のプログラムによる演奏会のプロデュース、演奏に積極的に取り組んでいる。
 
CMCD-28302
\2800+税
France Now/飯野明日香
 T.ミュライユ:別離の鐘、微笑み
 P.ブーレーズ:天体暦の1ページ
 P.デュサパン:練習曲 第2番〜7つの練習曲より
 E.タンギー:5つの前奏曲
 G.ペソン:スペインのフォリア
 B.ジョラス:栞〜ラヴェルへのオマージュ
 E.カナ=ドゥ=シズィ:モビール・インモビール
 E.ルジェ:オパールの花
 T.エスケシュ:二重の遊び
 G.アミ:HAIKU
 R.カンポ:隠された世界 武満徹へのオマージュ
 B.マントヴァーニ:明暗のための練習曲
飯野明日香(ピアノ)
現代音楽の次代を担う新鋭、飯野明日香の2ndアルバム。本アルバムでは、現在もフランスを中心に活躍を続ける12人の作曲家によるピアノ・ソロ作品を収録。それぞれの作品がもつ12通りの個性、世界観が、フランスで学んできた飯野のピアノをとおして邂逅します。文字どおりフランス現代音楽の“今”がつまったアルバムです。
●飯野明日香(ピアノ)
 東京藝術大学附属高等学校、同大学ピアノ科を卒業。パリ国立高等音楽院ピアノ科を一等賞で卒業し、上級ディプロムを取得。ベルギー政府給費留学生として、ブリュッセル王立音楽院ピアノ科マスターコースに学び、満場一致の一等賞ならびに栄誉賞にて修了。またフォルテピアノをパリ国立高等音楽院に学び、満場一致の一等賞で卒業。古楽の上級ディプロムも取得する。
 現代音楽から古楽器のフォルテピアノまでの幅広いレパートリーを元に、これまで第19回ショパン・フェスティヴァル(フランス・ショパン協会主催)、ラトヴィア日本文化週間をはじめ、東京、パリを中心にロシア、スペイン、アメリカ、台湾などで演奏活動を展開し、パリ・エコール・ノルマル音楽院、サン・モール国立地方音楽院、パリ市立12区音楽院のクラスピアニストも務めた。 2005年からリサイタルシリーズ「le Parfum de Futur」をスタート。vol.1「フランス近現代」(2005)、vol.2「フォルテピアノ」(2005)、vol.3「柴田南雄・武満徹とその周辺」(2006)、vol.4「ピアノ音楽の夜明けとその展開」(2007)、vol.5,6 「In memoriam Olivier Messiaenvol.1,2」(2008/09)、vol.7「今日の音楽〜フランスと日本」(2009)vol.8「メシアンとその影響」(2010)、vol.9「ピアノの詩人たち〜いまむかし今昔」(2011)、vol.10「一柳慧のピアノ音楽 第一章」(2011)を開催し、「現代音楽における若手ピアニストとして最も将来を嘱望される演奏家の一人」(音楽の友2009年12月号)と評されている
 
CMCD-99079/80
(2CD)
\3500+税
〜宇宙の相を聴く〜“プラーナ”高橋 裕 室内楽作品集
 高橋 裕:
  “弦楽四重奏曲”(1987)
  “プラーナ”ヴァイオリンとピアノのための(1997)
  “アハウ・カン”無伴奏ヴィオラのための(2003)
  “ピアノ五重奏曲”(2003)
   六重奏曲“迦楼羅”(2003)
SAWA QUARTET
澤 和樹(ヴァイオリン)
蓼沼恵美子(ピアノ)
須田祥子(ヴィオラ)
花田和加子(第2ヴァイオリン)
阪本奈津子(ヴィオラ)
傳田正則(チェロ)
松村禎三や黛 敏郎に師事し、寡作ながらも自身の世界観を反映した作品で高い評価を受け、指導者としても活躍する作曲家、高橋 裕。本アルバムには、カール・マリア・フォン・ウェーバー室内楽コンクールで第1位を受賞した弦楽四重奏曲をはじめとした室内楽の代表曲を収録。長い期間をかけて創作された難曲の数々を、盟友、澤 和樹をはじめとした日本が誇る名手たちが高度な技術で聴かせます。

●高橋 裕(作曲家)
 1953年、京都に生まれる。1977年、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。1980年同大学大学院作曲専攻修了。「Sinfonia Litrugica」が日本交響楽振興財団作曲賞入選。1983年「般若理趣交響曲」が世界仏教音楽祭コンクール第1位受賞。1987年「弦楽四重奏曲」が国際カール・マリア・フォン・ウェーバー室内楽コンクール第1位受賞。1988年藤堂音楽賞受賞。1991年「Symphonic Karma」が第1回芥川作曲賞受賞。1992年、笙とオーケストラのための「風籟」がオーケストラ・アンサンブル金沢より特別賞を与えられる。1993年京都新人賞受賞。1997年、2枚組CD「シンフォニック・カルマ/高橋裕管弦楽作品集」がDENONよりリリースされレコード芸術の特選に選ばれる。2003年『高橋裕 室内楽作品展』を開催する。作品は、ヨーロッパの各国から北米、中南米他、6大陸にわたる数多くの国々で演奏されてきている。 指揮者としては、自らのオーケストラ作品を京都アルティ合奏団や東京フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢等で指揮をし、また高橋晴美とオーケストラや合唱団とともに、東北3県や全国各地で数々のチャリティーコンサートを行ってきている。 池内友次郎、松村禎三、黛敏郎の各氏に師事。 これまで東京藝術大学音楽学部、同附属音楽高等学校にて後進の指導にあたってきている。現在、日本作曲家協議会、日本著作権協会、京都音楽家クラブ各会員。日ロ音楽家協会運営委員、アプサラス会長。

フォンテック



FOCD9630
¥2000+税
朝比奈 隆/奇跡の初出音源!!
 ブルックナー 交響曲 第3番 ニ短調(第3稿改訂版) 
朝比奈隆 指揮
新日本フィル
 巨匠 一期一会のブルックナー
 逝去から十余年、今なお色褪せない記憶として語り継がれる朝比奈の演奏。
 得意とした独墺音楽のなかでも、日本における黎明期から、数多く演奏をおこなったブルックナーの交響曲は“神技”と呼ぶに相応しいレパートリーです。
 200回に及ぶその演奏歴ですが、第3番をとりあげる機会は少なく、殊に「第3稿」での公演は、本CD収録の1996年12月 新日本フィル指揮した2日間のみ、そしてこれが同曲最後の演奏でした。
 巨匠の最終解釈---まさにモニュメンタルな演奏の記録です。
 (1996/12/12 東京文化会館
   12/16 オーチャードホール ライヴ録音.)
 


FOCD9631/5
(5CD)
¥5000+税
生島 繁(クラリネット) /クラリネットシーン
Disc.1 クラリネットシーンⅠ
 プーランク:ソナタ/
 マルティヌー:ソナチネ/
 ストラヴィンスキー:3つの小品/
 ベリオ:リート
 ブーレーズ:ドメーヌ〈クラリネット・ソロ版〉
Disc.2 クラリネットシーンⅡ
 オネゲル:ソナチネ/
 グヴィ:ソナタOp.67/
 サン=サーンス:ソナタOp.167/
 ミヨー:ソナチネOp.100
 ドビュッシー:ラプソディ
Disc.3 クラリネットシーンⅢ
 ブロック:デネリアーナ/
 ピエルネ:カンツォネッタ/
 ボーカン:哀歌/
 カウザック:カンティレーヌ
 ミヨー:カプリス/
 アーン:サラバンドと主題・変奏/
 デルマス:プロムナード/
 ドビュッシー:小品
 サティ:グノシエンヌ 第3番/
 ルーセル:アリア/
 ゴトゥコフスキー:ノルウェーの風景
 シュミット:アンダンティーノ/
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品/
 セムラー=コレリー:カンティレーヌ
 ノエル=ガロン:カンタービレ/
 ショーソン:アンダンテとアレグロ
Disc.4 クラリネットシーンⅣ
 サン=サーンス:白鳥/
 フォーレ:夢のあとに/
 フォーレ:シシリアンヌ/
 サティ:ジムノペディ 第3番
 ドビュッシー:アラベスク 第1番/
 サティ:ジムノペディ 第1番/
 パラディス:シシリアンヌ
 フォーレ:パヴァーヌ/
 クライスラー:愛のよろこび/
 バッハ:G線上のアリア/
 フランク:プレリュード
 シューベルト:アヴェ・マリア/
 サティ:ピカデリー/
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ/
 バッハ:シシリアンヌ
 クライスラー:グラーヴェ/
 テンプルトン:モーダル・ブルース/
 テンプルトン:イン・リズム
Disc.5 トゥールーズ木管五重奏団
 ルーセル:ディヴェルティッスマンOp.6/
 ミヨー:ルネ王の暖炉Op.205/
 プーランク:六重奏曲
 ダマーズ:17のヴァリエーションOp.22/
 イベール:3つの断章
生島 繁:クラリネット
藤井一興:ピアノ
トゥールーズ木管五重奏団(Disc.5)
 生島繁はフランス政府給費留学で渡仏、ルーアン音楽院でジャック・ランスロに師事し、1974年にはトゥールーズ・キャピトル管弦楽団の首席クラリネット奏者を務め、フランスのオーケストラへ木管楽器奏者として入団した初の日本人として話題になりました。またトゥールーズ木管八重奏団、五重奏団のメンバーとしても活躍しました。
 多くの録音がある生島ですが、今作ではフォンテックに残した5枚のアルバムをBOX化、クラリネットのレパートリーを広く網羅するとともに、邦人クラリネット奏者として世界を舞台に活躍している生島の面目躍如たる演奏が聞きどころです。
 収録:Disc.1 1984年、Disc.2 1987年、Disc.3 1991年、Disc.4 1996年、Disc.5 1992年)
 


FOCD9621
(SACD Hybrid)
¥2667+税
ドイツ歌曲集Ⅲ/藤村実穂子
シューベルト:
 湖で D746/水面で歌うD774/ゴンドラの船頭D808/
 湖上にてD543b/流れD693
マーラー:亡き子をしのぶ歌
ヴォルフ:ミニヨンの歌 
R.シュトラウス
 献呈Op.10-1/何もOp.10-2/夜Op.10-3
 もの言わぬものたちOp.10-6/イヌサフランOp.10-7 
 万霊節Op.10-8/幸せに満ちOp.37-1
 黒髪を広げておくれOp.19-2/ツェツィーリエOp.27-2
藤村実穂子:メゾ・ソプラノ
ヴォルフラム・リーガー:ピアノ 
2002年にバイロイト音楽祭に出演、その後9年連続で出演するという快挙を成し遂げ、名声をとどろかせた藤村実穂子。まさに世界を代表するメゾ・ソプラノの1人といえます。その後も各地でオペラ、コンサートと活躍をつづけ、日本では定期的にドイツ・リートのリサイタルを行ない、大変な好評を得ています。2013年にはその演奏活動が讃えられ第44回サントリー音楽賞を受賞しました。

 今作はFOCD9575に続く、待望のドイツ歌曲集の第3弾です。本作ではシューベルト、マーラー、ヴォルフ、R.シュトラウスとまさにドイツ・リートの王道とも呼べる名曲を集めました。その圧倒的な歌唱は聴くものを魅了してやみません。
 2012/11/17・22・24 フィリアホール、紀尾井ホール、所沢市民文化センターミューズ マーキーホールにてライヴ収録

マイスター・ミュージック


MM-2177
\2816+税
福田進一(ギター)
 シンフォニア〜J.S.バッハ作品集Ⅳ

 組曲 ニ長調(無伴奏チェロ組曲第1番より)
 組曲 イ短調(無伴奏チェロ組曲第2番より)
 組曲 ホ短調(リュート組曲第1番より)
 アンナ・マグダレーナの音楽帳より
  メヌエット イ長調 BWV Anh.114
  メヌエット イ短調 BWV Anh.115
  行進曲 ト長調 BWV Anh.124
  メヌエット ホ短調 BWV Anh.132
  行進曲 ニ長調 BWV Anh.122
  ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126
  シンフォニア ニ長調
   (原曲:カンタータ BWV156/
    チェンバロ協奏曲 BWV1056
福田進一(ギター)
大好評のバッハ・チクルス第4弾!
 今回のプログラムで無伴奏チェロ組曲(ギター編)がコンプリート!
 高いテクニックに裏打ちされ、深い解釈で緻密に練り上げられた、ギターによる優美なバッハの世界が堪能できる、圧巻のアルバムです。
 

MM-2178
\2816+税
N響トップメンバー
 ヴィルトゥオーゾ・カルテット

  ベートーヴェン:
   弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132
   大フーガ 変ロ長調 Op.133
ヴィルトゥオーゾ・カルテット
 齊藤真知亜(1stヴァイオリン)
 大宮臨太郎(2ndヴァイオリン)
 店村眞積(ヴィオラ)
 藤森亮一(チェロ)
 シューベルトをして、「この後でわれわれに何が書けるというのだ?」といわしめたと伝えられる、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲。その中の頂点といわれる「第15番」および難曲「大フーガ」を、N響トップメンバーで構成されたヴィルトゥオーゾ・クァルテットが挑む!高い構築性とモダンな解釈で聴き手を魅了する、イチオシの1枚です。
MM-2179
\2816+税
モーツァルト&ホフマイスター:ホルン五重奏曲
 W.A.モーツァルト:
  ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407(386c)
 F.A.ホフマイスター:ホルン五重奏曲 変ホ長調
 B.クロル:カンティコ(ホルンと弦楽四重奏のための)
 L.モーツァルト:シンフォニア・ダ・カメラ ニ長調
 W.A.モーツァルト/J.M.ハイドン編:
  ロマンス 変イ長調(ホルンと弦楽四重奏のための) 
水野信行(ホルン)
バンベルク交響楽団弦楽五重奏団
伊吹このみ(チェンバロ)
弦楽アンサンブルをバックにホルンが豊かに歌う・・「ホルンのための室内楽アンサンブル」に的を絞った、ありそうで少ないプログラム。名手、水野信行と、本人も所属していたバンベルク響のメンバーとの息の合ったアンサンブルが楽しめる。ファン待望の、リマスタリングによるリニューアル盤。

オクタヴィア・レコード


OVCL-00529
(SACD Hybrid)
\3200+税
スヴェトラーノフ(指揮)&ロシア国立響
 チャイコフスキー名曲集

  イタリア奇想曲 作品45
  スラヴ行進曲 作品31
  序曲「1812年」 作品49
  弦楽セレナード 作品48
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
ロシア国立交響楽団
収録:1992年6月17、22〜25日 モスクワ放送局大ホールにて収録  
 巨匠スヴェトラーノフが遺した入魂のチャイコフスキー名曲集をHybrid音源で再発売!    
 スヴェトラーノフが1992年にセッションレコーディングを行なったロシア名曲集がCD/SACD Hybridで再リリースです。
 この時期にスヴェトラーノフが遺した演奏はどれも発売時から最高傑作と評価も非常に高く、同アルバムは今でも伝説の演奏として評価されています。再評価され高い人気を誇るスヴェトラーノフファン必聴のアルバムです。
 巨匠スヴェトラーノフが厳しいリハーサルで曲想を丹念に掘り起こし、チャイコフスキーが求めたダイナミクスの差をニュアンス豊かに描き分けています。ロシア人ならではのリズム感は勿論のこと、大編成の弦が鳴り切るたっぷりとした量感からはハーモニーが満ち溢れており、音階の細かな発音まで明瞭に聞き取れる旋律にはチャイコフスキーの音楽を演奏する上での迷いや曖昧さがどこにも感じられません。
 チャイコフスキー音楽の真髄とも言える私的な悲しさや民族への郷愁を、スヴェトラーノフとロシア国立交響楽団が見事に奏でます。
 

OVCL-00532
\3000+税
山田和樹(指揮)&仙台フィル
 ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 作品27
山田和樹(指揮)
仙台フィルハーモニー管弦楽団
 山田和樹と仙台フィルの鮮烈なるロシアン・ロマンティズム
 「ミュージックパートナー」として、仙台フィルと新たなミュージック・シーンを創造している山田和樹。その成果はこのロシアン・プログラムにおいて、新たなステップを迎えている事をこのアルバムが証明しています。
 ロシア音楽の最大の魅力である旋律と歌謡性を重視するだけでなく、大曲ラフマニノフの交響曲第2番では、その歌を構築する緻密な書法を有機的に再現し、ラフマニノフが書いた音符全てに両者の愛情が注がれ演奏されています。
ライヴならではの熱い音楽は、まさに山田と仙台フィルの鮮烈な一期一会として語り継がれるでしょう。 2013年9月20、21日 仙台市青年文化センター・コンサートホール にて収録
 

OVCL-00543
(SACD Hybrid)
\2857+税
コバケン&LPO/「悲愴」
 チャイコフスキー交響曲全集 第5弾!!  

 チャイコフスキー:
  交響曲第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
  幻想序曲 「ロメオとジュリエット」
小林研一郎(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
好評の小林研一郎+ロンドン・フィル チャイコフスキー交響曲全集 第5弾!!  
 チャイコフスキーの人生そのものが凝縮された交響曲第6番。絶望の淵に立たされた作曲家の想いをどの様に表現するか。それは小林がこの曲を演奏する度に想いを馳せ、その想いを熱くさせる原点でもあります。その小林の真摯な想いにロンドン・フィルの奏者たちも巧みに応えてゆきます。悲しみで隠された中の狂喜ワルツ、破綻することがわかっていながら突き進む勝利を装う行進、そして救われない絶望の果てを見据えた終焉。すべてのセクションがその想いを理解し、音を繋ぎ表現してゆきます。
チャイコフスキーが描いた2つの悲劇、「悲愴」と「ロメオとジュリエット」。何度となく演奏され、常に進化し続ける小林のチャイコフスキーへの想いは、今回収録された演奏からも感じ取れることでしょう。
 2014年1月6、7日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ にて収録  
 

OVCL-00420
\3000+税
待望の再発売!!宇野功芳「自己ベスト」!
 「宇野の艶舞曲」

 モーツァルト:3つのドイツ舞曲K.605
 ホーフシュテッター:ハイドンのセレナード
 ウェーバー(ベルリオーズ編):舞踏への勧誘Op.65
 ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
 ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「オーストリアの村つばめ」Op.164
 ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ「クラップフェンの森で」Op.336
 ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲
 レハール:ワルツ「金と銀」Op.79
 レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」〜ヴィリアの歌
 レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」〜ワルツ
 フリース:モーツアルトの子守歌
宇野功芳(指揮)
新星日本交響楽団
蒲原史子(ソプラノ)
 宇野功芳氏が「自分のベストワンCD!」と評する、陶酔と躍動の音楽。
 これは、約20年前の発売時に大きな反響を呼んだアルバムで、今回未発表4曲を加えた待望の再発売です。
 ここに収録のコンサートが当時話題を呼んだのは、宇野功芳の指揮にありました。
 良く知られた名曲が、即興性あふれる棒により、フルトヴェングラーやクナッパーツブッシュもかくや、と思わせる“本物の遊び心を持った音楽”になっているからです。
 栄耀栄華をきわめた「金と銀」は、とくに“聞きどころ”です。
1994年4月13日 東京芸術劇場 にて収録

若林工房

WKCP 3001
\1800
イリーナ・メジューエワ
 ベートーヴェン (1770-1827):

  1. ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 作品13 《悲愴》
  2. 創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO80
  3. エリーゼのためにWoO59
  4. ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 作品27-2 《月光》
  5. ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57 《熱情》
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 古典的な美と調和に貫かれたベートーヴェン、三大ソナタの魅力を改めて味わう。ベートーヴェン:《悲愴》・《月光》・《熱情》イリーナ・メジューエワ

 録音: 2008〜2013 年、新川文化ホール、富山県魚津市、DSD 録音(1,2)/24-Bit & 96kHz PCM 録音(3-5)

 イリーナ・メジューエワによるベートーヴェンの三大ソナタ集の登場です。メジューエワのベートーヴェンといえば、2007 年から2009 年にかけてリリースされた「ピアノ・ソナタ全集」(全5 巻10CD)がすべて「レコード芸術特選盤」に輝くなど、高い評価を受けていますが、今回、その全集音源から《月光》と《熱情》の二曲をリマスタリング。
 また、《悲愴》は2013 年録音の新バージョンを収録したうえ、初出音源の《創作主題による32 の変奏曲》と《エリーゼのために》を併録するという嬉しい内容です。演奏クオリティの高さは折り紙つき。
 数多くの名演・名盤がひしめき合うベートーヴェン「三大ソナタ集」に、またひとつ魅力的なアルバムが加わりました。古典的な格調の高さとロマン性が見事に調和した秀演として、長く愛聴されることになるでしょう。

 ライナーノートより
 「…もし道がやさしい方と難しい方のふたつに分かれているときに、メジューエワはあえて難しい方を選ぶだろう。勇気を感じさせるタッチだ。そして「歌」。緩徐楽章に聞かれる彼女の節度ある深い歌を聴いてほしい…」(亀田正俊)

fine NF



NF 65801
(SACD シングルレイヤー)
\3333+税
デア・リング東京オーケストラ
 ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 「ワグネル」
   (1890年改訂版)
デア・リング東京オーケストラ
西脇義訓(指揮)
SACDシングル・レイヤーでも発売!
録音:2013年4月16日〜18日、所沢市民文化センター ミューズ アークホール

昨年(2013年)11月新譜でCDリリースした、デア・リング東京オーケストラの第一弾、ブルックナーの交響曲第3番「ワグネル」のSACD盤(2ch & 5.1Surround)をリリースします。
 
デア・リング東京オーケストラは、従来のオーケストラの常識にとらわれることなく、実験的試みにも挑みながらあらたな響きの創造を目指して設立された、録音を主体としたオーケストラです。

 「デア・リング」の名称は、改革者ワーグナーの代表作「ニーベルングの指環」Der Ring des Niberungen にヒントを得ていますが、ワーグナーはその先進性、独創性、開拓者精神でバイロイト・フェスティバル開催以降またたくまに世界を席巻し、日本でも明治初頭より「ワグネル」の呼称で親しまれていました。
 交響曲第3番は、ブルックナーが終世敬愛したワーグーに献呈されています。
 当録音は、ワーグナーの聖地、バイロイト祝祭劇場の至福の響きを理想として、オーケストラ配置にも工夫をこらして収録しています。


第1弾の特色は以下の通りです。

常識に挑む!
1 弦はクァルテット6つ分で編成。
2 指揮者を中心とした半円形ではなく、全員客席に向いて演奏。
3 バイロイト祝祭劇場の楽器配列を参考に、第1ヴァイオリンは右翼に配置。"
"□ライナーノーツ:「西脇義訓の挑戦 ①」大原哲夫
□第3交響曲に関する「ブルックナー年表」と「稿と版の関係一覧」つき
☆ 第2弾=チャイコフスキー:交響曲第5番 2014年4月下旬発売予定 CDとSACD

デア・リング東京オーケストラ
 N&Fの、録音を目的に編成されたオーケストラ。2013年に発足。従来のオーケストラの常識にとらわれることなく、実験的試みにも挑みながら、あらたな響きの創造を目指す。
 「デア・リング」の名称は、先進性、独創性、開拓者精神で世界を席巻し、日本でも明治初頭よりワグネルの名で親しまれてきた、
 ワーグナーの代表作「ニーベルンゲンの指環」に因んでいる。

西脇義訓(指揮):
1971年、日本フォノグラム(株)(現ユニバーサル ミュージッ
ク)に入社。フィリップス・クラシックスに18年在籍。
1999年にフリーとなり、2001年録音家・福井末憲と共にエヌ・アンド・エフ社を創立し、長岡京室内アンサンブル、青木十良(Vc) 、宮田 大(Vc)、ジョセフ・リン(Vn)、神谷郁代(Pf)、東京交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団などの録音・CD制作に携わる。
2001年、ミシェル・コルボ氏にアベイ・ドゥ・ノアラック(フランス)の講習会で、指揮と発声法の指導を受けた。2013年、デア・リング東京オーケストラを創立、自ら音楽プロデュ   ミューズ アークホール(所沢)  
ーサーと指揮者を兼ねる。"


交響曲第3番の稿と版の関係一覧

第1稿 1873年①-1  ハース版 Haas(1944年 火災消失のため未完)     ※リハのみで上演拒否
     1873年①-2 ノヴァーク版 Nowak Ⅲ/1 (1977/1993年) 
      1874年①-3  キャラガン版 Carragan (未出版)            ※リハのみで上演拒否
    1876年①-4  ノヴァーク版 Nowak zuⅢ/1 (1980年 2楽章のみ出版)
第2稿 1877年②-1  レーティッヒ版 Rattig (1879年) ☆生前最初の出版   ※上演されるも不評 
1878年②-2 ノヴァーク版 Nowak Ⅲ/2 (1981年)
1879年②-3 エーサー版 Oeser(1955年)
第3稿   1889年③-1  ノヴァーク版 Nowak Ⅲ/3 (1959年)
1890年③-2 レーティッヒ版 Rattig (1890年)             
            ☆生前2番目の出版 = 1890年改訂版           ※悲願の上演成功

※ウィーン・フィルによる2度の上演拒否と、1度の上演失敗を経て、1890年改訂版での上演(リヒター指揮)で悲願の成功を納めた。ちなみにリヒターはワーグナーから「ニーベルングの指環」初演の指揮を任されている。

molto fine



MF 25901
\2593+税
須田祥子ファースト・アルバム /ビオラは歌う
 ブラームス:
  ①歌の調べのように 作品105-1
  ②わが恋は緑 作品63-5
  ③5月の夜 作品43-2
 プッチーニ:
  ④冷たき手を?歌劇「ラ・ボエーム」
  ⑤歌に生き、恋に生き?歌劇「トスカ」
  ⑥誰も寝てはならぬ〜歌劇「トゥーランドット
 ヒンデミット:
  ⑦ヴィオラ・ソナタ 作品11-4
 ミヨー:
  ⑧ヴィオラ・ソナタ 第1番?アントレ
 ピアソラ:2つの小品?
  ⑨夜
  ⑩タングアーノ
 槇原敬之:
  ⑪ビオラは歌う
須田祥子 (ヴィオラ)
松本 望 (ピアノ)
ブラームス、プッチーニ、ヒンデミット、ピアソラなど、多彩な曲目
 須田祥子はヴィオラを歌わせたら日本屈指の実力を持ち、多種で色彩感ある音色を持つ稀有なヴィオリストです。ヴィオラの特色を余すところなく生かすべく、このCDは、ひとつのコンサートのように多彩な内容で構成されています。
 作曲家の生まれた順に曲が配置され、出身国もヴァラエティに富んだ選曲になっています。
 アルバムはブラームスの歌曲からスタートし、プッチーニのオペラ・アリアへとつづきます。
 プログラムの中心には、ヒンデミットのヴィオラ・ソナタを据えています。ヒンデミットはヴィオラの名手で、ヴィオラの作品を多く残していますが、ヴィオラ・ソナタは比較的初期の作品で、ロマンティックな要素を残しています。「ヴィオラを知り尽くした人の作品なので、指が並ぶように書かれていて、ストレスがない」と。しかも、須田が弾いているのは、ヒンデミットが実際に使っていたヴィオラと弓であり、このソナタを弾いていると「楽器と弓が演奏を導いてくれる」と須田は語っています。
 ピアソラの《2つの小品》は、1949年(28歳)の作品で、しかも、ピアソラが作曲した唯一のヴィオラのオリジナル作品です。
 アルバムの最後には美しいメロディーと、優しいメッセージで日本を代表するシンガーソングライター、槇原敬之「ビオラの歌」が収録されています。
 「ビオラは歌う」は、NHKTVのみんなのうたのために槇原により作詞、作曲そして歌われたものです。オーケストラの中で存在感が薄いと思われていたビオラが、いないと何か調子がでず、一緒に演奏してみて、実は他の楽器を活かし、支える役回りだったということを知る。そのことを通して「人は他の人を支え、輝かせて、誰かの為になれる事が、とっても幸せなことだ」というメッセージを歌い上げた曲です。 
 「ビオラは歌う」はこのCDのタイトルにもなっており、須田の生き方とも重なります。
  録音:2013年8月28、29日 神奈川県立相模湖交流センター

須田祥子(すだ さちこ):
 4才で桐朋学園子供のための音楽教室に入室。6才よりヴァイオリンを始める。 桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学在学中にヴィオラに転向。98年同大学を首席で卒業後、洗足学園大学音楽総合研究所「ソリストコース」特別研究員の履修を修了。第23回プレミオ・ヴィットリオ・グイ賞国際コンクール、第2回淡路島しづかホールヴィオラコンクールなど4つのコンクール全てにおいて第1位優勝。これまでにヴァイオリンを室谷高廣氏に、ヴィオラと室内楽を岡田伸夫氏に師事。現在、東京フィルハーモニー交響楽団首席奏者、仙台フィルハーモニー管弦楽団首席客演奏者、洗足学園大学非常勤講師。
 皇居内御前演奏会をはじめ、これまでに小澤征爾オペラプロジェクト、宮崎音楽祭等に参加しているほか、水戸室内管弦楽団、鎌倉芸術館ゾリスデン、サイトウ・キネン・オーケストラには度々出演。また、全国各地のオーケストラで首席奏者として客演する機会も多く、ソロ、室内楽、オーケストラなど幅広い分野で活躍している。 2008年には「友情の架け橋コンサート」に於いてチョン・ミョンフンと室内楽で共演するなど、彼が最も信頼するアーティストのひとりである。
 


MF 27001
\2667+税
水野信行 / 讃美(Laudatio)
 ①クロール:讃歌(ラウダーツィオ)
 ②J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ 
 ③フィンガー:
  ピッコロ・ホルンとオルガンのためのソナタよりアレグロ
 ④フォルスター:
  ヴァルトホルンとオーケストラのための協奏曲〜アダージョ
 ⑤クロール:
  ミサ・ムータ(ホルンとオルガンのための5つの小品)作品55
 ⑥ドープラ:スコットランドの歌による変奏曲 作品22
   ホルンとハープのための変奏
 ⑦ラヴェル: 亡き王女のためのパヴァーヌ
水野信行:ホルン①、④-⑦、ピッコロ・ホルン②③ 
室住素子:オルガン②-⑤、
吉野直子:ハープ⑥⑦
ホルンと共に歩んだ50年の集大成
 録音:①浜離宮朝日ホール 2006年3月6日、②-⑤ 所沢市民文化センター ミューズ アークホール 2013年4月1日、2日、⑥⑦ 三鷹市芸術文化センター「風のホール」2007年1月23日   

 このCDには水野信行が、ホルンとともに歩んだ50年間に関わりのあったすべての音楽家、作曲家、そして応援してくれた人々への、感謝と賛美の気持が込められています。
 水野はP.ダムに魅せられ、レコードを何度も聞き返しながら、いつの日か直接指導を受ける日を夢見ていました。そのチャンスは1973年、ザルツブルクの講習会で訪れ、以後40年間、ダムは暖かく水野を見守ってくれています。
 最初の5曲は、恩師ペーター・ダムへのオマージュであると同時に、33年間のドイツの生活で水野の体にしみ込んだ、教会の響きの中から生まれた作品を選んでいます。
 アルバムのタイトルにもなっている1曲目のクロールの「讃美」(Laudatio)はホルン独奏の曲。
 次の曲から4曲はオルガンの室住素子との共演で、J.S.バッハとフィンガーはP・ダムも開発の助言をしたピッコロホルンを使用しています。
 フォルスターは、水野がやはり師事したことがあるバウマンバウマンのレコードをきいて、オルガン版に編曲した協奏曲からのアダージョで、宗教的な雰囲気がただよっています。
 クロールの作品がもうひとつ。ミサ・ムータは水野が初めてクロールに出会った作品です。1978年ワイマールのP・ダムの講習会の折に、ナウムブルクの教会でおこなわれたP・ダムとオルガンの演奏に衝撃を受け、その衝撃を自分なりに再現しようと収録したものです。
 最後の2曲、ドープラーとラヴェルは室内楽演奏会でハーピスとの吉野直子と共演した想い出の曲です。2人は、しばしばサイトウ・キネン・オーケストラや水戸室内管弦楽団でいっしょに演奏してきました。
 ドープラの作品はスコットランド民謡のロビン アデアをテーマにしたホルンとハープのための変奏曲で、序奏に続いて2曲目に「ロビン アデア」のテーマ、3曲目から7曲目までがその変奏曲という構成です。最後の「亡き王女のためのパヴァーヌ」は、原曲はピアノで、自身オーケストラにも編曲したラヴェルの代表作で、オーケストラ版ではホルンが大活躍します。"

水野信行 (ホルン):
長野県立須坂高校在学中よりホルンを始め、1970?75年ドイツ・デトモルト音楽大学に留学。
1973年ドイツ・ホッホシューレ・コンクール(ホルン部門)第2位入賞。
1983年ロンドン王立音楽院にてアソシエート・ディプロムを取得。
谷中甚作、M.ツィラー、M.ヘルツェル、P.ダム、H.バウマンの諸氏に師事。
1975-80年ドイツ・アーヘン市立歌劇場管弦楽団首席ホルン奏者、
1980-2003年迄ほぼ四半世紀にわたり、バンベルク交響楽団首席ホルン奏者を務める。同僚からはもとより、E.ヨッフム、W.ロヴィツキー、H.シュタイン、G.ヴァント、H.ブロムシュテット、V.ノイマン、G.シノポリ、といった著名な指揮者からも厚い信頼を得て過ごした、充実した時期である。
オーケストラ活動以外にも様々な室内楽に参加し、これまで演奏して廻った国は50ヶ国を越す。
日本ではサイトウキネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団で長年にわたりトップ奏者として活躍。
草津夏期国際音楽アカデミー&音楽祭では度々講師を務める。
33年間のドイツ生活を終え、2003年4月に帰国。

現在は、東京音楽大学教授、沖縄県立藝術大学講師、東京藝術大学講師(2004-07年)として後身の指導にあたっている。

Imagine Best Collect



IMGN 3001
\2600
〔再プレス〕
トルヴェール・クヮルテット
 ホルスト(編曲:長生 淳):組曲「惑星」
トルヴェール・クヮルテット
Sop.須川展也 
Alt.彦坂眞一郎 
Ten.新井靖志 
Bar.田中靖人
Pf.小柳美奈子
録音:2004年7月1日〜2日(笠懸野文化ホールにて )

パウ・レーベル



PAU-8001
\2593+税
「風ぐるま」
  1. 高橋悠治/岡真史:眠れない夜(03.36)
  2. パーセル:ひとときの音楽(04.14)
  3. ハジダキス:好きなの(02.43)
  4. 高橋悠治/永瀬清子:古い狐のうた(06.21)
  5. 高橋悠治/永瀬清子:小さな水車のように(04.17)
  6. 高橋悠治/永瀬清子:あけがたにくる人よ(09.35)
  7. クープラン:Pompe Funebre 葬式(03.47)
  8. クープラン:La Chemise blanche 白いシャツ(03.12)
  9. 高橋悠治/辻征夫:鳥籠(03.46)
  10. 高橋悠治/辻征夫:突然の別れの日に(02.22)
  11. 高橋悠治/辻征夫:六番の御掟について(05.05)
  12. バッハ:Erbarme dich(マタイ受難曲より)(06.19)
  13. 高橋悠治:網膜裂孔(06.29)
  14. M.マレイ:膀胱結石手術図(05.23)
風ぐるま:
 【高橋悠治(ピアノ、作曲)
  波多野睦美(声)
  栃尾克樹(バリトンサックス)】
 高橋悠治が波多野睦美、栃尾克樹と共にバロック・新作を演奏するための異色のトリオ結成!

 高橋悠治を中心に彼との協演が多い二人のアーティストがトリオを結成。単なるピアノ伴奏による歌曲集とは違う大きな表現力を手に入れています。バリトンサックスは佼成ウインドオーケストラで活躍中の栃尾克樹が担当。パーセルではコンティヌオ、バッハではオブリガード・ヴァイオリン。そしてマラン・マレイやクープランではソロ楽器と大活躍。この楽器の新しい可能性を聞かせてくれます。
 メゾソプラノの波多野睦美も英語、ギリシャ語、ドイツ語とそれぞれの国の香を巧みに伝えてくれます。特に高橋悠治作品においては日本語に対して深い感情表現をしめし、詩の深いニュアンスを見事に伝えています。これからも随時演奏活動を続けるこのグループの真髄をお聞きください。

 【解説】 高橋悠治(CD ブックレットより転載)
 「風ぐるま」は2012 年結成。波多野睦美(声)、栃尾克樹(バリトン・サックス)、高橋悠治(ピアノ・作曲)。バロックとそのために作曲・編曲した新作を演奏する。これが最初のCD。
『眠れない夜』は在日朝鮮人と日本人の両親をもち、12 歳で自殺した少年の詩に作曲した歌。パーセルの『ひとときの音楽』の英語の次には現代ギリシャ語でマノス・ハジダキス(1925-1994)の『大いなる愛』(1972)からの歌。ハジダキスは『日曜はダメよ』などの映画音楽で知られている。
 永瀬清子(1906-1995)による3曲は老いについてのうた。『葬列』と「白いシャツ』は ヴィオルのための組曲から。
辻征夫(1939-2000)の詩は、人魂の入った鳥籠を抱えて荒野にいる少女、突然人生と別れる少年、16 世紀の吉利支丹宣教師の告解入門にあるサムライの不倫告白見本に縁取られた男女の対話について。
 『網膜裂孔』は栃尾克樹の体験を語り、続く「膀胱結石手術図」はマラン・マレ(1656-1728)自身の麻酔なしの当時の手術を描く。

SONARE



SONARE 1022
\2400+税
名倉淑子〜ヴァイオリン・リサイタル 2013ライヴ
 モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454
 ウェーベルン:ヴァイオリンとピアノのための4つの小品 Op.7(1910)
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
 ショーソン:詩曲
名倉淑子(ヴァイオリン)
橘高昌男(ピアノ)
 東京クヮルテットの創立メンバー名倉淑子、畢生のリサイタル・ライヴ!

 ライヴ録音:2013 年5 月31 日、浜離宮朝日ホール/DDD、ライヴ、54’54”

 東京クヮルテット創立メンバーでありバンベルグ交響楽団ゲストコンサートマスターを歴任したヴァイオリンの名倉淑子。本アルバムはその名手の2013年5 月31 日、浜離宮朝日ホールにおける畢生のリサイタル・ライヴ録音です。演目はモーツァルト、ウェーベルン、ドビュッシー、ショーソンという充実の内容です。
 「正統的な軸足を保ちつつ時に奔放に舞う名倉のヴァイオリンを、一音一音精緻に磨きぬいた橘高のピアノが受け止める。そのバランスが、絶妙だ。」中村ひろ子(ライナーノーツより)

 名倉淑子(ヴァイオリン)
 桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部を共に首席で卒業。その間、故久保田良作、故ジャンヌ・イスナールズ、故斉藤秀雄、小林健次等に師事。
ジュリアード音楽院に留学、奨学金を得て、P. マカノヴイツキー、故I. ガラミアン、故F. ガリミアの各氏に師事。同音学院在学中、桐朋学園時代の仲間達と、東京クヮルテットを結成。1970 年、ミュンヘン国際コンクールおよびアメリカのコールマン・コンクールで共に第一位優勝、世界中の脚光を浴び、東京クヮルテットのメンバーとして世界各地を演奏旅行、数々の国際フェスティバルに出演、ドイツグラモフォンでのレコーディング等で活躍。1974 年、東京クヮルテットを退きベルギーに移る。1975 年、再びアメリカに戻り、ソリストとして本格的な活動を開始。リサイタル、オーケストラとの共演多数。室内楽においても、ニューヨークのリンカーンセンター・チェンバーミュージックソサエティの招きで度々出演。1981 年よりバンベルグ交響楽団のゲストコンサートマスターに就任。同時にバンベルグ弦楽五重奏団のメンバーとしても、活躍。1988 年帰国後、ヨーロッパで活躍する音楽家達で結成されたニッポン・オクテットのメンバーとして、又、 水戸室内管弦楽団、及びサイトウ・キネン・オーケストラのメンバーとして活躍。 現在、フェリス女学院大学音楽学部教授、 桐朋学園大学講師。

読売日本交響楽団



YASCD 1005/06
(2CD)
\4000+税
「ドラティ&読売日本交響楽団全録音集」
 (1)ハイドン:歌劇「無人島」序曲 (9’49)
 (2)交響曲第104番「ロンドン」 ([9’46][9’18][5’29][6’50])
 (3)ブラームス:ハイドン変奏曲 (19’55)
 (4)バルトーク:バレエ「中国の不思議な役人」組曲 (18’41)
 (5)ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調 ([7’17][6’56][4’15])
 (6)マーラー:交響曲第1番「巨人」 ([16’30][8’47][10’44][20’12])
アンタル・ドラティ(指揮)
読売日本交響楽団
(5)イルゼ・フォン・アルペンハイム(ピアノ)
 読響アーカイブ・シリーズ、第3弾!アンタル・ドラティ&読響 全録音集!

 録音:(1)-(4)1982 年3 月13 日東京文化会館 第183&定期演奏会 (5)(6)1982 年3 月18 日 東京厚生年金会館 第188 回名曲シリーズ
 全曲ライヴ・ステレオ・アナログ録音(サウンド・マスタリング:WEITBLICK)

 2012 年創立50 周年を迎えた読売日本交響楽団秘蔵の録音からのCD化、読響アーカイブ・シリーズの最新盤です。
オーケストラ・ビルダーとして尊敬を集めたアンタル・ドラティ(1906〜1988)の2 回目にして最後の来日となった、1982 年の読響客演の全プログラムをCD化。マーラーの「巨人」は初紹介となるレパートリーです。マーラーとドラティの相性は、WEITBLICK から既出の第9 番で証明済み。若書きなどという前置きを無視するかのような立派、堅牢な造形で、特に終結部では撒き散らされたモチーフそれぞれが、金属部品の様に音を立てながら合体していくかのような鮮烈さ。やはり個性的なマーラーです。この年、1982 年はパパ、ハイドンの生誕250 年に当たり、権威であるドラティは意識して作品を取上げております。「無人島」の荘重な歌、「ロンドン」に於ける典雅さ、夫人であるアルペンハイムをソロに迎えた協奏曲の清潔さ、非の打ち所がありません。「ハイドン変奏曲」、「中国の不思議な役人」組曲では、水先案内人のように楽団、聴衆を納得に導いてくれます。
 ドラティ夫人イルゼさんはスイスにて壮健で今回のリリースを心待ちにしておられます。
 ※優秀なアナログ・ステレオ録音。サウンド・マスタリング:WEITBLICK

日本コロムビア


COGQ-69
(SACD Hybrid)
\2800+税
バッティストーニ&東京フィル/
 マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
東京フィル
アンドレア・バッティストーニ指揮
2014年1月31日、サントリーホールでのライヴ録音
アンドレア・バッティストーニ:
 1987年ヴェローナ生まれ。7歳よりチェロを学び、後に作曲・指揮を学んだ。
 キャリアの初期よりバーゼル歌劇場、トリエステ・ヴェルディ歌劇場、ナポリ・サンカルロ歌劇場、ヴェローナ・フィラルモニコ劇場、ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場、カリアリ歌劇場、パレルモ・マッシモ歌劇場、パルマ歌劇場、ミラノ・アルチンボルディ劇場などで指揮をしている。
 同時に優れたオーケストラを指揮しており、サンクト・ペテルブルク交響楽団、フィレンツェ五月祭管弦楽団、RAI国立管弦楽団、ヴェネト・パドヴァ管弦楽団、マントヴァ室内管弦楽団、ミラノ・ポメリーギ・ムジカーリ管弦楽団、マンチェスター・王立カレッジ管弦楽団、ヴェローナ・ディ・アレーナ管弦楽団、イタリア・ジョヴァンニーレ管弦楽団、トレント・ハイドン・ヴォルツァーノ管弦楽団などがある。他にブレシアとベルガモの“ミケランジェリ”音楽祭、ペーザロ・ロッシーニ音楽祭、パルマ・ヴェルディ音楽祭などにも既に登場しており、著名ソリスト—ポゴレリッチ、ディンゴ、ブルネロらと共演した。
 すでに『ラ・ボエーム』『ランスへの旅』『秘密の結婚』『アッティラ』『ラ・トラヴィアータ』『セビリャの理髪師』、『リゴレット』を指揮しており、昨年はパルマ歌劇場、アレーナ・ディ・ヴェローナ、ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場『セビリャの理髪師』、マチェラータ音楽祭『リゴレット』、パルマ・ヴェルディ音楽祭『ファルスタッフ』のほか、ヴェローナ、カリアリでコンサートを指揮。
 昨年1月よりパルマ歌劇場首席客演指揮者に就任。今年は東京二期会『ナブッコ』に初登場の後は、ミラノ・スカラ座に『フィガロの結婚』でデビュー、ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団との『イル・トロヴァトーレ』演奏会形式の指揮につづき、来年はベルリン・ドイツ・オペラ『ナブッコ』のニュープロダクションを指揮する予定。現代最も注目される駿英である。(東京フィル・ホームページより)



すごいすごいと言われていたが、本当にすごかった・・・
現時点で今年最高のアルバム

バッティストーニ指揮&東京フィル「ローマ三部作」


COGQ-68
(SACD Hybrid)
\2800+税
すごいらしい・・・
 バッティストーニ指揮&東京フィルのローマ三部作

  レスピーギ:
   交響詩「ローマの祭」
   交響詩「ローマの噴水」
   交響詩「ローマの松」
アンドレア・バッティストーニ指揮
東京フィル
 なんだか大変な騒ぎになっているらしい。この演奏。いろんな人が絶賛しているのを聞く。自分も早く聴いてみます。
 聞きました。すごいです。聞いておいたほうがいいです。

ライヴ録音(96kHz / 24bit):
録音:2013年5月31日、サントリーホール


 弱冠20代半ばというイタリアの若き天才指揮者、アンドレア・バッティストーニが東京フィルと初協演し、聴衆を圧倒した凄絶な公演のライヴ録音です。レスピーギの交響詩『ローマ三部作』は、シンフォニー・オーケストラの絢爛たるサウンドが最大限に発揮される、20世紀の管弦楽作品の華の一つ。
 バッティストーニは2012年の二期会公演『ナブッコ』で一躍日本でも脚光を浴び、今回のこの東京フィル定演への招聘につながりました。すでにミラノ・スカラ座をはじめとするイタリア各地の主要オペラハウスでキャリアを積んでおり、この6月よりはジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場の首席客演指揮者に就任。今後世界へ活動の場を急拡大していくことは間違いありません。
 ライヴ録音であることを演奏後の拍手まで意識させることのない完璧な演奏、そして優秀録音による、同曲の最高の名盤の誕生です。指揮者の年齢、日本のオケ、ライヴ録音、それらがハンディとなっているや否や、是非ご自身の耳でお確かめください。




ソニー・ミュージックダイレクト



MECO 1020
(SACD Hybrid)
\2857+税
横山幸雄 / プレイズ・シューマン2014
 シューマン:
  クライスレリアーナ作品16
  ピアノ・ソナタ第1番嬰へ短調作品11
横山 幸雄(ピアノ)
新たな金字塔、横山幸雄 初のシューマン・ピアノ・アルバム
 横山幸雄が問う自身初のシューマン・ピアノ・アルバム。ここで横山が選曲した曲は、シューマンのピアノ作品中、最高傑作とも言われるクライスレリアーナ、そして極めて高いレベルの技巧と音楽性を要求されるピアノ・ソナタ1番という、いかにも当代一流のヴィルトゥオーゾとして名を馳せる横山らしい大曲の選曲である。
 40歳を超えてまさにピアニストとして円熟の境地に達しつつあり、従来の完璧な技巧とともに、ダイナミックでスケール感溢れる「動」と、時にささやくような究極のソット・ヴォーチェ「静」のマリアージュは、聴き手を深い感動の境地に誘う。このアルバムは、成長著しい「今」の横山の非凡な才能を刻んだ金字塔として記憶される名盤であろう。
録音:2013年10月21日&22日 石橋メモリアルホール(セッションレコーディング)

■このアルバムについて(柴田龍一)
 横山幸雄が我が国のピアノ界における最もビッグな存在としての地位をゆるぎないものにしたのは、10年以上も前のことと考えてよいだろう。そして、現在の彼は、見事に脂の乗り切った状態にあり、まさに絶頂期にさしかかっているといっても過言ではないだろう。このアルバムは、まさにそれを如実に感じさせる内容になっている。
横山がシューマンのピアノ作品をレコーディングしたのは、今回が初めてであるが、彼自身の言葉によると、それは偶然の結果であり、シューマンは、以前から特意なレパートリーのひとつであったという。そして、この最新録音に接した筆者は、このピアニストがさらに大きな成長を示し、コンサート・ピアニストとして極めて高い境地を自己のものにしている事実をはっきりと認識することができたのである。
それを具体的に述べるならば、この演奏では、横山の表現力がさらに豊かさを増しており、その結果として表現のオーラやアピールの強さが圧倒的なレヴェルに達していることがうかがわれる。横山ならではの緻密で強靭なテクニックで綴られたこのシューマンでは、内蔵された音楽のエキスが非常に濃厚であり、細部の表情のコクが一層味わい深いものになっている様相をも感じ取ることができる。さらにここでは、時にクールな一面も感じさせた彼の演奏には意外なほどに、ダイナミックでスケールの大きい感情の起伏が開示され、デモーニッシュといえるほどに強烈な表出力が生まれているのである。ドラマティックな情熱のほとばしりが印象深いソナタの第1楽章などは、その典型的な一例であるが、独特の表現の彫りの深さや生々しい人間味もが目を引くこの新録音では、巨匠と呼ばれるにふさわしい横山の新しい姿が写し出されているように思われる。


■アーティスト・プロフィール
横山 幸雄(ピアノ) Yukio Yokoyama, Piano

1990年ショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞し、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞など数多の賞を受賞。以来、人気実力ともに常に音楽界をリードするトップ・アーティストとして活躍している。

ショパン生誕200年を迎えた2010年に、ポーランド政府より、ショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」が授与される。2011年5月に行った「ショパン・ピアノ・ソロ全212曲コンサート」では、18時間におよぶ演奏の偉業を成し遂げ、大きな感動と反響を巻き起こすとともに、自身の持つギネス世界記録を更新。更に、デビュー20周年記念公演では、チャイコフスキー、ラヴェル、ラフマニノフの協奏曲を一晩で演奏し、満場の喝采を博す。2013年からベートーヴェン生誕250周年に向けてのシリーズ「ベートーヴェン・プラス」をスタートさせるなど、自ら企画する数々の意欲的な取り組みにより、高い評価を確立している。今年5月には、ショパン全ピアノ独奏曲211曲と、協奏作品の独創ヴァージョン6曲の2日間連続演奏会(21時間)を東京オペラシティコンサートホールにおいて行う予定である。

リリースされたCDは、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞等栄えある賞を受賞。2011年上野石橋メモリアルホールで行った「横山幸雄プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集」をホールとキングレコードとの共同事業(全12タイトル)でリリース、また、2012年デビュー20周年記念コンサートのライブ録音を、2013年には「プレイズ・リスト2013」をソニー・ミュージックダイレクトからリリースしている。

TOKYO FM「横山幸雄のピアノでめぐり逢い」のパーソナリティをつとめ、東京と京都にレストランをオープンし音楽と旬の食をプロデュースするなど、活躍は多岐にわたる。 現在、上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授として、後進の指導にも意欲的にあたっている。

オフィシャルサイト http://yokoyamayukio.net/
 

MECO-1019
(SACD Hybrid)
\2857+税
古川展生/ジェントル・ソウルズ
 ①別れの曲(F.ショパン)
 ②アヴェ・マリア(G.カッチーニ)
 ③愛の夢(F.リスト)
 ④マイ・フェイバリット・シングス(R.ロジャース)
 ⑤ブルレスク(N.カプースチン)
 ⑥水のない河(塩入俊哉)
 ⑦愛の悲しみ(F.クライスラー)
 ⑧愛の言葉(G.カサド)
 ⑨ルーマニア民族舞曲(B.バルトーク)
 ⑩ソレダー(A.ピアソラ)
 ⑪荒城の月(瀧廉太郎)
 ⑫鳥の歌(P.カザルス)
 ⑬約束(塩入俊哉)
古川展生(チェロ)、
塩入俊哉(ピアノ・編曲)
 心が震える…魂が揺さぶられる…あまりも切なく、そして愛おしい…
 朗々と深く甘く歌う古川展生のチェロ、涙腺を直撃する真に感動的な塩入俊哉のアレンジとピアノ…
 才能溢れる二人の温かく優しい(Gentle)魂(Souls)に触れる者は、最上質な心のオアシスを獲得することでしょう。
 クラシックの小品を中心としながらも、ジャンルを超越した宝石のような13曲を心ゆくまでご堪能ください。そこできっと、純粋で優しい無垢な気持ちの自分自身を再発見することでしょう。

 録音:2013年4月27日?29日 クララザール眞鍋記念館(セッションレコーディング)

■古川展生(ふるかわのぶお)プロフィール
 桐朋学園大学卒業。チェロを故・井上頼豊、秋津智承、林峰男の各氏に師事。1995年第64回日本音楽コンクールチェロ部門第2位入賞。1996年安田クオリティオブライフ文化財団の奨学金を得て、ハンガリーのリスト音楽院に留学、チャバ・オンツァイ教授に師事。1997年第27回マルクノイキルヘン国際コンクール(ドイツ)チェロ部門にてディプロマ賞受賞。1998年帰国後、東京都交響楽団首席チェロ奏者に就任、現在に至る。2003年第2回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。2011年第31回藤堂顕一郎音楽褒賞受賞。2013年第31回京都府文化賞奨励賞受賞。ソリストとしても、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を中心とした室内オーケストラ「トヨタ・マスター・プレイヤーズ、ウィーン」、レニングラード国立歌劇場管弦楽団との全国ツアーを含め、国内外のオーケストラ、著名指揮者との共演も多数。2010年6月には、ハンガリー/ソルノク市立交響楽団の定期演奏会に招かれ、ドヴォルザークとエルガーのチェロ協奏曲を熱演、ブタペスト市聖ミハーイ教会でもリサイタルを行い、いずれも絶賛を浴びた。
 全国各地においてソロリサイタル、室内楽の活動を展開するほか、サイトウ・キネン・オーケストラ、宮崎国際音楽祭にも毎年出演するなど、精力的な活動を続けている。また、他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行うなど、クラシックにとどまらずポップス、ジャズ、タンゴと幅広いフィールドで目覚ましい活躍を続け、映画「おくりびと」ではテーマ曲のソロ演奏を担当するなど、人気、実力ともに各方面から最も注目を集めているチェリストである。2010年より桐朋学園大学にて非常勤講師として勤務。
 2010年1月30日発売のライブ録音CD「FURUKAWA NOBUO@LIVE」をはじめ、これまでに7枚のソロアルバムと2枚のベストコレクションをリリース。
 また2007年には、藤原道山(尺八)、妹尾武(ピアノ)とユニット「KOBUDO−古武道−」を結成。日本の伝統と感性を大切にしながら様々な音楽のルーツを取り入れ、あらたな音楽の創造を目指し演奏/制作活動を展開中。TBS系「NEWS23」をはじめ、テレビ番組のテーマ曲、ドラマやCM音楽、舞台音楽制作なども手掛けている。古武道としては、2010年8月に初のDVDとなる「古武道音絵巻 其の一」をリリースしている。
 2013年8月21日にKOBUDO−古武道−5枚目のアルバム「O T O T A B I−音旅−」をリリース。2014年にデビュー15周年を迎えるにあたり、2014年春「GENTLE SOULS」(ソニー・ミュージックダイレクト)と、秋には「BACH無伴奏チェロ組曲2枚組アルバム」(ソニー・ミュージックダイレクト)をリリースする予定。
古川展生WEBサイト http://furukawanobuo.com

■Gentle Souls に寄せて  古川展生

「今までにない Cello の小品集を」、そんな想いを持って創り始めて出来上がったのが、今回のアルバム「Gentle Souls」です。
1999年に初めてのアルバムをリリースして以来、今までに様々な作品を創ってきました。デビュー作の小品集、ポップスの作品を集めたアルバム、ピアソラの作品から成るアルバム、コンサートのライブ録音盤等。

2014年は僕にとって、アルバムデビューから15年を迎える節目の年となります。そんな節目の年にこのアルバム「Gentle Souls 」を創る事ができ、心から嬉しく思っています。
共演は塩入俊哉氏。彼とは出会ってもう10年以上が経ちますが、最も尊敬し信頼するアーティストの一人です。
初めての出会いは、ライブをご一緒させていただく機会を得てのことだったのですが、前日のリハーサルの時に受けた衝撃は今でも鮮明に覚えています。

僕達クラシックのアーティストは、とにかく「譜面に忠実であれ」がモットーです。それは時として、枠の中に収まり過ぎた消極的な演奏になる危険をもはらんでいます。
彼の音楽は本当に自由だ!その時そう感じました。
自由といっても、ただ好き勝手に演奏しているわけではなく、様々な演奏技法や語法が確立されたその上に、必然性を感じる自由な音楽が存在していました。それ以来たびたび一緒に演奏する機会を得た事が、どれだけ僕自身の演奏に影響を与えてくれたことか!それはもうはかり知れません。

そんな彼と作り上げたこのアルバムはクラシックの小品が中心のアルバムですが、それぞれの作品に今僕達が感じる「新しい感覚」を織り込み、塩入マジックとも呼べる至極のアレンジにより、新たな小品の魅力を感じていただける一枚になったのではないかと思っています。
このアルバムが、皆様の新しい音の友達、そして心の処方箋として聴いていただけるとしたら、こんなに嬉しいことはありません。

りゅーとぴあ
新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」レーベル

 新潟市民芸術文化会館のホール施設「りゅーとぴあ」による自主レーベル。
 りゅーとぴあのコンサートホールには4,843 本のパイプからなるパイプオルガンが備え付けられており、そのオルガンは多彩な音色を奏でることができる。オルガンを中心に音質のこだわりを持ったタイトルが今後リリースされていく予定。


RYUTSA 0001
(SACD シングルレイヤー)
\3500+税
飯森範親&東京交響楽団
 サン=サーンス:
  交響曲第3番 ハ短調 Op.78「オルガン付き」
飯森範親(指揮)
山本真希(オルガン)
東京交響楽団(コンサートマスター:水谷晃)
 録音エンジニアはNHK でも採用されている、5 チャンネル録音で世界的に有名なマイク配置方法「下山アレイ」を生み出した本人、下山幸一氏の録音です。ダイナミックレンジを一切圧縮せずディスク化!大音量でお楽しみください。

 「まさに深い感動を与えた演奏をライヴ一発録りで、捉えたSACDの超盤だ。」(オーディオ評論家 角田郁雄)

 ライヴ録音:2013 年9 月23 日、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール/ライヴ、5.6MHz録音、2ch&マルチチャンネル再生対応

※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
 
通常盤も

RYUT 0001
(通常CD)
\2400+税
飯森範親&東京交響楽団
 サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 Op.78「オルガン付き」
飯森範親(指揮)
山本真希(オルガン)
東京交響楽団(コンサートマスター:水谷晃)
 「DSDライヴ収録が捉えた、美しい旋律と豊かな実在感」(オーディオ評論家 三浦孝仁)

 ライヴ録音:2013 年9 月23 日、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホール/ライヴ

 新潟市民芸術文化会館のホール施設「りゅーとぴあ」による自主レーベルから高音質のアルバムがリリース!2013 年9 月23 日、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館コンサートホールから東京交響楽団第79 回新潟定期演奏会から飯森範親指揮、山本真希(りゅーとぴあ専属オルガニスト)によるサン=サーンスの交響曲第3 番ハ短調Op.78「オルガン付き」です。
 SACD シングルレイヤー盤(RYUTSA 0001)では、5.6MHzDSD で録音されています。また、今回の録音ではマイクは少なめの5 本のみ使用(オルガン3 本、ピアノ1 本、アンビエンスマイク1 本)。楽器に近接マイクを使用せずに、円周に5 本のマイクを配置したマイクシステムのみで録音されております。ダイナミックレンジが広く、スケール感たっぷりとなっており、オーディオ評論家の角田郁雄氏は当盤について「SACD は超盤といいたいほどの魅力」と激賞しております!

 山本真希(オルガン)
 神戸女学院大学音楽学部、同大学専攻科卒業後、渡独。フライブルク音楽大学大学院修了。シュトゥットガルト音楽・演劇大学ソリスト科、ストラスブール音楽院で学ぶ。 2006 年より、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館専属オルガニストとして主催公演での演奏、オルガン事業の企画制作、オルガン講座等を担当し、オルガン音楽の普及と発展につとめている。大阪、相愛大学オルガン科非常勤講師。新潟市在住。
 

キングインターナショナル(国内仕様盤)

KKC 5380
\2857+税
※輸入盤発売済
本格派ヴァイオリニスト、アンティエ・ヴァイトハース
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.61
 ベルク:ヴァイオリン協奏曲(ある天使の思い出に)
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
スタヴァンゲル交響楽団
スティーヴン・スローン(指揮)
 ベートーヴェン&ベルクの協奏曲

 録音:2012年3月ノルウェー、スタヴァンゲル・コンサートホール/[CAvi] 4260085533053/輸入盤・日本語解説付

 今最も注目されているカルテットの一つ、アルカント・カルテットの第1 ヴァイオリンを務めるアンティエ・ヴァイトハースによる、ベートーヴェンとベルクのヴァイオリン協奏曲。彼女はこれまでに「CAiv music」に幾つか録音していますが、大がかりな協奏曲は初めてとなります。
 数々の名盤ひしめくベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。なぜ今この作品なのかという問いにヴァイトハースは、「長年この作品と向き合ってきてようやく、自分自身の形を見つけられたから」と答えています。ヴァイオリニストのテクニックよりも、音色、表現力、そして音楽性が問われる、崇高さと高貴な美しさを持つ作品。満を持して挑んだヴァイトハースの録音も、ベートーヴェンの音楽の神髄を奏でる、メリハリと力強さを併せ持った堂々たる演奏を聴かせてくれます。またカップリングのベルクは、『ある天使の思い出に』と副題がつけられ、親交のあったアルマ・マーラの娘マノンの早すぎる死を悼み作曲されたベルク最後の曲。作品に込められた優しさと悲しみを、伸びやかなフレージングと端正な音楽作りで、押し寄せる様々な感情を浄化するような感動的な演奏です。
 
KKC 5381
\2857+税
※輸入盤発売済
ワルシャワ コンサートライヴ
 チャイコフスキー:
  1. ピアノ協奏曲第2番ト長調 Op.44(オリジナル版)
  2. 主題と変奏曲 Op.19-6
  3. 悲しき歌 Op.40-2
  4. マズルカ Op.40-5
  5. 無言歌 Op.40-6
  6. 村にて Op.40-7
  7. ワルツ Op.40-8
  8. 感傷的なワルツ Op.51(クバツキー編、チェロとピアノ版)
  9. アンダンテ・カンタービレ Op.11(ゲリンガス編、チェロとピアノ版)
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
アンリ・ドマルケット(チェロ:8,9)
シンフォニア・ヴァルソヴィア(1)
アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮:1)
 録音:2012年9月(1) 2013年4月(2-9)ワルシャワ(1) パリ、サル・ガヴォー(2-9)(ライヴ:1 セッション:2-9)/[MIRARE] MIR.200/輸入盤・日本語解説付

 ピアノ協奏曲中もっとも有名なもののひとつ第1 番に比べて、人気・知名度ともに低いチャイコフスキーのピアノ協奏曲第2 番。近年、ロシア系ピアニストたちがコンサートで採り上げる機会も増えています。
 ピアノ協奏曲第2 番は第1 番の5 年後、1879 から80 年に作曲されました。交響曲第4 番や歌劇『エフゲニ・オネーギン』、ヴァイオリン協奏曲の直後という充実期の産物で、演奏時間40 分を超える大作。チャイコフスキーならではのボルテージの高さと恰幅の良さは魅力なものの、第1番のようなインパクトに欠け、長すぎることもあり、チャイコフスキーの弟子でラフマニノフの従兄だったアレクサンドル・ジロティによる短縮版で演奏されるのが常となっていました。しかしチャイコフスキー自身はこの編曲に立腹したとされます。
 当ディスクは2012 年9 月にワルシャワで行われたコンサートのライヴで、チャイコフスキー本人のオリジナル版によります。ただし第1 楽章のオーケストラのトゥッティと第2 楽章の途中に、チャイコフスキー自身も認めたカットがあります。非常に難技巧の要求される作品ですが、ベレゾフスキーは余裕でこなし、スピード感が爽快。指揮はボリショイ劇場の音楽監督だったアレクサンドル・ヴェデルニコフ。チャイコフスキーの音楽を知り尽した説得力に満ちています。この曲の第2楽章はヴァイオリンとチェロの独奏が長々と表れるのも特徴ですが、ここではチェリスト、アンリ・ドマルケットが参加して美しい演奏を聴かせてくれます。
 
KKC 5382
\2857+税
※輸入盤発売済
ミュラー=ショットのハイドン
 ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調,同第2番ニ長調
 ベートーヴェン/ミュラー=ショット編:
  ロマンス第1番ト長調Op.40,同第2番ヘ長調Op.50
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc)
リチャード・トネッティ(指)
オーストリア室内楽団
 軽やかに、そして豊かな表現力で聴かせるミュラー=ショットのハイドン

 録音:2001年10月18-22日ノンマウスシャー、ニンバス・コンサートホール/[ORFEO] ORFEO.080031/輸入盤・日本語解説付

 ドイツ実力派チェリスト、ダニエル・ミュラー=ショット。ハイドンのチェロ協奏曲は全部で6 曲作曲されたと言われていますが、紛失、偽作疑惑などで、現在残っているのは第1 & 2 番となっています。第1 番は、溌剌とした若さ溢れる作品ですが、ミュラー=ショットは豊かな音色と優れた表現力で聴かせてくれます。また第2 番は、チェロの魅力が十分に引き出された優雅な雰囲気が秀逸な名作。ミュラー=ショットはハイドンの音楽世界を十分楽しんでいるかのような、余裕のある音作りで、伸びやかな流れを感じることができます。
 
KKC 5383
\2857+税
※輸入盤発売済
サラステ&名門ケルンWDR交響楽団とミュラー=ショット
 プロコフィエフ:交響的協奏曲ホ短調(チェロ協奏曲第2番)op.125
 ブリテン:チェロ交響曲 op.68
ダニエル・ミュラー=ショット
 (チェロ/1727年製ゴフリラー、ウィーン)
ケルンWDR交響楽団(ケルン放送交響楽団)
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
 サラステ&名門ケルンWDR交響楽団とミュラー=ショット織り成す圧巻の熱演!

 録音:2011年10月ケルン、フィルハーモニー/[ORFEO] ORFEO.847121/輸入盤・日本語解説付

 ドイツ屈指の実力派チェリスト、ダニエル・ミュラー=ショット。収録内容はプロコフィエフのチェロ協奏曲第2 番とブリテンのチェロ交響曲。いずれの作品もロストロポーヴィチに献呈された作品で、広音域を縦横無尽に走り回る超絶技巧的なパッセージと、大河の流れのように雄大な旋律に魅せられる名曲です。
力みのないしなやかなボーイングから生み出される伸びやかな響き、高音域でも痩せ細ることのない音色、弾けるようなアタックの鮮烈さ、ミュラー=ショットの持ち味が遺憾なく発揮された演奏にぐっと惹き込まれます。使用楽器は今回も名器ゴフリラー。低音厚き艶やかな響きがミュラー=ショットの演奏に更に深みを与えており、身体の奥底にずしりとくる重音の響きは絶品です。
 交響的作品とあって、チェロ・ソロだけでなく、それに負けず劣らず主張する雄大なオーケストラ・パートも大きな聴き所となる今回のプログラム。これまでにも数々の巨匠と共演しているミュラー=ショットですが、今回共演する運びとなったのは、フィンランドが誇る巨匠サラステ&ケルンWDR交響楽団・までにも数々の巨匠と共演しているミュラー=ショットですが、今回共演する運びとなったのは、フィンランドが誇る巨匠サラステ&ケルンWDR交響楽団・せてくれます。ブリテン第4 楽章のラストの盛り上がりは圧巻の迫力で、そして 甘美な余韻を感じさせてくれる熱演です。
 

KKC 5352
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
J.S.バッハ:カンタータ全曲シリーズ Vol.55
 「ライプツィヒ時代1730〜40年代のカンタータ(4)」

  第69番「わが魂よ、主を讃え」 BWV 69
  第30番「喜べ、贖われし者たちの群れよ」 BWV 30
  第191番「いと高きところには神に栄光あれ」 BWV 191
ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
ゲルト・テュルク(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽)
 ついに完結!BCJのカンタータ全曲シリーズ第55 集唯一のラテン語カンタータ第191 番を含むライプツィヒ時代1730〜40年代のカンタータ第4 弾

 収録:2013 年2 月18-21 日/神戸松蔭女子学院大学チャペル/68’40”、[BIS] BIS SA 2031、輸入盤・日本語解説&対訳付

 バッハ・コレギウム・ジャパンによるバッハのカンタータ全曲集、第55 集(SACD ハイブリット盤)。1995 年より始まった教会カンタータの全曲演奏と並行して進めてきたレコーディングも、これにて堂々の完結となります!たくさんの思いがつまった第55 集は、シリーズ4 枚目となるライプツィヒ時代1730 〜 40 年代に焦点をあてたプログラムになっております。
 第69 番「わが魂よ、主を讃え」BWV 69 は、初演は1748 年8月とされ1723 年に作曲された同名BWV 69a の改作で、市参事会員交代式用に書きなおされた作品です。ティンパニ付きの華麗な7声に編曲された箇所は、祝賀の気分を増し非常に喜ばしい賛美を表現しています。第30 番「喜べ、贖われし者たちの群れよ」BWV 30 は1737 年秋に書かれた世俗カンタータ「楽しきヴィーダーアウよ」BWV 30a のパロディで、用途は洗礼者ヨハネの祝日用で、テキストはピカンダーによるものと思われます。全曲録音最後に収録されたのは、唯一のラテン語作品である第191 番「いと高きところには神に栄光あれ」BWV 191 です。「グローリア」の冒頭に、小栄唱の三位一体賛美を続けるという構成も非常に珍しく、合唱−二重唱(ソプラノとテノール)−合唱の全3曲から構成されるこの曲はそれぞれにドラマがあり、特に第3曲は輝かしいホモフォニー部分の間に著しいフーガが2度に渡って展開され、緊張感とともに高らかな終止はカンタータ集の締めくくりに相応しい威厳に満ちています。



 

KKC 5351
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
J.S.バッハ:カンタータ全曲シリーズ Vol.54
 「ライプツィヒ時代1730〜40 年代のカンタータ(3)」
  第100番「神がなし給うは恵みに満ちた御業」 BWV 100
  第14番「神がこの時我らと共におられなければ」 BWV 14
  第197番「神は我らの避け所」 BWV 197
  第197a番「いと高きところにいます神に栄光あれ」 BWV 197a(断片)
ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)
ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)
ゲルト・テュルク(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱・管弦楽)
 BCJのJ.S. バッハ:カンタータ全曲シリーズVol.54、円熟期のバッハ、充実のカンタータ4 篇

 収録:2012 年9 月12-16 日/神戸松蔭女子学院大学チャペル/75’40”/[BIS] BIS SA 2021/輸入盤・日本語解説&対訳付

 バッハ・コレギウム・ジャパンのカンタータ全集シリーズ、いよいよ大詰めの第54 集(SACD Hybrid 盤)。第52 集、第53 集に引き続き、バッハ創作の円熟期たるライプツィヒ時代、1730 〜 40 年代に作曲されたカンタータへ焦点を当てたプログラムとなっています。
 ティンパニとトランペットが活躍する非常に華やいだ冒頭、終曲にはさまれ、美しいアリアまたは二重唱の中間諸曲で構成された第100 番は、S. ローディガストのコラールによる3曲のカンタータ(他にBWV98、BWV99)の最後を飾る作品。祝祭的な響きが魅力の華やかな作品です。
 第14 番は、かの「クリスマス・オラトリオ」(BWV248)の数週間後に初演されたコラール・カンタータ。モテット風の構成からなる本作は厳格かつ瞑想的な曲調で、バッハ晩年の傑作「フーガの技法」(BWV1080)も予期させる名曲です。第197 番は全2 部、全10 曲からなる大規模な婚礼用カンタータ。本アルバムには、このカンタータに一部が転用されている第197a 番も収録されており、原曲とパロディ作品の2 つを聴き比べることができます。
 第197a 番は冒頭から第4 曲の始め数小節までが消失し、歌詞のみが伝承されている状態ですが、日本語対訳ではこの消失部分の歌詞も掲載。作品全体をより深く理解できるような仕様となっています。
 
KKC 5372
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
超豪華メンバー共演によるオール・モーツァルト・アルバム
 モーツァルト:
  (1)クラリネット協奏曲イ長調K.622(1791)[26:52]
  (2)ピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲変ホ長調K.498
   『ケーゲルシュタット・トリオ』[18:41]
  (3)アレグロ変ロ長調K.Anh.91(516c)〜
   クラリネットと弦楽四重奏のための[07:10]
(1)マルティン・フレスト
  (バセット・クラリネット&指揮)
 ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団
(2)マルティン・フレスト(クラリネット)
 レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
 アントワーヌ・タムスティ(ヴィオラ)
(3)マルティン・フレスト(クラリネット)
 ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)
 ボリス・ブロフツィン(ヴァイオリン)
 マクシム・リサノフ[マキシム・リザノフ](ヴィオラ)
 トルレイフ・テデーン(チェロ)
 超豪華メンバー共演によるオール・モーツァルト・アルバム、天才クラリネット奏者マルティン・フレストによるクラリネット協奏曲

 (1)録音:2010年7月ブレーメン、ドイツ (2)録音:2012年7月ヤール教会、ヤール、ノルウェー (3)録音:2013年2月ストックホルム・コンサートホール、スウェーデン/[BIS] BIS SA1893、輸入盤・日本語解説付

 BIS レーベルより数多くの録音をリリースしてきた天才クラリネット奏者マルティン・フレストによるオール・モーツァルト・プログラム!「クラリネット協奏曲」はフレストにとって非常に思い入れ深い作品で、アムステルダム・シンフォニエッタとの共演盤に続く2 度目の録音です。今回はドイツ・ブレーメンに本拠を置く室内オーケストラ、ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団との共演で指揮振りに挑戦。この新録音ではフレストらしい抜群のテクニックと輝かしい音色に加え音楽表現の幅が拡がり、ひと際音楽性の高い演奏となっております。「ケーゲルシュタット・トリオ」はピアノ、クラリネットとヴィオラのための三重奏曲。世界的ピアニストの一人レイフ・オヴェ・アンスネスがピアノを、俊英ヴィオラ奏者アントワーヌ・タムスティをそれぞれ担当しています。クラリネットと弦楽四重奏のために書かれた「アレグロ変ロ長調K.Anh.91(516c)」。クラリネットのメロディに弦楽四重奏が寄り添うに全体を包み込みます。この曲でもジャニーヌ・ヤンセンを筆頭に豪華演奏者が参加しています。
 
KKC 5373
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
気迫と生命力に満ちたゲルギエフの熱演!
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲第7番ハ長調 Op.60『レニングラード』
マリインスキー歌劇場管弦楽団
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
 ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団が「レニングラード」を再録音!

 録音:2012年6月6-14日サンクト・ペテルブルク、マリインスキー・コンサート・ホール/[Mariinsky] MAR 0533、輸入盤・日本語解説付

 ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管がショスタコーヴィチの交響曲第7番『レニングラード』を再録音しました。最初のフィリップス盤は、2001 年9月に当時の2 つの手兵オーケストラであるマリインスキー劇場管とロッテルダム・フィルの合同オケによるライヴ録音で、発売当時「レコード芸術」誌特選となるなど絶賛されていました。今回は、マリインスキー歌劇場管のみの演奏で、終楽章以外はテンポが遅くなり、トータル・タイムは82 分21 秒と、フィリップス盤(78 分39 秒)よりも3 分42 秒長くなっており、充実した音楽作りと、豊かな歌心に溢れた演奏になっています。そして録音も、ゲルギエフの力演をより一層引き立たせる、臨場感ある迫力あるサウンドに仕上がっています。
 
KKC 5374
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
ゲルギエフの強烈なショスタコ8番
 ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65
マリインスキー歌劇場管弦楽団
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
 録音:2011年6月15、17日、2012年5月16日、2013年3月23 日サンクト・ペテルブルク、マリインスキー・コンサート・ホール/[Mariinsky] MAR 0525、輸入盤・日本語解説付

 ゲルギエフ&マリインスキー管がショスタコーヴィチの交響曲第8 番を再録音。旧盤は1994 年9 月に、同じマリインスキー管(当時の呼称はキーロフ管弦楽団)を指揮してオランダで録音されたもので、16 年を経た今回の演奏のトータル・タイムは65 分38 秒。旧盤より2 分半ほど長くなっています。
 注目は第1 楽章の演奏時間。旧盤より2 分半も長く、数ある同曲の録音の中でもかなり遅い部類に属し、重苦しく張り詰めたゲルギエフのテンポ設定には説得力があります。急速な第2 楽章と第3 楽章は旧盤とほぼ同じタイムで、続くラルゴの第4 楽章は1 分ほど短く、希望の兆しが見える第5 楽章では長くなっています。ことにパッサカリアの第4 楽章は絶品で、こうした精密極まりない音楽でゲルギエフの見せるテクニックには凄いものがありますし、終楽章の不思議な重さにも独特な魅力が備わっています。
 
KKC 5375
\2857+税
※輸入盤発売済
リヒャルト・シュトラウス:交響詩
 (1)『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯』 op.28 [14:33]
 (2)『ドン・キホーテ』 op.35 [40:41]
 (3)『マクベス』 op.23 [18:36]
フランク=ミヒャエル・グートマン
 (チェロ:op.35)
ヨハネス・リューティ(ヴィオラ:op.35)
バーデン=バーデン&フライブルクSWR交響楽団
 (南西ドイツ放送交響楽団)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
 生誕150 周年R.シュトラウス、今最も注目されている指揮者ロトによる交響詩シリーズ「ティル」「ドン・キホーテ」「マクベス」

 録音:(1)2012年6月23-29日フライブルク、コンツェルトハウス (2)2012年12月20,21日マンハイム、ローゼンガルテン(20日)/フライブルク、コンツェルトハウス(21日) (3)2013年3月14,19日フライブルク、コンツェルトハウス /[Hanssler] 93 304、輸入盤・日本語解説付

 プログラムに応じて柔軟にピリオド、モダンの楽団を運用する実力派の指揮者として知られるフランソワ=グザヴィエ・ロト。2011 年よりロトが首席指揮者のポストにある「モダンの手兵」バーデン=バーデン&フライブルクSWR 交響楽団とともに進めるシュトラウスの交響詩シリーズ。実演でシュトラウスに力を注いでいる当コンビですが、「ティル」は、2012 年6月24 日のフライブルクでの実演をはさみ、その前後にセッション録音されたもの。以下、c収録順に「ドン・キホーテ」は、2012 年12 月20 日のマンハイムと翌21 日のフライブルクとにおける実演の模様をライヴ収録したもので、「マクベス」が2013 年3 月フライブルクでのセッション録音となっています。じっくりセッションを組んで録音された2作品の高い完成度もさることながら、楽団の首席奏者ふたりをソリストに起用した「ドン・キホーテ」も、ロトと共にシリーズのおおきな流れのなかでシュトラウス作品を検証し、その解釈を深める機会を得て挑んだ充実の演奏です。ロトの的確な棒さばきで引き出された情報量も豊富で、録音がたいへん優秀なこともあり、シュトラウスによる大編成管弦楽の傑作群を味わうのにまたとないアルバムといえるでしょう。
 
KKC 5376
\2857+税
※輸入盤発売済
指揮者ロトによる交響詩シリーズ
 リヒャルト・シュトラウス:
  交響詩『英雄の生涯』 op.40
  交響詩『死と浄化』 op.24
クリスティアン・オステルターク
 (独奏ヴァイオリン)
バーデン=バーデン&
 フライブルクSWR交響楽団
  (南西ドイツ放送交響楽団)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
 生誕150周年R.シュトラウス、今最も注目されている指揮者ロトによる交響詩シリーズ「英雄の生涯」&「死と浄化」

 録音:2012 年11 月7,8日(英雄の生涯)、2012 年6 月26-28日(死と浄化)フライブルク、コンツェルトハウス/[Hanssler] 93 299、輸入盤・日本語解説付

 2011 / 12 年のシーズンよりバーデン=バーデン&フライブルクSWR 交響楽団の首席指揮者に就任して、マーラーの第1交響曲(93294)で鮮烈なるデビューを飾ったロトが、現在、手兵とともに力を入れて取り組んでいるのがシュトラウス。大編成の管弦楽の機能美を極限まで追求したシュトラウスの交響詩といえば、1946 年に南西ドイツ放送所属のオーケストラとして創設され、活動の柱に「同時代音楽の演奏」を掲げてきた当楽団にとっても、初代音楽監督を務めたロスバウト以来、マーラー、シェーンベルク、ストラヴィンスキーなどと並んで伝統的に得意としてきたレパートリーであり、その意味での経験の蓄積も十分とおもわれます。実演とセッションでじっくり集中して作り上げた驚異的な完成度をもって聴かせてくれます。
 
KKC 5377
\2667+税
※輸入盤発売済
ヤニック・ネゼ=セガンによるフランクの交響曲
 フロラン・シュミット:バレエ音楽「サロメの悲劇」 Op.50
 フランク:交響曲ニ短調
グラン・モントリオール・
 メトロポリタン管弦楽団
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
 ヤニック・ネゼ=セガンによるフランクの交響曲、『サロメの悲劇』も収録!

 録音:2010 年7月/[ATMA] ACD2 2647、輸入盤・日本語解説付

 破竹の勢いの若手指揮者ヤニック・ネゼ=セガン。2008 年にロッテルダム・フィルの音楽監督、同じく2008 年からロンドン・フィルの首席客演指揮者に就任し、そして2012 年からはフィラデルフィア管の音楽監督に就任した今最も注目されている指揮者の一人です。本アルバム、2000 年から芸術監督を務めるメトロポリタン管とのフロラン・シュミットの代表作「サロメの悲劇」と、コンサートでも度々取り上げているフランクの交響曲。「サロメの悲劇」は、第1 部の「序奏」から重厚でうねるような響きを持ってはじまり、続く「真珠の踊り」では切れ味よい迫力の演奏を繰り広げます。第2 部の「海上の誘惑」は蠢く幻想的な音楽を妖しく魅惑的に展開し、「稲妻の踊り」、「恐怖の踊り」では狂気と官能的表現のもとに大迫力で演奏される力のこもった熱演を聴かせてくれます。フランク唯一の交響曲ニ短調。陰鬱とした重厚な響きの中にも、ネゼ=セガンは優れた構成力を生かしニュアンス豊かに仕上げています。
 
KKC 5378
(SACD HYBRID &
Blu-ray Disc Audio)
\4286+税
※輸入盤発売済
凱旋路〜ウィンド・アンサンブルのためのフランス音楽
 1.ベルリオーズ:葬送と勝利の大交響曲 op.15 (1840)
  (葬送行進曲/追悼の辞*/昇天)
 2.サン=サーンス:東洋と西洋 op.25 (1869)
 3.デュカス:『ラ・ぺリ』のファンファーレ (1912)
 4.ミヨー:フランス組曲 op.248 (1945)
  (ノルマンディー/ブルターニュ/イル・ド・フランス/
   アルザス=ロレーヌ/プロヴァンス)
 5.トマジ:典礼用ファンファーレ (1947)
  (み告げ/福音**/黙示録(スケルツォ)/金曜日の行列)
 6.ボザ:子供の序曲 (1964)
ノルウェー軍音楽隊
ポール・W・マグヌセン(トロンボーン:1)
ヴィーダル・ノルドリ(トロンボーン:5)
オーレ・クリスチャン・ルード(指揮)
 2 Lの真骨頂の録音! 美しく効果的に捉えたウィンド・アンサンブルの斬新で新鮮な響き!2013年グラミー賞Best Engineered Album ノミネート

 録音:2011 年11 月、2012 年1 月ノルウェー、ベールム、ヤール教会/24bit/352.8kHz DXD /セッション
 [2L] 2L 086SABD、【SACD Hybrid仕様】・SACD DXD (5.0 surround 2.8224 Mbit/s/ch,2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch) /CD 2.0 stereo (16 bit/44.1 kHz)
 【Blu-ray Disc Audio仕様】・5.0 DTS-HD MA (24bit/192kHz),2.0 LPCM (24bit/192kHz),mShuttle: MP3 & FLAC, Region All/輸入盤・日本語解説書付

 ノルウェー王国に軍隊に所属する5 つのプロフェッショナル・アンサンブルのひとつ、1818 年創設のノルウェー軍音楽隊が新しいアルバムを録音しました。アルバム・タイトル『凱旋路』は、フランスの首都パリの中心から西に向かう、「パリの歴史軸」あるいは「王の道」とも呼ばれる、歴史的建造物や記念碑の並ぶ直線道路。19 世紀と20 世紀のフランス音楽によるプログラムが組まれています。ベルリオーズが、1830 年の七月革命の10 周年記念式典のためフランス政府の委嘱を受けて作曲した『葬送と勝利の大交響曲』。曲名に示されるとおり「東と西の世界の対照」からインスピレーションを得たというサン=サーンスの作品など、1791 年のフランス革命後、新しい時代を迎えたと言われるウィンド・アンサンブル音楽の新鮮な発想と響きをもった曲が集められました。指揮者のオーレ・クリスチャン・ルードは、2006 年からノルウェー軍音楽隊の音楽監督を務めています。このアルバムの録音セッションは、1961 年に建造された、自然木で組んだ急勾配の天井のもたらす音響効果が素晴らしい、ベールムのヤール教会で行われ、2L のスタッフお気に入りの録音場所のひとつです。
 「響きが実に美しく空間のソノリティも豊潤だ。チャンネルの間に位置する楽器でも定位感の高い音を聴かせる。(解説文より/ 麻倉怜士氏)」
 
KKC 5379
(SACD HYBRID &
Blu-ray Disc Audio)
\4286+税
※輸入盤発売済
「Song〜歌」
 ・マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン[1971-]:太陽の呼び声
 ・ゲイル・トヴェイト[1908-1981]/ホーコン・ベルゲ編:名誉ある出迎え
 ・ホーコン・ベルゲ[1954-]:われら歌声高く/祝福の朝なり
 ・スヴェン=エーリク・ベック[1919-1994]:春
 ・マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン[1971-]:夜明け
 ・アルフレード・ヤンソン[1937-]:エッバ・リンドクヴィストの3つの詩
 ・ボー・ホルテン[1948-]:ヴォカリーズ
 ・トルビョルン・ デュールード[1974-]:
  もうすぐ娘はバラ咲く庭で愛しい人に口づけを
 ・ハーラル・グッリクセン[1946-]:主はわが光、わが救いなり
 ・ヤーコ・マンテュヤルヴィ[1963-]:アヴェ・マリア・ダオスタ
 ・ボー・ホルテン[1948-]:何事にも時があり
 ・カール・ニールセン[1865-1931]:わがイエスよ、わが心に
 ・ノルウェー民謡/ビョルン・アンドル・ドラーゲ、オーラ・ブレムネス編:
  美しい夕べの歌
ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブル
エリサベト・ホルテ(指揮)
 ノルウェーの名ヴォーカル・アンサンブル、ウラニエンボルグ人間を取り巻く世界を「歌」で表現

 録音:2011 年10 月、11 月ノルウェー、オスロ、ウラニエンボルグ教会/DXD (24bit/352.8kHz) /セッション
 [2L] 2L 096SABD、【SACD Hybrid仕様】・SACD DXD (5.0 surround 2.8224 Mbit/s/ch,2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch) /CD 2.0 stereo (16 bit/44.1 kHz)
 【Blu-ray Disc Audio仕様】・5.0 DTS-HD MA (24bit/192kHz),2.0 LPCM (24bit/192kHz),mShuttle: MP3 & FLAC, Region All/輸入盤・日本語解説書付

 2 Lの超優秀録音が存分に堪能できる、SACD ハイブリッドとブルーレイ・オーディオ盤の2 枚組仕様シリーズ。オスロに編集スタジオをもつ2 Lは、グレクス・ヴォーカリス、アンサンブル96、スコラ・カントールムをはじめとするノルウェーの合唱団の個性的なディスクをリリースしてきました。オスロにあるウラニエンボルグ教会の合唱団のひとつ、ウラニエンボルグ・ヴォーカルアンサンブルは、さまざまなジャンルと時代の音楽を活気にみちた演奏で聴かせることで名高い合唱団です。アルバム『歌』は、人間、人間と自然、人間同士、人間と神の関係に焦点を当てた選曲です。呼吸し、鼓動するアカペラの声を2L の超優秀録音で堪能できます。

 「これほど鮮明で、深淵で、透き通った人の声は、私は聴いたことがない。歌手の息づかい、心臓の鼓動、微細な表情までBD オーディオはここまで聴かせるのかと驚嘆した。(解説文より/ 麻倉怜士氏)

日本伝統文化振興財団

SACG 30011/4
(4SACDシングルレイヤー)
\18000+税
村治佳織コレクション I 村治佳織(ギター)
 Disc 1(SACG 30011)
 「エスプレッシーヴォ」
  パガニーニ〜福田進一編:カプリスop.1-24
  ソル:第2 幻想曲op.7〜第1 楽章 ラルゴ・ノン・タント&第2グランド・ソナタop.25〜第4楽章 メヌエット
  ジュリアーニ:私の愛する花op.46-4〜ジャスミン〈3つのカプリス〉
  レニャーニ:36のカプリスop.20より第13 番 ニ短調、第27番 ト長調、第5番 ニ長調
  コスト:秋の木の葉op.41-3
  メルツ:ウェーバーの主題によるカプリスop.50
  ジュリアーニ:私の愛する花op.46-5〜ロスマリン〈3つのカプリス〉
  レニャーニ:36のカプリスop.20より第19番 ロ長調、第22番 ハ短調、第7番 イ長調
  ジュリアーニ:私の愛する花op.46-9〜ばら
  アグアド:序奏とロンドop.2-2
  メルツ:愛の歌
    録音:1993 年5月3 & 4日、秩父ミューズパーク音楽堂
 
「このギタリストが、これから先、疑いもなく築いていくであろう道程の豊かさ、輝かしさを思うとき、このデビューCDは、すでに歴史的な価値すらおびているのではなかろうか」(濱田滋郎)

 Disc 2(SACG 30012)
 「グリーンスリーヴス 〜シェークスピア時代の音楽」
  バッチュラー:ムッシュー・アルメイン
  キレゾッティ編:16 世紀の7 つのイタリア・リュート音楽
   【アリア I/マスケラーダ/イタリアーナ/アリア II/白い花(ネグリ)/アリア III/サルタレロ(ガリレイ)】
  ダウランド:サー・ジョン・スミスのアルメイン
  ダウランド:蛙のガリアード
  バード:ウイロビー卿のご帰館
  ダウランド:メランコリー・ガリアード
  4 つのスコットランドの古謡
  グリーンスリーヴス(カッティング編)
  ダウランド:ハンソン夫人のパフ
  3つの宮廷のダンス【パドゥアーナ/パッサメッゾ/ブランル・ゲイ】
  ノイジドラー:イタリア舞曲と後奏舞曲
  アテニャン:バスダンス『マグダレーナ』
  ダウランド:ファンタジー
  アテニャン〜濱田三彦編:花咲く命あるかぎり
  アテニャン:サルタレロ
  ダウランド:涙のパヴァン
  ダルツァ:スペイン風カラータ
  ダルツァ:サルタレロ
    録音:1994年5月、9月、秩父ミューズパーク音楽堂
 
「この若いギタリストの視野の広さのよろこび、いまこうしたヨーロッパの古楽に正面から向かう姿と洞察力に敬意を示したい。」(濱田三彦)

 Disc 3(SACG 30013)
 「シンフォニア」
  D.スカルラッティ〜バルエコ編:ソナタ K.380 / L.23
  D.スカルラッティ〜リマ編:ソナタK.391 / L.79
  D.スカルラッティ〜ブローウェル編:ソナタ K.146 / L.349
  J.S.バッハ〜村治佳織編:メヌエットBWV Anh.114
  J.S.バッハ〜村治佳織編:メヌエット BWV Anh.115
  J.S.バッハ〜村治佳織編:シンフォニア〜カンタータ第156番 BWV.156より
  D.スカルラッティ〜ブローウェル編:ソナタ K.1 / L.366
  D.スカルラッティ、プジョール編:ソナタ“田園"K.9 / L.413
  D.スカルラッティ〜セゴヴィア編:ソナタ K.11 / L.352
  D.スカルラッティ〜アンディア編:ソナタ K.262 / L.446
  ヘンデル〜福田進一編:ソナタ op.1-15
  C.P.E.バッハ〜村治佳織編:マーチ BWV Anh.122
  C.P.E.バッハ〜村治佳織編:ポロネーズ BWV Anh.125
  C.P.E.バッハ、村治佳織編:マーチ BWV Anh.124
  J.S.バッハ〜村治佳織編:ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126
  ヘンデル〜村治佳織編:オンブラ・マイ・フ
    録音:1996年3月、秩父ミューズパーク音楽堂
 
 「“歌”を感じ取り、ひき表わす天性」(濱田滋郎)

 Disc 4(SACG 30014)
 「パストラル」
  ロドリーゴ:
   ヘネラリーフェのほとり/古風なティエント/ソナタ・ジョコーサ/小麦畑で/
   3つのスペイン風小品【ファンダンゴ/パッサカリア/サパテアード】/
   春の小鳥/はるかなるサラバンド/祈りと踊り/パストラル
    録音:1997 年7月、8月、秩父ミューズパーク音楽堂
 
ギターの超難曲、ロドリーゴの作品集!
 村治佳織ビクター全録音がSACDシングルレイヤーで発売!本SACDはすべて当時の録音プロデューサーが監修!SACDでさらなる臨場感を堪能!
 ディジパック豪華仕様でオリジナル・ジャケットデザイン採用

 「今まで実現できなかったことが、このSACDではじめて達成することが出来た」野島友雄(村治佳織ビクター全録音担当プロデューサー)

 録音:1993-1997年、秩父ミューズパーク音楽堂/DDD

 いまや人気・実力ともに日本を代表するギタリストの村治佳織。そのデビューからの軌跡とも言えるビクター録音全8 作品が、2 つのボックス(各4 枚組)に分かれ発売されることになりました。
 CD デビュー以前「これほどすぐれた音楽的能力を身につけた若いギタリストに、かつて会ったためしがない」と激賞したのは名手デーヴィッド・ラッセル。
 自身のマスタークラスで感嘆の面持ちを隠さずにこう述べたほどの才能は、すぐに開花し、日本ギター界をリードするギタリストに成長しました。
 日本伝統振興財団は前身がビクター伝統振興財団であったゆえの大企画です。今後ビクターエンターテインメントでの村治佳織のSACD は発売予定はないため、ビクター録音については当盤が唯一のSACD 盤となります。
 今回のSACD シングルレイヤー化に際し、彼女の才能をいち早く見出したビクターの野島友雄プロデューサーもマスタリングに参加し、「今まで実現できなかったことが、このSACD ではじめて達成することが出来た」と快心の出来に満足。ギターの紡ぎだす音がより柔らかく、ふくよかな響きを楽しむことができます。
 村治佳織コレクションⅡ【「カヴァティーナ」、「アランフェス協奏曲」、「レスプランドール」、「スペイン」】(SACG 30015/8)は6 月下旬発売予定です。
 ※ これらのディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。

風樂

NOOI 5011/13
(3CD)
\4167+税
伊福部昭 古稀記念交響コンサート1984
 CD1
  (1)SF交響ファンタジー第1番【指揮:石井眞木】
  (2)ギリヤーク族の古き吟誦歌
   第1曲「アイ アイ ゴムテイラ」(オーケストレイション:芥川也寸志)
   第2曲「苔桃の果拾う女の歌」(オーケストレイション:松村貞三)
   第3曲「彼方の河び」(オーケストレイション:黛敏郎)
   第4曲「熊祭に行く人を送る歌」(オーケストレイション:池野成)
    【成田絵智子(Sop)、指揮:芥川也寸志】
 CD2
  (1)シンフォニア・タプカーラ【指揮:芥川也寸志】
  (2)日本の太鼓(ジャコモコ ジャンコ)【指揮:石井眞木】
 CD3
  伊福部昭と弟子たちの座談:コンサート事前打ち合わせ
   (1984 年10月14日/伊福部邸)
CD1、2:新交響楽団
 伊福部昭と超大物弟子たちの肉声を含めた超貴重な記録

 1984年11月23 日/東京文化会館大ホール(ライヴ)/42’35”、71’37”、68’35”

 1984 年に伊福部昭の古稀を祝い、当時存命だった作曲家・芥川也寸志、石井眞木、松村禎三という錚々たる弟子たちが結集し、開催した伝説の演奏会のライヴ録音を完全収録。当日の演奏と、聴衆の熱狂が、ダイレクトに伝わってきます。
 芥川也寸志、石井眞木という日本音楽史上の大物が、指揮者として登場しているのも興味津々。また、「日本の太鼓」では、芥川也寸志、池野成、今井重幸、永富正之、原田甫、松村禎三、真鍋理一郎、三木稔が打楽器奏者として出演という超豪華さ。演奏の合間のトークも収録され、伝説の伊福部一家の雰囲気を味わえます。
 さらに興味深いのは、伊福部の歌曲集「ギリヤーク族の古き吟誦歌」のピアノ伴奏パートを、芥川也寸志、松村禎三、黛敏郎、池野成という功なり遂げた大作曲家たちが学生時代のように伊福部の指導のもとでオーケストレイションしていること。いずれも凝っていて、作曲者自身の手によるような響きに関心させられます。
 驚くべくは、演奏録音とは別に、演奏会準備のため伊福部昭と弟子たちが語り合う、座談の記録録音が残されていたこと。伊福部が自らの作曲姿勢と自作を語り、弟子たちと丁々発止、またオーケストレイションの極意を施す伊福部の貴重な生の声と素晴らしき弟子たちの座談を約70 分にわたり聴くことができます。伊福部研究のための特別な資料とも言え、伊福部昭に関心を持つ者にとって必携のCDと申せましょう。



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