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≪第82号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2015/6/30〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像


 



7/3(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HMF

HMC 902207
(2CD)
\4000→\3690
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集op.18
  [CD1]
  ・弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 op.18-3
  ・弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 op.18-1
  ・弦楽四重奏曲第2番 ト長調 op.18-2
  [CD2]
  ・弦楽四重奏曲第4番 ハ短調 op.18-4
  ・弦楽四重奏曲第5番 イ長調 op.18-5
  ・弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調 op.18-6
エルサレム弦楽四重奏団
 〔アレクサンドル・パヴロフスキ(1st Vn)、
  セルゲイ・ブレスラー(2nd Vn)、
  オリ・カム(Vla)、キリル・ズロトニコフ(Vc)〕
 このうえなくエレガント、エルサレム弦楽四重奏団によるベートーヴェン作品18

 録音:2014年12 月

 2015 年6 月に約10 年ぶりに再来日し、そのエレガントなスタイルで聴衆を魅了したエルサレム弦楽四重奏団。1993 年に創立、96 年にデビュー、2011 年録音以降ヴィオラメンバーの交代がありましたが、ヨーロッパを中心にその活動はますます充実をみせており、まさに「弦の国」イスラエルが世界に誇る完全無欠のアンサンブルの感が強くなっています。
 今は様々なタイプの弦楽四重奏団がありますが、彼らの演奏スタイルは非常に美しくバランスも整った、いわゆる正統派に属するといえるでしょう。そんな彼らによるベートーヴェンは、各パートが見事に調和しており、きわめて流麗。もちろん激しい感情が顔をのぞかせるところもありますが、美しい音色とバランスが損なわれることはなく、充実の演奏を聴かせています。
 
HMU 907649
\2700
AMERICANO
 ・ペドロ・エリアス=グティエレス:アルマ・ジャネーラ
 ・ヴィラ=ロボス:プレリュード第1番&第3番
 ・アントニオ・ラウロ:
  ヴェネズエラ風ワルツ第2番、seis por derecho(6歩まっすぐに)
 ・ジョアン・ペルナンブコ:鐘の音
 ・ローラン・ディアンス:タンゴ・アン・スカイ
 ・ルイス・ボンファ:ウォーキング・イン・リオ
 ・アグスティン・バリオス=マンゴレ:パラグアイ風ダンス第1番、森に夢見る
 ・ジョン・ウィリアムズ:ROUNDS(*世界初録音)
 ・アグスティン・ララ:グラナダ
 ・バーンスタイン:
  すてきな気持ち(I feel pretty)、マリア、アメリカ〔ウェスト・サイド物語〕
 ・伝統曲:
  ディア・オールド・ディキシー、カンザス・シティ・キティ、big eared mule
パブロ・ヴィルガス(ギター)
 優秀録音「ザ・ソウル・オブ・スパニッシュ・ギター」パブロ・ヴィルガス、ハルモニアムンディ・デビュー!情熱の名曲勢ぞろい!

 録音:2014年3月25,26,27日

 「ザ・ソウル・オブ・スパニッシュ・ギター」と世界が絶賛するギター奏者パブロ・ヴィルガスのハルモニアムンディ・デビュー盤の登場。ドミンゴも歌うことがあるサルスエラの名曲「アルマ・ジャネーラ」に始まり、ウェスト・サイド物語なども盛り込まれた魅惑のプログラム。広大なアメリカ大陸の様々な場所の旅へといざなってくれます。
 繊細なブラジル音楽、ノスタルジックなタンゴ、世界初録音のジョン・ウィリアムズの深い感情など、様々な色彩をもつ作品を、ヴィルガスは抜群に安定したテクニックで、変幻自在に奏でています。







IDIS〜VERMEER〜


VERMEER 40003
\2000
ハープによるロッシーニ
 ロッシーニ/ボクサ:「セビリアの理髪師」より「そっと静かに」によるロンド
 ロッシーニ:アレグレット
 ロッシーニ:ソナタ
 ラバール:「ウィリアム・テル」による幻想曲Op.44
 ラバール:「コリントの包囲」による幻想曲と変奏Op.25
 ラバール:「音楽の夜会」による幻想曲Op.75
パオラ・ペルッチ(ハープ)
 録音:2014年8月27日サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会、ペサロ/45’18

 イタリアのハープ奏者パオラ・ペルッチによるアルバム。ロッシーニのハープ曲、そしてロッシーニのオペラの主題を用いたボクサとラバールのハープ作品を収録しています。
 ニコラ・シャルル・ボクサとテオドール・ラバールはフランスのハープ奏者であり作曲家。ボクサはハープをナーデルマンとマラン学び、ハープ奏者としては技巧と表現力の多彩さで名声を博し、作曲家としてもハープの新しい可能性を追求した作風でフランス・ハープ界の発展に大きく貢献しました。またそのボクサにラバールは師事、大胆で華やかな作品を生み出しました。
 


VERMEER 40005
\2000→\1890
ナポレオン時代のホルンとハープのための作品集
 ボワエルデュー: ハープ伴奏によるホルンソロ
 ナーデルマン/ デュヴェルノワ:夜想曲I
 ナーデルマン:ソナチネII
 デュヴェルノワ:夜想曲II
 クルンプホルツ:ハープ・ソナタ Op.13-6
 パイジェッロ:アンダンテ
 スポンティーニ:「ヴェスタの巫女」〜アリアとバレエ
パオラ・ペルッチ(エラール・ハープ)
ルカ・デルプリオリ(ナチュラル・ホルン)
 録音:2011年5月7-8日サンタ・マリア教会、カステッラレッタ/57’39

 ナポレオン時代のホルンとハープのための作品をエラール社のハープとナチュラル・ホルンで演奏したアルバム。ナポレオンにも高く評価されていた名ホルン奏者デュヴェルノワとマリー・アントワネットのハープも製作していたハープ奏者ナーデルマンの作品を中心に、皇帝ナポレオンの妃ジョセフィーヌがラ・マルメゾン宮廷で毎週開催した音楽会のような、優雅で甘美な宮廷音楽に彩られたサロンで聴いているかのようなアルバムです。
 

VERMEER 40004
\2000
宗教的歌曲集
 C.P.E.バッハ:ゲレルトの詩による14の宗教的頌歌と歌曲集
 ベートーヴェン:ゲレルトの詩による6つの宗教的な歌Op.48
 シューベルト:
  ノヴァーリスの詩による5つの宗教的歌曲集D658/662、
  夜の賛歌D687, 湖上にてD543, 汝らに平安あれD551
ラウラ・ファブリス(ソプラノ)
カルロ・マッツォーリ(フォルテピアノ)
 フォルテピアノ:1830年製フェルディナンド・コメレット/1987年複製、da Andra Gori
 72’49

 ドイツの詩人クリスティアン・フュルヒテゴット・ゲレルトのテキストによるC.P.E. バッハ、ベートーヴェン、シューベルトの宗教的歌曲集。プロテスタントとして神との結びつきを歌った頌歌と歌曲は当時多くの人々に受け入れられました。




CONTINUUM


CCD 1040
\2500
ベスト・オブ・ブリティッシュ
 ブリッジ:ピアノ・ソナタ*
 ランバート:ピアノ・ソナタ**
 ライゼンシュタイン:ピアノ・ソナタ第2番 Op.40***
ピーター・ジェイコブ(ピアノ)*
ジョン・マッケイブ(ピアノ)**
フィリップ・マーティン(ピアノ)***
 20世紀イギリスの作曲家、フランク・ブリッジ(1879−1941)と同世代の、コンスタント・ランバート(1905−1951)、フランツ・ライゼンシュタイン(1911−1968)のピアノ・ソナタ集。ピーター・ジェイコブ、ジョン・マッケイブ、フィリップ・マーティンの名ピアニストたちによる洗練された演奏で。

 1989年***、1990年*、1991年**の録音。
 
CCD 1044
\2500
デイル:ピアノ作品集
 ピアノ・ソナタ ニ短調
 即興曲 《ナイト・ファンシーズ》
 プルーネラ
ピーター・ジェイコブ(ピアノ)
 ヨーク・ボーウェン(1884−1961)やアーノルドバックス(1883−1953)と同世代の作曲家、ベンジャミン・デイル(1885−1943)の代表作「ピアノ・ソナタ」を収録したピアノ作品集。近代イギリスの知られざる傑作を、シャミナードのピアノ作品集(Helios)など知られざる作品の発掘と再興のスペシャリスト、ピーター・ジェイコブが弾く。

 1991年12月10日−12日の録音。


.

IBS CLASSICAL

IBS-82014
\2500→\2290
ヒスパニア交響楽団!アランフェス
 ロドリーゴ:アランフェス協奏曲
 アリアーガ:大管弦楽のための交響曲、
         序曲《幸福な奴隷たち》
ホアキン・クレルチ(ギター)
エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)
ヒスパニア交響楽団
 フィスクの弟子、ホアキン・クレルチが弾く!!ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」!!

 スペインの作曲家、ホアキン・ロドリーゴ(1901ー1999)とホアン・クリソストモ・デ・アリアーガ(1806−1826)のスペイン音楽作品集。
 エリオット・フィスクの弟子、ホキアン・クレルチが演奏するのは、クレルチが一番得意とするホアキン・ロドリーゴの代表的な「アランフェス協奏曲」。スペインのモーツァルトとの異名を持つホアン・クリソストモ・デ・アリアーガとホアキン・ロドリーゴの指揮を振るうのはスペインの巨匠、エンリケ・ガルシーア・アセンシオ。情熱的なスペイン作品を美しく、そして優雅に演奏する。

 2014年7月24日−27日の録音。
 
IBS-72014
\2500
ドビュッシー:ピアノ作品集 Vol.1 〜 水に映る影
 映像第1集/夜想曲/ロマンティックなワルツ/
 レントより遅く/舞曲/スケッチ帳より/
 英雄的な子守歌/喜びの島/映像第2集/小品
クラウディオ・コンスタンティーニ(ピアノ)
 ペルー出身のピアニスト、クラウディオ・コンスタンティーニが弾くドビュッシーのピアノ作品集。第1弾となる今作は、「映像」の第1集と第2集、夜想曲や英雄的な子守歌などの「小品」を演奏。
 クラウディオ・コンスタンティーニの曲へのアプローチと解釈、そしてテクニックが光り、第2弾のリリースも非常に期待が出来る。

 2014年7月28−29日の録音。
 

IBS-92014
\2500
スペイン・エンヴィジョン
 アルー:
  ベッリーニの歌劇《テンダのベアトリーチェ》の主題による劇的幻想曲
   (世界初録音)
 アルベニス:
  組曲 《イベリア》 より第5曲 《アルメリア》 、
  第7曲 《エル・アルバイシン》
 グラナドス:
  組曲《ゴイェスカス》より第2部第5曲《愛と死(バラード)》
 モンポウ:魔法(魅惑)
 ファリャ:アンダルシアの幻想曲 G.55
アルベルト・ウロス(ピアノ)
 19世紀から20世紀にかけて活躍した5人の作曲家、アルー、アルベニス、グラナドス、モンポウ、ファリャのピアノ作品集。
 演奏は現在スペイン・アルトゥーロ・ソリア音楽院主任教授を務めるイタリア出身のピアニスト、アルベルト・ウロス。故郷の偉大なる作曲家たちのロマンティックなスペイン音楽を奏でる。




  LINN



CKD 500
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ロビン・ティチアーティの"ハイドン"!
 「時計」を含む交響曲集が登場!

  ハイドン:
   交響曲第31番ニ長調 《ホルン信号》 Hob.I-31
   交響曲第70番ニ長調 Hob.I-70
   交響曲第101番ニ長調 《時計》 Hob.I-101
ロビン・ティチアーティ(指揮)
スコットランド室内管弦楽団
 ロンドン生まれ、イタリア系イギリス人の若き天才指揮者ロビン・ティチアーティ。首席指揮者に就任し5シーズン目を迎えたスコットランド室内楽団(SCO)との交響曲シリーズ第2弾では、ハイドンの交響曲が登場!
 2014年5月からはグラインドボーン音楽祭の音楽監督にも就任し、ますます活躍を広げるティチアーティ。
 名匠チャールズ・マッケラスらによって磨き上げられたSCOの繊細なアンサンブルを、ティチアーティの鮮やかなタクトで豊かなレンジと色彩に描き出す。今、注目の若手指揮者筆頭株、ロビン・ティチアーティのハイドン交響曲集にご期待ください!

 ※録音:2015年1月31日−2月2日&2月7日−8日、アッシャー・ホール(エジンバラ)
 
CKD 473
(SACD HYBRID)
\2600
フレンチ・リフレクションズ
 フォーレ:塔の中の王女 Op.110
 カプレ:ディヴェルティスマン
 ショレール:エスタル
 トゥルニエ:ソナチネ Op.30
 ドビュッシー:グラナダの夕べ、雨の庭
 マントヴァーニ:トカール
 フォーレ:即興曲 Op.86
シヴァン・マゲン(ハープ)
 イスラエルの天才ハーピスト、シヴァン・マゲン。LINN第2弾は"フレンチ・プログラム"!
 前作は日本でも大絶賛!イスラエルの天才ハーピストが奏でるフレンチ・プログラム!

 前作「ハープのための幻想曲集」(CKD 441)が英BBCミュージック・マガジン誌で"5つ星"を獲得するなど、ハープ界のニュースターの登場を強く印象付けてくれたイスラエル、エルサレム出身のハーピスト、シヴァン・マゲン。
 パリ音楽院を一等賞で卒業し、ジュリアード音楽院では名匠ナンシー・アレンに師事。イスラエル国際ハープ・コンテスト、オランダ国際ハープ・コンクール、ライオン&ヒーリー賞、ヴェラ・ドゥロワ国際ハープ・コンクール、ボルレッティ・ブイトーニ・トラスト賞など、数多くの受賞、入賞歴を誇る若き天才ハーピストである。
 リン・レコーズ第2弾となる「フレンチ・リフレクション」は、19〜20世紀のフランス音楽によるハープのためのリサイタル・プログラム。
 アンドレ・カプレの「ディヴェルティスマン」やトゥルニエの「ソナチネ」などハープの重要レパートリーや、ハーモニクスやグリッサンド、クロスフィンガリング、リッチなアルペッジョが魅力のフォーレの「即興曲」など、シヴァン・マゲンの好演と選ばれた作品たちが、優雅で華麗なるハープの魅力を伝えてくれる。



 

CKD 474
\2500
シューマン:歌曲集
 リーダークライス Op.24
 リーダークライス Op.39
 詩人の恋 Op.48
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
アンナ・ティルブルック(ピアノ)
 ギルクリストが歌うドイツ歌曲はシューマン!
 BCJなどでもお馴染みの名テノール、ギルクリストが歌うシューマン!

 医者から声楽家へと転身を遂げ、現在ではレトロスペクト・アンサンブルやバッハ・コレギウム・ジャパンなど世界各国のピリオド・オーケストラ、アンサンブルとの共演を重ねるピリオド系テノールとして、 またブリテンやフィンジ、ヴォーン・ウィリアムズなど近代イギリス歌曲のスペシャリストとして大活躍中のジェイムス・ギルクリスト。
 近代イギリス歌曲と並び、ドイツ歌曲も得意としているギルクリストは、2015年のエジンバラ音楽祭(エジンバラ国際フェスティバル)や、2016年のウィグモア・ホールでシューマンの演奏を予定している。
 古楽界の巨匠たちから厚い信頼を寄せられるギルクリストが、ドイツ・ロマンティシズム、シューマンの歌曲を情感豊かに表現してゆく。


 

CKD 520
(SACD HYBRID)
\2600
銀の弓
 ヴォーン・ウィリアムズ:揚げひばり/
 サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28/
 ショスタコーヴィチ:組曲《馬あぶ》Op.97aより ロマンス/
 ドルドラ:セレナード第1番/サン=サーンス:ロマンス Op.37/
 パガニーニ:カプリース第24番/マスネ:タイスの瞑想曲/
 クライスラー:愛の悲しみ/サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
キャスリン・ブライアン(フルート)
ヤク・ファン・ステーン(指揮)
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管
 RSNOの首席フルーティストが奏でる"銀の弓"。キャスリン・ブライアンのLINN第3弾!

 21歳という若さでスコットランドの名門オーケストラ、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の首席フルート奏者に就任したフルーティスト、キャスリン・ブライアンのサード・アルバムは、"ヴァイオリン"のための名作を"フルート"で奏でる「銀の弓(Silver Bow)」!
 ヴォーン・ウィリアムズの「揚げひばり」と"フルート"との出会い、作品と音色のブレンド感や、ヤク・ファン・ステーン&RSNOとの共演で繰り広げるパガニーニやサラサーテでのキャスリン・ブライアンのテクニックなど聴きどころ満載。"銀の弓"、フルートが奏でるヴァイオリンのための傑作たちを存分に。




REGENT


REGCD 422
\2500
トゥルーロの125年 〜 トゥルーロ大聖堂125周年を記念する音楽
 パスコー:トゥルーロの夕べの礼拝(世界初録音)/
 ドレイトン:アヴェ・マリス・ステラ(世界初録音)/
 フィトキン:クリスマス・トゥルース(世界初録音)/
 ポット:ラメント/フィトキン:ロスト(世界初録音)/
 ジュリアン・フィリップス:教会音楽、私は聖処女のことを歌う(世界初録音)/
 マクミラン:アヴェ・マリス・ステラ/
 ジャクソン:カンターテ・ドミノ(世界初録音)/
 パスコー:ミサ・ブレヴィス、アニュス・デイ(世界初録音)/
 マクグレード:冬のさなかに(世界初録音)/
 ドレイトン:ワールド・デザイア/ベッドナル:ノエ・ノエ
トゥルーロ大聖堂聖歌隊
クリストファー・グレイ(指揮)
ルーク・ボンド(オルガン)
 トゥルーロ大聖堂125周年記念プログラム!

 ケンブリッジ・キングズ・カレッジの音楽監督などを歴任した名合唱指揮者デイヴィッド・ウィルコックスが「英国で最も素晴らしい大聖堂聖歌隊の1つ」と称賛を贈ったイギリス、コーンウォール地方にあるトゥルーロ大聖堂の聖歌隊。
 トゥルーロ大聖堂の建立125年を記念したプログラムには、トゥルーロ大聖堂と指揮者のクリストファー・グレイのために作曲された、ガブリエル・ジャクソンやグレアム・フィトキンなどの世界初録音作品を多数収録。

 2013年5月13日−17日の録音。
 

REGCD 382
\2500
ヘンデルとイギリスの同世代の作曲家たち
 ヘンデル:
  歌劇《オットーネ》序曲 HWV.15、イエス, わが喜び HWV.480、
  エア変ロ長調 HWV.469、フーガ ト短調 HWV.605、
  フーガ変ロ長調 HWV.607、ヴァース ヘ長調、
  エア ヘ長調(水上の音楽より)、ファンタジー ハ長調 HWV.490、
  フーガ イ短調 HWV.609、ヴォランタリー ハ長調 HWV.600
 ワロンド:ヴォランタリー第10番イ短調
 ジェームズ:ヴォランタリー第6番ホ短調
 グッドウィン:ヴォランタリー第7番ト長調
 ボイス:ヴォランタリー第5番ニ長調
 ワロンド:ヴォランタリー第2番ト長調
 グッドウィン:ヴォランタリー第2番ニ長調
 ローズイングレーブ:ヴォランタリー ト短調
 スタンリー:ヴォランタリー
 ローズイングレーブ:ヴォランタリー ト長調
 グリーン:ヴォランタリー第7番変ホ長調、ヴォランタリー第19番ハ短調
 ネアズ:ヴォランタリー イ短調
ロバート・ウーリー(オルガン)
 イギリスのピリオド・アンサンブル、パーセル・クヮルテットの鍵盤奏者として古楽ファンにはお馴染みの名手、ロバート・ウーリー。
 イギリスのサリー州、レザーヘッドの聖メアリー&聖ニコラス教区教会に設置されているトーマス・パーカー1766年製のヒストリカル・オルガンによる録音。18世紀に製作された歴史あるオルガンで、ヘンデルとその同世代の作曲家たちの音楽と繋がりを聴くことの出来る好企画。

 2011年7月18日−20日の録音。
 

REGCD 443
\2500
マンチェスター大聖堂の1年
 メンデルスゾーン:私は主を待ち望んだ/マキンソン:神の御霊/
 伝承曲(プレストン編):三隻の船/クロッチ:Lo! Star-led chiefs/
 ストークス:私に神の息吹を吹き込む/ジュベア:おお神よ/
 タリス:断食し、泣きつつ司祭は祈れリ/
 ジョアン4世:まことの十字架/バード:この日こそ/
 ヴォーン・ウィリアムズ:共に手を打ち鳴らせ/
 ビンガム:聖体のキャロル/ジョンソン・マニング:サルヴェ・レジナ/
 ヘンリー・ハリス:主の慈しみは世々とこしえに/
 アシュフィールド:公正な騎士道/
 ストークス:この場所は、なんとおそれおおい/
 ブラームス:何と麗しいあなたの住まい/マサイアス:祝祭テ・デウム
マンチェスター大聖堂聖歌隊
クリストファー・ストークス(指揮)
ジェフリー・メイキンソン(ピアノ)
マレー・マクラクラン(ピアノ)
 リージェント(Regent)レーベルの「A Year in」シリーズ第7弾の舞台は「マンチェスター大聖堂」。16世紀から21世紀の合唱作品、聖歌隊の歌声によって、マンチェスター大聖堂の1年間の礼拝が美しく表現されてゆく。

 2014年2月&4月の録音。
 
REGCD 461
\2500
われらみな主において喜ばん 〜 ウォリック1100周年記念
 ベアストー:祝福された町/
 ヴォーン・ウィリアムズ:あなたのみ住まいのなんと麗しいことか/
 ハリス:見よ、神の礼拝堂を/
 マッキー:我らは汝の優しき恵みを待ち望む/
 ウォルトン:ユビラーテ・デオ/
 ムーア:マニフィカトとヌンク・ディミッティス イ長調/
 ジャクソン:エクスルテット/
 パリー:私は歓喜した(アイ・ワズ・グラッド)/
 マクミラン:ガウデアムス/単旋律聖歌:全てのものよ、喜ばん/
 ブリッグス:全てのものよ、喜ばん/シェファード:こうして建築者が
ウォリック・セント・メアリー教会聖歌隊
トーマス・コーンズ(指揮&オルガン)
マーク・スウィントン(オルガン)
 ウォリック市の1100年を記念した、同市や教会、オルガンのために作曲された音楽で構成されるアニヴァーサリー・プログラム。

 2014年9月の録音。
 

REGCD 431
\2500
古の寺院にて 〜 イギリスのオルガン作品集
 アルコック:トッカータ/ハーウッド:古い寺院にて Op.32/
 エルガー(カル編):セヴァーン組曲 Op.87/サムション:間奏曲/
 ヴォーン・ウィリアムズ(サムション編):賛歌による2つの前奏曲/
 クック:5つの練習曲/スティール:アリオーソ/
 ウォルトン(パーマー&ガワー編):
  プロローグ(ワータイム・スケッチブックより)
ポール・ウォルトン(オルガン)
 ブリストル大聖堂のオルガンが壮大に奏でるイギリスのオルガン作品集。オルガンによるウォルトンの「プロローグ」も抜群のカッコよさ。

 2013年9月の録音。



 

チェコ放送ラジオサービス



CR 0755-2
\2500→\2290
イジー・テムル(1935-):
  交響曲第3番「カフカ」(1994-1998)(*)
  ツィンバロムと弦楽のための田舎風協奏曲(2004)(+)
  オルガン協奏曲第3番「テ・デウム・ラウダムス」(2011-2012)(#)
プラハ放送交響楽団(*)
オンドジェイ・クカル(指揮(*))
ヤン・ミクシェク(ツィンバロム(+))
プルゼニュ・フィルハーモニア管弦楽団(+)
川本貢司(指揮(+))
イレナ・フジープコヴァー(オルガン(#))
プラハ交響楽団(#)
アレッサンドロ・クルーデレ(指揮(#))

録音:1999年、チェコ放送スタジオ、プラハ、チェコ(*)
    2012年、チェコ放送プルゼニュ支局スタジオ、プルゼニュ、チェコ(+)
    2012年、ライヴ、スメタナ・ホール、市民会館、プラハ、チェコ(#)

イジー・テムルはチェコの作曲家。1970年代前半までエコノミストとして、その後は長年に渡りチェコ放送のプロデューサーとして活躍、本格的な作曲活動の開始は1970年頃という一風変わったキャリアの持ち主です。

 

CR 0771-2
\2500
バロック音楽 ヨーロッパ横断
 アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
  トランペット、オーボエとオルガンのための3つのアリア
 ジョヴァンニ・ボーニ(1690-1750):オーボエとオルガンのためのソナタ ト長調
 ジャン=バティスト・ルイエ(1680-1730):
  トランペットとオルガンのためのソナタ ハ長調 Op.3 No.1
 ヨハン・クリストフ・ペープシュ(1667-1752):
  トランペット、オーボエとオルガンのためのソナタ第3番
 ヨセフ・フェルディナント・ノルベルト・セゲル(1716-1782):
  オルガンのためのフーガ ヘ短調、1757年プロイセンがプラハを砲撃した時
 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
  トランペット、オーボエとオルガンのためのトリオ・ソナタ ハ長調 TWV42:C2
 不詳:オルガンのための前奏曲11
 ジャン=バティスト・ルイエ・ド・ガン(1688-1720頃):
  トランペットとオルガンのためのソナタ ホ短調 Op.5 No.1
 ヘンリー・パーセル(1667-1752):
  トランペット、オーボエとオルガンのためのソナタ ニ短調
バロック・ミュージック・トリオ
 パヴェル・フロマートカ(トランペット) ドゥシャン・フォルティーン(オーボエ)
 トマーシュ・トン(オルガン)

録音:2013-2014年、ヴァーツラフ教会、オストラヴァ、チェコ

ユニークな編成のトリオ。モダーン楽器使用。


<LP>

 

  LINN(LP)


CKH 600
(LP/45rpm Supercut/
180g重量盤/特別価格)
\4800
ハイドン:交響曲第101番ニ長調 《時計》 Hob.I-101 ロビン・ティチアーティ(指揮)
スコットランド室内管弦楽団
 ティチアーティ&SCOによるハイドンのアナログ盤は、180g重量盤の45回転LP(スーパーカット)に交響曲第101番「時計」を収録。最適なダイナミクス、ノイズが少なくクリアーなハイファイ・レスポンス。
 フィリップ・ホッブスによる超高音質録音を最高品質にてお届けいたします。

 ※録音:2015年2月7日−8日、アッシャー・ホール(エジンバラ)
 ※こちらのタイトルは限定生産となりますため、お早めにご注文ください。また限定生産の性質上、ご注文枚数を確保できない可能性がございます。予めご了承ください。(代理店)



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

 

BELVEDERE



BELVED 10146
\2500→\2290
ベルンハルト・パウムガルトナー/モーツァルトのリハーサル&演奏
 モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調 KV 543
  1. 第1楽章 リハーサル [25:37]
  2. 第1楽章 演奏 [9:26]
  3. 第2楽章 リハーサル [16:33]
  4. 第2楽章 演奏 [9:21]
  5. 第3楽章 リハーサル [2:29]
  6. 第3楽章 演奏 [3:57]
  7. 第4楽章 リハーサル [3:20]
  8. 第4楽章 演奏 [4:17]
ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
 ザルツブルク音楽祭の貴重な記録、12 年間総裁を務めたパウムガルトナーによるモーツァルトのリハーサル&演奏

 録音:1966年

 1959 年から1971 年までザルツブルク音楽祭の総裁をつとめていたパウムガルトナーが1971 年7 月27 日に没したとき、ザルツブルクの街全体は悲しみにつつまれました。
パウムガルトナーは音楽学者としてもモーツァルトの当時まだ知られていなかった作品を積極的に取り上げて紹介、楽譜を発見するなどモーツァルト普及に大きく貢献した音楽家です。リハーサルでは自らピアノを弾きながらアーティキュレーションの手本を示しており、ひとつひとつのモティーフの打ち出し方が明確な演奏となっています。リハーサルと通しの演奏を交互に収録、ドキュメントとして興味深い内容です。




チェコ放送ラジオサービス


CR 0746-2
\2500
ヴラスチミル・レイセクと彼のピアノ
 ヴラスチミル・レイセク(1927-2010):
  地下室の歌(ピアノのための)/
  ピアノ四手連弾のための舞曲、セレナードと変奏曲(*)
  ピアノと管弦楽のための前奏曲(+)/
  達人の踊り(ピアノ四手連弾のための)(*)
  モラヴィアのバラッド(ピアノ四手連弾のための)(*)
  老練のピアニストの21の回想(ピアノのための3×7の小品)(#)
ヴラスチミル・レイセク(ピアノ(#以外))
ヴィエラ・レイセク(ピアノ(*))
ブルノ・スタジオ管弦楽団(+)
イジー・フデツ(指揮(+))
イゴル・アルダシェフ(ピアノ(#))

録音:1977-2014年、チェコ放送ブルノ支局、ブルノ、チェコ

ヴラスチミル・レイセクはチェコのブルノに生まれ、ブルノ音楽院、プラハ音楽アカデミー、ブルノ音楽アカデミーで学んだ作曲家・ピアニスト。妻ヴィエラとのピアノ・デュオでも有名でした。

 

CR 0753-2
(2CD)
\3600
レハール(1870-1948):オペレッタ「パガニーニ」(1925;チェコ語版)

録音:1954年

イヴォ・ジーデク(テノール:ニコロ・パガニーニ)
ヴラジミール・ラーシュ(台詞:ニコロ・パガニーニ)
ヤロスラヴァ・プロハースコヴァー(ソプラノ:皇女マリア・アンナ・エリーザ)
カレル・ベルマン(バリトン:フェリーチェ・バッキオッキ公爵)
スタニスラヴァ・ソウチコヴァー(ソプラノ:ベッラ・ジレッティ)
オルドジフ・クバルト(テノール:ジャコモ・ピンピネッリ侯爵) 他
イヴァン・カヴァツィウク(ヴァイオリン)
フランチシェク・ヴラーナ(ピアノ)
チェコスロヴァキア放送ドラマ合唱団
チェコスロヴァキア放送合唱団
イジー・ピンカス(合唱指揮)
プラハ放送管弦楽団
アントニーン・ヴィプレル(指揮)

[ボーナス・トラック]
レハール:オペレッタ「エヴァ」(1911;チェコ語版)から 抜粋

録音:1953-1959年

ヴィクトル・コチー(テノール)
ズデニェク・シュヴェフラ(テノール)
ヤン・セドリスキー(バリトン)
スタニスラヴァ・ソウチコヴァー(ソプラノ)
ヴィエラ・マツクー(ソプラノ)
プラハ放送管弦楽団
プラハ交響楽団
アントニーン・ヴィプレル(指揮)




IDIS



IDIS 6700
\2000→\1890
ピアノ四重奏の重要レパートリーであるブラームスとシューマン
 ブラームス:ピアノ四重奏曲第3番Op.60
 シューマン:ピアノ四重奏曲Op.47
トリエステ三重奏団
 【レナート・ザネットヴィチ(ヴァイオリン)
  アメデオ・バルドヴィーノ(チェロ)
  ダリオ・デ・ローザ(ピアノ)】
ピエロ・ファルッリ(ヴィオラ)
 録音:1981年8月19日シエナ(ブラームス)、1981年2月28日フィレンツェ(シューマン)、ライヴ

 1933 年に創設されたイタリアの伝説的常設トリオ、トリエステ三重奏団。この録音は初期メンバーであったチェロのリベロ・ラナ脱退後の録音でチェロにはアメデオ・バルドヴィーノが参加。1981 年に行われた2 つのライヴ演奏を収録。
 ピアノ四重奏の重要レパートリーであるブラームスとシューマンをヴィオラ奏者のピエロ・ファルッリを迎え演奏しています。ブラームスは彼らが1995 年に最後の演奏会を行ったシエナでのライヴです。




 LINN(ECHOシリーズ)(CD−R)


BKD 005
(CD-R)
\2500
17世紀イタリアの愛の歌
 モンテヴェルディ:恋文
 カッチーニ:この苦き涙
 ペーリ:
  歌劇《エルリディーチェ》より アリア「Per quel vago boschetto」
 ディンディア:
  穏やかな西風が戻り、私の涙に獣たちも、Mentre Che'l cor
 カリッシミ:女王マリア・ストゥアルダの哀歌
 ロッシ:Quando spiega la notte
 メールラ:子守歌による宗教的カンツォネッタ
 ランディ:歌劇《聖アレッシオ》より 花嫁の哀歌
 ストロッツィ:
  カンタータ, アリエッタと二重唱曲集 Op. 2 より
   第14番 ヘラクレイトスの恋
ジル・フレッドマン(ソプラノ)
ナイジェル・ノース
 (テオルボ&アーチリュート)
 Echoシリーズより、貴重な初期盤が続々復刻!

 数々のバロック・オーケストラやアンサンブルのソリストとして活躍し、現在でもチューリッヒ音楽院やハーグ王立音楽院の教授を務め、日本を含む世界中でマスター・クラスを開催している古楽系ソプラノ、ジル・フレッドマン。イギリスが誇るリュートの名手、ナイジェル・ノースの伴奏で、モンテヴェルディやディンディア、メールラ、ストロッツィなど17世紀イタリアのラヴ・ソングを歌う。

 ※CKD 005からの新装移行再発売。CKD 005は廃盤となります。
 ※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 


BKD 006
(CD-R)
\2500→\2290
バロック・リュート
 ヴァイス:
  ソナタ第29番イ短調 《不実な女》、前奏曲ハ長調、
  ファンタジア ハ長調、フーガ ハ長調
 ヴィヴァルディ(ノース編):協奏曲ヘ長調
 ヴァイス:ロジ伯爵の死を悼むトンボー
 バッハ:
  無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
   第2番ニ短調 BWV.1004より シャコンヌ
ナイジェル・ノース(リュート)
 英国が誇る円熟のリューティスト、ナイジェル・ノースが録音したLinn Recordsの初期盤。リュートの名曲であるヴァイスの作品に、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 Op.3-9(RV.230)からリュート編曲された作品、そして最後にバッハの永遠の名曲「シャコンヌ」を配置した麗しのリュート・アルバム。

 ※CKD 006からの新装移行再発売。CKD 006は廃盤となります。
 ※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

BKD 009
(CD-R)
\2500
ルトスワフスキ、ウェーベルン、ラフマニノフのチェロ作品集
 ルトスワフスキ:チェロとピアノのための変容 《グラーヴェ》
 ウェーベルン:3つの小品 Op.11
 ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 Op.19
ウィリアム・コンウェイ(チェロ)
ピーター・エヴァンス(ピアノ)
 長らくスコットランド室内管弦楽団の首席チェリストを務めたウィリアム・コンウェイによるルトスワフスキ、ウェーベルン、ラフマニノフのチェロ作品集。特に近現代の作品に定評のあるコンウェイが、20世紀の魅力的な作品たちを見事に弾いている。

 ※CKD 009からの新装移行再発売。CKD 009は廃盤となります。
 ※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

BKD 125
(CD-R)
\2500
荒れ果てた森 〜 ギボンズ:鍵盤作品集
 前奏曲[2]/ファンタジア[13]/荒れ果てた森[29]/
 ファンタジア[5]/ファンタジア[9]/パヴァン b[16]/
 ガリヤード[23]/コラント[39]/小前奏曲[4]/
 ファンタジア[10]/パヴァン[17]/グラウンド[26]/
 ファンタジア[11]/ファンタジア[12]/
 ソールズベリー卿のパヴァン「18]/
 ソールズベリー卿のガリヤード[19]/ファンタジア[6]/
 ファンタジア[8]/前奏曲[1]/無邪気な妖精の仮面劇[43]/
 ファンタジア[14]/イタリアのグラウンド[27]/
 小前奏曲[3]/二重オルガンのためのファンタジア[7]
ジョン・トール(チェンバロ、オルガン)
 16世紀から17世紀にかけてもっとも優れたオルガニストとして活躍したオーランド・ギボンズの鍵盤音楽アンソロジー。ジョン・トールは、アンドルー・パロットのタヴァナー・プレイヤーズ、ロジャー・ノリントンのロンドン・バロック・プレイヤーズへの参加や、ナイジェル・ノース、アンドルー・マンゼとともにアンサンブル「ロマネスカ」を結成するなど、1980年代〜1990年代の古楽シーンで活躍した名手。

 ※CKD 125からの新装移行再発売。CKD 125は廃盤となります。
 ※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




MEMBRAN


600255
(10CD)
\2100
ルドルフ・ショック(Ten)ワーグナー名唱集
Disc. 1〜Disc. 3
 ローエングリン
  ヴィルヘルム・シュヒター指揮、
  ハンブルク北西ドイツ放送交響楽団 1953年7月録音/
Disc. 4〜Disc. 7
 ニュルンベルクのマイスタージンガー
  ルドルフ・ケンペ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団/
Disc. 8、Disc. 9
 さまよえるオランダ人
  フランツ・コンヴィチュニー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
  1960年2月録音/
Disc. 10
 ラインの黄金より
  ヴィルヘルム・シュヒター指揮、ハンブルク北西ドイツ放送交響楽団
   1952年10月録音
  

600201
(10CD)
\2100
アンドレ・クリュイタンス(Cond)ワーグナー・バイロイト・ライヴ
Disc. 1〜Disc. 3
 ローエングリン 1958年録音/
Disc. 4〜Disc. 6
 タンホイザー 1955年録音/
Disc. 7〜Disc. 10
 ニュルンベルクのマイスタージンガー
  1957年録音




VENIAS



ピエール・モントゥー・コレクション〜1948-1964 Recordings

VN 011
(32CD)
\8800→\7990
ピエール・モントゥー・コレクション〜1948-1964 Recordings

CD 1
J.S.バッハ
管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV 1067
Rec:November,1963
クロード・モントゥー(フルート)
ロンドン交響楽団

ハイドン
交響曲第94番ト長調「驚愕」

交響曲第101番ニ長調「時計」
Rec:April,1959
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD2
モーツァルト
交響曲第35番ニ長調 K. 385「ハフナー」

交響曲第39番変ホ長調 K. 543
Rec:1964
北ドイツ放送交響楽団

ベートーヴェン
9 「フィデリオ」序曲 op.72b
Rec:8 August,1959

10 大フーガ(編:ワインガルトナー)
Rec:10 January,1958(mono)
ボストン交響楽団

CD 3
ベートーヴェン
1 交響曲第3番変ホ長調 op.55「英雄」-2楽章のリハーサル

交響曲第3番変ホ長調, op. 55 「英雄」
Rec:1-3 July,1962
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

6 「エグモント」序曲 op. 84
May,1960
ロンドン交響楽団

CD 4
ベートーヴェン
交響曲第2番ニ長調 op.36
Rec:May,1960

交響曲第4番変ロ長調 op.60
Rec:May,1961

9 「シュテファン王」序曲 op.117
Rec:May,1960
ロンドン交響楽団

CD 5
ベートーヴェン
交響曲第5番ハ短調 op. 67
Rec:May,1961

交響曲第7番イ長調 op. 92
Rec:May,1961

9 「フィデリオ」序曲 op.72b
Rec:May,1960
ロンドン交響楽団

CD 6
ベートーヴェン
交響曲第9番ニ短調 op.125「合唱」
Rec:June,1962
エリザベート・ゼーダーシュトレーム(ソプラノ)
レジーナ・レズニック(アルト)
ジョン・ヴィッカーズ(テノール)
デイヴィッド・ウォード(バス)
ロンドン・バッハ合唱団
ロンドン交響楽団

CD 7
ベートーヴェン
交響曲第1番ハ長調 op.21
Rec:April&June,1960

交響曲第3番変ホ長調 op.55 「英雄」
Rec:December,1957
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団


CD 8
ベートーヴェン
交響曲第6番ヘ長調 op. 68「田園」
Rec:1958

交響曲第8番ヘ長調 op.93
Rec:1960
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD 9
ベートーヴェン
交響曲第3番変ホ長調 op.55「英雄」
Rec:1957
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

メンデルゾーン
ピアノ協奏曲第1番ト短調 op.25
Rec:1 August,1959
Rudolf Serkin,piano
ボストン交響楽団

CD 10
ベートーヴェン
交響曲第2番ニ長調 op.36
Rec:1960

交響曲第4番変ロ長調 op.60
Rec:1960
北ドイツ放送交響楽団

ワーグナー
9 イゾルデの愛の死(管弦楽版)
Rec:1 August,1959
ボストン交響楽団

CD 11/12
ベルリオーズ
ファウストの劫罰 op.24

Rec:8 March,1962(mono)
Andre Turp(ファウスト)
Michel Roux(メフィストフェレス)
Regine Crespin(マルグリート)
John Shirley-Quirk(ブランデル)
ロンドン交響楽団&合唱団

CD 13
ワーグナー
1 序曲「さまよえるオランダ人」
Rec:Febryary,1964
北ドイツ放送交響楽団

グルック
2 精霊の踊り
Rec:November,1963
クロード・モントゥー(フルート)
ロンドン交響楽団

ベルリオーズ
幻想交響曲 op.14a
Rec:1964
北ドイツ放送交響楽団

CD 14
ヴァンサン・ダンディ
1 フランスの山人の歌による交響曲 op.25
19 July,1959
ニコール・アンリオ=シュヴァイツァー(ピアノ)
ボストン交響楽団

ベルリオーズ
幻想交響曲op.14a
Rec:20 May,1948(mono)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

CD15
ブラームス
交響曲第1番ハ短調op.68
Rec:20 November,1963(mono)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

5 悲劇的序曲 Op. 81
Rec:November,1962
ロンドン交響楽団

6 ハイドンの主題による変奏曲 op.56
Rec:June,1958
ロンドン交響楽団


CD 16
ブラームス
交響曲第3番ヘ長調 op. 90
Rec:30 October,1960(mono)

5. 悲劇的序曲 op. 81
Rec:14 May,1962(mono)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

11つのコラール前奏曲集 op.122(編曲:トムソン)
Rec:24 July,1959
ボストン交響楽団

CD 17
ブラームス
交響曲第2番ニ長調 op. 73
Rec:1959
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

5. 大学祝典序曲 op. 80
Rec:Novemver,1962
ロンドン交響楽団

シューベルト
劇音楽「ロザムンデ」 D 797(抜粋)
Rec:November,1957
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

CD 18
シベリウス
交響曲第2番ニ長調 op. 43
Rec:1959
ロンドン交響楽団

シューベルト
交響曲第8番ロ短調「未完成」D759
Rec:28-29 November,1963
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

CD 19
ドヴォルザーク
交響曲第7番ニ短調 op.70
Rec:October,1959

エルガー
エニグマ変奏曲 op.36
Rec:June,1958
ロンドン交響楽団

CD 20
ドビュッシー
1.牧神の午後への前奏曲
Rec:December,1961

「夜想曲」から
2. 第1曲:雲
3. 第2曲:祭り
Rec:December,1961

管弦楽のための映像
14. 第1曲:ジーグ

第2曲:イベリア
8. 第3曲:春のロンド
Rec:May,1963
ロンドン交響楽団

9.Prelude a l’apres-midi d’un faune
Rec:19 July,1959
ボストン交響楽団

CD 21
フランク
交響曲ニ短調
Rec:7 January,1961
シカゴ交響楽団

ストラヴィンスキー
バレエ音楽「ペトルーシュカ」
Rec:1956
ジュリアス・カッチェン(ピアノ)
パリ音楽院管弦楽団

CD 22
ラヴェル
スペイン狂詩曲
Rec:11-13 December,1961

5.亡き王女のためのパヴァーヌ
Rec:11-13 December,1961

バレエ音楽「ダフニスとクロエ」
Rec:27-28 April,1959
コヴェント・ガーデン王立歌劇場合唱団
ダグラス・ロビンソン(合唱指揮)
ロンドン交響楽団

CD 23
ラヴェル
1.ボレロ
Rec:February,1964

バレエ音楽「マ・メール・ロワ」
Rec:February,1964

13. ラ・ヴァルス
Rec:February,1964
ロンドン交響楽団

リムスキー・コルサコフ
14.スペイン奇想曲 op.34
Rec:1964
北ドイツ放送交響楽団

CD 24
ストラヴィンスキー
バレエ音楽「ペトルーシュカ」
Rec:25-28 January,1959
ボストン交響楽団

バレエ音楽「春の祭典」
Rec:2-11 November,1956
パリ音楽院管弦楽団

CD 25
ストラヴィンスキー
組曲「火の鳥」(1919年版)
Rec:29-30 October,1956
パリ音楽院管弦楽団

バレエ音楽「ペトルーシュカ」
Rec:30 October,1960(mono)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

ドビュッシー
交響的断章「聖セバスチャンの殉教」(編曲:カプレ)
Rec:May,1963
ロンドン交響楽団

CD 26
チャイコフスキー
交響曲第4番ヘ短調 op.36
Rec:28 January,1959
ボストン交響楽団

リヒャルト・シュトラウス
交響詩「死と変容」op.24
Rec:23 January,1960
San Francisco Symphony Orchestra

リムスキー・コルサコフ
9. 組曲「金鶏」から序奏と婚礼の行列
Rec:19 July,1959
ボストン交響楽団

CD 27
チャイコフスキー
交響曲第5番ホ短調 op.64
Rec:8 Jamuary,1958

リヒャルト・シュトラウス
5. 交響詩「ドン・ファン」 Op. 20
Rec:24 July,1959

J.S.バッハ
6. パッサカリアとフーガハ短調(編曲:レスピーギ)
Rec:24 July,1959
ボストン交響楽団

CD 28
ムソルグスキー
1.禿山の一夜
Rec:1964
北ドイツ放送交響楽団

チャイコフスキー
2. 幻想序曲「ロメオとジュリエット」

交響曲第5番ホ短調,op.64
Rec:31 May,1963
ロンドン交響楽団

CD 29
チャイコフスキー
1. 幻想序曲「ロメオとジュリエット」

Rec:1964
北ドイツ放送交響楽団

バレエ音楽「眠りの森の美女」op.66(ハイライト)
Rec:June,1957
ロンドン交響楽団

CD 30
メンデルスゾーン
交響曲第4番イ長調 op.90「イタリア」
Rec:1 August,1959
ボストン交響楽団

ワーグナー
トリスタンとイゾルデ
5.前奏曲
6.Isoldes Liebestod
Rec:1964
北ドイツ放送交響楽団

7.ジークフリート牧歌
Rec:24 January,1960
サンフランシスコ交響楽団

CD 31
チャイコフスキー
バレエ音楽「白鳥の湖 」op.20(ハイライト)
Rec:June,1962
ロンドン交響楽団

ボロディン
だったん人の踊り
Rec:1964
北ドイツ放送交響楽団

CD 32
チャイコフスキー
交響曲第6番ロ短調 op.74「悲愴」

Rec.26 January 1955
ボストン交響楽団

ベートーヴェン
交響曲第9番ニ短調 op.125「合唱」-リハーサル

8. ラ・マルセイエーズ(フランス国歌)
Rec:June,1962
ロンドン交響楽団



.
<メジャー・レーベル>

DG



481 1774
\2300→\2090
パールマンの新録音!DGから!
 イツァーク・パールマン/フォーレ&シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ

 フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調作品13
 R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調作品18
イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
エマニュエル・アックス(ピアノ)
 生誕70周年・来日記念盤・最新録音! 
 今年8月31日に70歳の誕生日を迎えるパールマンが、久しぶりにDGからソロ・アルバムをリリースします。
 フォーレとR.シュトラウスのソナタはいずれもパールマンにとって初録音のレパートリー。
 パールマンと長年に亙って共演しているエマニュエル・アックスとの息の合ったアンサンブルで、明るく輝かしい美音を聴かせてくれます。
 
 【来日公演】
  ■11/18大阪ザ・シンフォニーホール ■11/19愛知県芸術劇場 ■11/21サントリーホール ■11/23サントリーホール
 


479 5023
\2300→\2090
※Blu-ray同時発売
ムター/クラブ・アルバム〜ライヴ・フロム・イエロ−・ラウンジ
 ヴィヴァルディ:「夏」〜3.プレスト /
 ガーシュウィン:3つの前奏曲 /
 J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲〜第3楽章
 チャイコフスキー:「なつかしい土地の思い出」〜メロディ /
 ヴィヴァルディ:「冬」〜1.Allegro non molto
 J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲〜第1楽章 /
 ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
 ドビュッシー:「子供の領分」〜ゴリウォッグのケークウォーク /
 サンサーンス:序奏とロンド・カプリチオーソより
 ドビュッシー:「ベルがマスク組曲」〜月の光 /
 コープランド:「ロデオ」〜ホー・ダウン /
 J.S.バッハ/グノー:アヴェ・マリア
 ベンジャミン:ジャマイカン・ルンバ /
 J.ウィリアムズ:「シンドラーのリスト」〜テーマ
映像用ボーナストラック
 シューベルト:12ノバガテル〜9.蜜蜂
 J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲〜第2楽章
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ムター・ヴィルトゥオージ ,
マハン・エスファハニ(チェンバロ),
ランバート・オーキス(ピアノ)
Noa Wildschut(ヴァイオリン),
Nancy Zhou(ヴァイオリン)

479 5021
(CD+DVD)
\4200→\3790
※Blu-ray同時発売
 Yellow Loungeにヴァイオリン界の女王、ムター登場!
 2013年にもイエロー・ラウンジに登場して聴衆を魅了、音楽にジャンルの壁は不要な事を証明して見せたムターが、今年はベルリンの新名所、ノイエ・ハイマートに登場。ムター財団奨学生の若手奏者で編成されたムター・ヴィルトゥオージと親しい音楽仲間を伴って、色鮮やかな照明の元で繰り広げられた熱気あふれるライヴはドイツのZDFによって収録され、ここにCDと映像の形でリリースの運びとなりました。
 収録:2015年5月 ベルリン、ノイエ・ハイマート

 ★Yellow Lounge=ジャンルの垣根を超え、クラブなどでクラシックを楽しむイベント。ドイツ・グラモフォンが発信。






<国内盤> 


ALPHA



Alpha205
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
クリヴィヌ指揮&ルクセンブルク・フィル
 バルトーク:ヴァイオリン協奏曲、
        管弦楽のための協奏曲

  ① ヴァイオリン協奏曲 第2番 Sz.112/BB117(1938)
  ② 管弦楽のための協奏曲 Sz.116/BB123(1944)
エマニュエル・クリヴィヌ指揮
ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団
①テディ・パパヴラミ(vn)
 フランスの高雅さが、バルトークに独特の風采を——
 東と西の思いがけぬ交錯.パパヴラミの弦も冴えわたる!
 2006年にルクセンブルク・フィルの音楽監督に就任して以来、これまでにもましてフランス近代ものの録音に力を入れてきたエマニュエル・クリヴィヌ——しかしこのフランス人指揮者、実はポーランド系・ロシア系の血をひく名匠だからでしょうか、時にエキゾチックな“東”の気配を感じさせる音作りでゾクゾクさせてくれるな…と思ったら、やおら次の新譜はバルトーク!よく見れば秀逸古楽レーベルAlphaからの登場というのもドキドキしますが、何より演奏に漂う独特の魅力がたまりません!質実剛健なバルト—クも捨てがたいところ、曲のキレの部分はそのまま、パワーやボリューム感の部分がえもいわれぬ情や色彩感で埋め尽くされている感じで、さながら東欧のソーセージの脂っこさをワインビネガーや香草使いで独特の味わいにもっていった、パリの異国系ビストロのフュージョン料理のような趣きに...
 しかも協奏曲のソロは、アルバニアからパリに来てフランス楽壇の最前線をひた走る名手テディ・パパヴラミ!きりりと引き締まった音の冴えにも独特の男性的な色香を漂わせた、この名手ならではの音使いはなんとバルトークの音楽に合っているのでしょう...!
 かたやメンゲルベルク指揮コンセルトヘボウ管、かたやクーセヴィツキー指揮ボストン響が初演した「国際派のバルトーク」。この妙演で、じっくり味わい尽くしたいところです!




CONCERTO

CNT2087
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
メノッティ:歌劇『電話』
  ピアノ三重奏曲、12のピアノ小品

 ①歌劇『電話』、または三角関係(1947)
 ②マリア・ローザのための小詩集(1937)
     〜子供のための12のピアノ小品
 ③ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための三重奏曲(1996)
①チンツィア・フォルテ(S)
マルコ・カマストラ(Br)
ファブリツィオ・マリア・
 カルミナ—ティ指揮
ドニゼッティ交響楽団員合奏団
②マルコ・ソリーニ(p)
③ステーファノ・フェラリオ(vn)
ステーファノ・リッチ(cl)
マルコ・ソリーニ(p)
 イタリアからアメリカへ、そしてまたイタリアへ。隠れた20世紀の異才の世界を、極上イタリア演奏陣で…!20世紀イタリアの作曲家といってベリオやシェルシらがまっさきに挙がるとすれば、それは世紀後半に前衛至上主義が流行した影響だったのかもしれません。
 アメリカとイタリアをまたにかけて活躍したメノッティこそ、実質的な大御所だったのではないでしょうか?北イタリアで生まれ、ミラノで学び、10代のうちに家族と渡米、カーティス音楽院でさらなる研鑽を重ね、バーバーやトスカニーニと知遇を得て存在感を高め、1940〜50年代にオペラ作曲家として成功。戦後の母国でもスポレート両世界音楽祭を創設、イタリアでも確かな活躍をみせた—ーその成功は、聴き手を阻害しない、先進的でありながら前衛に偏らない作風ゆえのことだったのかもしれません。本盤はそんなメノッティの出世作である室内オペラ『電話』を主軸に、初期のピアノ曲集と晩期になって書かれた手堅く味わい深い室内楽曲を収録、解説訳とともにメノッティという作曲家の仕事を立体的に感じ取れる内容になっています。
 演奏陣の確かさはConcertoレーベルならでは——ロッシーニ、マスカーニ、プッチーニ他の室内楽など名演を紡いできた名手ソリーニと、Concertoで『ジャンニ・スキッキ』の名盤を刻んだ名匠カルミナ—ティらが今回も大活躍!
 聴きごたえのある1枚、お見逃しなく!




オクタヴィア・レコード


OVCL-00561
(2CD)
\3500+税
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、パルティータ
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第 1番 ト短調 BWV. 1001
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第 2番 イ短調 BWV. 1003
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第 3番 ハ長調 BWV. 1005
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第 1番 ロ短調 BWV.1002
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第 2番 ニ短調 BWV.1004
 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第 3番 ホ長調 BWV.1006
横山奈加子 (ヴァイオリン)
 待望のエクストン・デビュー盤。横山奈加子による渾身のバッハ。
 第10回チャイコフスキー国際コンクールで第5位に入賞し、室内楽やソロなどで活動している横山奈加子のエクストン・デビュー盤です。
 バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータの全曲を収録。これまでもレパートリーのひとつとして演奏してきた楽曲ですが、あらためてバッハの音楽に向き合い、レコーディングに取り組みました。
 たしかなテクニックと豊かな感性が光る、格調高いバッハ演奏となりました。
  2014年12月9-10日、2015年2月3-4日 横浜・かながわアートホール にて収録

横山奈加子(ヴァイオリン):
 6歳より村井陽子氏の指導のもとヴァイオリンを始める。その後、田澤明子氏に師事。
 1994年 桐朋学園大学音楽学部卒業。1997年 同大学ソリスト・ディプロマコース修了。 この間、江藤アンジェラ、江藤俊哉の各氏に師事。
 1991年 第60回日本音楽コンクール第3位。 
 1992年 第5回 日本国際音楽コンクール奨励賞。
 1994年 第10回チャイコフスキー国際コンクールにて第5位入賞。 
 1998年 フルトヴェングラーのヴァイオリンソナタ第2番をピアニスト鷲宮美幸氏と本邦初演し、その記録はエリザベート夫人のもとに届けられた。
 2010年〜2012年 モーツァルトのヴァイオリンソナタ全曲リサイタルを行う。
 その他、NHK-FMや新日鉄プロミシング・アーチスト・シリーズなどにも出演。
 2007年よりNHK毎日新聞社主催の全日本学生音楽コンクールの審査員も務めている。
 音楽の友社よりプロコフィエフ:ヴァイオリンソナタ第1番(ピアノ浦壁信二)などロシアの作曲家の作品を集めたCDをリリースしている。

http://www.ab.auone-net.jp/~y.nakako/
 
OVCL-00569
\3000+税
HEROism
 スコットランド民謡:わが愛は真紅の薔薇のように
 フォーレ:ひそやかに 作品58−2
 フォーレ:わたくしたちの愛 作品23−2
 アーン:クロリスへ
 プーランク:美しき青春
 プーランク:セレナード
 ウイリアムズ:屋根の上の空
 ラミレス:アルフォンシーナと海
 コズマ:枯葉
 ピアソラ:言葉のないミロンガ
 木下牧子:夢見たものは・・・・
 木下牧子:さびしいカシのき
 中田喜直:カーネーションによせて
 中田喜直:悲しくなったときは
 菅野よう子:花は咲く
坂下忠弘(バリトン)
江澤隆行(ピアノ)
 耳とこころを揺さぶる、柔らかい歌声。坂下忠弘デビュー!
 坂下忠弘は桐朋学園声楽家卒で、二期会所属のバリトン歌手。第9回中田喜直記念コンクール第1位に輝き、これまでにオペラや声楽界で活躍しています。
 この待望のデビュー盤では、クラシックや日本歌曲はもとより、スコットランド民謡、フォルクローレやシャンソンなど幅広いレパートリーを披露し、冒頭のスコットランド民謡からラストの「花は咲く」まで、まことに多彩な表現と曲調の変化で、聞き手の耳を楽しませてくれます。その柔らかく包み込むようなバリトンの美声は、どのような世代の方心根にも響くに違いありません。
 2015年5月27日-29日、三鷹市芸術文化センター にて収録

坂下忠弘(バリトン):
 桐朋学園大学音楽学部声楽科卒業。同大学研究科3年修了。第53期二期会オペラ研修所マスタークラス修了。第9回中田喜直記念コンクール大賞(第一位)及び中田喜直賞受賞。その他多数受賞。
 モーツァルト「レクイエム」、フォーレ「レクイエム」等にソリストとして出演。オペラでは、モーツァルト『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ、メノッティ『電話』ベン、サンサーンス『サムソンとデリラ』アビメレク、リヒャルト・シュトラウス『アラベラ』マンドリカなどで出演。また三木稔『じょうるり』与助を演じるなど、邦人作品にも意欲的に取り組んでいる。2012年3月、小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト『蝶々夫人』にヤクシデ役で出演。また同年秋にサントリーホール主催、ワルター・ギーガー作曲『夕日の耳 』〜室内オペラと能舞が織りなす幽玄の世界〜では能舞とのコラボレーションオペラでは主演2役を演じ、絶賛を博す。
 巨匠ピアニスト、ダルトン・ボールドウィン氏に「極めて稀であるが、フランスのエスプリと音楽と声を併せ持って生まれた歌手」称賛をうけ、フランス・ニース国際音楽アカデミーをスカラシップにより参加しディプロムを取得。2012年、2013年秋にはDalton氏とコンサート「Faure& Schumann in Tokyo」「Poulenc in Tokyo 〜プーランク没後50年〜」などに出演。
 2014年9月に、日本の代表的なシンガーソングライターである尾崎亜美がプロデュースする4人組男性声楽ユニットLa Dillのメンバーとしてメジャーデビューを果たす。クラシックとJ-popをクロスオーバーさせたミニアルバム「匂い立つ風」が日本クラウンレコードよりリリースされている。シャネルピグマリオンデイズ コンサート2012アーティスト。
 

OVCL-00573
(2CD)
\3500+税
リサイタルVol.3〜シューベルト、シューマン、ブラームスをうたう〜《2枚組》
 シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番
 ブラームス:
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番
  ヴィオラとピアノのためのソナタ第1番 *
 シューマン:アダージョとアレグロ *
 シューベルト:華麗なロンド
澤和樹(ヴァイオリン、ヴィオラ*)
蓼沼恵美子(ピアノ)
 「うた」にはじまり、「うた」に終わる。
 日本を代表するデュオ、澤和樹と蓼沼恵美子によるライヴ・レコーディング・シリーズ第3弾。
 ミュンヘン国際コンクールで第3位など国際的に高い評価を受けるデュオ、澤和樹と蓼沼恵美子のライヴ・レコーディング・シリーズの第3弾の登場です。
ロマン派の室内楽珠玉の名作がずらりと並ぶ、当シリーズ。卓越した技術と長年育んだ音楽性豊かな表現で、澤和樹と蓼沼恵美子の美しいアンサンブルが高い評価を受け続けています。抒情豊かに描いてゆく淡い世界観。名デュオのみが表現出来る室内楽の喜びが収められています。
 日本の第一人者達による詩情溢れる「うた」。ぜひお聴き下さい。
 2014年12月14日東京・ハクジュホールにてライヴ収録
 

OVCK-00005
(SACD Hybrid)
\3200+税
SP最盛期のパリを彩ったキュルティ
 80有余年を経て初登場する待望のフル・アルバム!
愛しのイヴォンヌ・キュルティ

 1)ブラガ:天使のセレナード
 2)ギルバート:ワルツ・ラモーナ
 3)ドビュッシー:小舟にて
 4)ロンガス:十月
 5)モンティ:チャルダッシュ
 6)シモネッティ:マドリガル
 7)オスカー・シュトラウス:
   ミュージカル「ワルツの夢」より
 8)ラフ:カヴァティーナ
 9)ボニンコントロワ:君の瞳
 10)ボーム〜シューベルト:無窮動〜みつばち
 11)サン=サーンス:白鳥
 12)フォーレ:夢のあとに
 13)アコルディ:誘惑
 14)エセル・バーンズ:ユモレスク
 15)リムスキー=コルサコフ:インドの歌
 16)ロシア民謡:ヴォルガの舟歌
 17)ラフマニノフ:セレナード
 18)プニャーニ:ラルゴ・エスプレシーヴォ
 19)ボッケリーニ:メヌエット
 20)シューマン:子守歌
 21)フリムル:インディアン・ラヴ・コール
 22)フェブリエ:メランコリー
 23)ラルフ・エルヴィン:奥様お手をどうぞ
イヴォンヌ・キュルティ(ヴァイオリン)
《SP音源のSACD化!》



SP最盛期のパリを彩ったキュルティ、80有余年を経て初登場する待望のフル・アルバム!

イヴォンヌ・キュルティは、フランスの女流ヴァイオリニストです。SP盤華やかなりし1930年代に、フランスを中心に活躍したということをのぞき、いつどこに生まれ、どこで学び、どのような経緯で活動したかなど詳細は、ほぼヴェールに包まれています。その意味でキュルティは、古くからクラシック・ファンの間で、知る人ぞ知る「魅惑的な謎」のような存在でした。
しかしオリジナルのSP盤(仏パテ、仏サラベールなど)は今日希少で、コレクターズ・アイテムとして垂涎の的ともなってきました。今まで、CDとしてわが国に紹介されているのはわずか数曲にとどまり、本CDのようなフルアルバムの登場は世界初となるはずです。しかもここには「天使のセレナード」や「モンティのチャルダッシュ」をはじめ、彼女の代表的演奏がすべて収録されています。
魅惑的なヴィヴラートや絶妙のポルタメント、さらに独特の歌いまわしなど、キュルティの演奏は聴きてを蠱惑(こわく)的世界へ誘ってくれるはずです。ぜひ、ご一聴を!

再生収録: 2015年3月 相模湖交流センター、横浜サンハート にて収録
 

《エクストン・ラボラトリー・ゴールドライン》

OVXL-00089
(SACD Hybrid)
\3800+税
マーラー:交響曲第10番
 (デリック・クック補筆による、草稿に基づく演奏用ヴァージョン)

  -ワンポイント・レコーディング・ヴァージョン-
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
 ワンポイント・レコーディングの最高峰
 都響=インバルの新・マーラー・ツィクルス。第10番の「エクストン・ラボラトリー・ゴールド・ライン」ワンポイント・レコーディング・ヴァージョン盤の登場です。
 未完の大作「第10番」はアナログ録音当時は、ほぼ完成されていた第1楽章の「アダージョ」だけが、主流で商品化されていました。
 しかしその後、草稿だけは全曲にわたり作曲されていたため、数々の補筆完成版が発表されました。このアルバムはクック版による極めつけの演奏の、オーケストラ・サウンドのホール・プレゼンスをありのままに再現します。
 2014年7月20、21日 東京・サントリーホール にて収録


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ナクソス・ジャパン



NYCC-10004
\2315+税
ウミ・ギャレット/Music in Life ミュージック・イン・ライフ
 ショパン(1810-1849):
  1.エチュード 第 5 番 変ト長調 作品 10「黒鍵」
  2.ノクターン 第 21 番 ハ短調「遺作」
  3.エチュード第 6 番 嬰ト短調 作品 25
  4.ノクターン第 20 番 嬰ハ短調「遺作」
 ベートーヴェン(1770-1827):
  5-7.ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」
 ドビュッシー(1862-1918):
  8.月の光(ベルガマスク組曲)
 ガーシュウイン(1898-1937):
  9-11.3つの前奏曲
 モーツァルト(1756-1791):
  12-14.ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K331
   「トルコ行進曲付き」
 ショパン:
  15.スケルツォ 第 1 番 ロ短調 作品 20
ウミ・ギャレット (ピアノ)

 少女から淑女へ・・・というコピーはまだ分かるが、この子の場合は「幼女から少女へ」。
 やっぱりじわじわ注目されてきた、宇見(ウミ)・ギャレット。
 今度はテレビ出演要請があるかもしれない。そうなったら一気に大スターになる可能性もある。



 ジャケットでにっこり微笑む可憐な少女・・・ウミ・ギャレット。
 しかし、この少女の指から生まれてくる「力強い音と類い稀なる表現力」には、誰もが震撼せずにはおれないでしょう。これがなんと、ウミ12歳の時の録音というのですから感嘆する他ありません。
 アメリカ在住の彼女、4歳でピアノを始め、すぐに世界各国のオーケストラと共演する他、多くの音楽祭で演奏、2013年の「浜松ピアノ・アカデミー」にも参加するなど、その才能を着々と進化させています。また、2011年の震災の惨状を目の当たりにした彼女は、すでにいくつかの被災地で演奏会を行うなど、復興に向けて力を注いでいることも忘れてはなりません。
 まだまだ日本での評価は未知数の彼女ですが、このアルバムを一度でも聴けば、これからの輝かしい将来が目に浮かぶことは間違いありません。私たちは「素晴らしい才能と未来」をこのCDで発見することができます。10年後、間違いなく彼女は世界を席巻することでしょう。





いつかご紹介した自主製作的アルバム

入るかどうか微妙!でも再交渉してみます!!
AUR 3159
(1CD-R)
\4000
はいらなかったらごめんなさい!
UMI 〜 JUST FOR YOU
 メンデルスゾーン:無言歌集「紡ぎ歌」
 ドビュッシー:ゴリウォッグのケークウォーク
 ショパン:幻想即興曲
       ワルツ第14番
 バッハ:イタリア協奏曲
      フランス組曲第6番
 リスト:小人の踊り
 ショパン:ワルツ作品42-5
 ヴィラ=ロボス:道化人形
宇見ギャレット(P)
録音年は不詳。おそらく2010年あたり。紙パケ仕様で素敵な装丁になってます。




(昔のコメントから)

 うーん・・・さすがにそれはやめとこうよ、と言った。

 スタッフがアメリカ在住の10歳の天才少女ピアニストのアルバムがあるという。
 なんでもかんでも興味があったら取り上げるアリアCDだが、いくらなんでも10歳の女の子のアルバムはどうよ。
 そうじゃなくても最近日本でブームの、いたいけな少年少女によるクラシック・アルバムは、ちょっと冷めた目でみてきた。いまさらここでそんな「おこちゃまアルバム」を扱うのはやめておこう。

 と思ったら、こんな映像を見せられた。

 http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=8KB6zCJvGrk

 ショパンのスケルツォ第1番。

 これは・・・すごかった。

 10歳の女の子だろうが、100歳の老婆だろうが、宇宙人だろうが、これは・・・すごい。ピアノから才能がほとばしってる。
 これを見せられたら、そのアルバムも取り寄せないわけにはいかない。

 ということで改めて、宇見(うみ)・ギャレット。

 2000年8月15日生まれらしい。アメリカ人と日本人のハーフ。
 8歳のときロサンゼルス・バッハ・コンクールで最年少で2年連続優勝。アメリカのデザート交響楽団とモーツァルトのピアノ協奏曲第23番で共演。9歳でボストンポップス交響楽団共演。
 2012年ショパン国際コンクール小学生部門で優勝。
 10歳のときには、サンディエゴで行われた京都賞の前夜祭で京セラの稲盛和夫氏とノーベル賞の山中伸弥教授の前でソロ演奏を務めたらしい。

 もうバリバリである。

 だからこの際年齢とか関係なく、なかなかユニークなピアニストが出現した、と素直に紹介するものである。
 今回のアルバムはかなり盛りだくさんだが、超絶技巧のリストやヴィラ=ロボスがキンキンに冴えわたっている。まあ、すごいわ。

 おそらく、近いうちにどこか大手が契約してくるんだろうなあ。


 美人演奏家には間違いなく弱い店主で、ホームページにもよくベタベタと美人アーティストの写真を貼り付けてますが、さすがにこの子の写真を貼り付けるのはちょっと違うような気がするのでやめときます。
 代わりにサイトをどうぞ。http://www.umigarrett.com/ 

  

NYCC-27290
\2500+税
Jewels of Ave Maria ジュエルズ・オブ・アヴェマリア
 〜16人の作曲家による珠玉の「アヴェ・マリア」集

 1.ミハウ・ロレンツ
 2.J.S.バッハ=グノー
 3.ジャン・アラン
 4.フランツ・シューベルト
 5.ジュリオ・カッチーニ
 6.ガブリエル・フォーレ
 7.ピエトロ・マスカーニ
 8.ジュゼッペ・ヴェルディ
 9.ジョルジュ・ビゼー
 10.サヴェリオ・メルカダンテ
 11.ルイージ・ルッツィ
 12.アントニン・ドヴォルザーク
 13.カミーユ・サン=サーンス
 14.セザール・フランク
 15.ウイリアム・ゴメス
 16.アストル・ピアソラ
田村麻子(ソプラノ)
福本茉莉(オルガン)
 永遠の美しさ、普遍の輝き・・・。パイプオルガンの荘厳な響きに包まれて
凛として透き通る歌声が捧げる聖母への祈り!
 現在ニューヨークに在住、世界中のオペラハウスでその清冽な歌唱を聴かせるソプラノ、田村麻子。
 NAXOSレーベル初となる、今回の彼女のアルバムは16人の様々な作曲家による「アヴェ・マリア」です。
 時代、地域を分け隔てなく、全ての人類に愛を注ぐ聖母マリアを巡っては、数多くの作曲家が思い思いの美しい歌を捧げています。田村は、その感情を丁寧に読み取り、全身全霊を込め、ひたすら美しい声で「祈りを捧げるように」歌っていきます。また、今回は彼女自身の希望により、全てをオルガン伴奏で歌っていますが、その共演者として、2012年武蔵野市国際オルガンコンクールの日本人初の優勝者、福本茉莉が共感溢れる見事な演奏で、田村の歌に天国的な響きとドラマティックさを添えています。
この心からの真摯な祈りをどうぞ受け止めてください。

(麻倉玲士・ライナーノートより)
 田村麻子はバッハ=グノーやシューベルトでは禁欲的とも言える、宗教的、静謐な表現に徹しているが、マスカーニやメルカダンテでは一転し、本来のオペラティックな劇的表現を追求する。(中略)オペラ的な楽曲では音色も明るく、力感を帯び、音の粒子表面の突き上げ感がシャープになる。そんな楽曲による田村麻子の表現の違いをこの録音は実に細やかに再現してくれるのである。
  録音 2015年3月19日.20日 武蔵野市民文化会館 小ホール

<映像>


DG(映像)



73 5205
(Blu-ray)
\4600→\4190
※CD同時発売
ムター/クラブ・アルバム〜ライヴ・フロム・イエロ−・ラウンジ
 ヴィヴァルディ:「夏」〜3.プレスト /
 ガーシュウィン:3つの前奏曲 /
 J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲〜第3楽章
 チャイコフスキー:「なつかしい土地の思い出」〜メロディ /
 ヴィヴァルディ:「冬」〜1.Allegro non molto
 J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲〜第1楽章 /
 ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
 ドビュッシー:「子供の領分」〜ゴリウォッグのケークウォーク /
 サンサーンス:序奏とロンド・カプリチオーソより
 ドビュッシー:「ベルがマスク組曲」〜月の光 /
 コープランド:「ロデオ」〜ホー・ダウン /
 J.S.バッハ/グノー:アヴェ・マリア
 ベンジャミン:ジャマイカン・ルンバ /
 J.ウィリアムズ:「シンドラーのリスト」〜テーマ
映像用ボーナストラック
 シューベルト:12ノバガテル〜9.蜜蜂
 J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲〜第2楽章
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ムター・ヴィルトゥオージ ,
マハン・エスファハニ(チェンバロ),
ランバート・オーキス(ピアノ)
Noa Wildschut(ヴァイオリン),
Nancy Zhou(ヴァイオリン)
 Yellow Loungeにヴァイオリン界の女王、ムター登場!
 2013年にもイエロー・ラウンジに登場して聴衆を魅了、音楽にジャンルの壁は不要な事を証明して見せたムターが、今年はベルリンの新名所、ノイエ・ハイマートに登場。ムター財団奨学生の若手奏者で編成されたムター・ヴィルトゥオージと親しい音楽仲間を伴って、色鮮やかな照明の元で繰り広げられた熱気あふれるライヴはドイツのZDFによって収録され、ここにCDと映像の形でリリースの運びとなりました。
 収録:2015年5月 ベルリン、ノイエ・ハイマート

 ★Yellow Lounge=ジャンルの垣根を超え、クラブなどでクラシックを楽しむイベント。ドイツ・グラモフォンが発信。






DECCA(映像)


74 3896
(6DVD)
\9000
《ヨナス・カウフマン〜トスカ/カルメン/ファウスト/ウェルテル》
 プッチーニ:歌劇『トスカ』全曲
  収録:2009年4月 チューリヒ歌劇場(ライヴ)
 ビゼー:歌劇『カルメン』全曲
  収録:2007年、コヴェント・ガーデン王立歌劇場(ライヴ)
 グノー:歌劇『ファウスト』全曲
  収録:2011年12月 ニューヨーク、メトロポリタン歌劇場(ライヴ)
 マスネ:歌劇『ウェルテル』全曲
  収録:2010年1月 パリ、バスティーユ歌劇場(ライヴ)
トスカ:
エミリー・マギー(ソプラノ:トスカ)、
ヨナス・カウフマン(テノール:カヴァラドッシ)、
トーマス・ハンプソン(バリトン:スカルピア)
ワレリー・ムルガ(バス:アンジェロッティ)、
ジュゼッペ・スコルシン(バス:堂守)、他
パウロ・カリニャーニ指揮
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
演出:ロバート・カーセン

ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾ・ソプラノ:カルメン)
ヨナス・カウフマン(テノール:ドン・ホセ)
イサベル・レイ(ソプラノ:ミカエラ)
ミケーレ・ペルトゥージ(バリトン:エスカミーリョ)、他
チューリッヒ歌劇場合唱団、チューリッヒ歌劇場管弦楽団
指揮:フランツ・ヴェルザー=メスト  演出:マティアス・ハルトマン
収録:2008年 チューリッヒ歌劇場(ライヴ)

ファウスト:
ヨナス・カウフマン(テノール:ファウスト)、
ルネ・パーペ(バス:メフィストフェレス)、
マリーナ・ポプラフスカヤ(ソプラノ:マルグリット)、他
ヤニック・ネゼ=セガン指揮
メトロポリタン歌劇場管弦楽団&合唱団
演出:デス・マッカナフ

ウェルテル:
ヨナス・カウフマン(テノール:ウェルテル)、
ソフィー・コッシュ(メゾ・ソプラノ:シャルロット)、
リュドヴィク・テジエ(バリトン:アルベール)
アンヌ=カトリーヌ・ジレ(ソプラノ:ソフィー)、
アラン・ヴェルヌ(バス:法務官)、
アンドレアス・ジャッジ(テノール:シュミット)
クリスチャン・トレギエ(バリトン:ヨハン)、
アレクサンドル・デュアメル(バリトン:ブリュールマン)、
オリヴィア・ドレ(ソプラノ:ケートヒェン)
オー・ド・セーヌ児童合唱団
ミシェル・プラッソン指揮
パリ・オペラ座管弦楽団&合唱団
演出:ブノワ・ジャコ
74 3872
(4Blu-ray)
\10000
キング・オブ・テノールによる名作オペラ4作品!
 恵まれた容姿と、抜群の歌唱力、演技力により世界中のオペラハウスで聴衆を虜にするカウフマンがDECCAに残したオペラ全曲映像4作品をセットにしたお買い得BOX。
エミリー・マギーとヨナス・カウフマンとの共演によるチューリヒ歌劇場での『トスカ』は、ロバート・カーセンの斬新な演出も相まって、大きな話題を呼びました。カウフマン演じるカヴァラドッシは全ての女性オペラ・ファンの心を鷲づかみに!ハンプソンの邪悪なスカルピアも必見です。
 ロイヤル・オペラにゲオルギューの相手役としてデビューしたカウフマンが、2006/07年シーズンにホセを演じた『カルメン』。彼の細やかで巧みなニュアンスに満ちた歌唱、そしてロイヤル・オペラ久々の新演出が聴衆と批評家双方から高い評価を得ました。
 メトロポリタン歌劇場でのライヴ収録による『ファウスト』は、デス・マッカナフの新演出で、ファウスト博士を原子爆弾開発者に置き換えるという興味深い舞台です。正統な音楽に即し中身の詰まった音楽を作り出したネゼ=セガンの指揮。メフィストフェレス役のルネ・パーペの抜群な存在感。カウフマンの惚れ惚れするような美声が話題を呼びました。
 2010年1月にパリで行われた初日は、ル・モンド紙をはじめ、フランス各紙から諸手で大絶賛を浴びた「ウェルテル」。知的かつ精妙にコントロールされたカウフマンの多彩な歌声のパレットが聴衆を圧倒しました。共演のコッシュや、指揮の巨匠プラッソンなど、名キャストでお贈りする『ウェルテル』の決定盤!という贅沢な4作品です。




BELVEDERE(映像)



BELVED 10130
(DVD)
\4000→\3690
内田光子も参加。
 月に憑かれたピエロ、2011年ザルツブルク音楽祭の映像

  シェーンベルク:月に憑かれたピエロ
バルバラ・スコーヴァ(シュプレヒスティンメ)
内田光子(ピアノ)
マルク・シュタインベルク(ヴァイオリン)
クレメンス・ハーゲン(チェロ)
マリーナ・ピッチニーニ(フルート)
アンソニー・マクギル(クラリネット)
 月に憑かれたピエロ、2011年ザルツブルク音楽祭の映像、内田光子も参加。月に憑かれたピエロにまつわるドキュメンタリーも併録。

 収録:2011年/NTSC、リージョン: All、16:9、演奏会39’ 32”、ドキュメンタリー52’、字幕:英・独、Dolby Digital 2.0

 2011 年のザルツブルク音楽祭で演奏された「月に憑かれたピエロ」の演奏と、「月に憑かれたピエロ」にまつわるドキュメンタリーで構成されたDVD。
 内田光子、ハーゲンら錚々たるメンバーによる演奏というだけでも興味津津ですが、ここでシュプレヒシュティンメを演奏しているのは、ドイツの女優バルバラ・スコーヴァ(65 歳)。楽譜なしで演じており、作品世界への没入ぶりが半端ではありません。スコーヴァの熱演をささえる室内楽陣が素晴らしいことも言うまでもありません。
 作品に関するドキュメンタリーはシェーンベルクのその周辺の様々な写真資料なども交えながら構成されており、非常に興味深い内容。内田光子氏も登場し、「我々の時代にもしっくり合う」「現在書かれた音楽ですでに古典となっていると感じるものもあるが、この作品は今なお新しい」などと月に憑かれたピエロについてドキュメンタリーの中で語っています。ほかにもシェーンベルクの娘ヌリア・シェーンベルク・ノーノ(ルイジ・ノーノの妻)らもドキュメンタリーに登場しています。



 
BELVED 10127
(DVD)
\4000
Der Taktstock/ The Baton/ 指揮棒
 〜ミヒャエル・ヴェンデによるドキュメンタリー

  語り:ヘルベルト・フォイエルシュタイン
バンベルク交響楽団
出演:ジョナサン・ノット
ヘルベルト・ブロムシュテット
および2010年
 グスタフ・マーラー国際指揮
  コンクール参加者
 何故指揮者が必要なのか?彼らはいったい何をやっているのか?指揮者の本質にせまるドキュメンタリー!

 収録:2010年/NTSC、リージョン: All、16:9、65 min.、字幕:英・独、Dolby Digital 2.0

 何故指揮者が必要なのか?彼らはいったい何をやっているのか? 2010 年に開催されたグスタフ・マーラー国際指揮コンクールのもようもとりいれたドキュメンタリー風の映像作品です。
 コンクールの中で、参加者は共通の演目(課題曲)を指揮しますが、その映像を連続してコラージュのようにつなげて編集することにより、それぞれのキャラクターの違い、指揮のスタイルの違いなどを明確に見て取ることができ、指揮者それぞれによっていかに指揮ぶりが違うか、ということがはっきりとわかります。ドイツ、プラハ、メキシコなど様々な映画祭で様々な賞を受賞しています。















7/2(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



CHANDOS CLASSICS
"ヒコックス・レガシー" 新譜4タイトル!


CHAN 10868X
【新装移行再発売】
\2100
ディーリアスの代表的な合唱三作品を集めたディーリアン必携盤
 ディーリアス:
  《海流》(バリトン独唱、合唱と管弦楽のための)*
  《告別の歌》(二重合唱と管弦楽のための)
  《日没の歌》(メゾ・ソプラノ、バリトン独唱、合唱と管弦楽のための)*†
リチャード・ヒコックス(指揮)
ボーンマス交響楽団
サリー・バージェス(メゾ・ソプラノ)†
ブリン・ターフェル(テノール)*
ウェインフリート・シンガーズ
サザーン・ヴォイスィズ
ボーンマス交響楽団のメンバーたち
 元祖・英国音楽の伝道師の大いなる遺産。"ヒコックス・レガシー" 新譜4タイトル!

 英国音楽の伝道師リチャード・ヒコックス(1948−2008)が残した大いなる遺産の一つ。ディーリアスの代表的な合唱三作品を集めたディーリアン必携盤が「ヒコックス・レガシー」から登場。1994年のグラモフォン賞合唱部門賞に輝いた大名盤です。

 ※録音:1993年2月27日−28日、ウェシクス・ホール、プール・アーツ・センター(イギリス)/CHAN 9214からの新装移行再発売
 

CHAN 10869X
【新装移行再発売】
\2100
ティペット:オラトリオ 《われらが時代の子》 リチャード・ヒコックス(指揮)
ロンドン交響楽団&合唱団
シンシア・ハイモン(ソプラノ)
シンシア・クラレー(アルト)
デーモン・エヴァンズ(テノール)
ウィラード・ホワイト(バス)
 20世紀イギリスを代表する作曲家、マイケル・ティペットの入門的作品。社会のあらゆる差別をテーマに、ティペット自身が「これは人類すべての受難曲なのです」と語るオラトリオ「われらが時代の子」。悲劇と救済、ところどころ挿入される黒人霊歌。特に声楽作品を得意とするリチャード・ヒコックスによる、鋭く緊張感あふれる演奏が収録されている。

 ※録音:1992年7月6日−8日、ブラックヒース・コンサート・ホール(ロンドン)/CHAN 9123からの新装移行再発売
 

CHAN 10870X
【新装移行再発売】
\2100
ヴォーン・ウィリアムズのあまり知られていない作品を収録
 ヴォーン・ウィリアムズ:
  歌劇 《海へ乗り行く人々》
  家庭の音楽
  組曲 《野の花》
リチャード・ヒコックス(指揮)
ノーザン・シンフォニア
ザ・シンフォニア・コーラス*‡
リンダ・フィニー(メゾ・ソプラノ)*
カール・デイモンド(バリトン)*
リン・ドーソン(ソプラノ)*
イングリッド・アトロット(ソプラノ)
パメラ・ヘレン・スティーヴン(メゾ・ソプラノ)*
ピーター・フランコム(オブリガート・ホルン)†
フィリップ・デュークス(ヴィオラ)‡
 2001年にはヴォーン・ウィリアムズの「ロンドン交響曲(CHAN 9902)」でグラモフォン大賞(Recording of the Year)を受賞するなど、ヴォーン・ウィリアムズのスペシャリストとして活躍したリチャード・ヒコックス。ここでは、1幕のオペラ「海へ乗り行く人々」、ウェールズの聖歌による3つの前奏曲「家庭の音楽」、独奏ヴィオラ、混声合唱と小管弦楽のための組曲「野の花」など、ヴォーン・ウィリアムズのあまり知られていない作品が収録されている。

 ※録音:1995年3月23日−24日、セント・ニコラス・ホスピタル(ニューカッスル・アポン・タイン)/CHAN 9392からの新装移行再発売


CHANDOS 2FOR1


CHAN 241-54
(2CD/特別価格)
【新装移行再発売】
\2500
エルガー3大オラトリオの最後の作品
 エルガー:
  オラトリオ 《神の王国》 Op.51*
  ため息 Op. 70
  聖体奉挙 Op.11

リチャード・ヒコックス(指揮)
ロンドン交響楽団、ロンドン交響合唱団*
マーガレット・マーシャル(ソプラノ)*
フェリシティ・パルマー(メゾ・ソプラノ)*
アーサー・デイヴィス(テノール)*
デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(バス)*
ロデリック・エルムス(オルガン)

 エルガーの録音でも素晴らしい業績を残すリチャード・ヒコックス。「ゲロンティアスの夢(CHAN 241-46)」、「使徒たち(CHAN 241-49)」に続き、エルガー3大オラトリオの最後の作品、「神の王国」もついに復刻! エルガーの偉大な合唱芸術をヒコックスの手腕でまとめ上げた同曲屈指の名盤です。

 ※録音:1989年6月11日−13日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)/CHAN 8788/9からの新装移行再発売




RESONUS



RES 10153
\2500→\2290
愛、戦いと哀しみの歌 〜
 ジャック=フランソワ・ガレ:オペラティック・ファンタジー集

  ドニゼッティの《殉教者》による華麗なる幻想曲(Op.49)
  ドニゼッティの《ベリサリオ》のカヴァティーナに基づく幻想曲(Op.42)
  ドニゼッティの《ロベルト・デヴリュー》より 私を自由にさせて*
  ベッリーニの《ビアンカとフェルナンド》のモチーフによる幻想曲(Op.47-2)
  ベッリーニの《夢遊病の娘》のカヴァティーナに基づく3つのメロディ(Op.28)
  ドニゼッティの《愛の妙薬》より 人知れぬ涙*
  ドニゼッティの《愛の妙薬》による幻想曲(Op.46)
  ベッリーニの歌劇《ノルマ》のモチーフに基づく華麗なる幻想曲(Op.40)
  メルカダンテの《イタリアの夜会》により 狩人たちの叫び声*
アネク・スコット
 (ナチュラルホルン/
  マルセル・オーギュスト・ラウー
   1823年製)
ルーシー・クロウ(ソプラノ)*
スティーヴン・デヴァイン
 (ヒストリカルピアノ/
  エラール1851年製)
 ナチュラルホルンの名女流奏者アネク・スコット!19世紀フランスの巨匠ガレのファンタジー集!

 エウローパ・ガランテ、ダンディン・コンソート、ザ・シックスティーン、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ、エイヴィソン・アンサンブル、オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティックなど、世界トップクラスのピリオド・オーケストラで首席ホルン奏者として活躍する女流ピリオド・ホルニスト、アネク・スコット。
 トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールトやピップ・イーストップなどピリオド・ホルンの先人たちに師事したナチュラルホルンの名手が、伸びやかなサウンドと驚異的なテクニックで魅せる、19世紀の名ホルニスト、ジャック・フランソワ=ガレの「オペラ・ファンタジー集」!
 19世紀フランスの作曲家であり、当時を代表するホルニストだったジャック=フランソワ・ガレ(1795−1864)。オデオン座、イタリア座、王室礼拝堂のホルニストを歴任し、パリ音楽院教授としてナチュラルホルンの奏法の発展に寄与した巨匠である。
 傑作オペラの名旋律を題材としたガレの"ファンタジー"を、名手たちが奏でる作曲者存命当時に製作されたホルンとピアノ、そしてルーシー・クロウの歌声というリッチな組み合わせで!

 ※録音:2014年8月16日−18日、ラドック・パフォーミング・アーツ・センター(バーミンガム、イギリス)





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CAPRICCIO



C5241
\2700→\2490
来た!「鉄工場」新録音!ピアノ協奏曲も!
 アレクサンドル・モソロフ:作品集

 1.鉄工場 Op.19/
 2-4.ピアノ協奏曲 第1番 Op.14/
 5.コルホーズにトラクターが到着/
 6.チェロとピアノのための「伝説」Op.5/
 7.ピアノ・ソナタ 第1番 Op.3/
 8.4つの新聞記事 Op.21
シュテッフェン・シュライエルマッハー(ピアノ)/
リンゲラ・リームケ(チェロ…6)/
ナターリヤ・プシェニチニコワ(ソプラノ…8)/
ベルリン放送交響楽団/
ヨハネス・カリツケ(指揮)
録音 2014年2月 ベルリン ベルリン放送局
 クラシックを愛好する人ならば、一度は聴いておきたいといわれる名作「鉄工場」。3分程度の短い曲ですが、その歌劇な内容が当時のソ連当局の目に留まり、演奏されなくなるなどいくつものエピソードを持ち、それ故一層興味が高まったという逸品です。
 全曲を通じて力強い音の応酬に終始し、いかにも「社会主義リアリズム」を具現化したような力強い音楽です。
 作曲家のアレクサンドル・モソロフ(1900-1973)は現代音楽協会の室内楽部長を経て、放送局の音楽編成を務めた人ですが、様々な理由をつけてロシア音楽界から追放され、最終的には「反ソビエトのプロバガンダ」を理由に逮捕され、強制労働に送り込まれてしまい、生還後も厳しい生活を強いられました。
 彼の名誉が復権するのは、死後まもなくでした。また彼の作品の一部は破棄を強いられたとも言われ、現存する作品はあまり多くありません。
 そんなモソロフの作品を演奏するのは、奇才ピアニスト、シュライエルマッハー。また当時の新聞記事をそのまま歌にしたという「4つの新聞記事」も含め、実に興味深いアルバムとなっています。


数少ないモソロフの作品集アルバム
すでに入手困難と思われるので海外から取り寄せます。
完売の際はご容赦ください・・・。

NORTHERN FLOWERS
NF/PMA9978
1CD\5000
「戦時の音楽1941-1945 Vol.9」
 アレクサンドル・モソロフ(1900-1973):
  ①チェロ協奏曲第2番(1937-1945)
  ②交響曲ホ長調(1944)
アレクサンドル・ティトフ指揮
サンクト・ペテルブルク交響楽団
①ドミトリー・イェレミン(Vc)

録音:2009年
 大好評のロシア戦時の音楽シリーズ追撃の一枚は交響的エピソード「鉄工場」で知られるロシア・アヴァンギャルドのモソロフ。
 彼は初期に前衛的な作風で一世を風靡したものの、ほどなくしてソビエト当局に睨まれ転向を余儀なくされる。それでもなお反抗を続けたモソロフはついに運河建設の強制労働に送り込まれるが、師匠のグリエール、ミヤスコフスキーの尽力により作曲活動に辛うじて復帰。これらの作品はその復帰後の作品だが、ロシア民謡を素材とした骨太でドラマティックな音楽で、強制労働で著しく健康を害したとはとても思えないほどエネルギッシュ。
 チェロ協奏曲第2番のエレジーと題された第一楽章の冒頭から悲劇的なオーケストラの前奏に導かれてチェロのすすり泣くソロはモソロフの人生への恨み辛みか絶望か?第二楽章は「森の歌」にも似た平易で楽しげな旋律があふれ、終楽章では華やかな勝利への大行進。
 交響曲の重々しく荘厳な出だしは鳥肌もの。全四楽章あるうちの最初の三つの楽章がラルゴというのも変わっているが、悲劇の大波がこれでもか、これでもかとばかりに寄せては返し、聴き手の忍耐ももはや限界かというときになって終楽章のパワー全開の大爆発がやってくる。戦時中の戦意高揚、愛国心発露の創作を、という当局の思惑があったとしても、これは傑作といえよう。終盤はブラスがバリバリ、打楽器がドンジャカ、アドレナリン大放出の大団円。クライマックスではショスタコーヴィチの第7番を思わせるところもあって楽しめる。 


  


C5136
\2700→\2490
マーラー:交響曲「大地の歌」
 A.シェーンベルク(1874-1951)とR.リーン(1941-)による
 室内アンサンブル編

  1.第1楽章:大地の哀愁に寄せる酒の歌/
  2.第2楽章:秋に寂しき者/3.第3楽章:青春について/
  4.第4楽章:美について/
  5.第5楽章:春に酔える者/6.第6楽章:告別
イヴォンヌ・フックス(メゾ・ソプラノ)/
マルクス・シェーファー(テノール)/
リノス・アンサンブル
 1918年にシェーンベルクによって旗揚げされた音楽団体「私的演奏協会」では、その同時代の音楽に興味を持つ人々のために「良質な演奏」を提供することを目的とし、数多くの興味深い作品の初演が行われました。
 しかし、世相の悪化、また激しいインフレのために、作曲家が本来意図した編成で演奏することはほとんどの場合困難であり、そのためシェーンベルクと彼の友人、弟子たちはこれらの作品を、より演奏のしやすい編成(大オーケストラのために書かれたものを、ピアノ、ハルモニウムを含む室内楽に)に置き換え、ようやく演奏することができたのです。これにより、もともとの意図を変えることなく、一層コンパクトに、ある意味ですっきりした風情に生まれ変った作品群は、今聞いてみても独自の魅力をはなつものになっていることは間違いありません。
 リノス・アンサンブルはこのような作品の演奏を得意とする団体であり、これまでもマーラー(1860-1911)、ブルックナーをはじめとした一連の作品を音にして送り出しています。
  

C5193
\2700
スペインの歌集
 1-7.マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):7つのスペイン民謡/
 8-10.エンリケ・グラナドス(1867-1916):昔風のスペインの歌曲集より/
 11.フェデリコ・モンポウ(1893-1987):アンダルーサ/
 12.モンポウ:魂の歌/
 13.モンポウ:お前の上にはただ花だけ/
 14-16.ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):
   4つの愛のマドリガル 第1番.第2番.第4番/
 17-21.ハビエル・モンサルバーチェ(1912-2002):5つの黒い歌/
 22.モンポウ:モンセニー/
 23.モンポウ:幻惑/
 24.モンポウ:エルミタージュの祈り
ゾリアナ・クシュプラー(メゾ・ソプラノ)/
オレナ・クシュプラー(ピアノ)
録音 2013年3月30日-4月2日 ウィーン 4tuneスタジオ
 双子のアンサンブル、クシュプラー姉妹によるスペインの歌曲集です。以前にはロシアの歌曲集(C5039)で、チャイコフスキーやラフマニノフをはじめとした濃密な歌曲を披露していた2人ですが、今作ではまた違った「激しく内面で燃え盛る情熱」を有したモンポウを中心に、グラナドス、ファリャ、ロドリーゴ、モンサルバーチェを聞かせます。
 変幻自在な歌に寄り添うピアノの香り高い表情をお楽しみください。ピアニストのオレナ・クシュプラーはモンポウを得意としており、彼女のソロ・アルバム(C5115)も高く評価されています。
  

C5207
\2700
アントニン・ドヴォルザーク:聖なる歌曲集
 1-10.聖書の歌 Op.99 B185
  <黒雲と闇とは主のまわりにあり/
   主よ、御身はわが隠れ家にしてわが盾/
   神よ、わが祈りを聞きたまえ/主はわが羊飼い/
   神よ、神よ、新しき歌を歌わん/
   おお神よ、わが願いを聞きたまえ/バビロン川のほとりで/
   主よ、われを顧みたまえ/山に向かいて、われ眼を上げ/
   主に向かって新しき歌を歌え>/
 11.前奏曲 ニ長調 B302.1/12.アヴェ・マリア/
 13.前奏曲 ト長調/14.三位一体の主日への賛歌/
 15.前奏曲 イ短調/16.アヴェ・マリア・ステラ/
 17.前奏曲 変ロ長調/18.フーガ ト短調/
 19-22.夕べの歌 Op.3 B61
  <おまえたち、空にある星よ/おまえが死んだ夢を見た/
   私はおとぎ話の騎士/神が愛に満ちた心になれば>
イヴォナ・サコヴィツ(メゾ・ソプラノ)/
マヌエル・ランゲ(ピアノ)…1-11.19-22/
ペーター・フリシェ(オルガン)…11-18
録音 2013年10月 ウィーン 4tuneスタジオ…1-10.19-22, 2014年7月10日 シュッテル教会…11-18
 ドヴォルザーク(1841-1904)の隠れた名曲「聖書の歌」は、彼がニューヨークのナショナル音楽院の院長職にあった時代の作品です。
 1894年に書かれたこの一連の曲は、彼の父親が病に伏したという知らせを受けたことが作曲の発端とされていますが、それ以外にも、グノーやチャイコフスキー、そしてハンス・フォン・ビューローら偉大な音楽家たちの訃報に悲嘆していたとも言われる、ドヴォルザークらしい素朴な旋律に敬虔な気持ちが込められた美しい曲集として成立しています。
 歌曲集「夕べの歌」もほとんど演奏されることのない隠れた名作。静かな諦観に満ちた曲です。他、珠玉のオルガン作品も収録されています。新進気鋭のメゾ・ソプラノ、サコヴィツの情感溢れる歌唱で。
  


C5240
\2700→\2490
ラインラント=プファルツ州立フィル
 マンケル&ニューストレム:ピアノと管弦楽のための作品集

  1-3.ヘニング・マンケル(1868-1930):ピアノ協奏曲/
  4-6.ヨースタ・ニューストレム(1890-1966):
   ピアノと室内管弦楽のための「コンチェルト・リチェルカンテ」
アンナ・クリステンソン(ピアノ)/
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団/
ロベルト・パーテルノストロ(指揮)
録音 2015年1月6-9日 ルートヴィヒシュハフェン,フィルハーモニー
 スウェーデンの推理作家ヘニング・マンケルの祖父にあたる同名の作曲家ヘニング・マンケル。彼の一連のピアノ独奏作品はアンナ・クリステンソンがすでにリリースしており(PHOENIX EDITION PE184)、その独創的で幻想的な音に魅了された方も多いのではないでしょうか?
 今回のピアノ協奏曲も同じ流れを汲むもので、ほんの少しだけ、彼が興味を持っていたフランス印象派の雰囲気を持つ面白い作品で、ずっと未発表であったものですが、今回実際に聴けるのは嬉しいことです。
 ニューストレムの作品も、なかなか面白いもので、こちらはストラヴィンスキーやオネゲルなどの新古典派の影響が感じられる、強烈な味わいをもつもの。彼が生涯を通じて愛していた“海の情景”も反映された美しい音楽です。



知られざる名盤
スヴェトラーノフのニューストレム「交響曲第3番
PHONO SUECIA
PSCD 709

\3000

ヨースタ・ニューストレム
 劇音楽第2番〈テンペスト〉前奏曲、
 歌曲集〈海辺の歌〉(ソプラノと管弦楽のための)

 シンフォニア・デル・マーレ(海の交響曲)(交響曲第3番) 

シャーロット・ヘレカント(Ms)
スヴェトラーノフ指揮
スウェーデン放送合唱団女声合唱
スウェーデン放送交響楽団

スヴェトラーノフの珍しい北欧レーベルへの録音。しかも’97年、2000年の録音。ニューストレムは1890年スウェーデン生まれの作曲家で、北欧の抒情と印象派を足したような作風。
スヴェトラーノフはスウェーデン放送交響楽団を貫禄十分に率いて壮大なシンフォニーを望みうる最高の形で再現してくれた。





CPO

777971
\1600
cpo 2015/16年CD付きカタログ
999107-2 フランツ・アントン・ホフマイスター:管楽セレナード集
 1.パルティータ 変ロ長調/2.パルティータ ニ短調/
 3.ディヴェルティメント 変ロ長調/
 4.パルティータ 変ホ長調/コンソルティウム・クラシクム
コンソルティウム・クラシクム
 1000タイトルを超えるアイテムを擁するCPOレーベル、2015/16年の最新カタログが発行されます。毎回添付されるお楽しみのCDですが、今回は古典派の作曲家ホフマイスター(1754-1812)の管楽セレナードです。
 モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンの友人であり、出版業者としても知名度の高いホフマイスターの作品は、当時の管楽器奏者のレベルの高さを彷彿させる優れた作品であり、ハイドンやモーツァルトとも違う風情を持つ、とても面白い音楽です。
 このジャンルの音楽はCPOレーベルが得意とするものですが、もちろん他にもルネサンス期から現代作品まで幅広いCDを取り揃えています。もちろんカタログを眺めるだけでも楽しいものです。
   


777740
\2700→\2490
アウグスト・クルークハルト:作品集
 1.交響曲 第4番 ハ短調 Op.57/
 2.3つの小品 Op.87
デッサウ・アンハルトフィルハーモニー/
アンソニー・ヘルムス(指揮)
 ケーテンで生まれ、10歳でピアノを作曲を学び始めたというクルークハルト(1847-1902)。相当才能に恵まれていたようで、1年後には作品を発表し、16歳でデッサウに移住した翌年にはピアニストとしてデビュー。その後は着々と才能を開花させ、ヴァイマールの宮廷劇場を皮切りに、ノイシュトレリッツ、デッサウの宮廷劇場で指揮者として目覚ましい活躍を遂げます。
 その間ヴァイマールではフランツ・リストに会い、また1876年にバイロイト音楽祭に出かけ「指環」の上演に感銘を受け、1882年にはデッサウの劇場で指揮者として「指環」を演奏しているのですから、こちらもすごい実績と言えるでしょう。
 彼は交響曲を6曲書いて(最初の1曲は番号なし)いて、この第4番は、まさにワーグナーやリストの後継者の音楽。重厚な響きとライトモティーフが用いられた優れた音楽です。かたやタイトルのない「3つの小品」は、ロッシーニやヴェルディを思わせる気楽な曲。こちらも興味深いものです。


特集で大ベストセラーとなったクルークハルトの交響曲
詳しくはこちら

CPO
777465-2
\2700→¥2490
アウグスト・クルークハルト:
 1.ヴァイオリン協奏曲 Op.68 ニ長調
 2.交響曲第 3 番 Op.37 ニ長調
ミリアム・チョップ(ヴァイオリン)/
デッサウ・アンハルト・フィル
ゴロー・ベルク(指揮)

 木管五重奏曲やチェロ協奏曲などは、今までにも僅かに聴く機会があったが、このアルバムではヴァイオリン協奏曲と交響曲第3 番という珍しい曲が収録されている。

CPO
777693
\2700→\2490
アウグスト・クルークハルト:
 1.交響曲 第5番 ハ短調 Op.71/
 2.演奏会序曲「春の時に」Op.30/
 3.祝典序曲 変ホ長調 Op.78
アンハルト・フィルハーモニー管弦楽団/
アントニー・ヘルムス(指揮)

 「ピアノ五重奏曲」など一部の曲に、特定のファンをもつ作曲家クルークハルト(1847-1902)。
 彼はケーテンで生まれ、10歳からピアノと作曲を学び始めます。15歳の頃に家族とともにデッサウに移住。やがてピアニストとしてデビューを飾りました。作曲活動も進めており、20歳になる前には自作を発表するなど順風満帆な音楽家人生をスタートさせました。
 指揮者としても才能を発揮、ワーグナーの「指環」を上演するほどの活躍ぶりを見せた人です。
 彼の第3交響曲はすでにcpoからリリースされており(777465-2)、こちらはブラームスを思わせる明るさに満ちていましたが、この第5交響曲は調性的にもベートーヴェンを思わせる劇的なもの。1892年、彼がデッサウの指揮者として活動25年を迎えた年に書かれた曲です。


  

777540
(2CD)
\5400
ルートヴィヒ・マイナルドゥス:オラトリオ「ヴォルムスのルター」Op.36
 W.レシュマンの詩による独唱、
  合唱と管弦楽による2部からなるオラトリオ(1876/1883年出版)
マティアス・フィーヴェグ(バリトン)/
クレメンス・ロシュマン(テノール)/
アンネッテ・グジャー(メゾ・ソプラノ)/
コルビー・ウェルチ(テノール)/
マルクス・フライク(バス)/
クレメンス・ハイドリッヒ(バス)/
アンスガー・アイマン(テノール)/
ライニッヒェ・カントライ/
コンチェルト・ケルン/
ヘルマン・マックス(指揮)
 マイナルドゥス(1827-1896)はフランツ・リストに師事したドイツの作曲家、指揮者、オルガニスト、作家です。彼はイェファーで生まれ、当時新しく設立されたライプツィヒ音楽院に入学するようにシューマンに勧められますが、結局学生生活は長続きせず、何人かの教師に個人的に指導を受け、音楽を習得します。
 彼の作品中で最も成功した作品がこの、ヴォルムス帝国議会(1521)に召喚されたマルティン・ルターを描いた「ヴォルムスのルター」です。
 7人の独唱者と合唱、管弦楽で奏される劇的で演奏効果の高いこの作品は、1874年、ヴァイマルでリストの指揮によって初演されましたが、その後はあまり演奏されることもなく、今回のヘルマン・マックスの録音は広く歓迎されるものとなるでしょう。
  

777885
\2700
ヴィルトゥオーゾ・リコーダーIII イギリス・バロックのリコーダー協奏曲集
 1.ロバート・ウッドコック(1690-1728):リコーダー協奏曲 第2番/
 2.ウッドコック:リコーダー協奏曲 第4番/
 3.ウッドコック:リコーダー協奏曲 第5番/
 4.ウッドコック:リコーダー協奏曲 第8番/
 5.ウッドコック:リコーダー協奏曲 第6番からガヴォット/
 6.ジョン・バーストン(1685頃-1740):
  リコーダー協奏曲 第3番 ト長調/
 7.ウィリアム・バベル(1690頃-1723):リコーダー協奏曲 Op.3-3 ホ短調/
 8.バベル:リコーダー協奏曲 Op.3-6 ヘ長調/
 9.バベル:リコーダー協奏曲 第2番 ニ長調/
 10.シャルル・デュパール(1667-1740):フルート協奏曲 イ短調/
 11.デュパール:ヴァイオリンとオーボエ、弦楽、通奏低音のための協奏曲 イ長調
フランクフルト・カペラ・アカデミア/
ミヒャエル・シュナイダー(指揮・リコーダー)
 第1集(777534)…ドイツのバロック、第2集(777316)…イタリアのバロックに続く、ヴィルトゥオーゾ・リコーダーの第3集は、お待ちかね「イギリスのバロック」作品集です。作曲家の名前にはほとんど馴染みがありませんが、ここで聞ける作品のなんと生き生きしたこと!
 明らかに、当時強い影響力を誇ったヘンデルの影響も見られますが、ウッドコックの作品は独奏的であり、優雅で想像力豊かなものです。
 協奏曲と言っても、現在のような3楽章(もしくは4楽章)形式ではなく、A-B-Aの三部形式の曲があったり、編成の小さなものがあったりと、ヴァラエティに富んでいます。曲によってはヴィヴァルディを思わせるものもあり、とても興味深いものです。
 今回もシュナイダーの見事な演奏が光ります。
 


777580
\2100→\1890
フリードリヒ・ゲルンスハイム:ピアノ五重奏曲集
 1.ピアノ五重奏曲 第1番 ニ短調 Op.35/
 2.ピアノ五重奏曲 第2番 ロ短調 Op.63
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/
ジェモー四重奏団
 ドイツの作曲家、ピアニスト、指揮者ゲルンスハイム(1839-1916)。一時期は忘れられていましたが、最近になってその作品が演奏、録音されるようになり、広く人気を博するようになっています。
 フランスに留学した際、サン=サーンスやラロと親交を結び影響を受けましたが、何よりゲルンスハイムが愛していたのはブラームスの音楽で、、彼の4曲ある交響曲にもブラームスの面影が横溢していることで知られています。
 この2つのピアノ五重奏曲もブラームスの五重奏曲に良く似た雰囲気を持ち、特に第2番はブラームスの「クラリネット五重奏」の後継とも呼ぶべき音楽で、しっとりとした風情と重厚さを兼ね備えた素晴らしい作品です。
 各々の楽器の会話をお楽しみください。


旧譜
上で紹介したクルークハルトとゲルンスハイムのカップリング!!
非常に入りづらいSTERLINGから


STERLING
CDS 1096-2
\3000
発掘!ドイツ・ロマン派の流れを汲む秘曲
 クルークハルト:交響詩《レノーレ》Op.27(交響曲第2番ニ短調)
 ゲルンスハイム:交響詩《ある劇へ》Op.82*
マンフレッド・マイヤーホーファー(指揮)
アンハルト・フィルハーモニー管弦楽団
クラウス・アルプ(指揮)*
カイザースラウテルンSWR放送管弦楽団*

 ワイマール、デッサウの宮廷音楽監督を歴任した19世紀後期のドイツの大物指揮者兼作曲家、アウグスト・クルークハルト(1847−1902)と、主にケルンとロッテルダムで活躍しフンパーディンクの作曲の師でもあるフリードリヒ・ゲルンスハイム(1839−1916)の「交響詩集」。
 クルークハルトがワーグナーからの影響を受けていれば、ゲルンスハイムはブラームス。2作品ともドイツ・ロマンティシズムの流れを汲む知られざる秀作である。秘曲ファン要チェック!

 2002年10月14日(ライヴ)&1995年7月6日*の録音。

  

555005
\2100
ジンクフォニカー、現代の男声合唱作品を歌う
 1.エンヨット・シュナイダー(1950-):
  「世界の闇に無垢の炎」
   コントラテナー、2人のテノール、
   2人のバス、男声合唱とオルガンのための/
 2.アレッサンドロ・カダリオ(1979-):「風の中のばら」
   男声合唱とパーカッションのための/
 3.アレヤンドロ.D.コンソラチオン II(1980-):「ミサ・フィレンツェ」
   男声合唱とオルガンのための
ジンクフォニカー/
台北男声合唱団/
聶.庠 Nieh Yen-Hsiang(指揮)
 昨年、日本にも来日した、世界で最も人気の高いヴォーカル・アンサンブル「ジンクフォニカー」と、こちらも素晴らしいアンサンブルで知られる台北男声合唱団のコラボレーションから生まれた「現代の男声合唱作品集」です。
 現代作品を得意とする台北男声合唱団(TMC)は、すでに3枚の現代作品のCDをリリースしており、これらも高く評価されています。今回はドイツの人気作曲家エンヨット・シュナイダーと、イタリアのカダリオ、フィリピンのアレヤンドロ.D.コンソラチオン2世、この3人の宗教的作品を取り上げ、神秘的かつ、複雑な宗教観を交えた多彩なテキストを存分に聴かせます。斬新な響きも本当に感動的です。
  


777856
\2100→\1890
エルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフ:弦楽四重奏曲集
 1.弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.3-1/
 2.弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.3-2/
 3.弦楽四重奏曲 ト短調 Op.3-3/
 4.弦楽四重奏曲 ハ長調/
 5.クアドロ ニ短調
ケルン・プレイエル四重奏団
 古典派の時代、ドイツのベーリンゲンの音楽一家に生まれたヴォルフ(1735-1792)の弦楽四重奏曲集です。
 彼の兄も優れたオルガニスト、作曲家であり、彼も幼いころから音楽の才能を発揮、9歳の時にはすでに見事なチェンバロ奏者になっていました。
 ゴータ宮殿のギムナジウムではC.P.E.バッハの作品を聴き、その魅力の虜となった彼は、そのままC.P.E.バッハの良き友人として生涯を過ごしたといいます。
 弦楽四重奏のジャンルはヨーゼフ・ハイドンが切り開いたとされていますが、同時期のヴォルフの作品も決して見劣りするものではなく、管楽器や通奏低音を加えなくても、充分に素晴らしいアンサンブルを提供できることを実証しています。
 また生き生きとしたメロディーとハーモニーはヴォルフの美点でもあり、その豊かな音楽性に触れる喜びを味わうこともできるでしょう。
 ケルン・プレイエル四重奏団はこの時代の作品を得意とするアンサンブルで、ここでも納得の行く演奏を聴かせています。



エルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフの優雅な交響曲が聴けるアルバム
コンセプトも秀逸

CAPRICCIO
71128
(SACD Hybrid Multi)
\3000
ゲーテと同時代の巨匠たち
 カール・エーベルヴァイン(1786−1868):
  ゲーテのファウストによる間奏曲と歌曲より 前奏曲/
 エルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフ(1735−1792):
  シンフォニア ホ短調、同ト長調/
 アンナ・アマリア(1739−1807):エルヴィンとエルミーレより 序曲と間奏曲/
 ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752−1814):
  エルヴィンとエルミーレより 序曲/
 フランツ・セラフ・フォン・デトゥシュ(1772−1844):シンフォニア ニ長調
ペーター・ギュルケ(指揮)、
ワイマール州立歌劇場管

 ドイツが生んだ文豪ゲーテと同じ時代に活躍した音楽家たちによる音楽を集めた作品集。
 ゲーテをワイマールに招聘したアウグスト大公の母であるザクセン・ワイマール・アイゼナハ公爵夫人アンナ・アマリアの作品が収録されているところも興味深い。

 演奏は歴代の音楽監督にリストやR・シュトラウス、アーベントロートが名を連ね、400年という歴史を持つワイマール州立歌劇場管弦楽団。
 ゲーテも劇場監督を務めていたこともあり、アルバムのテーマに沿った最適な起用と言えるだろう。





MARCO POLO



8.225365
\2100→\1890
好シリーズ開始!
 シュトラウス一族の同時代の作曲家たち 第1集

 1.ヨハン・シュランメル(1850-1893):行進曲「Dornbacher Hetz」/
 2.ヨシフ・イヴァノヴィチ(1845-1902):ワルツ「Visuri de Aur Waltz」/
 3.ヨーゼフ・ランナー(1801-1843):トゥールビヨン・ギャロップ Op.142a/
 4.フィリップ・ファールバッハJr.(1843-1894):
  行進曲「フランツ・フェルディナンド」Op.333/
 5.オスカー・フェトラス(1854-1931):ワルツ「ウーレンホルストの子ども」Op.40/
 6.ヨーゼフ・ヘルメスベルガーJr.(1855-1907):子どものガヴォット/
 7.カール・ミレッカー(1842-1899):喜歌劇「従軍牧師」‐令状行進曲‐ポルカ/
 8.アルフォンス・ツィブルカ(1842-1894):In der Sennbutt'n‐牧歌/
 9.フィリップ・ファールバッハJr.(1843-1894):
  ポルカ・シュネル「日曜日の騎手」Op.339/
 10.ランナー:ボレロ Op.209/
 11.クルト・シュミット(1942-):アニヴァーサリー行進曲 Op.527/
 12.ファールバッハJr.:ポルカ・マズルカ「電話」Op.128/
 13.ヨーゼフ・グングル(1809-1889):カジノ・ダンス Op.237/
 14.カール・ミヒャエル・ツィーラー(1843-1922):ジョン・マーチ Op.285/
 15.ヘルメスベルガーJr.:
   バレ音楽「イベリアの真珠」-ポルカ「女学生」/
 16.パウル・リンケ(1866-1946):喜歌劇「地上のヴィーナス」-序曲
   ※世界初録音
   ※2.3.6.8.10.13.14…J.ジョージアディスによるオーケストラ編曲
パルドゥビツェ・チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団/
ジョン・ジョージアディス(指揮)
録音 2014年2月8-13日 チェコ共和国 パルドゥビツェ,音楽の家
 その優雅さと軽やかさ、そして耳あたりのよさのおかげで、19世紀から20世紀初頭にかけて、シュトラウス・ファミリーの音楽がヨーロッパ中を席巻していたことは良く知られていますが、同時に、多くの作曲家たちが、この分野…ワルツ、ポルカ、行進曲など…を手がけ、たくさんの知られざる名作を書いていたのでした。
 当時、どれほどこれらの「軽音楽」がもてはやされたのかは想像する他ありませんが、英国のヨハン・シュトラウス協会が所有する数多くのアーカイブから復元されたこれらの有名、無名の作品は、夢のようなその時代を思い起こすために一役買うことでしょう。
 シュランメルやイヴァノヴィチなどの比較的知られた作曲家から、一部の曲だけが知られるリンケや、音楽隊の隊長として活躍したグングルなど、名前を見ているだけでも楽しいものです。もちろん音楽も素晴らしいものばかりです。
   


8.225366
\2100→\1890
シュトラウス一族の同時代の作曲家たち 第2集
 1.ヨシフ・イヴァノヴィチ(1845-1902):
  行進曲 「カール・ルートヴィヒ大公」 Op.129/
 2.パウル・リンケ(1866-1946):ワルツ「Im Walzerrausch」/
 3.カール・ツェラー(1842-1898):
   喜歌劇「坑夫長」-ポルカ・マズルカ「美しい人」/
 4.ユリウス・フチーク(1872-1916):行進曲「連隊の子どもたち」Op.169/
 5.イヴァノヴィチ:ギャロップ「風のように敏捷に」/
 6.カール・コムツァーク2世(1850-1905):ポルカ・ファンタジー「ブロンド」Op.284/
 7.フランツ・フォン・スッペ(1819-1895):
   喜歌劇「モデル」-ニコロ行進曲/
 8.フベンティーノ・ローサス(1868-1894):ワルツ「愛の夢」/
 9.コムツァーク2世:ガヴォット 「リュートを弾く女」Op.119/
 10.ヨーゼフ・ヘルメスベルガーJr.(1855-1907):愉快な兄弟の行進曲/
 11.イヴァノヴィチ:ポルカ・マズルカ「ロダリスク」/
 12.ヨーゼフ・ラビツキー(1802-1881):ギャロップ「ツルニチソウ」Op.65/
 13.フチーク:行進曲「真夜中に」Op.93/
 14.オスカー・フェトラス(1854-1931):ワルツ「青い瞳、青い空」Op.75/
 15.ヨハン・シュランメル(1850-1893):行進曲「ウィーンはひとつ」Op.70/
 16.リンケ:喜歌劇「ベルリンの風」-序曲 ※世界初録音
  ※1.4.8.11.12.13…J.ジョージアディスによるオーケストラ編曲
パルドゥビツェ・チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団/
ジョン・ジョージアディス(指揮)
録音 2014年2月8-13日 チェコ共和国 パルドゥビツェ,音楽の家
 英国のヨハン・シュトラウス協会はシュトラウス・ファミリーの音楽だけでなく、その周辺に存在した「シュトラウスにまつわる」作曲家たちの作品を研究しています。
 ここでは、貴重なアーカイブを数多く所有しており、これらのいくつかを、今回の録音のために、指揮者ジョージアディスがオーケストラ用に編曲したのです。多くの人にとって、ほとんどの作曲家の名前は初耳かもしれません。しかし「波涛を越えて」のローサスや「剣士の入場」のフチークなどの、知られざる作品を聴けることは、なんという歓びでしょうか。
 とりわけ面白いのが、トロンボーンによる猫の鳴き声が模倣されていたりするトラック13、フチークの「真夜中に」でしょう。他には、比較的良く知られているリンケの「ベルリンの風」(ベルリンのニューイヤー・コンサートで演奏される)も聴きものです。



 

PALADINO



PMR-59
\2100→\1890
1830年代のグラーフ製フォルテピアノで聴くショパン作品集
 1-4.ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35/
 5-28. 24の前奏曲 Op.28
  <第1番:ハ長調/第2番:イ短調/第3番:ト長調/
   第4番:ホ短調/第5番:ニ長調/第6番:ロ短調/第7番:イ長調/
   第8番:嬰へ単調/第9番:ホ長調/第10番:嬰ハ短調/
   第11番:ロ長調/第12番:嬰ト短調/第13番:嬰ヘ長調/
   第14番:変ホ短調/第15番:変ニ長調/第16番:変ロ短調/
   第17番:変イ長調/第18番:ヘ短調/第19番:変ホ長調/
   第20番:ハ短調/第21番:変ロ長調/第22番:ト短調/
   第23番:ヘ長調/第24番:ニ短調>
ナターリア・レーリング(フォルテピアノ…
1828年以降にコンラッド・グラーフ社で製作)
Collection of Historic Musical Instruments,Inv. No. SAM 570
録音 2015年2月23-25日 ウィーン美術史美術館
 ウィーン美術史美術館との共同制作のシリーズであるこのアルバムは、歴史的な楽器を用いて、その時代の音楽を演奏するというコンセプトに基づいています。
 今回はショパン(1810-1849)の時代に製作されたフォルテピアノが主人公です。古典派とロマン派の過渡期に作られたこのフォルテピアノは、繊細な音色と、おどろくほど多彩な表現力を持った芸術品です。
 もちろん、この小さな音色は、1000人を越える人員を収容できる現代のホールを満たすことは難しいのですが、小さな部屋での親密な集まりには、最高の効果を齎すことは間違いありません。できることなら、実際に聴いてみたくなる美しい音色です。



  

TOCCATA CLASSICS


TOCC-240
\2700→\2490
アルカンのモーツァルト作品編曲集
 シャルル=ヴァランタン・アルカン:トランスクリプション集 第1集「モーツァルト」

 1.交響曲 第39番 変ホ長調 K543 第3楽章:メヌエット/
 2.英雄劇「エジプトの王ターモス」K345-そなたら塵芥の子らよ/
 3.交響曲 第40番 ト短調 K550 第3楽章:メヌエット/
 4-10.弦楽四重奏曲 第18番 イ長調 K464 第3楽章:アンダンテ/
 11-13.ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466
  ※全てC-V.アルカンによるピアノ独奏版 ※2.3.11-13…初録音
ホセ・ラウル・ロペス(ピアノ)
 録音 2014年12月15.17.19日 USA マイアミ,フロリダ国際大学,ニコル&ハーバート・ウェルトヘイム・パフォーミング・アーツ・センター・コンサート・ホール
 アルカン(1813-1888)というと、「鉄道」や「短調による練習曲」などの超絶技巧を駆使した一連の見事な作品が知られています。
 しかし、彼が力を入れていた「トランスクリプション=他の作曲家の作品を編曲したもの」については、まだまだ知られていません。
 この当時は、フランツ・リストによるベートーヴェンの交響曲のピアノ版のような、「大きな編成→小さな編成」に移し変えることが盛んに行われていました。
 これは好きな作品を家庭で楽しむために、小さな編成に置き換えて演奏することで、いちいち演奏会に行かなくてもよかったからです。
 もちろん、多くの場合はこの作業はつまらないものであったかもしれません。結局、現在はこのようなトランスクリプションの必然性は失われてしまい、多くの編曲版を聴く機会は失われてしまいました。
 そんな中で、アルカンのトランスクリプションの持つ意味はどんなものでしょうか?聴いてわかるとおり、彼の編曲は明快であり、リストのように「余分なパッセージ」を追加することもなく、基本的にスコアを丁寧にピアノに移し替えています。この編曲の妙をぜひ楽しんでみてください。
  
TOCC-215
\2700
コンスタンチン・エイゲス:ピアノ作品集
 1-2.2つのおとぎ話 Op.12/3.ソナタ・ポエマ 第1番 Op.15/
 4-13.10の前奏曲 Op.8/14-15.2つの詩曲 Op.19/
 16.かっこう Op.2/17.ソナタ・ポエマ 第2番 Op.28/
 18-21. 4つの小品 Op.14
  <第1番:練習曲/第2番:ロマンス/第3番:詩曲/
   第4番:カンツォネッタ>/22.主題と変奏 Op.36
ジョナサン・パウエル(ピアノ)
録音 2012年8月22-23日 UK オックスフォード,聖ヒルダ・カレッジ ジャクリーヌ・デュ・プレ・ミュージック・ビルディング
 ウクライナのユダヤの音楽一家に生まれたコンスタンチン・エイゲス(1875-1950)の作品集です。彼はモスクワで医学と音楽を学びましたが、結局は音楽の道を選択し、優れた作曲家、ピアニストとして活躍、タネーエフの後継者と称されました。
 彼の息子オレグも作曲家であり、ショスタコーヴィチとも親交を結んだことで知られています。エイゲスの音楽には、やはりスクリャービンやメトネルとの共通点が見られますが、何よりもラフマニノフを一層重厚にした響きと、柔軟で流麗なパッセージが魅力的であると言えるでしょう。
 まだまだ一般的には知名度が低い人ですが、聴けば必ず好きになることは間違いありません。ジョナサン・パウエルは以前からエイゲスの良い理解者であり、様々な機会でエイゲスの作品を広めるために尽力しています。
  

TOCC-262
\2700→\2490
チャールズ・オブライエン:管弦楽作品集 第1集
 1.「エランゴワン」演奏会用序曲 Op.12/
 2-5.交響曲 ヘ短調 Op.23
リエパーヤ交響楽団/
ポール・マン(指揮)
録音 2014年8月4-8日 ラトヴィア リエパーヤ,ラトヴィア・ソサエティ・ハウス
 エディンバラの作曲家、チャールズ・オブライエン(1882-1968)。以前、TOCCATAレーベルからリリースされたピアノ曲集(TOCC-256)での明快な作風で、この知られざる作曲家に対して親密な感情を抱いた人も多かったのですが、今回の管弦楽作品集は、一層聴き手に歓びを与えることでしょう。
 明るさが爆発するような「エランワゴン」序曲は、至るところにスコットランド民謡の香りがします(ちなみにエランゴワンとは、ウォルター・スコットの小説「ガイ・マナリング」に登場する家の名前です)。
 「交響曲 ヘ短調」も勇壮な楽想を持つ聴き応えのある作品です。古典的な作風を用いているため、第2楽章にはメヌエットが置かれていますが、こちらもどことなく憂愁に満ちた渋めの音楽です。抒情的な第3楽章を経て、最後はノリノリの終楽章が待っています。パワフルなリエパーヤ交響楽団の演奏もGOODです。
 
TOCC-281
\2700
ハリソン・バートウィッスル:歌曲集(1970-2006)
 1.ナニア:オルフェウスの死(1970)/
 2-9.オルフェウスのエレジー(2004)
  <第1番/第2番/第11番:ソネット Ⅰ/第5番/
  第14番:ソネット III/第12番/第25番/第20番:ソネット V>/
 10.ファンタジア III(1996)/
 11-19.ロリーヌ・ニーデッカーの詩による9つの歌曲集(2000)
  <これは良き輝き/わが友の樹/川に沿って/
   雪の墓のありかを聞いて/なんて白いカモメ/
   水におけるわが命/落葉のポール/晩秋の湿原/眠りの夢>/
 20.フリーズ I(1991)/21.子守歌(2006)/
 22-26.自身の詩による歌曲集(1984)
  <おお、琥珀色の炎にある光よ/私は影に寄りかかる/
   冷たい申し立て/段階/光の前の沈黙>/
 27.ステファン・マイアーによるバートウィスルへのインタヴュー/
 28.カントゥス・ランボー(2004)
  ※28…初録音, 21…この版による初録音
アリス・ロッシ(ソプラノ)…1.22-26/
ドーガ・サチリク(オーボエ)…2-9/
ヤスミン=イザベル・キューネ(ハープ)…2-9/
ヨハネス・オイラー(カウンターテナー)…4.6.9/
クス四重奏団…10.20/
ゾフィア・ケルバー(ソプラノ)…11-19.21/
ザラー・レヴァルク(ソプラノ)…21/
アラム・ヤグビアン(チェロ)…11-19/
ダス・ノイエ・アンサンブル…1.22-26.28/
ステファン・アスブリー(指揮)…1.22-26.28/
ハリソン・バートウィスル…27/
ステファン・マイアー…27
 「マンチェスター楽派」に属するイギリスの現代作曲家バートウィッスル(1934-)の声楽作品集です。もともと劇音楽の分野で知られる彼だけに、声の扱いには長けており、ここでも個性的で神秘的な作品を数多く聴くことができます。
 1970年に作曲されたイギリスの名ソプラノ歌手ジェーン・マニング(とりわけ現代作品を得意とする)から委嘱された「オルフェウスの死」を聴いただけで、その特徴的な作風は理解できるでしょう。
 オルフェウスの悲劇的な死を暗示するように、まるでつぶやくように、また語りかけるように歌う声に纏わり付く器楽アンサンブル。ここに広がる異なる時間、異なる世界はベリオの「ゼクエンツァ」を想起させます。
 知名度が高いのに、録音の少ない作曲家のため、このアルバムはファンにとっても喜ばしいものです。トラック17では、マイアーによるインタビューで彼自身が興味深いことを語っています(英語のみ)



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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


VANGUARD 再プレス・アルバム

先週に続いてVANGUARD 再プレス・アルバムをご紹介します!!



ATMCD1194
(2CD)
\1800

ボスコフスキー・アンサンブル
 Creampuffs From Vienna/ Rare Old Vienna Dances


CD.1

ボスコフスキー/ウィーンのクリームケーキ

1. グラーツ・ギャロップ(シューベルト)
2. 2つのマズルカ(ランナー)
3. ワルツ「バヤデール(インドの踊り子)」(J・シュトラウス父)
4. 冗談ポルカ(J・シュトラウス2世)
5. ギャラント・ワルツ(パイヤー)
6. マラポウ・ギャロップ(ランナー)
7. エコセーズとギャロップ(シューベルト)
8. 6つのコントルダンス(ベートーヴェン)
9. 古いウィーンの踊り(シュテルツミュラー&グルーバー編)
10. ワルツ「マリアの響き」(ヨゼフ・シュトラウス)
11. ハンスイェルゲル・ポルカ(ランナー)

CD.2
ボスコフスキー/ウィーンのロリポップ 

ジプシー・ギャロップop.108 (J.シュトラウス1世)
シュノフラー舞曲 (マイヤー)
ジプシー舞曲op.1、6、8 (ハイドン)
5つの舞曲op.9、18、67、77、127 (シューベルト)
アンネン・ポルカop.137 (J.シュトラウス1世)
ワルツ「宵の明星」op.180 (ランナー) 他
ウイリー・ボスコフスキー(vn)(Con)
ボスコフスキー・アンサンブル
 


ATMCD1200
(2CD)
\1800
Virtuoso Guitar Masterpieces
 マーリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ:協奏曲
 ヴィヴァルディ:2つの協奏曲
 カール・コハウト: 協奏曲
アリリオ・ディアス(ギター)
 


ATMCD1242
(2CD)
\1800
J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲 ヨハネス・ソマリー(指揮)
イギリス室内管弦楽団
Felicity Palmer(soprano)
Helen Watts(contralto)
Robert Tear(tenor)
Michael Rippon(bass)
 


ATMCD1274
(2CD)
\1800
メンデルスゾーン/ミッシャ・エルマン
 メンデルスゾーン:
  交響曲第4,5番
  ヴァイオリン協奏曲
  真夏の夜の夢
ミッシャ・エルマン(vn)
プロハスカ(指揮)
ゴルシュマン(指揮)
ウイーン国立歌劇場管弦楽団
 全盛期をとうに過ぎた伝説の人ミッシャ・エルマンを引っ張り出して演奏させたVANGUARD。おかげでこのすばらしい音質でこの偉人の演奏を聴くことができる。
 演奏はハチャメチャの好き放題でさすが前世紀生まれ・・・ということだったが、改めて聴いてみるとそんなムチャクチャではなかった。というか「技術的な衰えが甚だしい」とか言われていたし、かなりひどい演奏だと思いこんでいたが、普通にうまいじゃないか。
 香り豊かで清廉な雰囲気すら漂う。これがエルマンだったか。
 


ATMCD1508
(2CD)
\1800
モーツアルト:ミサ曲ハ長調
モーツアルト:レクイエム
アン・マレイ
キャロル・ボガード
リチャード・ルイス
マイケル・リポン
ヨハネス・ソマリー(指揮)
イギリス室内管弦楽団
 


ATMCD1515
(2CD)
\1800
ストラヴィンスキー:プルチネラ
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲
ストラヴィンスキー:弦楽協奏曲
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
チャールズ・マッケラス(指揮)
モーリス・アブラヴァネル(指揮)
クリストフアー・ジー(指揮)
オーストラリア室内管弦楽団
ユタ交響楽団
チューリッヒ室内管弦楽団
ロンドン交響楽団
 


ATM1612
(2CD)
\1800
サティへのオマージュ
CD.1
 1. Parade-Ballet
 2. Les Aventures de Mercure-Ballet
 3. La Balle Excentrique.
 4. Cinq GGrimaces pour Un Songe
 5. Relache-Ballet Acte 1
 6. Relache-Ballet Acte 2
CD2.
 1. En Habit de Cheval
 2. Gymnopedies Nos I and III
 3. Trois Morceaux en forme de poire
 4. Deux Preludes posthumes et une
 5. Le Fils des Etoiles
 6. Jack in the Box
モーリス・アブラヴァネル(指揮)
ユタ交響楽団
 


ATMCD1802
(2CD)
\1800
アリリオ・ディアス(ギター)/
 クラシカル・スパニッシュ・ギター

 1. Fantasia for guitar - Alonso de Mudarra & Alirio Diaz (1:46)
 2. Diferencias (7) for guitar on "Guardame las vacas" -
  Luys de Narvaez & Alirio Diaz (1:53)
 3. La filla del marxant, for orchestra of plucked instruments -
   Miguel Llobet & Alirio Diaz (2:49)
 4. Folias, for guitar
  (from Instruccion de musica sobre la guitarra espanola, Book 2) -
   Gaspar Sanz & Alirio Diaz
アリリオ・ディアス(ギター)
 


OVC4029
\1300
アール・ワイルド
 コープランド:ピアノ協奏曲
 メノッティ:ピアノ協奏曲
アール・ワイルド
アーノン・コープランド(指揮)
シンフォニー・オブ・ジ・エア
 


OVC4080
(3CD)
\2400

ダヴィッド・オイストラフ(vn)
 

CD1
 プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第1番
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調

CD2
 プロコフィエフ:「シンデレラ」からの5つの小品
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ
 チャイコフスキー:ワルツ・スケルツォ
 チャイコフスキー:瞑想曲
 ブラームス:ハンガリー舞曲第5,8,9番
 グラズノフ:瞑想曲
 ハチャトゥリアン:詩歌
 ハチャトゥリアン:舞曲 ロ長調

CD3
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」
 ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.9-3
 イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
レフ・オボーリン(ピアノ)
ウラディミール・ヤンポルスキー(ピアノ)
 1953〜54年モノラル録音
 当時初めて西側に登場してきたオイストラフ。
 VANGURADがわざわざパリまで赴いて行ったという画期的な録音。


OVC8201
\1300

フランスとイタリアの中世の宮廷音楽
 1. Douce dame jolie, virelai for voice
 2. Ogelletto silvagio per stagione, canonic caccia madrigal for 3 voices
 3. Comment qu'a moy lonteinne, virelai for voice
 4. Foy porter, honneur garder, virelai for voice
 5. Je sui aussi com cilz, ballade for 2 or 3 voices
 6. Lamento di Tristano, estampie
 7. La Rotta
 8. Ecco la primavera, ballata for 2 voices, S. 58
 9. Par maintes foys, virelai
 10. Apposte Messe
 11.. Or sus, vous dorm?s trop
 12. Rose, liz, rondeau for 4 voices
 13. Istampita Isabella
Weverly Consort
 


OVG1024
\1300
ダヴィッド・オイストラフ(vn)
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
 ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲
ダヴィッド・オイストラフ(vn)
Kirill Kondrashin
State Symphony Orchestra of Russia
 


OVG1025
\1300
ダヴィッド・オイストラフ(vn)
 グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲
 カヴァレフスキー:ヴァイオリン協奏曲
 グリエール:ロマンス
ダヴィッド・オイストラフ(vn)
Kirill Kondrashin
Dmitri Kabalevsky
State Symphony Orchestra of Russia
 


OVG1026
\1300
ダニール・シャフラン(チェロ)
 シューマン:チェロ協奏曲
 カヴァレフスキー:チェロ協奏曲
 ピアテゴルスキー:チェロと管弦楽のディヴェルティメント
 フアリャ:スペイン民謡組曲
 フアリャ:恋は魔術師
ダニール・シャフラン(チェロ)
キリル・コンドラシン(指揮)
デミトリー・カヴァレフスキー(指揮)
 


OVG2001
\1300
J.S. バッハ:
 カンタータ第140番「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」
 カンタータ第4番キリストは「死の縄目につながれたり」
フェリックス・プロハスカ(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
 


OVG8058
(2CD)
\2000
ネタニア・ダヴラツ(ソプラノ)
 ロシア、イスラエル、ユダヤの民謡集

  1. Berieza (The Birch Tree)
  2. Solnechnaya Polianochka (The Sunny Meadow)
  3. Nochenka (Little Night)
  4. Kosichka (The Braid)
  5. Moskovniye Vechera (Moscow Nights)
ネタニア・ダヴラツ(ソプラノ)




<映像>


BEL AIR(映像)



BAC 114
(2DVD)
\4800→\4390
巨匠ツァハリアス、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲弾き振りの登場!

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲(全曲)

 [DVD1]
  ・ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.19
  ・ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37
  ・ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
  ・アンコール:ピアノ・ソナタ第25番 ト長調 op.79より第1楽章
 [DVD2]
  ・序曲コリオラン op.62
  ・ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 op.15
  ・ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73「皇帝」
  ・ボーナス:ドキュメンタリー「B (Beethoven) to Z (Zacharias)」
クリスティアン・ツァハリアス(ピアノ)
ローザンヌ室内管弦楽団
 
 収録:2012 年10 月(DVD1)、2013 年5 月(DVD2) /いずれもローザンヌ・メトロポール・ホールでのライヴ収録 /ボーナス映像:2013 年
 NTSC、Region All、16:9、字幕(ボーナス):英語、PCM STEREO,5.1 Dolby Digital、本編(演奏会)193’ボーナス52’

 ツァハリアスといえばEMI で数々の名録音をのこしている巨匠ピアニストですが、近年は指揮の活動もしており、そのレパートリーはシューマン、C.P.E. バッハの交響曲、さらには「皇帝ティートの慈悲」「フィガロの結婚」、「ウィンザーの陽気な女房たち」(ニコライ)など幅広いものとなっています。
 ツァハリアスが2000 年から指揮者を務めているローザンヌ室内管弦楽団を率いて、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲を弾き振りした演奏映像の登場です。明晰な解釈とクリーンな音色はさすが。いずれもライヴですが、客席の盛り上がりも納得の素晴らしい演奏が展開されています。
 ボーナス映像には、リハーサルのもようや、様々なことについて語るツァハリアスの姿が収められています。リハーサルでは非常に要点を押さえた指示を出し、オーケストラもそれにこたえているのがよくわかります。ピアノという楽器の歴史などもまじえてそれぞれの協奏曲について語っています。
 また、テーブルを囲んで光の色合いなど様々なことについて語りながら仲間にワインを自然に注ぐ姿など、リラックスした素顔も垣間見ることができます。ツァハリアスのこうした姿は今まであまり映像などで公開されていなかったこともあり、貴重なドキュメンタリーといえるでしょう。













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マイナー・レーベル新譜

AUDITE

AU 97719
\2600→\2390
店主イチオシの異才的女流ピアニスト、ボルクヴァゼ。あのメータも激賞!
 
 (1)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14
  (2)シューベルト:4つの即興曲
   【第1曲 ハ短調/第2曲 変ホ長調/第3曲 変ト長調/第4曲 変イ長調】
    Op.90 D.899
エリソ・ボルクヴァゼ
 (ピアノ;Steinway D)
 セッション録音:2014 年11 月17-19 日/ベルリン・フンクハウス/DDD、48’28”

 店主イチオシの異才的女流ピアニスト、ボルクヴァゼ。
 これまではCASCAVELLEからちょっとだけCDを出していたが、そのCASCAVELLEが消滅。
 昨年名古屋でコンサートを開いたときに「もうCDは出さないのか」と聞いたら、「今度AUDITEから出る!」と嬉しそうに語っていたが、その新録音がついに登場。




 「彼女の音楽性と完璧にコントロールされたテクニックに深い感銘を受けた」とズービン・メータが激賞するグルジア出身のピアニスト、エリソ・ボルクヴァゼ、久々の新録音がAUDITEレーベルよりリリースされます。
 収録作品はプロコフィエフのピアノ・ソナタ第2 番とシューベルトの4 つの即興曲 Op.90 です。彼女のピアニズムは知性と情熱に満ちており、魅力あふれる個性と深く成熟した音楽性で聴き手を虜にします。
 グルジアでは国民的人気を誇り、政府よりメダルを授与されているボルクヴァゼは、2015 年1 月に「ユネスコ平和芸術家」(芸術文化を通じて世界の平和の大切さを、特に若い世代の人達に伝えていくために、UNESCO(国連教育科学文化機関)から任命される称号)に任命され、グルジアをはじめ世界各国の音楽家育成にも力を注いでおります。

 エリソ・ボルクヴァゼ(ピアノ)
  グルジア、トビリシに生まれ。ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール、AXA ダブリン国際ピアノコンクールなど多くの国際コンクールでの受賞歴を誇り、ロン=ティボー国際コンクールではフランス音楽の最優秀解釈特別賞を受賞。これまでにチェコ・ナショナル交響楽団、リトアニア国立交響楽団、ウクライナ国立フィルハーモニー、インスブルック交響楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、フランス国立管弦楽団などと共演。グルジアでは国民的人気を誇り、政府よりメダルを授与。グルジアの音楽家育成にも力を注いでおり、才能ある若いピアニストを支援するリラ財団を設立している。






 エリソ・ボルクヴァゼ。

 覚えてらっしゃる方はいるだろうか。店主の「クラシックは死なない!」で取り上げた女流ピアニスト。

 グルジアのトビリシに生まれ、90年代に怪物指揮者カヒッツェと組んだコンチェルト録音がHDCからリリースされて人気を博した。
 ただ、強烈な印象を与えたのは「皇帝(ピアノは別の人)」のアルバムに入っていた「エリーゼ」。

 しかしその「エリーゼ」がとんでもない演奏だったのである。
 ひとことで言えば「遅い」。
 過去のピアニストたちの演奏時間をみてほしい。

  シュナーベル 2.39、ケンプ 3.08、アントルモン 2.59、アシュケナージ 2.57、ブレンデル 3.24、ウゴルスキ 3.58

 過去の人、あるいはポピュラー・ピアノ・アルバム収録の演奏ほど演奏時間が短い。

 実際、我々の頭にある「エリーゼ」も、そうとう早いスピードで駆け抜けていく。そこそこピアノが弾けるようになった人の演奏もかなり早い。そしてそれが普通だし、この秀作はそういうものだと思っていた。
 ところが。

 この人の演奏時間は、なんと4分21秒だった。・・・・・

 とんでもなく遅い。ずば抜けて遅い。
 なのにこの人の演奏は、「遅い」というよりも、とにかく「すごい」。
 この曲がこんなにも文学的で個性的で優雅で、なによりもベートーヴェン的だったとは。ほとんどの演奏家が(そして聴く人も)この作品がベートーヴェンのものであるということに目をつぶって、知らないふりをしていたのに、このボルクヴァゼは、この曲がまぎれもなくベートーヴェンのもの、それどころか「運命」や「田園」や「皇帝」と同時期の黄金期の傑作であったことを示してくれた。

 年に4、5枚、自分の人生や生き方を深く考え込ませるような演奏に出会うが、この演奏はまさにそれだった。(数年後に奇才ザラフィアンツがさらに遅い演奏を出してきてそれはそれで面白かったが、店主にはちょっと不自然に聴こえた。)

 ただ、その後そのHDCが消滅。HDC音源は駅のワゴンや果ては100円ショップに流れ、結局入手不能となった。
 そのボルクヴァゼの「エリーゼ」の入ったアルバム、完売してはどこかから発見・・・の繰り返し。しかしいつかは完売するのは時間の問題だろう。どうかお早めに。


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MADACY
0023
1CD\2600
現地在庫限り
ボルクヴァゼのエリーゼ
 ベスト・オブ・ベートーヴェン
エリソ・ボルクヴァゼ(P)、ほか
どこにでもあるようなチープなベートーヴェン名曲ハイライト・アルバム。
ボルクヴァゼの「月光」、「悲愴」、「テンペスト」の抜粋、その他のアーティストによるベートーヴェンの有名作品の抜粋。
・・・しかしその中にひっそりと、上記で紹介したボルクヴァゼの「エリーゼ」が入っている。
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PENTATONE

PTC 5186488
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ヨハネス・モーザー/ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
 伴奏はフルシャ!!
  カップリングのラロも感動的

  (1)ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104
   (I.14'50" +II.11'26"+III.12'28"= TT.38'44")
  (2)ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調
   (I.13'04" +II.5'54"+III.7'37"= TT.26'35")
ヨハネス・モーザー
 (チェロ;
  1694年製グァルネリウス)
ヤクブ・フルシャ(指揮)
プラハ・フィルハーモニア
 大注目盤。ヨハネス・モーザーがペンタトーンと専属契約!!!
 フルシャ、プラハ・フィルハーモニアによる好サポートのもと遂にドヴォルザークを録音!!カップリングのラロも感動的。

 セッション録音:2015 年1 月/プラハ/65’33”

 SACD ハイブリッド盤。
 世界的チェリストのヨハネス・モーザーがオランダ、PENTATONE レーベルと専属契約しました!
 注目の第1 弾は待望のドヴォルザークと2014 年の来日公演でも話題となったラロの協奏曲です。定期的に来日しているモーザーは日本でもファンが多く、硬派にして明快な演奏は高く評価されております。
 モーザーの十八番であるドヴォルザークは、キャリアを十分に積んで録音してくれたことに感謝したくなるほどの出来栄えで実に濃密な演奏を披露しております。同世代の実力派ヤクブ・フルシャと1994年にイルジー・ビエロフラーヴェクによって創設されたプラハ・フィルハーモニアとの好サポートによりドヴォルザークの神髄にせまる名演を聴かせてくれます。
 ラロのチェロ協奏曲も聞きものです。ラロの代表作といえばヴァイオリンのスペイン交響曲ですが、チェロ協奏曲もスペイン交響曲と同様にスペインの民族音楽の要素を取り入れており、民族的香気、管弦楽法の美しさが際立った傑作と言えます。弦楽器奏者の経験をもったラロらしい技巧的なパッセージが随所にあらわれ、軽快な歯切れの良さと迫力に満ちた演奏効果の大きいこの作品をモーザーは愛奏しており、2014 年5 月、NHK 交響楽団の定期演奏会での熱演は話題となりました。30 代半ばのモーザーですが既に風格漂う演奏は感動せずにはいられません。

 ヨハネス・モーザー(チェロ)
 1979 年ミュンヘン生まれ。8 歳からチェロを学び、1997 年からダヴィド・ゲリンガスに師事、2002 年チャイコフスキー・コンクールで最高位を受賞しました。
 これまでに数多くの名門オーケストラ、名指揮者と共演し世界中に活躍の幅を広げる実力派で、バロックから現代まで豊富なレパートリーの持ち主で客観的なスタンスから巧みに難曲を弾きこなすスタイルが評判のチェリストです。
 愛器1694 年製のグァルネリウスから奏でられる音色は奥深い響きと情熱に満ちており、その演奏は聴き手を虜にしてしまいます。その卓越した演奏技術と高い表現力に、今後さらに期待されるチェリストと言えましょう。




ONYX



ONYX 4142
\2500→\2290
女王ムローヴァのプロコフィエフ!P・ヤルヴィ、パパヴラミと共演!
 プロコフィエフ:
  ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
  2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op.56*
ヴィクトリア・ムローヴァ(ヴァイオリン)
テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)*
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
フランクフルト放送交響楽団
 ムローヴァの最新アルバムは、オール・プロコフィエフ! パーヴォ・ヤルヴィと共演!

 五嶋みどり、マリア・ジョアン・ピリス、オーギュスタン・デュメイ、ミハイル・プレトニョフ、パスカル・ロジェなど、メジャー級アーティストたちが続々と録音するイギリスのレーベル、ONYX(オニックス)。2005年の創立初期からONYXに録音を行っているヴァイオリンの女王ヴィクトリア・ムローヴァのONYX第11弾となる最新アルバムは、パーヴォ・ヤルヴィ、テディ・パパヴラミといった有力アーティストたちと共演したオール・プロコフィエフ・プログラム!
 2015年9月のNHK交響楽団首席指揮者就任を控え、ますます注目を浴びるパーヴォ・ヤルヴィとの「ヴァイオリン協奏曲第2番」。アルバニアからフランスへ渡り世界的な活躍を果たす奇才ヴァイオリニスト、テディ・パパヴラミとの「デュオ・ソナタ」。そしてムローヴァの独奏で行われる「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」。
 ONYXという新天地で大活躍を続ける女王ムローヴァのオール・プロコフィエフ、ご期待ください!




VIVAT



VIVAT 109
\2400→\2190

ドミトリー・スミルノフの娘
 アリッサ・フィルソヴァ(ピアノ)・・・「ロシアの亡命者」

  ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 Op.36(1913年原典版)
  エレーナ・フィルソヴァ:アリッサのための Op.102
  スミルノフ:ピアノ・ソナタ第6番 Op.157《ブレイク・ソナタ》
  ラフマニノフ:コレッリの主題による変奏曲 Op.42
  アリッサ・フィルソヴァ:紅い月 Op.13

アリッサ・フィルソヴァ(ピアノ)
 アリッサ・フィルソヴァのロシアン・プログラム!キングズ・コンソートの"VIVAT"からピアノの新録音が登場!

 イギリスを中心に活躍するロシア生まれの才女、アリッサ・フィルソヴァがVIVAT初登場!
 キングズ・コンソート&ロバート・キングの自主レーベル"ヴィヴァット(VIVAT)"から、なんと"ピアノ"の新録音が登場!
 現在イギリスを中心に活躍するロシア、モスクワ生まれのヤングスター、アリッサ・フィルソヴァ(1986−)のロシアン・プログラム「ロシアの亡命者」!
 1917年に祖国を離れたロシアン・ロマンティシズムの巨匠ラフマニノフ、旧ソ連当局から"フレンニコフの7名"としてブラックリストに載せられたため幼い娘を連れてイギリスへと逃れた母エレーナ・フィルソヴァと父ドミトリー・スミルノフ、そしてアリッサ・フィルソヴァの自作。
 ロシアからの移住者、亡命者をテーマとしたアリッサ・フィルソヴァのプログラムは、3世代にわたるロシア音楽の伝統の継承と変遷を描いた見事なコンセプトも大きな魅力。
 ちなみに作曲家としても活躍が期待されているアリッサ・フィルソヴァ。アンドルー・リットンの指揮するベルゲン・フィルが、今年のBBCプロムス(8/27)でフィルソヴァの管弦楽作品を世界初演するという!
 ロシアとイギリスの流れを汲む新世代の女流コンポーザー=ピアニスト、アリッサ・フィルソヴァに要注目!







NAXOS



8.573398
\1100
モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番, 第21番
(イグナーツ・ラハナーによるピアノ、弦楽四重奏とコントラバスへの編曲)

 1-3.ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466
  <第1楽章:アレグロ(カデンツァ…L.V.ベートーヴェン)/
   第2楽章:ロマンツェ/
   第3楽章:アレグロ・アッサイ(カデンツァ…A.ゴールドスタイン)>/
 4-6.ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K467
  <第1楽章:アレグロ・マエストーソ(カデンツァ…A.ゴールドスタイン)/
   第2楽章:アンダンテ/
   第3楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ
   (カデンツァ…A.ゴールドスタイン)>
    ※世界初録音
アーロン・ゴールドスタイン(ピアノ)/
ファイン・アーツ弦楽四重奏団
<メンバー:
ラルフ・エヴァンス(第1ヴァイオリン)/
エフィム・ボイコ(第2ヴァイオリン)/
フアン・ミゲル・ヘルナンデス(ヴィオラ)/
ロベルト・コーエン(チェロ)>/
レイチェル・カリン(コントラバス)
 録音 2014年6月24-26日 USA ニューヨーク,アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ
 独奏楽器のための協奏曲は、17世紀の末頃から盛んに書かれるようになり、その多くは作曲家自身が自らを誇示するための手段として用いられ、華やかな技巧が凝らされたスリリングなものとなっていきます。
 モーツァルト(1756-1791)は、C.P.E.バッハやJ.C.バッハの協奏曲に倣い、ピアノのための協奏曲を27曲(そのうち第1番から第4番までは先人の作品の編曲)遺していますが、そのどれもが自らが演奏するために書かれたものです。
 しかし、これらの作品を聴くためには演奏会に出かけていくのが必須であった時代、愛好家たちが交響曲や協奏曲などの大掛かりな作品を自宅で楽しむためには、小さな編成に移し変えることが必要でした。
 もちろんモーツァルトの作品も例外ではなく、彼が活躍していた時代から、様々な作曲家による多くのトランスクリプションが施されてきました。
 このイグナーツ・ラハナー(1807-1895)による編曲は、弦楽四重奏にコントラバスを加えた、充実した響きを持つものです。この自然な編曲はまさしくモーツァルト自身によるものと言っても過言ではないでしょう。
  .


8.573508
\1100
イッポリトフ=イヴァノフ:交響曲第1番 他
 1-4.交響曲 第1番 ホ短調 Op.46
  <アダージョ‐アレグロ・リソルート/スケルツォ:アレグロ/
   エレジー:ラルゲット/フィナーレ:アレグロ・モデラート>/
 5-8.トルコの断章 Op.62
  <第1番:キャラヴァン/第2番:休息時/第3番:夜/第4番:祭り>/
 9.トルコ行進曲 Op.55
シンガポール交響楽団/
ヘイ・チョー(指揮)
録音 1984年1月21日 シンガポール,ヴィクトリア・メモリアル・ホール MARCO POLO 8.220217より移行盤
 イッポリトフ=イヴァノフの名前を聞くと、ほとんどの人があの野趣溢れる「酋長の行進」を思い起こすことでしょう。あちらは「コーカサスの風景」の第4曲で、サルダール(オスマン帝国の最高司令官)が行進している様子を描いたもので、一度聴いたら、あのエキゾチックなメロディが頭から離れなくなるという代物です。
 このアルバムには、彼の交響曲第1番と、特徴的な「トルコ風の」音楽の両方が収録されています。ある種のチャイコフスキー的な雰囲気を持つ「交響曲第1番」を聞いてわかる通り、リムスキー=コルサコフに師事した彼の作品は、もともと重厚でロシア的な響きから出発しているのですが、人生の後半期に研究したトルコの民俗音楽に強い関心を持つことで、あの「酋長の行進」や、このアルバムに収録された「トルコの断章」や「トルコ行進曲」のよう独特の音楽が生まれたのでしょう。ここら辺は文句なく楽しめる作品であることは間違いありません。
 これでまた、クラシック音楽好きの「ヘヴィーローテーション曲」が増えるのではないでしょうか。
  


8.573235
\1100
リスト:ピアノ曲全集 第40集 マイアベーアの歌劇からのトランスクリプション集
 1-3.マイアベーアの歌劇「予言者」による挿絵 S414/R223
  <祈り、勝利の賛歌、戴冠式行進曲/スケートをする人びと/
  羊飼の合唱、軍隊の召集>/
 4.マイアベーアの歌劇「悪魔ロベール」のカヴァティーナ S412a/
 5.マイアベーアの歌劇「悪魔ロベール」の回想 S413/R222/
 6-7.マイアベーアの歌劇「アフリカの女」の挿絵 S415/R224
  <船乗りの祈り/インド風行進曲>
セルジオ・ガッロ(ピアノ)
録音 2014年8月5-8日 スウェーデン イェテボリ,ニレント・スタジオ
 現在では、マイアベーアの作品はほとんど忘れられてしまい、たまに上演されると言うだけで話題になったりするのですが、リストが生きていた時代には、マイアベーア(1791-1864)は人気者であり、その作品も熱狂的に迎えられていました。もちろん一部の有識者たちはマイアベーアの作品の凋落を予言していたという説もありますが・・・。
 さて、そんなマイアベーアの作品の中の名旋律をリスト(1811-1886)がピアノ用に編曲したのが、このアルバムに収録されている一連の曲です。とは言え、歌劇「予言者」は比較的良く知られており、「スケートをする人々」はフレデリック・アシュトンによるバレエでもお馴染みだったり、「戴冠式行進曲」も耳にする機会が多い曲と言えるでしょう。もちろんピアノで聴くと、違った印象になるかも知れません。
 ショパンが強い感銘を受けたと言われる「悪魔ロベール」、そして、こちらも全曲を聴く機会がほとんどない「アフリカの女」の3つの作品、このアルバムを聴いたら、やっぱり全曲を聴いてみたくなりますね。素晴らしい演奏をしているスタインウェイ認定ピアニスト、ガッロはロマン派を得意とする人で、このリストでも卓越した技巧を披露しています。
  


8.559693
\1100
ゴットシャルク:熱帯の夜 〜ピアノ作品集
 1.バンジョー-グロテスクな幻想曲 Op.15(1854)/
 2.最後の希望-瞑想のレリジュース Op.16(1854)/
 3.風刺-カプリース Op.59(1869)/4.子守歌 Op.47(1860)/
 5.ブラジル国歌による勝利の大幻想曲 Op.69(1869)/
 6.夏の夜の夢‐A.トマのオペラによるカプリース・エレガントOp.9(1849)/
 7.失われた幻想 Op.36(1859-1860)/8.過ぎし時の反映‐夢 Op.28/
 9.交響曲 第1番「熱帯の夜」(S. メイヤーによるピアノ編)(1858-59/2013)
   ※9…世界初録音
スティーヴン・メイヤー(ピアノ)
録音 2014年4月14-16日 USA ニューヨーク,アメリカン・アカデミー・オブ・アーツ・アンド・レターズ
 アメリカ合衆国の「ロマン派時代」に属する作曲家ゴットシャルク(1829-1869)。商人の父を持つ彼は、クレオール人(もともとフランス領ルイジアナへの移住者を先祖に持つ人種で独自の文化を持つ)の街に住み、幼い頃から雑多な文化に触れて育ちました。
 幼い頃にピアノをはじめ、11歳のときに非公式デビューを果たし、その2年後にヨーロッパへ渡り、パリ音楽院への入学を希望しますが、残念ながら拒否されてしまいます。しかし、その時にベルリオーズやショパンと会い、賛辞を得ています。
 1853年に帰国し、その後は中南米で活躍、その地の音楽やカリブ海沿岸の民俗音楽をベースにしたリズミカルなピアノ曲を150曲近く作曲しました。情熱的なリズムと、ショパン的とも言える抒情的な旋律の融合が、単なるサロン音楽の粋を越えた上質な作品として、現代の聴き手の耳を捉えて離しません。特にトラック4の子守歌は、これまでゴッドシャルクの音楽におけるイメージ…明るい開放感…を覆すほどのしっとりとしたものです。もちろん、ピアニスト、メイヤーによる「熱帯の夜」のピアノ版は、その開放感と情熱において、全ての人々の期待にしっかり応えています。
 

8.573117
\1100
ヴィラ=ロボス:ギターの写本 傑作集と失われた作品集 第3集
 1.タランテッラ(A.ビッソーリによるギター編)(1911/2010)/
 2-13.12の練習曲(1928)/
 14-27.「実用の手引き」から民謡編曲集(A.ビッソーリによる器楽編)(1932/2010)
  <第71番:Machadinha‐小さな斧/
   第112番:Samba-lele‐サンバ・レレ/
   第15番:Bela pastora‐羊飼い/
   第108番:Rosa amarela‐黄色いばら(第1稿)/
   第31番:Carneirinho, carneirao‐カルネイリンホ,カルネイラオ/
   第45番:O cravo‐おお、クラーボ(第1稿)/
   第133番:Vitu‐ヴィツ/
   第114番:Senhora Dona Sancha‐セニョーラ・ドンナ・サンチャ(第1稿)/
   第87番:Pai Francisco‐フランシスコ様(第1稿)/
   第35番:O ciranda, o cirandinha‐
    おお、シランダ、おお、シランディンハ、輪になって踊ろう/
   第41番:Constancia‐信心深く/
   第137番:Xo! Passarinho‐しーっ!小鳥さん/
   第55番:Fui no Itororo‐私はイトローロへ行った(第2稿)/
   第90番:Passaras, nao passaras‐パサラス、ナオ、パサラス>/
 28.O papagaio do moleque-少年の凧(1932)
  ※1.14-27…世界初録音
アンドレア・ビッソーリ(ギター)…1-27/
アンサンブル・シランディンハ…14-27/
ミナス・ゲライス・フィルハーモニック管弦楽団…28/
ファビオ・メケッティ(指揮)…28
録音 2014年7月1-5日 イタリア アルクナーノ,ヴィラ・カネラ・ディ・サラスコ…1-13, 2012年8月10-164日 イタリア ヴィチェンツァ,キエサ・ディ・サンタ・マリア・デイ・カルミーニ…14-27, 2013年5月2日 ブラジル ミナス・ゲライス,ベロ・ホリゾンテ,パラシオ・ダス・アルテス…28
 NAXOSの人気シリーズ「ヴィラ=ロボスの傑作集と失われた作品集」の第3集となります。このアルバムに収録されているのは「12の練習曲」と「実用の手引き」が中心となります。
 ヴィラ=ロボスが「12の練習曲」を書くきっかけとなったのは、あの伝説の名ギタリスト、アンドレス・セゴビアと出会ったことでした。セゴビアはヴィラ=ロボスに「練習曲」の作曲を依頼し、1928年に完成したのですが、なぜかヴィラ=ロボスは1953年、大幅な改訂(カット、追加、変更、運指法など)を加えてしまいました。ギタリスト、ビッソーリはこの失われた要素を研究し復元して演奏しています。
 また子ども向けの教材として書かれた「実用の手引き」はピアノで演奏されることが多いものですが、ここでは民族楽器とギターのアンサンブルでひたすら楽しく演奏されています。
 そして、壮大な交響的エピソード「少年の凧」がこのアルバムの最後、及びシリーズの最後を恭しく飾ります。少年の揚げる色鮮やかな凧が空気中を旋回しながら、風に乗って舞う姿が見事に捉えられた映画音楽のようなスリリングな作品です。
 


8.573335
\1100
瀬尾和紀(フルート)
 カール・ツェルニー:フルートとピアノのための作品集

 1-3.ロッシーニとベッリーニの名モティーフによる、
  平易で華やかな3つの協奏風ロンド Op.374
   <第1楽章:Allegro grazioso/
    第2楽章:Allegro piacevole e vivace/
    第3楽章:Allegro animato>/
 4.序奏、変奏と終曲 ハ長調 Op.80/
 5.協奏風小ロンド へ長調 Op.149/
 6-9.協奏的二重奏曲 ト長調 Op.129
  <第1楽章:Allegro/第2楽章:スケルツォ:Allegro molto/
   第3楽章:Andantino grazioso/第4楽章:ロンド: Allegretto>
瀬尾和紀(フルート)/
上野真(ピアノ)
録音 2014年4月30日-5月2日 日本 三重県総合文化センター
 ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして、またベートーヴェンの弟子として輝かしい足跡を残したカール・ツェルニー。しかし現在では「練習曲を書いた人」としてのみ認識されているのは、なんと悲しいことでしょう。
 このアルバムは、日本が誇る2人の名手、瀬尾氏と上野氏が、「ツェルニー復権」のためにタッグを組みました。彼らはモシェレス作品集(8.573175)でも息のあったアンサンブルを披露していましたが、今回のツェルニーでは一層の親密さと緊張感を伴った極上の演奏を聴かせます。1836年に出版された「ベッリーニとロッシーニのメロディをとことんまで使い尽くし、華麗な作品として創り上げた協奏風ロンド」での独奏フルートの息を飲むようなパッセージと、これを支えるピアノの安定感には驚くばかりです。
 「序奏、変奏と終曲」は1825年ごろの作品で、シューベルトの「しぼめる花」のメロディを主題としたもので、当時流行していたスタイルである、ゆったりとした序奏と、華麗な変奏曲、そして華やかな終曲がセットになっており、7つの変奏曲にも精緻な技法が施されています。
 この曲は当時活躍していたフルート奏者フェルディナント・ボーグナーのために書かれています。1827年に出版された「協奏風小ロンド」での技巧提示、「協奏的」と銘打たれた各楽器の密接なやり取りは、そのまま同じ年に出版された「協奏的二重奏曲」に引き継がれ、一層の発展を遂げているのです。
【ツェルニー:ピアノと管弦楽のための技巧的変奏曲集…8.573254】
  

8.573440
\1100
Baroque Moments-バロックの時 〜
 アマデウス・ギター・デュオによるバロック作品集

 1.ヘンデル(1685-1759):シャコンヌ ト長調 HWV435
  (アマデウス・ギター・デュオによる2台のギター編)/
 2-4.ヴィヴァルディ(1678-1741):
  2台のヴァイオリン、リュートと通奏低音のための協奏曲 ニ長調 RV93
  (F.ゲルストマイアーによる2台のギター編)
   <第1楽章:アレグロ/第2楽章:ラルゴ/第3楽章:アレグロ>/
 5.J.S.バッハ(1685-1750)=ブゾーニ(1866-1924):シャコンヌ BWV1004
  (U.ストラッケによる2台のギター編)/
 6-8.フランク(1822-1890):前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
  (M.オフィーによる2台のギター編)
   <前奏曲/フーガ/変奏曲>/
 9-11. J.S.バッハ:イタリア協奏曲 BWV971
  (H.ケッペルによる2台のギター編)
   <第1楽章:アレグロ/第2楽章:アンダンテ/第3楽章:プレスト>/
 12.ハンス・レオ・ヘスラー(1564-1612)=J.S.バッハ:我が心千千に乱れ
   (F.ゲルストマイアーによる2台のギター編)
アマデウス・ギター・デュオ
録音 2004年6月18-21日 ダールゼン 復活教会
 結成から25年、アマデウス・ギター・デュオは常に「ギター・デュオ」の分野で先進的な役割を果たしてきました。彼らは2台のギターでの演奏だけでなく、オーケストラと共演したり、更にギターの台数を増やしたりと、様々な試みを行い、ギター・アンサンブルの可能性を探求しているのです。
 このアルバムは「バロック・モーメンツ=バロックの時」と題されていて、ヘンデルやヴィヴァルディ、バッハの名曲を次々をギター2台で聴かせるというものですが、実はもう一ひねりされており、例えばバッハから派生したブゾーニの編曲や、バッハから触発されたフランクのオルガン作品をギター・デュオにアレンジするという試みにもチャレンジ。これがまた心憎いほどにはまっているのがさすがです。
 元々は独奏ヴァイオリンのための「シャコンヌ」が、ブゾーニによってピアノに置き換えられ、今回、250年を越えた年月を経てギター・デュオに変容している様子も何とも感動的です。
 


8.573438
\1100
マルトゥッチ:ピアノ三重奏曲第1番, 第2番
 1-4.ピアノ三重奏曲 第2番 変ホ長調 Op.62
  <アレグロ/スケルツォ/アダージョ/
   フィナーレ:アレグロ・ヴィヴァーチェ>/
 5-8.ピアノ三重奏曲 第1番 ハ長調 Op.59
  <アレグロ/スケルツォ/アンダンテ・コン・モート/
   フィナーレ:アレグロ・リソルート>
トリオ・ヴェガ
<メンバー:
マルク・パキン(ヴァイオリン)/
オルフィリア・サイス・ヴェガ(チェロ)/
ドメニコ・コディスポティ(ピアノ)>
録音 2014年6月2-4日 スペイン グラナダ,アウディトリオ・マヌエル・デ・ファリャ
 いかにもNAXOSらしいこのアルバムは、19世紀後半のイタリアの作曲家マルトゥッチ(1856-1909)が書いた2曲のピアノ三重奏曲です。
 当時、ヴェルディなどを初めとしたオペラ作曲家の作品が全盛を誇っていたイタリアにおいて、声を使わない管弦楽曲や、室内楽曲、ピアノ曲などはあまり人気がありませんでした。しかし、一部の作曲家たちはそれに疑問を抱き、純粋な器楽曲を書き続けています。
 マルトゥッチも、結局生涯に1作も歌劇を作曲することなく(いくつかの優れた声楽曲はあるにしても)、常に目標を器楽曲の作曲に定めていたのです。
 このピアノ三重奏曲は第1番は1882年、第2番はその翌年の1883年に書かれたもので、まるでブラームスを思わせるような佇まいの中に、確かに先進的な閃きを宿した見事なものです。例えば第2番、この第1楽章の冒頭の屈託のないメロディを聴いていると、一瞬、時代を50年ほど前に遡ってしまった感を受けるのですが、聴いていくうちに、妖しい雰囲気がやってきて、これが何ともいえずに心をかき乱すのです。第2楽章、第3楽章と聴き進めるに従って、面白さ倍増となります。
 第1番もなかなかの問題作。息の長いメロディの中に潜む不安感と焦燥感がたまりません。ちなみに、第1番はミラノの出版社リコルディから出版されましたが、第2番はライプツィヒの出版社キストナーから出版されたことを考えても、彼の作品がドイツで高く評価されていたことは間違いありません。
 

8.573367
\1100
フィリップ・セイントン:白鯨=モビー・ディック(1956)
 J.モーガン,W.ストロンバーグによる再構築版

 1.メイン・タイトル/2.海の音楽/3.クィークェグの登場/
 4.鯨のあばら骨と恐怖(賛美歌)/5.賛美歌(リプライズ)/
 6.ドックの情景/7.ドックの情景(異稿)/
 8.船上のイシュメイルのサイン/9.クィークェグは歌う/
 10.出発/11.見知らぬ人-出発のための準備/
 12.ピークォド号の出発-海へ/13.エイハブ船長の自己紹介/
 14.あそこで鯨が潮を吹いているぞ/15.旅は続く/
 16.謝肉祭/17.海上でのミーティング/18.見張り台の上で/
 19.待つばかり/20.モビィ・ディック/21.探索は続く/
 22.セント・エルモの灯/23.エイハブ船長の狂気/
 24.偉大なる白鯨/25.不気味な落ち着き-彼は目覚める/26.終曲
モスクワ合唱団のメンバー/
モスクワ交響楽団/
ウィリアム・ストロンバーグ(指揮)
1997年4月 ロシア モスクワ,モスフィルム・スタジオ MARCOPOLO 8.225050からの移行盤
 19世紀後半、アメリカの捕鯨船団は世界の海で盛んに鯨を捕らえていました。そんな時代、捕鯨船ピークォド号に乗り込むことになった船乗りイシュメイルは、ピークォド号の船長であるエイハブと出会い、少しずつ彼の狂気に巻き込まれていくことになります。
 1851年に発表されたハーマン・メルヴィルの長編小説「白鯨」は、その壮大な物語性と、鯨に関する科学的な記述(作者は実際に捕鯨船に乗船し、技術を得ていた)が人気を呼び、たびたび映画化されています。
 3回目の映画となったのが、この1956年のジョン・ヒューストン監督によるものでした。主演のグレゴリー・ペックの渋い演技は高く評価されましたが、あまりにも原作に忠実だったため、雰囲気が暗く難解になってしまったため、興行的には失敗作の烙印を押されてしまったというから驚きです。
 このセイントン(1891-1967)によるサウンド・トラックは、海の多彩な表情を鋭く捉えながら、展開する人間ドラマを丁寧に描き出しています。フィンジやハウエルズなどの近代イギリス音楽を愛する人にも満足していただける素晴らしい音楽と言えるでしょう。
 

8.573375
\1100
カサブランカス:ピアノ三重奏曲集
 1.三重奏のための楽章/2.即興曲/
 3.はい、モンサルバーチェさん!/
 4.フェデリコ・モンポウのための歌 「回想」/
 5-7.3つの俳句/8.アンコール 「アルバムの綴り」/
 9.スルバランのための俳句/
 10.哀歌 「ラモン・バルセのための俳句」/
 11.歓喜 「ジョルディ・サバールへのオマージュ」/
 12.三重奏曲第2番 「即興曲」/13.カム・ウン・レチタティーボ/
 14-15.2つの覚え書き/16-18.トリプティコ-三部作/
 19-21.3つの俳句(セカンド・コレクション)/
 22.三重奏のための俳句
  ※世界初録音
B3:ブローウェル・トリオ
<メンバー:
ジェニー・グエッラ(ヴァイオリン)/
エレーナ・ソラネス(チェロ)/
カルロス・アペラニス(ピアノ)>
録音 2012年7月3-4日 スペイン バレンシア,パラウ・ド・レ・アーツ「レイナ・ソフィア」…1.12, 2013年6月22-23日 スペイン バレンシア,パラウ・ド・ラ・ムジカ…2-4.8-11.16-18.22, 2014年2月10日 スペイン バレンシア,パラウ・ド・ラ・ムジカ…5-7.13-15.19-21
 現代スペイン、バルセロナを代表する作曲家、ベネット・カサブランカス(1956-)の室内楽作品集です。彼の作品は確かに難解ですが、一方、彼の代表著書は「音楽とユーモア、パロディとアイロニー」というのですから、なんとも「食えない作曲家」であることは間違いありません。
 彼は数多くの室内楽のための作品を書いていて、そのどれもが細部まで考え抜かれたテクスチャーを持ち、洗練された雰囲気を持っています。
 このアルバムには、40年に渡る時代の作品が収録されていて、これらはおおよそ3つの時代に分けることができます。もっとも初期の作品である「2つの覚え書き」での凝縮された音の動きの面白さと、彼の関心事である「日本の詩、俳句」のフォームを生かした最近の作品の斬新さ、など、深く分け入ることでカサブランカスの求める世界が見えてくるような気がします。
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8.573323
\1100
波乱に満ちた隠れた天才
 フランツ・イグナーツ・ベック:交響曲集 Op.2

 1-3.交響曲 ニ長調 Op.2,No.1(Callen 7)/
 4-6.交響曲 ト短調 Op.2,No.2(Callen 8)/
 7-9.交響曲 イ長調 Op.2,No.3(Callen 9)/
 10-12.交響曲 変ホ長調 Op.2,No.4(Callen 10)/
 13-15.交響曲 ニ長調 Op.2,No.6(Callen 12)/
 16-18.交響曲 ト短調 Op.2,No.5(Callen 11)
サーティーン・ストリングス室内管弦楽団/
ケヴィン・マロン(指揮)
録音 2014年6月16-18日 カナダ オタワ,セント・マシューズ・アングリカン教会
 ヨハン・シュターミッツの優れた弟子として若い頃から才能を評価されていたというベック(1734-1809)。しかし、ひょんなことからライバルと決闘しマンハイムからイタリアに逃亡。そこでも一悶着起こし、結果フランスへ逃避。劇場のコンサートマスターに就任し、同時に多くの作品を出版しますが、折悪しく“フランス革命”に巻き込まれ、収入が激減し、ナポレオンに個人的な援助を求めるなど波乱に満ちた生涯を送りました。
 NAXOSでは彼の作品を集中的にリリースし、この埋もれた才能の発掘に一役買っています。これらの作品は、彼の生涯のように独創的であり、魅力的な旋律に溢れています。汲めども尽きぬ魅力たっぷりのベックの作品、どんどん聴いてみてください!


ベック:交響曲集
旧譜4タイトル

8.570799
\1500
ベック:交響曲集 Op.3
 1-4.交響曲ヘ長調 Op.3-1(Callen 13)/
 5-8.交響曲変ロ長調 Op.3-2(Callen 14)/
 9-12.交響曲ト短調 Op.3-3(Callen 15)/
 13-16.交響曲変ホ長調 Op.3-4(Callen 16)
トロント室内管弦楽団/
ケヴィン・マロン(指揮)
 マンハイム楽派の一人、フランツ・イグナツ・ベック(1734-1809)の交響曲集。
 彼は父親から音楽の手ほどきを受け、様々な楽器を習得し、シュターミッツの弟子としてマンハイムの宮廷楽団の奏者となります。彼の才能があまりにも素晴らしかったのでしょう。同業者からいわれのない嫉妬と中傷を受け (例えば、決闘の相手が死んでしまったなど) 、結局のところ、彼はマンハイムを離れヴェネツィアに移住することになります。そこから先も波乱の人生を送った彼の作品は、その生涯に似て、とても劇的で大胆さを備えています。大胆な和声進行、柔軟なリズム、これらが溶け合い絶妙な効果を持つこれらの作品、ごゆっくりどうぞ。
  

8.573248
\1500
フランツ・イグナツ・ベック:交響曲集
 1-4.交響曲 ニ長調 Op.4-1(Callen 19)/
 5-8.交響曲 変ロ長調 Op.4-2(Callen 20)/
 9-12.交響曲 ヘ長調 Op.4-3(Callen 21)/
 13-15.交響曲 ニ長調 Op.3-6(Callen 18)
チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団パルドゥビツェ/
マレク・シュティレツ(指揮)
録音 2013年8月27日-9月6日 チェコ共和国 パルドゥビツェ,音楽の家
 マンハイム楽派の中心人物とみなされたヨハン・シュターミッツ。彼の最も有能な弟子がこのベック(1734-1809)でした。彼が多くの交響曲(シンフォニア)を作曲した1750年代以前は、まだこの形式が正式には定まっておらず、最初はイタリア式序曲「急−緩−急」の楽章がそれぞれ独立し、それをシュターミッツやカンナビヒが受け継ぎ発展させ、エマヌエル・バッハがメヌエットの楽章を付け加えて「交響曲」とし、古典派へ繋いでいったとされています。
 シュターミッツの交響曲は、フランスで大いなる人気を博したとされており、その弟子であったベックも師に倣い、この形式の作品を書いたのでしょう。
 彼の交響曲は、当時としてはかなり独創的な音楽で、驚くほど劇的な表情と大胆な和声を持っていて、また当時のマンハイム楽派の作曲家たちが好んだ3楽章形式ではなく、メヌエットを含んだ4楽章形式を好んでいたことも特筆すべき点かもしれません。メヌエットを含むことで曲全体が長くなるため、メリハリをつけるために曲内の反復をなるべく減らしたことも、全曲の推進力をアップさせることに役立っているようです。
 こんなベックの交響曲、ハイドンやモーツァルトとはまた違った味わいがあり、一度聞くと手放せなくなる魅力に満ちています。
 

8.554071
\1500
ベック( 1 7 3 4 - 1 8 0 9):
 6つの交響曲O p . 1

 [シンフォニア第1番( C a l l e n 1)/
  シンフォニア第2番(C a l l e n 2)/
  シンフォニア第3番(C a l l e n 3)/
  シンフォニア第4番( C a l l e n 4)/
  シンフォニア第5番(C a l l e n 5)/
  シンフォニア第6番(Callen6)]
ドナルド・アームストロング指揮
ニュージーランド室内管
バロックから前古典派への移り変わりが、作品を通じて表れる時代の代表的作曲家。シュターミッツに学び、マンハイムからヴェニスへ。ハイドン作品やモーツァルト初期の曲などにも通じる、爽快な音楽。

8.573249
\1500
ベック:交響曲集 Op.4 第4番-第6番,Op.3 第5番
 1-3.交響曲 ニ長調 Op.4-4(Cellen22)/
 4-7.交響曲 ト長調 Op.4-5(Cellen23)/
 8-11.交響曲 変ホ長調 Op.4-6(Cellen24)/
 12-15.交響曲 ニ短調 Op.3-5(Cellen17)
パルドゥビツェ・チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団/
マレク・シュティレツ(指揮)
録音 2013年8月27日-9月6日 チェコ共和国、パルドゥビツェ,音楽の家
 大好評、マンハイム楽派のヨハン・シュターミッツの弟子であったフランツ・イグナーツ・ベック(1734-1809)の交響曲集です。NAXOSでは彼の作品を集中的にリリースすることで、ハイドンともモーツァルトとも違うベック作品の魅力を強くアピールしてきました。
 劇的なコントラスト、快活な木管楽器の動き、そして愉悦感溢れるメロディ、これは確かに得がたいものと言えそうです。
 このOp.4を中心とした交響曲群は、チェコのオケと指揮者シュティレツの演奏ですが、他はニュージーランド室内管であったり、トロント響であったりと、オーケストラによるアプローチの違いも楽しむことができるという優れもの。これが気に入ったらぜひ他のアルバムも。

  

8.573305
\1100
ルイス・ミラン:エル・マエストロ 第1巻
エル-マエストロ(巨匠)と題された独奏ビウエラのための曲集

 1-9.ファンタジー集
  <ファンタジア 第1番/ファンタジア 第2番/ファンタジア 第3番/
   ファンタジア 第4番/ファンタジア 第5番/ファンタジア 第6番/
   ファンタジア 第7番/ファンタジア 第8番/ファンタジア 第9番>/
 10-18.右手の弦のはじき方のファンタジー集
  <ファンタジア 第10番/ファンタジア 第11番/
   ファンタジア 第12番/ファンタジア 第13番/ファンタジア 第14番/
   ファンタジア 第15番/ファンタジア 第16番/ファンタジア 第17番/
   ファンタジア 第18番>/
 19-21.ファンタジー集
  <ファンタジア 第19番/ファンタジア 第20番/
   ファンタジア 第21番/ファンタジア 第22番>/
 23-28. 6つのパヴァーヌ
  <パヴァーヌ 第1番/パヴァーヌ 第2番/パヴァーヌ 第3番/
   パヴァーヌ 第4番/パヴァーヌ 第5番/パヴァーヌ 第6番>
ホセ・アントニオ・エスコバル(ビウエラ・デ・マーノ)
録音 2014年5月1-4日 カナダ オンタリオ、オーロラ オフォード・ホール,グリーン・ルーム
 ルイス・ミラン(1500頃-1561頃 ルイス・デ・ミランとも)は、スペイン・ルネサンス期のビウエラ奏者、作曲家です。その生涯については不確かなことが多く、バレンシアで活躍し、一時期はポルトガルに行っていたであろうと推測されるのがせいぜいです。
 その理由の一つに、当時彼がいたバレンシアの宮廷には、少なくとも同じ名前の男性が3人存在したため、混乱をきたしているようです。
 しかし、彼は当時用いられていたビウエラ・ダ・マーノのための音楽を出版した最初の人物であり、また音楽にテンポを指定した最初の作曲家の一人ともされています。
 この「エル・マエストロ」は1536年にバレンシアで出版された史上初のビウエラ曲集で、恐らく学習者のために書かれたとされています。なぜなら、曲が段階を追って並べられ、最初は易しく、曲が進むに従って難しくなっていくという形式が取られ、その中にはポリフォニーの練習や、超絶技巧のパッセージなども組み込まれています。
 NAXOSでは、この「エル・マエストロ」を最初から曲順通りに録音していきます。実際には初心者にはとても手がでないと思えるこれらの典雅な作品たち、ぜひ楽しんでみてください。
  

8.573533
\1100
Elements Eternal-永遠の要素
 1.ブライアン・カレント(1972-):炎の始まり(2012)/
 2-4.アンドリュー・スタニランド(1977-):至点の歌(2011)
  <アダージョ・エスプレッシーヴォ/間奏曲/生き生きと、舞曲のように>/
 5-7.マイケル・オエスタール(1968-):センテニアルズ-百年祭(2012)
  <ユリア・チャイルド/コンロン・ナンカロウ/ジャクソン・ポロック>/
 8-10.ジェームズ.K.ライト(1959-):不滅の恋への手紙(2012)
  <あなたがそうであるように、私はいつもあなたと一緒にいる/
   わが天使/わが不滅の愛する人>
    ※世界初録音
ジュリー・ナスララ(メゾ・ソプラノ)…8-10/
グリフォン・トリオ
<メンバー:
アンナリー・パティパタナクーン(ヴァイオリン)/
ローマン・ボリーズ(チェロ)/
ジャミー・パーカー(ピアノ)>
録音 2014年5月26-28日 カナダ オンタリオ,トロント グレン・グールド・スタジオ
 カナダの名アンサンブル、グリフォン・トリオは1993年からこれまでに、75作の新作を演奏し、世界中の作曲家から委嘱作を受けています。
 このアルバム「永遠の要素」はジュノー賞を獲得。演奏もさることながら、アルバムのコンセプトも高く評価されたものです。第1曲目のカレントの「炎の始まり」は作曲家がムスコカ湖のほとりで、湖面に反射する夏の日光を見て想起されたといい、煌く光をピアノが表現し、炎が燃え盛っていく様子が捉えられています。
 スタニランドの「至点の歌」は永遠に繰り返される季節の節目である「冬至、夏至について」の曲です。この日は特別であり、文化を越えて祝される日でもあります。「百年祭」は3人の文化人の100回目の誕生日について。各々の人々を独自の形で音として表現しています。最後の「不滅の恋への手紙」は良く知られるベートーヴェンの手紙のエピソードにインスパイアされた作品。アンダンテ・ファヴォリの旋律が引用された美しいものです。
  


8.573064
\1100
レオナルド・バラダ:ピアノ、管楽器と打楽器のための協奏曲 他
 1.クンブレス-バンドのための小交響曲 第2番(1971)/
 2.ピアノ、管楽器と打楽器のための協奏曲(1973)/
 3-5.チェロと9人の奏者のための協奏曲(1962/1967改編)
  <第1楽章:クヮジ・アレグレット-カデンツァ/
   第2楽章:レント/第3楽章:アレグレット(力強く、火の如く)>/
 6.ヴィオラ協奏曲(2009-2010)/
 7.10の管楽器のためのソナタ(1979) ※世界初録音…6
エンリケ・グラーフ(ピアノ)…2/
デヴィッド・プレモ(チェロ)…3-5/
アシャン・ピライ(ヴィオラ)…6/
カーネギー・メロン・ウィンド・アンサンブル/
<指揮>
デニス・コルウェル…1.7/
ステファン・ストーリー…2/
トーマス・トンプソン…3-5/
ジョージ・ヴォスブルー…6
録音 2010年11月3日…1, 2011年2月9日…2, 2011年2月16日…3-5, 2011年2月7日…6, 2011年2月3日…7 ピッツバーク オークランド,カーネギー・ミュージック・ホール
 常に刺激的な作品を供給するバルセロナ生まれの作曲家レオナルド・バラダ(1933-)。このアルバムでは彼が電子音楽に興味を抱いていた1960年代の作品から、2000年代のヴィオラ協奏曲まで、幅広く興味深い作品が網羅されています。
 「クンブレス」はカーネギー・メロン大学のシンフォニー・バンドによる委嘱作で、バラダがジュリアードの学生だった頃に取り組んでいたトーン・クラスター(色んな音を同時に発する和音のようなもの、音の固まり)の要素も交えた問題作。この曲に敢えて「交響曲」と名づけたバラダの意図も面白いものです。
 同じくカーネギー・メロン大学の同窓会から委嘱されたユニークな「協奏曲」の冒頭部分は「ピンポン」からヒントを得たもの。「チェロの協奏曲」はカタロニア出身のチェリスト、ガスパール・カサドから委嘱された作品で、新古典派風の要素を持っています。
 ごく最近の作品である「ヴィオラ協奏曲」はまたもや不可解な音に彩られた作品ですが、根底にはカタロニア民謡が仕込まれているのです。「10の楽器のためのソナタ」も、まるで刑事ドラマのサウンド・トラックのような音の羅列が続きますが、彼自身によれば「ソナタという言葉には音片という意味がある」ということで、やはり一筋縄ではいかない音楽と言えるでしょう。
  


8.572806
\1100
グラジナ・バツェヴィチ:弦楽四重奏曲全集 第1集
 1-4.弦楽四重奏曲 第6番(1960)
  <Andante. Vivo/Vivace/Grave/Dotted quarter note = 114>/
 5-7.弦楽四重奏曲 第1番(1939)
  <Moderato. Piu mosso/Tema con variazioni/Vivo>/
 8-10.弦楽四重奏曲 第3番(1947)
  <Allegro ma non troppo/Andante/Vivo>/
 11-13.弦楽四重奏曲 第7番(1965)
  <Allegro/Grave/Con vivezza>
ルトスワフスキ弦楽四重奏団
<メンバー:
ヤクブ・ジャコヴィツ(第1ヴァイオリン)/
マルシン・マルコヴィチ(第2ヴァイオリン)/
アルトゥール・ロズスミィウォヴィッチ(ヴィオラ)/
マチェイ・ムゥオダフスキ(チェロ)>
録音 2012年11月15-17日…1-4.8-13, 2012年12月11-17日…5-7 ポーランド,ヴロツワフ・フィルハーモニック・コンサート・ホール
 グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969)は国際的に認知された「初のポーランド女性作曲家」であり、最近、その作品への注目がたかまっています。
 音楽学者エイドリアン・トーマスは、彼女の弦楽四重奏曲を「20世紀のポーランド音楽…もしくは20世紀の音楽作品の中で最も重要な作品群」と評しました。
 それほどまでに、これらの作品は独創的であり印象的で、どの曲にも見事な対位法、強い感情表現、そして散りばめられた遊び心など、凝縮された思念が込められています。
 1939年に初演された第1番は、恐らくパリ音楽院時代の作品ですが、そのスコアは失われており、今回演奏で用いたのは1998年に公開されたS.B.ドヴォレツキの複写版です。第2楽章、変奏曲の主題はリトアニア民謡から取られており、彼女の父親の祖国の音楽を彷彿させるものとなっています。
 新古典派風の第3番も魅力的ですが、第6番、第7番などの後期の作品がとりわけ興味深いものとして印象に残ることでしょう。
 

8.572838
\1100
陳怡‐チェン・イ:吹奏楽のための音楽集
 1.KCカプリッチョ(2000) 管楽アンサンブルと混声合唱のための/
 2-5.チェロとチェンバー・ウィンズのための組曲(2004)
  <第1楽章:芦笙アンサンブル/第2楽章:鐘のこだま/
   第3楽章:シャオとチンのロマンス/
   第4楽章:フラワー・ドラムズ・イン・ダンス>/
 6.木管五重奏曲(1987)/7-8.フェン(1998)<序奏/ロンド>/
 9.Tu(ウィンド・アンサンブル版)(2002/2004)
  ※世界初録音
カーター・エンヤート(チェロ)…2-5/
ラボック・コラーレのメンバー…1/
テキサス工科大学ウィンド・アンサブル/
サラ・マッコイン(指揮)
録音 2006年10月7日…1-8, 2006年12月11日…9 テキサス州ラボック,テキサス工科大学ハンムル・リサイタル・ホール
 中国系アメリカ人の作曲家チェン・イ(1953-)のユニークな吹奏楽作品集です。広州市で生まれた彼女は、文化大革命の影響で、充分な西洋文化を学ぶことができませんでした。そこで彼女はこっそりと音楽の勉強を続けながらも、中国の民俗音楽を研究し、この経験がやがて自身の作品の中に「東洋と西洋の融合」として見事に花開くこととなります。
 このアルバムの中にも、様々な実験的要素が見て取れ、例えば、トラック6の木管五重奏曲は、中国の伝統的な木管楽器でも演奏できるものです。
 祝祭的なKCカプリッチョは、カンザスシティの150周年記念として作曲されたもので、彼女が好む「声と管楽器の融合」を存分に楽しむことができます。
 トラック9の「Tu=火」は、2001年の9月11日の悲劇から題材がとられており、自身を犠牲にして市民たちを守る消防士への鎮魂として、また犠牲者とその家族のために、また将来の平和への祈りの気持ちが込められています。
 そんなチェン・イ。中国人女性として初の北京市中央音楽院から作曲のマスター・オブ・アーツを受けています。



<書籍>


GIMELL(書籍)


BKGIM 001
(洋書/
346ページ/英語)
\7600
タリス・スコラーズ 〜
 ホワット・ウィー・リアリー・ドゥ(改訂版)
ピーター・フィリップス(著)
 "ライター"ピーター・フィリップスの大作!究極のポリフォニー、タリス・スコラーズのストーリー!

 去る6月中旬に行われた15回目となる来日公演では、これまで以上に深い感動を聴衆に与えてくれた"究極のポリフォニー"タリス・スコラーズとピーター・フィリップス。
 この「ホワット・ウィー・リアリー・ドゥ(私たちは本当は何をしているか)」は、世界有数の合唱指揮者であり、ルネサンス時代のポリフォニー研究の世界的権威でもあるピーター・フィリップスが執筆した、比類なきア・カペラ、タリス・スコラーズの貴重な自伝である。
 ピーター・フィリップスが執筆した究極のポリフォニー、タリス・スコラーズのストーリー。タリス・スコラーズ、合唱、古楽ファン必携です!

 ※限定生産の性質上、ご注文数を確保できない可能性がございます。予めご了承の上、お早目のご注文をお願いいたします。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTUS


※ このディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。

ALTSA 312
(SACD シングルレイヤー)
\5400
ムラヴィンスキーのショスタコーヴィチ8番、
 1982年盤が新マスタリング

  ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調Op.65
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
 ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの名演がSACDシングルレイヤーで登場!

 これほどまでに凄かった。ムラヴィンスキーのショスタコーヴィチ8番、1982年盤が未亡人所蔵の音源から新マスタリング。ついに真の姿を現した!

 「従来の盤に比べて広がりの豊かさや響きの厚みがいっそう増している」−平林直哉

 ライヴ録音:1982年3月28日/レニングラード・フィルハーモニー大ホール/ステレオ

 SACD シングルレイヤー盤。
 ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルによる1982 年のショスタコーヴィチの交響曲第8 番といえば、空前の名演として他の録音を寄せつけない特別な存在となっていました。
 しかし発売当初から、ピッチの異常による音程の不安定とテンポの早まりが指摘されてきました。にもかかわらず演奏の凄さが問題を凌駕して不動のベスト盤に君臨し続けています。
 その後、Russian Disc からピッチ修整盤がリリースされましたが、音質がイマイチだったためファンの満足を得られませんでした。さらにRegis からもピッチ修整盤がリリースされましたが、ノイズリダクションのためか、生々しい迫力がそがれたような印象で、これも満足のいくものではありませんでした。
 そうした不満を解消したディスクがついに登場します。未亡人所蔵の音源からAltus が念入りにマスタリングを施し、フィリップス盤をも上回る生々しさに加え、ピッチを正したことで凄絶さが増して、ちょっと人間業とは思えぬ次元の演奏が蘇りました。
 ショスタコーヴィチの交響曲第8 番は1943 年に作曲、ムラヴィンスキーに献呈されました。同年11 月3 日にムラヴィンスキー指揮ソヴィエト国立交響楽団により世界初演。ムラヴィンスキーは生涯に36 回演奏し、6 種の録音が残されています。なかでも1982 年盤は、この曲のベスト演奏としてショスタコーヴィチ・ファンの至宝とみなされています。

※ このディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。



 

ALTSA 314
(SACD シングルレイヤー)
\5400
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル ベルゲン・ライヴ
 (1)モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲
 (2)プロコフィエフ:「ロミオとジュリエット」組曲第2番Op.64(全7曲)
 (3)チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
 INA(フランス国立視聴覚研究所)でまたも発見!やはりムラヴィンスキーは凄い。幻の1961年ベルゲン・ライヴが日の目を見た、プロコフィエフの「ロミオとジュリエット」組曲第2 番は何と全曲

 ライヴ録音:1961 年5 月29 日/ベルゲン音楽祭/モノラル

 SACD シングレイヤー盤。
 ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが、1961 年5 月にノルウェーのベルゲンで行われた音楽祭に出演した際のライヴ録音がSACD シングルレイヤー盤でも登場!
 この音源はラジオ・フランスで使用したオリジナル放送マスター音源からの復刻!いずれもムラヴィンスキーの十八番ですが、演奏は冴えに冴えていて興奮。モーツァルトの狂気すら感じさせる「フィガロの結婚」序曲、親しみやすいメロディをここまで緊張感あふれるものにできるのかと感じ入る「ロミオとジュリエット」組曲第2 番をムラヴィンスキーにはめずらしく全7 曲が収められているのが大変貴重。推進力と音楽の大きさに圧倒されるチャイコフスキーの交響曲第5 番と、夢のひとときを満喫できます。モノながら大変良好な音質です。

※ このディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。
 

ALTSA 315
(SACD シングルレイヤー)
\5400
ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル ベルゲン・ライヴ2
 (1)ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
 (2)ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調Op.47
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
 こんな「英雄」聴いたことない!幻の1961年ベルゲン・ライヴがマスター音源から復刻。ムラヴィンスキー驚愕の至芸

 ライヴ録音:1961年6月2日/ベルゲン音楽祭/モノラル

 SACD シングルレイヤー盤。
 ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが、1961 年5 月から6 月にかけてノルウェーのベルゲンで行われた音楽祭に出演した際のライヴ録音がSACD シングルレイヤー盤で登場!
 6 月2 日のコンサートは、前半がベートーヴェンの「英雄」、後半がショスタコーヴィチの交響曲第5 番という豪華すぎるプログラムでしたが、それをすべてディスク化、当日の充実感を堪能していただきます。
 ベートーヴェンの「英雄」は、かつてHunt レーベルからCD 発売されたことがありますが、今回は放送局所蔵のマスター音源からの復刻。ショスタコーヴィチの交響曲第5 番は初出で、ムラヴィンスキーとしては同曲13 種目の音源となります。
 この「英雄」演奏は衝撃的。無駄の全くない筋肉質な音楽が、誰も止めることのできぬ物凄い推進力で迫り、46 分があっという間に過ぎてしまいます。それでありながら細部までていねいで、驚異的なアンサンブルを聴かせます。つやのある音色、弾力あるリズム、どこまでも大きな音楽とエネルギー。数ある「英雄」の名演のなかでも、ここまで興奮させられるものも珍しいと申せましょう。夢のひとときを満喫できます。Hunt 盤とは比べものにならない音質も注目です。
 ショスタコーヴィチの交響曲第5 番は、その後の録音が決定盤として輝いていますが、この演奏には若々しさとが明瞭に感じられ、覇気に満ちているのが、このうえなく新鮮で魅力的。新しい決定盤の登場と申せましょう。

※ このディスクはSACD 対応プレーヤー専用ディスクです。通常のCD プレーヤーでは再生することができません。


<国内盤> 


SONARE



SONARE 1028
\2400+税
ただの優しそうなおじさんじゃない
 藤原浜雄〜ヴァイオリン・リサイタル 2015

 タルティーニ(クライスラー編):ヴァイオリン・ソナタ ト短調「 悪魔のトリル」
 新実徳英:ソニトゥス・ヴィターリスI(2002)
 ガーシュウィン(ハイフェッツ編):歌劇《ポーギーとベス》より
  「サマー・タイム」「女は気まぐれ」「うちの人は逝ってしまった」
  「ベスよ、お前は俺のもの、そんなことはどうでもいいさ」「ブルースのテンポで」
 シマノフスキ:神話 Op.30
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108
藤原浜雄(ヴァイオリン)
三上桂子(ピアノ)
 藤原浜雄のライヴ2015、最新録音、圧巻のシマノフスキ、情熱のブラームス!

 ライヴ録音:2015 年2 月6 日/紀尾井ホール/ライヴ、96kHz 24bit 録音、78’58”

 日本を代表するヴァイオリニスト、藤原浜雄。2012 年のライヴCD(SONARE 1016) でも話題を呼んだ紀尾井ホールライヴ・シリーズの最新盤、「ヴァイオリン・リサイタル 2015」が早くもリリース。ピアノはもちろん夫人の三上桂子です。
 今回のプログラムはタルティーニの悪魔のトリルにはじまり、新実徳英のソニトゥス・ヴィターリスⅠ、ガーシュウィンのポーギーとベス、シマノフスキの神話、そしてブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3 番で、風格と気品に満ちた演奏の感動ライヴです。常に進化し続ける藤原浜雄の演奏をお楽しみください。
 「奏者も聴き手も集中力が一点に集まったような空間に、人間の深層部分も肉感的に窺える「悪魔のトリル」が雄弁に響く。その構成力と色彩感が「ソニトゥス・ヴィターリス/ I」では3D のようなスケールとなり、「ポーギーとベス」は芳醇なコニャックに酔う心地良さ。「神話」で神秘のギリシャ神話の世界へと導かれ、さらに奥深いブラームス。古(いにしえ)の名匠を彷彿とさせる艶やかさと色香のフレージング。」(上田弘子「音楽の友」誌2015 年4 月号コンサートレビューより)




ご記憶あれ、藤原浜雄
旧譜


 ニコニコした読売日響ソロ・コンマス・・・程度に思ったら大間違い。この人ソリストとしても超一流。間違いなく日本を代表するヴァイオリニスト。


SONARE 1005
(2CD)
\4200
藤原浜雄 ヴァイオリンリサイタル2010
 クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
 リスト:二重奏曲(ソナタ) 嬰ヘ短調(ショパン/マズルカ 作品6-2による)
 チャイコフスキー:懐かしい土地の思い出(瞑想曲、スケルツォ、メロディー)
 新実 徳英:ソニトゥス・ヴィターリスIV
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9 番 イ長調 Op.47「 クロイツェル」
 ショパン〜ミルシテイン:ノクターン 嬰ハ短調 遺作
 クライスラー:中国の太鼓
藤原浜雄(Vn)
三上桂子(Pf)
録音:2010 年11 月17 日 紀尾井ホールLive/92’15、DDD

読売日響ソロ・コンマスを20 年近くの長きにわたって務める藤原の超絶技巧と表現の明晰さ。ベートーヴェン、クライスラーから、珍しいリストのソナタ、そして初演者でもある新実作品まで、藤原の魅力満載。ピアノは夫人の三上桂子

SONARE 1007
(2CD)
\3150
J.S. バッハ:
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)
藤原浜雄(Vn)
録音:1986 年6 月5 日 イイノホールLive/100’58、DDD

イイノホールでの「毎日ゾリステン」リサイタルLive。若き藤原の気迫と、精緻な音楽作り。会場の熱気がそのまま伝わってくる、ライヴならではの迫力溢れるアルバム。

SONARE 1009
\2100
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全3 曲
 (1)ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op.78「 雨の歌」
 (2)ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.100
 (3)ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108
 (4)F.A.E.ソナタ 第3楽章:スケルツォ WoO.2
藤原浜雄(Vn)
三上桂子(Pf)
録音:1997 年6 月14 日&15 日 秩父ミューズパーク音楽堂/67’58、DDD

藤原浜雄と夫人三上桂子による、ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全3 曲と、シューマン、ディートリヒとの3 人による合作、F.A.E. ソナタよりスケルツォ楽章を収めた名盤の久々の復活。
SONARE 1016/7
(2CD)
\4200
ヒューマンに奏す喜怒哀楽、森羅万象
 藤原浜雄〜ヴァイオリン・リサイタル 2012

  [Disc 1]
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調op.23
  J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調BWV1004
 [Disc 2]
  バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番Sz.75(1921)
  ラヴェル:ツィガーヌ
  ラヴェル:ハバネラ形式の小品
  パガニーニ〜リリアン・フックス編:カプリース第24番
藤原浜雄(Vn)
三上桂子(P)
 藤原浜雄の2012 年最新ライヴ録音が登場!
 全身全霊のシャコンヌに感動。「ヒューマンに奏す喜怒哀楽や森羅万象は、若手も及ばない技巧とあくなき前進力」(上田弘子)

 ライヴ収録:2012 年10 月11 日、紀尾井ホール、東京/ライヴ

 現在、室内楽の演奏活動に積極的な藤原浜雄の最新アルバムは2010 年のライヴCD(SONARE 1005) でも話題を呼んだ、紀尾井ホールライヴ・シリーズの最新盤です。
 収録は2012 年10 月11 日でピアノはもちろん夫人の三上桂子です。今回のプログラムはバッハ、ベートーヴェン、バルトーク、ラヴェルと幅広いレパートリーで構成されております。とりわけ、バッハの無伴奏では風格と気品に満ちており、全身全霊のシャコンヌには感動せずにはいられません。また、ラヴェルのツィガーヌではピアノの三上桂子と一糸乱れぬ演奏を披露し、ライヴならではの盛り上がりをみせます。常に進化し続ける藤原浜雄の演奏をライヴでお楽しみください。

 ヒューマンに奏す喜怒哀楽や森羅万象は、若手も及ばない技巧とあくなき前進力。風格と気品に加え、進化のマグマを根底から感じる藤原さんの音楽。当ディスクは、今の時代だからこそ貴重なものだと強く思う。(上田弘子 ライナーノーツより)






<映像>


EURO ARTS(映像)



20 61284
(Blu-ray)
\5000→\4490
ドキュメンタリー:
 第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール

  演奏
   金メダリスト:ヴァディム・ホロデンコ
    リスト:超絶技巧練習曲第8番「荒々しき狩り」
   銀メダリスト:ベアトリーチェ・ラナ
    ラヴェル:夜のガスパール〜スカルボ
   銅メダリスト:ショーン・チェン
    スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番OP.23
  [ボーナス]
   インタビュー(各入賞者へのインタビュー)
出演者:
ヴァディム・ホロデンコ(ウクライナ)
ベアトリーチェ・ラナ(イタリア)
ショーン・チェン(アメリカ)
フェイフェイ・ドン(中国)
ニキタ・ムンドヤンツ(ロシア)
阪田知樹(日本)
アレッサンドロ・デルジャヴァン(イタリア)
スティーヴン・リン(アメリカ)
レナード・スラットキン(指揮)
フォートワース交響楽団
ブレンターノ弦楽四重奏団
20 61288
(DVD)
\3500→\3190
 第14 回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール厳しいコンクールを闘い抜いた若きピアニストたちの舞台裏に迫ったドキュメンタリー映像

 (Blu-ray)画面:1080/60i Full HD、16:9、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、字幕:英独仏、90分
 (DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、字幕:英独仏、90分

 第1 回チャイコフスキー国際コンクールの優勝者、ヴァン・クライバーンを祝して1962 年より4 年に一度開催されている国際コンクール。2009 年に行われた第13 回では辻井伸行が日本人として初めて優勝したことで話題になりました。
 この映像は2013 年の第14 回目のコンクールに注目して、舞台裏から受賞者のその後までを負ったドキュメンタリー映像です。
 20 歳前後の若者が2000 人の聴衆、さらには数十万人のオンライン聴衆を前に舞台に立つ勇気、ピアノのための超絶技巧の作品に挑む努力、3 週間を通して戦う持久力、精神力、このコンクールは様々な場面で自分を試される過酷なレース。コンクールに挑む若きピアニストたちの眩いばかりの才能、苦悩と葛藤を克明に捉えています。
 ボーナスには、出場者たちの6 ヶ月後や、参加者たちへのインタビューが収録され、第14 回受賞者、金メダリストのヴァディム・ホロデンコ、銀メダリストのベアトリーチェ・ラナ、銅メダリストのショーン・チェン3 人の演奏場面も収録されています。



金銀ふたりのCDも紹介しておきましょうね

DELOS
DE 3467
\2500→\2290
ヴァディム・ホロデンコ
 メトネル:
   ピアノ・ソナタ第2番 ホ短調 Op. 25
 ラフマニノフ編曲による作品集:
  バッハ:
   無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV 1006,
 シューベルト:どこへ?,
 メンデルスゾーン:劇付随音楽「夏の夜の夢」〜
  スケルツォ,
 チャイコフスキー:子守歌,
 ベーア:冗談ポルカ「笑う小娘」Op.303,
 クライスラー:愛の悲しみ,
 クライスラー:愛の喜び
ヴァディム・ホロデンコ(P)
1986年ウクライナ、キエフ生まれのピアニスト、ヴァディム・ホロデンコ。2010年第4回仙台国際音楽コンクールで優勝。しかし、彼の名前を一躍有名にしたのは、2013年ヴァン・クライバーン国際コンクールで金メダルを受賞したことでしょう。「ロシア・ピアニズム」の伝統を受け継いだ確かなる技巧と音楽性、そしてラフマニノフなどの確固たる解釈。ここでもメトネルとラフマニノフの諸作品で素晴らしい音楽性を聴かせています。
 
Beatrice Rana plays Chopin & Scriabin
ATMA
ACD 22614
\2200→\1990
ベアトリーチェ・ラナ/デビュー!
ショパン:
 24の前奏曲 Op. 28
 前奏曲第25番 嬰ハ短調 Op. 45
 前奏曲第26番 変イ長調 Op. posth
スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番「幻想ソナタ」
ベアトリーチェ・ラナ(P)
 2011 年に史上最年少でモントリオール国際音楽コンクールで優勝したベアトリーチェ・ラナが、さっそくATMAからショパンをリリース。
 みずみずしい感性に、抑揚の効いたアクセント。これからいろいろなところで名前を聞くことになりそう。

















6/30(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ATMA CLASSIQUE


ACD2 2701
\2100
歌と弦楽四重奏の心地よいハーモニー
 ジョージ・バターワース(1885-1916):風が吹くが如き愛
 バーバー:ドーヴァーの渚
 ジェフリー・ブッシュ(1920-1998):フェアウェル、アース・ブリス
 バーバー:弦楽四重奏のためのアダージョ
 アイルランド民謡:ダニー・ボーイ
 レジャン・コーリエ(1953-):
  シルヴァン・ルガーの詩によるバリトンと弦楽四重奏のための歌曲集
エティエンヌ・デュピュイ(バリトン)
クローデル・カニメ弦楽四重奏団
 録音:2014年9月サル・ピエール・メルキュール、ケベック

 カナダのバリトン歌手エティエンヌ・デュピュイ。モントリオールで学んだ後、モントリオール・オペラで様々な演目に出演しキャリアを積み、現在はベルリン・ドイツ・オペラを中心にヨーロッパでも活躍する期待のバリトン歌手です。
 本作は彼のソロ・デビュー盤となります。イギリスの作曲家バターワースとブッシュの作品。バターワースは第一次世界大戦勃発後陸軍に入隊、ソンムの戦いで31 歳の若さで戦死しているため、残された作品は多くはありませんが、彼の最も有名な作品はA.E. ハウスマンの抒情詩集を元にした「シュロップシャーの若者」。この詩集は、バターワースと親交のあったヴォーン・ウィリアムズも曲を書いています。
 ここに収録されているのは、同時代に書かれたイギリスの詩人ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩による4 つの歌「風が吹くが如き愛」。弦楽四重奏伴奏による作品で、のちに管弦楽曲版も発表しています。そしてジョン・アイアランドの弟子ジェフリー・ブッシュの伝統的なイギリス抒情歌曲集。さらにバーバーの初期の傑作、歌と弦楽四重奏のために「ドーヴァーの渚」と有名な「弦楽のためのアダージョ」の原曲の弦楽四重奏版。最後には23 歳で夭折したケベックの詩人シルヴァン・ルガーの詩にモントリオール出身のピアニスト兼作曲家のレジャン・コーリエが曲を付けたバリトンと弦楽四重奏のための歌曲集を収録しています。







TYXART


TXA 14047
\2600
R.シュトラウス:歌に表した人生(全23曲)
 8つの歌 作品10 より(第1曲献呈/ 第2曲なにも/ 第3曲夜/ 第8曲万霊節)
 4つの歌 作品36 より第2曲15 ペニヒで
 素朴な歌 作品21 より
  (第2曲あなたは私の心の王冠/ 第4 曲ああみじめな僕不幸な男)
 6つの歌 作品19 より
  (第4曲そうやって私たちは秘密にしておけるでしょう/
   第1曲いったい、少女よ、なんの役に立つというのか)
 3つの歌 作品29 より第1曲黄昏の中の夢
 5つの歌 作品32 より(第5曲天の使い/ 第3曲愛の賛歌)
 5つの歌 作品48 より第1曲すてきな幻
 6つの歌 作品17 より第2曲セレナード
 4つの歌 作品27 より
  (第4曲明日/ 第2曲ツェツィーリエに/ 第3曲ひそやかな誘い)
 6つの歌 作品56 より第1曲みつけたもの
 5つの歌 作品39 より第4曲解き放たれて
 4つの歌 作品87 より(第1曲来るべき老いについて/ 第4曲太陽の光の中)
ティモシー・シャープ(バリトン)
ヤン・ルロフ・ウォルシュイス(ピアノ)
 男の人生に向き合ったシュトラウス歌曲集

 録音:2014年10月/64’58

 ドイツ出身のバリトン歌手ティモシー・シャープによるリヒャルト・シュトラウスの歌曲集。
 ティモシー・シャープは、ソプラノ歌手であったノルマ・シャープのもと研鑽を積み、国際コンクールでも入賞するなど活躍しています。7 つの言語による600 曲もの幅広いレパートリーをもつティモシーは、卓越した技巧で各劇場や音楽祭でも高い評価を得ています。
 「歌に表した人生」と題されたこのアルバムは、男の人生の様々な場面を描写する歌曲を選曲。恋に落ち、プロポーズして結婚し、父となり、寡となり、最後には死と向き合い熟考する男の人生が描かれています。







WIGMORE HALL LIVE


WHLIVE 0075
\1500
ヴンダーリヒの再来か!
 イギリスのテノール、マウロ・ペーター

  シューベルト:美しき水車小屋の娘D795
マウロ・ペーター(テノール)
ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)
 ヴンダーリヒの再来か世界が注目するイギリスのテノール、マウロ・ペーター

 録音:2014年1月28日ウィグモア・ホール、ロンドン(ライヴ)/62’17

 1987 年ルツェルン生まれの新鋭テノール、マウロ・ペーター。ヴンダーリヒの再来とも言われるほど、現在注目のテノール歌手の一人です。2012 年「シューベルティアーデ」でヘルムート・ドイチュと共演し、「美しき水車小屋の娘」を歌い大絶賛を受け、その後は2013 年ザルツブルク復活祭音楽祭で、クリスティアン・ティーレマン指揮シュターツカペレ・ドレスデンの「パルジファル」に出演、リヨン国立歌劇場で「魔笛」のタミーノ役を歌い、さらに2014 年にはアーノンクール指揮ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、アン・デア・ウィーン劇場の新制作「コジ・ファン・トゥッテ」「ドン・ジョヴァンニ」に出演するなどヨーロッパの主要な音楽祭、歌劇場で引っ張りだことなっています。2013 年には初来日も果たしています。
 2014 年1 月ロンドンのウィグモア・ホールで行われたリサイタルは、ブレイクのきっかけとなった「美しき水車小屋の娘」をヘルムート・ドイチュと共に演奏。張りのある声とクリアな発音、声量と表現力が絶妙にコントロールされた美しい歌唱に魅了されます。







CONTINUUM


CCD 1074
\2500
ベスト・オヴ・ブリティッシュ・クラリネット Vol.2
 スタンフォード:クラリネット・ソナタ
 ハウエルズ:クラリネット・ソナタ*
 ベンジャミン:ヴァルス=カプリース《ラヴェルのトンボー》*
マレー・クーリ(クラリネット)
ジョン・マッケイブ(ピアノ)
ピーター・ペッティンガー(ピアノ)*
 マレー・クーリ(1941−)は、ロンドン・フィル、ロイヤル・フィル、シドニー響、ニュージーランド響のクラリネット奏者を歴任してきたニュージーランド出身のベテラン・クラリネット・プレーヤー、
 スタンフォード、ハウエルズ、ベンジャミンというオール・イギリス・プログラムは、共演のピアニストも、マッケイブ、ペッティンガーと非常に豪華。
 
CCD 1066
\2500
ピーター・ジェイコブ・ピアノ・コレクション Vol.5 〜
 ホルド:ピアノ作品集

  ケンプのナイン・デイズ・ワンダー
  《リルフォードのフクロウ》より 10の小品
  6つのカレイドスコープ
ピーター・ジェイコブ(ピアノ)
 イギリス、ノーサンプトン出身の作曲家トレヴァー・ホルド(1939−2004)のピアノ作品集という近現代イギリス音楽ファンならば見逃せないレアなプログラム。
 演奏は、シャミナードのピアノ作品集(Helios)など知られざる作品の発掘と再興のスペシャリスト、ピーター・ジェイコブ。

 1987年1月の録音。
 

CCD 1078
\2500
近現代の2台ピアノのための作品集
 スモーリー:アコード
 フォルモサ:Pour les vingt doigts
 ラムズデーヌ:フライツ
ダニエル・ヘルスコヴィチ(ピアノ)
エルジェーベト・マロシュゼキ(ピアノ)
 ケルンでシュトックハウゼンに作曲を学び、ハリエット・コーエン国際音楽賞の受賞歴を持つロジャー・スモーリーなどの作品による近現代の2台ピアノのための作品集。

 1995年5月10日の録音。




RESONUS


RES 10152
\2500
ニューヨーク聖トーマス教会聖歌隊が歌うバッハのモテット!
 J.S.バッハ:モテット集

 モテット第5番《来たれ、イエス、来たれ》BWV.229
 モテット第1番《主に新しき歌を》BWV.225
 モテット《汝を去らしめず、汝われを祝せずは》BWV.Anh.159
 モテット第2番《御霊はわれらが弱きを助けたまう》BWV.226
 モテット第3番《イエスよ、わが喜び》BWV.227
 モテット第4番《恐るるなかれ、われ汝とあり》BWV.228
 モテット第6番《すべての国よ、主を讃美せよ》BWV.230
ニューヨーク聖トーマス教会聖歌隊
ジョン・スコット(指揮)
フレデリック・テアルド(オルガン)
ベンジャミン・シーン(オルガン)
スティーヴン・バザード(オルガン)
キャスリン・リートマン(チェロ)
アン・トラウト(ヴィオローネ)
 ニューヨーク五番街に響く絶美のハーモニー!聖トーマス教会聖歌隊が歌うバッハのモテット!

 アメリカ随一の聖歌隊との呼び声が高い、ニューヨーク五番街の聖トーマス教会聖歌隊(Saint Thomas Choir of Men and Boys)。
 2004年に26年間に渡ってロンドンのセント・ポール大聖堂聖歌隊を率いた名匠ジョン・スコットを音楽監督兼オルガニストに迎え、黄金期を過ごすニューヨークの聖歌隊がバッハの傑作「モテット」を歌う!
 ニューヨーク聖トーマス教会聖歌隊の伝統であり最大の特徴でもある、成人男声と少年合唱の"男声"のみのハーモニーが奏でる大バッハのモテットは、他の合唱団の演奏とは一線を画す響きと美しさが印象的。
 ニューヨークの五番街に響く絶美のハーモニーにご期待下さい!

 ※録音:2012年5月24日&2013年5月21日−22日&2014年5月22日−23日、聖トーマス教会(ニューヨーク、アメリカ)



 


RES 10142
\2500→\2290
コンツェントゥスVIIのデビュー・タイトル!
 古楽界の若き名花エミリー・アトキンソンが参加!
私はアルカディアにおいてでさえも 〜 イタリアン・カンタータ&ソナタ集

 ヘンデル:
  カンタータ《私の胸は高まる》HWV.132a、
  カンタータ《フィッリの夜の思い》HWV.134
 A・スカルラッティ:フィッリよ、おまえはわたしの愛を知っている
 ヘンデル:ソナタ変ロ長調 HWV.357
 A・スカルラッティ:私があなたを愛していることを知っている
 マンチーニ:ソナタ第1番ニ短調
 ロッティ:わかります、目隠しをした神よ
コンツェントゥスVII
 〔エミリー・アトキンソン(ソプラノ)、
  ルイーズ・ストリックランド(リコーダー)、
  ベリンダ・ポール(オーボエ&リコーダー)、
  アメリー・アディソン(チェロ)、
  マルティン・クニツィア(チェンバロ)〕
 
 タリス・スコラーズのメンバーとして来日!古楽界の若き名花エミリー・アトキンソン!

 声楽、木管楽器、弦楽器、通奏低音による小編成のバロック・アンサンブル、コンチェントゥスVIIのデビュー・レコーディングは、スウェーデン女王クリスティーナがローマに設立したアルカディア・アカデミーとイタリア語のカンタータがテーマ。
 ヘンデルやアレッサンドロ・スカルラッティのカンタータで美しい歌声を披露してくれるソプラノのエミリー・アトキンソンは、タリス・スコラーズのメンバーで、2015年6月の来日公演にも参加した古楽界期待の逸材。
 スヴェーリンク・アンサンブルとの共演でバッハのカンタータを40曲以上演奏するなど、その幅広いレパートリーも絶賛を博している。
 エンシェント室内管やガブリエリ・コンソート&プレーヤーズ、ラ・スタジョーネ・フランクフルトのメンバーとしても活躍するバロック・オーボエのベリンダ・ポールなど、器楽のメンバーたちも演奏、経歴ともに抜群。
 古楽ファン要注目のアンサンブルが本格デビューを果たします!

 ※録音:2013年8月26日−29日、セント・ジョンズ教会(ラフトン、エセックス、イギリス)


 

RES 10154
\2500
テレマン:木管アンサンブルのための音楽
 序曲ヘ長調 TWV44:7
 序曲ハ短調 TWV55:c3
 5声の協奏曲ニ長調 TWV44:2
 序曲変ロ長調 TWV55:B3
 序曲ヘ長調 TWV44:14
シランクス
 〔ベリンダ・ポール
   (バロック・オーボエ&オーボエダモーレ)、
  アン・アレン
   (バロック・オーボエ&オーボエダモーレ)、
  ハンナ・ガイゼル(ターユ)、
  アンネッケ・スコット(ナチュラルホルン)、
  ケイト・ゴールドスミス(ナチュラルホルン)、
  サリー・ホルマン(バロック・バスーン)、
  インガ・マリー・クラウッケ(バロック・バスーン)、
  ダン・ティドハー(チェンバロ)〕
 ピリオド・アンサンブル"シランクス"始動!テレマンのウィンド・バンド作品集!

 シランクスは、デュファイやジョスカン、ヘンデル、モーツァルトなど14世紀から18世紀の"ウィンド・バンド(木管アンサンブル)"のための音楽をレパートリーとし、ショームやドゥルシアン、オーボエ、バスーン、ナチュラルホルンなどのピリオド楽器を奏でる実力派アンサンブル。
 OAEやザ・シックスティーン、エンシェント室内管、ベルリン古楽アカデミー、コンチェルト・ケルン、オーストラリア室内管など、世界最高峰のピリオド・オーケストラで活躍する名手たちが集うこのテレマンの"ウィンド・バンド"のための作品集は、各声部の躍動感、ハーモニーのブレンドが絶品!

 ※録音:2014年2月16日−17日&4月28日−29日、セント・メアリーズ教会(ストーク=バイ=ネイランド、イギリス)







BOTTEGA DISCANTICA


DISCANTICA 286
\2600
ケルクホーフェン、ノールト、コルネ・スウェーリンク:オルガン作品集
 アブラハム・ファン・ケルクホーフェン(1618頃-1701頃):
  ファンタジア ヘ長調/ファンタジア ニ長調/前奏曲とフーガ ト長調
 アントニ・ファン・ノールト(?-1675):詩編24
 ピーテル・コルネ(1570/80-1633):ファンタジア第2旋法/タントゥム・エルゴ
 ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562-1621):
  エコー・ファンタジア ニ短調/リチェルカーレ
ファビオ・チョフィーニ(オルガン)

録音:2014年6月4-5日、キリスト教会、タコマ、ワシントン州、アメリカ合衆国
使用楽器:John Brombaugh and Associates 1979, Pipe Organ Opus 22
 16−17世紀ネーデルラント(現在のベネルクス三国あたり)のオルガン音楽。近年アッカデーミア・ヘルマンスの指揮者としての活躍が目立つファビオ・チョフィーニはアムステルダムのスウェーリンク音楽院でジャック・ファン・オールトメルセンにオルガンを師事しました。





FC RECORDS


FCRCD 9751
\2600
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ作品全集 Vol.4
  ワルツ=スケルツォ Op.7/カプリッチョ Op.8
  3つの小品 Op.9; 夢想,サロン風ポルカ,サロン風マズルカ
  2つの小品 Op.10; 夜想曲,ユモレスク
  6つの小品 Op.19
   夕べの夢想,ユーモラスなスケルツォ,アルバムの綴り,夜想曲,
   カプリチョーゾ,自作の主題による変奏曲
  即興カプリス(1884)/軍隊行進曲(1893)

ヨウニ・ソメロ(ピアノ)

録音:2012年8月27-28日、クーサー・ホール、クーサンコスキ、フィンランド
   

FCRCD 9752
\2600
ラフマニノフ(1873-1943):歌曲集
  私のために歌わないで Op.4 No.4
  悲しみの収穫(ああ、私の畑よ)Op.4 No.5
  リラの花 Op.21 No.5/夢 Op.38 No.5
  私の窓辺で Op.26 No.10/小さな島 Op.14 No.2
  答え Op.2 No.1/ミューズ Op.34 No.1
  メロディー Op.21 No.9/ヴォカリーズ Op.34 No.14
  私はあなたを待っている Op.14 No.1
  私は予言者ではない Op.21 No.11
  春の悲しみ(何という苦しみ)Op.21 No.12
  ここはすばらしい場所 Op.21 No.7/ひなぎく Op.38 No.3
  何という幸せ Op.34 No.12
レーッタ・ハーヴィスト(ソプラノ)
ヨウニ・ソメロ(ピアノ)

録音:2013年8月6-7日、クーサー・ホール、クーサンコスキ、フィンランド
 レーッタ・ハーヴィストはフィンランドのリリック・ソプラノ。2011年春にフィンランド国立オペラにデビューしました。

   

FCRCD 9753
\2600
シューベルト(1797-1828):
  4つの即興曲 D.899(1827)
  ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960(1828)
ヨウニ・ソメロ(ピアノ)
録音:2014年1月11-12日、クーサー・ホール、クーサンコスキ、フィンランド



<国内盤> 


ALM/コジマ録音


ALCD-105
¥2800+税
■CONFESSION(コンフェッション) 斉木由美作品集
斉木由美:
 [1] 嘆きは踊りに変わる (2013)
   多久潤一朗(フルート)鈴木生子(クラリネット)松本卓以(チェロ)
 [2] 歓(かん) (2014)
   大須賀かおり(ピアノ)
 [3] モルフォゲネシスII ?6人の打楽器奏者のための (2010)
   国立音楽大学打楽器アンサンブル
   指揮:福田隆 I:辻田佳代子 II:和田穂奈美 III:吉野智子
   IV:村田恵 V:吉田愛美 VI:曲淵俊介
 [4] 弦楽三重奏曲 (2008)
   佐藤瑛里子(ヴァイオリン)
   ダニエル・パナー(ヴィオラ)
   ジェイムズ・ウィルソン(チェロ)
 [5] キリエ-b ?笙とバス・フルートのための (2008/2014)
   宮田まゆみ(笙)多久潤一朗(バス・フルート)
 [6] コンフェッション (1995)
   山田武彦(ピアノ)
多久潤一朗(fl)
鈴木生子(cl)
松本卓以(vc)
大須賀かおり(p)
国立音楽大学打楽器アンサンブル
佐藤瑛里子(vn)
ダニエル・パナー(va)
ジェイムズ・ウィルソン(vc)
宮田まゆみ(笙)
山田武彦(pf)
〈解説〉斉木由美

 2005年に芥川作曲賞を受賞するなど、着実に創作活動を積み重ねてきた斉木由美が、フランス留学期の代表作から近年までの室内楽作品を中心にまとめた初の作品集。その心の軌跡を反映した全6曲は、まさに作曲家の「CONFESSION=告白」であり、慎ましやかな美しさのうちに移ろいゆく音響の奥底には、斉木独自の視点にもとづいた神秘に満ちた時間が流れていく。世界の音楽の潮流のただ中で自らの存在を見つめ、深い創作の息吹を紡ぎ続ける作曲家の才能が煌めく快心のアルバム。

斉木由美(作曲)
Yumi Saiki, composer
 愛知県立芸術大学音楽学部卒業。1991年渡仏。翌年パリ・エコールノルマル音楽院卒業、同年パリ国立高等音楽院に入学、1995年同院作曲科を第一位指名で一等賞を得、首席卒業。1996年帰国後、同志社女子大学(専任)、桐朋学園大学、愛知県立芸術大学大学院講師を経て、現在、東京藝術大学、国立音楽大学及び大学院で後進の指導にあたっている。2009年芥川作曲賞選考委員、2011?2013年日本音楽コンクール作曲部門審査員。日本作曲家協議会、日本現代音楽協会の会員、アンサンブル・コンテンポラリーαメンバー。作曲をポール・メファノ、平義久、兼田敏、保科洋、松井昭彦各氏に師事。名古屋文化振興賞作曲賞入選、日本音楽コンクール第2位、芥川作曲賞を受賞。2005年IRCAM講習生として選抜され電子音楽と作曲について学ぶ。これまでに、Music Tomorrow、読売日本交響楽団、名古屋フィル、Music from Japan 、サントリー音楽財団等の団体や優れた演奏家から委嘱を受け新作を発表し、主要作品は、NHK交響楽団等の日本の主要なオーケストラの他、Alter Ego、Ensemble 2e2m、Ensemble L’itineraire等の海外の現代音楽アンサンブルや国内アンサンブル、および優れた演奏家たちによって演奏され、これまでに、カーン、ザールブリュッケン、ダルムシュタット、武生、ニューヨーク、ジョグジャカルタ、テグ、ガウデアムス等の音楽祭のほか、アジアや欧米で行われた演奏会で作品が紹介されている。2014年には岐阜現代美術館で室内楽作品による個展が行われた。
  

ALCD-107
¥2800+税
■Ensemble Nomad[現代中国の作曲家たち]シリーズ
郭元 室内楽作品集

郭元:
 [1] 顫(ふる)える響き II
  菊地秀夫(クラリネット)稲垣聡(ピアノ)
 [2] 聖なる鳥を創る眼
  大石将紀(ソプラノ・サクソフォン)江川良子(アルト・サクソフォン)
  冨岡祐子(テナー・サクソフォン)鈴木広志(バリトン・サクソフォン)
 [3] ゆりかごの曲
  吉川真澄(ソプラノ)甲斐史子(ヴィオラ) 
 [4] 靄(もや)
  上野信一(指揮)
  フォニックス・レフレクション(打楽器)
  [小俣由美子/峯崎圭輔/荻原松美/悪原 至/大場 俊/新野将之]
 [5] 滲(にじむ)II
  佐藤亜美(箏)稲垣聡(ピアノ)
 [6] 滲(にじむ)III
  木ノ脇道元(フルート)林憲秀(オーボエ)菊地秀夫(クラリネット)
  塚原里江(ファゴット)稲垣聡(ピアノ)花田和加子(ヴァイオリン)
  甲斐史子(ヴィオラ)松本卓以(チェロ)
  佐藤洋嗣(コントラバス)佐藤紀雄(指揮)
アンサンブル・ノマド(指揮:佐藤紀雄)
ゲスト:
上野信一&
フォニックス・レフレクション(打楽器アンサンブル)
〈録音〉 相模湖交流センター 2015年2月24-27日
〈解説〉 郭元(英語・日本語・中国語)

 東京藝術大学で作曲の博士号を取得し、現在は母国の四川音楽学院教授として後進の指導にも情熱を注ぐ作曲家、郭元の室内楽作品集。数々の現代音楽作品を演奏してきた精鋭集団アンサンブル・ノマドをも魅了した現代中国作曲家の音楽世界は、自国の長い歴史に深く根ざした美学と現代の息吹の交差点上に、息の張り詰める峻厳な時間芸術を創出させる。無から有へ、有から無限/夢幻へ、独自の境地を切り拓く大陸の賢才を聴け!

郭元(作曲)
Guo Yuan, composer
 東京藝術大学で作曲博士号を取得、現在は中国四川音楽学院で教授として教鞭をとる。その作曲は、独奏曲、室内楽曲、中国伝統楽器のための曲、交響曲など多岐にわたる。郭の作品は、アメリカ、カナダ、トルコ、ポーランド、オーストリア、日本、韓国などの国々及び香港、台湾などの地区で演奏されている。受賞歴は国内外に渡り、2014年第2回クシシュトフ・ペンデレツキ国際作曲コンクールファイナリスト(ポーランド)、第11回及び第15回東京国際室内楽作曲コンクール入選、2004年ルトスワフスキ国際作曲コンクール佳作(ポーランド)など数々ある。また、音楽祭においても、2013年にスロバキアとウィーンで開催された「ISCM World New Music Days」(ISCM世界現代音楽の日)、香港の「2013年中国作曲家音楽祭」など数々の選出歴がある。
郭は、音響が出現する前と後の音空間、音響が爆発する瞬間と消滅する瞬間に重きを置く。線と音色による表現を重視し、より簡潔な表現をと追求してやまない。
  

ALCD-1151
\2800+税
■バッハのオルガン万華鏡
 〜ノルデン聖ルートゲリ教会のシュニットガー・オルガンⅡ〜

J. S. バッハ:
 [1]-[2] 前奏曲とフーガ ハ長調 BWV545
 [3] いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV715
 [4] いと高きところにいます神にのみ栄光あれ BWV711
 [5] 小フーガ ト短調 BWV578
 [6]-[14] おお、汝まことの神よ BWV767
 [15]-[17] トリオ・ソナタ第3番 ニ短調 BWV527
 [18]-[19] 前奏曲とフーガ ト長調 BWV541
椎名雄一郎(オルガン)
〈録音〉 ノルデン 聖ルートゲリ教会(ドイツ) 2013年9月5-8日
〈解説〉 礒山雅

 北ドイツを代表する名器として知られるノルデン聖ルートゲリ教会のシュニットガー・オルガン。増築を重ねた教会の歴史を反映して、聴く場所により異なる顔を見せるこの楽器の特徴を熟知し、作品への深い理解と卓越した演奏技術を示すのは、ヨーロッパでも高い評価を受ける椎名雄一郎。このたび11年に及ぶバッハ・オルガン全曲演奏会を成し遂げた椎名が、コラール作品からトリオ・ソナタ、壮大な前奏曲とフーガまで、バッハのオルガン作品の驚くべき多様性を改めて教えてくれる。

近刊書籍:椎名雄一郎著『パイプオルガン入門 見て聴いて触って楽しむガイド』(春秋社/2015年)


椎名雄一郎(オルガン)
Yuichiro Shiina, organ
 東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻卒業。 同大学院音楽研究科修士課程修了。オルガンを池田泉氏、廣野嗣雄氏、通奏低音を今井奈緒子氏、チェンバロを故小島芳子氏に師事。在学中、スペイン政府奨学金を得て、サラマンカ・オルガンアカデミーに参加する。
 2002年、NDR(北ドイツ放送局)音楽賞国際オルガンコンクール優勝他、1994年、第1回ザ・シンフォニーホール・オルガンオーディション入賞、 1997年、第1回ダラス国際オルガンコンクール第2位、 2000年、第12回ライプツィヒ・バッハ国際コンクール第3位など数多くの国際コンクールで入賞する。
 1999年10月よりオーストリア政府奨学金、ロームミュージックファンデーション奨学金を得て、ウィーン国立音楽大学に留学し、オルガンをM. ラドゥレスク氏、チェンバロをG. マレー氏に師事し、満場一致の最優秀の成績で卒業。 安田生命クオリティオブライフ文化財団より助成をうけスイス、バーゼル・スコラカントルム音楽院に留学。オルガンとチェンバロをJ.-C. ツェーンダー氏、通奏低音をJ.-A. ベッティッヒャー氏、アンサンブルをA. ルーリー氏に師事。2001年、オーストリア・ジュネスオーケストラのベルリン、シャウシュピールハウス公演にてチェンバリストとして参加し、絶賛された。
 2002年から2007年3月まで、豊田市コンサートホール専属オルガニストとして、演奏会、講座の企画を行う。2005年より10年間にわたるJ. S. バッハオルガン全曲演奏会シリーズを行っている。また、コジマ録音より、CD「バッハのオルガン解体新書」「オルガン音楽のすゝめ」「平和の祈り」「風琴事始」「新発見!バッハのオルガン芸術」「メンデルスゾーン:オルガン作品集」「リスト:オルガン作品集」をリリースし、高い評価を得ている。また、2015年には、初の著書「パイプオルガン入門 見て聴いて触って楽しむガイド」を春秋社より出版した。
 現在、日本の他、ドイツ、スイスなどヨーロッパ各地で演奏活動を行っている。活水女子大学准教授、活水学院オルガニスト。東京藝術大学非常勤講師、日本キリスト教団吉祥寺教会オルガニスト。
 


ALCD-1152
¥2800+税
大江戸バロック 桐山建志&大塚直哉
■ヴァイオリン音楽の泉 18世紀イタリアの名手たち

 [1]-[4] F. A. ボンポルティ:インヴェンション第4番 ト短調 作品10-4 (1712)
 [5]-[8] H. エックレス(エクルズ):ソナタ第11番 ト短調 (1720)
 F. M. ヴェラチーニ:12のアカデミック・ソナタ 作品2 (1744)より
  [9]-[12] ソナタ第7番 ニ短調
  [13]-[15] ソナタ第8番 ホ短調
  [16]-[19] ソナタ第11番 ホ長調
  [22]-[25] ソナタ第12番 ニ短調
大江戸バロック
(桐山建志[バロック・ヴァイオリン]
大塚直哉[チェンバロ])

〈録音〉 東大和市民会館ハミングホール 2014年9月17-19日
〈解説〉 澤谷夏樹

 18世紀前半において、ヨーロッパ音楽の模範とされたイタリア音楽。今では知る人ぞ知る存在となったヴェラチーニやボンポルティらも、当時はイタリア音楽をリードする存在としてヴァイオリンにも優れた作品を遺し、またエックレスら他国の作曲家の作風を「イタリア風」にさせてしまうほどの強い影響力と大きな魅力を備えていた。現代のヴァイオリン教育にも受け継がれるこれらの作品を、バロックのスペシャリスト桐山建志と大塚直哉が歴史的文脈から捉え直し、作品本来の魅力を鮮やかに浮かび上がらせる。



大江戸バロック
O-EDO BAROQUE
ヨーロッパ各地にバロック音楽が大きく花開いたのは、日本ではちょうど江戸時代の初め頃から中期に重なります。先んじて、日本の武将で初めて西洋音楽を聴いたのは[織田信長]という説も。バロック時代には、宮廷音楽、教会音楽など今も時代を越えて親しまれる名作品が数々生まれました。日本とヨーロッパで学び、活躍する疾風怒濤のDUO、魅力溢れる演奏をお届けします。

桐山建志(ヴァイオリン)
Takeshi Kiriyama, violino barocco
長野県出身。3才の時に自分で楽器を選び、ヴァイオリンを始める。東京藝術大学を経て同大学院修了。フランクフルト音楽大学卒業。1998年第12回古楽コンクール「山梨」第1位。1999年ブルージュ国際古楽コンクールソロ部門第1位。2005年には古楽コンクール「山梨」の審査員を務める。1996年から2001年まで「ラ・スタジオーネ・フランクフルト」メンバー。現在「エルデーディ弦楽四重奏団」ヴィオラ奏者、「松本バッハ祝祭アンサンブル」コンサート・マスター。愛知県立芸術大学准教授。2000年秋にリリースしたデビューCD「シャコンヌ」(レコード芸術誌特選盤)を皮切りに、多数のCDを主にコジマ録音よりリリース。シリーズCD「ヴァイオリン音楽の領域」(ALCD-1045,1055)などでも高い評価を得る。2009年、ベーレンライター社より星野宏美氏との共同校訂による「メンデルスゾーン:ヴァイオリン・ソナタ全集」の楽譜を出版。
http://www13.plala.or.jp/caille/ 

大塚直哉(チェンバロ)
Naoya Otsuka, cembalo
東京藝術大学大学院チェンバロ専攻、アムステルダム音楽院チェンバロ科およびオルガン科修了。「アンサンブル・コルディエ」「バッハ・コレギウム・ジャパン」などのアンサンブルにおける通奏低音奏者として、またチェンバロ、オルガン、クラヴィコードのソリストとして活躍するほか、これらの楽器に初めて触れる人のためのワークショップを各地で行なっている。チェンバロのソロCD「トッカーレ[触れる]」、「クラヴィス?鍵?」「ルイ・クープラン クラヴサン曲集」(ALM RECORDS)、ヴァイオリンの桐山建志とのシリーズCD「J. S. バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのための作品集」全5巻(ALM RECORDS)のほか、多くの録音に参加。現在、東京藝術大学准教授、国立音楽大学非常勤講師、「アンサンブル・コルディエ」音楽監督。また、宮崎県立芸術劇場、彩の国さいたま芸術劇場のオルガン事業アドヴァイザーを務める。NHK-FM「古楽の楽しみ」案内役として出演中。
http://homepage3.nifty.com/utremi
 

ALCD-9152
¥2800+税
■日本の歌を集めて1 白い花の咲く頃
 [1] 花のまち(江間章子 詞/團伊玖磨 曲)
 [2] ここは瀬戸内(中村千栄子 詞/芥川也寸志 曲)
 [3] 夏の思い出(江間章子 詞/中田喜直 曲)
 [4] ちいさい秋みつけた(サトウハチロー 詞/中田喜直 曲)
 [5] 雪の降るまちを(内村直也 詞/中田喜直 曲)
 [6] 白鳥の歌(若山牧水 詞/古関裕而 曲)
 [7] さすらいの唄(北原白秋 詞/中山晋平 曲)
 [8] 惜別の唄(島崎藤村 詞/藤江英輔 曲)
 [9] かあさんの歌(窪田聡 詞・曲)
 [10] 津軽のふるさと(米山正夫 詞・曲)
 [11] 北上夜曲(菊地規 詞/安藤睦夫 曲)
 [12] 影を慕いて(古賀政男 詞・曲)
 [13] 白い花の咲く頃(寺尾智沙 詞/田村しげる 曲)
 [14] 高原の旅愁(関沢潤一郎 詞/鈴木義章 曲)
 [15] 山の煙(大倉芳郎 詞/八洲秀章 曲)
 [16] 胸の振子(サトウハチロー 詞/服部良一 曲)
 [17] 水色のワルツ(藤浦洸 詞/高木東六 曲)
 [18] 白い想い出(山崎唯 詞・曲)
 [19] さよならをするために(石坂浩二 詞/坂田晃一 曲)
 [20] 悲しくてやりきれない(サトウハチロー 詞/加藤和彦 曲)
 [21] 見上げてごらん夜の星を(永六輔 詞/いずみたく 曲)
 [22] 遠くへ行きたい(永六輔 詞/中村八大 曲)
小松英典(バリトン)
塚田佳男(ピアノ)
〈録音〉 東大和市民会館ハミングホール 2014年7月10-11日、2015年1月15-16日

 ドイツ連邦共和国終身プロフェッサーの称号を持つ小松英典が、今あらためて歌う日本の歌曲やポピュラー・ソング。国外で生活する歌の専門家としての視点と、常にふるさとを希求するひとりの日本人としての心のはざまにただよう、深いやさしさに包まれた歌声は、日本語の美しさと、昭和の時代を彩ってきたぬくもりを耳の奥にかたちづくる。長年親交のある日本歌曲解釈の第一人者、塚田佳男との情感あるアンサンブルで綴る、いまこそ聴きたい22曲。

小松英典(バリトン)
Hidenori Komatsu, baritone
 1975年渡独。ハンブルクで宮廷歌手アーノルド・ヴァン・ミルに師事。1976年リューベック国立音楽大学入学。宮廷歌手エディット・ラング、ルネ・コロらに師事。80年同大学リート・オラトリオ・オペラ科卒業。1982年秋、ハンブルクを中心にブラームスの「美しきマゲローネのロマンス」によるリサイタルを行う。翌1983年1月マドリッドでブラームスの「ドイツ・レクイエム」を歌い、またドイツ各地でシューベルトの「冬の旅」によるリサイタルを行った。同年4月、ベルリンでD.フィッシャー=ディースカウと共演。その他、アーリン・オジェー、エリー・アメリングなど著名な歌手と共演し、ザルツブルク音楽祭などヨーロッパの主要なフェスティバルにも参加。小澤征爾指揮、1990年よりR.シュトラウス「サロメ」、プッチーニ「マノン・レスコー」、ベルリオーズ「ファウストの劫罰」、J.S.バッハ「マタイ受難曲」等に出演し絶賛を浴びた。1992年「小松英典マーラーを歌う」を開催。1994年にE.マティスとのデュオ・リサイタル「シューマンの夕べ」を開催するなどドイツ歌曲の第一人者としての評価を確立した。その後、名匠イェルク・デムスとの内外に於いてのリサイタルでは聴衆に更なる深い感動を与え、評価はいよいよ不動のものとなった。
 録音での活躍も目覚しく、ファスベンダーとのCDは独仏にてレコード優秀賞を獲得。マティスとのデュエット、マーラーのオーケストラ歌曲集、シューベルト三大歌曲集、ブラームス、R.シュトラウス、ヴォルフ、日本の抒情歌曲集等、リリースされているCDは20種にも及ぶ。最新盤「J.S.バッハ:バスのためのカンタータ集BWV56, 82, 158」(ALM/コジマ録音)も大変な好評を得ている。
 ドイツ・ブレーメン国立音楽大学声楽科教授。友愛ドイツ歌曲コンクール審査員。松方音楽賞審査員。ドイツ連邦共和国認定終身教授。大仙市民賞受賞。

塚田佳男(ピアノ)
Yoshio Tsukada, piano
 群馬県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。二期会等でオペラや各種コンサートの伴奏・コレペティトゥーアを務めた後、1975年から1977年までドイツ・デトモルトにてピアノ・オルガン・伴奏法を学ぶ。
 帰国後から現在に至るまで歌を知りぬいた繊細な音楽性で、特に日本歌曲の研究、解釈、伴奏においては現在日本の第一人者としての活動を続けている。
 畑中良輔氏と共に企画・構成に携わり、その伴奏の殆どを受け持ってきた、1993年より続く音楽の友ホールでの《日本歌曲シリーズ》を代表に、日本歌曲や日本の歌による演奏会での企画構成と演奏は、国内はもとより海外においても高い評価を得ている。
様々な歌手の伴奏を務めたCDは多数リリースされている。また、セミナー等での講師としての活動も、日本歌曲の歌唱法および伴奏法の指導を中心として全国各地で行っており、多くの歌い手とピアニスト達を育成している。
 日本演奏連盟所属。




<映像>


EURO ARTS(映像)

20 59684
(Blu-ray)
\5000
「オール・マン・リバー」「愛さずにはいられない」
 名曲に彩られたブロードウェイの名作

  「ショウ・ボート」/サンフランシスコ・オペラ
  ボーナス:アーティスト・インタビュー
ハイディ・ストーバー(マグノリア)
マイケル・トッド・シンプソン(ゲイロード)
ビル・アーウィン(アンディ船長)
パトリシア・レーセット(ジュリー)
モーリス・ロビンソン(ジョー)
アンジェラ・レニー・シンプソン(クイーニー)
ハリエット・ハリス(パーシー)
キルスティン・ワイアット(エリー)
ジョン・ボルトン(フランク)、
パトリック・カミング(スティーヴ)、他
サンフランシスコ・オペラ管弦楽団&
 合唱団、ダンサー
ケイ・スターン(コンサートマスター)
イアン・ロベルトソン(合唱指揮)
ジョン・デメイン(指揮)
20 59688
(2DVD)
\5600
 「オール・マン・リバー」「愛さずにはいられない」名曲に彩られたブロードウェイの名作がサンフランシスコで上演

 音楽:ジェローム・カーン/本・作詞:オスカー・ハマースタイン2世/原作:エドナ・ファーバー
 オーケストレーション:ロバート・ラッセル・ベネット/演出:フランチェスカ・ザンベロ

 収録:2014 年6 月サンフランシスコ・オペラ、ライヴ
 (Blu-ray)画面:1080/60i Full HD、16:9、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA 5.1、リージョン:All、字幕:英独仏西伊韓、144分+33分
 (2DVD)画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS- 5.1、DD5.1、リージョン:All、字幕:英独仏西伊韓、144分+33分

 ミュージカルの記念碑的な作品「ショウ・ボート」。エドナ・ファーバー作の同名のベストセラー小説をミュージカル化。ブロードウェイでは572 回ものロングランを記録。その後は映画化もされた名作です。
 それまでのブロードウェイの舞台とは一線を画した、人種差別という社会問題に挑んだことでも話題となり、さらにはジェローム・カーンが作曲した美しい音楽。劇中には「オール・マン・リバー」「愛さずにはいられない」など数々の名曲が生まれています。
 ストーリーは、1880 年代から1920 年代のアメリカが舞台、ミシシッピ川に浮かぶ劇場船(ショウ・ボート)「コットン・ブロッサム号」では、毎夜、豪華絢爛なショーが行われていました。ジュリーとスティーヴは一座の花形カップルでしたが、ジュリーに黒人の血が流れているために、当時ミシシッピでは禁じられていた異人種通婚の罪に問われて船を降りることになります。一方船長の娘マグノリアはギャンブラーのゲイロードと恋に落ち結婚。二人はジュリーとスティーヴのかわりに看板俳優として舞台に立ちます。二人の間には娘キムが産まれ、船を降りてシカゴで生活していましたが、ゲイロードは借金を作って姿を消してしまいます。時は流れマグノリアはかつてコットン・ブロッサム号でともに舞台に立ったエリーとフランクの紹介でシカゴのナイト・クラブで歌うことになります。マグノリアも娘のキムもブロードウェイで成功、コットン・ブロッサム号で凱旋公演を行うことになり、船長の取り計らいでゲイロードとマグノリアは再会してフィナーレを迎えます。





















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