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第77号
お奨め国内盤新譜(2)
2014.6.17〜2014.8.15


ALM/コジマ録音


ALCD-3102/3103
(2CD)
\3400+税
A・ウール:クラリネットのための48の練習曲(エチュード)
Disc 1
 [1]-[24] ウール:クラリネットのための48の練習曲 第1巻
Disc 2
 [1]-[24] ウール:クラリネットのための48の練習曲 第2巻
小谷口直子(クラリネット)
 クラリネットの喜び、ここに極まる!
 完成された技術力に加えて高い音楽性が求められ、クラリネットの最難関エチュードとして上級者の前に立ちはだかるウールの48の練習曲。
 ウィーン・フィルと親交が深く、その首席奏者達との協働によって創作された偉大なる作曲家の遺産の録音に挑んだのは、日本を代表するクラリネット奏者・小谷口直子。
 作曲家と同じ街に学び、ウィーンの風をすみずみまで吸収した小谷口が、作品とクラリネットを通じてあらゆる表現の可能性をパレットいっぱいに繰り広げる。待望の世界初録音にして小谷口のデビュー盤、堂々の登場。

〈録音〉 三鷹市芸術文化センター 2014年1月16-17日 きらりふじみ 2014年5月26-27日

小谷口直子(こたにぐちなおこ):
 兵庫県神戸市出身。東京藝術大学音楽学部卒業。同大学大学院修士課程修了。
 2000年、東京文化会館新進演奏家オーディション合格、新進演奏家デビューコンサート出演。東京ニューシティ管弦楽団と協演。2001年、第12回日本木管コンクール・クラリネット部門第2位。2002年、第14回宝塚ベガ音楽コンクール・木管楽器部門第1位。『小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト2002』参加。第71回日本音楽コンクール・クラリネット部門第1位、併せて増沢賞(管楽器奏者としてはコンクール史上初)、E. ナカミチ賞 受賞。新日本フィルハーモニー交響楽団と協演。2004年、『イデアル クラリネット アーベント(名古屋・大阪・東京)』に出演。2005年、『2005国際クラリネットフェストin東京』に出演、多くの海外プレーヤーから賛辞を受けた。2006年、『イデアル クラリネット アーベント Vol.2』に出演。2007年、『平成20〜21年度 公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト』 に選出され、演奏会に加え各地の学校・施設などでアウトリーチ活動を行う。2009年、第25回〈東京の夏〉音楽祭「2009 日本の若き実力」にソリスト出演。東京オペラシティリサイタルシリーズ『B→C バッハからコンテンポラリーへ』 出演。2010年、文化庁派遣芸術家在外研修員としてウィーン国立音楽大学に留学。ウィーン楽友協会ホールにてホール主催演奏会に出演。ブレゲンツ(オーストリア)にてウィーン交響楽団によるマスタークラスに参加。
 2011年「京都市芸術新人賞」、2012年「神戸市文化奨励賞」受賞。
 これまで、全国主要オーケストラ・吹奏楽団体からの招きにより多数のソリスト協演がある他、日本音楽コンクールをはじめ各種コンクールの審査員や、NHK-TV、NHK-FM への出演、協演CDリリース、音楽専門誌での対談などメディアへの露出も多い。これまでに、クラリネットを藤井一男、村井祐児、山本正治、川畑真一、J. Hindler、G. Pachingerの各氏に、室内楽をG. Pokorny、A. Kouyoumdjianの各氏に師事。
 現在、大阪音楽大学、同志社女子大学 非常勤講師。京都市交響楽団首席クラリネット奏者。オーケストラ活動の他、ソロリサイタルや室内楽公演、各地でのアウトリーチ活動等、全国で幅広い活動をしており、日本を代表する若手クラリネット奏者である。その完璧なまでの高い技巧と美しい音色、豊かな音楽性は多くのファンを魅了している。
 

ALCD-7185
\2800+税
シューベルト ピアノ・ソナタ第18番 ト長調「幻想」
シューベルト:
 [1]-[4] ピアノ・ソナタ第18番 ト長調「幻想」D894 op.78
 [5] アレグレット ハ短調 D915
 [6]-[8] 3つのピアノ曲 D946
今川映美子(ピアノ)
 2006年よりシューベルトのピアノ・ソナタ全曲演奏を主軸としたシリーズコンサートを行うなど、シューベルトのスペシャリストとして着実に歩みを進めてきた今川映美子。傑作「幻想ソナタ」をはじめ、作品ひとつひとつの色彩、陰翳を浮き彫りにしてゆく洗練されたピアニズムは、まさにウィーンに学んだ正統派ならでは。
 そのアプローチは、常に作曲家への深い共感と作品への真摯な姿勢に貫かれている。

 〈録音〉 彩の国さいたま芸術劇場 2013年11月25-26日[ライヴ録音]

今川映美子(ピアノ):
 桐朋学園大学音楽部在学中、ウィーン国立音楽大学に留学し、同大学を首席で卒業後、同大学院にて研鑽を積む。サレルノ国際コンクール最高位受賞他、カプリ国際、ストレーサ国際、エンナ国際等、ヨーロッパ各地のコンクールで次々に入賞を果たし、国際的に高い評価を得る。
 帰国後も欧米より招聘され演奏活動を行い、国内においてもリサイタルや室内楽をはじめ、スーク室内管弦楽団、ノルディック管弦楽団の他、東響、東京フィル、ロイヤルメトロポリタン管、東京シティ・フィル、新日本フィル、読響、アンサンブル金沢、神奈川フィル、仙台フィル、群響、名古屋フィル、関西フィル等の国内外のオーケストラと共演。ジャン=ピエール・ヴァレーズ、十束尚宏、飯守泰次郎、堤俊作、故・榊原栄、秋山和慶、本名徹次、クリスチャン・リンドバーグ、飯森範親、小泉和裕、梅田俊明、現田茂夫等国内外の多くの著名な指揮者と共演。
 2006年より開始したシューベルトのピアノ・ソナタ全曲演奏を主軸としたシリーズコンサート「今川映美子〜シューベルティアーデ」は各方面から高い評価を受けている。
 これまでに、ピアノを有賀和子、クラシミーラ・ヨルダン、ディアンコ・イリエフ、ハインツ・メディモレック、ローラント・ケラー、故・ゲオルク・ヴァシャヘーリ、セルゲイ・エーデルマンの各氏に師事。
 テレビ朝日「新・題名のない音楽会」、NHK-FM、NHK-BS「ぴあのピア」等出演する他、2008年にはルーセル国際コンクール(ブルガリア)にて審査員を務めるなど多方面で活躍している。
 現在、武蔵野音楽大学非常勤講師。
★今川映美子 公式ホームページ  http://emiko-imagawa.com
 

ALCD-99
¥2500+税
山内雅弘 オーケストラ作品集
山内雅弘(1966-)
[1] 風の糸 ヴァイオリンとオーケストラのための(1998)
 十束尚宏(指揮)
 松原勝也(ヴァイオリン)
 東京交響楽団
[2] 宙の形象 ピアノとオーケストラのための(2010)
 十束尚宏(指揮)
 石橋史生(ピアノ)
 前田勝則(オーケストラピアノ)
 東京交響楽団
[3] 管弦楽のための協奏曲(2012)
 大井剛史(指揮)
 東京交響楽団
[4] 宙(そら)の記憶(2013)
 大井剛史(指揮)
 新日本フィルハーモニー交響楽団
十束尚宏(指揮)
大井剛史(指揮)
松原勝也(ヴァイオリン)
石橋史生(ピアノ)
前田勝則(ピアノ)
東京交響楽団
新日本フィル
 芥川作曲賞(2010年)をはじめ名だたる作曲コンクールに数々の受賞歴をもち、幅広いジャンルの新作を精力的に世に送り続ける作曲家・山内雅弘による近年の管弦楽作品コレクション。経験に裏付けられた多彩なオーケストレーションのパレットを身にまとった鋭敏な感性が、独自の世界をかたちづくる。二人の現代音楽のスペシャリスト・十束尚宏と大井剛史のタクトに導かれ、オーケストラとしての機能性の高さを発揮する東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、そしてソリストたちの渾身の演奏にも瞠目せよ!
〈録音〉 [1] 東京芸術劇場 1998年11月10日[ライヴ録音] [2] 東京芸術劇場 2010年10月20日[ライヴ録音] [3] 東京オペラシティ 2012年10月16日[ライヴ録音] [4] サントリーホール 2013年9月1日[ライヴ録音]

山内雅弘(作曲):
1960年仙台市生まれ。1986年東京藝術大学大学院音楽研究科作曲専攻修了。
1991年 シルクロード管弦楽作曲コンクール入賞
1995年 日本交響楽振興財団作曲賞入選(第17回)
2000年 文化庁舞台芸術創作奨励賞受賞(合唱曲)
2001年 日本交響楽振興財団作曲賞入選(第23回)
2005年 第16回朝日作曲賞受賞(吹奏楽・合唱組曲の同時受賞)
2008年 第2回東京佼成ウインドオーケストラ作曲コンクール第1位
2010年 第21回芥川作曲賞受賞

 作曲を本間雅夫、北村昭、八村義夫、南弘明、松村禎三、黛敏郎の各氏に師事。現在、東京学芸大学教授。日本現代音楽協会、日本作曲家協議会会員。

主要作品:
 中棹三絃と管弦楽のための相響(1981)
 陽炎たちの祭礼Ⅱ—4本のフルートのための(1983)
 架空の伝説のための前奏曲(2005)
 風の詩—オーケストラのための(2007)
 アリア—ヴァイオリンとピアノのための(2008)
 宙の時—吹奏楽のための(2009)
 女声合唱組曲「天使のいろいろ」(2009)
 宙の形象—ピアノとオーケストラのための(2010)
 宙の記憶—オーケストラのための(2013)
 
 公式サイト: http://www5e.biglobe.ne.jp/~com-my/
 

ALCD-3101
\2800+税
藤井香織(フルート)
 Voyage(ヴォヤージュ)

  シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 op.70
  メンデルスゾーン:無言歌 ニ長調 op.85-4
  ヴィドール:組曲 op.34
  フォーレ:シシリエンヌ op.78
  フランク:ソナタ イ長調 FWV8
藤井香織(フルート)
藤井裕子(ピアノ)
ニューヨークで磨かれた感性とが冴える!グラミー賞7部門ノミネートアーティスト、7年ぶりの新譜!
▼日本音楽コンクールなど国内主要コンクールを最年少で制覇、マリア・カナルス国際コンクール最年少2位などの鮮烈なデビューが印象に残る藤井香織の最新アルバム
▼米国グラミー賞7部門にノミネートされた前作から7年ぶりの新譜
▼ピアニストの姉・裕子との一体化したアンサンブル▼巨匠マイゼン直伝の、ヨーロッパの伝統に立脚したロマン派解釈
▼ニューヨークに居を移してからの、さらに磨かれた感性と卓越したテクニックが冴える「現代最先端のクラシック演奏」
 

ALCD-9143
\2500+税
友田恭子(ピアノ)
 モーツァルト ピアノ・ソナタ集 Vol.4

モーツァルト:
 アレグレットの主題による12の変奏曲 変ロ長調 KV500
 ピアノ・ソナタ第3 番 変ロ長調 KV281 (189f)
 ピアノ・ソナタ第7 番 ハ長調 KV309 (284b)
 ピアノ・ソナタ第9 番 イ短調 KV310 (300d)
 ロンド イ短調 KV511
友田恭子(ピアノ)
▼前作、前々作が連続してレコード芸術特選盤に選ばれるなど高い評価を得ている天性のモーツァルト弾きによるピアノ・ソナタ集第4弾
▼人気のソナタ第9番をはじめ異なる時期に書かれた楽曲を1枚のアルバムに収録。作品同士の呼応とモーツァルトの歩んだ音楽の路が浮かび上がる
▼明晰な音楽と感性のしなやかさに満ちたモーツァルト
▼モダン・ピアノによるモーツァルトの決定盤
 

ALCD-9141
\2800+税
小松英典(バリトン)
 J. S. バッハ:バスのためのソロ・カンタータ集

  BWV56, 82, 158
小松英典(バリトン)
アンサンブル of トウキョウ
金昌国(指揮)
フランク・レール(指揮)
青山聖樹(オーボエ・ソロ)
吉村知子(ヴァイオリン・ソロ)ほか
▼ギター荘村清志とのデュオによる前作「水車小屋の娘」(ALCD-9116)も好評の小松英典がソロを務めるバッハのカンタータ集
▼小松はドイツ・ブレーメン国立音大の教授であり、シンガーソングライター森山良子のクラシック歌唱の師でもある
▼フルート界の長老格・金昌国率いるアンサンブルof トウキョウ、ソリストのオーボエ青山聖樹、ヴァイオリン吉村知子ら、サポートする共演陣も豪華
 

ALCD-1
\2500+税
近藤譲《線の音楽》
 近藤譲(1947-):
  CLICK CRACK
   高橋悠治(ピアノ)
  ORIENT ORIENTATION
   篠?史子(ハープ)[多重録音]
  STANDING
   小泉浩(フルート)山口恭範(マリンバ)高橋アキ(ピアノ)
  PASS
   佐藤紀雄(バンジョー)志村菊夫、曽我傑(ギター)
   高橋アキ(大正琴)篠?史子(ハープ)
   山口恭範(ハーモニカ)川合良一(指揮)
  FALLING
   篠?功子&篠?正嗣(ヴィオラ)
   永島義男(コントラバス)高橋アキ(電気ピアノ)
 日本の現代音楽を変えた1974年発売の伝説的LPが40年の時を超えて復刻初CD化
 現代音楽/現代芸術ジャンルの大注目アイテム
 今では各楽器の大御所となった演奏家が多数参加
 解説、対訳、ジャケット等のデザインは勿論、価格も当時と同じ2,500円で当時を再現
 レーザーターンテーブルによってマスター盤以上の高音質で蘇る原音
 書籍《線の音楽》(近藤譲)も同時復刻(アルテスパブリッシングより7月1日発売)
 

ALCD-9142
\2800+税
佐山真知子[祖母の子守うた]林光作品集
 林光(1932-2012):
  つまさききらきら、ブルッキーのひつじ、
  二月、わたしのすきなこなひきさん
  クリークの子守歌(子守唄)、鹿よ おれの兄弟よ、
  二月の街、ことしの花の…
  五月の夜(アオバズクの季節)、水辺(すいへん)を去る、
  「島こども歌1」より
  おやすみなさい美しい夢をみて、祖母の子守うた
     ほか全27トラック
佐山真知子(ソプラノ)
通崎睦美(マリンバ)
藤井里佳(マリンバ)
服部真理子(ピアノ、鍵盤ハーモニカ)
 林光の遺した珠玉のソングと歌物語を作曲者と親交の深かった佐山真知子が歌う
 透明な歌、あたたかい音、やわらかい響きは、誰の耳にもやさしく深く谺する音楽
 初録音作品多数
 林光ファン、佐山真知子、こんにゃく座ファンのマストアイテムであると同時に、心優しい音楽を探している方に強くオススメ
 演はさきごろ平岡養一の評伝を出版し話題となった通崎睦美をはじめ林光の音楽を熟知した音楽家たち
 林光研究の第一人者・池田逸子による解説


コジマ録音ディストリビュートCD
発売元:浜松市楽器博物館



LMCD-1995
\2900+税
浜松市楽器博物館コレクションシリーズ48
 森の響き〜ドイツ後期ロマン派・ブラームスの魅力〜

  ブラームス:
   ヴァイオリン・ソナタ ト長調 作品78
   クラヴィーア小品集 作品119
   ホルン三重奏曲 変ホ長調 作品40
小倉貴久子(フォルテピアノ)
桐山建志(ヴァイオリン)
塚田聡( ナチュラルホルン)
 作曲当時の楽器で甦る大作曲家の愛した響き
 ブラームスの室内楽作品を代表するさまざまな編成の作品
 特にホルン三重奏曲の古楽器(ナチュラルホルン)による演奏は、ブラームスがホルン奏者でもあっただけに貴重なもの
 演奏は日本を代表する古楽奏者たち
 学識と音楽性の調和した演奏を展開しています

フォンテック


FOCD6041/6
(3CD+3DVD)
¥9524+税
柴田南雄とその時代 第三期
CD-1 キリシタン憧憬
 安土幻想 no.14a/伴天連歌 no.14b/
 オペラ「忘れられた少年−−天正遣欧少年使節」抄録 no.103
CD-2 50歳-70歳代の器楽
 絃合わせ/絃廻し/絃づくし no.44/
 オルガンのための律 no.55 DIFERENCIAS no.76
 ガムランのためのエチュード no.92
CD-3 《富士山四章》から《さくら》まで
 富士山四章op.9/三つの女声合唱曲集op.12/
 三つの男声合唱曲no.24/み佛の春 no.30
 謝名城の海神祭 no.73/さくら no.108
DVD-1 日本の素材によるシアター・ピース
 追分節考 no.41/萬歳流し no.45/
 修二會讃(抄録)no.57/
 布瑠部由良由良 no.61b
DVD-2 佐藤信の台本によるシアター・ピース
 コーモリ傘と合唱のための七章
  静かな森—寒山と拾得 no.102/
 石ニ聞ク no.117
DVD-3 ゆく河の流れは絶えずして
 シンフォニアno.25/北園克衛による三つの詩no.21/
 交響曲「ゆく河の流れは絶えずして」no.48
若杉弘
都響 他
2010年7月にリリースを開始した音と映像による「柴田南雄とその時代」。
時空を越えた巨視的世界観を示した柴田南雄 (1916-86)の膨大な作品群を集大成する内容です。
一柳慧、高橋悠治による「Generation」など、<時代>が生んだ稀有な演奏も収録、また<音>だけでは捉えきれない<シアター・ピース>作品はDVD に収録。また、ブックレットには詳細解説、作曲者と親交深かった方々による書きおろしエッセイを掲載。
 この充実した内容により<第一期> (FOCD9470/5)は、平成22 年度(第65 回)文化庁芸術祭優秀賞を受賞いたしました。(〈第二期〉はFOCD9500/5)当該タイトル<第三期>は、3CD/3DVD に集成。若杉弘/都響による「ゆく河の流れは絶えずして」等、貴重な記録を収録。シリーズ最終作となります。
 

FOCD20097
(SACD Hybrid)
¥3000+税
マクサンス・ラリュー:フルート
 至純の美 Being Beauteous
 ドビュッシー:小舟にて
 フォーレ:シチリアーノ
 フォーレ:子守歌
 ゴーベール:ノクチュルヌとアレグロ・スケルツァンド
 フォーレ:ファンタジー
 ドビュッシー:シリンクス(flute solo)
 プーランク:フルート・ソナタ
 デュティユー:ソナチネ
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品
 イベール:小品(flute solo)
 イベール:アリア
 ゴセック:ガヴォット
 モーツァルト:アンダンテ ハ長調 K.315
 モーツァルト:ロンド ニ長調 K.Anh.184
 グルック:精霊の踊り
  (2013/11/18-19 いずみホール.REC)
マクサンス・ラリュー:フルート
長尾洋史:ピアノ
 19 世紀末から伝統として維持されてきた“フレンチ・スクール”の美質。その原点を語り部のごとく我々に伝えてくれるフルーティストは、今やラリューをおいて他にいません。
 老いてなお色気を漂わす名優の舞台姿さながらの、含蓄を備えた台詞まわしや滋味豊かな所作、そして心に染みる深い眼差しこそが、このアルバムのかけがえのない価値となっています。年輪を重ねて余分なものがとれていったがゆえに到達できる、究極の音楽のあり方……。
 2014 年に80 歳を迎えるラリューが「至純の美」をここに表します。
■マクサンス・ラリューのCD■
FOCD20080 (定価\2,800+税) 夢のフルート・デュオ・リサイタル
 
FOCD9642
¥2400+税
Luna〜Crossover Vibraphone〜/
 ドビュッシー:月の光(編曲:野尻小矢佳)
 コンバース:賛美歌312 番「星の世界」
 アイルランド民謡:ロンドンデリーの歌
 ピアソラ:ブエノスアイレス午前零時(編曲:野尻小矢佳)
 ハワード:フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン(編曲:野尻小矢佳)
 フォスター:夢見る人(編曲:野尻小矢佳)
 ベートーヴェン:月光によるパラフレーズ(編曲:野尻小矢佳)
 ディーン:ナゲキ鳩のソネット
 野尻小矢佳:ルナ
<Bonus Track>
 マクブルーム:ローズ(Voice 野尻小矢佳)
  (2014/4/16-17 富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ.REC)
 野尻小矢佳(ヴィブラフォン)
 多彩な音空間を創り出す打楽器奏者・野尻小矢佳。待望の新作は非常にレア度の高いヴィブラフォンのソロ・アルバムです。
マリンバから民族楽器まで様々な打楽器を自在に操る野尻ですが、今回はあえてヴィブラフォンという楽器を選ぶことで、特定のジャンルや形式に収まらない、その豊かな音楽性や表現力を際立てています。
 本作のテーマは“Luna(月)”表題作をはじめ月にちなんだ曲を多数収録。クラシックやポピュラーの名曲から自作曲、本作のクライマックスといえる前衛的な「ナゲキ鳩のソネット」(ディーン作曲)など、まさに彼女のクロスオーヴァ—な魅力満載のアルバムが完成しました。



■発売中 ☆ 野尻小矢佳のCD■
FOCD9543 (定価\2,381+税) マリンバ・クラシックス
FOCD20074 (定価\2,381+税) マイ・パーカッション・ワールド
 

FOCD9649
¥1389+税
宮川彬良 新日本フィル
コンチェルタンテⅡ マンボver.

 ■音楽劇『ハムレット』より5 つの主題
 (作曲:宮川彬良 翻訳:松岡和子)
  Ⅰ. ピラスの刃
  Ⅱ. 亡霊との誓い「この世の関節がはずれてしまった・・・」
  Ⅲ. 手負いの鹿
  Ⅳ. あの人はもういない※
  Ⅴ. 墓堀の唄(死者達のパレード) 
  Ⅵ. 沈黙の後に
 ■サンダーバード
  (作曲:バリー・グレイ 編曲:宮川彬良)
 ■シンフォニック・マンボ No.5
  (作曲:ベートーヴェン&ペレス・プラード 編曲:宮川彬良)
  (2011/11/19 すみだトリフォニーホール REC.)
指揮&ピアノ:宮川彬良
新日本フィルハーモニー交響楽団
※歌:中野太一
 テレビやラジオ、劇音楽に吹奏楽・・あらゆるジャンルで活躍を続ける宮川彬良。コンチェルタンテと銘打つ今シリーズではオーケストラとの共演をコンセプトに、新日本フィルと独自の世界を繰り広げています。常に現在進行形を目指す宮川は、始まりも終わりも無し・・の意味を込めて今シリーズはいつでも「Ⅱ」だと宣言!
 辛辣さとユーモア、笑いと哀しみが同居する世界はまさに宮川ワールド。共演を重ねてきた新日フィルとも阿吽の呼吸で、新鮮でありながらどこか懐かしい世界観を見事に表現しています。
■宮川彬良のCD■
FOCD20099(定価\1,500+税) 米良美一&宮川彬良 「手紙」
FOCD9557 (定価\3,000+税) 宮川彬良 指揮 大阪市音楽団 「欲望という名の電車」
FOCD9481 (定価\1,429+税) ことのみ児童合唱団 「明日の朝、神様がいらっしゃるよ」
FOCD9461 (定価\2,667+税) 宮川彬良 指揮 大阪市音楽団 「シンフォニック・ダンス」
  
FOCD9651/2
(2CD)
¥3000+税
高橋/シェーンベルク/シューベルト
Disc.1
 1. 高橋悠治:無伴奏ヴァイオリンのための「狂句逆転」 (2014)
 2. 高橋悠治:「あけがたにくる人よ」(2012) 詩:永瀬清子
 3-6. シェーンベルク:弦楽四重奏曲 第2 番 Op.10 (1908)
Disc.2
 1-4. シューベルト:
  弦楽四重奏曲 第14 番 ニ短調 「死と乙女」 D810 (1824)
 (2012/5/20 浜離宮朝日ホール ライヴ録音 Disc.1-1 を除く)
モルゴーア・クァルテット(Disc.1:2-6 Disc 2:1-4)
波多野睦美:メゾ・ソプラノ (Disc 1:2,5,6 Disc 2)
荒井英治:ヴァイオリン (Disc 1:1)
 作曲家 柴田南雄の書斎・スタジオ・資料室として開設したサンガクシャ。作品の台本作成など創作活動を支えた令夫人 柴田純子により、サンガクシャは現存します。
 柴田純子は、(旧)日本フィル創立時のコンサートマスターであるブローダス・アールが、1957 年に結成した<アール弦楽四重奏団>(ヴィオラ:河野俊達、チェロ:黒沼俊夫)に参加。シェーベルクの第2 番、シューベルトの名演奏は、語り継がれています。
 「シェーベルクの第2 弦楽四重奏曲をもう一度聴きたい」という長年の夢を、彼女は<サンガクシャコンサート>の開催で実現します。そして、高橋悠治との半世紀をこえる友情は「あけがたにくる人よ」として結実。さらにヴァイオリンのための新曲を加え、本CD が実現しました。
  
FOCD2577
¥2427+税
現代日本の作曲家シリーズ47
くりもとようこ 自作自演集

 1.Perspective(2005)/2.対話(1988)/
 3.展示(1994)/4.戦闘機(1995)
 5.発声と様式のモード〜新しいオペラへの試み(2001)/
 6.エチュード(1991)
栗本洋子:ピアノ(1-4,6)
荻野砂和子、栗本洋子:ソプラノ(5)
つつみ あつき:クラリネット(5)
青谷良明:ファゴット(5)
北住淳:ピアノ(5)
 1992 年から継続し、邦人作曲家に焦点をあてる“現代日本の作曲家”シリーズ。
 第47 集では、 NHK テレビ「中学生日記」や、ラジオ「お話でてこい」など、他ジャンルの創作活動に加え、ピアニスト・歌手としても活動する作曲家、くりもとようこの作品集です。
 くりもとようこは愛知県立芸術大学院修了、作曲を石井歓氏に師事。作曲・演奏の他にパフォーマンスも行います。現代音楽の演奏グループEnsemble Today を組織し、プロデュース公演を行い、1991年には、台湾で開かれたアジア助成作曲家フォーラムに日本代表として参加。1993 年春にはアメリカ政府より1 ヶ月間文化交流に招待されました。ACL アジア音楽祭では1994 年(台北)、1999 年(インドネシア)、2000 年(横浜)で作品が演奏されています。
 1992 年名古屋市芸術奨励賞受賞。2009 年第4 回名古屋音楽ペンクラブ賞受賞。
 現在、日本現代音楽協会、日本作曲家協議会、愛知芸術文化協会各会員。
  
FOCD9625/6
(2CD)
¥3000+税
神野明 ピアノリサイタル
Disc.1
 ショパン:
  24 の前奏曲 作品28 より
   ハ長調/イ短調/ト長調 /ホ短調/ロ短調/イ長調/ホ長調/嬰ハ短調
   ロ長調/嬰ヘ長調/変ホ短調 /変ニ長調『雨だれ』/
   ハ短調 /変ロ長調 /ヘ長調
  エチュード 作品25-7 嬰ハ短調/
  エチュード 作品10-3『別れの曲』ホ長調
  幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66/子守歌 変ニ長調 作品 57
  ピアノ・ソナタ第2 番 作品35『葬送』第3 楽章/
  ピアノ・ソナタ第3 番 作品58 第2 楽章
  マズルカ ホ短調 作品41-2/
  ノクターン 変ホ長調 作品9-2/小犬のワルツ
Disc.2
 D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380 L.23
 J.S バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1 巻 22.プレリュード 変ロ短調 BWV 867
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第14 番 嬰ハ短調 作品27-2『月光』第1 楽章
  ピアノ・ソナタ第31 番 変イ長調 作品110 第1 楽章
 シューマン:予言の鳥/幻想曲 ハ長調 作品17 第3 楽章
 ドビュッシー:
  前奏曲集 第2 集より酒の門 /
  前奏曲集 第1 集より
   デルフィの舞姫
   音と香りは夕暮れの大気に漂う/
   亜麻色の髪の乙女/沈める寺/パックの踊り
 リスト:リゴレット パラフレーズ/「タンホイザー」より 夕星の歌
 シューマン:トロイメライ
神野明 (ピアノ)
 その伸びやかで大らかな演奏スタイルと、真摯な音楽へのまなざしで多くの聴衆を虜にしてきたピアニスト、神野明(1948-2009)の1986 年から2006 年にかけての未発表音源を2 枚に集約しました。
 神野明は1971 年に東京芸大を首席で卒業後、ワルシャワ音楽院や国立リスト音楽院で研鑽をつづけ、帰国後本格的な演奏活動に移ります。
 コンサートピアニストとして多忙な中、後進の教育とクラシックの普及にも尽力し、1994 年からは日本大学芸術学部の教授職を務めながら、題名のない音楽会にも度々出演するなど活動の幅を拡げました。
 もちまえの暖かな音色に加え、過度な解釈を避け音楽本来の姿を探求し続けた神野の名演を是非お聞きください。
 

FOCD9644
(SACD Hybrid)
¥2778+税
夜の肖像 北村朋幹(ピアノ)
 クルターグ:花、人間は・・・
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1《幻想曲風ソナタ》
 シューマン:夜曲 Op.23
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2《幻想曲風ソナタ》
 バルトーク:戸外にて Sz.81 BB 89
北村朋幹(ピアノ)
 (2013/12/23-26 相模湖交流センター.REC)
 quasi una Fantasia--ベートーヴェンのOp.27を美しく暗喩する---。《幻想曲風ソナタ》をめぐる、独創的な才能が燐めく北村朋幹CD第2弾。(第1弾はFOCD9498)
 厳選された7音が世界を開くクルターグの“花”から、同郷バルトークの“戸外”への5作品によるプログラム。それは、夜曲--月光--夜の音楽へと緻密な線で構成され、聴く者を沈思・黙考の世界へと誘います。
 デビュー盤につづき、ブックレットには北村執筆による洞察深い解説を掲載。月夜は花開きます。

■北村朋幹のCD■
 FOCD9498 (定価\2,667+税) 遙かなる恋人に寄す−シューマン「幻想曲」からの展望−
 

FOCD9646/7
(2CD)
¥3000+税
歌い継ぎたい日本の歌 ライブ/東京混声合唱団
Disc1
 1. さくら(日本古謡・武満徹編曲)
 2. 上を向いて歩こう(永六輔作詞・中村八大作曲・若林千春編曲)
 3. ずいずいずっころばし(わらべ唄・間宮芳生編曲)
 4. 赤とんぼ(三木露風作詞・山田耕筰作曲・篠原眞編曲)
 5. シャボン玉(野口雨情作詞・中山晋平作曲・林光編曲)
 6. 花の街(江間章子作詞・團伊玖磨作曲・青島広志編曲)
 7. 夏の思い出(江間章子作詞・中田喜直作曲)
 8. 埴生の宿(里見義訳詞・ヘンリー・ビショップ作曲・若林千春編曲)
 9. 月の沙漠(加藤まさを作詞・佐々木すぐる作曲・若林千春編曲)
 10. 涙そうそう(森山良子作詞・BEGIN 作曲)
 11. 夕焼小焼(中村雨紅作詞・草川信作曲・三善晃編曲)
Disc2
 1. 思い出のアルバム(増子とし作詞・本多鉄麿作曲・鷹羽弘晃編曲)
 2. みかんの花咲く丘(加藤省吾作詞・海沼実作曲・鷹羽弘晃編曲)
 3. おもちゃのチャチャチャ(野坂昭如作詞(吉岡治補作)・越部信義作曲・鷹羽弘晃編曲)
 4. 幸せなら手をたたこう(木村利人作詞・スペイン民謡・鷹羽弘晃編曲)
 5. 里の秋(斎藤信夫作詞・海沼実作曲・三宅悠太編曲)
 6. 雨降りお月さん(野口雨情作詞・中山晋平作曲・篠田昌伸編曲)
 7. かもめの水兵さん(武内俊子作詞・河村光陽作曲・篠田昌伸編曲)
 8. 夏は来ぬ(佐々木信綱作詞・小山作之助作曲・篠田昌伸編曲)
 9. 今日の日はさようなら(金子詔一作詞 作曲・篠田昌伸編曲)
 10. リンゴの唄(サトウハチロー作詞・万城目正作曲・篠田昌伸編曲)
 11. 故郷(高野辰之作詞・岡野貞一作曲・上田真樹編曲)
 12. 春の小川(高野辰之作詞・岡野貞一作曲・上田真樹編曲)
 13. 雨ふり(北原白秋作詞・中山晋平作曲・上田真樹編曲)
 14. うみ(林柳波作詞・井上武士作曲・上田真樹編曲)
 15. 見上げてごらん夜の星を(永六輔作詞・いずみたく作曲・上田真樹編曲)
 16. 蛍の光(稲垣千頴作詞・スコットランド民謡・上田真樹編曲)
東京混声合唱団
大谷研二:指揮(Disc① 1-4, Disc② 1-4, 11-16)
松井慶太:指揮(Disc① 5-11, Disc② 5-10) 
篠田昌伸:ピアノ(Disc① 5-11, Disc② 6-10)
鷹羽弘晃:ピアノ(Disc② 1-4)
三宅悠太:ピアノ(Disc② 5)
上田真樹:ピアノ(Disc② 11-16)
 (2013/4/27 かつしかシンフォニーヒルズ・モーツァルトホール ライブ録音)
 日本を代表するプロ合唱団として根強い人気を誇る東京混声合唱団(東混)。待望の新作は、2013年4月に行われた特別演奏会のライブCDです。
 本コンサートは2006年に選考された「親子で歌い継ごう 日本の歌百選」からの選曲。第一部では東混のレパートリーから選りすぐりの楽曲をお届けし、第二部では、篠田昌伸、鷹羽弘晃、三宅悠太、上田真樹という、次代を担う若手作曲家4人が選曲・編曲・コンサート本番でのピアノ伴奏を担当しました。
 日本を代表する合唱指揮者の一人である大谷研二と、気鋭の若手指揮者・松井慶太によるタクトも秀逸。まさに「温故知新」という言葉が相応しい名演です。

※楽譜「混声合唱のための 歌い継ぎたい日本の歌 春夏 編/秋冬 編」(全音楽譜出版社刊 各定価¥1,800+税)も発売中です。
 


FOCD6040
(SACD Hybrid)
¥2408+税
尾高/札響 シベリウス交響曲全集 第2弾
 シベリウス 交響曲 第2番 組曲「恋人」


シベリウス:
 交響曲 第2番 ニ長調 op.43
 組曲「恋人」op.14
尾高忠明 指揮
札幌交響楽団
 北欧の空気感を伝える?敬意と共感をもって頌される尾高/札響のシベリウス。<交響曲全集 2>は、「第2番」&「恋人」という魅惑の選曲です。
 シベリウスきっての有名曲へ、尾高は衒いなく純音楽的な解釈をもって臨みます。そして、真の芸術家が有する精神の高みは、音楽をして語らしめる演奏を実現するのです。
 清澄にして輝きに充ちた管楽器の響き、要所に楔のごとく刻まれる打楽器、そして力感溢れる弦の厚みに彩られたシベリウス。
 尾高/札響が到達した理想郷がここにあります。
  2014/2/28・3/1 札幌コンサートホールKitara でのライヴ録音

■尾高 指揮 札幌交響楽団のCD■
 FOCD9620 (定価\2,667+税) ブルックナー交響曲第7番〈ハース版〉
 FOCD9579 (定価\2,381+税)     エルガー 交響曲第1番・弦楽のためのセレナード
 FOCD6023 (定価\9,524+税)    ベートーヴェン 交響曲全集  
 FOCD6000 (定価\2,381+税) グリーグ&シベリウス2
 FOCD9434 (定価\2,381+税) グリーグ&シベリウス
 FOCD6036 (定価\2,381+税)     シベリウス 交響曲第1番 交響曲第3番
 


大阪市音楽団 ライヴシリーズ 待望の再始動!
2タイトル一挙同時発売!!

 日本を代表する吹奏楽団のひとつ、大阪市音楽団は本年4月から一般財団法人へと移行し、新たなスタートを切っています。
 その動向に注目が集まっている今、2012年11月と2013年3月の定期演奏会のライヴCDを2タイトル同時リリースいたします。


FOCD9640
¥2600+税
大阪市音楽団/第104回定期演奏会
 三つのジャポニスム

  西村 朗:秘儀Ⅰ−管楽合奏のための
  和田 薫:吹奏楽のための俗祭
  真島俊夫:三つのジャポニスム
  三善 晃:吹奏楽のための「クロス・バイ マーチ」
  山下康介:ブルー・ファンタジア
  三枝成彰(長生 淳 編曲):交響組曲「機動戦士Zガンダム」
  和田 薫:吹奏楽のための土俗的舞曲(2012年版)
飯森範親 指揮
大阪市音楽団
2012/11/7 ザ・シンフォニーホールでのライヴ録音)
  

FOCD9641
¥2600+税
大阪市音楽団/第105回定期演奏会
 エル・カミーノ・レアル

  バーンズ:アルヴァマー序曲
  チャンス:呪文と踊り
  スウェアリンジェン:狂詩曲ノヴェナ
  ホルスト(リード改訂):組曲「惑星」から
   木星−快楽をもたらす者
  ヴェルディ(木村吉宏 編曲):歌劇「運命の力」序曲
  マクベス:マスク
  保科 洋:風紋(1987年版)
  リード:エル・カミーノ・レアル 〜ラテン・ファンタジー〜
  藤田玄播:幻想曲「幼い日の想い出」
  川北栄樹:エンターテインメント・マーチ
現田茂夫 指揮
大阪市音楽団
2013/3/16 ザ・シンフォニーホールでのライヴ録音)
 

FOCD2576
¥2427+税
現代日本の作曲家シリーズ46
 福井とも子 to the forest
 color song III (2013)
   山田岳:ギター 
 doublet + 1 (2012)
   上田 希:クラリネット
   亀井庸州:ヴァイオリン 山澤 慧:チェロ
 Schlaglicht (2002)
   デュオ・カプリッチョ (菅原幸子:ピアノ 木場具子:ヴァイオリン)
 to the forest I (2012)
  マルコス・クリード 指揮
  SWRシュトゥットゥガルト ヴォーカルアンサンブル
 to the forest II (2012)
  トリオアカント
   (マルコス・ヴァイス:サクソフォン
    クリスチャン・ディアシュタイン:打楽器
    菅原幸子:ピアノ)
 doublet (2010/2011) 
  亀井庸州:ヴァイオリン 山澤 慧:チェロ
 Golden drop (2005)
  中川賢一 指揮 クラングフォーラム・ウィーン
制作:現代作品CD刊行委員会 助成:NOMURA 野村財団
 日本の現代作品CDを系統的・持続的にリリースすることを目的に、1992年リリースを開始した “現代日本の作曲家”シリーズ。
 第46集は、海外での演奏も数多くおこなわれる創作活動に加え、現代の音楽を演奏する団体をも主宰する福井とも子の多角的な活動を通し、作曲家の<在り方>の1シーンを紹介します。

福井とも子:
 1994年大阪音楽大学大学院修了。在学中より国内外の音楽祭、セミナー等に参加し、作品発表を始める。
 これまでダルムシュタット国際夏期現代音楽講習会(ドイツ)、メルボルン国際音楽祭 (オーストラリア)、ヴェネツィアビエンナーレ(イタリア)、テグ国際現代音楽祭(韓国)、武生国際音楽祭、パンムジークフェスティバル(韓国)、ベルリンメルツムジーク(ドイツ)、 エクラ音楽祭(ドイツ)他から招待や委嘱を受ける。
 ISCM世界音楽の日々香港大会、同ザグレブ大会(クロアチア)、同オーストリア・スロバキア大会に入選等。その他の作曲賞としては、秋吉台国際作曲賞受賞、日本音楽コンクール作曲部門入賞(管弦楽部門・室内楽部門)、ダルムシュタット国際現代音楽夏期講習会奨学生賞受賞等々。作品はヨーロッパやアジアの各地で演奏されている。


—fontec P&D レーベル—


FOCD20099
¥1500+税
米良美一 宮川彬良 手紙
 手紙 
  荒木とよひさ:作詞 宮川彬良:作曲
 はな 
  阿久悠:作詞 宮川彬良:作曲
 地球はララバイ 
  青井陽治:作詞 宮川彬良:作曲
 君を知ってよかった
   高平哲郎:作詞 宮川彬良:作曲
 手紙(カラオケバージョン)
米良美一:歌
宮川彬良:ピアノ・ピアニカ
一本茂樹:ベース 
坂本純志:パーカッション
田代耕一郎:ギター
近藤浩志:チェロ
栗山善親:マニピュレーター
様々なジャンル、メディアで横断的に活躍し、その多彩な魅力で幅広い層を惹きつけている宮川彬良。そして日本を代表するカウンターテナーであり、多彩なレパートリーを誇る米良美一。
近年この2人は全国各地でのデュオコンサートを行っており、大変好評を博しています。今作では「目に見えないけれど、大切に歌っていく」事をテーマに選曲しました。物悲しい感じがする曲たちですが、美しい歌詞とメロディが聴き手の心を癒してくれます。
タイトルの手紙はNHK大阪制作の「今夜は見せまっせ」にて神野美伽が歌い大反響を呼んだ曲で、カラオケバージョンも収録しています。

カメラータ・トウキョウ


CMCD-28310
\2800+税
ジェンマ・ベルタニョッリ─ポートレート
 モーツァルト:
  おいで、いとしいツィターよ K.351(367b)
  歌劇『フィガロの結婚』より
   「突然の喜びが私の心に湧きあがり」 K.579
  ルイーゼが不実な恋人の手紙を焼いたとき K.520
  すみれ K.476
  魔術師 K.472
  夕べの想い K.523
  小さな糸紡ぎ娘 K.531
  春へのあこがれ K.596
  モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」 K.165(158a)
 ヴィヴァルディ:
  モテット「まことの安らぎはこの世にはなく」 RV630
 H.シュテルツェル(伝J.S.バッハ):
  『アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳 第2巻』より
   「御身が共におられるならば」 BWV508
 G.F.ヘンデル:
  歌劇『エジプトのジューリオ・チェザーレ』 HWV17より
   なんてことなの? ああ神よ!
    (レチタティーヴォ・アッコンパニャート)−
     もし私を哀れと思ってくださらないのなら、正義の天よ(アリア)
  歌劇『クレタのアリアンナ』 HWV32 より
   つれないあの人は私を捨てたの?(レチタティーヴォ)−
    怒りと愛(アリア)
 C.モンテヴェルディ:
  苦しみはかくも甘き SV332
 ヘンリー・パーセル:
  歌劇 『ディドとエネアス』 より 「ディドの嘆き」
ジェンマ・ベルタニョッリ(ソプラノ)
クラウディオ・ブリツィ
(クラヴィオルガン/
ハーモニウム=チェレスタ/
芸術ハーモニウム/
指揮)
ジャン・ルカ・ラストライオリ(テオルボ/リュート/バロック・ギター)
オルケストラ・ダ・カメラ・ディ・ペルージャ
ジェンマ・ベルタニョッリは、魅力的な芸術家であり、芯のある演奏家だ。だからこそ、クラウディオ・ブリツィの信頼も特別に厚い。[オットー・ビーバ/曲目解説より]
 ヨーロッパの主要オペラハウスで活躍する一方、古楽の名歌手としても名高いイタリア人コロラトゥーラ・ソプラノのジェンマ・ベルタニョッリが、奇才クラウディオ・ブリツィとともに魅惑の音楽の世界へと導きます。モーツァルトの歌曲や名曲「エクスルターテ・ユビラーテ」、ヴィヴァルディ、ヘンデル、モンテヴェルディ他を収録。ベルタニョッリの魅力がつまった必聴盤です。



●ジェンマ・ベルタニョッリ(ソプラノ)
 イタリア・ボルツァーノに生れる。AsLiCoコンクール、フランシスコ・ヴィニャス国際コンクールで優勝。ミラノ・スカラ座、ヴェネツィア・フェニーチェ劇場、パリ・シャンゼリゼ劇場、ローマ・オペラ座、フィレンツェ五月音楽祭、チューリッヒ歌劇場、ローマ・聖チェチーリア音楽院、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ポツダム・サンスーシ音楽祭、ザルツブルク音楽祭、ウェクスフォード音楽祭等、主要オペラハウスや劇場、音楽祭に多数出演している。オペラのレパートリーは、『夢遊病の女』リーザ、『裏切られた誠実』ヴェスピーナ、『コジ・ファン・トゥッテ』デスピーナ、『フィガロの結婚』スザンナ、『牧人の王』エリーザ、『魔笛』パミーナ、『ばらの騎士』ゾフィー、『仮面舞踏会』オスカル、『ファルスタッフ』ナンネッタ等幅ひろい。
 コンサート・レパートリーは、バッハ、ヘンデル、ペルゴレージ、ヴェルディ、モーツァルト、ベートーヴェン第九、マーラー交響曲第4番、8番等。R.アバド、B.バルトレッリ、S.ビシュコフ、G.ガヴァッツェーニ、F.ルイジ、L.マゼール、Z.メータ、R.ムーティ、W.サヴァリッシュ、S.ヤング等、著名な指揮者との共演も多数。とりわけバロック音楽の演奏に長けており、ヘンデルのオラトリオ『時と悟りの勝利』(ピアチェーレ)をR.アレッサンドリーニやM.ミンコフスキと、ベルリン国立歌劇場でのハッセ『ソリマーノ』(エミーラ)ではR.ヤーコプスと、バイエルン国立歌劇場でのモンテヴェルディ『ポッペーアの戴冠』(ドゥルジッラ)ではI.ボルトンと、ペルゴレージの『オリンピア−デ』(アリステア)ではO.ダントーネと、ヘンデル『アグリッピーナ』(ネローネ)ではG.アントニーニやF.ビオンディと共演した。ナイーヴのヴィヴァルディ・エディションやデッカ、ストラディヴァリウスなどに録音も多数ある。
 
CMCD-28311
\2800+税
ドヴォルジャーク:
 弦楽四重奏曲 第8番 ホ長調 作品80 B.57
 弦楽四重奏曲 第9番 ニ短調 作品34 B.75
パノハ弦楽四重奏団
 イルジー・パノハ(第1ヴァイオリン)
 パヴェル・ゼイファルト(第2ヴァイオリン)
 ミロスラフ・セフノウトカ(ヴィオラ)
 ヤロスラフ・クールハン(チェロ)
ボヘミア人独特の哀愁を帯びた歌いまわしはもちろんのことだが、いつも心を奪われる音楽の瞬間は、彼らの演奏の、空間に軽やかに流れて空を飛んでいるような自由さである[井阪 紘/プロデューサー・ノートより]
 生涯に14曲の弦楽四重奏曲を残したドヴォルジャークが、自身のスタイルの模索を経て、個性を確立した第8番以降の弦楽四重奏曲7曲。2002年より取り組んできた、この7曲のパノハ弦楽四重奏団による録音が、ついに完結。

●パノハ弦楽四重奏団
 パノハ弦楽四重奏団は弦楽器王国ともいうべきチェコの誇る、代表的な弦楽四重奏団である。往年のスメタナ弦楽四重奏団の育ての親、ヨゼフ・ミツカ教授の弟子達によって結成され、1971年に正式に活動を開始した。以後1975年のプラハでの国際弦楽四重奏コンクールにおいての優勝を皮切りに、ヨーロッパ全土、またアメリカ、カナダ、日本、イスラエルほかにおいても定期的に演奏会を行い、エジンバラ、ザルツブルク、プラハ等の国際フェスティヴァルに参加している。
 録音にも積極的で、そのレコードは多くの賞を受賞。特に1983年にはマルティヌーの弦楽四重奏曲第4番、第6番の録音に対してパリでアカデミーシャルル十字勲章を受賞している。ドヴォルジャーク、スメタナ、マルティヌー、ヤナーチェクなどのチェコの音楽に重点をおいて活動しているが、広範囲にわたる彼らのレパートリーにはハイドン、モーツァルト等のウィーン古典派やロマン派の作品、そしてバルトーク、ショスタコーヴィチといった近・現代の作曲家までも含まれる。
 パノハ弦楽四重奏団は現代の世界の有力カルテットの多くと同様、切れ味のよいアンサンブルの呼吸の持ち主であるが、その響きには現代風の冷たいタッチとは一線を画し、ボヘミア独特の練り絹の手触りとでも言える、曰く言い難いしなやかな感触があるのが大きな特徴である。
 1980年に初来日し、その後も来日を続け、近年では草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルに毎年出演。舞台に上るたび、完璧な技巧と温かみ溢れる音色で聴衆を魅了している。
 

CMCD-99082
\2300+税

ウィーン・フィル首席フルート奏者カール=ハインツ・シュッツ

J.ブラームス(編曲:K=H.シュッツ):
 フルート・ソナタ 第2番 変ホ長調 作品120-2
 (原曲:クラリネット・ソナタ 第2番 変ホ長調 作品120-2)
P.ゴベール:2つのスケッチ
 第1番 平原の夕暮れ/d 第2番 オリエンタル
C.サン=サーンス:
 歌劇「アスカニオ」のバレエ音楽より
  プシュケの前に現れたアモル/
  アモルとプシュケの踊り
  アモルのヴァリアシオン
J.ブラームス(編曲:K=H.シュッツ):
 フルート・ソナタ 第1番 へ短調 作品120-1
 (原曲:クラリネット・ソナタ 第1番 へ短調 作品120-1)
カール=ハインツ・シュッツ(フルート)
赤堀絵里子(ピアノ)
 ウィーン・フィル首席フルート奏者として躍進を続けるカール=ハインツ・シュッツが、自身の編曲によりブラームスの名作ソナタに挑んだ意欲作。
サン=サーンス、そしてフルートの名手として名を馳せたゴベールの小品とともに、フルートの美しい音色に彩られたアルバムです。

●カール=ハインツ・シュッツ(フルート):
 ウィーン国立歌劇場ならびにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者を2011年12月よりつとめている。
 2005年9月より、ウィーン・コンセルヴァトリウム私立音楽大学のフルート科で教鞭をとっている。また、2005年から2011年までウィーン交響楽団で、2000年から2004年までシュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団で首席フルート奏者をつとめた。
 フェルトキルヒ(オーストリア)ではエヴァ・アムスラーに、バーゼル(スイス)ではオーレル・ニコレに、リヨン国立高等音楽院(フランス)ではフィリップ・ベルノルドに師事した。学生時代にはカール・ニールセン国際フルート・コンクール(1998)およびクラクフ国際フルート・コンクール(1999)で優勝している。
 ソリストとして、ウィーン交響楽団、アカデミー室内管弦楽団、札幌交響楽団など著名なオーケストラと、ファビオ・ルイジ、ヤコフ・クライツベルク、サー・ネヴィル・マリナー等の指揮で共演。室内楽にも熱心に取り組んでおり、ヴォルフガング・シュルツの後を継ぎ加入した、アンサンブル・ウィーン=ベルリンとウィーン・リング・アンサンブルなどで活躍している。

 ※当アルバムは、2 013年に制作され、ヨーロッパを中心に販売されたCDの音源をリマスターし、リイシューしたものです。ジャケットのデザインはオリジナルCDと異なります。
 
CMCD-28308
\2800+税
古典派オーボエ協奏曲集/インデアミューレ
 作曲者不祥(伝ハイドン):オーボエ協奏曲 ハ長調 Hob.VIIg:C1
 F.クロンマー:オーボエ協奏曲 第2番 ヘ長調 作品52
 J.C.バッハ:オーボエ協奏曲 第2番 ヘ長調 W. C81(T291)
トーマス・インデアミューレ(オーボエ)
ミラン・トゥルコヴィッチ(指揮)
エストニア国立交響楽団
 インデアミューレ×トゥルコヴィッチ×エストニア国立交響楽団の第3作目となる当アルバムは、18世紀後半から19世紀初頭に作曲されたオーボエ協奏曲3曲を収録。
 卓越した演奏技術を誇る世界的オーボエ奏者インデアミューレと、トゥルコヴィッチ率いるエストニア響の名演です。
 録音:2009年6月/エストニア

●トーマス・インデアミューレ(オーボエ):
 1951年、スイス(ベルン)の音楽一家に生まれる。フライブルク国立音楽大学でハインツ・ホリガーに師事し、パリでモーリス・ブルグに学んだ。その後、数年にわたりアムステルダムのオランダ室内管弦楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団のソロ・オーボエ奏者を務めた。
 1974年、プラハの国際コンクールに入賞、1976年、ミュンヘンの国際ARDコンクールに優勝した。以後、ソリストとしてヨーロッパ各国をはじめ、アメリカ、カナダ、日本、韓国、オーストラリアで演奏活動を行っている。
 自ら主宰する「アンサンブル・クープラン」では指揮者、また教師としても熱心に活動を続けている。1984年からチューリッヒ音楽大学でオーボエのクラスを持ち、1989年から、カールスルーエ国立音楽大学に教師として招かれている。CDも多数発売されている。
 
CMCD-28309
\2800+税
若き日のリヒャルト・シュトラウスとピアノ/
 R.シュトラウス:
  5つのピアノ小品 作品3 TrV 105
  セレナード TrV 114
  祝祭行進曲 TrV 136
  ピアノ四重奏のための2つの小品 TrV 169
   1. アラビアの踊り/ 2. 小さな愛の歌
  ピアノと2つのヴァイオリンとチェロのためのコンチェルタンテ TrV 33
  情緒のある風景 作品9 TrV 127
   1. 静かな森の小径で/ 2. 寂しい泉のほとり/ 3. 間奏曲
   4. トロイメライ/ 5. 荒野の風景
コスタンティーノ・カテーナ(ピアノ)
サヴィニオ弦楽四重奏団
 歌曲、交響詩、オペラの作曲家として名高いリヒャルト・シュトラウスが若き日に多く作曲したのは、室内楽曲や器楽曲でした。 11歳の頃に作曲したと伝えられる四重奏曲から、29歳の作品まで、イタリア人実力派ピアニスト、コスタンティーノ・カテーナがR.シュトラウスのピアノ曲の世界を届けます。

●コスタンティーノ・カテーナ(ピアノ)
 イタリア、サレルノのジュゼッペ・マルトゥッチ音楽院でルイジ・ダスコリに師事し、満点の優秀な成績で卒業。
 コスタンティン・ボギーノ、ブルーノ・メッツェーナ、およびボリス・ベクテレフのもとで研鑽を積む。アルド・チッコリーニおよびホアキン・アチューカロとの出会いも、音楽を学ぶ上で重要な転機となった。 多数の国内外のコンクールで入賞。アカデミア・フィラルモニカ・ディ・ボローニャ、ケネディ・センター、ジョージタウン大学、アミーチ・デル・テアトロ・レージョ・ディ・トリノ、アミーチ・デッラ・ムジカ・ディ・トラパニ、ダンテ・アリギエーリ協会、ラヴェッロ国際音楽祭、アルゲーロ国際音楽祭、ボローニャ・リスト協会、チャイコフスキー記念モスクワ音楽院、草津夏期国際音楽フェスティヴァル、オフリド・サマー・フェスティヴァルなど、主要な音楽文化団体・機関・音楽祭で演奏。
 近年では、聖チェチリア音楽院、キジアーナ音楽院、リスト協会がリスト生誕200年を記念して2011年にパルコ・デラ・ムジカ・ホール(ローマ)で開催した全ピアノ作品演奏にも参加。室内楽の分野でも、アレッサンドロ・カルボナーレ、フランコ・マッジオ・オルメツォウスキ、ガブリエレ・ジェミニアーニ、マーヤ・ボグダノヴィッチ、ミケーレ・ロムート、サシコ・ガヴリロフ、サブリナ=ヴィヴィアン・ヘプカー、クラウディオ・カサディ、リン・ドーソン、クラウディオ・ブリツィ、サヴィニオ弦楽四重奏団ら国際的評価の高い演奏家と共演。 多くの音楽院などで後進の指導にあたり、アッヴェリーノ音楽院“ドメニコ・チマローザ”ではピアノ科教授を務めている。
 演奏活動の一方、サレルノ大学で哲学、ナポリ大学で心理学の学位をそれぞれ取得。音楽演奏における精神心理学に取り組む。
 
CMCD-28307
\2800+税
ソロ・フルートの芸術/酒井秀明
 C.P.E.バッハ:ソナタ イ短調 WQ132
 F.クーラウ:ディヴェルティメント 嬰ハ短調 作品68-6
 C.ドビュッシー:シリンクス(パンの笛)
 J.イベール:小品 
 A.オネゲル:牝山羊の踊り
 P.ヒンデミット:8つの小品
 S.カーク=エラート(エーレルト):ソナタ(アパッショナータ) 嬰ヘ短調
 E.ボザ:イマージュ
 P.O.フェルー:3つの小品
 Ⅰ. 恋する羊飼い/Ⅱ. 硬玉(翡翠)/Ⅲ. トンヤン(端陽)
酒井秀明(フルート)
 酒井秀明さんはミュンヘンとジュネーヴの2大コンクールに上位入賞を果たし、フィルハーモニア・フンガリカ管弦楽団首席奏者などを歴任。帰国後はソリスト、教育者として日本のフルート界を牽引してきた。力強い音色と知的に洗練された明晰な表現、エレガンスに溢れたフレージング等の美質に恵まれた演奏は抜群の求心力を持ち、なによりもフルートを聴く醍醐味に溢れている。那須田務(ブックレットより)
 録音:2014年4月/埼玉

●酒井秀明(フルート):
 札幌西高校から国立音楽大学へ入学。石原利矩氏に師事。1977年同大学を首席で卒業。同年デトモルト北西ドイツ音楽大学に入学し、パウル・マイゼン教授に師事。1979年ミュンヘン国立音楽コンクールで3位入賞(1位なし)。その後、ミュンヘン国立音楽大学マイスター・クラスに移籍し、1983年に卒業、同大学講師となる。同年9月、ジュネーヴ国立音楽コンクールで第2位(1位なし)に入賞。
 1984年1月「若い芽のコンサート」でNHK交響楽団と共演。同年からフィルハーモニア・フンガリカのソロ・フルーティストとなり、ヨーロッパはもとより世界各地で活躍。
 1995年帰国。リサイタル、ソロ、室内楽、コンクール審査など幅広く活躍中。 現在、洗足学園大学客員教授。日本フルート協会副会長。
 

CMCD-28305
\2800+税
高橋アキ プレイズ エリック・サティ-1
エリック・サティ:
 グノシエンヌ
  第1番/ 第2番/ 第3番/ 第4番/ 第5番/ 第6番/ 第7 番
 ジュ・トゥ・ヴー
 ジムノペディ
  第1番/ 第2番/ 第3番
 金の粉
 《星たちの息子》への3つの前奏曲
  第1幕への前奏曲:天職
  第2幕への前奏曲:秘法伝授
  第3幕への前奏曲:呪文
 エンパイア劇場のプリマドンナ(八木正生編曲)
 パンタグリュエルの幼年時代の夢想
 優しく(高橋アキ編曲)
 貧しき者の夢想
 アレグロ
 ワルツ=バレエ
 祈り(断片)
 ヴェクサシオン(部分)
高橋アキ(ピアノ)
 サティのピアノ作品演奏の第一人者にして、日本における「サティ再発見」の立役者でもある高橋アキが、ついにサティ作品の再録音をスタートさせました。
 収録曲目は、サティ10代の作「アレグロ」や「ワルツ=バレエ」、〈黒猫〉(シャ・ノワール)時代の代表作「ジムノペディ」、それに続く「グノシエンヌ」など、初期作品を中心に数々の名曲をチョイス。 ブックレットには、高橋アキとともにわが国のサティ受容に大きな役割を果たした秋山邦晴による曲目解説が掲載されています。
  録音:2013年12月/イタリア
 

CMCD-28306
\2800+税
ウィーンのオーケストラを担う若手実力派ソリスト集結
 バオレ・ウィーン木管五重奏団

  P.ヒンデミット:5つの管楽器のための小室内音楽 作品24-2
  P.ハース:管楽のための五重奏曲 作品10
  K.ピルス:木管五重奏のためのセレナード
  G.リゲティ:管楽五重奏のための6つのバガテル
バオレ・ウィーン木管五重奏団
マティアス・シュルツ(フルート)
ヘルベルト・マダータナー(オーボエ)
ダニエル・オッテンザマー(クラリネット)
ダーヴィト・ザイデル(ファゴット)
ヨナス・ルードナー(ホルン)
 ウィーン・フィルの首席D.オッテンザマー(cl)とH.マダータナー(ob)、ウィーン国立歌劇場管のメンバーとして活躍し、故ヴォルフガング・シュルツの息子であるM.シュルツ(fl)、ウィーン放送響の首席D.ザイデル(Fg)、トーンキュンストラー管の首席J.ルードナー(hr)。バオレ・ウィーン木管五重奏団は、この次世代のウィーンのオーケストラを担う若手実力派ソリスト達によって2009年に結成されました。
 ヒンデミット、ハース、リゲティの20世紀を代表する木管五重奏の名曲と、知られざる名作曲家カール・ピルスの作品を、若きスターたちがお届けします。
 録音:2014年4月 ほか/ウィーン

●バオレ・ウィーン木管五重奏団

 バオレ・ウィーン木管五重奏団は2009年に次世代のウィーンのオーケストラを担う若手実力派ソリスト達により結成され、2010年秋に初の海外公演を行った。活動5年目にしてすでに多くの演奏活動を行い、2010年以降は定期的にウィーン楽友協会でコンサートを行っている。またオーストリアの「アレグロ・ヴィーヴォ フェスティヴァル」やフランスの「フェスティヴァル・ボヌール・ムジカル」など、欧州各地の夏の音楽祭にも参加。クインテットにとどまらず、ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)やクリストフ・トラックスラー(ピアノ)などの著名なゲストを招いて六重奏曲なども演奏する。

 マティアス・シュルツ(フルート)…
  2005年よりウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバー。父はウィーン・フィルで首席奏者として長年活躍した故ヴォルフガング・シュルツ。
 ヘルベルト・マダータナー(オーボエ)…
  2006〜10年までウィーン放送交響楽団のメンバー。2010年よりウィーン国立歌劇場管弦楽団およびウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバー。
 ダニエル・オッテンザマー(クラリネット)…
  2009年よりウィーン国立歌劇場管弦楽団およびウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者。父エルンストはウィーン・フィルの首席、弟アンドレアスはベルリン・フィルの首席を務める。
 ダーヴィト・ザイデル(ファゴット)…
  1998年よりウィーン放送交響楽団の首席奏者、2010年よりグラーツ音楽大学オーバーシュッツェン校の教授。
 ヨナス・ルードナー(ホルン)…
  2007年よりトーンキュンストラー管弦楽団の首席奏者。父はウィーン・フォルクスオーパー交響楽団のヴァイオリニストおよび指揮者として活躍しているオラ・ルードナー。
 

CMCD-99081
\2300+税
ウィーン・フィル首席フルート奏者
 カール=ハインツ・シュッツ

  S.プロコフィエフ:フルート・ソナタ ニ長調 作品94
  P.ヒンデミット:フルート・ソナタ
  J.ラウバー:グランド・ソナタ 嬰ハ短調 作品53
  F.マルタン:フルートとピアノのためのバラード
カール=ハインツ・シュッツ(フルート)
赤堀絵里子(ピアノ)
 いま最も注目をあつめるフルーティストのひとり、カール=ハインツ・シュッツ。ウィーン・フィル首席フルート奏者に就任以来、さらなる飛躍を続ける若き才能がその実力を披露する待望のソロ・アルバム。
 録音:2012年11月 ほか/オーストリア

 カール=ハインツ・シュッツ(フルート):
  ウィーン国立歌劇場ならびにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者を2011年12月よりつとめている。
  2005年9月より、ウィーン・コンセルヴァトリウム私立音楽大学のフルート科で教鞭をとっている。また、2005年から2011年までウィーン交響楽団で、2000年から2004年までシュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団で首席フルート奏者をつとめた。
 フェルトキルヒ(オーストリア)ではエヴァ・アムスラーに、バーゼル(スイス)ではオーレル・ニコレに、リヨン国立高等音楽院(フランス)ではフィリップ・ベルノルドに師事した。 ソリストとして、ウィーン交響楽団、アカデミー室内管弦楽団、札幌交響楽団など著名なオーケストラと、ファビオ・ルイジ、ヤコフ・クライツベルク、サー・ネヴィル・マリナー等の指揮で共演。
 彼は、学生時代に、カール・ニールセン国際フルート・コンクール(1998)およびクラクフ国際フルート・コンクール(1999)で優勝している。
 室内楽にも熱心に取り組んでおり、ヴォルフガング・シュルツの後を継ぎ加入した、アンサンブル・ウィーン=ベルリンとウィーン・リング・アンサンブルなどで活躍している。
 ※当アルバムは、2013年に制作され、ヨーロッパを中心に販売されたCDの音源をリマスターし、リイシューしたものです。ジャケットのデザインはオリジナルCDと異なります。


CAMPANELLA MUSICA


CAMP-8018/9
(2CD)
\3500+税
テレマン:幻想曲&パルティータ集/
 シェレンベルガー、シュース&ラダウアー

G.P.テレマン:
◎DISC-1
  無伴奏オーボエのための12の幻想曲 TWV40:2〜13
  [オリジナル:フラウト・トラヴェルソ]
   第1番 イ長調 j 第7番 ニ長調
   第2番 イ短調 k 第8番 ホ短調
   第3番 ロ短調 l 第9番 ホ長調
   第4番 変ロ長調 !0 第10番 嬰ヘ短調
   第5番 ハ長調 !1 第11番 ト長調
   第6番 ニ短調 !2 第12番 ト短調
◎DISC-2
 小室内楽曲集(6つのパルティータ)
   パルティータ 第1番 変ロ長調 TWV 41:B1
   パルティータ 第2番 ト長調 TWV41:G2
   パルティータ 第3番 ハ短調 TWV41:c1
   パルティータ 第4番 ト短調 TWV41:g2
   パルティータ 第5番 ホ短調 TWV41:e1
   パルティータ 第6番 変ホ長調 TWV 41:Es1
ハンスイェルク・シェレンベルガー
(オーボエ/オーボエ・ダモーレ/リコーダー)
マルギット=アナ・シュース(ハープ)
ヨーゼフ・ラダウアー(コントラバス)
  

CAMP-8020
\2800+税
モーツァルト:オーボエ四重奏曲&ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉/
 シェレンベルガー、ギグルベルガー、シュリヒティヒ、ヤン

  モーツァルト:
   四重奏曲 ヘ長調 K.370(368b)〜
    オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための
  F.J.ハイドン:
   弦楽四重奏曲 第50〜56番 Hob.Ⅲ:50〜56 作品51
    「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」(オーボエ四重奏版)
   序奏
   第1のソナタ 父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです
   第2のソナタ あなたはきょう、わたしと一緒に楽園にいるであろう
   第3のソナタ 婦人よ、ごらんなさい。これはあなたの子です
   第4のソナタ 神よ、どうしてわたしをお見捨てになったのですか
   第5のソナタ わたしは、渇く
   第6のソナタ すべてが終った
   第7のソナタ 父よ、わたしの霊をみ手にゆだねます─地震
ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ)
ダニエル・ギグルベルガー(ヴァイオリン)
ハリオルフ・シュリヒティヒ(ヴィオラ)
ウェン=シン・ヤン(チェロ)
 名オーボエ奏者、ハンスイェルク・シェレンベルガー率いるドイツのレーベル“CAMPANELLA MUSICA”(カンパネラ・ムジカ)から久々のニュー・アルバムです。
 過去の作品は、いずれも日本のレーベルではなかなか聴くことのできない玄人好みのラインアップと一流の演奏家たちによるハイ・レベルの演奏、そして納得の音質で日本のクラシック・ファンに大変好評を博していました。
 1枚目はテレマン。フラウト・トラヴェルソのために書かれた無伴奏オーボエのための幻想曲と、ハープとコントラバスを迎えての小室内楽曲集(6つのパルティータ)を収録しました。
 2枚目はモーツァルトの四重奏曲 ヘ長調 K.370(368b)と、ハイドンの弦楽四重奏曲 第50〜56番Hob.Ⅲ:50〜56 作品51「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」のオーボエ四重奏版を収録しました。
 どちらのタイトルもシェレンベルガー自身による解説と、その日本語訳つきです。

オクタヴィア・レコード


AUCD-00029
\3000+税
<松本和将ライヴシリーズ5>
 松本和将/熱情
  ワーグナー(リスト演奏会用パラフレーズ):
  歌劇「タンホイザー」序曲
 ブラームス:3つの間奏曲 Op.117
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 へ短調 Op.57「熱情」
松本和将(ピアノ)
 松本和将  人生の転機になった曲
  熱情ソナタを初めて弾いたのは中学2年生の時。出会いはもはや覚えていないけれど、小さい頃からルービンシュタインだかリヒテルだかの録音をしょっちゅう聴いていた気がする。松本少年が恐れも知らずこのソナタに挑み始めたのも自然な流れなのかもしれない。
 その時は当然、自分の人生にこの曲が大切な役割を果たすになるとは知るよしもないのだが、その後芸大やベルリン芸大の受験でも弾き、エリーザベトコンクールでも弾きーーー松本和将(CDライナーノーツより)
 2014年1月18日 浜離宮朝日ホール にてライヴ収録

 松本和将:
  日本音楽コンクール第1位(98年)、ブゾーニ国際ピアノコンクール第4位(イタリア、01年)、エリーザベト王妃国際コンクール5位(ベルギー、03年)。国内外でのコンサート、著名なオーケストラとの共演、ビクターエンタテインメント他より多くのCDをリリース、「後期ロマン派名曲集」はレコード芸術で特選盤に選ばれる。国際的に活躍している倉敷出身の若手ピアニスト。
 

OVCL-00540
(SACD Hybrid)
\2857+税
小林研一郎&ロンドン・フィル
 チャイコフスキー:マンフレッド交響曲
小林研一郎(指揮)
ロンドン・フィル
 好評の小林研一郎+ロンドン・フィル チャイコフスキー交響曲全集 第5弾!!
 チャイコフスキー唯一の標題交響曲である「マンフレッド交響曲」。
 冒頭の分厚い音色の弦楽器群と管楽器群により描かれる主人公・マンフレッドの苦悩から始まる第1楽章。フレーズひとつひとつを大切に奏させる小林の演奏は、圧巻の集中力でマンフレッドの苦悩を表現してゆきます。
 第2楽章での妖精の描写や、第3楽章での牧歌的で心温まる旋律を各楽器の名手達が見事に表現してゆき、第4楽章ではフーガ部分から壮大なクライマックスを経て幻想的な終焉に向かう気魄に満ち溢れた演奏を、小林の熱い節まわしとロンドン・フィルの近代的で機能的なアンサンブルが見事に表現してゆきます。
 楽曲の隅々まで知り尽くした両者でこそ成立する見事な構成力と推進力によって、聞く者を主人公「マンフレッド」自身へと誘い、バイロンの劇詩を目前に感じさせる充実、圧巻の演奏です。
   2014年1月3、4日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ にて収録
 
EXCL-00089
\3000+税
木野雅之
 カイザー:36のヴァイオリン練習曲
木野雅之 (ヴァイオリン)
 木野雅之と学ぶ、教則本シリーズ最新盤!
 ヴァイオリンを学ぶものにとって定番といわれる、カイザーのヴァイオリン教本。
 基本的なテクニックの習得に欠かすことはできません。そして、音楽作品としても魅力的な練習曲です。
 また、ブックレットには演奏者・木野による各曲の演奏手引きも掲載されています。全36曲収録。
 2012年2月27-29日、2013年5月28-30日 かながわアートホール にて収録
 

OVCT-00111
(2SACD Hybrid)
\4200+税
エル=バシャ
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻
       (24の前奏曲とフーガ)BWV870-893
アブデル=ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
 名手エル=バシャによる深淵なるバッハの世界!調和と秩序の美しきピアニズム。
ピアノ界の新たな巨匠として特別な存在感を発揮するアブデル=ラーマン・エル=バシャによる待望の「平均律クラヴィーア曲集第2巻」の登場です。
 前作の第1巻では、究極に美しい音色と自然な響きによりバッハの世界を表現。各専門誌からも大絶賛を受けました。
 今回の第2巻でも、エル=バシャの繊細なタッチにより生み出される作品の美観と構築性は健在です。流動的に奏でられるプレリュード。緻密なアナリーゼのもと立体的に構築されるフーガ。そして終始展開されるエル=バシャの見事な集中力と統制された情熱。すべての音が有機的にバッハの世界観に奉仕してゆきます。
 また、本アルバムでも楽器はベヒシュタインを使用。深みのある音色が、エル=バシャの音楽を支えます。
 徹頭徹尾表現される調和と秩序の美しいピアニズム。まさにエル=バシャのピアニズムそのものです。
 2014年2月12-16日 神奈川・相模湖交流センター にて収録
 
OVCC-00108
\3000+税
アラベスク/ザ・フルート・カルテット
 カステレード:笛吹きの休日
 ラウバー:コルシカ島の幻影 作品54
 シャカリアン:フルート四重奏曲
 ドビュッシー/神田寛明編:2つのアラベスク
 グリンカ/神田寛明編:
  歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
 三浦真理:ファンタスティック・モネ
ザ・フルート・カルテット 
 相澤政宏、神田寛明、
 斎藤和志、柴田勲
 笛吹き達の軽やかなアンサンブル。
 日本のトップ・フルート奏者たちが結集したザ・フルート・カルテットによるクリストン・レーベル4枚目のアルバムの登場です。
 今回の注目は、前作「銀の笛」(OVCC-00097)に収録されている、アマチュア奏者に人気の高い「想い出は銀の笛」の作曲家・三浦真理の新曲「ファンタスティック・モネ」です。
 モネの名画から連想された作品群であり、キャラクターの異なるバリエーション豊かな組曲となっています。楽譜もこのCDに合わせ教育出版社より出版予定です。
 その他も神田寛明編曲によるドビュッシーやグリンカなどクラシックの名曲アレンジ、フルート・コンサートやアンサンブル・コンクール定番の人気曲がずらりと並びます。
 フルートアンサンブルの醍醐味、美しいハーモニーが存分に詰まったアルバムとなりました。
 2014年6月8-10日 神奈川・かながわアートホール にて収録
 

OVCL-00546
(SACD Hybrid)
\3200+税
上岡敏之(指揮)&ヴッパータール響
 ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(ハース版)
上岡敏之(指揮)
ヴッパータール交響楽団
 新時代の巨匠指揮者、上岡敏之 エクストン移籍第1弾アルバム登場!
 悠然たる響き。天上へと導く歌が溢れる究極のブルックナー!
 日本での公演すべてが高い評価を得、新たな巨匠指揮者へ登りつめようとしている上岡敏之のエクストンでの初アルバムの登場です。
 注目の移籍第1弾はブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」です。すでに7番は他社にてリリースされ、その演奏時間の遅さと独特の世界観で大きな話題となりました。
 今回も演奏時間は70分強と通常より長めですが、その長さを全く感じさせない歌に溢れる演奏です。一音一音丁寧に紡ぎだされる美しいブルックナーの世界。究極に美しいピアニッシモの響きは上岡敏之しか表現できない世界観です。
 この演奏は、聴く者を崇高な天上へと引きずり込むかのような、強烈なパワーと魅惑的な美しさを持ち合わせています。
 上岡敏之の手兵ヴッパータール交響楽団も、上岡の要求一つ一つを確実に具現化してゆきます。ブルックナーの雄大な響きがホールを包み、歌に溢れるメロディたちが聴衆の心を包みこみます。これぞ上岡の世界、ブルックナーの極致です。
 2014年3月7-10日 ヴッパータール・ヒストーリッシェ・シュタットハレ にて収録
 

OVCL-00542
\3000+税
飯森範親 (指揮) &山形響
 クラシック・フェイバリッツ Ⅱ 「珠玉のオペラ序曲・間奏曲集」

 ヨハン・シュトラウスⅡ世:喜歌劇 「こうもり」 序曲
 ジョルダーノ:歌劇 「フェドーラ」 第2幕への間奏曲
 ウェーバー:歌劇 「オベロン」 序曲
 スッペ:喜歌劇 「詩人と農夫」 序曲
 フンパーディンク:歌劇 「ヘンゼルとグレーテル」 前奏曲
 ビゼー:歌劇 「カルメン」 第3幕への間奏曲
 マスカーニ:歌劇 「友人フリッツ」 間奏曲
 オッフェンバック:喜歌劇 「天国と地獄」 序曲 他
飯森範親 (指揮)
山形交響楽団
 名曲オペラの序曲・間奏曲をメインに据えた馴染み深いクラシックの小品をより身近に!
 活躍著しい山形交響楽団の本拠地、山形テルサで行われた2014年最初の定期コンサートをライヴ収録。
 2014年のニュー・イヤー・コンサートの模様を収めた、「クラシック・フェイバリッツ」に続くライト・クラシック集となるこのアルバムは、有名なオペラの序曲・間奏曲をメインに据えた親しみやすい曲集です。
 飯森と山響が繰り広げるスペクタクルな饗宴をお楽しみ下さい。
 2014年1月17-18日 山形テルサホール にてライヴ収録
 
OVCC-00107
\3000+税
XL/-ポルトガル・テューバ作品集−
 T.マルケス:
  アレグロ・ソナタ  
  テューバ・ソナタ「ヤッタ、ヤリマシタ」
  ワックスド・フロア
 F.ロレート:テューバ・ソナタ
 R.カルドソ:エンシア・イマジナリアⅡ 作品35
 C.アゼヴェド:XL-テューバとピアノのための3つの楽章−
 B.サセッティ:プロローグとプレリュード
 F.ラポソ:エスケープ 
セルジオ・カロリーノ(テューバ)
テルモ・マルケス(ピアノ)
 テューバ界の常識を覆す、“世界最強”テューバ奏者セルジオ・カロリーノ日本来襲!
 抱腹絶倒のテクニック!驚異の音楽!これが世界最高峰のテューバだ!
 テューバ界の常識を覆すポルトガルが生んだ風雲児、セルジオ・カロリーノがCRYSTONレーベルに登場!現在、ポルト国立交響楽団の首席奏者としてまたソリストとして、世界中で大活躍を見せ、金管楽器界で大注目奏者です。クラシック、ジャズ、即興に至るまで完璧にこなし、超絶技巧もいとも簡単に吹ききってしまい、あまりのうまさに天を仰ぎたくなります。
 完璧な音色、タンギング、音程感、パワー、すべてのテクニックがすべての奏者を凌駕しています。その演奏を聴いた者は驚き、彼の演奏の虜になることでしょう。
 すでに日本でも金管楽器界においてその名が轟き始めています。2011年から浜松国際管楽器アカデミー&フェスティバルに参加、2012年にはソロリサイタルを行い、その驚異のテクニックが日本を駆け巡りました。2014年7月の来日に合わせてのリリース。その圧倒的な演奏をCDでお楽しみ下さい。
 2013年4月 ポルトガル・CCC講堂 にて収録

セルジオ・カロリーノ (テューバ):
 1973年ポルトガル出身。今最も注目を集めるテューバ奏者・指導者の一人である。11歳でテューバを始め、リスボン音楽院、ジュネーブ音楽院で学ぶ。ピエール・ピルー氏(スイス・ロマンド管)、シュムエル・ヘルシュコ氏(イスラエル・フィル)らに師事。古典曲からジャズ・即興に至るまで、すべてをこなすマルチプレイヤー。
 European Tuba Trio、2tUBAS & friends、Mr.SC & The Wild Bones Gang等様々なスタイルの音楽グループ、ユニットを主宰。革新的な音楽を発信し続けている。
 ソロプレイヤーとしての演奏経験も豊富で、数々の一流大学や音楽学校、世界数十か国のフェスティヴァルでもマスタークラスを実施。
 2011年第17回浜松国際管楽器アカデミー&フェスティヴァルのテューバ講師を務め、12年第44回日本吹奏楽指導者クリニックにおいてはテューバ講座とソロリサイタルに加え大阪市音楽団との共演を果たし大盛況に終わったことは記憶に新しい。現在、ポルト高等音楽芸術院にてテューバと室内楽の教授として後進の指導にあたる。02年よりポルト国立交響楽団首席テューバ奏者を務めている。
 
OVXL-00084
(SACD Hybrid)
\3800+税
マーラー:交響曲第7番 「夜の歌」
 -ワンポイント・レコーディング・ヴァージョン-
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
インバル=都響、ワンポイント版 新・マーラー・ツィクルス第3弾!
 本年3月にリリースされ、レコード芸術特選盤に選ばれるなど、大きな話題となったインバル=都響によるマーラー:交響曲第7番。
 発売当初よりワンポイント版の発売を求める声も多く上がり、遂に待望のリリースとなります。
 これまでワンポイント版で発売された第1番、第5番と同じくゴールド・ライン仕様にて、音質にも更なる磨きが掛かりました。
 メイン・マイクロフォンのみで収録されたコンサートの音場、ホールの響きを是非お楽しみ下さい。
  2013年11月8日横浜みなとみらいホール、9日東京芸術劇場 にて収録

マイスター・ミュージック

MM-2196
\2816+税
さえずり〜フランス・ピアノ作品集
 フォーレ:前奏曲 Op.103
 クープラン:
  クラヴサン曲集 第2巻 第6組曲 変ロ長調
 ラヴェル:クープランの墓
長崎麻里香(P)
 15歳で渡仏、パリ・エコール・ノルマルやパリ国立高等音楽院で研鑽を積み、ヨーロッパやアメリカでも活躍。その才能は、工藤重典や福田進一といった大御所演奏家からも高く評価されいている。注目の大型新人!
 

MM-2197
\2816+税
アレクセイ・トカレフの8年ぶりの新録音
 トランペット・ヴォランタリー
 J.クラーク:トランペット・ヴォランタリー
 アルビノーニ:協奏曲
 バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
 バッハ/グノー:アヴェ・マリア
 バッハ:G線上のアリア
 カッチーニ:アヴェ・マリア
 シューベルト:アヴェ・マリア
 シューベルト:セレナーデ(白鳥より)
 チャイコフスキー:ノクターン Op.19-4
 ドニゼッティ:ネモリーノのロマンス(愛の妙薬より)
 マスカーニ:アヴェ・マリア
  (カヴァレリア・ルスティカーナより)
アレクセイ・トカレフ(Tp)
佐藤勝重(ピアノ)
 名門、サンクト・ペテルブルク・フィルで首席を務め、現在では日本を拠点に活躍する人気トランペット奏者、アレクセイ・トカレフの実に8年ぶりになる新録音。レニングラード音楽で声楽(テノール)も学び、日本でもロシア歌曲の指導を行うトカレフ。そんな彼ならではの「歌」に焦点を当てたプログラム。艶やかで陰影に富むトランペットの「歌」をお楽しみください。
 


MM-2193
¥2816+税
清水 直子/
 J.S. バッハ:無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
 シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D821
清水 直子 (ヴィオラ)
オズガー・アイディン(ピアノ)
圧倒的な表現力で、聴き手を魅了する!
 圧倒的な表現力。モダンでニュアンスに富み、これ程までに多くの発見がある演奏にはそうそう出会え無いのでは…。1997年ミュンヘン国際音楽コンクールにおいて、バシュメット以来21年振りとなる1位を獲得。
 現在、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者として、またソリストとして、華々しい活躍を見せる清水直子による、待望の第2弾。
 

MM-2194
\2816+税
エトワール/小田桐 寛之(トロンボーン)
 H. トマジ:トロンボーン協奏曲
 F. リスト:「おお、私が眠りにつくときには」
 B. スターク:トロンボーンとピアノのための組曲
 S. ネスティコ:リフレクティヴ・ムード
 A. ソルド:エトワール・デ・ミル・イエール
小田桐 寛之 トロンボーン
小田桐 恵子ピアノ
実に意欲的で、なおかつお洒落なアルバムだ。(木幡一誠)
 より深みを増した表現力、見事にコントロールされた美しいトーン、演奏経験を重ねたベテラン奏者ならではの熟成した音楽が聴き手を魅了します。通算6枚目となるソロ・アルバム、リリースを重ねる度に新鮮な感動が増していく、その豊かなプログラムにも驚かされます。ファンならずとも、是非聴きたい1枚。
 

MM-2195
\2816+税
トロンボニッシモ 〜トロンボーン・アンソロジー〜
小田桐 寛之(トロンボーン)

 ロッシーニ:ウィリアム・テル序曲
 メンデルスゾーン:歌の翼に
 フォーレ:夢のあとに
 ブラームス:ワルツOp.39-15
 J.S. バッハ:G線上のアリア
 ヘンデル:グラーヴェ協奏曲ヘ短調より1楽章
 ドビュッシー:美しき夕暮れ
 ドビュッシー:小さな羊飼い
 プーランク:愛の小径
 プーランク:ノクチュルヌ 第7番
 プーランク:セー
 ピアソラ:オブリビオン
 ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク
 ドビュッシー:小さな黒人
 ルー・ポラック:ザッツ・ア・プレンティ
 ロンドンデリー・エア
小田桐 寛之 トロンボーン
小田桐 恵子ピアノ
東京メトロポリタン・トロンボーン・クァルテット
輝かしく、しなやかに、極上のトロンボーン作品集!デビュー35th記念盤
 小田桐寛之が日本を代表するトロンボーン奏者の1人であることは、この1枚を手にした方々なら先刻ご承知だろう。いや、たとえそうでなくとも、耳に親しみやすい小品で構成されたCDを通じて、トロンボーンという楽器に備わる表現領域の幅広さがまざまざと感じとれるはず。(木幡一誠)

ミッテンヴァルト



MTWD99009
【再プレス】
\2858+税

<日本楽派シリーズ、伊福部昭・米寿記念>
 「伊福部昭:室内楽作品集」

  (1)ヴァイオリン・ソナタ(1985)
  (2)絃楽オーケストラのための日本組曲(1988)
  (3)ピアノ組曲(1933)
  ※(ボーナス・トラック)
   「ヴァイオリン・ソナタ」リハーサル風景収録

(1)木野雅之(Vn)
 木野真美(Pf)
(2)兎束俊之(指揮)
 東京音楽大学アンサンブル・エンドレス
(3)堀 陽子(P)
 ミッテンヴァルト名盤の待望の再プレス!伊福部昭生誕100 年記念!ヴァイオリン作品2タイトル木野雅之のソナタ!佐藤久成の協奏曲!

 録音:(1)2002 年8 月30 日 トッパンホール(セッション録音)※伊福部氏 立会い・監修の中行われた録音!
  (2)1998 年10 月14 日カザルスホール(ライヴ) (3)1990 年12 月10 日イイノホール(ライヴ)

 〜伊福部の逞しさと優しさを伝える一枚〜(片山杜秀)
 伊福部昭はゴジラなどに代表される映画音楽や、日本狂詩曲、シンフォニア・タプカーラなどに代表される管弦楽作品が中心で、室内楽が演奏される機会は非常に少ない。90 年以降、箏の作品を始め、室内楽が創作活動の主になったこともあり、室内楽の代表格であるヴァイオリン・ソナタは伊福部の珠玉作品である。
 ヴァイオリン・ソナタの録音は2002 年8 月30 日、伊福部昭氏立会いのもとで行われた。録音中、舞台に上がり指揮を始め、演奏者に指示を与えるというハプニングがあった。その様子はボーナス・トラックとして収録されている。
 


MTWD99028
【再プレス】
\2858+税
伊福部昭:ヴァイオリン協奏曲(ピアノ・リダクション)
 (1)ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲
  (ヴァイオリン協奏曲第1番)(1948/1971)
 (2)ヴァイオリン協奏曲第2番(1978)
佐藤久成(Vn)
岡田 将(Pf)
 録音:2006 年6 月5 日、秩父ミューズパーク音楽堂

 〜墨汁の飛び散るような骨太の独奏、懐かしく逞しいアジアの歌が蘇る〜(片山杜秀)
 この録音は伊福部昭が2006 年2月に亡くなり、その直後の6月に録音されたものです。このピアノ伴奏版は伊福部が自らアレンジしたもので、出版もされており(全音楽譜出版社)この版では初録音となります。聴きなれたこの作品がフレッシュに蘇りました。
 腕のたつ若い演奏家、佐藤久成と岡田将による演奏についてミッテンヴァルトの稲原氏は「二人は荒削りな部分がありながらも、最後まで緊張感を失わず、ひたすら伊福部音楽に向き合った。その演奏は私の想像をはるかに超え、まさに私の心を揺さぶる音楽となった。」とライナー・ノートで述べています。

若林工房



WAKA 4178-79
(2CD)
\3700(税込)
「モーツァルト:ピアノ・ソナタ第1集」
 ●disc-1
  ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調 K.280 (189e)
  ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 K.282 (189g)
  マエストロ対位法氏の葬送行進曲 K.453a
  ピアノ・ソナタ 第9(8)番 イ短調 K.310 (300d)
 ●disc-2
  ピアノ・ソナタ 第3番 変ロ長調 K.281 (189f)
  ピアノ・ソナタ 第5番 ト長調 K.283 (189h)
  幻想曲 ニ短調 K.397 (385g)
  ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331 (300i) 「トルコ行進曲付き」
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 孤独な芸術家魂とあたたかい心の共存〜私たちの時代に相応しいモーツァルト
 「モーツァルト:ピアノ・ソナタ集第1集」イリーナ・メジューエワ

 録音: 2011〜2014 年8 月30 日、新川文化ホール、富山県魚津市/STEREO / DSD 録音(一曲のも24-Bit/96kHz 録音)、発売元:若林工房

 日本を拠点に活躍を続けるロシアの俊英、メジューエワによる待望のモーツァルトCD の登場です。「満を持して」取り組んだモーツァルト:ソナタ全曲録音の第1 弾は、初期の「デュルニッツ・ソナタ」から4 曲と、イ短調とイ長調の傑作2 曲(K.310 とK.331「トルコ行進曲付き」)のソナタ6 曲をメインに小品2 曲を配したプログラム。オーソドックスでありながら演奏者の個性が際立つという、希代のユニークな演奏は一聴の価値あり。透明感溢れる美しいタッチが醸し出す豊かな色彩。広大無辺なファンタジーの広がり。まるでオペラの一幕を見ているかのような鮮やかさと華やかさ。「私たちの時代に相応しいモーツァルト」をお楽しみください。

 ライナーノートより
 「イリーナ・メジューエワさんの新盤、モーツァルトのピアノ作品集で聴ける演奏は、この奇跡のような音楽が生まれ得たのはなぜか、創造という営みの一番奥深くにある神秘とは一体何なのかという謎に真正面から向き合い果敢に挑みかかったものであり、それゆえに、聴く者の心を揺さぶらずにおかない猛烈な力をもった演奏です。恐らく、これまで聴いてきたどの演奏よりも。」 (粟野光一)

ETENDUE


NKB 404
(SACD HYBRID)
(DVD-ROM)
\5000+税
「海」と「ラ・ヴァルス」
 ● DISC 1
  (SACD/CD Hybrid Disc, CD STEREO /
   SACD STEREO / SACD 4.0 Surround)
  ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
  ドビュッシー:3つの交響的スケッチ「海」
  ラヴェル:オーケストラのための舞踏詩「ラ・ヴァルス」
  ドリーブ:バレエ「コッペリア」よりマズルカとワルツ
    (SACD Hybrid)SACD 4.0 Surround
    (DVD-ROM)DATA DISC, FLAC / DSF データ収録
 ● DISC 2 (DVD-ROM Disc)
  ・FLAC data (24bit/192kHz STEREO)
   ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
   ドビュッシー:3 つの交響的スケッチ「海」
   ラヴェル:オーケストラのための舞踏詩「ラ・ヴァルス」
   ドリーブ:バレエ「コッペリア」よりマズルカとワルツ
  ・DSF data (1bit/5.6MHz STEREO) [ ワンポイントマイクによる収録]]
   ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
     (SACD Hybrid)SACD 4.0 Surround
北村憲昭(指揮)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団

NKB 104
(SACD HYBRID)
\3000+税
※SACD Hybrid のみのアルバムです
 SACD+DVD-ROM 2枚組に高品位オーディオを満載HR レーベル注目の第4弾!
 北村憲昭&ワルシャワ・フィルハーモニー管による「海」と「ラ・ヴァルス」!

 録音:2013 年9 月5,6 日、ワルシャワ・フィルハーモニック・ホール、ポーランド
 

 高精細DSD による鮮烈な録音で話題を独占!
 北村憲昭指揮によるオーケストラ作品の録音事業を進めているNKB/HR レーベルでは、前作「火の鳥・ロメオとジュリエット」に続きワルシャワでのセッション録音を挙行、ヨーロッパでも屈指の歴史と実力を誇るワルシャワ・フィルの演奏による、フランス印象派を代表する管弦楽曲の傑作を収録した意欲的なアルバムを完成させました。
HR レーベルのアルバムの特徴であるDSD(1bit) 技術による録音を元に、鮮度の高い音質を楽しめるSACD ハイブリッドディスクと、PC オーディオファンならば興味を惹かれずにはいられない高解像度オーディオデータを満載したDVD-ROM に、共通の曲目を収録しています。このメディアの組み合わせによる世界初のアルバムとなったHR レーベル第1 弾(NKB-401) は音楽ファン・オーディオファンの大きな話題となりました。本タイトルはさらに強力なコンテンツで聴く人を魅了します。

 北村憲昭(指揮者)
 1949 年12 月12 日神戸に生まれる。父はアマチュアコーラスの指揮者、父方の伯父は1988 年に亡くなるまでニューヨークで指揮を、母方の伯父もやはり大阪音楽大学の指揮科の名誉教授という一家の中で育った。12 才よりフルートを習いはじめ、京都市立芸術大学に入学、吉田雅夫、伊藤公一各師に師事。大学卒業後指揮を日本の指揮者の第一人者故山田一雄氏に師事し指揮法を学ぶ。その後師のアシスタントを務めながら日本では数少ないオペラの経験を朝比奈隆氏のもとで積み、関西歌劇団指揮者として数多くのオペラのレパートリーを身に付けた。1981 年ストラヴィンスキーの「エディプス王」を指揮し、デビューを果たし、その指揮と演出で絶賛を博す。1991 年桂三枝氏の演出によるモーツァルトの「魔笛」の公演で「斬新な演出にも劣らぬ伝統的かつ格調高い指揮であった。」と高く評された。1994 年チェコのオロモウツで開かれた国立モラビアフィルハーモニーオーケストラ主催のインターナショナルマスタークラス フォーコンダクターズに於いて、シューマンの「交響曲第4 番ニ短調」の演奏に、最高の解釈であったとの特別表彰を受け、その栄誉として当オーケストラとシューマン交響曲第1 番と第4 番の録音を行う。2010 年スロバキア・フィルハーモニーとベートーヴェン交響曲第6 番「田園」他を録音。同年11 月にベートーヴェンの交響曲第7 番他を録音。論文「演奏の解析法」「旋律要素の解析」を執筆、共に神戸山手女子短期大学紀要に掲載。

KOKORO−RECORDS


KKR-006
\2778+税
「野澤徹也によるマーティン・リーガン:三味線作品集」
 (1)Made of Mercury 〜三味線二重奏(8:34)
 (2)細雪を想い… 〜三味線と箏(13:06)
 (3)月影幻想曲 〜三味線と尺八(11:16)
 (4)fastpass! 〜三味線と小鼓(7:20)
 (5)魔橋 〜三味線と琵琶(9:44)
 (6)虹の光 〜三味線と十七絃(8:14)
 (7)不死鳥 〜三味線とフルート(10:21)
野澤徹也(三味線)
(1)浅野藍(三味線)
(2)野澤佐保子(箏)
(3)山口賢治(尺八)
(4)藤舎花帆(小鼓)
(5)櫻井亜木子(琵琶)
(6)野澤佐保子(十七絃箏)
(7)澤田由香(フルート)
 マーティン・リーガンの挑戦的ともいえる邦楽器へのアプローチに三味線演奏家・野澤徹也が感性と技術力で応えた!

 作曲家・マーティン・リーガンの時には挑戦的ともいえる邦楽器への新しいアプローチに演奏家・野澤徹也が感性と技術力で応えた、三味線を中心としたアンサンブルの新たな歴史。
 「クロスカルチャーな音楽作りを探求するマーティン・リーガン氏の現代邦楽へのアプローチを一言で言い表すならば、それは「情熱」であろう。リーガン氏の「情熱」は、人と人を結びつけ、新たな音楽を生み出すエネルギー源となり、このCDに音楽的結晶となって表れている。」 佐藤容子(作曲家)

 野澤徹也(三味線)
  三絃を西潟昭子氏に師事。現代邦楽研究所研究科修了。洗足学園音楽大学、現代邦楽研究所三味線講師。
  受賞歴は2005 年 東京邦楽コンクール第一位、他多数。NHK テレビ、NHK-FM 等に出演。
  3枚組ソロCD『三味線独奏曲集』(TY サポート受賞作品)をはじめ、計14 枚のCD をリリース。
  2008 年 三木稔作曲『三味線協奏曲』初演ソリストをつとめる。
  2012 年 日本フィルハーモニー交響楽団と共演。演奏がNHK-FM で放送された。
  2013 年〜 NHK-E テレ『にっぽんの芸能』テーマ曲・挿入曲の演奏を担当。
 マーティン・リーガン(作曲b.1972)
 「西洋音楽」はもとより、今までに60 曲を超える邦楽作品を作曲している。'02 年以降は、現代邦楽を演奏する主要グループの一つであるオーラJ に所属。 '95 年オハイオ州オバーリン大学作曲科及び東アジア研究科卒。国費研究留学生として、東京音楽大学大学院作曲専攻に在籍していた。'02 年文化庁舞台芸術創作奨励国立劇場作曲コンクールに尺八と二十絃箏のための「東雲の詩」(2001) で入賞。'06 年ハワイ大学作曲科博士課程修了。三木稔著「日本楽器法」(音楽之友社)の英語版を翻訳('08 年版)。'10 年ナボーナレコードより、自作品CD「マーティン・リーガンの和楽器による作品集第一番:森が囁いて...」がリリースされた。邦楽器の為の第二作品集「魔鏡」(2012) 及び第三作品集「光を花と散らす」(2013)が同レーベルよりリリースされた。'11 年研究員として上海音楽院作曲専攻に在籍し、中国伝統的楽器の個人レッスンを受けた。ヒューストングランドオペラによって委嘱された「メモリー・ストーン」という新作室内オペラはテキサスセンターのアジアソサイティにて2013 年4 月に初演。現在、アメリカのテキサス州、A&M 大学にて助教授として後進の指導にあたる。

SONARE



SONARE 1024
\2400+税
Souvenir
 ヴィエニャフスキ:モスクワの思い出
 ポルディーニ(クライスラー編曲):踊る人形
 リムスキー=コルサコフ(クライスラー編曲):インドの歌(オペラ「サトコ」より)
 ラヴェル:ツィガーヌ
 ニーノ・ロータ:即興詩《センチメンタルな悪魔》
 クライスラー:美しきロスマリン
 シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ《二重奏曲》イ長調Op.162 D.574
 ドヴォルザーク(クライスラー編曲):ユモレスク
内山優子(ヴァイオリン)
鷲宮美幸(ピアノ)
 澄明な音色と精確な技術、ピッツバーグ響のヴァイオリニストを務めた内山優子、初のソロ・アルバム!

 録音:2013 年5 月20&21 日、フィリアホール(青葉台)/DDD、60’ 18”

 「一聴して、このように優れた邦人ヴァイオリニストがまだいたのか、と驚きに打たれた。2005 〜 12 年までピッツバーグ交響楽団のヴァイオリニストを務めた内山優子、初のソロ・アルバムだ。澄明な音色、精確な技術、そして素直で潤いにあふれた歌心。常に涼やかで薫り高い名演を愉しめる。筆者はすっかり内山優子のファンとなり、その成功を確信している。」渡辺謙太郎(ライナーノーツより)

 ■プロフィール 内山優子(ヴァイオリン)
 山口県生まれ、桐朋女子高等学校音楽科卒業後、渡英。ギルドホール音楽院卒業および、同音楽院コンサート・リサイタル・ディプロマ受賞。2001 年より渡米し、スカラシップを得て、クリーブランド音楽院修士課程修了後、文化庁在外研修生としてボストン、ニューイングランド音楽院にてさらに研鑽を積む。
 ドイツ、第6 回イフラ・ニーマン国際ヴァイオリン・コンクール第2 位、英国、ハットフィールド音楽祭で総合優勝。2001 年、東京文化会館小ホールにて日本演奏連盟主催デビューリサイタル、2003 年ワシントン国際弦楽器コンクール第2 位入賞。2013 年、東京の春音楽祭チェンバーオーケストラ、相模原チェンバーオーケストラに参加。ソリストとして、ニューワールドシンフォニー(米国)、デ・ハヴィランド・フィルハーモニック(英国)、神奈川フィルハーモニック、アーリントン・フィルハーモニック(米国)、ピッツバーグ交響楽団、広島交響楽団と共演。2005-2012、アメリカ、ピッツバーグ交響楽団ヴァイオリニスト。 2012 年秋に帰国し、日本での活動を始める。

ソニー・ミュージック・ダイレクト


MECO-1023
\2857+税
工藤セシリア/オマージュ・ア・ドビュッシー
 ドビュッシー:
  映像第1集
   ①第1曲 水に映る影
   ②第2曲 ラモー賛歌
   ③第3曲 動き
  前奏曲
   ④第1巻 第8曲 亜麻色の髪の乙女
   ⑤第2巻 第1曲 霧
   ⑥第2巻 第6曲 奇人ラヴィーヌ将軍
   ⑦第2巻 第12曲 花火 
  子供の領分
   ⑧第1曲 グラドゥス・アド・パルナッスム博士
   ⑨第2曲 象の子守歌
   ⑩第3曲 人形へのセレナード
   ⑪第4曲 雪は踊っている
   ⑫第5曲 小さな羊飼い
   ⑬第6曲 ゴリウォーグのケークウォーク
  ⑭アラベスク第1番
  ⑮アラベスク第2番
  ⑯ロマンティックなワルツ
  ⑰ベルガマスク組曲 第3曲 月の光
 ラヴェル:
  ⑱ハバネラ形式の小品
   *工藤重典(フルート)とのデュオ
工藤セシリア(ピアノ)
ピアノの女神、工藤セシリア・デビュー!
パリから想いを込めて…

 世界的フルーティスト工藤重典を父に持つピアニスト工藤セシリア(パリ在住)のデビューアルバムです。
 祖母がピアニスト、父母がフルーティストという音楽一家のもとフランスに生まれたセシリアは、現在に至るまでフランスで音楽教育を受けて育ちました。
 出場した全てのコンクールで第1位・最高位を獲得してきたサラブレッドが、自身が最も敬愛するドビュッシーへのオマージュを込めて、その大輪の花を咲かせます。
 DSDレコーディング SACDハイブリッド盤
  録音:2013年5月7日?9日 みどりアートパーク(セッションレコーディング)

工藤セシリアは、ある特別なオーラをもったひとである。
今回のセッション録音、私は少しだけその様子を拝見させていただいたが、演奏中の彼女から放射されるすてきなエネルギーには、やはり周囲の人を動かす力があるなと思った。
これはあらゆる若い音楽家について言えることだが、試験で高い点数をとれるかどうかは、その人の将来にとって一番重要なことではない。もっと、数値化できない、外形的な要素とも違う、その人の核にある“何か”が求められるのだ。
 「コンクールはもういいかな…」 と彼女は言う。19歳ごろまではフランス国内の青少年コンクールをたくさん受けてきて、そのすべてが第1位や最高位だったそうだが、そうした「競争に勝つこと」でチャンスを得る、というコンクールの良いところも限界も、早くも悟ってしまったようである。著名なフルーティストの両親のもと、フランスで生まれ育ちながらも、モリエールなどの古典演劇にも親しむのが好きだというキャラクターも、音楽作りの背景として大きなプラスとなっていることだろう。
 デビューCDとなるこのドビュッシー作品集、聴いてみて、おや、と思わせられるところがいくつもあった。たとえば最もわかりやすい例を挙げると、「アラベスク第1番」。通常は夢みるように、たっぷりとテンポを動かしながら演奏されることが多い。ところが工藤の演奏はそうではない。クールなまでに端正に、テンポの変化を控えめに、流麗に弾きはじめる。これは確信犯だろう。この曲の題名は、アラビアの装飾文様のことを意味するが、ドビュッシー自身がバッハの音楽について「見事なアラベスク」と述べていることもまた注目に値する。
 工藤の演奏は、「アラベスク第1番」のアルペッジョをバッハの鍵盤音楽のように見ることも可能なのだ、ということを端的に示している。
「奇人ラヴィーヌ将軍」の開始を、効果を狙って響きを引き延ばすことなく、素早く稲妻のように開始するところも潔くて個性的だ。「花火」にしても、この曲はこうだという独自の閃きと把握があり、協奏曲のカデンツァのように勢いある演奏だ。これらは時に、生きる力のみなぎる音楽としてさえ響く。
 いまドビュッシーという作曲家を考える上で、最も大切なことは、「印象主義」という古い先入観から解き放たれることである。象徴主義、怪奇趣味、スペインやロシアや日本への傾倒、バロックへのまなざし、文学との関連など、あらゆる面からドビュッシーは再検討されるべき課題である。何よりもドビュッシーは20世紀音楽への扉を真に切り拓いた響きの革命家であった。そして、演奏家のみならず、すべての聴き手にとって、ドビュッシーの音楽は、多様な感覚をかきたて、自由な想念を許容し、育ててくれる、あまりにも大きな存在なのである。
これからのフランスと日本の文化の架け橋となるであろう工藤セシリアが、デビューにあたってドビュッシーを選んだことは、後々きっと深い意味を持つようになってくるだろう。(解説:林田直樹)

STUDIO N.A.T


NAT13431
\2700+税
パリから届いた、20本の指が奏でる音の魔法
 ピアノデュオ ラ・フェリ/「クレ・デ・フェ」

  ドヴォルザーク:スラヴ舞曲 作品72-2
  メンデルスゾーン:アンダンテと華麗なるアレグロ 作品92
  ドビュッシー/ラヴェル:牧神の午後への前奏曲
  グリーグ:2つの交響的作品 作品14
ピアノデュオ ラ・フェリ
 
 この作品は正真正銘の天からの贈り物です。
 私は大変嬉しく、誇りに思い、感動しています。それは私が単にデュオ「ラフェリ」の師であるからということだけではなく、このデビューアルバムのリスナーは、真のピアニストであり、感性豊かなアーティストである金沢昭奈と竹添歩の音楽に出会えて大変幸運であるからです。・・・ジャン・マルク・ルイサダ

■ プロフィール
2010年、フランス国立ジュヌヴィリエ地方音楽院・室内楽科にて、竹添歩と金沢昭奈によってピアノデュオ 「ラ・フェリ」 を結成。同科の高等ディプロムを審査員全員一致の賞賛付き最優秀賞の一位で取得。
2011年より巨匠ジャン=マルク・ルイサダ氏の指導のもと本格的に活動を開始、フランス内外での数々の国際コンクールにおいて受賞を果たす。
2012年アメリカ・ブラッドショウ&ブオーノ国際ピアノコンクール・ピアノデュオ部門にて第一位受賞、ニューヨーク・カーネギーホールにてアメリカデビューを飾る。
2013年夏、デュオ結成後初めて日本に一時帰国し、東京・名古屋・大阪で日本デビュー・リサイタルを行う。
2014年春、イタリア・ローマ、ヴェネチア、パドヴァ、アバノの4都市を周るコンサートツアーを行い、地元紙にも掲載されるなど好評を博す。
パリでは定期的に演奏活動を行っており、音楽祭などのイベントにも多数出演。
「現在パリで最も優れたピアノデュオ」(ラジオ・フランス・元アーティスト・ディレクター)、「過去のコンクール出場者の中でも例をみない、まるで一人で演奏しているかのような息の合った類まれなる連弾デュオ」( イタリア・パドヴァ音楽文化協会アーティストディレクター)などと評され、今後の活躍が期待されている。

<主なコンクール受賞歴>
 フランス国際音楽コンクール 連弾部門 第一位
 フランス国際ピアノグランド・コンクール 連弾部門 審査員全員一致の第一位
 第1回パッサージュ・ヴェール・レゼトワール音楽コンクール(フランス) 室内楽部門 優勝
 ブラッドショウ&ブオーノ国際ピアノコンクール(アメリカ) ピアノデュオ部門 第一位
 第22回ローマ国際ピアノコンクール(イタリア) 連弾部門 第三位
 第18回ブレストピアノコンクール(フランス) 連弾部門 審査員全員一致の賞賛付き第一位
 第24回カミッロ・トーニ国際ピアノコンクール(イタリア) 連弾部門 最高位、ドビュッシー賞
 第18回シューベルト国際ピアノデュオコンクール(チェコ共和国)入賞、モーツァルトの二台ピアノのための協奏曲をオーケストラと共演。
 第11回パドヴァ国際音楽コンクール(イタリア) ピアノデュオ部門一位、全部門総合二位
 第1回モンテカルロ国際ピアノ連弾コンクール(モナコ) 優勝

キング・インターナショナル(国内仕様盤)

KKC 5395/96
(2CD)
\4650+税
※輸入盤発売済
ヤーコプスのマタイ受難曲ついに登場!バッハのアイディアを具現化!
 J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV.244
ルネ・ヤーコプス(指揮)
ベルリン古楽アカデミー
ヴェルナー・ギューラ(テノール/福音史家)
ヨハネス・ヴァイサー(バス/イエス)
イム・スンヘ(ソプラノ/12,13,27a,48,49)
クリスティーナ・ローテルベルク(ソプラノ/8,30)
ベルナルダ・フィンク(アルト/5,6,27a,38,39,59,60)
マリー=クロード・シャピュイ(アルト/51,52)
トピ・レーティプー(テノール/19,20)
ファビオ・トゥリュンピ(テノール/34,35)
コンスタンティン・ヴォルフ(バス・バリトン/56,57)
アルットゥ・カタヤ(バス/22,23,30,42)
RIAS室内合唱団 
ベルリン大聖堂合唱団
 録音:2012年9月ベルリン、テルデックス・スタジオ(セッション)/[HMF] HMC.902156/57、輸入盤・日本語解説・歌詞訳付

 ヤーコプス指揮マタイ受難曲通常CD2 枚組。「マタイ受難曲」は、2つの合唱と管弦楽のグループを持つ大規模な作品。この初演はトーマス教会で行われましたが、教会の構造や記録等を見ても、その時は、ひとつのグループは正面の祭壇のところに、そしてもう片方のグループは、礼拝参列者の後ろの、バルコニーのようなところで演奏されたと考えられます。ヤーコプスは、このレコーディングに際し、合唱を、ソリストも含む24 人のPrincipal 合唱団と12 人のRemote 合唱団に分け、配置をこれまでのように左右に置くのではなく、前後に配置しています。このことにより、音楽面、音響(録音)面の両方で、素晴しい効果を生んでいます。Principal 合唱にはエヴァンゲリストやイエス役のソリストも含まれ、受難の物語にダイレクトに関わり、生々しい描写をしていきます。Remote の方は、たとえば冒頭の合唱曲では「いずこへ?」などのパートを担当、さまよえるような雰囲気を醸成しています。管弦楽も同様の割合で分け、これまでにない音世界。ただ、これは当時の演奏を再現しようとするためのものではなく、あくまでもバッハのアイディアを具現化させようという検討と試行錯誤の結果です。
 幼い頃、ボーイ・ソプラノとして演奏に参加したことをはじめ、ヘレヴェッヘ(1984)、そしてレオンハルト(1990)のレコーディングにもアルトとして参加、そして何度もこの作品を指揮してきたヤーコプス。まさに、満を持して世に送り出す、記念碑的録音といえるでしょう。
 
KKC 5399
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
BCJの復活祭オラトリオ遂に国内盤化!
 J.S.バッハ:
  復活祭オラトリオ BWV.249
  昇天祭オラトリオ BWV.11
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
野々下由香里(ソプラノ)
パトリック・ファン・フーテム(カウンターテノール)
ヤン・コボウ(テノール)
浦野智行(バス)
 録音:2004年5月神戸松蔭女子学院大学チャペル/[BIS] BIS SA.1561、輸入盤・日本語解説・歌詞訳付

 SACD ハイブリッド盤。バッハの教会カンタータ全集が大好評のバッハ・コレギウム・ジャパン。まだ国内盤化していない大物がありました。それは10 年前に録音されたバッハの2 大オラトリオ。キリストの受難と復活をテーマとし、教会カンタータとは一線を画した明るさが感じられます。演奏も流麗。
 いつものメンバーに加え、BCJ 初出演のカウンターテナー、パトリック・ファン・フーテムが期待です。
 
KKC 5397
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
チャイコフスキーの協奏曲をゲルギエフと録音!
 チャイコフスキー:
  ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
  ピアノ協奏曲第2番ト長調 Op.44(原典版)
デニス・マツーエフ(ピアノ)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー歌劇場管弦楽団
 鋼鉄のピアニズム、マツーエフ。

 録音:2013年4月14,15日(1)、3月5,6日(2)、サンクト・ペテルブルク、マリインスキー・コンサート・ホール(ライヴ)/[MARIINSKY]MAR.0548、輸入盤・日本語解説付

 今、チャイコフスキーのピアノ協奏曲を最もエキサイティングに演奏するピアニストは、間違いなくマツーエフでしょう。マツーエフはゲルギエフのお気に入りで、これまでもラフマニノフやショスタコーヴィチの協奏曲で決定盤を制作してきましたが、待望のチャイコフスキーは1番のみならず2番も収録というのが嬉しい限り。最近ロシア系ピアニストの録音が増えてきている2番は原典版のうえ、カットされることの多い第1楽章中間部のオーケストラのみの長い総奏も完全に再現。マツーエフは鋼鉄のタッチと正確無比な技巧が、若き日のギレリスを彷彿させます。目の眩むような超絶技巧に加え、甘さや感傷性のみじんもない骨太で力強い音楽性が魅力。ゲルギエフの指揮ともども久々に男っぽいチャイコフスキー演奏の出現となりました。ゲルギエフの指揮は重心の低い堂々たるものながら、絶妙なバランス感覚で、強音の総奏部分でも独奏部が明瞭に聴こえ、それが全く自然なのが天才的。2番の第2楽章で延々と歌われるヴァイオリン・ソロの切ない美しさも絶品。ロシア色たっぷりの演奏で、この部分だけでも宝物にしたくなってしまうディスクです。ゲルギエフとマリインスキー歌劇場管弦楽団は2014 年10 月来日予定。
 
KKC 5398
\2857+税
※輸入盤発売済
シューベルト:歌曲集「冬の旅」全曲D911
 【おやすみ/ 風見の旗/ 凍った涙/ かじかみ/ 菩提樹/ 溢れる涙/
  川の上で/ 回想/ 鬼火/ 憩い/ 春の夢/ 孤独/ 郵便馬車/
  霜おく頭/ からす/ 最後の希望/ 村で/ あらしの朝/ 幻覚/
  道しるべ/ 宿屋/ 勇気/ 幻の太陽/ 辻音楽師】
マーク・パドモア(テノール)
ポール・ルイス(スタインウェイ・ピアノ)
 パドモアが超越的な集中力で聴かせる“冬の旅”

 録音:2008年11、12 月/[HMF] HMU.907484、輸入盤・日本語解説・歌詞訳付

 イギリスが誇る名テノール、マーク・パドモアと、やはりイギリスの今最も活躍しているピアニストの一人ポール・ルイスによるシューベルト・チクルス。本アルバムは、シューベルトが亡くなる一年前に作曲された連作歌曲「冬の旅」。歌詞は、ドイツの詩人ヴィルヘルム・ミュラーの詩集に基づいた24 の歌曲からなります。恋にやぶれて、絶望と悲しみの淵で、さすらいの旅を続ける若者の様子が描かれています。凍てつく冬の空の下、ただただ歩みを連ねる「私」の独白から始まり、ピアノの前奏、それに続くパドモアの声は、聴く者を深々と冷え込む冬の世界へ引きずりこみます。パドモアは、「私」として、そして同時に、失恋でずたずたになった「私」を非常に冷静に傍観する第三者として、この物語をすすめます。5 曲目の有名な『菩提樹』も、やさしさよりも悲しい思い出が勝った演奏。『春の夢』も、あたたかな雰囲気は束の間、すぐに絶望の闇へと引き戻されます。すべてシューベルトが作曲した時の調性で歌われているのもポイント。パドモアの透徹した声と美しい言葉の発声、そしてポール・ルイスとのアンサンブルは完璧。2014 年12 月には、シューベルト三大歌曲「美しき水車小屋の娘」「冬の旅」「白鳥の歌」を披露する来日公演が予定されています。
 
KKC 5389/90
(2SACD HYBRID)
\4537+税
※輸入盤発売済
シマノフスキ:交響曲全集/ゲルギエフ&ロンドン交響楽団
 CD1
  交響曲第1番ヘ短調 Op.15 ,交響曲第2番変ロ長調 Op.19
 CD2
  交響曲第3番 Op.27『夜の歌』, 協奏交響曲(交響曲第4番 Op.60)
  スターバト・マーテル Op.53(ポーランド語歌唱)
CD1:ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
 ロンドン交響楽団
CD2:ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
 ロンドン交響楽団
 デニス・マツーエフ(ピアノ:Op.60)
 トビー・スペンス(テノール:Op.27& Op.53)
 サリー・マシューズ(ソプラノ:Op.53)
 エカテリーナ・グバノワ(メゾ・ソプラノ:Op.53)
 コスタス・スモリギナス(バリトン:Op.53)
 ロンドン・シンフォニー・コーラス
  (合唱指揮:サイモン・ハルジー)
 これを聴かずしてシマノフスキを語るべからず!ゲルギエフの空前の名演

 CD1:録音:2012年9月、10月ロンドン、バービカン・ホール
 CD2:録音:2012年12月、2013年3月ロンドン、バービカン・ホール
 [輸入盤 LSO Live]LSO.0731&LSO.0739

 ゲルギエフとロンドン交響楽団は、2012 年のシーズンにシマノフスキとブラームスの交響曲を対比上演しました。かたやポーランド近代、かたやドイツ・ロマン派と、交響曲を4篇残していること以外あまり共通する点のないふたりの作曲家ですが、ゲルギエフにとっては初レパートリー。アルバム・リリースは作曲家別となっています。
 カロル・シマノフスキは近代ポーランドを代表する作曲家ですが、生まれ育ちはウクライナ。ロシア・ピアニズムの源流ゲンリヒ・ネイガウスが従兄弟、ホロヴィッツの師だったピアニストで作曲家のフェリクス・ブルーメンフェルトが叔父という、ロシア音楽史から見ても特別な家柄の出です。それゆえ、彼の音楽はポーランドの演奏家のみならず、ロシアの大物たちに愛奏されてきた歴史があり、リヒテルやオイストラフも素晴らしい録音を残しています。
 ディスク1 に収録されている若書きの交響曲第1番。1906-7 年の作で、第1楽章と第3楽章のみ1909 年3月に初演されたものの、その後演奏されることがなく、1990 年代まではあまり聴くことが出来ませんでした。ゲルギエフはもつれるような対位法の綾をすっきり解きほぐし、バランスに難のあるオーケストレーションも効果的に響かせて、この不遇な作品を立派な芸術作品として蘇らせました。そして続く交響曲第2番は、1909 年から10 年にかけて作曲されたシマノフスキの代表作のひとつ。シマノフスキならではの透明でひんやりした感性が印象的な魅力作で、交響曲第1番とは対照的な作風を見せます。
 ディスク2 には、交響曲第3番『夜の歌』。これは13 世紀ペルシャの詩人ジャラール・ウッディーン・ルーミーの詩をドイツ語からの重訳でポーランド語訳された歌詞によるテノールと合唱付きのオラトリオ風作品で、神秘的で扇情的な歌詞とスクリャービン風の官能性に満ちた音楽。交響曲第4番は、「協奏交響曲」と呼ばれるピアノとオーケストラのための作品。シマノフスキの晩年にあたる1932 年に作曲され、親友の大ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタインに捧げられました。1926 年作の『スターバト・マーテル』は、宗教音楽ながらポーランドの民俗音楽の要素濃厚な、シマノフスキ後期の傾向が明瞭な作品。
 ゲルギエフはシマノフスキの音楽について、「広く聴かれ、認められるのが当然なだけでなく、その音楽で20 世紀音楽の発展をより良く理解する絶好の機会だ」と絶賛しています。明らかにこれまでのどの録音も凌ぐ、空前の名演で、これを聴かずしてシマノフスキを語るべからずの一枚です。



 
KKC 5391
\2857+税
※輸入盤発売済
『魔法使いの弟子』を初の時代楽器演奏!
 デュカス:
  1.交響詩『魔法使いの弟子』 (1897)
  2.カンタータ『ヴェレダ』 (1888)
  3. 『ポリュークト』序曲 (1891)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
レ・シエクル
シャンタル・サントン(ソプラノ:2)
ジュリアン・ドラン(テノール:2)
ジャン=マニュエル・カンドノ(バリトン:2)
 奇才ロトとレ・シエクルが、『魔法使いの弟子』を初の時代楽器演奏!

 録音:2011年4月12日ヴェネツィア、スクオーラ・グランデ(1,2)、2012年5月31日ラベイ・ド・レポー(3)/[輸入盤 ACTES SUD] ASM.12、輸入盤・日本語解説付

 時代楽器による近代名曲を次々リリース、今最も注目される奇才指揮者のひとりフランソワ=グザヴィエ・ロトによる『魔法使いの弟子』。時代楽器によるこの名作の録音は初めて。ロトの演奏は相変わらず才気煥発。歴史的な意義を別としても、これほど面白く生気に満ちた『魔法使いの弟子』演奏は稀。
 ポール・デュカスはドビュッシーやラヴェルの同世代の友人ですが、自己に厳しく、意に満たない作品をすべて破棄してしまったため、今日13 作品しか残っていないと言われています。そのなかで『魔法使いの弟子』は描写的な内容と精妙なオーケストレーションにより、フランスの管弦楽曲を代表する人気作となっています。
 アルバムに収録された3篇は、いずれも19 世紀末の作品ですが、オーケストラの楽器も当時のもので揃えられています。ブックレットには弦楽器以外すべての使用楽器が明記されているのもマニア垂涎の資料となっています。特に『魔法使いの弟子』で重要な役割を演じるバソン(1900 年ビュッフェ・クランポン製)とグロッケンシュピール(ミュステル製)は、一般的な録音と異なった印象を受けますが、これこそまさにデュカスの思い描いた音。目から鱗が落ちる衝撃度です。さらに、録音の多くない『ポリュークト』序曲とカンタータ『ヴェレダ』も収録されていることも注目です。
 
KKC 5392
(SACD HYBRID)
\2857+税
※輸入盤発売済
人間業とは信じ難い世界が実現
 プロコフィエフ:
  (1)ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.26
  (2)交響曲第5番変ロ長調 Op.100
デニス・マツーエフ(ピアノ:Op.26)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー歌劇場管弦楽団
 ピアニスト最高、指揮者最高、オーケストラ最高で、人間業とは信じ難い世界が実現

 録音:(1)2012年6月、10月サンクト・ペテルブルク、マリインスキー・コンサート・ホール (2)2012年4月モスクワ音楽院大ホール
 [輸入盤 MARIINSKY RECORDINGS]MAR 0549、輸入盤・日本語解説付

 ゲルギエフは自身のレパートリーの中でも、とりわけプロコフィエフの作品に愛着と自信を持っているようで、どのジャンルのものでも素晴らしい出来を示しています。
 本作はピアノ協奏曲第3番と交響曲第5番。いずれも2度目の録音(1度目の協奏曲はトラーゼの独奏、交響曲はロンドン響との共演)となりますが、手兵マリインスキー劇場管弦楽団とお気に入りの若手デニス・マツーエフとの共演で話題性満点。
 マツーエフとはこれまでもラフマニノフ、ショスタコーヴィチ、チャイコフスキーの協奏曲で決定盤を制作してきましたが、今回は難曲で知られるプロコフィエフの3番。いつもの通り強靭なタッチと目の眩むような超絶技巧が爽快の極み。マツーエフ以上に印象的なのがゲルギエフの伴奏。旧盤よりもロシア色濃厚で、出だしから魔術的に変幻自在、初めて聴く作品であるかのごとく新鮮に描きます。
 さらに充実しているのが交響曲第5番。マリインスキー劇場管のボルテージの高さと相まって、旧盤を凌駕する充実度。基本的なテンポは変わりませんが、第3楽章アダージョが1分半ほど遅くなり、さらにたっぷり歌いこんでいるのも特色。重心は低いもののフィナーレのスピード感はゲルギエフならではで、最後まで息もつけぬほど心を鷲づかみにされます。綿密に計算されながらも、ノリの良さを前面に出すところなど、ゲルギエフの神業が光ります。
 
KKC 5393
\2857+税
※輸入盤発売済
バイバ・スクリデが丁寧に歌い上げた濃厚なシューマン
 シューマン:
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調 WoO23、
  ヴァイオリンのための幻想曲 ハ長調 Op.131、
  チェロ協奏曲イ短調 Op.129(ヴァイオリン編曲版)
バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)
ヨン・ストゥルゴールズ(指揮)
デンマーク国立放送交響楽団
 録音:2011年8月16-18日、2012年11月16日(Op.131)コペンハーゲン、DRコンサート・ホール
 ヴァイオリン/使用楽器:ストラディヴァリウス「エクス・バロン・フォン・ファイリッチュ」 1734
 [輸入盤 ORFEO] ORFEO.854131、輸入盤・日本語解説付

 ラトヴィア出身のヴァイオリニスト、バイバ・スクリデ。シューマン最後の協奏曲、ヴァイオリン協奏曲ニ短調は、19 世紀最大のヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムの依頼で作曲されましたが、ヨアヒムはこれを演奏せず、妻クララも封印してしまい、1937 年に初演されるまで忘れられていた作品です。
 そして一方ヨアヒムによって初演された『幻想曲』、シューマン自身が、チェロ協奏曲から編曲したヴァイオリン協奏曲イ短調の3作品が収録されています。ドイツ・ロマン派の傑作をスクリデの濃厚な表現と冴えわたるテクニックで聴かせてくれる内容。特にヴァイオリン協奏曲ニ短調は、複雑な経緯を辿った曲であるように、力強い構築美とシューマン独特のロマンティシズムと幻想に溢れた二面性を持った作品で、スクリデの艶やかな音色とロマン的な音楽性がうまく表現された演奏です。スクリデが使用している楽器は、かつてギドン・クレーメルが所有していたストラディヴァリウスの「エクス・バロン・フォン・ファイリッチュ(1734)」。
 
KKC 5394
\2857+税
※輸入盤発売済
アンサンブル・レゾナンツによるベルク&シェーンベルク
 ベルク:抒情組曲
  (弦楽合奏版/全6楽章 作曲者編:第2,3,4楽章、
   ファーベイ編:第1,5,6楽章)
 シェーンベルク:浄夜 op.4(弦楽合奏版)
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
アンサンブル・レゾナンツ
 名曲にまたひとつ名録音が誕生ケラス率いるアンサンブル・レゾナンツによるベルク&シェーンベルク!

 録音:2013年6月、9月ハンブルク、フリードリヒ・エーベルトハレ
 [輸入盤 HMF] HMC 902150、輸入盤・日本語解説付

 実力・人気共に現代最高のチェリストの一人となったジャン=ギアン・ケラス。ソリストとして、またアルカント・カルテットのメンバーとして近年目覚ましい活躍を見せていますが、この度、若き音楽家によって結成されたアンサンブル・レゾナンツをリードしての弦楽合奏作品の録音に臨みました。
 アンサンブル・レゾナンツは、2002 年にハンブルクで結成され、古の時代の巨匠、そして現代の巨匠による音楽を組み合わせたプログラムで活動を展開し、特に最近は近代の弦楽作品の普及に取り組んでいます。2010 から3年間にわたり、ケラスがアーティスト・イン・レジデンスを務め、この録音は3年間に渡る彼らのコラボレーションの集大成といえる内容です。
 『抒情組曲』は、ベルクが当時激しく恋をしていたハンナ・フックスへの思いが込められたもの。この作品は「Hanna Fuchs」の頭文字HとF、「AlbanBerg」の頭文字AとB、といった要素が鍵となって構築されており、ベルクのハンナ・フックスに対する熱き思いに満ちた音楽となっています。本作品はもともと、弦楽四重奏のための作品でしたが、出版社からのリクエストにより、2、3、4楽章をベルク自身が弦楽合奏版に編曲しています。さらにベルクが編曲をしなかった第1、5、6楽章をオランダの作曲家テオ・ファーヴェイ[1959-] が、弦楽オーケストラ版に編曲し、2010 年にケラス率いるアンサンブル・レゾナンツがフランス初演。全曲版としては世界初録音となります。
 続く『浄夜』も、ツェムリンスキーの妹マティルデに、オフィシャルにではありませんが献呈されたもの(後にシェーンベルクは彼女と結婚します)。ベルク同様、作曲者の女性に対する「愛」を秘めていると言えるでしょう。デーメルの詩「浄夜」(月下での男女の語らいの詩)に基づいた、うねる旋律と半音階技法を多用した濃密な和声が織り成す官能性たっぷりの音楽です。ケラス率いる弦楽合奏の演奏は、表現の振幅も感情の起伏も非常に豊か。

PIANO CLASSICS(国内仕様盤)


JPCL 0064
\2000+税
※輸入盤発売済
佐々木 宏子(pf)
 ドビュッシー:前奏曲集第1巻、第2巻
佐々木 宏子(pf)
1873年製 プレイエル使用
 19世紀のプレイエルで奏でる、親密なるドビュッシーの世界
 作曲家自身が生きた時代のプレイエル(1873年製)によって収録されたドビュッシーの前奏曲集。ニューヨーク在住のピアニスト、佐々木宏子が奏でます。
 時に淡く、時に鮮烈なドビュッシーらしい色彩感覚が見事に再現された緻密な描写と豊かな情感をもつ音楽が収められています。
 既発売の輸入盤は発売直後より大きな反響があり、更に多くの方にこの素敵な演奏を聴いていただきたく国内盤仕様を制作いたしました。
 彼女の演奏は楽器と作品の魅力を引き出す高度で見事なテクニックを兼ね備えていることは言うまでもありません。
【日本語解説付】

<LP>


TOKYO FM(LP)


TFMCLP 1011/1013
(3LP)
\15000+税
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲全6曲 BWV1007-1012
 TFMCLP 1011
  [LP1/A]組曲第1番ト長調 BWV1007
  [LP1/B]組曲第5番ハ短調 BWV1011
 TFMCLP 1012
  [LP2/A]組曲第3番ハ長調 BWV1009
  [LP2/B]組曲第4番変ホ長調 BWV1010
 TFMCLP 1013
  [LP3/A]組曲第2番ニ短調 BWV1008
  [LP3/B]組曲第6番ニ長調 BWV1012
ピエール・フルニエ(チェロ)
 フルニエの気迫と品格、名演の誉れ高いバッハ無伴奏の東京ライヴが遂にLP で登場!フルニエのリアルな音が真摯な気迫と品格でせまる!

 録音:1972 年3 月2 日[BWV1007,BWV1011,BWV1009]、1972 年3 月4 日[BWV1010,BWV1008,BWV1012] /虎ノ門ホール、東京、ライヴ/ステレオ、限定盤、180g 重量盤、LP 初出

 LP 用にアナログテープを作成し、カッティング致しました。結果、プレスされた音の迫真さに驚き。CD、SACD とはまた違った次元の音響はすこぶる美しく感動的です。
 「音楽を愛する、とりわけ私の父のことを知らない世代の皆さん。当ライヴ録音は、クラシックの美と、沸き起こる興奮を結び合わせ、情感、力感、構成力の真髄がつまっています。そして日本の皆様はこの素晴らしい演奏家を記憶にとどめることでしょう。父、ピエール・フルニエを。彼は1954 年に初めて日本を訪れ、その後も日本のファンをいつも身近に感じていたのでした。父の誠実さ、気高さ、勇気は好評を博したこの東京公演で永遠となりました。激しさと美しさをあわせもつ父のサウンドを、見事に復元したこのディスクに喜びを感じます」〜(ジャン・フォンダ・フルニエ)
 =ピエール・フルニエ=
 1906 年6 月24 日、パリ生まれ。父は軍人、コルシカ島総督、母はピアニスト。母の手ほどきによりピアニストを志したが、小児マヒのため右足が不自由になったことから、9 歳でチェロに転向。パリ音楽院に学び、1924 年、18 歳でデビュー。1930 年代には独奏者として名声を確立、ドイツでも高く評価された。第2 次世界大戦中にはパリにとどまって、母校で指導にあたる。戦後は演奏会だけでなく、各社のレコードにおいても人気を獲得、アメリカ、ロシアなど、国境を越えて活躍した。1970 年にはパリからジュネーヴに居を移し、以後はここを本拠とした。1986 年1 月8 日同地で死去。最後の来日は1981 年。
 

TFMCLP 1014/1016
(3LP)
\15000+税
伝説のバッハ、リサイタルがついにLP化!
 J.S.バッハ(1685-1750):
  TFMCLP 1014
   [LP1/AB]無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
  TFMCLP 1015
   [LP2/A]ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第3番 ホ長調 BWV1016
   [LP2/B]無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ ト短調 BWV1001 TFMCLP 1016
   [LP3/A]ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第6番 ト長調 BWV1019
   [LP3/B]ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第1番 ロ短調 BWV1014より
    アンダンテ(アンコール)
     シェリング(肉声と常松伸一氏による吹き替え)
    「 バッハのソナタとパルティータについて」
    「 バッハの解釈について」
   ※ 当日の演奏会ではヴァイオリン・ソナタ第3番BWV1016 が
    1曲目、2曲目がパルティータ第2番BWV の曲順です。
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
マイケル・イサドーア(ピアノ)
 シェリングの真摯的な音がリアルに再現。伝説のバッハ、リサイタルがついにLP 化!

 録音:1976 年4 月12 日、東京文化会館、ライヴ録音/ステレオ、限定盤、180g 重量盤、LP 初出

 これはすごいバッハ。スタジオ録音並みの完璧さでありながらライヴならではの感興の盛り上がりに息もつけません。パルティータ2 番も冒頭から終曲まで異常な求心力で演奏されシャコンヌの最後の一音が消えると、この世ならざる感動に満たされます。一貫した力に満ちた真に辛口の音楽。今回LP 化にあたりアナログテープを新たに作りカッティング。しかもミゾを大きくとり、贅沢な面取りをしておりますので、LP 再生の難しいバッハの無伴奏もトレースしやすい仕上りです。昔からヴァイオリンはLP に限るというお客様にも満足していただけるものと思われます。




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