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≪第81号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その3 2015/3/24〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像







3/27(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

MARIINSKY



MAR 0524
(SACD HYBRID)
\2100→\1890
円熟ぶりのゲルギエフが再度問いかける問題作。
 カヴァコスの独奏も強烈

  ショスタコーヴィチ:
   (1)交響曲第9番変ホ長調Op.70
   (2)ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77
レオニダス・カヴァコス(Vn)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管
 旧盤から10年以上を経て、凄すぎる円熟ぶりのゲルギエフが再度問いかける問題作。カヴァコスの独奏も強烈

 2012 年6 月16、18 日(1)、6 月17 日、18 日(2)/マリインスキー・コンサート・ホール/70’ 00”

 ゲルギエフ&マリインスキー管がショスタコーヴィチの交響曲第9 番を再録しました。旧録のフィリップス盤は2002 年5 月録音で、発売時「レコード芸術」誌特選に輝きました。その際は交響曲第5 番とのカップリングでしたが、批評では9 番の演奏の方がおおむね高い評価を受けていて、ゲルギエフ向きの作品とみなされていました。
 今回は10 年を経て、ゲルギエフの円熟ぶりと、手兵マリインスキー管を完全に手中に収め変幻自在な神業を示しています。カップリングはレオニダス・カヴァコスを独奏者に迎えたヴァイオリン協奏曲第1 番というのも注目です。
 ショスタコーヴィチの交響曲第9 番は、第2 次世界大戦の勝利を祝うために1945 年に作曲され、ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルにより初演されましたが、勝利を祝う壁画的作品を期待されていたにもかかわらず、軽妙で人を小馬鹿にしたような作風だったため、ショスタコーヴィチは強い非難を受けることとなりました。初演者ムラヴィンスキーも不快感を示し、その後演奏しなかったため録音が残っていません。
 「レコード芸術」特選の批評で、宇野功芳氏は第1 楽章を「真摯なジョーク」、第2 楽章を「誠実に作曲者の内面の苦しみを追い」、第3 楽章を「狂的な音楽を緻密に音化」、そしてフィナーレを「ぼくはこの部分の音楽もゲルギエフの指揮も大好きだ」と絶賛。一方小石忠男氏も「恐るべき才人の音楽である」として、「カップリングの第5 番以上に立派な演奏といえるかも知れない」と絶賛。それ以上の円熟と自在ぶりを示す新録音。ショスタコーヴィチの屈折した心を絶妙に表現、決して軽妙な音楽でない驚くべき境地を見せています。
 さらに期待がヴァイオリン協奏曲第1 番。ゲルギエフお気に入りのカヴァコスが、異様な緊張感を持続、精妙極まりない第3 楽章のパッサカリアではゲルギエフの魔術全開。協奏曲というよりヴァイオリン独奏を含む交響曲のような仕上がりとなっています。







WERGO


WER 5111
\2500
エンヨット・シュナイダー(b.1950):China meets Europe
 ・変化〜笙とオーケストラのための協奏曲【1. 雷 2. 水 3. 湖】
 ・中国の四季〜
  アルト、笙とオーケストラのための交響曲第3番
   【1. 夏 2. 秋 3. 冬 4. 春】
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(アルト)
ウー・ウェイ(中国笙)
シンシャオ・リ(指揮)
ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管
 ドイツの現代音楽シーンをけん引するシュナイダー作品、中国笙の第一人者が演奏、カサロヴァのソロも聴きもの!

 録音:2014 年4 月

 エンヨット・シュナイダーは、1950 年ドイツ生まれの作曲家。哲学の博士号も取得しています。非常に多作で宗教音楽から映画音楽まで、手掛けるジャンルは実に広大です。
 シュナイダー作品の多くは、音楽史上よく知られた作品や、作曲家の作曲スタイルの傾向を引用し、それらを「変容」させることによって、伝統に対する新しい創造的な答えを示しています。今回は中国の自然をテーマに、雄大な世界を展開。
 1 作品目の「変化」は、中国笙とオーケストラのための作品。中国笙は、37 本の竹管から成る笙(日本の雅楽などで用いられる笙は17 本の竹管)。
 中国笙を奏でるウー・ウェイは、中国笙の第一人者で、チン・ウンスクも彼のために笙の作品を書いているほどです。2 作品目の「中国の四季」も、中国の広大な大地を想起させる雰囲気の作品。カサロヴァの独唱も聴きものです。


 

WER 7322
\2500
マーク・アンドレ:…auf…〜大オーケストラのための3部作
 1. …auf…1(オーケストラのための)
 2. …auf…2(オーケストラのための)
 3. …auf…3(オーケストラと電子ライヴのための)
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
バーデン=バーデン・フライブルクSWR 交響楽団
SWR 実験スタジオ、フライブルク
 マーク・アンドレによる大規模オーケストラ作品、カンブルランの鮮やかな采配!

 録音:2009 年

 マーク・アンドレの作品。アンドレは1964 年フランスに生まれ、その後ドイツで活躍している作曲家。パリでクロード・バリフやジェラール・グリゼーに師事、ドイツではラッヘンマンに師事しています。
 このディスクに収録されている「…auf…」シリーズは、2009 年3 月28 日、ベルリン・フィルハーモニーにて、カンブルラン指揮、バーデン=バーデン・フライブルクSWR 交響楽団とSWR 実験スタジオ(フライブルク)によって初演されました。
 非常に大掛かりな陣容の作品で、木管楽器パートは各4 名(イングリッシュ・ホルン、バス・クラリネット、コントラファゴットも4 名)、金管も、トランペット、トロンボーン、チューバまでも4 名という作品です。
 さらに、…auf…3 になると、この編成に、聴衆を取り囲むようにして6 名の打楽器奏者と電子音を流すスピーカーが加わるといいます。ヴァイオリンを筆頭にすべての楽器は舞台上で対称的に配置され、ステレオ効果抜群の音世界が作り出されます。
 

WER 7310
\2500
デトレフ・ミュラー=ジーメンス(b.1957):TRACES(痕跡)
 1. 弦楽三重奏曲
 2. 遠い痕跡
 3. ・・・夕暮れを呼ぶ
 4. 失われた痕跡
バーゼル・モンドリアン・アンサンブル
 リゲティの弟子、ミュラー=ジーメンスがリゲティの思いでにささげた室内楽作品集

 録音:2013 年5 月

 1957 年生まれのミュラー=ジーメンスが、2002 年から2009 年にかけて作曲した室内岳作品をまとめたもの。「遠い痕跡」と「・・・夕暮れを呼ぶ」はリゲティの思い出にささげられた作品です。
 

WER 2074
\2500
Enlarge Your Sax 〜サックスと電子音のための作品集
 ホアン・カミロ・エルナンデス・サンチェス:炎のメデューサ
 アゴスティーノ・ディ・シピオ:干渉する旋法第2番
 ベルント・シュルテシス:成層
 トム・マイス:よく調律されたパッチII
 フィヴォス=アンゲロス・コリアス:真実の物語
 パウロ・フェレイラ・ロペス:Tres pecas do livro da escuridao
 アルトゥーロ・フエンテス:Plexes
ペドロ・ビッテンクール
 (サックス/ソプラノ、
  アルト、テナー、バリトン)
 あなたのサックス、増幅します

 録音:2007-2013年

 サックスとエレクトロニクスのための作品集。リオ・デ・ジャネイロ出身の名手ビッテンクールが、様々なサックスを自在に持ち替えて不思議な世界を展開しています。
 
WER 6412
(2CD)
\3800→\3490
ヨハネス・ボリス・ボロフスキ(b.1979):作品集
 [CD1]
  ・ファゴット協奏曲(2012/13)
    パスカル・ガロワ(ファゴット)
    アンサンブル・アンテルコンタンポラン
     録音:2014 年4 月14 日
  ・Wandlung(2009/ 2014改訂)(6人の器楽奏者のための)
    アンサンブル・アヴァンチュール/録音:2014 年5 月23 日
 [CD2]
  ・ピアノ協奏曲(2010/11)
    フロラン・ボファール(ピアノ)
    ベルリン・ドイツ交響楽団 マヌエル・ナウリ(指揮)
     録音:2013 年11 月12-14 日
  ・Chergui(2012)
    アンサンブル・インターフェイス/録音:2013 年11 月28 日
 ボロフスキ作品集。高度な集中のピアノ協奏曲、フロラン・ボファールの音色が冴える

 1979 年ドイツ生まれのボロフスキ作品集。ハンスペーター・キブルツ、マルコ・ストロッパらに師事、2003 年ハンス・アイスラー賞受賞、2009 年にはブーレーズ&シカゴ響によるMusicNOW シリーズの委嘱を受けるなど、若くして世界的に認められている作曲家です。
 ピアノ協奏曲でソロを務めるのはフロラン・ボファール。彼は、イザベル・ファウストとのフォーレのヴァイオリン・ソナタの録音などでも素晴らしい演奏を聴かせた名手です。宇宙の星を思わせる、きらめくような高音から、ジャズ的な要素を感じさせるリズムまで、ボファールの名技を堪能できます。
 

WER 6861
\2500
GRAFFITI
 チン・ウンスク:GRAFFITI(壁画)(大きなアンサンブルのための)
 オルガ・ノイヴィルト:
  …milamondo multiplo…(トランペットとアンサンブルのための編曲版)
 サン・ラ:OUTER NOTHINGNESS(サックスとアンサンブルのための編曲版)
 サン・ラ:プレイアデス(サックスとアンサンブルのための編曲版)
アンサンブル・ムジーク・ファブリーク
 チン・ウンスクからサン・ラまでムジーク・ファブリークの妙技で聴く

 録音:2008-2013 年

 チン・ウンスクの作品は、非常にスリリング。ノイヴィルトの作品では、ヘンデルとマイルス・デイヴィスが握手をしているよう。サン・ラの作品には独特のエネルギーが満ちています。




AUDAX RECORDS



ADW 13703
\2600→\2390
プラムゾーラーのドイツ・プログラム!
 バッハ&アントラージュ

 J.S.バッハ(伝ピゼンデル):ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 BWV.1024
 作曲者不詳(伝バッハ):ヴァイオリン・ソナタ イ長調 BWV.Anh.II 153
 ピゼンデル:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ イ短調
 クレープス:ヴァイオリン・ソナタ ハ短調 KrebsWV.311(世界初録音)
 J.G.グラウン:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 GraunWV Av:XVII:35(世界初録音)
 J.S.バッハ:フーガ ト短調
ヨハネス・プラムゾーラー
 (バロック・ヴァイオリン)
フィリップ・グリスヴァール
 (ハープシコード)
 J.S.バッハとドイツ・バロックのソナタ集!

 南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラーの自主レーベル「オーダックス・レコーズ(Audax Records)」。
 レーベル第4作目であり、コレッリやテレマン、アルビカストロの作品を収録した「ヴァイオリンのためのソナタ集」(ADX 13700)以来となる、プラムゾーラーとグリスヴァールのデュオによるレコーディングは、J.S.バッハと、バッハと縁の深い音楽家たちの「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ集」!
 当時のドイツ屈指のヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストであり、バッハとも親交が深かったピゼンデルの作品とも伝わるJ.S.バッハの「ソナタ BWV.1024」や、作曲者不詳でバッハ作という説を持つ「ソナタ イ長調 BWV.Anh.II 153」から、世界初録音となるバッハの高弟クレープス、ピゼンデルの弟子でありプロイセン宮廷楽団のコンサートマスター、グラウンのソナタ、そしてプラムゾーラーの十八番であるピゼンデルの無伴奏ソナタなど、バロック時代のドイツにおける「ヴァイオリン・ソナタ」の歴史を紐解く見事なプログラミング。
 プラムゾーラーの才気あふれる演奏が、J.S.バッハと、バロック時代を生きたバッハの仲間たちの"ヴァイオリン・ソナタ"が持つあふれんばかりの魅力を余すことなく聴かせてくれることだろう!
 自らピリオド・オーケストラ、インターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍するヨハネス・プラムゾーラー。
 ラインハルト・ゲーベルから受け継いだピエトロ・ジャコモ・ロジェリの1713年製の銘器を奏でる新世代のバロック・ヴァイオリニストである。

 ※録音:2014年5月5日−8日、SWRスタジオ(カイザースラウテルン、ドイツ)




LAWO CLASSICS



LWC 1060
\2600→\2390
ケルンWDR響によるモーツァルトファゴット&クラリネット協奏曲!
 モーツァルト:
  ファゴット協奏曲変ロ長調K.191/186E
  クラリネット協奏曲イ長調 K.622*
オーレ・クリスチャン・ダール(ファゴット)
トルステン・ヨハンス(クラリネット)*
カール=ハインツ・シュテファンス(指揮)
アイヴィン・オードラン(指揮)*
ケルンWDR交響楽団
 ノルウェーの高音質レーベルLAWOのモーツァルト。好評を得たオスロ・フィルによる協奏曲集(LWC 1071)に続くのは、西ドイツ放送協会の名門オーケストラ、ケルンWDR交響楽団によるファゴットとクラリネットの協奏曲!
 ファゴット協奏曲は、ノルウェー出身で現在マンハイム音楽大学の教授とWDR響の首席奏者を務めるオーレ・クリスチャン・ダール。元ベルリン・フィルの首席クラリネット奏者で、現在は指揮者として活躍するカール=ハインツ・シュテファンスの指揮。
 クラリネット協奏曲は、エッセン・フィルの副首席奏者を務め、現在WDR響の首席奏者であるトルステン・ヨハンス。
 ノルウェーでもっとも尊敬を集める指揮者の一人であり、トロンハイム交響楽団の首席指揮者と芸術監督を7シーズン務め、オスロ・フィル、ベルゲン・フィル、スタヴァンゲル響、ヨーテボリ響など、スカンジナビアの主要オケを定期的に客演しているアイヴィン・オードランの指揮。

 ※録音:2011年6月2日(クラリネット協奏曲)&10日(ファゴット協奏曲)




オードランの旧譜から
本場もの「ペール・ギュント」
指揮者アイヴィン・オードランの実力
Grieg: Complete Symphonic Works Volume I
AUDITE
AU 92651
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
アイヴィン・オードラン指揮&ケルンWDR 交響楽団
 「グリーグ:管弦楽作品全集Vol.1 」

  交響的舞曲集Op.64
  劇付随音楽「ペール・ギュント」第1組曲Op.46
  劇付随音楽「ペール・ギュント」第2組曲Op.55
  リカルド・ノルドロークの思い出のための葬送行進曲EG 107
ケルンWDR 交響楽団
アイヴィン・オードラン(指揮)

録音:2010 年10 月4-8 日ケルン・フィルハーモニー(デジタル・セッション)[WDR 制作]/DDD、マルチチャンネル、ステレオ、73’22”


 久しぶりに生きのいい「ペール・ギュント」に出会った。
 ノルウェーの指揮者アイヴィン・オードランの指揮、西ドイツ放送交響楽団の演奏。

 この曲は人気があるわりに新録音が出ない。組曲形式の新録音はいつ以来だろう。
 そしてノルウェーの指揮者というのもあまり見かけない。店主ひいきのオーレ・クリスティアン・ルードはノルウェーの指揮者だが、なかなかブレイクしない。
 そうした中でノルウェーの若手指揮者がこの曲の新録音を出してくれたというのは、それだけで嬉しい。
 ・・・と思ったら、アイヴィン・オードラン、1956年生まれ。若手じゃなかった。フィンランドの強豪たち、サロネン、ミッコ・フランク、サカリ・オラモ、サラステ、ヴァンスカを送り出した名教師ヨルマ・パヌラに師事した実力派だった。
 そのオードランの「ペール・ギュント」、完全なるお国ものということだが、われわれがノルウェー音楽に漠然と抱く文学的で内向的なイメージを崩す、エネルギッシュで大胆な演奏。ノルウェーにもいろんな人がいるだろうから、オードラン一人の演奏をとってこれが「真のノルウェー的解釈」というつもりはないが、想像以上にド派手で大スケールの演奏にはびっくりした。聴かせどころで決して物怖じしないのである。これでもかとたっぷり「ロマン」を前面に押し出してくる。「このくらいでやめておきます」という変な遠慮がないのは、やはりノルウェー人の誇りと自信がなせる技か。

 今回の録音はAUDITEレーベルが贈る「グリーグ管弦楽曲全集第1弾」ということで相当力が入ってたんだろうけど、真っ向勝負でここまで聴かせてくれるオードランの力量は相当なものだと思う。要注意。






DANACORD



DACOCD 754
\2600→\2390
ジョーセフソン版の終楽章 世界初録音!
 ブルックナー:交響曲第9番ニ短調
  (ノース・S・ジョーセフソンによる終楽章完成版/世界初録音)
ジョン・ギボンズ(指揮)
オーフス交響楽団
 デンマーク、オーフス市のオーケストラ、オーフス交響楽団によるブルックナー。ジェームズ・ロッホランが振った交響曲第7番(DACOCD 655)に続くのは、ワージング交響楽団(イギリス)の首席指揮者、ジョン・ギボンズが振る交響曲第9番。
 終楽章(第4楽章)が未完となり、様々な補筆完成が行われているブルックナーの交響曲第9番だが、ここではノース・S・ジョーセフソン(ヨゼフソン)による1992年終楽章完成版の世界初録音を収録!
 アメリカの音楽学者、作曲家であるジョーセフソンは、オーストリア国立図書館、ウィーン市立図書館、ウィーン国立音楽大学が所蔵する自筆譜とスケッチを基に、アルフレート・オーレル校訂の資料を参照しながらフィナーレを再構成。
 ブックレットには、イギリスの作曲家デイヴィッド・マシューズとギボンズによる考察(英語)が、ドミニク・ナッドによるノート(英語)とともに掲載。ブルックナー・ファン、交響曲ファン要注目の新譜です! Danacordの「ディーリアス名作集」の制作と監修に携わったスウェーデンのレッナールト・デーン、同シリーズのエンジニアを務めたドイツのシュテファン・フロックのコンビによる優秀録音もポイント。

 ※録音:2014年4月22日−25日、オーフス・コンサートホール(オーフス、デンマーク)




旧譜
オーフス交響楽団、ロッホランとのブルックナー交響曲第7番

DACOCD 655
\2600→\2390
ブルックナー:交響曲第7番ホ長調(ハース版) ジェイムズ・ロッホラン(指揮)
オーフス交響楽団

 いつものことだが、内容を確認しないで番号だけ書かれているサンプル盤をターンテーブルに載せた。「DACOCD 655」。DANACORD。このレーベルに、代理店が推したいアイテムが最近あったか?
 曲が流れてきた。
 うそ、ブルックナー?DANACORDのブルックナー?ありえない。
 しかしいぶかる店主をよそに第7番が朗々と流れ始める。・・・しかもなかなかいい。
 久々に聴く抒情系のブルックナー。優しさと穏やかさが聴く者の心を安らかにしてくれる、そういうタイプのブルックナー。ライヴ一発録りなのか時々管はプヒャとか言ってるが、それも素朴でいい。何より響きが荘厳で神秘的。ブルックナーの交響曲は宗教曲だったんじゃないか、と時々思うことがあるが、この演奏もそうした祈りに似た厳かさと慎ましさがある。しかも大管弦楽・大宇宙的ブルックナーではなく、身近な神性を体験させてくれるような演奏。ひょっとしたら教会で演奏されたりしたのかもしれない。
 ・・・しかしこんな穏やかで人間的な演奏をする懐の深い指揮者がいたっけ?(当時のコメントより)


2005年4月28日の録音。オーフス大聖堂でのライヴ。
日フィルの名誉指揮者として日本でもお馴染みのスコットランドの名匠ジェイムズ・ロッホラン。録音ではブラームスの交響曲が傑出しており、ホルストの惑星はゴールド・ディスクを受賞した。ダナコード(Danacord)とデンマーク放送の共同制作として収録された今回のブルックナーは、ロッホランが1996年から2003年まで主席指揮者を務めたデンマークのオーフス交響楽団とのコンビによるライヴ録音。





OTAKEN RECORDS



TKC-102
\2700→\2390
辻井 淳 ヴァイオリン小品集「カヴァティーナ」 辻井 淳(ヴァイオリン)
藤井由美(ピアノ)
 フバイ:「6つの小品」より第1番「祈り」Op.121-1(5:09)
 シューベルト:「12のバガテル」より「蜂」(ミツバチ)Op.13-9(2:12)
 フルッフ:イン・メモリアムOp.65(12:22)
 ハルフター:「2つのキューバ風小品」より「ハバネラ」(シェリング編)(3:09)
 シューマン:「3つのロマンス」より第2 曲イ長調Op.94-2(クライスラー編)(4:34)
 ヴィエニャフスキ:キャプリス風練習曲イ短調Op.18(クライスラー編)
 ブラームス:ワルツ イ長調Op.39-15(ホッホシュタイン編)
 オルンシテイン:ヘブライ風幻想曲
 ポッパー:妖精の踊りOp.39(ソーレー編)
 ドヴォルザーク:「ジプシーの歌」より「わが母の教え給いし歌」Op.55-4(クライスラー編)
 ドリゴ:バレエ「百万長者の道化師」より「セレナーデ」(アウアー編)
 ハルフター:バレエ「ソナティナ」より「羊飼いの踊り」(マンソ編)
 レフ:「6つの小品」より「カヴァティーナ」Op.85-3
 ブロッホ:アボダー
 アラール:「16のサロン風小品」より「ブリンディジ ワルツ」Op.49-16
 レコード芸術4月号準推薦!辻井淳のオタケンレコード第2弾!

 2014 年8 月 滋賀県高島市ガリバーホール、プロデューサー:太田憲志(オタケンレコード)/エンジニア:松田淳一(アンサンブル・ベガ ステージ・プランナー)

 音楽は実演で聴いてこそ、真の感動が得られるものです。このことに異議を唱える人はいないでしょう。しかしそうだからと言って、録音がなおざりにされるのは、いかがなものかとも思われます。かつて演奏家の多くは、録音というものに興味を持たなかったし、今でもそのような方がおられます。かく言う辻井さんもそのお仲間の一人でした。
 ところが磯田博士との出会いによって、録音に開眼されたようです。博士の理論は、録音が音楽をありのままに捉えることが出来るなら、録音は実演と同等あるいは時にそれ以上の感動を伝えることが出来ると言うもので、実際私達はそれを体験しました。以来、毎年ソロ作品一作のペースで今日までやって参りました。
 辻井さんの録音の目的は、実演と同様、音楽の感動を伝えることで、これは首尾一貫変わることがありません。今日では、パソコンの進化によって、テイクごとの良いとこ取りで外見的により完璧なものに仕上げることが出来るようになりましたが、辻井さんはそのことに最小限の興味しか示しません。むしろ録音期間中、実演風にプログラム通りを何度か弾いていただくという音楽の流れを重視した録音方法も変わることがありません。
 そんな中で私が毎回驚かされるのは、これだけヴァイオリン小品集の回を重ねるにあたり、もうマンネリ化してもよさそうなのに、録音当初から伴奏を引き受けてくださっているピアニスト藤井さん共々毎回進化しておられること。それと回を重ねる度に、当然有名曲は減ってくるわけで、勢い埋もれた秘曲が増えて来るのですが、これが又魅力的に聴こえ、聴いたとたんに親しみを覚えさせるものとなっていることです。
 近年録音に関して、同じスタンスに立つ松田さん強力なエンジニアとして加わってくださることになり、かくなう上は辻井さんには末永く小品集を録っていただき、有名曲はもちろん、歴史に埋もれた秘曲の魅力をも発信し続けてほしいと願うのは私だけではないでしょう。(オタケンレコード 太田憲志)




BARYTON


BARYTON 2015/01
\2500
美の君臨するところ
 ミケーレ・マシッティ(1664-1760):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調 Op.3 No.3(*)
  2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 Op.4 No.9(+)
 ジュゼッペ・コルシ(1631/1632-1691):
  ミサ「満月」(8声)(#)/カンタータ「戦争、または戦いへの思い」(**)
ペスカーラ・ルイーザ・ダヌンツィオ音楽院声楽科生(合唱(#/**))
アンサンブル・ラビリント・アルモニコ
 ピエルルイージ・メンカッティーニ、
ジョヴァンニ・ロータ(ヴァイオリン)
 ガリレオ・ディ・イーリオ(チェロ)
 ジャンカルロ・デ・ファエンツァ(ヴィオローネ)
 ミケーレ・カレカ(テオルボ、バロックギター)
 ヴァルテル・ダルカンジェロ(オルガン)
 ステファニア・ディ・ジュゼッペ(チェンバロ、オルガン)
ステファニア・ディ・ジュゼッペ(指揮(#))

録音:2014年10月31日-11月1-2日、ミケッティ修道院付属サンタ・マリア・デル・ジェズ教会、
     フランカヴィッラ・アル・マーレ、キエーティ県、アブルッツォ州、イタリア
 ミケーレ・マシッティはイタリア、アブルッツォ地方のヴィッラ・サンタ・マリアに生まれ、1704年以降パリに定住してヨーロッパ各地で活躍したヴァイオリニスト・作曲家。ジュゼッペ・コルシはローマでジャコモ・カリッシミ(1605-1674)に師事した作曲家・司祭で、ペトローニオ・フランチェスキーニ(1651-1680)、ジャコモ・アントニオ・ペルティ(1661-1756)の師。
 ラビリント・アルモニコはピエルルイージ・メンカッティーニにより創設されたピリオド楽器アンサンブル。
 当録音における問題は合唱で、(#)は現在の一般的鑑賞に堪える演奏水準に達しているとは言えません。
 (**)はソプラノとアルトの合唱団員による二重唱ですが、これもアマチュアの水準と言わざるをえません。あくまで音資料としてご購入いただくことをお勧めいたします。





チェコ放送ラジオサービス


CR 0689-2
\2500
ドヴォルジャーク(1841-1904):
  スラヴ舞曲 第1集 Op.46(2台のピアノのための版)
  スラヴ舞曲 第2集 Op.72(2台のピアノのための版)

   録音:データ未詳
イヴァン・クランスキー、
ルカーシュ・クランスキー(ピアノ)
  

CR 0719-2
\2500
コープランド、バーンスタイン、ヤン・ノヴァーク:ヴァイオリンとピアノのための作品集
 コープランド(1900-1990):
  二重奏曲(1971/改訂:1977)(*)/ソナタ(1943)(*)
 バーンスタイン(1918-1990):ソナタ(1940)(*)
 ヤン・ノヴァーク(1921-1984):
  ポケット・ソナタ(1973-1974)(+)/「Hoson zes」によるソナタ(1981)(+)
フランチシェク・ノヴォトニー(ヴァイオリン)
イゴル・アンダシェフ(ピアノ(*))
ヴラディミール・ホリー(ピアノ(+))
録音:2014年8月、チェコ放送スタジオ1、プラハ、チェコ(*)
    2012年12月、スタジオ・マルチーネク、プラハ、チェコ(+)
  

CR 0743-2
\2500
バッハ、スカルラッティ、タレガ、リョベト、ボグダノヴィチ、ヘンツェ:ギター作品集
 J・S・バッハ(1685-1750):組曲ホ短調 BWV996
 ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):ソナタ イ長調 K.205
 フランシスコ・タレガ(1852-1909):アラブ奇想曲
 ミゲル・リョベト(1878-1938):聖母の御子/アメリアの遺言/盗賊の歌
 デュージャン・ボグダノヴィチ(1955-):6つのバルカンの小品
 ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012):3つのテント
オズレン・ムタク(ギター)

録音:2014年1月、スタジオ・プリンチピウム、プラハ、チェコ
 オズレン・ムタクはクロアチア生まれ。プラハ音楽アカデミーでミラン・ゼレンカに、ヴュルツブルク音楽大学でユルゲン・ルックに師事。チェコを本拠に活躍しています。2000年から2010年までテプリツェ音楽院で、2007年から2015年現在プルゼニュ音楽院で教えています。

  

CR 0744-2
(2CD)
\3400
イジー・マティス(1927-):弦楽四重奏曲全集
  弦楽四重奏曲
   第1番 Op.21(1957)/第2番 Op.31(1960-1961)
   第3番 Op.37(1962-1963)/第4番(1973)/第5番(1989-1990)
   第6番(2003-2004)/第7番(2007-2008)
  小弦楽四重奏曲 [String Quartettino] (1948)
  容易な形式による弦楽四重奏曲(1967)
  無伴奏ヴァイオリン組曲(2007)(*)
マティス弦楽四重奏団
 リハルト・クルジーク(第ヴァイオリン、独奏(*))
 ヤクプ・ラータル(第2ヴァイオリン)
 ダヴィト・シュレフタ(ヴィオラ)
 ロベルト・クルジーク(チェロ)

録音:2009-2014年、チェコ放送ブルノ支局スタジオ、ブルノ、チェコ

イジー・マティスはモラヴィア地方で活躍するチェコの作曲家。ブルノ音楽院やヤナーチェク・アカデミーで教えながら、数多くの室内楽作品を書いてきました。マティス弦楽四重奏団は1997年にブルノ音楽院の学生たちにより創設。2003年にマティスの名を冠することを許されました。





BERLIN CLASSICS


BC 0300648
\2300
J.S.バッハ:オーボエによるソナタ集
 オーボエとハープシコードのための組曲BWV.997
 オーボエとチェロとハープシコードのためのソナタBWV.1034
 オーボエとハープシコードのためのソナタBWV.1029
 2つのオーボエとチェロとハープシコードのためのソナタBWV.1039
ラモン・オルテガ・ケロ(Obe)
タマル・インバル(Obe)
ルイース・ビュッフベルガー(Vc)
ペーター・コフラー(Harpsichord)



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


AUDITE



AU 95720
(CD)
\2400→\2190
独アウディーテよりテレフンケンの誉れ高きアンダ名盤をリマスタリング!!
 (1)シューマン:謝肉祭 Op.9(27’22”)
 (2)シューマン:交響的練習曲 Op.13(23’09”)
 (3)J.S.バッハ:パルティータ第2番 ハ短調 BWV826(15’14”)
 (4)ハイドン:ピアノ・ソナタ ヘ長調 Hob.XVI:23(10’05”)
 (5)モーツァルト:ピアノ・ソナタ ニ長調 K.576
ゲザ・アンダ(ピアノ)
 セッション録音:(1)(2)1950 年11 月27 日、(3)1951 年9 月19 日、(4)(5)1951 年5 月23 日/グロリア- パラスト(ベルリン)/ADD、初CD 化!
 使用音源:(1)Telefunken LX 66029 (LP 25 cm, 1954) (2)Telefunken LX 66029 (LP 25 cm, 1954) (3)Telefunken VE 9023 (Shellac [Fullschriftverfahren], 1951/52) (4)Telefunken TM 68023 (LP 25cm, 1954) (5)Telefunken TM 68023 (LP 25cm, 1954)

 丁寧で確かな復刻技術で定評のあるドイツ、アウディーテ・レーベルよりのゲザ・アンダがテレフンケンに残した名録音をリマスタリング、初CD 化いたしました。
 ハンガリーのヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ゲザ・アンダはヨーロッパ、なかでもドイツでの人気は根強いものがあります。これまでにhanssler がSWR アーカイヴからCD7 枚分の音源を復刻する一方、audite からはWDR アーカイヴの音源に遺されていた、全部でCD8 枚分の音源が復刻され、いずれも注目を集めています。このたびaudite より復刻リリースされるのは、1950、51 年にアンダが独テレフンケンにおこなったセッション録音で、すべて初CD 化という価値ある内容です。
 「モーツァルト弾き」アンダが遺したおそらく唯一の録音とおもわれる「ソナタ ニ長調K.576」のほか、得意とするシューマンにJ.S. バッハ、さらにはハイドンと、キャリアが本格的に花開こうという時期、アンダ29 歳のテクニックの驚異的な冴えをたしかめることができます。
 本リリースは、2014 年5 月16 日に88 歳の誕生日を目前に亡くなった、アンダ未亡人でチューリッヒにあるゲザ・アンダ財団の総裁、故オルタンス・アンダ=ビュールレ女史のサポートで実現したそうです。CD 化にあたってはシェラック盤しか現存していないバッハの録音を除いて、1954 年に復刻されたLP を使用しているとのことですが、フルトヴェングラーのRIAS 録音ほか、すでに数々の実績あるaudite だけに、仕上がりにはかなりの期待をもって迎えられるところです。




BOMBA−PITER(未案内旧譜)


PRS 0061/62
(2CD)
\3200
〔未案内旧譜〕
タネーエフ、ショスタコーヴィチ、スヴィリードフ:合唱作品集
[CD 1]
 タネーエフ(1856-1915):ヤーコフ・ポロンスキーの詩による12の合唱曲 Op.27(*)
   墓で/廃墟の塔/雲の彼方に崖が見えた/星/山に二つの暗い雲がかかり
   穏やかな海上にあった頃/祈り/見よ、何と深い霧
   永遠より突如音楽が響いた/プロメテウス/夕べ/船の上で
[CD 2]
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):革命詩人の10の詩 Op.88(+)
   雄々しく進め、わが友よ/多くのうちの一人/街へ/護送中の出会い
   処刑された者/一月九日/最後の銃撃も静まり/彼らは勝った/五月の歌/歌
 スヴィリードフ(1915-1998):ロシアの詩人の詩による7つの合唱曲(#)
   青い夕べ/息子は父に会った/歌が生まれる時/失われた若者
   私にその歌を歌ってくれ/わが魂は天に願う/群れ

レニングラード放送合唱団
グリーゴリー・サンドレル(指揮)

録音:1986年10月25日、ライヴ、レニングラード国立アカデミー・カペラ・ホール(*),
    1973年(+)、1979年(#)、ペテルブルク・レコーディング・スタジオ(+/#),レニングラード、ロシア、ソヴィエト

グリーゴリー・サンドレル(1912-1994)はソヴィエトの合唱指揮者。1949年にレニングラード大学学生合唱団を創設し45年に渡り指揮、またレニングラード放送合唱団も30年間指揮しました。本体・外装にレーベル名表示がございません。ご了承ください。

 

PRS 0089/90
(2CD)
\3200
〔未案内旧譜〕
ロシア無伴奏合唱作品集
[CD 1]
 ダルゴムイシスキー(1813-1869):ペテルブルク・セレナード
   遠い国から/私たちのばらはどこに?/からすがからすのもとへ飛ぶ
   こちらにおいで/楽しい声はなぜ途絶えた?/メリーの健康に乾杯
   荒れた北の地で/静かな波の上で/真夜中にゴブリンが
   すばらしい日、幸せな日/吹雪が空を覆い/そこに国があると言う
   枯れる、枯れる、夏が赤く
 グリンカ(1804-1857):ヴェネツィア/モスクワ、愛国の歌
 チャイコフスキー(1840-1893):
  金色の雲は眠りにつき/朝(*)/夕べ/ナイチンゲール(*)
  松林で鳴いたのはかっこうではない/暇もなく時もなく(*)
 タネーエフ(1856-1915):
  星/アルプス/アデーリ/セレナード/松/夜のヴェネツィア/泉(*)
  専門家は虫歯に似ている(*)/ベットに横たわり(*)/波はしぶきを上げ(*)
  こだま(*)/日が昇る
[CD 2]
 イッポリトフ=イヴァーノフ(1859-1935):松
 アレンスキー(1861-1906):アンチャル/夜想曲
 グレチャニノフ(1864-1956):
  夜明けに/険しい勾配を超えて/ぼくらは小川に歓声を上げる(*)
 ユーリー・サホノフスキー(1867-1930):フェザーグラス
 カリンニコフ(1870-1927):
  優しい星がぼくらを照らす/おお、これは若者にとって名誉なことか
  星が消えてゆく/コンドル(*)/悲歌/冬(*)/秋/ひばり/日が、日が昇る(*)
 チェスノコフ(1877-1944):
  森/夜明けの温もり/アルプス/夜/八月(*)
  荒れ野には花もなく(ロシア民謡)/私は自分で庭に植えた(ロシア民謡)
  ドゥビヌシカ
レニングラード放送合唱団
グリーゴリー・サンドレル(指揮)
録音:1969-1983年、ペテルブルク・レコーディング・スタジオ、レニングラード、ロシア、ソヴィエト(*以外)   時期・場所不詳、グリーゴリー・サンドレル私蔵(*)

本体・外装にレーベル名表示がございません。ご了承ください。

 

PRS 0105/106
(2CD)
\3200
〔未案内旧譜〕
ソヴィエト作曲家の無伴奏合唱作品集
[CD 1]
 マリアン・コヴァリ(1906-1971):
  なぜ川を越えたのか/葉/人々の涙
  オラトリオ「エメリヤン・プガチョフ」から おお、国よ、愛する国よ
  こきじばと(小雉鳩)/イリメニ湖
 ユーリー・ファリク(1935-2009):
  「エストニアの水彩画」(女声合唱のための)
   ポプラと家禽/白鳥/水辺で/顔/雲は浮かぶ
  ソロウヒンの詩による三部作
   森の向こうから日が昇ってきた/市場で/太陽は去った
 ロディオン・シチェドリン(1932-):
  ヴォズネセンスキーの詩による4つの無伴奏合唱曲
   トビリシの市場/初氷/山の泉/夕べの歌
  トヴァルトフスキーの詩による4つの合唱曲
   友とは何と貴重なものか/戦争は終わった/私はルジェフの近くで殺された
   斃れた君へ
  プーシキンの「エフゲニー・オネーギン」のスタンザ
   その年、秋の気候は/ここでトヴェルスカヤ通りに/今ぼくらの道は
   私の女神たち/なぜ悪しざまに/若者の若さに祝福あれ
  プガチョフの処刑(プーシキンの散文による合唱詩)
[CD 2]
 ヴラディーミル・サポジニコフ(1945-):音楽の捧げ物(「栄光」)
 ニコライ・マルティノフ(1938-):プーシキンの詩による3つの合唱曲
   自由の炎のあるうちは/シベリアの鉱山の奥深く/隠遁神父
 ゲンナジー・ベロフ(1939-):無伴奏合唱組曲「労働者の世界」
   夜も昼も/干し草畑/この幸福/あなたはそれを見た
 ボリス・クラフチェンコ(1929-1978):
  レールモントフの詩による合唱曲
   モスクワ、モスクワ/鳩色の山頂が赤く染まり/二人の巨人
  ソヴィエトの詩人の詩による合唱曲
   青服の軽騎兵/母の出発/四十年代
 レオノード・バライ(1940-1990):
  ククリンの詩による連作合唱曲「星の島」
   都市の朝/街の人々/爽やかな風/星の島
 ヴァレーリー・ファデーエフ(1946-):
  ドゥーディンの詩による連作合唱曲「野の広がり」
   亜麻の花/野の広がり/穏やかな川/鶴の悲しみ/春が来る

レニングラード放送合唱団
グリーゴリー・サンドレル(指揮)

録音:1969-1981年、ペテルブルク・レコーディング・スタジオ、レニングラード、ロシア、ソヴィエト

本体・外装にレーベル名表示がございません。ご了承ください。

 

PRS 0113
\2200
〔未案内旧譜〕
フランク(1822-1890):ミサ イ長調 Op.12(*)
タネーエフ(1856-1915):
 カンタータ「ダマスコのイオアン(ダマスカスの聖ヨハネ)」(+)
サンクトペテルブルク大学学生合唱団
ナターリア・フルマンコヴァ(オルガン(*))
ラムーナ・サカラウスカイテ(ハープ(*))
アレクサンデル・オラトフスキー(チェロ(*))
ヴァレンチン・マリノフ(コントラバス(*))
グリーゴリー・サンドレル(指揮(*))
サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団(+)
ドミートリー・キタエンコ(指揮(+))
録音:1989年、ライヴ、レニングラード国立アカデミー・カペラ・ホール(*),
    1968年、ライヴ、レニングラード・フィルハーモニー大ホール、モノラル、
     グリーゴリー・サンドレル私蔵(+),レニングラード、ロシア、ソヴィエト
 

PRS 0151/152
(2CD)
\3200
〔未案内旧譜〕
無伴奏合唱による民謡集
 [CD 1]
  ロシア民謡:
   野の道は一つではない/オークの木の下から/果てもなき荒野原
   私は行く、私は行くよ/愛する乙女の指輪/聞きなさい/天井の低い小さな部屋で
   門のところで/村は収穫の秋たけなわ/私はどじょうを持って行く
   街には物音もなく/木立にはブヨがいる/鐘の音は単調に鳴る/母なるヴォルガ
   丘に、山に/川を下って/山々/街を吹雪が吹き抜ける
  ウクライナ民謡:
   紡ぎ娘/シチェドリク/おい!村が見える/ドゥダリク/はしばみの木が葉音を立てる
  ロシア民謡:暗い森で/夕べの鐘/箒(ほうき)
 [CD 2]
  ベラルーシ民謡:私は自分の部屋に行く/おいで、おいで、ヤス
  ラトヴィア民謡:風よ吹け/速いステップ/私は川の向こうで育った
  リトアニア民謡:りす/静かな夜/リトアニアのポルカ
  エストニア民謡:トゥリャク/ぶらんこに乗って/農場での婚礼
  モルダヴィア民謡:ヤク=アシャ/緑の葉
  チュヴァシ民謡:かっこう
  モルドヴァ民謡:春の歌
  タタール民謡:緋色のクローヴ
  カザフ民謡:歌手
  アルメニア民謡:抒情/霧雨
  グルジア民謡:ザンガラとゴゴナ/子守歌
  チェコ民謡:古い庭で
  ポーランド民謡:ヴィスワ川/ウォヴィチの女の子
  スペイン民謡:子守歌
  ペルー民謡:少女たちは歌う
  メキシコ民謡:ソンブレロのつばの踊り
レニングラード放送合唱団
グリーゴリー・サンドレル(指揮)
録音:1969-1986年、ペテルブルク・レコーディング・スタジオ、レニングラード、ロシア、ソヴィエト
 

PRS 0153
\2200
〔未案内旧譜〕
ヴァディム・サルマノフ(1912-1978):無伴奏合唱作品集
  合唱のためのコンチェルト「白鳥」
   高いならば、高いならば/吹きすさぶ風/私の霧
   彼らはぼくらの女友達を連れ去った/白鳥は湖で水を飲んだ
  3つのロシア民謡
   悲しみながら私は行く/シドル・ポリカルポヴィチ/白い紅
  ロシアの詩による抒情的合唱曲集「ロシア」
   ロシア/つばめの歌/夜/春/夜明け/秋/新築祝い
  チェコの詩による5つの合唱曲
   銃剣とヘルメットを溶鉱炉へ/秋/詩/彼女の涙のブルース/ギター
  ニコライ・ルプツォフの詩による3つの合唱曲
   古い道/初雪/魂はそのままに
  ラスル・ガムザトフの詩による合唱曲集「オクターヴ」
   人生の書/あなたは知りたい/わが旧友/元気かい/どこへ/山頂
レニングラード放送合唱団
グリーゴリー・サンドレル(指揮)
録音:1969-1986年、ペテルブルク・レコーディング・スタジオ、レニングラード、ロシア、ソヴィエト




チェコ放送ラジオサービス



CR 0715-2
(2CD)
\3400→\3090
フランチシェク・シュクロウプ(1801-1862)/
 ヨセフ・カイェターン・ティル(1808-1856)台本:オペラ「フィドロヴァチカ」(1834)

  録音:1951年、チェコスロヴァキア放送、プラハ、チェコスロヴァキア
  音源:チェコスロヴァキア放送、プラハ
オット・モティチカ(クロウチル)
ヤロスラフ・ヴァーグネル(イェニーク)
メダ・ヴァレントヴァー(マスチールコヴァー)
ヤルミラ・クルリショヴァー(リドゥンカ)
フランチシェク・コヴァージーク(ジヴェレス)
フランチシェク・スモリーク(マレシュ)
ルドルフ・フルシーンスキー(フヴィエスドレスキー)
フランチシェク・フィリポフスキー(ヤンメルヴェイル)
ヤルミラ・シュヴァビーコヴァー(マルキタ)
フランチシェク・クレウズマン(コゼルカ) 他
プラハ・チェコスロヴァキア放送劇団
プラハ・チェコスロヴァキア放送合唱団
イジー・ピンカス(合唱指揮)
プラハ放送交響楽団
ヨセフ・ベズディーチェク(演出)
フランチシェク・ディク(指揮)
[ボーナス・トラック]
 作曲家フランチシェク・シュクロウプの孫ベルタ・シュクロウポヴァーへの
  70歳誕生日時のインタビュー
  録音:1944年、チェコスロヴァキア放送
 フランチシェク・シュクロウプ:わが故郷はいずこ(チェコスロヴァキア国歌)
  ボレク・ルヤン(バリトン) プラハ交響楽団 ヴァーツラフ・スメターチェク(指揮)
  録音:1948年 原盤:Supraphon
 フランチシェク・シュクロウプ:フルディムの劇場のこけら落としのための祝典序曲(*)
  プラハ・チェコスロヴァキア放送交響楽団 ヨセフ・フルンチーシュ(指揮)
  録音:1968年 音源:チェコスロヴァキア放送、プラハ
 フランチシェク・オンドジーチェク(1857-1922):
  ボヘミア狂詩曲(ヴァイオリンと管弦楽のための)Op.21
  ヴォイチェフ・フライト(ヴァイオリン)
  プラハ放送管弦楽団 ヨセフ・フルンチーシュ(指揮)
  録音:1962年、ライヴ、ドヴォルジャーク・ホール、ルドルフィヌム、プラハ
  音源:チェコスロヴァキア放送、プラハ
 ドヴォルジャーク(1841-1904):序曲「わが家」Op.62(*)
  プラハ・チェコスロヴァキア放送交響楽団 カレル・シェイナ(指揮)
  録音:1973年 音源:チェコスロヴァキア放送、プラハ
 チェコ・ロマン派の作曲家フランチシェク・シュクロウプのオペラ「フィドロヴァチカ」の歴史的録音。
 かつてのチェコスロヴァキア国歌・現在のチェコ国歌「わが故郷はいずこ(我が家何処や)」はこのオペラの旋律を基にしています。
 (*)のみステレオ録音。すべてADD。
   

CR 0745-2
\2500
レネー・ナハチガロヴァー ソプラノ・リサイタル
 プッチーニ(1858-1924):
  オペラ「マノン・レスコー」から 一人寂しく捨てられて(第1幕、マノンのアリア)(*)
  オペラ「ラ・ボエーム」から
   私の名はミミ(第1幕、ミミのアリア)(+)
   あなたの愛の呼ぶ声に(第3幕、ロドルフォとミミのデュエット)(T/S/B/+)
  オペラ「トスカ」から 歌に生き、愛に生き(第2幕、トスカのアリア)(+)
 ヴェルディ(1813-1901):
  オペラ「アイーダ」から 運命の石
   (第4幕、ラダメスとアイーダのデュエット)(T/M/**/+)
  オペラ「ドン・カルロ」から 世の虚しさを知る神よ(第4幕、エリザベッタのアリア)(*)
 ポンキエッリ(1834-1886):
  オペラ「ジョコンダ」から 自殺!(第4幕、ジョコンダのアリア)(*)
 ブリテン(1913-1976):イルミナシオン(#)
 [ボーナス・トラック]
 チャイコフスキー(1840-1893):
  オペラ「エフネギー・オネーギン」から タチアナとオネーギンの最終の場(b/*)
レネー・ナハチガロヴァー(ソプラノ)
ガエターノ・バルディーニ(テノール(T))
イトカ・ソビェハルトヴァー(ソプラノ(S))
レネー・トゥチェク(バリトン(B))
エヴァ・ペハーンコヴァー(メゾソプラノ(M))
イヴァン・クスニエル(バリトン(b))
プラハ・チェコスロヴァキア放送合唱団(**)
プラハ・チェコスロヴァキア放送交響楽団(*/+)
ヴラディミール・ヴァーレク(指揮(*))
ヤン・シュティフ(指揮(+))
プラハ室内ソロイスツ(#)
リボル・ペシェク(指揮(#))
録音:1986年(*/+)、1984年(#)、チェコスロヴァキア放送スタジオ、プラハ、ADD



<メジャー・レーベル>

L'Oiseau-Lyre



4821736
(20CD)
\8000→\7190
《ホグウッド/ザ・バッハ・レコーディングズ》
J.S.バッハ:
【CD1〜2】
 ブランデンブルク協奏曲第1〜6番(第1と5番は第1稿版による)/
【CD3〜4】
 チェンバロ協奏曲第1〜5, 7番/
【CD5】
 3台のチェンバロのための協奏曲第1&2番,
 4台のチェンバロのための協奏曲,
 3台のヴァイオリンのための協奏曲ハ長調(BWV1064のホグウッドによる復元版)/
【CD6】
 ヴァイオリン協奏曲第1&2番,
 チェンバロ協奏曲第6番, 三重協奏曲イ短調/
【CD7】
 ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調,
 2台のチェンバロのための協奏曲第1&3番,
 2つのヴァイオリンのための協奏曲/
【CD8〜9】
 フランス組曲第1〜6番, 組曲変ホ長調BWV819,
 組曲イ短調BWV818a, アルマンドBWV819a/
【CD10〜11】
 管弦楽組曲第1〜4番/
【CD12】
 トリオ・ソナタ ト長調BWV1039, 音楽の捧げもの〜3声のリチェルカーレ,
 無限カノン, トリオ・ソナタ,
 クリスマス・オラトリオ BWV248〜シンフォニア,
 コレッリのソナタ(Op.3-4)第2楽章の主題によるフーガ ロ短調 BWV579(ホグウッド編)/
【CD13】
 コーヒー・カンタータ BWV211, 農民カンタータ BWV212/
【CD14】
 結婚カンタータBWV202,
 アリア「あなたが私のそばにおられるなら」BWV508,
 アリア「わが魂よ、思い起こしなさい」BWV509,
 カンタータ「われは満ち足れり」BWV82
C.P.E.バッハ:
【CD15】
 シンフォニアWq.182-1〜6/
【CD16】
 シンフォニアWq174&176, 幻想曲ハ長調Wq.61-6,
 フルート四重奏曲Wq.93〜96/
【CD17】
 6つのソナタ〜
  正しいクラヴィーア奏法の試みと新たに加えたソナチネ Wq.63/
【CD18】
 プロイセン・ソナタ第5番ハ長調 Wq.48-5,
 2台のフルートと通奏低音によるトリオWq.162,
J.C.バッハ:フルート・ソナタOp.18/
【CD19】
 J.C.バッハ:序曲第1〜6番,
 W.F.バッハ:二重奏曲 ヘ長調, トリオ イ短調/
【CD20】
 J.S.バッハ:
  2台のチェンバロのための協奏曲第2番,
  フーガの技法 BWV1080〜コントラプンクトゥス13,
 W.F.バッハ:2台のチェンバロのための協奏曲ヘ長調 F10,
 C.P.E.バッハ:4つの小二重奏曲 Wq.115,
 J.C.バッハ:デュエット ト長調Op.15
クリストファー・ホグウッド
(指揮、チェンバロ、フォルテピアノ、クラヴィコード)、
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
(エンシェント室内管弦楽団)
 ホグウッドによるJ.S.バッハと息子たちの作品集がインターナショナル・リリースで登場!
 古楽復興に尽力し,2014年に世を去ったイギリスを代表する指揮者、鍵盤楽器奏者、音楽学者、クリストファー・ホグウッド。モーツァルト、ベートーヴェン、ハイドン、ヘンデルのみならず、バッハでも質の高い録音を残しました。
 「ブランデンブルク協奏曲」は第1稿版を使用したというだけでなく、ヴィオローネの使用方法などにも十分な検証がされた上で録音が行われました。
 また「3台のチェンバロのための協奏曲BWV1064」では、ホグウッド自身によるヴァイオリン協奏曲への復元版も収録されています。J.S.バッハの主要管弦楽と協奏曲作品がほとんど収録され、また鍵盤楽器奏者としての拘りをうかがわせる充実の内容でお届けする20枚組です。
 J.Sバッハだけでなく、息子たちの作品も収録されており、ホグウッドの深い見識によって生き生きとしたバッハ像が浮かび上がる名演の数々をお楽しみいただけます。【録音】1975〜1996年
 


4808019
(20CD)
\8000→\7190
《ホグウッド/ザ・ヴィヴァルディ・レコーディングズ》
ヴィヴァルディ:
【CD1〜2】
 協奏曲集Op.3「調和の霊感」/
【CD3〜4】
 協奏曲集Op.4「ラ・ストラヴァガンツァ」/
【CD5】
 協奏曲集Op.6, ヴァイオリン協奏曲RV.335「カッコウ」/
【CD6〜7】
 協奏曲集 Op.8「和声と創意への試み」/
【CD8〜9】
 協奏曲集Op.9「ラ・チェトラ」/
【CD10】
 フルート協奏曲集Op.10/
【CD11】
 協奏曲集Op.11/
【CD12】
 協奏曲集Op.12/
【CD13】
 2つのトランペットのための協奏曲ハ長調RV.537,
 弦楽のための協奏曲ニ短調RV.129,
 2つのチェロのための協奏曲ト短調 RV.531,
 2つのフルートのための協奏曲ハ長調RV.533,
 弦楽のための協奏曲ト長調RV.151,
 2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲ニ長調RV.564,
J.Sバッハ:4台のチェンバロのための協奏曲イ短調BWV1065
 (原曲:ヴィヴァルディ)/
【CD14】
 オーボエ協奏曲RV.457, 461, 535, 463, 447,
 2つのオーボエと2つのクラリネットのための協奏曲ハ長調RV.559/
【CD15】
 ファゴット協奏曲RV.576, 474, 498, 489, 577,
 ヴァイオリン、2つのオーボエ、
  2つのホルン、チェロ、ファゴットのための協奏曲ヘ長調 RV.571/
【CD16】
 チェロ協奏曲RV.424, 416, 418, 412, 401, 413/
【CD17】
 チェロ協奏曲RV.406, 402, 414,
 チェロ・ソナタRV.44, 39, 42/
【CD18】
 チェロ・ソナタRV.47, 41, 43, 45, 40, 46/
【CD19】
 トリオ・ソナタOp.1-12 RV.63「ラ・フォリア」,
 ソプラニーノ・リコーダー協奏曲ハ長調RV.443,
 カンタータ「愛よ,お前は勝った」RV.651,
 モテット「この世の真の平和無く」RV.630/
【CD20】
 スターバト・マーテルRV621, 弦楽のための協奏曲RV153,
 主が建てたもうのでなければRV608
クリストファー・ホグウッド
(指揮、チェンバロ、オルガン)、
アカデミー・オブ・エンシェント・ミュージック
(エンシェント室内管弦楽団)
ホグウッドによって再構築されたヴィヴァルディ演奏
 古楽復興に努め、2014年9月に亡くなったイギリスを代表する指揮者、鍵盤楽器奏者、音楽学者のクリストファー・ホグウッド。モーツァルト、ベートーヴェン、ハイドン、ヘンデルだけでなく、ヴィヴァルディでも深い検証に基づく演奏を聴かせてくれました。
 ロマン派以降の美麗なフレージングを見直したうえで、通奏低音としてチェンバロまたはオルガン以外にも、リュートやバロック・ギターなども加えて当時の演奏を再構築しています。
  【録音】1976〜1996年




<国内盤>


ARCANA



Mer-A384
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
ガッティ躍進期の名盤復活!
J.S.バッハ:音楽の捧げ物(全)・二つのソナタ BWV1021・1038

 1. 音楽の捧げ物 BWV1079(全)
 2. ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1021
 3. フルート、変則調弦のヴァイオリンと
    通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV1038
エンリーコ・ガッティ(バロック・ヴァイオリン)
アンサンブル・アウローラ
 (古楽器使用)
マルチェッロ・ガッティ(フラウト・トラヴェルソ)
ガエータノ・ナジッロ(バロック・チェロ)
グイード・モリーニ(チェンバロ)
 Arcanaでのエンリーコ・ガッティ躍進期の名盤復活!
 静かな興奮をたたえたトラックの連続、充実解説付。
 上のギエルミにしてもそうですが、イタリア古楽界は派手なパフォーマー系の演奏家たちが世界的活況を呼び込むかたわら、1980年代頃にオランダやスイスの古楽先進都市で着実な研鑽を積んだ実績をもち、その後も地に足の着いた古楽演奏を続けてきた真の実力派ともいうべき大物たちも数多く、彼らは概して1990年代に少しずつ世界中で見いだされ、21世紀の今や押しも押されぬ大御所になっている人も多々。
 日本でとりわけ人気が高いのは、そうした内実豊かな古楽知と音楽家としての実力を兼ね備えた面々の方のようです。名教師キアラ・バンキーニの門下で育った理知あふれるバロック・ヴァイオリンの名匠E.ガッティと、ミラノ市立音楽院周辺の猛者たちも、まさにそう!
 彼らがArcanaレーベルに刻んだ「音楽の捧げ物」は、ラテン的興奮を明敏な知性がみごと統制した、確かな深みと言い知れぬ高揚感を兼ね備えた傑作的名盤にもかかわらず、かつての同レーベルの不安な供給体制のあおりで長らく入手不可になっていましたが、このたびついに再登場が決定!2つのソナタも息をのむ名演...じっくり聴き深めたい逸品、お見逃しなく!




CALLIOPE



CAL1521
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4300+税
ジャック・ルヴィエのラヴェル、復活
 ラヴェル:ピアノのための主要作品集

 1. マ・メール・ロワ(4手連弾版)
 2. ハバネラ
 3. 夜のガスパール 〔オンディーヌ/絞首台/スカルボ〕
 4, 逝ける女王のためのパヴァーヌ
 5. 噴水(水の戯れ)
 6. HAYDNの名にもとづくメヌエット
 7. 高雅にして感傷的なワルツ
 8. 鏡 〔夜とぶ蛾/悲しき鳥たち/海原の小舟/
 9. ソナチネ 道化師の朝の歌/鐘の谷〕
 10. クープランの墓
 11. ボロディン風に
 12. シャブリエ風に
 13. グロテスクなメヌエット
ジャック・ルヴィエ(ピアノ)
テオドール・パラスキヴェスコ
    (ピアノ/マ・メール・ロワ連弾共演)
 CALLIOPE屈指の名盤、またしても復活!フランス随一の繊細かつ明晰なラヴェル解釈、充実2枚組でお届け。
 フランス近代最高のピアノ芸術家のひとりラヴェル。そのピアノ曲は傑作・有名作ぞろいでありながら、CDにして2枚で充分収まる曲集でもあり、選曲の細かな異同はあるとはいえ競合盤もあまた。しかし、作曲者自身から直接のアドヴァイスを受けてきたジャック・フェヴリエ(Accord)とペルルミュテール(Nimbus)の名録音が入手困難のところ、このどちらかに師事してきたフランスの名手の決定的名盤がいくつか入手可能な状態にあるのはありがたいことです。
 前者の門弟だったプルーデルマッハーは比較的最近になってラヴェルほぼ全集をTransartで制作していますが、後者ペルルミュテールの薫陶を受け、今やパリ音楽院の最も重要な教諭でもあるジャック・ルヴィエがCalliopeに刻んだ録音は、LP初出時に仏グラン・プリ・デュ・ディスクを受賞した近代屈指の名盤!
 再発も相次ぎながらレーベル休眠により長らく入手困難だったこの繊細・玄妙・明晰な名盤が、このたびついにカタログ復活とあいなります!
 解説全訳付、しかも初出時にはなかった当時のレーベルオーナーによる貴重な証言の日本語訳も収録。「マ・メール・ロワ」でのパラスキヴェスコとの細やかな音作りも実に優雅!聴き逃せない傑作盤。
 
CAL1315
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
ジャコブ:ピアノのための作品集
 〜20世紀フランス、アルクイユ楽派の天才〜
 1. ピアノ・ソナタ第5番(1941)
 2. 夜想曲(1950〜1960)
 3. 子守唄(1963)
 4. ピアノ・ソナタ第14番(1950)
ベルナール・アルビュ(P)
 サティに連なるアンチ理知難解系、グノーを愛した20世紀の修道士作曲家。耳なじみとピアニズムの妙!
 そもそも20世紀に入って新作音楽が難解になっていったのは、そう昔からのことではなく。とくにフランスは世紀半ばくらいまで、フランス六人組に代表されるような、耳になじみやすい、メロディアスかつ不協和音を多用したりしない音楽が広く現代楽壇の主流を占めていたのです。
 そうした時代にあって、第2次大戦前後にまたがり活躍を続けたクレマン・ジャコブ神父(本名マクシム・ジャコブ)の書く音楽もまた、「六人組」の大家たちと同じく、ドビュッシー流儀や旋法技法などフランス近代の美しい作法をあざやかに使いこなした作風に貫かれていて、私たちの耳を魅了してやみません。本名で活躍していた若い頃には、サティの衣鉢を継ぐアルクイユ楽派の一員として彼なりに前衛的な手法も試みたようですが、本盤に収録されているのは1934年に修道士になってからの作品——生涯グノーを尊敬しつづけた、メロディアスで和声感の美しい音作りのなか、よく聴いているとテクニカルなフレーズも多々あって聴きごたえも抜群!
 ソナタ2曲、小品4編、南仏ボルドーを拠点に活躍するアルビュスのピアニズムが冴えわたる、発見の歓びに満ちた1枚です。もちろん解説日本語訳付、じっくり聴き深めたい逸品!



 

GRAMOLA



GRML99026
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
ヴィオラと、オーストリア近代の作曲家たち
 1. ハンス・ガール:ヴィオラとピアノのためのソナタ イ長調 op.101(1941)
 2. エリック・ツァイスル:ヴィオラとピアノのためのソナタ イ短調(1950)
 3. カール・ヴァイグル:ヴィオラとピアノのためのソナタ(1940)
 4. クライスラー:美しきロスマリン(1905)
   〜ユリア・レベッカ・アドラーによるヴィオラ版〜
ユリア・レベッカ・アドラー(ヴィオラ)
アクセル・グレンメルシュパッヒャー(ピアノ)
 ヴィオラの魅力を最もよく知るのは、やはり「ユダヤ系」!静かに話題を呼ぶガール他、近代名匠たちの傑作群ユダヤの音楽家たちにとって、ヴァイオリンは心の友とも言うべき楽器。アメリカのユダヤ系作家アレイヘムの小説にもとづくミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」、画家シャガールの描いた音楽家たち、メニューインやハイフェッツらユダヤ系の名手たちの存在…しかしそのかたわら、ほんのり憂いを帯びた中音域で美音を奏でるヴィオラについても、独奏楽器としての魅力にいちはやく開眼した作曲家たちのなかには、ユダヤ系の作曲家たちが数多くいたものでした。
 その最も有名な例は、おそらくスイスの巨匠エルネスト・ブロッホによる一連のヴィオラ作品群でしょうが、ここに集められているのは、ブロッホの例から少し時間が過ぎた頃、ナチス・ドイツの影に悩まされていたオーストリアで活躍していた作曲家たちによる充実のソナタ3編。
 第二次大戦前後はモダニズムの時代といいつつも、本盤に登場する3人はみな(プロコフィエフやシマノフスキら同世代の作曲家たちと同じく)晩期ロマン派に連なる美しい、耳に快い響きを決して忘れなかった名匠。オーストリアの俊才ふたり(アドラーの冴えわたる運弓と音色に陶酔!)中音の魅力で迫ります。ガールやツァイスルら注目作曲家の真相に迫る解説訳付。




PASSACAILLE



PSC967
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
J.S.バッハ:オルガン独奏のためのトリオ・ソナタ(全)
 1. ソナタ第1番 変ホ長調 BWV525
 2. ソナタ第2番 ハ短調 BWV526
 3. ソナタ第3番 ニ短調 BWV527
 4, ソナタ第4番 ホ短調 BWV528
 5. ソナタ第5番 ハ長調 BWV529
 6. ソナタ第6番 ト長調 BWV530
ロレンツォ・ギエルミ(オルガン)
使用楽器:
ユルゲン・アーレント建造、
ミラノ聖シンプリチアーノ大聖堂
 最も聴きやすく、最も難しいバッハのオルガン曲集!
 もはや巨匠・ギエルミの安定感から漂う、この風格!
 ロレンツォ・ギエルミという現代屈指の古楽鍵盤奏者を紹介するにあたって、もはや「イル・ジャルディーノ・アルモニコ初期の鍵盤奏者」というのはアナクロな言い回しなのかもしれません。
 古楽教育の牙城バーゼル・スコラ・カントルムでオルガン科を任され、イタリア屈指の擬古オルガンの銘器であるミラノ聖シンプリチアーノ教会のアーレント・オルガンの正規奏者をつとめるこの名匠、主兵ラ・ディヴィナ・アルモニアとの筋の通った録音プロジェクトも軒並み成功続きではありつつ、その確かな音楽知の中心にあるのが、あくまで鍵盤奏者としての、とくにオルガン奏者としてのそれであることを、この名盤は強く印象づけてくれます。
 「音楽の父」にして18世紀ドイツ最大級のオルガン音楽の権威だったバッハが、両手で二人分、足鍵盤で低音伴奏をつとめる「ひとり3役」の独奏トリオ・ソナタ6曲をまとめたのは、最愛の長男ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの研鑽の仕上げとするため。この難曲を弾きこなせれば一流、という試金石的存在感は今も変わりませんが、ギエルミのような名匠の手にかかると、その作品美が自然と幾倍にも感じられることでしょう!
 演奏者自身の解説日本語訳付、この曲集の新定盤のひとつと位置づけられる逸品。どうぞお見逃しなく!




PROMETHEUS



PMCC1961
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000+税
アルベニス:組曲『イベリア』(全曲)
  1. 第1組曲(エボカシオン/港/セビーリャの聖体祭)
  2. 第2組曲(ロンデーニャ/アルメリア/トリアーナ)
  3. 第3組曲(アルバイシン/ポロ/ラバピエス)
  4. 第4組曲(マラガ/へレス/エリターニャ)
西澤安澄(ピアノ)
 音の「間」を抜ける、スペインの風。ファリャの楽譜の書き込み、伝統の地の息吹。瞠目の新全曲録音!!
 アルベニスの『イベリア』といえば、超絶技巧と民俗情緒があざやかに交錯する、スペインという枠にとどまらない稀代のヴィルトゥオーゾ・ピアノ作品...しかし、それを世界のピアニストたちはどう伝えてきたでしょう?ラローチャやオロスコら巨匠たちの傑作録音を前に、作品そのものを見失ってはいなかったでしょうか?
 フランスでドミニク・メルレに師事、その後スペインで活躍を続け、アンダルシアに本拠を置きながら、地元批評界でも着実に注目を集めるようになってきた西澤安澄が満を持して向き合った『イベリア』全曲録音は、かねてから彼女に深い信頼を寄せるファリャの遺族の全面バックアップのもと、自らピアニストでもあったファリャがあれこれ書き込みながら使っていた楽譜も参照。
 かねてからスペインの地に伝わる独特のピアニズムを驚くべき直感と技量で吸収・自家薬籠中のものにしてきた彼女が、地元目線でありのまま見すえ、ファリャゆかりのグラナダ音楽堂で録音した『イベリア』の名演の格と味わいには、圧倒的テクニックはもう当然、そのうえで明らかに一つ頭ぬきんでた存在感が...新世代ピアニスト、世界が違います。ご注目を!




Studio N.A.T


NAT14491
\2700+税
BRAHMS IN F(ブラームス・イン・エフ)
 ブラームス:
  2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op.34bis
   Ⅰ 藤井隆史 Ⅱ 白水芳枝
  交響曲第3番 ヘ長調 Op.90(作曲者自身による1台4手連弾版)
   Primo 白水芳枝 Secondo 藤井隆史
ピアノデュオ ドゥオール
 (藤井隆史&白水芳枝)
 新たな10年への幕開け− ブラームスとともに

 このしなやかな錬磨と緻密な呼吸!
 ・・・・ブラームスの濃密がなんと広々と明晰に響くことか!
 この充実を、待っていたのだ。(山野雄大)

■ プロフィール
 ピアノデュオ ドゥオール(藤井隆史&白水芳枝)
 2004年にドイツにて結成後、国内外にて450近いステージを踏み、ピアノデュオを中心とした活動で高い評価を受けるピアノデュオ ドゥオール。
 藤井隆史:東京藝術大学付属音楽高校、同大学、同大学院(修了時ベーゼンドルファーリサイタル出演)にて植田克己、K・シルデ両氏に師事。現在、武蔵野音楽大学講師。
 白水芳枝:兵庫県立西宮高校音楽科、東京藝術大学卒業。笠間春子、井内澄子両氏に師事。現在、国立音楽大学非常勤講師。
 文化庁、DAAD、野村国際財団の奨学生としてドイツ・マンハイム音楽大学大学院にてR・ベンツ、P・ダン両氏に学び、ソロ科、ピアノデュオ科を最優秀修了。
 各々ソリストとして国際コンクール入賞、東京文化会館(演連コンサート)などでのソロリサイタル、コンチェルト、放送出演など欧日にて活動。
 ピアノデュオではロンドン、青山財団バロックザール賞、シューベルト、ドラノフなど国際的賞を受賞。日本、欧米各地にてデュオリサイタルを開催し、国内では、文化庁芸術祭参加公演、NECガラコンサート、日本演奏連盟クラシックフェスティバル、トッパンホール シリーズ"Pianists"などに出演し、喝采を浴びた。
 NHK(BS、FM、ラジオ)出演、日本各地での講座の他、CDがレコード芸術誌にて特選盤に選出、東京でのリサイタルが音楽の友誌「コンサート・ベストテン」に取り上げられ、同誌の「本誌執筆者が選ぶ 今最も旬な日本人演奏家」、また週刊オン★ステージ新聞「音楽ベスト5 」に選ばれるなど、今後が益々期待されるピアノデュオである。
 2014年には各地でのドゥオール結成10周年を記念したリサイタルが好評を博し、また4枚目CD "カルナヴァル!" がレコード芸術誌特選盤に選出。結成11年目となる’15年は、東京文化会館、兵庫県立芸術文化センター、ヤマハ銀座他でのリサイタル、東京でのコンチェルト、5枚目CDリリースなどが予定されている。
 公式サイト:www.yoshie-takashi.com 公式ブログ: http://ameblo.jp/yoshie-takashi/




オクタヴィア・レコード

OVCL-00567
(2SACD Hybrid)
\4200+税
J.S.バッハ:クラヴィーア練習曲集第3巻(全曲) 《2枚組》
 J.S.バッハ:クラヴィーア練習曲集第3巻
  前奏曲とフーガBWV552,21のコラール前奏曲BWV669-689
  4つのデュエットBWV802-805
吉田恵(オルガン)
 ヨーロッパ屈指の歴史的オルガンで聴く、バッハ至高の名品。
 「オルガン作品集」「6つのシューブラー・コラール」の2枚のアルバムで音楽各紙誌で絶賛を浴びている吉田恵によるバッハ・シリーズ第3弾。今回はバッハが出版した作品中、最大の規模を誇り「ドイツ・オルガン・ミサ」としても知られる「クラヴィーア練習曲集第3巻」です。
 すでに新バッハ全集による全曲演奏を成し遂げている(2004年-2010年 カザルス・ホール)吉田は、ここで「愛好家、およびこれらの作品に通じている方々への心の憩いのために」(出版譜の表題)の世界を、深遠かつ壮大な響きで再現しています。
 使用オルガンは、名工アルプ・シュ二ットガーの遺作で(途中で死去のため、息子のフランツとヨハンによって完成)、ヨーロッパでも有数の名器として知られているものです。
  2014年8月4日ー6日 オランダ・ズヴォレ、聖ミヒャエル教会 にて収録

<映像>


ACCENTUS MUSIC(映像)


ACC 20240DVD
(DVD)
\3000
Tango/Cafe de Los Maestros & friends〜マエストロたちのカフェ
 ピアソラ:リベルタンゴ、ブエノスアイレスの夏、ハシント・チクラーナ
 カルロス・ガルデル:ポル・ウナ・カベサ(首一つの差で)
 ペドロ・マフィア:タコネアンド(靴音高く)
 ペドロ・ラウレンス:天使のミロンガ
 ミゲル・デ・ジェノヴァ:悲しみの場末 、他
フアン・カルロス・ゴドイ(歌手)
ロドルフォ・メデーロス(バンドネオン)
テレサ・パロディ(歌手)
フェルナンド・スアレス・パス(ヴァイオリン)
オトロ・アイレス、グスタボ・モッシ
 アルゼンチンタンゴ伝説のマエストロたち、エル・パラシオで行われたライヴ映像

 画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、字幕:西英独仏韓、リージョン:All、80 ‘23
 収録:エル・パラシオ、ブエノスアイレス/制作:2011 年/監督:マリア・スタッドマウアー
 ディレクター:アクセル・ルーデヴィヒ/プロデューサー:ポール・スマチュニュイ

 1940 年代から50 年代のアルゼンチンタンゴ黄金時代を築き上げたスターたちが集まって録音したアルバム「CAFE DE LOS MAESTROS」はタンゴ版「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」として世界中で注目されました。
 さらにその後、ブエノスアイレスのテアトロ・コロンで行われた一夜限りのライヴとドキュメンタリー映像を収録した映画「アルゼンチンタンゴ伝説のマエストロたち」も公開され、国宝級のアルゼンチンタンゴのマエストロが生み出す音楽に人々が心を奪われました。
 この映像は、ブエノスアイレスの伝説のボールルーム” エル・パラシオ” に、フアン・カルロス・ゴドイ、ロドルフォ・メデーロス、テレサ・パロディ、フェルナンド・スアレス・パス、オトロ・アイレス、グスタボ・モッシらが映画同様に一同に会したライヴ映像です。
 コンサート自体は、オーケストラ、バンドネオン、ギター、ヴァイオリンなどの色々な楽器、歌と踊りとバラエティに富んでおり、映像としても音楽としても非常に楽しめます。巨匠たちの音楽を生々しく感じ取ることのできる映像です。







EURO ARTS(映像)


30 74974
(Blu-ray)
\5000
グルック生誕300年記念ワリコフスキ演出の「アルチェステ」
 グルック:オペラ「アルチェステ」(パリ版)
アイヴァー・ボルトン(指揮)
レアル劇場管弦楽団
レアル劇場合唱団(合唱指導:アンドレ・マスペロ)
アンゲラ・デノケ(アルチェステ)
ポール・グローヴズ(アドメート)
ウィラード・ホワイト(大司祭/地獄の神)
マグヌス・スターヴラント(エヴァンドロ)
トーマス・オリーマンス(ヘラクレス)
イサーク・ガラーン(アポロン)
30 74978
(DVD)
\4400
 演出:クシシュトフ・ワリコフスキ/舞台&衣装:マウゴジャータ・シチェンシニャク
 振付:クロード・バルドゥイユ/照明:フェリス・ロス/映像監督:デニス・ゴーギャン
 収録:2014 年3 月 マドリード・レアル劇場(スペイン)
 (Blu-ray)画面:1080/60i 16:9、Full HD、音声:PCM ステレオ、字幕:英独仏、150分
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、字幕:英独仏、150分

 グルックの生誕300 年を記念してマドリード・レアル劇場で行われたオペラ「アルチェステ」の映像。演出は現在高く評価されているクシシュトフ・ワリコフスキ。2014 年2 月7 日に初演された現代的な新演出です。
 「アルチェステ」は、グルックの代表作「オルフェオとエウリディーチェ」に続くカルツァビージの台本による作品です。
 瀕死の王の命を救うためには誰かが命を差し出さなければならないとの神託が下り、王妃が自らを犠牲にして王を救おうとするストーリー。
 映像は序曲の演奏の前にアルチェステ(アンゲラ・デノケ)のインタビューが前フリとして収録されています。これも演出の一つで、このインタビューを受けてオペラが開始されます。
 通常は夫アドメート王への愛から、自らの命を投げ出す王妃の愛のストーリーですが、ワリコフスキの演出では、王宮内のいざこざが背景にあることが、このインタビュー映像で明らかになります。
 ワリコフスキのシリアスな演出も見所ですが、アルチェステを演じるアンゲラ・デノケの歌唱力と存在感にも圧倒されます。

















3/26(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

B-sharp BERLIN

BS 0004
\2700→\2490
日下紗矢子がコンサートマスターを務める
 ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラの新録音!

  ピアソラ:ブエノスアイレスの四季
  バルトーク:弦楽のためのディヴェルティメント、ルーマニア民族舞曲
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ
日下紗矢子(コンサートマスター)
 録音:2013 年9 月19 日(バルトーク)、2014 年2 月20 日(ピアソラ)ベルリン・コンツェルトハウス/日本語帯・解説付

 2013 年に設立された、ベルリン発信の新しいレーベル、b-sharp。レーベル代表は、トーンマイスターのフィリップ・ネーデル。これまでに、ソニー・クラシカル、ドイツ・グラモフォン等の有名レーベルで録音を行い、アーノンクール、バレンボイム、バシュメット、マイスキー、アルゲリッチ等のCD を収録した名サウンド・エンジニアです。
 現在b-sharp は、伝統あるコンツェルトハウス管弦楽団を母体とする、2009 年に設立されたこの若いアンサンブルを軸にアルバム制作を行っており、今回のピアソラ&バルトークが3 作目となります。ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラの芸術監督は、日下紗矢子( ベルリン・コンツェルトハウス管第1 コンサートマスター&読響兼任)。彼女のもと伝統を踏まえつつもフレッシュな新時代のアンサンブルとしてメキメキと成長を遂げています。
 バルトークの「弦楽のためのディヴェルティメント」は1939 年の夏にわずか2 週間で書き上げられた作品。交響的な響きを持ち、3 楽章構成となっており、タイトルとは裏腹に、第2 次世界大戦の直前であったためか、戦争の脅威を予感させ、高い技巧が要求される弦楽合奏は極めて厳粛な曲調となっています。「ルーマニア民族舞曲」はピアノ版が発表された後、オーケストラ版が作成されています。トランシルヴァニア地方の民謡を元に高揚感に満ちた作品です。いずれも、ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラは、バルトークの民族的な響きを巧みに表現し、密度の高いアンサンブルを鮮やかに披露しています。
 クラシック音楽、アルゼンチンの民族音楽、ジャズを融合した「タンゴ・ヌエボ」を確立したピアソラ。アルゼンチン人の生活模様を描きだした「ブエノスアイレスの四季」はピアソラの代表作。様々な編曲版が存在しますが、ここではホセ・ブラガートによるピアノと弦楽オーケストラ版を使用しています。

 日下紗矢子:
  兵庫県出身。東京芸術大学音楽高等学校、同大学で清水高師氏に師事し、2001 年に首席で卒業。米・南メソディスト大学に留学し、エドゥアード・シュミーダー氏のもとで研鑽を積む。2006 年からは文化庁派遣芸術在外研修員としてフライブルク音楽大学に留学。ライナー・クスマウル氏のもとで学ぶ。パガニーニ国際コンクール第2 位、日本音楽コンクール第1 位を受賞。シベリウス国際コンクールでは第3 位を獲得。2002 年のルドルフォ・リピツァー賞コンクールでは第1 位に輝く。
  2008 年からベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の第1 コンサートマスターとして活躍。2008 年度出光音楽賞受賞、2013 年から読売日本交響楽団コンサートマスターも兼任。使用楽器は1822 年製ジョヴァンニ・フランチェスコ・プレッセンダ。

 <ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ>  2015 年日本公演7 月14 日〜7月21 日予定







CHANDOS



CHAN 10857
\2400→\2190
ブラームス:ピアノ独奏作品集 Vol.4
 ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.1/
 間奏曲嬰ハ短調 Op.117-3/間奏曲ホ短調 Op.119-2/
 シューマンの主題による変奏曲嬰ヘ短調 Op.9/
 カプリッチョ嬰ヘ短調 Op.76-1/
 カプリッチョ ロ短調 Op.76-2/間奏曲イ長調 Op.76-6/
 バラード ニ短調 Op.10-1 《エドワード》/
 パガニーニの主題による変奏曲イ短調 Op.35 第1巻
バリー・ダグラス(ピアノ)
 大好評バリー・ダグラスのブラームス!第4巻は、ソナタ第1番とパガニーニ変奏曲!

 1986年の第8回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で、クライバーン以来となるロシア人以外でのゴールド・メダリストに輝いたアイルランドの名手、バリー・ダグラス。2015年の来日公演、そして来日記念盤がレコード芸術「特選」に選ばれるなど、日本での存在感も急増中であるダグラスの現在の中心的プロジェクト「ブラームス:ピアノ独奏作品集」。
 最新巻では、ピアノ・ソナタ第1番や、「パガニーニの主題による変奏曲」、「シューマンの主題による変奏曲」などの名曲を収録。力強さと繊細さ、大きなスケールの芸術性を持つダグラスの魅力が一層輝く、麗しのブラームスです。

 ※録音:2014年12月15日−16日、ウェスト・ロード・コンサート・ホール(ケンブリッジ)
 ☆音楽現代2015年4月号 「演奏会批評」 1月30日の来日公演レビュー掲載!(P.119)



 


CHSA 5155
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
アンドルー・デイヴィスのベルリオーズ!
 エーネス独奏の「イタリアのハロルド」!

  ベルリオーズ:《ロブ・ロイ・マグレガー》 前奏曲
  ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス 《夢とカプリス》* Op.8
  ヴィオラ独奏付き交響曲 《イタリアのハロルド》 Op.16§
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン*/ヴィオラ§)
アンドルー・デイヴィス(指揮)
メルボルン交響楽団
 ベルゲン・フィルと録音した「序曲集(CHSA 5118)」でも高い評価を得た、アンドルー・デイヴィスのベルリオーズ。今回は、現在首席指揮者を務めるメルボルン交響楽団を振り「イタリアのハロルド」を録音! ヴィオラ独奏を伴う交響曲「イタリアのハロルド」、そして「夢のカプリス」でヴァイオリンとヴィオラ、2つのストラディヴァリウスを弾き分けるのは、カナダの天才ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス!
 カナダのヴィルトゥオーゾ、イギリスの名匠、オーストラリアの名門オケで魅せるベルリオーズの知られざる協奏的作品。ご期待ください。

  ※録音:2014年8月1日、11月8日&10日、ハマー・ホール(メルボルン・アーツ・センター)



 


CHSA 5156
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
エドワード・ガードナー&ベルゲン・フィル
 ヤナーチェク:管弦楽作品集 Vol.2

  嫉妬 JW VI/10
  ヴァイオリン協奏曲 《魂のさすらい》 JW IX/10*
    (補筆完成:レオシュ・ファルトゥス&ミロシュ・シュチェドロニュ)
  交響詩 《ブラニーク山のバラード》 JW VI/16
  バラード 《ヴァイオリン弾きの子供》 JW VI/14§
  交響曲 《ドナウ川》 JW IX/7†
   (補筆完成:ミロシュ・シュチェドロニュ&レオシュ・ファルトゥス)
  狂詩曲 《タラス・ブーリバ》 JW VI/15
スサンナ・アンデション(ソプラノ)†
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)*
メリーナ・マンドッツィ(ヴァイオリン)§
エドワード・ガードナー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
 エドワード・ガードナーのヤナーチェク!「タラス・ブーリバ」&エーネス独奏「魂のさすらい」!

 イングリッシュ・ナショナル・オペラの若き音楽監督エドワード・ガードナー。ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の創立250周年を迎える2015年からは首席指揮者(Chief Conductor)への就任が決まっており、今後の活躍がますます期待される、ベルゲン・フィルとのコンビによるヤナーチェク第2弾!
 レコード芸術やBBCミュージック・マガジン、インターナショナル・レコード・レヴューなどで大絶賛された第1巻(CHSA 5142)に続く第2巻。ニコライ・ゴーゴリの小説『タラス・ブーリバ』に基づく狂詩曲「タラス・ブーリバ」、ジェームズ・エーネスがソリストを務める未完のヴァイオリン協奏曲「魂のさすらい」や、未完の交響曲「ドナウ川」などを収録。ヤナーチェクの鮮烈で映画的な管弦楽法、多様な表現をガードナーが見事に引き出しています。管弦楽ファン、ヤナーチェク・ファンは要注目!

 録音:2014年3月10日−11日&11月24日−27日&10日、グリーグ・ホール(ベルゲン、ノルウェー)
 


CHSA 5157
(SACD HYBRID)
\2800→2590

ダンディ:管弦楽作品集Vol.6
 交響詩 《ヴァレンシュタイン》 Op.12
 歌劇 《フェルヴォル》 Op.40より 第3幕への前奏曲
 チェロと管弦楽のための 《歌》 Op.19*
 古風な様式による組曲 ニ長調 Op.24
 セレナードとヴァルス Op.28

ラモン・ガンバ(指揮)
アイスランド交響楽団
ブリンディス・ハトラ・ギルファドウッティル
 (チェロ)*
 ラモン・ガンバのダンディVol.6 ついに最終巻!交響詩 《ヴァレンシュタイン》 登場!

 セザール・フランクの高弟で19世紀後半〜20世紀前半のフランスを代表する大作曲家ヴァンサン・ダンディ(1851−1931)。
 ダンディの作品の再評価、復権に大きな役割を果たし、Chanodsの人気シリーズの1つとなったラモン・ガンバ&アイスランド交響楽団のコンビによる管弦楽作品集も、この第6巻で最終巻。
 "三十年戦争"の英雄ヴァレンシュタインを主人公としたフリードリヒ・シラーによる戯曲「ヴァレンシュタイン」に基づく三部作の交響詩「ヴァレンシュタイン」。ダンディの最初の歌劇「フェルヴォル」からの前奏曲。1990年からアイスランド響の首席奏者を務めるアイスランドの女流チェリスト、ブリンディス・ハトラ・ギルファドウッティルが物憂げに歌う、チェロと管弦楽のための「歌(Lied)」。伝統舞曲の様式を取り入れた優雅な「古風な様式による組曲」。
 ワーグナーからの影響を受けた「ヴァレンシュタイン」や「フェルヴォル」から、モンテヴェルディのオペラを自ら校訂・蘇演するなど古楽の復権にも熱心であったダンディの古楽への興味関心を表す組曲まで、豊かな管弦楽作品が並ぶ。

 ※2014年11月10日−13日、ハルパ(レイキャビク、アイスランド)



 

CHAN 0807
\2400
<CHACONNE>
スミスとヘンデル
 ヘンデル:序曲「イングランド王リチャード1世」 HWV.456-5
 ジョン・クリストファー・スミス:
  チェンバロ学習のための6つの組曲 Op.3(世界初録音)
ジュリアン・パーキンス(チェンバロ)
 ヘンデルの助手、J・C・スミスの組曲!

 チェンバロ演奏と古楽のスペシャリスト、ジュリアン・パーキンスが弾くのは、ヘンデルのオペラから作曲者自身によって編曲された序曲と、ヘンデルの助手として知られるジョン・クリストファー・スミス(1712−1795)の世界初録音となる「6つの組曲」!
 会計や写譜、口述筆記、そして作品の演奏・指揮まで、親子2代にわたってヘンデルの音楽活動を支えたスミス(父親も同名なため混同されることも多いが、こちらは息子)。1755年に出版された6つの組曲は、ヘンデル風でありながらも創意に富む興味深い作品。
 大規模なオペラやオラトリオを含む、多くの作品を書きながらも、演奏・出版されたものは少なく、現代でもほとんど録音・演奏されることのない、ジョン・クリストファー・スミスの作品の魅力と才能を再発見されてくれる。

 ※録音:2011年12月7月−9日、フォード寺院大ホール(ドーセット、イギリス)




SIGNUM CLASSICS



SIGCD 414
\2400→\2190
マドリガーレ選集《ドーリの勝利》
 イッポーリト・バックージ:ある日、聖なるパレスに
 イッポーリト・サビーノ:楽しい気持ちが起きるところで
 オラーツィオ・ヴェッキ:すべての風がやみ
 ジョヴァンニ・ガブリエーリ:もしも小鳥たちが歌い
 アルフォンソ・プレーティ:踊りにおいで、乙女たち
 ルーカ・マレンツィオ:優美な乙女と恋する牧人たち
 ジョヴァンニ・デ・マック:野をさまよう乙女たち
 オラーツィオ・コロンバーニ:ドーリが姿を現し
 ジョヴァンニ・カヴァッチョ:ドーリがここに来て
 アンニーバレ・スタービレ:西風が戻る間に
 パオロ・ボッツィ:美しいブナの木陰で
 ティブルティオ・マッサイーノ:花咲く岸辺で
 ジョヴァンニ・マッテーオ・アゾラ:緑の海岸で
 ジューリオ・エレミータ:海岸はエメラルド色だった
 フィリップ・デ・モンテ:澄んだ清流の途中で
 ジョヴァンニ・クローチェ:草と花々の間で
 ピエトロ・アンドレア・ボニーニ:楽しげな愛らしい娘が
 アレッサンドロ・ストリッジョ:乙女と牧人たちだった
 ジョヴァンニ・フローリオ:とても薄いヴェール
 レオーネ・レオーニ:羊飼いの言葉遣いの
 フェリーチェ・アネーリオ:うす暗い洞窟の中で
 ガスパーロ・ゼルト:銀色に光る岸辺
 ルッジェーロ・ジョヴァンネッリ:
  おまえが現れた時、ああ優雅で愛しいドーリよ
 ガスパーロ・コスタ:この周囲の物陰で
 レリオ・ベルターニ:この物陰とそよ風にドーリは
 ロドヴィーコ・バルビ:牧人と乙女たちが
 ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ:澄んだ清流のささやきに
 コスタンツォ・ポルタ:朝の曙光の訪れに
 ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ:
  第三天[金星天]から
キングズ・シンガーズ
 〔デイヴィッド・ハーリー(カウンターテナー)、
  ティモシー・ウェイン=ライト(カウンターテナー)、
  ポール・フェニックス(テノール)、
  クリストファー・ブルーアートン(バリトン)、
  クリストファー・ガビタス(バリトン)、
  ジョナサン・ハワード(バス)〕
 キングズ・シンガーズが歌うマドリガーレ!イタリア・ルネサンスの"ドーリの勝利"!

 長きにわたりア・カペラ界を牽引し続ける6人の英国紳士たち、キングズ・シンガーズが歌う、イタリアのマドリガーレ選集「ドーリの勝利」!
 「ドーリの勝利」は、1592年にアンジェロ・ガルダーノにより曲集としてまとめられ、ヴェネツィアの貴族レオナルド・サヌードに献呈、出版が行われたマドリガーレ選集。
 ヴェッキ、ガブリエリ、マレンツィオ、ストリッジョ、アネリオ、そしてパレストリーナなど、イタリア・ルネサンス時代を代表する29人の巨匠たちの傑作が収められた、音楽史的観点からも重要なマドリガーレ集なのである。
 イギリス・ルネサンス時代の「オリアーナの勝利」(SIGCD 082)で見事な演奏を聴かせてくれたキングズ・シンガーズ。
 イタリアのマドリガーレ選集「ドーリの勝利」でも、イギリスが誇るア・カペラ界の王様たちが、素晴らしきハーモニーを披露してくれることでしょう。

 ※録音:2013年9月10日−13日、アスコット・プライオリー(バークシャー、イギリス)


 

SIGCD 417
\2400
ベリンダ役はエリン・マナハン・トーマス!
 パーセル:歌劇《ディドとエネアス》
アルモニコ・コンソート
クリストファー・モンクス(チェンバロ&音楽監督)
エリン・マナハン・トーマス(ベリンダ)
レイチェル・ロイド(ディド)
ロバート・デイヴィス(エネアス)
ロデリック・モリス(魔法使い)
エロイーズ・アーヴィング(第1の魔女)
ジェニー・ハーパー(第2の魔女)
マイルズ・ゴールディング(水夫)
 2001年にクリストファー・モンクスによって結成されたイギリスのピリオド・アンサンブル、アルモニコ・コンソート。
 変幻自在の編成、スタイルによってルネサンス、バロックから古典派と様々なレパートリーを奏でるアルモニコ・コンソートが、イギリス・バロックの巨匠パーセルの室内オペラ「ディドとエネアス」をレコーディング。
 英国の歌姫、エリン・マナハン・トーマスがベリンダ役を歌うなど、充実のソリスト陣も魅力的。

 2014年10月20日−21日の録音。
 
SIGCD 419
\2400
ペルセポネの声
 ドニゼッティ:歌劇《シャモニーのリンダ》より ああ、遅すぎたわ
 プーランク:歌劇《人間の声》より 君は正しい
 メサジェ:歌劇《フォルトゥニオ》より すべてが暗く
 プッチーニ:歌劇《つばめ》より お金!
 マスネ:歌劇《マノン》より 私が女王のように町を行くと
 リムスキー=コリサコフ:歌劇《雪娘》より 雪娘のアリア
 ヴェルディ:歌劇《リゴレット》より グァルティエル・マルデ
 ヴェルディ:歌劇《リゴレット》より お父さま!
 モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》より スザンナは来ないかしら
 ロッシーニ:歌劇《セビリアの理髪師》より 今の歌声は
 ヴェルディ:歌劇《リゴレット》より あの空の彼方から
イローナ・ドムニチ(ソプラノ)
レオ・ヌッチ(バリトン)
サイモン・オーヴァー(指揮)
サウスバンク・シンフォニア
 名教師ヴェラ・ローサが見出した逸材!

 名教師ヴェラ・ローサにその才能を見いだされてピアニストからソプラノへと転向し、一挙に脚光を浴びる存在となった"ライジング・オペラ・スター"イローナ・ドムニチのシグナム・クラシックス・デビュー・タイトル。
 イローナ・ドムニチが歌うオペラ・アリア、そしてイタリアのレジェンド、レオ・ヌッチとの共演は、オペラ&声楽ファン要チェック。

 2014年8月18日−20日の録音。
 

SIGCD 415
\2400
ウィリアム・ハミルトン・バード編:
 オリエンタル・ミセラニー 〜

  ヒンドゥスタンのアリア
ウィリアム・ハミルトン・バード:チェンバロとフルートのための
ジェーン・チャップマン(チェンバロ)
ユ=ウェイ・フー(バロック・フルート)
 1789年にカルカッタで、1805年頃にエジンバラで出版され、英領インドの初代総督ウォーレン・ヘースティングズに献呈された「オリエンタル・ミセラニー(The Oriental Miscellany)」。
 ウィリアム・ハミルトン・バード(fl.1780−c.1800)が、インドの歌、旋律を西洋の楽器のために編曲した18世紀末の貴重かつ重要な曲集である。
 

SIGCD 416
\2400
ソリ 〜 無伴奏ヴァイオリン作品集
 バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Sz.117
 ベンジャミン:無伴奏ヴァイオリンのための3つの小品
 カーター:無伴奏ヴァイオリンのための《4つの賛美》より 第1番、第2番
 ペンデレツキ:カデンツァ
 クルターク:6つの小品
タムシン・ウェーリー=コーエン(ヴァイオリン)
 英国の才女ウェーリー=コーエン!1944年以降の無伴奏ヴァイオリン作品集!

 1721年製のストラディヴァリウス「ex-Fenyves」を奏でる今を輝くイギリスの若き才女、タムシン=ウェーリー・コーエンのSignum第4弾は「無伴奏ヴァイオリン作品集」!
 自身初の無伴奏プログラムを、バルトークの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」をスタートとして1944年以降に作曲された、ベンジャミン、カーター、ペンデレツキ、クルタークという近現代作品で組んだウェーリー=コーエン。
 これまでにトルステン・ラッシュやジョゼフ・フィブス、リチャード・コーストンなどの新作初演を行うなど、現代作品の演奏にも積極的に取り組んできた英国の美しき名手が、銘器と研ぎ澄まされた感性で、1944年以降の無伴奏作品が持つ奥深き魅力を描き出す——。

 ※録音:2014年9月20日−22日、メニューイン・ホール(イギリス)



 
SIGCD 413
\2400
25時 〜 アデス:室内楽作品集
 ピアノ五重奏曲
 4つの四重奏曲(世界初録音)
 アルカディアーナ
トーマス・アデス(ピアノ)
カルダー弦楽四重奏団
 ベンジャミン・ブリテンの再来とも称されるイギリスの次代を担う作曲家トーマス・アデス(1971−)。
 ロサンゼルスを拠点とするカルダー弦楽四重奏団による室内楽作品集では、2001年作曲の「ピアノ五重奏曲」でアデス本人がピアニスとして参加、そして2011年作曲の「4つの四重奏曲」が世界初録音となる。

 2014年4月28日−30日の録音。
 
SIGCD 406
\2400
コール・ポーター・ソングブック サラ・フォックス(ソプラノ)
ジェームズ・バートン(ピアノ)
 イギリスの名ソプラノ、サラ・フォックスの初となるソロ・レコーディングは、ブロードウェイの伝説的ソングライター、コール・ポーターのソングブック。
 オラトリオやミサ曲などの宗教作品、舞台作品での活躍と同時に、ハロルド・アーレンやアーヴィング・バーリン、ジェローム・カーンなどのスタンダード・ナンバーを歌い続けてきたサラ・フォックスにとってコール・ポーターのナンバーも得意とするレパートリー。
 "クラシック"のレパートリーの時とは一味違うサラ・フォックスの歌声をたっぷりと。

 2014年3月20日−22日の録音。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


MELODIYA

MELCD 1002295
(5CD/特別価格)
\5600→\5190
ムラヴィンスキー 〜 スペシャル・エディション
 ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68《田園》(1949年録音)
 ドビュッシー:3つの管弦楽的素描《海》(1962年録音)
 ワーグナー:
  楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》第1幕への前奏曲
   (1982年録音)
 ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 Op.90(1972年録音)
 ストラヴィンスキー:バレエ音楽《ミューズの神を率いるアポロ》(1965年録音)
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲(1965年録音)
 モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調 K.543(1950年録音)
 シベリウス:トゥオネラの白鳥 Op.22-2(1965年録音)
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調 Op.74《悲愴》(1960年録音)
 ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(1980年録音)
 ラヴェル:ボレロ(1949年録音)
 チャイコフスキー:イタリア奇想曲 Op.45(1950年録音)
 スクリャービン:交響曲第4番 Op.54《法悦の詩》(1958年録音)
 チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op.36(1960年録音)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー交響楽団
 ムラヴィンスキー・スペシャル・エディション!メロディア音源の名演集BOX!

 20世紀ロシアのレジェンド、エフゲニー・ムラヴィンスキー(1903−1988)のスペシャル・エディションBOX。
 レニングラード・フィルの常任指揮者、音楽監督就任後、1949年に収録されたベートーヴェンの「田園」から、晩年1982年の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」まで。
 ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルの歴史が凝縮された名演集です。
 


MELCD 1002290
(2CD)
\4400→\3990
ガヴリーリン:合唱交響曲《鐘》
 独唱、合唱、オーボエと打楽器のための
モスクワ室内合唱団
ウラディーミル・ミーニン(指揮)、他
 声楽、合唱作品を中心に多くの作品を作曲し、ソヴィエト人民芸術家の称号を授けられたヴァレリー・ガヴリーリン(1939−1999)。
 1984年に初演が行われ、ソビエト連邦国家賞を受賞した「鐘」は、ガヴリーリンと20世紀ロシアを代表する合唱作品の1つ。ミーニンとモスクワ室内合唱団のコンビによる演奏もポイント。

 1988年の録音。ディジパック仕様。
 

MELCD 1002345
\2200
ムスリム・マゴマエフ 〜 オペラ・アリア集
 ロッシーニ:歌劇《セビリアの理髪師》より フィガロのカヴァティーナ
 モーツァルト:
  歌劇《ドン・ジョヴァンニ》よりドン・ジョヴァンニのアリア、
  歌劇《フィガロの結婚》より フィガロのアリア
 ビゼー:歌劇《カルメン》より 闘牛士の歌
 ボロディン:歌劇《イーゴリ公》より イーゴリ公のアリア**
 グノー:歌劇《ファウスト》より メフィストフェレスのアリア*
 チャイコフスキー:
  歌劇《エフゲニー・オネーギン》より オネーギンのアリア
 ヴェルディ:
  歌劇《リゴレット》より リゴレットのアリア、
  歌劇《アイーダ》より アムナズロの情景**、
  歌劇《オテロ》より イアーゴのアリア
 レオンカヴァッロ:
  歌劇《道化師》より 序奏、
  歌劇《ザザ》より カスカールのアリア**、カスカールのロマンス**
 ハジベヨフ:
  歌劇《コログル(盲人の息子)》より ハッサン・カーンのアリア**
 マゴマエフ:歌劇《シャー・イスマイル》より アスラン・シャーのアリア**
ムスリム・マゴマエフ(バリトン)
ニヤジ・ハジベヨフ(指揮)
モスクワ放送交響楽団
ウラディミール・テルレツキ(指揮)*
オーケストラ・オヴ・シネマトグラフィ**
 スカラ座やボリショイ劇場などで活躍したアゼルバイジャンのスターバリトン、ムスリム・マゴマエフ(1942−2008)のメロディア音源集。
 大作曲家たちのオペラ・アリアはもちろんのこと、同郷アゼルバイジャンの大作曲家ウゼイル・ハジベヨフ(1885−1948)も収録。

 1964年&1971年の録音。ディジパック仕様。



<国内盤>


フォンテック


FOCD2578
¥2427+税
“現代日本の作曲家”シリーズ 第48 集
 田中吉史 作品集 linea-respiro

  1.アルト・サクソフォンとピアノのためのAttributes II (1995?6)
   齋藤貴志(アルト・ソクソフォン) 中村和枝(ピアノ)
  2.17 人の奏者のためのlinea-respiro (1997)
   ヨハネス・カリツケ 指揮 クラングフォルム・ウィーン
  3.6人の奏者のためのΦ (1998?9)
   ユリアン・ヘンペル 指揮 アンサンブル・ムジークファブリック
  4.ヴィオラ、ピアノとテープのためのLessico famigliare (2000)
   甲斐史子(ヴィオラ) 中村和枝(ピアノ)
  5.二面の二十絃箏のためのつむぎ歌 (2002)
   吉村七恵・田村法子(二十絃箏)
  6.ヴァイオリン・ソロのためのbogenspiel I (2003)
   辺見康孝(ヴァイオリン)
  7.ヴィオラとピアノの通訳によるL.B.へのインタビュー (2006)
   笠川恵(ヴィオラ) 藤田朗子(ピアノ)
  8.ブルーノのアウラ、あるいはチューバとピアノの通訳によるインタビュー (2008)
   橋本晋哉(テューバ) 藤田朗子(ピアノ)
 1992年からリリースを続ける“現代日本の作曲家”シリーズ。同時代作品の足跡を系統的・持続的に後世に残すことを目的とする同シリーズは、今回第48弾となります。
 第48集では、現在 金沢工業大学 情報フロンティア学部 心理情報学科で准教授を務める異色の作曲家、田中吉史の活動をとりあげます。
 独学で作曲を開始した田中ですが、東京都立大学の学部・大学院で認知心理学を専攻しました。非構築的な時間形成を試みるその作風は、他に類をみない独自のものです。作品は、「真の創造性とは何か」という本質的な問題を聴衆へ問いかけます。

田中吉史(たなかよしふみ)
 1968 年兵庫県伊丹市出身。独学で作曲を始め、1994-5 年にChaya Czernowin 女史に師事。1988年及び1989 年に日本現代音楽協会主催「現音作曲新人賞」入選。秋吉台国際20 世紀音楽セミナー&フェスティバルで、1994 年に奨学金賞、また1996 年には秋吉台国際作曲賞を授賞。
 これまでに、世界各国の音楽祭で作品が取り上げられており、秋吉台フェスティバルやベートーヴェンハウス室内楽ホール(ドイツ)、武生国際音楽祭、Klangspuren2002(オーストリア)などの様々な音楽祭や演奏家、演奏団体、放送局等からの委嘱を受けて作曲を行っている。2006 年より現代音楽セミナー&フェスティバル「秋吉台の夏」の招聘講師をつとめる。
 近年は、楽器演奏する際の身体的制約に注目した器楽作品や、既存の音楽作品から素材を抽出した作品、人間の話し声の録音に基づく「発話移植計画」シリーズを中心に手がけている。




CHANNEL CLASSICS(国内仕様盤)


OCCSSA 36515
(2SACD HYBRID)
\5333+税
※輸入盤発売済
ポッジャー&ブレコン・バロック第3弾!
 ヴィヴァルディ「調和の霊感」の国内仕様盤!

  ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集 Op.3《調和の霊感》
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン&ディレクター)
ブレコン・バロック
 〔ボヤン・チチッチ(ヴァイオリン)、
  ヨハネス・プラムゾーラー(ヴァイオリン)、
  ザビーネ・ストファー(ヴァイオリン)、
  ジェーン・ロジャーズ(ヴィオラ)、
  リカルド・クエンデ・イススキサ(ヴィオラ)、
  アリソン・マクギリヴレイ(チェロ)、
  ヤン・スペンサー(ヴィオローネ)、
  ダニエレ・カミニティ(テオルボ)、
  デイヴィッド・ミラー(テオルボ&ギター)、
  マルチン・シヴィオントキエヴィチ(チェンバロ)〕
 これらのすばらしい協奏曲を演奏し、録音している時に、エネルギー、優しさ、喜びを強烈に感じる瞬間が度々あったが、それについては、私のすてきな仲間たち全員に感謝したいと思う。これらの協奏曲はバッハを惹きつけた作品であり、またバッハはそこから、ヴィヴァルディの最高の特質の多くを掘り起こしたのである。 − 日本語解説書よりレイチェル・ポッジャー(日本語訳:SOREL)

 ☆BBC MUSIC MAGAZINE 2015年4月号 Recording of the Month 受賞!
  パフォーマンス、レコーディング共に5つ星(最高点)を獲得!
 ☆レコード芸術2015年4号「海外盤 REVIEW」 《今月のイチオシ》 掲載!寺西肇氏による特選盤!(P.165)













3/25(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HMF

HMU 907634
\2700→\2490
イギリスの若き団体によるショスタコーヴィチ
 ショスタコーヴィチ(バルシャイ編):
  (1)室内交響曲ハ短調Op.110a(弦楽四重奏曲第8番)
  (2)小交響曲Op.49a(弦楽四重奏曲第1番)
  (3)弦楽のための交響曲Op.118a(弦楽四重奏曲第10番)
グラハム・ロス(指揮)
ドミートリー・アンサンブル
 優秀録音が弦楽オーケストラの効果を発揮。イギリスの若き団体によるショスタコーヴィチ

 録音:2014 年4 月/聖ジョン福音教会(ロンドン)/65’ 21”

 ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8 番は、「ファシズムと戦争の犠牲者に」と掲げられながら、実は自身への追悼用に作ったともいわれ、1960 年当時絶望の淵に置かれていた精神状態が作品に表れています。これを歴史の生証人でもあるルドルフ・バルシャイが弦楽オーケストラ用に編曲した版は、室内交響曲としてオリジナル版に勝るとも劣らぬ評価と演奏頻度を誇っています。この成功によりバルシャイはショスタコーヴィチの他の弦楽四重奏曲も編曲しました。ここでは室内交響曲をはじめ、さらに2 篇も収めた最新録音。
 ドミートリー・アンサンブルはイギリスの若き弦楽オーケストラ。2009 年にマクミラン作品集でCD デビュー、非常に高い評価を受けました。さらにケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団との共演でヴォーン=ウィリアムズ、ホルストのCD もリリースしています。
 今回、名称にぴったりのレパートリーで勝負に出ました。幾分暗めながらつややかな響きが魅力。ハルモニア・ムンディUSA ならではの優秀録音で、バルシャイの編曲の綾と効果の目覚ましさを再認識させられます。
 指揮のグラハム・ロスはケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団の音楽監督も務め、珍しい作品にも並々ならぬ興味を示す俊英。ショスタコーヴィチの屈折した感情を見事に描き出しています。




PROFIL



PH 14042
\2500→\2290
注目の美人ピアニストがラフマニノフの秘曲に挑戦
  ラフマニノフ:
  (1)幻想小曲集OP.3(全5曲)
  (2)楽興の時Op.16(全6曲)
  (3)組曲ニ短調(1891年ピアノ版)(全4曲)
  (4)ワルツOp.10の2
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(Pf)
 録音:2014年1 月15-17日/ハルベルク放送局(ザールブリュッケン)/DDD、70’ 15”

 モーツァルトのピアノ協奏曲でデビューを果たしたエカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。1986 年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15 歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリロヴァ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。さらにロベルト・クーレク、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキのレッスンも受けました。
 2 枚目のアルバムはラフマニノフの初期作品集。注目は「組曲ニ短調」。ラフマニノフがモスクワ音楽院の学生時代1891 年に作曲したオーケストラ曲。フル編成だったため、学生オケでは演奏できず、ラフマニノフは自分で弾くためにピアノ版を作りました。
 両方のスコアとも行方不明となっていましたが、2000 年にモスクワのグリンカ音楽図書館でピアノ譜が発見されました。ラフマニノフの署名がないため、真偽が決着をみせてはいませんが、大歓迎の録音出現と申せましょう。
 若々しさとピアニスティックな魅力のあふれる作品で、ラフマニノフ・ファンなら気に入ること間違いなしです。また、その翌年に作曲し、恩師アレンスキーに献呈した「幻想小曲集」中の「鐘」の愛称で知られる前奏曲嬰ハ短調もリトヴィンツェヴァの清新な演奏が光ります。

リトヴィンツェヴァ、ツンデレ系です。


旧譜から
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ
モーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ

PH 14047
\2500→\2290
清涼感あふれるモーツァルト!!
 モーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ

 モーツァルト:
  ・ピアノ協奏曲第12番イ長調KV 414
  ・ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV 271「ジュノーム」
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー
 2014 年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール最高位エカテリーナ・リトヴィンツェヴァによるモーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ、録音エンジニアはホルガー・ジードラー

 収録:2013 年11 月7 日/テアーター・メッペン(ライヴ)/DDD、ステレオ、56’27”

 エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986 年にロシア連邦の極東管区、オホーツク海に面するマガダンに生まれたピアニスト。1994 年から2001 年まで同じく極東チュクチ自治管区のアナディリの児童音楽学校で手ほどきを受けて才能を開花させ、15 歳の時に家族でモスクワに移住。2002 年から2006 年までワルシャワの国立ショパン音楽学校でイリーナ・ガブリーロワのクラスで学び、ディプロマを取得しています。
 アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナにも師事し、ロベルト・クーレック、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキらのマスタークラスも受講しているリトヴィンツェヴァが、2014 年にイタリアの「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール」で弾いて最高位と聴衆賞を獲得したのが、ここに収められているモーツァルトのピアノ協奏曲第12 番でした。

 このアルバムは、その前年に、かねてより実演でコラボを重ねてきたベイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーと、同じモーツァルトの「ジュノーム」というプログラムでおこなったコンサートをライヴ収録したものです。

 ボン・クラシック・フィルハーモニーは、1959 年にボンでヘリベルト・ベイセルが結成したクール・ケルニッシェ管弦楽団がその前身で、1986 年の改称を経て今日に至るオーケストラ。当初は、ボンに置かれていたクール・ケルン宮廷の音楽に光をあてるという理念のもと、現在では、ウィーン古典派の作品もメイン・レパートリーに加えつつ、時代様式に応じて最大60 人規模まで柔軟に編成を発展させ活動しています。
 ここでの演奏は第1 ヴァイオリン6、第2 ヴァイオリン5、ヴィオラ4、チェロ3、コントラバス1、オーボエ2、ホルン2 というもので、見通しのよいサウンドがなんとも魅力。ピアノとの絶妙な距離感はあたかも室内楽を聴くかのような親密な空気でたまりません。

 レコーディングは、アーティスティック・ディレクターにトンマイスターのマルティン・ルスト、サウンド・エンジニアがホルガー・ジードラーという顔ぶれで、いずれもTHS Medien Dormagen のチームが担当。とくにProfil のライヴ音源の復刻で評価の高いジードラーの名前がクレジットされているのは注目されるところです。

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PH 15005
\2500→\2290
ゲリンガス・・・哀愁の北欧チェロ曲集
 MALINCONIA
 (1)シベリウス:メランコリーOp.20
 (2)グリーグ:過ぎた春
 (3)同:アレグレット ホ長調
 (4)同:チェロ・ソナタ イ短調Op.36
 (5)同:間奏曲イ短調
 (6)ペール・ギュント〜
  朝(ゴルターマン編)/アニトラの踊り(ゴルターマン編)/
  ソルヴェイグの歌(ゲリンガス編)
 (7)シベリウス:悲しきワルツOp.44の1(ヘルマン編)
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
イアン・ファウンテン(Pf)
 録音:2011 年2 月28 日-3 月2 日/SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)/67’ 24”

 充実著しいゲリンガスの新録音。
 北欧の2 大巨匠のチェロ作品を収めていますが、興味深いのがグリーグ。「アレグレット ホ長調」は「ヴァイオリン・ソナタ第3 番」の第2 楽章を、チェロを弾く兄の誕生日のために1887 年5 月に自編したもの。
 「間奏曲イ短調」は1866 年作で組曲の第1 曲とされます。また、チェロ協奏曲で有名なゴルターマンがチェロとピアノ用に編曲した「ペール・ギュント」の「朝」と「アニトラの踊り」も聴きもの。「ソルヴェイグの歌」はゲリンガスが同じスタイルで試みたもので、歌い込まれた演奏にじっくり聴き入ってしまいます。




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旧譜から
ダヴィド・ゲリンガス
ラフマニノフ:チェロ作品全集


 明けない梅雨の日でも、暑さですべてがいやになる夏の日でも、寂しさを必要以上に感じてしまう秋の日でも、長い夜が息苦しい冬の日でも、明るい日差しが逆にうっとうしい春の日でも、このアルバムならあなたの心を癒してくれるだろう。
 すべての生き物を育む長雨の季節も、明るい日差しが生きていることを感じさせくれる太陽の季節も、思わず高い空を見て深呼吸をしてしまう紅葉の季節も、まどろみながら暗く太い夜に溶け込んでいく雪の季節も、意味なくわくわくする自分にちょっと照れてしまう花の季節も、このアルバムはもっともっとあなたの心を気持ちよくしてくれる。

 ラフマニノフのチェロ曲集。
 チェロは巨匠ゲリンガスなので、もちろんただのロマンチック・アルバムにはならない。というか、ちょっと聴いた感じでは案外クールすぎて、とっつきにくいと思うかもしれない。でも聴き込めば聴き込むほど、どんどんどんどんあなたの心に染み入ってくるだろう。
 ゲリンガスのチェロは、派手さはないが、ズシリと深く、そして黒く光って、そのまま松明のようにあなたの心に残るのである。

 この夏一番のお奨め。本格派でありながらここまで美しいアルバムにはなかなか出会えない。

Rachmaninov - Works for Cello and Piano
HAENSSLER
93 245
\3000→¥2790

ラフマニノフ:チェロ作品全集

 ①チェロソナタ ト短調 Op.19
 ②2つの小品 Op.2
 ③メロディ Op.3の3(マトコフスキー編)
 ④歌 ヘ短調
 ⑤前奏曲ト長調(ブランドゥコフ編)
 ⑥ヴォカリーズ(ブランドゥコフ編)
 ⑦ゲリンガス編による歌曲〜
  朝 Op.4の2/夜の静けさに Op.4の3/
  美しい人、歌わないで Op.4の4/ライラック Op.21の5/
  ここは素晴しい場所 Op.21の6/
  まひわの死に寄せて Op.21の8/春の洪水 Op.14の11
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、
イアン・ファウンテン(Pf)

 すでにメーカー完売の模様。
 海外在庫限り。どうかお早めに。

 リストやショパンもそうだが、ピアノの大家はその対極にあるともいえるチェロについても素敵な曲を残すことが多い。
 ラフマニノフもそう。・・・というより、ラフマニノフの息の長い美しい旋律は、チェロにこそふさわしいと言えるかもしれない。
 ここでは彼によるチェロのオリジナル作品すべてと、チェロ向きの曲を編曲したものを集め、巨匠ゲリンガスが弾くという超豪華盤。淡彩画のような前奏曲とヴォカリーズは、チェロソナタを献呈されラフマニノフ自身と初演したブランドゥコフの編曲というのも興味津々。
 ゲリンガスの演奏は雄弁のひとことに尽きるが、甘いだけのロマンにはならないクールさがなかなか新鮮。




 


PH 14048
\2500→\2290
ダムラウによるシューマンの「ミルテの花」
 新編集でカタログ復活

  シューマン:歌曲集「ミルテの花」op. 25(全26曲)
ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
イヴァーン・パレイ(バリトン)
シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)
 ダムラウによるシューマンの「ミルテの花」新編集でカタログ復活

 録音:2006年2月/メッヒャーニッヒ=フロイスドルフ、テロス・ムジーク・シュトゥーディオ(デジタル・セッション)/ステレオ、50’ 10”
 プロデューサー:ヨアヒム・クリスト/バランス・エンジニア&エディター:マンフレート・ダールハウス




AFONTIBUS

レア盤!

ATB-CD 10
\2600→\2390
理由はありません・・・名盤になりそうな予感
 ロマンティック・ヴァイオリン&オルガン

 オット・オルソン(1879-1964):ヴァイオリンとオルガンのためのロマンス Op.24
 ヨハン・スヴェンセン(1840-1911)/ライフ・B・アンレセン編曲:
  2つのスウェーデン民謡 Op.27 より すべて天空のもとに(No.1)
 レーガー(1783-1916):
  ヴァイオリンとオルガンのための古い様式による組曲 Op.93a から ラルゴ(No.2)
 シベリウス(1865-1957)/コーレ・ノールストーガ編曲 :
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47 より 第2楽章(アダージョ・ディ・モルト)
 サン=サーンス(1835-1921):ヴァイオリンとオルガンのための「祈り」Op.158bis
 ジュアン・アラン(1911-1940):3つの楽章
 クラウス・エッゲ(1906-1979):ヴァイオリンとオルガンのための「葬送のラルゴ」
 アーリル・サンヴォル(1895-1984):ヴァイオリンとオルガンのためのアダージョ
 スヴェンセン/コーレ・ノールストーガ編曲:ロマンス ト長調 Op.26
 ルードヴィーグ・イルゲンス=イェンセン(1894-1969):ボルスの歌
 J・S・バッハ(1685-1750):管弦楽組曲第3番 BWV1068 より アリア
ゲイル・インゲ・ロツベルグ(ヴァイオリン)
コーレ・ノールストーガ(オルガン)
録音:2013年1月11-13日、オスロ大聖堂、オスロ、ノルウェー

 理由はありません、この作曲家陣と作品陣を見て、このアルバムが名盤になりそうな雰囲気を感じ取りました。
 多分外さないと思います。(店主)




ANIMA−E−CORPO



AEC 004
\2600→\2390
タルクイニオ・メールラ(1595頃-1665):「ペガサス」 [Pegaso] Op.11(全曲)
  私は嬉しかった [Laetatus sum]
  急いで、おいで、愛しの人よ [Fuge et veni dilecte mi]
  神に向かって喜び歌おう [Iubilate Deo]
  さあ、お食べなさい、私のパンを [Venite, comedite panem]
  主を畏れるものは幸せ者である [Beatus vir]
  天に喜びを [Laetentur caeli]
  皆で喜ぼう [Gaudeamus omnes]
  おお、救いをもたらすいけにえよ [O salutaris hostia]
  カンツォーナ「ラ・ヴェスコンテ」 [Canzona "La Vesconte] (器楽)
  私はあなたを称賛します、主よ [Confitebor tibi]
  ほら、何と良いことか [Ecce quam bonum]
  何と愛おしい [Quam dilecta]
  主に向かって歌おう [Cantate Domino]
  フィリップ、私を見る [Philippe, qui videt me]
  喉が渇いたすべての者よ [Omnes sitientes]
  称えなさい、子らよ [Laudate pueri]
  コンチェルタンテ形式のリタニア [Letanie concertate]

ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ、ディレクター)
モニカ・マウフ(ソプラノ)
マルタ・インファンテ(アルト)
イニゴ・カサリ、ビクトル・ソルド(テノール)
ウーゴ・オリヴェイラ(バリトン)
ラ・ガラニア
 ホセ・マヌエル・ナバロ、
 パブロ・プリエト(ヴァイオリン)
 ベガ・モンテロ(ヴィオローネ)
 ミゲル・ジャロート(オルガン)
 セサル・ウアルデ(テオルボ)
 マヌエル・ビラス(ハープ)
 ヘスス・フェルナンデス・バエナ(テオルボ、プロジェクト・コーディネーター)

録音:データ記載なし
 タルクイニオ・メールラは主にクレモナで活躍したイタリアの作曲家。モンテヴェルディに追随した作風のマドリガーレや教会音楽、ソナタ等、初期バロック音楽様式の確立に貢献した重要人物です。
 しかしながらCDにおいて本格的に取り上げられることが少なく、鍵盤楽曲が1曲か2曲収められる作曲家という認識に概ねとどまっているのは残念なことです。
 そこに何ともうれしいこのCDの登場。メールラの教会音楽集「ペガサス」の世界初となる全曲録音です。1〜5パートの声楽、2つのヴァイオリンと通奏低音という編成。バロック声楽ファンなら納得間違いなし、モンテヴェルディ・ファンなら必聴の音楽と言えます。
 演奏も極上。当レーベルはこれまでラケル・アンドゥエサの独唱ものを続けてリリースしてきましたが、ここでは彼女と気心の通じる歌手たちが集められ、歌声を披露しています。モニカ・マウフはドイツ、ウーゴ・オリヴェイラはポルトガルの歌手です。
 


NB 014
\2600→\2390
【旧譜 供給復活】
愛と苦悩 17世紀イタリアの声楽
 タルクイニオ・メルラ(1595頃-1665):信じるばか者
 バルバラ・ストロッツィ(1619-1664):
  恋するヘラクレイトス/決めよ、私の思いよ
 アレッサンドロ・ピッチニーニ(1566-1638頃):
   チャッコーナ[シャコンヌ](テオルボ独奏)
 ステファノ・ランディ(1587頃-1639):小鳥
 バルバラ・ストロッツィ:秘密の恋人
 ベネデット・フェッラーリ(1603頃-1681):私は生きるのをやめてしまいたい
 マウリツィオ・カッツァーティ(1620頃-1677):私の心の中の蛇
 バルバラ・ストロッツィ:何ができるのだ?
 ジョヴァンニ・ジローラモ・カプスベルガー(1580-1651):
  トッカータ第7番(テオルボ独奏)
 ベネデット・フェッラーリ:私はぼろぼろだ、熱愛しながら
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):これほどにも甘美な苦悩が
ラケル・アンドゥエサ(ソプラノ)
ヘスス・フェルナンデス・バエナ(テオルボ)
録音:2007年10月3-5日、サンタ・クルス修道院、アスコイティア(スペイン)
 NBレーベルの活動停止に伴い当レーベルに買い上げられたと推測されるCD。(代理店)




ARTA


F 10189
\2500
ボーイソプラノの祭典
 ブリテン(1913-1976):キャロルの祭典 から Hodie Christus natus est
 J・S・バッハ(1685-1750):Bist du bei mir
 ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「テオドーラ」から Angels ever bright and fair
 モンテヴェルディ(1567-1643):Confitebor tibi Domine(T/B)
 タルクイニオ・メールラ(1594/1595-1665):O magnum mysterium(S2)
 クラウディオ・モンテヴェルディ:Salve Regina(T)
 J・S・バッハ:O Jesulein suss
 モンテヴェルディ:Jubilet(S1)
 トマス・モーリー(1557-1602):It was a lover and his lass(S1)
 ジョン・ダウランド(1563-1626):Come again
 ヴィンチェンツォ・カレスターニ(1589-1617以後):Damigella tutta bella(S2)
 ヘンデル:オペラ「セルセ」から Ombra mai fu
 モーツアルト:Voi che sapete
 マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):Ombre amene
 シューベルト(1797-1828):Die Forelle / Heiden-Roslein / An die Musik
 ハワード・ブレイク(1938-):Walking in the air
 レナード・コーエン(1934-):Hallelujah
ダヴィト・ツィズネル(ボーイソプラノ)
ハナ・コヴァジーコヴァー(ソプラノ(S1))
アンナ・プンチョハージョヴァー(ソプラノ(S2))
ラディスラフ・コラーシュ(テノール(T))
ミハエル・ポスピーシル(バス(B))
ズザナ・グロスマノヴァー、
イジナ・シュトリンツロヴァー(ヴァイオリン)
カテジナ・トルナフスカー(ヴァイオリン、ヴィオラ)
イヴァナ・ポコルナー(ハープ)
インドジフ・マツェク(アーチリュート)
ヤン・クレイチャ(テオルボ)
ヤン・トゥラーチェク(ロマンティックギター)
パヴェル・ドルバル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ハナ・フレコヴァー(ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ)
エヴァ・ブブロヴァー(ポジティヴ・オルガン)
イジナ・ドヴォジャーコヴァー(ポジティヴ・オルガン、ピアノ)
マルケータ・チェホヴァー(ヴァージナル)
ペトラ・マチェヨヴァー(フォルテピアノ)
フロレンツェ・ツィズネル(指揮)
 

F 10205
(3CD)
\3000
J・S・バッハ(1685-1750):オルガン作品集
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV565/前奏曲とフーガ ニ短調 BWV539
  前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532/前奏曲とフーガ ロ短調 BWV544
  幻想曲とフーガ ト短調 BWV542/前奏曲とフーガ ハ短調 BWV546
  前奏曲イ短調 BWV569/前奏曲とフーガ ホ長調 BWV566
  前奏曲とフーガ イ長調 BWV536/前奏曲とフーガ ハ長調 BWV547
  前奏曲とフーガ イ短調 BWV543/前奏曲とフーガ ホ短調 BWV548
  前奏曲とフーガ ト長調 BWV541/前奏曲とフーガ変ホ長調 BWV552
  フーガ ト短調 BWV578/前奏曲とフーガ ハ長調 BWV545
  パッサカリア ハ短調 BWV582/トッカータ、アダージとフーガ ハ長調 BWV564
  トッカータ、アダージョとフーガ ニ短調 BWV538

ヤロスラフ・トゥーマ(オルガン)
使用楽器:2004年、ヴラディミール・シュライフ製

録音:聖ペーター教会、ブルッフザール、ドイツ
  

F 10206
\2500
聖なる愛の迷宮
アダム・ヴァーツラフ・ミフナ(1600頃-1676):
 「聖母マリアのためのチェコ音楽」(1647)から
  VANOCNI ROSICKA
  Hymnus / Variatio I, bicinium / Variatio II, a tre voci / Variatio III, a tre voci
  VANOCNI NOC - CHTIC, ABY SPAL
  Hymnus / Fantasia Ut, re, mi, fa, sol, la
  VANOCNI MAGNET A STRELEC
  Hymnus / Batalla - toccata
  SVATE LASKY LABIRYNTH
  Hymnus / Passacaglia
  VANOCNI ROZTOMILOST
  Hymnus / Ostinato
  VANOCNI VINSOVANA POSTA
  Hymnus. Due versi
  KYTKA ANEB VENECEK MIRRHOVY. ANEB O UMUCENI PANE
  Hymnus / Nasat, Versetti I, II, III, IV, Finale
  ALLEGRO NA NEBE VSTUPUJICIHO KRISTA JEZISE
  Hymnus / Partitas I, II, III, IV, IIIa, V, VI, VII
  OHEN SVATODUSNI
  Passamezzo, Hymnus e Saltarello
  LIDSKA KRAPLAVOST A ANJELSKA LIBEZNOST PRI MUZICE NA SV. TROJICI
  Hymnus / Variatio I, bicinium / Variatio II, cantus firmus in alto /
   Variatio III, cantus firmus in basso
  MARIANSKE LARMO
  Hymnus / Praeludium in C
  MARIANSKE AVE
  Hymnus / Fantasia La, mi, re
  SMRT - KONEC - ZVONEC
  Hymnus / Toccata per elevatione
  DUSE V OCISTCOVEM OHNI
  Hymnus / Toccata in a
ヤロスラフ・トゥーマ(オルガン)
使用楽器:1627年、Kruh製
録音:聖シュチェパーン大聖堂、リトムニェジツェ、チェコ
  

F 10208
\2500
ドウブラヴニークのオルガン
 ゲオルク・ムッファト(1653-1704):トッカータ第10番
 ベルナルド・パスクイーニ(1637-1710):
  ソナタ ハ長調/フランス風カンツォーネ(第7番)
 ドメニコ・ツィポーリ(1688-1726):
  トッカータ ニ短調/カンツォーナ ニ短調
 ニコラウス・フェッター(1666-1734):フーガ ex ハ長調
 ゴットリープ・ムッファト(1690-1770):トッカータとフーガ第5番ハ長調
 カルロス・セイシャス(1704-1742):
  オルガンのためのソナタ第12番/
  フーガ イ短調/オルガンのためのソナタ ト長調
 ヨハン・エルンスト・エーベルリン(1702-1762):トッカータとフーガ第5番
 ヨゼフ・フェルディナント・ノルベルト・ゼーガー(1716-1782):
  トッカータ、パストレッラとフーガ
 フランチシェク・クサヴェル・ブリクシ(1732-1771):前奏曲ヘ長調
 ヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガー(1736-1809):
  カデンツァ、マニフィカトとフーガ
マルチン・ポルバ(オルガン)
使用楽器:1760年、ヤン・ヴィーモラ製(2009-2013年、ダリボル・ミヘク修復)
録音:聖十字架教会、ドウブラヴニーク、チェコ
  

F 10209
\2500
ラウダーテ・プエリ・ドミヌム
 ヘンデル(1685-1759):Comfort Ye - Every valley
 クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):Laudate Dominum
 ルーペルト・イグナツ・マイヤー(1646-1712):Laudate pueri Dominum
 ディートリヒ・ブクステフーデ(1637頃-1707):In te Domine speravi(A/B)
 J・S・バッハ(1685-1750):
  Kommt, ihr angefochtnen Sunder / O finstre Nacht
 不詳:Ciaccona del Paradiso e dell'Inferno(T1/T3/B)
 ヘンデル:The Lord is my strength
 タルクイニオ・メールラ(1594/1959-1665):子守歌による宗教的カンツォネッタ(S)
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ(1710-1736):
  スターバト・マーテル から Stabat Mater(S/*)
 モーツァルト(1756-1791):Agnus Dei
 ヤン・ヤクプ・リバ(1765-1815):
  Christus factus est(A/T2/B) / Rozmily slavicku [Nightingale, lovely bird]
 ドヴォルジャーク(1841-1904):
  Hospodin jest muj Pastyr [The Lord is my shepherd]
  Zpivejte Hospodinu pisen novou [Sing a new song unto the Lord]

ダヴィト・ツィズネル(ボーイソプラノ、ボーイ・アルト(*))
イレナ・トロウポヴァー(ソプラノ(S))
ヤン・ミクシェク(男性アルト(A)、テノール(T1))
トマーシュ・ライトケプ(テノール(T2))
マルチン・C・プンタ(テノール(T3))
ミハエル・ポスピーシル(バス(B))
ヒポコンドリア・アンサンブル





FABRA


FBRCD 11
\2600
マーク・アダリー(1960-):Bite the Dog II
 (ヴァイオリンと室内管弦楽のための;2013)
カミッラ・ショル(ヴァイオリン)
テレマルク室内管弦楽団
ラーシュ=エーリク・テル・ユング(指揮)

録音:2013年4月8-9日、カンペン教会、オスロ、ノルウェー

マーク・アダリーはイギリスに生まれ1981年にノルウェーに移住した作曲家。「Bite the dog」は「二日酔いの朝の迎え酒」を意味するスラング。

 

FBRCD 12
\2600
オラヴ・アントン・トンメセン(1946-):速い雲(2011)(*)
アントニオ・ビバロ(1922-2008):室内協奏曲第3番(2005)(+)
POING(*)
 ロルフ=エーリク・ニューストレム(アルトサクソフォン、ソプラニーノサクソフォン)
 フルーデ・ハルトリ(アコーディオン)
 ホーコン・テーリン(コントランバス)
イングリ・アンスネス(ピアノ(+))
テレマルク室内管弦楽団
ラーシュ=エーリク・テル・ユング(指揮)

録音:2013年4月28-30日、カンペン教会、オスロ、ノルウェー

オラヴ・アントン・トンメセンはノルウェーの作曲家。アントニオ・ビバロはイタリアに生まれ、1955年にノルウェーに移住した作曲家。

 

FBRCD 13
\2600
ベルナール・サレ(1954-):友人たちの肖像 第1−4巻
  Dan Styffe / Jeff Bradetich / Thierry Barbe / Catalin Rotaru
  Guseppe Ettorre / Alberto Bocini / Wolfgang Guttler / Thomas Martin
  Rustem Gabdullin / Albert Regeffe / Alexander Shilo / Miloslav Jelinek
  Bernard Cazauran / Jorma Katrama / Gerard Massat
  Jean-Marc Faucher-Berdase / Jiri Hudec / Jean Ane / Jean-Paul Mace
  Hein Van de Geyn / Jacques Cazauran / Francois Rabbath
  Christophe Picot / Jean-Baptiste Salles / Michel Marssaguet
  Petru Iuga / Jean-Francois Jenny Clark / David Heyes

ダン・ステュッフェ(コントラバス)

ベルナール・サレはフランスの作曲家・指揮者・コントラバス奏者。ダン・ステュッフェはスウェーデンのコントラバス奏者。




GRONG


GMP 1221
\2600
ヘンリク・オーデゴール(1955-):オルガンのための音楽
  「A, tenk eingong nar alle fram skal stemna」によるパルティータ(1981)
  4つのクリスマス間奏曲(1999)
   天使のお告げ/マリアの賛歌/イエスの誕生/羊飼いたちの賛歌
  「来たれインマヌエル」によるパルティータ(2000)
  信頼(2008)
  オルガンと弦楽合奏のための協奏曲第1番「太陽の昇るところから」(2009)(#)
  私たち皆に変化が訪れよう(オルガンと金管アンサンブルのための;2010)(+)
  オルガンと弦楽合奏のための協奏曲第2番「天使の群れと羊飼いたち:(2011)(#)
  相似する2つの歌(オルガンとピアノのための;2011)(*)
ギスラン・グルヴェネク(オルガン)
グドルン・クラーケグ(ピアノ(*))
テレマルク金管アンサンブル(+)
テレマルク室内管弦楽団(#)
ラーシュ=エーリク・テル・ユング(指揮(+/#))
録音 2011年8月21、25日、2012年2月3、5日 シーエン教会、シーエン、テレマルク、ノルウェー
 

GMP 1222
\2600
プロコフィエフ(1891-1953):ピーターと狼
ジョージ・クラインシンガー(1914-1982):テューバのタビー
ホーコン・ヴェストリ(朗読)
オイヴィン・グロング(テューバ)
スタヴァンゲル交響楽団
ナレーションはスウェーデン語。
 


GMP 1224
\2600→\2390
「最も美しいミサ曲」
 フリードリヒ・アウグスト・ ライシガー(1809-1883):
  国王カール・ユーハンのためのレクイエム(1844)(*)
  劇付随音楽「騎士サン・ジョルジュ」序曲(1841)

オースヒル・シーリ・レフスダール(ソプラノ(*))
シグネ・サンネム・ルンド(メゾソプラノ(*))
ヘンリク・エンゲルスヴィーケン(テノール(*))
トロン・グーデヴォル(バス(*))
聖チェチーリア・オラトリオ合唱団(*)
オスロフィヨルド室内フィルハーモニー管弦楽団
シュテフェン・カムラー(指揮)

録音:2012年5月12-13日、ヤール教会、ベールム、ノルウェー

フリードリヒ・アウグスト・ ライシガーはドイツ、ザクセンのベルツィヒに生まれた作曲家・指揮者・オルガン奏者・声楽教師・合唱指導者。ライプツィヒとベルリンで学び、1840年にオスロのクリスチャニア劇場に雇われノルウェーに渡り、1850年までオスロ、以後はハルデンに住まいノルウェー楽壇の要職と教会オルガニストを務め、この地に骨を埋めました。収録のレクイエムは1844年のスウェーデン=ノルウェー連合王国の王カール・ユーハンの逝去に際して書かれた作品。初演に接した詩人ヘンリク・ヴェルゲラン(1808-1845)が「最も美しいミサ曲」と称えたと伝えられています。

 

GMP 13016
\2600
アナグラム 金管アンサンブルのための音楽
 デリク・ブルジョワ(1941-):10の金管楽器のための合奏協奏曲 Op.61
 マーク=アンソニー・ターネッジ(1960-):
  セット・トゥ(金管十重奏のための;1992-1993)
 エイノユハニ・ラウタヴァーラ(1928-):天使の遊び場(1981)
 ヨン・オイヴィン・ネス(1968-):
  まずいはらわたの猟獣、酸っぱいミツバチの巣(金管十重奏と打楽器のための)
ノルウェー・ブラス・エクスポ
モッテン・シェルレルプ・ヴェンスベルグ(指揮)
録音:2013年2月25-28日、ホルメン教会、アスケル、ノルウェー




LINDORO



NL 3026
\2500→\2290
ガエターノ・ブルネッティ(1743-1798):
 交響曲第9番ニ長調 L.298
 交響曲第21番変ホ長調 L.310
 交響曲第29番ハ長調 L.318
カメラータ・アントニオ・ソレール
グスタボ・サンチェス(指揮)
 当レーベルが力を入れているガエターノ・ブルネッティのシリーズ第3弾(NL 3011:弦楽四重奏曲/NL 3021:弦楽三重奏のためのディヴェルティメント)。
 ガエターノ・ブルネッティはイタリアのファーノに生まれ、ピエトロ・ナルディーニに師事した後1762年頃スペインのマドリードに移住。1770年に国王カルロス3世の王太子(アストゥリアス公)付き音楽教師に就任。1788年、王太子がカルロス4世として即位するとともに王の私設楽団のヴァイオリニストとなり、さらに1795年に王宮楽団が創設されるにあたってその指揮者に就任しました。450を超える作品を残したとされていますが、生前・没後とも出版された作品は少なく、演奏・録音される機会も多くありません。
 カメラータ・アントニオ・ソレールは主にスペインの古典派・ロマン派音楽レパートリーを開拓するため、2011年スペインのエル・エスコリアルに創設された弦楽主体のオーケストラ。当盤が彼らのデビューCDです。




モスクワ音楽院



SMCCD 0159
\2500→\2290
失われたアヴァンギャルド
 ニコライ・ロスラーヴェツ(1880-1944):弦楽四重奏曲第3番(1920)
 イェフィム・ゴリシェフ(1897-1970):弦楽三重奏曲「十二音の音楽」(1914)
 イヴァン・ヴィシネグラツキー(1893-1979):弦楽四重奏のためのコンポジション Op.43
 ドミートリー・メルキフ(1885-1943):弦楽四重奏曲第1番(1927)
新音楽スタジオ弦楽四重奏曲団
 スタニスラフ・マリシェフ(第1ヴァイオリン)
 インナ・ジルベルマン(第2ヴァイオリン)
 アンナ・ブルチク(ヴィオラ)
 オリガ・カリノヴァ(チェロ)

録音:2012-2014年、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ、ロシア
 社会主義革命(1917)前後のロシアで隆盛した文学・演劇・映画・音楽・美術・建築・工業デザイン等の総合芸術運動ロシア・アヴァンギャルド。1930年代に入るとスターリンによる抑圧等により急速に衰退し、その後のソヴィエトではほとんど忘れ去られてしまいました。
 しかし100年後の今、回顧のムードが高まっているようです。

 


SMCCD 0160
\2500→\2290
タリス・スコラーズの指揮者ピーター・フィリップスがロシアで客演!
知られざるルネサンス スウェーリンク生誕450年記念

 ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):
  今日キリストは生まれたもう [Hodie Christus natus est] SwWV163
   (カンツィオネス・サクレ から)
 ピーター・フィリップス(1560/1561頃):
  神は昇られた [Ascendit Deus]/めでたし、まことのお体 [Ave verum corpus]
 ウィリアム・バード(1540/1543頃-1623):めでたし、まことのお体 [Ave verum corpus]
 ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(1525-1594):
  五旬節の集まりに[Dum complerentur]
 グレゴリオ・アッレーグリ(1582-1652):われを憐れみたまえ、神よ [Miserere mei Deus]
 ヒエロニムス・プレトリウス(1560-1629):マニフィカト第5旋法
 オルランドゥス・ラッスス(1532頃-1594):恐れ震えて [Timor et tremor] (*)
 ピーター・フィリップス:めでたし、イエス・キリスト [Ave Jesu Christe]
 ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク:
  東方より来たりし博士たち [Ad oriente venerunt magi] SwWv153
   (カンツィオネス・サクレ から)
  われは御身を愛す、主よ [Diligam te Domine] SwWV191
  目覚めよ、信徒らよ [Reveillez-vous, chacun fidele](詩篇33)
イントラーダ・ヴォーカル・アンサンブル
ピーター・フィリップス(指揮(*以外))
エカテリーナ・アントネンコ(指揮(*))

録音:2013年4月22日、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア
 タリス・スコラーズの指揮者ピーター・フィリップスがロシアで客演。イントラーダ・ヴォーカル・アンサンブルは2006年エカテリーナ・アントネンコによりモスクワに創設された声楽アンサンブル。エカテリーナ・アントネンコはモスクワ音楽院附属カレッジおよびモスクワ音楽で学んだ後、ケルン音楽大学でマーカス・クリードに師事、フリーダー・ベルニウス、ハンス=クリストフ・ラーデマンの講習も受けた合唱指揮者。2012年以来2015年現在モスクワ音楽院指揮科で教えています。
■早々に完売するおそれがありますので、特にお早目のオーダーをお勧めいたします。(代理店)

 


SMCCD 0161
\2500→\2290
セルゲイ・タネーエフ(1856-1915):
  弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.19
ヴィッサリオン・シェバーリン(1902-1963):
  弦楽四重奏曲第4番ト短調「タネーエフの記念に」Op.29
ルスクアルテット(ルス弦楽四重奏団)
 アンナ・スネージナ(第1ヴァイオリン)
 アンナ・ヤンチシナ(第2ヴァイオリン)
 クセニア・ジューレヴァ(ヴィオラ)
 ピョートル・カレトニコフ(チェロ)

録音:2014年3、6月、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ、ロシア
 ヴィッサリオン・シェバーリンはモスクワ音楽院でミャスコフスキーに師事した作曲家。1942年にモスクワ音楽院楽長に就任しましたが、1948年ソヴィエト当局の批判により楽壇の要職から追放され、その後は病と闘いながら作曲と教育活動を続けました。
 チホン・フレンニコフ、カレン・ハチャトゥリアン、ボリス・チャイコフスキー、エディソン・デニソフら多くの有力作曲家を輩出。当局の依頼によりチャイコフスキーの「1812年」の終結部からロシア帝国国歌を外して書き換えるという改ざんを行うという、不名誉な仕事で記憶されているかもしれません。

 

SMCCD 0165
\2500
ミハイル・ペトゥーホフ
 ヘンデル(1685-1759):チェンバロ組曲第4番ホ短調 HWV429
 メンデルスゾーン(1809-1847):
  厳格な変奏曲ニ短調 Op.54/ロンド・カプリチョーソ ホ短調 Op.14
 シューベルト(1797-1828)/リスト編曲:魔王 S.558 No.4
 リスト(1811-1886):ソナタ ロ短調 S.178
 ショパン(1810-1846):練習曲嬰ハ短調 Op.10 No.4
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  24の前奏曲とフーガ Op.87 から 第9番ホ長調(*),第12番嬰ト短調(+)
ミハイル・ペトゥーホフ(ピアノ)

録音:1982-1994年、チャイコフスキー・コンサートホール、モスクワ、ロシア(無印)
    1976年2月、ロド=サン=ジュネーズ・コンサートホール、ロド=サン=ジュネーズ、ベルギー(*)
    1976年2月、ルーヴァン大学ホール、ルーヴァン、ベルギー(+) ADD
 ミハイル・ペトゥーホフはブルガリアのヴァルナに生まれたピアニスト・作曲家。モスクワ音楽院でタチアナ・ニコーエヴァに師事し1977年卒業。1979年よりモスクワ音楽院で教職に就き、2007年教授に就任。

 

SMCCD 0166
\2500
シュニトケ(1934-1998):
 ファウスト・カンタータ(クズマ・ボドロフ編曲、室内管弦楽版)(*)
 レクイエム(+)
エテリ・ベリアシヴィリ(アルト(*))
オレク・ベジンスキフ(カウンターテナー(*))
アレクセイ・タタリンツェフ(テノール(*))
ヴラディーミル・バイコフ(バス(*))
アリーサ・ギツバ、
オリガ・ヴェセロヴァ(ソプラノ(+))
リュドミーラ・ボリソヴァ、
マリア・チェルマキナ(メゾソプラノ(+))
ティグラン・マルチニャン(テノール(+))
エフゲニー・シャチェンコ(バス(+))
モスクワ室内合唱団
ヴラディーミル・タルノポリスキー(合唱指揮)
エフゲニア・クリヴィツカヤ(オルガン(*))
コンスタンチン・ボロストノフ(オルガン(+))
新音楽スタジオ・アンサンブル
アレクサンドル・ソロヴィヨフ(指揮)

録音:2014年9月29日、ライヴ、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア(*)
    2013年9月17日、モスクワ音楽院小ホール、モスクワ、ロシア(+)
 (*)はこの版による初演を収録したもので、もちろん世界初録音。(+)は2014年に単独で発売された SMCCD 0153 と同一音源です。ご注意ください。

 

SMCCD 0167
\2500
20世紀アメリカ合衆国の打楽器音楽
 チャールズ・アイヴズ(1874-1954):
  尖塔から山々から [From the Steeples and the Mountain] (*)
 ルー・ハリソン(1917-2003):交響曲第13番(打楽器四重奏のための;1941)(+)
 アラン・ホヴァネス(1911-2000):
  ヴァイオリンと5つの打楽器のための六重奏曲 Op.108(1966)(#)
 ルー・ハリソン:ヴァイオリンと打楽器オーケストラのための協奏曲(1969)(**)
 ジョン・ケージ(1912-1992)&ルー・ハリソン:
  打楽器四重奏のための二重音楽 [Double Music] (1941)(+)
 ジョン・ルーサー・アダムズ(1953-):
  そして鐘は覚えていた ["...and the bells remembered..."](2005)(+)
マルク・ペカルスキー打楽器アンサンブル
 マルク・ペカルスキー、
 ドミートリー・シチョルキン、
 イグナツィ・マテューコフ、
 ヴラディーミル・ウルバノヴィチ、
 エリセイ・ドレガリン、
 エカテリーナ・カウノヴァ、
 ユーリー・ポシパーノフ、
 ヤロスラフ・シェフチェンコ、
 イリヤ・ファディン(打楽器)
スタニスラフ・マリシェフ(ヴァイオリン(#))

録音:2012年2月16日(#/**)、2012年10月12日(*)、2014年6月13日(+)、
    モスクワ音楽院ラフマニノフ・ホール、モスクワ、ロシア
 マルク・ペカルスキー打楽器アンサンブルは1976年に創設されたロシアで最初の打楽器演奏団体。創設者で音楽監督のマルク・ペカルスキーは1969年にグネーシン音楽大学を卒業、2015年現在モスクワ音楽院教授。

 


SMCCD 0168-0172
(5CD)
\10000→\8990
モスクワ・ピアノ界の最高権威・ミハイル・ヴォスクレセンスキー
 モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ全集

  第1番 ハ長調 K.279(189d)/第2番ヘ長調 K.280(189e)
  第3番変ロ長調 K.281(189f)/第4番変ホ長調 K.282(189g)
  第5番ト長調 K.283(189h)/第6番ニ長調 K.284(205b)
  第7番ハ長調 K.309(284b)/第8番イ短調 K.310(300d)
  第9番ニ長調 K.311(284c)/第10番ハ長調 K.330(300h)
  第11番イ長調 K.331(300i)/第12番ヘ長調 K.332(300k)
  第13番変ロ長調 K.333(315c)/第14番ハ短調 K.457
  第15番ハ長調 K.545(新全集:第16番)
  第16番変ロ長調 K.570(新全集:第17番)
  第17番ニ長調 K.576(新全集:第18番)
  第18番ヘ長調 K.533/494(新全集:第15番)
  第19番ヘ長調 K.547a (Anh.135&138a)
ミハイル・ヴォスクレセンスキー(ピアノ)

録音:2012-2014年、モスクワ音楽院大ホール
 2007年から2010年にかけてモーツァルトのピアノ協奏曲全曲を演奏・録音(Classical Recordsレーベル)したミハイル・ヴォスクレセンスキーが引き続いて取り組んだソナタ全曲録音がついに完成!
 ミハイル・ヴォスクレセンスキーは1935年ウクライナに生まれたロシアのピアニスト。モスクワ音楽院でレフ・オボーリン(1907-1974)に師事。シューマン・コンクール、ジョルジュ・エネスク・コンクール、リオデジャネイロ・コンクール、ヴァン・クライバーン・コンクール入賞。ベートーヴェンとスクリャービンのピアノ・ソナタ全曲およびショパンのピアノ独奏曲全曲を演奏。モスクワ音楽院教授としてスタニスラフ・イゴリンスキー、ヤコフ・カスマン、アレクサンドル・ギンディン、エレーナ・クズネツォヴァ、オレグ・マルシェフ、ユーリー・ファヴォーリン、ガリーナ・チスチャコヴァ他多数の名ピアニストを輩出。2015年現在、国際スクリャービン協会会長、モスクワ音楽院ピアノ科主任教授、桐朋学園大学客員教授。
■早々に完売するおそれがありますので、特にお早目のオーダーをお勧めいたします。(代理店)




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2128
\2500→¥2290
終演後の拍手(約3分半)を完全収録した
 1943年VPOとのシューベルト「ザ・グレート」

  シューベルト:交響曲第9番 ハ長調 D.944「ザ・グレート」
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 フルトヴェングラー秘蔵テープ復刻、終演後の拍手(約3分半)を完全収録した1943年VPOとのシューベルト「ザ・グレート」

 ライヴ録音:1943 年5 月12 日/ストックホルム、コンセルトフセト(コンサート・ホール)
 使用音源:Private archive (2トラック、19 センチ、オープンリール・テープ)/モノラル、ライヴ

 ■制作者より
 1943 年5 月、フルトヴェングラーはウィーン・フィルと北欧へ演奏旅行に出かけましたが、その途次ストックホルムでシューベルトの交響曲第9 番「ザ・グレート」が中継放送されました。
 このライヴは過去さまざまなレーベルから発売されていますが、今回入手したテープは終演後の拍手が全部で約3 分半、楽団員が舞台の袖に戻る姿を見て聴衆が拍手をやめるまで、完全に記録されています。
 楽団員の足踏みと思われる音、感激した聴衆の叫び声、あるいは途中で収まりかけた拍手が何かによってまた盛大になるなど、その場にタイム・スリップしたかのような臨場感です! 
 また、第3 楽章から第4 楽章に移る時の緊張感高まるインターバルも含まれています。なお、周知の事実ではありますが、第2 楽章の330 〜 347 小節はフルトヴェングラー自身がカットしたもので、原録音の欠落、もしくは編集ミスではありません。(平林直哉)




ICA



ICAB-5132
(5CD)
\4000→\3590
G R E A T  S Y M P H O N I E S
① ICAC-5034 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
 1.ベートーヴェン:交響曲 第9番
  1953年5月30日 ウィーン,ムジークフェライン 大ホール
イルムガルド・セーフリート(S)/
ロゼッテ・アンダイ(Ms)/
アントン・デルモータ(T)/
パウル・シェフラー(B-Br)/
ウィーン・ジングアカデミー/
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 当時、日本フルトヴェングラー協会が「新発見」と認定した演奏。通常出回っているのは、5月31日の「第9」だが、こちらはその前日。
② ICAC-5035 ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー
 1-4.チャイコフスキー:交響曲 第4番/
 5.ムソルグスキー:はげ山の一夜(ソロチンスクの定期市からの合唱付き版)/
 6-11.プロコフィエフ:歌劇「3つのオレンジの恋」より組曲
  録音 1979年6月1日 リーズ音楽祭 リーズ・タウン・ホール…1-4/
  1981年7月27日 ロイヤル・アルバート・ホール…5/
  録音 1981年5月31日 倉敷市民会館…6-11 STEREO ADD
デヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(B-Br)(…5)/
BBCシンガーズ(…5)/
BBC交響楽団&合唱団(…5)/
ゲンナジ・ロジェストヴェンスキー(指揮)
 チャイコフスキーとプロコフィエフは初出音源で、ムソルグスキーは15年前に消滅した「BBCラジオ・クラシックス・シリーズ」からリリースされていたものです。
 1979年のチャイコフスキーは、ロジェストヴェンスキーの個性が最も強く現わされた演奏の一つで、これはムラヴィンスキーの同曲の演奏とも対峙できるものです。彼は決して感傷的になることなく、極めて威圧的な態度でこの曲を演奏、結果的に「幅広い悲劇」として聴衆へアピールすることに成功しました。
 ムソルグスキーは、通常の「はげ山」と違い、合唱と独唱の入った「はげ山」です。このプロムスでは英語バージョンで歌われ、妙な格調高さを演出しています。プロコフィエフは、日本公演でのライブ収録で、彼の燃えるような刺激的な演奏が楽しめます。
③ ICAC-5081 グィド・カンテッリ
 1.シューマン:交響曲 第4番 ニ短調 Op.120/
 2.ドビュッシー:聖セバスチャンの殉教-組曲/3.ドビュッシー:海
  録音 1954年9月9日 エディンバラ アッシャー・ホール MONO
フィルハーモニア管弦楽団/
グィド・カンテッリ(指揮)
 たった36歳という若さで飛行機事故のために不慮の死を遂げた才能ある指揮者グィド・カンテッリ(1920-1956)の珍しいライヴ録音の登場です。彼はミラノ近郊の町ノヴァラで生まれ、幼い頃からピアノの才能を発揮、ミラノ音楽院に進学し、指揮と作曲を学びます。
 21歳でノヴァラに戻り、トスカニーニに拠って創設された「コッチア劇場」の芸術監督に就任しますが、就任直後にイタリア軍に強制召集され、そこで反骨精神を発揮、ドイツ軍に逮捕されてしまいます。しかし、首尾よく脱走を図り、ミラノでレジスタンス活動に身を投じるうちに、イタリアが無条件降伏し、ようやく自由の身となったのでした。
 終戦後の1945年に初めてスカラ座を指揮し、その目覚ましい指揮ぶりは「トスカニーニの後継者」と言われるまでになります。1948年にトスカニーニとカンテッリは初めて会うこととなり、その翌年にはトスカニーニの招きでNBC交響楽団を指揮し、それを拠点にアメリカへ進出。1949年からは毎年アメリカで指揮をするようになります。1950年にはエディンバラ音楽祭、1951年にはルツェルン、ザルツブルク、ヴェネツィアの各音楽祭に出演、またフィルハーモニア管とともにEMIへの録音も開始します。
 しかしそんな目覚ましい活躍をする彼に残された時間はごく僅かであったことを知っている人はいたのでしょうか?この死の2年前のライブ録音は白熱するエネルギーと息を飲むような緊張感に充たされたもので、精緻なスタジオ録音とはまた違った面をみせてくれています。
④ICAC-5087 アタウルフォ・アルヘンタ
 1.ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」Op.55/
 2.スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲/
《ボーナス・トラック》
 1.チャピ:ムジカ・クラシカ-前奏曲/
 2.チャピ:「グラナダの裁判所」よりセレナータ(ファンタジア・モリスカ)/
 3.チャピ:「擲弾兵の太鼓」より前奏曲/
 4.ヒメネス:「ルイ・アロンソの踊り」より間奏曲/
 5.ヒメネス:「ルイ・アロンソの結婚」より間奏曲
  録音 1957年5月24日 マドリッド,パラシコ・デ・ラ・ムジカ…1/
  1957年8月29日 ジェノヴァ,ヴィクトリア・ホール…2/
  1955-1957年 マドリッド,グラン・オルケスタ・シンフォニア…ボーナス・トラック MONO
スペイン国立管弦楽団…1/
スイス・ロマンド管弦楽団…2/
アタウルフォ・アルヘンタ(指揮)
 スペインの伝説的な指揮者アタウルフォ・アルヘンタの「早過ぎる晩年」の録音です。彼は13歳で王立マドリッド高等音楽学校に入学、1930年にピアノ科で首席を獲得したため、その後の徴兵を免れ、ベルギーやドイツで研鑚を積むことができました。
 内戦が終了した後はスペインに戻り、1945年からはスペイン国立管弦楽団の首席指揮者として活躍、1947年には終身音楽監督に就任しています。
 彼はDECCAと組んで、数多くの録音を残していて、そのレパートリーの大半はスペインやロシアなど国民楽派の作品でしたが、この珍しいマドリッドでのベートーヴェンは、とにかくエキサイティングであり、彼が意気揚々と演奏しているのがおわかりいただけることでしょう。
 同じ年の「売られた花嫁」序曲は、いつもの流麗な音楽です。ボーナス・トラックとして彼が殊の外得意としていた、サルスエラの名曲から5曲が収録されています。
⑤ ICAC-5093 エイドリアン・ボールト
 1-4.ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 Op.98/
 5-8.メンデルスゾーン:交響曲 第4番 イ長調「イタリア」Op.90
  録音 1975年8月8日…1-4, 1972年7月29日…5-8 ロイヤル・アルバート・ホール STEREO ADD
BBC交響楽団…1-4/
ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団…5-8/
エイドリアン・ボールト(指揮)
 イギリスの名手エイドリアン・ボールト(1889-1983)はエルガーの朋友であり、ニキシュの弟子として知られています。彼の得意分野はイギリス音楽であることはもちろんですが、ドイツ音楽における格調高い表現力も高く評価されています。
 このブラームスとメンデルスゾーンは、まさにそんなボールトの「ドイツ音楽」を堪能することができるでしょう。
 このブラームスの第4番は1975年のプロムスでの演奏で、以前にリリースされたことのない貴重なものです。またメンデルスゾーンは1954年のモノラル録音と1966年のステレオ録音(未CD化)のものしか存在せず、こちらの記録も大変貴重なものと言えるでしょう。
ICAの既発リリースの中から「名交響曲」の録音を集めたBOXです。
中でも注目はフルトヴェングラーの第9でしょう。




<国内盤>


フォンテック



FOCD9673/4
(2CD)
 ¥3500+税
第300回記念定期演奏会
 マーラー:交響曲 第2番 ハ短調「復活」
川瀬賢太郎 指揮
神奈川フィル
秦 茂子 ソプラノ
藤井美雪 メゾ・ソプラノ
神奈川フィル合唱団 合唱 
大久保光哉 合唱団音楽監督
 数多の才能が煌めく日本の指揮者群において、新鮮にして独創的な解釈でひときわ光彩を放つ川瀬賢太郎。2014年4月より神奈川フィルの常任指揮者を務め、同団の躍進に大きく寄与しています。
 川瀬の演奏の特徴---彼はどのような音楽を前にしても、既定の慣習には流されず楽譜の隅々まで読み込みます。そして、作品がもつ新たな側面に光をあて、同時代の創作であるかのように演奏するのです。
 この「既聴感がない」演奏は不変で、今回のマーラーも大胆なテンポ設定、新鮮なアゴーギクに満ち溢れています。
 神奈川フィル第300回記念定期公演のライヴ録音であるこの演奏。若きシェフへよせる期待と熱い共感が、ホール全体に渦巻いています。
 (2014/6/27 横浜みなとみらいホール ライヴ録音)

川瀬賢太郎
 1984年東京生まれ。東京音大作曲指揮専攻(指揮)を卒業。2006年10月に行われた東京国際音楽コンクール<指揮>において1位なしの2位(最高位)に入賞し、入賞者デビューコンサートで神奈川フィルハーモニー管弦楽団および大阪センチュリー交響楽団を指揮。
 その後、様々なオーケストラから次々に招きを受ける。2009年6月群馬交響楽団定期公演に、2010年東京フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期公演にそれぞれデビューを果たす。
 2012年には、細川俊夫のオペラ「班女」広島公演にてオペラデビューを果たし好評を博す。
 海外では2008年に引き続き2011年2月にもイル・ド・フランス国立オーケストラと共演、また、2012年10月にはユナイテッド・インストゥルメンツ・オヴ・ルシリンと細川俊夫作曲モノドラマ「大鴉」オランダ初演の大役を果たす。
 2007年〜2009年パシフィック・ミュージック・フェスティバル(PMF)アシスタント・コンダクター。現在、名古屋フィルハーモニー交響楽団指揮者。八王子ユース弦楽アンサンブル音楽監督。2014年4月より神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者に就任。三重県いなべ市親善大使。
 


FOCD9666
¥2700+税
Chopiniana ショパニアーナ/下山静香
 −20世紀を生きた作曲家たちによる“ピアノの詩人”への手紙−

 エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
  ショパンへのオマージュ
 オスカル・エスプラ(1886-1976):
  ソナタ・エスパニョラ op.53
 デオダ・ド・セヴラック(1872-1921):
  ショパンの泉
 フェデリコ・モンポウ(1893-1987):
  ショパンの主題による変奏曲
下山静香(ピアノ) 
 その独自かつ真摯なアプローチにより、深淵な世界へと歩を進めるピアニスト・下山静香。新作で彼女が顕したのは、20世紀を生きた作曲家たちによる“ピアノの詩人”への手紙です。
 ショパンというピアノ音楽の世界においてあまりにも巨きな存在に敬意を込め綴られた作品たち、下山は豊かで清冽な感性と確かな表現力をもって、それらに生命を吹き込みます。

 「ピアノ」について語るとき、ロマン派の時代に生きた音楽家フレデリック・ショパンの名を抜きにすることはできないでしょう。この楽器の魅力を最大限に引き出したショパンは、ピアノ音楽を書く作曲家にとって特別な存在、思い入れの対象となっているように思います。

 それゆえでしょうか、「ショパンへのオマージュ」をテーマとしたこのCDには、ピアノのために書いた生涯最後の作品(ヴィラ=ロボス)、ピアノ曲として最後に出版された作品(エスプラ)、数多いピアノ曲の中で最大規模の作品(モンポウ)、という風に、それぞれの作曲人生におけるひとつの区切りであるかのような作品が集まりました。

 ここ数年コンスタントに演奏しているラテンアメリカの作曲家から代表格のヴィラ=ロボス、以前から紹介したかった作曲家エスプラ、そして、ピアノ音楽ファンを魅了し続けているセヴラックとモンポウ—彼らが“ピアノの詩人”に捧げた音楽を、奇しくもリサイタルデビュー20周年の節目に皆さまにお届けできることを嬉しく思います。

 4人の作曲家の多様なイディオムと、個性あふれる音楽世界をお楽しみいただくとともに、ショパンに対する愛情をご一緒に感じていただけたら幸せです。
2015年2月 感謝をこめて 下山静香(ライナーノーツより)
(2014/11/20・21 相模湖交流センター REC.)

■発売中 下山静香のCD■
 “ピアノの詩人”と“エスプリの作曲家”響き合う2つの偉大な魂を、溢れる知性と感性で解き放つ
  「モンポウ 前奏曲/プーランク 夜想曲」 FOCD9574 定価¥2,667+税
 

EFCD4216
¥2400+税
高田三郎 混声合唱のための典礼聖歌Ⅱ 聖週間の典礼
 受難の主日(枝の主日)
  ダビドの子/聖なる町に/キリストは人間の姿で
 聖木曜日
  神のいつくしみを/このパンを食べ/いつくしみと愛(ウビ・カリタス)
 聖金曜日
  父よ あなたこそ 私の神/見よ キリストの十字架
  十字架賛歌(1)(クルーチェム・トゥアム)
  とがめの交唱(インプロペリウム)ハギオス・ホ・テオス
  十字架賛歌(2)(クルクス・フィデーリス)
  母は立つ(スタバト・マーテル)
 復活の主日 復活の聖なる徹夜祭
  キリストの光/復活賛歌/アレルヤ/主はわれらの牧者
 復活の主日 日中のミサ
  わたしは復活し/復活の続唱/勝利と力は神のもの
 
松原千振 指揮
エリザベトシンガーズ
 日本カトリック司教団の依頼により作曲され、高田三郎の生涯をかけた仕事となった「典礼聖歌」。エリザベトシンガーズと松原千振によるシリーズ第2弾は“聖週間の典礼”です。
 国立音楽大学在学中に高田三郎のもとで研鑽を積み、現在は東京混声合唱団の正指揮者としても活躍中の松原千振。名門エリザベト音楽大学の卒業生を中心に結成されたエリザベトシンガーズの合唱が、その想いに応えます。
 (2014/8/20〜22 はつかいち文化ホール さくらぴあ REC.)

■発売中■
 「主の祈り 高田三郎 混声合唱のための典礼聖歌」 EFCD4194 定価¥2,400+税




コジマ録音扱い新譜


LMCD-2029
¥2900+税
■浜松市楽器博物館 コレクションシリーズ 52
スクエア・ピアノとイギリス家庭音楽の愉しみ

ヨーゼフ・ハイドン(1732−1809):『スコットランド民謡集』より
 [1] 《グリーンスリーヴス》(緑の袖)(歌、ヴァイオリン & ピアノ)
 [2] 歌曲《人魚の歌》(歌&ピアノ)
 [3]-[4] 《クラヴィーアソナタ 変ロ長調 Hob. XVI:41》(ピアノ独奏)
ムツィオ・クレメンティ(1752‐1832):『外国のいろいろなうた』より
 [5] 《宝物は埋まっていないけど》(《ヴェネツィアのうた》)(歌&ピアノ)
 [6] 《もしも溜息が》(《ロシアのうた》)(歌&ピアノ)
 [7]-[9] 《ソナチネ ト長調 Op. 36-2》(ピアノ独奏)
ヨハン・クリスチャン・バッハ(1735‐1782):
 [10]-[11] 《クラヴィーアソナタ ト長調 Op. 5-3》(ピアノ独奏)
ヴォルフガンク・アマデウス・モーツァルト(1756‐1791):
 [12]-[14] 《ヴァイオリン声部付きクラヴサン・ソナタ ヘ長調 K. 13》 (ヴァイオリン&ピアノ)
 [15] 《フランスの歌〈ああ、お母様申しましょう〉による12の変奏曲 K. 265》
  (《キラキラ星変奏曲》)(ピアノ独奏)
 [16] 歌曲《ラウラに寄せる夕べの想い K. 523》(歌&ピアノ)
ヨーゼフ・ハイドン:
 『スコットランド民謡集』より
  [17] 《遠い日々》(《蛍の光》)(歌、ヴァイオリン&ピアノ)
小倉貴久子(スクエア・ピアノ)
桐山建志(ヴァイオリン)
野々下由香里(ソプラノ)
〈使用楽器〉
スクエア・ピアノ トーマス・ラウド
1805頃 ロンドン 68鍵 
F1〜c4 A=440Hz
発売元:浜松市楽器博物館
販売元:コジマ録音
〈録音〉 アクトシティ浜松音楽工房ホール 2013年12月2-4日

バロック時代の花型鍵盤楽器チェンバロから新種の鍵盤楽器フォルテピアノへと、作曲家や音楽愛好家の興味が移っていった18世紀後半から19世紀。しかしこれらの高価な楽器は一般市民の手には届かず、特にイギリスの中産階級の家庭ではリーズナブルな価格とコンパクトな形の「スクエア・ピアノ」が大流行していた。コンサート会場ではなくプライヴェートな空間のために生まれたスクエア・ピアノの音色には、家族や仲間とのひとときに最適な魅力がある。同じく家庭楽器としても親しまれていたヴァイオリンと、家庭音楽での何よりの主役となった歌を交えて現代に蘇った「イギリスの家庭音楽の愉しみ」。世の中の音楽演奏の大部分を担っていた音色と空気が、このアルバムには収められている。


小倉貴久子(スクエア・ピアノ)
 東京藝術大学を経て同大学大学院ピアノ科修了。アムステルダム音楽院を特別栄誉賞を得て首席卒業。第3回日本モーツァルト音楽コンクール、ピアノ部門第1位。1993年ブルージュ国際古楽コンクール、アンサンブル部門第1位。 1995年同コンクール、フォルテピアノ部門第1位と聴衆賞受賞。様々なコンサートシリーズを展開する一方、ソロ、室内楽、協奏曲なドバロックから近現代まで幅広いレパートリーで活躍。浜松市楽器博物館主催の多くのコレクションシリーズの録音やレクチャーコンサートでの演奏も高い評価を得ている。これまでにCDを40点以上リリース。それらの多くが各新聞紙上で推薦盤、「レコード芸術」誌てで特選盤に選ばれている。CD《イギリス・ソナタ》は平成24年度文化庁芸術祭レコード部門〈大賞〉受賞。著書にカラー図解『ピアノの歴史(CD付き)』(河出書房新社)。校訂楽譜『ジュスティーニ:12のソナタ集 第1、2巻』(カワイ出版)。共著に『よくわかるピアニスト呼吸法』(ヤマハミュージックメディア)。監修に『よくわかる!4コマピアノ音楽史第1、2巻』(ヤマハミュージックメテ?ィア)。NHKラジオ第2《芸術その魅力》(2014年7月?9月放送)で〈モーツァルトが出会った音楽家たち〉の講師を務める。シリーズコンサート『小倉貴久子の《モーツァルトのクラヴィーアのある部屋》』を好評展開中。東京藝術大学古楽科非常勤講師。

桐山建志(ヴァイオリン)
 3歳より才能教育でヴァイオリンを始める。東京藝術大学を経て同大大学院修了、フランクフルト音楽大学卒業。1998年第12回古楽コンクール「山梨」第1位。1999 年ブルージュ国際古楽コンクールソロ部門第1
位。レコード芸術特選盤「シャコンヌ」を皮切りに、多数のCDをリリース。2009年、ベーレンライター社より星野宏美氏との共同校訂による「メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ全集」の楽譜を出版。現在、愛知県立芸術大学准教授、フェリス女学院大学講師。「松本バッハ祝祭アンサンブル」コンサートマスター、「エルデーディ弦楽四重奏団」ヴィオラ奏者。チェンバロの大?直哉と共にデュオ・ユニット「大江戸バロック」を主宰。2013年リリースのCD「コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ全曲」について『風格のあるメロディをおおらかに息ながく弓いっぱいに歌わせてゆく』『凜とした格調たかいその姿勢』と評され、レコード芸術特選他好評を得る。また同年秋には、ヒンデミット没後50年を記念した公演を企画、作品11を中心とした弦楽作品を一夜でヴァイオリンとヴィオラ、ヴィオラ・ダモーレを持ち替えて弾き切り、絶賛された。

野々下由香里(ソプラノ)
 東京藝術大学声楽科首席卒業、同大学院修了。関西フランス音楽コンクール、第4回日仏声楽コンクールともに第1位。パリ・エコール・ノルマル音楽院留学中、’89年「フィガロの結婚」のケルビーノ役(レンヌ歌劇場)でヨーロッパオペラデビュー。帰国後は中世から現代まで幅広いレパートリーで活躍。「北とぴあ国際音楽祭」ではパーセル、ラモー、ハイドン、モンテヴェルディ、グルック等のオペラに出演し多くの聴衆を魅了した。BCJ(バッハ・コレギウム・ジャパン)のソプラノソリストとして国内の公演や録音に参加。ヨーロッパやイスラエル、オーストラリア、アメリカ、韓国公演でもソリストを務めた。現代作品では権代敦彦、笠松泰洋、藤枝守らの作品を世界初演。録音はBCJとのCDをはじめ、「フォーレ《小ミサ》(ジャン・フルネ指揮、日本フォーレ協会編)」「愛の小径」「月の光〜エラールピアノとフランスのうた〜(浜松市楽器博物館コレクションシシリーズ29,レコード芸術誌特選盤)」など多数。日仏声楽コンクール審査員。東京藝術大学古楽科教授。お茶ノ水女子大学非常勤講師。
 

MPL-0001, 0002, 0003
(3CD)
¥3000+税
淡野 弓子[指揮]&ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京
 J. S. バッハ:《マタイ受難曲》BWV244
指揮■淡野弓子
テノール■大島 博[福音史家]
バリトン■浦野 智行[イエス]  
バリトン■淡野 太郎[ピラト/アリア 56,57]
ソプラノ
■柴田 圭子[アリア 12,13/二重唱 27a/証人 I ]
今村ゆかり[アリア 8/婢女 II ]
大石すみ子[アリア 48, 49]
庄司由美子[二重唱 27a]
神山 直子[婢女 I/ピラトの妻/レシタティーヴォ 67]
アルト
■羽鳥 典子[アリア 5,6 39/レシタティーヴォ 67]
永島 陽子[アリア 30 59, 60]
テノール
■及川 豊[アリア 19,20 34, 35/レシタティーヴォ 67]
依田 卓[証人 II ]
バス
■中川郁太郎[ユダ/アリア 42 64, 65/レシタティーヴォ 67]
小家 一彦[祭司長/アリア 22, 23]
山形 明朗[ペテロ]
ユビキタス・バッハ
 [コンサート・マスター:瀬戸瑤子/永井由里]
ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京&メンデルスゾーン・コーア[合唱指揮:淡野太郎]
国分寺チェンバークワイア
 [合唱指揮:市瀬寿子]
ドイツ語教会エクメーニッシェ・カントライ
 [合唱指揮:淡野弓子]
〈録音〉2014年4月2日 渋谷区文化センター大和田さくらホール[ライヴ録音]
〈解説〉江端伸昭、淡野弓子
発売元:ムシカ・ポエティカ
販売元:コジマ録音
 [歌詞対訳付き]

バッハが描き切った受難のキリストを忠実に再現しようと試みた異色のライヴ演奏。ヴェテラン、中堅、新進の専門家たちと、長年宗教合唱音楽に真摯に向き合ってきたそれぞれの合唱団とオーケストラが淡野弓子指揮のもと、写実と象徴の織りなす複眼、重層の音宇宙をくまなく辿る。


淡野 弓子[指揮]
 東京藝術大学卒業。ヘアフォルト教会音楽大学に学び1968年東京にH.シュッツ合唱団を設立。2008年まで同団指揮者、2013年より同団桂冠名誉指揮者。CD: 「H.シュッツの音楽」Vol.1-4 他。著書:平凡社新書『バッハの秘密』。ムシカ・ポエティカ代表。

ハインリヒ・シュッツ合唱団・東京(常任指揮者:淡野太郎)
 1968年4月東京に発足。淡野弓子、故H.J.コルロイター、故鈴木仁、淡野太郎らの指揮のもとに公演を続け日本を代表する合唱団の一つとして内外の信頼を寄せられている。2001年シュッツ全作品およそ500曲の演奏を達成。

大島 博 テノール [福音史家]
 東京藝術大学大学院博士課程修了。ミュンヘン音大でE.ヘフリガー、のちD.フィッシャー・ディースカウに師事。宗教曲、特にバッハ作品の演奏には定評がある。国立音楽大学非常勤講師。アンサンブル〈BWV2001〉メンバー。

浦野 智行 バス [イエス]
 東京藝術大学大学院修了。日本音楽コンクール、日本歌曲コンクールなど数多くの入賞歴を持ち、特に宗教曲、ロシヤ歌曲の歌唱、解釈で高い評価を得る。〈バッハ・コレギウム・ジャパン〉メンバー。

淡野 太郎 バリトン [ピラト/アリアNr.56,57]
 東京藝術大学卒業。ヘアフォルト教会音楽大学に学び、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス室内合唱団メンバーとして活動。岡崎實俊、佐々木正利、嶺貞子、A.ギーベル、C.モラーヌに師事。〈H.シュッツ合唱団・東京〉常任指揮者。















3/24(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ENCHIRIADIS


EN 2039
\2600
ムジカ・フィクタ ライヴ・イン・ニューヨーク
 ガスパル・フェルナンデス(ポルトガル:1570-メキシコ:1629):
  ベツレヘムに着くぞ、友よ [A Belen me llego tio]
 フアン・デ・アラウホ(スペイン:1646-ボリビア:1712):
  星の同胞 [Los Coflades de la estleya]
 不詳:サンタ・マリア [Santa Maria] (ナフアトル語のシャンソネタ)
 不詳:ディオス・イトラソナンツィネ [Dios itlaconantzine] (ナフアトル語のシャンソネタ)
 ガスパル・フェルナンデス:眠れ、わが子よ(ヒコチ・コネツィントレ)
   [Xicochi conetzintle] (ナフアトル語のビリャンシコ)
 フアン・ペレス・デ・ボカネグラ(ペルー:1598頃-1631):
  天国の喜び(ハナクパチャプ・クッシクイニン) [Hanacpachap Cussicuinin]
   (ケチュア語の賛歌)
 ルカス・ルイス・デ・リバヤス(スペイン:1626-ペルー:1667以後):
  メキシコのバルデス写本 から(ハープ独奏)
   エスパニョレタ [Espanoleta]/サランベケ [Zarambeque]
 フアン・グティエレス・デ・パディリャ(スペイン:1595-メキシコ:1664):
  De cara:ambanos el dia viste
  星たちは笑う [Las estrellas se rien]
 フアン・ガルシア・デ・セスペデス(メキシコ:1619-1678):
  夜が誘っている [Convidando esta la noche]
 [ボーナス・トラック]
 サンティアゴ・デ・ムルシア(スペイン:1673-1739):
  クンベー [Cumbees] (バロックギター独奏)(*)
ムジカ・フィクタ
 ロシオ・デ・フルトス、
 ロレ・アグスティ(ソプラノ)
 アナ・クリスティナ・マルコ、
 エレナ・サンチェス=エロルディ(アルト)
 ビクトル・ソルド、
 アリエル・エルナンデス(テノール)
 マヌエル・トラド、
 カルメロ・コルドン(バス)
 マヌエル・ビラス(ハープ)
ラウル・マリャビバレナ(指揮)
ラファエル・ボナビタ(バロックギター(*))
録音:2014年2月27日、ライヴ、ニューヨーク・ヒスパニック・サソイエティ、ニューヨーク・シティ、アメリカ合衆国
 ムジカ・フィクタ初のライヴCD。彼らの録音レパートリーとしても新規となる中南米のスペイン系音楽プログラム。独特の熱気を帯びた音楽はライヴ向きと言えるでしょう。
 

EN 2041
\2600
ナポリへの旅 17&18世紀スペインとナポリのハープ音楽
 スペイン出港
  ルカス・ルイス・デ・リバヤス(1626-1667以後):ハカラ
  アントニオ・デ・カベソン(1510-1566):
   誰のために髪を伸ばした [Para quien crie yo cabellos]
  フアン・イダルゴ(1614-1685):暗い夜 [La noche tenebrosa] (*/+)
  アントニオ・デ・カベソン:パヴァーヌとその変奏
  ディエゴ・オルティス(1510頃-1570頃):
   パッサメッツォ・モデルノによるリチェルカーレ第2番(+)
  アントニオ・デ・カベソン:別れの時 [Ancor que col partire]
  ディエゴ・オルティス:「甘き思い出」によるリチェルカーレ第1番(+)
 ナポリ入港−踊りの宴
  ルカス・ルイス・デ・リバヤス:アチャ
  ジョヴァンニ・ドメニコ・ダ・ノーラ(1510/1520頃-1592):わが目よ [Occhi miei] (*/+)
  アスカニオ・マヨーネ(1565頃-1627):フィデレによるパルティータ
  ジョヴァン・レオナルド・デラルパ(1530頃-1602):
   冷酷な人よ、あなたが私を死なせた後 [Da poi che tu crudel] (*/+)
   ガイヤルド/私は航海した [Io navigai] (*/+)
 ナポリにて
  ジョヴァンニ・デ・マック(1550頃-1614):ストラヴァガンツァ第1番
  アスカニオ・マヨーネ:
   ロマネスカのテノールによるパルティータ第1番
   あなたの心は不死ではない [Morir puo il vostro core] (*/+)
   トッカータ第4番/私は死に私はうれしい [Son morto e godo] (*/+)
  ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575頃-1647):私を殺して [Ancidetemi pur]
  アスカニオ・マヨーネ:トッカータ第3番
サラ・アゲダ(クロスストラングハープ(C)、ダブルハープ(D)
使用楽器:
 2007年、テネリフェ、ハビエル・レイエス・デ・レオン製(C)
  (モデル:17世紀、スペイン、フアン・ロペス・デ・トレド製)
 2012年、ミラノ、ダリオ・ポンティッジャ製(D)
  (モデル:17世紀、イタリア、バルベリーニ製)
ビクトル・ソルド(テノール(*))
カリア・アルバレス(ソプラノ&バス・ビウエラ・デ・アルコ(+))
使用楽器:2008、2012年、セビリャ、パブロ・フェルナンデス・ロメロ製)

録音:2014年6月、聖母奉献教会、アルコナディリャ、セゴビア、スペイン
 スペインから、1504年から1707年までスペインの支配下にあったナポリへのハープ音楽の船旅。サラ・アゲダはスペインのハープ奏者。マドリードのアルトゥル・ソリア音楽院でハープを始め、サラゴサ音楽院でクロスストラングハープをヌリア・リョピスに、カタルーニャ高等音楽学校で歴史的ハープをマーラ・ガラッシに師事。
 全20トラック終了後にトラック21が続き、1分の無音の後ハープ独奏曲の演奏が始まり1分25秒ほどで終わります。これは隠しトラックと思われ、曲目についての情報はございません。

 

EN 2040
\2600
パブロ・ケイポ・デ・リャノ(1971-):イル・プロテオ
 オーボエ協奏曲、弦楽と通奏低音のためのシンフォニアとフーガ
  オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲変ロ長調 Op.3 No.3(*)
  シンフォニア イ長調「ポリュペモス」Op.4 No.4
  ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調「プロテウスの怒り」Op.2 No.5
  アイオロスのフーガ ハ長調(フーガ 46)
  シンフォニア ト短調「ヘラクレス」Op.4 No.3
  アポロンのフーガ ヘ長調(フーガ 51)
  オーボエ、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ短調 Op.3 No.4(*)
  シンフォニア ホ短調「ユピテル」Op.4 No.8
  ミノタウロスのフーガ ヘ短調(フーガ 45)
シレーテ・ヴェンティ!(管弦楽)
シモーネ・トーニ(オーボエ(*)、指揮)
録音:2014年2月12-15日、聖マルコ教会、ミラノ、イタリア
 パブロ・ケイポ・デ・リャノはスペインのビルバオに生まれた作曲家。独学でネオ・バロック様式を習得し、ヴィヴァルディの作品の復元・校訂・編曲も数多く手がけていることで知られています。
 当盤は「25の4声フーガ」(EN 2033)、「協奏曲集」(EN 2036)に続くネオ・バロック様式の作品集。




HEVHETIA



HV 0096-2
\2500→\2290
モーツァルト(1756-1791):バセットホルンのための音楽
  オペラ「魔笛」K.620 より
   誰でも恋の喜びを知っている/私は鳥刺し/神官の行進
   女の奸計から身を守れ/おお、イシスとオシリスの神よ
   恋人か女房がいれば
  愛らしい二つの瞳が(ノットゥルノ)K.439(*)
  黙して嘆こう(ノットゥルノ)K 437(*)
  もはや見当たらない(ノットゥルノ)K.549(*)
  3つのバセットホルンのための25の小品 K.439b から
   アレグロ/ラルゲット/ポロネーズ/アダージョ/ロンド
  さあ、悲しい時が来た(ノットゥルノ)K.436(*)
  愛しい人よ、君が遠くにいると(ノットゥルノ)K.438(*)
  愛しい光、麗しい光(ノットゥルノ)K.346(439a)(*)
  オペラ「ドン・ジョヴァンニ」K.527 より
   奥様、これがカタログです/おっしゃらないで、敬愛する人よ
  オペラ「フィガロの結婚」K.492 より
   君を愛する人の願いに(K.577)/恋とはどんなものかしら
   もう飛ぶまいぞこの蝶々
  [付録] カノン風アダージョ K.410
ロッツ・トリオ&フレンズ
ローベルト・シェベスタ、ロナルト・シェベスタ、アンドレアス・フィンク(バセットホルン)
ヨランタ・コヴァルスカ・パヴリコフスカ(ソプラノ(*))
テレージア・クルジリアコヴァー(メゾソプラノ(*)) トマーシュ・シェルツ(バス(*))
録音:2014年7月、デザイン・ファクトリー、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
使用楽器:2004、2005年、ルドルフ・トゥッツ製(モデル:1790年頃、スロヴァキア、クラースナ・フォルカ製)

 ロッツ・トリオはプレスブルク(ブラチスラヴァ)とウィーンで活躍した楽器製作家テオドール・ロッツ(1746-1792)の姓を冠するスロヴァキアのバセットホルン・トリオ。

  

HV 0080-2
\2500
ロラーテ・チェリ
 即興演奏1(+)
 グレゴリオ聖歌:
  天よ、露をしたたらせよ [Rorate caeli] (*)
  キリエ・エレイソン(創造者なる主よ) [Kyrie Eleison (Conditor Kyrie)] (*)
 即興演奏2(+)
 グレゴリオ聖歌:
  シオンの民よ [Populus Sion] (*)/星の創造者よ [Conditor alme siderum] (*/+)
  おお、知恵よ [O sapientia] (*)
 即興演奏3(+)
 グレゴリオ聖歌:
  門を上げよ [Tollite portas] (*)/見よ、主が来られる [Ecce dominus veniet] (*)
 即興演奏4(+)
 グレゴリオ聖歌:
  聴け、娘よ [Audi filia] (*)/めでたしマリア [Ave Maria] (*/+)
  めでたし元后 [Salve Regina] (*)
 即興演奏5(+)
ヴォーチェス・グレゴリアネー・カッソヴィエンシス(斉唱(*))
ヤーン・ヴェリュバツキー(指揮(*))
アドリアーン・ハルヴァン(サクソフォン(+))
録音:2013年7月、クラクソン・スタジオ、コシツェ、スロヴァキア

 ヴォーチェス・グレゴリアネー・カッソヴィエンシスはグレゴリオ聖歌の理論と実践のエキスパートであるヤーン・ヴェリュバツキーにより2011年スロヴァキアのコシツェに創設されたグレゴリオ聖歌専門歌唱団体。
 当録音への参加は女声のみです。アドリアーン・ハルヴァンはコシツェ音楽院、ブラチスラヴァ音楽アカデミーで学んだスロヴァキアのサクソフォン・フルート・ピアノ奏者および指揮者。





LICANUS


CDM 1435
\2600
封印された音楽/ディアスポラとなったセファルディムの口伝遺産
 炉端で [AL HOGAR DE LA LUMBRE]
  サダウィ [Sa'dawi] (16世紀、モロッコのテトゥアンの歌)
  ルーダ草の小枝 [Una ramika de ruda]
   (セファルディムのカンティカ、ギリシャのロドス島で採譜)(*)
  私は花嫁に送った [Yo le mandi a la mi novia]
   (花嫁の着付けのカンティカ、ブルガリアのソフィアで採譜)
  ヘーローとレアンドロス [Hero y Leandro]
   (オリエントのセファルディムのロマンス)(*)
  水浴のためのお金をください [Dame paras para el bano]
   (水浴の儀式の歌、ブルガリアのソフィアで採譜)
  開いておくれ、愛しい人よ [Avridme Galanika] (セファルディムのロマンセロ)(*)
 魂の牢獄 [LAS CARCELES DEL ALMA]
  アブサロンの死 [La muerte de Absalon]
   (スペインのユダヤ人の哀歌、トルコのイズミルで採譜)
  ナニ・ナニ [Nani, nani] (子守歌)(*)
  王妃エステルは着飾った [Se vistyo la Reyna Ester]
   (花嫁の引き渡し、ギリシャのテッサロニキ)
  私は行きたい [Irme kero] (スペインのユダヤ人の哀歌、トルコで採譜)(*)
 心の鍵 [LA LLAVEDURA DEL CORAZON]
  ばらの花が咲く [La roza enflorese]
   (スペインのユダヤ人セファルディム、オスマン帝国)(*)
  セファルディムのカルシラマ [Karsilamas sefardies]
   (ブルガリアのソフィアに伝わる舞曲)
  二人の恋人 [Dos amantes] (恋愛のカンティカ、ブルガリアのソフィアで採譜)(*)
  踊れ、踊れ、イッデレルヒ [Tanz, tanz Jiddelelch] (クレズマー舞曲;器楽)
  ギュル・ペンベ [Gul Pembe] (恋愛のカンティカ、トルコのイスタンブールで採譜)(*)
マラ・アランダ(歌(*))
カペリャ・デ・ミニストレルス
 カルレス・マグラネル(ビオラ)
 ダビド・アンティク(笛)
 ホタ・マルティネス(ハーディ=ガーディ、バグラマ、ラウタ)
 アジズ・サムサウィ(カヌーン)
 パウ・バリェステ(打楽器)
カルレス・マグラネル(指揮)

 録音:2013年6月24-25日、パラウ・デ・ラ・ムシカ、バレンシア、スペイン
 レコンキスタ(キリスト教徒による再征服)によりディアスポラ(離散民)となったセファルディム(イベリア半島のユダヤ人)の歌の口伝記録を各地から収集し、中世イベリア半島の音楽風に再現。
 マラ・アランダはスペインのセファルディム音楽研究家・歌手。その聴きやすい美声と語り口はかつてのエステル・ラマンディエを思い出させるものがあります。

 

CDM 1536
\2600
プランクトゥス/中世における死と黙示
  Requiem aternam (GT 669)
  Ples de tristor. Planh que fe Guiraut Riquier del sehnor de Narbona
  Misa de Barcelona. Kyrie
  Audi pontus, audi tellus (Codice de Las Huelgas)
  De profundis (GT 673)
  Sol eclypsim patitur. Planctus por el obito de Fernando III el Santo
  Dies irae (LU 1810)
  Clangam, filii (Sequentia planctus cigni)
  Domine Iesu Christe (GT 674)
  Mentem meam ledit dolor. Planctus por el obito de Ramon Berenguer IV
  Misa de Notre-Dame de Kernascleden. Sanctus
  Media vita in morte sumus (Defunctorum prosa)
  Agnus Dei (LU 1815)
  Ir tanczer und spranczer (Danza de la muerte)
  Lux aterna (LU 1815)
  In paradisum (LU 1768)
カペリャ・デ・ミニストレルス
 エリーザ・フランゼッティ(ソプラノ)
 ガブリエル・ディアス(カウンターテナー)
 ミゲル・ベルナル(テノール)
 トマス・マシャ(バス)
 カルレス・マグラネル(ビオラ)
 ダビド・アンティク(笛)
 マヌエル・ビラス(ハープ)
 イグナシ・ホルダ(オルガネット)
ラルモディ室内合唱団
カルレス・マグラネル(指揮)
録音:2014年11月2-3、10日、サピエンシア礼拝堂、バレンシア大学ラ・ナウ文化センター、バレンシア、スペイン




NIBIRU


NIBIRU 0158-2
\2500
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745):
  復活祭ミサ ZWV7(1726/改訂:1730年代前半)(*)
  諸聖人のリタニア ZWV53(1735)

(*)世界初録音。
ガブリエラ・エイベノヴァー(ソプラノ)
テリー・ウェイ(男性アルト)
シリル・オーヴィティ(テノール)
マリアーン・クレイチーク(バス)
アンサンブル・イネガル
プラハ・バロック・ソロイスツ
アダム・ヴィクトラ(指揮)
録音:2013年
 

NIBIRU 0159-2
\2500
DECADE モーツァルト&ミスリヴェチェク:オペラ・アリア集
 ヨセフ・ミスリヴェチェク(1737-1781):「偉大なるタメルラーノ」から(*)
   Sento nel alma mia(アリア)
   Odimi, qual tu sia(レチタティーヴォ)/ Nacqui in seno alla sventura(アリア)
 モーツァルト(1756-1791):「ルーチョ・シッラ」K.135 から
   Vanne. T'affretta(レチタティーヴォ)/ Ah, se il crudel periglio(アリア)
 ミスリヴェチェク:「アルタセルセ」から(*)
   Deh, respirar lasciatemi(四重唱)(+)
   Il pianto non trattengo(レチタティーヴォ)/ Vatra le selve ircane(アリア)
 モーツァルト:「偽の女庭師」K.196 から Geme la tortorella(アリア)
 ミスリヴェチェク:「エピロスの王メドンテ」から Dov'e, ah dov'e, son io(アリア)
 モーツアルト:「クレタの王イドメネオ」K.366 から
   Se mai pomposo apparse(レチタティーヴォ)/ Se il padre perdei(アリア)
   Andro ramingo e solo(四重唱)(+)
(*)世界初録音。
シモナ・シャトゥロヴァー(ソプラノ)
フレデリク・フリース(ソプラノ(+))
ミハエラ・カプストヴァー(メゾソプラノ(+))
リハルト・サメク(テノール(+))
ラルモニア・テッレーナ
ズデニェク・クラウダ(指揮)




SWEDISH SOCIETY



SCD 1158
(2CD)
\4200→\3790
ウプサラ室内管弦楽団新譜登場!
 モーツァルト(1756-1791):5つのヴァイオリン協奏曲

  第1番変ロ長調 K.207/第2番ニ長調 K.211/第3番ト長調 K.216
  第4番ニ長調 K.218/第5番イ長調「トルコ風」K.219
ニルス=エーリク・スパルフ(ヴァイオリン、コンサートマスター)
ウプサラ室内管弦楽団
録音:2013年3月4-7日、9月29日、10月3日、ウプサラ・コンサート&議会ホール、ウプサラ、スウェーデン


店主がイチオシしているウプサラ室内管弦楽団の久々の新譜。
今回は指揮がマギではなく、コンマスのヴァイオリンによる指揮者なしの演奏のようである。これも面白そう。


旧譜
これが案外悪くない。
パウル・マギ&ウプサラ室内管弦楽団
SWEDISH SOCIETY 1CD\2500→\2290

 ウプサラはスウェーデン第4の都市。ちなみにウプサラ大学は北欧最古の大学である。
 そのウプサラのオーケストラ、ウプサラ室内管弦楽団。田舎オケ・ファンにはたまらないその辺境っぽさだが、しかしなかなかあなどれない。昨年「店主試聴記」でお奨めしたヘルメル・アレクサンデションの交響曲第2番。そのオケがこのウプサラ室内管弦楽団だった。そしてそのときの指揮者がパウル・マギ。1953年エストニア生まれの指揮者。現在ウプサラ室内管弦楽団の芸術監督。
 で、彼らの第1弾が先日リリースされたシェエラザード、チャイ5、ステンハンメル。これがまあ味わい深い逸品たちだった。シェエラザードではヴァイオリン・ソロがかなり危なっかしかったりするのだが、そこさえも魅力に思わせてくれる堂々たる歌いっぷり。おそらく好評だったのだろう、あっというまに6タイトルのリリースとなったわけである。辺境オケ・マニアのみなさま・・・おみのがしなく。


SCD 1142
\2500→\2290
チャイコフスキー(1840-1893):
  交響曲第5番ホ短調 Op.64
録音:2005年9月22日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮)

SCD 1143
\2500→\2290
リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
  交響組曲「シェエラザード」Op.35
録音:2006年4月6日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮)

SCD 1144
\2500→\2290
ヴィルヘルム・ステーンハンマル(1871-1927):
  管弦楽のためのセレナード Op.31
録音:2006年1月12日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮)

SCD 1147
\2500→\2290
シベリウス(1865-1957):
 交響曲第3番ハ長調 Op.52(*)
 交響曲第4番イ短調 Op.63(+)
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮)
録音:2006年1月23日(*)、2004年4月22日(+)、ウプサラ大学大講堂、ライヴ

SCD 1148
\2500→\2290
ロッシーニ(1792-1868):オペラ「ウィリアム・テル」序曲
ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲第15番 Op.141
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮)
録音:2006年9月21日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ

SCD 1149
\2500→\2290
マーラー(1860-1911):
 交響曲第1番(1889/1894;エルヴィン・シュタイン校訂版)
 花の章
ウプサラ室内管弦楽団
パウル・マギ(指揮)
録音:2007年4月24日、ウプサラ大学大講堂、ライヴ




 


SCD 1160
\2600→\2390
悪魔の踊り
 スウェーデンのフィドルと管弦楽のための編曲集

カール=ユーハン・アンカルブルム:ハルガから聞こえる悪魔の呼び声
伝承:悪魔の踊り
ヨナス・オルソン:ベッドで行進
伝承:ポルカ
ヨリエン・アントンソン:浮かれ騒ぎ
カール=ユーハン・アンカルブルム:ショッティーシュ
        イェルケル
Daniel Reid :さざなみ
不詳:パンのマーチ
ヨリエン・アントンソン :ベッティルとエイヴォル
伝承 :クヌッス=ウッレの生きのいい小品
     わが人生の夕べ
ヨナス・オルソン :涙
           ポントゥス
           七月の真ん中で
伝承 :ブレンヴィーンのポルスカ
     行進曲
ヨリエン・アントンソン (フィドル)
イェヴレ交響楽団
マッツ・ロンディン (指揮)

 前から気になって仕方がなかったアルバム。
 ヘヴィメタ・アルバムのようなジャケット。そして冒頭の2曲のタイトル。
 でもこれがダークでドロドロの悪魔的アルバムかと思ったらそうではなかった・・・。
 愉快で痛快なフィドル・アルバム。踊りだしてしまいそうな。
 派手なオーケストラとノスタルジックなフィドル、そして才人カール=ユーハン・アンカルブルムによるハリウッドのようなかっこいい編曲。
 クラシックでもありミュージカル風でもあり映画音楽風でもある。
 ジャケのかっこよさからも、そして無類の楽しいフィドル・アルバムとしてもおすすめの一枚。
 
 




TROUBADISC



TRO-CD 01446
\2600→\2390
アナトール・ヴィエル(1926-1998):
  交響曲第6番「エクソダス」Op.112(1988-1989)(*)
   I. タンゴチャッコーナ II. エクソダス III. サン・アントニオ・デ・ラ・フロリダ
   IV. 蒼白の太陽
  メモリアル Op.118(1990)(+)
ルーマニア放送交響楽団(*)
ホリア・アンドレースク(指揮(*))
ルーマニア放送室内管弦楽団(+)
ルドヴィク・バーチ(指揮(+))
 アナトール・ヴィエルはルーマニアの作曲家・音楽理論家・音楽教育者。ルーマニア北東部モルダヴィア地方の中心都市ヤシに生まれ、1941年のユダヤ人大虐殺(ヤシで犠牲者推定8,000〜13,000人)を生き延び、ブカレスト音楽院でレオン・クレッペル(1900-1991)、パウル・コンスタンティネスク(1909-1963)、コンスタンティン・シルヴェストリ(1913-1969)に、モスクワ音楽院でアラム・ハチャトゥリアン(1903-1978)に師事。1962年にチェロ協奏曲第1番がマリー=ジョゼ王妃国際作曲賞(スイスのジュネーヴ)受賞。これは第二次大戦後初めてルーマニア人作曲家が獲得した国際賞でした。ブカレスト音楽院教授を務め、数多くの著作を発表。あらゆるクラシカル音楽ジャンルに120を超える作品を書き上げました。
 アナトール・ヴィエルの交響曲は7つ。第6番はチャウシェスク独裁政権崩壊前に書かれた最後の交響曲で、ソヴィエト(当時)の指揮者ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーに献呈されました。ユダヤ系の出自を表に出すことを避け、また共産党員であり政権との軋轢も表向き無かった彼ですが、政情不安定な中、「エクソダス(移民等の大規模な出国)」というタイトルに何らかの思いを込めていたかもしれません。
 チャウシェスク政権崩壊後に書かれ1991年にイスラエルで初演された「メモリアル」はユダヤ人大虐殺の犠牲者に捧げられています。2曲とも世界初録音です。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTUS


INA(フランス国立視聴覚研究所)シリーズ最新盤
コンドラシン&フランス国立放送管弦楽団



ALT 309
\3000→\2690
フランス国立管とコンドラシンの一期一会的、火花散る演奏
 ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調 Op.65
キリル・コンドラシン(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
ALTSA 309
(SACD シングルレイヤー)
\5400→\4990
 語り口のうまさと推進力!コンドラシン壮絶ライヴ大遺産3タイトル!

 フランス国立管とコンドラシンの一期一会的、火花散る演奏。手兵モスクワ・フィルとの演奏を凌駕するほどのスリリング!

 ライヴ録音:1969 年2 月5 日/シャンゼリゼ劇場/CD:ADD、ステレオライヴ/SACD シングルレイヤー:ステレオ、ライヴ

 こんなものが残っていたとは驚きの音源が日の目を見ました。コンドラシンとフランス国立放送管一期一会のショスタコーヴィチの交響曲第8 番。コンドラシンによる同曲録音は3 種が残されていますが、いずれも彼の手兵モスクワ・フィルによるもので、演奏は物凄いものの1961 年のメロディア盤は音が悪すぎ、1967 年4 月20 日Altus 盤の東京ライヴは日本ツアー最終日でオケに疲れが見えており、1969 年9 月29 日のPraga 盤のプラハ・ライヴも音が万全とは言えませんでした。それゆえ、当1969 年2 月5 日シャンゼリゼ劇場ライヴはファン狂喜の出現と申せましょう。
 ショスタコーヴィチの交響曲第8 番は、独ソ戦さなかの1943 年、ソ連軍が攻勢に転じつつある時期に作曲されました。希望の光の見え出した時に作曲されながら、高揚感や喜びの感情は薄く、勝利を願いながらその先にあるであろう不安におびえるマーラー風の屈折感に満ちています。
 旧ソ連きってのマーラー指揮者だったコンドラシンが絶妙に表現。とは言っても内省的演奏ではなく、ムラヴィンスキーと比べ高カロリーで暴力的な激しさに満ちています。テンポや解釈はPraga 盤と似ていますが、ニュアンスや臨場感は比べ物にならないほどの凄さ。ついにコンドラシンの8 番の凄さをあますところなく記録した録音の登場となります。
 


ALT 310
\3000→\2690
チェリビダッケ・サウンドとコンドラシン・サウンドが
 化学反応を起こし昇華!

  シベリウス:交響曲第2番ニ長調 Op.43
  ラヴェル:マ・メール・ロワ
キリル・コンドラシン(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
ALTSA 310
(SACD シングルレイヤー)
\5400→\4990
 息つく暇無く展開される超辛口なシベリウス演奏。コンドラシンが指揮するシベリウスの中でも最高の演奏の一つ!マ・メール・ロワは、同年にチェリビダッケが先に演奏しており、チェリビダッケ・サウンドとコンドラシン・サウンドが化学反応を起こし昇華!

 ライヴ録音:1974 年11 月6 日/シャンゼリゼ劇場/CD:ADD、ステレオライヴ/SACD シングルレイヤー:ステレオ、ライヴ

 コンドラシンのシベリウスの交響曲第2 番といえば、1979 年にコンセルトヘボウを指揮したTahra 盤がありますが、今日入手困難となっています。
 ここで登場したのは、その5 年前にフランス国立放送管と共演したライヴ。北欧系指揮者の解釈とは一線を画したコンドラシンならではのエネルギッシュかつボルテージの高い演奏で、どこかリムスキー=コルサコフを思わせます。語り口の巧さと推進力で一気に聴かせるのがさすがで、真に感動させられます。一方ラヴェルの「マ・メール・ロワ」は繊細の極み。コンドラシンらしからぬ響きがしますが、同年にフランス国立放送管と同曲を演奏したチェリビダッケが調教を極めた痕跡が残った興味深い現象と申せましょう。まさに夢幻的な世界を作り出しています。
 


ALT 311
\3000→\2690
初レパートリーとなるチャイ4、
 キージェ中尉も目が覚めるほどの快演音楽

  チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 Op. 36
  プロコフィエフ:交響組曲「キージェ中尉」Op.60
キリル・コンドラシン(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
ALTSA 311
(SACD シングルレイヤー)
\5400→\4990
 幻の音源と謳われた、コンドラシンの録音、初レパートリーとなるチャイ4 の実況録音が待望の登場!キージェ中尉も目が覚めるほどの快演音楽の情報量の多さに驚愕!

ライヴ録音:1976 年12 月2 日/シャンゼリゼ劇場/CD:ADD、ステレオライヴ/SACD シングルレイヤー:ステレオ、ライヴ

 意外や意外、コンドラシン指揮のチャイコフスキーの交響曲第4 番はLP、CD ともありません。このアルバムが初めて彼の解釈に接することができます。
 テンポは早く直裁的な推進力はコンドラシンならでは。迫力やうねりはロシアの伝統を感じさせますが、フランス国立放送管の響きが明るいため、苦悩や絶望よりも演劇的な効果が感じられます。
 プロコフィエフの「キージェ中尉」は来日時にNHK 交響楽団とも披露した作品。プロコフィエフならではの皮肉とエネルギーを余すところなく表現した力演。コンドラシン・ファン必携の一枚です。





MUSIC&ARTS



M&ACD 1283
(5CD 4CD価格)
\9200→\8590
「チャールズ・アドラー・コンダクツ・ブルックナー」
 ブルックナー:
  (1)ミサ曲第1番 ニ短調(1892年出版譜)
  (2)序曲 ト短調(1921年出版譜)
  (3)交響曲第1番 ハ短調(1890年ウィーン稿1893年出版譜)
  (4)交響曲第3番 ニ短調(1889年稿1890年出版譜)
  (5)交響曲第6番 イ長調(1899年出版譜)
  (6)交響曲第9番 ニ短調(1903年出版譜)
チャールズ・アドラー(指揮)
ウィーン交響楽団
 ブルックナー受容史に重要な指揮者チャールズ・アドラーの1950 年代のブルックナー録音集!

 録音:(1)1957 年3 月(SPA RECORDS 社) (2)(6)1952 年4 月もしくは5 月(SPARECORDS 社) (3)1955 年4 月25 日(UNICORN 社) (4)1953 年4 月17 日(SPA RECORDS社) (5)1952 年2 月17 日(放送録音)/4"53'40

 M&Aによるアドラー録音集の第3 弾はブルックナー。
 チャールズ・アドラー(1889-1959)はロンドン生まれだがドイツで修行し活動していた指揮者。第二次世界大戦が勃発して米国に移住したが、戦後は再びドイツ、オーストリアでも活躍した。マーラーに学んだアドラーはマーラーやブルックナーの交響曲を得意としている。ただしブルックナーの場合アドラーは、クナッパーツブッシュと同様に「改訂版」の信奉者で、それゆえ残された録音はあまり顧みられてこなかった。
 今回、交響曲第1 番、第3 番、第6 番、第9 番とミサ曲第1 番、さらに序曲 ト短調とまとめて復活することで、彼の芸術が再評価されることだろう。古い楽譜を用いてはいるものの、アドラーは当時としてはロマンティシズムに溺れない近代的なブルックナーを演奏しており、つまり現代ブルックナー演奏の祖という側面が強い。
 たとえば第9 番は、同じ楽譜を用いたクナッパーツブッシュの演奏と比べるとだいぶ感触が異なる。また交響曲第6 番はシリル・ヒュナイス校訂による1899 年の初版譜を用いているのだが、これは他に録音がないので資料的な価値もある。
 交響曲第1 番はUNICORN 社への商業録音、交響曲第6 番は放送用録音、それ以外はSPARECORDS による録音。
 なお交響曲第3 番はCD1265 に含まれている1953 年4 月8 日の演奏会のライヴ録音の直後に行われたSPA RECORDS による録音で、別の演奏である。どの録音も当時の標準的な音質を保っている。


<メジャー・レーベル>

WARNER ERATO



2564616666
\2500→\2290
パーヴォ・ヤルヴィ指揮&エストニア国立響
ショスタコーヴィチ:
 カンタータ(バラード)「ステパン・ラージンの処刑」 Op.119
 カンタータ「我が祖国に太陽は輝く」 Op.90
 オラトリオ「森の歌」 Op.81
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
エストニア国立交響楽団
コンスタンティン・アンドレイエフ(テノール)
アレクセイ・タノヴィツキ(バス)
エストニア・コンサート合唱団
ナルヴァ少年合唱団
2012年4月18-20日、エストニア・コンサート・ホールでのライヴ





<国内盤>


ACOUSTICA


ACST2010-04
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
ソレールの鍵盤ソナタを、スペインのピアニストが弾く 第3巻
 1.ソナタ 第22番 ハ短調 R.19
 2.ソナタ 第23番 ト長調 R.43
 3.ソナタ 第24番 ニ短調 R.24
 4.ソナタ 第25番 ロ短調 R.10
 5.ソナタ 第26番 イ長調 R.53
 6.ソナタ 第27番 ニ短調
 7.ソナタ 第28番 ト長調 R. 4
 8.ソナタ 第29番 ト長調 R.58
イシドロ・バリオ(ピアノ)
 ピアノで18世紀音楽…の究極系!きわめて優美なスペインの修道院音楽。このまろやかさ、比類ない!
 バッハやヘンデルなど、もともとはチェンバロで演奏されることを前提に書かれていた18世紀音楽を、あえて現代のピアノで弾くのは避ける…ということがナンセンスかは、幾多の名演が立証しつづけてきたこと。
 ただ、ピアノで弾かれる18世紀の演目はかなりしぼられていました。スカルラッティよりも40年以上年下で、モーツァルトが『ドン・ジョヴァンニ』を書いた年まで生きていたスペインの修道士作曲家ソレールの音楽は、どうしてもっと現代ピアノで弾かれなかったのだろう?とばかり、ピアノでの録音が急増中のソレールですが、現代スペインの隠れた大物・イシドロ・バリオが弾く本場もの以上の思いのこもったソレール解釈はやはり、他の追従を許さない仕上がり!
 自身も音楽学に通じ、ソレール作品の真贋判定にもかかわるほどながらチェンバロやフォルテピアノは使わず、カルロ・ゼッキやE.ハンゼン門下に養った独自のピアニストとしての美学を貫き、あえてピアニスティックなアプローチで美しく仕上げたその第1弾録音は『レコード芸術』誌でも特選に輝きました。
 第3弾となる今回の録音は、単独楽章で演奏時間10分を超える長編も含む源選8曲。




JB RECORDS


JBR-016
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
フォーレ:ピアノ四重奏曲 第1・2番
 1. ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと
    ピアノのための四重奏曲 第1番 ハ短調 op.15
 2. ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと
    ピアノのための四重奏曲 第2番 ト短調 op.45
アンナ・ルトコフスカ=ショック(p)
レオポルディヌム弦楽三重奏団
  (トリオ・ソリストゥフ・レオポルディヌム)
クリスティアン・ダノヴィチ(vn)
ミハウ・ミツケル(va)
マルツィン・ミシアク(vc)
 もはや常識?ポーランドはやっぱり凄腕奏者ぞろい!
 ゾクゾクするほどスリリングで繊細、フランス近代の妙。
 ピアノ四重奏曲の至宝、19世紀末へと向かう耽美なフランス音楽の気配をたたえながら、がっちり精緻な曲構造を誇るフォーレの二つの傑作を聴くなら、やはりフランス勢で…と、自分もつい最近まで思っていました。
 しかし考えてみれば古くは英国のドーマス四重奏団、昨今でもドイツの団体であるフォーレ四重奏団が息をのむ名演をそれぞれに世に送り出していたりで、ドイツ系の堅固な曲構造ゆえか、非・フランス語圏の演奏者が弾いてもこれら2曲は独特の精彩を放ち始めることがあり、音楽とは本当に深いもの、とあらためて実感せずにおれません。
 ポーランドのヴロツワフ(長らくドイツ語圏で、大指揮者クレンペラーの出身地でもあります)に拠点をおくレオポルディヌム三重奏団とルトコフスカ=ショックによる本盤は、まさにそうした意味でこれら2曲本来の(というより、期待通りの)魅力をつよく印象づけるとともに、アンサンブルの確かさや曲作りの充実度において、ポーランドの名手たちはなんと腕達者ばかりなのだろう!と強く認識させられる内容。あらゆる室内楽ファンにじっくり聴き深め頂きたい、申し分ない名演。




PAN CLASSICS



PC10336
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000+税
ダルベール:交響曲、序曲、三つの協奏曲
 1. 歌劇『即興歌手』序曲(1902)
 2. ピアノ協奏曲 第2番 変ホ長調 op.12
 3. ピアノ協奏曲 第1番 ロ短調 op.2
 4. チェロ協奏曲 ハ長調 op.20
 5. 交響曲 ヘ短調 op.4
カール=アンドレアス・コリー(ピアノ)
アントニオ・メネセス(チェロ)
ロナルト・ゾルマン指揮
バーゼル交響楽団
 名前先行系の巨匠ダルベールは、管弦楽曲も秀逸!
 メネセスの弾くチェロ協奏曲他、傑作揃いの充実2枚組
 19世紀は、オーケストラ音楽の時代—−そして、ピアニストたちの時代でもあり。ピアノ曲も管弦楽曲も、無数の作品が生まれては忘却の淵に沈み、そのなかには運をつかめなかっただけで作品自体は素晴しいものも多かったことは、昨今の録音物を通じて私たち聴き手が再発見を続けている思わぬ逸品の数々からもわかるところ。
 CPO、Chandos、Hyperion、Naxos…Pan Classicsも、かつてスイス本拠だった頃にはそうした管弦楽作品の掘り起しに一時大いに貢献していた時代がありました。
 凄腕ピアニストとして、ドイツとスイスを拠点に絶大な名声を博したダルベールについても、ごらんのとおり豪華な(チェロはメネセス!)顔ぶれで(コリーもゾルマンも「知名度が低い」と侮るのは大間違い!の名匠...)
 ブラームス第4番やフランク、ブルックナー後期などと同時期の長大・充実度大な交響曲をはじめ、比較的競合盤もある「知る人ぞ知る名作」チェロ協奏曲、長短2曲の傑作ピアノ協奏曲...と晩期ロマン派の粋を堪能できる申し分ない大作群の名演が。
 長らく廃盤状態だったこれら2枚のアルバムを、お手頃価格&貴重な日本語解説付でお求めいただけるように。先日のポッパー盤やシュミット盤と同様、ポテンシャルの高い初・国内流通盤...どうぞお見逃しなく!




PASSACAILLE



PSC1006
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
BERLIN SONATAS
 5弦のチェロと、プロイセン王室
 〜ロココと古典派、チェロのためのソナタさまざま

 1. アーベル:チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調 WKO147 (1782)
 2. J.C.F.バッハ:チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調 HW X3 (1770)
 3. C.P.E.バッハ:鍵盤ソナタ ト長調 Wq.62-19(1757)
 4. ベンダ:鍵盤のための教程順練習曲 第25番
 5. ベンダ:鍵盤のためのカプリッチョ 第16番
 6. キルンベルガー:チェロと通奏低音のためのソナタ ハ長調(1769)
 7. アーベル:チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調 WKO148
 8. グラウン:チェロ独奏のためのソナタ ハ長調 GraunWV B:XVII:53
エリナー・フライ(5弦チェロ)
ロレンツォ・ギエルミ
(フォルテピアノ/ジルバーマン製作オリジナル)
マルク・ファンスヘーウヴェイク
 (バス・ド・ヴィオロン≒チェロ)
 チェロの弦が4本だなんて、誰が決めた?
 18世紀に存在していた5弦チェロで、絶美のロココ中低音を…!
 チェロという楽器が弦4本に落ち着いたのは、実は決してそう古いことではなかったようです。「チェロは、どこから来たのか」(PSC995)でこの種の「低音弦楽器」の歴史をたどり、チェロ黎明期(17〜18世紀)の珍しい独奏曲をたっぷり聴かせてくれた名手エリナー・フライはいま、意外にも18世紀にはポピュラーだったらしい「5弦のチェロ」を使い、それがいかに古典派前夜の時代まで重宝がられていたかを実感させる名盤を刻んでくれました。
 鍵盤を受けもつのは、躍進期のイル・ジャルディーノ・アルモニコ出身、バーゼルのスコラ・カントルムで教鞭をとる名匠ロレンツォ・ギエルミ!この種のチェロを見込んで「無伴奏チェロ組曲」の第6番を書いたバッハの存在も意識されるところ、ベルリンの宮廷にもあってバッハも試したというジルバーマン型ピアノを使い、フリードリヒ大王とその甥でチェロ演奏を愛した(モーツァルトやボッケリーニとも関係のある)フリードリヒ=ヴィルヘルム2世にゆかりの深い作曲家の名品を厳選、5弦チェロのしなやかに歌う高音域と艶やか・繊細なデュオをくりひろげます。
 ロココ期の作曲家はとにかく感傷的な和声進行をきれいなメロディに乗せるのがうまい!じっくり愛してゆきたい1枚です。




ALM/コジマ録音

ALCD-7188
¥2800+税
■Fairest Isle 美しき島 〜イギリスの歌 パーセルとブリテン〜
 [1] ヘンリー・パーセル:美しき島
 [2] ヘンリー・パーセル:美しい若者よ
 [3] イングランド/アイルランド民謡:リリバレッロ *
 [4] ヘンリー・パーセル:緑の葉が落ちて
 [5] ヘンリー・パーセル:もしも音楽が愛の糧ならば(第1稿)
 [6] イングランド民謡(ブリテン編曲):グリーンスリーヴス
 [7] スコットランド/イングランド民謡(ブリテン編曲):ああ何たること、悲しいかな
 [8] ヘンリー・パーセル:恋の病から逃れようとしても
 [9] ヘンリー・パーセル:もしも音楽が愛の糧ならば(第3稿)
 [10]-[14] ベンジャミン・ブリテン:歌曲集《この島で》
 [15] スコットランド民謡:僕は君を愛していることに気づかなかった **
 [16] ヘンリー・パーセル:薔薇の花より甘く
 [17] イングランド民謡(ブリテン編曲):サリー・ガーデンズ
 [18] ヘンリー・パーセル(ブリテン編曲): 恋の病から逃れようとしても
 [19] ヘンリー・パーセル:夕べの讃歌
 [20] ヘンリー・パーセル(ブリテン編曲): 羊飼いたちはなんと恵まれていることか
 [21] アイルランド民謡(ブリテン編曲): 夏の最後の薔薇

   * リュート・ソロ ** ギター・ソロ

〈出典〉
 [1], [20] パーセル《キング・アーサー》
 [2] パーセル《テンペスト》より劇付随音楽
 [8], [18] パーセル《インディアン・クィーン》
 [16] パーセル《パウサニアス または 国を裏切った者》より劇付随音楽
 [6], [7], [17], [21] ブリテン《民謡編曲集》
 [18], [20] ブリテン《パーセル・コレクション》
村井香子(ソプラノ) 竹内太郎(バロック・ギター&リュート)
平尾雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
今川裕代(ピアノ)
[歌詞対訳付き]
 イギリス音楽史に燦然と輝く作曲家パーセル(1659-1695)とブリテン(1913-1976)。パーセルが開拓した英語のもつ音の輝き、自由さ、活力をいかした音楽を終生の規範としたブリテンは、パーセル作品を積極的に編曲し、250年前の偉大な作曲家の存在を現代に蘇らせた。「Fairest Isle=美しき島」で生まれたパーセルとブリテンの歌曲とこの島で生まれた民謡を、柔らかな糸でひとつのプログラムに編み上げたのは気鋭のソプラノ村井香子(むらいきょうこ)。
 ギター&リュートの竹内太郎、ヴィオラ・ダ・ガンバの平尾雅子、そしてピアノの今川裕代ら名手たちによる最高のサポートを得た清冽な歌声が、心の奥底を震わせる。

〈録音〉 相模湖交流センター 2014年8月27-28日、2014年10月30-31日
〈解説〉 クリスティン・バリス、村井香子


村井 香子(ソプラノ)
Kyoko Murai, soprano
 東京都出身。武蔵野音楽大学声楽科卒業。1999年に渡英し、トリニティ音楽大学声楽専攻科ポストグラジュエイト・ディプロマを首席で修了。その後、文化庁新進芸術家海外留学研修員としてギルドホール音楽院古楽科にて声楽を学び、修士(M.Mus.)を取得。在学中にパーセルのキング・アーサーのキューピット役を演じポール・シン・オペラ賞、またロイ・プレサンス声楽コンクールで第1位、エラ・キドニー古楽コンクールで第1位受賞。2009年グリニッジ国際古楽フェスティバルにてソロ・リサイタルを行った。イギリスの室内合唱団、イングリッシュ・ヴォイシス、またフィラモニア・コーラスの団員としてBBCオーケストラ、エイジ・オブ・インライトゥンメント管弦楽団等とイギリス国内を中心にヨーロッパ各地、アメリカ公演に参加する。これまでに声楽を亀井陽二、リンダ・ハーストに師事、エマ・カークビー、エヴリン・タブ、セイラ・ウォーカー各氏に指導を受けた。ナンシー・ハッデンとサリテ女声コーラス「Ceremony of Carols キャロルの祭典」「Judith Cloud, Three Spells ジュディス・クラウド 3つの呪文」(CRD レコード)ほか、多くの録音に参加した。
http://www.kyokosoprano.co.uk


竹内 太郎(バロック・ギター&リュート)
Taro Takeuchi, baroque guitar & lute
 京都生まれ、立教大大学卒業後、ロンドンのギルドホール音楽院でナイジェル・ノースに師事。文化庁派遣芸術家としてバッハのリュート作品とバロック時代のギター音楽を研究。ベルリン・フィル、啓蒙時代オーケストラ、ナイジェル・ケネディ、レイチェル・ポッジャーなどとの共演の他、ソロ活動も活発に行っている。CDには「フォリアス!」「アフェットーソ」「ギターの世紀」などがあり、「古楽器のコルトレーン」「高貴な演奏」などと評された。2015年には浜松市楽器博物館の所蔵楽器を用いたCD「18世紀のギター音楽(仮称)」がリリースされる。英国リュート協会前理事、日本リュート・アーリーギター・ソサエティ・ディレクター。ロンドン在住。
http://www.crane.gr.jp/~tarolute/

バロック・ギター:マーシャル作、パリ 1770年頃
リュート(ダブルフレット仕様):デイヴィッド・ヴァン・エドワーズ工房、イギリス 1992年


平尾雅子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
Masako Hirao, viola da gamba
 京都に生まれる。国立音楽大学楽理科卒業後、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムでディプロム取得。更にオランダのハーグ王立音楽院にて研鑽を積む。在欧中はジョルディ・サバル氏主宰「エスペリオンXX」のメンバーとして活動。帰国後は自らの研究をもとに数多くの演奏会、CD録音を企画。コジマ録音(ALM)よりCD《マラン・マレの横顔》 I - V (全盤レコード芸術誌特選盤。IVは2006年レコード・アカデミー賞[音楽史部門]受賞)、《J.S.バッハ、ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ全3曲他》、《ディエゴ・オルティス ルネサンス装飾の粋》(同誌および朝日新聞特選盤)他多数リリースされている。2010年アルテスパブリッシングよりオルティス著『変奏論(Trattado de Glosas)』解説付き邦訳を、2014年にはドイツのEdetion Offenburgより『ORTIZ:RECERCATE』を出版。国立音楽大学、京都市立芸術大学非常勤講師。
http://www.masakohirao.net

ヴィオラ・ダ・ガンバ:ヨアヒム・ティールケ作 1695年頃


今川 裕代(ピアノ)
Hiroyo Imgawa, piano
 シュトゥットガルト国立音楽大学及びザルツブルグ〜モーツァルテウム国立音楽大学修士課程首席修了。アンドレ・マルシャン、故ハンス・ライグラフ各氏に師事。サレルノ国際ピアノコンクール第1位、シューベルト国際ピアノコンクール第2位、ブラームス国際音楽コンクール第2位、A.ルービンシュタイン国際コンクール第3位など受賞多数。英国王室宮殿内での御前演奏やヨーロッパ各地の音楽祭出演のほか、NHK響、東京フィル、新日本フィル、関西フィル、日本センチュリー響、アンサンブル金沢、チェコ国立ブルノ・フィル、ドルトムント・フィル、ベネズエラ響、レニングラード国立歌劇場管など数多くのオーケストラと共演し、幅広く活動を展開している。
http://www.hiroyoimagawa.com
 

ALCD-7189/7190
(2CD)
¥3400+税
クルト・ヴァイル Berlin - Paris - New York
 〜夜の闇に光を追って〜

【DISC 1】
クルト・ヴァイル(1900-1950):
 [1] 水に溺れた娘のバラード 〜《ベルリン・レクイエム》より [B. Brecht] (1928)
 [2] 赤いローザ 〜《ベルリン・レクイエム》より [B. Brecht] (1928)
 [3] モリタート 〜《三文オペラ》より [B. Brecht] (1928)
 [4] 光溢れるベルリン [K. Weill] (1928)
 [5] スラバヤ・ジョニー 〜《ハッピー・エンド》より [B. Brecht] (1929)
 [6] 別れの手紙 [E. Kastner] (1933)
 [7] 雨が降っている [K. Weill] (1933)
 《マリー・ギャラント》 [J. Deval] (1934)
 [8] パナマ軍の行進 * [9] 大鬼リュスチュクリュ
 [10] ボルドーの娘たち [11] アキテーヌの王様 [12] ダンスホールの風景 *
 [13] 船を待つ私 [14] 天国への列車
  * ピアノ・ソロ
【DISC 2】
クルト・ヴァイル(1900-1950):
 [1] セーヌ哀歌 [M. Magre] (1934)
 [2] もう愛していない [M. Magre] (1934)
 [3] ユーカリ 〜タンゴ・ハバネラ〜 [R. Fernay] (1935)
 [4] セプテンバー・ソング 〜《ニッカボッカ・ホリデイ》より [M. Anderson] (1938)
 [5] ナナの歌 [B. Brecht] (1939)
 [6] 私の船 〜《闇の女》より [I. Gershwin] (1940)
 [7] 夜勤シフトの相棒に 〜《ランチ・タイム・フォリーズ》より [O. Hammerstein] (1942)
 [8] スピーク・ロウ 〜《ヴィーナスの接吻》より [O. Nash] (1943)
 [9] 世の中にうとい私 〜《ヴィーナスの接吻》より [O. Nash] (1943)
 [10] 愚かな心 〜《ヴィーナスの接吻》より [O. Nash] (1943)
 [11] 兵士の妻は何をもらったか? [B. Brecht] (1943)
 [12] 星空に消えて 〜《ロスト・イン・ザ・スターズ》より [M. Anderson] (1949)
奈良ゆみ[ソプラノ]
寺嶋陸也[ピアノ]
[歌詞対訳付き]
 ベルリン−パリ−ニューヨーク
 2つの大戦を挟んで3大都市を渡り歩き、市井の人々の眼差しを音楽へと昇華した作曲家ヴァイル。その数奇な人生に重なるように紡がれるコスモポリタンな歌は、すべての瞬間が潤んだ薄い優美な膜で包み込まれている。ヴァイルが書き残した曲は、音楽の枠には収まりきらない感情のひだ。それは、彼の人生を追うことでやさしく解きほぐされ、魂のため息のように美しく響く——。
 鋭い演劇的センスを自らの歌に載せる奈良ゆみが、作曲家の全貌に迫る意欲盤。ヴァイルへの想いを共有する寺嶋陸也との共演であなたが聴くのは単に音ではなく、ヴァイルその人の存在だ。
〈録音〉 相模湖交流センター 2014年6月19-20日&7月3-4日
〈解説〉 田辺秀樹

奈良ゆみ(ソプラノ)
Yumi Nara, soprano
 幼い頃より、グレゴリオ聖歌、詩吟、タンゴに親しむ。声楽を志し岩本喜仁氏に教えを乞う。相愛大学声楽科在学中にフランス音楽に魅かれ、卒業後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に入学、メシアンに注目される。以後、パリを拠点としてヨーロッパ各地で盛んな演奏活動を展開。色彩感にあふれた声と創造的な表現力は、とりわけ現代音楽の分野で注目を集め、多くの現代作曲家が彼女に曲を捧げている。また、舞台における独特な存在感と演技力が評価され、ピーター・ブルック演出の『骨』や『マハーバーラタ』にも出演している。パリ・バスティーユ・オペラ座で演奏されたメシアンの『ハラウィ〜愛と死の歌』をはじめとして、シェーンベルク『月に憑かれたピエロ』、モーリス・オハナのモノオペラ『三つの御花(オハナ)の物語』、中世から現代作品までア・カペラで綴ったスペクタクル『ソロ・ヴォイス』公演などが高い評価を受ける。またフランス政府文化省の派遣により、サティとフランス六人組やラヴェル『シェエラザード』など、フランス歌曲を東欧・ロシアで紹介するリサイタルを数多く行っている。さらに、西鶴の『好色一代女』のテキストを使ったジャン=クロード・エロワの作品『リベラシオン』や、松平頼則のモノオペラ『源氏物語』の歌い手として、日本の音楽・文化が西洋の現代音楽と結びつく可能性を明示した。
 日本では、ドビュッシー『ペレアスとメリザンド』(ジャン・フルネ指揮、東京都交響楽団)、プーランク『人間の声』(ワッセルマン演出、寺嶋陸也ピアノ)などを歌う。2001年からは毎年2回大阪モーツァルト・サロンで『フランス歌曲全貌シリーズ』を中心にクリエイティヴなテーマのコンサートが催されている。CD録音も数多く、ヨーロッパでリリースされた『ドビュッシー歌曲集』(ピアノ:クロード・ラヴォワ)<Cypres> は、仏音楽誌(ル・モンド・ド・ラ・ミュジック)で最高推薦盤に選ばれ絶賛を受ける。

http://www.yuminara.com


寺嶋陸也(ピアノ)
Rikuya Terashima, piano
 1964年生まれ。東京藝術大学音楽学部作曲科卒、同大学院修了。オペラシアターこんにゃく座での演奏や、1997年東京都現代美術館でのポンピドー・コレクション展開催記念サティ連続コンサート「伝統の変装」、2003年パリ日本文化会館における作品個展「東洋・西洋の音楽の交流」などは高く評価され、2006年にはタングルウッド音楽祭に招かれボストン交響楽団のメンバーと自作を含む室内楽を演奏した。作曲、ピアノ演奏のほか、東京室内歌劇場やびわ湖ホールのオペラ公演の指揮など、活動は多方面にわたる。オペラ『ガリレイの生涯』『末摘花』、カンタータ『伊邪那岐・伊邪那美』、合唱ファンタジア『オホホ島奇譚』、ヴォードヴィル『タバコの害について』、『尺八・二十絃箏と管弦楽のための協奏曲』、合唱のための『詩篇第49番』『沖縄のスケッチ』、オーボエ・三味線と打楽器のための『異郷の景色』、古代復元楽器のための『大陸・半島・島』、朗読と筝、室内管弦楽のための『貝の火』など作品多数。海外でも度々演奏されている。
 「大陸・半島・島/寺嶋陸也作品集」(ALCD-9026)、「二月から十一月への愛のうた(栗山文昭の芸術2/寺嶋陸也作品集)」(VICS-61092)「寺嶋陸也plays林光」(NARD-5034)など、多くのCDがある。

http://www.gregorio.jp/terashima/


















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