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≪第81号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2015/3/31〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像









4/3(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


1001NOTES

レア盤!

1001NOTES 03
\2600
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
  組曲ニ調(クラヴサン曲集第1集 第3組曲)
   優しい訴え/ソローニュのひな鳥/ひな鳥の第1のドゥブル
   ひな鳥の第2のドゥブル/ため息/歓喜/
   いたずら好き/ミューズたちの対話
   つむじ風/一つ目の巨人/嘲り/足の不自由な女
  組曲イ調(新クラヴサン曲集、またはクラヴサン曲集第2集 第4組曲)
   アルマンド/クラント/サラバンド/三つの手/ファンファリネット
   勝ち誇った女/ガヴォットと6つのドゥブル
ナターシャ・クドリツカヤ(ピアノ)

録音:データ記載なし 使用楽器:YAMAHA
 1983年ウクライナに生まれ、パリ音楽院でジャック・ルヴィエ、アラン・プラネスに師事したピアニスト、ナターシャ・クドリツカヤのデビューCD。モダーン・ピアニストがラモーでCDデビューとは、何とも興味をそそられます。





ARDENS

レア盤!

ARS 2014-01
\2600
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):
 鍵盤楽器ソナタ集

   ト短調 Wq.65 No.17 (H.47)/ハ短調 Wq.65 No.31 (H.121)
   ト長調 Wq.62 No.19 (H.119)/嬰ヘ短調 Wq.52 No.4 (H.37)
   イ長調 Wq.65 No.32 (H.135)
エレーナ・フィロノヴァ(ピアノ)

録音:2014年、ウジェーヌ・ナポレオン財団礼拝堂、パリ、フランス

 エレーナ・フィロノヴァはフランスのピアニスト。ソヴィエト時代のロシアに生まれ、モスクワ音楽学校でエミール・ギレリスに、モスクワ音楽院附属音楽学校でパーヴェル・メスネルに、モスクワ音楽院でエフゲニー・マリーニンに師事。
 卒業後すぐにソロ・ピアニストとして地位を確立しニューヨークのカーネギー・ホールで招待演奏を行い、その後国際的な活躍を続けながら出身校等で後進の指導にも尽力しています。
 Calliope等フランスのレーベルからCDをリリース。
 当商品にはCDエクストラとしてレコーディング・メイキング映像のトラック(約11分)が収録されておりますが、再生の保証をいたしません。ご了承ください。(代理店)





CONSERVAS SUPERSONICAS

レア盤!

CS 0081
\2500
ジュゼプ・サノウ:
 La Japonesa o la imposible llegada a Dedalo(1997)

   Keening / El Este / Los Guardianes / Carnaza / El Fondo / El Pozo
   La Travesia / Musica para despues del sueno / Keening II / El Norte
ホセ・ミゲル・ベルナベウ(テューバ)
ヤコプ・ドラミンスキ(バスクラリネット)
ヒロシ・コバヤシ(笛)
ジュゼプ・サノウ(制作、録音、ミキシング)

録音:1997年4月、フルナル・スタジオ、バルセロナ、スペイン/アレックス・ワーナー・スタジオ
 バルセロナの作曲家ジュゼプ・サノウがモダーン・ダンス・カンパニー「Danat Dansa」(ザビーネ・ダーレンドルフ&アルフォンソ・オルドニェス主宰)の公演のために書いた作品。
 舞台には7人のダンサーとテューバ奏者が登場します。





CRAGS

レア盤!

CRAGS 2006
\2600
カルロス・ロケ・アルシナ(1941-):打楽器作品集
  Themen(打楽器奏者のための;1974)
  Eloignements(6人の打楽器奏者のための;1990)(+)
  Reflet((ヴィブラフォンのための;2002)(#)
  Themen II(打楽器奏者のための;1974/1975)(**)
  Reflets en Trio(ヴィブラフォン、マリンバとジェンベのための;2003)(++)
Tseng Hsiao-Yun、
Lou Wen-Hsuan、
Chen Sz-Min、
Chen Meng-Chen、
Park Min-Kyu、
Ho Cho-Chiao(打楽器(+))
器楽アンサンブル(**)
ホルヘ・ロッテル(指揮(**))
シルヴァン・ルメートル(ジェンベ(++))
Hsin-Yi Wang(マリンバ(++))
ガストン・シルヴェストル(打楽器(*/**)、指揮(+)、ヴィブラフォン(#/++))
録音:データ記載なし (C)(P)2006




EROL

レア盤!

EROL 200043
\2600
アントニオ・サンタナ:レクイエム「光の歌」
  レクイエム「光の歌」
   (ソプラノ、バリトン、児童合唱、混声合唱と管弦楽のための)(*)
  無伴奏チェロのための2つの前奏曲(#)
   寺院での祝典/ヨハン・ゼバスティアン・バッハの庭
  「ブラジル組曲」から 哀歌(チェロと弦楽合奏のための;アントン・マルティノフ編曲)(+)
  「惑星への歌」から 前奏曲(管弦楽とチェロのための)(+)
ジュリー・シェリエ(ソプラノ(*))
ジャン=ルイ・セル(バリトン(*))
フランス・オラトリオ合唱団(*)
マルク・ドロビンスキー(チェロ(+/#))
フランス・オラトリオ管弦楽団(*/+)
ジャン=ピエール・ロレ(指揮(*/+))

録音:2014年6月1、3日、ライヴ、トリニテ教会、パリ、フランス

 レクイエム「光の歌」は2009年6月1日にエールフランス447便(リオデジャネイロ発パリ行)墜落事故の犠牲となった全乗客乗員228名の追悼のために書かれた作品。事故の5周年にあたる2014年6月1日に初演、3日に再演。当CDにはそのライヴ録音が収められています。
 アントニオ・サンタナはブラジル出身、フランスのヴェサイユ在住の作曲家。マルク・ドロビンスキーはソヴィエト連邦アゼルバイジャン共和国出身でロストロポーヴィチ門下のチェロ奏者。1974年にソヴィエトを去りイスラエル滞在を経てパリ在住。





MUSICAVANTI

レア盤!

MUS 2014/2/1
\2600
カルロス・ロケ・アルシナ(1941-):室内楽作品集
  ユニティ [Unity] (クラリネットとチェロのための;1973)
   ルイ=ヴァンサン・ブリュエル(クラリネット) デイヴィッド・シンプソン(チェロ)
  ベル・カント [Bel Canto] (ハープとヴィブラフォンのための;2009)
   ブリジッド・シルヴェストル(ハープ) ガストン・シルヴェストル(ヴィブラフォン)
  ベルジラーテ [Belgirate] (無伴奏ヴァイオリンのための;2006)
   アレクシス・ガルペリン(ヴァイオリン)
  ヒエラルキー(アラシート) [Hierarchies (Ayacito)]
   (コントラバスと再生音のための;2012)
   ヤン・デュボスト(コントラバス)
  ピアノ小品第7番、ピアノのための3つの練習曲
    [Klavierstuck No.7, Trois Etudes pour Piano] (2010)
   ミシェル・ブールドンクル(ピアノ)
  タン・タンゴ [Tan Tango] (ヴァイオリン、チェロとバンドネオンのための;2001)
   アレクシス・ガルペリン(ヴァイオリン) デイヴィッド・シンプソン(チェロ)
   フアン=ホセ・モサリーニ(バンドネオン)

録音:データ記載なし (C)(P)2014
 カルロス・ロケ・アルシナはアルゼンチンのブエノスアイレスに生まれた作曲家・ピアニスト。ベルリンで活躍した後、1973以来パリ在住。





NB

 スペイン、バスク自治州政府文化省の後援を受けている音楽マネージメント&レコード制作会社「NB Musika」が擁するレーベル。
 古楽から現代まで、バスクの音楽、バスクに関係する音楽、バスクの演奏家によるCDをリリースしていましたが、2010年以降活動停止状態です。
 商品の確保にかなりの日数を要する、または確保不能の可能性がございます。お許しください。(代理店)
レア盤!

NB 001
\2700
ドノスティア神父(サン・セバスティアン;1886-1956):
 独唱とピアノのための作品集 Vol.3

  Ikhazkin mendian / Nere maitia, nik zuretzat / Bonbolontena / Nere maitia, lo ta lo
  Nere aurra, lotxo, lotxo / Txalopin txalo / Atzo ttun ttun / Itxasoan lano dago
  Ni ez naiz zomorrua / Bolon bat eta bolon bi / Bolon bat eta bolon bi
  Binbili, bonbolo / Xarmegarria zira / Nere mandoa / O Ciucciarella
  Le bon matin me sius leve / Els tres tambors / Ene ama, othoi errazu
  Untzia jin deneko / Aisa pentsatu nuen / Baratzeko pikuak / Ama begira zazu
  Axuri beltza / Aldapeko sagarraren / Nik badut maiteno bat
  Lili eder bat badut nik / Orai banuazu herriti / Lurraren pian sar nindaiteke
  Bortian ahuzki / Alageraz / Muthil gaztia / Oi ene bizitzea / Basoilarrak
  Mund&uunl;an den ederrena / Arrosa eder / Alferretan haiz sortzen
  Arranoak bortietan
アルムデナ・オルテガ(ソプラノ)
ホス・オキニェナ(ピアノ)
スペイン・バスクのカプチン会修道士で民謡研究家・作曲家でもあったドノスティア神父(ホセ・アントニオ・ドノスティア、別名サン・セバスティアン)の歌曲。
 
レア盤!

NB 002
\2700
ドノスティア神父(サン・セバスティアン;1886-1956):
 独唱とピアノのための作品集 Vol.4

  Urrundik ikusten dut / Matxakaren beltxa / Oroitzen naiz / Nundik hator astoa
  Artizarra zeruan / Neura maitena / Jendia lodi dator / Bentanatik bentanara
  Oraingo aldian / Kantarian errege / Utsuan difuntua / Adizan Gabriela
  Bazko eta Salbatore / Aterra or eldu da / Tinter lanter / Lendabiziko ori
  Santa Barbara / Zazpi ehiera baditut / Txorinua kaiolan / Goizian on
  Txakurra hau / Ene maitea / Iragan besta biharamunian / Subia dabil
  Maria Erramuna / Xulufrina ta arrosa / Nolan antzinako obtura / Oi Pello
  Atte ttun ttun / Horra gitzagizie / Erregek gizon ederrik / Mehetegiko xakurra
  Oi laborari gachua / Haltzak eztu bihotzik / Ene maitia barda nun zinen
  Ichkerraren zamaria / Belhaundiko bortian / Chorinuak kaiolan
  Mendekoste phestetan / Ahaire zahar
アルムデナ・オルテガ(ソプラノ)
ホス・オキニェナ(ピアノ)
 
レア盤!

NB 006
(1CD + 1DVD PAL)
\3600
歌 児童合唱曲集
 [CD]
 B Chilcott: Kyrie
 A. Alcaraz: Laminak
 A. Chilcott: Can yoy hear me?
 J. Busto, arr: Barrenean
 J. Hadar: Bo yavo haboker
 A. Ritchie, arr.: Tutira mai
 A. Grau: Kasar mie la gaji
 J. Busto, arr: Maritxu nora zoaz?
 N. Page, arr.: Niska Banja
 C.-B. Agnestig, arr.: Donna donna
 H. Hishikaru, arr.: 会津磐梯山
 A. Nini: Keren or
 J. C. Irizar: Kanon-umorez
 X. Sarasola: Ave Maria
 J. Guridi: Madrigal
 X. Sarasola, arr.: Lau euskal abesti
 J.-A. Hillerud, arr.: Varmlandsvisan
 J. Lenoble, arr.: La lune est morte
 J. Busto: Lafa lafa
 X. Sarasola, arr.: Lau euskal abesti
 A. Alcaraz1: Nunc dimitis
 [DVD]
 A. Alcaraz: Laminak
 A. Chilcott: Can yoy hear me?
 J. Busto, arr: Barrenean
 J. Hadar: Bo yavo haboker
 A. Ritchie, arr.: Tutira mai
 A. Grau: Kasar mie la gaji
 J. Busto, arr: Maritxu nora zoaz?
 N. Page, arr.: Niska Banja
 C.-B. Agnestig, arr.: Donna donna
 H. Hishikaru, arr.: 会津磐梯山
 A. Nini: Keren or
レイオア・カンティカ・コララ(児童合唱)
バシリオ・アストゥレス(指揮)
当DVDの再生にはPAL方式対応のプレーヤーが必要です。弊社はパソコンでの再生保証もいたしません。ご了承ください。(代理店)
 
レア盤!

NB 011
\2700
クリスマスの歌 児童合唱曲集
 Junkal Guerrero: Non degun, non?
 Julio Dominguez: Pater noster
 Eva Ugalde: Dizdizka zeruan
 Marcelo Beltran: En esta noche, los pastorcillos
 David Azurza: Erregiak datoz / Hiru errege / Trakatan trakatan
 Vytautas Miskinis: Tu es
 Pelle Olofson: Gaudete!: Puer natus
 Xabier Sarasola: Ave Iesu
 Mariano Jimenez: Con tomillo y romero
 松下耕: Hodie Christus natus es
 Xavier Pastrana: Canco de Bressol
 Javi Busto: Gizon on bat
 Dante Andreo: Tres Villancicos del Peru
 Alejandro Yague: Noe / En Belen
 Josu Elberdin: Angelus
レイオア・カンティカ・コララ(児童合唱)
バシリオ・アストゥレス(指揮)
 
レア盤!

NB 016
\2700
世界を見つめて 合唱曲集
 X. Sarasola: Munduari begiratzeko / Pater Noster
 G. Caccini: Ave Maria
 J. Rutter: The lord bless you and keep you
 B. Chilcott: Vertue
 N. Shimer: Hazina Elohim
 寺島尚彦 arr.曲: 赤い花・白い花
 M. Sirett arr.: Irish lullaby
 H. Leeck arr.: Dubula
 J. Elberdin arr.: Lau teilatu
 J. Elberdin: Gabon suitea
 T. Garbizu: Pasayan xexenak
 J. Guerrero: Bi bihotz
 E. Ugalde: Cubanita
 R. Emerson arr.: Love me tender
 E. Ugalde: Wonkabite
 G. Arch arr.: This little light of mine
ガンバラ・チキ・アベスバツァ(合唱)
アイトル・ビアイン(指揮)
 
レア盤!

NB 020
\2700
カンティカ・サクラ 女声合唱(児童合唱)のための音楽
 佐藤賢太郎(1981-):Veni sanctae spiritus(女声合唱と管弦楽のための)(#)
 ダンテ・アンドレ(1949-):
  Misa de Leioa [レイオアのミサ] (無伴奏女声合唱のための)
 マイケル・マッグリン(1964-):Sanctus(無伴奏女声合唱とソプラノ独唱のための)(*)
 ホス・エルベルディン(1976-):
  Magnificat(女声合唱、管弦楽、ソプラノとアルト独唱、アコーディオン、
  パラチャルタとアルボカのための)(+/#)
ハウルネ・ガミンデ(ソプラノ(*)
ガルビネ・アベンダノ(ソプラノ(+))
レイオア・カンティカ・コララ(児童合唱)
ケパ・フンケラ(アコーディオン(+))
アルヒベル・エウバ&
イニゴ・オラサバル(パラチャルタ)
イボン・コテロン(アルボカ(+))
レイオア・ガステ管弦楽団(#)
バシリオ・アストゥレス(指揮、カウンターテナー(+))
パラチャルタはバスクの民族的打楽器。アルボカはバスクの民族的管楽器。
 
レア盤!

NB 021
\2700
御母マリア 聖母マリアのための女声合唱曲集
 Pekka Kostiainen: Mater Christi
 Michael Head: Ave Maria
 Xabier Sarasola: Agur Maria
 Eva Ugalde: Ave Maris Stella
 Kentaro Sato: Ave Maria
 David Macintyre: Ave Maria
 Pau Casals: Nigra sum
 Gustav Holst: Ave Maria
 Francisco Ibanez-Iribarria: Ave Maria
 Luis Iruarrizaga: Tota pulchra es Maria
 Dante Andreo: Ave Regina Caelorum
 Harry Robert Wilson: Ave Maria
 Josef Gabriel Rheinberger: Ave Maris Stella
 John Pamintuan: Oremus
 David Hamilton: Ave Maria
 Dante Andreo: Ave Maria
 Johannes Brahms: Ave Maria
 Javier Busto: Memorare
ヴォカーリア・タルデア(女声合唱)
バシリオ・アストゥレス(指揮)




PASSAVANT MUSIC

レア盤!

PAS 225043
(2CD)
\3600→\3290
〔旧譜再プレス〕
ガブリエル・デュポン(1878-1914):
  ピアノ曲集「憂鬱な時間」(全14曲)
  ピアノ曲集「砂丘に建つ家」(全10曲)
ベルナール・ポール=レイニエ(ピアノ)

録音:2008年、パッサヴァン・アコースティック・スタジオ、パッサヴァン、フランス (C)(P)2010
 ガブリエル・デュポンはマスネ、ギルマン、ヴィドールらに師事したフランスの作曲家・ピアニスト。オペラで成功しましたが結核のため36歳の若さで亡くなりました。
 2014年が生誕100年だったため再生産されたものと思われます。





ROZART

スペイン、バレンシアで活動するバレンシア器楽グループが創設したレーベル。
レア盤!

ARTSIVAM 001
\2700
The Real Thing 中国の現代音楽
 周龍 [Zhou Long] (1953-):ディアーナ [Dhyana]
  (フルート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための;1990)
 陳其鋼 [Chen Qigang] (1951-):
  束の間の京劇 [Instants d'un opera de Pekin] (ピアノの;1963)
 郭文景 [Guo Wenjing] (1956-):バ [Ba] Op.8(ピアノとチェロのための;1982)
 譚盾 [Tan Dun] (1957-):
  水彩の8つの思い出 [Eight Memories in Water Color] (ピアノのための1978)
 陳怡 [Chen Yi] (1953-):
  …勢い凄まじ… [如火如荼] [...as like a raging fire...]
   (フルート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための;2002)
バレンシア器楽グループ
ホアン・セルベロ(指揮)

録音:2008年3月14日、ライヴ、IVAM(バレンシア・モダーン・アート・インスティテュート)コンサートホール、バレンシア、スペイン

 中華人民共和国生まれの作曲家たちによる室内楽作品集。周龍、陳怡(二人は夫婦)、譚盾はコロンビア大学出身でアメリカ合衆国在住。
 陳其鋼はパリでメシアンに師事した後フランス国籍を取得。郭文景は北京で作曲を続けています。
 バレンシア器楽グループはスペイン文化省の助成とバレンシア州政府の後援を得て1991年に創設された現代音楽専門のアンサンブル。
 ホアン・セルベロはスペインのバレンシアに生まれ、バレンシア音楽院、マドリード王立音楽院、ロンドンのギルドホール音楽学校で学んだ指揮者・作曲家。1994年にバレンシア器楽グループの音楽監督に就任しました。
 曲名の日本語訳は弊社によるもので。定訳と異なる可能性がございます。ご了承ください。(代理店)

 
レア盤!

ARTSIVAM 002
\2700
モートン・フェルドマン(1926-1987):ロスコ・チャペル
  ロスコ・チャペル
   (ヴィオラ、打楽器、チェレスタ、ソプラノ、アルトと合唱のための;1971)(*/+)
  デ・クーニング
   (ホルン、打楽器、ピアノ/チェレスタ、ヴァイオリンとチェロのための;1963)
  ジャクソン・ポロック(2つのチェロのための;1950-1951)
  フランツ・クラインのために
   (ホルン、ソプラノ、ピアノ、打楽器、ヴァイオリンとチェロのための;1962)(*)
  ピアノ・ピース(フィリップ・ガストンに;1963)
エストレリャ・エステベス(ソプラノ(*))
バレンシア州立合唱団(+)
フランシスク・ペラレス(合唱指揮(+))
バレンシア器楽グループ
ホアン・セルベロ(指揮)
録音:2009年1月、場所の記載なし
 
レア盤!

ARTS 003
\2700
ジョン・ケージ(1912-1992):ミュジサーカス
  録音当日の上演曲目:PDFファイル
バレンシア器楽グループ
ホアン・セルベロ(指揮)

録音:2008年10月4日、ライヴ、EACC(カステリョン・コンテンポラリー・アート・スペース)、カスティリョン、スペイン

 「ミュジサーカス」とはジョン・ケージが「ミュージック」と「サーカス」を結合した造語で、一つの会場で複数の音楽作品が同時に上演されるイヴェントを意味します。
 各演奏者は易占いによって定められた(つまり偶然性による)タイムテーブルに従って演奏を開始・終了していくので、同じパターンのミュジサーカスが繰り返されることは有り得ないと言ってよいことになります。
 当CDには全5時間半のミュジサーカスから1時間分が抜粋・収録されています。現代音楽ファンのみならず、オーディオマニアの「生々しい再生」への興味もそそりそうな内容です。

 
レア盤!

SOLO 001
\2700
ジョン・ケージ(1912-1992):
  プリペアード・ピアノのためのソナタとインタールード(1946-1948)
カルロス・アペリャニス(ピアノ)

録音:2008年8月、場所の記載なし
 カルロス・アペリャニスはバレンシア器楽グループのメンバー。スペイン・バスク地方のイルンに生まれ、バイヨンヌ(フランス)のコート・バスク音楽学校で学んだ後パリ音楽院でジャック・ルヴィエ、パスカル・ドヴァイヨンに、マドリードのソフィア王妃高等音楽学校でドミートリー・バシキーロフ、ガリーナ・エギアザロヴァに師事。





SALAMANDRE

レア盤!

SALAMANDRE 001
(2CD)
\3600
マルチヌー プラハ、パリ、ニューヨーク
 ボスフラフ・マルチヌー(1890-1959):
  3つの抒情的メロドラマ
   (ハープ、ピアノ、ヴァイオリンと朗読のための;1913)(*)
   夜 H.82/とんぼ H.83/ジャワの踊り子たち H.85
  クラリネットとピアノのためのソナティネ H.356(1956)
  三重奏曲 H.300(フルート、ヴィオラとピアノのための版;1944)
  トランペットとピアノのためのソナティネ H.357(1956)
  調理場のレビュー H.161
   (6つの楽器のための1幕のバレエ、オリジナル・テキスト朗読付き;1927)
   フランス語版(+)/チェコ語版(#)
アンサンブル・カリオペ
 カリン・ルティエク(ヴィオラ、アーティスティック・ディレクター)
 モード・ロヴェット(ヴァイオリン)
 フローラン・オーディベール(チェロ)
 フレデリク・ラガルド(ピアノ)
 サンドリーヌ・シャルトン(ハープ)
 アンヌ=セシル・キュニオ(フルート) ジュリアン・エルヴェ(クラリネット)
 フレデリク・デュラン(ファゴット)
 ロマン・ルルー(トランペット)
ソニャ・チェルヴェナー(朗読(#))
ヴァンサン・フィギュリ(朗読(*/+)、テキストのアダプテーション(+/#))

録音:2013年12月、2014年2、7月、聖マルセル・ルター派教会、パリ、フランス
 「調理場のレビュー」は当時流行していたダンス音楽の要素を取り入れたジャズ・バレエで、登場人物は何と調理器具たち。
 (+)(#)は音楽家兼俳優のヴァンサン・フィギュリがヤルミラ・クレスフコヴァーの台本から起こしたテキストの朗読を加えた版を用いたもので、この版による世界初録音。(*)は世界初録音。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTO



ALC 2507
(3CD)
\2400→\2190
旧Regis盤で14,000セットを売り上げたベストセラー
 ニコラーエヴァによるこの曲集の2度目の録音
  ショスタコーヴィチ(1906-1975):24の変奏曲とフーガ Op.87
タチアナ・ニコラーエヴァ(ピアノ)

録音:1987年 原盤:Melodiya ライセンサー:CDK/Gramzapis 前出:Regis, RRC 3005(廃盤)
 ニコラーエヴァによるこの曲集の2度目の録音。Regis盤で14,000セットを売り上げた同レーベルのベストセラーでしたが廃盤となり、廉価盤での再発売が待たれていました。

 

ALC 1262
\1100
ショスタコーヴィチ、ミャスコフスキー:チェロ協奏曲集
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107(*)
 ミャスコフスキー(1881-1950):チェロ協奏曲ハ短調 Op.66(+)
 チャイコフスキー(1840-1893):ロココ風の主題による変奏曲 Op.36(#)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
フィラデルフィア管弦楽団(*)
ユージン・オーマンディ(指揮(*))
フィルハーモニア管弦楽団(+)
マルコム・サージェント(指揮(+))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団(#)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮(#))
録音:1959年、フィラデルフィア、アメリカ合衆国(*)/1957年(+)/1960年(#) ADD
原盤、初出盤:Philips, SABL 165(*)/HMV, ALP 1472(+)/DGG, SLPM 138674(#)
前出:Regis, RRC 1385(廃盤)(*), RRC 1348(廃盤)(#)
 

ALC 1266
\1100
シュポア(1784-1859):
  八重奏曲ホ長調 Op.32(*)
  クラリネット協奏曲第1番ハ短調 Op.26(+)
  九重奏曲ヘ長調 Op.31(#)
ウィーン八重奏団(*)
ジェルヴェーズ・ド・ペイエ(クラリネット(+))
ロンドン交響楽団(+)
コリン・デイヴィス(指揮(+))
ファイン・アーツ弦楽四重奏団(#)
ニューヨーク管楽五重奏団(#)
録音:1959年3月、ゾフィエンザール、ウィーン、オーストリア(*)
    1961年1月、デッカ・スタジオ No.1、ウェスト・ハムステッド、ロンドン、イギリス(+)
    1958年(#) ADD
原盤:Decca(*)/Oiseau-Lyre(+)/Saga(#)
 

ALC 1284
\1100
ハイドン(1732-1809):
  交響曲第92番ト長調「オックスフォード」Hob.I:92
  交響曲第104番ニ長調「ロンドン」Hob.I:104
モーツァルト(1756-1791):交響曲第31番ニ長調「パリ」K.297(300a)
イングリッシュ・シンフォニア
チャールズ・グローヴズ(指揮)
録音:1988、1989年 前出:IMP / Carlton Classics / Regis, RRC 1084(廃盤)
 

ALC 1289
\1100
ハイドン(1732-1809):スターバト・マーテル

ジェニ・バーン(ソプラノ)
ジャネット・エイジャー(メゾソプラノ)
アンドルー・カーウッド(テノール)
ジャイルズ・アンダーウッド(バス)
オックスフォード・クライスト・チャーチ聖歌隊
デイヴィッド・グッド(オルガン)
ロンドン・ムジチ
スティーヴン・ダーリントン(指揮)

録音:2001年、クライスト・チャーチ、オックスフォード、イギリス
原盤:Griffin 前出:Griffin, GCCD 4029
 

ALC 1291
\1100
イギリスの弦楽作品集
 エルガー(1857-1934):弦楽のためのセレナード ホ短調 Op.20
 ブリテン(1913-1976):フランク・ブリッジの主題による変奏曲 Op.10
 ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):トマス・タリスの主題による変奏曲
 ティペット(1905-1998):コレッリの主題による協奏的幻想曲
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
チャールズ・グローヴズ(指揮)
録音:1989年9月、聖バーナバス教会、ミッチャム、サリー、イギリス
前出:IMP / Carlton Classics / Regis, RRC 1138(廃盤)
 

ALC 1294
\1100
シューベルト(1797-1828):
  ピアノと弦楽のための五重奏曲イ長調「ます」D.667(*)
  弦楽四重奏断章ハ短調 D.703(+)
  アルペッジョーネ・ソナタ イ短調 D.821(#)

スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ(*))
ボロディン弦楽四重奏団員(*)
ゲオルク・ヘルトナーゲル(コントラバス(*))
東京クヮルテット(+)
ダニール・シャフラン(チェロ(#))
フェリクス・ゴットリープ(ピアノ(#))

録音:1980年6月2日、ライヴ、プーシキン博物館、モスクワ、ロシア、ソヴィエト(*)
    1982年(+)/1978年、モスクワ・フィルハーモニー、モスクワ、ロシア、ソヴィエト(#)
    ADD(*/#)/DDD(+)
原盤:Melodiya(*/#)/Vox(+) ライセンサー:Moscow Radio via A-Tempo/Aquarius, Prague(*/#)



<国内盤>


ALPHA



Mer-A383
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
ハーゼルベックが今度は古楽器オケでベートーヴェン!
 RESOUND BEETHOVEN

  ベートーヴェン:交響曲第1・2番
   1. 交響曲 第1番 ハ長調 op.35
   2. 交響曲 第2番 ニ長調 op.36
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
 (古楽器使用)
  ますます充実のAlpha、大好評のピアノ協奏曲集の後「初演時編成」での交響曲を、あのハーゼルベックが!
 Alphaレーベルに、レザール・フロリサンやイル・ジャルディーノ・アルモニコなど古楽シーン最大級のアーティストが続々参入しているのはご存知のとおり。しかし今度はなんと、リストの管弦楽曲をすべて「初演会場と同じ音響条件&初演時楽団の員数とその楽器を徹底完全再現」して録音に臨み話題を呼んだオーストリアの鬼才、M.ハーゼルベック&ウィーン・アカデミーo.が!それも今度はベートーヴェンの交響曲を、初演時会場と編成を強く意識して全曲録音するもよう。
 Alphaでは、すでにフォルテピアノの名手スホーンデルヴルトがロプコヴィツ邸の大広間の検証からはじき出した試演時の演奏編成を再現し、異様な音響条件のなかで絶妙の名演を展開してみせたピアノ協奏曲の全曲録音(Box版Alpha820)がありますが、これはその路線をさらに突き詰めた企画。
 ベートーヴェンの交響曲が初演された六つの会場のうち四つは現存・検証可能とのことで、その音響条件に見合ったウィーンの宮殿をみつけ、そこでライヴ(つまり、観客がいたときの音響条件で!)録音するという徹底ぶり...弦8/7/5/4/3の当時流編成でくりだされる超・緊密なサウンドは、深く聴き究めるに足る充実度...こういう意欲的名演こそ、解説訳とともにじっくり味わいたいものです!



旧譜
ハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管のリストから1枚ならこれ!!

NCA60246
(国内盤)
\2940
19世紀当時の楽器によるリスト交響詩
フランツ・リスト(1811〜1886)
 1. 交響詩第3 番「レ・プレリュード(前奏曲)」
 2. 交響詩第4 番「オルフェウス」
 3. 交響詩第1 番「山上で聞きし事」(山岳交響曲)
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団(古楽器使用)
NCA60246
(輸入盤)
\2700

 音楽性が飛びぬけていればこそ、企画のねらいが明確になる——作曲当時の演奏スタイル、当時の楽器を使うことで、リストの真意はあらためて明らかに。

 ほとんど交響曲のような「第1番」含め、選曲も解説も超・充実の新作!
 「古楽器によるリスト管弦楽作品」シリーズ、第2弾!
 すでに第1弾リリース『ダンテ交響曲』はさっそく注目の的となり、ハーゼルベック自身をはじめとする音楽学者たちの丹念な解説(全訳付)もさることながら、その桁外れな演奏、一部にリスト自身が指揮していた当時のヴァイマール宮廷楽団で使われていたオリジナルの古楽器まで登用し、弦楽編成を当時流で少人数に絞るなど徹底したこだわり、その結果として浮かび上がってくる作品美の「真意」などがさっそく注目を浴び、業界最大手誌に先駆けていくつかの雑誌にも充実した紹介がなされはじめています。
 巨匠アルノンクールのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとともにオーストリア古楽界を牽引してきたといっても過言ではない超・重要団体ウィーン・アカデミーと、その主宰者で自ら音楽学者・オルガン奏者としてリストの芸術世界に深く携わってきた古楽鍵盤奏者マルティン・ハーゼルベックは、この作曲家の管弦楽作品を「ダンテ交響曲」の録音と同じフィロソフィーのもと続々録音してゆくとのことで、このたび登場する第2弾リリースがこちらというわけです。
 選曲がまず憎いところ。
 超有名曲「レ・プレリュード」、録音があるようで意外に多くはない「オルフェウス」、そして何かと見過ごされがちなリストの交響詩「第1番」である「山上で聞きし事」、知名度の点でのバランス良いばらつきを意識しているのかもしれません。
 しかし何より、今回も演奏内容がとほうもない——弦セクションの一糸乱れぬ統率力、“自然素材”の存在感を強烈に漂わせて響いてくるティンパニ、迫力満点のピリオド金管、透明感あふれる木管の味わい、とにかく音符ひとつひとつ、和音ひとつひとつの存在感が「迫真」というほかないのです!おそらく、ハーゼルベックと演奏陣の意思疎通が完璧なのでしょう。演奏者ひとりひとりが、古楽器奏者として自分の楽器を知り尽くし、そのうえで各瞬間にどうすべきか理解してオーケストラを織り上げている、まさに知的俊英集団だからこその演奏クオリティ。ヒストリカル演奏や現代楽器演奏に慣れた方も、この迫力には理屈抜きに抗えないのではないでしょうか。
 今回も充実内容の解説書(全訳付)には、ハーゼルベック自身のリスト芸術との出会いも詳述。シリーズの「要」となる今回のアルバム、ちょっと見過ごせません。





INDESENS!


INDE071
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
「管楽器の王国フランス」のトランペット協奏曲さまざま
 1. ベッファ:トランペット協奏曲(2005)
 2. マタロン:トラムV(2003)
 3. バクリ:トランペット協奏曲(1992)
 4. グレツェル:アウラ(残響を越えて)〜
    トランペットと11の楽器のための 
エリック・オービエ(トランペット)
①セバスティアン・ビヤール指揮
ラ・ギャルド・レピュブリケーヌ弦楽合奏団
②ジャック・メルシエ指揮
ロレーヌ国立管弦楽団③
フランソワ・ビルジェ指揮
ブルターニュ交響楽団
④ミン・ホアン指揮
フランス放送フィルハーモニー管
 刷新され続ける「現代楽壇」、今は聴きやすさが命。
 フランス楽壇最先端の人間味、名手オービエ鮮やかに「管楽器の王国」の地位を守り続けるフランスで、かの巨匠モーリス・アンドレの存在感を正統的に受け継ぐその門下のスーパープレイヤー、エリック・オービエ——かつてアンドレは過去、とりわけバロックから古典派にかけてのレパートリーを積極的に掘り起こし、パイヤール室内管やイギリス室内管など一流楽団とともにトランペット協奏曲というものの魅力を世界に発信しつづけたのですが、門下のエリック・オービエもやはりレパートリー開拓にはきわめて意欲的、しかも彼の場合はエスケシュやバクリなど、現代楽壇きっての作曲家たちとも親しく、数々の新作の初演者にもなってきた点が注目に値します。オービエの活躍を音盤面で支えるIndesens!レーベルがこのたび新たに世に問うたのは、そんなオービエの現代シーンでの活躍を印象づけてやまない傑作揃い!特殊奏法もなんのそのの名手とはいえ、そもそもフランス楽壇はここ10年くらい「反・前衛」のムーヴメントが確かに盛り上がってきていて、実に耳なじみのよい、クラシックを聴き楽しむという原点を確かにふまえたセンス抜群の傑作が多いことに気づかされることでしょう。特にベッファとバクリの作品が注目度高。エスプリあふれる喇叭の響き。
 


INDE069
(CD+DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3000+税
1. エルガー:弦楽セレナード ホ短調 op.20
2. ネルダ:トランペット協奏曲 変ホ長調
3. ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調op.22
ニコラ・シャルヴァン指揮
サヴォワ地方管弦楽団
ロマン・ルルー(Tp)
 少数精鋭・弦楽合奏にも「お国柄」はあるかも?
 フランス特有の魅惑あふれる深み、惹かれます!
 先日、上記のオービエおよびロシア・ピアニズムの系譜に連なる新世代名手サイトクロフらとともに、ショスタコーヴィチの協奏曲を中軸に据えた演目で私たちを深く喜ばせてくれたサヴォワ地方管弦楽団。
 サヴォワというのはフランス東部、イタリアにもほど近い山岳地帯で、古くはイタリアのピエモンテ州とともにサヴォイア=ピエモンテ公国の一部でもあった場所。イタリア的な歌謡性、ひとりひとりの自発性が一切犠牲になっていない一致団結のアンサンブルで、私たちを魅了してくれるのが、この本盤の主役たる創業30年の老舗室内合奏団なのです。
 コントラバス2本程度の少数精鋭でバロックから近代・現代まで幅広くこなすこの銘団体、本盤ではオービエと並ぶフランス金管界の俊才にして、新世代の代表者でもあるロマン・ルルーと古典派の協奏曲をひとつ、その前後にはエルガーとドヴォルザークの並ぶものなき傑作セレナード...と、古典と近代のツボをふまえた充実プログラムで耳を喜ばせてくれます。
 弦楽合奏とひとくちに言っても、イタリア、東欧、英国…と個性はさまざまなところ、パイヤール室内管にも通じる柔和さや、ブルターニュ管やオーヴェルニュ管にも近い団結力で聴きごたえたっぷりの名曲群は実に魅力的!演奏風景DVD付の豪華仕様です。




PASSACAILLE



PSC942
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
J.S.バッハ&C.P.E.バッハ:
 1.トリオ・ソナタ ト長調 BWV1038
J.S.バッハ:
 2.鍵盤のための前奏曲 ハ短調 BWV921
 3.或るロンドーに基づくファンタジア ハ短調 BWV918
 4.ソナタ ト短調 BWV1020〜
   フルートと参加必須のチェンバロのための
 5.鍵盤のための前奏曲とフーガ ト長調 BWV902
 6.鍵盤のためのアダージョ ト長調 BWV968
 7.ソナタ ニ長調 BWV1028 〜
   ヴィオラ・ダ・ガンバと参加必須のチェンバロのための
 8.ソナタ ロ短調 BWV1030〜
   フルートと参加必須のチェンバロのための
ヤン・ド・ヴィンヌ(フラウト・トラヴェルソ)
イザベッラ・ビゾン(バロック・ヴァイオリン)
ヴィットリオ・ギエルミ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ロレンツォ・ギエルミ
 (チェンバロ、ジルバーマン型フォルテピアノ)
 欧州古楽界最前線!「ピアノ使用」は、もはや常識?
 晩年の深まりと、家庭音楽。名手続々の充実盤!
 古楽大国ベルギーのPassacailleレーベルは、クイケン兄弟やヘレヴェッヘ、インマゼールらを生んだオランダ語圏ベルギー随一の古楽シーンを代表するスーパープレイヤーが続々集まってくる、この今でも珍しいくらい正統本格派の古楽レーベル!
 AccentやRicercarとはまた違った意味で、ベルギーで活躍する外国人プレイヤーたちも含め、もう少し「広い視野・クラシック王道寄り」な好企画をうまく提案してくれるのが嬉しいところですが、これはそんなPassacailleに集う名手たちが結集、21世紀のバッハ演奏の最前線の一面をきれいにとらえたアルバム作りが好感度大!
 バッハの晩年、フリードリヒ大王のもとを訪れたあたりをイメージしながら、次男による編曲補筆、フルートやガンバの活躍なども興味深いところ、一部の鍵盤楽曲にはフォルテピアノも使用。バッハはすでに1733年からピアノを弾いていたという説が受容されつつあるのをふまえた対処です。
 それらを弾くのが、バーゼルの名教諭L.ギエルミ、「ガンバのハイフェッツ」ことその弟V.ギエルミら、4人の精鋭中の精鋭である嬉しさ!奏者自身による興味深い解説も日本語訳付です!




ALM/コジマ録音


ALCD-7186
¥2800+税
■Guitarra×Guitarra
原善伸 & 鈴木大介(ギター)
 [1] E. グラナドス:歌劇「ゴイェスカス」より 間奏曲(E.プジョール編)
 [2] M. デ・ファリャ:歌劇「はかなき人生」より スペイン舞曲 第1番(E.プジョール編)
 [3] I. アルベニス:コルドバ(E.プジョール編)
 [4] F. プーランク:シテール島への船出 FP150(E.プジョール編)
 [5] M. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(E.プジョール編)
 [6]-[8] F. ソル:慰め (1er Divertissement) op.34
 [9]-[10] F. カルッリ:6つの対話風小二重奏曲 第2番 op.34-2
 [11]-[13] F. カルッリ:3つのセレナーデ 第1番 op.96-1
1st 原善伸/2nd 鈴木大介 [1], [5], [9]-[13]
1st 鈴木大介/2nd 原善伸 [2]-[4], [6]-[8]
〈録音〉 相模湖交流センター 2014年5月13-15日
〈解説〉 濱田滋郎

 名手二人の競演が、あなたを甘い極上の時間に誘う!ギター界の重鎮・原善伸と中堅世代を代表する鈴木大介が奏でる2台のギターは、豊穣な音の綾を身にまとい、緻密なアンサンブルでギターの千変万化する音色を、ひとつの理想へと昇華させる。
 心掻き立てるスペインの情熱、あこがれの世界へと誘うフランスの夢幻、そしてギター音楽の気品と格調を高らかに示す古典——魅力のデュオは、音楽を愛するすべての人の想像力を響きで刺激する。

原善伸(ギター)
Yoshinobu Hara
 1950年神奈川県出身。クラシックギターを奥田紘正、K. H. ベットナー、佐々木忠各氏に師事。1972年日本ギタリスト協会新人賞受賞。1973年東京第一生命ホールにてデビューリサイタル。また岩下志麻朗読のLP「マレー乙女マニアナの歌える」の音楽を任されギター一本で作曲録音する。同年西ドイツへ留学。1974年イタリア・ガルニャーノでのオスカー・ギリア・マスターコースでは優秀者としてファイナルコンサートに出演する。1976年ドイツ国立ケルン音楽大学を首席で卒業。1977年ブレーメン音楽院(現音大)ギター科専任講師に就任。1978年ドイツ国家演奏家資格を取得。1979年帰国、各地で演奏活動を開始する。1980年レオ・ブローウェルのマスターコースを受講。
 1990年CD「グラン・ホタ」を発表、以後、現在までにソロや室内楽など多数のCDを世に出し、多くのアルバムがレコード芸術特選盤に選ばれている。1991年より数年にわたりドイツ、ハンガリーなどで演奏活動をおこない好評を得る。  日本大学芸術学部、熊本大学教育学部、ドイツ・ヴァイカースハイム国際音楽祭などの講師を歴任。現在、洗足学園音楽大学および大学院教授として後進の指導にあたるかたわら、横須賀市にてギター教室を主宰している。

鈴木大介(ギター)
Daisuke Suzuki
 作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、新しい世代の音楽家として常に注目され続けている。マリア・カナルス国際コンクール第三位、アレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝など数々のコンクールで受賞。  現代音楽の初演も多く、多くの作曲家による新作を初演しているほか、アンサンブルとコンチェルトの膨大なレパートリーでの明晰な解釈力と洗練された技術は、多方面からの評価を確立し、難度の高いプロジェクトにおけるファースト・コール・ギタリストの位置を維持している。
 美術館でのコンサートも数多く行っており、特に都立現代美術館での「田中一光展」(2003年)、国立新美術館での「オルセー美術館展」、ブリヂストン美術館での「ドビュッシー、音楽と美術展」では、展示作品のテーマに即したプログラムをプロデュースし、大きな話題となった。  また、斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価を受け、「カタロニア讃歌〜鳥の歌/禁じられた遊び〜」は2005年度文化庁芸術祭優秀賞(レコード部門)を受賞。これまでに映画音楽カヴァーアルバム「キネマ楽園」シリーズを6作品発表、各方面から好評を博している。  第10回出光音楽賞、平成17度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。洗足学園音楽大学客員教授。横浜生まれ
 

ALCD-9147
¥2800+税
■架空庭園の書〜新ウィーン楽派の歌曲を集めて〜
 アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
  ブレットル・リーダー(キャバレー・ソング)より(1901年)
   [1] ガラテーア [2] 分をわきまえた愛人 [3] ギガルレッテ
  4つの歌曲 作品2(1899-1900年) [4] 期待
   [5] 君の金色の櫛を僕におくれ
   [6] 高揚 [7] 森の日差し
 アントン・ヴェーベルン(1883-1945):
  『第7の環』による5つの歌曲 作品3(1908-09年) [8] これがあの歌だ
   [9] 風の中で [10] 小川の岸辺で
   [11] 朝露の中に [12] 葉の落ちた木が枝を伸ばす
 アルバン・ベルク(1885-1935):4つの歌曲 作品2(1909-10年)
  [13] 眠るんだ、眠るんだ [14] 眠り込んだまま私は
  [15] 私は最強の巨人を倒した
  [16] 大気は暖かい
 アルノルト・シェーンベルク:
  シュテファン・ゲオルゲの『架空庭園の書』より
  15の歌曲 作品15(1908-09年)
   [17] I. 密生した木の葉に覆われた場所では
   [18] II. この楽園の中では林が Hain in diesen Paradiesen
   [19] III. 初めて私が貴方の領地に足を踏み入れた時
   [20] IV. 私の口元がこわばり、そして燃えるので
   [21] V. 私に言って、どの小道を
   [22] VI. 私はいかなる仕事も手に付かない
   [23] VII. 不安と希望が交錯し私の心を締め付ける
   [24] VIII. 今日貴方の肉体に触れなければ
   [25] IX. 幸せとはかくも厳しくつれないもの
   [26] X. 美しい花壇を私は待ち焦がれながら眺める
   [27] XI. 私たちが花で飾られた入口の陰で
   [28] XII. 深い褥の中で聖なる憩いのあいだ
   [29] XIII. 貴方は岸辺の柳に身をもたせ
   [30] XIV. 木の葉についてばかり語るのを止めよ
   [31] XV. 私たちは夕暮れによくそのあずまやに行ったものだ
長島剛子(ソプラノ)
梅本実(ピアノ)
〈録音〉 彩の国さいたま芸術劇場 2014年8月29日、9月5日
〈解説〉 國土潤一

 これがロマン派の到達点!シューベルト以来の歌曲集の伝統に立ち、マーラー、ツェムリンスキーによって極限にまで達したドイツ・オーストリア音楽を全身で受け止めた3人の作曲家——シェーンベルクとその愛弟子ベルク、ヴェーベルン。
 音楽の伝統の壁を大きく乗り越える十二音技法を打ち立てる1921年以前——1899年から1910年にかけてこの3人は、爛熟したロマン派の表現の内側で新たな音楽の姿を模索しつづけ、歌詞と音楽が濃密に結びついた傑作群を産み落とした。
 シュテファン・ゲオルゲの詩による名高い《『架空庭園の書』より15の歌曲》をはじめロマン派の到達点に位置する作品群を響かせるのは、19世紀以降のドイツ・リートを得意とし新ウィーン楽派演奏で特に高い評価を得ている長島剛子・梅本実デュオ。真摯に作品と向き合う二人から浮き上がるのは、ロマンティシズムに溢れたドイツ・リートとしてのシェーンベルク、ベルク、ヴェーベルン。人間の内面をえぐる肉薄した演奏が、作品の真実を露わにする。

長島剛子(ソプラノ)
Takeko Nagashima
 札幌に生まれる。北星学園女子高等学校音楽科を経て、国立音楽大学声楽科卒業。同大学院修士課程独歌曲専攻修了。ドイツ・デットモルト北西音楽大学卒業。その後ケルン音楽大学マスタークラスにてリート解釈法の研鑽を積む。1998年に「長島剛子・梅本実 リートデュオ」を結成し、声楽とピアノによる緊密なコラボレーションにより、19世紀末から20世紀のドイツ歌曲の演奏と紹介を軸に継続的な活動を続けている。2001年にスタートした「世紀末から20世紀へ」のリサイタルシリーズは昨秋で13回を数え、その間、知られざる作曲家を含め、のべ33人の近現代作曲家の作品を取り上げたが、19世紀末以降のドイツ歌曲を網羅するレパートリーの広さは他の追随を許さない。またシリーズごとにテーマを設定し、様々な切り口でドイツ歌曲をプログラミングする独自の企画とその演奏水準の高さで毎回多くの反響を得ている。
 1998年「新ウィーン楽派」、2001年「世紀末から20世紀へ」のリサイタルにより札幌市民芸術祭大賞。また2003年1月には前年の「長島剛子・梅本実リートデュオ・リサイタル−世紀末から20世紀へPart Ⅱ(シェーンベルク:「架空庭園の書」による15の歌曲他)により平成14年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞している。
 青木恵美子、伊藤京子、尾畑真知子、H.クレッチマー、白井光子、H.ヘルの各氏に師事。  現在、国立音楽大学准教授。

梅本実(ピアノ)
Minoru Umemoto
 長崎に生まれる。幼少の頃よりピアノを始め、福岡音楽学院で学ぶ。東京藝術大学附属音楽高等学校、東京藝術大学を経て、同大学院修士課程器楽科ピアノ専攻修了。末永博子、勝谷壽子、伊達純各氏に師事。ドイツ・デットモルト北西音楽大学卒業。さらに引き続きハンブルクにて研鑽を積む。R.F.クレッチマー、C.ハンゼンの各氏に師事。  帰国後東京、札幌、福岡各地でソロリサイタル開催。札幌交響楽団、九州交響楽団と共演。またドイツ歌曲の共演ピアニストとして各地で幅広い活動を続けている。文部省在外研修員としてドイツ・カールスルーエ音楽大学において白井光子・H.ヘルのドイツ・リート解釈法クラスで学ぶ。作品内容の的確な把握に基づいて、響きを繊細にコントロールするピアニズムは長島とのリートデュオに遺憾なく発揮されている。
 札幌市民芸術祭大賞(1999年、2002年)、第9回道銀芸術文化奨励賞(2000年)、第29回札幌文化奨励賞(2001年)、平成14年度文化庁芸術祭優秀賞(2003年)受賞。  北海道教育大学助教授等を経て、現在国立音楽大学准教授。




マイスター・ミュージック


MM-3045
¥2816+税
ソナタ・ジョコーサ〜
 福田進一ギター・ディスカバリー・シリーズ〜
  猪居 謙(ギター)

   ロドリーゴ:ソナタ・ジョコーサ
   ソル:モーツァルト「魔笛」からの6つのアリア作品19
   リョベート:ソル「スペインのフォリア」の主題による変奏曲
   タンスマン:スクリャービンの主題による変奏曲
   J.K. メルツ:エレジー
   J.K. メルツ:ハンガリー幻想曲作品65-1
   L. ブローウェル:ハープと影〜武満徹への讃歌
猪居 謙(ギター)
 驚くべき指の俊敏性、柔軟性に富んだヴィルトゥオジティー
 このデビュー・アルバムに収められた作品は、どれもが一筋縄ではいかぬ超一級の難曲ぞろいである。聴き手は、どの曲も驚くほどスムーズに自然に奏されることに驚かれるだろう。私は、猪居謙のしなやかな指の動き、その全身の溌剌とした音の動きが、音が視覚的に見えるような演奏スタイルに新鮮な感動を覚える。(福田 進一)
 

MM-3046
¥2816+税
「ロメオとジュリエット」〜栃尾 克樹(バリトン・サクソフォン)
 プロコフィエフ:バレエ「ロメオとジュリエット」より
 モンタギュー家とキャピュレット家
 フォーク・ダンス
 マスク(仮面)
 ジュリエットの死
 ムソルグスキー:星よ、お前はどこに? 歌曲集「青年時代」より
 ムソルグスキー:セレナード 歌曲集「死の歌と踊り」より
 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ作品19
栃尾 克樹(バリトン・サクソフォン)
山田 武彦(ピアノ)
 バリトン・サクソフォン独自の、艶やかな深い響きを、屈指の名手で聴く
 選曲の面からもテクニックの面からも、バリトン・サクソフォンの独奏というのは非常にハードルが高い。そのハードルを軽々と越え、通算5枚目となるソロ・アルバムを、今回3年振りにリリース。一段と深みを増した艶やかなトーン、充実するテクニック、加えてセンス良く練られたプログラムは、ファンならずとも是非聴きたい1枚です。



<LP>


DG THE VINYL REVIVAL PART 2(LP)

479 4702
(LP)
\3600
《ブラームス:ハンガリー舞曲集》 ◆重量級アナログLP
 ブラームス:ハンガリー舞曲集(全21曲)
クラウディオ・アバド(指揮)
ウィーン・フィル
アバド&ウィーン・フィルの躍動感溢れる快演がLPで再登場
 ブラームスがハンガリーを旅して収集したジプシーや農民の音楽をもとに作曲した『ハンガリー舞曲集』は、もともと民族色豊かなピアノ連弾用の作品ですが、自身やドヴォルザークの管弦楽編曲によってより広く親しまれるようになりました。
 誇張のないテンポ、巧妙なオーケストラ・コントロール、一貫したアプローチによるアバドの指揮に応え、ウィーン・フィルハーモニーが豊麗な響きを駆使して躍動感溢れる胸のすくような快演を聴かせています。
 【録音】1982年4月、6月、ウィーン、ゾフィエンザール(デジタル:セッション)
 

479 4703
(LP)
\3600
《マーラー:交響曲第1番》 ◆重量級アナログLP
 マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ラファエル・クーベリック(指揮)
バイエルン放送響
 クーベリックの誠実味溢れる音楽性が刻まれたマーラー演奏!
 若々しい青春の息吹と濃厚なロマンティシズムが横溢するマーラーの交響曲第1番は、憧憬や挫折など多感な感情が表現された、作曲家の出発点となった記念すべき作品です。
 誠実味溢れる音楽性で世界中の音楽ファンを魅了し続けたクーベリックがライフワークとしたマーラー演奏は、現在でも全く色褪せることがありません。
 【録音】1967年10月, ミュンヘン、ヘルクレスザール(ステレオ:セッション)
 
479 4704
(LP)
\3600
《チャイコフスキー:くるみ割り人形組曲》 ◆重量級アナログLP
 チャイコフスキー:
  ① バレエ組曲「くるみ割り人形」Op.71a,
  ②弦楽五重奏曲第1番Op.11〜アンダンテ・カンタービレ(管弦楽版),
  ③イタリア奇想曲Op.45
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(指揮、チェロ②)
ベルリン・フィル
 ロストロポーヴィチ指揮ベルリン・フィルの名盤がLPで再発売
 世界的なチェリストとして名声を欲しいままにしていたロストロポーヴィチが、指揮活動を始めた初期の代表的な録音です。名門ベルリン・フィルを振った感動的なチャイコフスキーとして大絶賛を受けた名盤のリバイバルです。
 【録音】1978年6月、ベルリン、フィルハーモニー(ステレオ:セッション)
 
479 4705
(2LP)
\4600
《スターン、ズッカーマン、ミンツ、パールマンらによる四季》 ◆重量級アナログLP
 ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」〜
  ①第1番ホ長調「春」, ②第2番ト短調「夏」,
  ③第3番へ長調「秋」, ④第4番へ短調「冬」/
 ⑤J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043/
 ⑥ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンのための協奏曲ロ短調Op.3-10/
 ⑦モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364
アイザック・スターン(ヴァイオリン①⑤⑥),
ピンカス・ズッカーマン(ヴァイオリン②⑥, ヴィオラ⑦),
シュロモ・ミンツ(ヴァイオリン③⑤⑥),
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン④⑥⑦),
ズービン・メータ(指揮)
イスラエル・フィル
 錚々たるヴァイオリニストたちが集結した「四季」のライヴがLPで再発売
 スターン、ズッカーマン、ミンツ、パールマンという当時最高の錚々たるヴァイオリニストたちが一堂に会し、メータ指揮のイスラエル・フィルハーモニーとともにヴィヴァルディの名曲「四季」を演奏した画期的といえるライヴ録音です。4人のヴァイオリニストが各曲を分担。各々の奏者の音色やテクニック、そして音楽性などを聴き比べることで楽しみが倍化するアルバム。その名盤が重量級アナログLPで再登場します!
  【録音】1982年12月13〜20日、テルアヴィヴ、フレデリック・R.マン・オーディトリアム(デジタル:ライヴ)




Mercury Living Presence VINYL Release(LP)


478 8316
(LP)
\3600
《ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番》 ◆重量級アナログLP
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30
バイロン・ジャニス(ピアノ),
アンタル・ドラティ(指揮)
ロンドン交響楽団
 バイロン・ジャニスのラフマニノフがLPになって再登場
 近代的なピアノ技法や力強いダイナミズムに豊かな抒情性を加味し、音色の陰影や変化の綾を自由自在に織り成しながら雄大なスケールで展開してゆくラフマニノフのピアノ協奏曲。第1や2番よりもさらに複雑な構造を持つ第3番は、自ら名ピアニストとして活躍した作曲者がその技術のすべてを注入した力作として知られています。
 バイロン・ジャニスは、ヴァン・クライバーンらと並び20世紀アメリカの生んだもっとも輝かしいピアニスト。ジュリアード音楽院で学び、事故による指の故障と手術を克服し、ピアニストとして輝かしいデビューを果たします。その才能はトスカニーニやホロヴィッツにも認められ、ホロヴィッツには4年間師事し、その数少ない「弟子」となりました。
 そのジャニスがドラティの好サポートを得て演奏した名盤が重量級アナログLPで復活登場します。
 【録音】1961年6月 ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール(ステレオ:セッション)
 

478 8317
(LP)
\3600
《ラヴェル、イベール:管弦楽作品集》 ◆重量級アナログLP
 ラヴェル:
  スペイン狂詩曲, 道化師の朝の歌, 亡き王女のためのパヴァーヌ, ラ・ヴァルス,
 イベール:寄港地
ポール・パレー(指揮)
デトロイト交響楽団
 定評のあるポール・パレーのフランス音楽の名演がLPで再発売
 ラヴェルの代表的管弦楽曲を4曲とイベール1曲を収録。フランスの名指揮者ポール・パレーは、コンセール・コロンヌの主席指揮者などを務めたのち、戦後の1951年にデトロイト交響楽団の音楽監督となり短期間のうちにこのオーケストラをアメリカ有数のメジャー・オーケストラに育て上げました。明晰で力強い表現のうちにさわやかな詩情とゆたかな色彩感が伴うパレー独特の名演が重量級アナログLPで再登場。
  【録音】1962年3月, デトロイト、Cass Technical High School, (ステレオ:セッション)
 

478 8318
(LP)
\3600
《ストラヴィンスキー:火の鳥》 ◆重量級アナログLP
 ストラヴィンスキー:バレエ「火の鳥」(1910年版)
アンタル・ドラティ(指揮)
ロンドン交響楽団
 ドラティの指揮によって見事にコントロールされた名演がLPで再発売
 腰のしなやかさと見事なテンポ感によってバレエ全体を統一。ドラスティックな終焉のむかえ方も見事なドラティの名演です。
  【録音】1959年6月, ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール(ステレオ:セッション)
 

478 8319
(LP)
\3600
《シベリウス:交響曲第2番》 ◆重量級アナログLP
 シベリウス:交響曲第2番ニ長調Op.43
ポール・パレー(指揮)
デトロイト交響楽団
 重厚で快速感あるポール・パレーのシベリウスがLPで再発売
 フランスの名指揮者ポール・パレーは、コンセール・コロンヌの首席指揮者などを務めたのち、戦後の1951年にデトロイト交響楽団の音楽監督となり短期間のうちにこのオーケストラをアメリカ有数のメジャー・オーケストラに育て上げました。フランス音楽で定評のあるパレーですが、この演奏は彼の唯一のシベリウス録音となるもの。快速なテンポ、骨太の音を基調に、勢いに溢れた個性的な演奏です。
【録音】1959年1月, デトロイト、Cass Technical High School, (ステレオ:セッション)














4/2(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

PENTATONE



PTC 5186504
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
シュタインバッハーがついに
 メンデルスゾーン&チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を録音!!!
  しかもデュトワ&スイス・ロマンド管の好サポート

 デュトワ&スイス・ロマンド管の好サポート
  (1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
  (2)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)
シャルル・デュトワ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
KKC 5439
(SACD HYBRID)
\3000+税
〔国内盤仕様〕
 大注目盤!!!シュタインバッハーがついにメン・チャイを録音!!!デュトワ&スイス・ロマンド管の好サポートによる万全の録音!

 ヴァイオリン;1716年ストラディヴァリウス「ブース」(日本音楽財団貸与)
 セッション録音:2014 年9 月22-24 日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)/68’14”/68’14”、輸入盤・日本語解説付

 SACD ハイブリッド盤。
 近年、目覚ましき活躍の麗しきヴァイオリニスト、アラベラ・美歩・シュタインバッハー。前作、フランクとR. シュトラウスのソナタ(PTC 5186470 / KKC 5415)をメイン・プログラムとした2014 年12 月来日公演の興奮も冷めやらぬなか、またしても超ド級の新譜が登場です。それは、不朽の名作メンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲です!シュタインバッハーはヴァイオリニストにとっての勝負アルバムをシャルル・デュトワ指揮、スイス・ロマンド管という好サポートのもと満を持して録音しました。この2 篇は実演にて何度も披露してきただけにファンならずとも期待せずにはいられない大注目盤と言えましょう。
 メンデルスゾーンは2014 年12 月に飯森範親指揮、日本センチュリー交響楽団との共演も記憶に新しいところですが、一貫して落ち着いたテンポで一音一音雄弁に歌い上げます。カデンツァでは美しさと力強さを兼ね備え、近年の充実ぶりをうかがえる仕上がりと言えます。第2 楽章では女王の風格を感じる語り口で、一度聴いたら忘れがたき熱演です。第3 楽章はオーケストラとの対話も見事でデュトワとの相性のよさもさることながら、歯切れのよいメロディが立体的に聴こえる快演です!
 なお、2015 年6 月、トーマス・ヘンゲルブロック指揮、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団の来日公演にて同曲を演奏予定とのことです。
 一方、チャイコフスキーは2009 年12 月、NHK 交響楽団の定期演奏会に登場し、指揮はデュトワでした。メンデルスゾーン同様、朗々と歌い上げ毅然たるチャイコフスキーを聴かせてくれます。テンポのコントロールや豊かな音楽表情など、現在のシュタインバッハーの成熟した演奏を堪能できる名演です。
 もちろん、今回もPentatone の技術チームによる高音質録音です。最強のメン・チャイ・アルバムのリリースと言えましょう!

 アラベラ・美歩・シュタインバッハー来日情報
 トーマス・ヘンゲルブロック指揮、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団
 演目:メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
 2015年6月3日(水)19:00〜 ザ・シンフォニーホール(大阪)
 2015年6月4日(木)19:00〜 サントリーホール(東京)
 2015年6月6日(土)15:00〜 愛知県芸術劇場コンサートホール(名古屋)
 


PTC 5186507
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
巨匠ヤノフスキが手兵ベルリン放響を従え
 R.シュトラウスの家庭交響曲を録音!

  R.シュトラウス:
   (1)家庭交響曲 Op.53
    (I.5’03”+II.12’46”+III.11’22”+IV.15’43”)
   (2)一日の4つの時Op.76
    (I.3’43”+II.6’40”+III.3’02”+IV.9’15”)
マレク・ヤノフスキ(指揮)
ベルリン放送交響楽団
(2)ベルリン放送男声合唱団
 (合唱指揮:ミヒャエル・グレーザー)
 セッション録音:(1)2012 年10 月、(2)2014 年6 月/ハウス・デス・ルンドフンクス、RBB(ベルリン)/67’50”

 SACD ハイブリッド盤。
 2015 年3 月の来日公演の興奮が冷めやらぬなか、マレク・ヤノフスキとベルリン放送交響楽団による最新アルバムがリリースされます。それは昨年2014 年に生誕150 周年を迎えたR. シュトラウスの家庭交響曲Op.53 と一日の4 つの時Op.76 です。
 2002 年よりベルリン放響の芸術監督をつとめるヤノフスキは、2010 年から2013 年の間にワーグナーのバイロイト上演作品のうち重要な歌劇と楽劇10 作品を演奏会形式公演としてベルリン・フィルハーモニーホールで演奏し、ライヴ収録したディスクはどれも高い評価を得ました。R. シュトラウスの作品も非常に得意とし、これまでにソイレ・イソコスキを独唱に迎えた管弦楽付き歌曲集やピッツバーグ響とのアルプス交響曲(PTC 5186339)などを録音しております。当録音もヤノフスキの魅力である立体的で脈動する音楽で聴き手に高揚感を与える演奏です。
 R. シュトラウス自身の家庭を描写した家庭交響曲は1902 〜 3 年にかけ作曲され、初演は1904 年ニューヨークで、妻と子に献呈された代表作の一つです。当ディスクのジャケットにはR. シュトラウスの家族写真が使用されております。
 一方、1927 年作曲、翌1928 年に初演された一日の4 つの時は、ウィーンのシューベルト協会とその指揮者ケルドルファーに献呈された作品で、男声4 部合唱(アイヒェンドルフによる詩)とオーケストラにより演奏されます。アイヒェンドルフの詩集「さすらいの歌」の「朝」「真昼」「夕暮れ」「夜の一日」の4 曲で構成されたこの作品は、録音こそ少ないもののR. シュトラウスらしい豪華なオーケストレーションが魅力的です。







PREISER RECORDS


PRCD 90829
(CD)
\2400
オルガン伴奏による歌曲集
 1. ヴィエルヌ:トッカータ 変ロ短調 2. 交唱歌:サルヴェ・レジーナ
 3. J.S.バッハ:目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声
 4. J.S.バッハ:ほめよ主を 強き栄えの君を
 5. J.S.バッハ:主よ、人の望みよ喜びよ
 6. ヘンデル:よきおとずれをシオンに伝える者よ
 7. ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン(いとしい人)
 8. ベートーヴェン:自然における神の栄光
 9. フランク:英雄的小品 10. フランク:天使のパン
 11. メンデルスゾーン:汝、主のみ前に口をつぐみ忍びて
 12. ドヴォルザーク:聖書の歌より
 13. ドヴォルザーク:スターバト・マーテルより「焼かれ、焚かれるとはいえ」
 14. ブルックナー:アヴェ・マリア
 15. カッチーニ:アヴェ・マリア
 16. グノー:アヴェ・マリア
 17. シュミット:前奏曲「ハレルヤ」
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ)
ロベルト・レールバウマー(オルガン)
 人気のメゾ、キルヒシュラーガーがオルガン伴奏で歌う

 62’43

 人気メゾ・ソプラノ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー。キルヒシュラーガーは、オルガン伴奏でのリサイタルを構想しており、ピアニストとして度々共演しているロベルト・レールバウマーにこの企画を提案しました。
 レールバウマーはオルガンも演奏しており、早速2014 年にツアーを行い、録音するはこびとなりました。
 ここに収録されている作品は、様々な様式のアリアや宗教曲が含まれ、荘厳なオルガン伴奏に、キルヒシュラーガーの知性的な歌声、情感を込めた歌い口に酔いしれます。
 

PRCD 91259
(CD)
\2400
ツィーラー・エディション第21集〜心ゆくまで
 1 Schlachtenbummler - 行進曲op.410
 2 Samt und Seide ワルツ op.515
 3 Spanisches Lied オペレッタ「Die Landstreicher」
 4 Auf Flugeln der Liebe ポルカシュネル op.171
 5 Fur uns! ポルカop.
 6 Mitten in den grunen Wiesen オペレッタ「Der Fremdenfuhrer」
 7 Wiener Freiwilligen- 行進曲 op.61
 8 Auf Manner wirkt ein bisschen Chic オペレッタ「Ball bei Hof」
 9 Nach Herzenslust ポルカシュネル op.155
 10 Fipsi hieB mein susser Hund オペレッタ「Furst Casimir」
 11 Poesie und Prosa ポルカ- マズルカ op.156
 12 Der Soldat muss stets marschieren オペレッタ「Die Landstreicher」
 13 Noblesse oblige ワルツ op.207
 14 Wiener Garnison- 行進曲 op.20
 15 Reizende Tini オペレッタ「 Fesche Geister」
 16 G'schwind wie der Wind ポルカシュネル op.165
オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管
ハンス・シャーデンバウアー(指揮)
 人気シリーズ、ツィーラー・エディション第21弾!

 69’12

 19 世紀末から20 世紀初頭にかけてのウィーンで活躍したツィーラー(1843 − 1922)。ワルツにポルカ、行進曲、そしてオペレッタと、およそ600曲にも及ぶ作品で、同時代のヨハン・シュトラウス2 世に匹敵する名声を博しました。
 古き良きウィーンの香りをそのまま今に伝えるツィーラーづくしの人気シリーズ第21 弾です。
 

PRCD 91269
(CD)
\2400
ベスト・オブ・ウィンナー・リート
  1 Wiener Fiakerlied/2 D'Hausherrnsohnerln/
 3 I hab die schonen Maderln net erfunden/
 4 Des hat ka Goehte g'schriebn/
 5 Das alte Wiener Fiakerlied/
 6 Das ist meine Passion/7 Ja, Ja der Wein is guat /
 8 Hobellied/9 Es steht ein alter Nussbaum/
 10 Stellt's meine Ross in Stall/
 11 Das Gluck is a Vogerl/12 A klana Lausbua/
 13 Csardas(モンティのチャールダーシュ)/
ヨハネス・ヨーケル(バス)
ヤーノシュ・チャーニャ(ヴァイオリン)
アンドレアス・シュネー(ピアノ)
 当時のウィーンの雰囲気をありのままに再現

 音楽の都ウィーンで19 世紀後半に流行した「ウィンナー・リート」。このアルバムにはWiener Fiakerlied(ウィーンの辻馬車)をはじめとした当時の流行歌が収録され、流行しすぎで演奏禁止となったモンティのチャールダーシュも含まれています。
 歌うのはウィーン出身のバス歌手ヨハネス・ヨーケル。当時のウィーンの雰囲気をありのままに再現したアルバムです。
 

PRCD 91276
(CD)
\2400
バルトロメイ・ビットマン/メリディアン
 1 Berger,Gerhard/2 Norden/3 Meridian/
 4 Air B & B5 Steja/6 Karussell/7 Saga/
 8 Centipede/9 Arik/10 Refugium/
 11 Ibiza/12 Strettweg/13 Erster Schnee
バルトロメイ・ビットマン
マティアス・バルトロメイ(チェロ)
クレメンス・ビットマン
 (ヴァイオリン&マンドリン)
 アーノンクール、ムースピールも大絶賛のデュオ

 ウィーンのプログレ系デュオ、バルトロメイ・ビットマン。チェロを担当するマティアス・バルトロメイとヴァイオリンとマンドリンを操るクレメンス・ビットマン。
 あの巨匠ニコラウス・アーノンクールの彼らの音楽を聴いて
  「素晴らしい曲だ!私は大変驚いている、そして興奮している」と評価し、現代ジャズ・ギター界の奇才ウォルフガング・ムースピールからも「抑制できない欲望と急進的なリズムで圧倒された」
   と言わしめたウィーンで注目のアーティストです。
 
PRCD 91265
(2CD)
\3400
ゲオルク・ブラインシュミット/DOUBLE BREIN
 CD1(JAZZ)
  1 Samba for Michi/2 Musette with happy ending/
  3 Gabriel/4 Kopanitsa/5 Wunder/6 Odessa/
  7 Feb.25/8 Reich & Schon / Waltz of the idiots/9 Interlude/
  10 Fifteen Schnortzenbrekkers are better than none/
  11 Danke/12 Blues in the kitchen/13 Brein in da Koffihaus/
  14 Fantastische Trunenbaum/15 B'soffm in Heanois/
  16 Bonus: Waltz of the idiots - Alternate take/
 CD2 (クラシック)
  1 Mephistowalzer(リスト)/2 Miniature(ブラインシュミット)/
  3 Irish wedding in Bucharest(ウィライトナー)/
  4 Violin concerto in A minor, 2nd movement (J.S.バッハ)/
  5 La vecchia (Stride la vampa)( ヴェルディ)/
  6 Romance(リスト)/7 Brein's Knights(ブラインシュミット)/
  8 Alter Refrain(クライスラー)/9 Monti Csardas (Sick version)(モンティ)/
  10 Selfie(ブラインシュミット)/11 Consolation(リスト)/
  12 Bonus: Schluss(ブラインシュミット)
ゲオルク・ブラインシュミット
 with フレンズ
 元ウィーン・フィルのコントラバス奏者ブラインシュミットの両ジャンル制覇アルバム

 元ウィーン・フィルのコントラバス奏者で現在はジャズ・ベーシストとして活躍しているゲオルク・ブラインシュミット。2 枚組のこだわり仕様となっており、1 枚目はサックス、ピアノ、ヴァイオリン、ギター、ヴォーカルなど多彩な曲が収録されたジャズ・パート、2 枚目はリストのメフィスト・ワルツやJ.S. バッハのヴァイオリン協奏曲、モンティのチャールダーシュなどクラシックの編曲という、両方のジャンルで活躍できる実力の持ち主だからこそ実現したアルバム。







HYPERION



CDA 67993
\2400→\2290
アリーナ・イブラギモヴァ
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集 Op.27

 ソナタ第1番ト短調
 ソナタ第2番イ短調
 ソナタ第3番ニ短調 《バラード》
 ソナタ第4番ホ短調
 ソナタ第5番ト長調
 ソナタ第6番ホ長調
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
 アリーナ・イブラギモヴァ、イザイの無伴奏ソナタ集!

 音楽の神ミューズに選ばれたロシアの逸材、アリーナ・イブラギモヴァ。
 2014年の4月(トッパンホール)、5月(電気文化会館)で披露され好評を博した、「イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」の録音が登場!
 ヴァイオリンのヴィルトゥオーゾであったウジェーヌ・イザイが、大バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」に影響され、一夜にしてスケッチを書き上げたとされる6つの無伴奏ソナタ。
 イブラギモヴァの「無伴奏」と言えば、2009年にJ.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(CDA 67691/2)」を発売、瞬く間に大ヒットとなり、来日公演でもたびたび演奏されてきただけに、その流れを汲むイザイの無伴奏ソナタはファン待望の録音となります。
 華麗な活躍を続ける21世紀ロシアの名手、アリーナ・イブラギモヴァが鮮烈に彩るイザイ。印象的なジャケット写真もポイントです。ご期待下さい!

 ※録音:2014年5月12日−13日&19日−20日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス)


 


CDA 68079
\2400→\2290
イッサーリス&ハフ
 グリーグ、メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ集

 グリーグ:チェロ・ソナタ イ短調 Op.36
 ハフ:チェロと左手ピアノのためのソナタ《告別》
 メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番ニ長調 Op.58
スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
 イッサーリスとハフのデュオ再び!グリーグ、メンデルスゾーン、そしてハフの自作ソナタ!

 「ブラームス(CDA 67529)」や「ラフマニノフ&フランク(CDA 67376)」などの名録音を残す、スティーヴン・イッサーリスとスティーヴン・ハフの名コンビ。
 久しぶりの録音となる二人の録音は、グリーグ、メンデルスゾーン、そして自作自演となるスティーヴン・ハフ作曲のチェロ・ソナタ集!
 「ピアノ・ソナタ第2番《夜の光》(CDA 67996)」や「ミサ・ミラビリス(CDA 68096)」など、次々と自作曲が録音され、ピアニストとしてだけでなく優れた作曲家としての素質も明らかになったスティーヴン・ハフ。
 ハフの作曲で今回注目の「チェロと"左手ピアノ"のためのソナタ「告別(Les adieux)」は、幽玄に絡み合うチェロとハフの左手の名妓が神秘的に響く美しいソナタ。
 もちろん、名曲であるグリーグのチェロ・ソナタ、メンデルスゾーンのチェロ・ソナタ第2番の情熱的でロマン溢れる演奏も聴き物!

 録音:2013年12月17日−18日(グリーグ、ハフ)&2014年6月16日(メンデルスゾーン)、セント・ジョン・ザ・バプティスト教区教会(ロートン、エセックス、イギリス)



 


CDA 68090
\2400→\2290
豪華ピリオド・オーケストラ、「アルカンジェロ」
 ハイドン:協奏交響曲変ロ長調 Hob.I-105*
 モーツァルト:
  オーボエ協奏曲ハ長調 K.314/271K†、
  ファゴット協奏曲変ロ長調 K.191/186e§
イリヤ・グリンゴルツ(ヴァイオリン)*
ニコラス・アルトシュテット(チェロ)*
アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ)*†
ピーター・ウィーラン(ファゴット)*§
ジョナサン・コーエン(指揮)
アルカンジェロ
 イギリスの優れた若手チェリスト、指揮者であるジョナサン・コーエンが創設したピリオド・オーケストラ、「アルカンジェロ」。

 Hyperionからの録音も増え注目度急上昇中のアルカンジェロ新録音は、イリヤ・グリンゴルツやアルフレード・ベルナルディーニ、ピーター・ウィーランなど錚々たるメンバーがソリストを務める、ハイドンとモーツァルトの協奏曲集。
 グリンゴルツなどのソリストの充実はもちろんのこと、オーケストラにも、ヨハネス・プラムゾーラーやボヤン・チチッチ、マシュー・トラスコット、カティ・デブレツェニ、レイチェル・ブラウン、アレクサンドラ・ベラミーなど、今をときめく古楽界の名手たちが名を連ねます。

 ※録音:2012年2月6日(ファゴット協奏曲)、2013年11月8日(オーボエ協奏曲)、2014年4月22日−23日(協奏交響曲)、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
 

CDA 68094
\2400
アメリカの室内楽作品集 〜
 ハーマン、ガーシュウィン、ワックスマン、コープランド

  ハーマン:クラリネットと弦楽四重奏のための《旅の思い出》
  ガーシュウィン:
   独奏ピアノのための《ジョージ・ガーシュウィンのソングブック》
  ワックスマン:ヴァイオリンとピアノのための《4つの子供の情景》
  ガーシュウィン:
   クラリネットとピアノのための《プロムナード(犬の散歩)》、
   弦楽四重奏のための 《子守歌》
  コープランド:
   バレエ音楽「ビリー・ザ・キッド」より
    チェロとピアノのための 《ワルツと祝賀会》
ナッシュ・アンサンブル
 ローレンス・パワー、マリアンネ・トゥーシェン、イアン・ブラウンといった世界トップレベルの若き名手たちを擁するイギリスの超人集団、ナッシュ・アンサンブル。バーナード・ハーマン、ジョージ・ガーシュウィン、フランツ・ワックスマンそしてアーロン・コープランドら、近代アメリカの室内楽作品集。
 クラシック音楽からポピュラー音楽、映画音楽の各シーンを彩った名曲たちが、ナッシュ・アンサンブルの手によって輝きます。

 ※録音:2014年3月16日−18日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)
 

CDA 68129
\2400
パワー・オヴ・ライフ 〜 ポブレー修道院のメッツラー・オルガン
 タクル:パワー・オヴ・ライフ
 シアリング:アメイジング・グレイス
 ウォルトン(マッキー&ヘリック編):戴冠行進曲《宝玉と勺杖》
 ヴィラ=ロボス(ヴァン・ハルス編):アリア
 モニケンダム:トッカータ第2番
 モーツァルト(ニールド編):アンダンテと変奏曲ト長調 K.501
 シュタム:ラテン風ラプソディ
 デュプレ:アヴェ・マリス・ステラ
 サン=サーンス:ブルターニュの歌によるラプソディ第3番 Op.7-3
 ペトラリ:アレグロ・フェストーソ
 ウォーロック(ヘリック編):ピエ・アン・レール
 フランツ・ワーグナー:幻想小曲集 《人生の勝利》 Op.7
クリストファー・ヘリック(オルガン)
 「オルガン・ファイアーワークス」や「オルガン・ドリームス」、「J.S.バッハ:オルガン作品全集」、「ブクステフーデ:オルガン作品全集」など、数多の名録音でハイペリオンのオルガン作品の歴史を築いてきたイギリスの名オルガニスト、クリストファー・へリック。
 新録音「パワー・オヴ・ライフ」の主役は、スペインのカタルーニャ州、タラゴナにあるポブレー修道院に2012年に製造された新しいメッツラー・オルガン。モーツァルトからサン=サーンス、デュプレ、ヴィラ=ロボス、ウォルトン、シアリングまで、センスの良い選曲で、ポブレー修道院の壮麗なパイプオルガンを響かせる。

 ※録音:2014年10月20日−22日、ポブレー修道院(スペイン)




<メジャー・レーベル>

DG



479 4518
\2300→\2090
(上記画像と実際のジャケットとは異なります)
クリスチャン・ツィメルマン/ラトル&ベルリン・フィル
 ルトスワフスキ:
  ①ピアノ協奏曲
  ②交響曲 第2番
クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:サイモン・ラトル
 現代を代表するピアニスト、ツィメルマンの4年振りのアルバム。協奏曲としてはなんと10年振り。
 ルトスワフスキがザルツブルク音楽祭の委嘱により1987年に作曲、1988年の同音楽祭においてツィメルマンと作曲者自身の指揮によって初演されたピアノ協奏曲は、ツィメルマンのために書かれたもの。
 ツィメルマンはこの協奏曲をDGにルトスワフスキ指揮BBC交響楽団と1989年に録音しているので、約20年ぶりの再録音となります。
 今回の共演はラトル指揮ベルリン・フィルで、カップリングには交響曲第2番を収録しています。
 ツィメルマンは2015年11月〜2016年1月にかけてリサイタル・ツアー実施予定。
  録音:2013年9月 ベルリン、フィルハーモニー〈ライヴ②〉
 


479 4817
\2300→\2090
クレーメル/新しい四季
 ①グラス:ヴァイオリン協奏曲第2番《アメリカの四季》
 ②ペルト:エストニアの子守唄
 ③カンチェリ:エクス・コントラリオ
 ④梅林茂:夢二のテーマ
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
クレメラータ・バルティカ
 異例の大ヒット・アルバム「エイト・シーズンズ」でピアソラ・ブームを牽引したクレーメルによる「新しい《四季》」!
 クレーメルと非常に関係の深いペルト、カンチェリの作品と、日本の映画音楽作曲家 梅林茂の映画『夢二』のテーマを併録しています。
 ギドン・クレーメルは、10月にグラスの《アメリカの四季》、ピアソラ:ブエノスアイレスの四季、ラスカトフ:四季、梅林:日本の四季(委嘱作)のツアーを行います。
 録音:2013年2月 リトアニア

【来日公演】”ニュー・シーズンズ”クレーメル&クレメラータ・バルティカ 招聘:ミュージック・プラント
 ■10月21日サントリーホール ■10月23日神奈川県立音楽堂 ■10月24日愛知県芸術劇場 ■10月25日兵庫県立芸術文化センター
 


479 4652
\2300→\2090
アバド&モーツァルト管弦楽団/2011年
 シューベルト:交響曲 第9番 ハ長調 D944 《ザ・グレイト》
モーツァルト管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド

 巨匠アバドが自身で組織したモーツァルト管弦楽団を振った2011年録音の《ザ・グレイト》

 昨年1月20日、アバド逝去の報は楽壇に大きな衝撃をもたらしました。
 1959年指揮者デビュー、スカラ座、ロンドン響、シカゴ響、ウィーン国立歌劇場、と数々のポストを歴任し、カラヤンの後継者としてベルリン・フィル芸術監督に就任。2000年胃癌に倒れ、ベルリン・フィルを辞任した後も自ら組織した若手中心のマーラー・チェンバー・オーケストラやモーツァルト管弦楽団の他、ルツェルン祝祭管弦楽団などとの活動は続き、気心の知れた仲間たちとの柔軟な音楽作りは素晴らしい成果を上げていました。
 アバドはDGに1987年、ヨーロッパ室内管弦楽団と《ザ・グレイト》の自筆譜による初録音を行い、当時、大変な話題となりました。

  録音:2011年10月 ボローニャ




SONY


8887505261-2
\2400
Bach to Moog (ARealisation forElectronics andOrchestra)
 1. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV1006より 前奏曲
 2. カンタータ第147番「心と口と行いと命」より「イエスは変わらざる我が喜び」
 3. カンタータ 第156番「我が片足は墓にありて」から“アリオーソ"
 4. ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調BWV1017から シチリアーノ
 5-7. シンセサイザーとヴァイオリンのための3つの小品
 8-10. ブランデンブルク協奏曲第4番
 11. G線上のアリア
 12. トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
クレイグ・レオン(all) 
ジェニファー・パイク(vn)
 シンセサイザーの元祖モーグ博士の没後10年記念!
 バッハをシンセで!ロバート・モーグ博士がアメリカでシンセサイザー「モジュラー・システム」を発明して世に問うたのが1964年。それから今年で50年が経過した。その栄光の軌跡を賛美するアルバムがソニー・クラシカルから登場する。
 「バッハ・トゥ・モーグ」は、ロック関係のプロデューサーとしても名高いクレイグ・レオンがモーグ・シンセサイザー、モーグ博士、そしてワルター(現ウェンディ)・カーロスによるシンセサイザー・アルバムの嚆矢となった「スイッチト・オン・バッハ」へのオマージュとして制作された作品。
 バッハの名曲を、ムーグの新旧の機材を駆使してモダンなスタイルに生まれ変わらせるクレイグ・レオンの手腕が全面に発揮されたすばらしいアルバムとなっている。共演している25歳のヴァイオリニスト、ジェニファー・パイクのみずみずしい音色も聴きもののひとつ。




DHM


8887506197-2
\2600
ヒレ・パール/Born to Be Mild
 1) ディエゴ・オルティス:『Canto』,
 2) トラディショナル:『Alas My Love』,
 3) エグベルト・ジスモンチ:『Palhaco』,
 4) トラディショナル:『Molly Halfpenny(カロランの夢)』,
 5) マラン・マレ:『2声のミュゼット』,
 6) トバイアス・ヒューム:『Hit It in the Middle』,
 7) トバイアス・ヒューム:『Touch Me Sweetly』,
 8)サント=コロンブ:『La vignon』,
 9) アントワーヌ・フォルクレ:『Monsieur de Vaucel』,
 10) アントワーヌ・フォルクレ:『Zeus〜Jupiter Omnibus Maximus』,
 11) リー・サンタナ:『アムステルダム』,
 12) リー・サンタナ:『パスカルのガイヤルド』,
 13) リー・サンタナ:『Virtual Pearl』,
 14) 作者不詳:『サルタレッロ』,
 15) トラディショナル:『Katip Turkusu』,
 16) マーサ・ビショップ:『Maquam Hijaz (Hijazkiar)』,
 17) タルクィニオ・メールラ:『A Spiritual Song forSleeping (Alla Nanna)』,
 18) チャーリー・ヘイデン:『サイレンス』
ヒレ・パール(エレクトリック/アコースティック・ヴィオール),
リー・サンタナ(エレクトリック・ギター),
マルテ・パール(エレクトリック/アコースティック・ヴィオール)
 美貌の名ヴィオール奏者ヒレ・パールの新録音は「ボーン・トゥー・ビー・マイルド」と題され、通常のヴィオールをエレクトリック/アコースティック・ヴィオールに持ち替えて演奏したクロスオーヴァー・アルバムです。
 ヒレ・パールはリー・サンタナが主宰するロック・バンド「デッド・ポエッツ」との活動も行っており、今回のアルバムはその延長線上に制作されたものといえるでしょう。
 娘のマルテ・パールとともに、エレクトリック/アコースティック・ヴィオールをかき鳴らし、ルネッサンスからリー・サンタナの自作やアメリカのジャズ・ベーシスト、チャーリー・ヘイデンの曲にいたる多彩な作品で、700年の年月を一時に駆け抜けています。その新鮮なサウンドと魅力溢れる表現は、古楽ファンやクラシック・ファンのみならず、広く音楽を愛する人たちにお勧めできるレコーディングです。
 【録音】2014年, ドイツ、オスナブリュック、ファットリア・ムジカ(デジタル:セッション)













4/1(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

BIS



BIS SA 2081
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
既作のカンタータからの引用も多い
 J.S.バッハのルター派ミサ曲!

  J.S.バッハ:
   (1)ミサ曲 ト短調 BWV 235
   (2)ミサ曲 ト長調 BWV 236
   (3)サンクトゥス ト長調 BWV 240
   (4)サンクトゥス ホ長調 BWV 241
   (5)クリステ・エレイソン ト短調 BWV 242
   (6)サンクトゥス ニ長調 BWV 238
   (7)サンクトゥス ハ長調 BWV 237
(2)ハナ・ブラシコヴァ(S)
(5)ジョアン・ラン(S)
 ロビン・ブレイズ(C-T)
 ゲルト・テュルク(T)
 ペーター・コーイ(Bs)
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
 BCJの最新アルバムは既作のカンタータからの引用も多いJ.S.バッハのルター派ミサ曲!

 セッション録音:(1)-(4)2013 年9 月/神戸松蔭女子学院大学チャペル (5)-(7)2014 年9 月、10 月/彩の国さいたま芸術劇場、コンサートホール/5.0 Surround sound、65’ 30”

 SACD ハイブリッド盤。
 バッハ・コレギウム・ジャパンの最新アルバムはルター派ミサ曲の第1 弾で7 篇が収録されました。ミサ曲 ト短調BWV235はBWV187 の主要楽曲を母体に、BWV72 そしてBWV102 からそれぞれ1 曲ずつを転用してできた作品、またミサ曲 ト長調 BWV 236 は、BWV17,79,138,179 の諸楽章を転用してまとめた作品です。
 これらの作品はバッハの既作のカンタータからの引用で成り立っており小編成ながらそのどれもが美しい作品でコンパクトかつ凝縮された内容となっております。その他、サンクトゥス4 篇とクリステ・エレイソンが録音されました。鈴木雅明とバッハ・コレギウム・ジャパンの妙技をたっぷりご堪能ください。



 


BIS SA 2109
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
シトコヴェツキー・トリオによる爽やかなメンデルスゾーン
 メンデルスゾーン:
  (1)ピアノ三重奏曲第2番 ハ短調 Op.66
  (2)ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調 Op.49
シトコヴェツキー・トリオ
 [アレクサンドル・シトコヴェツキー
   (ヴァイオリン)、
  レオナルト・エルシェンブロイヒ(チェロ)、
  ウー・チェン(呉倩)(ピアノ)
 若手期待の星!シトコヴェツキー・トリオによる爽やかなメンデルスゾーン

 セッション録音:2014 年1 月/セント・ジョージ・ブリストル、イングランド/5.0 Surround sound、56’ 59”

 SACD ハイブリッド盤。
 クラシック界のサラブレッド、アレクサンドル・シトコヴェツキー、チェロのレオナルト・エルシェンブロイヒ、そしてピアノのウー・チェンで結成したシトコヴェツキー・トリオ。トリオとしてのデビュー盤となったドヴォルザーク、スメタナ、スークの作品集(BIS SA 2059)では、若手ながらトリオとしての長年のキャリアを感じさせる奥深い演奏を聴かせてくれました。期待の新録音は名曲メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲です。ひと際美しいこのメンデルスゾーンのトリオ作品を抜群のアンサンブルで情熱的に歌い上げております。
 ヴァイオリンのアレクサンドル・シトコヴェツキーは祖父にユリアン・シトコヴェツキー、祖母にショパン・コンクールの覇者ベラ・ダヴィドヴィチ、そして父にドミトリ・シトコヴェツキーという音楽的に恵まれた環境に生まれました。
 既に世界的に活躍するヴァイオリニストで、メンデルスゾーンの初期の協奏曲作品を集めたアルバム(ORFEO 761092)、ブラームス、グリーグ、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集(CDVD018 C018)など、数多くリリースしております。明瞭なアーティキュレーション、抜群のアンサンブル能力そして豊かな音楽性はさすが生まれもった才能と言えましょう。
 また、チェロのレオナルト・エルシェンブロイヒ、ピアノのウー・チェンもそれぞれソロのアルバムをリリースしています。才能豊かなこのピアノ・トリオの今後の活躍にも注目です!
 

BIS SA 2104
(SACD HYBRID)
¥2700
鬼才ヴァイオリニスト、呂思清によるヴァイオリン名曲集
 (1)クライスラー(江賜良編曲):中国の太鼓 Op.3
 (2)ヴィエニャフスキ(王辰威編曲):伝説曲 Op.17
 (3)サラサーテ(鍾耀光編曲):ツィゴイネルワイゼン Op.20
 (4)チャイコフスキー(馬翠?編曲:メロディ Op.42-3
 (5)伝承曲(陳鋼編曲)〜「タジクの太陽」
 (6)馬思聰(呉瑞呈編曲):ノスタルジア
 (7)陳鋼&何占豪(鍾耀光編曲):
  ヴァイオリン協奏曲「梁山伯と祝英台」(バタフライ・ラヴァーズ)
呂思清(ヴァイオリン)
鍾耀光(指揮)
台北中国楽団
 「バタフライ・ラヴァーズ」も収録!アジア人初のパガニーニ国際コンクールの覇者。中国が生んだ鬼才ヴァイオリニスト、呂思清によるヴァイオリン名曲集

 セッション録音:2014 年3 月/中山ホール、台北(台湾)/5.0 Surround sound、63’ 13”

 SACD ハイブリッド盤。
 中国の天才ヴァイオリニスト、呂思清の最新ディスクは「バタフライ・ラヴァーズ」を含むヴァイオリン名曲集です。
 1969 年中国生まれの呂思清は、1981 年 11 歳でメニューイン音楽院に留学。1987 年17 歳のときに第34 回パガニーニ国際コンクールに優勝し、これは当時アジア人初となる快挙でした。その後、世界から注目されるなか1990 年 ジュリアード学院入学し名教師ドロシー・ディレイのもとさらなる高みを目指し、独自の音色を追求するために研鑽を積みました。
 抜群の安定感を誇るテクニックで中国の太鼓やツィゴイネルワイゼンを披露、またヴィエニャフスキの伝説曲やチャイコフスキーのメロディは情感豊かな音色で演奏しております。そして、メインとなるヴァイオリン協奏曲「梁山伯と祝英台」〜バタフライ・ラヴァーズはあのヴァネッサ・メイが演奏し世界中で知られることとなり、今ではフィギュアスケートでもおなじみの楽曲となっております。
 


BIS SA 2085
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
リストのヴァイオリンとピアノための作品集
 リスト:
  (1)協奏的大二重奏曲S128(1835 / 1849 改訂)
  (2)尼僧院の僧房 S382bis
  (3)E.レメーニの結婚式への祝婚歌S129(1872)
  (4)ハンガリー狂詩曲 第12番 嬰ハ短調 S379a
  (5)悲歌第2番 S131bis
  (6)忘れられたロマンス S132
  (7)悲しみのゴンドラ S134bis
ウルフ・ヴァリーン
 (ヴァイオリン;
  ドメニコ・モンタニアーナ制作)
ローランド・ペンティネン
 (ピアノ;Steinway D)
 ヴァリーンとペンティネンの名コンビによるリストのヴァイオリンとピアノための作品集

 セッション録音:2014 年4 月/イエス・キリスト教会(ベルリン)/5.0 Surround sound、60’ 02”

 SACD ハイブリッド盤。
 名手、ウルフ・ヴァリーンとローランド・ペンティネンの名コンビによる最新アルバムはリストのヴァイオリンとピアノための作品集です。リストといえばピアノ曲とオーケストラ曲で知られる作曲者のイメージが強いですが、ヴァイオリンとピアノのための作品も残していました。当アルバムに収められたのはいずれも珍しいものばかりで貴重です。
 例えばハンガリー狂詩曲第12 番のヴァイオリン版はリストならではの凝った工夫が見られる興味深い作品、また後期の最重要作「悲しみのゴンドラ」は神秘的でどこか夢想するような作品です。
 ヴァリーンとペンティネンはこれまでにヒンデミットのヴァイオリン・ソナタ全集(BIS 761)、シェーンベルクのヴァイオリン曲全集(BIS 1407)、シューマンのヴァイオリン・ソナタ全集(BIS SA 1784)など、そのどれもが濃密かつ良質な演奏です。
 


BIS SA 2153
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
シンプソンによるヴァイオル技巧派作品エアとディヴィジョン
 クリストファー・シンプソン(1605-1669):
  ・20のエア
   (第1〜3番 ハ長調、第4〜7番 変ロ長調*、
    第8〜13番 ニ長調、第14〜16番 ニ短調*、
    第17〜20番 ト短調)
  ・2つのディヴィジョン ヘ長調&イ短調
  ・2つのディヴィジョン ハ長調&イ短調
   * =世界初録音
チェリーズ・コンソート・オブ・ヴァイオルズ
 世界初録音も収録!シンプソンによるヴァイオル技巧派作品エアとディヴィジョン

 セッション録音:2013年7 月/ガートン・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ)/5.0 Surround sound、59’ 38”

 SACD ハイブリッド盤。
 このディスクはイングランドの作曲家クリストファー・シンプソン(1605-1669)の世界初録音も含む作品集です。とりわけヴァイオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)やコンソート音楽の作曲家や音楽理論家として名を残しているシンプソンですが彼の代表作としてエアとディヴィジョンがあげられます。これらの作品は熟達したヴァイオル奏者がその技巧を誇示できるような創意にあふれており技巧的で華やかです。
 ヴァイオルの演奏団体、チェリーズ・コンソート・オブ・ヴァイオルズによる素晴らしい演奏をお楽しみください。







ECM New Series



4811580
\2500→\2290
キース・ジャレット/バーバー&バルトーク:ピアノ協奏曲
 1. サミュエル・バーバー:ピアノ協奏曲 作品38
 2. バルトーク:ピアノ協奏曲 第3番 Sz.119
 3. キース・ジャレット:ナッシング・バット・ザ・トゥルース(アンコール)
キース・ジャレット(ピアノ)
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮
ザールブリュッケン放送交響楽団(1)
秋山和慶指揮
新日本フィルハーモニー交響楽団(2)
 キース・ジャレット70歳記念リリース
 バーバーのピアノ協奏曲は1984年ミュンヘンでのライヴ、そしてバルトークは1986年東京でのライヴ録音。東京公演で伴奏を務めたのは秋山和慶指揮新日本フィルハーモニー交響楽団。
 1980年代から1990年代にかけ、即興演奏と共にクラシック・レパートリーを積極的に演奏していたキース・ジャレット。アルバムの最後には、東京公演のアンコールで演奏された即興演奏も収録されています。

 録音:1984年6月3日 ミュンヘン、ドイツ博物館コングレスザール(1)(ライヴ)
     1986年6月30日 五反田、ゆうぽうと簡易保険ホール(2,3)(ライヴ)




CPO

777698
\2700
フェルディナンド・パエール:
 独唱、合唱と管弦楽のためのオラトリオ
  「イエス・キリストの受難」(パルマ、1810年)
ヴァレンティナ・コラドナート(ソプラノ)/
ヴァレンティナ・クツァローヴァ(メゾ・ソプラノ)/
エネア・スカラ(テノール)/
アルヴァーロ・ラツァルノ(バス)/
ラ・スタジオーネ・アルモニカ(合唱)/
オルケストラ・ディ・パドルヴァ・エ・デル・ヴェネト/
セルジオ・バレストラッチ(指揮)
 イタリア、パルマ出身の作曲家パエール(1771-1839)は、16歳のときに最初のオペラを出版したほどの早熟な天才で、いくつかのオペラの成功により、その名はイタリア全土に知れ渡ります。ドレスデン宮廷劇場の専属作曲家や、ルイ18世の宮廷作曲家などを務めますが、ロッシーニの台頭とともに、少しずつ忘れられてしまいました。若きフランツ・リストを指導したことでも知られています。
 そんな彼が作曲したこの「イエス・キリストの受難」は、当時人気を博していたメスタージオのテキストを用いたもので、劇的な場面と静謐な場面のコントラストが美しい、優れた作品となっています。この演奏は世界初録音となります。
 


777916
\2700→\2490
ドーラ・ペヤチェヴィチ:管弦楽作品と管弦楽伴奏付きの歌曲集
 1.序曲 ニ短調 Op.49/
 2-4.管弦楽伴奏付きの歌曲
  <変身 Op.37/愛の歌 Op.39/2羽の蝶の歌 Op.52>/
 5.ピアノ協奏曲 ト短調 Op.33
インゲボルク・ダンツ(アルト)/
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/
フランクフルト・ブランデンブルク州立オーケストラ/
ハワード・グリフィス(指揮)
 クロアチアの女性作曲家ドーラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923)。最近、少しずつ認知度が高まり、cpoレーベルをはじめとした何枚かのアルバムが相次いでリリースされています。今回のアルバムでは、彼女の作品の中でも比較的良く知られている「ピアノ協奏曲」を中心に、「序曲」と管弦楽伴奏付きの歌曲を聴くことができます。
 彼女が28歳の時に書いた最初の管弦楽曲であるピアノ協奏曲は、ロマンティックな独奏楽器のための協奏曲の伝統に則りながらも、精緻な管弦楽法が用いられたドラマティックな作品で、力強いモティーフが魅力的な作品となっています。
 彼女の作品には、極めて高い意志力が感じられ、またとても表情豊かな旋律が息づいています。また彼女の最後の管弦楽作品である「序曲 ニ短調」は熟成された作風を持つ個性豊かな作品です。更に再評価が進むことを願ってやみません。
 


777875
\2700→\2490
ウラディーミル・ミハイロヴィチ・ユロフスキ:管弦楽作品集
 1.交響曲 第5番 Op.79/2.交響的絵画「ロシアの画家」
ノールショピング交響楽団/
ミハイル・ユロフスキ(指揮)
 現在、ロシア国立交響楽団の芸術監督を始めとして、世界中で活躍している指揮者ユロフスキ。彼はロシアでも有数の音楽家一家の出身であることは良く知られています。
 このアルバムに収録されているのは、彼の祖父の作品であり、指揮をしているのは父親です。
 祖父ウラディーミル・ミハイロヴィチ(1915-1972)はショスタコーヴィチやカバレフスキの少し後の世代の作曲家であり、やはりミャスコフスキーから作曲を学んでいます。1938年以降、独立した作曲家として活動し、幅広いジャンルの作品を書いています。表現的で壮大な作品は時にメロディアスであり、また少しだけシニカルです。
 最近復興が進むヴァインベルクと同じくらい興味深い作曲家であり、こちらももっと聴かれてもよいでしょう。
 

777164
\2100→\1890
ニルス.W.ゲーゼ:室内楽作品集 第1集
 1.弦楽六重奏曲 変ホ長調 Op.44/
 2.弦楽六重奏曲 Op.44-第1楽章の初稿版/
 3.ピアノ三重奏曲 ヘ長調 Op.42
アンサンブル・ミッドヴェスト
 デンマークのみならず、北欧音楽全体の近代化に貢献したことで知られるニルス・ゲーゼ(1817-1890)。作曲家として活動を始めた頃は作品番号第1番の「オシアンの余韻」こそ、コペンハーゲン音楽協会のコンクールで第1位を獲得するも、他の曲はデンマーク国内では全く認められず、思い余って交響曲第1番のスコアをメンデルスゾーンに送ったところ、非常に気に入られ、1843年にライプツィヒで初演してもらえたというユニークな経歴を持っています。
 そのままライプツィヒに逗留したゲーゼはメンデルスゾーンだけでなく、シューマンとも交流を結び、ドイツ系の作風を身につけた上で改めてデンマークに戻り、その後はこの国の音楽の発展に寄与したのです。
 彼の多数ある作品の中では室内楽が占める割合が大きく、そのどれもが個性的で、後進の作曲家たちにも大きな影響を与えました。ここではcpoの名アンサンブル、ミッドヴェストが流麗な演奏を繰り広げています。
 
777865
\2100
クリスティアン・エルンスト・グラーフ:5つの弦楽四重奏曲
 1.弦楽四重奏曲 Op.17-1/2.弦楽四重奏曲 Op.17-3/
 3.弦楽四重奏曲 Op.17-4/4.弦楽四重奏曲 Wo04/
 5.弦楽四重奏曲 Wo06
ヴィア・ノヴァ弦楽四重奏団
 オランダ、ハーグで長く宮廷楽長を務めたドイツ出身の作曲家グラーフ(1723-1804)。父がヴァイオリニスト、音楽教師であり、他にも多数の音楽家を輩出した家に生まれ、早期の音楽教育を受けたことはわかっていますが、詳しい生涯はあまりわかっていません。ただモーツァルトとは面識があり、1765年にハーグを訪れたモーツァルトの演奏会でグラーフが指揮を務め、その翌年、モーツァルトふぁグラーフの主題を用いた変奏曲を出版するなど、交流が伝えられています。彼の生きた時代はバロックから古典派への移行期間であり、音楽の作風も用途も変化していました。グラーフの弦楽四重奏曲は、貴族たちだけの楽しみではなく、一般のアマチュアや音楽愛好家たちも演奏できるように、比較的易しく書かれています。もちろん遊び心も盛り込んだ、なかなかオシャレな曲でもあります。ここではピリオド楽器を用いたヴィア・ノヴァ弦楽四重奏団の洒脱な演奏でお楽しみください。
 
777948
\2700
エルネスト・カヴァッリーニ:クラリネットと管弦楽のための作品集
 1.クラリネット協奏曲 第1番/2.クラリネット協奏曲 第2番/
 3.ベッリーニの夢遊病の女のモティーフによる幻想曲/
 3.ロシアのロマンス「Oh! Dites」による3つの変奏曲
ジュゼッペ・ポルゴ(クラリネット)/
ロストック北ドイツフィルハーモニー/
ヨハネス・メーズス(指揮)
 「クラリネットのパガニーニ」と称されるイタリアのクラリネット奏者カヴァッリーニ(1807-1874)の作品集です。ミラノで生まれ、9歳の時にミラノ音楽院でカルッリに師事、瞬く間に才能を開花されたカヴァリーニ。彼は1824年に卒業後、スカラ座の第1クラリネット奏者に任命され、また各地で演奏旅行を行うなど、ヨーロッパ中にその名声を広めていきました。
 その後、演奏旅行で訪れたロシアで皇帝に気に入られ、マリインスキー劇場の第1クラリネット奏者に就任します。この時期に上演されたベルディの「運命の力」において、彼の演奏に感銘した作曲家が、第3幕のオープニングに美しいクラリネットのソロ・パートを付け加えたというエピソードもあるほどです。
 ここで聞けるのは彼の書いた2つのクラリネット協奏曲と、当時流行していたオペラのメロディを用いた幻想曲、そしてロシアで想起された変奏曲です。クラリネットの名手が書いた、本当に美しいクラリネットのための名曲です。



BERLIN CLASSICS



BC0300595
\2300→\2090
エリック・シューマン
 ブラームス:
  ヴァイオリン協奏曲
  ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
エリック・シューマン(Vln)
アレクサンダー・シェリー指揮、
ニュルンベルク交響楽団
マーク・シューマン(Vc)
 
 あのシューマン弦楽四重奏団の「シューマン」は、この人の名前。エリック・シューマン。

 エリック・シューマンは1982年生まれ、母は日本人でピアニスト、父はデュッセルドルフ・オペラハウスのヴァイオリン奏者という音楽一家で育った新進気鋭のヴァイオリン奏者。
 4歳よりデュッセルドルフの鈴木メソード、その後、父より手ほどきを受け、9歳よりロシアの大家、ザハール・ブロン教授の下で学ぶ。11歳で全ドイツ学生音楽コンクールにて最年少、最高点で優勝。その後もロシア、ポーランド、ギリシャの国際コンクールで優勝、ロン=ティボー国際コンクール入賞、スイス・シオンの国際ヴァイオリン・コンクールで第2位と輝かしい受賞歴を持っている。12歳でステージ・デビューを飾った時には「天才少年」と評され多くの聴衆を魅了した。
 その後も世界を舞台に活躍、日本でも度々コンサートを行い高く評価されている。
 またクリストフ・エッシェンバッハが音楽監督を務めるシュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭にソリストとして招かれ大絶賛を受け、以後クリストフ・エッシェンバッハとも度々共演。彼の音楽は現代的なさらりとした演奏ではなく、特筆すべき美音と圧倒的な集中力で、若さだけではない真の実力を感じさせるヴァイオリニスト。


興味深い記事があるのでもしよろしければどうぞ。
http://www.newsdigest.de/newsde/features/3543-erik-schumann-violinist-interview.html
 


BC0300601
(2CD)
\4600→\4190
ドレスデン聖母教会での
 J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調BWV.232

  2014年7月ライヴ録音
マティアス・グリュネルト指揮、
ドレスデン聖母教会アンサンブル
ミリアム・メイヤー(Sop)
ブリッタ・シュワルツ(Alt)
マルクス・ブルッチャー(Ten)
クラウス・メルテンス(Bs)
聖母教会室内合唱団

 ドレスデンの誇る聖母教会でのJ.S.バッハのミサ曲ロ短調。昨年7月のライヴである。




DUX



DUX0804
\2400→\2190
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲Op.104
スメタナ:モルダウ
ズザンナ・シャンベラン(Vc)
ロベルト・カバラ指揮、
シンフォニエッタ・クラコヴィア




PIANO CLASSICS


PCL0076
\1400
J.S.バッハ:鍵盤楽器のための作品集第1集
 イタリア風アリアと変奏BWV.989、
 4つのデュエットBWV.802〜BWV.805、
 イタリア協奏曲BWV.971、フランス風序曲BWV.831
ユアン・シェン(pf)
 

PCL0085
\1400
ブラームス:
 ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
 2つのラプソディOp.79、7つの幻想曲Op.116
ソフィア・グルャク(pf)
 

PCLM0088
(3CD)
\2700
アルカン:すべての短調による12の練習曲集Op.39全曲 ヴィンチェンツォ・マルテンポ(pf)
既発売の品番:PCL0038、PCL0057、PCL0061をまとめたもの

<LP>


CPO(LP)

777798
(LP)
\3100
フェルディナント・リース:序曲集
 1.序曲「メッシーナの花嫁」Op.162/
 2.序曲「ドン・カルロス」Op.94/
 3.大祝典序曲と勝利の行進曲 Op.172/
 4.劇的序曲「出現」WoO 61
ケルンWDR交響楽団/
ハワード・グリフィス(指揮)
 ベートーヴェンの弟子であり親友であったフェルディナント・リース(1784-1837)。近年再評価の著しい作曲家で、その作品の持つ魅力にはまっている人も多いのではないでしょうか?
 cpoレーベルでは、その人気を鑑みて、以前CDとして発売していたリースの序曲集を、新たにLPレコードとしてリリースすることを決定いたしました。
 LPの容量の限界もあり、CDに収録されていた全曲をそのまま移行してはおりませんが、最良の音楽を最良の音質でお楽しみいただけるという、極めて画期的なアルバムとなっています。ユニークで素晴らしい音楽をお聴きください。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


グッディーズ

78CD-3000
\2080(税込)
グッディーズ、初のCDリリース!
ベートーヴェン:交響曲第3番変
ホ長調作品55「英雄」
 (1)-(4) I - Allegro con brio (4:19) (3:10) (3:55) (4:39)
 (5)-(8) II - Marcia funebre (Adagio assai) (5:00) (4:09) (3:38) (4:42)
 (9)-(13) III - Scherzo (Allegro vivace)/ IV - Finale (Allegro molto)
  (4:25) (4:32) (3:56)(3:05) (2:34)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 フルトヴェングラーの47年SP「エロイカ」が、これまでにない鮮度でよみがえる!

 録音:1947 年11 月10-12、17 日、ウィーン、ムジークフェライン、大ホール
 原盤:英 HIS MASTER'S VOICE DB 9296/9302(SP)からのDSD 録音による復刻

 グッディーズ・ダイレクト・トランスファーとは?
 グッディーズ・ダイレクト・トランスファーCD-R シリーズは、新 忠篤氏の復刻音源をCD-R で提供するもので、2006年の発売開始以来既に500 タイトル以上を発売済みの大シリーズです。カザルスやコルトーなどのSP 時代の定評ある名演から、世界初CD 化の復刻音源など多彩なラインナップで好評を得ています。その音質はSP レコードから過去の偉大な演奏家の真の息遣いが聴き取れるものとして、ピアニストの内田光子さんなども絶賛しておられます。今回はこのシリーズから初のプレスCD として、フルトヴェングラーVPO のSP 録音「エロイカ」を発売いたします。



 特徴

 戦前の真空管を用いた新 忠篤氏設計・制作の管球式可変フォノイコライザを使用して、適正なイコライジングカーブを設定。それ以外のノイズカットや音質補正等は一切行わず、ダイレクトにDSD 録音機でマスターを作製。再生音はSP 特有の針音ノイズはあるものの、これまでのSP 復刻の常識を覆すような生々しい音楽性を再現しています。
SP 時代の録音はSP 盤1 面ごとにその都度中断して行われていましたが、このシリーズでは各面をそのまますべて収録。つなぎ編集も行っていませんので、盤面ごと(約5 分)に途切れがありますが、SP レコードそのままを体験いただけます。

 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)はドイツの大指揮者。1937 年ベートーヴェンの「運命」をベルリン・フィルとHMVに録音したのに続き、この「英雄」はベートーヴェンの第二弾録音にあたる。オーケストラはウィーン・フィル。フルトヴェングラーは1952 年11 月に再度ウィーン・フィルと「英雄」を録音しているので、このSP 録音はあまり知られていない。ムジークフェライン大ホールの残響はLP 録音よりずっと美しい。これまでの復刻盤にはなかった低音部の動きにも耳を傾けていただきたい。




 SPレコード復刻の歴史を振り返って(新 忠篤)

 アメリカでLPが登場したのが1948 年(昭和23 年)だった。一方イギリスではHMVがLPレコードを発売したのが1952年(昭和27 年)10 月だったから、4 年も遅れた。因みに日本では日本コロムビアが1951 年(昭和26 年)にLPを発売した。遅れたのはレコードプレーヤやアンプ等の再生機の準備期間が必要だったからだ。LPが出ても一般の愛好家は従来の78 回転SPレコードでも不便を感じていなかったと思われる。LP再生機が普及すると演奏時間の短いSPレコードは不便になり、SPの演奏をLPに置き換えて発売する所謂復刻盤LPが登場した。EMI のSP復刻シリーズである  HMV/COLUMBIA Great Recordings of the Century が登場したのが1957 年(昭和32 年)10 月だったから、LP登場の5 年後だった。HMV/COLUMBIA Great Recordings of the Century はその頭文字をとってGR盤、復刻LPの代名詞となった。SPレコードは片面3〜5 分の収録時間で、演奏はその都度止めて収録された。LP復刻時には切れ目なく編集された。また復刻盤作成の原盤は、SPレコード原盤をLPと同じビニール盤にプレスしたテストプレス盤だった。それはシェラック盤に較べれば雑音は小さいが、LPに較べればかなり雑音が多い。LPは本来無雑音メディアだから、復刻音源はフィルタ使ってノイズ除去をした。復刻エンジニアは雑音ばかりが気になって、フィルタが音楽を損ねていることに気がつかなかったのかもしれない。そして元のSPレコードとはまるで違うものが生まれた。EMI のGreat Recordings of the Century シリーズは1966 年10 月に終了したが最後までこのポリシーを守り続けた。
 私はもの心ついて以来ずっとSPレコードに親しんでいた。大学を卒業すると就職先をレコード会社に決めた。2 年間のレコード店回りのセールスマンの後に洋楽部勤務になった。海外原盤の国内発売業務の傍ら、自分の手でSPレコードの復刻を始めた。日本コロムビアのDXMシリーズがそれである。カペー四重奏団、ジョルジュ・エネスコ、ジャック・ティボー、フリッツ・クライスラー、エーレナ・ゲールハルト、ユリア・クルプなどのSP盤演奏をSP盤とそっくり同じ音で復刻した。それは私のGR盤への音の不満から出たもので、SPレコードの音が復刻LPから再現できるたことで、多くの支持者を得た。SPレコード再生には専用のフォノイコライザが必要で、市販の民生機のプリアンプに組み込まれたSP用とされたイコライザはおおまかな特性でプロ用には使いものにならない。試行錯誤を重ねるうちに、SPレコードが吹き込まれた時代に録音機材に使われていた真空管を使用すると、すばらしい再生ができることを発見した。
 私のアンプ作り歴は60 年以上で、その目的はSPレコードをその録音された音をそのまま再生することであった。現在ではDSD方式のデジタル録音機がSPレコードの直接再生音をそっくり収めることが可能になった。これを「ダイレクト・トランスファー」と命名した。DSD方式は編集をする際、いったんPCMにするため音質劣化がある。したがってここでは盤面の編集はしていない。またフィルタ類も一切使用していない。SPレコードの生の音をCD化したものである。





MEMBRAN


●Membran Documents


233978
(4CD)
\2000
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」全曲 ギュンター・ノイホルト指揮、
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場管弦楽団
エドワード・クック(Ten)
フローデ・オールセン(Bs)
ジョン・ヴェーグナー(Br)
ガブリエレ・マリア・ロンゲ(Sop)
ズタトミラ・ニコロヴァ(MSop)
カルラ・ポール(Sop)、他
 

233980
(4CD)
\2000
ワーグナー:楽劇「ジークフリード」全曲 ギュンター・ノイホルト指揮、
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場管弦楽団
ヴォルフガング・ノイマン(Ten)
ハンス=イェルク・ヴァインシェンク(Ten)
ジョン・ウェーグナー(Bs)
オレク・ブリヤーク(Br)
サイモン・ヤン(Bs)
オルトルン・ヴェンケル(Alt)
カルラ・ポール(Sop)、他
 

233981
(4CD)
\2000
ワーグナー:「神々の黄昏」全曲 ギュンター・ノイホルト指揮、
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場管弦楽団
エドワード・クック(Ten)
ボド・ブリンクマン(Br)
オレク・ブリヤーク(Br)
マルック・テルヴォ(Bs)
カルラ・ポール(Sop)
ガブリエレ・マリア・ロンゲ(Sop)
ズタトミラ・ニコロヴァ(MSop)
オルトルン・ヴェンケル(Alt)、他
 

233982
(2CD)
\1400
ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」全曲 ギュンター・ノイホルト指揮、
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場管弦楽団
ジョン・ヴェーグナー(Bs)
ヴィリヤ・エルンスト=モスライティス(MSop)
テーロ・ハンヌラ(Br)
マリオ・ムラーノ(Ten)
ハンス=イェルク・ヴァインシェンク(Ten)
オレク・ブリヤーク(Br)
ミヒャエル・ノヴァーク(Ten)
サイモン・ヤン(Bs)
マルコム・スミス(Bs)、他



MEMBRAN


600218
(10CD)
\2100
ドニゼッティ:5つのオペラ全曲集
Disc. 1、Disc. 2
 歌劇「ランメルモールのルチア」
  マリア・カラス(Sop)
  ジュゼッペ・ディ・ステファノ(Ten)
  ティート・ゴッビ(Br)
  ラファエル・アリエ(Bs)
  ヴァリアーノ・ナターリ(Ten)
  アンナ・マリア・カナーリ(MSop)
  ジーノ・サッリ(Ten)
  トゥリオ・セラフィン指揮、フィオレンティーノ・マッジオ・ムジカーレ管弦楽団、他
   1953年録音
Disc. 3、Disc. 4
 歌劇「愛の妙薬」
  ローランド・パネライ(Br)
  ジュゼッペ・タッデイ(Br)
  アンジェラ・ヴェルチェッリ(MSop)
  トゥリオ・セラフィン指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、他
   1958年録音
Disc. 5、Disc. 6
 歌劇「アンナ・ボレーナ」
  マリア・カラス(Sop)
  ジュリエッタ・シミオナート(MSop)
  ニコラ・ロッシ=レメーニ(Bs)
  ジャンニ・ライモンディ(Ten)
  ガブリエラ・カルトゥラン(MSop)
  ルイジ・ルンボ(Ten)
  プリニオ・クラバッシ(Bs)
  ジャンアンドレア・ガヴァッツェーニ指揮、ミラノ・スカラ座管弦楽団、他
   1957年録音
Disc. 7、Disc. 8
 歌劇「連隊の娘」
  リーナ・コルジ(MSop)
  セスト・ブルシャンティーニ(Br)
  チェザーレ・ヴァレッティ(Ten)
  リーナ・パリューギ(Sop)
  エラルド・コーダ(Bs)
  マリオ・ロッシ指揮、ミラノRAI歌劇場管弦楽団、他
   1950年録音
Disc. 9、Disc. 10
 歌劇「ドン・パスクァーレ」
  セスト・ブルシャンティーニ(Bs)
  マリオ・バリエッロ(Br)
  チェザーレ・ヴァレッティ(Ten)
  アルダ・ノーニ(Sop)
  アルマンド・ベンツィ(Ten)
  マリオ・ロッシ指揮、トリノRAI交響楽団、他
   1952年録音
 

600225
(10CD)
\2100
クレンペラー(Cond)ライヴ名演奏集
Disc. 1
 シューベルト:交響曲第4番「悲劇的」
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 1957年2月7日録音
 ブラームス:交響曲第2番
  ベルリン放送交響楽団 1957年1月21日録音
 ベートーヴェン:エグモント序曲
  フィルハーモニア管弦楽団 1960年5月31日録音
Disc. 2
 ベートーヴェン:ああ 不実なる人よOp.65
  グレ・ブロウェンスティン(Sop)
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 1951年4月26日録音
 ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
  ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
   1958年4月17日録音
Disc. 3
 ブルックナー:交響曲第7番
  バイエルン放送交響楽団 1956年4月12日録音
Disc. 4
 ワーグナー:ニュルンベルクのマイスタージンガーより第1幕への前奏曲
  トリノ・イタリア放送交響楽団 1656年12月17日
 R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
  ケルン放送交響楽団 1956年2月7日
 ヒンデミット:組曲「気高い幻想」
  ケルン放送交響楽団 1954年2月8日
Disc. 5
 マーラー:亡き子をしのぶ歌
  キャスリーン・フェリア(Contralto)
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 1951年7月12日録音
 マーラー:交響曲第4番
  エルフリーデ・トレチェル(Sop)ケルン放送交響楽団
   1954年2月11日
Disc. 6
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番
  クララ・ハスキル(pf)ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
   1956年9月9日録音
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番
  ヨハネス・ブレッセル(Vln)
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 1951年1月18日録音
Disc. 7
 モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
  ベルリンRIAS交響楽団 1950年12月22日
 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
  ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団 1956年9月9日録音
Disc. 8
 モーツァルト:交響曲第29番
  バイエルン放送交響楽団 1956年4月15日録音
 モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
  ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団 1956年9月9日録音
 ファリャ:スペインの庭の夜
  ウィレム・アンドリーセン(pf)
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 1951年3月29日録音
Disc. 9
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番
  レオン・フライシャー(pf)ケルン放送交響楽団 1956年2月27日
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番
  ゲザ・アンダ(pf)ケルン放送交響楽団 1954年4月5日
Disc. 10
 ブラームス:ハイドン主題による変奏曲
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 1957年2月7日録音
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番
  アニー・フィッシャー(pf)ハンガリー放送交響楽団
   1949年50年?録音
 J.S.バッハ:結婚カンタータBWV.202
  エリーザベト・シュヴァルツコップ(Sop)
  ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 1957年録音




VENIAS

ブルーノ・ワルター・コレクション〜1941-1961 Recordings



VN 009
(30CD)
\8800→\7990
CD 1
ハイドン:交響曲第88番 ト長調
 Rec:March 2,4,6&8,1961
ハイドン:交響曲第100番 ト長調「軍隊」
 Rec:March 2,4,6&8,1961
ハイドン:交響曲第102番 変ロ長調*
 Rec:February 18,1953(Mono)
  コロンビア交響楽団
  ニューヨーク・フィルハーモニック*

CD2
モーツァルト:交響曲第25番 ト短調 K. 183 (173dB)
 Rec:December 10,1954(Mono)
モーツァルト:交響曲第28番 ハ長調 K. 200 (189k)
 Rec:December 3,1954(Mono)
モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K. 201 (186a)
 Rec:December 29&30,1954(Mono)
モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調K. 385 「ハフナー」*
 Rec:January 16,1953(Mono)
  コロンビア交響楽団
  ニューヨーク・フィルハーモニック*

CD 3
モーツァルト:交響曲第36番 ハ長調K. 425 「リンツ」*
 Rec:April 26-28,1955(Mono)
モーツァルト:交響曲第38番 ニ長調K. 504「プラハ」
 Rec:December 6,1954(Mono)
モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 K. 543
 Rec:December 21,1953&March 5,1956(Mono)
  コロンビア交響楽団*
  ニューヨーク・フィルハーモニック

CD 4
モーツァルト:交響曲第40番 ト長調 K. 550
 Rec:February 23,1953(Mono)
モーツァルト:交響曲第41番 ハ長調 K. 551 「ジュピター」
 Rec:March 5,1956(Mono)
セレナーデト長調K. 525 「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
 Rec:December 2,8,28&30,1954(Mono)
  ニューヨーク・フィルハーモニック
  コロンビア交響楽団*

CD 5
ドボルザーク:交響曲第8番 ト長調 Op.88
 Rec:February 8&12,1961

モーツァルト:メヌエットとトリオK.599 No.5
モーツァルト:メヌエットとトリオ K.568 No.1
モーツァルト:3つのドイツ舞曲 K.605
 Rec:December 8,1954(Mono)

モーツァルト:フリーメーソンのための葬送音楽K. 477
モーツァルト:序曲集
こうもり K.620
フィガロの結婚K.492
 Rec:December 2,1954(Mono)

コジ・ファン・トゥッテ K.588
 Rec:December 8,1954(Mono)

歌劇「劇場支配人」K.486
 Rec:December 29&30,1954(Mono)
  コロンビア交響楽団

CD 6
ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 Op. 21
 Rec:January 6&8,1958
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 Op. 55 「英雄」
 Rec:January 20,23&25,1959
  コロンビア交響楽団

CD 7
ベートーヴェン:交響曲第2番 ハ長調 Op. 36
 Rec:January 5&9,1958
シューマン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.97「ライン」
 Rec:February 4,1941(Mono)
  コロンビア交響楽団
  ニューヨーク・フィルハーモニック*

CD 8
ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調 Op.60
 Rec:February 8&10,1958
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 Op. 68「田園」
 Rec:January 13,15&17,1958
  コロンビア交響楽団

CD 9
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 Op. 67
 Rec:January 27&30,1958
ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op. 92
 Rec:February 1&3,1958

  コロンビア交響楽団

CD 10
ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 Op. 93
 Rec:January 8,10,13&February 12,1958
ベートーヴェン:序曲「コリオラン」 Op. 62
 Rec:April 15,1959
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ第2番」 Op. 72
 Rec:July 1,1960
ベートーヴェン:序曲「レオノーレ第3番」Op. 72a*
ベートーヴェン:「エグモント」序曲Op. 84*
 Rec:December 4,1954(Mono)
  コロンビア交響楽団
  ニューヨーク・フィルハーモニック*

CD 11
ベートーヴェン:交響曲第9番二短調 Op. 125「合唱」
 Rec:January 19,21,26&31 and April 6&15,1959
  エミリア・クンダリ(ソプラノ)
  ネル・ランキン(メゾ・ソプラノ)
  アルバート・コスタ(テノール)
  ウィリアム・ウィルダーマン(バリトン)
  ウェストミンスター合唱団
  ウォーレン・マーティン(合唱指導)
  コロンビア交響楽団

CD 12
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ集
ワルツ「美しく青きドナウ」 op. 314
ワルツ「ウィーンの森の物語」op.325
皇帝円舞曲 op. 437
ワルツ「ウィーン気質」≪ op. 354

ヨハン・シュトラウス2世:序曲集
「ジプシー男爵」序曲
「こうもり」序曲
 Rec:March 16,22&23,1956(Mono)

ハイドン:交響曲第96番 ニ長調 Hob. I:96 「奇跡」
 Rec:November 29&December 6,1954(Mono)
  コロンビア交響楽団
  ニューヨーク・フィルハーモニック*

CD 13
ブラームス:交響曲第1番 ハ長調 Op. 68
 Rec:November 25,1959
ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 Op. 56a
 Rec:January 18&30,1960
ブラームス:大学祝典序曲 Op. 80
 Rec:January 16,1960
  コロンビア交響楽団

CD 14
ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op. 73
 Rec:January 11,14&16,1960
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op. 90
 Rec:January 27&30,1960

コロンビア交響楽団

CD15
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調Op. 98
 Rec:February,1959
ブラームス:悲劇的序曲 Op. 81
 Rec:January,1960
ブラームス:運命の歌*
 Rec:January 9,1961

  オクシデンタル・カレッジ・コンサート合唱団*
  コロンビア交響楽団

CD 16
ドボルザーク:交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界から」
 Rec:February 12,14,16&20,1959
バーバー:交響曲第1番 Op. 9
 Rec:January 23,1945(Mono)

ブラームス:ハンガリー舞曲(抜粋)
 No.1 In G Minor (g-moll / en sol mineur)
 No.3 In F Major (F-Dur / en fa majeur)
 No.10 In E Major (E-Dur / en mi majeur )
 No.17 In F-Sharp Minor (fis-moll / en fa diede mineur)
  Rec:February 12,1951(Mono)

ドヴォルザーク:スラブ舞曲 Op. 46-No. 1
 Rec:February 4,1941(Mono)

 コロンビア交響楽団*
 ニューヨーク・フィルハーモニック

CD 17
シューベルト:交響曲第9(8)番 ハ長調 D 944 「グレート」
 Rec:January&February,1959
シューベルト:劇付随音楽《ロザムンデ》 D 797(抜粋)
 Ouverture. Andante - Allegro vivace from / aus / de : ≫
Die Zauberharfe ≪, D 644
 No. 9 Ballett
 No. 5 Entr'acte nach dem 3
  Rec:October 6-8,1955(Mono)
  コロンビア交響楽団

CD 18
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」 (ノヴァーク版)
 Rec:February 13,15,17&25,1960
  コロンビア交響楽団

CD 19
ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調
 Rec:March 11,13,19,22&27,1961
  コロンビア交響楽団

CD 20
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 (ノヴァーク版)
 Rec:November 16&18,1959
  コロンビア交響楽団

CD 21
シューベルト:交響曲第5番 変ロ長調 D.485*
 Rec:February 26&29 and March 3,1960
シューベルト:交響曲第7(8)番 ロ短調 D.759「未完成」
 Rec:March 3,1958
スメタナ:交響詩「我が祖国」よりモルダウ
 Rec:February 4,1941(Mono)
  コロンビア交響楽団*
  ニューヨーク・フィルハーモニック

CD 22
マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」*
 Rec:January 14&21 and February 4&6,1961
マーラー:交響曲第2番「復活」(Beginning)
 モーリン・フォレスター(メゾ・ソプラノ)
 エミリア・クンダリ(ソプラノ)
 ウエストミンスター合唱団
 コロンビア交響楽団*
 ニューヨーク・フィルハーモニック

CD 23
マーラー:交響曲第2番「復活」(Continue)
 Rec:February 17,18&21,1958
  モーリン・フォレスター(メゾ・ソプラノ)
  エミリア・クンダリ(ソプラノ)
  ウエストミンスター合唱団
  ニューヨーク・フィルハーモニック

CD 24
マーラー:交響曲第4番
 Rec:May 10,1945(Mono)
リヒャルト・シュトラウス: 死と変容 Op. 24
  Rec:December 29,1952(Mono)
   ニューヨーク・フィルハーモニック

CD 25
マーラー:交響曲第5番
 Rec:February 10,1947(Mono)
  ニューヨーク・フィルハーモニック

CD 26
ワーグナー:ジークフリートの牧歌
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルグの マイスタージンガー」〜第1幕への前奏曲
 Rec:February 27,1959
マーラー:交響曲第9番(Beginning)
  コロンビア交響楽団

CD 27
マーラー:交響曲第9番(Continue)
 Rec:January 16,18,28&30 and February 2&6,1961
リヒャルト・シュトラウス:ドン・ファン Op. 20*
 Rec:December 29,1952(Mono)
  コロンビア交響楽団
  ニューヨーク・フィルハーモニック*

CD 28
マーラー:大地の歌
 Rec:April 18&25,1960
  ミルドレッド・ミラー(メゾ・ソプラノ)
  エルンスト・ヘフリガー(テノール)
  ニューヨーク・フィルハーモニック

CD 29
マーラー:大地の歌
 Rec:May 15-16,1952(Mono)
  カスリーン・フェリアー(メゾ・ソプラノ)
  ユリウス・パツァーク(テノール)
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD 30
ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」
 Rec:February 20,1959
ワーグナー:楽劇「ローエングリン」〜第1幕への前奏曲
 Rec:February 27,1959
ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」〜第1幕への前奏曲
ワーグナー:舞台神聖祭典劇「パルジファル」〜聖金曜日の奇蹟
 Rec:February 25,1959
ワーグナー:歌劇「タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦」〜序曲&バッカナーレT
 Rec:March 24&27,1961
  コロンビア交響楽団















3/31(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ACCENT



ACC 24296
(CD)
\2600→\2390
「1パート1人」
 モーツァルト:ピアノ協奏曲集Vol.4/ スホーンデルヴィルト

  ピアノ協奏曲第6番変ロ長調K238(2つの代替カデンツァを含む)
  ピアノ協奏曲第8番ハ長調K246
  テノールのためのアリア「運命は恋する者に」K209
  テノールのためのアリア「尊み崇めて」K210
アルテュール・スホーンデルヴィルト
 (フォルテピアノ、指揮)
クリストフォリ・アンサンブル
フランシスコ・フェルナンデス=ルエダ
 (テノール)
 スホーンデルヴィルトの研究の成果が結実したモーツァルト協奏曲

 使用楽器:シュペート&シュメール(1770年頃)/ ウィリアム・ユルゲンソンによるレプリカ
 録音:2014 年5 月2-4 日ノートルダム教会、ブザンソン、フランス/59’15

 古楽大国オランダが生んだ知性派フォルテピアノ奏者アルテュール・スホーンデルヴィルト。「1パート1人」という編成で衝撃を与えたベートーヴェンのピアノ協奏曲集、そして本作モーツァルトのピアノ協奏曲集、さらにはモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲を3 つの異なる時代楽器で演奏したアルバムなど、歴史的研究に裏付けされた斬新かつ刺激的な演奏で、聴くものの興味を引きつけてやみません。
 モーツァルトは、ザルツブルク時代の1776 年から1777 年にかけて4 曲の協奏曲を続けて作曲しました。ギャラント様式に傾倒していた時期だけに、優美な旋律が随所にあらわれてきます。第6 番ではじめて5 オクターヴを超える作品を書き、従来よりも大きな楽器を必要としました。またカデンツァはモーツァルトの協奏曲の中でも華の一つですが、スホーンデルヴィルトは2 つのカデンツァを収録しています。
 第8 番の協奏曲は、リュッツォウ伯爵夫人からの依頼で作曲され、生命力と美しさに溢れた作品です。スホーンデルヴィルトは、作曲された時代1770 年頃のシュペート&シュメールのフォルテピアノのレプリカを使用しています。繊細で優雅な響きが特徴的です。
 さらにこのアルバムには、テノール歌手のフランシスコ・フェルナンデス=ルエダをむかえて同時代に作曲されたアリアを2 曲収録しています。
 


ACC 24293
(2CD)
\4000
バルトルド・クイケン
 C.P.E. バッハ対ハイドン 1788/90

  [CD1] ハイドン:フルート三重奏曲
   トリオ ニ長調 Hob.XV:16、トリオ ヘ長調 Hob.XV:17、
   トリオ ト長調 Hob.XV:15
 [CD2] C.P.E. バッハ:フルート四重奏曲*
   四重奏曲 ト長調 Wq95、四重奏曲 イ短調 Wq93、
   四重奏曲 ニ長調Wq94
バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)
ヴィーラント・クイケン(チェロ)
アン・クノップ(ヴァイオリン)*
ピート・クイケン(フォルテピアノ)
エヴァルト・デマイヤー(チェンバロ)*
 バルトルド・クイケンがバッハとハイドンを対決させる!

 録音:2014 年9 月15-19費AMUZ 、アントワープ、ベルギー
 使用楽器:
 [CD1] ピッチA=430Hz
  フラウト・トラヴェルソ:1787年ドレスデン、アウグスト・グレンザー複製/1991年ルドルフ・トゥッツ製(8キー木製フルート)
  チェロ:18世紀後半作成、一部1564年製アンドレア・アマティを使用/フォルテピアノ:1799年製ロングマン・クレメンティ(音域FF-c4/68キー)
 [CD2] ピッチA=415Hz
  フラウト・トラヴェルソ:1760年ドレスデン、アウグスト・グレンザー複製/1990年アラン・ヴィーマール製(シングル・キー、ボックスウッド製フルート)
  ヴァイオリン:製作者不詳/18世紀後半頃/チェンバロ:1736年アンリ・エムシュ複製/フレンチ・ダブル・マニュアル・ハープシコード(音域FF-e3)

 バルトルド・クイケンはかねてから「ハイドンとC.P.E. バッハの作品は、フルートのために書かれた作品のなかで最も素晴らしい楽曲である」と語っていました。
 バルトルドは今回ほぼ同時期に作曲され、異なるスタイルをもつ2 人の作曲家のフルート作品を一つのアルバムとして発表することにしました。C.P.E. バッハの3 つの作品は1788 年にハンブルクで、ハイドンの3 つの三重奏曲は1789 〜 90 年にかけてウィーン/エステルハージで作曲されました。
 さらにモーツァルトの有名なフルート四重奏曲K285 も1777 年に作曲されています。C.P.E. バッハは晩年の傑作期そして亡くなるその年に、このフルート四重奏曲を書いています。
 一方ハイドンは、最大の理解者エステルハージ家のニコラウス侯爵の死去に伴い自由な創作活動を開始した時期。同じく人生の転換期を迎えた二人。
 当時優雅な楽器として位置付けられていたフルートに、疾風怒濤の感情表現で時代を駆け抜けていくようなC.P.E. バッハ。ハイドンは機知に富んだ音楽表現とウィーン古典派のカンタービレを感じさせる作品と作風は全く異なります。バルトルドは、両者を対比させることで、それぞれの音楽の裏に隠れた情感を見事に表現しています。




ATOLL


ACD 813
(CD-R)
\2500
諸国民
 ブレシャネッロ:シンフォニア第1番ニ長調
 ムファット:ソナタ第2番 ト短調
 ボイス:シンフォニア第1番変ロ長調
 ジェミニアーニ:合奏協奏曲ホ短調 Op.3-3
 テレマン:昔と今の諸国民
 ラモー:《優雅なインドの国々》より 組曲
 J.S.バッハ:エアー
NZバロック
 南半球ニュージーランド唯一のバロック・オーケストラ、NZバロックが送るテレマンの「昔と今の諸国民」をメインとしたプログラム。ニュージーランドにおける古楽シーンの今、そして実力を知ることのできる貴重な演奏です。

 2013年5月の録音。
 Atollはレーベル・オフィシャルのCD-R盤(SONY DADC/Diamond Silver Discs)となります。
 
ACD 542
(CD-R)
\2500
プサザス:室内楽作品集
 コリバス/五重奏曲/
 へリックス/エーゲ海/島の歌
ニュージーランド・チェンバー・ソロイスツ
 アテネ五輪の開会式、閉会式にその作品が用いられ、一挙に知名度を上げたギリシャ系ニュージーランド人作曲家、ジョン・プサザス(1966−)の室内楽作品集。

 2013年1月&2月の録音。




CAMEO CLASSICS

CC 9023CD
(CD-R)
\2400
ロシアより
 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
 アレンスキー:3つの小品 Op.42
 スクリャービン:2つの詩曲 Op.69
 ラフマニノフ:前奏曲集 Op.23
パナギオティス・トロコプーロス(ピアノ)
 2013年にはモスクワのチャイコフスキー博物館で、アルカンの「独奏ピアノのための協奏曲」のロシア初演を手がけた1982年、ギリシャ生まれのピアニスト、パナギオティス・トコロプーロスのロシアン・プログラム。
 モスクワ音楽院での師匠は、ロシアのレジェンド・ピアニストの1人、ニコライ・ペトロフ!師匠直伝のロシア音楽の解釈に期待したいところ。

 Cameo Classicsはレーベル・オフィシャルのCD-R盤(SONY DADC/Diamond Silver Discs)となります。




LYRITA



SRCD.344
(CD-R)
\2500→\2290
イギリスのチェロ協奏曲集
 ジュベア:チェロと室内オーケストラのための2楽章の協奏曲 Op.171
 シンプソン:チェロ協奏曲
 ライト:チェロ協奏曲
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
ウィリアム・ボートン(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
 英国音楽ファン必聴!Lyritaの新録音2タイトル!

 11曲の交響曲、15曲の弦楽四重奏曲を遺した20世紀イギリスの大作曲家ロバート・シンプソン(1921−1997)の管弦楽作品における"白鳥の歌"となった1991年作曲の「チェロ協奏曲」、ジョン・ジュベア2012年作曲の「チェロ協奏曲」、そして1954年生まれのクリストファー・ライトが2011年に書いた「チェロ協奏曲」を、名手ラファエル・ウォルフィッシュをレコーディング。
 ボートン&BBC NOWの好演も頼もしいリリタ(Lyrita)の新録音は、英国音楽ファン必聴です。

 2013年12月11日−13日の録音。
 Lyritaはレーベル・オフィシャルのCD-R盤(SONY DADC/Diamond Silver Discs)となります。
 
SRCD.341
(CD-R)
\2500→\2290
ブッシュ:小管弦楽作品集
 軽管弦楽のための協奏曲/エマニュエルは生まれ給う/
 マシュー・ロック組曲《プシケ》/
 チェロと小管弦楽のための協奏交響曲/
 2つの小品/演奏会のためのフィナーレ/
 ジョン・アイアランド《ホーリー・ボーイ》
ニコラス・ウォード(指揮)
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
ノーザン室内管弦楽団
 ソールズベリー大聖堂の聖歌隊でイギリスの合唱音楽の伝統に親しみ、後にジョン・アイアランドに作曲を師事した20世紀イギリスの作曲家、ジェフリー・ブッシュ(1920−1998)。
 リリタ(Lyrita)ならではの選曲によるブッシュの「小管弦楽作品集」は、近代イギリスのオーケストラ作品ファンに特にオススメしたい佳作揃い。

 2013年4月26日−27日の録音。




NAXOS



8.573418
\1100
※Blu-rayオーディオ同時発売
偉大なる喜劇のための序曲集
 1.エロール(1791-1833):歌劇「ザンパ」-序曲/
 2.ニコライ(1810-1849):歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」-序曲/
 3.ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948):歌劇「スザンナの秘密」-序曲/
 4.トマ(1811-1896):歌劇「ミニョン」-序曲/
 5.レズニック(1860-1945):歌劇「ドンナ・ディアナ」-序曲/
 6.フロトウ(1812-1883):歌劇「マルタ」-序曲/
 7.オーベール(1782-1871):歌劇「フラ・ディアヴォロ」-序曲/
 8.ロルツィング(1801-1851):歌劇「皇帝と船大工」-序曲/
 9.チマローザ(1749-1801):歌劇「秘密の結婚」 - 序曲/
 10.アダン(1803-1856):歌劇「私が王なら」-序曲/
 11.コルネリウス:喜歌劇「バグダッドの理髪師」-
  序曲(F.モトルによる管弦楽編)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/
ランス・フリーデル(指揮)
録音 2014年1月14-16日 スコットランド グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール
 18世紀のイタリアで全盛を誇ったオペラ・ブッファ(滑稽な登場人物による楽しい喜劇)は、パイジェッロやチマローザ、そしてモーツァルトにより完成され、その後、ロッシーニを経てドニゼッティへと引き継がれて行きます。またフランスやドイツでも独自の進化を遂げ、愉快な作品が次々と生まれていきました。しかし19世紀後半には衰退してしまい、現在では一部の作品を除き、ほとんど上演されることもありません。とは言え、これらの序曲は今でも変わらず愛されています。例えばエロールの「ザンパ」序曲は、昔FMのクラシック番組のオープニングテーマとして使われていたので、中間部の軽やかなメロディは広く知られているのではないでしょうか?どの曲も、これから起こる物語を想起させるが如く、ワクワク感に満たされたステキなものばかり。ついついメロディを口ずさんでしまうかもしれません。まずは極上のサウンドでお楽しみください。
 


8.573139
\1100
サン=サーンス:交響曲集 第2集 交響曲 第3番&交響曲 イ長調 他
 1-4.交響曲 第3番 ハ短調 「オルガン付き」Op.78(1886)
 5-8.交響曲 イ長調(1850頃)
 9.交響詩「オンファールの糸車」Op.31
カール・アダム・ランドステレム(オルガン)/
マルメ交響楽団/
マルク・スーストロ(指揮)
録音 2013年8月26-30日 スウェーデン,マルメ・コンサート・ホール
 サン=サーンス(1835-1921)が「この曲には私が注ぎ込める全てを注ぎ込んだ」と語ったほどに気合の入った交響曲第3番。随所で活躍するオルガンばかりが目立ちますが、実に精緻な管弦楽法と、これまた活躍するピアノの使い方も見事なものです。4楽章形式に見えますが、実は2部に分かれた2つの楽章から出来ています。あの華麗なオルガンの導入で有名な箇所は第4楽章ではなく、第2部の後半なのです。この曲は、彼の友人であったフランツ・リストの影響も垣間見られ、また曲自体も初演直後に亡くなったリストに捧げられてもいます。人気曲たる貫禄に満ちた作品です。
 それに比べ、「イ長調交響曲」はサン=サーーンス15歳頃の作品で、早熟の天才だった彼とはいえ、まだ独自の個性は開ききっておらず、モーツァルトやシューベルトの香りが漂う、初々しさ満開のチャーミングな曲です。「オンファールの糸車」も前述の通り、フランツ・リストとの交流から生まれた曲で、女王オンファールの下で奴隷として働くヘラクレスの目を通して、美しい女王の姿を音で描いた作品です。スーストロとマルメ交響楽団は見通しの良い響きと壮麗な音色を持ち味とした颯爽たるサン=サーンスを表出しています。
【スーストロ&マルメ交響楽団:サン=サーンス 交響曲集 第1集】
 交響曲第1番、第2番…8.573138
 


8.573451
\1100
カラブチェフスキー&サンパウロ響
 ヴィラ=ロボス:交響曲 第12 番&バレエ音楽「ウイラプルー」他

  1.バレエ音楽「ウイラプルー」(1917)/
  2-5.交響曲 第12 番(1957)
  6.マンドゥ=サララ(1940)
サンパウロ交響楽団/
サンパウロ交響合唱団&児童合唱団…6/
ナオミ・ムナカタ(合唱指揮)/
イザーク・カラブチェフスキー(指揮)
録音 2014 年2 月28 日-3 月7 日…1-5, 2014 年6 月19-21 日…6 ブラジル サラ・サンパウロ
 ヴィラ=ロボス(1887-1959)の最後の交響曲である第12 番は、彼の70 歳の誕生日に完成させたもの。その翌年にワシントン・ナショナル交響楽団によって初演され、大好評を博しました。
 シュトックハウゼンやカーゲルらが電子音楽やミュージック・コンクレートなどを模索していた時代に、このようなメロディックで壮大な作品は、若干時代遅れの感もありましたが、ロシアなどでは伝統に回帰する試みも起こったりと、この作品が却って当時の作曲家たちの創作意欲を刺激したであろうことも間違いありません。
 湧き上がるように快活な第1 楽章、ワーグナーのトリスタンを思わせる静かで神秘的な第2 楽章、短くとも印象的な第3 楽章、熱情的で大胆な終楽章と、確かに交響曲の伝統に則りながらも、革新的な味わいを持つ見事な作品です。「魔法の島」という意味を持つ野趣溢れるバレエ音楽「ウイラプルー」、エキサイティングなカンタータ「マンドゥ=サララ」(かなり内容は強烈!)と、この1 枚でヴィラ=ロボスの魅力をじっくり味わうことができるでしょう。
 


8.573408
\1100
ブライアン:交響曲第6 番, 第28 番, 第29 番,第31 番
 1.交響曲第6 番 「悲劇的交響曲」(1948)/
 2-5.交響曲第28 番 ハ短調(1967)
 6-9.交響曲 第29 番変ホ長調(1967)
 10.交響曲 第31 番(1 楽章の)(1968) ※2-9 世界
新ロシア国立交響楽団/
アレクサンダー・ウォーカー(指揮)
録音 2014年5月20-24日 モスクワ ロシア国立テレビ&ラジオ・カンパニー KULTURA第5 スタジオ
  最近、ようやくその真価が認められつつある、イギリスの伝説的な作曲家ハヴァーガル・ブライアン。成功とは全く無縁であり、32 曲もの交響曲を書き残しながらも、ほとんど認められることはありませんでした。ようやく生涯の終わり近くに第1 番「ゴシック」が演奏され、一部の人たちの間で熱烈な支持を受けることとなったのが救いでしょうか。彼がこの世を去ってから、ようやくこの比類なき作品群に光が当たり、演奏や録音の機会も増えてきたのは嬉しい限りです。そんなブライアン、72 歳の時にここに収録された「交響曲第6 番」を作曲し、その後は素晴らしいスピードでいくつもの交響曲やオペラ、管弦楽作品を書いていきます。もちろん第1 番のような巨大さ(長さも編成も史上最大の規模を持つとされます)は望めませんが、それでも同世代のイギリスの作曲家たち/エルガーやホルスト、ディーリアス/と比べると、その作品がどれほど奇妙な味わいを持っているかに気がつくのではないでしょうか。ここには単一楽章の第6 番と第31 番、そして古典的な趣きを持つ第28 番、同じく91 歳の時の作品である第29 番の4 曲が収録されています。全て、汲めども尽きぬ創造のエネルギー漲る怪作です。
 

8.573105
\1100
ウィリアム・ペリー:偉大なる無声映画時代の音楽集 第2集
 無声映画のヒロインたち

  1-8.メゾ・ソプラノとオーケストラのための歌組曲
  <リリアン・ギッシュ-嵐の孤児/
   メアリー・ピックフォード-ポリアンナ/
   グレタ・ガルボ-恋多き女/
   グロリア・スワンソン-良きマナー/
   ヴィルマ・バンキー-愛の夜/
   ベティー・ブロンソン-ピーター・パン/
   パール・ホワイト-ポーリンの危難/
   ジャネット・ゲイナー-第七天国>/
  9.夏の夜想曲/
  10-13.過去からのブラス
   <青いオフィクレイド/軍のオフィクレイド/
   田園のオフィクレイド/ラテンのオフィクレイド>
  14.世界の心 ※1-8.10-13.14…世界初録音
ウォリス・ギウンタ(メゾ・ソプラノ)…1-8.14/
ジョン・ブランシー(バリトン)…14/
ティモシー・ハッチンス(フルート)…9/
ミック・ビルン(オフィクレイド)…10-13/
マイケル・ケルトック(ピアノ/オルガン)…1-8.14/
アイルランド国立交響楽団/
ポール・フィリップス(指揮)
録音 2014年6月11-13日 ダブリン ナショナル・コンサート・ホール
 アメリカの作曲家、ピアニスト、ウィリアム・ペリー(1930-)。彼はニューヨーク市の近代美術館映画部の音楽監督を12年間務め、サイレント映画のためのピアノ伴奏を作り、また100作以上の映画音楽を作曲しました。第1集(8.572567)ではテレビの名シリーズ「サイレント・イヤーズ」が中心に収録されていましたが、今作では更に素晴らしい音を聴くことができます。
 「無声映画のヒロインたち」では当時の名女優8人をフィーチャーしたもので、それぞれが歌による特徴的な肖像画となっています。溢れんばかりの美メロは心を存分にくすぐります。「過去からのブラス」はオフィグレイドと管弦楽のための協奏曲であり、映画音楽ではありませんが、ペリーがユニークな映画音楽を書くための準備としても役立つものでした。
 


8.557516
\1100
ウェーベルン:声楽&室内楽作品集
 シェーンベルク:室内交響曲(ウェーベルン編)
 1-5.「第7の環」による5つの歌曲 Op.3(1908-1909)
 <これはお前だけの歌だ/私の問いは嵐のように生き生きしていた/
  小川のほとりを朝早くただひとり/
  朝霧の中に君は歩み行く/木は葉を落とし>/
 6-10. 5つの歌 Op.4(1908-1909)
 <序詞/まだ私の誠がお前を見守らせる/
  そうだお前に祝福と感謝を/
  私は苦しみの中ではただ一つのことしか知らない/
  お前たちは炉辺へと歩みよった>/
 11-16.弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9(1911)
  <Massig/Leicht bewegt/Ziemlich fliessend/
   Sehr langsam/Ausserst langsam/Fliessend>/
 17-20. 4つの歌 Op.12(1915-1917)
  <日は暮れて/神秘的な笛/私は太陽を見たと思った/似たもの同志>/
 21-23. 3つの歌 「道なき道」より Op.23(1934)
  <暗い心/天の高みから清らかさが舞い下り/わが主イエスよ>/
 24-26. 3つの歌 Op.25(1934)
  <何と喜ばしい私/心の真紅の鳥は夜のしじまに/
   星よ、お前たちは夜の銀の峰>/
 27-29.弦楽四重奏曲 Op.28(1936-1938)/
 30-32.カンタータ 第1番 Op.29(1939)/
 33-37.シェーンベルク(1874-1951):室内交響曲 第1番 Op.9
  (A.ウェーベルンによるフルート、クラリネットとピアノ三重奏編)(1906/1923)
トニー・アーノルド(ソプラノ)…1-10.17-26/
クレール・ブース(ソプラノ)…30-32/
ジェイコブ・グリーンバーグ(ピアノ)…1-10.17-26/
キム・スーユン(フルート)…33-37/
チャールズ・ナイディック(クラリネット)…33-37/
レイラ・ジョセフォヴィッツ(ヴァイオリン)…33-37/
フレッド・シェリー(チェロ)…11-16.33-37/
オリオン・ウェイス(ピアノ)…33-37/
ロルク・シュルテ(ヴァイオリン)…11-16/
タイ・ムライ(ヴァイオリン)…11-16/
ディヴィッド・フルマー(ヴィオラ)…11-16/
サイモン・ジョリー合唱団…30-32/
フィルハーモニア管弦楽団…30-32/
ロバート・クラフト(指揮)…30-32
録音 2011年9月28日 ニューヨーク アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ…1-5.17-20, 2011年9月29日 ニューヨーク アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ…6-10.21-23.27-29, 2011年9月30日 ニューヨーク アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ…11-16.21-29, 2008年7月27-30日 ロンドン アビーロード第1スタジオ…30-32,2013年6月10-11日 ニューヨーク アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ…33-37
 シェーンベルクやベルクと並ぶ新ウィーン楽派(主に1900年代初頭にかけてウィーンで活躍した作曲家の集団)の中核メンバーであったウェーベルン(1883-1945)。当時最も先鋭的な作風で知られるも、出版された作品はたった31曲と少なく、番号なしの作品を含む全集を作ったとしてもCD6枚に収まってしまうというというから驚きです。その分、各曲の凝縮度は半端なく、どれもが熟考の上に生み出されたものであり、後世の作曲家たちに与えた影響力は本当に強く、現在でも彼の作品は孤高の芸術として高く評価されています。
 もちろん、当時の最先端を行く音楽ですから、最初はとっつきにくいかもしれません。しかし、例えば優れた数学者が美しい数式を愛するが如く、彼の複雑な音楽も、深く知れば知るほどにその魅力から離れられなくなるものです。時代によって作風を変化させて行った人でもあり、ここに収録されている1910年代の曲と、1930年代の曲を聞き比べてみると、その変容が理解できるかと思います。また、シェーンベルクの「室内交響曲」の編曲版も興味深いものです。この時代の作品の良き理解者ロバート・クラフトの説得力ある演奏で。
 

8.573441
\1100
スペインの夜 〜ロドリーゴ:ギター協奏曲集
 1-3.アランフェス協奏曲/
 4-6.4台のギターと管弦楽のための「アンダルシア協奏曲」/
 7-16. 2台のギターと管弦楽のための「マドリガル協奏曲」
  <ファンファーレ/マドリガル/エントラーダ/
   羊飼いよ、お前は来る、羊飼いよ、お前は行く/
   ヒラルディーリャ/パストラル/ファンダンゴ/
   アリエータ/サバデアート/スペイン風カッチャ>
デイル・カヴァナー(ギター)…1-3/
アマデウス・ギター・デュオ&エデン=ステル・ギター・デュオ…4-6/
アマデウス・ギター・デュオ…7-16/
インターナショナル・フィルハーモニー管弦楽団/
ホルスト=ハンス・ヴェッカー(指揮)
録音 1999年9月25-28日 ハノーファー トンスタジオ・ファン・ギースト
 カナダ出身のデイル・カヴァナーとドイツ出身のトーマス・キルヒホフの2人による「アマデウス・ギター・デュオ」は、1991年にデュオ活動を開始し、世界各国でコンサートを行い、その高度な音楽性と豊かな音色で聴衆を魅了しています。また多数の著名なオーケストラとも共演を重ね、2台ギターのための協奏曲を積極的に紹介しています。
 このアルバムでは近代スペインの最も重要なギター作曲家であるロドリーゴ(1901-1999)の作品を演奏し、聴き手を幻想的なスペインの夜へと誘います。良く知られたアランフェス協奏曲はもちろん、1767年に作曲された4台のギターを用いる「アンダルシア協奏曲」ではエデン=ステル・ギター・デュオとともに親密で夢幻的な対話を繰り広げます。
 またその翌年に書かれた「マドリガル協奏曲」はスペインの古い旋律や民謡などがふんだんに盛り込まれた楽しい作品で、様々な味付けを施された小品が並ぶ体裁を取っており、軽やかに吹き抜ける風を思わせる流麗さが魅力的です。ギターの素晴らしさを堪能する1枚といえるでしょう。
 

8.573437
\1100
エリザベッタ・ブルーサ:管弦楽作品集 第3集
 1-4.交響曲 第1番 Op.10(1988-1990)
  <第1楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ/
  第2楽章:アダージョ/
  第3楽章:アレグロ・モデラート/第4楽章:アダージョ>/
 5.交響詩「メルリン」 Op.20(2004) ※世界初録音
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/
ダニエル・ルスティオーニ(指揮)
録音 2014年8月12-13日 スコットランド グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール
 1954年ミラノ生まれの女性作曲家、ブルーサ(1954-)の管弦楽作品集の第3集となります。第2集がリリースされてから既に10年以上の年月が経過していますが、その間に彼女の知名度が上がったか?といえば、それは答えに窮する質問であると言えましょうか。
 第1集、第2集は比較的わかりやすい曲が多かったように思いますが、この盤の中心は「交響曲第1番」であり、これは彼女がミラノ音楽院を卒業してから最初に手がけた大オーケストラのための作品で、基本的なソナタ形式に則りながら、ショスタコーヴィチやウォルトンを想起させる力強い音楽が展開していくというものです。
 オーケストラの色彩的な響きを存分に活かしながら、苦しみや悲しみの感情を盛り込まれた堂々たる世界が広がっていきます。神話や文学などにも造詣の深い彼女らしい作品である「交響詩メルリン」も聴き所。円卓の騎士物語に登場する魔法使いマーリンを題材にしたこの曲は、伝統的な音楽の形式からは解き放たれ、様々な楽器のセクションとパーカッションの応酬が見事な生き生きとした音楽に仕上がっています。第3集では、オーケストラも指揮者も刷新して、新たな取り組みとなっているところも興味深いです。
 第1集…8.555266 第2集…8.555367
 

8.573349
\1100
期待の新進演奏家シリーズ/
 エイヴァン・ユー(ピアノ) 〜リスト:シューベルト歌曲によるトランスクリプション集

 1-8.冬の旅 S561/R246(抜粋)
  <第1番:おやすみ/第2番:幻の太陽/第3番:勇気/
  第4番:郵便馬車/第5番:かじかみ/
  第8番:辻音楽師/第9番:幻覚/第10番:宿屋>/
 9-18.白鳥の歌 S560/R245(抜粋)
  <第1番:都会/第2番:漁師の娘/第4番:海辺で/
   第5番:別れ/第6番:遠い国で/第7番:セレナード/
   第9番:春のあこがれ/第11番:アトラス/
   第13番:鳩の使い/第14番:戦士の予感>
エイヴァン・ユー(ピアノ)
録音 2013年12月3-4日 UK モンマス ウィアストン・コンサート・ホール
 ピアノの魔術師フランツ・リスト(1811-1886)は先人シューベルトの歌曲の持つ詩的な香りと深い思索に特別な愛情を持っていました。それ故、いくつかの歌曲をピアノだけで演奏できるように編曲を施して、リスト自身のコンサートでのプログラムに取り入れたのです。
 もちろんいくつかの作品は、あまりにも華美になり過ぎていて、原曲が放つ厳しい雰囲気とは程遠いものになっていますが、それはご愛嬌。リストの心を通して見たシューベルトの世界(時には曲の順番を入れ替えても)が美しく再現されています。
 ここでピアノを演奏しているのは、2012年にシドニー国際ピアノ・コンクールで優勝を果たした香港生まれの若手ピアニスト、エイヴァン・ユー。すでに世界中のオーケストラと共演し、数多くのリサイタルを行い、その実力が高く評価されています。重厚なタッチと繊細な表現力が素晴らしく、一度聴いただけで虜になること間違いなしです。
 

8.573386
\1100
金管七重奏のための音楽集 第2集 〜
 ヘンデル,パーセル,ラモー,ブロウ作品集

 1-7.ラモー(1683-1764):歌劇「ダルダニュス」-組曲
  (S.コックスによる金管七重奏編)/
 8-15.ブロウ(1649-1708):歌劇「ヴィーナスとアドニス」-
  「仮面劇」(M.ナイトによる金管七重奏編)/
 16-24.パーセル(1659-1695):
  劇音楽「女房持ちの色男、無分別な物好き」(抜粋)
   (S.コックスによる金管七重奏編)/
 25-30.ヘンデル(1685-1759):歌劇「リナルド」-
  組曲(S.コックスによる金管七重奏編)
セプトゥーラ
<メンバー:アラン・トーマス(B♭管tp)/
サイモン・コックス(B♭管tp)/
ヒュー・モーガン(E♭管tp)/
ピーター・スミス(tub)/
マシュー・ギー(tb)/
マシュー・ナイト(tb)/
ダン・ウェスト(B-tb)>
録音 2014年5月3-5日 ロンドン ニューサウスゲート、聖ポール教会
 金管アンサンブル「セプトゥーラ」によるシリーズ第2集は、17世紀のバロック・オペラの名曲を中心にセレクトしたものです。この当時の金管楽器は、未だ発展途上であり、ヘンデルの作品にしても楽器の使い方は現在とは全く異なるものと言ってもよいでしょう。
 当然、ここで演奏している曲は本来の姿と違うかもしれませんが、この試みは極めて興味深いものであり、また楽器の可能性を探るものとして、何より完璧な音楽として仕上がっていることは高く評価できるのではないでしょうか?
 トラック30は有名な「私を泣かせてください」で、この美しい旋律がどれほどに神々しく奏されているか…を実際に聴いてみてください。
 この演奏、第1集(8.573314)とは若干のメンバー変更がありますが、そのアンサンブルは全く乱れがありません。とにかくスゴイです。
 

8.573397
\1100
ヘンデル:鍵盤楽器のための組曲集 第2集 〜
 ハープシコード組曲 第1巻 第5番-第8番 HWV430-433

 1-4.組曲 第5番 ホ長調 HWV430
  <プレリュード/アルマンド/クーラント/
  エア・アンド・ドゥブレ(調子の良い鍛冶屋)>/
 5-8.組曲 第6番 嬰へ単調 HWV431
  <前奏曲/ラルゴ/アレグロ/ジグ:プレスト>/
 9-14.組曲 第7番 ト短調 HWV432
  <序曲/アンダンテ/アレグロ/サラバンド/ジグ/パッサカーレ>/
 15-19.組曲 第8番 ヘ短調 HWV433
  <前奏曲/アレグロ/アルマンド/クーラント/ジグ>
フィリップ・エドワード・フィッシャー(ピアノ)
録音 2009年9月15日 イギリス バーミンガム、シンフォニー・ホール
 ヘンデル(1685-1759)の鍵盤楽器のための組曲は、多数の曲があるにも拘わらず、残念なことに現代ではあまり知られてはいません。しかし、ここに収録した1720年作のいわゆる「8つの大きな組曲」はヘンデルによる紛れもない傑作です。
 第1集ではフィッシャーのモダン・ピアノによる演奏で第1組曲から第4組曲までを収録、こちらは華やかな音色と闊達たる表現で高い評価を得ましたが、いよいよ第2集には第5組曲から第8組曲までを収録、新たな境地で聴き手を魅了します。
 第5組曲の最後に置かれた「調子の良い鍛冶屋」は誰もが知っている名曲ですが、他の曲も実に素晴らしいもので、特にテンポの遅い曲は、ヘンデル作品に共通する緊張感が漂うものが多く、聞き応えのある名曲です。1733年に刊行された第2巻の録音も楽しみです。 第1集…8.572197
 


8.573347
(2CD)
\2200→\1990
大家の名前もいくつか・・・ジュリアード・バロックによる
 F. クープラン:諸国の人々 〜3声の合奏のソナタと組曲

<CD1>《第1組曲:フランス人》
  1.ソナード:荘重に-喜ばしく-荘重に-喜ばしく-
   荘重に-生き生きと-エール:優美に-喜ばしく/
  2.組曲:アルマンド:遅くなく/3.組曲:クーラント I:高貴に/
  4.組曲:クーラント Ⅱ:少し早く/
  5.組曲:サラバンド:荘重に/6.組曲:ジグ:喜ばしく/
  7.組曲:シャコンヌあるいはパッサカーユ:モデレマン/
  8.組曲:ガヴォット/9.組曲:ムニュエ/
 《第2組曲:スペイン人》
  10.ソナード:荘重に-生き生きと-情感豊かに-軽快に-
   喜ばしく-エール・タンドル-生き生きと、はっきりと/
  11.組曲:アルマンド:優美に/
  12.組曲:クーラントI:高貴に/
  13.組曲:クーラント Ⅱ:もう少し生き生きと/
  14.組曲:サラバンド:荘重に/
  15.ジグ・ルーレ:モデレマン/
  16.組曲:ガヴォット:優しく、遅くなく/
  17.組曲:ブーレ:喜ばしく-前出のブーレのドゥーブル/
  18.組曲:ロンドー:情感をもって/
  19.組曲:パッサカーユ:高貴に、そしてはっきりと/
<CD2>《第3組曲:神聖ローマ帝国の人々》
  1.ソナード:荘重に-生き生きと-荘重に、はっきりと-
   ロンドー:軽快に-急速に-生き生きと/
  2.組曲:アルマンド:遅くなく/3.組曲:クーラント I/
  4.組曲:クーラント II:よりはっきりと/
  5.組曲:サラバンド:優しく/6.組曲:ブーレ:喜ばしく/
  7.組曲:ジグ:中庸の軽やかさで/
  8.組曲:ロンドー:喜ばしく/9.組曲:シャコンヌ/
  10.組曲:ムニュエ/
 《第4組曲:ピエモンテの人々》
  11.ソナード:荘重に-生き生きと-荘重に-
   生き生きと、はっきりと-エール:優美に-エ−ルⅡ-
   荘重に はっきりと-軽快に/
  12.組曲:アルマンド:高貴に、遅くなく/
  13.組曲:クーラント Ⅰ/14.組曲:クーラント Ⅱ:少し喜ばしく/
  15.組曲:サラバンド:優しく/16.組曲:ロンドー:喜ばしく/
  17.組曲:ジグ:感情豊かに、しかし軽やかに
ジュリアード・バロック(ピリオド楽器使用)
<メンバー:
 モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)/
 シンシア・ロバーツ(ヴァイオリン)/
 サンドラ・ミラー(フルート)/
 ゴンサロ・X・ルイス(オーボエ)/
 ドミニク・テレシ(ファゴット)/
 ダニエル・スヴェンベリ(テオルボ&バロック・ギター)/
 サラ・カニンガム(ヴィオラ・ダ・ガンバ)/
 ケネス・ヴァイス(ハープシコード)>
録音 2013年2月10日.12月10日 ニューヨーク 525西121番街 コルプス・クリスティ教会
 多くの音楽家を輩出したクープラン家の一員であり、とりわけ良く知られているフランソワ・クープラン(1688-1733)。ハープシコード音楽の作曲家として認識されていますが、彼はコレッリの信奉者であり、トリオ・ソナタの様式(2つの楽器と通奏低音による3つの声部による音楽)をフランス音楽に導入したことでも知られています。
 この「諸国の人々」はタイトルが示すとおり、いくつかの国の人々を表した組曲であり、もともとは彼自身のトリオ・ソナタを転用しながら発展させたものなのです。フランス人はトリオ・ソナタ「少女」、スペイン人は「空想にふける女」、神聖ローマ人は同名のトリオ・ソナタ、そしてピエモンテは「アストレ」が転用されています。そもそもピエモンテとは何?と思われる方もいるでしょう。
 これはイタリアの州のひとつで、古代にはこの地域にケルト人が住んでいたとされています。旋律の妙技が巧妙に組み合わされたフランスの舞踏組曲を、2009年に設立されたジュリアード・バロック(音楽院の学生や教員たちによるアンサンブル)でお楽しみください。
 

8.572462
\1100
イサシ:弦楽四重奏曲集 第3集 〜第1番,第5番&ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調
 1-4.弦楽四重奏曲 第1番 ト長調 Op.11(1911/1914改訂)
 <第1楽章:Allegro moderatissimo/
  第2楽章:Andante e romantico/
  第3楽章:Intermezzo:Allegretto e mosso/
  第4楽章:Final: Allegro>/
 5-8.弦楽四重奏曲 第5番 ハ短調 Op.32(1921)
  <第1楽章:Allegro non troppo/第2楽章:Adagio/
  第3楽章:Allegretto vivace/第4楽章:Final: Allegro>/
 9-11.ヴァイオリン・ソナタ ヘ短調 Op.25(1917)
  <第1楽章:Allegro. Un poco recitativo/
  第2楽章:Romance: Adagio/第3楽章:Allegro molto>
  ※全てカルスティン・ドバースによる補筆完成版…世界初録音
イサシ弦楽四重奏団
<メンバー:
 アンナ・ボヒガス(第1ヴァイオリン)/
 エネコイツ・マルティネス(第2ヴァイオリン)/
 カーステン・ドーバーズ(ヴィオラ)/
 テレサ・バレンテ(チェロ)>…1-8/
アンナ・ボヒガス(ヴァイオリン)…9-11/
マルタ・サバレタ(ピアノ)…9-11
録音 2009年11月30日-12月3日 フランス ル・シャトー・ダルカング…1-8, 2013年9月21-22日 スペイン ビルバオ,アリアーガ・コンセルヴァトリー…9-11
 スペイン、ビルバオ出身のアンドレス・イサシ(1890-1940)の弦楽四重奏曲集も、この第3集で完結となります。
 19歳から留学していたベルリンで師事したフンパーディンクの影響は、1914年に故郷ビルバオに戻っても変わることなく、晩年に至るまで、その豊かなメロディに自然の音を取り入れた美しい作品を数多く書き残しました。
 ただ、当時のスペインではこの作風は受け入れられず、結局これらは忘れられてしまうことになったのです。彼はベルリンに到着する際、ビルバオ時代の作品は全て破棄するつもりだったようですが、このアルバムに収録された第1番は、自身で改訂しストックホルムで発表されたもので、ゆったりとした風情が印象的な四重奏曲です。
 第5番はブラームスに捧げられた作品で、彼の死後2年を経た1942年に初演されました。こちらは雄弁で起伏に富んだ主題を持つ第1楽章と、切ない風情を持つ第2楽章がとりわけ印象的です。
 またヴァイオリン・ソナタからはリヒャルト・シュトラウスの影響も感じられます。ゆったりと包み込むような暖かさに満ちた音楽です。
  


8.572692
\1100
エネスク:ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第2集
 1-3.ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ニ長調 Op.2(1897)
  <第1楽章:Allegro vivo -/第2楽章:Quasi adagio -/
   第3楽章:Allegro>/
 4.バラード Op.4a(1895-1896)/
 5.オーバード(朝の歌)(1899/1903)/
 7.ホラ・ウニレイ(1917)/
 8.アンダンティーノ・マリンコニーコ(1951)/
 9-18.幼き頃の印象 Op.28(1940)
  <フィドル弾き/年老いた物乞い/庭の小川/
   かごの鳥と壁のカッコウ時計/安らぎの歌/
   コオロギ/窓に輝く月/煙突の風/夜、外の嵐/日の出>
アクセル・シュトラウス(ヴァイオリン)/
イリヤ・ポルターエフ(ピアノ)
録音 2012年1月2-5日 USA カリフォルニア,サンフランシスコ H.ヒューム・コンサート・ホール
 ヴァイオリニストとしても並外れた才能を有していたジョルジェ・エネスク(1881-1955)は、フリッツ・クライスラーやジャック・ティボーと並ぶ「20世紀前半の三大ヴァイオリニスト」の一人であり、また名チェリスト、パブロ・カザルスは「モーツァルト以降の最も偉大で非凡なる音楽の才能」と賛辞を送っています。
 そんな彼の作品も、単なるヴァイオリニストが自分の腕を誇示するための曲ではなく、真に霊感の篭ったものであり、ルーマニアの民俗音楽を絶妙に取り入れた名作揃いとなっています。
 ヴァイオリン・ソナタ第1番は彼の16歳の作品で、確かにブラームスやベートーヴェンの影響も感じられますが、対位法や色彩はユニークであり、類い稀なる才能の萌芽か確実にここにあります。また「幼き頃の印象」も良く練られた作品で、程よい郷愁と神秘的な雰囲気が万華鏡のような色鮮やかな世界を形作っています。名手アクセル・シュトラウスの丁寧な演奏が光ります。 第1集…8.572691
  

8.559711
\1100
アーロン・ジェイ・カーニス:作品集 3つの味 他
 1-3.3つの味(2012/2013)
 <第1番:オスティナート/第2番:子守歌-舟歌/
  第3番:青い渦巻き>/
 4-5.鐘を伴う2つの楽章(2007)
 <第1番:ポコ・アダージョ/第2番:父への歌>/
 6.Ballad(e) out of the Blue(s)-
 ブルースなしのバラード スーパー・スター練習曲 第3番 ※世界初録音
アンドリュー・ルッソ(ピアノ)/
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)…4-5/
アルバニー交響楽団…1-3/
ディヴィッド・アラン・ミラー(指揮)…1-3
録音 2013年10月22日 ニューヨーク トロイ・セーヴィング・バンク・ミュージック・ホール…1-3/2011年12月20-21日 トロイ シラキュース大学、セトナー・ホール…4-6
 アメリカ、フィラデルフィア生まれの作曲家アーロン・ジェイ・カーニス(1960-)は、同世代の作曲家の中でも最も重要な位置を占める一人とされています。様々な賞を獲得していますが、中でも2002年のグロマイヤー賞を最年少で受賞したことは大きな話題となりました。
 彼の作品は「新調性音楽」として分類され、これは20世紀を席巻した無調、12音音楽のような難解な旋律ではなく聞きやすく耳になじみやすい旋律を追求したもので、古典的な作曲技法を下敷きにした上で、新たな方向を模索するという、現代人にとっても、ある意味親しみやすい音楽なのです。
 「3つの味」は彼が外食するとき、色々な味を楽しみたいという気持ちをそのまま音にした作品で、もともとはトイピアノのために書かれています。ここではグランドピアノのために改編されたヴァージョンが演奏されています。いらいらするような「オスティナート」、ペルト作品を思わせる「子守歌」、ジャズ風味の「青い渦巻き」とエキセントリックでラジカルな音楽です。
 ヴァイオリニスト、エーネスと、カーニスの父の思い出のために書かれた「2つの楽章」、ガーシュウインのオマージュである練習曲第3番。どうぞ、じっくり聞いてください。
 

8.571357
\1100
サーストン・コネクション 〜クラリネットとピアノのための英国音楽集
 1-2.アーノルド・バックス(1883-1953):
  クラリネット・ソナタ(1934)/
 3-5.ロジャー・フィスク(1910-1987):
  クラリネット・ソナタ(1941)/
 6-8.イアイン・ハミルトン(1922-2000):
  3つの夜想曲 Op.6(1949-1950)/
 9.ヒュー・ウッド(1932-):
  楽天の鳥によるパラフレーズ Op.26(1985)/
 10.リチャード・ロドニー・ベネット(1936-2012):協奏的二重奏曲
   ※3-5.6-8…世界初録音
ニコラス・コックス(クラリネット)/
イアン・バックル(ピアノ)
録音 2011年8月31日.9月1日 イングランド リヴァプール,ザ・フライアリー
 イギリスの名クラリネット奏者フレデリック・サーストン(1901-1953)を取り巻く作品集です。サーストンは7歳からクラリネットをはじめ、王立音楽大学で学び、チャールズ・ドレイパーに師事、ロイヤル・フィルハーモニー管やBBC放送管などとの共演を経てBBC交響楽団の首席クラリネット奏者に就任、1946年に退団した後は室内楽に力を注ぎました。
 彼が初演した作品は数多く、このアルバムに収録された曲のほかにも、アイアランドの幻想曲やロースソーンのクラリネット協奏曲、ヒンデミットやコープランドの作品までと多岐に渡ります。
 彼のキャラクターはとても親しみ易いもので、友人によると「天然のコメディアン」であり、常に友人たちの輪の中心にいた人物でもあります。
 また、ウッドとベネットの作品はイギリスの伝統を引き継ぐものであり、とりわけベネットの二重奏曲はこのアルバムの奏者コックスの委嘱作で、鮮烈な印象を持つものです。
 


8.573282
\1100
ヴァチェヴィチの兄
 ヴィータウタス・バツェヴィチウス:管弦楽作品集 第1集

 ピアノ協奏曲 第3番&第4番 他
  1-3.ピアノ協奏曲 第3番 Op.44(1946/1949)
  4-6.組曲「春」(1958)/
  7-9.ピアノ協奏曲 第4番「協奏交響曲」Op.67(1962)
   ※1-6…世界初録音
ガブリエリウス・アレクナ(ピアノ)…1-3.7-9/
リトアニア国立交響楽団/
クリストファー・リンドン=ジー(指揮)
録音 2013年6月24-28日 リトアニア ヴィルニウス,ナショナル・フィルハーモニック・ホール
 リトアニア人の父とポーランド人の母を持つ作曲家バツェヴィチウス(1905-1970)。彼よりも、5歳年下の妹であるヴァチェヴィチの方が知名度も人気も高いのですが、兄の作品もなかなか聴き応えのある素晴らしいものです。もともとはピアニストとして名声を博し、数多くの演奏会に出演していた彼、1939年に南アメリカで演奏旅行を行っている時に、第二次世界大戦が勃発し、その翌年、祖国リトアニアがソビエト連邦に併合されたため、そのままアメリカに留まることとなってしまいました。
 このアルバムに収録された3つの作品も、定住先のアメリカで書かれたものです。第3番の協奏曲は、彼自身、祖国に対して明るい見通しを持っていたようで、曲の雰囲気もヨーロッパ風ですが、それ以降は瞑想的であり、彼が信じていた「宇宙=肉体から解放された人間の心の無限の想像力」を表現するもので、神秘的な風情を持っています。
 “鋼鉄のタッチと春の柔らかい呼吸を持つ”とされたバツェヴィチウスのピアニズムも感じられる見事な作品です。
 


8.573289
\1100
大英図書館にあったコピーを修復、自作自演を含む
 ヘンツェ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 他

 1-2.イル・ヴィタリーノ・ラッドッピアート(1977)
  独奏ヴァイオリンと室内オーケストラのための
   「ヴィターリのシャコンヌを元にしたシャコンヌ」/
 3-8. ヴァイオリン協奏曲 第2番(1971)
  独奏ヴァイオリンとテープ、バス・バリトンと33の楽器のための
   <Presentazione-プレゼンテーション/
   Teorema-定理/Fantasia I-ファンタジア I/
   Divertimento-ディヴェルティメント/
   Fantasia II-ファンタジア II/Conclusione-結び>
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン…1-8&指揮…1-2)/
オマール・エブラヒム(語り…3-8)/
ロングボウ…1.2/
パルナッスス・アンサンブル・ロンドン…3-8/
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(指揮)…3-8
録音 2013年7月15日 ロンドン トゥーティング,全霊教会…1-2, 1991年1月14日 ロンドン バービカン・センター…3-8
 ヘンツェ(1926-2012)の2つのヴァイオリン作品を収録。最初の作品のタイトルは「倍増したヴィターリ」という意味で、あの有名な「ヴィターリのシャコンヌ」をさらに変奏曲に仕立てたというもの。原曲がどんどん陵辱され、どろどろに形を変えていく様子がたまりません。カデンツァの部分の奇妙な世界観もたまりません。ヴァイオリン協奏曲第2番は、劇場やコンサートで演奏されることを目標に作られた音楽で、ヴァイオリン、テープに録音された詩人エンツェンスベルガーの「ゲーデル頌」をスピーカーから流しながら、管弦楽とヴァイオリンが様々な風情の音楽を奏していきます。
 ヴァイオリニストのパフォーマンスも含めて入念な準備が必要とされるこの演奏は、ヘンツェとスケアヴェズによるコラヴォレーションの最後のもので(その少し後に彼らの共同作業は終了しています)スケアヴェズ自身もこの演奏を聴いたことがなかったのだそうです。
 BBCによると、この記録のマスターは失われていたため、今回のCDには大英図書館にあったコピーを修復したものが収録されています。曲はもう通常のヴァイオリン協奏曲の概念など軽く飛び越えた「パフォーマンス」であり、上質な素材をふんだんに使用したヘンツェらしい混沌の世界を楽しむことができます。


NAXOS(Blu-rayオーディ)


NBD-43
\2400
(Blu-rayオーディオ)
※通常CD同時発売
偉大なる喜劇のための序曲集
 1.エロール(1791-1833):歌劇「ザンパ」-序曲/
 2.ニコライ(1810-1849):歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」-序曲/
 3.ヴォルフ=フェラーリ(1876-1948):歌劇「スザンナの秘密」-序曲/
 4.トマ(1811-1896):歌劇「ミニョン」-序曲/
 5.レズニック(1860-1945):歌劇「ドンナ・ディアナ」-序曲/
 6.フロトウ(1812-1883):歌劇「マルタ」-序曲/
 7.オーベール(1782-1871):歌劇「フラ・ディアヴォロ」-序曲/
 8.ロルツィング(1801-1851):歌劇「皇帝と船大工」-序曲/
 9.チマローザ(1749-1801):歌劇「秘密の結婚」 - 序曲/
 10.アダン(1803-1856):歌劇「私が王なら」-序曲/
 11.コルネリウス:喜歌劇「バグダッドの理髪師」-
   序曲(F.モトルによる管弦楽編)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団/
ランス・フリーデル(指揮)
録音 2014年1月14-16日 スコットランド グラスゴー,ヘンリー・ウッド・ホール
 <BD>24-bit, 96 kHz PCM Surround, Presented in HIGH DEFINITION 24-bit, 96 kHz n 5.1 Surround - DTS-HD Master Audio n 2.0 Stereo - PCM DURATION 79:41
 18世紀のイタリアで全盛を誇ったオペラ・ブッファ(滑稽な登場人物による楽しい喜劇)は、パイジェッロやチマローザ、そしてモーツァルトにより完成され、その後、ロッシーニを経てドニゼッティへと引き継がれて行きます。またフランスやドイツでも独自の進化を遂げ、愉快な作品が次々と生まれていきました。
 しかし19世紀後半には衰退してしまい、現在では一部の作品を除き、ほとんど上演されることもありません。
 とは言え、これらの序曲は今でも変わらず愛されています。例えばエロールの「ザンパ」序曲は、昔FMのクラシック番組のオープニングテーマとして使われていたので、中間部の軽やかなメロディは広く知られているのではないでしょうか?どの曲も、これから起こる物語を想起させるが如く、ワクワク感に満たされたステキなものばかり。ついついメロディを口ずさんでしまうかもしれません。まずは極上のサウンドでお楽しみください。


<映像>


ACCENTUS MUSIC

ACC 20327DVD
(DVD)
\3000→\2790
コンサート:2014 ルツェルン音楽祭ライヴ
 ロッシーニ:「絹のはしご」序曲
 モーツァルト:
  アリア「私は行きます、でもどこへ?」K583、
  アリア「私の胸は喜びに踊る」K579、
  アリア「あわれな私よ、ここはどこなの?」K369
 リゲティ:
  ルーマニア協奏曲、
  マカーブルの秘密(歌劇「ル・グラン・マカーブル」からの3つのアリア)
 フォーレ:ペレアスとメリザンドOp.80
   収録:2014 年8 月16 日KKL ルツェルン・コンサート・ホール

 ドキュメンタリー:I'm a creative animal
   監督:バーバラ・ザイラー/制作:マルクス・ヴィッカー
バーバラ・ハンニガン(ソプラノ&指揮)、
マーラー・チェンバー・オーケストラ
 歌い、指揮を振り、観客を魅了させるバーバラ・ハンニガンによるリゲティの「マカーブルの秘密」

 画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、字幕:英(本編)、英独仏(ドキュメンタリー)、71’38(本編)、51’17(ドキュメンタリー)

 カナダ出身のソプラノ歌手バーバラ・ハンニガン。2014 年のルツェルン音楽祭でのコンサートと彼女の日常と音楽生活を追ったドキュメンタリー映像が収録されたDVD。
 ハンニガンは、現代作品を得意としており、特にジェルジ・リゲティのパフォーマンスに対し、多大な賞賛を得ています。
 ここにも収録されているソプラノと管弦楽のための「マカーブルの秘密」は、世界各地の公演に出演。日本でも2013 年にサントリー芸術財団の「サマーフェスティバル」でソプラノ独唱と指揮を披露し、圧倒的なパフォーマンスをみせました。
 オペラ「ル・グラン・マカーブル」から秘密政治警察の幹部ゲポポが歌う3 つのアリアを抜き出し、コロラトゥーラ・ソプラノと室内オーケストラのために編曲したのが「マカーブルの秘密」。ハンニガンのスレンダーな体型にぴったりの黒レザーの露出多い服をまとい、一人で舞台を駆け巡り、歌い、演技し、指揮をしている姿は貫禄充分。この作品の第一人者としての実力を存分に披露しています。
 モーツァルトのアリアでは指揮台に立ち、オケを相手に指揮しながら、くるりと観客席を向き歌いだす。まさにミューズに選ばれし者といった雰囲気で、一人何役もこなし音楽を作り上げています。
 そうした彼女の音楽性に焦点をあてたドキュメンタリー「I'm a creative animal」は、彼女の溢れ出る才能を感じ取ることができます。
 * この商品はDVDのみのリリースとなります。






















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