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≪第83号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2015/7/21〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像


 






7/24(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HATART

HATART 190
\2500→\2290
シュトックハウゼンの代名詞的作品のひとつ「マントラ」
 シュトックハウゼン:マントラ(1970)
マーク・クヌープ、
ロデリク・チャドウィック(ピアノ)
ニュートン・アームストロング(電子楽器)
 録音:2013年1月5,6日/ロンドン、キングス・プレイス、ホール2

 シュトックハウゼンにとって、「マントラ」の作曲はターニングポイントでした。1960 年代後半から彼の音楽は思索の結果の大きな変化を遂げました。それは、1950 年代のセリー音楽に特徴的な音楽構造への複雑にシステム化されたアプローチへの回帰でした。
 もちろんこの回帰は後退を意味するのではなく、マントラという作品は、セリー音楽のもつ可能性やポテンシャルを大幅に拡張、1950 年代の苦行のような抽象的な音楽ではなく、旋律や劇場、そして調性的ハーモニーへの扉を再び開いたのです。
 
HATART 185
\2500→\2290
リザ・リン(b.1966):オーケストラ作品集
 (1)コンパス(2006)
 (2)パール、オークル、ヘア・ストリング(2009-10)
 (3)ゲスト(2010)
(1)クリストフ・ポッペン(指揮)
 バイエルン放送交響楽団
 カリン・レヴァイン(Fl)
 ウィリアム・バートン(didgeridoo)
(2)ローター・ツァグロセク(指揮)
 バイエルン放送交響楽団
(3)ルパート・フーバー(指揮)
 バーデン=バーデン& フライブルクSWR 交響楽団
 イェレミアス・シュヴァルツァー(リコーダー)
 腹の底から湧きあがるようなエネルギーに満ちた魅力リザ・リン作品集

 録音:(1)2007 年1 月12 日/ヘルクレスザール(ミュンヘン)、ライヴ (2)2010 年7 月/ヘルクレスザール(ミュンヘン)、ライヴ (3)2010 年10 月15 日/ドナウエッシンゲン音楽祭、ライヴ

 野性的ともいえるエネルギー、鮮やかな色彩、そしてアジアの儀式の形式や美学、およびオーストラリア・アボリジニーの文化に影響を受けた作風のリザ・リン。ここでも、ジャングルを思わせる「コンパス」、そしてペルシアのスーフィーを思い起こさせる「パール、オークル、ヘア・ストリング」といった彼女らしい作品が並びます。豪華演奏陣にも注目です。
 
HATART 192
\2500→\2290
クリストファー・フォックス(b.1955):ピアノ作品集
 1. エレベーター
 2. 時の淵に
 3. Thermogenesis
 4. 共和制のバガテル
フィリップ・トーマス(ピアノ)
 わかりやすいピアノ作品

 録音:2013年9月3,4日

 英国の作曲家、クリストファー・フォックスのピアノ作品集。1984 年から94 年までダルムシュタットの作曲スタッフを務めていました。ねじふせられてしまうような説得力、どの作品も強い素材をもっており明確、すぐにその作品世界に引きずり込まれてしまうような魅力に満ちています。
 ダイナミックなリズム感覚の「エレベーター」、果てしなくこのままなのだろうかと不安になるような「時の淵に」など、どれも明確なキャラクターをもった作品が並びます。
 

HATO 734
\2500
ヘルベルト・ディステル(b.1942):旅行談
 1. 旅立ちと旅
 2. 到着
 新時代の旅行体験記

 スイスの画家、彫刻家、写真家、映画作者、そして作曲家というマルチな才能をもつヘルベルト・ディステルのサウンド・アート作品。Travelogue(旅行談)と題された本作、飛行場での飛行機発着案内の音や飛行機が飛ぶような音など様々な音を巧みに組み合わせて効果的にミックス、加工された音で語られる新時代の旅行体験記となっています。




RCO LIVE



RCO 15003
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
研ぎ澄まされた美が浄化へといざなう
 ヤンソンス&コンセルトヘボウ管

  ブラームスのドイツ・レクィエム

   ブラームス:ドイツ・レクィエム op.45
ゲニア・キューマイアー(ソプラノ)
ジェラルド・フィンリー(バリトン)
オランダ放送合唱団
ミヒャエル・グレーザー(合唱指揮)
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
 優秀録音。研ぎ澄まされた美が浄化へといざなうヤンソンス&コンセルトヘボウ管、ブラームスのドイツ・レクィエム

 収録時期:2012年9月20日& 21日/アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)/DSD5.0、マルチチャンネル、ステレオ、67’30
トラックタイム:9’32+14’05+9’27+5’37+6’59+11’51+9’54= TT.67’30

 SACD ハイブリッド盤。
 ヤンソンスがコンセルトヘボウ管を指揮して、ブラームスの「ドイツ・レクィエム」を演奏したアルバムがRCO Live に登場。モーツァルトの「レクィエム」(RCO14002)以来一年ぶり、当コンビによるレクィエム・シリーズの一環として、2012 年9 月に本拠コンセルトヘボウでおこなわれたコンサートの模様をライヴ収録したものです。
 現代屈指のマエストロとして人気のヤンソンスのレパートリーには幅広いものがありますが、ブラームスは実演でひんぱんに取り上げていて、交響曲のレコーディングは映像作品も含めるとすでに複数回おこなっていますが、「ドイツ・レクィエム」の録音は初登場となります。
 いっぽうで、過去の首席指揮者ベイヌム、ハイティンク、シャイーを通じても、名門コンセルトヘボウ管によるこの名曲の録音がなかったというのは少々意外におもわれるところです。
 やはりヤンソンスにとって初の録音であった前作の「モツレク」は、美をきわめた表現で注目を集めましたが、この「ドイツ・レクィエム」も息を呑むほどの美しさ。ソリストには「モツレク」でも起用されていたキューマイアーとフィンリーがここでもそのまま、美しく情感のこもった歌唱を聴かせてこのうえなく魅力的。1945 年創設で2010 / 11 年のシーズンで65 周年を迎えたオランダ放送合唱団の充実ぶりにも目を瞠ります。
 2015 年3 月に首席指揮者を勇退したヤンソンスとコンセルトヘボウ管の顔合わせが生んだ最良の記録といえるアルバムの登場です。




AVIE



AV 2344
\2500→\2290
チャンドラー版 ヴィヴァルディ「四季」!
 そしてトロンバ・マリーナ風Vnのための2つの協奏曲

 ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリン協奏曲集《四季》
   (マンチェスター手稿譜に基づくチャンドラー版)
  協奏曲ト長調 RV.311(トロンバ・マリーナ風ヴァイオリンのための)
   〔世界初録音〕
  ファゴット協奏曲ト短調 RV.496《モルツィン伯爵のために》
  協奏曲ニ長調 RV.221(トロンバ・マリーナ風ヴァイオリンのための)
   〔世界初録音〕
  ファゴット協奏曲変ロ長調 RV.501《夜》
ラ・セレニッシマ
エイドリアン・チャンドラー
 (ヴァイオリン&
  トロンバ・マリーナ風ヴァイオリン)
ピーター・ウィーラン(ファゴット)
 赤毛の司祭の申し子、チャンドラー版「四季」!トロンバ・マリーナ風Vnのための2つの協奏曲は世界初録音!

 21年前の1994年、英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって創設されたピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ。
 赤毛の司祭とその同世代の作曲家たちの知られざる作品や、再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出してきたヴィヴァルディのスペシャリストたちが、遂に「四季」をレコーディング!

 チャンドラーとラ・セレニッシマは自らの「四季」の演奏、レコーディングのために、1726年の「マンチェスター手稿譜」を基にした最新の校訂譜となる「チャンドラー版」を完成させるなど、今回のプロジェクトにかける熱意と意気込みは並々ならぬものがある。
 まさにチャンドラー&ラ・セレニッシマによる唯一無二のヴィヴァルディの「四季」である。
 チャンドラーは自身の校訂譜による「四季」に加えて、失われたヴィヴァルディの時代の古楽器である「トロンバ・マリーナ風ヴァイオリン」を用いた"世界初録音"となる「RV.311」と「RV.221」もレコーディング。
 ヴィヴァルディの時代には用いられていたものの、時代、演奏スタイルの変化によって、歴史の陰へと消えて行ってしまった幻の楽器によって、ヴィヴァルディの2つの協奏曲の真の姿が明らかとなる。ヴィヴァルディ・ファン必聴必携!話題必至!

 ※録音:2015年4月21日−24日、ホスピタル・オヴ・セント・クロス(ウィンチェスター、イギリス)


 

AV 2349
\2500
キルヒシュラーガー(Ms)
 ジェイク・ヘギー:歌曲集

  《彫像》より/月への歌/
  《ブレイキング・ムーン》より/
  民謡集/月のもとに白く
アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Ms)
モーリス・ランメルツ・ファン・ビューレン(P)
 キルヒシュラーガーが歌うジェイク・ヘギー歌曲集!

 オペラと歌曲の作曲家として注目を集めるアメリカのコンポーザー=ピアニスト、ジェイク・ヘギー(1961−)。
 ジョイス・ディ・ドナートやスーザン・グラハム、フレデリカ・フォン・シュターデ などが参加した前作「パッシング・バイ」(AV 2198)に続く歌曲集第2弾を歌うのは、オーストリアが誇る世界的メゾ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー!
 キルヒシュラーガーの歌声が、多くの世界的歌手たちを惹きつけるジェイク・ヘギーの歌曲の魅力を存分に伝えてくれることでしょう。

 2015年1月5日−8日の録音。



 

AV 2345
\2500
キャロルズ・フロム・クイーンズ
 タヴナー:おお、動ずることなく/
 バスク地方の伝承曲(クレメンツ編):大天使ガブリエルのメッセージ/
 カーター編:天使は乙女に/ハウエルズ:とげのないバラ/
 ストップフォード:ルリ・ルラ/
 アダン(ラッター編):きよしこの夜/
 メンデルスゾーン(ウィルコックス編):天には栄え/
 ウォーロック:ベツレヘム・ダウン/ハウエルズ:歌え、子守歌を/
 伝承曲(ヴォーン・ウィリアムズ編)&アームストロング:
  ベツレヘムの小さな町で/
 作曲者不詳:喜び祝おう/ダーク:冬のさなかに/
 ショー編:コヴェントリー・キャロル/
 16世紀フランスの旋律(ウッド編):ディンドン空高く/
 タヴナー:仔羊/伝承曲:はなたばそえた/
 レイトン:ルリ・ルラ/
 ベルリオーズ:キリストの幼時/ダヴ:ようこそ、全ての奇跡よ/
 コルネリウス(アトキンス編):3人の王/
 伝承曲(ウィルコックス編):サセックス・キャロル/
 ウィルコックス編:神の御子は今宵しも
オックスフォード・クイーンズ・カレッジ合唱団
オーウェン・リース(指揮)
 長き歴史を誇るオックスフォード大学クイーンズ・カレッジの合唱団が贈る珠玉のキャロル集。
 「サセックス・キャロル」やラッター編曲の「きよしこの夜」などの有名なキャロルから、レイトンやハウエルズ、タヴナー、ダヴなど、イギリスのカレッジ合唱団ならではの独自色に富んだユニークなプログラムが大きな魅力。




BGS RECORDS


BGS 103
\2500
クロアチアの神童
 J.S.バッハ(デシュパリ編):
  無伴奏フルート・パルティータ イ短調 BWV.1013
 パガニーニ:グランド・ソナタ(MS3)
 クロブツァル(b.1931):ソナタ
 カステルヌオーヴォ=テデスコ:
  ソナタ(ボッケリーニへのオマージュ)Op.77
アナ・ヴィドヴィチ(ギター)
 当時15歳のクラシック・ギター界の神童、アナ・ヴィドヴィチのデビューアルバム。イギリス・バースのアルバート・ オーガスティン国際コンクールや、イタリアのフェルナンド・ソル国際コンクール、マウロ・ジュリアーニ国際コンクール、スペインのフランシスコ・タレガ国際コンクールなどで優勝を果たしている。

 ※録音:1996年6月10日−12日、ホーリー・トリニティ協会(ウェストン、ハートフォードシャー州、イギリス)
 

BGS 108
\2500
星に続いて
 ドジソン:2本のギターと弦楽のための小協奏曲“レース”*
 リヴァー・ソング:
  2本のギターのための狂詩曲、プロムナードI、
  パストゥレイユ、星に続いて
エデン=ステル・ギター・デュオ
ヘレン・サンダーソン(ギター)*
オーケストラ・ノヴァ
ジョージ・ヴァス(指揮)
 イギリスの作曲家、スティーブン・ドジソンのギターのための作品集。結成25周年を迎えるエデン=ステル・ギター・デュオが、完璧なアンサンブルとクリアな音色を聴かせてくれる。
 英グラモフォン誌エディターズ・チョイス選出盤!

 ※録音:2001年10月15日、2002年5月(ロンドン)




CONTINUUM


CCD 1025
\2500
ディーリアス&ダイソン 〜 チェロとピアノのための作品集
 ディーリアス:
  チェロ・ソナタ、ロマンス、クレオールの踊り、
  《ハッサン》より 3つの小品、夏の夜の水上にて
 ダイソン:前奏曲、幻想曲とシャコンヌ、2つの小品
アンドルー・シュールマン(チェロ)
イアン・ブラウン(ピアノ)
 アンドルー・シュールマンは、22歳でムーティ時代のフィルハーモニア管の首席奏者に就任し、イギリス人として初めてピアティゴルスキー・アーティスト・アウォーズを獲得した英国の名チェリスト。
 

CCD 1009
\2500
バリー・アンダーソンの音楽
 アンダーソン:
  エレクトロアコースティック・ファンファーレ/
  ARC/ピアノ小品第1番/ピアノ小品第2番/
  ピアノ小品第3番/ドミンガス
サリー・メイズ(ピアノ)
ミストリー弦楽四重奏団
スティーヴン・モンタギュー
 (エレクトロニクス)、他
 20世紀イギリスにおける最も重要なエレクトロアコースティック・コンポーザーの1人と称されたバリー・アンダーソン(1935−1987)の作品集。20世紀イギリスの電子音楽を牽引した作曲家である。




LCMS

LCMS 1502
\2500
ソング・オヴ・ソングス
 デイヴィッド・ラング:ジャスト(ソロモンの雅歌より/世界初録音)
 ルチアーノ・ベリオ:ナチュラーレ
 ベティ・オリヴェロ:海にある灯台(世界初録音)
トリオ・メディイーヴァル
ガース・ノックス(ヴィオラ)
アニエス・ヴェステルマン(チェロ)
シルヴァン・ルメートル(パーカッション)
クリオーナ・ドリス(ハープ)
アンドルー・シノット(指揮)
 デイヴィッド・ラング最新作!トリオ・メディイーヴァルが歌う、「ソロモンの雅歌」!

 2008年にピューリッツァー賞を受賞したアメリカの作曲家、デイヴィッド・ラングの新録音が、2006年に設立されたアイルランドのLCMS(ラウズ・コンテンポラリー・ミュージック・ソサエティ)から登場!
 ソング・オヴ・ソングス(ソロモンの雅歌)のテキストによる「just」は、イタリア人監督パオロ・ソレンティーノの新作映画「YOUTH」をフィーチャーした作品。「just」とともに世界初録音となる「en la mar hai una torre(海にある灯台)」は、イスラエルの作曲家ベティ・オリヴェロによる作品。
 ニューヨークの鬼才デイヴィッド・ラングが描く哀愁の旋律と神秘的なハーモニー。ピーター・フィリップスやタリス・スコラーズのメンバーが絶賛したノルウェーの女声ア・カペラ・グループ、トリオ・メディイーヴァルや、現代音楽界屈指のヴィオラ奏者ガース・ノックスなど、超一流の現代音楽アーティスト達の共演によって実現した録音です。

 録音:2014年10月、セント・ピーターズ教会(アイルランド、ドロヘダ)




NONCLASSICAL

ノンクラシカル(Nonclassical)
 ロンドンから発信される、新たな音楽シーン。作曲家、プロデューサー、DJとして活動する、ガブリエル・プロコフィエフ(セルゲイ・プロコフィエフの孫!)がプロデュースするNONCLASSICAL!
 クラシック、クラブ・ミュージック、ロック、エレクトロニクス、コンテンポラリー、etc... クラシックをルーツに数多の音楽イディオムを内包するNONCLASSICALが、新世紀を切り拓く!

NONCLSS 020
\2500
クラヴィコン
 Angelus/Oram Her Toye/Aviary/
 Biome/Kontrapunkd/B.A.C.H/
 Piano Beat #10/Dust/Rorscach/
 Rhinelead/The Nights Music/
 Croix/IronCross/Wave
レオン・ミッチェナー
 (プリペアド・アンプリファイド・ピアノ)
 

 ガブリエル・プロコフィエフが主宰するNonclassicalからイギリスの新たな才能が登場!
 王立音楽院とトリニティ・カレッジでクラシック・ピアノと作曲を学んだピアニスト、レオン・ミッチェナーによる、プリペアド・ピアノ(弦に物を乗せて様々な音色、効果を出すピアノ)とエレクトロニクスの新感覚ワールド。
 ジョン・ケージが発明したプリペアド・ピアノを進化発展させたミッチェナー。ループやオーバー・ダビングを使わず、リアル・タイムにアンプリファイド・プリペアド・ピアノを操る新しいパフォーマンスです!







RESONUS



RES 10148
\2500→\2290
タルティーニ&ヴェラチーニ:
 イタリアのヴァイオリン・ソナタ集

  ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタ Op.2-12
  タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ《悪魔のトリル》
  ヴェラチーニ:ヴァイオリン・ソナタ Op.2-5
  タルティーニ:パストラーレ Op.1-13
木村理恵(バロック・ヴァイオリン)
ファンタスティクス
 〔ロバート・スミス(バロック・チェロ)、
  ギジェルモ・ブラケッタ(チェンバロ)〕
 日本の古楽界の次代を担う若きヴァイオリニスト。オランダで研鑽を積んだ木村理恵のソロ・デビュー盤!

 オランダ、アムステルダムを拠点に活動するピリオド・アンサンブル、ファンタスティクスの日本人ヴァイオリニスト、木村理恵のソロ・デビュー・タイトルとなるタルティーニ&ヴェラチーニ!
 アムステルダム音楽院のバロック・ヴァイオリン科で学び、ルーシー・ファン・ダール、パウル・エレラなどの名匠たちに師事したバロック・ヴァイオリニスト、木村理恵は、2008年国際古楽コンクール山梨では最高位、2009年ブルージュ国際古楽コンクールでは室内楽部門第2位、2010年ボンポルティ国際コンクールではヴァイオリン独奏部門最高位を受賞するなど既に豊富な実績を誇る。
 また、オランダ・バッハ協会やムジカ・アンフィオン、アムステルダム・バロック・オーケストラなど、オランダが世界に誇るピリオド・オーケストラに参加するなど、まさに次代の日本の古楽界を担う逸材の1人である。

 ※録音:2013年10月8日−10日、アウダーケルク(ブニク、オランダ)



 

RES 10141
\2500
カステルヌオーヴォ=テデスコ:
 シェイクスピアのソネット集
アシュリー・リッチーズ(バリトン)
エマ・アバーテ(ピアノ)
 ピツェッティの弟子でカゼッラもその才能を高く評価した20世紀イタリアの作曲家マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895−1968)。
 「シェイクスピアのソネット集」を歌うアシュリー・リッチズは、コヴェント・ガーデン王立歌劇場のジェット・パーカー・ヤング・アーティスト・プログラムのメンバーとして活躍する英国オペラ界期待のバリトン。
 サロネン&フィルハーモニア管によるショスタコーヴィチの「オランゴ」の英国初演に出演を果たすなど大きな期待を集めている。

 2014年5月30日−31日の録音。
 


RES 10149
\2500→\2290
レノックス・バークリー:室内楽作品集
 フルート、クラリネットとファゴットのための《小品》(世界初録音)
 クラリネット、ホルンと弦楽四重奏のための《六重奏曲》 Op.47
 弦楽四重奏曲のためのカノン《ストラヴィンスキーの追憶に》(世界初録音)
 コントラバスとピアノのための《前奏曲とアレグロ》
 弦楽三重奏曲 Op.19
 無伴奏ヴィオラのための《3つの小品》
 クラリネットとピアノのための《ソナチナ》(世界初録音)
バークリー・アンサンブル
 ナディア・ブーランジェの下で作曲を学び、ジョン・タヴナーやリチャード・ロドニー・ベネットなど多くの巨匠たちを育成した20世紀イギリスを代表する作曲家の1人、レノックス・バークリー(1903−1989)の室内楽作品集。
 サウスバンク・シンフォニアのメンバーによって2008年に結成されたバークリー・アンサンブルは、その名の通りバークリー親子の名を冠する室内楽団。そしてそのパトロンはマイケル・バークリー!バークリー家お墨付きの実力派集団である。

 2014年9月の録音。




SHEVA COLLECTION(CD−R)



SH 075
(CD-R)
\2500→\2290
ワーグナー&ヴェルディ:
 レア・トランスクリプション&パラフレーズ集

  ブラッサン:ワーグナーの《ニーベルングの指環》より
   ヴァルハル、ジークムントの愛の歌、魔の炎、
   ワルキューレの騎行、森のささやき
  ジュノ:
   楽劇《ラインの黄金》より Die Fahr nach Nibelheim、
   歌劇《ローエングリン》より Reminiszenen
  ゴリネッリ:マクベスの思い出
  ラフ:ヴェルディの歌劇《椿姫》Op.70-2より
   ラルゴ・デル・フィナーレII
  ジャエル:歌劇《シチリア島の夕べの祈り》より ボレロ
  ビューロー:仮面舞踏会の思い出
  ジュノ:歌劇《オテロ》より 嵐の後の静けさ
マッシミリアーノ・ジュノ(ピアノ)
 ワーグナー、ヴェルディの往年の名曲を見事に弾きこなす。コンポーザー=ピアニストであるマッシミリアーノ・ジュノは、ブゾーニ国際コンクールなどの国際的なコンクールで多くの賞を獲得している実力者。

 ※Sheva Collectionはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 ※録音:(ブラッサン)2003年12月6日−7日、(ジュノ/ラフ/ジャエル/ビューロー)2003年8月28日−29日
 


SH 078
(CD-R)
\2500→\2290
ヴェルディ:
 4手連弾によるオペラ・アリアからの
  ピアノ・トランスクリプション集

   ヴェルディ:
    歌劇 《椿姫》より/歌劇 《エルナーニ》 より/
    歌劇 《ジャンヌ・ダルク》 より/
    歌劇 《イル・トロヴァトーレ》 より/
    歌劇 《ナブッコ》 より/
   フェラーリ:ヴェルディのオペラによる組曲
ジュゼッペ・ブルーノ(ピアノ)
パオロ・ヴァルチェピーナ(ピアノ)
 19世紀を代表するイタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの遺したオペラ作品のピアノ・トランスクリプション・アルバム。イタリア出身の2人の名ピアニストが華麗に奏でる。

 ※Sheva Collectionはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 ※録音:2013年2月3日、(ルッカ、イタリア)
 

SH 105
(CD-R)
\2500
ウィリアム・グラント・ナボレによる
 シューベルトのピアノ・ソナタ第20番と第15番

  シューベルト:
   ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
   ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D.840 《レリーク》
ウィリアム・グラント・ナボレ(ピアノ)
 コモ湖国際ピアノアカデミーの理事を務め、緻密なアナリーゼや広範な知識に定評があるピアニスト、ウィリアム・グラント・ナボレによるシューベルトのピアノ・ソナタ第20番と第15番。

 ※Sheva Collectionはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 ※録音:(D.840)2005年6月4日−6日、(D.959)2005年6月25日−27日




SOMM(CELESTE)


SOMMCD 0143
\2100
ラフマニノフ:前奏曲全集
 前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2 《鐘》
 前奏曲集 Op.23
 前奏曲集 Op.32
レオン・マッコーリー(ピアノ)
 名ピアニスト、レオン・マッコーリーが弾くラフマニノフの前奏曲全集!!

 1993年に19歳という若さで第9回ベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝、第11回リーズ国際ピアノコンクールでは2位に入賞を果たしたイギリスの名ピアニスト、レオン・マッコーリー。
 ショパンやシューマン、バーバー、ブラームス、さらにはハンス・ガルなど、幅広いレパートリーを誇るマッコーリーが弾くラフマニノフの前奏曲全集。気品あふれる音色と丁寧なタッチ、多彩な表現のラフマニノフを聴かせてくれる。

 2014年5月7日−8日の録音。
 

SOMMCD 0145
\2100
3つの弦楽四重奏曲を弦楽オーケストラへ編曲をした作品集
 エルガー:弦楽四重奏曲ホ短調 Op.83
  (マシューズ編/弦楽オーケストラ版)
 アーノルド:弦楽四重奏曲第2番
  (マシューズ編/弦楽オーケストラ版)
 シンプソン:弦楽四重奏曲第3番
  (シンプソン編/弦楽オーケストラ版)
オーケストラ・オヴ・セント・ポールズ
ベン・パーマー(指揮)
 イギリスの作編曲家で指揮者のベン・パーマーが振る3つの弦楽四重奏曲を弦楽オーケストラへ編曲をした作品集。エルガーとアーノルドはデイビット・マシューズによる編曲、シンプソンの弦楽四重奏は作曲家本人によるアレンジ。
 弦楽四重奏版とも異なる、雄大で色彩感豊かなサウンドが楽しめる。

 2014年3月24−25日の録音。




WILLOWHAYNE RECORDS

WHR 034
\2500
ケープ・タウン・エクスペリエンス
 ウィットロック:オルガン・ソナタ ハ短調
 テミング:オルガンのための3つの小品
 フランク:コラール第2番 ロ短調
 エルガー:オルガン・ソナタ ト長調 Op.28
グラント・ブレスリー(オルガン)
 イギリスの作曲家、ウィットロック、テミング、エルガーとフランスで活躍した作曲家、フランクのオルガン作品集。ケープタウンにあるセント・ジョージ大聖堂のオルガンを、2013年にセント・ジョージ大聖堂の専属オルガン奏者となったグラント・ブレスリーが奏でる。
 

WHR 035
\2500
グロスター・エクスペリエンス
 エルガー:イギリス行進曲(マーティン編)
 サンダース:ソリロキー、トッカータ
 ホスキング:オマージュ・ア・パリ
 ロイプケ:詩篇94番によるオルガン・ソナタ
ジョナサン・ホープ(オルガン)
 グロスター大聖堂でアシスタント・ディレクターを務めているジョナサン・ホープのソロとしてのデビュー・アルバム。
 19世紀のオルガン作品で最高傑作の一つとされるロイプケの「詩篇94番によるオルガン・ソナタ」をメインに、19世紀から21世紀までのオルガン作品をグロスター大聖堂のオルガンで演奏する。




ALBANY


TROY 1568
\2300
「ふと思っただけ」〜ユーフォニアム&テューバ作品集
 (1)ヴィヴァルディ(クリス・ディッキー編):チェロ・ソナタ第1番変ロ長調Rv.47
 (2)ジェームス・グラント:ふと思っただけ
 (3)ベルク:4つの歌Op.2
 (4)ウェーバー(クリス・ディッキー編):ロマンス
 (5)デュパルク:悲しみのシャンソン、うっとりするような、エレジー
 (6)スピンドラー(クリス・ディッキー編):ホルン・ソナタOp.347
クリス・ディッキー
 ((1)(3)(5)ユーフォニアム、
  (2)(4)(6)テューバ)
カレン・サヴェージ(Pf)
 ユーフォニアムでヴィヴァルディのチェロ・ソナタ!?国際テューバ・ユーフォニアム協会理事C.ディッキーのアルバム

 録音:2014年8月、54’29

 新たなレパートリー誕生!ユーフォニアム、テューバのための編曲集。アメリカのワシントン州立大学とアイダホ大学で教鞭をとり、国際テューバ・ユーフォニアム協会の理事を務めるなど、ユーフォニアムとテューバの普及に力をいれているクリス・ディッキーによる編曲作品集。
 

TROY 1566
\2300
「ジョナサン・ハーヴェイ(1939-):室内楽作品集」
 (1)共同司式(1981)〜
  フルート、クラリネット、チェロ、ピアノ、パーカッションのための
 (2)騒動(1993)〜フルート、クラリネット、ピアノのための
 (3)巻雲の光(2012)〜クラリネット・ソロのための
 (5)ピアノ三重奏曲(1971)
 (6)BE[COM]ING(1985)〜クラリネットとピアノのための
ニューヨーク・ニュー・ミュージック・
 アンサンブュージック・アンサンブル
 イギリスの重鎮作曲家ジョナサン・ハーヴェイの室内楽!

 録音:2012年、54’18

 イギリスの現代音楽作曲家で、ケンブリッジ大学とグラスゴー大学で博士号を取得。1980年代にブーレーズに招かれIRCMで創作活動を行いました。
 様々なジャンルの作品を残し、20世紀音楽に関わりながら、独自の美しい響きを求め続けました。
 

TROY 1557
\2300
「哀しみのステップ」〜
 悲劇、深い悲しみにまつわるオーボエ作品集

  (1)ルトスワフスキ(1913-1994):墓碑銘
  (2)パヴェル・ハース(1899-1944):組曲Op.17
  (3)エリック・モー(1954-):悲しみのステップ
  (4)ディートリッヒ・エルトマン(1917-2009):無伴奏オーボエのためのエレジー
  (5)セア・マスグレイヴ(1928-):オーボエと録音テープのための「ニオベ」
  (6)アウグスト・クルークハルト(1847-1902):葦の歌Op.28
マーク・ヒル(Ob)
(1)-(3)オードリー・アンドリスト(Pf)
(6)ハク・ビィエルケン(Pf)
 キャサリン・マードック(Va)
 ルトスワフスキにパヴェル・ハース、他 悲しみにまつわる現代オーボエ作品集

 録音: 2014 年2 月〜 4 月、59’57

 オーボエのための暗い感情を表出させた作品集。オーボエが持つ音色が、哀しみを柔らかく表現し、祈りのように心に響く。
 
TROY 1544
\2300
「ミュージック・フロム・アメリカ&アブロード」〜
 オーボエ、ファゴット、ピアノのための新しい音楽

  (1)グラハム・ウォーターハウス(1962-):性急なトッカーティング
  (2)アラン・リチャードソン(1904-1978):フランス組曲
  (3)ニコラ・レサノヴィチ(1955-):最後の踊り
  (4)ビル・ダグラス(1944-):4つの易しい叙情的な作品
  (5)マイケル・ストッカイト(1957-):ソナチネ
  (6)マイケル・ヘッド(1900-1976):2つの小品
  (7)ウンベルト・ベルトーニ(1883-1954):コンチェルトヘ長調
  (8)マイケル・ヘッド:三重奏曲
(1)(2)(4)(6)(8)
 ジョン・ディー(Ob)
(1)(3)(5)(7)(8)
 ティモシー・マクガヴァン(Fg)
(1)-(8)
 カーラ・チョウニング(Pf)
 録音:2013年、77’14

 イギリス、スコットランド、ドイツ、イタリア、カナダの作曲家によるオーボエとファゴットがメインの新しい室内楽作品集。
 

TROY 1549/50
(2CD)
\4600
リッキー・イアン・ゴードン:歌劇「27」(幕)
 (台本:ロイス・ヴァヴレク)
ステファニー・ブライス(MS)
エリザベス・フートラル(S)
テオ・レボウ(T)
ダニエル・ブレヴィク(B、Br)
トビアス・グリーンハル(Br)
マイケル・クリスティ(指揮)
セント・ルイス交響楽団のメンバー
 録音:2014 年6 月(ライヴ)、ヴァージニア・ジャクソン・ブラウニング劇場(セント・ルイス)、65’27/30’44

 アメリカの詩人、美術収集家として、そしてパリに画家や詩人たちが集うサロンを開いたことでも知られるスタイン兄妹の一人、ガートルード・スタインをテーマに作曲されたオペラです。
 『27』とは、パリ6区リュクサンブール公園付近のフルリュス通り27番地がガートルード・スタインのアパートメントであり、芸術サロンでもありました。ピカソやマティス、ゴーギャンなどを見い出し、彼らはガートルード兄妹を通して20世紀を代表する画家になりました。
 そんなガートルード・スタインと彼女の秘書だったアリス・トクラスの激動の、芸術に溢れた人生を描いています。
 

TROY 1555
\2300
「ブルー13」〜フランク・ステンパー(1951-):ピアノ作品全集
 グローバル・ウォーニング/4つのピアノ小品/
 ピアノ・ソナタ/ピアノ小品/6つのピアノ小品/
 ピアノ・ソナタ第2番/ブルー13
イ・ジョンファ(ピアノ)
 録音:2014年6月、73’49

 アメリカ現代音楽作曲家フランク・ステンパーのピアノ作品全集。
 ジョージ・ラッド・グランプリ・ド・パリを受賞し、国際音楽フェスティヴァルでゲストコンポーザーとして多数出演。世界各地で活動しています。
 このピアノ作品はジャズの影響を受け、難技巧を要する作品。無調で、まるでインプロヴィゼーションのような音楽。繊細に音が流れていきます。
 

TROY 1556
\2300
「レーペンドルフ:尺八とクラシック・ギターのための新しい音楽」
 アンビエント・スタイリスティック
 単調なプロデュースの失敗
 スパイラル・ノート・ブック
 セント・マイル・ミリアルデ・メロディーズ
 デスパレート・メジャーズ
ジェフリー・レーペンドルフ(尺八)
スコット・フィールズ(ギター)
 録音:2013年10月、58’28

 作曲家、尺八奏者として活動しているレーペンドルフの作品集。
 日本の伝統楽器の尺八とギターが融合。広大で神秘的な空気感と、2つの楽器の持つ哀愁の音色が意外と合う。
 

TROY 1558
\2300
「4つの大陸からのピアノの性格的小品集」
 (1)アレクサンドル・チェレプニン(1899-1977):印象Op.81
 (2)ウィリアム・マシューズ(1950-):夕暮れの音楽〜夏
 (3)ナタリー・ウィリアムス:5つのバガテル
 (4)ムン・ジウン(1980-):ウォッチング・アンド・チェイシング
 (5)ギラード・コーエン(1980-):バラード
 (6)ハック・ホッジ:変形したエチュード
リチャード・ジムダーズ(ピアノ)
 録音:2013〜14年、(2)-(6)世界初録音、74’57

 ロシア・アメリカ・韓国・オーストラリア・イスラエルの作曲家によるピアノ小品集。若手の作曲家の作品も取り上げており、興味深い楽曲ばかり。世界初録音も多数。
「フランス印象主義の影響を受けた最初のロシア人」と言われるロシアの作曲家チェレプニン。“印象Op.81”も、響きが神秘的でその「雰囲気」が美しい作品です。
 

TROY 1559
\2300
「天国への前奏曲」
 ジェイコブ・レミントン:天国への前奏曲
 ケーシー・カンジェローシ:目
 マーティン・ブレッシンガー:
  「パーカッション・オーケストラのための映像」より
   「ブルラディンゲン、初雪の時」
 ライアン・ジョージ:考える鳥たち
 マット・ムーア:限界質量
 パイアス・チェン:パーカッション・アンサンブルのためのノクターン
 デイヴ・ホール:ドアーズ
TCUパーカッション・オーケストラ
ブライアン・A・ウェスト(指揮)
 71’30

 TCUパーカッション・オーケストラはアメリカ打楽器アーツ・ソサエティの国際打楽器アンサンブル・コンペティションに入賞したメンバーから構成され、新しい打楽器作品を披露し、普及に貢献しています。
 今作もすべてTCUパーカッション・オーケストラのための作曲されたもので、世界初録音。
 どの作品も親しみやすく、パーカッションの超絶技巧が楽しめる。激しく、まるでロックのようだったり、逆に弱音で繊細なアンサンブルなど、パーカッションの多彩なテクニックが満載。
 
TROY 1560
\2300
「冬の海岸」〜
 ベンジャミン・セイビー:室内楽作品集

  (1)フクロウ
  (2)アスペンに夢中
  (3)フェニックス
  (4)蜃気楼
  (5)アーク・フリッカー
  (6)冬の海岸
(1)アルディッティ弦楽四重奏団
(2)ヒラリー・デムスク(ピアノ)
(3)フェリックス・オルショフスカ
 (エレクトリックVn)
(4)パブロ・ゴメス(エレクトリックG)
(5)間部令子(フルート)
(6)タラ・オコナー(Fl)
 ジャン・コッペルー(Cl)
 クリストファー・オールドファザー(Pf)
 ドミニク・ドナート(Perc)
 ローラ・フラウチ(Vn)
 エマニュエル・フェルドマン(Vc)
 エフレイン・グイグイ(指揮)
 67’58

 セイビーはカルフォルニア大学サンディエゴ校にてロジャー・レイノルズに作曲を学ぶ。音楽祭などで、ファニホウやラッヘンマンに師事したセイビーの室内楽作品集。
現代音楽を得意とする名弦楽四重奏団、アルディッティ弦楽四重奏団や、ローラ・フラウチ、エマニュエル・フェルドマンが参加しています。
 

TROY 1561
\2300
「フアレスの静寂」〜
 フアン・パブロ・コントレラス(1987-):作品集

  (1)「フアレスの静寂」
  (2)「最も遠い先史時代」〜
   テノールと室内オーケストラのための
  (3)「メスティーソの天使」〜
   ハープと室内オーケストラのための協奏曲
(1)テマ・ワットスタイン(Vn)
 カミラ・バリエントス(Cl)
 ベンジャミン・ラーセン(Vc)
 土肥絵里香(Pf)
(2)フアン・パブロ・コントレラス(テノール)
(3)クリスティ・シェード(ハープ)
(2)(3)カイル・ライトナウアー(指揮)
 クレアモント・アヴェニュー室内管弦楽団
 録音:2012年〜2014年、54’47

 メキシコ、グアダラハラ生まれの期待の作曲家フアン・パブロ・コントレラス。ニルス・ヴィーゲラン、ダニエル・カタン、リチャード・ダニエルパーなどに師事し、BMIウィリアム・シューマン賞、室内オーケストラの賞、アルトゥーロ・マルケス作曲コンペティション、ドイツ・ハープ作曲コンペティションなど、様々な受賞歴を持っています。
今作は故郷メキシコのアイデンティティを表出させた作品で、「フアレスの静寂」2010年に若者が15人殺された事件をインスピレーションに作曲されたもの。“悲しみの聖母”“コリド”“礼拝式”“不正”の4曲からなり、作曲者の故郷へ想い、哀しみ、祈りが込められている。
 

TROY1562/3
(2CD)
\4600
カムラン・インス:歌劇「ミダス王の審判」(2幕)
 (台本:ミリアム・セイデル)
マシュー・ディバッティスタ(T)
アビゲイル・フィッシャー(MS)
グレゴリー・ヘルブラント(Br)
ジェニファー・ゴルツ(S,コロラトゥーラ)
ミハイル・スヴェトロフ(Br)
フィリップ・ホルスト(B、Br)
カムラン・インス(指揮)
5つのトルコの民族楽器を含む20の器
楽アンサンブル、
 ミルウォーキー歌劇場合唱団
 録音:2013年4月、41’52/60’54

 人気トルコ系アメリカ人作曲家、カムラン・インスの世界初録音の新しいオペラ。トルコの古代都市サルディスが発掘されて50年を記念して作曲されたオペラは、オウィディウスの「変身物語」からインスパイアされました。
 トルコやバルカン諸国の伝統的な音楽を用いながら作曲されたモダンでエキゾチックな西洋と東洋の融合した独創的な音楽です。
 

TROY 1564
\2300
「21世紀の勢い」〜新しい世紀の新しい音楽
 (1)ジェイムズ・エイクマン(1959-):三連画(トリプティーク)
 (2)デレク・バーメル(1967-):「リトルネッロ」〜
  エレクトリック・ギターと弦楽のためのコンチェルト・グロッソ
 (3)マイケル=トーマス・フォウマイ:レディ・ダーク
 (4)クリストファー・テオファニディス(1967-):
  ファゴット協奏曲〜ファゴットと室内管弦楽のための
カーク・トレヴァー(指揮)
インディアナポリス室内管弦楽団
(2)デレク・ジョンソン(エレキG)
(4)マーティン・クースマン(Fg)
 録音:2014年(1)(4)4月11日、(2)(3)10月23日、69’31

 1984年に創立されたインディアナポリス室内管。2015年に、27年に渡り務めてきた音楽監督を退任するカーク・トレヴァーへの敬意を表し、アメリカの作曲家による4つの新しい作品を録音しました。
 コンポーザー・イン・レジデンスのエイクマンの作品に、2014年ICO(インディアナポリス室内管)現代音楽コンクール優勝者のフォウマイなど、新進気鋭の作曲家の作品ばかりです。
 

TROY 1565
\2300
「アスマニ」〜カムラン・インス(1960-):室内楽新作集
 (1)アスマニ
 (2)シンフォニー・イン・ブルー
 (3)ファー・ヴァリエーションズ
 (4)メンフィスへの道
 (5)素描
 (6)2段の情熱
 (7)ムハンマドのためのレクイエム
 (8)見捨てられた
(1)オズゲン・デュオ(ケメンチェとVc)
(2)フセイン・セルメット(Pf)
(3)(4)(6)カルマン・インス(Pf)
(3)パク・スヒョン(Vn)
 アンソニー・ギルバート(Va)
 レオナルド・アルティーノ(Vc)
(4)オズカン・ウルカン(Va、
(5)マリー・サンダー(Fl)
 フィリップ・ブッシュ(Pf)
(6)チハット・アシュキン(Vn)
 イェルダ・オズゲン・オズテュルク(Vc)
(7)3ピアノ・プロジェクト
(8)ピーボディ・サウスウェル(MS)
 プリズム・アンサンブル
 録音:2004〜14年、77’46

 トルコ系アメリカ人作曲家、カムラン・インス。トルコとアメリカで作曲を学び、1987年にはローマ賞を受賞。メンフィス大学、イスタンブール技術大学で教えながら精力的に作曲活動を行っています。
 作風として、トルコとバルカンの伝統音楽、ビザンティン、オスマン・トルコの音楽、ヨーロッパの音楽、アメリカの音楽をベースにした、独創的なミクスチャー作品。彼の芸術上のインスピレーションは、トルコを抜きにして語ることができません。激しく胸を打つ激情的な作風に引き付けられる。
 

TROY 1567
\2300
「マーティン・アムリン(1953-):
 フルート、クラリネットとピアノのための音楽」

  (1)「イントラーダ」〜2本のフルートとピアノのための/
  (2)クラリネット・ソナタ/(3)コンクール用小品/
  (4)3つのエチュードの合間〜ピアノ独奏のための/
  (5)フルート・ソナタ第2番/(6)トリオ・ソナチネ
(1)-(6)マーティン・アムリン(P)
(1)(3)(5)(6)レオーン・バイシー(Fl)
(1)フェンウィック・スミス(Fl)
(2)(6)マイケル・ウェブスター(Cl)
 録音:2002〜14年、65’44

 アメリカ出身の作曲家兼ピアニスト。ナディア・ブーランジェ、シュワントナー、アドラーなどに師事し、現在、ボストンのファイン・アーツ大学の教授で、ボストン大学×タングルウッド音楽学校プログラムの作曲家コースのディレクターでもあります。入念に作りこまれたリズム、新印象派のようなフランスの感性が垣間見られる作風です。
 

TROY 1569
\2300
「スティーヴン・シュワン(1962-):管弦楽&器楽作品集」
 (1)祝典序曲/(2)弦楽のための「エレジー」/
 (3)クラリネット・ソナタ/(4)ホルン・ソナタ/
 (5)トランペットとピアノのための組曲/
 (6)“ホーダウン”〜金管五重奏のための/
 (7)“マリスの組曲”〜ウィンド・アンサンブルのための/
 (8)“ダビデ王”〜ウィンド・アンサンブルのための
(1)(2)フランツ・アントン・クラーガー(指揮)
 ムーアズ・スクール交響楽団
(3)アリス・マイヤー(Cl)
(3)-(5)スティーヴン・シュワン(Pf)
(4)エミリー・ブリットン(Hr)
(5)ポール・シュワン(Trp)
(6)ヴァージニア・ブラス・クインテット
(7)(8)ロバーツ・ウェスタン・カレッジ・
 ウィンド・アンサンブル
 録音:1998〜2013年、74’59

 スティーヴン・シュワンはロバート・ウェズリアン・カレッジ、イサカ・カレッジ音楽学校などで学んだ作曲家。想像力に富んだ管弦楽作品と室内楽作品です。
 

TROY 1570
\2300
「スティーヴン・ガーバー(1948-2015):弦楽四重奏曲集」
 弦楽四重奏曲第4番〜第6番
  「ファンタジー、フーガ&シャコンヌ」〜
   ヴィオラとチェロのための
アマーネット弦楽四重奏団
 録音:2013年、53’11

 1948年生まれのアメリカの作曲家で、ロバート・パリス、J.K.ランドール、アール・キム、M.バビットに師事。初期の作風は無調。1970年代までは十二音の作品を多く残しました。
 第4番はファイン・アーツ四重奏団のために、第6番はアマーネット弦楽四重奏団のために作曲。
 このアルバムの作品はすべて後期に作曲されたもの。「ファンタジー、フーガ&シャコンヌ」はヴィオラとチェロの緊張感溢れる音楽。
 

TROY 1571
\2300
「ラテンの抱擁」〜ラテン・ピアノ作品集
 ピアソラ:
  ブエノスアイレスの冬、ブエノスアイレスの夏、ラ・ミスマ・ペーナ、
  お人よしの黒人−ミロンガ・カンドーブ、決してあなたを忘れない、リベルタンゴ
 ヴィラ=ロボス:「ブラジル風バッハ第4番」より“前奏曲”
 レクオーナ:ベルフラワー、「幻想的ワルツ集」より“男性のワルツ”
 アルベニス:シャンペン・ワルツ
 ポンセ:間奏曲、愛のロマンス
 アルベルト・ウィリアムス:別離Op.6
 ルイス・ヒアネオ:3つのアルゼンチンの踊り
ロサ・アントネッリ(Pf)
 録音: 2014 〜 15 年、59’41

 世界中で演奏活動を行っている、アルゼンチンのピアニスト、アントネッリ。ロベルタ・カマーニョ、ロザリン・テューレックなどに師事。
 今作は故郷のアルゼンチンを含むスペイン、キューバ、メキシコといったラテンにまつわる作品を収録。ピアソラの名曲「ブエノスアイレスの四季」からの2曲は哀愁が漂うメロディがゆったりと歌われます。レクオーナのキラキラと力強く躍動する“男性のワルツ”、アルベニスの気品のある“シャンペンのワルツ”もオススメ。
 

TROY 1573
\2300
「デイヴィッド・コンテ(1955-):室内楽作品集」
 (1)チェロ・ソナタ
 (2)弦楽四重奏曲第2番
 (3)ピアノ三重奏曲
(1)(3)エミール・ミランド(Vc)
(1)マイルス・グレーバー(Pf)
(2)フリクション四重奏団
(3)カイ・スターン(Vn)
 中越啓介(Pf)
 75’26

 フランスの名作曲家であり名教師だったナディア・ブーランジェ門下、最後の弟子の1人、デイヴィッド・コンテ。現在サンフランシスコ音楽院の教授を務めており、作品は6つのオペラ、ミュージカル、管弦楽、室内楽を含む80作以上発表している。
 “チェロ・ソナタ”は、このアルバムの奏者でもあるチェリストのエミール・ミランドのために作曲されました。メロディックで温かみのある楽曲です。第3楽章はシューベルトやシューマンの歌曲をモデルに描いたそうで、歌心に溢れ美しさが際立っています。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


LPO



LPO-100
(9CD)
\9600→\8790
初出1981年「復活」ライヴ録音を含む9 枚組B O X ! !
マーラー:交響曲集/
 テンシュテット&ロンドン・フィル・ライヴレコーディング集

<CD1>
 1.歌曲集「さすらう若人の歌」1991 年録音
 2.交響曲 第1 番 ニ長調 1985 年録音
<CD2-3>
 交響曲 第2 番 ハ短調「復活」1989 年録音
<CD4-5>
 交響曲 第2 番 ハ短調「復活」1981 年5 月10 日…初CD 化
<CD6-7>
 交響曲 第6 番 イ短調 1983 年録音
<CD8-9>
 交響曲 第8 番 変ホ長調 1991 年録音
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)…CD3/
ヤルト・ファン・ネ
ス(メゾ・ソプラノ)…CD3/
ヘザー・ハーパー(ソプラノ)…CD5/
ドリス・ゾッフェル(メゾ・ソプラノ)…CD5/
ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)…CD8-9/
ジェーン・イーグレン(ソプラノ)…CD8-9/
スーザン・ブロック(ソプラノ)…CD8-9/トゥルデリーゼ・シュミット(アルト)…CD8-9/
ヤドヴィガ・ラッペ(アルト)…CD8-9/
ケネス・リーゲル(テノール)…CD8-9/
アイケ・ウィルム・シュルテ(バリトン)…CD8-9/
ハンス・セティン(バス)…CD8-9/
イートン・カレッジ少年合唱団…CD8-9/
ロンドン交響合唱団…CD8-9/
ロンドン・フィルハーモニー合唱団…CD3.5.8-9/
ロンドン・フィル
 ロンドン・フィルでのテンシュテット=マーラーといえば、即座に数々の名演が頭に浮かびます。70 年代のセッション録音から、LPO の自主制作盤としてリリースされているライヴ録音、そのどれもが鬼気迫る演奏であり、高く評価されていることは間違いありません。
 そんなテンシュテットのマーラー(1860-1911)、これまでに全てが出尽くしていると思われていましたが、実は1981 年に収録された「復活」のライヴ録音がLPO のアーカイヴに残されていました。
 2 人のソリストに許可を求めるなど、3 年間に渡る準備の上、ようやくリリースされるこの録音、なぜこれまで出てこなかったのか?と思われるほどに熱の入った凄い演奏です。
 1981 年の復活といえば、5 月14 日~16 日のセッション録音(エディト・マティスとドリス・ゾッフェル独唱)が知られていますが、こちらのライヴはその上を行くアグレッシヴな演奏であり、もともと表現力の高さには定評のあるテンシュテットの面目躍如と言った感のある凄まじい音楽が展開されています。
 このBOX では、既出の4 種類の演奏を纏めることで、第2 番の聞き比べも可能となっています。



 

SOMM(CELESTE)



SOMMCD 0146-2
(2CD)
\4200→\3790
マッケイブの名盤が復活!
 ニールセン:ピアノ作品集

 祝典前奏曲 FS.24/
 大人と子供のためのピアノ音楽 Op.53,FS.148/
 交響的組曲 Op.8,FS.19/5つの小品 Op.3,FS.10/
 3つの小品 Op.59,FS.131/
 愉快なバガテル Op.11,FS.22/組曲 Op.45,FS.91/
 シャコンヌ Op.32,FS.79/
 劇音楽 《ハウバートとシーネ》 よりFS.57-5/
 主題と変奏 Op.40,FS.81
ジョン・マッケイブ(ピアノ)
 マッケイブのニールセンが復活!

 2015年2月13日に75歳でこの世を去った現代イギリス音楽界の大御所、ジョン・マッケイブ(1939−2015)が遺したニールセンのピアノ作品集。
 追悼盤としてリリースされる当タイトルでは、ジョン・マッケイブの若き日の演奏を聴くことが出来る。

 1973年&1974年の録音。


 ニールセンはもともとヴァイオリン奏者として活躍した人なので、ピアノについてはものすごい腕前だったということはありません。ただ、デンマーク王立音楽院でピアノの魅力に開眼。集中してピアノ曲に取り組んだ事はあったようです。
 そのニールセンのピアノ曲は、若い頃の素朴なものから亡くなる年に書かれた深遠なものまで多種にわたり、ニールセンの「もう一つの顔」が堪能できます。グリーグほど傑作ぞろいではないものの、シベリウスには十分肩を並べられそうな気がします。
 作品数はちょうどCD2枚に収まるくらい。そのため曲自体はそれほど有名でないわりには、アンネ・エランドやエリザベト・ウェステンホル、最近でもマーティン・ロスコーといった大物たちが全集録音をリリースしています。
 なかでもジョン・マッケイブが遺した録音は筆頭に上げられる名演です。



旧譜
ジョン・マッケイブ、この1枚
ヴォーン=ウィリアムズ、ホルスト、アイアランド、バックス、モーラン・・・。
近代イギリス・ピアノ作品集

BMS103CDH
(CD-R)
\2600
イングリッシュ・リサイタル
 ヴォーン=ウィリアムズ:山の中の湖、
  ギボンズの歌曲第13番による讃美歌前奏曲、
  6つの小品/
 ホルスト:ピアノのための2つの小品、
  2つのノーサンブリア民謡/
 アイアランド:ピアノ・ソナタ/
 バックス:アレグレット・クァジ・アンダンテ/
 ワーロック:5つの民謡前奏曲/
 モーラン:バンク・ホリデイ/
 ブリテン:夜想曲/
 ジュベール:舞踏組曲
ジョン・マッケイブ(ピアノ)
 現代イギリス音楽界の大御所的存在にして、英国音楽協会(BMS)の会長、ジョン・マッケイブ自らが出陣!
 ヴォーン=ウィリアムズ、ホルスト、アイアランド、バックス、モーラン・・・。
 近代のイギリス音楽を知り尽くしたマッケイブのピアノによる"イングリッシュ・リサイタル"は絶品の一言に尽きる。

 1968年5月20日−22日&1972年5月20日の録音。全曲初CD化。



<メジャー・レーベル>

SONY



8887512277-2
\2600→\2390
アレクサンダー・クリッヒェル/
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

  ラフマニノフ:
   『ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18』『楽興の時Op.16』,
  クリッヒェル:『子守歌』
アレクサンダー・クリッヒェル(ピアノ),
ミヒャエル・ザンデルリンク(指揮)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団(協奏曲のみ)
 1989年、ハンブルクに生まれたピアニスト、アレクサンダー・クリッヒェル。弱冠22歳でSONYクラシカルと専属契約を結び、既に2枚のCDをリリース(他レーベルからも1枚リリースあり)。2015年7月には来日公演も果たし、最も期待される若手の一人として注目されています。
 クリッヒェルのサード・アルバムは、ラフマニノフの作品集で、ピアノ協奏曲第2番と「楽興の時」を収録。モスクワ派を代表する名ピアニストで、河村尚子らを育てた名教師でもある師ウラディミール・クライネフ直伝ともいえる充実の演奏となりました。
 協奏曲では、これまた7月に来日公演を行なったミヒャエル・ザンデルリンク指揮ドレスデン・フィルの重厚なサポートを得て、繊細かつ切れ味の鋭いラフマニノフを聴かせ、名曲ながら録音の少ない「楽興の時」では、その持てる音色のパレットをフルに使って、作品に込められた豊かな感情、幅広いダイナミックスと多彩な響きを描き出しています。
 毎年、著名な音楽祭に出演し、もちろん世界各国のオーケストラとも共演を重ねている彼、実はピアノ以外にも数多くの才能を有していることで知られ、その中の一つである「作曲家」としての顔は、このアルバムに収録された「子守歌」から伺い知ることができます。
 クリッヒェルのピアニストとしてのキャリアを助けてくれた恩人が重病で亡くなる直前に書かれた瞑想的な小品で、演奏会のアンコールにクリッヒェルが必ず取り上げることでも知られています。
 【録音】2015年3月, ドレスデン、シャウシュピールハウスでのライヴ・レコーディング(ピアノ協奏曲)他[デジタル]
  


8887510832-2
\2600→\2390
タール&グロートホイゼン / 1915
 1-6) ドビュッシー:『6つの古代墓碑銘』,
 7-16 ) レイナルド・アーン:『ほどけたリボン』より,
 17-19) ドビュッシー:『白と黒で』,
 20-22) レイナルド・アーン:『傷病兵の眠りのために』【演奏】
タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)
 着実にピアノ・デュオの珍しいレパートリーを録音として発表しているタール&グロートホイゼンの新録音は、第1次世界大戦が勃発したその翌年、1915年に作曲された作品を集めた1枚です。
 どこか不安げな雰囲気を湛えながら、音楽的にも大きく推移するこの時代を反映した4つの2台ピアノ用の作品のうち、ドビュッシーのものは比較的知られていますが、レイナルド・アーンの作品はほとんど聴く機会もない貴重なもの。ユゴーの恋愛詩から着想を得て書かれた12のワルツ「ほどけたリボン」はウィットに富んだ魅力的な音楽で、「傷病兵の眠りのために」は短い3楽章からなる大人のための子守歌。タール&グロートホイゼンの揺るぎないアンサンブルは、全ての作品に関連性を持たせることに成功しています。
 【録音】2015年1月、ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ [デジタル:セッション]
  

8887513020-2
\2600→\2390
メタモルフォーゼン・ベルリン/
 インスピレーション〜ドヴォルザーク、スーク、ハーバート

  スーク:
   『弦楽のためのセレナーデ 変ホ長調Op.6』
   『ラヴ・ソングOp.7-1』,
  ヴィクター・ハーバート:
   『イエスタソーツOp.37』『パンチネロOp.38』『ガザル』
  ドヴォルザーク:『弦楽セレナード ホ長調Op.22』
ヴォルフガング・エマニュエル・シュミット(指揮)
メタモルフォーゼン・ベルリン
 ベルリンの名門オケの若手メンバーを中心に結成された弦楽オーケストラ、「メタモルフォーゼン・ベルリン」のシニー・クラシカルへのデビュー・アルバムが登場します。
 2010年に、ベルリン・ドイツ・オペラ管コンサートマスターのインディラ・コッホと、その夫でベルリンをベースに活躍するチェリストのヴォルフガンク・エマニュエル・シュミットによって結成された弦楽オーケストラ「メタモルフォーゼン・ベルリン」のメンバーは、ドイツ、スイス、フランス、スペイン、ハンガリー、アルゼンチン、ベネズエラ。そしてアジア圏からは韓国と日本からも才能ある若手が集結。
 当アルバムでは、スークとドヴォルザークというロマン派の弦楽オーケストラのための作品を中心に、ヴィクター・ハーバートの珍しい小品を加え、鋭い感性で、瑞々しく息のあったアンサンブルを聴かせてくれます。


  

8887508725-2
\2600→\2390
エヴァ・エルテル&コンスエロ・ジュリアネッリ/
 LakeReflections
  〜フルートとハープのための音楽

  1) V=ロボス:『黒鳥の歌』,
  2) フォーレ:『幻想曲Op.79』,
  3) オベール・ルムラン:『サンジェルマンの港Op.84』,
  4) シューベルト:『水の上で歌うD.774』,
  5) ウィリアム・オルウィン:『ナイアデス』,
  6) サン=サーンス:『白鳥』,
  7-9) ルトスワフスキ:『3つの断章』,
  10) ドビュッシー:『シランクス』,
  11) ファニー・メンデルスゾーン:『白鳥の歌』,
  12) ゴーベール:『水上にて』,
  13-14) アンゲルブレシュト:『4つの古風な素描』,
  15-17) アンゲルブレシュト:『ソナチネ』,
  18) メンデルスゾーン:『ヴェニスの舟歌』,
  19) アルフォンス・アッセルマン:『泉』,
  20) アンリ・ビュッセル:『レイク・リフレクション』
エヴァ・エルテル(フルート),
コンスエロ・ジュリアネッリ(ハープ)

 スイスのフルート奏者、エヴァ・エルテルによるソニー・クラシカルへの2枚目のソロ・アルバムです。
 エテルはエルテルザンクト・ガレンで生まれ、バーゼル音楽大学とフライブルク音楽大学にてペーター・ルーカス・グラーフらに師事し、バーゼル・スコラ・カントールムでバロック・フルートを学んだ後、ロンドンでレイチェル・ブラウンに師事し研鑽を重ねました。2013年の「UNDINE」に続くソニー・クラシカルからのセカンド・アルバムは、彼女と同じくバーゼルで学んだハーピスト、ジュリアネッリとの共演による「フルートとハープのための」小品集。
 「Lake Reflections」とある通り、水、湖、海、雨などをモチーフにした作品を集めたユニークな作品集です。フルートとハープの音色の相性の良さは誰もが知るところですが、このアルバムに収録されているあまり馴染みのない作品においても、その美しさと典雅さは最大限に発揮されています。神秘的で瞑想的な響きが印象的です。

 【録音】2014年8月, チューリヒ放送スタジオ[デジタル:セッション]




8888373515-2
\2600→\2390
エヴァ・エルテル&ヴェッセリン・スタネフ/
 ウンディーネ〜フルートとピアノのための作品集

 ハイドン:『人魚の歌』,
 フランツ・クサヴァー・モーツァルト:
  『フルートのためのロンド ホ短調』,
 メンデルスゾーン:『葦の歌 Op.71-4』『フルート・ソナタヘ長調』,
 モーツァルト:『フルート・ソナタ ホ短調K.304』,
 シューベルト:『湖のほとりで D.746』,
 ビゼー:『シレーヌ』,
 ライネッケ:『フルート・ソナタ ホ短調Op.167』,
 シューマン:『海の妖精 Op.125-1』,
 ドニゼッティ:『アンダンテ・ソステヌート』
エヴァ・エルテル(Fl),
ヴェッセリン・スタネフ(P)
 ヨーロッパで、モダン・フルート、フラウト・トラヴェルソ奏者として活躍しているエヴァ・エルテル。ザンクト・ガレンに生まれ、バーゼル音楽大学とフライブルク音楽大学で、ペーター・ルーカス・グラーフらに師事。また、バーゼル・スコラ・カントールムでバロック・フルート、ロンドンでレイチェル・ブラウンにも師事しています。
 バーゼル室内管弦楽団、バーゼル・シンフォニエッタ、カペラ・コロニェンシス、イル・ジャルディーノ・アルモニコ、アル・アイレ・エスパノールなど、モダン楽器&古楽オーケストラのフルート奏者も務めています。ここではフルートのために書かれた作品だけでなく、ヴァイオリンや歌曲のために書かれた作品もモダン・フルートのために編曲して演奏されています。
 リストの演奏などでカリスマ性を備えた絶妙なデュナーミクと、切れのよい技巧をもつヴェッセリン・スタネフのピアノも、ここでは古典的な作品らしい繊細な感覚でサポートしていきます。
 【録音】2013年1月, チューリヒ放送局スタジオ[デジタル:セッション]





DHM



8887510233-2
\2600→\2390
リー・サンタナ/A Song of Divine Love
 J.S.バッハ:『前奏曲、フーガとアレグロ 変ホ長調BWV.998』
 リー・サンタナ:『A Song of Divine Love』
 ヴァイス:『リュート・ソナタ第8番イ長調』
リー・サンタナ(リュート)
 リュートの名手、リー・サンタナは1958年にフロリダで生まれ、子供の頃からジャズ、ロック・ギターにはまっていましたが、16歳から古典ギター、そしてリュートに目覚め、現在に至っています。これまでヒレ・パールらと共に様々なアンサンブルのアルバムをリリースしていますが、ソロ・アルバムは以外と少なく、2013年の「ダウランディア」以来2年ぶりとなる今作は、大バッハとヴァイスというリュートの名曲に挑んでいます。その2つの曲の間には、自作の曲を挟んで、リュートの魅力いっぱいのアルバムを作り上げています。
 【録音】2015年、ブレーメン放送[デジタル:セッション]


旧譜
リー・サンタナの素朴な世界
でも5種類の撥弦楽器を弾き分けてます

CARPEDIEM
16272
\2100
CRADLE OF CONCEITS
 アントニー・ホルボーン(1545-1602):ファンタジー、エア&舞曲集
リー・サンタナ
(リュート、バス・リュート、バンドーラ、
チターン、ツィターライン)
録音:ドイツ、デートリンゲン
 フロリダ生まれのリュート奏者リー・サンタナが5種類の撥弦楽器を弾き分けて、イングランド・ルネサンスの作曲家・リュート奏者ホルボーンの作品を演奏。
 アルバム・タイトルになっている「Cradle of conceit(e)s」は「奇想の揺りかご」とでも訳したらよろしいのでしょうか。

 


8887508194-2
\2600→\2390
シモーネ・トニ/ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲集 第3集
 ヴィヴァルディ:
  『オーボエ協奏曲ハ長調 RV.466』
  『オーボエ協奏曲イ短調 RV.461』
  『ラ・フォリア ニ短調RV.63』『オーボエ協奏曲イ短調 RV.462』
  『オーボエ協奏曲ニ長調 RV.453』
  『オーボエ協奏曲ハ長調 RV.451』
  『ヴァイオリン協奏曲ニ短調RV.541』
  『オーボエ協奏曲ヘ長調 RV.458』『マランゴーナ』
シモーネ・トニ(バロック・オーボエ)
アンサンブル「シレテ・ヴェンティ!」
 (ピリオド楽器アンサンブル)
 バロック・オーボエのシモーネ・トニと彼率いるピリオド楽器アンサンブル「シレテ・ヴェンティ!」の「ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲全集」の第3弾。各パート一人ずつの編成で聴かせます。
 シモーネ・トニは、ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席を務めていましたが、1995年以降古楽器を中心とし、ハン・デ・フリースやアルフレード・ベルナルディーニに師事。すがすがしい風を呼び寄せるようなダイナミックな爽やかさ、そして哀愁をともなう呼吸によって、人間の声のようなバロック・オーボエの暖かい音色を鳴らすことができます。
 ヴィヴァルディは様々な楽器のための協奏曲を書き上げましたが、オーボエのための協奏曲も約20曲を作曲しています。喜び、哀愁、嘆き、安らぎなど多彩な素材が導入され、高貴な歌を歌い上げています。【録音】2014年





第1集からRV.457
 https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=wAaXOtAE3-c


旧譜
シモーネ・トニ/ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲集
第1集&第2集

8876541726-2
\2600→\2390
ピリオド楽器アンサンブル「Silete Venti!(西風よ!)」
 ヴィヴァルディ:協奏曲集第1集

  『オーボエ協奏曲ヘ長調RV.457』『同ハ長調RV.450』
  『同ハ長調RV.448』『同イ短調RV.463』『同ハ長調RV.447』
  『歌劇「オリンピアーデ」よりシンフォニア』
  『歌劇「グリセルダ」よりシンフォニア』
シモーネ・トニ (バロック・オーボエ),
アンサンブル「シレテ・ヴェンティ!」
(ピリオド楽器アンサンブル)
 爽やかさと哀愁の、ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲集ヴィヴァルディは多くの様々な楽器のための協奏曲を書き上げましたが、オーボエのための協奏曲も約20曲を作曲しています。
 喜び、哀愁、嘆き、安らぎなど多彩な素材が導入され、高貴な歌を歌い上げます。ここで演奏するピリオド楽器アンサンブル「Silete Venti!(西風よ!)」は、オーボエのシモーネ・トニが中心となって設立されたイタリアのグループ。各パート一人ずつの編成によって、すがすがしい風を呼び寄せるようなダイナミックな爽やかさ。哀愁をともなう呼吸によって、人間の声のようなバロック・オーボエの暖かい音色を聴くことができます。

8884304687-2
\2600→\2390
シモーネ・トニ、シレテ・ヴェンティ!/ヴィヴァルディ:協奏曲集第2集
ヴィヴァルディ:
 『オーボエ協奏曲ハ長調RV.184*』
 『オーボエ協奏曲ヘ長調RV.455』
 『オーボエ協奏曲ハ長調RV.449』
 『オーボエ協奏曲ニ短調RV.454』
 『オーボエ協奏曲ト短調RV.460』
 『オーボエ協奏曲ハ長調RV.452*』
 『オーボエ協奏曲ヘ長調RV.456』
  *ピリオド楽器による世界初録音
シモーネ・トニ (バロック・オーボエ&指揮),
アンサンブル「シレテ・ヴェンティ!」
 (ピリオド楽器アンサンブル)
  オーボエのシモーネ・トニ率いるイタリア気鋭のピリオド楽器アンサンブル「シレテ・ヴェンティ!」のドイツ・ハルモニア・ムンディへの2枚目の録音で、彼らが進めている「ヴィヴァルディ:オーボエ協奏曲全集」の第2弾となるアルバムが登場します。
 シモーネ・トニは、ミラノ・スカラ座管弦楽団の首席を務めていましたが、1995年以降古楽器を中心とし、ハン・デ・フリースやアルフレード・ベルナルディーニに師事。ピリオド楽器アンサンブル「シレテ・ヴェンティ!」を結成しました。
 ヴィヴァルディは多くの様々な楽器のための協奏曲を書き上げましたが、オーボエのための協奏曲も約20曲を作曲しています。喜び、哀愁、嘆き、安らぎなど多彩な素材が導入され、高貴な歌を歌い上げます。
 各パート一人ずつの最小編成によって、すがすがしい風を呼び寄せるようなダイナミックな爽やかさ。哀愁をともなう呼吸によって、人間の声のようなバロック・オーボエの暖かい音色を聴くことができます。






<映像>


CORO(映像)



COR 16137
(DVD-Video NTSC+
2CD/特別価格)
\7200→\6590
ザ・シックスティーン
 マントヴァのモンテヴェルディ 〜 晩課の天才

  モンテヴェルディ:
   つれないアマリッリ/歌劇《オルフェオ》前奏曲/
   《聖母マリアの夕べの祈り》より/おお金色の髪/
   サイモン・ラッセル・ビールのナレーションによるドキュメンタリー
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
サイモン・ラッセル・ビール(ナレーター)
ザ・シックスティーン
COR 16131
(DVD-Video NTSC)
\3300→\2990
 ザ・シックスティーンの最新DVD!満を持してモンテヴェルディが登場!

 英BBCとの共同制作によるザ・シックスティーンのコンサート&ドキュメンタリーDVDシリーズ「セイクリッド・ミュージック(Sacred Music)」。
 充実の内容が大絶賛されているシリーズ最新作のテーマは、"マントヴァでのクラウディオ・モンテヴェルディ"!
 「聖母マリアの夕べの祈り」や「倫理的、宗教的な森」の名演が記憶に新しいザ・シックスティーン。
 マントヴァのゴンザーガ宮廷に仕えていたモンテヴェルディが生み出した教会音楽史上に輝く最高傑作の1つである1610年の「聖母マリアの夕べの祈り」。
 セント・ポール大聖堂の聖歌隊員として活躍した経歴を持つイギリスの名優サイモン・ラッセル・ビールのナビゲーション、ザ・シックスティーンの至上のハーモニーが、「聖母マリアの夕べの祈り」にまつわるストーリーを伝えてくれる。英BBC監修の映像もポイント。

 ※スペシャル・エディション・ヴァージョン(COR 16137)は、DVD-Videoとモンテヴェルディの「聖母マリアの夕べの祈り」(COR 16126)がセットになっています。
 ノーマル・ヴァージョン(COR 16131)はDVD-Videoのみとなります。
 ※Disc Format:DVD 9/Feature Length: 60 mins approx/Region: ALL, NTSC, Region 0/Subtitles: English














7/23(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



PIANO21

P21 046-N
\2500→\2290
カツァリス&ギンジン/
 4手のためのロシアのピアノ作品集

  グリンカ(バラキレフ編):2つのロシア民謡による幻想曲 《カマリンスカヤ》
  グリンカ(リャプノフ編):幻想的ワルツ ロ短調
  グリンカ(バラキレフ改訂):ロシアの主題によるカプリッチョ
  グリンカ:騎兵隊の速歩第1番、騎兵隊の速歩第2番、ポルカ変ロ長調
  チャイコフスキー:50のロシア民謡
シプリアン・カツァリス(ピアノ)
アレクサンドル・ギンジン(ピアノ)
 カツァリスとギンジンが共演!ロシアのピアノ連弾作品!

 超絶技巧の現人神、シプリアン・カツァリスによる新ロシアン・アルバムは、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015でも迫力のある美音を聴かせてくれたロシアのピアニスト、アレクサンドル・ギンジンとの4手連弾作品集!
 チャイコフスキーの「50のロシア民謡」全曲から、近代ロシア音楽の父ミハイル・グリンカ(1804−1857)のピアノ連弾のための作品、グリンカの弟子ミリィ・バラキレフ(1837−1910)が連弾用に編曲した「カマリンスカヤ」や、バラキレフの弟子セルゲイ・リャプノフ(1859−1924)が連弾用に編曲した「幻想的ワルツ」など、ロシアのヴィルトゥオーゾ・ピアニストとしても活躍した作曲家たちによる華麗な編曲作品まで、現代の二人のヴィルトゥオーゾが奏でます!
 アレクサンドル・ギンジンは1977年モスクワ生まれ、1999年エリザベート王妃国際コンクール第2位、2007年クリーヴランド国際ピアノ・コンクール第1位、2010年サンタ・カタリーナ国際ピアノ・コンクール第1位などの受賞歴を誇るピアニスト。
 カツァリスとは、ラヴェル作曲「ボレロ」の4台ピアノ版プロジェクトなどでも、度々共演している。

 〜 シプリアン・カツァリス 2015年 来日公演予定 〜
 2015年10月 3 日(土) サントリーホール
 2015年10月 4 日(日) 逗子文化プラザホール
 2015年10月 6 日(火) 浜離宮朝日ホール
 2015年10月17日(土) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
 2015年10月20日(火) 日経ホール
 2015年10月23日(金) しらかわホール
 
P21 053-N
\2500→\2290

カトリン・ハーゲン&カツァリス/
 クラリネットとピアノのための作品集
  ブラームス:クラリネット・ソナタ ヘ短調 Op.120-1
  サン=サーンス:クラリネット・ソナタ 変ホ長調 Op.167
  クルーセル:クラリネット協奏曲第3番変ロ長調 Op.11
   (ウェストン編曲ピアノ・リダクション版)

シプリアン・カツァリス(ピアノ)
カトリン・ハーゲン(クラリネット)
 シプリアン・カツァリスと若きクラリネッティストとの共演!
 エヒテルナハ音楽祭で結びつく、ルクセンブルクの若き才能!

 シプリアン・カツァリスの自主レーベル「Piano21」から、なんとカツァリスが伴奏を弾くクラリネット・アルバムが登場!
 クラリネットは、ドイツ系ルクセンブルクの若きクラリネット奏者、カトリン・ハーゲン。
 カツァリスが長年音楽監督を務めるルクセンブルクのエヒテルナハ音楽祭では二人の共演が予定されており(2015年9月4日)、そのプログラムに合わせて発売されるスペシャル・アルバム。
 クラリネットに限らず、ヴィオリンやヴィオラ、チェロなど様々な楽器でも親しまれる名曲、ブラームスのクラリネット・ソナタ Op.120-1(第1番)を筆頭に、サン=サーンスの晩年の作品の1つであるクラリネット・ソナタ、そして優れたクラリネット奏者でもあったフィンランドの作曲家、ベルンハルト・ヘンリク・クルーセル(1775−1838)のクラリネット協奏曲第3番は、パメラ・テオドラ・ウェストン(1921−2009)によるピアノ・リダクション版(ピアノ伴奏版)で収録。
 シプリアン・カツァリスが見初めたルクセンブルクの若き才能。乞うご期待!


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SIGNUM CLASSICS



SIGCD 431
\2400→\2190
ドホナーニ&フィルハーモニア最新盤!
 2014年ザルツブルク音楽祭ライヴ!
  ブルックナーの交響曲第9番

   ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(ノヴァーク版)
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
 ドホナーニ&フィルハーモニア最新盤!ブルックナーの交響曲第9番"2014年ライヴ"!
 ドホナーニのブル9!2014年8月、ザルツブルク音楽祭ライヴ!

 シグナム・クラシックス(Signum Classics)とフィルハーモニア管弦楽団のコラボレーション・シリーズの最新作は、終身名誉指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニが振るアントン・ブルックナーの「交響曲第9番」、2014年ザルツブルク音楽祭ライヴ!
 1988年に当時の手兵クリーヴランド管弦楽団を振り、ブルックナーの「交響曲第9番」をレコーディングしているドホナーニ。
 ドホナーニにとって85歳のバースデー・シーズンの幕開けとなった2014年のザルツブルク音楽祭のライヴ・レコーディングでは、約25年という歳月を経て、円熟の境地に達した巨匠の至芸と解釈に大きな注目が集まることだろう!

 ※録音(ライヴ):2014年8月7日、祝祭大劇場(ザルツブルク、オーストリア)




旧譜
ドホナーニ&フィルハーモニア管
 ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調《ロマンティック》

SIGCD 256
\2400→\2190
ドホナーニ&フィルハーモニア管
 ブルックナー:
  交響曲第4番変ホ長調《ロマンティック》
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
終身名誉指揮者ドホナーニ登壇!ブルックナーの"交響曲第4番"!

 シグナム・クラシックス(Signum Classics)がリリースする"フィルハーモニア管弦楽団シリーズ"。
 終身名誉指揮者クリストフ・フォン・ドホナーニがタクトを振るブルックナーの「交響曲第4番《ロマンティック》」は、首席指揮者退任直後、2008年10月のライヴ・レコーディング!
 ドイツの名指揮者ドホナーニは、クリーヴランド管弦楽団の音楽監督時代(1989年)にブルックナーの「交響曲第4番」をレコーディングしており、イギリスでのパートナー、フィルハーモニア管弦楽団との演奏は、約20年振りの新録音となる。
 ドホナーニとフィルハーモニア管の演奏ではブラームスやベートーヴェン、R・シュトラウスなどのドイツ音楽が特に高く評価されているだけに、今回のブルックナーの「交響曲第4番」の新録音は待望のものと言えるだろう!

※録音(ライヴ):2008年10月30日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン)






PIANO CLASSICS



PCL 0078
\1400
ラフマニノフ:前奏曲全集 ルーカス・ゲニューシャス(pf)

 第16回ショパン国際ピアノ・コンクールでインゴルフ・ヴンダーと第2位を分け合い、ポロネーズ賞を獲得したルーカス・ゲニューシャス(1990−)。
 モスクワの音楽一家に生まれたゲニューシャスは、ロシアの名教師ヴェラ・ゴルノスタエヴァの孫であり秘蔵っ子。


ゲニューシャス、PIANO CLASSICS から旧譜

PCL0075
\1400
ブラームス:ピアノソナタ第1番
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第29番「ハンマークラヴィーア」
ルーカス・ゲニューシャス(pf)
 、第16回ショパン国際ピアノ・コンクールでインゴルフ・ヴンダーと第2位を分け合い、ポロネーズ賞を獲得したルーカス・ゲニューシャス(1990−)!
 モスクワの音楽一家に生まれたゲニューシャスは、ロシアの名教師ヴェラ・ゴルノスタエヴァの孫であり秘蔵っ子。
 ショパン・コンクールのライヴでも完全に自分の世界を創り上げており、その個性と成熟度は、名手揃いの入賞者の中でも群を抜いていた。
 そのゲニューシャス、PIANO CLASSICSから充実の1枚を!




<メジャー・レーベル>

DECCA


Decca Virtuoso

4788911
\1200
《R・シュトラウス、マーラー:歌曲集》
 R・シュトラウス:4つの最後の歌〜
  キリ・テ・カナワ(ソプラノ)
  ゲオルク・ショルティ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音:1990年6月, ウィーン・コツェルトハウス(デジタル:セッション)]/
 マーラー:
  さすらう若者の歌, 亡き子をしのぶ歌,
  私はこの世に捨てられて〜
   ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)
   リッカルド・シャイー(指揮)ベルリン・ドイツ交響楽団
   [録音:1989年1月, ベルリン、イエス=キリスト教会(デジタル:セッション)]
キリ・テ・カナワとファスベンダーによる成熟した女性の感性

作曲家の情熱を、成熟した女性の感性で気品をもって表現した現代屈指の名唱。豊麗な美声の頂点にあったテ・カナワとショルティの見事なサポート。ファスベンダーの優しく包みこむような、そして美しいバランスを保ちつつ作品の本質に鋭く迫ったマーラーの名演。その2つのベストな管弦楽伴奏歌曲をカップリングいたしました。

4788910
\1200
《リスト:ピアノ・ソナタ と ダンテを読んで》
 リスト:
  1) ピアノ・ソナタ ロ短調S.178,
  2) 詩的で宗教的な調べ〜孤独の中の神の祝福,
  3) ダンテを読んで(ソナタ風幻想曲)
ホルヘ・ボレット(ピアノ)
最後のヴィルトゥオーゾ、ホルヘ・ボレット
 「最後のヴィルトゥオーゾ」とうたわれた高名なリスト弾き、ホルヘ・ボレット。リストの大作「ピアノ・ソナタ」と「ダンテを読んで」などを収録した当盤では、情熱的なロマンティックな情感、冴えたリズム感、完璧な技巧をご堪能いただけます。
 【録音】1982〜1983年、ロンドン、キングズウェイ・ホール(デジタル:セッション)
 

4788909
\1200
《バーバー、シベリウス:ヴァイオリン協奏曲》
 1) バーバー:ヴァイオリン協奏曲Op.14,
 2) シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47,
 3) シベリウス:ヴァイオリンと管弦楽のためのセレナード第2番Op.69-2
1) ジョシュア・ベル(ヴァイオリン)
デイヴィッド・ジンマン(指揮)
ボルティモア交響楽団
2) ボリス・ベルキン(ヴァイオリン)
ウラディミール・アシュケナージ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
20世紀を代表する名ヴァイオリン協奏曲
 バーバーのセンチメンタルな、あるいはメランコリックな旋律美に満ちた作品では、ベルの艶麗な音質とロマンティックな語り口が遺憾なく発揮されています。シベリウスでのベルキンの演奏は、粘り気を含んだ表現や耽美的な味わいが光ります。
 録音:1)1996年1月, ボルティモア(デジタル:セッション)/2) 1978年4月、ロンドン、キングズウェイ・ホール(デジタル:セッション)


マルセル・デユプレの芸術〜CD単売

 オルガン演奏家・作曲家マルセル・デュプレのイマジネーション《マルセル・デュプレ〜リヴィング・プレゼンス録音集》
 フランスのオルガニスト、作曲家マルセル・デュプレ(1886-1971)は欧米各地で2000回を超えるオルガン演奏会を開催し、また全10回にわたって、バッハのオルガン作品全曲を暗譜で演奏するという偉業も成し遂げました。
 今回彼が「マーキュリー・リヴィング・プレゼンス」に残した数々の録音がLPセットで発売されるタイミングに合わせ、CDもMidプライスで再登場!

4788984
\1800
《サン=シュルピス教会のオルガンVol.1》
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガBWV.532, 543, 548
マルセル・デュプレ(オルガン)
【録音】1959年, パリ、サン=シュルピス教会
 

4788985
\1800
《サン=シュルピス教会のオルガンVol.2》
 デュプレ:
  付曲と連祷, 美しきクリスマスの変奏曲,
  カリヨン, 悲歌, フィナーレ ト短調
マルセル・デュプレ(オルガン)
【録音】1959年, パリ、サン=シュルピス教会
 

4788986
\1800
《サン=シュルピス教会のオルガンVol.3》
 フランク:
  交響的大曲Op.17,
  幻想曲イ長調, パストラーレOp.19-4
マルセル・デュプレ(オルガン)
【録音】1959年, パリ、サン=シュルピス教会
 

4788987
\1800
《サン=シュルピス教会のオルガンVol.4》
 J.S.バッハ:
  シューブラー・コラール集BWV.645-650,
  幻想曲とフーガ ハ短調BWV.562, 幻想曲 ト長調BWV.572
マルセル・デュプレ(オルガン)
【録音】1959年, パリ、サン=シュルピス教会
 

4788988
\1800
《サン=シュルピス教会のオルガンVol.5》
 デュプレ:前奏曲とフーガOp.36-1〜3,
 メシアン:聖餐式, 主の降誕〜羊飼いたち
マルセル・デュプレ(オルガン)
【録音】1959年, パリ、サン=シュルピス教会
 

4788983
\1800
《プレイズ・ヴィドール&デュプレ》
 ヴィドール:
  オルガン交響曲第6番〜第1楽章,
  オルガン交響曲第2番〜第4楽章,
 デュプレ:前奏曲とフーガOp.7-3, 三部作Op.51
マルセル・デュプレ(オルガン)
【録音】1957年, ニューヨーク、聖トーマス教会
 

4788982
\1800
《フランク:オルガン作品集》
 フランク:英雄的小品, コラール第1〜3番
マルセル・デュプレ(オルガン)
【録音】1957年, ニューヨーク、聖トーマス教会
 

4788989
\1800
《サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調Op.78》 マルセル・デュプレ(オルガン)/
ポール・パレー(指揮)
デトロイト交響楽団
【録音】1957年, デトロイト、フォード・オーディトリウム




<国内盤> 


ナクソス・ジャパン

NYCC-27291
\2778+税
ノスタルジア−日本の歌−
 1. シャボン玉 《曲: 中山晋平/詞: 野口雨情/編曲: 直江香世子》
 2. 七つの子 《曲: 本居長世 (補作: 岩河智子)/詞: 野口雨情》
 3. 朧月夜 《曲: 岡野貞一/詞: 高野辰之/編曲: 直江香世子》
 4. 霧と話した 《曲: 中田喜直/詞: 鎌田忠良》
 5. 浜辺の歌 《曲: 林 古渓/詞: 成田為三/編曲: 直江香世子》
 6. 赤とんぼ 《曲: 山田耕筰/詞: 三木露風/編曲: 直江香世子》
 7. 早春賦 《曲: 中田 章/詞: 吉丸一昌/編曲: 直江香世子》
 8. 悲しくなったときは (二人のモノローグによる歌曲集「木の匙」より)
  《曲: 中田喜直/詞: 寺山修司/編曲: 直江香世子》
 9. 松島音頭 《曲: 山田耕筰/詞: 北原白秋》
 10. さくら さくら 《曲: 日本古謡/詞: 日本古謡/編曲: 直江香世子》
 11. 芭蕉布 《曲: 普久原恒勇/詞: 吉川安一/編曲: 直江香世子》
 12. 千の風になって
  《曲: 新井 満/詞: 不詳 (日本語詞: 新井満)/編曲: 直江香世子》
 13. 初恋 《曲: 越谷達之助/詞: 石川啄木》
 14. 虹と雪のバラード
  《曲: 村井邦彦/詞: 河邨文一郎/編曲: 直江香世子》
 15. この道 《曲: 山田耕筰/詞: 北原白秋》
 16. 湖上 《曲: 木下牧子/詞: 中原中也》
 17. 宵待草 《曲: 多 忠亮/詞: 竹久夢二/編曲: 直江香世子》
田村麻子(ソプラノ)
江澤隆行(ピアノ)
直江香世子(ピアノ)
クァルテット・レオーネ
 前作「ジュエルズ・オブ・アヴェ・マリア」では荘厳なパイプオルガンをバックに古今のアヴェ・マリアを歌い上げた田村麻子が、長い間心の中で温め続けてきた企画を遂に実現させました。
 文字通りのコスモポリタンとして欧米で活躍を続けてきた田村は、日本語の美しさこそが日本の歌の原点だと言います。彼女がいま最も歌い継いでいきたい日本の歌17曲。編曲には次代を担う俊英、直江香世子を起用、田村麻子が新鮮なアプローチで日本人の心の風景を謳いあげた意欲作の登場です。
 録音:2015 年5 月25 日、26 日 フィリアホール


<LP>


TOKYO FM(LP)


TFMCLP 1017/21
(5LP)
\34000+税
アナログディスクで味わうマーラー、
 そしてブルックナーの恐ろしい情念の音!

  [LP-1&LP-2]
   (1)ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」
  [LP-3 A 面]
   (2)シューベルト:交響曲第8番 ロ短調 D.759「未完成」
  [LP-3 B面]
   (3)モーツァルト:交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」
  [LP-4&LP-5]
   (4)マーラー:交響曲第5番 嬰ハ短調
クラウス・テンシュテット(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 全て初LP 化!TOKYO FMの名演3タイトル!テンシュテット9月中旬。ベーム、ミケランジェリ8月下旬発売。

 テンシュテットならではの爆発と陰欝を見事に刻印したアナログディスクで味わうマーラー、そしてブルックナーの恐ろしい情念の音!

 ライヴ録音:(1)(2)1984年4月11日/東京簡易保険ホール (3)(4)1984年4月13日/フェスティバルホール/ステレオ、限定盤、180g 重量盤、LP 初出

 暗く濃厚な音のインパクトはそのままに初アナログディスク化され、さらに緻密さが増した印象の音質に仕上がっております。演奏は許光俊教授もうならせた有名演奏で感動的なアダージェットは聴きものの一つです。
 

TFMCLP 1025/26
(2LP)
\13600+税
遂に初LP 化 1977年FM 東京録音
アナログディスクならではの美音!
 ベームの生きたステージの魅力をあますところなく再現

  [LP-1]
   (1)モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K.201(186a)
   (2)R. シュトラウス:「ドン・ファン」 Op.20
  [LP-2]
   (3)ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 Op.73
   (4)ワーグナー:
    「ニュルンベルクのマイスターシンガー」第1幕前奏曲(ゲネプロ)
カール・ベーム(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 遂に初LP 化 1977年FM 東京録音、アナログディスクならではの美音!ベームの生きたステージの魅力をあますところなく再現

 ライヴ録音:1977年3月11日/東京文化会館/ステレオ、限定盤、180g 重量盤、LP 初出

 まろやかなモーツァルトは言うに及ばず、ベーム十八番のドン・ファン、高揚感が素晴らしいブラームスなど聴きものです。ベーム& VPO 来日公演は1977 年を一番とする聴き手も多く、初LP 化が望まれていた演奏です。
 マイスタージンガーの堂々たる雄大さも必聴です。
 

TFMCLP 1027/28
(2LP)
\13600+税
ミケランジェリの日本リサイタルがアナログディスクで初登場!
 [LP-1]
  (1)シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化「幻想的風景」Op.26
  (2)ショパン:ピアノ・ソナタ第2 番 変ロ長調 Op.35
 [LP-2]
  (3)ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
  (4)ラヴェル:夜のガスパール
アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ(ピアノ)
 ライヴ録音:1973年10月29日/東京文化会館大ホール/ステレオ、限定盤、180g 重量盤、LP 初出

 巨匠ミケランジェリといえば大変なキャンセル魔ですが、この録音も当初予定していたリサイタルをキャンセルされ、録音が許されたのがこの日のリサイタルです。
 しかし録音してみるとFM 東京の音を東条碩夫氏の談話によるとかなり協力的であったようです。
 また、現状日本における唯一のオリジナルテープが現存するリサイタル録音で、今回のアナログディスクはオリジナルテープに限りなく近いリアルで野太い音質です。














7/22(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

6×8


スペインのギター奏者フェルナンド・エスピが創設したレーベル。
カタルーニャ語で「シス・パル・ブイ」(Sis per vuit)と読みます。
レア盤!

6x8 1002
\2600
ナナ ギターのための子守歌
 レオ・ブローウェル(1939-):11月のある日
 エリセオ・グレネ(1893-1950)/レオ・ブローウェル編曲:キューバの子守歌
 ゴンサロ・ロイグ(1890-1970)/レオ・ブローウェル編曲:魅惑の瞳
 シューマン(1810-1856)/フランシスコ・タレガ(1852-1909)編曲:
  アルバムの綴り Op.124 より 子守歌
 アンドルー・ヨーク(1958-):子守歌
 アグスティン・バリオス(1885-1944):子守歌/人形の夢
 リスト(1811-1886)/フェルナンド・エスピ編曲:子守歌
 アントニオ・カノ(1811-1897):子守歌(練習曲)
 エミリオ・プジョル(1886-1980):子守歌
 フランシスコ・カリェハ(1891-1950):子守歌
 アントン・ガルシア・アブリル(1933-):必携の書 [Vademecum] から 歌,子守歌
 ホルヘ・カルドソ(1949-):キスの組曲 から 夢(フェルナンド・エスピに献呈)
 ミゲル・リョベト(1878-1938):カタルーニャ民謡集 から 子守歌,聖母の御子
 マヌエル・ディアス・カノ(1927-2007):子守歌
 ナポレオン・コスト(1805-1883):子守歌
 アレクサンドル・タンスマン(1897-1986):ポーランド風組曲 から コリサンカ第1番,第2番
 ホルヘ・ゴメス=クレスポ(1900-1971):子守歌
 エリック・サティ(1866-1925)/フェルナンド・エスピ編曲:子守歌
 フェルナンド・エスピ(1975-):アルナウのための子守歌
フェルナンド・エスピ(ギター)
録音:データ記載なし 発売:2011年?
 アルバム・タイトルの「ナナ」(nana)はスペイン語で「子守歌」の意味。フェルナンド・エスピは1975年スペインのヒホナ(アリカンテ県、バレンシア州)に生まれ、アリカンテ音楽院でホセ・トマス(1934-2001)に師事したギタリスト。
 スペイン国内の数々のコンクールで入賞し、国際的演奏活動を展開。2015年現在スペインのサラマンカ高等音楽院教授。エスピはこのアルバムを「11月のある日」に生まれた「魅惑の瞳」を持つ彼の息子アルナウに捧げています。
 
レア盤!

6x8 1005
\2600
詩的ギター
 エンリケ・グラナドス(1867-1916)カルロス・ハラミリョ編曲:詩的ワルツ集
 ウィリアム・ウォルトン(1902-1983):5つのバガテル
 イサーク・アルベニス(1860-1909)カルロス・ハラミリョ編曲:
  セビリャ/カタルーニャ
 アグスティン・バリオス(1885-1944):
  ワルツ Op.8 No.3/ワルツ Op.8 No.4/森に夢見る
 ジョン・ウィリアムズ(1932-)/カルロス・ハラミリョ編曲:シンドラーのリスト
カルロス・ハラミリョ(ギター)
録音:データ記載なし 発売:2011年
 カルロス・ハラミリョはバレンシアのホアキン・ロドリーゴ高等音楽院でロサ・ヒル・ボスケ(1930-)に、パリでアルベルト・ポンセ(1935-)に師事したスペインのギタリスト。2014年現在バレンシアのホセ・イトゥルビ音楽院教員。
 
レア盤!

6x8 1007
\2600
啓蒙されたギター
 イシドロ・ラポルタ(1750-1808):アレグロ/デュオ第1番ヘ長調
 フェデリコ・モレッティ(1765頃-1838):ロンド「狩」Op.4 No.3
 フェルナンド・フェランディエレ(1740頃-1816頃):
  主題と10の変奏曲/短い舞曲/ディヴェルティメント第4番ニ長調
 サルバドル・カストロ・デ・ヒスタウ(1770頃-1809?以後):
  ミヌエット・アファンダンガド/ファンダンゴ
 フェルナンド・ソル(1778-1839):幻想曲 Op.4
フェルナンド・エスピ(ギター)
録音:2011年8月、シネ・デ・ダルト、ヒホナ、アリカンテ県、スペイン 発売:2012年
 スペインにおける啓蒙思想の時代、18世紀終盤から19世紀初めは6弦のクラシックギターが完成されていった時代でもあります。
 当盤は当時活躍したコンポーザー=ギタリストたちの作品。イシドロ・ラポルタとフェルナンド・フェランディエレはスペインのマドリードで活躍。フェデリコ・モレッティはイタリアのナポリに生まれマドリードで活躍。サルバドル・カストロ・デ・ヒスタウはフェルナンド・ソルと同様パリで活躍しました。
 
レア盤!

6x8 1008
(2CD-R)
\3400
オルティス・ビウエラ!
  [CD-R 1]
 ディエゴ・オルティス(1510年頃-1570年頃)/ペドロ・ヘスス・ゴメス編曲
  オルティス・ビウエラ!(オルティスの「変奏論」によるビウエラ独奏曲集)
   パッサメッツォ・モデルノによるレセルカダ第2番
   ロマネスカによるレセルカダ第7番
   パッサメッツォ・アンティコによるレセルカダ第1番
   P・サンドランの「甘い思い出」
   「ラ・スパーニャ」によるレセルカダ第4番
   「ラ・スパーニャ」によるレセルカダ第6番のためのコントラパルテ(+)
   「ラ・スパーニャ」によるレセルカダ第3番のためのコントラパルテ(+)
   「ラ・スパーニャ」によるレセルカダ第2番のためのコントラパルテ(+)
   「ラ・スパーニャ」によるレセルカダ第5番のためのコントラパルテ(+)
   「ラ・スパーニャ」によるレセルカダ第1番
   J・アルカデルトの「おお、幸せな私の目」
   パッサメッツォ・アンティコの冒頭によるレセルカダ第5番
   ラ・フォリアによるレセルカダ第8番
   楽譜(パソコンでの閲覧・印刷用PDFファイル)
    ビウエラ独奏のためのタブラチュア譜/ギターのための五線譜
  [CD-R 2]
 ディエゴ・オルティス:「変奏論」から
   ラ・フォリアによるレセルカダ第4番
   パッサメッツォ・モデルノによるレセルカダ第2番
   「甘い思い出」によるレセルカダ第3番
   ラ・フォリアによるレセルカダ第8番
   ラ・ロマネスカによるレセルカダ第7番
   ヴィオル独奏のためのレセルカダ第1番(*)
   5声のレセルカダ/ヴィオル独奏のためのレセルカダ第4番(*)
   「ラ・スパーニャ」によるレセルカダ第3番
   「ラ・スパーニャ」によるレセルカダ第2番
   「ラ・スパーニャ」によるレセルカダ第1番
   「ラ・スパーニャ」によるレセルカダ第4番
   「ラ・スパーニャ」によるレセルカダ第5番
   「ラ・スパーニャ」によるレセルカダ第6番
   パッサメッツォ・モデルノによるレセルカダ第3番
   ヴィオル独奏のためのレセルカダ第2番(*)
   「幸せな私の目」によるレセルカダ第1番
   パッサメッツォ・アンティコによるレセルカダ第1番
   ヴィオル独奏のためのレセルカダ第3番(*)
   「幸せな私の目」によるレセルカダ第4番
   パッサメッツォ・アンティコの冒頭によるレセルカダ第5番
   ラ・ロマネスカによるレセルカダ第6番
   「幸せな私の目」によるレセルカダ第1番
ペドロ・ヘスス・ゴメス(ビウエラ(*以外))
ホルヘ・ミロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ [CD 2])
録音:2011年11月25-27日、聖アナ教会、チンチリャ、アルバセテ県、スペイン 発売:2012年
 スペインのトレドに生まれイタリアのナポリで活躍した作曲家ディエゴ・オルティス。彼が出版した理論書「(ヴィオラ・ダ・ガンバのための装飾)変奏論」に譜例として収められた楽曲を CD-R 2に、それらの一部をペドロ・ヘスス・ゴメスがビウエラ独奏用に編曲((+)は新たに作曲)した版の譜面と演奏を CD-R 1に収録したのがこの2枚組です。
 ペドロ・ヘスス・ゴメスはスペインのアルバセテに生まれ、ホセ・トマス、ホセ・ミゲル・モレノ、フアン・カルロス・デ・ムルデル、ハビエル・スアレス・パハレスに師事した撥弦楽器奏者。中世の楽器からクラシックギター、アラブのウードまで幅広い学識とテクニックを備え、楽譜出版にも携わっています。ホルヘ・ミロはスペインのアルコイ(アリカンテ県)に生まれ、ペレ・ロス、イツィアル・アトゥチャ、アンネケ・ポルスに師事したヴィオル奏者。ペレ・ロス率いるバンケット・ムジカーレ他様々なアンサンブルに参加しています。
 
レア盤!

6x8 1009
\2600
トリニダ・ウエルタ(1800-1874):ギター作品集
  メヌエット(*)/和声の輪(*)/ハバネラ(*)
  ロッシーニの「セミラーミデ」序曲による幻想曲/パリの思い出、ロンド Op.53(*)
  ファンダンゴ・ナシオナル(*)/希望のワルツ(*)/ボレロ(*)/6つのワルツ
  交響的幻想曲「パシーの夕べの思い出」Op.63/孤独の大ワルツ(*)/幻想曲
  ローラ・モンテス、ボレロ Op.5(*)
  ラ・カチュチャ・ナシオナル(とハレオ・ナシオナル)による大幻想曲 Op.64
  大ワルツ(*)
  4つのディヴェルティメント;第1曲(トッカータ第4番)(*),第2−4曲
  マズルカ=ファヴォリタ「スペインのマイレナの定期市の思い出」(*)
  悲しい記憶 Op.62
フェルナンド・エスピ(ギター)
録音:2012年8月、シネ・デ・ダルト、ヒホナ、アリカンテ県、スペイン 発売:2012年
 トリニダ・ウエルタはスペインのオリウエラ(現アリカンテ県)に生まれた作曲家・ギタリスト。1823年パリに移住しロッシーニらと交遊。ギタリストとしてベルリオーズや作家ヴィクトル・ユゴーに高く評価され、フェルナンド・ソル(1778-1839)やディオニシオ・アグアド(1784-1849)を差し置いて「ギターのパガニーニ」と称されましたが、晩年は人気を失い没後は忘れ去られてしまいました。
 当盤はフェルナンド・エスピがウエルタの名誉回復を賭けた一枚です。(*)世界初録音。
 
レア盤!

6x8 1010
\2600
クラリーノとトランペット バロックギターのための組曲、ソナタとフォリア
 ガスパル・サンス(1640-1710):クラリーノとトランペット
 不詳:フォリア(スペイン国立図書館蔵、様々な数字譜集(1705)所収)
 不詳:ソナタ ハ長調(バルセロナ、アルス図書館蔵の写本(18世紀)所収)
 ロベール・ド・ヴィゼ(1655頃-1733):組曲ニ長調
 フランチェスコ・コルベッタ(1615頃-1681):フォリア
 ガスパル・サンス:ルヘロ−パラデタス/トルネオ−バタリャ/サラバンド−カナリオ
 ロベール・ド・ヴィゼ:組曲ホ短調
 サンティアゴ・デ・ムルシア(1673-1739):ソナタ ニ長調
 フランソワ・ルコック(1685頃-1729):スペインのフォリア
フェルナンド・エスピ(ギター)
録音:データ記載なし 発売:2014年
使用楽器:2006年、フリオ・カスタニョス製
 17−18世紀スペイン、イタリア、フランスのギター作品集。フェルナンド・エスピはホプキンソン・スミス、ロルフ・リスレヴァン、シャビエ・ディアス=ラトレに初期撥弦楽器の指導を受けたピリオド楽器奏者でもあります。




ARS PRODUKTION


ARS 38172
(SACD Hybrid)
\2700
スイス在住のピアニスト、池井博美 デビューCD!
J・S・バッハ アスペクテ
 J・S・バッハ(1685-1750):
  トッカータ ホ短調 BWV914
  6つの小前奏曲 BWV933-938
  フランス組曲第2番ハ短調 BWV813
  フランス風序曲 BWV831 YouTubeで視聴可能
池井博美(ピアノ)

池井博美:
 宮崎県に生まれ、5歳よりピアノを始める。青木道子を始め、葛西寛俊、故志賀のぞみ、山田力各氏に師事。故山田順之介のもとでソルフェージュを学ぶ。福岡女学院高校音楽科を卒業後ドイツに渡り、ドイツ国立リューベック音楽大学ディプロム過程ピアノ科に入学。コンスタンツェ・アイクホルスト氏に師事。在学中よりバロック音楽に力を入れており、ハンス・ユルゲン・シュノア氏のもとでチェンバロを学ぶ。同大学で演奏学科、そして教育学科でディブロムを取得した後、スイスに渡りスイス国立チューリヒ芸術大学マスター課程室内楽科に入学。フリーデマン・リーガー氏のもとで学ぶ。
 現代ピアノという土壌で、バッハの音楽にさらなる発展をもたらすために2014年同大学にてチェンバロ科に入学。ミヒャエル・ビール氏のもとでバロック音楽の知識を深めている。
 2006年、ウィーン国際ピアノコンクール(オーストリア)にて第3位を受賞。2007年、アメリカ・ニューヨークでソリストとしてマンハッタン室内オーケストラと共演を果たす。2013年、バッハ国際ピアノコンクール(ヴュルツブルグ)でファイナリスト。
スイスをはじめ、ドイツや日本などでピアニスト・室内楽者・チェンバリストとして演奏活動を行っている。(ブックレットより)
 ブックレットに西尾洋氏(作曲家・ピアノ講師)による日本語解説とドイツ語訳を記載。「アスペクテ」(Aspekte)は「相」「姿」「視点」「観点」等を意味するドイツ語の名詞「Aspekt」の複数形です。

録音:2014年11月25-27日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ
使用楽器:Steinway D3

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ARS 38064
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
ハイドン(1732-1809):ロンドン交響曲集 Vol.4
  交響曲第102番変ロ長調
  交響曲第103番変ホ長調
  交響曲第104番ニ長調
  [ボーナスCD]
  ブルーノ・ヴァイルによる解説
カペラ・コロニエンシス(管弦楽)
ブルーノ・ヴァイル(指揮)

録音:2013年2月16日、2014年3月23日、ライヴ、アルフリート・クルップ・ザール、
     エッセン・フィルハーモニー、エッセン、ドイツ

1954年にドイツのケルンに創設された「歴史あるピリオド楽器オーケストラ」カペラ・コロニエンシスとブルーノ・ヴァイルのコンビによる「ロンドン・セット」完結編。


カペラ・コロニエンシス&ブルーノ・ヴァイル
ハイドン:交響曲集第1〜3巻


ARS 38061
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
ハイドン(1732-1809):ロンドン交響曲集第1巻
  交響曲第96番ニ長調 Hob.I:96
  交響曲第95番ハ短調 Hob.I:95
  交響曲第93番ニ長調 Hob.I:93
  [ボーナス・トラック]
  ブルーノ・ヴァイルによる解説
カペラ・コロニエンシス
ブルーノ・ヴァイル(指揮)
録音:2008年10月26、28日、エッセン・フィルハーモニー(ドイツ)、アルフリート・クルップ・ザール、ライヴ


ARS 38062
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
ハイドン:ロンドン交響曲集第2巻
  交響曲第98番変ロ長調
  交響曲第94番ト長調
  交響曲第97番ハ長調
  [ボーナス・トラック]
  ブルーノ・ヴァイルによる解説
カペラ・コロニエンシス
ブルーノ・ヴァイル(指揮)
録音:2008年10月26日、2009年4月30日、 エッセン・フィルハーモニー(ドイツ)、アルフリート・クルップ・ザール、ライヴ


ARS 38063
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
カペラ・コロニエンシス&ブルーノ・ヴァイル
 ハイドン(1732-1809):ロンドン交響曲集第3巻

  交響曲第99番変ホ長調
  交響曲第100番ト長調
  交響曲第101番ニ長調
  [ボーナス・トラック]
  ブルーノ・ヴァイルによる解説
カペラ・コロニエンシス(管弦楽)
ブルーノ・ヴァイル(指揮)

録音:データ未詳(次回新譜案内にて記載予定)

1954年にドイツのケルンに創設された「歴史あるピリオド楽器オーケストラ」カペラ・コロニエンシスとブルーノ・ヴァイルのコンビによるハイドンは当レーベルの柱と言える存在。







FC RECORDS


FCRCD 9755
\2600
フィンランドの子/フィンランド歌曲集
 エルッキ・メラルティン(1875-1937):
  森の小道に沿って Op.4 No.1/インディアン Op.4 No.2/ミリアムの歌 I Op.4 No.3
  ミリアムの歌 II Op.4 No.4/ミリアムの歌 III/睡蓮の花 Op.37 No.1
  若きプシケー Op.47 No.7/オペラ「アイノ」Op.50 から 春よ来い、希望よ来い
 レーヴィ・マデトヤ(1887-1947):
  子守歌「ねんねんころり」Op.60 No.1/子守歌 Op.16 No.3
  時には夕べに涙することも Op.25 No.5/オペラ「ユハ」から ひとり、ここに座り
 フレードリク・パーシウス(1809-1891):
  オペラ「キプロスの王女」から フィンランドの子
  オペラ「カール王の狩」から バラード
 アルマス・ヤルネフェルト(1869-1958):子守歌
 オスカル・メリカント(1868-1924):
  オペラ「ポホヤの乙女」から ロウヒは娘を褒め称えた、ヴァイノのように
  ねんねん坊や Op.2 No.1/ああ、母の小鳥はどこへ飛んでいった Op.53 No.2
  日暮れに Op.69 No.2
 ヘイノ・カスキ(1885-1957):
  白夜 Op.58 No.1/白夜の調べ Op.58 No.2/あの人のそばに
ラウラ・ピュッロ(ソプラノ)
ヨウニ・ソメロ(ピアノ)

録音:2014年8月22-23日、クーサーホール、クーサンコスキ、フィンランド

ラウラ・ピュッロはシベリウス・アカデミーの修士課程に学び、オペラとコンサートの歌手としてフィンランド、ヨーロッパとアメリカで活動しています。2002年ティモ・ムスタカッリオ歌唱コンクール第1位。





MPMP


MPMPCD 0025
\2600
あるファドの運命
 フェデリコ・デ・フレイタス(1902-1980)/ジュリオ・ダントス作詞/
  セルジオ・アゼヴェード(1968-)編曲:
  セヴェーラのファドふたたび(カペラン通り)
   [Novo fado da Severa (Rua do Capelao)]
 ジャイメ・シルヴァ(・ジュニア)(1908-1970)/ペレイラ・コエーリョ作詞/
  カルロス・アゼヴェード(1968-)編曲:真夜中の女 [A mulher da meia-noite]
 セーザル・ダス・ネヴェス(1841-1920)/カルロス・マレコス(1963-)編曲:
  セヴァーラのファド [Fado da Severa]
 アレクサンドル・レイ・コラソ(1854-1928):ファド・ナンバー6 [Fado No. 6] (ピアノ独奏)
 アラン・オールマン(1929-1990)/ジョゼ・レジオ作詞/カルロス・マレコス編曲:
  ポルトガルのファド [Fado Portugues]
 セーザル・ダス・ネヴェス/カルロス・マレコス編曲:
  ショラディーニョ(哀れなファド) [Choradinho (Fado da desgracada)]
 セーザル・ダス・ネヴェス/セルジオ・アゼヴェード編曲:
  カスカエスのファド [Fado de Cascaes]
 ジョアン・ノブレ(1916-)/カルロス・アゼヴェード編曲:
  おまえはどこに、モーラリア? [Onde estas tu Mouraria?]
 アレクサンドラ・レイ・コラソ:ファド・ナンバー7 [Fado No. 7](ピアノ独奏)
 フェデリコ・デ・フレイタス/シルヴァ・タヴァレス作詞/カルロス・マレコス編曲:
  それぞれのファド [Fado de cada um]
 セーザル・ダス・ネヴェス/カルロス・アゼヴェード編曲:
  ヴィミオーゾのファド [Fado de Vimioso]
 セーザル・ダス・ネヴェス/セルジオ・アゼヴェード編曲:ファド・コリード [Fado corrido]
 セーザル・ダス・ネヴェス/カルロス・マレコス編曲:自殺者の歌 [Canto da suicida](*)
 ミゲル・アマラル(1982-):変容 [Transfiguracao] (ポルトガルギター独奏)(*)
 エドゥアルド・ブルネ:ファド・ブルネ [Fado Burnay] (ピアノ独奏)
 ラウル・フェラン(1890-1953)/ジョゼ・ガリャルド作詞/カルロス・アゼヴェード編曲:
  マリア・セヴェーラ [Maria Severa]
 アルフレード・マルセネイロ(1891-192)/アマリア・ロドリゲス作詞/
  ブリュノ・ベルトワーズ(1964-)編曲:このおかしな人生 [Estranha forma de vida]
アナ・バホス(ソプラノ)
ブリュノ・ベルトワーズ(ピアノ)
ミゲル・アマラル(ポルトガルギター(*))
録音:2014年9月、ヴィアナ・ダ・モッタ・コンサートホール、リスボン高等音楽学校、リスボン、ポルトガル
 ポルトガルの民族歌謡ファドの原型を作ったとされる伝説的歌手マリア・セヴァーラ(1820-1846)に思いをはせ、通常ポルトガルギターとクラシックギターの伴奏で歌われるファドをピアノ伴奏で演奏したクラシカル・テイストのアルバム。アナ・バホスはポルト高等音楽学校でディプロマを取得したポルトガルのソプラノ。2003から2006年までポルトのカーザ・ダ・ムジカのオペラ・スタジオに所属。国内外のオペラ・プロダクションに参加する一方ファドにも興味を持ち、そのクラシカルなアプローチが注目されています。
 収録曲目の邦訳は定訳と異なっている可能性があります。ご了承ください。
 

MPMPCD 0027
\2600
セルジオ・アゼヴェード(1968-):弦楽合奏作品集
  ギターと小オーケストラのための小協奏曲(*)
  弦楽のためのディヴェルティメント
  昼間の小セレナード
  2つのヴァイオリンのための協奏曲(+)
ジュリオ・ゲレイロ(ギター(*))
オット・ペレイラ、ペドロ・メイレレス(ヴァイオリン(+))
カスカイス・エ・オレイラス室内管弦楽団
ニコライ・ラーロフ(指揮)

録音:データ記載なし

セルジオ・アゼヴェードはポルトガルのコインブラに生まれ、フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994)他に師事した作曲家。1993年以来2015年現在リスボン高等音楽院教授。カスカイス・エ・オレイラス室内管弦楽団はリスボン近郊のカスカイス、オエイラス両市とポルトガル文化省の支援を得て1996年、ブルガリア出身の指揮者ニコライ・ラーロフにより創設されたオーケストラ。

 

MM 0114
\2600
マルタ・メネゼス(ピアノ)/ベートーヴェン
 ベートーヴェン(1770-1827):
   ポロネーズ ハ長調 Op.89/バガテル ハ短調 WoO 52
   ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
 フェルナンド・ロペス=グラサ(1906-1994):
  ピアノ・ソナタ第3番 Op.72(1952)
マルタ・メネゼス(ピアノ)

録音:2014年7月14-16日、小コンサートホール、ベレン文化センター、リスボン、ポルトガル
使用楽器:Steinway & Sons, model D (Hamburg)
 マルタ・メネゼスはリスボン高等音楽学校でミゲル・ゴンザルヴェス・エンリケスに師事した後、ロンドンの王立音楽アカデミーでドミトリー・アレクセーエフの指導を受け2013年修士課程を修了、2014年以来2015年現在アメリカ合衆国インディアナ大学博士課程に在籍しアルナルド・コーエンの指導を受けているピアニスト。
 ベートーヴェンの最後のピアノ・ソナタの後に20世紀ポルトガルを代表する作曲家の一人ロペス=グラサのソナタという大胆なプログラム。
 本体・外装ともにレーベル名・規格品番表示がありません。マルタ・メネゼスの自主制作的CDをMPMPが配給している形になります。(代理店)





RUSSIAN DISC


RDCD 00947
\2200
ボリス・ディエフ(1924-2008):吹奏楽&管弦楽作品集
  人民の偉業(大祖国戦争を主題とする作品)
   ロシア国立吹奏楽団 ニコライ・セルゲーエフ(指揮) 録音:1969年
  英雄的な詩(大祖国戦争に捧げる)
   ロシア国防省交響楽団 ヴァレリー・ハリロフ(指揮) 録音:2005年
  創造の国
   モスクワ放送交響楽団 ボリス・ディエフ(指揮) 録音:1977年
  ヴェリチャリナヤ
   モスクワ放送交響楽団 ボリス・ディエフ(指揮) 録音:1990年
  ドゥボセコヴォの交差点で
   ロシア国立吹奏楽団 ボリス・ディエフ(指揮) 録音:1986年
  ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ
   アンドレイ・ディエフ(ピアノ) ロシア国防省交響楽団 ヴァレリー・ハリロフ(指揮)
    録音:2005年
  交響曲第5番
   ロシア国防省交響楽団 ヴィクトル・ルツェンコ(指揮) 録音:2014年
  40年代の若者
   ロシア国防省軍楽隊 ニコライ・ミハイロフ(指揮) 録音:1984年
20世紀後半のソヴィエト・ロシアにおける軍楽の支柱を担った作曲家兼指揮者ボリス・ディエフ。彼は吹奏楽や金管バンドのみならずフルオーケストラのための作品も書きました。




SOLFA


SR 1403280
\3100
シェビ・カプダビラ(1973-):単刀直入のコブラ
  ラ・タラスカの城(2003)/親愛なるエリザベト(2008)/歴史散歩(2001)
  アイネ(2005)/徳(1993)/名親(1996)/トゥラリョ50周年記念日(2000)
  En Jussavissaint xic(2008)/しゅろの主日の前の二つの復活祭(2012)
  ウレリ・スーパースター(2010)/モラゲス将軍(2007)/300年ぴったり(2013)
  アイグアフレダ、1100(1998)/ガンビラスのバラード(2007)
  トゥラリョ、100年(2011)/カン・コスタ・イ・フォンの開会宣言(2014)
  田舎の婚礼(2004)
コブラ・リュイズス・ダ・タラデイ
 ビクトリア・ムレ(フラビオル)
 カルラス・カザノヴァ、
 シャビエ・カプダビラ(ティブレ)
 アンリク・アスピ、
 パリナ・ポルタ(テノラ)
 ジュゼプ・マリア・プチ、
 ジャウマ・コマ(トランペット)
 イグナジ・ガルレラ(トロンボーン)
 ラモン・カサノヴァ、
 ジョルディ・ドゥネ(フリューゲルホルン)
 ジョルディ・ウリェ(コントラバス)
 ゲスト:
 エヴァ・クルトゥ(チェロ)
 ジョルディ・ジャネ(ギター)
 ホルヘ・カンポス(バリトゥナ)
 ジョルディ・コマス(ティブレ)
 パウ・ビラ(テノラ)
ジェラルド・パストル(指揮)

録音:2014年3月18-19日、4月11-12日、コスタ・イ・フォン文化センター、タラデイ、バルセロナ県、スペイン
    2014年5月10日、グルプ・マサドニア・リハーサル・ホール、カスタリャ・ダル・バリェス、バルセロナ県、スペイン
 コブラはカタルーニャ独特のオーボエ系楽器を含む吹奏楽形式およびその楽団。
 シェビ・カプダビラはカタルーニャのトゥラリョに生まれた作曲家・コブラ楽器奏者・コメディ俳優兼作家。外装に規格品番表示がありません。ご了承ください。

 

SR 1405020
\3100
フェデリコ・モンポウ(1893-1987):ひそやかな音楽
  第1巻(9曲:1959)/第2巻(7曲;1962)
  第3巻(5曲;1965)/第4巻(7曲;1972)
シラ・エルナンデス(ピアノ)

録音:2014年5月2-3日、アウディトリ・カン・ロチ・イ・トラス、サンタ・クロマ・ダ・グラマネ、バルセロナ県、スペイン
 シラ・エルナンデスはスペインのバルセロナに生まれたピアニスト。トリノ(イタリア)のジュゼッペ・ヴェルディ音楽院を卒業後バルセロナのマーシャル・アカデミーでアリシア・デ・ラローチャに師事。1987年カタルーニャ州政府主催ソリスト・コンテストのファイナリスト。Ars Harmonica、Columna Musica、La Ma de Guido レーベルにCD録音があります。

 

SR 1407310
\3100
セルヒオ・フィデムライセル(1958-):ヴィジョンズ
  モーツァルト・イン・ラヴ(フルートとハープのための;2005)
   クリスティアン・ファッローニ(フルート) マグダレナ・バレラ(ハープ)
  影の逃亡者(クラリネット、アコーディオン、コントラバスとピアノのための;2008)
   カルラス・パルタガス(クラリネット) ミゲル・アンヘル・マエストロ(アコーディオン)
   マネル・ウルテガ(コントラバス) カルロス・シルバ(ピアノ)
   セルヒオ・フィデムライセル(指揮)
  南風(バスクラリネットとエレクトロニクスのための;2008)
   ハリー・スパルナーイ(バスクラリネット)
  北風と霧(チェンバロとエレクトロニクスのための;2010)
   アレハンドラ・ソッティレ(チェンバロ) セルヒオ・サンティ(録音)
  皮膚すれすれに(2009)
   セルヒオ・フィデムライセル(エレクトロアコースティック)
  マルセルタンゴ(ピアノのための;2003)
   リリアナ・マッフィオッタ(ピアノ)
  微かな音楽(声とコントラバスのための;2004)
   マルタ・フィオル(メゾソプラノ) ラファエル・エステベ(コントラバス)
  呼び出し(リコーダーと打楽器のための;1999)
   ジュアン・イスキエルド(リコーダー) ピラル・スビラ(打楽器)
  ソロマリンバ(マリンバのための;2004)
   グラティ・ムルシア(マリンバ)
  通行中(サクソフォン・トリオのための;2004)
   アンサンブル・トリムルティ
  行く と 見る(バリトンサクソフォンとエレクトロニクスのための;2010)
   ジュアン・マルティ・フラスキエ(バリトンサクソフォン)

録音:データ記載なし
 セルヒオ・フィデムライセルは1986年以来スペインのバルセロナ在住の作曲家。

 

SR 1408190
\3100
ジェルジュ・リゲティ(1923-2006):ムジカ・リチェルカータ(1951-1953)
シューベルト(1797-1828):4つの即興曲 Op.90 D.899
ノエリア・ロディレス(ピアノ)

録音:2014年8月19-21日、教区教会、サンタ・クリスティナ・ダル、スペイン
 ノエリア・ロディレスは1985年スペインのオビエドに生まれたピアニスト。マドリード王立音楽院を卒業後マドリードのソフィア王妃高等音楽学校でドミトリー・バシュキーロフ他に師事。

 


SR 1410030
\3100→\2890
バルセロナ・ベル・エポック ヴァイオリンとピアノのためのカタルーニャ音楽
 マルガリダ・ウルフィラ(1889-1970):焦燥(*)/舟歌(*)/スケルツァンド(*)
 マヌエル・ブランカフォルト(1897-1987):
  サロンのロマンス(*)/エレナのために(*)/牧歌
 ジュアン・マシア(1890-1969):
  イントラータ/リゴドン/アモローゾ/アレグロ・スピリトーゾ
 フェデリコ・モンポウ(1893-1987):標高
 フェデリコ・モンポウ/
  ヨゼフ・シゲティ(1892-1973)編曲:庭の少女たち
  シャビエ・トゥルイ(1922-2000)編曲:悲歌
  リュイス・スレ編曲:歌と踊り より 第1番(*),第6番(*),第7番(*)
ラウラ・ガヤ(ヴァイオリン)
イザベル・フェリクス(ピアノ)

録音:2014年10月3-5日、パペル・ダ・ムジカ、カパリャダス、スペイン
 ラウラ・ガヤは1987年バルセロナに生まれバルセロナ音楽院、カタルーニャ高等音楽学校、パリのスコラ・カントールムで学び、パリ第4(ソルボンヌ)大学で修士課程を修了したヴァイオリニスト。イザベル・フェリクスは1971年スペイン、メノルカ島のマオ(マオー=マオン)に生まれ、バルセロナ市立高等音楽院でパウル・バドゥラ=スコダ他に師事したピアニスト。2006年以来2015年現在バレアレス諸島高等音楽院教授。(*)世界初録音。
 ※外装の規格品番表示が「SR 1405020」と誤表示され、バーコードも「1548705270223」と誤印刷されています。メーカーに外装を直す予定が無いため、外装にシールを貼ることで対処いたします。ご了承ください。(代理店)

 

SR 0002180
\2200
シェビ・コンプタ:内なる響き
  Despres d'un adeu / Dansa intima (*) / Buscant el calor / Capvespre i ningu
  La dansa magica / Diluvi en alzira (*) / Bruixes i flors / Anatomia d'un somriure
  Cristalls de colors (*/+) / Sortilegi / Una llum sota la boira / Turbulencies (*)
  Pintada a ma / Companyia sonora / Cartes d'un somni / Punts suspensius
シェビ・コンプタ(ピアノ、オーケストラ・サンプリング&アレンジメント(*))
ホルヘ・クスクエタ(ソプラノサクソフォン、テナーサクソフォン(+))

録音:2000年2月18日、文化会館、リョレ・ダ・マル、ジロナ県、スペイン

イージーリスニング的。



<USBメモリ>


ARSIS(USBメモリ)

 ※CDではございません。
 USB対応のオーディオ、ビデオ、パソコン、携帯端末(スマートフォン、タブレット)で再生可能なUSBメモリ。
 音楽、解説書、静止画等が収録されております。
 パッケージ(110mm×142mm)は当レーベルのCD商品に近く、ブックレットも付いております。



ARSIS 5187
(1PD)
\3000
※CD発売済
(ARSIS 4187i)
趣味の融合
 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
  3つのトリエットと3つのスケルツォ(1731、ハンブルク)から
   2つのヴァイオリンと通奏低音のためのスケルツォ第2番ホ長調 TWV42:E1
  フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のためのトリオ・ソナタ イ短調 TWV42:a7
  フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための
   パリ四重奏曲第6番 TWV43:C4
 カール・フィリップエマヌエル・バッハ(1714-1788):
  2つのヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ短調 Wq145(BWV1036?)
   (1731/1747改訂)
  フルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ロ短調 Wq143
   (1731/1747改訂)
 J・S・バッハ(1685-1750):
  フルート、ヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ト長調 BWV1038(1720頃)
ヤープ・シュレーダー(ヴァイオリン)
ヒッポカンプス
 フェルナンド・パス(フラウト・トラヴェルソ)
 カースティン・リンダー=デーヴァン(ヴァイオリン)
 ジョルディ・コメリャス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 アルベルト・マルティネス・モリナ(チェンバロ)
録音:2003年10月、聖ドミンゴ教会、ダロカ、サラゴサ県、スペイン
オーディオ・フォーマット:WAB 24bits 48KHz. / MP3 192kbps. 48KHz.
前出:ARSIS 4187 (CD)

 「趣味の融合」とは、作曲家クヴァンツ(1697-1773)が彼の同時代・18世紀前半のドイツ音楽に特徴的であった、イタリアとフランスからの影響と融合した様式を評した言葉。
 ヒッポカンプスが1925年生まれのバロック・ヴァイオリンの巨匠シュレーダーと共演。孫のうち二人がスペイン国籍という彼は音楽活動面でもスペインとのつながりが深く、この録音もヒッポカンプスとのライヴ共演をきっかけに実現したとのことです。
 それにしても録音時点で77歳だったシュレーダー、おそれいります。




 「やっぱりクラシックは死なない!」でもお知らせした愛すべきアルバム。
 ただ現在は海外在庫を含めて入手不可能。

 それがいよいよ復活か!?・・・と思ったらな、な、なんとUSBメモリでの発売!
 
 うーん。

 しかし・・・CDよりも音がよいということも十分考えられる。
 今後このフォーマットが流通するようになるとはあまり思えないが、この音源を聴いてみたい、という方にはお勧めなのかもしれない。


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(昔のコメントより)

 春のうららかな日も、夏のうだるような日も、秋のもの悲しい日も、冬の凍てつく日も、バロック・ヴァイオリンの合奏曲は心に響く。ちょっと心の隙間が空いたときに、そこを埋めるかのようにそうしたアルバムを聴くのが好き。
 これは老匠シュレーダーが、孫の集まりような古楽器集団ヒポカンプスと組んだ1枚。とりたてて名曲が入っているわけではないのだけれど、だからこそ何回聴いても飽きないし、聴くたびに新たな発見がある。「癒し」という言葉はもうはやらないが、ゆったりとソファに身を預けて聴くと、なんともいえない静かな落ち着いた気分にさせてくれる。
 写真を見ても、頑固一徹の厳しそうなシュレーダーを、のん気にとりまくヒポカンプスのくつろいだ感じがいい。だからシュレーダーもまたこんなにも落ち着いた音色を聴かせてくれるのだ。バロック・ヴァイオリンの権威でありながら、若い頃はティボーに学んだというシュレーダー。実は案外こうした気ままなアルバムのほうが似合っているのかもしれない。








<メジャー・レーベル>

DG

限定盤

4795102
(14CD)
\12000
《シベリウス・エディション》
シベリウス:
 【CD1】
  交響曲第1番ホ短調Op.39〜
   レナード・バーンスタイン(指揮)ウィーン・フィル[1990年録音]/
 【CD2】
  交響曲第2番ニ長調Op.43〜
   レナード・バーンスタイン(指揮)ウィーン・フィル[1996年録音]/
 【CD3】
  交響曲第3番ハ長調Op.52, レンミンカイネン組曲(4つの伝説曲)〜
   オッコ・カム(指揮)ヘルシンキ放送交響楽団[1972&1975年録音]/
 【CD4】
  交響曲第4番イ短調Op.63, 交響曲第6番ニ短調Op.104〜
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ベルリン・フィル[1965&1967年録音]/
 【CD5】
  交響曲第5番変ホ長調Op.82, 交響曲第7番ハ長調Op.105〜
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ベルリン・フィル[1965&1967年録音]/
 【CD6】
  クレルヴォ交響曲Op.7(オリジナル版)〜
   ヨルマ・パヌラ(指揮)トゥルク・フィル[1996年録音:音源Naxos]/
 【CD7】
  交響詩「エン・サガ(伝説)」Op.9, カレリア組曲Op.11〜
   オッコ・カム(指揮)ヘルシンキ放送交響楽団[1972&1975年録音],
  組曲「恋人」Op.14〜
   ネヴィル・マリナー(指揮)アカデミー室内管弦楽団[1997年録音],
  交響詩「春の歌」Op.16, 交響詩「フィンランディア」Op.26,
  交響詩「ポホヨラの娘」〜
   ネーメ・ヤルヴィ(指揮)イエーテボリ交響楽団[1994&1992年録音],
  ロマンス ハ長調Op.42〜
   ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)ボストン交響楽団[1992年録音]/
 【CD8】
  交響詩「夜の騎行と日の出」Op.55〜
   ネーメ・ヤルヴィ(指揮)イエーテボリ交響楽団[1995年録音],
  追憶のために(葬送行進曲)Op.59〜
   ユッシ・ヤラス(指揮)ハンガリー国立フィル[1973年録音],
  交響詩「吟遊詩人」Op.64〜
   オッコ・カム(指揮)ヘルシンキ放送交響楽団[1972年録音],
  交響詩「ルオンノタル」Op.70, 交響詩「大洋の乙女」Op.73,
  アンダンテ・フェスティーヴォ, 交響詩「タピオラ」〜
    ネーメ・ヤルヴィ(指揮)イエーテボリ交響楽団[1992〜1995年録音]/
 【CD9】
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47, 2つのセレナードOp.69,
  ユモレスクOp.87-1〜
   アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
   アンドレ・プレヴィン(指揮)ドレスデン・シュターツカペレ[1995年録音]/
 【CD10】
  春は急ぎ過ぎ行くOp.13-4, 3月の雪の上のダイヤモンドOp.36-6,
  葦よそよげOp.36-4, 黒いばらOp.36-1, 死よ近付くなOp.60-1,
  私が召使いだった時Op.60-2, 13人の盲目の姉妹Op.46-5,
  乙女が野原で歌っているOp.50-3, 泳げ青い鴨, フィンランディア讃歌Op.26-7,
  川面に漂う流木Op.17-7, 夕べにOp.17-6, それは夢かOp.37-4〜
   キム・ボルイ(バス)エリック・ヴェルバ(ピアノ)[1959年録音],
  逢い引きから戻った娘Op.37-5, 私の遺産の名は憧れOp.86-2,
  海辺のバルコニーでOp.38-2, ロメオOp.61-4, 秋の夕べOp.38-1,
  初めての口づけOp.37-1, 夕日のようにゆっくりとOp.61-1, 北国Op.91-1,
  ナルシス, 道に迷ってOp.17-4, クレルヴォの嘆き〜
   トム・クラウセ(バリトン)ペンッティ・コスキミース(ピアノ)[1963年録音]/
 【CD11】
  弦楽四重奏曲ニ短調「親愛なる声」Op.56〜
   エマーソン弦楽四重奏団[2004年録音],
  メランコリーOp.20〜ハインリヒ・シフ(チェロ)エリザーベト・レオンスカヤ[1984年録音],
  ピヒラヤの花咲く時Op.75-1, 冬の情景Op.114-2〜
   ベングト・フォシュベリ(ピアノ),
  ロマンス 変ニ長調Op.24-9〜シューラ・チェルカスキー(ピアノ)[1991年録音]/
 【CD12】
  付随音楽「クリスティアン2世」組曲Op.27〜
   ネーメ・ヤルヴィ(指揮)イエーテボリ交響楽団[1995年録音],
  付随音楽「ペレアスとメリザンド」組曲Op.46〜
   ホルスト・シュタイン(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団[1978年録音]/
 【CD13】
  組曲「歴史的情景」Op.25, 組曲「歴史的情景」第2番Op.66,
  付随音楽「スカラムーシュ」Op.71, 付随音楽「白鳥姫」組曲Op.54〜
   ユッシ・ヤラス(指揮)ハンガリー国立フィル[1972〜1975年録音]/
 【CD14】
  悲しきワルツ, 鶴のいる風景, カンツォネッタOp.62b, ロマンティックなワルツOp.62b〜
   ネーメ・ヤルヴィ(指揮)イエーテボリ交響楽団[1995年録音],
  「テンペスト」第1組曲Op.109-2, 同第2組曲Op.109-3〜
   ユッシ・ヤラス(指揮)ハンガリー国立フィル[1972年録音]
 シベリウス生誕150年記念
 2015年はフィンランドの誇る作曲家ジャン・シベリウス(1865.12.8.-1957.9.20.)の生誕150年の記念年に当たります。
 北欧音楽の傑作ともいえるシベリウスの音楽には、森と湖の国フィンランドの風土や生活が反映されています。
 このボックスには、バーンスタイン、カラヤン、ネーメ・ヤルヴィ、ユッシ・ヤラスらによる管弦楽作品の名盤だけでなく、ムターによるヴァイオリン協奏曲、キム・ボルイ、トム・クラウセによる歌曲なども含まれています。
 傑作の魅力を余すところなく描き出した名演ばかりを厳選した14枚組です。


DG


VIRTUOSO シリーズ


4788917
\1200
《シューマン:交響曲第1&4番》
 シューマン:
  交響曲第1番変ロ長調Op.38「春」,
  交響曲第4番ニ短調Op.120
ダニエル・バレンボイム(指揮)
シカゴ交響楽団
バレンボイムの濃厚な表現とドライブ感

パリ管の首席指揮者に就任した頃の情熱溢れるバレンボイムと黄金時代のシカゴ響の出会いから生まれたこのシューマンは、濃厚な表現とドライブ感あふれる演奏で聴き手を魅了します。
【録音】1977年3月, シカゴ、シンフォニー・ホール(1番)/1975年5月, シカゴ、メディナ・テンプル(4番)[ステレオ・セッション]
 

4788916
\1200
《シューベルト:弦楽五重奏曲、他》
 シューベルト:
  弦楽五重奏曲ハ長調D.956,
  弦楽四重奏曲第12番ハ短調D.703「四重奏断章」
ハーゲン弦楽四重奏団,
ハインリヒ・シフ(チェロ:D.956)
 ハーゲンSQとシフが奏でる馥郁たるアンサンブル
 1952年、オーストリア生まれのベテラン・チェリスト、ハインリヒ・シフと当代きってのアンサンブル、ハーゲン弦楽四重奏によるシューベルトの晩年の傑作、弦楽五重奏曲。
 低音を重視したと言われるこの作品をシフのチェロがしっかと支えています。今回のカップリングの「四重奏断章」は緊迫した雰囲気が見事です。
【録音】1991年7月, アーバーゼー、聖コンラート教会(D.956)/1985年9月, ザルツブルク大学(D.703)[デジタル・セッション]
 

4788915
\1200
《フェレンチーク/ハイドン:ネルソン・ミサ, 
 アバド/シューベルト:ミサ曲第2番》

  1)ハイドン:ネルソン・ミサ曲ニ短調 Hob. XXII,
  2) シューベルト:ミサ曲第2番ト長調D.167
1)ヤーノシュ・フェレンチーク(指揮)
ハンガリー国立交響楽団, ブダペスト合唱団
2) クラウディオ・アバド(指揮)
ヨーロッパ室内管弦楽団,
ウィーン国立歌劇場合唱団
 フェレンチークの真の実力が発揮
 ハンガリー国立交響楽団の首席指揮者を長年務め、戦後のハンガリーの音楽発展に寄与したフェレンチーク。活動の中心が国内に留まっていたため、華やかな知名度を得るに至りませんでしたが、このネルソン・ミサを聴けば、その真の実力を再確認できるでしょう。
 カップリングのアバド指揮によるシューベルトは極めて清冽で美しい演奏。
  【録音】1) 1966年6月, ブダペスト、マティアス教会/2) 1990年11月, ウィーン楽友協会


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DECCA

限定盤

4788388
(10CD)
\10000→\8990
《マルセル・デュプレ〜リヴィング・プレゼンス録音集》
【CD1】
 フランク:英雄的小品, コラール第1〜3番/
【CD2】
 ヴィドール:
  オルガン交響曲第6番〜第1楽章,
  オルガン交響曲第2番〜第4楽章,
 デュプレ:前奏曲とフーガOp.7-3, 三部作Op.51/
【CD3】
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガBWV.532, 543, 548/
【CD4】
 デュプレ:付曲と連祷, 美しきクリスマスの変奏曲, カリヨン, 悲歌, フィナーレ ト短調/
【CD5】
 フランク:交響的大曲Op.17, 幻想曲イ長調, パストラーレOp.19-4/
【CD6】
 J.S.バッハ:
  シューブラー・コラール集BWV.645-650,
  幻想曲とフーガ ハ短調BWV.562, 幻想曲 ト長調BWV.572/
【CD7】
 デュプレ:前奏曲とフーガOp.36-1〜3,
 メシアン:聖餐式, 主の降誕〜羊飼いたち/
【CD8】
 J.S.バッハ:
  聖霊なる神よBWV.671, いと高きところにいます神にのみ栄光あれBWV.662,
  われらみな唯一なる神を信ずBWV.680,
  われらの主キリスト、ヨルダン川に来りBWV 684,
  汝にこそわが喜びありBWV.615,
  おお、人よ、自分の罪の大きさを嘆けBWV622,
  天使の群れ、天より来れりBWV.607,
  アダムの罪によりすべては失われぬ BWV.637,
  目覚めよと呼ぶ声あり BWV.645,
  汝の御座の前に、われ進み出でBWV.668 /
【CD9】
 デュプレ:
  受難の交響曲Op.23, コラールとフーガ,
  詩篇-汝らの証聖者, もろびと声あげ, めでたし海の星によるトッカータ/
【CD10】
 サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調Op.78
マルセル・デュプレ(オルガン)/
ポール・パレー(指揮)
デトロイト交響楽団(CD10)
オルガン演奏家・作曲家マルセル・デュプレのイマジネーション

フランスのオルガニスト、作曲家マルセル・デュプレ(1886-1971)は欧米各地で2000回を超えるオルガン演奏会を開催し、また全10回にわたって、バッハのオルガン作品全曲を暗譜で演奏するという偉業も成し遂げました。
 そんな彼の作品も数多く残されていますが、どれも技術的に難しく、彼以外の人が演奏するのは困難とされていました。
 これは彼が「マーキュリー・リヴィング・プレゼンス」に残した数々の録音を復刻したCD10枚組(うち2枚はPHILIPS録音)のBOXセット。CD3−CD7と、CD2の自作曲は初CD化であり、どれもオリジナルLP裏の解説文(英語)が付され、また英語とフランス語によるブックレットも添付されています。マーキュリーへの録音は、今回全てオリジナルテープからのリマスターで、音質も素晴らしく向上しています。

【録音】[CD1&2]1957年, ニューヨーク、聖トーマス教会/[CD3〜7]1959年, パリ、サン=シュルピス教会/[CD8&9]1965年, フランス、ルーアン、サントゥアン教会/[CD10]1957年, デトロイト、フォード・オーディトリウム//
[CD2]のデュプレ作品と、[CD3〜7]は初CD化。
[CD2]のヴィドールの作品と、[CD1][CD10]は、3トラック録音によるマスターテープよる新リマスター。
 
限定盤

4811858
(3CD)
\4200→\3790
《チッコリーニ/モーツァルト、サン=サーンス、ピツェッティ:ピアノ協奏曲集》
[CD1]
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488, 同第20番ニ短調K.466
[CD2]
 サン=サーンス:
  ピアノ協奏曲第4番ハ短調Op.44, 同第5番ヘ長調Op.103「エジプト風」
[CD3]
 ピツェッティ:
  ピアノ協奏曲「夏の歌」, 管弦楽のための「ヴェネツィアのロンド」
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
モンペリエ国立歌劇場管弦楽団
ローレンス・フォスター
 (指揮:モーツァルト&サン=サーンス4番),
フリーデマン・レイヤー
 (指揮:ピツェッティ&サン=サーンス5番)
チッコリーニ晩年の至高の名演
 今年2005年2月に亡くなった名ピアニスト、アルド・チッコリーニ。彼が晩年、Accordレーベルに録音した3枚をセット化したものです。
 みずみずしさと深遠さが絶妙にマッチしたモーツァルト。巨匠の風格に満ちたサン=サーンス。憂愁に溢れたメロディーと馥郁としたロマンの香りが忘れ難い印象を与えてくれるピツェッティ。
 確かな技巧は往年そのままに全く衰えることなく、解釈は晩年ほど深みを増しており、至高の名演といえましょう。

 【録音】2008 & 2006年、モンペリエ(デジタル:ライヴ)




CD3のピツェッティはかねてから熱くお奨めしてきた名盤。

(まだまだクラシックは死なない!)より



 当初はチッコリーニの最新録音ということで聴いていた。
 なのに、聴いているうちに、上記イリャラメンディ同様、曲の虜になってしまった。

 ピッツェッティ。

 聴いたことないわけではない。
 もともと近代イタリア復古主義の旗手としてカセッラやマリピエロと並んで活躍した大作曲家だし、歌劇「大聖堂の殺人」はカラヤンも取り上げた名作。
 また静謐で敬虔なレクイエムも素晴らしい作品。
 オリヴェイラの弾いたヴァイオリン・ソナタもメランコリックでナイーヴな美しい曲だった。

 何より有名なのは、例の1935年に「皇紀二千六百年」を記念して日本が祝典音楽を依頼したときのイタリア代表がこのピッツェッティだったというエピソード。

 そんなふうに決して「超マイナー」で済まされる作曲家ではない。
 だがこのピアノ・コンチェルトは、ピッツェッティの代表作であるにもかかわらずここまで意識して聴いたことがなかった。

 しかし・・・これが稀代の名曲だったのである。

 作風はもちろん超ロマン派。そしてレスピーギの後継者としてローマの聖チェチーリア音楽院の院長を務めた人だけあって充実したオーケストレーション。
 さらにイタリア人らしい多彩で華やかなメロディー。美しい抒情とダイナミックな展開、という名ピアノ協奏曲に必須の要素がきっちり押さえられ、まさに熟達の筆、という趣きである。

 なのだが、実はそのあとの「ヴェネツィアのロンド」がまたそれ以上に素敵な曲。
 23分という中篇ながら、華やかで練れたオーケストレーションで、各楽器が鮮烈に歌いまくる。
 うねるような躍動感と、レスピーギばりの痛快なダイナミズム。
 心臓が何度もドキドキしてしまう、そんな貴重な傑作管弦楽作品である。



 

DECCA


20 世紀シリーズ



4788347
\1800→\1590
《ツェムリンスキー:抒情交響曲、他》
 ツェムリンスキー:
  1) 抒情交響曲Op.18,
  2) 交響的歌曲Op.20,
  3) 詩篇第83番
アレクサンドラ・マルク(ソプラノ:1),
ホーカン・ハーゲゴール(バリトン:1),
ウィラード・ホワイト(バス:2),
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(1&2),
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(3),
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(3),
リッカルド・シャイー(指揮)
 逡巡する意思を的確に描き出すシャイー
 マーラーの「大地の歌」と同じく、2人の独唱者と大管弦楽がエキゾチックな詩の世界を辿るツェムリンスキーの代表作。
 シャイーはこの作品の持つ混沌とした響きと、その奥に隠された逡巡する意思を的確に描き出しています。ワーグナー歌手として名高いソプラノ、マルクと、名手ハーゲゴールの堂々たる歌唱も見事。
 【演奏】1993年10月, アムステルダム、コンセルトヘボウ(1&2)/1977年6月, ウィーン、コンツェルトハウス
  


4788348
\1800→\1590
《V=ウィリアムズ:管弦楽作品集》
 V=ウィリアムズ:
  1) 交響曲第2番「ロンドン交響曲」,
  2) タリスの主題による幻想曲,
  3) 音楽へのセレナード
ロジャー・ノリントン(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 ノリントンのイギリス音楽への別格な思い
 最近はマーラー、ブルックナーでも名演を聴かせるノリントン。しかし、1990年代にはまだ彼は古典派、バロック指揮者として名高かったため、このヴォーン・ウィリアムズは驚きを持って迎え入れられました。
 とはいえ、エイドリアン・ボールトを師に持つノリントン。イギリス音楽へ向ける深い思い入れが見え隠れするバロック的なアプローチで、迷いのない演奏を聴かせます。
 【録音】1996年11&7月, ワトフォード・コロッセウム[デジタル・セッション]
 


4788349
\1800→\1590
《シベリウス:交響曲第3, 6, 7番》
 シベリウス:
  1) 交響曲第3番ハ長調Op.52,
  2) 交響曲第6番ニ短調Op.104,
  3) 交響曲第7番ハ長調 Op.105
コリン・デイヴィス(指揮)
ボストン交響楽団
 コリン・デイヴィス&ボストン響の静謐なるシベリウス
 デイヴィスはシベリウスを後年にロンドン響とも録音していますが、このボストン響との録音はフィンランドでも絶賛されたという完成度の高いものです。
 とりわけ第6番と第7番での清々しく高貴な雰囲気は、まさにデイヴィスならでは。第3番の安定した演奏も聴き手を魅了します。
 【録音】1975〜1976年, ボストン、シンフォニー・ホール[ステレオ:セッション]
 


4788350
\1800→\1590
《ウォルトン:交響曲第1番、チェロ協奏曲》
 ウォルトン:1) チェロ協奏曲, 2) 交響曲第1番
ロバート・コーエン(チェロ:1),
アンドルー・リットン(指揮)
ボーンマス交響楽団
 現代的響きのイギリス抒情性
 1959年ロンドン生まれのチェリスト、ロバート・コーエン。12歳でデビューして以降、エルガーなどお国ものの堅実な演奏が評価され、日本にも来日経験があります。
 このウォルトンのチェロ協奏曲はピアティゴルスキーの依頼により1956年に作曲されたもので、現代的な響きの中にもイギリスらしい抒情性を秘めた佳品。1935年に書かれたシベリウス風の神秘的な交響曲第1番とのカップリングです。
 【録音】1993年11月, サウサンプトン、ギルドホール[デジタル・セッション]
 


4788351
\1800→\1590
《ティペット:われらの時代の子》
 ティペット:オラトリオ「われらの時代の子」
ジェシー・ノーマン(ソプラノ),
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ),
リチャード・キャシリー(テノール),
ジョン・シャーリー=カーク(バス),
BBCシンガーズ,
BBCコラール・ソサエティ,
BBC交響楽団,
コリン・デイヴィス(指揮)
緊迫感あるコリン・デイヴィスの名演
 1938年に起きた実在の事件(ポーランド人のテロリストがナチスの外交官を射殺、これが元で反ユダヤ主義暴動が発生した)をもとに、ティペット自身がテキストを作成し、1942年に完成したオラトリオ「われらの時代の子」。バッハの受難曲を模した形式に則り、途中で黒人霊歌をはさみながら緊迫の物語が展開していく問題作です。全ての独奏者、合唱を手堅くまとめたデイヴィスの手腕が光る名演で。
  【録音】1975年3月, ロンドン[ステレオ:セッション]
 


4788352
\1800→\1590
《マルタン:作品集》
 フランク・マルタン:
  1) フルート、ピアノと弦楽のためのバラード,
  2) サクソフォン、ピアノと管弦楽のためのバラード,
  3) ピアノと管弦楽のためのバラード,
  4) トロンボーン、ピアノと弦楽のためのバラード,
  5) 7つの管楽器、ティンパニ、打楽器と弦楽のための協奏曲
ジャック・ズーン(フルート),
ジョン・ハール(サクソフォン),
ロナルド・ブラウティガム(ピアノ),
クリスティアン・リンドバーグ(トロンボーン),
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団,
リッカルド・シャイー(指揮)
マルタンの作品の魅力を端的に伝えるシャイーの名演
 スイスの作曲家、フランク・マルタン。創作初期はフランクやダンディの影響を受けるも、のちに十二音技法を独自に発展させた独特の作品を作り上げるようになります。
 録音の少なさもあり、あまり人口に膾炙している作曲家とは言い難いですが、このシャイーのアルバムは、ジャック・ズーンやジョン・ハールなどの名プレーヤーの魅力も含め、マルタンの面白さを端的に伝えるもので、「マルタン入門」としても最適と言えましょう。
 【録音】1991〜1994年、アムステルダム、コンセルトヘボウ[デジタル・セッション]
 


4788353
\1800→\1590
《デュティユー:協奏曲集》
 デュティユー:
  1) ヴァイオリン協奏曲, 2) チェロ協奏曲
ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン),
リン・ハレル(チェロ),
シャルル・デュトワ(指揮)
フランス国立管弦楽団
デュトワ指揮によるフランスの伝統を受け継いだ音楽
 フランス6人組の後継者である作曲家デュティユー。彼の作品はフランスの伝統を受け継ぎながらも、独自の路線を貫くものであり、その作品の多くから彼が探求した「時」「闇」の概念を感じ取ることができます。「夢の樹」と題されたヴァイオリン協奏曲、「遥かなる遠い国へ」と題されたチェロ協奏曲。デュティユーを得意とするデュトワの納得の指揮で、神秘的で時に抒情的な音楽をお楽しみ下さい。
 【録音】1993年7月、パリ、パリ、ノートルダム・デュ・リバン教会[デジタル・セッション]
 


4788354
\1800→\1590
《マックスウェル・デイヴィス:交響曲第1番》
 ピーター・マックスウェル・デイヴィス:
  1) 交響曲第1番,
  2) 歌劇「タヴァナー」よりダンス
サイモン・ラトル(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団(1)/
マックスウェル・デイヴィス(指揮)
ファイヤーズ・オブ・ロンドン
不思議な音響で満たされた独自の音楽世界
 ある時は新古典派風の作品を書き、ある時にはオークニー諸島の晦渋な海の風景をひたすら描き、またある時にはパスティーシュ風のラジカルな音楽を書くことで知られるイギリスの現代作曲家、マクスウェル・デイヴィス。
 この交響曲第1番は摩訶不思議な音響で満たされた独自の世界を味わうことができるものです。
 【録音】1978年8月(1), 1972年1月(2), ロンドン、キングズウェイ・ホール
 


4788355
\1800→\1590
《シュニトケ:合奏協奏曲》
 シュニトケ:
  1) 合奏協奏曲第3番,
  2) 合奏協奏曲第4番(交響曲第5番)
リッカルド・シャイー(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
シャイー指揮の演奏が快感を呼び起こす!
 古典的な形式を用いて書かれた合奏協奏曲ですが、シュニトケらしく、ここに使われている音は多彩で自由なものばかり。もちろん極端な前衛ではなく、ところどころでは調性らしきものも聞きとることが出来ます。
 「交響曲第5番」と題された合奏協奏曲第4番も、同傾向の音楽であり、暴力的とも言える音の動きはある種の快感を呼び起こします。スコアの隅々までに目を配ったシャイーが繰り広げる見事な演奏をお楽しみください。
 【録音】1989〜1990年, アムステルダム、コンセルトヘボウ[デジタル・セッション]
 


4788356
\1800→\1590
《タネジ:作品集》
 マーク=アンソニー・タネジ:
  1) サクフォフォン協奏曲「子守唄」,
  2) ナイト・ダンス,
  3) Dispelling The Fears
1) マーティン・ロバートソン(サクソフォン),
アンドルー・デイヴィス(指揮)
BBC交響楽団,
2) オリヴァー・ナッセン(指揮)
ロンドン・シンフォニエッタ,
3) ダニエル・ハーディング(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
自作にモダン・ジャズのテイストを組み込んだ音楽
 イギリスの現代作曲家の一人、タネジの作品集。マイルス・デイヴィスに傾倒し、自作にモダン・ジャズのテイストを好んで取り入れていることでも知られ、若い世代から圧倒的な支持を得ています。
 このアルバムには彼の代表作であるサクソフォン協奏曲を始め、タネジの作風を端的に表す3つの作品が収録されています。
 【録音】1995〜1996年、ロンドン[デジタル・セッション]


<LP>


DG(LP)

限定盤
4794548
(6LP)
\18000
アルゲリッチ&アバド/コンチェルト・レコーディングLP全集
【LP1】
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番,
 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調 〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1967年)/
【LP2】
 ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11,
 リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調 S.124 〜
  ロンドン交響楽団(録音:1968年)/
【LP3】
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23 〜
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1994年)/
【LP4】
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19,
  ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37 〜
   マーラー・チェンバー・オーケストラ(録音:2000 & 2004年)/
【LP5】
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503,
  ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466 〜モーツァルト管弦楽団(録音:2013年)/
【LP6】
 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調〜ロンドン交響楽団(録音:1984年),
 ラヴェル:夜のガスパール(録音:1974年)*
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ),
クラウディオ・アバド(指揮)
 華麗なる協奏曲の絶品の名盤
 今年1月に早くも一周忌を迎えたクラウディオ・アバドとアルゲリッチとの黄金の顔合わせによるDG協奏曲録音集がLPでも登場。
 1968年の、歯切れの良い卓越したリズム感と叙情性があいまって、スリリングかつロマンティックな世界を表現している、若き日のマルタ・アルゲリッチの不朽の名盤と言えるプロコフィエフとラヴェル。
 アルゲリッチの持ち前の輝かしい音色と卓越したテクニックによるしなやかなショパン。チャイコフスキーの白熱のライヴ・レコーディング。ピリオド・アプローチをも踏まえたオーケストラとの絡み合いが興味深い刺激的なベートーヴェン。2013年“ルツェルン音楽祭”で絶賛を浴びた演奏。
 デビューの時から親密なパートナーシップにより名録音を生み出してきたクラウディオ・アバドの指揮による作品の核心を鋭く抉る永遠の名演です。
 1月発売のCDセットには収録されなかった「夜のガスパール」がボーナストラックとして今回収められています。
 LPサイズで見る若き日の二人のツーショット、オリジナル・ジャケットが郷愁を誘う永久保存版です。
【録音】1967〜2013年




DECCA


DECCA 180g重量盤  LP銘盤

限定盤

4788558
(LP)
\3600
《バルトーク:管弦楽のための協奏曲》
 バルトーク:1) 管弦楽のための協奏曲, 2) 舞踏組曲
ゲオルク・ショルティ(指揮)
ロンドン交響楽団
ショルティ、1965年ロンドン響との録音
 極めて筋肉質、一切無駄のないバルトークの「管弦楽のための協奏曲」。確かにショルティのルーツはハンガリーにあり曲への共感も生半可なものでは無いでしょうが、なによりも、この作品のメカニカルな部分がショルティの資質にピタリと符合しています。低弦のうねりまでもがくっきり捉えられたLP盤の音色を是非お聴きいただきたい名盤です。
 【録音】1965年5月, ロンドン、キングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)
 
限定盤

4788559
(2LP)
\4800
《ブルックナー:交響曲第4番》
 ブルックナー:交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(ノヴァーク版)
カール・ベーム(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
素朴さと雄大さが結晶したベームの名盤
 ベームの美点が存分に発揮された「ロマンティック」。曲の持つ素朴さと雄大さがベームの音楽性と合致し、とびきりの名演が生まれた1973年の録音です。
 このLP盤では、ウィーン・フィルの明るい音色と、ホールのまろやかな響きもしっかり味わうことができるでしょう。
【録音】1973年11月, ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ:セッション)
 
限定盤

4788562
(LP)
\3600
《シューマン, グリーグ:ピアノ協奏曲》
 1) シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54、
 2) グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16
ラドゥ・ルプー(ピアノ)
アンドレ・プレヴィン(指揮)
ロンドン交響楽団
ルプーの冷静なアプローチが浮き彫りにする壮大な抒情性
 繊細かつ周到な演奏で定評のあるピアニスト、ラドゥ・ルプーの代表的名演がこのシューマンとグリーグの2つの協奏曲。いかなる箇所でも過度な表現をすることなく、常に冷静なアプローチでこの名曲を壮大に描き出しています。
 オーケストラの響きの隅々までが再現できるファン待望の永久保存版LPです。【録音】1973年1月, ロンドン、キングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)
 
限定盤

4788563
(LP)
\3600
《ブラームス:ピアノ協奏曲第1番》
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
クリフォード・カーゾン(ピアノ),
ジョージ・セル(指揮)
ロンドン交響楽団
カーゾンによる永遠の名盤!
 数あるこの曲の録音の中でも、常に「最高峰」とされる永遠の名演がこのカーゾンとセル&ロンドン交響楽団による1962年録音です。
 緊迫感に満ちたカーゾンの演奏もさることながら、当時のDECCAの最高の録音技術がこの名演に華を添えています。奥深く芳醇な響きが完全に蘇るLP盤。
 【録音】1962年5月, ロンドン、キングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)















7/21(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜




ATMA CLASSIQUE

ACD2 2493
(3CD)
\5300
ベートーヴェン:後期弦楽四重奏曲集
 Disc1
  弦楽四重奏曲 第12番変ホ長調Op.127
  弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調Op.131
 Disc2
  弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調Op.130
  大フーガ 変ロ長調 Op.133
 Disc3
  弦楽四重奏曲 第15番 イ短調 Op.132
  弦楽四重奏曲 第16番 ヘ長調Op.135
アルカン四重奏団
ローラ・アンディラーニ(ヴァイオリン)
ナタリー・カミュ(ヴァイオリン)
リュク・ベアシュマン(ヴィオラ)
デイヴィッド・エリス(チェロ)
 アルカン四重奏団によるベートーヴェン完結!

 録音:2007-2011年カナダ、ケベック

 カナダのアルカン四重奏団によるベートーヴェン弦楽四重奏曲集が完結しました。アルカン四重奏団は2014 年に結成25 年の節目を迎え、音楽史上に燦然と輝くベートーヴェンの傑作を全曲リリース。2007 年から2011 年にかけて録音され初期作品を収録した第1弾(ACD22491)、中期作品を収録した第2 弾(ACD22492)と続けて発売され、今回第3 弾で完結しました。深淵なるベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲。ベートーヴェンの魂に触れるような、凄みのある演奏。4 人の集中力と高度なアンサンブル力が凝縮されています。
 

ACD2 2696
\2100
グリーグ:抒情小曲集
 第1集Op.12【第1曲アリエッタ/ 第5曲民謡】
 第2集Op.38【第1曲子守歌/ 第7曲ワルツ/ 第8曲カノン】
 第3集Op.43【第1曲蝶々/ 第4曲小鳥】
 第4集Op.47
  【第2曲アルバムの綴り/ 第3曲メロディ/
   第4曲ノルウェー舞曲(ハリング)】
 第5集Op.54【第3曲小人の行進/ 第4曲夜想曲】
 第6集Op.57【第2曲ガーデ】
 第7集Op.62【第1曲風の精/ 第4曲小川/ 第6 曲家路】
 第8集Op.65【第4曲サロン/ 第6曲トロルハウゲンの婚礼の日】
 第9集Op.68
  【第3曲あなたのそばに/ 第4曲山の夕べ/ 第5曲ゆりかごの歌】
 第10集Op.71
  【第1曲その昔/ 第2曲夏の夕べ/ 第3曲小妖精/ 第7曲思い出】
ジャニーナ・フィアルコフスカ(ピアノ)
 「生まれながらのショパン弾き」フィアルコフスカが「北欧のショパン」を奏でる

 録音:2014年10月サル・ラウル・ジョバン、パレ・モンカルム、ケベック

 大ピアニスト、ルービンシュタインが「生まれながらのショパン弾き」と称したジャニーナ・フィアルコフスカ。一時は病気療養により演奏活動を中断していましたが、2004 年の復帰以降自国のATMA CLASSIQUE から続々と新録音をリリースしています。
 この度、彼女の代名詞であるショパンではなく、「北欧のショパン」とも称されるノルウェーの作曲家グリーグの抒情小曲集を録音。詩情に溢れ、繊細な感性で描かれたグリーグのピアノのための小品は、気品あふれるエレガントな演奏で定評のあるフィアルコフスカの音楽性にぴったり。グリーグは生涯にわたって数多くの小曲を書き上げましたが、それを集めて出版したのが全66 曲におよぶ『抒情小品集』です。ノルウェーの民俗音楽を題材にしたものなど、グリーグの豊かな抒情性が遺憾なく発揮された代表作です。ここでは全10 巻に分かれた曲集から、フィアルコフスカの心の琴線に触れた作品をピックアップしています。
 

ACD2 2691
\2100
ドヴォルザークの抒情性に満ちた旋律を堪能できる演奏
 ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲
  第3番ヘ短調Op.65
  第4番ホ短調Op.90《ドゥムキー》
トリプル・フォルテ
 【ジャスパー・ウッド(ヴァイオリン)
  エゴール・ジヤチコフ(チェロ)
  デイヴィッド・ジャルバート(ピアノ)】
 録音:2013年10月モントリオール

 カナダを中心に活躍する中堅奏者三人によるピアノ三重奏団トリプル・フォルテ。2012 年に発売されたラヴェル、ショスタコーヴィチ、アイヴズ近代の名ピアノ三重奏曲集(ACD22633) では、三人のバランスの取れた演奏を聴かせてくれました。
 今回はドヴォルザークのピアノ三重奏曲第3 番と第4 番「ドゥムキー」。美しい旋律が次々と繰り広げられ、メロディーメーカーとしてのドヴォルザークの才能が発揮された名曲です。
 特に第4 番「ドゥムキー」はドヴォルザークの生み出す魅力的なメロディが随所に散りばめられた非常に美しい作品です。トリプル・フォルテの懐の深い音楽表現が感傷的なメロディと相まって感動的です。




CHALLENGE CLASSICS



CC 72655
(2CD)
特別価格 \2800→\2590
ブリテン:弦楽四重奏曲集(全集)
 [CD1]
  1. 3つのディヴェルティメント
   〔1. マーチ 2. ワルツ 3. ブルレスク〕
  2. 弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 op.25
 [CD2]
  1. 弦楽四重奏曲第2番 ハ長調 op.36
  2. 弦楽四重奏曲第3番 op.94
ブロドスキー弦楽四重奏団
 イギリスの名門ブロドスキー弦楽四重奏団によるブリテンの弦楽四重奏曲全曲がセットに!

 録音:2001年5月10-11 日/12月10-12日

 イギリスの名門、ブロドスキー弦楽四重奏団が2001 年に録音したブリテンの弦楽四重奏曲がセットで登場。
 ブロドスキー弦楽四重奏団は1972 年に設立。シューベルト、ベートーヴェン、チャイコフスキー、シェーンベルク、ツェムリンスキー、バルトークらの弦楽四重奏曲全曲も録音をしている世界最高峰の団体のひとつ。
 (チェロ以外は)立って演奏するスタイル、イッセイ・ミヤケの衣装の着用、さらにビョークやエルヴィス・コステロなどとのコラボなど、柔軟なスタイルによる活動で常に注目を集めています。
 このブリテンは結成30 年を目前にした時期に録音したお国ものというだけあって、抜群の集中と高い完成度を誇った名録音となっております。
 

CC 72684
\2500
ピーター・オース、スクリャービン&ラフマニノフ
 スクリャービン:24の前奏曲 op.11(全曲)
 ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調 op.28
ピーター・オース(ピアノ)
 ルドルフ・ゼルキンの弟子、ピーター・オース、スクリャービン&ラフマニノフ

 録音:2014年3月

 ピーター・オースはアメリカ出身、1978 年からルドルフ・ゼルキンのもとで学んだというピアニストです。
 このCD に収録されているスクリャービンのプレリュードに関して、ジーナ・バッカウアーの実演を6 歳の時にカーネギーホールで聴き、自分はピアニストになる、と決意したというオース。幼いころから温め続けたスクリャービンの前奏曲、ゆるぎない解釈で弾き切っています。




LSO LIVE



LSO 0767
(SACD HYBRID)
\2500→\2290

アントニオ・パッパーノ(指揮)
 マクスウェル・デイヴィスとパヌフニクの交響曲第10番

 (1)ピーター・マクスウェル・デイヴィス:
  交響曲第10番op.327「アラ・リチェルカ・ディ・ボッロミーニ」
   (2013-14) * 
 (2)アンジェイ・パヌフニク:交響曲第10番(1988)

マルクス・ブッター(バリトン)*
ロンドン交響合唱団*
サイモン・ハルシー(合唱指揮)*
ロンドン交響楽団
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)

 超優秀録音。パッパーノ指揮ロンドン響2014年にアニヴァーサリーを迎えたふたりマクスウェル・デイヴィスとパヌフニクの交響曲第10番

 (1)録音:2014年2月2日/ロンドン、バービカン・ホール(世界初演ライヴ)41’54 (2)録音:2014年10月19日/ロンドン、バービカン・ホール(ライヴ)15’39/DSD5.1、マルチチャンネル、ステレオ、60’
 プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン/エンジニアリング、編集、ミキシング&マスタリング:Classic Sound Ltd

 LSO Live の新譜は、現代イギリスを代表する世界的な作曲家のひとり、ピーター・マクスウェル・デイヴィスの交響曲第10 番。80 歳の誕生日を作曲者が迎える2014 年2 月におこなわれた世界初演時の模様をライヴ収録したもので、指揮はこれがLSO Live 初登場となるアントニオ・パッパーノが担当しています。
作曲者自身「わたしの書いた作品のなかで、もっとも激しい音楽」と述べるこの曲は、17 世紀に実在した建築家フランチェスコ・ボッロミーニの物語を描いた演奏時間42 分ほどの作品。イタリア・バロックを代表する建築家でありながら、ボッロミーニは特異な建築であまたの批判に苦しんだ末に、不幸にも自殺を遂げています。
 ちなみに、マクスウェル・デイヴィスがこの人物をテーマにするのは2 度目で、前回2001 年から2007 年に作曲された弦楽四重奏の連作10 曲のうち、「ボッロミーニに寄せるメタフォーレ」と題された第7 番でも取り扱っていましたので、その思い入れの深さも窺い知れるところです。バリトン独唱と合唱を擁し、オラトリオやカンタータを思わせるこの交響曲でも、ボッロミーニの建築理念と数学的原理が全曲に浸透し、創造性、生と死、そして再生について語られます。
 ロンドン響、ローマ聖チェチーリア国立音楽院管、チャイコフスキー記念交響楽団による共同委嘱作品として作曲された交響曲第10 番ですが、指揮のパッパーノといえば聖チェチーリア国立音楽院管現音楽監督。もともとロンドン出身で、2002 年に就任したロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督の活動と並行して、ここ毎シーズン登場して好評を博すロンドン響とはすでに20 年来の親密な間柄となれば、ここで初演の大役を果たすにふさわしいのは、このひとをおいてほかにいないでしょう。パッパーノは作品と作曲者について次のように賛辞を寄せています。
「マックスがこの作品について説明したときに、私はそのドラマティックな内容にとても強く引きつけられました。かれはこの曲の大部分を病院で書きました。
 白血病と診断され、長期間治療を受けていたので、曲はとてつもない哀愁が強烈に漂い…作品に知識の持つ力と確信をもたらしているのです。」
 この言葉のままに、作曲者が込めた迫真のメッセージに対するパッパーノの熱い共感が伝わるこのアルバム。現時点で本作品の唯一のレコーディングとなります。
 カップリングは、アンジェイ・パヌフニク作の同じく交響曲第10 番。こちらはマクスウェル・デイヴィスの世界初演より8 か月あまり、2014 年10 月のパヌフニク生誕100 周年記念コンサートにおけるライヴ・レコーディングとなっています。
母国ポーランドから亡命、1991 年に世を去るまでのほぼ半世紀に亘る後半生をイギリスで終えたパヌフニクは、生前からロンドン響にとってゆかりの深い作曲家であっただけでなく、現在も、楽団はカミラ未亡人の協力のもと「LSO パヌフニク・スキーム」を通じて、毎年有望な若手作曲家6 名を選出して作品発表の機会を設け、偉大な作曲家の業績を特別に讃えていることで知られます。
 シカゴ響創設100 周年記念委嘱作として、1988 年に作曲された交響曲第10 番は、パヌフニクのほかの数多くの作品と同様に、独特の簡潔な表現が特徴的で、この場合にはフィボナッチ数列ですが、幾何学の影響を受けています。
さらに、その人間性と激しくも奥深い音楽の才能とを伝えるため、パヌフニクが配分した、グループ化されたさまざまな楽器の組み合わせによって、極上のサウンド・クオリティを獲得しているのも、この交響曲の魅力。
全曲は4 つのセクション(ラルゴ−アレグロ・モデラート−プレスト−アダージョ)に分かれていますが単一楽章形式により切れ目なく演奏されます。不穏なブラスの咆哮で幕を開ける、この交響曲の最初の部分は、ある種の嘆願の性格を持つもの。続く瞑想的性格のセクションはクライマックスへと次第に高まりつつ、突如、打ち切られ、弱音の弦の振動のみが残ります。その後、祈願するようなセクションが現れ、消え入るように閉じられます。




ECM


4728413
\2500
《Eine Olive des Nichts》
 1) Simone Weil blickt uber das Rhonetal,
 2) Die Formeln des Winters, 3) Die Stimme,
 4) Im Nildelta, 5) Die vier Temperamente,
 6) Der Unwissende, 7) Schneesturm

【使用音楽作曲家】
 Eivind Aarset, Susanne Abbuehl, Jon Balke,
 Nik Bartsch's Ronin, Stefano Battaglia Trio,
 Wolfert Brederode Quartet, Ketil Bjornstad,
 David Darling, Andrey Dergatchev,
 Mathias Eick, Sidsel Endresen, Morton Feldman,
 Food, Michael Galasso, Paul Giger, Arve Henriksen,
 Benedict Jahnel Trio, Meredith Monk,
 Arvo Part, Michele Rabbia, Trygve Seim,
 Steve Tibbetts, Tomasz Stanko,
 Bobo Stenson Trio, Tarkovsky Quartet,
 Stevan Kovacs Tickmayer,
 Christian Wallumrod Ensemble.
【プロデュース】
ブルクハルト・ライナルツ,
現代音楽にのせて語られる現代詩人や思想家の詩
 作曲家アニャ・ライス、舞台芸術家ブルノ・ヴィンツェン、プロデューサーであるブルクハルト・ライナルツがECMから提案する新手法。
 アダム・ザガエフスキ、トーマス・トランストロンメル、フィリップ・ジャコテなどの現代思想家や詩人の詩の朗読。そのBGM的に流れる現代音楽やジャズそしてノイズ。
 器楽演奏に朗読を乗せた「語りと音楽の世界」「紡ぎ合う言葉と音」など、朗読と音楽のコラボレーションの不思議な世界に引き込まれてしまいそうです。
 朗読はドイツ語。音楽などは30秒〜1分程度ダイジェスト的に扱われています。
 【編集】2013年8月, ケルン


.

OEHMS



OC693
(SACD-Hybrid)
\2400→\2190
シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル
 ブルックナー:交響曲 第9 番 ニ短調 WAB109
ハンブルク・フィルハーモニカー/
シモーネ・ヤング(指揮)
録音 2014 年10 月25-27 日 ハンブルク ライスハレ ライヴ収録

 シモーネ・ヤングとハンブルク・フィルによるブルックナー(1824-1896)の交響曲全集ツィクルスも、そろそろ完成に近づいてきました。
 注目の第9 番は、ヤングは未完の終楽章を省いた3 楽章版で演奏、ブルックナーの遺志を生かしたものとなっています。
 ここでも彼女は、ブルックナーが要求する造形美と、崇高なる神への憧れを見事に具現化した堅固かつ力強い演奏を成し遂げており、たとえ終楽章がなくとも作品が完結することを端的に示しているようです。
 まさに宇宙と一体となったかのような壮大な響きを堪能できるでしょう。

Recording Producer, digital Editing, 5.0 Mix & Mastering: Jens Schunemann,
Recording Engineer: Christian Feldgen ・ SACD Authoring: Ingo Schmidt-Lucas,
Cybele AV Studios
 


OC962
(2CD)
\3100→\2890
グラーツ歌劇場 ライヴ
 ヤナーチェク:歌劇「イェヌーファ」3 幕
イェヌーファ…ガル・ジェイムズ(ソプラノ)/
ブリヤ家のおばあさん…ドゥニャ・ヴェイソヴィチ(アルト)/
ラツァ・クレメニュ…アレシュ・ブリスツェイン(テノール)/
シュテヴァ・ブリヤ…タイラン・ラインハルト(テノール)/
コステルニチカ・ブリヤ…イリス・フェルミリオン(ソプラノ)/
製粉所の親方…ディヴィッド・マクシェーン(バリトン)/
村長…コンスタンティン・シフィリス(バリトン)/
村長夫人…ステファニー・ヒールマイアー(メゾ・ソプラノ)/
カロルカ…タチアナ・ミユス(メゾ・ソプラノ)/
羊飼い…フラン・ルバーン(メゾ・ソプラノ)/
バレナ…シュ・シャオイ(ソプラノ)/
ヤノ…ナザニン・エザジ(ソプラノ) 他/
ヴァイオリン・ソロ…岩城風佑(ふゆ)/
グラーツ・フィルハーモニー管弦楽団/
グラーツ歌劇場少年少女合唱団/
ディルク・カフタン(指揮)
録音 2014 年5 月7.17.21.22 日 グラーツ歌劇場 ライヴ収録
 OEHMS レーベルと、オーストリア第二の規模の都市グラーツにある「グラーツ歌劇場」との初の共同制作となったのが、このヤナーチェク(1854-1928)の「イェヌーファ」です。
 彼の3 作目となるこの「イェヌーファ」は、チェコの小さな村で起こる物語で、複雑な人間関係が引き起こす悲劇です。いとこ同士で愛し合い、子どもを身篭ったイェヌーファ。その身を案じる継母コステルニチカは、イェヌーファのためを思い、彼女が産んだ子どもを川に捨ててしまいます。
 この物語にヤナーチェクがつけた音楽は、民謡調の親しみ易いメロディであり、また時として登場人物の心理を的確に表すものであり、と聞き応えたっぷりのものです。
 ここではタイトルロールにイスラエル出身の期待の若手、ガル・ジェイムズ、またキーパーソンとなるコステルニチカにはヴェテラン、イリス・フェルミリオンを起用し、迫真の物語を創り上げています。
 また第2 幕でのイェヌーファのモノローグの場面で、素晴らしいヴァイオリン・ソロを聞かせるのは日本のヴァイオリニスト、岩城風佑(ふゆ)。彼女は現在グラーツ・フィルハーモニーのコンミスを務めており、この上演の際は舞台上でイェヌーファと直接絡んでいたりと大活躍を果たしています。
 


OC963
(2CD)
\3100→\2890
キタエンコ(指揮)&ケルン・ギュルツェニヒ管
 「くるみ割り」とふたごのオペラ
  チャイコフスキー:歌劇「イオランテ」
イオランタ…オレシャ・ゴロフネーヴァ(ソプラノ)/
レネ王…アレクサンダー・フィログラドフ(バス)/
ローベルト…アンドレイ・ボンダレンコ(バリトン)/
ボデモン…ドミトロ・ポポフ(テノール)/
イブン=ハキヤ…フラディスラフ・スリムスキ(バリトン)/
アルメリク…ジョン・ホイゼンレーダー(テノール)/
ベルトラン…マルク=オリヴィエール・エッテルリ(バス)/
マルタ…ユスティナ・サムボルスカ(アルト)/
ブリギッタ…ダリア・シェヒター(ソプラノ)/
ラウラ…マルタ・ウリク(メゾ・ソプラノ)/
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/
ケルン歌劇場合唱団/
ドミトリー・キタエンコ(指揮)
録音 2014年10月17-19日 ケルン フィルハーモニー

 チャイコフスキー(1840-1893)の交響曲全集ツィクルスを完成させたキタエンコですが、まだまだこの作曲家へと燃やす愛の炎は消えていなかったのです。
 この「イオランタ」は1892年のクリスマス・シーズンである12月18日に、あの「くるみ割り人形」と同日初演された1幕の短いメルヘン・オペラです。
 さすがに2演目の同時公演は壮大すぎたのか、翌日チャイコフスキーは弟に「2つの華麗な作品で目が疲れた」と手紙を書いたといいます。
 またグスタフ・マーラーがこの作品を1893年1月3日にハンブルク、1900年3月22日にウィーンで、それぞれ初演しているというのも興味深いところです。
 そんな愛らしいこの作品、内容は盲目の姫と彼女を巡る人々の物語。全ての登場人物は優しく思いやりに溢れ、物語もほのぼのと進行し、もちろん最後はハッピーエンドで締めくくられます。
 


OC445
\2100→\1890
マルクス・シュテンツ(指揮)&ケルン・ギュルツェニヒ管
 アルノルト・シェーンベルク:
  1.交響詩「ペレアスとメリザンド」Op.5/
  2-4.ヴァイオリン協奏曲 Op.36
コーリャ・ブラッハー(ヴァイオリン)…2-4/
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/
マルクス・シュテンツ(指揮)
録音 2013年1月5-10日…1, 2013年9月7-11日…2-4 ケルン、スタジオ・シュトルベルガー・シュトラーセ
 シェーンベルク(1874-1951)が手がけた唯一の交響詩「ペレアスとメリザンド」です。題材となったのは、メーテルランクの同名の戯曲で、当時ドビュッシーやフォーレ、シベリウスらもこの作品に音楽を付けています。
 シェーンベルクが無調を取り入れる前の作品は、どれもが後期ロマン派風の味わいを持っていますが、この作品もその例に漏れることなく、美しくまったりとした響きをたっぷりと堪能できるものです。
 もう1曲の「ヴァイオリン協奏曲」はその30年以上も後に書かれたもので、こちらは厳格な十二音技法に則って書かれています。難解な作風の中に、時折ロマンティックな風情が見え隠れする印象的な音楽です。
 マーラーの交響曲ツィクルスを完成させたマルクス・シュテンツの的確な指揮で、この精緻な音楽をお楽しみください。ヴァイオリン独奏は、これまた名手コーリャ・ブラッハーが担当しています。
 

OC1821
\2400
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:
 オルガンと管弦楽のための新しい協奏曲集

  (ハンスイェルク・アルブレヒト編曲)
 1.シバの女王の到着-オラトリオ「ソロモン」HWV67より/
 2-4.オルガンと管弦楽のための協奏曲 ハ長調-オラトリオ「サウル」HWV53より/
 5-9.独奏オルガンのためのコンチェルト ニ長調-
   組曲「王宮の花火の音楽」HWV351/
 オルガンと管弦楽のための「イスラエルの王、サウル」-
  オラトリオ「サウル」HWV53より3つの組曲
 10-15.第1組曲「ハレルヤ」/
 16-22.第2組曲「鐘」/23-29.第3組曲「復活」>
マルティン・シュメディング
 (オルガン=ミュンヘン,ゼンデリンク 昇天教会 1994年)…2-4.10-29/
ハンスイェルク・アルブレヒト
 (オルガン=ハレ/ザーレ マルクト教会
  「Unser lieben Frauen 1984/2007年)…1.5-9/
ミュンヘン・バッハ管弦楽団/
ハンスイェルク・アルブレヒト(指揮)…2-4.10-29
録音 2014年9月4.5日 ハレ/ザーレ マルクト教会…1.5-9, 2014年1月8-10日 ミュンヘン ゼンデリンク 昇天教会…2-4.10-29
 常にオルガンのための斬新なレパートリーを模索していることで知られる、オルガニスト&指揮者ハンスイェルク・アルブレヒトの最新作は、ヘンデル(1685-1759)の諸作品を「オルガン・ソロもしくはオルガンと管弦楽のための協奏曲」へと編曲したという神をも畏れぬ大胆なものです。
 壮麗なオルガンで高らかに演奏される「シバの女王の到着」の音楽から、普段耳にする同曲とは随分表情が異なりますが、それ以降も驚くばかりに見事な曲が続きます。
 圧巻は、最後に置かれたオラトリオ「サウル」の音楽を基に創り上げた組曲。遊び心と探究心が融合した聞き応えたっぷりのアレンジをお楽しみください。指揮者としてもオルガニストとしても、素晴らしい活躍をしているアルブレヒトにもぜひ拍手を!
 

OC1824
\2400
ウィリアム・ヨン:モーツァルトのソナタを弾く 〜
 W.A.モーツァルト:ピアノ・ソナタ集

  1-3.ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調 K280/
  4-6.ピアノ・ソナタ 第9番 ニ長調 K311/
  7-9.ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K332/
  10-12.ピアノ・ソナタ 第16番 ハ長調 K545
ウィリアム・ヨン(ピアノ)
録音 2014年10月28-30日 ベルリン クルトゥルスタール,ブリッツ城
 2014年にリリースされた第1集(OC880)に続く、韓国のピアニスト、ウィリアム・ヨンのモーツァルト・ソナタ第2集。ここでも伸びやかな歌心と確かなテクニックで、モーツァルト(1756-1791)の典雅な音楽を丁寧に、そして美しく奏でています。
 溌剌とした第2番のヘ長調ソナタでの闊達さ、第9番での優雅な語らい、疾走する第12番の終楽章、そしてピアノ学習者なら必ず手がける第16番ハ長調の奥深さ…など、新しい発見がたくさんあることでしょう。
 

OC1827
(2CD)
\3100
イヴェタ・アプカルナ/バッハとグラスを弾く 〜
 J.S.バッハ&フィリップ・グラス:オルガン作品集

 <CD1:J.S.バッハ(1685-1750):作品集>
  1.トッカータとフーガ ニ短調 BWV565/
  2.パストラーレ ヘ長調 BWV590/
  3-4.前奏曲とフーガ 変ホ長調 BWV552/
  5.パッサカリア ハ短調 BWV541/
  6-7.前奏曲とフーガ ト長調 BWV541/
  8-9.前奏曲とフーガ ニ長調 BWV532/
  10.オルガンのための小品(幻想曲 ト長調)BWV572/
 <CD2:フィリップ・グラス(1937-):作品集>
  1.ダンス 第4番(1979)/2.マッド・ラッシュ(1979)/
  3.ミュージック・カントリー・モーション(1969)/
  4.歌劇「サチャグラハ」第3幕より
    「コンクルージョン」(1980,M.リースマン編)/
  5.ダンス 第2番(1979)
イヴェタ・アプカルナ
(オルガン=アブテイ・ヒンメロート,
 クライス・オルガン 1962/2006年)
録音 2013年6月&10月 ドイツ,ヒンメロート修道院 クライス・オルガン
 ラトヴィアで学んだ若きオルガニスト、イヴェタ・アプカルナ。OEHMSレーベルからは、これまでにフランス作品集(OC678)と、ブラウンフェルスの作品集(OC411)をリリースしていますが、他にも、「グラゴル・ミサ」でもオルガンを演奏したり、現代曲をトランペット奏者と共演したりと、まさに八面六臂の活躍をしています。
 今回のアルバムも、これまた個性的なもので、2枚組のうちの1枚は、端正で荘厳なバッハ作品、そしてもう1枚はなんとアメリカの現代作曲家、フィリップ・グラスの作品集という面白いものです。
 対位法を駆使したバッハ作品に比べ、グラスの作品は基本的にミニマル重視。しかしこの対比がなんとも言えず耳に残るのです。オルガンの持つ可能性を極限まで追求した2枚組と言えるでしょう。
 

OC1833
\2400
MORGEN! ミヒャエラ・シュースター:ロマン派歌曲を歌う
 1.ヨハネス・ブラームス(1833-1897):下の谷底には Wo033-6/
 2.ブラームス:昔の恋 Op.72-1/
 3.ブラームス:セレナード Op.106-1/
 4.ブラームス:失望 Op.72-4/
 5.ブラームス:もうおまえのところには行かない Op.32-2/
 6.ブラームス:5月の夜 Op.43-2/
 7.ブラームス:子守歌 Op.49-4/
 8.ローベルト・シューマン(1810-1856):献呈 Op.25-1/
 9.シューマン:東方のばらより Op.25-25/
 10.シューマン:松雪草 Op.79-27/
 11.シューマン:民謡 Op.51-2/
 12.シューマン:ことづて Op.77-5/
 13.シューマン:重苦しい夕べ Op.90-6/
 14.シューマン:レクイエム Op.90-7/
 15.マックス・レーガー(1873-1916):森の孤独 Op.76-3/
 16.レーガー:静かな園は眠り Op.98-4/
 17.レーガー:死の言葉 Op.62-12/
 18.レーガー:愛の歌 第7番「子守歌」/
 19.レーガー:謙虚な羊飼い Op.97-4/
 20.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):ダリヤ Op.10-4/
 21. R.シュトラウス:単調さ Op.69-3/
 22. R.シュトラウス:物言わぬ花 Op.10-6/
 23. R.シュトラウス:憩え、わが心 Op.27-1/
 24. R.シュトラウス:サフラン Op.10-7/
 25. R.シュトラウス:解き放たれて Op.39-4/
 26. R.シュトラウス:明日の朝 Op.27-4
ミヒャエラ・シュースター(メゾ・ソプラノ)/
マルクス・シュレンマー(ピアノ)
録音 2012年7月12日 エッパン,リートの夏音楽祭 クンストザール
 マーラー、ワーグナーなどの後期ロマン派作品を得意とするメゾ・ソプラノ歌手ミヒャエラ・シュースター。あの名歌手ブリギッテ・ファスベンダーも彼女に最大の賛辞を贈るほどに、素晴らしい歌手として知られています。
 そんな彼女の魅力を最大に引き出したこの歌曲集は、本当にロマンティックであり、また言葉と音楽の融合から生まれる美をしみじみと味わわせてくれるものです。
 選曲も良く練られており、ブラームスのドイツ民謡歌曲の1曲でひっそりと始まり、シューマン、レーガーで少しずつ人生の深淵を伺わせながら、最後はリヒャルト・シュトラウスの「明日の朝」で希望の光を見せてくれるという、1枚を聴きとおすと何となく嬉しくなるというものです。
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OC1834
\2400→\2190
エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
 メンデルスゾーン・チクルス最新巻
メンデルスゾーン:交響曲 第4番&第5番

 1-4.交響曲 第4番 イ長調「イタリア」Op.90/
 5-8.交響曲 第5番 ニ短調「宗教改革」Op.107
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団/
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
録音 2014年4月3.4日 ウィーン楽友協会大ホール
 アンドレス・オロスコ=エストラーダとウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団によるメンデルスゾーン(1809-1847)の第2集です。
 前作の第1番&第3番のカップリング盤よりも、一層緊密な関係が感じられるこの演奏。指揮者とオーケストラの良い関係が伺われます。
 2015年からはどちらも新しいパートナーを得て(オロスコ=エストラーダはヒューストン交響楽団の首席指揮者、トーンキュンストラー管弦楽団は佐渡裕を首席指揮者に迎えることが決定)一層飛躍していくのではないでしょうか。
 何はともあれ、この素晴らしい2曲のメンデルスゾーンをお聴きください。




エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
メンデルスゾーン・チクルス旧譜

OEHMS
OC898
\2400→\2190
エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
 メンデルスゾーン・チクルス

 メンデルスゾーン:交響曲 第1番&第3番

 1-4.交響曲 第1番 ハ短調 Op.11/
 5-8.交響曲 第3番 イ短調「スコットランド」Op.56
ウィーン・トンキュンストラー管弦楽団/
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
録音 2011年10月2.5日…1-4, 2013年2月17.20日…5-8 ウィーン ムジクフェライン、Goldener Saal ライヴ収録 Recording Producer & Editing: Florian Rosensteiner
 1977年コロンビア生まれの指揮者アンドレス・オロスコ=エストラーダ。2010年からクリスチャン・ヤルヴィの後任としてウィーン・トンキュンストラー管弦楽団を纏め上げ、その類い稀なる才能が話題となっています。前作のエベルリオーズのフレッシュな解釈や、オーケストラの自主制作盤であるマーラーの第1番での奔放な演奏で、じわじわと人気を集めている彼、2014/2015年のシーズンからhr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)の首席指揮者として、また2015年の9月からはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者として、一層の活躍が期待されています。
 そんなエストラーダの新作はメンデルスゾーン(1809-1847)の第1番と第3番の交響曲集。はじける若々しさと野心的な演奏は、確かに聴き手の心をくすぐるものです。

PREISER
PRCD 90796
(SACD HYBRID)
\2400→¥2190
エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
 メンデルスゾーン:
  交響曲第2 番変ロ長調Op.52「讃歌」
クリスティアーネ・エルツェ(S)
シモーナ・シャトゥロヴァー(S)
イアン・ボストリッジ(T)
シネ・ノミネ合唱団(リーダー:ヨハネス・ヒーメツベルガー)
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
 (現ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管弦楽団)
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
録音:2010 年10 月1 日、3 日ウィーン・ムジークフェライン大ホール(ライヴ)/マルチチャンネル・ステレオ /2.0 ステレオ

 器楽のみで演奏される、3 楽章からなるシンフォニアのあと、3 人のソリストと合唱をともなう巨大な第2 部で締め括られる構造から、ベートーヴェンの第9 交響曲を想起させるともいわれる交響曲第2 番は、いみじくも作曲者自身による「讃歌−聖書の言葉による交響カンタータ」のタイトルが示すように、メンデルスゾーンが理想としていたJ.S. バッハの宗教曲へと連なるオマージュとしての性格が顕著な内容となっています。
 それだけに、声楽パートの比重も必然的に高まるところですが、ここではソプラノにエルツェ、シャトゥロヴァー、そしてテノールにはボストリッジと、人気実力ともたいへん魅力的な顔ぶれが起用されています。
1991 年に地元のウィーン音楽大学で設立されたシネ・ノミネ合唱団は、1997 年にもムジークフェラインザールで第2 交響曲の演奏経験を持つほか、2006 年にはクリスチャン・ヤルヴィの指揮で、バーンスタインのミサ曲のライヴ・レコーディングにも参加しており、トーンキュンストラー管との共演経験も豊富。
 会場のムジークフェラインザールは、極上の響きで知られる世界屈指のホールという点で録音条件が整えられているのもポイントといえるでしょう。
 2010 年秋のウィーン・フィルへのデビューも大成功を収め、ますます才気とカリスマぶりを爆発させているオロスコ=エストラーダ、おおいに期待したいところです。



オロスコ=エストラーダ
ベストセラー・アルバム

PREISER
PRCD 90784
(SACD HYBRID)
\2400→¥2190
オロスコ=エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
 マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
 (現ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管弦楽団)
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指)

録音:2009年10月3日、4日ウィーン・ムジークフェライン大ホール(ライヴ)。マルチチャンネル・ステレオ、2.0ステレオ、57’26”

2009 年10 月のトーンキュンストラー管音楽監督就任コンサートにおけるマーラーの「巨人」ライヴ

【トラックタイム】I.16’37”+II.08’20”+III.12’06”+IV.20’23”=TT.57’26”

 


OEHMS
OC869
\2400→\2190
オロスコ=エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
 ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団/
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
録音 2012年10月07日 ライヴ録音 ウィーン ムジークフェライン,ゴルデナー・ザール Recording Producer & Editing:Florian Rosensteiner (ORF)/Sound Engineer: Andreas Karlberger (ORF)
 1977年、コロンビア、メデジン生まれの若手指揮者アンドレス・オロスコ=エストラーダ。もともとはヴァイオリニストとして才能を伸ばしていましたが、彼はウィーン国立音楽大学でブルーノ・マデルナ、ハンス・スワロフスキーの弟子であるウーロシュ・ラヨヴィチに指揮を学び、指揮者としての能力を開花させ、各地の歌劇場指揮者として研鑽を積んだ後に、2009年からウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者を務めることになりました。
 このアルバムはそんな彼とオーケストラの初のアルバムとなります。
 最近の若手指揮者の例にもれず、レパートリーは幅広いのですが、彼がとりわけ愛しているのはロマン派とウィーンの古典派であり、また現代音楽とスペイン音楽だそうです。
 このアルバムではそんな彼の伸びやかな才能を存分に感じることができるでしょう。




 

ORCHID


ORC100048
\2100
パブロ・オルティス:“Gallos Y Huesos”おんどりと骨
《おんどりと骨》
 1.おんどりと骨:Si cuando cae la noche‐もし、夜の台所に行くのなら/
 2.おんどり:Quien ha visto la espalda‐誰かが背後から見ている/
 3.骨:Quien cada dia‐誰かが毎日彼の料理を食べている/
 4.おんどり:Nadie era capaz de imaginar‐誰にも想像できない/
 5.骨:Quien ha visto el cogote‐誰もがおんどりの首が骨に変わるところを見ている/
 6.おんどり:El vacio del plato‐空の皿と骨が待つ/
 7.骨:Alguien que sostiene el borde‐洗い場の中の皿の隅を誰かが/
 8.おんどり:El gallo es de esos animales-おんどりは動物の中の一つの種類/
 9.骨:Sin embargo‐にもかかわらず、おんどりの疲れは理解されない/
 10.おんどり:Cuando se tiene la carne‐皿の上の肉は知っている/
 11.骨:A veces, cuando el gallo‐多分、おんどりの思考は進化している/
 12.おんどり:Antes de cerrar los ojos‐目を閉じる前におんどりは/
 13.骨:Anos de acumular en la pileta‐洗い場の中に蓄積された骨/
 14.おんどり:Hace falta una lengua‐説明するには言葉が必要/
 15.骨:Quien se detenga n la cocina‐骨について考えるために誰かが台所に残る/
 16.おんどり:Pero a la larga‐しかし、長きに渡ると思い出はかすむ/
 17.骨:El animal se ha ido‐動物たちは輝きと沈黙を家の中に残す/
 18.おんどり:Cuando se mira al gallo‐暗いところからおんどりをみると/
 19.骨:Quien ha visto la neblina‐誰かが骨から生じた霧を見ている/
 20.おんどり:Si alguien llega‐もし誰かが来たら台所の排水場に/
 21.骨:Uno piensa frente a la pileta‐流し場にあるのはただの骨/
《ノートカー》
 22.オルガン・ソロ/
 23.イン・ノミネ・ドミニ/24.天使たちのよろこび/25.オルガン・ソロ/
 26.クオ・ヴェルシクロス/27.シングラーエ・モトゥス/28.オルガン・ソロ/
 29.この本/30.クム・アドフク・インヴェヌルス/31.聖処女よ、何を/
 32.オルガン・ソロ/33.クレアの聖人/
 34.オルガン・ソロ/35.その後/36.オルガン・ソロ
《おんどりと骨》
エルセ・トープ(ソプラノ)/
シーネ・アスムセン(ソプラノ)/
ハンナ・カッペリン(ソプラノ)/
エレン・マリー・ブリンク・クリステンセン(アルト)/
シネ・トフテ・ハンニバル(アルト)/
ヤコブ・セルベルグ(バリトン)/
ティーネ・レーリング(ハープ)/
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン/
ポール・ヒリアー (指揮)/
《ノートカー》
マイルス・ラレメント(テノール)/
クリストファー・ワトソン(テノール)/
ヤコブ・ブロック・イェスペルセン(バス)/
クリストファー・バウワーズ=ブロードベント(オルガン)/
アルス・ノヴァ・コペンハーゲン/
ポール・ヒリアー(指揮)
録音 《おんどりと骨》2013年2月4-7日 コペンハーゲン ガルニソン教会/《ノートカー》2011年3月11-12日 コペンハーゲン ホルメンス教会
 アルゼンチンの現代作曲家、現在カリフォルニア州立大学の作曲科の教授でもあるパブロ・オルティス(1956-)。彼とと指揮者、ディレクター、ポール・ヒリアーのコラボから生まれた不思議な感触を持つこのアルバムは、日常生活に潜む深い闇を描き出し、それを浮遊感ある美しいメロディで彩ったものです。タイトルの「おんどりと骨」は、アルゼンチンの現代作家Sergio Chejfecの詩を用いたもので、その名の通り、羽ばたく翼を持つおんどり、食事の風景、そして台所に遺された骨の物語で、これは5人の女声歌手、バリトン、そしてハープという稀な組み合わせで表現されます。
 もう一つの作品「ノートカー」は、9世紀に実在したベネディクト会修道士で、吃音者であったとされるノートカーの言葉がテキストに用いられています。1000年以上前に書かれたこの詩にオルティスは深い感銘を受けたというものです。オルガン・ソロを挟みながら神秘的な詩が歌われます。
 1979年に設立され、グラミー賞の受賞経験を持つ「アルス・ノヴァ・コペンハーゲン」は、世界でも有数のヴォーカル・アンサンブルとして知られています。
 

ORC100049
\2100
ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ集&ヘンデル:組曲
 1-4.フランチェスコ・ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.5-2/
 5-8.ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ イ長調 Op.5-1/
 9-17.ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル:組曲 第5番 ホ長調 HWV430/
 18-21.ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.5-3/
 22-26.ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ 変ロ長調 Op.5-4/
 27-30.ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ ヘ長調 Op.5-5/
 31-34.ジェミニアーニ:チェロ・ソナタ イ短調 Op.5-6
アンドリュー・アペル(ハープシコード)…9-17/
ロレッタ・オサリヴァン(チェロ)…1-8.18-34/
フォー・ネイションズ・アンサンブル…1-8.18-34
録音 2013年8月13-16日 USA コネチカット、ハムデン
 ニューヨークに拠点を置く「フォー・ネイションズ・アンサンブル」によるジェミニアーニ(1687-1762)とヘンデル(1685-1759)の作品集です。
 “コレッリからヘンデルをつなぐ存在”として知られる、イタリア後期バロックの作曲家ジェミニアーニは、優れたヴァイオリニストであったようですが、ここでは彼の「チェロ・ソナタ(正しくはチェロと通奏低音のためのソナタ)」を聴くことができます。
 イタリア特有の明るいバロックの響きではなく、少しだけ陰影に富んでいるのは、チェロを主役にしているからでしょうか。極めて美しく流麗な音楽を楽しむことができます。
 独奏ハープシコードによるヘンデルの組曲は、このアンサンブルのハープシコード奏者アペルによる演奏です。こちらは、ルクレールのフルート・ソナタ集(ORC100032)に続くフォー・ネイションズ・アンサンブルの2作目のアルバムとなります。



 

Steinway & Sons

STNS-30034
\2100
Fugue State
 1.J.S.バッハ:音楽の捧げ物‐3声のリチェルカーレ BWV1079/
 2.ブクステフーデ:フーガ ハ長調「ジーグ」 BuxWV174/
 3.A.スカルラッティ:フーガ ヘ短調/
 4.G.F.ヘンデル:フーガ 変ロ長調 第3番 HWV607/
 5.D.スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K417/
 6.フローベルガー:カンツォーナ 第2番 ト短調/
 7.ブクステフーデ:フーガ ト長調 BuxWV175/
 8.J.S.バッハ:アルビノーニの主題によるフーガ ロ短調 BWV951/
 9.J.S.バッハ:フーガ ハ長調 BWV953/
 10.ヘンデル:フーガ イ短調 第5番 HWV609/
 11.J.S.バッハ:フーガ イ長調 BWV949/
 12.D.スカルラッティ:ソナタ ト短調 K30「ネコのフーガ」/
 13.D.スカルラッティ:ソナタ ハ短調 K58/
 14.J.S.バッハ:音楽の捧げ物‐6声のリチェルカーレ BWV1079
アラン・フェインバーグ(ピアノ)
 「対位法」を主体とした形式(書式)の一つとされる「フーガ」。基本的に「一つの旋律を元にして、これが複数の声部で発展していく」音楽ですが、多くの声部が重ねられてたり、メロディを逆行させたりと、様々なヴァリエーションが生まれてきています。
 このフェインバーグの「Fugue State‐フーガの状態」は、バロック時代の色々なフーガが提示されています。バッハ作品はもちろんのこと、ヘンデルやスカルラッティ、ブクステフーデなどのユニークなフーガをピアノで演奏することで、その華麗なる音の建築物の隅々に光を当てています。
  
STNS-30039
\2100
WATERCOLOR-水彩
 1.呂分成:平湖秋月(陳培勳‐チン・ペイクンによるピアノ編)/
 2-6.モーリス・ラヴェル(1875-1937):鏡
  <蛾/悲しげな鳥たち/海原の小舟/道化師の朝の歌/鐘の谷/
 7-14.セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):練習曲集「音の絵」
  <第1番:ヘ短調/第2番:ハ長調/第3番:ハ短調/第4番:ニ短調/
  第5番:変ホ短調/第6番:変ホ長調/第7番:ト短調/第8番:嬰ハ短調>/
 15-22.譚盾‐タン・ドゥン(1957-):水彩による8つの思い出 Op.1
シェン・ルー(ピアノ)
 2014年、アメリカのヒルトン・ヘッド国際ピアノコンクールで優勝した中国のピアニスト、シェン・ルーのデビュー・アルバムです。
 彼は北京の中央音楽院で学び、数々の舞台でコンサートを行っている期待の若手です。このデビューアルバムは、ロシア、フランスと、中国のピアノ作品で構成されたもので、彼の硬質なタッチと音楽性が遺憾なく発揮された素晴らしい1枚となっています。
 中国ではお馴染みの「平湖秋月」で始まり、柔軟な感性はそのままラヴェルの「鏡」へと引き継がれ、ラフマニノフで一気で昂ぶります。
 タン・ドゥンの「水彩による8つの思い出」も、中国風のメロディと現代的な感覚が融合した興味深い作品で、多くの中国人ピアニストが大切にしているレパートリー。もちろんシェン・ルーも文句なしの名演を聞かせます。



 

TWO PIANISTS


TP1039220
\2700
アメリカン・インターセクションズ
 1-6.サミュエル・バーバー(1910-1981):スーヴェニール Op.28
  (A.ゴールド&R.フィッツデールによる2台ピアノ版)
   <ワルツ/スコットランド風に/パ・ド・ドゥ/
    ツー・ステップ/躊躇いがちなタンゴ/ギャロップ>/
 7-9.ウィリアム・ボルコム(1938-):思い出
  <ショーロ(ナザレスのオマージュ)/
   パセオ(ルイス・モロー・ゴットシャルクの思い出)/
   ワルツ・ベネソラーノ(ラモン・デルガド・パラシオスの思い出)>/
 10.アーロン・コープランド(1900-1990):エル・サロン・メヒコ
  (L.バーンスタインによる2台ピアノ編)/
 11.フレデリック・ジェフスキ(1938-):ウィンスボロ綿工場のブルース
  (作曲家自身による2台ピアノ編)/
 12.ジョン・アダムズ(1947-):ハレルヤ・ジャンクション
ニナ・シューマン(ピアノ)/
ルイス・マガリャアエス(ピアノ)
録音 2014年9月8-10日…1-8.10-11, 2009年6月20日…9 南アフリカ ステレンボッシュ大学,エンドラー・ホール
 タイトルにある「インターセクションズ」とは、数々の交差点とでも言った意味でしょうか?
 このアルバムには、まさにアメリカの音楽文化の坩堝!多彩な曲が収録されています。
 ヨーロッパとアメリカの音楽の融合、もしくはラテンアメリカとアフリカを起源とする音楽の融合。そしてミニマル音楽への発展。これらは、確かにヨーロッパの中だけでは完成しない世界でもあり、ヨーロッパの伝統もなくしては存在しない世界でもあります。
 バーバーの気楽な「スーヴェニール」を取ってみても、いくつかの伝統がないまぜになっていることが瞬時に理解できるでしょう。
 このアルバムは、全ての作品を2台ピアノで演奏することにより、壮大な響きが齎されています。TWOPIANISTSレーベルを代表する2人の奏者、シューマンとマガリャアエスの息のあった演奏で、この広大な世界を味わってみてください。
 


TP1039282
\2700→\2490
コルンゴルト・プロジェクト No.1
 1-5.エーリッヒ・ヴォルフガンク・コルンゴルト(1897-1957):
      2台のヴァイオリン、チェロと左手のピアノのための組曲 Op.23/
 6-9.コルンゴルト:ピアノ三重奏曲 ニ長調 Op.1
ダニエル・ローランド(ヴァイオリン)/
プリヤ・ミッチェル(ヴァイオリン…1-5)/
ジュリアン・アルプ(チェロ)/
ルイス・マガリャアエス(ピアノ)
録音 2013年5月26日 南アフリカ ステレンボッシュ大学,エンドラー・ホール
 早熟の天才、真の神童…そんな言葉がふさわしいウィーン世紀末の大作曲家コルンゴルト。しかし彼の生涯は決して幸福なものではありませんでした。
 20歳になるまでの彼は、ヨーロッパ中からその才能をもてはやされたのですが、戦争の影が色濃くなるとその名声は一転し、彼は様々な問題を回避するために、アメリカに亡命。そこで仕方なく始めた映画音楽の分野で大成功を収めます。
 しかし、いくらこの世界で成功したとしても、彼の心は「祖国ウィーン」にありました。
 しかし、時を経て、懐かしいウィーンに戻った彼は誰にも見向きもされず、それどころか、彼の初期の作品は既に忘れ去られていたのでした。
 そんなコルンゴルトですが、最近になって著しく復権が進み、数多くの作品を聴く機会が増えてきました。
 このTWO PIANISTSのプロジェクトは、彼の作品を系統だてて録音していくという企画で、第1集は彼の12歳の時の作品「ピアノ三重奏曲」と、1930年.左手のピアニスト」ヴィトゲンシュタインのために書かれた「組曲」が収録されています。




<国内盤> 


若林工房



WAKA 4187-88
(2CD)
\3700(税込)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 「あなただけに」語りかけてくるバッハの音楽、
  平均律クラヴィーア曲集 第1巻

   J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻
   (24の前奏曲とフーガ BWV846〜869)
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
 「あなただけに」語りかけてくるバッハの音楽、愉悦と調和に満ちたひととき。J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻、イリーナ・メジューエワ

 録音:2014〜2015 年、新川文化ホール(富山県魚津市)/STEREO / DSD 録音、発売元:若林工房

 高い評価を獲得した前作「バッハ・アルバム」に続くメジューエワのバッハ作品集。ファンが待ち望んだ「平均律クラヴィーア曲集」より「第1巻」の登場です。
 周知のとおり「平均律クラヴィーア曲集」は「ピアノの旧約聖書」と称されるほどの傑作ですが、メジューエワは、気負うこともひるむこともなく、ひたすら謙虚に、バッハの書いた音符ひとつひとつを紡いでゆきます。その姿勢は、まるで修道僧の祈りを思わせるもの。厳しい精神性を徹底した先に生まれたのは、「自在の優しさと奥深さ」、そして「光と調和に満ちた世界の妙なる愉悦」。汲んでも尽きぬバッハ音楽の魅力をストレートに伝える、まさに「musizieren(ムジツィーレン=よい音楽をする)」という言葉に相応しい演奏です。古来、名演奏の多い「平均律」の録音史にまた新たな一頁が書き加えられました。

 ライナーノートより
 「その世界は光に満ち、音楽の絶え間ない愉悦の中にある」(岡田央太)
 「まさに『神を内に招きいれたように』自由であり、それゆえ人間味にあふれている」(國重 裕)


AFIA(若林工房)



AFIA-9000
\2916(税込)
村中大祐の率いる日本有数の音楽集団AfiA、
 いよいよCDデビュー!

  メンデルスゾーン:
   (1)交響曲 第3番 イ短調Op.56「スコットランド」
   (2)弦楽八重奏曲 変ホ長調Op.20(弦楽オーケストラ版2013)
村中大祐(指揮)
オーケストラ・アフィア
 新レーベル「AfiA」第1弾。世界で活躍する指揮者、村中大祐の率いる日本有数の音楽集団AfiA、いよいよCDデビュー!メンデルスゾーン:交響曲第3番《スコットランド》村中大祐(指揮) オーケストラ・アフィア

 コンサート・ライヴ録音:(1)1013 年10 月18 日、浜離宮朝日ホール(op.20) (2)2014 年10 月2 日、神奈川県立音楽堂(op.56)/STEREO / 24-Bit Digital 録音、発売元:若林工房

 ペーター・マークを通じてフルトヴェングラーの伝統を受け継いだ指揮者、村中大祐。その彼が2013 年に自ら設立したOrchestra AfiA(オーケストラ・アフィア)を率いて行った演奏会のライヴ録音が、いよいよ若林工房「AfiA」レーベルから登場します。
 第一弾として発表されるのは、メンデルスゾーンの交響曲第3 番「スコットランド」。既に英国でもイギリス室内管弦楽団と共に着々と評価を得ている村中大祐が満を持して取り上げた作品だけあって、スコットランドの憂愁を見事なまでに描き切っています。メンデルスゾーン若干16 歳の作品である弦楽八重奏曲も、ヴェネツィア・フェニーチェ歌劇場のヴァイオリニスト、ロベルト・バラルディをコンサートマスターに迎えての素晴らしいサウンドでお楽しみ頂けます。





















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