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≪第77号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 7/1〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像




7/4(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HAENSSLER


SWR MUSIC

93 326
\2500→\2290
ショスタコーヴィチ・シリーズ第4弾
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調op. 47
アンドレイ・ボレイコ(指揮)
SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
 ボレイコ&シュトゥットガルト放送響によるショスタコーヴィチ・シリーズ第4弾、遅めのテンポでじっくり描き上げる交響曲第5 番

 録音:2011 年6 月30 日、7 月1 日/シュトゥットガルト、リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ・デジタル)/DDD、ステレオ、50’07”

 1957 年サンクトペテルブルクに生まれたロシアの指揮者アンドレイ・ボレイコが、客演指揮者時代(2004-12)にシュトゥットガルト放送響を指揮してスタートしたショスタコーヴィチの交響曲シリーズは、一貫して知的で明晰なアプローチを基調に、この作曲家特有のシニカルな毒もきっちりにじませるというもので、これまでに第1 番、第4 番、第6 番、第9 番、第15 番の5 曲がリリース済み。
 このたび登場する第5 番は、前作の第1 番、第6 番と同じく2011 年のライヴ録音。ショスタコーヴィチの最も有名な作品であるだけでなく、すでに20 世紀の古典として傑作に位置づけられる第5 番ということで力の入るところですが、そこはボレイコ。いつもの冷静なスタンスを崩しません。
 ここでボレイコは総じて遅めのテンポ設定を採用。全曲の演奏時間が49 分と、巨匠スタイルのスケールのおおきな音楽運びが特徴的で、両端楽章、なかでもフィナーレをほぼ12 分かけてじっくりとした歩みで丁寧に描いており、明快にみえて、この交響曲の持つ複雑な様相を浮き彫りにすることに成功しています。
 ボレイコの指揮ぶりに応えるシュトゥットガルト放送響の緻密なアンサンブルと、迫力あるひびきも光ります。
 なお、終演後には拍手が入ります。

 =トラックタイム=
 I.17’04 +II.5’17+III.14’40 +IV.11’59 = TT.49’00(※ 実測値)


ボレイコ/ショスタコーヴィチ 第1〜3弾

 名門オケを堂々飼い慣らし、ズシリとした重心とここぞというところで一気に盛り上げる爆発力で聴くものを圧倒する。まるで往年の大巨匠演奏を聴いているような錯覚にさえとらわれる。西洋のスタミナと芸術性の高さを思い知らされる快演。おすすめ。



93 193
\2500→\2290
ショスタコーヴィチ:
 (1)交響曲第4番ハ短調 Op.43
 (2)「ムツェンスクのマクベス夫人」組曲 Op.29a(オリジナル版)
アンドレイ・ボレイコ指揮
シュトゥットガルト放送SO
東京交響楽団客演など、日本でもおなじみのロシアの俊英アンドレイ・ボレイコによる初のショスタコーヴィチ交響曲。それも謎めいた第4番なのが興味津々。シュトゥットガルト放響がまるでマーラーのようなサウンドを生み出している。滅多に演奏されない「ムツェンスクのマクベス夫人」組曲は金管や打楽器が大活躍する、脂っこさとボルテージの高さ満点の痛快作。


93 284
\2500→\2290
ショスタコーヴィチ:
  交響曲第9番変ホ長調Op.70 (26’43”)
  交響曲第15番イ長調Op.141 (44’12”)
SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
アンドレイ・ボレイコ(指揮)
録音:2009 年5 月28、29 日(第9番) / 2010 年6 月24、25 日(第15番) シュトゥットガルト、リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ・デジタル)/DDD、ステレオ、71’30”
 
93 303
\2500→\2290
 ショスタコーヴィチ:
   (1)交響曲第1番へ短調op.10
   (2)交響曲第6番ロ短調op.54
SWR シュトゥットガルト放送交響楽団
アンドレイ・ボレイコ(指揮)
録音:(1)2011 年3 月24、25 日、(2)2011 年11 月17、18 日 シュトゥットガルト、リーダーハレ、ベートーヴェンザール(ライヴ・デジタル)/DDD、ステレオ、67’19”

 


98 031
\2500→\2290
ファイ/ハイドン:交響曲全集第22弾
 ハイドン:
  (1)交響曲第98番 変ロ長調Hob.I:98(26’21”)
  (2)交響曲第103番 変ホ長調「太鼓連打」Hob.I:103(32’24”)
トーマス・ファイ(指揮)
ハイデルベルク交響楽団
 強烈な太鼓連打!!鬼才ファイ& ハイデルベルク響、ハイドン全集、第22 弾は交響曲103 番「太鼓連打」と第98 番!

 録音:2013 年9 月5 & 6 日、10 月22 日/ハイデルベルク=ドッセンハイム、マルティン・ルター・ハウス(デジタル・セッション)/DDD、58’45”

 斬新な解釈で鮮烈な印象を与えるトーマス・ファイ&ハイデルベルク交響楽団によるハイドン全集の第22 弾はロンドン・セットから103 番「太鼓連打」と98 番です!103 番「太鼓連打」導入部のティンパニの連打は速打ちとも言えるテンポですが、当演奏は粒立ちの良さと強弱でインパクトを与えます。
 太鼓の達人も驚きの太鼓連打と言えましょう。そして弦楽器の美しさと管楽器のパーカッション的な演奏が曲全体にメリハリを与えます。ますます円熟したアンサンブルを見せるファイ&ハイデルベルク交響楽団の今後のリリースにも注目必至です!
 交響曲第98 番 変ロ長調は1792 年にロンドンで作曲され、この年のシーズンに初演された2 曲目の交響曲です。変ロ長調の交響曲として始めて変ロ調トランペットを、ティンパニとともに使用しました。華やかな作品でとりわけ、フィナーレに魅力的で輝かしいパッセージが印象的です。一方、交響曲第103 番 変ホ長調「太鼓連打」はハイドンのロンドン滞在最後の年、1795 年の1 月から2 月にかけて作曲され、その年の3 月2 日、第4 回オペラ・コンサートで初演されました。なお、初演時のオーケストラは当時としてはかなりの大規模となる60 人から成っており、演奏の指導はコンサートマスターを務めたヴィオッティとハイドンが行いました。




BGS



BGS 122
\2500→\2290
神のリュート音楽 〜
 フランチェスコ・カノーヴァ・ダ・ミラノ Vol.1

  リチェルカーレ集
  ファンタジア集
  クアンタ・ベルタ(原曲:アルカデルト)
  ファンタジア 《甘美と愛》
  私の悲しい不満(原曲:リシャフォール)
  私の悲しいファンタジア
  ファンタジアとリチェルカーレ 《ラ・コンパーニャ)
ナイジェル・ノース(リュート)
 ナイジェル・ノース新録音「神」と呼ばれた16世紀ヴィルトゥオーゾの世界

 イタリア・ルネサンスのリュート奏者、フランチェスコ・カノーヴァ・ダ・ミラノ(1497−1543)。その腕前は、ミケランジェロと同じように「il Divino(神)」と呼ばれていた。
 BGS(British Guitar Society)から発売されるナイジェル・ノースの新録音は、「神のリュート音楽(The lute music on il Divino)」と題された、ダ・ミラノのリュート作品集。
 ダ・ミラノが数多く作曲した「ファンタジア」と「リチェルカーレ」。そして、ジャン・リシャフォールとジャック・アルカデルトからのリュート編曲作品。ダ・ミラノは他にもジョスカン・デ・プレなど様々な作曲家の歌曲からリュート編曲も行っており、続くシリーズにも期待が高まる。英国が誇る円熟のリューティスト、ナイジェル・ノースによる、"イル・ディヴィーノ" フランチェスコ・ダ・ミラノ。リュート、古楽ファン注目のシリーズがスタートです!

 ※2012年6月、聖アンドリュース教会(イギリス)
 ※使用楽器:マルコム・プリオール2010年製 16世紀初期のヴェネチア・モデルの6コース・リュート
 


BGS 119
\2500→\2290
ヴァイス:リュートのための音楽Vol.1
 序曲変ロ長調/パルティータ ト短調/
 ソナタ ヘ長調/ファンタジア ハ短調/
 組曲ハ短調/チャコーナ変ホ長調
ナイジェル・ノース(リュート)
 イギリスが世界に誇る円熟のリューティスト、ナイジェル・ノースが奏でるヴァイスのリュート作品集第1巻! ドイツ後期バロックの偉才、シルヴィウス・レオポルド・ヴァイス(1687−1750)が10代の頃に作曲した組曲ハ短調(1706年頃)など、若きヴァイスの魅力作品が並ぶ。

 ※録音:2010年5月、聖アンドリュース教会(イギリス)




CHANDOS



CHSA 5145
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ピーター・ウンジャン第3弾!トロント響との「シェエラザード」!
 リムスキー=コルサコフ:交響組曲《シェエラザード》Op.35
ピーター・ウンジャン(指揮)
トロント交響楽団
ジョナサン・クロウ(ヴァイオリン)
 東京クヮルテットの元第1ヴァイオリン奏者であり、現在はロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の音楽監督など、指揮者として世界的な活躍を続けているトロント生まれのピーター・ウンジャン。
 Chandos初登場となるトロント交響楽団とピーター・ウンジャンの録音第1号は、アラビアンナイトを題材としたリムスキー=コルサコフの大作「シェヘラザード」!
 ピーター・ウンジャンは2004年にトロント交響楽団の音楽監督へ就任。財政危機を迎えていたオーケストラを見事再建させ、ドキュメンタリー映画が作成されるなど強い絆を持ち、現在就任10周年目を迎えている。ウンジャンのタクトが充実期を迎えるトロント交響楽団から鮮やかな音色を産みだし、千夜一夜物語の語り部となる—— 。

 ※録音:2013年6月ロイ・トムソン・ホール(トロント/カナダ)




思わぬスマッシュ・ヒットになった前作


CHSA 5129
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
東京クヮルテットの元第1ヴァイオリン奏者ウンジャン&RSNO
 アダムズ:管弦楽作品集

  ドクター・アトミック・シンフォニー
  ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン
  ハルモニーレーレ(和声学)
ピーター・ウンジャン(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管
 ウンジャン&RSNOがCHANDOSで本格始動!ポスト・ミニマルの大家ジョン・アダムズ作品集!

 ウンジャン&RSNOのアダムズ作品集!
 東京クヮルテットの元第1ヴァイオリン奏者であり、指揮者への転身後は、カナダのトロント交響楽団を復活させるなど、オーケストラビルダーとしての高い手腕を発揮しているピーター・ウンジャン。
 ステファヌ・ドゥネーヴの後任として2012年に首席指揮者に迎えられたスコットランドの名門、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団との本格的なデビュー・レコーディングは、ポスト・ミニマルの代表格、ジョン・アダムズ(1947−)!
 「ハルモニーレーレ」は、1911年のシェーンベルクの著書を作品のタイトルとしたアダムズ80年代の代表作。
 アダムズの手によって散りばめられたマーラー、ワーグナー、シュトラウス、シベリウス、ドビュッシー、ラヴェル、そしてストラヴィンスキーのエコーが、約40分という演奏時間とスコアから浮かび上がる。
 歌劇「ドクター・アトミック」を題材として別作品へと生まれ変わり、2007年に初演が行われた「ドクター・アトミック・シンフォニー」。
 「研究所(ラボラトリー)」、「パニック」、「トリニティ(三位一体)」の3部から成る「ドクター・アトミック・シンフォニー」で描かれるのは、ロバート・オッペンハイマー博士の苦悩や葛藤、恐怖。
 そしてオペラ版では第1幕の最後に歌われる16〜17世紀イングランドの詩人、ジョン・ダンのソネットによるアリアを奏でるトランペット・ソロ。
 ピーター・ウンジャンとロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の新たな録音が、言葉、演出、舞台装置を取り払ったジョン・アダムズの"音楽"と向き合う貴重な機会となる ——。


 このページのサンプルでドクター・アトミック・シンフォニーの第2楽章「パニック」が少し聴ける。かっこいい!近代ロシアの傑作のよう。

http://www.chandos.net/details06.asp?CNumber=CHSA 5129

 ※録音:2013年2月10日−11日&4月30日、ロイヤル・コンサート・ホール(グラスゴー)






ONYX



ONYX 4129
\2500→\2290
アメリカの室内楽作品集
 コープランド:ヴァイオリン・ソナタ
 アイヴズ:ラルゴ
 バーンスタイン:ピアノ三重奏曲
 カーター:エレジー
 バーバー:弦楽四重奏曲Op.11
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
シアトル・チェンバー・ミュージック・ソサエティ
 カナダの天才ジェームズ・エーネス!シアトルの仲間達と歩む、魅惑のアメリカの旅!

 「地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)という最大級の評価を受けるカナダの天才ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。ChandosとONYXの両レーベルで旺盛に録音を続けているエーネスの、ONYX最新作は20世紀アメリカの室内楽作品集! メンデルスゾーンの八重奏曲(ONYX 4060)でも共演していたシアトル・チェンバー・ミュージック・ソサエティは、その名の通りアメリカのシアトルを拠点とする室内楽協会で、現音楽監督はジェームズ・エーネス、メンバーにはオーガスティン・ハーデリッヒやリチャード・オニールなど錚々たる器楽プレイヤーたちも顔を並べている。
 コープランドの見事なヴァイオリン・ソナタ。バーンスタインの若々しく活気のあるトリオ。「バーバーのアダージョ」として有名な緩徐楽章を含む弦楽四重奏曲。エーネスと仲間たちで歩む、魅惑的なアメリカの旅が始まる。







QUARTZ



QTZ 2103
\2500→\2290
影の踊り 〜 無伴奏ヴァイオリン作品集
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.27-2
 ピアソラ:タンゴ・エチュード第2番
 タバコワ:スピンニング・ア・ヤーン(世界初録音)*
 シュニトケ:ア・パガニーニ
 シルヴェストロフ:ポストリュード
ロマン・ミンツ(ヴァイオリン)
コレスナヤ・リラ(ハーディ・ガーディ)*
 銘器が歌う近現代の無伴奏ヴァイオリン作品集!

 ロシアのモスクワに生まれ、現代ヴァイオリン作品の申し子として知られるロマン・ミンツの無伴奏ヴァイオリン作品集。ミンツは、ジョン・タヴナー、ジェームズ・マクミラン、ジャチント・シェルシなど、数多くのロシア初演を任される実力者。
 イザイの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番」にピアソラの「タンゴ・エチュード」、タバコワの「スピンニング・ア・ヤーン」、シュニトケの「ア・パガニーニ」、シルヴェストロフの「後奏曲」を合わせるところは柔軟で独創的な発想を持つミンツならではのプログラミング。中でも、フランスの民族音楽などで使われる手回しヴァイオリン「ハーディー・ガーディ」との共演による「スピンニング・ア・ヤーン」は、世界初録音!
 1685年頃製のヴァイオリン「フランシスコ・ルッジエーリ」による近現代ヴァイオリン無伴奏作品集は、ミンツの独創的で柔軟な解釈が生んだ芸術作です。

 ※録音:GDRZスタジオ・ワン、2011年10月&2012年4月(モスクワ)
 

QTZ 2105
(2CD)
\5000
ブラームス:ピアノ四重奏曲集
 ピアノ四重奏曲ト短調 Op.25
 ピアノ四重奏曲ハ短調 Op.60
 ピアノ四重奏曲イ長調 Op.26
プロ・アルテ・ピアノ四重奏団
 1989年にアカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ・チェンバー・アンサンブルの首席奏者たちとピアニストのヘイミッシュ・ミルンによって創設されたプロ・アルテ・ピアノ四重奏団。ショーソン、ゲッツ、グラナドス、シュニトケ、トゥリーナ、ウォルトンなどのあまり知られていない作曲家の四重奏曲からベートーヴェン、モーツァルト、フォーレなどの有名曲まで幅広いレパートリーに定評がある。ブラームスの四重奏曲を堅実な演奏で。

 2008年11月30日−12月3日の録音。




SMEKKLEYSA



SMC 17
\2500→\2290
J.S.バッハ:管弦楽組曲集(第1番〜第4番)
 管弦楽組曲第1番ハ長調 BWV.1066
 管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.1067
 管弦楽組曲第3番 BWV.1068
 管弦楽組曲第4番ニ長調 BWV.1069
レイキャヴィーク室内管弦楽団
マルシャル・ナルドー(フルート・ソロ)
 1974年に創設されたレイキャヴィーク室内管弦楽団。バロックから20世紀まであらゆる作品に挑戦し、その経験から生まれたしなやかで説得力のあるフレージングを聴くことが出来る。ブランデンブルク協奏曲と並ぶ名曲、当時の舞曲や宮廷音楽の完成形とも言われた管弦楽組曲を、名フルーティストのマルシャル・ナルドーのソロと共に、見事に表現する。

 2000年10月の録音。
 


SMK 63
\2500→\2290
先駆者 〜 スヴェインビョルンソン(1847−1927):室内楽作品集
 ピアノ三重奏曲ホ短調
 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ヘ長調
 フルート、チェロとハープのための《夢想》
 ピアノ三重奏曲イ短調

レイキャヴィーク室内管弦楽団のメンバー
 ルート・インゴウルスドウッティル(ヴァイオリン)
 フラブンケル・オルリ・エギルソン(チェロ)
 リチャード・シム(ピアノ)
 マルシャル・ナルドー(フルート)、他

 アイスランド出身のコンポーザーで、アイスランド国家「おお、われらが国の神よ」の作曲家としても知られるスヴェインビョルン・スヴェインビョルンソン(1847−1927)の室内楽作品集。
 スヴェインビョルンソンが生み出した美しいメロディーを、レイキャヴィーク室内管弦楽団のメンバーの優雅な演奏で聴かせてくれる。

 2002年11月、2004年11月、2007年7月、6月の録音。



アイスランド作曲家の第一人者
スヴェインビョルンソン


 全編歌にあふれた分かりやすすぎるくらい分かりやすい素直な音楽。


naxos
8.570460
\1100
スヴェインビョルンソン
 1.牧歌
 2・舞曲
 3.ピアノ三重奏曲 イ短調
 4.叙情小品集
 5.ピアノ三重奏曲 ホ短調
 6.ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調
 7.舟歌 ヘ長調
アウドゥール・ハフスタインスドーティル(ヴァイオリン)・・・3.4.5.6 のみ
シクルトゥール・ビャルキ・グンナルソン(チェロ)・・・3.5 のみ
ニナ・マルケルト・グリムスドッティル(ピアノ)
スヴェインビョルンソン。あまり名前になじみはありませんが実はアイスランドの国歌を作曲した人物で、アイスランド作曲家の第一人者として讃えられている。ここに収録されたピアノ曲と室内楽曲は、彼の個性が良く表れたもので、同時代の音楽を敏感に反映し、繊細なタッチでデリケートな心象風景を描いている。2007 年作曲家生誕160 周年記念の録音。

 


SMK 81
\2500→\2290
レイフス:永遠 〜 弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲第1番 Op.21《生と死》
 弦楽四重奏曲第2番 Op.36《死と生》
 弦楽四重奏曲第3番 Op.64《エル・グレコ》
レイキャヴィーク室内管弦楽団のメンバー
 アイスランド出身の作曲家、ヨウン・レイフス。レイフスは1947年に娘を水難事故で亡くし、4つの曲を捧げた。その内の1曲、「弦楽四重奏曲第2番 死と生」を収録。
 自然からインスピレーションを受けて作曲されることが多いレイフスの作品。弦楽四重奏でのレクイエムは、鋭い感性と柔軟な発想力を感じることが出来る。




GRAND PIANO



GP644
\2100→\1890
レオポルド・コジェルフ:ピアノ・ソナタ全集 第3集
 1-4.ピアノ・ソナタ 第9番 ハ長調 Op.8-1 XII:5(1784)/
 5-8.ピアノ・ソナタ 第10番 ヘ長調 Op.8-2 XII:4(1784)/
 9-11.ピアノ・ソナタ 第11番 変ホ長調 Op.10-1 XII:15(1784)
ケンプ・イングリッシュ(ピアノ)
録音 2011年4月25-29日 ニュージーランド ゴールデン・ベイ,モップス・アーリー・キーボード・コレクション
 ボヘミア出身、ウィーンで活躍したモーツァルトと同時代の作曲家、レオポルド・コジェルフ(1747-1818)。当時のウィーンで高い名声を得ており、彼がウィーンの宮廷作曲家として雇われた際には、前任であったモーツァルトの2倍以上の報酬が支払われたとされるほどでした。
 そんな彼の作品ですが、現代ではすっかり忘れられてしまい、ようやくこのシリーズなどで片鱗に触れることができるようになってきました。
 彼の鍵盤のためのソナタは、生涯の40年ほどの長い期間に渡って書かれていて、その作風の変遷を辿るだけでも、この時代の音楽流行を感じることができるはずです。
 なぜならコジェルフの50曲ほどのソナタには、ハイドン、モーツァルトからシューベルトに至るスタイルの変化が刻まれているからで、当時は「勢いに乗って書き飛ばしている」と批判されたという作品とは言え、改めて聞いてみれば、実は多くの伏線が張られていることに気がつくのではないでしょうか。
 


GP658
\2100→\1890
アレクサンドル・チェレプニン:ピアノ作品集 第7集
 1-7.祈願 Op.39b(1926)
  <わが聖なるもののために/わが家族のために/感情に/
   ブルジョワの幸せのために/仕事のために/
   生活のために/中東の平和のために>/
 8.ポルカ(ピアノ版)(1944)/9.演奏会用練習曲(1920)/
 10.カンツォーナ Op.28(1924)/
 11.ジェットコースターに乗って(1937)/
 12.トッカータ 第2番 Op.20(1922)/
 13.牧歌(失われた笛 Op.89より作曲家自身によるピアノ版)(1955)/
 14.カノン Op.posth(ピアノ版)(1923-24)/
 15.対話(グルジア組曲 Op.57:2より作曲家自身によるピアノ版)(1952)/
 16.昔のサンクトペテルブルク(1917頃)/
 17.バラード(1917)/18.航海の思い出/
 19.冗談(1941)
   ※9.13-19…世界初録音
ジョルジオ・コウクル(ピアノ)
録音 2010年7月15日 スイス ルガーノ,スヴィッツェラ・イタリアーナ音楽院
 チェレプニン(1899-1977)のピアノ作品集もこれで第7巻となり、かなり多くの世界初録音作品が含まれています。なかでも1926年に書かれた「祈願」は謎めいた作品であり、また強いメッセージが込められているようです。短いながらも鮮烈な印象を残す第1曲は、不思議なコード進行とシンコペーションが独特なメロディに彩られています。
 第2曲目も「わが家族のために」と題されていますが、彼が表現したかったのはもっと広汎なものだったに違いありません。
 他の曲も意味深なタイトルが付けられていますが、真の意味に到達することは難しいように思います。
 またチェレプニンがパリに住んでいた頃、ドイツが都市を占領したのですが、この時期の彼は旺盛な創作意欲を示し(家族の生活を守るため)、ここに収録されているような「ポルカ」などの軽くて親しみやすい作品を多く生み出しました。これらは皆、鮮やかな色彩を持ち、ほんの一瞬耳にしただけでも忘れられないほどの印象を残すものです。
 


GP664
\2100→\1890
アルメニアの芸術功労者
 エドゥアルド・バグダサリアン:ピアノとヴァイオリンのための音楽集

  1-24.24の前奏曲(1958)/
  25.狂詩曲(ヴァイオリンとピアノ版)/
  26.夜想曲 イ長調
   ※1-24・・・世界初録音
ミカエル・ハイラペティアン(ピアノ)/
ウラディーミル・セルゲーエフ(ヴァイオリン・・・25.26)
録音 212年10月6-7日 ロシア,モスクワ国立文化芸術大学 コンサート・ホール
 アルメニアのエレバンで生まれ、エレバン音楽院でゲオルク・サライェフにピアノ、グレゴリー・エキアザリアンに作曲を学んだバグダサリアン(1922-1987)は、作曲家として、現代アルメニアの音楽発展に多大なる貢献を果たし、1963年には芸術功労者(名誉芸術家)として認定されるなど、国家の重要人物でもありました。
 様々なジャンルの作品を書きましたが、この「24の前奏曲」は彼の作風を端的に表す、多様な表現を持った興味深い作品です。民俗音楽に由来すると思われる快活な舞曲、トッカータ風の技巧が炸裂した曲、叙情的な曲・・・。バッハやショパンの世界を継承し、新たな色を付け加えながら、時にはドビュッシーやスクリャビンの作品のように柔軟な音楽が流れていきます。
 熱のこもった「狂詩曲」ではヴァイオリンとピアノの対話が美しく、ハンガリーの音楽ともまた違う郷愁溢れるメロディに満ちています。「夜想曲」では幾分ロシア風の甘い旋律が心に残るでしょう。




TOCCATA



TOCC-241
\2700→\2490
アルフレッド・ヒッチコックのための音楽
 1.ベルナルド・ハーマン:「知りすぎていた男」演奏会用序曲(1956:マウチェリ編)/
 2.フランツ・ワックスマン:「レベッカ」組曲(1940:マウチェリ編)/
 3-6.フランツ・ワックスマン:「裏窓」組曲(1954:マウチェリ編)
  <前奏曲/リサ-間奏曲/バレエ/リサ-終曲>/
 7.ディミトリー・ティオムキン:「見知らぬ乗客」組曲(1951:マウチェリ編)/
 8.ディミトリー・ティオムキン:「ダイヤルMを廻せ」組曲(1954:マウチェリ編)/
 9-10.ハーマン:めまい(1958)<前奏曲/愛の情景>/
 11.ハーマン:「北北西に進路を取れ」メイン・タイトル(1959)/
 12.ハーマン:「サイコ」弦楽オーケストラのための物語(1960/1968:マウチェリ復元版)/
 13.アルトゥール・ベンジャミン:「知りすぎていた男」嵐の雲-カンタータ(1934:ハーマン編,1956)/
 14.ダニー・エルフマン:ヒッチコック-エンド・クレジットからの音楽(2012)
  ※1.7.8.12・・・初録音
クラウディア・キドン(ソプラノ)・・・13/
デンマーク国立コンサート合唱団・・・13/
デンマーク国立交響楽団/
ジョン・マウチェリ(指揮)
録音 2012年11月23-24日 デンマーク コペンハーゲン,デンマーク放送コンサートホール
 イギリスの偉大なる映画監督、プロデューサー、アルフレッド・ヒッチコック。彼の作品を見ていない人はほとんどいないと言っても過言ではないでしょう。主としてスリラー映画の分野で活躍し、例えば「裏窓」や「サイコ」などでのゾクゾクするような怖さは、現代の映画とは全く異質のものなのではないでしょうか。
 しかし、この恐怖も音楽がなければ盛り上がりに欠けることは間違いありません。
 このアルバムではそんなヒッチコック作品に不可欠な音楽が集められています。演奏するのは映画音楽と現代音楽の専門家ともいえるジョン・マウチェリ指揮のデンマーク国立交響楽団。編曲家としても名高いマウチェリは、これらの素晴らしい「フィルムスコア」に更に手を加え、単なるサウンドトラックではない極上の管弦楽作品集として聴かせます(個人的にはグノーの「操り人形の葬送行進曲」も付け加えて欲しかったところですが・・・)
 


TOCC-184
\2700→\2490
フェレンツ・ファルカシュ:管弦楽作品集 第2集 弦楽のための音楽集
 1-5.弦楽オーケストラのための
   「17世紀のハンガリー舞曲による3つの曲集」 第2部:
    5つの舞曲・・・カーヨニ写本より(1961)/
 6-11.弦楽オーケストラのための
   「17世紀のハンガリー舞曲による3つの曲集」 第3部:
    6つの舞曲・・・レヴォチャのタブラチュア譜より(1961)/
 12.2台のヴァイオリンと弦楽オーケストラのための
   「ハンガリー風アリアとロンド」/
 13-15.弦楽オーケストラのための「五音階の音楽」(1945)/
 16-21.弦楽オーケストラとピアノのための組曲「アンドラーシュ・ジェルキー」(1973-1974)/
 22-24.トランペットと弦楽オーケストラのための協奏曲(1984)/
 25-31.弦楽オーケストラのための「フィンランド民俗舞曲集」(1935)/
 32-37.弦楽オーケストラのための
  「ハンガリー風パルティータ:16世紀のハンガリア舞曲と調べ」(1974)
    ※13-15.16-21.32-37・・・初録音
ギューラ・ストッラー(ヴァイオリン)・・・12/
ヤーノシュ・ロッラ(ヴァイオリン)・・・12/
ラーシュロ・トース(トランペット)・・・22-24/
フランツ・リスト室内管弦楽団
録音 2013年9月13-15日 ブダペスト イタリア文化会館
 ハンガリー、ナジカニジャ出身の作曲家ファルカシュ(1905-2000)。若い頃イタリアでレスピーギに学んだ事でも知られ、その作品は700曲以上にも渡り、また教育者としても名を成した現代ハンガリーが誇る音楽家です。既に多くのCDも発売されていて、知名度もなかなかのもの。
 この作品集はTOCCATAレーベルでの2枚目のアルバムにあたり(第1集は管楽五重奏のための音楽集 TOCC-19)、弦楽オーケストラを中心とした華々しい響きが楽しめる1枚です。
 お聞きいただければわかるとおり、どれも起源が16世紀や17世紀の音楽であるためか、どれも親しみやすい旋律を持ち、また魅惑的なリズムを持っています。これは師であったレスピーギの影響も強いのでしょう。
 まるであの名作「リュートのための古風な舞曲とアリア」にも似た佇まいが感じられます。また、トランペット協奏曲で目覚しいソロを吹いているラーシュロ・トースはフランツ・リスト室内管の若き天才です。
 

TOCC-210
\2700
リヒャルト・シュテール:室内楽作品集 第1集 チェロとピアノのための音楽集
 1-4.幻想小曲集 Op.17(1907)/
 5-7.チェロとピアノのためのソナタ Op.49(1915) ※初録音
シュテファン・コッホ(チェロ)/
ロバート・コンウェイ(ピアノ)
録音 2013年5月21.24日,6月6日 ミシガン プリマス,ブルックウッド・スタジオ
 生没年でもわかるとおり、リヒャルト・シュテール(1874-1967)は、コルンゴルト、シェーベルク、ツァイスル、ツェムリンスキーと同じく、ウィーン世紀末に活躍し、アメリカに亡命した作曲家、音楽理論家です。彼はウィーンで生まれ、ローベルト・フックスに作曲を学び、1900年からレペティトゥア(オペラの声楽コーチ)と合唱講師として働き始め、やがてウィーン音楽大学の対位法、音楽学の教授となり、カラヤン、ゼルキン、ラインスドルフや、マレーネ・ディートリッヒなど数多くの音楽家たちを指導しました。
 しかし1939年にアメリカに亡命、ここではカーティス音楽院でバーンスタインやボッサールを教えています。
 そんな彼の作品は、最近になってようやく再発見の兆しが見え始めていますが、まだまだ全容解明には程遠く、7曲の交響曲や2曲のオペラなどをはじめとした数多くの作品が聞ける日を待つほかありません。
 このアルバムではチェロとピアノのための作品を2曲収録。前衛的というよりもロマンティックな作風が魅力的な曲集です。
 

TOCC-270
\2700
ヤーン・ツィケル:ピアノ作品集
 1.子守歌(1942)/2-4.ソナティネ Op.12-1(1933)/
 5-6.若者のための2つのコンポジション(1948)
  <母さんの教え/小さな技巧派>/
 7-14. スロヴァキア民謡による変奏曲(1973)/
 15-18. 7つのフーガ(1932-34)より
  <第1番/第3番/第4番/第6番>/
 19-31.主題と変奏 Op.14-1(1935)/
 32-46.子供たちが私に語ること:ピアノのための水彩画(1962)/
 47-49.タトラ・ブルックス:ピアノのための3つの練習曲(1954)
ジョルダーナ・パウォヴィチョーワ(ピアノ)
2011年10月23.31日,11月1日 スロヴァキア,ジリナ ファトラ,芸術の家
 20世紀を代表するスロヴァキアの作曲家の一人ヤーン・ツィケル(1911-1989)のピアノ作品集。
 最初に母から音楽の手ほどきを受け、やがて作曲家フィグシュ=ビストリに師事します。プラハ音楽院ではヤロスラフ・クシーチカに作曲を学びながら、指揮をオルガンの勉強をし、大学院ではヴィーチェスラフ・ノヴァークの元で更に研鑽を積みました。1937年から1年間、ウィーンでフェリックス・ワインガルトナーに学び、その後はブラチスラバ音楽院で指導しながら、スロヴァキアの国立劇場でオペラのアドバイザーとして働きます。
 しかし、1948年の政変で職を失い、その後はブラチスラバの音楽演劇アカデミーで作曲を教えます。
 彼の作品は9つのオペラをはじめ、交響詩や管弦楽作品など多くが残されていますが、ピアノ曲もわずかながら存在していて、これらはスロヴァキア内では知られていますが、それ以外ではほとんど耳にする機会のないものです。
 これらの作品はシマノフスキやヤナーチェクのように民俗音楽から強い影響を受けていますが、時折、フランス印象派風の響きも感じられる、決然たる意思と不可思議な美しさを併せ持つ音楽です。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


CHANDOS

CHANDOS 2 For 1


 「ヒコックス・レガシー」 一挙4タイトル登場!

 2008年11月に志半ばでこの世を去った英国音楽の伝道師、リチャード・ヒコックスがシャンドスに遺した音楽遺産を復刻する
"ヒコックス・レガシー"シリーズ。
新たに、オラトリオや歌劇など声楽を伴う大作4作が発売となります!


CHAN 241-48
(2CD/特別価格)
【新装移行再発売】
\2600→\2390
メンデルスゾーン:オラトリオ《エリヤ》Op.70 リチャード・ヒコックス(指揮)
ロンドン交響楽団&合唱団
ウィラード・ホワイト(バス)
ロザリンド・プロウライト(ソプラノ)
リンダ・フィニー(コントラルト)
アーサー・デイヴィス(テノール)
 旧約聖書に登場する預言者エリヤを描いたメンデルスゾーンの名作オラトリオ。オーケストラの巧みなコントロールはもちろん、1976年から指揮者を務めたロンドン交響合唱団のハーモニーも見事。

 ※録音:1989年4月21日−25日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)/CHAN 8774/5からの新装移行再発売
 


CHAN 241-49
(2CD/特別価格)
【新装移行再発売】
\2600→\2390
エルガー:オラトリオ《使徒たち》Op.49 リチャード・ヒコックス(指揮)
ロンドン交響楽団&合唱団
アリソン・ハーガン(ソプラノ)
アルフレーダ・ホジソン(コントラルト)
デイヴィッド・レンドル(テノール)
ブリン・ターフェル(バリトン)
ロバート・ロイド(バス)
スティーヴン・ロバーツ(バス)
 6人のソリスト、豪華なオーケストレーション、そして大合唱を伴うエルガーのオラトリオ「使徒たち」。「ゲロンティアスの夢(CHAN 241-46)」に続いてエルガー3大オラトリオの1つがまたも復刻。

 ※録音:1990年3月26日−29日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)/CHAN 8775/6からの新装移行再発売
 


CHAN 241-50
(2CD/特別価格)
【新装移行再発売】
\2600→\2390
ウォルトン:歌劇《トロイラスとクレシダ》 リチャード・ヒコックス(指揮)
イングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニア
オペラ・ノース合唱団
ジュディス・ハワース(ソプラノ)
イヴォンヌ・ハワード(メゾ・ソプラノ)
アーサー・デイヴィス(テノール)
ナイジェル・ロブソン(テノール)
ブライアン・クックソン(テノール)
ピーター・ボデナム(テノール)
キース・ミルズ(テノール)
アラン・オピー(バリトン)
ジェームズ・ソーントン(バリトン)
クライヴ・ベイリー(バス)
ブルース・バッド(バス)
スティーヴン・ダウソン(バス)
デイヴィッド・オーウェン=ルイス(バス)
 ブリテンの「ピーター・グライムズ」の大成功のあと、BBCの委嘱で作曲されたウォルトン初のオペラ作品。この曲は妻のレディ・ウォルトンに献呈されており、ブックレットにはレディ・ウォルトンによる解説も収録。

 ※録音:1995年1月19日−25日、リーズ・タウン・ホール(イギリス)/CHAN 9370/16からの新装移行再発売
 


CHAN 241-51
(2CD/特別価格)
【新装移行再発売】
\2600→\2390
ブリテン:歌劇《ルクリーシアの凌辱》Op.37 リチャード・ヒコックス(指揮)
シティ・オヴ・ロンドン・シンフォニア
キャスリン・ピーラード(ソプラノ)
パトリシア・ロザリオ(ソプラノ)
アメラル・ガンソン(メゾ・ソプラノ)
ジェーン・リグビー(コントラルト)
ナイゲル・ロブソン(テノール)
ドナルド・マクスウェル(バリトン)
アラン・オピー(バリトン)
アサステア・マイルズ(バス)
 ピーター・グライムズの大成功の後1946年に初演されたブリテンの第二のオペラ「ルクリーシアの陵辱」。小編成のオーケストラから強大で感情的なメッセージを込めた物語が発信される。

 ※録音:1993年7月5日−8日、ゴールドスミス・カレッジ(ロンドン)/CHAN 9254/5からの新装移行再発売




HMF

hm Gold



HMG 501816
\2000→\1890
陽性の魅力。ケラスによるハイドン
 ハイドン:
  チェロ協奏曲第1番ハ長調Hob.VIIb − 1
  チェロ協奏曲第2番ニ長調Hob.VIIb− 2
 モン(1717〜50):チェロ協奏曲ト短調
ジャン=ギアン・ケラス(Vc)
ペトラ・ミュレヤンス(指)
フライブルク・バロック・オーケストラ
 録音:2003 年3 月

 チェロ奏者ならだれもが演奏するレパートリーのハイドンのチェロ協奏曲をケラスとフライブルク・バロック・オーケストラという最高の布陣の演奏で。カップリングのモンの協奏曲も、ハイドン以前(バロックから古典派への移行期に生きた)に書かれた傑作です。ハ長調の協奏曲で聴かせる活きのよい音楽(とくに終楽章のアグレッシヴさは快感です)、ニ長調の協奏曲で聴かせる優しい明るさ。ケラスの縦横無尽の才を堪能できる1 枚です。フライブルク・バロック・オーケストラの巧さも一聴に値します。
 [ 原盤:HMC 901816( 廃盤)]
 


HMG 508398
(2CD)
\2800→\2590

ベートーヴェン室内楽作品集
 [CD1]
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集
   1-4. ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 op.30-2
   5. モーツァルトの『フィガロの結婚』から
    「もし伯爵様が踊るなら」による12の変奏曲 ヘ長調 WoO40
   6-8. ヴァイオリン・ソナタ 第4番 イ短調 Op.23
 [CD2]
  ベートーヴェン:
   ピアノ三重奏曲第3番 ハ短調 Op.1-3
   ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調 Op.70-1「幽霊」
  フンメル:ピアノ三重奏曲第4番Op.65

[CD1]
ダニエル・ゼペック
 (Vn /ベートーヴェンが使用した楽器、
  ザルツブルク、
  1700年頃制作(ベートーヴェン・ハウス所蔵))
アンドレアス・シュタイアー
 (ピアノフォルテ/コンラート・グラーフ, 1824)
[CD2]
ダニエル・ゼペック
 (Vn /ロレンツォ・ストリオーニ
  (クレモナ、1780))
ジャン=ギアン・ケラス
 (Vc /ジョフレド・カッパ、1696)
アンドレアス・シュタイアー
 (ピアノフォルテ/コンラート・グラーフ, 1824)
 ケラス、ゼペック、シュタイアー豪華メンバーによるベートーヴェン室内楽作品集

 [CD1]使用ヴァイオリン:ザルツブルク製(1700 年c A.)(ボン、ベートーヴェン・ハウス所蔵)/録音:2005 年10 月 [CD2]録音:2006 年7 月

  [CD1] は、ゼペックとシュタイアーによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ。使用した楽器は、リヒノフスキーがベートーヴェンにプレゼントした弦楽器のクヮルテット用4 つの楽器の中のヴァイオリン。ボンのベートーヴェン・ハウスが初めて録音のための使用を許可したというなんとも意義深いものです。ハ短調のソナタで聴かせる凄み、イ短調で聴かせる熱い哀愁など、鬼才二人のアンサンブルが冴えわたっています。
 [CD2] のベートーヴェン初期の作品第3 番は、お得意のハ短調。1 音目から3 人の間に飛んでいる火花が見えてくるようです。つづく第5 番は、なんといっても第2 楽章のシュタイアーが見もの。「幽霊」のタイトルの由来にもなっている、この特徴的で幻想的な楽章を、病的に、そしてまぼろしのように演奏しています。それに絡む2 人の弦も絶品としかいいようがありません。
 カップリングのフンメルは、ベートーヴェンがライヴァルと目していた人物。彼のピアノ三重奏曲は、ロマンティックさと若々しい魅力に満ちており、ベートーヴェンの2 作品とは趣は異なりますが、この夢のトリオのさわやかな魅力が味[  原盤:[CD1]HMC 901919, [CD2]HMC 901955 ( ともに廃盤)]
 


HMG 501544
(2CD)
\2800→\2590
J.S.バッハ:世俗カンタータ集
 フェブスとパンの争い「早く、早く、渦巻く風よ」BWV 201
 満足するエオルス「墓を裂け、破け、打ち砕け」BWV205 
 岐路のヘラクレス「われにまかせて見張りをさせよ」BWV213

ルネ・ヤーコプス(指)
ベルリン古楽アカデミー
RIAS 室内合唱団
マリア・クリスティーナ・キール(S)
アンドレアス・ショル(C-T)
クリストフ・プレガルディエン,
 クルト・アゼスベルガー,
 ジェイムス・テイラー(T)
ローマン・トレーケル(Br)
ペーター・リカ(Bs)

 ヤーコプスによるバッハ、ベルリン古楽アカデミーの管弦楽が冴える!

 録音:1994 年, 1995 年

 ヤーコプスによるバッハの世俗カンタータ集。ソリスト陣もショルや若き日のトレーケルをはじめ、最高の布陣。さすがはオペラも多く手掛けているヤーコプス、ここに収録された劇的要素の強い作品群も極上のたのしさ。ベルリン古楽アカデミーの管弦楽パート、通奏低音パートも冴えわたっています。
 [原盤:HMC 901544(廃盤)]
 


HMG 508462
(2CD)
\2800→\2590
ヘレヴェッヘによるパーセル
 [CD1]
  パーセル:聖チェチーリアの祝日の頌歌
 [CD2]
  パーセル:アンセム集〜
   「メアリー女王の葬送の音楽」「主にありて喜べ」
   「主よ、われらが罪を思い出したもうなかれ」
   「シオンのラッパを吹き鳴らせ」「わが祈りを聞きたまえ」他
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
コレギウム・ヴォカーレ
 録音:[CD1]1997 年 [CD2]1993 年

 ヘレヴェッヘによるパーセル2 タイトルの復活。
 [CD1] は高らかなファンファーレで始まりますが、ヘレヴェッヘの手にかかるとしっとりとした風合いを帯びた祝祭感に仕上がっているのが不思議。
 [CD2] はヘレヴェッヘの真骨頂、陶器のようななめらかな音運びで葬送のための音楽が紡がれていきます。
 [原盤:[CD1]HMC 901643,HMX 2981643, [CD2]HMC 901462 (すべて廃盤)]
 


HMG 501308
(2CD)
\2800→\2590
クリスティ&レザール・フロリサンが誘う「妖精の国」
 パーセル(1659-1695):歌劇『妖精の女王』(全曲)
ウィリアム・クリスティ(指揮)
レザール・フロリサン
 録音:1989 年7 月

 イギリス・バロック最大の作曲家パーセル。その豊かな楽才が本領を見せる珠玉の舞台作品の中でも、最も精緻な作風を見せる傑作が、この『妖精の女王』といえるでしょう。『ディドーとエネアス』、『アーサー王』の成功の後に書かれたこの作品は、シェイクスピアの真夏の夜の夢に基づいた物語。印象的な愛の場面や超自然的現象の場面、音楽の機智に満ちた傑作です。才気迸る闊達な音楽を、クリスティが、めくるめく鮮やかなコントラストと機智で描きます。
 [原盤:HMC 901308(廃盤)]
 


HMG 501341
\2000→\1890
南仏出身の作曲家ジャン・ジル
 ジャン・ジル(1668-1705):レクイエム
  ディリガムテ・ドミネ(「主よ、われ汝を愛せん」)
ヘレヴェッヘ(指揮)
シャペル・ロワイヤル
アニェス・メロン, ヴェロニク・ジャン(S)
ハワード・クルック, エルヴェ・ラミ,
 トム・フィリップス(T)
ペーター・コーイ(Bs)
 録音:1990 年5 月

 ジャン・ジルは、南仏プロヴァンス出身の作曲家。パリやヴェルサイユ宮殿とは関係を持たなかったにも関わらず、その作品がパリや王室で演奏されていたというジャン・ジル。彼の現存する作品は、モテットが15 曲、詩篇曲が7 曲、そしてレクイエムが1 曲のすべて宗教音楽のみ。ここに収められている2 曲はパリで特に人気のあった作品でした(演奏されたのはジルの死後)。
 レクイエムはドラム連打で始まりますが、これは現存する筆写楽譜にはないものですが、南フランスにおける演奏習慣によるものであり、出版楽譜(1764 年) にも加えられたものを採用しています。「主よ、われ汝を愛せん」は、装飾豊かな旋律、活気あふれる合唱、多彩な組み合わせによる重唱など魅力に富んだ作品です。
 [原盤:HMC 901341(廃盤)]
 


HMG 502022
(2CD)
\2800→\2590
ハイドン:弦楽四重奏曲集op.33(全6曲)
 [CD1]
  (1)Op.33-1 Hob.III:37 ロ短調
  (2)Op.33-2 Hob.III:38 変ホ長調
  (3)Op.33-3 Hob.III:39 ハ長調
 [CD2]
  (4)Op.33-4 Hob.III:40 変ロ長調
  (5)Op.33-5 Hob.III:41 ト長調
  (6)Op.33-6 Hob.III:42 ニ長調
カザルス弦楽四重奏団
 
 作品33ということは・・・そう、モーツァルトがこの一連の作品を聴いてあの「ハイドン・セット」を書こうという気になった、あの弦楽四重奏曲群。
 あの泉のごとき尽きることのない霊感に任せて作曲を行ったモーツァルトが、こと「ハイドン・セット」に関しては推敲に推敲を重ねて3年がかりで書き上げた。つまり負けず嫌いのモーツァルト、ど〜してもど〜してもハイドンの作品33を超える弦楽四重奏曲が書きたかったに違いない。
 その作品33のひとつが「鳥」。・・・面白い。抜群である。今こうして聴きなおしてみるとなんでこんな素敵な曲に気づかなかったんだろう、というくらいかっこいい。主題が「鳥」の鳴き声を模しているというのはまあいいとして、とくにその終楽章の軽妙洒脱さ。この世俗を逸脱した天国的な軽さ・楽しさ!
 ここまで野放図で楽しい音楽はシャイなモーツァルトには書けない。



 録音:2008 年5、7 月

 充実した作品群が、鑑賞者にとっても演奏者にとっても魅力のロシア四重奏曲集。カザルス弦楽四重奏団の瑞々しい感性が紡ぐ緻密なアンサンブルは見事。「冗談」と呼ばれることもあるop.33-2 の終楽章も、楽器間でめまぐるしく駆け巡る音符群を見事に操りますop.33-3 の「鳥」も、本当に鳥がさえずりあっているようで愛らしく、思わず微笑んでしまう出来栄えです。
 [原盤:HMX 2962022(廃盤)]
 


HMG 501837
\2000→\1890
ヴォルフ:管弦楽伴奏の歌曲集
  思っておくれ、おお心よ,祈り,古い絵に,眠る幼な児イエス,
 聖週間,明け方に,火の騎士,新しい愛,どこに慰めを求めよう,
 ため息,ヴァイラの歌,眠りに,彼が来た(春だ),
 花を摘みに行くなら,私の巻髪に包まれて,
 優しい恋を失った人は,心よ、がっかりするのはまだ早い,
 ミニヨン,ねずみ捕りの男,竪琴弾きの歌I,竪琴弾きの歌II,
 竪琴弾きの歌III,アナクレオンの墓,プロメテウス
ユリアーネ・バンゼ(S)
ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
ケント・ナガノ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 ケント・ナガノ、ヘンシェルらによるヴォルフ!

 録音:2003 年11 月、2004 年7,12 月

 リート作曲家、フーゴ・ヴォルフは、自身のリート作品の伴奏のいくつかを管弦楽に編曲しています。なかなか録音される機会のない管弦楽伴奏版の貴重な録音の再登場。後期ロマンのリートにふさわしいバンゼとヘンシェルという強力な歌手陣。そして、管弦楽も、ケント・ナガノ指揮によるベルリン・ドイツ交響楽団という、最高のメンバーによるヴォルフです。
 [原盤:HMC 901837(廃盤)]
 


HMG 501822
\2000→\1890
月に寄せる〜シューベルト:リート集
 月に寄せるさすらいの歌D.870,あこがれD.879,戸外にてD.880,
 りんご園に寄せてD.197,愛の陶酔D.179,生きる勇気D.883,
 舟人D.536,双子座に寄せる舟人の歌D.360,水の上で歌うD.774,
 海の静けさD.216,小人D.771, 墓掘人の歌D.869,夜の曲D.672,
 弔いの鐘D.871,墓掘り人の郷愁D.842,秋の夜の月に寄すD.614,
 さすらい人D.649,ヴィルデマンの丘を越えてD.884,
 悲しみD.772,ブルックの丘にてD.853
ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
ヘルムート・ドイチュ(P)
 ヘンシェルが歌う珠玉のシューベルト、名手ドイチュのピアノ

 録音:2003 年5 月,2004 年1 月,ベルリン

 ヘンシェルと名手ドイチュによるシューベルト。死、夜、さすらいなどをテーマとした、シューベルトの歌曲の中でも特に深遠な作品を集めた1 枚です。
 [原盤:HMC 901822(廃盤)]
 


HMG 501595
\2000→\1890
ピアソラ:「天使のミロンガ」
 (1)バンドネオン協奏曲
 (2)タンゴ・ポルテーニョの3楽章
 (3)5つのタンゴ
パブロ・マイネッティ(バンドネオン)
ジョセフ・ポンス(指揮)
リウレ劇場室内管弦楽団
リュイス・ビダール(ピアノ)
 バンドネオンとフル・オーケストラが共演したピアソラ

 録音:1995 年12 月

 バンドネオンとオーケストラによるピアソラ。「5 つのタンゴ」には、ピアソラの代表作ともいえる「天使のミロンガ」が含まれています。
 パブロ・マイネッティは1971 年ブエノスアイレス生まれ。録音当時まだ20 代前半という若さでしたが、タンゴの世界では当時から世界的に有名な天才です。
 [原盤:HMC 901595(ともに廃盤)]




SPECTRUM SOUND



CDSMAC 021
(2CD)
\2500→\2290
カンポーリによるサン=サーンス、パガニーニ、チャイコフスキー!
 CD-1
  パガニーニ(クライスラー編):ヴァイオリン協奏曲第1番の第1楽章
  サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3 番 ロ短調 Op.61
    アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン) ピエロ・ガンバ(指揮)、ロンドン交響楽団
    録音:1957年、ロンドン(ステレオ)/
    使用音源:
     Original U.K Press London-Decca FFSS Wide-Band Grooved Blue-Back CS 6084, ED 1 STEREO LP
      (1K/4K Stampers)
 ボーナストラック
  サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28
    ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン) ピエロ・ガンバ(指揮)、ロンドン交響楽団
    録音:1959年9月、ロンドン(ステレオ)
    使用音源:U.K Decca SXL 2197 FFSS Wide-Band ED 3 STEREO LP
 CD-2
  チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
    アルフレード・カンポーリ(ヴァイオリン) アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)、ロンドン交響楽団
    録音:1956年12月27-28日、ロンドン(ステレオ)
    使用音源:
     Original U.K Press London-Decca FFSS Wide-Band Grooved Blue-Back
      CS 6011 ED 0 Pancake STEREO LP(1E/2E Stampers)
 ボーナストラック
  ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 Op.26
    ミシェル・オークレール(ヴァイオリン) ヴィルヘルム・ロイブナー(指揮)、オーストリア交響楽団
    録音:1952年(モノラル)/使用音源: U.S.A Remington R-199-127 ED 1 LP
  バルトーク:ラプソディ第1番
    ミシェル・オークレール(ヴァイオリン) ジャン=クロード・アンブロシーニ(ピアノ)
    録音:1960年9月23日、パリ(モノラル)/使用音源:Private Archive
 定評あるスペクトラム・サウンドの驚くべき復刻!人気のアナログ・コレクター・シリーズ最新2タイトルが登場
 表情豊かに歌い上げるアルフレード・カンポーリによるサン=サーンス、パガニーニ、チャイコフスキー!!

 ADD

 表情豊かに歌い上げるアルフレード・カンポーリによるサン=サーンス、パガニーニ、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲集。
 カンポーリは父がヴァイオリニスト、母が歌手という音楽一家に生まれ、その類い稀な音楽的表現は生まれもったものと言えます。サロン・オーケストラの分野に進出したことのある異色の経歴をもつカンポーリならではの自由に歌い上げる、余人に真似のできない唯一無二の演奏表現です。甘さと優雅さに浸れるカンポーリ節を堪能できる1 枚と言えましょう。ボーナストラックのルッジェーロ・リッチによる序奏とロンド・カプリチオーソ、またミシェル・オークレールによるブルッフの協奏曲も大注目です。
 


CDSMAC 022
\2500→\2290
オネゲルの名録音からバッハの第5、6組曲を復刻!
 J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
  無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012
    アンリ・オネゲル(チェロ)
    録音:1959年、コペンハーゲン、デンマーク(ステレオ)
    使用音源:French Valois MB 724 blue & silver stereo ED 1 LP
 ボーナストラック
  バッハ:アリア BWV1068-2
  シューベルト:楽興の時第3番 ヘ短調
  シューマン:トロイメライ
  アンドレ・ナヴァラ(チェロ)、ジャクリーヌ・デュッソル(ピアノ)
    録音:1950年代(モノラル)
    使用音源:French ODEON OC 1013 Grooved ED 2 LP
 ADD

 ジュネーブ生まれのスイスを代表するチェリスト、アンリ・オネゲルによるバッハの名演から組曲第5 番第6 番を復刻しました。長年スイス・ロマンド管の首席奏者として活躍後、ソリストとして演奏活動を成功させました。オネゲルの確かな技術に裏付けられた正統的演奏には定評があります。当録音はまさにその代表的録音のひとつとされているもの。
 ボーナストラックにはナヴァラによるバッハ、シューベルト、シューマンの小品がまるでアンコールとして収録されているのもうれしい限りです。



<国内盤>


ARCO DIVA



UP0143
(国内盤)
\2800+税
ヨセフ・スーク(1874〜1935):
 ①悲歌 作品23(ピアノ三重奏版)
ベドジフ・スメタナ(1824〜1884)
 ②ピアノ三重奏曲 イ短調 作品15
シルヴィエ・ボドロヴァー(1954〜):③ピアノ三重奏のための「予感」
グスタフ・マーラー(1860〜1911):
 ④ピアノ四重奏曲 イ短調(=冒頭楽章)
 ⑤スケルツォ(ピアノ四重奏のための断章)

   
クリスティナ・フィアロヴァー(va)
エベン・トリオ ロマン・パトチカ(vn)
マルケータ・クビーノヴァー=ヴルプコヴァー(vc)
テレズィエ・フィアロヴァー(p)
 “チェコ生まれ”のマーラーへの限りない共感が生んだ、みずみずしい作品解釈から立ち上る若き芸術家の、ぎりぎりの自意識。同じく若き日に綴られた、チェコ新旧世代の大家たちの記念碑的名作...
 室内楽大国チェコ発、退廃と復活のあでやかなロマン派室内楽の数々ぱ中欧随一の室内楽大国・チェコで音楽事務所と楽譜出版社も運営するArco Diva レーベルから、さらなる室内楽の名盤が届きましたぱこの国に19 世紀からつづく国民楽派の系譜をひく二人の巨匠たちが若き日に書いた世界的傑作と、同じ“チェコ出身”の大作曲家マーラーの「あの名曲」——若き日のマーラーが、まだ指揮者として世界に認められるよりも前に綴った若書きのピアノ四重奏曲(冒頭楽章とスケルツォ楽章の一部だけが残っており、ほとんどの場合は冒頭楽章のみ演奏)がこのアルバムの核になっているのはごらんのとおり。
 そこにチェコ国民楽派の立役者ともいうべき『わが祖国』の作曲家スメタナが、革命の鎮圧で故郷に失望するかたわら家族を相次いで亡くし、遠く離れたスウェーデンに向かおうとしていた頃に書かれた「ピアノ三重奏曲 ト短調」と、祖国を代表する大画家の死に寄せ、ドヴォルザークの愛弟子で娘婿でもあった作曲家スークが書いた「悲歌」がカップリングされた、19 世紀後半の中欧の音楽的充実をあざやかに示すプログラムぱ若い世代のソリストから巨匠クラスの演奏家たちまで室内楽奏者の層が厚いチェコで、若い世代の注目株として日々ますます演奏会の機会を増やしつつあるエベン・トリオの演奏は、隅々までみずみずしくありながら阿吽の呼吸でくりひろげられるアンサンブルの息もぴたりと合い、室内楽をじっくり聴き深める喜びにあふれた充実度を誇っています。
 ちなみに彼らのアンサンブル名は、チェコ現代の巨匠ペトル・エベンにあやかった命名——本盤には登場しないのですが、このエベンという作曲家の多岐にわたる活躍ぶりが日本ではあまり知られていないことを思うにつけ、この国にはまだまだ知られなくてはならない現代作曲家も多いのだ...と強く思わされるところ、嬉しいことに本盤にはシルヴィエ・ボドロヴァーという、Arco Diva レーベルには録音作品も少なくない現代チェコ随一の作曲家が新作をひとつ寄せてくれています。
 1954 年生まれの女性作曲家ボドロヴァーは民主化以降のチェコを代表する4 人の作曲家たちによるグループ「クワトロ(チェコ四人組)」の一員で、4人のなかでは唯一存命中の人物。アメリカでの活躍歴も長く、世界中の現代音楽の語法をよく知りながら、聴き手を阻害しない、前衛に偏りすぎない触感確かな音を綴る才人でありつづけている人でもあり、本盤に寄せられた「予感」にもそうした傾向がよくあらわれていて聴きごたえ充分ぱ結果、このアルバムのプログラムは19世紀から現代にいたる室内楽の歴史を四つの傑作で(しかも筋の通った名演でぱ)概観できる内容に——
 ともあれ、マーラーのピアノ四重奏曲を原作のまま、スケルツォ断章まで収録している新録音も(とくに国内仕様では)意外に出ない…という一点からも、見過ごせないリリースなのです。




GRAMOLA



GRML99044
(国内盤)
\2800+税
ブルックナー(1824〜1896):
 交響曲第3番 ニ短調 WAB 103
  〜1873 年第1稿による演奏〜
レミ・バロー指揮
ザンクトフローリアン・アルトモンテ管弦楽団
 整然として端正、おどろくべき鑑賞体験!近年発見された資料にもとづき、ブルックナー自身の企図を忠実に反映させるかたちで演奏陣がたどりついた、驚異の遅さがもたらす圧倒的感動。テンポ設定に確かな説得力を与える、本場ザンクトフローリアンの才人たちによる作品愛!
 ブルックナーの交響曲の新録音といっても、確かに世の中にはこれまでに数多くの有名・無名の傑作盤が送り出されてきているわけですし、日本のクラシック・ファンにはこの作曲家のことなら何でもご存知の方が(おそらく世界で一番?)多いのですから、そうそう簡単に注目を集める新譜が出てくるものでもないだろう...と思いますが、この「第3番」の初稿版による演奏はそんな現状のなかでもちょっと際立った異色名演と言えそうです。
 巨星チェリビダッケ門下に学んだ(!)レミ・バローという異才フランス人指揮者が、ブルックナーとゆかりの深い聖フローリアン修道院で1996 年いらい行われている夏季ブルックナー週間に昨年出演したさいのライヴ録音なのですが、なにしろそういう由緒ある音楽祭でブルックナーの交響曲をとりあげるというのに、フランスから来た指揮者が話題性もなしにおめおめやってくるわけがない——
 演奏機会が確かに少ないものの、ブルックナーが本格的に交響曲作曲家として歩み出すうえでの重要なステップのひとつ、交響曲第3番の(作曲家自身は後年あまり気に入らなかったという)“原型”ともいえる初稿版を引っ提げてきた...というくらいでは、耳の肥えた本場・地元のブルックナー・ファンが納得するわけがない、演奏会評もありきたりな地方音楽祭のひとこまくらいにしか扱ってもらえないだろう...という“読み”がバローにあったかは何とも言えませんが、彼がここであらためて提案してみせたのは「テンポ」。作品解釈のうえで音楽史的検証ということが叫ばれるようになって久しい今、すでにノリントンによる「第3番」の驚くべき“快速”古楽器解釈さえ20 年近く前のものになったところ、レミ・バローはなんと——まさしく彼の師匠チェリビダッケの底知れぬ風格を思わせるような——驚異の「遅さ」でこの作品の初版を演奏してみせたのです!それは決して、ロマン主義的な巨匠的・主観的解釈からそうなったのではなく、ブルックナー自身の証言が論拠としてある、れっきとした歴史的アプローチであり、作品そのものを見据えようとする試みであり(詳細は添付の解説日本語訳参照)。
 そして何より驚かされるのは、演奏時間全89 分(!)もの遅いアプローチにもかかわらず、その演奏に不自然さがいっさい感じられないこと——ひたひたと忍び寄るような、あのブルックナー特有の繰り返しを静かに丁寧に心で反芻してゆくような展開が、どれほど遅くともまるで作為的に感じられない、学識ぶったところも、勿体をつけようという不自然さもなく、ただひたすら音楽的に自然に続いてゆく——まさにこういう曲だったか!と強く思わされる、驚異の解釈なのです!ザンクトフローリアンに拠点を置くオーケストラの、作曲者愛あふれる本気の一体感も実にみごと!指揮者の精妙な作品解釈を幾倍にも増幅させるその演奏は、日本のブルックナー・ファンにもぜひ体感していただきたい内容です。
 本場から届く新録音たるもの、こうあっていただきたいもの——




RAMEE


RAM1304
(国内盤・訳詞付)
\2800+税
皇帝のトロンボーンと、歌
 〜18世紀ウィーン、ハプスブルク皇室の
  トロンボーンを伴う声楽曲・器楽曲〜

 ◆ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660頃〜1741):
  ①アリア「彼らはあなたを呼んでいるのです」(オラトリオ『庭園のイエス・キリスト』)
  ②③④3声と通奏低音のための三つのソナタ
   (②K.68・③K.365・④K.379)
 ◆マルカントニオ・ズィアーニ(1653頃〜1715):
  ⑤モテット「贖い主の愛しき母君」
 ◆アントニオ・カルダーラ(1670〜1736):
  ⑥アリア「このとおり、かたく凍てついた川を前に」(オラトリオ『ヨアス』)
  ⑦レチタティーヴォとアリア「やつれ、死ぬとは」
   (オラトリオ『キリストの死と埋葬』)
 ◆イグナツィオ・マーリア・コンティ(1699〜1759):
  ⑧アリア「この心のうちに、神のみわざを感じます」
   (オラトリオ『イスラム巡礼の崩壊』)
 ◆フランティシェク・イグナーツ・トゥーマ(1704〜1774):
  ⑨2挺のヴァイオリン、2挺のトロンボーンと通奏低音のためのソナタ
 ◆ジュゼッペ・ポルシーレ(1680〜1750):
  ⑩レチタティーヴォとアリア「永遠の女王は」
  (オラトリオ『ジュディッタ[=ユディト]の勝利』)
 ◆ピエトロ・カザーティ(1684〜1745):
  ⑪モテット「サルヴェ・レジーナ(ごきげんよう、皇后さま)」
 ◆フランチェスコ・バルトローメオ・コンティ(1681頃〜1732):
  ⑫アリア「わたしは逃げる、別の森へと」
  (オラトリオ『サウルに付け狙われるダヴィデ』)
   ※曲順は①⑤②⑥③⑧⑨⑦④⑩⑪⑫
アレックス・ポッター(カウンターテナー)
キャスリーン・モートゥズ、
シメン・ファン・メヘレン(バロックtb)
Ens.ラ・フォンテーヌ・ヴィンタートゥーア
(古楽器使用)
 バロック末期。いろいろ異色だった神聖ローマ皇室の宮廷楽団では、トロンボーンのソロが大活躍!
 モーツァルト『レクィエム』でのユニークなソロ・パートにも通じる、この独特な伝統の来し方を欧州古楽の中心地・スイスに集う俊才たちが、しなやかな技芸で「いま」に伝えてくれる充実企画!なにげなくクラシックを聴いている私たちが、ふだんめったに意識しないような領域にも耳をすませ、思わぬところから「ぜひ聴きたい音」をみつけてくるセンスが抜群のRAMEE レーベル。
 今回のアルバム、一見したところ単なるバロック後期のアリア集かと思いきや、さにあらず——なんと、ここで歌い手アレックス・ポッターと同等以上の存在感を放っているのは、アルトとテノールのトロンボーン奏者なのです!
 17 世紀いらい桁外れの音楽愛と潤沢な予算をもって豊かな音楽活動をはぐくんできたハプスブルク家の神聖ローマ皇室では、当時の他の宮廷楽団とはやや違った楽器編成で、独特の音楽が愉しまれていたのですが、そこでは後年ウィーン古典派を介して「クラシックのフルオーケストラ」にも採用されてゆく楽器がいくつか特徴的な存在感を発揮していました。
 シャリュモー(クラリネットの前身)やリュートなどのユニークな活躍もさることながら、トロンボーンは1700 年前後の時点で腕利きのソリストが常駐(“何でも協奏曲を書く”ヴィヴァルディやテレマンでさえソロではまず使わなかったのに!)、1世紀後にベートーヴェンやブラームス、ブルックナーらが交響曲で使うことになる下地はこの時代から着実に準備されていたのです。ウィーンに限らず、18 世紀のオーストリアではアルト・トロンボーンをソロで使うという習慣があり(ザルツブルクにいた“父”レーオポルト・モーツァルトや“弟”ミヒャエル・ハイドンがトロンボーン協奏曲を書いているのもそのため)、本盤ではそういうトロンボーンのソロが活躍するさまざまな名品をよりぬき、すでにゼレンカの独唱モテット集(Pan Classics)など着実な活躍をみせているカウンターテナー歌手アレックス・ポッターのかたわら、アムステルダム・バロック・オーケストラ、バッハ・コレギウム・ジャパン、コンチェルト・パラティーノなど一流団体で活躍を続けてきた実力派キャスリーン・モートゥズ、シャンゼリゼ管弦楽団やウェルガス・アンサンブルなど同じく欧州最前線のグループと共演あまたのシメン・ファン・メヘレンらがトロンボーンのソロをつとめ、ふくよかで逞しいバロック楽器の美音と的確な演奏編成で曲の魅力を十全に引き出してゆきます。
 この時代の音楽では、そもそも作曲家の知名度は音楽内容の充実とまったくむすびつかないのが常ですが(つまり、知らない作曲家に尻込みするのが全くナンセンスな領域)、ここではバロック通なら「なるほど!」と思うに違いない当時の凄腕作曲家たちが続々。とくに二人のコンティや「グラドゥス・アド・パルナッスム」の著者フックス、イタリアの超実力派カルダーラなどは他にも名盤の多い往年の巨匠。例によって解説充実(歌詞ともに日本語訳付)聴けば聴くほど内容の深い1枚です!




<映像>


EURO ARTS(映像)



20 59984
(3Blu-ray)
\7000→\6390
ヴァルトビューネBOX
 Disc1:ヴァルトビューネ2009
  チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』Op. 71より
   【序曲、クリスマス・ツリー、マーチ、パ・ド・ドゥよりイントラーダ】
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
  ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』
  リンケ:ベルリンの風(アンコール)
    イエフィム・ブロンフマン(ピアノ)
    サー・サイモン・ラトル(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     収録:2009年6月21日ベルリン、オリンピックスタジアム(ライヴ)
 Disc2: ヴァルトビューネ2010
  ムソルグスキー/リムスキー・コルサコフ編:交響詩『禿山の一夜』
  ドヴォルザーク:歌劇『ルサルカ』Op.114より「月に寄せる歌」*
  ハチャトゥリアン:バレエ音楽『スパルタクス』より「アダージョ」
  R.シュトラウス:歌劇『カプリッチョ』Op.85より「最後の場」*
  ワーグナー:歌劇『リエンツィ』序曲
  コルンゴルト:歌劇『死の都』より「わたしに残されたしあわせ」*
  R.シュトラウス:歌曲集Op.10より「献身」*
  エルガー:愛のあいさつ
  プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「さようなら」*
  プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「氷のような姫君の心も」*
  プッチーニ:歌劇『ジャンニ・スキッキ』より「わたしのおとうさん」*
  レオンカヴァッロ:歌劇『ボエーム』より「ミュゼットはみずみずしい唇に美しい歌を」*
  レオンカヴァッロ:歌劇『ボエーム』より「ミミ・ピンソンは金髪娘」*
  チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』
  ディニーク:ホラ・スタカート
  リンケ:ベルリンの風(アンコール)
    ルネ・フレミング(ソプラノ)* 
    イオン・マリン(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     収録:2010年6月27日ベルリン、ヴァルトビューネ野外音楽堂(ライヴ)
 Disc3: ヴァルトビューネ2011
  ショスタコーヴィチ:ジャズ組曲第2番
  ニーノ・ロータ:組曲『道』
  レスピーギ:交響詩『ローマの噴水』,交響詩『ローマの松』
  ショスタコーヴィチ:歌劇『ムツェンスクのマクベス夫人』組曲〜アレグレット
  レスピーギ:バレエ組曲『シバの女王ベルキス』〜戦いの踊り
  リンケ:ベルリンの風(アンコール)
    リッカルド・シャイー(指揮) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    収録:2011年8月23日ベルリン、ヴァルトビューネ野外音楽堂(ライヴ)


20 59988
(3DVD)
\7000→\6390
 ベルリン・フィルの夏の風物詩ヴァルトビューネの野外コンサートBOX

 (3Blu-ray)画面:16:9、1080i Full HD、音声:PCM ステレオ,DD5.1,DTS5.1、リージョン:All、字幕:英、独、仏、1BD:104 分、2BD:105 分、3BD:125 分
 (3DVD)画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ,DD5.1,DTS5.1、リージョン:All、字幕:英、独、仏、1DVD:104 分、2DVD:105 分、3DVD:125 分

 ベルリン・フィルが毎年シーズンの最後に野外で行うヴァルトビューネ・コンサート。ヴァルトビューネならではのリラックスした会場の雰囲気の中、至福の音楽を楽しめる映像がお買い得3 枚組となって登場。毎夏を待ちに待って詰めかけた20,000 人を超える聴衆の興奮と熱狂も一入といったところで、大満足の表情が画面からも伝わってきます。
 2009 年はサー・サイモン・ラトルが登壇し、ロシアの作曲家チャイコフスキー、ラフマニノフ、ストラヴィンスキーの作品。ソリストにブロンフマンを迎えたラフマニノフのピアノ協奏曲第3 番。不安定な天候の中スタートした後半のプラグラム「春の祭典」は、輝かしいサウンドと底知れぬパワーでクライマックスに向かっていく様は圧巻です。
 2010 年の主役はMET の女王、ルネ・フレミング。ドヴォルザーク、プッチーニなどのアリアを美しく歌い上げ、「愛の夜(Nacht der Liebe)」と題した夏の夜のコンサートを盛り上げています。指揮はルーマニア出身の気鋭イオン・マリン。『禿山の一夜』では絶妙なハーモニーと精密なニュアンス、弦は常に柔らかく、管は華麗に表情豊かに鳴らし、濃密な音楽を作っています。
 2011 年はリッカルド・シャイーが登場し、レスピーギをメインに、シャイーと同じミラノ出身の作曲家ニーノ・ロータほか、シャイーがコンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者時代にセッション録音して人気に火を付けたショスタコーヴィチの『ジャズ組曲』を取り入れるなど、いつもながら聴衆を楽しませることに工夫を凝らしたプログラム構成となっています。













7/3(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENTUS MUSIC


ACC 30308CD
\2400
底知れぬ深さをもつバッハの「フーガの技法」
 J.S.バッハ:フーガの技法
シュ・シャオメイ(ピアノ)
 底知れぬ深さをもつバッハの「フーガの技法」“ポリフォニック芸術の頂点”に真摯に向き合ったシュ・シャオメイACCENTUS MUSICからCD 発売!

 録音:2014 年2 月メンデルスゾーン・ザール、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ/72’48

 中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。これまで数多くのアルバムがフランスのMIRARE レーベルからリリースされ、その卓越したテクニックと表現力、そして鮮烈で知性あふれるバッハの演奏で高く評価されています。
 シュ・シャオメイは、2014 年6 月21 日、ライプツィヒ・バッハ音楽祭に初登場し「ゴルトベルク変奏曲」を演奏。これに先立って2014 年2 月ライプツィヒのメンデルスゾーン・ザールで録音された「フーガの技法」が、この度ドイツの映像系レーベルACCENTUS MUSIC から発売となります。
 今回録音された「フーガの技法」は、シュ・シャオメイ自身も“ポリフォニック芸術の頂点” と述べていますが、バッハが最晩年に取り組んだ人間業とは思えぬ作曲技法を取り入れた巨大な音楽であり、多くの演奏家がその最高峰に挑んできました。シュ・シャオメイは、様式を見事に捉えた品格ある音楽、静謐さの中に宿す抜群の説得力で、何度聴いても飽きることのない演奏を作り出しています。
 




FIRST HAND


FHR 33
\2100
アメリカから凄い若手の登場
 (1)ブラームス:ピアノ・ソナタ第1番ハ長調Op.1
 (2)ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィア」
アダム・ゴルカ(Pf)
 STEREO

 1987 年テキサス生まれのピアニスト、アダム・ゴルカのデビュー・アルバム。16 歳で上海国際ピアノコンクールで優勝、2009 年には来日公演も行っています。
 彼は恐ろしく指の回る典型的な超絶技巧派。作品が難しければ難しいだけ演奏が輝かしくなる超人系で、要注目です。
 演目は最も得意とするベートーヴェンの「ハンマークラヴィア・ソナタ」。実演に接した人はみな度肝を抜かれるという凄さ。技術もさることながら、緩徐楽章での深遠な感情表現も若さに似合わぬものがあります。
 カップリングはブラームスの「作品1」。冒頭がベートーヴェンの「ハンマークラヴィア・ソナタ」と似ているとかねて指摘されている作品です。こちらはゴルカの若さとあいまって、凄いエネルギーと覇気に満ちた感動的名演。
 ここまで興奮させられるピアノ演奏はまさに稀。凄いピアニストの出現と申せましょう。
 




HMF

HMC 902185
\2700→\2490
ヴェネツィアの黄金時代〜ヴィヴァルディ、ポルタ、マルチェッロ
 1-3. ウリ・ロム(b.1969):
  「オリンピアーデ」協奏曲(ヴィヴァルディとテッサリーニのパスティッチョ風)
 4-6. ヴィヴァルディ(1678-1741):
  協奏曲 ホ短調 RV 134〜弦と通奏低音のための
 7-9. アレッサンドロ・マルチェッロ(1669-1747):
  協奏曲 ニ短調〜オーボエ、弦と通奏低音のための
 10-11. ジョヴァンニ・ポルタ(c.1675-1755):
  シンフォニア ニ長調〜弦、2つのオーボエ、ファゴットと通奏低音のための
 12-15. ヴィヴァルディ:
  協奏曲 変ロ長調 RV 364, RV Anh.18による〜
   ヴァイオリン、オーボエ、弦と通奏低音のための
 16-18. 協奏曲「ザクセン選帝侯のために」 ト短調 RV 576〜
  ヴァイオリン・ソロ、オーボエ・ソロ、第2オーボエ、
   2つのフルート、弦と通奏低音のための
 19-21. テッサリーニ(1690-1766):
  「ラ・ストラヴァガンツァ(風変わり)」序曲 ニ長調〜弦と通奏低音のための
 22-24. ヴィヴァルディ:
  協奏曲 ハ長調 RV450〜オーボエ、弦と通奏低音のための
クセニア・レフラー
 (バロック・オーボエ)
ゲオルク・カッルヴァイト
 (独奏ヴァイオリン、
  コンサートマスター)
ベルリン古楽アカデミー
 バロック・オーボエの美しい音色、名手クセニア・レフラーとベルリン古楽アカデミーによるヴィヴァルディ!

 録音:2013 年10 月、2014 年2 月/テルデックス・スタジオ、ベルリン

 ヴェネツィアの黄金時代に生まれた名曲の数々を、ベルリン古楽アカデミーと、バロック・オーボエの名手クセニア・レフラーの演奏で!クセニア・レフラーは、ガーディナーのカンタータ巡礼プロジェクトにも参加、さらにバルドルファー・ホーフカペレやコレギウム1704 などでも活躍している名手。収録された作品はどれも活気に満ちた表情が魅力の曲ばかり。レフラーのオーボエの美音と、ベルリン古楽アカデミーのエッジの効いた伴奏を堪能できる1 枚です。
 ポルタは、ヴィヴァルディの同僚としてピエタ音楽院で音楽活動を展開していた生まれついてのヴェネツィア人。マルチェッロは、ヴェネツィアの貴族の息子で、有力者として活動する傍ら音楽・芸術にも素晴しい功績を残し、J.S. バッハもマルチェッロの作品を素晴しい装飾を付けてチェンバロ独奏用に編曲しています(BWV 974)。
 そしてテッサリーニは、ヴェネツィアの音楽院で教師を務め、ヴァイオリニスト、オーケストラのリーダー、作曲家、そして音楽出版の分野でも活躍しました。1 曲目に収録されている2013 年作のウリ・ロムの作品は、ベルリン古楽アカデミーの委嘱によるもので、クセニア・レフラーに献呈されています。ヴィヴァルディとテッサリーニの作品を参考にしたパスティッチョ(ごった煮)的作品に仕上がっています。




HMF


〜musique d’abord シリーズ最新10 タイトル〜

HMA 1951707
\1600→\1490
セリーヌ・フリッシュの実に新鮮なバッハ!!
 J.S.バッハ:
  平均律クラヴィーア曲集第2巻—前奏曲とフーガ ハ長調 BWV870
  フランス組曲第5番 ト長調 BWV816
  組曲 イ短調 BWV818a
  トッカータ ニ長調 BWV912
  イギリス組曲第3番 ト短調 BWV808
セリーヌ・フリッシュ(Cemb)
 幻のデビュー盤、待望の復活!カフェ・ツィンマーマンのチェンバリスト、セリーヌ・フリッシュの実に新鮮なバッハ!!

 録音:1999 年11 月/63’17”

 人気古楽団体カフェ・ツィンマーマンのチェンバリストとしてお馴染みのセリーヌ・フリッシュ、実はデビュー盤はHMF の新人音楽家シリーズでの発売でした(HMN 911707 廃盤 2000 年発売)。フリッシュは当時まだ20 代半ば、ヴァイオリニストのパブロ・ヴァレッティと共にカフェ・ツィンマーマンを結成した直後のことでした。
 フランス組曲、イギリス組曲を中心としたオール・バッハのこのCD は、そのたいへんに新鮮な演奏によって一部では大いに話題になったものの、まだフリッシュが無名同然だったためほどなくして廃盤。フリッシュの名が知られるようになった頃には入手の難しい幻の名盤になっていました。今回、MUSIQUE D'ABORD で待望の復活です。
 若きフリッシュのバッハは、基本的にフランス風の軽く透明感のある音色の演奏で、これはト長調の明るいフランス組曲第5番で存分に効果を発揮しています。かと思えば鮮やかな指捌きで切れ味鋭い音楽を奏でたり(BWV818a のフォル・ゲのカッコイイこと!)、弾むリズムで生き生きとした舞曲を鳴らしたり(イギリス組曲第3 番のガヴォット)、思い切った攻めで瞠目させたり(トッカータのアダージョ)、などアプローチが自在で新鮮なのが大きな魅力です。もちろん曲によっては憂いや情感もたっぷり。どの曲からも若い才能の瑞々しい感性が伝わってくるバッハ集です。アンソニー・サイディ製作のハープシコードも素晴らしい音色で鳴り響いています。
 
HMA 1951817
\1600→\1490
2楽章でタンホイザーが鳴り響く1873年第一稿!
 ブルックナー:交響曲第3番
ケント・ナガノ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 ベルリン・ドイツ響ケント・ナガノ、ブルックナー交響曲3番版は2楽章でタンホイザーが鳴り響く1873年第一稿!

 録音:2003 年3 月

 すばらしい演奏。堂々たるテンポ、あまりに美しい響きには驚かされるほど。ブルックナーにふさわしいどっしりした演奏です。終楽章の圧倒的コーダも聴きもの。まさにワーグナー交響曲というにふさわしい第一稿の貴重な名演の、うれしい復活です。(HMC 801817 廃盤)
 
HMA 1952029
\1600→\1490
フライブルク・バロック・オーケストラによるハイドン交響曲
 J.ハイドン:
  (1)交響曲第80番 ニ短調Hob.I:80
  (2)ヴァイオリン協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIa:1
  (3)交響曲第49番 ヘ短調「受難」Hob.I:49
フライブルク・バロック・オーケストラ
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指揮、Vn(2))
 古楽オーケストラ最高峰、フライブルク・バロック・オーケストラによるハイドン交響曲

 録音:2008 年8 月

 ハイドン・イヤーを記念してハイドン・エディションに組み込まれていた名盤の復活。
 交響曲80 番は、冒頭から、オペラの序曲を思わせる作品。名手ゴルツ率いるフライブルク・バロック・オーケストラの演奏は、強弱や表情も変幻自在、ワクワク感と激しさに満ちたものとなっています。そして録音が素晴らしい!瑞々しく響く弦の音色、ボワーンと伝わってくる木管の馬力ある音色に耳を離すことができません。ヴァイオリン協奏曲では、ゴルツのソロ・ヴァイオリンの腕の確かに思わず唸らされます。(HMX 2962029 廃盤)
 
HMA 1951547
\1600→\1490
ラフマニノフ:練習曲「音の絵」(全曲)
 作品33(全8曲)
 作品39(全9曲)
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
 不思議な色彩感。アンゲリッシュのラフマニノフ

 録音:1994 年11 月

 1970年アメリカ生まれ、その後パリに住み活躍するピアニスト、アンゲリッシュ。7歳でモーツァルトの協奏曲を公開演奏、13歳でパリ音楽院に留学、チッコリーニ、ロリオ、ベロフに師事。1989 年にロベール・カサドシュ・コンクール第2 位、そして1994 年にジーナ・バッカウァー・コンクール優勝した頃の貴重な録音。多彩な色彩を持つ音色が特徴で、技術面も非常に高度。一風変わったラフマニフの名演がうれしい復活です。(HMN 911547 廃盤)
 
HMA 1951483
\1600→\1490
ラッススの「白鳥の歌」
 ラッスス(1532-1594):
  マドリガル「聖ペテロの涙」
  モテット「Vide homo, quae pro te patior」
ヘレヴェッヘ(指揮)
ヨーロッパ声楽アンサンブル
 録音:1993 年6 月

 ラッススの「聖ペテロの涙」は、7 声のための20 のマドリガルから成る作品集。ラッススの最後の作品・白鳥の歌であり、この作品を教皇に捧げた3週間後に亡くなりました。ヨーロッパ声楽アンサンブルはマリア・クリスティーナ・キールやペーター・コーイ、ゲルト・テュルクら最高の布陣でこのラッススの傑作を清冽に演奏しています。(HMC 901483 廃盤)
 
HMA 1951845
\1600→\1490
リスト:ピアノ作品集
 ピアノ・ソナタ ロ短調、灰色の雲、
 リヒャルト・ワーグナー〜ヴェネツィア、
 不運、4 つのピアノ小品、夢の中に、
 眠れぬ夜、問いと答え、悲しみのゴンドラ
ポール・ルイス(ピアノ)
 ポール・ルイスが織り上げるリストの晩年の深遠な世界

 録音:2003 年12 月

 シューベルト・ツィクルスなどで注目を集めたポール・ルイス。リストの晩年の作品を集めたCD をリリースしていました。リストの深みに満ちた世界を、ポール・ルイスの清冽な音色と音楽性でたっぷりと楽しめる1 枚です。(HMC 901845 廃盤)
 
HMA 1951496
\1600→\1490
パーセル(1659-1695):ハープシコードのための8つの組曲
 1. 第1番 ト長調 Z.660/2. 第2番 ト短調 Z.661/
 3. 第3番 ト長調 Z.662/4. 第4番 イ短調 Z.663/
 5. 第5番 ハ長調 Z.666/6. グラウンド ト短調 Z.D221/
 7. 第6番 ニ長調 Z.667/8. 第7番 ニ短調 Z.668/
 9. 第8番 ヘ長調 Z.669/
 10. 新しいグラウンド ホ短調 Z.T682/
 11. ホーンパイプ ホ短調 Z.T685
ケネス・ギルバート
 (チェンバロ/
  Couchet-Taskin, Anvers 1671)
 パーセルによる鍵盤作品集

 録音:1993 年11 月

 パーセルの鍵盤作品(ちょうど1 枚におさまるほど遺されている)は、彼の劇場のための作品に比べてあまり知られていませんが、「イギリスのオルフェウス」とも称される天才音楽家の才を感じさせる作品ばかり。フランス、イタリア、イギリスの趣味がよいバランスでブレンドされた魅惑の作品を、巨匠ギルバートの演奏で。(HMC 901496 廃盤)
 
HMA 1951758
\1600→\1490
アルカンとリスト2 大ヴィルトゥオーゾ・ピアニストのチェロ作品集
 アルカン:チェロとピアノの協奏的ソナタop.47
 リスト:
  2つのエレジー/尼僧院の僧房/
  忘れられたロマンス/悲しみのゴンドラ
エマニュエル・ベルトラン(チェロ)
パスカル・アモワイヤル(ピアノ)
 録音:2001 年3 月11-14 日パリ

 アルカンとリスト、19 世紀を代表するヴィルトゥオーゾ・ピアニスト2 人がのこしたチェロ作品集。アルカンのソナタは、非常に深みのある規模の大きな作品。リストの作品も沈思の趣の強いもので、ヴィルトゥオーゾとして活躍していた2 名の別の面を見せてくれるようです。ヨーロッパで高い人気を誇る女性チェリスト、ベルトランの渋みの効いた音色が絶品。シフラの流れをくむヴィルトゥオーゾにして、アモワイヤルのパートナーでもあるアモワイヤルのピアノも冴え渡っています。(HMC 901758 廃盤)
 
HMA 1951760
\1600→\1490
16世紀のマドリガーレの巨匠、デ・ローレの貴重な作品集
  チプリアーノ・デ・ローレ(1516-1565):
  (1)ミサ・プラエテル・レルム・セリエム(7声のための) 
  (2)モテットとマドリガル集
パウル・ヴァン・ネーヴェル(指揮)
ウエルガスEns.
 録音:2001 年7 月

 チプリアーノ・デ・ローレ(1516-65)は現在のベルギーのロンセで生れましたが、後半生をイタリアで送りました。イタリア語のマドリガーレが大変有名で、モンテヴェルディらに多大な影響を与えたことが知られています。ここでは7 声のミサ、さらにシャンソン、モテ、マドリガルなどを収録。どれも緻密かつ劇的な表情が印象的な作品で、ウエルガスアンサンブルの鮮烈な声のアンサンブルが、16 世紀の巨匠の世界を見事に再現しています。(HMC901760 廃盤)
 
HMA 1951495
\1600→\1490
コルシカ島の聖歌
 〜17世紀と18世紀のフランチェスコ会の写本による
M. ペレス(指揮)
アンサンブル・オルガヌム
 コルシカ島で口頭伝承されていた豊かな聖歌の世界

 録音:1993 年11 月

 1994 年に発売されたこの盤は、コルシカ島に伝わる聖歌という実に豊かな音楽を世界に知らしめ、人々を驚かせた1 枚。これらの聖歌は教会ではもう歌われず、口頭伝承で伝えられたものでしたが、ペレスらによる丹念な調査と研究で鮮やかによみがえりました。(HMC 901495 廃盤)




MIRARE

MIR 218
\2700
スクリャービン:練習曲集(全曲)
 練習曲嬰ハ短調Op.2-1、12の練習曲Op.8、
 8つの練習曲Op.42、練習曲変ホ長調Op.49-1、
 練習曲変ホ長調Op.56-4、3つの練習曲Op.65、
 ピアノ・ソナタ第7番「白ミサ」Op.64
アンドレイ・コロベイニコフ(ピアノ)
 コロベイニコフの美音で聴くなんとも美しいスクリャービン

 録音:2013 年5 月21-23 日:ミュンヘン、バイエルン放送局第1 スタジオ/71’00

 ロシアの新鋭ピアニスト、アンドレイ・コロベイニコフ。1986 年生まれ、モスクワ音楽院でディエフに師事し、2004 年に行われた第3 回スクリャービン国際ピアノ・コンクールで優勝。日本ではラ・フォル・ジュルネ音楽祭にも度々登場し、日本のファンにもおなじみのピアニスト。
 本アルバムは、コロベイニコフの得意とするスクリャービンの練習曲全集。MIRARE レーベルで2008 年に発売されたスクリャービンのピアノ・ソナタ集(MIR061) は、ディアパゾン・ドールを獲得するなど高く評価されています。今回挑んだ練習曲全曲は、スクリャービンの中でも難曲として知られています。ピアノの名手であったスクリャービンは、ロシアのショパンとも言われ、ロマンティックで美しい曲をたくさん遺しています。初期の作品である練習曲はショパンを意識して作曲され、透き通った響き、神秘的でありながら、ロシア独特のダイナミズムも感じさせる作風です。スクリャービン国際ピアノ・コンクールの頃から、美音で名高いコロベイニコフ。音楽を良く味わい、追求した透徹の響きで聴かせます。
 また最後に収録された、ピアノ・ソナタ第7 番「白ミサ」は初期の作風とは全く異なった悪魔的な雰囲気を持つ作品。強烈な強打和音が爆発したクライマックスを、圧倒的な技巧で弾き切っています。




SKARBO


DSK 1144
\2400
世界各地の民族色あふれるギター曲
 (1)ホセ=ルイス・ナルバエス:エルフ組曲
 (2)エリック・ペニコー:イスラム僧の踊り
 (3)セバスチャン・ヴァシュ:夕べのラーガ
 (4)アタナス・ウルクズノフ:通りゃんせ物語
 (5)横尾幸弘:さくらの主題による変奏曲
 (6)ローラン・ブトロ:コーカサス組曲より
 (7)ファリャ:ドビュッシーの墓に捧げる讃歌
 (8)モーリス・オアナ:ティエント
 (9)フランソワ・ロッセ:ビチ・ニウム(サラ・シュナルVn)
 (10)ホセ=ルイス・ナルバエス:「酔いどれ船」讃歌
 (11)ジャン・ペルドロー:フェルナンドのために
オリヴィエ・ペルモワンヌ(Guit)
 録音:2013 年8 月/ニセフォール・シテ(フランス)/STEREO、60’ 47”

 1977 年生まれのフランスのギタリスト、オリヴィエ・ペルモワンヌがナビゲートして世界を巡る音楽旅。スペインはもとより、トルコ、インド、コーカサスから日本までをテーマにしたギター曲を披露します。横尾幸弘の「さくらの主題による変奏曲」は有名なわりにディスクは多くないので大歓迎。ペルサスから日本までをテーマにしたギター曲を披露します。
 横尾幸弘の「さくらの主題による変奏曲」は有名なわりにディスクは多くないので大歓迎。ペルのパヴァーヌ」を引用しつつ、静かに優しく奏され、涙なくしては聴けません。




ABC CLASSICS



ABC 481 0409
(2CD/特別価格)
\5000→\4690
ギャリック・オールソン(ピアノ)
 尾高忠明(指揮)&メルボルン交響

  ブラームス:
   ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
   ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
ギャリック・オールソン(ピアノ)
尾高忠明(指揮)
メルボルン交響楽団
 ギャリック・オールソンのブラームス!共演は尾高忠明&メルボルン交響楽団!
 ギャリック・オールソン、メルボルンでのブラームス・ライヴ!

 1966年ブゾーニ国際ピアノ・コンクール、1968年モントリオール国際コンクール、そして第8回ショパン国際ピアノ・コンクールで第1位に輝いたアメリカの名ピアニスト、ギャリック・オールソンが、尾高忠明&メルボルン交響楽団とブラームスで共演!
 2012年11月のライヴ・レコーディングがABC Classicsから登場!
 テンシュテット&LPOとの「第1番」に代表されるように、ブラームスのピアノ協奏曲第1番&第2番は、オールソンにとっての重要なレパートリー。
 尾高忠明&メルボルン交響楽団の好サポートを得て、硬質な響き、ブラック・ダイヤのような輝きを放つオールソンのピアノが、ブラームスの傑作2作品で円熟の演奏、解釈を聴かせてくれる。

 ※録音(ライヴ):2012年11月、アート・センター(メルボルン、オーストラリア)




ギャリック・オールソン
アトランタ交響楽団自主制作盤旧譜から

ASO1003
¥3200→¥2690
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
        交響的舞曲
ギャリック・オールソン(P)
ロバート・スパーノ指揮
アトランタ交響楽団
 アメリカ出身のピアニストとしては最高のキャリアを持つギャリック・オールソン。ブゾーニ・コンクールとモントリオール・コンクールに優勝、そして何より1970年のショパン・コンクールにアメリカ人として初めて優勝したのはご存知のとおり。その後はどちらかと言うと渋い活躍ぶりだが、硬質で華麗なピアニズムは魅力。そんなオールソンの新録音でラフマニノフの3番が聴けるのだから申し分ない。
 10以上年の離れたオールソンと指揮のスパーノだがずいぶん仲がいいらしく、スパーノが1990年代初頭にボストン響の副指揮者として着任した頃からの付き合い。今回の録音もオールソンが自身のレコーディング・レパートリーにラフマニノフの3番が入っていないのに気づいて話を持ちかけ、スパーノが「やろうやろう」と二つ返事で引き受けたものだという。
 さわやかで屈託のない演奏。まさにアメリカ南東部のジョージアの気候を思わせるような、あるいはここに本社のあるコカコーラのような。皮肉でもなんでもなく、オールソンにはこうした華やかな曲がよく似合う。そしてそこに付けるスパーノの「爽やか二乗」とでもいいたくなるような躁状態的オーケストラが心地よい。







CKD 450
(2SACD HYBRID)
\4200→\3790
天才ロビン・ティチアーティLINN第4弾
 シューマン:交響曲全集

  交響曲第1番変ロ長調Op.38《春》
  交響曲第2番ハ長調Op.61
  交響曲第3番変ホ長調Op.97《ライン》
  交響曲第4番ニ短調Op.120(1851年版)
ロビン・ティチアーティ(指揮)
スコットランド室内管弦楽団
 天才ロビン・ティチアーティLINN第4弾 シューマンの交響曲全集!

 ロンドン生まれ、イタリア系イギリス人の若き天才指揮者ロビン・ティチアーティ。首席指揮者を務めるスコットランド室内楽団との交響曲シリーズがスタート。第1弾では、ティチアーティの特に好きな作曲家の1人でもある、ロベルト・シューマンの交響曲全集が登場!
 2014年5月からはグラインドボーン音楽祭の音楽監督にも就任し、ますます活躍を広げるティチアーティ。2014年に創立40周年を迎えた名門チェンバー・オーケストラ、スコットランド室内管弦楽団。名匠チャールズ・マッケラスによって磨かれた繊細なアンサンブルとティチアーティによる爽快なタクトで作り上げるシューマン。Linn Recordsが誇る超高音質録音で聴く、室内オーケストラの鮮やかな響きももちろんポイント!
 2014年2月の来日公演でも話題を呼んだティチアーティ&SCOによる期待の新録音です!

 ※録音:2013年11月25日、26日、30日&12月1日−3日 パース・コンサート・ホール(イギリス)
 日本先行発売!(全世界発売は9月下旬以降の予定です)




旧譜
超新星ティチアーティ、"幻想交響曲"!
Berlioz: Symphonie fantastique, Op. 14
LINN
CKD 400
(SACD HYBRID)
\2600→\2390

 ベルリオーズ:
  幻想交響曲Op.14
  歌劇《ベアトリスとベネディクト》序曲
ロビン・ティチアーティ(指揮)
スコットランド室内管弦楽団
 遂に世界の舞台へと羽ばたき、世界中から注目を集める存在となったイタリア系イギリス人マエストロ、ロビン・ティチアーティ。
 2009/10シーズンから首席指揮者を務めるスコットランド室内管弦楽団(SCO)との「ベルリオーズ・プログラム」がリン(Linn)でスタート!リリース第1弾は、スコットランド室内管の新時代の幕開けに相応しい大作「幻想交響曲」!



 

BKD 332
(CD-R)
【新装移行再発売】
\2500
パーセル:4声のソナタ集
 4声のソナタ第1番ロ短調/同第2番変ホ長調/
 同第3番イ短調/同第4番ニ短調/同第5番ト短調/
 同第6番ト短調/同第7番ハ長調/同第8番ト短調/
 同第9番ヘ長調《黄金のソナタ》/第10番ニ長調
レトロスペクト・トリオ
 〔ソフィー・ジェント(ヴァイオリン)、
  マシュー・トラスコット(ヴァイオリン)、
  ジョナサン・マンソン(バス・ヴィオール)、
  マシュー・ホールズ(チェンバロ&オルガン)〕
 キングス・コンソートのアソシエイト・ディレクター、アーティスティック・ディレクター(音楽監督)を務めたチェンバリスト、マシュー・ホールズが率いる「レトロスペクト・アンサンブル」のレビュー録音盤。パーセルの生誕350周年を記念した、「黄金のソナタ」を含む4声のソナタ集がエコー・シリーズから登場。

 ※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 ※CKD 332より新装移行再発売。SACDのオリジナル盤となるCKD 332は、代理店の在庫がなくなり次第廃盤となります。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


PRAGA DIGITALS


PRDDSD 350109
(SACD HYBRID)
\2900
キャスリーン・フェリアーのブラームス
 (1)ブラームス:アルト・ラプソディOp.53
 (2)同:アルトのための2 つの歌Op.91
 (3)同:4 つの厳粛な歌Op.121
 (4)マーラー:亡き子をしのぶ歌
 (5)グルック:「オルフェオとエウリディーチェ」〜何と青い空
(1)クレメンス・クラウス(指)
 ロンドン・フィル、合唱団
(2)フィリス・スパー(Pf)
 マックス・ギルバート(Va)
(3)ジョン・ニューマーク(Pf)
(4)ブルーノ・ワルター(指)
 ウィーン・フィル
(5)シャルル・ブリュック(指)
 オランダ歌劇場管
 真の凄さを実感させてくれる新マスタリングで登場

 (1)1947 年12月18日(ロンドン) (2)1949 年2月15日(ロンドン) (3)1950 年7月12-14日(ロンドン) (4)1949 年10月4日(ウィーン、ライヴ) (5)1951 年1月9日(アムステルダム、ライヴ)/Mono、Stereo-Bi-Channel、74’ 15”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をオリジナル音源からリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズの新作はキャスリーン・フェリアー。
 キャスリーン・フェリアーは1953 年に41 歳で夭折しました。ここに収められた録音は、彼女の晩年とはいえ、30 代後半という若さにもかかわらず、老大家のような深みと円熟に驚かされます。いずれも他で入手できる音源ですが、ブラームスの3 篇は音質がめざましく向上し、フェリアーの微妙なニュアンスや息遣いまでリアルに伝わってきます。それゆえ、これまでも名演とされてきましたが、そんなレベルではない神業であったことを実感させてくれる凄さ。
 さらにワルターと共演したマーラーの「亡き子をしのぶ歌」も音色が鮮明になっただけでなく、驚異的なエネルギーを放つ攻撃的な演奏であったことに気付かされます。




SPECTRUM SOUND



CDSMBA 006
(2CD)
\4800→\4390
スヴェトラーノフ指揮、クレーメル
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番

コンサート・ライヴ・シリーズ、“Belle ame( ベルアーム)”第6弾!
 リムスキー=コルサコフ:プスコフの娘 序曲
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77*
 イザイ:無伴奏ソナタ第3番「バラード」*
 ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 Op.47
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)*
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
フランス国立管弦楽団
 好評、スペクトラム・サウンドのコンサート・ライヴ・シリーズ、“Belle ame(ベルアーム)”第6弾!
 スヴェトラーノフ&フランス国立管によるライヴ十八番のショスタコ5クレーメルによる圧巻のブラームス、アンコール、イザイのバラードは鳥肌もの!
 フランス国立視聴覚研究所音源提供 解説は平林直哉氏が担当!

 ライヴ録音:1978 年4 月12 日、サル・プレイエル、パリ、(ステレオ)
 初CD 化、日本語解説付、24bit/192kHz、Digital Restoration&24bit Remastering

 スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ“Belle ame(ベルアーム)” の第6 弾は、エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮、フランス国立管弦楽団による1978 年4 月のライヴよりリムスキー=コルサコフの「プスコフの娘」序曲、ギドン・クレーメルをソリストに迎えたブラームスのヴァイオリン協奏曲、そしてショスタコーヴィチの交響曲第5 番です。今回も平林直哉氏による日本語解説付です。
 『クレーメルによるブラームスは全く模範的である。(中略)楽譜に書かれた音そのものが、くっきりと鮮やかに浮かび上がっているのだ。音程の取り方も、実に正攻法である。ソリストの多くは独特の音程の取り方をして、それが時に個性的な味わいを醸し出す。(中略)忘れてはならないのはスヴェトラーノフの伴奏だ。これだけの厚みのある響きと、豊かな雰囲気は第一級だろう。アンコールはイザイのソナタ第3 番「バラード」だが、この曲がこれだけ流麗に、色彩豊かに鳴り響いた例は希有である。(中略)最後はショスタコーヴィチの交響曲第5 番。スヴェトラーノフとて、この曲は手垢にまみれるほど何度も取り上げていた作品に違いない。(中略)しかしながら、いかにフランスのオーケストラといえども惰性的な、あるいは一種のよそよそしさなどは皆無である。いつものように細部まできっちりと詰められた、力強く折り目の正しい演奏である。』(ライナー・ノーツより平林直哉)


<メジャー・レーベル>

DECCA



4786765
(32CD)
\9000→\8190

《ラフマニノフ:作品全集》



【CD1】
 前奏曲集Op.23, 前奏曲集Op.32, 前奏曲ハ短調Op.3-2〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(P)[録音:1975年]/
【CD2】
 コレルリの主題による変奏曲Op.42〜
  ミハイル・プレトニョフ(P)[録音:1998年],
 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36〜
  ゾルターン・コチシュ(P) )[録音:1994年]/
【CD3】
 ショパンの主題による変奏曲 Op.22〜
  ホルヘ・ボレット(P) )[録音:1986年],
 ピアノ・ソナタ第1番ニ短調Op.28〜
  アレクシス・ワイセンベルク(P)[録音:1987年]/
【CD4】
 練習曲集「音の絵」Op.33&39〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(P) [録音:1977〜1986年],
 ロシアの主題による狂詩曲〜
  ウラディーミル・アシュケナージ&アンドレ・プレヴィン(P) [録音:1979年],
 ロマンス ト長調〜
  ウラディーミル・アシュケナージ&ヴォフカ・アシュケナージ[録音: 2013年]/
【CD5】
 楽興の時Op.16, 幻想的小品集Op.3, , 断章, 前奏曲ニ短調,
 ここはすばらしいOp.21-7, ヴォカリーズOp.34-14〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(P) [録音:2002 & 2004年] /
【CD6】《トランスクリプションズ》
 J.Sバッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番~プレリュード, ガヴォット, ジーグ、
 シューベルト:美しき水車小屋の娘~どこへ?,
 メンデルスゾーン:夏の夜の夢~スケルツォ、
 ビゼー:アルルの女~メヌエット、
 ムソルグスキー:ゴパック、
 R=コルサコフ:熊蜂の飛行,
 チャイコフスキー:子守歌、
 ベイエル:V.R.のポルカ、
 ラフマニノフ:ライラックOp.21-5, ひなぎくOp.38-3、
 クライスラー:愛の悲しみ、愛の喜び、
 ラフマニノフ:
  6つの小品Op.11、ワルツ イ調(6手のための)、ロマンス イ調(6手のための)、
  イタリアン・ポルカ(4手のピアノとトランペットのための)、
  スタッフォード=スミス:星条旗〜
   ウラディーミル・アシュケナージ(P) [録音:2000年]/
【CD7】
 組曲第1番「幻想的絵画」Op.5〜
  ウラディーミル・アシュケナージ&アンドレ・プレヴィン(P) [録音:1974年],
 組曲第2番Op.17, 交響的舞曲Op.45〜
  マルタ・アルゲリッチ&ネルソン・フレイレ(P) [録音:1982, 2009年]/
【CD8】
 サロン的小品集Op.10, 3つの夜想曲, 無言歌ニ短調, カノンとフーガ, 4つの小品,
 前奏曲ヘ長調, 幻想的小品集ト短調, フーガ ヘ長調, オリエンタル・スケッチ,
 夜は悲しい, 主宰や今爾の言にしたがい〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(P)[録音:2012年]/
【CD9】
 チェロ・ソナタト短調Op.19〜
  ハインリヒ・シフ(Vc) エリザーベト・レオンスカヤ(P) [録音:1984年],
 2つの小品Op.2, リート ヘ短調, ヴォカリーズ,
 モデスト・アルトシュラー:
  ラフマニノフの主題によるメロディ〜
   リン・ハレル(Vc) ウラディーミル・アシュケナージ(P)[録音:1984年],
  ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36(1931年版)〜
   ペーテル・ヤブロンスキー(P) [録音:1992年]/
【CD10】
 悲しみの三重奏曲第1&2番〜
  ボザール・トリオ)[録音:1986年]/
【CD11】
 ロマンス イ短調, 2つのサロン風小品Op.6〜
  ディーン・オールディング(Vn) ウラディーミル・アシュケナージ(P)[録音:2008年],
 弦楽四重奏曲第1&2番〜
  ゴールドナー弦楽四重奏団)[録音:2008年],
 祈り, 神への全ての栄光〜
  ジョアン・ロジャース(Sp) ウラディーミル・アシュケナージ(P)[録音:2008年]/
【CD12】
 乙女よ、私のために歌わないでOp.4-4, ああ、私の畑よOp.4-5,
 ここはすばらしい場所Op.21-7, 夜の庭でOp.38-1, 彼女のもとにOp.38-2,
 ひなぎくOp.38-3. ねずみ取りの男Op.38-4, 夢Op.38-5, お、ううOp.38-6,
 ミューズOp34-1, 嵐Op.34-3, あなたは彼を知っていたOp.34-9,
 その日を私は覚えているOp.34-10, 何という幸せOp.34-12, 不協和音Op.34-13,
 ヴォカリーズOp.34-14, ひそかな夜のしじまの中でOp.4-3, そんなに昔だろうか、
 友よOp4-6, 私は悲しみのために恋をしたOp.8-4, 夢Op.8-5,
 私はあなたを待っているOp.14-1, 小さな島Op.14-2, この夏の夜Op.14-5,
 あなたは皆に愛されるOp.14-6, 友よ私の言葉を信じるなOp.14-7,
 春の奔流Op.14-11〜
  エリーザベト・ゼーダーシュトレーム(Sp) ウラディーミル・アシュケナージ(P)
   [録音:1974〜1975年]/
【CD13】
 運命Op.21-1, 昼を夜にたとえればOp.34-4, アリオンOp.34-5,
 ラザロの復活Op.34-6, そんなことはないOp.34-7, 音楽Op.34-8,
 新しい墓の前でOp.21-2, たそがれOp.21-3, 彼女たちは答えたOp.21-4,
 ライラックOp.21-5, ミュッセからの断片Op.21-6, べにすずめの死に寄せてOp.21-8,
 メロディOp.21-9, イコンの前にOp.21-10, 私は予言者ではないOp.21-11,
 何という苦しさOp.21-12, 子供たちにOp.26-7, わが窓辺にOp.26-10, 泉Op.26-11,
 夜は悲しいOp.26-12, 指輪Op.26-14, Powdered Paint,
 私はおまえに何も話すまい, 心よ、お前は再び目覚めた,
 夕闇は迫り, 恋人よ行かないでOp.4-1, 朝Op.4-2, すいれんOp.8-1〜
  エリーザベト・ゼーダーシュトレーム(Sp) ウラディーミル・アシュケナージ(P)
   [録音:1975〜1977年]/
【CD14】
 わが子よお前は花のように美しいOp.8-2, 思いOp.8-3, 祈りOp.8-6,
 昔から恋には慰めは少なくOp.14-3, 私は彼女のところへ行ったOp.14-4,
 心の底にはあまたの響きがOp.26-1, 神はぼくからすべてを奪ったOp.26-2,
 さあ休もうOp.26-3, 2つの別れOp.26-4, 愛する人よ、さあ行こうOp.26-5,
 キリストは蘇ったOp.26-6, ひなぎくOp.38-3, おお悲しまないでOp.14-8,
 彼女は真昼のように美しいOp.14-9, 私の心の中にOp.14-10, 時は来た!Op.14-12,
 私は許しを乞うOp.26-8, ひとりでここに休ませて下さいOp.26-9,
 昨日私たちは会ったOp.26-13, すべては過ぎゆくOp.26-15, 魂の隠れ家Op.34-2,
 聖なる旗をしっかりと持ちOp.34-11, By The Gates Of The Holy Dwelling,
 Song Of Disappointment, A Flower Fell, Do You Remember That Evening?,
 Did You Hiccough, Natasha?, 夜, ラフマニノフからK.S.スタニスラフスキーへの手紙,
 From St. John's Gospel, ライラックOp.21-5〜
  エリーザベト・ゼーダーシュトレーム(Sp) ウラディーミル・アシュケナージ(P)
   [録音:1977〜1978年]/
【CD15〜16】
 ピアノ協奏曲第1〜4番, パガニーニの主題による狂詩曲〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(P) アンドレ・プレヴィン(指揮) ロンドン交響楽団)
   [録音:1970〜1971年]/
【CD17】
 ピアノ協奏曲第1&4番(オリジナル版)〜
  アレクサンドル・ギンジン(P)
  ウラディーミル・アシュケナージ(指揮) 
  ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団)[録音:2001年]/
【CD18】
 交響曲第1番ニ短調Op.13, 交響的舞曲Op.45〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(指揮) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)
  [録音:1982〜1983年]/
【CD19】
 交響曲第2番ホ短調Op.27〜
  ワルター・ウェラー(指揮) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団)[録音:1973年],
 死の島Op.29〜
  エド・デ・ワールト(指揮) ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団)[録音:1978年]/
【CD20】
 交響曲第3番イ短調Op.44, 合唱交響曲「鐘」Op.35〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(指揮) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)
  [録音:1980, 1984年]/
【CD21〜22】
 ロスティスラフ公, ジプシーの主題による奇想曲Op.12,
 5つの音の絵(レスピーギ管弦楽編), スケルツォ ニ短調,
 ヴォカリーズOp.34-14〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(指揮) シドニー交響楽団)[録音:2007年],
 幻想曲「岩」Op.7〜
  シャルル・デュトワ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団 [録音:1991年],
 ユース・シンフォニー ニ短調, 3つのロシアの歌Op.41〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(指揮) ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団)
  [録音:1982, 1984年],
 6つの合唱曲Op.15〜
  ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)  プラハ・フィルハーモニー合唱団[録音:2002年],
 カンタータ「春」Op.20〜
  シャルル・デュトワ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団[録音:1992年],
 3つの無伴奏合唱曲〜
  ヴァレリー・ポリャンスキー(指揮) ロシア国立交響合唱団[録音:1997年],
 我らが神よ〜
  エルガー・ニールス(指揮) 声楽アンサンブル” C Sharp Minor” [録音:1993年]/
【CD23〜24】
 聖ヨハンネ・クリソストモスの典礼Op.31, 晩祷Op.37〜
  ニコライ・コルニエフ(指揮) サンクトペテルブルク室内合唱団[録音:1994, 1993年]/
【CD25】
 歌劇「モンナ・ヴァンナ」(ブケトフ編)〜
  イーゴリ・ブケトフ(指揮) アイスランド交響楽団[録音:1991年]/
【CD26〜28】
 歌劇「アレコ」「けちな騎士」「フランチェスカ・ダ・リミニ」〜
  ネーメ・ヤルヴィ(指揮) エーテボリ交響楽団[録音:1996年]/
【CD29】
 ピアノ協奏曲第1番嬰ヘ短調Op.1〜
  バイロン・ジャニス(P) キリル・コンドラシン(指揮) モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音:1962年],
 ピアノ協奏曲第2番は短調Op.18〜
  スヴャトスラフ・リヒテル(P)
  スタニスラフ・ヴィスロッキ(指揮)
  ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団[録音:1959年]/
【CD30】
 ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30〜
  マルタ・アルゲリッチ(指揮) ベルリン放送交響楽団[録音:1982年],
 ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40〜
  ゾルターン・コチシュ(指揮)
  エド・デ・ワールト(指揮) サンフランシスコ交響楽団[録音:1982年]/
【CD31】《アンピコ・ピアノ・ロールによるラフマニノフ自作自演集》
 幻想的小品集Op.3, バルカロールOp.10-3, ユモレスクOp.10-5,
 前奏曲Op.23-5, 音の絵Op.39-4&6, リラの花Op.21-5,
 フランツ・ベーア:
  WRのポルカ,
 ムソルグスキー:ゴパック,
 シューベルト:どこヘ?, R=コルサコフ:熊蜂の飛行,
 アメリカ国歌:星条旗,
 クライスラー:愛の喜び、愛の悲しみ[録音:1978〜1979年]/
【CD32】《ザ・リアル・ラフマニノフ》〜
 アシュケナージ&ロブ・コーワン、ロシアン・ロマンティックについての対談
ロシアン・ロマンティック、ラフマニノフの全作品を収録
 20世紀最大のロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフは、一方で超絶技巧をものともしないピアノのヴィルトゥオーゾであり優れた指揮者でした。
 彼の作品の名演奏家アシュケナージだけでなく、プレトニョフ、コチシュ、ボレットなどDecca, Philips, DGの名アーティストだけでなく、シャンドス, オンディーヌ, ペンタトーン, エクストン, マーキュリーの音源も借りることによって全集としたBOXです。
 トラック・リストなどは各ディスクの紙ジャケット裏面に記載されております。初回のみの完全限定生産盤となります。
 


DG & DECCA Collector's Edition



4793609
(10CD)
\9000→\8190
《トレヴァー・ピノック〜ハイドン・レコーディングズ全集》
【CD1】
 交響曲第6番 ニ長調「朝」, 交響曲第7番 ハ長調「昼」,
 交響曲第8番 ト長調「晩」/
【CD2】
 交響曲第35番変ロ長調, 交響曲第38番ハ長調,
 交響曲第39番ト短調, 交響曲第59番イ長調「火事」/
【CD3】
 交響曲第26番ニ短調「嘆き」, 交響曲第49番ヘ短調「受難」,
 交響曲第58番ヘ長調/
【CD4】
 交響曲第41番ハ長調, 交響曲 第48番ハ長調「マリア・テレジア」,
 交響曲第65番イ長調/
【CD5】
 交響曲第43番変ホ長調「マーキュリー」,
 交響曲第51番変ロ長調, 交響曲第52番ハ短調/
【CD6】
 交響曲第42番ニ長調, 交響曲第44番ホ短調「悲しみ」,
 交響曲第46番ロ長調/
【CD7】
 交響曲第45番嬰ヘ短調「告別」, 交響曲第47番ト長調,
 交響曲第50番ハ長調/
【CD8】
 ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調,
 ヴァイオリン協奏曲第4番ト長調,
 ヴァイオリン協奏曲第3番イ長調,
 ザロモン:ロマンス ニ長調/
【CD9】
 オーボエ協奏曲ハ長調, トランペット協奏曲変ホ長調,
 チェンバロ協奏曲ニ長調/
【CD10】
 ネルソン・ミサ曲, テ・デウム ハ長調
トレヴァー・ピノック(指揮&Cemb)
イングリッシュ・コンサート/
サイモン・スタンデイジ(Vn),
ポール・グッドウィン(Ob),
マーク・ベネット(Keyed-Tp),
フェリシティ・ロット(Sp),
キャロライン・ワトキンソン(A),
マルドヴィン・デイヴィス(T),
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(Bs),
ニコラス・パール(Org),
イングリッシュ・コンサート合唱団
 ピノックの生気あるリズムとコントラストによるハイドンの秀演
ハイドンの「疾風怒濤期」を中心とした交響曲集プラスα。
 1770年前後の時期に書かれた作品は、ハイドンがエステルハージ宮廷楽長に就いた頃の作品で、「告別」や「悲しみ」など、他の時期の作品にはないダイレクトな感情表現が特長といえるでしょう。ヴァイオリン協奏曲では、バロック・ヴァイオリンの名手サイモン・スタンデイジがソロを受け持ち、伸びやかな美音が素晴らしい躍動感あふれる秀演を聴かせます。
 ピリオド楽器を強調することのない自然な表現が印象的。トランペット協奏曲は鍵付トランペットのために書かれた作品で、マーク・ベネットが生き生きとした見事な演奏を展開しています。合唱と弦楽部の美しさが際だつ「ネルソン・ミサ」「テ・デウム」も収録。ピノックによる生気あるリズムが際立つ演奏で、ハイドンの作品を十全に堪能できる全集です。
【録音】1985〜89年 ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール (デジタル:セッション)
 


479 3622
(8CD)
\7000→\6490
《エッシェンバッハ〜モーツァルト:ピアノ・ソナタ集》
【CD 1】
 ピアノ・ソナタ第1番ハ長調K.279, ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調K.280,
 ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調K.281, ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調K.282 ,
 ソナタ ハ長調K.46d, ソナタ ヘ長調K.46e/
【CD2】
 ピアノ・ソナタ第5番ト長調K.283, ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K.284,
 ピアノ・ソナタ第7番ハ長調K.309, ピアノ・ソナタ第9番ニ長調K.311/
【CD 3】
 ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310, ピアノ・ソナタ第10番ハ長調K.330,
 ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付き」/
【CD 4】
 ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332,
 ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調K.333, 幻想曲 ハ短調K.475,
 ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457/
【CD 5】
 ピアノ・ソナタ第18番ヘ長調K.533+494,
 ピアノ・ソナタ第15番ハ長調K.545, ピアノ・ソナタ第16番変ロ長調K.570,
 ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576/
【CD6】
 4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調K.19d,
 4手のためのピアノ・ソナタ ニ長調K.381,
 4手のためのピアノ・ソナタ 変ロ長調K.358,
 アンダンテと5つの変奏曲ト長調K.501,
 2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448/
【CD7】
 4手のためのピアノ・ソナタ ヘ長調K.497,
 自動オルガンのためのアダージョとアレグロ ヘ短調K.594,
 4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調K.521,
 自動オルガンのための小品 ヘ短調K.608/
【CD8】
 メヌエット ト長調K.1e, アレグロ 変ロ長調K.3,
 ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ニ長調K.7,
 ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調K.27,
 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲K.265(キラキラ星変奏曲),
 自動オルガンのためのアンダンテ ヘ長調K.616,
 ロンドニ長調K.485, ロンド イ短調K.511
クリストフ・エッシェンバッハ(P)/
ユストゥス・フランツ(P:CD6-7),
ヴィルヘルム・メルヒャー(Vn:CD8)
エッシェンバッハの代表作、清澄なモーツァルト演奏!
【録音】1967〜1970年(CD1-5), 1972〜1974年(CD6-7), 1955, 1964, 1967年(CD8)
 ドイツ・ピアノ界の若手の旗手として華々しい演奏活動を展開していたエッシェンバッハが若かりし日に録音した代表作。ユストゥス・フランツとの4手のためのソナタも収録しています。やや硬めのタッチながら率直なアプローチは今なお新鮮。この清澄なモーツァルトは、聴く者の心にいつまでも残る感銘を与えてくれます。
 ヴィルヘルム・メルヒャーとエッシェンバッハがわずか15才の時に録音したヴァイオリン・ソナタや、1964〜1967年に録音した小品も収録されています。
  


479 3631
(5CD)
\5000→\4590
《ラフマニノフ:交響曲とピアノ協奏曲集、他》
 ①交響曲第1番ニ短調Op.13, ②交響曲第2番ホ短調Op.27,
 ③交響曲第3番イ短調Op.44, ④幻想曲「岩」Op.7,
 ⑤歌劇「アレコ」より間奏曲, ⑥ヴォカリーズ Op.34-14,
 ⑦交響詩「死の島」Op.29, ⑦交響的舞曲Op.45,
 ⑧パガニーニの主題による狂詩曲Op.43,
 ⑨ピアノ協奏曲第1番嬰へ短調 Op.1,
 ⑩ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18,
 ⑪ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30,
 ⑫ピアノ協奏曲第4番ト短調Op.40
ロリン・マゼール(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(①〜⑦)/
ヴァーシャーリ・タマーシュ(P)
ユーリ・アーロノヴィチ(指揮)
ロンドン交響楽団(⑧〜⑫)
マゼール&ベルリン・フィルの濃厚な交響曲とヴァーシャリーによる洗練された協奏曲!
【録音】1981〜1984年、ベルリン、フィルハーモニー(①〜⑦)/1975〜1977年、ロンドン(⑧〜⑫)
 マゼールがベルリン・フィルと完成させたラフマニノフ交響曲全集。
 マゼールは、ラフマニノフの濃厚なロマンティシズムを、洗練された精妙な音づくりで収録しています。ベルリン・フィルが分厚い迫力と堅固な構成感で引き締まったアンサンブルを聴かせ、なんとも濃密で魅力的な演奏です。
 ヴァーシャリーの協奏曲は、濃密な抒情を丁寧に紡い情熱的なもので、洗練されたラフマニノフが浮かび上がります。
  


478 6469
(6CD)
\6000→\5490
《ニールセン:交響曲全集と仮面舞踏会》
 交響曲第1番ト短調Op.7,
 交響曲第2番ロ短調Op.16『四つの気質』,
 交響曲第3番ニ短調Op.27『ひろがりの交響曲』,
 交響曲第4番Op.29『不滅』,
 交響曲第5番Op.50, 交響曲第6番『素朴な交響曲』,
 劇付随音楽『アラディン』(コンサート用組曲),
 小組曲Op.1, 愛の讃歌Op.12,
 歌劇『仮面舞踏会』(全曲)
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
サンフランシスコ交響楽団[交響曲, アラディン]/
ウルフ・シルマー(指揮)
デンマーク国立放送交響楽団&合唱団,
オーゲ・ハウグランド(イェロニムス)、
スサネ・レースマーク(マグデローネ)、
ゲルト=ヘニング・イエンセン(レアンダー)、
ボー・スコウフス(ヘンリク)、
ミカエル・クリステンセン(アーヴ)、
クルト・ラウン(レオナード)、
ヘンリエッテ・ボンネ=ハンセン(レオノーラ)、
マリアネ・レルホルム(ペアニレ)[小組曲, 愛の讃歌, 仮面舞踏会]
ブロムシュテットによる交響曲全集に珍しい歌劇をカップリング
【録音】1987〜1990年、サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール[交響曲&アラディン]/1995〜1996年[小組曲, 愛の讃歌, 仮面舞踏会]
 サンフランシスコ交響楽団の桂冠指揮者ブロムシュテットによるニールセンの交響曲全集。
 彼の精緻で均整のとれた指揮によって生み出された響きが印象的な名演です。
 北欧を代表する作曲家グリーグとシベリウスが本格的オペラを残さなかったのに対し、ニールセンは2つの大作歌劇「サウルとダヴィデ」と「仮面舞踏会」を残しています。このオペラはニールセン創作期前半の作品ですが、旺盛で劇的なエネルギーの陰に憂愁の色を湛えた旋律が美しい佳作。シルマーが北欧勢を中心に充実したキャストを得て演奏した理想的な録音です。
  


478 7436
(7CD)
\7000→\6490
《ベートーヴェン:交響曲全集、他》
 交響曲第1番ハ長調Op.21, 交響曲第2番ニ長調Op.36,
 交響曲第3番変ホ長調Op.55『英雄』, 交響曲第4番変ロ長調Op.60,
 交響曲第5番ハ短調Op.67, 交響曲第6番ヘ長調Op.68『田園』,
 交響曲第7番イ長調Op.92, 交響曲第8番ヘ長調Op.93,
 交響曲第9番ニ短調Op.125, 『エグモント』序曲Op.84,
 序曲『コリオラン』Op.62, ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61,
 ロマンス第1番ト長調Op.40, ロマンス第2番へ長調 Op.50,
 バレエ音楽『プロメテウスの創造物』Op.43(全曲),
フランス・ブリュッヘン(指揮)
18世紀オーケストラ,
トーマス・ツェートマイアー(Vn),
リン・ドーソン(Sp),
ヤルト・ファン・ネス(A),
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(T),
アイケ・ヴィルム・シュルテ(Bs),
リスボン・グルベンキアン合唱団
8年の歳月をかけて完成されたフィリップスへのライヴ録音全集
 【録音】1984 〜1997年、オランダ(デジタル:ライヴ:Philips)
 1981年に本格結成しコンサートを開始したブリュッヘン&18世紀オーケストラ。1984年に初めてベートーヴェンの交響曲第1番を手がけ、その演奏は衝撃的な話題を呼びました。その後8年の月日をかけて交響曲全曲録音が完成されたのです。当BOXにはツェートマイアーをソロに迎えた協奏曲とプロメテウスの創造物の全曲版も収録。
 ブリュッヘンと18世紀オーケストラとの厚い信頼関係をベースに、ベートーヴェンの斬新さが浮かび上がる溌剌たる演奏を集大成した全集です。
  


478 6475
(4CD)
\4000→\3590
《プロコフィエフ:交響曲全集と管弦楽作品集》
 交響曲第1番ニ長調Op.25『古典交響曲』,
 交響曲第2番ニ短調Op.40, 交響曲第3番ハ短調Op.44,
 交響曲第4番ハ長調Op.112(改訂版),
 交響曲第5番変ロ長調Op.100, 交響曲第6番変ホ短調Op.111,
 交響曲第7番嬰ハ短調Op.131『青春』, ロシア序曲Op.72,
 スキタイ組曲Op.20, 組曲『3つのオレンジへの恋』Op.33bis
ワルター・ウェラー(指揮) /
ロンドン交響楽団[交響曲1, 5, 7]/
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団[交響曲第2,3,4,6番、Op.72, 20, 33bis](ステレオ:セッション)
ワルター・ウェラーによる推進力あふれる理想的な名演
【録音】1974 〜1978年、キングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)
 ウェラーは幼少期から天才と呼ばれ、22歳という驚異的な若さでウィーン・フィルのコンサートマスターに就任。ヨーゼフ・クリップスに指揮を学び、27歳でウィーン・フィルをふって指揮デビューしています。その後30代半ばには、ウェラー弦楽四重奏団を結成し活躍しました。じっくりとスコアを読み込み、重心の低いしっかりとした音楽作りが魅力的です。
 Deccaのアナログ録音技術成熟期の素晴らしい録音によって、理想的とも言えるプロコフィエフの演奏をご堪能いただけます。














7/2(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HAENSSLER

93 318
(3CD)
\4800
ラヴェル:ピアノ独奏曲全集
 CD 1
  (1)水の戯れ/(2)鏡/…風に((3)シャブリエ風に (4)ボロディン風に)/
  (5)亡き王女のためのパヴァーヌ/(6)ハイドンの名によるメヌエット/
  (7)メヌエット嬰ハ短調/(8)ソナチネ
 CD 2
  (9)クープランの墓/(10)前奏曲 イ短調/
  (11)ダフニスとクロエ(断章)/(12)ラ・ヴァルス
 CD 3
  (13)夜のガスパール/(14)グロテスクなセレナード/
  (15)古風なメヌエット/(16)見世物小屋/
  (17)高雅にして感傷的なワルツ
フローリアン・ウーリヒ(ピアノ)
 抜群のテクニックと表現力!俊英ピアニスト、フローリアン・ウーリヒによるラヴェル、ピアノ独奏曲全集!

 録音:(1)(3)-(6)(8)-(10)(17)2012 年6 月8-10 日/(2)(7)(14)-(16)2012 年11 月5-8 日/(11)-(13)2013 年11 月20-23 日、SWR スタジオ/DDD、CD 1: 54’25”、CD 2: 55’19”、CD 3: 56’10”

 ドイツの俊英ピアニスト、フローリアン・ウーリヒ。ヘンスラー・レーベルにはこれまでにシューマンのピアノ独奏曲全集シリーズやペンデレツキのピアノ協奏曲「復活」(2007 年再稿版)(98 018)などを録音しいずれも好評を博しております。今やヨーロッパにて売れっ子のピアニストとして活躍しているウーリヒ期待の最新アルバムはラヴェルのピアノ独奏曲全集です。
 フランスを代表する作曲家ラヴェルはドビュッシーに影響をうけ、印象派音楽を大成させましたが、とりわけピアノ独奏曲ではラヴェルの特徴で理知的で古典的な明快さをもった独特の作品を作り上げました。そのどれもが個性的でピアニストの必須レパートリーとなっております。小管弦楽用にも編曲されている「亡き王女のためのパヴァーヌ」、「道化師の朝の歌」、「クープランの墓」や名曲「夜のガスパール」など、そのすべてが唯一無二の魅力をしめします。俊英ウーリヒの確かなテクニックと類まれな表現で、新たな全集の名盤が登場したと言えましょう。
 

93 319
\2500
ドビュッシー:ピアノ曲集Vol.3
 (1)前奏曲“選ばれた乙女”
 (2)映像第1集(水に映る影/ラモーをたたえて/運動)
 (3)映像第2集
  (葉末を渡る鐘の音/そして月は荒れた寺院に落ちる/金色の魚)
 (4)忘れられた映像
  (レント/ルーヴルの思い出/
   「いやな天気だから、もう森には行かない」の諸相)
 (5)6つの古代の墓碑銘
 (6)コンクール用小品
 (7)ハイドンを讃えて
 (8)レントよりも遅く
 (9)バラード
ミヒャエル・コルスティック(ピアノ)
 絶品!ドビュッシーの音楽美を堪能できる名手コルスティックによるドビュッシー第3 弾名曲「映像」も含む充実の内容!

 セッション録音:2013 年11 月12-15 日、シュトゥットガルト、SWR 室内楽スタジオ/DDD、79’35”

 ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集をはじめ、シューマン、リスト、さらにはケクランのピアノ曲までを新鮮な解釈で提起するドイツの個性派ピアニスト、ミヒャエル・コルスティックによる好評のドビュッシーのピアノ作品全集。
 世界初録音を含む第1 弾(93 290)、傑作の前奏曲集第2 巻(93 300)に続く第3 弾は傑作、「映像」や「レントよりも遅く」を含む内容です。コルスティックならではの独創的な表現力はこのドビュッシーのシリーズでも堪能することができます。通常のドビュッシー集とは次元が違うコルスティックこだわりの全集をご堪能ください。




MIRARE

MIR 252
(2CD)
\3400→\3090
ようやく出てきた。
 2010 年ショパン国際コンクールの覇者
  ユリアンナ・アヴデーエワ自らが選曲したプログラムで本格CDデビュー

 CD1
  シューベルト:
   3つのピアノ曲(第1曲変ホ短調、第2曲変ホ長調、第3曲ハ長調)
  プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番Op.83
 CD2
  ショパン:24の前奏曲Op.28
ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)
 ようやく本格的に出てきた・・・アヴデーエワ。待っていました。


 アルゲリッチ以来の快挙で注目されている2010 年ショパン国際コンクールの覇者、ユリアンナ・アヴデーエワ自らが選曲したプログラムで本格CDデビュー

 録音:2014 年2 月10-13 日レ・ヴィンチ、コンベンションセンター、ピエール・ド・ロンサール・オーディトリウム/91’00

 2010 年ショパン国際コンクールの覇者、ユリアンナ・アヴデーエワが遂にMIRARE レーベルよりアルバムをリリースします。彼女はアルゲリッチ以来の女性ピアニストの優勝者として一躍注目され、その後世界各地で行われたリサイタルは、卓越したテクニックと完成された音楽性で絶賛されています。2014 年秋には来日が予定されており、今後の活躍にさらなる期待が膨らみます。
 本アルバムでは、シューベルト、プロコフィエフ、ショパンという内容。ショパン国際コンクールの覇者であるユリアンナ・アヴデーエワならば、オール・ショパンではないのかと思いますが、彼女のレパートリーはJ.S. バッハ、ベートーヴェン、シューベルト、ショパン、20 世紀の作曲家と幅広く、型にはまらない多面性を持った次世代のアーティストであります。さらにこの選曲は自身で行ったということ。「プロコフィエフの経歴を勉強しているときに思いついたプログラムです。プロコフィエフは、1918 年ロシアからアメリカへの亡命を決めました。その際アメリカへ渡る前に日本を訪れています。
 日本で行われたリサイタルのプログラムには、日本の聴衆の好みに合わせるため、自作とショパンが含まれていました。さらにその後渡米した時にプロモーターから古典的なレパートリーも組み込んで欲しいとリクエストされ、その要望を受けプロコフィエフはシューベルトのワルツ集を編曲しています。そうした経緯を知り私は異なる3 人の作曲を一つのアルバムに収録したいと考えました。( ユリアンナ・アヴデーエワ)」

 ユリアンナ・アヴデーエワ

 1985 年、モスクワ生まれ。5 歳より、才能を認められ若手音楽家のためのグネーシン特別音楽学校にて、エレナ・イヴァノワのもとでピアノを学ぶ。2003 年、スイスに留学しチューリッヒ芸術大学にてコンスタンティン・シチェルバコフに師事し、2006 年から09 年まで、シチェルバコフの助手を務めた。並行して、故郷モスクワでも勉強を続け、グネーシン音楽院のウラディーミル・トロップのもとで学んだ。2008 年、チューリッヒおよびモスクワの学校をトップレヴェルの成績で卒業。同年よりW.G. ナボレ主催のコモ湖国際ピアノ・アカデミーにて、バシュキロフ、ベルマン、フー・ツォンら著名なピアニストたちの薫陶を受けた。2010 年ショパン生誕200 周年の記念の年に、ポーランドワルシャワで開催された「第16 回ショパン国際ピアノコンクール」で優勝。アルゲリッチ以来45 年ぶりの女性優勝者として脚光を浴びる。


ユリアンナ・アヴデーエワ
ポーランド国立フレデリック・ショパン協会からの1枚

NIFCCD 029J
\2500→\2290
アヴデーエワ&ブリュッヘン/18世紀オーケストラ
 ショパン:

  ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21
  ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11
ユリアンナ・アヴデーエワ
 (フォルテピアノ/エラール1849年製)
フランス・ブリュッヘン(指揮)
18世紀オーケストラ
 アヴデーエワとブリュッヘン&18世紀オーケストラ!1849年製のエラールで弾くショパンのピアノ協奏曲!

 日本盤限定日本語解説付き!

 ヴンダーやトリフォノフ、ゲニューシャス、ボジャノフといった若き世界的名手たちが集った2010年第16回ショパン国際ピアノ・コンクールで、優勝&最優秀ソナタ演奏賞に輝いたロシアのニューヒロイン、ユリアンナ・アヴデーエワ。
 2012年夏のワルシャワで、アヴデーエワと古楽界の巨匠フランス・ブリュッヘン&18世紀オーケストラとの"奇跡の競演"が実現!
 楽器はショパン存命時代の銘器「1849年製のエラール」!プログラムは、もちろんショパンの「ピアノ協奏曲第1番&第2番」!
 ショパン・コンクールを制覇したモダン・ピアノの名手であると同時に、ヒストリカル・ピアノの演奏を学び、"モダン"と"ピリオド"をハイレベルで弾き分けることのできるアヴデーエワ。
 パートナーとなるヒストリカル・ピアノの1849年製エラールとの対話、ヤン・エキエル校訂のナショナル・エディションの使用、ブリュッヘン&18世紀オーケストラとの綿密なリハーサル。
 ショパンをプログラムとしたブリュッヘン&18世紀オーケストラとの"奇跡の共演"によって、ショパン国際ピアノ・コンクールの覇者、ユリアンナ・アヴデーエワの"ヒストリカル・ピアノ"の奏者としての姿が明らかになる —— !

 ※録音:2012年8月27日−28日&9月1日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ)

 



 ユリアンナ・アヴデーエワ/2014コンサートスケジュール
  10月02日(木)   19:00 東京 NHKホール
  10月23日(木)   19:00 大阪 フェスティバルホール
  10月24日(金)   19:00 大阪 同上
  10月26日(日)   15:00 島根 松江市総合文化センター プラバホール
  10月30日(木)   19:00 奈良 秋篠音楽堂  
  11月01日(土)   16:00 栃木 壬生町立壬生中央公民館
  11月02日(日)   15:00 埼玉 所沢市民文化センター ミューズ
  11月03日(月・祝) 15:00 神奈川 鎌倉芸術館 大ホール
  11月08日(土)   14:00 神奈川 ミューザ川崎シンフォニーホール
  11月09日(日)   14:00 福島 福島市音楽堂
  11月14日(金)   19:00 東京 東京オペラシティ
  11月16日(日)   14:00 香川 サンポートホール高松(高松市文化芸術ホール)





TACTUS



TC 781690
(2CD)
\5100→\4690
今蘇るパガニーニの時代の"24のカプリース"!
  パガニーニ:24のカプリース
  (ピリオド楽器、ガット弦、ピリオド・ボウによる世界初録音)
ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)
 ピリオド楽器&弓とガット弦!演奏時間は約99分!

 イタリア、ブレシア出身の名工ジュゼッペ・スカランペラ(1838−1902)が1865年にパリで製作した"ヴァイオリン"と"ガット弦"、イギリス、ロンドンの名工ジョン・ドッド(1752−1839)が19世紀初期に製作した"弓"の共演による、衝撃のパガニーニの「24のカプリース」全曲録音!そして演奏時間は、なんと約99分!
 モダン・ヴァイオリンでも演奏困難と言われるパガニーニの難曲中の難曲「24のカプリース」に、ピリオド楽器&弓、ガット弦というパガニーニの時代のスタイルで挑むのは、作曲者と同じイタリアのヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニ(1973−)。
 アルテュール・グリュミオーやサルヴァトーレ・アッカルド、コラード・ロマーノ、ドラ・シュヴァルツベルグ、パヴェル・ヴェルニコフにヴァイオリンを学び、ブルーノ・カニーノとのアンサンブルでも活躍。
 パガニーニの作品を得意とするノフェリーニは、モダン、ピリオドの両方を弾きこなすイタリア・ヴァイオリン界の次代の盟主である。
 パガニーニの時代のスタイルで、当時の「24のカプリース」を現代へと蘇らせるノフェリーニ。約99分に及ぶその演奏の全貌や如何に—— !? 話題必至!!

 ※録音:2013年9月、ストゥディオ・モナーリ、マッサ・フィナレーゼ(モデナ、イタリア)



 


TC 841908
\2500→\2290
ズガンバーティのピアノ協奏曲!
 ズガンバーティ:
  ピアノ協奏曲ト短調 Op.15
  序曲《コラ・ディ・リエンツォ》
  子守歌 — 夢(オーケストレーション:ジュール・マスネ)
フランチェスコ・カラミエロ(ピアノ)
ファブリツィオ・ヴェントゥーラ(指揮)
ニュルンベルク・フィルハーモニー管弦楽団
 イタリアの器楽音楽再興のキーマン、ズガンバーティのピアノ協奏曲!

 フランツ・リストの愛弟子であり、ドイツではルビンシテイン、ワーグナーと親交を深め、オペラが栄華を極めた時代のイタリアで器楽音楽再興の中心的役割を担ったジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841−1914)。
 ピアノ曲、室内楽曲、交響曲など"オペラ以外"のジャンルに取り組み、1878年から1880年にかけて作曲されたズガンバーティの「ピアノ協奏曲」は、後期ロマン派時代のイタリアで誕生し、ドイツからの影響とイタリアの伝統を兼ね備えた知られざる秀作である。
 オペラではなく、器楽作品を書き続け、作曲家、ピアニスト、教育者として活躍したズガンバーティが遺したイタリア・ロマン派の「ピアノ協奏曲」。ソリストはもちろんズガンバーティのスペシャリスト、フランチェスコ・カラミエロ!

 ※録音:2000年4月、ニュルンベルク・ステュディオ・コロッセウム(ドイツ)
 

TC 470301
\2500
カピローラ:リュート曲集(1517) パオロ・ケリーチ(リュート&ビウエラ)
 イタリアの名リューティスト、パオロ・ケリーチの新録音!

 16世紀初期のイタリアにおける器楽音楽の重要な作曲家であり、自らもリュート奏者としてブレシアを中心に活躍したヴィンチェンツォ・カピローラ(1474−1520)。
 舞曲やリチェルカーレ、リュート用にタブラチュア編曲されたジョスカンや同世代の作曲家たちの声楽作品が収められた「リュート曲集(1517)」は、楽譜としてだけでなく、16世紀初頭のイタリアの器楽作品の歴史を伝える音楽史的資料としても重要な存在である。
 スイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムでホプキンソン・スミスに学んだイタリアを代表するリューティスト、パオロ・ケリーチがイタリア・ルネサンスの調べと歴史を奏でてゆく。

 ※録音:2013年5月
 


TC 630201
\2500→\2290
ベラルディ:ヴァイオリンのためのシンフォニア集第1巻 Op.7 ファブリツィオ・ロンゴ
 (バロック・ヴァイオリン)
アンナ・クレメンテ(チェンバロ)
 17世紀イタリアの音楽理論家、特に対位法の分野でその名を知られるアンジェロ・ベラルディ(1630−1694)。
 副題付きの6曲のカンツォーネで構成されている「ヴァイオリンのためのシンフォニア集第1巻」は、音楽理論の大家ベラルディの"作曲家"としての姿にスポットライトをあてた好企画。
 アカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャでバロック・ヴァイオリンを学び、自らも音楽学者であるファブリツィオ・ロンゴの18世紀ナポリ製の銘器が、器楽のためのイタリア・バロックの歌を歌う。

 2013年5月の録音。
 

TC 770702
\2500
ジアネッラ:3つのデュオ・コンチェルタンテ Op.2 クラウディオ・オルテンシ(フルート)
アンナ・パセッティ(ハープ)
  ヴェネツィアのフェニーチェ劇場、ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座のためのオペラやバレエを作曲し、当時の大作曲家ドメニコ・チマローザの葬送にも携わったイタリア古典派の音楽家ルイジ・ジアネッラ(1770ca.−1817)。
 その生涯の多くの部分は謎に包まれているものの、パリでジャン=アンリ・ナーデルマンによって出版されたフルートとハープのための「Op.2」は、忘れられた作曲家ジアネッラの功績を知ることのできる貴重な機会である。

 2013年9月の録音。
 

TC 862720
\2500
ボッシ:オルガン作品全集Vol.10
 行列の行進 Op.68/オルガンのための6つの小品 Op.70/
 行進曲(ルカ・サルヴァトーリ校訂)/2つの小品 Op.94/
 5つの小品 Op.104/断章ヘ短調/
 エントラータ(リッカルド・カスタネッティ校訂)
アンドレア・マシナンティ(オルガン)
 2011年で生誕150周年を迎えた19世紀後期〜20世紀前期のイタリアのコンポーザー=オルガニスト、マルコ・エンリコ・ボッシ(1861−1925)のオルガン作品全集第10巻。
 ヴェネツィア音楽院、ボローニャ音楽院、サンタ・チェチーリア音楽院の院長を歴任し、ニューヨークへの演奏旅行からの帰路の途中、船上でこの世を去ったイタリア・オルガン界の巨匠の遺産を世に送り出すシリーズである。
 ボッシが生きた時代に製作された4台のオルガン、ベルガモのカッラーラから出版されたクリティカル・エディションの使用など、楽器、楽譜にもこだわったタクトゥス(Tactus)の自信作です。

 2012年の録音。




CPO


777717
(2 SACD-Hybrid)
\6200
マックス・レーガー:オルガン作品集 第1集
レーガー時代の歴史的オルガンによる演奏

<CD1>
 1.B-A-C-Hの名前による幻想曲とフーガ Op.46(1900)/
 2.組曲 ホ短調 Op.16(1894/1895)/
<CD2>
 1.オルガン・ソナタ 第1番 嬰ヘ短調 Op.33(1899)/
 2.12の小品集 Op.80(1904) 抜粋/
 3.オルガン・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.60(1901)
ゲルハルト・ヴァインベルガー
(オルガン
CD1…ヴィルヘルム・ザウアー・オルガン
(ライプツィヒ トーマス教会 1914年製,
CD2…P.フルトヴァンガー&ハンマー・オルガン
(ザルツヴェデル マリーエン教会 1908年製)
 2016年に没後100周年の記念年を迎えるマックス・レーガー(1873-1916)。いくつかのレーベルが彼のオルガン作品の全集録音を目論んでいますが、「オルガンと言えばcpo!」ということで、cpoではJ.S.バッハの全集でお馴染みの名手ヴァインベルガーをフィーチャーして、レーガー全集を始動しました。
 レーガー作品は、もちろんバッハの形式を厳格に継承した上で、ロマン派的な和声を、雄弁な表現力を上乗せしたもので、曲に用いられている対位法は想像を絶するほどに緻密であり、また音楽的にも(渋いとはいえ)極めて優れたものであることは間違いありません。
 そのうえ、この録音はSACDハイブリッド盤で発売というのも嬉しいところ。レーガーが活躍した時代に建立されたふくよかなオルガンの響きを、余すことなくとらえた素晴らしいアルバムの登場です。
 


777901
(2CD)
\5400→\4990
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「インテルメッツォ」Op.72
 2幕(作曲家自身の台本による)
ジモーネ・シュナイダー(ソプラノ)/
マルクス・アイヒェ(バリトン)/
ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ) 他/
ミュンヘン放送管弦楽団/
ウルフ・シルマー(指揮)
 シュトラウス(1864-1949)の歌劇「インテルメッツォ」は、彼の他の作品に比べると上演機会も少なく、また録音もほとんどないことで知られるオペラです。この理由の一つは、歌劇の内容があまりにもシュトラウスのプライヴェート寄りのお話であり、「いったい誰が作曲家と妻の諍いの場面を劇場で見たいんだ」と思ってしまう人が多いから(笑)ではなく、内容に追従するために歌詞と台詞が膨大になってしまって、これを正確なドイツ語で歌に載せることがとても困難であるというのが、恐らく真の理由でしょう。そうは言うものの、この巧妙に仕組まれた楽しいお話と、よくできた形式(タイトルのインテルメッツォというのは間奏曲という意味で、これは「家庭内のちょっとした出来事」を表すのと、もう一つはオペラの情景の全てが小粋な「間奏曲」で繋がれているのです!)は、ぜひとも新しい演奏で味わってみたいと、全てのシュトラウス・ファンが願っていたことでした。
 この演奏は2011年のガルミッシュ=パルテンキルヘンで開催されたリヒャルト・シュトラウス音楽祭のハイライト(音楽監督:ブリギット・ファスベンダー)を飾るコンサートで、ウルフ・シルマーのタクトに載せて、その美しく軽妙な音楽が絶妙に演奏されています。クリスティーネを演じるのはジモーネ・シュナイダー。往年のルチア・ポップを凌ぐ名唱を聴かせています。
 


777687
\2700→\2490
アンジェイ・パヌフニク:交響的作品集 第8集
 1.ヴァイオリン協奏曲(1971)/
 2.チェロ協奏曲(1991)/
 3.ピアノ協奏曲(1961/1972/1983)
アレクサンダー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)/
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)/
エヴァ・クピーク(ピアノ)/
ベルリン・コンチェルトハウス管弦楽団/
ルーカス・ボロヴィッツ(指揮)
 20世紀を代表する偉大なる作曲家アンジェイ・パヌフニク(1914-1991)。このアルバムは彼の「交響的作品集」の完結編となります。ワルシャワで生まれ、パリ、ウィーンで学び「西洋の現代音楽」や「新古典主義」にどっぷり漬かるも、彼自身は「私にとって音楽は常に最も深い人間の表現であり、本物の感情と精神的、指摘な内容を持つものです」と語るように、その作品はもっと個人的な悲しみや怒りの感情、そして未来への希望など様々なものを孕んでいます。
 このアルバムには3つの協奏曲が収録されています。3つの中では一番古い時代に書かれた「ピアノ協奏曲」での表現の触れ幅の大きさ(躍動的な第3楽章が素晴らしい)は感動ものですし、最晩年の「チェロ協奏曲」も鎮痛な第1楽章と、音楽があふれ出てくるような目覚しい第2楽章の対比が素晴らしく、これこそが、彼が生涯をかけて追求したものなのだろう。と納得させてくれる音楽です。それぞれの協奏曲でソロを担当している奏者たちも注目。これは一聴の価値ある1枚です。
 


777816
(2CD)
\5400→\4990
フランツ・レハール:喜歌劇「ひばりの歌うところ」
 3幕 A.M.ヴィルナー&H.ライヒェルト 台本
ゲルハルト・エルンスト(語り)/
ジークリンデ・フェルトホーファー(ソプラノ)/
ジェフゲンジ・タウンツォフ(テノール)/
ヴォルフガンク・ゲロルト(バリトン)/
ミリアム・ポルトマン(ソプラノ)/
フローリアン・レセタリツ/
シニャ・マシュケ/
バートイシュル・レハール祝祭合唱団/
フランツ・レハール管弦楽団/
マリウス・ブルケルト(指揮)
レハール(1870-1948)の数あるオペレッタの中では、比較的知名度が低いこの「ひばりの歌うところ」。行進曲とパロータシュや、その他のわずかな曲がメドレーの形で稀に演奏されますが、全曲で楽しむ機会はほとんどないのが実情です。
 しかし、1919年にこの歌劇を観たプッチーニは、あまりの素晴らしさにすぐさまレハールに賛辞の手紙を書いた(彼らはその6年前に遇っていた)というエピソードがあるほどに、人々を感動させた作品であり、内容はよくある三角関係を描いたものであるにせよ、メロディの美しさと、ヒロインが歌うコロラトゥーラを駆使した見事なアリアなどは、この作品を埋もれさせるには惜しい、強い魅力を放つものです。
 このバートイシュルで開催されたレハール音楽祭のライヴ収録は、多くのウィンナ・ワルツファンにとっての嬉しい贈り物となることでしょう。
 


777829
\2700→\2490
クロアチアの作曲家
 ボリス・パパンドプロ:作品集
  1.ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲 第2番/
  2.弦楽オーケストラのためのシンフォニエッタ Op.79/
  3.弦楽オーケストラのためのピンタリキアーナ
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/
ザグレブ・ソロイスツ/
スレテン・クルスティク(指揮)
 クロアチアの作曲家、指揮者ボリス・パパンドプロ(1906-1991)は、20世紀クロアチアの音楽界発展に非常に力を尽くした人です。
 450曲ほどの数多くの作品を残していますが、その作品のほとんどは現在忘れられています。
 彼の父はギリシアの血を引く貴族の家系の出で、彼の母マヤ・ストロッツィはクロアチアの有名なオペラ歌手。恵まれた環境で幼い彼は音楽的才能を存分に伸ばしたのです。キャリアの初期にはクロアチアの音楽協会が主催するアマチュア・オーケストラで指揮者として活躍し、合唱団の指導も行っていました。またザグレブのラジオ局の音楽監督も務めていました。第二次世界大戦後はサラエボやリエカでオペラを指揮するなど、幅広い活動をしています。
 彼の曲は新古典派風でありながら、その中にクロアチア民謡も取り入れたユニークなもので、この独自の個性は大変貴重なものです。ここで指揮をしているのは、ミュンヘン交響楽団で長らくコンサートマスターを勤めていたスレテン・クルスティク(ベオグラード生まれ)。この活気に満ちた音楽を理想的に演奏しています。
 

777854
(SACD-Hybrid)
\3100
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:
 ピアノ協奏曲集 第13番-第16番(原曲…オルガン協奏曲)

  1.ピアノ協奏曲 第13番 ヘ長調 HWV295/
  2.ピアノ協奏曲 第14番 イ長調 HWV296/
  3.ピアノ協奏曲 第15番 ニ短調 HWV304/
  4.ピアノ協奏曲 第16番 ヘ長調 HWV 305
マティアス・キルシュネライト(ピアノ)/
ドイツ・カンマーアカデミー/
ラヴァー・スコウ・ラーセン(指揮)
 第1集(777837-2)に続くキルシュネライトによるヘンデル(1685-1759)の協奏曲集です。原曲はオルガンのための協奏曲ですが、ここではオルガン・パートを完璧に現代のピアノへと移し変えることで、輝かしい音色と壮麗な響きを獲得しています。これまで知っているこれらの曲とは全く違う側面を見せてくれるという画期的な試みがなされています。
 バッハの協奏曲などもそうですが、この時代の作品をモダンの楽器で演奏することについては、常に多かれ少なかれの賛否両論が付きまとうものですが、このシリーズは卓越した創造性が高く評価されるものと言えるでしょう。伴奏のドイツ・カンマーアカデミーは、全体的に軽やかであり、キルシュネライトの美しい音色と呼応する流麗な響きを聴かせます。
 

777928
\2700
テ・デウム・ラウダムス 1594年フライベルク大聖堂の天使たちの聖なる音楽
 1.フィリップ・デ・モンテ:Missa super Mon Ceur le recomande/
 2.フィリップ・デ・モンテ:Ad te levavi/
 3.ファブリシウス:Cantate dominum/
 4.ファブリシウス:O Sacrum convivium/
 5.レヒナー:Si bona suscepimus di manu Domini /
 6.ミヒャエル:Te Deum laudamus/
 7.フェラボスコ:O lux beata trinitas
コールデ・フライベルゲンシス/
アンサンブル・フライベルガー大聖堂/
アルブレヒト・コッホ(指揮)
 このアルバムは、フライベルクのラテン語学校図書館に所蔵されていた宗教音楽集の譜面を演奏したものです。
 フライベルクとはドイツ、ザクセン州ケムニッツ行政管区、ミッテルザクセン郡の都市で、12世紀に発見された銀鉱山を中心に栄えた?歴史ある地域。鉱物学、鉱山技術が特に発展しています。
 そんな地域に住む中産階級の人々は、とても知的探求心に満ち溢れていて、1515年にはザクセン州で最も古く、重要な学校が設立されました。
 この図書館には、数多くの楽譜を蔵書することで、この地域の文化を守ることと、地方色を保存し、他の地域にその力を見せつけるにも存分な機能を持たせることができたのです。
 もちろん当時の作曲家たちの作品が数多く収められましたが、保存することに重点が置かれたためか、これらが演奏されることはほとんどありませんでした。
 今回、ルネサンス時代の楽器で作品を忠実に演奏することで、本来の形を取り戻すこととなったのです。




DYNAMIC


CDS-7698
\2100
ハイドン:フルートとピアノのためのソナタ集
 1-3.ソナタ ハ長調 Op.87(1797)/
 4-6.ソナタ 変ホ長調 Op.90-1(1803)/
 7-9.ソナタ ト長調 Op.90-2(1803)
ニコラ・グィデッティ(フルート)/
マッシミリアーノ・ダメリーニ(ピアノ)
録音 2012年6月 ジェノヴァ
 ハイドン(1732-1809)の後期弦楽四重奏曲は、当時の作曲家たちには書き得ない高度な技術と数多くのアイデアが盛り込まれており、発表されるやいなや素晴らしい成功を収めました。
 この評判に触発されたBreitkopf and Harter社は、Op.74-1(72番)とOp.76-6(80番)、そしてOp.77-1(81番)の3曲をフルート・ソナタに編曲することを思い立ち、フルート奏者としても名高いライプツィヒ・トーマス教会のカントール、アウグスト・エベルハルト・ミュラーに編曲を依頼したのです。(彼は編曲家としても知られ、この出版社と協力関係を持っていた)。
 ミュラーはそれぞれの弦楽四重奏曲からメヌエットを省いて、3楽章形式にし、フルートが軽やかに歌うように手を加え、Breitkopf and Harte社は、それぞれにハイドンの作品番号を付けて「あたかもハイドンの作品のように」出版したのでした。このミュラーという人は他にも色々なことをしたようで、例えばモーツァルトの「謎の」ピアノ・ソナタも、ミュラーが編曲したらしいとされていますが、教育者としては素晴らしい能力を持っており、フリードリヒ・フェスカをはじめとした音楽家たちが彼の元から巣立っています。
 ここで演奏しているフルーティスト、グィデッティの演奏スタイルはクレム、ガッツェローニ、マリオン、ランパルから賞賛を得ており、ソリストとして、また室内楽奏者として活躍しています。現在はアドリアとサチーレの音楽院でフルートを教えています。
 ピアノのダメリーニは、現代音楽も得意とする幅広いレパートリーを有する人で、こちらも多くのオーケストラと共演するなど、華々しい活躍をしているヴェテランです。
 

CDS-7699
(2CD)
\2100
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988(M.サルチートによるギター編)
<CD1>1.アリア/2-16.第1変奏-第15変奏/
<CD2>1-15.第16変奏-第30変奏/16.アリア
マルコ・サルチート(ギター)
録音 2014年3月 P.I.M.S.スタジオ・ディ・ヴァスト
 「二重録音でもなく、電気的なエフェクトも加えていない演奏」が歌い文句であるこの演奏。
 ギタリスト、マルコ・サルチートが自ら編曲した「ギターによるゴルトベルク変奏曲」の全曲盤の登場です。
 古今東西、様々な演奏家たちが思い思いの楽器やアンサンブルで演奏してきたこの孤高の名作ですが、このギターのみのゴルトベルクにはまさに驚きの声をあげる他ありません。
 アコーディオンでも驚きなのにギターです。この演奏のために、サルチートはキオッジャに住む名弦楽器製作者エンツォ・グィドに、新しい楽器の製作を依頼し、バッハ(1685-1750)の音楽を完璧に演奏するための素晴らしいギターを用意するほどの熱の入れようで、入念な編曲もあわせて、この精巧かつ雄弁な音楽を完璧に表現したサルチートの熱演は、間違いなく後世に語り継がれるべきものと成り得ることでしょう。
 ギタリスト、マルコ・サルチートは現在フォッジア近くのロディ・ガルガチーコ音楽院で、ギターの教授を務めています。彼は古典だけでなく、ジャズ、フラメンコまで幅広いレパートリーを有し、世界中でコンサートを開催し、また映画音楽をレコーディングするなど、注目を集めている人です。





<メジャー・レーベル>
 

DG



480 8477
(2CD)
\1800→\1690
ロリン・マゼール
 ファリャ:
  ①バレエ組曲「恋は魔術師」,
  ②「三角帽子」より
 ストラヴィンスキー:
  ③「火の鳥」組曲(1919年版)
 バルトーク:
  ④2つの映像Sz.46, ⑤管弦楽のための協奏曲Sz.116
ロリン・マゼール(指揮),
ベルリン放送交響楽団(①〜③),
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(④⑤),
グレース・バンブリー(Ms:①)
【録音】1965年6月(①②), 1957年11月(③), 1979年12月(④⑤) ベルリン、イエス・キリスト教会
 ①〜③は、マゼールが若き日にベルリン放送交響楽団と録音した躍動感に溢れた演奏。オーケストラの色彩的な扱いに、すでに熟練さえ感じさせられる名盤。
 ④⑤はバルトークのオーケストレーション効果が発揮された代表作ですが、マゼール指揮のベルリン・フィルの持ち味が生かされたレベルの高い充実の名演が繰り広げられています。




DECCA



480 7844
\1200
デ・ブルゴス/ファリャ、グラナドス、ラヴェル
 ファリャ:
  ① スペインの庭の夜, ② バレエ:『恋は魔術師』
 グラナドス:
  ③ 歌劇『ゴイェスカス』〜間奏曲
 ラヴェル:
  ④ 亡き王女のためのパヴァーヌ, ⑤道化師の朝の歌
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)/
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(①),
ニュー・フイルハーモニア管弦楽団(②〜⑤),
アリシア・デ・ラローチャ(P:①),
ナティ・ミストラル(A:②)
デ・ブルゴスの躍動するリズム感、情熱のほとばしり
 【録音】1965〜1966年(②〜⑤), 1983年(①)
 2014年6月11日に亡くなったフリューベック・デ・ブルゴスは、ドイツ人の父とスペイン人の母のもとに1933年に生まれたスペインを代表する指揮者。母国をはじめ欧米で活躍し、日本では読売日本交響楽団などでも長く演奏活動を続けました。
 このアルバムにはファリャ、グラナドス、ラヴェルという3人の作品が収められています。躍動するリズム感、湧き上がる情熱、豊麗な音色など、生まれ持っての熱い血潮がたぎるブルゴスならでは名演が繰り広げられています。
 


480 7705
\1200
デ・ラローチャの陰影に富んだ独自の抒情の美しさのスペイン作品
《ラローチャ/スペイン・ピアノ・アンコール・ピース》

 マテオ・アルベニス:ソナタ ニ長調
 イサーク・アルベニス:
  入江のざわめき-マラゲーニャOp.71-6,
  パバーナ・カプリーチョ ホ短調Op.12,
  ティエルラの門-ボレロOp.71-5,
  マラゲーニャ ホ短調Op.165-3,
  タンゴ ニ長調Op.165-2, セビーリャOp.47-3,
 ソレール:ソナタ ト短調R.87, ソナタ ニ長調R.84,
 トゥリーナ:サクロモンテOp.55-5, サパテアードOp.8-3,
 グラナドス:
  バレンシアーナOp.37-7, アンダルーサOp.37-5,
  マハと夜鳴きうぐいす, わら人形,
 ファリャ:隣人たちの踊り, 火祭りの踊り,
 アルフテル:羊飼いの踊り, ジプシーの踊り,
 ニン=クルメル:秋の歌,
 モンサルバーチェ:ハバネラ
アリシア・デ・ラローチャ(P)
【録音】1970〜1976年、ロンドン
 スペインの名女流ピアニスト、ラローチャの演奏で収録した、スペインの代表的なピアノ名作集。極めて幅広いレパートリーを擁した彼女ですが、特に自国の作品では他の追随を許さない傑出した存在として知られています。
 特にこのデッカへの録音は、彼女の闊達自在な演奏が結晶した名盤中の名盤で、スペイン名曲を心ゆくまで堪能いただけます。
 


480 7674
\1200
ラローチャ/モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番&22番
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459
  ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K.482
アリシア・デ・ラローチャ(P)
ユリ・シーガル(指揮) ウィーン交響楽団
磨きぬかれた暖かく美しい音色!
 【録音】1981年、ウィーン、ゾフィエンザール
 20世紀屈指のピアニスト、アリシア・デ・ラローチャは、モーツァルでも名演を聴かせました。
 彼女はショルティとの共演でもモーツァルトの協奏曲録音をDeccaにも数曲残しています。
 当盤ではシーガル&ウィーン響のバックがしなやかなラローチャのソロを引き立てています。暖かく磨きぬかれた美しい音色が心に残る珠玉の名盤です。
 


480 8952
(3CD)
\3000→\2690
マゼール/ブラームス:交響曲全集
 交響曲第1番ハ短調Op.68, 交響曲第2番ニ長調Op.73
 交響曲第3番へ長調Op.90, 交響曲第4番へ長調Op.98
 悲劇的序曲Op.81, 大学祝典序曲Op.80,
 ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
ロリン・マゼール(指揮)
クリーヴランド管弦楽団
マゼール&クリーヴランドによる圧倒的名演!
 【録音】1975〜76年、クリーヴランド マソニックオーディトリアム
  マゼール40代半ばの演奏で、クリーヴランド管弦楽団音楽監督時代の録音。演奏効果を熟知した圧倒的なオーケストラの鳴らし方が見事です。
  交響曲のがっしりとした枠組みを押さえつつ、大胆かつ熱狂的な表現を繰り広げるスリリングな演奏をお楽しみください。
 


480 8948
(2CD)
\1800→\1690
マゼール/R・シュトラウス:交響詩集
 ①交響詩『ドン・キホーテ』Op.35,
 ②交響詩『ドン・ファン』Op.20
 ③交響詩『マクベス』Op.23 ④交響詩『死と浄化』Op.24
 ⑤組曲『町人貴族』Op.60 ⑥『ばらの騎士』からワルツ
ロリン・マゼール(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,
フリードリヒ・グルダ(P:⑤),
ヴィリー・ボスコフスキー(Vn:⑤),
エマニュエル・ブラベッツ(Vc:①⑤),
ヨーゼフ・シュタール(Va:①)
マゼール&ウィーン・フィルによる見事な性格描写
【録音】1964年(②④), 1966年(⑤⑥), 1968年(①), 1983年(③)
 ウィーンと関わりの深かったシュトラウスの作品の魅力を余すところなく描きつくした名盤。ウィーン・フィルと当時最も結びつきの強かったマゼールならではの豊かな音響と細部にわたる生き生きとした性格描写が見事です。



<国内盤>


SONARE



SONARE 1024
\2400+税
Souvenir
 ヴィエニャフスキ:モスクワの思い出
 ポルディーニ(クライスラー編曲):踊る人形
 リムスキー=コルサコフ(クライスラー編曲):インドの歌(オペラ「サトコ」より)
 ラヴェル:ツィガーヌ
 ニーノ・ロータ:即興詩《センチメンタルな悪魔》
 クライスラー:美しきロスマリン
 シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ《二重奏曲》イ長調Op.162 D.574
 ドヴォルザーク(クライスラー編曲):ユモレスク
内山優子(ヴァイオリン)
鷲宮美幸(ピアノ)
 澄明な音色と精確な技術、ピッツバーグ響のヴァイオリニストを務めた内山優子、初のソロ・アルバム!

 録音:2013 年5 月20&21 日、フィリアホール(青葉台)/DDD、60’ 18”

 「一聴して、このように優れた邦人ヴァイオリニストがまだいたのか、と驚きに打たれた。2005 〜 12 年までピッツバーグ交響楽団のヴァイオリニストを務めた内山優子、初のソロ・アルバムだ。澄明な音色、精確な技術、そして素直で潤いにあふれた歌心。常に涼やかで薫り高い名演を愉しめる。筆者はすっかり内山優子のファンとなり、その成功を確信している。」渡辺謙太郎(ライナーノーツより)

 ■プロフィール 内山優子(ヴァイオリン)
 山口県生まれ、桐朋女子高等学校音楽科卒業後、渡英。ギルドホール音楽院卒業および、同音楽院コンサート・リサイタル・ディプロマ受賞。2001 年より渡米し、スカラシップを得て、クリーブランド音楽院修士課程修了後、文化庁在外研修生としてボストン、ニューイングランド音楽院にてさらに研鑽を積む。
 ドイツ、第6 回イフラ・ニーマン国際ヴァイオリン・コンクール第2 位、英国、ハットフィールド音楽祭で総合優勝。2001 年、東京文化会館小ホールにて日本演奏連盟主催デビューリサイタル、2003 年ワシントン国際弦楽器コンクール第2 位入賞。2013 年、東京の春音楽祭チェンバーオーケストラ、相模原チェンバーオーケストラに参加。ソリストとして、ニューワールドシンフォニー(米国)、デ・ハヴィランド・フィルハーモニック(英国)、神奈川フィルハーモニック、アーリントン・フィルハーモニック(米国)、ピッツバーグ交響楽団、広島交響楽団と共演。2005-2012、アメリカ、ピッツバーグ交響楽団ヴァイオリニスト。 2012 年秋に帰国し、日本での活動を始める。




ミッテンヴァルト



MTWD99009
【再プレス】
\2858+税

<日本楽派シリーズ、伊福部昭・米寿記念>
 「伊福部昭:室内楽作品集」

  (1)ヴァイオリン・ソナタ(1985)
  (2)絃楽オーケストラのための日本組曲(1988)
  (3)ピアノ組曲(1933)
  ※(ボーナス・トラック)
   「ヴァイオリン・ソナタ」リハーサル風景収録

(1)木野雅之(Vn)
 木野真美(Pf)
(2)兎束俊之(指揮)
 東京音楽大学アンサンブル・エンドレス
(3)堀 陽子(P)
 ミッテンヴァルト名盤の待望の再プレス!伊福部昭生誕100 年記念!ヴァイオリン作品2タイトル木野雅之のソナタ!佐藤久成の協奏曲!

 録音:(1)2002 年8 月30 日 トッパンホール(セッション録音)※伊福部氏 立会い・監修の中行われた録音!
  (2)1998 年10 月14 日カザルスホール(ライヴ) (3)1990 年12 月10 日イイノホール(ライヴ)

 〜伊福部の逞しさと優しさを伝える一枚〜(片山杜秀)
 伊福部昭はゴジラなどに代表される映画音楽や、日本狂詩曲、シンフォニア・タプカーラなどに代表される管弦楽作品が中心で、室内楽が演奏される機会は非常に少ない。90 年以降、箏の作品を始め、室内楽が創作活動の主になったこともあり、室内楽の代表格であるヴァイオリン・ソナタは伊福部の珠玉作品である。
 ヴァイオリン・ソナタの録音は2002 年8 月30 日、伊福部昭氏立会いのもとで行われた。録音中、舞台に上がり指揮を始め、演奏者に指示を与えるというハプニングがあった。その様子はボーナス・トラックとして収録されている。
 


MTWD99028
【再プレス】
\2858+税
伊福部昭:ヴァイオリン協奏曲(ピアノ・リダクション)
 (1)ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲
  (ヴァイオリン協奏曲第1番)(1948/1971)
 (2)ヴァイオリン協奏曲第2番(1978)
佐藤久成(Vn)
岡田 将(Pf)
 録音:2006 年6 月5 日、秩父ミューズパーク音楽堂

 〜墨汁の飛び散るような骨太の独奏、懐かしく逞しいアジアの歌が蘇る〜(片山杜秀)
 この録音は伊福部昭が2006 年2月に亡くなり、その直後の6月に録音されたものです。このピアノ伴奏版は伊福部が自らアレンジしたもので、出版もされており(全音楽譜出版社)この版では初録音となります。聴きなれたこの作品がフレッシュに蘇りました。
 腕のたつ若い演奏家、佐藤久成と岡田将による演奏についてミッテンヴァルトの稲原氏は「二人は荒削りな部分がありながらも、最後まで緊張感を失わず、ひたすら伊福部音楽に向き合った。その演奏は私の想像をはるかに超え、まさに私の心を揺さぶる音楽となった。」とライナー・ノートで述べています。



<映像>


DYNAMIC


DYNDVD37694
(DVD)
\3100
アンドレ・モデスト・グレトリー:
 歌劇「ギョーム・テル」3幕(1791)
ギヨーム・テル…マルク・ラホ(テノール) /
テルの妻…アンヌ・カトリーヌ・ジレ(ソプラノ)/
ジェスレル…ライオネル・ローテ(バリトン)/
マリー…リースベト・ドフォス(ソプラノ)/
テルの息子…ナターシャ・コワルスキ(メゾ・ソプラノ)/
メルクタール…パトリック・デルクール(バリトン)/
メルクタールの息子…ステファン・チフォレッリ(テノール)/
旅行者…ロジャー・ジョアキム(バリトン)/
ワロニー王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
シュテファノ・マッツォーニス・ディ・プララフェラ(指揮)/
ジーン=ガイ・レカット(演出)/
フェルナンド・ルイス(衣装)
収録 2013年6月 リエージュ,ワロニー王立歌劇場/収録時間:88分 フランス語歌唱/音声:ステレオ2.0/DD 5.1/字幕:仏・英・独・西・伊・蘭/画面:16:9/REGION All(Code:0) ※世界初収録
 スイスの国民的英雄ウィリアム・テルの伝説は、オペラ作曲家たちの間でも人気のテーマですが、現在知られているのはロッシーニの作品が唯一で、それすらもあまり上演機会が多いとは言えません。
 こちらのグレトリーの作品は、ロッシーニのものより38年前に作曲された3幕の短いオペラ=コミークで、スイスの有名な民謡も使われたドラマティックなもの。会話の部分と緊張感ある音楽、そして劇的な展開は、ベートーヴェンの「フィデリオ」をも連想させます。
 作曲家のグレトリー(1741-1813)はリエージュで生まれ、サン・ドニ教会で聖歌隊員を務めました。若い頃にイタリア・オペラ団の公演に出演したことで、ガルッピやペルゴレージのオペラに触れ、多大なる影響を受けたようです。イタリアで学ぶための資金を稼ぐために作曲した「ミサ曲」が評判となり、無事資金を得てイタリアに留学。その後、モンシニーのオペラ台本を研究することで、フランスのオペラ・コミークに専心しようと決意したといわれています。その後パリに移り、次々と作品を発表。生涯50作ほどのオペラを作曲したのです。
 この上演は、2013年グレトリーの没後200年を記念して行われたもので、理想的な歌手と指揮者を得た素晴らしい公演となりました。




EUROARTS(映像)


20 72648
(DVD)
\4400
スポンティーニ:「仮面をつけた駆け落ち」 ルース・ロジク(S エレナ)
カテリーナ・ディ・トンノ(S オリンピア)
アレッサンドラ・マリアネッリ(S コラッリーナ)
クレメンテ・ダリオッティ(Br ナルドゥッロ)
フィリッポ・モラーチェ(Bs マルズッコ)
アレッサンドロ・スピーナ(Bs ナスタージョ)
ディオニジ・ドストゥーニ(T ドラルボ)
コッラード・ロヴァリス(指揮)
イ・ヴィルトゥオーシ・イタリアーニ

20 72644
(Blu-ray)
\5000
 若き日のスポンティーニの愉快なオペラ「仮面をつけた駆け落ち」イェージのペルゴレージ・スポンティーニ・フェスティヴァルでの復活上演、もちろん世界初収録!!

 レオ・ムスカート(演出)、ベニト・レオノーリ(装置)、ジュージ・ジュスティーノ(衣装)、アレッサンドロ・ヴェラッツィ(照明)
収録:2012 年8 月、イェージ
 (DVD)リージョン:ALL、NTSC、16:9、145分、PCM Stereo /Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1、字幕:伊英独仏
 (Blu-ray)リージョン:ALL、16:9、145分、PCM Stereo /Dolby Digital 5.1 / DTS 5.1、字幕:伊英独仏

 ガスパレ・スポンティーニ(1774—1851)と言えば、マリア・カラスがスカラ座で歌った「ヴェスタの巫女」を始め、パリやベルリンで豪華なオペラを発表して活躍したオペラ作曲家として知られています。しかしスポンティーニはパリ進出前の数年間はイタリアでのイタリアオペラでも活躍しており、しかもこの時期はオペラブッファを主として手掛けていました。「仮面をつけた駆け落ち」模糊のイタリア時代の1800—1801 年のカーニヴァル・シーズンにナポリで初演された喜劇。当時はパイジェッロが大人気でそれをチマローザが追いかけている頃、ロッシーニはまだ少年でした。26 歳のスポンティーニもプレ・ロッシーニのオペラブッファの様式に則っているものの、さすがは後にワーグナーからも崇められた大物、軽快な音楽の中にもあちこちでピリリとした才気を感じさせ、パリで大成功を収める資質を感じさせます。
 歌手は比較的若い世代が中心になっています。エレナのルース・ロジクは、スペイン、カタルーニャ、バルセロナ生まれのソプラノ。バロックからモーツァルト、ロッシーニのオペラで活躍しており、今後益々の活躍が期待されている人です。オリンピアのカテリーナ・ディ・トンノは、近年モーツァルトのオペラの娘役で人気の高いソプラノ。大柄な体から発せられる豊かな声が魅力です。コラッリーナのアレッサンドラ・マリアネッリは、まだ20 代の若い歌手ですが、この中で一番知名度が高いでしょう、彼女もモーツァルトやロッシーニを得意とし、またビゼー「カルメン」のミカエラやプッチーニ「ボエーム」のムゼッタなどでイタリア主要劇場で活躍しています。
 ナルドゥッロのクレメンテ・ダリオッティはここ数年活動を広げているイタリアのバリトン。2011 年8 月には、ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルでアルベルト・ゼッダの指揮した「セビリアの理髪師」に出演しています。マルズッコのフィリッポ・モラーチェはナポリ生まれのバス=バリトン。バッソブッフォとして既に人気の高い人。ドラルボのディオニジ・ドストゥーニは1979 年、南イタリア、レッチェ近郊の生まれ。若手のバリトンとして期待されています。
 指揮のコッラード・ロヴァリスは、ベルガモ生まれの中堅のイタリアオペラの指揮者。ロッシーニの指揮で評判を高め、ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァルには1997 年、1998 年、2012 年と出演、日本では2004 年に藤原歌劇団で「アルジェのイタリア女」を指揮して好評でした。2005 年以来オペラ・フィラデルフィアの音楽監督を務めています。
 演出のレオ・ムスカートは、2012 年に名誉あるアッビアーティ賞の最優秀演出家を受賞したイタリアの演出家。この「仮面をつけた駆け落ち」では、伝統的な衣装を思い切り今風にデフォルメした衣装を用い、画家マルズッコを現代アートの旗手のようにしています。そして暖簾状の幕に映像を投射、これがたいへんな効果を上げています。単に212 年ぶりの復活上演というだけではなく、現代の観客が楽しめる舞台に仕上がっています。

 なお日本ではGaspare Spontini はガスパーレ・スポンティーニという表記が一般的ですが、イタリア語ではGaspare のアクセントはGa にあり、スパレ・スポンティーニです。

 スポンティーニ「仮面をつけた駆け落ち」 簡単なあらすじ
 第1幕
 画家マルズッコの娘エレナは農夫ナルドゥッロと愛し合っているが、マルズッコは医師フィレルボを娘の結婚相手に決めていた。一方、エレナのいとこオリンピアはフィレルボに恋していた。実はこの医師フィレルボの正体はいかさま師ドラルボで、彼は以前コラッリーナという娘を誘惑して棄てていた。コラッリーナはマルズッコの絵のモデルとして家に出入りしており、ドラルボへの復讐の機会を窺っていた。マルズッコはコラッリーナ(彼女に彼は気がある)から、家の中で誰かが絵を一つ盗んだのを目撃したと告げる。もちろん盗人はドラルボだが、彼は盗んだオリンピアの絵をナルドゥッロの服に隠してしまう。それをマルズッコが見つけ、ナルドゥッロは盗人だと皆から非難される。何とか身の潔白を明かすナルドゥッロだが、エレナはナルドゥッロがオリンピアと愛し合っているのではないかと思い込み嫉妬する。
 フィレルボ(ドラルボ)とコラッリーナは、偽の神託で皆を騙すことを計画する。偽の祭壇の後ろにドラルボが隠れて神託を与える予定だったが、彼は尻込みしてしまい、それをいいことにナルドゥッロが隠れて偽の神託を与える。曰く、ナルドゥッロは美しい娘と結婚、エレナは満足するが、マルズッコとドラルボは落胆する、というもの。一同の混乱で幕。

 第2幕
 フィレルボ(ドラルボ)はマルズッコに改めてエレナとの結婚を求める。それを陰で聞いたオリンピアはドラルボに正体を明かすよう求め、エレナをナルドゥッロに譲るよう告げる。一方コラッリーナはエレナがドラルボを拒んだことを非難、二人は激しい口論になる。フィレルボ(ドラルボ)はマルズッコからエレナとの結婚を書面で約束すると認めさせる。だがナルドゥッロも自分はエレナと婚約していると主張、困ったマルズッコは、フィレルボはエレナではなくオリンピアと婚約するばいいと言い出すが、これは反対に遭う。
 マルズッコは「仮面をつけた駆け落ち」というカーニヴァルの祭を催すことにし、エレナとフィレルボはゴンドラの船頭姿で、オリンピアとナルドゥッロは庭師姿で参加する。だが二人の女は服を交換しており、エレナとナルドゥッロは二人で抜け出してしまう。ようやく気づいたドラルボは悔しがるが、運命を受け入れて喜びの輪に加わる。















7/1(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ATMA CLASSIQUE


ACD2 2677
\2100
無伴奏リコーダーによる6つの編曲集〜
 パガニーニ、テレマン、マレ、バッハ、タルティーニ

  パガニーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのカプリース第24番イ短調
  テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲第8番ホ長調
  マラン・マレ:スペインのフォリアによる変奏曲(ヴィオール曲集第2巻より)
  J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調BWV1013(ハ短調演奏)
  タルティーニ:コレルリの主題による変奏曲ヘ長調作品5-10(変ロ長調演奏)
  テレマン:無伴奏ヴァイオリンのための幻想曲第4番ニ長調
フランシス・コルプロン(リコーダー)
 リコーダーの可能性を引き出すフランシス・コルプロン、パガニーニの24 のカプリースなどをリコーダーで演奏!

 録音:2013 年4 月サン・トギュスタン教会、ミラベル、ケベック

 無伴奏ヴァイオリンのために作曲された作品をバロック・リコーダーで演奏したアルバム。リコーダーを演奏するフランシス・コルプロンは、古楽アンサンブル、レ・ボレアード・ド・モントリオールを1991 年に設立し、ATMA レーベルに数多くの録音を行い、カナダ、北米はもちろんヨーロッパ各地で演奏会を行い高い評判を得ています。またバロック・リコーダー、バロック・フルートの卓越した演奏技術でも定評があり、現代最高峰のリコーダー奏者の一人として知られています。
 今回のアルバムでは、パガニーニの24 のカプリースや、タルティーニのコレルリの主題による変奏曲など、無伴奏ヴァイオリンとしても難曲とされている作品を集めていますが、コルプロンの手にかかると超絶技巧も、全く難なく無理を感じさせない余裕のある演奏を聴かせてくれます。
 またコルプロンは、この編曲アルバムを完成させるためにはリコーダーの種類の選択も非常に重要だと語っています。「フラウト・トラヴェルソのために書かれたであろうバッハの作品は、F 管アルトリコーダー、マレはガナッシリコーダー、テレマンはフルート・パストゥレイユとしてしられているD 管を使用しています。リコーダーは単旋律楽器ですが、柔軟なサウンド、速い動きに対する瞬発力を持ち、時にヴァイオリンやオルガンのようなダイナミックレンジを発揮します。私は私の楽器リコーダーの可能性を信じていつも演奏しています。」
 

ACD2 2697
\2100
ヴェネツィアへ〜ソナタとカンツォーニ
 ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):2声のソナタ「貴婦人」
 ダリオ・カステッロ(1590-1658):2声のソナタ第7番
 タルクィニオ・メルーラ(1607-1665):カンツォン第11番「展望台」
 カステッロ:ソナタ第2番(ソロ)
 レグレンツィ:2声のソナタ「ラ・フォスカリ」
 メルーラ:カンツォン第17番「ラ・モンテヴェルデ」
 レグレンツィ:2声のソナタ「ラ・ガリーニ」
 カステッロ:ソナタ第1番(ソロ)
 メルーラ:カンツォン第14番「ラ・カッペリーナ」
 カステッロ:2声のソナタ第8番
 メルーラ:カンツォン第12番「ラ・スカリンツァ」
 レグレンツィ:ソナタ第5番
パラーデ・ムジカ
 【タニア・ラペリエ(バロック・ヴァイオリン)
  エリノー・フレイ(バロック・チェロ)
  エステバン・ラ・ロッタ(テオルボ) 
  ミレーヌ・ベランガー(ハープシコード)】
 カナダの期待の古楽アンサンブル、パラーデ・ムジカ、17 世紀音楽史の変革をヴェネツィアでけん引した作曲家たち

 録音:2013 年9 月サン・トギュスタン教会、ミラベル、ケベック

 2012 年ニューヨークで行われたアメリカ・バロック・パフォーマンス・コンクールで優勝した若手アンサンブル、パラーデ・ムジカのATMA デビュー・アルバム。
17 世紀ヴェネツィアで演奏されたソナタとカンツォーニが収録されています。ジョヴァンニ・レグレンツィは、ヴァイオリニストであった父から音楽の手ほどきを受け、ベルガモの教会のオルガニストとなります。その後フェラーラの音楽院の楽長を経て、ヴェネツィアへ移りサン・マルコ大聖堂の楽長となりました。17 世紀最大の作曲家の一人と言われ、後世に多大な影響を及ぼした作曲家でありましたが、現在は自身の作品の録音は少なくその音楽性に触れる機会はあまりませんが、その名はバッハのオルガン曲「レグレンツィオの主題によるフーガ」で耳にしたことがあるかもしれません。
 ダリオ・カステッロはバロック初期にヴェネツィアで活躍した作曲家で、器楽曲を多く書いています。そしてタルクィニオ・メルーラは、17 世紀前半の鬼才作曲家として名をはせ、次々と新たしい技法に挑戦し、作品を生みだしていた作曲家です。ソナタはルネサンス末期の多声合奏カンツォーナから派生したといわれています。
 ここに収録されているレグレンツィ、カステッロ、メルーラは、この変革の最前線に位置した作曲家であり、当時のヴェネツィアの雰囲気を感じ取れる作品です。




CHALLENGE CLASSICS



CC 72641
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
メンデルスゾーン(1809-1847):交響曲全集 VOL.2
 ・第1番 ハ短調 op.11
  〔録音:2012 年12月3-6日〕
 ・第3番イ短調「スコットランド」op.56
  〔録音:2013 年11月18-20日〕
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ネザーランド交響楽団
 ナチュラル・ホルンが美しく響くフリエンドによるこだわりのメンデルスゾーン第2 弾

 フリエンド指揮、ネザーランド交響楽団によるメンデルスゾーンの第2 弾。フリエンドは楽器の採用や楽譜にいつもこだわりを持っていますが、今回もスコットランドでナチュラル・ホルンを採用するなど、興味深い点がいっぱいの内容となっています。
 第1 番交響曲は、メンデルスゾーンが15 歳の時に書かれたもの。あまり演奏されることがありませんが、フリエンドは、その理由について、「ひとりの少年があまりにも素晴しい功績を成し遂げても、大人はなかなかそれを受け入れることができない」からではないかと語りますが、たしかに15 歳とは思えない、しかしみずみずしい筆致はやはり青年を思わせます。
 スコットランドが書き始められたのは1829 年でしたが、すぐにいったん中止、完成したのは10 年後でした。この理由について、フリエンドは、当時の楽器や音楽の変化があまりにも激しいスピードで進行したからではないか、と語ります。実際、演奏では、ナチュラル・ホルン(スコットランドでは非常に重要な役割を果たす)を用い、トランペットはピストンの備わったものを用いるなど、熟慮の末の楽器選びをしています。
 フリエンドは、古楽アンサンブル「コンバッティメント・コンソート」の芸術監督(1982-2013)として、当時あまり知られていなかった作曲家によるオペラ作品などの復興でも人気を馳せました。このネザーランド交響楽団では2006年から首席指揮者、音楽監督を務めています。
 ネザーランド交響楽団は、オーケストラとしての活動のほか、メンバー達によるいくつかのアンサンブル団体も結成されており、ネザーランド交響楽団バロック・アカデミーなど、古楽演奏にも熱心なメンバーが数多く存在しています。古楽活動も長かったフリエンドの綿密な楽譜研究と楽器採用に関しての検討にも機敏に反応しており、オランダの音楽シーンの牽引役として活躍しています。


旧譜 第1弾

CC72543
(SACD Hybrid)
\2600→\2390
デ・フリエント(指揮)&ネザーランド交響楽団
 メンデルスゾーン:交響曲第2番 Op. 52「賛歌」
ヤン・ヴィレム・デ・フリエント(指揮)
ネザーランド交響楽団

 


CC 72258
\2500→\2290
トン・コープマン/
ブクステフーデ:作品全集VOL.19〜声楽作品集vol.9

 われは何ぞ世を思い煩わん BuxWV 104
 めでたし、イエスよ BuxWV 94
 Welt, packe dich BuxWV 106
 この世で我を悲しませるもの BuxWV 105
 パンジェ・リングァ(舌もて語らしめよ)BuxWV 91
 人々よ来れ、民人よ急げ BuxWV 1
 恐れることはない BuxWV 30
 私はこの世を去ってBuxWV46
 神よ、我が内に清き心をつくりたまえ BuxWV95
 おお甘美なイエスよ BuxWV 83
ミリアム・フェイエルジンガー、
ドロテー・ヴォールゲミュート、
ベッティナ・パーン、
アマリリス・ディールティエンス(S)
マールテン・エンゲルティエス(A)
ティルマン・エンゲルティエス(A)
クラウス・メルテンス(Bs)
トン・コープマン(指揮)
アムステルダム・バロック・
 オーケストラ&合唱団
 コープマン、バッハ・カンタータ全集とならぶ偉業!ブクステフーデ作品全集完結編!

 録音:2012 年12 月、2013 年6 月

 2005 年から始まったトン・コープマンによるブクステフーデ作品全集録音プロジェクトがいよいよ完結しました。最終巻となるVOl.19 は、声楽作品集。
 若き日のJ.S. バッハに多大な影響を与えたブクステフーデ。その声楽作品は、バッハの教会カンタータとは違って、礼拝の目的のために書かれたものばかりではありませんでした。あるものは教会で演奏される夕べの音楽として、またあるものは聖書の内容の精神世界をふくらませた音楽として、その歌詞も、聖句から、中世の詩、教会聖歌、ドイツ語・ラテン語の当時新しく書き下ろされた詩など様々な素材からとられました。
 この最終巻でも、クリスマスを予期させるBuxWV 30や、個人のイエスへの愛情を重要視した当時の個人主義を反映したBuxWV94や105など、様々なタイプの楽曲が収録されています。
 1994 〜 2004 年にかけてトン・コープマンはバッハの現存するカンタータ全曲録音という偉業を成し遂げましたが、2005 年から録音をはじめたこのブクステフーデ・プロジェクトもついに完結。心して手にしたい1 枚です。



 


CC 72260
\2500→\2290
C.P.E. バッハ(1714-1788):6つのオルガン・ソナタ
 1. オルガン・ソナタ イ短調 Wq 70-4
 2. オルガン・ソナタ ヘ長調 Wq 70-3
 3. オルガン・ソナタ ト短調 Wq 70-6
 4. オルガン・ソナタ ニ長調 Wq 70-5
 5. オルガン・ソナタ 変ロ長調 Wq 70-2
 6. オルガン・ソナタ ニ短調 Wq 69
トン・コープマン
 (オルガン/
  1755年Peter Mingendt製、
   ベルリン)
 C.P.E.バッハによるオルガン作品集

 今年アニヴァーサリー作曲家の一人、「ベルリンのバッハ」ことC.P.E. バッハ。たくさんの作品を残していますが、オルガンのための作品は決して多くありません。また、現存している鍵盤作品も、実際にそれぞれがどの鍵盤楽器のために書かれたか、また、当時実際にどの楽器で演奏されたか、不明なものも少なくありません。
 ここに収録された作品も、実際には6 曲だったのか、それとも5 曲だったのか、さえ不明なまま。実際、この6 作品のうち自筆譜が残っているのは1 作品のみで、プロイセンのアンナ・アマーリア姫が所蔵していたコレクションによるものです。
 ここでコープマンが録音に用いたオルガンも、彼女の所有になるもので、1755 年ベルリンに建造されたもの。2 段鍵盤と1 列のペダルを備え、音域も当時としては非常に広いものでした。コープマンが、C.P.E. バッハの創意に満ちた作品を縦横無尽に奏でます。




FRA BERNARDO



fb 1301272
(2CD/特別価格)
\3800→\3490
オリジナル楽器による英語版「天地創造」!!
 ハイドン:オラトリオ 《天地創造》(英語版)
イーダ・ファルク・ヴィンランド(ソプラノ)
アンドリュー・ステイプルズ(テノール)
デイヴィッド・スタウト(バリトン)
ロバート・デイヴィス(バス)
フィリップ・フォン・シュタインエッカー(指揮)
ムジカ・セクロルム
 シュタインエッカー&ムジカ・セクロルム!

 新日本フィルとのベートーヴェンの「第九」の共演で話題を呼んだ、ドイツの逸材フィリップ・フォン・シュタインエッカー。自ら創設した南チロルのピリオド・オーケストラ、ムジカ・セクロルムとの「天地創造」ライヴ盤。英語の台本からドイツ語訳され完成、その後英語版でも出版・演奏され英語版、ドイツ語版の双方が知られる「天地創造」だが、オリジナル楽器、特に大陸のオーケストラでの"英語版"は珍しい録音。

 ※録音(ライヴ):ブリクセン大聖堂(イタリア)



fb 1310322
\2500→\2290
オリジナル楽器によるブルックナー交響曲第1番!
 ブルックナー:交響曲第1番ハ短調 WAB.101(リンツ稿)
フィリップ・フォン・シュタインエッカー(指揮)
ムジカ・セクロルム


 新日本フィルとの「第9」公演で個性的な演奏を披露し、賛否両論となったシュタインエッカー(シュタイネッカー)。
 ドイツ・ハンブルクに生まれ、第1回メリゴーOAE指揮者コンクール優勝。アバド、ラトル、ハーディングが称賛する注目の若手指揮者として知られていたが、ほかにもガーディナー、ユロフスキ、ノリントンなどのアシスタントを務めてきた。
 近年はモダン・オケとピリオド・オケ両方を操り、特に最近は自分で創設したオケ’ムジカ・セクロルム’で自在な演奏を繰り広げているという噂だった。

 そのシュタインエッカーがいよいよポピュラーな交響曲で我々にその真価を見せるときが来た。
 ブルックナーの1番。爽快さと個性を前面に押し出し、新たなブルックナー像を打ち立てる。

 おそらく2年後には多くのクラシック・ファンがその名を語るようになるだろう。店主のこういう勘は当たる。(初紹介時のコメント)



 

fb 1401231
\2500
フェッランディーニ:
 カンタータ《聖母マリアの嘆き》
 カンタータ《おお!そのような憂鬱な光景》
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
ガンベ・ディ・レーニョ(指揮)
ロペラ・ストラヴァガンテ
 グロッサ(Glossa)でおなじみのイタリアが誇る古楽界の歌姫ロベルタ・インヴェルニッツィが歌う、ジョヴァンニ・バッティスタ・フェッランディーニ(1709−1791)の宗教カンタータ集。ヴェネツィアで生を受けたフェッランディーニは、幼少期にミュンヘンへと移住。選帝侯の宮廷作曲家としても活躍したと伝わるフェッランディーニは、オペラなど声楽作品の作曲に長けており、聖墓での演奏のために作曲された独唱と器楽のための宗教カンタータでは、その音楽はもちろんのこと、インヴェルニッツィの歌声に要注目。

 2008年8月のライヴ録音。
 
fb 1205172
\2500
J.S.バッハ:2台のチェンバロのためのトランスクリプション集
 カンタータ第21番《わがうちに憂いは満ちぬ》BWV.21より シンフォニア
 カンタータ第20番《おお永遠よ、いかずちの声よ》BWV.20より アリア
 カンタータ第5番《われいずこに逃れゆかん》BWV.5より アリア
 トリオ・ソナタ第6番ト長調BWV.530
 カンタータ第12番《泣き、嘆き、憂い、怯え》BWV.12より シンフォニア
 コラール《われ、汝を呼ぶ、主イエス・キリストよ》BWV.639
 コラール《わが魂は主をあがめ》BWV.648
 カンタータ第88番《見よ、われ多くの漁師をつかわさん》BWV.88より アリア
 カンタータ第132番《道を備え、大路を備えよ》BWV.132より アリア
 ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV.1051
 カンタータ第76番《天は神の栄光を語る》BWV.76より シンフォニア
 カンタータ第198番《侯妃よ、なお一条の光を》BWV.198より アリア
 カンタータ第147番《心と口と行いと生命もて》BWV.147より
  コラール「主よ人の望みの喜びよ」
ル・プチ・コンセール・バロック
 〔シャニ&ナジャ・ルソニエ)
 バーゼル・スコラ・カントルムで学んだシャニ・ルソニエとナジャ・ルソニエの姉妹によるチェンバロ・デュオ、ル・プチ・コンセール・バロック。自身の編曲によるバッハのカンタータやコラール、ブランデンブルク協奏曲などの、2台チェンバロ・トランスクリプション集! バッハの優れた対位法が鮮やかに浮かび上がる見事な編曲と演奏で、ラスト・トラックの「主よ人の望みの喜びよ」は白眉。仏ディアパソン・ドールや、International Records Reviewで特選盤(IRR Outstanding)にも選ばれている。
 

fb 1312333
\2500
エト・イン・アルカディア・エゴ
 トレッリ:シンフォニア ニ長調
 ガスパリーニ:室内カンタータ《Pecorelle correte》
 ヘンデル:カンタータ《愛の妄想》
 A・マルチェッロ:協奏曲第3番ニ長調
 B・マルチェッロ:カンタータ《Senza gran pena》
 コレッリ:4声のソナタ
 スカルラッティ:オラトリオ《聖テオドシアの殉教》より
 ヴァレンティーニ:協奏曲ニ長調
 ヘンデル:オラトリオ《復活》より

フランチェスカ・ロンバルディ・マッツッリ(ソプラノ)
クリストフ・ハンマー(指揮)
コンチェルト・ステラ・マトゥティナ

 17世紀〜18世紀イタリアの文学運動「アカデミア派(Accademia dell’Arcadia)」にまつわる作曲家、作品を集めたアルバム。
 アリアやカンタータで美声を聴かせてくれるフランチェスカ・ロンバルディ・マッツッリは、ラ・ヴェネクシアーナの「カヴァッリ:歌劇《アルテミジア》(GCD 920918)」ではアルテミジア役も務めたイタリアの若きソプラノ。




GLOSSA CABINET

 GLOSSA の名盤をミッド・プライスでお贈りする「Cabinet シリーズ」、久々の新譜。



GCD C80305
\2100→\1890
モレーノ兄弟、ガッティが参加!
 ボッケリーニ:ギター五重奏曲集

  ギター五重奏曲第7番ホ短調 G.451
  ギター五重奏曲第4番ニ長調 G.448《ファンダンゴ》
ホセ・ミゲル・モレーノ(ギター)
ラ・レアル・カマラ
 〔エミリオ・モレーノ(ヴァイオリン)、
  エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、
  ウィム・テン・ハーヴェ(ヴィオラ)、
  ワウター・メーラー(チェロ)、
  エリジオ・キンテイロ(トレブル・ギター)、
  ルス・マルティン・レオン・テッロ
   (カスタネット)〕
 
 "スペイン・ギターの賢人"ホセ・ミゲル・モレーノと"18世紀オーケストラの首席ヴィオラ奏者"エミリオ・モレーノのモレーノ兄弟、バロック・ヴァイオリンの巨匠エンリコ・ガッティという古楽界の巨星たちが集うルイジ・ボッケリーニ(1743−1805)の「ギター五重奏曲集」!
 18世紀イタリアを代表する器楽作曲家であったボッケリーニの「ギター五重奏曲」、モレーノとラ・レアル・カマラが演奏する第7番は「ピアノ五重奏曲 Op.56-1」の編曲、第4番は「弦楽五重奏曲 Op.10-6」と「小弦楽五重奏曲 Op.40-2」からの編曲により誕生した作品。
 中でも、スペイン的な「パストラール」、最終楽章「ファンダンゴ」での"カスタネット"の活躍が特徴的な「第4番《ファンダンゴ》」は、スペインの情熱、情緒が表現されたボッケリーニの傑作である。

 ※録音:2000年6月、サン・ミゲール教会(スペイン、クエンカ)


 


GCD C80802
\2100→\1890
バッハの弟子たちのフルート音楽
 キルンベルガー:
  フラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのソナタ ト短調
 ゴールトベルク:
  フラウト・トラヴェルソとチェンバロのためのソナタ ハ長調
 アーベル:
  フラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのソナタ ホ短調 Op.6-3
 キルンベルガー:
  チェンバロ独奏のためのフーガ ヘ短調
 クレプス:
  フラウト・トラヴェルソとチェンバロのための室内ソナタ第4番ホ短調
 ミューテル:
  フラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのソナタ ニ長調

ウィルベルト・ハーツェルツェット
 (フラウト・トラヴェルソ)
ジャック・オッホ(チェンバロ)
ヤープ・テル・リンデン(チェロ)

 オランダ古楽界の名手たち。J.S.バッハの弟子たちのフルート作品!

 古楽大国オランダの古楽系フルーティスト、ウィルベルト・ハーツェルツェットにとって、グロッサ(Glossa)でのレコーディング第2弾となったのが、この「J.S.バッハの弟子たちのフルート音楽」。
 キルンベルガー、クレプス、そして最後の弟子であるミューテルや、アーベル、ゴールトベルクなど、大バッハの弟子たち、また縁の深い18世紀の作曲家たちによる優れた作品を発掘、紹介してくれた好企画。
 大バッハから次世代の音楽家たちへ受け継がれていった音楽を、古楽界の名手たち、ウィルベルト・ハーツェルツェット、ジャック・オッホ、ヤープ・テル・リンデンの豪華共演で。

 ※録音:1997年1月、メノナイト教会(デーフェンテル、オランダ)



 


GCD C81001
\2100→\1890
メタモルフォシス 〜 数世紀に渡るギリシャの伝統音楽
 ツィアムリス:デン・エヨ・ミトゥス/
 作曲者不詳(アナトリア半島):バム/
 作曲者不詳(エーゲ海諸島):ツィヴァエリ/
 作曲者不詳(エーゲ海諸島):タラッサキ/
 作曲者不詳(ビザンティン):
  ヘリス・アスキティコン、ドクサスティコン・トゥ・パシャ/
 エクセルジャン:スルスナ/ツィアムリス:フォス・イラリオン/
 ツィアムリス:メタモルフォシス/ニコラキス:セヘナズ・セマイ/
 作曲者不詳(アナトリア半島):サン・パス・スタ・クセナ/
 ツィアムリス:ヨロス・スタン・シリオ/
 ツィアムリス:カリニグティア/
 作曲者不詳(トラキア):バイドゥスカ/
 作曲者不詳(ビザンティン):タ・ティピカ
ハリストス・ツィアムリス
 (ヴォーカル、リラ、ウティ、
  ネイ、タンブーラ、カヴァル)
ディミトリス・プソニス
 (サントゥール、タール、
  ウティ、タンブーラ、デフィ)
ペドロ・エステバン(パーカッション)
 未知なる音世界。優秀録音で聴くギリシャの伝統音楽の歴史。

 エーゲ海諸島、アナトリア半島(小アジア)、トラキア、そしてビザンティン、オスマン帝国など、数世紀に渡る伝統音楽を集めたグロッサ(Glossa)の中でも異色のプログラム。
 数世紀に渡るギリシャの古楽&伝統音楽のヒストリーでは、スペイン随一の古楽系パーカッショニスト、ペドロ・エステバン、古楽器&民族楽器のマルチプレーヤー、ディミトリス・プソニス、ギリシャの伝統音楽の研究家でありスペシャリスト、ハリストス・ツィアムリスのトリオが、東方の未体験の音楽世界を創り上げている。
 優秀録音盤として音質面も高い評価を受けており、西洋音楽史の陰から発掘され蘇ったギリシャの音楽の歴史が鮮明に響き渡る。

 ※録音:1997年7月、サン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアル(スペイン)



 


GCD C81503
\2100→\1890

ストロッツィ:アリアとカンタータ Op.8
 無限の苦痛に満ちた、私の残酷な運命/私の心は狂わしく/
 今、アポロの胸に抱かれて眠るテティスは/
 オーラよ、今私は遥かなる偶像に話しかけることもできず/
 不思議な目よ、ああ何故だか教えておくれ/
 私は、そう、歌いたい/何をすればよいのか/
 天国、星、神たち

エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)
ラ・リゾナンサ
 〔デイヴィッド・プランティエ
   (ヴァイオリン)、
  エリザ・チッテリオ(ヴァイオリン)、
  カテリーナ・デラグネッロ(チェロ)、
  フランコ・パヴァン
   (テオルボ、バロック・ギター)、
  ファビオ・ボニッツォーニ
   (チェンバロ、指揮)〕

 波乱万丈の女流作曲家。ストロッツィのアリアとカンタータ。

 オペラ劇場の支配人で、17世紀の哲学者、詩人、政治家などの文化サークルも主宰していたヴェネツィアの名士ジュリア・ストロッツィのもとに生まれたバルバラ・ストロッツィ(c.1619−c.1677)。
 父から受けた英才教育により、早くから才能を開花させ、82曲のカンタータに代表される優れた作品を数多く世に送り出した女流作曲家である。独学で作曲活動を続けながら、波乱万丈の生涯を送ったストロッツィの音楽には、その生涯で培われた情熱が込められている。
 ファビオ・ボニッツォーニ&ラ・リゾナンサとのコンビでストロッツィを歌うのは、ラ・ヴェネクシアーナの中心メンバーとしてもお馴染みのエマヌエラ・ガッリ。その歌声と表現力が、ストロッツィの音楽を通して、その生涯、想いを描く。

 ※録音:2000年11月、スイス・イタリア音楽院(ルガーノ、スイス)



 


GCD C80011
\2100→\1890
パラディエス:チェンバロ・ソナタ集(ロンドン、1754)
 ソナタ第11番/ソナタ第9番/ソナタ第10番/
 ソナタ第4番/ソナタ第6番/ソナタ第7番/
 ソナタ第2番/ソナタ第1番/ソナタ第5番/
 ソナタ第12番/ソナタ第8番/ソナタ第3番
エンリコ・バイアーノ(チェンバロ)
 大作曲家たちも認めたパラディエスのチェンバロ・ソナタ集!

 故郷のイタリアからイギリスへと渡り、声楽、チェンバロの教師として成功を収めた18世紀イタリアの音楽家ピエトロ・ドメニコ・パラディエス(パラディージ/1707−1791)。
 ロンドンで1754年に出版された「12のチェンバロ・ソナタ集」はパラディエスの名声を確立した代表作であり、モーツァルトやクレメンティなどの大作曲家たちからも高く評価されたというエピソードが残されている。
 エンリコ・バイアーノは、アントニオ・フローリオが率いるイ・トゥルキーニ(旧カッペッラ・デッラ・ピエタ・デ・トゥルキーニ)の創設メンバーであり、イタリア・ナポリ出身の名手。
 イタリアやスペインなど、ラテン系の鍵盤作品を得意とする、現代イタリア有数の古楽系鍵盤奏者である。

 ※録音:1995年10月、エレモ・ディ・ロンツァーノ (ボローニャ、イタリア)



 


GCD C80012
\2100→\1890
クロード・ル・ジュヌ:エールと詩篇歌集
 ヨアヒム・ファン・デン・ホーヴ:ファンタジア第4番
 エマヌエル・アドリアーンセン:第9旋法による前奏曲
 ヨアヒム・ファン・デン・ホーヴ:クーラント
 エリアス・メルテル:前奏曲第61番
 エマヌエル・アドリアーンセン:アソメッッツォ
 ヨアヒム・ファン・デン・ホーヴ:前奏曲
 エマヌエル・アドリアーンセン:
  第3旋法による前奏曲、第10旋法による前奏曲
 エリアス・メルテル:前奏曲第4番
 ジュリアン・ペリション:クーラント
 ジャック・エディンソン:ファンタジア
 アヒム・ファン・デン・ホーヴ:パヴァーナ
クロディーヌ・アンセルメ(ソプラノ)
パオロ・ケリーチ(リュート)
 ミュジック・ムジュレの創始者クロード・ル・ジュヌ!

 フランスのヴァランシエンヌで生を受けたクロード・ル・ジュヌ(c.1530−1600)は、ミュジック・ムジュレの創始者の一人であり、アンリ4世の宮廷音楽家としても活躍。
 音楽と言葉の結び付きをより密接にし、さらなる調和を求めた作風は、16世紀後期以降のフランスにおけるシャンソンや声楽作品の発展に大きな影響を与えている。
 艶やかな美声を持つジュネーヴ生まれの古楽系ソプラノ、クロディーヌ・アンセルメと、バーゼル・スコラ・カントルムで研鑽を積んだイタリアのリュート奏者パオロ・ケリーチのデュオが、フランス・ルネサンスで花開いたル・ジュヌの音楽を奏でる。

 ※録音:2000年2月、プニャノ(ピサ、イタリア)







LAWO CLASSICS


LWC 1049
\2600
マズルカ 〜 リサーチング・ショパン
 ショパン:マズルカ第1番嬰ヘ短調 Op.6-1/
 マズルカ第2番嬰ハ短調 Op.6-2/マズルカ第3番ホ長調 Op.6-3/
 マズルカ第5番変ロ長調 Op.7-1/マズルカ第7番ヘ短調 Op.7-3/
 マズルカ第11番ホ短調 Op.17-2/マズルカ第13番イ短調 Op.17-4/
 マズルカ第14番ト短調 Op.24-1/マズルカ第15番ハ長調 Op.24-2/
 マズルカ第17番変ロ短調 Op.24-4/マズルカ第21番嬰ハ短調 Op.30-4/
 マズルカ第22番嬰ト短調 Op.33-1/マズルカ第23番ニ長調 Op.33-2/
 マズルカ第24番ハ長調 Op.33-3/マズルカ第25番ロ短調 Op.33-4/
 マズルカ第34番ハ長調 Op.56-2/マズルカ第37番変イ長調 Op.59-2/
 マズルカ第40番ヘ短調 Op.63-2/マズルカ第41番嬰ハ短調 Op.63-3/
 マズルカ第47番イ短調 Op.67-4/マズルカ第49番イ短調 Op.68-2/
 マズルカ第50番ヘ長調 Op.68-3/マズルカ第51番ヘ短調 Op.68-4
ニルス・ヘンリク・アスハイム(ピアノ)
 スクエア・ピアノによるショパンのマズルカ集!

 ノルウェーのリーディング・コンポーザーであり、鍵盤楽器奏者として活躍するニルス・ヘンリク・アスハイムのショパンのマズルカ集。作曲家として2度、ノルウェーのグラミー賞を受賞し、作曲家としての地位を確立。その後は、オルガニストやピアニストとしてキャリアを積んでいるアスハイム。
 2010年にノルウェーのイェットルード・ジプシー・オーケストと共演し、ショパンのマズルカをリメイクした「マズルカ 〜 リメイキング・ショパン(LWC 1016)」がノルウェーのグラミー賞を受賞しており、原点回帰での録音は話題必至。
 使用楽器はコラード&コラード社、1830年代製のスクエア・ピアノ。高音域、中音域、低音域がそれぞれ違う楽器のように異なる音色を表現することが出来るという。音色だけでなくスクエア・ピアノを使用することにより新たな解釈や可能性を見出したアスハイムのショパンは必聴です。

 ※録音:2012年9月13日−15日、10月12日(ウレフォス)
 


LWC 1052
(SACD Hybrid)
\3000→\2790
エクスカーション
 エックレス:
  コントラバスとピアノのためのソナタ/
  メゾ・ソプラノとコントラバス、ピアノのために編曲された4つの歌曲
   〔グリンカ:疑惑、故なく私を誘うな、
    チャイコフスキー:
     待て Op.16/2、ただ憧れを知るもののみが Op.6/6
     (ルンドストレーム&サンナーヴィク編)〕/
 ホフマイスター:
  独奏コントラバスとヴァイオリン、
   ヴィオラ、チェロのための四重奏曲/
 ブロッホ:ユダヤの生活より 祈り
  〔コントラバスと弦楽五重奏版(ルンドストレーム編)〕/
 ヘラン:コントラバスとピアノのためのエクスカーション(小旅行)

アーリン・サンナーヴィク(コントラバス)
アンニカ・スコグルンド(メゾ・ソプラノ)
ニルス・ルンドストレーム(ピアノ)
ヴェガード・ヨンセン(ヴァイオリン)
アスラック・ユヴァ(ヴァイオリン)
スティーグ・オーヴェ・オーセ(ヴィオラ)
ハンス・ジョーゼフ・グロー(チェロ)
ケネス・ライランド(コントラバス)

 オスロ・フィルハーモニー管弦楽団のコントラバス奏者、アーリン・サンナーヴィクによるコントラバス作品集。
 バロックから20世紀を渡る小旅行(エクスカーション)。ホフマイスターの「独奏コントラバスとヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための四重奏曲」やブロッホの「ユダヤの生活より 祈り(コントラバスと弦楽五重奏版)」では、リード楽器としてコントラバスを起用。ヘラン作曲の「コントラバスとピアノのためのエクスカーション(小旅行)」は、サンナーヴィクのために作曲。音質も申し分なくコントラバスの魅力を最大限に伝えてくれる。

 ※録音:ソフィエンバーグ教会、2012年3月12日−14日&リス教会、5月16日(オスロ)
 

LWC 1047
\2600
グリーグ:ホルベルク組曲 〜 クラーソンの解釈 マッツ・クラーソン(プログラミング)
 マッツ・クラーソンは、クラシック・ギターを専門的に学びノルウェー・アカデミーを卒業。その後は、音楽プロデューサーやサウンドエンジニアとしてヤニス・クセナキスやジョン・ケージとタッグを組んできた。
 その経験を活かし、今アルバムでは、サンプリング音源を使ったプラグラミングによるホルベルク組曲を録音。サウンド・エンジニアだからこそ出来る高水準なプログラミングは、生楽器で演奏しているかのような表現力です。
 


LWC 1050
(SACD HYBRID)
\3000→\2790
賛歌
 シベリウス:イントラーダ Op.111a、葬送曲 Op.111b
 カールセン:前奏曲、祝典前奏曲、間奏曲
 シンディング:オルガンのための賛歌 Op.124
 アルヴェーン:前奏曲 Op.31
 ニールセン:激震 Op.58
アンデシュ・アイステン・ダール
 (オルガン/
  ブランゲーネス教会のメインオルガン)
 ルウェーの若手オルガニスト、アンデシュ・アイステン・ダール(1976-)のLOWO Classics第3弾は、1913年から1931年にかけて作曲されたオルガン作品集を、ドランメンにあるブランゲーネス教会のメイン・オルガンである「カシュテン・ルン・オルガン」で見事に表現する。

 2012年10月14日、2月26日−28日の録音。
 
LWC 1056
(2SACD HYBRID)
\6000→\5490
J.S.バッハ:
 シュープラー・コラール、ライプツィヒ・コラールとカノン風変奏曲集

  コラール《目を覚ませと呼ぶ声が聞こえ》 BWV.645
  コラール《われいずこにか逃れゆくべき》 BWV.646
  コラール《ただ愛する神の摂理にまかせ》 BWV.647
  コラール《わが魂は主をあがめ》 BWV.648
  コラール
   《ああ、われらと共に留まりたまえ、主イエス・キリストよ》 BWV.649
  コラール《イエスよ、いまぞ汝御空より来たりて》 BWV.650
  コラール《聖霊よ、来たれ》 BWV.651
  コラール《来たれ、聖霊なる神よ》 BWV.652
  コラール《バビロンの流れのほとりにて》 BWV.653
  コラール《おお愛する魂よ、装いせよ》 BWV.654
  コーラル《イエス・キリストよ、われを顧みたまえ》 BWV.655
  コラール《おお汚れなき神の小羊よ》 BWV.656
  コラール《いざもろびと、神に感謝せよ》 BWV.657
  コラール《われ神より離れじ》 BWV.658
  コラール
   《いざ来たれ、異教徒の救い主よ》 BWV.659、BWV.660、BWV.661
  コラール
   《いと高きところにいます神にのみ栄光あれ》BWV.662、BWV.663、BWV.664
  コラール
   《われらが救い主、イエス・キリスト》 BWV.665、BWV.666
  コラール《来たれ、神にして創造主なる御霊よ》 BWV.667
  コラール《われ汝の御座の前に進みいで》 BWV.668
  カノン風変奏曲《高き天よりわれは来たれり》 BWV.769
コーレ・ノールストーガ
 (オルガン/
  シュニットガー・オルガン)
 ノルウェー出身で、現在はオスロ大聖堂のオルガニスト、コンサート・オルガニストとして活躍する名奏者、コーレ・ノールストーガのJ.S.バッハを、フローニンゲンにある聖マーティン教会のシュニットガー・オルガンの壮麗な響きで。

 2012年5月6日−8日の録音。




NIMBUS(CD−R)


NI 5915
(CD-R)
\2400

フォーレ:歌曲集 〜 幻影/イヴの歌
 歌曲集《幻影》Op.113/5つのヴェネツィアの歌 Op.58/
 歌曲集《イヴの歌》Op.95/5月の森で Op.85-1/
 伴奏 Op.85-3/沈黙の贈り物 Op.92/
 憂鬱 Op.51-3/ばら Op.51-4

シャーロット・ド・ロスチャイルド(ソプラノ)
エイドリアン・ファーマー(ピアノ)
 シャーロット・ド・ロスチャイルド、本格リート・アルバム第2弾はフォーレ!

 ロスチャイルド6世の長女にして、世界中にその歌声を響かせているイギリスの麗しきソプラノ歌手、シャーロット・ド・ロスチャイルド。前作のシューマン(NI 5908)に続く本格リート・アルバム第2弾は、フォーレの歌曲集。フォーレ歌曲の最高傑作とされる「イヴの歌」や、晩年の傑作「幻影」などの歌曲集を中心に、フランス歌曲の繊細な詩情に情感を込めて歌う。ピアノ伴奏は前作に引き続き、Nimbus Recordsのプロデューサーも務めるエイドリアン・ファーマーが担当。

 ☆ ぶらあぼ6月号 シャーロット・ド・ロスチャイルド インタビュー掲載!(P.60)
 ☆ シャーロット・ド・ロスチャイルド 2014年7月 来日公演予定!
  7月1日(火)山形/3日(木)千葉/4日(金)静岡/8日(火)山形/10日(木)岩手/18日(金)軽井

 ※Nimbus、Nimbus Allianceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。







PENTATONE



PTC 5186 470
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
フランク&R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ集
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 R・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 Op.18
アラベラ・美歩・シュタインバッハー
 (ヴァイオリン)
ロベルト・クーレック(ピアノ)
 アラベラ・美歩・シュタインバッハー最新作!フランク&リヒャルト・シュトラウスのソナタ集!
 来日公演演奏予定曲目収録 !

 史上最年少となる9歳で名教師アナ・チュマチェンコの門下生となり、イヴリー・ギトリスからも大きな影響を受け、2004年にパリで衝撃的なソリスト・デビューを飾ったアラベラ・美歩・シュタインバッハー。
 ブラームスの好演が記憶に新しいロベルト・クーレックとのデュオで、19世紀後期の2つの名作、セザール・フランク(1822−1890)とリヒャルト・シュトラウス(1864−1949)のヴァイオリン・ソナタを奏でる!
 19世紀のフランコ・ベルギー楽派を代表するフランクの「ヴァイオリン・ソナタ イ長調」と、若き輝きと後期ロマン派の濃密な響きが同居するリヒャルト・シュトラウスの「ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調」。
 1880年代後半の同時期に誕生したフランクとR・シュトラウスの傑作の真髄を、ヴァイオリン界のプリンセスからクイーンへと歩みを進める逸材アラベラ・美歩・シュタインバッハーが美しく魅せる——。

 ※録音:2012年5月、ファルテルモント(オランダ)

 アラベラ・美歩・シュタインバッハー来日公演情報!
  2014年12月3日 愛知  愛知県芸術劇場 / 2014年12月4日 東京 トッパンホール
  2014年12月5日 神奈川 フィリアホール / 2014年12月6日 埼玉 川口総合文化センター
  2014年12月9日 大阪  ザ・シンフォニーホール / 2014年12月12日&13日 東京 NHKホール




IBS CLASSICAL


IBS 32014
\2500
彫刻 サクソフォンとピアノのための音楽
 フランセ(1912-1997):
  主題と変奏曲(原曲:クラリネットと管弦楽またはピアノのための;1974)
 シューマン(1810-1856):
  3つの幻想小曲集 Op.73(原曲:クラリネットと管弦楽またはピアノのための)
 J・S・バッハ(1685-1750):
  ソナタ ホ長調 BWV1016(原曲:ヴァイオリンとチェンバロのための)
 ヒンデミット(1895-1963):ソナタ Op.11 No.4(原曲:ヴィオラとピアノのための;1919)
 ドビュッシー(1862-1918):アラベスク第1番(原曲:ピアノのための)
 ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡(原曲:歌とピアノのための;1914)
アニマ・デュオ
 マリアノ・ガルシア(サクソフォン)
 アニアナ・ハイメ・ラトレ(ピアノ)
6人の作曲家の「音の彫刻」にサクソフォンで新たな彩色を施そうという趣旨のアルバム。マリアノ・ガルシアはマドリード王立音楽院で学んだサクソフォン奏者。


<LP>


REFERENCE RECORDINGS(LP)


RM 2510
(2LP)
\5200
メフィスト〜悪魔たちのクラシック
 LP1
 Side A
  リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」
  サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」
 Side B
  リャードフ:交響詩「ババ・ヤガー」
  ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」
 LP2
 Side C
  アーノルド:序曲「シャンターのタム」
  デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
 Side E
  フランク:交響詩「呪われた狩人」
  J.シュトラウスⅡ:ポルカ「暁の明星」
大植英次(指揮)
ミネソタ管弦楽団
LP1(Side A):
 ジョ ルジャ・フリーザニス
  (ヴァイオリン)
 めくるめく色彩感と妖しさ大植英次の鮮やかな指揮がLPとなって再び登場!

 録音:1997 年10 月ミネアポリス、オーケストラ・ホール/200g、45rpm

 大植英次&ミネソタ管の名盤がまた200 グラム重量盤LPとなって登場。通常の半分のスピードでマスタリングとカッティテングをしたハーフ・スピード・マスター方式を採用。速度を落とすことによって、音質の劣化を防ぐことができ、結果として高い周波数やより良いステレオ・バランスを得ることができます。プレス工場は、アメリカのカンザス州のサライナにある工場「クオリティ・レコード・プレッシング (Q.R.P)」。
 ヨーロッパの妖怪変化をテーマとした作品を集めたアルバム。どの作品も大植英次&ミネソタ管が作り出す千変万化の色彩感が炸裂した演奏で、アルバムのテーマである悪魔や呪いといった雰囲気を、幻惑的にときには滑稽に描いています。
 LP1 には4 曲収録。はじめにリストのメフィスト・ワルツ第1 番。ゲーテの“ファウスト” に影響されていたリストは「ファウスト交響曲」を作曲。さらに同郷のレーナウの“ファウスト” にインスピレーション得てこの「メフィスト・ワルツ」を作曲します。ドイツに古くから伝わる悪魔メフィストフェレスに魂を売り渡した主人公ファウスト。2 人が訪ねた居酒屋での出来事が描写されたのがこの第1 番。大植英次は、重厚かつ色彩感豊かに振り、ミネソタ管の切れの良さが際立つ演奏です。続くサン=サーンスの「死の舞踏」は、アンリ・カザリスの詩をもとに歌曲として作曲、それを後に交響詩として再構成したもの。“夜中の12 時、死神が現れる... 時計の音とともに骸骨達が現れ踊り始める... そして夜明けの雄鶏の鳴き声とともに墓場に逃げ帰る” というタイトル通り不気味な内容。生と死を潔く分けたようなメリハリがあり、ホールの音響効果を活かした、唸るような響きが印象的です。そしてロシア民話に出てくる妖婆「ババ・ヤガー」を題材としてリャードフの交響詩。ゴーゴリの戯曲「聖ヨハネ祭の夜のはげ山」を音楽化したムソルグスキーの代表作「はげ山の一夜」。
 LP2 の4 作品は、まずスコットランドの魔女伝説に基づく詩を題材にしたアーノルドの「タム・オ・シャンター序曲」。そしてゲーテによる物語詩のフランス語版に着想を得たデュカスの交響詩「魔法使いの弟子」。彩り豊かな音色と開放的な金管の響きに引き込まれる演奏です。教会のミサに出席せず、村人が止めたのにもかかわらず狩りに出かけた伯爵に罰が襲いかかるというストーリーを基にしたフランクの交響詩「呪われた狩人」。そしてJ. シュトラウスⅡのポルカ「暁の明星」(ルシファー・ポルカ)。ルシファーは、“光をもたらす者” の意のラテン語で、太陽の日々の誕生を告知した“明けの明星” の神の称号。キリスト教では、ルシファーは堕天使の長でありサタン(悪魔)と同一であるとされています。見事に悪魔たちの饗宴といったプログラムです。






<国内盤>


KOKORO−RECORDS


KKR-006
\2778+税
「野澤徹也によるマーティン・リーガン:三味線作品集」
 (1)Made of Mercury 〜三味線二重奏(8:34)
 (2)細雪を想い… 〜三味線と箏(13:06)
 (3)月影幻想曲 〜三味線と尺八(11:16)
 (4)fastpass! 〜三味線と小鼓(7:20)
 (5)魔橋 〜三味線と琵琶(9:44)
 (6)虹の光 〜三味線と十七絃(8:14)
 (7)不死鳥 〜三味線とフルート(10:21)
野澤徹也(三味線)
(1)浅野藍(三味線)
(2)野澤佐保子(箏)
(3)山口賢治(尺八)
(4)藤舎花帆(小鼓)
(5)櫻井亜木子(琵琶)
(6)野澤佐保子(十七絃箏)
(7)澤田由香(フルート)
 マーティン・リーガンの挑戦的ともいえる邦楽器へのアプローチに三味線演奏家・野澤徹也が感性と技術力で応えた!

 作曲家・マーティン・リーガンの時には挑戦的ともいえる邦楽器への新しいアプローチに演奏家・野澤徹也が感性と技術力で応えた、三味線を中心としたアンサンブルの新たな歴史。
 「クロスカルチャーな音楽作りを探求するマーティン・リーガン氏の現代邦楽へのアプローチを一言で言い表すならば、それは「情熱」であろう。リーガン氏の「情熱」は、人と人を結びつけ、新たな音楽を生み出すエネルギー源となり、このCDに音楽的結晶となって表れている。」 佐藤容子(作曲家)

 野澤徹也(三味線)
  三絃を西潟昭子氏に師事。現代邦楽研究所研究科修了。洗足学園音楽大学、現代邦楽研究所三味線講師。
  受賞歴は2005 年 東京邦楽コンクール第一位、他多数。NHK テレビ、NHK-FM 等に出演。
  3枚組ソロCD『三味線独奏曲集』(TY サポート受賞作品)をはじめ、計14 枚のCD をリリース。
  2008 年 三木稔作曲『三味線協奏曲』初演ソリストをつとめる。
  2012 年 日本フィルハーモニー交響楽団と共演。演奏がNHK-FM で放送された。
  2013 年〜 NHK-E テレ『にっぽんの芸能』テーマ曲・挿入曲の演奏を担当。
 マーティン・リーガン(作曲b.1972)
 「西洋音楽」はもとより、今までに60 曲を超える邦楽作品を作曲している。'02 年以降は、現代邦楽を演奏する主要グループの一つであるオーラJ に所属。 '95 年オハイオ州オバーリン大学作曲科及び東アジア研究科卒。国費研究留学生として、東京音楽大学大学院作曲専攻に在籍していた。'02 年文化庁舞台芸術創作奨励国立劇場作曲コンクールに尺八と二十絃箏のための「東雲の詩」(2001) で入賞。'06 年ハワイ大学作曲科博士課程修了。三木稔著「日本楽器法」(音楽之友社)の英語版を翻訳('08 年版)。'10 年ナボーナレコードより、自作品CD「マーティン・リーガンの和楽器による作品集第一番:森が囁いて...」がリリースされた。邦楽器の為の第二作品集「魔鏡」(2012) 及び第三作品集「光を花と散らす」(2013)が同レーベルよりリリースされた。'11 年研究員として上海音楽院作曲専攻に在籍し、中国伝統的楽器の個人レッスンを受けた。ヒューストングランドオペラによって委嘱された「メモリー・ストーン」という新作室内オペラはテキサスセンターのアジアソサイティにて2013 年4 月に初演。現在、アメリカのテキサス州、A&M 大学にて助教授として後進の指導にあたる。




<映像>


DG(映像)



73 5133
(Blu-ray)
\4600→\4190
ネトレプコ&ドミンゴ出演!狭い舞台を効果的に活用した演出にも圧倒!
 ヴェルディ: 歌劇『トロヴァトーレ』(全曲)
ダニエル・バレンボイム(指揮)
シュターツカペレ・ベルリン
アンナ・ネトレプコ(レオノーラ),
プラシド・ドミンゴ(ルーナ伯爵),
アドリアン・セムペトレーン(フェルランド),
ガストン・リベロ(マンリーコ),
アンナ・ラプコウスカヤ(イネス),
マリナ・プルデンスカヤ(アズチェーナ)
フローリアン・ホフマン(ルイス)
演出:フィリップ・シュテルツェル,
舞台:コンラッド・モーリッツ・ラインハルト,
振付:マラ・クロチュカ,
衣装:ウルスラ・クドルナ,
照明:オラフ・フレーゼ,
73 5132
(DVD)
\3900→\3590
 ヴェルディの傑作「トロヴァトーレ」にまた一つ記念碑的映像が登場です。
 注目すべき点は数え切れないほどありますが、まずはジャケット写真を見ていただければわかるとおり、本来ならマンリーコが主役となるはずのこの歌劇、フィーチャーされているのはルーナ伯爵とレオノーラ。まずここが一番の見所になることは間違いありません。
 レオノーラを歌うのはアンナ・ネトレプコ。この役を演ずるのは初めてである彼女ですが、大人の色気を存分に振りまいている姿を、あの初々しいヴィオレッタと重ね合せてみるのも一興でしょう。
 そして、ルーナ伯爵を演ずるのがプラシド・ドミンゴ。「本当に70歳を超えているのか?」と目と耳を疑いたくなるほどの完璧な歌唱には驚くほかありません。
 バレンボイムの悠然たる指揮にも納得。この収録時、ベルリン国立歌劇場は大改修中だったため、シラー劇場を使っての公演です。
 狭いシラー劇場の舞台を効果的に活用し、若干不気味さを強調した現代的な演出も、現代における最先端の世界観の表出と言えるでしょう。
 【収録】2013年12月, ベルリン、シラー劇場でのライヴ
 

73 5128
(Blu-ray)
\4600
ヘルベルト・フォン・カラヤンの人生と芸術を見事に浮き彫りにした映像!
カラヤン — 美
 ロバート・ドーンヘルム監督によるドキュメンタリー

 収録時間:92分
◆日本語字幕入り◆
 カラヤン生誕100年を記念しTV放映用に制作されたドキュメンタリー映像。
 今回、日本語字幕が入ってブルーレイ化されました。
 彼の輝かしいキャリアの裏にも光を当て、人間「ヘルベルト・フォン・カラヤン」の人生と芸術を浮き彫りにしています。
 彼がユニテルに遺した20年以上にわたるプロダクト・アーカイブからインタビューやコメント、リハーサルなどの未出映像がちりばめられ、カラヤンという天才の生涯を詳らかにしています。ムター、ティーレマン、小澤、ラトル、ヤンソンス、ティーレマン、ムタなど超豪華な面々がコメントを寄せているインタビュー・シーンや、家族とのプライヴェート・シーンでみせるカラヤンの素顔など、見ごたえ十分。
 一般的に知られるカラヤンのイメージとは違う人物像も垣間見られる当盤は、クラシック・ファンなら是非手元に置いておきたい、永久保存盤です!
 

73 5131
(Blu-ray)
\4600
奇想天外な舞台が目を奪う!
 カラヤン、ドミンゴ、フレーニ/
  プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』全曲
ミレッラ・フレーニ(S)/
プラシド・ドミンゴ(T)/
エリケ・シャリィ(M)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団、
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
演出・装置・シナリオ:ジャン=ピエール・ポネル
 カラヤンは、センティメンタリズムに陥りやすいこの作品から、エキゾティシズムと感傷のドラマに潜む純粋な音楽性を、フレーニ、ドミンゴをはじめとしたベスト・キャスティングにより理想的に再現しています。
 名演出家、ポネルはアイデアにあふれており、僧侶の登場場面や、異様に様式化された日本家屋など、奇想天外と感じる場面も含め、豊かな表現手法を駆使した、幻想的な映像の世界を築き上げています。
 収録:1974年11-12月 ベルリン















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