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第81号
マイナー・レーベル新譜(2)
2015.3.10〜5.8


LA DOLCE VOLTA



LDV 18
\2600→\2390
名門ターリヒ四重奏団、最新録音!
 ロマン色濃厚なドヴォルザーク

  ドヴォルザーク:
   弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 op.51
   弦楽四重奏曲第11番 ハ長調 op.61
ターリヒ四重奏団
 〔ヤン・ターリヒ(1st Vn)、
  ロマン・パトチュカ(2ndVn)、
  ウラディーミル・ブカチュ(Va)、
  ペトル・プラウゼ(Vc)〕
 録音:2014 年5 月、プラハ、聖アグネス修道院

 第10,11 番とも、ドヴォルザークの存命中に大変な人気を博しました。ヨーロッパ各地で演奏され、このおかげで、ドヴォルザークは最も重要な室内楽作曲家の一人として認識されるようになります。
 第10 番は、隅々にまでチェコの要素がちりばめられた田園風の作品。終楽章は、チェコの機敏な民族舞踊スコチナーに基づいています。
 第11 番は、対照的に、スラブ的な要素を用いず、ベートーヴェンやシューベルトにインスピレーションを得て書かれていることが感じられます。第2 楽章のアダージョの美しさは絶品です。

LA MUSICA

LMU 001
(CD)
\2500
インディオのミサ(土着のミサ)
 1. アリエル・ラミレス:メサ・クリオージャ
  〔キリエ、グローリア、クレド、サンクトゥス、アニュス・デイ〕
 2. Tonada El Chimo(マルティネス・コンパニョン写本c.1782-1785)
 3. ある愛に(En Aquel Amor)(‘青い目’ に基づく)
 4. ルイス・リゴー:コンドルのフーガ
 5. あなたは死んでいる(スオラ写本)
 6. トナーダ・エル・ディアマンテ
  (マルティネス・コンパニョン写本c.1782-1785)
 7. Hanacpachap(南米の音楽)
 8. 別れの歌(マルティネス・コンパニョン写本c.1782-1785)
 9. Bico Payaco Borechu(南米の音楽)
 10. エドゥアルド・エグエス:銀の糸のように(器楽)
 11. Intiu Khana
 12. エドゥアルド・エグエス:静寂についての歌(器楽)
 13. エドゥアルド・エグエス:アレルヤ
ルイス・リグー(歌、笛)
バルバラ・クサ(歌)
パンプローナ室内合唱団
 (合唱指揮:
  ダヴィド・ガルベス・ピンタード)
ラ・キメーラ
エドゥアルド・エグエス
 エグエス最新盤。インディオのミサ

 64’06

 エグエス率いるラ・キメーラの最新盤は、「土着のミサ」と題したアルバム。古の写本からのミサとエグエスら現代の音楽家による創作を盛り込んだ内容です。
 南米の空気感たっぷりの世界を、伝統の笛と古楽アンサンブルによる演奏で味わうことができます。
 
LMU 002
(CD)
\2500→\2290
ラモー:新クラヴサン組曲集 第3巻より
 ・第4組曲 イ短調
  〔アルマンド- クーラント- サラバンド- 3つの手-
   ファンファリネット-意気揚々- ガヴォットとドゥーブル〕
 ・第5組曲 ト長調
  〔トリコテ(ロンドー)- 無頓着- メヌエットI&OO - 雌鶏-
   3連音-未開人- エンハーモニック(優雅に)- エジプトの女〕
アレクサンドル・パレイ(ピアノ)
 ピアノによるラモー

 録音:2014年5 月12-14日/パリ、ボン=セクール寺院/79’18

 アレクサンドル・パレイはモルダヴィア出身のピアニスト。6 歳でピアノを始め、13 歳でリサイタル・デビュー、16 歳でモルダヴィア音楽コンクールで優勝します。モスクワ音楽院でベラ・ダヴィドヴィチとヴェラ・ゴルノスタエヴァに師事。ライプツィヒ国際バッハコンクールで第1 位、フランスのヴィクトワール・ドゥ・ラ・ミュジークなどで優勝するなど、輝かしい成績を残しています。世界中のコンサートホールで演奏。チョン・ミョンフンやイヴァン・フィッシャーらと数多く共演、また、ロストロポーヴィチらともよく演奏をしていました。
 現在はニューヨークとパリに拠点を構え、幅広いレパートリーとテクニックで世界の聴衆を魅了しています。
 
LMU 003
(CD)
\2500→\2290
ラモー:クラヴサン組曲集 第2巻より
 ・第2組曲
  〔アルマンド- クーラント- ロンドー形式のジーグ-
   ロンドー形式の第2のジーグ- 鳥のさえずり- 第1リゴードン-第2リゴードン-
   ロンドー形式のミュゼット- タンブラン- 村娘(ロンドー)〕
 ・第3組曲
  〔やさしい訴え(ロンドー)- ソローニュのひなどり-第1ドゥーブル-
   第2ドゥーブル- ため息- 歓喜- いたずら好き-ミューズたちの対話-
   つむじ風邪- 一つ目の巨人- あざけり- 足の不自由な女〕
アレクサンドル・パレイ(ピアノ)
 シンプルな旋律までもが美しい、ピアノによるラモー

 録音:2014年5 月12-14日/パリ、ボン=セクール寺院

 アレクサンドル・パレイによるラモー。シンプルな旋律のすみずみまで慈しむように演奏しています。

LIGIA DIGITAL



LIDI 0103287
\2500→\2290
アルカンのエキスパート、ローラン・マルタンが期待の新録音
 アルカン:
  (1)夜想曲第1番Op.22
  (2)デュエッティーノOp.70
  (3)ピアノ独奏のための協奏曲Op.39〜アダージョ
  (4)即興曲第4番「信仰」Op.32(I)
  (5)即興曲第1番「5 拍子のエール」Op.32(II)
  (6)即興曲第4番「7 拍子のエール」Op.32(II)
  (7)エスキスOp.63
   〜いつわりの無邪気/小舟歌/追憶/小リート/恩寵/
    小悲歌/私は衆愚を嫌い/小夜想曲/初めての恋文
  (8)夜想曲第2番Op.57の1
  (9)舟歌Op.70の6
ローラン・マルタン(Pf)
 96kHz 24bit/69’ 00”

 非常識なまでに難しいピアノ曲を作ったシャルル=ヴァランタン・アルカン。彼のスペシャリストとしてNaxos レーベルに数枚のアルバムを録音しているローラン・マルタンが、Ligia レーベルからも1 枚を世に問いました。
 彼はアルカンのみならずメル・ボニやポリーヌ・ヴィアルドなどの珍品を49 枚もリリースする録音王。なかでもアルカンは全作品を弾いたほどのエキスパートで、説得力が違います。ここに収められた作品は協奏曲のアダージョが13 分かかるのを除くと小品ばかりで、論外な超絶技巧は現れず、いずれもショパンやリストを思わすロマン派の甘く美しいピアノの世界が広がります。マルタンのエスプリあふれる演奏にひき込まれます。
 

LIDI 0104288
\2500
ヴェルネによるオルガンのルーツ第13弾は
 カヴァイエ=コルに関連したオルガン名作集!

  (1)ヘッセ(1809-1863):幻想曲 ニ短調 Op.87〜オルガン4手のための
  (2)フランク(1822-1890):ハルモニウムのための5つの小品(編曲:ヴィエルヌ)
  (3)ベルワルド(1796-1868):田舎の結婚式〜オルガン4手のための
  (4)ギルマン(1837-1911):ノエルによる奉献曲 ハ長調Op.39
  (5)ジャック=ニコラ・レメンス(1823-1881):前奏曲 変ホ長調
  (6)レメンス:祈り
  (7)ヴィエルヌ(1870-1937):「カリヨン」(24の自由な形式による小品より)
  (8)デニス・ベダール(1950-):創作主題による変奏曲〜オルガン4手のための
オリヴィエ・ヴェルネ、
(1)(3)(8)セドリック・メックラー
 (オルガン;
  カヴァイエ=コル制作(1856))
 鬼才、ヴェルネによるオルガンのルーツ第13弾はカヴァイエ=コルに関連したオルガン名作集!!

 セッション録音:リュネル教会(フランス)/DDD、96Khz / 24bit、66’16”

 鬼才オルガニスト、オリヴィエ・ヴェルネによるオルガンのルーツ第13 弾は名オルガン・ビルダー、アリスティド・カヴァイエ= コル(1811-1899)に関係の深い作曲者の作品が収録されました。使用楽器はカヴァイエ= コルが1856 年に制作したフランス、リュネルのオルガンです。
 ベルギー出身のレメンスはフランクと同時代のオルガニスト・作曲家で、フランクのコラール第1 番を思わせる前奏曲など、美しい作品を残しました。弟子にはギルマン、ヴィドールがいます。このほか、ヴィエルヌの名曲カリヨン、ベルワルドの田舎の結婚式など、全8 作品が収録されました。このうちの3 篇はオルガン4 手のための作品で、ヴェルネが絶大なる信頼を寄せるオルガニスト、セドリック・メックラー(医学博士および神経科学博士(R. シューマンの研究)という異色の経歴をもつ奏者)との共演です。一糸乱れぬ演奏は脱帽の一言に尽きます。
 


オリヴィエ・ヴェルネ〜50 歳アニヴァーサリー・コレクション


 フランスのヴィシー生まれのオルガニスト、オリヴィエ・ヴェルネは、マリー=クレール・アラン、ミシェル・シャピュイら名だたるオルガニストのもとで学び、今やフランスを代表するオルガニストとして、数少ないコンサート・オルガニストの一人に数えられます。
 レパートリーの広いヴェルネはバッハを中心とするバロック時代の作品から現代まで膨大なレパートリーを誇りこれまでに85 枚以上のリリースを数えますが、そのどれもが高い評価を得ています。
 当シリーズは2014 年9 月30日に50 歳を迎えたことを記念して自らセレクトした厳選7タイトルを紙スリーヴ付きの統一仕様で一挙再発売です。
 モーツァルト、リスト、カロル、ギルマンなどオルガン作品の最重要レパートリーをおさえたラインナップとなっております。


 LIGIA提供のヴェルネによるバッハ「トッカータとフーガ ニ短調」。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=tQHDUBgmdEY
 わりと凝った映像で見せてくれる。


LIDI 0104275
\2100
ヴェルネがミシェル・コレットのオルガン協奏曲を弾く!
 ミシェル・コレット(1707-1795):
  6つのオルガン協奏曲 Op.26
  オルガンでも演奏可能なクラヴサン曲集より
   「魅了された恋人たち」「野蛮な祭り」
   「飛脚」「星」「狂信者」
オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン)
フィリップ・フロン
ジャン=シャルル・レオン(指揮)
ラクリメ・コンソール・アラングレーズ
 フランスの鬼才オルガニスト、オリヴィエ・ヴェルネ、50 歳を記念して自らセレクトした厳選7タイトルを一挙再発売!
  知られざる名曲。名手ヴェルネがミシェル・コレットのオルガン協奏曲を弾く!

 セッション録音:2004 年7 月/フェルテ・ス・ジュアル教会/DDD、79’55”、紙スリーヴ付

 ミシェル・コレット(1707-1795)のオルガン協奏曲集。コレットはフランスのオルガニスト、作曲家、音楽教則本の著者で多作曲家として知られ、中でもオルガン協奏曲を多く残しました。
 ここに収録された6 つのオルガン協奏曲 Op.26 はオルガンに3 つのヴァイオリン、フルート、ヴィオラとチェロが伴う華やかな作品です。フランス人オルガニスト、ヴェルネだからこそ表現できる絶妙な演奏です。(原盤番号:LIDI 0104148 の再発売商品)
 
LIDI 0104276
\2100
ヴェルネが弾き振り!シャルパンティエのクリスマス声楽曲
 シャルパンティエ:クリスマスのカンティクム(1676)
  【「贖い主の優しき御母」H 21/
   「喜べ、最も愛されし人々よ」H 38/
   「クリスマスのカンティクム」H 393/
   「主の割礼の祝日に」H.316/ トリオ H 548/
   「聖ジュヌヴィエーヴの祝日のために」H 317/
   「公現祭の祝日のために」H 395/「潔めの祝日に」H 318】
 アンリ・デュ・モン:メランジュ第2巻より第1、2、9、11、14曲
 L.クープラン:前奏曲 Oldham46、ファンタジア Oldham69
 ガスパール・ルルー:サラバンド イ短調
オリヴィエ・ヴェルネ(指揮、オルガン)
アンサンブル・イン・オレ・メル
 セッション録音:2004 年/レ・ヴィーニュ/DDD、60’00”、紙スリーヴ付

 このアルバムは、シャルパンティエによるオルガンをともなう声楽曲集です。
 シャルパンティエはヴェルサイユ楽派の初期を代表する作家で、16 の歌劇をはじめ多くの教会音楽を残しました。
 ヴェルネが絶大な信頼をおくアンサンブル・イン・オレ・メルとともにシャルパンティエの世界を見事に表現しました。このほか、アンリ・デュ・モン、L. クープラン、ガスパール・ルルーの作品が収められました。(原盤番号:LIDI 0202152 の再発売商品)
 
LIDI 0104277
\2100
モーツァルト:オルガン作品集
 (1)序曲(序奏とフーガ)ハ長調 K.399
 (2)グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 K.356
 (3)フーガ 変ホ長調 K.153 (4)フーガ ト短調 K.154
 (5)アンダンテと変奏曲 K.501 (6)フーガ ト短調 K.401
 (7)トリオ ト長調 K.443 (8)アダージョとアレグロ ヘ短調 K.594
 (9)ああ天よりみそなわせる神よ K.620b
 (10)小ジーグ ト長調 K.574
 (11)小自動オルガンのためのアンダンテ ヘ長調 K.616
 (12)2つの小フーガ K.154a
 (13)アダージョとアレグロ ヘ短調 K.608
オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン)
(5)-(8)(11)(13)
 セドリク・メックレル(オルガン)
 モーツァルトの華やかなオルガン作品集

 セッション録音:2006 年5 月25~27 日/聖ルイザンリール教会(フランス)/DDD、59’35”、紙スリーヴ付

 数多くの名曲を残したモーツァルトですが、オルガンの分野もその例外ではありません。いわゆる軽妙な「モーツァルト節」の中にオルガンの特性を生かした厚みが加わり、交響的要素も含んだ非常に耳馴染みのよい作品ばかりです。
 ヴェルネは聖ルイザンリール教会の残響を考慮し、絶妙なタッチで演奏しております。(原盤番号:LIDI 0104171 の再発売商品)
 
LIDI 0104280
(6CD)
\4000
リスト:オルガン作品全集 オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン)
ローラン・カバッソ(ピアノ;Disc 6)
[Disc 1]
 ショパン〜リスト:(1)前奏曲Op.28-9 (2)前奏曲op.28-4
 リスト:
  (3)コラール「アド・ノス, アド・サルタレム・ムンダム」〜マイヤベーア「預言者」より
  (4)コンソレイション IV(変ニ長調)
  (5)コンソレイション V(ホ長調) (6)コンソレイション VI(嬰ハ短調)
  (7)コラール「われらが神はかたき砦」による教会祝典序曲
  (8)アヴェ・マリアⅠ (9)交響詩「オルフェウス」
[Disc 2]
 リスト:
  (1)バッハの名による前奏曲とフーガ (2)ダンテ交響曲" より、導入部、フーガ、マニフィカト
 (3)リスト:アンダンテ・レリジオーソ
 J.S. バッハ:(4)深き淵より、われ汝に呼ばわる(BWV 38)
 (5)カンタータ「わが心に憂い多かりき」(BWV 21)による導入部とフーガ
 (6)ワーグナー:巡礼の合唱「ふるさとよ、また見る野山」
 リスト:(7)アヴェ・マリア (8)「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」
[Disc 3]
 リスト:
  (1)システィーナ礼拝堂への祈り (2)法王の讃歌 (3)スラヴィモ・ スラヴノ・スラヴェニ
  (4)連祷「われらのために祈りたまえ」
 (5)J.S. バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタよりアダージョ
 (6)オルランド・ディ・ラッソ:レジーナ・チェリ
 リスト:
  (7)ワイマールの民謡 (8)オラトリオ「キリスト」から汝はペテロなり (9)めでたし、海の星
  (10)アヴェ・マリア II (11)Les Morts- Oraison
[Disc 4]
 リスト:
  (1)オッフェルトリウム〜ハンガリー戴冠式ミサより
  (2)ハンガリーの神 (3)サルヴェ・レジーナ
  (4)クリスマス・ツリーより第1〜4曲 (5)夕べの鐘、守護天使への祈り
  (6)ヴェルディ:アニュス・デイ(レクイエムより)
 リスト:(7)諦め (8)祈り⑧ロザリオより第1〜3曲 (9)オルガン・ミサ曲
[Disc 5]
 リスト:
  (1)聖フランチェスコ (2)アヴェ・マリア IV
  (3)リヒャルト・ワーグナーの墓に (4)レクイエム
  (5)コラール「いざ、みな神に感謝せよ」 (6)婚礼
  (7)おお聖なる晩餐 (8)主の家に我らは進み行く (9)入祭唱
 (10)モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
[Disc 6]
 ピアノとオルガン
   (1)マゼッパ (2)レ・プレリュード (3)オルフェウス (4)プロメテウス
 これぞ決定盤!名手ヴェルネによるリストのオルガン作品全集

 セッション録音:2000 年12 月16-18 日、2002 年6 月20-22 日、2003 年10 月12-15 日/DDD、6h12’、紙スリーヴ付

 名手ヴェルネによるリストのオルガン作品全集。
 ヴェルネの変幻自在な奏法により難曲として名高いリストのオルガン作品を見事に演奏しております。また、Disc6 のカバッソのピアノとの競演は驚きの連続です。オルガンによるこのマゼッパを聴くと、どんな名ピアニストの演奏も色あせてしまいそうな迫力に満ちています。(原盤番号:LIDI 0104226 の再発売商品)
 
LIDI 0104281
\2100
20世紀に活躍した南仏のオルガニスト、アンリ・カロルによるクリスマス曲集
 アンリ・カロル:
  (1)クリスマスの名曲に基づく小組曲
  (2)オーヴェルニュのクリスマス
  (3)ブザンソンのクリスマス
  (4)ニコラ・マルタンのクリスマス・キャロルに基づく変奏とポストリュード
   『新たな、新たな…』
  (5)ヴェラーヴのクリスマス・キャロルに基づくオルガンのための8つの変奏曲
  (6)ブルボネのクリスマス(オルガンのための8つの変奏曲)
  (7)プロヴァンスのクリスマス
  (8)プロヴァンスのクリスマスに基づく楽
オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン)
 セッション録音:2010 年12 月/サン=シャルル教会(モナコ)/DDD、55’51”、紙スリーヴ付

 このアルバムはヴェルネによる南仏の現代作曲家アンリ・カロルによるオルガン作品集です。
 カロルは南仏の歴史ある町モンペリエ生まれの音楽家。オルガニスト兼ピアニストとして活躍し、モンペリエ、次いでモナコの教会付オルガン奏者および合唱指導にあたりました。
 今回は彼が作曲した作品の中からクリスマスにまつわる作品が収録されています。クリスマス・キャロルの名曲を集めた小組曲は、4 曲にわたって救い主イエスの生誕の物語を描いた作品。
 また、本CD にはフランスの地方都市のクリスマスを描写した小曲集も収録しております(原盤番号:LIDI 0104237 の再発売商品)
 
LIDI 0104282
(2CD)
\2800
トッカータとフーガも収録!!
 ヴェルネが17世紀から20世紀までのオルガン作品を弾く!
オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン)
[Disc 1
 (1)グリニー:賛歌『来たり給え、創造主なる聖霊よ』
 (2)ハンフ:7つのコラール
 (3)J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
 (4)ギルマン:ソナタ第5番 Op.80より第2,5楽章
 (5)セヴラック:英雄的悲歌
[Disc 2]
 (6)イベール:3つの小品
 (7)イベール:コラール『正しき者の魂は神の御手に』
 (8)ジャン・アラン:シャコンヌ
 (9)ジャン・アラン:クレマン・ジャヌカンの主題による変奏曲
 (10)デュリュフレ:アランの名による前奏曲とフーガ リテーズ:タルシスの王
 (11)ベダール:オルガンのための8つの瞑想曲(オリヴィエ・ヴェルネに捧ぐ)
 (12)ベダール:オルガンのためのミサより第2,4,5曲(オリヴィエ・ヴェルネに捧ぐ)
 トッカータとフーガも収録!!ヴェルネが17 世紀から20 世紀までのオルガン作品を弾く!

 セッション録音:2012 年4 月28-5 月1 日/モナコ大聖堂(モナコ)/DDD、2h16’、紙スリーヴ付

 名手ヴェルネがモナコ大聖堂のドミニク・トマ製オルガンを演奏した2 枚組。
 17 世紀から20 世紀までの幅広い作品を収録しており、オルガンのパワーと豊かな音色を心行くまで楽しむことができるセットです。(原盤番号:LIDI 0104245 の再発売商品)
 
LIDI 0104283
\2100
フランクとならぶフランス・オルガンの重要人物、
 アルクサンドル・ギルマン作品集

  ギルマン:
   (1)ソナタ第1番 Op.42
   (2)アヴェ・マリア Op.65
   (2)ソナタ第5番 Op.80
オリヴィエ・ヴェルネ(オルガン)
 セッション録音:2013 年1 月27,28 日/モナコ大聖堂(モナコ)/DDD、60’00”、紙スリーヴ付

 名手ヴェルネによるギルマンのオルガン作品集。
 ギルマンは、音楽学者として、そしてオルガンの作曲家として、そして彼自身、演奏者として教会と演奏会の両方で活躍していました。
 作品はソナタと題されていますが、非常に大きな規模の作品で、ソナタというより交響曲とも呼べるもので、バッハやベートーヴェンといったドイツの流れを汲んでいます。
 『アヴェ・マリア』は非常に静謐な雰囲気。名手ヴェルネが、モナコのオルガンを自在に操り変幻自在にギルマンの作品を鳴り響かせています。(原盤番号:LIDI 0104254 の再発売商品)

MARIINSKY



MAR 0524
(SACD HYBRID)
\2100→\1890
円熟ぶりのゲルギエフが再度問いかける問題作。
 カヴァコスの独奏も強烈

  ショスタコーヴィチ:
   (1)交響曲第9番変ホ長調Op.70
   (2)ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77
レオニダス・カヴァコス(Vn)
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
マリインスキー劇場管
 旧盤から10年以上を経て、凄すぎる円熟ぶりのゲルギエフが再度問いかける問題作。カヴァコスの独奏も強烈

 2012 年6 月16、18 日(1)、6 月17 日、18 日(2)/マリインスキー・コンサート・ホール/70’ 00”

 ゲルギエフ&マリインスキー管がショスタコーヴィチの交響曲第9 番を再録しました。旧録のフィリップス盤は2002 年5 月録音で、発売時「レコード芸術」誌特選に輝きました。その際は交響曲第5 番とのカップリングでしたが、批評では9 番の演奏の方がおおむね高い評価を受けていて、ゲルギエフ向きの作品とみなされていました。
 今回は10 年を経て、ゲルギエフの円熟ぶりと、手兵マリインスキー管を完全に手中に収め変幻自在な神業を示しています。カップリングはレオニダス・カヴァコスを独奏者に迎えたヴァイオリン協奏曲第1 番というのも注目です。
 ショスタコーヴィチの交響曲第9 番は、第2 次世界大戦の勝利を祝うために1945 年に作曲され、ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルにより初演されましたが、勝利を祝う壁画的作品を期待されていたにもかかわらず、軽妙で人を小馬鹿にしたような作風だったため、ショスタコーヴィチは強い非難を受けることとなりました。初演者ムラヴィンスキーも不快感を示し、その後演奏しなかったため録音が残っていません。
 「レコード芸術」特選の批評で、宇野功芳氏は第1 楽章を「真摯なジョーク」、第2 楽章を「誠実に作曲者の内面の苦しみを追い」、第3 楽章を「狂的な音楽を緻密に音化」、そしてフィナーレを「ぼくはこの部分の音楽もゲルギエフの指揮も大好きだ」と絶賛。一方小石忠男氏も「恐るべき才人の音楽である」として、「カップリングの第5 番以上に立派な演奏といえるかも知れない」と絶賛。それ以上の円熟と自在ぶりを示す新録音。ショスタコーヴィチの屈折した心を絶妙に表現、決して軽妙な音楽でない驚くべき境地を見せています。
 さらに期待がヴァイオリン協奏曲第1 番。ゲルギエフお気に入りのカヴァコスが、異様な緊張感を持続、精妙極まりない第3 楽章のパッサカリアではゲルギエフの魔術全開。協奏曲というよりヴァイオリン独奏を含む交響曲のような仕上がりとなっています。




MIRARE

MIR 275
\2700→\2490
フォーレ:ピアノ作品集第3集
 8つの小品Op.84
  【カプリッチョ/幻想曲 変イ長調/フーガ イ短調/
   アダージェット ホ短調/即興 嬰ハ短調/
   フーガ ホ短調/ 喜び ハ長調/ ノクターン 変ニ長調】
 主題と変奏Op.73、舟歌 第4番 変イ長調Op.44、
 舟歌 第5番 嬰ヘ短調Op.66、舟歌 第6番 変ホ長調Op.70、
 ノクターン 第6番 変ニ長調
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)
 ペヌティエのフォーレに心酔するシリーズ第3 弾

 録音:2014 年12 月/66’00

 ジャン=クロード・ペヌティエのフォーレ作品集。ペヌティエのピアノは、洗練された音色と純度の高い音楽性で聴くものを虜にします。
 彼の得意とするフォーレでは、フォーレが生きた時代の雰囲気と文化の香りを教えてくれる演奏です。穏やかなテンポ、作品に含まれた微妙なアーティキュレーションを巧みなペダリングで音楽に透明感を与えています。
 特にここに収録されている舟歌3 曲では、フォーレ独特の洗練された和声が光る中期の特徴を、陰影深く機微を描いています。



 


MIR 254
\2700→\2490
アマンディーヌ・ベイエによるカイザー:マルコ受難曲
 ラインハルト・カイザー(1674-1739):マルコ受難曲
アマンディーヌ・ベイエ (ヴァイオリン)
アンサンブル・リ・インコーニティ
ジャック・モデルヌ・アンサンブル
ジョエル・スュユビエット(指揮)
ヤン・コボウ(テノール/ 福音史家)
トーマス・E・バウアー(バス/ イエス)
 録音:2014 年4 月/77’00

 ラインハルト・カイザーの「マルコ受難曲」。本アルバムは、アマンディーヌ・ベイエとジョエル・スュユビエットの案により、リ・インコーニティとジャック・モデルヌという2 つのアンサンブルの共演が実現しました。
 現在の研究では「マルコ受難曲」は、ラインハルト・カイザーの作品ではないという見方があります。しかし、ニコラウス・ブルーンスやラインハルトの父ゴットフリートなど他の作曲家である説も確実には証明されていません。
 18 世紀初期に演奏される機会が増えた受難曲。バッハも1726 年にラインハルト・カイザーの「マルコ受難曲」を演奏したという記録が残っており、バッハはカイザーの音楽を高く評価していたということもあり、カイザーの作品にバッハ自身のオリジナル曲を追加、編曲を加えていたといわれています。
 バッハの「マルコ受難曲」は1731 年にライプツィヒのトーマス教会で初演された記録が残っていますが、楽譜については消失しています。この録音は1713 年ワイマールで演奏された版に基づいた、カルス出版から出されているハンス・ベルクマン版を使用しています。



 バロック時代、音楽の中心はイタリアだった。一方ドイツは、芸術的にも文化的にも商業的にも他のヨーロッパ諸国と比べて格段に差をつけられていた。
 ところが港町ハンブルグだけは違っていた。もともと「ドイツ」というひとかたまりの国などなく、幾多もの自由国家やらなんやらで構成されていた当時の「ドイツ」地方。ハンブルグはそのなかで例外的に裕福で文化的にも進んだ都市だった。
 さて、オペラは基本的に貴族の宮廷のために存在していたが、ようやくヴェネツィアで一般庶民も見られる劇場が生まれた。そしてドイツでもようやくハンブルグでそうした劇場が生まれ、イタリアにも負けないようなドイツ独自のオペラが人気を博した。ご当地オペラである。そのハンブルグで一世を風靡したのが、ラインハルト・カイザー。後のハンブルク市立歌劇場の首席作曲家を
勤め、ドイツの国民オペラを隆盛に導いた。年代的にはヴィヴァルディとほぼ同時代。年下のテレマンも彼を慕ってハンブルグに来たらしい。その後いろいろ確執はあったらしいが、カイザーが繁栄させた土壌の上に、ドイツ最大の人気作曲家テレマンが生まれたことは間違いない。実際若きヘンデルもカイザーが発掘したと言われる。(昔のコメントより)





アマンディーヌ・ベイエ、知られざる名盤
ニコラ・マッテイス: ヴァイオリンのためのアリア集

ZIG ZAG
ZZT 090802
\2800

アマンディーヌ・ベイエ
 ニコラ・マッテイス
(C.1650-C.1700):
   ヴァイオリンのためのアリア集〜憂鬱な疑似協和音

アマンディーヌ・ベイエ(バロックVn&Cond)
グリ・インコグニティ
[ロナルド・ロペス(バロックG、テオルボ)
フランチェスコ・ロマーノ(バロックG、テオルボ)
(バルドメロ・バルチェラ(Gamb)
 アンナ・フォンターナ(Cemb)]

録音:2009年3月16-20日

 地味ながら、バロック時代の知られざるヴァイオリン音楽の傑作を紹介してきているZZTレーベル。今回も非常に重要な作曲家を用意してきた。
 ニコラ・マッテイス。ナポリ生まれ。
 1670年以後イギリスに渡り名声を得たヴァイオリニスト、作曲家。
 自由な楽想、親しみやすい旋律、マッテイス自身のヴァイオリンも非常に甘美な演奏だったようで、たちまち人気を集めたとされています。
 ここで収められている作品集は、不協和音と半音階を表情豊かに用い、より技巧的に名人芸を披露できる曲となっています。
 バロック・ヴァイオリン界の花アマンディーヌ・ベイエはこの作品を演奏するにあたり、マッテイスがヴァイオリンを低く構え演奏している肖像画を目にし、なるべく忠実にマッテイスの作品を再現するために、同様のスタイルを今回の録音で採用している。



 ビーバーの「ロザリオ・ソナタ」を聴いたとき、どうしてこの時代に突然こんな名曲が現れたのか不思議に思った。
 それは奇跡なのかと。
 当時の音楽の中心からは外れたザルツブルグ。そこにやってきたボヘミア生まれのヴァイオリニストが、突如音楽史に残るような奇跡的作品を残したのである。
 その頃の独墺圏といえばオルガンや宗教曲関係以外ではとりたてて大きな動きはない。だからこそビーバーの作品は「神によって導かれて生まれた突然変異的作品」なのだ、と信じていた。
 同時期のイタリアのコレッリは、トリオ・ソナタこそ多少ビーバーと似た雰囲気もあるが、基本的に異質な音楽である。また少し遅れて発達したフランスのヴァイオリン音楽ももっと華やかで貴族的。
 やはりビーバーの音楽は孤高の音楽なのだ。

 ・・・ところが、「ロザリオ」に近い作品がここにある。

 それはニコラ・マッテイスの作品。

 全然知らない。
 マッテイスは1650年ナポリ生まれ。コレッリの3つ年上。ただ、マッテイスはイタリアに留まらず、クロムウェルの独裁が終わって文化都市として復活しつつあったロンドンに移住。そこでヴァイオリニストとして一世を風靡した。当時のロンドンはフランス、イギリスに憧れていたから、マッテイスはうまくそこにはまったのだろう。
 しかしそのマッテイスの作品が・・・ビーバーに似ていたのである。
 マッテイスの生涯は明らかでない。しかしイタリアを離れ、最終的に1670年代の初めにロンドンに落ち着く前に、ヨーロッパ諸国を漫遊しながらさまざまな地方の音楽を享受していたことは間違いない。
 その時期・・・まさに上記3人たちが独墺で頭角を表し始めたのと同じ時期。
 マッテイスは彼らの音楽を聴いたかもしれないし、彼らに影響を与えた今となっては無名の音楽家たちと接触したかもしれない。いずれにせよロンドンで絶大な人気を博したというマッテイスの作品は、イタリア風の華麗で技巧的なものではなく、もっとヴァイオリンが自由に切なく歌い、牧歌的に伴奏が奏でられる、ビーバーやヴァルターやヴェストホフの音楽と同じタイプのものだった。
 つまり・・・そうした音楽のほうが、マッテイスには魅力的だったし、ロンドンの人たちにも人気が高かったということである。
 ひょっとしたら・・・音楽史には残されなかっただけで、実は当時のヨーロッパのヴァイオリン音楽の主流は、こうした音楽だったのかもしれない。 (昔のコメントから)



MIRARE



MIR 277
(2CD)
\2200→\1990

ラ・フォル・ジュルネ音楽祭2015 「パシオン〜魂と心」 PASSIONS DE L'AME ET DU COEUR

 新しく生まれ変わったラ・フォル・ジュルネ音楽祭、
   予習・復習に最適なコンピレーション・アルバムが登場


CD1【魂PASSION DE L'AME】
 1.J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV245〜コラール「主よ、我らを治めたまう主よ」
   リチェルカーレ・コンソート フィリップ・ピエルロ(指揮)
 2.ペルゴレージ:スターバト・マーテル〜「肉体は死んで朽ち果てるとも」
   リチェルカーレ・コンソート フィリップ・ピエルロ(指揮)
   ヌリア・リアル(ソプラノ) カルロス・メーナ(カウンターテナー)
 3.ヴィヴァルディ:スターバト・マーテルRV621〜「悲しみに沈める聖母は」
   リチェルカーレ・コンソート
   フィリップ・ピエルロ(指揮) カルロス・メーナ(カウンターテナー)
 4. ヴィヴァルディ:スターバト・マーテルRV621〜「いざ、愛の泉である聖母よ」
   リチェルカーレ・コンソート
   フィリップ・ピエルロ(指揮) カルロス・メーナ(カウンターテナー)
 5.J.S.バッハ:カンタータ「我がうちに憂いは満ちぬ」BWV21〜シンフォニア
   ル・コンセール・フランセ ピエール・アンタイ(指揮)
   アマンディーヌ・ベイエ(ヴァイオリン)
   アルフレート・ベルナルディーニ(オーボエ)
 6.テレマン:ソナタ ト短調 TWV43:g1〜ラルゴ
   アンサンブル・レ・ゾンブル
   マルゴー・ブランシャール&シルヴァン・サルトル(指揮)
 7.J.M.バッハ:「ああ、いかにこの時を待ち望んでいたことか」
   リチェルカーレ・コンソート
   フィリップ・ピエルロ(指揮) カルロス・メーナ(カウンターテナー)
 8.J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056〜ラルゴ
   ベルトラン・キュイエ(チェンバロ)
   アンサンブル・ストラディヴァリア、ダニエル・キュイエ(指揮)
 9.F.クープラン:王宮のコンセール第2番
   フィリップ・ピエルロ(ヴィオール) エマニュエル・バルサ(ヴィオール) 
   エドゥアルド・エグエス(テオルボ、ギター) ピエール・アンタイ(クラヴサン)
 10. パーセル:ここに神々はよしとし給う
  ラ・レヴーズ
   ジュリー・ハスラー(ソプラノ) フローレンス・ボルトン(ヴィオール&指揮) 
   バンジャマン・ペロー(テオルボ&指揮)
 11. J.S.バッハ:オーボエ協奏曲BWV1055a〜ラルゲット
   フィリップ・ピエルロ(指揮)
   リチェルカーレ・コンソート パトリック・ボージロー(オーボエ)
 12.J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲BWV232〜われらのために十字架に架けられ
   ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル、ミシェル・コルボ(指揮)
 13.J.S.バッハ:カンタータ第198番「候妃よ、さらに一条の光を」BWV198(追悼頌歌)
   フィリップ・ピエルロ(指揮)
   リチェルカーレ・コンソート キャサリン・フュージュ(ソプラノ)
   カルロス・メーナ(カウンターテナー)
   ハンス=イェルク・マンメル(テノール) ステファン・マクラウド(バス)
 14.J.S.バッハ:カンタータ第4番「キリストは死の縄目につながれたり」BWV4
   フィリップ・ピエルロ(指揮)リチェルカーレ・コンソート
   キャサリン・フュージュ(ソプラノ) カルロス・メーナ(カウンターテナー)
 15.J.S.バッハ:マニフィカトBWV243〜僕イスラエルを
   フィリップ・ピエルロ(指揮)リチェルカーレ・コンソート マリア・ケオハネ(ソプラノ)
   アンナ・ツァンダー(ソプラノ) カルロス・メーナ(カウンターテナー)
 16.J.S.バッハ:ヨハネ受難曲BWV245〜憩え安らけかに,聖なる御からだよ
   リチェルカーレ・コンソート  フィリップ・ピエルロ(指揮)

CD2【心PASSION DU COEUR】
 1.ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21〜第1楽章
   ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ) パリ室内管弦楽団  ジョン・ネルソン(指揮)
 2.チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」〜第2 楽章
   シンフォニア・ヴァルソヴィア イェジー・セムコフ(指揮)
 3.ボロディン:弦楽四重奏曲第2番〜第3楽章/プラジャーク四重奏団
 4.ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲ニ長調Op.70-1「幽霊」〜第2楽章/プラハ・グァルネリ・トリオ
 5.ラフマニノフ:組曲第1番「幻想的絵画」〜舟歌/ボリス・ベレゾフスキー&ブリジット・エンゲラー(ピアノ)
 6.グラナドス:ゴイェスカス第1部〜第4曲「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」
   ルイス・フェルナンド・ペレス(ピアノ)
 7.シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集Op6〜第2部第18番速くなく/クレール・デゼール(ピアノ)
 8.ショパン:前奏曲Op.28第4番ホ短調/ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)
 9.ショパン:前奏曲Op.28第8番嬰ヘ短調/ユリアンナ・アヴデーエワ(ピアノ)
 10.シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54〜第2楽章
   広瀬悦子(ピアノ) フェイサル・カルイ(指揮) ベアルン地方ポー管弦楽団
 11.フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」Op.80〜前奏曲/
  パリ室内管弦楽団 トーマス・ツェートマイアー(指揮)
 
 1995 年にフランス北西部の町ナントではじまった「ラ・フォル・ジュルネ」音楽祭。2014 年は本家20 周年、日本10 周年という節目を迎え、2015 年は新たな20 年のためのスタート切りました。

 テーマは《パシオン》。

 音楽祭は「祈り」「恋」「いのち」の3 つの《パシオン》に分けてプログラミングされるそうですが、このアルバムでは、「魂」「心」と2 つに区分しております。
 ディスク1 では、バッハのヨハネ受難曲、ロ短調ミサ曲、ヴィヴァルディの「スターバト・マーテル」など、キリストが捕らえられ十字架に架けられる“受難” の意味での《パシオン》を連想する曲目が収録されています。
 ディスク2 では、ショパンやシューマンなど19 世紀に活躍したロマン派の作曲家たちの作品を中心に、生きる喜びや情熱などをモチーフとした作品を集めています。
 アーティストは、ミシェル・コルボ、ボリス・ベレゾフスキー、フィリップ・ピエルロらラ・フォル・ジュルネの顔とも言える演奏家から、音楽祭を華やかに彩るユリアンナ・アヴデーエワ、広瀬悦子という顔ぶれが揃っています。
 このディスクがあれば、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭の予習・復習はバッチリです!

MUSIKMANUFAKTUR BERLIN



MMB 447
\2000→\1890
カール・ゴットリープ・ライシガー(1798-1859):
 弦楽四重奏曲Op.111 no.1&2

  弦楽四重奏曲ロ短調Op.111-2
  弦楽四重奏曲イ長調Op.111-1
カメジーナ・クヮルテット(ピリオド楽器使用)
 シュターツカペレ・ドレスデンの源泉、カール・ゴットリープ・ライシガーの弦楽四重奏曲

 録音:2014年10月7-10日イエス・キリスト教会、ベルリン/68’22

 ウェーバーの後任としてドレスデン歌劇場管弦楽団のカペ ルマイスターに就任したカール・ゴットリープ・ライシガー。死去するまでその任に就き、ワーグナーの「リエンツィ」を初演したことでも知られています。
 指揮活動も多忙を極めておりましたが、作曲家としてもピアノ・ソロ曲を80 曲、ピアノ・トリオ23 曲、弦楽四重奏曲も19 曲と室内楽の分野で多くの作品を残しています。
 この弦楽四重奏曲作品111 は、当時ドレスデン歌劇場管弦楽団のコンサートマスターを務めていたアントニオ・ロッラが第1 ヴァイオリンを演奏することを想定して書かれました。オペラの上演を通して体得した、ドラマティックで表情豊かな音楽性が発揮されています。演奏はドイツのピリオド楽器界を牽引するカメジーナ・クヮルテット。

MUSO



MU 008
\2600→\2390
衝撃の美音。
ウィーンの修道院に伝わる写本に収められたヴァイオリン作品集
 MINORITEN KONVENT 〜ミノリーテン修道院写本

 (1)ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):
  ソナタ第84番 ホ長調〜作曲者不詳:ソナタ第77番 イ長調
 (2)作曲者不詳:ソナタ第87番 ヘ短調
 (3)作曲者不詳:ソナタ第4番 ニ長調
 (4)ヴィヴィアーニ:ソナタ第90番 イ短調(1638-1693)
 (5)作曲者不詳:ソナタ第75番 ハ短調
 (6)ヴォイタ:ソナタ第70番 ロ短調(1660頃—1725頃)【調弦:H-Fis-H-E】
 (7)ニコラウス・ファーバー(1673没):ソナタ第2番 ホ長調【調弦:H-E-H-E】
 (8)ビーバー:ソナタ第11番 ホ短調
 (9)ヨハン・カスパール・トイブナー(1661 前-1697):
  トッカータ第94番イ短調、ソナタ第88番ニ短調
ステファニー・ポーレ(ヴァイオリン)
エリザベス・ガイガー(オルガン)
 
 ウィーンの修道院に伝わる写本に収められたヴァイオリン作品集

 録音:2014 年7 月31 日-8 月3 日/72’32

 ウィーンのミノリーテン修道院に伝わる写本集XIV 726 は、17 世紀後半のヴァイオリンの重要作品が詰まった写本。ソナタの形式をとりながら、ヴァイオリンの通常の調弦(G-D-A-E)とは異なる調弦が指定されたスコルダトゥーラを用いる作品など、様々にヴァイオリンの技巧を凝らした作品が並びます。即興のように聴こえる導入部分やパッセージまで、すべて楽譜に書きこまれているのも特徴。ビーバーをはじめ、様々な作曲家の作品が掲載されています。

 このCD には、スコルダトゥーラの作品は2 つ収録されています。ファーバーの作品では舞曲要素がより強くなり、ヴォイタの作品では、やや抑えられた響きが、ヴェールのかかったような少し暗めの世界を生み出すなどの効果をあげています。

 17 世紀後半のヴァイオリンの最前線の作品が詰まった写本を、ポーレが非常にみずみずしくゾクっとするような美音で奏でます。




すでに入手困難。あとは海外在庫のみ
ステファニー・ポーレ率いるアリクァンドによる ルイ=ガブリエル・ギユマン

MUSO 04
\3200→\2990
ステファニー・ポーレ率いるアリクァンド
 ルイ=ガブリエル・ギユマン:アミュズマン集

 (1)グラティオーゾ「ミュゼット」、アレグレット、ミニュエット、
  アルトロ、アレグロ「狩」、「フュルスタンベール」
   (独奏ヴァイオリンのためのアミュズマンop.18より)
 (2)ソナタニ短調(独奏ヴァイオリン・ソナタ集第3 巻op.11より)
 (3)流行のアミュズマン第1番op.8
  (2台のヴァイオリンあるいはフルートと通奏低音のための)
 (4)ソナタ第1番より「ラルゴ」(ソナタ集第1巻op.1 より)
 (5)ソナタト短調
  (ヴァイオリン伴奏つきのクラヴサン・ソナタ曲集op.13 より)
 (6)トリオ・ディヴェルティスマン第2番
  (ポンパドゥール侯爵夫人のためのディヴェルティスマン集op.15より)
アリクァンド
 ステファニー・ポーレ(Solo&1stVn)、
  ベランジェール・マイヤール(2nd Vn)、
  ルシル・ブランジェ(バス・ド・ヴィオル)、
  フランソワ・ラザレヴィチ(Fl、ミュゼット)、
  クレール・グラットン(Vc)、
  モード・グラットン(クラヴサン)
 フランス若手実力派団体「アリクァンド」古楽ファン注目必至のデビュー・アルバム!ギユマン:独奏Vn ソナタほか、室内楽作品集

 世界的ヴァイオリニスト、ステファニー・ポーレを中心とするアンサンブル団体「アリクァンド」が、muso レーベルよりデビュー・アルバムをリリースしました!
 何よりも注目されるのは、18 世紀のフランスに活躍した音楽家ルイ=ガブリエル・ギユマン(1705-1770)の作品のみを収録したという超希少な収録内容!ギユマンの作品は名手G. コリャールによるいくつかの録音で知られるものの、まだまだ演奏・収録される機会に恵まれないだけに、ファン注目必至のアルバムです。
 何よりの聴きどころはS. ポーレの洗練されたヴァイオリン・ソロ!
 ルイ15 世の宮廷ヴァイオリニストとして名を馳せたギユマンの作品には、ソリストの妙技を見せつける技巧的な旋律が随所に散りばめられています。 当時のフランスでは無伴奏のソナタは珍しく、本アルバムに収録されているソナタの多くもチェンバロなどの通奏低音付ソナタとなっています。典雅な装飾や美しいアルペジオなどはもちろんのこと、内面の葛藤を喚起するような深い短調の響きは絶品!高音までも伸びやかなポーレの透明感あふれるソロの音色に酔いしれます。
 また、本アルバムには多くのアンサンブル曲も収録。ミュゼットやバクパイプといった牧歌的な楽器の響きも愉しめるほか、ロココ芸術を思わせるギャラントな旋律は聴き応え十分です。「娯楽Amusement」という言葉の意味に違わぬ、開放的で明るい曲調にあふれたアルバムといえましょう。



あの素敵なアルバムにもポーレが参加してました
・・・マリー・アントワネットの音楽会

AMBROISIE
AM 179
\3200→\2990
マリー=アントワネットの音楽会
 ペトリーニ:スペインのフォリアによる12の変奏曲
 グルック:エウリディーチェを失って
 クルムフォルツ:傷ついた恋人、深遠なる夜
 カルドン:ソナタ 変ロ長調 op.7-1
 クルムフォルツ:ソナタ
 ドーヴェルニュ:三つのシャンソン
 ヨセフ=ブーローニュ・ドゥ・サン=ジョルジュ:
  フルートとハープのためのソナタ変ロ長調
 マリー=アントワネット:「それは私の恋人?C’est mon ami」
 モーツァルト:鳥たちよ、毎年KV 307/284d
 デュセック:ハープのためのソナティヌno.5
 パイジェッロ:間奏曲
 グレトリ:むごい運命にも
 マルティーニ:愛の喜び
 モーツァルト:
  ハーモニカと管弦楽のためのアダージョKV 356/617a
サンドリーヌ・シャトロン
(ハープ[エラール社製、
 シングル・アクション・ハープ(1799年)])
イザベル・プルナール(ソプラノ)
ジャン=フランソワ・ロンバール(テノール)
ステファニー・パウレ(ポーレ)(Vn)
アメリー・ミシェル(リコーダー)
録音:2008年6月

 マリー・アントワネットのサロンで開かれていた音楽会の再現を試みる録音集。
 当時演奏されたであろう楽曲を、当時つくられた楽器を用いて演奏。
 当時アントワネットがルイ王朝の栄華の中で享受したであろうコンサートを再現、典雅な世界を楽しむことができる、という趣向。
 楽器もすべてアントワネットの時代のものなので、よりホンモノに近い雰囲気が味わえる。
 なによりアントワネットが作った歌曲が聴けるのが興味深い。

 ポーレもヴァイオリンで参加。優美なアルバムに典雅な色を添える。





NAIVE



V 5407
(CD)
\2600→\2390
クリスチャン・ヤルヴィ・サウンド・プロジェクト2
 BALTIC SEA VOYAGE バルト海の旅

  (1)ニールセン(デンマーク):「仮面舞踏会」序曲
  (2)ステンハンマル(スウェーデン):カンタータ「歌」〜間奏曲
  (3)グリーグ(ノルウェー):「ペール・ギュント」〜婚礼の場
  (4)シベリウス(フィンランド):カレリア組曲〜バラード
  (5)ギャルゴタス(リトアニア):宇宙を無視することなかれ
  (6)ペルト(エストニア):ベンジャミン・ブリテン追悼のカントゥス
  (7)カルニンシュ(ラトヴィア):ロック交響曲〜第1 楽章アレグレット
  (8)キラール(ポーランド):オラヴァ
  (9)ストラヴィンスキー(ロシア):「春の祭典」〜いけにえの踊り
  (10)ワーグナー/フリーヘル編(ドイツ):
   「神々の黄昏」〜ブリュンヒルデの自己犠牲
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)
バルト海ユース・フィル
 これぞ21世紀のオーケストラ。熱血漢クリスチャン・ヤルヴィと巡る音楽旅行

 録音:2010-2014 年/DDD、68’ 00”

 ヤルヴィ家の次男クリスチャンが、「バルカン・フィーバー」に次いでプロデュースした第2 弾。
 前作がヨーロッパの南側だったのに対し、今回は北側で、ヤルヴィの故郷エストニアを含む気合いの入ったものとなっています。
 タイトルは「バルト海の旅」。バルト海を囲む国々は北欧、東欧、中欧と文化圏は異なりますが、共通する感性があり、それが19 世紀から現在まで脈々と息づいていることを証明してくれます。このなかで異質に見えるワーグナーの「ニーベルングの指輪」は、北欧神話に基づいています。「ブリュンヒルデの自己犠牲」はその幕切れでジークフリートの亡骸を荼毘に付す炎に自ら飛び込むブリュンヒルデの劇的な場。それをオランダの作曲家ヘンク・デ・フリーヘルがオーケストラのみに編曲した版をヤルヴィと若いオーケストラが力演。ストラヴィンスキーの「春の祭典」から「いけにえの踊り」も迫力満点。BISにも録音のあるラトヴィアのイマンツ・カルニンシュの「ロック交響曲」は若い演奏者ならではの共感あふれるノリの良さですが、「春の祭典」も同じノリでびっくり。この曲がクラシックにおけるロックであったことを示唆してくれます。
 1986 年生まれのリトアニアのギャルゴタスもロック調。ポランスキの「戦場のピアニスト」の音楽も担当したキラールの「オラヴァ」もミニマル風で、若々しいエネルギーが爽快。
 バルト海ユース・フィルは2008 年結成。沿バルト海諸国10 の国のメンバーから成り、ほとんどが20 代という若々しい団体。
 


OP 30559
\2600→\2390
ドミトリー・シンコフスキ
 この上なく刺戟的なヴィヴァルディの「四季」とアリア集

  ヴィヴァルディ:
   ・『四季』より「春」 RV 269
   ・『四季』より「夏」 RV 315
   ・ 去れ、むごい思い出よ〜コントラルト、弦と通奏低音のためのカンタータ RV 684
   ・『四季』より「秋」 RV 293
   ・ 身体中を凍った血液が流れ〜歌劇「ファルナーチェ」第2幕第5場より
   ・『四季』より「冬」 RV 297
ドミトリー・シンコフスキ
 (指揮、ヴァイオリン、
  カウンターテナー)
ラ・ヴォーチェ・ストゥルメンターレ
 マルチな鬼才シンコフスキによる、この上なく刺戟的なヴィヴァルディの「四季」とアリア集

 録音:2014 年1 月

 指揮、ヴァイオリン、カウンターテナーとマルチにこなす鬼才シンコフスキによる、なんとも刺戟的なヴィヴァルディの登場です。
シンコフスキはモスクワ音楽院出身でヴァイオリンを学び、卒業後バロック音楽にめざめ、2008 年のブルージュコンクールで第1 位、聴衆賞、批評家賞に輝くなど、数々の大きなコンクールで輝かしい成績をおさめています。
 同時にカウンターテナーの才能も素晴らしく、豊かな倍音と力強い表現力を兼ね備えた歌声は世界が認めるところです。
 弾むような「春」の第1 楽章、鳥のさえずりがこんなにも鮮やかに美しく響いたことがあるでしょうか、まるで本当に春の緑も美しい木立に迷い込んだような気分になります。『四季』の合間に収録されているアリアでは、カウンターテナーの才を遺憾なく発揮。気持ちよく一本筋の通った、倍音ゆたかな歌声で表情豊かにあぶなげなく、音域も自在に行き来して聴かせます。鬼才シンコフスキの圧倒的な力を感じる1 枚です。

OCORA


 明らかに民族音楽ですがこの音源のファンの方は多いとおもうので・・・

C58 2003
\2600
ブルンジ、伝統的音楽
 イナンガの伴奏による囁き歌/女声合唱/ウブフハ1/ウブフハ2/
 インドノンゴ(哀歌)/ウムドゥリ(楽弓の伴奏による歌)/
 イケムベ(サンザの伴奏による歌)/ンタガホゴ(笛の独奏)/
 一人の少女による歓迎の歌/二人の少女による歓迎の歌/
 イナンガの独奏/太鼓の合奏/イナンガと囁き歌/
 イケムベ(サンザの伴奏による歌)/太鼓伴奏による男声合唱/
 太鼓の合奏/楽弓の伴奏による子供の歌
 このぞっとするほどの生々しさ、鬼気迫る不気味さに耐えられるか(長岡鉄男)

 収録:1967 年5、6 月/DDD、65’ 16”

 長岡鉄男外盤A 級セレクション94 番。録音の良さはもちろんながら、囁き歌の呪術性は驚愕です。
 『圧巻はトップのイナンガの伴奏によるささやき歌だ。ジャケットの写真がその実況である。録音もこの通りで、ぞっとするほどリアル、音場は大地の確かさは感じられるが、空間はなにもないという感じで、いよいよ不気味。曲と演奏が絶品だ。それこそ音楽の原点、バッハもベートーヴェンも鎧袖一触、このぞっとする生々しさ、鬼気迫る不気味さには逆立ちしてもかないっこない。ウルトラハスキーヴォイスで、ささやきかけるというより、地獄の底へ引きずりこむ呪術的なエネルギーに耐えられる人が何人いるか、という感じである。[ 新・長岡鉄男外盤A 級セレクション1 巻(共同通信社刊)p.163 より]』
 聴いてみたくなりませんか?
 
C56 1093
\2600
コロンビア〜バジェナート
 マティルデ・リナ(パセオ)/安らぎ(プージャ)/エミリアーノの病気(パセオ)/
 黒(パセオ)/即興/誰も慰めてくれない(パセオ)/山の虎(ソン)/
 書き起こした手紙(パセオ)/カタリナ・ダザ(パセオ)/老雄鶏(ソン)/
 エル・マリーノ(メレンゲ)/リタ・プラテーニャ(メレンゲ)/即興/
 さすらい人(パセオ)/いい女(メレンゲ)/ラ・ピクエリア/
 ラ・マレーナ(メレンゲ)/セサル川が増水しても(パセオ)/
 愛‐愛/別れ(ソン)/バケリアの歌
 明るいラテンの響き

 録音:1994 年9 月/DDD、68’ 01”

 南米大陸の一番上に位置する国コロンビアは、隣接するパナマをはさんで太平洋と大西洋両方に面しています。その大西洋側、カリブ海沿岸一帯で育まれた舞曲クンビア。そのひとつがバジェナートで、奴隷として連れて来られたアフリカ系住民の音楽と現地のインディオの要素が混ざり、さらにラテンのc味わいが加わり独特な魅力のジャンルに成長しました。基本的にはバンドネオン伴奏による舞曲ですが、パセオ、ソン、メレンゲ、プージャの4 種のリズムに分けられ、パセオが主流を成します。アップ・テンポのソン、アフリカ的要素の強いプージャいずれも明るいノリの良さ。コロンビアの人々のエネルギーと元気が伝わってくる録音です。

ORFEO



ORFEO 895151
\2700→\2490
ネルソンス&バーミンガム市響/チャイコフスキー
 チャイコフスキー:
  スラヴ行進曲op.31 (9’30”)
  マンフレッド交響曲op.58 (58’01”)
アンドリス・ネルソンス(指揮)
バーミンガム市交響楽団
 ネルソンス& バーミンガム市響による濃厚な激情渦巻くチャイコフスキー、マンフレッド交響曲 & スラヴ行進曲

 録音:2013 年9 月24-27 日/バーミンガム、シンフォニー・ホール(デジタル・ライヴ)/DDD、ステレオ

 2015 年6 月のバーミンガム市響との公演をもって、在任期間6 年9 カ月に亘る音楽監督のポストを勇退するアンドリス・ネルソンス。
 手兵を率いての最新アルバムは、ネルソンスがおおいに得意とするチャイコフスキー。「マンフレッド交響曲」と「スラヴ行進曲」は、2013 年9 月に本拠バーミンガムのシンフォニー・ホールでおこなわれたコンサートの模様をライヴ収録したものです。
 イギリスの詩人バイロンによる同名の劇詩に着想された「マンフレッド交響曲」は、交響曲第4 番と第5 番のあいだに書かれた作品で、交響詩と交響曲の中間に位置づけられる標題音楽。全曲は順に「アルプスの山中を彷徨うマンフレッド」「アルプスの山霊」「牧人の生活」「アリマーナの地下宮殿」と名付けられ、たいへんロマンティックで劇的な作風は、まさにネルソンス向きといえるものです。
 ネルソンスはベルリン・フィル、コンセルトヘボウ管などの名門楽団とも良好な関係を築いて、近年急速に評価を上げていますが、今日の躍進の足掛かりを築いたバーミンガム市響との顔合わせのときが、やはりもっとものびのびとして思い切りのよい音楽をやるのは誰しもよく知るところ。
 当コンビによる後期3 大交響曲の録音がそうであったように、カップリングの「スラヴ行進曲」も併せて、ここでも情熱的でスケールと迫力満点の演奏を聴かせてくれるものと期待されます。



アンドリス・ネルソンス、ORFEOのチャイコフスキー

 若手指揮者の中では一番メジャーかもしれない。アンドリス・ネルソンス。
 2010年夏、バイロイト音楽祭で「ローエングリン」を指揮。10月にはベルリン・フィルの定期演奏会に客演。そして日本のファンの記憶に残ったのは、同年11月、療養中の小澤征爾の代役として、ウィーン・フィル日本公演の指揮者を務めたこと。まさに信じられないシンデレラ・ボーイ。先日のバレンボイムのショパン/ピアノ協奏曲集ではDGデビューも果たした。

 アンドリス・ネルソンスは1978 年ラトヴィアのリガに生まれた。母はラトヴィアで初めての古楽アンサンブルを結成し、父は合唱指揮者、チェリスト、教師。少年時代はトランペット奏者とバス=バリトン歌手として研鑽を積んだという。
 サンクト・ペテルブルクでアレクサンドル・ティトフに指揮を師事、また、ネーメ・ヤルヴィ、ヨルマ・パヌラのマスタークラスを受講。トランペット奏者としてオスロ・フィルに急遽出演した折に、同郷の指揮者マリス・ヤンソンスの目に留まり、2002 年以来指揮を学ぶ。
 2007 年10 月、サイモン・ラトルの25 歳に次ぐ29 歳の若さでバーミンガム市響の首席指揮者と第12 代音楽監督に指名され、2008 年9 月より3 年の任期で就任、現在に至る。
 並行してコンサート、オペラハウスともに活躍の場を拡げており、ロイヤルコンセルトヘボウ管、チューリヒ・トーンハレ管、バイエルン放送響、シュターツカペレ・ベルリン、フランス国立管、ピッツバーグ響に登場しているほか、ウィーン国立歌劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、メトロポリタン・オペラ、バイロイト・オペラにも客演を果たしている。

 まあ、この人の人生、ちょっとできすぎかと言う気もするが、何かでご覧になられた方もいるかと思うが、このチャイコフスキーもすごく評判がいい。





ORFEO 780091
\2700→\2490
チャイコフスキー:
 交響曲第5番ホ短調Op.64
 幻想序曲「ハムレット」Op.67
アンドリス・ネルソンス(指)
バーミンガム市交響楽団
 同じラトヴィア生まれの指揮者ヤンソンスに見出されたネルソンスですが、ちょうど師ヤンソンスがオスロ・フィルとのチャイコフスキー全集で大きな飛躍を遂げたように、決然としたテンポとスケールの大きさとで、あらたなカリスマ指揮者の誕生を予感させるに十分な内容。
 録音:2008年10月16-17日バーミンガム、シンフォニー・ホール

ORFEO 832101
\2700→\2490
チャイコフスキー:
 (1)幻想序曲「ロメオとジュリエット」
 (2)交響曲第 6 番ロ短調 Op.74「悲愴」
アンドリス・ネルソンス(指)
バーミンガム市交響楽団
 本格的デビューとなった交響曲第 5 番のリリースに際して、ネルソンスは「地理的にも若いころにつねに強い影響を受けていたのがロシアの音楽、なかでもチャイコフスキーだけは特別」と語り、その演奏にかける強い意気込みを窺わせていました。
 このたびも、ネルソンスは『悲愴』交響曲について「チャイコフスキーが自身の人生のダイジェストを表そうとしたもの」であると述べ、また「、チャイコフスキーの音楽とはすべて人生における感情的な瞬間から出来ている」とも熱く語っています。
 いっぽう、「『悲愴』がチャイコフスキーのもっともパーソナルな作品であるのに対して、もっとも情熱的な作品である」という、カップリングの『ロメジュリ』については「シェイクスピアに題材を採りながらも、ここにはチャイコフスキーが当時、激しい恋に落ちていたヴァイオリニスト、ヨシフ・コテクへの抑えきれない感情が背景にあり、どれほど強く激しく深く愛しても、現実の人生では決して到達し得ない幸福を悟っていたのです」とネルソンスはユニークな持論を展開しています。
 そして、「前作のハムレットもそうでしたが、チャイコフスキーのいかなる作品といえどもその人生に密接に関連しており、このような自身の実体験なくしてはかくも美しく激しい音楽を書けないと思うのです」と結んでいます。
 じっさい、こうした言葉どおりに、ネルソンスのアプローチは両作品ともたいへん情熱的で、心を揺さぶるスケールのゆたかな音楽づくりが印象的。一作ごとに格段の成長を遂げていることを実感させる内容で、オケとのよりいっそうの良好な関係を物語る出来ばえとなっています。

(1)録音:2009 年 6 月 17、18 日バーミンガム、シンフォニー・ホール ( セッション )(2)録音:2010 年 6 月 2、3 日バーミンガム、シンフォニー・ホール ( セッション )/DDD、ステレオ、65’16”
Tchaikovsky: Symphony No. 4 & Francesca da Rimini
ORFEO 860111
\2700→\2490
チャイコフスキー:
 ・幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32 (22’04”)
 ・交響曲第4 番ヘ短調Op.36 (41’41”)
バーミンガム市交響楽団
アンドリス・ネルソンス(指揮)
録音:2011 年6 月1-4 日バーミンガム、シンフォニー・ホール(デジタル・ライヴ)/DDD、ステレオ、63’44”

 手兵バーミンガム市響を指揮した最新アルバムは、ネルソンスの得意とするチャイコフスキー。交響曲第4 番と幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』は、ともに2011 年6 月に本拠バーミンガムのシンフォニー・ホールにおいて行われた定期公演の模様をライヴ収録したものです。
 「チャイコフスキーの音楽とはすべて人生における感情的な瞬間から出来ている」との持論を熱っぽく展開するネルソンスは、その言葉どおりにバーミンガム市響を指揮した第5 交響曲(ORFEO780091)、『悲愴』(ORFEO832101) でもたいへん情熱的で、心を揺さぶるスケールのゆたかな音楽づくりには印象深いものがありました。
 このたびのアルバムでも、思いきりのよいアプローチとあふれ出る歌心が際立って印象的な仕上がりとなっており、加えて、メインの第4 交響曲ではフィナーレのエネルギーの爆発的な開放など、実演ならではのホットな内容が期待以上の手ごたえで驚かされます。
 しかも、ライヴながら録音がきわめてすぐれているのもうれしいところで、各楽器、みごとなアンサンブルも精妙に聞き取ることが可能。首席指揮者就任3 年目を迎えたバーミンガム市響との変わらぬ好調な関係も窺えます。
 なお、第4 交響曲のみ終演後に拍手が入ります。





 【アンドリス・ネルソンス】
 1978 年ラトヴィアのリガに生まれる。母はラトヴィアで初めての古楽アンサンブルを結成し、父は合唱指揮者、チェリスト、教師。少年時代はトランペット奏者とバス=バリトン歌手として研鑽を積む。サンクト・ペテルブルクでアレクサンドル・ティトフに指揮を師事、また、ネーメ・ヤルヴィ、ヨルマ・パヌラのマスタークラスを受講。トランペット奏者としてオスロ・フィルに急遽出演した折に、同郷の指揮者マリス・ヤンソンスの目に留まり、2002 年以来指揮を学ぶ。
 2007 年10 月、サイモン・ラトルの25 歳に次ぐ29 歳の若さでバーミンガム市響の首席指揮者と第12 代音楽監督に指名され、2008 年9 月より3 年の任期で就任。
 並行してコンサート、オペラハウスともに活躍の場を拡げており、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、チューリヒ・トーンハレ管、バイエルン放送響、シュターツカペレ・ベルリン、フランス国立管、ピッツバーグ響に登場しているほか、ウィーン国立歌劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場、メトロポリタン・オペラ、バイロイト・オペラにも客演を果たしている。なかでも、ベルリン・フィルとは2010 年のデビュー以降、毎年客演を重ねて良好な関係を結んでいる。2014/15 年のシーズンより、あらたにボストン響の音楽監督に就任するいっぽう、2015 年6 月、バーミンガム・シンフォニー・ホールにおけるさよなら公演、マーラーの交響曲第3 番と、母国ラトヴィアのエーリクス・エシェンヴァルツによる合唱曲「湖は夜明けに目覚める」の演奏をもって、6 年9 カ月務めたバーミンガム市響のポストを勇退する。
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ORFEO 872151
\2700→\2490
ミュラー=ショット渾身の「昭和のチェロ・ソナタ」
 (1)プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119
 (2)ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調Op.65
 (3)ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調Op.40
ダニエル・ミュラー=ショット(Vc)
フランチェスコ・ピエモンテージ(Pf)
 ロストロポーヴィチを超えたか。ミュラー=ショット渾身の「昭和のチェロ・ソナタ」

 録音:2012 年7 月2-5 日/バイエルン放送スタジオ2(ミュンヘン)/DDD、72’ 29”

 今年1 月に続き7 月にも来日公演が予定されているダニエル・ミュラー=ショット。最新盤は20 世紀のチェロ・ソナタ3 篇。作曲者はすべて歴史上の人ながら、ショスタコーヴィチが1934 年、プロコフィエフが1949 年、ブリテンが1961 年と、日本風に言うなら「昭和のチェロ・ソナタ集」。また、ロストロポーヴィチがショスタコーヴィチとブリテンは作曲者自身、プロコフィエフはリヒテルのピアノと共演した決定的名盤を残しているものだけに、ミュラー=ショットの自信がうかがえます。
  いきなり腹の底にずしりとしみわたるチェロの最低域で始まるプロコフィエフのソナタから、ミュラー=ショットの音程の正確さと安定した弾きぶりに惹きつけられます。また初期ショスタコーヴィチの尖った皮肉も冷静に受け入れるところに、ミュラー=ショットの誠実な人柄が表れていて新鮮。どこか非現c実的なブリテンも一音一音丁寧に紡いで説得力満点。弱音を持続するテクニックに瞠目させられます。
 さらに特筆すべきはピエモンテージのピアノ。切れ味抜群のテクニックで、ショスタコーヴィチのフィナーレなどぐいぐいミュラー=ショットを引っ張ります。いずれの作品もピアノ・パートがいかに雄弁に書かれていたか実感させてくれます。

PENTATONE



PTC 5186504
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
シュタインバッハーがついに
 メンデルスゾーン&チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を録音!!!
  しかもデュトワ&スイス・ロマンド管の好サポート

 デュトワ&スイス・ロマンド管の好サポート
  (1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
  (2)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
アラベラ・美歩・シュタインバッハー(ヴァイオリン)
シャルル・デュトワ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団
KKC 5439
(SACD HYBRID)
\3000+税
〔国内盤仕様〕
 大注目盤!!!シュタインバッハーがついにメン・チャイを録音!!!デュトワ&スイス・ロマンド管の好サポートによる万全の録音!

 ヴァイオリン;1716年ストラディヴァリウス「ブース」(日本音楽財団貸与)
 セッション録音:2014 年9 月22-24 日/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)/68’14”/68’14”、輸入盤・日本語解説付

 SACD ハイブリッド盤。
 近年、目覚ましき活躍の麗しきヴァイオリニスト、アラベラ・美歩・シュタインバッハー。前作、フランクとR. シュトラウスのソナタ(PTC 5186470 / KKC 5415)をメイン・プログラムとした2014 年12 月来日公演の興奮も冷めやらぬなか、またしても超ド級の新譜が登場です。それは、不朽の名作メンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲です!シュタインバッハーはヴァイオリニストにとっての勝負アルバムをシャルル・デュトワ指揮、スイス・ロマンド管という好サポートのもと満を持して録音しました。この2 篇は実演にて何度も披露してきただけにファンならずとも期待せずにはいられない大注目盤と言えましょう。
 メンデルスゾーンは2014 年12 月に飯森範親指揮、日本センチュリー交響楽団との共演も記憶に新しいところですが、一貫して落ち着いたテンポで一音一音雄弁に歌い上げます。カデンツァでは美しさと力強さを兼ね備え、近年の充実ぶりをうかがえる仕上がりと言えます。第2 楽章では女王の風格を感じる語り口で、一度聴いたら忘れがたき熱演です。第3 楽章はオーケストラとの対話も見事でデュトワとの相性のよさもさることながら、歯切れのよいメロディが立体的に聴こえる快演です!
 なお、2015 年6 月、トーマス・ヘンゲルブロック指揮、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団の来日公演にて同曲を演奏予定とのことです。
 一方、チャイコフスキーは2009 年12 月、NHK 交響楽団の定期演奏会に登場し、指揮はデュトワでした。メンデルスゾーン同様、朗々と歌い上げ毅然たるチャイコフスキーを聴かせてくれます。テンポのコントロールや豊かな音楽表情など、現在のシュタインバッハーの成熟した演奏を堪能できる名演です。
 もちろん、今回もPentatone の技術チームによる高音質録音です。最強のメン・チャイ・アルバムのリリースと言えましょう!

 アラベラ・美歩・シュタインバッハー来日情報
 トーマス・ヘンゲルブロック指揮、ハンブルク北ドイツ放送交響楽団
 演目:メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
 2015年6月3日(水)19:00〜 ザ・シンフォニーホール(大阪)
 2015年6月4日(木)19:00〜 サントリーホール(東京)
 2015年6月6日(土)15:00〜 愛知県芸術劇場コンサートホール(名古屋)
 


PTC 5186507
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
巨匠ヤノフスキが手兵ベルリン放響を従え
 R.シュトラウスの家庭交響曲を録音!

  R.シュトラウス:
   (1)家庭交響曲 Op.53
    (I.5’03”+II.12’46”+III.11’22”+IV.15’43”)
   (2)一日の4つの時Op.76
    (I.3’43”+II.6’40”+III.3’02”+IV.9’15”)
マレク・ヤノフスキ(指揮)
ベルリン放送交響楽団
(2)ベルリン放送男声合唱団
 (合唱指揮:ミヒャエル・グレーザー)
 セッション録音:(1)2012 年10 月、(2)2014 年6 月/ハウス・デス・ルンドフンクス、RBB(ベルリン)/67’50”

 SACD ハイブリッド盤。
 2015 年3 月の来日公演の興奮が冷めやらぬなか、マレク・ヤノフスキとベルリン放送交響楽団による最新アルバムがリリースされます。それは昨年2014 年に生誕150 周年を迎えたR. シュトラウスの家庭交響曲Op.53 と一日の4 つの時Op.76 です。
 2002 年よりベルリン放響の芸術監督をつとめるヤノフスキは、2010 年から2013 年の間にワーグナーのバイロイト上演作品のうち重要な歌劇と楽劇10 作品を演奏会形式公演としてベルリン・フィルハーモニーホールで演奏し、ライヴ収録したディスクはどれも高い評価を得ました。R. シュトラウスの作品も非常に得意とし、これまでにソイレ・イソコスキを独唱に迎えた管弦楽付き歌曲集やピッツバーグ響とのアルプス交響曲(PTC 5186339)などを録音しております。当録音もヤノフスキの魅力である立体的で脈動する音楽で聴き手に高揚感を与える演奏です。
 R. シュトラウス自身の家庭を描写した家庭交響曲は1902 〜 3 年にかけ作曲され、初演は1904 年ニューヨークで、妻と子に献呈された代表作の一つです。当ディスクのジャケットにはR. シュトラウスの家族写真が使用されております。
 一方、1927 年作曲、翌1928 年に初演された一日の4 つの時は、ウィーンのシューベルト協会とその指揮者ケルドルファーに献呈された作品で、男声4 部合唱(アイヒェンドルフによる詩)とオーケストラにより演奏されます。アイヒェンドルフの詩集「さすらいの歌」の「朝」「真昼」「夕暮れ」「夜の一日」の4 曲で構成されたこの作品は、録音こそ少ないもののR. シュトラウスらしい豪華なオーケストレーションが魅力的です。



 


PTC 5186487
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
アルブレヒト&オランダ・フィルによるマーラー第2弾
 麗しきエリザベス・ワッツを迎えた第4交響曲!

  マーラー:交響曲第4番 ト長調
   (I.16'32"+II.10'14"+III.21'42"+IV.9'20")
マルク・アルブレヒト(指揮)
オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
エリザベス・ワッツ(ソプラノ)
 優秀録音。M.アルブレヒト&オランダ・フィルによるマーラー第2弾は麗しきエリザベス・ワッツを迎えた第4交響曲!

 セッション録音:2014 年6 月/アムステルダム/DDD、57’53”

 SACD ハイブリッド盤。
 マルク・アルブレヒト指揮、オランダ・フィルによるマーラー第2 弾はエリザベス・ワッツをソリストに迎えた交響曲第4 番ト長調です。
 前作「大地の歌」(PTC 5186502)は非常にダイナミックかつ生気に富んだアプローチで大曲を見事にまとめ上げておりましたが、この第4番も期待以上の出来栄えといえ手兵を従え雄弁に歌い上げます。ソプラノ独唱のエリザベス・ワッツは今最も期待のされているイギリス出身の歌手で、キャスリーン・フェリアー賞(2006 年)、カーディフ歌唱賞(2007 年)など名誉ある賞を獲得しています。ディスクとしては、ハリー・ビケット指揮、イングリッシュ・コンサートとのJ.S. バッハのカンタータとアリア集(HMU 807550)があり、のびやかで洗練された歌声は非常に高い評価を得ました。当録音でcは美声はもちろんのこと、オーケストラと対話するかのような圧倒的な歌唱を聴かせてくれます。Pentatone レーベルが誇る技術チームによる優秀録音をお楽しみください。


前作/「大地の歌」 

PTC 5186 502
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
マルク・アルブレヒト(指揮)&オランダ・フィル
 マーラー:大地の歌
マルク・アルブレヒト(指揮)
オランダ・フィルハーモニー管弦楽団
アリス・クート(メゾ・ソプラノ)
ブルクハルト・フリッツ(テノール)
 マルク・アルブレヒトのマーラー!オランダ・フィルとの"大地の歌"!

 2011年に急逝したヤコフ・クライツベルクの後任としてオランダ・フィルハーモニー管弦楽団(ネーデルラント・フィルハーモニー管弦楽団)の首席指揮者に就任したドイツのマエストロ、マルク・アルブレヒト。
 フランスの古豪ストラスブール・フィルを上昇気流に乗せた実績を持つアルブレヒトは、ネーデルラント・オペラでも首席指揮者を務めており、ワーグナーやリヒャルト・シュトラウスなどの独墺系レパートリーには特に定評がある。
 オランダ・フィルとのペンタトーン(PentaTone)へのレコーディング第1弾はマーラーの「大地の歌」。マルク・アルブレヒトのオランダでの成果が凝縮された好演に期待!

 ※録音:2012年6月21日−22日、ヤクルト・ザール(アムステルダム)


 マルク・アルブレヒト(指揮):
  ワーグナーとR. シュトラウスの解釈および現代音楽への傾倒で高く評価されているマルク・アルブレヒトは、現在、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団、オランダ室内管弦楽団の首席指揮者を務めており、ヨーロッパの権威あるオペラハウスやオーケストラにも定期的に客演している。
 キャリアの初期の頃はcハンブルクとドレスデンの歌劇場で数シーズンを過ごし、ウィーンのグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団でクラウディオ・アバドのアシスタントに指名された。1995 年、ダルムシュタット歌劇場の音楽監督に就任し6 年間務めた後、2006 年から2011 年までストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督および首席指揮者を務めた。
 同世代の指揮者たちの中でも高く評価されている。【情報提供:パシフィック・コンサート・マネジメント】




PREISER RECORDS


PRCD 90829
(CD)
\2400
オルガン伴奏による歌曲集
 1. ヴィエルヌ:トッカータ 変ロ短調 2. 交唱歌:サルヴェ・レジーナ
 3. J.S.バッハ:目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声
 4. J.S.バッハ:ほめよ主を 強き栄えの君を
 5. J.S.バッハ:主よ、人の望みよ喜びよ
 6. ヘンデル:よきおとずれをシオンに伝える者よ
 7. ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン(いとしい人)
 8. ベートーヴェン:自然における神の栄光
 9. フランク:英雄的小品 10. フランク:天使のパン
 11. メンデルスゾーン:汝、主のみ前に口をつぐみ忍びて
 12. ドヴォルザーク:聖書の歌より
 13. ドヴォルザーク:スターバト・マーテルより「焼かれ、焚かれるとはいえ」
 14. ブルックナー:アヴェ・マリア
 15. カッチーニ:アヴェ・マリア
 16. グノー:アヴェ・マリア
 17. シュミット:前奏曲「ハレルヤ」
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾ・ソプラノ)
ロベルト・レールバウマー(オルガン)
 人気のメゾ、キルヒシュラーガーがオルガン伴奏で歌う

 62’43

 人気メゾ・ソプラノ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー。キルヒシュラーガーは、オルガン伴奏でのリサイタルを構想しており、ピアニストとして度々共演しているロベルト・レールバウマーにこの企画を提案しました。
 レールバウマーはオルガンも演奏しており、早速2014 年にツアーを行い、録音するはこびとなりました。
 ここに収録されている作品は、様々な様式のアリアや宗教曲が含まれ、荘厳なオルガン伴奏に、キルヒシュラーガーの知性的な歌声、情感を込めた歌い口に酔いしれます。
 

PRCD 91259
(CD)
\2400
ツィーラー・エディション第21集〜心ゆくまで
 1 Schlachtenbummler - 行進曲op.410
 2 Samt und Seide ワルツ op.515
 3 Spanisches Lied オペレッタ「Die Landstreicher」
 4 Auf Flugeln der Liebe ポルカシュネル op.171
 5 Fur uns! ポルカop.
 6 Mitten in den grunen Wiesen オペレッタ「Der Fremdenfuhrer」
 7 Wiener Freiwilligen- 行進曲 op.61
 8 Auf Manner wirkt ein bisschen Chic オペレッタ「Ball bei Hof」
 9 Nach Herzenslust ポルカシュネル op.155
 10 Fipsi hieB mein susser Hund オペレッタ「Furst Casimir」
 11 Poesie und Prosa ポルカ- マズルカ op.156
 12 Der Soldat muss stets marschieren オペレッタ「Die Landstreicher」
 13 Noblesse oblige ワルツ op.207
 14 Wiener Garnison- 行進曲 op.20
 15 Reizende Tini オペレッタ「 Fesche Geister」
 16 G'schwind wie der Wind ポルカシュネル op.165
オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管
ハンス・シャーデンバウアー(指揮)
 人気シリーズ、ツィーラー・エディション第21弾!

 69’12

 19 世紀末から20 世紀初頭にかけてのウィーンで活躍したツィーラー(1843 − 1922)。ワルツにポルカ、行進曲、そしてオペレッタと、およそ600曲にも及ぶ作品で、同時代のヨハン・シュトラウス2 世に匹敵する名声を博しました。
 古き良きウィーンの香りをそのまま今に伝えるツィーラーづくしの人気シリーズ第21 弾です。
 

PRCD 91269
(CD)
\2400
ベスト・オブ・ウィンナー・リート
  1 Wiener Fiakerlied/2 D'Hausherrnsohnerln/
 3 I hab die schonen Maderln net erfunden/
 4 Des hat ka Goehte g'schriebn/
 5 Das alte Wiener Fiakerlied/
 6 Das ist meine Passion/7 Ja, Ja der Wein is guat /
 8 Hobellied/9 Es steht ein alter Nussbaum/
 10 Stellt's meine Ross in Stall/
 11 Das Gluck is a Vogerl/12 A klana Lausbua/
 13 Csardas(モンティのチャールダーシュ)/
ヨハネス・ヨーケル(バス)
ヤーノシュ・チャーニャ(ヴァイオリン)
アンドレアス・シュネー(ピアノ)
 当時のウィーンの雰囲気をありのままに再現

 音楽の都ウィーンで19 世紀後半に流行した「ウィンナー・リート」。このアルバムにはWiener Fiakerlied(ウィーンの辻馬車)をはじめとした当時の流行歌が収録され、流行しすぎで演奏禁止となったモンティのチャールダーシュも含まれています。
 歌うのはウィーン出身のバス歌手ヨハネス・ヨーケル。当時のウィーンの雰囲気をありのままに再現したアルバムです。
 

PRCD 91276
(CD)
\2400
バルトロメイ・ビットマン/メリディアン
 1 Berger,Gerhard/2 Norden/3 Meridian/
 4 Air B & B5 Steja/6 Karussell/7 Saga/
 8 Centipede/9 Arik/10 Refugium/
 11 Ibiza/12 Strettweg/13 Erster Schnee
バルトロメイ・ビットマン
マティアス・バルトロメイ(チェロ)
クレメンス・ビットマン
 (ヴァイオリン&マンドリン)
 アーノンクール、ムースピールも大絶賛のデュオ

 ウィーンのプログレ系デュオ、バルトロメイ・ビットマン。チェロを担当するマティアス・バルトロメイとヴァイオリンとマンドリンを操るクレメンス・ビットマン。
 あの巨匠ニコラウス・アーノンクールの彼らの音楽を聴いて
  「素晴らしい曲だ!私は大変驚いている、そして興奮している」と評価し、現代ジャズ・ギター界の奇才ウォルフガング・ムースピールからも「抑制できない欲望と急進的なリズムで圧倒された」
   と言わしめたウィーンで注目のアーティストです。
 
PRCD 91265
(2CD)
\3400
ゲオルク・ブラインシュミット/DOUBLE BREIN
 CD1(JAZZ)
  1 Samba for Michi/2 Musette with happy ending/
  3 Gabriel/4 Kopanitsa/5 Wunder/6 Odessa/
  7 Feb.25/8 Reich & Schon / Waltz of the idiots/9 Interlude/
  10 Fifteen Schnortzenbrekkers are better than none/
  11 Danke/12 Blues in the kitchen/13 Brein in da Koffihaus/
  14 Fantastische Trunenbaum/15 B'soffm in Heanois/
  16 Bonus: Waltz of the idiots - Alternate take/
 CD2 (クラシック)
  1 Mephistowalzer(リスト)/2 Miniature(ブラインシュミット)/
  3 Irish wedding in Bucharest(ウィライトナー)/
  4 Violin concerto in A minor, 2nd movement (J.S.バッハ)/
  5 La vecchia (Stride la vampa)( ヴェルディ)/
  6 Romance(リスト)/7 Brein's Knights(ブラインシュミット)/
  8 Alter Refrain(クライスラー)/9 Monti Csardas (Sick version)(モンティ)/
  10 Selfie(ブラインシュミット)/11 Consolation(リスト)/
  12 Bonus: Schluss(ブラインシュミット)
ゲオルク・ブラインシュミット
 with フレンズ
 元ウィーン・フィルのコントラバス奏者ブラインシュミットの両ジャンル制覇アルバム

 元ウィーン・フィルのコントラバス奏者で現在はジャズ・ベーシストとして活躍しているゲオルク・ブラインシュミット。2 枚組のこだわり仕様となっており、1 枚目はサックス、ピアノ、ヴァイオリン、ギター、ヴォーカルなど多彩な曲が収録されたジャズ・パート、2 枚目はリストのメフィスト・ワルツやJ.S. バッハのヴァイオリン協奏曲、モンティのチャールダーシュなどクラシックの編曲という、両方のジャンルで活躍できる実力の持ち主だからこそ実現したアルバム。




PROFIL



PH 15011
(CD)
\2500→\2290
リヒテルの実父作曲の弦楽四重奏曲が日の目を見た
 (1)テオフィル・リヒテル:弦楽四重奏曲ヘ長調
 (2)フェリクス・ブルーメンフェルト:弦楽四重奏曲ヘ長調Op.26
オデッサ弦楽四重奏団
 美しいメロディに驚き! これは凄い。リヒテルの実父作曲の弦楽四重奏曲が日の目を見た

 録音:2014 年7 月11-13 日/ハルベルク放送局(レーゲンスブルク)/DDD、57’ 59”、世界初録音

 スヴャトスラフ・リヒテル生誕百年を記念して、彼の生地オデッサ市が贈るアルバム。何と彼の実父テオフィル・リヒテル作曲の弦楽四重奏曲が世界初録音されました。
 リヒテルの父テオフィルは、1872 年にウクライナで生まれたドイツ人。ウィーン国立音楽大学で学び、同地に20 年以上暮らした後、ウクライナへ帰国。オデッサ音楽院で教鞭をとりました。しかし第2 次世界大戦中、ドイツ領事館でピアノを教えただけで、スパイ嫌疑をかけられ逮捕されます。息子に累が及ぶことをほのめかされ、それを避けて虚偽の自白をし、1941 年に処刑されました。
 彼はいくつかの作曲を残しており、その草稿を息子リヒテルが大事に保管していました。これまでリヒテルのためにカガンやグートマン、ボロディン四重奏団がプライヴェートに演奏して、彼を狂喜させたそうですが、ついに録音が登場することとなりました。
 メロディにウクライナ的な歌があるものの、作風はドイツ流でブラームスやグリーグを思わせます。終始美しいメロディに満ちていますが、大のワグネリアンだったらしく、和声はワーグナーかリヒャルト・シュトラウス風の近代性を感じさせます。
 リヒテル自身は、「魅力的で作り物めいたとろがないところが気にいっている。それはパパの作品にもともと備わる長所なのだ」と絶賛しています。リヒテルの才能は父親ゆずりで、息子へ伝わった天才のDNA を実感できます。
 カップリングは、リヒテルの師匠ゲンリヒ・ネイガウスと、作品を愛したシマノフスキの伯父だったフェリクス・ブルーメンフェルトの弦楽四重奏曲。彼はホロヴィッツの師としても知られ、技巧的なピアノ曲を数多く作っていますが、室内楽作品はあまり演奏されることがないので大歓迎。弦楽四重奏曲ヘ長調は初期の作で、ボロディンやグラズノフの作品を思わすキャッチーなメロディにあふれています。
 オデッサ弦楽四重奏団は、オデッサ・フィルのメンバーにより1981 年結成された団体。近現代作品、珍品に興味を示し、高水準の演奏を繰り広げています。
 


PH 14042
\2500→\2290
注目の美人ピアニストがラフマニノフの秘曲に挑戦
  ラフマニノフ:
  (1)幻想小曲集OP.3(全5曲)
  (2)楽興の時Op.16(全6曲)
  (3)組曲ニ短調(1891年ピアノ版)(全4曲)
  (4)ワルツOp.10の2
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(Pf)
 録音:2014年1 月15-17日/ハルベルク放送局(ザールブリュッケン)/DDD、70’ 15”

 モーツァルトのピアノ協奏曲でデビューを果たしたエカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。1986 年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15 歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリロヴァ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。さらにロベルト・クーレク、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキのレッスンも受けました。
 2 枚目のアルバムはラフマニノフの初期作品集。注目は「組曲ニ短調」。ラフマニノフがモスクワ音楽院の学生時代1891 年に作曲したオーケストラ曲。フル編成だったため、学生オケでは演奏できず、ラフマニノフは自分で弾くためにピアノ版を作りました。
 両方のスコアとも行方不明となっていましたが、2000 年にモスクワのグリンカ音楽図書館でピアノ譜が発見されました。ラフマニノフの署名がないため、真偽が決着をみせてはいませんが、大歓迎の録音出現と申せましょう。
 若々しさとピアニスティックな魅力のあふれる作品で、ラフマニノフ・ファンなら気に入ること間違いなしです。また、その翌年に作曲し、恩師アレンスキーに献呈した「幻想小曲集」中の「鐘」の愛称で知られる前奏曲嬰ハ短調もリトヴィンツェヴァの清新な演奏が光ります。

リトヴィンツェヴァ、ツンデレ系です。


旧譜から
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ
モーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ

PH 14047
\2500→\2290
清涼感あふれるモーツァルト!!
 モーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ

 モーツァルト:
  ・ピアノ協奏曲第12番イ長調KV 414
  ・ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV 271「ジュノーム」
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー
 2014 年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール最高位エカテリーナ・リトヴィンツェヴァによるモーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ、録音エンジニアはホルガー・ジードラー

 収録:2013 年11 月7 日/テアーター・メッペン(ライヴ)/DDD、ステレオ、56’27”

 エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986 年にロシア連邦の極東管区、オホーツク海に面するマガダンに生まれたピアニスト。1994 年から2001 年まで同じく極東チュクチ自治管区のアナディリの児童音楽学校で手ほどきを受けて才能を開花させ、15 歳の時に家族でモスクワに移住。2002 年から2006 年までワルシャワの国立ショパン音楽学校でイリーナ・ガブリーロワのクラスで学び、ディプロマを取得しています。
 アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナにも師事し、ロベルト・クーレック、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキらのマスタークラスも受講しているリトヴィンツェヴァが、2014 年にイタリアの「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール」で弾いて最高位と聴衆賞を獲得したのが、ここに収められているモーツァルトのピアノ協奏曲第12 番でした。

 このアルバムは、その前年に、かねてより実演でコラボを重ねてきたベイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーと、同じモーツァルトの「ジュノーム」というプログラムでおこなったコンサートをライヴ収録したものです。

 ボン・クラシック・フィルハーモニーは、1959 年にボンでヘリベルト・ベイセルが結成したクール・ケルニッシェ管弦楽団がその前身で、1986 年の改称を経て今日に至るオーケストラ。当初は、ボンに置かれていたクール・ケルン宮廷の音楽に光をあてるという理念のもと、現在では、ウィーン古典派の作品もメイン・レパートリーに加えつつ、時代様式に応じて最大60 人規模まで柔軟に編成を発展させ活動しています。
 ここでの演奏は第1 ヴァイオリン6、第2 ヴァイオリン5、ヴィオラ4、チェロ3、コントラバス1、オーボエ2、ホルン2 というもので、見通しのよいサウンドがなんとも魅力。ピアノとの絶妙な距離感はあたかも室内楽を聴くかのような親密な空気でたまりません。

 レコーディングは、アーティスティック・ディレクターにトンマイスターのマルティン・ルスト、サウンド・エンジニアがホルガー・ジードラーという顔ぶれで、いずれもTHS Medien Dormagen のチームが担当。とくにProfil のライヴ音源の復刻で評価の高いジードラーの名前がクレジットされているのは注目されるところです。

 


PH 15005
\2500→\2290
ゲリンガス・・・哀愁の北欧チェロ曲集
 MALINCONIA
 (1)シベリウス:メランコリーOp.20
 (2)グリーグ:過ぎた春
 (3)同:アレグレット ホ長調
 (4)同:チェロ・ソナタ イ短調Op.36
 (5)同:間奏曲イ短調
 (6)ペール・ギュント〜
  朝(ゴルターマン編)/アニトラの踊り(ゴルターマン編)/
  ソルヴェイグの歌(ゲリンガス編)
 (7)シベリウス:悲しきワルツOp.44の1(ヘルマン編)
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
イアン・ファウンテン(Pf)
 録音:2011 年2 月28 日-3 月2 日/SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)/67’ 24”

 充実著しいゲリンガスの新録音。
 北欧の2 大巨匠のチェロ作品を収めていますが、興味深いのがグリーグ。「アレグレット ホ長調」は「ヴァイオリン・ソナタ第3 番」の第2 楽章を、チェロを弾く兄の誕生日のために1887 年5 月に自編したもの。
 「間奏曲イ短調」は1866 年作で組曲の第1 曲とされます。また、チェロ協奏曲で有名なゴルターマンがチェロとピアノ用に編曲した「ペール・ギュント」の「朝」と「アニトラの踊り」も聴きもの。「ソルヴェイグの歌」はゲリンガスが同じスタイルで試みたもので、歌い込まれた演奏にじっくり聴き入ってしまいます。
 


PH 14048
\2500→\2290
ダムラウによるシューマンの「ミルテの花」
 新編集でカタログ復活

  シューマン:歌曲集「ミルテの花」op. 25(全26曲)
ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
イヴァーン・パレイ(バリトン)
シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)
 ダムラウによるシューマンの「ミルテの花」新編集でカタログ復活

 録音:2006年2月/メッヒャーニッヒ=フロイスドルフ、テロス・ムジーク・シュトゥーディオ(デジタル・セッション)/ステレオ、50’ 10”
 プロデューサー:ヨアヒム・クリスト/バランス・エンジニア&エディター:マンフレート・ダールハウス
 


PH 14051
(CD+DVD[PAL 16:9])
特別価格\4000→\3690
大御所シュライアー、キャリアの締め括り
 弦楽四重奏伴奏版による「冬の旅」
【CD】66’ 46
 ・シューベルト:テノールと弦楽四重奏のための「冬の旅」D911(イェンス・ヨーゼフ編曲)
   録音:2005 年3 月12-15 日/ドレスデン、聖ルカ教会(デジタル・セッション)
    プロデューサー:MDR FIGARO、ミヒャエル・エーメ
    アーティスティック・ディレクター:エトヴィン・ディーレ
    テクニカル・ディレクター:アニヤ・バウゼ
ペーター・シュライアー(テノール)
ドレスデン弦楽四重奏団
 トマス・マイニング(第1ヴァイオリン)、
 バルバラ・マイニング(第2ヴァイオリン)
 アンドレアス・シュライベル(ヴィオラ)、
 マルティン・ユングニッケル(チェロ)
【Bonus DVD (PAL)】27’ 13
 「ペーター・シュライアー− “宮廷歌手” としての世界的キャリアとの別れ」
   聞き手:ベッティナ・フォルクスドルフ(MDR FIGARO オペラ・エディター)
    収録:ライプツィヒ、メンデルスゾーン・ハウス、ムジークサロン/製作:2014 年
 大御所シュライアー、キャリアの締め括り弦楽四重奏伴奏版による「冬の旅」

 ステレオ

 1935 年ザクセン州のマイセンで生まれたドイツの世界的テノール、ペーター・シュライアーは2015 年7 月に80 歳を迎えます。これを記念してProfil より注目のアルバムがリリースされます。
 2005 年いっぱいで歌手活動から引退を表明していたシュライアーが、キャリアの締め括りにレコーディングしたのは、シューベルトの「冬の旅」。2005 年3 月に音響にすぐれたドレスデンの聖ルカ教会でセッションを組んでおこなわれたものです。
 シュライアーの歌う「冬の旅」にはすでに2 種の別録音が存在します。
 まず、シュライアー初の「冬の旅」は、1985 年2 月のゼンパー・オーパーの再開を記念したコンサートにおけるライヴ録音で、ピアノは大家リヒテルでした。
 次いで、その6 年後の1991 年8 月にウィーンのコンツェルトハウスでおこなわれたセッション録音は、当時シューベルトのピアノ独奏曲の録音に集中的に取り組んでいたアンドラーシュ・シフとの顔合わせでした。
 このようにいずれの録音も通常のピアノ伴奏でしたが、このたびは1967 年生まれ、ドイツの作曲家イェンス・ヨーゼフが手掛けた「テノールと弦楽四重奏版」による演奏というところがユニークな試み。ちなみに、同じアレンジでは2001 年5 月収録のクリスティアン・エルスナー&ヘンシェル四重奏団盤(CPO・廃盤)というのもありました。
 ハーディ=ガーディ伴奏やアコーディオン伴奏など、果てはハンス・ツェンダーによる室内アンサンブル編曲の成功例のように、「冬の旅」にはいくつもの編曲がなされてそれぞれに独特の世界観を形成していました。
ピアノと並び、弦楽四重奏もまたシューベルトが好んで数多く手掛けたジャンルだけに、オリジナル同様にこうした組み合わせも内なる心情を吐露するには相応しいといえるのかもしれません。実際、ここでのシュライアーは刻んできた年輪を強く感じさせる味わいで、別次元の感動をあたえてくれます。
 シュターツカペレ・ドレスデンのメンバーによって結成され、1990 年代初めより現在まで精力的に活動を続けるドレスデン四重奏団も、大家の花道に絶妙な彩りを添えています。
 さらに、ボーナスDVD(PAL 仕様)には、シュライアーのインタビューが収められており、この不世出の名テノールを深く知る上で価値ある内容です。ブックレットも、シュライアーの輝かしいキャリアを辿る構成でつづられ、また、本レコーディング・セッションの模様をはじめ、少年時代のシュライアーが伝説のカントル、マウエルスベルガーのピアノを前にリハーサルを受ける姿など、貴重な写真が何点も収められ、興味の尽きないつくりとなっております。なお、歌詞は掲載されておりません。

 ※付属のDVD は PAL 方式で記録されており、DVD 再生が可能な Windows PC や Mac のほか、マルチシステム対応 AV 機器などで再生することが可能です。
 通常の NTSC 方式の DVD プレーヤーや TVでは再生することができません。ご了承のうえお求めくださるようお願いいたします。
 
PH 14018
(2CD)
\5000→\4590
カタログ復活
 ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
  マーラー:歌曲集「子供の不思議な角笛」(全24曲版/世界初録音)

 [CD 1]
  =子供時代と青春時代=
   ・「無駄な骨折り」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
   ・「いたずらな子供をしつけるために」〜若き日の歌(バリトン)
   ・「たくましい想像力」〜若き日の歌(デュエット)
   ・「うぬぼれ」〜若き日の歌(バリトン)
   ・「天上の生活」〜交響曲第4 番第4 楽章(ソプラノ)
  =別離と告別=
   ・「塔の中で迫害されている者の歌」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
   ・「もう会えない」〜若き日の歌(バリトン)
   ・「別離と忌避」〜若き日の歌(ソプラノ)
   ・「シュトラスブルクの砦で」〜若き日の歌(バリトン)
   ・「不幸なときの慰め」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
   ・「終わった!終わった!」〜若き日の歌(デュエット)
 [CD 2]
  =自然より=
   ・「夏の交代」〜若き日の歌(ソプラノ)
   ・「魚に説教するパドヴァの聖アントニウス」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
   ・「ラインの伝説」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
   ・「緑の森を楽しく歩いた」〜若き日の歌(ソプラノ)
   ・「高い知性を讃える」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
   ・「この歌を作ったのは誰?」〜子供の不思議な角笛(ソプラノ)
  =生と死=
   ・「死せる鼓手」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
   ・「トランペットが美しく鳴り亘るところ」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
   ・「歩哨の夜の歌」〜子供の不思議な角笛(デュエット)
   ・「少年鼓手」〜子供の不思議な角笛(バリトン)
   ・「この世の生活」〜子供の不思議な角笛(ソプラノ)
   ・「3人の天使が歌っていた」〜交響曲第3番第5楽章(ソプラノ)
   ・「原光」〜交響曲第2番第4楽章(バリトン)
ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)
イヴァーン・パレイ(バリトン)
シュテファン・マティアス・ラーデマン(ピアノ)
 ダムラウによるマーラーの「子供の不思議な角笛」バリトンとのデュエットのナンバーでも評判、新機軸の名録音がカタログ復活

  録音:2003 年5 & 9 月/ステレオ

 TELOS レーベルでの初出リリース時におおいに話題を集めた、ダムラウらによるマーラーの「子供の不思議な角笛」がProfil よりカタログに復活。
 マーラーの歌曲集「子供の不思議な角笛」といえば通常演奏されるのは12 曲のところ、このアルバムでは、互いに関連を指摘される9 曲の「若き日の歌」と初期交響曲からの3 曲を併せて、全24 曲を作曲者自身によるオリジナル版のピアノ伴奏版で初めて聴くことができます。
 アルバム全体は4 つのパートから成り、「子供時代と青春時代」「別離と告別」「自然より」「生と死」というテーマごとに、内容的に関連性のある曲をまとめているのがユニークな構成といえ、ソプラノ・ソロ、バリトン・ソロのほかに、このアルバムではデュエットのナンバーが6 曲収められています。
 「デュエットを含む角笛」では、ルートヴィヒ&ベリー、シュヴァルツコップ&フィッシャー=ディースカウ、ポップ&ヴァイクル、ポップ& A. シュミット、フェルミリオン&ヴァイクル、イヴェン&ミュラー=ブラッハマン、エルツェ&フォレなどの録音が過去にもありましたが、デュエットを「若き日の歌」のナンバー(「たくましい想像力」「終わった!終わった!」)まで拡げたのは初の試み。
 「ピアノ伴奏による“室内楽的な響き” を追求した」と述べるバリトンのパレイは、「この企画がマーラー本来の意図とは異なることを承知した上で、多くのナンバーでは異なるキャラクターの対話の図式が見出せる」ことや、「すぐれた指揮者であったマーラー自身もまた、ベートーヴェンの交響曲やシューベルトの弦楽四重奏の編曲を手掛けたように、自作にあたらしいアイデアを盛り込もうとしていた」と指摘しています。
 ブックレットには独語歌詞と英語歌詞とが記載されております。
 

PH 15012
(6CD)
特別価格\3600
「フレデリック・ショパン/シンプリー・ザ・ベスト」
 [CD 1]63’15”
  ・ピアノ協奏曲第1 番ホ短調op. 11
    マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)/
    フィルハーモニア管弦楽団/パウル・クレツキ(指揮)
     録音:1960 年4 月20-21日/ロンドン、アビー・ロード第1/スタジオ(セッション・ステレオ/EMI原盤)
  ・ピアノ・ソナタ第1番ハ短調op. 4
    エフゲニー・ムルスキー(ピアノ)
     録音:2011 年9 月/SWR ハノーファー、大ゼンデザール(セッション・デジタル)
 [CD 2]54’42”
  ・ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op. 21
    アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)/シンフォニー・オブ・ジ・エア
    アルフレッド・ウォーレンスタイン(指揮)
     録音:1958年1月20日/ニューヨーク、カーネギー・ホール(セッション・ステレオ/RCA原盤)
 ・ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調op. 35
    エフゲニー・ムルスキー(ピアノ)
     録音:2011 年9 月/SWR ハノーファー、大ゼンデザール(セッション・デジタル)
 [CD 3]67’10”
  ・スケルツォ第1番ロ短調op. 20
  ・スケルツォ第2番変ロ短調op. 31
  ・スケルツォ第3番嬰ハ短調op. 39
  ・スケルツォ第4番ホ長調op. 54
  ・幻想曲ヘ短調op. 49
  ・子守歌 変ニ長調op. 57
  ・舟歌 嬰ヘ長調op. 60
    エフゲニー・ムルスキー(ピアノ)
     録音:2007 年7 月26-28 日/NDR ハノーファー、放送局スタジオ大ホール(セッション・デジタル)
 [CD 4]64’31”
  ・ピアノ・ソナタ第3番ロ短調op. 58
    録音:2011 年9月/SWRハノーファー、大ゼンデザール
  ・ポロネーズ第3番 イ長調op. 40-1「軍隊」
  ・夜想曲第2番変ホ長調 op. 9-2
  ・ワルツ第1番変ホ長調「華麗なる大円舞曲」op.18
  ・ワルツ第6番変ニ長調「子犬」op.64-1
  ・ワルツ イ短調(遺作)  ・ポロネーズ第7番変イ長調op. 61「幻想」
    エフゲニー・ムルスキー(ピアノ)
 [CD 5]66’06”
  ・練習曲集op.10(全曲)
  ・練習曲集op.25(全曲)
  ・3つの新しい練習曲 遺作(ヘ短調/変ニ長調/変イ長調)
    エフゲニー・ムルスキー(ピアノ)
 [CD 6]53’34”
  ・ショパン:歌曲全集(全19曲)[ドイツ語歌唱]
    コンラート・ヤルノット(バリトン) エフゲニー・ムルスキー(ピアノ)
 ショパンの魅力を手軽に楽しめる6枚組

 リマスタリング:フォルカー・リッティングハウス/ステレオ

 5 年に1 度、世界的に最も権威あるコンクールのひとつ、ショパン国際ピアノ・コンクールが2015 年に開催されるのに合わせて、Profil よりリリースされるショパンのセット。
 全6 枚に、ピアノ協奏曲2 曲、3 つのピアノ・ソナタ、エチュード全曲のほか、ピアノ伴奏歌曲19 曲も収められています。
 ふたつの協奏曲は、第1 番に1960 年第6 回同コンクールの覇者マウリツィオ・ポリーニが、コンクール直後に吹き込んだ才気迸る若き日の名演、第2番はショパンと同じポーランド出身で「伝説のショパン弾き」ルービンシュタインによる1958 年のRCA へのセッション録音が選ばれています。
 そのほかのナンバーはすべて、1975 年タシケント生まれのウズベキスタンのピアニスト、エフゲニー・ムルスキーが担当。モスクワ音楽院でレフ・ナウモフ(リュビモフ、カヴリーロフ、コブリンらの師)に師事した後、ステーン=ノックレベルグやハンス・ライグラフにも就いて研鑽を重ねた逸材です。ここでもじっくり歌い込んだ演奏には独特なものがあります。
 なお、ブックレットは各曲のトラックリストおよび演奏家のみの記載となります。

RADIO FRANCE



TEM 316053
\2700→\2490
珍しい楽器オルガナイズド・フォルテピアノの録音
 LES OMBRES HEUREUSES(満ち足りた木陰)
  〜アンシャン・レジーム末期のフランスのオルガニストたち

  (1)クロード・バルバトル(1724-1799):コンチェルト ニ長調
  (2)ミシェル・コレット(1707-1795):5つの小品
  (3)ジャン=ジャック・ボーヴァルレ=シャルパンティエ:フーガIV イ短調
  (4)クロード・バルバトル(1724-1799):6つの小品
  (5)ジャン=ジャック・ボーヴァルレ=シャルパンティエ(1734-1794):
   フーガIII イ短調
  (6)アルマン=ルイ・クープラン(1727-1789):2つの小品
  (7)ジョス=フランソワ=ジョセフ・ブノー(1794 没):4つの小品 ホ短調
  (8)ギョーム・ラショー(1740-1831):奉献式の協奏的交響曲 ト長調
  (9)ミシェル・コレット(1707-1795):グラン・ジュ
オリヴィエ・ボーモン
 [ボルドー、サン=クロワ教会のオルガン/
  1791年セバスチャン・エラール兄弟製の
   オルガナイズド・フォルテピアノ]
 珍しい楽器オルガナイズド・フォルテピアノの録音登場!

 63’31

 アンシャン・レジーム(絶対王政)末期のフランスのオルガン音楽を集めた1 枚。マリー・アントワネットにクラヴサンを指導したバルバトルをはじめ、数多くの教則本を書いたミシェル・コレットなど、18 世紀を中心に活躍したフランスの音楽家たちの作品が収録されています。
 注目なのが、エラール兄弟製のオルガナイズド・フォルテピアノを用いていること。箱型のオルガンのような外見で、フォルテピアノの機能とオルガンの機能両方を備え、フォルテピアノとしてもオルガンとしても、あるいは両方の音色を同時に出すことのできるこの楽器は、18 世紀末のフランスにおける人気サロン楽器のひとつでした。オルガンも、ボルドーの銘器を用いております。




RCO LIVE



RCO 15002
(13CD+1DVD)
\19200→\16990
「マリス・ヤンソンス& ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団/
 ライヴ放送録音集1990-2014」
マリス・ヤンソンス(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
[CD 1] (66’02)
 ・ベルリオーズ:幻想交響曲op. 14 53’12
   録音:1990年4月1日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(NOS/RNW)
 ・ラヴェル:ラ・ヴァルス 12’50
   録音:2007 年2月4日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)

[CD 2] (76’09)
 ・ルトスワフスキ:管弦楽のための協奏曲(1950-54)29’48
   録音:2005 年9月2日/ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(BBC)
 ・チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調op.74「悲愴」 46’21
   録音:2004 年10月31日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)

[CD 3] (78’35)
 ・バルトーク:管弦楽のための協奏曲Sz. 116, BB 127 38’59
   録音:2003 年6月6日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
 ・マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」 81’51
  第1楽章、第2楽章

[CD 4] (76’13)
 ・マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」 81’51
  第3楽章、第4楽章&第5楽章
   録音:2000 年12月7日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO/RNW)
 ・ヒンデミット:ヴェーバーの主題による交響的変容 21’23
   録音:2007 年6月8日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
 ・ペーテル=ヤン・ワーヘマンス(b.1952):Moloch (1999-2000, 2000 改訂) 12’35
   録音:2007 年6月8日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)

[CD 5] (77’09)
 ・R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28 16’07
   録音:2008 年10月24日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
 ・ヴェーベルン:夏風のなかで 16’00
   録音:2008 年5月29日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
 ・ブラームス:交響曲第1番ハ短調op. 68 45’02
   録音:2005 年9月2日/ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(BBC)

[CD 6] (73’08)
 ・シューマン:交響曲第1番変ロ長調op.38「春」 32’30
   録音:2008 年5月23日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
 ・シベリウス:交響曲第1番ホ短調op.39 40’38
   録音:2009 年8月31日/ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール(BBC)

[CD 7] (72’52)
 ・バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽Sz.106, BB 114 29’58
   録音:2010 年9月5日/ベルリン、フィルハーモニー(RBB)
 ・ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」op. 84〜序曲 8’59
   録音:2006 年9月11日/ベルリン、フィルハーモニー(Deutschlandradio Kultur)
 ・ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調op.67「運命」 33’55
   録音:2008 年5月29日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)

[CD 8] (75’30)
 ・シェーンベルク:ワルシャワの生き残りop. 46 7’31
   ベルリン放送合唱団、サイモン・ハルシー(合唱指揮)、セルゲイ・レイフェルクス(語り手)
   録音:2012 年9月4日/ベルリン、フィルハーモニー(RBB)
 ・ムソルグスキー/ショスタコーヴィチ管弦楽編:歌曲集「死の歌と踊り」 21’10
   フェルッチョ・フルラネット(バス)
   録音:2010 年8月25日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
 ・ヤナーチェク:狂詩曲「タラス・ブーリバ」 22’59
   録音:2010 年11月5日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
 ・グバイドゥーリナ:ペスト時の酒宴(2005) 23’50
   録音:2011 年10月21日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)

[CD 9] (77’42)
 ・ストラヴィンスキー:ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ 18’09
   エマニュエル・アックス(ピアノ)
   録音:2011年10月21日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
 ・ヴァレーズ:アメリカ 25’20
   録音:2011年10月21日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
 ・メシアン:聖体秘蹟への賛歌(1932) 13’25
   録音:2008 年9月5日/ベルリン、フィルハーモニー(RBB)
 ・ストラヴィンスキー:詩篇交響曲 20’48
   ベルリン放送合唱団、サイモン・ハルシー(合唱指揮)
   録音:2012 年9月4日/ベルリン、フィルハーモニー(RBB)

[CD 10] (77’02)
 ・ロッシーニ:「どろぼうかささぎ」序曲 1010
   録音:2014年9月21日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
 ・ベリオ:管弦楽のための4つの奉献曲(1978-1989) 11’41
   録音:2010 年9月5日/ベルリン、フィルハーモニー(RBB)
 ・プーランク:オルガン協奏曲 24’39
   レオ・ファン・ドゥセラール(オルガン)
   録音:2008年8月28日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
 ・ルイ・アンドリーセン(b.1939):ミステリエン[Version No. 1] (2013)
   世界初演 30’32
   録音:2013年11月3日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)

[CD 11] (78’18)
 ・R.シュトラウス:交響詩「死と浄化」op.24 23’09
   録音:2013年1月24日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
 ・ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調op.27[完全全曲版]55’09
   録音:2010年1月31日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)

[CD 12] (76’15)
 ・ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死 18’48
   録音:2011 年2月4日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
 ・ブルックナー:交響曲第3番ニ短調WAB.103[1889年第3稿・ノヴァーク版]57’27
   録音:2008 年9月5日/ベルリン、フィルハーモニー(RBB)

[CD 13] (70’18)
 ・マルチヌー:ヴァイオリン協奏曲第2番H 293(1943)26’55
   フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン)
   録音:2010年12月23日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
 ・プロコフィエフ:交響曲第5 番変ロ長調op. 100 43’23
   録音:2014年9月21日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)

[DVD] (65’01)
 ・マーラー:交響曲第4 番ト長調
   アンナ・プロハスカ(ソプラノ)
   収録:2014年12月25日/アムステルダム、コンセルトヘボウ(AVRO)
   監督:ヨースト・ホンセラール、照明:パスカル・ネイバー
   編集 & ポスト・プロダクション: Castus culture*music*media
   画面:カラー、NTSC、16 : 9、字幕:無、NTSC、Region All
 マリス・ヤンソンス首席指揮者勇退記念リリース、コンセルトヘボウ管との充実の日々を極上ライヴで辿るボックス、プロハスカ独唱、マーラーの第4交響曲ライヴ映像、ラフマニノフの第2 交響曲、シューマンの「春」など注目演奏が満載

 ステレオ

 2004 年9 月から2015 年3 月までの10 年半に亘り、コンセルトヘボウ管の首席指揮者を務めたマリス・ヤンソンスの未発表のライヴ録音を集めたボックスセットが登場。
 CD13 枚とDVD1 枚に作曲家30 名全35 作品というボリューム満点の構成は、最初に、ヤンソンスが首席指揮者就任以前の1990 年4 月収録で、ちょうどこの翌年にEMI へおこなったコンセルトヘボウ管との初録音曲でもあったベルリオーズの「幻想交響曲」に始まり、最後が2014 年12 月25 日にコンセルトヘボウで収録されたライヴ映像で、話題のコロラトゥーラ・ソプラノ、アンナ・プロハスカをソリストに迎えたマーラーの「交響曲第4 番」となっています。
 ヤンソンスは同曲異演盤の多いことで知られますが、これが3 種目の録音となるラフマニノフの「第2 交響曲」をはじめ、プロコフィエフの「第5 交響曲」、ベートーヴェンの「運命」、バルトークの「管弦楽のための協奏曲」といった人気のプログラムも、この顔合せでぜひとも聴きたかったものです。
 もちろん、上記マーラーの「第4 交響曲」をはじめ、シューマンの「第1 交響曲」やストラヴィンスキーの「詩篇交響曲」など、ヤンソンスにとって初のレパートリーが数多く収録されているのも見逃せません。
 また、収録場所はアムステルダムのコンセルトヘボウに加えて、ベルリンのフィルハーモニーでのブルックナーの「第3 交響曲」、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにおけるブラームスとシベリウスの「交響曲第1 番」ほか、条件の異なる演奏が含まれており、響きの傾向の違いも興味深いポイントといえそうです。
 極上のオーケストラ・サウンドに仕上げる手腕にかけては当代きっての巨匠が、「ビロードの弦」と「黄金のブラス」に譬えられる名門楽団を指揮した充実のドキュメント。実演での評判の高さに比して、当コンビによるリリース点数はけっして多いとはいえなかっただけに、これまでの不満を一気に解消してくれる、途轍もなく豪華な内容といえます。

SUPRAPHON



SU 4184
\2300→\2090
モーツァルトに影響を与えたJ.A.ベンダの魅惑的な音楽
 イジー・アントニーン・ベンダ(1722-95):
  (1)クラヴィア・ソナタ ヘ長調
  (2)Mit Lauretten, seiner Freude (3)ソナチネ 変ロ長調
  (4)Du,kleine, Blondine bezauberst ja schon (5)ソナチネ ヘ長調
  (6)Mir Armen, den des Fiebers Kraft (7)ソナチネ ニ長調
  (8)Hapft,ihr wollenreichen Herden
  (9)ヴァイオリン・ソナタ ト長調
  (10)Mein Geliebter hat versprochen (11)ソナチネ ト短調
  (12)Romanze:Ein Madchen,das auf Ehre hielt
  (13)ソナタ ハ短調 (14)Ich liebte nur Ismenen
  (15)ソナチネ ハ長調
  (16)Heraklit,gleich stumpfen Greisen (17)ソナタ ヘ長調

エディタ・ケグレロヴァー(チェンバロ)
(2)(4)(6)(8)(10)(12)(14)(16)
 イヴァナ・ビレイ・ブロウコヴァー
  (ソプラノ)
ヘレナ・ゼマノヴァー(ヴァイオリン)
ハナ・フレコヴァー、
 マレク・シュトリンツル(チェロ)

 セッション録音:2013 年5 月、2014 年6 月/チェコ、フラデツ・クラーロヴェー、イチーン城/DDD、77’05”

 このアルバムはイジー・アントニーン・ベンダ(ドイツ名:ゲオルク・アントン・ベンダ)によるソナタ、ソナチネ、声楽曲集です。
 音楽一家に生まれのベンダは一時兄とともにプロイセンのフリードリヒ大王の宮廷ヴァイオリニストを務めましたが、のちにゴータの宮廷楽長になりました。歌劇、声楽曲、器楽曲と様々なジャンルに作品を残しました。魅惑的で印象的な旋律を伴う作品はあのモーツァルトをも魅了し、大きな影響を与えたとも言われております。
 チェンバロのエディタ・ケグレロヴァーはチェコの優れた音楽家たちの才能を結集し、1982年に結成された正統派バロック・アンサンブルのプラハ・バロック合奏団のメンバーとしても来日し好評を博しました。また、マレク・シュトリンツルはムジカ・フロレアの指揮者としても著名で抜群のアンサンブルを聴かせてくれます。



 

THE CHOIR OF KING’S COLLEGE



KGS 0004
(SACD HYBRID)
\2100→\1890
英国教会聖歌集
 1. Hear my words, ye people
  (サー・チャールズ・フーバー・ヘイスティングス・パリー)
 2. O for a closer walk with God
  (サー・チャールズ・ヴィラーズ・スタンフォード)
 3. Blessed city, heavenly Salem
  (サー・エドワード・クスバート・ベアストウ)
 4. Jesu, grant me this I pray(パーシー・ウィリアム・ホワイトロック)
 5. Seven Chorale Preludes, Set 2 No 5 ‘Eventide’
  ( サー・チャールズ・フーバー・ヘイスティングス・パリー)
 6. O sons and daughters(サー・ヘンリー・ウォルフォード・デイヴィス)
 7. O what their joy and their glory must be
  (サー・ウィリアム・ヘンリー・ハリス)
 8. Three Preludes (Founded on Welsh Hymn Tunes)
  II. Rhosymedre(ヴォーン・ウィリアムズ)
 9. Vexilla Regis(ジョン・ニコルソン・アイルランド)
 10. Three Songs of Praise I. Prais(サー・ジョージ・ダイソン)
 11. God omnipotent reigneth(チャールズ・ウッド)
 12. Lord, Thou hast been our refuge( ヴォーン・ウィリアムズ)
スティーヴン・クレオベリー(指揮)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団
アリソン・バルサム(トランペット)
パーカー・ラムゼイ、
ダグラス・タン(オルガン)
 キングズ・カレッジ合唱団、英国の聖歌を歌う

 録音:2013 年7 月、キングズ・カレッジ聖堂(ケンブリッジ)

 キングズ・カレッジ聖堂の晩祷で歌われる聖歌を集めた1 枚。心が洗われるような美しさと神々しさの1 枚です。

TYXART


TXA 14046
\2600
ヘルマン・ツィルヒャー(1881-1948):合唱作品集
 ドイツ民謡集op.32、キーム湖(三重奏曲)op.46、
 目覚めよop.67、遠くから歌が聞こえるop.68
ヴュルツブルク・モンテヴェルディ室内合唱団
ゾフィー・ワグナー(ソプラノ)
ウルリケ・メイヤー(アルト)
マルクス・シェーファー(テノール)
コンラート・ヤルノート(バス)
ライニルト・メース(ピアノ)
マティアス・ベッケルト(指揮)
 録音:2013 年4 月ヴュルツブルク/74’43

 ヘルマン・ツィルヒャーはドイツの作曲家・ピアニスト・指揮者で、ミュンヘン・アカデミーやヴュルツブルクなどを中心に教育家としても活躍。地元の合唱団による合唱作品集。
 彼の作風は、前衛的な響きではなく、シューマンやブラームスの流れをくんだ流麗な音楽。
 

TXA 14041
\2600
フェルディナント・ブルックマン(1930-):室内楽作品集 カヤコ・ブルックマン(ヴァイオリン)
ルネ・ベルマン(チェロ)
ミヒャエル・クリュッカー(ピアノ)
ハインツ・ワルター・フローリン(ピアノ)
 67’05

 フランク・マルタンの弟子、フェルディナント・ブルックマンの室内楽作品集。全音音階を思わせる独特の音階や和声と旋律の多様性を模索した作風。
 フェルディナント・ブルックマンは1964-1968 年まで大阪音楽大学のピアノ専任教授として招かれていた経験もあり、ピアニストの藤本葉子と結婚しています。彼らの娘はリューベック・フィルハーモニック・オーケストラでヴァイオリンを演奏しており、このアルバムにも参加しているカヤコ・ブルックマン。

WAON RECORDS

WAONCD 300
\2400
本村睦幸が無伴奏リコーダーで紡ぐ多彩な世界
 テレマン(1681-1767):
  12の無伴奏ファンタジア TWV 40:2-13(ハンブルク1731年末)
   第1番 イ長調、第2番 イ短調、第3番 ロ短調、
   第4番 変ロ長調、第5番 ハ長調、第6番 ニ短調、
   第7番 ニ長調、第8番 ホ短調、第9番 ホ長調、
   第10番 嬰ヘ短調、第11番 ト長調、第12番 ト短調
本村睦幸(リコーダー)
 録音:2014年10月8-10日、神奈川県立相模湖交流センター[5,6447MHz DSD Recording& 192kHz 24bit Editing/ 改良型金田指揮無指向性DC マイク 2013年 毛利忠晴製作]

 ——前回の録音「無伴奏リコーダー600 年の旅」を作ったときにも、当然のように、テレマンの無伴奏ファンタジアの1 曲を加えるつもりでいました。言うまでもなく、これらのファンタジアは、無伴奏旋律楽器のための最重要なレパートリーのうちでも珠玉のものだからです。しかし、そう思って12 のファンタジアを隈なく譜読みするうちに、これはこの全曲を収録した録音を改めて作るほかないと考え始めました。それぞれのファンタジアが、短いながら、プレリュードとフーガ、ソナタ、序曲、コンチェルトのエッセンスを凝縮したような、独自の魅力を放っています。各曲の最後にある気楽な舞曲楽章でさえ、どれも驚くほど異なる性格を持っています。一本の旋律線だけで、どれだけ多彩な表現ができるか、その広がりこそがこの曲集の最大の魅力と言ってよいでしょう。——本村睦幸(ライナーノーツより)

 本村睦幸について
 本村睦幸は、アムステルダムでワルター・ファン・ハウエとジャネット・ファン・ウィンガーデンに師事した後、90 年代にオランダを拠点とした活動を続け、2001 年に帰国した。アンサンブル〈ルストホッファース〉などを経て、現在は東京を中心にレパートリーを網羅的に取り上げるリサイタルシリーズを展開しているほか、アンサンブルのための現代作品の委嘱初演など、リコーダー音楽の世界を広げる活動が注目されている。前作≪無伴奏リコーダー600 年の旅≫では、中世から現代音楽に至るまでの様々な様式に対する深い洞察と圧倒的テクニックで、リコーダー1 本だけでの演奏がどれだけ多彩であるかを聴かせたが、今回のこの録音では、後期バロックの時点でテレマンが提示した無伴奏音楽の可能性を遺憾なく表現しきっている。リコーダー特性を十二分に活かして、現代の管楽器からは得られない表現を追求してきた本村ならではの演奏といえるだろう。(ライナーノーツより)



 
WAONCD 280
(CD)
特別価格\2700
花影の小径 堤聡子(ピアノ)× 才村昌子(銅版画)の世界
 1-9. ロベルト・シューマン:森の情景 (1849)
  〔1.森の入口 2.待ち伏せする狩人 3.孤独な花 4.呪われた場処
   5.心地のよい風景 6.旅籠屋 7.予言の鳥 8.狩の歌 9.別れ〕
 10. フレデリック・ショパン:バラード 第2番 (1839)
 11. モーリス・ラヴェル:悲しみの鳥 (1905)
 12-13. 平野一郎:二つの海景 (2004-2011)
  ♀. 祈りの浜 ♂. 怒れる海民の夜
 14. クララ・シューマン:ロマンス (1836)
 15. フレデリック・ショパン:バラード 第3番 (1841)
 16. エルネスト・ショーソン[平野一郎編]:リラの花咲く頃 (1886)
堤聡子(ピアノ)
 花と女性にまつわる音楽、そして日本古来の伝承音楽に喚起された新作、ピアノと銅版画が織りなす世界

 企画監修:平野一郎
 録音:2013 年7 月17-19 日 石川県津幡町文化会館シグナスホール 2.8224MHz DSD DC-mic

 「花と女性をモチーフとする才村昌子さんの銅版画のコンセプトに響き合いつつ、それ自体もまた香りや気配に満ちた密やかな世界」(堤聡子)を持つ作品が並んだディスク。
 ロマン主義全盛期を生きたショパン、シューマン、そしてクララ・シューマンから、ラヴェル、ショーソン、そして日本の作曲家、平野一郎の作品が収録されています。
 ピアニストの堤は、京都市立芸術大学音楽学部卒業後、ソロ・室内楽での活動の他、作曲家とのコラボレーションをはじめ、新作の初演等にも継続的に取り組んでいます。
 銅版画の才村昌子は、書籍の装画、新聞連載、CD ジャケット、美術館展覧会リーフレットなど、幅広い芸術表現分野において視覚表現を手がけています。このディスクでも、ジャケットだけでなく、ブックレットの中に挿入された彼女の版画から、ピアノの調べと相俟った物語を見ることができます。
 作曲の平野一郎は、京都府出身。現実と幻想、現代と太古を融け合わせ、忘れられた伝説や異界の音風景を今に蘇らせつつ、多彩な音楽世界を拓いています。
 ここに収録されている「二つの海景」は、佛教行事、神道祭式にゆかりのある、信仰と伝承音楽に喚起された作品です。




WERGO


WER 5111
\2500
エンヨット・シュナイダー(b.1950):China meets Europe
 ・変化〜笙とオーケストラのための協奏曲【1. 雷 2. 水 3. 湖】
 ・中国の四季〜
  アルト、笙とオーケストラのための交響曲第3番
   【1. 夏 2. 秋 3. 冬 4. 春】
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(アルト)
ウー・ウェイ(中国笙)
シンシャオ・リ(指揮)
ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管
 ドイツの現代音楽シーンをけん引するシュナイダー作品、中国笙の第一人者が演奏、カサロヴァのソロも聴きもの!

 録音:2014 年4 月

 エンヨット・シュナイダーは、1950 年ドイツ生まれの作曲家。哲学の博士号も取得しています。非常に多作で宗教音楽から映画音楽まで、手掛けるジャンルは実に広大です。
 シュナイダー作品の多くは、音楽史上よく知られた作品や、作曲家の作曲スタイルの傾向を引用し、それらを「変容」させることによって、伝統に対する新しい創造的な答えを示しています。今回は中国の自然をテーマに、雄大な世界を展開。
 1 作品目の「変化」は、中国笙とオーケストラのための作品。中国笙は、37 本の竹管から成る笙(日本の雅楽などで用いられる笙は17 本の竹管)。
 中国笙を奏でるウー・ウェイは、中国笙の第一人者で、チン・ウンスクも彼のために笙の作品を書いているほどです。2 作品目の「中国の四季」も、中国の広大な大地を想起させる雰囲気の作品。カサロヴァの独唱も聴きものです。


 

WER 7322
\2500
マーク・アンドレ:…auf…〜大オーケストラのための3部作
 1. …auf…1(オーケストラのための)
 2. …auf…2(オーケストラのための)
 3. …auf…3(オーケストラと電子ライヴのための)
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
バーデン=バーデン・フライブルクSWR 交響楽団
SWR 実験スタジオ、フライブルク
 マーク・アンドレによる大規模オーケストラ作品、カンブルランの鮮やかな采配!

 録音:2009 年

 マーク・アンドレの作品。アンドレは1964 年フランスに生まれ、その後ドイツで活躍している作曲家。パリでクロード・バリフやジェラール・グリゼーに師事、ドイツではラッヘンマンに師事しています。
 このディスクに収録されている「…auf…」シリーズは、2009 年3 月28 日、ベルリン・フィルハーモニーにて、カンブルラン指揮、バーデン=バーデン・フライブルクSWR 交響楽団とSWR 実験スタジオ(フライブルク)によって初演されました。
 非常に大掛かりな陣容の作品で、木管楽器パートは各4 名(イングリッシュ・ホルン、バス・クラリネット、コントラファゴットも4 名)、金管も、トランペット、トロンボーン、チューバまでも4 名という作品です。
 さらに、…auf…3 になると、この編成に、聴衆を取り囲むようにして6 名の打楽器奏者と電子音を流すスピーカーが加わるといいます。ヴァイオリンを筆頭にすべての楽器は舞台上で対称的に配置され、ステレオ効果抜群の音世界が作り出されます。
 

WER 7310
\2500
デトレフ・ミュラー=ジーメンス(b.1957):TRACES(痕跡)
 1. 弦楽三重奏曲
 2. 遠い痕跡
 3. ・・・夕暮れを呼ぶ
 4. 失われた痕跡
バーゼル・モンドリアン・アンサンブル
 リゲティの弟子、ミュラー=ジーメンスがリゲティの思いでにささげた室内楽作品集

 録音:2013 年5 月

 1957 年生まれのミュラー=ジーメンスが、2002 年から2009 年にかけて作曲した室内岳作品をまとめたもの。「遠い痕跡」と「・・・夕暮れを呼ぶ」はリゲティの思い出にささげられた作品です。
 

WER 2074
\2500
Enlarge Your Sax 〜サックスと電子音のための作品集
 ホアン・カミロ・エルナンデス・サンチェス:炎のメデューサ
 アゴスティーノ・ディ・シピオ:干渉する旋法第2番
 ベルント・シュルテシス:成層
 トム・マイス:よく調律されたパッチII
 フィヴォス=アンゲロス・コリアス:真実の物語
 パウロ・フェレイラ・ロペス:Tres pecas do livro da escuridao
 アルトゥーロ・フエンテス:Plexes
ペドロ・ビッテンクール
 (サックス/ソプラノ、
  アルト、テナー、バリトン)
 あなたのサックス、増幅します

 録音:2007-2013年

 サックスとエレクトロニクスのための作品集。リオ・デ・ジャネイロ出身の名手ビッテンクールが、様々なサックスを自在に持ち替えて不思議な世界を展開しています。
 
WER 6412
(2CD)
\3800→\3490
ヨハネス・ボリス・ボロフスキ(b.1979):作品集
 [CD1]
  ・ファゴット協奏曲(2012/13)
    パスカル・ガロワ(ファゴット)
    アンサンブル・アンテルコンタンポラン
     録音:2014 年4 月14 日
  ・Wandlung(2009/ 2014改訂)(6人の器楽奏者のための)
    アンサンブル・アヴァンチュール/録音:2014 年5 月23 日
 [CD2]
  ・ピアノ協奏曲(2010/11)
    フロラン・ボファール(ピアノ)
    ベルリン・ドイツ交響楽団 マヌエル・ナウリ(指揮)
     録音:2013 年11 月12-14 日
  ・Chergui(2012)
    アンサンブル・インターフェイス/録音:2013 年11 月28 日
 ボロフスキ作品集。高度な集中のピアノ協奏曲、フロラン・ボファールの音色が冴える

 1979 年ドイツ生まれのボロフスキ作品集。ハンスペーター・キブルツ、マルコ・ストロッパらに師事、2003 年ハンス・アイスラー賞受賞、2009 年にはブーレーズ&シカゴ響によるMusicNOW シリーズの委嘱を受けるなど、若くして世界的に認められている作曲家です。
 ピアノ協奏曲でソロを務めるのはフロラン・ボファール。彼は、イザベル・ファウストとのフォーレのヴァイオリン・ソナタの録音などでも素晴らしい演奏を聴かせた名手です。宇宙の星を思わせる、きらめくような高音から、ジャズ的な要素を感じさせるリズムまで、ボファールの名技を堪能できます。
 

WER 6861
\2500
GRAFFITI
 チン・ウンスク:GRAFFITI(壁画)(大きなアンサンブルのための)
 オルガ・ノイヴィルト:
  …milamondo multiplo…(トランペットとアンサンブルのための編曲版)
 サン・ラ:OUTER NOTHINGNESS(サックスとアンサンブルのための編曲版)
 サン・ラ:プレイアデス(サックスとアンサンブルのための編曲版)
アンサンブル・ムジーク・ファブリーク
 チン・ウンスクからサン・ラまでムジーク・ファブリークの妙技で聴く

 録音:2008-2013 年

 チン・ウンスクの作品は、非常にスリリング。ノイヴィルトの作品では、ヘンデルとマイルス・デイヴィスが握手をしているよう。サン・ラの作品には独特のエネルギーが満ちています。
 
WER 7315
\2500
ゲルハルト・シュテープラー(b.1949):作品集
 1. ギリギリの限界に関する音楽的エッセイ(2001)
 2. HEISS(! 熱い!)(1988)
 3. 窓(1983)
 4. TAP(1998)
 5. しかし・・・(2009)
ドミニク・ズステック(オルガン)
 もはやオルガンを越えた音楽、おそろしいまでの轟音の嵐

 録音:2014 年1 月/ケルン、聖ペーター教会

 オルガンを愛してやまない作曲家、シュテープラーによる5 つのオルガン曲を収録。
 シュテープラーは多作な作曲家ですが、小学生のころから魅かれていたオルガンのための作品は、このCD に収録された5 曲のみ。あまりに好きで思い入れが強くなりすぎてしまうため、まだ5 曲しか作曲できていないということです。
 どれも、オルガンを熟知し、ノイズのような音から微小な音色、地響きのようにパイプを轟かせるような音まで聴きどころ満載。
 演奏するのはリゲティやシュトックハウゼンの作品などでも秀演を披露しているズステック。驚くべき迫力で、不思議な説得力に満ちています。
 

WER 7321
\2500
シャルロッテ・ザイトヘル(b.1965):作品集
 champleve/cry/gran passo/
 playing both ends towards the middle/
 merging strain/equal ways of difference
エロール=クラヴィーア・トリオ
 妄想の世界の音化を図る女性作曲家ザイトヘルの作品集

 録音:2013 年10 月17-20 日

 自らの作品について、「妄想の世界を音にしてあらわしたもの」と述べるザイトヘルの作品集。

WIGMORE HALL LIVE



WHLIVE 0072
(CD)
\1500→\1390
名伴奏者ジェフリー・パーソンズ没後20周年、
 ホルツマイアーとの水車小屋の娘

  シューベルト:歌曲集「美しき水車小屋の娘」
ヴォルフガング・ホルツマイアー(バリトン)
ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
 名伴奏者ジェフリー・パーソンズ没後20周年、1994年ウィグモアホール・ライヴ!ホルツマイアーとの水車小屋の娘

 録音:1994 年11 月4 日ウィグモアホール、ロンドン、ライヴ(BBC)/68' 00"

 名伴奏者として多くの歌手から絶大なる信頼を得ていたピアニストのジェフリー・パーソンズ(1929-1995)。
 2015 年は彼の没後20 年であり、このディスクは彼の偉大なる功績をたたえて発売されたアルバムです。1994 年11 月にウィグモアホールで行われたライヴ。共演はホルツマイアー。ホルツマイアーも1989 年にウィグモアホールにデビューして以来、世界的な名声を得てきた現代の名バリトンです。歌い手、弾き手ともにテキストを慎重に読み込んで、聴き馴染んだ名曲の素晴らしさを再認識させるような、新鮮な感動を与えてくれます。
 

WHLIVE 0071
(CD)
\1500
ブリテン&シューベルト/ロビン・トリッシュラー
 ブリテン:
  ヘルダーリンの6つの断章Op.61
   【人類の賛同/ 故郷/ ソクラテスとアルキビアデス/
    若者/人生のなかば/人生の輪郭】、
  トマス・ムーア詩によるアイルランド民謡集「民謡編曲集」第4巻より
   【しんとした夜にはよく/ 吟遊詩人の少年/
    真夜中に/Rich and rare/ 夏の名残のばら】
 シューベルト:
  なんと激しく流れる泉よ D874/春にD882/戸外にてD880/
  月に寄せるさすらい人の歌D870/セレナーデD889/
  シルヴィアにD891/ 酒の歌D888(アンコール)
ロビン・トリッシュラー(テノール)
イアン・バーンサイド(ピアノ)
 アイルランドの注目のテノールが歌うブリテン

 録音:2014 年1 月11 日ウィグモアホール、ロンドン、ライヴ/47' 00"

 アイルランド出身のテノール歌手ロビン・トリッシュラー。ウィグモアモール国際声楽コンクール優勝。アイルランド王立音楽アカデミー、ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックで学ぶ。BBC の新世代アーティストにも選出され、ヨーロッパ各地のコンサートホールでも演奏、いま最も注目を集めているテノール歌手です。現在ウィグモアホールのレギュラー・ゲスト・アーティストとして度々出演しています。
 ここでは、ブリテンとシューベルトの歌曲を聴かせています。アイルランドの国民的詩人トマス・ムーアが既存の民謡を元に作り上げた「アイルランド民謡集」を素材としてブリテンが作曲した民謡編曲集。
 日本でも馴染みのある「庭の千草(夏の名残のばら)」も収録されています。咲き残ったバラの花をわが身に置き換えていとおしむ、切ない歌ですが、トリッシュラーの美声で清々しく歌われます。
 

WHLIVE 0070
(CD)
\1500
ブラームス&シューベルト/シトコヴェツキー・トリオ
 ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101
 シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D929
シトコヴェツキー・トリオ
アレクサンドル・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)
レオナルト・エルシェンブロイヒ(チェロ)
ウー・チェン(ピアノ)
 若手有望株トリオ、シトコヴェツキー・トリオ

 録音:2013 年9 月19 日ウィグモアホール、ロンドン、ライヴ/69' 00"

 シトコヴェツキー・トリオはユーディ・メニューイン音楽学校で知り合った3 人によるトリオ。現在ヨーロッパを中心に若手有望株として注目され、すでにスウェーデンのBIS よりアルバムをリリースしています。
 この演奏会はウィグモアホールが参加している若手演奏家のための支援プログラムの一貫として行われました。1886 年に作曲されたブラームスのピアノ三重奏曲第3 番。情熱的なメロディが印象的な作品で、3 人の高揚感が伝わる演奏です。そしてシューベルトが晩年に残したピアノ三重奏曲から第2 番。叙情的なメロディが次から次と流れ出て、聴く者に孤独感と絶望感を感じさせる傑作です。



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