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≪第80号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2015/1/13〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像

 





1/16(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

MIRARE

MIR 265
\2700→2490
ケフェレックがスカルラッティを再録音!
 影と光〜 Ombre et lumiere

  ドメニコ・スカルラッティ:鍵盤のための18のソナタ集
  ハ長調K.420/ イ短調K.54/ イ短調149/ト長調K.103/
  ト長調K.425/ ホ短調K.147/ト長調K.144/ト長調K.260/
  イ短調K109/ イ長調K.279/ ニ長調K145/ ヘ短調K.481/
  変ロ長調K.551/ ニ短調K.32/ ニ短調K.517/
  嬰ハ短調K.246/ 嬰ヘ長調K.318/ ロ短調K.27
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
 ケフェレックがスカルラッティを再録音!スカルラッティの「光と影」を巧みに表現

 録音:2014 年9 月ポワティエ・オーディトリアム・シアター/77’00/エンジニア:ユーグ・デショー

 アンヌ・ケフェレックがスカルラッティを再録音しました!
 ケフェレックがエラートで1970 年に最初のレコーディングを行ったのが「スカルラッティの13 のソナタ集」でした。ピアノで弾いたスカルラッティの演奏としては当初から高く評価され、40 年以上過ぎた今も定盤として聴き継がれています。
 今回はアルバムのタイトル「影と光〜 Ombre et lumiere」にもあるように、スカルラッティの音楽はイタリア、スペインの明るい太陽に恵まれた陽気さと、強い日差しが生み出す影を巧みに表現しています。スカルラッティはスペインに移り住み、この555 曲のソナタのほとんどを当地で作曲し、民族色の濃いスペイン・イベリア半島の音楽の影響が感じられる作品も多くあります。
 ケフェレック自身もスカルラッティのソナタを「陽光と生きる歓び(joie de vivre)に溢れた作品と、憂鬱な闇夜を思わせるような作品」と言っているように緩急を取り混ぜた選曲をしており、ピアノの表現力を生かした素晴らしい演奏を聴かせてくれています。


旧譜
ケフェレックのバッハ・アルバムも素敵です!


MIR 082
\2700→¥2490
アンヌ・ケフェレック(P)
 J.S.バッハ:CONTEMPLATION-瞑想

 ブゾーニ編:コラール「主イエス・キリストよ、われ汝に呼ばわる」BWV639
 カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」変ロBWV992
 平均律クラヴィーア曲集 第1巻より
 プレリュード第4番 嬰ハ短調BWV849
 平均律クラヴィーア曲集 第1巻より
 プレリュード第22番 変ロ長調BWV867
 コーエン編:カンタータ 第22番
  「イエスは十二使徒をひき寄せたまえり」BWV22
 平均律クラヴィーア曲集 第1巻より
  プレリュード第8番 変ホ短調BWV853
 ブゾーニ編:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564
 イギリス組曲 第2番 イ短調よりサラバンドBWV807
 ヴィヴァルディ:オルガン協奏曲 ニ短調BWV596
 フランス組曲 第1番 ニ短調よりサラバンドBWV812
 イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971
 マルチェッロ:オーボエ協奏曲 アダージョ ニ短調
 平均律クラヴィーア曲集 第2巻より
  プレリュード第14番 嬰ヘ短調BWV883
 シロティ編:プレリュード ロ短調 BWV855a
 シロティ編:プレリュード ホ短調
 ゴルトベルク変奏曲よりアリア BWV988
 ヘス編:「主よ人の望みの喜びよ」BWV147
 イギリス組曲 第3番 ト短調よりサラバンドBWV808
 ケンプ編:シチリアーノ フルート・ソナタ第2番 変ホ長調BWV1031
 ブゾーニ編:「来たれ、異教徒の救い主よ」BWV659a
 クルターク編(連弾):
  「神の時は最上の時なり」(哀悼行事のソナティナ)BWV106*
アンヌ・ケフェレック(P)
*ガスパール・デヘヌ(P)
録音:2008年9月La Ferme de Villefavard(仏リムザン地方)

 ケフェレックのバッハである。
 「CONTEMPLATION 瞑想」と題されたブゾーニ、コーエン、シロティ、ケンプ、クルターク編曲の作品を含むJ.S.バッハの名曲を収録。効果的なブゾーニの編曲が圧巻の「来たれ、異教徒の救い主よ」、名曲「主よ人の望みの喜びよ」、原曲の美しい旋律を生かしたケンプ編曲のシチリアーノ、そしてシロティ編曲のプレリュードは、バッハの様式とはかけはなれた非常に美しいロマンティックな作風だが、原曲以上の神々しさを持つ作品。
 ケフェレックの実に純粋無垢な演奏が感動をさそう。ケフェレックの魅力は凛として、透明感のある、美しく端正な音楽。瞑想的な表現やデリケートな美しさが忘れがたい名演を生む。

 当初からもちろん売れていたのだが、クラシックのアルバムとしても珍しいことだが、発売されて時間が経ってからじわじわベストセラーになってきている・・・それはホームページなどの人伝えの口コミによるもの。
 つまり・・・内容がいいのである。
 人の心に染み入る本当に秀逸なアルバム。心からお奨め。


 
MIR 264
\2700→\2490
クレール=マリ・ル・ゲが満を持してバッハに挑む!
 J.S.バッハ:
  イタリア協奏曲BWV971
  カプリッチョ<最愛の兄の旅立ちに寄せて> BWV992
  シンフォニア第11番ホ短調BWV797
  パルティータ第1番変ロ長調BWV825
  インヴェンション第14番変ロ長調
  半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903
クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ)
 クレール=マリ・ル・ゲが満を持してバッハに挑む!バッハと対峙した真摯な演奏!

 録音:2014 年6 月ヴィルファヴァール農場/59’00/エンジニア:セシル・ルノアール

 現代フランスを代表するピアニスト、クレール=マリ・ル・ゲ。これまでモーツァルトやロマン派、現代音楽を中心としたレパートリーを組んでいましたが、遂にバッハを録音しました。イタリア趣味を反映した明朗快活な「イタリア協奏曲」。標題音楽の先駆的な作品であり、バッハの次兄であるヨハン・ヤコブがスウェーデン国王カール12 世親衛隊のオーボエ奏者として赴任する、その旅立ちのために作曲されたカプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」。そしてシンフォニア、パルティータ、インヴェンション。さらには厳格な対位法と即興的な幻想曲の高度な融合を実現した「半音階的幻想曲とフーガ」など様々な形式の音楽を取り入れてきたバッハならではの作品集。クレール=マリ・ル・ゲの知的な表現と大胆なアプローチで曲を構築し、バッハの肖像を明らかにしています。
 「バッハの音楽は、地球に深く根を張った樹木のように、空に向かって枝を伸ばし、音楽的生命力に溢れています。演奏するためには、バッハと対話しなくてはなりません。この深遠で本質的な旅は、バッハの天才性に支えられているのです。」クレール=マリ・ル・ゲ


クレール・マリ=ル・ゲ(Pf)


 仏ACCORDから衝撃的なリストでデビュー、女優並みの容姿で注目され、日本でも多くの媒体で注目されブレイクの兆しが見えたル・ゲ。しかし一気に盛り上げようというメーカー&代理店の気持ちとは裏腹に本人はいたってマイペース。自分の気に入ったものを気いったときにしかレコーディングしない。
 とはいえその美しく流れるような音色、きらきらした色彩感、シャープな感性は、フランスにとどまらず世界においても貴重な才能。コマーシャリズムとは無縁に、これからも彼女は活躍しつづけていくだろう。いつのまにかACCORDからMIRAREに移籍、さらに自由な感性でアルバム作りを始めている。
 MIRAREの前作は華やかでゴージャスなロシア音楽。冒頭の「くまばち」からキラキラ輝いてます。
 そしてACCORD時代の名作としてはやはりラヴェル&ストラヴィンスキーのピアノ版。もちまえの美しいピアノで原曲のオーケストラの響きを完全に忘れさせてくれる。
 


クレール・マリ=ル・ゲ、MIRARE 前作
Claire-marie Le Guay: Voyage En Russie
MIR 169
\2500→\2290
クレール・マリ=ル・ゲが誘うロシア音楽の旅路
(1)リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
(2)スクリャービン:左手のための前奏曲嬰ハ短調Op.9-1
(3)ラフマニノフ:絵画的練習曲変ホ短調op.39-5
スクリャービン:(4)前奏曲ホ長調op.15-4 (5)練習曲嬰ハ短調op.2-1
(6)ボロディン:スケルツォ 変ロ長調
(7)ラフマニノフ:「ひな菊」op.38-3
(8)チャイコフスキー:無言歌イ短調op.40-6
(9)スクリャービン:練習曲嬰ニ短調「悲愴」op.8-12
(10)チャイコフスキー:無言歌ヘ長調op.2-3
(11)ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 op.3
(12)スクリャービン:マズルカ変ニ短調op.3-5
(13)チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォop.7
(14)スクリャービン:前奏曲変ロ短調op.16-4
(15)ラフマニノフ:前奏曲ト短調op.23-5
ムソルグスキー:(16)子供の遊び (17)涙
(18)スクリャービン:詩曲「炎に向かって」 op.72
クレール・マリ=ル・ゲ(Pf)
ラ・フォルジュルネ関連タイトル。麗しきヴィルトゥオーゾ、クレール・マリ=ル・ゲが誘うロシア音楽の旅路、超絶技巧から詩曲まで——ロシア音楽の多彩な魅力を凝縮したピアノ小品集

録音:2011 年10 月11-14 日、Le Temple de l’Annonciacion(パリ)/64’00”

 2012 年のラ・フォル・ジュルネのテーマは「サクレ・リュス(ロシアの祭典)」!開催地を熱狂の渦に巻き込む一大イベントを直前に控え、クレール・マリ=ル・ゲがロシアをテーマとしたピアノ小品集をリリースします!
 19 世紀から現代にいたる激動の時代を生きた音楽家たちの珠玉の作品の数々を収録した本CD、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの開催前には是非とも聴いておきたい1 枚です。ひとえにロシア音楽と言っても、その魅力は決して一言で語りつくせるものではありません。
 「ロシアへの旅」と題した本CD において、ル・ゲは多彩な作品を選曲、収録しています。超絶技巧作品、優雅かつ抒情的な舞曲、寂寥感にあふれた詩曲…聴き応え十分のプログラムとなっています!作曲家ごと、作品ごとに異なる多様な曲調を聴き比べながらロシア音楽の奥深い魅力に酔いしれる、おすすめ盤です!
 清澄な音色と抜群の表現力で高い評価を受けるフランス人ピアニスト、クレール・マリ=ル・ゲ。幅広いレパートリーのピアノ作品を演奏することに積極的な彼女は、これまでモーツァルトからリストにわたる様々な時代の作品の演奏、録音に取り組んできました。よく練られた独自の解釈から生まれる彼女の演奏には他の演奏家とは一味違う魅力があり、多くの注目を集めています。本CD では1 曲目の「熊蜂の飛行」から卓越した演奏技術を披露。難曲であることを全く感じさせない安定した演奏と、情感あふれる表現力に圧倒される名盤です!



ACCORD時代の代表的アルバム

461 9462
\2500→\2290
ラヴェル:ダフニスとクロエ全曲(作曲者によるピアノ版)
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3章
クレール=マリ・ル・ゲ(Pf)
レコ芸で満津岡信育氏が「峻烈な和音の轟音よりもピアニスティックにほとばしる細かな音の流れが印象的」と語ったとおり、ル・ゲの魅力はそのしなやかで流れるようなピアノにある。






SAKURA



SAKURA 4
\3000→\2790
宇野功芳企画〜超個性的な愛のあいさつ、圧巻のツィガーヌ・・・
 佐藤久成(ヴァイオリン)
  HISAYA 魔界のヴァイオリンII

 (1)エルガー:愛のあいさつ
 (2)サラサーテ:アンダルシアのロマンス
 (3)ルビンシテイン(エルマン編):露が輝くさ
 (4)プロコフィエフ(ハイフェッツ編):行進曲〜歌劇「3つのオレンジへの恋」より
 (5)シューベルト(クライスラー編):即興曲 Op.90-3
 (6)ラフ:カバティーナ
 (7)シマノフスキ:アルトゥーザの泉〜「3つの神話」より
 (8)ドヴォルザーク(クライスラー編):ユーモレスク
 (9)ゴセック:ガヴォット
 (10)リスト(ミルシテイン編):コンソレーション
 (11)ラヴェル:ツィガーヌ
 (12)ラフマニノフ:ヴォカリーズ
佐藤久成(ヴァイオリン)
小田裕之(ピアノ)
 宇野功芳企画。超個性的な愛のあいさつ、圧巻のツィガーヌ・・・宇野功芳氏激賞!天才ヴァイオリニスト佐藤久成、魔界のヴァイオリン第2弾登場 !

 セッション録音:2014 年6 月24&25 日/富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ/192khz-24bit

 音楽評論家・宇野功芳氏がいのちを賭けて推薦する、天才ヴァイオリニスト佐藤久成、待望の新譜「HISAYA 魔界のヴァイオリンII」が登場!
 第2弾もHISAYA が愛奏する珠玉のヴァイオリン名曲を収録。HISAYA、唯一無二の表現で、あっと驚かされる演奏を披露しております。今回も192khz・24bit の高品位録音で、前回同様に高いオーディオ評が期待できます。なお、録音はALTUS が担当しました。HISAYA の世界をご堪能ください!!
 「久成は燃えに燃えている。彼のありあまる感情が全身の血流にあふれ出ている。お客の居ない空間の中で、よくもこんなホットなヴァイオリンが弾けるものだ。彼は歌いぬき、心をこめぬく。その心は奔流となってほとばしる。楽器が鳴り切っている。濃厚な久成節が第1 曲から全開する。それにしても大変な《愛のあいさつ》があるものだ!」【宇野功芳氏のライナーノートより】


旧譜
佐藤久成 〜エヴォカシオン
イヤーズ&イヤーズ・クラシックス
YYC 0005
\2800+税
「佐藤久成 エヴォカシオン」
 (1) グレチャニノフ:瞑想曲
 (2)フス:エクスタシー(*)
 (3)アウリン:フモレスケ
 (4)レンバ:愛の詩
 (5)ヴォ—レ:エレジー(*)
 (6)ウィルヘルミ:コンチェルト・シュトゥック “ハンガリー風” (*)
 (7)シベリウス:ロマンス
 (8)フバイ:アリオーソ
 (9)ウィルヘルミ:スウェーデンの調べ
 (10)ディーク:エヴォカシオン(*)
 (11)リャードフ:悲しみの歌
 (12)グリエール:ロマンス
 (13)スタトコフスキ:クラコヴィアク
 (14)アレンスキー:子守歌
佐藤 久成(ヴァイオリン)
秋場 敬浩(ピアノ)
 今世紀ヴァイオリン界の絶滅危惧種的存在、HISAYA、鬼才のほとばしる超個性と孤高の境地ここにあり!
 真のヴィルトゥオーゾの世界観と真髄を余すところなく収録!生まれながらの表現者、佐藤久成による入魂のヴァイオリン秘曲・小品集

 録音:2014 年4 月23-24 日/埼玉県富士見市民文化会館 キラリ ☆ふじみ/*印世界初録音/ステレオ(デジタル/セッション)/Total time 68:19

 秘曲が次々と舞う。華やかな音楽史に、そっと寄り添う、哀しくも烈しい調べに酔いしれる。(中略)内なる尽きせぬ想いがついに溢れ出る趣。ステージで、ディスクで、佐藤久成は我が道を貫く。(中略)並外れた探求心と実践力を併せ持つ彼は、時空を超えたクラシックの名曲、人気作を奏でつつ「でも私たちは、大切な何かを忘れていませんか。失ってはいませんか」とメッセージを放ちながらヴァイオリンを弾く。妖しい音色、戯れの美学、官能性も奔放性もお任せあれの芸術観。賛辞は尽くされているように見える。しかし佐藤久成はさらなる創造の地平を拓く。(後略)
 (音楽評論家 奥田佳道・ライナーノーツより抜粋)





GIMELL

PCDGIM 049
(日本語解説&
歌詞訳付き国内仕様盤)
\2857+税
タリス・スコラーズ
アルヴォ・ペルト(b.1935):合唱作品集 〜
 ティンティナブリ

  マニフィカトのための7つのアンティフォナ/
  マニフィカト/彼は誰々の息子だった/
  ヌンク・ディミッティス/石膏の壺をもつ女/
  皇帝への年貢/わたしはまことのぶどうの木/
  トリオディオン
タリス・スコラーズ
ピーター・フィリップス(指揮)
CDGIM 049
(輸入盤)
\2500→\2290
 究極のポリフォニー、新たな境地へ。タリス・スコラーズ、ペルトを歌う!

 2013年に特別なアニヴァーサリー「結成40周年」を迎え、新たな一歩を踏み出した究極のポリフォニー、タリス・スコラーズ。
 レコード・アカデミー賞に輝くなど大絶賛を浴びたジョン・タヴァナーの「ミサ・グロリア・ティビ・トリニタス」(PCDGIM 045)以来となるタリス・スコラーズの新譜はなんとアルヴォ・ペルト(1935−)の合唱作品集!
 ペルトの宗教作品をルネサンスのポリフォニー音楽と並ぶ重要作品として位置付け、近年その音楽の演奏に情熱を注ぎ続けてきたタリス・スコラーズとピーター・フィリップス。
 1976年にペルト自身が確立した作曲技法である「ティンティナブリ」様式。この鐘を叩いた時に放散されるサウンドに由来する「ティンティナブリ」によるペルトの合唱作品とタリス・スコラーズの出会いは、まさに"究極のポリフォニー"の新境地!
 タリス・スコラーズ、エストニアの巨星アルヴォ・ペルトの合唱作品と共に、新たなるステージへ——!
 ペルトの生誕80年に際して、彼の合唱作品を私たちの特別な視点で捉えたレコーディングをリリースできるというのは、大きな喜びである。
 インスピレーションに満ちた現代音楽を探す中で、私は彼に匹敵する人にはだれにも出会わなかったのである。〔日本語解説書より〕ピーター・フィリップス(日本語訳:SOREL)

 タリス・スコラーズ2015年来日公演情報!
 6月12日(金) 福岡シンフォニーホール / 6月13日(土) 豊田市コンサートホール
 6月14日(日) 兵庫県立芸術文化センター / 6月16日(火) 東京オペラシティコンサートホール
 6月17日(水) 札幌コンサートホール / 6月18日(木) 新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ
 6月20日(土) 岐阜 サラマンカホール / 6月21日(日) 京都 バロックザール
 アルヴォ・ペルトの合唱作品も来日公演で演奏予定!






HYPERION



CDA 68037
\2400→\2190

イッサーリスの近代ロシア協奏曲!
 なんとパーヴォ・ヤルヴィと共演!
  プロコフィエフ&ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲集

   プロコフィエフ:チェロ協奏曲ホ短調 Op.58
   ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107
   プロコフィエフ:行進曲
    (子供のための音楽 Op.65より/
      ピアティゴルスキー編独奏チェロ版)

スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
フランクフルト放送交響楽団
 
 ダニエル・ハーディングとの「ドヴォルザーク(CDA 67917)」、ロバート・レヴィンとの「ベートーヴェン(CDA 67981/2)」と大成功を収めてきたイギリスのナショナル・トレジャー、スティーヴン・イッサーリス。
 新たに臨むのは、近代ロシアの名作、プロコフィエフとショスタコーヴィチのチェロ協奏曲!
 今回イッサーリスと共演するのは、世界的指揮者ネーメ・ヤルヴィの息子にして現在もっとも幅広く活躍する指揮者の一人、パーヴォ・ヤルヴィ!
 パーヴォ・ヤルヴィが2006年〜2013年まで首席指揮者を務め、現在桂冠指揮者のポストにあるフランクフルト放送交響楽団(hr交響楽団)とともにHyperion初登場!
 独創性に富み高度な技術を必要とするプロコフィエフのチェロ協奏曲ホ短調(第1番)、プロコフィエフの交響的協奏曲(チェロ協奏曲第2番)に大きく影響されたショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番。ラストトラックには、プロコフィエフのチェロ協奏曲ホ短調のアメリカ初演者でもあるグレゴール・ピアティゴルスキーの編曲による、独奏チェロ版「子供のための音楽より〜行進曲」も収録。
 2015/2016年シーズンにはNHK交響楽団の首席指揮者就任を控えますます充実していくパーヴォ・ヤルヴィが、イギリスの国宝級チェリスト、スティーヴン・イッサーリスと奏でるプロコフィエフ&ショスタコーヴィチ。大注目の新譜です!

 ※録音:2013年7月3日−4日、フランクフルト放送ホール(ショスタコーヴィチ)&2013年12月12日−13日、フランクフルト旧オペラ座(プロコフィエフ/ライヴ)
 

CDA 67956
\2400
リスト:歌曲全集 Vol.3
 朝起きると胸に尋ねる S.290(第3稿)/
 唐桧の木はひとり立つ S.309(第2版)/
 私はまさに絶望しようとした S.311(第4稿)/
 ヴァイマルの死者たち S.303/
 涙とともにパンを食べたことのない者は S.297(第2版)/
 漁師の娘 S.325(第2稿)/
 そしてわれわれは死者を思い起こした S.338/
 祖先の墓 S.281(第2稿)/ガスティベルザ(ボレロ)S.286/
 墓とバラ S.285/老いた放浪者 S.304/
 幸福な日よ、行かないで S.335
ジェラルド・フィンリー(バス・バリトン)
ジュリアス・ドレイク(ピアノ)
 歌曲大国ハイペリオン リスト第3弾は、ジェラルド・フィンリー!

 2010年にスタートしたフランツ・リスト(1811−1886)の歌曲全集。第1巻(CDA 67782)のマシュー・ポレンザーニ、第2巻(CDA 67934)のアンゲリカ・キルヒシュラーガーに続く第3巻では、3度の英グラモフォン賞声楽部門賞に輝いたカナダの名バリトン、ジェラルド・フィンリーが登場!
 オペラ歌手としても高い評価を得ながら、シューマン(CDA 67676)やシューベルト(CDA 68034)などドイツ歌曲のアルバムでも大成功を収めてきたフィンリーが歌うリスト。ハイネやゲーテ、ユーゴーなどの書いた悲劇的で叙情的な詩を、優れたセンスと高いテクニックで歌います。
 数々の歌曲全集で金字塔を打ち立ててきた "歌曲大国ハイペリオン" が贈るリストの歌曲集第3弾、ご期待下さい!

 ※録音:2013年4月22日−24日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)



 

CDA 68085
\2400
シマンスキ&ムィキェティン:弦楽四重奏曲集
 シマンスキ:
  弦楽四重奏のための5つの小品、
  弦楽四重奏のための4つの小品、
  弦楽四重奏のための2つの小品
 ムィキェティン:弦楽四重奏曲第2番
ロイヤル弦楽四重奏団
 ポーランドの若き弦楽四重奏団が発信する現代ポーランドの世界!

 ポーランドの若きクヮルテット、ロイヤル弦楽四重奏団第4弾!
 シマノフスキ&ルジツキ(CDA 67684)、グレツキ(CDA 67812)、ペンデレツキ&ルトスワフスキ(CDA 67943)と続いてきた近代ポーランドの弦楽四重奏をめぐる旅は、現代ポーランドの音楽シーンを代表する2人の作曲家、パヴェウ・シマンスキ(b.1954)と、パヴェウ・ムィキェティン(b.1971)に到着!
 ワルシャワのショパン音楽大学で結成され、ロイヤル・フィルハーモニック協会の室内楽賞にもノミネート、世界でもっとも刺激的なアンサンブルの1つとして活動するロイヤル弦楽四重奏団。卓越したテクニックを発揮し、知られざる現代ポーランドの世界を世界へ発信します。

 ※録音:2014年2月14日ー16日、ポットン・ホール(サフォーク)
 

CDA 68033
\2400
ドホナーニ:ピアノ独奏作品全集Vol.3
 ドホナーニ:
  ハンガリー牧歌 Op.32a、ハンガリー民謡による変奏曲 Op.29、
  3つの小品 Op.23、ガヴォットとミュゼット
 ドリーブ(ドホナーニ編):花のワルツ
 ヨハン・シュトラウス2世(ドホナーニ編):
  宝のワルツ Op. 418、あなたとあなた Op.367
マーティン・ロスコー(ピアノ)
 ピアノ王国ハイペリオン(Hyperion)の主要ピアニストの1人、イギリスの名手マーティン・ロスコーが進めるエルネー・ドホナーニ(1877−1960)のピアノ独奏作品全集。
 第3巻では、ハンガリーのコンポーザー=ピアニストであったドホナーニらしく、ハンガリー由来の作品や、レオ・ドリーブの名曲「花のワルツ」、ヨハン・シュトラウス2世のワルツの独奏ピアノ・アレンジなど、ドホナーニの優れたピアノ書法が発揮されるプログラム。
 全4巻を予定するこの全集も残すところあと1巻。古くはロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズでの「ピアノ協奏曲(CDA 66684)」から始まった、マーティン・ロスコーのドホナーニはその解釈も万全。

 ※録音:2014年4月3日ー5日、ポットン・ホール(サフォーク)


HELIOS



CDH 55440
【新装移行再発売】
\1600
プロコフィエフのピアノ協奏曲
 第2番&第3番を収録した第1弾がHeliosから復刻

  プロコフィエフ:
   ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.16
   ピアノ協奏曲第3番ハ長調 Op.26
ニコライ・デミジェンコ(ピアノ)
アレクサンドル・ラザレフ(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハイペリオンの初期〜中期に数多くの名盤を残してきたロシアの重戦車、ニコライ・デミジェンコ。アレクサンドル・ラザレフ&ロンドン・フィルと録音したプロコフィエフのピアノ協奏曲全集のうち、第2番&第3番を収録した第1弾がHeliosから復刻。

 ※録音:1995年12月19日−20日/CDA 66858からの新装移行再発売
 

CDH 55287
【新装移行再発売】
\1600
キングズ・コンソートのスターバト・マーテル集
 ボッケリーニ:スターバト・マーテル Op.61
 ダストルガ:スターバト・マーテル
ロバート・キング(指揮)
キングズ・コンソート
キングズ・コンソート合唱団
スーザン・グリットン(ソプラノ)
サラ・フォックス(ソプラノ)
スーザン・ビックリー(メゾ・ソプラノ)
ポール・アグニュー(テノール)
ピーター・ハーヴェイ(バス)
 スーザン・グリットンやピーター・ハーヴェイらがソリストとして参加するキングズ・コンソートのスターバト・マーテル集は、1743年生まれのルイジ・ボッケリーニと1680年生まれのエマヌエーレ・ダストルガという、約一世紀離れたふたりのイタリア作曲家。ペルゴレージによる傑作を意識しての作曲ながら、哀愁帯びた楽章を持つ、ボッケリーニの貴重な宗教曲。ダストルガは150曲以上の室内カンタータでイタリア全土に広く知られた作曲家で、イタリア・バロックを代表するスターバト・マーテルのひとつ。

 ※録音:1999年2月22日ー24日/CDA 67108からの新装移行再発売






CKD 462
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
セナゴーって誰?
 セナゴー&BBC NOW登場!シベリウスの第2番&第7番

  シベリウス:
   交響曲第2番ニ長調 Op.43
   交響曲第7番ハ長調 Op.105
トマス・セナゴー(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
 日本先行発売!(全世界発売は2015年3月以降の予定です)

 BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団(BBC NOW)の首席指揮者、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の名誉指揮者を務めるデンマークのマエストロ、トマス・セナゴーの録音が登場!
 セナゴーのLINN第1弾に選ばれたのは、ジャン・シベリウスの交響曲第2番&第7番。2014年のBBCプロムスでも披露され絶賛されたセナゴーのシベリウスを、Linn Recordsの高音質録音で聴く楽しみ。ますます充実するLinnのオーケストラ録音にも期待がかかります。

 ※録音:2014年3月26日−28日、BBCホディノット・ホール(カーディフ、イギリス)



 

CKD 448
(Normal-CD)
\2500
ネオクラシカル・トランペット
 ストラヴィンスキー:バレエ組曲 《プルチネルラ》 より
 リー:組曲 《真夏の夜の夢》 より
 フォーレ:組曲 《マスクとベルガマスク》 Op.112
 マルティヌー:ソナチネ
 レスピーギ:鳥
 ステーンハンマル:カンタータ《歌》 より 間奏曲
ジョナサン・フリーマン=アットウッド(トランペット)
ダニエル=ベン・ピエナール(ピアノ)
 重鎮フリーマン=アットウッド!トランペット版プルチネルラ!

 英グラモフォン誌のレビュー執筆、Channel Classicsでレイチェル・ポッジャーなど200以上ものレコーディングをプロデュース、さらには自身の演奏活動も行い、現在は王立音楽アカデミーのプリンシパルでもある、英国音楽会の重鎮ジョナサン・フリーマン=アットウッド。
 前作、世界初録音となるフォーレ(CKD 488)でも大きな話題を引き起こしたフリーマン=アットウッドのトランペット奏者としての活動の最新作は、ストラヴィンスキー、フォーレ、レスピーギ、そしてステーンハンマル、ウォルター・リーまで、様々なのバレエ音楽、劇音楽などからのトランペット・トランスクリプション!
 編曲は、南アフリカ出身の天才ピアニスト、ダニエル=ベン・ピエナールが担当(マルティヌーの「ソナチネ」を除く)。
 前作の「フォーレ」に続き、管楽器ファン、トランペット・ファン、そしてアレンジ・ファン要注目の新譜です!




スロヴァキア音楽財団


SF 0079-2
\2700
スロヴァキアの作曲家のピアノ作品集
 ロマン・ベルゲル(1930-):ソフト・ノヴェンバー・ミュージック
 ミロ・バーズリク(1931-):6つのエピグラム(*)
 ユライ・ベネシュ(1940-2004):
  アリスは飽き飽きし始めていた、土手で姉の隣に座って何もすることがないことに(+)
 ペテル・ザガル(1961-):ブルメンタール舞曲第3番
 トマーシュ・ボロシュ(1971-):3つのリフレクション(#)
 イリス・セギ(1956-):ボレロ=ブルース
エレナ・レトニャコヴァー(ピアノ)

録音:2008、2011年、ライヴ、フォルフェスト音楽祭、クロムニェジーシュ、チェコ(無印)
    2011年、ライヴ、パールフィ宮、ブラチスラヴァ、スロヴァキア(*)
    2013年、ドヴォラナ・コンサートホール、ブラチスラヴァ、スロヴァキア(+)
    2004年、ライヴ、スロヴァキア放送(#)
 エレナ・レトニャコヴァーは1942年スロヴァキアのブラチスラヴァに生まれ、ブラチスラヴァ音楽アカデミー、ワルシャワのショパン音楽アカデミー、スロヴァキア国立コメニウス大学で学んだピアニスト。
 1984年アメリカ合衆国に移住して以来教育者としても活躍しています。

  

SF 0082-2
\2700
バーバー、ハトリーク、ラヴェル:ピアノ作品集
 バーバー(1910-1981):ソナタ Op.26
 ユライ・ハトリーク(1941-):ソナタ=シャコンヌ [Sonata-Ciacona]
 ラヴェル(1875-1937):夜のガスパール

ダニエラ・ヴァリーンスカ(ピアノ)

録音:2013年12月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
 ダニエラ・ヴァリーンスカはブラチスラヴァ音楽院、レーニングラード(現サンクトペテルブク)音楽院、ブラチスラヴァ音楽アカデミーで学んだスロヴァキアのピアニスト。
 バロック(チェンバロも演奏)から現代スロヴァキア作曲家の新作に至る幅広いレパートリーを持ち、社会主義チェコスロヴァキア時代から西欧や北米に進出、1991年からは母校ブラチスラヴァ音楽アカデミー教授を務めています。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2125
\2500→¥2290
オープンリール・テープ復刻シリーズ、ベートーヴェンの「英雄」
 ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団
 大好評!ワルター&コロンビア響の2 トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ、ベートーヴェンの「英雄」が登場!

 セッション録音:1958 年1 月20、23、25 日/ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール/ステレオ、セッション録音

 ■制作者より
 ワルター&コロンビア響の2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻に、いよいよベートーヴェンの交響曲第3 番「英雄」が加わります。既出盤と同様、いかにもアナログらしい、ふくよかで瑞々しい音質で楽しむことが出来ます。
 解説書には交響曲全集の初出LP に添えられていたプロデューサー、ジョン・マックルーアのメッセージほか、同じくプロデューサーであったトーマス・フロスト提供の珍しい写真などを掲載しています。(平林直哉)



<メジャー・レーベル>

DG



479 4017
\2300→\2090
悪くないかも・・・というか合ってそう・・・
 マンドリン界のカリスマ、アヴィ・アヴィタル〜《ヴィヴァルディ・コンチェルト!》

 ヴィヴァルディ:
  ① 協奏曲イ短調RV.356(原曲:ヴァイオリン協奏曲),
  ② 協奏曲ニ長調RV.90(原曲:フルート協奏曲),
  ③ マンドリン協奏曲ハ長調RV.425,
  ④ 協奏曲ニ短調RV.443〜ラルゴ
   (原曲:ソプラニーノ・リコーダー協奏曲),
  ⑤ トリオ・ソナタ ハ長調RV.82
   (原曲:ヴァイオリン、リュートと通奏低音のための),
  ⑥ 協奏曲集「四季」より「夏」(原曲:ヴァイオリン協奏曲),
  ⑦ヴェニス民謡:ゴンドラの中の金髪の女性
アヴィ・アヴィタル(マンドリン),
ヴェニス・バロック・オーケストラ, 
ファン・ディエゴ・フローレス(テノール:⑦)
 マンドリン界のカリスマ、アヴィ・アヴィタルのニュー・バロック!
 エコー賞受賞や、グラミー賞にもノミネートされ、そのテクニックと音楽性でマンドリン界初の世界的ヒーローとして絶賛を浴びている、1978年イスラエル生まれのアヴィ・アヴィタル。
 DG録音第3弾となる当盤では、ヴィヴァルディの様々な器楽のための協奏曲をマンドリンで演奏することに挑戦。「卓越した技術と演奏力でマンドリン演奏の限界を超える」というだけでなく、ヴィヴァルディの心地よい息吹がアルバム全体から香立ちます。
 ヴェニス・バロック・オーケストラとの絶妙なアンサンブルも見事です。ボーナストラックにはフローレスがゲスト参加し、アヴィ・アヴィタルのマンドリンを伴奏に「ヴェニスの舟歌」を美しく歌い上げています。
 【録音】2014年9月、イタリア、トレヴィーゾ、テアトロ・デッラ・ヴォーチ(デジタル:セッション)


アヴィ・アヴィタル、これが案外良かった。
 《マンドリンで聴く、J・S・バッハ:協奏曲集》

4790092
\2300→\2090
アヴィ・アヴィタル
 《マンドリンで聴く、J・S・バッハ:協奏曲集》

  『チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052』
  『チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056』
  『ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV.1041』
  『フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調BWV.1034』
アヴィ・アヴィタル(マンドリン&編曲)
カンマーアカデミー・ポツダム
 グラミー賞にもノミネートされた、マンドリンのヒーロー 、アヴィ・アヴィタル!
 マンドリン奏者アヴィ・アヴィタルが、グラモフォンにレコーディングを開始しました。イスラエル出身の彼は、「絶妙に敏感な演奏」「素晴らしい俊敏性」と高い評価を得ているマンドリン奏者です。2010年には、アブナー・ドーマン作曲の「マンドリン協奏曲」(Naxos)で“グラミー賞2010ベストインストゥルメンタルパフォーマンス”部門にノミネートされました。このアルバムでは、バッハの協奏曲をマンドリンで奏するもの。すでに「卓越した技術と演奏力でマンドリン演奏の限界を超える」と評されており、テクニックに走るだけでなく上品な表現とカラフルな色彩感を引き出しています。
 《録音》2010年9月, ベルリン放送局スタジオ(デジタル:セッション)



アヴィタル、実はこっそりこんなアルバムも出していて・・・これがまた地味によかった。

DISCANTICA
170
\2400
マンドリン協奏曲集
 パイジェッロ:
  マンドリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲変ホ長調
 ヴィヴァルディ:
  マンドリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調 RV425
 アヴネル・ドルマン(1975-):マンドリン協奏曲(2006)
 桑原康雄(1946-2003):マンドリン独奏のための即興詩
 フェデリコ・ガルデッラ(1979-):マンドリン協奏曲(2007)
 アヴィ・アヴィタル(1978-):ケドマ[即興曲](変則調弦マンドリンのための)
アヴィ・アヴィタル(マンドリン)
カルロ・ボッカドーロ(指揮)
ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団
録音:2007年9月25-28日、ミラノ、ダル・ヴェルメ劇場

 

479 3788
\2300
《テゼ共同体修道士〜ユニティと平和の音楽》
 1) The Bells of Taiz?, 2) Veni, Sancte Spiritus,
 3) Introduction: Seigneur, ouvre mes l?vres,
 4) Bless the Lord, 5) Laudate Dominum,
 6) R?pons: Le Verbe s’est fait chair, 7) Beati voi poveri,
 8) Jubilate, coeli, 9) Psaume 63, 10) Bleibet hier,
 11) In manus tuas, Pater, 12) Surrexit Christus,
 13) Gospodi pomiluj C, 14) Aber du wei?t den Weg f?r mich,
 15) Cantique de Sim?on, 16) J?sus le Christ,
 17) De noche iremos, 18) Ubi caritas et amor,
 19) Let all who are thirsty come
テゼ共同体修道士たち
信頼の巡礼を目指す修道士らが平和を願って…
 Taize(テゼ共同体)フランス・ブルゴーニュ地方の小さな村「テゼ」にあるキリスト教のコミュニティ(修道院)です。
 争いや分裂のあるこの地上で、「見える和解のしるし」となることを目指して、教派の違いをこえて祈りと労働の生活をおくっています。
 創設時から「内なる信仰を深めること」と同時に、「苦悩する人々との連帯」を大切な指針とし、深い沈黙の中での祈りに努めています。朝昼晩の祈りは、長い沈黙と単純素朴な祈りの歌、聖書の朗読によって進められ、宗教や言語を超越した作品が歌われます。そうした、瞑想的な美しい作品を収録したアルバムです。
 【録音】2014年、フランス、テゼ、テゼ共同体メインホールと教会(デジタル:セッション)
 

479 4443
\2300
※LP盤同時発売
《マックス・リヒター:The Blue Notebooks》
 マックス・リヒター(1966-):
  1) The Blue Notebooks,
  2) On The Nature Of Daylight(弦楽五重奏版),
  3) Horizon Variations, 4) Shadow Journal,
  5) Iconography, 6) Vladimir's Blues, 7) Arboretum,
  8) Old Song, 9) Organum, 10) The Trees,
  11) Written On The Sky,
  12) On The Nature Of Daylight(弦楽オーケストラ版)
マックス・リヒター(ピアノ、シンセサイザー)と器楽アンサンブル
オーディオファイル必須! 地鳴りのような低音は圧倒的
 映画音楽だけでなく、ポスト・クラシカルのアーティスト、プロデューサー、作曲家として高い人気を誇るマックス・リヒターのソロ2作目となったアルバム【The Blue Notebooks]に2,010年作の1トラックがボーナストラックとして追加されてCDとLPの2形態で再登場。
 カフカの“The Blue Octavo Notebooks”と、チェスワフ・ミウォシュの“Hymn of the Pearl and Unattainable Earth”よりインスピレーションを得て作曲された作品です。
 この作品の基調となるのはチェロにヴィオラ、ヴァイオリンといった弦楽器とピアノで、
 絶望的な悲しみや重苦しい不安を掻き立てる陰鬱な旋律が全編を覆っています。映画のような情景美に溢れた曲と感じる人がいるかもしれません。
 この録音はオーディオファイルとしても素晴らしく、地鳴りのような低音は圧倒的。180g重量級LPは初回限定生産盤となります。
 【録音】2003年(1-11), 2010年(12)




L’Oiseau-Lyre



478 7863
(12CD)
\8000→\7290
《エマ・カークビー:リサイタル全集》
【CD1】《エリザベス王朝のリュート歌曲集》
 1) エドワーズ:深い悲しみが,
 2) キャンピオン:さあ、響かせよう,
 3) ダウランド:この顫える影のなかで,
 4) ダニエル:リュートが喜ぶごとく,
 5) ダウランド:わがいとしの君涙するを見て,
 6) ピルキントン:憩え、やさしきニンフたち,
 7) キャンピオン:リュートにあわせて,
 8) ピルキントン:かけがえなき慰めなる音楽よ,
 9) モーリー:わがいとしの君涙するを見て,
 10) ジョーンズ:もしこの肉体に,
 11) ピルキントン:さあ、おんみらみな集まれ,
 12) バートレット:やさしき鳥たちよ、奪うことなかれ/
【CD2】《田園の対話〜16・17世紀イギリスとイタリアのデュエットとダイアローグ》
 1) ジョーンズ:どこへ駆けてく、恋人よ?,
 2) コーキン:すみやかに飛んで行け、わが思い,
 3) コーキン:今のところはむつまじい,
 4) ダウランド:悲しみよとどまれ -
   死に急いではならぬ - 嘆け昼は闇に消え去った
 5) ジョンソン:散歩に出かけた,
 6) ジョンソン:もう遅いし寒い,
 7) ジョンソン:カロン、ああカロン,
 8) ロウズ:ダフネとストレフォン,
 9) ロウズ:ヴィーナスとヴァルカン,
 10) ラデスカ:彼には見つめさせぬぞ,
 11) ペーリ:泉に、牧草地に,
 12) ファルコニエーリ:どうして泣いているの、羊飼いよ?,
 13) ディンディア:どうするのか、メリセオよ? - どんな残酷な猛獣が?,
 14) グランディ:さあ立って、恋人よ,
 15) ディンディア:ほらナイチンゲールが,
 16) ロヴェッタ:わたしを殺すがよい、美しき暴君よ,
 17) メールラ:いや、いや、信じないぞ/
【CD3】《愛の対話》
 1) バートレット:私の愛しい人はどこへ,
 2) フェッラボスコ:残酷な美しいニンフよ,
 3) フェッラボスコ:話して下さい、恋人よ, 4) モーリー:この闇夜を,
 5) フォード:甘い胸を閉ざさないで,
 6) ロウズ:キスのダイアローグ「あなたの楽しみの中から」,
 7) ロウズ:時と巡礼のダイアローグ「私は野を行く一人の老人」,
 8) ガリアーノ:凛々しい羊飼いよ, 9) ディンディア:私の涙の洪水で,
 10) フェッラーリ:フィレノとリデォイアのダイアローグ「恋に落ちなさい」,
 11) フェッラーリ:恋人たちよ、教えて上げましょう,
 12) フォンテイ:神様がお救い下さいますように、羊飼いよ,
 13) モンテヴェルディ:凛々しい羊飼いよ/
【CD4】《初期イタリア・バロック二重唱曲集》
 1) ノターリ:和らげておくれ、お前たち、私の涙,
 2) ディンディア:愛の戦いへ,
 3) ヴァレンティーニ:行け、愛の手紙よ,
 4) フレスコバルディ:十字架のもとのマッダレーナ,
 5) グランディ:いとしく快い棘よ,
 6) フォンテイ:幸福な歌い手,
 7) ロヴェッタ:楽しく幸せな心でいたい者は,
 8) モンテヴェルディ:ああ、何とお前は愛らしい,
 9) ディンディア:薄情な僕のフィッリは,
 10) ロヴェッタ:僕は死にそうな気がする,
 11) ディンディア:美徳の女神,
 12) サバティーニ:耳傾けておくれ、森よ,
 13) サバティーニ:口から雷のように発する/
【CD5】《ヘンリー・パーセル歌曲集》
 1) 聴け、いかにすべてのものが, 2) 祭壇を飾れ,
 3) 音楽は愛の糧, 4) わが苦悩のすべて, 5) 嘆きの歌,
 6) 恋の病から, 7) 木蔭のオリンダ, 8) そう急ぎたてるな,
 9) 狂気のベス, 10) 麗しのアルビナ, 11) ばらの花よりも甘く,
 12) 愛する素敵な若者よ, 13) アミンタの最初の口づけ,
 14) 恋人の心配, 15) 優しい空気の精たちよ, 16) 夕べの讃歌/
【CD6】
 J.S.バッハ:コーヒー・カンタータ BWV211, 農民カンタータ BWV212/
【CD7】
 J.S.バッハ:
  結婚カンタータ「しりぞけ、もの悲しき影」BWV202,
  アリア「あなたが私のそばにおられるなら」BWV508,
  アリア「わが魂よ、思い起こしなさい」BWV509,
  カンタータ「われは満ち足れり」BWV82,
  結婚カンタータ「おお ほほえむ吉日、願ってもない佳節」BWV210/
【CD8】《ヘンデル, アーン:アリア集》
 1) ヘンデル:歌劇「アレッサンドロ・セヴェロ」〜序曲,
 2) ランプ:歌劇「ブリタニア」〜来たれ、マルス,
 3) ランプ:歌劇「ディオーネ」〜可憐な歌声,
 4) ヘンデル:ホーンパイプ, 5) アーン:歌劇「ロザモンド」〜輝け、栄光よ、輝け,
 6) ヘンデル:歌劇「アリオダンテ」〜ぐずぐずと、一体何をしているのです,
 7) ヘンデル:歌劇「アルチーナ」〜信じておくれ、私の悲嘆を,
 8) ヘンデル:歌劇「アルチーナ」〜ここへ戻り、私を見つめて下さい,
 9) ヘンデル:マーチ ニ長調,
 10) ヘンデル:オラトリオ「アレクサンダーの饗宴」〜戦いは厄介と彼は歌う,
 11) ヘンデル:オラトリオ「快活の人、沈思の人、温和の人」〜愛らしい鳥,
 12) ヘンデル:オラトリオ「サウル」〜気まぐれな男,
 13) アーン:歌劇「コーマス」〜イグサの茂る土手で,
 14) アーン:歌劇「コーマス」〜最も聡明な淑女……あなたの指先に3回,
 15) アーン:付随音楽「テンペスト」〜蜜蜂が蜜を吸う野を歩き回れば/
【CD9】《ヘンデル:イタリアン・カンタータ集》
 1) 貴方が誠実で一途ですって? HWV.171,
 2) 心はときめくが HWV.132, 3) 険しい山 HWV.81,
 4) 炎の中で HWV.170/
【CD10】
 《ヘンデル:イタリアン・カンタータとアリア集》
  1) 夜明けに微笑むあの花を HWV.192,
  2) アフリカの森で HWV.136a,
  3) 盲目の愛の神、あなたを信じまい HWV.189,
  4) 庭がすみれとバラで装われている時 HWV.137,
  5) 黙って、おお黙って HWV.196,
  6) もしお前が愛を捨てないのなら HWV.201b,
  7) オラトリオ「復活」〜天と地の間に,
  8) オラトリオ「メサイア」〜その来る日には誰が耐え得よう,
  9) オラトリオ「メサイア」〜汝高きところに登り,
  10) オラトリオ「メサイア」〜もし神が我らの側にあられるのならば,
 《ハイドン:オラトリオ「天地創造」より》
  11) 今や新たなる緑、野に萌え,
  12) 神はいわれた、水は生き物の群で満ち,
  13) 力強き羽ばたきもて誇れる鷲は空を舞い,
  14) やさしき妻よ、汝の傍にあらば/
【CD11】《モーツァルト:アリア集》
 1) エクスルターテ・ユビラーテK.165,
 2) 天の女王、喜びませK.108, 3) されば大切なことは K.143,
 4) 天の女王、喜びませ K.127/
【CD12】《モーツァルト:オペラ・アリア集》
 1) 「羊飼いの王様」〜穏やかな空気と晴れた日々,
 2) 「羊飼いの王様」〜彼女を愛そう、ともに生きよう,
 3) あなたの心は今は私にK.217,
 4) ああ、私の思ったとおり…どこかへ消えておしまいK.272,
 5) 「ツァイーデ」〜安らかにおやすみ,
 6) 「ツァイーデ」〜フィロメーレが絶望的にすすり泣き,
 7) 私の感謝をお受け下さいK.383,
 8) どうしてあなたを忘れよう…恐れないでいとしい人よK.505
 バロック声楽界の女王エマ・カークビーの芸術
 バロック声楽界の女王カークビーがオワゾリールに収録した録音を集大成しています。カークビーはオックスフォード大学で古典学を学び、ルネサンス・バロック音楽に興味を持ってその時代の歌唱法を習得。コンソート・オブ・ミュージックなどの声楽アンサンブルの一員として活動する傍ら、リュート奏者ルーリーと組んでの独唱者としても活躍。
 また、ホグウッド指揮のエンシェント室内管弦楽団らと数多くの録音を行ってきました。彼女がオワゾリール・デビューを果たした時、「これこそ天使の声」と絶賛され、ノン・ビブラートの純粋な歌声に心を動かされた方も多いはず。ルネサンスからバロック、モーツァルトまで、その時代の歌の本質が十分に考え抜かれた歌唱は、現在においても完成されたバロック歌唱のひとつといっても過言ではないでしょう。
 ボックスの中身は、オリジナル・ジャケット・デザインの紙ジャケット仕様。44ページのブックレットには、トラック・リスト、録音データ、レア写真、英国な有名なダンサーであるリンゼイ・ケンプのエッセイが掲載される予定です。
  ※歌詞・対訳は付いておりません。




MERCURY


481 1486
\2300→\2090

より自由に進化する紗良・オット〜ショパンの作品を再創造!
 オーラヴル・アルナルズ&アリス=紗良・オット/
ショパン・プロジェクト
 1.バース  
 2.ピアノ・ソナタ第3番:ラルゴ
 3.ノクターン嬰ハ短調  
 4.レミニセンス  
 5.ノクターン ト短調
 6.アイズ・シャット/ ノクターン ハ短調  
 7.リトゥン・イン・ストーン  
 8.レターズ・オブ・ア・トラヴェラー
 9.プレリュード変ニ長調(雨だれ)
 アルナルズがピアノの詩人ショパンの作品を再創造!
 1987年アイスランド生まれ、ビョーク、トム・ヨーク、シガー・ロスも絶賛するポスト・クラシカルの最重要人物、アルナルズと人気クラシック・ピアニスト、アリス=紗良・オットのコラボレーションによるショパン・トリビュート。
 アリスが様々なプリペーアード・ピアノで弾くショパン録音にオーラヴルがストリングスなどを重ねて再創造することで、聴きなじんだショパン演奏とは異なる新たな光が作品から放出されています。
 原曲のショパンの面影を探しつつ聴くのも一興。

 アリス=紗良・オット来日記念盤

アリス=紗良・オットの新譜のプロモーションビデオです。
http://www.mercuryclassics.com/news/post/the-chopin-project-trailer/

 
前作
トリスターノとの「スキャンダル」


479 3541
\2300→\2090
アリス=紗良・オット&フランチェスコ・トリスターノ/
 スキャンダル

 ①ストラヴィンスキー:春の祭典
 ②R=コルサコフ:
  カランダール王子の物語(《シェエラザード》から)
 ③ラヴェル:ラ・ヴァルス
 ④トリスターノ:ア・ソフト・シェル・グルーヴ
アリス=紗良・オット(ピアノ)
フランチェスコ・トリスターノ(ピアノ)
 火花散る、2台ピアノによる奇跡のコラボレーションが輸入盤でも登場!
 若手人気ピアニスト2人によるレアなピアノ・デュオ・アルバム。来日公演でも大絶賛を博した二人の火花散るコラボレーションが輸入盤でも入手可能となりました。パリを中心に芸術が華やかだったベル・エポックの時代に一世を風靡したバレエ・リュスをテーマに取り上げたアルバムです。
 トリスターノのオリジナル曲も1曲収録しています。
 20世紀近代音楽の傑作、バレエ《春の祭典》の1913年の初演は正にスキャンダル。賛成派と反対派の乱闘にまで発展しました。作曲者自身による2台ピアノ版です。
 カランダール王子の物語は交響組曲《シェヘラザード》の第2楽章。1888年に作曲され、バレエ・リュスでは1910年に取り上げられています。こちらも作曲者自身による2台ピアノ版です。
 ラヴェルのラ・ヴァルスは、「バレエには不向き」とディアギレフに受け取りを拒否され、2人が不仲になるきっかけとなった曲。これもある意味スキャンダル。ルシアン・ガーバンによる2台ピアノ版です。
 録音:2013年9月 ベルリン




 【アリス=紗良・オット リサイタル・ツアー】
  ■5月11日 Iichiko総合文化センター ■5月13日 いずみホール ■5月14日 東京文化会館 
  ■5月16日 所沢ミューズ ■5月17日 軽井沢大賀ホール ■5月19日 東京オペラシティ 
  ■5月20日 前橋市民文化会館 ■5月23日 びわ湖ホール 
  ■5月24日 霧島国際音楽ホール ■5月25日 佐賀市文化会館




Mercury Living Presence



478 7896
(53CD)
\19000→\17890
《マーキュリー・リヴィング・プレゼンス・コレクターズ・エディション−3》
【CD1-2】
ブラームス:交響曲全集〜ドラティ&ロンドン響(1957〜1963年録音)/
【CD3】《ウィンナ・ワルツ・パプリカ》
 1) レハール:「メリー・ウィドウ」〜ワルツ,
 2) カールマン:「ジプシーの女王」〜ワルツ,
 3) ヨーゼフ・シュトラウス:オーストリアの村つばめ,
 4) ドホナーニ:「ピエレットのヴェール」〜結婚のワルツ,
 5) ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ,
 6) ランナー:シェーンブルンの人々,
 7) J.シュトラウス2世:春の声,
 8) ヨーゼフ・シュトラウス:水彩画,
 9) エドゥアルト・シュトラウス:ドクトリン・ワルツ〜
  ドラティ&フィルハーモニア・フンガリカ(1-6), ミネアポリス交響楽団(7-9)(1956〜1958年録音)/
【CD4】
 ヘンデル(ハーティ版):1)水上の音楽, 2)王宮の花火の音楽,
 モーツァルト:
  3) アイネ・クライネ・ナハトムジーク, 4) 2つの行進曲ニ長調K.335,
  5) アレグロ ニ長調K.121, 6) 行進曲ニ長調K.249, 7) メヌエット ハ長調K.409,
  8) 3つのドイツ舞曲K.605〜
   ドラティ&ロンドン響(1-3), フェスティヴァル室内管弦楽団(4-8) (1956〜1965年録音)/
【CD5】
 メンデルスゾーン:1)フィンガルの洞窟, 2)交響曲第3番, 3)交響曲第4番〜
  ドラティ&ロンドン響(1-2), ミネアポリス交響楽団(3) (1956,1961年録音)/
【CD6】
 1)R=コルサコフ:シェエラザード,
 2)シベリウス:悲しきワルツ,
 3)リスト:前奏曲,
 4)スメタナ:モルダウ〜
  ドラティ&ミネアポリス交響楽団(1), ロンドン響(2-4) (1958&1960年録音)/
【CD7】
 R=コルサコフ:1)スペイン奇想曲, 2)「金鶏」組曲, 3) ロシアの復活祭,
 4)ボロディン:だったん人の踊り〜
  ドラティ&ロンドン響)(1956&1959年録音)/
【CD8】
 ヴェルディ:
  1)「運命の力」序曲, 2)「ナブッコ」序曲, 3)「シチリア島の夕べの祈り」序曲,
  4)「椿姫」〜第1幕への前奏曲, 5) 「椿姫」?第3幕への前奏曲,
 ロッシーニ:
  6)「どろぼうかささぎ」序曲, 7)「絹のはしご」序曲, 8)「シンデレラ」序曲,
  9)「セビリャの理髪師」序曲, 10)「アルジェのイタリア女」序曲,
  11)「ブルスキーノ氏」序曲〜
    ドラティ&ロンドン響(1-5), ミネアポリス交響楽団(6-11) (1957年録音)/
【CD9】
 R・シュトラウス:
  1) ドン・ファン, 2) 死と変容, 3) ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら,
  4) 「ばらの騎士」組曲(ドラティ編)〜
   ドラティ&ミネアポリス交響楽団 (1958&1955年録音)/
【CD10】
 チャイコフスキー:交響曲第1&2番〜ドラティ&ロンドン響 (1965年録音)/
【CD11】
 1)チャイコフスキー:交響曲第3番,
 2)アレンスキー:チャイコフスキーの主題による変奏曲〜
  ドラティ&ロンドン響(1), フィルハーモニア・フンガリカ(2) (1965&1958年録音) /
【CD12】
 チャイコフスキー:
  1)交響曲第5番, 2)スラヴ舞曲,
  3) 「エフゲニー・オネーギン」〜ワルツとポロネーズ〜
   ドラティ&ロンドン響)(1), ミネアポリス交響楽団(2-3) (1961&1958年録音) /
【CD13】
 ワーグナー:
  1)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲,
  2)「パルシファル」〜聖金曜日の音楽, 3)「ローエングリン」〜第1&3幕への前奏曲,
  4)「タンホイザー」〜序曲とヴェヌスベルクの音楽,
  5)「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死〜ドラティ&ロンドン響(1959&1960年録音) /
【CD14】《フェネル・コンダクツ・ガーシュゥイン》
 1)アイ・ガット・リズム, 2)ラヴ・イズ・スウィーピング・ザ・カントリー,
 3)歩み入る恋, 4)ス・ワンダフル, 5)待てば海路の, 6)オー・レディ・ビー・グッド,
 7)魅惑のリズム, 8)ライザ, 9)エンブレイサブル・ユー, 10)私の彼氏,
 11)優しい伴侶を, 12)バット・ノット・フォー・ミー〜
  フレデリック・フェルネ&スタジオ・オーケストラ(1960&1961年録音) /
【CD15】《フェネル・コンダクツ・ヴィクター・ハーバート》
 1) ザ・ストリーツ・オブ・ニュー・ヨーク, 2)ハバネラ,
 3) I'm Falling In Love With Someone, 4) March Of The Toys, 5)スウィートハート,
 6) Ah, Sweet Mystery Of Life, 7)イタリアン・ストリート・ソング,
 8) The Irish Have a Great Day Tonight, 9)キッス・イン・ザ・ダーク,
 10) Romany Life, 11)Thine Alone, 12)キス・ミー・アゲイン〜
  フレデリック・フェルネ&スタジオ・オーケストラ(1959年録音) /
【CD16】《フェネル・コンダクツ・コール・ポーター》
 1)ブロウ・ゲイブリエル・ブロウ, 2)ソー・イン・ラヴ,
 3)イッツ・オールライト・ウィズ・ミー, 4)ライディン・ハイ, 5)夜の静けさに,
 6)ビギン・ザ・ビギン, 7)夜も昼も, 8)私の心はパパのもの, 9)夜は夜もすがら,
 10)あなたはしっかり私のもの, 11)イッツ・デラヴリー, 12)帰ってくれたら嬉しいね〜
  フレデリック・フェルネ&スタジオ・オーケストラ(1961年録音) /
【CD17】
 1)ロジャース:「回転木馬」のワルツ,
 2)マスネ:歌劇「ル・シッド」〜オーバードとアラゴネーズ,
 3)ボルツォーニ:メヌエット,
 4) ジャーマン:「ヘンリー8世」のための舞曲集,
 5)ベンジャミン:「コティヨン」組曲,
 6)ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」〜6人の踊り,
 7)R=コルサコフ:軽業師の踊り,
 8)ラフマニノフ:前奏曲ト短調,
 9)グリエール:ロシア水夫の踊り,
 10) R=コルサコフ:貴族たちの行進,
 11)ワインベルガー:「バグパイプ吹きのシュワンダ」〜ポルカとフーガ 〜
  フレデリック・フェルネ&ロンドン・ポップス・オーケストラ(1-7),
  イーストマン=ロチェスター・ポップス・オーケストラ(8-11)(1965&1959年録音)/
【CD18】《バレエ音楽名曲集》
 1)サリヴァン:パイナップル・ポール,
 2)ロッシーニ/レスピーギ:風変わりな店,
 3)グノー:「ファウスト」よりバレエ音楽,
 4)ワーグナー:「ローエングリン」と「神々の黄昏」より〜
  フレデリック・フェルネ&イーストマン・ウィンド・アンサンブル(1959年録音) /
【CD19】《クラシカル・マーチ名曲集》
 1)ウォルトン:宝玉と王のつえ,
 2)ベートーヴェン:トルコ行進曲,
 3)シベリウス:「カレリア」組曲〜行進曲風に,
 4) ボロディン:歌劇「イーゴリ公」〜行進曲,
 5)シューベルト:軍隊行進曲第1番,
 6)グリーグ:忠誠行進曲,
 7)ワーグナー:「タンホイザー」〜大行進曲,
 8)ワーグナー:「リエンツィ」〜序曲,
 9)ワーグナー:聖金曜日の音楽〜
  フレデリック・フェルネ&イーストマン=ロチェスター・ポップス・オーケストラ(1-7),
  イーストマン・ウィンド・アンサンブル(8&9)(1960&1959年録音) /
【CD20-21】
 アダン:ジゼル(全曲)〜アナトール・フィストゥラーリ&ロンドン響(1959年録音),
 J.シュトラウス2世:卒業記念舞踏会,
 オッフェンバック:パリの喜び〜ドラティ&ミネアポリス交響楽団(1957年録音) /
【CD22】
 ブロッホ:
  1)コンチェルト・グロッソ第1&2番, 2)シェロモ〜
   ハワード・ハンソン&イーストマン=ロチェスター・オーケストラ,
   ジョルジュ・ミケル(Vc) (1959年録音) /
【CD23】
 ガーシュゥイン:
  1)ピアノ協奏曲へ調, 2)ラプソディ・イン・ブルー, 3)キューバ序曲,
 4)スーザ:星条旗を永遠なれ〜
  ハワード・ハンソン&イーストマン=ロチェスター・オーケストラ,
  イーストマン・フィルハーモニア, ユージン・リスト(P)(1957&1962年録音) /
【CD24】
 ハワード・ハンソン:メリー・マウント組曲〜
  ハワード・ハンソン&イーストマン=ロチェスター・オーケストラ (1957年録音) /
【CD25】
 ハワード・ハンソン:1)交響楽のためのモザイク, 2)初めての時〜
  ハワード・ハンソン&イーストマン=ロチェスター・オーケストラ,
  イーストマン・フィルハーモニア(1960&196年録音) /
【CD26】
 1)スメタナ:道化師の踊り,
 2)ニコライ:「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲,
 3) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲,
 4)ウェーバー:「アブ・ハッサン」序曲,
 5)マイアベーア:戴冠式行進曲,
 6)ブラームス:ハンガリー舞曲第1番,
 7)トマ:「ミニョン」序曲,
 8)チャイコフスキー:「マゼッパ」〜コサックの踊り,
 9) スッペ:「陽気な若者」序曲,
 10)オッフェンバック:カンカン,
 11)ウェーバー:舞踏への勧誘,
 12)グリンカ:ホタ・アラゴネーサ〜
  チャールズ・マッケラス&ロンドン響(1961年録音) /
【CD27】
 ベルリオーズ:
  1)幻想交響曲, 2)ハンガリー行進曲, 3)トロイ人の行進曲,
  4)序曲「海賊」, 5)ローマの謝肉祭〜
   ポール・パレー&デトロイト交響楽団(1959&1958年録音) /
【CD28】
 1)ドヴォルザーク:交響曲第9番,
 2)シベリウス:交響曲第2番〜
   ポール・パレー&デトロイト交響楽団(1960&1959年録音) /
【CD29】
 1)フランク:交響曲ニ短調,
 2)ラフマニノフ:交響曲第2番〜
  ポール・パレー&デトロイト交響楽団(1957&1959年録音) /
【CD30】
 ラロ:1)「イスの王様」序曲, 2)「ナムーナ」第1組曲,
 3)バロー:ひとりの死者への捧げ物,
 4)ショーソン:交響曲変ロ長調〜
  ポール・パレー&デトロイト交響楽団(1958&1956年録音) /
【CD31】
 メンデルスゾーン:
  1)「夏の夜の夢」より, 2)交響曲第5番「宗教改革」,
 3)ハイドン:交響曲第96番「奇蹟」〜
  ポール・パレー&デトロイト交響楽団(1958&1956年録音) /
【CD32-33】
 シューマン:1)交響曲全集, 2)マンフレッド序曲〜
  ポール・パレー&デトロイト交響楽団(1953〜1958年録音) /
【CD34】《フランスの序曲と行進曲集》
 1)マイアベーア:戴冠式行進曲,
 2)グノー:あやつり人形の葬送行進曲,
 3)サン=サーンス:フランス軍隊行進曲,
 4)サン=サーンス:英雄行進曲,
 5)ルージェ・ド・リール:ラ・マルセイエーズ,
 6)アダン:「われもし王者なりせば」序曲,
 7)ボイエルデュー:「白衣の婦人」序曲,
 オッフェンバック:
  8)「美しきエレーヌ」序曲, 9)「天国と地獄」序曲, 10)「ホフマン物語」組曲、
 11) ロッシーニ:「ウィリアム・テル」序曲〜
  ポール・パレー&デトロイト交響楽団(1959&1960年録音) /
【CD35】
 ワーグナー:
  1)「さまよえるオランダ人」序曲,
  2)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」コンサート用組曲,
  3)「ワルキューレ」〜ヴォータンの告別と魔の炎の音楽,
  4)「リエンツィ」序曲, 5)「神々の黄昏」〜夜明けとジークフリートのラインへの旅,
  6)ジークフリート牧歌, 7)「トリスタンとイゾルデ」第3幕への前奏曲〜
    ポール・パレー&デトロイト交響楽団(1960&1956年録音) /
【CD36】
 シューベルト:
  1)交響曲第5番, 2)交響曲第8番,
  3)「ロザムンデ」より〜
   スクロヴァチェフスキ&ミネアポリス交響楽団(1962&1961年録音) /
【CD37】
 シューベルト:
  1)交響曲第9番, 2)交響曲第6番〜
   スクロヴァチェフスキ&ミネアポリス交響楽団(1961&1958年録音) /
【CD38】
 1)ヒナステラ:交響的変奏曲,
 2)ブリテン:青少年のための管弦楽入門〜
   ドラティ&ミネアポリス交響楽団(1954年録音) /
【CD39】
 コープランド:交響曲第3番〜ドラティ&ミネアポリス交響楽団(1953年録音) /
【CD40】
 レスピーギ:1)ローマの祭り, 2)教会のステンドグラス〜
  ドラティ&ミネアポリス交響楽団(1954年録音) /
【CD41-42】
 チャイコフスキー:組曲第1−4番〜
  ドラティ&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1966年録音) /
【CD43】
 ベートーヴェン:交響曲第3番〜
  ドラティ&ミネアポリス交響楽団(1957年録音) /
【CD44】
 リスト:ピアノ協奏曲第1&2番〜リヒテル(P), コンドラシン&ロンドン響(1961年録音) /
【CD45-46】
 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第1-5番〜
  ロストロポーヴィチ&リヒテル(1961〜1963年録音) /
【CD47】
 1)ムソルグスキー:死の歌と踊り,
 チャイコフスキー:
  2)ただ憧れを知る者だけが, 3)おお、友よ語るな, 4)信じるな、我が友よ,
 5)プロコフィエフ:アンナ・アフマートヴァの5つの歌〜
   ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(Sp), ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(P) (1961年録音) /
【CD48】《ギター四重奏によるスペイン民謡》
 1)Sevillanas, 2)Malague?as, 3)Saetas y Seguiriyas, 4) Alegr?as por Rosa,
 5)Rumba, 6)Buler?as, 7)Zapateado, 8)Alegr?as, 9)Buler?as al golpo,
 10)Sole?res de C?diz, 11)Taconeo Punteado,
 12)Improvisation On Guajiras, 13)Tanguillos, 14)Farrucas,
 15)Petenera, 16)Caracoles, 17)Milonga, 18) Sevillanas〜
  ロメロ・ギター四重奏団(1966年録音) /
【CD49】
 1)ヴィヴァルディ:ソプラニーノ・リコーダー協奏曲RV445,
 2)ヘンデル:リコーダー協奏曲Op.4-5,
 3)ヘンデル:リコーダー協奏曲Op.3-3,
 4)テレマン:リコーダー協奏曲TWV51-C1〜
  バーナード・クレイニス(Bfl),
  ネヴィル・マリナー(ディレクター) ロンドン・ストリングズ(1965年録音) /
【CD50】
 1)ヒンデミット:吹奏楽のための交響曲,
 2)シェーンベルク:吹奏楽のための主題と変奏 Op.43a,
 3)ストラヴィンスキー:管楽器のための交響曲〜
  フレデリック・フェネル&イーストマン・ウィンド・アンサンブル(1957年録音) /
【CD51】
 ソレール:
  1)ソナタ 嬰ヘ短調, 2)ソナタ 嬰ハ短調, 3)ファンダンゴ ニ短調,
  4)ソナタ ニ短調, 5)ソナタ 変ニ長調, 6)ソナタ ニ短調,
  7)ソナタ ハ短調, 8)2台のチェンバロのための協奏曲ト長調〜
   ラファエル・プヤーナ(cemb), ヘノベーバ・ガルベス(cemb:8) (1967&1963年録音) /
【CD52】
 チャイコフスキー:1)1812年, 2)イタリア奇想曲〜
  ドラティ&ミネアポリス交響楽団, ミネソタ大学ブラス・バンド(1954&1955年モノラル録音) /
【CD53】
 ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第4&8番〜
  ボロディン弦楽四重奏団(1962録音)
名盤・名録音を満載し、収録中10枚は初CD化!
 モノラル期より独特なマイク・セッティングにより、素晴らしい音響を作り出し、その後ステレオ録音の黎明期にも多くのすばらしいディスクを世に送り出した《マーキュリー・リヴィング・プレゼンス》。
 "You are there"を謳い文句に、音が生まれるその場にいるような臨場感を再現するマーキュリー独自の録音方法は現在聴き直しても、新鮮な驚きを聴き手に届けます。
 今回も、ポール・パレー、ハワード・ハンソン、アンタル・ドラティ、フレデリック・フェネルらの貴重な名演が収録されています。マスターテープの状態がよくなかったため、これまでCDでの発売を断念せざるを得なかったもの、または正確なリマスターができなかったものもありました。
 今回のボックス中、Dics15, 38, 39, 40, 43, 48, 49, 50, 52, 53は、比較的状態の良いオリジナル・マスターテープの発見により初CD化されることとなりました。これらはオリジナル・マスターテープより、アビイ・ロード・スタジオのエンジニアであるアンドルー・ウォルターによって、24bit/96kHzリマスターとミックスダウンが行われております。
 最新デジタル処理機能を駆使し問題のある箇所などを修復。モノラル録音のものも、その後の当時のステレオ録音方式の記録を解析。あらゆる可聴性等の考察に基づき修復が行われました。
 モノラルでありながら、さらなる広がりが感じられるような素晴らしい録音特性の再現に成功しています。







SONY



8884309301-2
\2600→\2390
ソル・ガベッタ/ショパン・アルバム
 ショパン:
  ①『チェロ・ソナタ ト短調 Op.65』,
  ②『序奏と華麗なるポロネーズOp.3』,
  ③『「悪魔ロベール」の主題によるコンチェルタント・グラン・デュオ ホ長調』
    (フランショームとの合作),
  ④『練習曲Op.25-7』(グラズノフ編曲版),
  ⑤『夜想曲Op.15-1』(フランショーム編曲版),
  ⑥『夜想曲Op.14-1』(フランショーム編曲版),
ソル・ガベッタ(チェロ),
ベルトラン・シャマユ(ピアノ)
 [録音] 2014年11月, ベルリン、ジーメンスヴィラ(デジタル:セッション)
 1981年、アルゼンチンで生まれ、現在はドイツを中心に同世代のチェリストの中で圧倒的な人気を誇り、充実した演奏活動を行っているソル・ガベッタの新録音。
 今回は、Eratoレーベルの新鋭ピアニスト、ベルトラン・シャマユとの共演によるショパンの作品集。数多くのピアノ作品を残したショパンですが、ショパンが晩年パリに戻ったときに、友人であったチェリスト、オーギュスト・フランショームとともに、チェロとピアノの最大限の特性が表れるような作品3曲を作曲しました。
 これらの作品はどちらの奏者にも高度なテクニックと共同作業が要求される完成度の高い作品なのですが、ソル・ガベッタの豊かなカンタービレ、細部にまで神経の行き届いた弓さばきは、絶品な音色をかもしだしています。
 もちろんシャマユの詩的なタッチも。ショパンが思い浮かべていた「チェロとピアノ」という数少ない室内楽の世界を美しく歌い上げています。
 ガベッタとシャマユが、1年以上をかけてさまざまな作品を演奏した上でたどり着いたのがこのショパン・アルバムで、2人の技巧と豊かな表現力によって、作風の変化を見事に描き出した新解釈の演奏ともいえましょう。
 フランショームやグラズノフが、チェロとピアノ・デュオのために編曲した、ショパンのピアノ作品も3曲収録されています。

 なお、ベルトラン・シャマユは、2015年4月のNHK交響楽団の定期公演に際して来日予定です(ミヒャエル・ザンデルリング指揮、シューマン:ピアノ協奏曲、4月 22&23日 サントリー・ホール)


<LP>


DG(LP)


479 4185
〔LP・初回限定盤〕
\3600
※CD盤同時発売
《マックス・リヒター:The Blue Notebooks》
 マックス・リヒター(1966-):
  1) The Blue Notebooks,
  2) On The Nature Of Daylight(弦楽五重奏版),
  3) Horizon Variations, 4) Shadow Journal,
  5) Iconography, 6) Vladimir's Blues, 7) Arboretum,
  8) Old Song, 9) Organum, 10) The Trees,
  11) Written On The Sky,
  12) On The Nature Of Daylight(弦楽オーケストラ版)
マックス・リヒター(ピアノ、シンセサイザー)と
 器楽アンサンブル
オーディオファイル必須! 地鳴りのような低音は圧倒的
 映画音楽だけでなく、ポスト・クラシカルのアーティスト、プロデューサー、作曲家として高い人気を誇るマックス・リヒターのソロ2作目となったアルバム【The Blue Notebooks]に2,010年作の1トラックがボーナストラックとして追加されてCDとLPの2形態で再登場。
 カフカの“The Blue Octavo Notebooks”と、チェスワフ・ミウォシュの“Hymn of the Pearl and Unattainable Earth”よりインスピレーションを得て作曲された作品です。
 この作品の基調となるのはチェロにヴィオラ、ヴァイオリンといった弦楽器とピアノで、
 絶望的な悲しみや重苦しい不安を掻き立てる陰鬱な旋律が全編を覆っています。映画のような情景美に溢れた曲と感じる人がいるかもしれません。
 この録音はオーディオファイルとしても素晴らしく、地鳴りのような低音は圧倒的。180g重量級LPは初回限定生産盤となります。
 【録音】2003年(1-11), 2010年(12)




MERCURY(LP)

478 8058
(6LP)
\18000
〔初回限定生産〕
《マーキュリー・リヴィング・プレゼンス・LPコレクション−3》
【LP1】
 レスピーギ:1)ローマの祭り, 2)教会のステンドグラス〜
  アンタル・ドラティ(指揮)ミネアポリス交響楽団(1954年録音) /
【LP2】《ウィンナ・ワルツ・パプリカ》
 1) レハール:「メリー・ウィドウ」〜ワルツ,
 2) カールマン:「ジプシーの女王」〜ワルツ,
 3) ヨーゼフ・シュトラウス:オーストリアの村つばめ,
 4) ドホナーニ:「ピエレットのヴェール」〜結婚のワルツ,
 5) ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ,
 6) ランナー:シェーンブルンの人々〜
  アンタル・ドラティ(指揮)フィルハーモニア・フンガリカ(1958年録音)/
【LP3】
 ブロッホ:コンチェルト・グロッソ第1&2番〜
  ハワード・ハンソン(指揮)イーストマン=ロチェスター・オーケストラ(1959年録音) /
【LP4】
 フランク:交響曲ニ短調〜
  ポール・パレー(指揮)デトロイト交響楽団(1959年録音) /
【LP5】
 1)サリヴァン:パイナップル・ポール,
 2)ロッシーニ/レスピーギ:風変わりな店,
 3)グノー:「ファウスト」よりバレエ音楽〜
  フレデリック・フェルネ(指揮)イーストマン・ウィンド・アンサンブル(1959年録音) /
【LP6】
 ワーグナー:
  1)「さまよえるオランダ人」序曲,
  2)「ニュルンベルクのマイスタージンガー」コンサート用組曲,
  3)「ワルキューレ」〜ヴォータンの告別と魔の炎の音楽,
  4)「リエンツィ」序曲,〜
   ポール・パレー(指揮)デトロイト交響楽団(1960年録音)
今回も名盤・名演がアナログLPで復刻
 「リヴィング・プレゼンス」と名付けた独自の録音方法でLP初期からステレオ全盛期にかけて約350枚のアルバムを制作したマーキュリー社。
 その演奏会場で聴いているような臨場感を見事に再現した録音は、現在でも圧倒的な存在感のある名録音として?い評価を受けています。
 You are thereを謳い文句に、音が生まれるその場にいるような臨場感を再現するマーキュリー独自の録音方法によって収録された名演を選りすぐり、アナログ180g重量盤6枚をまとめてボックス化。
 カッティングは、アビイ・ロード・スタジオのSean Magee氏が担当。それぞれオリジナル・ジャケットより復刻されたジャケット仕様。初回のみの完全限定生産盤です。


<国内盤>

<LP>


ORFEO(キング・インターナショナル)(LP)


KKC 1049/51
(3LP)
\13889+税
C.クライバー/ベートーヴェン:交響曲集
 ・交響曲第4番 変ロ長調 op.60【録音:1982年5月3日】
   [LP1 A面:第1&2楽章/ B面:第3&4楽章]
 ・交響曲第6番 ヘ長調 op.68「田園」【録音:1983年11月7日】
   [LP2 A面:第1&2楽章/ B面:第3,4,5楽章]
 ・交響曲第7番イ長調Op.92【録音:1982年5月3日】
   [LP3 A面:第1&2楽章/ B面:第3,4楽章]
カルロス・クライバー(指揮)
バイエルン国立歌劇場管弦楽団
 天才クライバー畢生&不滅の大演奏、ベートーヴェンの交響曲、3 枚組LP ボックスで登場!

 プレス工場:P + O Compact Disc(ディープホルツ、ドイツ)/180 グラム重量盤、日本語解説付、限定盤、ステレオ

 ORFEOレーベルの3 大名盤、カルロス・クライバーのベートーヴェン交響曲のボックスLP の登場。交響曲第6 番、7 番は初LP 化ということで注目です。
 カルロス・クライバーがバイエルン国立管弦楽団を指揮してベートーヴェンの第4 交響曲を演奏したアルバムは、天才指揮者クライバーの代表的アルバムであるばかりでなく、クラシックというジャンルの枠を超えてすべての音楽ファンを惹きつけてやまない不滅の内容。アナログ盤で初リリースされた際にも、オーディオ評論家長岡鉄男氏も絶賛していました。初LP 化となる第7 番のCD は2006 年1 月に発売されましたが、この交響曲第4 番と同じ日に行われたライヴで、異常なハイテンションと疾走する音楽性は、天才クライバーの姿をありのままに刻印した、とてつもない内容です。同じく初LP 化となる交響曲第6 番も、クライバー唯一の演奏録音。同内容のCD が2003 年秋に発売され、ベストセラーとなっている名盤です。
















1/15(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


MARIINSKY



MAR 0553
(SACD HYBRID)
\2100→\1890
ゲルギエフの「展覧会の絵」新録音!
 ムソルグスキー:
  (1)展覧会の絵(ラヴェル編)
  (2)死の歌と踊り(ショスタコーヴィチ編)
  (3)はげ山の一夜(原典版)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管
フェルッチョ・フルラネット(Bs)
 いちばん待たれていたゲルギエフの「展覧会の絵」、手兵マリインスキー管と満を持しての再録音。

 2014 年6 月、10 月/マリインスキー・コンサート・ホール/64’ 57”

 待ちに待ったゲルギエフとマリインスキー劇場管による「展覧会の絵」と「はげ山の一夜」新録音が登場です。同曲は2000 年録音の名盤が存在しますが、オーケストラがウィーン・フィルで、素晴らしい演奏ではあるものの、ゲルギエフとしては自分を出し切れていない感がありました。今回は手兵マリインスキー劇場管を自在に操り、思う存分の表現を繰り広げています。
 「展覧会の絵」はラヴェル版。ゲルギエフは「ダフニスとクロエ」の超名演をはじめ、ラヴェルのオーケストラ曲を得意としているだけあり、抜群の巧さを示しています。悠然としたテンポ、各曲の性格分けも明快で、後半の凄まじい盛り上がりは興奮もの。また、「はげ山の一夜」はデッカ盤のリムスキー=コルサコフ版ではなく、ムソルグスキーの原典版なのも注目。アバド盤をはじめいくつか聴くことができますが、ゲルギエフとマリインスキー劇場管という本場ロシア最強の組み合わせで録音されたことは驚きと申せましょう。粗削りとか狂気と評されますが、ゲルギエフの解釈だと奇妙な煌めきに満ちた不可思議な世界が広がり、リムスキー=コルサコフ版以上のエネルギーと猟奇性を味わせてくれます。
 ゲルギエフの「死の歌と踊り」は1993 年にホロストフスキーとのCD、2012 年のウィーン音楽祭オープニング・コンサートでセミシュクールとのDVD がありますが、今回はイタリアの実力派バスのフェルッチョ・フルラネットを独唱者としています。セミシュクール盤はラスカトフのオーケストレーションでしたが、今回はショスタコーヴィチ版。オペラの一部とみまごう渾身の演技に息が止まる緊張感。ムソルグスキーの凄さを再認識させてくれます。
 SACDハイブリッド盤による高音質録音も注目。「展覧会の絵」の「プロムナード」冒頭のトランペットの絶妙なニュアンスや「ババ・ヤガー」「キエフの大門」の全合奏の強音でのレンジの広さに驚愕。あらゆる意味で「展覧会の絵」のベスト盤が登場したと申せましょう。







ORLAND RECORDS

OR-10
\2100
Crossing Borders
 1-8.ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  8つの小品 Op.76(1878)
  <奇想曲 嬰へ単調/奇想曲 ロ短調/間奏曲 変イ長調/
   間奏曲 変ロ長調/奇想曲 嬰ハ短調/間奏曲 イ長調/
   間奏曲 イ短調/奇想曲 ハ長調>/
 9-11.クロード・ドビュッシー(1862-1918):映像 第1集(1905)
  <水に映る影/ラモーを讃えて/運動>/
 12-17.エゴン・ヴェレシュ(1885-1974):6つの小品 Op.26(1919)
  <静かに/モデラート/レント/アレグレット/アダージョ/力強く>/
 18-20.エゴン・ヴェレシュ:3つのダンス Op.10(1912)
ユージェニー・ルッソ(ピアノ)
録音 2000年8月 アントン・ブルックナー・プリヴァトゥニヴェルシテット 大ホール
 1954年生まれのベテランピアニスト、ユージェニー・ルッソ。彼女は以前、クララ・シューマンのピアノ曲と、コープランドのピアノ曲という、両極端なレパートリーを録音している人です。今作ではブラームスからエゴン・ヴェレシュまでのロマン派から近代に渡る小品を集めた1枚で、作品ごとに表情を変化させながら各々を弾き分けています。
 1曲1曲が味わい深いブラームスの後期の小品集、まるで絵画を見ているようなドビュッシーの「映像」、そして不確定な要素が却って面白いヴェレシュの「6つの小品」(ブラームスの作品と比べてみてください)、そして最後に置かれた同じくヴェレシュの「ダンス」。崩壊していく調性や躍動的なリズムなど、時代が要求するものをみたしつつ、音の本質を追求していくことで制約を乗り越えていったこの時代の音楽の一端を覗き見できるような1枚です。
  
OR-11
\2100
ルシエ・ジャコヴァ:ルネサンスの音楽集
 1.作者不詳:イントラーダ/
 2.ジョン・ブル(1563-1628):スペインのパヴァン/
 3.作者不祥:ガリアルダ(1593)/
 4.作者不詳:ガリアルダ/
 5.クロード・ジェルヴェーズ(1525-1560):シャンパーニュのブランル(オルガン編)/
 6.ジェルヴェーズ:ブランルの組曲-シャンパーニュのブランル/
 7.作者不詳:ブランル・ゲイ/
 8.作者不詳:ラ・ミ・レの上で/
 9.作者不詳:ブロウカーリー婦人のドンプ/
 10.ジェルヴェーズ:ダンスリー 第6巻-ガリアルド/
 11.ベルンハルト・シュミット(1535-1592):美しき英国風の舞曲/
 12.クローダン・ド・セルミジ(1490-1562):花咲く日々に活きるかぎり/
 13.伝承:花咲く日々に活きるかぎり/
 14.ヤコプ・ペ(1556-1623):ウンガレスカとサルタレロ/
 15.ピエール・アテニャン(1494-1552):バス・ダンス-トルディオン/
 16.作者不詳:おもちゃ/
 17.ジャイルズ・ファーナビー(1563-1640):ファーナビーの夢/
 18.ファーナビー:急速/
 19.ファーナビー:ユーモア/
 20.ファーナビー:ファーナビーの自負/
 21.作者不詳:舞曲/
 22.ハンス・ノイジトラー(1508-1563):ユダヤの踊り/
 23.ウィリアム・バード(1540-1623):鐘/
 24.ジェルヴェーズ:イギリス風バヴァーヌとガイヤルド/
 25.アテニャン:エイミーは私に名をつける/
 26.アテニャン:4手によるバス・ダンス/
 27.ヤン・スウェーリンク(1562-1621):ヴォルテ/
 28.作者不詳:ガイヤルド/
 29.シェルヴェーズ:ブランル/
 30.スウェーリンク:ヘクサコード・ファンタジア/
 31.アテニャン:われら神であるあなたを讃えん/
 32.クリストフ・コルベルク(1572-1619):誰が道を通るのか/
 33.クレマン・ジャヌカン(1485-1558):この5月/
 34.シュミット:Wie schon Bluet uns der Maye/
 35.ティールマン・スザート(1510-1570):ロンドとサルタレッロ
ルシエ・ジャコヴァ(オルガン・歌)/
フィリップ・ルコセ(ドラム・オルガン)/
カルロス・アルトゥーロ・ゲッラ・パッラ(ドラム・タンブーラン)
録音 2011年8月 フランス Eglise Notre-Dame de la Nativite, Rozay-en-Brie
 チェコの若きオルガニスト、ルシエ・ジャコヴァによる興味深い1枚です。ここで演奏されているのはルネサンス期の珍しいレパートリーで、曲によっては歌や太鼓も用いられるという、とても楽しい音色が溢れています。
 作者不詳の曲も多いのですが、15世紀から16世紀にかけて、こんな曲が巷で流行していたと思うと嬉しくなってしまいます。若干舌足らずなジャコヴァの歌もなかなかチャーミングです。
 演奏されているオルガンはフランスにおける歴史的銘器であるロゼ・オン・ブリ教会のもの。熟成された音色が楽しめます。
  
OR-12
\2100
アシュケナージ・ジュニア
 Night Thoughts 〜独奏クラリネットのための作品集

 1-3.リチャード・ロドニー・ベネット(1936-2012):ソナチネ(1983)/
 4.ピーター・ベナリー(1934-):クァドリベット(1975)/
 5.マルコ・トゥッティーノ(1954-):主題と変奏(1991)/
 6-8.ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):ソナタ Op.110/
 9.デニス・カム(1942-):ミックス・ファイヴ/
 10-12.ポール・ハーヴェイ(1935-):
  ガーシュウィンの主題による3つの練習曲(1975)/
 13-14.ミクロシュ・ロージャ(1907-1995):ソナチネ Op.27(1957)/
 15.作者不詳:Cumha craobh nan teud
ディミトリ・アシュケナージ(クラリネット)
録音 1996年3月8.9日,2007年1月30日,2014年3月3日 USA ガスマン・コンサート・ホール/スイス シュプバッハ・スタジオ
 名ピアニストのウラディーミル・アシュケナージの次男であるディミトリは、早くから音楽的才能を発揮、最初はピアノを学んでいましたが、10歳の時にクラリネットに転向し、ルツェルン音楽院を卒業後は数々のオーケストラと共演し、また室内楽の分野でも輝かしい成果を収めています。
 このアルバムは、彼がただ一人で挑む「独奏クラリネットのための作品集」で、その変幻自在な音色と表現力を余すことなく見せ付けています。26歳の時の演奏から、最近の演奏までが収録されており、彼の成長ぶりを味わうのもステキです。



 

PALADINO MUSIC

pmr-42
\2100
アントニオ・ソレール:鍵盤のためのソナタ集
 1.ホ短調 R106/2.変ニ長調 R23/3.ニ短調 M29/
 4.ハ長調「雄鶏」R108/5.ヘ短調 R72/6.ハ短調 R36/
 7.ト短調 M38/8.変ニ長調 R110/9.ト長調 R31/
 10.ニ短調 R25/11.ホ短調 R113/12.ホ長調 R34/
 13.ニ短調 R104/14.ハ長調 R9/
 15.ニ短調「エン・モード・ドリコ」R117/16.第27番 ホ短調
クリストファー・ヒンターフーバー(ピアノ)
録音 2013年12月21.22日 ウィーン、オーストリア コンチェルトハウス,トンツァウバー・スタジオ
 アントニオ・ソレール(1729-1783)はカタルーニャ生まれの聖職者&作曲家です。一日のほとんどを祈りと瞑想、農耕に費やすというあまりにも実直な生活を送ったため、生活上のエピソードなどはほとんど残っていません(肖像画すらありません)。
 そんな彼がなぜ生涯に500曲以上の作品を残したのかは不明ですが、これは彼が師事したといわれるドメニコ・スカルラッティに倣ってのことであるとか、もしくはスペイン国王カルロス3世の王子ドン・ガブリエルのために書かれたなどと言われています。
 そんなソレールの作品ですが、禁欲的な生活を送ったとは思えないほどに豊かな楽想に満たされた変幻自在なもの。スカルラッティの作品のように、ほとんどが単一楽章で書かれていて、曲毎に違う表情が見え隠れします。じっくり聞いてみたい作曲家です。



 

SONO LUMINUS


DSL-92182
\2400
大切な思い出-ユダヤの歌
 1.レワンドフスキ(1821-1894):Enosh/
 2.フリードマン(1951-2011):Oseh Shalom/
 3.マーリー(1981-):Set Me as a Seal/
 4.ステインバーグ(1930-):V'erastich Li/
 5.ブラスラフスキー:M'chalkeil Chayim/
 6.伝承曲:自由への歌/
 7.キルシュナー(1857-1938):Tzadik Katamar/
 8.作者不詳:Kadesh Urchatz/
 9.ルーベン:人生の輪/
 10.ゴルプ(1887-1952):Borukh ate zing der tate/
 11.シェーンフィールド(1947-):Al Hanissim/
 12.ホックマン(1953-):瞑想曲/
 13.ホックマン:Shomeir Yisraeil/
 14.伝承曲:Han'shama Lach
エッセンシャル・ヴォイシズUSA/
ジュディス・クラーマン(指揮)
録音 2012年5月10日 ニューヨーク ミニー・ペトリー教会, 2013年10月21日.2014年2月6日 アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ
 このアルバムで指揮をしているジュディス・クラーマン自身、シナゴーグ(ユダヤ教の会同・・・聖書の朗読と解説を行う集会所)での子ども時代の思い出を持つ人。ユダヤの歌についての思い入れは果てしなく、この上なく強い共感を持ち、合唱団を指揮しています。
 含まれている曲の中には伝承曲から、クラーマンのために書かれた作品まで幅広く、かくして現代的な作品と伝統的な作品がバランスよく配置されているのです。なかなか日本では理解が難しい作品かもしれませんが、現代アメリカにおける最高の合唱団と、歌手たちによるこのハーモニーは、様々な状況を乗り越えて、聴き手の心を強く揺り動かすだけの力を有しています。
 

DSL-92183
\2400
Heavy Sleep-深い眠り 〜ブルース・リヴィングストン:ピアノ・リサイタル
 1.ティモ・アンドレス(1985-):深い眠り/
 2.J.S.バッハ(1685-1750):わが心の切なる願い BWV727(レーガー編)/
 3.J.S.バッハ:前奏曲 ロ短調 BWV544(シロティ編)/
 4-5.J.S.バッハ:平均律ピアノ曲集 第1巻-前奏曲とフーガ ロ短調 BWV869/
 6-7.J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903/
 8.J.S.バッハ:神の時こそ、いと良き時 BWV106(クルターク編)/
 9-13.モハメド・フェイルーズ(1985-):
  神よ、大いなる慈悲を-ジェルジ・リゲティの思い出への祈り
   <神よ、大いなる慈悲を/我、丘の上で花を摘む/
    我、山からお体を運び出した/
    我、辞書のうち、ほんの少しの言葉を使う/
    我、謎を解読することに努める>
ブルース・リヴィングストン(ピアノ)
録音 2014年11月7-10日 ヴァージニア ボイス,Sono Luminusスタジオ
 常に思慮深く演奏し、また凝ったプログラムで聴き手を魅了するピアニスト、ブルース・リヴィングストンの最新アルバムです。1枚目のアルバム(DSL-92137)ではシューマンのクライスレリアーナと現代曲を併せ、2枚目(DSL-92148)ではシューベルト、ショパン、サティとペルトなどのやはり現代曲を組み合わせるという意欲的なプログラムを用意した彼、今作は更に踏み込み、バッハ作品と、最近人気の若手作曲家フェイルーズ、そしてアルバム・タイトルである「深い眠り」の作者ティモ・アンドレスを組み合わせ、1枚のアルバムとしたのです。
 どの曲も瞑想的でありながらも刺激的な表情を持ち、間に挟まれた耳慣れたはずのバッハ作品でさえ、なんとなくいつもと違った味わいを醸し出しているところが面白いものです。ピアノの残響を丁寧に捉えた録音にもご注目ください。
 

DSL-92184
\2400
(CD+Blu-ray Audio)
シューマン:弦楽四重奏曲集 第1番-第3番
 1-4.弦楽四重奏曲 第1番 イ短調 Op.41-1/
 5-8.弦楽四重奏曲 第2番 ヘ長調 Op.41-2/
 9-12.弦楽四重奏曲 第3番 イ長調 Op.41-3
イン四重奏団
<BD-Audio>5.1 DTS HD MA 24/192khz, 7.1 DTS HD MA 24/96khz. 2.0 LPCM 24/192khz
 ロベルト・シューマン(1810-1856)の音楽における高い人気は誰もが知るところでしょう。
 劇的な展開を経たクララとの関係が安定した1840年にまとめて書かれた歌曲、その翌年は交響曲と、波乱に満ちた2年間を過ごした次の年は、シューマンはひたすら静かに内面を見つめる「室内楽の年」を過ごしました。
 素晴らしく充実した時期であるこの年に書かれた「3つの弦楽四重奏曲 Op.41」ですが、同年のピアノ五重奏曲やピアノ四重奏曲に比べ、なぜかなぜかあまり省みられることなく、演奏も録音も比較的少ないのが不思議なところです。
 しかし実際に聴いてみれば、主題のメロディはいかにもシューマンらしさに溢れていますし、全体を覆う「憂鬱さ」のようなものも、シューマン好きにとってみれば限りない魅力に映るのではないでしょうか?
 ここで緊密な演奏を披露するイン四重奏団は、アメリカを中心に世界中で演奏を重ねているアンサンブルです。彼らの活動の場所はホールにとどまらず、職場、学校、ホワイトハウスなど多岐に渡り、時には少年刑務所へ慰問に行くなど、常に人々の心に訴えかける音楽を奏でることに力を注いでいるのです。
 


DSL-92185
\2400→\2190
ルペルト・チャピ:弦楽四重奏曲 第1番&第2番
 1-4.弦楽四重奏曲 第1番 ト長調/
 5-8.弦楽四重奏曲 第2番 ヘ長調
ラテン・アメリカ弦楽四重奏団
録音 2014年1月14-16日 ヴァージニア ボイス,Sono Luminusスタジオ
 この「ラテン・アメリカ弦楽四重奏団」はその名の通り、ヴィラ=ロボスやチャベスなどの南米の音楽と、その基になったスペインの音楽を演奏することにかけては右に出る者がないほどの実績を持つアンサンブルです。
 メキシコ人の3兄弟を中心として1982年に結成、以降独自の路線を貫き、幾度もグラミー賞にノミネートされるほどの実力を持っています。独特の高揚するリズムや色彩感を出すには、これらが体に染み付いていないと難しいのだな。と思わせるだけの強い説得力を持つ彼らが今作で選んだのは、サルスエラ作曲家として名高いスペイン生まれのルペルト・チャピ(1851-1909)の2曲の弦楽四重奏曲です。
 曲の冒頭から明るさ全開の第1番(もちろんリズムはノリノリ)、ちょっとエキゾチックな始まり方がワクワクさせてくれる第2番と、どちらもなかなかの名曲です。録音の素晴らしさもいつもの通りです。弦の響きを心行くまでご堪能ください。



副題は「1幕のハチャメチャ音楽劇」!
あらすじ漫画絵本つき!!
ルペルト・チャピのサルスエラ「クラシック音楽」
UNIVERSAL SPAIN 0028947632580 (1CD)\5600→\4990

 サルスエラなんてあんまり聴かないけど、この人は好き。サルスエラの大家チャピ。そのサービス満点の精神がいい。
 スペイン・ユニバーサルから登場したのは、チャピのサルスエラ、その名も「クラシック音楽」!しかも「1幕のハチャメチャ音楽劇(Disparate comico-lirico)」という副題が付けられてる・・・。おそらくパロディたっぷりの愉快な作品と思われる。
 おまけに劇のあらすじを漫画風に描いた絵本付きハードカバー・ブック仕様で、サイズは217mm×217mm。
 まだ入りますように・・・


0028947632580
\5600→\4990
ルペルト・チャピ(1851-1909):サルスエラ「クラシック音楽」(1880) クリスティナ・ファウス(メゾソプラノ:パカ)
フランシスコ・サンチェス(テノール:ククファテ)
アウグスト・バル(バリトン:タデオ)
マドリード自治州立管弦楽団
クリストバル・ソレル(指揮)
録音:2008年11月4日、マドリード自治州立管弦楽団本部 


何度でもご紹介します
チャピ:交響曲
NAXOS 8.572195 1CD¥1500

 サルスエラの大家チャピの交響曲。
 ・・・と言われて、ヨハン・シュトラウスの交響曲、と言われたのと同じくらい驚いた。実は交響曲はちょっと前にCOLUMNA MUSICAからも出たが手を出さないでいると、今回晴れてNAXOSからも出たのでゲット。
 ルペルト・チャピはスペインの地場オペラ「サルスエラ」の大家で、その生涯に155曲のサルスエラを作曲したというからとんでもない人気作家。また軍楽隊長も務めていたというから当時はかなりの名誉にも浴していただろう。今はそれほど名前を聞く機会はないが、「スペインのなんとかかんとか」とか、「サルスエラのなんとかかんとか」というアルバムが出ると、たいていこの人の曲がちょこんと入っている。
 さて、そんなチャピの管弦楽曲集。・・・店主好みのちょっとお馬鹿系の本格クラシック。
 曲はまず「ファンタジア・モリスカ」。軍楽隊のために作曲されたと言うのがうなずける、よく言えばハリウッド的(もちろん能天気アクション・コメディー)、悪く言えばチンドン屋か田舎の見世物小屋的な、実に頭の悪そうな音楽。何のこだわりも偏見も知性も捨てて楽しみましょう。
 そんでもって続くのが本命のシンフォニー。これは面白い。
 スペイン・クラシックは戦後になっても前衛に走らない作曲家が多いお国柄。だからチャピが活躍した19世紀後半なんてスペイン・クラシックにとっては古典派のようなもの。実際彼はハイドンやモーツァルトやベートーヴェンをお手本に作曲を学んだというから、当然、その作品は超・超・保守的。笑っちゃうくらい保守的。しかしチャピ、一生懸命本格派の伝統的クラシック作品を書こうとするのに、そうすればするほど生来のサービス精神が顔を覗かせて、いかに面白くするか、という方向へ行ってしまう。で、結局全編ヴェルディのオペラ序曲になってしまう。まあ、さすがにそこまでは言わないとしても、そうやって出来上がった曲はなかなか楽しませてくれる。
 店主はパロディ系の音楽はあまり好きではないが、過去の作曲家・作品を愛するあまりそれらの作品に似てしまったのは許せる。この作品も明らかにベートーヴェン意識しまくり。終楽章に至っては「運命」交響曲の異形的分身。正直またまた笑えてくるが、おそらく本人は大真面目で書いたのだろうから受け容れてあげたい。
 稀代のエンターテイナーが全精力を注いで作り上げた本格派シンフォニー。笑いあり聴きごたえあり。(店主試聴記より)


8.572195
¥1500
代理店からは入りづらいので海外直輸入
チャピ(1851-1909):
 ファンタジア・モリスカ
 交響曲 ニ短調
マドリッド・コミュニティ管弦楽団/
ホセ・ラモン・エンシナール(指揮)
ルペルト・チャピ(1851-1909)と言えばサルスエラの作曲家だと思っていたが、まさかこのような素晴らしい管弦楽曲を書いていたとは驚き。ファンタジア・モリスカ(ムーア風幻想曲)は彼が率いていた軍楽隊のために作曲されたが、6 年後に管弦楽ヴァージョンに改訂されたもので、とことん明るい曲調が魅力。ウィ−ン古典派の香りも漂う交響曲も聴きもの。豊かなメロディと極彩色の音が踊る素晴らしい作品。





 

STEINWAY&SONS



STNS-30020
\2100→\1890
ウテ・レンパー:フォーエヴァー
 〜パブロ・ネルーダの愛の詩:ウテ・レンパー&マルセロ・ニシマン

 1.La nuit dans l'ile-島の夜/
 2.Madrigal Escrito en Invierno-冬に書かれたマドリガル/
 3.If You Forget Me-もしあなたが私を忘れてしまったら/
 4.Tus Manos-あなたの手/5.El Viento en la Isla-風の島/
 6.Alianza / Sonata-アリアンツァ/ソナタ/
 7.Siempre-いつも/8.Always-いつも/9.Ausencia-不在/
 10.El Sueno-夢/11.Oda con un Lamento-後悔と悲しみ/
 12.The Saddest Poem / No.20-悲しき詩/第20番
ウテ・レンパー(ヴォーカル)/
ウテ・レンパー・バンド/
フレディ・トレアルバ(チャランゴ)…スペシャルゲスト
録音 NY シア・サウンド
 現代屈指のシャンソン歌手であるウテ・レンパーの魅力的な声は、誰でも一度聴いたら忘れることはありません。ハイトーンのかわいい声から、たばこの吸い過ぎのようなだみ声まで、その声は七色の光を放ち、とりわけクルト・ヴァイルのいくつかの歌や、エディット・ピアフ、マレーネ・ディートリッヒのカバーでは他の追従を許すことのない、強い存在感を有した人です。
 このアルバムで彼女が歌うのは、チリの詩人パブロ・ネルーダの詩による歌の数々。少々エロチックなものから、自然を賛美した詩までさまざまですが、どれも美しい言葉と比喩に満たされています。バックバンドもいい味出してます!
STNS30009…ウテ・レンパー:パリの昼、ベルリンの夜
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STNS-30038
\2100→\1890
ベートーヴェンの衝撃再び・・・
 アンドリュー・ランゲル、新譜はショパン!
  ショパン:ピアノ作品集

 1.ポロネーズ 第7番 変イ長調「幻想」Op.61/
 2.夜想曲 第16番 変ホ長調 Op.55-2/3.ボレロ Op.19/
 4.3つの新しいエチュード Op.posth-第1番 ヘ短調/
 5.バラード 第1番 ト短調 Op.23/
 6.前奏曲 第25番 嬰ハ短調 Op.45/
 7.バラード 第3番 変イ長調 Op.47/
 8.夜想曲 第18番 ホ長調 Op.62-2/
 9.バラード 第4番 ヘ短調 Op.52
アンドリュー・ランゲル(ピアノ)
録音 2013年7月 Shalin Liu Performance Center in Rockport, Massachusetts, United States
 バッハとベートーヴェン、そしてショパン(1810-1849)の権威であるアメリカのピアニスト、アンドリュー・ランゲルの個性的すぎるショパンアルバムです。
 彼は一時期、手の負傷で演奏会から退いていましたが、7年間のリハビリの末に見事復活しましたが、その時に心酔したのが、バッハとベートーヴェン、そしてショパンのマズルカだったのだそうです。これらは既に録音し終え、少しずつ他の作品の演奏にも取り掛かっているというランゲルが次に選んだのが、このショパンの小品集でした。
 STEINWAYの豊かな音色を存分に生かし、そこに幻想的な味付けが施されたこのショパン。
 最初のポロネーズから、ものすごい気迫が伝わって来ます。一見取りとめのないかに見える夜想曲第16番での変幻自在な風情、3曲のバラードでの息をのむような展開など、一音たりとも聞き逃せない迫真のショパンです。



 
旧譜
異様な演奏なのだが説得力がある・・・
ショック受けるかもしれません
天才アンドリュー・ランゲルのベートーヴェン


ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番 - 第32番/ディアベリ変奏曲/バガテル集 Op. 126 (ランゲル)
STNS-30007
(3CD)
\4000→\3690

アンドリュー・ランゲル(ピアノ)
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28-32番他

<CD1>
 1-4.ピアノ・ソナタ第28番変イ長調Op.101/
 5-8.ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106/
<CD2>
 1-3.ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109/
 4-6.ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110/
 7-8.ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111/
<CD3>
 1-34.ディアベリのワルツの主題による33の変奏曲ハ長調 Op.120/
 35-40.6つのバガテルOp.126
アンドリュー・ランゲル(ピアノ)
 かなり個性的なんですが、キワモノで片付けられない強い説得力があるんです。
 聴いておいたほうがいいでしょう、アンドリュー・ランゲル。


 名手ランゲルによるベートーヴェンの最後の5つのソナタ集。曲によって全く違う表情を見せる彼のピアノが見事です。
 ハンマークラヴィーアでは華やかな響きを極めつつ、第31番ではまるで晩秋の澄み切った空を思わせるかのような、ウエットな響きを紡ぎだすランゲルの演奏を聴くと、従来のスタインウェイの音色に抱いているイメージが変わってしまうかもしれません。
 「ディアベリのワルツによる変奏曲」はランゲルが得意としている曲で、このある意味“粘着系”とも言える徹底的な主題の展開を、彼は見事に追跡かつ解析することに成功しています。6つのバガテルも聴きものです。

 


STNS-30046
(2CD)
\2700→\2490
セルゲイ・シェプキン新録音
 J.S.バッハ:フランス組曲

<CD1>
 1-6.フランス組曲 第1番 ニ短調 BWV812/
 7-13.フランス組曲 第2番 ハ短調 BWV813/
 14-20.フランス組曲 第3番 ロ短調 BWV814/
 21-27.フランス組曲 第4番 変ホ長調 BWV815/
<CD2>
 1-7.フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816/
 8.平均律クラヴィーア曲集 第1巻-第9番 前奏曲 BWV854/
 9-16.フランス組曲 第6番 ホ長調 BWV817/
 17-20.幻想曲とフーガ イ短調 BWV904/
 21-22.半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
セルゲイ・シェプキン(ピアノ)
録音 2011年1月4日,7月11日,8月21日,9月10日 USA ボストン,ニュー・イングランド・コンセルヴァトリー,ジョルダン・ホール

 2007年に来日し、すばらしいゴルトベルク変奏曲の演奏で聴衆を魅了、その存在を一気に知らしめたピアニスト、セルゲイ・シェプキン。彼はバッハ(1685-1750)をこよなく愛し、あのグレン・グールドに憧れ、グールドの足跡を辿りつつも、独自の音楽を紡ぎ出していきます。
 彼は1962年、サンクトペテルブルグに生まれ、5歳からピアノを学び、他の多くの名ピアニストたちのように輝かしいコンクール歴を持ち、オーケストラとの共演を重ねてきています。もちろんムソルグスキーやロシア物も演奏しますが、やはり彼の根底にあるのはバッハの作品であり、このフランス組曲も、独自の解釈と集中力に裏打ちされた文句なしの演奏となっています。一度は聞いておきたいピアニストです。



セルゲイ・シェプキン
2つのゴールドベルク

 2007年の来日公演で日本のファンを驚嘆させたシェプキン。その2つのゴールドベルクをご紹介。
 2回目のほうが入手不能だったらすみません・・・


ONGAKU
0762738010729
\2900
シェプキン、1回目の「ゴールドベルク」
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
セルゲイ・シェプキン(P)

 「ONGAKU」という日本語名のレーベル。実はケンタッキーのレキシントンで本拠を構えるアメリカのレーベル。
 さて、そのONGAKUレーベルの柱的アーティスト、セルゲイ・シェプキン。
 数年前このシェプキンが日本でコンサートで演奏した「ゴールドベルク」が大きな反響を呼び、磯山雅氏は「シェプキンの“ゴルトベルク” 輝かしく自由なファンタジー」と絶賛、片山杜秀氏も賞賛。「何やらジャズ的なたたずまいすら感じさせる」という洗練された感性で観客の心を動かした。
 「多くの曲で聴かれる力強く硬質なタッチや、圧倒的な推進力、豪快ともいえる音楽のまとめ方などからは、安らぎよりも興奮を呼び覚まされるようである。」(松本学氏)
 そんなシェプキンが1995年に録音していたゴールドベルク。10年近くたった今聴いても鮮烈で印象的。国内盤でリリースされ、限定盤だったためあっという間に完売した。

KKC 29
\2880
入手困難の可能性あり
聴衆を驚嘆させた衝撃の初来日の一年後の録音
 J.S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
セルゲイ・シェプキン(ピアノ)
録音:2008 年 7 月 22 日ジョーダンホール、ニューイングランド音楽院(ボストン)/71’52

 おそらく上記の日本での大絶賛を受けてであろう、シェプキン、翌2008年に 13 年振りにゴルトベルク変奏曲を再録音した。
 その新録音は、多彩な装飾音、生気に満ちた演奏は旧録音と変わらぬまま、さらに新たな解釈を加え音楽に一層深みを与えた充実の演奏となった。
 今回もすべてのリピート(アリア・ダ・カーポ以外)を繰り返しているが、シェプキン自身はこの作品の複雑な素材に「ニ度生きる」機会を与え、より宇宙的な広がりを加えたと語っている。1995 年の最初の録音以降、何度も演奏し、その中で変化していった解釈を知識、想像、センスを用い新たなゴルトベルク変奏曲を世に放つ。 


 もしあの世が存在するのなら、私はグールドに会いたいと思います。彼はいつでも私の偉大なヒーローでしたから。しかし、私が再録したのは、グールトが 1981 年に考えたのと同じ理由があったからです。セルゲイ・シェプキン(解説より)


 セルゲイ・シェプキン。
 ロシア系のアメリカ人。1985年サンクトペテルブルグ音楽院を首席で卒業。
 その後1990年にアメリカに渡り、1999年ニューオリンズ国際ピアノ・コンクール優勝。2007年初来日で日本人観客の心を虜にした。







 

TWO PIANISTS


TP1039183
\2700
DISTANCE-距離、隔たり 〜ジェームズ・オースティン・スミス:オーボエ・リサイタル
 1-2.パウル・ヒンデミット(1895-1963):オーボエ・ソナタ(1938)/
 3.ペテリス・ヴァスクス(1946-):ピースカリエーニ(1983)/
 4-6.エリオット・カーター(1902-2012):
  オーボエとハープのための三部作(1992)/
 7-9.J.S.バッハ(1685-1750):
  オーボエとハープのためのソナタ 変ホ長調 BWV1031(1730-1734)/
 10-13.エルンスト・クルジェネク(1900-1991):
  オーボエとピアノのための4つの小品(1966)/
 14.ロベルト・シューマン(1810-1856):民謡風の5つの小品 Op.102-第2番(1849)/
 15.シューマン:民謡風の5つの小品 Op.102-第4番(1849)/
 16-19.クルジェネク:独奏オーボエのためのソナチネ(1956)
ジェームズ・オースティン・スミス(オーボエ)/
ルイス・マガリャアエス(ピアノ)/
ブリジット・キッビー(ハープ)
録音 2014年4月21日 南アフリカ ステレンボス大学,エンドラー・ホール…1-3.10-19, 2014年2月16.18日 USA ニューヨーク,パーチェス大学
 確かに、このアルバムに収録されている作品のほとんどは、メンデルスゾーンやブラームス、チャイコフスキーなどのロマン派時代の音楽に慣れている耳には奇異に響くかも知れません。これらは幾分実験的であり、時にはまるで独り言のようにしか聞こえないのですから。
 しかし、注意深く聞いてみると、この中にユーモアや楽しさが隠されていることに気が付くでしょう。バッハやシューマンの作品を交えながら、難解な曲をさりげなく織り込むことによって、「ほんの少しの好奇心を持つだけで越えることのできる壁」というものに気づかせてくれるジェームズ・オースティン・スミスのオーボエは、確かに様々な「DISTANCE」を取り除くものでもあるといえるのではないでしょうか。




AGLAE MUSICA


AMC 106.07
(2CD)
\4600
J・S・バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(全曲)
 第1番ト長調 BWV1007/第2番ニ短調 BWV1008/
 第3番ハ長調 BWV1009/第4番変ホ長調 BWV1010/
 第5番ハ短調 BWV1011/第6番ニ長調 BWV1012
アルナウ・トマス(チェロ)

 録音:2014年7月、聖マルティ教区教会、グラネラ、バルセロナ県、スペイン
 アルナウ・トマスは1973年スペインのバルセロナに生まれ、イヴァン・モニゲッティ、フランス・ヘルメルソンに師事したチェロ奏者。
 カザルス・クアルテット(弦楽四重奏、Harmona Mundiレーベルに録音)およびルートヴィヒ・トリオ(ピアノ三重奏)の創設メンバー。2014年現在カタルーニャ高等音楽学校教授およびケルン音楽大学客員教授。



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ORQUESTA Y CORO NACIONALES DE ESPANA
スペイン国立管弦楽団&合唱団 (新規扱い)

レア盤! 限定盤

8436552740019
(1CD)
\3500→\3290
逝去半年前のライヴ!
 ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスの「カルミナ・ブラーナ」

  オルフ(1895-1982):カンタータ「カルミナ・ブラーナ」
アウクシリアドラ・トレダノ(ソプラノ)
カルロス・メナ(カウンターテナー)
ヨッヘン・クプファー、アンヘル・ロドリゲス(バリトン)
エスコラニア・デル・サグラド・コラソン・デ・ロサレス(児童合唱)
スペイン国立合唱団&管弦楽団
ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(指揮)

録音:2013年12月20-22日、ライヴ、国立音楽堂、マドリード、スペイン

 多分すぐに手に入らなくなるでしょう。気をつけて。


 スペインの名指揮者ラファエル・フリューベック・デ・ブルゴス(1933年9月15日)の80歳を祝う演奏会のライヴ録音。約半年後、2014年6月11日に彼は亡くなりました。
 この「カルミナ・ブラーナ」は病に冒されていた指揮者によるものとはとても思えないほどの生気に満ちています。紙製ソフトパック仕様。





PICCOLO


PC 201407
(1CD)
\2700
テレマン(1681-1767):無伴奏フルートのための12の幻想曲 アントニオ・カンピリョ(フラウト・トラヴェルソ)

録音:2014年、トレロドネス、マドリード州、スペイン
 アントニオ・カンピリョはマドリードに生まれ、ユトレヒト音楽院でウィルベルト・ハーゼルゼットに、カタルーニャ高等音楽学校(バルセロナ)でマルク・アンタイに師事したフルート奏者。
 ヒッポカンプス他スペイン国内外のピリオド楽器アンサンブルに参加しています。ブックレット表記はスペイン語のみ。





<メジャー・レーベル>

スペインDG


円安状況下の並行輸入商品のため高価格です。


0028948113385
\3800→\3590
レティシア・モレノ&テミルカーノフのショスタコーヴィチ!
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.77(1947-1948)(*)
 ショスタコーヴィチ/
  ドミートリー・ツィガーノフ(1903-1993)&レーラ・アウエルバッハ(1973-)編曲:
   24の前奏曲 Op.34a から
    Nos.1-3, 6-8, 10-13, 15-22, 24(1932-1933/
  ヴァイオリンとピアノのための版)(+)
レティシア・モレノ(ヴァイオリン)
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ユーリー・テミルカーノフ(指揮(*))
ラウマ・スクリデ(ピアノ(+))

録音:2013年7月5日、ライヴ、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー大ホール、サンクトペテルブルク、ロシア(*) データ記載なし(おそらくロシア)(+)
 前作でスペイン魂を炸裂させたレティシア・モレノ。まさか第2作目がショスタコーヴィチとは、それもロシアでテミルカーノフとの共演とは思いませんでした。
 このCD、彼女が世界へ羽ばたくきっかけになるかもしれません。(+)では第7曲のみアウエルバッハ版を使用。ブックレット表記はスペイン語、英語、ロシア語。にモレノ、スクリデ、テミルカーノフへのインタビューが記載されています。
 レティシア・モレノは1985年スペインのマドリードに生まれ、ザハール・ブロン(マドリードのソフィア王妃高等音楽学校およびケルン音楽大学)他に師事。ラウマ・スクリデは1982年ラトヴィアのリガ生まれ。姉バイバのヴァイオリンとのデュオによる Sony Classicalへの録音があります。




旧譜 レティシア・モレノ


0028948105762
\3800→\3590

レティシア・モレノ(ヴァイオリン) 
 スペインの風景 ヴァイオリンとピアノのためのスペイン音楽

 トゥリーナ(1882-1949):サンルカルの娘の詩(幻想曲)Op.28
 ファリャ(1876-1946)/パウル・コハンスキ(1887-1934)編曲:
  スペイン民謡組曲(7つのスペイン民謡 より 6曲)
 グラナドス(1867-1916):ヴァイオリン・ソナタ H.127
 グラナドス/レティシア・モレノ編曲:
  スペイン舞曲集 Op.27 より アンダルサ(No.5)
 エルネスト・アルフテル(1905-1989):ドゥルシネアへのセレナード
 ファリャ/クライスラー(1875-1962)編曲:
  オペラ「はかない人生」より スペイン舞曲
 トゥルドラ[トルドラ](1895-1962):6つのソネット から 露のソネット
 アルベニス(1860-1909)/クライスラー(1875-1962)編曲:
  スペイン Op.165 より タンゴ(No.2)
 サラサーテ(1844-1908):ツィゴイネルワイゼン Op.20
 ガルシア・ロルカ(1898-1936)/レティシア・モレノ編曲:
  スペイン古謡集 より セビリャの子守歌

レティシア・モレノ(ヴァイオリン)
アナ・マリア・ベラ(ピアノ)

録音:2013年2月16-18日、エミール・ベルリナー・スタジオ、ベルリン、ドイツ

レティシア・モレノは1985年スペインのマドリードに生まれ、ザハール・ブロン(マドリードのソフィア王妃高等音楽学校およびケルン音楽大学)他に師事したヴァイオリン奏者。

 


店主より:

 モデル系の線の細いヴァイオリニストかと思ったら、縦横無尽でしかも野太い獰猛肉食系だった。骨までゴリゴリやられそう。

http://www.youtube.com/watch?v=CMMkjt-3-dU&feature=player_detailpage

 スペインDG直輸入なのでムチャ高いが、いつかインターナショナルで安く出てくるか?うーん、ここまで個性的だとそれはわからない。
 レティシア・モレノ・・・覚えておこう。


 もっと見たい人はこちら





<国内盤>


コウベレックス


KRS-5203
\2000+税
「Notre Dame 聖母マリアに捧げるうた」
 (中世・パリ 西洋ポリフォニーの黎明/ノートルダム楽派の音楽)
 12・13世紀 ノートルダム楽派の作品
  ■グレゴリオ聖歌とオルガヌム(2声、3声)
   Alleluia: Nativitas gloriosae virginis Mariae
    (アレルヤ唱:栄光のおとめマリアの御誕生)※3種類
  ■モテット
   Hier mein trespensis erroie mon chemin / Ex semine
    (昨日の朝、私は物思いに耽りながら道を彷徨っていた/種から)
   Se j’ai ame non doi ester blasme / Ex semine
    (私は確かに恋に落ちたが、それで非難されるべきではない/種から)
   Ex semine rosa prodit spinae/ Ex semine Abrahae/ Exsemine
    (茨の種からバラは咲き/アブラハムの種から/種から)
  ■コンドゥクトゥス
   Beata viscera(幸いな御胎)/
   Ave virgo virginum(めでたしおとめの中のおとめ)/
   Stella serena(清けき星) (全9曲)
ムジカ・セルペンティス
 (Musica Serpentis):
  【安邨尚美/
   拓宏/
   根岸一郎】
 オランダで古楽を学んだ安邨尚美を中心に中世音楽、特にオルガヌムを歌うために結成されたアンサンブル Musica Serpentis 初のCD リリース!

 録音:2014 年 秋、サルビアホール 音楽ホール(横浜市鶴見区)47 分20 秒 CD 製作:コウベレックス/録音:Musica Serpentis/歌詞・対訳付き

 西洋音楽における、最初期のポリフォニー(多声音楽)“オルガヌム”。その円熟期、12・13 世紀パリのノートルダム楽派のオルガヌム・コンドゥクトゥス・モテットの9作品を収録。ほぼ同時期に、ロマネスク建築から荘厳なゴシック建築に建て直されたパリ・ノートルダム大聖堂、その中で壮麗に響き渡っていたであろうこれらの作品を、オランダで古楽を学んだ安邨尚美と、日本の古楽界で活躍する拓宏・根岸一郎の3 人の歌手によるアンサンブルMusicaSerpentis の演奏でお届けします。

 Musica Serpentis(ムジカ・セルペンティス)
 ムジカ・セルペンティスは2012 年安邨尚美の帰国を機に、拓宏の発起により根岸一郎を加えた3人のアカペラグループで、主に中世音楽・オルガヌムを歌うことを目的として結成された。即興と本格的な作曲との狭間に位置し、記譜の発展にも寄与したオルガヌムという音楽の、歴史的な重要性という観点ではなく、現代にも通じる実際の響きの面白さに焦点を当て、それを紹介し共有すべく活動を展開している。演奏の際は、写本に残るオリジナルの記譜を使用し、当時の響き・音空間の方向性を再現する探求を試みる一方、当時はあり得なかった男女混声というメンバー構成により、独特なサウンドが生み出されている。そのユニークさもMusica Serpentis の魅力の一つである。




KOKORO−RECORDS

KKR-007
\2778+税
「野澤徹也による川崎絵都夫・三味線作品集」
 (1)「In solitude」(2012)[7:16]
 (2)「江戸⇔東京スタイル」(2010)[9:22]
 (3)「疾風の如く」(2012)[8:27]
 (4)「にっぽん☆ノスタルジックスタイル」(2011)[10:07]
 (5)「双鳴の曲」(2009)[10:30]
 (6)「時の旅人」(2002)
  (I.悠久[5:40]/II.太古の森[6:45]/III.奔流 [4:44]
野澤徹也(三味線)
(2)澤田由香(篠笛)、阿部大輔(尺八) 、
 櫻井亜木子(琵琶)、松村エリナ(箏)
(3)神令(尺八)
(4)野澤佐保子(箏)
(5)浅野藍(三味線II)
(6)野澤佐保子(箏)、五十嵐恵(十七絃)
 エネルギッシュかつ繊細な現代の三味線弾き野澤徹也!最新作「川崎絵都夫作品集」

 作曲家・川崎絵都夫が「真摯に集中し、奇を衒わず音楽に真っ向から挑み、エネルギッシュかつ繊細に音楽を構築する」と評した「現代の三味線弾き」野澤徹也の最新作。
 「野澤さんの凛とした音のたたずまいは大変魅力的です。 また現代邦楽にほぼ専念している活動は希少で他に類を見ません。 委嘱活動も盛んに行っており、 現代邦楽の三味線曲を多数生み出す「源泉」となっていることも特記すべきでしょう。」 川崎絵都夫(作曲家)

 野澤徹也(三味線)
 三絃を西潟昭子氏に師事。現代邦楽研究所研究科修了。洗足学園音楽大学、現代邦楽研究所三味線講師。
 受賞歴は2005 年 東京邦楽コンクール第一位、他多数。NHK テレビ、NHK-FM 等に出演。
 3枚組ソロCD『三味線独奏曲集』(TY サポート受賞作品)をはじめ、計14 枚のCD をリリース。
 2008 年 三木稔作曲『三味線協奏曲』初演ソリストをつとめる。
 2012 年 日本フィルハーモニー交響楽団と共演。演奏がNHK-FM で放送された。
 2013 年〜 NHK-E テレ『にっぽんの芸能』テーマ曲・挿入曲の演奏を担当。













1/14(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


DACAPO



6.220625
(SACD-Hybrid)
\2300→\2090
アラン・ギルバート&ニューヨーク・フィル
 カール・ニールセン:交響曲全集完結!
カール・ニルセン:交響曲 第5番&第6番
 1-6.交響曲 第5番 Op.50 (1920-1922)/
 7-10.交響曲 第6番「素朴な交響曲」(1924-1925)
ニューヨーク・フィルハーモニック/
アラン・ギルバート(指揮)
 録音 2014年10月1-3日 ニューヨーク,リンカーン・センター,エイヴリー・フィッシャー・ホール
 アラン・ギルバートとニューヨーク・フィルによるニルセン(1865-1931)の交響曲シリーズのクライマックスは、第5番と第6番の2曲です。通常の交響曲の形式からは逸脱した感のある「第5番」は、戦争の影を色濃く捉えた重苦しい雰囲気を持ち(しかし、本人は影響を意識していなかったと語っています)、とりわけ、曲の途中に現れるスネアドラムの響きはかなり印象的であり、ニルセンが唯一標題を与えなかったこの作品の意味を考えてみたいものです。
 かたや第6番は「Sinfonia Semplice」と副題が与えられており、形式も古典的な4楽章を持つ「新古典主義」的な作品です。この曲でも打楽器の活躍が目覚しく、ニルセンの作曲技法の頂点をなすものとして評価されています。
 このような色彩的な作品でのギルバートの指揮は、まさに水を得た魚。新鮮で大胆なニルセンをぜひお楽しみください。

交響曲第5番  あまりよく分かってなかった頃にこの曲を聴いて、「なんだ、ショスタコのパクリか」と勝手に思っていた。でも後になってよく考えてみたら、この曲ができたときショスタコーヴィチはまだ16歳の学生だった。ショスタコーヴィチがこの曲に影響を受けたという確たる証拠はないにせよ、受けたと見るのが自然だと思う。
 ということでこの第5番、タイトルはついていないが「闘争」とか「革命」とかいう名前がついていたら人気が上がっただろう(本人はあえてタイトルをつけなかったのでそういうことを言うのは不謹慎ですが)。
 2楽章形式に作曲家の思いのたけをぶちまけた、充実の、切ったら血が出そうな迫真の交響曲。今ではニールセンの最高傑作の栄誉はこの曲に与えられることが多い。才気とエネルギーにあふれ、しかも「不滅」ほど難解でもない。すでに「ドイツ・ロマン派」の流れは完全に消え去り、「ニールセン派」とでもいうべき一匹狼の楽派が完成している。
 そう、ニールセン、結局誰とも組せず、どの派閥にも属さず、ただ一人の男としてヨーロッパ音楽界に挑んだ。だから中央からほとんど無視され、その死後名声は一時期消え去ることになる。しかしこの交響曲第5番を聴いてこの男を無視することができるか?こんなダイナミックでスリリングでロマンティックな傑作を無視することができるほど音楽ファンは馬鹿じゃない。音楽学者のデリック・クックはこの交響曲第5番を「最も偉大な20世紀の交響曲」と呼んだが、これを聴いたら素直に「そうかもな」と思うだろう。
 この曲を聴かないまま「ニールセンはなあ・・・」というのは、あまりにももったいない。
交響曲第6番
『素朴な交響曲』
 さて、ニールセン、最後の交響曲。その名も「素朴な交響曲」。
 プロコフィエフの「古典交響曲」やストラヴィンスキーの「プルチネルラ」のように、ここへきて新古典派に立ち返ったかニールセン。そうともいえるしそうでないともいえる。響きは簡潔で室内楽的。だから原題でいうところの「"Sinfonia Semplice” シンプル・シンフォニー」はあてはまる。しかしその内容はこれまでの「男一直線」のニールセンとは思えないほど、難解怪奇で意味不明。シェーベルクなどの動きは徹底的に拒否した人なので前衛的難解さはないのだが、ニールセンの意図が読めない。原題には「素朴」で「無邪気」という意味合いもあるので、ある種の娯楽的なディヴェルティメントを意図したのかもしれない。とすると、いずれ劣らぬ奇奇怪怪なる4楽章を「現代の喜遊曲」として楽しめばいいか。
 この曲を前にして「うーん」と考え込んでいる店主とは裏腹に、スタッフの女の子などは「へんてこりんで楽しい曲ですね」とあっさり受け容れていた。そういうものかもしれない。



第1集&第2集

DA CAPO6.220623
(SACD Hybrid)
\2300→\2090
アラン・ギルバート&ニューヨーク・フィル
 カール・ニールセン:交響曲&協奏曲全集第1集

  1-4.交響曲第3番Op.27「おおらかな交響曲」(1910-1911)
  5-8.交響曲第2番Op.16「4つの気質」(1901-1902)
エリン・モーリー(ソプラノ)
ジョシュア・ホプキンス(バリトン)
ニューヨーク・フィルハーモニック
アラン・ギルバート(音楽監督&指揮)

交響曲第3番『ひろがりの交響曲』  ちょっとよくわからないタイトル「ひろがりの交響曲」。
 ニールセン自身はひねくれものではないので、決して聴くものを煙に巻いてやろうとかいう意図はなかったと思うのだが、ひょっとしたら日本語にうまく訳せない言葉なのかもしれない。「Sinfonia Espansiva」・・・なので本当は「エスパンスィーヴァ」とそのまま呼んだほうがかっこいい・・・が、それではもっと訳がわからなくなる。
 この「Espansiva」は「ひろがり」とか「おおらかさ」とか「感情を表出した」とかいろんな意味があるらしく、作曲家としては「世界を見渡す広い視野を得て新しい次元へ旅立とう」、というようなちょっとスピリチュアル系の意図があったのかもしれない。だからか第2楽章では男女の声楽が加わり神秘的な色合いを強くする。この楽章が「Andante pastorale」であることからニールセンの「田園交響曲」と呼ばれるが、「牧歌的」とか「田園風」というイメージよりはもっと夢幻のイメージ。一方終楽章はシンプルなメロディーで高潔さを感じさせてくれる。
 第1,2番はドヴォルザークを感じるところが多かったのに対し、この第3番の第1楽章は同じくチェコのスークを、終楽章はちょっとブラームスを思わせる。しかしニールセンの作品には他の作曲家をほんのり思わせるところがいくつか出て来るが、それらが全然陳腐な引用にとどまっていないところがかっこいい。いつも堂々たる雰囲気があるのだ。
 いつか言おうと思ったが、ニールセンの作品はいつも「男」を感じさせる。決然として潔いのである。人間としても魅力的な人だったのではないか。
交響曲第2番『四つの気質』  もしニールセンの交響曲の国際的な普及を妨げているものがあるとしたら、タイトルが意味不明なことかもしれない。この第2番のタイトルはズバリ「4つの気質」
 ニールセンが村の居酒屋でビールを飲んでいた時に、壁に不思議な絵が掲げられていた。それは人間の四つの気質をテーマにした絵。

  短気で怒りっぽい胆汁質
  鋭く冷静、知的な粘液質
  陰気でメランコリックな憂鬱質
  陽気で活発な性格の多血質

 で、ニールセンはその4つの気質を元に交響曲を作ったのである。それがこの交響曲第2番。

 第1楽章 アレグロ・コレリーコ  (胆汁質)
 第2楽章 アレグロ・コーモド・エ・フレマティコ  (粘液質)
 第3楽章 アンダンテ・マリンコーニコ  (憂鬱質)
 第4楽章 アレグロ・サングイネオ  (多血質)

 このへんがちょっとニールセン、変わっている。この題材で一曲の交響曲大作を作れるものか・・。たいしたものだ。
 このモチーフだけを見るとなんとなく猟奇的な雰囲気もするし、パロディっぽいイメージも湧くが、曲はど真ん中直球の近代交響曲。ふざけたところもひねくれたところもない。第1楽章冒頭など勇ましくてすんごくかっこいいし、第2楽章は「ケ・セラ・セラ」の歌を思わせる魅力的なメロディで楽しませてくれる。第3楽章はマーラー風の壮大・重厚なメランコリーを堪能させてくれ、終楽章はエネルギッシュで爽快に締めくくってくれる。いずれも充実した書法と個性的な展開で飽きることがない。
 楽章ごとの解説を見ると確かに上気のタイトルどおりになっているのだが、ひょっとしたら「4つの気質」というタイトルはなかったほうがよかったかもしれない・・・。普通に聴けば、「なんてダイナミックでドラマティックな素敵な交響曲・・・」って素直に思うとおもうので。
 精神分析的交響曲というような理知的な作品ではなく、ニールセンの「人間愛」がたっぷり詰め込まれた楽しい交響曲とでもいえばいいか。

 2009/2010年のシーズンからニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任した指揮者アラン・ギルバート。すでにマーラーなどの名演で注目を浴びている彼による新しいプロジェクトは、2015年に生誕150年を迎えるデンマークの不屈の作曲家ニールセン(1865-1931)の交響曲&協奏曲全集。

 録音 ニューヨーク,リンカーン・センター, エーブリー・フィッシャー・ホール
  〈Track.1-4〉2012年6月14-16日 ライヴ収録
  〈Track.5-8〉2011年1月27-29日,2月1日ライヴ収録


6.220624
(SACD-Hybrid)
\2300→\2090

 ギルバート&ニューヨーク・フィル/ニールセン第2集
  カール・ニールセン:交響曲 第4番&第1番

   1-4.交響曲 第4番「不滅(滅ぼし得ざるもの)」Op.29(1914-1916)/
   5-8.交響曲 第1番 Op.7(1889-1894)
ニューヨーク・フィルハーモニック/
アラン・ギルバート(指揮)
録音 2014年3月12-15日 ニューヨーク,リンカーン・センター,エイヴリー・フィッシャー・ホール


 「音楽配信」に強い意欲を持っていたニューヨーク・フィルがCDでリリースしてくれたことがうれしい。しかもDACAPOから出してくれたのがうれしい。そしてなによりまだまだCDは音楽産業にとって重要な媒体だとニューヨーク・フィルが再認識してくれたということがうれしい。
 アラン・ギルバート&ニューヨーク・フィルのニールセン:交響曲&協奏曲全集、ようやくの第2集。
 

交響曲第1番  27歳のときの出世作。佳作ではなく傑作。この1曲だけを残して早世していたら「デンマークの知られざる夭折の天才作曲家」として語り継がれていただろう。
 第1楽章のドイツ的な重厚さ、第2楽章の泣けとばかりの幻想的ロマン、ちょっとチェコ風味の牧歌的な第3楽章、思いっきり盛り上げてくれる馬鹿かっこいい終楽章。
 いい曲。
 ちなみに当時のデンマークを牛耳っていたのは、50歳ほど年上のニルス・ゲーゼ。ライプツィヒでメンデルスゾーンの薫陶を受けドイツ・ロマン派の流れを一身に浴び、ドイツとデンマークの戦争が始まったために帰国してからは、コペンハーゲン音楽協会の終身総裁、コペンハーゲン音楽院院長を務めるなどまさにデンマーク音楽界の主となった。そしてもともと保守的なデンマーク音楽界。当然ニールセンの作品もこのゲーゼの血を引くことになり、ニールセン風ドイツ・ロマン派的作品が生まれた。とはいえやはり「ニールセン風」。巷ではよくブラームス的といわれるが、なんとなくドヴォルザークを思わせる雰囲気があるのはやはり田舎っぽい感性のなせるわざか。温かい人間的な魅力にあふれた交響曲。

ニルス・ゲーゼ
交響曲第4番『不滅』  そしてニールセン作品でおそらく最も有名な作品交響曲第4番『不滅』
 訳のわからないタイトル・・・と思われそうだが、第1次世界大戦の狂気の中でも、誇り高き人間性は決して失われない、という思いを込めた真摯な作品。最近では作曲者自身がつけた"Det Uudslukkeligge"を訳して「消しがたきもの」とか「滅ぼし得ざるもの」という呼び方もされ始めているが、これに関しては「不滅」でもかっこいいかな、と店主は思ってます。
 単一楽章で、特徴的な4つの部分からなる。さまざまな精神過程を経て最後に歓喜にいたるというそういう構造。
 第3番までのポピュラー一直線からやや難度が高くなっているのは、50歳になりコペンハーゲン音楽院理事にも就任したニールセンが、地位に見合った重厚な作品を残そうと思ったからか。その後カラヤン&ベルリン・フィルの録音が登場して一気に世界的な名声を勝ち得た。
 ・・・ただ作品的にはそれなりに手ごわいのでそこそこの覚悟を。「ニールセンなら『不滅』でしょ!」と気軽な気持ちで接して玉砕して、その後この作曲家に近寄らなくなる人が多いので気をつけて。店主的にはニールセンの交響曲では一番最後に聴いたほうが良いかな、という気がします。でも、第4部後半にはド派手なパーカッションの掛け合いもありその後は怒涛の展開で興奮させてくれるので、そこまで辿り着ければもうこっちのもの。緊張感と高揚感あふれるクライマックスまで一気呵成に行ってしまいます!
 ここでも男ニールセン、「さあ、おれについてきな!」という感じでひたすらかっこいいです。どうか最後の5分までがんばって。人間への高次元の愛を感じさせてくれる崇高な作品。




 

6.220569
(SACD-Hybrid)
\2300
カール・ニルセン:合唱のための歌集
 1.今日は歌で一杯の日 CNW213/
 2.ジュビレーション、歓喜の叫び CNW375/
 3.イースターの花よ、なぜここにいるの? CNW361/
 4.私たち、平原の息子は心に夢を持っている CNW147/
 5.海に囲まれたデンマーク CNW146/
 6.輝く太陽の下、私は鋤で耕す CNW129/
 7.これで明らかに CNW261/8.今、森は葉が茂る CNW256/
 9.ある夏の日を見て CNW221/10.自由は最高の金である CNW255/
 11.浮島の戦艦 CNW237/12.過ぎし日、過去 CNW253/
 13.漁師の思いやり CNW244/
 14.デンマークの男たちよ、強くあれ CNW288/
 15.単純に、単純に CNW238/
 16.何のためにわが目は喜びを感じるのか CNW239/
 17.重く暗い夜空の雲 CNW250/18.隠れているのは誰 CNW137/
 19.わが布の弱さを考える CNW254/
 20.デンマークの歌、若き娘たち CNW271
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン/
ミカエル・ボイェセン(指揮)
録音 2014年5月8-10日 ロスキルデ Gl. Vor Frue Kirke (Old Church of Our Lady)
 「私がシンプルなメロディーを書くと、まるで私が作曲家ではないように思われてしまうのが不思議です」と語ったニルセン(1865-1931)。もちろん彼の作品は、難解で渋いものもありますが、この合唱のための歌集は、デンマーク人の伝統であり、心の底にあるメロディーを用いて創り上げたものなのです。そのため、曲調は親しみやすく、懐かしさ満載になっています。
 数々の名唱で知られるアルス・ノヴァ・コペンハーゲンの精緻なハーモニーでお楽しみください。
 

8.224725
\2100
ニルス・ラ・クール:合唱とオルガンのための作品集
 1.あなたの家に住まう彼らを祝福したまえ(1985/1986)/
 2-4.3つのオルガンのための間奏曲(1973-1974)/
 5-7.マリアの歌(2006)<あなたは美しい/悲しみの聖母/天の女王>/
 8-16.オルガンのための晩祷(2003)/
 17.偉大なる指導者来たれり/18.翼/19.良き羊飼いはわが救い主
ビーネ・ブリンドルフ(オルガン)/
トリニターティス・カントライ/
セアン・クリスティアン・ヴェステゴー(指揮)
録音 2014年6月15-18日.8月20日 コペンハーゲン,トリニターティス教会
 コペンハーゲン王立音楽院で学び、その後イタリアのサンタ・チェチーリア音楽院でレイフ・カイサ(1944-)に作曲法を学んだニルス・ラ・クール。オルガニスト、合唱曲作曲家、教師として評価されていて、1988年にはデンマークのアマチュア合唱連盟から栄誉ある賞"Choir Composer of the Year" を授けられています。
 ローマで学んだ彼の合唱曲は、グレゴリオ聖歌から連なる宗教曲の歴史を正しく継承したものであり、ここで聞ける作品も、現代的な響きに満たされているとはいえ、どれもが神を讃えた敬虔な精神に基づくものです。オルガンのための作品も静かな興奮を呼び起こす美しいものばかりです。
 

8.226543
\2100
Busy Bees and Birds-忙しいハチと鳥 〜
モーエンス・クリステンセン:リコーダー作品集

  1.炎の鏡(2012)-リコーダーとアコーディオンのための/
  2-5.夜想う鳥
   <春の夜の鳥(1993)-ソプラノ・リコーダーのための/
    真夏の夜の鳥(1994)-リコーダー、ギター、電子音のための/
    秋の夜の鳥(1998/2004)-テナー・リコーダーのための/
    冬の夜の鳥(1996/2014)-バス・リコーダーと電子音のための>/
  6.アリア(2014)-トレブル・リコーダーのための/
  7-15.ダンス・バガテル(2008)-リコーダーとギターのための/
  16.忙しいハチと鳥(2005/2013)-リコーダーと弦楽四重奏のための
ペルニル・ペーターセン(リコーダー)/
ビャルケ・モーゲンセン(アコーディオン)/
ペア・パルソン(ギター)/
メッサー弦楽四重奏団
録音 コペンハーゲン 2014年6月6日 コンチェルトキルケン…5-6, 2014年3月28日 コンチェルトキルケン…16, 2014年2月7日 ファルム教会…3, 2013年11月29日 ファルム教会…7-15, 2011年10月31日 トルスルンデ教会…1, 2011年6月28日 トルスルンデ教会…2, 2014年6月22日 トルスルンデ教会…4
 デンマークの作曲家クリステンセン(1955-)の作品集。彼のCDはdacapoレーベルからも何枚かリリースされていて、電子音や尺八までをも駆使した絶妙な音の感覚が高く評価されています。彼の作品は聴き手のインスピレーションを刺激し、想像力を高める作用を持っていいます。
 また彼の興味は自然現象や占いなどにも及び、イマジネーション豊かな音の世界を作り上げることで知られています。このアルバムでは、鳥たちの姿を克明に捉えた「夜想う鳥」をはじめ、ハチの巣の様子を模した「忙しいハチと鳥」など、リコーダーを効果的に用いた作品が収録されていて、現代におけるリコーダー音楽の限界への挑戦ともなっています。
 

8.226576
\2100
アクセル・ボロプ=ヨアンセン:Carambolage
 1.冬のエレジー Op.55(1968)/
 2.シレーンの海岸 Op.100(1983)/
 3.Carambolage-玉突き Op.79(1979-1980)/
 4.ポケット・オラトリオ Op.50(1964)
  ※1.2.4…世界初録音
オーフス・シンフォニエッタ/
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン/
セーアン・キンク・ハンセン(指揮)
録音 2014年1月20.22日 マリエンダル教会&オーフス・コンサート・ホール…4, 2014年5月24-25日 ランデルス、ヴェルケット…1, 2014年6月26-27日 オーフス・コンサート・ホール…3, 2014年11月8日 オーデンセ音楽大学…2
 このアルバムの作曲家アクセル・ボロプ=ヨアンセン(1924-)は、作品の細部に拘ることで知られています。対象物は分子レベルにまで分解され、そこから音楽的な要素を分離し、再構築することで、極めて計算し尽された作品を創り上げるヨアンセン。独学で作曲を学んだという彼の作品には新鮮な驚きが詰まっていますが、彼が求めるものは案外デンマークの伝統に近いものなのかも知れません。
 1964年に発表された「ポケット・オラトリオ」はライナー・マリア・リルケの詩を用いた短い作品ですが、この中には多くの自然の声や人生感が込められた力作です。正しい「ゲンダイオンガク」の響きがここにあります。
 

8.226580
\2100
Alliages-合金 〜ニルス・ロシング=スコウ:作品集
 1.ナヌ(2007)-声とサクソフォン、石のための/
 2-4.線(2013)-ギター・ソロのための/
 5.合金 Ⅰ(2010)-テナーサクソフォンとアコーディオンのための/
 6.…吐息…(2014)-フルート・ソロのための/
 7.合金 II(2008)-ヴィオラとアコーディオンのための/
 8.3つの簡素な歌(2013)-声とギターのための/
 11.リツ I(1991):フルートとパーカッションのための
ヘレーネ・ギェリス(メゾ・ソプラノ)/
ジャネッテ・バラン(サクソフォン)/
マティアス・ロイメルト(パーカッション)/
イェスパー・シヴェバエク(ギター)/
アンドレアス・ボアゴー(アコーディオン)/
ヘレーネ・ナヴァッセ(フルート)…6/
スヴェン・メルビー(フルート)…11/
インヴィオラータ(アンサンブル)/
アスビョルン・ネアゴー(ヴィオラ)/
アンドレアス・ボアゴー(アコーディオン)
録音 2012年-2014年 コペンハーゲン,デンマーク王立音楽大学
 作曲家ロシング=スコウ(1954-)はデンマーク王立音楽大学で学んでいたときに、様々なジャンルの作風を取り入れながら、独自の作風を模索していました。その際フランスの響きに影響を強く受け、その繊細な感覚を北欧音楽の構造に融合させ、淡い光を放つような音楽を次々を作り出しているのです。
 ここに収録された作品はどれも小さな編成で奏でられる静かなものばかり。冒頭の「NANU」は石を打ち鳴らす音が印象的な1曲、フルート独奏で奏される「吐息」も深いです。




GRAND PIANO



GP662
\2100→\1890
ワルター・ニーマン:ピアノ作品集
 1-3.ピアノ・ソナタ 第1番 イ短調「ロマンティック」Op.60(1919)/
 4-6.ピアノのための3つのコンポジション Op.7(1909)
  <第1番:イントラーダ/第2番:思い出/第3番:アラベスク>/
 7-9.ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調「ノルディック」Op.75(1921)/
 10.幻想的マズルカ Op.53(1918)
  ※世界初録音
李冰冰-リー・ビンビン(ピアノ)
録音 2013年11月21-22日 UK モンマス ウィアストン・コンサート・ホール
 ドイツの高名な音楽ジャーナリストであり、作曲家としても活躍したワルター・ニーマン(1876-1953)。同じく作曲家であった父から最初に音楽の手ほどきを受け、その後はピアニストとしても活動し、また、ブラームスやシベリウスの評伝を書き「ライプツィヒ新報」には音楽評論を寄稿するなど、堅実な活躍をしていた人です。
 しかし、第2次世界大戦後はすっかり忘れられてしまい、作品番号にして190ほどある作品も、ほとんど省みられなくなってしまいました(チャイコフスキーの「悲愴」のピアノ版編曲がかろうじて知られているでしょうか)。
 彼の作品からは、ブラームスを思わせる晦渋さと底に秘めた情熱が感じられますが、「3つのコンポジション」に漂う異国趣味など、驚くほどに特徴的な部分もあります。
 


GP673
\2100→\1890
ハチャトゥリアン:オリジナル・ピアノ作品とトランスクリプション集
 1.トッカータ(1932)/2-3.ワルツ・カプリースと舞曲(1926)/
 4.バレエ音楽「スパルタクス」第2組曲-アダージョ
  (M.キャメロンによるピアノ編)/
 5.詩曲(1927)/6-8.ピアノ・ソナタ(1961)/
 9-11.仮面舞踏会より(A.ドルハニャンによるピアノ編)(1944/1952)
  <夜想曲/ロマンス/ワルツ>
  ※4.9-11…世界初録音
カリーネ・ポゴシアン(ピアノ)
録音 2013年8月14.19.21日 USA ニューヨーク Gordon K. and Harriet Greenfield Hall / Charles Myers Recording Studio, Manhattan School of Music
 数々の迫力あるオーケストラ作品で知られるハチャトゥリアン(1903-1978)ですが、彼のピアノ曲はどちらかというと無視され続けてきました。もちろん、他の人によるバレエ音楽のピアノ版を耳にする機会は比較的あるのですが、このアルバムに含まれた「トッカータ」や「ワルツ・カプリース」「ソナタ」などはなかなか実演でも取り上げられることのない作品です。
 ここで目の覚めるように素晴らしい演奏を披露しているのは、アルメニア生まれの女性ピアニスト、カリーネ・ポゴシアンです。彼女は14歳でオーケストラと共演し、23歳の時には名門カーネギー・ホールでソロ・リサイタルを開くほどの俊英です。
 彼女にとって「お国物」であるハチャトゥリアンからは、まさに心の叫びが聞こえてくるかのようです。「仮面舞踏会」のワルツでのやるせない表情がたまりません。
 


GP680
\2100→\1890
ヨハン・バプティスト・ヴァンハル:鍵盤のためのカプリース集
 1-3.3つの新しいカプリース・ソナタ Op.31-
  第1番 ヘ長調「クレメンティス・アンド・シレンティス」/
 4-6.3つの新しいカプリース・ソナタ Op.31-
  第2番 ト短調「アモローソ」/
 7-9.3つの新しいカプリース・ソナタ Op.31-
  第3番 ヘ短調「ドレンテ」/
 10-12.3つのカプリース Op.36-第1番 ト長調/
 13-14.3つのカプリース Op.36-第2番 変ホ長調/
 15-16.3つのカプリース Op.36-第3番 ト短調
  ※世界初録音
ミハエル・ツァルカ(ピアノ)
録音 2013年8月3-6日 ドイツ ベルリン ロキシー・スタジオ
 ボヘミアに生まれ、古典から初期ロマン派への橋渡しを担った重要な作曲家の一人、ヴァンハル(1739-1813)の作品集です。モーツァルトより少し早く生まれ、ウィーンで音楽教師として活躍。同時に作曲家としても名声を得て、膨大な作品を書き上げました。
 70曲以上の交響曲、100曲の弦楽四重奏曲、多数の宗教曲など本当に数え切れないほどの作品を残しています。その中において、残念なことに彼の器楽曲はあまり重要視されていません。
 しかしここで聴くことのできるカプリース(奇想曲)は、どれも即興性に満ちた実に楽しいものばかりです。
 これらのカプリース、形式はある程度固定されており、まずは重厚なイントロダクションで始まり、その後快活な部分が来る第1楽章、ゆったりとした第2楽章、そして活発な終楽章。もしくは第1楽章と第2楽章ロンドのみ。という短縮形を取りますが、ここに見られる楽想はきらりと光るものばかり。名手ミハエル・ツァルカの冴え渡る技巧でお聞きください。
 


GP696
\2100→\1890
ストラヴィンスキー.ラヴェル.ガーシュウイン
 〜トランスクリプション集とオリジナル・ピアノ作品集

  1-12.ストラヴィンスキー(1882-1971):春の祭典
   (S.ラフリングによるピアノ独奏版)/
  13.ラヴェル(1875-1937):ラ・ヴァルス(ピアノ版)/
  14-16.ガーシュウイン(1898-1937):3つのプレリュード/
  17-19.ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ独奏版)
エリック・フェラン=エンカワ(ピアノ)
録音 2013年12月8日…14-19, 2013年12月22日…1-13 フランス Auditorium Marcel Landowski,Conservatoire a Rayonnement Regional de Paris,
 ストラヴィンスキーの名作「春の祭典」には、色々なピアノへの編曲ヴァージョンが存在します。原型であるオーケストラの暴力的な響きを余すことなく移し替えるためには、2台ピアノ版が良いのかもしれませんが、このラフリングの編曲による「一人春の祭典」は、もう想像を超えた素晴らしさです。
 ピアノ演奏の限界に挑むかのようなこのピアノを弾いているのはフランス生まれのエリック・フェラン=エンカワ。ジャズ・ピアニストとしても活躍する人だからこそ、この愉悦感が生まれるのかもしれません。
 ラヴェルの「ラ・ヴァルス」での軽やかさと華やかさの絶妙なコンビネーション、ガーシュウィンの洒脱なプレリュードと、文句なしの「ラプソディ・イン・ブルー」、どれもが一聴の価値あるものです。
 

GP697
\2100
マーシャル・ソラール:ピアノ・ソロと2台ピアノのための作品集
 1.アナトライへの旅(2011)/2-8.ジャズ・プレリュード(1990頃)/
 9.コンサート・エクササイズ
  (1994年のインプロヴィゼーションと
   2011年のパスカル・ウェッツェルの共同作品:エリック・フェラン=エンカワに捧げる)/
 10-20. 11のエチュード(1999)
  <第1番:のんきに/第2番:シンコペーション/
   第3番:ジャズ・アップ/第4番:喜んで/第5番:魅力的に/
   第6番:平安に。そして激しく/第7番:歌うように/
   第8番:力強く/第9番:爽やかに/第10番:活気に満ちて/
   第11番:口やかましく>/
 21.2台ピアノのためのバラード(1985) ※1.10-20…世界初録音
エリック・フェラン=エンカワ(ピアノ)/
マーシャル・ソラール(ピアノ…21)
録音 2011年8月27-29日…9-21, 2011年11月2日…1-8 フランス Auditorium Marcel Landowski,Conservatoire a Rayonnement Regional de Paris,
 マーシャル・ソラール(1927-)はフランス・ジャズの大物。華麗な指さばきとアレンジが愛されているピアニストです。1950年代から活動をはじめ、ジャンゴ・ラインハルト、ドン・バイアスらと共演し、70年代にはリー・コニッツとデュオを結成、すばらしい足跡を残しています。
 かたや、フランスの名ピアニスト、エリック・フェラン=エンカワは幼い頃からピアノの才能を発揮し、国立音楽院を卒業後には、いくつかの日本のオーケストラとの共演経験もあるという人です。
 東欧、ロシアのミュージシャンと積極的にコラボレーションを行い、またヴァイオリニスト、ジル・アパップとのデュオはその型破りな演奏で注目を集めました。
 彼自身のレパートリーはとても幅広く、バッハから現代音楽までと何でもありですが、ジャズも得意であり、このアルバムはまさに彼にぴったりのレパートリーといえるのではないでしょうか?
 トラック21の2人の共演も聴き物です。
 

GP702
\2100
フィリップ・ハモンド:ミニチュアとモデュレーション集
エドワード・バンティングが収集したアイルランドの古い音楽からのインスパイア

 1.チャールズ・マクハフ-野生児/2.キス・ミー・レディ/
 3.小さくて偉大な山/4.キャロラン:ローズ・ディロン(ジグ)/
 5.古い悲しみ/6.モリー、わが宝物/
 7.ジョン・オライリー,アクティヴな/
 8.私のバレンタインを見たことがあるの?/9.商人の娘/
 10.キティ・タイレル/11.黒い鳥/
 12.キャロラン:若きテレンス・マクドナフ/
 13.キャロラン:プランクシティ・マクガイア/14.友たちとの別れ/
 15.アイルランドの子守歌/16.ドアを優しく開けて/
 17.キャロラン:オーエン・オニールの嘆き/18.醜い仕立て屋/
 19.グラヌ・ウィール/20.公平な女/21.ひげのない少年
  ※世界初録音(7.21を除く)
マイケル・マクヘイル(ピアノ)
録音2013年12月4,5日アイルランド,リメリック大学アイルランド室内管弦楽スタジオ
 1792年、ベルファストで4日間に渡って開催されたハープ・フェスティバルは、アイルランドの音楽の歴史を辿るためにも極めて有益なイヴェントでした。この催しに参加した当時19歳の青年エドワード・バンティング(1773-1843)は「アイルランド民謡を収集することの重大性」を感じ、早速活動を初めたのです。
 彼が収集した民謡は全部で3巻に渡る大資料集となり、これはその後の作曲家たちにとっても大切なものとなったのです。
 このアルバムでは、1951年にベルファストで生まれた作曲家ハモンド(1951-)が「アイルランド民謡」に新たなアレンジを加え、全く新しい作品として創り上げたものを聴くことができます。
 どこか懐かしさを残しながらも、斬新な形に生まれ変った民謡たち。愛おしさ満点です。
 


GP698
(4CD)
\4000→\3590
ミェチスワフ・ヴァインベルク:ピアノ作品全集
CD1…GP603
 ピアノ・ソナタ 第1番&第2番,2つのマズルカ,
 子守歌,ピアノ・ソナタ Op.49bis/
CD2…GP607
 パルティータ,ピアノのためのソナチネ,ピアノ・ソナタ 第4番/
CD3…GP610
 子どもの雑記帳,やさしい小品,カンカン/
CD4…GP611
 ピアノ・ソナタ 第3番&第5番&第6番,
 ベルリンスキーの娘のための2つのフーガ
アリソン・ブリュースター・フランツェッティ(ピアノ)
 ポーランドの偉大な作曲家ヴァインベルク(1919-1996)のピアノ作品全集です。波乱に満ちた生涯を彩るこれらのピアノ曲は激動の時代を反映したものばかりであり、時としてショスタコーヴィチへのオマージュであったり、また教育用の小品であったりと、なかなか興味深いものが並びます。
 大作であるソナタも面白いですが、様々な小品がまた面白いものばかり。1分に満たない短い曲からも、世相を切り取ったかのような風刺的な香りがぷんぷんします。この4枚組でヴァインベルクの知られざる面を探求してみてください。




LPO



LPO-82
\2500→\2290
ロンドン・フィル
 ウィグルワース&ユロフスキ指揮
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲 第4番&第8番

 1-4.交響曲 第4番 ヘ短調
 5-8.交響曲 第8番 ニ短調
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/
ライアン・ウィグルワース(指揮)…1-4/
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)…5-8
録音 2008年9月24日…5-8, 2013年5月1日…1-4 ロンドン サウスバンク・センター,ロイヤル・フェスティヴァル・ホール ライヴ収録
 ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)は20世紀イギリスにおける最も重要な作曲家の一人であり、とりわけ交響曲作曲家として屈指の名声を誇る人です。彼の9つの交響曲は様々な形式によるものであり、古典的な風情を持つもの、声楽を伴うもの、そして映画のために作曲された音楽を交響曲に改作したものなど、多岐にわたります。
 音楽語法も次々と変化したため、交響曲4番が初演されたときには、前作第3番の持つ穏やかな雰囲気とのあまりの違いに、聴衆たちが当惑したと伝えられるほどです。また第8番は古典的な形式に回帰した作品で、規模も若干小さめですが、内容はかなり凝っており、第1楽章から変奏曲形式をとるなど、聞き応えがある交響曲となっています。
 この2曲、第4番を指揮するのは1979年生まれの若き指揮者&作曲家ライアン・ウィグルワース。現在イギリス・ナショナル・オペラの作曲家としても活躍する英国音楽界を牽引する人として知られています。指揮者としても抜群の才能を持ち、このヴォーン・ウィリアムでもオーケストラを完璧にコントロールし、冴えた音を聞かせています。
 ユロフスキについては、すでにご存知の通り。最近は更にレパートリーも広がり、LPOともますます良好な関係を築いています。ここで聞ける一種の親密な音楽は、これまでのヴォーン・ウィリアムズのイメージをも覆すほどのインパクトを有しています。




ONDINE



ODE-1198
\2400→\2190
ジョルジェ・エネスク:交響曲 第1番&チェロと管弦楽のための協奏交響曲
 1-3.チェロと管弦楽のための協奏交響曲 変ロ短調 Op.8
  <Assez lent-/Assez lent-/Majestueux>/
 4-6.交響曲 第1番 変ホ長調 Op.13
  <第1楽章:Assez vif et rythme/
   第2楽章:Lent/第3楽章:Vif et vigoureux>
トルルス・メルク(チェロ)…1-3/
タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団/
ハンヌ・リントゥ(指揮)
録音 2013年9月20-21日…4-6, 2014年6月6-7日…1-3 フィンランド タンペレ・ホール
 ハンヌ・リントゥとタンペレ・フィルによるジョルジェ・エネスク(1881-1955)の交響曲シリーズの最終巻は、彼の若いときの作品である交響曲第1番と、同じく初期の作品「協奏交響曲」です。独奏チェロとオーケストラのための「協奏交響曲」は20歳、交響曲第5番は25歳の時に書かれたもので、どちらも若々しいエネルギーを放出する輝くばかりの作品です。
 もちろん、当時のエネスクは既に何曲もの大作をものにし、作曲家としての印象的なキャリアを構築していました。印象的なファンファーレで勇猛果敢に始まる交響曲第1番は、確かにワーグナーやブルックナーなどの先人の影響が存分に感じられますが、何より若さゆえの直線的な表現が好ましいものです。
 チェロのメロディが物悲しい協奏交響曲でソロを担っているのは名手トルルス・メルク。単一楽章ですが、刻々と移り変わっていく曲想が美しい作品です。


第1・2弾

ODE-1196
\2400→\2190
ジョルジュ・エネスク:交響曲第2番&室内交響曲
 1-4.交響曲第2番Op.17/
 5-8.12の楽器のための室内交響曲Op.33
タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団/
ハンヌ・リントゥ(指揮)
 タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団と、芸術監督ハンヌ・リントゥによる、ルーマニアの大作曲家エネスク(1881-1955)のシリーズが始動します。
 20世紀最大の作曲家でありながらも、その業績はほとんど知られることのないジョルジュ・エネスク(エネスコ)。彼は偉大なるヴァイオリニストでもあり、またルーマニアの民族音楽の研究家としても素晴しい足跡を残しています。彼の作品は概ね、民族色の濃いものであり、調性感を超越した心の根源に迫る音楽が多いのですが、このアルバムに収録された「交響曲第2番」は、(初演時こそ「前衛的過ぎる」と非難を受けたものの)実際に聴いてみると、まるでドイツの後期ロマン派の音であり、まだまだ発展途上にあった若き作曲家の息吹きを感じさせるものです。
 かたや1954年に作曲された「室内交響曲」は、ピアノを含む12の楽器が深淵なハーモニーを奏でるという、思いの他美しい曲。晩年のエネスクの心情が伝わってくるかのようです。
 録音 タンペレ・ホール 2011年8月24日…5-8, 2012年1月3-5日…1-4
  

ODE-1197
\2400→\2190
ジョルジェ・エネスク:交響曲 第3番 他
 1.ルーマニア民謡による演奏会用序曲 イ長調 Op.32/
 2-4.交響曲 第3番 ハ長調 Op.21
  <第1楽章:モデラート・ウン・ポコ・マエストーソ/
   第2楽章:ヴィヴァーチェ・マ・ノン・トロッポ/
   第3楽章:レント・マ・ノン・トロッポ>
タンペレ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団(第3楽章のみ)/
ハンヌ・リントゥ(指揮)
録音 2011年8月25日 フィンランド タンペレ・ホール
 同じくエネスクの交響曲第2番(ODE1196)で素晴らしく色彩的な演奏を披露したハンヌ・リントゥとタンペレ・フィルによる「交響曲第3番」と「ルーマニア民謡による演奏会序曲」の2曲です。まだロマン派の香りを残していた第2番に比べると、この第3番はかなり独自性が現れていると言えるでしょう。決して肥大した響きを用いているわけではないのですが、冒頭のたっぷりとした弦の調べに誘われ、少しずつ音が積み重なっていく様子はとても美しく、また第3楽章では合唱も加わり(歌詞はない)一層神秘的な雰囲気が高まります。
 この作品が書かれた1910年〜1920年の頃は、激動の時代であり、音楽様式もめまぐるしく変化したのですが、このエネスクの交響曲は、ある意味時代を超越した清々しい美しさを湛えたもので、幾分ドビュッシーを思わせながらも、孤高の世界に浸っているものです。1948年に作曲された「演奏会用序曲」は、賑やかで楽しい作品です。

 


ODE-1253
\2400→\2190
ベンヤミン・シュミット&リサ・スミルノヴァ 〜ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、ヴァイルを弾く
 1-14.ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):前奏曲集 Op.34
  (D.ツィガーノフによるヴァイオリンとピアノ編)から
  <第24番ニ短調/第2番イ短調/第6番ロ短調/
   第10番嬰ハ短調/第12番嬰ト短調/第13番嬰ヘ長調/
   第15番変ニ長調/第16番変ロ短調/第17番変イ長調/
   第18番ヘ短調/第19番変ホ長調/第21番変ロ長調/
   第22番ト短調/第20番ハ短調>/
 15-34.セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):つかの間の幻影 Op.22
  (V.デレヴィアンコによるヴァイオリンとピアノ編)/
 35-41.クルト・ヴァイル(1900-1950):「三文オペラ」から7つの小品
  (S.フレンケルによるヴァイオリンとピアノ編)
   <マック・ザ・ナイフのバラード/墓穴からの叫び/
    良き人生のバラード/ポリーの歌/タンゴ・バラード/
    海賊の旅/キャノン砲の歌>
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン)/
リサ・スミルノヴァ(ピアノ)
録音 2013年6月 オーストリア ゴールデック城
 オーストリアの名ヴァイオリニスト、ベンヤミン・シュミットのONDINE第3弾リリースはショスタコーヴィチとプロコフィエフ、そしてヴァイルという斬新な作曲家たちの組み合わせ。
 これらの曲の原型は全て1910年台から1920年代に書かれたもので、この時代における音楽の多様性(ロマン派から近代へと移り変わる頃)と調性やリズムが崩壊していく様子をじっくりと楽しむことができるという趣向になっています。
 どの曲も元々はピアノ独奏であったりオペラであったりですが、これを他の作曲家がピアノとヴァイオリンのために移し替えまた違った風景を醸し出しているところが面白いものです。
 ピアノを演奏しているスミルノヴァはシュミットと20年以上に渡って共演してきた人であり、ここでも息のあった音楽を奏でています。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


MEMBRAN


MEMBRAN 600205
(10CD)
\2100
ヘルマン・プライ(Br)名唱集・アリア集
 ワーグナー:タンホイザー
 ロルツィング:密猟者、ロシア皇帝と船大工
 クロイツァー:グラナダの夜営
 ネスラー:ゼッキンゲンのラッパ吹き
 コルンゴルト:死の都
 フンパーディンク:王さまの子供たち
 モーツァルト:魔笛、ドンジョバンニ、コジ・ファン・トゥッテ、フィガロの結婚
 R.シュトラウス:無口な女
 ロッシーニ:セビリアの理髪師
 パーセル:ディドとエアネス
 ケルビーニ:水運び人
 グノー:ファウスト
 プッチーニ:ボエーム
 ヴェルディ:運命の力
 レオンカヴァッロ:道化師
 イェーデ:歌曲集「小さなバラ園」
 ブラームス:ドイツ民謡集より12曲
 フリッツ・ノイマイヤー編曲よるドイツ民謡集より12曲
 レーヴェ:歌曲より12曲
 グリーグ:君を愛す、ヴィルヘルム・クラーグの5つの詩より
 シューベルト:
  セレナーデ、野ばら、ロマンス「満月は輝き」、希望、あこがれ、
  ガニュメート、ミューズの子、さすらい人の夜の歌
 シューマン:春の旅、さすらいの歌
 ヴォルフ:望郷、音楽師、友人、期待、夜の魔法、イタリア歌曲集より
 ベートーヴェン:
  君を愛す、アデライーデ、くちづけ、あらたな愛情 あらたな生活、
  マーモット、メフィストの第2の歌、歌曲集「遥かなる恋人に」、
  ゲレルトの詩による6つの歌曲
 ブラームス:4つの厳粛な歌、ドイツレクイエムより
 グルック:トリドのイフィジェニー
 ヘンデル:ロデリンダ
 オルフ:オルフェウス
ヘルマン・プライ(Br)
カール・エンゲル(pf)
ミハエル・ラウハイゼン(pf)
ジェラルド・ムーア(pf)
マルティン・メルツァー(pf)、他
1953年〜1986年録音
 

MEMBRAN 600211
(10CD)
\2100
チャイコフスキー:作品集
Disc. 1
 ピアノ協奏曲第1番、第2番
  ヴァン・クライバーン(pf)キリル・コンドラシン指揮、RCA交響楽団
  1958年録音
 シューラ・チェルカスキー(pf)
 リヒャルト・クラウス指揮、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
  1955年録音
Disc. 2
 ヴァイオリン協奏曲Op.35
  アイザック・スターン(Vln)
  ロリン・マゼール指揮、ルツェルン祝祭管弦楽団
   1958年ライヴ録音
 ロココの主題による変奏曲Op.33
  ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Vc)
  ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮、ソビエト国立交響楽団
   1960年録音
 組曲第3番
  ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団
   1960年録音
Disc. 3
 イタリア奇想曲Op.45
  アンタル・ドラティ指揮、ミネアポリス交響楽団
   1954年録音
 スラブ行進曲Op.31
  ユーディ・メニューイン指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
   1994年録音
 弦楽のためのセレナードOp.48
  シャルル・ミュンシュ指揮、ボストン交響楽団
   録音:1957年
 交響的バラード「地方長官」Op.78
  アルトゥーロ・トスカニーニ指揮、NBC交響楽団
   1941年ライヴ録音
Disc.4
 幻想序曲「ロミオとジュリエット」
  ラファエル・クーベリック指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   1955年録音
 劇音楽「ハムレット」Op.67a
  ロヴロ・フォン・マタチッチ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
   1956年録音
 幻想曲「テンペスト」Op.18
  ペトコフ指揮、ブルガリア国立交響楽団
   1959年録音
Disc. 5
 交響曲第1番、第2番
  ヘルベルト・ブロムシュテット指揮、南西ドイツ放送交響楽団
   2002年録音
  ゲオルグ・ショルティ指揮、パリ音楽院管弦楽団
   1956年録音
Disc. 6
 交響曲第3番「ポーランド」
  ボヤノフ指揮、ソビエト国立交響楽団
   1958年録音
 幻想曲「運命」Op.77
  ペトコフ指揮、ブルガリア国立交響楽団
   1959年録音
 序曲1812年
  アンタル・ドラティ指揮、ミネソタ大学ブラスバンド
   1954年録音
Disc. 7
 交響曲第4番
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮、
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   1951年録音
Disc. 8
 交響曲第5番
  ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、フィルハーモニア管弦楽団
  1952年録音
Disc. 9
 交響曲第6番
  エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮、
  レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
   1956年録音
Disc. 10
 マンフレッド交響曲
  パウル・クレツキ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
   1954年録音
 フランチェスカ・ダ・リミニOp.32
  レオポルド・ストコフスキー指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
   1947年録音
 

MEMBRAN 600210
(10CD)
\2100
エリカ・ケート(Sop)名唱集・アリア集
 モーツァルト:
  フィガロの結婚、ドンジョバンニ、
  コジ・ファン・トゥッテ、魔笛、後宮からの逃走
 ヴェルディ:椿姫、リゴレット、ファルスタッフ、仮面舞踏会
 プッチーニ:ボエーム、トゥーランドット、蝶々夫人
 グノー:ファウスト
 ドリーブ:ラクメ
 ドニゼッティ:ランメルモールのルチア、ドン・パスクワーレ
 ロッシーニ:セビリアの理髪師
 ニコライ:ウィンザーの陽気な女房たち
 ウェーバー:魔弾の射手
 コルンゴルト:死の都
 R.シュトラウス:ばらの騎士、ナクソス島のアリアドネ
 ベートーヴェン:フィデリオ
 ワーグナー:ワルキューレ
 フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテル
 ドイツ民謡集10曲
 スッペ:怪盗団
 J.シュトラウス:ウィーン気質、ジプシー男爵、こうもり
 ミレッカー:乞食学生
 カールマン:チャールダーシュの女王、モンマルトルのすみれ
 グラニッヒシュテーテン:DER ORLOW
 キュンネッケ:どこかの従兄弟
 ベルテ:三人の娘の館
 イェッセル:シュヴァルツヴァルトの娘
 レハール:
  ロシアの皇太子、フリーデリケ、微笑みの国、ルクセンブルク伯爵
 グローテ:スウェーデンのナイチンゲール
エリカ・ケート(Sop)
 

MEMBRAN
600209
(17CD)\3200
マルセル・メイエ(pf)/1925年〜57年スタジオ録音全集
Disc. 1
 シャブリエ:
  2台ピアノのための3つのロマンティックなワルツ、絵画的小曲集、
  5曲の遺作、ハバネラ、奇想曲、バレエの歌
  フランシス・プーランク(pf)
   1955年録音
Disc. 2
 シャブリエ:気まぐれなブーレ、楽しい行進
  1955年録音
 ラヴェル:
  亡き王女のためのパヴァーヌ、古風なメヌエット、
  ハイドンの名によるメヌエット、水の戯れ、鏡、組曲「クープランの墓」
  1954年録音
Disc. 3
 ラヴェル:ソナチネ、夜のガスパール
  1954年録音
 ラヴェル:鏡より「鐘の谷」「悲しい鳥」「道化師の朝の歌」
  1948年録音
Disc. 4
 ドビュッシー:喜びの島
  1957年録音
 ドビュッシー:前奏曲集第1巻、第2巻
  1956年録音
Disc. 5
 ドビュッシー:映像第1集、第2集
  1957年録音
 ドビュッシー:映像第2集より
  「そして月は荒寺に落ちる」「金色の魚」
 ドビュッシー:前奏曲第2巻より
  「ヴィーニョの門」「月の光がふりそそぐテラス」「花火」、ラモーを讃えて
  1947年録音
 クープラン:クラヴサン曲集
  第3巻第15オルドル「子守歌またはゆりかごの愛」
  第2巻第6オルドル「神秘のバリケード」
  第3巻第14オルドル「嘆きの頬白」
  第4巻第25オルドル「さまよえる影」
  第3巻第18オルドル「ティク・トク・ショックまたはマイヨタン」
   録音日不明
Disc. 6
 クープラン:クラヴサン曲集
  第3巻第15オルドル「子守歌またはゆりかごの愛」
  第3巻第18オルドル「ティク・トク・ショックまたはマイヨタン」
  第3巻第14オルドル「嘆きの頬白」
  第3巻第19オルドル「ミューズ・プランタン」
  第4巻第23オルドル「女道化師」
  第4巻第25オルドル「さまよえる影」
  第2巻第6オルドル「神秘のバリケード」
  第3巻第13オルドル「フランスのフォリア、あるいはドミノ」
  第2巻第8オルドル「パッサカーユ」
   1946年録音
 J.S.バッハ:パルティータ第1番BWV.825、第3番BWV.827、第2番BWV.826
  1946年録音
Disc. 7
 J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガBWV.903
  1946年録音
 J.S.バッハ:トッカータBWV.913、イタリア協奏曲BWV.971
  1946年録音
 J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニアBWV.772〜BWV.801
  1948年録音
Disc. 8
 J.S.バッハ:イギリス組曲第4番BWV.809
  1949年録音
 J.S.バッハ:トッカータBWV.910、BWV.911、BWV.912
  1949年、1946年録音
 J.S.バッハ:幻想曲とフーガBWV.904
  1946年録音
 J.S.バッハ:パルティータ第6番BWV.830
  1947年録音
Disc. 9
 ラモー:クラヴサン曲集第1巻、
  クラヴサン曲集第2組曲、第3組曲、
  新クラヴサン曲集より4曲
   1953年録音
Disc. 10
 ラモー:新クラヴサン曲集より3曲、
  クラヴサン曲集第5組曲、
  5つの小品
   1953年録音
 ラモー:クラヴサン曲集より11曲
   1946年録音
Disc. 11
 D.スカルラッティ:
  ソナタK.478、K.492、K.380、K.27、K.245、K.87、K.64、K.432、K.450、K.69、
  K.114、K.9、K.119、K.32、K.175、K.279、K.96、K.430、K.427、K.13、K.519、K.17
   1954年録音
Disc. 12
 D.スカルラッティ:
  ソナタK.202、K.30、K.29、K.377、K.523、K.446、K.159、K.474、K.125、K.533、K.9、
  K.119、K.432、K.427、K.474、K.377、K.96、K.69、K.17、K.8、K.13、K.450、
  K.245、K.478、K.32、K.175、K.27、K.125、K.30、K.87
   1955年、1948年、1949年、1946年録音
Disc. 13
 D.スカルラッティ:ソナタK.380、K.430、K.114、K.64、K.279、K.202、K.519
  1946年録音
 モーツァルト:ピアノソナタ第8番K.310
  1949年録音
 モーツァルト:アダージョK.540、メヌエットK.355、小さなジーグK.574
  1949年録音
 モーツァルト:ピアノソナタ第11番K.311、第18番K.533、ロンドK.494
  1953年録音
Disc. 14
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番K.466、第23番K.488
  1953年録音
Disc. 15
 ロッシーニ:老年のいたずらより5曲
  1954年録音
 シューベルト:
  12のワルツD.969、感傷的なワルツD.779、
  6のドイツ舞曲D.783、8のレントラーD.366、12のレントラーD.790
   1949年録音
Disc. 16
 ストラヴィンスキー:
  「ペトルーシュカ」からの3楽章、セレナード、ピアノソナタ
   1952年、1955年録音
 オスカー・エスプラ:スペイン南部のソナタOp.52
  1953年録音
Disc. 17
 R.シュトラウス:ブルレスケ
  1943年録音
 ミヨー:スカラムーシュ
  1938年録音
 シャブリエ:気まぐれなブーレ
  1929年録音
 ラヴェル:道化師の朝の歌
  1929年録音
 シャブリエ:牧歌
 プーランク:3つの無窮動
 ストラヴィンスキー:ラグタイム
 ドビュッシー:金色の魚
 ファリャ:三角帽子より「粉屋の踊り」
 アルベニス:ナバーラ、スペインの歌Op.232より「やしの木陰」
  1925年録音
 ハイドン:ピアノソナタ第34番Hob.XVI:34
  1929年録音



<映像>


OPUS ARTE(映像)

OA1122D
(DVD)
\4000
モーツァルト:歌劇「魔笛」2幕
 特典映像:キャスト・ギャラリー
タミーノ…マキシミリアン・シュミット(T)/
パミーナ…クリスティーナ・ランドシャーマー(S)/
パパゲーノ…トーマス・オリーマンス(Br)/
パパゲーナ…ニーナ・レダーマン(Ms)/
夜の女王…イリデ・マルティネス(S)/
ザラストロ…ブラインドリー・シャラット(B)/
モノスタトス…ヴォルフガンク・アブリンガー=シュペルハッケ(T)/
3人の侍女…アナ・マリア・レイビン(S)/
シルヴィア・デ・ダ・ムエラ/ユリア・ファイレンボーゲン/
マーテン・コーニングスベルガー 他/
ネーデルランド室内管弦楽団/
オランダ国立歌劇場合唱団(ニコラス・ジェンキンス…合唱指揮)/
マルク・アルブレヒト(指揮)/
サイモン・マクブルネイ(ディレクター&ドラマトゥルギー)/
マイケル・レヴィン(セット・デザイン)/
ニッキー・ギルブランド(衣装)/
ジーン・カルマン(照明)/
ジョシー・ダクスター(ムーヴメント)/
ミシェル・フェルメイレン(スクリーン・ディレクター)

OABD7133D
(BD)
\4800
2014年2月 ネーデルランド化劇場におけるライブ収録/
収録時間:163分+20分(ボーナス:キャスト・ギャラリー&ドキュメンタリー)/
音声:独語歌唱/<DVD>ステレオ2.0/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1/字幕:英, 仏, 独, 蘭, 日, 韓/
画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
 大蛇に追われ逃げてくる王子タミーノの姿から物語は始まります。そこに現れる3人の侍女、そして奇妙でユニークな鳥刺しパパゲーノ。彼らが語るのは“夜の女王”の娘パミーナの現在の状況についてです。娘をザラストロにさらわれた“夜の女王”の嘆きを聞き、パミーナの美しい絵姿を見て心を動かされたタミーノは、パミーナの救出を決意します。ここまでを見る限りでは、夜の女王が「善」でザラストロが「悪」。しかしお話はそんなに単純ではありません。そう、そういう場合は双方の言い分を聞かなくては。かくしてタミーノはパパゲーノとともに旅立ちます。
 魔法の笛と魔法の鈴を携えて…善と悪、愛と憎しみ。これらが絡み合い、そこにちょっとしたユーモアも交え描かれた「魔笛」ですが、実はフリーメイソンの思想が織り込まれていることもご存知の通りです。様々なシンボルが効果的に盛り込まれ、その精神を讃えているといわれます。しかし、何よりもモーツァルトが書いた音楽の美しいこと。これ「最高傑作のひとつ」と言われる所以でしょう。
 そんな名作ですから、このオペラを上演する際には様々な趣向が用いられるのが常ですし、観客もいつも「新鮮な驚き」を期待しています。この上演でもなかなか気の効いた演出がなされています。舞台一杯に映し出される幻想的な映像、少しだけデフォルメされた歌手たちの動き、そして演技。若干やり過ぎとも思える凝った仕掛けなど見るべきところが満載です。
 全体的に、洗練さよりも庶民的な要素が目立つ舞台作りであり、これはまさに当時の歌芝居精神をきちんと表出したものであり、原作者シカネーダーの意に沿うものなのではないでしょうか。もちろん歌手たちについては申し分なし。とりわけタミーノ役のM.シュミットの美声には惚れ惚れするばかりです。













1/13(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENTUS MUSC


PHILHARMONIA ● REC



PHR 0102
(2CD)
\3600→\3290
ワーグナー:前奏曲と間奏曲集
CD1
 1. パルジファル:前奏曲(12’15)
 2. 神々の黄昏:夜明けとジークフリートのラインへの旅(12’ 11)
 3. 神々の黄昏:ジークフリートの葬送行進曲(8’12)
 4. ワルキューレ:ワルキューレの騎行(4’54)
 5. ニュルンベルクのマイスタージンガー:前奏曲(10’42)
 6.トリスタンとイゾルデ:前奏曲(11’06)
 7.トリスタンとイゾルデ:愛の死(6’22)
CD2
 1. ローエングリン:前奏曲(9’00)
 2. タンホイザー:序曲(15’37)
 3. リエンツィ:序曲(12’27)
 4. 恋愛禁制:序曲(8’21)
 5. 妖精:序曲(11’28)
フィルハーモニア・チューリッヒ(チューリッヒ歌劇場管)
ファビオ・ルイージ(指揮)
 フィルハーモニア・レコード第2 弾!じっくりと録音されたセッション録音盤!ルイージの審美眼が光るワーグナー選集!

 録音:2014 年秋、チューリッヒ歌劇場(セッション/ デジタル)/123’26’’

 フィルハーモニア・チューリッヒ(チューリッヒ歌劇場管弦楽団)の話題の新レーベル、フィルハーモニア・レコード(philharmonia ● rec)の第2 弾は、ルイージによるワーグナーの管弦楽曲集。
 チューリッヒ歌劇場とワーグナーは密接な関係があります。チューリッヒ歌劇場の前身アクツィエン劇場は、当時ドイツを離れスイスに亡命していたワーグナーの活躍の場でもありました。その劇場が火災で焼失したのちに1891 年に現在のチューリッヒ歌劇場が建設。またフルトヴェングラーもそのキャリアをここでスタートさせ、バイロイト以外でワーグナーの「パルジファル」を初めて上演するなどの歴史が刻まれている劇場です。
 本アルバムは、スタジオでじっくりとセッション録音されただけに、ルイージの的確で情熱的な指揮が見事功を奏し、ライヴのような熱気を維持しつつ、音楽性がより練られた内容となっています。
 選曲はルイージ自身が練りに練って行っており、チューリッヒ歌劇場と縁の深い「パルジファル」の前奏曲を冒頭に収録。「神々の黄昏」「ワルキューレ」「トリスタンとイゾルデ」など傑作群が続き、最後には、ベルリオーズからの影響が感じられるワーグナー初期の作品である、最初のオペラ「妖精」と第2 作目のオペラ「恋愛禁制」の序曲が収録されています。
 ルイージは、神話性さらに音楽で官能性を極めたワーグナーの作品を、独特のうねり、芳醇な響きをオケから上手く引き出し、オペラ指揮者としての構築力を見せつけています。




フィルハーモニア・レコード第1弾!

PHR 0101
\2400→\2190
ルイージの巧みな描写力が光る「幻想」
 ベルリオーズ:幻想交響曲作品14
ファビオ・ルイージ(指揮)
チューリッヒ歌劇場管弦楽団
 録音:2013 年9 月チューリッヒ歌劇場/55’27

 CD 第1 弾は2012/2013 シーズンより音楽総監督に就任したファビオ・ルイージ指揮によるベルリオーズの幻想交響曲です。
 ここ数年メトロポリタン歌劇場、チューリッヒ歌劇場と、オペラに巧みな手腕を発揮してきたルイージならではの力量が十分に感じられ、スリリングで求心力にあふれる音c楽が展開されていきます。チューリッヒ歌劇場管弦楽団の「音」も非常に魅力的で、色彩的なオーケストレーションを、瑞々しい音色で最大限に引き出しています。







CHALLENGE CLASSICS


CC 72263
\2500
シュメッリ歌曲集より
 ・われここ汝の飼葉桶の側に立ち BWV 469
 ・すべての善きものの泉 BWV 445
 ・汝に、ヤハウェよ、われ向かいて歌わん BWV 452(バッハ作)
 ・わがイエスのみがわが生命 BWV 490
 ・イエス、わが信仰の誉れ BWV 472
 ・雄々しかれ、わが弱き心よ BWV 454
 ・われ汝のうちにて喜べり BWV 465
 ・われらをイエスとともに引き行け BWV 481
 ・おのが平安に帰り BWV 460
 ・祝福を受けたまえ、優しきイエスよ BWV 499
 ・さほど悲しくはなし BWV 489
 ・忠実な魂の祝福された持ち場 BWV 442
 ・イエスよ、わが心の喜び BWV 473
 ・御身がともにあるならば BWV 508
 その他の作品
  ・J.S.バッハ:天にまします我らの父よ BWV 683(クラヴィーア練習曲集第3巻より)
  ・J.S.バッハ:パストラーレ ヘ長調 BWV 590
  ・J.S.バッハ:尊き御神の統べしらすままにまつろい BWV 691
  ・ブクステフーデ:フーガ ハ長調 BuxWV 174
  ・D. スカルラッティ:ソナタ ト長調 K 328
  ・ブクステフーデ:パルティータ ホ短調 BuxWV 179
  ・ロカテッリ:メヌエットと変奏(フルートソナタop.2-10 より)
コンスタンティン・エマヌエル(ボーイ・ソプラノ)
トン・コープマン(オルガン)
 ボーイ・ソプラノによるバッハ

 録音:2014 年9 月

 シュメッリ歌曲集(BWV 439~537)は、ゲオルク・クリスティアン・シュメッリが、バッハの協力を得て編んだ宗教的歌曲集。954 曲が含まれていますが、歌詞と旋律名(楽譜なし)のみを掲げたものがほとんどで、歌詞と楽譜が掲載されているのは69 曲のみ、さらに、バッハが確実に作曲したとされているのはそのうちの3 曲(BWV 452, 478, 505)、というものです。バッハの作品の中では比較的録音機会の少ないものです。
 ボーイ・ソプラノを起用したバッハ指揮者といえばアーノンクール以来あまりいないのが実情。ここで起用されたコンスタンティン・エマヌエルは、録音当時15 歳。チューリヒ歌劇場の合唱指揮者のエルンスト・ラッフェルスベルガーらに師事しており、様々なコンクールで受賞歴があります。メンデルスゾーンの宗教作品などで演奏会にも登場、また、チューリヒ歌劇場でもボルトン指揮の「ウリッセの帰郷」アモール役で登場しています。男性アルトの見事な技巧になれた耳には、ボーイ・ソプラノの声はやはり新鮮。
 シュメッリ歌曲集からは14 曲が収録されていますが、うちバッハの作品は1 曲。しかしながらバッハ作品もバッハ以外による旋律も、清らかな歌声で聴かせます。コープマンのオルガンが、清冽な空気を引き締めています。
 

CC 72668
(2CD)
\2500
C.P.E.バッハ(1714-1788):作品集
[CD1]
 6つのオルガン・ソナタ集
  ソナタ イ短調 Wq70-4、ヘ長調 Wq.70-3、ト短調 Wq.70-6、
  ニ長調 Wq.70-5、変ロ長調 Wq.70-2、ニ短調 Wq.69
   トン・コープマン(オルガン/ Amalia, ベルリン)
[CD2]
 ・ファンタジア 嬰ヘ短調 H300, Wq67
 ・ロンド ト長調 H271, Wq57/3
 ・スペインのフォリアに基づく12の変奏曲 H263, Wq118/9
 ・ファンタジア ハ長調 H284, Wq59/6
 ・ロンド ホ長調 H265, Wq57/1
 ・ファンタジア 変ロ長調 H289, Wq61/3
 ・ソナタ ヘ短調 H173, Wq57/6
 ・ロンド ニ長調 H261, Wq56/3
ティニ・マトー
 (ハンマーフリューゲル
  〔アントン・ヴァルター製〕)
 トン・コープマン&ティニ・マトー夫妻によるC.P.E. バッハ作品集

 録音:2014 年1 月

 トン・コープマンとティニ・マトー夫妻による、C.P.E. バッハ作品集。
 [CD1] のコープマンが演奏するオルガン・ソナタ集は、以前にリリースされたもの。[CD2] はティニ・マトーによる新録音です。
 ティニ・マトーはアムステルダム生まれ。アムステルダムのスヴェーリンク音楽院でトン・コープマンに師事しました。コープマンの妻でもあり、共演を多く重ねています。
 このディスクでは、C.P.E. バッハのファンタジアを中心としたプログラムを披露。これらの作品は、すべてC.P.E. バッハ本人が「専門家と愛好者のための」作品として出版したものから選ばれています。
 ソナタ以外はすべて晩年の10 年の間に書かれたものですが、ひらめきと新しさに満ちています。




ABC CLASSICS


ABC 481 0331
\2500
カーペンターズヴィル
 ブリッツスタイン:《女王より》 ベスト・ティング・オブ・オール
 バーンスタイン:
  《ピーター・パン》 よりドリーム・ウィズ・ミー
  《ワンダフル・タウン》 より100通りの抜け道
 J.Sバッハ:《マタイ受難曲》 より主よ、憐れみ給え
 ウォレス:《ホッパーの妻》 より気だるい夏の日(世界初録音)
 ブラウアマン:マイク・ミー・ア・カイト
 ゲテル:《光溢れる広場》 より美しさは(世界初録音)
 シルバーマン:マーサ(世界初録音)/他
ルーシー・シャウファー(ヴォーカル)
 アメリカ出身で、声色の変化に富み、美しい歌声が魅力的な歌手、ルーシー・シャウファーによる作品集。ウォレスの「ホッパーの妻より気だるい夏の日」、ゲテルの「光溢れる広場より美しさは」、シルバーマンの「マーサ」は世界初録音。
 
ABC 481 0549
\2500
エドワーズ:管弦楽作品集
 ヴァイオリン協奏曲 《マニニャス》*
 交響曲第1番 《平和をお願い》
 パーカッション独奏と管弦楽のための夜想曲 《ヤラゲー》+
スチュアート・チャレンダー(指揮)
デイヴィッド・ポルセリーン(指揮)
シドニー交響楽団
ディーン・オールディング(ヴァイオリン)*
イアン・クレワース(パーカッション)+
アンソニー・ボールドリン(ピアノ)+
 オーストラリアの近代作曲家、ロス・エドワーズ(b.1943)の管弦楽作品集。オーストラリアのルーツと深く結ばれた作品は、一味違うリズムや不均等なフレーズで超越したセンスを感じることが出来る。

 1990−1992年の録音。
 
ABC 481 0548
\2500
スカルソープ:作品集
 5本のクラリネットのための 《小さな町》/
 リトル・セレナーデ/サン・ミュージックIII/
 ピアノ協奏曲より 《カルモ》/アース・クライ/
 弦楽のためのソナタ第3番/
 オーストラリアの子どもより 《オーストラリアの賛美歌》/
 進め 美しのオーストラリア/
 ポート・アーサーより《イン・メモリアム》/他
デイヴィッド・ポルセリーン(指揮)
マイヤー・フレッドマン(指揮)
タスマニア交響楽団
アデレード交響楽団
メルボルン交響楽団
アンソニー・フォッグ(ピアノ)、他
 オーストラリアのリーディング・コンポーザーの一人、ピーター・スカルソープの作品集。代表作「アース・クライ」、「ポート・アーサー」など名曲が集結。風景を浮かび上がらせる南半球豪州の魅力を存分に味わえる。




ANALEKTA



AN 29847
\2500→\2290
フランスのトランペット協奏曲集
 トマジ:トランペット協奏曲
 デザンクロ:呪文、哀悼歌と舞踏
 ジョリヴェ:トランペット協奏曲第2番
ポール・メルケロ(トランペット)
ケント・ナガノ(指揮)
モントリオール交響楽団
 OSM首席トランペット奏者ポール・メルケロ!ケント・ナガノとのフレンチ・プログラム!

 1995年の就任から現在まで首席トランペット奏者として、カナダの名門モントリオール交響楽団の金管セクションをリードし続けているポール・メルケロ。
 去る2014年10月のモントリオール交響楽団来日公演でも、その輝かしいサウンドを存分に披露してくれたメルケロの"ソリスト"としての新録音は王道!「フランスのトランペット協奏曲集」!
 ケント・ナガノ&モントリオール交響楽団との共演によるメルケロのフレンチ・プログラムの舞台は、OSMの新本拠地メゾン・サンフォニーク・ド・モントリオール。
 名作であると同時に、ソリストに高度なテクニックが要求される難曲としても有名なトマジ、デザンクロ、そしてジョリヴェの3作品に挑むメルケロ、ケント・ナガノ&OSM。
 カナダが誇る強力コンビによる圧巻の演奏は、トランペット&金管楽器奏者、関係者必聴です!

 ※録音:2013年11月10日、メゾン・サンフォニーク・ド・モントリオール(モントリオール、カナダ)




CHANDOS



CHSA 5151
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
メンデルスゾーン・イン・バーミンガムVol.3
 メンデルスゾーン:
  序曲 《静かな海と楽しい航海》 Op.27
  交響曲第2番変ロ長調 Op.52 《讃歌》*
エドワード・ガードナー(指揮)
バーミンガム市交響楽団
ソフィー・ベヴァン(ソプラノ)*
メアリー・ベヴァン(ソプラノ)*
ベンジャミン・ヒューレット(テノール)*
CBSO合唱団*
 エドワード・ガードナーのメンデルスゾーン第3弾は、交響曲第2番!!

 イングリッシュ・ナショナル・オペラの若き音楽監督、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者(2015年からは首席指揮者!)として、さらにMETやスカラ座への定期的な客演など、世界各地のオペラハウスやコンサートホールで大活躍中のエドワード・ガードナー。目下絶好調のガードナーが首席客演指揮者を務めているバーミンガム市交響楽団とのニュー・プロジェクト「メンデルスゾーン・イン・バーミンガム」。
 メンデルスゾーンと縁の深いイギリスの都市「バーミンガム」を舞台として繰り広げられるプロジェクト。第3弾は、シリーズ最後の交響曲となる交響曲第2番 《賛歌》。独唱と合唱を伴う管弦楽のための「交響的カンタータ」とも呼ばれ、60分を超える大規模な作品。ソリストには、ソフィーとメアリーのベヴァン姉妹(ソフィーはThe International Opera Awards 2013でYoung Singer賞を受賞)に、ベンジャミン・ヒューレットといったイギリス期待の若手歌手たちを起用。
 併録される序曲は、「真夏の夜の夢」と「フィンガルの洞窟」の間に作曲された演奏会用序曲三部作の2作目で、ゲーテの詩「静かな海」と「楽しい航海」を描写した序曲「静かな海と楽しい航海」。
 第1弾「交響曲第4番&第5番」、第2弾「交響曲第1番&第3番」とも大反響となった期待のシリーズです!

 ※録音:2014年2月15日−16日、タウン・ホール(バーミンガム、イギリス)



  

CHAN 10842
\2400
フランスの宗教合唱作品集
 ヴィエルヌ:荘厳ミサ曲 Op.16
 プーランク:アッシジの聖フランチェスコの4つの小さな祈り S.142
 メシアン:おお聖餐よ
 プーランク:悔悟節のための4つのモテット S.97
 ラングレ:荘厳ミサ曲
ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団
アンドルー・ネスシンガ(指揮)
エドワード・ピクトン=ターバーヴィル(オルガン)
 セント・ジョンズ・カレッジの名門聖歌隊、20世紀フランスの宗教音楽を歌う

 17世紀後半、1670年代から礼拝での役目を担うなど、300年以上という長き歴史と伝統を誇る世界有数の聖歌隊、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団。
 Chandos専属録音となるセント・ジョンズ・カレッジ合唱団の最新作は、ルイ・ヴィエルヌとジャン・ラングレが作曲したそれぞれの「荘厳ミサ曲(ミサ・ソレムニス)」に、オリヴィエ・メシアン、フランシス・プーランクの小品の組み合わせたフランスの宗教合唱作品集。
 ヴィエルヌとラングレの荘厳ミサ曲は、ヴィエルヌのオルガンの教師であったシャルル=マリー・ウィドールのミサ曲嬰ヘ短調Op.36との共通点が見られる作品。しかし、どちらも幼い頃に視力を失い、パリ音楽院で学び、パリの主要な教会で名オルガニストとして活動した二人は、より近代的で色彩的なオルガン書法を用いている。
 名合唱指揮者アンドルー・ネスシンガの下、歴史が紡いできた豊かな男声と清らかなボーイ・ソプラノで、20世紀初期フランスの神聖なる合唱音楽を聴く。

 ※録音:2014年15日−17日、ケンブリッジ大学セント・ジョンズ・カレッジ礼拝堂



 
CHSA 5149
(2SACD HYBRID)
\5600→\5190
2014年の「エルガー・メダル」受賞!
 アンドルー・デイヴィスのエルガー最新作!

  エルガー:
   カンタータ《オラフ王の伝説からの情景》Op.30*
   バラード《聖ジョージの旗》Op.33
アンドルー・デイヴィス(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
エミリー・バーサン(ソプラノ)*
バリー・バンクス(テノール)*
アラン・オーピー(バリトン)*
ベルゲン・フィルハーモニー合唱団
コレギウム・ムジクム合唱団
エドヴァルド・グリーグ合唱団
 2014年の「エルガー・メダル」受賞!アンドルー・デイヴィスのエルガー最新作!

 故リチャード・ヒコックスより受け継いだ「英国音楽の伝道師」、そして「エルガー・メダル2014」を受賞した21世紀のエルガー指揮者、サー・アンドルー・デイヴィスのエルガー新録音!
 オーケストラは、ネーメ・ヤルヴィやエドワード・ガードナーとの録音でも大活躍中であるノルウェーのベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団。アンドルー・デイヴィスとベルゲン・フィルの組み合わせは、ジェニファー・パイクがソリストを務め大ヒットとなった、シベリウスのヴァイオリン協奏曲(CHSA 5134)以来の録音。
 ベルゲン・フィル合唱団、そしてベルゲンの合唱団であるコレギウム・ムジクム合唱団、エドヴァルド・グリーグ合唱団という3つの合唱団とともに贈るのは、995年にノルウェー王となったオラフ(オーラヴ)1世の伝説(サガ)に基づく世俗カンタータ。
 前作、エルガーの「ゲロンティアスの夢(CHSA 5140)」は英BBCミュージック・マガジンで「Recording of the Month」に選ばれ、高評価を着実に積み上げているデイヴィスのエルガー最新作。イギリス音楽ファン、エルガリアン要チェックです!

 ※録音:2014年6月16日−19日(オラフ王の伝説からの情景)&19日−20日(聖ジョージの旗)、グリーグホール(ベルゲン)
 


CHAN 10845
(2CD)
\4800→\4390
ブロドスキー弦楽四重奏団
ツェムリンスキー:弦楽四重奏曲全集

 弦楽四重奏曲第1番 Op.4
 弦楽四重奏曲第2番 Op.15
 弦楽四重奏曲第3番 Op.19
 弦楽四重奏曲第4番(組曲) Op.25
 弦楽四重奏曲ホ短調(c.1893/世界初録音)
ブロドスキー弦楽四重奏団
 〔ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)、
  イアン・ベルトン(ヴァイオリン)、
  ポール・キャシディ(ヴィオラ)、
  ジャクリーン・トーマス(チェロ)〕
 世界初録音含む、弦楽四重奏曲全集!

 専属アーティストとしてシャンドス(Chandos)に加わり、コンセプト・アルバムからブラームスの室内楽作品、世界初録音を含むパヌフニク父娘の作品集など、幅広いレパートリーを披露しているブロドスキー弦楽四重奏団。
 1893年頃に作曲、1997年に出版され、今回が初録音となる「弦楽四重奏曲ホ短調」を含む、オーストリアの作曲家アレクサンダー・ツェムリンスキー(1871−1942)の弦楽四重奏曲全集。
 ツェムリンスキー若き頃の秀作である「弦楽四重奏曲ホ短調」は、品格ある序章、シンプルで魅力的な旋律のアンダンテとスケルツォ、そしてエネルギッシュで独創的なフィナーレを持つ、ツェムリンスキー初期の弦楽書法が詰まった注目すべき遺産。

 ※録音:2014年6月4日−6日(第1番、第3番、ホ短調)&16日−18日(第2番、第4番)、ポットン・ホール(サフォーク)
 


CHAN 0805
\2400→\2190
〔chaconne〕
ルベル:四大元素
 喜劇と悲劇 Vol.1

  リュリ:コメディ・バレ《町人貴族》からの組曲 LWV.43
  ルベル:四大元素
  マレ:音楽悲劇《アルシオーヌ》からの組曲
テンペスタ・ディ・マーレ
 アメリカの清新バロック・オーケストラ、テンペスタ・ディ・マーレの新プロジェクト!

 ChandosのChaconne(シャコンヌ)シリーズで、ファッシュやヴァイスからJ.S.バッハの「室内楽版トリオ・ソナタ」まで、意欲的なレパートリーを聴かせてくれたフィラデルフィアのバロック・オーケストラ、"テンペスタ・ディ・マーレ"。
 アメリカの精鋭ピリオド楽器奏者たちの新たなプロジェクトの舞台は、17世紀後半のフランス。ジャン=バティスト・リュリが作りだした、喜劇(コメディ・バレ)と悲劇(トラジェディ・リリック)を組み合わせるという意欲的なプログラム。
 第1弾はリュリの代表的なコメディ・バレ「町人貴族」からの組曲と、リュリの弟子であり、ともにリュリ率いるルイ14世の宮廷楽団で演奏したジャン=フェリ・ルベルの代表作「四大元素」、そしてマラン・マレの音楽悲劇「アルシオーヌ」からの組曲。

 ※録音:2014年6月9日−11日、グールド・リサイタル・ホール、カーティス音楽学校(フィラデルフィア/アメリカ)




CHANNEL CLASSICS



CCSSA 36515
(2SACD HYBRID)
\4000→\3690
.
ポッジャー&ブレコン・バロック、ヴィヴァルディ第3弾
.
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.3《調和の霊感》
 協奏曲第1番ニ長調 Op.3-1,RV.549(4つのヴァイオリンのための)
 協奏曲第2番ト短調 Op.3-2,RV.578
  (2つのヴァイオリンとチェロのための)
 協奏曲第3番ト長調 Op.3-3,RV.310(独奏ヴァイオリンのための)
 協奏曲第4番ホ短調 Op.3-4,RV.550(4つのヴァイオリンのための)
 協奏曲第5番イ長調 Op.3-5,RV.519(2つのヴァイオリンのための)
 協奏曲第6番イ短調 Op.3-6,RV.356(独奏ヴァイオリンのための)
 協奏曲第7番ヘ長調 Op.3-7,RV.567
  (4つのヴァイオリンとチェロのための)
 協奏曲第8番イ短調 Op.3-8,RV.522(2つのヴァイオリンのための)
 協奏曲第9番ニ長調 Op.3-9,RV.230(独奏ヴァイオリンのための)
 協奏曲第10番ロ短調 Op.3-10,RV.580
  (4つのヴァイオリンとチェロのための)
 協奏曲第11番ニ短調 Op.3-11,RV.565(2つのヴァイオリンのための)
 協奏曲第12番ホ長調 Op.3-12,RV.265(独奏ヴァイオリンのための)
レイチェル・ポッジャー
 (ヴァイオリン&ディレクター)
ブレコン・バロック
 〔ボヤン・チチッチ(ヴァイオリン)、
  ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン)、
  ザビーネ・ストファー(ヴァイオリン)、
  ジェーン・ロジャーズ(ヴィオラ)、
  リカルド・クエンデ・イススキサ(ヴィオラ)、
  アリソン・マクギリヴレイ(チェロ)、
  ヤン・スペンサー(ヴィオローネ)、
  ダニエレ・カミニティ(テオルボ)、
  デイヴィッド・ミラー(テオルボ&ギター)、
  マルチン・シヴィオントキエヴィチ
   (チェンバロ)〕
 
 パラディアン・アンサンブルとフロリレジウムのオリジナル・メンバー、イングリッシュ・コンサートのコンサート・ミストレス、エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団のゲスト・ディレクターとして活躍し、現代最高のバロック・ヴァイオリニストの1人に数えられているバロック・ヴァイオリンの天女レイチェル・ポッジャー。「ラ・ストラヴァガンツァ(CCSSA 19503)」、「ラ・チェトラ(CCSSA 33412)」と大ヒットを続けてきた、ポッジャーによるアントニオ・ヴィヴァルディの協奏曲。最新作は、ヴィヴァルディの最高傑作の中の一つ、1711年に出版された12のヴァイオリン協奏曲集「調和の霊感」。
 自身が主宰するブレコン・バロック・フェスティヴァル(ウェールズ、ブレコン)のレジデント・アンサンブルとしてポッジャーが結成したブレコン・バロック。「2つのヴァイオリンのための協奏曲」でポッジャーとともにソロを務めるのは、J.S.バッハ(CCSSA 34113)でも見事な共演を果たしたボヤン・チチッチとヨハネス・プラムゾーラー。
 この協奏曲集でヴァイオリンととも活躍するチェロは、モーツァルト(CCSSA 28109)から共演しているアリソン・マクギリヴレイ。また、ヴィオラのジェーン・ロジャーズ、チェンバロのマルチン・シヴィオントキエヴィチ、テオルボのダニエレ・カミニティ、バロック・ギターのデイヴィッド・ミラーなど、古楽界の世界的名手が集い、"赤毛の司祭"の驚くべき才能を表現します。







LABEL−HERISSON


LH 08
\2500
ハイドン:ソナタと変奏曲集
 ピアノ・ソナタ第50番ハ長調 Hob.XVI-50
 ピアノ・ソナタ第52番変ホ長調 Hob.XVI-52
 ピアノ・ソナタ第51番ニ長調 Hob.XVI-51
 変奏曲ヘ短調 Hob.XVII-6
 《神よ、皇帝フランツを守り給え》による変奏曲
マチュー・デュピュイ(フォルテピアノ)
 1807年のフォルテピアノで弾くハイドン&ベートーヴェン!

 パリ国立高等音楽院のチェンバロと通奏低音で1等賞を獲得した1977年生まれの気鋭の鍵盤奏者、マチュー・デュピュイ。
 「C.P.E.バッハ:クラヴィコードのための作品集(LH 02)」や「スカルラッティ:ソナタ集(LH 04)」など類まれなる演奏を披露してきたデュピュイの新録音は、フォルテピアノによるハイドン。1807年頃プラハでヤコブ・ヴァイメス(1767−1830)によって作られたフォルテピアノのオリジナルを使用し、当時の音楽を再現することに見事成功している。

 2011年9月の録音。
 

LH 10
\2500
ベートーヴェン:ソナタ集
 ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2 《テンペスト》
 ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53 《ワルトシュタイン》
 ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57 《熱情》
スー・パク(フォルテピアノ)
 韓国出身で、パリ国立高等音楽院にてフォルテピアノで1等賞を受賞し、カトリーヌ・コラール、ピエール・リーチにピアノを、パトリック・コーエンにフォルテピアノを学んだ女流ピアニスト、スー・パーク。1807年頃プラハでヤコブ・ヴァイメスによって作られたフォルテピアノのオリジナルを使用した貴重なベートーヴェンのソナタ集。

 2013年9月の録音。




TACTUS



TC 550007
\2500→\2290
不朽の傑作「ミゼレーレ」の作曲者
 グレゴリオ・アレグリ 〜
  アルテンプス・コレクションの写本からの未出版作品集

  アレグリ:
   カンツォーナ《ラ・スカンフォルティナ》、
   人間の創造主よ, 栄えあれ、カンツォン《聖なるマリア》/
  ボノーミ:われは夜の床で/
  アネリオ:カンツォン(B)/
  アレグリ:ミサ曲《われは夜の床で》/
  アネリオ:カンツォン(C)/
  アレグリ:カンタータ《よこしまな眼よ、私を裏切らないでください》/
  アネリオ:カンツォン(A)/
  アレグリ:エレミアの哀歌、カンツォン 〜 シンフォニア
ムジカ・フレクサニマ・アンサンブル
ファブリツィオ・ビゴッティ(指揮)
 グレゴリオ・アレグリの未出版作品を収録!アルテンプス・コレクションの秘曲が蘇る!

 システィーナ礼拝堂で歌われた門外不出、教会音楽史上不朽の傑作「ミゼレーレ」の作曲者として高名なグレゴリオ・アレグリ(1582−1652)。
 イタリアの音楽学者で古楽演奏家のファブリツィオ・ビゴッティが、5年間にわたりイタリア、バチカンの図書館に所蔵されている楽譜や文献を研究した成果が、この「アルテンプス・コレクション」からの作品集。
 ガッレーゼ伯爵ジョヴァンニ・アンジェロ・アルテンプス(c.1586−1620)のコレクション(写本)に収められたまま眠りについていたイタリア・ルネサンスの遺産が、目覚めの時を迎える ——。

 ※録音:2011年8月&9月、教皇庁宗教音楽研究所(ローマ、イタリア)





 

TC 530701
\2500
 アンドレア・ガブリエリ:
  ミサ曲《王の御旗は進み》
  6声と7声のモテット集
イ・カントーリ・ディ・サン・マルコ
マルコ・ジェンマーニ(指揮)
 16世紀イタリア、そしてヴェネツィア楽派を代表する音楽家の1人であり、サンマルコ寺院のオルガニストとして後世に大きな影響を与えたアンドレア・ガブリエリ(1533−1585)。
 1572年に出版された「ミサ曲《王の御旗は進み》」と、1587年に出版された「6声と7声のモテット」を歌うのは、ヴェネツィア、サン・マルコ寺院のために書かれた中世、ルネサンス、バロックの音楽を採り上げ続けてきたイ・カントーリ・ディ・サン・マルコ。
 アカデミア・ビザンチナの創設メンバーでもあるマルコ・ジェンマーニの指揮が、ヴェネツィア楽派の音楽史を荘厳に語る。

 2012年10月の録音。
 

TC 601803
\2500
ルビーノ:5声のレクイエム(鎮魂ミサ曲) カペラ・ムジカーレ・ディ・サンタ・マリア・
 イン・カンピテッリ・ディ・ローマ、
ストゥディオ・ディ・ムジカ・アンティカ
《アントニオ・イル・ヴェルソ》
ディ・パレルモ、
アンサンブル・ラ・カントリア、
ヴィンチェンツォ・ディ・ベッタ(指揮)
 その重要性から、古代より様々な勢力の争奪の的となり、複雑な歴史を歩んできたシチリア島のパレルモに大きな足跡を遺した17世紀イタリアの音楽家、ボナヴェントゥーラ・ルビーノ(1600−1653)。
 1953年に作曲された「レクイエム(鎮魂ミサ曲)」は、ルビーノのパレルモ大聖堂楽長時代の作品。バロック時代のシチリア島、パレルモの音楽史の一部を解き明かす音楽史的視点からも要注目のタイトル。

 2014年6月の録音。
 

TC 910702
\2500
ゴリーニ:弦楽とピアノのための作品集
 チェロ・ソナタ/ヴァイオリンのための2つの練習曲/
 ヴィオラ・ソナタ/パヴァーナ/
 ピアノと弦楽四重奏のための五重奏曲
ジェシカ・オディ(ヴァイオリン)
クミコ・サカモト(ヴァイオリン)
モーガン・オショーネシー(ヴィオラ)
ブリジット・パスカー(チェロ)
ヤクブ・チョルチェフスキ(ピアノ)
 マリピエロの弟子で20世紀のイタリアを代表するコンポーザー=ピアニストの1人、ジーノ・ゴリーニ(1914−1990)の"作曲家"としての功績にスポットライトをあてた室内楽作品集。
 その作風からは、師であるマリピエロの影響を感じさせる。

 2013年8月の録音。
 


TC 900004
\2500→\2290
弦楽とオルガンのためのトランスクリプション集
 レスピーギ(ヴィターリ編):チャコーナ
 コレッリ(シェリング編):パストラール
 テバルディーニ:フーガ ト短調(フレスコバルディによる)
 ヴィヴァルディ(フォン・ダメック編):ラルゴ ニ短調
 ロカテッリ(シェリング編):葬送シンフォニア
 ヴィヴァルディ(シェリング編):ラルゴ ハ短調
 アルビノーニ(ジャゾット編):アダージョ
 ボッティ:哀歌 ホ短調
イ・ソリスティ・ラウデンシ
ファビオ・メルリーニ(指揮&オルガン)
 ぴぴんときた。素敵なアルバムになるかも。

 "弦楽器"と"オルガン"のための作品へと姿を変えた、イタリアの音楽史上に輝く巨匠たち、ヴィヴァルディ、コレッリ、ロカテッリ、レスピーギなどの名旋律。
 アルビノーニの「アダージョ」以外の7作品の"弦楽&オルガン"ヴァージョンは世界初録音。

 2014年4月の録音。



<映像>


C MAJOR(映像)


71 9904
(Blu-ray)
\5800
ブラームス:ドイツ・レクイエム Op.45 クリスティアン・ティーレマン(指揮)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
クリスティアン・ゲルハーヘル(バリトン)
バイエルン放送合唱団
 (合唱指揮:ペーター・ダイクストラ)
 シェーファー、ゲルハーヘル、ダイクストラ率いるバイエルン放送合唱団と最高の布陣で挑んだティーレマン&ミュンヘン・フィル、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」が日本語字幕付きブルーレイで再登場!

 収録:2007 年4 月ミュンヘン、フィルハーモニー(ライヴ)/画面:16:9、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、字幕:英独仏西韓日
 映像監督:アグネス・メート/映像制作:ユニテル・クラシカ

 目下のところ、ブルックナー、ワーグナーをはじめとする独=墺系レパートリーにその才能を遺憾無く奮っているドイツ期待の指揮者クリスティアン・ティーレマン。2007 年にミュンヘン・フィルと収録したブラームスの「ドイツ・レクイエム」がブルーレイとなって再登場します。
 このライヴに接したミュンヘン在住の高名な音楽評論家ヨアヒム・カイザーもティーレマンの手腕を絶賛した(Suddeutsche Zeitung)という、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」。ここでティーレマンは大規模な声楽作品ということで、ミュンヘン・フィルを含む最高の布陣で臨んでいるのが注目されるところです。
 まず、ソリストに、ともに理知的な歌唱を聴かせることでは抜群の存在感をみせるふたり、シェーファーとゲルハーヘルを迎えているのがおおきなポイント。スケールゆたかなティーレマンの音楽運びに乗せて、すぐれて美しい声質も魅力ながら、絶妙なニュアンスで歌詞の意味を届けるあたりはさすが。
 そして、いま、注目度急上昇中の若手合唱指揮者ダイクストラ率いるバイエルン放送合唱団。生気にみちた迫力のコーラスで、ティーレマンを強力にバックアップしています。
 ティーレマンはこの傑作をブルックナーにも通じる深い呼吸と、過去の偉大なる巨匠たちに連なる重厚長大なアプローチで、これぞ正統派という「ドイツ・レクイエム」を聴かせています。



















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