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≪第83号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その8 2015/9/8〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像


 




9/11(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



CLAVES

50 1606
\2700→\2490
シュテファン・ゲンツ、伴奏はミシェル・ダルベルト!
 シューベルト:歌曲集「冬の旅」 D.911

  (1. お休み/ 2. 風見の旗/ 3. 凍った涙/ 4. かじかみ/
   5. 菩提樹/ 6. あふれる涙/ 7. 川の上で/ 8. 回想/
   9. 鬼火/10. 憩い/ 11. 春の夢/ 12. 孤独/ 13. 郵便馬車/
   14. 霜おく頭/ 15. からす/ 16. 最後の希望/ 17. 村で/
   18. あらしの朝/ 19. 幻覚/ 20. 道しるべ/ 21. 宿屋/
   22. 勇気/ 23. 幻の太陽/ 24. 辻音楽師)
シュテファン・ゲンツ(バリトン)
ミシェル・ダルベルト
 (ピアノ;ベーゼンドルファー)
 新の決定盤が登場!名唱シュテファン・ゲンツがミシェル・ダルベルトと冬の旅を録音!

 セッション録音:2010年10月18-21日/テイエ・ファン・ゲースト・スタジオ(ドイツ)/DDD

 ドイツを代表するバリトン歌手シュテファン・ゲンツがシューベルト弾きとしても名高いピアニスト、ミシェル・ダルベルトと「冬の旅」を録音しました。
 ゲンツは1973 年ドイツ、エアフルト生まれ。ライプツィヒ及びカールスルーエ音楽大学で学び、1994 年のブラームス国際コンクール優勝を皮切りに数々の国際コンクールで入賞しドイツを代表するバリトン歌手としての確固たる地位を築きました。
 ゲンツを有名にさせたのはこの「冬の旅」です。それは1997 年のシューベルティアーデ音楽祭にてトーマス・ハンプソンの代役としてゲンツが登場し、この「冬の旅」を熱唱し話題となりました。シューベルト晩年の音楽の深さを見事に表現した歌唱には脱帽です。さらにシューベルトの作品を最も得意とし歌曲に対して深い理解があるミシェル・ダルベルトの伴奏によりこの作品の魅力を最大に引き出しております。「冬の旅」の新の決定盤が登場です!







2年前に久しぶりに登場したダルベルトの新作
あれからもう2年経った。

SONY
8888373302-2
(2CD)
\2800→\2590
久しぶり!ミシェル・ダルベルト
 /プレイズ・リスト、スクリャービン

リスト:
 『バラード第2番 ロ短調』『「超絶技巧練習曲集」より第10, 11, 12番』
 『「ノルマ」の回想』,
スクリャービン:
 『ピアノ・ソナタ第3番 嬰ヘ短調Op.23』『2つの詩曲Op.69』
 『ピアノ・ソナタ第9番「黒ミサ」Op.68』『詩曲「焔に向かって」Op.72』
ミシェル・ダルベルト(P)
 フランスの巨匠ピアニスト、ダルベルトによる久々の新録音の登場です。
 2011年、リヨンでライヴ録音されたリストとスクリャービンのプログラムによるリサイタルです。1955年パリに生まれ、12歳の時にアルフレッド・コルトーの愛弟子ヴラド・ペルルミュテールに紹介され、68年パリ国立高等音楽院のペルルミュテールのクラスに入学。1975年のクララ・ハスキル・ピアノ・コンクールで優勝し、1978年リーズ国際ピアノ・コンクールで優勝。数多くのレコーディングを行ってきました。
 2004年にリリースされた「リゴレット−リスト編曲〜ヴェルディ、ワーグナー/トランスクリプション」は、グラモフォン、ディアパソン、クラシックFMなど海外各誌で絶賛されました。
 今回もテクニックだけでなく、磨き抜かれた透明な音による品格が漂う精神性溢れる演奏で、彼が卓越した芸術家であることを認識させる見事な演奏が繰り広げられています。2013年11月来日予定。
【録音】2011年11月, リヨン、サル・モリエール[デジタル:ライヴ]



 
50 1511
\2700
ヴィオラの俊英、コーザによるヴィオラ版にシューマンとブラームス
 (1)シューマン(ブルーノ・ジュランナ編曲):幻想小曲集 Op.73
 (2)同(エットーレ・コーザ編曲):F.A.E ソナタより間奏曲
 (3)同(同編曲):アダージョとアレグロ Op.70
 (4)同(同編曲):3つのロマンス Op.94
 (5)ブラームス(エットーレ・コーザ、ボリス・ベルマン編曲):
  チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
エットーレ・コーザ(ヴィオラ)
ボリス・ベルマン
 (ピアノ;Steinway & Sons)
 セッション録音:2013年10月18-20日/イェール大学/DDD

 数々のヴィオラ編曲録音でも有名なヴィオラ奏者エットーレ・コーザ。最新アルバムではシューマンとブラームスを取り上げました。F.A.E ソナタ、原曲はシューマンがディートリヒとブラームスとともに作曲した4 楽章構成のヴァイオリン・ソナタで、シューマンは間奏曲とフィナーレを作曲しました。この間奏曲は後にシューマンのヴァイオリン・ソナタ第3 番の第3 楽章に転用されております。
 最後に収録されたのはコーザお得意のブラームスで今回は共演のボリス・ベルマンとともにチェロ・ソナタ1 番を編曲しました。
 ナポリ生まれのコーザは、生地の音楽院でフランカヴィッラにヴァイオリンとヴィオラを師事した後、メニューインとリジーにも学んだヴィオラ奏者です。Claves レーベルより自らも編曲を手がけたヴィオラ編曲小品集(50 2609)、ブラームスのヴィオラ・ソナタ集(50 2802)がリリースされております。




SUPRAPHON



SU 4185
\2300→\2090
名手エングリホヴァーが奏でるハープのための作品集
 (1)ブリテン:ハープのための組曲 Op.83(1969)
 (2)クレメント・スラヴィツキー(1910-1999):
  ハープのための音楽(1972)*
 (3)イリヤ・フルニーク(1922-2013):
  フルートとハープのための「ヘッケルの墓」(2008)
 (4)ルボシュ・スルカ(1928-):ハープのための組曲(2007)*
 (5)ミロスラフ・カベラーチ(1908-1979):
  フルートとハープのための8 つのバガテル Op.53*
 (6)イジー・ゲムロト(1957-):
  オーボエ、ハープとピアノための三重奏曲(2010)*
  *= 世界初録音
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ)
マルティン・カシーク(ピアノ)
(3)(5)キャロル・ウィンセンス(フルート)
(6)ヴィレム・ヴェヴェルカ(オーボエ)
 世界初録音多数!!名手エングリホヴァーが奏でるハープのための作品集。ウィンセンス、ヴェヴェルカなど充実の共演陣にも注目

 セッション録音:(1)-(5)2015年5月15&16日、6月17&17日/チェコ・ブレザレン福音教会(プラハ) (6)2015年6月8日/マルティーネク・スタジオ(プラハ)/83’51”

 カテジナ・エングリホヴァー、久々の新録音はチェコの作曲家による作品をメインとしたハープのための作品集です。そのほとんどが世界初録音で、フルニーク、スルカ、ゲムロトの作品はエングリホヴァーに献呈された作品です。
 スラヴィツキーは、モラヴィア地方の民謡とヤナーチェクより大きな影響を受けた作風でこの度世界初録音となりました。フルニークはピアニストとして多くの名録音をのこしましたが、作曲者とマルチな才能を発揮しました。このフルートとハープのための「ヘッケルの墓」はフルニーク晩年の作品です。カラベーチは様々な作風を取り入れた作曲家です。現代チェコを代表する作曲家イジー・ゲムロトのオーボエ、ハープとピアノための三重奏曲は芸術性の高い素晴らしい作品です。
 当アルバムはフルートのキャロル・ウィンセンス、オーボエのヴィレム・ヴェヴェルカ、ピアノのマルティン・カシークといった共演陣にも注目です!



弦楽四重奏との共演が聴けるエングリホヴァーの素敵なアルバム

ARCO DIVA
UP 0116-2
\2600
火の踊り ハープ(と弦楽)のための音楽
 スデニェク・ルカーシュ(1928-2007):
  すべての弦のために Op.320(ハープと弦楽四重奏のための;2001)(*)
 ヤン・フランク・フィシェル(1921-2006):
  ハープ独奏のための4つの練習曲 から 第1曲,第2曲
 バルトーク(1881-1945)/カテジナ・エングリホヴァー編曲:
  ルーマニア民俗舞曲(ハープ独奏版)
 ドビュッシー(1862-1918):神聖な舞曲と世俗的な舞曲(*)
 ヤン・ハヌシュ・トルネチェク(1858-1914):
  スメタナの交響詩「ヴルタヴァ(モルダウ)」による幻想曲
 デイヴィッド・ウォトキンズ(1938):ハープのための組曲 から 火の踊り
 シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):
  ドルイドの秘儀(ハープと弦楽のための;2001)(*)
録音:2009年6月9日、イフラヴァ(チェコ)、グスタフ・マーラー音楽祭、ライヴ
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ)
ヴィハン四重奏団(*)
レオシュ・チェピツキー(第1ヴァイオリン)
ヤン・シュルメイステル(第2ヴァイオリン)
イジー・ジュグムント(ヴィオラ)
アレシュ・カスプシーク(チェロ)





.

AEOLUS



AE-10236
(2SACD HYBRID)
\6000→\5490

おそるべき組み合わせ
 エーリヒ・ヘーバルト&アーポ・ハッキネン
J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集

 ソナタ ロ短調 BWV.1014/ソナタ イ長調 BWV.1015/
 ソナタ ホ長調 BWV.1016/ソナタ ト長調 BWV.1021/
 ソナタ ト長調 BWV.1022/ソナタ ハ短調 BWV.1017/
 ソナタ ヘ短調 BWV.1018/ソナタ ト長調 BWV.1019/
 ソナタ ホ短調 BWV.1023

エーリヒ・ヘーバルト(ヴァイオリン)
アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
 ヘーバルト&ハッキネン、バッハのヴァイオリン・ソナタ集!

 ライナー・ツィパーリングのヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ集(AE-10206)に続く、Aeolus「J.S.バッハ:ソナタ・シリーズ」第2弾は、世界的名手エーリヒ・ヘーバルトと古楽界のホープ、アーポ・ハッキネンの共演によるヴァイオリン・ソナタ集!
 アーノンクール率いるウィーン・コンツェントゥス・ムジクスのコンサートマスター、モザイク・カルテットの第1ヴァイオリンを務めるエーリヒ・ヘーバルト。アスペレン、アンタイ、ファン・デルフト、レオンハルトといった名匠たちから古楽奏法を学んだヘルシンキ出身のチェンバロ奏者、アーポ・ハッキネン。
 二人の天才による最高のアンサンブルをAeolusの高音質SACDでご堪能あれ。

 ※録音:2011年10月、2013年5月、ビフティ教会(フィンランド)






アーポ・ハッキネン&ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
ちょっと入手困難になりつつあるAEOLUSのバッハ
のんびりしてたら手に入らなくなる
AE-10057
(SACD HYBRID)
\3100
ハッキネン&ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
 J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集Vol.1

  チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052
  チェンバロ協奏曲第2番ホ長調BWV.1053
  チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056
  イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971
アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
 北欧の名手アーポ・ハッキネンのJ.S.バッハ!共演はヘルシンキ・バロック・オーケストラ!
 ヘルシンキ出身の名手アーポ・ハッキネンとヘルシンキ・バロック・オーケストラのコンビによるJ.S.バッハの「チェンバロ協奏曲集Vol.1」!
 アスペレン、アンタイ、ファン・デルフト、レオンハルトといった錚々たる名匠たちから古楽奏法を学んだハッキネンは、北欧フィンランドが誇るワールドクラスの古楽系鍵盤奏者。
 イタリアの名ヴァイオリニスト、リッカルド・ミナージを擁するヘルシンキ・バロック・オーケストラとのバッハが、北欧の古楽の充実する"現在"を聴かせてくれる。2010年5月の録音。
AE-10067
(SACD HYBRID)
\3100

天才ハッキネン、バッハ第2弾ついに登場!
 J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲集 Vol.2
  チェンバロ協奏曲第3番ニ長調 BWV.1054
  チェンバロ協奏曲第4番イ長調 BWV.1055
  チェンバロ協奏曲第6番ヘ長調 BWV.1057
  幻想曲ハ短調 BWV.906
 W.F.バッハ:協奏曲ト長調 Fk.40

アーポ・ハッキネン(チェンバロ)
ヘルシンキ・バロック・オーケストラ
 北欧の名手アーポ・ハッキネン&ヘルシンキ・バロック・オーケストラのJ.S.バッハ第2弾!

 アスペレン、アンタイ、ファン・デルフト、レオンハルトといった錚々たる名匠たちから古楽奏法を学んだ、ヘルシンキ出身のチェンバロ奏者、アーポ・ハッキネン。
 1998年にブルージュ国際チェンバロ・コンクール入賞、NDR特別賞などの受賞歴を誇り、北欧フィンランドが誇るワールドクラスの古楽系鍵盤奏者として輝かしいキャリアを歩んでいる。
 共演は北欧随一のピリオド・オーケストラである、ヘルシンキ・バロック・オーケストラ。ハッキネン自身が芸術監督を努めており、大バッハと長男のヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710−1784)の協奏曲を披露。北欧古楽界の名手、ハッキネンの手腕が光る J.S.バッハのチェンバロ協奏曲集Vol.2の登場です!

 2011年&2010年の録音。

<店主より>

 ようやく出た、ハッキネンのバッハ第2弾。
 アグレルを聴いた段階でただものでないことはわかっていたが、バッハで確信に変わった。
 突き刺すようにシャープで、痛いほどに繊細なバッハ。キリキリと脳髄を締め付けてくる、こんなバッハが存在するとは。
 しかも今回の第2弾では今店主が密かに注目しているヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの作品を入れてきた!大バッハに最も期待されながらもっともその期待を裏切った放蕩息子。その隠れた才能をハッキネンなら再発見してくれるはず。
 惜しむらくはレーベルがAEOLUS。このレーベル、とにかくすぐに入手不能になる。どうか後で後悔する事のないよう。

 これは2013年スオメンリンナ音楽祭で7月に行われたときのバッハの映像。素人録画だが彼らの自由な感性が味わえると思う。

http://www.youtube.com/watch?v=vXElRtfTpT4

 




エーリヒ・ヘーバルトが所属するモザイク弦楽四重奏団のアルバムなら、この1枚を・・・
美しいんです
ヨハン・ベンヤミン・グロス:作品集(全曲世界初録音)

LABORIE
LC 09
\3000
「ロマンチックなバラード」
 ヨハン・ベンヤミン・グロス(1809〜1848):作品集(全曲世界初録音)

  (1)チェロ・ソナタ ロ短調 op.7
  (2)薬屋の主人は恋がたき(詩:グルッペ)op.35-3
  (3)フリードリッヒ・バルバロッサ(詩:リュッケルト)op.35-5
  (4)バラード op.26-4
  (5)愛のかなしみ(詩:ハイネ)op.35-4
  (6)ヘブライの歌より(詩:バイロン)op.35-6
  (7)チェロとピアノのためのセレナーデ ハ長調 op.32
  (8)第3 集より(詩:リュッケルト)op.35-1
  (9)弦楽四重奏曲 ヘ短調 op.37-3
金子陽子
 (ピアノ/ウィーン製1838年頃の
  フォルテピアノ”グロス”)
ミヒャエル・ダーメン(バリトン)
クリストフ・コワン
 (チェロ/ 1720 年頃製
  アレッサンドロ・ガリアーノ製のチェロ)
モザイク弦楽四重奏団
 (エーリヒ・ヘーバルト、
  アンドレア・ビショッフ、
  アニタ・ミッテラー、
  クリストフ・コワン)

 19世紀初頭に生まれ、メンデルスゾーンやシューマン、その奥さんのクララ・シューマンとともに活躍したヨハン・ベンヤミン・グロス。
 現在その名を聞くことは滅多にないが、優れたチェリストだったグロスは多くのチェロ作品を多く残している。チェロ・ソナタではクララとも共演していたらしい。
 ただ惜しくも、40歳になる前にサンクト・ペテルブクルクでコレラにかかって亡くなった。
 これはそんな忘れられたグロスの素敵な室内楽作品集。
 チェロ・ソナタでは、金子陽子が1830年代のウィーン製フォルテピアノを、クリストフ・コワンが1720年代のチェロで共演している。

 ・・・クララとグロスもこんな音色を聴かせていたのだろうか。

 忘れ去られた作曲家、ヨハン・ベンヤミン・グロス世界初録音による作品集。コワンと金子陽子の魅力のデュオ充実の弦楽四重奏曲!

録音:2009 年9 月

 チェリスト、そして作曲家として19 世紀の重要な人物、ベンヤミン・グロスの作品集。音楽史や事典で彼のことが扱われることはほとんどありませんが、43 の主にチェロのための作品(4 つのチェロ協奏曲、ソナタ1 曲ほか)、4 つの弦楽四重奏曲や何曲かの歌曲をのこしています。ベルリン、そしてライプツィヒでチェロ奏者として活躍しながら、メンデルスゾーン、シューマン、クララ・シューマンらと一緒にロマン派の渦の中心点にいました。クララ・シューマンとは自作のソナタを共演したことがあるといいます。1848 年に教師・チェロ奏者として活躍したサンクト・ペテルブクルクの地でコレラにかかり客死しました。
 作品はどれもロマン派ならではの抒情と情熱に満ちたもの。チェロ・ソナタ ロ短調ではコワンが渋く滋味あふれる音色で旋律をうたい、金子のピアノが熱く華麗にコワンの奏でる旋律を彩ります。歌曲でも、詩の魅力が存分に活きた曲作りが見事。弦楽四重奏曲では濃厚メロディと熱を帯びた和声、ロマンの魅力に溢れています。モザイク・クヮルテットの熟練のアンサンブルが光ります。







ATOLL(CD−R)


ACD 313
(CD-R)
\2500
2台ピアノと8手のための作品集
 ハミルトン:Tui、スリー・ラグズ、ゴースト・ダンス
 ファー:イントゥー・ザ・キャムズ、ビンタン
 ホルメス:ボトム・ダンス
 カストロ=ロビンソン: エフラックス
 リマー:ハンマーヘッド
 バラード:2つの小品

エストレラ
 〔ジュディ・リー(ピアノ)、
  シンディ・タサオ(ピアノ)、
  ローレル・マクノートン(ピアノ)、
  ソミ・キム(ピアノ)〕

 2010年に結成されたニュージーランドのピアノ・カルテット、エストレラ。2台ピアノで4人のピアニストの珍しい編成での演奏を行う彼女らが、2台ピアノと8手のために作曲されたラグタイムをモティーフにした作品からモダン作品を演奏する。2013年4月の録音。

 ※Atollは高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

 
ACD 129
(CD-R)
\2500
アントニー・リッチー(1960−)の作品集
 リッチー:
  リメンバー・パリハカ
  フルート協奏曲Op.56
  バスクラリネットとチェロのための二重協奏曲
  カミング・トゥー・イット
ピーター・スコールズ(指揮)
オークランド室内管弦楽団、他
 サザン・シンフォニアのコンポーザー・イン・レジデンス、オタゴ大学の准教授を務めるニュージーランドの作曲家、アントニー・リッチー(1960−)の作品集。南半球ニュージーランドの知られざる音楽を今作でも収録。


.

NIMBUS ALLIANCE(CD−R)



NI 6310
(CD-R)
\2400→\2190
英国の才女エマ・ジョンソン新譜!
 ブラームスとツェムリンスキーを演奏!

  ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 Op.115
  ツェムリンスキー:クラリネット三重奏曲ニ短調 Op.3
エマ・ジョンソン(クラリネット)
ジョン・レネハン(ピアノ)
ミケランジェロ弦楽四重奏団
 〔ミハエラ・マルティン(ヴァイオリン)、
  ダニエル・アウストリッヒ(ヴァイオリン)、
  今井信子(ヴィオラ)、
  フランス・ヘルメルソン(チェロ)〕
 マイケル・コリンズと並びイギリスのクラリネット界を代表する世界的名手、エマ・ジョンソン。久々のリリースとなる今作ではブラームスのクラリネット五重奏曲ロ短調とツェムリンスキーのクラリネット三重奏曲ニ短調を演奏。ヴィオリストの今井信子が参加するミケランジェロ弦楽四重奏団との共演も魅力的。

 2013年12月14日−15日の録音。
 ※Nimbus Allianceは高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



エマ・ジョンソン、NIMBUSのアルバム
まだまだお若いです

NIMBUS
NI 6153
(CD-R)
\2400
エマ・ジョンソン
 ついに・・・ ブラームス「クラリネット・ソナタ」!

   ブラームス:
   クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1
   クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調Op.120-2
  メンデルスゾーン:ソナタ変ホ長調
  シューマン:幻想小曲集Op.73
エマ・ジョンソン(クラリネット)
ジョン・レネハン(ピアノ)
 英国の才女エマ・ジョンソン!遂にブラームスのソナタ!

 マイケル・コリンズと並びイギリスのクラリネット界を代表する世界的名手、エマ・ジョンソンがブラームスの2つのクラリネット・ソナタを遂にレコーディング!
 イギリスの伝統を守るハンドメイドのクラリネット、ピーター・イートンを愛用するエマ・ジョンソン。
 "木管"という呼び名に相応しい豊かで堅実、木の香りを纏う音色、円熟味を増した音楽性によるブラームスは、クラリネット奏者として成熟したエマ・ジョンソンがたどり着いた大いなる到達点である。
 2011年1月25日−27日の録音。


NI 6116
(CD-R)
\2400

エマ・ジョンソン 〜 モーツァルト・アルバム
 クラリネット協奏曲イ長調K.622
 クラリネット五重奏曲イ長調K.581
 歌劇《魔笛》より パパゲーノのアリア(ジョンソン&ウェスト編)
 歌劇《フィガロの結婚》より 恋とはどんなものかしら(ジョンソン&ウェスト編)
 アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618(ジョンソン&ウェスト編)
エマ・ジョンソン
 (クラリネット&バセット・クラリネット&指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
コン・テンポ弦楽四重奏団
女流クラリネット奏者の最高峰に立つイギリス・クラリネット界の至宝、エマ・ジョンソンのモーツァルト・アルバム。メイン・プロの「クラリネット協奏曲」は、ピーター・イートン製作のバセット・クラリネットを吹きながらの"吹き振り"!
このモーツァルトでもエマ・ジョンソン独特のビブラートやフレージングは健在。インターナショナル化が進む現代の中で、これだけ自身のスタイルを貫き通した演奏は貴重かも!?

2005年6月13日−17日の録音。

 


NI 6309
(CD-R)
\2400→\2190
世界でも最も素晴らしいフルート奏者の1人
 ランパルの弟子ランソン・ウィルソン
  ピアノはフランクル!

  シューベルト:
   《しぼめる花》の主題による序奏と変奏曲ホ短調 D.802,Op.160
  ベートーヴェン:セレナード ニ長調 Op.41
  シューマン:
   3つのロマンス Op.94、君にささぐ Op.25-1、私のばら Op.90-2、
   ロマンツェ《豊かに流れるエブロ》Op.138-5
ランソン・ウィルソン(フルート)
ペーター・フランクル(ピアノ)
 現在指揮者としても活動の場を広げているフルート奏者のランソン・ウィルソン。
 20世紀の最も偉大なフルート奏者、ジャン=ピエール・ランパル(1922−2000)の弟子でもあるランソン・ウィルソンが、ベートーヴェン、シューベルト、シューマンの古典派音楽からロマン派音楽の作品を演奏する。
 フルート関係者必聴の新譜が登場です!


↓超絶技巧!
https://www.youtube.com/watch?v=ZApIKpmZiXg&feature=player_embedded


 

NI 6306
(CD-R)
\2400
リード・トーマス:アストラル・カンティクル
 オーケストラのためのラディアント・サークルズ(世界初録音)
 打楽器四重奏のためのリザウンディング・アース
 フルートとクラリネットのためのカプリッチョ(世界初録音)、他
ドナルド・シュライヒャー(指揮)
イリノイ大学交響楽団、他
 アメリカの現代音楽を代表する女流作曲家、オーガスタ・リード・トーマス(b.1964)の録音シリーズ第5弾。今作はオーガスタ・リード・トーマスの50歳の誕生日を記念し開催されたコンサートでの曲目を収録しており、管弦楽作品から打楽器アンサンブル、管楽器などを収録している。




SIGNUM


SIGCD 429
\2400
岩上の羊飼い
 ブラームス:スケルツォ(F.A.E.ソナタより)、乙女の歌
 ショパン:夜想曲第2番変ホ長調 Op.9、序奏と華麗なるポロネーズ
 シューベルト:岩上の羊飼い、アヴェ・マリア
 シューマン:幻想小曲集
 R・シュトラウス:朝、アルプホルン
ジュリアン・ブリス(クラリネット)
アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)
クリストファー・グリン(ピアノ)
 ジュリアン・ブリスとアイリッシュ・タイナンが共演!

 神童から天才へと進化を遂げたクラリネッティスト、ジュリアン・ブリスと、アイルランド出身の名ソプラノ、アイリッシュ・タイナン、評価急上昇中のピアニスト、クリストファー・グリンの共演。
 ロマン派の声楽と室内楽作品集、中でも、3人の名手たちの妙技が繰り広げるシューベルト最晩年の傑作「岩上の羊飼い」が聴きどころ。2013年9月の録音。
 


SIGCD 434
\2400→\2190
レベッカ・ミラー&ロイヤル・ノーザン・シンフォニア
 ハイドン:交響曲集

 交響曲第52番ハ短調
 交響曲第53番ニ長調《帝国》
 交響曲第59番イ長調《火事》
レベッカ・ミラー(指揮)
ロイヤル・ノーザン・シンフォニア
 OAEとの共演で洗練されたC.P.E.バッハのシンフォニア集(SIGCD 395)を聴かせてくれた目下絶好調中の女流指揮者、レベッカ・ミラーが、ニューカッスルを本拠とする名門室内オーケストラ、ロイヤル・ノーザン・シンフォニアを振って、ハイドンの50番台の交響曲3曲を披露。
 第4回エドゥアルド・マータ国際指揮者コンクールで第1位に輝いたタクト捌きが、さらにレベッカ・ミラーの評価を高めること必至!


レベッカ・ミラー
’OAE’との’CPE’

SIGCD 395
\2400
女流指揮者、レベッカ・ミラー
 C.P.E.バッハ:シンフォニア集
 シンフォニア 第1番ニ長調 Wq.183-1
 シンフォニア イ長調 Wq.182-4
 シンフォニア ロ短調 Wq.182-5
 シンフォニア 第3番ヘ長調 Wq.183-3
 シンフォニア 変ホ長調 Wq.179
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団
レベッカ・ミラー(指揮)
 "OAE RELEASED"の新譜はC.P.E.バッハ!注目の女流指揮者レベッカ・ミラー登壇!

 シグナム・クラシックス(Signum Classics)のエイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団(OAE)のシリーズ「OAE RELEASED」。
 ロジャー・モンゴメリーがナチュラル・ホルンで吹いた「モーツァルト」(SIGCD 345)、リーダーの1人であるカティ・デブレツェニが弾いた「ヴィヴァルディ」に続く新譜は、レベッカ・ミラーがタクトを執ったC.P.E.バッハのシンフォニア(交響曲)集!
 アメリカ、カリフォルニア出身の女流指揮者であり、エドゥアルド・マータ国際指揮者コンクール第1位の受賞歴を持つレベッカ・ミラーは、1999年にロンドンを拠点とするニュー・プロフェッショナルズ・オーケストラを設立し、2007年から2010年までルイジアナ・フィルのレジデント・コンダクターとして活躍。
 C.P.E.バッハの生誕300周年記念コンサートで見事なOAEデビューを飾り、英国内外で大きな注目を浴びるレベッカ・ミラー。OAEの「Gamechangers」シリーズの1つとして大成功を収めたC.P.E.バッハ・プログラムでの秀演に要注目!



 

SIGCD 425
\2400
ジェームズ・ローズ 〜 インサイド・トラックス
 J.S.バッハ/ジロティ:前奏曲ロ短調
 J.S.バッハ:
  フランス組曲第5番より アルマンド、パルティータ第6番ホ短調より トッカータ
 ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2
 J.S.バッハ:トッカータ、アダージョとフーガより インテルメッツォ(アダージョ)
 J.S.バッハ/ブゾーニ:シャコンヌ
 J.S.バッハ:パルティータ変ロ長調 BWV.825より プレリュード
 J.S.バッハ/マルチェッロ:アダージョ
 ショパン:スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90より
 ショパン:練習曲第12番ハ短調 Op.25、前奏曲第4番ホ短調 Op.28《ラルゴ》
 グルック/ズガンバーティ:《オルフェオとエウリディーチェ》より メロディ
ジェームズ・ローズ(ピアノ)
 不遇と困難の幼少期を過ごし、完全な独自の世界を創り出した異色のピアニスト、ジェームズ・ローズ。
 時には鋭く、時には内向的に奏でられていくピアノは、まさにジェームズ・ローズのみの世界。この「インサイド・トラックス」は、過去6年間のレコーディングの中からローズ自らが選んだベスト・アルバム。




CAPRICCIO



C5231
\2700
ブルーノ・マデルナ:
 レクイエム-独唱、合唱、オーケストラのための(1946)

《第1部》
 1.レクイエム/2.キリエ・エレイソン/3.ディエス・イレ/
《第2部》
 4.ドミネ・イエス/5.サンクトゥス/6.ベネディクトゥス/
 7.アニュス・デイ/8.ルクス・エテルナ/9.リベラ・メ
ディアナ・トムシェ(ソプラノ)/
カスリーン・ゲーリンク(アルト)/
ベルンハルト・ベルヒトールト(テノール)/
レナートゥス・メスツァール(バス)/
ライプツィヒMDR放送合唱団(合唱指揮…バルト・ファン・レイン)/
ロベルト・シューマン・フィルハーモニー/
フランク・ベールマン(指揮)
録音 2013年9月19日 ケムニッツ,シュタットハレ ライヴ録音
 ヴェネツィアで生まれ、音楽院で作曲をマリピエロに学んだマデルナ(1920-1973)。イタリアの前衛音楽の発展と推進に尽力したことで知られています。
 このアルバムに収録された「レクイエム」は彼の26歳の時の作品で、長い間失われていたと見做されていたものです。1943年、第ニ次世界大戦に徴兵された彼は、イタリアのかつての同盟国であるドイツ軍の捕虜となり、死を覚悟するまでに至りました。ほどなく解放されたのですが、その時の経験がこのレクイエムを書く元となっています。
 先輩であるヴェルディやベルリオーズの作品を研究した上で書かれたこの作品は、彼の死後36年を経て、ようやく2009年フェニーチェ劇場で初演されたのです。彼の平和主義が表現された壮大な作品と言えるでしょう。
 


C5260
\2700→\2490
シュテファン・ヴラダー:ラヴェルを弾く
 1-3.夜のガスパール(1908)
  <水の精/絞首台/スカルボ>/
 4.水の戯れ(1901)/5-7.ソナチネ(1903/1905)/
 8.亡き王女のためのパヴァーヌ(1899)/
 9.ボロディン風に(1913)/10.シャブリエ風に(1913)
シュテファン・ヴラダー(ピアノ)
録音 2015年5月19-21日 オーストリア,シュロス・ヴァルペルスドルフ
 ウィーン生まれのピアニスト、シュテファン・ヴラダーは最近指揮者としての活動も目覚ましく、またウィーン音楽大学で教鞭を執るなど後進の指導にも力を注いでいることで知られています。
 モーツァルトやベートーヴェンの解釈で定評のある人ですが、ここではラヴェルの作品で、しなやかな音楽を聞かせます。彼は20年以上に渡ってラヴェルを研究してきたといい、その練り上げられた解釈は、類い稀なるテクニックを伴うことで、極めて説得力あるものとなっています。
 異なった性格を持つ3つの世界の融合である「夜のガスパール」での変幻自在な美しさには驚くばかりです。
 


C5232
\2700→\2490
カール・ヴァイグル:協奏曲集
 1-3.左手のためのピアノ協奏曲 変ホ長調(1924)/
 4-6.ヴァイオリン協奏曲 ニ長調(1928)
フローリアン・クルムペック(ピアノ)…1-3/
ダヴィッド・フリューヴィルト(ヴァイオリン)…4-6/
北ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団/
マンフレッド・ヘルマン・レーンナー(指揮)…1-3/
フリーリアン・クルムベック(指揮)…4-6
録音 2013年3月25-27日 ロストック フォルクス劇場
 1990年代から始まった「頽廃音楽」の復興は、ナチスに迫害された多くの作曲家たちを歴史の闇から救い出しています。
 このカール・ヴァイグル(1881-1949)もその中の一人、まだまだ全貌を知るまでには至りませんが、このアルバムはその手がかりになることでしょう。
 彼はウィーンの裕福な家庭に生まれ、少年時代から音楽に親しんでいます。あのツェムリンスキーと家族ぐるみの付き合いがあり、作曲の手ほどきもツェムリンスキーから受けています。その後はウィーン大学に進み、音楽学をアドラーの元で学び、ウィーン音楽院ではローベルト・フックスに作曲を学んでいます。この頃にシェーンベルクとも知り合い、強く影響を受けましたが、結局ヴァイグル自身は十二音技法に同調することはなく、その作品も後期ロマン派の作風から外れることはありませんでした。
 彼の「左手のためのピアノ協奏曲」は、あの戦争で左手を失ったヴィトゲンシュタインのために書かれたものですが、なぜかヴァイグルの作品は演奏されることはなく、2002年にようやくウィーンで初演されたというものです。このアルバムには、同じく忘れられた作品である「ヴァイオリン協奏曲」がカップリングされています。
 

C5257
\2700
チェコ風に
 1-5.エルヴィン・シュルホフ(1894-1942):
  弦楽四重奏のための5つの小品 WV68(1923)
  <ウィーン風ワルツのように/セレナーデのように/
   チェコ風に/タンゴ・ミロンガ風に/タランテッラ風に>/
 6.ヨーゼフ・スク(1874-1935):
  チェコの古い聖歌「聖ウェンスズラウス」による瞑想曲 Op.35A/
 7-10.アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):
  弦楽四重奏曲 第13番ト長調 Op.106 B192
シグナム弦楽四重奏団
<メンバー:
ケルスティン・ディル(ヴァイオリン)/
アンネッテ・ヴァルザー(ヴァイオリン)/
ザンディ・ファン・ディーク(ヴィオラ)/
トーマス・シュミッツ(チェロ)>
録音 2014年4月6-9日 バイエルン放送スタジオ
 18世紀のイギリスの音楽家、チャールズ・バーニーが1773年に出版した紀行文によると、当時のヨーロッパの優れた音楽家のほとんどは、ボヘミアの人々で占められていたのだそうです。
 このアルバムには、それよりも後の19世紀から20世紀にに活躍した3人のチェコの音楽家たちの弦楽四重奏曲を収録することで、その伝統が受け継がれていく様子を解き明かしています。
 第1次大戦後のダダイズムの先鋒者であるシュルホフの少し人を食ったような作品、最近注目を浴びているヨーゼフ・スクの厳粛な曲、そしてチェコを代表するドヴォルザークのチェコ礼賛ともいえる大作である第13番弦楽四重奏曲と、どの曲にも溢れんばかりのチェコの素晴らしさが描かれているものです。
 演奏は新進気鋭のアンサンブル、シグナム弦楽四重奏団。悠然たる歌いまわしと、緊密な響きが持ち味です。
 

C5259
\2700
カール・ヴァイグル:歌曲選集
 1-5.詩集「ファンタズス」より5つの歌曲 Op.9(1905)/
 6-10.ソプラノと弦楽四重奏のための5つの歌曲 Op.40(1934)/
 11-13.3つの乙女の歌 Op.12(1909)/
 14-19.高声とピアノのための「6つの子どもの歌」(1932-1944)/
 20.ばらのリボン(愛の歌 Op.22より)(1908/1944)/
 21-25.ソプラノとバリトンのための「5つの二重唱」(1909)/
 26.声とピアノのための「見えざる光」(1939)/
 27.ソプラノと弦楽六重奏のための「逢い引き」Op.16(1904)
ゾフィー・クラスマン(ソプラノ)/
セバスティアン・ノアック(バリトン)…21-25/
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/
ベルリン・ドイツ交響楽団のソリストたち
録音 2014年9月6-8日 べルリン スタジオ・ビルツ…1-5.11-26, 2014年7月2-3日 ベルリン,イエス・キリスト教会…6-10.27
 19世紀から20世紀初頭に書かれた夥しい数のドイツ・リート。シューベルト、ヴォルフ、ブラームス、マーラー、シュトラウス…これら百花繚乱の名曲の中に埋もれてしまった歌曲がどれほどあったのか、現在でも全貌はわかっていません。
 その「忘れられた歌曲」の中にこのカール・ヴァイグル(1881-1949)の歌曲も含まれています。ウィーンの上流階級の家庭に生まれ、ツェムリンスキーに作曲を学び、ウィーンの音楽界で高い評価を得た人ですが、ユダヤ系であったため、ナチスの迫害を受けアメリカに亡命し、その地で寂しく生涯を終えたというヴァイグル。生涯に渡って書かれた歌曲は、独特の風情を持っています。


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CLAUDIO



CR6021
(CD)
\2400→\2190
「静かなる慟哭」アドルフォ・バラビーノ
 ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 他

  1-3.ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 Op.21/
  4.子守歌 変ニ長調 Op.57/5.マズルカ Op.17-4 イ短調/
  6.マズルカ Op.24-1 ト短調/7.マズルカ Op.63-2 ヘ短調/
  8.マズルカ Op.63-3 嬰ハ短調/
  9.マズルカ Op.68-2 イ短調/10.マズルカ Op.68-4 ヘ短調
ロンドン交響楽団/
リー・レイノルズ(指揮)…1-3/
アドルフォ・バラビーノ(ピアノ)
CR60216
(DVD-AUDIO)
\2700
録音 2014年10月14日.11月14-15日 セント・バーソロミュー ヘンリー・ウッド・ホール ※DVD-Audio 192 Stereo Audio
 日本にも何度か来日し、その美しく繊細な音色で聴衆を魅了してきたピアニスト、アドルフォ・バラビーノ。彼のショパン(1810-1849)はビロードのような滑らかさと、深く沈みこむような音色が特徴ですが、今回はロンドン交響楽団とのショパンの協奏曲でその真価を問います。
 豪壮な第1番ではなく、柔和な第2番というのも彼らしい選曲であり、とりわけ第2楽章の抒情的で夢見るような音色は、他に類を見ないものです。
 第3楽章のポーランドの民俗舞曲「クラコーヴィアク」の特徴的なリズムを際立たせた処理も素晴らしく、若きショパンの苦悩と情熱を見る思いがします。
 同時収録の子守歌と、マズルカも、まさにバラビーノならではの選曲で、内省的な美しさが溢れています。



アドルフォ・バラビーノ、素敵な旧譜


CR5569
\2400→\2190
アドルフォ・バラビーノ(ピアノ)
 ショパン:夜想曲集 第1集

 1.夜想曲 第1番 変ロ短調 Op.9-1/
 2.夜想曲 第2番 変ホ長調 Op.9-2/
 3.夜想曲 第3番 ロ長調 Op.9-3/
 4.夜想曲 第4番 ヘ長調 Op.15-1/
 5.夜想曲 第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2/
 6.夜想曲 第6番 ト短調 Op.15-3/
 7.夜想曲 第7番 嬰ハ短調 Op.27-1/
 8.夜想曲 第8番 変ニ長調 Op.27-2/
 9.夜想曲 第9番 ロ長調 Op.32-1/
 10.夜想曲 第10番 変イ長調 Op.32-2
アドルフォ・バラビーノ(ピアノ)
 ニキタ・マガロフに学び優れたショパン(1810-1849)弾きとして定評のあるアドルフォ・バラビーノの夜想曲第1集。彼の独特のタッチは比類ないものであり、まるで音の一つ一つに命が宿っているかのようです。
 有名な第2番でのベルベットのような音色は、本当にため息がでるほどです。

 イタリア・ジェノヴァ生まれのアドルフォ・バラビーノというピアニストのショパンである。曲はノクターン。バラビーノは日本でも教えているらしく、知っている人もいるかもしれない。

 ただご存知のようにこの曲には全曲録音CDも多く、中でもピリス、フー・ツォン、フェルツマン、といった豪華名盤が揃っている。なかなか無名の中堅ピアニストが出る幕はない・・・と思っていたが、これが意外な名演。しみじみとした情緒豊かな、なんとも静かな、なんとも厳かな演奏だった。悲しいほどに自己主張の少ない演奏なのだが、なぜか心に残る。何度でも聴きたくなってしまって困った。
 ショパンが生きていた時代に、ショパンのピアノを「音量に欠ける」と評する人もいたらしいが、逆にそれをヒントに、そしてなぜそうであったかを理解することで生まれた貴重な演奏。ショパンの息遣い、ささやき、歌ごころが伝わってくるような気がする。とくに最後の第20番遺作で聴かれるおそろしいほどデリケートなピアニズム・・・。
 ショパンが言うところの「静かなる慟哭」というものがここにある。 
ロンドン・スタンウェイ・ホールでの最新録音。アシュケナージが絶賛したCLAUDIO の「OLAB recording technique」を採用。
 テンポが遅めというのもあるが、オリジナル・スコアの忠実な再現、とくにペダリングに繊細な神経を払った末にこうした演奏が生まれたのだろう。(大昔の店主コメントから)
 

CR5570
\2400→\2190
アドルフォ・バラビーノ(ピアノ)
 ショパン:夜想曲集 第2集

 1.夜想曲 第11番 ト短調 Op.37-1/
 2.夜想曲 第12番 ト長調 Op.37-2/
 3.夜想曲 第13番 ハ短調 Op.48-1/
 4.夜想曲 第14番 嬰へ短調 Op.48-2/
 5.夜想曲 第15番 ヘ短調 Op.55-1/
 6.夜想曲 第16番 変ホ長調 Op.55-2/
 7.夜想曲 第17番 ロ長調 Op.62-1/
 8.夜想曲 第18番 ホ長調 Op.62-2/
 9.夜想曲 第19番 ホ短調 Op.72-1/
 10.夜想曲 第20番 嬰ハ短調 Op.post
アドルフォ・バラビーノ(ピアノ)
 ショパン(1810-1849)の後期の夜想曲は、静かな内面の対話と微妙な表現に満たされています。そんな珠玉の作品から感情の変化を注意深く掬い上げ、絶妙なペダリングを施し、夢のように美しい響きを生み出すバラビーノのピアノは、一度聴いただけでも強く魅了されるものです。本当に美しいものを聴きたい人にオススメの1枚です。

CR5585
\2400→\2190
アドルフォ・バラビーノ(ピアノ)
 ショパン:作品集

 1-4.ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調「葬送」Op.35/
 5.即興曲 第1番 変イ長調 Op.29/
 6.即興曲 第2番 嬰ヘ長調 Op.36/
 7.即興曲 第3番 変ト長調 Op.51/
 8.幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66/
 9.舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
アドルフォ・バラビーノ(ピアノ)
 バラビーノが独特のタッチで紡ぎ出す音色は繊細であり、かつ自然な揺らぎを有しています。夜想曲の演奏も素晴らしかったのですが、こちらのピアノ・ソナタと即興曲、そして舟歌は更に表情豊かであり、とりわけソナタでは、ショパン(1810-1849)の激しい一面をも感じることができるはずです。聴き終えたあと、必ず心に何かが残ります。



 

DIVINE ARTS


DDA-25130
(2CD)
\2400
ロシアのピアノ作品シリーズ 第11集
ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ:独奏ピアノ作品全集

<CD1>
 1-12.ピアノのための12の前奏曲(1953)/
 13-16.ピアノ・ソナタ 第1番(1947)/
 17-18.ピアノ・ソナタ 第2番(1949)/
 19.ピアノ・ソナタ 第3番(1952)/
<CD2>
 1-4.ピアノ・ソナタ 第4番(1957)/
 5-14.ピアノ・ソナタ 第5番(1986)/
 15.ピアノ・ソナタ 第6番(1988)
ナターリア・アンドレーヴァ(ピアノ)
録音 2012年 サンクトペテルブルク 前メロディア・レコーディング・スタジオ(聖カタリーナ・ルーテル教会)
 ロシアの現代作曲家の中でも、極めて特異な作風が知られる女性作曲家、ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ(1919-2006)。レニングラード音楽院では、ショスタコーヴィチに師事し、卒業後にも個人指導を受けたものの、その作品には影響が全く感じられず、どちらかというと神秘的な作風に終始し、本人も「自身の作品と他人の作品につながりは絶対にない」と言い切ったというほどの、孤高の音楽を追求した人です。
 数少ない残された作品は、最近になってようやく演奏の機会が増え始めていますが、まだ彼女の全貌を知るには至ってないと言ったところでしょう。
 このロシアのピアニスト、アンドレーヴァはウストヴォーリスカヤの研究家であり、大学の博士論文も作品の演奏解釈についてという、現代におけるウストヴォーリスカヤの第一人者です。静かな音の中に突然迸る攻撃的な響きや、ミニマルとも違う執拗な反復など、聞けば聞くほどに興味が増す味のある作品群です。
  


DDA-25129
\2400→\2190
ショパンの伝統を受け継ぎそれを更に発展させた
 ロマン・スタトコフスキ:ピアノ作品集

  1.トッカータ Op.33/
  2-7.前奏曲 Op.37
   <第1番:ハ長調/第2番:イ短調/第3番:ト長調/
    第4番:ホ短調/第5番:ニ長調/第6番:ロ短調>/
  8-11.マズルカ Op.24
   <第1番:ホ短調/第2番:ヘ短調/第3番:イ短調/第4番:変ト長調>/
  12-17.不滅 Op.19
   <ロ長調/ハ長調/嬰へ単調/変ホ長調/変ホ短調/変イ長調>/
  18-23. 6つの小品 Op.16
   <第1番:奇想曲/第2番:即興曲/第3番:ワルツ/
    第4番:古い様式で/第5番:冗談のように/第6番:噴水のそばで>
バルバラ・カラスキエヴィチ(ピアノ)
録音 2012年
 ポーランドの作曲家、教師として活躍したスタトコフスキ(1859-1925)は、アントン・ルビンシテインとリムスキー=コルサコフに作曲を学び、20世紀ポーランドの音楽家たちに多大なる影響を与えた人として知られています。
 彼の作品は後期ロマン派のスタイルで書かれており、とりわけピアノ曲は、ショパンの伝統を受け継ぎながら、それを更に発展させた聴き応えのあるものです。
 しかし、彼は後進の指導に専念するため、1904年に作曲活動をやめてしまい、その後21年間はずっと教師として尽力したとされています。
 ピアニスト、カラスキエヴィチはカトヴィツェの音楽大学を卒業後、ワルシャワ大学で博士号を取得、ヨーロッパから南米で演奏旅行を行うなどして好評を博しています。彼女は忘れられた作曲家の作品の復権を数多く行うことで知られていて、このスタトコフスキのアルバムもピアノ音楽ファンへの素晴らしい贈り物となることでしょう。また、この録音ではファッツィオーリのピアノが使われています。その重厚でニュアンスある響きをぜひお楽しみください。



  

ES−DUR


ES-2061
\2700
Luftpost aus Wien-ウィーンからの航空便
 1.エクトル・ベルリオーズ(1803-1869):妖精の踊り
  (J.ディールマイアーによるフルートとピアノ編)(1846/2000)/
 2-8.フリードリヒ・チェルハ(1926-):
    7つの逸話(フルートとピアノ編)(1964/2009)/
 9-17.フランツ・シューベルト(1797-1828):
  しぼめる花の主題による変奏曲 ホ短調 D802(1824頃)/
 18.エルンスト・クルシェネク(1908-1991):学校のための音楽 Op.85-夜想曲(1938-1939)/
 19.パウル・アマデウス・ピスク(1893-1990):序奏とロンド Op.61(1948)/
 20.フランツ・ドップラー(1821-1883):ハンガリー田園幻想曲 Op.26(1870頃)
ウルフ=ディーター・シャーフ(フルート)/
トーマス・ヴェーレン(ピアノ)
録音 2014年1月7-9日 ベルリン ダーレム,イエス・キリスト教会
 現在、ベルリン放送交響楽団の首席フルート奏者を務めるウルフ・ディーター・シャーフによるウィーンを巡る小品を集めた1枚です。
 一口にウィーンの作品と言っても、その切り口は様々であり、シューベルトの有名な変奏曲はわかりますが、なぜベルリオーズが???と不思議に思う方もいるでしょう。
 こちらはフルートのための編曲を施したのが1964年生まれのウィーンに拠点を置く作曲家、ディールマイアーだというわけです。
 クルシェネクやチェルハ、ピスクは新ウィーン楽派に属する人たちであり、ドップラーはハンガリー生まれであるものの、活躍の拠点はウィーンで、一時期はウィーン音楽院のフルート科の教授を務めたほどの、ウィーンのフルート音楽の発展にはなくてはならぬ人だと言うわけです。なんとも、ひねった選曲ですが、シャーフの演奏は正攻法を極めたものであり、多種多様な音楽を一つにまとめ上げているところがさすがです。
 デュッセルドルフに生まれケルン音楽大学で、アドンレアス・ブラウ、ペータールーカス・グラーフ、アンドラーシュ・アドリアンに師事し、ドイツ国家演奏家資格などを得ています。日本にも度々来日し、後進の指導に積極的にあたるなどファンの多い人としても知られています。
  

ES-2060
\2700
ライプツィヒ・シューレ
 1.ローベルト・シューマン(1810-1856):
  ミルテの花 Op.25-第1番「献呈」/
 2-11.ローベルト&クララ・シューマン(1819-1896):恋の曙 Op.37(抜粋)
  <第1番:天は一滴の涙を落とし(ローベルト)/
   第2番:風雨の中を彼はやってきた(クララ)/
   第3番:おお殿方よ(ローベルト)/
   第4番:美しいために私を愛するなら(クララ)/
   第5番:私は春の息吹を吸い込む(ローベルト)/
   第6番:恋人よ、どうして別れられよう(ローベルト)/
   第8番:翼よ翼よ、飛ばせておくれ(ローベルト)/
   第9番:ばらと海と太陽(ローベルト)/
   第10番:おお太陽よ、海よ、ばらよ(ローベルト)/
   第11番:なぜ他人にたずねるのか(クララ)>/
 12.ローベルト・シューマン:
   歌曲集「ミンネの歌」Op.101-第4番「ぼくの美しい星よ」/
 13-15.フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):6つの歌 Op.57
  <第3番:ズライカ/第4番:おお若者よ/第6番:さすらいの歌>/
 16-19.メンデルスゾーン:7つの歌 Op.71(抜粋)
  <第1番:慰め/第2番:春の歌/第4番:葦の歌/第6番:夜の歌>/
 20-25.エドゥヴァルド・グリーグ(1843-1907):6つの歌 Op.48
  <第1番:挨拶/第2番:いつの日か、わが思いは/
   第3番:世のなりゆき/第4番:沈黙したナイチンゲール/
   第5番:青春時代に/第6番:ある夢>
ユリア・ゾフィー・ヴァグナー(ソプラノ)/
エリック・シュナイダー(ピアノ)
録音 2014年7月25-27日 ベルリン ヴァン湖 アンドレアス教会
 ソプラノ歌手、ゾフィー・ヴァグナーがまだライプツィヒ音楽大学の学生だったとき、強く興味をそそられたのがシューマンとメンデルスゾーンの歌曲だったと言います。
 もともとこの大学は、1843年にメンデルスゾーンがドイツ初の音楽教育機関として設立した「ライプツィヒ音楽院」が前身であり、1901年には日本から滝廉太郎も留学したという由緒ある学校で、数々の音楽家たちがここで学んでいることはご存知の通りです。
 グリーグも1858年から3年半、ここに留学し、作曲とピアノを学んでいることから、今回のアルバムに彼の歌曲も収録されているのです。もちろんシューマン夫妻もメンデルスゾーンと関係が深く、ライプツィヒ音楽院でも、ほんの短い期間とは言うものの、シューマンが教鞭を執っていました。そんな「ライプツィヒ」にまつわる歌曲の数々を、名手エリック・シュナイダーの伴奏を得たヴァグナーが極めて清冽な声で歌い上げています。



  

GRAND PIANO


GP690
\2100
フィリップ・グラス:グラス・ワールド 第2集 エチュード全曲
 1-10.エチュード 第1巻 第1番-第10番/
 11-20.エチュード 第2巻 第11番-第20番
ニコラス・ホルヴァート(ピアノ)
録音 2015年3月27日, 4月3, 8日
 1991年から2012年にかけて作曲された、このフィリップ・グラス(1937-)の「エチュード」は、もともとデニス・ラッセル・デイヴィスのためにかかれた6曲の小品が出発点でした。
 その後、いろいろな折に書かれた全部で20曲のエチュードをまとめ、10曲ずつの2巻に再編し、現在の形になっています。第1巻がテンポ、ピアノ技法の開拓であり、テクニックの開発を目的に書かれたものが集められています。
 第2巻はそれを更に発展させるとともに、和声の新たな探求、冒険が意図された曲が集結しています。
 どの作品も複雑な旋律線を持っていますが、それは見事に音楽の流れに組み込まれ、ごく自然に息づいています。グラス自身もお気に入りだというこの曲集、じっくりと楽しんでみてください。
  第1集…GP677
  

GP646
\2100
レオポルト・コジェルフ:ピアノ・ソナタ全集 第5集
 1-3.ピアノ・ソナタ 第17番 ハ長調 Op.15-2 P.XII:18(1785)/
 4-5.ピアノ・ソナタ 第18番 変イ長調 Op.15-3 P.XII:19(1785)/
 6-8.ピアノ・ソナタ 第19番 ト長調 Op.17-1 P.XII:20(1785)/
 9-11.ピアノ・ソナタ 第20番 ホ短調 Op.17-2 P.XII:21(1785)
   ※6-11…世界初録音
ケンプ・イングリッシュ
(フォルテピアノ…1795年製アントン・ヴァルター:トーマス&
バーバラ・ヴォルフ複製…1-9,
フォルテピアノ…1795年製アントン・ヴァルター:パウル・ドヴニー複製…10-12)
 録音 2011年4月-2013年4月 ニュージーランド,ゴールデン・ベイ,モップス・アーリー・キーボード・コレクション
 ボヘミア出身の作曲家コジェルフ(1747-1818)のピアノ・ソナタ集の第5集です。初期のフォルテピアノのために書かれたソナタの中で、50曲ほどある彼の作品は突出しており、ハイドンとベートーヴェン、シューベルトを繋ぐ橋渡しとしての機能も備えています。
 このアルバムに収録されたソナタは1785年に書かれたもので、その前年から楽譜出版業を手掛け始めたコジェルフの最も充実した時期にあたります。自身の作品だけではなく、モーツァルトを始めとした同時代の作品も積極的に出版することで、自身の立ち位置を決定付け、名声も高めていくのです。
 とは言え、この時代の彼の作品は、まだロココ風の優雅さを備えたもので、古典派の確固たる作風を確立するのは、もう少し後のことになります。そんなコジェルフの作品を当時の楽器の複製でお聞きください。演奏はこのシリーズでお馴染み、ニュージーランドのピアニスト、ケンプ・イングリッシュです。彼は既にコジェルフのソナタ50曲の録音を終えていて、全曲の発売が待たれるばかりです。
 【コジェルフ:ピアノ・ソナタ集】
  第1集…GP642 第2集…GP643 第3集…GP644 第4集…GP645
  


GP648
\2100→\1890
ルイ・オーベール:ピアノ作品集
 1-3.航跡 Op.27(1908-1912)<海岸に/救済/夜に>/
 4-6.ヴァイオリン・ソナタ(1926)/
 7.ハバネラ(ピアノ連弾版)(1919出版)/
 8-12.心象の一葉(1930出版)
  <第1番:自信:ゆったりと深刻に/第2番:道の歌:陽気に/
   第3番:セレナーデ:少し早く/第4番:遠い国…:ゆっくりと/
   第5番:テディ・ベアの踊り:嘲笑的に、重々しく>
    ※4-12…世界初録音
アレッサンドロ・ファジュオーリ(ヴァイオリン)…4-6/
オリヴィエ・ショーズ(ピアノ)…7-12/
ジャン・ピエール・アルマンゴー(ピアノ)
録音 2013年12月6-7日、2014年3月14-15日…1-3, 2013年5月30日.6月1日.12月6日…4-6, 2014年6月25日…7, 2014年9月15日…10-12日 フランス パリ,イヴリー=シュル=セーヌ スタジオ4'33"
 ブルターニュで生まれた作曲家、ルイ・オーベール(1877-1968)は幼い頃から音楽の才能を発揮、とりわけ美しいボーイソプラノであったため、フォーレの「レクイエム」が初演された際、あの「ピエ・イエズス」のソリストを務め賞賛されたというエピソードを持っています。
 成長した彼は、パリ音楽院に進み、そのフォーレから作曲を学んだというのも、彼にとっては自明の理だったのです。
 ピアニストとしても素晴らしい腕を持っていて、ラヴェルの「高雅で感傷的なワルツ」の初演も彼が担っています。そんな彼はラヴェルやドビュッシー、ケクランらと同じサークルに所属し、印象派の作風を有したたくさんの作品を書きます。その多くは声楽曲であり、オペラからシャンソンまでと幅広い曲を手掛けました。
 彼のピアノ曲のなかでは、「航跡」が良く知られていて、これは20世紀初頭のフランス音楽のなかでも、最も重要な作品の一つと断言しても間違いではありません。フォーレ譲りの繊細な音色の中に、ラヴェルから影響を受けたであろうスペイン風のリズムを隠し持つ、軽妙で印象的な音楽です。



  

METIER


MSV-28553
\2400
isn’t this a time?-今でしょ? アメリカのクラリネット作品集
 1.ウィリアム.O.スミス:反射/
 2.ピーター・ウォーロック/バーニー・チャイルズ:眠り-そしてそれは続く/
 3.エリック.P.マンダット:バーニーのためのエチュード/
 4-10.ウィリアム.O.スミス:碑文
  <アンティビア/雄ヤギ/兵士/鳥/エラト/平原の牧神/イルカ>/
 11.クリスティアン・ウォルフ:一人、二人、三人のために/
 12-14.ジョン・ケージ:クラリネット・ソナタ/
 15.マール・トラヴィス:暗闇の迷宮/
 16.クリスティアン・ウォルフ:暗闇の迷宮/
 17.クリスティアン・ウォルフ:今でしょ?/
 18.トム・ジョンソン:寝物語-第12番
イアン・ミッチェル(クラリネット)/
2013 トリニティ・ラバン・クラリネット・クラス(声楽アンサンブル)…1.15/
レイトン・アトキンソン(テノール)…2/
アレクサンダー・シャルム(ピアノ)…2
録音 2013年9月-2014年4月
 なんとも挑発的で前衛的な曲ばかりを集めたこの「現代アメリカのクラリネット作品集」。
 演奏しているイアン・ミッチェルは主に現代作品を得意とするヨーロッパ有数のクラリネット奏者で、アンサンブル・ジェミニのディレクターであり、数多くの交響楽団やアンサンブルと共演、40を越える委嘱作の初演も行っている人です。
 このアルバム、冒頭から不思議な音が聞こえてきます。長く引き伸ばされた声をバックにクラリネットが自在に歌う「反射」、ウォーロックの少し古めかしい歌曲「眠り」をチャイルズがアレンジしたという後日譚のような作品…以降、ダブル・クラリネット(!)も含めた、超絶技術を極めつつ、詩の朗読もはさみながら、即興的な音楽が延々と続いていきます。
  

MSV-28554
\2400
フォルトマン、ネルソン、リューウェン、グレインジャー:管弦楽作品集
 1-4.トーマス・フォルトマン:交響曲 第2番「エトゥルーリア」/
 5.ロバート・ネルソン:ヴァイオリンと管弦楽のための「カプリッチョ」/
 6.ピーター・リューウェン:アストラル・ブルー/
 7-12.パーシー・グレインジャー:リンカーンシャーの花束
  (メルリン・パターソンによる管弦楽編)
アンジェイ・グラヴィツ(ヴァイオリン)/
ムーア交響楽団/
フランツ・アントン・クレーガー(指揮)
録音 3009年3月5日…1-4, 2009年10月28日…5, 2008年2月20日…6, 2013年2月13日…7-12 テキサス、ヒューストン大学 ムーア・オペラ・ハウス
 全てが世界初演という、アメリカの現代作品集。トスカーナの風景に触発された音にジャズ風味を加えたというフォルトマンの「交響曲第2番」、夢うつつなオーケストラと美しいヴァイオリンが印象的なネルソンの「カプリッチョ」、幻想的で華やかななリューウェンの「アストラル・ブルー」。
 そしてこちらはグレインジャーの名曲「リンカーンシャーの花束」に現代的なオーケストレーションを施したパターソンの編曲版、と興味深い曲が並びます。
 ムーア交響楽団はヒューストン大学の学生を主体をした100名以上のメンバーで構成されたオーケストラです。その高い技術は国際的に評価されています。



  

OEHMS



OC025
(12CD)
\10000→\8990
ブルックナー:交響曲全集/スクロヴァチェフスキ
<CD1>
 交響曲 ヘ短調「習作」/序曲 ト短調(録音 2001年3月6-10日)/
<CD2>
 交響曲 第0番/弦楽四重奏曲 ヘ長調-アダージョ
   (録音 1999年3月22-25日)/
<CD3>
 交響曲 第1番 ハ短調(録音 1995年6月13-18日)/
<CD4> 
 交響曲 第2番 ハ短調(録音 1995年6月13-18日)/
<CD5>
 交響曲 第3番 ニ短調(録音 1996年10月)/
<CD6>
 交響曲 第4番 変ホ長調「ロマンティック」(録音 1998年10月25-28日)/
<CD7>
 交響曲 第5番 変ロ長調(録音 1996年5月31日-6月3日)/
<CD8>
 交響曲 第6番 イ長調(録音 1997年3月3-4日)/
<CD9>
 交響曲 第7番 ホ長調(録音 1991年9月27.29日)/
<CD10&11>
 交響曲 第8番 ハ短調(録音 1993年10月8.9日)/
<CD12>
 交響曲 第9番 ニ長調(録音 2001年1月12-18日)
ザールブリュッケン放送交響楽団/
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)
 定評あるスクロヴァチェフスキのブルックナー(1824-1896)交響曲全集。何度目かの全集セットが改めて登場。
 緊張感に満ちたフレーズ、うねる低音域、そして計算され尽したフォルムと、どの曲も正統派でありながら、聴くたびに新しい発見があるのが、スクロヴァチェフスキの創り出す音楽です。
 これからブルックナーを聴いてみようと考えている人にもぜひオススメしたい全集です。
  

OC1823
\2400
シャルル・ケクラン:オーボエを含む室内楽作品集
 1-4.オーボエとピアノのためのソナタ Op.58/
 5-8.オーボエ、クラリネット、ファゴットのための三重奏曲 Op.206/
 9.イングリッシュホルンとピアノのための「遠き憧れ」 Op.20/
 10-13.オーボエ、フルート、ハープと
      弦楽四重奏のための「七重奏ソナタ」Op.221/
 14.無伴奏オーボエ・ダモーレのための「ティーテュルスの休息」Op.216-10
シュテファン・シーリ(オーボエ)/
ヘンリク・ヴィーゼ(フルート)/
クリストファー・コルベット(クラリネット)/
マルコ・ポスティンゲル(ファゴット)/
クリスティーナ・ビアンキ(ハープ)/
ダニエル・ギグルベルガー(ヴァイオリン)/
ヘザー・コットレル(ヴァイオリン)/
アニャ・クレイナッケ(ヴィオラ)/
クリスティン・フォン・デル・ゴルツ(チェロ)/
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
録音 2014年10月18-19日,2015年4月9.10日 ミュンヘン バイエルン放送 第2スタジオ
 日本ではもっぱら「ジャングル・ブック」の音楽を書いた人として知られるシャルル・ケクラン(1867-1950)ですが、実際は作品番号226に至る、たくさんの曲を残していて、その中でも静謐で内省的な雰囲気を湛えた室内楽作品は、ドビュッシーやプーランクともまた違う味わいを持つことで知られ、近年演奏される機会が増えています。
 今回このケクランの一連の作品を演奏しているのは、1991年からバイエルン放送交響楽団の首席オーボエ奏者を務める名手シュテファン・シーリと、彼を取り巻く仲間たち。無伴奏から七重奏までと、まるで音のステンドグラスを見るような多彩で親密な響きは、室内楽作品を聴く喜びをダイレクトに体感させてくれるものです。
  


OC439
\2100→\1890
夭折の天才
 ユリウス・ロイプケ(1834-1858):ピアノ・オルガン作品全集

  1-3.ピアノ・ソナタ ロ短調/
  4.マズルカ ホ長調/
  5.スケルツォ ニ短調/
  6.トリオ 変ホ長調/
  7-10.オルガン・ソナタ ハ短調『詩篇第94番』
ミヒャエル・シェヒ(ピアノ&オルガン)
録音 2013年7月15-16日 ランズベルク・アム・レック マリア昇天教会(オルガン…6-10), 2014年10月1-2日 ミュンヘン バイエルン放送 第1スタジオ(ピアノ…1-5)

 あまりにも豊かな才能を有していたため、神に愛されてしまったのか、たった24歳という若さでこの世を去ってしまったドイツの作曲家、ユリウス・ロイプケ(1834-1858)。オルガン製作者の父を持ち、幼いころから音楽の才能を示し、ハンス・ビューローの薦めでリストに師事した彼、これからという矢先に突然の病で死去してしまいます。
 しかし僅かばかり残された彼の作品の完成度の高さには驚くばかり。たった1曲のオルガン・ソナタ「詩篇第94番」に見られる構成力と、複雑な和声、まるで地獄の苦しみを味わうかのような怒りと哀しみに満ちた表情は、とても20代になったばかりの若者の作品とは思えないものです。
 全般的に暗さを湛えたピアノ曲も深淵な美しさを帯びています。オルガンとピアノの両方を演奏するミヒャエル・シェヒの共感に満ちた音色が心に染み入ります。



 ユリウス・ロイプケ。
 生没年を見ればおわかりのとおり夭折の天才作曲家である。

 そしてその形容は決して大袈裟なものではない。
 日本ではほとんど彼のCDは出版されていないが、海外に目を向けると、彼の代表作のピアノ・ソナタは4組、そしてもうひとつの代表作オルガン・ソナタについてはなんと12組ものアルバムが出ている。・・・海外で彼がいかに高く評価され、そしていかに人気があるか伺われる。

 1834年、ドイツ・ロマン派華やかな頃、ロイプケは生まれた。
 20代のリスト、シューマン、メンデルスゾーンが旺盛な活動を始めた時期であり、ブラームス、サン・サーンスらが相次いでこの世に誕生した時期でもある。
 幼い頃から天才的な音楽の才能を発揮したロイプケは、音楽学校の師であったハンス・フォン・ビューローをして「同校における最も才能に恵まれた生徒」と言わしめた。そして完成された作曲技術と卓越した演奏能力、そして天才的な作曲の才能でもって、若くしてドイツの音楽界にその名をとどろかせることになる。

 音楽学校卒業後彼はリストに学ぶが、リスト自身この青年を深く寵愛し、「リスト最高の愛弟子」と呼ぶことにいささかの異論も唱えなかった。
 ロイプケも作風はショパン風だったが、リストからさまざまな音楽技法を習得、その作曲技術をさらにとぎすませていった。
 しかしリストに師事して2年後、ドイツ・ロマン派の潮流を司ると誰もが信じたこの天才は、あまりにもあっけなくあの世に召されてしまった。
 24歳。
 もし生きていれば彼が1歳年上のブラームスとともに西洋音楽の流れを作り出したのは間違いない。

  代表作は2つ。ピアノ・ソナタとオルガン・ソナタである。  


ピアノ・ソナタ 変ロ短調 1856/7年
 師のリストがロ短調ソナタを発表した翌年に作曲した野心作。師の作品と同様、単一楽章で30分近く聞かせる堂々の大作。
 リストに似た部分を見つけることはできるが、もっとロマンティックで若者らしい新鮮さにあふれる。
 決して模倣ではなく、彼自身の個性をたっぷり感じ取ることができるドイツ・ロマン派を代表するロマンティック・ソナタである。
 最も進歩的だといわれた師の作品に負けない技法を持ちながら、感性豊かに曲を彩る才能はやはり只者ではない。           
                              
オルガン・ソナタ ハ短調「詩篇94番」 1857年
 ピアノ・ソナタとほぼ同時期に作曲されたオルガン・ソナタ。
 甘くロマンティックなピアノ・ソナタと比べてずいぶんと重く、難解な印象もある。しかし24歳とは思えぬその深い音楽性には、彼の音楽に対する自信と真摯さを感じることができる。
 大衆向けのロマンティックな作品と、神のための重厚な作品を書き分けるあたり、大作曲家としての素養をもって生まれていたと思わざるをえない。   

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OC849
(2CD)
\3200
ブリタニック・オルガン 第10集 ヴェルテのドイツ人オルガニストと彼らの作品集
<CD1>
 1.ヨーゼフ・レンナー:オルガンのための組曲 Op.56-
  エレジー ヴェルテ・ロール2247(マスター)/
 2.ジークフリート・カルク・エーレルト(1877-1933):
  3つの即興曲 IOp.72-1「夜の調和」
   ヴェルテ・ロール1742(マスター)/
 3.ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901):ロマンス Op.142-2
   ヴェルテ・ロール781(マスター)/
 4.ヨーゼフ・クロモリッキ(1892-1961):
    2つの演奏会用練習曲 第2番 Op.49
   ヴェルテ・ロール1871(マスター)/
 5.エミール・シェーグレン(1853-1918):3つの伝説曲 Op.46/
 6.ニルス・ヴィルゲルム・ゲーゼ(1817-1890):
  オルガンのための3つの小品 Op.22より第1番
   ヴェルテ・ロール1775(マスター)/
 7.オットー・ヴァルデマール・マーリンク(1848-1915):「キリストの生涯」-誘惑
   ヴェルテ・ロール 4011(マスター)/
 8.エーレルト:サラバンド Op.37
   ヴェルテ・ロール 4510(マスター)/
 9.アルフレッド・シッタールド(1878-1942):
  コラール練習曲「われら悩みのきわみにありて」
   ヴェルテ・ロール 1051(マスター)/
 10.マックス・シュプリンガー(1877-1954):3つの田園曲 Op.25-
    第1番 変イ長調
   ヴェルテ・ロール 1893(マスター)/
 11.マックス・レーガー(1873-1954):コンソレーション Op.65-4
    ヴェルテ・ロール 1891(コピー)/
<CD2>
 1.ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
   オルガン協奏曲 Op.4-4 第1楽章 ヴェルテ・ロール 1043(マスター)/
 2.ディートリヒ・ブクステフーデ(1637-1707):チャコーナ ホ短調 BuxWV160
   ヴェルテ・ロール 1732(マスター)/
 3.ブクステフーデ:前奏曲とフーガ ヘ長調 BuxWV145
   ヴェルテ・ロール 1985(コピー)/
 4.ヴィンチェント・リューベック(1654-1740):前奏曲とフーガ ホ長調
   ヴェルテ・ロール 1992(コピー)/
 5.ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):チャコーナ ヘ短調
   ヴェルテ・ロール 2058(コピー)/
 6.J.S.バッハ(1685-1750):前奏曲とフーガ ハ長調 BWV531
   ヴェルテ・ロール 1752(マスター)/
 7.J.S.バッハ:高き天よりわれは来たり BWV606
   ヴェルテ・ロール 1822(マスター)/
 8.J.S.バッハ:われらキリストをたたえまつる BWV611
   ヴェルテ・ロール 1822(マスター)/
 9.J.S.バッハ:キリスト、汝神の子羊 BWV619
   ヴェルテ・ロール 1823(マスター)/
 10.J.S.バッハ:イエス十字架にかけられしとき
   ヴェルテ・ロール 1823(マスター)/
 11.キリストは死の絆につかせたまえり BWV625
   ヴェルテ・ロール 1823(マスター)/
 12.主なるイエス・キリストよ、われら汝に感謝する BWV623
   ヴェルテ・ロール 1823(マスター)/
 13.アントニオ・ヴィヴァルディ(1675-1741):
    協奏曲 ニ短調-ラルゴ(BWV596ii)バッハ編曲
   ヴェルテ・ロール1038(マスター)/
 14.J.S.バッハ:主イエス・キリスト、われ汝を呼ぶ BWV396
   ヴェルテ・ロール 1039(マスター)/
 15.ヘンデル:オルガン協奏曲 第8番 イ長調
   ヴェルテ・ロール 2250(コピー)
<CD1>
オットー・ドゥンケルベルク(オルガン)…1/
アルノ・ランドマン(オルガン)…2/
ヨハネス・ディーホルト(オルガン)…3/
クルト・グロッセ(オルガン)…4.5/
ヴァルター・フィッシャー(オルガン)…6/
タデウス・ホフミラー(オルガン)…7/
グスタフ・クナーク(オルガン)…8/
アルフレッド・シッタールド(オルガン)…9/
ヨゼフ・メッスナー(オルガン)…10.11/
<CD2>
アルフレッド・シッタールド(オルガン)…1.13.14/
グスタフ・クナーク(オルガン)…2/
ギュンター・ラミン(オルガン)…3.4/
カール・マタエイ(オルガン)…5/
ヴァルター・フィッシャー(オルガン)…6/
カール・シュトラウベ(オルガン)…7-12/
オットー・ドゥンケルベルク(オルガン)…13
録音 2015年 スイス ゼーヴェン、自動演奏楽器博物館
 「ブリタニックのオルガン」第10集は、ドイツのオルガニストと作曲家に焦点を当てたものです。
 このヴェルテのロールには、現在では名前すら残っていない作曲家たちの作品が多く残されており、当時、いかに多くの作曲家やオルガニストたちが活躍していたのかを再確認することができるものでもあるのです。
 1909年から1912年、まだ現代のように録音技術が発展しておらず、オルガンの音を記録するためには、このヴェルテのシステムがうってつけでした。
 年を追うごとに多くのオルガニストがロールに演奏を記録し、1920年代には一大ムーヴメントになったのです。
 100年の時を経た今でも、彼らの演奏は全く色褪せることなく、数多くのロールは再生される時を待っているのです。
 


OC961
(2CD)
\5300→\4890
ロッシーニ:歌劇「泥棒かささぎ」2幕
 ジョヴァンニ・ゲラルティーニ(台本)
 原作:セオドア・ボーダン・ドービニー&ルイ・シャルル・ケーニエ
 「La Pie voleuse」」
<CD1>
 1.序曲/2-18.第1幕/
<CD2>
 1-5.第1幕(続き)/6-12.第2幕/
<CD3>
 1-11.第2幕(続き)
ニネッタ・ヴィッラベッラ…ゾフィー・ベーヴァン(ソプラノ)/
フェルナンド・ヴィッラベッラ(ニネッタの父)…
 ジョナサン・レマル(バス)/
ジャンネット・ヴィングラディート(ニネッタの恋人)…
 フランシスコ・ブリート(テノール)/
ファブリッツィオ・ヴィングラディート(ジャンネットの父)…
 フェデリコ・サッキ(バス)/
ルチーア・ヴィングラディート(ジャンネットの母)…
 カタリーナ・レオソン(メゾ・ソプラノ)/
ゴッタルド(代官)…シム・キーワン(バス・バリトン)/
イザッコ(行商人)…ニッキー・スペンス(テノール)/
ピッポ(ジャンネットの家の召使)…
 アレクサンドラ・カドゥリナ(メゾ・ソプラノ)/
アントーニオ…ミヒャエル・マッコーン(テノール)/
ジョルジョ…ルリー・サモイロフ(バス)/
エルネスト…トーマ・シャルロワ(バス)/
裁判官…カルロス・クラウゼ(バス)/
フランクフルト・ムゼウム管弦楽団/
フランクフルト歌劇場合唱団
 (合唱指揮…マティアス・ケーラー)/
ヘンリク・ナナシ(指揮)
録音 2014年4月 フランフルト歌劇場 ライヴ収録
 ロッシーニ(1792-1868)がミラノ・スカラ座向けにたった3か月で書き上げたというこの歌劇「泥棒かささぎ」は、当時流行していた「救出もの」であり、一般市民と、彼らに不当な圧力をかける権力者の対決を軸として、そこに恋愛が絡み、ヒロインが冤罪に陥れられるも、最終的には、悪い権力者よりも上の立場の人に救われるという、日本で言えば「水戸黄門」のような筋書のお話です。
 食器を盗んだ疑いで逮捕されてしまう娘ニネッタとその雇い主の息子で恋人のフェルナンド、逃亡兵で死刑宣告を受けたニネッタの父フェルナンド、そしてニネッタを狙う悪代官ゴッタルド。この3人を巡って展開するお話は、まさしく手に汗を握るものです。絶対絶命のニネッタですが、ひょんなことから真犯人が判明、同時に父親も国王の恩赦によって救われるという結末です。
 今回のフランクフルト・オペラはいつものヴァイグレでなく、ナナシが指揮棒を振り重厚かつ軽妙な音楽を奏で、最高に上手い歌手たちがとことんロッシーニ節を披露しています。
 

OC1819
\2400
アドリエン・ボワソー(ヴィオラ) /ローベルト・シューマン:作品集
 1-3.幻想小曲集 Op.73/4-7.おとぎ話の挿絵 Op.113/
 9-10.3つのロマンス Op.94/11-14.おとぎ話 Op.132/
 15-16.ミルテの花 Op.25より(ヴィオラとピアノ版)
  <第24番:君は花のごとく/第1番:献呈>/
 17.リーダークライス Op.39-5 月の夜(ヴィオラとピアノ版)
アドリアン・ボワソー(ヴィオラ)/
ガスパール・ドゥアンヌ(ピアノ)/
ピエール・ゲニソン(クラリネット…11-14)
録音 2014年7月7-11日 Auditorium Jean-Pierre Miquel, Coeur de Ville, Vincennes
 1999年に結成されたフランスの「エベーヌ弦楽四重奏団」のヴィオラ奏者、マチュー・ヘルツォクが突然退団を表明したのが、2014年の5月のこと。やがて後任として選出されたのが、当時23歳の新鋭ボワソーでした。
 彼はパリ音楽院を卒業後、ベルリンのハンス・アイスラー音楽院とクローンベルク・アカデミーで学び、2009年にベルリンのマックス・ロスタル国際コンクールで優勝。2013年には、ユーリ・バシュメット国際ヴィオラ・コンクールで第2位を獲得した期待の人。2015年の1月から正式にエベーヌ弦楽四重奏団のメンバーとしても活躍しています。
 彼も古典派から現代作品まで驚異的なレパートリーを誇りますが、ここで選ばれているのはシューマン(1810-1856)の作品集。まるで歌うかのように響く美しい音色と、渋い表現力は、確かに同世代のヴィオラ奏者の中でも群を抜く才能によるものでしょう。
 
OC1822
\2400
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
 オルガンのための協奏曲(J.S.バッハとH.E.グリムによる編曲集)

  1-4.「調和の霊感」RV565 より第11番 ニ短調(J.S.バッハ編)/
  5-7.ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV208
      「グロッソ・モグール」(J.S.バッハ編…BWV594)/
   「和声と創意の試み」Op.8-「四季」(H.E.グリム編)
    <8-10.春 RV269/11-13.夏 RV315/
     14-16.秋 RV293/17-19.冬 RV297>
ハンスイェルク・アルブレヒト
(オルガン…ドレスデン ホーフ教会,ジルバーマン製)
録音 2015年4月15-19日 ドレスデン ホーフ教会
 鬼才オルガニスト(作曲家)、ハンスイェルク・アルブレヒトの新譜はヴィヴァルディの「オルガン協奏曲集」です。とはいえ、彼の演奏する作品は前作のヘンデルのように、ごく普通のものであるわけがありません。今回も驚くような曲を準備しています。
 現在では「バロック」として捉えられているヴィヴァルディですが、当時は最も前衛的な作曲家であり、その作品はヨーロッパ全土で高い需要がありました。彼の作品は多くの同時代の作曲家たちの手によってコピーされ、またバッハの例のように、作曲のお手本として他の楽器のための協奏曲として書き換えられるなどして、ヨーロッパ中に広まっていったのです。
 このアルバムでは、そんなJ.S.バッハによる2つの編曲作品と、ハインリヒ・E・グリムの編曲による「四季」のオルガン版を聴く事ができます。技巧を凝らしたヴァイオリン協奏曲をオルガンの独奏に置き換えることは、多くの困難を伴うものの、全て成功した暁には、素晴らしい音響に彩られた新しい音楽を楽しむことができるのです。



  

ORCHID CLASSICS



ORC100050
\2100→\1890
エドナ・スターン待望の新譜!
 Me-Su-Bach J.S.バッハ:パルティータ集

 1-6.パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825
  <前奏曲/アルマンド/クーラント/サラバンド/メヌエット I-II/ジーグ>/
 7-12.パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826
  <シンフォニア/アルマンド/クーラント/サラバンド/ロンド/カプリッチョ>/
 13-19.パルティータ 第6番 ホ短調 BWV830
  <トッカータ/アルマンド/クーラント/アリア/
   サラバンド/テンポ・ディ・ガボット/ジーグ>
エドナ・スターン(ピアノ)
録音 2014年10月 フランス コンピエーニュ帝国劇場

 クリスティアン・ツィメルマン、レオン・フライシャーなど著名なピアニストに師事し、その才能が高く評価されているピアニスト、エドナ・スターン。彼女はベルギーで生まれ、イスラエルで少女時代を送ります。
 6歳でピアノを始め、その後1996年から4年間ツィメルマンに師事、スイスのバーゼルに移ってからも数多くのピアニストの薫陶を受けています。
 2003年からはフォルテピアノの演奏も手掛けるようになり、J.S.バッハ(1685-1750)やC.P.E.バッハの作品から、ルチアーノ・ベリオの作品まで幅広いレパートリーを有することでも知られています。
 日本にも来日経験があり、何枚かのCDでも素晴らしい演奏を披露しています。このアルバムの演奏からも、彼女がどれほどバッハの作品を大切にしているかが理解できるのではないでしょうか?
 タイトルの「Me-Su-Bach」というのは、彼女によると一種の言葉遊びで、
  Me-私の個人的で重要な、そして主観的な要素を交えた解釈
  Su-イタリア語の前置詞「Su」は英語で「そのあたり」のような意味を持ち、一般的には「近いもの」
  Bach-これがメインテーマ
 こんな意味合いが込められているのだそうです。




エドナ・スターン/注目の旧譜

AMBROISIE
AM 197
\2700
ショパン:作品集
 3つの新しいエチュードより
  (1)アンダンティーノ ヘ短調
  (2)アレグレット 変イ長調
  (3)アレグレット 変ニ長調
 (4)バラード第2番 ヘ長調 op.38
 (5)ピアノ・ソナタ第2 番 変ロ短調 op.35
 (6)ワルツ第5番 変イ長調 op.42
 (7)プレリュード 嬰ハ短調 op.45
 (8)ワルツ第12番 ヘ短調 op.70-2
 (9)バラード第3番 変イ長調 op.47
 (10)ワルツ第7番 嬰ハ短調 op.64-2
 (11)プレリュード第20番 ハ短調 op.28
エドナ・スターン(ピアノ/1842年プレイエル)

プレイエルのあたたかみのある音色で聴く 詩情豊かなショパンの世界

録音:2009年12月

 イスラエルのピアニスト、エドナ・ステルン(スターン)が、詩情豊かな音色のプレイエルで紡ぐ魅力のショパン作品集。
 半音階が多用されているプレリュード嬰ハ短調の夢のような美しさは見事です。
 ソナタ第1楽章のたっぷりとした歌わせ方はスターンのセンスとプレイエルの音色の完璧な調和の賜物です。


ZZT100901
\2600
これが、本当に現代ピアノ——?
モーツァルト(1756〜91):
 1) ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 KV271「ジュノム」(1777)
 2) ピアノ協奏曲 第12番 イ長調 KV414(1783)
 3) ピアノ協奏曲 第14番 変ホ長調 KV449(1783)
エドナ・スターン(ピアノ)
アリー・ファン・ベーク指揮
オーヴェルニュ室内管弦楽団

 モーツァルトの音楽にぴったり寄り添う、当時の楽器さえ髣髴させる繊細・自在なタッチは、弾き手が腕利きのフォルテピアノ奏者だからこそ...!ラ・フォル・ジュルネ常連の俊英団体オーヴェルニュco.も精巧・爽快、これぞ新時代の名演。

  ヨーロッパの音楽シーンは、本当に奥が深くて変幻自在です——伝統にしっかりと根ざして脈々と深められ続けているものもあれば、続々と新機軸を打ち出してくるものごともある。常々驚かされっぱなしですが、そんなヨーロッパでも他のどの国にもまして新鮮なことが起こりやすいのが、フランスのクラシック音楽シーンではないでしょうか?
 現代音楽の最先端でスペクトル楽派などという「音楽」というものの根本を揺るがす音響芸術を開花させたのも、地方政府が古楽バンドに出資し、その地方の伝統と密接に結びついた、歴史遺産としての古楽を思いがけないフレッシュな演奏で聴かせてくれるのも、あるいは地元の伝統とはまったく関係なくとも、シャンゼリゼ劇場やグルノーブル歌劇場のような大舞台がヘレヴェッヘやマルゴワールといった指揮者に企画を任せ、ロマン派以降の音楽をどんどん古楽器演奏で“脱構造化”してきたのも、物事の停滞をきらうかのように(物事の本質を歪めずに)新鮮な息吹をどんどん取り込むフランス人たちならではの感性なのかもしれません。
 古楽路線...といえば、逆に現代楽器の演奏家たちも積極的にピリオド奏法を取り入れるようになった昨今、カリスマ指揮者の鶴の一声ではなく、演奏者ひとりひとりの個性・自発性の集成としてピリオド的なアプローチを具現化しているオーケストラもフランスには少なくありません。ラ・フォル・ジュルネで日本にもしばしば登場している、レ・シエクル室内管と少数精鋭・オーヴェルニュ室内管は、その二大巨頭と言っても過言ではないでしょう。
 前者は適宜古楽器を使いますが、オーヴェルニュ室内管は基本的に現代楽器だけを用いつつ、鋭角的にきびきびとコントラストの強い表現を打ち出し、古典派やバロックの造形美をあざやかに浮き彫りにする演奏を続けている名団体(5月の連休、東京フォーラムでその粋な響きを愉しまれた方も多いことでしょう)。しかしこのモーツァルト・アルバムが何より驚きなのは、徹頭徹尾現代楽器、つまりピアノも現代楽器もいいところのゴージャスな楽器を使っているのに、過度にロマンティックな喧しさとは無縁、フォルテが鳴りすぎることもピアノが感傷的すぎることも全くない、いかにも古典派的な音作りで迫ってくるところ...
 ペダルもちゃんと上手に使って鳴らすところは鳴らしているのに、基本的にタッチが繊細かつ1音1音、天才的なセンスでぴたりと無駄のない音量の音を探り当て続けているせいか、何だかモーツァルト時代の構造を残したフォルテピアノの演奏を聴いているような気になってくるんです!
 なぜか。
 それは演奏者が、自身フォルテピアノや時代ごとのヴィンテージピアノを的確に使い分けて名演を続けている才人エドナ・ステルンだから!
 Naive で1842 年製プレイエルによるショパン解釈を聴かせたのも記憶に新しいところ。




 

OUR RECORDINGS



6.220609
(SACD-Hybrid)
\2300→\2090
ミカラ・ペトリ
 デンマークとフェロー諸島のリコーダー協奏曲集

  1-4.トマス・コッペル(1944-2006):リコーダー協奏曲「月の子どもの夢」/
  5.ペレ・グズモンセン=ホルムグレーン(1932-):
   リコーダー協奏曲「おのおのの音」/
  6-10.スンレイフ・ラスムセン(1961-):リコーダー協奏曲「領土の歌」
ミカラ・ペトリ(リコーダー)/
オルボア交響楽団/
ヘンリク・ヴァウン・クリステンセン(指揮)
録音 2015年6月10-15日 デンマーク,オルボア・コンサート・ホール ムジッケン・ハウス
 ミカラ・ペトリのリコーダーを探求する旅のアルバムは、今回デンマークとフェロー諸島の音楽の紹介です。
 フェロー諸島とは、スコットランド諸島、ノルウェー西海岸とアイスランドの間にある北大西洋の諸島のことで、デンマークの自治領でありながらも、独立を主張している地域であり、また古くから音楽や伝承の宝庫として知られている場所です。
 デンマーク音楽の伝統は、古くはブクステフーデやシャイベを輩出し、ニルス・ゲーゼやアウゴスト・エナ、そしてカール・ニルセンを経て、最近ではこのアルバムに収録されているコッペルやホルムグレーン、ラスムセンなどが活躍しています。コッペルは、父親もニルセンに師事した作曲家で、多彩な曲を書いていますが、この「月の子どもの夢」はコペンハーゲンに住む極貧の少女の希望と不安に焦点を当てて書かれた憂愁溢れる美しいものです。
 ホルムグレーンの曲は、もっと抽象的で前衛的な作品。音響の楽しさを味わうための曲です。フェロー諸島生まれのラスムセンの作品は独自の地域に根ざしたもので、鳥の声を模するリコーダーの響きで始まる印象的な曲です。ペトリの冴え渡るテクニックには、いつものように驚くばかりです。




旧譜のオススメはこれでしょうか
ミカラ・ペトリの演奏家生活 40 周年記念!
 カフェ・ウィンナ
  〜19 世紀のカフェ・ミュージック
Cafe Vienna
6.220601
(SACD-Hybrid)
\2300
ミカラ・ペトリの演奏家生活 40 周年記念!
 カフェ・ウィンナ
  〜19 世紀のカフェ・ミュージック

 1-3.ジュリアーニ(1781-1829):協奏的大二重奏曲 Op.52/
 4.カルッリ(1770-1841):イギリス民謡による幻想曲 Op.102/
 5.キュフナー(1776-1856):フランス民謡によるポプリOp.226/
 6.ベートーヴェン(1770-1827):
  マンドリン・ソナチネハ短調 WoO43a(リコーダーとギター編)/
 7.ベートーヴェン:
  マンドリン・ソナチネハ長調 WoO44a (リコーダーとギター編)/
 8.クレーメル(1795-1837):序奏、主題と変奏 Op.32 /
 9.マイセダー(1789-1863):
  ベートーヴェンとロッシーニの主題によるポプリ/
 10.シャインディースト(1800 年代):オーストリア民謡による変奏曲
ミカラ・ペトリ(リコーダー)/
ラース・ハンニバル(ギター)
 長年のパートナーであるラース・ハンニバルと共に18 世紀から19 世紀のウィーンの心地良い音楽を録音した1 枚。
 さて、17 世紀末のウィーンで最初にカフェを開いたのは、コルシツキーというポーランド系のハプスブルクの兵士だと言われています。彼は当時ウィーンを包囲していたオスマントルコを撃退するのに一役買い、その褒美にトルコ軍が残していったコーヒー豆を賜り、カフェを開店したと言うのです。今では、その逸話は伝説とされていますが、なんとも夢のある話です。このカフェ、またたく間にウィーン中に広まり、芸術家たちの憩いと議論の場になったことはご存じの通りです。
 もちろんそこで流れる極上の音楽も忘れてはいけません。1 杯のコーヒーを手にしながら聴いてみてください。


 


6.220613
(SACD-Hybrid)
\2300→\2090
ミカラ・ペトリ
 北欧の響き

 1.ベント・セアンセン(1958-):ささやき/
 2.ペレ・グズモンセン=ホルムグレーン(1932-):
   13の弦楽器のための音楽/
 3.スンレイフ・ラスムセン(1961-):冬のこだま/
 4.モーエンス・クリステンセン(1955-):
  ソプラノ・リコーダー協奏曲「北欧の夏のスケルツォ」/
 5-8.トマス・クラウセン(1949-):リコーダー・コンチェルティーノ/
 9-13.アクセル・ポロプ=ヨアンセン(1924-2012):
  弦楽オーケストラのための夏の組曲 Op.24
ミカラ・ペトリ(リコーダー)…1.3.4.5-8/
ラップランド室内管弦楽団/
クレメンス・シュルト(指揮)
録音 2014年11月17-19日 フィンランド ラップランド,ロヴァニエミ,コルンディ・カルチャー・ハウス
 OURrecodingsのプロデューサーであるラース・ハンニバルは、作曲家ポロプ・ヨアンセンが死去した数ヶ月後に、ヨアンセンの娘であるエリザベート・セリンを交えたミーティングを持ちました。
 そこでは彼女の父の音楽を含めたデンマークの著名な作曲家たちの作品を録音するための計画が話し合われ、もちろんセリンの親友であるミカラ・ペトリもこの計画に積極的に参加することが決定し、この「北欧の響き」のアルバムが生まれました。
 6人の作曲家の作品は、各々に個性的であり、デンマーク音楽の今をダイレクトに体験できるものとなっています。



 

RPO自主製作盤



RPOSP039
\2100→\1890
お早めに
ロイヤル・フィル
 よりロシア風!セルゲイ・ゴルチャコフの編曲
  ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」

 1-16.組曲「展覧会の絵」(S.ゴルチャコフによるオーケストラ編)
  <第1プロムナード/小人/第2プロムナード/古城/
   第3プロムナード/テュイルリーの庭/ビドロ/第4プロムナード/
   卵の殻をつけた雛の踊り/
   サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ/
   第5プロムナード/リモージュの市場/カタコンベ-ローマ時代の墓/
   死せる言葉による死者への呼びかけ/
   鶏の足の上に建つ小屋-バーバ・ヤガー/キエフの大門>/
 17.禿山の一夜(リムスキー=コルサコフによる改訂版)/
 18-20.歌劇「ホヴァーンシチナ」より(リムスキー=コルサコフによる管弦楽版)
  <第1幕:前奏曲「モスクワ川の夜明け」/
   第4幕:ペルシャ奴隷の踊り/第5幕:ゴリーツィンの旅>/
 21-22.歌劇「ソロチンスクの定期市」より
  (リャードフによる管弦楽版)<序奏/第1幕:ゴパック>
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/
グルジェゴルス・ノヴァーク(指揮)
録音 2009年11月25日 カドガン・ホール…1-16, 2010年2月15日 カドガン・ホール…17, 2012年4月5日 ヘンリー・ウッド・ホール…18-20, 2010年2月15日 カドガン・ホール,2012年4月5日 ヘンリー・ウッド・ホール…21-22

 ロイヤル・フィルハーモニーとノヴァークによるムソルグスキー(1839-1881)の「展覧会の絵」は、通常良く耳にするラヴェル版ではなく、よりロシア風の響きがすることで知られる、セルゲイ・ゴルチャコフの編曲によるものです。
 1954年に編曲されたこの版は、モスクワ音楽院の作曲家教授を務めていたゴルチャコフによるもので、彼は当時一般的に流布していたリムスキー=コルサコフが改訂した「展覧会の絵」のピアノ譜ではなく、1931年に校訂出版された「原典版」をできるだけ忠実に編曲したというもので、原典版の荒々しさを強調するために打楽器が多く使われるなど、ラヴェル版とは異なった、ロシア風の趣を持つことで知られる版なのです。
 最近はこの版による演奏もいくつか出ていますが、ロイヤル・フィルハーモニーの華麗な音色で聴くのは、また格別の味わいがあるものです。

 RPO自主製作盤、どういうわけかかなり早い段階で完売してしまう。お早めに。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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CLAUDIO



CB6028
\2400→\2190
セケイラ・コスタの伝説的名演
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第3番

  1-3.ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30/
  4-7.組曲 第1番「幻想的絵画」Op.5
   <バルカロール/夜と愛と/涙/復活祭>
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/
クリストファー・シーマン(指揮)…1-3/
セケイラ・コスタ(ピアノ)
録音 1994年
 ポルトガル出身のピアニスト、セケイラ・コスタの伝説的名演とされるラフマニノフ(1873-1943)。今回はとりわけ技巧的な第3番と、初期の名作「組曲 第1番」という取り合わせです。
 この第3番でも、これまでと同じようにラコスタの名技が炸裂したもの。どっしりとしたオーケストラと丁々発止のやりとりを聴かせます。独奏作品である「組曲」では、更に個性が煌く演奏であり、第1番の「バルカロール」から独自の世界が広がります。まるでミニマル音楽のような第3番の「涙」の冒頭には思わず息を飲むはずです。ラフマニノフの作品の持つ憂いと重苦しさがよくわかる演奏と言えるでしょう。


コスタの伝説的名演とされるラフマニノフ

CB6026
\2400
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第1番
 1-3.ピアノ協奏曲 第1番 嬰へ短調 Op.1/
 4.パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
セケイラ・コスタ(ピアノ)/
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/
クリストファー・シーマン(指揮)
録音 1994年…1-3, 1991年…4
 ポルトガル出身のピアニスト、セケイラ・コスタの伝説的名演とされるラフマニノフ(1873-1943)の2つのピアノと管弦楽のための作品です。
 20世紀の名人たちの伝統を継ぐコスタは、このラフマニノフでも、ロマンティックな解釈と、華やかな技巧を全面に押し出し、適度にテンポを揺らすという、極めて納得の行く演奏をしています。
 このCDに収録されたラフマニノフの第1番の協奏曲は、モスクワ音楽院の卒業試験のために作曲された作品で、良く書けてはいたものの、やはり習作の域を出ることがなかったのか、後年になってラフマニノフはこの作品を全面改訂したというエピソードもあります。
 その点、有名な「パガニーニの主題による狂詩曲」は文句なしの名曲で、もちろんピアニストの名技も思う存分楽しむことができるものです。

CB6027
\2400
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2 番&第4 番
 1-3.ピアノ協奏曲 第2 番 ハ短調 Op.18/
 4-6.ピアノ協奏曲 第4 番 ト短調 Op.40
セケイラ・コスタ(ピアノ)/
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団/
クリストファー・シーマン(指揮)
録音 1993 年
 ポルトガル出身のピアニスト、セケイラ・コスタの伝説的名演とされるラフマニノフ(1873-1943)の2 つのピアノと管弦楽のための作品です。
 20 世紀の名人たちの伝統を継ぐコスタは、このラフマニノフでも、ロマンティックな解釈と、華やかな技巧を全面に押し出し、適度にテンポを揺らすという、極めて納得の行く演奏をしています。
 第1 番の協奏曲とパガニーニ変奏曲を収録した前作(CB6026)も素晴らしかったのですが、ラフマニノフの協奏曲の中でダントツの人気を誇る第2 番での、落ち着いた演奏には、誰しも納得するに違いありません。スマートさよりも、素朴な土の香りが漂うラフマニノフです。



 セキュエラ・コスタ。1930年ポルトガル生まれ。
 リストを継承する数少ないピアニストと呼ばれる。彼はリストやハンス・フォン・ビューローの最後の弟子の一人ヴィエナ・ダ・モッタの生徒なのである。またマルク・ハンブルグ、エドウィン・フィッシャー、マルグリット・ロン、ジャック・フェヴリエにも師事した。
 22歳でロン=テイボー国際ピアノコンクール優勝し、パリ市大賞を受賞。そして若干27歳で敬愛するヴィエナ・ダ・モッタを名を冠する国際ピアノコンクールを自ら創立。
 また1958年、ショスタコーヴィッチに招待され、28歳という若さで第1回チャイコフスキー国際ピアノ・コンクールの審査員となる。その時代からずっと審査員をやっているのは今や彼ひとりだという。現在はショパン・コンクール、ロン=ティボー・コンクール、モントリオール・コンクール、ルービンシュタイン・コンクールなどのコンクールの審査員も務めているらしい。
 これまでシューマン、ラフマニノフ、ショパンのピアノとオーケストラのための全作品を録音しているという知られざる大御所である。





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SUPRAPHON



SU 4190
(2CD)
\4400→\3990
完全初出
 追悼盤イヴァン・モラヴェツ
  〜十二夜リサイタル・イン・プラハ’ 87

 CD 1
  (1)J.S. バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903
  (2)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K.333(315c)
  (3)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調「月光」 Op.27-2
 CD 2
  ショパン:
   (4)マズルカ第32番 嬰ハ短調 Op.50-3
   (5)ノクターン第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2
   (6)ノクターン第8番 変ニ長調 Op.27-2
   (7)バラード第4番 ヘ短調 Op.52
   (8)マズルカ第41番 嬰ハ短調 Op.63-3
  (9)ドビュッシー:月の光
イヴァン・モラヴェツ(ピアノ)
 追悼盤。チェコの巨匠、イヴァン・モラヴェツ、1987年プラハでのリサイタル初出音源

 ライヴ録音:1987年1月6日/ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール(プラハ)/ライヴ、90’34”

 2015 年7 月27 日に惜しまれつつ亡くなったチェコを代表するピアニスト、イヴァン・モラヴェツ。強靭なテクニックと独特の語り口で熱烈なファンを持った彼の演奏は、一期一会から生み出される奇跡の演奏で、根強い人気と高い評価を得てきました。
 追悼盤となってしまった当ライヴ録音は1987 年1 月6 日にドヴォルサーク・ホールで行われた十二夜リサイタル(シェイクスピアの喜劇『十二夜』が初演された1601 年1 月6 日にちなんで名付けられたリサイタル)の完全初出音源で、プログラムは彼の得意としたバッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、ドビュッシーです。
 今聴いても卓越した技術から奏でられる演奏には感動せずにはいられません。奇跡のようなライヴ音源です。


<メジャー・レーベル>

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DG



4794954
\2300→\2090
ユジャ・ワン/ラヴェル:ピアノ協奏曲集
 共演はブランギエ指揮チューリヒ・トーンハレ管

  ラヴェル:
   ①ピアノ協奏曲 ト長調
   ②左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
  フォーレ:
   ③バラード 作品19*
ユジャ・ワン(ピアノ)
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
指揮:リオネル・ブランギエ
 超絶ピアニスト、ユジャの華麗なるラヴェル! 【来日記念盤】
 RCOとの来日公演を行うユジャの新譜。共演はブランギエ指揮チューリヒ・トーンハレ管。フランス人指揮者、ブランギエは2012年に26歳で名門トーンハレ管の音楽監督に指名された若手の気鋭。火花散る共演!
 録音:2015年4月27−29日 チューリッヒ、トーンハレ、2015年5月10日 ベルリン、テルデック・スタジオ*

【来日公演】ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 ヒメノ指揮 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番
 ■11/7京都コンサートホール ■11/9愛知県芸術劇場 ■11/12東京芸術劇場 ■11/13サントリーホール




いまだにベストセラー!
ユジャ・ワンの名を全世界に広めたアルバム
確かにすごい

DG
477 9308
\2300→\2090
2011年レコード芸術「リーダーズ・チョイス」堂々の第1位!
 ユジャ・ワン/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番他

 1.パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
 2.ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
ユジャ・ワン(ピアノ)
マーラー室内管弦楽団 
指揮:クラウディオ・アバド

 恥ずかしながら店主は2011年レコード芸術で「リーダーズ・チョイス」の第1位になるまでこの演奏を聴いてなかった・・・。
 聴いたらそれも納得の快演。
 この1枚で彼女はDGの中心人物にのしあがった。

 
録音:2010年4月 テアトロ・コムナーレ、フェラーラ

 才媛ユジャ・ワンのDG第3弾は、ファン待望の協奏曲。しかも、現代最高の巨匠クラウディオ・アバドが指揮するマーラー室内管弦楽団が伴奏を務めるという豪華な取り合わせです。
 ラフマニノフの最高傑作として名高い2曲に果敢にも挑戦し、新しく瑞々しい品質を随所で引き出しています。





旧譜
リオネル・ブランギエ指揮のダンディ交響曲
ブランギエ、ようやく有名になりつつあります

TIMPANI
1C 1125
¥3000
ヴァンサン・ダンディ(1851−1931):
 交響曲第1番イ短調《イタリア》(世界初録音)/
 ピアノ、フルート、チェロと弦楽のための協奏曲ロ短調Op.89
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)、
マガリ・モニエ(フルート)、
マルク・コペイ(チェロ)、
リオネル・ブランギエ(指揮)、
ブルターニュ管弦楽団

 普仏戦争から帰還したダンディが国民音楽協会に加わった翌年に作曲された「交響曲第1番」は、ビゼーとマスネからも称賛された初期の傑作である。また「協奏曲ロ短調Op.89」ではベテランらしい巧みな作曲技法が余すことなく発揮されており、ソロの使い方も実に見事。スコラ・カントルムを創設するなど、フランスの楽壇に大いなる足跡を残したダンディの初期と晩年の2つの傑作。要注目!



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DECCA



4788439
\2300→\2090
内田光子&ドロテア・レシュマン
 ロベルト・シューマン:
  リーダークライス 作品39
  女の愛と生涯 作品42
 アルバン・ベルク:7つの初期の歌
ドロテア・レシュマン(ソプラノ)
内田光子(ピアノ)
 内田光子が久しぶりに歌曲の伴奏盤をリリース! レシュマン&内田による「愛と生涯」。
 モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマンといった独墺レパートリーで世界的な評価を得ている内田光子。
 最新アルバムは、ドロテア・レシュマンとの歌曲集で、シューマンとベルクの「愛と生涯」を題材にした3曲を収録しています。2015年5月にウィグモアホールで行われたコンサートをライヴ収録したものです。
 内田光子による歌曲伴奏アルバムは、イアン・ボストリッジと録音したシューベルトの《美しき水車小屋の娘》以来、実に12年ぶり。ドイツ出身の名ソプラノ、ドロテア・レシュマンは各地の歌劇場からオファーの絶えない歌手で、とりわけドイツ・リートでは高い評価を得ています。息の合った内田光子との素晴らしい掛け合いをお楽しみください。
 録音:2015年5月2日&5日  ロンドン、ウィグモアホール(ライヴ)

■内田光子来日公演(ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲、シューベルト:即興曲集)
 11月7日 札幌コンサートホールKitara
 11月10日&15日 東京、サントリーホール
 11月13日 愛知県芸術劇場






<国内盤> 


ALPHA



ALPHA 202
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ヴィオラ・ダ・ガンバとフォルテピアノ
 〜18世紀、ベルリン楽派の作曲家たち〜

 1. グラウン:トリオ ハ長調 Wendt87〜
    鍵盤楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための
 2. C.P.E.バッハ:ソナタ ニ長調 WQ71
    (原作:鍵盤とヴァイオリンのためのソナタ)
 3. C.P.E.バッハ:シンフォニア イ短調 WQ156
    (原作:2挺のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ)
 4. ベルリン楽派(伝ヘッセ):ソナタ ニ長調
    (公女アマーリエの蔵書より 写本番号565)
 5.C.P.E.バッハ:ソナタ ハ短調 「多血質の人、憂鬱質の人」WQ161-1
    (原作:2挺のヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ)
リュシル・ブーランジェ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
アルノー・ド・パスクアル(フォルテピアノ)
ロラン・スチュワート(フォルテピアノ)グラウンのみ
 交錯する新旧の楽器。フォルテピアノとガンバによる特上の音空間を、フランス生粋の古楽奏者ふたりと。
 時は18世紀中頃、所はドイツ、プロイセン王国。フリードリヒ大王の居城サンスーシーーこの宮殿では、新たに"発明"されたばかりのピアノという楽器(フォルテピアノ)と、すでに他の地域では廃れかかっていた古参の楽器ヴィオラ・ダ・ガンバが、どちらも独特の人気を誇っていました。広く知られている通り、大王の宮廷にはC.P.E.バッハ、グラウン、ヘッセらよりすぐりの作曲家たちが集い、彼らの手にかかるやいなや、これら新旧の楽器が驚くべき調和をみせるのです。
 さすがは古楽レーベルAlpha、その演奏陣に、チェロやコントラバスよりも先にガンバを弾きはじめたというブーランジェ、ピアノより先にチェンバロに親しんでいたというド・パスクアルの二人を迎えるとは——
 チェンバロを知ったのちフォルテピアノに親しんだド・パスクアルのしなやかな演奏をはじめ、「発明者」クリストフォリと、大王の宮廷で愛されていたジルバーマンによる2種類の銘器が聴けるのも嬉しいところ(前者の音色はよりチェンバロに、後者のそれはよりピアノに近い音)。それがヴィオラ・ダ・ガンバの渋い響きと溶け合い、初めて聴くかのような心地よい空間を創り出します。
 何度も眺めたくなるようなジャケット写真は、これもまた新生Alphaならでは——音質極上、このレーベルの名に恥じない逸品!




<映像>

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ALPHA(映像)



Alpha705
(DVD&Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4400+税
※同内容のDVDとBlu-rayが同梱されています。
日本語解説付
ガーディナー/三度目の『ヴェスプロ』!

 モンテヴェルディ:聖母マリアの晩課(全)

  『晩課 〜うるわしの聖処女に捧ぐ』
    (聖母マリアの晩課)SV206&SV206a
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ(古楽器使用)
モンテヴェルディ合唱団
シルヴィア・フリガート(S)
エマヌエラ・ガッリ、
ラファエレ・ペー(A)
クリスティアン・アダム、
ニコラ・ミュルロワ、
ガレス・トリシーダー(T)
アレクサンダー・アシュウォース、
ロバート・デイヴィス(B)
映像監督:ステファン・オーベ

 なんと、巨匠ついに三度目の『ヴェスプロ』!

 バロックの象徴ともいうべき傑作、きわめてインテンスな名演!ますます勢いづくAlphaレーベルに、またもやとてつもない大御所が登場いたします。
 昨年度から何度か予告されていたDVD、ついに発売——なんと!合唱・オペラ・交響曲・ロマン派…と、半世紀にわたってさまざまな領域で活躍をみせてきた英国古楽界の、いや世界のクラシック・シーンに冠たる大御所ジョン・エリオット・ガーディナーが、このレーベルで最新のバロック解釈を聴かせてくれるのです!
 演目はなんとモンテヴェルディの『聖母マリアの晩課』!まだ古楽器演奏がさかんではなかった1964年にフィリップ・ジョーンズ・ブラス・アンサンブルらと録音したDecca盤から半世紀以上、その間Archivでの決定的名演を「モンテヴェルディの本場」ヴェネツィア聖マルコ教会で録音し、ヴェスプロといえばガーディナー盤!との根強い評価もあるところ、そこはやはり21世紀の欧州古楽界。
 主兵とともにこの名匠を迎えたのは、フランスに冠たる古楽の牙城・ヴェルサイユ宮殿——復元された王室礼拝堂で、まさに日が暮れてゆき空の色が濃い藍色へと移ってゆくなか、ガーディナーは音楽魂の炸裂!ともいうべき冴えわたる痛快な解釈を、一糸乱れぬ演奏陣と繰り広げてゆく...なんと贅沢な音楽空間でしょう!
 テオルボ3本チェンバロあり、の器楽陣もヴィジュアル的に絶妙、映像作品として宝物にしたい仕上がりでございます!



  

METIER(映像)


MSVDX-102
(DVD)
\2700
マティアス・ロイメルト:ソロ パーカッション・マスターワークmeetアート・シネマ
 1.ピエール・ヨドロフスキ:タイム&マネー/
 2.イアニス・クセナキス:プサッパ/
 3.フランコ・ドナトーニ:オマール/
 4.ヴィンコ・グロボカー:?コルポレル/
 5.ブリアン・フェルネイホウ:ボン・アルファベット/
 6.ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ:雪国からの5つの情景/
 7.クセナキス:ルボン
マティアス・ロイメルト(パーカッション)
収録 2011-2013年 コペンハーゲン&マルメ PAL&NTSC両面仕様
 パーカッションの演奏は、音で聴くだけでも楽しいのですが、やはり映像を見るほうがその凄さをダイレクトに感じることができるのではないでしょうか?
 この映像はデンマークの映画監督クリスチャン・ホルテン・ボンケの手によるもので、様々な楽器の姿と、それを操る奏者の動きが捉えられたこれらの映像は、まさに「アート作品」なのです。
 光と影を見事に操った映像の美しさと素晴らしい響きは、見る者全てを圧倒するかのようです。
 マティアス・ロイメルトはヨーロッパ有数のパーカッショニストの一人で、2015年のデンマーク音楽批評家賞を受賞した人です。














9/10(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



CAVI MUSIC



4260085533398
\2700→\2490
天才キャシー・クリエ(ピアノ)
 20世紀のピアノ作品集

  ベルク:ピアノ・ソナタop.1
  シェーンベルク: 3つのピアノ曲op.11、ピアノ小品集op.33a/33b
  ツィンマーマン:ささやかな小品I&II
  リスト:暗い雲、災厄の星
キャシー・クリエ(ピアノ)

 ルクセンブルクのライジング・スター、キャシー・クリエが弾く20世紀のピアノ作品



 録音:2015年5月ルクセンブルク・フィルハーモニー、室内楽ホール/71’20

 ヨーロッパ・コンサート・ホール協会(ECHO)2015/2016 シーズンのライジング・スターに選出されヨーロッパ各地の主要ホールで公演を行うルクセンブルク出身のピアニスト、キャシー・クリエ。
 これまでにCAvi music からは3 枚のディスクが発売されており、ヤナーチェク:ピアノ作品集(4260085532902)は、レコード芸術で特選盤という好評を得ています。

 20 世紀のピアノ作品集と題した最新盤は、シェーンベルク、ツィンマーマン、ベルク、リストを収録。
 ベルクのピアノ・ソナタは、シェーンベルクのもとで作曲の勉強を開始し、その修行が終わろうとする1907/08 年に書かれた、ベルクの最初の作品番号付きの作品。
 当初は3 楽章のソナタとして構想されていましたが、シェーンベルクの助言もあり単一楽章のソナタとして書き上げられました。そして、その翌年に書かれた師シェーンベルクの3 つのピアノ曲。「十二音技法」の創始者として知られるシェーンベルクですが、この作品は後期ロマン主義から無調へと作曲技法が移行する転換期にあたります。そしてアルバムの中心に据えられ、まさに20 世紀音楽の歴史の中に生きた作曲家ツィンマーマンの「ささやかな小品」。それぞれ8 曲、5 曲から成る組曲で、古典的な組曲の楽曲のほか、「徹夜(不眠)」「イマジネーション」「ヨハン・シュトラウスへのオマージュ」と題された作品も含まれています。
 最後には前衛的かつ宗教的色合いの強いリストの晩年の作品、<暗い雲>と<災厄の星>が収録されています。

 幅広いレパートリーを持つ彼女ならではの選曲で、豊かな叙情とヴァリエーション豊富な色彩的な響きで、それぞれの難曲を弾ききっています。







キャシー・クリエ(P)、Caviのアルバム

4260085 531370
\2700→\2490
キャシー・クリエ(P)/リサイタル
 D.スカルラッティ:
  ソナタ ト短調 K.31、ソナタ ト長調 K.124
 ハイドン:アンダンテと変奏曲 ト短調 Hob.XVII:6
 ショパン:
  ノクターン 第9番 ロ長調 Op.32-1、
  ノクターン 第10番 変イ長調 Op.32-2、
  舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
 アレクサンダー・ミュレンバッハ:ナイト・ミュージック
 デュディーユ:ピアノ・ソナタ
キャシー・クリエ(P)

 店主的にはこのアルバムが一番愛着があります。
 感性がちょっと他の人と違うんです。ショパンのOp.32-1なんてほかの曲になりかけてます。
 繊細で、とんがってて、でも優しい。



 才能あふれる美形ピアニスト、キャシー・クリエは1985年ルクセンブルク生まれ。
 5歳から音楽学校でピアノを学び、1999年からはケルン音楽大学で名教師パーヴェル・ギリロフのもと研鑽を積む。その後ヨーロッパを中心に活動し、ロバート・レヴィンから声をかけられルール・ピアノ・フェスティヴァルに出演、またルクセンブルク室内管弦楽団、ルクセンブルグ・フィルハーモニー管弦楽団のソリストとして演奏し高い評価を得ています。

録音:2007年10月

4260085533084
\2700→\2490
キャシー・クリエが意欲的なプログラムに挑戦!
 
ジャン=フィリップ・ラモー:新クラヴサン組曲集 第2番(第5組曲)
  【トリコテ(ロンドー)/ 無頓着な/メヌエット- 第2メヌエット/
   雌鶏/3連音/ 未開人/エンハーモニック/エジプトの女】

 リゲティ:ムジカ・リチェルカータ

 ジャン=フィリップ・ラモー:クラヴサン合奏曲集からの小品集
  【リヴリ/ 軽はずみ/ 内気(第1ロンドー/ 第2ロンドー)/ おしゃべり】、王太子妃
キャシー・クリエ(ピアノ)
 ルクセンブルクの逸材ピアニスト、キャシー・クリエが意欲的なプログラムに挑戦!

 録音:2013 年11 月、12 月ケルン、ドイッチュラントフンク・カンマームジークザール/64’14

 ヤナーチェクのピアノ作品集でも評判が高い、ルクセンブルクの俊英ピアニスト、キャシー・クリエが、CAvi-music から3 枚目となるアルバムを発売しました。
 今回はフランス・バロックを代表する作曲家で、2014 年は没後250 年の記念の年にあたるジャン=フィリップ・ラモーのクラヴサン作品と、戦後から現在に至るまで現代音楽をリードし続けているジェルジュ・リゲティの「ムジカ・リチェルカータ」を収録。一見なんの共通点もない作曲家でありますが、その時代の先端を行く様式を生み出してきた2 人。
 リゲティの「ムジカ・リチェルカータ」は、11 曲からなる作品。リゲティが当時傾倒していたバルトークの民俗主義と12 音音列を結びつけたもの。第1 曲目はほとんど「ラ」だけで構成され、最後に「レ」があらわれ、各曲に使う音を1 音ずつ増やし、最後に12 音音列に到達します。キャシー・クリエは、リゲティが織り上げた緻密な音世界を見事に再現しています。
 ジャン=フィリップ・ラモーのクラヴサン作品は、典雅な音楽的魅力をたたえながらも、密度の濃い緻密な音楽が繰り広げられています。キャシー・クリエは、近代的な奏法と確かなテクニック、そして斬新な解釈で聴かせてくれます。


 A 25 ans, la pianiste Cathy Krier sest fait un nom au-dela des frontieres luxembourgeoises. (dr) 
4260085532902
(2CD)
\4800→\4390
レコード芸術特選盤
 ヤナーチェク:ピアノ作品集

  CD1:
   草陰の小径にて「第1集」「第2集」, エイ、ダナイ!,
   2つのモラヴィア舞曲, ズデンカ変奏曲
  CD2:
   ピアノ・ソナタ変ホ短調「1905年10月1日の街角で」,
   霧の中で、小品(1877-1927), 思い出,
   カミラ・ステッスロヴァのためのアルバム, モラヴィアの民謡集
キャシー・クリエ(P)
 ルクセンブルクの華!キャシー・クリエのヤナーチェク

 録音:2013 年2 月3 月、ルクセンブルク・フィルハーモニー

 ルクセンブルクのピアニスト、キャシー・クリエによるヤナーチェクのピアノ作品集。
2007 年にCAvi MUSIC からデビューし(4260085531370)、優れた音楽性と豊かな将来性を感じさせるピアニストとして称賛されました。
 第2 弾となる本アルバムは、現チェコ東部のモラヴィア出身のヤナーチェクのピアノ作品です。故郷モラヴィアの想い出を描いた「草陰の小径にて」など、母国の民族音音楽の研究から独自の音楽語法を生み出し、民謡や踊りなどをモチーフにした、民族色豊かな作品が数多く含まれています。
 キャシー・クリエは、ヤナーチェクのピアノ作品を主なレパートリーとして演奏しており、抒情的で色彩豊かな響きに惹かれていると語っています。彼女の演奏は決して民族色を前面に出したものではありませんが、彼女の持つ煌びやかな音色で叙情性を鮮やかに表現し、まるで彩どり豊かなパレットで絵を描いているかのような演奏です。


 
4260085533183
\2700
モーツァルト:弦楽四重奏曲集
 第9番イ長調K.169、
 第18番イ長調K.464、
 第22番変ロ長調K.589
アルミーダ四重奏団
マルティン・フンダ(ヴァイオリン)
ヨハンナ・シュテムラー(ヴァイオリン)
テレサ・シュヴァム(ヴィオラ)
ペーター=フィリップ・シュテムラー(チェロ)
 まもなく結成10周年のアルミーダQ が悲願のモーツァルトを録音!

 録音:2014年8月ブレーメン ゼンデザール/70’28

 ドイツの若手弦楽四重奏団アルミーダ・カルテットの2 枚目のアルバム。来年2016 年は記念すべき10 周年。結成当時から彼らの夢だったモーツァルトの弦楽四重奏曲全23 曲をコンサートで披露する予定です。
 それに先立ち、3 曲をセレクトして録音しました。明るく瑞々しい感性に溢れる第9 番、ベートーヴェンが好んだという「ハイドン・セット」に含まれる第18 番、フリードリヒからの依頼で作曲された「プロイセン四重奏曲」と呼ばれている、モーツァルト最晩年の第22 番。アルミーダ・カルテットの美しいアンサンブルと生き生きとした音楽で、爽やかな余韻を残すような演奏です。
 2006 年共にアルテミス・カルテットの下で学んだ4人によって結成。第61 回ミュンヘン(ARD)国際音楽コンクールで優勝。2011 年には第66 回ジュネーブ国際コンクールでリゲティの弦楽四重奏曲第1番『夜の変容』を演奏し、聴衆賞を獲得した、注目の若手カルテットです。カルテット名は、弦楽四重奏の父ハイドンの最も成功したオペラの一つ『アルミーダ』から付けられました。
 

4260085533336
\2700
マルクス・シェーファーによる2 つの「美しき水車小屋の娘」
 ルートヴィヒ・ベルガー:室内遊びに基づく連作歌曲「美しき水車小屋の娘」Op.11(1818)
 シューベルト:美しき水車小屋の娘 D795
マルクス・シェーファー(テノール)
トビアス・コッホ(フォルテピアノ)
 79’05
 フォルテピアノ:ヨハン・フリッツ、ウィーン1830

 リリック・テノールのマルクス・シェーファーと時代楽器の名手トビアス・コッホによる二つの「美しき水車小屋の娘」。
 18 世紀末頃パイジェッロのオペラ「水車小屋の娘への恋」がドイツ各地で大ヒットし、同テーマで様々な作品が作られるほど流行しました。原詩を書いたヴィルヘルム・ミュラーが親しかったシュテーゲマン家では歌芝居が催され、メンデルスゾーンも教えていたサロンの一員であったルートヴィッヒ・ベルガーが作曲を担当。今回が世界初録音となります。
 一方シューベルトは友人宅でミュラーの詩集を手にし、すぐに創作にかかったということです。修業の旅に出た若い粉職人が,美しい水車小屋の娘に恋する場面が広がるような、マルクス・シェーファーのよどみない美しい声が印象的です。ここでは、トビアス・コッホが、作曲者の生きた時代のフォルテピアノを使って共演しています。



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HMF

HMC 952223
(2CD)
\4600→\4190

聴け!これが王のための音楽!
 「太陽王」ルイ14世の威光を世界に知らしめた一大スペクタクル!


  夜のコンセール・ロワイヤル〜4部または4夜からなる「夜の王のバレ」

   1653年2月23日、王によって踊られた「夜の王のバレ」に基づく

  テキスト:イサック・ド・バンスラード(1613?-1691)
  音楽:
   ジャン=ド・カンブフォール(c.1605-1661)、
   アントワーヌ・ベッセ(1587-1643)、
   ルイ・コンスタンタン(c.1585-1657)、
   ミシェル・ランベール(1610-1696)、
   フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676)、
   ルイージ・ロッシ(1597-1653)& 作曲者不詳のものも含まれる
  再構築:セバスティアン・ドセ

セバスティアン・ドセ(指揮)
アンサンブル・コレスポンダンス
時、シンシア/
 ヴィオレーヌ・ル・シュナデク(ソプラノ)
エウリディーチェ/
 カロリーヌ・ウェイナン(ソプラノ)
ジュノン/
 カロリーヌ・メン(ソプラノ)
ヴィーナス、沈黙/
 カロリーヌ・バルド(ソプラノ) ほか

 初回限定 ハイレゾ音源無料ダウンロードクーポン封入!

 録音:2015年1,2月/グルノーブル、MC2
 高さ193mm、背幅17mm、横幅146mm、豪華190 ページフルカラー、ブックCD 仕様

 ★あらすじ及びドセの「この素晴らしき冒険」(制作ノート)日本語翻訳つき


 2015 年は、「太陽王」とも称されるフランスの王、ルイ14 世(1638-1715)の没後400 年にあたります。
 フランスではこれにあわせて様々な催しが行われていますが、このリリースも、ルイ14 世にちなんだ注目盤。

 ルイ14 世といえば5 歳にして国王即位、72 年にもわたる在位期間に王朝の最盛期を築き、「大世紀」(グラン・シエクル)と称されます。ヴェルサイユ宮殿を建設した王でもあります。
 そんなルイ14 世は、バレエを奨励し、自らもバレエの名人であったと言います。

 1651 年(13 歳)に初舞台を踏み、1653 年(15 歳)、初主役を演じました。
 その初主役を演じたのがこの「夜の王のバレ」(ここでの再構築版は「夜のコンセール・ロワイヤル」と題されています)でした。
 これは、1653 年2 月23 日、プチ・ブルボン宮のホールで上演されました。

 1653 年といえば、17 世紀フランスで起こった貴族の最後の反乱、フロンドの反乱(1648-1653)が終息した年。
 戦火を避けていたルイ14 世は52年の秋にはパリに戻り、宰相マザランも53 年にはパリに戻りました。
 絶対王政を浸透させ、国王の権力を、パリ市民、そして諸外国の代表に知らしめるためにマザランが企画したのが「王の夜のバレ」でした。

 音楽、台本(詩はイサック・ド・バンスラードによるもので、君主とその従臣の間のことを様々に描きつつも、王が至上の存在として輝くように書かれている)、すべてがルイ14 世=「太陽王」の登場を讃えるために作られました。
 この作品は、4 部にわたる前夜祭から始まります。

 第1 夜(18:00-21:00) =奇怪な闇の社会/
 第2 夜(21:00-24:00) =ヴィーナスの庇護のもとに繰り広げられる恋愛模様/
 第3 夜(24:00-3:00) =再び夜の世界に戻り、恋人のエンディミオンに心奪われ本業を忘れた「月」の話と、闇夜の世界で広げられる悪魔や魔女たちによる異様なサバトのもよう/
 第4 夜(3:00-6:00) =オルフェウスとエウリディーチェの物語をなぞったストーリー〕

 その後、グラン・バレ「昇る太陽」となり、オーロラでさえも目がくらむほどの強烈な一条の光とともに太陽王=ルイ14 世が現れ、幕となります。

 主役を踊ったルイ14 世の他にも、総計60 名弱のダンサーたちがこの作品に登場したという記録が残っています。
 一方で音楽については、カンブフォールが各前夜祭の幕開けのアリアなどを作曲したのは確かのようですが、その他の音楽、また、演奏者についての詳細な記録はないのが実情(演奏者には、王宮でいつも演奏していた音楽家たちが駆り出されたと考えられています)。

 この一大スペクタクルを現代の人に届けるために作品を再構築すべく立ちあがった指揮者のセバスティアン・ドセが行った調査などを記した手記「この素晴らしき冒険」、およびあらすじの日本語訳がオリジナルブックレットに含まれています。

 2000 年の映画「王は踊る」でもこのバレエのもようは描かれていますがもちろんそれはごく一部。
 ここでは音楽のみではありますが、当時の人々に強烈なインパクトを与えた作品を完全に再現、鮮烈な演奏で収録されています。

 400 年以上前の遠いフランスで、一人の王を印象づけるために企画されたこの一大スペクタクルの驚異的なパワーに、フランス文化の底力を見せつけられるようです。







PRAGA DIGITAL



PRDDSD 250296
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
若い世代による明るくはつらつとしたヴァインベルク演奏
 ヴァインベルク:
  (1)ピアノ五重奏曲 Op.18
  (2)弦楽四重奏曲第10番Op.85
  (3)弦楽四重奏曲第13番Op.118
ニキータ・ムンドヤンツ(Pf)
ツェムリンスキーSQ
 録音:2015年4-5月/マルティネク・スタジオ(プラハ)/Multi-ch、78’ 47”

 SACD ハイブリッド盤。
 近年リリースの多いヴァインベルク作品ですが、またまた上質の新録音が登場。初期の傑作「ピアノ五重奏曲」は作曲者自身とボロディンSQ による決定的名演が残されていますが、ここでは1989 年生まれのニキータ・ムンドヤンツがピアノ・パートを担っています。
 彼はソ連の名ピアニスト、アレクサンドル・ムンドヤンツの息子で、モスクワ音楽院でニコライ・ペトロフに師事した期待の新人。作曲者自作自演のような凄みはありませんが、より客観的で爽やかな好演となっています。
 2 篇の弦楽四重奏曲のうち10 番は、後の妻となったオリガへの「音による愛の告白」といわれています。自己の人生や、歴史の惨たらしさに対する非難を込めた作品が主流のヴァインベルク芸術の中で、珍しく恋する男性の気持ちに満ちています。ツェムリンスキーQ がほほえましく演奏しています。




CHANNEL CLASSICS



CCSSA 35415
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
ロイヤル・コンセルトヘボウ管のメンバーによる室内楽団、ムジカ・レアーレ
 フランソワ・ドヴィエンヌ:四重奏曲集

  フルート四重奏曲イ短調 Op.66-1
  フルート四重奏曲ニ長調 Op.66-3
  ファゴット四重奏曲ハ長調 Op.73-1
  ファゴット四重奏曲ト短調 Op.73-3
ムジカ・レアーレ
 〔カーステン・マッコール(フルート)、
  グスターボ・ヌニェス(ファゴット)、
  内藤淳子(ヴァイオリン)、
  小熊佐絵子(ヴィオラ)、他〕
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管の名手たち!フランソワ・ドヴィエンヌの四重奏曲集!
 2015年4月の来日公演曲目収録!

 これまでヨルゲン・ファン・ライエン、エミリー・バイノン、ヤスパー・デ・ワール、グスターボ・ヌニェスなどの名盤が発売されてきた、オランダの名門、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の奏者によるシリーズ。
 第5弾は、ロイヤル・コンセルトヘボウ管のメンバーによる室内楽団、ムジカ・レアーレが登場!
 18世紀フランスで活躍したフルート奏者、作曲家のフランソワ・ドヴィエンヌは数多くの管楽器のための作品を残しており、ここでは2つのフルート四重奏曲と2つのファゴット四重奏曲が奏される。
 ドヴィエンヌのフルート四重奏曲Op.66-3は2015年4月に行われた来日コンサートでも披露されており、内藤淳子、小熊佐絵子などの日本人奏者も擁するムジカ・レアーレの美麗な音色、華麗なアンサンブルが堪能できる。


 フランソワ・ドヴィエンヌ(1759年- 1803年)は18世紀フランスの作曲家・木管楽器奏者。パリ音楽院のフルート教授を務めた。
 フランス防衛軍軍楽隊の軍曹でもあったドヴィエンヌは無料音楽学校で教えていたが、フランス革命の時期に無料音楽学校が国立音楽学校となり、1795年にパリ音楽院に改組されると
ドヴィエンヌは学校管理者とフルートの教授となったわけである。
 約300曲に上る器楽曲は、ほとんどが管楽器のために作曲されており、優雅な旋律様式から、「フランスのモーツァルト」と呼ばれることもある。


 


CCSSA 37615
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
音と雲 〜
 オランダ・バロック&シュヴァルツァー

  細川俊夫:ヴェネツィアの歌う庭
  ヴィヴァルディ:
   協奏曲第2番ト短調《夜》、協奏曲第3番《ごしきひわ》、
   協奏曲第1番ヘ長調《海の嵐》、協奏曲第6番ト長調
イェレミアス・シュヴァルツァー(リコーダー)
オランダ・バロック
 オランダ・バロック meets シュヴァルツァー、細川俊夫の「ヴェネツィアの歌う庭」!

 世界が注目するオランダ古楽界の若き精鋭集団オランダ・バロック(元オランダ・バロック協会)。
 マシュー・ホールズ、アレクシス・コセンコ、ミロシュ・ヴァレント、そしてレイチェル・ポッジャーなど超一級のアーティストたちと共演してきたオランダ・バロックとソリストとのコラボレーション・シリーズ最新作は、世界最高のリコーダー奏者の一人、イェレミアス・シュヴァルツァーとの共演!
 1992年カルフ国際リコーダー・コンクールで第1位を獲得し、古楽から現代音楽まで幅広いレパートリーで活躍するシュヴァルツァー。シュヴァルツァーの委嘱により作曲された細川俊夫の「ヴェネツィアの歌う庭」は、シュヴァルツァー自身によって2011年に世界初演、2014年に日本初演が行われた作品で、ヴィヴァルディの4つのリコーダー協奏曲と交互に演奏するために作られた5つの小品。卓越した技術と豊かな音楽性によって、バロックと現代の音楽が高らかに響きあう。







CORO

COR 16136
(2CD/特別価格)
\3800
トラディショナル・クリスマス・キャロル・コレクション
 牧人、羊を/ダビデの村の厩の中に/サセックス・キャロル/
 羊飼いの見守るうちに/三隻の船/荒野の果てに/
 ああベツレヘムよ/きよしこの夜/まぶねの中で/
 ロッキング・キャロル/もろびと声あげ/ディンドン空高く/
 冬のさなかに/ウェンセスラスはよい王様/柊飾ろう/
 柊と蔦は/世の人忘るな/真冬の雪の中に/
 コヴェントリー・キャロル/神の御子は今宵しも/天には栄え/
 父の御心から生まれたものよ/天より真実は遣わされる/
 天使ガブリエルのお告げ/海原を越えてきし/3時を過ぎて/
 イエス・キリスト、りんごの木/厳しい真冬に/
 グロスタシャー・ワッセイル/もろびと声あげ/久しく待ちにし/
 アダムは縛られて/ウィザース・ロッキング・ハイム/
 チェリー・ツリー・キャロル/天なる神には/
 この日ひととなりし/遠い森の中に/ウェックスフォード・キャロル/
 7つの喜び/年老いた人々が喜んで/御子が生まれた
ザ・シックスティーン
ハリー・クリストファーズ(指揮)
 ザ・シックスティーンのクリスマス・キャロル集!今年のクリスマス・シーズンの決定盤が登場!

 クリスマス・シーズンのマスト・アイテムとして、そしてクリスマス・シーズン以外の時期にもその極美なハーモニーによるキャロルが広く親しまれてきたザ・シックスティーンの名盤「トラディショナル・クリスマス・コレクション」のVol.1(COR 16043)とVol.2(COR 16085)がセットになったスペシャル・ヴァージョン!
 クリスマスのための定番のキャロルから、新たに発見された珍しいキャロルまで。2015年の聖夜を彩るクリスマス・シーズンの決定盤がCOROから登場!プレゼントにも最適です!

 1991年&2010年の録音。




MELODIYA



MELCD 1002397
(2CD/特別価格)
\4400→\3990
今度はオルガン・・・
 奇跡の人、クニャーゼフ・プレイズ・バッハ

  J.S.バッハ:18のライプツィヒ・コラール集 BWV.651−668
アレクサンドル・クニャーゼフ(パイプオルガン)
 クニャーゼフのバッハは"オルガン"!18のライプツィヒ・コラール集!

 難病、妻との死別など、幾多もの苦難を乗り越え再起を果たしたロシアの名チェリスト、アレクサンドル・クニャーゼフのJ.S.バッハが、なんとメロディア(Melodiy)から登場!しかも"チェロ"ではなく"パイプオルガン"!「18のライプツィヒ・コラール集」!
 世界的チェリストとしての名声はもちろんのこと、オルガニストとしても有名なクニャーゼフ。そのオルガニストとしての実力を、この「18のライプツィヒ・コラール集」で存分に!

 ※録音:2012年、リガ大聖堂(ラトヴィア)、ディジパック仕様




おそるべき旧譜・・・
クニャーゼフ、伝説の無伴奏チェロ組曲全集

Octavia Exton
OVCL 426
(3CD)\3086
アレクサンダー・クニャーゼフ(Vc)
 J.S.バッハ:
  無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
  無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV1008
  無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
  無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV1010
  無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
  無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV1012
  シャコンヌ(クニャーゼフ編曲チェロ版)
アレクサンダー・クニャーゼフ(Vc)

 レコ芸などで絶賛された異端の無伴奏。
 アーティストに関するセンセーショナルな話題が先行していたが、センセーショナルなのは演奏のほうだった。

 通常2枚に収まるこのアルバムが3枚に及ぶというのは後半の曲の異常な長さによる。
 おそろしいほどにじっくりどっぷりと奏されるそれらの曲は、すでに音楽という領域を超えた、祈り(呪いにも近い)ですらある。
 そうかと思うと清流のようにさらさらと演奏してその音楽の革新を突く個所もあり、一寸も油断ができない。

 久々に現れた怪演である。

 クニャーゼフは、1961年モスクワ生まれ。
 数々のコンクール入賞を果たし、輝かしい将来が約束されていた矢先に筋力が弱くなる病気にかかり、チェロを演奏できない年月を過ごした。
 1986年に難病を克服し、華々しい活躍を始めるが、1994年にツアー先の南アフリカで交通事故に遭い、愛妻を喪うとともに、本人も重症を負い、深い精神的ショックを受けてしまう。

 クニャーゼフの類い稀な才能を惜しんだロストロポーヴィチが、事故で大破した楽器の修復を特別に世話し、また1997年のショスタコーヴィチ音楽祭では、自らが指揮者となってクニャーゼフと共演、その大成功により見事な復活を果たし、「奇蹟のチェリスト」と称されるようになった。

 そんな彼がリリースした「バッハ/無伴奏」は、その奇怪な演奏内容もありベストセラー。一躍彼の名前を世界的なものにした。


 なお今回の再発売アルバムには、クニャーゼフ自身が編曲した、シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータNo.2 BWV.1004より)が収録されている。






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ONYX 4153
\2500→\2290
キリル・カラビッツ(指揮)&ボーンマス響
 プロコフィエフ:交響曲全集Vol.4

  交響曲第4番ハ長調 Op.112(1947年改訂版)
  交響曲ト長調(1902)からの楽章(世界初録音)
  交響曲第6番変ホ短調 Op.111
キリル・カラビッツ(指揮)
ボーンマス交響楽団
 キリル・カラビッツ&ボーンマス交響楽団、プロコフィエフ交響曲全集最終巻!
 11歳のプロコフィエフが書いた未完の交響曲。世界初録音!

 2008年からボーンマス交響楽団の首席指揮者を務める、ウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。
 2014年初頭に始動し、大絶賛で迎えられているプロコフィエフの交響曲全集。最終巻となる第4弾は、交響曲第4番の改訂版(1947年版)と、交響曲第6番、そして世界初録音となる、1902年に書かれた習作「交響曲ト長調」からの楽章を収録!
 「ウクライナ」というキーワードで結ばれている、カラビッツとプロコフィエフ(プロコフィエフの生まれた村、当時ロシア領のソンツォフカは、現在はウクライナ)。交響曲だけでなく、プロコフィエフの珍しい作品やウクライナ時代の作品などが併録されていくのも、このシリーズの特徴の1つ。
 プロコフィエフが最も初期に作曲を試みた交響曲から、どのような姿が浮かび上がるのか。「このプロジェクトにはかなりの驚きが含まれている」とカラビッツの語る期待のプロジェクトの堂々たる完結にご期待ください!







キリル・カラビッツ
プロコフィエフ:交響曲全集 1〜3


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\2500→\2290
キリル・カラビッツ(指揮)&ボーンマス響
 プロコフィエフ:交響曲全集Vol.1

  交響曲第3番ハ長調 Op.44
  交響曲第7番嬰ハ短調 Op.131
  交響曲第7番の別エンディング
キリル・カラビッツ(指揮)
ボーンマス交響楽団
 キリル・カラビッツ&ボーンマス交響楽団プロコフィエフ交響曲全集始動!

 2008年から首席指揮者を務めるボーンマス交響楽団とともに「ハチャトゥリアン(ONYX 4063)」でONYXに登場し、「チャイコフスキー(ONYX 4074)」、「ブリテン&ショスタコーヴィチ(ONYX 4113)」と得意のロシアン・プログラムで話題を集めてきたウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。 ついに、ロシアン・シンフォニーの大作、プロコフィエフの交響曲全集がスタート!
 プロコフィエフの生まれもカラビッツと同じウクライナ(当時はロシア領)であり、思い入れも深いようだ。「このプロジェクトにはかなりの驚きが含まれている」と語っており、交響曲だけでなく、プロコフィエフの珍しい作品やウクライナ時代の作品などが含まれ、ブックレットにはプロコフィエフの専門家、ダニエル・ヤッフェ(Daniel Jaffe)とのインタビューが収録されるという意義高いサイクルになる。
 第1弾となる今作でも、2通りのエンディングが知られる交響曲第7番ではその両方を収録。死の前年のプロコフィエフが思い描いた、静かに消えるように終わるエンディング。そしてソ連当局からの批判を交わすために用意された、明るく華やかな(時には「騒々しい」とさえ批評される)エンディングとが、聴き比べられるようになっている。
 驚きと発見の詰まったキリル・カラビッツのプロコフィエフ・サイクル。乞うご期待!



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\2500→\2290
カラビッツ&ボーンマス響
 プロコフィエフ:交響曲全集Vol.2

  交響曲第1番ニ長調 Op.25 《古典》
  交響曲第2番ニ短調 Op.40
  シンフォニエッタ Op.5/48
  交響的スケッチ 《秋》 Op.8
キリル・カラビッツ(指揮)
ボーンマス交響楽団
 キリル・カラビッツ&ボーンマス交響楽団、プロコフィエフ交響曲全集第2弾!

 2008年からボーンマス交響楽団の首席指揮者を務める、ウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。ついにスタートしたプロコフィエフの交響曲全集。
 第1弾はフィナンシャル・タイムズ紙、デイリー・テレグラフ紙、サンデー・タイムズ紙など大手メディアから絶賛のレビューが続出と幸先の良いスタートを切っています。
 「ウクライナ」というキーワードで結ばれている、カラビッツとプロコフィエフ(プロコフィエフの生まれた村、当時ロシア領のソンツォフカは、現在はウクライナ)。
 交響曲だけでなく、プロコフィエフの珍しい作品やウクライナ時代の作品などが併録されていくのも、このシリーズの特徴の1つ。第2弾では、1909年に作曲された「シンフォニエッタ」、1910年に作曲された交響的スケッチ「秋」の2曲、10代後半のプロコフィエフによって作られた2つの余り知られていない佳作を収録。「このプロジェクトにはかなりの驚きが含まれている」とカラビッツの語る期待のプロジェクト。第2弾もご期待ください!

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\2500→\2290
キリル・カラビッツ&ボーンマス響
 プロコフィエフ:交響曲全集Vol.3

  交響曲第4番ハ長調 Op.47(1930年版)
  交響曲第5番変ロ長調 Op.100
  交響的絵画《夢》Op.6
キリル・カラビッツ(指揮)
ボーンマス交響楽団
 キリル・カラビッツ&ボーンマス交響楽団、プロコフィエフ交響曲全集第3弾!
 好調リリース!比類なきパフォーマンスで贈るカラビッツのプロコフィエフ第3弾!

 2008年からボーンマス交響楽団の首席指揮者を務める、ウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。
 2014年初頭に始動し、第1巻、第2巻とも大絶賛のうちに迎えられたプロコフィエフの交響曲全集。好調にリリースの続く第3弾は、交響曲第4番の原典版(1930年版)と、プロコフィエフ屈指の名曲である交響曲第5番!
 「ウクライナ」というキーワードで結ばれている、カラビッツとプロコフィエフ(プロコフィエフの生まれた村、当時ロシア領のソンツォフカは、現在はウクライナ)。交響曲だけでなく、プロコフィエフの珍しい作品やウクライナ時代の作品などが併録されていくのも、このシリーズの特徴の1つで、第3弾では19歳のプロコフィエフ(1910年)が書いた交響的絵画「夢」を収録。
 「このプロジェクトにはかなりの驚きが含まれている」とカラビッツの語る期待のプロジェクト。ご期待ください!








BR KLASSIK



900133
(2CD)
\2700→\2490
ラトル/バイエルン放送響
 リヒャルト・ワーグナー:
  楽劇「ニーベルングの指環」序夜「ラインの黄金」

<CD1>1.序曲/2-6.第1場/7-18.第2場/19-20.第3場/
<CD2>1-8.第3場(続き)/9-25.第4場
ヴォータン…ミヒャエル・ヴォッレ(バリトン)/
ドンナー…クリスティアン・ファン・ホーン(バス・バリトン)/
フロー…ベンジャミン・ブルンス(テノール)/
ローゲ…ブルクハルト・ウルリッヒ(テノール)/
フリッカ…エリザベート・クルマン(メゾ・ソプラノ)/
フライア…アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ)/
エルダ…ヤニナ・ベヒレ(メゾ・ソプラノ)/
アルベリヒ…トーマス・コニェツニ(バス・バリトン)/
ミーメ…ヘルヴィッヒ・ペコラーロ(テノール)/
ファーゾルト…ペーター・ローズ(バス)/
ファフナー…エリック・ハルフヴァーソン(バス)/
ヴォークリンデ…ミレッラ・ハーゲン(ソプラノ)/
ヴェルグンデ…ステファニー・イラーニ(メゾ・ソプラノ)/
フロスヒルデ…エヴァ・フォーゲル(メゾ・ソプラノ)/
バイエルン放送交響楽団/
サイモン・ラトル(指揮)
録音 2015年4月24-25日 ミュンヘン ヘルクレスザール ライヴ収録

 全ヨーロッパが注目した、バイエルン放送とサイモン・ラトルによる「ラインの黄金」(コンサート形式)の登場です。
 リハーサル風景も映像で公開されていたり、またベルリン・フィルとの演奏が素晴らしかっただけに期待値が高かったりと、何かと話題になったこの演奏です。
 現在考えられる最上のキャストを揃え、万全の体制で行われたこの「ラインの黄金」は、ラトルの的確な指揮とバイエルン放送交響楽団のいぶし銀のようなまろやかな音色(序曲の豊かな響きを聴くだけでもこの演奏が極上であることを確信するでしょう)を得て、これ以上望むべくもないワーグナーが表出されています。
 


900510
(2CD)
\2700→\2490
ダイクストラ&バ'ロック
 ヘンデル:オラトリオ「メサイア」

<CD1>1-22.第1部/23-27.第2部/
<CD2>1-28.第2部(続き)
ユリア・ドイル(ソプラノ)/
ローレンス・ツァッツォ(カウンターテナー)/
スティーヴ・ダヴスリム(テノール)/
ニール・ディヴィス(バス・バリトン)/
バイエルン放送交響合唱団/
バ'ロック-ベルギー・ヘント・バロック管弦楽団/
ペーター・ダイクストラ(指揮)
録音 2014年11月29日 ミュンヘン ヘラクレスザール ライヴ収録
 1742年の初演以来、この「メサイア」は世界中で数限りなく上演され、人々を熱狂させて来ました。とりわけ遍く知れ渡った「ハレルヤ・コーラス」はこの作品のクライマックスであり、世界中の合唱団のスタンダードなレパートリーとして愛されています。
 この演奏はそんな「メサイア」の全体を深く掘り下げることで、聴き手もキリストの苦難を共に体験していきます。
 受胎告知、キリスト降誕、そして永遠の命。合唱団とソリストたちが暖かい音色で的確に歌っていきます。演奏しているのは、ベルギーの古楽器オーケストラ「バ’ロック」で、ここは最近流行の刺激的な演奏をするのではなく、暖かくまろやかな響きを奏でるアンサンブルです。
 

マリス・ヤンソンス:ベートーヴェン交響曲全集
分売
900134
\2400
マリス・ヤンソンス:ベートーヴェン交響曲全集-
 交響曲 第3番+シチェドリン「ハイリゲンシュタットの遺書」

  1-4.ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55/
  5.ロディオン・シチェドリン(1932-):
    ベートーヴェンのハイリゲンシュタットの遺書 -
     管弦楽のための交響的断章(2008)
バイエルン放送交響楽団/
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音 2012年10月18.19日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール…1-4 ライヴ録音, 2008年12月18.19日 ミュンヘン フィルハーモニー・ガスタイク…5 ライヴ録音
 ベートーヴェンの交響曲第3番に添えられているのは、ロデオン・シチェドリンの「ハイリゲンシュタットの遺書」。
 バイエルン放送交響楽団から新作の委嘱を受けたシチェドリンは、第3番の交響曲を書き始める前の“遺書を書くまでに追い詰められたベートーヴェンの気持ち”に着目し、エロイカのオケストレーションをなぞりながら、爆発的な感情を込めた音を重ねていきます。
 もし現代にベートーヴェンが現代に生きていたなら、迷わずこのような音を書くのではないでしょうか。
  
900135
\2400
マリス・ヤンソンス:ベートーヴェン交響曲全集-
 交響曲 第4番.第5番+シャルクシュニーテ「炎」

  1-4.ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調 Op.60/
  5-8.ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 Op.67/
  9-10.ラミンタ・シャルクシュニーテ(1975-):「炎」(2010)
バイエルン放送交響楽団/
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音 2012年11月26日 サントリー・ホール…1-4 ライヴ録音, 2012年11月27日 サントリー・ホール…5-8 ライヴ録音. 2012年5月17.18日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール…9-10 ライヴ録音
 柔和な第4番と誰もが知っている第5番に添えられたのは、1975年リトアニア生まれの女性作曲家、シュルクシュニーテの作品です。
 彼女はこの「炎」と題された作品の中に、即興的に「運命」のモティーフを取り入れていますが、とは言え、直接の関係があるわけではなく、あくまでも強烈な炎のイメージを焼き付けたのだそうです。燃え盛る炎、燃え尽きた炎、情熱…様々な炎の形が見えてくるような激しく神秘的な音楽です。ベートーヴェンは、来日時のサントリー・ホールのライヴ収録。ヤンソンスの会心の作です。
  
900136
\2400
マリス・ヤンソンス:ベートーヴェン交響曲全集-
 交響曲 第6番+カンチェリ「Dixi」

  1-5.ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 Op.68/
   6.ギア・カンチェリ(1935-):混声合唱と管弦楽のための「Dixi」(2009)
プリスカ・エーゼル(ソプラノ)…6/
ガブリエーレ・ヴァインフルター(アルト)…6/
バイエルン放送合唱団…6/
バイエルン放送交響楽団/
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音 2012年11月8.9日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール…1-5 ライヴ録音, 2009年10月29.30日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール…6 ライヴ録音
 ギア・カンチェリがベートーヴェンのオマージュ作品として書き上げたのは、「第9」をさらに発展させたオーケストラと合唱、独唱のための作品でした。
 とは言え、使われている歌詞はシラーのような長いものではなく、20分ほどの曲の中にほぼ50の短いラテン語のフレーズが並べられているというもの。各々の言葉がまるで突き刺さるかのように激しい口調で歌われていきます。
 本来は第9の後に添えられるのがふさわしいのでしょうが、ここでは敢えて、牧歌的な第6番とともに。
  
900137
\2400
マリス・ヤンソンス:ベートーヴェン交響曲全集-
 交響曲 第7番.第8番+ヴィトマン「コンブリオ」

  1-4.ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 Op.92/
  5.イェルク・ヴィトマン(1973-):
   管弦楽のための演奏会用序曲「コンブリオ」(2008)/
  6-9.ベートーヴェン:交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93
バイエルン放送交響楽団/
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音 2012年11月30日 サントリー・ホール…1-4 ライヴ録音, 2008年9月25.26日 ミュンヘン フィルハーモニー・ガスタイク…5 ライヴ録音, 2012年12月1日 サントリー・ホール…6-9 ライヴ録音
 交響曲第7番は来日時のサントリー・ホールでのライヴ収録分。この演奏はヤンソンス自身の大のお気に入りのものです。
 添えられているのは、現在ドイツで高い人気を誇るイェルク・ヴィトマンの「コンブリオ」。ベートーヴェンの素材を自由に展開していきます。
 ベートーヴェンの特徴的なリズムを継承しつつ、断片的なメロディがまるで宇宙の無重力の空間の中を漂っているかのような遊び心に満ちた実験的な音楽です。
  
900138
\2400
マリス・ヤンソンス:ベートーヴェン交響曲全集-
 交響曲 第1番.第2番+シュタウト「マニアイ」.望月京「ニライ」

  1-4.ベートーヴェン:交響曲 第1番 ハ長調 Op.21/
  5.ヨハネス・マリア・シュタウト(1974-):「マニアイ」(2011)/
  6-9.ベートーヴェン:交響曲 第2番 ニ長調 Op.3/
  10.望月京(1969):
   「ニライ - ベートーヴェンの交響曲 第2番&第6番へのインテルメッツォ」
バイエルン放送交響楽団/
マリス・ヤンソンス(指揮)
録音 2012年11月27日 サントリー・ホール…1-4, 6-9 ライヴ録音, 2012年2月19日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール…5 ライヴ録音, 2012年11月8・9日 ミュンヘン ヘラクレス・ザール…10 ライヴ録音
 交響曲第1番と第2番に添えられたのは、ドイツの作曲家シュタウトと日本の望月京(みさと)の作品です。
 シュタウトの「マニアイ」はギリシャの復讐の女神フリエスの別名であり、その名の通り、偏執系の執拗な音の羅列が耳を直撃します。
 かたや「ニライ」はベートーヴェンの第2番と第6番の間奏として着想され、曲のところどころにベートーヴェンの第2番終楽章のモティーフが使われていますが、その背景には海の彼方にあると言われる理想郷「ニライカナイ」の世界観が隠されています。海外で高く評価されている彼女の作品、一聴の価値あるものです。
 
900139
\2400
マリス・ヤンソンス:ベートーヴェン交響曲全集-
 交響曲 第9番

 1-4.交響曲 第9番 ニ短調「合唱」Op.125
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)/
藤村実穂子(アルト)/
ミヒャエル・シャーデ(テノール)/
ミヒャエル・ヴォッレ(バス)/
バイエルン放送合唱団(ペーター・ダイクストラ…合唱指揮)/
バイエルン放送交響楽団/
マリス・ヤンソンス(指揮)
2012年12月1日 サントリー・ホール ライヴ録音
 ヤンソンスのカリスマ性が遺憾なく発揮された「第9」のライブ演奏。来日公演の際、サントリー・ホールを興奮させた伝説の名演です。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


AUDITE



AU 95643
\2400→\2190
ぜいたくなカップリング!
 ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第8弾

  ★アニー・フィッシャーのシューマン(1960年)&
  ★フライシャーのベートーヴェン第2番(1962年)

  ・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54(I.15’03”+II.6’00”+III.10’54”)
    アニー・フィッシャー(ピアノ)、
    カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
    ライヴ録音:1960年9月3日/ルツェルン・フェスティヴァル
  ・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.19(I.13’43” +II.8’56”+III.5’51”)
    レオン・フライシャー(ピアノ)、
    ジョージ・セル(指揮)、
    ルツェルン祝祭管弦楽団[旧ルツェルン祝祭管弦楽団(スイス祝祭管弦楽団)]
    ライヴ録音: 1962年8月29日/ルツェルン・フェスティヴァル
 初出音源。
 ルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第8弾はアニー・フィッシャーのシューマン(1960年)とフライシャーのベートーヴェン第2番(1962年)

 ライヴ、ディジパック仕様

 定評あるAudite レーベルの1st マスター・リリースのルツェルン・フェスティヴァル・シリーズ第8 弾は、1960 年収録のアニー・フィッシャー、ジュリーニ指揮、フィルハーモニア管によるシューマンのピアノ協奏曲と1962 年収録のレオン・フライシャー、セル指揮、ルツェルン祝祭管によるベートーヴェンのピアノ協奏曲第2 番です。
 今もなお人気の女流ピアニスト、アニー・フィッシャー(1914-1995)は、正規録音の少なさゆえ初出音源は非常に喜ばしいことです。
 シューマンのピアノ協奏曲はフィッシャーが最も得意とした協奏曲のひとつですが、当演奏はジュリーニの好サポート得て気迫に満ちた名演奏問言えます。
 一方、ルツェルン・デビューとなったレオン・フライシャー34 歳のときのベートーヴェンのピアノ協奏曲第2 番は明るく澄んだ音色で、聴衆を感動させ伝説のライヴとなりました。
 セルから厚い信頼を得ていたフライシャーは繊細かつ緻密な解釈で豊かなベートーヴェンを披露しております。このわずか2か月後、右手の2 本の指が突然動かなくなってしまい、以後2000 年代の治療による回復までは指揮者、及び左手のためのピアノ作品を中心に演奏活動を行っていました。まさに奇跡の名演奏といえましょう。



 レオン・フライシャー来日公演情報(c)Stephan Wallocha
 ・日時:2015 年11月13日(金)19:00〜、2015 年11月14日(土)15:00〜
  場所:ザ・シンフォニーホール 
  共演:日本センチュリー交響楽団
  演目:モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番/シューベルト:交響曲第8番「グレイト」 他
 ・日時:2015 年11月20日(金)19:15〜、2015 年11月21日(土)14:00〜
  場所:すみだトリフォニーホール 
  共演:新日本フィルハーモニー交響楽団
  演目:モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番/ラフマニノフ: 交響曲第2番






 

MELODIYA



MELCD 1002277
(2CD/特別価格)
\4400→\3990
タネーエフが遺した唯一のオペラ
 タネーエフ:歌劇《オレステイア》
タチアナ・コロミジェエワ(指揮)
ベラルーシ国立ボリショイ・オペラ&
 バレエ管弦楽団、同合唱団
 タネーエフが遺した唯一のオペラであり、自身が「音楽の三部作(A Music Trilogy)」と呼んだ大作、歌劇「オレステイア」の全曲録音。
 作中の「デルフォイのアポロ神殿」が有名な「オレステイア」。全曲録音は非常に貴重なだけに、ロシア・オペラ・ファン要注目。

 1965年録音。ディジパック仕様。


旧譜
タネーエフの大作といえばこれ

「最悪にすごい!」
タネーエフ:カンタータ第2番「詩篇の朗読」

Melodiya
MELCD 1001807
\2500
「最悪にすごい!」
 タネーエフ(1856-1915):
  カンタータ第2番「詩篇の朗読」Op.36
アデリーナ・コズロワ(ソプラノ)
ライサ・コトーワ(メゾソプラノ)
ユーリー・アントーノフ(テノール)
ユーリー・ベロクリンキン(バス)
アレクサンドル・ユルロフ記念ロシア共和国立合唱団
ユーリー・ウーホフ(合唱指揮)
ソヴィエト国立交響楽団
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
録音:1977年

 「タネーエフのカンタータ第2番「詩篇の朗読」。

 うーん、これから1時間を越えるロシアの宗教声楽大作を聴くのはちょっときついなあ、と思いつつも仕方なくかけた。
 そうしたら、本当にどうしようもないくらいヘヴィーで命がけの大宗教曲だった!もう最悪である。
 これだけでCD4枚分くらい聴いた気になるようなハイカロリー&ハイテンション作品。

 作られたのはタネーエフ死の年。

 だからか、それまでの人生の総決算といってもいいような壮絶なスケールの作品。
 もともとチャイコフスキーの弟子というだけあってヨーロッパ的な音楽を残したタネーエフだが、これは強烈すぎる。
 タネーエフはロマン性より構築性を重視した、とされているが、こんなとんでもないブチカマシ作品を作っていた。
 この骨太の音楽はやはりロシア人ならでは。

 ワーグナーにも似ているがもっとドロドロだし、ブラームスにも似ているがもっとアクが強いし、メンデルゾ−ンにも似ているがもっと田舎くさいし、マーラーにも似ているがもっとムキになった血なまぐささがある。
 またタネーエフはスクリャービン、ラフマニノフ、グラズノフ、プロコフィエフ、メトネルの師匠ということだが、これだけ破天荒な曲を残されては弟子たちもさぞかし当惑しただろう。
 いや、ひょっとすると弟子のスクリャービンにそそのかされたのか?
 ちなみにタネーエフはスクリャービンの葬式で風邪を引いて、それが元で死んでいる。
 引きずり込まれたのか。

 まあいずれにしてもこれだけ波乱万丈の大スケールの作品、そうそう出会えない。

 曲は何度かとんでもない絶頂を迎えるが、とくに最後の最後はもう驚天動地。
 部屋で聴いている人は天井が、間違って野外で聴いてしまった人は空が落ちてくるかもしれない。
 ・・・いやいや、ほんとに。

 ・・・しかしまあ、これだけの曲を最後までこのテンションで維持できるのは確かにスヴェトラーノフだけだろう。
 ここでまさかロシアの隠れた超人的スケール作曲家と、前人未到大巨匠指揮者による血・汗みどろの横綱相撲を目の当たりにすることになるとは!
 まったく最悪!!
 こんな曲そうそう聴くもんじゃないよ、と言いながら、今週だけでもう10回も聴いてしまった。

 本当に最悪にすごい曲。もう離れられん。」(「店主試聴記より」)






PRAGA DIGITAL



PRD 250317
\2900→\2690
待望の復活!
 ギドン・クレーメル・イン・プラハ

  (1)シューベルト:華麗なロンド D.895
  (2)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
  (3)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ〜第2楽章「ブルース」
  (4)バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番 SZ.76
  (5)シュニトケ:モーツ・アルト
(5)ギドン・クレーメル(Vn)
 タチアナ・グリンデンコ(Vn)
オレグ・マイセンベルク(Pf)
 クレーメルのフランクのソナタ、待望の復活!

 録音:(1)1978 年2 月14 日/ドヴォルザーク・ホール(ライヴ) (2)1978 年2 月14 日/ドヴォルザーク・ホール(ライヴ) (3)1974 年6 月1 日/ドヴォルザーク・ホール(ライヴ) (4)1978 年3 月24 日/ドヴォルザーク・ホール(ライヴ) (5)1976 年5 月16 日/ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)/純正Stereo、78’ 44”

 かつてPraga レーベルから発売され、ベストセラーとなったクレーメルによるフランクのヴァイオリン・ソナタ。長く入手困難となっていましたが、待望の復活となります。
 さらに嬉しいのは、カップリングもクレーメルとマイセンベルクのプラハ・ライヴが集められていること。いずれも過去にリリースされたことのない貴重な音源ばかり。当時20 代後半だったクレーメルの鋭さと異常なエネルギーが驚愕。バルトークのボルテージは後年の録音とは比較にならない兇暴性を示しています。また、朋友シュニトケの当時出来たてのほやほやだった「モーツ・アルト」をシュニトケ作品を得意とするタチアナ・グリンデンコと共演。クレーメル・ファン必聴のアルバムです。
 


PRD 250315
\2900→\2690
フランソワ、ゼルキン、カッチェン
 歴史的録音ながらガヴリーロフの未知の録音も収録

  左手のための名作集Vol.1
 (1)ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
 (2)スクリャービン:左手のための前奏曲Op.9 の1
 (3)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第4 番変ロ長調Op.53
 (4)バルトーク:左手のための練習曲 BB.71.No.1
 (5)ブリテン:ディヴァージョンズOp.21
(1)サンソン・フランソワ(Pf)
 アンドレ・クリュイタンス(指揮)
 パリ音楽院管弦楽団
(2)アンドレイ・ガヴリーロフ(Pf)
(3)ルドルフ・ゼルキン(Pf)
 ユージン・オーマンディ(指揮)
 フィラデルフィア管弦楽団
(4)ガボール・ガボシュ(Pf)
(5)ジュリアス・カッチェン(Pf)
 ベンジャミン・ブリテン(指揮)
 ロンドン交響楽団
 驚きの名演揃い。左手だけとは思えぬ魔術の世界

 録音:(1)1959 年8 月3 日/サル・ワグラム (2)1978 年5 月17 日/プラハ(ライヴ) (3)1958 年2 月2日/フィラデルフィア (4)1965 年1 月20 日/ブダペスト(ライヴ) (5)1955 年7 月3-4 日/ロンドン/純正Stereo、78’ 58”

 さまざまな理由から、右手が困難になったピアニストのために書かれた左手作品を集めたシリーズ第1 弾。
 このジャンルといえば挙げられるパウル・ヴィトゲンシュタインの依頼で作曲されたラヴェル、プロコフィエフ、ブリテンの協奏曲をメインに、スクリャービンとバルトークの小品が収められた魅力的なラインナップ。
 さらに演奏陣が超豪華。ラヴェルがフランソワとクリュイタンス、プロコフィエフがゼルキンとオーマンディ、ブリテンがカッチェンと作曲者という定評のある音源を集めています。さらにガヴリーロフが弾くスクリャービンも未知の音源。いずれも作曲者たちがピアニズムのトリックと職人芸を駆使して両手以上の効果をあげていて驚き。左手ピアノ音楽をじっくり聴くのに最適なアルバムと申せましょう。
 

PRD 250313
\2900
モーリン・フォレスター追悼
 マーラー:
  (1)子供の不思議な角笛(全13曲)
  (2)つのリュッケルトの歌
モーリン・フォレスター(コントラルト)
ハインツ・レーフス(Bs)
(1)フェリックス・プロハスカ(指揮)
 ウィーン祝祭管弦楽団
(2)フェレンツ・フリッチャイ(指揮)
 ベルリンRIAS交響楽団
 伝説のコントラルト、フォレスターのマーラー

 録音:(1)1963 年5 月27-31 日/ウィーン (2)1956 年/ベルリン/純正Stereo、71’ 54”

 5 年前に歿したカナダの名アルト、モーリン・フォレスター(1930-2010) を追悼するアルバム。マーラー歌手として一世を風靡した彼女が、若さと張りに満ちた時期に巨匠と共演した貴重な音源。
 「子供の不思議な角笛」は「死んだ少年鼓手」(レーフスのバス独唱)を含む13 曲版。深々とした声質、劇的な表現の凄まじさなど、往年の巨匠たちから認められた才能を堪能させてくれます。
 

PRD 250314
\2900
プラジャークSQ によるベートーヴェンの名作2篇
 ベートーヴェン:
  (1)弦楽四重奏曲第8番ホ短調「ラズモフスキー第2番」Op.59 の2
  (2)同第15番イ短調Op.132
プラジャークSQ
 録音:(2)1999年3月、8月、9月 (1)2000年10月/ドモヴィナ・スタジオ(プラハ)/純正Stereo、79’ 05”

 かつて別カップリングで発売されていた2 作を集めたアルバム。収録時間ぎりぎりのお得盤です。プラジャークの演奏は覇気と真摯な迫力に満ち感動的。




<国内盤> 


ALPHA



Alpha608
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
シェイクスピアの『テンペスト』〜
 マシュー・ロックの劇音楽を中心に、17世紀と現代とのあいだで〜

  ロック:劇付随音楽「テンペスト」より
  パーセル:アンセムZ.15・24・36、讃歌Z.135
  ドラーギ:劇付随音楽「テンペスト」〜
   不思議な精霊たちの踊り
  マルタン:「アリエルの歌」〜『テンペスト』による
  エルサン:「堕ちる星」
  ハート:劇付随音楽「テンペスト」〜ドリンダの歌
  ペクー:「空想上の連祷のために」
シモン=ピエール・ベスティオン指揮
アンサンブル・ラ・タンペート(古楽器使用)
シャンタル・サントン=ジェフリ(S)
リュシル・リシャルド(Ms)
ブリュノ・ル・ルヴリュール(C-T)
ユ・シャオ(T)
リザンドロ・アバディ(Bs)
 21世紀型のシェイクスピアは、古楽を大前提として「いま」との距離感で遊ぶもの。侮りがたい最前線ドラマ!21世紀に入る頃から、新時代の古楽名盤を続々と生んできたAlphaが今、さらなる新境地へ…

 クリスティ、インマゼール、クリヴィヌ、パパヴラミ、ベルチャSQなど世界的演奏家たちが続々新譜新契約するなか、昔から自家薬籠中の古楽探求系もますます充実!
 この「テンペスト」は、シェイクスピアが生涯最後に一人で台本執筆のうえ上演にこぎつけたあと、歿後しばらく上演が途絶え、王政復古期に音楽を交えた舞台作品として復活上演された頃を見据えての企画。コンテンポラリーダンスとのステージが企画の根幹にあるのですが、音楽が絶妙故アルバム化に!17世紀半ばの蘇演時につけられたロックの傑作を軸に、ドラーギやパーセルら同時期の作品からも引用を交えつつ、それでは終わらない——
 超自然の響きだの不思議さを感じる音も出てくる劇だけに、エルサンやペクーら現代作曲家たちの名品、近代スイスの名匠マルタンの逸品などからも引用があり、21世紀の私たちの感性そのまま、シェイクスピア作品に潜む古めかしさと驚きを双方体感できるアルバムに仕上がっているのです!
 解説解題も充実(日本語付)、演奏陣にはル・ポエム・アルモニークのル・ルヴリュールやAlphaおなじみ鬼才打楽器奏者ミシェル・クロードら腕利き揃い。これぞ最前線です!
 


Alpha300
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000+税
あの大型シリースから『ブランデンブルク』6曲だけを抽出!
 カフェ・ツィマーマン
  バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全)

  1. 協奏曲 第1番 ヘ長調 BWV1046 (Alpha181)
  2. 協奏曲 第2番 ヘ長調 BWV1047 (Alpha137)
  3. 協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048 (Alpha048)
  4. 協奏曲 第4番 ト長調 BWV1049  (Alpha071)
  5. 協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050 (Alpha013)
  6. 協奏曲 第6番 変ロ長調 BWV1051(Alpha168)
パブロ・バレッティ(vn)&
セリーヌ・フリッシュ(cmb)指揮
カフェ・ツィマーマン(古楽器使用)
ハンネス・ルクス(tp)
トビアス・ミュラー(hr)
ミヒャエル・フォルム(bfl)
ディアーナ・バローニ(tfl)
グイード・バレストラッチ(vg)
ディルク・ベルナー、
アンナ・フォンターナ(cmb)他

 Alphaの新編成シリーズ、なんと絶妙な組換え盤!
 新インタビュー訳付、ブランデンブルクのみ抽出2枚組新たなディレクターを迎えて心機一転、春先頃から目に見えてプレゼンテーションも変わってきた(そして、これはこれで痛快なまでに美しくエキサイティングな)新生Alphaレーベル!ですが、長らくプレスが切れていた過去盤の見直しも進んでおり、新ジャケットで再登場する見込みの貴重盤も…そうしたシリーズ中には編成を組み替えて、全く新しい魅力あるパッケージに生まれ変わるものも出てくるもよう。

 まっさきに注目すべきはこれ!
 フランス随一の古楽器演奏集団カフェ・ツィマーマンが、6枚のアルバムにわたり録音してきたバッハの協奏曲・組曲集『さまざまな楽器による協奏曲』シリーズから、6枚それぞれに1曲ずつ収録されていたバッハ不朽の名品『ブランデンブルク協奏曲』の6曲だけを抽出!
 美しいDigipackで新たな2枚組アルバムとして世に送り出してくれました。新装盤登場にさいしては新たにインタビューがあり、解説書に掲載(全訳付)!
 初出時には、従来の録音とは一線を画すスリリングな新鮮さや徹底した演奏スタイル分析の結実が高く評価されましたが、今あらためて聴いても独特の存在感が全く健在であることに驚きます。
 ナチュラル金管、凄腕リコーダーやトラヴェルソ、第6番での中低音の味わい、絶品自然派録音...Alphaならではの魅力炸裂な『ブランデンブルク協奏曲集』、改めてご注目を!
 


Alpha309
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000+税
新装版で復活…!
 ブランディーヌ・ランヌー
  ラモー:クラヴサンのための作品集〜
    1724年と1728年、二つの重要曲集〜

《CD I》
 『クラヴサンのための第2曲集』(1724)
  〔鳥のさえずり、リゴドン、タンブラン、やさしい嘆き、
   つむじ風、一つ目巨人、他〕
《CD II》
 『クラヴサンのための新しい曲集』(1728)
  〔三本の手で、勝ち誇る女、未開地の人々、めんどり、
   エンハーモニック、エジプトの女、他〕
ブランディーヌ・ランヌー(クラヴサン[=チェンバロ])

 バッハ録音でも絶賛された実力派ランヌーの出世作、最も大事な部分2枚がAlphaから新装版で復活…!

 カフェ・ツィマーマンのブランデンブルク同様、こちらも長らくプレスが切れていた別の盤からの「ぜひともこうしてほしかった!」と思わずにはおれない絶妙再編成盤——もっとも、こちらの原盤はZig-Zag Territoires(Alpha創設者J-P.コンベが「最も気になる同業者」と言っていたレーベルです)、初期の傑作BOXのひとつ、フランス新時代の超・実力派クラヴサン奏者ランヌーによるラモー鍵盤曲集の全曲録音から。ラモーという人物の存在感を一躍高めた1724年のクラヴサン曲集と、その圧倒的な人気を受けての1728年の「新しい曲集」をそれぞれ1枚ずつ全曲収めた、手に取りやすい決定的名盤2枚組なのでございます。
 リリース時から英仏の批評誌が絶賛を寄せ、同時期に発売されたアレクサンドル・タローのピアノ演奏によるラモー名盤とも並び称された新・定盤ながら、ZZTの全曲盤は久しくプレス切れ。その後フォルクレ(レコ芸特選・プレス切れ)やバッハの名盤群でも独奏者としてますます存在感を強めていったランヌーの代表的名盤とも言えるこの「お国もの」が、最も重要な2集の全曲をじっくり聴き愉しめるかたちでついに新装再登場してくれたことは、全世界の明敏なバロック・ファンにとってなんと歓迎すべきことでしょう!
 こちらも新たなインタビューあり(全訳付)、待望すぎる新リリースです。お見逃しなく!




旧譜から
同曲最高のアルバムのひとつ
 ブランディーヌ・ランヌー
J.S.バッハ:ゴールトベルク変奏曲
Bach, J S: Goldberg Variations, BWV988
ZZT111001
(輸入盤2枚組)
\4400
ブランディーヌ・ランヌー
  J.S.バッハ:ゴールトベルク変奏曲
ブランディーヌ・ランヌー(チェンバロ)

 チェンバロで、一音一音、たしかめるように弾く・・・。
 これが成功すると、バッハの音楽はどれほど圧倒的な存在になるのか。変奏してゆくということ、弾き替えてゆくということ。『ゴールトベルク変奏曲』の演奏史は、きっとこのアルバムで、静かに塗り替えられてしまうかもしれません。

 ゴールトベルク変奏曲——グレン・グールドを引き合いに出すまでもなく、この曲はピアノでもチェンバロでも、さらにはもっと違う楽器でも、あるいは諸々の編曲でも、驚くほどたくさんの名盤に恵まれてきたのは、いうまでもありません。そしてこの曲を知る人の数だけ、心の名盤やいつまでも思い出す名演があることでしょう。
 しかし、そのうえであえて言います——フランス古楽界きっての大御所になりつつある異才、パリ音楽院を卒業後レオンハルトとボブ・ファン・アスペレンの2巨頭に師事した後、明らかにユニークな存在感を放ちながら「古楽のメッカ」フランスで充実したキャリアを積み重ねてきたブランディーヌ・ランヌーが、ここに満を持して録音した『ゴールトベルク変奏曲』は、それら既存の演奏をすっかり忘れさせてしまいかねない、おどろくべきユニークな1枚である、と。
 否、1枚ではないのです...2枚組。
 快速をきわめたグールド55 年盤なら40 分もしないで終わってしまうあの曲に、CD2枚が費やされている。前例がないわけではありませんが、それはつまり、30 の変奏すべてにおいて、前半・後半の繰り返しをきっちり守っているうえ、冒頭のアリアの演奏がとてつもなくゆったりとしているから。その冒頭部分を聴いただけで、この曲を深く知っている人であればあるほど驚嘆し、そして感動することでしょう。
 だって、弾いているのはチェンバロなんです。
 ピアノじゃない。
 ピアノならペダルがあって音を伸ばせるから、ものすごく遅い演奏でも音楽的に成り立つけれど、チェンバロはペダルで音を伸ばせないうえ、どんなタッチで弾いても同じ音量ですから、「ゆっくり弾く」という行為はこの楽器の特性をほんとうに知り尽くしていないと、まず不可能なのです。でもこのCD をかけたら、1音1音がとほうもなく含蓄ゆたかに響いてくるのです(これはZig-ZagTerritoires 特有の、直接音と残響がほどよく溶け合う自然派録音に負うところも大きいのでしょう)。
 なのでその魔術的な、ほとんど永遠につづくような遅さのアリアに、まちがいなく耳が吸い寄せられてしまうはず。
 そしてランヌーがなぜ全ての変奏を前半・後半きっちりリピートするかというと、そこまでが「チェンバロ音楽としては当たり前」の作法だから。チェンバロはピアノとは違いニュアンスを細かく弾き分けるのではなく、曲の「元のかたち」と「即興で装飾を入れたかたち」を両方弾き示して、その変化の妙を味あわせる、というのが、バッハの時代にも行われていた最もオーセンティックな演奏スタイルだったのです。
 先日『レコード芸術』で特選に輝いたフォルクレ作品集でも、ランヌーは18 世紀当時の流儀に従い、録音セッションの場で即興的に音を加えるという、チェンバロ本来の正統的な演奏スタイルを貫き、それがフランス音楽ならではの美質をいや増しに引き立て、音盤を名盤たらしめていたわけですが、そうした即興性はこの「2 枚組ゴールトベルク」ではもはや「本質」。何もかもが尋常ではない、けれどもそれはすべて「歴史的蓋然性(オーセンティシティ)」を追求しつくしたがゆえのこと。







ZIG ZAG TERRITOIRES



ZZT2040301
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2500+税
〔再発売 在庫限り〕
キアラ・バンキーニ(vn)&アンサンブル415
 ジェミニアーニ:コレッリのソナタによる 合奏協奏曲集

 1.合奏協奏曲ニ長調(コレッリのソナタop.5-1による)
 2.合奏協奏曲ハ長調(コレッリのソナタop.5-3による)
 3.合奏協奏曲ト短調(コレッリのソナタop.5-5による)
 4.合奏協奏曲ホ短調(コレッリのソナタop.5-8による)
 5.合奏協奏曲ヘ長調(コレッリのソナタop.5-10による)
 6.合奏協奏曲ホ長調(コレッリのソナタop.5-11による)
 7. 合奏協奏曲ニ短調(コレッリのソナタop.5-12(ラ・フォリア)による)
キアラ・バンキーニ(vn)指揮
アンサンブル415(古楽器使用)
 2004年の傑作盤、在庫限りの再登場!

 名手続々のアンサンブル415全盛期の1枚、日本語解説付で…Alpha創業者が最も気にしていた同じフランスの小資本レーベルZig-Zag Territoiresは、16年の歴史のなかで膨大なタイトルをリリース、圧倒的な支持を受けながらAlpha同様、再プレスがされないままの名盤も多々。かつては廉価再発シリーズが企画されたこともありますが、そのときの在庫が辛うじて見つかったものの、他はいっさいプレス切れという名盤もいくつかあります。
 そうした在庫のサルヴェージ企画として、先日はインマゼール指揮アニマ・エテルナのモーツァルト交響曲第40・41番を解説付で発売しましたが、今度は(これも今なお要望の多い)ジェミニアーニのコレッリ編曲合奏協奏曲集をまとめて入手できましたので、廉価版パッケージ(原文解説なし)に初出時解説の日本語訳付という贅沢な仕様で、在庫分のみ国内流通でお届けすることにいたしました。
 18世紀の英国で活躍したイタリア人ヴァイオリン奏者ジェミニアーニは作曲でも絶大な人気を誇り、その楽譜は唯一ヘンデルの曲集と同等の売れ行きを誇ったとか——
 師コレッリの傑作群を合奏協奏曲版に直したこの異色曲集を、数年前に解散した超・凄腕集団アンサンブル415が名手続々だった全盛後期に録音していたことは、古楽音盤界の僥倖でありました。
 「次はない」とも思われる日本語解説付での入手のチャンス、お見逃しなく!















9/9(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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CHANNEL CLASSICS



CCSSA 35315
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
イヴァン・フィッシャーのブラームス第3弾!
 "交響曲第4番"&ハンガリー舞曲集!

  ブラームス:
   交響曲第4番ホ短調 Op.98/
   ハンガリー舞曲第11番ニ短調/
   ハンガリー舞曲第3番ヘ短調/
   ハンガリー舞曲第7番イ短調/
   器楽によるセークの民族音楽
    (ハンガリー舞曲第3番に使用されたオリジナル・メロディー)
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
 絶好調イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管弦楽団!Channel Classicsの優秀録音にも要注目!

 ハンガリーの鬼才イヴァン・フィッシャーと、ハンガリーの奇跡のオーケストラ、ブダペスト祝祭管弦楽団。
 「交響曲第1番(CCSSA 28309)」、「交響曲第2番(CCSSA 33514)」に続くブラームス第3弾、「交響曲第4番」が登場!
 最後の交響曲となったブラームスを代表する傑作、「交響曲第4番」。そして、ハンガリーの民謡を基にした人気曲「ハンガリー舞曲集」から第3番、第7番、第11番の管弦楽版、そして、ブダペスト祝祭管弦楽団のメンバー(ヴァイオリン、ヴィオラ、コントラバス)が演奏する、ハンガリー舞曲第3番の旋律に使用されたルーマニア、トランシルヴァニア地方セーク村のチャールダーシュを収録。
 ハンガリーが世界に誇る稀代の鬼才、イヴァン・フィッシャーが振るブラームスにご期待ください!


イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管
ブラームス・チクルス第1弾&第2弾

CCSSA 28309
(SACD Hybrid Multichannel)
\2800→\2590
イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管
 ブラームス:
  ハンガリー舞曲第14番ニ短調(I・フィッシャー編)/
  ハイドンの主題による変奏曲Op.56a/
  交響曲第1番ハ短調Op.68
イヴァン・フィッシャー(指揮)、
ブダペスト祝祭管弦楽団
 店主ひいきはアダムのほうだが、この人もすごい。
 リリースする内容の充実度から言ったら現役ナンバー5に入るだろう。

CCSSA 33514
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管
 ブラームス:
  交響曲第2番ニ長調 Op.73
  悲劇的序曲 Op.81
  大学祝典序曲 Op.80
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
 イヴァン・フィッシャーのブラームス第2弾!稀代の鬼才が繰り広げる"交響曲第2番"!
 絶好調イヴァン・フィッシャー&ブダペスト祝祭管弦楽団!Channel Classicsの優秀録音にも要注目!

 ハンガリーの鬼才イヴァン・フィッシャーと、ハンガリーの奇跡のオーケストラ、ブダペスト祝祭管弦楽団。
 2009年にリリースされた「交響曲第1番」以来となる"奇跡のコンビ"のブラームス第2弾、「交響曲第2番」が満を持して登場!
 完成までに約20年という歳月を費やした「交響曲第1番」とは対照的に、約4ヶ月という短期間で作曲された「交響曲第2番」。
 このブラームスの「交響曲第2番」を"Sunny"と例えるイヴァン・フィッシャーのますます冴え渡る独創的な解釈が、前作を上回る驚きや発見をもたらしてくれるに違いない。
 ハンガリーが世界に誇る稀代の鬼才、イヴァン・フィッシャーが振るブラームスの交響曲第2番の全貌や如何に・・・!?乞うご期待!





CORO



COR 16135
(2CD/特別価格)
\3800→\3490
ヘンデル&ハイドン・ソサエティの"天地創造"!
 ハイドン:オラトリオ《天地創造》 Hob.XXI-2
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ
ハリー・クリストファーズ(指揮)
アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)
ジェレミー・オヴェンデン(テノール)
マシュー・ブルック(カウンターテナー)
 ヘンデル&ハイドン・ソサエティの"天地創造"!ボストン・シンフォニー・ホールでのライヴ!

 2008年にアメリカ最古のピリオド・オーケストラ、ヘンデル&ハイドン・ソサエティ(HHS)の第13代音楽監督に就任したハリー・クリストファーズ。
 モーツァルト・トリロジー、ヘンデルの「メサイア」に続く新録音は、HHSの代名詞でもあるハイドンの「天地創造」!
 1819年には「天地創造」のアメリカ初演を行うなど、長き歴史と伝統を誇る米国古楽界の名門HHS(クラリネットには名手エリック・ホープリッチの名前も!)と、ザ・シックスティーンを率いる世界的巨匠ハリー・クリストファーズ、そして3人の世界的歌手たちとの豪華なコラボレーション。
 2015年5月、ボストン・シンフォニー・ホールで大いなる偉業は成し遂げられた ——!

 ※録音(ライヴ):2015年5月1日&3日、ボストン・シンフォニー・ホール(アメリカ)







LINN



CKD 536
(SACD Hybrid)
\2600→\2390
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集 Op.27
 ソナタ第1番ト短調/ソナタ第2番イ短調/
 ソナタ第3番ニ短調《バラード》/
 ソナタ第4番ホ短調/ソナタ第5番ト長調/
 ソナタ第6番変ホ長調
フレデリーケ・サイス(ヴァイオリン)
 フレデリーケ・サイスLinn初登場!イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集!

 2005年のロン=ティボー国際ヴァイオリン・コンクールで第1位に輝いたオランダの女流ヴァイオリニスト、フレデリーケ・サイスのリン・レコーズ(Linn Records)デビュー・タイトル!
 フレデリーケ・サイスがLinnでの最初のプログラムとして選んだのは、20世紀の名曲であり難曲、イザイの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集」。ベルギーのエリザベート王妃の名を冠するグァルネリを奏でるサイス、そしてそのエリザベート王妃にヴァイオリンを教えていたイザイ。才女サイスが奏でる「イザイ」と縁の深い、そして特別な「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集」の登場です。

 ヴァイオリン/ピエトロ・グァルネリ"Ex Reine Elisabeth"1725年製
 ※録音:2014年10月6日−8日、ハールレム・フィルハーモニー(オランダ)



 

CKD 471
(CD-R)
\2500
ライヒャ:木管五重奏曲集
 木管五重奏曲ト長調 Op.88-3
 コールアングレのためのアダージョ ニ短調
 木管五重奏曲変ロ長調 Op.100-6
タリア・アンサンブル
 〔ベレン・ニエト・ガラン(フルート)、
  サラ・アスマン(オーボエ、コールアングレ)、
  ディーデリク・オルネー(クラリネット)、
  ヒルケ・ロゼマ(ナチュラルホルン)、
  ホセ・ロドリゲス・ゴメス(ファゴット)〕
 ヨーク古楽音楽祭のインターナショナル・ヤング・アーティスト・コンペティション(2013年)で見事優勝を飾ったオランダのタリア・アンサンブルのデビュー・レコーディング。"ピリオド楽器"を使用するタリア・アンサンブルは、パラディアン・アンサンブルやプロフェティ・デッラ・クインタ、アンサンブル・メリディアーナなどで活躍する若き名手たちの妙技が冴える。

 2014年7月の録音。
 ※当タイトルは高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
CKD 539
\2500
アラン・タヴナー・コンダクツ・ジョン・タヴナー
 タヴナー:
  楽園の合唱、サンライズ・イン・ユアー・ハート、
  新しき掟、仏陀のミニチュア、降誕のイコン
 ムーディ:おお、輝き
 タヴナー:
  始祖の祈り、子羊イエスに、地よ慈しみもてこの人を収め給え、
  2つのハーディス、ヌンク・ディミッティス、子守歌、
  ゼイ・アー・オール・ゴーン・イントゥ・ザ・ワールド・オブ・ライト、
  おお動ずることなく、おお, そこにわれらがいた、楽園の合唱
カペラ・ノヴァ、カンティ
アラン・タヴナー(指揮)
 イギリスの神秘主義者ジョン・タヴナー(1944−2013)の合唱作品集。これまでにマクミランを含む90曲以上の新作委嘱と初演の実績を持つ合唱団カペラ・ノヴァは、イギリスを代表する現代合唱のスペシャリスト集団。

 2014年12月の録音。




MSR

MS 1537
\2300
「オリジンズ」〜弦楽四重奏作品集
 ケヴィン・ヴォランズ(1949-):
  弦楽四重奏曲第2番「ハンティング=ギャザリング」
 幸松肇(1938-):「日本民謡組曲第2番」
  (八木節、南部牛追い唄、おてもやん、会津磐梯山)
 イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):3つの小品
 ダン・ヴィスコンティ(1982-):ラムシャックル・ソング
コントラス弦楽四重奏団
 【ドミトリー・ポゴレロフ(Vn)、
  フランソワ・ヘンキンス(Vn)、
  石田藍(Va)、
  ジーン・ハットメーカー(Vc)】
 八木節に磐梯山!幸松肇の日本民謡組曲をも収録!コントラス四重奏団メンバー出身地の作品集!

 録音:2014年5月〜9月、67’15

 コントラス四重奏団はロシア、アメリカ、南アフリカ、日本と4 つの地域から集まった弦楽四重奏団。選曲もこの4つの地域の多様性(オリジナリティ)を持ったもの。南アフリカ出身のヴィランズは、ケルンでシュトックハウゼンに師事したミニマル系作曲家。この「ハンティング-ギャザリング」は、クロノス・カルテットのために作曲された作品で、彼の代表作の一つでもあります。日本人作曲家、幸松肇の「日本民謡組曲」は、日本各地に伝わる民謡を弦楽四重奏曲に編曲した組曲集。「第2番」は“八木節”、“南部牛追い唄”、“おてもやん”、“会津磐梯山”の4曲から成ります。西洋音楽と味わい深い民謡の融合は印象的で、力強い旋律に圧倒される。
 

MS 1532
\2300
「ワーグナー&エルガー作品集」
 ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集WWV.91
 ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲
 エルガー:海の絵Op.37
 エルガー:ゲロンティアスの夢OP.38 より“天使の別れ”
サラ・ローズ・テイラー(S)
ナイジェル・ポッツ(Org)
グレース・クルーティエ(Hrp)
 これは美しい!オルガンとハープ伴奏によるワーグナー、エルガー歌曲集

 録音:2014 年10 月、60’09

 イギリス出身、新進のメゾ・ソプラノ、サラ・ローズ・テイラーのデビュー・アルバム。ニューヨーク市立大学クイーンズ校アーロン・コープランド音楽院にてシェリー・オーヴァーホルトに師事。2014 年に初のカーネギー・ホールでのソロ・リサイタルを行い、収録曲でもあるエルガーの「海の絵」を披露しました。
 このアルバムでは、オルガンのナイジェル・ポッツが編曲したワーグナーとエルガーをオルガンとハープ伴奏で歌唱。オリジナルよりも夢幻的な美しさを放っています。「トリスタンとイゾルデ」第1幕への前奏曲”は、オルガンとハープでの演奏です。
 

MS 1593
\2300
「ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ集」
 ヴィオラ・ソナタ ハ調(1929)
 ヴィオラ・ソナタOp.25-4(1922)
 ヴィオラ・ソナタへ調 Op.11-4(1919)
ジェラルディン・ウォルサー(Va)
デイヴィッド・コレヴァー(Pf)
 タカーチ四重奏団のウォルサーによるヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ集

 録音:2014 年3 月、57’32

 2005 年からタカーチ弦楽四重奏団のヴィオラ奏者として活躍している、ジェラルディン・ウォルサー。リリアン・フックス、グァルネリ弦楽四重奏団のメンバー、マイケル・トゥリーに師事。サンフランシスコ響の首席ヴィオラ奏者を29 年間務めました。
 サンフランシスコ響時代にはDecca レーベルより、ブロムシュテット指揮でヒンデミット作曲の“ヴィオラと弦楽のための葬送音楽”を録音しています。
 実力派ヴィオラ奏者による注目のソナタ集は、ヒンデミット自身ヴィオラ奏者として活動していただけに、難易度の高いテクニックを丁寧に、独特の旋律を美しく演奏しています。
 

MS 1560
\2300
シュルホフ(1894-1942):ヴァイオリン作品集
 ヴァイオリンとピアノのための組曲Op.1,WV18
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタWV83
 ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.7,WV24
 ヴァイオリン・ソナタ第2番WV91
エカ・ゴギチャシュヴィリ(Vn)
カエ・ホソダ=エアー(Pf)
 意外と出ていない!シュルホフのヴァイオリン・ソナタ集!

 録音:2012〜13年、69’18

 チェコの作曲家シュルホフ。ジャズやダダイズムの影響を受けた作風で人気ピアニスト、作曲家としてチェコやドイツで活躍していました。
 1930 年代ドイツ系ユダヤ人だったためにナチス・ドイツに「退廃音楽」というレッテルを貼られ弾圧を受け、1942 年強制収容所で亡くなりました。
 “無伴奏ヴァイオリン・ソナタ”は無調の響きと民族音楽を取り入れた旋律、エネルギーに満ちた4 楽章構成の超絶技巧作品。バルトークの影響を受けた“ヴァイオリン・ソナタ第2 番”(クレーメルの録音がありました)。1913 年に作曲された“組曲”の初期作品から作風の変化を聴くことが出来ます。
 

MS 1577
\2300
「アマリリス」〜リコーダー&打楽器のための作品集
 私の心の震え/トリスタンの哀悼=ラ・ロッタ/朝の輝き/
 喜びの始まり/ナイチンゲールと共に/シルクとモスリン/
 私の愛しのアマリリス/プレリュード/ロバート王の仮面/
 フランスのクーラント/幻想曲第8番/グリーンスリーヴス
ニナ・スターン(リコーダー、シャリュモー)
グレン・ヴェレス
 (フレーム・ドラム、パーカッション)
 リコーダーと打楽器による美しくも懐かしい作品集

 録音:2014 年10 月、54’20

 悠久の大地が広がる光景が見えてきそうなエキゾチックな音の世界。バーゼル・スコラ・カントルム(スイス・バーゼルにある古楽を専門とする音楽大学)で学んだ、リコーダー&クラリネット奏者のニナ・スターンによる小品集。
 中世からバロックの作品を収録し、まるで風のように舞うメロディ、打楽器とのシンプルな二重奏が美しく響き渡る。
 

MS 1444
\2300
「バッハ:オルガン作品集」
 前奏曲とフーガ「聖アン」BWV552
 トッカータとフーガBWV540
 バビロン川のほとりでBWV653
 前奏曲とフーガBWV546
 コラール前奏曲「おお人よ、汝の大いなる罪を嘆け」BWV622
 幻想曲とフーガBWV542
 前奏曲とフーガ「楔」BWV548
バーバラ・ハーバック(Org)
 使用楽器:1983 年製フィスク・オルガン(ダウンタウン長老教会[ロチェスター、ニューヨーク])
  1970 年製シュリッカー・オルガン(第一福音ルーテル教会[ライオンズ、ニューヨーク])/74’40

 アメリカの現代音楽作曲家、ハープシコード奏者、オルガニスト、教育者として幅広い活動をしているハーバック。録音も積極的に行っており、これまでにソレルのチェンバロ・ソナタ全集(MS1300)、や世界初録音となるアンナ・ボン・デ・ヴェネツィア(MS1241)や、トーマス・ヘイグ(MS1441)、20 世紀のハープシコード作品集(MS1443)といった珍しいハープシコード作品を世に送り出しています。
 今作はバッハの傑作、オルガン作品集。見事な対位法技法で作曲されたBWV542、壮大なスケールで展開されるBWV548 など、名曲を収録。伸びやかで揺るぎのない、たおやかな演奏です。
 

MS 1502
(2CD)
\3600
「ジェームズ・ブローン・イン・リサイタル VOL.2」
 CD1)
  スカルラッティ:ソナタホ長調K.380、ソナタハ長調K.159
  J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より
   「第1番BWV.846〜前奏曲」「第2番BWV.847〜前奏曲」
   「第5番BWV.850〜前奏曲」「第8番BWV.853〜前奏曲」
   「第9番BWV854〜前奏曲」
  モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番K.331 より「トルコ行進曲」、幻想曲K.397
  ベートーヴェン:エリーゼのために
  シューベルト:楽興の時第3番Op.94,D.780、即興曲第3番Op.90,D.899
  ショパン:
   前奏曲第4番Op.28、練習曲Op.25-12「大洋」、Op.10-3「別れの曲」、
   Op.25-1「エオリアン・ハープ」、Op.10-5「黒鍵」
 CD2)
  ショパン:前奏曲第15番Op.28「雨だれ」、前奏曲Op.45
  リスト:コンソレーション第3番S.172
  ブラームス:ワルツOp.39-15、間奏曲Op.118-2
  グリーグ:アリエッタOp.12-1
  スクリャービン:練習曲Op.2-1
  ラフマニノフ:
   前奏曲Op.3-2「鐘」、前奏曲Op.32-1、前奏曲Op,32-10、
   前奏曲Op.23-4、前奏曲Op.32-5
  プロコフィエフ:トッカータOp.11
  ガーシュウィン:アイ・ガット・リズム
ジェームズ・ブローン(ピアノ)
 録音:2014 年8 月18-20 日、11 月27-28 日ポットン・ホール/CD1:53’07、CD2:53’48

 ピアノのジェームズ・ブローンは1971 年イギリス出身のピアニストで12 歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第25 番を弾いてデビューした。その後オーストラリアに移住し、メルボルン・コンペティション、メニューイン賞などに上位入賞し1987 年にはABCヤング・パフォーマー・アウォード受賞した。オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパなど世界各地で演奏活動を行っています。
 今作は小品を集めた2 枚組。器用なタッチで多彩な音色を響かせるブローン。13 人の作曲家から31 曲をとりあげ、アンコール曲としても人気の作品ばかりです。
 

MS 1511
\2300
「ポエトリー・イン・モーション」〜フルート、ヴィオラ、ハープのための音楽
 エイドリアン・アルバート(1941-):ドップラー・エフェクト
 ダン・ロックレア(1949-):夢の階段〜舞踏組曲
 ドビュッシー(1862-1918):フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ
 マヌエル・モレノ=ブエンディア(1932-):スペイン民謡組曲
 ソニー・バーネット(1952-):クルージン・ウィズ・ザ・トップ・ダウン
ファイアー・ピンク・トリオ:
 【デブラ・ロイター=ピヴェッタ(Fl)、
  シーラ・ブラウン(Va)、
  ジャクリン・バートレット(Hrp)】
 63’08

 フルート、ヴィオラ、ハープからなるトリオ、ファイアー・ピンク・トリオのデビュー・アルバム。ドビュッシー以外はすべて20 世紀以降に作曲された作品ですが、どれも親しみやすいメロディ。
 トスカーナの夏のそよ風からインスパイアされた“ドップラー・エフェクト”はまるで映画音楽のようなメロディアスで爽やかな音楽。心地よい良作発見!他にも躍動するリズム、ちょっとした驚きを詰め込んだ、作曲家のユーモアが光る“夢の階段〜舞踏組曲”、“スペイン民謡組曲”、そしてドビュッシーの晩年の傑作を豊かな詩情溢れる演奏で聴かせます。
 

MS 1549
\2300
「ブラジルの夢」〜マイケル・エッカート(1950-)作品集
 (1)4手のための3つのタンゴ/(2)3つのショーロ/
 (3)ブラジル・スタイルによる3つの小品/
 (4)3つの道/(5)3つの情景/
 (6)2台ピアノのための3つの小品
(1)(6)ユニゾン・ピアノ・デュオ
(2)-(5)アマンダ・マキャンドレス(Cl)
 ポリーナ・ハツコ(Pf)
 録音:2014 年3 月、6 月/55’04

 アメリカ出身、ジョン・リチャード・ローゼンハイム、ラルフ・シャピーに師事したアイオワ音楽大学で作曲家の教授を務めているミヒャエル・エッカートの作品集。すべて世界初録音。
 アメリカの作曲家が想像するブラジル…ショーロやタンゴといったスタイルを用いて作曲されました。軽やかで複雑なリズム、ユーモアのあるメロディの作品がお聴きいただけます。
 

MS 1552
\2300
「シェーズ・オブ・サウンド」〜フルートとピアノのための作品集
 ジョセフ・シュワントナー(1943-):ブラック・アネモネ
 ジュゼッペ・ラッボーニ(1800-1856):フルート・ソナタ
 エドウィン・ヨーク・ボウエン(1884-1961):フルート・ソナタOp.120
 ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959):フルート・ソナタ第1番
 マシュー・サンタ(1970-):フルート・ソナタ
 ジェイク・ヘッギー(1961-):ひとり言
リサ・ガーナー・サンタ(フルート)
ナタリヤ・スキーナ(ピアノ)
 録音:録音:2014 年6月、73’17

 演奏家、テキサス工科大学でフルートの教授として活躍しているリサ・ガーナー・サンタ。チャールズ・デラニー、ヘレン・ブラックバーンなどに師事。音楽にある陰と光の内部を探求したこのアルバム。
 吹奏楽作品で有名なピュリッツアー賞受賞作曲シュワントナーの“ブラック・アネモネ”は、詩人のアグアーダ・ピサロの詩からインスパイアされ作曲したもの。原曲はソプラノとピアノの歌曲。
 ピアノの硬質で澄んだメロディが、まるで山の空気のような雰囲気を醸し出し、美しくフルートが演奏されています。
 

MS 1557
\2300
シューベルト:ピアノ・ソナタ
 ピアノ・ソナタ:
  第18番「幻想ソナタ」D.894
  第20番D.959
デイヴィッド・コレヴァー(ピアノ)
 録音:2014年6月、71’37

 アメリカ生まれ、ジュリアード音楽院で学び、アール・ワイルド、ポール・ドゲロォに師事したコレヴァー。1988年ウィリアム・カペル国際コンクールで優勝し、世界各地で演奏活動を行っています。現在、コロラド大学ボルダー校音楽学部教授として後進の指導にもあたっています。
 このアルバムはシューマンも絶賛したピアノ・ソナタ第18番、華麗で繊細なピアノ・ソナタ第20番を収録。強固なタッチで輪郭のはっきりとした演奏です。
 

MS 1559
\2300
CME プレゼンツ「ピアノ・セレブレーション」Vol.1
 (1)クレマン・ドゥーセ:ショピナータ
 (2)ヴィム・ヘラルト・スタシウス・ムラー:ノスタルジア
 (3)ヴラディーミル・ホロヴィッツ:“カルメン”の主題による変奏曲
 (4)サミュエル・バーバー:ためらいのタンゴ
 (5)ニコライ・カプースチン:変奏曲Op.41
 (6)セルゲイ:ラフマニノフ:イタリア・ポルカ
 (7)プーランク:即興曲第15番「エディット・ピアフを讃えて」
 (8)(9)アール・ワイルド:「ガーシュウィンによる7つの超絶技巧練習曲」
  より第4番「あなたを抱きしめたい」&第7番「魅惑のリズム」
 (10)(11)ヨハネス・ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、第4番
 (12)フレデリック・ジェフスキ:
  「北アメリカのバラード」より“ダウン・バイ・ザ・リバーサイド”
 (13)ダリウス・ミヨー:屋根の上の牛(簡略版:クウォン&ボレイア編曲)
 (14)アルベルト・ヒナステラ:粋な娘の踊り
 (15)-(17)エルネスト・レクオーナ:
  エル・エスコリアル宮殿の前で、マラゲーニャ、グリッサンドのマズルカ
 (18)アストル・ピアソラ(山本京子編曲):リベルタンゴ
((19)(20)アンコール)
 (19)ハロルド・アーレン:虹の彼方に
 (20)ヘンリー・マンシーニ:ムーン・リヴァー
(1)-(3)ミン・シエ(P)
4)ミン・シエ&ミン・クウォン
 (ピアノ・デュオ)
(5)リード・テツロフ(P)
(6)ミン・クウォン&リード・テツロフ
 (ピアノ・デュオ)
(7)ミン・クウォン(P)
(8)(9)ソヨン・パク(P)
(10)(11)ソヨン・パク&ミン・クウォン
 (ピアノ・デュオ)
(12)カール・パトリック・ボレイア(P)
(13)ミン・クウォン&
 カール・パトリック・ボレイア
  (ピアノ・デュオ)
(14)ミン・クウォン(P)
(15)-(17)エリクソン・ロハス(P)
(18)ミン・クウォン&エリクソン・ロハス
 (ピアノ・デュオ)
(19)(20)ミン・クウォン(P)
 録音:2015年1月、76’11

 アメリカにあるザ・センター・フォー・ミュージカル・エクセレンス(CME)は、年齢、国籍など関係なく、才能のある学生や若手アーティストのための教育、指導、財政支援、数々の演奏会開催などを行い、育成している機関。
 そのCME に在籍している若手ピアニストたちによるアルバムです。
 
MS 1579
\2300
「ダニエル・カー(1972-):作品集第2集」
 〜フルートとピアノのための作品集

  (1)ソナチネ・フォー・ユミOp.7/(2)葉Op.8/
  (3)歌Op.17/(4)ソナタOp.6/(5)静寂Op.14/
  (6)3つの夜想曲Op.16/(7)ウェディング・ソングOp.10
フランソワ・ミノー(フルート)
田宅真弓(ピアノ)
(3)メーガン・ガードナー(ソプラノ)
 録音:2015 年1 月、50’10

 すべて世界初録音。アメリカの作曲家、ダニエル・カー。クラシックにとらわれない色彩感豊かなヒーリング・ミュージックのような美しい叙情に満ちた作品。“ソナチネ・フォー・ユミ”はカーの妻である今作のピアニスト田宅真弓に書かれた作品で、ドヴォルザークの「家路」を引用しているが、どこか日本的なメロディのように聞こえてくる。
 “3 つの夜想曲”は「夕暮れ」「真夜中」「夜明け」を表現しており、「夕暮れ」はピアノがハープのように軽やかに流れ、フルートが密やかに歌う。まさに神秘の時間。
 

MS 1588
\2300
「ジェームズ・ウィン(1952-):室内楽作品集」
 (1)バルトークの主題による変奏曲(1977/2010)
 (2)仮面(1981)
 (3)3つの夜想曲(1986-87)
(1)-(3)ディミトリ・アタピン(Vc)
(1)-(3)ジェームズ・ウィン(Pf)
(2)ロン=ヒューイ・リュウ(ob)
(3)ステファニー・サンタンブロジオ(Vn)
 録音:2014 年10 月、47’44

 ニューヨーク・シティ・バレエ団のソロ・ピアニスト、ニューヨーク・ニュー・ミュージック・アンサンブルのメンバーなどで活躍し、現在ネバダ大学のピアノと作曲の教授を務めている作曲家兼ピアニストのジェームズ・ウィン。
 今作は彼の室内楽を集めたアルバムで、“バルトークの主題による変奏曲”は、ハンガリー民謡集BB43 第2 集より「小さなよちよち歩きの娘よ」、“子供のために第1 巻”を基に作曲されました。濃厚なロマン派風の哀愁のメロディをチェロが歌い上げています。
 “3 つの夜想曲”はウィンの作品の中でもよく取り上げられる作品で、夢想的な美しいメロディが特徴。知られざる現代作曲家の知られざる美しいメロディを持つ室内楽作品。オススメです。




MUSIC&ARTS



M&ACD 1289
\2300→\2090
カルロ・グランテ(ピアノ)
「モーリス・ラヴェル:ピアノ作品集」

 (1)鏡
  (蛾/悲しげな鳥たち/海原の小舟/
   道化師の朝の歌/鐘の谷)
 (2)亡き王女のためのパヴァーヌ
 (3)夜のガスパール
  (オンディーヌ/絞首台/スカルボ)
カルロ・グランテ(ピアノ)
 超絶技巧でならすカルロ・グランテ洗練されたラヴェルのピアノ作品集!

 録音:2013年12月グランツィング・スタジオ、ウィーン/58’05
 使用楽器:ベーゼンドルファー・インペリアル(バドゥラ=スコダ提供)

 ゴドフスキーの「ショパンの練習曲に基づく53 の練習曲」(全曲)、ソラブジの「100 の超絶技巧練習曲」(抜粋)といった超絶技巧レパートリーを得意とする、イタリアの技巧派ピアニスト、カルロ・グランテによるラヴェル作品集。
 グランテはMUSIC&ARTS レーベルに継続的に録音を続けおり、スカラルラッティから現代作品まで幅広いレパートリーを録音しています。
 明るめのタッチで、美しく洗練された響きが魅力のグランテ。このラヴェルもその魅力たっぷりに、キリッと明快な表現で演奏されています。




AMADEUS

 現地在庫が完売している可能性もありますのでご容赦ください。

レア盤!

AM 211-2
\1600
パガニーニ(1782-1840):作品集
  ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.6
  感傷的な堂々たるソナタ Op.27
  パルピティ(ロッシーニのオペラ「タンクレディ」のアリア「こんなに胸騒ぎが」による
   序奏と主題と変奏曲)Op.13
  魔女たちの踊り(ジュスマイアーのバレエ「ベネディクトのくるみの木」の主題による
   変奏曲)Op.8
ジョヴァンニ・アンジェレーリ(ヴァイオリン、指揮)
ヴェネツィア管弦楽団
ジョヴァンニ・アンジェレーリはイタリアのパドヴァに生まれたヴァイオリニスト・指揮者。ピリオド楽器奏者としても高名です。1998年以来2015年現在ヴェネツィア管弦楽団(Orchestra delle Venezie)の指揮者を務めています。
 
レア盤!

AM 294-2
\1600
フェルナンド・ソル(1778-1839):19世紀のギター ギター作品集
  大独奏曲 Op.14/大ソナタ Op.22 No.1/幻想曲第13番「悲歌風幻想曲」Op.59
  奇想曲 Op.59/「私が羊歯(しだ)だったら」の主題による変奏曲 Op.26

ルイージ・アッタデモ(ギター)

ルイージ・アッタデモは1972年イタリアのナポリに生まれたギター奏者。2015年現在スペインのアンドレス・セゴビア財団のアーカイヴィストを務め、重要なギター楽曲の手稿譜の発掘に尽力しています。
 
レア盤!

AM 295-2
\1600
DG録音 アバド&グートマン
 シューマン(1810-1856):チェロ協奏曲イ短調 Op.129(*)
 ブラームス(1833-1897):セレナード第1番ニ長調 Op.11
ナターリア・グートマン(チェロ(*))
マーラー室内管弦楽団
クラウディオ・アバド(指揮)
録音:2006年3、4月、ライヴ、イタリア 原盤:Deutsche Grammophon
 
レア盤!

AM 203-2
\1600
【旧譜 在庫僅少】
マウリツィオ・ザニーニ
 シューマン、メンデルスゾーン、コリア:子供をテーマとしたピアノ作品集

  シューマン(1810-1856):子供の情景 Op.15
  メンデルスゾーン(1809-1847):6つの子供の小品 Op.72
  チック・コリア(1941-):チルドレンズ・ソングズ(鍵盤楽器のための20の小品)
マウリツィオ・ザニーニ(ピアノ)
録音:2006年4月5-7日、スタジオ・バルツァン、ミラノ、イタリア
 マウリツィオ・ザニーニは1963年イタリアのミラノ生まれ。1986年ディーノ・チアーニ国際ピアノ・コンクール第1位。2000年以来指揮者としても活躍しています。




ARTALINNA


ATL-A 009
\2600
フィリップ・ギヨン=エルベール/ショパン&リスト
 ショパン(1810-1849):
  バラード第4番ヘ短調 Op.52/前奏曲嬰ハ短調 Op.25 No.7
  前奏曲ハ短調 Op.25 No.12
 リスト(1811-1886):
  2つの伝説 S.175 から 波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ
 ショパン:
  前奏曲ハ長調 Op.10 No.1/前奏曲変ト長調 Op.10 No.
  前奏曲ホ長調 Op.10 No.6/前奏曲ロ短調 Op.25 No.10
 リスト:
  バラード第2番ロ短調 S.171
  メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」S.514
フィリップ・ギヨン=エルベール
フィリップ・ギヨン=エルベールはパリ音楽院およびフライブルク音楽大学でミシェル・ベロフ、ジャン=フランソワ・エセールらに師事したフランスのピアニスト。
 


ATL-A 006
\2600 →\2390
【旧譜 再入荷予定】
竹ノ内博明のハイドン
 ハイドン(1732-1809):ピアノ・ソナタ集
  ニ短調 Hob.XVI:37/ハ長調 Hob.XVI:21/変ホ長調 XVI:25/ト長調 Hob.XVI:39
竹ノ内博明(ピアノ)
録音:2014年2月7-9日、ヒストリッシャー・ライトシュターデル、ノイマルクト、ドイツ
 竹ノ内博明は鹿児島に生まれ1997年に渡英、ロンドンの王立音楽学校で学び、2012年以来2014年現在グラスゴーのスコットランド王立音楽院で教えているピアニスト。


竹ノ内博明、
紹介したばかりのフーズム城音楽祭ライヴ最新巻にもその名を刻む!

DACOCD 749
\2600→\2390
2014年フーズム城音楽祭ライヴ 〜 稀少ピアノ作品集
 ベートーヴェン:幻想曲 Op.77/
 シューベルト(リスト編):弔いの鐘/
 ピエール・J・ジメルマン:ブランジーニの有名なロマンスによる変奏曲 Op.7/
 エリ・ミリアム・ドラボルド:ドルメッチの小さなワルツによる練習曲/
 ヴィム・スタシウス・ムラー:ノスタルジア・ワルツ Op.2-22/
 アーネスト・ウォーカー:左手のための前奏曲 Op.47/
 ストラヴィンスキー:フラグメント、ピアノ・ラグ・ミュージック/
 シュテファン・ヴォルペ:ラグ・カプリース/
 メトネル:プリマヴェーラ Op.39-3/
 フェリックス・ゲレーロ:ハバネラ組曲/
 ヴィラ=ロボス:壊れたオルゴール/
 エルネスト・レクオーナ:いつも私の心に、マズルカ・グリッサンド
ヨーゼフ・モーグ(ピアノ)
ルイザ・ボラック(ピアノ)
ヴィンチェンツォ・マルテンポ(ピアノ)
竹ノ内博明(ピアノ)
アンドルー・ゾリンスキー(ピアノ)
マーク・ヴァイナー(ピアノ)
ホルヘ・ルイス・プラッツ(ピアノ)
 レア・ピアノ満載!フーズム城音楽祭ライヴ 2014!

 北海に面した北ドイツの小さな港町、フーズムを舞台として1987年から毎年開催されているピアノのためのレア・レパートリーのEXPO「フーズム城音楽祭」。
 ピアノ・ファン必携の人気シリーズ、2014年度盤はモーグやボラック、マルテンポ、竹ノ内博明など、個性的な魅力のピアニストたちが秘曲を披露する。

 ※録音:2014年8月15日−23日、フーズム(ドイツ)



 

ATL-B 002
\2600
【旧譜 再入荷予定】
リベルタリア ユーフォニアムと吹奏楽のためのフランス現代音楽
 マキシム・オーリオ(1980-):リベルタリア [Libertalia] Op.19
 アルノー・ブーキティン(1977-):不規則運動 [Faux mouvements] (2009)
 ジャン=フランソワ・ボー:言葉 [Paroles] (2011)
 ポール・レイ:Le binome bigarre
 マーク・リス(1963-):タンゴティーク [Tangothique]
アントニー・カイエ(ユーフォニアム)
フランス空軍軍楽隊(吹奏楽)
クロード・ケメッケル(指揮)
録音:2010年3月11-12日、2011年2月1、3-4日、エスパス・ド・プロジェクション、IRCAM、パリ、フランス
  アントニー・カイエはパリ音楽院でフィリップ・フリッチュに師事したフランスのユーフォニアム奏者。2004年より2015年現在フランス空軍軍楽隊およびブラス・アンサンブルに所属。
 ソリストとして世界的に活躍するとともに、ヤマハ・パフォーミング・アーティストとしてマスタークラスで後進の指導にあたっています。




CONTINUO


CONTINUO-CR 113
\2500
J・S・バッハ:アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳(1725)から
  J・S・バッハ(1685-1750):メヌエットF長調 BWV Anh.113
  クリスティアン・ペツォールト(1677-1733):
   メヌエット ト長調 BWV Anh.114/メヌエット ト短調 BWV Anh.115
  フランソワ・クープラン(1668-1733):牧歌 変ロ長調 BWV Anh.183
  不詳:
   メヌエット ト長調 BWV Anh.116/ポロネーズ ヘF長調 BWV Anh.117a
   ポロネーズ ヘ長調 BWV Anh.117b/メヌエット変ロ長調 BWV Anh.118
   ポロネーズ ト短調 BWV Anh.119
  J・S・バッハ:
   コラール「ただ愛する神にのみ委ねる者は」BWV691
   コラール「汝は満たされ、静まれ」BWV510
  不詳:メヌエット イ短調 BWV Anh.120/メヌエット ハ短調 BWV Anh.121
  C・P・E・バッハ(1714-1788):
   行進曲ニ長調 BWV Anh.122/ポロネーズ トG短調 BWV Anh.123
   行進曲ト長調 BWV Anh.124/ポロネーズ トG短調 BWV Anh.125
  ヨハン・ゴットフリート・ベルンハルト・バッハ(1715-1739)?:
   アリア「私はしばしばパイプにタバコを詰めて」BWV515
  ゲオルク・ベーム(1661-1733)?:ベーム氏のメヌエット ト長調
  不詳:ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126
  C・P・E・バッハ:行進曲変ホ長調 BWV Anh.127
  不詳:ポロネーズ ニ短調 BWV Anh.128
  ゴットフリート・ハインリヒ・シュテルツェル(1690-1749):
   アリア「御身がそばにあらば」BWV508(*)
  J・S・バッハ:ゴルトベルク変奏曲のアリア BWV988 No.1
  C・P・E・バッハ:チェンバロのための独奏曲変ホ長調 BWV Anh.129
  ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):ポロネーズ ト長調 BWV Anh.130
  J・S・バッハ:前奏曲ハ長調 BWV846
  ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782)?:楽章ヘ長調 BWV Anh.131
  J・S・バッハ:
   レチタティーヴォ「われは満ち足れり」とアリア「まどろめ、疲れし目よ」BWV82 Nos.2&3(*)
  不詳:メヌエット ニ短調 BWV Anh.132
  J・S・バッハ:
   ジョヴァンニーニのアリア「汝の心をわれに捧げなば」BWV518(*)
   コラール「神よ、われは歌わん」BWV299
  不詳:アリア「顧みよ、わが心よ」BWV509(*)
 クリスティアン・ペツォールト:チェンバロ組曲ト長調(1726)

チプリアーナ・スマランデスク(チェンバロ)
フリオ・ザナージ(バリトン(*))

録音:2014年10月、場所未詳
 チプリアーナ・スマランデスクは1971年ルーマニア生まれのチェンバロ奏者。ブカレスト音楽アカデミー(ルーマニア)、ヴィチェンツァのアッリーゴ・ペドローロ音楽院で学んだ後トン・コープマンに師事しました。
 ルーマニアとイタリアを演奏活動の拠点とし、イタリア各地でマスタークラスを開いています。




ENCELADE


ECL 1401
\2600
ウィリアム・バード(1539/1540-1623):ウォルシンガム 鍵盤楽器のための作品集
  乙女の歌(+)/ウィリアム・ピーター卿のパヴァーヌとガイヤルド(+)
  イン・ノミネ(+)/ウォルシンガム(*)/美しいスザンナ(*)
  女王のアルマン(*)/ファンタジア(イ長調)(*)/ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ(+)
  解き明かしたまえ、父よ [Clarifica me, Pater] III(+)
  私のネヴェル夫人のグラウンド(+)/ファンタジア(ト長調)(+)
  パヴァーヌ(イ長調)(*)/ファンタジア(ニ長調)(*)
  覚えたまえ、幸福の主よ [Memento salutis auctor](*)
ジャン=リュック・オー(チェンバロ(*)、オルガン(+))
録音:時期未詳、サン=タマン=ド=ボワックス修道院、サン=タマン=ド=ボワックス、フランス(+)
使用楽器:2010年、吉田令製、イタリアン(モデル:1531年、トラスンティーノ製)(*)
       2012年、クアンタン・ブリュマンルーデル製(+)
 ジャン=リュック・オー(姓をホーとする表記もあり)はフランスの若手チェンバロ&オルガン奏者。パリ音楽院でオリヴィエ・ボーモン、ブランディーヌ・ランヌに師事し2006年卒業。ブランディーヌ・ヴェルレの教えも受け大きな影響を与えられました。



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LE PALAIS DES DEGUSTATEURS

レア盤!

PDD 005
\2600→\2390
ドミニク・メルレのベートーヴェン第2弾!
ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7
  サリエリのオペラ「ファルスタッフ」の二重唱「まさにその通り」の主題による
   10の変奏曲変ロ長調 WoO.73
  ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調「熱情」Op.57
ドミニク・メルレ(P)
録音:2015年1月6-7日、ジャコバン修道院、ボーヌ、フランス

 ドミニク・メルレ(1938-)はジャン=マルク・ルイサダ、フィリップ・カサール、フレデリク・アゲシー、フランソワ・フレデリック・ギイ、西澤安澄、福間洸太朗らを輩出した名教師としても知られるフランスのピアニスト。



 フランスの演奏家は自国に留まってマイペースな活動を続けることが多く、その実力に比べて世間的にまったく認知されていないケースがある。とくに中堅どころのピアニストにはその傾向が強い。このメルレもまさにその代表的な人。
 1938年生まれ。ロジェ=デュカスやナディア・ブーランジェに学び、パリ音楽院ではピアノ、伴奏、室内楽で一等賞だったという。
 1957年のジュネーヴ国際音楽コンクールピアノ部門では、マウリツィオ・ポリーニを抑えて、マルタ・アルゲリッチと同点1位。
 ただその後の活動はまったく地味。堅実にキャリアを積み、名教師として多くの優秀なピアニストを育ててきた。若手実力派演奏家のプロフィールにはとにかくこの人の名前が出てくることが多い。
 過去に出たCDも少なくはないが、すべてフランスのマイナー・レーベルばかり。これまではフランスMANDALAレーベルから少しずつCDを出していたが、そのMANDALAが事実上消滅してからは彼のアルバムはほとんど市場から消えてしまっていた。自主製作的レーベルBAYARDが数年前に出てファンを喜ばせたがそれもすぐに廃盤・・・。

 誰もがそのCDリリースを心から願っていた。


希少なことから大ベストセラーとなった第1作
現地完売の際はご容赦ください。

PDD 003
\2600→\2390
これだけの大家なのにCDがない!
 ドミニク・メルレ/ベートーヴェン

  ベートーヴェン(1770-1827):
    ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10 No.1
    「プロメテウスの創造物」の主題による15の変奏曲とフーガ
     (エロイカ変奏曲)変ホ長調 Op.35
    ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
ドミニク・メルレ(ピアノ)

 録音:2014年1月7-8日、ジャコバン修道院、ボーヌ、フランス















9/8(火)紹介新譜

マイナー・レーベル新譜


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DANACORD



DACOCD 749
\2600→\2390
2014年フーズム城音楽祭ライヴ 〜 稀少ピアノ作品集
 ベートーヴェン:幻想曲 Op.77/
 シューベルト(リスト編):弔いの鐘/
 ピエール・J・ジメルマン:ブランジーニの有名なロマンスによる変奏曲 Op.7/
 エリ・ミリアム・ドラボルド:ドルメッチの小さなワルツによる練習曲/
 ヴィム・スタシウス・ムラー:ノスタルジア・ワルツ Op.2-22/
 アーネスト・ウォーカー:左手のための前奏曲 Op.47/
 ストラヴィンスキー:フラグメント、ピアノ・ラグ・ミュージック/
 シュテファン・ヴォルペ:ラグ・カプリース/
 メトネル:プリマヴェーラ Op.39-3/
 フェリックス・ゲレーロ:ハバネラ組曲/
 ヴィラ=ロボス:壊れたオルゴール/
 エルネスト・レクオーナ:いつも私の心に、マズルカ・グリッサンド
ヨーゼフ・モーグ(ピアノ)
ルイザ・ボラック(ピアノ)
ヴィンチェンツォ・マルテンポ(ピアノ)
竹ノ内博明(ピアノ)
アンドルー・ゾリンスキー(ピアノ)
マーク・ヴァイナー(ピアノ)
ホルヘ・ルイス・プラッツ(ピアノ)
 レア・ピアノ満載!フーズム城音楽祭ライヴ 2014!

 北海に面した北ドイツの小さな港町、フーズムを舞台として1987年から毎年開催されているピアノのためのレア・レパートリーのEXPO「フーズム城音楽祭」。
 ピアノ・ファン必携の人気シリーズ、2014年度盤はモーグやボラック、マルテンポ、竹ノ内博明など、個性的な魅力のピアニストたちが秘曲を披露する。

 ※録音:2014年8月15日−23日、フーズム(ドイツ)




昨年リリースの2013年音楽祭
旧譜

DACOCD 739
\2600→\2390
ピアノ・ヴィルトゥオーゾの大名行列、変態技巧派の甲子園、天才ピアニストたちの華麗なる狂演
 2013年度フーズム城音楽祭ライヴ録音 〜 稀少ピアノ作品集

 グリーグ:ヨルスレルの踊り Op.17-5
 トヴェイト:家に伝わる銀細工
 シンディング:即興曲 Op.31-4
 シベリウス:
  ピアノソナタ ヘ長調 Op.12、
  劇付随音楽 《ベルシャザールの饗宴》 ピアノのための組曲 Op.51
 ショパン:マズルカ イ短調 Op.67-4
 ミハウォフスキ:マズルカ 嬰ハ短調 Op.17
 フリードマン:パッサカリア Op.44
 オーンスタイン:ピアノソナタ第4番
 コルンゴルト:おとぎ話の絵 Op.3
ホーヴァル・ギムセ(ピアノ)
ジャン=フレデリク・ノイブルガー(ピアノ)
ヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ)
ルドミル・アンゲーロフ(ピアノ)
ソフィヤ・ギュルバダモワ(ピアノ)
セシル・リカド(ピアノ)
アルトゥール・ピツァーロ(ピアノ)
 ピアノのためのレパートリーの宝庫!2013年度フーズム城音楽祭ライヴ録音!

 かつてのデンマーク領で、北海に面した北ドイツの小さな港町、フーズムを舞台として1987年から毎年開催されているピアノのためのレア・レパートリーのEXPO「フーズム城音楽祭」。
 第27回となる2013年のライヴでは、ノルウェーを代表するピアニスト、ギムセ。過去ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに出場した経歴も持つノイブルガー。2005年ベートーヴェン国際コンクール覇者、シーグフリードソン。フィリピン出身のベテラン女流ピアニスト、リカド。ポルトガルの鬼才ピツァーロなど今日のピアノ界を牽引する錚々たるトップ・アーティストが集結。
 アーティストはもちろん、20世紀ノルウェーの音楽界に大きな影響を与えた作曲家ゲイル・トヴェイトや長生きした作曲家としても知られるレオ・オーンスタインなど普段あまり取り上げられない作曲家の作品を聴くことが出来るのがフーズム音楽祭の魅力。
 2013年もレア・レパートリーが炸裂したフーズム城音楽祭ライヴ。ピアノ・ファン必聴です!

 録音:2013年8月17日−24日、フーズム(ドイツ)



 

DACOCD 760
\2600
ジェズアルド:マドリガーレ集 ボー・ホルテン(指揮)
ムジカ・フィクタ
 BBCシンガーズの首席客演指揮者、フランダース放送合唱団の首席指揮者などを歴任してきた北欧の名匠、ボー・ホルテンが振るジェズアルドのマドリガーレ集。
 ムジカ・フィクタはホルテンによって1996年に設立された、コペンハーゲンのヴォーカル・アンサンブル。

 ※録音(ライヴ):2013年11月18日、バーリ(イタリア)
 
DACOCD 761
\2600
エリサベト・ニールセンのデビュー・レコーディング!
 J.S.バッハ:イギリス組曲第2番イ短調 BWV.807
 シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調 Op.82
エリサベト・ニールセン(ピアノ)
 デンマークに生まれたセンセーショナルなピアノの才能、エリサベト・ニールセンのデビュー・レコーディング!
 オランダで行われている若い音楽家のための国際ピアノ・コンクールで入賞した若きピアニストが、バッハ、シューマン、プロコフィエフという凝ったプログラムで世界に羽ばたきます。
 
DACOCD 762
\2600
シグネチャー 〜 無伴奏ヴァイオリン作品集
 ベント・セーアンセン:シャロットの女/
 ラファウ・アウグスティン:周期的小品第1番/
 シュニトケ:ア・パガニーニ/ブーレーズ:アンテーム/
 ベリオ:セクエンツァVIII/J.S.バッハ:シャコンヌ
クリスティーネ・プリュン(ヴァイオリン)
 メシアンの「世の終わりのための四重奏曲(DACOCD 756)」の録音で話題となった"アンサンブル・ノーアリュス"のメンバーでもあるデンマークの女流ヴァイオリニスト、クリスティーネ・プリュンの初のソロ・アルバム。
 これまで100を超す初演を手がけてきたプリュンが描く、近現代と大バッハの無伴奏プログラム。

 ※録音:2014年12月29日−30日、2015年5月1日−2日&7月1日、3日、デンマーク





ACCENTUS MUSIC

ACC 30350CD
\2500→\2290
バッハ演奏の歴史に新たに名を刻む
 シュ・シャオ・メイ『インヴェンションとシンフォニア』

  J.S.バッハ:インヴェンションとシンフォニア BWV772-801
シュ・シャオ・メイ(ピアノ)
 バッハ演奏の歴史に新たに名を刻むシュ・シャオ・メイ『インヴェンションとシンフォニア』に新たな命を吹き込む

 録音:2015年7月 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、メンデルスゾーン・ザール/45’47

 中国の文化大革命を乗り越えたピアニストとして日本でも自伝が出版されるなど、その壮絶な半生と、深い音楽性で世界中から注目を集めているシュ・シャオ・メイ。
 特に『ゴルトベルク変奏曲』など豊かな感性を備えたバッハの演奏は高く評価されており、2014 年に発売された『フーガの技法』は、静謐さの中に宿す抜群の説得力で、世界中の音楽ファンを驚かせました。
 そして今回のアルバムでは、『インヴェンションとシンフォニア』を取り上げています。ピアノ教育の一環として広く演奏され続けている曲集ですが、単なる演奏技術の教本ではなく、バッハならではの芸術的創意に溢れた作品です。
 シュ・シャオ・メイも「芸術的に平均律クラヴィーア曲集やゴルトベルク変奏曲、そしてフーガの技法の影に隠れがちで、それらよりも劣っていると捉えられますが、それは大きな間違いです。
 シンプルな中にも高密度な音楽表現がなされており、それを表現するのは並々ならぬ音楽性が必要です」と語っています。



 


ACC 303551C
\2500→\2290
輝かしいコンクール歴と確かな実力をもつキム・ソヌク
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ
  第21番 ハ長調 作品53『ワルトシュタイン』、
  第29番 変ロ長調 作品106『ハンマークラヴィーア』
キム・ソヌク(ピアノ)
 録音:2015年6月ベルリン、イエス・キリスト教会/66’19

 1988 年ソウル出身のキム・ソヌク。2006 年リーズ国際ピアノ・コンクール40 年の歴史上最も若い18 歳で優勝、そしてアジア人としても初めて優勝を果たし一躍世界から注目されました。
 エトリンゲン青少年国際ピアノ・コンクール(2004 年)、クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール(2005 年) で優勝、ロンドン交響楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団、NHK 交響楽団など世界一流のオーケストラと共演し、2014 年にはBBC プロムスにもデビュー。録音では、ドイツ・グラモフォンから2 タイトルチョン・ミョンフン指揮でベートーヴェンとウンスク・チンのピアノ協奏曲がリリースされており華々しい活躍をしている若手ピアニストです。
 この度、ソロ・アルバムをACCENTUS MUSIC より発売することになり、収録曲は得意のベートーヴェンのピアノ・ソナタが選ばれました。強靭な打鍵と高度なテクニックが冴え渡る力のこもった演奏を聴かせてくれています。
 2015 年11 月来日予定。








DISCOVERY


DMV 111
\2500
時間の色
 ショパン:
  前奏曲嬰ハ短調、夜想曲ヘ長調、
  ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11より
   Larghetto Romance(ピアノ独奏版/ズック編)、
  夜想曲嬰ハ短調、パガニーニの想い出
 ドビュッシー:ベルガマスク組曲
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 シマノフスキ:9つの前奏曲
マグダレーナ・ズック(ピアノ)
 マグダレーナ・ズックは、ポーランド、ヴロツワフのカロル・リピンスキ音楽アカデミーとイギリスの王立音楽アカデミーでピアノを学び、2011年にはポローニャ・テレビより文化功労章を贈られたポーランドの才女。
 母国のショパン、シマノフスキ、得意とするフランスのドビュッシーとラヴェルでは、ズックの知性とセンスが光る。

 2014年3月の録音。
 


DMV 113
\2500→\2290
"リトアニアのグリーグ"
 グルオディス:ヴァイオリンとピアノのための作品集

  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ、
  ピアノ・ソナタ第2番、
  歌曲組曲《歓喜と悲哀》(ホーナー、レネハン編)、
  ヴァイオリンとピアノのための4つの小品
クリストファー・ホーナー(ヴァイオリン)
ジョン・レネハン(ピアノ)
 20世紀前半のリトアニアにおける重要な作曲家の1人であるユオザス・グルオディス(1884−1948)。ロマン派の流れを汲み、自らを"リトアニアのグリーグ"とも称したグルオディスは、同国、そしてバルト三国の音楽の発展に確かな足跡を残した音楽家である。

 2013年9月の録音。
 

DMV 114
\2500
秘蔵のクラシック
 クライスラー:前奏曲とアレグロ/
 J.S.バッハ/グノー:アヴェ・マリア(ヴァイオリンとヴィオラ版/ガマロワ編)/
 グルック:メロディ(ヴァイオリンとピアノ版/クライスラー編)/
 モーツァルト/クライスラー:ロンド ト長調/
 チャイコフスキー:メロディ/ヴィエニャフスキ:伝説曲ト短調Op.17/
 ブラームス:ハンガリー舞曲第2番(ヴァイオリンとピアノ版 ガマロワ編)/
 ヴラディゲロフ:ブルガリア組曲Op.21より 歌/
 ファリャ/クライスラー:スペイン舞曲/
 ショスタコーヴィチ:ロマンス(ヴァイオリンとピアノ版/ガマロワ編)/
 サン=サーンス:歌劇《サムソンとダリラ》Op.47より
  あなたの声にわが心は開く(ヴァイオリンとピアノ版/ガマロワ編)/
 マスネ:タイスの瞑想曲/
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
デヴォリナ・ガマロワ
 (ヴァイオリン、ヴィオラ)
クラッシミール・タスコフ(ピアノ)
 デヴォリナ・ガマロワは、東欧ブルガリア出身で、ソフィア、ドレスデン、ロンドンで研鑽を積み、ドイツのノイエ・エルプラント・フィルなどで活躍した女流ヴァイオリニスト。

 2014年9月の録音。




EUDORA



EUD-SACD-1501
(SACD HYBRID)
\2800→\2590
レバイ:ソナタ集
 ヴァイオリンとギターのためのソナタ ホ短調
 ヴァイオリンとギターのためのソナタ ハ短調
 ヴィオラとギターのためのソナタ ニ短調
  (全曲世界初録音)
ペドロ・マテオ・ゴンザレス(ギター)
ホセ・アルバレス・ロサダ(ヴァオリン)
ホアキン・リケルメ(ヴィオラ)
 20世紀オーストリアの秘曲。レバイのソナタ集!
 スペイン、マドリード発の高音質レーベル、エウドーラ(Eudora)のリリース第3弾!

 作曲家、教育者、合唱指揮者、そしてピアニストとして活躍したオーストリアの音楽家フェルディナンド・レバイ(1880−1953)の"ギター"を伴う3つのソナタ。ドイツ、オーストリアの作曲様式の伝統に連なるリリシズムが特徴的。
 全曲世界初録音。

 2014年7月の録音。




MG MUSIC(CD−R)


GEE 01
(CD-R)
\2500

天国と地獄 〜 トロンボーンのための作品集
 ラーベ:バスタ/シューベルト:夜曲/
 クセナキス:ケレン/
 ブラームス:五月の夜/
 シェルシ:トロンボーンのための3つの小品/
 シュナイダー:テナートロンボーンのためのソナタ
  I.Blues, II.An American Ballad, III.Below Surface/
 カーター:リトレーシングV/
 シューベルト:小人/
 カーター:グラ/
 マーラー:私はこの世に忘れられ

マシュー・ジー(トロンボーン)
フランソワ・キリアン(ピアノ)
 RPOの首席トロンボーン奏者!

 ロイヤル・フィルの首席トロンボーン奏者、ロンドンの王立音楽大学の教授を務めるマシュー・ジーのソロ・アルバム。シュヴェルトシクやカーターの英国初演を担当するなど、近現代作品も得意とする名手である。
 シューベルト、ブラームスやマーラーの編曲、シュナイダーのソナタのテナー・トロンボーン版、クセナキス、カーターなどによるリサイタル・プログラムは、トロンボーンのサウンドとテクニック両面の魅力が存分に発揮された好演奏。

 2013年11月&2014年3月の録音。当タイトルはレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。




QUARTZ


QTZ 2112
\2500
ブラス・デ・カストロ:ポリフォニー作品全集 カンタール・アラ・ヴィオラ
 〔ナディーヌ・バルベイジ(ソプラノ)、
  フェルナンド・マリン
   (ビウエラ・ダルコ、リラ・ヴァイオル)〕
 ブラス・デ・カストロ(1561−1631)は、サラマンカのアルバ公に仕えたのを皮切りに、スペイン王フェリペ3世、フェリペ4世からも重用されたと伝わる16〜17世紀スペインの音楽家。アルバ公の宮廷で同僚だった詩人ロぺ・デ・ベーガの詩に作曲した作品で知られている。
 スペイン、アリカンテのヴィオラ・ダ・ガンバ&チェロ奏者のフェルナンド・マリンと、ヨルダン系アメリカ人の古楽系ソプラノ、ナディーヌ・バルベイジのデュオが、当時のスペインで大絶賛されたデ・カストロの歌を奏でる。

 2007年2月の録音。
 

QTZ 2107
\2500
ショスタコーヴィチとラフマニノフのチェロ・アレンジ集
 ショスタコーヴィチ(ウラシン編):15の前奏曲
 ラフマニノフ(ウラシン&アンドリアノフ編):
  チェロとピアノのためのロマンス集(歌曲編曲集)
ボリス・アンドリアノフ(チェロ)
レム・ウラシン(ピアノ)
 ゲリンガスの門下生で、チャイコフスキー国際コンクール、ロストロポーヴィチ国際コンクールなど数多くの難関コンクールで入賞を果たしてきたロシアのチェリスト、ボリス・アンドリアノフ。盟友レム・ウラシンとのデュオによるロシアン・プログラムは、ショスタコーヴィチとラフマニノフのチェロ・アレンジ集。演奏、アレンジともにロシア音楽ファン要チェック。

 2010年の録音。
 

QTZ 2111
\2500
シベリウス:ピアノ作品集 Vol.1
 組曲《キュッリッキ》Op.41/樹の組曲 Op.75/
 5つの花のスケッチ Op.85/5つのロマン的小品 Op.101/
 5つのスケッチ Op.114/2つのロンディーノ Op.68/
 フィンランディア Op.26
ジョセフ・トング(ピアノ)
 ジョセフ・トングは、1997年にウィグモア・ホール・デビューを飾り、ジョン・リル賞の第1位をはじめとする多くのコンクールでの入賞歴を持つイギリスのピアニスト。
 作曲者自身の編曲によるピアノ独奏版の「フィンランディア」を収録。

 2014年9月の録音。
 
QTZ 2106
\2500
トリオ・ピランデルロ、カノンからタンゴまで幅広いレパートリー
 シューマン:ピアノ三重奏曲第3番ト短調 Op.110
 ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第2番ホ短調 Op.67
 ピアソラ:ブエノスアイレスの秋
トリオ・ピランデルロ
 〔リツァ・レヴェンディス(ヴァイオリン)、
  フレデリク・シュタインビューヒェル(チェロ)、
  デルフィン・ヘンスラー(ピアノ)〕
 ギリシャ、ポーランド、ロシア、イタリア、イギリスとスイス。様々なバックグラウンドを持つトリオ・ピランデルロは、マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで結成された若きアンサンブル。クラシックのカノンからアルゼンチンのタンゴまでを自在にこなす柔軟性と幅広いレパートリーが持ち味。

 2013年8月の録音。




TY CERDD(CD−R)


TCR 010
(CD-R)
\2500
バルトーク&ジョーンズ:バガテル集
 ジョーンズ:バガテル集
 バルトーク:バガテル集
スィール・ウィリアムズ(ピアノ)

 「Ty Cerdd」はウェールズの作曲家、音楽家の紹介を目的として設立されたレーベル。20世紀ウェールズの作曲家ダニエル・ジョーンズ(1912−1993)とバルトークのバガテルをカップリング。

 ※「Ty Cerdd」はレーベルオフィシャルのCD-R盤となります。

 

TCR 011
(CD-R)
\2500
タン:静寂の7つの詩 ガイ・ジョンストン(チェロ)
 ウェールズの女流作曲家ヒラリー・タン(1947−)の無伴奏チェロのための作品。R.S.トーマスによる詞の朗読付き。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DANACORD



DACOCD 757-758
(2CD-R)
\5200→\4790

番外編/「ジェンキンズへのオマージュ」
 スカンジナヴィアン・クラシックス Vol.5

 
ハンメリク:交響曲第6番 Op.38 《精神的な交響曲》 ボイド・ニール指揮
ボイド・ニール弦楽オーケストラ
シベリウス:交響曲第5番 Op.82、カレリア組曲 Op.11 エーリク・トゥクセン指揮
トーマス・イェンセン指揮
デンマーク国立放送管弦楽団
ハートマン:序曲 《ヘーコン・ヤール》 ヨン・フランセン指揮
デンマーク国立放送管弦楽団
スヴェンセン:祝祭ポロネーズ エーリク・トゥクセン指揮
デンマーク国立放送管弦楽団
ニールセン:
  東洋風祝祭行進曲 《アラジン》、アラジンの夢と朝霧の踊り、
  ヒンドゥーの踊り、イスパハンの市場、黒人の踊り、
  《母》への前奏曲、《仮面舞踏会》より 若い雄鶏たちの踊り
スヴェン・クリスチャン・フェーロム指揮
トーマス・イェンセン指揮
ティヴォリ交響楽団
リスエーヤ:《ニルス・エベセン》への前奏曲 ヨン・ハイ=ヌッセン指揮
王立管弦楽団
タープ:コメディ序曲 スヴェン・クリスチャン・フェーロム指揮
ティヴォリ交響楽団
レーセン:デンマーク・ラプソディ 《ヒマラン》 エミール・レーセン指揮
デンマーク国立放送管弦楽団
ゲーゼ:タンゴ・ジェラシー ウェンディー・トゥヴォレク(Vn)
エミール・レーセン指揮
デンマーク国立放送管弦楽団
ハンス・クリスチャン・ロンビ:
  コペンハーゲン蒸気鉄道ギャロップ、
  シャンペン・ギャロップ
カーロ・アナセン指揮
ティヴォリ交響楽団
カーロ・アナセン指揮
ティヴォリ交響楽団

 デンマーク放送の音源とLPからの復刻による「スカンジナヴィアン・クラシックス」シリーズ。
 愛情というか執念すら感じさせる選曲と演奏。メジャーな大曲と愛らしい小品とをあわせてまさに「スカンジナヴィア音楽」として完成させる充実のシリーズ。

 実はプロジェクトに関わったリンドン・ジェンキンズが急逝したため第4巻(DACOCD 707-708)で最終巻となったが、「ジェンキンズへのオマージュ」として第5巻が特別に製作された。

 ※当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



旧譜/DANACORD
スカンジナヴィア音楽
歴史的録音復刻シリーズVol.1〜4


 当タイトルはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
すでに現地完売になっている可能性もありえますのでご了承ください・・・
Scandinavian Classics Volume 1
DACOCD523-524
(2CD-R)
\5200→\4790
スカンジナヴィアン・クラシックスVol.1
J・P・E・ハートマン(1805-1900):北欧の神々の凱旋行進曲
ニルス・W・ゲーゼ(1817-90):演奏会序曲「オシアンの余韻」Op.1
ヨハン・スヴェンセン(1840-1911):ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンスOp.26
フィニ・ヘンリケス(1867-1940):劇音楽「鍛冶屋のヴォロン」前奏曲
P・E・ランゲ=ミュラー(1850-1926):劇音楽「ルネサンス」前奏曲
カール・ニールセン:
  弦楽のための小組曲FS6 Op.1、序曲「ヘリオス」FS21 Op.17、
  劇音楽「母」FS94 Op.41より行進曲、歌劇「サウルとダヴィデ」より第2幕の前奏曲
ジャン・シベリウス:
  交響詩「フィンランディア」Op.26、悲しいワルツOp.44 No.1、
  3つの小品より−叙情的なワルツOp.96a
フィン・ホフディング(1899-1997):交響的幻想曲「まったくほんとう!」
スヴェン・エーリク・タープ(1908-1994):小組曲「モザイク」
クヌーズオーエ・リスエア(1897-1994):
  弦楽のための小序曲 トランペット小協奏曲、バレエ「郵便馬車の12人」より1月、5月、8月、10月
  「愚者の楽園」組曲、デンマークの2つの乞食学生の歌、「…の場合」
カーロ・アナセン(ヴァイオリン)
ジョージ・エクスデイル(トランペット)
コペンハーゲン・フィルハーモニック、
チヴォリ・コンサートホール管弦楽団、
王立管弦楽団、
デンマーク国立放送管弦楽団
トマス・イェンセン(指揮) 
1939−1949年録音となるデンマークにおける貴重な歴史的録音集。

 

Scandinavian Classics Volume 2
DACOCD 673-674
(2CD-R)
\5200→\4790

スカンジナヴィアン・クラシックスVol.2
 (1)クーラウ:劇付随音楽《妖精の丘》Op.100より/
 ゲーゼ:
  (2)演奏会序曲《オシアンの余韻》、(3)ノヴェレッテOp.53、
  (4)バレエ《ナポリ》より 青の洞窟で/
 ハートマン:
  (5)歌劇《小さなキアステン》Op.44より 序曲、
  (6)ベアテル・トーヴァルセンのための葬送行進曲/
 ホーネマン:(7)おとぎ話序曲《アラディン》、(8)グレ組曲/
 (9)ランゲ=ミュラー:
  劇付随音楽《ルネッサンス》Op.59より 前奏曲/
 (10)ニールセン:
  歌劇《仮面舞踏会》より 序曲、第2幕への前奏曲、
  若い雄鶏たちの踊り/
 (11)シアベク:華やかなる宴Op.25より 序曲/
 (12)グラム:抒情詩Op.9/
 (13)シュルツ:弦楽のためのセレナード
エーリク・トゥクセン(指揮)、
ラウニ・グレンダール(指揮)、
デンマーク国立放送交響楽団、
デンマーク放送ウィンドアンサンブル、
パレ・アルスフェルト(オルガン)

(1)録音:1946年、(2)録音:1950年、(3)録音:1948年、(4)録音:1950年、(5)録音:1946年、(6)録音:1947年、(7)録音:1942年、(8)録音:1948年、(9)録音:1946年、(10)録音:1946年&1950年&1951年、(11)録音:1950年、(12)録音:1946年、(13)録音:1952年エーリク・トゥクセンとラウニ・グレンダール(あの有名なトロンボーン協奏曲の作曲者!)の指揮で1942年から1952年にかけて収録されたデンマークの歴史的録音集。


DACOCD 697-698
(2CD-R)
\5200→\4790
スカンジナヴィアン・クラシックスVol.3
 グリーグ:
  交響的舞曲Op.64*、
  ノルウェー舞曲Op.35(ハンス・ジットによる管弦楽版)+
 セーヴェルー:劇付随音楽《ペール・ギュント》Op.28*
 シベリウス:
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47**、
  交響詩《レンミンカイネン》Op.22***
エーリク・トゥクセン(指揮)*/+
デンマーク国立放送交響楽団
トマス・イェンセン(指揮)**/***
エミール・テルマーニ(ヴァイオリン)***
1952年5月10日−11日*、1949年8月29日−30日&9月2日&12日+、1952年4月21日−23日**、1953年7月***の録音。

 デンマークのオーケストラと指揮者によるスカンジナヴィア音楽の歴史的録音を復刻するシリーズの第3集。
 こうしたちょっと主流を離れた地域の歴史的録音には思わぬ拾い物に出会えることが多い。今回もこっそりと名手テルマニのシベリウスが入っていたりする。

DACOCD 707-708
(2CD-Rs)
\5200→\4790

スカンジナヴィアン・クラシックスVol.4

 ルーマン:
  シンフォニア第16番ニ長調、シンフォニア第20番ホ短調
   〔モーエンス・ヴェルディケ(指揮)、 デンマーク国立放送交響楽団/録音:1949年〕
 ドゥピュイ:ジングシュピール《若さと愚かさ》序曲
   〔ヨハン・ヒー=クヌセン(指揮)、 王立管弦楽団/録音:1940年〕
 ロンビ:夢の絵
   〔ラウニ・グレンダール(指揮)、 デンマーク国立放送交響楽団/録音:1951年〕
 ニールセン:
  サガの夢
   〔エギスト・タンゴ(指揮)、王立管弦楽団/録音:1940年〕、
  ヴァイオリン協奏曲
   〔エミール・テルマーニ(ヴァイオリン)、 フリッツ・ブッシュ(指揮)、
    デンマーク国立放送交響楽団/ 録音(ライヴ):1951年1月25日〕
 グリーグ:抒情組曲
    〔エーリク・トゥクセン(指揮)、 デンマーク国立放送交響楽団/録音:1953年〕、
   2つの悲しい旋律
    〔ヨハン・ヒー=クヌセン(指揮)、 王立管弦楽団弦楽セクション/録音:1941年〕
 スヴェンセン:ノルウェー芸術家の謝肉祭
   〔エーリク・トゥクセン(指揮)、 デンマーク国立放送交響楽団/録音:1953年〕
 ランゲ=ミュラー:劇付随音楽《昔むかし》
   〔ヨハン・ヒー=クヌセン(指揮)、王立管弦楽団/ 録音:1941年〕
 エナ:歌劇《マッチ売りの少女》序曲
   〔ヨハン・ヒー=クヌセン(指揮)、王立管弦楽団/ 録音:1937年〕
 ベアセン:歌劇《高貴な訪問客》序曲
   〔ヨハン・ヒー=クヌセン(指揮)、王立管弦楽団/ 録音:1950年〕
 セーヴェルー:魔術のスロット
   〔ニコライ・マルコ(指揮)、デンマーク国立放送交響楽団/録音:1951年〕
 リスエア:バレエ音楽《カルトシルニ》
   〔ヨハン・ヒー=クヌセン(指揮)、王立管弦楽団/ 録音:1941年〕
フリッツ・ブッシュ(指揮)
ニコライ・マルコ(指揮)
デンマーク国立放送交響楽団
王立管弦楽団、他
 デンマーク放送の音源とLPからの復刻による「スカンジナヴィアン・クラシックス」シリーズのとりあえずの最終巻。
 リマスタリングはダナコード(Danacord)の復刻録音でお馴染みの名エンジニア、クラウス・ビリトが担当。






<メジャー・レーベル>

SONY


8887507375-2
\2700
ジュゼッピーナ・トーレ/星の沈黙
 1) Il silenzio delle stele, 2) Il mio cielo, 3) Perche,
 4) Aspettando il sole, 5) Cercando me, 6) Notte,
 7) Alma latina, 8) L'amore perduto, 9) Always inMy Hand,
 10) You Are My Destiny, 11) Because I Need You《演奏》
ジュゼッピーナ・トーレ(ピアノ)&
ソリス弦楽四重奏団
 シチリア生まれのピアニスト、ジュゼッピーナ・トーレ。2012年ロサンゼルス・ミュージック・アワードにて、ベスト・クラシカル・インストゥルメンタル賞を受賞。そこで演奏された自作の曲は一気にiTunesの上位に入るなど、高い人気を得ることになりました。
 彼女はその後ピアノ・ソロによるクロスオーバー作品を作曲し演奏。さらにテレビや映画音楽も手掛けています。この作品も、サティやマイケル・ナイマンのような不思議な感情が埋め込まれており、「誰もが認識可能な気分、感情、感情、感覚を受け、目に見えるものをから超越試みで、イントロスペクションの世界を目指したもの」と自身語っています。
 心の迷路を通して、感情的な音楽の旅を体験できるアルバムです。
  《録音》 2015年3月, イタリア、カゼルタ

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SONY


SONY CLASSICAL MASTERS BOX SET 第12弾
どうかお早めに!


 このシリーズ、最悪の場合発売前に完売します。ほんとです。
 どうかどうかお早めに・・・!



 ソニー・クラシカルによる新たなバジェット・シリーズ「MASTERS BOX SET」。

 100年以上の歴史を誇るアメリカ発の老舗クラシック・レーベル、SONY CLASSICALとRCA RED SEAL両レーベルの誇る豊富なカタログから、音楽ファンならば誰でも一度は聴いておくべきクラシック音楽の定番名曲を、定評あるアーティストの名演で幅広く取り揃え、お買い得なバジェット・プライスにて続々リリース中の好評シリーズです。

 今回の第12弾も強力なラインナップによる10タイトルがリリースされます。

※初回生産限定盤※白を基調とした目に留まりやすいアートワーク・デザイン。
※ベルリンのb-sharpスタジオにて、24ビット / 88.2KHzリマスタリングを行い、よりマスターテープに忠実で伸びやかなサウンドを実現しています。
※ このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディスクの紙ジャケットに記載されています。

8887512391-2
(7CD)
\3700
お早めに・・・!
ブルーノ・ワルター /
 ベートーヴェン:交響曲全集、ヴァイオリン協奏曲


ベートーヴェン:
【CD1】
 『交響曲第1番ハ長調 Op.21』『交響曲第2番ニ長調 Op.36』
 『序曲「コリオラン」(1958〜1959年録音),
【CD2】
 『交響曲第3番変ホ長調「英雄」Op.55』
 『交響曲第8番ヘ長調 Op.93』(1958年録音),
【CD3】
 『交響曲第4番変ロ長調 Op.60』
 『交響曲第6番ヘ長調「田園」Op.68』(1958年録音),
【CD4】
 『交響曲第5番ハ短調Op.67』『交響曲第7番イ長調 Op.92』(1958年録音),
【CD5】
 『交響曲第9番ニ短調「合唱付き」Op.125』(1959年録音),
【CD6】
 『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61』〜ジノ・フランチェスカッティ(Vn) (1961年録音),
 『序曲「レオノーレ」第2番 Op.72a』(1960年録音),
【CD7】
 『交響曲第4, 5, 7, 9番』よりリハーサル風景(1958〜1959年録音)《演奏》
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団
 ブルーノ・ワルターがその最晩年に、録音用に特別編成されたコロンビア交響楽団と録音したベートーヴェンの交響曲全集が復活。
 今回は交響曲9曲のほか、レオノーレ序曲第2番、コリオラン序曲とフランチェスカッティとのヴァイオリン協奏曲というベートーヴェン作品のステレオ録音を網羅した上、交響曲第4番・5番・7番・9番のリハーサル風景まで収録しています。
 いずれも日本では日本コロムビアのLPでの初出以来、一度もカタログから消えたことのない定番中の定番。名プロデューサー、ジョン・マクルーアの采配のもと、ハリウッドの音響効果豊かなアメリカン・リージョン・ホール(アメリカ在郷軍人会ホール)で、コロンビア・レコードのエンジニアたちが、アメリカのオケとは思えない馥郁たる響きを捉えたステレオ初期の名録音でもあります。
 

8887510858-2
(8CD)
\4000
お早めに・・・!
ユージン・オーマンディ /
 オーマンディ・コンダクツ・シベリウス


シベリウス:
【CD1】
 『交響曲第1番 ホ短調 Op.39』(1978年録音),
【CD2】
 『交響曲第2番 ニ長調 Op.43』(1972年録音),
 『悲しきワルツ Op.44-1』(1973年録音),
 『交響詩「トゥオネラの白鳥」Op.22-3』(1973年録音),
 『交響詩「フィンランディア」Op.26』(1972年録音),
【CD3】
 『交響曲第4番 イ短調 Op.63』(1978年録音),
 『交響幻想曲「ポホヨラの娘」Op.49』(1976年録音),
 『交響詩『大洋の女神』Op.73』(1978年録音),
 『交響曲第7番 ハ長調 Op.105』(1975年録音),
【CD4】
 『交響曲第5番 変ホ長調 Op.82』(1975年録音),
 『交響詩「エン・サガ」Op.9』(1975年録音),
 『交響詩「タピオラ」Op.112』(1976年録音),
【CD5】
 『ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47』〜ディラーナ・ジェンソン(Vn)(1980年録音),
 『「カレリア」序曲Op.10』(1977年録音),
 『「カレリア」組曲Op.11』(1975年録音),
【CD6】
 『交響曲第1番 ホ短調 Op.39』(1962年録音),
 『ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47』〜アイザック・スターン(Vn)(1969年録音),
【CD7】
 『交響曲第2番 ニ長調 Op.43』(1957年録音),
 『交響曲第7番 ハ長調 Op.105』(1960年録音),
【CD8】
 『交響詩「フィンランディア」Op.26』(1968年録音),
 『悲しきワルツ Op.44-1』(1959年録音),
 『交響詩「トゥオネラの白鳥」Op.22-3』(1960年録音),
 『「カレリア」組曲Op.11』(1968年録音),
 『交響詩「エン・サガ」Op.9』(1963年録音),
 『交響詩「フィンランディア」Op.26』(1959年録音)
ユージン・オーマンディ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団
【シベリウス生誕150年/オーマンディ没後30年記念リイッシュー】
 ユージン・オーマンディはその活動初期からシベリウスの作品を積極的に取り上げ、生涯にわたって演奏し続けました。
 録音面でも、SP時代の1935年にミネアポリス響と交響曲第1番のアメリカ初録音を行なって以降、モノラル〜ステレオを通じて主要交響曲と管弦楽曲を録音しています。
 フィラデルフィア管弦楽団もストコフスキーのもと、シベリウスの音楽を広くアメリカに紹介し、オーマンディとの戦後のヨーロッパ・ツアーの際には、アイノラのシベリウスの自宅を訪れています。
 当ボックスは、シベリウスの生誕150年とオーマンディの没後30年というダブル・アニヴァーサリーに相応しく、オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団がコロンビアおよびRCAに残したシベリウス作品のステレオ録音を集成したものです。
 交響曲第1番・第2番・第5番・第7番は2種、ヴァイオリン協奏曲もスターン、ジョンソンの2種類、「フィンランディア」は2種のコロンビア録音(モルモン・タバナクル合唱団との合唱付き版と通常のオーケストラ版)、1種類のRCA録音(合唱付き版予定)の3種類を収録しています。
  

8887512706-2
(4CD)
\2700
お早めに・・・!
サー・コリン・デイヴィス&ドレスデン・シュターツカペレ
 シューベルト:交響曲全集


シューベルト:
【CD1】
 『交響曲第1番ニ長調D.82』『交響曲第3番ニ長調D.200』
 『交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」』、
【CD2】
 『交響曲第2番変ロ長調D.125』
 『交響曲第4番ハ短調D.417「悲劇的」』、
【CD3】
 『交響曲第第5番変ロ長調D.485』『交響曲第第6番ハ長調D.589』、
【CD4】
 『交響曲第9番ハ長調D.944「グレイト」』
コリン・デイヴィス(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
 1994年〜96年にかけて、屈指の音響で知られるドレスデンのルカ教会でセッション収録された、コリン・デイヴィスとドレスデン・シュターツカペレによるシューベルトの交響曲全集です。
 ちょうど同じドレスデン・シュターツカペレとのフィリップス・レーベルへのベートーヴェンの交響曲全集と並行して収録が行われたもので、デイヴィスとオーケストラの間の熱い信頼感が見事な演奏となって結実しています。
 デイヴィスによるシューベルトは、アナログLP時代のボストン響との「未完成」「ザ・グレイト」以来、レコードファンには親しいもので、この全集ではオーケストラの蒼古な響きとスケールアップしたデイヴィスの悠揚たる巨匠的解釈が一体になって、実に聞きごたえのある演奏に仕上がっています。
 《録音》1994〜1996年、ドレスデン、聖ルカ教会(デジタル:セッション)
 

8887512624-2
(3CD)
\2500
お早めに・・・!
イーゴル・ストラヴィンスキー /
 ストラヴィンスキー自作自演〜交響曲と協奏曲編


ストラヴィンスキー:
【CD1】
 『3楽章の交響曲』〜コロンビア交響楽団(1961年2月録音),
 『交響曲ハ調』〜CBC交響楽団(1962年12月録音),
 『詩篇交響曲』〜CBC交響楽団,トロント祝祭合唱団(1963年3月録音),
【CD2】
 『交響曲第1番 変ホ長調』〜コロンビア交響楽団(1966年5月録音),
 『協奏曲 変ホ長調「ダンバートン・オークス」』〜
  コロンビア交響楽団のメンバー(1964年3月録音), )
 『弦楽のための協奏曲ニ長調「バーゼル協奏曲」』〜
  コロンビア交響楽団(1963年12月録音),
 『エボニー協奏曲』〜
  ベニー・グッドマン(クラリネット) コロンビア・ジャズ・アンサンブル(1965年4月録音),
【CD3】
 『ピアノと管楽器のための協奏曲』〜
  フィリップ・アントルモン(ピアノ)コロンビア交響楽団(1964年5月録音),
 『ムーヴメンツ』〜チャールズ・ローゼン(ピアノ) コロンビア交響楽団(1961年2月録音),
 『ピアノと管弦楽のためのカプリッチョ』〜
  フィリップ・アントルモン(ピアノ)
  ロバート・クラフト(指揮)コロンビア交響楽団(1966年1月録音), ]
 『ヴァイオリン協奏曲 ニ長調』〜
  アイザック・スターン(ヴァイオリン), コロンビア交響楽団(1960年6月録音)
イーゴル・ストラヴィンスキー(指揮)
 ストラヴィンスキーがその晩年にステレオ録音で残した膨大な自作自演の中から、交響曲や協奏曲と名付けられた作品を中心にCD3枚に集成したボックス(一部ロバート・クラフト指揮で、その際もストラヴィンスキーが監修しています)。
 協奏曲での独奏者は、ピアノではフィリップ・アントルモン、チャールズ・ローゼン、ヴァイオリンはアイザック・スターンと、1960年代のコロンビアを代表する名手が起用されています。
  

8887510873-2
(5CD)
\3300
お早めに・・・!
ピエール・ブーレーズ /
 ラヴェル:管弦楽曲集、ピアノ協奏曲


ラヴェル:
【CD1】
 『古風なメヌエット』『ラ・ヴァルス』『バレエ音楽「ダフニスとクロエ」』〜
  ニューヨーク・フィルハーモニック(1974〜1975年録音)、
【CD2】
 『おとぎ話への序曲「シェヘラザード」』『高雅で感傷的なワルツ』
 『バレエ音楽「マ・メール・ロワ」』〜
  ニューヨーク・フィルハーモニック(1973〜1975年録音)、
 『スペイン狂詩曲』〜クリーヴランド管弦楽団(1969年録音),
【CD3】
 『ファンファーレ』『クープランの墓』〜
  ニューヨーク・フィルハーモニック(1976, 1971年録音)、
 『道化師の朝の歌』『亡き王女のためのパヴァーヌ』〜
  クリーヴランド管弦楽団(1969〜1970年録音),
 『左手のためのピアノ協奏曲ニ長調』〜
  フィリップ・アントルモン(P) クリーヴランド管弦楽団(1970年録音),
 『道化師の朝の歌』『ボレロ』〜
  ニューヨーク・フィルハーモニック(1973〜1974年録音)、
【CD4】
 『ステファヌ・マラルメの3つの詩』〜ジル・ゴメス(Sp) BBC交響楽団(1977年録音),
 『マダガスカル島民の歌』〜
  ジェシー・ノーマン(Sp) アンサンブル・アンテルコンタンポラン(1979年録音),
 『ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ』『5つのギリシャ民謡』〜
  ジョセ・ヴァン・ダム(Br) BBC交響楽団(1977年録音),
【CD5】
 『ダフニスとクロエ 第2組曲』〜クリーヴランド管弦楽団(1969年録音),
 『ピアノ協奏曲 ト長調』〜
  フィリップ・アントルモン(P)
  ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団(1964年録音),
 『歌曲集「シェエラザード」』〜
  ヘザー・ハーパー(Sp) BBC交響楽団(1972年録音)
 ピエール・ブーレーズ(指揮)
【ピエール・ブーレーズ生誕90年記念リリース】
 ピエール・ブーレーズがアナログLP時代にニューヨーク・フィルおよびクリーヴランド管と録音したラヴェルの管弦楽曲をCD5枚に集成したボックスです。
 今回のセット化では、録音後かなり時期が経っていから発売されたアンサンブル・アンテルコンタンポランとのオーケストラ伴奏の歌曲集、アントルモンとのピアノ協奏曲2曲を収録し、さらに「ダフニスとクロエ」については、ニューヨーク・フィルとの全曲盤のみならず、それとは別録音のクリーヴランド管との第2組曲まで収録し、ブーレーズによるラヴェル解釈を通観することができます。
 

8887512618- 2
(5CD)
\3300
お早めに・・・!
ヒラリー・ハーン /
 コンプリート・ソロ・レコーディングズ


【CD1】
 J.S.バッハ:
  『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調BWV.1006』
  『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV.1004』
  『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調BWV.1005』(録音:1996〜1997年)
【CD2】
 ベートーヴェン:『ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61』,
 バーンスタイン:『ソロ・ヴァイオリン、弦楽合奏、ハープと打楽器のためセレナード』〜
  デイヴィッド・ジンマン(指揮)ボルティモア交響楽団(録音:1998年)
【CD3】
 バーバー:『ヴァイオリン協奏曲Op14』,
 エドガー・メイヤー:『ヴァイオリン協奏曲』〜
  ヒュー・ウルフ指揮 セントポール室内管弦楽団(録音:1999年)
【CD4】
 ブラームス:『ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op77』,
 ストラヴィンスキー:『ヴァイオリン協奏曲ニ長調』〜
  ネヴィル・マリナー(指揮)アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(録音:2001年)
【CD5】
 メンデルスゾーン:『ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64』,
 ショスタコーヴィチ:『ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調Op.77』〜
  ヒュー・ウルフ(指揮:メンデルスゾーン),
  マレク・ヤノフスキ(指揮:ショスタコーヴィチ)
  オスロ・フィルハーモニー管弦楽団(録音:2002年)
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)
 1996年録音のバッハの無伴奏アルバムによるデビューでセンセーションを巻き起こしたヒラリー・ハーンが、2002年までソニー・クラシカルに録音した5枚のソロ・アルバムを収めたボックスです。
 1枚目を除き、すべてコンチェルトであり、ベートーヴェンとバーンスタイン(セレナード)、バーバーとエドガー・マイヤー、ブラームスとストラヴィンスキー、メンデルスゾーンとショスタコーヴィチの第1番と、それぞれにこだわりのある作品が並んでいます。
 バックも、ジンマン指揮ボルティモア響、マリナー指揮アカデミー室内管、ホーネックおよびヤノフスキ指揮オスロ・フィルなど、十全の布陣です。
 

8887512588-2
(3CD)
\2500
お早めに・・・!
ポール・クロスリー /
 プーランク:ピアノ独奏曲全集


プーランク:
【CD1】
 『ナゼルの夜 FP.84』『3つの小品 FP.48』『3つの無窮動 FP.14』
 『メランコリー FP.105』『ナポリ FP.40』『アルバムの綴り FP.68』
 『パストゥレルFP.45』『ブーレ、オーヴェルニュのパヴィリオンにて FP.87』
 『ワルツ ハ長調』『アルベール・ルーセルを讃えて FP.50』,
【CD2】
 『15の即興曲 FP.63, 113, 170, 176』『主題と変奏 FP.151』
 『3つの間奏曲 FP.71, 118』『5つの即興曲 FP.21』
 『プレスト 変ロ長調 FP.70』『冗談FP.73』『ユモレスク FP.72』
 『バッハの名による即興的ワルツ FP.62』,
【CD3】
 『8つの夜想曲 FP.56』『フランス組曲 FP.80a』
 『3つのノヴェレッテ FP.47, 173』『ハ調の組曲』
 『村人たち FP.65』『散歩 FP.24』
ポール・クロスリー(ピアノ)
 ドビュッシーやラヴェルなどフランス音楽の名解釈で知られるポール・クロスリーが1987年に録音したプーランクのピアノ独奏曲全曲を収めた名盤です。
 プーランク独特の「心地よい奇想天外さ」「とらえどころのない性格」を見事に表出しており、1992年の初出時には日本盤としては初めての全曲盤として高く評価されました。
 現代音楽にも強いクロスリーならではのシリアスながらクールで洒落た味わいがまさに絶品。素晴らしい音響で知られ、ブリテンが創始したオールドバラ音楽祭の本拠地であり、スネイプのモールティングスで名手トニー・フォークナーによって収録された名録音でもあります。
 《録音》1987年、スネイプ、モールティングス(デジタル:セッション)
 

8887512458-2
(5CD)
\3300
お早めに・・・!
東京クヮルテット /
 ハイドン:エルデーティ四重奏曲&モーツァルト:フルート四重奏曲、弦楽五重奏曲集他


ハイドン:
【CD1】
 『弦楽四重奏曲第75番 ト長調』
 『弦楽四重奏曲第76番 ニ短調「五度」』
 『弦楽四重奏曲第77番 ハ長調「皇帝」』(1979年録音)
【CD2】
 『弦楽四重奏曲第78番 変ロ長調「日の出」』
 『弦楽四重奏曲第79番 ニ長調「ラルゴ」』
 『弦楽四重奏曲第80番 変ホ長調』(1979年録音)
モーツァルト:
【CD3】
 『弦楽五重奏曲第3番 ハ長調 K.515』
 『弦楽五重奏曲第4番 ト短調 K.516』〜ピンカス・ズーカーマン(Va)(1991年録音)
【CD4】
 『四重奏曲 ヘ長調 K.370(原曲:オーボエ四重奏曲)』〜
  ジェームズ・ゴールウェイ(Fl) (1991年録音),
 『クラリネット五重奏曲イ長調K.581』〜
  リチャード・ストルツマン(Cl)(1990年録音),
【CD5】
 『フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K.285』
 『フルート四重奏曲第2番 ト長調 K.285a』
 『フルート四重奏曲第3番 ハ長調 K.285b』
 『フルート四重奏曲第4番 イ長調 K.298』〜
  ジェームズ・ゴールウェイ(Fl)(1979年録音)
東京クヮルテット
惜しくも2013年に解散した東京クヮルテットによるハイドンとモーツァルトの弦楽四重奏曲と室内楽をCD5枚に集成しました。ハイドンの「エルデーディ四重奏曲」は、第2次メンバーによるCBSへの録音であり、そのほかのモーツァルトは第3次メンバーによるRCA録音。モーツァルトでは、クラリネットのリチャード・ストルツマン、フルートのジェームズ・ゴールウェイ、それにヴィオラのピンカス・ズーカーマンとの豪華共演が成し遂げられています。
 

8887513562-2
(9CD)
\4000
お早めに・・・!
キャサリン・ストット /
 コンプリート・ソロ・レコーディングズ


【CD1】
 ショパン:
  『バラード第1番 ト短調Op.23』『バラード第2番 ヘ長調Op.38』
  『子守歌 変ニ長調Op.57』『幻想曲 ヘ短調Op.49』
  『エコセーズ第3番Op.72-3』『バラード第3番 変イ長調Op.47』
  『タランテラ 変イ長調Op.43』『バラード第4番 ヘ短調Op.52』
  『コントルダンス 変ト長調B.17』(1988〜1989年録音),
【CD2】
 ラフマニノフ:
  『前奏曲Op.23〜第1, 2, 6, 5, 4番』『前奏曲 嬰ハ短調Op.3-2』
  『メロディ ホ長調Op.3-3』『道化役者 嬰ヘ短調Op.3-4』
  『コレルリの主題による変奏曲 Op.42』
  『クライスラー(ラフマニノフ編):愛の喜び』
  『クライスラー(ラフマニノフ編):愛の悲しみ』(1987年録音),
【CD3】
 リスト:
  『愛の夢 第1〜3番S.541』『ペトラルカの3つのソネットS.270』
  『3つの演奏会用練習曲S.144』(1990年録音),
【CD4】
 フォーレ:
  『即興曲第2番 ヘ短調Op.31』『夜想曲第1番Op.33-1』
  『3つの無言歌Op.17』『舟歌第6番 変ホ長調Op.70』
  『夜想曲第6番 変ニ長調Op.63』『舟歌第5番 嬰ヘ短調Op.66』
  『夜想曲第4番 変ホ長調Op.36』『舟歌第4番 変イ長調Op.44』
  『即興曲第1番 変ホ長調Op.25』『舟歌第1番 イ短調Op.26』
  『即興曲第3番 変イ長調Op.34』(1986年録音),
【CD5】
 フォーレ:
  『舟歌第2番 ト長調Op.41』『舟歌第7番 ニ短調Op.90』
  『夜想曲第9番 ロ短調Op.97』『夜想曲第10番 ホ短調Op.99』
  『即興曲 変ニ長調Op.86』『舟歌第12番 変ホ長調Op.105-2』
  『舟歌第11番 ト短調Op.105-1』『マズルカ 変ロ長調Op.32』
  『夜想曲第11番 嬰ヘ短調Op.104-1』『夜想曲第8番変ニ長調Op.84-5』
  『ヴァルス・カプリス第4番 変イ長調Op.62』(1988年録音),
【CD6】
 ラヴェル:
  『クープランの墓』『水の戯れ』『ソナチネ』
  『亡き王女のパヴァーヌ』『夜のガスパール』(1990年録音),
【CD7】
 ドビュッシー:
  『喜びの島 L.106』『バラード』『ベルガマスク組曲 L.75』
  『2つのアラベスク L.66』『夢想 L.68』『レントより遅く L.121』
  『映像 第1集L.110』(1987年録音),
【CD8】
 ブリッジ:
  『カプリッチョ第1番イ短調H.52』『ピアノのための2つの独奏H.54』
  『3つの詞〜第2曲:エクスタシー』『マルセイユのヴィネットH.166』
  『アワー・グラス H.148』『ピアノ・ソナタH.160』(1989年録音),
【CD9】
 ジョン・アイアランド:『ピアノ協奏曲変ホ長調』,
 ブリッジ:『ピアノと管弦楽のためのファbタズム』,
 ウォルトン:『ファンタジア・コンチェルタンテ』〜
  ヴァーノン・ハンドリー(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(1989年録音),
キャスリン・ストット
 ヨーヨー・マの名パートナーとしても知られ、現在イギリスで最も多才で尊敬されているピアニストの一人、キャスリン・ストットが、1986年〜1989年にかけて、イギリス・コニファー・レーベルに録音した初期のソロ・アルバムが久しぶりに復活。
 ショパン、ラフマニノフ、リスト、フォーレ、ラヴェル、ドビュッシー、それにフランク・ブリッジらイギリスの作曲家の作品集で、ストットならではのセンスのよい音楽的な美演を楽しめます。
 ペルルミュテールとブーランジェに師事したストットはフランス音楽の名手としても知られ、フォーレは後に全集を別レーベルに録音しているほど。この初期録音でもフランス音楽への親和性を強く感じさせてくれます。
 

8887512732-2
(4CD)
\2700
お早めに・・・!
ジョン・ウィリアムズ /映画音楽のほうです!
 サウンドトラック名曲集


 ジョン・ウィリアムズ
【CD1】
 『ハリー・ポッターと賢者の石』〜「ハリーの不思議な世界」,
 『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』エンド・クレジット,
 『戦火の馬』〜「ダートムア、1912年」,
 『サブリナ』テーマ, 『遥かなる大地へ』テーマ,
 『アメリカン・ジャーニー』, 『SAYURI(Memoirs of a Geisha)』組曲,
【CD2】
 『ジョーズ』〜「テーマ」「サメ狩り」「檻の用意!」,
 『E.T.』〜「地上の冒険」「フライング・テーマ」,
 『タンタンの冒険』, 『ザ・ピープルズ・ハウス』,
 『7月4日に生まれて』組曲, 『シンドラーのリスト』テーマ,
 『ジュラシック・パーク』テーマ, 『太陽の帝国』〜「大空のキャデラック」,
 『未知との遭遇』抜粋,『続・激突!/カージャック』テーマ,
【CD3】
 『スター・ウォーズ』〜抜粋
【CD4】
 『簡素な贈り物』,『ソング・フォー・ワールド・ピース』,
 『サモン・ザ・ヒーロー』,『ニューイングランド讃歌』,
 『ファゴット協奏曲「The Five SacredTrees」』,『雅の鐘』,
 『使命』(NBCニュースのテーマ), 『チェロと管弦楽のためのエレジー』,
 『1941』〜「行進曲」, 『オリンピック・スピリット』
 映画音楽の大家、ジョン・ウィリアムズによるサントラ名曲をコンパイルした4枚組。
 「ハリー・ポッター」、「スター・ウォーズ」シリーズ、「アメリカン・ジャーニー」、「ジョーズ」、「EI」、「シンドラーのリスト」、「ジュラシック・パーク」、「未知との遭遇」など、映画名を聴いただけでメロディが浮かんでくる名曲ぞろい。
 加えて、絶対音楽も数曲収録し、いわば現代を代表する各局化のさまざまな容貌を確認することのできるアルバムです。




8887514122-2
(2CD)
\3400

ザ・クワイアー(合唱名作品集)


【CD1】
 1) ヘンデル:『メサイア』より「ハレルヤ・コーラス」〜
  マーク・スティーヴンソン(指揮)ロンドン・ムジチ室内合唱団,
 2) ホルスト:『我は汝に誓う、我が祖国よ』〜
  マルコム・アーチャー(指揮)ウェールズ・カテドラル合唱団,
 3) ベートーヴェン:『交響曲第9番』より「歓喜の歌」〜
  ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団&モルモン教会合唱団,
 4) ヴェルディ:歌劇『ナブッコ』より「行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って」,
 5) フォーレ:『レクイエム』より「アニュス・デイ」〜
  リチャード・マーロウ(指揮)ケンブリッジ・トリニーティ・カレッジ合唱団,
 6) ビゼー:歌劇『カルメン』より「ほらきた、ほらきた!クワドリーリャだ」〜
  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ウィーン少年合唱団&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,
 7) ワーグナー:歌劇『ローエングリン』より「婚礼の合唱」〜
  コリン・デイヴィス(指揮)バイエルン放送交響楽団&合唱団,
 8) ヴェルディ:歌劇『トロヴァトーレ』より「アンヴィル・コーラス」〜
  カール・デイヴィス(指揮)ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団,
 9) ヘンデル:『メサイア』より「一人のみどりごが我らのために生まれた」〜
  マーク・スティーヴンソン(指揮)ロンドン・ムジチ室内合唱団,
 10) フォーレ:『パヴァーヌ Op.50』〜
  アンドルー・デイヴィス(指揮)
  アンブロジアン・オペラ・コーラス&フィルハーモニア管弦楽団,
 11) J.S.バッハ:『カンタータ第147番』より「主よ,人の望みの喜びよ」〜
  ジェロルド・D.オットレイ(指揮)モルモン・タバナクル合唱団&コロンビア交響楽団,
 12) プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』より「ハミング・コーラス」〜
  ジュゼッペ・パターネ(指揮)バイエルン放送合唱団&ミュンヘン放送管弦楽団,
 13) ヴェルディ:『レクイエム』より「怒りの日」(抜粋)〜
  コリン・デイヴィス(指揮)バイエルン放送交響楽団&合唱団,
 14) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より「復活祭賛歌」〜
  アイヴォー・ボルトン(指揮)ブリテン・シンフォニア&合唱団,
 15) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「われらが皇帝陛下万歳」〜
  ロベルト・アバド(指揮)バイエルン放送合唱団&ミュンヘン放送管弦楽団/
【CD2】
 1) オルフ:『カルミナ・ブラーナ』より「おお、運命の女神よ」〜
  クルト・アイヒホルン(指揮)バイエルン放送合唱団&ミュンヘン放送管弦楽団,
 2)ヘンデル:『戴冠アンセム』より「司祭ザドク」
  カール・デイヴィス(指揮)ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団,
 3) パリー:『イエルサレム』〜
  リチャード・マーロウ(指揮)ケンブリッジ・トリニーティ・カレッジ合唱団,
 4) J.S.バッハ:『カンタータ第140番』より
   「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」〜
    リチャード・マーロウ(指揮)ケンブリッジ・トリニーティ・カレッジ合唱団,
 5) グリーグ:『ペール・ギュント』より「ドヴレ山の魔王の広間にて」〜
   エサ=ペッカ・サロネン(指揮)オスロ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団,
 6) モーツァルト:『レクイエムK.626』より「主よ、永遠の安息を」〜
   ニコラウス・アーノンクール(指揮)
   アルノルト・シェーンベルク合唱団&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス,
 7) ヘンデル:『マカベウスのユダ』より「見よ勇者は帰る」〜
   ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団&モルモン教会合唱団,
 8) ワーグナー:『タンホイザー』より「巡礼の合唱」〜
   リチャード.P.コンディー(指揮)モルモン・タバナクル合唱団,
 9) パリー:『私は喜び』〜
   リチャード・マーロウ(指揮)ケンブリッジ・トリニーティ・カレッジ合唱団,
 10) J.S.バッハ:『マタイ受難曲』より「私はここであなたのそばにいます」〜
   アンドレアス・シャイプナー(指揮)ヨーロッパ合唱アカデミー・バッハ・アンサンブル,
 11) ボロディン:『イーゴリ公』より「だったん人の踊り」〜
   ユージン・オーマンディ(指揮)
   フィラデルフィア管弦楽団&フィラデルフィア・メンデルスゾーン・クラブ,
 12) モーツァルト:『アヴェ・ヴェルム・コルプス』〜
   リチャード・マーロウ(指揮)ケンブリッジ・トリニーティ・カレッジ合唱団,
 13)フォーレ:『レクイエム』より「楽園へ」〜
   リチャード・マーロウ(指揮)ケンブリッジ・トリニーティ・カレッジ合唱団,
 14) ヴェルディ:歌劇『アイーダ』より「凱旋行進曲」〜
   カール・デイヴィス(指揮)ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団,
 15) エルガー:『威風堂々第1番』〜
   ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管弦楽団&合唱団
 「合唱」は人間が声を合わせて行なう根源的な行為の一つ。古来より、宗教的なもの、世俗的なものが何百年にも渡って現代にまで受けつげられています。
 そして現代、スポーツや映画、そしてテレビなどでも数多く使われています。ここに収録された合唱曲は、古今のクラシック音楽の中でも、最も有名な30曲。ソニー・クラシカルおよびRCAの名演から選びぬかれた定評のある演奏ばかりです。




DHM



8887511583-2
\2700→\2490
ホーフカペレ・ミュンヘン/『天使、悪魔、司祭』〜
 ルクレール、ロカテッリ、ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集

 ルクレール:
  『ヴァイオリン協奏曲ト短調Op.10-6』
  『歌劇「シラとグロキュス」Op.11より組曲』、
 ロカテッリ:
  『合奏協奏曲変ホ長調Op.7-6』『ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.3-1』,
 ヴィヴァルディ:『2台のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調RV.514』《演奏》
シュシャヌ・シラノシアン(ヴァイオリン),
リュディガー・ロッター(指揮&ヴァイオリン)
ホーフカペレ・ミュンヘン(ピリオド楽器オーケストラ)
 ラインハルト・ゲーベルの愛弟子バロック・ヴァイオリン奏者リュディガー・ロッター率いるホーフカペレ・ミュンヘンの最新録音は、ルクレール、ロカテッリ、そしてヴィヴァルディというイタリア・バロック最盛期のヴァイオリンの魅力をたっぷり堪能していただけます。
 今回ヴァイオリン協奏曲のソリストには、モダン&バロックどちらも見事に弾き分ける注目のフランス=アルメニアの女性ヴァイオリニスト、シュシャヌ・シラノシアンを迎えているのも注目したいところでしょう。
 様々な時代を自由に行き来して、それぞれの音楽に応じた魅力を見事に描き出してきた彼女だからこそできる「技」が、ここでも発揮されています。

《録音》2015年5月、ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ(デジタル:セッション)



<国内盤> 


キング・インターナショナル(国内仕様盤)

KKC 5463/72
(10SACD HYBRID)
\12500+税
※輸入盤発売済
ブルックナー:交響曲全集(第1番〜第9番)、ミサ曲第3番
 Disc1 [47:08]
  交響曲第1番ハ短調(1866 年リンツ稿/ノヴァーク版)
 Disc2 [54:55] 
  交響曲第2番ハ短調(1877 年稿/ウィリアム・キャラガン版)
 Disc3 [53:20] 交響曲第3番ニ短調(1889年/ノヴァーク版)
 Disc4 [63:29]
  交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(1878/80年/ノヴァーク版)
 Disc5 [73:54] 交響曲第5番変ロ長調
 Disc6 [58:35] 交響曲第6番イ長調
 Disc7 [66:04] 交響曲第7番ホ長調
 Disc8 [79:47] 交響曲第8番ハ短調(1890年稿/ノヴァーク版)
 Disc9 [62:01] 交響曲第9番ニ短調(ノヴァーク版)
 Disc10 [62:13] ミサ曲第3番ヘ短調 (1867-1893)
レネケ・ルイテン(ソプラノ)
イリス・フェルミリオン(メゾ・ソプラノ)
ショーン・マシー(テノール)
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(バス)
ベルリン放送合唱団
スイス・ロマンド管弦楽団
マレク・ヤノフスキ(指揮)
 録音:2007年5月(第9番)、2009年1月(第6番)、2009年7月(第5番)、2010年4,6,7月(第8番)、2010年11月(第7番)、2011年6月(第1番)、2011年10月(第3番)、2012年6月(ミサ曲)、2012年10月(第2番、第4番)、ジュネーヴ、ヴィクトリア・ホール
 [PENTATONE]PTC.5186520、輸入盤・日本語帯・解説付

 マレク・ヤノフスキがスイス・ロマンド管弦楽団を指揮したブルックナーの番号付き交響曲9 曲と、ミサ曲第3 番の美麗ボックス・セット。
 収録はスイス・ロマンド管の本拠、ジュネーヴのヴィクトリア・ホールにておこなわれ、2007 年から2012 年まで6年の歳月をかけて完成しました。同一演奏者、収録場所、技術チームによる当シリーズは全体的に統一感があり、当初からSACD でのリリースを念頭にした優秀なDSD 録音で、ブルックナーの世界に没入できるという点からも最良の一組と言えます。
 1939 年ワルシャワに生まれ、ドイツで教育を受けたマレク・ヤノフスキ。2005 年よりスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督に就任したヤノフスキによるブルックナー・シリーズは、自身の持ち味である求心力の強い明快な解釈が魅力です。使用楽譜はノヴァーク版を基本としながら、交響曲第2 番では最新の録音の成果を踏まえたキャラガン版を使用しているところも注目です。
 
KKC 5473
(SACD HYBRID)
\3000+税
※輸入盤発売済
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
 交響曲第7番『レニングラード』ハ長調 作品60(1941)
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団
 録音:2014年2月 モスクワ音楽院大ホール/[PENTATONE]PTC.5186511、輸入盤・日本語帯・解説付

 ロシア・ナショナル管弦楽団によるショスタコーヴィチの交響曲全曲録音シリーズにパーヴォ・ヤルヴィが登場。
 2015 年9 月にNHK交響楽団の首席指揮者となるパーヴォ・ヤルヴィの日本における注目度もさることながら、世界中でひっぱりだこの指揮者による『レニングラード』は期待せずにはいられません。古典から現代作品まで膨大なレパートリーを演奏するパーヴォは、作品の時代に合わせて演奏スタイルを変えていますが、オーケストラの統率力に長けた音楽の明確さ、抜群のリズム感はパーヴォのスタイルと言え、キリッとしまった演奏はこの録音でも見事にあらわれております。
 パーヴォにとってショスタコーヴィチも重要な作曲家のひとりで、2015 年2 月のNHK交響楽団の定期演奏会で交響曲第5 番を演奏するなど、コンサートでは定期的に取り上げておりますが、録音は意外に少なく、交響曲は2008 年4 月に収録したシンシナティ響との第10 番のみです。進撃してくるドイツ軍と戦う国民の英雄的な姿、最後の勝利への確信が表現された交響曲第7 番『レニングラード』をパーヴォは抜群の統率力で演奏しており、抜群の切れ味と細部まで緊密な造形も見事に表現した快演です。
 
KKC 5474
(SACD HYBRID)
\3000+税
※輸入盤発売済
ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管が
 ショスタコーヴィチの交響曲第9番を再録

  ショスタコーヴィチ:
   交響曲第9番変ホ長調 Op.70
   ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.77*
レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)*
マリインスキー歌劇場管弦楽団
ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
 録音:2012年6月16,18日(Op.70)、6月17,18日(Op.77) サンクト・ペテルブルク、マリインスキー・コンサート・ホール(ライヴ)
 [MARIINSKY]MAR.0524、輸入盤・日本語帯・解説付

 ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場管がショスタコーヴィチの交響曲第9番を再録しました。旧録のフィリップス盤は2002 年5 月録音で、発売時「レコード芸術」誌特選に輝きました。その際は交響曲第5 番とのカップリングでしたが、批評では第9 番の演奏の方がおおむね高い評価を受けていて、ゲルギエフ向きの作品とみなされていました。
 今回は10 年を経て、ゲルギエフの円熟ぶりはもちろん、手兵マリインスキー歌劇場管を完全に手中に収め変幻自在な神業を示しています。カップリングはレオニダス・カヴァコスを独奏者に迎えたヴァイオリン協奏曲第1 番というのも注目です。ショスタコーヴィチの交響曲第9 番は、第2 次世界大戦の勝利を祝うために1945 年に作曲され、ムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルにより初演されましたが、勝利を祝う壁画的作品を期待されていたにもかかわらず、軽妙で人を小馬鹿にしたような作風だったため、ショスタコーヴィチは強い非難を受けることとなりました。初演者ムラヴィンスキーも不快感を示し、その後演奏しなかったため録音が残っていません。
 今回の新録音は前回以上の円熟と自在ぶりを示し、ショスタコーヴィチの屈折した心を絶妙に表現、決して軽妙な音楽でない驚くべき境地を見せています。
 さらにヴァイオリン協奏曲第1 番ではゲルギエフお気に入りのカヴァコスが、異様な緊張感を持続、精妙極まりない第3 楽章のパッサカリアではゲルギエフの魔術全開。協奏曲というよりヴァイオリン独奏を含む交響曲のような仕上がりとなっています
 
KKC 5477
(CD+ボーナスDVD)
\3000+税
※輸入盤発売済
イザベル・ファウスト、ジャン=ギアン・ケラス、アレクサンドル・メルニコフ
 三人によるシューマン・プロジェクトが始動

  シューマン:
   ヴァイオリン協奏曲ニ短調 WoO1
   ピアノ三重奏曲第3番ト短調 op.110 *
  【ボーナスDVD】
   シューマン:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 WoO1
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)*
フライブルク・バロック・オーケストラ
パブロ・エラス=カサド(指揮)
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)*
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ)
【ボーナスDVD】
 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
 フライブルク・バロック・オーケストラ
 パブロ・エラス=カサド(指揮)
 録音:2014年5月、8月、9月ベルリン、テルデックス・スタジオ/【ボーナスDVD】収録:2014 年5月8日ベルリン、フィルハーモニー(ライヴ)、収録時間:37分14秒、音声:ステレオ、NTSC Region All、輸入盤・日本語帯・解説付
 [harmoniamundi]HMC.902196

 ヴァイオリン/1704年製ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティー」
 チェロ/ジョフレド・カッパ、1696年
 ォルテピアノ/ジャン=バティスト・シュトライヒャー ウィーン1847年、エドヴィン・ボインク・コレクション

 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)、アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)という、いまや世界が認める存在となった三人による、シューマン・プロジェクトが始動します。
 シューマンの協奏曲3 曲(ピアノ、ヴァイオリン、チェロ協奏曲)+ピアノ三重奏曲3 曲のレコーディングをするというこのプロジェクトは、3 人がヨーロッパでシューマンのピアノ三重奏曲を演奏するツアーを行った際に持ち上がったといいます。楽器は、ガット弦の弓を張った弦楽器、そしてフォルテピアノで、ということになり、オーケストラもソロ楽器に合った編成のフライブルク・バロック・オーケストラに決定。指揮は俊英エラス=カサド。オケとソロ楽器の素晴らしいバランス、自然なアーティキュレーションで作品に対する既成概念を払拭するような、まさにこの顔ぶれでしか為し得ない水準での、新しいシューマン像が完成しました。
 プロジェクト第1 弾は、ヴァイオリン協奏曲を中心に据えたプログラム。シューマンのヴァイオリン協奏曲は、晩年の1853 年の作。当時のヴァイオリンの名手、ヨーゼフ・ヨアヒムとの出会いがこの作品を生みだしました。力強い第1 楽章、第2 楽章の美しい旋律はファウストの美音と音楽の真骨頂を見るようです。
 カップリングのピアノ三重奏曲は、クララ自身も非常に気に入っていたようで、充実していたシューマンの、情熱と創意に満ちたトリオを、メルニコフのフォルテピアノの音色、そしてファウストとケラスの奏でる音色が織り成す抜群のバランスで堪能できます。ボーナスDVD には、シューマンのヴァイオリン協奏曲のライヴ映像が収録されています。
 
KKC 5479
\3000+税
※輸入盤発売済
ドメニコ・スカルラッティ:
 鍵盤楽器のための18のソナタ集『影と光〜Ombre et lumiere』

  ハ長調 K.420/イ短調 K.54/イ短調 K.149/ト長調 K.103/
  ト長調 K.425/ホ短調 K.147/ト長調 K.144/ト長調 K.260/
  イ短調 K109/イ長調 K.279/ニ長調 K.145/ヘ短調 K.481/
  変ロ長調 K.551/ニ短調 K.32/ニ短調 K.517/
  嬰ハ短調 K.246/嬰ヘ長調 K.318/ロ短調 K.27
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
 録音:2014年9月ポワティエ・オーディトリアム・シアター/[MIRARE] MIR.265、輸入盤・日本語帯・解説付

 アンヌ・ケフェレックがスカルラッティを再録音しました。ケフェレックがエラートで1970 年に最初のレコーディングを行ったのが『スカルラッティの13 のソナタ集』でした。ピアノで弾いたスカルラッティの演奏としては当初から高く評価され、40 年以上過ぎた今も定盤として聴き継がれています。
 今回はアルバムのタイトル「影と光〜 Ombre et lumiere」にもあるように、スカルラッティの音楽はイタリア、スペインの明るい太陽に恵まれた陽気さと、強い日差しが生み出す影を巧みに表現しています。
 スカルラッティはスペインに移り住み、この555曲のソナタのほとんどを当地で作曲し、民族色の濃いスペイン・イベリア半島の音楽の影響が感じられる作品も多くあります。ケフェレック自身もスカルラッティのソナタを「陽光と生きる歓び(joie de vivre)に溢れた作品と、憂鬱な闇夜を思わせるような作品」と言っているように緩急を取り混ぜた選曲をしており、ピアノの表現力を生かした素晴らしい演奏を聴かせてくれています。
 
KKC 5489
\3000+税
※輸入盤発売済
アルディッティが奏でる細川俊夫作品集の2作目
 細川俊夫:
  1. ランドスケープV (Landscape V) 笙と弦楽四重奏のための
  2. 哀悼歌 (threnody) ヴィオラのための
  3. フラグメンテII (fragmente II) リコーダーと弦楽四重奏のための
  4. 小さな歌 (small chant) チェロのための
  5. ランドスケープII (Landscape II) ハープと弦楽四重奏のための
  6. エレジー ヴィオラのための
アルディッティ四重奏団
宮田まゆみ(笙:1)
吉野直子(ハープ:5)
鈴木俊哉(リコーダー:3)
 録音:2013年9月16-17日SWR バーデン=バーデン・ハンス・ロスバウト・スタジオ(1,2,4,6)、2012年9月24 日 東京、津田ホール(3,5)
 [WERGO] WER.6769、輸入盤・日本語帯・解説付

 WERGO より、アルディッティが奏でる細川俊夫作品集の2作目が発売になりました。
 今回は、弦楽四重奏のほか、細川作品を語るうえで欠かせない笙を担当する宮田まゆみ氏、ハープの吉野直子氏やリコーダーの鈴木俊哉氏らをゲストに迎えたさらに豪華な内容となっています。
 いずれも、細川ならではの静寂の世界がますます研ぎ澄まされた作品がならびます。
 『フラグメンテII』と『ランドスケープII』は、津田ホールで特別に録音されたもの。『フラグメンテII』ではリコーダーが時に尺八のような響きを繰り出し、『ランドスケープII』ではハープが時に弦楽四重奏の通奏低音のように、時に弦楽四重奏をのみ込むような音で様々に変化していきます。『哀悼歌』(ヴィオラ・ソロ作品)は世界初録音。
 細川は自分の音楽について「聞き手を“無という静寂の境地” へと誘う」と述べていますが、彼の禅を思わせる日本に根ざした音世界は、宗教、文化的イディオムを越えて、様々な国の人の耳を魅了しつづけています。
 
KKC 5478
(SACD HYBRID)
\3000+税
※輸入盤発売済
プレスラーが2012年に録音したアルバム
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110 [20:15]
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960 [45:07]
 ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調 遺作 [4:06]
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
 録音:2012年2月、3月イギリス、サフォーク州、ポットン・ホール/[BIS] BIS SA.1999、輸入盤・日本語帯・解説付

 1923 年生まれのプレスラーが2012 年に録音したアルバム。収録時は89 歳となり、曲はプレスラーが長年弾き続けてきたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第31 番、シューベルトのピアノ・ソナタ第21 番、そしてショパンの夜想曲第20 番遺作です。プレスラーは1955 年より解散までの53 年間、ボザール・トリオの創設メンバーとして活躍、1996 年には当時72 歳にしてカーネギー・ホールでリサイタル・デビューしたピアニストです。
 2008 年にトリオは解散し、その後、現在に至るまでソリストとして世界各地でリサイタルを行っております。演奏は年を重ねるごとに成熟し、聴き手に音楽の本質をダイレクトに伝えてくれます。音色は明るく、また性格が滲み出ているような穏やかタッチは心を打たれます。




<映像>

 

キング・インターナショナル(映像)(国内仕様盤)

KKC 9129
(Blu-ray)
\5000+税
※輸入盤発売済
ヤルヴィ指揮パリ管弦楽団とのモーツァルト:ピアノ協奏曲のコンサートの模様
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488、ロンド イ短調 K.511
  収録:2014 年1月29日
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調 K.595
 ドビュッシー:月の光
  収録:2012 年10月17日
 特典映像:プレスラーとヤルヴィの対談(英語)
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
パリ管弦楽団
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
KKC 9130
(DVD)
\4000+税
※輸入盤発売済
 収録:パリ、サル・プレイエル(ライヴ)/監督:セバスティアン・グラス&コランタン・ルコント
 (Blu-ray)[EURO ARTS] 20.59884、収録時間:本編82分、特典13分、画面:カラー、16:9、1080 60i、音声:PCMステレオ、DTS-HD Master Audio 5.1、Region All、輸入盤・日本語帯・解説付
 (DVD)[EURO ARTS] 20.59888、収録時間:本編82分、特典13分、画面:カラー、16:9、音声:PCMステレオ、Dolby Digital 5.1、DTS 5.1、NTSC、Region All、輸入盤・日本語帯・解説付

 1923 年生まれの巨匠ピアニスト、メナヘム・プレスラー。ボザール・トリオの創設メンバーとして長きに渡り活躍し、2008 年解散後から精力的にソリストとして世界各地でコンサートを行っています。2014 年に来日し、庄司紗矢香と行ったデュオ・リサイタルでは、慈悲深い演奏で静かな感動が会場に広がりました。
 この映像は、2012 年と2014 年にパリのサル・プレイエルで行われた、パーヴォ・ヤルヴィ指揮パリ管弦楽団とのモーツァルト:ピアノ協奏曲のコンサートの模様。第27 番はまもなく89 歳を迎えようとしていた2012 年10 月、パリ管定期演奏会での収録。モーツァルト最後の協奏曲である本作品は、崇高な美しさを持った名曲として親しまれています。
 プレスラーは作為的なものがまるで感じられない穏やかな演奏で、詩的で味わい深く聴かせてくれます。
 またアンコールのドビュッシーの『月の光』も、繊細さと抒情性に溢れる、聴く者の心の深淵に響く演奏です。そして90 歳の誕生日を祝う記念コンサートで演奏された第23 番。この作品でなんといっても美しいのが第2 楽章。凛としたピアノ・ソロではじまり、それを引き継ぐ木管群の哀愁漂う旋律。プレスラーの崇高な音楽がモーツァルト特有の天衣無縫な美しさを十二分に表現しています。
 プレスラーは2015 年11 月に来日し、水戸室内管とモーツァルトのピアノ協奏曲第27 番を演奏予定です。



 メナヘム・プレスラー 2015来日スケジュール
  2015年11月20日(金)・21日(土) 水戸室内管弦楽団 第94回定期演奏会 コンサートホールATM
  【曲目】
   ハイドン:交響曲 第102番 変ロ長調 Hob.I-102/モーツァルト:ピアノ協奏曲 第27 番 変ロ長調 K.595
   モーツァルト:交響曲 第41 番 ハ長調 K.551< ジュピター>
   指揮:広上淳一、ピアノ:メナヘム・プレスラー
  2015年11月25日(水)・26日(木) NHK交響楽団第1822回定期公演Bプログラム サントリーホール
  【曲目】
   モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453/ブラームス:交響曲第4番ホ短調作品98
   指揮:ネヴィル・マリナー、ピアノ:メナヘム・プレスラー
  2015年11月28 日(土) ソロ・リサイタル サントリーホール
  【曲目】
   モーツァルト:ロンド イ短調 K. 511/シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番 ト長調「幻想」op.78, D.894
   シューマン:主題と変奏 変ホ長調(最後の楽想による幻覚の変奏曲)
   ショパン:3つのマズルカ/ショパン:バラード第3番 変イ長調 op.47



















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