IPPNW
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パヴェル・ギリロフ率いるピアノ四重奏団の絶品の
R.シュトラウスとフォーレ!
R.シュトラウス:ピアノ四重奏曲 ハ短調
Op.13
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番 ハ短調
Op.15 |
ギリロフ・クァルテット・ベルリン
[クリストフ・シッケダンツ(ヴァイオリン)、
ライナー・メーネ(ヴィオラ)、
マルクス・ニコス(チェロ)、
パヴェル・ギリロフ(ピアノ)] |
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)の慈善演奏会。
ライヴ録音:2013 年10 月/ベルリンフィルハーモニー室内楽ホール/DDD、69’38”
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)の慈善演奏会を収録したシリーズの最新盤は、2013
年10 月にライヴ収録されたパヴェル・ギリロフ率いるギリロフ・クァルテット・ベルリンによるR.
シュトラウスのピアノ四重奏曲とフォーレのピアノ四重奏曲第1
番です。
パヴェル・ギリロフは当慈善演奏会に積極的に参加し、これまでは1985
年に創設したベルリンフィル・ピアノ四重奏団として演奏してきました。
今回演奏されたR. シュトラウス、フォーレはそれぞれ初期の作品ながら、ピアノ四重奏でしか表現することのできない室内楽の極みと言える名作と言えましょう。巨匠が集まったギリロフ・クァルテット・ベルリンによる絶美の演奏をお楽しみ下さい。 |
LA DOLCE VOLTA
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おそらく世界で最も元気な90代演奏家
プレスラー/モーツァルト・ソナタ全曲録音プロジェクトがスタート!
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第11番 イ長調「トルコ行進曲付き」K.331
ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調
K.570
ピアノ・ソナタ第18番 ニ長調
K.576 |
メナヘム・プレスラー(ピアノ) |
「ピアノ界の生ける伝説」メナヘム・プレスラーみずみずしい感性、愛情あふれる奇跡的なタッチ、モーツァルト・ソナタ全曲録音プロジェクトがスタート!
録音:2014 年9 月19-21 日
「ピアノ界の生ける伝説」、1923
年生まれの巨匠ピアニスト、メナヘム・プレスラー。1955
年、ボザール・トリオを結成し、世界でもっともすぐれた室内楽ピアニストとして世界で活躍を続けておりましたが、2007-08
のシーズンのトリオ解散後は、室内楽、ソロの両方でさらなる活動を展開しています。
2014 年4 月には、庄司紗矢香とのデュオ・リサイタルで来日、優しさあふれる演奏で会場を静かな感動が包み込みました。2014
年末には、ベルリン・フィルのジルベスター・コンサートでモーツァルトのピアノ協奏曲第23
番で出演するなど、世界が再注目している最高齢の巨匠のひとりです。2015
年11 月にはマリナー指揮NHK 交響楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第17
番を共演する予定もあります。
LA DOLCE VOLTA からの2 枚目のリリースとなる今回は、モーツァルトのソナタ集。トルコ行進曲に、第17、18
番という名曲ぞろいのプログラムです。なんとモーツァルトのソナタを全曲録音するプロジェクトの第1
弾、ということで、注目度も高まります。
「モーツァルトがこれらの音符を記したその時、その瞬間の気分を再現するのは非常に難しいことです。モーツァルトは、私たちに無限の喜びと悲しみを同時に与えることができるのですから。彼の音楽は決して皮相的な表現に陥りません。演奏家の使命は、モーツァルトが話す彼独自の音楽言語を、まるで自分の言語のように体得することです。これを“モーツァルト語”
と呼んでおきましょう—モーツァルト語は、フランス語や英語と同様に存在し話される言語なのです。」
とはプレスラーの言葉。豊かなイメージ、みずみずしい感性に満ち、些末な出来事や日常の緊張から解き放たれた、完全なる平静さに包まれたモーツァルト。音楽の慎ましやかな僕、プレスラー。澄み切ったポエジーと素朴さ、みずみずしい感性が裏打ちするイメージ、そして優しさが、聴く者の心を強く揺さぶります。
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LIGIA DIGITAL
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チャイコフスキー:ロマンスとセレナード
ただ憧れを知る者だけがOp.6
の6/和解Op.25
の1/
灼熱の灰のあるごとくOp.25の2/何故Op.6
の5/
私は野辺の草ではなかったのかOp.47
の7/
舞踏会のざわめきの中でOp.38
の3/
私が知っているならOp.47 の1/昼が輝きOp.47
の6/
子守歌Op.16の1/狂おしい夜Op.60の6/
信じるな、わが友よOp.6の1/
私はおまえと座っていたOp.73
の1/陽は沈んだOp.73
の4/
そんなに早く忘れて/ひと言でよかったのに/
恐ろしいひとときOp.28の6/セレナードOp.63の6
(以上ロシア語)
セレナードOp.65 の1/失望Op.65
の2/
セレナードOp.65 の3/冬よ来たれOp.65の4/
涙Op.65の5/ロンデルスOp.65の6
(以上フランス語) |
ジャクリーヌ・ローラン(Sop)
ローラン・マルタン(Pf) |
チャイコフスキーの代表的歌曲を網羅。ローランのピュアな歌唱が光る。
録音:2014 年5 月30 日-6 月1
日/クヴォン・デ・ミニム(ミラボー)/78’
00”
かつてLigia レーベルからポリーヌ・ヴィアルドのロシア語歌曲集をリリースして注目されたカナダのソプラノ、ジャクリーヌ・ローランがチャイコフスキーに挑戦。全23
曲のうち、フランス語歌曲が6 篇(*オリジナル・ブックレットのトラック表は作品番号が間違っています)収められているのも大歓迎。また、「ただ憧れを知る者だけが」や「舞踏会のざわめきの中で」「子守歌」といった代表作ももれなく収録。
ジャクリーヌ・ローランはカナダ、ケベック州出身。古楽畑で活躍していますが、ロマン派でも見事な表現を聴かせくれます。 |
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LIDI 0201285
(4CD)
\10000 →\9290
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世界初録音の未出版作品、異稿も含む
ドビュッシー:歌曲全集 |
[CD1]
1. 「星の夜」(1880)(F)/2.
「マドリッド」(1879?)
(T)【近年発見】/
3. 「カプリス」(1880) (L)/4.
「愛し合って眠ろう」(1880)
(L)/
5. 「Les Baiser(s キス)」(1880)
(F)/6.
「中国のロンデル」(1881) (F)/
7. 「悲劇」(1881) (R)/8. 「ジェーン」(1881)
(L)/
9. 「亜麻色の髪の乙女」(1881)
(F)/10.
「ロンドー」(1881) (L)/
11. 「そよ風」(1881) (L)/12.
「願い」(1881)
(L)/
13. 「蝶々」(1881)(F)/14.
「操り人形」(1882)
(R)/
15. 「夢」(1882) (F)/16. 「艶なる宴」(1882)
(F)/
17. 「セレナード」(1882) (F)/18.
「ピエロ」(1882)
(F)/
19. 「薔薇」(1882) (F)/20.
「リラ」(1882)
(F)/21. 「弓」(1882) (R)/
22. 「Le matelot qui tombe
a l’eau(海に落ちた水夫)」(1882)
(F)/
23. 「Romance : <<Non,
les baisers
d’amour…>>
ロマンス’いいえ、愛のキス・・・’」(1882)
(L)/
24. 「波、椰子、砂」(1882)
(F)/25. 「エルフたち」(1882)
(L)/
26. 「彼はまた眠る」(1879)
(F)/27. 「パントマイム」(1882)
(F)/
28. 「マンドリン」(ヴァニエ版)(1882)(L)/
29. 「ひそやかに」(ヴァニエ版)(1882)(L)/
30. 「月の光」(ヴァニエ版)(1882)(F)/
[CD2]
1. 「死後のなまめかしさ」(1883)
(F)/
2. 「スペインの歌」(1883) (F)(T)[近年発見]/
3. 「ロマンス:得も言われぬ静けさ」(1883)
(F)/
4. 「音楽」(1883) (F)/5. 「センチメンタルな情景」(1883)(R)/
6. 「ロマンス:春が来た」(1884)(L)/
7. 「アリエルのロマンス」(1884)
(F)/8.
「未練」(1884) (F)/
9. 「まぼろし」(1884) (F)/10.
「セギディーリャ」(1883)
(F)/
11-17. ≪アリエッタ≫ [初版]
「露包む川面の木々の馬」(1885)、
「木馬」(1885)、「グリーン」(1886)、
「やるせなく夢見る思い」(1887)、「われの心に涙降る」(1887)、
「木馬」(1888)、「スプリーン」(1888)〕(L)
18-22. ≪シャルル・ボードレールの5つの詩≫
〔第1番「バルコニー」(1888)、第2番「夕暮れの調べ」(1889)、
第3番「噴水」(1889)、第4番「黙想」(1889)、
第5番「恋人たちの死」(1887)〕(R)/
[CD3]
1. 「マンドリン」(改訂版)(1890)
(R)/
2. 「眠れる森の美女」(1890)
(R)/
3. 「ロマンス:春が来た」(1890?)
(L)/
4. 「センチメンタルな情景」(改訂版)(1891)
(L)/
5. 「麦の花」(1891) (L)/6.
「美しき夕暮れ」(1891)
(L)/
7. 「ロマンス:L’Ame evaporee」(1891)
(R)/
8. 「ロマンス:鐘」(1891) (R)/
9-11. ≪華やかな饗宴 第1集≫
〔第1番「ひそやかに」(1890)、第2番「操り人形」(1890)、
第3番「月の光」(1890)〕(R)/
12-14. ≪3つの歌曲≫
〔第1番「海は一層美しい」(1891)、第2番「角笛の音は」(1891)、
第3番「生垣の連なり」(1891)〕(T)/
15. 「夕べの鐘」(1892) (T)/
16-19.≪抒情的散文≫
〔第1番「夢」(1892)、第2番「砂浜」(1892)、第3番「花」(1892)、
第4番「夕暮れ」(1892)〕(R)/
20-22. ≪ビリティスの歌≫
〔第1番「パンの笛」(1897)、第2番「髪」(1897)、
第3番「ナイアードの墓」(1898)〕(T)/
23-24.≪眠れぬ夜≫(R)
〔第1番「終わりなき夜」(1898)、第2番「なぜ?」(1898)〕/
25. 「Berceuse sur une vieille
chanson
poitevine
(ポワトゥー地方の古いシャンソンにもとづく子守歌)」
(1899)(FLR)(伝承歌)/
[CD4]
1. 「庭にて」(第2版)(1903)
(R)/
2-7. ≪忘れられたアリエッタ(忘れられし小唄)≫[第2版]
〔第1番「そはやるせなき」(1903)、
第2番「都に雨の降る如く」(1903)、
第3番「木々の影」(1903)、第4番「木馬」(1903)、
第5番「緑」(1903)、第6番「憂鬱」(1903)〕(R)/
8-11. ≪フランスの3つの歌≫
〔第1番「ロンデル:時は脱ぎけりその衣を」(1904)、
第2番「洞窟」(1904)、
第3番「ロンデル:プレザンスみまたかりければ」(1904)〕(FLR)/
12-14. ≪華やかな宴II≫
〔第1番「初心者」(1904)、第2番「半獣身」(1904)、
第3番「わびしい会話」(1904)〕(FLR)/
15-17. ≪2人の恋人の散歩道≫
〔第1番「この暗き洞窟のほとり」(1910)、
第2番「我が進めを信ぜよ」(1910)、
第3番「われはおののく」(1910)〕(FLR)/
18-20. ≪フランソワ・ヴィヨンの三つの譚歌≫
〔第1番「恋人に贈れる」(1910)、
第2番「母の願いによりて聖母に祈れる」(1910)、
第3番「パリの女を歌える」(1910)〕(FLR)/
21-23. ≪ステファーヌ・マラルメの三つの歌≫
〔第1番「ため息」(1913)、第2番「ささやかな願い」(1913)、
第3番「扇」(1913)〕(L)/
24. 「家なき子等のクリスマス」(1915)[自筆譜に基づく]
(アントニン・ロンドピエール(声))/ |
リリアナ・ファラオン(F)
マガリ・レジェ(L)(ソプラノ)
マリー=アンジュ・トドロヴィッチ(T)(メゾ・ソプラノ)
ジル・ラゴン(R)(テノール)
フランソワ・ル・ルー(FLR)(バリトン)
ジャン=ルイ・アグノー
(ピアノ/ブリュートナー・ピアノ(ドビュッシー使用))
アントニン・ロンドピエール(声)
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世界初録音の未出版作品、異稿も含むドビュッシー:歌曲全集!
ドビュッシーの歌曲全集の登場。ひとつの歌曲で改訂版や第2
版も存在する場合、両方を収録し、また、未出版のものも収録しています。
ブリュートナーのピアノを使っているのもポイント。ドビュッシーは1905
年の夏頃に、ブリュートナーのピアノを入手し、その後生涯にわたりこのピアノを使い続けました。歌曲のほとんどは1905
年以前に作曲されていますが、そのメロディ・ラインやピアノの書法から、ドビュッシーが描いた音色はこのピアノが最適だと考え、今回ブリュートナーのピアノを採用したということです。
[CD4] の最後は、ドビュッシーが作曲した最後の歌曲「家なき子等のクリスマス」。ドビュッシー自身による合唱版もありますが、もともとは手術を受ける直前に声とピアノ版で完成されていたものでした。当盤では1996
年生まれのロンドピエールが透き通った声を披露しています。
歌唱陣は、リヨン音楽院に学び、フランス、イタリアのオペラ・シーンを中心に活躍するリリアナ・ファラオン(ソプラノ)。ミンコフスキとエクサン・プロヴァンスで共演経験もあるマガリ・レジェ(ソプラノ)。パリ・オペラ座に頻繁に登場しているトドロヴィッチ(テノール)。1984
年レザール・フロリサン「メデ」の公演でプロ・デビューしたジル・ラゴン(テノール)。リヨン歌劇場でリーダー的存在だったフランソワ・ル・ルー(バリトン)らといった声楽家の布陣で、どの歌曲も奇を衒うことのない演奏で安心して聴くことができます。 |
LIMEN
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CDVD034 C034
(CD+DVD)
\3100
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父、ベリンスキーの作品も収録!ベリンスカヤによる情熱的な演奏!
[CD]
(1)グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番
ハ短調 Op.45
(2)ガーシュウィン(ハイフェッツ編):「ポーギーとベス」(全6曲)
(3)バルトーク:ラプソディ第1番
(4)ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
(5)ベリンスキー:ボストン・ワルツ
[DVD]
(1)グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番
ハ短調 Op.45
(2)ガーシュウィン(ハイフェッツ編):「ポーギーとベス」(全6曲)
(3)ベリンスキー:ボストン・ワルツ |
ユリア・ベリンスカヤ(ヴァイオリン)
ハンナ・シバエワ(ピアノ) |
父、ベリンスキーの作品も収録!ロシア女流ヴァイオリニスト、ベリンスカヤによる情熱的な演奏!
セッション録音:2011 年リメン音楽スタジオ/DDD、NTSC
16:9、60’27”
ロシアの女流ヴァイオリニスト、ユリア・ベリンスカヤの新譜はグリーグのヴァイオリン・ソナタ第3
番を主軸にガーシュウィン、バルトーク、ピアソラ、そして彼女の父であるセルゲイ・ベリンスキーの作品を収録しました。
ベリンスカヤは父にヴァイオリンの手ほどきを受け、その後本格的にヴァイオリンを学び、モスクワ音楽院では名ヴァイオリニストにして名教師のヴィクトル・トレチャコフに師事しました。録音はソロをはじめ、近年はエマヌエラ・ピエモンティ率いるトリオ・マルグリットのメンバーとしても活躍しており、Li
men レーベルからは、ブラームスのピアノ三重奏曲第1
番、ショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲第2
番を収録したアルバム(CDVD029
C029)をリリースしております。
なお、当アルバムのDVD にはバルトーク、ピアソラを除く全曲が収録されており、臨場感あふれる映像をお楽しみいただけます。 |
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アルトゥス・トリオによる
ガーシュウィン、バーンスタイン、ストラヴィンスキー
ガーシュウィン(ハイフェッツ編):ポーギーとベスより
(1)「サマータイム」と「女はあてにならないぜ」
(2)「ベス、お前は俺のもの」 (3)「そんなことはどうでもいいさ」
(4)バーンスタイン:ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための三重奏曲
(5)ストラヴィンスキー:イタリア組曲(チェロ版) |
アルトゥス・トリオ
【クライディ・サハチ(ヴァイオリン)、
サンドロ・ラフランチーニ(チェロ)、
アンドレア・レバウデンゴ】 |
バーンスタインのピアノ三重奏も収録!アルトゥス・トリオによるガーシュウィン、バーンスタイン、ストラヴィンスキー
セッション録音:2014 年、リメン音楽スタジオ/DDD、45’23”
期待の三重奏団、アルトゥス・トリオがガーシュウィン、バーンスタイン、ストラヴィンスキーに挑戦しました。クライディ・サハチはアルバニア生まれのヴァイオリニストで、主にイタリアで研鑽を積み、ソリストとしてヨーロッパの各オーケストラと共演する実力派です。非常に表情豊かでふくよかな音色が魅力のヴァイオリニストで、自慢の名器ストラディヴァリウスを奏でます。
このアルバムでの注目はバーンスタインのピアノ三重奏曲です。指揮者としてだけでなく作曲家としても成功したバーンスタインですが、このピアノ三重奏曲は初期の作品ながら既にバーンスタインらしさが表れており、実演こそ少ないですが初期の傑作と言えましょう。 |
LSO LIVE
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LSO 0775
(1SACD HYBRID
+ 1Blu-ray Audio)
\4000 →\3690
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ガーディナー(指揮)&ロンドン交響楽団
メンデルスゾーン・シリーズ「宗教改革」&
序曲「ルイ・ブラス」「静かな海と楽しい航海」
メンデルスゾーン:
・交響曲第5番ニ長調op.107「宗教改革」
・序曲「静かな海と楽しい航海」op.27
・序曲「ルイ・ブラス」op.95
従来のSACD ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。 |
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ロンドン交響楽団 |
超優秀録音。ガーディナーによるメンデルスゾーン・シリーズ「宗教改革」&序曲「ルイ・ブラス」「静かな海と楽しい航海」、SACDハイブリッド+ピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスク仕様!
プロデューサー &エディター:ニコラス・パーカー/エンジニアリング、ミキシング&マスタリング:Classic
Sound Ltd
[SACD : DSD 5.1 surround stereo
/ 2.0 stereo]
[Pure Audio Blu ray : 5.1 DTS-HD
Master
Audio (24bit/192kHz), 2.0 LPCM
(24bit/192kHz)]
収録:2014 年3 月23 日(op.
95)、2014
年10 月2 日(opp. 107 & 27)/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)/DSD
5.1、マルチチャンネル、ステレオ、50’
サー・ジョン・エリオット・ガーディナーがロンドン響を指揮するメンデルスゾーン・シリーズの第2
弾。2014 年10 月にレコーディングされたばかりの交響曲第5
番は、ガーディナーには1996 年にウィーン・フィルを指揮したライヴ録音盤があったので、18
年ぶり2 度目の録音ということになります。
「宗教改革」という呼び名で知られる第5
交響曲は、プロテスタント側にとっての宗教改革史上重要な出来事として、メンデルスゾーン自らもその熱心な信者であったルター派の拠りどころ「アウクスブルク信仰告白」(1530
年)が起草されてから300 周年を迎えるのを記念して、1830
年に作曲されています。
なにより音楽それ自身を通じて、曲名の内実に触れさせ、創作のひらめきを感じさせてくれるところが「宗教改革」の特徴で、つまり、第1
楽章では讃美歌「ドレスデン・アーメン」が弦楽によって引用され、さらに、フィナーレのモチーフは、ルター作曲の有名なコラール「神はわが砦」に基づいて書かれています。
併録のふたつの序曲はいずれも文学作品に着想を得たものです。作曲者と親交のあったドイツの文豪ゲーテによる2
篇の短い詩に基づく「静かな海と楽しい航海」は、穏やかで深深としたアダージョの開始から、やがて意気揚々と港への帰還へと移行する、船乗りの航海を描写した演奏会用序曲。海がみせる対照的な表情を扱った2
部構成も巧みで、うつくしくロマンティックな音楽が味わえます。
フランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーの同名戯曲の序曲として、ライプツィヒの劇場より委嘱された「ルイ・ブラス」は、スペイン中世の宮廷を舞台に、はからずも計略により貴族を装って近づけられた平民の男が、王妃との真の愛に殉じて、みずから命を絶つ悲劇を描いており、ドラマティックな曲調が心に迫る内容です。
まず、バッハ演奏で評価を確立したガーディナーは、これまでにベートーヴェン、シューマン、ブラームスでも意欲的な取り組みをみせてきましたが、メンデルスゾーンとの相性はたいへん良いようで、長年の厚い信頼で結ばれたロンドン響を起用した効果もあって、前作に引き続いて充実の仕上がりが期待できるものと思われます。
プロデューサーのニコラス・パーカーは、ヴァイオリニストの経歴を持ち、ガーディナーとはイングリッシュ・バロック・ソロイスツの録音でもおなじみの間柄。ガーディナーがロンドン響を指揮したストラヴィンスキーの「放蕩者のなりゆき」で、2000
年のグラミー賞最優秀オペラ録音を獲得している名コンビだけに録音面も万全。
なお、シリーズ第1 弾同様に当アルバムもまた、従来のSACD
ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。お手持ちのブルーレイ・ディスク・プレーヤーで手軽に楽しめるハイスペックのフォーマットへの対応はオーディオ・ファイルから大好評で、なんとも嬉しい配慮といえるでしょう。
第1弾はピリスとのシューマンのコンチェルトがついて、
SACDハイブリッド+ピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスク仕様!
さらにコンサート当日のライヴ映像も全プログラム丸ごと収録! |
LSO 0765
(1SACD HYBRID +
1Blu-ray audio)
\4800 →\4390
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ガーディナー&LSO/メンデルスゾーン・シリーズ第1弾
ピリスとのシューマン:ピアノ協奏曲
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op.26
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op.54
メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調op.56「スコットランド」
SACDハイブリッド+ピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスク仕様!
さらにコンサート当日のライヴ映像も全プログラム丸ごと収録!
特典映像 :
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op.26
シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op.54
メンデルスゾーン:交響曲第3番イ短調op.56「スコットランド」 |
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マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ロンドン交響楽団
特典映像 :
マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
サー・ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ロンドン交響楽団 |
超優秀録音。ガーディナーによるメンデルスゾーン・シリーズ「スコットランド」&「フィンガルの洞窟」超強力カップリング!ピリス独奏のシューマンの協奏曲、SACDハイブリッド+ピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスク仕様!
コンサート当日のライヴ映像も全プログラム丸ごと収録!
収録:2014 年1 月21 日/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)/DSD5.1チャンネル、ステレオ、78’
DSD5.1チャンネルプロデューサー:ジェイムズ・マリンソン、エンジニアリング、ミキシング&マスタリング:Classic
Sound Ltd/[SACD : DSD5.0
surround stereo
/ 2.0 stereo][Pure Audio
Blu ray : 5.0 DTS-HD
Master Audio (24bit/192kHz),
2.0 LPCM (24bit/192kHz)]
特典映像 :収録:2014
年1 月21 日/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)
サー・ジョン・エリオット・ガーディナーがロンドン響を指揮して、メンデルスゾーンの交響曲第3
番「スコットランド」と序曲「フィンガルの洞窟」をレコーディング。2014
年1 月21 日に、バービカンで行われたコンサートの模様をライヴ収録したもので、当コンビによるメンデルスゾーンの交響曲全集録音シリーズ第1
弾となります。ロンドン響にとっては、アバドの指揮でメンデルスゾーンの交響曲全集を初めて完成したのが1985
年のことですので、完成すればほぼ30
年ぶりの新たな全集の登場ともなります。
よく知られるように、ガーディナーは、1996
年にウィーン・フィルを指揮して交響曲第5
番「宗教改革」をライヴ録音、1997
年にウィーン・フィルを指揮して交響曲第4
番「イタリア」“現行版”
の全曲をセッション録音しています。
しかも、交響曲第4 番「イタリア」について、ガーディナーは1998
年にウィーン・フィルを指揮して、こんどは1833
/ 34 年改訂版から、第2
楽章から第4楽章をセッション録音するというこだわりをみせてもいました。
このウィーン・フィルとの交響曲シリーズは残念ながら、全集完成には至らなかったので、16
年の時を経て、新たなシリーズにかけるガーディナーの意気込みたるや、ひとかたならぬものがありそうです。ロンドン響との顔合わせは、ガーディナーがここ毎シーズン、定期公演への客演を重ねて、親密な関係を保持しているだけに、出来ばえにはかなりの期待を持って迎えられるところです。なお、プログラム・ノートの執筆もガーディナー自らが手掛けており、ここにもシリーズに向けた気合いのほどが伺えます。
このたびは豪華なカップリングもおおきな魅力。メンデルスゾーンの2
作品と同日の演奏で、名手ピリス(ピリスとも)をソリストに迎えた、シューマンのピアノ協奏曲を収録しています。ピリスは、1997
年9 月にアバド指揮のヨーロッパ室内管と同曲をセッション録音していたので、16
年ぶりの再録音ということになります。ピリスはシューマンをキャリアの初期から取り上げて得意としていますが、美しく磨き抜かれた音色とあたたかい情感のこもった音楽に集約される、近年の進境には著しいものがあり、こちらも興味の尽きない内容といえるでしょう。
なお、当アルバムでは、従来のSACD
ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。お手持ちのブルーレイ・ディスク・プレーヤーで手軽に楽しめるハイスペックのフォーマットへの対応は、かねてよりオーディオ・ファイルからの要望も高かったのでなんとも嬉しい配慮といえるでしょう。
さらにボーナス映像として、ブルーレイ・ディスクのビデオ・パートには、2014
年1 月21 日の本拠バービカンにおけるコンサート当日すべてのプログラム、序曲、協奏曲、交響曲が丸ごと収められ、まさに至れり尽くせりの仕様となっております。 |
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LSO 0789
(3SACD +
1Blu-ray audio)
\4800 →\4390
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セット登場!
コリン・デイヴィス&LSO/ニールセン:交響曲全集
ニールセン:
・交響曲第1番ト短調Op.7,
FS.16(1891 −
92)
・交響曲第2番ロ短調op.16,
FS.29「四つの気質」(1901
− 02)
・交響曲第3番ニ短調op.27,
FS.60「ひろがりの交響曲」(1910
− 11)*
・交響曲第4番Op.29,
FS.76「不滅」(1914
− 16)
・交響曲第5番Op.50,
FS.97 (1920 − 22)
・交響曲第6番FS.116「素朴な交響曲(シンフォニア・センプリーチェ)」
(1924 − 25) |
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ルーシー・ホール(ソプラノ)*
マーカス・ファーンズワース(バリトン)*
サー・コリン・デイヴィス(指揮)
ロンドン交響楽団 |
超優秀録音。ピュア・オーディオ・ブルーレイつき!2015年のアニヴァーサリーに合わせてボックス化、コリン・デイヴィス&ロンドン響、ニールセンの交響曲全集
録音:2011 年10 月2 & 4
日(第1 番)、2011
年12 月4 & 6 日(第2 番)、2011
年12
月11 & 13 日(第3 番)、2010
年5 月6
& 9 日(第4 番)、2009 年10
月1 &
4 日(第5 番)、2011 年5 月26
日& 6 月2
日(第6 番)/ロンドン、バービカンホール(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニアリング、編集、ミキシング&マスタリング:Classic
Sound Ltd
[SACD : DSD 5.1 surround stereo
/ 2.0 stereo] [Pure
Audio Blu-ray : 5.1 DTS-HD Master
Audio (24bit/192kHz)
/ 2.0 LPCM (24bit/192kHz)]/DSD
5.1チャンネル、ステレオ、201’
長年シベリウス演奏のエキスパートとして名を馳せたコリン・デイヴィスが、もっとも信頼を置くロンドン響を指揮して、シベリウスと等しく北欧有数の交響曲作家である「ニールセンの交響曲全集」を初めて完成させたのは、巨匠最晩年の2009
年から2011 年にかけてのことでした。
2015 年のニールセン・アニヴァーサリーを迎えるにあたり、これをよりお求め易い価格でセット化。さらに、5.1
DTS-HD Master Audio24bit/192kHz
と 2.0 LPCM
24bit/192kHz の音声を収録したピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスク(*)が付属するという、オーディオファイルには見逃せないポイントつきでのリリースとなります。
演奏内容は、年輪を重ねてなおますます意気盛んなデイヴィスのもと、巨匠に心からの敬意と信頼を寄せるLSO
の充実しきった音響がひときわ印象的なもので、ここでの功績によりデイヴィスは、デンマーク大使を通じて由緒あるダネブロー・コマンダー勲章(Commander
of the Order of the Dannebrog)を叙勲されています。
なお、装丁はカートン・スリーヴ入りのディジ・ボックス仕様を予定しております。(※
ご自宅のホームネットワークを使用してブルーレイディスク内のWAV、MP3
ファイルを直接対応機器にダウンロードできます。ご自宅のネットワークの設定環境により操作方法等が異なる場合がございます)
【演奏のレビューから】
「ニールセンの音楽は、LSO のために書かれたとおもっていいかもしれません。つまり、オーケストラの強靭なサウンドと自由な精神のテンペラメントは、このシンフォニーにおける名手の要求と本能的なダイナミズムとに適っているからです。デイヴィスもまた、ベートーヴェン流の対立の構図をニールセンの音楽に見出しています。
デイヴィスは、シンフォニーのタイトル、“滅ぼし得ざるもの”
に値するヴァイタリティで、作品を指揮しました」(
フィナンシャル・タイムズ)「(交響曲第5
番は)ほとんど聞き取れないものから非常に大きな音まであらゆるダイナミックレンジを示し、広範囲にわたる音色を提示します。オーケストラの各セクションには見せ場が用意されていますが、けれども第1
楽章を通してずっと絶え間なく続くスネアドラム・ソロ(
ニール・パーシーが勇気と賞賛に値する技術で示した)
と、同じく終結部での美しいカデンツァ風のクラリネット・ソロ(
アンドルー・マリナーによってみごとに奏でられた)
とはおそらくもっとも忘れられない瞬間です。
サー・コリン・デイヴィスは、このうえなく献身的な取り組みと興奮のパフォーマンスという点で秀でていました。」(
ミュージカルクリティシズム・ドット・コム) |
MAGGIO LIVE
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マーラー交響曲第1番
メータとフィレンツェ五月音楽祭の蜜月を伝えるライヴ録音!
ヴェルディ:聖歌四篇—テ・デウム
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「
巨人」 |
ズービン・メータ(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
フィレンツェ五月音楽祭合唱団(ヴェルディ) |
メータとフィレンツェ五月音楽祭の蜜月を伝えるライヴ録音!!メータ得意のヴェルディ&マーラー、ライヴの盛り上がりが凄い!!
録音:1996 年6 月1 日、フィレンツェ(ヴェルディ),2000
年2 月4 日、フィレンツェ(マーラー)/68’
41”
ズービン・メータとフィレンツェ五月音楽祭によるヴェルディとマーラー、数年前に一時期流通しただけのCD
がMAGGIO LIVE から嬉しい復活です!
メータがフィレンツェ五月音楽祭の首席指揮者に就任したのが1985
年ですから、もう30 年も良好な関係が続いています。
フィレンツェ五月音楽祭(4月から6
月にかけて開催)と言いつつ、9
月からシーズンが始まるフィレンツェ市立劇場でのオペラや演奏会でもオーケストラや合唱はフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、合唱団を名乗っており、つまりメータは年間を通してフィレンツェの歌劇場を率いているわけです。
このCD には、1996 年6 月1 日のヴェルディのテ・デウムと、2000
年2 月4 日のマーラーの交響曲第1
番を収録。どちらもフィレンツェ市立劇場でのライヴ録音です。
このフィレンツェでのライヴはメータとフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の蜜月を伝える素晴らしい名演です。イタリアのオーケストラらしく弦も金管も明るく朗々と歌う陽性のマーラーで、これがメータの大らかな音楽性とピタリと合致。しかもオーケストラの全団員がメータの芸術に惚れ込んで全幅の信頼を寄せている様子が音楽から伝わってくるような演奏の喜びに満ち溢れています。
さすがに一流交響楽団の緻密さにまでは及ばないものの、それに代わるだけの音楽的豊かさは、ライヴということもあって大きな魅力です。終楽章コーダでの大きな盛り上がりはさすがメータ、終演後はフィレンツェの聴衆から大喝采と盛大なBravo!
を贈られています。なお第1 ヴァイオリンとコントラバスが舞台下手側、第2
ヴァイオリンが上手側に配置されています。
メータはヴェルディも好んで指揮していますが、テ・デウムの録音はロサンゼルス時代の1970
年に聖歌四篇をDECCAに録音して以来ではないでしょうか。合唱が入るだけにメータとフィレンツェ五月音楽祭がさらに本領発揮、オーケストラも合唱も冒頭から一貫して深く大きな感動を湛えており、端々までヴェルディへの愛情がたっぷり感じられます。ヴェルディをことのほか愛するイタリアでメータが30
年も活躍している理由がこの演奏から理解できることでしょう。
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MARIINSKY
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MAR 0554
(2SACD HYBRID)
\3600 →\3290
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ゲルギエフ還暦のプレゼントとして作られたシチェドリンの新作
シチェドリン:歌劇「左利き」(2013) |
左利き:アンドレイ・ポポフ(Ten)
アタマン・プラトーノフ:エドワルド・ツァンガ(Bs)
皇帝ニコライ一世:ウラジーミル・モローズ(Br)
蚤:クリスチーナ・アリェワ(Sop)
シャーロット王女:マリア・マクサコワ(Ms)
ワレリー・ゲルギエフ (指揮)
マリインスキー劇場管弦楽団、同合唱団 |
ゲルギエフ還暦のプレゼントとして作られたシチェドリンの新作、超充実の記録
録音:2013 年7 月27、28 日/マリインスキー劇場コンサートホール(セッション録音)/24bit
48kHz PCM、119’ 32”
SACD ハイブリッド盤。
1932 年生まれのロディオン・シチェドリンが2013
年に作曲した最新オペラの世界初録音。ゲルギエフの還暦誕生日プレゼントとしてマリインスキー劇場が委嘱し、2013
年7 月27 日のステージ初演の記録というのも興味津々です。
原作はニコライ・レスコフ(ショスタコーヴィチの「ムツェンスクのマクベス夫人」の著者)の小説「ぎっちょの鍛冶屋とのみ」(池田健太郎訳 東京創元社刊)に基づきシチェドリンの6
作目のオペラにあたります。「ムツェンスクのマクベス夫人」と違い風刺的な喜劇で、古き頑固なロシア男の生き様、ロシアとイギリスの関係などが滑稽に描かれています。
旧ソ連の大物作曲家のなかで、現在でも気炎を吐いているシチェドリン。ショスタコーヴィチ的な旧ソ連作風が健在なのはまさに奇跡と申せましょう。こうした音楽で育ったゲルギエフが、シチェドリンにこだわり偏愛し続けるのも納得の魅力があります。
シチェドリンもゲルギエフの還暦プレゼントということもあり、いつも以上に力の入っていて充実感満点。華麗なオーケストレーション、老練な舞台効果、音楽に込められた皮肉と悲哀など、最良のソ連音楽の伝統を最新で味わえる贅沢さ。ゲルギエフ組の歌手陣も充実。主役のアンドレイ・ポポフは昨2014
年のNHK 音楽祭でリヒャルト・シュトラウスの「サロメ」のヘロデ役が記憶に新しいテノール。またシャーロット王女役のマリア・マクサコワも昨年来日した若手メゾ。ゴロワーノフのお気に入りだった伝説のソプラノ、マリア・マクサコワの実孫というのも注目です。ゲルギエフの指揮も見事で、ソ連オペラ最盛期の響きを再現しています。
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MAR 0553
(SACD HYBRID)
\2100 →\1890
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ゲルギエフの「展覧会の絵」新録音!
ムソルグスキー:
(1)展覧会の絵(ラヴェル編)
(2)死の歌と踊り(ショスタコーヴィチ編)
(3)はげ山の一夜(原典版) |
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管
フェルッチョ・フルラネット(Bs) |
いちばん待たれていたゲルギエフの「展覧会の絵」、手兵マリインスキー管と満を持しての再録音。
2014 年6 月、10 月/マリインスキー・コンサート・ホール/64’
57”
待ちに待ったゲルギエフとマリインスキー劇場管による「展覧会の絵」と「はげ山の一夜」新録音が登場です。同曲は2000
年録音の名盤が存在しますが、オーケストラがウィーン・フィルで、素晴らしい演奏ではあるものの、ゲルギエフとしては自分を出し切れていない感がありました。今回は手兵マリインスキー劇場管を自在に操り、思う存分の表現を繰り広げています。
「展覧会の絵」はラヴェル版。ゲルギエフは「ダフニスとクロエ」の超名演をはじめ、ラヴェルのオーケストラ曲を得意としているだけあり、抜群の巧さを示しています。悠然としたテンポ、各曲の性格分けも明快で、後半の凄まじい盛り上がりは興奮もの。また、「はげ山の一夜」はデッカ盤のリムスキー=コルサコフ版ではなく、ムソルグスキーの原典版なのも注目。アバド盤をはじめいくつか聴くことができますが、ゲルギエフとマリインスキー劇場管という本場ロシア最強の組み合わせで録音されたことは驚きと申せましょう。粗削りとか狂気と評されますが、ゲルギエフの解釈だと奇妙な煌めきに満ちた不可思議な世界が広がり、リムスキー=コルサコフ版以上のエネルギーと猟奇性を味わせてくれます。
ゲルギエフの「死の歌と踊り」は1993
年にホロストフスキーとのCD、2012
年のウィーン音楽祭オープニング・コンサートでセミシュクールとのDVD
がありますが、今回はイタリアの実力派バスのフェルッチョ・フルラネットを独唱者としています。セミシュクール盤はラスカトフのオーケストレーションでしたが、今回はショスタコーヴィチ版。オペラの一部とみまごう渾身の演技に息が止まる緊張感。ムソルグスキーの凄さを再認識させてくれます。
SACDハイブリッド盤による高音質録音も注目。「展覧会の絵」の「プロムナード」冒頭のトランペットの絶妙なニュアンスや「ババ・ヤガー」「キエフの大門」の全合奏の強音でのレンジの広さに驚愕。あらゆる意味で「展覧会の絵」のベスト盤が登場したと申せましょう。
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MIRARE
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レミ・ジュニエ待望のソロ・アルバム瑞々しい感性で弾くバッハ
J.S.バッハ:
パルティータ第4番ニ長調BWV828
カプリッチョ変ロ長調「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992
イギリス組曲第1番イ長調BWV806
トッカータ ハ短調BWV911 |
レミ・ジュニエ(ピアノ) |
録音:2014 年9 月ポワティエ・オーディトリアム・シアター(TAP)/79’00/エンジニア:ユーグ・デショー
2013 年エリザベート王妃国際音楽コンクールで第2
位に輝いたフランスの新世代のピアニスト、レミ・ジュニエ待望のソロ・アルバム。
彼は1992年フランスのモンペリエ出身。レナ・シャレシェヴスカヤ(エコール・ノルマル)、ブリジット・エンゲラー(パリ国立音楽院)、エフゲニー・コロリオフ(ハンブルク大学)らに師事。日本では2014
年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭に出演し、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3
番を演奏して注目を集めました。
ディスクとしては、エリザベート王妃国際音楽コンクールの上位入賞者たちのアルバム(QEC2013)が発売されていますが、セッション録音はこのアルバムがはじめて。
内容はオール・バッハでレミ・ジュニエ自身によるこだわりの選曲。バッハの鍵盤作品に多様性を与えるプログラミングで、バッハの構造美を瑞々しい感性で演奏しています。例えばパルティータ第4
番は、コンクールのディスクにも収録されており、高貴で華やかな演奏を聴かせてくれます。
またバッハには珍しい標題音楽のカプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」では、バッハが作曲にあたった背景が見事に描き出されています。2015年のラ・フォル・ジュルネ音楽祭では、このディスクの曲目も演奏される予定。今後の活躍が大いに期待されるピアニストです。 |
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MIR 266
(2CD)
\3400 →\3090
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ラモー:クラヴサン曲集
クラヴサン曲集第1巻(1706)、クラヴサン曲集(1724)、
王太子妃(1747)、新クラヴサン曲集(1726-1727)、
コンセール用クラヴサン曲集(1741) |
ベルトラン・キュイエ
(クラヴサン:
フィリップ・ユモー1977年製) |
フランス「粋」を感じるキュイエのラモー
録音:2014 年1 月3 & 6 日、5
月19 & 20日 ロワイヨモン修道院/151’00
1978 年ナント生まれのベルトラン・キュイエ。チェンバロ奏者の母ジョスリンに手ほどきを受け、その後ルセとピエール・アンタイに学びました。ニケ指揮コンセール・スピリチュエル、クリスティ指揮レザール・フロリサンとオペラで共演するほか、レ・バス・レウニー、ラ・レヴーズの通奏低音奏者兼ソリストとしても活躍するフランス古楽界の期待のサラブレッドです。
今回彼が録音したのはフランス・バロックの巨匠ジャン=フィリップ・ラモーのクラヴサン曲集。1706
年に出版されたクラヴサン曲集第1
巻、1724
年に出版された2 つの組曲と練習曲、王太子妃、新クラヴサン組曲の2
曲そしてコンセール用クラヴサン曲集。各曲の性格を巧みに描き分けながら、優雅な響きフランス「粋」を感じさせる演奏です。
録音されたのはパリ郊外にあるロワイヨモン修道院。ここに併設されているフランソワ・ラング図書館。20
世紀前半のピアニスト、フランソワ・ラング(1908-1944)のコレクションに基づいていて、16
世紀から20 世紀の作曲家の印刷譜や手稿譜、音楽理論書や作曲家自筆の手紙を数多く所蔵しています。そしてラモーのコレクターとして知られているパトリック・フロランタンのラモー・コレクションも所蔵され、キュイエはこの録音に際し、これらのコレクションを参考にしたということ。
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リチェルカーレ・コンソートが遂に「音楽の捧げもの」を録音!
J.S.バッハ:音楽の捧げものBWV1079
1.3声のリチェルカーレ 2.王の主題による無窮カノン
3. トリオ・ソナタ 4. 無限カノン
5.王の主題による各種のカノン
6. 上方5度のカノン風フーガ
7.6 声のリチェルカーレ 8.謎のカノン |
リチェルカーレ・コンソート
モード・グラットン(チェンバロ)
マルク・アンタイ(フルート)
フランソワ・フェルナンデス(ヴァイオリン)
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ) |
録音:2011 年11 月、フランス、ルールマラン教会/54’00
フィリップ・ピエルロ率いるリチェルカーレ・コンソートによる《音楽の捧げもの》。この作品は、バッハがフリードリヒ大王に招かれた際に、王から与えられた主題を用いて即興演奏することになり、その演奏を元にフーガ2
曲と4 楽章からなるトリオ・ソナタ、ならびに10
曲のカノンを含む、1 つの主題に基づく16
の作品からなる曲集を完成させたというのがその成り立ち。ピエルロは遅かれ早かれこのバッハ晩年の傑作に挑まなければならないと考えていました。作品の偉大さはもちろん、王への献辞の頭文字をつなぐと彼らのグループ名に由来する「RICERCAR(リチェルカーレ)」となるからです。
また楽器編成や、曲順についても議論されることが多い作品でもあります。このアルバムでの曲順は、1747
年の初版譜に基づいています。初版は3
部に分かれており、トリオ・ソナタは4
楽章ではなく、無窮カノンを含む5
楽章編成としています。楽器編成はヴァイオリン、フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェンバロの各パート1
人。音楽の精髄を極めたこの作品を、格調高く演奏しています。
チェンバロを担当するのは、ピエール・アンタイに学んだフランスの若手モード・グラットン。冒頭の3
声のリチェルカーレでは、厳格に、後半の6
声のリチェルカーレでは精緻かつ多彩に聴かせます。 |
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セメレ
マラン・マレ:音楽悲劇「セメレ」(抜粋)
デトゥーシュ:シンフォニーとソロのためのカンタータ「セメレ」
ヘンデル :
音楽劇「セメレ」(抜粋)、オラトリオ「テオドーラ」(抜粋)、
合奏協奏曲 ヘ長調 Op. 3 No.
4, HWV 315、
オラトリオ「快活の人、沈思の人、温和の人」〜
愛らしい鳥、カンタータ「炎の中で」 |
シャンタル・サントン=ジェフェリー(ソプラノ)
メロディ・ルヴィオ(アルト)
レ・ゾンブル |
気鋭の古楽アンサンブル、レ・ゾンブル美しき女性「セメレ」を題材にした作品集
マルゴー・ブランシャール&シルヴァン・サルトル.(音楽監督)
録音:2013 年6 月フランス、ジュジュリュー、ボネ絹博物館/78’00
ギリシャ神話に登場する美しい女性「セメレ」を題材にした作品を収録したアルバム。まずマラン・マレの音楽悲劇「セメレ」。近年発見された楽譜をもとにエルヴェ・ニケによる復元版が演奏されるなど話題となっている作品で、マレの充実した音楽が展開されています。次にバレエ音楽「四大元素」で知られるフランス・バロック期の作曲家、デトゥーシュ。マレと同じくアントワーヌ・ウダール・ド・ラ・モットのテキストを用いたシンフォニーとソロのためのカンタータ「セメレ」を書きました。そして「セメレ」を題材とした一番有名なヘンデルの音楽劇。ヘンデルの冴え渡る技法を堪能できる作品。美しい人間のセメレの前に現れた人間の姿をした神ジュピター。ジュピターの子を身ごもったセメレに嫉妬心を抱く妻ジューノ。最後にはジュピターの雷光にあたってセメレは死んでしまいます。登場人物の巧みな心理描写はまさにヘンデルの傑作と言えるでしょう。
演奏は、フラウト・トラヴェルソ奏者のシルヴァン・サルトルとヴィオラ・ダ・ガンバ奏者のマルゴー・ブランシャールによって2006
年に設立された古楽アンサンブル、レ・ゾンブル。これまでにAMBRONAY
レーベルよりアルバムを2 作リリースしており、バロック界の次代を担う注目の若手団体として注目されています。 |
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テレマン:四重奏曲集
ソナタ イ長調TWV43:A1、ソナタ
ト短調TWV43:g1、
協奏曲 ト長調TWV43:G1、
「6つの組曲からなる新四重奏曲集
」 〜
四重奏曲第6番 ホ短調 TWV
43:e4 |
レ・ゾンブル
シルヴァン・サルトル(フラウト・トラヴェルソ)
マルゴー・ブランシャール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジョナサン・ペシェク(チェロ)
ナディア・ルソニエ(チェンバロ) |
レ・ゾンブルのメンバーによるテレマンのパリ四重奏曲
録音:2013 年
新進気鋭のバロック・アンサンブル、レ・ゾンブルによるテレマンのパリ四重奏曲集。「クァドリ(四重奏曲集)」は1730
年、ハンブルクで出版された曲集。コンチェルト2
曲、ソナタ2 曲、そして組曲2 曲の合計6
曲で構成されています。
「パリ四重奏曲集(新しい四重奏曲集)」は1738
年、パリで出版された6 曲から成る曲集。いずれも、フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバまたはチェロ、そして通奏低音という楽器編成。軽快で表情豊かな音楽、多彩な魅力に溢れています。 |
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人気確実 デュオ・ヤーテーコク
新たなピアノ・デュオのスター誕生
「ダンス」
(1)ボロディン(ソコロフ編):だったん人の踊り
(2)ラヴェル(作曲者編):スペイン狂詩曲
(3)グリーグ:ヴァルス=カプリスOp.37
(4)同:ノルウェー舞曲集Op.35
(5)バーバー:スーヴェニールOp.28 |
デュオ・ヤーテーコク
【アデライード・パナジェ&
ナイリ・バダル(ピアノ・デュオ)】 |
録音:2013 年8 月27-30 日/コーク音楽学校公会堂(アイルランド)/70’
00”
「スペイン狂詩曲」の映像があったので貼り付けときますね。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=b0ftv8uiyrs
なかなか感性豊かです。
期待のピアノ・デュオの出現です。
女優と見まごう若きふたりの美人、アデライード・パナジェとナイリ・バダルによるデュオ・ヤーテーコク。幼い頃からの親友で、ともにパリ音楽院でブリジット・エンゲラーとニコラ・アンゲリッシュ、さらにクレール・デゼールに師事、2007
年にデュオ・ヤーテーコクを結成しました。
ヤーテーコクとはハンガリー語で「play」の意味。切れ味良いテクニック、息のあったアンサンブルに加え、独特の華やかさとオシャレな感覚はスターになる要素をすべて持っていると申せましょう。
デビュー・アルバムとなる当ディスクは、世界各国の作品を集めていますが、タイトルはずばり「ダンス」。彼女たちの魅力であるオシャレで元気の良い世界を展開します。
注目はボロディンの「だったん人の踊り」。リムスキー=コルサコフの弟子だったニコライ・ソコロフの編曲で、非常に効果的。ふたりの恩師であるブリジット・エンゲラーがボリス・ベレゾフスキーと愛奏していたもので、エンゲラーの強い薦めで録音したとのこと。有名なテーマの歌いまわしも独特なカッコ良さに聴き惚れるだけでなく、後半の急速で派手な盛り上がりもピッタリと合い、興奮させられます。
またラヴェルの精巧極まりない「スペイン狂詩曲」、グリーグの民族色、バーバーの古き良きアメリカを感じさせる「スーヴェニール」と、いずれも輝きに満ちています。要注目。
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ケフェレックがスカルラッティを再録音!
影と光〜 Ombre et lumiere
ドメニコ・スカルラッティ:鍵盤のための18のソナタ集
ハ長調K.420/ イ短調K.54/
イ短調149/ト長調K.103/
ト長調K.425/ ホ短調K.147/ト長調K.144/ト長調K.260/
イ短調K109/ イ長調K.279/
ニ長調K145/
ヘ短調K.481/
変ロ長調K.551/ ニ短調K.32/
ニ短調K.517/
嬰ハ短調K.246/ 嬰ヘ長調K.318/
ロ短調K.27 |
アンヌ・ケフェレック(ピアノ) |
ケフェレックがスカルラッティを再録音!スカルラッティの「光と影」を巧みに表現
録音:2014 年9 月ポワティエ・オーディトリアム・シアター/77’00/エンジニア:ユーグ・デショー
アンヌ・ケフェレックがスカルラッティを再録音しました!
ケフェレックがエラートで1970
年に最初のレコーディングを行ったのが「スカルラッティの13
のソナタ集」でした。ピアノで弾いたスカルラッティの演奏としては当初から高く評価され、40
年以上過ぎた今も定盤として聴き継がれています。
今回はアルバムのタイトル「影と光〜
Ombre
et lumiere」にもあるように、スカルラッティの音楽はイタリア、スペインの明るい太陽に恵まれた陽気さと、強い日差しが生み出す影を巧みに表現しています。スカルラッティはスペインに移り住み、この555
曲のソナタのほとんどを当地で作曲し、民族色の濃いスペイン・イベリア半島の音楽の影響が感じられる作品も多くあります。
ケフェレック自身もスカルラッティのソナタを「陽光と生きる歓び(joie
de vivre)に溢れた作品と、憂鬱な闇夜を思わせるような作品」と言っているように緩急を取り混ぜた選曲をしており、ピアノの表現力を生かした素晴らしい演奏を聴かせてくれています。
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クレール=マリ・ル・ゲが満を持してバッハに挑む!
J.S.バッハ:
イタリア協奏曲BWV971
カプリッチョ<最愛の兄の旅立ちに寄せて>
BWV992
シンフォニア第11番ホ短調BWV797
パルティータ第1番変ロ長調BWV825
インヴェンション第14番変ロ長調
半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903 |
クレール=マリ・ル・ゲ(ピアノ) |
クレール=マリ・ル・ゲが満を持してバッハに挑む!バッハと対峙した真摯な演奏!
録音:2014 年6 月ヴィルファヴァール農場/59’00/エンジニア:セシル・ルノアール
現代フランスを代表するピアニスト、クレール=マリ・ル・ゲ。これまでモーツァルトやロマン派、現代音楽を中心としたレパートリーを組んでいましたが、遂にバッハを録音しました。イタリア趣味を反映した明朗快活な「イタリア協奏曲」。標題音楽の先駆的な作品であり、バッハの次兄であるヨハン・ヤコブがスウェーデン国王カール12
世親衛隊のオーボエ奏者として赴任する、その旅立ちのために作曲されたカプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」。そしてシンフォニア、パルティータ、インヴェンション。さらには厳格な対位法と即興的な幻想曲の高度な融合を実現した「半音階的幻想曲とフーガ」など様々な形式の音楽を取り入れてきたバッハならではの作品集。クレール=マリ・ル・ゲの知的な表現と大胆なアプローチで曲を構築し、バッハの肖像を明らかにしています。
「バッハの音楽は、地球に深く根を張った樹木のように、空に向かって枝を伸ばし、音楽的生命力に溢れています。演奏するためには、バッハと対話しなくてはなりません。この深遠で本質的な旅は、バッハの天才性に支えられているのです。」クレール=マリ・ル・ゲ
クレール・マリ=ル・ゲ(Pf)
仏ACCORDから衝撃的なリストでデビュー、女優並みの容姿で注目され、日本でも多くの媒体で注目されブレイクの兆しが見えたル・ゲ。しかし一気に盛り上げようというメーカー&代理店の気持ちとは裏腹に本人はいたってマイペース。自分の気に入ったものを気いったときにしかレコーディングしない。
とはいえその美しく流れるような音色、きらきらした色彩感、シャープな感性は、フランスにとどまらず世界においても貴重な才能。コマーシャリズムとは無縁に、これからも彼女は活躍しつづけていくだろう。いつのまにかACCORDからMIRAREに移籍、さらに自由な感性でアルバム作りを始めている。
MIRAREの前作は華やかでゴージャスなロシア音楽。冒頭の「くまばち」からキラキラ輝いてます。
そしてACCORD時代の名作としてはやはりラヴェル&ストラヴィンスキーのピアノ版。もちまえの美しいピアノで原曲のオーケストラの響きを完全に忘れさせてくれる。
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クレール・マリ=ル・ゲ、MIRARE 前作 |
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クレール・マリ=ル・ゲが誘うロシア音楽の旅路
(1)リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行
(2)スクリャービン:左手のための前奏曲嬰ハ短調Op.9-1
(3)ラフマニノフ:絵画的練習曲変ホ短調op.39-5
スクリャービン:(4)前奏曲ホ長調op.15-4 (5)練習曲嬰ハ短調op.2-1
(6)ボロディン:スケルツォ 変ロ長調
(7)ラフマニノフ:「ひな菊」op.38-3
(8)チャイコフスキー:無言歌イ短調op.40-6
(9)スクリャービン:練習曲嬰ニ短調「悲愴」op.8-12
(10)チャイコフスキー:無言歌ヘ長調op.2-3
(11)ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調
op.3
(12)スクリャービン:マズルカ変ニ短調op.3-5
(13)チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォop.7
(14)スクリャービン:前奏曲変ロ短調op.16-4
(15)ラフマニノフ:前奏曲ト短調op.23-5
ムソルグスキー:(16)子供の遊び (17)涙
(18)スクリャービン:詩曲「炎に向かって」
op.72 |
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クレール・マリ=ル・ゲ(Pf) |
ラ・フォルジュルネ関連タイトル。麗しきヴィルトゥオーゾ、クレール・マリ=ル・ゲが誘うロシア音楽の旅路、超絶技巧から詩曲まで——ロシア音楽の多彩な魅力を凝縮したピアノ小品集
録音:2011 年10 月11-14
日、Le Temple de
l’Annonciacion(パリ)/64’00”
2012 年のラ・フォル・ジュルネのテーマは「サクレ・リュス(ロシアの祭典)」!開催地を熱狂の渦に巻き込む一大イベントを直前に控え、クレール・マリ=ル・ゲがロシアをテーマとしたピアノ小品集をリリースします!
19 世紀から現代にいたる激動の時代を生きた音楽家たちの珠玉の作品の数々を収録した本CD、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの開催前には是非とも聴いておきたい1
枚です。ひとえにロシア音楽と言っても、その魅力は決して一言で語りつくせるものではありません。
「ロシアへの旅」と題した本CD
において、ル・ゲは多彩な作品を選曲、収録しています。超絶技巧作品、優雅かつ抒情的な舞曲、寂寥感にあふれた詩曲…聴き応え十分のプログラムとなっています!作曲家ごと、作品ごとに異なる多様な曲調を聴き比べながらロシア音楽の奥深い魅力に酔いしれる、おすすめ盤です!
清澄な音色と抜群の表現力で高い評価を受けるフランス人ピアニスト、クレール・マリ=ル・ゲ。幅広いレパートリーのピアノ作品を演奏することに積極的な彼女は、これまでモーツァルトからリストにわたる様々な時代の作品の演奏、録音に取り組んできました。よく練られた独自の解釈から生まれる彼女の演奏には他の演奏家とは一味違う魅力があり、多くの注目を集めています。本CD
では1 曲目の「熊蜂の飛行」から卓越した演奏技術を披露。難曲であることを全く感じさせない安定した演奏と、情感あふれる表現力に圧倒される名盤です! |
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NAIVE
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V 5405
(2CD)
特別価格\3200 →\2890
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ダヴィッドの「砂漠」をあのエキルベイが理想的に再現
フェリシアン・ダヴィッド:交響的オード「砂漠」(1844) |
シリル・デュボワ、
ザカリー・ワイルダー(Ten)
ロランス・エキルベイ(指揮)
パリ室内管弦楽団
アクサンチュス室内合唱団
ジャン=マリー・ヴァンラン(語り) |
ワールドミュージックの開祖。ダヴィッドの「砂漠」をあのエキルベイが理想的に再現
* CD1= 語りなし。CD2= 語りあり。
録音:2014 年5 月/シテ・ド・ラ・ミュジーク(パリ)/45’
01”/49’ 12”
フェリシアン・ダヴィッド (1810-1876)
はサン・シモンの教義(社会科で習った空想的社会主義)に深く共鳴し、その布教のためエジプトからトルコ、ギリシャから中東を旅しました。そこで接したエキゾチックな音楽要素を作品に盛り込み、異国趣味ひいては国民主義のさきがけを成しました。1844
年に発表した交響的オード「砂漠」はテノール独唱と男声合唱と管弦楽による3
部分9 楽章45 分の大作。発表当時、その異様なメロディと絵画的なオーケストレーションがセンセーションを巻き起こし、ベルリオーズに絶賛されました。その影響はビゼーやサン=サーンスからボロディンやリムスキー=コルサコフ、さらにはケテルビーにまで世界中に及んでいます。
音楽史上の重要作ながら、これまであまり録音に恵まれておらず、耳にしたことのない方も多いはず。アカペラ合唱団「アクサンチュス」を率いて話題盤を数多く生み出していた女性指揮者のロランス・エキルベイが、パリ室内管と理想的な演奏を実現しました。イスラム教徒たちの祈りを表す男声合唱は手兵アクサンチュスが担当。絶妙な表現を繰り広げています。「キャラヴァンの行進」や「アラブ幻想曲」「日の出」などはベルリオーズも感心したオーケストレーションで、さながら映画音楽のよう。学校教材にも使えるようにわかりやすく魅力的なのにポピュラーにならなかったのが不思議です。
CD は2 枚組ですが、演奏は同じもので、CD2
の方はスコアに記されたフランス語のテキストを朗読しています。フランスの名優ジャン=マリー・ヴァンランの美しいフランス語の発音にも注目です。 |
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ロマンスと鳥にまつわる歌曲集
(1)ドビュッシー:
ロマンス/薔薇/アリエルのロマンス/華やかな宴/
ピエロ/中国のロンデル/セレナード/星月夜
(2)ベネディクト:ジプシーと鳥【フルート助奏付】
(3)サン=サーンス:とんぼ/ナイチンゲールと薔薇
(4)フェリシアン・ダヴィッド:
ローラの歌(ブラジルの真珠)【フルート助奏付】
(5)ルイ・ベイツ:鳥たちへの歌〜
傷ついた鳩/青い小鳩/青い鳥/籠の小カナリア
(6)フェデリコ・ロンガス:ナイチンゲールと皇帝【フルート助奏付】
(7)マニュエル・ロザンタール:3
つの大切なもの |
エリザベート・ヴィダル
(コロラチューラ・ソプラノ)
スーザン・マノフ(Pf)
フィリップ・ベルノルド(Fl) |
コロラチューラの魅力の極み。ヴィダルの名盤が復活
録音:1993 年10 月/ドメーヌ・ド・グラン・メゾン(ヴィルプル)/59’
55”
1994 リリースのAUVIDIS 盤がnaive
から復活。
コロラチューラはしばしばナイチンゲールやうぐいすの鳴き声に例えられますが、やはり鳥を描いた作品がありました。作曲家たちは、さらにフルートのオブリガートをつけることで、さらに囀りの効果を盛り込みました。
1960 年生まれのエリザベート・ヴィダルはフランス風の軽い声質と超人的なコロラチューラ・テクニックで人気のソプラノ。サン=サーンスの「とんぼ」はマスネに溺愛された歌手シビル・サンダーソンのために書かれたもので、2
オクターヴ以上の音域が要求されますが、ヴィダルはいとも易々と達成。
またリリー・ポンスのために書かれたフェデリコ・ロンガスの「ナイチンゲールと皇帝」のスペイン風味も粋の極み。近年ではラドゥロヴィチとベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ録音で話題となっているスーザン・マノフの伴奏もオシャレです。 |
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ロッシーニの小ミサ・ソレムニス初演150年記念公演
ロッシーニ(1792-1868):小ミサ・ソレムニス
(ダヴィデ・ダオルミ校訂版管弦楽版使用) |
オッターヴィオ・ダントーネ(指揮)
ユリア・レージネヴァ(ソプラノ)
デルフィーヌ・ガルー(コントラルト)
マイケル・スパイアズ(テノール)
アレクサンドル・ヴィノグラードフ(バス)
アクサンチュス
パリ室内管弦楽団
クリストフ・アンリ(オルガン) |
ロッシーニの小ミサ・ソレムニス初演150年記念公演のライヴ録音、ダントーネによる細かな彫琢が美しい管弦楽注目の新星レージネヴァをはじめとする充実の歌唱陣!
録音:2014 年6 月22-24 日、サン=ドニ大聖堂(ライヴ)
ロッシーニの小ミサ・ソレムニスは、1864
年3 月14 日、パリで初演されました。
この演奏は、初演150 年を記念して2014
年6
月のサン=ドニ大聖堂で行われた演奏会のライヴ録音。オッターヴィオ・ダントーネといえば、近年ではムローヴァ(Vn)
とのバッハのヴァイオリン協奏曲の録音でも非常に話題になりましたが、ここでは名門パリ室内管弦楽団を非常に細かな彫琢をもって響かせています。
本作品は、声楽、2 台ピアノとハルモニウムによる室内楽版が決定稿であり、ロッシーニが1867-68
年にかけて書いた管弦楽版は単なる編曲であるとされておりましたが、ダヴィデ・ダオルミの近年の研究は、管弦楽版こそが、長きに渡るこのミサ曲の創作活動の終着点であった、としています。この見地にたって近年為された改訂版を使用したのがこの演奏です。
さらに、近年の研究(ダヴィデ・デオルミとクルト・リューダースによる)は、このロッシーニの小ミサ・ソレムニスは、ロッシーニが、古くからの友人ニデルメイエールへの追悼のために書いたとする説を確信的なものとしています。
ルイ・ニデルメイエール(1802
〜 1861)は、スイスに生まれ、1819年にイタリアに移り、ローマで出会ったロッシーニと永遠の友情を結びました。
ニデルメイエール自身は作曲家としては成功しませんでしたが、教会音楽学校の再興を行う(この学校ではサン=サーンスが教鞭をとり、フォーレはここの学生の一人でした)など、教会音楽の演奏と典礼の伝統の擁護などにも一役買った人物。このニデルメイエールの影響は、このロッシーニの小ミサ・ソレムニスでも、たとえば「Et
incarnatus est」などのパレストリーナ的な部分に見られるといえるでしょう。
この管弦楽版はロッシーニが亡くなった翌年の1869
年に初演され、大成功をおさめました。それからほどなくした1876
年、ヴェルディは、ロッシーニ追悼のために書いたレクイエムを同じ会場で演奏しています。
ソプラノは、ミンコフスキも大絶賛、いまや世界が注目する1989
年サハリン生まれのレージネヴァ。コントラルトのデルフィヌ・ガルーは、ヨーロッパの音楽祭では欠かせない存在。
マイケル・スパイアズはアメリカ、ウィーンで声楽を学び、ムーティ指揮CSO
の「オテッロ」でロデリーゴ役に抜擢されるなど、活躍めざましい歌い手です。1976
年モスクワ生まれのバスのヴィノグラードフは、新国立劇場などで何度も来日している実力派。充実した歌唱陣に加え、近年無伴奏合唱のレパートリーを越えさらなる活躍を広げているアクサンチュス。最高の布陣によるロッシーニです。 |
ORFEO
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さわやかな情感に満ち満ちた「美しき水車小屋の娘」
シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」D795 |
パヴォル・ブレスリク(テノール)
アミール・カッツ(ピアノ) |
テノールの若きプリンス、ブレスリクさわやかな情感に満ち満ちたシューベルトの「美しき水車小屋の娘」
収録:2014 年9 月11-14 日/ミュンヘン、グリューンヴァルト、アウグスト=エファーディング・ザール(デジタル・セッション)/DDD、ステレオ、68’15”
ドイツの音楽雑誌「Opernwelt(
オーパーンヴェルト、オペラの世界)」で、2005
年度の年間最優秀歌手賞を受賞して一躍脚光を浴び、いま、オペラ、コンサートの舞台でめざましい活躍を遂げているパヴォル・ブレスリクが、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」に取り組みました。
2014 年9 月にミュンヘンのグリューンヴァルトにあるアウグスト=エファーディング・ザールでセッションを組んでレコーディングされたもので、ピアノには、1973
年イスラエル出身でドイツ在住のピアニスト、ブレスリクが互いにもっとも信頼を置く間柄と認めるアミール・カッツを迎えています。
1979 年にスロヴァキアのブラチスラヴァに生まれたブレスリクは、ブラチスラヴァ音楽院とマルセイユのオペラ研修所CNIPAL
で研鑽を積み、2000 年にチェコのアントニーン・ドヴォルザーク国際コンクールで第1
位を獲得したのち、ベルリン国立歌劇場のメンバーに採用され、2006
年以降はフリーランスのテノールとして活動を続けてきました。
甘い美声で「魔笛」のタミーノを当たり役とするブレスリクは、ここで後期ロマン派のミュラーの詩に素直に付曲したシューベルトの率直な楽想に乗せて、若者の多感なこころのひだをみずみずしい感性と濃やかな表現で歌いあげて、おおいに魅力的。
チューリヒ、ベルリン、MET、ロイヤル・コヴェントガーデン、バイエルン、ウィーンといった世界的なオペラハウスに登場するのと並行して、コンサートにもひんぱんに出演を重ねるブレスリクのキャリアはすでに揺るぎないところですが、まだ伸びしろがいっぱいの才能が込める、若々しくさわやかな情感がなんとも気持ちの良いものとなっています。 |
PENTATONE
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PTC 5186486
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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現ロシア正教会の府主教のオーケストラ自作自演集
イラリオン府主教(アルフェエフ):
(1)スターバト・マーテル (2008/11)
(2)コンチェルト・グロッソ
(2012)
(3)BACH のモチーフによるフーガ
(2012)
(4)死の歌【ガルシア・ロルカ詩】(全4曲)
(5)深き淵より (2018) |
(1)(3)スヴェトラーナ・カシヤーン(Sop)
(3)アルチョム・デルヴォエド(Guit)
(1)(4)モスクワ神学校聖歌隊
(2)タチヤナ・ポルシネワ(Vn)
マクシム・ホホリコフ(Vn)
セルゲイ・ドゥボフ(Va)
アレクサンドル・ゴトゲルフ(Vc)
ノルベルト・ゲムバチカ(Org)
イラリオン・アルフェエフ府主教(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団 |
すごいマルチタレント。
録音:2014 年4 月/モスクワ/74’
05”
SACD ハイブリッド盤。
現在ロシア正教会の府主教(総主教に次ぐナンバー2
の高位)を務めるイラリオン・アルフェエフの作曲集を、何と作曲者本人の指揮で味わえる何とももったいなきCD
の登場です。
イラリオン府主教ことアルフェエフは1966
年モスクワ生まれ。当初グネシン音楽学校でヴァイオリンと作曲を学ぶものの、モスクワ神学大学に進み、そちらを天職としました。2003
年にはオーストリア主教、2009
年にヴォロコフムスク市の大主教に就任。モスクワ総主教庁渉外局長も兼務するなど、ロシア正教信者から生神として崇拝される存在となっています。著作「信仰の機密」は邦訳も出版されています。
作曲家としては宗教作品が中心で、無伴奏合唱のためのロシア聖歌多数のほか、オーケストラ付の「マタイ受難曲」(2006)
などはフェドセーエフ指揮チャイコフスキー記念モスクワ放送響のCD
がrelief レーベルよりリリースされています。彼の宗教合唱曲は現代的な所のないディレツキーからチェスノコフ伝統のロシア色と敬虔さのあいまった独特の世界。オーケストレーションも巧みで感動的です。
当ディスクに収められた5 篇はいずれも最近作。ラテン語による「スターバト・マーテル」と「深き淵より」はポリフォニックな書法が興味津々。ロルカのスペイン語詩による「死の歌」は4
曲から成りますが、ギターが効果的。同じ詩ではないものの、ショスタコーヴィチが交響曲第14
番「死者の歌」でロルカの詩を用いていることの遠いこだまが聞こえます。
また純器楽曲「コンチェルト・グロッソ」はイラリオン府主教としては珍しく現代的な匂いのする力作。こちらはシュニトケやシルヴェストロフを思わせます。さらに「BACH
のモチーフによるフーガ」はシ♭
- ラ- ド-
シのモチーフによるフーガで、もはや府主教の余技とはいえない高度な作曲技法に驚かされます。
イラリオン府主教の指揮ぶりは見事なもので、抑制がききながらもスヴェトラーノフ風なエネルギーを感じさせるロシア流。ロシア正教信者はもちろん、あらゆるロシア音楽ファンにオススメです。
録音は2014 年4 月にモスクワで行われましたが、オルガン・パートのみ、ベルリンの聖ルドヴィク教会で収録され、ミキシングされているのも注目です。
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PTC 5186511
(SACD HYBRID)
\2700 →\2490
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パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
ショスタコーヴィチ:交響曲第7番
ハ長調
Op.60「レニングラード」 |
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団 |
ロシア・ナショナル管によるショスタコーヴィチの交響曲全曲録音シリーズにパーヴォ・ヤルヴィ登場!大期待の『レニングラード』!!
セッション録音:2014 年2 月/モスクワ音楽院大ホール/I.26’17”+II.11’45”+III.17’16”+IV.17’25”/72’59”
SACD ハイブリッド盤。
ロシア・ナショナル管弦楽団によるショスタコーヴィチの交響曲全曲録音シリーズにパーヴォ・ヤルヴィ登場!曲は第7
番「レニングラード」です。2015
年9 月にNHK
交響楽団の首席指揮者となるパーヴォ・ヤルヴィの日本における注目度もさることながら、世界中でひっぱりだこの指揮者による「レニングラード」は期待せずにはいられません。
古典から現代作品まで膨大なレパートリーを演奏するパーヴォは、作品の時代に合わせて演奏スタイルを変えていますが、オーケストラの統率力に長けた音楽の明確さ、抜群のリズム感はパーヴォのスタイルと言え、キリッとしまった演奏はこの録音でも見事にあらわれております。パーヴォにとってショスタコーヴィチも重要な作曲家のひとりで、2015
年2 月のNHK 交響楽団の定期演奏会で交響曲第5
番を演奏するなど、コンサートでは定期的に取り上げておりますが、録音は意外に少なく交響曲は2008
年4 月に収録したシンシナティ響との第10
番のみです。
進撃してくるドイツ軍を描き、これと戦う国民の英雄的な姿、最後の勝利への確信が表現された交響曲第7
番「レニングラード」をパーヴォの統率力で演奏しており、抜群の切れ味と細部まで緊密な造形も見事に表現した快演です。
パーヴォ・ヤルヴィはペンタトーン・レーベルにR.
シュトラウスの町人貴族(PTC 5186060)、ストラヴィンスキーの兵士の物語(PTC
5186046)をいずれもドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンを指揮したディスクをリリースしています。
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PTC 5186520
(10SACD HYBRID)
特別価格\13200 →\11990
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ヤノフスキ&スイス・ロマンド管による
ブルックナー交響曲全集がついにBOX
で登場!
ブルックナー(1824-1896):
Disc 1(47’08”)(I.11’59”+II.12’41”+III.8’25”+IV.14’00”)
交響曲第1番 ハ短調(1866年リンツ稿/ノヴァーク版)
Disc 2(54’55”)(I.17’47”+II.14’21”+III.8’46”+IV.13’58”)
交響曲第2番 ハ短調(1877年稿/ウィリアム・キャラガン版)
Disc 3(53’20”)(I.20’48”+II.14’26”+III.6’25”+IV
.11’37”)
交響曲第3 番 ニ短調(1889年/ノヴァーク版)
Disc 4(63’29”)(I.18’15”+II.15’29”+III.10’54”+IV.18’47”)
交響曲第4番 変ホ長調『ロマンティック』(1878/80年/ノヴァーク版)
Disc 5(73’54”)(I.19’42”+II.18’45”+III.11’35”+IV.23’29”)
交響曲第5番 変ロ長調
Disc 6(58’35”)(I.17’56”+II.17’38”+III.8’52”+IV
.12’54”)
交響曲第6番 イ長調
Disc 7(66’04”)(I.21’05”+II.21’37”+III.9’47”+IV.13’15”)
交響曲第7 番 ホ長調
Disc 8(79’47”)(I.14’52”+II.14’44”+III.26’05”+IV.23’41”)
交響曲第8番 ハ短調(1890年稿/ノヴァーク版)
Disc 9(62’01”)(I.24’57”+II.10’53”+III.25’51”)
交響曲第9番 ニ短調(ノヴァーク版)
Disc 10(62’13”)(I.10’24”+II.11’43”+III.20’19”+IV.2’06”+V.8’57”+VI.8’40”)
ミサ曲第3番 ヘ短調(1867-1893) |
マレク・ヤノフスキ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
Disc 10 レネケ・ルイテン(ソプラノ)
イリス・フェルミリオン(メゾ・ソプラノ)
ショーン・マシー(テノール)
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(バス)
ベルリン放送合唱団 |
ヤノフスキ&スイス・ロマンド管によるブルックナー交響曲全集がついにBOX
で登場!ボーナス・ディスクにはミサ曲第3
番を収録!
録音:2007年5月(Disc 9)、2009年1月(Disc
6)、2009年7月(Disc 5)、2010年4月、6月、7月(Disc
8)、2010年11月(Disc 7)、2011年6月(Disc
1)、2011年10月(Disc 3)、2012年6月(Disc
10)、2012年10月(Disc 2)(Disc
4)/以上、ヴィクトリア・ホール、ジュネーヴ(スイス)/BOX
仕様、DSD マルチチャンネル、ステレオ
SACD ハイブリッド盤。
マレク・ヤノフスキがスイス・ロマンド管弦楽団を指揮したブルックナーの番号付き交響曲9
曲と、ミサ曲第3 番が流麗なBOX
仕様で登場!収録はスイス・ロマンド管の本拠、ジュネーヴのヴィクトリア・ホールにておこなわれ、2007
年から2012 年まで6 年の歳月をかけて完成しました。
同一演奏者、収録場所、技術チームによる当シリーズは全体的に統一感があり、当初からSACD
でのリリースを念頭にした優秀な録音で、ブルックナーの世界に没入できるという点からも最良の一組と言えます。
1939 年ワルシャワに生まれ、ドイツで教育を受けたマレク・ヤノフスキは、70
代半ばの現在、精力的に演奏活動をしている巨匠指揮者のひとりで、近年はPENTATONE
レーベルを代表する演奏者として録音活動も積極的に行っております。2005
年よりスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督に就任したヤノフスキによるブルックナー・シリーズは自身の持ち味である求心力の強い明快な解釈が魅力です。
使用楽譜はノヴァーク版を基本としながら、交響曲第2
番では最新の録音の成果を踏まえたキャラガン版を使用しているところも注目です。
PENTATONE レーベルといえば優れた演奏者による名演、さらに世界が誇る技術チームによる優秀録音を多数リリースしており、三拍子揃ったディスクはクラシック・ファンのみならず、オーディオ・ファンにも高く評価されております。
今回のブルックナーもヤノフスキの&
スイス・ロマンド菅の素晴らしい演奏は言うまでもなく、DSD
レコーディング技術で収録されたマルチチャンネル対応の極上の高音質録音を楽しむことができます。
マレク・ヤノフスキ&ベルリン放送交響楽団
来日公演情報
■ 2015年3 月15 日(日)14:00開演 ハーモニーホールふくい(福井)
ブラームス:交響曲第3 番、第4
番
■ 2015年3 月16 日(月)19:00
開演 サントリーホール(東京)
ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲Op.47、
ブラームス: 交響曲第1番(フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン))
■ 2015年3 月18 日(水)19:00
開演 サントリーホール(東京)
ブルックナー:交響曲第8
番
■ 2015年3 月20 日(金)19:00
開演 グランシップ(静岡)
ブラームス:交響曲第1番、第4番
■ 2015年3 月21 日(土)14:00開演 兵庫県立芸術文化センター(兵庫)
ブルックナー:交響曲第8番
■ 2015年3 月22 日(日)14:00開演 周南市文化会館(山口)
ブラームス:交響曲第1番、第4番
■ 2015年3 月23 日(月)19:00
開演 武蔵野市民文化会館(東京)
ブラームス:交響曲第1番、第2番
■ 2015年3 月24 日(火)19:00
開演 武蔵野市民文化会館(東京)
ブラームス:交響曲第3番、第4番
東京・春・音楽祭 ヤノフスキ&NHK
交響楽団
演奏会情報
■ 2015年4 月4 日(土)15:00開演 東京文化会館(東京)
■ 2015年4 月7 日(火)15:00開演 東京文化会館(東京)
ニーベルングの指環 第1日「ワルキューレ」(演奏会形式・字幕映像付)
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ロイヤル・コンセルトへボウ RCO LIVE
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RCO 15001
(1SACD HYBRID
+ 1bonus DVD)
\2600 →\2390
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「ホライゾン6」 |
ロイヤル・コンセルトへボウ管 |
・デトレフ・グラナート:フレネシア(2013) 世界初演
シャン・ジャン[張弦](指揮)/収録時期:2014
年1 月23 & 24 日(ライヴ)
・ミシェル・ヴァン・デル・アー:ヴァイオリン協奏曲(2014) 世界初演
ジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン) ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)/
収録時期:2014 年11 月6
& 7 日(ライヴ)
・ルク・ブレヴァイス:交響曲第6
番(1999-2000)
デイヴィッド・ロバートソン(指揮)/収録時期:2014
年12 月12 日(ライヴ)
・ルク・ブレヴァイス:アロング・ザ・ショアーズ・オブ・ローン(2004-2005)
オットー・タウスク(指揮)/収録時期:2012
年12 月14 日(ライヴ)
【ボーナスDVD】
・ルイ・アンドリーセン:ミステリエン[Version
No. 1](2013) 世界初演
マリス・ヤンソンス(指揮)/収録時期:2013
年11 月3 日(ライヴ)
カラーNTSC 16 : 9/音声:
LPCM ステレオ
/ ドルビー・デジタル 5.0 |
優秀録音。コンセルトヘボウ管の同時代音楽シリーズ「ホライゾン」第6
集、ヤンセン独奏によるヴァン・デル・アーのヴァイオリン協奏曲ほか世界初演ライヴ3
作品。ボーナスDVD にはヤンソンス指揮アンドリーセンの新作を収録
収録場所:アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)/DSD5.0、マルチチャンネル、ステレオ/SACD
Hybrid: 76’01/DVD: 30’27
名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管が同時代音楽を取り上げるシリーズ、ホライズンの第6集。現代オランダの大家ルイ・アンドリーセンとその門下の俊才ヴァン・デル・アー、そしてコンセルトヘボウ管レジデンス・コンポーザー、グラナートによる最新作の世界初演時のライヴを中心に、演奏陣も現首席指揮者マリス・ヤンソンス、オランダの生んだ名手ジャニーヌ・ヤンセンといったビッグ・ネームが集った注目の内容となっています。
アルバム1 曲目の「フレネシア」は、2013
年に生誕150 周年を迎えたリヒャルト・シュトラウスに敬意を表すコンセルトヘボウ管に対して、グラナートが対極をなす作品として捧げたもので、グラナート曰く、真摯な意味で「アンチ英雄の生涯」と理解してほしいと述べています。
「ジャニーヌ・ヤンセンとコンセルトヘボウ管との組み合わせは、わたしにとってドリーム・チームのようなもの」と語るヴァン・デル・アーのヴァイオリン協奏曲は、その彼女のための、そしてまた、コンセルトヘボウ管委嘱シリーズの一環でもある2014
年の最新作。抽象的な第1 楽章、より単刀直入で旋律的な第2
楽章、そして急速のフィナーレからなる伝統的な3
楽章の形式を踏襲しつつ、ヤンセンに特徴的な“アップ・フロント”
奏法を表現しようと趣向を凝らした力作とのことで、本アルバム屈指の聴きものといえます。
さらに、シリーズ初の試みとしてボーナスDVD
に収録されているのがアンドリーセン作の「ミステリエン」。中世の神秘思想家トマス・ア・ケンピスの著した書物に由来するタイトルを持ち、6
楽章からなる演奏時間30 分ほどの作品は、45
年に及ぶアンドリーセンの作曲活動初の大編成のオーケストラ曲で、アムステルダムのコンセルトヘボウならびにロイヤル・コンセルトヘボウ管創設125
周年記念のために委嘱されたもの。これはその記念演奏会を飾る歴史的ドキュメントで、独特の色彩的な内容は美観表現に長けたヤンソンスの腕前が愉しみなところでもあります。
ほかに、1959 年ベルギーのモルツェル生まれ、ブリュッセル王立音楽院出身で、アンドレ・ラポルテ、フランコ・ドナトーニ、ブライアン・ファーニホウに作曲を師事したルク・ブレヴァイスの2
作品を収録。こちらは当シリーズの常連で、アメリカの実力派ロバートソンと、1970
年ユトレヒト生まれで、2004 年から2006
年にかけて、ゲルギエフのもとでロッテルダム・フィルのアシスタント・コンダクターを務めたタウスクのふたりが、それぞれ指揮を務めています。 |
REFERENCE RECORDINGS
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ノリノリ!?
ピアノとオーケストラのための踊り
ピエルネ:ファンタジー・バレエOp.6
リッカルド・カストロ(エレーラ):ヴァルス・カプリッチョOp.1
ショパン:クラコヴィアクOp.14
サン=サーンス:カプリス・ワルツ「ウェディング・ケーキ」Op.76
ウェーバー/ リスト:ポロネーズ・ブリラントOp.72
ゴットシャルク/ ケイ:グランド・タランテラOp.67
チャールズ・ウェイクフィールド・カドマン:
マルディグラのダークダンサー(ピアノと管弦楽のための幻想曲) |
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ジョエル・ファン(ピアノ)
クリシュトフ・シャナール(指揮)
ノースウェスト・シンフォニエッタ |
ジョエル・ファンによる舞踏協奏曲集
録音:2013 年8 月20-23 日ラガークイスト・コンサート・ホール/69’03、HDCD
レコーディング・エンジニア:キース・O・ジョンソン
アメリカで人気の技巧派ピアニスト、ジョエル・ファン。ヨーヨー・マのシルクロード・アンサンブルのメンバーとして参加、またカーネギーホール、ケネディーセンターでの公演、さらにアメリカの情報番組「グッド・モーニング・アメリカ」、「レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン」など国民的な番組に出演し知名度をあげています。
今回は、ピエルネ、カストロ、ショパン、サン=サーンス、ウェーバー、ゴットシャルク、カドマンの7人の作曲家による、舞踏をテーマとしたピアノとオーケストラの作品を集めたもの。
ピエルネは、ドビュッシーより1
歳年下の作曲家で、作曲家としてはドビュッシーの影に隠れてしまっていますが、彼は指揮者として同時代の作曲家たちの作品を積極的に演奏するなど大きな功績をあげています。
ピアノとオーケストラのための「ファンタジー・バレエ」はピエルネが21
歳の頃の作品ですが、巧みな和声感覚と美しい旋律、熟達したオーケストレーションが発揮されています。
ポーランドのクラクフ地方の民族舞踏の旋律が使われているショパンの「クラコヴィアク」。そしてサン=サーンスの「ウェディング・ケーキ」。友人の結婚式のために作曲され、華やかなアルペジオとオケとピアノの優雅な掛け合いが美しい作品です。 |
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ウーマン・アット・ザ・ニュー・ピアノ〜2013年のアメリカ音楽集
トム・フラハティ:エアダンシング(トイピアノ、ピアノ、電子楽器)*
ピーター・イエーツ:フィンガー・ソング(ピアノ・ソロ)
アダム・ショーンベルグ:ピクチャー・エチュード(ピアノ・ソロ)
トム・フラハティ:パート・スイートA
〜パルティータのリズムで(ピアノ・ソロ)
ジェームズ・マセソン:クレティック・ヴァリエーション(ピアノ・ソロ)
ショーンベルグ:バウンス(2台ピアノ)* |
ナディア・シパチェンコ(ピアノ)
ジュヌヴィエーヴ・フェイウェン・リー(ピアノ)* |
新しい暦の始まりを祝う新アメリカ・ピアノ作品集
録音:2013 年7 月11-14 日ブリッジズ・ホール、ポモナ大学/75’25、HDCD
マヤ文明の「長期暦」は5125
年周期となり、紀元前3113
年にスタートし、2012 年12 月21
日完結を迎え終末フィーバーが巻き起こりました(一部では暦の計算間違えで2015
年とも…)。
このディスクは、マヤ暦の新しい5125
年を祝してアメリカの作曲家たちが、再生、変容、時空を超えたテーマをもとに作曲した新しいピアノ曲集。トイピアノや、電子楽器を登場させ、未知の世界を描いています。 |
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= Pittsburgh Live! =
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FR 713SACD
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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ホーネック&ピッツバーグ響、ブルックナーの「ロマンティック」
ブルックナー:
交響曲第4番変ホ長調WAB.104「ロマンティック」
(1878/80年稿・ノヴァーク版) |
ピッツバーグ交響楽団
マンフレート・ホーネック(指揮) |
超優秀録音。マンフレート・ホーネック&ピッツバーグ響、ブルックナーの「ロマンティック」
収録:2013 年12 月6-8 日/ピッツバーグ、ハインツ・ホール(ライヴ・デジタル)/5.1
チャンネルステレオ、66’ 07
SACD ハイブリッド盤。
マンフレート・ホーネックが音楽監督を務めるピッツバーグ響を指揮して、オーディオ・ファンに人気のリファレンス・レコーディングスで進める「ピッツバーグ・ライヴ!」の第3
作。
ブルックナーの「ロマンティック」は、2013
年12 月に本拠ピッツバーグのハインツ・ホールで、サウンド・ミラーのチームによってライヴ録音されたものです。
ピーター・フィリップス率いるタリス・スコラーズとのジョイントで行なわれた公演は、前半にブルックナーのほか、ヴィクトリア、アレグリの宗教声楽曲が取り上げられるというプログラム立てもユニークなものでしたが、ホーネックによる本篇の交響曲もまた期待に違わぬ個性的な演奏となっています。
ここでも柔軟なテンポ設定、表情たっぷりの濃厚なフレージングは、ここでも健在でホーネック節全開。たとえば、第1
楽章の第2 主題「シジュウカラのツィツィペーという鳴き声」を意図してかなり速めのリズムで歌わせ、そのままグングン急加速してゆくさまは面目躍如といったところで、これについてゆくオーケストラの力量の凄さにも唖然とさせられます。
ここぞというところでは一気に畳み掛け、歌うべきところは目一杯歌い上げる、メリハリを効かせた音楽運びは、やはり当コンビによるマーラー演奏でも成功していましたが、このたびのブルックナーではさらなる深化を遂げており、ホーネック・ファン、ブルックナー好きには見逃せない内容といえそうです。
【トラックタイム】
I.18’29 +II.15’52+III.10’11
+V.21’32=
TT.66’04 |
RFP
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RFP 009
(2CD)
\3400
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ベルギーの歴史を感動的に描いた幻の超大作が最新録音で登場
ペーテル・ブノワ:歴史的オラトリオ「スヘルデ」(1868) |
少女:キャシー・ヴァン・ロワ(Sop)
少年:ハイス・ヴァン・デア・リンデン(Ten)
詩人・芸術家・アルテヴェルデの幽霊:
ヴェルナー・ヴァン・メヘレン(Br)
船乗り、ザネキンの幽霊、オラニエ公ウィレムの幽霊:
クリス・ブリグ(Br)
百合党司令官:
ヴィレム・ヴァン・デア・ヘイデン(Ten)
マーティン・ブラビンス(指揮)
ロイヤル・フランダース・フィル
フランダース放送合唱団、オランダ放送合唱団 |
録音:2013 年8 月30 日/アントワープ(ライヴ)/90’
16”
ペーテル(ピーテルとも)・ブノワ
(1834-1901)
はベルギーの作曲家。フランドル音楽の水準をひきあげ、民族意識を鼓舞させるべく奮闘しました。
ブノワは同世代のフランクと異なり、フラマン語を用いて作曲することで強い民族精神を示しました。その代表作「スヘルデ」がついにヴェールを脱ぎました。
スヘルデとはベルギーを流れる河川で、スメタナの「モルダウ」のようにフラマン人の民族の象徴となっています。この川を語り手に、フラマンの歴史を3部にわけて描く90
分の大作。太古から90 年戦争まで、フラマンの自治を守るための周辺民族との抗争を題材としていますが、オペラ的な迫力と美しく感動的なメロディにあふれていて、まさに隠れた逸品の発見。
日本でもおなじみのブラビンスがロイヤル・フランダース・フィルと壮大な音の壁画を作り上げています。 |
SAKURA
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宇野功芳企画〜超個性的な愛のあいさつ、圧巻のツィガーヌ・・・
佐藤久成(ヴァイオリン)
HISAYA 魔界のヴァイオリンII
(1)エルガー:愛のあいさつ
(2)サラサーテ:アンダルシアのロマンス
(3)ルビンシテイン(エルマン編):露が輝くさ
(4)プロコフィエフ(ハイフェッツ編):行進曲〜歌劇「3つのオレンジへの恋」より
(5)シューベルト(クライスラー編):即興曲 Op.90-3
(6)ラフ:カバティーナ
(7)シマノフスキ:アルトゥーザの泉〜「3つの神話」より
(8)ドヴォルザーク(クライスラー編):ユーモレスク
(9)ゴセック:ガヴォット
(10)リスト(ミルシテイン編):コンソレーション
(11)ラヴェル:ツィガーヌ
(12)ラフマニノフ:ヴォカリーズ |
佐藤久成(ヴァイオリン)
小田裕之(ピアノ) |
宇野功芳企画。超個性的な愛のあいさつ、圧巻のツィガーヌ・・・宇野功芳氏激賞!天才ヴァイオリニスト佐藤久成、魔界のヴァイオリン第2弾登場
!
セッション録音:2014 年6 月24&25
日/富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ/192khz-24bit
音楽評論家・宇野功芳氏がいのちを賭けて推薦する、天才ヴァイオリニスト佐藤久成、待望の新譜「HISAYA
魔界のヴァイオリンII」が登場!
第2弾もHISAYA が愛奏する珠玉のヴァイオリン名曲を収録。HISAYA、唯一無二の表現で、あっと驚かされる演奏を披露しております。今回も192khz・24bit
の高品位録音で、前回同様に高いオーディオ評が期待できます。なお、録音はALTUS
が担当しました。HISAYA の世界をご堪能ください!!
「久成は燃えに燃えている。彼のありあまる感情が全身の血流にあふれ出ている。お客の居ない空間の中で、よくもこんなホットなヴァイオリンが弾けるものだ。彼は歌いぬき、心をこめぬく。その心は奔流となってほとばしる。楽器が鳴り切っている。濃厚な久成節が第1
曲から全開する。それにしても大変な《愛のあいさつ》があるものだ!」【宇野功芳氏のライナーノートより】
旧譜
佐藤久成 〜エヴォカシオン |
イヤーズ&イヤーズ・クラシックス
YYC 0005
\2800+税
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「佐藤久成 エヴォカシオン」
(1) グレチャニノフ:瞑想曲
(2)フス:エクスタシー(*)
(3)アウリン:フモレスケ
(4)レンバ:愛の詩
(5)ヴォ—レ:エレジー(*)
(6)ウィルヘルミ:コンチェルト・シュトゥック
“ハンガリー風” (*)
(7)シベリウス:ロマンス
(8)フバイ:アリオーソ
(9)ウィルヘルミ:スウェーデンの調べ
(10)ディーク:エヴォカシオン(*)
(11)リャードフ:悲しみの歌
(12)グリエール:ロマンス
(13)スタトコフスキ:クラコヴィアク
(14)アレンスキー:子守歌 |
佐藤 久成(ヴァイオリン)
秋場 敬浩(ピアノ) |
今世紀ヴァイオリン界の絶滅危惧種的存在、HISAYA、鬼才のほとばしる超個性と孤高の境地ここにあり!
真のヴィルトゥオーゾの世界観と真髄を余すところなく収録!生まれながらの表現者、佐藤久成による入魂のヴァイオリン秘曲・小品集
録音:2014 年4 月23-24
日/埼玉県富士見市民文化会館
キラリ ☆ふじみ/*印世界初録音/ステレオ(デジタル/セッション)/Total
time 68:19
秘曲が次々と舞う。華やかな音楽史に、そっと寄り添う、哀しくも烈しい調べに酔いしれる。(中略)内なる尽きせぬ想いがついに溢れ出る趣。ステージで、ディスクで、佐藤久成は我が道を貫く。(中略)並外れた探求心と実践力を併せ持つ彼は、時空を超えたクラシックの名曲、人気作を奏でつつ「でも私たちは、大切な何かを忘れていませんか。失ってはいませんか」とメッセージを放ちながらヴァイオリンを弾く。妖しい音色、戯れの美学、官能性も奔放性もお任せあれの芸術観。賛辞は尽くされているように見える。しかし佐藤久成はさらなる創造の地平を拓く。(後略)
(音楽評論家 奥田佳道・ライナーノーツより抜粋) |
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SIMAX
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ヤルマル・ボルグストレム(1864-1925):
ヴァイオリンとピアノのための作品全集
ロマンスホ長調 Op.12, ヴァイオリンソナタ
ト長調 Op.19,
セレナード, エレジー, 子守歌 |
ユーナス・ボートストラン(ヴァイオリン)
ヘルゲ・ヒェクスフース(ピアノ) |
ワーグナー、シュトラウスの影響を受けたノルウェーのボルグストレム
録音:2013 年1 月13 日-17 日 アクースティクム(ピテオー、スウェーデン)/52’21/制作・録音:
ジェフ・マイルズ
ノルウェー・ロマンティシズム音楽の「復興(ルネサンス)」をめざす
Simax のシリーズ。
歌劇《リーモルのトゥーラ》(PSC1230)、ヴァイオリン協奏曲と2
曲の交響詩(PSC1311)につづきボルグストレムのヴァイオリンとピアノのための作品が制作されました。
ヤルマル・ボルグストレムは、1864年、クリスチャニア(現オスロ)生まれ。スヴェンセン、L・M・リンデマン、オーレ・オルセンに学び、1887
年から1889 年までライプツィヒの音楽院、1890
年からはベルリンなどで研究を続け、1903
年に帰国しました。作品数は多くなく、2
曲の歌劇、2 曲の交響曲、5 曲の交響詩、1
曲ずつのヴァイオリン協奏曲とピアノ協奏曲、そして室内楽曲。彼はメロディを書く才能にめぐまれ、伝統的なナショナル・ロマンティシズムのスタイルを基本に、ヴァイオリンソナタに見られるような、ワーグナーの伝統に沿ったリストやリヒャルト・シュトラウスの標題音楽の主導者として知られた彼の嗜好を反映した音楽も作曲しました。
ボルグストレムは批評家としても活躍し、「ヴェルデンス・ガング」紙と「アフトンポステン」紙に寄せた、公平でバランス感覚のそなわった批評は、ノルウェーの音楽に大きく貢献したと言われます。
ヴァイオリン協奏曲の録音でソロを弾いたボートストランが演奏するボルグストレムのヴァイオリンとピアノのための作品集。グスタフ・ランゲのヴァイオリン、作曲者のピアノで1906
年にクリスチャニアで初演された《ソナタ》。ウジェーヌ・イザイに献呈され、管弦楽共演とピアノ共演の2
つの版が1900 年にライプツィヒで出版された《ロマンス》。ドイツ時代に書かれたと推測され、オスロの国立図書館に手稿譜が保存されている《セレナード》《エレジー》《子守歌》の3
曲の小品。いずれも初録音です。
ピアニストのヘルゲ・ヒェクスフースは、ベルゲン音楽院のイジー・フリンカとイェール大学のボリス・ベルマンに学び、スウェーデンの音楽大学で教えています。1998
年のグリーグ賞の受賞者。ヘンニング・クラッゲルードと共演してグリーグのヴァイオリンソナタ全曲を録音しています。
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SUPRAPHON
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パヴェル・ハース四重奏団が満を持してスメタナを録音!
スメタナ(1824‐1884):
(1)弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが生涯より」(1876)(28’32”)
(2)弦楽四重奏曲第2番 ニ短調(1882‐83)(19’03”) |
パヴェル・ハース四重奏団
【ヴェロニカ・ヤルツコヴァ
(1st ヴァイオリン)、
マレク・ツヴィーベル
(2nd ヴァイオリン)、
パヴェル・ニクル(ヴィオラ)、
ペテル・ヤルシェク(チェロ) |
スメタナ四重奏団の名録音から半世紀。世界を魅了するパヴェル・ハース四重奏団が満を持してスメタナを録音!!
セッション録音:2014 年11 月29
& 30 日、12
月6 & 7 日/ドモヴィナ・スタジオ、プラハ/DDD、47’47”
チェコを代表する実力派クァルテット、パヴェル・ハース四重奏団。英グラモフォン・アワード2011
では、ドヴォルザークの「アメリカ」を収録したディスク(SU
4038 / KKC 5170)がレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、これまでに数々の著名な賞を総なめにしてきました。今や世界に活躍の場を広げ、ヤナーチェク、ハース、ドヴォルザークといった祖国の作曲家の作品を中心に精力的な演奏活動を行っております。
Supraphon レーベル通算6 枚目となる最新アルバムは満を持してスメタナを取り上げました。
スメタナの代表作のひとつに数えられる弦楽四重奏曲第1
番「わが生涯より」は聴力を失った1876
年10
月頃から作曲を開始し同年末頃に完成されるも、技術的難などにより初演の引き受け手がすぐにはみつからず、完成から約2
年後1879 年3 月26 日に友人のスルブ=デブルノフの家でようやく試演、その3
日後に公開初演されました(試演のみドヴォルザークがヴィオラを担当)。感情と主観のロマン派音楽の特徴を表したスメタナの傑作に数えられます。
一方、1882 年から翌83 年に作曲された弦楽四重奏曲第2
番は自由な形式の中に激しい衝動と悲愴感に満ちたドラマチックな作品です。なお、これら2
作品はスメタナ四重奏団が、今回の録音場所と同一のドモヴィナ・スタジオにて1962
年に3 月にセッション録音した名盤(SU
4003)がSupaphon
レーベルよりリリースされていますが、半世紀を過ぎた今、新時代を担うパヴェル・ハース四重奏団によって新たな名盤が誕生したと言えましょう!
旧譜
イギリス・グラモフォン誌2011年レコーディング・オヴ・ザ・イヤーはだてじゃない
パヴェル・ハース四重奏団
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第13番&第12番
SUPRAPHON SU 4038 1CD\2300→¥2090
ドイツ在住の知り合いが「パヴェル・ハースって知ってる?」と言ってきた。てっきり作曲家のことかと思ったら、どうやらその名を冠した弦楽四重奏団のことらしい。そのパヴェル・ハース弦楽四重奏団がリリースしたドヴォルザークがすごい人気だというのだ。本当か嘘か聴いてみるとするか・・・。
そうしたら、なるほど人気が出るのもうなずける、鮮烈でとても美しい演奏。現代的と言っていいのか、きわめてカッコいい。ノリノリなのである。なんだか「アメリカ」なんて、大好きな機関車を追いかけて大草原を踊りながら走っているドヴォルザークが目に見えるようである。しかしリズムの取り方が個性的で、聴きなれた旋律でさえいつもとちょっと違う。いい意味でギクシャクとして素直に終わらない。一筋縄でいかない連中なのである。
そうしたら、気づいたらイギリス・グラモフォン誌の2011年最高アルバム賞(レコーディング・オヴ・ザ・イヤー)を受賞してしまった!正確には2010年のリリース・アルバムなのだが、2011年に聴いた最高の1枚と言っていいでしょう。
ここで彼らの演奏がちょっと聴けるのでもしよかったらどうぞ。http://www.intermusica.co.uk/pavelhaasquartet
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パヴェル・ハース四重奏団/ドヴォルザーク
ドヴォルザーク:
弦楽四重奏曲第
13 番ト長調 Op.106, B
192
弦楽四重奏曲第
12 番ヘ長調 Op.96, B 179「アメリカ」 |
パヴェル・ハース四重奏団 |
当代の旗手パヴェル=ハース・クァルテット最新録音ド
ヴ ォルザークの「アメリカ」&第13番
録音:2010年6月3、6、29
& 30日プラハ、ルドルフィヌム(デジタル・セッション)/DDD、ステレオ、63’14”
2004 年にフィレンツェでヴィットリオ・E・リムボッティ賞、翌年
5 月にはプラハの春の国際コンクールで優勝、さらにその翌月には世界三大弦楽四重奏コンクールのひとつパオロ・ボルチアーニ・コンクールでも優勝と、圧倒的な実力で次代を担うアンサンブルとしておおきな注目を集めるパヴェル=ハース・クァルテット。第
4 弾アルバムは 2010
年 6 月にセッション収録されたばかりの最新録音で、かれらのルーツ、ドヴォルザークを取り上げています。
「新世界交響曲「」チェロ協奏曲」と並ぶアメリカ時代の最良の成果で、親しみ易いメロディから当ジャンル屈指の人気曲「アメリカ」。そして、パヴェル=ハース・クァルテットが
2009 年秋のツアーを通じて完璧に仕上げてきた「第
13 番」は、ドヴォルザークのアメリカ帰還後に着手され、休養明けに完成させた最高傑作。いずれの演奏も、敬愛するドヴォルザークへの深い共感を背景に熱い意気込みを強く感じさせるもので、あらたな時代の到来を告げるにふさわしい内容といえるでしょう。 |
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パヴェル・ハース四重奏団 プロフィール
2002 年に結成されたパヴェル・ハース四重奏団は、イタリア、モザイク、ボロディン、アマデウスといった名だたる弦楽四重奏団のメンバー、さらにミラン・シュカンパ(元スメタナ四重奏団)やワルター・レヴィン(元ラ・サール四重奏団)といった多くの著名な演奏者から指導を受けてきました。2004
年にフィレンツェでヴィットリオ・E・リムボッティ賞を受賞。翌年5
月にはプラハの春の国際コンクールで優勝、さらにその翌月には世界三大弦楽四重奏コンクールのひとつパオロ・ボルチアーニ・コンクールでも優勝を飾り、若手屈指の実力派団体としてデビュー当初から高い注目を集めました。2009
年には初来日を果たし、日本でも高い評価を得ました。同年、ヤナーチェクとハースの四重奏曲(SU
3877)を収録したアルバムでSupraohon
レーベルからデビュー。2007
年にも同作曲家の四重奏曲(SU
3922)を録音し、「パヴェル・ハース」の名を冠すにふさわしい評価を確立しました。
2010 年にはプロコフィエフ(SU
3957)、さらにドヴォルザーク(SU
4038)の四重奏曲集をリリースし、このディスクはイギリス、グラモフォン誌のグラモフォン・アワード2011
でレコード・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
また、2012 年から第2
ヴァイオリンにマレク・ツヴァイベルを加えての初録音となったシューベルトのアルバム(SU
4110)では、同誌グラモフォン・アワード2014
の室内楽部門を受賞し、結成10
年を過ぎ洗練されたアンサンブルでますます世界を魅了しています。
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シュパチェック、手兵とともに
ドヴォルザーク、スーク、ヤナーチェクを熱演!
(1)スーク(1874‐1935):
ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲
ト短調 Op.24(23’05”)
(2)ヤナーチェク(1854‐1928):
ヴァイオリン協奏曲「魂のさすらい」(11’45”)
(3)ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
イ短調 Op.53(31’10”) |
ヨゼフ・シュパチェック
(ヴァイオリン;
ジャン・バティスト・ビョーム
(1855年制作))
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 |
若きチェコ・フィルのコンマス、シュパチェック、手兵とともにドヴォルザーク、スーク、ヤナーチェクを熱演!
録音:(1)(2)2014 年10 月22-24
日/プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)(3)2014
年9 月8 日/ドヴォジャーコヴァ、プラハ(ドヴォルザーク・プラハ・フェスティバルにおけるライヴ)/DDD、66’12”
1986 年生まれの若きチェコ・フィルのコンサートマスター、ヨゼフ・シュパチェックがドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を録音!シュパチェックはSupraphon
レーベルからのデビュー盤となった、ヤナーチェク、スメタナ、プロコフィエフのアルバム(SU
4129)をはじめ、これまでに室内楽のディスクをリリースしておりますが、協奏曲の録音は自身初となります。
収録作品はチェコの作曲家スークの幻想曲、ヤナーチェクのヴァイオリン協奏曲「魂のさすらい」、そしてドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲の3
篇です。
ジュリアード音楽院で師事をしていたイツァーク・パールマンの勧めで24
歳のときに名門チェコ・フィルのオーディションを受けたシュパチェックは、2011
年9 月より同団のコンサートマスターに抜擢された逸材で、安定した技術と抜群の音楽性で既に大家を予感させる若き演奏家のひとりです。来日公演での評価も高くとりわけ2013
年11 月、愛知県芸術劇場におけるビエロフラーヴェク指揮、チェコ・フィルとのブラームスのヴァイオリン協奏曲は話題となりました。現在28
歳のシュパチェックがビオラフラーヴェクと手兵チェコ・フィルが魂で感じ取り、敬愛をもって自国の作曲家の作品を演奏しています。新たな名盤登場と言えましょう。
チェコ・フィルのコンサートマスターとしての活動を主軸にソロや室内楽にも力を入れており、2015
年3 月にはシュパチェク・クァルテット(チェコ・フィル・ストリング・クァルテット)として来日予定です。今後の活躍にも大注目です!
ヨゼフ・シュパチェック来日公演情報
2015年3月2日(月)18:45開演 宗次ホール(名古屋/愛知)
2015年3月3日(火)19:00開演 サルビアホール(鶴見/神奈川)
2015年3月4日(水)19:00開演 杉田劇場(磯子/神奈川)
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「業深き女たち〜ダグマル・ペツコヴァー、アリア集」
・マスネ:「マグダラのマリア」〜「おお、わが姉妹」
・サン=サーンス:「サムソンとデリラ」〜
デリラのアリア「あなたの声に私の心は開く」(第2幕)
・サン=サーンス:「サムソンとデリラ」〜バッカナール(第3幕)
・マスネ:「エロディアード」第2幕〜
エロディアードのアリア「私を拒まないでおくれ」
・ストラヴィンスキー:
「エディプス王」〜イオカステの神託「恥と思わぬか、王子たち」
・ケルビーニ:「メデア」〜
メデアのアリア「私の心をくじく誇り高き苦しみには」(第3幕)*
・ワーグナー:「パルジファル」〜
クンドリのアリア「幼な子のあなたが母の胸に」(第2幕)*
・R.シュトラウス:「サロメ」〜7つのヴェールの踊り
・R.シュトラウス:「エレクトラ」〜
クリテムネストラのアリア「夜さえ深い眠りにつくこと叶わず」
・アントワーヌ・マリオット(1875-1944):
「サロメ」〜「ああ!ヨカナーン、お前の唇に口づけをしたわ」
[サロメ、ヨカナーン、合唱](最終場)# |
ダグマル・ペツコヴァー(メゾ・ソプラノ)
イヴァナ・ヴェベロヴァー(ソプラノ)*
ペテル・ミクラーシュ(バス)#
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団
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スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
アレクサンダル・マルコヴィチ(指揮) |
チェコの名メッゾ、ペツコヴァー業深きヒロインたちの思いを歌う
録音:2014 年9 月2-4 日&
8-10 日/ブラチスラヴァ、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団スタジオ(セッション・ステレオ)/67’59”
チェコ出身の世界的なメゾ・ソプラノ、ダグマル・ペツコヴァーが、2014
年にセッションを組んでじっくり取り組んだ最新録音。古代神話の世界のヒロインたち−計略によって背信行為をされるか、彼女ら自身の愛によって傷つく女性−を歌っており、ペツコヴァー自身、「メゾの暗めの声質がこうした役どころにふさわしい」と語るように、まさにはまり役。
ペツコヴァーは、得意とするマーラーの歌曲でも迫真の歌唱に引き込まれるものがありましたが、経験に裏打ちされたゆたかな表現で、ときに切なる思いに焦がれ、ときに復讐に燃える、様々なヒロインたちに息を吹き込んでいます。
1975 年ベオグラード生まれ、ウィーンを拠点に活躍するアレクサンダル・マルコヴィチは、インスブルック・チロル州立劇場の首席指揮者や、ブルノ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を歴任しており、ここでも劇場での実績がよく活かされています。 |
TRANSART
プルーデルマッハーのシューベルト、フラヌリ音楽祭のライヴ
4つのペダルを備えたスタンウェイを使用してベートーヴェンのソナタ全集を完成させたフランスのピアニスト、ジョルジュ・プルーデルマッハー。次なる彼の大プロジェクトは、同じ4ペダル・ピアノによるシューベルトのピアノ・ソナタの網羅的連続演奏会だった。
ランス(フランス歴代の多くの国王戴冠式が行われた大聖堂の所在地として有名)の国立音楽院にあるフラヌリー音楽祭ホールで行われたこの一連の演奏会は、ベートーヴェンのソナタ全集の時と同じようにライヴ収録され、ライヴ録音専門のレーベルTRANSARTから8枚組ボックス仕様で発売されていた。しかしTRANSART、すぐに廃盤となることでも知られるが、この全集ボックスもすでに入手不能だった。
そのシューベルトが今回ようやく分売でリリースされることになったわけである。
録音スタッフには、AlphaやAmbroisieレーベルでも活躍している気鋭のスタジオ「ミュジカ・ニュメリスMUSICA
NUMERIS」のアリーヌ・ブロンディオとフレデリック・ブリアンらも参加している。どうやらまったくの1回きりの無編集の生録音らしい。本物のライヴにこだわる奏者とエンジニアの熱意が感じられる。
アルバム自体は“INTEGRALE”(全集)を謳いながらも実際にはソナタの2・3番などが欠けており、その代わり「4つの即興曲」や「楽興の時」が収録されている。いかにも“フランス的”な自由さにあふれるアルバムだが、その出来はベートーヴェン以上に優れたもの。プルーデルマッハーはメジャーでの録音がほとんどないため(本人の意思のようである)知名度は低いが、数多く行われた来日公演で彼の実力のほどは熱心なピアノ・ファンには認知済み。
なお、代理店の社長がプルーデルマッハーといっしょに食事をした際、「プリュデルマシェールはやめて、ドイツ語読みのプルーデルマッハーにしてね」と言われたらしい。彼はフランス人だがドイツの血を引いているか、あるいはドイツで生活したことがあり、それを強く意識しているのではないかと思われる・・・。そんなところにも彼がベートーヴェンやシューベルトにこだわる何かの理由があるような気がする。
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プルーデルマッハーのシューベルト、フラヌリ音楽祭のライヴ
シューベルト:ピアノ・ソナタ集 vol.1
ピアノ・ソナタ第1番 ホ長調 D.157
ピアノ・ソナタ第16番 イ短調 D.845 |
ジョルジュ・プルーデルマッハー
(ピアノ/4つのペダルをもつスタインウェイ) |
2001 年および2002 年の夏にランスで行われたフラヌリ音楽祭での、プルーデルマッハーによるシューベルト・ピアノ曲のライヴを一挙にリリース。たしかな構成と、推進力、そして明晰な音色はさすがです。シューベルトの後期の世界まで、変に構えることのない演奏です。
録音:2001 年8 月、2002
年7 月(フラヌリ音楽祭・ライヴ) |
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シューベルト:ピアノ・ソナタ集 vol.2
ピアノ・ソナタ第9番 ロ長調 D.575
ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 D.850
楽興の時 第3番 ヘ短調 D.780(TR180収録とは別の演奏) |
ジョルジュ・プルーデルマッハー
(ピアノ/4つのペダルをもつスタインウェイ) |
録音:2001 年8 月、2002 年7 月(フラヌリ音楽祭・ライヴ) |
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シューベルト:ピアノ・ソナタ集 vol.3
ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D.784
4つの即興曲 D.935
楽興の時 第3番 ヘ短調 D.780(TR179収録とは別の演奏) |
ジョルジュ・プルーデルマッハー
(ピアノ/4つのペダルをもつスタインウェイ) |
録音:2001 年8 月、2002 年7 月(フラヌリ音楽祭・ライヴ) |
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シューベルト:ピアノ・ソナタ集 vol.4
ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 D.894
ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 D.664 |
ジョルジュ・プルーデルマッハー
(ピアノ/4つのペダルをもつスタインウェイ) |
録音:2001 年8 月、2002 年7 月(フラヌリ音楽祭・ライヴ) |
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シューベルト:ピアノ・ソナタ集 vol.5
ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調『レリーク』 D.840
楽興の時 第1番 ハ長調 D.780 |
ジョルジュ・プルーデルマッハー
(ピアノ/4つのペダルをもつスタインウェイ) |
録音:2001 年8 月、2002 年7 月(フラヌリ音楽祭・ライヴ) |
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シューベルト:ピアノ・ソナタ集 vol.6
ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D.958
ピアノ・ソナタ第6番 ホ短調 D.566(ロンド ホ長調 D.566) |
ジョルジュ・プルーデルマッハー
(ピアノ/4つのペダルをもつスタインウェイ) |
録音:2001 年8 月、2002 年7 月(フラヌリ音楽祭・ライヴ) |
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シューベルト:ピアノ・ソナタ集 vol.7
ピアノ・ソナタ第4番 イ短調 D.537
ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D.959
楽興の時 第2番 変イ長調 D.780 |
ジョルジュ・プルーデルマッハー
(ピアノ/4つのペダルをもつスタインウェイ) |
録音:2001 年8 月、2002 年7 月(フラヌリ音楽祭・ライヴ) |
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シューベルト:ピアノ・ソナタ集 vol.8
ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
ピアノ・ソナタ第7番 変ホ長調 D.568 |
ジョルジュ・プルーデルマッハー
(ピアノ/4つのペダルをもつスタインウェイ) |
録音:2001 年8 月、2002 年7 月(フラヌリ音楽祭・ライヴ) |
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TYX ART
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現代のフンメルがディアベッリ変奏曲を発表!
フランツ・フンメル(1939-):ディアベッリ変奏曲集 |
アンジェラ・チョラキアン(ピアノ) |
録音:2014 年7 月/59’41
アントニオ・ディアベッリの主題をもとに作曲されたベートーヴェンの傑作「ディアベッリ変奏曲」。「靴屋のつぎ皮」とベートーヴェン自身も揶揄していたこの主題を、現代ではじめてフランツ・フンメルが作曲を試みました。
フンメルによる同タイトルのこの作品は、音楽の時代の移り変わりをユーモアたっぷりに描いており、個々の変奏曲の様式、作風により、「この変奏はあの時代のあの作曲家が書いたのかも?」という想像が膨らみます。さらに33
の変奏曲すべてが常に変化し、演奏解釈、曲想が異なり、弾き手に高度な技術を要求します。
ピアニストのアンジェラ・チョラキアンは、この作品の魅力に惚れ込み、TYX
art レーベルの録音第1 作に選びました。彼女はアルメニア系アメリカ人。モスクワ音楽院で学び、現在は中国蘇州音楽大学の教授として後進の指導にもあたっています。 |
WERGO
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ロルフ・リーム(b.1937):作品集
1. モスクワのレンツ(2011)
〔演奏:アンサンブル・アスコルタ(録音:2011年)〕
2. ナイチンゲールの谷で(2007)
〔演奏:エリク・ボルギール(チェロ)(録音:2011年)〕
3. 音のための音(バビロンの白い通り)(2007)
〔テオ・ナビフト(コントラバスクラリネット)(録音:2011年)〕
4. 泉のほとりで (2007)
〔演奏:シアン・エドワーズ(指揮)、フランクフルト放送交響楽団(hr交響楽団) |
「狂ってゆくレンツ」のレンツをノコギリヴァイオリンで描いたリームの作品集
ロルフ・リームは作曲をフォルトナーに学びました。また、オーボエ奏者としても優れ、自作の初演(オーボエ)を手掛けてもいます。グリム童話(ねずの木の話)を題材にした音楽が特に知られています。自身、自分の作品のことを「政治的によろしくない」としており、どの楽派にも属さない、政治・社会と直接的なかかわりを見つめた作品を書いています。人の声を意識した独特の美しさをたたえた旋律や、音を聴いていると映像が目に浮かぶような、描写の見事な世界で独自の人気を誇ります。
「モスクワのレンツ」のレンツとは、ゲオルク・ビューヒナーの「狂ってゆくレンツ」でも描かれたドイツの作家。1751
年生まれ、ゲーテらとも関係のあったレンツは、1780
年頃からロシアに移り、最後はモスクワで、家庭教師や通訳などとして生計をたてながら、フリーメイソンなどの活動もしましたが、精神の病もかかえながら1792
年にモスクワで亡くなった人物。ノコギリヴァイオリンやトロンボーン、様々な楽器が、レンツの人物像を形作っていきます。
他にも、オルフェウスを題材にした「ナイチンゲールの谷にて」や、聖書の怪人ゴリアテと少年ダビデの戦い(=大なるものと小なるものの戦い)をほうふつとさせるオーケストラ効果の見事な「泉のほとりで」など、注目作が並びます。 |