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≪第83号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2015/8/11〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像


 




8/14(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CHALLENGE CLASSICS



CC 72553
(2SACD HYBRID)
\3800→\3490
ショーンヴァント(指揮)&オランダ放送室内フィル
 シューマン:交響曲全集+@

 [CD1]
  交響曲第1番 変ロ長調 op.38「春」[30:17]
  交響曲第2番 ハ長調 op.61 [34:56]
  バッハの名による6つのフーガ op.60-6(1845)
   (ヘンク・デ・フリーヘルによるオーケストラ編曲版、2007年)[7:23]
 [CD2]
  交響曲第3番 変ホ長調 op.97「ライン」[31:26]
  交響曲第4番 ニ短調 op.120 [23:09]
  交響曲 ト短調(ツヴィッカウ交響曲)[17:32]
ミカエル・ショーンヴァント(指揮)
オランダ放送室内フィルハーモニー
 ショーンヴァントによるこだわりのシューマン交響曲全集、第4番は初稿を採用。ツヴィッカウ交響曲も収録

 録音:2012年4月16-20日(1, 4番)、2012年6月5-9日(2, 3番)、2012年8月(フーガ、ツヴィッカウ交響曲)/multichannel

 シューマンの交響曲全集。第4 番は1841 年の初稿を採用。初稿の第2 楽章の編成で、シューマンは当初ギターを伴奏楽器として導入しようとしていました(シューマンはすぐにこれをとりやめましたが)。また、現在一般に演奏される改訂版とはテンポ指示が明らかに違うものもあり、そうした違いを感じながら聴くのも楽しみのひとつかもしれません。シューマンの生地ツヴィッカウの名も冠せられたト短調交響曲は、1832 年、シューマンの20 代前半の作。法律の勉強をやめ、音楽に専念、ヴィルトゥオーゾ・ピアニストを志すも手の故障で断念。バッハ、ハイドン、モーツァルト、そしてベートーヴェンの作品を具に研究し、ピアノでの作曲を始めた後、初めて書いたオーケストラ作品です。シューマンの才能はそこかしこに認められるものの、まだ不十分な部分もあり、自身もそれを認識していたのか、1833 年にツヴィッカウで何度か演奏される機会はあったものの、最終的には未完となっている交響曲です。若きシューマンの息吹を感じる演奏です。さらに、シューマン唯一のオルガン作品「バッハの名による6 つのフーガ」のオーケストラ編曲版も含む興味深いプログラムです。編曲を手がけたのは、ヘンク・デ・フリーヘル。ワーグナーのリングをオーケストラに編曲した「オーケストラル・アドヴェンチャー」でも一躍話題となった、打楽器奏者でもあるフリーヘル。シューマンの二重フーガをどのように料理したか、注目です。
 ショーンヴァントは1953 年コペンハーゲン生まれ。ベルリン交響楽団(首席指揮者/ 1992-1998)、モネ劇場(首席客演指揮者/ 1984-87)、デンマーク国立放送交響楽団(首席客演指揮者/ 1987-2000)、ロイヤル・フランダース・フィルでも首席客演指揮者を務め、現在はシュトゥットガルト州立劇場の首席客演指揮者を務めています。デンマーク王立歌劇場で上演したワーグナーの『指環』、通称「コペンハーゲン・リング」(2006 年)でも話題となり、他にもとりわけオペラ・シーンで活躍する一方、ベルリン・フィル、ウィーン・フィルをはじめ、LSO とはブレンデルとのベートーヴェン:ピアノ協奏曲シリーズを手がけるなど、世界で幅広く活躍しています。
 


CC 72584
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ガフィガンの真骨頂。
 こんなにリズミカルなプロコフィエフがあったとは!

  プロコフィエフ:
   (1)交響曲第3番ハ短調Op.44
   (2)交響曲第4番ハ長調Op.47(原典版)
ジェイムズ・ガフィガン(指揮)
オランダ放送フィル
 録音:2013年11月5-6日①、2014年5月6-8 日②/MCOスタジオ5(ヒルフェルスム)/multichannel、57’ 42”

 SACD ハイブリッド盤。ルツェルン交響楽団の首席指揮者を務めるかたわら、世界中のオーケストラに客演して注目されるアメリカの若手ジェイムズ・ガフィガンが、プロコフィエフの交響曲に挑戦しました。
 プロコフィエフの交響曲第3 番は1928 年の作で、歌劇「炎の天使」の素材が用いられています。プロコフィエフの魅力が最もあふれるアヴァンギャルド時代のもので、さながら今日のパンクロックのような過激さと生命力に満ちています。2 年後の交響曲第4 番は、ストラヴィンスキーの「詩篇交響曲」、ルーセルの交響曲第4 番、ヒンデミットの「弦楽と金管のための協奏音楽」とともにボストン交響楽団50 周年記念として委嘱された作品。バレエ音楽「放蕩息子」の素材が用いられていますが、交響曲第3 番のような過激さが大分薄れてシンプルな印象を受けますが、当時「プロコフィエフ調」を期待していた聴衆をがっかりさせたといいます。そのためソ連帰国後の1947 年に大改訂を施し、25 分のものを40 分の大作にしてOp.112 という番号を与えました。今日演奏されるのは改訂版が多いですが、オリジナル版はモーツァルトを思わす煌めきと簡潔さで、はるかに新鮮と言えます。
 ガフィガンの演奏でまず驚かされるのは、はつらつとしたリズム感。プロコフィエフの音楽に最も必要なもので、作品をより魅力的に見せてくれます。本物ののプロコフィエフ指揮者の出現で、他の作品も非常に待ち遠しい限り。
 ジェイムズ・ガフィガンは1979 年生まれ。2004 年のショルティ国際指揮コンクールで優勝したのを皮切りに、世界の名だたるオーケストラと演奏。2011 年には「ボエーム」でウィーン国立歌劇場デビュー、その後も「ドン・ジョヴァンニ」で再登場、さらにグラインドボーンでも指揮するなど、オペラでも世界にその名を着実に広めています。


旧譜
ジェームズ・ガフィガン、ルツェルン響を率いてのドヴォルザーク

仏HM
HMC 902188
\2700→\2490
ジェームズ・ガフィガン&ルツェルン響
 ドヴォルザーク(1841-1904):
  1-4. 交響曲第6番 ニ長調 op.60 B112
  5-9. 組曲「アメリカ」 イ長調 op.98B B190
   (原曲:ピアノ独奏曲/作曲者自身による管弦楽編曲)
ジェームズ・ガフィガン(指揮)
ルツェルン交響楽団
 若手注目指揮者、ジェームズ・ガフィガン、ルツェルン響を率いてのドヴォルザークの登場

 アメリカの若手指揮者ジェームズ・ガフィガン。ルツェルン交響楽団とのHMF 第2 弾は、ドヴォルザーク。ブラームスやベートーヴェンの影響も強く感じられる、ロマン色濃厚な第6 番。ガフィガン率いるルツェルン響の面々の活き活きとした表情が印象的な好演。第3 楽章のフリアントの激しいリズムもきまっています。
 組曲「アメリカ」はもとはピアノ作品。「アメリカ」という副題は最近になってつけられたものです。1894 年春に作曲され、翌年、ドヴォルザークが祖国に戻る直前に管弦楽用に編曲されました。アメリカ先住民とアフリカ系アメリカの音楽といった素材を、ボヘミアのアクセントで巧みに味付けし、非常に親しみやすい組曲となっています。
 ルツェルン交響楽団は、1806 年に創立されたスイス最古のオーケストラ。現代音楽演奏でも非常に高い評価を得ており、これまでにもグバイドゥーリナやシチェドリン、ファジル・サイ、デュサパンやダルバヴィー、リームなどに作品を委嘱して演奏もしています。
 ジェームズ・ガフィガンは、1979 年生まれのアメリカの指揮者。2004 年のショルティ国際指揮コンクールで優勝したのを皮切りに、世界の名だたるオーケストラと演奏、2011/12 のシーズンからルツェルン交響楽団の首席指揮者、およびオランダ放送フィルや、ケルン・ギュルツェニヒ管などで首席客演指揮者を務めています。2011/12 には「ラ・ボエーム」でウィーン国立歌劇場デビュー、その後も「ドン・ジョヴァンニ」(2012/13) で再登場、さらにグラインドボーンでも指揮するなど、オケ作品のみならずオペラ作品でも世界にその名を着実に広めています。リームの作品集(HMC 902153)でも高い評価を得ており、緻密な指揮ぶりが光ります。







LA DOLCE VOLTA



LDV 20
\2600→\2390
名手ロジェ・ムラロが展開するリスト&ワーグナー
 ・リスト:バッハの名による幻想曲とフーガ
 ・ワーグナー/リスト:紡ぎ歌(「さまよえるオランダ人」より)
 ・ワーグナー/リスト:イゾルデの愛の死(「トリスタンとイゾルデ」より)
 ・リスト:ハンガリー舞曲第10番 ホ長調
 ・リスト:波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ(「伝説」より)
 ・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
ロジェ・ムラロ(ピアノ)
 名手ロジェ・ムラロが展開するリスト&ワーグナー確固たる構築性、ロマン色濃厚かつ怒涛のヴィルトゥオーゾの世界

 録音:2014年10 月/日本語解説つき

 真摯な音楽性と華麗なるテクニックの名手、ロジェ・ムラロのソロ新譜がLA DOLCE VOLTA より登場。「波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ」ではリストの真摯な宗教的世界が、そしてロ短調ソナタでは濃厚なロマンティシズムを帯びながらも感情に流されることのない、確固とした建築物が眼前にあらわれます。
 リストのロ短調ソナタについてムラロは「表裏一体の思想と感情です。彼が受けた素晴らしい影響を示しながら、生から死へ——あるいはその後の世界へ——の軌跡を描くのです。このソナタにおいては、疑念と確信を抱き、痛みを体験し、喜びによって照らされる私たち一人一人が、身体と精神の中で感じ売るものへと意識を向けます。このソナタはまた、私たちを自己の探求の道へと導き、より普遍的な真実へと向かわせるのです。」と語っています。
 リスト作品の最高の語り部ムラロが、非常に真摯に作品に対峙しながら、聴き手の心をわしづかみにし、大きく揺さぶる演奏を展開しています。

 =ロジェ・ムラロ=
 1959 年、ヴェネチア出身の両親のもと、フランスのリヨンに生まれる。リヨンでサクソフォンを学び始めた後、独学でピアノ演奏の基礎を習得。19 歳でパリ国立高等音楽院に入学し、イヴォンウ・ロリオに師事、その夫オリヴィエ・メシアンとも出会う。ほどなくメシアン演奏の第一人者のひとりとして頭角をあらわしたムラロは、2001 年にメシアンのピアノ得独奏曲全曲録音を行い、各方面より絶賛を浴びた。暗譜による≪幼子イエスにそそぐ20 のまなざし≫や≪鳥のカタログ≫全曲の演奏は、達成困難な偉業として迎えられると共に、自作自演のごとく楽曲の本質に迫るアプローチとしてたたえられている。長年エリアーヌ・リシュパンに師事し、モスクワのチャイコフスキー国際コンクールやパルマのリスト国際コンクールで入賞した経歴をもつムラロは、絢爛たるテクニックを誇る。その演奏はまた、常に詩情と誠実さを湛えている。夢幻と明晰さ、想像性と厳格さを併せ持つその芸術は、ムソルグスキーやラヴェル、アルベニス、ラフマニノフ、ドビュッシー、ベートーヴェン、ショパン、リスト、シューマンなど幅広いレパートリーの演奏に活かされており、ムラロはそうした音楽から、情感や色彩、敏感な起伏をみせるロマンティシズム、響きの趣などを巧みに引き出してみせる。世界屈指のコンサート・ホールからリサイタル奏者として招かれているムラロは、これまで一流の指揮者ならびにオーケストラと共演を重ねている。博識かつ、国境を越えてあらゆる音楽の世界に関心を寄せるムラロは、現在、自身のピアニストとしての経験と教育者としての知見を、パリ国立高等音楽院の学生たちに分かち与えている。







MIRARE

MIR 269
\2700
若手クァルテット、モディリアーニ弦楽四重奏団の最新録音!
 ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番ヘ長調『アメリカ』Op.96
 バルトーク:弦楽四重奏曲第2番
 ドホナーニ:弦楽四重奏曲第3番イ短調Op.33
モディリアーニ弦楽四重奏団
フィリップ・ベルナール
 (ヴァイオリン:1780年製G.B.ガダニーニ)
ロイック・リョー
 (ヴァイオリン:1734年製ガリアーノ)
ローラン・マルフェング
 (ヴィオラ:1734年製ガリアーノ)
フランソワ・キエフェル
 (チェロ:
  1706年ゴフリラー「ヴァールブルク」)
 今もっとも聴きたい若手クァルテット、モディリアーニ弦楽四重奏団の最新録音!

 録音:2015年3月サレ・コロンヌ、パリ/80’00

 若手クァルテットの台頭が目覚しい近年、一際存在感を見せているモディリアーニ弦楽四重奏団。パリ国立高等音楽院で意気投合した4 人が一緒に演奏を始めたのが2003 年。以降、世界の名だたるホールや音楽祭に招かれ活動の幅を広げてきました。これまでMIRARE レーベルから発売された5 タイトルはいずれも高い評価を受け、ドビュッシー、ラヴェル、サン=サーンスのフランス近代弦楽四重奏曲集(KKC5305) はレコード芸術特選盤に選ばれています。
 2015 年3 月に録音された最新アルバムはドヴォルザーク、バルトーク、ドホナーニの東欧の作曲家の弦楽四重奏曲を収録しています。
 ドヴォルザークが3 年間のアメリカ滞在中に作曲した作品の1 つ弦楽四重奏曲12 番。希望に満ちた明るい曲調の中にチェコへの郷愁も漂う人気曲。モディリアーニの推進力溢れる明朗な演奏で聴かせてくれます。
 バルトークの弦楽四重奏曲第2 番は1915 年から17 年かけて作曲され創作の過渡期にあたります。民族的な側面をモディリアーニの卓越した技巧で鮮やかに聴かせます。
 そしてハンガリー最後のロマン派作曲家ドホナーニの弦楽四重奏曲第3 番。新古典派風の活気に満ちた楽想とハンガリー色が濃くあらわれた甘く美しい旋律が印象的。モディリアーニの心に訴えかける演奏は聴くものを引き込みます。
 2015 年11 月に来日予定。

 来日スケジュール
 ■ 11月21日(土)   15:00 神奈川/神奈川県立音楽堂
 ■ 11月23日(月・祝) 14:00 神奈川/藤野芸術の家
 ■ 11月26日(金)   19:00 東京/王子ホール 
 ■ 11月29月(土)   14:00 奈良/秋篠音楽堂
 
MIR 286
\2300
第35回ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭
 J.S.バッハ:カプリッチョ変ロ長調「最愛の兄の旅立ちに寄せて」BWV992/ レミ・ジュニエ
 スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.32 〜アリア/ アンヌ・ケフェレック
 クープラン:プラチナ色の髪のミューズ/ イド・バルシャイ
 J.S. バッハ:シンフォニア第11番ト短調BWV797/ クレール=マリ・ル・ゲ
 グリーグ:ピアノ抒情小品集Op.12-1/ マタン・ポラト
 ボロディン:ダッタン人の踊り/ デュオ・ヤーテーコク
 バラキレフ:ソナタ 変ロ短調〜間奏曲/ 広瀬悦子
 ショパン:前奏曲第15番変ニ長調Op.28 〜ソステヌート/ ユリアンナ・アヴデーエワ
 スクリャービン:練習曲Op.2-1/ アンドレイ・コロベイニコフ
 ラヴェル:高貴で感傷的なワルツ〜レント/ ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ
 ドビュッシー:小組曲〜小舟にて/ クレール・デゼール&エマニュエル・シュトロッセ
 チャイコフスキー:12の小品〜シャンソン・トリエステ/ ボリス・ベレゾフスキー
 デュポン:砂丘にある家〜思い出の家/ マリー=カトリーヌ・ジロー
 フォーレ:夜想曲変ニ長調/ ジャン=クロード・ペヌティエ
 リスト:巡礼の年第2年イタリア〜サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ/ ニコラ・アンゲリッシュ
 シェーンベルク:ピアノ小曲集〜アンダンテ・グラツィオーゾ/ フローラン・ボッファール
 デュカス:牧神のはるかなる嘆き/ エルヴェ・ビヨー
 ストラヴィンスキー:5つのやさしい小品〜ナポリ風/ リディヤ・ビジャーク&サーニャ・ビジャーク
 シューマン:森の情景〜別れ/ ダヴィッド・カドゥシュ
 シューマン:フモレスケ〜第2 曲性急に- アダージョ/ アダム・ラルーム
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49 〜第1楽章/ アブデル・ラーマン・エル=バシャ
 キース・ジャレット:マイ・ワイルド・アイリッシュ・ローズ/ シャニ・ディリュカ
 74’00

 南仏プロヴァンス地方のラ・ロック・ダンテロンで、1981 年より開催されている国際ピアノ・フェスティヴァル。地元の村長ポール・オノラティニと、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭のプロデューサーとしても知られるルネ・マルタンによって創設されました。
 第1 回目の開催ではマルタ・アルゲリッチ、クリスティアン・ツィマーマン、ゾルターン・コチシュら大物アーティストが出演。期間中9,200 人の観客が訪れ、その後もラドゥ・ルプー、フランソワ=ルネ・デュシャーブル、クン・ウー・パク、スヴャトスラフ・リヒテルなどの有名ピアニストのほか、バーバラ・ヘンドリックスなどの声楽家の出演が続き、数年のうちにピアノ界の国際的なイベントとして認知されました。
 大物アーティストの他にも、才能ある若手ピアニストの挑戦の場になるなど、観客とアーティストの出会いの場にもなっています。2015 年公式CDには、MIRARE レーベルお馴染のピアニストたちの演奏が22 トラック収録されています。


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RICCARDO MUTI MUSIC
リッカルド・ムーティ自主製作



RMM 2014
\3000→\2790
演奏をすることを楽しむような・・・
 若手の心に火をつけたムーティ渾身のチャイ5

 チャイコフスキー:
  1. 幻想序曲『ロメオとジュリエット』
  2. 交響曲第5 番ホ短調Op.64
リッカルド・ムーティ(指揮)
ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団
 録音:(1)2009年 (2)2014年 ライヴ/69’46

 現代の巨匠リッカルド・ムーティ。2004 年に自らが創立したユース・オーケストラ、ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団とのライヴ録音が発売されます。名門オーケストラを指揮するような緊張感ではなく、演奏をすることを楽しむように、生き生きと音楽を若い演奏家たちと作り上げています。
 2009 年に録音された幻想序曲『ロメオとジュリエット』。チャイコフスキーが、シェイクスピア『ロメオとジュリエット』を題材に描き上げた作品。チャイコフスキーらしい憂いのあるロマンティシズムの中に、力強さを感じるドラマティックな演奏を聴かせてくれています。
 そして交響曲第5 番。2014 年に集中的に同コンビでコンサートが行われた演目です。名門オケを指揮する際のムーティといえば、スマートさを信条としているかのように、巧みで明快な音楽を展開していますが、この若手たちとの演奏は濃厚で大胆な音楽を披露しています。所々にテンポを大胆にゆらし、そうした効果が音楽をより優美に聴かせています。
 そうしたムーティの情熱がオケにも伝わっているのか、オケのメンバーもムーティの要求に応えようと必死で食らいついています。渾身の熱演と言えるでしょう。
 


RMM 2013
\3000→\2790
ムーティ〜ベスト・オブ・ヴェルディ
 歌劇『運命の力』序曲
 歌劇『トロヴァトーレ』〜
  ”ごらんよ、かぎりない大空の〜朝の光がさしてきた”
 歌劇『仮面舞踏会』〜”永久に君を失えば”
 歌劇『運命の力』〜
  ”神の尊き名によりて祝福あれ”、” 天使なる聖母よ”
 歌劇『椿姫』〜プロヴァンスの海と陸
 歌劇『マクベス』〜
  ”おお子どもたち、私の子どもたち!・・・ああ、この父の手は”
 歌劇『ナブッコ』序曲、
  ”祭りのかざりをこぼちて倒し”、
  ”行け、我が想いよ、金色の翼に乗って”
リッカルド・ムーティ(指揮)
ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団
オラツィオ・ヴェッキ=アントニオ・トネッリ
 高等音楽学校のユース・オーケストラ
ピアチェンツァ市立劇場合唱団
モデナ・ジョアキーノ・ロッシーニ協会合唱団
サレルノ・ジャコモ・プッチーニ合唱団
モデナ・ルイージ・ガッツォッティ合唱団
ミランドナ合唱団
コラッド・カザーティ(合唱指揮)
テオナ・ドヴァリ(ソプラノ)
アンナ・マラヴァシ(メソ・ソプラノ)
フランチェスコ・メーリ(テノール)
ニコラ・アライモ(バリトン)
ルカ・ダッラーミコ(バス)
 ムーティが人生を捧げた作曲家ヴェルディのベスト盤

 録音:2013年7月ライヴ/57’24

 イタリア・オペラの巨匠ジュゼッペ・ヴェルディが生誕200 年を迎えた2013 年に録音されたアルバム。
 イタリア人としての使命感、ヴェルディへの情熱にかけて現在右にでるものはいないムーティが選んだ「ベスト・オブ・ヴェルディ」。テオナ・ドヴァリ、アンナ・マラヴァシ、フランチェスコ・メーリ、ニコラ・アライモ、ルカ・ダッラーミコら一流の歌い手を集め、モデナのオラツィオ・ヴェッキ= アントニオ・トネッリ高等音楽学校のユース・オーケストラとムーティの手兵ルイージ・ケルビーニ・ジョヴァニーレ管弦楽団と、イタリアのラヴェンナとピアチェンツァを拠点とする合同合唱団が圧巻の演奏を聴かせてくれます。


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OEHMS



OC689
(SACD-Hybrid)
\2400→\2190
シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィル/
 ブルックナー交響曲ツィクルス完結!
  ブルックナー:交響曲 第5 番 変ロ長調
ハンブルク・フィルハーモニカー/
シモーネ・ヤング(指揮)
録音 2015 年3 月1-2 日 ハンブルク ライスハレ ライヴ収録
 Recording Producer, digital Editing, 5.0 Mix & Mastering: Jens Schunemann,Recording Engineer: Christian Feldgen ・ SACD Authoring: Ingo Schmidt-Lucas,Cybele AV Studios
 シモーネ・ヤングとハンブルク・フィルによるブルックナー(1824-1896)の交響曲全集ツィクルス。

 この5 番でようやく全ての曲が出揃いました。
 第5 番は彼の交響曲の中でも、内容が極めて充実しているのと同時に、ブルックナーの他作品のような「幾たびもの改訂が加えられていない」決然とした交響曲でもあります。シモーネ・ヤングはこの神々しい音楽を、冒頭から重厚な響きを駆使しつつ、一切の夾雑物を取り除いた理想の姿で再現していきます。
 高らかに鳴り響く金管楽器のコラールは例えようもない美しさを誇ります。
 


OC890
\2400→\2190
ゼバスティアン・ヴァイグレ&フランクフルト歌劇場管
 リヒャルト・シュトラウス:管弦楽作品集 第3 集

 1.交響詩「ドン・ファン」Op.20/
 2-5.交響曲 ヘ短調
フランクフルト歌劇場管弦楽団/
ゼバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
録音 2014 年3 月2.3 日…2-5, 2015 年3 月8.9 日…1 アルテン・オーパー・フランク
フルト ライヴ収録
 ヴァイグレによるリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の管弦楽作品集の第3 集です。今回選択されたのは交響詩「ドン・ファン」とシュトラウスの初期の作品である「交響曲へ短調」の2 作です。名作である「ドン・ファン」については説明は不要でしょう。ニコラウス・レーナウの詩に基づいた伝説上の人物「ドン・ファン」が、シュトラウスらしい多彩な管弦楽法で描かれているいて、聞き手にも多大なる満足感を与える作品です。
 それに対し、交響曲は、青年期の作品であり、シュトラウスらしさは散見されるものの、まだまだ独自の個性を発揮するところまでは至っておらず、そこが却って微笑ましいとも言える曲なのです。初演時にブラームスには酷評されたものの、聴衆には好感を持って迎えられたようですが、次第に忘れ去られてしまい、現在ではあまり聴く機会がありません。まだ交響詩の概念はなく、曲の構成はベートーヴェンに対するオマージュであるともされますが、なかなか意欲的な作風が貫かれていることも確かです。
 管弦楽作品集 第1 集…OC888 管弦楽作品集 第2 集…OC889
 

OC450
\2100
メルビッシュ湖上音楽祭
 ヨハン・シュトラウス2 世:
  喜歌劇「ヴェネツィアの一夜」(エーリッヒ・コルンゴルト編曲版)
ウルビーノ公爵…ヘルベルト・リッペルト(テノール)/
カラメッロ:理髪師…リチャード・ザメク(テノール)/
エンリーコ・ピセッリ:バルバラの恋人…
 オットー・ヤウス(語り)/
デラックア:元老院議員…
 ハインツ・ツェドニク(バリトン)/
バルバラ:デラックアの妻…
 ダグマール・シェレンベルガー(メゾ・ソプラノ)/
バルバルッチオ:元老院議員…
 ヨエジ・プロコペッツ(バリトン)/
アグリコラ:バルバルッチオの妻…
 ヴェレナ・シャイツ(ソプラノ)/
テスタッチオ:元老院議員…
 エルンスト=ディーター・シュッツハイマー(バス)/
コンスタンティア…マリーナ・アールゼン(ソプラノ)/
アンニーナ…アンニカ・ゲルハルド(ソプラノ)/
パッパコーダ…ジェフリー・トレガンツァ(テノール)/
チボレッタ…バルバラ・ペルトル(ソプラノ)/
メルビッシュ祝祭管弦楽団&合唱団/
アンドレアス・シューラー(指揮)
録音 2015 年6 月28 日 メルビッシュ湖上音楽祭 ステージ
 毎年7 月中旬から8 月下旬まで、オーストリアの世界遺産に登録されているメルビッシュのノイジードラー湖上で行われる音楽フェスティヴァルが、このメルビッシュ湖上音楽祭です。1955 年に始まったこの音楽祭の目的は「オペレッタの伝統」を守ることであり、毎年、小粋なオペレッタが上演されることで知られています。
 このJ・シュトラウス(1825-1899)の「ヴェネツィアの一夜」も何度も取り上げられている演目で、頽廃したウィーン世紀末におけるドタバタの恋愛模様が描かれています。
 物語の鍵を握るデラックアを演じているのが、名手ハインツ・ツェドニク。彼の歌が聴けるとはなんとも嬉しい1 枚です。
 これは音楽祭の直前に録音され、お土産用として当日会場で販売されるCD です。
 

OC452
(2CD)
\3200
ミヒャエル・エンドレス(ピアノ)
 メンデルスゾーン:無言歌集

《CD1》
 1-6.第1 集 Op.19<ホ長調「甘い思い出」
  <イ短調「後悔」/イ長調「狩人の歌」/イ長調「信頼」/
   嬰へ短調「眠れぬままに」/ト短調「ヴェネツィアの舟歌 第1 番」>/
 7-12.第2 集 Op.30
  <変ホ長調「瞑想」/変ロ短調「安らぎもなく」/
   ホ長調「慰め」/ロ短調「道に迷った人」/ニ長調「小川」/
   嬰へ短調「ヴェネツィアの舟歌 第2 番」>/
 13-18.第3 集 Op.38
  <変ホ長調「夕べの星」/ハ短調「失われた幸福」/
   ホ長調「詩人の竪琴」/イ長調「希望」/イ短調「情熱」/
   変イ長調「デュエット」>/
 19-24.第4 集 Op.53
  <変イ長調「海辺で」/変ホ長調「浮雲」/ト短調「胸さわぎ」/
   ヘ長調「心の悲しみ」/イ短調「民謡」/イ長調「勝利の歌」>/
《CD2》
 1-6.第5 集 Op.62
  <ト長調「5 月のそよ風」/変ロ長調「出発」/
   ホ短調「葬送行進曲」/ト長調「朝の歌」/
   イ短調「ヴェネツィアの舟歌 第3 番」/イ長調「春の歌」>/
 7-12.第6 集 Op.67
  <変ホ長調「瞑想」/嬰へ短調「失われた幻影」/
   変ロ長調「巡礼の歌」/ハ長調「紡ぎ歌」/
   ロ短調「羊飼いの嘆き」/ホ長調「子守歌」>/
 13-18.第7 集 Op.85
  <ヘ長調「夢」/イ短調「別れ」/変ホ長調「狂乱」/
   ニ長調「悲歌」/イ長調「帰還」/変ロ長調「旅人の歌」>/
 19-24.第8 集 Op.102
  <ホ短調「寄る辺なく」/ニ長調「追憶」/ハ長調「タランテッラ」/
   ト短調「そよぐ風」/イ長調「子どものための小品」/ハ長調「信仰」>
ミヒャエル・エンドレス(ピアノ)
録音 2012 年3 月24-27 日…CD1, 2013 年4 月17-20 日…CD2, ケルン放送 クラウス・フォン・ビスマルク・ホール
 ヘルマン・プライの良き伴奏者として知られるピアニスト、ミヒャエル・エンドレス。ですが、彼はソリストとしても極めて素晴らしい演奏者であることもよく知られています。
 これまでにウェーバーやモーツァルト、シューベルトなどのドイツの伝統的なレパートリーや、ラベル、アーノルド・バックスなどの近代的作品、そしてガーシュウィンのソングブックまで、多彩なレパートリーを披露しています。
 今回は、メンデルスゾーン(1809-1847)の代表作「無言歌」の全曲演奏に挑んだエンドレス、数多くの物語を描き出してい ます。
 

OC964
(3CD)
\5300
フランクフルト歌劇場 ライヴ
 リヒャルト・シュトラウス:歌劇「影のない女」3 幕
皇后…タマーラ・ウィルソン(ソプラノ)/
染物師バラク…テリエ・ステンスヴォルト(バリトン)/
バラクの妻…ザビーネ・ホグレーフェ(ソプラノ)/
乳母…ターニャ・アリアーヌ・バウムガルトナー(メゾ・ソプラノ)/
皇帝…ブルクハルト・フリッツ(テノール)/
伝令使…ミヒャエル・ヴォッレ(バリトン)/
若い男の幽霊…ミヒャエル・ポーター(テノール)/
鷹の声…ブレンダ・リー(ソプラノ)/
バラクの兄弟(片目)…フランツ・マイヤー(バス)/
バラクの兄弟(片腕)…ビョルン・ビュルガー(テノール)/
バラクの兄弟(ねこぜ)…ハンス=ユルゲン・ラツァール(バリトン) その他/
フランクフルト歌劇場管弦楽団&合唱団/
セバスチャン・ヴァイグレ(指揮)
録音 2014 年10 月.11 月 フランクフルト歌劇場 ライヴ収録
 快進撃を続けるセバスチャン・ヴァイグレとフランクフルト歌劇場のオペラ全曲シリーズに、いよいよリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の大作「影のない女」が登場します。モーツァルトの「魔笛」を意識したと言われる作品ですが、内容は難解であり、なかなか全容を捉えることは難しいとされています。
 とはいえ、リヒャルト・シュトラウスを得意とするヴァイグレのこと、全体を見通し良く纏め上げていることは言うまでもありません。大管弦楽と、多数の歌手を必要とする大掛かりなオペラですが、全てがバランスよく、納得の行く仕上がりとなっているのはさすがです。
 染物氏バラクを演じたテリエ・ステンスヴォルトは、2014 年のシーズンをもって舞台から引退。これが「さよなら公演」となりましたが、そんなことは微塵も感じさせない充実した歌唱を聞かせます。
 

OC1807
\2400
ジンクフォニカー:ゲオルク・クライスラーを歌う
ゲオルク・クライスラー(1922-2011)
 1.公園でハトに毒を盛る(B.ホフマン編)/
 2.どうして?(C.M.シュミット編)/
 3.3 つの黒い目を持つ少女(F.X.ラハナー編)/
 4.ケルンテン男声合唱のための歌(P.エーリッヒ編)/
 5.私はKOA を持つ(F.X.ラハナー編)/
 6.彼女は素晴らしい女性です!(J.ヴェストナー編)/
 7.春のメルヘン(J.P.ファーバー編)/
 8.トライアングル(C.ゲール編)/
 9.音楽評論家(C.ゲオルク編)/
 10.トラ祭り(C.M.シュミット編)/
 11.美しいハインリヒ(B.ホフマン編)/
 12.どうぞ、あなたの夫を撃ってください(P.エーリッヒ編)/
 13.私の妻は私を残したい(B.ホフマン編)/
 14.ビドラ・ブー(P.エーリッヒ編)/
 15.Der guade, oide Franz(C.M.シュミット編)/
 16.電話帳のポルカ(B.ホフマン編)
ジンクフォニカー/
ベルノ・シャルプ(ピアノ)
録音 2014 年7 月27-30 日 バイエルン放送 第1 スタジオ
 ゲオルク・クライスラーはウィーンに生まれたユダヤ人です。戦禍を逃れアメリカに渡り、他の音楽家たちのように映画やテレビの音楽を書き、キャバレーやバーで演奏していたと言います。1950 年代後半にヨーロッパに戻りますが、以降は「歯に衣を着せぬ」発言でオーストリア社会を批判し、89 歳で亡くなるまで、独自のユーモアで社会を風刺したのです。
 彼は社会の底辺に潜む暗い闇を愛し、これらを上手く歌にしたのです。このアルバムでも、第1 曲目のタイトルからショッキングなものですが、ここにも痛烈な皮肉が込められているのです。たくさんの比喩、皮肉が含まれたこれらの歌を、ジンクフォニカーが極上のハーモニーで聴く幸せ。
 曲自体はとても気楽な雰囲気を持つものの、なんとなく背中がぞくぞくするような背徳感も覚えるのではないでしょうか。
 


OC1828
\2400→\2190
セバスティアン・クリンガー(チェロ)
 リサ・バティアシュヴィリも登場
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲&ピアノ三重奏曲 第4 番

 1-3.チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104/
 4-8.ピアノ三重奏曲 第4 番 ホ短調 Op.90「ドゥムキー」
セバスティアン・クリンガー(チェロ)/
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・
 ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団…1-3/
ジモン・ガウデンツ(指揮…1-3)/
リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン…4-9)/
ミラーナ・チェルニャスカ(ピアノ…4-9)
録音 2014 年10 月21-24 日 ザールブリュッケン ザールランド州放送 ゼントザール…1-3, 2014 年7 月7-8 日 バイエルン放送 第2 スタジオ…4-8

 才能溢れる若手チェリスト、セバスティアン・クリンガー。こちらはOEHMS への3 枚目のソロ・アルバムとなります(アンサンブルとしてはジョリヴェの作品集もリリースされています…OC875)。
 今作では、ドヴォルザーク(1841-1904)の2 つの作品、チェロ奏者なら誰もが憧れる「チェロ協奏曲」と民俗色の強いピアノ三重奏曲「ドゥムキー」の組み合わせです。
 悠々たるチェロ協奏曲での独奏も素晴らしいものですが、何より、個性の強いことで知られるヴァイオリニスト、バティアシュヴィリと、ピアノのチェルニャスカとを相手に、がっぷり組んだ「ドゥムキー」での火花が散るような演奏が聴きものです。何度も聴いてみたくなるような鮮烈なドヴォルザークです。


新時代の旗手、セバスティアン・クリンガー(Vc)
OEHMSのアルバム

OC718
(2CD)
\3600→\3290
なんとも爽やかでスジの通った演奏・・・男前です
 J・S・バッハ:無伴奏チェロ組曲(全6曲)

  BWV.1007〜1012
セバスティアン・クリンガー(Vc)

 無伴奏の解釈も時代によって変遷を遂げています。カザルスやリヒターのように、自身の祈りを込めて奏する時代から、できるだけ人間的な感情を排し、ひたすら楽譜と向き合い音に語らせる求道的な演奏、そして楽器自体に語らせ、作曲当時の音を復古するかのような演奏・・・。などが入り乱れた昨今、このクリンガーの演奏は少しだけ時代が戻ったかのようなノスタルジックな驚きを与えてくれることでしょう。完全モダン楽器(金属弦&モダン弓)を使用しながらも、バロック的語法と音色は十分に追求されており、音楽の美しさがそのまま感動に繋がることを改めて認識させてくれるはずです。

 『私がバッハの無伴奏を聞いたのは、モーリス・ジャンドロンとパブロ・カザルスの盤でした。しかし音楽の解釈は、時とともに変わっており、この私の演奏もその瞬間でしかありません。子供の時からこの曲を20年間演奏してきましたが、当時の通常演奏解釈はロマンティックなものでした。しかし私に大きな影響を与えたのは、アンナー・ビルスマによるバロック・チェロでの演奏でした。当時としては珍品として解釈されたビルスマの演奏ですが、現代においては既に通常の解釈でしょう。更に、私は師であるハンリヒ・シフとペルガメンシコフの解釈も取り入れました。
 バッハの無伴奏は、全て舞曲によって形成されています。倍音とリズミカルなダンスのテンポと修辞学、連続した対位法の芸術的なアルペジオによって書かれています。この部分を強調したいと思います。第5番のバッハの指示による調弦法は演奏を楽にするためのものではなく、弦の倍音によって暗い表情の曲調を豊かにさせるものです。第6番は、5弦のチェロを使用して録音しました。通常より高い音の弦を1本追加することにより、この弦を弾かないときでも、いつも共鳴し独特な倍音を発しています。バッハのこれらの曲には多くの倍音が含まれており、教会のような空間でのヴィブラートは倍音を濁す原因なので、ヴィブラートは使用しません。私が子供のときにチェロを練習していた場所は家の洗濯場で、そこはまるで教会の響きのようでしたので、ヴィブラートの使用方法は十分に身についていると思います。もちろんロマンティックな曲を演奏するときは多用しますが。私の楽器がこの曲に適した倍音を発するのはA=420Hzなので、このピッチを使用し、最も音響学的にも効果的で美しい響きのミュンヘン昇天教会で録音しました。』(S・クリンガーのインタビューより)

 セバスティアン・クリンガーは1977年ミュンヘン生まれ。
 ザルツブルクとウィーンで、ハンリヒ・シフとペルガメンシコフに学びました。1988年のバッハ国際コンクールをはじめ、毎年のように様々なコンクールで優勝。ヨーロッパの主要オーケストラと競演し絶賛をあびました。彼の演奏を大絶賛しているマリス・ヤンソンスは、彼をバイエルン放送交響楽団に迎え入れ、クリンガーは2004年からバイエルン放送交響楽団の主席チェリストを務めています。

 ストラディヴァリとグァルネリに指示したといわれるマントヴァ派の弦楽器製作者、カミッロ・カミッリの1736年製のチェロを使用。

 録音:2007年6,7,9月

OC856
\2400→\2190
フレンチ・リサイタル
 1-3.ドビュッシー(1862-1918):チェロ・ソナタ/
 4-6.デュティユー(1916-):SACHERの名による3つのストロフ/
 7-10.フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタイ長調(チェロ編)/
 11.ドビュッシー:スケルツォ(1882)
セバスティアン・クリンガー(チェロ)/
ミラナ・チェルニャフスカ(ピアノ)
録音 2011年6月13-15日ノイマルクト・イン・デル・オベルプファルツ,ライトスタデル
Executive Producer BR: Falk Hafner/Recording Producer & Editing: Dagmar Birwe/Balance Engineer: Stefan Briegel

 あのバッハの無伴奏で奔放なる演奏を聴かせたセバスティアン・クリンガー。彼はこの世代のチェリストの中でもとりわけ優秀な奏者であり、もちろんそのテクニックと音楽性は世界中で高く評価されています。
 OEHMSレーベルでの2枚目のアルバムは、ちょっと趣向を変えてフランス音楽集に取り組んだ彼。ここでは何とも言えない抒情性と香り高い文学性を帯びた音楽を奏でます。ドビュッシーでの気怠さ、ディティユーの彫りの深さ、フランクでの思い切りのよさ、そして最後のスケルツォの微笑ましさ。バッハの時とは全く違う柔らかさと甘さは、フランスの小粋な雰囲気を余すことなく映し出すものです。
 ピアノのチェルニャフスカも良く歌う見事な演奏を披露しています。


カッコよすぎやろ・・・でも演奏もまた「イケメン」なんです・・・。
 
.

OC1829
\2400
ドヴォルザーク&ブラームス:弦楽五重奏集
 1-4.ドヴォルザーク(1841-1904):弦楽五重奏曲 第3 番 変ホ長調 Op.97/
 5-8.ブラームス(1833-1897):弦楽五重奏曲 第2 番 ト長調 Op.111
ボリス・ガルリツキー(ヴァイオリン)/
リー・ヤハ(ヴァイオリン)/
パク・キョンミン(ヴィオラ)/
ゲオルギー・コヴァレフ(ヴィオラ)/
フィリップ・グラハム(チェロ)
録音 2014 年6 月15-17 日 ノイヴィート=エンゲルス,ディアナ=ザール城
 ロシア生まれの名ヴァイオリニスト、ボリス・ガルリツキーを中心に、ラインハルト=プファルツの南西ドイツ放送が2012年に設立した室内楽財団「ヴィラ=ムジカ・ラインハルト・プファルツ」の奨学生たちによるブラームスとドヴォルザークの2 曲の弦楽五重奏曲です。
 ガルリツキーは1999 年までフランス国立リヨン管弦楽団のコンサートマスターを務め、その後ロンドン・フィルハーモニーでも同じくコンサートマスターを務めています。
 教育者としても名高く、この「ヴィラ・ムジカ」のプロジェクトでも若手の育成に多大なる力を注いでいます。親密かつ緊張感溢れる五重奏です。




NEOS

NEOS 11420
¥2400
「ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘンVol.20」
 (1)エリオット・カーター(1908-2012):
  シンフォニア「我は過ぎゆく希望の対価なり」(1993-96) [49:30]
 (2)チャールズ・アイヴズ(1874-1954):
  「ロバート・ブラウニング」序曲(1908-12) [23:16]
(1)エミリオ・ポマリコ(指揮)
(2)ステファン・アズバリー(指揮)
バイエルン放送交響楽団
 久々の発売!ムジカ・ヴィヴァ・ライヴ一挙3タイトル!カーターの大作シンフォニアやロペスの2本のホルンと6本のワーグナー・チューバのための協奏曲、etc

 録音:(1)2012年1月14日(2)2012年2月17日 いずれもムジカ・ヴィヴァ音楽祭ライヴ

 2012 年に行われたムジカ・ヴィヴァ音楽祭ライヴより二人の突出したアメリカ人作曲家の作品を収録。
 103 歳で亡くなるまで文字通りの生涯現役を貫いたカーターが85 歳で書いたシンフォニアは約50 分からなる大作で、その密度の高さとパワーにひたすら圧倒される。
 その前衛性がいまだ色褪せないアイヴズのロバート・ブラウニング序曲も必聴。バイエルン放送響も熱演。
 
NEOS 11421
¥2400
「ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘンVol.21」
 (1)ヴォルフガング・ミッテラー(b.1958):クラッシュ1-5(2012) [43:49]
  〜管弦楽、オルガンとエレクトロニクスのための
 (2)イザベル・ムンドリー(b.1963):
  ノン・プレイス(2008/2012) [25:57]〜ピアノと管弦楽のための
 ※全作世界初演
(1)ヴォルフガング・ミッテラー(Org)
 ペーター・ルンデル(指揮)
(2)ニコラス・ホッジス(Pf)
 エミリオ・ポマリコ(指揮)
(1)(2)バイエルン放送交響楽団
 録音:(1)2013年1月25日(2)2013年2月22日 いずれもムジカ・ヴィヴァ音楽祭ライヴ

 ミッテラーの「クラッシュ」(潰す、崩す)はその名の通り、複雑なリズムや激しい打撃音がめまぐるしく発しては消え、一つのフレーズが生まれかけたと思いきや即座にそれを叩き潰す、といったアグレシヴな音楽。クラシカルなフレーズやハリウッド映画的なフレーズも断片的に現れどこかユーモラス。ジャーマン・プログレをオーケストラで聴いているような感覚に陥る。
 ムンドリーの「ノン・プレイス」ではいきなり楽員の話し声と笑い声で始まり、度胆を抜かされる。その後はピアノと管弦楽との神経質な音のやり取りが進む。ニコラス・ホッジスの繊細なピアノが聴きどころ。
 
NEOS 11425
¥2400
「ムジカ・ヴィヴァ・ミュンヘンVol.25」
 ホルヘ・ロペス(b.1955):
  (1)川の交響曲( ホルン協奏曲) Op.20(2005-07) [38:02]
  (2)交響曲第3番Op.24(2012/13) [31:21]
 ※全作世界初演
(1)ペーター・エトヴェシュ(指揮)
 カルステン・ダフィン(Hrn)
 フランソワ・バスティアン(Hrn)
 エリック・テルヴィリガー(ワーグナーtuba)
 ウルスラ・ケプサー(ワーグナーtuba)
 トマス・ルー(ワーグナーtuba)
 クィリン・ラスト(ワーグナーtuba)
 ノルベルト・ダウザッカー(ワーグナーtuba)
 ラルフ・スプリングマン(ワーグナーtuba)
(2)ブラッド・ルブマン(指揮)
(1)(2)バイエルン放送交響楽団
 録音:(1)2012年6月16日、(2)2013年12月13日 いずれもムジカ・ヴィヴァ音楽祭ライヴ

 ホルヘ・ロペスはキューバ出身で後にアメリカに移住、カリフォルニアでモートン・スポトニクに作曲を師事した。1990 年にヨーロッパに居を移し、現在はウィーンを拠点に活動を続けている。
 川の交響曲(ホルン協奏曲)では2 つのホルンにワーグナー・チューバのアンサンブルまで動員する特異な編成でホルンの超絶技巧が聴きもの。指揮のペーター・エトヴェシュのサポートも絶妙で緊張度の高い空間が作り上げられている。
 
NEOS 11510
¥2400
レーガーの「ベックリンによる4つの音詩」の間に「シェロモ」など
 チェロ独奏を伴う協奏的作品を配置した面白い企画

  (1)マックス・レーガー(1873-1916):
   ベックリンによる4つの音詩Op.128 より
    第1曲「ヴァイオリンを弾く隠者」、第2曲「波間の戯れ」
  (2)エルネスト・ブロッホ(1880-1959):シェロモ〜ヘブライ狂詩曲
  (3)アンドレアス・プリューガー(b.1941):
   「絵画」(2014)〜チェロと大管弦楽のための(世界初録音)
  (4)マックス・レーガー:ベックリンによる4つの音詩Op.128 より
   第3曲「死の島」、第4曲「バッカナール」
ファクンド・アグディン(指揮)
ムジーク・デ・ルミエール管弦楽団
(2)(3)エステレ・レヴァーツ(Vc)
 録音:2015年2月 70:55

 レーガーの「ベックリンによる4 つの音詩」をアルバムの始めと終わりに、中にチェロ独奏を伴う協奏的作品を配置した面白い企画アルバム。
 プリューガーの「絵画」はパウル・クレー、セガンティーニほかの絵画にインスパイアされて作曲された5 楽章からなる大変ロマンティックな大作で良質の映画音楽を思わせるダイナミックな展開が魅力的。
 なおチェリストのエステレ・レヴァーツはスイス出身の女流。パリ国立高等音楽院で学んだ後、ケルン音楽院でマリア・クリーゲルに師事した。既に数々のコンペティションに上位入賞しソリストとして活動を始めている期待の若手。
 
NEOS 11501/02
(2CD)
¥4800
「ブライアン・ファーニホウ(b.1943):ピアノ作品全集」
 (1)レンマ=イコン=エピグラム(1981) [13:48]
 (2)渦巻き(Quirl)(2011-13)*[15:47]
 (3)オーパス・コントラ・ナトゥラム(2000)
  〜話すピアニストのための影芝居[21:35]
 (4)インヴェンション(1965)*[02:08]
 (5)エピグラムス(1966)*[08:44]
 (6)3つの小品(1966-67)*[19:52]
 (7)2台ピアノのためのソナタ(1966)*[15:37]
 *印:世界初録音
ニコラス・ホッジス(Pf)
(7)ロルフ・ハインド(Pf)
 ファーニホウの現時点でのピアノ作品全集!

 録音:2011-14年

 「新しい複雑性」の作曲家として名高いファーニホウの初期作品から近作を含めたピアノ作品集。
 ファーニホウは12 音技法および総音列主義を出発点としそれを徹底的に推し進めた複雑で演奏困難な作品で知られる。
 CD2 では20 代前半の作品が世界初録音として収録。ウェーベルンを思わせる寡黙で美しい作品。ファーニホウの創作を俯瞰する上で最適のディスク。
 
NEOS 10913/14
(2CD)
¥4800
エルンスト・ヘルムート・フランマー(b.1949):
 スーパーヴェルソ(1985-92)〜12部からなるオルガン連作

  CD1)
   I.創世記/II.トリオ/III.そして感嘆/
   IV.シンフォニーI(ハルベルク・スタディI)/
   V.ハルベルク・スタディII/VI.ハルベルク・スタディIII/
   VII.小オルガンのためのスーパーヴェルゾ/VIII.夜中に
  CD2)
   IX.色彩音楽/X.トッカータ/XI.ボツェット/
   XII.シンフォニーII(黙示録/終曲)
クリストフ・マリア・モースマン(Org)
 録音:2000 年8 月、第14 大聖堂リーガー・オルガン、[90:13]

 エルンスト・ヘルムート・フロンマーはドイツの作曲家。当初、数学、哲学、歴史、音楽学を学び、後に作曲をクラウス・フーバー、ファーニホウらに師事した。
 この作品はファーニホウ譲りの複雑なテクスチュアに加え意味深なタイトルから、いかにも理屈好きのドイツ人らしい音の哲学書といった趣きの大作。リゲティを思わせる嵐のようなクラスター、オルガンの様々な音色の試みに加え、意外にも背景にはJ.S.バッハのオーラが感じられ聴き応え充分。
 
NEOS 11070
¥2400
ファビアン・パニセーリョ(b.1963):
 (1)トランペット協奏曲(2010) [19:52]
 (2)室内協奏曲(2005) [17:50]
 (3)ヴァイオリン協奏曲(2002) [22:18]
ファビアン・パニセーリョ(指揮)
プルーラル・アンサンブル
(1)マルコ・ブラーウ(Trp)
(3)フランチェスコ・ドラジオ(Vn)
 録音:2010 年1 月(1)(3)、(2)2008 年9 月ワルシャワの秋音楽祭ライヴ 60:24

 パニセーリョはアルゼンチンの中堅作曲家で現在はスペインで活動している。本人の言葉によればエリオット・カーター、ドナトーニ、ファーニホウ、ルイス・デ・パブロ、エトヴェシュらに強く影響を受けたとされる。
 しかしヨーロッパの正統的前衛の薫陶を受けながらも彼の作品からは南米の民族音楽のリズムと強烈な太陽を思わせるオーケストラの鮮やかな色彩、ふと去来する旋律とハーモニーに南米独特の哀愁が感じられる。その音楽には前衛の形をとりながらも抽象化されたアストル・ピアソラ、レブエルタス、ヴィラ・ロボス、ヒナステラの姿が見えてくる。
 
NEOS 11503
¥2400
ニコラウス・ブラス(b.1949):弦楽四重奏曲第4番(2008)
 (1.記憶のカタログ/2.十字の象徴/
  3.すなわち/4.愛の対話/5.とりわけ)
アンサンブル・コリオリス:
 【ムリエル・カントレッジ(Vn)、
  ミハエラ・ブッフホルツ(Vn)、
  クラウス=ペーター・ヴェラーニ(Va)、
  ハンノ・シモンズ(Vc)】
 録音:2009 年9 月 57:38

 ブラスはドイツの作曲家で当初、医学を学んだ後、個人的にラッヘンマンに作曲を師事した。1986 年にダルムシュタットでモートン・フェルドマンと出会い影響を受けている。
 収録の弦楽四重奏曲は表現主義的な激しさとフェルドマンを思わせる瞑想的で静謐さが混在するブラス円熟の秀作で太く荒々しい筆遣いから繊細で幽玄なタッチまで、モノトーンの弦楽四重奏が水墨画や日本の書を想起させる。
 
NEOS 11506
¥2400
ケルターボーン、モーザー、ロート:室内アンサンブル作品集
 (1)ルドルフ・ケルターボーン(b.1931):
  4人の奏者のための4 つの小品(2005)〜ピアノ四重奏
 (2)ローランド・モーザー(b.1943):HALL=反対票
  〜ヴィオラ、チェロとピアノのためファンタジー(2010)
 (3)-(5)ミハエル・ロート(b.1976):モンドリアン・チクルス(2001-10)
  (3)疲れ(2003)/(4)フェリンナルング(2001)/
  (5)変位[ブギウギ](2004/2010)
 ※(1)(2)(3)(5)世界初録音
モンドリアン・アンサンブル:
 【ダニエラ・ミュラー(Vn)、
  ペトラ・アッカーマン(Va)、
  カロリーナ・オーマン(Vc(5)以外)、
  マルティン・ヤッギ(Vc(5)のみ)、
  タルミコ・コルツァイア(Pf)】
 録音:2009 年9 月 57:38

 モンドリアン・アンサンブルは2000 年に結成され、ルツェルン音楽祭を始めとする多くのフェスティヴァルやホールに出演している。
 ディスクにはいずれもこのアンサンブルのための書かれた作品が収められている。弦楽器とピアノの細やかな運動の集積が不思議な音響を生み出すケルターボーン作品、ピアノパートに内部奏法を含むアグレシヴなモーザー作品が聴きどころ。




ODRADEK RECORDS



ODRCD 316
(2CD)
¥4800→\4390
アルトゥール・ピサロ(ピツァーロ)
 「セルゲイ・ラフマニノフ:ピアノ作品全集第2集」

  13の前奏曲集 Op.32 [46:14]
  ショパンの主題による変奏曲 Op. 22 [30:37]
  幻想的小品集 Op.3 [20:57]
  10の前奏曲集 Op.23 [35:59]
アルトゥール・ピサロ(Pf)
 名ピアニスト、アルトゥール・ピサロ(ピツァーロ)によるラフマニノフ、ピアノ作品全集第2弾!日本語解説付き!

 録音:2013-14年, 132‘48/※日本語解説付き

 ピサロのラフマニノフ:ピアノ作品全集の第2弾(第1集はODRCD315)。
 「ピアニストの中の詩人」と称賛される、ポルトガルのアーティスト、アルトゥール・ピサロは、セルゲイ・ラフマニノフのソロ・ピアノ作品全集を発表します。リーズ・国際ピアノコンクール優勝経験を持つ彼は、「(ピサロ曰く)人間の絶え間ない情動の変化」を語りかけるこの音楽に、一生涯の愛情と演奏経験を注ぎ込んだ。
 この第2集には有名な「前奏曲嬰ハ短調Op.3-2」を含む初期の傑作幻想小曲集Op.3、Op.23 とOp.32 の二つの前奏曲集、人気のショパンの主題による変奏曲を収録。このディスクでピサロはラフマニノフの優れた全ての作品のあらゆる側面において新たな輝きを与えることに成功した。多くの小品の中に潜む柔らかく優しいリリシズム、ピサロはどの作品のどのページにもメロディーラインに炎と情感を吹き込んだ。それが彼の演奏が賞賛されるゆえんである。



アルトゥール・ピサロ/ラフマニノフのピアノ作品全集第1巻

ODRCD 315
(2CD)
\4800→\4390
アルトゥール・ピサロ(ピアノ)
 「セルゲイ・ラフマニノフ:ピアノ作品全集第1集(2枚組)」

  コレルリの主題による変奏曲Op.42
  ピアノ・ソナタ第2番Op.36
  6つの楽興の時Op.16
  サロン小品集Op.10
  練習曲集「音の絵」Op.39
アルトゥール・ピサロ(ピアノ)
 名ピアニスト、ピサロによるラフマニノフ全集第1弾!

 録音:2013‐14年, 145‘26、STEREO

 ポルトガルの名ピアニスト、アルトゥール・ピサロによるラフマニノフのピアノ作品全集録音始動!
 1968 年ポルトガルのリスボン生まれ。神童として幼少時から演奏活動を行い、マレイ・ペライアやラドゥ・ルプーが優勝したリーズ国際コンクールの1990 年優勝者(ラフマニノフのピアノ・ソナタ第2 番とピアノ協奏曲第3 番を演奏!)であり、Hyperion レーベルやLINN レーベルなど録音も多数の実力派ピアニスト、アルトゥール・ピサロ。オドラデック・レーベルからリリースされるこのアルバムはラフマニノフのピアノ独奏作品全集の第1集となります。
 ピサロが幼少時から敬愛してやまない作曲家なだけに、その演奏は温もりがあり、音楽に豊かな広がりを感じます。卓越したテクニックはもちろん、タッチもクリアで美しい。“楽興の時作品16”は内面をえぐるような情感豊かで迫力のある演奏に心揺さぶられる。思い入れのある“ピアノ・ソナタ第2 番”は繊細なパッセージも華麗なテクニックも、“ピサロの世界”に魅了されます!日本語解説付き。今後のリリースも楽しみです。



永遠の名盤〜
ピツ
ァーロのラヴェル:ピアノ作品全集

LINN
BKD 523
(2CD-R/特別価格)
\3200→\2890
ピツァーロのラヴェル復活!
ラヴェル:ピアノ作品全集

 ラ・ヴァルス/グロテスクなセレナード/
 鏡/水の戯れ/夜のガスパール/前奏曲/
 ハイドンの名によるメヌエット/ソナチネ/
 古風なメヌエット/高貴で感傷的なワルツ/
 ボロディン風に/シャブリエ風に/
 亡き王女のためのパヴァーヌ/組曲《クープランの墓》
アルトゥール・ピツァーロ(ピアノ)
 ピツァーロのラヴェルがEchoシリーズより復刻!

 リーズ国際コンクールを制したポルトガルの巨星、アルトゥール・ピツァーロが弾く、モーリス・ラヴェルのピアノ作品集! しばらく入手困難となっていたラヴェルが、Echoシリーズより2枚組みのセットになって待望の復刻です。

 


ODRCD 319
¥2400→\2190
アトヴァルス・ラクスティーガラ(指揮)&リエパーヤ交響楽団
 「クールラント・サウンド」

 (1)ヴィルニス・シュミドベルグス(b.1944):メリーゴーランド [11:51]
 (2)エリクス・エッシェンヴァルドス(b.1977):
  リエパーヤ協奏曲第4番「北極の光景:夜」〜
   クラリネット、オーケストラ、エレクトロニクスのための
    (第1部[6:00]/第2部[7:46]/第3部[10:15])
 (3)ヴァスクス(b.1946):交響曲第2番[38:13]
アトヴァルス・ラクスティーガラ(指揮)
リエパーヤ交響楽団
(2)イントス・ダールデリス(Cl)
 ヴァスクスの交響曲第2番、他。ラトヴィアのオーケストラによるラトヴィアの管弦楽作品集

 録音:(1)(3)2013年1月29日〜2月1日、(2)2012年10月15-18日、リエパーヤ・ラトヴィア・ソサエティ・ホール/※日本語解説付き

 リエパーヤはラトヴィア西部、印象的な海岸線を持つバルト海のほとり、クールラント地区に位置し、鳥の鳴き声、素晴らしいオーロラが出没する地域です。リエパーヤ交響楽団は、1881 年にバルト諸国の最初のオーケストラとして創立されました。それ以来、ラトヴィアの国立図書館開館イベントや、権威ある文化的なイベントで演奏するなど、地域の一流のオーケストラの一つとしての評判を固めており、国を代表して忙しい国際ツアースケジュールをこなしている。今年は来日もして加藤登紀子と共演したりもしている。
 この「クールラント・サウンド」ではラトヴィアの優れた現代作曲家たちの作品を取り上げている。アルヴォ・ペルトの作風とよく引き合いに出されるペーテリウス・ヴァスクスは、BBCとボーンマス交響楽団のために交響曲第2 番を作曲、BBC プロムスで初演されました。
 ヴィルニス・シュミドベルグスはラトビアの劇的な変化を遂げた近代史を反映する音楽作品を描き、エリクス・エッシェンヴァルドスは現在ケンブリッジ大学、トリニティ・カレッジのコンポーザー・イン・レジデンスを務め、彼はまたそこの天文観測所で星空の美を音楽に投影している。


旧譜
ラクスティーガラ(指揮)&リエパーヤ交響楽団

ペテリス・ヴァスクス作品集

WERGO
WER 7323
\2500→\2290

ラトヴィアの作曲家、ペテリス・ヴァスクス、
 スケールの大きなヒーリング音楽
 オケはラトヴィアのリエパーヤ交響楽団!

  ペテリス・ヴァスクス(b.1946):
   1. Sala(島)〜オーケストラのための交響的エレジー(2006)
   2. ムジカ・アッパッショナータ〜弦楽オーケストラのための(2002)
   3. クレド〜オーケストラのための(2009)

リエパーヤ交響楽団
アトヴァルス・ラクスティーガラ(指揮)
 録音:2014年1月、5月

 ラトヴィアの作曲家、ペテリス・ヴァスクスの作品集。1 曲目の「Sala」(島)はエレジーとあるように非常に抒情的かつ叙景的で、スケールの非常に大きなヒーリング音楽のよう。時にラトヴィアの民謡を思わせるような親しみやすい旋律も聴かれます。
 2 曲目のムジカ・アッパッショナータは厚い和音と変化に富んだ作品。クレドはクラリネットと弱音器をつけた弦楽が織りなす深い祈りの世界。

リエパーヤはラトヴィア西部、バルト海沿岸の都市。
クルゼメ地方の中心都市で、人口 約85,000人。ラトヴィア国内でも第3の規模を有する。
リエパーヤ港はラトヴィアの三大港の一つで、リエパーヤ国際空港は国内に3つしかない国際空港の一つ。

 

ODRCD 310
¥2400
ユーリ・レヴィッチ(ヴァイオリン)「軌跡〜世紀をめぐる〜」
 (1)ベンジャミン・ロータ:Zum Beispiel (例えば) (初録音) [2’25]
 (2)ウェン・リウ:ラヴ・ソング (初録音) [5’35]
 (3)クリストファー・カリエンド:
  ヴァイオリンソナタ第1番〜第3楽章 (初録音) [5'58]
 (4)クライスラー:中国の太鼓 op.3 [4'01]
 (5)バーバー:「4つの歌」op.13〜第3曲「この輝ける夜に」[2'26]
 (6)プロコフィエフ:
  バレエ「ロメオとジュリエット」Op.64〜
  「百合の花を手にした娘たちの踊り」(サミュエル・ドゥシュキン編曲) [2'28]
 (7)ドビュッシー:
  「ベルガマスク組曲」〜第3番「月の光」(A・ローレンズ編曲) [4'30]
 (8)R.シュトラウス:「4つの歌曲」Op.27〜第4番「明日!」[3'34]
 (9)シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェン Op. 2, D 118 [3’48]
 (10)シューベルト:水の上で歌う Op.72 D.774 [2'33]
 (11)シューベルト:鱒 Op.32 D.550 [2'23]
 (12)パガニーニ:ラ・カンパネッラ(パウル・コハンスキ編曲) [5'18]
 (13)サラサーテ:モーツァルトの「魔笛」による演奏会用幻想曲 Op. 54[7'25]
 (14)ペルゴレージ:ソナタ第12番ホ長調 [5'15]
 (15)ビーバー:「8つのソナタ」〜ソナタ第5番ホ短調 C 142 [10’45]
ユーリ・レヴィッチ(Vn)
アレハンドロ・ピコ=レオニス(Pf)
(8)ビビアーナ・ヌウォビロ(ソプラノ)
(15)オルガ・フィリッポーヴァ(Cemb)
 録音:2013 年6 月3-4日ウィーン国立音楽大学/※日本語解説付き

 ユーリ・レヴィッチは世界を席捲する若手ヴァイオリニストである。2015 年国際クラシック音楽アワードにおいて、ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに輝いた。「優れた才能だ…極めて類稀な音楽的個性を持ち、すでに非常に成熟したアーティスト。21 世紀の偉大なる音楽家となる道をもう歩き出している。」と称賛された。
 ODRADEK からの今回の録音の中で、音楽の数世紀に渡る足跡をたどった。ユーリ・レヴィッチは、表現の可能性や長年作曲家たちに影響を与え続けてきた楽器が持つ音色のありとあらゆる領域を探究し、聴くものを音楽の歴史の旅へと誘う。人間の声を真似るパガニーニのスオナール・パルランテ奏法をはじめ、電子音楽のミュージック・コンクレートへと差し掛かる現代音楽まで、広域に渡る探索を経た。
 この録音では原曲と編曲が入り混じり、ビーバー、モーツァルト、リヒャルト・シュトラウス、ドビュッシーの作品が扱われている。また現代作曲家クリストファー・カリエンド、ウェン・リウ、ベンジャミン・ロータらはユーリ・レヴィッチのために新作を提供した。
 

ODRCD 318
¥2400
オルガ・ゲオルギエフスカヤ「シャコンヌ/歌曲」
 (1)バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌニ短調
 (2)-(4)ラフマニノフ - ピアノソナタ第2番Op.36 (1931年改訂版)
  I. Allegro agitato/II. Non allegro/III. Allegro molto
 (5)ラフマニノフ(オルガ・ゲオルギエフスカヤ編):「おお、悲しまないで」
 (6)ラフマニノフ(オルガ・ゲオルギエフスカヤ編):「ミュッセからの断章」
 (7)ヴィターリ(オルガ・ゲオルギエフスカヤ編):シャコンヌト短調
オルガ・ゲオルギエフスカヤ(Pf)
 録音:2014 年2 月17-22日、オドラデック・スタジオ/※日本語解説付き

 デビューCD「シャコンヌ/歌曲」でロシア出身ピアニスト、オルガ・ゲオルギエフスカヤは、3 世紀と3 ヶ国に亘る作曲家、編曲者、演奏者に密接につながる世界を極めた。それは脳裏に蘇るほど美しく神秘的な世界である。このプログラムではクリエイターとパフォーマーのこれまでの関係を砕き、それぞれの立場が従来のヒエラルキーから解放されている。
 ピアノのリリシズムを最も良く表している例の一つ、有名且つ登竜門であるラフマニノフのソナタ第2 番が、面白いことに音楽史における2 大傑作のシャコンヌによって挟まれている。言わずと知れたブゾーニ編曲によるバッハのシャコンヌと、オルガ・ゲオルギエフスカヤ自身の編曲によるヴィッターリのシャコンヌだ。
 ちょうどラフマニノフ自身が作曲家であると同時に編曲者や演奏家でもあったように、オルガ・ゲオルギエフスカヤもこの例に従っているのだ。
 更に2 つのラフマニノフ歌曲の編曲「おお、悲しまないで」と「ミュッセの断章」をフレーミングすることで、ディスク全体をソナタ形式的に構成しつつも、ラフマニノフの叙情性に誘い込んでくれる。
 

SAND 0001
¥2400
サルヴァトール・ムンディ「パーセル・レガシー」
 (1)ペルハム・ハンフリー(1646/8-1674):
  わが神、なにゆえわたしを捨てられるのですか
 (2)ジョン・ブロウ(1648/9-1708):サルバトール・ ムンディ
 (3)ジョン・ブロウ:ヴォランタリー ハ長調(オルガン独奏)
 (4)パーセル:あなたがたは、主にあっていつも喜びなさい(ベル・アンセム)
 (5)ジェレマイア・クラーク(c1674-1707):主は高い所からみ手を伸べて
 (6)パーセル:主をほめたたえよ
 (7)ヘンデル:フーガ 変ロ長調(オルガン独奏)
 (8)モーリス・グリーン(1696-1755):あなたは地に臨む
 (9)ウィリアム・ボイス(1711-1779):
  全地よ、主にむかって喜ばしき声をあげよ
 (10)ウィリアム・ボイス:ヴォランタリ第9番(オルガン独奏)
 (11)ウィリアム・ジャクソン(1730-1803):主よ、わたしにお答えください
 (12)ウィリアム・ジャクソン:
  わが神よ、悪しき者の手からわたしを救いわたしを救い出してください。
 (13)ウィリアム・ジャクソン:主よ、わたしはあなたに寄り頼みます
トム・ウィルキンソン(指揮、Org)
聖サルヴァトール・チャペル合唱団
フィッツウィリアム弦楽四重奏団
 録音:2014 年6 月30 日、7月1 日、キルレニー・パシッシュ教会,スコトランド/※日本語解説付き

 イギリスのセントアンドルーズ大学図書館には作曲家のジェラルド・フィンジ(1901-56)がコレクションした700 巻もの楽譜、文献などが所蔵されています。
 これらは18 世紀に出版されたイギリスの作曲家のものが中心で、100 点にも及ぶ直筆譜も含まれる大変貴重なものです。指揮者でオルガン奏者のトム・ウィルキンソンがこのコレクションで出会ったウィリアム・ジャクソンの独自の音楽に惹かれ、パーセルからジャクソンに至る系譜をたどるというアイディアから生まれたのがこのアルバムです。




TUDOR



TUDOR 7179
\2400→\2190
モスクワ・ラフマニノフ・トリオによるアレンスキー第2弾!
 アントン・アレンスキー(1861-1906):
  (1)チェロとピアノのための2つの小品Op.12
  (2)ヴァイオリンとピアノのための4 つの小品Op.30
  (3)ピアノ五重奏曲ニ長調Op.51
  (4)チェロとピアノのための4 つの小品Op.56
モスクワ・ラフマニノフ三重奏団:
 【ミハイル・ツィンマン(Vn)、
  ナターリア・サヴィノヴァ(Vc)、
  ヴィクトール・ヤンポルスキー(Pf)】
(3)レオニード・ルンドストレーム(Vn)
 イリヤ・ゴフマン(Va)

 アレンスキー:ピアノ三重奏曲集(TUDOR7152)に続くモスクワ・ラフマニノフ三重奏団のアレンスキー第2 弾。ロシア叙情たっぷりのアレンスキーの弦楽器のための室内楽曲集。
 アレンスキーはリムスキー・コルサコフとチャイコフスキーの多大な影響のもと、さらにショパン、フランス音楽の影響も臆せずに受け、ロシアの作曲家の中でも突出して洗練された作風を確立しました。
 大作、ピアノ五重奏曲を中心にヴァイオリン、チェロのための小品など、いずれも美しい旋律にあふれた佳曲がそろっています。
 モスクワ・ラフマニノフ・トリオは結成18 年になる中堅アンサンブルで当TUDOR からはショスタコーヴィチのピアノ三重奏曲集(TUDOR 7137)も出ています。
 なお、ラフマニノフ・トリオとも表記されることもありますがCentaur に録音があるラフマニノフ三重奏団とは別団体。


旧譜/第1弾

TUDOR 7152
\2400→\2190
モスクワ・ラフマニノフ・トリオによるアレンスキー第1弾
アレンスキー:
 ピアノ三重奏曲第1番 Op.32
 ピアノ三重奏曲第2番 Op.73
モスクワ・ラフマニノフ三重奏団:
 【ヴィクトール・ヤンポルスキー(Pf)、
 ミハイル・ツィンマン(Vn)、
 ナターリャ・ザヴィノヴァ(Vc)】
モスクワ・ラフマニノフ・トリオによるアレンスキーの名作

DDD録音,58'32

 アントン・アレンスキーの代表作であるピアノ三重奏曲2曲をモスクワ・ラフマニノフ三重奏団が演奏した録音。
 モスクワ・ラフマニノフ三重奏団は1995年結成。ピアノのヴィクトール・ヤンポルスキー、 ヴァイオリンのミハイル・ツィンマン、チェロのナターリャ・ザヴィノヴァはいずれもチャイコフスキー音楽院の卒業生である。
 現代的感性とロシア室内楽の伝統の融合を感じさせる演奏である。





BERLIN CLASSICS



BC0300639
(3CD)
\6300→\5690
マティアス・キルシュネライト(pf)
 メンデルスゾーン:無言歌全集
 ファニー・メンデルスゾーン:無言歌全集
マティアス・キルシュネライト(pf)


 14歳で初めてピアノの勉強を始めたという。

 マティアス・キルシュネライト。

 それまでの5年間、彼はアフリカのナミビアで暮らしていたのだ。
 しかし突如ピアニストを目指した彼は、家族をおいて単身、故郷のドイツに戻ったのである。

 独墺のロマン派の正当な伝統を受け継いでおり、シューマンのアルバムはイギリス・グラモフォン誌によって絶賛され、メンデルスゾーンの知られざるピアノ協奏曲の世界初録音によってエコー・クラシック賞も受賞した。



キルシュネライト、BERLIN CLASSICSの旧譜

BERLIN CLASSICS
BC1668
\2700→\2490
シューマン:ピアノ曲集
 蝶々Op.2、子供の情景Op.15、森の情景Op.82、
 創作主題による変奏曲WoO.24、予感(世界初録音)
マティアス・キルシュネライト(pf)
2009年録音。



旧譜
キルシュネライト、知られざる名盤
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲集

arte nova
88697 386222
(2CD)
\2800→\2590
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲集
 ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
 ピアノ協奏曲第2番ニ短調Op.40
 ピアノ協奏曲ホ短調(ラリー・トッドによる補完完成版)
 ピアノ協奏曲イ短調(1822)
マティアス・キルシュネライト(p)
フランク・ベールマン(指揮)  
ケムニッツ・ロベルト・シューマン・フィルハーモニー管弦楽団
 このアルバムでは、未完のピアノ協奏曲を、アメリカのメンデルスゾーン学者のラリー・トッドが、補完し完成させたもの。この曲は有名なヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64の2年前に草案されたもので、そのスケッチには非常に似ている部分が多々発見されていることから、途中からヴァイオリン協奏曲に移行していったものと考えられている作品です。
 また13歳のときに作曲したほとんど演奏されない、弦楽合奏による伴奏によるピアノ協奏曲を収録しました。






Ediciones Singulares



ES1020
(2CD+BOOK)
\4800→\4390
ダヴィード『ヘルクラネウム』(1859):
 『ヘルクラネウム』

   〜管弦楽を伴う頌歌(オード)全4幕〜
 (1859年パリ・オペラ座(ペルティエ歌劇場)にて初演)
エルヴェ・ニケ指揮
ブラッセルズ・フィルハーモニック
(※ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団とは別団体)
フランダース(フランデレン)放送合唱団
ヴェロニク・ジャンス(S)
カリーヌ・デエー(Ms)
エドガラス・モントヴィダス(T)
ジュリアン・ヴェロネーズ(Bs-Br)
ニコラ・クルジャル(B)
 2014年のニケ指揮一大プロジェクト、音盤に!!
 最も知るべきグノーやラロの同時代人、痛快大作を!
 フェリシアン・ダヴィード!この作曲家の名前は、音盤界隈では長らくMarco Poloの東洋風ピアノ曲集とも分かちがたく結びつけられていたかも知れませんが、近年とみに室内楽なども再評価の兆しにあるところ、明敏なロマン派愛好家ならCapriccioで録音されていた不朽の名作カンタータ『砂漠』をご存知だったはず——
 そう、ダヴィードは19世紀フランスならではの東洋愛好趣味に全面的に答えた音楽家だったともに、ベルリオーズやサン=サーンスら同時代人たちの存在感を薄めかねないほど注目を集めた管弦楽の使い手でもあり、「人の声」をよく知り抜いた大規模合唱作品では、異国情緒とロマン派的洗練を絶妙のあわいで結びつけた作風が私たちをも魅了してやみません。
 昨年フランスで静かに進められていたダヴィード音楽祭の中軸プログラムのひとつとして、あの古楽界の俊才エルヴェ・ニケ(近年はサン=サーンスやデュボワなど19世紀作品の録音でも大活躍!)を指揮に迎えてヴェルサイユ宮殿劇場で復活上演された「ヘルクラネウム」は、古代世界への19世紀人の憧憬をグランドオペラ風の語法で、比類ない洗練とともに描き出した注目作!
 ロト指揮レ・シエクルのフランス音楽プロジェクトが好きな方にも、この仏英充実解説付の充実新録音を強力にお勧め...歌手陣もジャンス(!)やデエー他、大物揃いです!



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


BERLIN CLASSICS


BC0300659
(8CD)
\8600
ペーター・シュライアー(Ten)生誕80周年記念
Disc. 1  宗教曲集、
Disc. 2 J.S.バッハの作品より、
Disc. 3 シューベルト歌曲集、
Disc. 4 シューマン歌曲集、
Disc. 5 その他の作曲者の歌曲集、
Disc. 6 オペラアリア集、
Disc. 7 オペレッタ集、
Disc. 8 20世紀の作曲家による作品集
 ボーナスDVD付(PAL)
  インタビューを収録 注・
ペーター・シュライアー(Ten)
このボーナスDVDはPAL方式となっております。日本で販売されている機器では再生できない場合があります。ご注意ください。




HERITAGE(CD−R)


HTGCD 297
(CD−R)
\1800
イギリスの作曲家による歌曲集
 アーサー・サマヴェル(1863-1937):歌曲集「モード」
 ジョージ・バターワース(1885-1916):
  歌曲集「シュロップシャーの若者」
 エルガー:
  黎明Op.59-6、Clapham Town End、
  川Op.60-2、羊飼いの歌Op.16-1、
  Modest and Fair、Still to be neat、 
  ロンデルOp.16-3、おお救い主なるいけにえよ
ジョン・キャロル・ケース(Br)
ダフネ・イボット(pf)
 


HTGCD 302
(3CD−R)
\4200→\3790
アンドラーシュ・シフ(pf)/DENON録音集
 J.S.バッハ:
  ピアノ協奏曲第1番BWV.1052、*
  第4番BWV. 1055*、第5番BWV.1056*
 J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニアBWV.772a〜BWV.801
 シューマン:蝶々Op.2、アラベスクOp.18、フモレスケOp.20
 ハイドン:ソナタ ハ短調Hob.XVI-20、ハ長調Hob.XVI-50
 バルトーク:
  舞踏組曲Sz.77、ルーマニア民俗舞曲Sz.56、
  民謡の旋律による3つのロンドSz.84、
  15のハンガリー農民歌Sz.71
アンドラーシュ・シフ(pf)
ジョージ・マルコム指揮*、
イギリス室内管弦楽団*




MARSTON



56002-2
(6CD 5枚価格)
\12800→\11590
「マッティア・バッティスティーニ 全録音集1898-1924」 マッティア・バッティスティーニ(バリトン)
「GRAMOPHONE & TYPEWRITER 社 1902年、ワルシャワ」
 (1)モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」—ワインで頭が熱くなるまで
 (2)ワーグナー:「タンホイザー」—夕星の歌(イタリア語歌唱)
 (3)チャイコフスキー「エフゲニー・オネーギン」—もし家庭の枠の中に(イタリア語歌唱)
 (4)モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」—さあ窓辺においで
 (5)アルヴァレス:ラ・マンティージャ
 (6)デンツァ:妖精の瞳
 (7)トスティ:もう一度
 (8)ルビンシテイン:「デーモン」—泣くでない、娘さん(イタリア語歌唱)
 (9)ロッシーニ:「セビリアの理髪師」—私は町の何でも屋
 (10)グノー:「ファウスト」—この地を離れる前に(イタリア語歌唱)
 (11)ドニゼッティ:「ファヴォリータ」—ああ!強い情熱
(11)ティルデ・カロティーニ
 (メッゾソプラノ)
「GRAMOPHONE & TYPEWRITER 社 1906 年11月 ミラノ」
 (1)コッキ:「祖国のために」—今やはっきりと素晴らしい幻が私に姿を現す
 (2)ヴェルディ:「エルナーニ」—ああ、私の青年の頃よ
 (3)ヴェルディ:「仮面舞踏会」—あなたの生命に
 (4)ヴェルディ:「エルナーニ」—見てやろう、ああ、不敵な老人め〔2 種〕
 (5)ヴェルディ:「エルナーニ」—私と一緒に行こう
 (6)ヴェルディ:「エルナーニ」—ああ、至高のカルロよ
 (7)モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」—あそこで手を取り合って
 (8)フロト:「マルタ」—リオネルが死んでしまう(イタリア語歌唱)
 (9)ドニゼッティ:「ファヴォリータ」—大きな愛に
 (10)ドニゼッティ:
  「ドン・セバスティアン」—ああ、リスボン、おお私の祖国よ!(イタリア語歌唱)
 (11)ヴェルディ:「仮面舞踏会」—お前だったのか
 (12)ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」—ここに薔薇があり(イタリア語歌唱)
 (13)エロール:「ザンパ」—どうしてあなたは震えるのか(イタリア語歌唱)
(2)(5)(6)(7)
 エミーリア・コルシ(ソプラノ)
(4)(6)
 アリストデモ・シリク(バス)
(5)(6)合唱
(6)ルイージ・コラッツァ(テノール)
「THE GRAMOPHONE COMPANY 社 1911 年6 月 ミラノ」
 (1)レオンカヴァッロ:「道化師」—よろしいですか?
 (2)マスネ:「ウェルテル」(イタリア語バリトン版)—私の胸に
 (3)マスネ:「ウェルテル」(イタリア語バリトン版)—私を目覚めさせないのか
 (4)トマ:「ハムレット」—萎れた花のように(イタリア語歌唱)
 (5)グノー:夕べ/(6)トスティ:愛、愛!
 (7)プッチーニ:「トスカ」—三人の巡査と、馬車一台[テ・デウム](2 種)
 (8)トマ:「ハムレット」—酒が悲しみを晴らす(イタリア語歌唱)
 (9)マスネ:「タイス」—水で手と唇を潤そう(イタリア語歌唱)
 (10)ワーグナー:「タンホイザー」—君は大胆な歌で(イタリア語歌唱)
 (11)グノー:「ファウスト」—この地を離れる前に(イタリア語歌唱)
 (12)ベッリーニ:「清教徒」—ああ!永遠に君を失ってしまった
 (13)マスネ:「タイス」—水で手と唇を潤そう(イタリア語歌唱 2 種)
 (14)ドニゼッティ:「マリア・ディ・ロアン」—美しく輝かしさに包まれ
 (15)ベッリーニ:「清教徒」—幸せな美しい夢よ
 (16)ヴェルディ:「トラヴィアータ」—プロヴァンスの海と陸
 (17)ワーグナー:「タンホイザー」—この高貴な仲間たちを見れば(イタリア語歌唱)
 (18)ワーグナー:「タンホイザー」—夕星の歌(イタリア語歌唱)
 (19)デンツァ:崇拝 (20)トスティ:理想の人
 (21)クァランタ:ああ、私の愛しい人よ
 (22)ロトーリ:私の妻は私の旗になるだろう (23)トスティ:ラ・セレナータ
 (24)ロトーリ:黒いゴンドラ (25)トスティ:私をもう愛してはいない(2種)
 (26)ロトーリ:私の妻は私の旗になるだろう
(9)エベ・ボッコリーニ(ソプラノ)
(13)アッティリア・ヤンニ(ソプラノ)
「THE GRAMOPHONE COMPANY 社 1912 年5 月 ミラノ」
 (1)マイヤベーア:「アフリカの女」—王家の娘(イタリア語歌唱)
 (2)マイヤベーア:「アフリカの女」—だが彼のため、ヴァスコのため(イタリア語歌唱)
 (3)マイヤベーア:「アフリカの女」—私を踏み潰せ、雷よ!(イタリア語歌唱)
 (4)ドニゼッティ:「リンダ・ディ・シャモニー」—二人ともこの谷間に生まれ
 (5)ヌゲ:「どこに行く?」—海を渡り漂い(イタリア語歌唱)
 (6)ヌゲ:「どこに行く?」—見ろ、ポイベ自らが(イタリア語歌唱)
 (7)ドニゼッティ:「ルチア」—残酷でいまわしい苛立ちが
 (8)レオンカヴァッロ:「道化師」—僕の運命を決めてくれ
 (9)レオンカヴァッロ:「道化師」—ではどうして
 (10)ヴェルディ:「リゴレット」—ああ私のジルダよ!
 (11)ドニゼッティ:「リンダ・ディ・シャモニー」—シルヴァル子爵の善良な召使が
 (12)ヴェルディ:「トラヴィアータ」—天使のような清らかな娘を
 (13)ロッシーニ:「ギヨーム・テル」—動かずにいるのだぞ(イタリア語歌唱)
 (14)ヌゲ:「どこに行く?」—友よ、これが待望の時だ(イタリア語歌唱)
 (15)ヴェルディ:「オテッロ」—ある夜のこと
 (16)シューベルト:喜び(D365-2 による)
 (17)マスネ:「エロディアード」—束の間の幻影(イタリア語歌唱)
 (18)ヴェルディ:「マクベス」—哀み、敬意、愛も
 (19)ルビンシテイン:「ネロン」—ヒュメナイオスよ!(イタリア語歌唱)
 (20)デンツァ:妖精の瞳
(8)-(12)
 マリア・モシュチスカ(ソプラノ)
「THE GRAMOPHONE COMPANY 社 1913 年6 月」
 (1)モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」—さあ、窓辺においで
 (2)ドニゼッティ:「ファヴォリータ」—オイデ、レオノーラ
 (3)トスティ:魅惑
 (4)ヴェルディ:「ドン・カルロ」—最後の日が来た
 (5)ヴェルディ:「ドン・カルロ」—ああ、カルロ、聞いてくれ
 (6)ヴェルディ:「仮面舞踏会」—見てみろ、夜に
 (7)ヴェルディ:「エルナーニ」—見てやろう、不敵な老人が
 (8)ヴェルディ:「トロヴァトーレ」—ご覧ください、この苦い涙を
 (9)ヴェルディ:「トロヴァトーレ」—彼が生きると!
 (10)グノー:「ファウスト」—よく聞いておくれ、マルゲリート!(イタリア語歌唱 2種)
 (11)ヴェルディ:「仮面舞踏会」—見てみろ、夜に
(6)-(11)
 エルヴィラ・バルビエーリ(ソプラノ)
(6)(7)(11)
 ヴィンチェンツォ・ベットーニ(バス)
(6)(11)合唱
(7)ジュゼッペ・トンマジーニ(テノール)
「La Societe Suisse des Disques Phonographiques d’Art 社 1920 年頃 チューリヒ」
 トスティ:理想の人/ジョルダーニ:私の愛しい人よ
 
「THE GRAMOPHONE COMPANY 1921 年5 月、ミラノ」
 (1)アルヴァレス:マンティージャ
 (2)マスネ:「ラホールの王」—私の未来の約束よ(イタリア語歌唱)
 (3)カリッシミ:勝利だ、私の心よ!
 (4)マルケッティ:「ルイ・ブラス」—私の敵たちに
 (5)ヴェルディ:「ドン・カルロ」—最後の日が来た
 (6)ワーグナー:「タンホイザー」—夕星の歌(イタリア語歌唱)
 (7)ヴェルディ:「エルナーニ」—ああ、至高のカルロよ
 (8)ヴェルディ:「リゴレット」—そうだ、復讐だ!
 (9)ポンキエッリ:「ジョコンダ」—陶酔!狂喜!
 (10)ドニゼッティ:「マリア・ディ・ロアン」—死の不吉な声が(2 種)
 (11)ドニゼッティ:「ファヴォリータ」—お前の敵の怒りは(2種)
 (12)ヴェルディ:「運命の力」—宿命の箱よ
 (13)ヴェルディ:「運命の力」—奴が助かった!
 (14)ドニゼッティ:「マリア・ディ・ルーデンツ」—ああ!もはや涙は
(7)ジュゼッペ・タッカーニ(テノール)
 ヤンニーナ・デ・ウィット(ソプラノ)
 合唱
(8)ルル・ヘイズ(ソプラノ)
「THE GRAMOPHONE COMPANY 1924 年2 月、ミラノ」
 ヴェルディ:「運命の力」—宿命の箱よ
 ヴェルディ:「仮面舞踏会」—あなたの人生に
 ドニゼッティ:「ファヴォリータ」—それほどの愛に
 ヴェルディ:「ドン・カルロ」—ああ、カルロ、聞いてくれ
 ヴェルディ:「仮面舞踏会」—お前だったのか
 モーツァルト:「フィガロの結婚」—もう飛べないぞ
 グルック:「パーリデとエレナ」—ああ、私のやさしい熱情の
 デンツァ:分かってくれていたら
 ゴメス:「ガラニー族」—家もなく、隠れるところもなく
 モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」—さあ、窓辺においで
 アルヴァレス:別れ
 
補遺1 「1898 年頃 ベルリン 私的なシリンダー録音」
 ワーグナー:「タンホイザー」—夕星の歌(イタリア語歌唱 尻切れ)
 
補遺2 ジュゼッペ・ベッラントーニ バリトン・アリア集
 (1)デンツァ:妖精の瞳 (2)トスティ:最後の歌
 (3)ヴァレンテ:愛想の良い月 (4)グラッフェオ:キアニュテッダ・ミア
 (5)ヴェルディ:「仮面舞踏会」—あなたの人生に
 (6)パチーニ:「サッフォ」—あなたの声の響きが
 (7)パチーニ:「サッフォ」—残忍な復讐の女神が
 (8)マスネ:「エロディアード」—束の間の幻影(イタリア語歌唱)
 (9)マルケッティ:「ルイ・ブラス」—私の敵たちに
 (10)ワーグナー:「ジークフリート」—目覚めよ、ヴァラ!(イタリア語歌唱)
ジュゼッペ・ベッラントーニ(バリトン)
(1)-(5)1910 年3 月
(6)1911 年1 月
(7)1911 年2 月
(8)(9)1910 年10 月
(10)1910 年11 月、1911 年1 月
 19 世紀末〜20 世紀初頭に活躍した「バリトンの王者」マッティア・バッティスティーニ全録音集

 ADD 7h47m

 マッティア・バッティスティーニ(1856-1928)の全録音をMarston が復刻。
 バッティスティーニは19 世紀末から20 世紀初頭にかけて活躍したイタリアの偉大なバリトン。彼の朗々と響き渡る美声だけでも比類ないものだが、加えて滑らかで気品高い歌いまわしに長け、力強さも十分持っていた。
 彼は「バリトンの王者 Il re dei baritoni」と讃えられ、絶大な人気を博した。当時はヴェリズモ・オペラ全盛だったが、バッティスティーニはむしろドニゼッティやヴェルディ、フランスオペラなどを得意としていた。かのマスネがバッティスティーニのために「ウェルテル」のタイトルロールをバリトン用に手直ししてあげたことは有名である。この6CD セットは、1902 年から1924 年までのバッティスティーニの商業録音のすべて(8 曲の未発表録音を含む)に加え、1898 年頃に2 分の蝋管録音に私的に録音した夕星の歌も含めており、まさに完全全録音集。古い録音を越えてバッティスティーニの至芸が楽しめる。
なお余白には、バッティスティーニよりもう二世代後のイタリアのバリトン、ジュゼッペ・ベッラントーニ(1880—1946)の1910—1911 年の録音を収録している。




SCRIBENDUM


ルネ・レイボヴィッツの芸術  

SC 510
(13CD)
\9000→\7990

 ルネ・レイボヴィッツ。

 1913生まれ。「12音音楽の使徒」。

 シェーンベルクとウィエーベルンに師事、新ウィーン楽派の音楽を世に広めるとともに、自らも12音音楽による多数の作品を発表、それらに関する理論書も残している。

 同時に指揮者としても活躍。もちろん現代音楽を精力的に取り上げ、「月に憑かれたピエロ」を初録音するなどレコーディング活動も盛んだった。

 そんな彼が録音した中に、異色のベートーヴェン交響曲全集があった。

 そのベートーヴェンは60年代に録音されていながら、最高の録音状態だったもあり、その後長く「未来的演奏」の聖典と言われつづけた。
 妙なロマン的表現を排しストイックなまでに快速テンポを貫く、作品本来の楽器編成・構成を恥ずかしいほどに露出させた演奏。
 無菌室のベートーヴェンとでも言おうか。

 しかしそれが面白い。

 大きな書籍では絶対に出てこないが、マニアックな人たちの会話では必ず登場してきた異色の全集である。

 そのレイボヴィッツのベートーヴェン交響曲全集、以前SCRIBENDUMから復刻されベストセラーになったが、その後廃盤。
 別レーベルから発売されたこともあったように記憶するが、SCRIBENDUM復刻盤の質が非常に高かったので、手に入れられなかった人たちからは再プレスの強い要望があった。


 そのレイボヴィッツのベートーヴェン交響曲全集がついにSCRIBENDUMから再発売されることになったのだが。。。

 今回、発売されるのはベートーヴェン交響曲全集だけではなかったのである。



 レイボヴィッツがアメリカRCAやリーダーズ・ダイジェストで行った録音が数多く入っているのだ。

 アメリカRCA、そしてリーダーズ・ダイジェストはイギリスDECCAと結びついていたためその録音は高音質。
 その後CHESKYからいくつか出ていたのだが、レーベルの活動が怪しくなってしまったので最近はあまり見かけなくなってしまった。

 ただそれらの録音のうわさは聞いたことがあるかもしれない。

 「12音音楽の使徒」というわりにはあまり指揮がうまくない「春の祭典」。
 レイボヴィッツ「編曲」というか、最後のほうは違う曲になってウィンド・マシーンまで登場する「禿山の一夜」。
 竹内貴久雄氏いわく、「時代も国籍も無視してどれも同じ味になってしまっている、「何も加えず何も足さない」をほんとに実践してしまった」『オペラの夕べ』のアルバム。
 爽快な清涼飲料水のようなモーツァルト「ジュピター」。
 なんか下手な「ボレロ」。
 すごいんだけどイカせてくれない「タンホイザー」。
 一転して現代的演奏がおそろしくかっこよく聴こえるシューマンの「ライン」。

 などなど・・・

 そうした超有名管弦楽作品が、これでもかというレイボヴィッツ節で演奏されているのだから、これはたまらない。

 さらに今回のボックスにはCHESKYでは手に入らなかったものや、最近ずっと入手不能だったものが一網打尽的に収録されている。
 
 最近のSCRIBENDUMはまたいい仕事をし始めてきた。
 今回のボックスもオーケストラに興味ある方なら手に入れておいたほうがいいように思う。

 完売するとちょっとやっかいなのでどうぞお早めに。



クラムシェル・ボックス仕様


The Art of Rene Leibowitz


CD1
 ムソルグスキー:「展覧会の絵」(ラヴェル編)
 ムソルグスキー:「禿山の一夜」(R・コルサコフ&レイボヴィッツ編)
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
  1962年、ロンドン
CD2
 サン・サーンス:交響詩「死の舞踏」op.40
 ピエルネ:鉛の兵隊の行進曲
 グノー:あやつり人形の葬送行進曲
 ラヴェル:「ラ・ヴァルス」
 ドビュッシー:「小舟にて」(「小組曲」より)
 グノー:バレエ音楽(歌劇「ファウスト」より)
 ドビュッシー:「牧神の午後への前奏曲」*
 オッフェンバック:序曲「天国と地獄」
 ラヴェル:「ボレロ」
 パリ・コンセール・サンフォニーク協会管弦楽団
 ロンドン・フェスティヴァル管弦楽団*
   1960年、パリ・ロンドン
CD3
 モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
 シューベルト:交響曲第9番ハ長調「グレイト」D944
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
   1962年、ロンドン
CD4
 グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調*
 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
 アール・ワイルド(P)*
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団*
 ロンドン音楽祭管弦楽団
   1960年、1962(グリーグ)ロンドン
CD5
 ワーグナー:序曲「タンホイザー」
 シューマン:交響曲第3番変ホ長調 op.97「ライン」*
 シューマン:序曲「マンフレッド」
 リスト:メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」*
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 インターナショナル交響楽団*
   1960年、1962年(タンホイザー、マンフレッド)、ロンドン
CD6
 ビゼー:組曲「カルメン」
 プッチーニ:間奏曲(歌劇「マノン・レスコー」より)
 オーベール:歌劇「王冠のダイヤモンド」序曲
 デュカス:「魔法使いの弟子」
 オッフェンバック:舟歌(「ホフマン物語」より)
 ボロディン:序曲、 だったん人の踊り(歌劇「イーゴリ公」より)
 モーツァルト:序曲「フィガロの結婚」
 パリ・コンセール・サンフォニーク協会管弦楽団
   1960年、パリ
CD7
 グリーグ:「ソルヴェイグの歌」(組曲「ペール・ギュント」第2番より*
 マイアーベーア:戴冠式行進曲(歌劇「予言者」より)*
 ギルバート&サリヴァン:喜歌劇「軍艦ピナフォア」序曲
 ワルトトイフェル:ワルツ「スケートをする人々」
 R・コルサコフ:熊蜂の飛行
 ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」より「火祭りの踊り」
 グノー:「アヴェ・マリア」
 ガーデ:「ジェラシー」**
 シャブリエ:楽しい行進曲*
 ボッケリーニ:メヌエット
 ドリーブ:バレエ音楽「泉」より間奏曲
 ディニク:ホラ・スタッカート
 イベール:交響組曲「寄港地」***
 イフラ・ニーマン(Vn) **
 ロンドン新交響楽団
 RCAイタリア管弦楽団*
 ローマ・フィルハーモニ管弦楽団***
   1961/62年
CD8
 ドヴォルザーク:ユモレスク
 ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲
 「グリーンスリーヴズ」 (レイボヴィッツ編)
 「ロンドンデリーの歌」 (レイボヴィッツ編)***
 ビゼー:歌劇「カルメン」より「ハバネラ」
 ショパン:ポロネーズ変イ長調 op.53
 フランク:「天使の糧」
 イッポリトフ・イワノフ:組曲「コーカサスの風景」より「酋長の行列」
 シャブリエ:狂詩曲「スペイン」*
 グリーグ:2つの悲しい旋律 op.34**
 サン・サーンス:序奏とロンドカプリチオーソ**
 ワーグナー:歌劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲**
  レーモンド・クラーク(Vc) ***
 ロンドン新交響楽団
 ローマ・フィルハーモニー管弦楽団*
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団**
   1961-1962年


CD9
 ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 op.21
 ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 op.36
 ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番  
   1961年、1962年(レオノーレ)、ロンドン
CD10
 ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 op.55「英雄」
 ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 op.60 
  1961年、ロンドン
CD11
 ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調op.67
 ベートーヴェン:交響曲第6番へ長調 op.68「田園」
   1961年、ロンドン
CD12
 ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 op.92
 ベートーヴェン:交響曲第8番へ長調 op.93
 ベートーヴェン:トルコ行進曲*
 ベートーヴェン:序曲「エグモント」
  1961年、1962年(エグモント)、ロンドン
CD13
 ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱」
   1961年、ロンドン
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 ロンドン新交響楽団*

  インゲ・ボルク(S)
  ルート・ジーヴェルト(A)
  リチャード・ルイス(T)
  ルートヴィヒ・ヴェーバー(Bs)
  ビーチャム・コーラル・ソサエティ



<メジャー・レーベル>
 

DG


4795340
(2CD)
\3600
《ルーファス・ウェインライト:歌劇「プリマドンナ」》
 ルーファス・ウェインライト(1973〜): 歌劇「プリマドンナ」
ジャニス・ケリー(ソプラノ),
キャスリーン・ガスリー(ソプラノ),
リチャード・モリソン(テノール),
ジェイス・オグレン(指揮)
BBC交響楽団
 オペラ狂のポップスター作曲による歌劇
 グラミー賞にもノミネートされた、ニューヨーク出身のシンガーソングライター、ルーファス・ウェインライト。ポップス分野で高い評価を得る彼は、若い頃から「オペラ狂」であり、自分の歌にもオペラ的な要素を取り込んでいることでも知られています。
 この歌劇「プリマドンナ」は、そんな彼の念願であった「本格的なオペラ」作品で、2009年7月にマンチェスター国際フェスティヴァルで上演されました。
 舞台は1970年代のパリ。年老いて観客から忘れられてしまったオペラ歌手がカムバックを計画しています。
 そんな彼女の葛藤と焦りが、まるでプッチーニの作品にように劇的に描かれていくこの歌劇は、まさに歌劇の黄金時代そのものを回顧し、聞き手を興奮の渦に巻き込みます。
 CDとしてこの作品が世に出るのは今回が初!
 【録音】2015年1月, ロンドン、BBC第1スタジオ(デジタル:セッション)




DECCA



4786766
\2300→\2090
《レージネヴァ/ヘンデル:アリア集》
 イル・ジャルディーノ・アルモニコ

 ヘンデル
  [1] オラトリオ『復活』 HWV47〜Disseratevi
  [2] 歌劇『ロドリーゴ』 HWV5〜Per dar pregio
  [3] オラトリオ『時と悟りの勝利』 HWV46a〜Lascia la spina
  [4] Dixit Dominus HWV232〜Tecum principium
  [5] 歌劇『アグリッピーナ』 HWV6〜序曲
  サルヴェ・レジーナ HWV241 (全曲)
   [6] i. Salve regina
   [7] ii. Ad te clamamus
   [8] iii. Eia
   [9] iv. O, Clemens
  [10] 歌劇『アグリッピーナ』 HWV6〜Pensieri
  [11] オラトリオ『時と悟りの勝利』 HWV46a〜Un pensiero
  [12] カンタータ『アポロとダフネ』 HWV122〜Felicissima
  [13] オラトリオ『時と悟りの勝利』 HWV46a〜Come nembo
  [14] オラトリオ『時と悟りの勝利』 HWV46a〜Recit Pure del cielo
  [15] オラトリオ『時と悟りの勝利』 HWV46a〜Tu del ciel
ユリア・レージネヴァ(ソプラノ)
ドミトリー・シンコフスキー(ヴァイオリン:2,13,15)、他
イル・ジャルディーノ・アルモニコ
指揮:ジョヴァンニ・アントニーニ
 並外れた才能で聴き手を魅了するレージネヴァ、デッカ第2弾!
 来月、英国ロイヤルオペラの来日公演で「ドン・ジョヴァンニ」にツェルリーナ役で出演するロシアの新星ソプラノ、ユリア・レージネヴァ。
 2013年にデッカ・デビュー盤としてリリースされた「アレルヤ〜4つのモテット集」は大絶賛を浴び、ドイツの権威あるECHO KLASSIK AWARDSで声楽部門のベスト・ニュー・アーティスト賞を受賞。
 待望のデッカ第2弾となる今作は、彼女の並外れた才能にふさわしい若きヘンデルの傑作からのアリア集。聴き手の魂を揺さぶるレージネヴァの美質が十全に堪能でき、忘れがたい余韻を残すアルバムです。
 バロック界の才人、ドリトリー・シンコフスキーが鮮やかなヴァイオリン演奏で華を添えています。
 【録音】2015年1月2−10日 クレモナ、ジョヴァンニ・アヴェーディ・オーディトリウム
 


4788399
\2300→\2090
フレミング&エマーソンQ
 《ベルク:抒情組曲》

  1) アルバン・ベルク:
   抒情組曲(弦楽四重奏版)+(ソプラノ付き「悲嘆のラルゴ」)
  2) エゴン・ヴェレス:
   エリザベス・バレット・ブラウニングによるソネット Op. 52,
  3) エーリヒ・ツァイスル:来たれ、汝甘き死の時よ
エマーソン弦楽四重奏団,
ルネ・フレミング(ソプラノ)
 フレミング&エマーソンQが奏でる変遷期ウィーンの薫り
 クリムトの「水蛇」をあしらったジャケットが示すとおり、このアルバムには後期ロマン派からモダニズムへと変遷する1920〜1930年代のウィーンの作品が収録されています。
 ベルク自身の道ならぬ恋が反映された「抒情組曲」は、通常弦楽四重奏版が知られていますが、実はトリスタンのモチーフが引用された第6楽章には「燃える恋」が暗喩されたボードレールの詩が付されており、実際に歌曲として演奏することも可能です。
 エゴン・ヴェレシュのソネットは、彼がオーストリアを離れる直前に書かれたもので、英国ビクトリア時代の詩人、ブラウニングの詩をリルケがドイツ語に翻訳したものがテキストとして使われています。
 映画音楽の分野で知られるツァイスルの若い頃の作品を含めたこれらの曲に潜む愛の苦悩を、ルネ・フレミングの妖艶な歌とともに、エマーソン弦楽四重奏団が克明に描き出します。
 【録音】2014年6月, 2015年2月, ニューヨーク市立大学クイーンズ校/2014年8月, ドルー神学校 (デジタル:セッション)



<国内盤> 


AEON


MAECD0535
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000+税
この名盤をあらためて日本語解説付でお届け
 テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)
  バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6編)

 1.無伴奏ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
 2.無伴奏パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
 3.無伴奏ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
 4.無伴奏パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
 5.無伴奏ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
 6.無伴奏パルティータ第2番 ホ長調 BWV1006
テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)
 2016年春には自伝の邦訳版も発売!
 パパヴラミの孤高の名演の結晶たる無伴奏全曲、国内流通仕様で「フランスの“いま”を代表する名手」となりつつあるアルバニア出身の異才パパヴラミ。
 Alphaからの最新盤でも、バルトークの超・重要作を惚れ惚れするような高貴さであざやかに弾ききってみせ、クリヴィヌの指揮と確かな競演をくりひろげていました。

 2016年4月には、かつて2013年にフランスで出版された自伝がついに邦訳版で登場することに(藤原書店)…今回はそのパパヴラミがaeonレーベルに刻んできた名盤群のうち、今まで国内仕様で流通がなされていなかった不滅の傑作録音=バッハ無伴奏全曲をあらためて日本語解説付でお届けいたします!
 なにしろパパヴラミは無伴奏録音に一家言ありの人で、パガニーニ『24の奇想曲』を全曲ライヴで収録してみせたり、バルトークの無伴奏ソナタのかたわらバッハの鍵盤協奏曲から自ら編曲した無伴奏曲を録音したり、はたまたドメニコ・スカルラッティの鍵盤ソナタを10数曲ヴァイオリンひとつで弾いてみせたり...と驚くべき技で私たちを仰天させてきたのですが、このバッハ録音は彼が「まごうことなき正統派」として深い音楽感性を誇っているからこそ、そうしたことが可能だったのだ...とあらためて実感させる充実内容。
 今こそ聴きたい逸品なのです。




ALPHA



Alpha959
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2500+税
これがなんとも美しく爽やかで貴族的なんです・・・
 ヴェルサイユ宮殿の大噴水
  〜ルイ王朝と歌い手たちの文化〜

 シャルパンティエ:①『テ・デウム』より 前奏曲・二つの楽章
 リュリ:
  ②『ファエトン』より シャコンヌ
  ③『アルミード』より パサカーユ
  ④『プシュケー』より序曲
  ⑤『町人貴族』より トルコ人の儀式への行進
  ⑥エール
  ⑦『アマディス』より シャコンヌ
 ロワイエ:⑧『ピュリュス』より エール
 ルクレール:⑨『シラとグロキュス』より 序曲・第5幕第2〜3場
 カンプラ:⑩『タンクレード』より 第4幕第1場・第5幕第1場
 ラモー:⑪『ダルダニュス』より
  序曲・シャコンヌ・タンブラン・全員の合唱
  ※すべてAlphaの別アルバムより再録
    Alpha952・074・016(以上国内盤あり)・
    951・953(以上国内盤未発売)・
    958・960(以上2015年秋以降に発売予定)
ヴァンサン・デュメストル指揮
ル・ポエム・アルモニーク/
カフェ・ツィマーマン/
スキップ・センペ指揮
カプリッチョ・ストラヴァガンテ/
マイクル・グリーンバーグ指揮
レザンファン・ダポロン/
セバスティアン・エラン指揮
Ens.レ・ヌヴォー・カラクテール/
オリヴィエ・シュネーベリ指揮
Ens.レ・タン・プレザン&
レ・シャントル・エ・パージュ/
ラファエル・ピション指揮
Ens.ピグマリオン(すべて古楽器使用)
 フランス古楽界の牙城ヴェルサイユ宮殿のプロジェクト
 手頃な抜粋版で、ルイ王朝時代の宮廷芸術を堪能!
 こちら、実は現在ヴェルサイユ宮殿の噴水をテーマに、現地で売られている観光系アルバムのようなものではあるのですが、客観的にアルバムとして聴いてみると実に美しい内容なので、せっかくですから簡易な日本語解説つきで発売してみることにいたします。
 今回のテーマは、フランス王室で生まれ、王室とともに発展していった「フランス・オペラの展開」。いわばヘンデルやラモーの合奏曲のように、メロディアスな協奏曲にも通じる聴きやすい音作りの音楽が多く、いわゆるベルカント以降の「オペラ」とは一味違う、古楽系ならではの魅力に満ちた世界...しかも本盤は大半が序曲などオーケストラ楽曲で固められていて、この種の音楽にはじめて触れてみる人にも接しやすい作りになっています(その点、試聴機や店頭演奏向けかも)。
 王室まわりの作曲家たちには、演奏習慣の変化に伴い今やほとんど作品が演奏されることのなくなってしまった人も多いにもかかわらず、現代最高の弾き手たちが改めて復権させようと選りすぐった名品だけに、どれをとっても作曲家の知名度にかかわらず絶妙な仕上がり...シャルパンティエの有名な「テ・デウム」前奏曲とともに始まり、宮廷の華やぎを静かに伝える逸品群。
 国内仕様未発売盤が大半というのもセールスポイントです!
 


Alpha961
(3CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4800+税
太陽王ルイ14世、その豪奢な宮廷音楽
     〜私室の調べ、礼拝堂の響き〜

CD①
 リュリとシャルパンティエの『テ・デウム』
                (Alpha952)
CD②
 デュモン:王室礼拝堂のためのグラン・モテ集(Alpha069)
CD③
 ヴェルサイユ 魔法の島(Alpha016)
 〔ランサ゛ール、ダングルサ゛ール、ル・ルー、カンゴ゜ラ、
    シャンザ゛ギエール、L.クーゴ゜ラン、F.クーゴ゜ラン、シレ〕
  ※上記3アルバムのBOX化
①ヴァンサン・デュメストル指揮
ル・ポエム・アルモニーク(古楽器使用)、
カペラ・クラコヴィエンシス
②フレデリク・デザンクロ(org)指揮
Ens.ピエール・ロベール(古楽器使用)
③スキップ・センペ指揮 カプリ
 ルイ14世時代の音楽、もっと深く聴きたい方に…!
 王室礼拝堂の豪奢な音楽と、私室の音楽の密やかさ。こちらはもう少し本格派の組換え盤…Alphaレーベルが昨年までに(←すごい!)リリースしてきた名盤群から傑作を厳選、3枚のアルバムを通じてルイ14世の豪奢な日常生活に迫ろうという内容。冒頭なにより華やかなのは、ルイ14世の大病からの回復を祝って国をあげての祝賀ムードが続いた17世紀末、王室音楽総監督リュリが作曲した、トランペットと打楽器の響きが豪奢をきわめる『テ・デウム』と、同じ題によるシャルパンティエの傑作!
 ル・ポエム・アルモニークの拡大編成にはナチュラル・トランペットの名手マドゥーフ兄弟も加わっているうえ、合唱は『レコード芸術』特選に輝いたバッハ・モテット集の歌唱陣カペラ・クラコヴィエンシスという申し分ない布陣での超・名演!そのリュリやシャルパンティエの大先達で、この種の壮大な合奏つき教会音楽(グラン・モテ)の発展を支えた偉大な名匠デュモンの作品集(CDII)は、2005年の周到な楽譜校訂をへて、かつての古楽器録音とも一線を画した新解釈で丁寧に作品の本質に迫った名盤!
 そして3枚目はフランスのPCゲームに異才スキップ・センペの一党が音楽をつけたさいの精巧なサウンドトラックで、名手たちが奏でるヴィオールやクラヴサンの小品を通じ、王家の私室での音楽をたっぷり楽しめる1枚...どれも日本語解説付でじっくり聴きたい名盤なのです。




GRAMOLA


GRML99079
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
オーストリアのトランペット楽隊、
     バロックから古典派へ、そして…
〜ビーバー、モーツァルト、ヴェーバー...〜

 ビーバー:
  ①聖ポリカルプスに捧ぐ9声のソナタ
 作曲者不詳(クロムニェジーシュ、1670年頃):
  ②5本のクラリーノ〔=トランペット〕とオルガンのためのソナタ ハ長調
 ドンニンガー:③音楽による海戦の想像図
 シュタルツァー:④きわめて特殊な室内楽
 フィクスルミルナー:⑤『カエサル・アウグストゥス』のための付随音楽
 モーツァルト:⑥ディヴェルティメント 第6番 ハ長調 KV 188
 サリエーリ:⑦ファンファーレ 第8番⑧同・第7番
 ヴェーバー:⑨『魔弾の射手』の行進曲 ⑩行進曲
 作曲者不詳(ウィーン、19世紀前半):
  ⑪ファンファーレ 〜
   4本のトランペット、2本のクラリネットとティンパニのための
 シーダーマイヤー:⑫六つの当世風ファンファーレ
 伝シーダーマイヤー:
  ⑬ドイツ騎士団行進曲 ⑭騎士団総長行進曲
シュヴァンタール・トランペット・コンソート(古楽器使用)
 意外な編成?否、古楽器演奏が伝統を解き明かすモーツァルトの秘曲真筆、ヴェーバーの行進曲…!
 伝統ある音楽大国オーストリアは、昔から「ひそかな古楽先進国」。アルノンクールのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを筆頭に、ハーゼルベックのウィーン・アカデミーやレツボールの合奏団など世界的に知られた凄腕団体も続々、レゾナンツェン古楽音楽祭のような歴史ある催しでも確かな素地のあることを伺わせますが、それら第一線で活躍する名手も若手陣も本当に頼りになる意欲的企画を出してくるもので。ウィーン中心部に本拠を構えるGramolaレーベルのこの新譜の主役は、そうしたオーストリア古楽界の新旧世代が集う「ナチュラル金管集団」。
 多数のトランペットにティンパニが加わる(一見異例と思われる)編成での音楽が、実は「王侯の音楽」としてオーストリアでは人気だったことを、入念な選曲で伝えてくれる好企画!
 モーツァルトの作品表で異彩を放っているトランペットばかりのディヴェルティメントKV188も、17世紀のビーバー以来の伝統に連なる、そして後年のヴェーバーなどにも連なる名品だったと改めて気づかせてくれます。
 押しが強くも人間味あるナチュラルトランペットの美音は、たんに華麗なだけでなく、弱音やユニゾンや和音のひとつひとつまで細やかなニュアンスが...
 解説充実(日本語訳付)、19世紀初期ロマン派時代のオーケストラの響きへの理解も深まりそうな、痛快な逸品なのです!
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GRML99067
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
“浜辺のモーツァルト”
 〜バドゥラ=スコダ、2015年カンヌでの最新録音〜

 1. ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 KV467
 2. ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調KV271「ジュノム」
 3. グラスハーモニカのためのアダージョ ハ長調 KV356/617a
パウル・バドゥラ=スコダ
(ピアノ/スタインウェイ)
ヴォルフガング・ドルナー指揮
カンヌ地方管弦楽団
 (カンヌ交響楽団)

 いまだ健在、深まりゆく音楽愛。

 2015年2月にカンヌで収録された最新録音、作曲家最晩年の佳品とともに。



 毎年のように来日、ステージでしか出会えない新たな音楽世界を私たちと共有してくれたウィーンの巨匠、パウル・バドゥラ=スコダ。昨年秋の来日が「日本での最後の公演」とのことですが、欧州ではその後も各地で着実に演奏活動継続、2015年秋以降のシーズンにも公演予定が入っています。

 なお健在、年とともに深まりゆくその感性を日本では確かめられないのか...と思いきや、なんと幸いなことでしょう!
 最後の来日より後、2015年2月のカンヌ公演と前後して、あの地中海に面した映画祭の街で最新のモーツァルト録音が収録されていたのです...!
 それも協奏曲、中期と後期から1曲ずつ。最近バドゥラ=スコダが他のレーベルで、古楽器や現代楽器で「弾き振り」録音を続けてきたレパートリーではありますが、こうして聴くと指揮者がついていることで、確実な安定感のもと、あの自由闊達な稀有のピアニズムにより深く没頭できている感が
 そうして紡ぎ出される天衣無縫のモーツァルト世界は、なんと比類ない喜びを私たちにもたらしてくれることでしょう!

 巻末には最晩年のグラスハーモニカ作品を弾いた独奏トラックも収録(原文解説にはない、巨匠自身からの日本語解説用メッセージあり)。
 限りない音楽愛の深まり、かけがえない最新録音です


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INDESENS!



INDE075
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300+税


モーリス・アンドレ 協奏曲の録音芸術
 〜バロック・古典派・近代 栄光の1963-64年〜

 フンメル:①トランペット協奏曲 ホ長調
 M.ハイドン:②同 ニ長調 MH60
 シュテルツル:③同 ニ長調
 アルビノーニ:④二つの5声の協奏曲 ニ長調&変ホ長調 op.7-6/7-3
 トレッリ:⑤二つのトランペット協奏曲 ニ長調/ニ長調
 ヴィヴァルディ:
   ⑥二つのトランペット、およびその他さまざまな楽器のための協奏曲ハ長調「聖ロレンツォの祝日に」
 ハイドン:⑦トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe:1
 バッハ:⑧ブランデンブルク協奏曲 第2番 ニ長調 BWV1047(第1&3楽章のみ)
 アルチュニアン:⑨トランペット協奏曲(1950)
 トマジ:⑩同(1948)
 ジョリヴェ:
  ⑪同 第2番(1954)
  ⑫トランペット、ピアノと弦楽合奏のための小協奏曲(1948)
   ※音源出典:Mandala・Erato
   ライセンス&リマスター:INDESENS BRANDS LTD
ジャン=バティスト・マリ指揮
①コンセール・ラムルーo.⑦パリ音楽院o./
②⑥ジャン=フランソワ・パイヤール指揮 パイヤールco./
③④カール・リステンパルト指揮 ザール放送o./
⑤フランス・ブリュッヘン指揮
コンチェルト・アムステルダム/
⑧クルト・レーデル指揮
プロ・アルテo./
⑨モーリス・シュザン指揮
フランス放送po./
⑩ルイ・ド・フロマン指揮
ルクセンブルク放送o./
⑪⑫アンドレ・ジョリヴェ指揮
コンセール・ラムルーo.

 トランペットの神様、栄光の時代の名録音を網羅!

 アンドレと共に、トランペットは芸術的独奏楽器になった今でこそロシアのナカリャコフ、スウェーデンのハーデンベルガー、英国の女性奏者バルサム…と世界的ソロ・トランペット奏者が世界中の国から登場するようになりましたが、そもそもトランペットをオーケストラから解放し、芸術音楽のソロ奏者がいかんなく自己表現できる楽器だと立証してみせたのは、ピストン式コルネットをいち早く導入したフランスの演奏家たち——
 なかんずく、20世紀の桁外れなスター奏者モーリス・アンドレ(1933-2012)の活躍により、現代トランペット登場以前、ナチュラルトランペットを吹きこなしたバロック前後の名演奏家たちのための傑作群(たとえばバッハの「ブランデンブルク協奏曲第2番」の周辺)まで現代に甦ったのは、この楽器の認知史上じつに大きなことだったと言わなくてはなりません。
 アンドレの高弟エリック・オービエの名盤群を世に送り出してきたIndesens!レーベルから出たこの2枚組は、かつてのジャズ・ポップス系の秘蔵音源集に続くアンドレ栄光の足跡を「いま」に甦らせるもので、メジャー系レーベル傑作名盤などから名演を精選、バロック・古典派・20世紀、とこの楽器が最も愛された時期の傑作を続々とお届けいたします。共演の指揮者もパイヤール、レーデル、作曲家ジョリヴェ(自作自演!)、若き日のブリュッヘン...と多士済々!

 明らかに他の追従を許さない名演群を、日本語解説付(原盤には解説はなし)でお届けいたします!




NCA



NCA234042
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
シュニトケ:チェロとピアノのためのソナタ第1・2番、ピアノ三重奏曲
 1.チェロとピアノのためのソナタ 第1番(1978)
 2.ピアノ三重奏曲(1985/1992)
 3.チェロとピアノのためのソナタ 第2番(1993/94)
マルク・ルボツキー(ヴァイオリン)
オリガ・ドヴブシュ=ルボツキー(チェロ)
イリーナ・シュニトケ(ピアノ)

 今こそ、シュニトケ再訪の時——作曲家のすぐそばで名演を紡いできた大御所たちの新録音、滋味たっぷり!
 シュニトケが亡くなってから早くも17年——冷戦時代から東西を問わず注目を集めつづけ、早くからスウェーデンBISレーベルの積極的な紹介などにより確かな存在感を印象づけてきたこの作曲家は、本人が見ることのなかった「新世紀」の今こそあらためて客観的に、その作品をベートーヴェンやショスタコーヴィチら「音楽史上の巨匠たち」の作品と同列の存在として意識しながら聴き深めてみたいもの。
 とはいえ、本人のすぐそばで活動を続けてきた大本命の大御所たちが、21世紀のいま新たに「あえて」録音物として世に問う新録音には、格別の存在感があると言わなくてはなりません!
 作曲家の妻であり、半世紀にわたって夫アルフレートの作品をロシアの巨匠たちの名品とともに演奏・紹介しつづけてきたロシア・ピアニズムの大家イリーナ・シュニトケ、その共演者として数々の名盤も刻んできたオリガ・ドヴブシュ=ルボツキー、シュニトケのみならずブリテンの信望も厚かった偉大なヴァイオリニストのルボツキー...夢のような顔ぶれが2013年ハンブルクで録音した本盤は、どの曲も冒頭から堂々たる風格で「聴かせる」力が桁外れ——
 渋味あるチェロの低音、霊妙なピアノ、変幻自在のヴァイオリン...解説訳付、改めて聴き深めたい室内楽3編、どうぞお見逃しなく!




PAN CLASSICS


PC10332
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
イタリア初期バロックの金管合奏さまざま
 マルヴェッツィ:
  ①第4シンフォニア ②恋する男女は優しくあれど
 マレンツィオ:3嵐のさなかに歌い、イルカに助けられた者
 パレストリーナ:④アヴェ・マリア
 バッサーノ:⑤おお、頼れる師であらせられるかた
 作曲者不詳⑥エル・ビソンとガリアルダ
 デ・ローレ:⑦シチリアの歌を奏でる
 グッサーゴ:⑧第11ソナタ「ラ・マリーナ」(海辺のソナタ)
 G.ガブリエーリ:⑨主よ、耳をかたむけてください
 A.ガブリエーリ:⑩マリアは立ちつくしていた、その場所で
 ダッラ・カーザ:⑪喜び迎えよ、神を(ユビラーテ・デオ)
 S.ロッシ:⑫5声のシンフォニアとガリアルダ
 ヴェッキ:⑬バレット(舞踏曲)
 マジーニ:⑭第1シンフォニア
 ペルティ:⑮この星は炎のように
 ネーリ:⑯6声のソナタ
アンサンブル・ヴェントスム
(古楽器使用)
ウィリアム・ドンゴワ(zk)
フランク・ポワトリノー(tb)他

 あの世界有数の多忙なコルネット奏者ドンゴワらがイタリア美術に描かれた世界の音に、私たちを誘う…!

 コルネット(ドイツ語で「ツィンク」とも)——軽くカーヴした木管(直管もあり)に、金管楽器の吹き口(マウスピース)がついた管楽器。ルネサンスからバロック初期にかけ、それは小回りの利く高音楽器として、トロンボーンの祖先であるサックバットとの合奏で、教会や屋外での金管合奏を支える楽器に使われました。
 難点は、きわめて演奏がむずかしいこと——しかし現代の演奏家たちの技量の進展は桁外れで、世界にはこの楽器をたくみに吹きこなす常人離れした名手が何人か。アントネッロの濱田芳通氏もそうですが、フランス語圏で活躍するウィリアム・ドンゴワもまた、ジュネーヴ音楽院の教授職と自らの合奏団コンセール・ブリゼ—にとどまらない多忙をわめる俊才!
 録音多数の異才ですが、ここでは他にも2人のコルネット奏者、さらに4人の俊才サックバット奏者(レ・サックブーティエ合奏団のポワトリノー他、腕利き揃い!)と、1600年前後中心に「イタリアの作曲家だけ」で金管合奏曲集を作ってしまいました。ガブリエーリらヴェネツィア楽派の複合奏やコルネット独奏、ローマやボローニャの多声合唱曲の編曲…押し出しよくも玄妙なサックバットの妙音、たおやかに歌うコルネット——
 16〜17世紀のイタリア絵画に出て来そうな、高貴な人々や市民たちの聴いた調べの真相を、充実解説(訳付)でお届けいたします!




ZIG ZAG TERRITOIRES


ZZT2030501
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2500+税
モーツァルト:交響曲第40番・第41番「ジュピター」
 1. 交響曲 第40番 ト短調 KV550
 2. 交響曲 第41番 ハ長調 KV551「ジュピター」
ヨス・ファン・インマゼール指揮
アニマ・エテルナ・ブリュッヘ
          (古楽器使用)

 2003年の決定版!2枚組入手困難につき、急遽後半2曲のみの廉価アルバムを限定発売いたします!

 旧譜のプレスが切れると、2010年前後までは人気盤であれば比較的短期間のうちに再プレスがなされたのですが、最近では組換え再発に組み込まれて旧譜の方はお蔵入り、というケースが多いようです。
 インマゼール&アニマ・エテルナが2003年にリリースした痛快モーツァルト後期交響曲集(2枚組)も、ちょっと入手困難に…しかし埋もれさせておくにはもったいない、また他盤とのBOX仕様(ZZT324)には手が出ないお客様にもぜひ、あの魅力をお伝えしたい...と、これまで国内仕様では出してこなかったZigZagTerritoires廉価版シリーズZEBRAから出た抜粋版を、日本語解説付でお届けいたします。
 インマゼールは21世紀初頭に室内楽・協奏曲・交響曲などモーツァルト作品をやや集中的に録音していますが、それはちょうどJ.シュトラウスのワルツ&ポルカ集やリムスキー=コルサコフ、チャイコフスキーといったロシアものを録音しはじめたのと同じ頃...斬新さのかたわら、かつてChannel Classicsで連続録音していたピアノ協奏曲集にも通じるアニマ・エテルナの「本懐」ともいうべき、モーツァルト作品の「爆音に頼らない作品の造形美」をよく伝える、並居る名盤群を制しうる名演です!


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マイスター・ミュージック



MM-3056
¥3000+税
これが日本の最高峰・・・!
 徳永/堤/練木
  ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第7番 作品97 「大公」
徳永 二男(ヴァイオリン)
堤 剛(チェロ)
練木 繁夫(ピアノ)
 緻密かつ親密なアンサンブル、溜息がでるほどの美しい音世界
 メンバーの豪華さは言うに及ばず。10年以上演奏会を続けて来たこのトリオの緻密かつ親密なアンサンブルは、深遠なベートーヴェンの世界を、溜息がでるほどに美しい音世界へと具現化し聴き手を魅了します。
 1696年製ストラディヴァリウスと1733年製モンタニャーナという名器の共演が聴けるのも嬉しいところ。
 


MM-3057
\3000+税
ホルニッシモ〜ホルン・アンソロジー〜
 R. シュトラウス:アンダンテ
 G. ヴィンター:ハンターズ・ムーン
 J.-M. ダマーズ:パヴァーヌ・ヴァリエ)
 V. ネリベル:スケルツォ・コンチェルタンテ
 R. グリエール:間奏曲作品35-11
 P. ヒンデミット:ホルンとピアノのためのソナタより第1楽章
 R. プーニョ:ソロ
 C. ライネッケ:ノットゥルノ作品112
 F. シュトラウス:ノクターン 作品7
 J.S. バッハ:G線上のアリア*
 B. ハイデン:ソナタより第1楽章
 R. シューマン:アダージョとアレグロ 作品70
 O. フランツ:無言歌 作品2
松崎 裕 ホルン
広海 滋子 ピアノ
ザ・ブラス・ゼクステット
 ホルンの多彩なトーンや技法を、高いテクニックで存分に堪能
 我々がホルンという楽器に期待するものを満たしながら、なお余りある懐の深さをたたえた演奏こそは、松?裕という希代の名手が聴き手を魅了する最大の要因に他ならない。その再確認を迫るアンソロジー・アルバムであると同時に、独語圏を中心としながら非常に広範かつ多彩なレパートリーが並ぶ点でも見逃せない1枚だ。(木幡 一誠)













8/13(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


NAIVE



OP 30564
\2600→\2390
アレッサンドリーニ、久々のチェンバロ独奏CD の登場!
 J.S.バッハ:プレリュードとフーガ

 1. プレリュード ハ長調 BWV 933/2. フーガ ハ長調 BWV 952/
 3. プレリュード ト長調 BWV 902/4. フーガ ト長調 BWV 902/
 5. プレリュード ニ短調 BWV 935/6. フーガ ニ短調 BWV 948/
 7. プレリュード ヘ長調 BWV 901/8. フーガ ヘ長調 BWV 902/
 9. プレリュード ハ長調 BWV 870a/10. フーガ ハ長調 BWV 870a/
 11. プレリュード ハ短調 BWV 999/12. フーガ ハ短調 BWV 961/
 13. プレリュード ハ長調 BWV 924/14. フーガ ハ長調 BWV 946/
 15. プレリュード イ短調 BWV 895/16. フーガ イ短調 BWV 895/
 17. プレリュード ハ長調 BWV 943/18. フーガ ハ長調 BWV 953/
 19. プレリュード ホ短調 BWV 900/20. フーガ ホ短調 BWV 900/
 21. プレリュード イ短調 BWV 942/22. フーガ イ短調 BWV 947/
 23. プレリュード ニ短調 BWV 926/24. フーガ ニ短調 BWV 899/
 25. プレリュード ト長調 BWV 902a/26. フーガ ト長調 BWV 957/
 27. プレリュード ホ短調 BWV 938/28. フーガ ホ短調 BWV 956/
 29. プレリュード ロ短調 BWV 923/30. フーガ ロ短調 BWV 951
リナルド・アレッサンドリーニ
 (チェンバロ)
 録音:2014年12月2-5日、パリ、ボン・セクール寺院

 アレッサンドリーニ久々の鍵盤ソロCD の登場(フレスコバルディ(OP.30468)以来5 年ぶり)。J.S. バッハのプレリュードとフーガです。ここに収録されているプレリュードとフーガは、それぞれ単独で作曲されたものですが、アレッサンドリーニは、調性と曲の性格によって一対のプレリュードとフーガを構成(BWV 870a、895、900、902、などもともと対になっているものも一部あります)。
 全部で15 組の新しい組み合わせでプログラムを展開しています。単独で聴いても優れた作品ですが、このように体系的に配列されたかたちで「プレリュード」と「フーガ」を聴くことによって、新しい世界が広がっています。
 アレッサンドリーニの霊感に満ちたチェンバロの音が素晴らしい1 枚です。
 
 アレッサンドリーニは1960 年生まれ。チェンバロ、フォルテピアノ、オルガンを自在に操る名手で、名アンサンブル、コンチェルト・イタリアーノの創始者でもあります。古楽界で20 年以上にわたって活躍しており、とりわけ17 世紀〜 18 世紀のイタリア音楽の演奏においてはそのイタリア人ならではのカンタービレな要素を存分に発揮している鬼才です。
 近年では古楽シーンの他モダン・オーケストラにも客演指揮者として登場しており、ますますその活躍の幅を広げています。




 CHANNEL CLASSICS



CCSSA 36215
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
アムステルダム・シンフォニエッタ!
 コントラバスを加えた弦楽五重奏曲!

  シューベルト:弦楽五重奏曲ハ長調
   (D 956, Op.posth.163/コントラバス版)
アムステルダム・シンフォニエッタ・ソロイスツ
 〔カンディダ・トンプソン(ヴァイオリン)、
  ヤコビアン・ロゼモンド(ヴァイオリン)、
  ダニエル・バード(ヴィオラ)、
  山上薫(チェロ)、
  リック・ストーティン(コントラバス)
 リック・ストーティンが躍動する! チェロの代わりにコントラバスが加わった、シューベルト最晩年の大作「弦楽五重奏曲 D.956」!
 オランダを代表する弦楽オーケストラ、アムステルダム・シンフォニエッタの新録音は、音楽監督カンディダ・トンプソンを始めとする精鋭メンバー5人によるシューベルトの弦楽五重奏曲!
 様々な弦楽四重奏曲の"弦楽オーケストラ版"や「マーラー・アルバム」、「アルゼンチン・アルバム」など、独奏的なプログラムで人気を博してきたアムステルダム・シンフォニエッタ。今回録音された「弦楽五重奏曲 D.956」も、通常の五重奏編成(ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ2)ではなく、チェロの代わりにコントラバスが加わったアムステルダム・シンフォニエッタならではのバージョン。
 編曲は、これまでもアムステルダム・シンフォニエッタのブラームス(CCSSA30411)やリック・ストーティンのピアソラ(CCSSA33613)などでアレンジを担当してきたオランダのアレンジャー、マリン・ファン・プローイェンによるもの。
 アムステルダム・シンフォニエッタのほかスウェーデン放送響やベルリン放送響でも首席奏者を務めるオランダのトップ・コントラバス奏者、リック・ストーティンの腕前が存分に発揮される、ダイナミックな「弦楽五重奏曲」をどうぞ。


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HYPERION



CDA 67997
\2400→\2190

タカーチ弦楽四重奏団
 ヤナーチェク&スメタナ:弦楽四重奏曲集

  スメタナ:弦楽四重奏曲第1番ホ短調《わが生涯より》
  ヤナーチェク:
   弦楽四重奏曲第1番《クロイツェル・ソナタ》JW VII/8
   弦楽四重奏曲第2番《ないしょの手紙》JW VII/13

タカーチ弦楽四重奏団
 〔エドワード・ドゥシンベル(第1ヴァイオリン)、
  カーロイ・シュランツ(第2ヴァイオリン)、
  ジェラルディン・ウォルサー(ヴィオラ)、
  アンドラーシュ・フェイェール(チェロ)〕
 タカーチ弦楽四重奏団のチェコ・アルバム!

 リスト音楽院のメンバーで結成され、世界最高峰の弦楽四重奏団のひとつとして活動するタカーチ弦楽四重奏団。2006年より専属録音を行っているHyperion(ハイペリオン)では、シューベルト、ブラームス、シューマンといった独墺系プログラムを中心に録音されていたタカーチ弦楽四重奏団ですが、新録音ではスメタナ&ヤナーチェクというチェコ・アルバムが登場!
 約10年ぶりの新録音となるスメタナの弦楽四重奏曲第1番「わが生涯より」。そして彼らにとって初録音となるヤナーチェクの2つの弦楽四重奏曲。強いストーリー性と深い情熱を湛えた3つのチェコの名作を、熟練の技術と豊かな躍動感で描きます。

 録音:2014年8月16日−20日、コンサート・ホール(ワイアストン・エステイト/モンマス)



 


CDA 68063
\2400→\2190
ロマンティック・チェロ・コンチェルト・シリーズVol.7 〜
 フィッツェンハーゲン:チェロ協奏曲集

  チェロ協奏曲第1番ロ短調 Op.2
  チェロ協奏曲第2番イ短調《ファンタスティック》Op.4
  ロココの主題による変奏曲 Op.33
   (チャイコフスキー作曲/フィッツェンハーゲン編曲)
  演奏会用小品《バラード》Op.10
  宗教的無言歌《Resignation》Op.8
アルバン・ゲルハルト(チェロ)
ステファン・ブルニエ(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 ロマンティック・チェロ・コンチェルト第7巻!ヴィルヘルム・フィッツェンハーゲン!

 ハイペリオン(Hyperion)の大人気シリーズ "ロマンティック・コンチェルト・シリーズ(RCS)"。「チェロ」第7弾は、ドイツの優れたチェリストであり作曲家であったヴィルヘルム・フィッツェンハーゲン(1848−1890)のチェロ協奏曲集。

 フィッツェンハーゲンはロシアでもソリスト及び教育者として活躍し、チャイコフスキーの名曲「ロココの主題による変奏曲」を献呈されていることでも有名。「ロココの主題による変奏曲」はチャイコフスキーのオリジナルよりもフィッツェンハーゲンがによる編曲版が広く知られており、ここでも "フィッツェンハーゲン版"の「ロココの主題による変奏曲」と、知られざる2曲のチェロ協奏曲が収録されている。
 ソリストは、ロマンティック・チェロ・コンチェルト・シリーズ常連である、ドイツ・チェロ界の新皇帝アルバン・ゲルハルト。数々の世界初録音を担い、新たな作品・解釈を求め続けてきたゲルハルトが、「ロココ」だけではない、フィッツェンハーゲンの知られざる姿を浮き彫りにしてくれる。

 ※録音:2013年8月19日−23日、イエス・キリスト教会(ベルリン)



 


CDA 68107
\2400→\2190
スティーヴン・オズボーン!シューベルト最晩年の作品を弾く!
 シューベルト:
  4つの即興曲 D.935, Op.142
  3つの小品 D.946
  アンセルム・ヒュッテンブレンナーの主題による変奏曲 D.576
スティーヴン・オズボーン(ピアノ)
 スコットランドの風雲児、オズボーンが味わい深く歌うシューベルトの後期ピアノ作品!

 ピアノ王国ハイペリオン(Hyperion)の世界的ピアニスト、"スコットランドの風雲児" スティーヴン・オズボーン。「初版」でも「改訂版」でもない、「オズボーン・エディション」による「ラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番(CDA 67936)」が大きな話題となり、"レコード芸術特選" も獲得したオズボーンの次なるソロ・アルバムは、シューベルトの偉大なる晩年のピアノ作品たち。
 死の前年(1827年)に書かれた「4つの即興曲 D.935」と、その翌年に書かれた「3つの小品 D.946」。硬質な響きと知的な解釈で幅広いレパートリーを築いてきたオズボーンが、詩的に味わい深く歌う格別のシューベルトをどうぞ。

 ※録音:2014年12月7日−9日、コンサート・ホール(ワイアストン・エステイト/モンマス)



 


CDA 68078
\2400→\2190
モーツァルトに愛された伝説的バス・バリトンに捧げるアリア集
 ベヌッチのためのアリア集

 パイジエッロ:序曲(歌劇 《ヴェネツィアのテオドーロ王》 より)
 サリエリ:Spirti invisibili(歌劇 《トロフォニオの洞窟》 より)
 マルティーン・イ・ソレル:
  Ah mal aya, a quella mano!(歌劇 《Una cosa rara》 より)
 モーツァルト:
  かれに眼を向けなさい、
  ご婦人がたよ, 大勢の男に(歌劇 《コシ・ファン・トゥッテ》 より)
 マルティーン・イ・ソレル:In quegli anni(歌劇 《Una cosa rara》 より)
 モーツァルト:
  序曲、Eh consolatevi、奥様, これが恋のカタログ
   (歌劇 《ドン・ジョヴァンニ》 より)
 サリエリ:
  Idol vano d’un popol codardo(歌劇 《Axur, re d’Ormus》より)
 サルティ:
  Oime! che innanzi agli occhi、Penso, che per morire
   (歌劇 《I contrattempi》 より)
 モーツァルト:
  序曲、結構ですな, 殿様、もし踊りたければ、準備はできた、
  目をちょっと開いて、Ehi, sor paggio!、もう飛ぶまいぞこの蝶々
   (歌劇 《フィガロの結婚》 より)
 モーツァルト:
  あなたにささげた心(歌劇 《コシ・ファン・トゥッテ》 より)*
 モーツァルト:ここにいなさい!†、あなたのかわいい手で
  (歌劇 《ドン・ジョヴァンニ》 より)†
マシュー・ローズ(バス)
ジョナサン・コーエン(指揮)
アルカンジェロ、
キャサリン・ワトソン(ソプラノ)*
アナ・デヴィン(ソプラノ)†
 モーツァルトの「フィガロ」を歌った伝説的バス・バリトンに捧げるアリア集。

 Stone Recordsから発売された「シューベルト:冬の旅(5060192780222)」が、英グラモフォン誌のディスク・オヴ・ザ・マンス、BBC Radio3のCDオヴ・ザ・ウィークに選出されるなど、大きな注目を浴びたイギリスのバス、マシュー・ローズがHyperionに初登場。
 ジョナサン・コーエン率いるピリオド・オーケストラ「アルカンジェロ」の伴奏で歌うのは、モーツァルトの時代に「フィガロの結婚」のフィガロ役、「コシ・ファン・トゥッテ」のグリエルモ役などを務めた伝説的ブッフォ・バス・バリトン、フランチェスコ・ベヌッチのために書かれたアリア集。
 「フィガロの結婚」を中心に、モーツァルトがその歌声に惚れ込み、ベヌッチのために作曲した数々のアリア。そして、同じくベヌッチが歌ってきたアントニオ・サリエリ、ビセンテ・マルティン・イ・ソレール、ジュゼッペ・サルティらのオペラ・アリア。マシュー・ローズの豊かな表現力と美声で、偉大なるオペラ・スターの足跡を辿ります。
 ヨハネス・プラムゾーラーを始め、カティ・デブレツェニ、ジェームズ・ボイド、レイチェル・ブラウン、ピーター・ウィーラン、ロジャー・モンゴメリなど豪華演奏陣が揃った「アルカンジェロ」による溌溂な「序曲」も聴きどころ。
 イェスティン・デイヴィスが歌い、英グラモフォン賞2012で「リサイタル部門」に輝いた「グァダーニのためのアリア集(CDA 67924)」の続編となるコーエン&アルカンジェロの意欲的プロジェクトにご期待ください!

 ※録音:2013年11月6日、7日、9日&10日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)



  

CDA 68110
\2400
クラウセン&パウルス:合唱作品集
 ルネ・クラウセン:
  安らかに、ラスト・インヴォケーション、歓喜の歌、
  クリア・ミッドナイト、光、我らの父、
  カーム・オン・ザ・リスニング・イヤ・オヴ・ナイト*†
 スティーヴン・パウルス:
  ガブリエルのお告げ、イエスのキャロル、アリーゼ・マイ・ラヴ、
  夕べの祈り、イリュージョン、リッチ・ブロケード、家路
ロイヤル・ホロウェイ合唱団
ルパート・ゴフ(指揮)
ルーシー・ウェイクフォード(ハープ)*
レイチェル・ゴフ(ヴァイオリン)†
 ラトヴィアの「リハルト・デュブラ(CDA 67799)」、リトアニアの「ヴィタウタス・ミシュキニス(CDA 67818)」、「バルト諸国の宗教歌曲集(CDA 67968)」など、バルト諸国の合唱作品のスペシャリストとして知られるルパート・ゴフ&ロイヤル・ホロウェイ合唱団。新録音は、現代アメリカの2人の偉大な合唱作曲家、ルネ・クラウセン(b.1953)とスティーヴン・パウルス(1949−2014)の合唱作品集。

 ※録音:2014年6月26日−28日、オール・ハロウズ教会(ゴスペル・オーク、ロンドン)



 

BR KLASSIK



900129
(3CD)
\4000→\3690
ヤンソンス(指揮)&バイエルン放送交響楽団
 チャイコフスキー:歌劇「スペードの女王」3 幕
ゲルマン…ミーシャ・ディディク(テノール)/
リーサ…タチアナ・セルジャン(ソプラノ)/
伯爵夫人…ラリッサ・ディアドコワ(メゾ・ソプラノ)/
トムスキー伯爵…アレクセイ・シシリャエフ(バリトン)/
エレツキー公爵…アレクセイ・マルコフ(バリトン) /
ポリーナ/ダフニス…オクサーナ・ヴォルコーワ(メゾ・ソプラノ)他/
バイエルン放送交響楽団&合唱団/
バイエルン州立劇場児童合唱団/
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音 2014 年10 月 ミュンヘン フィルハーモニー ライヴ録音
 プーシキンの小説を原作とし、チャイコフスキー(1840-1893)と彼の弟モデストが台本を作成した「スペードの女王」。もともとこのモデストの台本は他の作曲家クレフスキーのために作られていたため、チャイコフスキーがこの小説のオペラ化に興味を示すも、すぐには取り掛かることができず、結局はクレフスキーがオペラ化を辞退するまで、待たなくてはいけなかったのです。
 内容は「人生はゲームである」ということと「冷たい怒り」が根底に流れた、とても悲惨なものですが、チャイコフスキーの素晴らしい音楽が全体が全てを極上のものにしていることは間違いありません。
 レニングラードでムラヴィンスキーの薫陶を受けたヤンソンスによるチャイコフスキーは、油断すると弛緩してしまいがちなこの物語を、緊張感あるテンポで手堅くまとめていきます。最近人気急上昇中のウクライナ生まれのテノール、ミーシャ・ディディクの力強い声は、悲劇の主人公を的確に描き出すことに成功しています。
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900132
\2400→\2190
ハーディング(指揮)&バイエルン放送交響楽団
 マーラー:交響曲 第6 番
バイエルン放送交響楽団/
ダニエル・ハーディング(指揮)
 録音 2014 年3 月20-22 日 ミュンヘン フィルハーモニー ライヴ録音
 ハーディングによるマーラー(1860-1911)演奏については、以前ドイツ・グラモフォンからリリースされた「交響曲第10 番」の信じられないほどの美しさなどで、既に定評のあるところです。
 このバイエルン放送交響楽団との第6 番の演奏も、第1 楽章の第2 主題「アルマの主題」やアンダンテ楽章での流麗さや、全体の見通しのよさは高く評価されるものであり、もちろんバイエルン放送響の定評のあるアンサンブルと熱気も楽しめる、究極の1 枚であることは間違いありません。
 最近ではこの交響曲に「悲劇的」というタイトルを付けて呼ぶことはめったにありませんが、このハーディングによる演奏は、メリハリの強さと溢れ出るような豊かな情感のためか、ことさら悲劇的な要素を強く感じさせるものとなっています。
 楽章の順序は最近の傾向に倣い、第2 楽章にアンダンテ、第3 楽章にスケルツォを置くもので、こちらも曲の構成のメリハリを与えるのに一役買っています。
  


900140
(3CD)
\4000→\3690
セット化
 ヤンソンス(指揮)&バイエルン放送交響楽団
  ブラームス:交響曲全集

<CD1 900112>
 1-4.交響曲 第1 番 ハ短調 Op.68/
<CD2 900112>
 1-4.交響曲 第4 番 ホ短調 Op.98/
<CD3900111>
 1-4.交響曲 第2 番 ニ長調 Op.73/
 5-8.交響曲 第3 番 ヘ長調 Op.90
バイエルン放送交響楽団/
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音 <CD1>ミュンヘン、ヘルクレスザール 2007 年10 月30-31 日/<CD2>ミュンヘン、ヘルクレスザール 2012 年2月6-10 日/<CD3>ミュンヘン、ヘルクレスザール 2006年3 月16-17 日…1-4, ウィーン、ムジークフェラインザール 2010年1 月16 日…5-8

 以前発売され、各々が高く評価されたヤンソンスのブラームス:交響曲がついに一つのセットとなりました。
 録音されたのは、2006 年から2012 年までと時期に幅がありますが、どれも「常に最上のものをリリースする」ヤンソンスの主張が反映された素晴らしい演奏となっています。
 第1 番や第4 番の厳格な演奏も素晴らしいのですが、第2 番の深みのある清澄さや、簡素さの中に力強い主張が見える第3 番も名演中の名演です。



 

CAPRICCIO



C5242
\2700→\2490
アンリ・デュティユー:交響曲 第1 番 他
 1-4.交響曲 第1 番(1951)/
 5-6.ジャン・カスーの2 つのソネット(1954)
  <引き裂かれた幹の他には何もなかった/
   私はこの手であなたを抱えることを夢見ていた>/
 7-11.メタボール(1964)
  <第1 楽章:呪術的な/第2 楽章:線的な/
  第3 楽章:怯えたような/第4 楽章:麻痺した/
  第5 楽章:燃えるような>
ポール・アルミン・エデルマン(バリトン)…5.6/
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団/
カール=ハインツ・シュテフェンス(指揮)
 録音 2015 年2 月9-14 日 ルートヴィヒシャッフェン,フィルハーモニー
 フランスの現代作曲家、デュティユー(1916-2013)の管弦楽作品集です。代表作である「交響曲第1 番」は、古典的な形式に則りながらも、自由な無調性を模索した革新的な音楽。
 「メタボール」は、その方法を一層発展させた自由な作品。無調だけでなく十二音技法的なものも用いられています。
 フランス人の父、スペイン人の母をもつ詩人カスーの詩を用いた「2 つのソネット」は夢幻的な音楽。シュテフェンスの指揮は、複雑なデュティユーの音楽を丁寧に解き解すかのように、細部までを明確にしています。
  


C5246
\2700→\2490
マスカーニ&ロータ:映画音楽集
 1-3.ピエトロ・マスカーニ(1863-1945):映画音楽「サタンのラプソディ」(1917)
  <プロローグ/第1 部/第2 部>
 4-8.ニーノ・ロータ(1911-1979):映画音楽「山猫」(1963)
  <タイトル・ミュージック/第6 番/第19 番/
   第11 番「アンジェリカとタンクレディ」/終曲>
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団/
フランク・シュトローベル(指揮)
録音 2005 年9 月13 日 ルートヴィヒシャッフェン,フィルハーモニー
 マスカーニと言えば、歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」のみが良く知られていますが、実はかなりの多作家であり、15 曲のオペラを始め、管弦楽曲やピアノ曲、歌曲など優れた作品を残しています。
 そんなマスカーニ、実は映画音楽も手掛けており、この「サタンのラプソディ」はニノ・オクシリア監督によるサイレントムーヴィーに付けた音楽です。映画自体は静かな人気を誇っていて、日本でもたびたび上映される隠れた名作として知られています。
 ニーノ・ロータの「山猫」はルキノ・ヴィスコンティが監督した名画で、1860 年代の激動のイタリアを舞台としたもの。ロータの重厚な音楽が物語を彩っていることで知られています。シュニトケを始めとした様々な映画音楽の演奏で知られるシュトローベルによる演奏です。



  

CD ACCORD


ACD-218
\2100
ブロコツカ/ヴァインベルク:コントラバス作品集
 1-6.カタジナ・ブロコツカ(1982-):
  コントラバスのための組曲「パ・ド・バス」
  <Port debras/Deboules/Arabesque/Ballotte/Degage/Chasse>/
 7-10.コントラバスのためのソナタ/
 11-16.ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):
  コントラバスのためのソナタ Op.108/
 17-19.ブロコツカ:コントラバス協奏曲(コントラバスとピアノ編)
カロル・コヴァル(コントラバス)/
カタジナ・ブロコツカ(ピアノ)…7-10.17-19
 録音 2014 年12 月1-2 日,2015 年1 月2-3 日 ワルシャワ フィルハーモニック・コンサート・ホール
 2 人のポーランドの作曲家によるコントラバス作品集。若き女性作曲家、ピアニストのブロコツカの作品と、ヴァインベルクのソナタは、どれも超絶技巧と高い表現力を要求されるものです。
 ショスタコーヴィチの親友として知られるヴァインベルクのソナタは、この楽器のために書かれた唯一の作品であり、挑発的なフレーズが組み合わされた複雑な構成を持つものです。
 最近、国際的な評価を受けているブロコツカの作品は、過去の作曲家たちに敬意を払いながらも、独自の表現を追求したもので、冒頭の組曲「パ・ド・バス」の幽玄な旋律や、ピアノとのソナタの神秘的な美しさには驚くばかりです。



  

CEDILLE


CDR90000156
\2100
イルミネーションズ
 1-4.クロード・ドビュッシー(1862-1918):弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10/
 5-7.ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):3 つのディヴェルティメント
  <行進曲/ワルツ/ブルレスケ/>/
 8.ブリテン:行進曲のように/
 9-17.ステイシー・ギャロップ(1969-):
  弦楽四重奏曲 第4 番「イルミネーションズ」
  <第1 楽章:時の本が開かれる/
   第2 楽章:クレーヴズのキャサリンは聖母子に祈る/
   第3 楽章:歌う天使たち/第4 楽章:間奏曲:時の本/
   第5 楽章:キリストは十字架を運ぶ/第6 楽章:間奏曲:時の本/
   第7 楽章:地獄の口/第8 楽章:三位一体の即位/
   第9 楽章:時の本が閉じられる>/
 18.オズワルド・ゴリホフ(1960-):テネブレ
アヴァロン弦楽四重奏団
<メンバー:
ブレーズ・マグニエーレ(ヴァイオリン)/
ワン・マリー(ヴァイオリン)/
アンソニー・デヴローイェ(ヴィオラ)/
リー・チェンホウ(チェロ)>
 録音 2014 年12 月15-18 日 シカゴ芸術大学 レヴァ&デイヴィッド・ローガン・センター

 一瞬「中世の音楽集」に見えるデザインが目をひく、このアヴァロン弦楽四重奏団のアルバム「イルミネーションズ」。
 収録されている音楽は近代、現代に属するものですが、ギャロップやゴリホフの作品は、明らかに中世時代の書物や音楽からインスピレーションを受けているものでしょう。
 また、冒頭に置かれたドビュッシーの切れのよい解釈も聴きものですし、ブリテンの新古典的な音楽もなかなか興味深い仕上がりです。
 アヴァロン弦楽四重奏団は北イリノイ音楽大学の学生たちにより結成されたアンサンブルで、2000 年カーネギーホール、アリスタリーホール、ウィグモアホール、ヘラクレスザールでのコンサートをはじめ、世界中の音楽祭で演 奏、着々と実力と人気を高めています。




DYNAMIC



CDS-7710
\2100→\1890
ヴィヴァルディ:Di Trombe Guerriere-
 戦いのトランペット 〜協奏曲とオペラ・アリア集

 1-3.2 つのトランペットのための協奏曲 ハ長調 RV537/
 4.歌劇「モンテズマ」RV723-D’ira e furor armato/
 5.歌劇「テウッツォーネ」RV736-戦いのトランペット/
 6.歌劇「ティート・マンリオ」RV738-Dopo si rei disastri/
 7.歌劇「ティート・マンリオ」RV738-Combatta un gentil cor/
 8-10.オルガン、ヴァイオリン、チェロのための協奏曲 ハ長調 RV554a/
 11.歌劇「ウティカのカトーネ」RV705-Se in campo armato/
 12.歌劇「スカンデルベグ」 RV732-Con palme ed allori/
 13歌劇「貞節なニンフ」 RV714-Chi dal cielo o dalla sort/
 14-17.オーボエ、ヴァイオリン、オルガンとシャルモーのためのソナタ ハ長調 RV779
ガブリエーレ・カッソーネ(ナチュラル・トランペット)/
マッテオ・フリジェ(ナチュラル・トランペット)/
フランチェスカ・カッシナーリ(ソプラノ)/
マルタ・フマガッリ(メゾ・ソプラノ)/
ロベルト・バルコーニ(アルト)/
マウロ・ボルジョーニ(バス)/
アンサンブル・ピアン&フォルテ(ピリオド楽器使用)/
フランチェスコ・ファンナ(指揮)
 録音 2013 年10 月14-17 日 イタリア カッサーノ・モデルノ,パラッツォ・ボッロメオ

 以前はヴィヴァルディというと、協奏曲「四季」、もしくはその周辺の一部の協奏曲ばかりが知られていて、声楽曲や歌劇については、その存在すらも無視されていたかのようでした。
 もちろんこれらを的確に紹介するアーティストたちも数えるばかりであり、ヴィヴァルディのオペラの素晴らしさが一般に認知されたのは、あのチェチーリア・バルトリのアリア集が一つのきっかけになったことは間違いありません。
 同時に歌劇の演奏の機会も増え、最近はようやくそのバロック・オペラの認知度も上がってきたようです。
 ヴィヴァルディ(1678-1741)の声楽曲はとりわけ、トランペットと密接な関係を持っていて、このアルバムではアリアを紹介しながら、フィーチャーされたトランペットも楽しむという趣向になっています。
 現代のトランペットとは違った技術を必要とするナ チュラル・トランペットの妙技を、超絶技巧を駆使したアリアとともにお楽しみください。
 


CDS-7721
\2100→\1890
これが私のヴェルディ
 〜ヴェルディ:オペラ・アリア集

 1.歌劇「ナブッコ」-お前を見つけて良かったわ おお宿命の文書よ!/
 2.歌劇「アッティラ」-聖なる無限の祖国への愛よ!/
 3.歌劇「アッティラ」-ああ,飛んでいく雲にお姿が見えるのは/
 4.歌劇「マクベス」-勝利の日に私が出会った者どもに/
 5.歌劇「マクベス」-光は色あせ、天の灯台は消えてゆく/
 6.歌劇「マクベス」-血の痕がまだここにあるわ/
 7.歌劇「トロヴァトーレ」-静まり返った夜 /
 8.歌劇「トロヴァトーレ」-愛のバラ色の翼に乗って/
 9.歌劇「アイーダ」-勝ちて帰れ!/
 10.歌劇「アイーダ」-ああ、青い空も、穏やかな故郷のそよ風も
アマリッリ・ニッツァ(ソプラノ)/
オストラヴァ・ヤナーチェク・フィルハーモニック/
ジャンルカ・マルティネンギ(指揮)
 録音 2014 年5 月 オストラヴァ フィルハーモニカ・オーケストラ・オーディトリアム
  2007 年のパレルモ・マッシモ歌劇場来日公演の際、「シチリア島の夕べの祈り」のエレナ公女を演じて観客の人気を独り占めしたソプラノ、アマリッリ・ニッツァの最新アルバムです。
 あれから7 年の歳月を経た彼女の声は一層存在感を深め、迫力も増しています。
 このアルバムは彼女が「親友」と称するヴェルディ(1813-1901)の名アリアを収録したもので、ヴェルディ作品にふさわしい、劇的な表現力と素晴らしい声を存分に堪能できるものとなっています。




J.S.Bach-Stiftung


B347CD
\2700
ルドルフ・ルッツ(指揮)
 バッハ財団合唱団/バッハ財団管弦楽団
J.S.バッハ:カンタータ集 第14 集

 1-9.エルサレムよ、主をたたえよ BWV119/
 10.BWV119 第8 番:レチタティーヴォ/
 11.BWV119 第9 番:コラール(トーマス・ライニンガーによる金管パート付き)/
 12-17.各々に各々のものを BWV163/
 18-24.ただ愛する神の摂理にまかす者 BWV93
マリア・ウェーバー(ソプラノ)…1-11/
ミリアム・フロイアージンガー(ソプラノ)…12-24/
マーゴット・オイツィンガー(アルト)…1-11/
マルクス・フォルスター(アルト)…12-17/
ヤン・ベルナー(アルト)…18-24/
ベルンハルト・ベルヒトールト(テノール)…1-11/
ヨハネス・カレシュケ(テノール)/
ユリウス・プファイアー(テノール)…18-24/
マティアス・ヘルム(バス)…1-11/
マルクス・フォルペルト(バス)…12-24/
バッハ財団合唱団/
バッハ財団管弦楽団/
ルドルフ・ルッツ(指揮)
 録音 2014 年9 月19 日 スイス,チューリヒ 聖ペーター教会…1-11, 2012 年11 月16日 スイス,トロンゲン エヴァンゲリカル教会…12-17, 2010 年6 月18 日 スイス,トロンゲン エヴァンゲリカル教会…18-24

 おなじみルドルフ・ルッツによる「レクチャー付き、バッハ(1685-1750)のカンタータ演奏会」の録音です。
 今回はBWV119「エルサレムよ、主をたたえよ」とBWV163「神はただ万人のためにのみ」、BWV93「ただ愛する神の摂理にまかす者」が収録されています。
 祝典的な雰囲気が漲るBWV119 は、ドイツの「市参事会交代式」のためのカンタータ。まさにお祭りムード満載の厳粛な作品です。この曲には、最後のコラール(先導するレチタティーヴォも含む)が2ヴァージョン録音されており、最初は金管パートなし、次は金管パート付きで演奏されます。実際のコンサートでは、この間にお話が入るのですが、ここでは純粋に音の違いだけをお楽しみください。
 BWV163 は三位一体後第23 日曜日のためのカンタータ。イエスが説くのは「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」という内容であり、神は全ての賜物の与え手であり、真実の心を神に捧げることの大切さを歌っています。
 BWV93 は三位一体後第5 日曜日のためのカンタータで、悲しげな曲調を持つコラールで始まり、やはり「神の意思に身を委ねること」の大切さが厳粛に歌われています。



 

OEHMS



OC012
(8CD)
\4000→\3690

カサグランデ・コンクール、ロンドン国際ピアノ・コンクール、ウィーン・ベートーヴェン国際ピアノ・コンクールの覇者
 ヘルベルト・シュフ/OEHMS クラシック録音集


<CD1>
 1-8.シューマン(1810-1856):クライスレリアーナ Op.16/
 9-13.ラヴェル(1875-1937):鏡/
<CD2>
 1-5.ツェムリンスキー(1871-1942):ヴァイオリンとピアノのためのセレナーデ イ長調/
 6.シューベルト(17979-1828):幻想曲 ハ長調 Op.159D934 /
 7-10.ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン・ソナタ 第3 番 ニ短調 Op.108/
<CD3>
 1.ラッヘンマン(1935-):シューベルトの主題と5 つの変奏/
 2-5.シューベルト:ピアノ・ソナタ 第18 番 ト長調 Op.78 D894/
 6-8.シューベルト:ピアノ・ソナタ 第4 番 イ短調 Op.164 D537/
 9.ラッヘンマン:グエロ/
<CD4>
 1-4.シューマン:夜曲Op.23/
 5-7.ハインツ・ホリガー(1939-):エリス/
 8.スクリャービン(1872-1915):ピアノ・ソナタ 第9 番「黒ミサ」Op.68/
 9-11.ラヴェル:夜のガスパール/
 12.モーツァルト(1756-1791):アダージョ ロ短調 K540/
<CD5>
 1-11.シューマン:シューベルトの主題による変奏曲「あこがれのワルツの変奏曲」/
 12-24.シューマン:蝶々 Op.2/
 25-30.シューマン:6 つの間奏曲 Op.4/
 31-51.シューマン:謝肉祭 Op.9/
<CD6>
 1.ツェルニー(1791-1857):ウィーンのワルツによる変奏曲「あこがれのワルツ」Op.12/
 2.シューベルト:16 のドイツ舞曲 Op.83 D783-第15 番 ヘ短調/
 3.シューベルト:12 のドイツ舞曲 Op.171 D790-第11 番 変イ長調/
 4.シューベルト:36 のオリジナル舞曲(最初のワルツ) Op.9 D365-第6 番/
 5.シューベルト:36 のオリジナル舞曲(最初のワルツ) Op.9D365-第14 番/
 6.シューベルト:36 のオリジナル舞曲(最初のワルツ) Op.9 D365-第22番/
 7.シューベルト:16 のレントラーと2 つのエコセーズ Op.67 D734-レントラー第14 番/
 8.シューベルト:34 の感傷的なワルツ Op.50 D779-第13 番 イ長調/
 9.シューベルト:12 のドイツ舞曲 Op.171 D790-第3 番 ニ長調/
 10.ウェーバー(1786-1826):舞踏への勧誘 Op.65 /
<CD7>
 1-4.ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):ピアノ協奏曲Op.25/
 5-7.ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲 第3 番 ハ短調 Op.37/
<CD8>
 1-4.シューベルト:幻想曲 ハ長調「さすらい人」Op.15 D760/
 5-6.ヤナーチェク(1854-1928):
  ピアノ・ソナタ 「1905 年10 月1 日、街頭にて」 JW VIII/19/
 7-9.シューベルト:ピアノ・ソナタ 第13 番 イ長調 Op.120 D664
ヘルベルト・シュフ(ピアノ)/
<CD2>
ミリヤム・コンツェン(ヴァイオリン)/
<CD7>
ケルン西ドイツ放送交響楽団/
オラリー・エルツ(指揮)
 1979 年ルーマニア生まれのピアニスト、ヘルベルト・シュフのOEHMS レーベルへ録音した8 枚のCD をまとめたBOX の登場です。
 シュフは2004 年6 月のカサグランデ国際ピアノコンクールを皮切りに、、2005 年4 月のロンドン国際ピアノコンクール、同じく2005 年6 月のベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝と、その才能をまざまざと見せつけてくれました。
 OEHMS レーベルには2004 年から録音を開始、その独特なプログラミングははもちろんのこと、彼の奏でる瞑想的な音色はとても魅力的なものです。
 ベートーヴェンからハインツ・ホリガーまでと、様々な時代の作品を易々と弾き分けていますが、特にシューマンやラヴェルなどには独特の魅力があります。
 また、ウルマンとベートーヴェンの協奏曲は各雑誌でも高く評価されたものです。
 録音 <CD1>2004 年10 月25-27 日, <CD2>2006 年11 月27-29 日,<CD3>2007 年9 月11-12 日, <CD4>2008 年9 月, <CD5>2009 年12 月,<CD6>2009 年12 月, <CD7>2011 年3 月21-24 日, <CD8>2012 年8 月1-4 日


旧譜
オードランのグリーグ・チクルスで、知的で存在感あるピアノを聴かせてくれていたのがヘルベルト・シュフです

AU 92670
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
「グリーグ:管弦楽作品全集Vol.4/オードラン」
 交響曲ハ短調EG 119
 ピアノ協奏曲イ短調op.16
ヘルベルト・シュフ(ピアノ)
アイヴィン・オードラン(指揮)
ケルンWDR 交響楽団
 パヌラの直弟子オードランによるグリーグ管弦楽曲全集第4 弾、気鋭シュフ独奏のピアノ協奏曲若書きの交響曲も聴きもの

 録音:2013 年12 月9-13 日(交響曲)、2014 年2 月24-26 日(ピアノ協奏曲)/ケルン・フィルハーモニー(デジタル・セッション)[WDR 制作]/DDD、マルチチャンネル、ステレオ、62’40”

 SACD ハイブリッド盤。グリーグと同じノルウェー出身の画家エドヴァルト・ムンクの「魅惑の森」(1903 年頃)をアレンジしたジャケットが印象的なオードラン&ケルンWDR 響による管弦楽曲全集シリーズの最新盤。
 全5 巻完結予定のうち、すでに3 枚がリリース済みで、名匠ヨルマ・パヌラの薫陶を授かったノルウェーの指揮者オードランによるグリーグの語法を体得した音楽作りと優秀録音で評判を呼んでいます。
 第4 集は、ともにグリーグ唯一の交響曲とピアノ協奏曲という、ほとんど聴く機会のない作品と、屈指の人気作という対照的な組み合わせもユニークなプログラムとなっています。
 生前は未出版で、ようやく1981 年になって蘇演された「交響曲」は、グリーグがデンマークのコペンハーゲンに居住していた時期の1863 年から64年にかけて、当時の師でデンマークを代表する交響曲作家ニルス・ヴィルヘルム・ゲーゼの勧めにより作曲されたもの。ゲーゼに師事する以前、グリーグはライプツィヒ音楽院に学んでいますが、作風的にはメンデルスゾーンやシュポーア、そしてシューマンの影響を指摘されています。
 グリーグ自身は交響曲をドイツ音楽の影響が色濃いとして、「決して演奏してはならない」とまでスコアに書き込んだそうですが、むしろここではドイツのオーケストラによる演奏というところが作風にマッチしているといえるかもしれません。
 グリーグが数年来あたためてきた国民音楽への思いが結実した「ピアノ協奏曲」は、交響曲から4 年後、1868 年に完成しています。ノルウェー民謡風の旋律、和声、リズムがじつに新鮮にひびき、全篇に亘り、抒情とロマンがほとばしる魅力いっぱいの傑作で、ソリストに起用されたのは、1979 年ルーマニアに生まれたドイツのピアニスト、ヘルベルト・シュフ。
 カサグランデ国際ピアノ・コンクール、ロンドン国際ピアノ・コンクール、ウィーンのベートーヴェン国際ピアノ・コンクールと世界的なコンクールを制覇し、ソロ・アルバムをいくつか発表して好評を博してきたシュフは、2013 年にN 響の公演でリストの第1 番を弾き、大家の片鱗をみせつけていました。そのシュフの弾くグリーグの協奏曲ということでおおいに楽しみな内容といえるでしょう。

  


OC027
(8CD)
\5300→\4890

ドミートリー・キタエンコ&ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
 チャイコフスキー:交響曲全集

<CD1>
 1-4.マンフレッド交響曲 ロ短調 Op.58/
<CD2>
 1-4.交響曲 第1 番 ト短調「冬の日の幻想」Op.13/
 5-7.劇付随音楽「雪娘」op.12 より/
<CD3>
 1-4.交響曲 第2 番 ハ短調「小ロシア」Op.17/
 5-12.ロココ風の主題による変奏曲 イ長調 Op.33/
 13.アンダンテ・カンタービレ/
<CD4>
 1-5.交響曲 第3 番 ニ長調「ポーランド」Op.29/
 6-9.バレエ音楽「眠りの森の美女」組曲 Op.66a/
<CD5>
 1-4.交響曲 第4 番 ヘ短調 Op.36/
 5.イタリア奇想曲 Op.45/
<CD6>
 1-4.交響曲 第5 番 ホ短調 Op.64/
 5.歌劇「スペードの女王」Op.68-序曲/
<CD7>
 1-4.交響曲 第6 番 ロ短調「悲愴」Op.74/
<CD8>
 1-4.交響曲 変ホ長調(S. ボガティレフによる補筆完成版)/
 5.ピアノ協奏曲 第3 番 変ホ長調 Op.75
<CD3>
 レオナルド・エルシェンブロイヒ(チェロ)…5-13/
<CD8>
 リーリャ・ジルベルシュテイン(ピアノ)/
 ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/
 ドミートリー・キタエンコ(指揮)

 サンクトペテルブルクに生まれ、レニングラード音楽院、モスクワ音楽院で学び、その後、ウィーン音楽アカデミーでハンス・スワロフスキーに師事したという、指揮者ドミトリー・キタエンコ。彼の演奏はどれもメリハリのある重厚なものとして知られ、これまでにもショスタコーヴィチやプロコフィエフの交響曲全集は大人気を博しています。
 このチャイコフスキー(1840-1893)の交響曲全集も、素晴らしい演奏であり、それはCD1 の「マンフレッド交響曲」を聴いただけでも明らかです。各々の楽章の性格の描き分けはもちろんのこと、音楽の隅々までもが明解で説得力に溢れています。
 全てがすっきりと見通しが良く、美しいところはひたすら美しく、また激しいところは恐ろしいほどに激しいというメリハリのある演奏です。
 全ての交響曲がそんな確信に裏打ちされており、また要所要所に挟み込まれた序曲などの管弦楽曲と、あまり聴く機会のないピアノ協奏曲変ホ長調も驚くばかりの名演です。 

 録音 <CD1>2009 年3 月29-31 日/<CD2>2009 年11 月8-10 日…1-4/2011年12 月…5-7/<CD3>2009 年3 月29-31 日/<CD4>2010 年11 月、2011 年12 月/<CD5>2010 年11 月/<CD6>2011 年3 月20-22 日/<CD7>2010 年1 月/<CD8>2012 年4 月…1-4/2013 年5 月…5 


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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


CLAUDIO 



CB6027
\2400→\2190
セケイラ・コスタの伝説的名演
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2 番&第4 番

 1-3.ピアノ協奏曲 第2 番 ハ短調 Op.18/
 4-6.ピアノ協奏曲 第4 番 ト短調 Op.40
セケイラ・コスタ(ピアノ)/
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/
クリストファー・シーマン(指揮)
録音 1993 年
 ポルトガル出身のピアニスト、セケイラ・コスタの伝説的名演とされるラフマニノフ(1873-1943)の2 つのピアノと管弦楽のための作品です。
 20 世紀の名人たちの伝統を継ぐコスタは、このラフマニノフでも、ロマンティックな解釈と、華やかな技巧を全面に押し出し、適度にテンポを揺らすという、極めて納得の行く演奏をしています。
 第1 番の協奏曲とパガニーニ変奏曲を収録した前作(CB6026)も素晴らしかったのですが、ラフマニノフの協奏曲の中でダントツの人気を誇る第2 番での、落ち着いた演奏には、誰しも納得するに違いありません。スマートさよりも、素朴な土の香りが漂うラフマニノフです。



 セキュエラ・コスタ。1930年ポルトガル生まれ。
 リストを継承する数少ないピアニストと呼ばれる。彼はリストやハンス・フォン・ビューローの最後の弟子の一人ヴィエナ・ダ・モッタの生徒なのである。またマルク・ハンブルグ、エドウィン・フィッシャー、マルグリット・ロン、ジャック・フェヴリエにも師事した。
 22歳でロン=テイボー国際ピアノコンクール優勝し、パリ市大賞を受賞。そして若干27歳で敬愛するヴィエナ・ダ・モッタを名を冠する国際ピアノコンクールを自ら創立。
 また1958年、ショスタコーヴィッチに招待され、28歳という若さで第1回チャイコフスキー国際ピアノ・コンクールの審査員となる。その時代からずっと審査員をやっているのは今や彼ひとりだという。現在はショパン・コンクール、ロン=ティボー・コンクール、モントリオール・コンクール、ルービンシュタイン・コンクールなどのコンクールの審査員も務めているらしい。
 これまでシューマン、ラフマニノフ、ショパンのピアノとオーケストラのための全作品を録音しているという知られざる大御所である。


コスタの伝説的名演とされるラフマニノフの第1番

CB6026
\2400→\2190
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第1番/パガニーニの主題による狂詩曲
 1-3.ピアノ協奏曲 第1番 嬰へ短調 Op.1/
 4.パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
セケイラ・コスタ(ピアノ)/
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/
クリストファー・シーマン(指揮)
録音 1994年…1-3, 1991年…4
 ポルトガル出身のピアニスト、セケイラ・コスタの伝説的名演とされるラフマニノフ(1873-1943)の2つのピアノと管弦楽のための作品です。
 20世紀の名人たちの伝統を継ぐコスタは、このラフマニノフでも、ロマンティックな解釈と、華やかな技巧を全面に押し出し、適度にテンポを揺らすという、極めて納得の行く演奏をしています。
 このCDに収録されたラフマニノフの第1番の協奏曲は、モスクワ音楽院の卒業試験のために作曲された作品で、良く書けてはいたものの、やはり習作の域を出ることがなかったのか、後年になってラフマニノフはこの作品を全面改訂したというエピソードもあります。
 その点、有名な「パガニーニの主題による狂詩曲」は文句なしの名曲で、もちろんピアニストの名技も思う存分楽しむことができるものです。




<映像>


ACCENTUS MUSIC


ACC 20208DVD
(DVD)
\3100
ユン・イサン〜
 ドキュメンタリー「南北朝鮮のはざまで」
 尹伊桑慟哭の人生ドキュメンタリー。戦後70 年で考えねばならない、もうひとつの日本昭和史

 監督:マリア・ストッドマイヤー
 リージョン:All、カラー、16:9 NTSC、PCM Stereo、Dolby Digital 5.1、DTS 5.1、60分、字幕:日英独仏韓

 日本統治下の朝鮮半島で生まれた作曲家ユン・イサン(尹伊桑)(1917-1995)。彼がドイツを終の棲家としながらも、北朝鮮とのかかわりや、韓国の故郷への望郷の念が描かれています。
 彼と面識のあった音楽家、小学校教師時代の教え子、家族の証言をもとに、彼の祖国統一の悲願を辿ります。
 チェロを熟知していた尹のチェロ協奏曲を軸に、韓国のチェロ奏者コ・ボンインが北朝鮮のオーケストラと平壌で上演する様子を、彼の悲願だった「音楽による南北統一」にかぶらせ、深く考えさせられます。
 尹は1963 年に初めて北朝鮮を訪問、金日成、金正日と親しくその後頻繁に往来し、平壌には金正日の肝入りで国立尹伊桑研究所が創設されるほどの扱いを受けました。
 ベルリン在住だった彼は、ヨーロッパでの北朝鮮による拉致に関与していたとも言われ、1967 年にはKCIA に強制送還されて拷問の末、朴大統領(先代)からスパイ容疑で死刑判決を受けます。それを当時のニュース映像を交え、手に汗握らせます。
 音楽ファンはもとより、韓流ドラマ・ファン、北朝鮮問題に興味のあるすべての向きにオススメ。日本語字幕付き。





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 DYNAMIC(映像)



DYNDVD37728
\2700→\2490
日本語字幕付き!
 ミラノ・スカラ座 その黄金時代 第1 集
  エンツォ・ビアーギによる大歌手へのインタヴュー集
   カラス、デル・モナコ、フレーニ、ディ・ステファーノ


 登場する歌手、音楽家たち
  マリア・カラス(ソプラノ)/マリオ・デル・モナコ(テノール)/
  ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)/ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(テノール)/
  ロマーノ・ガンドルフィ(指揮者)/
  アントニーノ・ヴォットー(指揮者)/
  ルカ・ロンコーニ(演出家)/
  クラウディオ・アバド(指揮者)/
  ジュリエッタ・シミオナート(メゾ・ソプラノ)
 イタリアが誇る名ジャーナリスト、エンツォ・ビアーギ(1920-2007)による大歌手たちのインタヴュー映像集です。
 ミラノ・スカラ座に格別の愛を抱いていたビアーギは、1981年から1982 年に渡り、上演される歌劇にまつわる全ての事象を掘り下げるために、リハーサル中の歌手や指揮者たちにインタビューを重ね、この興味深い映像を作り上げました。
 もちろん既に大歌手であった、マリア・カラスの未発表のインタビュー映像ややマリオ・デル・モナコへのロングインタビューは最大の見所ですが、この年の新プロジェクトであったワーグナーの「ローエングリン」を振ったアバドと演出家ジョルジョ・ストレーレルへの興味深いインタビューがあったり、ミレッラ・フレーニの飾らない人柄を見る事ができたりと、イタリア・オペラ・ファンならずとも、垂涎の映像であることは間違いありません。
 このシリーズ、続編もお楽しみに!もちろん理解に役立つ詳細な日本語字幕が付いています。 
 1981/1982 年収録/収録時間:87 分/音声:ステレオ2.0/字幕:伊, 英, 仏, 独, 日/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/片面2 層ディスク


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EURO ARTS(映像)



20 60874
(Blu-ray)
\5000→\4590
東京バレエ団創立50 周年記念公演
 音楽とダンスを融合させた大スペクタクル

 ベジャール振付の「第九交響曲」
  メータ指揮、イスラエル・フィル
  東京バレエ団&モーリス・ベジャール・バレエ団共演
    ベートーヴェン「第九交響曲」
振付:モーリス・ベジャール
メータ指揮
イスラエル・フィル
芸術監督:ジル・ロマン
出演:東京バレエ団、
モーリス・ベジャール・バレエ団
クリスティン・ルイス(ソプラノ)
藤村実穂子(メゾソプラノ)
福井敬(テノール)
アレクサンダー・ヴィノグラードフ(バス)
栗友会(合唱)
栗山文昭(合唱指揮)
ピョートル・ナルデリ(振付指導)
KKC 9123
(Blu-ray)
\5000+税
〔国内盤仕様〕


20 60878
(DVD)
\3100→\2890
KKC 9124
(DVD)
\4000+税
〔国内盤仕様〕
 
 (Blu-ray)20 60874:画面:1080i Full HD、16:9 (3D & 2D)、音声:PCM ステレオ、DTS HD MA5.1、リージョン:All、字幕:英独韓日、88分/KKC 9123:輸入盤・日本語帯・解説付
 (DVD)20 60878:画面:NTSC ,16:9、音声:PCM ステレオ、DTS 5.0、画面: 16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS 5.1、DD5.1、リージョン:All、字幕:英独韓日、88分/KKC 9124:輸入盤・日本語帯・解説付

 1964 年東京バレエ団が創立された年に初演されたモーリス・ベジャール振付によるベートーヴェン「第九交響曲」。

 東京バレエ団創立50 周年にモーリス・ベジャール・バレエ団との共同制作により東京、NHK ホールで2014 年に上演された際の映像がDVD とブルーレイで発売されます。
 ダンサー、オーケストラ、独唱歌手、合唱団の総勢350 人が繰り広げる大スペクタクルの舞台が高画質で楽しむことができます。

 モーリス・ベジャール・バレエ団の芸術監督ジル・ロマンがニーチェが「悲劇の誕生」を朗読する<プロローグ>。
 褐色の衣装をまとった数十人のダンサーが登場し大地に息づく生命を表現し、ソリスト柄本弾と上野水香の躍動的な踊りも注目の<第1 楽章>。
 燃える赤の衣装で本能的に踊る<第2 楽章>。
 白の衣装をまとったダンサーたちが静謐に美しく愛のダンスを踊る<第3 楽章>。
 黄色の衣装のダンサーが登場し次第に多国籍のダンサーを加わり「歓喜の歌」が始まる<第4 楽章>。
 ダンスと音楽を調和させたズービン・メータの指揮は、初演から半世紀を越えて伝えられた友愛のメッセージを、現代の聴衆に深く語りかけています。















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8/12(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


COVIELLO CLASSICS



COV 91508
(SACD HYBRID)
¥2600→\2390
ボストック、2013年の新録音は「幻想」
 (1)ウェーバー(ベルリオーズ編):舞踏への勧誘
 (2)ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
ダグラス・ボストック(指揮)
アルゴヴィア(アールガウ)・フィル
 ボストックのイギリス風「幻想交響曲」

 録音:2013年6月2-4日/ベーレンマッテ・ズール(スイス)(ライヴ)/Multichannel、62’ 03”


 ボストックは1955年イギリスのチェシア州ノースウィッチ生まれ。イギリスとドイツで音楽学と指揮法を学び、ボールトとトラヴィスに師事。
 チェコ室内フィル、ミュンヘン響、アールガウ響、などの首席/常任指揮者を務め、日本にも何度も来日。東京佼成ウィンドオーケストラの常任指揮者を務めつつ、東京芸術大学で指導も行なっている。
 ただ、CD界でのボストックはとにかく「初録音魔」として知られる奇才である。
 その録音タイトルには多くの「世界初」が並ぶ。
 とにかく何か新しいことをやらないと気がすまない。演奏自体は案外穏健なのものだが、珍しい作品や版をきっちりと聴かせてくれる分には申し分ない。まったく目の離せない御仁。
 そのボストックが一体どういうわけか今回幻想交響曲を録音・・・ただですむはずがない、というのはかんぐりすぎか。
 


 SACD ハイブリッド盤。
 東京佼成ウインドオーケストラの首席指揮者や、東京藝術大学で教鞭をとるなど、日本と縁の深いダグラス・ボストック。珍しいオーケストラ曲の世界初録音で知られる彼が、今回は名作中の名作、ベルリオーズの幻想交響曲に挑戦しました。あえて母国イギリス文学に基づく「ロメオとジュリエット」や「イタリアのハロルド」を選んでいないところに、ボストックの自信が伺えます。
 カップリングはウェーバーのピアノ曲「舞踏への勧誘」のベルリオーズによる華麗な管弦楽版。この2 篇を並べると、音楽がよく似ていて、ベルリオーズがいかにウェーバーの影響を受けていたかを実感させてくれます。
 ボストックが指揮すると、ベルリオーズが意外にもホルストの音楽のように聴こえるのが興味津々です。



ボストックの膨大なカタログから
SCANDINAVIANレーベル

220559
\1300
ホルスト:
 交響曲「コッツウォルド丘陵」 Op. 8
 組曲第2番
 バレエ音楽「どこまでも馬鹿な男」
 スケルツォ
ダグラス・ボストック(指揮)
ミュンヘン交響楽団
 ボストックの代表盤といえばホルストになるか。珍しく、しかも名曲、しかも堅実なる名演。いうことなし。
 

220593
\1300
ランゲミュラー:交響曲第1番/第2番 ダグラス・ボストック(指揮)
ホヘミア室内フィルハーモニー管
 ひっそりとたたずむ歌曲やピアノ曲が高い人気を誇るランゲ=ミュラー。最近復興の兆しがある。
 ほとんど独学でオペラ、管弦楽曲、劇場音楽、合唱作品、200以上の歌曲、ピアノ曲など広範囲の曲を書いた。生涯ひどい頭痛に悩まされたせいか、その作品は内向的でメランコリック。大規模な作品は冗長感があるとされるが、その中でこの交響曲は彼の密やかな代表作で、交響曲マニアには人気が高い。ボストックのこの演奏が世界初録音だったはず。

 

COV 91510
(SACD HYBRID)
¥2600
世にも不思議な響きのアンサンブル
 (1)バーンスタイン(ハーモン編):「キャンディード」序曲
 (2)アルベニス(シンドル編):
  スペイン組曲〜アラゴン/グラナダ/アストゥーリャス
 (3)マーク・グレントワース(ビラプリニョ編):ブルース・フォー・ギルバート
 (4)アレン・ショーン(シンドル編):3つのダンス・ポートレート
 (5)ガーシュウィン(シンドル編):ラプソディ・イン・ブルー
ブルー・チェンバー・クヮルテット
 【ユリア・バルタ(Pf)、
  アンゲリカ・ジマン(Hp)、
  ホルガー・ミハルスキ(Cb)、
  トーマス・シンドル(Vib)】
 録音:2015年2月13-17日/シュトックフィッシュ・スタジオ(ノルトハイム)/Multichannel、53’ 23”

 SACD ハイブリッド盤。
 ピアノ、ダブルベース、ヴィブラフォンという組み合わせはジャズを思わせますが、グランドハープが入ることで、世にも妙なる異次元的音響を産みだします。
 ヴィブラフォン界の人気作、グレントワースの「ブルース・フォー・ギルバート」が入っているのも嬉しい限り。ガーシュウィンの「ラプソディ・イン・ブルー」も、冒頭のクラリネットのグリッサンドをヴィブラフォンが受け持ち、最高のカッコ良さ。ハープとヴィブラフォンが何とも涼しげな響きを醸し、酷暑に最適なアルバムです。




FIRST HAND RECORDS


FHR 36
\2100
シンシアの饗宴
 アンソニー・ホルボーン(c.1545-1602):愛の果実/ ワトソン
 リチャード・デリング(c.1580-1630):パヴァン
 作曲者不詳:ヒュー・アシュトンのマスク
 ホルボーン:3声のファンタジア第2番
 ウィリアム・バード(1540-1623):古いオクスフォード行進曲
 ジャイルズ・ファーナビー(c.1563-1640): 愛しのロビン
 ジョン・ダウランド(1563-1626):蛙のガリアード
 バード:2声のイン・ノミネ第32番
 ダウランド/ ヤコブ・ファン・エイク涙のパヴァーヌ
 ダウランド:彼女は私の過ちを許してくれるのか?
 エルウェイ・ベヴィン(ca. 1554-1638):ブラウニング
 ホルボーン:パヴァン、ガリアード、アルメーン〜
  パヴァン第13番/ チョイス第59番/ ハニーサックル第60番
 アルフォンソ・フェッラボスコ2世:4声のファンタジア(第9番)
 作曲者不詳:女王のアルメイン(バード:クーラント)
 クリストファー・タイ(1505-1572):
  イン・ノミネ第11番「さらば愛しき人よ、永遠に」
 モーリー:ファンタジー第5番「悲しみ」
 作曲者不詳:
  パヴァン/ ガリアード/ アルマンド〜アルマンド「馬の脚」/ エセックス伯
 バード:4声のファンタジア第1番
 作曲者不詳:パヴァン/ 踊り/ ロンダ/ ラ・レプレサ
フラウタドース・リコーダー・カルテット
 【キャサリン・フレミング、
  マーリン・ハリソン、
  セリア・アイルランド、
  イアン・ウィルソン】
レオ・チャドバーン(リコーダー)
 エリザベス朝の音楽をリコーダー・カルテットで聴く

 バードやダウランドなどエリザベス王朝時代の音楽家たちによる名曲をリコーダー・カルテットで演奏したアルバム。
 使用された楽器は、ウィーン美術史美術館に保管されていた16 世紀の美しい楽器を、アメリカの有名なリコーダー製作者トーマス・プレスコットが修復したもの。典雅なエリザベス朝の宮廷音楽の響きを再現しています。
 


FHR 39
\2100→\1890
実は相性がいい・・・オーボエとギターのためのラテン・アメリカ音楽集
 ピアソラ:オブリビオン、リベルタンゴ
 ヴィラ=ロボス:前奏曲
 ピアソラ:タンゴの歴史〜「1900年代の娼窟」「1930年代のカフェ」
 アグスティン・バリオス:フリア・フロリダ、ワルツ第3番Op.8
 ディレルマンド・レイス:バイーア女の風情
 チェルソ・マカド:パソカ
 ルイス・ボンファ:カーニヴァルの朝
ダヴィデク=ポイナー・デュオ
 モニカ・ダヴィデク(オーボエ)
 ラッセル・ポイナー(ギター)
 オーボエ&ギターで奏でるラテン・アメリカの音楽

 ポーランド出身のオーボエ奏者モニカ・ダヴィデクとイギリス出身のギタリスト、ラッセル・ポイナーによるデュオ。2011 年の初コンサート以来、オーボエの甘くもの哀しい音色と色彩豊かなギターの異色の組み合わせによるデュオで聴衆を魅了してきました。彼らのデビュー・アルバムとなる本作は、ピアソラ、ヴァイラ=ロボスなどラテン・アメリカの作曲家の作品を収録。中でもパラグアイ出身のアウグスティン・バリオスの「フリア・フロリダ」は、心をぐっと掴む名曲。20 世紀を代表するギタリストであり、世界各国を転々としながら作曲、演奏活動を行っていた人物。そんな放浪生活中に出会った女性のために作曲された「フリア・フロリダ(花ざかりのフリア)」。舟歌のリズムに甘いメロディがのせられた優しい作品です。そして世界中でボサノヴァ・ブームを巻き起こした映画「黒いオルフェ」の主題歌「カーニヴァルの朝」。ラテン音楽の魅力が体の中に染み込んでくるような1 枚です。




PENTATONE



PTC 5186555
(2SACD HYBRID)
\4200→\3790
ハイモヴィッツが15年ぶりにバッハ無伴奏を再録!
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 全6曲 BWV1007-1012

 Disc 1(58’46”)
  (1)第1番 ト長調 BWV1007
   (I.2’17”+II.4’06”+III.2’45”+IV.2’35”+V .3’43”+VI.1’51”)
  (2)第2番 ニ短調 BWV1008
   (I.4’06”+II.3’22”+III.2’05”+IV.4’27” +V.3’16”+VI.2’26”)
  (3)第3番 ハ長調 BWV1009
   (I.3’25”+II.4’06”+III.2’43”+IV.3’54”+V.4’05”+VI.3’16”)
 Disc 2(75’44”)
  (4)第4番 変ホ長調 BWV1010
   (I.3’31”+II.4’27”+III.3’40”+IV.3’49”+V.5’02”+VI.2’47”)
  (5)第5番 ハ短調 BWV1011
   (I.5’25”+II.4’32”+III.2’18”+IV.4’00”+V.4’48”+VI.3’09”)
  (6)第6番 ニ長調 BWV1012
   (I.4’21”+II.7’04”+III.3’35”+IV.4’40”+V.4’16”+VI.4’03”)
マット・ハイモヴィッツ
 ((1)-(5)チェロ;ゴフリラー1710年製作)
 ((6)チェロ・ピッコロコルマー18世紀製作)
  A'=415Hz
 注目盤。鬼才ハイモヴィッツが15年ぶりにバッハ無伴奏を再録!

 セッション録音:2015年4月/芸術文化アカデミー(ニューヨーク)/マルチ・チャンネル、Disc1 : 58’ 46”、Disc2 : 75’ 44”

 SACD ハイブリッド盤。
 鬼才チェリスト、マット・ハイモヴィッツが15 年ぶりにバッハの無伴奏チェロ組曲を全曲録音しました。
 チェリストにとって最重要レパートリーであるこれらの組曲をハイモヴィッツは常に演奏会で取り上げ、様々なアプローチに挑戦してきました。今回の録音ではA'=415Hz で調律・調弦しました。
 技術的限界を感じさせないハイモヴィッツの演奏は美しさの極みといえ、軽やかなボーイングから奏でられる音色にうっとりしてしまいます。ことに重音の響きは神秘的です。さらにPENTATONE の技術チームによる高音質録音により演奏の美しさを引き立てております。ハイモヴィッツの“今” を聴くことができる名盤・代表盤の誕生と言えましょう。
 1970 年イスラエル生まれのチェリスト、マット・ハイモヴィッツは、1988 年にレヴァイン指揮、シカゴ交響楽団をバックにドイツ・グラモフォンに録音し、センセーショナルなレコーディング・デビューを果たしました。その後、1999 年に自身のレーベルOxingale Recordsよりバロックから現代まで、さらにジャンルの壁を超えジャズ、ロックと実に多彩なプログラムに挑戦してきました。


先日の新譜
ハイモヴィッツ/ベートーヴェン「チェロ・ソナタ」全曲

PTC 5186475
(2SACD HYBRID)
\4200→\3790
ハイモヴィッツがベートーヴェン「チェロ・ソナタ」全曲をフォルテピアノと
 ベートーヴェン:チェロとピアノのための作品全集

 [Disc1]
  (1)チェロ・ソナタ第1番ヘ長調 Op.5-1
  (2)ヘンデル『ユダ・マカベア』〜
   「見よ勇者は帰る」の主題による12の変奏曲ト長調 WoO.45
  (3)チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.5-2
  (4)モーツァルト『魔笛』〜「娘か女か」の主題による12の変奏曲ヘ長調 Op.66
 [Disc2]
  (5)チェロ・ソナタ第3番イ長調 Op.69
  (6)モーツァルト『魔笛』〜
   「恋を知る男たちは」の主題による7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46
  (7)チェロ・ソナタ第4番ハ長調 Op.102-1
  (8)チェロ・ソナタ第5番ニ長調 Op.102-2 
マット・ハイモヴィッツ(チェロ)
クリストファー・オライリー
 (フォルテピアノ)
 大注目盤! 優秀録音!“PENTATONE OXINGALE Series”始動、名手ハイモヴィッツ&オライリーがベートーヴェンのチェロとピアノのための作品全曲をフォルテピアノを用い当時の響きを追求!

 チェロ;ゴフリラー 1710年製[A’=430Hz]/フォルテピアノ[A’=430Hz]
 セッション録音:2014 年1 月/スカイウォーカー・サウンド、ルーカス・ヴァレー(カリフォルニア)/DDD、Disc 1 71’58”、Disc 2 68’02”

 SACD ハイブリッド盤。
 この度、Pentatone レーベルとカナダのOxingale Records レーベルとの共同企画“PENTATONE OXINGALE Series”が始動します。
 記念すべき第1 弾はOxingale Records レーベルの看板アーティスト、チェリストのマット・ハイモヴィッツとピアニストのクリストファー・オライリーが、ベートーヴェンのチェロとピアノのための作品全曲を録音しました。当録音では作曲された時代の響きを追求・研究を重ねた結果、フォルテピアノを用い、チェロはハイモヴィッツの愛器であるゴフリラー(1710 年製)にガット弦を張り、A’ =430Hz で調律・調弦しました。ハイモヴィッツ、オライリーの安定したテクニックと切れ味抜群の演奏により当全集の新たな名盤登場と言えます。Pentatone の高音質録音によりオーディオ・ファンにもおすすめです。
 1970 年イスラエル生まれのチェリスト、マット・ハイモヴィッツは、1988 年にレヴァイン指揮、シカゴ交響楽団をバックにドイツ・グラモフォンに録音し、センセーショナルなレコーディング・デビューを果たしました。その後、1999 年に自身のレーベルOxingale Records よりバロックから現代まで、さらにジャンルの壁を超えジャズ、ロックと実に多彩なプログラムに挑戦してきました。
 今回のベートーヴェンは膨大なレパートリーの中でも最も重要な作曲家の一人と語るハイモヴィッツにとって満を持しての録音となりました。今後の“PENTATONE OXINGALE Series” からのリリースも注目です!







SAKURA



SAKURA 5
\3000→\2690

またまた宇野功芳!
 今度は佐藤久成と!
  燃えに燃えたチャイコンとベト7!

 (1)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
  (I.20’37”+II.8’14”+III.11’27”=40’18”)
 (2)ベートーヴェン:交響曲第7 番 イ長調 Op.92
  (I.12’27”+II.8’59”+III.8’00” +IV.7’03”=37’29”)

佐藤久成(ヴァイオリン)
宇野功芳(指揮)
仙台フィルハーモニー管弦楽団
 宇野功芳企画。宇和島・仙台の姉妹都市締結40周年記念
 佐藤久成、初のコンチェルト!功芳も燃えに燃えたチャイコンとベト7!久成+功芳、仙台フィル 宇和島ライヴ2015

 ライヴ収録:2015年4月11日/宇和島市立南予文化会館/ライヴ、DDD、79’10”

 宇野功芳氏が惚れこんだ超個性派ヴァイオリニスト、佐藤久成(HISAYA)。SAKURA レーベルからリリースされた「魔界のヴァイオリン」(SAKURA1)、「魔界のヴァイオリンⅡ」(SAKURA 4)がレコード芸術特選盤に選ばれるなど、今最も注目されているヴァイオリニストのひとりです。
 SAKURA レーベルからの第3 弾はHISAYA 初の協奏曲録音で、宇野功芳指揮、仙台フィルハーモニー管弦楽団との共演によるチャイコフスキーのライヴです。一期一会のスリリングな演奏で聴衆を魅了するHISAYA ですが、このチャイコフスキーも40 分を超える大熱演で期待以上の出来栄えです。宇野とHISAYA は万全を期するため仙台で入念なリハーサルを行い、2015 年4 月11 日、宇和島市立南予文化会館のコンサート当日は、超満員の聴衆の見守る中この3 者の熱演は会場を興奮のるつぼに引き込みました。HISAYA 節炸裂のチャイコフスキーを披露しております!
 後半のベト7 も注目です。今年85 歳を迎えた宇野功芳ですが、近年充実目覚ましい仙台フィルを率いて指揮活動の総決算を感じさせる渾身の指揮ぶりで力演を聴かせてくれます!DSD による1 ビット高品位録音です。




まさかの2週連続新譜!
先週ご紹介の、大阪交響楽団との「第9」
OVCL-00576
(SACD Hybrid)
\3200+税
で、出た!
 功芳の「第九」

  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調「合唱」Op.125
宇野功芳(指揮)
大阪交響楽団
神戸市混声合唱団
ソプラノ:丸山晃子、
アルト:八木寿子
テノール:馬場清孝、
バリトン:藤村匡人
 徹頭徹尾、宇野功芳!85歳の棒は、全霊にして渾身。
 宇野功芳は、1930年生まれの85歳。評論活動はもとより、指揮活動も壮年時代から活発に行なってきました。「第九」は、80年代後半に日大オーケストラを振ったのが契機となり、その後の指揮活動の礎となった、宇野功芳にとってゆかりも愛着もある曲です。これまで、アンサンブルさくら、新星日本交響楽団などとの記録もありますが、今回のライヴが遂にその集大成となりました。
 ここにくり広げられるのは、「冠絶した宇野功芳の世界」です。
 第1楽章の強奏の開始!から、第4楽章コーダの爆発まで、一瞬たりとも聴き手を離しません。第4楽章はじめには仕掛けもあり、バリトンは歩きながら登場させるなど演出も凝らし、聴衆はコンサート中ワクワク感で一杯だったといいます。
 アクセルとブレーキを絶妙に踏みかえながら、絶えず流動していく音楽は、コンサート時のパンフレットにある「こんな熱い第九、聴いたことがあるか」という世評通りの内容となりました。
 宇野ファンはもとより、第九はもう聴き飽きたという方にも、ぜひお聴きいただきたいアルバムです。
  2015年7月4日 いずみホール にてライヴ収録

ホンモノのジャケではありません。






TYXART



TXA 15061
¥2600→\2390
夭折の天才ゲッツの美しすぎる室内楽
 ゲッツ:
  (1)ピアノ四重奏曲ホ長調Op.6
  (2)ピアノ五重奏曲ハ短調Op.16
オリヴァー・トリェンドル(Pf)
マリーナ・シーシェ(Vn)
ペイジュン・シュー(徐沛?)(Va)
ニクラス・シュミット(Vc)
マチアス・ベルティンガー(Cb)
 録音:2015年4月/スタジオ・ブリッツ(ベルリン)/63’ 54”、日本語解説付き

 ヘルマン・ゲッツ(1840-1876) はケーニヒスベルク(現在ポーランドとリトアニアの間でロシアの飛地となっているカリーニングラード州)出身の作曲家。将来を嘱望されていましたが、結核のため夭折しました。メロディ・メーカーなうえ、若々しい透明な輝きにみちていて感動的。マーラーが指揮者として彼の作品を積極的にとりあげたといわれています。
 彼の最高傑作とされるピアノ四重奏曲は1867 年の作。伝統的ドイツ・ロマン派の魅力にあふれ、一聴して宝物なること間違いない逸品。一方最晩年1874 年のピアノ五重奏曲は、シューベルトの「鱒」と同じコントラバスを含む変則編成。「人間が苦しみのあまり言葉を失った時、神は苦しみを語る力を与える」という一節を副題としていて、死を目前にした才能あふれる天才の無念の情にあふれています。
 アンサンブルは常設でなく、それぞれがソリストとしてCD を出す実力派の集まり。見事のひとことにつきます。



旧譜/名曲
ヘルマン・ゲッツ:ピアノ協奏曲

HYPERION
CDA 67791
\2600→¥2390
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズVol.52
 ヘルマン・ゲッツ:ピアノ協奏曲変ロ長調Op.18
 J・ヴィエニャフスキ:ピアノ協奏曲ト短調Op.20
ヘイミッシュ・ミルン(ピアノ)
ミハウ・ドヴォジンスキ(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団

 ドイツの夭折の作曲家ヘルマン・ゲッツ(1840−1876)と、ヘンリクの弟ユゼフ・ヴィエニャフスキ(1837−1912)のピアノ協奏曲!

 ベルリンのシュテルン音楽院でシュテルンとビューローから指揮や作曲を学び、ヴィンタートゥールのオルガニスト、合唱監督を務めるなどスイスで活躍したゲッツ。
 身体を蝕み悪化する結核と闘いながら演奏活動を続けたゲッツ晩年の「ピアノ協奏曲Op.18」は、親交の厚かったブラームスと同じくウィーン古典派の影響を感じさせる夭折の天才の忘れ形見である。

 天才ヴァイオリニストとしてその名を轟かせた兄ヘンリクとは対照的に、パリ音楽院で学び作曲家、教育者としての優れた資質を開花させた弟ユゼフ・ヴィエニャフスキ。
 1860年にワルシャワで出版され、ベルギー国王レオポルド2世に献呈されたヴィエニャフスキの「ピアノ協奏曲Op.20」は、兄のヴァイオリンのように高度な技巧が要求されるソロパートや、ショパンやリストを彷彿とさせる作風やスタイルが特徴的。

※録音:2009年9月16日−17日、シティ・ホール(グラスゴー)





SHEVA COLLECTION(CD−R)



SH 036
(CD-R+Bonus DVD-R/
PAL/特別価格)
\3200→\2890
アルヴォ・ペルトの世界初録音となる“アガトン師”を収録。
 ペルト・ファン要注目!

  ペルト:アガトン師(世界初録音)
  サン=サーンス:クリスマス・オラトリオOp.12
ロベルト・モリネッリ(ディレクター)
アンナ・マリア・キウリ(メゾ・ソプラノ)
ボローニャ・チェロ・プロジェクト
デッレ・マルケ室内管弦楽団、他
 ロベルト・モリネッリは、イタリアで活躍する音楽家。ボローニャ室内管弦楽団の芸術監督や、ペスカーラ音楽院のヴィオラ科講師を務める傍ら、作曲家・アレンジャーとしても活動し、世界的に知られている。現代を代表する大作曲家アルヴォ・ペルトの世界初録音となる“アガトン師”を収録。ペルトファン要注目!

 ※録音:(アガトン師)2010年5月7日/(クリスマス・オラトリオOp.12)2008年11月
 ※Sheva Collectionはレーベル・オフィシャルのCD-R盤(DVD-R盤)となります。
 ※DVDはPAL方式のため、PAL方式対応の再生機器のみで試聴可能です。予めご了承ください。
 


SH 040
(CD-R)
\2500→\2290
クラリネットと管弦楽のための協奏曲集
 モーツァルト:オーボエ協奏曲ハ長調 K.314
  (クラリネット版世界初録音)
 ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番へ短調Op.73
 クルーセル:クラリネット協奏曲第3番変ロ長調Op.11
シュテファン・ジーゲンターラー(クラリネット)
カスパル・ゼンダー(指揮)
カペラ・イストロポリターナ
 スイスのクラリネット奏者シュテファン・ジーゲンターラーは、スイス・ビール交響楽団のソロ・クラリネット奏者から、医療機器関連企業の共同創設者、マネージング・ダイレクターに転身。2002年にはクラリネット・プレーヤーとして音楽のステージに舞い戻り、2008年にはルツェルン音楽大学の学長に就任した異色の経歴の持ち主である。
 このアルバムでは、オリジナルの協奏曲に加え、クラリネットでは世界初録音となる、モーツァルトの有名なオーボエ協奏曲も聴きどころ。

 ※録音:2010年9月20日−22日
 
SH 052
(2CD-R)
\5000
リスト・スピリチュアル
 2つの伝説:
  小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ、
  水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ
 詩的で宗教的な調べ:
  祈り、アヴェ・マリア、孤独の中の神の祝福、
  死者の追憶、主の祈り、眠りから覚めた子供への賛歌、
  葬送曲、パレストリーナによるミゼレーレ、
  無題(アンダンテ・ラクリモーソ)、愛の賛歌
イワン・ドンチェフ(ピアノ)
 若き実力者が華麗にリストを奏でる。ブルガリア出身のピアニスト、イワン・ドンチェフは、5歳で音楽を始め、その翌年にはリサイタルを開催した天才。1993年には、ブルガスフィルハーモニー管弦楽団とのハイドン・ピアノ協奏曲でデビューを果たしている。

 ※録音:2011年3月12日−6月21日
 


SH 056
(2CD-R)
\5000→\4590
イタリアのイギリス人 〜
 イタリアに影響を受けたイギリスのピアノ音楽

  ベイチュ:イタリアの思い出Op.19/
  ウォレス・ゴンドラ:
   ヴェネツィアの思い出、
   歌劇《ラ・ファヴォリータ》よりAnge si pur、
   ルクレツィア・ボルジャのモティーフによる華麗なファンタジー/
  スミス:
   ピッフェラーリ‐ミュゼット・モダーンOp.183、
   シエスタ‐空想Op.180、ヴェネツィアのセレナーデOp.201、
   ナポリの踊り‐コンサートピースOp.33/
  ウルステンホルム:ヴェニス‐デュエット/
  サマヴェル:タランテラ イ短調/
  ヴァレリー・ホワイト:イオニア海より‐4.素描/
  ジャーマン:タランテラ/
  ファージョン:ヴェネツィアの田園詩Op.20、舟歌/
  メリック:タランテラOp.5/マーカム・リー:ヴェニスの夜/
  ファニング:ソレント‐タランテラのような踊り/
  ゲール:ナポリ湾‐イタリアの組曲/
  スワフィールド:ラパロ/スコット:タランチュラ/
  ファージョン:ピアノ連弾のための2つのイタリアの素描
クリストファー・ハウエル(ピアノ)
エルマンノ・デ・ステファニ(ピアノ)
 ロンドン出身のピアニスト、クリストファー・ハウエルが奏でるイギリスのピアノ音楽作品集。ハウエルは、14歳という若さでリサイタルを開き、自身で作曲した作品を披露するなどその才能を発揮した。
 Sheva Collectionに多くの録音を残している。

 ※録音:2011年4月16日−7月30日、2012年1月14日
 
SH 106
(CD-R)
\2500→\2290
コモ湖国際ピアノアカデミー理事、ウィリアム・グラント・ナボレ
 ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲Op.120
ウィリアム・グラント・ナボレ(ピアノ)
 コモ湖国際ピアノアカデミーの理事を務め、緻密なアナリーゼや広範な知識に定評があるピアニスト、ウィリアム・グラント・ナボレによるベートーヴェン晩年の傑作ディアベリ変奏曲。
 ベートーヴェンの後期の作品の中でも、難解と言われているこの曲を見事なテクニックで聴かせてくれる。

 ※録音:(D.840)2005年6月4日−6日、(D.959)2005年6月25日−27日

少し聴けます!
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=iIA8ISY2U2g



ナボレによる
シューベルトのピアノ・ソナタ第20番と第15番

SH 105
(CD-R)
\2500→\2290
シューベルトのピアノ・ソナタ第20番と第15番
  シューベルト:
   ピアノ・ソナタ第20番イ長調 D.959
   ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 D.840 《レリーク》
ウィリアム・グラント・ナボレ(ピアノ)

ウィリアム・グラント・ナボレによるシューベルトのピアノ・ソナタ第20番と第15番。

 ※Sheva Collectionはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 ※録音:(D.840)2005年6月4日−6日、(D.959)2005年6月25日−27日

ピアノ・ソナタ第20番が少し聴けます。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=qSjQnIYXb7A






<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


MELODIYA



MELCD 1002380
\2200→\1990
カガン&グートマン夫妻とスヴェトラーノフ!
 ブラームスの二重協奏曲は1981年の録音!

  プロコフィエフ:
   チェロと管弦楽のための交響的協奏曲ホ短調 Op.125
  ブラームス:
   ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調 Op.102*
ナターリャ・グートマン(チェロ)
オレグ・カガン(ヴァイオリン)*
アレクサンドル・ラザレフ(指揮)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)*
ソヴィエト国立交響楽団
 旧ソ連の名ヴァイオリニスト、オレグ・カガンと、同じく名チェリスト、ナターリャ・グートマンの夫妻がソリストを務めたブラームスの「二重協奏曲」は、ロシアの超重量級コンビ、エフゲニー・スヴェトラーノフとソヴィエト国立交響楽団との共演。カガン、グートマン、そしてスヴェトラーノフが繰り広げるブラームス最後の管弦楽作品。これは要注目!
 ロストロポーヴィチに献呈されたプロコフィエフの大作「交響協奏曲」では、グートマンとラザレフが共演。師であるロストロポーヴィチから受け継いだ解釈も聴き逃せない。

 1981年の録音。ディジパック仕様
 


MELCD 1002265
\2200→\1990
ウラディーミル・スピヴァコフ
 モーツァルト:教会ソナタ集

  ニ長調 K.144/124a/ト長調 K.241/ヘ長調 K.244/
  変ロ長調 K.68/41i/ニ長調 K.245/ヘ長調 K.145/124b/
  変ホ長調 K.67/41h/ニ長調 K.69/41k/
  ハ長調 K.328/317c/変ロ長調 K.212/
  ヘ長調 K.224/241a/イ長調 K.225/241b/
  ト長調 K.274/271d/ハ長調 K.336/336d
ウラディーミル・スピヴァコフ
 (第1ヴァイオリン)
アナトーリ・シェイニュク
 (第2ヴァイオリン)
ユーリ・トゥロフスキー(チェロ)
セルゲイ・ディズール(オルガン)
 ロシアの名ヴァイオリニストであり、現在は指揮者としても活発な活動を展開しているウラディーミル・スピヴァコフが70年代前半に録音を行ったモーツァルトの「教会ソナタ集」。
 後のボロディン・トリオのメンバーであり、イ・ムジチ・ドゥ・モントリオールの創設者、ユーリ・トゥロフスキーなど、強力メンバーとのモーツァルト。西側にデビューする前のスピヴァコフの解釈が興味深い。

 1974年の録音。ディジパック
 
MELCD 1002361
(6CD/特別価格)
\6700→\5990

チャイコフスキー:ロマンス集 〜 コンプリート・コレクション

■CD1
 私の守護神、私の天使、私の友よ(1850年代)
   〔ニーナ・イサコヴァ(メゾ・ソプラノ)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
 ゼムフィーラの歌(1860年代初期)
   〔タマーラ・ミラシュキナ(ソプラノ)、ウラディーミル・ヴィクトロフ(ピアノ)、1969年録音〕
 真夜中(1860年代初期)
   〔タマーラ・ミラシュキナ(ソプラノ)、ウラディーミル・ヴィクトロフ(ピアノ)、1969年録音〕
 6つのロマンス Op.6(1869)
  1. 信じるな、わが友よ
   〔タマーラ・ミラシュキナ(ソプラノ)、ウラディーミル・ヴィクトロフ(ピアノ)、1969年録音〕
  2. おお、友よ語るな
   〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、ウラディーミル・シュライブマン(ピアノ)、1969年録音〕
  3. 悩ましく美しく
   〔ザーラ・ドルハーノワ(メゾ・ソプラノ)、ベルタ・コゼル(ピアノ)、1979年録音〕
  4. 震える涙
   〔ユーリ・マズロク(バリトン)、アリーナ・アファナシエワ(ピアノ)、1978年録音〕
  5. なぜ?〔セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ナウム・ワルター(ピアノ)、1962年録音〕
  6. ただ憧れを知る者だけが
   〔エレーナ・オブラスツォワ(メゾ・ソプラノ)、ヴァーツァ・チャチャヴァ(ピアノ)、1979年録音〕
 もう忘れられて(1970)
   〔タマーラ・ミラシュキナ(ソプラノ)、ウラディーミル・ヴィクトロフ(ピアノ)、1969年録音〕
 6つのロマンス Op.16(1872)
  1. 子守歌
   〔タマーラ・ミラシュキナ(ソプラノ)、ウラディーミル・ヴィクトロフ(ピアノ)、1969年録音〕
  2. 待て〔ニーナ・フォミーナ(ソプラノ)、アレクサンドル・ポクロフスキー(ピアノ)、1978年録音〕
  3. もう一度聞いて〔ユーリ・マズロク(バリトン)、アリーナ・アファナシエワ(ピアノ)、1978年録音〕
  4. おお、あの歌を歌って〔タチアナ・トゥガリノワ(ソプラノ)、ニコライ・コロルコフ(ピアノ)、1969年録音〕
  5. なぜそんなに〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、スヴェトラーナ・ズヴォナリョワ(ピアノ)、1978年録音〕
  6. ギリシャの新しい歌〔ユーリ・マズロク(バリトン)、アリーナ・アファナシエワ(ピアノ)、1969年録音〕
 2つのロマンス(1873)
  私の心を運びゆけ〔ナジェジダ・クラスナヤ(ソプラノ)、ヴァディム・フェドロフツェフ(ピアノ)、1990年録音〕
  青い春の瞳が〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、スヴェトラーナ・ズヴォナリョワ(ピアノ)、1978年録音〕

■CD2
 6つのロマンス Op.25(1874)
  1. 和解〔エレーナ・オブラスツォワ(メゾ・ソプラノ)、ヴァーツァ・チャチャヴァ(ピアノ)、1979年録音〕
  2. 熱い灰の上で〔イヴァン・ペトロフ(バス)、セミョン・ストゥチェフスキー(ピアノ)、録音年不詳〕
  3. ミニョンの歌〔タチアナ・トゥガリノワ(ソプラノ)、ニコライ・コロルコフ(ピアノ)、1969年録音〕
  4. カナリア〔マルガリータ・ヴォイテス(ソプラノ)、イルヤ・イヴァリ(ピアノ)、1983年録音〕
  5. 私は彼女と一度も話さなかった〔ユーリ・マズロク(バリトン)、アリーナ・アファナシエワ(ピアノ)、1969年録音〕
  6. 愚かなものと言われ続けて〔ユーリ・マズロク(バリトン)、アリーナ・アファナシエワ(ピアノ)、1969年録音〕
 2つのロマンス(1875)
  1. ただひとことに〔ユーリ・マズロク(バリトン)、アリーナ・アファナシエワ(ピアノ)、1969年録音〕
  2. 私たちの散歩もながくは〔ニーナ・イサコヴァ(メゾ・ソプラノ)、エフゲニア・ブルク(ピアノ)、1969年録音〕
 6つのロマンス Op.27(1875)
  1. 未来を夢見て〔ニーナ・イサコヴァ(メゾ・ソプラノ)、エフゲニア・ブルク(ピアノ)、1969年録音〕
  2. 見よあそこに雲が〔ニーナ・イサコヴァ(メゾ・ソプラノ)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
  3. 私から離れないで〔ニーナ・イサコヴァ(メゾ・ソプラノ)、エフゲニア・ブルク(ピアノ)、1969年録音〕
  4. 夕べ〔ニーナ・イサコヴァ(メゾ・ソプラノ)、エフゲニア・ブルク(ピアノ)、1969年録音〕
  5. 母は私を産んだのか〔ニーナ・フォミーナ(ソプラノ)、アレクサンドル・ポクロフスキー(ピアノ)、1978年録音〕
  6. 私の甘ったれさん〔ユーリ・マズロク(バリトン)、アリーナ・アファナシエワ(ピアノ)、1978年録音〕

■CD3
 6つのロマンス Op.38(1875)
  1. 一度も呼ばない
   〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、スヴェトラーナ・ズヴォナリョワ(ピアノ)、1978年録音〕
  2. みそさざい〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、ウラディーミル・シュライブマン(ピアノ)、1967年録音〕
  3. なぜ?〔セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ベルタ・コゼル(ピアノ)、1963年録音〕
  4. 彼は私をそんなに愛した〔ニーナ・フォミーナ(ソプラノ)、アレクサンドル・ポクロフスキー(ピアノ)、1978年録音〕
  5. 返事も、言葉も、挨拶もなく〔ユーリ・マズロク(バリトン)、アリーナ・アファナシエワ(ピアノ)、1969年録音〕
  6. 恐ろしい瞬間
   〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、スヴェトラーナ・ズヴォナリョワ(ピアノ)、1978年録音〕
 6つのロマンス Op.38(1878)
  1. ドン・ファンのセレナード〔ムスリム・マゴマエフ(バリトン)、ボリス・アブラモヴィチ(ピアノ)、1972年録音〕
  2. 早春のことだった〔ムスリム・マゴマエフ(バリトン)、ボリス・アブラモヴィチ(ピアノ)、1972年録音〕
  3. 騒がしい舞踏会で〔ムスリム・マゴマエフ(バリトン)、ボリス・アブラモヴィチ(ピアノ)、1972年録音〕
  4. おお、お前がそうできたら〔イヴァン・ペトロフ(バス)、セミョン・ストゥチェフスキー(ピアノ)、録音年不詳〕
  5. 死者の愛〔ユーリ・マズロク(バリトン)、アリーナ・アファナシエワ(ピアノ)、1969年録音〕
  6. ピンピネルラ〔セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ナウム・ワルター(ピアノ)、1962年録音〕
 7つのロマンス Op.47(1880)
  1. もしも私が知っていたなら〔タチアナ・トゥガリノワ(ソプラノ)、ニコライ・コロルコフ(ピアノ)、1969年録音〕
  2. 魂はゆっくりと天に上って行く
   〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、スヴェトラーナ・ズヴォナリョワ(ピアノ)、1978年録音〕
  3. 地上に闇はたれこめ
   〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、ウラディーミル・シュライブマン(ピアノ)、1969年録音〕
  4. 眠れ、悲しげな友よ〔ニーナ・イサコヴァ(メゾ・ソプラノ)、エフゲニア・ブルク(ピアノ)、1969年録音〕
  5. 祝福あれ、森よ〔イヴァン・ペトロフ(バス)、セミョン・ストゥチェフスキー(ピアノ)、録音年不詳〕
  6. 昼の光が満ちようと〔ムスリム・マゴマエフ(バリトン)、ボリス・アブラモヴィチ(ピアノ)、1972年録音〕
  7. 私は野の草ではなかったか
   〔エレーナ・オブラスツォワ(メゾ・ソプラノ)、ヴァーツァ・チャチャヴァ(ピアノ)、1979年録音〕

■CD4
 16の子供の歌 Op.54(1883)
  1. おばあさんと孫〔ゲンナジー・ピシュチャエフ(テノール)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
  2. 小鳥〔ゲンナジー・ピシュチャエフ(テノール)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
  3. 春〔ゲンナジー・ピシュチャエフ(テノール)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
  4. 私の庭〔ゲンナジー・ピシュチャエフ(テノール)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
  5. 伝説〔イリーナ・アルヒーポワ(ソプラノ)、オレグ・グセルニコフ(ピアノ)、1986年録音〕
  6. 岸辺に〔ゲンナジー・ピシュチャエフ(テノール)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
  7. 冬の夕べ〔ゲンナジー・ピシュチャエフ(テノール)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
  8. かっこう〔イリーナ・アルヒーポワ(ソプラノ)、オレグ・グセルニコフ(ピアノ)、1986年録音〕
  9. 春〔ゲンナジー・ピシュチャエフ(テノール)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
  10. 嵐の中の子守歌〔セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ベルタ・コゼル(ピアノ)、1963年録音〕
  11. 小さな花〔ゲンナジー・ピシュチャエフ(テノール)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
  12. 冬〔ゲンナジー・ピシュチャエフ(テノール)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
  13. 春の歌〔ゲンナジー・ピシュチャエフ(テノール)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
  14. 秋〔ゲンナジー・ピシュチャエフ(テノール)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
  15. つばめ〔ゲンナジー・ピシュチャエフ(テノール)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
  16. 子供の歌〔ゲンナジー・ピシュチャエフ(テノール)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕

■CD5
 6つのロマンス Op.57(1884)
  1. 木陰で何を歌うのか〔エリザヴェータ・シュムスカヤ(ソプラノ)、ニコライ・コロルコフ(ピアノ)、1962年録音〕
  2. 黄色の柳の上に〔エルメク・セルケバエフ(バリトン)、ウラディーミル・ヴィクトロフ(ピアノ)、1973年録音〕
  3. 聞かないで〔エレーナ・オブラスツォワ(メゾ・ソプラノ)、ヴァーツァ・チャチャヴァ(ピアノ)、録音年不詳〕
  4. 眠れ!〔タチアナ・トゥガリノワ(ソプラノ)、ニコライ・コロルコフ(ピアノ)、1979年録音〕
  5. 死〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、ウラディーミル・シュライブマン(ピアノ)、1969年録音〕
  6. ただ君ひとり〔ニーナ・イサコヴァ(メゾ・ソプラノ)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
 12のロマンス Op.60(1886)
  1. 昨夜〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、スヴェトラーナ・ズヴォナリョワ(ピアノ)、1978年録音〕
  2. 何も言うことはない〔セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ナウム・ワルター(ピアノ)、1962年録音〕
  3. あなたが知っていたなら〔セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ナウム・ワルター(ピアノ)、1962年録音〕
  4. 夜鳴きうぐいす
   〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、ウラディーミル・シュライブマン(ピアノ)、1967年録音〕
  5. 飾らない言葉
   〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、スヴェトラーナ・ズヴォナリョワ(ピアノ)、1978年録音〕
  6. 狂おしい夜〔セルゲイ・レメシェフ(テノール)、ナウム・ワルター(ピアノ)、1980年録音〕
  7. ジプシーの歌〔エレーナ・オブラスツォワ(メゾ・ソプラノ)、ヴァーツァ・チャチャヴァ(ピアノ)、1979年録音〕
  8. さようなら〔タマーラ・ミラシュキナ(ソプラノ)、ウラディーミル・ヴィクトロフ(ピアノ)、1969年録音〕
  9. 夜〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、ウラディーミル・シュライブマン(ピアノ)、録音年不詳〕
  10. 窓のかげに
   〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、ウラディーミル・シュライブマン(ピアノ)、1967年録音〕
  11. 偉業〔ユーリ・マズロク(バリトン)、アリーナ・アファナシエワ(ピアノ)、1967年録音〕
  12. やさしい星の光が
   〔エレーナ・オブラスツォワ(メゾ・ソプラノ)、ヴァーツァ・チャチャヴァ(ピアノ)、1979年録音〕

■CD6
 6つのロマンス Op.63(1887)
  1. 私は最初はお前が好きでなかった
   〔ニーナ・イサコヴァ(メゾ・ソプラノ)、エフゲニア・ブルク(ピアノ)、1979年録音〕
  2. 窓を開けたら〔ユーリ・マズロク(バリトン)、アリーナ・アファナシエワ(ピアノ)、1969年録音〕
  3. 私はお前の気に入らない〔ニーナ・イサコヴァ(メゾ・ソプラノ)、エフゲニア・ブルク(ピアノ)、1979年録音〕
  4. 初めての出会い〔タマーラ・ミラシュキナ(ソプラノ)、ウラディーミル・ヴィクトロフ(ピアノ)、1969年録音〕
  5. もう部屋の灯は消えた
   〔エレーナ・オブラスツォワ(メゾ・ソプラノ)、ヴァーツァ・チャチャヴァ(ピアノ)、1979年録音〕
  6. セレナード
   〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、スヴェトラーナ・ズヴォナリョワ(ピアノ)、1978年録音〕
 6つのロマンス Op.65(1886)
  1. セレナード
   〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、スヴェトラーナ・ズヴォナリョワ(ピアノ)、録音年不詳〕
  2. 失望〔イリーナ・アルヒーポワ(ソプラノ)、オレグ・グセルニコフ(ピアノ)、1978年録音〕
  3. セレナード
   〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、スヴェトラーナ・ズヴォナリョワ(ピアノ)、1978年録音〕
  4. 冬よ来たれ〔ユーリ・マズロク(バリトン)、アリーナ・アファナシエワ(ピアノ)、1969年録音〕
  5. 涙〔ニーナ・イサコヴァ(メゾ・ソプラノ)、アレクサンドル・バフチエフ(ピアノ)、1978年録音〕
  6. ロンデル〔ユーリ・マズロク(バリトン)、アリーナ・アファナシエワ(ピアノ)、1969年録音〕
 6つのロマンス Op.73(1893)
  1. 私はあなたと座っていた
   〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、ウラディーミル・シュライブマン(ピアノ)、1979年録音〕
  2. 夜〔ウラディーミル・アトラントフ(テノール)、ファリダ・ハリロワ(ピアノ)、1971年録音〕
  3. この月夜に〔イリーナ・アルヒーポワ(ソプラノ)、オレグ・グセルニコフ(ピアノ)、1978年録音〕
  4. 陽は沈み
   〔コンスタンティン・リソフスキー(テノール)、ウラディーミル・シュライブマン(ピアノ)、1967年録音〕
  5. 暗い日に〔イリーナ・アルヒーポワ(ソプラノ)、オレグ・グセルニコフ(ピアノ)、1978年録音〕
  6. また、前のように〔ウラディーミル・アトラントフ(テノール)、ファリダ・ハリロワ(ピアノ)、1971年録音〕

 チャイコフスキー生誕175周年記念!Melodiyaが贈る"ロマンス全集"BOX!

 メロディア(Melodiya)のチャイコフスキー生誕175周年記念リリースは、「ロマンス」の全集BOX!
 1850年代の若かりし日から、最晩年の1893年まで。その生涯において膨大な数が作曲された「ロマンス」は、チャイコフスキーの創作の歴史そのものと言っても過言ではないだろう。
オブラスツォワ、アルヒーポワ、ミラシュキナ、レメシェフ、ペトロフ、マズロク、マゴマエフなど、旧ソ連の名歌手たちの歌声による"全集"は、メロディアの豊富な音源によって実現した貴重な記録。
 チャイコフスキーの生誕175周年を祝うに相応しいスペシャル・エディションが堂々の登場です!

 1962年−1990年の録音



VANGUARD


Vanguard 廃盤アイテム復活!!
第4回


第1回再発売
http://www.aria-cd.com/arianew/shopping.php?pg=82/82new07#01

第2回再発売
http://www.aria-cd.com/arianew/shopping.php?pg=82/82new08#08

第3回再発売
http://www.aria-cd.com/arianew/shopping.php?pg=83/83new03#11


OVC 1064
(2CD)
\1800
モーリン・フォレスター/バッハ&ヘンデルを歌う
 1 . St. John Passion, Aria, 'Es ist vollbracht'
 2 . Recitative, 'Du lieber Heiland'
 3 . Aria, 'Erbarme dich'
 4 . Samson, Aria, 'Return O God Of Hosts'
 5 . Jephtha, Aria, 'Scenes Of Horror'
 6 . Aria, 'He Was Despised'
 7 . Aria, 'O Thou That Tellest Good Tidings'
 8 . Christmas Oratorio, Aria, 'Bereite dich, Zion'
モーリン・フォレスター
モーリン・フォレスターは1956年12月New Yorkでデビュー。その後ブルーノ・ワルターの薦めで1957年マーラー復活を歌う。
 


OVC 2013
\1200
アルフォンソ10世の宮廷音楽
 Las Cantigas de Santa Maria Waverley Consort

 1. Work(s): Benedicamus,"Verbum Patris"
 2. Prologue to the "Cantigas de Santa Maria"
  (Porque trobar e cousa en que jaz)
 3. Cantiga de Santa Maria 1,
   Des oge mais quer' eu trobar
 4. Cantiga de Santa Maria 158,
   De muitas guisas los presos solta a mui groriosa
 5. Cantiga de Santa Maria 318,
  Quen a Deus e a ssa Madre escarno fazer quiser
 6. Work(s): Stella Splendes In Monte
 7. Cantiga de Santa Maria 8, A Virgen Santa Maria
 8. Cantiga de Santa Maria 117,
   Toda cousa que aa Virgen seja prometuda
 9. Cantiga de Santa Maria 340,
  Virgen Madre groriosa
  (same as Cantiga de Fiestas de Santa Maria 412)
 10. Cantigas de Santa Maria: Instrumental Interlude
 11. Cantiga de Santa Maria 56, Gran dereit' e de seer
 12. Cantiga de Santa Maria 7, Santa Maria amar
 13. Cantiga de Santa Maria 327,
  Porque ben Santa Maria sabe os seus does dar
 14. Work(s): Laudemus Virginem/Splendes Ceptrigera
 15. Cantiga de Santa Maria 166,
   Como poden per sas culpas os omes seer contreitos
 16. Cantiga de Santa Maria 10,
   Rosa das rosas e Fror das frores
ジャン・デ・ガエターニ (mezzo-soprano)
コンスタンティン・カソラス (tenor)
ウェイバリー・コンソート
Judith Davidoff (bass viol)
Kay Jaffee (recorder)
Kay Jaffee (psaltery)
Kay Jaffee (rauschpfeife),
Kay Jaffee (organetto),
 


OVC 4045
\1200
プロハスカ指揮&ウィーン祝祭管
 マーラー:子供の不思議な角笛
ハインツ・ルーファス(bass)
モーリン・フォレスター(alto)
フェリックス・プロハスカ指揮
ウィーン祝祭管弦楽団
 


OVC8109
\1200

ヴォーン=ウィリアムズ編:イギリス民謡作品集
 1. An Acre of Land
 2. A Farmer's son so sweet, folk song for male chorus & piano
 3. The Lover's Ghost, folk song for voice & piano or chorus
  (English Folksongs for chorus No. 4;
   Folksongs from Newfoundland Vol. 2/7)
 4. The Turtle Dove
 5. John Dory, folk song for chorus
 6. Greensleeves, folk song for chorus
 (from the opera Sir John in Love)
 7. The Jolly Ploughboy, folk song for
  male chorus or unison chorus & piano (Folksongs for Schools No. 1)
 8. The Gloucester Wassail Song
  ("Wassail! wassail all over the town!"), carol
 9. Down by the Riverside, folk song for
  unison chorus & piano (Folksongs for Schools No. 8)
 10. Bushes and briars, folk song for
  male chorus or chorus or voice & piano
  (Folksongs from the Eastern Counties No. 1)
 11. Just as the tide was flowing
 12. Ca' the yowes
 13. My Boy Billy, folk song for
  unison chorus & piano (Folksongs for Schools No. 7)
 14. The Springtime of the Year, folk song for
  chorus (English Folksongs for chorus No. 2)
 15. Ward the Pirate, folk song for
  voice & piano or male chorus
  (Folksongs from the Eastern Counties No. 9)
 16. The Painful Plough, folk song for
  unison chorus & piano (Folksongs for Schools No. 11)
 17. The Dark eyed sailor, folk song for
  chorus (English Folksongs for chorus No. 1)
 18. The Cuckoo and the Nightingale, folk song for
  unison chorus & piano (Folksongs for Schools No. 2)
 19. Loch Lomond, folk song for baritone & male chorus
アルフレッド・デラー(counter tenor)
デスモンド・デュプリー(bass viol)
デラー・コンソート




<国内盤>


AUDITE(LP)


KKC 1052/53
(2LP)
¥6481+税
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱付き」
 LP-1 A面 第1楽章(18’38”)
 LP-1 B面 第2楽章(12’09”)
 LP-2 A面 第3楽章(19’49”)
 LP-2 B面 第4楽章(25’56”)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
エリザ・カヴェルティ(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
オットー・エーデルマン(バス)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
ルツェルン祝祭合唱団
 2014 年AUDITE レーベルからリリースされたフルトヴェングラーのルツェルン・ライヴがついにオリジナルテープより初LP 化!!鮮烈で濃厚な音質に驚かされます。平成の盤鬼、平林直哉氏による日本語解説付

 ライヴ録音:1954年8月22日/ルツェルン・フェスティヴァル(モノラル)/180g 重量盤、日本語帯・解説付、モノラル、76’ 32”

 フルトヴェングラー歿後60 周年として2014 年にアウディーテ・レーベルよりリリースされたフルトヴェングラーの1954 年8 月22 日のルツェルン・ライヴがついにLP で登場します!放送局のオリジナルのマスターテープを確かな技術で定評のあるアウディーテの社主でトーン・マイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏が丁寧に採録したことにより驚くべき音質で聴くことができます。独パラス社によるプレス、180g の重量盤で聴くフルトヴェングラーの名演はCD とはまた違う味わいがあり、オリジナルテープからの初LP 化は鮮烈で濃厚な音質に驚かされます。平林直哉氏による日本語解説ではLP 盤で聴く当演奏についての魅力を中心に書きおろしております。


















8/11(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



ALLEGRO RECORDS


ALLEGRO 008
\2700
何も言わない5つの方法 金管五重奏のための音楽
 グレゴリー・フリッツェ(1954-):小組曲
 ルイス・セラノ(1972-):何も言わない5つの方法
 ホセ・アラマ・ヒル(1952-):ペンタクインテット
 フェレル・フェラン(1966-):チェルノブイリ
 セサル・カノ(1960-):ペンタメタリア
 ホアン・ビンセント・マチ(1958-):ボーシャン
 パスクアル・ピケラス(1973-):デ・カイ(*)
ストロンボル金管五重奏団
 ホセ・イバニェス、
 ドミンゴ・トレリャ(トランペット)
 フアン・カルロス・セバ(ホルン)
 ガスパル・サンチス(トロンボーン) ロレンソ・リョベ(テューバ)
 ゲスト:
 マヌエル・ガセント(打楽器)
 パスクアル・ピケラス(トランペット(*))
 パコ・ベルナル(カホン・フラメンコ)

録音:2001年12月-2002年2月、アレグロ・レコーズ、バレンシア、スペイン 発売:2002年

 1999年スペインのバレンシアで創設されたストロンボル金管五重奏団。メンバーはバレンシア地方の音楽院教師や公立吹奏楽団員。
 グレゴリー・フリッツェはアメリカ合衆国、他はスペインの作曲家。ブックレット表記はスペイン語のみです。





CAPELLA SAETABIS


スペインの古楽アンサンブル、カペリャ・サエタビスの自主制作CD。
レア盤!

CS 1BB
(1CD-R)
\2700→\2490
ボリビアのバロック
 ロケ・セルティ(1683-1760):Segun veo el aparato
 メルチョル・デ・トレス(17世紀):Un juguetico de fuego
 不詳(18世紀):Volad filomenas
 セバスティアン・ドゥロン(1660-1716):Duerme rosa y descansa
 ロケ・セルティ:En la Rama Frondosa / Adonde remontada mariposa?
 ホセフ・メディナ(18世紀):Cefiro de las flores
 不詳:Quien es la nina divina(1758)
 ロケ・セルティ:De aquel inmenso mar
 不詳:Animado Galeon / A quien alumbran ciegan(1726)
 不詳(18世紀):Dos soles (Anonimo (s. XVIII))
カペリャ・サエタビス
 カルメン・ボテリャ、ミネルバ・モリネル(ソプラノ)
 ハイディ・エルブリヒ、
 ロラ・リベス(ヴァイオリン)
 ロプケ・スプレンケリング(リコーダー)
 ルベン・パレホ(ギター)
 スサナ・サルフソン(チェンバロ) ダニエル・ベルサル(チェロ)
 パウ・パリェステ(打楽器)
ロドリゴ・マドリッド(指揮)

録音:データ記載なし 発売:2013年

ブックレットに記載の解説はスペイン語のみ。





GADGAD MUSIC

レア盤!

G4D 27
\2700
アンドレス・バレロ=カステルス(1973-):ピアノ作品集
  マ=チャコナ [Ma-Chacona] (2004)
  そよ風のように穏やかに [Zeffiroso] (2008)
  ゴルトベルクのアリアの注釈 [Eisegesis del Aria-Goldberg] (2013)
  ロマンス(2013)
  3つの小品 [Tres piezas]
   ガラテア [Galatea] (2005)/憂鬱なラルゲット [Larguetto Malincolico] (2004)
   ベアトリスとアロンソ [Beatriz y Alonso] (2005)
  ラ・トルトゥーガ(亀) [La Tortuga] (2014)
  夜想曲第3番変ホ短調 [Nocturno no.3 en Mib menor] (1991)
ミゲル・アルバレス=アルグド(ピアノ)

録音:2014年12月5日、ラウディトリ、ジャフラ、ジロナ県、スペイン

 アンドレス・バレロ=カステルスはスペインのバレンシア県シリャに生まれ、バレンシアおよびムルシア音楽院でエンリケ・ガルシア・アセンシオ(1937-)、マヌエル・ガルドゥフ・ベルデゲル(1940-)他に師事した作曲者・指揮者・音楽教育者。2004年以来2015年現在バレンシアのホアキン・ロドリーゴ高等音楽院作曲家教授。
 ミゲル・アルバレス=アルグドは1964年バレンシアに生まれ、バレンシア音楽院を卒業後ウィーン、フライブルク、ザルツブルク、ロンドンで学んだピアニスト。スペイン音楽を得意とし、中でもバレンシア地方の音楽の紹介に力を入れています。ブックレットにスペイン語と英語の解説を記載。

  
レア盤!

E2O 02A
\2700
【未案内旧譜】
ホセ・ルイス・ゴンサレスへのオマージュ ギターのための音楽
 ホアキン・トゥリーナ(1882-1949):セビリャ幻想曲
 フランシスコ・タレガ(1852-1909):マズルカ集
   マリエタ/夢/アデリタ/マズルカ ト長調
 フェデリコ・モレノ・トロバ(1891-1982):
  スペインの城 から
   セゴビアのアルカサル/マンサナレス・エル・レアル/トゥレガノ/アルカニス
  ラ・マンチャの歌 から ラ・セギディリャ
 マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌
 ホアキン・トゥリーナ:ソナタ Op.61
 ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):バレンシア組曲; 前奏曲/カンソネタ/踊り
 フェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936)/ルベン・パレホ編曲:スペイン古謡集 より
   小さな巡礼者たち/セビリャの子守歌/トランプのキングたち
   ジプシーのソロンゴ
 ルベン・パレホ:J・L・ゴンサレスへのオマージュ
   (J・L・ゴンサレスの未出版曲「私の子供たち」の主題による)

ルベン・パレホ(ギター)

録音:データ記載なし 発売:1998年

 スペインのクラシカル・ギターの巨匠にして名教師ホセ・ルイス・ゴンサレス(1932-1998)の急逝に際し、弟子の一人であるスペインのギター奏者ルベン・パレホが師に捧げたCD。
 ジャケットは二つ折りの紙一枚で解説書はありません。外装に規格品番が無く、またレーベル名らしい表示もありませんが、弊社では配給元である GADGAD MUSICの商品として取り扱います。ご了承ください。

 
レア盤!

G2N 02
\2700→\2490
【未案内旧譜】
19世紀終盤から20世紀初頭にかけてのバレンシアの音楽
 ビセンテ・ペイドロ(1861-1938):ピアノのための15の練習曲(1882)
 ロベルト・セグラ(1849-1902):演奏会用セレナード(ピアノのための;1874)
 ラモン・マルティネス(1872-1966):葬送行進曲(ピアノのための;1930頃、手稿譜)
 ホセ・サルバドル(1874-1947):
  筆使い(ピアノ四手連弾のためのリリパット組曲;1930頃)(**)
 ラモン・マルティネス:2台のピアノのためのダブルノート練習曲(1915頃、手稿譜)(**)
 マヌエル・ペネリャ(1847-1909):
  トルトラの未亡人(ビクトル・イランソ・シモンの詩による;1879頃)(*)
 ビセンテ・ペイドロ:
  Me muic(ビクトル・イランソ・シモンの詩による;1880頃)(*)
  なぜ?(ビクトル・イランソ・シモンの詩による;1882頃)(*)
 ラモン・マルティネス:
  ゲーテの詩による2つの歌(1909、手稿譜)(+); 夢と幸せ/カタリナ
  歌詞のないロマンス(チェロとピアノのための;1925頃、手稿譜)(#)
  子守歌(ヴァイオリン、チェロとピアノのための;1913頃、手稿譜)(+/#)

チャロ・バリェス(ソプラノ(*))
ビセンテ・タロンチェル(ヴァイオリン(+))
ハビエル・ペリャス(チェロ(#))
アドルフォ・ブエソ(ピアノ(**))
ビクトリア・アレマニ(ピアノ)

録音:2012年7月17-18日、10月10日、コンサートホール、ホアキン・ロドリーゴ高等音楽院、バレンシア、スペイン
発売:2012年

 バレンシアのローカル作曲家たちの、他ではまったく聴く機会がないと言ってよい作品をバレンシアのローカル演奏家たちが弾いた極めてマニアックなCD。
 ブックレットの解説はスペイン語のみですが内容は充実しています。歌詞は原文(スペイン語)のみ記載。

 
レア盤!

G3Y 13
\2700
【未案内旧譜】
※収録時間約22分
夜明けに来て スペイン・ルネサンス・ビウエラ伴奏歌曲集
 ディエゴ・ピサドル(1510頃-1557頃):夜が暗いなら [Si la noche hace escura]
 ルイス・デ・ミラン(1500頃-1560頃):私に話して、恋人よ [Falai mina amor](*)
 エステバン・ダサ(1537頃-1596頃):
  私の目は二度と見ない [Nunca mas veran mis ojos]
 アントニオ・デ・リベラ(確認できる活躍期:1500頃):
  いくつかの港に着く [Por unos puertos arriba] (「王宮の歌集」に収録)
 不詳:私に何をお望みですか [Que me quere:is, caballero] (「王宮の歌集」に収録)(*)
 ディエゴ・ピサドル:
  なぜこんなにあなたを望むのか [Para que's dama tanto quereros]
  あの方に告げて [Dezilde al cavallero]
 不詳:夜明けに来て [Al alba venid](「王宮の歌集」に収録)
 ルイス・デ・ナルバエス(確認できる活躍期:1526-1549):
  「牛の見張り」によるディフェレンシアス [Diferencias sobre Guardame las vacas](*)
ドルセ・リマ
 フリエタ・ビニャス・アルホナ(ソプラノ)
 パウラ・ブリエダ・デル・リンコン(ビウエラ)
 カルロス・ペイロ(打楽器(*))

録音:2013年4月16-19日、ボカバダツ・メディア・スタジオ、ミスラタ、バレンシア、スペイン
発売:2013年

 ドルセ・リマはバレンシア出身のソプラノ歌手フリエタ・ビニャス・アルホナとビウエラ奏者パウラ・ブリエダ・デル・リンコンが2009年に結成した女性デュオ。優れた演奏なのですが、収録時間が約22分とは非常に短く、しかもフルプライスです。なにとぞご容赦ください。
 ブクッレトの解説はスペイン語のみ。外装に規格品番表示がありません。ご了承ください。





GADINET

レア盤!

G 25NAF
\2700
【未案内旧譜】
オルケスタ・デ・プルソ・イ・プア・ヌエストラ・セニョラ・デ・テヘダ 20周年記念
 ルイス・デ・ミラン(1500頃-1560頃):パヴァーヌ I, II, III, IV, V, VI
 エンリケ・グラナドス(1867-1916):スペイン舞曲集 Op.37 より
   ビリャネスカ(No.4)/ロンデリャ・アラゴネサ(No.6)
 イサーク・アルベニス(1860-1909):セビリャ
 アリエル・ラミレス(1921-2010):アルフォンシナと海
 パスクアル・カンディド(1932-):山の中の協奏曲(*)/メロディとコントラスト(*)
 フアン・モンテシノス:地中海のリュート(*)
 クラウディオ・マンドニコ(1957-):ミュージック・フォー・プレイ(*)
 クリストバル・オウドリッド(1825-1877):サラゴサのその場所
 ヘロニモ・ヒメネス(1854-1923):サルスエラ「ルイス・アロンソの婚礼」序曲
 ルロイ・アンダーソン(1908-1975):シンコペーテッド・クロック
オルケスタ・デ・プルソ・イ・プア・ヌエストラ・セニョラ・デ・テヘダ
ホセ・ラモン・ペイナド・モンテロ(指揮)

録音:データ記載なし 発売:2005年

 バンドゥリア、ギター等の撥弦楽器の合奏。(*)はこの編成のために書かれたオリジナル作品で、他は編曲もの。ジャケットは二つ折りの紙一枚でスペイン語の簡易な解説が記載されているのみです。 





GADIRAIFA

レア盤!

GAC 1025
\2700
【未案内旧譜】
世紀末のギター
 ローラン・ディアンス(1955-):
  サウダーデ第3番/リブラ・ソナチネ/ワルツ・アン・スカイ/タンゴ・アン・スカイ
 フランシス・クレンジャンス(1951-):最後の日の夜明け
 レオ・ブローウェル(1939-):黒いデカメロン
 ホルヘ・カルドソ(1949-):ミロンガ
 カチョ・ティラオ(1941-2007):ソンベリ
 マリオ・ガンジ(1923-2010):たくさんの優しさを込めて
ホルヘ・オロスコ(ギター)

録音:1998年夏、場所の記載なし 発売:2000年

 ブックレットにスペイン語と英語の解説を記載。

 
レア盤!

GAC 1029
(2CD)
\2700→\2490
【未案内旧譜】
バレンシアのピアノ音楽史
 [CD 1]
 トマス・シウラナ(1761-1829):ソナタ変ホ長調
 ホセ・エスピ(1849-1905):勇敢な人
 ルペルト・チャピ(1851-1909):黄金の伝説
 ビセンテ・ペイドロ(1861-1938):奇想曲
 エドゥアルド・ロペス・チャバリ(1871-1970):アルバイダ舞曲
 オスカル・エスプラ(1886-1976):民謡の主題によるマズルカ
 フランシスコ・クエスタ(1890-1921):バレンシア舞曲
 マヌエル・パラウ(1893-1967):鐘
 ホセ・モレノ・ガンス(1897-1976):牧歌
 ホアキン・ロドリーゴ(1901-1999):別れのソナタ
 ビセンテ・アセンシオ(1903-1979):バレンシア舞曲
 リカルド・オルモス(1905-1986):舞踊楽章
 ホセ・バゲナ=ソレル(1908-1996):トカタ・アカデミカ(アカデミック・トッカータ)
 フランシスコ・リャセル・プラ(1918-2002):打楽器的対句
 マティルデ・サルバドル(1918-2007):ソナティナ
 ルイス・ブラネス(1929-2009):ソナティナ
 アマンド・ブランケル(1935-2005):香水
 [CD 2]
 ホセ・エバンヘリスタ(1943-):ビス
 エドゥアルド・モンテシノス(1945-):前奏曲
 ラファエル・ミラ(1951-):フェイント
 ラモン・ラモス(1954-2012):アルマゲドン
 エンリケ・サンス=ブルゲテ(1957-):セオレーンのテトラクト
 エミリオ・カランディン(1958-):折句形式の
 セサル・カノ(1960-):腹黒い女詐欺師
 ラモン・パストル(1962-):前奏曲 III
 ミゲル・アルバレス=アルグド(1964-):コンテンプストゥディオ Op.2 No.1
 リカルド・バイシャウリ(1965-):前奏曲とフーガ
 フェレル・フェラン(1966-):間奏曲第1番
 ルイス・ユステ(1969-):3つの小品
 アンドレス・バレロ・カステルス(1973-):マ=シャコンヌ
 セルヒ・パストル(1976-):サラバンド(組曲ハ長調 から)
ミゲル・アルバレス=アルグド(ピアノ)

録音:2004年10、11月、ラウディトリ、ジャフラ、ジロナ県、スペイン 発売:2005年

 バレンシアのピアノ音楽史を作曲家の生年順に下って行くという希少にして貴重な録音。2枚組で1枚分の価格です。ブックレットに記載の解説はスペイン語のみ。





TANIDOS


SRD 441/2
(2CD + 1DVD PAL)
\4000
コスモス 21 25 x 25 25周年記念のための25作品
 [CD 1]
 マヌエル・アングロ(1930-):転置法 [Hiperbaton]
 コンスエロ・ディエス(1958-):愛と魂(サン・フアンによる) [Del amor y del alma]
 カルロス・ガラン(1963-):
  ケージ=易経、ムジカ・マテリカ XXXVII [Cage-Ching, Musica Materica XXXVII] Op.86
 カルメン・ベルドゥ(1962-):エティアム [Etiam]
 マリア・ラデスキ(1956-):アンチテーゼ [Antithesis] I, II, III
 ステファノ・プロカッチョリ(1960-):短い四行連句 第5番 [Quartina breve] No.5
 ジュゼプ・メストラス・クアドレニ(1929-):コスモジェニー イ長調 [Cosmogenia en La]
 ホセ・サラテ(1972-):5つの小品 [Five little pieces]
 ダニエル・シンバルド(1955-):さらば、バットマン、さらば [Adeu Batman, adeu.]
 [CD 2]
 カルロス・ガラン:
  カシオペア、ムジカ・マテリカ XXXIV [Casiopea, Musica Materica XXXIV] Op.83
 ジュゼプ・メストラス・クアドレニ:天空は沈む [Firmament sumergit]
 ヘスス・レヒド(1943-):混合物 [Mixturas]
 ルイス・デ・ラ・バレラ(1950-):思索する音楽 [Musica especular]
 カルロス・ガラン:レクイエム [Requiem] Op.87
 エンリケ・イゴア(1958-):隠れたタンゴ [Tango escondido]
 エンリケ・イゴア:
  フリー=ジャズ即興曲/熱烈な狂詩曲 [Free-jazz impromptu/Rapsodia ardiente]
 アレハンドロ・モレノ(1962-):ノ・ニ・ナ [No ni na]
 アレハンドロ・デ・ラ・バレラ(1977-):遊び [Juego]
 イサーク・テリョ(1973-):
  コルドビスモス、21 cancrizado [COrdobiSMOS, 21 cancrizado]
 ルベン・ルイス・ソメソ(1979-):天使の深淵 [El abismo de los angeles]
 アウロラ・アルカ:Asi me lo trajo el viento
 [DVD]
 ヘルマン・アロンソ(1984-):下品な力の誇示 [A vulgar display of power]
 ルイス・ロマン(1989-):アルバリサ [Albariza]
 アルベルト・カレテロ(1985-):強度練習曲 [Etude d'intensite]
 ジュゼプ・メストラス・クアドレニ:
  2つのヴィジュアル・ミュージック [Dos musicas visuales]
コスモス 21
カルロス・ガラン(指揮)

録音:2014年1月11、14日、スタジオ CATA、マドリード、スペイン
    2014年12月23、27日、インフィニティ・スタジオ、マドリード、スペイン [CD]
収録:2014年10月8日、ライヴ、フアン・マルク財団、マドリード、スペイン
    2014年12月26日、ライヴ、A・ルナ劇場 [DVD]

 コスモス 21は指揮者・作曲家カルロス・ガランによりスペインのマドリードに創設された現代音楽専門演奏グループ。ブックレットにスペイン語と英語の解説を記載。
 当商品のDVDの再生にはPAL方式対応のプレーヤーが必要です。弊社はパソコンでの再生も保証いたしません。ご了承ください。(代理店)

 

SRD 207
 \2600
【未案内旧譜】
セファルディム歌曲集
  Ya salio del mar la galana / La mujer de Juan Lorenzo / Canto de cincuncision
  El caballero burlado / Para que quero yo mas bivir / Axerico de quinze anos
  El culebro raptor / La hermana cautiva / Yo me levantara un lunes
  Por las torres de Gibraltar / La fratricida por amor / El bano de la novia
  El jugador / La novia entre flores / Hixa mia, mi querida
ライセス
 マリア・ルイサ・ガルシア(ソプラノ、打楽器)
 カルロス・モンテロ(鍵盤楽器、プログラミング、ギター、リュート、歌)
 アントニオ・ロレンソ(歌、ギター、打楽器)
 ゲスト:
 アスンシオン・ゴンサレス(バンドゥリア)
 アントニオ・ゴンサレス、
 マヌエル・ロドリゲス(アルト・リュート)
 ホセ・オリベル(フルート)
 マベル・カルピンテロ(ヴァイオリン)

録音:1997年12月、1998年1月、トークバック、マドリード、スペイン 発売:1998年

 イベリア半島に定住したユダヤ人たちの音楽。ブックレットに記載の解説はスペイン語のみ、歌詞は原語のみです。タニドス・レーベルを運営するセベラル・レコーズ(Several Records)ブランドの商品ですが、弊社ではタニドス・レーベルとして扱います。(代理店)

 

SCD 614
\2600
【未案内旧譜】
スペインの3つの音楽文化
  Amnon y Tamar (Romance)(*) / Sabes ya mio amor (Jarcha)(+)
  Cuando yo en ca' de mi padre (Trad. sefaldi)(#) / El moashah (Trad. andaluci)(**)
  La boda estorbada (Romance)(*) / Ea judios (Trad. Sefaldi)(#)
  Talaa min beit abuha (Trad. arabe)(**) / El quintada y la aparicion (Romance)(*)
  Garid bos (Jarcha)(+) / Ventanas altas (Trad. Sefaldi)(#)
  La vengadora de su honra (Romance)(*) / Ben ya sahhara (Jarcha)(+)
  Zuruni (Said Darwish)(**) / Non hay quien demande por mi (Trad. Sefaldi)(+)
  El mozo arriero (Romance)(*) / Ben aindi habibi (Jarcha)(+)
  Al esh taadini (Trad. arabe)(**) / La hermana cautiva (Romance)(*)
ラ・バサンカ(*)
アウロラ・モレノ(+)
アンヘル・カリル(#)
ワフィル&ラシャ(**)

録音:データ記載なし 発売:1992年

 スペインに混在したクリスチャン、ユダヤ、ムスリムの3つの文化から生まれた音楽。ブックレットに記載の解説はスペイン語のみ、歌詞は原語のみです。タニドス・レーベルを運営するセベラル・レコーズ(Several Records)ブランドの商品ですが、弊社ではタニドス・レーベルとして扱います。(代理店)

 

SRD 431/2
(2CD)
\4000
【旧譜 再入荷予定】
インスピレーション・アコーディオン 若きアコーディオン奏者のための音楽
 [CD 1] 独奏作品
 エディー・ハリス(1934-):
  練習曲集−アコーディオン小品集−第2巻「旋法の曲集」 [Modals] から
   II, III, VI, VII, VIII, IX, XII, XIII
  サルバドル・パラダ(アコーディオン)
 ジャン・ミシェル・フェラン(1942-):
  びっこの小馬の3つの愚痴 [Trois complaintes du petit cheval boiteux]
  ヘスス・モソ=コルメネロ(アコーディオン)
 ヘイッキ・ヴァルポラ(1946-):道化師たち [Clowns]
  エドゥアルド・カリェホ(アコーディオン)
 ヴェルナー・リヒター(1929-2008):H-E-G-Aの星座 [Konstellation zu H-E-G-A]
  アルフレド・カルボ(アコーディオン)
 ジャン=マルク・マローニ(1964-):ミニ組曲第1番 [Mini-Suite No.1]
 ライフ・カイサー(1919-2001):アラベスク第7番&第10番 [Arabesque Nos. 7 & 10]
  ラケル・ルイス(アコーディオン)
 ティト・マルコス(1954-):中世の情景 [Escenas Medievales]
  アルフレド・カルボ(アコーディオン)
 クシシュトフ・オルチャク(1956-):ソナティナ第1番
  エドゥアルド・カリェホ(アコーディオン)
 アレクサンドル・ナガーエフ(1947-):子供の組曲第2番
  サルバドル・パラダ(アコーディオン)
 ホルヘ・タラマスコ(1968-):子供の組曲第2番「露玉ロシオ」
  ヘスス・モソ=コルメネロ(アコーディオン)
 [CD 2] 室内楽作品
 ヨナス・タムリオニス(1949-):ロンド [Rondo] (サクソフォンとアコーディオンのための)
  ヘスス・リブラド(サクソフォン) ラケル・ルイス(アコーディオン)
 パトリック・ビュスイユ(1956-):
  窓の向こうに [Derriere la fenetre] (打楽器とアコーディオンのための)
  イケル・テリェリア(打楽器) サルバドル・パラダ(アコーディオン)
 ヘイッキ・ヴァルポラ:
  遊びを遊ぶ [Ludit-Ludes] (ヴァイオリン、チェロとアコーディオンのための)
  マヌエル・デ・フアン(ヴァイオリン) アンヘル・ルイス・キンタナ(チェロ)
  ヘスス・モソ=コルメネロ(アコーディオン)
 パトリック・ビュスイユ:
  cha... の一分 [Une minute de cha...] (ヴァイオリンとアコーディオンのための)
  ヨランダ・マルティネス(ヴァイオリン) ラケル・ルイス(アコーディオン)
 マッティ・ムルト(1947-):
  ディヴェルティメント [Divertimento] (ヴァイオリン、チェロとアコーディオンのための)
  マヌエル・デ・フアン(ヴァイオリン) アンヘル・ルイス・キンタナ(チェロ)
  ヘスス・モソ=コルメネロ(アコーディオン)
 ホセ・マリア・サンチェス=ベルドゥ(1968-):
  七つの神秘的な鍵 [Sete chaves misticas] (ギターとアコーディオンのための)
 クラウディオ・トゥピナンバ(1970-):
  ダータル [Dhatar] (ギターとアコーディオンのための)
  アベリナ・ビダル(ギター) アルフレド・カルボ(アコーディオン)
 ヴァンサン・ベー=ドマンデ(1982-):
  地中海のタンゴ [Tango Mediterraneo] (マンドリンとアコーディオンのための)
  マリ・カルメン・シモン(マンドリン) エドゥアルド・カリェホ(アコーディオン)

録音:データ記載なし (P)(C)2014

スペインの若手アコーディオン奏者5人が共同制作したアルバム。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


HMF


 harmoniamundi・Heritageシリーズ第2弾


 ハルモニアムンディの貴重なオペラ&声楽作品&器楽作品の録音が、仕様も新たに特別価格で再登場!スリム・クラムシェルボックス仕様、スリーブケースにCDが収められています。
 ブックレットにはトラック情報、解説(英独仏語)が掲載されています(リブレットはありません)。


HMY 2921155
(3CD)
\3300→\2990
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
シャペル・ロワイヤル&コレギウム・ヴォカーレ
 
J.S.バッハ:マタイ受難曲(全曲)
ハワード・クルック(T、福音史家)
ウルリヒ・コールド(Bs、イエス)
バーバラ・シュリック(S、ピラトの妻、女中1)
ルノー・マシャール(Br、ユダ)
マルク・メールスマン(ペテロ、司祭1、Br)
ルネ・ヤーコプス(C-T、証人)
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(T、証人)
ペーター・コーイ(Bs、ピラト、司祭2)
カテリーヌ・ビニャレ(S、女中2)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)
シャペル・ロワイヤル
コレギウム・ヴォカーレ
イン・ドゥルチ・ユビリオ児童合唱団
 (合唱指揮:ゴットフリート・ファン・デ・ヴィヴレ)
 ヘレヴェッヘのマタイ受難曲旧録音、復活!

 録音:1984年9月ブリュージュ、聖ジル教会/(解説:仏英独)※ 歌詞テキストはついていません

 ヘレヴェッヘのマタイ受難曲、旧録音の復活です!1998 年録音(HMC 901676 /エヴァンゲリストはボストリッジ)の新盤もありますが、やはりこの1984 年録音のものも根強い人気があります。このたびHeritage シリーズから、久々の復活登場となりました。ヤーコプスのアルト(カウンターテナー)のアリアが聴けるのもあらためて貴重です。
 


HMY 2921337
(4CD)
\3800→\3490

ラ・サンフォニー・ド・マレ
 ドゥラランド(1657-1726):王の晩餐のためのサンフォニー(全曲)

 [CD1]
  ・トランペット協奏曲 ・第1組曲
  ・第2組曲 ・第3組曲
 [CD2]
  ・グラン・ピエス、パッサカイユ
  ・第4組曲 ・第5組曲
  ・第6組曲(フロールまたはトリアノンのバレのエア)
 [CD3]
  (・第6組曲続き) ・第7組曲 ・第8組曲
  ・第9組曲(メリセルトのバレのエア)
 [CD4]
  (・第9組曲続き)
  ・第10組曲(妖精のバレのエア)
  ・第11組曲(平和のバレのエア)
  ・第12組曲(第3のカプリスを構成するエア)
ヒューゴ・レーヌ(指揮)
ラ・サンフォニー・ド・マレ
 ルイ王朝のターフェルムジーク

 録音:1990年5,7月/エクス=レ=バン、パレ・デ・コングレ

 ドゥラランドは、1714 年から太陽王の宮廷に仕えており、この「王のためのサンフォニー」は王が食事をする際に演奏するための音楽。完全なスコアは出版されておらず、したがって、この録音が初めての全曲録音盤でした。パリの国立図書館に所蔵されていたものなど様々な自筆譜の資料をあたり、苦労しながら調査・研究を進めた結果がこの録音というわけです。いる2 つの資料。第1 はルイ14 世のために書かれたもの(12 組曲(計185 楽曲))、そして第2 はルイ15 世(18 組曲(計300 楽曲))のために書かれたもの。第2 の中には第1 の楽曲も含まれてはいますが曲順が変わっているなど必ずしも完全一致ではありません。基本的にこの録音ではルイ14 世のために作曲された第1 版に基づいています。ルイ14 世のために書かれたものも最初は10 組曲(1703 年の資料)でしたが、1713 年にドゥラランドはもう2 つの組曲を付け加えています。ルイ14 世はこの12 の組曲から、その時の気分に合わせて好きな曲をリクエストしながら食事を楽しんだということです。このサンフォニーはその後50 年ほどにも渡って宮廷内外で、食事の時以外の機会にも愛奏されていたということです。リコーダーの鬼才、ヒューゴ・レーヌのデビュー盤でもある、貴重な「王の晩餐のためのサンフォニー」全曲録音の復活です。
 


HMY 2921826
(2CD)
\2800→\2590
アンドレアス・シュペリング(指揮)&カペラ・コロニエンシス
 ヘンデル:歌劇「ペルシャの王シローエ」
アン・ハレンベリ(シローエ(A))
グンター・シュミット(メダルセ(C-T))
ゼバスティアン・ノアック(コズローエ(Br))
ヨハンナ・ストイコビチ(エミーラ(S))
イム・スンヘ(ラオディーチェ(S))
アンドレアス・シュペリング(指揮)
カペラ・コロニエンシス
 ヘンデルが若きメタスタージオの台本を抜擢した「シローエ」

 録音:2003年5月、ケルン/(解説:仏英独)※ 歌詞テキストはついていません

 ヘンデルのシローエ(ペルシャの王シローエ)はロンドンで1728 年2 月17 日に初演されました。1727 年にはジョージ2 世が戴冠をむかえており、同時期に作曲された「イングランド王リチャード1 世」(1727 年作曲、初演)、「エジプト王トロメーオ」(1728 年作曲、初演)と共に王室を主題とした三部作のようになっています。注目なのは、リブレッティスト。ヘンデルは、若きピエトロ・アントニオ・トラパッシの台本を採用していますが、この人は後にメタスタージオと名乗る18 世紀オペラを語る上で欠かせないリブレット作者となります。あらすじは、ペルシャの王コズローエとその息子メダルセとシローエをめぐる物語。最初コズローエは次男であるメダルセに王位を譲ろうとしていましたが、様々な策略が暴かれてゆき、最終的にはシローエが王位を継承する、といった内容です。
 


HMY 2921515
(3CD)
\3300→\2990
ルネ・ヤーコプス(指揮)&コンチェルト・ヴォカーレ
 カヴァッリ:歌劇「カリスト」(全曲)
マリア・バーヨ、
 アレッサンドラ・マントヴァニーニ、
 ソニア・セオドリドゥ(S)
グラハム・プシー、
 ドミニク・ヴィス(C-T)
ギレス・ラゴン、バリー・バンクス(T)
マルチェロ・リッピ、
 シモン・キンリーサイド(Br)
ダヴィッド・ピッシンガー(Bs)
ルネ・ヤーコプス(指揮)
コンチェルト・ヴォカーレ
 ヴェネツィアのにぎやかな娯楽性カヴァッリの名作「カリスト」復活!

 録音:1994年8月/(解説:仏英独)※ 歌詞テキストはついていません

 モンテヴェルディの直弟子、カヴァッリの傑作を見事に復活した名盤。物語はギリシャ神話の世界、神々の様々な恋模様が繰り広げられます。嫉妬されて熊の姿に変えられたり、さらには星になったり、様々な登場人物が物語をもりたてます。ヤーコプスは、当時存命していた鬼才演出家ヴェルニッケの舞台でもこの作品を演奏しており、一躍話題となっていました。ヴェネツィアの賑やかさに満ちた娯楽性が存分に引き出された名演です。
 


HMY 2921877
(2CD)
\2800→\2590
ルネ・ヤーコプス(指揮)&コンチェルト・ケルン
 ヘンデル:劇的オラトリオ「サウル」
ギドン・サックス(Bs サウル)
ローレンス・ザゾ(CT ダビデ)
ジェレミー・オヴェンデン(T ヨナタン)
ローズマリー・ジョシュア(S ミカル)
エンマ・ベル(S メラブ)ほか
ルネ・ヤーコプス(指揮)
コンチェルト・ケルン、RIAS室内合唱団
 ヘンデルの大作オラトリオ「サウル」ヤーコプスのあざやかな演奏!

 録音:2004年11月、テルデックス・スタジオ(ベルリン)/(解説:仏英独)※ 歌詞テキストはついていません

 ヘンデルの劇的オラトリオ「サウル」は、1738 年の夏に作曲、1739 年1 月に初演されました。以降ヘンデルの生前から定期的に上演された当時からの人気作。大規模な合唱、そして序曲としておかれた「シンフォニー」を始めとする非常に充実した管弦楽パートで書かれており、さらに、オラトリオとはいえ、舞台上で演出つきで上演するための実に詳細な指示も残されています。題材は旧約聖書のサムエル記に登場する指導者サウル。英雄ダビデが怪人ゴリアテを倒して戻ってくると、人々はサウルよりもダビデを賞賛するようになります。サウルはダビデに嫉妬し、殺そうとし、魔女の力までをも借りようとするなどしますがそこで現れた亡霊にサウルとその息子ヨナタンの死が予言されます。最後はダビデが人々の先頭に立つこととなり幕となる、という物語です。ヤーコプスの生き生きとした音楽づくりにあらためて感嘆してしまう演奏です。
 


HMY 2928464
(2CD)
\2800→\2590
ロベール・ド・ヴィゼ:ギター作品全集
 [CD1]
  ・王にささげられたギター曲集(1682)
   組曲 第1番 イ短調、第2番 イ長調、第3番 ニ調、
   第4番 ト短調、第5番 ト長調、第6番 ハ短調、第7番 ハ長調
 [CD2]
  ・王にささげられたギター曲集(1686)
   組曲 第9番 ニ調、第8番 ト長調(新しいコード)、
   第10番 ト短調、第11番 ロ短調、第12番 ホ短調
   サラバンドとジーグ(イ短調)、サラバンドとメヌエット(イ長調)、
   小品 イ短調、小品 イ長調、小品 ニ短調、小品 ニ長調、
   小品 ト短調、小品 ト長調、小品 ハ長調
ラファエル・アンディア(ギター)
 フランス・バロック・ギター音楽の頂点王のギター教師ヴィゼによるギター作品全曲録音

 録音:1985年12月&1986年3,5月

 ロベール・ド・ヴィゼは1680 年頃からルイ14 世付きの室内音楽家となり、夜になると必ず王の傍らでギターを演奏したという記録が残されています。ヴェルサイユでは一目置かれる音楽家であり、王のギター教師も務めました。2 冊のギター曲集が出版されており、12 の組曲のほかいくつかの小品が収められており、フランス・バロック・ギターの頂点を成しています。これらの作品を全曲録音したのがこの2 枚。きらびやかな王宮内のつかの間の静けさを感じるような内容です。


<メジャー・レーベル>

 オーストラリアELOQUECNE



4820120
\1200
《チェーザレ・シエピ&ジョージ・ロンドン・オン・ブロードウェイ》
 コール・ポーター:
  『コンチネンタル』より「Night and Day」,
  『キス・ミー・ケイト』より「ソー・イン・ラヴ」,
  『Born to Dance』より「I’ve Got You under My Skin」,
  『Something to Shout About』〜
   「You’d Be So Nice to Come Home To」,
  『いつもさよならを』, 『キス・ミー・ケイト』より「想空」,
  『ビギン・ザ・ビギン』, 『イージー・トゥ・ラブ』,
  『エニシング・ゴーズ』より「I Get a Kick Out of You」,
  『Mexican Hayride』より「I Love You」,
  『ロザリー』より「イン・ザ・スティル・オブ・ザ・ナイト」,
  『エニシング・ゴーズ』より「Blow, Gabriel Blow」
  【録音】1958年
チェーザレ・シエピ(バス)
ローランド・ショウ&ヒズ・オーケストラ
リチャード・ロジャース:
 『オクラホマ!』より「美しき朝」「飾りのついた四輪馬車」,
 『南太平洋』より「そばにいたのに」,
 『回転木馬』より「もしもあなたを愛したら」「独白」/
フレデリック・ロウ:
 『ペンチャー・ワゴン』より「They Call The Wind Maria」,
 『ブリガドーン』より「There But For You Go I」,
 『マイ・フェア・レディ』より「君住む街角」/
クルト・ヴァイル:
 『ニッカボッカ・ホリデイ』より「セプテンバー・ソング」/
ジェローム・カーン:『Very Warm For May』より「君は我がすべて」,
『ショウ・ボート』より「オール・マン・リヴァー」
 【録音】1957年
ジョージ・ロンドン(バリトン)
ローランド・ショウ&ヒズ・オーケストラ
 2人のバス歌手が甘美な声で贈るミュージカル名歌集
 イタリアが生んだ名バス歌手チェーザレ・シエピ。トスカニーニに認められ、1948年スカラ座の「メフィストフェレ」に抜擢され一躍名声を獲得した彼はDECCAのために数々のレコーディングを行い、LPや78rpmレコードに優れた録音を残しました。
 カナダからアメリカに帰化したバス・バリトン歌手ジョージ・ロンドンは、モーツァルトやワーグナーで人気を博し、1950年代よりウィーン国立歌劇場を中心に活躍しました。またムソルグスキーの「ボリス・ゴドゥノフ」を当たり役にしていて、1961年にはこの役を冷戦下のソビエト連邦でも歌い大絶賛されます(この役をアメリカの歌手がロシアで歌うのは史上初)。
 1951年からはバイロイトにも何度か出演しています。しかし、47歳の時に声帯に異常を感じ、歌手としては引退を決心。以降は後進の指導にあたりました。
 短い歌手生命でしたが、素晴らしい録音を数多く残しています。二人とも古典的なアリアはもちろん、このアルバムのようなブロードウェイのミュージカルでも極めて素晴らしい歌唱を聴く事ができます。
 


4804670
(2CD)
\1800
《ジョーン・サザーランド〜コマンド・パフォーマンス》
[CD1]
 ウェーバー:歌劇『オベロン』より「海よ、巨大な怪物よ」,
 マスネ:歌劇『ル・シッド』より「泣け、泣け、わが瞳よ」,
 マイアベーア:歌劇『ディノラ』より「Dieu! Comme cette nuit est lente」,
 レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』より「なんて炎を眼差しに宿してたのかしら!」,
 ヴェルディ:歌劇『群盗』より「わたしは、恥ずべき祝宴から逃れて」,
 ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』より「神にそむいた私を罰して下さい!」,
 ロッシーニ:『婚約手形』より「黙ってですって」,
 ベッリーニ:歌劇『テンダのベアトリーチェ』より「もし墓に行かずにすんだなら」/
[CD2]
 ベネディクト:「ジプシーと小鳥」,
 アルディーティ:「話して!」,
 リッチ :歌劇『靴修繕工と妖精』より「クリスピーノと代母」,
 トスティ:「理想」,
 アルディーティ:「口づけ」,
 トスティ:「セレナータ」,
 レオンカヴァッロ:「マッティナータ」,
 ビショップ:「見よ、優しいひばりを」,
 フロトー:歌劇『マルタ』より「夏の名残りのバラ(庭の千草)」,
 ウォレス:歌劇『マリターナ』より「Scenes that are brightest」,
 バルフェ:歌劇『ボヘミアの娘』より「大理石の広間に暮らすことを夢見ていた」,
 ビショップ:歌劇『クラリ、ミラノの娘』より「Home, sweet home」
ジョーン・サザーランド(ソプラノ),
リチャード・ボニング(指揮)
ロンドン交響楽団
世紀の名ソプラノ、サザーランドの強靭な歌声

イギリス・ハノーヴァー朝の第6代ヴィクトリア女王は、音楽愛好家であり、中でも歌を特に好んだと言われています。「女王の勅命」と題されたこのアルバムは、そのヴィクトリア女王が愛した数々のアリアと歌曲を集めたもの。ウェーバーからヴェルディを始め、イギリスで活躍したウォレスまでを、世紀の名ソプラノ、サザーランドがむらのない強靭な声で歌い上げています。良き伴侶ボニングの的確な伴奏も合わせてお楽しみいただけます。【録音】1962年11月, ロンドン、キングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)
 


4820506
\1200
《スカルラッティ, バッハ:チェンバロ作品集》
 D.スカルラッティ:
  ソナタ ト長調Kk146, 同ロ短調Kk33,
  同イ長調Kk24, 同ニ短調Kk9, 同変ロ長調Kk544,
  同ヘ長調Kk505, 同ハ長調Kk132, 同ト長調Kk169,
  同変ロ長調Kk202, 同ヘ短調Kk519, 同ホ長調Kk380,
  同ロ長調Kk245, 同ト短調Kk8, 同イ長調Kk322,
  同ニ長調Kk29, 同ト長調Kk125/
 J.S.バッハ:
  イタリア協奏曲ヘ長調BWV971,
  半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903
ジョージ・マルコム(チェンバロ)
バロック解釈の師ジョージ・マルコムによる名演

イギリスの指揮者、鍵盤楽器奏者ジョージ・マルコムは、幼少期よりピアノを学び、王立音楽大学を卒業後、優れた室内楽奏者として名を上げます。指揮者としても活躍しましたが、ピアニスト、アンドラーシュ・シフの師としても知られるなど、やはり彼の本領は鍵盤楽器の演奏にあるでしょう。1950年代に録音されたこの演奏は、バロック期の作品解釈としては初期のものですが、60年近い年月を経ても、その魅力と新鮮さは決して色褪せることはなく、常に気品と揺るぎない決断力を持った見通しのよいものです。【録音】1953年(スカルラッティ), 1954年(バッハ),
ロンドン、デッカ・スタジオ
 


4807268
(2CD)
\1800
《道化師&カヴァレリア・ルスティカーナ》
 マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(全曲)
  【録音】1954年1月ミラノ(モノラル)
マリオ・デル・モナコ(トゥリッドゥ),
エレーナ・ニコライ(サントゥッツァ),
アンナ・マリア・アネッリ(ルチア),
アルド・プロッティ(アルフィオ),
ラウラ・ディディエ(ローラ),
フランコ・ギオーネ(指揮)
ミラノ・スカラ座管&合唱団
 レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」(全曲)
  【録音】1954年1月ミラノ(モノラル)
マリオ・デル・モナコ(カニオ),
クララ・ペトレッラ(ネッダ),
アフロ・ポーリ(トニオ),
ピエロ・デ・パルマ(ベッペ),
アルド・プロッティ(シルヴィオ),
アルベルト・エレーデ(指揮)
ローマ聖チェチーリア音楽院管&合唱団
 デル・モナコの1952&1954年の録音が新リマスターで発売
 イタリアの名テノール、デル・モナコ。「黄金のトランペット」と称されたその美声と、驚くばかりの表現力が高く評価された永遠の名歌手です。
 この2枚組は彼の全盛期の録音であり、ヴェリズモ・オペラの2つの代表作を最高の歌唱で楽しめるものです。デル・モナコはもちろんのこと、彼をとりまく歌手たちも情熱的で、劇的な表情を見せています。
 この素晴らしい演奏を最大限に生かした新しいリマスターにも注目です。30-ipsオリジナル・マスターテープよりStuder AB20を使用し、24bit/194KHzにてリマスター。
 


4808913
\1200
《ブラームス:交響曲第2番》
 ブラームス:
  ① 交響曲第2番ニ長調Op.73,
  ② ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
ピエール・モントゥー(指揮),
ウィーン・フィル(①),
ロンドン交響楽団(②)
モントゥー&ウィーン・フィルの豊かな音響と伸びやかな感性
 とりわけブラームスを愛していたモントゥーは、この第2番も何種類かの録音を残しています。良く知られているのは、集中力溢れるロンドン交響楽団との1962年の演奏ですが、59年のウィーン・フィルとの演奏は豊かな音響と伸びやかな感性を生かした美しいものです。
 「ハイドンの主題による変奏曲」はそのロンドン交響楽団との演奏で、統制のとれたオーケストラの音色は「見事」の一言です。
  【録音】1959年4月、ウィーン、ゾフィエンザール(①), 1958年12月、ロンドン、キングズウェイ・ホール(②)[ステレオ:セッション]
 

4820508
(2CD)
\1800
《ギルバート&サリヴァン:喜歌劇「近衛騎兵隊」》
 ギルバート&サリヴァン:喜歌劇「近衛騎兵隊」(全曲)
ロイストン・ナッシュ(指揮)
ドイリー・カート・オペラ・カンパニー,
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 軽妙な音楽で彩られたサヴォイ・オペラ
 19世紀後期のヴィクトリア朝イングランドで発展したコミック・オペラの1形式「サヴォイ・オペラ」。この名前は、興行主リチャード・ドイリー・カート(1844-1901)がギルバート&サリヴァンのオペラを上演するために建てた「サヴォイ劇場」から取られています。
 この劇場は1915年にカートの息子ルバートら、子どもたちが運営を引き継ぎ、ドイリー・カート・オペラ・カンパニーが1982年に活動を停止するまで、多くの「サヴォイ・オペラ」を上演したのです。この「近衛軽騎兵」は代表的な演目で、楽しく軽妙な音楽で彩られた作品です。
 【録音】1979年1〜2月、ロンドン、デッカ第3スタジオ(ステレオ:セッション)







<国内盤> 


ARCO DIVA



UP0150
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
① モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 KV581
② ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 op.74「ハープ」
マルティヌー四重奏団
 ルボミール・ハヴラーク(vn1)
 リボル・カニカ(vn2)
 ズビニェク・パジョウレク(va)
 イトカ・ヴラシャーンコヴァー(vc)
 ラディスラフ・ルージチュカ(cl)
 静かに塗り替えられてゆく「古典」の名演の数々。
 中欧最前線、上質の珈琲のように、何度も再訪したい名演ハプスブルク帝国やドイツ、ソ連=ロシアなど大国のあいだで自国のアイデンティティを守ってきたチェコという国には、室内楽ですぐれた実績をあげてきた名手・名団体が多々。ドヴォルザークと同じ頃に活躍したボヘミア四重奏団に遡る、プロ室内楽奏者の確かな伝統は、今もなお脈々と受け継がれているのです。
 個々の奏者の個性を大事にしながら、「聴きあう」名演に出会いやすいのが、そうしたチェコの演奏家たちによる室内楽録音…この国の最前線をゆく名手たちが集うArco Divaレーベルからも、何度も聴き深めたい逸品が続々とあらわれています。
 とりわけ注目したいのが、プラジャークSQやパノハSQなどと同じく1970年代に創設された老舗・マルティヌーSQの新録音群——ドヴォルザークが「アメリカ」(第12番)のあと作曲した晩年の四重奏曲2作(UP0133・『レコード芸術』準特選)でも示された、確かな形式感覚・造形美を浮き彫りにするセンスが光るこのアルバムでは、ソリストとしても国際的な活躍をみせる名室内楽奏者ルージチュカの美音も艶やかに、確かな共感に満ちた傑作2編の名演をじっくり味あわせてくれます。
 これぞ、チェコ室内楽の頼もしさ...上質の珈琲のように、いつでも安心して両作曲家の世界に浸らせてくれる1枚です!




GRAMOLA



GRML98893
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第7番・第8番「悲愴」・第32番
 1. ソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」
 2. ソナタ 第7番 ニ長調 Op.10-3
 3. ソナタ 第32番 ハ短調 Op.111
岡田佳子(p/スタインウェイDモデル)
 ブリュッセルで、ワルシャワで…欧州ベースで活躍中のピアニストの敏腕ぶりを見逃さないGramola、注目の1枚
 楽都ウィーンの中心部に拠点をかまえるGramolaレーベルからは、オーストリアのみならず欧州各地で活躍しているさまざまな演奏家の「いま」を伝える逸品が続々登場するのですが、欧州ベースで演奏活動を続けている日本人奏者の名演にもふれる機会がしばしば。
 ここにベートーヴェンの傑作3編を録音した岡田佳子氏は、パリでメシアン夫人イヴォンヌ・ロリオやアンヌ・ケフェレックについて学んだのち、ロンドンでマリア・クルチオに、ジュネーヴでニキタ・マガロフに、バルセロナでアリシア・デ・ラローチャに...と錚々たる名匠たちに師事し、ブリュッセルやワルシャワを拠点に多角的な活躍をみせてきた名手。
 すでにCanyon Classicsなどからもモーツァルトの協奏曲など録音をリリースしていましたが、ここではベートーヴェンの王道名曲(悲愴)と初期の充実作(第7番)、晩年の深まりを象徴する最後のソナタ(第32番)とバランスの良い選曲で、この作曲家のソナタ芸術の進展を多角的に伝える確かな解釈を聴かせます。
 モーツァルトにも通じる古典派然とした様式感から、リスト以後の近代音楽を予感させる晩期の境地へ——充実の1枚、お見逃しなく!




<映像>


EURO ARTS(映像)



20 72778
(DVD)
\3100→\2890
グラフェネック国際音楽祭〜真夏の夜のガラコンサート2014
 ラヴェル:「スペイン狂詩曲」〜第4曲祭り
 R.シュトラウス:バラのリボン、ツェツィーリエに
 プッチーニ:歌劇「トスカ」〜星は光りぬ
 チレア:歌劇「アルルの女」〜ありふれた話(フェデリコの嘆き)
 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調〜第3楽章
 レハール:オペレッタ「ロシアの皇太子」〜なぜ春に五月は一度しか来ないの?
 ホイベルガー:オペレッタ「オペラ舞踏会」〜セパレに行きましょう
 オスカー・シュトラウス:なぜ女は浮気をしてはいけないの?
 ヒメネス:サルスエラ「ルイス・アロンソの結婚」〜間奏曲
 バルセラータ:マリア・エレーナ
 ベラスケス:ベサメ・ムーチョ
 ガーシュウィン:アイ・ゴット・リズム変奏曲(ピアノとオーケストラのための)
 リチャード・ロジャース:「南太平洋」〜あの人を忘れたい/ 魅惑の宵/ 序曲
 ホーレンダー:誰のものかわからない
 エルガー:威風堂々(行進曲)
ファンホ・メナ(指揮)
トーンキュンストラー管弦楽団
アンゲラ・デノケ(ソプラノ)
ラモン・ヴァルガス(テノール)
ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)
 話題のグラフェネック音楽祭、スペインのファンホ・メナが登場して注目を集めた2014年ライヴが発売!

 収録:2014 年6 月20 日グラフェネック、ライヴ/画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5..1、リージョン:All、88分、字幕なし

 2014 年のグラフェネック国際音楽祭ライヴ。2015/2016 シーズンより佐渡裕が音楽監督に就任するトーンキュンストラー管弦楽団がレジデント・オーケストラを務める音楽祭。美しいグラフェネック城の庭園にある劇場で毎年行われる「真夏の夜のガラコンサート」は、開放的な雰囲気を味わうことのできる野外コンサートです。
 2014 年はオペラ、ミュージカル、オペレッタ、映画などの劇音楽を中心としたプログラムを、スペインの俊英指揮者ファンホ・メナが指揮をして極彩色の音楽を聴かせてれくます。
 

20 16388
(DVD)
\3100
バロック・クリスマス
 J.S.バッハ:
  チェンバロ協奏曲BWV972〜アレグロ
  カンタータ第110番「喜び笑いあふれ」BWV110
  クリスマス・オラトリオBWV248〜
   「神のみもとに人類の場所を得た」、「シンフォニア」、
   「主よ、あなたの思いやり、あなたの憐れみが」、
   「大いなる主、おお、強き王よ」
  御子がお生まれになった
  甘き歓びのうちに(もろびと声あげ)
  管弦楽組曲第3番BWV1068〜「G線上のアリア」
 モーツァルト:大ミサ〜「聖霊によりて」K427
 ヘンデル:メサイヤ〜「主は羊飼いとして群れを養い」
バーバラ・ボニー(ソプラノ)
マティアス・ゲルネ(バリトン)
フライブルク・バロック・オーケストラ
ジャーマン・ブラス
フライブルグ大聖堂付属少年合唱団
 バーバラ・ボニー、マティアス・ゲルネがフライブルクで歌うクリスマス

 収録:1999 年フライブルク大聖堂、ライヴ/画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、60分、字幕及び解説書はついておりません

 ゴシック建築の傑作、フライブルクの大聖堂。高くそびえ立つ塔は「キリスト教のもっとも美しい塔」と称えられています。教会内部も祭壇、ステンドグラス、絵画など中世の素晴らしい装飾に彩られています。
 本DVD には、そのような美しい大聖堂で行われたクリスマス・コンサートの模様が収録されています。大聖堂所属の少年合唱とともに歌うのは、透明感のある美しい高音が魅力のソプラノ、バーバラ・ボニー。安らぎのある深い美声を持つバリトン、マティアス・ゲルネです。フライブルクに響き渡る敬虔な音楽をじっくりと堪能できる1 枚です。




OPUS ARTE(映像)

OA1109D
(DVD)
\4000
ロッシーニ:歌劇《ブルスキーノ氏》
 アッリーゴ・ガッザニーガによる批判校訂版
 ジュゼッペ・フォッパ(台本)
 ルネ=アンドレ=ポリドル=アリサン・ドゥ・シャゼ&
  E.T.モーリス・ウリー共作による
 5 幕の喜劇「替え玉息子、または策略と錯乱」(原作)
特典映像:
 メイキング・オブ・ブルスキーノ氏、キャスト・ギャラリー
ガウンデンツィオ:ソフィーアの後見人…
 カルロ・レポーレ(バリトン)/
ソフィーア…マリア・アレイダ(ソプラノ)/
ブルスキーノ:ガウンデンツィオの旧知…
 ロベルト・デ・カンディア(バリトン)/
ブルスキーノ2 世:ブルスキーノの息子/警官…
 フランシスコ・ブリート(テノール)/
フロルヴィッレ:ソフィーアの恋人…
 デイヴィッド・アレグレット(テノール)/
フィベルト:旅館の主人…
 アンドレア・ヴィンツェンツォ・ボンシノーレ(バス)/
マリアンナ:ソフィーアの女中…
 ヒアーラ・アマール(メゾ・ソプラノ) 他/
ロッシーニ交響楽団/
ダニエーレ・ルスティオーニ(指揮)/
テアトロ・ソッテッラネーオ(演出)/
アカデミア・ディ・ベル・アルティ・ウルビーノ(装置・衣装)/
ローベルト・カファッギーニ(照明)/
ティツィアーノ・マンキーニ(映像ディレクター)/
カルメン・サントーロ(コレペティートル&フォルテ・ピアノ)

OABD7124D
(BD)
\4800
 2012 年8 月 ペーザロ,ロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル ライヴ収録/収録時間:96 分+20 分(特典映像)/音声:イタリア語歌唱/<DVD>ステレオ2.0/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HD マスターオーディオ5.1/字幕:英, 仏, 独, 韓, 日/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2 層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i HighDefinition
 愛し合う2 人…フロルヴィッレとソフィーア。しかし彼らは結婚することができません。なぜならフロルヴィッレの父と、ソフィーアの後見人ガウデンツィオが犬猿の仲。反対されるに決まっているからです。しかし、フロルヴィッレの父が死去したため、「これはもしかしたら結婚できるかも」と2 人は期待するのですが、ガウデンツィオはさっさとソフィーアの結婚相手を決めてしまいます。その相手がブルスキーノ氏の息子というわけです。しかし、ガウデンツィオはブルスキーノ氏の息子の顔を知りません。その上、実はフロルヴィッレの顔も知りません…。波乱に満ちた物語が予想されますね。さあ、物語は皆様の予想通りに進むのでしょうか?
 1812 年、20 歳のロッシーニが作曲したこの《ブルスキーノ氏》は、当時彼が手を染めていた「オペラ・ファルサ(笑劇)」に属するもの。1 幕というコンパクトな形式のなかに、テンポ良く物語が詰め込まれていますが、この作品はなぜか、たった1 回しか上演されずにそのままお蔵入り。自筆譜までが行方不明になってしまうという憂き目にあいます(その自筆譜は45年後にロッシーニの元に戻るのですが)。
 さて、この2012 年のペーザロでの上演は、物語の舞台を現代のテーマパークへと移し替えます。ポップコーンスタンドや、バルーンに囲まれた舞台の上で、カラフルでキッチュな衣装を着けた人々がユーモラスに動き回ります。登場するイヌまでもがユーモラスです。もちろん物語は複雑に絡み合い、ひと時でも目を離すと何が何だかわからなくなるのですが、音楽はひたすら軽妙で、ついつい聞き惚れてしまいます。
 1983 年生まれの若手指揮者ルスティオーニの鮮烈な指揮も素晴らしいもの。素晴らしいひとときをお楽しみください。


















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