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第80号
お奨め国内盤新譜(2)
2015.1.6〜3.6


ALM/コジマ録音



ALCD-9146
 \2800+税
ケマル・ゲキチ(ピアノ)
■In Contrasts(イン・コントラスツ)

 [1]-[11] アンドレス・アレン:
       シルビオ・ロドリゲスの主題による変奏(1999)
 [12]-[14] セザール・フランク:前奏曲、コラールとフーガ FWV21(1884)
 [15]-[19] アルベルト・ヒナステラ:組曲《クレオール舞曲》 Op.15 (1946)
 [20]-[22] セザール・フランク:前奏曲、アリアと終曲 FWV23(1887)
 [23]-[25] ボリス・パパンドプロ:
  3つの練習曲〜《8つの練習曲》より(1956)
ケマル・ゲキチ(ピアノ)
〈録音〉彩の国さいたま芸術劇場 2014年6月5-6日
〈解説〉ケマル・ゲキチ

 桁外れの音楽性と超絶技巧−−ショパン・コンクールで審査員の意見が真っ二つに割れ、その後の活動では常に世界中の聴衆から熱い支持を受けてきた異能のピアニスト、ケマル・ゲキチの「現在」が響く待望のソロアルバム。
 ゲキチが音楽の核心として敬愛するフランク、現在の拠点であり北米と南米の接点でもあるマイアミの地でゲキチが出会い、魅了されたアルゼンチンのヒナステラとキューバのアレン、そしてゲキチの祖国クロアチアが誇る作曲家パパンドプロ。
 ゲキチの音楽観や人生と深く共鳴するこれらの作品たちは、ピアニストの創造性によって独自の生命を獲得し、聴く者の魂を激しく揺さぶる。

ゲキチはフランツ・リストの言葉に重ねてこう語る。
 「・・語る。泣く。歌う。嘆息する。作品に込められた思いに自分自身の内面を重ね合わせながら、演奏家は再創作する。」
 ここに収められた音楽からは、稀有な才能を持つピアニストの「人生」が聞こえる。

ケマル・ゲキチ(ピアノ):
 “燃えさかるように”、“大胆に”、時には“挑発的に”、“エキサイティングな”、“繊細な”・・・これらは、聴衆にも批評家たちにも世界的な絶賛を浴びる現代最高のおそるべきピアニスト、ケマル・ゲキチを言い表すほんの一部の言葉でしかない。
 1985年第11回ショパン国際ピアノコンクール─そのあまりにも強烈な演奏に審査が分かれゲキチはファイナリストに選ばれず、これに抗議した審査員が次々に審査を辞退するという前代未聞の事件が勃発。会場の聴衆からも圧倒的な支持を得たゲキチは、このセンセーションにより一躍世界に名を馳せた。翌年、これも前代未聞、聴衆の強い要望により「幻の最終予選」としてワルシャワ・フィルの定期シリーズに招かれ、コンクール本選と同会場、同オーケストラでゲキチは演奏を披露。ショパンのピアノ協奏曲第1番に続きアンコールはピアノ・ソナタ第3番全楽章、その圧倒的なピアニズムに聴衆は驚嘆し、今や伝説として語られる世紀のコンサートとなった。
? 1962年クロアチア生まれ。1982年ユーゴスラヴィアのノヴィ・サド音楽院において史上最高得点でディプロマを取得、直ちにピアノ科の教員に採用される。1981年リスト国際ピアノコンクール第2位。1985年ショパン国際コンクールでの演奏に対し、ハノーファーのショパン・ソサエティから、最優秀ソナタ特別賞を授与され、その録音はドイツでその年だけで6万枚、日本で8万枚を売り上げた。その後ヨーロッパ10カ国、日本、カナダ、ロシア、中東でツアー。彼の演奏とその半生を綴ったドキュメント番組はイタリア国営放送、NHK、CBC等10カ国で放映され、大きな反響を呼んだ。1990年代、ゲキチは突然演奏活動から身を引き、より高いレヴェルへの到達をめざし集中的に練習に没頭する。この充電期間の成果の一つがリストの「超絶技巧練習曲全曲集」(ビクター)であり、このCDでゲキチはリストの第一人者として不動の地位を確立。続く「ロッシーニ=リストのトランスクリプション集」(ナクソス)では、Penguin Guide to Musicからロゼッタ賞を授与される。
 近年もゲキチの演奏活動は更に広がり、世界中の熱狂的な聴衆の支持を受け続けている。“これまでどんなピアニストも到達したことのない境地へあえて踏み込む” ─これこそが彼のモットーである。ゲキチの演奏会では、刃物のように鋭い音楽的感性、燃えるような想像力、一方で驚くほど正確な器用さ、幅広い色彩の音のパレット、そして深さを増す作品の精神的意味の解釈などにさらされた作品の真髄を我々は目の当たりにする。聴衆はその超絶技巧に感嘆し、引きつけられ、圧倒され、釘付けにさせられる。そして最終的には、作品が持つ精神的世界を伝えたいというゲキチの意図のもと、忘れえない感動と衝撃を体験するのである。
 現在、フロリダ国際大学教授。

☆好評発売中
 ヴィルトゥオジテ(ALCD-9135、レコード芸術特選盤) #福井直昭とのピアノ・デュオ演奏を収録
 

ALCD-9144/9145
(2CD)
¥3400+税
■クロイツェル:ヴァイオリンのための42の練習曲(エチュード)
CD1
 クロイツェル:ヴァイオリンのための42の練習曲(エチュード)
  [1]-[26] 第1番〜第26番
CD2
 クロイツェル:ヴァイオリンのための42の練習曲(エチュード)
  [1]-[16] 第27番〜第42番
島根恵(ヴァイオリン)
〈録音〉 五反田文化センター 2014年6月14-18日
〈解説〉海野義雄・島根恵

 ヴァイオリン学習者にとってもっとも重要なエチュードの全曲録音。音楽教育活動に情熱を注ぎ、様々なエチュード集のCD録音でも定評ある島根恵の演奏は、1曲1曲に設定された習得目標をふさわしい技術と音楽性によって的確に表現している。
 ヴァイオリン奏法としてもっとも理想的な、美しく輝く音色は、単なる模範演奏を超えた音楽的な魅力として学習者の指標となるだろう。ブックレットには学習者に向けた全曲の演奏アドヴァイスを収録。指導経験豊富な島根自身による、推敲を重ねたアドヴァイスは本人の演奏と相まって学習者にとってかけがえのない指針となるだろう。

島根恵(ヴァイオリン):
 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学器楽科を卒業後、桐朋音楽大学研究生を修了。1981年第8回ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリンコンクールに入賞。1987年第2回日本モーツァルト音楽コンクール・ヴァイオリン部門優勝。
 これまでにヴァイオリンを海野義雄、アンナー・ビルスマ、久保陽子、兎束龍夫、江藤俊哉、広瀬八朗の諸氏に、室内楽を黒沼俊夫氏に師事。毎日新聞社主催全日本学生音楽コンクール審査員。社団法人日本演奏連盟会員。日本弦楽指導者協会関東支部理事。
 ヴァイオリンの小品をギターとの二重奏に編曲した楽譜『ヴァイオリンとギターのためのヴァイオリン名曲集Vol.1, 2 原善伸&島根恵・編』(現代ギター社刊)が出版されている。
(現代ギター社刊の楽譜ご希望の方は、島根恵ウェブサイトをご覧下さい)
 http://homepage1.nifty.com/tsuji/Megumi_Shimane/

☆好評発売中 島根恵のCD
 カイザー:36の練習曲(ALCD-9132, 9133)
 エア・ヴァリエ(ALCD-9123)(レコード芸術準特選盤)
 モーツァルト ヴァイオリン協奏曲 第3・4・5番(ALCD-9111)(レコード芸術準推薦盤)
 宮殿のサロンコンサート(ALCD-9101,9102)(レコード芸術準推薦盤)
 ロード(ローデ):24のカプリス(ALCD-9091,9092)(レコード芸術推薦盤)
 なつかしい土地の思い出(ALCD-9082)
 音楽の花束(ALCD-9067)
 ヴィオリーノ・アフェットゥオーソ(ALCD-9059)
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(ALCD-7059,7060)
 スペイン組曲(ALCD-7045)(レコード芸術準特選盤)
 平尾貴四男作品集Ⅱ(ALCD-9009)(音楽の友推薦盤)

DISC CLASSICA


DCJA 21029
\2500+税
CONTRAPUNTO(コントラプント)
 G.F.ヘンデル:プレスト
  (クラヴィーア組曲第1集 第3番 ニ短調 HWV.428 より)
 G.F.ヘンデル:
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 第4番 ニ長調 HWV.371 作品13-1 *
 R.M.リベーロ:序奏と踊り 第1番、第2 番
 A.バルレッタ:
  ヴェネツィアのタンゴ、バンドネオンのために
   (バンドネオン独奏のための25 の室内楽風タンゴより)
 A.バルレッタ:ヴェヌス第4番〜第6 番*
 J.S.バッハ:
  ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ 第4番 ハ短調 BWV.1017*
生水 敬一朗(バンドネオン)
*加藤惠理(ヴァイオリン)
 このアルバムに収められた曲の数々は、いわばバンドネオンにとっては、本来のありよう——もともと、神に捧げる楽器として生まれてきた——を思い起こさせるものと言っていい。よどみなく流れるバンドネオンのメロディーに耳傾けていると、これが鍵盤でなく、複雑きわまりないボタン操作によって奏されていることを、つい忘れて聴き入ってしまう。
 生水のバンドネオンは、時に高らかに時にしみじみと、音楽の喜びを謳い上げる。膝に抱えた1台の楽器から生まれているとは思えない壮大な世界と深ぶかとした感興に、聴く者は、大いに胸を打たれるに違いない。
 濱田吾愛(ブックレットより)
録音:2014 年 収録:65 分
 


DCJA-21026
\2500+税
現代の眼でベートーヴェンをみる
Beethoven, Activated.

 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ 第23 番 ヘ短調 作品57 「熱情」
 酒井健治:Scanning Beethoven (2012)
 井上 鑑:Path to Pathetique
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ 第8 番 ハ短調 作品13 「悲愴」
  ピアノ・ソナタ 第14 番 嬰ハ短調 作品27‐2 「月光」
 松平頼暁:Bedside Moonlight
伊藤憲孝
しなやかなコーナリング! 疾走するピアニスト、伊藤憲孝。

●現代の眼でベートーヴェンをみる
 井上鑑さん、酒井健治さん、松平頼暁さん、現代を代表する3 名の作曲家が、‘耳タコ’ともいえるベートーヴェンの三大ソナタに何を見いだすのか……そんな好奇心から生まれたのがこのアルバムだ。
 ベートーヴェン自身が標題を与えた数少ないピアノ・ソナタであるOp.13〈悲愴〉からインスパイアされた作品をお願いした井上さんは、ソナタ第1・第2 楽章の構成の一部を切り取り、叙情的かつロックを思わせるような躍動的な作品へと結実させている。
 そのジャンルを軽々と飛び越えていく様は刺激的だ。 ソナタ第13 番と組をなし、幻想曲風ソナタとして知られるOp.27-2〈月光〉を取り上げて下さった松平さんは、自身のオペラ〈The Provocators〉からMoonlight をタイトルに含むアリアを、ソナタ冒頭で奏でられる印象的な3 連符を使い、まるで現代社会を描き出したような美しく虚無的なピアノ曲へと変容させた。ベートーヴェンにとって終楽章を短調で終えた最後のピアノ・ソナタであり闘争的な作風の頂点となったOp.57〈熱情〉を担当して下さった酒井さんは、第2 楽章を下敷きに、その鋭い眼差しでベートーヴェンを‘Scanning’している。複雑なテクスチュアが織り成す絡み合うような音型からは、かつて耳にしたことのないような壮絶な美しさが漂ってくる。
 ‘現代の眼’で過去の作品をみるということは、現代の名工の手で蘇った過去の楽器へ耳を傾ける、また最新の研究成果を参考にするという意味をも含んでいることだろう。ベートーヴェンが作曲した当時の楽器を触ることから得たインスピレーション、また諸々の文献から得た知識を、自分なりに解釈し演奏に反映したつもりである。… (伊藤憲孝 ブックレットから)

fine NF



NF60107
(SACD Hybrid)
\3800+税
長岡京室内アンサンブル/モーツァルト:セレナータ・ノットゥルナ、他
 モーツァルト:
  弦楽四重奏曲第1番 ト長調 「ローディ」K.80(弦楽合奏版)
  カッサシオン ト長調 K.63
  セレナード第6番 ニ長調「セレナータ・ノットゥルナ」K.239 ※
長岡京室内アンサンブル
音楽監督:森悠子
長岡京室内アンサンブル、新たな境地へ!
ローディ、カッサシオン、セレナータ・ノットゥルナ
クァルテット配置で演奏!

 長岡京室内アンサンブルの第7弾は、モーツァルトの3つの作品を収録しています。
 長岡京室内アンサンブルは、2001年に「長岡京室内アンサンブル D?but」(NF60101)をリリースし、「驚異のアンサンブル」と評され、衝撃のデビューを果たしました。特にモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は、今までどのアンサンブルからも聴かれない清心な響きと音色、精度の高い演奏で驚きをもってむかえられました。さらに、わが国初のハイブリッドSACDとして高品位録音としても大きな反響を呼びました。
 
 その後、第2弾の「In memory of Hideo Saito」ではモーツァルトのディヴェルティエントK.136-138を収録しており、これらの作品も含めてモーツァルトは演奏会でしばしばを取りあげられており、長岡京室内アンサンブルのレパートリーの中核をなす作曲家です。
 その後、長岡京室内アンサンブルは配置にもさまざまな工夫をこらし、「東洋と西洋」(NF6015)では、両翼にチェロ、中央にコントラバという、バス・ピラミッド配置を採用していまが、今回収録では、半円形の3つのクァルテットにソリスト群を加えた新たな配置を取り入れており(写真と配置イメージ図を参照)、音色と響きにも一層の深化が聴き取れます。
 収録は、長岡京室内アンサンブルの発生の地であり、本拠地ともいえる長岡京記念文化会館で2014年の2月におこなわれた公演と、前日に行われた録音セッションから制作しており、高品位録音としてハイブリッドSACDでリリースします。
 長岡京室内アンサンブルの新たな境地を是非お聴きください。
 録音: 長岡京記念文化会館 2014年2月8日 (2ch+5.1chサラウンド

)
 


NF 25803
\2300+税
またやってます!
 ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
デア・リング東京オーケストラ
指揮:西脇義訓
NF 55803
(SACD Hybrid)
\3800+税
 本録音の3つの特色     
 1.弦は半円状の6組のクァルテットを2列に配置。ボウイングは自由
 2.木管は一列に並び、一番奏者が隣合わせにならないように配置。
 3.金管は1番奏者を外側にし、トランペットとティンバニーは左右に離して配置

 収録:2014年6月17,18,24,25日、三鷹市芸術文化センター「風のホール」

 録音方式A: オノ・スコルツェ方式(ステレオ)            
 録音方式B-1(ステレオ), 録音方式B-2 (SFネイチャー・サラウンド)    
 録音方式M: モノラル録音  

 デア・リング東京オーケストラの第3弾は「英雄」
 弦は半円形のクァルテット6組を2列に配置
 新録音方式にもトライ!ハイブリッドSACDでは4種の録音方式を収録
 西脇義訓指揮デア・リング東京オーケストラ/ベートーヴェン:交響曲第3番《英雄》

 デア・リング東京オーケストラの第3弾はベートーヴェンの「英雄」です。
 デア・リング東京オーケストラは、N&F社が録音を主な目的に2013年に編成したオーケストラで、従来のオーケストラの常識にとらわれることなく、実験的試みにも挑みながらあらたな響きの創造を目指しています。
 第1弾のブルックナー交響曲第3番「ワグネル」(NF25801/65801)と、続くチャイコフスキーの交響曲第5番(NF25802)では、全員前向きに演奏する配置をとったこともあり、驚きをもって迎えられましたが、第3弾の「英雄」では、新たな試みとして弦は半円形のクァルテット6組を2列に配置しています。
 前2作での全員前向き配置も、今回のクァルテット配置も、オーケストラの常識である指揮者やパートリーダーを中心としたアンサンブルから脱却し、個々の奏者の自発性を尊重し、ホールのサイズに適した至福の響きを生み出そうとする共創の試みです。
 さらに、今回新たな試みとして、複数の録音方式で収録しており、SACD(NF55803)は4種の録音方式を一枚に、いずれも全楽章を収録、CD(NF25803)は、そのうちの新録音方式Aと、モノラル(録音方式M)の1楽章を収録しています。







第2弾!
 チャイコフスキー:交響曲第5番


NF 25802
 \2300+税
Extreme HARD GLASS CD-Rマスター採用
デア・リング東京オーケストラ第2弾!
 チャイコフスキー:交響曲第5番
デア・リング東京オーケストラ
西脇義訓(指揮)
録音:2013年4月16日〜18日、 所沢市民文化センター ミューズ アークホール
 前作のブルックナーの交響曲第3番で、前代未聞の配置でデビューしたデア・リング東京オーケストラの第2弾です。
 デア・リング東京オーケストラは、ワーグナーの開拓精神にならい、従来のオーケストラの常識にとらわれることなく、実験的試みにも挑みながら、バイロイト祝祭劇場のオーケストラの響きをひとつの理想として、あらたな響きの創造を目指して創立されました。

第2弾の特色は以下のとおりです。
 1 弦はクァルテット6組分で編成。
 2 指揮者を中心とした半円形ではなく、全員客席に向いて演奏。
 3 同時期に録音したブルックナーの交響曲第3番では、バイロイト祝祭劇場のオケピットの楽器配列を参考に、第1ヴァイオリンを右翼に配置したが、本録音では、奏者は席を移動することなく、第1と第2ヴァイオリンの役割を逆(第1ヴァイオリンは左翼)にしている。
デア・リング東京オーケストラ :
 N&Fの、録音を目的に編成されたオーケストラ。2013年に発足。
 従来のオーケストラの常識にとらわれることなく、実験的試みにも挑みながら、あらたな響きの創造を目指す。
 「デア・リング」の名称は、先進性、独創性、開拓者精神で世界を席巻し、日本でも明治初頭よりワグネルの名で親しまれてきた、ワーグナーの代表作「ニーベルンゲンの指環」に因んでいる。

西脇義訓(指揮):
 1971年、日本フォノグラム(株)(現ユニバーサル ミュージック)に入社。フィリップス・クラシックスに18年在籍。
 1999年にフリーとなり、2001年録音家・福井末憲と共にエヌ・アンド・エフ社を創立し、長岡京室内アンサンブル、青木十良(Vc) 、宮田 大(Vc)、ジョセフ・リン(Vn)、神谷郁代(Pf)、東京交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団などの録音・CD制作に携わる。
 2001年、ミシェル・コルボ氏にアベイ・ドゥ・ノアラック(フランス)の講習会で、指揮と発声法の指導を受けた。2013年、デア・リング東京オーケストラを創立、自ら音楽プロデューサーと指揮者を兼ねる。

□ライナーノーツ:「西脇義訓の挑戦(2)」  大原哲夫
□特別寄稿:圧政が開花させたウクライナの音楽 小林和男



FONTEC


FOCD9667
¥2400+税
有森 博(ピアノ) カバレフスキー 4
 J.S.バッハ(カバレフスキー編):前奏曲とフーガ ハ短調 BWV549
 カバレフスキー:6 つの前奏曲とフーガ Op.61 ※1
 J.S.バッハ(カバレフスキー編):
  8 つの小前奏曲とフーガ BWV553-560 より  ※1
 カバレフスキー:
  35 の子供のためのやさしい小品 Op.89 ※2
  4 つのロンドOp.60
  5 つのやさしい変奏曲Op.51

 ※1 演奏者の意図により、2 曲を組み合わせて、交互に収録しています。
 ※2 演奏者の意図により、逆順で収録しています
有森 博(ピアノ)
 ロシア音楽に大変造詣の深い有森博によるカバレフスキー作品集第4 弾です。
 1990 年第12 回ショパン国際ピアノコンクール最優秀演奏賞受賞、1992 年に東京芸大大学院修了、その後モスクワで研鑽を続け、ロシア作品のエキスパートとして知られています。近年は名前こそ知られているものの、あまり紹介される機会の少なかったカバレフスキーに焦点を当て、知られざる作品を採りあげています。今作ではカバレフスキーが敬愛するバッハの作品を編曲した作品と、本人作の作品を交互に演奏し、ひとつの組曲として構想するなど、有森ならではの独創性が光る内容となっています。
 確かな技術に裏付けられた明晰さと、過剰な表現は避けながらも情感性に満ちた演奏で、カバレフスキーの知られざる世界をお聴きください。

 2014/1/23-25 富士見市民文化会館 キラリふじみ .REC)
 

FOCD9664
¥2700+税
福沢 宏 マラン・マレ ヴィオル曲集 第3 巻
 マラン・マレ:ヴィオル曲集 第3 巻から
  組曲 ニ長調、組曲 ト短調
  組曲 ト長調 、組曲 ハ短調
福沢宏(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
武澤秀平(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
野入志津子(リュート)
山縣万里(チェンバロ)
 ヴィオラ・ダ・ガンバの第一人者、初リーダーアルバム!
 繊細な音楽性、抜きんでた技術と知性で日本を代表するヴィオラ・ダ・ガンバ奏者の1人である福沢宏。
 多くのファンに期待されながらも、あえて自らの名義アルバムを作らなかった福沢が、満を持して初リーダーアルバムをリリースします。
 ヴィオラ・ダ・ガンバは16〜18 世紀にかけて用いられたヴィオール属の楽器で、当時は宮廷音楽の隆盛もあり、盛んに演奏されました。本作で採りあげたマレのヴィオル曲集は、この楽器の奏者が避けては通れない名曲です。旧知の仲間を共演陣に迎え、積み重ねてきた経験によって磨き上げられた演奏からは、福沢の音楽家としての真摯な姿勢が伺えます。
 ときに大胆に、ときに繊細に奏でられるヴィオラ・ダ・ガンバの響きは聴くものを魅了してやみません。同曲の代表的名盤の誕生です。
 2014/9/17-19 五反田文化センター REC.
 


FOCD9665
¥2857+税
漆原朝子(ヴァイオリン) サン=サーンス & ルクー
 サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ 第1 番 ニ短調 Op.75
 ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
漆原朝子(ヴァイオリン)
ベリー・スナイダー(ピアノ)
 漆原朝子は第2 回日本国際音楽コンクールに芸大付属校在学中に最年少優勝し、その後東京芸術大学とジュリアード音楽院で学び、現在では演奏活動に加え、母校である東京芸大で後進の指導にもあたっています。
 古典から現代音楽まで幅広いレパートリーを誇り、繊細な音色による洗練された演奏で聴衆を魅了する漆原の新作はフランス・ベルギーの作品集です。
 フランスの大家サン=サーンスのソナタ第1 番と、ベルギーの夭逝した作曲家、ルクーの大変ドラマチックなソナタを収録しました。ピアノのベリー・スナイダーとは長らく共演を重ねており、両者の緻密なやりとりも聴きどころです。
 漆原の瀟洒かつ緻密な演奏は収録曲との相性も良く、フランス、ベルギー楽派のエスプリが感じられるものです。
 2013/9/25-27 相模湖交流センター REC.
 


FOCD9669
(SACD Hybrid)
¥2800+税
藤村実穂子/オーケストラと共に
 マルシュナー:「ハンス・ハイリング」よりゲルトルートの語りと歌※
 ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死※
 ワーグナー(マイヤー編):舞台神聖祭典劇「パルジファル」組曲
  第1幕への前奏曲/場面転換の音楽/
  クンドリーの語り《違うわ、パルジファル…その子を見たわ!》※
  《ひどい人!》※/第3幕への前奏曲/
  聖金曜日の音楽/舞台転換の音楽/終結
藤村実穂子:メゾ・ソプラノ※
クリストフ・ウルリヒ・マイヤー 指揮
新日本フィル
 バイロイト音楽祭に9年連続出演という卓越した経歴をもち、まさに世界最高のメゾ・ソプラノと評される藤村実穂子。
 その圧倒的な歌唱力と深い知性が隅々まで行きわたった演奏は、多くの聴衆を魅了してきました。
 本作は2013年11月に新日本フィルと共演した演奏会を収めたものです。指揮のマイヤーは1992年以来バイロイト音楽祭の第1アシスタントとして活躍し、2007年にはファビオ・ルイジの代役として「タンホイザー」を指揮。藤村とはヨーロッパで共演し意気投合、今回の演奏会へと繋がりました。
 実演の機会が少ないマルシュナーに加え、藤村が得意とするワーグナーの名曲が並ぶプログラムは多くのファンが待ち望んだものです。パルジファル組曲はマイヤー自ら編曲。マイヤーと新日フィルの演奏は過剰な表現を避け、繊細かつしなやか。藤村の知的な歌唱とは最良の相性を示しています。2013/11/29 サントリーホール ライヴ録音

■藤村実穂子のCD■
 ドイツ歌曲集Ⅳ FOCD9658
 ドイツ歌曲集Ⅲ FOCD9621
 ドイツ歌曲集Ⅱ FOCD9575
 ドイツ歌曲集  FOCD9487
 

FOCD9663
¥2700+税
竹間久枝(マンドリン)&益田正洋(ギター)/Spiritoso スピリトーソ
 ジョヴァンニ・ホフマン:ソナタ ニ短調
 ニコロ・パガニーニ:協奏風ソナタ 作品61
 ガブリエレ・レオーネ:ソナタ 第3番 作品2
 マウロ・ジュリアーニ:協奏的大二重奏曲 作品85
竹間久枝=マンドリン
益田正洋=ギター
 古典作品に光を当てることで、マンドリン&ギターの新たな地平を開く。
 日本においてマンドリン音楽をリードする気鋭のマンドリニスト・竹間久枝。日本を代表する実力派ギタリスト・益田正洋を最良のパートナーとして迎え、初めてのアルバムをリリースします!
 竹間久枝は2004年にドイツのケルン音大・ヴッパータール校にて研鑽を積み、同年第19回日本マンドリン独奏コンクール第1位入賞。翌年9月に開催された入賞記念リサイタルを成功させました。その後東京に拠点を移し、現在は関西と関東を中心にソロやアンサンブルでの様々なコンサート出演や、 各地のプロオーケストラでのエキストラ出演など、幅広い演奏活動を重ねています。
 益田正洋は1990年にクラシカルギターコンクールにて若干12歳にして史上最年少優勝して以来、現在に至るまで常に第一線で活躍し続けているトップギタリストの1人です。
 日本で演奏されるマンドリン作品のレパートリーはかなり少なく、ほとんどが20世紀前半に極めて少数の作曲家によって書かれた一部の楽曲に限られています。本作で2人は、まだまだとり上げられることの少ない古典の佳曲達に目を向け、光を当てることで、マンドリンとギターの二重奏の新たな可能性を示しています。
 豊かな音楽性と、それを支える確かな技術を併せ持つ奇跡のデュオによるファーストアルバム。どうぞ最後までお楽しみください。
 2014/9/9-11 五反田文化センター .REC
 

FOCD9659
¥2400+税
史佳Fumiyoshi(津軽三味線) 糸際
 三味線じょんから/三味線よされ/十三の砂山/
 津軽あいや節/じょんから中節/ワイハ節/鯵ヶ沢甚句
 津軽小原節/弥三郎節/津軽三下り/津軽音頭/
 アンコール 即興曲/アンコール 三味線よされ
史佳Fumiyoshi:津軽三味線
 史佳Fumiyoshiは津軽三味線の名手、高橋竹山由来の竹山節本流正統後継者に若干17歳で認定。師、高橋竹育と共に新潟高橋竹山会の伝統を守っています。同時に新曲の創作や、弦楽四重奏とのコラボレーションなど様々なジャンルとの交流にも力を入れており、その活動範囲は世界に及びます。
 今作は自身40歳の誕生日に行われた一夜限りのレコーディングライヴの模様を収録。ルーツとなる津軽三味線の名曲に正面から向き合ったプログラムになっており、弾き三味線の神髄「糸際」に迫るもので、史佳Fumiyoshiの真骨頂が存分に凝縮されています。
 2014/9/19 新潟市音楽文化会館ホール ライヴ録音

HMF(国内盤仕様・限定盤・アンコール・プレス)



HMSA 5018/19
(2SACD シングルレイヤー)
\9250+税
原音に迫るイザベル・ファウストの「バッハ:無伴奏」全曲
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータBWV 1001-1006(全曲)
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
 アンコール・プレス完全限定生産。SACDシングルレイヤーで原音に迫るイザベル・ファウストの「バッハ:無伴奏」全曲

 使用楽器:1704 年製ストラディヴァリ “スリーピング・ビューティー”
 収録:2009 年9 月、2011 年8 月& 9 月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)/ステレオ

 2013 年秋の発売まもなく完売致しました、イザベル・ファウストの「バッハの無伴奏」SACD シングルレイヤー盤。
 お客様の熱い要望にお応えして、このたびharmonia mundi FRANCE より特別に許諾を得て、アンコール・プレス致します。完全限定生産品となりますので、この機会にぜひお求めください。
 アルバム・デビュー以来10 年あまりの時を重ねて、当代きっての人気と実力を誇るファウストが取り組んだ「バッハの無伴奏」全曲録音を日本国内独自企画でSACD 化。
直筆譜を丹念に読み込み、ストラディヴァリウス製作の「スリーピング・ビューティー」の神々しいまでに崇高な音色ときわめて高度なテクニックとを駆使して、ファウストが深く鋭く切り込む姿を捉えた名録音を、24 bit / 96 kHz 収録オリジナル・マスター使用によるDSD マスタリングで、銘器本来のみずみずしい質感と、空間いっぱいに拡がる自然な空気感、アーティストのこまやかな息づかいまで再現しました。

 ※SACD対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCDプレーヤーでは再生することができません。

KOKORO−RECORDS

KKR-007
\2778+税
「野澤徹也による川崎絵都夫・三味線作品集」
 (1)「In solitude」(2012)[7:16]
 (2)「江戸⇔東京スタイル」(2010)[9:22]
 (3)「疾風の如く」(2012)[8:27]
 (4)「にっぽん☆ノスタルジックスタイル」(2011)[10:07]
 (5)「双鳴の曲」(2009)[10:30]
 (6)「時の旅人」(2002)
  (I.悠久[5:40]/II.太古の森[6:45]/III.奔流 [4:44]
野澤徹也(三味線)
(2)澤田由香(篠笛)、阿部大輔(尺八) 、
 櫻井亜木子(琵琶)、松村エリナ(箏)
(3)神令(尺八)
(4)野澤佐保子(箏)
(5)浅野藍(三味線II)
(6)野澤佐保子(箏)、五十嵐恵(十七絃)
 エネルギッシュかつ繊細な現代の三味線弾き野澤徹也!最新作「川崎絵都夫作品集」

 作曲家・川崎絵都夫が「真摯に集中し、奇を衒わず音楽に真っ向から挑み、エネルギッシュかつ繊細に音楽を構築する」と評した「現代の三味線弾き」野澤徹也の最新作。
 「野澤さんの凛とした音のたたずまいは大変魅力的です。 また現代邦楽にほぼ専念している活動は希少で他に類を見ません。 委嘱活動も盛んに行っており、 現代邦楽の三味線曲を多数生み出す「源泉」となっていることも特記すべきでしょう。」 川崎絵都夫(作曲家)

 野澤徹也(三味線)
 三絃を西潟昭子氏に師事。現代邦楽研究所研究科修了。洗足学園音楽大学、現代邦楽研究所三味線講師。
 受賞歴は2005 年 東京邦楽コンクール第一位、他多数。NHK テレビ、NHK-FM 等に出演。
 3枚組ソロCD『三味線独奏曲集』(TY サポート受賞作品)をはじめ、計14 枚のCD をリリース。
 2008 年 三木稔作曲『三味線協奏曲』初演ソリストをつとめる。
 2012 年 日本フィルハーモニー交響楽団と共演。演奏がNHK-FM で放送された。
 2013 年〜 NHK-E テレ『にっぽんの芸能』テーマ曲・挿入曲の演奏を担当。

LE PETIT DISQUE


 第78号で紹介した尾池亜美のアルバムをリリースしている LE PETIT DISQUE 、そのすべてを紹介します。


LPDCD003
\2572+税
高木梢 (ピアノ)/Piano Album
 1. ラヴェル:「悲しき鳥」 ピアノ作品集「鏡」から第2曲
 2. ラヴェル:「洋上の小船」 ピアノ作品集「鏡」から第3曲
 3. ラヴェル:前奏曲
 4. 夜想曲第16番 変ホ長調 op.55-2
 5. マズルカ第8番 変イ長調 op.7-4
 6. マズルカ第9番 ハ長調 op.7-5
 7. マズルカ第15番 ハ長調 op.24-2
 8. マズルカ第23番 ニ長調 op.33-2
 9. マズルカ第31番 変イ長調 op.50-2
 10. マズルカ第33番 ロ長調 op.56-1
 11. マズルカ第34番 ハ長調 op.56-2
 12. マズルカ第35番 ハ短調 op.56-3
 13. 夜想曲第2番 変ホ長調 op.9-2
 14. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 15. ロバート・マックスウェル Robert Maxwell :EBB TIDE (引き潮)
高木梢(ピアノ)
 2008年10月4日、三鷹市芸術文化センター”風のホール”にて収録
 高木梢HP http://yaplog.jp/piano-kozue/
  高木梢は宮崎県に生まれ。東京学芸大学大学院修士課程を修了後から演奏活動を開始。
本格的なクラシック音楽からポピュラー音楽まで幅広く手がけつつラジオやテレビ番組にも登場する等、多方面でより良質な音楽を多くの人々に伝える活動を展開。現在二子の母親として”ママ・ピアニスト”と呼ばれ、親しまれています。
 印象的な収録曲であり名曲「引き潮」(ロバート・マックスウェル(ハープ奏者):
 EBB TIDE-波と砂のざわめきを音で表現した曲)に象徴される美しくもはかない自然や人間の感情への思いを各曲を通して具現化した純粋で透明な音の粒に溢れたアルバム。
 (2009年発売)
 

LPDCD006
(ミニ・アルバム)
\1000+税
高木梢 (ピアノ)/ママと子供のためのピアノアルバム
 1. モーツァルト:「ロンド」 ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K.545 から
 2. シューマン:「トロイメライ」 子供の情景から
 3. ギロック:雨の日の噴水
 4. サティ:子守歌
 5. ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
 6. 小田和正:言葉にできない
高木梢(ピアノ)
 2011年、三鷹市芸術文化センター”風のホール”にて収録
  
 高木梢による子育てをするママ、胎教や子供たちに向けた音楽を集めた全6曲を収録したミニ・アルバムです。
 ジャケット装丁は絵本「おかあさん」などでおなじみの水彩を使用し光を意識した作風でストーリー性があるイラストレーションを得意とするイラストレーター江頭路子(えがしらみちこ)氏によるもの。
  (2011年発売)
 

LPDCD007
\2315+税
小田裕之 (ピアノ)/Widmung (献呈)
 1. ワーグナー(リスト):イゾルデ愛の死 S.447
 2. ヤナーチェク:「おやすみ」 草陰の小径第1集から第7曲
 3. シェーンベルク:6つの小品 op.19
 4. ワーグナー:アルバム・ソナタ WWV.85
 5. シューマン:「トロイメライ」 子供の情景から
 6. ヨセフ・スク(ヨゼフ・スーク Josef Suk):子守唄 op.33
 7. シューマン(リスト):献呈 S.566
 8. ドビュッシー:「月の光」 ベルガマスク組曲から
 9. シューマン:アラベスク op.18
 10. リスト:愛の夢 S.541
小田裕之(ピアノ)
 2012年4月12日、6月12日、東大和市民会館”ハミング・ホール”での録音
 使用楽器:C. BECHSTEIN C234

  小田裕之は札幌市出身。桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業。後に同大学研究科を経てプラハに留学し2003年に帰国。国内外での演奏活動のほか、皇居内での御前演奏会にも出演。
 また、楽譜の校訂や解説を手がける等、研究活動や後進の育成にもつとめている小田裕之のセカンド・アルバムです。
  (2012年発売)
 

LPDCD008
\2315+税
桜井大士 (ヴァイオリン)/Poeme perpetuel
 1. 「ひこうき雲 」(松任谷由美)
 2. 「ハナミズキ」(マシコタツロウ)一青窈の代表作の1つ。
 3. 「川の流れのように」(見岳章)美空ひばりの代表作の1つ。
 4. 「この道」(山田耕筰)
 5. 「浜辺の歌」(成田為三)
 6. 「夏の思い出」(中田喜直)
 7. 「少年時代」(井上陽水)
 8. 「見上げてごらん夜の星を」(いずみたく)坂本九の代表作の1つ。
 9. 「荒城の月」(滝廉太郎)
 10. 「赤とんぼ」(山田耕筰)
 11. 「白い恋人達」(桑田佳祐)サザンオールスターズによる冬の定番ソング。
 12.「 I Love You」(尾崎豊)
 13. 「仰げばとうとし」(文部省唱歌)
 14. 「さくらさくら」(日本民謡)
 15. 「Poeme perpetuel pour violon et piano:果てしなき詩」(桜井大士)
桜井大士(ヴァオリン)
内門卓也(ピアノ)
 2012年4月11日、三鷹市芸術文化センター”風のホール”にて収録
 桜井大士HP(プロフィール) http://www.mori-music.com/taishi-11.html
  桜井大士は1987年生まれ。5歳からヴァイオリンを始め清水高師氏に師事。国内で数々の賞を得て、東京藝術大学大学院修士課程を2012年に修了。同年ソリストとしての活動を開始。
 独特の美音とレガートを駆使し、情熱の高鳴りを感じさせる演奏スタイルで多くのファンを持ち、魅了する桜井大士の魅力溢れるファースト・アルバムです。美しい名曲を”言葉の無い音”のみで表現した意欲的なアルバムです。
  (2012年発売)
 

LPDCD009
\2315+税
桜井大士 (ヴァイオリン)/はてしなきうた
 1. バッハ:「シャコンヌ」 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番から
 2. モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第21番 ホ短調 K.304
 3. アーン:私の詩に翼があったなら
 4. ワーグナー:ヴァルターの懸賞歌
 5. ビゼー:耳に残るきみの歌声
 6. ラヴェル:ツィガーヌ
 7. ショーソン:はてしなき歌 op.37
 8. ショーソン:詩曲
桜井大士(ヴァオリン)
薄井俊樹(ピアノ)
 2013年4月9,10日、三鷹市芸術文化センター”風のホール”にて収録
  (2013年発売)
 

LPDCD010
\2315+税
佐野隆哉 (ピアノ)/DANZA
 1. リスト:村の居酒屋での踊り「メフィスト・ワルツ第1番」
 2. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 3. ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
 4. ヒナステラ:3つのアルゼンチン舞曲 op.2
 5. プーランク:即興曲第15番ハ短調「エディット・ピアフへ捧ぐ」
 6. プーランク:愛の木径
 7. サン=サーンス:ワルツ形式によるエチュード op.52-6
 8. ショパン:舟歌 op.60
 9. サン=サーンス/リスト(ホロヴィッツ編):死の舞踏 op.40
佐野隆哉(ピアノ)
2013年6月20.26日、三鷹市芸術文化センター”風のホール”にて録音
 佐野隆哉HP http://www.takaya-sano.com/index.html
  佐野隆哉は1980年生まれ。東京藝術大学大学院修士課程を修了後2005年に渡仏。パリ、スコラ・カントルム高等課程を最優秀で修了。後にパリ国立高等音楽院博士課程を2008年に修了。在学中から世界各地のコンクールで入賞し且つフランス、日本国内のオーケストラと共演。ソロ活動に留まらず、パリ国立高等音楽院室内学科を最優秀で卒業した実績から多くのアーティストの信頼を受け、積極的に活動しています。
 ファースト、ソロ・アルバムとなる本作品ではショパンやラヴェルにて繊細さと高度な音楽性を感じさせ「メフィストワルツ」や「死の舞踏」では恐るべき超絶技巧を披露しています。
(2013年発売)
 


LPDCD012
\2500+税
第78号で案内済み
尾池亜美(ヴァイオリン)/French Romanticism
 1. フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 2. サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ短調 op.75
 3. ドビュッシー:夢
尾池亜美(ヴァイオリン)
佐野隆哉(ピアノ)
2013年12月4日、三芳町文化会館”コピスみよし”にて収録

 尾池亜美HP http://www.amioike.com/
  尾池亜美は1988年生まれ。3歳からヴァイオリンを始め6歳から2年間にわたるスイス在住中に世界的なヴァイオリン教育者ハビヴ・カヤレイHabib Kayaleh氏に師事。
  ジュネーヴ音楽祭で11歳の時にオーケストラと共演。帰国後、石川志都子氏に師事。東京芸術大学卒業後、ロームミュージックファンデーションの奨学生として渡欧。
  国内外の数々の賞を得て、国内外のオーケストラと共演しつつソリスト、室内楽にも活動の幅を広げている注目の若手ヴァイオリニストによるファースト・アルバムです。
  (2014年4月20日発売)


.
(第78号での店主コメントより)

 また店主がルックスに惹かれて変わったCDを掘り出してきた・・・と思ったでしょう?

 そのとおりです。

 「すっごい可愛いヴァイオリンの女の子のCDが出たらしい」というスタッフの情報を得てチェックしたところ、おお、確かにグッド・ルッキング!
 名前は・・・えっと・・・尾池亜美。

 ただこのCD、一般には流通されていないということでさっそく本人に取引交渉。届いたアルバムを手にとってみた。

 タイトルは「フレンチ・ロマンティシズム」。
 ほう、フランスの可愛いヴァイオリン小品集でもやっているのかな。

 で、よく中身も見ないでCDをかけはじめたら、始まったのはいきなりフランクのヴァイオリン・ソナタ!
 しかも・・・ムチャクチャうまい。
 ・・・うまい、とかいうのが失礼なくらいうまい。

 ただのカワイコちゃんじゃなかった・・・。

 考えてみればこの曲を取り上げる時点で下手なはずがない。

 ようやくブックレットを手にとって読んでみると、あのヴァイオリニストの澤和樹が賛辞を寄せている。

 「私が尾池を初めて聴いたのは、彼女が中学3年生のとき。曲はイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「バラード」だった。大学生でも手こずるこの難曲を、何の苦もなくアッケラカンと弾き切る無駄のないテクニックと天性のヴィルトゥオージティには大いに驚かされ、彼女のその後の大活躍を予感させるに充分だった。」
 
 ちょうどその文章を読んでいる頃、CDはサンーサーンスのヴァイオリン・ソナタ第1番の最終部にさしかかっていた。

 これが・・・まあ、・・・すごかった。

 びっくり仰天。

 フランクを弾いちゃうんだからこの曲も弾けちゃうんだろうけど、この超絶アクロバティック無軌道音楽を、まさしく「何の苦もなくアッケラカン」と弾きやがった!しかも天翔ける天女のごとく麗しく!
 かつてこの難曲に妖艶ななまめかしさまで感じさせた演奏があったか?・・・なにせ色っぽくてチャーミングなのだ!
 
 あとでサイトを訪ねたらこの部分が少しだけ聴けるようになっていた。

https://www.youtube.com/watch?v=arqV4ZwH4OM&feature=player_embedded

 いやまあ、ラストは壮絶の一言。


 うわ。
 今気づいたけど、この人11月9日に日フィルとシベリウスのヴァイオリン協奏曲を共演するんだって・・・。

 あはは・・・全然、ただのカワイコちゃんじゃなかった・・・。すごい人だったのね。
.


 

LPDCD013
\2500+税
原 永里子(チェロ)/風の記憶
 1. 森田花央里:風の記憶
 2. サンサーンス:白鳥 「動物の謝肉祭」より
 3. マリア・テレジア・フォン・パラディス:シチリアーナ
 4. エルガー:朝の歌
 5. シューマン:美しい五月に 「詩人の恋」op.48よりNo.1
 6. メンデルスゾーン:甘い思い出 「無言歌集」より
 7. フォーレ:イスファハーンの薔薇 op.39 No.4
 8. メンデルスゾーン:無言歌 op.109
 9. シューマン:はすの花 「ミルテの花」op.25よりNo.7
 10. フォーレ:別れ 「ある1日の詩」op.21よりNo.3
 11. J.S.バッハ:アリオーソ
 12. シューマン:トロイメライ 「子供の情景」op.15よりNo.7
 13. J.S.バッハ=グノー:アヴェマリア
原 永里子(チェロ)
宇根美沙惠 (ピアノ)
2014年7月31日、三鷹市芸術文化センター”風のホール”にて録音
 原永里子は愛知県出身。東京藝術大学音楽学部卒業のチェリスト。
 大学在学中よりチェリストとして多方面にて活動を行い、チェロの講師としても人気。新曲「風の記憶」は同級生の女性作曲家による作品。チェロならではの低音が存分に表現された4分42秒の美しい曲です。アンニュイな雰囲気を持って現れる低音から目覚めていくような高音へのメロディへと向かう様が、タイトルの持つイメージと相まって、とても感動的です。
 (2014年11月11日発売)
 

LPDCD014
\2500+税
桜井大士(ヴァイオリン)/「四季」「クリスマス協奏曲」
 1. ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」 op.8
  第1番 ホ長調 「春」 op.8 No.1 RV.269
  第2番 ト短調 「夏」 op.8 No.2 RV.315
  第3番 ヘ長調「秋」 op.8 No.3 RV.293
  第4番 ヘ短調「冬」 op.8 No.4 RV.297
  2013年11月23日 JTホールでのライヴ録音
 2. コレッリ:合奏協奏曲 ト短調「クリスマス 協奏曲」 op.6 No.8
 3. J.S.バッハ:「G線上のアリア」
  (管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV.1068 第2楽章)
  2013年12月13日 サントリーホール・ブルーローズでのライヴ録音
尾池亜美、松本由梨、
二瓶真悠、岩田慶子 他(ヴァイオリン)
須山暢大 他(ヴィオラ)
西方正輝、原永里子(チェロ)
片岡夢児(コントラバス)
上野星矢(フルート)
中村恵美(チェンバロ)
桜井大士(ヴァオリン)
 1987年、埼玉県生まれ。東京藝術大学付属高校を経て、東京藝術大学音楽学部ヴァイオリン専攻卒業。同大学内にて福島賞、及び同声楽賞を受賞。2012年、東京藝術大学大学院博士課程を修了。ヴァイオリンを永峰高志、清水高師、荒井英治の各氏に師事。2012年よりソリストとしての活動を本格的に開始し、これまで2枚のCDをリリースしています。(LPDCD008 #4560470810043 「POEME PERPETUEL」)(LPDCD009 #4560470810067 「はてしなきうた」)精力的な演奏活動を行う桜井大士がヴァイオリニストを志すきっかけと成った「四季」が待望の発売です。弾き振りにて、彼の音楽を具現化。高い音楽性と充実度が聴いて取れる魅力あふれるアルバムと成っています。(2014年12月18日発売)

LIVE NOTES


WWCC-7780/1
(2CD)
\3000+税
長谷正一/「展覧会の絵」
 ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
 リスト:巡礼の年 第1年「スイス」から第6組曲「オーベルマンの谷」
 ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1「1907-1908年」
 ブラームス:2つのラプソディから第2番 ト短調 Op.79
長谷正一(P)
 レオナルド・ゲルバーの数少ない愛弟子であり、「バッハ・シャコンヌ」で一躍注目された長谷正一。
 第2弾は幅広いレパートリーから、彼の得意の5作品を堂々たるスケール感で聴かせてくれる。
 


WWCC-7782
\2000+税
亡くなる5ヶ月前
 山田一雄/「英雄」

  ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
  モーツァルト:
   歌劇「イドメネオ」のためのバレエ音楽K367より「ガヴォット」
山田一雄(指揮)
大阪センチュリー響(現 日本センチュリー響)
 1991年3月15日、ザ・シンフォニーホールでのライヴ
 不世出の名指揮者・山田一雄。亡くなる5ヶ月前、結成直後の大阪センチュリー響を指揮した「英雄」が今よみがえる!!
 


WWCC-7778
\2000+税
ブラームス:ドイツ・レクイエム 延原武春(指揮)
orchestra JAPAN 2011
木村能里子(ソプラノ)
篠部信宏(バリトン)
コードリベット・コール(合唱)
 ”ドイツ・レクイエム”は2011年未曾有の東日本大震災を追悼するオーケストラ2011オーケストラ・ジャパン(関西主要オーケストラが中心)が2014年3月11日再び再結成した演奏。
 前作”マーラー亡き子を偲ぶうた/交響曲第4番”は特撰盤で評価された。
 

WWCC-7779
\2500+税
スメタナ:弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
同第2番「ないしょの手紙」
クァルテット・エクセルシオ
 弦楽四重奏の旅の第Ⅲ弾 行き先はチェコ・ボヘミアの旅 スメタナわが生涯/ヤナーチェク名作2曲
 日本では珍しい常設のクアルテット・エクセルシオの息の合った演奏。彼らの響きは郷愁の世界へ誘ってくれる。

SONARE



SONARE 1027
\2400+税
梯剛之ピアノ ・リサイタル2014
 (1)モーツァルト:幻想曲 ニ短調K.397 (385g)
 (2)モーツァルト:ロンド ニ長調K.485
 (3)シューマン:子供の情景 作品15
 (4)ショパン:24 の前奏曲 Op.28
 (5)ショパン:ノクターン 第20 番 嬰ハ短調 遺作
 (7)ショパン:軍隊ポロネーズ Op.40-1
梯剛之(ピアノ)
 聴衆の心に迫る熱演!梯剛之によるモーツァルト、シューマン、ショパン

 ライヴ録音:2014 年10 月9 日/紀尾井ホール/74’54”、ライヴ

 若手実力派ピアニスト梯剛之。30 代半ばとなった現在、演奏活動も積極的に行いその音楽はさらなる充実をみせ、再注目されているピアニストの一人です。ディスクも定期的にリリースしており、前作「梯剛之 ピアノ ・リサイタル2013」(SONARE 1023)はレコード芸術誌の特選盤に選出され、ショパンのバラード全曲、リストのピアノ・ソナタの熱演は高い評価を得ました。また、近年はオーストリア出身のヴァイオリニスト、ヴォルフガング・ダヴィッドとのデュオで頻繁に演奏活動を行っており、ウィーンに学び長く暮らした梯と息の合った演奏を聴かせてくれます。期待の新譜は2014 年10 月9 日に紀尾井ホールで行われたピアノ・リサイタルのライヴを収めたもので、梯のライフ・ワークとも言えるモーツァルト、シューマン、そしてショパンが収録されました。当ライヴも聴衆の心に迫る熱演です!
 「美には様々な種類があるが、それを楽しく嬉しく聴いた一夜。≪子供の情景≫では、メルヘンと現実の世界を巧みに創る。ショパンでは、樂想に溺れず真っ向勝負の如し。これぞ梯節だと心に沁みた。」(上田弘子)「音楽の友」2014 年12 月号コンサートレビュー

 ウォルフガング・ダヴィッド&梯剛之 デュオコンサート
  2015年2月21日(土)14:00開演 【東京】JTアートホール アフィニス
  2015年2月28日(土)14:00開演 【東京】府中の森芸術劇場ウィーンホール

SOWBUN RECORDS



SOWR 1005
\2778+税
「第2回 伊福部昭音楽祭」(CD 監修:和田薫)
 (1)映画「ゴジラ」より(オリジナル版)
 (2)-(4)室内オーケストラのための「土俗的三連画」(1937)
  (1.同郷の女達/2.ティンベ/3.パッカイ)
 (5)Hommage to Akira Ifukube(1988)(松村禎三 作曲)
 (6)交響詩「聖なる泉」(ゴジラVS モスラより)
 (7)管弦楽の為の「コタンの口笛」
 (8)映画「大坂城物語」より
 (9)トーク(堀俊輔)
 (10)「土俗的三連画」より同郷の女達(オーケストラによる全員演奏)
 (11)映画「怪獣大戦争」よりマーチ(指揮者なしでのファイナルアンコール)
 (12)拍手
 (13)トーク(和田薫)
 (14)「ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲」〜第1楽章(音楽祭特別版)
 (15)拍手
(1)(2)-(5)(8)(14)堀俊輔、
(6)(7)(11)藤田崇文(指揮)
 伊福部昭記念オーケストラ
(7)指笛:中村倫二(指笛)
(14)萩原淑子(Vn)
 木村かをり(Pf)
 藤田崇文(Perc)
(6)(7)オーケストラアレンジ:藤田崇文
(1)(8)オーケストラアレンジ:和田薫
 幻の録音がついにCD 化!ゴジラやモスラ、さらには初出となる和田薫構成版の「大阪城物語」を収録!CD「第2回伊福部昭音楽祭」

 ■第2 回 伊福部昭音楽祭実行委員会
代表 海野義雄/委員長 (故)今井重幸/岩瀬政雄/松下久昭/奥平一/片山杜秀/小林淳/永瀬博彦/和田薫/藤田崇文
CD 制作:伊福部昭音楽祭実行委員会/sowbun record 録音:2008 年3 月16 日杉並公会堂(録音:コジマ録音)

 この録音は「第2 回 伊福部昭音楽祭(2008 年3 月16 日/杉並公会堂)」のもので、杉並公会堂のリニューアルオープンにあわせて、大ホール、小ホール、グランサロンを1 日限定で「伊福部昭音楽館」として開放した大イベントでした。今でもファンの間で伝説として語られている音楽祭です。これまでCD 化はありませんでしたが、多くの切望を受け、音楽祭実行委員会により制作いたしました。和田薫監修により、幻の録音が sowbun record から発売されます!
 オリジナル版「ゴジラ」はゴジラの足音と鳴き声も収録した爆演!/「ゴジラ」はNHK 名曲アルバムの「ゴジラ」で編曲を担当した和田薫の構成/「モスラ」を交響詩に仕上げた交響詩「聖なる泉」を収録/指笛とオーケストラの共演となる「コタンの口笛」を収録/ダイナミックな伊福部音楽の味わえる「大阪城物語」/ゴジラのテーマが出現する「ヴァイオリンと管絃楽のための協奏風狂詩曲」がボーナス・トラック/ゴジラ・伊福部音楽研究家の小林淳の書き下ろしによる音楽祭レポート/評論家の片山杜秀と小林淳による楽曲解説収録/ジャケット写真は伊福部昭若き日のポートレートを写真の傷や汚れまで復刻
 ※国内トップメンバーによるオール男性オーケストラの勇壮な力強い響き!(作曲家 藤田崇文)
 ※ホールに詰めかけた聴衆は、躍動感と重量感に満ち、抒情味も際立つ伊福部音楽空間を思う存分味わった。(小林淳/評論家)


伊福部昭記念オーケストラ  Ifukube Akira Memorial Orchestra
 我が国を代表する作曲家・伊福部昭の足跡と貴重な音楽遺産を享受し、『日本から世界に向かって我が国の音楽作品を発信する』をコンセプトに、作曲家・藤田崇文の発案、プロデュースによる特別編成されたオーケストラが「伊福部昭記念オーケストラ」です。メンバーは、この主旨に賛同する国内・海外で活躍する精鋭演奏家達が結集し、ソリストや主要オーケストラに在籍するメンバー(N響/東京フィル/新日本フィル/読売日響/都響/神奈川フィル/札響/京都市響/セントラル愛知響 等)に加え、音楽大学教授等で組織されています。
 100年後。もう私たちは生きていないでしょう。でも、ここに集った聴衆と演奏家が共に音楽を喜び分ちあい、そして、その感動と文化を後世に伝えていく使命があるような気がするのです。戦後激動の社会の中で生きた伊福部昭の魂と音楽を後世に伝え、日本音楽作品の未来へ向けて、私たちは一歩ずつ動き出しているのです。

YUKIKO YAMAMOTO レーベル


SPYK 1401
\2700(税込)
はなやぐ朝 〜いま、この歌を〜 山本有希子 山本有希子(ソプラノ)、
原なぎさ(ピアノ)
【世界の歌】
 1.歌の翼に/作詩 ハイネ 作曲、J.L.F.メンデルスゾーン/日本語訳 久野静夫
 2.のばら/作詩 ゲーテ 作曲、F.P.シューベルト/日本語訳 近藤朔風
 3.のばら/作詩 ゲーテ 作曲、H.ヴェルナー/日本語訳 近藤朔風
 4.夏の名残のばら(庭の千草) 歌劇「マルタ」より/作曲 F.V フロトー/日本語訳 里見義
 5.ヴィリヤの歌 喜歌劇「メリー・ウィドウ」より/作曲 F.レハール/日本語訳 滝弘太郎
 6.ソルヴェイグのうた/作詩 ヘンリック.J.イプセン、作曲 エドヴァルド.H. グリーク/日本語訳 堀内敬三
【日本の歌】
 7.浜千鳥/作詩 鹿島鳴秋、作曲 弘田龍太郎
 8.お菓子と娘/作詩 西條八十、作曲 橋本国彦
 9.茨の実/作詩 林柳波、作曲 小松 清
 10.からたちの花/作詩 北原白秋、作曲 山田耕筰
 11.中国地方の子守歌/岡山地方民謡、作曲 山田耕作
 12.野薔薇/作詩 三木露風、作曲 山田耕作
 13.城ケ島の雨/作詩 北原白秋、作曲 山田耕作
 14.さくら横ちょう/作詩 加藤周一、作曲 別宮貞雄
 15.胡蝶花に寄せて/作詩 貞松瑩子、作曲 小林秀雄
 16.ほしとたんぽぽ/作詩 金子みすゞ、作曲 中田喜直
 17.はなやぐ朝/作詩 阪田寛夫、作曲 中田喜直
【ふるさとに寄せて】
 18.夕日/作詩 葛原しげる、作曲 室崎琴月、編曲 岩河智子
 19.風の盆/作詩 伊豆裕子、作曲 加藤由美子
 日本の言葉で歌う、珠玉の名曲集。山本有希子デビューアルバム。はなやぐ朝 〜いま、この歌を〜 山本有希子

 録音:2014 年3 月10 日〜12 日新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO / 24-Bit & 96kHz 録音、発売元:若林工房

 ※みなさまへ
 幼い頃から慣れ親しんできた母国語で、世界の名曲、そして日本の名曲の数々を、美しいメロディに乗せて一曲一曲心を込めて演奏いたしました。
 日本の言葉が持つ美しさが、聴いてくださる方の胸の奥深くに響きますように…
 感謝の想いを込めて。 (山本有希子)

オクタヴィア・レコード


OVCL-00548
(SACD Hybrid)
\2857+税
コバケン&LPO/「冬の日の幻想」
 チャイコフスキー:
  交響曲第1番 ト短調 作品13 「冬の日の幻想」
  序曲 「1812年」 作品49 
小林研一郎(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 好評の小林研一郎+ロンドン・フィル チャイコフスキー交響曲全集 第7弾!!
 足掛け2年に渡り収録されたロンドン・フィルとのシリーズも本CDで完結。現在考えられる中でも最高の布陣で臨んだチャイコフスキー・シリーズは小林研一郎の演奏史に新たな金字塔を打ち立てました。
 本全集の最終作はチャイコフスキー26歳、彼の交響曲における処女作であり、「交響曲作曲家(シンフォニスト)」としての道程の出発点と言える「交響曲第1番」。
 ロシアの大自然へのイマジネーションを喚起させる旋律を、小林は一つ一つ丁寧に折り重ねてゆきます。真心のこもった小林のタクトに応えるロンドン・フィルの美しい弦楽器群から放たれる暖かな音色によって、若き「交響曲作曲家」の豊かな音楽が鮮やかに蘇ります。
 序曲「1812年」では、小林の迸る熱い情感が爆発する名演奏。ロンドン・フィルの完璧なまでのアンサンブルと高い技術が、この曲の持つ魅力を最大限に引き出し、劇的な演奏を創り出しています。
 2014年1月8、9日(交響曲第1番)、 2013年3月2日(序曲「1812年」) ロンドン、アビー・ロード・スタジオ にて収録
 

OVCL-00560
(3CD)
\5000+税
ラザレフ(指揮)&日本フィル
 ラフマニノフ:交響曲全集

  交響曲 第1番 ハ短調 作品68
  交響曲 第2番 ニ長調 作品73
  交響曲 第3番 へ長調 作品90
  交響的舞曲 作品45
アレクサンドル・ラザレフ(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団
 2011年からスタートしたラザレフと日本フィルによるラフマニノフシリーズより、既出の交響曲第2番と第3番に、第1番と交響的舞曲を加えて収録した交響曲全集の登場です。各誌で好評を博した演奏会のライヴ感をそのままお楽しみいただけます。
 日本フィルの躍動的で力強いアンサンブル、そのオーケストラを見事にコントロールするラザレフのタクトはまさにロシアンサウンドを作り上げています。ラフマニノフの甘美な旋律は美しく流れ、強靭なサウンドがロシアの大地を想い起こさせる、ロシアの魂がこめられた演奏です。ぜひお聴きください。
 2011年11月11-12日(交響曲第1番)、2012年3月16-17日(交響曲第2番)、1月25-26日(交響曲第3番)、2013年6月14-15日(交響的舞曲)  東京・サントリーホール にてライヴ収録
 
OVCL-00562
\3000+税
池辺晋一郎:
 五つの無伴奏混声合唱曲 Little by Little
 MEET THE CHORAL BEATLES

  (作詞作曲:TheBeatles/編曲:池辺晋一郎/訳詩:池澤夏樹)
 窓の声、光の声 無伴奏混声合唱のために
 混声合唱曲集 六つの子守歌
池辺晋一郎(指揮)
東京混声合唱団
浅井道子(ピアノ)
 2014年9月に行われたコンサートのライヴ録音です。池辺晋一郎の作曲(編曲)した楽曲が、本人の指揮で演奏されました。
 東京混声合唱団への委嘱作品が多く、主要レパートリーとして歌ってきた楽曲ばかりが収録されています。タイトルにもなっている「Little by Little」は東京混声合唱団のアンコールピースとして作られた楽曲を集めたものです。
見事なアンサンブルと美しい詩、ユニークで魅力的なメロディーがアルバム全体を包んでいます。
 2014年9月3日 小金井市民交流センター・大ホール にてライヴ収録
 

OVCT-00113
(SACD Hybrid)
\3200+税
ショパン:ワルツ全集/江崎昌子
 第1番 変ホ長調 作品18「華麗なる大円舞曲」
 第2番 変イ長調 作品34-1「華麗なる大円舞曲」
 第3番 イ短調 作品34-2「華麗なる大円舞曲」
 第4番 へ長調 作品34-3 「華麗なる大円舞曲」
 第5番 変イ長調 作品42 「大円舞曲」
 第6番 変ニ長調 作品64-1 「小犬のワルツ」 
 第7番 嬰ハ短調 作品64-2
 第8番 変イ長調 作品64-3
 第9番 変イ長調 作品69-1 「別れ」
 第10番 ロ短調 作品69-2
 第11番 変ト長調 作品70-1
 第12番 へ短調 作品70-2
 第13番 変ニ長調 作品70-3
 第14番 ホ短調
 第15番 ホ長調
 第16番 変イ長調
 第17番 変ホ長調
 第18番 変ホ長調
 第19番 イ短調
江崎昌子 (ピアノ)
 江崎昌子によるショパン・シリーズ第6弾!
 国内外でショパン弾きとしての評価が高く、これまでのCDでもご好評をいただいている江崎昌子によるショパン・シリーズ、今回はワルツ全集です。
華やかな旋律と心地よいワルツのリズムが耳を楽しませる一方で、抒情性を繊細に表現しています。また、ひとつひとつの音色にこだわり、ショパンの描いた世界に寄り添う演奏。まさに真のショパン音楽に満ちた曲集となりました。2014年12月16-18日 東京・稲城?プラザにて収録
 

OVCC-00111
\3000+税
ガブリエリの饗宴/ブラス・プリンシパル・ジャパン
 ガブリエリ:
  第7、第8旋法による12声のカンツォーナ
  第7旋法による8声のカンツォーナ第1番、第2番
  第12旋法による8声のカンツォーナ
  第9旋法による8声のカンツォーナ
  第1旋法による10声のカンツォーナ
  第1旋法による8声のカンツォーナ
  ピアノとフォルテのソナタ
  6声のカンツォーナ第4番
  8声のカンツォーナ第12番
  12声のカンツォーナ第16番
  カンツォン・ペル・ソナーレ第1番、第4番
ブラス・プリンシパル・ジャパン
<NHK交響楽団メンバー>
 菊本和昭、井川明彦(トランペット)
 新田幹男(トロンボーン)
 黒金寛行(バス・トロンボーン)
<読売日本交響楽団メンバー>
 長谷川潤、田中敏雄(トランペット)
 ?田晃(トロンボーン)
 篠崎卓美(バス・トロンボーン)
<東京都交響楽団メンバー>
 高橋敦、中山隆崇(トランペット)
 小田桐寛之(トロンボーン)
 野々下興一(バス・トロンボーン)
都響、読響、N響の首席奏者たちが集合!まさにオール・ジャパンのブラス・アンサンブルが誕生!

 東京都交響楽団、読売日本交響楽団、NHK交響楽団の首席トランペット奏者、首席トロンボーン奏者が大集合。
 現代きっての金管楽器の名手たちがオーケストラの垣根を越えて、輝かしいアンサンブルを奏でます。充実のサウンド、完璧なアンサンブル、圧倒的なパワー。日本が世界へ誇るべきブラス・アンサンブルです。
 アンサンブル・コンテストの定番、ガブリエリの作品を見事に演奏。参考CDとしてはもとより、ガブリエリの新たな魅力を掘り起こし、音楽的にも豊かな作品集となりました。
 ワールド・クラスの金管アンサンブル、ブラス・プリンシパル・ジャパンの発進です。
2014年11月10、11日青葉台・フィリアホールにてライヴ収録

ブラス・プリンシパル・ジャパン:
 2014年11月 東京都交響楽団、読売日本交響楽団、NHK交響楽団のトランペットの首席奏者・高橋敦、長谷川潤、菊本和昭がトロンボーンの首席奏者・小田桐寛之、?田晃、新田幹雄、バストロンボーン奏者・野々下興一、篠崎卓美、黒金寛行、トランペット奏者・中山隆崇、田中敏雄、井川明彦に声をかけ12名によるブラスアンサンブルを組織する。
日本音楽史上、初となる首席奏者によるブラスアンサンブルである。 
今後、数年をかけてG・ガブリエリの主だった作品集、ブラス音楽全般をCDとコンサートにおける集大成を目標に活動する。
 

EXCL-00101
(2CD)
\3500+税
マーラー:
 交響曲第4番
 交響曲第6番「悲劇的」
ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
シドニー交響楽団
エマ・マシューズ(ソプラノ・交響曲第4番)
2010年11月24、26、27日(第4番)・2011年3月3-5日(第6番) シドニー、オペラハウス、コンサート・ホールにて収録 (セッション&ライヴ)
 2010年から11年にかけて行われた、アシュケナージとシドニー響によるマーラー交響曲全曲演奏会を収録した中から、すでに発売された交響曲第1番、第5番、「大地の歌」に続く、第4弾として交響曲第4番と第6番の発売です。
 様々なマーラー演奏が世に送り出され、その解釈も百種百様の様相を呈する中にあって、アシュケナージは常に自らの主張を過度に華々しくさせることなく、淡々と音楽と向き合うスタンスを貫き通しています。
 第4番ではオーストラリアの歌姫、エマ・マシューズを起用し、その透き通った歌声で喜びに満ちた「天上の生活」を表現してゆく一方、第6番ではマーラーの身に冷淡かつ容赦なく襲い迫った運命の転機を端的に炙り出してゆきます。
 音楽に対するスタンスやアプローチを変えず、各楽曲に内包されたメッセージの違いを表現した「音楽家」アシュケナージの職人芸を感じ取ることが出来る名演奏です。
 

OVCL-00552
(SACD Hybrid)
\3200+税
オルフ:世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」 飯森範親 (指揮)
東京交響楽団
半田 美和子 (ソプラノ)、
高橋 淳 (テノール)、
与那城 敬 (バリトン)
東響コーラス(合唱指揮:安藤 常光)
横須賀芸術劇場少年少女合唱団
(児童合唱指揮:武田 雅博)
 2014年2月9日 東京・サントリーホール にてライヴ収録
 特徴あるリズムと親しみやすい旋律に古来から変わらぬ人間の持つ欲望像を描いた詞を載せ、オルフの代表作品となった「カルミナ・ブラーナ」。
 日本を代表するソリストたちと声量豊かでパワー漲る東響コーラス、児童合唱の濁りのない純粋な音色。考え得る中でも最良の布陣を敷いて、飯森は東京交響楽団を見事にコントロールし、大編成の集団を豊かに響かせ、冒頭から終結まで強烈なエネルギーとスケールの大きさを失わせることがありません。
 巨大編成による壮大にして強烈な力感篭った一大スペクタクル。一音たりとも聞き逃す隙を与えない生命感漲る名演奏です。
 
OVCL-00558
(2CD)
\3500+税
リサイタルVol.2〜シューベルト、シューマン、ブラームスをうたう〜
 シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第3番
 ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番
 シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ *
 シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番
澤和樹(ヴァイオリン、ヴィオラ*)
蓼沼恵美子(ピアノ) 
 「うた」にはじまり、「うた」に終わる。
 日本を代表するデュオ、澤和樹と蓼沼恵美子によるライヴ・レコーディング・シリーズ第2弾。
 2014年6月8日 東京・ハクジュホール にてライヴ収録
 ミュンヘン国際コンクールで第3位など国際的に高い評価を受けるデュオ、澤和樹と蓼沼恵美子のライヴ・レコーディング・シリーズの第2弾の登場です。
 前作では、ロマン派の名曲たちを卓越した技術のもと音楽性豊かに表現。第一線で活躍し続けた二人だから導ける美しい世界観と見事なアンサンブルが存分に発揮され、高い評価を受けました。
 今作も同様にロマン派の「うた」が溢れる音楽を、抒情豊かに描いてゆきます。音楽の奥ゆかしさや淡い色合い、情景が自然と思い浮かぶような美しい演奏。これぞ室内楽の醍醐味!
 日本の第一人者達による詩情溢れる「うた」。ぜひお聴き下さい。
 
OVCC-00114
\3000+税
ファゴッティーノ 〜フランス近代作品集〜
 サン=サーンス:ファゴット・ソナタ Op.168
 デュティユー:サラバンドと行列
 デュクロ:ファゴッティーノ
 ピエルネ:演奏会用独奏曲
 P.ジャンジャン:プレリュードとスケルツォ
 ダマーズ:アリア Op.7
 天野正道:プーランクの墓Ⅰ〜Ⅲ
 プーランク:
  2つのノヴェレッテより第1番、メランコリー、
  ルイ・アラゴンの2つの詩より第1番「C」、
  愛の小径、歌で綴る想い出
水谷上総(ファゴット)
大堀晴津子(ピアノ)
 2014年9月24-26日 稲城?プラザ にて収録
 NHK交響楽団首席ファゴット奏者として活躍する水谷上総のソロ・アルバム第3弾は、サン=サーンス、デュクロ、ピエルネ、プーランクなどフランス人作曲家の作品を集めた曲集です。
 難曲の数々を軽やかに奏でるテクニック、そして美しい旋律を歌い上げる豊かな音色に唖然とさせられることでしょう。
 また、プーランクの小品はピアノ曲や歌曲をファゴット版にアレンジして演奏しており、ファゴットとピアノの音色が交わる甘美な響きがお楽しみいただけます。
 天野正道がプーランクの精神で書いたという「プーランクの墓」は、オリジナル版であるファゴットとピアノによる演奏は初めての録音となりました。
 


OVCL-00559
(SACD Hybrid)
\3200+税
小林研一郎&読響/ブラームスシリーズ第2弾!
 ブラームス:交響曲第3番 へ長調 作品90
 シューべルト:交響曲第7番 ロ短調 D759「未完成」
小林研一郎(指揮)
読売日本交響楽団
 小林研一郎と読売日本交響楽団による新しいブラームスシリーズの第2弾は、交響曲第3番。
 小林研一郎の情熱的な指揮に導かれるように、オーケストラが重厚な音色を響かせ、朗々と歌い上げる様は圧巻といえるでしょう。セッションレコーディングによって、高いクオリティの演奏と、その豊かなサウンドが明瞭に録音されました。
 また、カップリングとしてシューベルトの交響曲第7番「未完成」も収録。小林研一郎と読売日本交響楽団の圧倒的な演奏をお聴きください。
 2014年8月27-28日 東京・杉並公会堂 にて収録
 


OVCL-00564
\3000+税
スーク:交響曲 第 2番 ハ短調 作品27 「アスラエル」 ヤクブ・フルシャ(指揮)
東京都交響楽団
 スークの代表的作品の一つである「アスラエル交響曲」に新たな名演が生まれました。
 チェコ出身の若きマエストロ、フルシャはこの交響曲へ込める熱い想いを全身で音楽に傾け、魂をこめ表現してゆきます。
 優れたヴァイオリニストであったスークはこの曲でも、特に弦楽器奏者にとって高い技術を要求していますが、都響の圧倒的な技術力はそれらの技術的な困難を容易に克服し、スークがこの交響曲に込めた深い慟哭を醸し出し、聴く者の心へと迫ってゆきます。
 フルシャがこの交響曲に込めた愛と、その想いに全力で応える都響が「アスラエル交響曲」の真価を発揮させた、渾身の熱演となりました。
 2013年11月19日 東京文化会館にて ライヴ収録
 


OVCT-00109
\3000+税
ショパン:
 ワルツ第1番-第4番「華麗なる大円舞曲」
 スケルツォ第2番
 ピアノ・ソナタ第2番
田村 響(ピアノ)
 2007年ロン・ティボー国際コンクールにおいて弱冠20歳で第1位に輝き一躍注目されたピアニスト、田村響の久々のニュー・アルバムです。今回はファン待望のオール・ショパン。
 田村響の洗練された輝かしい音で奏でられるショパンの世界。確固たる技術に基づく揺るぎのない安定感と若き瑞々しい叙情的な音楽性が存分に発揮され、馥郁たる世界観を作り上げています。田村響の輝かしい才能が、一音一音から伝わってきます。
 若き名手田村響の待望のショパン・アルバムをぜひお聴き下さい。2014年10月28-30日 東京・稲城iプラザ にて収録
 

OVCT-00110
\3000+税
ショパン:24の前奏曲 作品28
ラフマニノフ:
ショパンの主題による変奏曲 作品22
中桐 望(ピアノ)
 2012年第8回浜松国際ピアノコンクール第2位など、多くの国際コンクールの入賞暦があり、評論家、各雑誌にて絶賛されてきた中桐望。待望のデビュー盤が、ついにリリースされます。
 すでにファンも多く、現在最も注目されている若手ピアニストです。
 収録曲は、これまで大事に温め続けたレパートリーの中から、2つの曲集を選択。
 ショパンとラフマニノフの2つの曲集の一音一音に想いを乗せ、一曲一曲を輝かせてゆきます。卓越した技術から紡がれゆく瑞々しい音楽性。
 中桐望の現在が凝縮され、さらなる大輪へ期待膨らむアルバムとなりました。
 2015年春には、このデビュー・アルバムと共に、リサイタル・ツアーも予定されております。
 2015年は中桐望、要注目です。
 2014年8月25-27日 軽井沢・大賀ホール にて収録

キング・インターナショナル(国内仕様盤)

KKC 5417/18
(2SACD HYBRID)
\4000+税
※輸入盤発売済
ゲルギエフが21世紀に放つ狂気乱舞のショスタコーヴィチ
 ショスタコーヴィチ:
  Disc1:交響曲第4番ハ短調作品43
  Disc2:交響曲第5番ニ短調作品47、交響曲第6番ロ短調作品54
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団
 録音:2013年6月24-27日(第4番)、2012年6月5,9,14日(第5番)、2013年6月21,23,26日(第6番)、マリインスキー・コンサートホール、セッション(第4番)、ライヴ(第5& 6番)/[MARIINSKY] MAR0545、135’06、輸入盤・日本語解説付

 ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団がショスタコーヴィチの交響曲第4,5,6 番を再録音しました。旧録のフィリップス盤は4 番が2001 年11 月、5番が2002 年6 月、6 番が同年5 月に同じオーケストラと録音され、4 番は2004 年度レコード・アカデミー賞大賞を受賞しています。
 今回は約10 年を経ての再録音。ゲルギエフの円熟ぶりと、手兵マリインスキー劇場管弦楽団を完全に手中に収めた神業の完成度を披露してくれます。第4 番はセッション録音。いずれの楽章も旧盤と比べ速くなっておりスピード感とノリの良さを増し、ゲルギエフならではの計算され尽くした緻密さで、人工美の極み。第5 番は全体に最盛期のムラヴィンスキーのテンポ設定に近くなっているのが興味津々。第6 番は、大編成の管弦楽ながら室内楽を思わせる透明さと、管楽器のソロ的な活躍の多い難曲。ゲルギエフならではのバランス感覚とショスタコーヴィチの職人芸が光る急速なフィナーレは、ムラヴィンスキー並のスピード感と漸進性に興奮させられます。21 世紀も10 年が過ぎた現在、ゲルギエフが再びムラヴィンスキーの解釈に立ち返ろうとしているのは象徴的なことと言えるでしょう。
 
KKC 5419
\2857+税
※輸入盤発売済
進化し、深化するガーディナーのベートーヴェン
 ベートーヴェン:
  交響曲第2番ニ長調作品36
  交響曲第8番ヘ長調作品93
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー
 (指揮)
オルケストル・レボリューショネル・
 エ・ロマンティーク
 録音:2013年11月30日ロンドン、カドガン・ホール(ライヴ)/[SDG] SDG721、56’00、輸入盤・日本語解説付

 ガーディナーとオルケストル・レボリューショネル・エ・ロマンティーク(ORR)によるベートーヴェン交響曲の再録音シリーズ。交響曲第2 番と第8 番。2013 年11 月にロンドンのカドガン・ホールで行われたライヴ収録です。
 1991 年から1994 年にかけて録音された前作(DG Archiv)から約20 年。2011 年カーネギーホールでのライヴ収録された交響曲第7 番、第5 番(SDG717)でも聴かれたように、高い完成度と綿密に構築されたスタイルを丹念に磨き続けた成果を聴く事ができます。
 楽団員はリハーサルを研究室のようだと表現しています。多くのアイデアが顕微鏡の台に置かれ、次々と実験されていくよう。妥協を許さないガーディナーの音楽作りの様子が感じられます。
 この交響曲第2 番と第8 番は、ベートーヴェンの交響曲の中でもガーディナーが特に気に入っている作品。「交響曲第2 は、ベートーヴェンの交響曲にたびたび見られる重い陰鬱さはなく、人生を肯定的に捉えているような明るさがあり、モーツァルトのような軽やかさが感じられ、続く第8 番は、作品の構成も大変優れておりベートーヴェンの芸術家としての冒険心に満ちた作品である」と評しています。
 
KKC 5420
\2857+税
※輸入盤発売済
ロマン色濃厚であたたかな語り口のシュタイアーのシューマン
 シューマン:
  アベッグ変奏曲 op.1/ 幻想小曲集 op.12/
  3つの幻想的小曲 op.111/
  主題と変奏 変ホ長調−最後の楽想による幻覚の変奏曲
   (精霊の変奏曲)(遺作)
アンドレアス・シュタイアー(フォルテピアノ)
 様楽器:1837年エラール製、エドウィン・ボインク・コレクション
 録音:2013年2月ベルリン、テルデックス・スタジオ/[HMF] HMC902171、輸入盤・日本語解説付

 アンドレアス・シュタイアーのシューマンは、これまでに、ピアノ協奏曲、子供の情景(廃盤)、ピアノとヴァイオリンの作品集がありましたが、今回は、作品1の『アベッグ変奏曲』に始まり、最晩年の精神病院に入る直前の作品『主題と変奏(精霊の変奏曲)』で終わるというシンメトリックなプログラムを組んでいます。前半の2作品は、若きシューマンの詩情ときらめきに満ちた演奏。『アベッグ変奏曲』冒頭の主題提示の豊かな詩情とやさしい音色にまず引き込まれます。
 『幻想小曲集』も、各曲の性格の描き分けも鮮やかに、シュタイアーの語りを聞いているような気分になる演奏です。時を隔てて作曲された続く後半2作品はぐっと深みが増し、ときに不安定でもある和声や、彷徨っているような旋律も耳に残る曲。シュタイアーの非常にやわらかい語り口は、『アベッグ変奏曲』のころから様々なことに見舞われ疲れ切ったシューマンをいたわるかのよう。と同時に、聴き手にシューマンの言葉(詩)を代弁してくれているようでもあります。エラールのフォルテピアノのあたたかな音色と、ペダルを使ったときに際立つ豊かで優しい響きも完ぺきにコントロールしながら、シュタイアーが優しさに満ちたシューマンの世界を展開しています。
 
KKC 5421
\2857+税
※輸入盤発売済
なんとも豪華なソリストをそろえたヤンソンス&RCO のモツレク!
 モーツァルト:
  レクイエム ニ短調 K.626(ジュスマイヤー補筆完成版)
ゲニア・キューマイアー(ソプラノ)
ベルナルダ・フィンク(コントラルト)
マーク・パドモア(テノール)
ジェラルド・フィンリー(バス)
オランダ放送合唱団
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
 キューマイアー、フィンク、パドモア、フィンリー、なんとも豪華なソリストをそろえたヤンソンス&RCO のモツレク!

 録音:2011年9月14-16日アムステルダム、コンセルトへボウ/[RCO Live] RCO14002、輸入盤・日本語解説付

 ヤンソンスがコンセルトヘボウ管を指揮して、モーツァルトの「レクイエム」。コンセルトヘボウ管がマーラーの交響曲全曲シリーズに沸いた2011 年、ヤンソンスの受け持つ最後のナンバーであった第8 番の演奏から半年後の9 月におこなわれたコンサートの模様をライヴ収録したもので、この年を皮切りに、2012 年のブラームス、2013 年のヴェルディへとつづく、当コンビによるレクイエム・シリーズの第1 弾でもありました。
 現代のもっとも多忙な指揮者のひとりとして知られるヤンソンスは、その輝かしいキャリアにふさわしく、すでにかなりの点数に上るディスコグラフィを構築しています。しかしモーツァルトはヤンソンスにとってきわめてレアなレパートリーであるという意外な一面もあり、まさにそこへ登場したのが、このたびの「モツレク」ということになります。
 ここではヤンソンスとのマーラーの交響曲録音で熱演を聴かせたオランダ放送合唱団とともに、ソリストがまたこのうえなく魅力的。当楽団の名誉客演指揮者である“アーノンクール組”ともいうべき、実績もゆたかな顔ぶれががっちりと固め、ヤンソンス初の「モツレク」を強力に盛り立てます。
 
KKC 5422
\2857+税
※輸入盤発売済
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集Vol.1
 ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
  (カデンツァ:コンスタンチン・モストラス)
 ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261
  (カデンツァ:フランツ・バイヤー)
 ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K.373
 ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
  (カデンツァ:フランツ・バイヤー)
 ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
  (カデンツァ:ヨーゼフ・ヨアヒム)
フランク・ペーター・ツィンマーマン
 (ヴァイオリン/
  1711年製ストラディヴァリウス)
バイエルン放送室内管弦楽団
ラドスラフ・スルク(指揮)
 フランク・ペーター・ツィンマーマンが満を持して2 度目のモーツァルト、ヴァイオリン協奏曲全曲録音始動!

 録音:2014年3月6-8日ミュンヘン、ヘルクレスザール/[HAENSSLER] 98 039、輸入盤・日本語解説付

 1965 年ドイツ、デュースブルク生まれの正統派ヴァイオリニスト、フランク・ペーター・ツィンマーマンが自身2 度目となるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集録音を開始しました。第1 集にはヴァイオリン協奏曲第1,3,4 番、アダージョ ホ長調、そしてロンド ハ長調が収録されています。最初の全曲録音は1986 年にフェルバー指揮ヴュルテンベルク室内管弦楽団とのセッション録音ですので、約28 年ぶりの全曲録音開始となります。今回の共演はバイエルン放送室内管弦楽団、指揮はラドスラフ・スルクです。
 ツィンマーマンは当団の2005 / 06 年シーズンでモーツァルトの5 つのヴァイオリン協奏曲を演奏し、その演奏会は大成功に終わり各誌で絶賛されました。この度、満を持しての録音となります。
 ツィンマーマンと言えば優美で香り高き音色を奏でますが、とりわけモーツァルトは極上・絶品です。さらに近年はトリオ・ツィンマーマンとして室内楽にも力を入れ音楽的表現がより豊かになりました。今回の録音ではポーランド生まれのヴァイオリニストで、バイエルン放送交響楽団のコンサート・マスターのラドスラフ・スルクが指揮を担当しており、完璧なアンサンブルはもとより、とりわけ弦楽の美しさを追求した演奏を披露しております。

 <来日予定>
 ■2015年3月16日(月)サントリーホール
  マレク・ヤノフスキ指揮 ベルリン放送交響楽団
  (演目)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲、ブラームス:交響曲第1 番、他
 
KKC 5423
\2857+税
※輸入盤発売済
20年を経て遂に再録音! 円熟著しい人間業を超えた境地
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)
 録音:2012年11月27日ベルリン、ヴュルツブルク高等音楽学校大ホール/[ORFEO] ORFEO864141、80’43、輸入盤・日本語解説付

 1994 年、当時18 歳だったコンスタンチン・リフシッツがグネーシン音楽学校の卒業記念で弾き大騒ぎとなった『ゴルトベルク変奏曲』。その数日後に録音されたDenon 盤は世界中の評判となり、グラミー賞にもノミネートされました。以後、リフシッツの代名詞となっていましたが、20 年を経てついに再録音が登場します。演奏時間は旧盤より2分ほど長くなっていますが、基本的な解釈は変わっていません。しかし20 年来の練り込みと積んできた人生経験が反映され、音楽的な深みと説得力は驚くべき高さとなっています。
 『ゴルトベルク変奏曲』といえば、古くはランドフスカ、新しくはグールドの決定的名演が知られていますが、リフシッツはその偉大な先人を辿りつつ、不眠症に悩んでいた駐ドレスデンのロシア大使カイザーリング伯爵のためにバッハが奏した縁にまで立ち返っています。30 代でここまで深い世界を描くリフシッツ、ただ者ではありません。21 世紀の『ゴルトベルク』像誕生と言えるでしょう。

 <来日予定>
 ■2015年
  2月7日  所沢市文化センター
  2月8日  武蔵野市民文化会館
  2月11日 いずみホール
  2月14日 東京文化会館
  2月15日 フィリアホール

コウベレックス


KRS-462
\2667+税
「水の戯れ」〜土師さおり
 ラヴェル:水の戯れ
 ラヴェル:クープランの墓
  (1.プレリュード/2.フーガ/3.フォルラーヌ/
   4.リゴドン/5.メヌエット/6.トッカータ)
 ドビュッシー:映像第1集
  (1.水の反映/2.ラモーを讃えて/3.動き)
 ショパン:バラード1番 ト短調 作品23
土師さおり(ピアノ)
 美しさや透明感を越え、内在するスケールの大きな旋律を匠みに表現し、親しみとやすらぎをもたらす好演!「水の戯れ」〜土師さおり(ピアノ)

 録音:2014 年12 月25-26日、稲美町コスモホール(兵庫県)、52 分54 秒/録音・製作:コウベレックス

 土師さおりは武蔵野音大卒業後デトモルト音楽大学及びロベルト・シューマン・デュッセルドルフ音楽大学を経てドイツでの演奏活動後帰国。様々なコンクールで入賞、カーネギーホールデビュー。イブラ国際音楽コンクールではラヴェル特別賞を受賞するなど、ラヴェル演奏への定評がある。美しさや透明感を越え、内在するスケールの大きな旋律を匠みに表現し、親しみとやすらぎをもたらす好演。

 【土師さおり プロフィール】
 大分県出身。武蔵野音楽大学付属高等学校を経て、武蔵野音楽大学を卒業。その後、武蔵野音楽大学大学院へ入学。第3回全日本ソリストコンテストに入賞。
 大学院修了後に渡独。ドイツ国立デトモルト音楽大学ドルトムント校へ入学する。アルヌルフ・フォン・アルニム教授に師事し、研鑽を重ね1998 年首席で卒業。その後、ドイツ国立ロベルト・シューマン・デュッセルドルフ音楽大学へ入学。クラウディオ・アラウ やアルトール・ルービンシュタインに賛辞を受けたブラジル人ピアニスト、ロベルト・シドン教授のもとで更なる研鑽を積み、2000 年、「国家演奏家資格」を取得して卒業。ドイツ国内での演奏活動を経て2001 年帰国。日本での演奏活動を開始する。
 2002 年、第4回別府アルゲリッチ音楽祭新人演奏会に出演。2011 年、ペルージャ音楽祭(イタリア)においてソロコンサート、及び、ショスタコーヴィチピアノ協奏曲1番を演奏。
2012 年1 月、日本イタリア協会主催第3 回コンコルソMusicArte で特別賞を受賞。2012 年4 月、American protegeinternational competition 2012 に入賞し、カーネギーホールにて受賞者演奏会に出演。2012 年7 月、第22 回イブラ国際音楽コンクール(イタリア)において最優秀賞、ラヴェル特別賞を受賞。2012 年10 月、第13 回大阪国際音楽コンクールにてアヴニール賞受賞。
 2013 年、日本ショパン協会九州支部推薦演奏会オーディションに合格し推薦演奏会に出演。
2014 年、日本ショパン協会主催のパウゼシリーズ(2015 年〜2016 年度)の出演者に選ばれ、2016 年6 月にカワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」にてソロリサイタルが決定している。
 2015 年第4回Evmelia International Music Festival(ヴォロス市/ギリシャ)に招待され演奏会に出演。海外の現代作曲家の新曲演奏などにも力を入れている。
 

KRS-5032
\2000+税
「笛吹きの歌」〜日本のリコーダーの響き〜
 大前 哲(1943-):孤
 林 光(1931-2012):「ソナチネ」リコーダーのための
 松本憲治(1948-):小鳥たちの愉しいさえずり
 柱本 優(1956-2007):クリシュナ
 久留智之(1955-):せむしの笛吹きの歌
 藤原 豊(1960-):豌豆緑間奏曲
 久保 禎(1962-):「南風(はえ)」より第2、第3 楽章
 大前 哲(1943-):メールヘン
 平田裕子(1974-):木目
エヴァルト・ヘンゼラー
大津磨由美
ヴィンフリート・ミシェル
時光芳恵
 林光から近作まで!現代日本のリコーダー作品集

 録音:2014年9月、10月、灘区民ホール(神戸市)、神戸芸術センター、他、64分49秒/録音・製作:コウベレックス

 現代日本の作曲家によるリコーダーのソロ、デュオ、トリオ作品を集めたアルバム。林光「ソナチネ」は明るく快活なソプラノリコーダーの為の作品。南九州の民謡から抽出された旋律などを用いた 久保禎「南風(はえ)」はソプラニーノ及びアルトのソロ作品でCD には第2、3 楽章を収録。気候のうつろいや土の湿り気や風のにおいを感じさせる。
 藤原豊「豌豆緑(えんどうみどり)間奏曲」は植物の蔓がからむような小さな生命の躍動感のあるデュオ作品。日本的叙情と舞曲風リズムを取り入れた 松本憲治「小鳥たちの愉しいさえずり」と共に、ヘンゼラー、大津の息の合った掛け合いが聴ける。
 ソロ演奏のエヴァルト・ヘンゼラー氏(エリザベト音大名誉教授)は長年、日本でリコーダー奏者、指導者として活動し、現代リコーダー作品の研究や普及、出版の為に尽力している。
 

KRS-5203
\2000+税
「Notre Dame 聖母マリアに捧げるうた」
 (中世・パリ 西洋ポリフォニーの黎明/ノートルダム楽派の音楽)
 12・13世紀 ノートルダム楽派の作品
  ■グレゴリオ聖歌とオルガヌム(2声、3声)
   Alleluia: Nativitas gloriosae virginis Mariae
    (アレルヤ唱:栄光のおとめマリアの御誕生)※3種類
  ■モテット
   Hier mein trespensis erroie mon chemin / Ex semine
    (昨日の朝、私は物思いに耽りながら道を彷徨っていた/種から)
   Se j’ai ame non doi ester blasme / Ex semine
    (私は確かに恋に落ちたが、それで非難されるべきではない/種から)
   Ex semine rosa prodit spinae/ Ex semine Abrahae/ Exsemine
    (茨の種からバラは咲き/アブラハムの種から/種から)
  ■コンドゥクトゥス
   Beata viscera(幸いな御胎)/
   Ave virgo virginum(めでたしおとめの中のおとめ)/
   Stella serena(清けき星) (全9曲)
ムジカ・セルペンティス
 (Musica Serpentis):
  【安邨尚美/
   拓宏/
   根岸一郎】
 オランダで古楽を学んだ安邨尚美を中心に中世音楽、特にオルガヌムを歌うために結成されたアンサンブル Musica Serpentis 初のCD リリース!

 録音:2014 年 秋、サルビアホール 音楽ホール(横浜市鶴見区)47 分20 秒 CD 製作:コウベレックス/録音:Musica Serpentis/歌詞・対訳付き

 西洋音楽における、最初期のポリフォニー(多声音楽)“オルガヌム”。その円熟期、12・13 世紀パリのノートルダム楽派のオルガヌム・コンドゥクトゥス・モテットの9作品を収録。ほぼ同時期に、ロマネスク建築から荘厳なゴシック建築に建て直されたパリ・ノートルダム大聖堂、その中で壮麗に響き渡っていたであろうこれらの作品を、オランダで古楽を学んだ安邨尚美と、日本の古楽界で活躍する拓宏・根岸一郎の3 人の歌手によるアンサンブルMusicaSerpentis の演奏でお届けします。

 Musica Serpentis(ムジカ・セルペンティス)
 ムジカ・セルペンティスは2012 年安邨尚美の帰国を機に、拓宏の発起により根岸一郎を加えた3人のアカペラグループで、主に中世音楽・オルガヌムを歌うことを目的として結成された。即興と本格的な作曲との狭間に位置し、記譜の発展にも寄与したオルガヌムという音楽の、歴史的な重要性という観点ではなく、現代にも通じる実際の響きの面白さに焦点を当て、それを紹介し共有すべく活動を展開している。演奏の際は、写本に残るオリジナルの記譜を使用し、当時の響き・音空間の方向性を再現する探求を試みる一方、当時はあり得なかった男女混声というメンバー構成により、独特なサウンドが生み出されている。そのユニークさもMusica Serpentis の魅力の一つである。

ソニー・ミュージック・ダイレクト


MECO 1027
(SACD Hybrid)
\3000+税
乗っかれ!
 新垣隆&礒絵里子/ロンド〜珠玉のヴァイオリン名曲集

 ①新垣隆:ロンド
 ②E.エルガー:朝の歌
 ③E.エルガー:夜の歌
 ④M.ポンセ(Y.ハイフェッツ編):エストレリータ
 ⑤C.ドビュッシー(Y.ハイフェッツ編):ゴリウォーグのケークウォーク
 ⑥G.ディニク:ひばり
 ⑦V.モンティ:チャルダーシュ
 ⑧A.ドヴォルザーク(F.クライスラー編):我が母の教え給いし歌
 ⑨P.サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
 ⑩A.グラズノフ:瞑想曲
 ⑪J.マスネ:タイスの瞑想曲
 ⑫F.クライスラー:愛の喜び
 ⑬F.クライスラー:愛の悲しみ
 ⑭C.サン=サーンス(Y.ハイフェッツ編):白鳥
 ⑮H.ヴィラ=ロボス:黒鳥の歌
 ⑯新垣隆:哀しい鳥
礒 絵里子(Vln)
新垣 隆(pf、作曲)
陰の天才から、真の天才へ!鬼才 新垣隆が盟友 礒絵里子と紡ぐ16の音の花束

 本場ベルギーで学んだ礒絵里子のヨーロッパ本流のヴァイオリンと、陰の天才から真の天才へと大きな変貌を遂げた新垣隆のピアノによる珠玉のヴァイオリン名曲集です。
 このアルバムでは、新垣隆の作曲による「ロンド」「哀しい鳥」という2曲の魅力溢れる新曲を収録、多彩な音のパレットを持つ彼の非凡な才能が開示されています。
 新垣隆自身の名前が冠されるクラシック・アルバムとしては初となるこの「ロンド」は、新曲以外に、数多ある世界中のヴァイオリン名曲の中からまさに宝石のような全16曲を収録、薫り立つような音の花束は、聴く人の琴線に深く触れることでしょう。
 学生時代から長きに渡り深い友情と信頼を醸成してきた礒と新垣による至高のデュオ・サウンド、その芸術が今、ここに結晶し、そして飛翔します。

録音:2014年12月3日-5日 三芳町文化会館コピスみよし(セッションレコーディング)

礒 絵里子 Eriko Iso(ヴァイオリン)プロフィール:
 桐朋学園大学卒業後、I・オイストラフ氏に招かれ、文化庁芸術家在外派遣研修員としてブリュッセル王立音楽院に留学。大賞を受賞し首席修了。マリア・カナルス国際コンクールほか国内外の数々のコンクールで入賞。世界各地でのリサイタル、ソリストとしてチェコフィル、ヴェネツィア合奏団など国内外のオーケストラと多数共演し「知性と感性と技術の実力派」と高い評価を得る。愛知万博での草刈民代氏とのコラボレーションは話題を呼んだ。宮崎国際音楽祭へは毎年参加、「題名のない音楽会21」「アインシュタインの眼」ほかテレビ・ラジオ出演も多く、現在FMヨコハマ「礒絵里子のSEASIDE CLASSIC」でパーソナリティを務めている。
全国各地での学校訪問コンサート、企業環境TVCFの演奏出演をきっかけに社会貢献活動に積極的に寄与。‘07デビュー10周年を記念しリサイタルシリーズを開始。第1回「ベルギー・コレクション」は大好評を博し、NHK「クラシック倶楽部」で放映。若手演奏家世代の一翼を担う実力派ヴァイオリニストとしてメインのソロ活動に加え、デュオ・プリマやアンサンブルΦ(ファイ)など多彩な演奏活動を展開。真摯な演奏への取り組み、確かな技量に基づいたヨーロッパ仕込みの洗練された感性には定評があり「気負いのないしなやかな活動ぶりが、クラシック音楽シーンで着実に存在感を放っている」など各媒体で高く評されている。
礒絵里子オフィシャル・サイト  http://www.34-net.com/eriko

新垣 隆 Takashi Niigaki(ピアノ、作曲)プロフィール:
 1970年東京に生まれる。4歳よりピアノを始め、ヤマハ音楽教室や千葉県立幕張西高校音楽科などを経て、1989年桐朋学園大学音楽学部作曲科に入学。在学中、若き同志による型破りな音楽に視覚的な要素を加えた演奏会「冬の劇場」に参画。同学科を卒業後、作曲家ピアニストとして多岐にわたり精力的に活動する。ピアニストとしては数々の演奏家たちと同じ舞台に立つ他、サイレント映画の伴奏も数多くこなし、そのエンターテイメント性と共に近代を検証するひとつの方法の提示としても評価され注目を集めている。
 作曲家としては、昭和期における作曲家達の研究に従事し現代音楽を主体としているが、ジャンルはその枠におさまらない。映画やCM音楽の作曲も手掛けている。教育者としては、2013年度まで母校の非常勤講師を約20年にわたり務める他、アマチュアのためのピアノコンペティションの企画・伴奏や八千代交響楽団の指揮を務めるなど、多くの人々との触れ合いを通じてクラシック音楽をより身近なものとして楽しめるよう尽力している。
 最近ではテレビ・ラジオ番組に出演し、親しみやすいキャラクターとして今までとは違う一面も見せ輝きを増している。作曲を南聡、中川俊郎、三善晃、ピアノを中岡秀彦、河内純、夢藤哲彦、森安耀子、指揮法を高階正光の各氏に師事。
 新垣隆名義のCDとして、礒絵里子(ヴァイオリン)とのデュオ・アルバム「ロンド」(ソニー・ミュージックダイレクト)及び吉田隆一(バリトン・サックス)とのデュオ・アルバム「N/Y」(APOLLO SOUNDS)がリリースされている。

新垣隆&礒絵里子コンサート・スケジュール 
 3月26日(木) 石巻ビッグバン
 3月30日(月) 東京文化会館(小)昼・夜2回公演(CDロンド発売記念)
 5月22日(金) 川口リリア音楽ホール
 6月14日(日) 飛騨市文化交流センター
 7月16日(木) 愛知県立芸術劇場(コンサートホール)
 7月20日(月祝) 石川県立音楽堂
 8月28日(金) みなとみらい(大ホール)
 9月8日(火) 札幌コンサートホール キタラ(大ホール)
 9月23日(水) 福知山市厚生会館
 9月26日(土) 山梨 コラニー文化ホール
 11月11日(水) 浜離宮朝日ホール(セカンドCD発売記念)
 

MECO 1026
(SACD Hybrid)
\3000+税
パリの薫り〜コンセール・アペリティフ
 凛として香り立つ、フランス歌曲〜アリアの夕べ
  ①愛の小径(F.プーランク)
  ②ジュ・トゥ・ヴ(E.サティ)
  ③愛の夢(F.リスト)
  ④エンパイア劇場の歌姫(E.サティ)
  ⑤ハバネラ形式のヴォカリーズ(M.ラヴェル)
  ⑥カディスの娘たち(L.ドリーブ)
  ⑦さくら横ちょう(中田喜直)
  ⑧霧と話した(中田喜直)
  ⑨悔悟(C.グノー)
  ⑩「ティレジアスの乳房」〜“いいえ旦那様”(F.プーランク)
  ⑪「ロメオとジュリエット」〜“夢に生きたい”(C.グノー)
  ⑫「ルイーズ」〜“その日から”(G.シャルパンティエ)
川越塔子(ソプラノ)
細川智美(ピアノ)
 日本を代表するソプラノ歌手であり、東大出身という異色のキャリアを持つ川越塔子のデビューアルバムです。リリコ・レッジェーロの透明感溢れるシルク?フィールな声と、パリのエスプリを纏うフランス名曲との極上のマリアージュ...
 本場ヨーロッパでも高く評価された川越塔子が歌うフランス歌曲やアリアは、聴く者の琴線に深く触れ、そして真の感動へと昇華させてくれることでしょう。
 録音:2014年9月30日-10月2日 戸塚区民文化センター さくらホール(セッションレコーディング)

マイスター・ミュージック


MM-3043
\2816+税
新イタリア合奏団のバッハ
 J.S.バッハ:
  2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043*
  ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
  ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
  ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050
新イタリア合奏団
フェデリーコ・グリエルモ(ソロ・ヴァイオリン)
カルロ・ラザーリ(ソロ・ヴァイオリン)*
 バッハの作品の中でも弦楽アンサンブルの妙技が際立つ二重協奏曲を含むコンチェルト3曲に、ブランデンブルク協奏曲第5番が加わった、恐ろしくも、申し分ないプログラム。
 掛け合いの見事な独奏ヴァイオリン、テオルボが加わった奥行き深い通奏低音、そして、R.ロレッジアン(国際的チェンバロ奏者)の超絶ソロが披露されるブランデンブルクと聴き所満載です。



フェデリーコ・グリエルモってどっかで聞いたことある・・・と思われたあなた・・・
鋭い


アドリア海の薄幸の美少女
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 第13巻


 悪魔に魂を売った男、タルティーニのヴァイオリン協奏曲全集の第13巻。その中にとっても素敵な曲があった。

 何の気なしに聴き始めたのに、かかった瞬間に体が硬直して思考がストップしてしまう。そういう曲。
 ・・・CD1の3曲目に入っている「ホ長調 D50」。
 他愛ない、罪のない、当たり障りのないイタリア・バロックの器楽作品が流れるように現れては消えていくと思っていたのに、こんな曲が突如出てくるとは。
 膨大な数のバロック・コンチェルトの中でも抜群。タルティーニのなかにあっても、「悪魔のトリル」に並ぶ名曲といっていいかもしれない。
 とくにその第2楽章、アダージョ。
 薄幸の美少女がアドリア海の断崖絶壁の上で海鳥と戯れながら名器を弾いている・・・そんな勝手な想像もしたくなる美しくはかない曲。しかもわずか2分ちょっとしかないのである。もっと聴きたいというこちらの願いを、その少女はうっすらと微笑を浮かべながらさりげなく制して姿を消してしまう。
 参った。タルティーニ、こんな感性も持ち合わせていたのだ。あの「悪魔のトリル」も偶然の産物ではなかったのである。

 ちなみにこの「ホ長調 D50」、NAXOSからも出てる。指揮はミュラー=ブリュールだから悪いわけがない。DYNAMIC盤が2枚組で高い、という人はこっちの盤でもいいかもしれない・・・・と、言おうと思ったが念のため聴いてみたら、・・・残念ながら、確かにいい演奏ではあるのだが、第2楽章の断崖絶壁の上で海鳥と戯れながら名器を弾いているような刹那的感性は、残念ながらNAXOS盤にはなかった(ほんとに悪い演奏ではないんだけれど)。
 ということはこの類い希な美しい音楽は、曲を残したタルティーニと、この名演を残したラルテ・デッラルコの両者の存在があって初めて生まれたということか。
 ・・・おそらくこのラルテ・デッラルコの中に恐るべき天才がいることは間違いないだろう。

Tartini - The Violin Concertos Volume 13
DYNAMIC
CDS 485
(2CD)
\4400→\3990
タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲集 第13巻
 協奏曲 ト長調D 84、協奏曲 イ長調D 105、
 協奏曲 ホ長調D 50、協奏曲 イ長調D 101、
 協奏曲 ニ長調D 26、協奏曲 イ長調D 99、
 協奏曲 ヘ長調D 67、協奏曲 ニ長調D 39
ラルテ・デッラルコ
ジョヴァンニ・グリエルモ(ソロ・ヴァイオリン)
フェデリーコ・グリエルモ(ソロ・ヴァイオリン)
カルロ・ラザーリ(ソロ・ヴァイオリン)
タルティーニ・シリーズ、13巻。2CDに8曲を収録。また新たなタルティーニの姿が明らかになっていく。




 

MM-3044
\2816+税
新イタリア合奏団のヴィヴァルディ
 ヴィヴァルディ:
  グローリア ニ長調 RV589
  キリエ RV587
 J.S.バッハ:カンタータ「主よ、われは汝を求む」BWV150
新イタリア合奏団
岡山バッハカンタータ協会
数多いヴィヴァルディの作品の中でも、傑出した美しさで人気の高いグローリアを、まさにイタリアの本家合奏団による、躍動感あふれる演奏で聴く、注目の1枚。 
 


MM-3041
\2816+税
グランド・デュオ・コンチェルタント/磯部 周平(クラリネット)
 ブラームス:クラリネット・ソナタ 第1番 ヘ短調作品120-1
 ベルク:クラリネットとピアノのための4つの小品作品5
 ウェーバー:グランド・デュオ・コンチェルタント変ホ長調作品48
 ペンデレツキ:3つのミニアチュア
 シューマン:幻想小曲集作品73
 R. シュトラウス:万霊節作品10-8
磯部 周平 クラリネット
岡崎 悦子 ピアノ
 ドイツ浪漫派から近現代までの重要作品が1枚に
 名手ならではのプログラム。ドイツ浪漫派から近現代までのクラリネットの重要作品をセンス良く1枚に編んだ、ファンならずとも是非聴きたい作品集です。
 演奏家としてはもとより、作曲家、編曲家、教育者、そして古典の研究家として多方面で活躍し、益々充実する磯部周平の現在を語る、待望の新録音です。
 


MH-3040
\2816+税
永遠のカノン
 J.J. クヴァンツ:2本のリコーダーのための6つのデュエット 作品2
  第1番 変ロ長調、第2番 ハ短調
  第3番 ニ短調、第4番 変ホ長調
  第5番 ヘ長調、第6番ト短調
山岡 重治リコーダー
太田 光子リコーダー
2本のリコーダーが織りなす音の万華鏡
 18世紀のヨーロッパを代表する大フルート奏者で作曲家クヴァンツ。彼により『二人だけで手軽に、完全な音楽を表現出来る』として作曲された『6つのデュエット』が、今回、世界的な製作家であり演奏家である、山岡重治の手によりレコーディング。 
 ピッチから楽器の選択まで、緻密に計算された、美しくも純度の高い音楽が堪能できるアルバムです。

国内ユニバーサル



UCCD-1413
\3000+税
〔BLU-SPEC CD 2〕
小澤&水戸室内管/
 ベートーヴェン:
  交響曲第4番変ロ長調 Op.60
  交響曲第7番イ長調 Op.92
水戸室内管弦楽団
小澤征爾(指揮)
 2014年1月と5月に行われた水戸室内管弦楽団演奏会から、小澤征爾が指揮したベートーヴェンの2曲の交響曲をライヴ収録。
 2008年の欧州ツアーでベートーヴェンの交響曲第4番が予定されていながら急病のため小澤征爾が同行できず、長年夢に描いていた小澤征爾指揮によるベートーヴェンが、2014年のコンサートでついに実現しました。
 2002年に完成したサイトウ・キネン・オーケストラとの交響曲全集以来となる、待望の小澤征爾ベートーヴェン新録音でもあります。
 すっかり健康を回復した小澤征爾の力強い指揮に、少数精鋭の水戸室内管弦楽団が集中力みなぎる演奏で応えた感動のライヴ録音です!

 録音:2014年1月(第4番)、5月(第7番)、水戸芸術館(第4番)、ミューザ川崎シンフォニーホール(第7番)

若林工房


田崎悦子/「三大作曲家の遺言」

 ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス 最晩年至宝のピアノ曲集、希有のピアニスト田崎悦子 〜鮮烈かつ魂を揺さぶる演奏〜三大作曲家の遺言 Vol.1〜3/田崎悦子
 
 作曲家と作品に対する強い共感に貫かれた感性あふれるピアノで圧倒的な世界を創出させる田崎悦子は、1960 年、10 代で単身激動のニューヨークに渡り、ゼルキン、カザルス、ホルショフスキーら巨匠たちの薫陶を受けてヨーロッパの伝統に根差した芸術観を会得し、重厚な構築性と知的冒険を志向する大いなる精神を併せ持つピアニストです。30年に渡る欧米での音楽生活の中、ショルティ指揮シカゴ交響楽団と数回に渡る定期演奏会でセンセーショナルな成功を収めるなど国際的に活躍しました。
 そんな田崎悦子が半世紀以上の音楽人生の様々な局面で、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスの最晩年の作品に接し、研究を重ね、思いあぐね、断念し、そして再度向かい合って、ついに録音・リリースに至ったのが今回の3巻シリーズ「三大作曲家の遺言」です。
「作品に対し、絶対的に謙虚である事。演奏家とは"黒子"でなくてはならない」という信念のもとに、まさに魂を捧げひとつひとつの作品に真摯に向かい合う姿勢は、この3人の作曲家達の姿と重なり合うようです。

 ブラームスの小品集は、冷気をたたえた音色で豊かな重厚感のうちに弾き進み、これほど深々とした情感の呼吸を通わせて老年の孤独と諦めを滲ませた演奏があろうかと思うほど、作者の心境に共感しています。
 ベートーヴェンの最後のピアノ・ソナタ3曲では、そのどの音の視線も、人間の内なる苦悩と祈りに向けられつつ楽曲を進めていきますが、知らず知らずのうちに耳と心は徐々にエンディングの頂点に昇り詰めていき、そこには勝利の輝きと歓喜のエクスタシーが満ち溢れています。ベートーヴェンは「苦悩の人」ではなく、「勝利の人」であった、という事を納得せざるを得ない演奏です。まさに「第九」の世界を彷彿とさせます。
 それまであまり演奏されていなかったシューベルトの遺作三大ソナタを世界に発信したルドルフ・ゼルキンがその曲達と向かい合う姿と長らく接し、恩恵を受けた田崎悦子のシューベルトは、くまなく愛おしさとパッションをもってよりそう息遣いが生で感じ取れます。大河ドラマを見ているかのように聴くものは楽曲のもつ複雑な感情のあや、官能美、激動のドラマに巻き込まれます。31才の死に直面して書かれたこの遺作三大ソナタに田崎悦子は全精神をかたむけ、母のように抱擁し、みずからの人生を重ねてゆきます。

 ライナーノートより
 全集等を除き、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームスの最後の作品を括ったディスクは、私の知る限り世界初ではないだろうか。・・・これは田崎悦子の現在での集大成であり、音楽史に燦然と輝く不滅のレコーディングになることは間違いない。(音楽評論家 真島雄大)


WKPR 8007
\2480(税込)
「三大作曲家の遺言 Vol.1/田崎悦子」
 ブラームス:3つの間奏曲 作品117
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 作品109
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958(遺作)
田崎悦子(ピアノ)
 録音:2014 年3 月13,14 日、千葉市若葉文化ホール  STEREO / DSD HD ダイレクト録音
 


WKPR 8008-09
(2CD)
\3070(税込)
「三大作曲家の遺言 Vol.2/田崎悦子」
 ■Disc-1
  ブラームス:6つの小品 作品118
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 作品110
 ■Disc-2
  シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959(遺作)
田崎悦子(ピアノ)
 録音:2014 年7 月16,17 日、千葉市若葉文化ホール  STEREO / DSD HD ダイレクト録音
 


WKPR 8010
\2480(税込)
「三大作曲家の遺言 Vol.3/田崎悦子」
 ブラームス:4つの小品 作品119
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 作品111
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960(遺作)
田崎悦子(ピアノ)
 録音:2014 年10 月22,23 日 千葉市若葉文化ホール  STEREO / DSD HD ダイレクト録音
 


WKPR 8011-14
(4CD)
\6480(税込)
「三大作曲家の遺言 Vol.1〜3/田崎悦子」
 ブラームス:
  3つの間奏曲 作品117、6つの小品 作品118、4つの小品 作品119
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30〜32 番
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第19〜21 番
  ※上記3タイトルのセット
田崎悦子(ピアノ)
 録音:2014 年3 月〜10 月千葉市若葉文化ホール  STEREO / DSD HD ダイレクト録音
 


WAKA 4181-82
(2CD)
\3700(税込)
メジューエワ/「J.S.バッハ・アルバム」
 イタリア協奏曲 BWV971
 カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」 BWV992
 イタリア風アリアと変奏 BWV989
 半音階的幻想曲とフーガ BWV903
 ゴルトベルク変奏曲 BWV988
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 作品の内奥にある真実を見つめる ——— 時空を超えた魂の対話「ゴルトベルク変奏曲」の再録音を含む充実の二枚組!J.S.バッハ・アルバム/イリーナ・メジューエワ

 録音: 2013〜2014 年、新川文化ホール、富山県魚津市/STEREO / DSD 録音、発売元:若林工房

 二年の歳月を経て、メジューエワがふたたびバッハに帰ってきました。
 きわめて高い評価を獲得した前回の「りゅーとぴあライヴ」(2012 年録音、WAKA-4169)をさらに上回る、凄い「ゴルトベルク変奏曲」の登場です。
 今回のホール・セッション録音は、リピート(繰返し)指示をすべて実施(アリア・ダ・カーポでのリピートまで敢行)している点で、前回と大きく異なります。
 演奏時間は79 分21 秒。緻密に設計されながら即興的な要素をふんだんに備えた解釈は、じつにフレッシュで奥行きが深く、聴けば聴くほどに味わいを増します。千変万化するタッチと色彩感豊かな音色、たゆたうような抒情、引き締まった造型と明確なポリフォニー、テンポの速い変奏曲での目覚ましい超絶技巧、ゆったりとした変奏曲で聞かせる恐るべき精神性の深さ…。これらすべてが自然の佇まいを見せているのは、まさに入神の芸といっても過言ではありません。併録の4曲においても作曲家への敬意と愛情をもってひたすら音楽に奉仕する姿は感動的。「音楽の父」との時空を超えた魂の対話ともいうべき二枚組です。

 ライナーノートより
 「祈りのようなアリアが静かに歌って円環をなし、終わりと始まりが永遠に結びついている。繰り返して聴くほどに味わいは深まり、その美しさが際立っていく。」 (谷口康雄)

 「テクニックを見せるのではなく、曲の本質を見抜き芸術表現に徹しているのだ。大声を上げずに心の響きを奏でているのだ。そして、あくまで「静」を保ちながらバッハの世界に沈潜して行く・・・」(菊池正和)




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