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≪第84号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2015/11/24〜


マイナー・レーベル新譜
歴史的録音・旧録音
メジャー・レーベル

国内盤
映像


 




11/27(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



COVIELLO CLASSICS


COV 91516
\2600
ドイツ、イギリス、アメリカのクリスマスキャロル集
 さやかに星はきらめき/コヴェントリー・キャロル/
 御使い歌いて/クリスマス/荒野の果てに/
 クリスマスツリー/茨の森のマリア/もろびと声あげ/
 エサイの根より/ザ・クリスマスソング/
 レット・イット・スノー/ホワイトクリスマス/
 あなたに楽しいクリスマスを/きよしこの夜/ 他
アンサンブル・ヴォーカルツァイト
ホルガー・マークス(テノール)
マルクス・シュック(テノール)
マイケル・ティム(バス)
オリバー・ゴーリック(バス)
ユディット・シモニス(アルト)
 [トラック(11)(16)のみ]
フィリップ・メイヤーズ(ピアノ)
 クリスマスキャロルで巡る、ドイツ、イギリス、アメリカのクリスマス

 録音:2015 年6 月1 日-4 日/54'' 42

 今年もクリスマスが近づいてきました。街も人々の心も浮き立つこの季節、COVIELLO からクリスマスがいっぱい詰まったCD の登場です。
 ドイツ語圏、イギリス、アメリカのクリスマスキャロル全21 曲がおさめられたこのCD では、「クリスマス」という1つの文化的、宗教的な根を共有したそれぞれの国が独自に作り上げたクリスマスを音楽でたっぷり堪能できます。
 イギリスのキャロルでは中世の宗教劇から伝わる敬虔なメロディや、有名なイギリス民謡「グリーンスリーブス」に聖書の情景をうたった歌詞をつけたものなどを聴くことができますし、ドイツのものではオペラ「ヘンゼルとグレーテル」で有名なフンパーディンクをはじめとする作曲家たちが歌曲として作曲したクリスマスキャロルに加え、日本でも「荒野の果てに」として有名なクリスマスソングがドイツ語で歌われます。そしてアメリカのものはおなじみのクリスマス定番曲「レット・イット・スノー」や「ホワイトクリスマス」などなど。
 アンサンブル・ヴォーカルツァイトの心洗われる重唱とユディット・シモニスの温もりのあるアルト( トラック⑪、⑯のみ)、そしてイギリス、アメリカのキャロルの秀逸な編曲も手掛けたフィリップ・メイヤーズのきらめくようなピアノで奏でられるキャロル集、これからの季節にぜひとも聴きたい一枚です。
 


COV 91507
\2600→\2390
ルネサンスギターの魅力〜愛の戦い
 アリーチェ・ボルチアーニとドミニク・ヴェラールの歌声

 1 グレゴワール・ブレサン:鶴のファンタジー
 2 アドリアン・ル・ロワ:わが罪と憂い
 3 ギョーム・モルラーユ:道化師たち
 4 ジャック・アルカデルト:マルゴはブドウ畑へ
 5 アルベール・ド・リップ:ファンタジーII
 6 ニコラ・ド・ラ・グロット:恋の過ち
 7 アドリアン・ル・ロワ:我につきまとう憂い
 8 ギョーム・モルラーユ:ポワトゥーのブランル
 9 ピエール・クレトン:私の恋は望んでいたことの逆になった
  〜アドリアン・ル・ロワ:パヴァーヌ・恋の悩み
 10 アドリアン・ル・ロワ:ガイヤルド・恋の悩み
 11 シモン・ゴルリエ:戦い( クレマン・ジャヌカンの「戦い」の編曲)
 12 ピエール・アテニャン:ブラート
 13 ジョスカン・デ・プレ:私を慰めてください
 14:アドリアン・ル・ロワ:ピモントワーズ
 15 ピエール・サンドラン:束縛されて生きるなら
 16 フィリッポ・アッツァイオロ:この道をゆくもの
 17 ニコラ・ゴンベール:プルス・ウルトラ
 18 ユベール・ネイシュ:カンティ・ティ・ヴォイ・レ・ラディ
 19 アドリアン・ル・ロワ:私に与えられた約束
 20 アドリアン・ル・ロワ:戦いのパヴァーヌ
 21 アドリアン・ル・ロワ:戦いのガイヤルド
 22 ピエール・ファレーズ:ファンタジア
 23 ピエール・サンドラン:恋神は私が眠っていると思って
アリーチェ・ボルチアーニ(ソプラノ)
ドミニク・ヴェラール(テノール)
ヴィンセント・フルッキガー(リュート)
ムラット・コジュクン(パーカッション)
マリア・フェレ(ギター、リュート、指揮)
 ルネサンスギターの魅力が詰まった一枚、中世フランスの活気あふれる世俗曲集

 録音:2014 年10 月1 日-4 日/66' 15

 ルネサンス時代にフランスで栄えたルネサンスギター。ウクレレの前身とも伝えられるルネサンスギターの魅力がいっぱい詰まったCD が登場しました。
 声楽の伴奏楽器として、またソロ楽器として、リュートが全盛期だったルネサンス時代、フランスでは同じ撥弦楽器のルネサンスギターが大変流行し、多くの作品が出版されました。その人気ぶりはリュートをしのぐほどだったとも言われます。
 このCD では、声楽曲と舞曲などの器楽曲とが両方収められていて、様々なルネサンスギターの魅力が味わえます。中世フランスの活気あふれる世俗音楽と、ルネサンスギターの魅力に浸ることができる一枚です。

 そしてもちろんアリーチェ・ボルチアーニとドミニク・ヴェラールの歌声も忘れてはいけません・・・

アリーチェ・ボルチアーニ(ソプラノ)

   ドミニク・ヴェラール(テノール)






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RESONUS



RES 10156
\2500→\2290
木村理恵(バロック・ヴァイオリン)の弾く
 ドイツ・バロックのソナタ集

  〜ブクステフーデ、エルレバッハ、クリーガー、ヴァルター、キューネル

 ブクステフーデ:ソナタ イ長調 Op.2-5, BuxWV 263
 エルレバッハ:ソナタ第2番ホ短調
 クリーガー:ソナタ第10番イ長調
 ヴァルター:カプリッチョ ハ長調
 ブクステフーデ:前奏曲ト短調 BuxWV 163
 キューネル:ソナタ第8番イ長調
 エルレバッハ:ソナタ第3番イ長調
ファンタスティクス
 〔木村理恵(バロック・ヴァイオリン)、
  ロバート・スミス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  ギジェルモ・ブラケッタ(チェンバロ)〕

 オランダ、アムステルダムを拠点に活動するピリオド・アンサンブル、ファンタスティクスのアルバム第3弾。
 日本人バロック・ヴァイオリニスト、木村理恵が弾く、ドイツ・バロックの室内ソナタ集は、ブクステフーデやエルレバッハのソナタに加え、ヨハン・フィリップ・クリーガー(1649ー1725)、ヨハン・ヤコブ・ヴァルター(c.1650−1717)、アウグスト・キューネル(1645−c.1700)らの作品を収録。
 バロック・ヴァイオリニスト木村理恵は、アムステルダム音楽院のバロック・ヴァイオリン科で学び、ルーシー・ファン・ダール、パウル・エレラなどの名匠たちに師事した。
 2008年国際古楽コンクール山梨では最高位、2009年ブルージュ国際古楽コンクールでは室内楽部門第2位、2010年ボンポルティ国際コンクールではヴァイオリン独奏部門最高位を受賞するなど豊富な実績を誇り、オランダ・バッハ協会やムジカ・アンフィオン、アムステルダム・バロック・オーケストラなど、オランダが世界に誇るピリオド・オーケストラに参加するなど、まさに次代の日本の古楽界を担う逸材の1人である。

 ※録音:2014年6月1日−3日、オランダ


にわかに注目され始めているエルレバッハの音楽

FRA BERNARDO
FB 1506262
\2500→\2290
新皇帝ヨーゼフ
 エルレバッハ:
  Actus Homagiali
   (行進曲、セレナータ 《新皇帝ヨーゼフ》、協奏曲、行進曲)、
  序曲第6番ト短調
 J.S.バッハ:カンタータ第71番 《神はわが王なり》 BWV.71
アルフレード・ベルナルディーニ(指揮)
コンチェルト・ステラ・マトゥティナ
 神聖ローマ皇帝ヨーゼフ1世の戴冠を祝う、エルレバッハとJ.S.バッハの音楽!

 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスやイングリッシュ・コンサート、オルフェオ・バロック管弦楽団など、世界有数のバロック・アンサンブルで活躍してきたメンバーたちによって2005年に創設されたオーストリアのピリオド・オーケストラ、コンチェルト・ステラ・マトゥティナ。神聖ローマ皇帝ヨーゼフ1世のための音楽で指揮を執るのは、アンサンブル・ゼフィロの創設者で古楽界有数のバロック・オーボエ奏者、アルフレード・ベルナルディーニ!
 ミュールハウゼンの図書館に保存されていたフィリップ・ハインリヒ・エルレバッハのセレナータ「新皇帝ヨーゼフ(Josephs Neuer Kayser-Thron)」が、300年の時を経て現代に蘇る。

 ※録音:2013年8月28日−29日、ブリクセン

 フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ(1657年 - 1714年)は、ドイツの作曲家。
 東フリースラント地方のエセンス出身。
 父はオストフリースラント伯の宮廷の音楽家で、エルレバッハもオストフリースラント伯領で音楽教育を受けた。
 1678年よりテューリンゲン地方のシュヴァルツブルク=ルードルシュタット侯国の宮廷に派遣され、1681年に宮廷楽長に就任した。
 33年間在職し、ルードルシュタットで死去した。
 作品には管弦楽曲、室内楽曲、オペラ、カンタータ、ミサ曲、オラトリオなどがある。
 多作な作曲家で1000曲以上の作品を残したが、1735年にルードルシュタット城で発生した火災で多くの楽譜が焼失してしまった。

 


RES 10157
\2500→\2290
忘れられたウィーン
 ディッタースドルフ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ハ長調
 ヴァンハル:交響曲イ短調
 オルドネツ:シンフォニア ハ長調
 ヴァンハル:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調、レクイエム・ミサ 変ホ長調
アマデ・プレイヤーズ、ニコラス・ニューランド(指揮)
ジョージ・クリフォード(ヴァイオリン)
ドミニカ・フェヘール(ヴァイオリン)
ケンブリッジ・シドニー・サセックス・カレッジ合唱団
 ロンドンをベースとするピリオド・アンサンブル、アマデ・プレイヤーズ(音楽監督:ニコラス・ニューランド)のデビュー・アルバムは、モーツァルトやハイドンなど偉大な音楽家の影に隠れ忘れ去られてしまった、カール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフ、ヨハン・バプティスト・ヴァンハル、カール・オルドネツら18世紀ウィーンの音楽。

 ※録音:2015年1月26日、9月7日−10日、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(ロンドン)
 

RES 10139
\2500
オールドバラへの旅 〜 若きブリテン
 ブリッジ:小川の枝垂れ柳(ブリテン編曲12の器楽版/世界初録音)
 ブリテン:
  ピアノ三重奏のための《序奏とアレグロ》(世界初録音)、
  ヴァイオリンとピアノのための《月》(世界初録音)、
  ピアノのための《アレグロ》(世界初録音)、
  ヴァイオリンとピアノフォルテのための組曲 Op.6、
  シンフォニエッタ Op.1
トマス・ケンプ(ヴァイオリン、指揮)
チェンバー・ドメーヌ
 イギリス、ヨーロッパ、北米の様々な音楽祭、コンサート・シーンで活動するアンサンブル、チェンバー・ドメーヌ。チェンバー・ドメーヌのResonus第3弾「若きブリテン」は、世界初録音の小品を含む、ベンジャミン・ブリテンの作編曲による室内楽作品集。

 ※録音:2014年4月24日−25日、6月15日、セント・ジョン・ザ・エヴァンゲリスト教会(オックスフォード)&2014年7月8日、セント・オーガスティンズ教会(ロンドン)




SHEVA COLLECTION


SH 136
\2500
シーボーン:ステップス Vol.5 〜 磔刑の前の16のシーン アレッサンドロ・ヴィアーレ(ピアノ)
 ケンブリッジ大学でロビン・ホロウェイに作曲を学んだイギリス出身の作曲家、ピーター・シーボーンの近現代ピアノ作品集。グラモフォン誌やピッチカート、ミュージック・ウェブ・インターナショナルなどで多くの国際的なピアニストに評価されているシリーズの最新作は、カラヴァッジョの絵画からインスピレーションを得た音楽。キリストではなく、使徒ペテロとアンデレの磔が描かれている。

 ※録音:2015年




WILLOWHAYNE RECORDS


WHR 036
\2500
緑の森の木の下で 〜 愛と自然の歌
 クィルター:5つのシェイクスピアの歌 Op.23
 ハウエルズ:ダヴィデ王
 バーバー:この輝ける夜に
 ティペット:アリエルのための歌
 フォーレ:秋 Op.18-3、月の光 Op.46-2、ゆりかご Op.23-1
 プーランク:動物詩集(またはオルフェの行列)
 ブリテン:野生の麝香草が咲く堤を知っている
 マクドウォール:ホワイト・ビー(世界初録音)*
 フィンジ:花輪をささげよう Op.18
ジェイク・バーロウ(カウンターテナー)
ステラ・ペンドラス(ピアノ)
マーク・ハート=パーマー(ヴァイオリン)*
 イギリスの若きカウンターテナー、ジェイク・バーロウの初のソロ・アルバムは、イギリス、アメリカ、フランスの愛と自然をテーマとした美しい歌曲集。
 世界初録音となるセシリア・マクドウォール(b.1951)のホワイト・ビー(白ハチ)は、ピアノ伴奏にヴァイオリンのオブリガートも加わった幻想的な曲。

 ※録音:2015年2月9日−13日、セント・メアリー教会(コーンウォール)



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CPO



777681
(2CD)
\5400→\4990
トレヴァー・ピノックも参加
 J.S.バッハ:ハープシコード協奏曲集 第3集

 1. 2台のハープシコードのための協奏曲 第1番 ハ短調 BWV1060/
 2. 2台のハープシコードのための協奏曲 第2番 ハ長調 BWV1061/
 3. 2台のハープシコードのための協奏曲 第3番 ハ短調 BWV1062/
 4.フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための三重協奏曲 イ短調 BWV1044/
 5. 3台のハープシコードのための協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1063/
 6. 3台のハープシコードのための協奏曲 第2番 ハ長調 BWV1064/
 7. 4台のハープシコードのための協奏曲 イ短調 BWV1065
トレヴァー・ピノック(ハープシコード)/
ラルス・ウルリク・モルテンセン(ハープシコード)/
マリエーケ・スパーンズ(ハープシコード)/
マルクス・モーリン(ハープシコード)/
ケティ・ビルヒャー(フルート)/
マンフレード・クレーメル(ヴァイオリン)/
コンチェルト・コペンハーゲン/
ラルス・ウルリク・モルテンセン(指揮)
 コンチェルト・コペンハーゲンと名手ラルス・ウルリック・モルテンセンによる「バッハ作品集」シリーズは、「複数のチェンバロ協奏曲集」です。
 独奏チェンバロの協奏曲(999989,777248)のそれぞれも世界的に高く評価されており、今回の1枚も期待を裏切らない素晴らしいものとなっています。これらの複数ハープシコードのための作品は、恐らくバッハ(1685-1750)の息子や生徒たちのために書かれたとされ、どれも技巧の習得と音楽性の鍛錬に役立つものであり、その華やかな曲想は、あのブランデンブルク協奏曲第5番を彷彿させるものでもあります。
 今回はハープシコード奏者としてあのトレヴァー・ピノックも参加、息のあった最高の演奏が繰り広げられています。
   


777831
\2700→\2490
序曲で知られるといいながら、知らない序曲が多い
 カール・マリア・フォン・ウェーバー:序曲全集

  1.「幽霊の支配者」-序曲J122/
  2.「ペーター・シュモルとその隣人たち」-序曲Op.8/
  3.「アブ・ハッサン」-序曲J106/4.「オベロン」-序曲J306/
  5.「プレチオーザ」-序曲Op.78/6.「魔弾の射手」-序曲J277/
  7.「シルヴァーナ」-序曲J87/8.「オイリアンテ」-序曲J291/
  9.「トゥーランドット」-序曲J75/10.序曲「ユーベル」Op.59
ケルンWDR交響楽団/
ハワード・グリフィス(指揮)
 ドイツ初期ロマン派の作曲家ウェーバー(1786-1826)は、モーツァルトによるドイツオペラの伝統を継承し「魔弾の射手」によってロマン派のオペラ様式を確立し、その流れをワーグナーに受け渡すという重要な役割を果たした人です。
 数多くのオペラを書いていますが、現在で上演されるのは前述の「魔弾の射手」がほとんどで、後は「オベロン」「オイリアンテ」が知られる程度なのは寂しい限りと言うほかありません。
 しかし、ここで聴ける様々な序曲でわかるとおり、彼の作品は、豊かな色彩感と躍動感を併せ持つ美しくロマンティックな音で満ち溢れています。
 ここには歌劇の序曲だけでなく、元々「序曲」として書かれたものも収録されており、その劇的な筆致を楽しむことができます。演奏は名手ハワード・グリフィスとケルンWDR交響楽団によるもので、いかにもドイツらしい重厚な響きに満ちています。
 


555003
(2枚組)
\4200→\3790
38歳で亡くなったクロアチアの女流作曲家
 ドラ・ペヤチェヴィチ:ピアノ作品全集

<CD1>
 1.花の一生-8つのピアノ小曲集 Op.19/
 2.ソナタ 変イ長調 Op.57/3.6つの幻想小曲集 Op.17/
 4.花吹雪 Op.45/5.2つの夜想曲 Op.50/
 6.4つのピアノ小品集 Op.32a/7.即興曲 ロ長調 Op.32b/
 8.演奏会用ワルツ Op.21/9.思い出 Op.24/
<CD2.>
 1.ワルツ-カプリス Op.28/2.子守歌 変ロ長調 Op.20/
 3.ソナタ 変ロ短調 Op.36/4.カプリッチョ Op.47/
 5.2つのピアノスケッチ Op.44/6.2つの間奏曲 Op.38/
 7.子守歌 ヘ長調 Op.2/8.舟歌 Op.4/9.無言歌 ハ長調 Op.5/
 10.蝶々 Op.6/11.メヌエット Op.7/12.即興曲 Op.9a/
 13.無言歌 変イ長調 Op.10/14.葬送行進曲 Op.14/
 15.フモレスケ Op.54a/16.カプリス Op.54b
ナターシャ・ヴェリコヴィッチ(ピアノ)
 cpoレーベルが力を入れて作品をリリースしている作曲家の一人ドラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923)の作品集、こちらがシリーズ最後のアルバムになります。

 クロアチア屈指の女性作曲家であった彼女の作品は、現在確認されているのが58曲で、その大半をピアノ曲が占めています。彼女の室内楽や歌曲も味わい深いものですが作品の概要を知りたければ、この2枚組を聴いてみるのが一番といえるでしょう。
 「即興曲」は既に室内楽ヴァージョンがリリースされていますが(777421)ピアノのみで演奏されると、また違った趣きが感じられます。
 晩年に近づくにつれ、厳しく深い音楽を作って行ったペヤチェヴィチですが、初期の多くのピアノ曲には、まるで匂い立つような艶やかさも感じられます。驚く程に洗練されたその作品をぜひ味わってみてください。






女子スタッフ「ドニャの選んだ一枚」より

後期ロマン派の潮流の中にひっそりと咲いた美しい花
38歳で亡くなったクロアチアの女流作曲家
 ドラ・ペヤチェヴィッチ:室内楽作品集



 最近事務所で聴いた中でピピピと来たアルバムです。
 聞いたことのない女流作曲家で、ドラ・ペヤチェヴィッチという人です。
 クロアチアの大貴族の娘さんで、少女の頃はお城に住んでいたそうです。
 クロアチア最初の女性作曲家ということで知られているみたいですが、38歳で敗血症で亡くなりました。
 店主に言わせると「ブラームスに似ている」そうなのですが、ブラームスの室内楽をよく知らないので、そこのところはよくわかりません。
 でもとてもけだるい感じが、これからの季節には似合いそうな気がします。フランスの音楽とはまた違ったおしゃれな感じです。



CPO
777419-2
\2100
ドラ・ペヤチェヴィッチ:室内楽作品集
  1.ピアノ三重奏曲 Op.29/
  2.チェロとピアノのソナタ Op.35
アンドレイ・ビエロフ(ヴァイオリン)/
クリスチャン・ポルテラ(チェロ)/
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)

 交響曲嬰へ短調(777418-2)で、堂々たる「センター入り」を飾ったクロアチア出身の作曲家、ペヤチェヴィチ(1885-1923)。今作は彼女の本領発揮とも言える室内楽作品集です。彼女の全室内楽作品の内訳は、2 つの弦楽四重奏、ピアノ四重奏、ピアノ五重奏、2 つのヴァイオリン・ソナタ、チェロ・ソナタ1 曲、そして2 つのピアノ三重奏曲です。とりわけピアノへの偏愛が感じられ、管楽器の作品は一つもありません。ピアノ三重奏曲Op.29 は、すでに成熟しており、非常に表現力豊かで、端正なテクスチャーを持つ作品です。1913 年に書かれたチェロ・ソナタ(1915 年に改作)は、劇的であり、また堂々とした曲です。これを聴いてしまえば、他の作品の録音も待ち遠しくなるはずです。(メーカー・コメント)
 秋の深まりとともにブラームスの室内楽が聴きたくなりますが、今朝はあえてその傍流を。
 
38歳で亡くなったクロアチア出身の女流作曲家ドラ・ペヤチェヴィッチのピアノ三重奏曲。
 生まれはアルバン・ベルクと同じ1885年ですが、その音楽は50歳年上のブラームスの作品のように気品ある古風なロマンに包まれています。
 このピアノ三重奏曲も知られざる名品のひとつといっていいでしょう。(店主コメントより)






その他の旧譜

777420
\2100
ドラ・ペヤチェヴィチ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
 1.ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.26/2.カンツォネッタ Op.8/
 3.メヌエット Op.18/4.ロマンス Op.22/5.エレジー Op.34/
 6.スラヴ風ソナタ ロ短調 Op.43/6.瞑想曲 Op.51
アンドレイ・ビエロフ(ヴァイオリン)/
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
 クロアチアの女性作曲家ペヤチェヴィチ(1885-1923)。
 cpoレーベルは彼女の作品の復興に力を入れており、このアルバムは室内楽作品集の第3集にあたります。彼女の作品からは後期ロマン派の香りと、先人たちの作品、ドヴォルザークやチャイコフスキーらの面影が感じられ、初めて聴く人にも一抹の懐かしさを抱かせるのです。とりわけヴァイオリン・ソナタニ長調は彼女の作風が完全に確立されたことを示す美しい作品で、その明朗な色調は「春のソナタ」と呼ぶのがふさわしいかもしれません。「スラブ風ソナタ」は民謡風なメロディを素晴らしいインスピレーションに満ちたパッセージで包み込んだ独創的なもの。他の曲も個性的であり親しみやすい曲ばかりです。


777418-2
\2700
ドラ・ペヤチェヴィチ:交響曲
 1.交響曲嬰ヘ短調 Op.41/
 2.ピアノと管弦楽のための「ファンタジー・コンチェルタンテ」ニ短調
フォルカー・バンフィールド(ピアノ)/
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団/
アリ・ラシライネン(指揮)
 クロアチアの中流家庭に生まれたドラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923)は、ピアニストで声楽家の母から音楽の手ほどきを受け、12歳で作曲を始め、ドレスデン、ミュンヘン、ザグレブで音楽を学び、自らに潜む音楽性を確認していきました。
 彼女は頻繁に旅行し、また同時代の文化人たちと積極的に交流。それらを下地にますます新しい音楽について模索を重ね、38歳で亡くなるまで57曲の作品を残しました。しかし、そのほとんどは出版もされることなく、今でも演奏してくれる人を心待ちにしています。
 後期ロマン派の潮流の中にひっそりと咲いた美しい花が広く知られるには、まだ時間がかかることでしょう。この1枚が再評価のための足がかりになることは間違いありません。

777916
\2700
ドラ・ペヤチェヴィチ:管弦楽作品と管弦楽伴奏付きの歌曲集
 1.序曲 ニ短調 Op.49/
 2-4.管弦楽伴奏付きの歌曲
  <変身 Op.37/愛の歌 Op.39/2羽の蝶の歌 Op.52>/
 5.ピアノ協奏曲 ト短調 Op.33
インゲボルク・ダンツ(アルト)/
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/
フランクフルト・ブランデンブルク州立オーケストラ/
ハワード・グリフィス(指揮)
 クロアチアの女性作曲家ドラ・ペヤチェヴィチ(1885-1923)。最近、少しずつ認知度が高まり、cpoレーベルをはじめとした何枚かのアルバムが相次いでリリースされています。今回のアルバムでは、彼女の作品の中でも比較的良く知られている「ピアノ協奏曲」を中心に、「序曲」と管弦楽伴奏付きの歌曲を聴くことができます。
 彼女が28歳の時に書いた最初の管弦楽曲であるピアノ協奏曲は、ロマンティックな独奏楽器のための協奏曲の伝統に則りながらも、精緻な管弦楽法が用いられたドラマティックな作品で、力強いモティーフが魅力的な作品となっています。
 彼女の作品には、極めて高い意志力が感じられ、またとても表情豊かな旋律が息づいています。また彼女の最後の管弦楽作品である「序曲 ニ短調」は熟成された作風を持つ個性豊かな作品です。更に再評価が進むことを願ってやみません。






  

777813
\2700
フェリックス・ワインガルトナー:歌劇「寺子屋」1幕 Op.64 サイモン・パウリー(バリトン)/
クレメンス・ビーダー(テノール)/
フィオヌアーラ・マッカルティ(ソプラノ)/
ヤーナ・クルコーヴァ(メゾ・ソプラノ)/
カトリーン・レヴェク(ソプラノ)/
ステファン・ブロンク(バス・バリトン)/
エレナ・ツィドコーヴァ(メゾ・ソプラノ)/
フルカー・サビロ(テノール)/
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団/
ジャック・ラコンブ(指揮)
 優れた指揮者として後世に名を遺すフェリックス・ワインガルトナー(1863-1942)。彼がまた優れた作曲家であったことは、ベートーヴェンの「ハンマークラヴィーア」のオーケストラ版などを始めとした一連の編曲物で明らかになっています。
 最近ではcpoレーベルからの交響曲、管弦楽曲のリリースで一層評価が高まってはいますが、今回のオペラ「寺子屋」は、これまたレアな作品であり、この「作曲家」の知られざる才能をじっくり堪能することができるものです。
 このオペラの題材は、オルフの「犠牲」と同じく、歌舞伎の「菅原伝授手習鑑」から取られているもので、宮仕えのためとは言え、自分の実子を犠牲にしてしまった夫婦の悲哀を描いたもの。
 オルフの作品と同じくエキゾチックな雰囲気が漂う巧みなオペラとなっています。
  

777768
\2100→\1890
ユリウス・レントヘン:ヴァイオリンとピアノのための作品集 第1集
 1.ヴァイオリン・ソナタ ホ長調 Op.40/2.幻想曲 Op.24/
 3.ヴァイオリン・ソナタ「トリロジカ」/4.7つの演奏会用小品 Op.89
クリストフ・シッケダンツ(ヴァイオリン)/
エルンスト・ブライテンバッハ(ピアノ)

 ブラームス、リストと親しかったというオランダの作曲家ユリウス・レントヘン(1855-1932 レントゲンとも)。
 cpoレーベルではレントヘンの作品を継続的にリリースしていますが、今回の新しいリリースは、彼の本領とも言えるヴァイオリンの作品集となります。
 なんと言っても、彼の父エンゲルベルトは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のヴァイオリニスト(第二コンサート・マスターを務めていた)であり、やはり幼い頃から美しいヴァイオリンの音色に親しんでいたことは間違いなく、彼の祖父クレンゲルも幼いレントヘンにヴァイオリンを学ばせるように示唆したといわれています。
 そんなレントヘンのヴァイオリン・ソナタにはやはりメンデルスゾーンやシューマンの影響が色濃く反映されているのは時代の流れでしょうか。伸びやかに歌うメロディと豊かなピアノ・パートにはこの時代ならではの豊潤な色彩が感じられます。



ユリウス・レントヘン、CPOの旧譜から

777437-2
\2700
ユリウス・レントヘン:ヴァイオリン協奏曲
 1.ヴァイオリン協奏曲イ短調/
 2.ヴァイオリンと管弦楽のためのバラード/
 3.ヴァイオリン協奏曲嬰ヘ短調
リーザ・フェルシュトマン(ヴァイオリン)/
ラインラント=プファルツ州立フィル
デーヴィッド・ポルセライン(指揮)

 オランダの作曲家ユリウス・レントヘン(1855-1932)のヴァイオリン協奏曲です。
 もとはドイツ生まれですが、22歳の時にオランダへ行き、ブラームスと親交を結んだり、ロイヤル・コンセルトヘボウ管の結成に関わったりと活発な活動をしています。彼は優秀なピアニストでもあったため、1887年にはブラームスのピアノ協奏曲第2番を作曲家の指揮で演奏したという記録もあります。
 彼は3曲のヴァイオリン協奏曲を作曲しましたが、現存しているのは2曲のみ。どちらの曲も、ピアノを愛しつつも、若い頃からヴァイオリンにも親しんでいた彼ならではの情緒溢れる重厚な作品です。オランダの若手女性ヴァイオリニスト、リーザ・フェルシュトマンの知的な演奏で。
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777119-2
¥2700
レントヘン(1855-1932):
 交響曲第3番/「ヨトゥンヘイム」組曲
ダフィト・ポルセレイン指揮
ラインラント=プファルツ国立フィル
A B Cレーベルでのベートーヴェン全集(タスマニア響)でマニアに知られる、名匠ポルセレインの指揮というのがまたいい。

  


777969
\2700→\2490
世界初録音
 ベートーヴェンがその才能に敬服していた
  ベルンハルト・ロンベルク:チェロとオーケストラのための協奏曲集

  1.チェロ協奏曲 第1番 変ロ長調 Op.2/
  2.チェロ協奏曲 第5番 嬰へ短調 Op.30
デイヴィット・メルコンヤン(チェロ)/
ケルン・アカデミー/
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)
 ドイツのチェリスト、作曲家ベルンハルト・ロンベルク(1767-1841)の世界初録音となる2曲の「チェロ協奏曲集」です。ロンベルクは優れたチェリストであり、ボンの選帝侯ケルン大司教宮廷オーケストラに在籍していた時には、若きベートーヴェンにも出会っています。
 ベートーヴェンはロンベルクの才能に敬服していたのですが、ロンベルク自身はベートーヴェンの革新的な音楽書法についていけなかったのか、ベートーヴェンが「あなたのためにチェロ協奏曲を作曲しましょう」と申し出たにもかかわらず、それを拒絶してしまったというイタイ経験を持っていたりします(なんともったいない)
 そんな彼の作品は、やはり時代の流れに乗ることはできず、いつしか消えてしまったのですが、今回、彼の作品をもう一度見直し世に出そうと、チェリストのメルコンヤンとヴィレンズが立ち上がりました。
 さて、彼の作品はめでたく再評価されるのでしょうか?ぜひ聴いてみてください。
 
777986
\2700
ヴィオラ・クラシック-3つのヴィオラ協奏曲集
 1.フランツ・アントン・ホフマイスター(1754-1812):ヴィオラ協奏曲 ニ長調/
 2.カール・シュターミッツ(1745-1801):ヴィオラ協奏曲 ニ長調/
 3.ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):オルガン、ヴィオラと弦楽のための協奏曲
アンドラ・ダルツィナ(ヴィオラ)/
ユルゲン・エッスル(オルガン)/
ウルバン・カメラータ
 ラトビア生まれのヴィオラ奏者ダルツィナが演奏する古典派の3つのヴィオラ協奏曲です。
 フルート作品で知られるホフマイスター、やはり管楽器のための作品が有名なシュターミッツ、そしてオルガンとヴィオラという一風変わった組み合わせによるミヒャエル・ハイドン。
 この3人の作品は、同じ古典派というくくりには収まりきらないほどの多彩な可能性を感じさせるもの。巧みな楽器の歌わせ方には驚くばかりです。ハイドンでオルガンを演奏しているエッスルは優れた作曲家でもあり、この協奏曲のカデンツァも彼が書いたものです。ヴィオラの音色の美しさに魅了される1枚です。
 


777849
\2100→\1890
ヴァルター・ラブル:室内楽作品集
 1.クラリネットとヴァイオリン、チェロ、ピアノのための四重奏曲 変ホ長調 Op.1/
 2.ピアノ三重奏のための幻想的小品 Op.2/
 3.ヴァイオリン・ソナタ Op.6
ヴェンゼル・フックス(クラリネット)/
ジュヌヴィエーヴ・ロランソー(ヴァイオリン)/
ラースロー・フェニェー(チェロ)/
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)

 ウィーンに生まれ、幼い頃からピアノの才能を発揮、神童として活躍したというヴァルター・ラブル(1873-1940)。
 高名なグイード・アドラーに音楽学を学び、24歳で博士号を取得し、その後は合唱指揮者を経て、ドイツ各地で指揮者として活躍。マーラー、シュレーカー、コルンゴルトなど当時の最先端の音楽を演奏、擁護したことで知られています。
 作曲家としても素晴らしい才能を有していたようですが、30歳前後できっぱりと作曲活動をやめてしまったため、若い頃に書いたものしか存在しないのが残念なところです。
 彼の作品、とりわけ「クラリネット四重奏曲」にはブラームスの影響が感じられますが、これは1896年にブラームスが名誉総裁を務めるウィーン楽友協会主催の作曲コンクールで優勝したことも関係があるのかもしれません。そしてブラームス自身が推薦状を書き、ジムロックが出版したというものです。ひそやかなロマンティック。そんな言葉がぴったりの美しい音楽です。




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NAXOS



8.573228
\1100
グレインジャー:サクソフォン作品集
 1.固定されたド(あるいは鳴り続けるC)(サクソフォン・アンサンブル版)/
 2.美しい燕(サクソフォン・アンサンブル版)/
《管楽器のための珠玉選》
 3.マショー(1300頃-1377):バラード 第17番(3つのアルト・サクソフォン版)/
 4.孤独な砂漠の男が陽気な部族のテントを見つける
  (アルト・サクソフォンとピアノ版)/
 5-6. J.S. バッハ(1685-1750)平均律クラヴィーア曲集 第2巻 -
  前奏曲とフーガ第5番 ニ長調 BWV 874
   (サクソフォン・アンサンブル版)/
 7.フェラボスコ2世(1543-1588):4つの音符のパヴァーヌ
  (サクソフォン・アンサンブル版)/
 8.スパッレ・オルセン(1903-1984):クリスマスが来ると
  (サクソフォン・アンサンブル編)/
 9. ジョスカン・デ・プレ(1450頃-1521):ラ・ベルナルディーナ
  (サクソフォン・アンサンブル版)/
 10. J.S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 -
  フーガ第4番 嬰ハ短調 Minor, BWV 849
  (サクソフォン・アンサンブル版)/
 11. ジェンキンス(1592-1678):5声のファンタジー第15番
  (サクソフォン・アンサンブル版)/
 12.J.S. バッハ:行進曲 BWV Anh. 122(サクソフォン・アンサンブル版)/
 13.作者不詳:リスボン 「ダブリン湾」(サクソフォン・アンサンブル版)/
 14.クリスマスが来ると(サクソフォン・アンサンブル編)/
 15.ロウズ(1595-1662):6声のファンタジーとエアー第1番
  (サクソフォン・アンサンブル版)/
 16.作者不詳:天使は乙女に(サクソフォン・アンサンブル版)
  ※グレインジャーによる編曲…2.3.5-16,
  ジョイス・グリッグス編集…2-16,
  世界初録音…2-16
ジョイス・グリッグス(サクソフォン)
<アンサンブル・メンバー:
 J.ミヒャエル・ホルメス(サクソフォン)/
 イェッセ・ドホナール(サクソフォン)/
 アダム・ホーソーン(サクソフォン)/
 ドュー・ウィティング(サクソフォン)/
 ベン・ケニス(サクソフォン)/
 エイドリアン・ホノルド(サクソフォン)/
 キャセイ・ジーン・ディエルラム(ピアノ)>
録音 2013年3月15日…1.7.10.12.15.16, 2013年3月16日…2.3.5.6.8.11.13.14, 2014年4月2日…4.9 USA ウルバーナ,クランナート・センター・パフォーミング・アーツ,フォーリンジャー・グレート・ホール

 1904年頃、友人とともに初めてサクソフォン(サックス)の音色を聴いたグレインジャー(1882-1961)は、その時の感想を友人に書き送っています。
 「その音色はまるで声のようだ。私はすぐに、世界で最も素晴らしい管楽器であることを知った」グレインジャーは当時あまり馴染みのなかったこの魅力的な楽器のために、バッハやジェンキンスなどのバロック時代の音楽や、ノルウェイ民謡などのいくつかの作品を編曲することで、楽器の特性と音色を広めることに尽力しました。
 サクソフォンをふんだんに用いたこれらの編曲は、楽器の上品な音色を生かしつつ、ポリフォニックで精緻なもの。このアルバムでは、奏者グリッグスが自ら編集を行い、更に整理された音楽として演奏しています。
 自作のオーケストラ作品のなかでもしばしばサクソフォンを用いたグレインジャーの「サックス愛」が炸裂した1枚です。


パーシー・グレインジャーの暗い影
グレインジャー:愛の力(管弦楽曲集)

8.554263
\1800
海外直輸入
パーシー・グレインジャーの暗い影

グレインジャー:愛の力(管弦楽曲集)

 デンマーク民謡組曲(愛の力/ピーター卿(ペーザ卿)の馬丁/ナイチンゲールと2人の姉妹
 ユトランド民謡メドレー)/コロニアル・ソング(植民地の歌)/カントリー・ガーデンズ(田舎の庭園)
 アイルランド・デリー州の調べ(ロンドン・デリーの歌)/緑の茂み(英国民謡に基づくパッサカリア)
 ボニー・ドゥーンの堤よ土手よ/シェパーズ・ヘイ(羊飼いの踊り)/私のロビンは緑の森へ/北欧の王女へ

キース・ブライオン指揮
スロヴァキア放送交響楽団

 オーストラリア出身の作曲家・ピアニスト、パーシー・グレインジャー。

 彼の音楽は陽気で楽しく、知的なセンスにもあふれ、親しみやすい作品ばかり。
 幼少の頃からピアノの才能を発揮し、母親とともにヨーロッパにわたって音楽活動を行った。その演奏を聴いたブゾーニは無償で指導したいと言ったといわれる。

 グリーグとの親交も厚く、そのピアノ協奏曲の最大の理解者と作曲者からも絶賛された。のちにグレインジャーはそのピアノ協奏曲を改訂、初演している。また民謡への傾倒もグリーグからの影響によるもので、イギリス各地の民謡をエジソンの蝋蓄音機を携えて収集して回ったという。その後アメリカにわたったグレインジャーは、軍楽隊の団員として軍隊に入隊。そこでオーボエとサックスを習得、吹奏楽の作法も身につけた。

 さて、そんなグレインジャーの知名度は、ここへ来て急速に広がりつつある。とくに吹奏楽関係の人にはとてもなじみが深いらしい。今から15年前、グレインジャーの管弦楽作品のCDが出たとき、何も知らない店主がイロモノ扱いしていたら、ブラス出身の部下が「なに言ってるんですか、グレインジャーってすごいんですよ!」といろいろ教えてくれた。ピアニストであり、名編曲家であり、天才作曲家。10年ほど前にリリースされた当アルバムも、あれよあれよといううちにベストセラーとなった(今でも売れている)。

 交響曲やソナタといった従来の形式にとどまることを嫌がったグレインジャーは、高度な技術を駆使しながらも常に自由で気ままな作品を作り続けた。その結果音楽史の王道からは外れたが、今こうして何の偏見もなく彼の作品を聴くととってもナイスである。しかも稚拙だったり空虚だったりしない、豊かな才能と高度な技術を併せ持った密度の濃い本格的内容。
 今の時代に人気が出るのも良くわかる。

 なのだけれど。

 グレインジャーの作品、なにか変なのである。
 あまりにも屈託がなさ過ぎる。あまりにも悩みがなさ過ぎる。いくら民謡編曲とはいえ、そこに自分の感情や性格が反映されるのが普通のはず。・・・なのにそれがない。

 幼少の頃から才能と財産に恵まれ、人もうらやむ成功を収め、勝手気ままな作品を生み出して後にニューヨーク大学の音楽学部長に就任。まさに幸福そのもの。だから作品も幸福だったのか?
 たとえばルロイ・アンダーソンやグローフェは、そういう能天気なものを作ろうとした作曲家の意思・努力が見える。しかしグレインジャーの場合はそうではない。楽譜で儲けたらしいが、彼の作曲はお金儲けというよりは天才の自由な道楽っぽい。しかし自由だからこそ真剣にそれらを作った。だとしたら余計に作曲家本人の「性(さが)」のようなものが出てきそうなものなのに・・・果てしなく平和的で果てしなく天国的。一片の悩みもない。

 ・・・それって異常ではないか?

 たとえば鞭打ちなどサディスティックな性癖を持ち合わせていたとか、ブラジャーのデザインをしていたとか、近親相姦の噂に悩んで母親が自殺したとか、最晩年に「性」についてのエッセイを残したとか、自分の博物館に自分の死体を陳列するように遺言に書いたとか、そういった普通の人にはあまりないような異常なエピソードと、彼の作品の異常な明朗性とを無理に関連付ける気はない。

 が、彼の突き抜けた楽天的音楽を聴くと、彼の持ち合わせていた暗い影のような性癖が、それを隠すかのように無意識的に闇のない作品を生み出したのではないかと思ってしまうのである。(「このNAXOSを聴け!」より)

 


8.573363
\1100
レオ・ブローウェル:バンドゥリアとギターのための作品集
 1-4.ムジカ・インシデンタル・カンペジーナ‐付随音楽「田舎の情景」(1978)
  <前奏曲/間奏曲/舞曲/終曲>/
 5-8.「ビクトル・ハラ」の主題による変奏曲(2007)
  <序奏/変奏曲 1-4/変奏曲 5-4/終曲>/
 9-11.バンドゥリア・ソナタ(2011)
  <第1楽章:光と影の割合/第2楽章:夜想曲/第3楽章:序奏とトッカータ>/
 12-15.旅人たちのソナタ(2007)
  <アマゾンの情景/偉大なる奥地/
   ダンス・フェスティヴァル/トッカータ・ノルデスチナ>/
 16-20.バンドゥリアとギターのための小品集(1957)
  <第1番:Tranquillo/第2番:Allegro vivace/
   第3番:Vivacissimo muy ritmico/第4番:-/
   第5番:Andante tranquillo>
    ※1-4.9-11.16-20…世界初録音
ペドロ・シャモロ(バンドゥリア)…1-4.9-11.16-20/
ペドロ・マテオ・ゴンザレス(ギター)…5-8.12-15.16-20
 録音 2014年5月15-18日 カナダ オンタリオ、聖ジョン・クリソステム教会
 キューバ生まれのレオ・ブローウェル(1939-)は、その革新的なギター曲で知られていますが、このアルバムではギターだけでなく、彼が愛した「バンドゥリア」…小さなリュート形の撥弦楽器で南米でも人気がある…のための作品も聴くことができます。
 この6複弦でピックを使って演奏する楽器の音色は、ふくよかさと力強さを兼ね備えています。
 収録曲の中では、キューバの民族音楽のリズムとエネルギーが爆発する「ムジカ・インシデンタル・カンペジーナ」はマンドリンとギター、2本のギターなどの様々なアンサンブルで演奏されますが、バンドゥリアを用いることで、独特の響きが齎されます。
 チリのシンガーソングライターで、政治活動家でもあったビクトル・ハラ、彼の業績を讃え、その死を悼むために書かれた「変奏曲」はまるで万華鏡をのぞくかのように多彩な感情と技術が溢れた曲です。
 他の作品も、光と影を見事に取り入れたテクニカルな要素を持つもので、ギターを愛する人ならば、一度は聴いておきたい素晴らしいアルバムといえるものです。
  


8.573475
\1100
金管七重奏のための音楽集 第3集
 ショスタコーヴィチ/プロコフィエフ/スクリャービン/ラフマニノフの作品集
 1-5.ショスタコーヴィチ(1906-1975):弦楽四重奏曲 第8番 ハ短調 Op.110
  <第1楽章:Largo/第2楽章:Allegro molto/
   第3楽章:Allegretto/第4楽章:Largo/第5楽章:Largo>/
 6-9.プロコフィエフ(1891-1953):ピアノのための10の小品 Op.12から「組曲」
  <第1番:行進曲/第2番:ガヴォット/
  第9番:スケルツォ・フモリスティーク/第8番:アルマンド>/
 10.プロコフィエフ:組曲「3つのオレンジへ恋」 Op.33bis - 第2曲「行進曲」/
 11-16.スクリャービン(1872-1915):6つの前奏曲集
  <前奏曲 Op13−1 ハ長調/前奏曲 Op.35−3 ハ長調/
   前奏曲 Op.31−4 変イ長調/前奏曲 Op.31−2 嬰ヘ短調/
   前奏曲 Op.16−4 変ホ短調/前奏曲 Op.11−6 変ロ短調>/
 17.ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ ホ短調/
 18-21.ラフマニノフ:6つの小品 Op.11から「4つの小品」
  <第3番:ロシアの主題/第2番:スケルツォ/
   第5番:ロマンス/第6番:栄光あれ>
    ※S.コックス&M.ナイトによる七重奏編…1-5/
      S.コックスによる七重奏編…6-10.17-21/
      M.ナイトによる七重奏編…11-16
セプトゥーラ
<メンバー:
アラン・トーマス(B♭管トランペット)/
サイモン・コックス(B♭管トランペット)/
ヒュー・モーガン(E♭管トランペット)/
ピーター・スミス(テューバ)/
マシュー・ギー(トロンボーン)/
マシュー・ナイト(トロンボーン)/
ダン・ウェスト(バス・トロンボーン)>
録音 2014年12月5-7日 ロンドン ニュー・サウスゲート,聖ポール教会

 第1集ではメンデルスゾーンやシューマンなどロマン派の作品、そして第2集ではバロック・オペラの名曲の数々を新たな装いで聴かせた金管アンサンブル「セプトゥーラ」。第3集ではなんとロシアの作品集に挑戦です。
 冒頭のショスタコーヴィチから炸裂するお馴染みの音形「D-S(Es)-C-H」が何とも印象的で、本来なら皮肉と哀しみに彩られているはずのこの作品が、何となく華やかに聴こえるのが面白いところです。
 他にはプロコフィエフの初期の作品や、スクリャービンの先鋭的な作品と、ラフマニノフの憂鬱な感情を讃えた作品など、今回のアルバムにおいての彼らは、これまでよりも更に豊かな響きを追求しているようです。
 もちろん編曲も見事で、まるでこれらの作品がオリジナルであるかのような存在感を放っています。
 「セプトゥーラ」のメンバーは、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、バーミンガム市交響楽団、スコットランド歌劇場、オーロラ・オーケストラで活躍する若手金管奏者たちによって構成されています。この見事なアンサンブルには感嘆するほかありません。



第1集&第2集

8.573314
\1100
金管七重奏のための音楽集
 1-4.メンデルスゾーン(1809-1847):
   オルガン・ソナタ ハ短調 Op.65-2(S.コックス編)/
 5-8.シューマン(1810-1856):4つの二重合唱曲 Op.141(S.コックス編)/
 9-13.ブラームス(1833-1897):5つのコラール前奏曲 Op.122より(S.コックス編)/
 14.宗教的歌曲 Op.30(M.ナイト編)/
 15-16.ブルックナー(1824-1896):2つのエクアーレ ハ短調/
 17.この場所は神が作り給う WAB23(M.ナイト編)/
 18.キリストはおのれを低くして WAB11(S.コックス編)/
 19.アヴェ・マリア WAB6(S.コックス編)/
 20.正しき者の唇は知恵を語る WAB30(S.ヒックス編)
セプトゥーラ
〈メンバー:
マシュー・ウィリアムス(B♭管トランペット)/
サイモン・コックス(B♭管トランペット)/
クリスティアン・バラクロウ(E♭管トランペット)/
ピーター・スミス(テューバ)/
マシュー・ギー(トロンボーン)/
マシュー・ナイト(トロンボーン)/
ダン・ウェスト(バス・トロンボーン)>
録音 2013年11月10-12日 ロンドン ニューサウスゲート、聖ポール教会

 バロック、もしくはそれ以前の時代には金管のためのアンサンブルは数多く存在していました。ガブリエリやモンテヴェルディ、バッハやヘンデル。彼らは神の声を楽器へと移し替える際に輝かしい金管楽器の音色を好んで用いたのです。しかし、ロマン派時代の作曲家たちは金管七重奏のための曲を書くことはほとんどありませんでした。
 そこでアンサンブル「セプトゥーラ」はブラームス、ブルックナー、メンデルスゾーン、シューマンの合唱曲とオルガン作品を金管アンサンブル用に編曲。あたかもオリジナル作品であるかのように、自然で素晴らしい作品へ造り替えているのです。
 「セプトゥーラ」のメンバーは、ロンドン交響楽団、フィルハーモニア、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団、バーミンガム市交響楽団、スコットランド歌劇場、オーロラ・オーケストラで活躍する若手金管奏者たちによって構成されています。この見事なアンサンブルには感嘆するほかありません。
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8.573386
\1100
金管七重奏のための音楽集 第2集 〜
 ヘンデル,パーセル,ラモー,ブロウ作品集

 1-7.ラモー(1683-1764):歌劇「ダルダニュス」-組曲
  (S.コックスによる金管七重奏編)/
 8-15.ブロウ(1649-1708):歌劇「ヴィーナスとアドニス」-
  「仮面劇」(M.ナイトによる金管七重奏編)/
 16-24.パーセル(1659-1695):
  劇音楽「女房持ちの色男、無分別な物好き」(抜粋)
   (S.コックスによる金管七重奏編)/
 25-30.ヘンデル(1685-1759):歌劇「リナルド」-
  組曲(S.コックスによる金管七重奏編)
セプトゥーラ
<メンバー:アラン・トーマス(B♭管tp)/
サイモン・コックス(B♭管tp)/
ヒュー・モーガン(E♭管tp)/
ピーター・スミス(tub)/
マシュー・ギー(tb)/
マシュー・ナイト(tb)/
ダン・ウェスト(B-tb)>
録音 2014年5月3-5日 ロンドン ニューサウスゲート、聖ポール教会

 金管アンサンブル「セプトゥーラ」によるシリーズ第2集は、17世紀のバロック・オペラの名曲を中心にセレクトしたものです。この当時の金管楽器は、未だ発展途上であり、ヘンデルの作品にしても楽器の使い方は現在とは全く異なるものと言ってもよいでしょう。
 当然、ここで演奏している曲は本来の姿と違うかもしれませんが、この試みは極めて興味深いものであり、また楽器の可能性を探るものとして、何より完璧な音楽として仕上がっていることは高く評価できるのではないでしょうか?
 トラック30は有名な「私を泣かせてください」で、この美しい旋律がどれほどに神々しく奏されているか…を実際に聴いてみてください。
 この演奏、第1集(8.573314)とは若干のメンバー変更がありますが、そのアンサンブルは全く乱れがありません。とにかくスゴイです。

 

8.573502
\1100
期待の新進演奏家シリーズ/崎谷明弘 ピアノ・リサイタル
 1-5.ブラームス(1833-1897):ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 Op.5
 6-8.ドビュッシー(1862-1918):版画<塔/グラナダの夕べ/雨の庭>/
 9.アレハンドロ・ローマン(1971-):ガイエーナ:ハエンの10の風景/
 10.グラナドス(1867-1916):わら人形(ゴヤ風な情景)/
 11.ホアン・マヌエル・ルイス(1968-):アルメナーラ
  ※9.11…世界初録音
崎谷明弘(ピアノ)
 録音 2014年6月21日 スペイン ハエン,コンセルバトリー・オブ・ミュージック,インファンタ・レオノール・シアター
 第56回ハエン国際ピアノ・コンクールを制した若きピアニスト、崎谷明弘。彼は1988年西宮生まれの神戸出身、6歳からピアノを始め、ブゾーニ国際など数々のコンクールで受賞歴を持っています。
 パリ高等音楽院(CNSM)で研鑽を積み、帰国後も東京藝術大学大学院に進学、修士課程を首席で修了。2015年春からは博士後期課程に進学し、さらなる研鑽を積むという凄腕です。まあ、現代の若手ピアニストは多くのコンクール歴を持つのが割と普通ではありますが、なんと言っても彼の凄いところはその音楽性と、ユニークな個性、そしてすでに獲得しているファンの多さに尽きるのではないでしょうか。
 たとえば彼の演奏するブラームスを聴いただけで、そのカリスマ性に納得いただけるはずです。一つ一つの音を噛みしめるかのような深い打鍵、そして生まれる美しい音。これがドビュッシーになると一転、まるでビロードの布で撫でられたかのような優しい肌触りが楽しめるのです。
 コンクールの課題曲であったローマンの「ガイエーナ:ハエンの10の風景」でのミステリアスな響きも聴きものです。この才能、聞き逃すべからず!
 


8.573563
\1100
ジャン=クロード・カサドシュ(指揮)
リヒャルト・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」Op.40 他

 1-9.リヒャルト・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」 Op.40, TrV 190(1898)
  <英雄/英雄の敵/英雄の伴侶/勝利への確信のテーマ/
   英雄の戦場/戦いのファンファーレ/英雄の業績/
   英雄の隠遁と完成/辞任のテーマ>/
 10.マニャール(1865-1914):葬送の歌 Op.9(1895)
フェルディナンド・イアシュ
(コンサートマスター/ヴァイオリン・ソロ)…3.9/
リール国立管弦楽団/
ジャン=クロード・カサドシュ(指揮)
 録音 2011年1月10日…1-9, 2014年11月5日…10 フランス リール,Nouveau Siecle(新世紀)
 2015年はフランスの名門オーケストラ、リール国立管弦楽団の設立40周年であり、楽団の創始者ジャン=クロード・カサドシュのキャリア50周年という記念の年でした。それを祝しリリースされたのがこのアルバムです。
 「英雄の生涯」については説明の必要もない名曲で、オーケストラ、指揮者の力量を存分に発揮することのできる難曲でもあります。冒頭の主題の提示である「英雄」の部分を聞いただけで、団員たちがこの演奏にどれほど力を入れているのかを知ることができるのではないでしょうか。もう1曲のマニャールの「葬送の歌」は彼の30歳のときの作品で、あまり演奏される機会は多くないものの、ひっそりとした美しさを持つ音楽です。
 マニャールの父の死に際して書かれた曲ですが、冒頭の哀しみが少しずつ浄化されていく道程には、マーラーのアダージェットやリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)の「メタモルフォーゼン」にも通じる美しさが感じられます。
 信頼感に溢れた素晴らしい演奏です。
 


8.571355
\1100
フランク・ブリッジ/シリル・スコット:ピアノ五重奏曲集
 1-3.ブリッジ(1879-1941):ピアノ五重奏曲 ニ短調 H49a(1904/1912)
 4-7.スコット(1879-1970):ピアノ五重奏曲 第1番(1911頃)
ラファエル・テッローニ(ピアノ)/
ビンガム弦楽四重奏団
<メンバー:
スティーヴ・ビンガム(第1ヴァイオリン)/
マーク・メッセンジャー(第2ヴァイオリン)/
ブレンダ・スチュワート(ヴィオラ)/
ミリアム・ロウバリー(チェロ)>
 録音 1989年9月4-6日 ロンドン チョーク・ファーム,聖サイラス・ザ・マーター BMSより移行盤

 数多いイギリスの作曲家の中でも「独自の前衛音楽」を書くことに拘ったとされるフランク・ブリッジ。その理由は、他の作曲家たちがイギリス民謡に依拠しても、彼はヨーロッパの新音楽を好み、こちらから着想を得ていたからだとされているようです。
 しかし彼の作風が前衛的になったのは、第1次世界大戦の後のことであり、若い頃はスタンフォードやブラームスなどの影響がよくわかる極めてロマンティックな作品を書いていました。
 このピアノ五重奏もそんな作品の一つで、全編抒情的で、時にはラフマニノフを思わせるような力強いロマンティシズムが漲っています。ブリッジと同じ年に生まれたシリル・スコットは、生前あまり顧みられなかった人ですが、最近になって評価が高まっていることで知られています。
 彼の作品はどれも控えめな美しさに満ちていて、幾分ドビュッシーを思わせる印象派風の和声があったりと、なかなか侮れないものばかりです。
 この「ピアノ五重奏曲」も冒頭では静かな水面を思わせる音楽なのですが、曲が進むにつれ、少しずつ不可解な世界が形成されていきます。この境目はとても曖昧で、いつしか迷いの森に足を踏み入れてしまったかのよう。
 神秘的なものを愛したという作曲家の、好みの片鱗が見えるような極めて豊かな音楽です。
 

8.571369
\1100
レノックス・バークリー:ピアノ・ソロとデュエット曲集
 1-6. 6つの前奏曲 Op.23(1945)
  <第1番:Allegro/第2番:Andante /第3番:Allegro moderato/
  第4番:Allegretto /第5番:Allegro/第6番:Allegro>/
 7-10.ピアノ・ソナタ Op.20(1941-1945)
  <第1楽章:Moderato/第2楽章:Presto/第3楽章:Adagio/
   第4楽章:Introduction and Allegro>/
 11-15. 5つの短い小品 Op.4(1934頃)
  <第1番:Andante/第2番:Allegro moderato/
  第3番:Moderato/第4番:Moderato/第5番:Allegro>/
 16-18.ピアノ連弾のためのソナチネ Op.39(1954)
  <第1楽章:Allegro moderato/第2楽章:Andante/第3楽章:Allegro>/
 19.連弾のための「主題と変奏」Op.73(1968)/
 20.連弾のための「パルム・コート・ワルツ」Op.81-2(1971)
ラファエル・テッローニ(ピアノ)/
ノーマン・ビーディー(第2ピアノ…16-20)
録音 1993年4月7.8日 ロンドン ギルドホール音楽演劇学校 BMSからの移行盤
 オックスフォード出身の作曲家レノックス・バークリー(1903-1989)のピアノ作品集です。
 20代の頃パリに留学し、高名なナディア・ブーランジェに音楽を学んだというだけあって、彼の作品からは至るところからフランス音楽の影響を感じることができるのです。その作品には微妙な陰影と、シンプルな旋律、そしてアイデア豊かなリズム感覚があり、どれも忘れられない美しさを誇っています。
 彼のピアノ曲の中で最初に書かれたのはトラック11-15の「5つの短い小品」で、こちらは本当に小さく、ちょっぴりプーランク風の香りも感じさせるもの。気まぐれな旋律と安定した歌、これらが撚り合わさって楽しい世界が生まれます。
 また彼は2台ピアノと連弾のための作品も書いていますが、これらの作曲時期は活動の初期から晩年に至るまで、人生のほとんどをおおっています。
 もちろんその作風は少しずつ変化していきますが、どれも複雑なテクスチュアを丹念に整理した明快なものとなっています。これこそがバークリーの本領発揮といったところでしょうか。
 


8.573274
\1100
クナッパーツブッシュが初演した
 ユージン・ザドール:舞踏交響曲

 1.祝典序曲(1963)/
 2-12.ハンガリー民謡による変奏曲(1919)
  <主題/変奏曲1:バガテル/変奏曲2:ブルレスケ/
   変奏曲3:スケルツォ/変奏曲4:セレナーデ/変奏曲5:スケルツェット/
   変奏曲6:フォックストロットのテンポで/変奏曲7:奇想曲/
   変奏曲8:ジプシー風に-チャールダッシュのように/
   変奏曲9:幻想曲/変奏曲10:フーガ-ストレッタ>/
 13-16.舞踏交響曲(交響曲 第3番)(1936)
  <Allegro moderato/14.Andante cantabile/
   15.Allegro/Andantino. Rondo - molto vivo>
    ※13-16…世界初録音, 2-12…全曲版世界初録音
MAVブダペスト交響楽団/
マリウス・スモリー(指揮)
録音 2014年9月8-12日 ハンガリー ブダペスト,ハンガリー放送 第6スタジオ
 ユージン・ザドール(1894-1977 ハンガリー名…ザードル・イェネー)はハンガリーのバータセクに生まれ、幼い頃から音楽の才能を発揮し、16歳の時にR.ホイベルガーと共にウィーンで学び、その後ライプツィヒに移住。そこでレーガーの弟子となります。
 ミュンスター大学で博士号を獲得、新ウィーン音楽院で教鞭を執ります。しかし彼は世相が不安定だったウィーンを離れ、1939年にはアメリカでラジオ放送の音楽の仕事を始めます。
 やがて、映画会社MGMからのオファーを受けロサンゼルスに行き、ここで本格的に映画音楽の仕事に従事することになるのです。
 ここではリヒャルト・シュトラウスばりの素晴らしいオーケストレーションを用いた華麗な作品をいくつも書き上げ、ミクロシュ・ローザと並ぶ映画音楽作曲家として讃えられるのです。ザドールがオーケストレーションの仕事からリタイアして間もなく、ズービン・メータがロサンゼルス・フィルの音楽監督に就任。それを祝すために書かれたのが、このアルバムの冒頭を飾る「祝典序曲」です。華麗な金管の響きと現代的な響きが交錯するクールな序曲となっています。
 「ハンガリー民謡による変奏曲」は各変奏に工夫が凝らされた楽しい作品です。
 またメインの「舞踏交響曲」はウィーン時代の作品で、かのクナッパーツブッシュが初演したという壮大でノスタルジックな音楽です。





ザドール、2つのアルバム

8.572548
\1500
海外直輸入
ザドール:5つのコントラスツ・子どものための交響曲他
 1-2.弦楽,ブラスのためのアリアとアレグロ/
 3-7.管弦楽のための5つのコントラスツ
  <序奏/秋の牧歌/幻想/スケルツォ・ルスティーコ/終曲:フーガ>/
 8-11.子どものための交響曲
  <アレグロ・モデラート/おとぎ話/軍楽セレナード/農場>/
 12.ハンガリー奇想曲/
 13.チャールダッシュ狂詩曲
MAVブダペスト交響楽団/
マリウス・スモリジ(指揮)
 ザロール・ユージン(1894-1977)はハンガリーのバータセクに生まれ、幼い頃から音楽の才能を発揮、とりわけピアノなどの鍵盤楽器の技術には目覚ましいものがありあmした。16歳の時にR.ホイベルガーと共にウィーンで学び、その後ライプツィヒに移住。そこでレーガーの弟子となります。ミュンスター大学で博士号を獲得、新ウィーン音楽院で教鞭を執ります。1928年には大学を退官、1977年に亡くなるまで作曲に専念し、4曲の交響曲を始めとした数多くの作品を残しています。彼は珍しい楽器を好んだことでも知られ、ツィンバロンやアコーディオンなどのためにも協奏曲を作曲しました。映画音楽の作曲家としても知られています。
 このアルバムにはそんなザドールの様々な曲を収録。まさに映画音楽ばりの迫力を持つ「5つのコントラスツ」、彼自身の子どもたちのために作曲された「子どものための交響曲」(・・・なんとも機知に富んだ楽しい作品!)ハンガリーの血が騒ぐ奇想曲、狂詩曲。などなど魅力的な曲が並びます。
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ZADOR, E.: Divertimento / Elegie and Dance / Oboe Concerto / Studies (Budapest Symphony Orchestra MAV, Smolij)
8.572549
\1500
海外直輸入
ザドール:エレジーと舞曲 他
 1-2.エレジーと舞曲(1954)/3-5.オーボエ協奏曲(1975)/
 6-8.弦楽のためのディヴェルティメント(1954)/
 9-16.管弦楽のためのスタディ
  <前奏曲/ゆっくりとした幻想曲/奇想曲/
  序奏とスケルツォ/ポプリ/歌/強くして-弱くして/狂詩曲>
ラースロー・ハダディ(オーボエ…3-5)/
MAVブダペスト交響楽団/
マリウス・スモリジ(指揮)
録音 2011年9月9-11日 ブダペスト ハンガリー放送 第6スタジオ
 ユージン・ザドール(1894-1977 ハンガリー名…ザードル・イェネー)はハンガリーのバータセクに生まれ、アメリカ合衆国に移住した作曲家です。音楽を学んだのはウィーンとライプツィヒで、マックス・レーガーにも師事したことがあり、重厚な作風はここで身につけたといってもよいでしょう。1921年からは新ウィーン音楽院で教え、1935年からはブダペスト音楽院でも教鞭を執ります。しかし第二次世界大戦が勃発するとアメリカへ行き、映画音楽の分野でも大きな貢献を果たしました。彼の作風は「椿姫とルルの間」のようなスタイルとされ、伝統的な音色と20世紀のイディオムが融合した独自の作品がいくつも生み出されています。牧歌的な「エレジーと舞曲」、快活で表情豊かな「オーボエ協奏曲」と「ディヴェルティメント」、管弦楽の可能性の極限を追求したかのような「スタディ」と、ヴァラエティ豊かな音が詰まっています。彼の作品が気に入った方は同じ演奏家による作品集(8.572548)もどうぞ。更に色とりどりの刺激がお待ちしております。 


 


8.573378
\1100
知られざるスウェーデン古典派の大家
 ヨアヒム・ニコラス・エッゲルト:交響曲 第2番&第4番

  1-4.交響曲 第4番 ハ短調(1810頃)
  5.交響曲 第4番:第2楽章の異稿版 Largo/
  6-9.交響曲 第2番 ト短調(1806)
     ※世界初録音
イェブレ交響楽団/
ジェラール・コルステン(指揮)
 録音 2014年3月10-14日 スウェーデン イェブレ・コンサート・ホール

 1792年に当時のスウェーデン国王グスタフ3世が暗殺された時、国民の間だけではなく、欧州の諸国にも衝撃が走りました。近代的な国家をつくるために尽力した彼の功績は大きく、また国の間の力関係にも微妙な亀裂が入ったからです。そして国内の公共のコンサートも明らかに減少し、音楽家たちの仕事も少なくなってしまいました。
 作曲家エッゲルトがスウェーデンにやってきたのはそんな時代の真っ只中である1803年でした。最初のうちは停滞していたこの地の音楽界も、1809年にグスタフ3世の弟であるカール13世が王に即位してから、少しずつ復興し、エッゲルト(1779-1813)の活躍の場も飛躍的に広がりました。そして壮大なツアーに出かけようとした矢先、残念ながら彼は深刻な病を得てこの世を去ってしまったのです。
 このアルバムにはそんなエッゲルトの2つの交響曲が収録されています。1806年頃に書かれた第2番、そして新体制となった1810年頃に書かれた第4番と、どちらも緊迫感に満ちた堂々たる音楽です。



旧譜
エッゲルト:交響曲 第1番&第3番

8.572457
\1100
思わぬ名曲・・・
 ヨアヒム・ニコラス・エッゲルト(1779-1813):交響曲 第1番&第3番 他
  1.付随音楽「スペインのムーア人、もしくは幼年時代の選択」-序曲/
  2-4.交響曲 第3番 変ホ長調(1807)
  5-12.付随音楽「スヴェント・スチューレとマルタ・レイヨンフーヴッド」(1812)
  13-16.交響曲 第1番 ハ長調(1804頃-1805)
    ※5-16…世界初録音
イェヴレ交響楽団/
ジェラール・コルステン(指揮)
録音 2009年11月23-27日…2-4.13-16, 2014年3月10-14日…1.5-12 スウェーデン イェヴレ・コンサートホール

 ドイツで生まれ、スウェーデンで活躍した古典派の作曲家と言われて、ヨーゼフ・マルティン・クラウスの名前が思い浮かぶ人はかなりの音楽通でしょう。
 しかし、さらにニコラス・エッゲルト(1779-1813)の名前までを知っている人はまずいないのではないでしょうか。そんなエッゲルトは、ドイツのバルト沖に浮かぶリューゲン島の靴屋の息子として生まれました。
 11歳になるまで教育を受けることはなく、ようやく地元のオルガニストが彼を引き取り、音楽理論、ヴァイオリン、鍵盤楽器、ハープを教えることとなります。
 その後は紆余曲折を経て、1803年にスウェーデンに到着、当時は既にマルティン・クラウスも世を去っていたため、彼は才能ある作曲家としてこの地で活躍することとなります。
 指揮者としても有能だった彼は、ストックホルムの聴衆にベートーヴェン、ハイドンのオラトリオやモーツァルトの魔笛などを次々と紹介していき、また自作も好評を持って迎えられたのです。
 このアルバムには彼の2つの交響曲と、劇音楽を収録。時にはメンデルスゾーンの雰囲気さえをも感じさせる見事な音楽には、感嘆するばかりです。


 


8.573410
\1100
モシュコフスキ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
 1-5. 5つのスペイン舞曲集(1876/1879頃)
  (E.ソーレによるヴァイオリンとピアノ編)
  <第1番:Allegro brioso/第2番:Moderato/第3番:Con moto/
  第4番:Allegro comodo/第5番:ボレロ:Con spirito>/
 6-9. 4つの小品 Op.82(1909)
  <第1番:ニンフたち:Allegro leggiero/第2番:奇想曲:Allegretto/
  第3番:メロディ:Moderato/第4番:フモレスケ: Allegro con spirito>/
 10-11. 2つの演奏会用小品 Op.16(1878)
  <バラード:Andante con moto/ボレロ:Allegro spirituoso>/
 12-15. 2つのヴァイオリンとピアノのための組曲 Op.71(1903)
  <I:Allegro energico/II:Allegro moderato/III:Lento assai/IV:Molto vivace>/
 16. 8つの性格的小品 Op.36-6「火花」(J.ハイフェッツ編)/
 17.ギター Op.45-22(P.サラサーテ編)/
 18.小品 Op.15-1「セレナータ」(F.レーフェルト編)
ナツリン・ラシドヴァ(ヴァイオリン)/
ダニエル・グリムウッド(ピアノ)

 録音 2014年10月24.25日,2015年1月20日 UK モンマス,ウィアストン・コンサート・ホール

 1925年、名ピアニストで作曲家モシュコフスキ(1854-1925)が亡くなった時、批評家フランチェスコ・バーガーは「ショパン、ルービンシテイン、リストの死以来の音楽界の損失だ」と月刊「音楽録音」に記事を寄せました。
 そんなモシュコフスキの音楽ですが、現代ではそれほど重要視されていないのはとても残念なことであるといえるでしょう。
 現ポーランドのヴロツワフ(当時はプロイセン王国領)に生まれたモシュコフスキは幼い頃からピアノの才能を示し、20歳になる前にピアニストとして大成功を収めます。しかし、同時にヴァイオリンの勉強にも力を入れ、一時はヴァイオリニストになることも考えたといいます。
 このアルバムには主に1876年から1890年の間に書かれた作品が収録されており、これらは熱心なアマチュアでも演奏できるように比較的平易な技巧で書かれているのですが、演奏効果は抜群で、どれも華やかな雰囲気をかもし出しています。
 ヴァイオリニスト、ラシドヴァはゴドフスキーのヴァイオリン作品集(8.573058)でも素晴らしい演奏を披露していた美貌と技術を兼ね備えた若手です。




モシュコフスキのアルバムから

NAXOS
8.553989
¥1800
海外直輸入

世の中そう甘くはない

 モシュコフスキ:
  ピアノ協奏曲 ホ長調
  異国より
マルクス・パヴリク (ピアノ)
ポーランド国立放送交響楽団
アントニ・ヴィト (指揮)

 正直物足りなかった。
 何の悩みもない、ただひたすら明るいピアノ・コンチェルト。ここまで屈託なく音楽を作り上げることができるものか?
 第1楽章の白痴的な華やかさはもちろんだが、第2楽章の少女趣味的な憂鬱も、「どうして私はこんなに美しいの?」と悩んでいる女のよう。背後から蹴りを入れたくなる。さらにサロンで踊り狂うかのような第4楽章の乱痴気騒ぎ。
 こういう悩みのない音楽を作るのが仕事であったバロック時代ならともかく、19世紀もあと数年で終わろうという切羽詰った時代に何を能天気な。
 いや、きっとおそろしく能天気な男だったに違いない。
 ピアニストとしてヨーロッパ全土に響く名声を勝ち得、作曲家としても教育家としても名を成し、まさに音楽家として理想的な成功を遂げた男。こんな能天気な音楽を書く男にふさわしい成功譚ではないか。
 しかし世の中そう甘くはない。
 その能天気さが災いしたか、第1次大戦中、全財産をこともあろうにドイツ・オーストリアの戦時公債に投資。それでどういうことになったかはご想像のとおり。絵を描いたような破滅的な人生をたどる。
 まったく底意地の悪い話だが、そのエピソードを知って、この曲のすばらしさがわかるようになってきた。
 これは、天才的な音楽的才能と、浮世離れした性格を持つ男だからこそ創りえた天国的傑作だったのである。
 ちなみに併録の組曲「異国より」は、ロシア、イタリア、ポーランド、ハンガリー、ドイツ、スペインを音楽で旅する素敵な佳作。こっちも無条件で楽しめる。(「このNAXOSを聴け!」より)


 

8.573419
(2CD)
\2200
ジモン・マイール:レクイエム ト短調
CD1.
 1-3.入祭唱/4-6.キリエ/
 セクエンツィア<7.怒りの日/8-10.奇しきラッパの響き/
 11-12.思い出したまえ/13.わが祈り/
CD2.
 1.羊の群れの中から/2.呪われたもの-ひざまずき/3-4.涙の日>/
 5.聖なるかな/6-7.祝福されますように/8.神の子羊/9.リベラメ
   ※世界初録音 ジークフリート・ホフマン(1930-2014)に捧げる
シーリ・カロリン・ソルンヒル(ソプラノ)/
カタリーナ・ルックガバー(ソプラノ)/
テレサ・ホルツハウザー(アルト)/
ブリギッテ・トーマ(アルト)/
マルクス・シェーファー(テノール)/
ローベルト・セリアー(テノール)/
マルティン・ベルナー(バス)/
ルードヴィヒ・ミッテルハンマー(バス)/
ヴァージル・ミショック(バス)/
ジモン・マイール合唱団&アンサンブル/
フランツ・ハウク(指揮)
 録音 2013年10月6-10日 ドイツ インゴルシュタット,マリア・デ・ビクトリア・アサム教会
 古今東西、多くの作曲家たちが手掛ける「レクイエム」。煉獄で苦しむ魂に慰めを与えるだけでなく、今を生きる人にも安らぎを与えるための曲として、今も世界中のどこかで演奏されています。
 このマイール(1763-1845)の知られざるレクイエムは、恐らくベルガモで活躍していた画家テルツィの葬儀のために演奏された曲で、実はもともと彼の弟子であったドニゼッティがいくつかの小さな部分を作曲したものにマイールが改訂と補正の手を加えたことが研究でわかっています。
 この録音ではドニゼッティの手によるとされる「わが祈り(Preces meae)」と「呪われたもの(Oro supplex)」は、この稿を使用しています(マイヤーによる同曲のスケッチもベルガモの図書館に存在します)。
 全体的に派手さのない素朴で美しいレクイエムですが、時にはっとするほどの美しさがあり、何度も聴きたくなるような魅力を持っています。
 

8.573453
\1100
MOMENTS-モーメンツ ウィンド・シンフォニー集
 1.ロイ・デイヴィッド・マグナソン(1983-):テラコッタ鉢のハウスプランツ(2014)/
 2-3.シドニー・ハドキンソン(1934-):2つの小カンタータ(1995)
  <第1番:Grave - Declamando - Placido/
  第2番:Adagio - Con grandezza - Calmo - Lento>/
 4.ジャイス・ジョン・オグレン(1979-):夕べの音楽(2000)/
 5.フランシスコ・ホセ・マルチネス・ガレゴ(1969-)シンフォニア第1番「カプレカ」(2011)
  ※世界初録音
アリス・ヘッカー(ソプラノ)…4/
イリノイ州立大学ウィンド・シンフォニー/
マルティン.H.セゲルケ(指揮)
 録音 2014年11月21-23日 USA イリノイ州立大学 パフォーミング・アーツ・センター
 全て世界初録音。イリノイ州立ウィンド・シンフォニーによる「新しい吹奏楽」作品集をお楽しみください。最初のマグナソンの作品は、家の中に置かれる植物のように、単純で美しく、そして生活の潤いとなるような音楽です。
 ピアノの清冽な響きと鐘の音など、様々な要素が入り組んで不思議な風景を作り上げています。
 次のハドキンソンのカンタータはストラヴィンスキーの作品からインスピレーションを受けたもので、作曲家自身の個人的な思い出とジェズアルドのマドリガルの一節が織り込まれた印象的な作品です。
 オグレンの「夕べの音楽」は神秘的な美しさを持っています。最後のガレゴの作品は、インドの数学者カプレカの定義に基づき書かれているとされますが、これがなかなか難解であり、色々と考えているうちに音の波に揉まれてしまうこと間違いありません。
 


8.573459
\1100
チマローザ:序曲集 第4集
 1-3.歌劇「愛の災難」-序曲
  <アレグロ・アッサイ/ロンド:アンダンテ・グラツィオーソ/アレグロ・マ・ノン・タント>/
 4-6.歌劇「偽りのフラスカーティ」 - 序曲
  <アレグロ・ディ・モルト/5.アンダンテ・コン・モート/アレグロ・モルト>/
 7-9.歌劇「三人の恋人」 - 序曲
  <アレグロ・ディ・モルト/アンダンテ・コン・モート/アレグロ・モルト>/
 10-12.歌劇「恋敵の女たち」 - 序曲
  <アレグロ・アッサイ・スピリトーソ/
 11.アンダンテ・アッラ・スコッツェーセ・モルト/アレグロ・アッサイ>/
 13.歌劇「偽の貴族たち」 - 序曲/
 14-16.歌劇「パリの画家」 - 序曲
  <アレグロ・ブリオーソ・モルト/アンダンティーノ・グラツィオーソ/アレグロ・モルト>/
 17.歌劇「女の陰謀に敗北した恋人」-ビオンドリーナ/
 18.歌劇「ジュニオ・ブルート」 - 序曲/
 19-21.歌劇「ゆるぎなき愛」 - 序曲<アレグロ・コン・スピリート/アンダンティーノ/プレスト>
パルドゥビツェ・チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団/
ミヒャエル・ハラーシュ(指揮)
 録音 2014年10月24-28日 チェコ共和国 パルドゥビツェ,音楽の家
 第1集から第3集まで、それぞれ違うオーケストラ、指揮者によって演奏されているNAXOSの「チマローザ序曲」シリーズですが、今作はハラーシュとチェコ室内フィルというおなじみのコンビによる息のあった演奏をお届けいたします。
 序曲と言っても、チマローザ(1749-1801)の初期の作品は、はそのほとんどを当時の慣習であるシンフォニア形式に則って書いているため、小さな三楽章の交響曲と言っても過言のない聴きごたえのあるものとなっています。
 こんなに機知に富んだステキな序曲ならば、それに続く物語も素晴らしいのだろうと想像してしまいますが、現在彼のオペラを全曲聴く機会がほとんどないのは残念なことです。
 中でも「パリの画家」は彼の名前がナポリ中に広まることとなった最初の成功作であり、あのハイドンも1789年にエステルハージ家のためにこのオペラの特別ヴァージョンを作成し演奏したという記録があるほどですので、ぜひ全曲を聴いてみたいものです。
 【チマローザ:序曲集】第1集…8.570508 第2集…8.570279 第3集…8.572734
 


8.573470
\1100
タネーエフの最後の弦楽四重奏曲
タネーエフ:弦楽四重奏曲全集 第4集

 1-4.弦楽四重奏曲 第9番 イ長調(1883)
 5-8.弦楽四重奏曲 第6番 変ロ長調 Op.19(1905)
カルペ・ディエム弦楽四重奏団
<メンバー:
チャールズ・ウェザービー(第1ヴァイオリン)/
エミー・ガルッツォ(第2ヴァイオリン)/
コリーヌ・フジワラ(ヴィオラ)/
キャロル・ウー(チェロ)>
 録音 2013年12月15.16日 USA マサチューセッツ,タフツ大学デパートメント・オブ・ミュージック,ディストラー・ホール…1-4, 2014年5月29.30日 USA オハイオ,ウェスレラン大学 サンボルン・ホール…5-8
 チャイコフスキーに学び、ラフマニノフとスクリャービンを育てたタネーエフ(1856-1915)。ヨーロッパではピアニスト、教育者としての評価ばかりが名高い人ですが、現在では交響曲が良く知られています。
 しかし彼の本領は室内楽、それも作品番号を持つ6曲の弦楽四重奏が最高傑作と言っても過言ではありません。
 かのチャイコフスキーは彼のことを「ロシアのバッハ」もしくは「ロシアのブラームス」と呼びましたが(タネーエフ自身はブラームスの音楽を嫌っていた)それは何といっても彼の音楽が極めて精緻な対位法を用いて書かれているからでしょう。
 しかし、その本質は美しいメロディにあることは間違いありません。このアルバムに収録されているのは第9番と第6番の2曲ですが、第9番は実は初期の作品で、印象的な雰囲気を持つチャイコフスキー的な旋律を持っています。
 第6番は11曲確認されているタネーエフの最後の弦楽四重奏曲で、充実した書法で書かれています。
 




タネーエフ:弦楽四重奏曲全集
第1集〜第3集

8.570437
\1100
タネーエフ:弦楽四重奏曲全集 第1 集
 弦楽四重奏曲 第1 番 変ロ短調 Op.4/
 弦楽四重奏曲 第3 番 ニ短調 Op.7
カルペ・ディエム弦楽四重奏団
チャイコフスキーに学び、ラフマニノフとスクリャビンを育てたタネーエフ(1856-1915)。現在では交響曲が良く知られているが、彼の本領は室内楽、それも作品番号を持つ6 曲の弦楽四重奏と言っても過言ではない。このアルバムに収録されているのは第1 番と第3 番。いずれも作曲家円熟期の作品で、いかにもロシアらしい物憂げな情感に満ちた音楽。夜更けにしっぽりとお聴きください。

8.572421
\1100
タネーエフ:弦楽四重奏曲全集第2集
 1-4.弦楽四重奏曲第2番ハ長調 Op.5/
 5-8.弦楽四重奏曲第4番イ長調 Op.11
カルペ・ディエム弦楽四重奏団
<メンバー>
チャールズ・ウェザービー(第1ヴァイオリン)/
ウェイ・ユー(第2ヴァイオリン)/
コリン・フジワラ(ヴィオラ)/
ウェンディ・モートン(チェロ)
タネーエフ(1856-1915)は生涯に11曲の弦楽四重奏曲を書いていますが、初期の作品には最初番号を付さなかったこともあり、混乱を招いています。1番と呼ばれているものは実際に5番目に作曲された曲であり、この盤に収録された2番は6番目の作品です。第2番は1895年にトルストイ家に滞在していた時に作曲されました。ベートーヴェンを思わせる重厚さと、歌心に溢れた作品です。第4番は1899年に書かれた曲で、彼の弦楽四重奏曲の中でも最も劇的な表情を持っています。激しい不協和音で始まり、痛烈なメロディーが続きます。第2楽章は優雅なディヴェルティメントであり、第3楽章はしっとりとした歌に満たされています。そして快活な終楽章で締めくくられるこの作品、もっと演奏される機会が多くてもいいのではないでしょうか?


8.573010
\1100

タネーエフ:弦楽四重奏曲全集 第3集
 1-4.弦楽四重奏曲 第7番 変ホ長調/
 5-8.弦楽四重奏曲 第5番 イ長調 Op.13
カルペ・ディエム弦楽四重奏団
<メンバー:
チャールズ・ウェザビー(第1ヴァイオリン)/
ジョン・エウィング(第2ヴァイオリン)/
コリン・フジワラ(ヴィオラ)/
クリスティン・オストリング(チェロ)>
録音 2010年12月18-20日 アメリカ アイダホ,ボイジー オーディオ・ラボ
 作曲をチャイコフスキーに、ピアノをニコライ・ルビンシテインに学んだタネーエフ(1856-1915)。彼は素晴らしいピアニストであり、師であるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番のモスクワ初演を行う程の腕前の持ち主でした(第2番の世界初演も担当している)。また対位法の理論家でもあり、正教会の聖歌も作曲するなど多彩な才能の持ち主でした。
 彼の作風は驚くほど保守的で確固たる構造を持ち、とりわけ弦楽四重奏曲の早い楽章は、モーツァルトやベートーヴェンに匹敵するほどのシンプルさを有しています。とは言え、緩徐楽章では溢れんばかりの抒情性に満ちていて、「ロシア的な美しさ」を堪能することができるものです。第7番は、実は初期の作品であり、1880年に彼がパリに滞在していた頃に書かれたもの。簡素な美しさの中に、一筋縄ではいかない音の動きが見え隠れします。




タネーエフの知られざる傑作
弦楽五重奏曲第1番、第2番

MD+G
603 19232
\2400→\2190
ウィスペルウェイも1曲参加!
 《タネーエフ:弦楽五重奏曲Op.14&16》

 タネーエフ:
  1) 弦楽五重奏曲第1番ト長調Op.14,
  2) 弦楽五重奏曲第2番ハ長調Op.16
ユトレヒト弦楽四重奏団
 [Eeva Koskinen (Vn) ,
 Katherine Routley (Vn),
 Joel Waterman(Va),
 Sebastian Koloski (Vc)]
ピーター・ウィスペルウェイ(Vc:1),
Mikhail Zemtsow (Va:2)

 タネーエフの知られざる傑作 弦楽五重奏曲第1番、第2番。

 モスクワ音楽院で作曲をチャイコフスキー、ピアノをニコライ・ルビンシテインに学んだセルゲイ・タネーエフ。
 この人、もっとメジャーになってもいいと思うのです。

 ピアノ五重奏曲もカンタータ第2番「詩篇の朗読」 もものすごい作品でしたが、今回の弦楽五重奏曲第1番、第2番もなかなかイケる作品なんです。
 でもCDはあまり出てませんでした。

 ちょっと田舎風の雰囲気もいい感じですし、もちろん憂愁味溢れるメロディが聴き手の心を揺さぶります。
 知られざる傑作というにふさわしいなかなか聴きごたえのある作品集です。




 ロシアの室内楽に定評のあるユトレヒト弦楽四重奏団による憂愁のメロディ

 モスクワ音楽院で作曲をチャイコフスキー、ピアノをニコライ・ルビンシテインに学んだセルゲイ・タネーエフは、卒業後まずピアニストとして華々しいキャリアを開始します。
 教師としても有能であり、また理論家としても優れており、多くの弟子を育てあげました。
 作曲家としても素晴らしい作品を残しましたが、自身の作品の出版については無頓着であったようで、全作品がきちんと出版されたわけではないようです。
 それでも弦楽五重奏曲は2曲が残されており、これらは当時のロシア音楽の発展をつぶさに知ることができる貴重なもので、その憂愁味溢れるメロディが聴き手の心を揺さぶります。
 この2曲は、どちらも対位法の権威であったタネーエフらしく、見事なフーガが使われていますが、興味深いことに第1番は弦楽四重奏にチェロが加わった五重奏で、第2番はヴィオラが加わった編成になっています。
 この音色の違いもお楽しみください。
 ロシアの室内楽に定評のあるユトレヒト弦楽四重奏団の演奏です。第1番では、ピーター・ウィスペルウェイがゲスト参加。







NIBIRU



NIBIRU 0161-2
\2500→\2290
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745):晩課詩篇集(1725)I
  主は言われた [Dixit Dominus] ZWV66
  われは御身に感謝す、主よ [Confitebor tibi Domine] ZWV72(*)
  主を畏れる者は幸いなり [Beatus vir] ZWV75
  僕(しもべ)らよ、主を称えよ [Laudate pueri Dominum] ZWV82
  マニフィカト(わが魂は主を崇め) [Magnificat] ZWV108
  深き淵より [De Profundis] ZWV97
レンカ・ツァフォウルコヴァー(ソプラノ)
ダヴィット・エアラー(男性アルト)
トビアス・フンガー(テノール)
リサンドロ・アバディエ(バス)
アンサンブル・イネーガル(合唱&管弦楽)
ハサン・エル・ドゥニア(合唱指揮)
プラハ・バロック・ソロイスツ(管弦楽)
ペテル・ザイーチェク(コンサートマスター)
アダム・ヴィクトラ(指揮)
録音:2015年10月4-8日、救世主教会、プラハ、チェコ

優れた演奏で毎回ファンを喜ばせているアダム・ヴィクトラのゼレンカ・シリーズ。(*)世界初録音。



NIBIRU
アダム・ヴィクトラのゼレンカ

NIBIRU 0158-2
\2500
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745):
  復活祭ミサ ZWV7(1726/改訂:1730年代前半)(*)
  諸聖人のリタニア ZWV53(1735)

(*)世界初録音。
ガブリエラ・エイベノヴァー(ソプラノ)
テリー・ウェイ(男性アルト)
シリル・オーヴィティ(テノール)
マリアーン・クレイチーク(バス)
アンサンブル・イネガル
プラハ・バロック・ソロイスツ
アダム・ヴィクトラ(指揮)
録音:2013年

NIBIRU 0157-2
\2300→\2090
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745):
  歓喜せよ ZWV168
  聖三位一体ミサ ZWV17
ガブリエラ・エイベノヴァー(ソプラノ)
カルロス・メナ(男性アルト)
櫻田亮、ヴァーツラフ・チージェク(テノール)
ロマン・ホザ(バリトン)
リサンドロ・アバディエ、マリアーン・クレイチーク(バス)
アンサンブル・イネガル
プラハ・バロック・ソロイスツ
アダム・ヴィクトラ(指揮)

録音:データ未詳
 高水準の演奏で大好評のゼレンカ・シリーズ。今回は櫻田亮、カルロス・メナ(スペイン)、リサンドロ・アバディエ(アルゼンチン)が参加という豪華な布陣。


NIBIRU 0154-2
\2300
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745):
  諸聖人のミサ[Missa Omnium Sanctorum]ZWV21(*)
  キリストよ、憐れみたまえ[Christe eleison]ZWV29
  野蛮、残忍にして冷酷な[Barbara dira effera!]ZWV164
ガブリエラ・エイベノヴァー(ソプラノ(*))
カイ・ヴェッセル(男性アルト)
ヤン・コボウ(テノール(*))
マリアーン・クレイチーク、
トマーシュ・クラール(バス(*))
アンサンブル・イネガル(合唱(*)、器楽)
プラハ・バロック・ソロイスツ
アダム・ヴィクトラ(指揮)
録音:2011年6月29日-7月2日、鎖の聖母マリア教会、プラハ、チェコ
 

NIBIRU 0153-2
\2300
ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679-1745):
  聖ヨセフのミサ ZWV14(*)/聖ザビエルのリタニア ZWV155(+)
ハナ・ブラジーコヴァー(ソプラノ)
ガブリエラ・エイベノヴァー(ソプラノ(+))
ヤコプ・フップマン(男性アルト)
ヤロスラフ・ブジェジナ(テノール)
トマーシュ・クラール、ヤロミール・ノセク(バス(*))
マリアーン・クレイチーク(バス(+))
アンサンブル・イネガル
プラハ・バロック・ソロイスツ
アダム・ヴィクトラ(指揮)
録音:2010年3月6-9日、プラハ、スタジオ・ドモヴィナ
ここへきて再認識の度合いが深まっているゼレンカのミサ曲集。






何度でも紹介します。
すごいです、ゼレンカ

独HM
88697 52684- 2
\2500
ゼレンカ:ミゼレーレ ハ短調
J・S・バッハ:カンタータ第12番「泣き、嘆き、憂い、怯え」BWV.12
アントニオ・ロッティ:3部合唱のためのミサ曲
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
バルタザール=ノイマン合唱団と管弦楽団

 プラハ城のほとりにロレッタ教会という聖母マリアにちなんだ教会がある。かつてモーツァルトもそこを訪れ、オルガンを弾いたという。
 そのロレッタ教会から歩いてすぐのところに、客が3,4人も入ればいっぱいになりそうな小さなクラシックCD専門ショップがある。
 そこで珍しいCDがないかいろいろ物色していた。

 そのとき、今回のチェコ旅行最大の衝撃が店主を襲った。
 いや、店主の長いような短いような35年のクラシック視聴人生の中でも10本の指に入る恐るべき体験。

 突然、これまでまったく聴いたことのない宗教曲が始まったのである。
 それがすごい曲だった。
 魂の底を干渉するかのような地獄的な通奏低音に、漏れそうな吐息をそのまま肺に戻させるような迫力の合唱。しかもその展開は背筋が戦慄するほどに刺激的で天才的。

 誰だ?こんな曲を作ったのは!?
 この劇的なまでの痛切さ!これに匹敵できるのは、ただモーツァルトのK.626のレクイエムだけか・・・?
 とにかく常人ではない。
 見たいような見たくないような、おそるおそる、試奏中のアルバムに手をやる。
 ・・・誰だ?

 ・・・ジャン・ディスマス・ゼレンカ。

 ゼレンカ?
 あのゼレンカ?
 初心者の頃バロック音楽の代表的な作曲家の勉強をしていると、イタリア人でもドイツ人でもフランス人でもイギリス人でもなく、突然「ボヘミア人」という肩書きでポツンと、完全に浮いた形で登場する後期バロックの作曲家がいた。それがゼレンカ。・・・当時、どう分類していいのかわからず、理解の妨げになるので、いなかったものとしてノートから消したりした。その後ARCHIVなどから出た代表的作品のアルバムを聴いてみたが、かつて「いないものとして」存在をムリヤリ封じ込めたその作曲家の作品は、どう聴いても魅力的に思えなかった。
 最近になっても、ときおりバロック宗教作品アルバムの中に1曲が入っていたりすることはあったが、とくに店主の印象を変えてくれるようなことはなかった。
 そんな、店主にとってはどうでもいい、いるのかいないのかどっちでもいいような、あのゼレンカ・・・?
 まさか。
 しかし何回CDのジャケットを見ても、それはまちがいなくゼレンカの作品だった。まさに今自分が足を踏み入れているここボヘミア出身の。
 このプラハまで来たのなら、これまでの非礼を許して、この地方出身の作曲家の最高の音楽を堪能させて上げよう。・・・まるで神様がそう言っているかのようにその音楽は店主の耳に鳴り響いた。

 怒涛の合唱が終わり、ようやく曲名をみた。
 ミゼレーレ。
 ゼレンカのミゼレーレ。・・・あったか?全然知らない。
 曲はわずか15分ほど。あっという間に終わる。前半の激しいMISERERE部分と中間の穏やかなGLORIA PATRI、そしてラストにもう一度MISEREREが戻ってくる。
 曲としては中間部がやや天才的な魅力に欠けるきらいもある。とはいえ両端部のMISEREREの突出した異様なまでの存在感を浮き立たせるにはかえって好都合。ラストにMISEREREがもう一度始まったときは全身に鳥肌が立った。
 そして曲が終わった。
 心が落ち着くまでには少し時間が必要だった。胸の高鳴りを押さえ、店頭に飾ってある1枚を買って帰った。

 しかし旅先で恋に落ちることがよくあるように、これもちょっとした気の迷いかもしれない。落ちついて聴いたらそれほど大したことないかもしれない。
 そこで帰国してから数日して、再びそのアルバムをかけた。

 気の迷い?とんでもない!

 スピーカーから響いてきたその曲は、あのプラハで聴いたときよりなお一層の迫力と衝撃で眼前に鳴り響いた。
 信じられない。
 先ほども言ったが、これほどの音楽はモーツァルトのK.626だけじゃないのか・・・。

 そう思った瞬間・・・ふと考えた。

 モーツァルトはこの曲を聴かなかったか?
 ボヘミア生まれのゼレンカ。ひょっとして晩年何度もプラハを訪れたモーツァルトが、彼の地でこの曲を聴いた可能性はないのか?いや、待て。ゼレンカなら活躍したのはドレスデンか。ドレスデン・・・モーツァルトは・・・行ってる。そう、最晩年のベルリン旅行のときドレスデンに寄った。1789年の4月中旬。ドレスデンの滞在は確か1週間ほど。始めの2,3日こそ忙しくしていたようだが、後半の2,3日は何もすることがなくブラブラしていた。しかもドレスデンでミゼレーレが演奏されるのは復活祭の前の四旬節とされる。この年の復活祭がいつだったかはわからないが、4月の中旬が多いことを考えれば、モーツァルトが滞在した4月中旬のドレスデンでゼレンカのミゼレーレが演奏されていた可能性はあるのではないか?そしてブラブラしていたモーツァルトがたまたまその場に居合わせることは??
 もちろん死後50年近くたっているゼレンカの作品が当時演奏されるものなのか、わからない。すべてが店主の想像である。・・・しかしあのK.626に強い影響を与えたんじゃないかと思いたくなるほど・・・この曲のインパクトは大きい。

 こんな曲があるのだ。
 数多くの名盤を抜き去り、今年最高のアルバムはプラハで出会った。

 蛇足ながら、数少ない同曲の別演奏も聴いてみた。全然違う。ものすごく生ぬるい演奏もあった。
 それを思うとこの録音は、ドイツの俊英ヘンゲルブロックが再発見し、作品を洗いなおし、改めて世に問うた、きわめて貴重なものだったのかもしれない。







<メジャー・レーベル>
.

DG



479 5327
\2300→\2090
リシエツキ/シューマン:ピアノ協奏曲
 序奏とアレグロ・アパッショナート ト長調作品92
 ピアノ協奏曲 イ短調作品54
 序奏と協奏的アレグロ ニ短調作品134
ヤン・リシエツキ(ピアノ)
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
指揮:アントニオ・パッパーノ
 感性の煌めきがほとばしる!
 15歳でDGと専属契約を結び17歳の時にデビュー盤をリリースしたリシエツキの3枚目のアルバムは人気実力指揮者パッパーノと共演したシューマンの作品集。
 1995年生まれ。17歳でDGデビューした天才ピアニストはまだ20歳! 今回はシューマンの作品でアルバムを構成し、瑞々しい感性溢れる演奏を聴かせてくれます。
 数多あるピアノ協奏曲の中でも人気の高いシューマンのイ短調協奏曲は、シューマンにとって唯一完成したピアノ協奏曲。この後に作曲され、実演や録音の機会に恵まれないが、魅力溢れる2曲を併録。
 録音:2015年9月27-29日 ローマ、サンタ・チェチーリア
 .


481 1917
\2300→\2090
天才クラリネット一族、オッテンザマー家集結!
 ザ・クラリノッツ

 ①メンデルスゾーン:コンツェルトシュテュック第1番(D/A)
 ②モーツァルト:歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》K.588の三重唱(A/D/E)
 ③F. & K.ドップラー:ヴェルディの歌劇《リゴレット》の主題による幻想曲(D/A/E)
 ④ロッシーニ(E.シャガール編曲):踊り(A/D/E)
 ⑤ポンキエッリ:2本のクラリネットのためのディヴェルティメント《出会い》作品76
 ⑥フランセ:小四重奏曲 第2楽章: カンティレーナ(A/D/E)
 ⑦コレニー:シネマⅠ(A/D/E) [オリジナル曲]
 ⑧L.ボンファ:カーニヴァルの朝
 ⑨トルアン:チェイス
アンドレアス・オッテンザマー(弟)
ダニエル・オッテンザマー(兄)
エルンスト・オッテンザマー(父)

 世界のクラリネット界をリードするオッテンザマー家の驚異的なトリオ!
 トップ・オケ首席でソリストとしても活動する父子によって2005年に結成された世界最高のクラリネット・アンサンブル。父と兄はウィーン・フィルのソロ奏者、弟はベルリン・フィル首席という驚異のクラリネット一家、オッテンザマー家の3人によるクラリネット・トリオ『クラリノッツ』。
 アンドレアス・オッテンザマー(弟)は2011年よりベルリン・フィル首席、ダニエル・オッテンザマー(兄)は2009年よりウィーン・フィル首席、エルンスト・オッテンザマー(父)は1978年よりウィーン・フィル・メンバーで1983年より首席を務めています。
 2016年、ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート休憩時間にヨーロッパではクラリノッツの映像が放映予定!という事で、発売日が1月1日に設定されています。

 録音:2014年5月1−5日 ウィーン、カジノ・バウムガルテン





<LP>

  

DG(LP)

479 5449
(6LP)
\18000
《ドイツ・グラモフォン111CDコレクターズ・エディション LP》
LP1:
 ハイドン:交響曲第88番ト長調H.I No.88「V字」、
 シューマン:交響曲第4番ニ短調 Op.120
  〜フルトヴェングラー&ベルリン・フィル[1951年&1953年録音]
LP2:
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op. 104,
 チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 Op.33
  〜ロストロポーヴィチ(Vc) カラヤン&ベルリン・フィル[1968年録音]
LP3:
 モーツァルト:レクイエム K.626〜
  ベーム&ウィーン・フィル [1971年録音]
LP4:
 マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」〜
  バーンスタイン&ロイヤル・コンセルトヘボウ[1987年録音]
LP5:
 ショパン:バラード第1番〜4番、舟歌、幻想曲ヘ短調 Op.49〜
  クリスチャン・ツィメルマン(p)[1987年録音]
LP6:
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77〜
  アンネ=ゾフィー・ムター(Vn)、カラヤン&ベルリン・フィル[1981年録音]
 111枚組記念BOXから厳選した6枚組LPセット
 2010年ドイツ・グラモフォンの創立111周年を記念してリリースされた111枚組CDセットから選りすぐりの6枚をLPセットとしても発売。イエロー・レーベルとしてクラシック界を牽引し続けるドイツ・グラモフォンの録音史上、燦然と輝く名盤を選りすぐったLPセットです。
 オリジナル・ソースからのリマスターが施された音源で重量盤にプレスした高音質LP。
 個々のLPスリーヴはオリジナル・デザインを踏襲・180g重量盤・デジタル・オーディオ・ファイルがダウンロードできるURLを封入。


<国内盤> 


ALPHA


ALPHA214
(国内仕様盤)
\2900+税
モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番 ハ長調 K515
ブラームス:弦楽五重奏曲第2番 ト長調 Op.111
ヴォーチェ弦楽四重奏団
 セシル・ルーバン(ヴァイオリン)
 サラ・ダイヤン(ヴァイオリン)
 ギヨーム・ベケール(ヴィオラ)
 リディア・シェリー(チェロ)
リズ・ベルトー(ヴィオラ)
 数々のコンクールの受賞歴を誇り、近年活躍めざましいヴォーチェ弦楽四重奏団が、ヴィオラのベルトーを迎え弦楽五重奏曲で自らの結成10周年を祝います。
 一世紀近くも離れて作曲されたこの二つの弦楽五重奏曲ですが、それぞれの作曲家の人生の全盛期に書かれたといっても過言ではないこの名曲に、演奏者たちは数々の共通点を見つけ出し重ね合わせます。
 2013-2014年のシーズンのヨーロッパ・コンサート・ホール協会?ライジングスター”に選ばれ、乗りに乗っているヴォーチェ弦楽四重奏団の一枚です。




ARCO DIVA


UP0166
(国内仕様盤)
\2900+税
カプラーロヴァー弦楽四重奏団/メンデルスゾーン、ヴェルディ、スーク
 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第1番 変ホ長調 Op.12
 ヴェルディ:弦楽四重奏曲 ホ短調
 スーク:コラール「聖ヴァーツラフ」の主題による瞑想曲 op.35a
カプラーロヴァー弦楽四重奏団
 1995年に結成、ヴィーナス弦楽四重奏団として来日経験もあるカプラーロヴァー弦楽四重奏団。2000年にチェコ女流作曲家の名前からカプラーロヴァー弦楽四重奏団と改名し、更に息のあったアンサンブルを追求し続ける女性アンサンブルです。
 正統派のメンデルスゾーンから始まり、オペラ作曲家として知られるヴェルディのレアな弦楽四重奏曲、そしてチェコの作曲家ス-クの「愛国的三部作」よりコラール「聖ヴァーツラフ」の主題による瞑想曲ではまさに愛国心溢れた演奏を聴かせてくれます。
 ヴェルディの弦楽四重奏曲は意外と人気があります!
 

UP0177
(国内仕様盤)
\2900+税
「ルカーシュ・フルニークの世界」
 ルカーシュ・フルニーク (1967-):
  フランク・ザッパの主題による変奏曲
  弦楽のためのセレナーデ“星座”より
  “トリゴン”より
  ヴァイオリンと二つのオーケストラのための協奏曲
  モーツァルトの主題による“逆転変奏曲”
  リトミシュルからの道
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
プラハ・フィルハーモニア
トマーシュ・ネトピル(指揮)
ターリヒ室内管弦楽団
ヴラディミール・ヴァーレク(指揮)
プラハ放送交響楽団
 音楽一家に生まれながらも、ロックバンドでベースギター、作曲を担当し、フランク・ザッパに傾倒。第一回国際ピアノ・デュオコンクール作曲部門で第1位入賞を果たし、その後はロック、ジャズ、クラシックの融合した音楽を世に送り出し続ける、チェコで大活躍の異色の作曲家、フルニークの作品集。
 音楽祭やオーケストラの委嘱新作をはじめ、ラジオやTV、教育の場面でも活躍。ザッパのランピー・グレイヴィから主題を転用した変奏曲は、まるで1つの楽器のように溶け合ったソプラノサックスとバリトンサックスのデュオが聴きどころです。




PASSACAILLE



PSC1013
(国内仕様盤)
\2900+税
「ナポリのリコーダー 1759年」
 プッリ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調
 作者不詳:リコーダーと通奏低音のためのソナタ 二短調
 プッリ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ ヘ長調
 作者不詳:リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ長調
 マンチーニ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ短調
 ドゥランテ:チェンバロ・ソナタ「四季」
 作者不詳:リコーダーと通奏低音のためのソナタ ヘ長調
 プッリ:リコーダーと通奏低音のためのソナタ ト短調
ラ・チカーラ
(バロック・アンサンブル)
イネス・ダヴェーナ
(リコーダー&音楽監督)
 “ナポリの甘き笛”(PSC1007)でセンセーショナルなデビューを飾ったラ・チカーラの第二弾CDは1759年のナポリにおけるリコーダーに焦点をあてます。
 研究者でもあるリコーダー奏者のダヴェーナによってナポリで“発掘”されたリコーダー・ソナタともに当時のナポリにおけるリコーダー音楽を探ります。
 南欧では「復活と永遠」の象徴とされるチカーラ(蝉)達が奏でる1759年の音楽の再現。その活き活きとした音楽!
 ナポリのラッキーアイテムのコルノを模した赤唐辛子のジャケットもおしゃれです。
















11/26(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



APARTE



AP 111
\2600→\2390
APARTEレーベルに登場
 ミシェル・ダルベルト
  ドビュッシー:ピアノ作品集

  子供の領分、映像 第2集、前奏曲集 第2集
ミシェル・ダルベルト(ピアノ)
 先日久しぶりにclavesレーベルの歌曲伴奏で名前を見たダルベルト、ようやくCD界でも本格復帰。
 APARTEレーベル第1 弾はドビュッシー

 使用楽器:ファツィオリ、グランド・ピアノF278
 録音:2015年5月30日イタリア、マントヴァ、テアトロ・ビビエーナ/日本語解説・帯付

 フランスの名ピアニスト、ミシェル・ダルベルトがAPARTE レーベルに登場。磨きぬかれた音色で多彩な世界を描き出し、世界中の聴衆を魅了しています。
 日本では、NHK「スーパー・ピアノレッスン」で講師を務め多くの愛好家に知られており、昨年2014 年には来日30 周年の節目を迎え日本の聴衆にも絶大な人気を誇っております。
 また世界屈指のシューベルト弾きであり、シューベルトのピアノ作品全曲録音も高く評価されています。近年は、あえて避けてきたフランス音楽のレパートリーにも挑戦し新境地をひらいています。
 ダルベルトは、アルフレッド・コルトーのもとで学んだヴラド・ペルルミュテールに師事し、洒脱な感性に加え、深い知性をフランスものでも発揮しています。
 本アルバムは、1997 年RCA に録音した「ドビュッシー:前奏曲集第1 巻、映像第1 集」に続く、ドビュッシーのピアノ作品集。徹底的に吟味された音色、しかし音色だけにとらわれる事なく、一曲ごとの個性を見事に描き分け、音色の変化はもちろんのこと、テンポ、絶妙な間合いとフレージング、曲の構成、すべてが完璧にコントロールされています。そして録音に使われたのは、イタリアの銘器ファツィオリ。最近はコンサートでも演奏し、ダルベルト本人も大変気に入っている楽器です。ファツィオリは音色が多彩で、深みと透明感のある音で多くのピアニストを魅了しています。
 ダルベルトが隅々まで吟味した音色を、最良のかたちで収録することができています。

 コンサート・スケジュール
  2016年3月 7 日 (月) 東京文化会館 小ホール
  2016年3月 1 日 (金) 広島文化学園HBGホール
  2016年4月22日 (金) アクロス福岡
  2016年4月30日 (土) 東京芸術劇場




AUDITE


AU 97716
\2600
コッペイがザグレブ・ソロイスツ合奏団と
 ハイドン、C.P.E.バッハのチェロ協奏曲を録音

  (1)ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.VIIb:1
  (2)ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.VIIb:2
  (3)C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲 イ長調Wq.172(H.439)
マルク・コッペイ(チェロ/指揮)
ザグレブ・ソロイスツ合奏団
 (ザグレブ室内合奏団)
 名手マルク・コッペイが手兵ザグレブ・ソロイスツ合奏団とハイドン、C.P.E.バッハのチェロ協奏曲を録音!

 セッション録音:2015年2月28日-3月3日/リジンスキー小ホール(ザグレブ)/ステレオ、67’31
 (1)I .8’59”+II.7’56”+III.6’20”=23’15” (2)I.14’53”+II.5’13”+III.4’49” =24’55” (3)I.6’29”+II.7’27”+III.5’09” =19’05”

 名手マルク・コッペイがザグレブ・ソロイスツ合奏団を率いてハイドン、C.P.E. バッハのチェロ協奏曲を録音しました。コッペイはストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後、18 歳でJ.S. バッハ国際コンクールにおいて優勝し一躍世界から注目を集めることになりました。その後のキャリアは華々しく、ソリストとしてはインバル、クリヴィヌ、ギルバート、佐渡裕などの指揮者と共演。室内楽奏者としてのキャリアも充実しており、ピリス、ベロフ、デュメイ、ムローヴァ、パユなどから厚い信頼を得ております。またイザイ弦楽四重奏団(1995 年から2000 年)のメンバーとして数多くの録音を残しております。
 現在はパリの国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げております。満を持しての新録音では丁寧に音楽を作り上げてきた手兵とともに愛器ゴフリラーを使用してハイドンとC.P.E バッハの名作を雄弁に歌い上げます。
 

AU 95741
\2400
クリスマス・キャロル集
 ・作者不詳(ゴットホルト・フローチャー編曲):
  「Es bluh’n drei Rosen auf einem Zweig」、「Da droben auf dem Berge, da weht der Wind」、
  「Und unser lieben Frauen, der traumete ein Traum」、「Maria durch ein’n Dornwald ging」
    アンネリース・ウェステン(メゾ・ソプラノ)、ヘンデル四重奏団
    録音:1952 年12月8日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
 ・作者不詳:「Maria auf dem Berge」
    マリア・ライト(ソプラノ)、ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)
    録音:1950 年6月24日/ベルリン-シェーンベルク
 ・作者不詳(ゲオルク・ウィンター編曲):「Schlaf, mein Kindelein (Strassburg 1697)」
 ・作者不詳(ハインリヒ・ライマン編曲):「Schlaf wohl, du Himmelsknabe du」
    グンティルト・ウェーバー(ソプラノ)、エタ・ウィコップ(ピアノ)
    録音:1958年12月10日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
 ・シャルロッテ・カウフマン:
  「Stille Nacht Die Frucht ist langst ins Haus gebracht」、「Die Himmelsbotschaft ist erklungen」
    リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、シャルロッテ・カウフマン(ピアノ)
    録音:1951年12月8日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
 ・作者不詳(アルベルト・ベッカー):「Joseph, lieber Joseph mein」、「Zu Bethlehem geboren」
 ・ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814):「Christlied」
 ・作者不詳:「Es wird schon gleich dunkel」
    ウルスラ・リューデルス(ソプラノ)、ジョゼフィン・ヴァルガ(アルト)、フェリックス・シュレーダー(オルガン)
    録音:1964 年12月16日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
 ・マルク・ローター(1902-1985):「Das himmlische Menuett」
    エルナ・ベルガー(ソプラノ)、ベルリン放送交響楽団、フリート・ワルター(指揮)
    録音:1962 年2月12日/ジーメンスヴィラ(ベルリン、ランクヴィッツ)
 ・作者不詳(ヘルマン・シュローダー編曲):「O Jesulein zart, dein Kripplein ist hart」
 ・作者不詳:「Wiegenlied in der Weihnacht」
    マルゴット・ギヨーム(ソプラノ)、ゲルハルト・トゥホルスキ(リュート)
    録音:1953 年11月11日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
 ・作者不詳:「Kommt all herein, ihr Engelein」
    ヴァルター・ルートヴィヒ(テノール)、ヨハネス・ズツァー(ファゴット)、
    ルドルフ・ショルツ(ヴァイオリン)、ワルター・ブローゼ(ヴィオラ)、ワルター・ルッツ(チェロ)
    録音:1953 年12月19日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
 ・作者不詳:「O Jesulein mild, o Jesulein zart」
    ヴァルター・ルートヴィヒ(テノール)、ベルリン弦楽四重奏団
    録音:1953年12月19日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
 ・「Lobt Gott, ihr Christen allzugleich」
    ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、フリチョフ・フェスト(オーボエ)、ベルリン弦楽四重奏団
    録音:1953年12月22日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
 ・J.S. バッハ:「まぶねのかたわらに立ちて」BWV 469
    ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、フリチョフ・フェスト(オーボエ)、ベルリン弦楽四重奏団
    録音:1953年12月23日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
 ・「Gelobet seist du, Jesus Christ」
    ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ヨハネス・ズツァー(ファゴット)、
    フリチョフ・フェスト(イングリッシュホルン)、ベルリン弦楽四重奏団
    録音:1953年12月23日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
 ・「Vom Himmel hoch, ihr Engel kommt」、「Es ist ein Ros’ entsprungen」
    エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)、ルドルフ・ショルツ(ヴァイオリン)、
    ワルター・ブローゼ(ヴィオラ)、ワルター・ルッツ(チェロ)
    録音:1953 年12月23日/RIASフンクハウス、第7スタジオ(ベルリン)
 ・作者不詳:「Ave Maria zart, du edler Rosengart」
    リザ・オットー(ソプラノ)、RIAS室内管弦楽団、ギュンター・アルント(指揮)
    録音:1961年12月10日/ジーメンスヴィラ(ベルリン、ランクヴィッツ)
 ・作者不詳(ルドフル・キューン編曲):「SuBer die Glocken nie klingen」
 ・マルティン・ルター(ルドフル・キューン編曲):「Vom Himmel hoch」
    リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、RISAウンターハルトゥング管弦楽団、ハンス・カルステ(指揮)
    録音:1955年12月10日/ジーメンスヴィラ(ベルリン、ランクヴィッツ)
 フィッシャー=ディースカウ、シュトライヒなどの名唱で楽しむ珠玉のクリスマス・キャロル集

 モノラル、67’21”

 1950 年から1964 年にかけてRIAS の放送用に収録されたクリスマス・キャロル集。
 戦後初期、ドイツではクリスマスのお祝いの音楽の使用をひかえておりましたが、年を重ねるごとに緩和され60 年代にはラジオ放送でも積極的に流されることになりました。
 RIAS に残された貴重な音源からのこの復刻ではフィッシャー=ディースカウ、リタ・シュトライヒなどの名唱による珠玉のクリスマス・キャロルを聴くことができます。RIAS 放送が残した歴史的にも価値のある1 枚と言えましょう。



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HMF

HMC 902226
\2700→\2490
スペインの味わいに満ちた室内楽にペレアネスが挑戦
 (1)グラナドス:ピアノ五重奏曲ト短調Op.49
 (2)トゥリーナ:ピアノ五重奏曲ト短調Op.1
 (3)同:アンダルシアのミューズOp.93 〜カリオペ
ハヴィエル・ペリアネス(Pf)
キローガ弦楽四重奏団
 録音:2015年2-3月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)/DDD、51’ 20”

 1978 年スペイン出身のハヴィエル・ペリアネス、独特の繊細なピアニズムで世界の注目を集める俊英。彼が母国の室内楽作品に挑戦しました。
 グラナドスの数少ない室内楽曲のひとつピアノ五重奏曲ト短調は、有名なスペイン舞曲集などと同時期1895 年の作で、対位法などの探求がみられつつも生来のスペイン風味が魅力的。ペレアネスの演奏で聴くことができるのはたいへんな贅沢と申せましょう。
 カップリングはトゥリーナの「作品1」。ベートーヴェンかフランクを思わせるこれも力の入った作品ですが、やはり全体にみなぎるスペイン調が嬉しくなります。
 円熟期1942 年の「アンダルシアのミューズ」は9 名の女神を描いていて、それぞれ楽器編成が異なりますが、カリオペはピアノ五重奏によります。偉大な後輩ホアキン・ロドリーゴに捧げられています。
 ペレアネスは的確な技巧と詩的な音楽性が絶美。キローガ弦楽四重奏団がスペイン色濃厚な演奏を繰り広げ、華を添えています。
 
HMC 902232
\2700
アントニオ・ソレール神父:チェンバロ・ソナタ集
 前奏曲第3番ハ長調/ソナタ第1番ハ長調/同第2番ハ長調/
 同第17番イ短調/同第18番イ短調/同第40番ニ短調/
 同第38番ニ短調/同第11番変ロ長調/同第12番変ロ長調/
 間奏曲/ソナタ第7番イ長調/同第8番イ長調/
 前奏曲第4番ヘ短調/ソナタ第13番ヘ短調/
 同第14番ヘ短調/同第42番変イ長調/同第43番変イ長調/
 間奏曲/ソナタ第25番ロ短調/同第26番ロ短調/
 ソナタ・パストラール第30番ニ長調/ソナタ第31番ニ長調/
 間奏曲「迷宮の迷路」/ソナタ第15番ハ長調/
 同第16番ハ長調/わが人生のこの太陽の名声よ永遠なれ
ディエゴ・アレス(Cem)
 世界初録音。ソレール神父秘蔵のチェンバロ・ソナタ集

 録音:2015年3月/ゼクエンツァ・スタジオ(モントルイユ)/DDD、73’ 08”

 生涯を聖職者として送ったアントニオ・ソレール(1729-1783)。約150 曲残されたチェンバロ・ソナタは師スカルラッティの影響を示しつつも、イベリア色香る独自の魅力を放っています。
 このアルバムに収められた26 篇はすべて世界初録音。ニューヨークのモルガン・ライブラリー所蔵の自筆譜を使用して録音されました。当時のイタリアやスペインの鍵盤ソナタは、同じ調性で一対の曲を成していますが、ここではそれをきちんと再現。美しいメロディと陽光あふれる世界は、何故いままで埋もれていたのか不思議なほど魅力的。
 1983 年生まれのディエゴ・アレスはリチャード・エガーやジェスパー・クリステンセンらに師事した将来を嘱望される若手。
 ジョエル・カスマン制作の1734 年セビーリャ・チェンバロのレプリカ楽器が、スペイン黄金時代の響きを味あわせてくれます。



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PENTATONE



PTC 5186556
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
オロスコ=エストラーダが首席指揮者をつとめる
 hr 交響楽団と「春の祭典」「火の鳥」

  ストラヴィンスキー:
   (1)バレエ音楽「春の祭典」
   (2)バレエ音楽「火の鳥」(1919年版)
hr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
 大熱演!!!俊英オロスコ=エストラーダが首席指揮者をつとめるhr 交響楽団と「春の祭典」「火の鳥」を録音!!

 セッション録音:(1)2015年6月/アルテ・オーパー、(2)2015年8月/ヘッシッシャー・ルントフンク、hrゼンデザール/DSD、5.0Surround sound、マルチチャンネル、56’31”

 SACD ハイブリッド盤。今最も勢いのある若手指揮者の一人、アンドレス・オロスコ=エストラーダ。2015 年11 月、hr 交響楽団との来日公演でも情熱的かつ見通しのよい解釈で聴衆を虜にしたのも記憶に新しいところですが、PENTATONE レーベルよりストラヴィンスキーの「春の祭典」と「火の鳥」(1919 年版)の最新録音が登場!
 アンドレス・オロスコ=エストラーダは1977 年南米のコロンビア生まれ。19 歳でウィーンに渡り指揮を学びました。2009 年から2015 年までウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者を、また2014 年からhr 交響楽団の首席指揮者となり世界の音楽界から注目を集めている俊英指揮者です。
 熱のこもった演奏で聴衆をわかせるオロスコ=エストラーダですが、歴史あるhr 交響楽団との入念なリハーサルと深い信頼関係から当団の伝統を維持しつつ若き巨匠の新鮮な解釈を取り入れております。エリアフ・インバル、ドミトリー・キタエンコ、パーヴォ・ヤルヴィなどの歴代首席指揮者のもと世界的な評価を得てきたhr 交響楽団をこの若き巨匠により新しい息吹を吹き込みます。
 近年オーケストラ作品で最も人気の「春の祭典」と「火の鳥」。音楽家としての力量が問われる名作をオロスコ=エストラーダがどう解釈しているか期待が高まります。




オロスコ=エストラーダ
ベストセラー・アルバム

PREISER
PRCD 90784
(SACD HYBRID)
\2400→¥2190
オロスコ=エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
 マーラー:交響曲第1番ニ長調「巨人」
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
 (現ニーダーエステライヒ・トンキュンストラー管弦楽団)
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指)

録音:2009年10月3日、4日ウィーン・ムジークフェライン大ホール(ライヴ)。マルチチャンネル・ステレオ、2.0ステレオ、57’26”

2009 年10 月のトーンキュンストラー管音楽監督就任コンサートにおけるマーラーの「巨人」ライヴ

【トラックタイム】I.16’37”+II.08’20”+III.12’06”+IV.20’23”=TT.57’26”

 


OEHMS
OC869
\2400→\2190
オロスコ=エストラーダ&ウィーン・トーンキュンストラー管
 ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団/
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
録音 2012年10月07日 ライヴ録音 ウィーン ムジークフェライン,ゴルデナー・ザール Recording Producer & Editing:Florian Rosensteiner (ORF)/Sound Engineer: Andreas Karlberger (ORF)
 1977年、コロンビア、メデジン生まれの若手指揮者アンドレス・オロスコ=エストラーダ。もともとはヴァイオリニストとして才能を伸ばしていましたが、彼はウィーン国立音楽大学でブルーノ・マデルナ、ハンス・スワロフスキーの弟子であるウーロシュ・ラヨヴィチに指揮を学び、指揮者としての能力を開花させ、各地の歌劇場指揮者として研鑽を積んだ後に、2009年からウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者を務めることになりました。
 このアルバムはそんな彼とオーケストラの初のアルバムとなります。
 最近の若手指揮者の例にもれず、レパートリーは幅広いのですが、彼がとりわけ愛しているのはロマン派とウィーンの古典派であり、また現代音楽とスペイン音楽だそうです。
 このアルバムではそんな彼の伸びやかな才能を存分に感じることができるでしょう。


 


PTC 5186539
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席ファゴット奏者、
 グスターボ・ヌニェス
ヴィヴァルディ:ファゴット協奏曲集

 (1)ファゴット協奏曲 ハ長調 RV474
 (2)ファゴット協奏曲 ヘ長調 RV488
 (3)ファゴット協奏曲 変ロ長調「夜」RV501
 (4)ファゴット協奏曲 ハ長調 RV477
 (5)ファゴット協奏曲 イ短調 RV497
 (6)ファゴット協奏曲 ハ長調 RV467
グスターボ・ヌニェス(ファゴット)、
アカデミー・オブ・セント・マーティン・
 イン・ザ・フィールズ
トモ・ケラー(コンサートマスター)
 優秀録音!RCO 首席ファゴット奏者グスターボ・ヌニェスがヴィヴァルディのファゴット協奏曲を録音!!!

 セッション録音:2015年4月/セント・ジョンズ教会(ロンドン)/DSD、5.0Surround sound、マルチチャンネル、59’35”

 SACD ハイブリッド盤。
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席ファゴット奏者、グスターボ・ヌニェスがヴィヴァルディのファゴット協奏曲を録音しました。
 ファゴット奏者の重要レパートリーであるヴィヴァルディの協奏曲。ヴィヴァルディは同楽器協奏曲の先駆者的存在といえ、生前に39 曲(うち2 曲は未完成)のファゴット協奏曲を作曲しました。
 当ディスクに収録された6 篇はその中でも傑作とうたわれる名作ぞろい。当時、旋律楽器としての存在でなかったファゴットが、独奏楽器としての魅力を携えそのどれもが芸術的にも優れた作品です。
 名手ヌニェスとアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズの絶妙なアンサンブルでこれらの作品の魅力が最大限に表現されております。
 グスターボ・ヌニェスは1965 年ウルグアイの首都モンテビデオ生まれ。5 歳のときにヴァイオリンをはじめるもベネズエラでファゴット奏者であった父の影響から11 歳のときにファゴットに転向。その後プロを志し、16 歳のときには英国王立音楽大学にてケリー・カムデンに師事。1987 年のジュネーヴ国際コンクールで“スイス賞”、ミュンヘンではカール・マリア・フォン・ウェーバー賞を受賞。その後、1989 年からバンベルク交響楽団の首席ファゴット奏者をつとめ、1995 年よりアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席をつとめる傍らデュッセルドルフのロベルト・シューマン音楽院で教鞭をとっている現代最高のファゴット奏者の一人です。




POOH’S HOOP


PCD 1507
\2500
16 名の作曲家の手による《いざ来ませ、異教徒の救い主よ》全22 作品

《ぬんこむ Nun komm, der Heiden Heiland》
 1.いざ来ませ、異教徒の救い主よ(コラール原曲:4声体による演奏)
 2.-4.スウェーリンク/5.ブクステフーデ/6.-10.クネラー/
 11.パッヘルベル/ 12.-15.ツァッホウ/16.ブルーンス* /
 17.-18.ブットシュテット/19.フェッター/20.G.F.カウフマン/
 21.-23.J.G.ワルター/24.-28.J.S.バッハ(BWV599,659,660,661,699)*/
 29.ホミリウス*/30.レーガー*/31.M.デュプレ*/32.H.ディストラー*/
 33.-37.A.ハイラー
 「いざ来ませ、異教徒の救い主よ」(16人の作曲家、全22作品)
塚谷水無子(オルガン
 まるで世紀を超えて永遠に続いていく変奏曲のよう。塚谷水無子がオランダの名器で奏でる渾身の意欲作、「ぬんこむ、センチュリーズ・ヴァリエーションズ」!!!
 16 名の作曲家の手による《いざ来ませ、異教徒の救い主よ》全22 作品

 セッション録音:2015年7月24&25日/ホグランツ教会、ライデン(ハーガービア・オルガン) 2015年7月17&28日/バフォ教会、ハーレム(ミュラー・オルガン)*/ステレオ、65’15”

 オルガニスト塚谷水無子が、クリスマスの約4 週間前から始まるアドヴェント(待降節)のこの時季に贈るアルバム、コラール《いざ来ませ、異教徒の救い主よ(Nun komm, der Heiden Heiland)》に基づく、16 名の作曲家の手による全22 作品を、ハーレムのバフォ教会ミュラー・オルガンとライデンのホグランツ教会ハーガービア・オルガンの2 台で弾き分けた骨太な意欲作、その名も「ぬんこむ」!
 4 世紀アンブロジウスから20 世紀まで愛され続けてきたこの聖歌の歴史を美しいオルガンの音色とともに描き切ります。 まさに、” Nun Komm, Throughout the Centuries” !

 塚谷水無子(オルガン)
 東京藝大楽理科卒業後オランダへ。パイプオルガン・作曲・即興演奏をヨス・ファン・デア・コーイに、チェンバロをロベール・コーネンに、ピアノと室内楽をヴィム・レーシンクに師事。アムステルダム音楽院、デンハーグ王立音楽院修士課程を首席で卒業。17 年にわたりロイヤルコンセルトヘボウ、オランダ国立歌劇場はじめヨーロッパ各地のコンサートに出演、委嘱作品の世界初演も数多く手がける。古楽から現代音楽までレパートリーは多岐にわたる。




STERLING(CD−R)

 STERLINGは新譜であっても入らない可能性があります。また入るとしても半年近く待たされることが多いです。どうかどうかご容赦ください。


CDS 1106-2
(CD-R)
\2600
メキシコ・ロマン派の協奏曲!リカルド・カストロ!
 リカルド・カストロ:
  ピアノ協奏曲 Op.22
  チェロ協奏曲
  交響詩 《オイトナ》
ロドルフォ・リッター(ピアノ)
ウラディミール・サガイド(チェロ)
ホセ・ミラモンテス・サパタ(指揮)
サン・ルイス・ポトシ交響楽団
 マヌエル・マリア・ポンセのピアノ協奏曲集(CDS 1102-2)に続く、メキシコ・ロマン派の協奏曲。19世紀後半のメキシコでコンポーザー・ピアニストとして活躍した、リカルド・カストロ(1864−1907)のピアノ協奏曲とチェロ協奏曲が登場。
 ポンセに引き続き、メキシコのピアニスト、ロドルフォ・リッターが、祖国の偉大な音楽家の作品を復権する。レア・コンチェルト・ファンには要注目のアルバム。

 ※録音:2014年1月23日−26日、メキシコ
 ※こちらのタイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

CDA 1683-2
\2600
ロマン派のクラリネット五重奏曲集Vol.2
 エワルド・シュトラッサー:
  クラリネット五重奏曲ト長調 Op.34
 アンリ・マルトー:
  クラリネット五重奏曲ハ短調 Op.13
シュテファン・ジーゲンターラー(クラリネット)
プラハ・スタミツ弦楽四重奏団
 フックス&ティエリオのクラリネット五重奏曲集(CDA 1674-2)に続く第2弾。
 これまでも様々なクラリネットのためのレア・レパートリーを録音してきた、スイス・クラリネット界の重鎮シュテファン・ジーゲンターラーが吹く、ドイツのエワルド・シュトラッサー(1867−1933)、フランスのアンリ・マルトー(1874−1934)のクラリネット五重奏曲。

 ※録音:2011年11月9日−10日、プラハ
 

CDA 1684-2
(CD-R)
\2600
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ集
 ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調 Op.8
 ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 Op.13
 ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 Op.45
クリスチャン・スヴァルヴァー(ヴァイオリン)
ヘルゲ・ヒェクスフース(ピアノ)
 1982年、スウェーデンの音楽一家に生まれ12歳でデビュー、ストックホルム王立音楽院やジュリアード音楽院で研鑽を積んだ若きヴァイオリニスト、クリスチャン・スヴァルヴァーが弾くグリーグのソナタ集。

 ※録音:2012年10月29日−30日、スウェーデン
 ※こちらのタイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

CDA 1658-2
(CD-R)
\2600
暗闇をこわがらないで 〜 アドヴェント、ルチア、クリスマスの音楽
 レンキスト:Var inte radd for morkret(暗闇をこわがらないで)/
 伝承曲:
  Goder Morgen i denna、Sal Staffanspotpurri、
  Guds Son ar fodd、Det ar en ros utsprungen、
  Bereden vag, for Herran、Valkommen, O Jesu/
 コットラウ:サンタ・ルチア/
 オールソン:アドヴェント、Det brinner en stjarna/
 ヒッレルード:Veni Emanuel/レーガー:マリアの子守歌/
 シベリウス:クリスマスの歌/ボッシ:カンターテ・ドミノ/他
オスカー室内合唱団
アンデシュ・コールデン(指揮)
ペール・オロフソン(指揮)
 スウェーデンのオスカー室内合唱団が歌う、厳粛で幻想的なクリスマス・ソング。

 ※録音:2006年7月&8月、オスカー教会(スウェーデン)
 ※こちらのタイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




CARUS



83309
\2600→\2390
ドロテー・ミールズ/バッハ:ソプラノ独唱のためのカンタータ
 バッハ:
 1. 世俗カンタータ「満足について:われ心満ちたり」 BWV.204
 2. 教会カンタータ「わが心は血にまみれ」 BWV.199
 3. 頌歌「すべては神とともにあり、神なきものは無し」 BWV.1127から
  ソプラノと弦楽と通奏低音のための第1、4、8、12 節の頌歌
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
クレア・ゲネヴァイン(フラウト・トラヴェルソ)
カリン・ファン・ヘールデン(オーボエ)
Julia huber-Warzecha (ヴァイオリン)
lucas Schurig-Breuss (ヴィオラ)
ミヒ・ガイッグ指揮
オルフェオ・バロック・オーケストラ
2014年12月9-11日 SWRフランクフルト・スタジオ、シュトゥットガルトでの録音
 すぐれた技術と透明感ある明瞭でやさしく美しい歌声で多くの聴衆や演奏家達からも愛されるドロテー・ミールズの豊かな表現力が楽しめる最高のアルバムです。
 2005年に発見された「すべては神とともにあり」からのアリアがミールズの歌唱で聴けるのも嬉しい限りです。


バッハの世俗カンタータ「しりぞけ、もの悲しき影(Weichet nur, betrubteSchatten)」BWV202が少し聴けます。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=H8WT59y1j74



ドロテー・ミールズが歌う
パーセル他の歌曲集「愛すればこそ」

83.371
\2600
ドロテー・ミールズが歌う
 パーセル他の歌曲集「愛すればこそ」

 ヘンリー・パーセル(Henry Purcell 1659-1695)
  劇音楽「愚か者の出世(A Fool's preferment)」から、「ボンドゥカ(Bonduca)」から
  劇音楽「ソフォニスバ(Sophonisba)」から
  歌劇「ディドとエネアス(Dido and Aeneas)」から
  歌劇「ダイオrクリージャンの歴史(The histry of Dioclesian)」から
  歌劇「テンペスト(The Tempest)」からアリエルのアリア 他
 作曲家:ロバート・ジョンソン(Robert Johnson)
  ヨハン・クリストフ・ペープシュ(Johann Christoph Pepusch)
  トーマス・レヴンズクロフト(Thomas Ravenscroft) 達の作品と
  イギリスのトラディショナル・ソング(古い民謡) 全31曲
2011年7月16-19日 ベルリンでの録音 
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
ヴォルフガング・カチュナー指揮
ベルリン・ラウテン・カンパニー
鈴木雅明、レオンハルト、ブリュッヘン、ヘレヴェッヘ等との共演も多いピュアで美しい声質が特徴的なミールズのパーセルです。
優れた表現力で”愛”の嫉妬、狂乱などを怒りに満ちて力強く、そして切なくパーセルの作品を中心に歌曲31曲を歌い上げます。





SOLSTICE

FRCD 874
 \2100
デジパック仕様
ヨハン・パッヘルベル:アポロの六弦琴 
 アポロの六弦琴(6曲のアリア)、アリアヘ短調、
 シャコンヌニ短調、シャコンヌハ短調
ユゲット・グレミー‐ショーリアック(ハープシコード)
録音:1978年9月11-13日 アントニー、サント・オディール教会
 
SOCD 309
 \2100
デジパック仕様
シューベルト:
 4つの即興曲集 Op.90 D899、
 ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960
ソディ・ブレド(ピアノ)
録音:2011年4月28‐29日、5月1 - 2日 テアトロ・サンボンヌ、ブールジュ         
 ソディ・ブレド:
  ニューキャッスルでナイジェリア人の両親のもと生まれ、3歳からダブリンでピアノを習い始め、その後フランス、パリ国立高等音楽院でジャック・ルヴィエに師事し、エコール・ノルマル音楽院でフランソワ・ティナに師事し、今や欧米、ラテン諸国、アフリカ等で演奏し、最初のアフリカ出身の黒人ピアニストの一人となった。
 ヴェストファーレン・ノイエ・フィル、インターロワールオーケストラ、カラカス・ナショナル・フィル等の各地のオーケストラと共演した。
 
SOCD 310
 \2100
デジパック仕様
コシュロー 〜 パリ・ノートル・ダム・コンサート
 J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ロ短調 BWV.544(1972年3月17日)/
 J.S.バッハ:コラール前奏曲「おお人よ、汝の罪の大いなるを嘆け」BWV.622
  (1970年2月27日)/
 メンデルスゾーン:前奏曲とフーガ ハ短調op.37-1(1972年3月17日)
 フランク:コラール第2番 ロ短調(1975年3月19日)/
 ウジェーヌ・ジグー:トッカータ ロ短調(1974年12月24日)
 ルイ・ヴィエルヌ:月の光op.53-5(1969年10月5日)/
 モーリス・デュリュフレ:アランの名による前奏曲とフーガop.7
  (1972年3月17日)/
 メシアン:天上の宴(1979年10月4日)
ピエール・コシュロー(オルガン)
   
SOCD 311
 \2100
デジパック仕様
アンリ・ミュレ(1878-1967):オルガン作品集
 ビザンチンのスケッチ(全10曲)DIX ESQUISSES BYZANTINES
 祈りPRIERE/ 聖ロザリオ祭日のための奉献唱/
 宗教上の瞑想/ カリヨンCARILLON-SORTIE
ヴィルジル・モナン(オルガン)
トゥールーズ、ダルバード・ノートル・ダム寺院のオルガン
録音:2015年3月26−29日  
   

SOCD 312
 \2100
デジパック仕様
エディト・カナート・ド・チジ
 ①PIERRE D’ECLAIR〈オーケストラのための〉(2011)/
 ②オーバー・ザ・シー〈弦楽トリオ、アコーディオンと
  エレクトロニクスのための〉(2012)/
 ③ドリフトDRIFT〈クラリネット協奏曲〉(2013)
① リヨン国立管弦楽団、
指揮:イラン・ヴォルコフ
② ディオティマ四重奏団、
パスカル・コンテ(アコーディオン)
③ リール国立管弦楽団、
ポール・メイエ(Cl)
録音:2011年3月31日 モーリス・ラヴェル・ホール、リヨン(①)  2012年6月11日 ブッフ・デュノール劇場(②) 2013年10月22日リール新世紀ホール(③) 
  
SOCD 314
 \2100
デジパック仕様
ジョセフ・デ・トレス(1670-1738) :El libro que contiene onze partidos
 OBRA, PARTIDO DE No2 TONO, PARTIDO DE No6 TONO,
 PARTIDO DE PRIMO ALTO, FUGA, OBRA DE No7 TONO,
 PARTIDO DE No1 TONO BAJO,
 OBRA DE MANO DERECHA DE MEDIO REGISTRO,
 OBRA DE LLENO DE No7 TONO,BATALLA
バレンティン・ガスコン・ヴィラ(オルガン)
ヴィルヌーヴ=シュル=ヨンヌのオルガン 
 El libro que contiene onze partidosの楽譜はメキシコで発見された。これは驚くことではない。なんとなれば、かってスペイン・バロックの美しい歴史的なオルガンがこの国の中心に多数存在していたからだ。しかし不幸なことに大半は廃棄されてしまった。
 録音:2015年5月26−27日


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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AUDITE



AU 95639
\2400→\2190
ヤニグロの歴史的名演がアウディーテによる見事な復刻で蘇る!
 (1)コレッリ:合奏協奏曲 ニ長調Op.6-4(8’28”)
 (2)ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第6番 ニ長調「嵐」(14’23”)
 (3)ヒンデミット:ヴィオラと弦楽のための葬送音楽(9’49”)
 (4)ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏曲Op.11 よりスケルツォ(4’04”)
 (5)バーバー:弦楽のためのアダージョ(5’50”)
 (6)ケレメン:弦楽のための協奏的即興曲(7’45”)
 (7)レーガー:抒情的アンダンテ「愛の夢」(5’18”)
 (8)モーツァルト:ディヴェルティメント 変ロ長調K.137(9’11”)
 (9)ホフシュテッター(伝ハイドン):弦楽四重奏曲 ハ長調「セレナード」(3’34”)
 (10)ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調RV.230(チェロ版)(10’36”)
アントニオ・ヤニグロ(チェロ/指揮)
ザグレブ・ソロイスツ合奏団
 (ザグレブ室内合奏団)
(1)グンヒルト・スタッペンベック
 (チェンバロ)
(3)ステファノ・パサージオ(ヴィオラ)
 ザグレブ・ソロイスツ合奏団の設立者ヤニグロの歴史的名演がアウディーテによる見事な復刻で蘇る!

 セッション録音:(1)1957年1月14日、(2)(5)1964年4月19日、(3)1958年3月12日、(4)1964年4月17日、(6)1958年3月12日、(7)(10)1966年3月16日、(8)1961年3月19日、(9)1958年11月11日/ジーメンスヴィラ(ベルリン、ランクヴィッツ)/モノラル、79’06

 抜群の高音質復刻で評判を呼ぶaudite の「ドイチュラントラジオ・クルトゥーア・エディション」シリーズからアントニオ・ヤニグロ率いるザグレブ・ソロイスツ合奏団との歴史的名演がリリースされます。
 1918 年ミラノ生まれのヤニグロはヴェルディ音楽院でジルベルト・クレパックスにチェロを学んだ後、1929 年から数年間にわたりパブロ・カザルスの格別の薫陶を受け、10 代にして世界的チェリストとして演奏旅行するほどの天才ぶりを発揮していました。その後、第二次世界大戦の影響からクロアチアのザグレブに留まり、その間21 歳の若さでザグレブ音楽院の教授に任命され依頼1953 年まで務めました。
 第二の故郷となったザグレブにて積極的な音楽活動を続け1953 年に自ら結成したザグレブ・ソロイスツ合奏団では1967 年まで指揮者、チェロ奏者して活躍。
 当ディスクに収められた録音はいずれもベルリンのジーメンスヴィラでのセッションです。彼らの軌跡をたどるような名演ばかりが集められ、バロックから20 世紀の作品までレパートリーの広さを示したものとなります。
 録音はいずれもモノラルながらaudite レーベルの社主ルトガー・ベッケンホーフ氏による非常に丁寧なリマスタリングにより、演奏の空気感・迫力が伝わる最上の復刻と言えましょう。




PRAGA DIGITALS



PRDDSD 350068
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
ライヴで燃えるアラウとクーベリック最高のブラームス、
 SACDで登場

  ブラームス:
   (1)ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
   (2)ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
クラウディオ・アラウ(Pf)
ラファエル・クーベリック(指揮)
バイエルン放送交響楽団
 録音:(1)1964 年4 月24 日/バイエルン放送(ライヴ) (2)1963 年5 月20 日/ルガーノ(ライヴ)/STEREO BI-CHANNEL、79’ 27”

 SACDハイブリッド盤。限定盤。
 CDバックカバーにはバイエルン放送のライヴ音源を、名人カレル・ソウケニークがリマスタリングとあります。
 アラウとクーベリックによるブラームスのピアノ協奏曲は、Orfeoからリリースされ話題になったものと同音源。さらに鮮明な音で登場しました。ライヴで燃えるクーベリックならではの迫力と推進力が物凄く、ブラームス音楽の魅力を満喫させてくれます。独特なアラウのトーンも見事に蘇っています。
 「ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ」は一週間後のライヴがヘンスラーからリリースされていますが、こちらも冴えた演奏で30 分近くをあっと言う間に聴かせてしまいます。
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PRD 250320
\2900→\2690
プラハのオイストラフ
 (1)バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.21
 (2)同(シゲティ編):ハンガリー民謡〜「子供のために」より第6、13、18番
 (3)ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ〜第2楽章「バラード」
 (4)イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番「バラード」Op.27の3
 (5)プロコフィエフ:5つのメロディOp.35b
 (6)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
ダヴィド・オイストラフ(Vn)
フリーダ・バウエル(Pf)
 オイストラフのお宝音源がプラハ・レーベルより登場

 録音:1966年5月18日(5)(6)、1969年5月19日(2)(3)、1972年5月17日(1)(4)/ドヴォルザーク・ホール(ライヴ)/Genuine Stereo、79’ 59”

 旧ソ連の大巨匠ダヴィド・オイストラフがチェコのプラハで行った貴重なライヴ集。
 壮年期のプロコフィエフとラヴェルのテクニックも素晴らしく、また死の2 年前1972 年のバルトークとイザイもまさにお宝と申せましょう。ことにイザイの無伴奏ソナタはステレオ録音で、鬼気迫る演奏に金縛り状態。
 オイストラフならではのつるつるした美音も魅力です。



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WEITBLICK



SSS 0171/73
(3CD)
\6900→\6290
スウェーデン放送のオリジナル・ソースからの初復刻!
「ブルーノ・ワルター イン ストックホルム」
 (1)モーツァルト:交響曲第39番
 (2)モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
 (3)シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」
 (4)ブラームス:ドイツ・レクイエム
ブルーノ・ワルター(指揮)
(1)-(3)スウェーデン放送交響楽団
(4)ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
(4)ケルスティン・リンドベルイ・トールリンド(S)
 ジョエル・ベルグルント(Br)
 王立フィルハーモニー合唱団
 ブルーノ・ワルター イン ストックホルム、スウェーデン放送のオリジナル・ソースからの初復刻!ドラマティックなワルターを聴きたいのなら、これ!

 録音:(1)-(3)1950 年9 月8 日ライヴ、(4)1950 年9 月13 日ライヴ

 〜ライナーノート〜より
 1950 年の晩夏から秋にかけて、ワルターの身はヨーロッパにあった。8 月にはザルツブルク音楽祭に出演し、ウィーン・フィルのオーケストラ・コンサートを二日間指揮している。この中からマーラーの交響曲第4 番とベートーヴェンの「エグモント」序曲がCD化されて聴くことができる。さらに9 月4 日には、フランクフルト博物館の管弦楽団(これはフランクフルト歌劇場のオーケストラの別名)を指揮し、ここではマーラーの交響曲第4 番を取上げている。これは第二次大戦後初のドイツにおける演奏となった。この録音も現存する。そしてストックホルムに移動、8 日から14 日にかけての演奏会。さらに24,25 日は生れ故郷のベルリンを訪れてベルリン・フィルに出演。これがベルリン・フィルとの再会にして最後の共演となった。10 月2 日にはかつて歌劇場総監督の地位にあった、バイエルン国立歌劇場のオーケストラ・コンサートを指揮し、シューベルトの「未完成」とマーラーの第1 交響曲を指揮している。この時期にワルターは恐らくもっと多くの土地を訪れ、オーケストラに客演している筈である。70 歳の半ばでこの長期に渡る過密スケジュールをこなせたのは驚異的だ。気力の充実もさることながら、心臓の病に冒される前という体力的な好条件も揃っていたから可能だったとも言えよう。モーツァルトの交響曲第39 番は、予想通り響きがとても柔らかい。「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」も瑞々しい感性は、古くから聞かれているSP録音と変わることなく、老け込んだ気配もない。ライヴ録音故に快活さが当然のごとく加味されている。
 演奏会のメインの曲目が「ザ・グレート」である。これは雄大なスケールを持った演奏であり、細かく刻むリズムの楽しさは抒情的表現の泰斗であるワルターらしい快演である。この曲のライヴ録音は他にNBC響とのものしか聴けないので、今回のリリースは歓迎されるだろう。
 ワルターはブラームスに関してもエキスパートであったが、「ドイツ語によるレクイエム」となると、シリアスな表現が徹底している。ストックホルム・フィルの「ドイツ・レクイエム」というと、このワルターの演奏と近い時期に行われた、フルトヴェングラーの1948 年の演奏が有名だ。合唱団も共通している。この合唱団が優秀なのは周知の事実である。ワルターの演奏もフルトヴェングラーに負けず劣らずの劇的な演奏である。「ドイツ・レクイエム」の第2曲目、「肉はみな、草のごとく」の結構派手で動的なアプローチの迫力、第6曲目「われらここには、とこしえの地なくして」はヒロイックでもある。第7曲目「幸いなるかな、死人のうち、主にありて死ぬるものは」の終結はさすがに静かに瞼が閉じるような静謐さである。極めて起伏に富んだ演奏であり、歌劇場で育った芸術家ワルターならではのドラマティックな名演と言えるだろう。

 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付




<国内盤>

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フォンテック



FOCD9696
\2400+税
潮田益子(ヴァイオリン)
 1959 年
齋藤秀雄とのプロコフィエフ

 プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第2 番 ※1
 ストラヴィンスキー:
  ミューズを率いるアポロ(1947 年改訂)※2
  デュオ・コンチェルタンテ ※3
潮田益子(ヴァイオリン)
※1
齋藤秀雄(指揮)
桐朋学園オーケストラ
※2
ニューイングランド音楽院 ジョーダンホール
ヨアナ・クルコヴィッチ(ヴァイオリン)
ディミトリ・ムラト(ヴィオラ)
サラ・ダーリング(ヴィオラ)
ナターシャ・ブロフスキー(チェロ)
ローレンス・レッサー(チェロ)
ドナルド・パルマ(コントラバス)
※3
スティーヴン・ドゥルリー(ピアノ)
 偉大なヴァイオリニストの足跡をたどる2 タイトル
 不世出のヴァイオリニスト潮田益子(1942-2013)。
 幼少時より“天才少女”として知られ、15 歳で音楽コンクール第1 位および特賞を受賞。1966年には第3 回チャイコフスキー国際コンクールで第2 位に輝きました。
 世界各地の主要オーケストラと共演、国内ではサイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団に参加し、コンサートミストレスを務めました。
 恩師 齋藤秀雄と共演した1959 年演奏のプロコフィエフ、そして晩年に録音したストラヴィンスキーから、趣き深い彼女の演奏の奥行きを聴き、偉大な足跡を辿ります。

 ※1 1959 年4 月29 日 目黒公会堂
 ※2 2011 年6 月  ※3 2012 年8 月 ニューイングランド音楽院 ジョーダンホール
 


FOCD9697
\2400+税
潮田益子(ヴァイオリン)17 歳、
 森 正(指揮)とのグラズノフ

 グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 ※1
 バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ※2
 ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント
  (編曲:ストラヴィンスキー、ドゥシュキン)※3
潮田益子(ヴァイオリン)
※1
森 正(指揮)
ABC 交響楽団
※3
スティーヴン・ドゥルリー(ピアノ)
 日本ヴァイオリン界のパイオニアと称すべく潮田益子(1942-2013)が遺した貴重な記録。
 師事したシゲティから「生涯わずかしか遭遇できない逸材」と激賞され、第3回チャイコフスキー国際コンクールでは第2位に入賞。オイストラフより「最も才能豊かな新進であり、類稀な叙情性持ったアーティスト」と称されました。
 その後、世界各地の主要オーケストラと共演、国内ではサイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団に参加し、コンサートミストレスを務めました。
 17 歳にして完成の域にあるグラズノフ、85 年演奏の鬼気迫るバルトーク。そして晩年の境地を示すストラヴィンスキー。演奏史に残る偉大な刻印がここにあります。

※1 1959 年7 月25 日 杉並公会堂
※2 1985 年1 月29 日ニューイングランド音楽院 ジョーダンホール
※3 2012 年8 月 ニューイングランド音楽院 ジョーダンホール




LIVE NOTES


WWCC‐7796
\2500+税
ユーフォニアム・ジャーニーⅡ
 バッハ:トリオ・ソナタ第1番BWV525
 シュレック:ソナタ作品9
 R.シューマン/K.D.フリードリッヒ:
  アダージョとアレグロ 作品70
 J.ゴーランド:ユーフォニアム協奏曲第2番
 R.グリエール/R.ザウアー:間奏曲とタランテラ作品9
露木薫(ユーフォニアム)
佐藤勝重(P)
 本場フランス・パリでの研鑽から四半世紀。
 原点を見つめ直した多彩な曲目に挑んだユーフォニアムの名手露木薫の「ユーフォニアム・ジャーニー」第二弾。ピアノは盟友佐藤勝重。
 

WWCC-7797
 \2500+税
MY FAVOURITES
 ラヴェル:ツィガーヌ
 ドビュッシー:美しき夕ペ
 パガニーニ:カンタービレ
 プロコフィエフ:マーチ
 シマノフスキー:アルティウスの泉
 モーツァルト:ロンド K373
 ベートーヴェン:ロマンス第2番 Op,50
 パガニーニ:モーゼファンタジー
 マスネ:タイスの瞑想曲
 サラサーテ:チゴイネルワイゼン
 エルガー:愛の挨拶
泉里沙(Vn)
佐藤卓史(P)
 ロンドンに生まれ、10歳でRoyal Academy of Music Juniorに最年少で入学。
 帰国後2010年に東京芸大卒業。これまでに漆原朝子、名伯楽ジェラール・プーレ等に師事。内外のオーケストラと多数共演するなど将来が楽しみなヴァイオリニスト登場!!
 ピアノの佐藤卓史が好サポート。




「かもっくす」 レーベル



ORG1504
(2CD)
\2778+税
小沢さち(オルガン)によるバッハ:平均律クラヴィア曲集 第1巻
CD. 1
 前奏曲とフーガ 第1番 ハ長調 BWV 846
 前奏曲とフーガ 第2番 ハ短調 BWV 847
 前奏曲とフーガ 第3番 嬰ハ長調 BWV 848
 前奏曲とフーガ 第4番 嬰ハ短調 BWV 849
 前奏曲とフーガ 第5番 ニ長調 BWV 850
 前奏曲とフーガ 第6番 ニ短調 BWV 851
 前奏曲とフーガ 第7番 変ホ長調 BWV 852
 前奏曲とフーガ 第8番 変ホ短調/嬰ニ短調 BWV 853
 前奏曲とフーガ 第9番 ホ長調 BWV 854
 前奏曲とフーガ 第10番 ホ短調 BWV 855
 前奏曲とフーガ 第11番 ヘ長調 BWV 856
 前奏曲とフーガ 第12番 ヘ短調 BWV 857
CD. 2
 前奏曲とフーガ 第13番 嬰ヘ長調 BWV 858
 前奏曲とフーガ 第14番 嬰ヘ短調 BWV 859
 前奏曲とフーガ 第15番 ト長調 BWV 860
 前奏曲とフーガ 第16番 ト短調 BWV 861
 前奏曲とフーガ 第17番 変イ長調 BWV 862
 前奏曲とフーガ 第18番 嬰ト短調 BWV 863
 前奏曲とフーガ 第19番 イ長調 BWV 864
 前奏曲とフーガ 第20番 イ短調 BWV 865
 前奏曲とフーガ 第21番 変ロ長調 BWV 866
 前奏曲とフーガ 第22番 変ロ短調 BWV 867
 前奏曲とフーガ 第23番 ロ長調 BWV 868
 前奏曲とフーガ 第24番 ロ短調 BWV 869
小沢さち(オルガン) Sachi Ozawa
使用楽器:
パウル・オットPaul Ott 1973 ポジティフオルガン
(日本基督教団 荻窪教会 所有)
古典調律 Neidhardt 1724
 2015年4月21-23日 日本基督教団 荻窪教会での録音

 小沢さちさんは本番間近の合唱団のために「ロ短調ミサ」「マタイ受難曲」を半音低く弾くという離れ業をさりげなく披露してくれる人。
 その超絶技巧を誇るでもなく、華やかなスポットライトを浴びるでもなく作曲家の真実に近づくための内面的な修行を日々の営みとする人。
 バッハの魂を訪ねる巡礼の伴侶は、慣れ親しんだピアノではなくポジティフオルガン。峻厳にして絶美!孤高の精神性、揺るぎない信仰心が、ワオンレコード小伏和宏氏の超優秀録音によって余すところなく記録されたことを心より歓びたい。(福島 章泰)



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レグルス



QHJ‐1011
\2000+税
ワルター・バリリ、ドイツ・ポリドールSP全録音集
 〜2人のウィーン・フィル コンサート・マスター、バリリ&シュナイダーハンSP録音集
  ワルター・バリリ(Vn)〜ドイツ・ポリドールSP全録音集(録音:1936年)
  ショパン:夜想曲変ホ長調 作品9-2(編曲:サラサーテ)
  ヴィエニャフスキ:スケルツオ・タランテラ作品16
  ドヴォルザーク:ユモレスク第7番
  マスネ:タイスの瞑想曲
  チャイコフスキー:カンツォネッタ〜ヴァイオリン協奏曲
  フォスター:スワニー河(故郷の人々)(編曲:ロイター)
  パガニーニ:モーゼ幻想曲
ワルター・バリリ(Vn)
オットー・A・グラーフ(Pf)
 ヴォルフガング・シュナイダーハン(Vn)〜 コロンビアSP録音集
           (録音:1934年他)

  ブラームス:ハンガリー舞曲第5番(編曲:ヨアヒム)
  ナッシュ:メヌエット
  サン=サーンス:白鳥
  フィビヒ:詩曲
  フランツ・リース:無窮動[常動曲]
  ダンブロジオ:セレナード 作品4
[Bonus]
 リッカルド・オドゥノポゾフRicardo Odnoposoff(ヴァイオリン)
  J.S.バッハ:シャコンヌ(録音1952年頃)
オットー・シュルホフ、
パーシー・B・カーン(Pf) 
 * ワルター・バリリのベルリンでのSP録音回想録付き
 * 音源(バリリ&シュナイダーハン):東京藝術大学野澤コレクション

 蘇った、全7曲に及ぶバリリ15歳のドイツ・ポリドールSP録音!

 ●ウィーン奏法に新たな道を開く
 〜ウィーン流派の伝統的な奏法と、新しい時代に即応した様式を加味し、優雅な音色により、両者を見事に調和させる工夫を図っている。ウィーン奏法に新たな道を開くことによって、ワルター・バリリは職業音楽家としてのスタートを切ったことになる。(幸松肇氏のライナーノートより)
 
 ●ウィーン・フィルのコンマスの座を巡り、しのぎを削ったシュナイダーハンとオドゥノポゾフも収録。




キング・インターナショナル(国内仕様盤)

KKC 5497/98
(2CD)
\4000+税
※輸入盤発売済
リッカルド・ムーティ、
 シカゴ響音楽監督就任記念コンサートライヴ録音

  ベルリオーズ:
   幻想交響曲op.14
   レリオ(または『生への回帰』)op.14b
ジェラール・ドパルデュー(語り)
マリオ・ゼッフィリ(テノール)
カイル・ケテルセン(バス=バリトン)
シカゴ・シンフォニー・コーラス
デュアイン・ウルフ(合唱指揮)
シカゴ交響楽団
リッカルド・ムーティ(指揮)
 録音:2010年9月23、24、25&28日シカゴ・オーケストラ・ホール/[CSO RESOUND]CSOR.9011501、輸入盤・日本語帯・解説・歌詞訳付

 このアルバムは、リッカルド・ムーティが2010 年9 月のシカゴ響音楽監督就任記念コンサートのライヴ録音。ベルリオーズの『幻想交響曲』は、『ある芸術家の生活のエピソード』という標題のもとに書かれた二部作の第一部にあたり、『レリオ』はそれに続く完結篇として1831 年に完成しています。1832 年の『レリオ』初演時と同じく『第一部、第二部として通しで演奏するように』というオリジナル・コンセプト通りに演奏されました。
 大女優ハリエット・スミスソンへの熱狂的な恋愛感情と失恋の痛手が作曲の動機付けとなった『幻想交響曲』と同様に、ベルリオーズ自身の個人的体験が『レリオ』の成立に直接的な影響を及ぼしています。『レリオ』は全曲を通じて中心となる『語り』の役割がきわめて重要なため、歌手ではなく、すぐれた第一級の演劇俳優が演じるよう指定されています。ここでは、『レリオ』の要となる語り手にふさわしく、本作品のムーティによる実演にほぼ参加しているフランスの名優ジェラール・ドパルデュー。ムーティとの呼吸もさすがで、フランス語の味わい深いディクションからは、あらためて作曲者の意図を知る思いがします。
 
KKC 5499
\3000+税
※輸入盤発売済
独創的な音楽と完璧なテクニックで魅了、
 オランダのチェリスト、ピーター・ウィスペルウェイ

  チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 op.33(オリジナル版)
  C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲イ長調 WQ.172
  ストラヴィンスキー:イタリア組曲
   (チェロと弦楽オーケストラによる/B.ウォルフィッシュ編、1979)
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
ジョナサン・モートン(指揮、ヴァイオリン)
 使用楽器:チェロ/ジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニ、1760
 録音:2013年1月15-18日スイス、ヴィンタートゥール・シュタットハウス/[EVIL PENGUIN RECORDS]EPRC.0017、輸入盤・日本語帯・解説付

 独創的な音楽と完璧なテクニックで世界を魅了しているオランダのチェリスト、ピーター・ウィスペルウェイ。C.P.E. バッハのロココ風スタイル、チャイコフスキーのロココの主題による変奏曲、そしてバロック〜ロココ時代の作品に影響を受けて書かれた『プルチネッラ』に基づくストラヴィンスキーのイタリア組曲という、「ロココ」という言葉を軸に編まれたプログラムとなっています。チャイコフスキーのオリジナル版を採用した『ロココ変奏曲』は典雅な部分はエレガントに、テンポの速い変奏は非常にアグレッシヴにと、変幻自在に聴かせます。C.P.E. バッハは、生き生きとしたオーケストラにのって、ウィスペルウェイもパワー全開で演奏しています。ストラヴィンスキーの『イタリア組曲』はチェロ独奏と弦楽アンサンブル伴奏のための編曲で、この作品のバロック性が強調されたもの。ウィスペルウェイ独特の力強さが際立つ民俗舞曲風の第3楽章や、超絶技巧のタランテラ、そして終曲の盛り上がりなど、期待を裏切らない出来栄えです。
 
KKC 5600
\3000+税
※輸入盤発売済
J.S.バッハとイザイ無伴奏を組み合わせたアルバム三部作第1弾
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調 BWV.1001
 イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番ト短調 Op.27-1
 イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調 Op.27-2
 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
 使用楽器:シュテファン=ペーター・グライナー2001年製
 録音:2012年10 月ケルン/[CAVI MUSIC]4260085533206、輸入盤・日本語帯・解説付

 現代最高の弦楽四重奏団といわれるアルカント・カルテットの第1ヴァイオリンを務めるアンティエ・ヴァイトハース。抜群の安定感と表現力、そして豊かな音量と音色でカルテットの起点となっています。
 「CAvi」レーベルにはソロやアンサンブルなどを含めてこれまで17 枚のCD を発売しています。どのアルバムも冷静な曲作りと、ここ一番では大胆にも聴かせ、聴くものを魅了させてきました。
 そして、この度発売されるのは、無伴奏ヴァイオリン作品の最高峰、J.S.バッハとイザイです。本アルバムは、この二人の作曲家の無伴奏を組み合わせたアルバム三部作の第1弾となります。
 構成はJ.S. バッハの作品がイザイを挟むように収録。極めて自然なフレージングで開始され、終曲「シャコンヌ」でもヴァイトハースの「シャコンヌ」という主張のある演奏ではなく、静かに音楽が語りかけてくるような深い音楽性を感じる演奏です。注目は、ヴァイトハースが使用している楽器です。現代のドイツの製作者シュテファン=ペーター・グライナー製。近年、名器ストラディヴァリウスから乗り換えるプロの演奏者も増え、クリスチャン・テツラフが使っていることでも話題となった楽器。落ち着いた音色と上品で繊細な響きが魅力。ヴァイトハースは、しなやかに美しく弾きこなしています。
 
KKC 5601
\3000+税
※輸入盤発売済
モーツァルト:鍵盤楽器のための作品集VOL.7
 「リゾンは眠った」による9つの変奏曲ハ長調 K.264
 ピアノ・ソナタ第8番イ短調 K.310
 「わがいとしのアドーネ」による6つの変奏曲ト長調 K.180
 ピアノ・ソナタ第6番ニ長調 K.284
クリスティアン・ベザイデンホウト
 (フォルテピアノ)
 使用楽器/ポール・マクナルティ製(2009年、ディヴィゾフ、チェコ)アントン・ヴァルター&ゾーン、ウィーン、1805年製のコピー/アレクサンダー・スキーピング・コレクション
 [HARMONIAMUNDI]HMU907531、輸入盤・日本語帯・解説付

 ベザイデンホウトのモーツァルト・シリーズ、第7 集。有名な第8 番イ短調では、厳しい表情ながらも、フレーズの終わりや、ふとしたハーモニーの変化などで垣間見られる表情の柔らかさに、ベズイデンホウトのセンスを感じます。第6 番ニ長調のソナタではフォルテピアノながらオーケストラのような効果を感じさせる豊かな音色の第1楽章から、ワクワクさせられます。
 当盤には、ソナタ2 曲のほか、変奏曲2 作も収録。ソナタ、変奏曲ともにベズイデンホウトのセンスが冴えわたります。
 
KKC 5490
\3000+税
フォーレ: ピアノ曲全集第2巻
 3つの無言歌 op.17/3つの夜想曲 op.33/
 即興曲 第1番 変ホ長調 op.25/舟歌 第1番 イ短調 op.26/
 即興曲 第2番 ヘ短調 op.31/夜想曲 第3番 変イ長調op.33/
 即興曲 第3番 変イ長調op.34/夜想曲 第4番 変イ長調 op.36/
 夜想曲 第5番 変ロ長調 op.37/舟歌 第2番 ト長調 op.41/
 舟歌 第3番 変ロ長調 op.42
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)
 録音:2009年10 月/[MIRARE] MIR100、輸入盤・日本語帯・解説付

 フランスの巨匠、ジャン=クロード・ペヌティエによるフォーレ:ピアノ曲集の第2弾。フォーレ独特のどこかかすんだような、やわらかな光に満ちた世界を、透明な音で見事に再現。フォーレの世界をふくよかに美しく響かせます。ささくれだった心に優しく沁み渡るような、涙の出るような優しさと美しさに満ちた、まさに巨匠の演奏です。

 


<映像>


キング・インターナショナル(映像)

KKC 9138
(DVD)
\3241+税
『グラフェネック国際音楽祭〜真夏の夜のガラ・コンサート2015』
  ビゼー:歌劇『カルメン』前奏曲
  マスネ:歌劇『ウェルテル』〜『春風よ、なぜ私を目ざますのか』
  サン=サーンス:歌劇『サムソンとデリラ』〜『あなたの声に心は開く』
  ビゼー:歌劇『カルメン』〜『おまえが投げたこの花は』
  ビゼー:歌劇『カルメン』〜セギディーリャ『セビリアのとりでの近くに』
  サラサーテ:カルメン幻想曲
  ヴェルディ:歌劇『トロヴァトーレ』〜『炎は燃えて』
  ファリャ:バレエ音楽『恋は魔術師』〜火祭りの踊り
  カールマン:喜歌劇『伯爵夫人マリツァ』〜『ウィーンへ愛をこめて』
  サラサーテ:序奏とタランテラ
  レハール:喜歌劇『ほほえみの国』〜『きみはわが心のすべて』
  コール・ポーター:ミュージカル『キス ミー、ケイト』序曲
  コール・ポーター:ミュージカル『キス ミー、ケイト』〜『男なんて嫌い』
  カールマン:喜歌劇『チャールダーシュの女王』〜『僕は踊りたい』
  エルガー:行進曲『威風堂々』第1番
ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)
エリーザベト・クルマン(メゾ・ソプラノ)
ピョートル・ベチャワ(テノール)
ニーダーエースターライヒ・
 トーンキュンストラー管弦楽団
佐渡 裕(指揮)
 収録:2015 年6 月19 日オーストリア、グラフェネック城、野外音楽堂(ライヴ)
 [EuroArts]20.72788、画面:カラー、16:9、音声:PCMステレオ、DD 5.1、DTS 5.1、字幕:なし、NTSC、Region All、収録時間:88分、輸入盤・日本語帯付仕様(解説書は付属しません)

 2015 年9 月よりオーストリアのトーンキュンストラー管弦楽団の音楽監督に就任した佐渡裕。ニーダーエースターライヒ・トーンキュンストラー管弦楽団は、ウィーンのムジークフェラインザールとニーダーエースターライヒ州ザンクト・ペルテンの祝祭劇場で定期公演を行い、100 年以上の伝統を持つオーストリアで最も重要なオーケストラの一つです。そのトーンキュンストラー管がレジデント・オーケストラを務めるグラフェネック音楽祭。2015 年6 月に行われたライヴ映像が早DVD で登場です。
 ウィーン市街から車で40 分ほどに位置するグラフェネック(グラフェネッグとも)。美しいグラフェネック城の庭園には野外劇場とオーディトリアムが設置されています。年間を通して公演は行われていますが、夏の音楽祭は2007 年よりスタート。ルドルフ・ブッフビンダーが芸術監督を務め、トーンキュンストラー管とともに音楽祭を盛り上げています。
 2015 年の音楽祭は、世界の歌劇場で最も注目されているテノールのひとりであるピョートル・ベチャワ、圧倒的な実力と美貌で世界の聴衆を魅了するメゾ・ソプラノのエリーザベト・クルマン、そして若くしてすでに21 世紀を代表するヴァイオリニストの一人とも言われるユリア・フィッシャーといった世界的な名声を誇るソリストが、ウィーンでの今後の活躍が期待される佐渡裕と共演した華やかな夏のコンサートとなりました。
 
KKC 9139
(DVD)
\4000+税
ドキュメンタリー
 『ユン・イサン〜南北朝鮮のはざまで』
 監督:マリア・シュトットマイヤー
 [ACCENTUS MUSIC)]ACC 20208DVD、画面:カラー、16:9、音声:PCM Stereo、、Dolby Digital 5.1、DTS 5.1、字幕:英独仏韓日、NTSC、Region All、収録時間:60分、輸入盤・日本語帯・解説付

 ドイツの監督マリア・シュトットマイヤーによるドキュメンタリー作品。
 日本統治下の朝鮮半島で生まれた作曲家ユン・イサン(尹伊桑)[1917-1995]。彼がドイツを終の棲家としながらも、北朝鮮とのかかわりや、韓国の故郷への望郷の念が描かれています。
 彼と面識のあった音楽家、小学校教師時代の教え子、家族の証言をもとに、彼の祖国統一の悲願を辿ります。
 チェロを熟知していた尹のチェロ協奏曲を軸に、韓国のチェロ奏者コ・ボンインが北朝鮮のオーケストラと平壌で上演する様子も収録。尹は1963 年に初めて北朝鮮を訪問、金日成、金正日と親しくその後頻繁に往来し、平壌には金正日の肝入りで国立尹伊桑研究所が創設されるほどの扱いを受けました。
 ベルリン在住だった彼は、ヨーロッパでの北朝鮮による拉致に関与していたとも言われ、1967 年にはKCIA に強制送還されて拷問の末、朴大統領(先代)からスパイ容疑で死刑判決を受けており、それを当時のニュース映像を交えて紹介しています(ストラヴィンスキーやカラヤンによる請願運動で減刑、1969 年に大統領恩赦で釈放)。
    
KKC 9143
(Blu-ray)
\5200+税
アダムの受難
 アルヴォ・ペルト
  (アダムの嘆き/タブラ・ラサ/
   ミゼレーレ/ゼクエンティア)
演奏:
 トヌ・カリユステ指揮
 タリン室内管弦楽団
 エストニア・フィル室内合唱団
出演:
 ミハイリス・セオファヌス
 ルシンダ・チャイルズ
KKC 9144
(DVD)
\4000+税
 収録時期:2015 年5月12日タリン、ノブレッスナー・ファウンドリ(ライヴ)
 映像監督:アンディ・ゾンマー/演出、装置、照明:ロバート・ウィルソン
 (Blu-ray)[ACCENTUS MUSIC)]ACC.10333BD、画面:カラー、16:9、Full HD、音声:PCM Stereo、DTS-HD Master Audio 5.1、言語:ラテン語、ロシア語、字幕:英独仏韓日、Region All、収録時間:94分08秒、輸入盤・日本語帯・解説付
 (DVD)[ACCENTUS MUSIC)]ACC.20333DVD、画面:カラー、16:9、NTSC、音声:PCM Stereo、Dolby Digital 5.1、DTS 5.1、言語:ラテン語、ロシア語、字幕:英独仏韓日、Region All、収録時間:94分08秒、輸入盤・日本語帯・解説付

 アメリカのカリスマ舞台監督ロバート・ウィルソン。斬新な内容ながらスローテンポで進む彼の芸術はペルトの音楽にぴったりとも申せましょう。この両者が夢のコラボを実現。アダムとイヴの話を音楽とパントマイムを中心に描きます。
 一見「アダム受難曲」なる新作かと思いますが、彼の代表作3篇『アダムの嘆き』(2011)、『タブラ・ラサ』(1977)、『ミゼレーレ』(1989)に、この企画のために書き下ろされた最新作『ゼクエンティア』を加え、光、空間、運動を持ちこんで、瞑想的な秘儀の世界を作り上げます。ペルトとロバート・ウィルソンというふたりの偉大な芸術家が相照らしながら、密度の濃いマルチメディア芸術を実現しています。ストレスの多い今日、ペルトの中世の世界へ誘われるような不思議感覚にひたるのは最高の癒し。
 
KKC 9142
(DVD)
\4000+税
ドキュメンタリー
 『失楽園〜アルヴォ・ペルト、ロバート・ウィルソン』
 監督:ギュンター・アッテルン
  [ACCENTUS MUSIC)]ACC.20321DVD、画面:カラー、16:9, NTSC、音声:PCM Stereo、Dolby Digital 5.1、DTS 5.1、字幕:英独仏韓日、Region All、収録時間:55分33秒、輸入盤・日本語帯・解説付

 失楽園〜旧約聖書「創世記」で蛇にそそのかされて禁断のリンゴを食べたため、エデンの園を追われたアダムとイヴ。これはペルトとロバート・ウィルソンが共同で「アダムの受難」を制作する過程をドイツの映像作家ギュンター・アッテルンが収録した作品。
 ペルトとエストニア、日本、ヴァチカンに追跡取材しています。驚くほど静謐な世界ながら、ペルトとウィルソンという偉大な個性が内面で激しく燃えるさまが感じ取れ興味津々。
















11/25(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


1001NOTES


1001NOTES 01
\2500
弦楽器のための舞曲
 ファリャ(1876-1946):バレエ「恋は魔術師」より 火祭りの踊り(*)
 ファリャ:オペラ「はかない人生」より スペイン舞曲第1番(*)
 フォーレ(1845-1924):夢のあとに(*)
 サン=サーンス(1835-1921):「動物の謝肉祭」より 白鳥(*)
 チャイコフスキー(1840-1893):感傷的なワルツ Op.51 No.6(*)
 パガニーニ(1782-1840):ロッシーニのオペラ「モーゼ」の主題による幻想曲(*)
 グラナドス(1867-1916):スペイン舞曲集 より オリエンタル,ビリャネスカ(+)
 アルベニス(1860-1909):タンゴ Op.165 No.2(+)
 ジャゾット(1910-1998):アルビノーニのアダージョ(+)
 ボッケリーニ(1743-1805):
  ギター五重奏曲 G.448 より グラーヴェ・アッサイ,ファンダンゴ(+)
 ソル(1778-1839):ソナタ「グラン・ソロ」Op.14
 ディオニシオ・アグアド(1784-1849):華麗なロンド Op.2 No.3
エマニュエル・ロスフェルデル(ギター)
ラファエル・マータ(ギター(*))
トリスタン・コルニュ(チェロ(+))
録音:データ記載なし 発売:2012年
 「師弟」シリーズ。
 エマニュエル・ロスフェルデル(1973年生まれ)は8歳でエクサンプロヴァンス音楽院に入学、14歳で金メダルを獲得し若年選抜グループの一員としてパリ音楽院でアレクサンドル・ラゴヤ(1929-1999)に師事したギター奏者。Loreley Productionレーベル等に録音があります。
 ラファエル・マータはロスフェルデルの教え子で録音当時12歳。トリスタン・コルニュ(1985年生まれ)はパリ音楽院でローラン・ピドゥーに、シュトゥットガルト音楽大学でジャン=ギアン・ケラスに師事したチェロ奏者。2012年以来2015年現在ブレーメン・ドイツ室内フィルハーモニー管弦楽団首席奏者およびフライブルク音楽大学教員。
 

1001NOTES 02
\2500
ハンガリーの思い出
 フランツ・ドップラー(1821-1883):
  ハンガリーの動機による2つのフルートとピアノのための小二重奏曲 Op.36(*/+)
 バルトーク(1881-1945)/ポール・アルマ編曲:
  フルートとピアノのためのハンガリー農民組曲(全14曲)(*)
 フランツ・ドップラー:フルートとピアノのためのハンガリー田園幻想曲(+)
 エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960):
  フルートとピアノのためのアリア Op.48 No.1(*)/ピアノのための狂詩曲ハ長調
 フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):
  フルートとピアノのための古いハンガリー舞曲(全4曲)(+)
 フランツ・ドップラー:
  2つのフルートとピアノのためのアンダンテとロンド Op.25(*/+)
ジュリエット・ユレル(フルート(*))
ジョゼフィーヌ・オレク(フルート(+))
セリム・マザリ(ピアノ)
録音:データ記載なし 発売:2012年
 「師弟」シリーズ。
 ジュリエット・ユレル(1970年生まれ)はパリ音楽院で学び、1998年以来2015年現在ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団ソリスト(首席奏者)を務めるフルートティスト。
 ジョゼフィーヌ・オレク(1994年生まれ)はユレルの教え子で2015年現在パリ音楽院在学中。セリム・マザリ(1992年生まれ)はブリジット・エンゲラーに師事したピアニスト。
 


1001NOTES 04
\2500→\2290
オクトゥオリッシモ
 オスバルド・ゴリホフ(1960-):最終ラウンド
  (2つの弦楽四重奏とコントラバスのための)(*/+/#)
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  弦楽四重奏のための2つの小品(*)
  弦楽八重奏曲のための2つの小品 Op.11(*/+)
 ピアソラ(1921-1922)/ホセ・ブラガート(1915-)編曲:
  タンゴ・バレエ(弦楽四重奏のための)(+)
 マーク・メリッツ(1966-):八重奏曲(*/+)
ドビュッシー弦楽四重奏団(*)
 クリストフ・コレット(第1ヴァイオリン)
 マルク・ヴィエユフォン(第2ヴァイオリン)
 ヴァンサン・ドプレック(ヴィオラ)
 ファブリス・ビアン(チェロ)
アラノア弦楽四重奏団(+)
 マリーナ・ブエレッチュ(第1ヴァイオリン)
 ローラ・プリュー(第2ヴァイオリン)
 オード・ファード(ヴィオラ)
 エマニュエル・バック(チェロ)
シモン・リュセ(コントラバス(#))
録音:データ記載なし 発売:2013年?
 「師弟」シリーズ。
 ドビュッシー弦楽四重奏団は1990年フランスのリヨンで結成。アラノア弦楽四重奏団は2009年フランスのバイヨンヌで女性奏者により結成。
 ドビュッシー弦楽四重奏団がアラノア弦楽四重奏団に注目し共演が実現しました。




ACADEMY PRODUCTIONS


アルタリンナ(Artalinna)レーベルと提携関係にあるレーベル。
レア盤!

AP 4131
\2600
エルネスト・レクオーナ(1895-1963):ピアノ作品集
  エルエスコリアルへ/夜の前奏曲
  アフロキューバ舞曲集
   真夜中のコンガ/ラ・コンパルサ/黒人の踊り/ルクミ族の踊り
   ニャニゴスの踊り/…そして黒人が踊っていた!
  19世紀の様式によるキューバ舞曲集 から
   最初の額のしわ/彼女と私/途切れた舞曲/カルデナスの女/古風に
   やっと会えた!
  4分の3拍子で
  アンダルシア(アンダルシア組曲)
   コルドバ/アンダルーサ/アルアンブラ/ヒタネリアス/グアダルキビル
   マラゲーニャ
マルコス・マドリガル(ピアノ)
録音:2014年7月24-25日、コルティチェッレ・デ・ピエーヴェ、ブレシア県、イタリア
 キューバの作曲家レクオーナの作品をキューバ出身のマルコス・マドリガルが演奏。
 マルコス・マドリガルは1984年ハバナに生まれ、キューバ芸術大学で学び、15歳でオーケストラをバックにコンサート・デビュー。2015年現在イタリア在住。
 
レア盤!

AP 4141
(2CD)
\4200
J・S・バッハ(1685-1750):平均律クラヴィーア曲集第1巻 BWV846-869 エリン・ヘイルズ(ピアノ)
録音:2014年3月28-29日、コモ湖国際ピアノ・アカデミー、ドンゴ、コモ県、イタリア
 エリン・ヘイルズはアメリカ合衆国アリゾナ州スコッツデールに生まれ、パーク大学(ミズーリ州)でスタニスラフ・ユデニッチに師事したピアニスト。録音時点でイタリアのコモ在住。
 
レア盤!

AP 4531
\2600
シューマン(1810-1856):
  アベッグ変奏曲 Op.1/蝶々 Op.2/
  幻想曲ハ長調 Op.17/暁の歌 Op.133
アレッサンドロ・デリャヴァン(ピアノ)
録音:2014年7月22-23日、コルティチェッレ・デ・ピエーヴェ、ブレシア県、イタリア
 アレッサンドロ・デリャヴァンはペルシャ人の父、イタリア人の母を持つイタリアのピアニスト。ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院卒業後、コモ湖国際ピアノ・アカデミーでウィリアム・グラント・ナボレに師事。2015年現在バーリ(イタリア)のニコロ・ピッチンニ音楽院およびロカルノ(スイス)のヴィヴァルディ・アカデミー・ピアノ科教授。
本体、外装とも規格品番表示がございません。ご了承ください。



 

CORRESPONDANCES COMPAGNIE


2010年、フランスのソプラノ歌手・脚本家・舞台演出家オリアンヌ・モレッティがパリに創設した同名の音楽プロダクションが立ち上げたレーベル。

CORCOM 2015/1
\2600
クララ・シューマン(1819-1896):歌曲&ピアノ曲集
  性格的小品集 Op.5 から 幽霊のバレエ(No.1)/ワルツ(*)
  6つの歌曲 Op.13 から 月は静かに昇って来る(No.4)(*)
  なぜ他の人にたずねるのか Op.12 No.11(*)
  音楽の夜会 Op.6 から バラード ニ短調(No.4)
  フリードリヒ・リュッケルトの3つの詩 Op.12 から
   あなたが美しさゆえに愛するのなら(No.4)(*)
  音楽の夜会 Op.6 から 夜想曲ヘ長調(No.2)
  3つのロマンス Op.21 から ト短調(No.3)
  ヘルマン・ロレットの「ユクンデ」からの6つの歌 Op.23 から(*)
   明るい朝に(No.2)/秘密の囁きがあちこちで(No.3)
  ロマンス イ短調/スケルツォ ハ短調 Op.14
  フリードリヒ・リュッケルトの3つの詩 Op.12 から 彼は来た(No.2)(*)
  ローベルト・シューマンの主題による変奏曲 Op.20
  6つの歌曲 Op.13 から 彼らは愛し合っていた(No.2)(*)/夕星(*)
  3つのロマンス Op.21 から イ短調(No.1)
  6つの歌曲 Op.13 から 私は暗い夢の中に立っていた(No.1)(*)
オリアンヌ・モレッティ(ソプラノ)
イリヤ・ラシコフスキー(ピアノ)
録音:2014年11月19-21日、オーディトリュム、ピニャ、コルシカ、フランス
 オリアンヌ・モレッティはコルシカ・ポーランド系のフランスのソプラノ。歌手のみならず脚本、演出もこなす舞台のマルチタレント。イリヤ・ラシコフスキーは1984年ロシアのイルクーツクに生まれたピアニスト。2012年、第8回浜松国際ピアノ・コンクール第1位。




LABEL INCONNU(ラベル・アンコニュ)


パリに本拠を置く現代音楽レーベル。2011年に発売を開始。
レア盤!

LI 12-1001
\2600
ティエリー・マルシュエル(1962-):バカロレア 2013&2014のための作品選集
  ダーク・ライク・ミー [Dark like me](*)
   Strange fruit / Brass spittoons - Puzzled / Afraid - Homesick blues
   Daybreak in Alabama / Dream variation
   パリ青年合唱団 クリス・ド・パリ室内合唱団
   ローランス・エキルベイ、ジョフロワ・ジュールダン(指揮)
  アマル・ヴァクティ [Amal Waqti]
   Huna... / Ayyuha ssajirun(a)! / Waqifuna huna... / La 'uhibbuka...
   Fanajinu qahwatina...
   ルーラ・サファール(ソプラノ) ジャン・テュベリー(コルネット[[ツィンク])
  煙 [Kemuri]
   Parties 1 a 8 / Parties 9 a 13 / Parties 14 a 16 / Partie 17 / Parties 18 a 21
   Parties 22 a 24
   ロワール聖歌隊 ジャック・ベルテロン(指揮)
  ルソン・ド・テネブル [Lecons de Tenebres]
   パスキエ弦楽三重奏団
  忘却に対する言葉 [Paroles contre l'oubli]
   Dans le miroir du temps... / J'avais une vie de reve... / Tapi dans l'obscurite...
   Egunero... / L'oubli... / Ces ames, nos ames... / Je veux oublier...
   Dans le fracas des souvenirs... / Jusqu'a ton nom... / Ez dut ahaztu...
   クリス・ド・パリ室内合唱団 ジョフロワ・ジュールダン(指揮)
録音:データ記載なし 音源提供:Naive(*)
 フランスの作曲家ティエリー・マルシュエルが国際的教育プログラム「バカロレア」のために書いた作品から選んで収録。
 ブックレットは付いておりません。
 
レア盤!

LI 13-0901
\2600
ドミニク・ルメートル(1953-):そして太陽は
  時の書 [Livre d'heure] (アルトフルート、ヴィオラとハープのための;1991)
  マントラ [Mantras] (ソプラノ、クラリネット、ハープとチェロのための;2008)
  そして太陽は [Et le soleil comme desir]
    (ヴァイオリン、チェロとピアノのための;2007)
  3つの明証の歌 [Trois chants de l'evidence]
    (メゾソプラノ、フルート、チェロとピアノのための;2011)
  花にもっと色を、波にもっと速さを
   [Aux fleurs plus de couleur plus de vitesse a l'onde]
    (フルート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための;1992)
  バビリム [Babilim] (声楽アンサンブルのための;2004)(*)
アトゥリエ・ミュジカル・ド・トゥーレーヌ(*以外)
アンサンブル・ヴィカール・XX.21(*)
アニェス・シャルル(指揮(*))
録音:データ記載なし
 フランスの作曲家ドミニク・ルメートルの室内楽作品集。




LARGHETTO MUSIC


映画音楽を中心とするレーベル。
レア盤!

LARGH 001
\2800→\2590
ロベルト・アラーニャとアンジェラ・ゲオルギューが歌う、
 映画音楽の巨匠ウラジミール・コスマのオペラ!

   ウラジミール・コスマ(1940-):オペラ「マリウスとファニー」(2007) 抜粋
ロベルト・アラーニャ(テノール:マリウス)
アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ:ファニー)
ジャン=フィリップ・ラフォン(バリトン:セザール)
マルク・バラール(バリトン:パニス)
ミシェル・ラグランジュ(ソプラノ:オノリーヌ)
アンサンブル・パレ・ロワイヤル合唱団
ジャン=フィリップ・サルコス(合唱指揮)
ロンドン交響楽団
ウラジミール・コスマ(指揮)
録音:時期の記載なし(2007年または2008年)、アビーロード・スタジオ、ロンドン、イギリス
 ウラジミール・コスマはルーマニアに生まれたフランスの作曲家。たいへん多くの映画・TV音楽を手掛けていることで知られています。
 「マリウスとファニー」はマルセル・パニョル(1895-1974)の戯曲「マリウス」と「ファニー」を基に、南フランスの港町マルセイユの若い船乗りと幼なじみの女性の悲恋を描いたオペラ。
 抜粋なのが少々残念ですが、2007年マルセイユ・オペラでの初演にも登場したアラーニャ&ゲオルギュー夫妻、作曲者自身の指揮という理想的なキャストでの録音です。
 ブックレットに歌詞・訳の記載はありませんが、解説とあらすじがフランス語と英語で記載されています。


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LUNA


イスラエルのピアニスト、エドナ・スターンの自主レーベル。


LN 1301
\2600→\2390
ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ第17番ニ短調「テンペスト」Op.31 No.2
  ピアノ・ソアナ第8番ハ短調「悲愴」Op.13
  ピアノ・ソアナ第26番変ホ長調「告別」Op.81a
  サリエリのオペラ「ファルスタッフ」の二重唱「まさにその通り」による10の変奏曲 WoO.73

エドナ・スターン(ピアノ)
録音:時期の記載なし、アンペリアル劇場、コンピエーニュ、フランス

 エドナ・スターン(ステルン)は1977年ベルギーのブリュッセルに生まれイスラエルで育ったピアニスト。テルアヴィヴ(イスラエル)のルービン音楽アカデミーで学んだ後、ブリュッセルでマルタ・アルゲリッチに、バーゼルでクリスティアン・ツィメルマンに、ボルチモア(アメリカ合衆国)でレオン・フライシャーに師事。2009年以来2015年現在イギリスの王立音楽カレッジ教員。
 


LN 1302
\2600→\2390
ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ第23番ヘ長調「熱情」Op.57
  ピアノ・ソアナ第19番ト短調「悲愴」Op.49 No.1
  ピアノ・ソアナ第1番ヘ短調 Op.2 No.1
  エリーゼのために イ短調 WoO.59
エドナ・スターン(ピアノ)
録音:時期の記載なし、アンペリアル劇場、コンピエーニュ、フランス



エドナ・スターン/注目の旧譜

AMBROISIE
AM 197
\2700
ショパン:作品集
 3つの新しいエチュードより
  (1)アンダンティーノ ヘ短調
  (2)アレグレット 変イ長調
  (3)アレグレット 変ニ長調
 (4)バラード第2番 ヘ長調 op.38
 (5)ピアノ・ソナタ第2 番 変ロ短調 op.35
 (6)ワルツ第5番 変イ長調 op.42
 (7)プレリュード 嬰ハ短調 op.45
 (8)ワルツ第12番 ヘ短調 op.70-2
 (9)バラード第3番 変イ長調 op.47
 (10)ワルツ第7番 嬰ハ短調 op.64-2
 (11)プレリュード第20番 ハ短調 op.28
エドナ・スターン(ピアノ/1842年プレイエル)

プレイエルのあたたかみのある音色で聴く 詩情豊かなショパンの世界

録音:2009年12月

 イスラエルのピアニスト、エドナ・ステルン(スターン)が、詩情豊かな音色のプレイエルで紡ぐ魅力のショパン作品集。
 半音階が多用されているプレリュード嬰ハ短調の夢のような美しさは見事です。
 ソナタ第1楽章のたっぷりとした歌わせ方はスターンのセンスとプレイエルの音色の完璧な調和の賜物です。


ZIGZAG
ZZT100901
\2600
これが、本当に現代ピアノ——?
モーツァルト(1756〜91):
 1) ピアノ協奏曲 第9番 変ホ長調 KV271「ジュノム」(1777)
 2) ピアノ協奏曲 第12番 イ長調 KV414(1783)
 3) ピアノ協奏曲 第14番 変ホ長調 KV449(1783)
エドナ・スターン(ピアノ)
アリー・ファン・ベーク指揮
オーヴェルニュ室内管弦楽団

 モーツァルトの音楽にぴったり寄り添う、当時の楽器さえ髣髴させる繊細・自在なタッチは、弾き手が腕利きのフォルテピアノ奏者だからこそ...!ラ・フォル・ジュルネ常連の俊英団体オーヴェルニュco.も精巧・爽快、これぞ新時代の名演。

  ヨーロッパの音楽シーンは、本当に奥が深くて変幻自在です——伝統にしっかりと根ざして脈々と深められ続けているものもあれば、続々と新機軸を打ち出してくるものごともある。常々驚かされっぱなしですが、そんなヨーロッパでも他のどの国にもまして新鮮なことが起こりやすいのが、フランスのクラシック音楽シーンではないでしょうか?
 現代音楽の最先端でスペクトル楽派などという「音楽」というものの根本を揺るがす音響芸術を開花させたのも、地方政府が古楽バンドに出資し、その地方の伝統と密接に結びついた、歴史遺産としての古楽を思いがけないフレッシュな演奏で聴かせてくれるのも、あるいは地元の伝統とはまったく関係なくとも、シャンゼリゼ劇場やグルノーブル歌劇場のような大舞台がヘレヴェッヘやマルゴワールといった指揮者に企画を任せ、ロマン派以降の音楽をどんどん古楽器演奏で“脱構造化”してきたのも、物事の停滞をきらうかのように(物事の本質を歪めずに)新鮮な息吹をどんどん取り込むフランス人たちならではの感性なのかもしれません。
 古楽路線...といえば、逆に現代楽器の演奏家たちも積極的にピリオド奏法を取り入れるようになった昨今、カリスマ指揮者の鶴の一声ではなく、演奏者ひとりひとりの個性・自発性の集成としてピリオド的なアプローチを具現化しているオーケストラもフランスには少なくありません。ラ・フォル・ジュルネで日本にもしばしば登場している、レ・シエクル室内管と少数精鋭・オーヴェルニュ室内管は、その二大巨頭と言っても過言ではないでしょう。
 前者は適宜古楽器を使いますが、オーヴェルニュ室内管は基本的に現代楽器だけを用いつつ、鋭角的にきびきびとコントラストの強い表現を打ち出し、古典派やバロックの造形美をあざやかに浮き彫りにする演奏を続けている名団体(5月の連休、東京フォーラムでその粋な響きを愉しまれた方も多いことでしょう)。しかしこのモーツァルト・アルバムが何より驚きなのは、徹頭徹尾現代楽器、つまりピアノも現代楽器もいいところのゴージャスな楽器を使っているのに、過度にロマンティックな喧しさとは無縁、フォルテが鳴りすぎることもピアノが感傷的すぎることも全くない、いかにも古典派的な音作りで迫ってくるところ...
 ペダルもちゃんと上手に使って鳴らすところは鳴らしているのに、基本的にタッチが繊細かつ1音1音、天才的なセンスでぴたりと無駄のない音量の音を探り当て続けているせいか、何だかモーツァルト時代の構造を残したフォルテピアノの演奏を聴いているような気になってくるんです!
 なぜか。
 それは演奏者が、自身フォルテピアノや時代ごとのヴィンテージピアノを的確に使い分けて名演を続けている才人エドナ・ステルンだから!
 Naive で1842 年製プレイエルによるショパン解釈を聴かせたのも記憶に新しいところ。

ORCHID
ORC100050
\2100
エドナ・スターン!
 Me-Su-Bach J.S.バッハ:パルティータ集

 1-6.パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825
  <前奏曲/アルマンド/クーラント/サラバンド/メヌエット I-II/ジーグ>/
 7-12.パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826
  <シンフォニア/アルマンド/クーラント/サラバンド/ロンド/カプリッチョ>/
 13-19.パルティータ 第6番 ホ短調 BWV830
  <トッカータ/アルマンド/クーラント/アリア/
   サラバンド/テンポ・ディ・ガボット/ジーグ>
エドナ・スターン(ピアノ)
録音 2014年10月 フランス コンピエーニュ帝国劇場

 クリスティアン・ツィメルマン、レオン・フライシャーなど著名なピアニストに師事し、その才能が高く評価されているピアニスト、エドナ・スターン。彼女はベルギーで生まれ、イスラエルで少女時代を送ります。
 6歳でピアノを始め、その後1996年から4年間ツィメルマンに師事、スイスのバーゼルに移ってからも数多くのピアニストの薫陶を受けています。
 2003年からはフォルテピアノの演奏も手掛けるようになり、J.S.バッハ(1685-1750)やC.P.E.バッハの作品から、ルチアーノ・ベリオの作品まで幅広いレパートリーを有することでも知られています。
 日本にも来日経験があり、何枚かのCDでも素晴らしい演奏を披露しています。このアルバムの演奏からも、彼女がどれほどバッハの作品を大切にしているかが理解できるのではないでしょうか?
 タイトルの「Me-Su-Bach」というのは、彼女によると一種の言葉遊びで、
  Me-私の個人的で重要な、そして主観的な要素を交えた解釈
  Su-イタリア語の前置詞「Su」は英語で「そのあたり」のような意味を持ち、一般的には「近いもの」
  Bach-これがメインテーマ
 こんな意味合いが込められているのだそうです。





 

SALAMANDRE


SALAMANDRE 601
\2600
ヴォルジャーク(1841-1904):
  交響詩「真昼の魔女」Op.108

   フランス語の朗読付き(*)/朗読なし/チェコ語の朗読付き(+)
   英語の朗読付き(*)
ヴァンサン・フィギュリ(朗読(*))
エヴァ・サンドルス(朗読(+))
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
イジー・ビェロフラーヴェク(指揮)
録音:1994年5月3-7日、ドヴォルジャーク・ホール、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ(管弦楽)
    2013年6月、パリ、フランス(朗読)
原盤、ライセンサー:Chandos(管弦楽)
 「真昼の魔女」はチェコの詩人カレル・ヤロミール・エルベン(1811-1870)がチェコの民話に基づいて書いた詩。昼食の準備に忙しい母親がぐずる息子に手を焼き、つい「おとなしくしないと魔女が来るよ」と脅してしまう。するとほんとうに魔女が現れ息子をさらおうとし、母親は必死に抵抗する。正午の鐘が鳴ると魔女は消えるが、帰宅した父親が見たのは気絶した母親と死んだ息子の姿だった、という話。
 ドヴォルジャークがこの話の進行に合わせて交響詩「真昼の魔女」を作曲していたことに気付いたフランスの音楽家兼俳優ヴァンサン・フィギュリは子供たちがこの作品を理解しやすくなるよう朗読版を作成しました。
 

SALAMANDRE 600
\2600
【未案内旧譜】
プロコフィエフ(1891-1953):音楽物語(組曲)「冬のかがり火」
  フランス語の朗読付き(*)/朗読なし/英語の朗読付き(*)
ヴァンサン・フィギュリ(朗読(*))
セゾン・リュス合唱団(児童合唱)
セゾン・リュス交響楽団
アンドレイ・チスチャコフ(指揮)
録音:1995年5月、モスクワ、ロシア(管弦楽)/データ記載なし(朗読)
原盤、ライセンサー:Le Chant du Monde(管弦楽)
 ロシアの作家・詩人サムイル・マルシャーク(1887-1964)に基づきプロコフィエフがロシア語の朗読、児童合唱と管弦楽のために書いた作品。
 当盤にはフランスの音楽家兼俳優ヴァンサン・フィギュリの翻訳・構成によるフランス語版と英語版、朗読抜きの版が収録されています。英語版は世界初録音。




STRADIVARIUS



STR 33937
\2400→\2190
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):
  12のヴァイオリン・ソナタ Op.4 Vol.2

   第4番ニ短調/第8番ニ短調/第2番ホ短調
   第5番イ短調/第9番ハ短調/第11番ロ短調
リアーナ・モスカ(ヴァイオリン)
アントニオ・モスカ(チェロ)
ルーカ・ピアンカ(アーチリュート)
ジョルジョ・パロヌッツィ(チェンバロ)
 ジェミニアーニはルッカに生まれ、アレッサンドロ・スカルラッティやアンルカンジェロ・コレッリに師事したイタリアのヴァイオリニスト・作曲家・音楽理論家。1714以降はロンドンやダブリンで活躍。音楽的にコレッリとヘンデルをつなく存在となりました。
 リアーナ・モスカは1998年以来イル・ジャルディーノ・アルモニコのメンバーを務めているチューリヒ生まれのヴァイオリニスト。長調のソナタ6曲を収録した Vol.1から3年半を経てようやく短調のソナタ6曲が登場、完結となりました。





【旧譜  第1弾】

STR 33853
\2400→\2190
フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):
  12のヴァイオリン・ソナタ Op.4 Vol.1

   第1番ニ長調/第7番イ長調/第3番ハ長調
   第6番ニ長調/第10番イ長調/第12番イ長調

リアーナ・モスカ(ヴァイオリン)
アントニオ・モスカ(チェロ)
ルーカ・ピアンカ(アーチリュート)
ジョルジョ・パロヌッツィ(チェンバロ)

録音:2010年6-8月、聖バルトロメオ教会、ノマーリオ、トリノ県、イタリア


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STR 37036
\2400
J・S・バッハ(1685-1750):
  ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第1番ト長調 BWV1027
  ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第2番ニ長調 BWV1028
  ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番ト短調 BWV1029
   (以上、チェロとギターによる)
セバスティアン・シンガー(チェロ)
アンドレ・フィッシャー(ギター)
 スイスのチェリストとギタリストによるバッハのソナタ。セバスティアン・シンガー(サンジェ)は2000年以来2015年現在スイス・ピアノ三重奏団のメンバー。
 オスカル・ギリア門下のアンドレ・フィッシャー(フィシェ)はチェロのセバスティアン・シンガー、テノールのラファエル・ファヴルとそれぞれデュオを組んで活動しています。


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BERLIN CLASSICS



BC 0300643
\2300→\2090
シャロン・カム(Cla) &イザベル・ファン・クーレン(Vln)
 ブラームス:クラリネット五重奏曲
 レーガー:クラリネット五重奏曲
シャロン・カム(Cla)
イザベル・ファン・クーレン(Vln)
ウルリケ=アニマ・マテ(Vln)
フォルケル・ヤコブセン(Vla)
グスタフ・リヴィニウス(Vc)
 1992年にミュンヘン・コンクール優勝、メジャー・レーベルで活躍したのち現在はBERLIN CLASSICSに録音を行っているクラリネット奏者シャロン・カム。
 今回はブラームスとレーガーのクラリネット五重奏曲という超本格派の大作をリリース。しかも現在ノリに乗っているイザベル・ファン・クーレンも擁しての豪華メンバー。



旧譜
カムは3年前にこのアルバムを出したばかりだった
仏HM
HMC 902152
\2700
エルサレムQ&シャロン・カム
 ブラームス:
  弦楽四重奏曲第2番イ短調Op.51-2
  クラリネット五重奏ロ短調Op.115
エルサレム四重奏団
シャロン・カム(Cl)
 
 録音:2012 年6 月ベルリン

 若き実力派カルテット、エルサレム四重奏団とシャロン・カムによるブラームス。
 クラリネット五重奏曲には、イスラエル出身の天才女流クラリネット奏者シャロン・カムが登場。
 ブラームスが名クラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルトのために書いた傑作クラリネット五重奏曲。弦楽器とクラリネットの響きが溶け合う、なんとも美しい作品です。エルサレム四重奏団は、卓越した演奏技術はもちろんのこと、音楽に寄り添った表現に徹した真摯な演奏。そしてシャロン・カムの伸びやかな歌い方、洗練された音色が音楽に深みを与えています。
 またベートーヴェンの影響が強く感じられる弦楽四重奏曲ですが、重厚さと切々とした旋律線がブラームスらしい曲。エルサレム四重奏団は、完璧なテクニックと強固なアンサンブルで気合の入った演奏を聴かせてくれます。




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BC 0300699
\2300
クリスティーヌ・ド・ピザン(1365頃〜1430):シャンソンとバラード
 Jeux a vendre、Ma dame secours、Amoureux oeil、
 Je vois jouer、Dieux est s'ainsi me dure、
 Mon bel ami, je voy trop bien、A Dieu, mon ami、
 Mon chevalier, mon gracieux servant、
 Dueil engoisseus、Amours, escoute ma complainte、
 Ovide dit、Dieux! on se plaint、Mon ami, ne plourez plus、
 Ditie de Jehanne d'Arc、L'amant et la dame、Seulette suy
VocaMe
 

BC 0300687
\2300
クリスマスのための作品集 ルターからバッハへ
 マルティン・ルター:コラール「高き天より我は来たれり」/
 ハンス・レーオ・ハスラー:マリアは天使に言った/
 クリストフ・ベルンハルト:恐れることはない/
 ニコラウス・ブルーンス:我が心定まれり/
 J.S.バッハ:まぶねのかたえに/
 ヨハン・ヴァレンティン・メーダー:神を喜びたたえよ
アンネクレット・シーデル指揮、
ザルツブルク・ベラルテ
マリー・ルイーゼ・ヴェルネブルク(Sop)
クラウス・メルテンス(Br)
 

BC 0300705
(25CD)
\8600
ギュトラー・エディション 2 ルートヴィヒ・ギュトラー
ヴィルトゥオージ・サクソニア
 ルートヴィヒ・ギュトラーとヴィルトゥオージ・サクソニアによるベルリンクラシックスで録音された演奏集です。トランペット協奏曲やバロックの音楽をまとめています。




<メジャー・レーベル>

イタリア・ユニバーサル

 日本国内ではあまり流通していないイタリア直輸入アイテム。

レア盤!

4812008
[Decca]
\3500
シューマン(1810-1856):
  ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.63
  ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調 Op.80
メタモルフォージ三重奏団
 マウロ・ログエリコ(ヴァイオリン)
 フランチェスコ・ペピチェッリ(チェロ)
 アンジェロ・ペピチェッリ(ピアノ)
 2005年にログエリコとペピチェッリ兄弟により結成されたモディリアーニ三重奏団が2015年、メタモルフォージ三重奏団に改称しました。
 
レア盤!

4812042
[Deutsche Grammophon]
\3500
ダヴィデ・フォルミザーノ ポートレート
 ポール・タファネル(1844-1908):アルベール・トマの「ミニョン」による大幻想曲
 アルベール・ルーセル(1869-1937):笛吹きたち Op.27
 フィリップ・ゴーベール(1879-1941):夜想曲とアレグロ・スケルツァンド
 サン=サーンス(1835-1921):ロマンス Op.37
 アンリ・デュティユー(1916-2013):フルート・ソナタ
 ドビュッシー(1862-1918):牧神の午後への前奏曲 L.86
 オリヴィエ・メシアン(1908-1992):黒つぐみ(1951)
 サラサーテ(1844-1908):カルメン幻想曲 Op.25
ダヴィデ・フォルミザーノ(フルート)
フィリップ・モル(ピアノ)
 ダヴィデ・フォルミザーノは1974年イタリアのミラノに生まれ、シュトゥットガルト音楽大学でブルーノ・カヴァッロとジャン=クロード・ジェラールに、バーゼルでオーレル・ニコレに師事。1993年ジャン=ピエール・ランパル国際フルート・コンクール(パリ)審査員特別賞。1994年ブダペスト国際音楽コンクール第1位。1995年ミュンヘン国際音楽コンクール第2位(1位無し)。
 1997年から2012年までミラノ・スカラ座管弦楽団およびフィルハーモニー管弦楽団首席奏者。2007年以来2015年現在シュトゥットガルト音楽大学フルート科教授。
 
レア盤!

4812085
[Universal Classics & Jazz]
\3500
ブラームス(1833-1897):
  4つのバラード Op.10
  パガニーニの主題による変奏曲 Op.35
  8つの小品 Op.76
オラーフ・ジョン・ラネリ(ピアノ)
 オラーフ・ジョン・ラネリはシチリア島に生まれヴェローナ音楽院、イーモラ・ピアノ・アカデミーで学んだスウェーデン系イタリアのピアニスト。
 1998年第50回ブゾーニ国際ピアノ・コンクール第2位(1位無し)。
 
レア盤!

4812102
[Decca]
\3500
J・S・バッハ(1685-1750):音楽の捧げもの BWV1079 ラミン・バーラミ(ピアノ)
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団員
アンドレア・オリーヴァ(フルート)
カルロ・パラッツォーリ、
アルベルト・ミーナ(ヴァイオリン)
ガブリエーレ・ジェミニアーニ、
カルロ・オノーリ(チェロ)
 ラミン・バーラミは1976年イランのテレラン生まれのピアニスト。裕福な家庭に生まれながら1979年のイラン革命により父親は投獄され(1991年に刑務所で死亡)、本人は11歳の時にヨーロッパへの移住を余儀なくされました。
 在テヘラン・イタリア大使館のはからいで奨学金を得てミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院、イーモラ国際ピアノ・アカデミー、シュトゥットガルト音楽大学で学びました。
 幼時よりバッハに興味を持っていたラミン・バーラミはすでにバッハの多くの作品を録音しています。
 
レア盤!

4812221
[Decca]
\3500
メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノ四手連弾&2台のピアノのための作品全集
  2台のピアノのためのソナタ ニ長調 MWV.S1(1820)
  2台のピアノのためのソナタ断章ト短調 MWV.S2(1820)
  ピアノ四手連弾のための幻想曲ニ短調 MWV.T1(1824)
  ピアノ四手連弾のためのデュエット Op.92 MWV.T4(1841)
  ピアノ四手連弾のための
   アンダンテと変奏曲変ロ長調 Op.83a MWV.U159(1844)
  真夏の夜の夢(作曲者編曲による2台のピアノのための版)MWV.M13(1844)
   序曲/スケルツォ/間奏曲/夜想曲/結婚行進曲
ロベルト・プロッセダ、
アレッサンドラ・アンマラ(ピアノ)
 メンデルスゾーンのピアノを含む作品の録音に情熱を燃やすロベルト・プロッセダが今回はピアノ・デュオに取り組みました。
 アレッサンドラ・アンマラは1972年イタリアのフィレンツェに生まれたピアニストでプロッセダ夫人。夫妻は1999年からデュオを組んでいましたが、アレッサンドラが子育てのため一時演奏活動休止を経て2013年に復帰、当録音に臨みました。
 
レア盤!

4812298
[Deutsche Grammophon]
\3500
リストを読んで
 リスト(1811-1886):ピアノ作品集
  「巡礼の年 第1年 スイス」S.160 から 泉のほとりで
  「巡礼の年 第3年」S.163 から エステ荘の噴水
  「2つの伝説」から 波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ
  「巡礼の年 第2年 イタリア」S.162 から ダンテを読んで
  スペイン狂詩曲 S.254/ベルリオーズの「ファウストの劫罰」より 妖精の踊り S.475
  ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」より イゾルデの愛の死 S.447
  ベッリーニの「ノルマ」の回想 S.394
ジュゼッペ・アルバネーゼ(ピアノ)
 ジュゼッペ・アルバネーゼは1979年イタリアのレッジョ・カラブリアに生まれ、ペーザロのG・ロッシーニ音楽院、イーモラ国際ピアノ・アカデミーで学んだピアニスト。
 1997年ヴェネツィア賞国内コンクール1等、2002年フェルッチョ・ブゾーニ国際ピアノ・コンクール最優秀現代作品演奏特別賞、2003年ヴァンドーム賞国際ピアノ・コンクール第1位。
 
レア盤!

4812302
[Deutsche Grammophon]
\3500
ベートーヴェン(1770-1827):
  ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30 No.1
  ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30 No.2
  ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
フランチェスカ・デーゴ(ヴァイオリン)
フランチェスカ・レオナルディ(ピアノ)
 フランチェスカ・デーゴとフランチェスカ・レオナルディによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲録音完結編。
 フランチェスカ・デーゴ(1989年生まれ)はサルヴァトーレ・アッカルド他に師事し、シュロモ・ミンツと出会い大きな影響を受けたイタリアのヴァイオリン奏者。
 フランチェスカ・レオナルディはロジャー・ヴィニョールズ他に師事したイタリアのピアニスト。


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SONY

限定盤

8887512801-9
(CD+3DVD)
\9000→\8490
ヨナス・カウフマン/誰も寝てはならぬ〜スペシャル・ギフト・エディション

【CD】
 2015/9/11発売『Nessun Dorma - The Puccini Album (Deluxe)』(8887509248- 2)より
 1 歌劇「マノン・レスコー」より「なんと素晴らしい美人」
 2歌劇「マノン・レスコー」より「ああ、私が一番きれいなのね〜あなたなの、あなたなの、愛する人」
 3 歌劇「マノン・レスコー」より「ああマノン、またしてもお前は」
 4 歌劇「マノン・レスコー」より「急げ、整列!〜そうさ僕は狂っているさ」
 5 歌劇「妖精ヴィッリ」より「ここがあの家・・・苦しい僕のこの思いを」
 6 歌劇「エドガール」より 「大狂宴だ!」
 7 歌劇「ボエーム」より 「愛らしい乙女よ」
 8 歌劇「トスカ」より 「妙なる調和」
 9 歌劇「蝶々夫人」より 「愛の家よ、さようなら」
 10 歌劇『西部の娘』より「あれから6カ月たった」
 11 歌劇『西部の娘』より「やがて来る自由の日」
 12 歌劇「つばめ」より 「パリ!それは欲望の町」
 13 歌劇「外套」より 「お前の言うとおりだ」
 14 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より 「フィレンツェは花咲く木のような」
 15 歌劇「トゥーランドット」より 「泣くな、リュー」
 16 歌劇「トゥーランドット」より「だれも寝てはならぬ」
  《録音》2014年9月14日〜21日、ローマ、聖チェチーリア・ホール
ヨナス・カウフマン(テノール) /
クリスティーネ・オポライス(ソプラノ) /
マッシモ・シメオーリ(バリトン) /
アントニオ・ピロッツィ(バス) /
ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団・合唱団
指揮:アントニオ・パッパーノ
【DVD1】
 2015/9/11発売『Nessun Dorma - The Puccini Album (Deluxe)』(8887509248- 2)より
  カウフマンのインタビューや録音風景を収めた映像のほか、
 「マノン・レスコー」
  (アントニオ・パッパーノ指揮、
   ジョナサン・ケント演出、コヴェント・ガーデン王立歌劇場公演)、
 「西部の娘」
  (フランツ・ウェルザー=メスト指揮、
  マルコ・アルトゥーロ・マレッリ演出、ウィーン国立歌劇場公演)からのハイライト映像を収録
【DVD2】
 2015/10/9発売『Puccini: Manon Lescaut (DVD)』(8887510519- 9)
 プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』(全曲)
 ,《収録》2014年6月, コヴェント・ガーデン王立歌劇場でのライヴ
クリスティーネ・オポライス(ソプラノ/マノン・レスコー),
ヨナス・カウフマン(テノール/デ・グリュー),
クリストファー・モルトマン(バリトン/マノン・レスコーの兄),
マウリツィオ・ムラーロ(バス/ジェロンテ・デ・ラヴォワール),
ベンジャミン・ヒューレット(テノール/エドモント)、他、
アントニオ・パッパーノ(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
《演出》ジョナサン・ケント,
《美術》ポール・ブラウン,
《照明》マーク・ヘンダーソン
【DVD3】
 2015/11/27発売『Puccini: La Fanciulla del West (DVD)』(8887506406- 9)
 プッチーニ:歌劇『西部の娘』(全曲)
 《収録》2013年10月30日〜11月5日、ウィーン国立歌劇場でのライヴ
 《映像監督》フェリックス・ブラザック
ニーナ・シュテンメ(ソプラノ/ミニー),
ヨナス・カウフマン(テノール/ディック・ジョンソン(ラメレス)),
トーマシュ・コニーチュニー(バリトン/ジャック・ランス),
ノルベルト・エルンスト(テノール/ニック),
パオロ・ルメツ(バス/アシュビー),
ボアス・ダニエル(バリトン/ソノーラ), 他,
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
《演出・装置・照明》
マルコ・アルトゥーロ・マレッリ、
《衣裳》ダグマール・ニーフィンド
スペシャル・ギフト・エディション誰もが待ち望んだ、
 カウフマンによるプッチーニ・アルバムの決定版!
  「誰も寝てはならぬ」のCD、そして「マノン・レスコー」「西部の娘」のDVDを豪華BOXに収納したスペシャル・ギフト・エディション。
  こちらの商品は、過去に発売された以下3タイトルをBOXに収録したものです。
  2015/9/11発売『Nessun Dorma - The Puccini Album (Deluxe)』(8887509248-
  2)2015/10/9発売『Puccini: Manon Lescaut (DVD)』(8887510519- 9)
  2015/11/27発売『Puccini: La Fanciulla del West (DVD)』(8887506406- 9)
 


8887516906-2
\2700→\2490
エイミー・ディクソン / アイランド・ソングズ
 1) ピーター・スカルソープ(1929-2014):「アイランド・ソングズ」,
 2) ブレット・ディーン(1961-):「シドゥーリ・ダンス」
 3) ロス・エドワーズ(1943-):「フル・ムーン・ダンス」
  (アルト・サクソフォンのための協奏曲)
エイミー・ディクソン(サクソフォン),
シドニー交響楽団
ベンジャミン・ノーシー(指揮:1&2)、
ミゲル・ハース=ベドーヤ(指揮:3),  
 オーストリラリア出身のサクソフォン奏者、エイミー・ディックソンによる新録音は、シドニー交響楽団との共演で、ブレット・ディーン、ロス・エドワーズ、ピーター・スカルソープという、現代オーストラリアを代表する3人の作曲家による、サクソフォンのための協奏的作品を収録しています。
 これらはすべてエイミー・ディクソンのために書かれた作品でもあります。スカルソープの「島の歌」は、オーストラリエ北部の民謡に基づき、先住民族とその祖先が生まれた島、そして愛についての歌をテーマにした「故郷の歌」と、気候変動による悲劇、そして安定した世界への希望が含まれた叙情的な「嘆きと憧れ」との2つの楽章から構成されています。ディーンの「シドゥーリ・ダンス」は、ギルガメシュ叙事詩によって触発されたもので、島の歌と踊りを連想させてくれます。エドワーズの「フル・ムーン・ダンス」は、満月の夜に集まった小鳥のさえずり、先住民族の歌と楽器が模倣され、音の万華鏡を作成しています。
 エイミーの生まれたオーストラリアの音楽を、見事に表現したアルバムです。エイミー・ディクソンは7歳よりサックスを始め、16歳でデビュー。17歳でシドニー交響楽団と共演。18歳からロンドン、アムステルダムで学び、様々なコンクールで優勝。現在ヨーロッパを中心として独奏者として活躍。また、フィリップ・グラスのヴァイオリン協奏曲をサクソフォン用にアレンジして初演・録音するなど、サクソフォンのレパートリーの拡大にも熱心に取り組んでいます。
 クラシックの名曲だけでなく、現代音楽、そしてこのアルバムに収録されたようなポピュラー作品から、サクソフォン奏者のための定番まで幅広く網羅しており、世界各国で高い評価を得ており「Classic Brit Award」受賞。また2014年発売の「A Summer Place」のジャズ・スタンダード名曲集は、第57回グラミー賞ノミネートもされました。
 《録音》2015年、シドニー・オペラ・ハウス(デジタル:ライヴ)
 


8887512712-2
\2700→\2490
ハワード・グリフィス/アントニン&パウル・ヴラニツキー:協奏曲と交響曲
 1) アントニン・ヴラニツキー:ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.11,
 2) パウル・ヴラニツキー:交響曲ニ長調Op.16-3,
 3)パウル・ヴラニツキー:チェロ協奏曲ハ長調Op.27,《演奏》
ヴェリコ・チュンブリーゼ(ヴァイオリン),
キアラ・エンデルレ(チェロ),
ハワード・グリフィス(指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団
 ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンが敬愛したヴラニツキー兄弟の珍しいオーケストラ作品を収めたアルバムの登場です。
 パウル(パヴェル)・ヴラニツキー(1756-1808)は、チェコ出身で、ヨーゼフ・マルティン・クラウスに師事。古典派音楽の作曲家・ヴァイオリニスト・オルガニストとしてウィーンで活躍しました。
 モーツァルトと同年生まれの親友としても知られ、モーツァルトも彼のことを高く評価しており、モーツァルトを初め多くの人から尊敬を集めた指揮者でもあったため、ベートーヴェンは「交響曲第1番」、ハイドンはオラトリオ「四季」の初演を依頼しています。またフリーメーソンのメンバーでもあったと言われています。数多くのオペラ、バレエ曲、交響曲、協奏曲、室内楽などを作曲しました。
 また弟のアントニン・ヴラニツキー(1761-1820)は、モーツァルト、ハイドン、アルブレヒツベルガーに師事したといわれており、作曲家、ヴァイオリニストでこちらもウィーンで活躍しました。二人とも当時ウィーンで人気を博した作曲家でもあり、他の作曲家が彼らの曲の主題を用いた変奏曲も多く作られました。指揮者のハワード・グリフィスは知られざる古典派の音楽の研究家でもあり、数多くの作品の復活再演を手掛けています。また若手アーティストを支援しており、ここでも2人の新鋭ソリストを起用し演奏を行っています。
 トルコ生まれのヴァイオリニスト、ヴェルコ・チュンブリーゼはウィーンでドーラ・シュヴァルツェンベルクに学び、現在はミュンヘン音楽大学でチュマチェンコに師事して研鑽を積む逸材。2012年にはスイスのモントルー/ヴヴェイで行なわれた「若い演奏家のための国際チャイコフスキー・コンクール」で優勝、2013年にはヴェルビエで行なわれた小澤征爾のアカデミーにも参加しています。楽器は1540年製のアマティ。
 チェロのキアラ・エンデルエは2013年にシューマンの協奏曲でチューリヒ・トーンハレ管弦楽団へのデビューを飾り、同年、ルトスワフスキ・チェロ・コンクールで優勝し、ロンドンのピエール・フルニエ賞を受賞しています。
 《録音》2015年10月, ドイツ、プラネック、クップファーハウス(デジタル:セッション)






RCA



8887512070-2
(6CD)
\4000→\3690

モートン・グールド/
 シカゴ交響楽団とのコンプリートRCAレコーディングズ

【Disc1】
 モートン・グールド:『管弦楽のためのスピリチュアルス』,
 コープランド:『舞踏交響曲』
  [録音:1965年2月, 原盤番号:LSC-2850]/
【Disc2】
 アイヴズ:
  『「アメリカ」の主題による変奏曲』
  『交響曲第1番ニ短調』
   [録音:1966年1月, 1965年11月, 原盤番号:LSC-2893]/
【Disc3】
 チャイコフスキー:
  『「眠れる森の美女」〜ワルツ』
  『「弦楽セレナーデ」〜ワルツ』
  『「くるみ割り人形」〜花のワルツ, 終幕のワルツとアポテオーズ』
  『「白鳥の湖」〜ワルツ, 小品円舞曲, 白鳥のワルツ』
  『「交響曲第5番ホ短調」〜第3楽章:ワルツ』
  『歌劇「エフゲニー・オネーギン」〜ワルツ』
  [録音:1965年11月, 1966年1月, 原盤番号:LSC-2890]/
【Disc4】
 ニールセン:
  『クラリネット協奏曲Op.57』『交響曲第2番「四つの気質」Op.16』〜
   ベニー・グッドマン(クラリネット)
    [録音:1966年6月, 原盤番号:LSC-2920]/
【Disc5】
 アイヴズ:
  『交響曲第2番』『コネチカット州レディングのパットナム将軍の野営地』
  『ロバート・ブラウニング序曲』
   [録音:1967年2月, 原盤番号:LSC-2959]/
【Disc6】
 R=コルサコフ:『交響曲第2番「アンタール」Op.9』,
 ミャスコフスキー:『交響曲第21番嬰ヘ短調Op.51』
   [録音:1968年1月, 原盤番号:LSC-3022]/
モートン・グールド(指揮)
シカゴ交響楽団
 2016年のモートン・グールド(1913-1996)の没後20年に合わせ、グールドが1965年から1968年にかけてシカゴ交響楽団を指揮してRCAに残した6枚分のLPを紙ジャケットでCD化したボックス・セットが登場します。
 モートン・グールドは「20世紀の音楽の巨人」ともいうべき、最も才能に溢れた音楽家の一人で、ピューリッツアー賞を受賞した作曲家、グラミー賞に輝いた指揮者、優れた編曲家、そして天才的なピアニストとして、クラシックとポピュラーの両分野で大きな足跡を残しました。
 ニューヨーク州に生まれ、最初の作品を出版したのが6歳といわれる、10歳を超えたころからストコフスキーやトスカニーニがその作品を取り上げる神童でした。作曲活動も幅広く、クラシック音楽のみならず、映画やラジオ、TV、ブロードウェイやバレエのために様々な作品を残しています。
 指揮者としても長じていたグールドは全米のメジャー・オーケストラのみならず、カナダ、メキシコ、ヨーロッパ、オーストリア、日本で指揮活動を行ないました、シカゴ交響楽団を初めて指揮したのはライナー時代の1955年のことで、ラヴィニア音楽祭への客演でした。
 次のマルティノンの時代になると、RCAは録音契約を音楽監督のマルティノンのほか、グールドと小澤征爾に振り分けて、積極的な録音を行ないました。
 グールドがシカゴ交響楽団と残した6枚の録音は、自作曲のほか、盟友コープランドの「舞踏交響曲」、アイヴズの交響曲第1番の世界初録音(1966年のグラミー賞受賞)、交響曲第2番やオーケストラ曲のほか、ニールセンの交響曲第2番「4つの気質」とクラリネット協奏曲(何とベニー・グッドマンがクラリネット)、チャイコフスキーのワルツ集、R=コルサコフ「アンタール」とミヤスコフフキーの交響曲第21番と幅広い色彩的なレパートリーが含まれているのが特徴です。
 今回は全曲が新しくオリジナル・アナログ・マスターからリミックス&リマスターが行なわれており、オールカラーの別冊解説書には、詳細なレコーディング・データのほか、珍しい写真も掲載されています。
 6枚のディスクはオリジナルLPデザインの紙ジャケットに封入され、レーベルも当時のLPデザインを踏襲し、厚紙製のクラムシェルボックスに収納されています。


<国内盤> 


カメラータ・トウキョウ

CMBD-80009
(Blu−rayオーディオ)
\3333+税
高橋アキ プレイズ エリック・サティ-2
E.サティ:
 ノクチュルヌ
  第1番/第2番/第3番/第4番/第5番/
  第6番(復元:ロバート・オーリッジ)
 嫌らしい気取り屋の3つの高雅なワルツ
  I. かれの容姿/II. かれの鼻眼鏡/III. かれの脚
 世紀ごとの時間と瞬間の時間
  I. 有害な邪魔物/II. (真昼の)朝の黄
 たそがれ
  昏/III. 花崗岩的な狂乱
 自動記述法
  I. 船について/II. ランプについて/III. 兜について
 最後から2番目の思想
  I. 田園相聞歌/II. 朝の歌/III. 瞑想
 あらゆる意味にでっちあげられた数章
  I. おしゃべり女/II. 大石を運ぶ男/III. 囚われ人の嘆き
 古い金貨と古い甲冑
  I. 黄金を商う商人の家で:13世紀のヴェニス/
  II. 甲冑の踊り:ギリシャ時代
  III. キムブリ族の敗退:悪夢
 でぶっちょ木製人形へのスケッチとからかい
  I. トルコふうチロル山歌/
  II. 痩やせた踊り:あの諸氏のやり方で/
  III. エスパニャーニャl
 乾からびた胎児
  I. ナマコの胎児/II. 甲殼類の胎児/III. 柄眼類の胎児
 官僚的なソナチネ
 スポーツと気晴らし
 [序]食欲をそそらないコラール/I. ブランコ/II. 狩/
 III. イタリア喜劇/IV. 花嫁の目覚め
 V. 目かくし鬼/VI. 魚釣り/VII. ヨット遊び/
 VIII. 海水浴/IX. カーニバル/X. ゴルフ
 XI. 蛸/XII. 競馬/XIII. 陣とり遊び/XIV. ピクニック/
 XV. ウォーター・シュート/XVI. タンゴ
 XVII. そり/VIII. いちゃつき/XIX. 花火/XX. テニス
高橋アキ(ピアノ)
 高い評価を得て進行中の高橋アキによるエリック・サティのピアノ作品録音プロジェクト第2弾。
 今回のアルバムには、サティの1913年から19年までの作品群を収めました。豊かな響きを持つイタリアの録音会場にピアノの銘器ファツィオーリを持ち込んで臨んだ最新レコーディングは、サティ演奏の第一人者・高橋アキの名演奏が最良の形で収録されており、ハイレゾのブルーレイが、その全貌を再現します。
  ブックレットには、サティ研究でも名高い秋山邦晴による曲目解説を再編し、掲載しています。録音:2015年5月/イタリア
 24bit/192kHz . Linear PCM . 2ch STEREO
 24bit/96kHz. Linear PCM . 2ch STEREO
 

CMCD-28323
\2800+税
豪華演奏陣!!
 新実徳英:弦楽四重奏曲第2番〈アスラ〉─室内楽作品集

  新実徳英:
   弦楽四重奏曲第2番「アスラ」(2011)
   ピアノ三重奏曲「ルクス・ソレムニス」(2008)
   ソナタ〜チェロとピアノのために(2010)
クヮトロ・ピアチェーリ
大谷康子(第1ヴァイオリン)
齋藤真知亜(第2ヴァイオリン)
百武由紀(ヴィオラ)/
苅田雅治(チェロ)
大谷康子(ヴァイオリン)
苅田雅治(チェロ)
若林顕(ピアノ)
 20011年3月11日、私はTVが伝える映像を見ながら『弦楽四重奏曲第2番』を書き続けた。
 恐怖・怒り・悲しみ、祈り、それらの全てが折り重なって曲に入り込んだ。音楽に何ができるのか、苦難に立ち向かえるのか、生きる希望を歌えるのか、そのような想いの中で「修羅の如く書き続ける」という言葉と出会った。私もまたそのようにあろう!
  副題はAsura=阿修羅となった。 新実徳英

●新実徳英(作曲)
 1947年名古屋生まれ。東京大学工学部卒業。東京芸術大学作曲科卒業。同大学院修了。1977年ジュネーヴ国際バレエ音楽作曲コンクールにて史上二人目のグランプリ並びにジュネーヴ市賞を受賞。1982年文化庁舞台芸術創作奨励賞並びに特別賞を受賞。1983年ジュネーヴ国際バレエ音楽作曲コンクールの審査委員を務める。1984年度文化庁芸術祭優秀賞受賞。IMCに入選。2000年第18回中島健蔵音楽賞受賞。2003年別宮賞受賞。2004年『風神・雷神』のCDが文化庁芸術祭大賞を受賞。2005年万博記念オペラ『白鳥』が名古屋において世界初演され、この公演に佐川吉男音楽賞が授与される。
 2006年オーケストラ・アンサンブル金沢のコンポーザー・イン・レジデンスに就任し、「協奏的交響曲〜エラン・ヴィタール〜」を世界初演し、第55回尾高賞を受賞。管弦楽作品の多くは、国内ではNHK交響楽団を初め主要なオーケストラ、海外でもスイス・ロマンド、オランダ放送、BBCスコティッシュ、フランス国立放送、べルリン、ニュルンベルク等のオーケストラにより演奏され、それぞれ高い評価を得ている。 声楽曲、合唱曲も多数。なかでも「白いうた 青いうた」は合唱、重唱、独唱など様々な形で広く歌われている。 CDはカメラータ・トウキョウから多数発売中。他社レーベルからは『協奏的交響曲「エラン・ヴィタール」』『創造神の眼』『風を聴く』『こどものためのピアノ曲集「風のプレリュード」』、『白いうた 青いうた』等が発売されている。
 著書は『風を聴く 音を聴く』『うたの不思議─白いうた 青いうたの秘密』『新実徳英の作曲入門』(いずれも音楽之友社刊)、『合唱っていいな!』(洪水企画刊)など。
 現在、東京音楽大学客員教授。




LIVE NOTES


WWCC-7794
 \2500十税
esprit
 シュニトケ:古典スタイルによる組曲
 ストラヴィンスキー:ロシアの歌
 シャミナード:スペイン・セレナーデ作品105
 プーランク:ヴァイオリン・ソナタ作品119/
 レスピーギ:セレナータ、子守歌
 サティ:右と左に見えるもの、眼鏡なしで/
 ミヨー:春
 メシアン:主題と変奏
 タイユフェール:ロマンス、森でひとりぼっち、牧歌
森下幸路(Vn)
川畑陽子(P)
 独特の美音と溢れるセンスで聴衆を魅了する森下幸路の第2弾!
 ロシアからヨーロッパ、19世紀から20世紀にまたがる作曲家たちのレアな曲の数々を川畑陽子のピアノと共に、見事に奏でるファン垂涎のアルバム。
 


WWCC-7795
\2700+税
チェロ・リサイタル・シリーズ第8弾
 ベートーヴェン:「魔笛」の主題による7つの変奏曲 Wo0.16
 ブリテン:チェロ・ソナタ ハ長調 op.65
 ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 op.40
 アンコール:
  ショスタコーヴィチ:モデラート、からくり人形
山崎伸子
小菅優
山崎伸子チェロ・リサイタル・シリーズ第8弾!
かつてロストロポーヴィツチと作曲者(ブリテン、ショスタコーヴィチ)との協演
で話題になった大作2曲を含む津田ホールに於けるライヴ録音盤。
3年ぶりに小菅優を迎えた協演は、デュオの対話の喜びと興奮に溢れている。

<映像>

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SONY(映像)



88875 130259
(Blu-ray)
\4200→\3790

11/13(金)掲載済み、詳細判明に付き再掲載

ヨナス・カウフマン/プッチーニの夕べ
 ミラノ・スカラ座2015年6月14日、ソロ・リサイタル映像

 プッチーニ:
  『交響的前奏曲』,
  歌劇『妖精ヴィッリ』より
   「ここがあの家」「妖精の踊り」,
  歌劇『エドガール』より
   「快楽の宴よ!ガラスのような目をしたキメラよ!」「第3幕への前奏曲」,
  歌劇『マノン・レスコー』より
   「僕は今まで、このように美しい乙女を見たことがない」
   「間奏曲」「早く、一列に並べ!〜傍へ寄るな!」,
  歌劇『トスカ』より「第3幕への前奏曲」,
  歌劇『蝶々夫人』より「間奏曲」,
  歌劇『西部の娘』より「一言だけ!〜父が死んでもう6カ月になる」
  歌劇『修道女アンジェリカ』より「間奏曲」,
  歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」,
 アンコール:
  歌劇『トスカ』より「妙なる調和」,
  歌劇『西部の娘』より「やがてくる自由の日」,
  レフィーチェ:『雲の影』,
  デ・クルティス:『忘れな草』,
  歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」
ヨナス・カウフマン(テノール)
ヨッヘン・リーダー(指揮)
ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管
《映像演出》ブライアン・ラージ

88875 130249
(DVD)
\3800→\3490
 今年2015年6月14日、イタリア・オペラの殿堂、ミラノ・スカラ座の2015/16年シーズンの終盤に行なわれた、ヨナス・カウフマンのソロ・リサイタル。
 
 「プッチーニの夕べ」と題されたこのリサイタルは、カウフマンが最も得意とするプッチーニのオペラ・アリアでプログラムが組まれ、チケット発売と当時にたちまちソールドアウトとなり、5曲のアンコールを歌った後も40分も拍手が続いた稀有のイベントとなりました。

 先日ソニー・クラシカルから発売されたプッチーニのオペラ・アリア集と同様に、パヴァロッティをはじめとする三大テノールで人気曲となった『誰も寝てはならぬ』(プログラムの最後とアンコールで歌われています)など、プッチーニのヒット・メロディともいうべき名アリアが満載。映像演出は名手ブライアン・ラージが担当し、リサイタルの熱気を余すところなく鮮明な映像でとらえています。

 なおこの映像はヨーロッパでは10月8日(ドイツ・オーストリア・スイス)と11月17日(フランス以外)に各地の映画館で一斉に上映され、カウフマン本人もゲストとして登場、大きな話題となりました。

 《収録》2015年6月14日、ミラノ・スカラ座でのライヴ















11/24(火)紹介新譜

<メジャー・レーベル>
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SONY



8887516512-2
\2700→\2490
衝撃の顔合わせ!
 これこそ今年最大の話題作か!?
  コパチンスカヤ&クルレンツィス/
   チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

     1) チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35,
     2) ストラヴィンスキー:バレエ・カンタータ「結婚」
パトリシア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン),
Nadine Koutcher(ソプラノ),
Natalya Buklaga(メゾ・ソプラノ),
Stanislav Leontieff(テノール),
Vasiliy Korostelev(バス)
テオドール・クルレンツィス(指揮)
ムジカエテルナ

 まさか。

 こういうことがあるから長生きはしてみるものだ。

 クルレンツィスとコパチンスカヤとのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲!




 テオドール・クルレンツィスのソニー・クラシカル5枚目のアルバムは、何とコパチンスカヤとのチャイコフスキー!

 鮮烈なストラヴィンスキー「春の祭典」に続く2016年初頭必聴盤の登場です。

 クルレンツィスは、これまで録音を発表してきたバロックや古典派のみならず、現代音楽まで幅広いレパートリーをカバーし、今年はルール・トリエンナーレの「ラインの黄金」も振っています。
 オーケストラ曲では、特にチャイコフスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチなどのロシア音楽を頻繁に取り上げており、2010年に音楽之友社「レコード・アカデミー賞」を受賞し、クルレンツィスの名前を日本の音楽ファンに印象付けたのもショスタコーヴィチの交響曲第14番「死者の歌」でした。
 クルレンツィスと手兵ムジカエテルナによる最新録音はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。ソロを務めるのは。東ヨーロッパのモルドバ出身のカリスマ美人ヴァイオリニスト、パトリシア・コパチンスカヤ! 10月には極めてユニークな「TAKE TWO 〜ヴァイオリンと二人で〜」というアルバムを出して話題沸騰中の彼女が、これまた話題の指揮者/オーケストラであるクルレンツィス/ムジカエテルナと組んで名曲中の名曲をついに初録音!
 2011年にドイツ・ラインガウ音楽祭でフェドセーエフ指揮モスクワ放送響と共演した演奏が放映されて大きな話題を呼びましたが、この組み合わせはそれを大きく上回る反響を呼ぶこと間違いなし。
 彼女は現代・近代音楽を中心とした作品の演奏に力を入れる一方で、ファジル・サイとの共演や、ヘレヴェッヘとシャンゼリゼ管弦楽団といピリオド楽器アンサンブルとベートーヴェンの協奏曲を録音するなど、自在な音楽を奏でる多様なベクトルを持つ名手。
 クルレンツィスおよびムジカエテルナとは最近では2015年8月のブレーメン音楽祭でメンデルスゾーンを共演し、2016年1月にはベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲でヨーロッパ・ツアーを行なうことになっています。
 カップリングは「春の祭典」に続くストラヴィンスキー・シリーズで、比較的珍しい「結婚」。「歌と音楽を伴うロシアの舞踊」という副題と打楽器、4台のピアノ、独唱と合唱という特異な編成を持つこの曲の真価を、クルレンツィスが鮮烈なまでにえぐり出しています!

 《録音》2014年5月, ペルミ国立チャイコフスキー・オペラ&バレエ劇場 (1)    2013年10月, マドリッド王立劇場(2)

二人は結婚するのか??いや、このアルバムで結婚したということか。 





あまりにももったいなくてまだ封を開けてない・・・
クルレンツィス/前作『春の祭典』
 
8887512790-2
\2600→\2390

クルレンツィス/『春の祭典』

 ストラヴィンスキー:『春の祭典』全曲
テオドール・クルレンツィス指揮
ムジカエテルナ

 すでにクラシック界は彼を中心に回りつつあるのか。

 ショスタコーヴィチだろうがモーツァルトだろうがラモーだろうが、何を指揮しても音楽界を常に震撼させてきたテオドール・クルレンツィス。
 ここで「春の祭典」を録音。
 彼自身この曲でキャリアを発展させたということで、ここでようやく世界に向けて再発信することになるわけだが、100年前の初演の衝撃を今の時代に復活させようとしているのは間違いない。



 [録音]2013年10月 Stollberger Strase 7, Koln, Germany

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ついにこの大ベストセラー・アルバムを超えるアルバムが来たか!

NAIVE
V5174
\2800
コパチンスカヤ/ベートーヴェン
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン協奏曲ニ長調
   (カデンツァ:ベートーヴェンによるピアノ協奏曲版をコパチンスカヤが編曲)
  ロマンス第2番、ロマンス第1番、
  ヴァイオリンと管弦楽のための断章WoO 5
パトリシア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮、
シャンゼリゼ管弦楽団(ピリオド楽器)
録音:2008年10月 メッス、アースナル(ライヴ&セッション収録) 

 無頼爽快コパチンスカヤ。
 もうその1行だけで終わってもいい。

 こんな面白いベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は初めて聴いた。立派な演奏はいくらでもある。技巧抜群の演奏もたくさんある。深い演奏もまたいくつかある。
 しかしこんなに自由奔放で切れるような感性を味わわせてくれる演奏には出会ったことがない。すさまじい才能が弾丸のように降り注いでくるのだ。
 たった一音、どこか切り取って聴いてもらってもいい。
 そこに聴けるのはベートーヴェンの弾き古された古典の名曲ではない。今ここに生まれ落ちた、キラキラとした新たな音楽。しかも飛びっきり生きのいい。つまりそれはベートーヴェンの音楽ではなく、コパチンスカヤの音楽。
 彼女、カデンツァは言うまでもなく、いたるところでコパチンスカヤ節で歌いまくる。普通の人なら普通に弾いてまったく顧みないようなところを、まるで民族舞曲のようにノリノリで弾き始めたり、ギザギザに鋭角的にエッジを立ててつんざくように弾いたりする。これはダンス・ミュージックかあるいはハード・ロックか?ベートーヴェンではなかったのか?

 今まで、クーゼヴィツキーと共演したハイフェッツの演奏だけが作曲家のレベルを超えたと思っていた。しかしこんなあっけらかんとした少女が軽々とベートーヴェンの頭を飛び越えた。ここには作曲家への畏怖はない。彼女はベートーヴェンを愛してはいるだろうが恐れてはいない。なんだかコパチンスカヤ、「この曲作ったベートーヴェンって人、結構好きなのよね」とか、軽く言いそうな感じ。そしてギュルリ〜ンガリガリガリとまた奔放且つ刺激的にヴァイオリンを弾き放つのである。

 新たなベートーヴェン録音で異彩を放っているヘレヴェッヘのサポートのおかげで、この演奏史上に残る怪作ができあがったのは言うまでもない。・・・しかしそのヘレヴェッヘまでもが、フランケンシュタイン博士よろしく、自らが生み出してしまった怪物に怖れをなしているような気さえする(実は今回の共演を望んだのはコパチンスカヤのほうだった・・・こわ!)。

 まさにおそるべき子供の誕生である。
 無頼爽快コパチンスカヤ。
 聴いておいたほうがいいかも。





 


8887517656-2
\2700→\2490
クリスチャン・ヤルヴィ/チャイコフスキー:劇付随音楽「雪娘」
 チャイコフスキー:
  劇付随音楽「雪娘(スネグーラチカ)」Op.12
フセヴォロド・グリヴノフ(テノール),
アンネリー・ペーボ(メゾ・ソプラノ),
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)
MDR交響楽団&合唱団

 ネーメ・ヤルヴィの二男、パーヴォ・ヤルヴィの弟、俊才クリスチャン・ヤルヴィによるソニー・クラシカル第4弾として、チャイコフスキーの秘曲「雪娘」が登場します。
 「雪娘」はオストロフスキーの劇のために書かれた作品。ベレンジェイという伝説上の王国に住む「雪娘」の悲恋がテーマとなっています。
 序曲、幕間音楽、合唱、舞踊曲、歌など、19の音楽から構成されています。チャイコフスキー33歳というまだ若き時代の作品であり、ファンタジーあふれる音楽です。
 秘曲好きの父ネーメも1994年にデトロイト響と録音しており、この作品のスタンダードとして評価されていました。
 その20年後、手兵MDR響とエキサイティングな音楽作りを繰り広げているクリスチャン・ヤルヴィが挑戦する「雪娘」。ダイナミズム溢れる音楽作りが期待されます。
 なおクリスチャンの次のリリースはチャイコフスキーの「白鳥の湖」を自らの編曲で1枚に収めたアルバムがリリースされる予定です(オーケストラは、彼が音楽監督を務めるグスタード音楽祭管弦楽団)。

《録音》2014年9月、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(デジタル:セッション)



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RCA



8887517880-2
(3CD)
\3800→\3490
ニールセン生誕150+1年記念リリース
 パーヴォ・ヤルヴィ/ニールセン・チクルス〜交響曲全集

 ニールセン:
  DISC1
   1.交響曲第1番ト短調作品7
   2.交響曲第2番ロ短調作品16「4つの気質」
  DISC2
   3.交響曲第3番二短調作品27「おおらかな交響曲」
   4.交響曲第4番作品29「不滅」
  DISC3
   5.交響曲第5番作品50
   6.交響曲第6番「素朴な交響曲」[演奏
フランクフルト放送交響楽団
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

 アニヴァーサリーを超えて、新たな次元へ〜北欧のシンフォニストの真髄を明らかにするパーヴォ渾身のニールセン・チクルス。

 ニールセン生誕150+1年記念リリース
 ■デンマークの国民的作曲家カール・ニールセン(1865-1931)が生涯にわたって書きつづった6曲の交響曲は、それぞれが独自の風貌と極めて個性的な響きを備え、シベリウスの7曲と並び北欧が生んだ稀有なオーケストラ作品として20世紀音楽の中で重要な位置を占めています。パーヴォ・ヤルヴィにとっては、シベリウスと同様に北欧音楽の重要なレパートリー。パーヴォは、スウェーデンのマルメ交響楽団首席指揮者時代(1994-1997)にニールセンの作品に親しむようになり、それ以来各地で取り上げるようになりました。現在はイギリスのフィルハーモニア管とニールセンの交響曲をハイドンと組み合わせて演奏するチクルスを行なっており、そのニールセン解釈は世界的に高く評価されています。
 ■2009年から2013年にかけて4年がかりで成し遂げられたこのニールセンの交響曲全曲録音は、ブルックナー(5曲がRCAよりリリース済み)やマーラーの交響曲全集(映像による全曲がCMajorよりリリース済み)と合わせ、パーヴォがフランクフルト放送響首席指揮者時代(2006-2014)に打ち立てたマイルストーンの一つ。
 ■パーヴォの解釈は、鋭いリズム捌き、クールなリリシズムの表現、そしてシンフォニックな構成感を生かした男性的なダイナミズムが聴きもの。ニールセンの個性的なオーケストレーションのディテールを緻密に再現する手腕もパーヴォならでは。ニールセンのアニヴァーサリー・イヤーにはいくつかの交響曲の名演が生み出されましたが、パーヴォのこの新しい全集は、アニヴァーサリー・イヤーを超えて、その先を志向する名演の誕生といえるでしょう。通常ニールセンの交響曲は、北欧やイギリスのオーケストラが得意としているため、ドイツのオーケストラによる交響曲全集はおそらく世界初だと思われます。ここではフランクフルト放送響の持つドイツの放送オケらしい機能的かつパワフルな底力が聴きものです。第5番のみ、シンシナティ響との旧録音がありますが、そのほかの5曲はパーヴォにとって初録音となります。
 
■ニールセンの音楽には強烈な力がある———
  パーヴォ・ヤルヴィ『ニールセンの交響曲は20世紀で最も独自の個性を持っています。時代をはるかに先取りした交響曲でした。当時の聴き手は理解できなかったかもしれません。伝統的な音楽とは異質なかけ離れた音楽だったからです。ニールセンが確立したのは 他にはない独自の音楽語法でした。
 ニールセンの音楽をちょっと耳にすれば、たちまちそれがニールセンだとわかるのです。他の誰とも違う音楽だからです。ニールセンの交響曲は6曲あります。交響曲というジャンルの中で 最も革命的で前衛的な作品ばかりです。ニールセンのすごさは 他人の意見など気にしないところ、自分はこうしたい これしかないという 強烈な意志があるところです。彼の交響曲は、いわゆるロマン派から出発しました。第1番と第2番「4つの気質」がそうです。これはシベリウスと似ていますね。第1番と第2番は、それ以後の交響曲と比べて、いくぶんメロディアスだし理解しやすい。第3番「おおらかなの交響曲」は、「エスパンシーヴァ」というタイトルや、ソプラノとバリトンがヴォカリーズを歌う第2楽章が異例です。第4番「不滅」は傑作といえるでしょう。オーケストレーションは独特です。舞台の両側に置かれた2組のティンパニが競い合うのです。第5番は第1楽章で小太鼓が独自の活躍をし、楽章最後の瞑想的なクラリネット・ソロが耳に残ります。第1次世界大戦で破壊されていく世界を描いたようなところがあります。
 第6番「素朴な交響曲」は、私の大好きな作品で、シンプル(素朴、簡単)という意味の「センプリーチェ」と名付けられていますが、実際は全く異なるのです。演奏は非常に難しい。だからあまり演奏されません。深刻な感じはしないので、「センプリーチェ」と名付けられたのでしょうが、当たり前のことには全く興味がないかのような独自の音楽です。最後は滑稽なファゴット・ソロで終わるのですが、まるで聴衆に「あっかんべー」と舌を出しているかのようです。まさにポスト・モダンの作品ですね。色彩感に溢れ、それまでの彼の5曲の交響曲で彼が成し遂げたことが全て凝縮されています。まさに天才の作品です。
 以前父(指揮者ネーメ・ヤルヴィ。ニールセン演奏の権威でもある)とニールセンについて話し合ったことがあります。その時父が言ったことを今でも覚えています。「ベートーヴェン以外の作曲家で、これ以外にはありえないという強い確信を持つ音楽を書いたのは、ニールセンだけだよ。」ニールセンの音楽には強烈な力があります。荒々しいほどの力、全てのものを破壊してしまうようなパワーです。こうしてもいいかもというような迷いは、決して彼の音楽には存在しないのです。ニールセンの音楽には、こうであるべきだという確信があります。こんな音楽を書く作曲家はほとんどいないのです。ベートーヴェンにはそれがあります。ブラームスにはないし、ブルックナーにもない。マーラーにもない。ニールセンにもその確信があるのです。

————パーヴォ・ヤルヴィ』

 [録音]2010年7月8日〜10日、ヴィースバーデン、クアウハウス(第1番)、2009年12月11日&12日(第2番)、2010年9月23日〜25日(第3番)、2013年4月18日&19日(第4番)、2011年4月14日&15日(第5番)、2011年12月8日&9日(第6番)、フランクフルト、アルテオーパーでのライヴ・レコーディング



マイナー・レーベル新譜



ACTES SUD


ASM 24
(CD+写真集)
\2900
アルトゥール・ラヴァンディエ:室内オペラ「ボバの記憶」 インスタレーション:ジュリアン・テイラー
マヌエル・ヌニェス=カメリーノ(テノール)
ユジュン・ハン(ヴァイオリン)
ジュリアン・アベス(ファゴット)
マテュー・アダム(トロンボーン)
神谷 あきの(打楽器)
 シャガールと音楽をテーマに音楽と写真の出会いが生んだ画期的な芸術空間、視覚と聴覚に呼びかける室内オペラ「ボバの記憶」

 録音:2015 年4 月8 日、9 日

 写真家と音楽家の共同作業による創作の推進のための賞「ル・プリ・スイス・ライフ・ア・カトル・マン」。「4 つの手」を意味するこの賞を受賞した写真家ジュリアン・テイラーと作曲家アルトゥール・ラヴァンディエの、1 人の歌手と4 人の器楽奏者、写真と舞台装置のインスタレーションによる室内オペラ「ボバの記憶」が20 枚の写真と物語、CD がついた本になりました。
 「ル・プリ・スイス・ライフ・ア・カトル・マン」が掲げたテーマは「シャガールと音楽」。2015 年10 月からピシーヌ美術館とパリのシテドゥラミュジークで開催されるシャガールの展示に合わせ、音楽家や振付家、映画監督など様々な芸術分野と手を結んだ画家シャガールに発想を得た作品の創作を呼びかけました。
 2 人の受賞者によるこの室内オペラ「ボバの記憶」のテキストを書いたのは、写真を手掛けたジュリアン・テイラーの祖母。シュテットル( ユダヤ人村) で育った彼女の追想が5 つの短い物語となっています。
 ユダヤ系のシャガールの原点でもあるシュテットルの情景が断片的なエピソードとなって語られる中、シュルレアリスティックな写真のインスタレーションとどこか素朴さを感じさせる音楽が移ろい変わり、「ボバ( イディッシュ語で「おばあさん」) の記憶」を形作ります。
 写真と音楽という2 つの異なる芸術の出会いが生んだ画期的な芸術空間を、写真集とCD でじっくりご堪能ください。




RCO LIVE



RCO 15006
(4CD)
\3400→\3090
限定生産商品。
 アーカイヴ蔵出し、2007− 2014年までの最新ライヴ、コンセルトヘボウ管メンバーによる室内楽ボックス

「ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団メンバーたちによる室内楽」
[CD 1]53’22
 ・J.S.バッハ:チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV 1056
   スザンネ・ヤスパース(ヴァイオリン)、ボリカ・ファン・デン・ボーレン(ヴァイオリン)、
   ローラント・クレーマー(ヴィオラ)、イケ・フィールセン(チェロ)、
   ロープ・ディルクセン(コントラバス)、メンノ・ファン・デルフト(チェンバロ)、
   録音時期:2010 年12月21日(ライヴ)
 ・テレマン:2 つのヴァイオリン、ヴィオラと通奏低音のための協奏曲 変ロ長調TWV 43: B1
   スザンネ・ヤスパース(ヴァイオリン)、ボリカ・ファン・デン・ボーレン(ヴァイオリン)、
   ローラント・クレーマー(ヴィオラ)、イケ・フィールセン(チェロ)、
   ロープ・ディルクセン(コントラバス)、メンノ・ファン・デルフト(チェンバロ)
   録音時期:2010 年12月21日(ライヴ)
 ・フランソワ・クープラン:トリオ・ソナタ「パルナッスス山もしくはコレッリ讃」
   〜2つのヴァイオリンと通奏低音のための
   スザンネ・ヤスパース(ヴァイオリン)、ボリカ・ファン・デン・ボーレン(ヴァイオリン)、
   イケ・フィールセン(チェロ)、メンノ・ファン・デルフト(チェンバロ)
   録音時期:2010 年12月21日(ライヴ)
 ・ジュリオ・レゴンディ:夢op. 19(1860)〜独奏ギターのための夜想曲
   ヨハネス・メラー(ギター)/録音時期:2009 年12月22日(ライヴ)
 ・ボッケリーニ:ギター五重奏曲第4 番 ニ長調G. 448「ファンダンゴ」
   マルレーン・アスベルフ(ヴァイオリン)、ボリカ・ファン・デン・ボーレン(ヴァイオリン)、
   イェルーン・クィント(ヴィオラ)、フレッド・エデレン(チェロ)、ヨハネス・メラー(ギター)
   録音時期:2009 年12月22日(ライヴ)
[CD 2]79’42
 ・ベートーヴェン:3つのエクヴァーレ WoO 30 (1812)〜トロンボーン四重奏のための
   バート・クラーセンス(トロンボーン)、ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン)、
   ニコ・スキパース(トロンボーン)、レイモンド・ムネコム(トロンボーン)
   録音時期:2007 年10月23日(ライヴ)
 ・モーツァルト:セレナード第11 番 変ホ長調K. 375 (1781-82)
   アレクセイ・オグリンチェク(オーボエ)、ルーカス・マシアス・ナバロ(オーボエ)、
   ジャック・メールテンス(クラリネット)、アンドレアス・スンデーン(クラリネット)、
   ロナルト・カルテン(ファゴット)、ヨス・デ・ランヘ(ファゴット)、
   シャロン・サントンジュ(ホルン)、レネ・パーヘン(ホルン)
   録音時期:2011 年4月3日(ライヴ)
 ・ジュリアス・フランツ・ヤコブセン(1915-90):
  テューバ・バレエ (1978)〜テューバと木管五重奏のための
   ペリー・ホーヘンダイク(テューバ)、ヘルマン・ファン・コーヘーレンベルフ(フルート)、
   ニコリーネ・アルト(オーボエ)、ヘイン・ウィーダイク(クラリネット)、
   ロナルト・カルテン(ファゴット)、フォンス・フェルスパーンドンク(ホルン)
   録音時期:2009 年10月18日(ライヴ)
 ・プーランク:ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲FP. 43 (1926)
   ルーカス・マシアス・ナバロ(オーボエ)、グスターボ・ヌニェス(ファゴット)、
   レオ・ファン・ドゥーセラール(ピアノ)/録音時期:2012 年3月20日(ライヴ)
 ・ハインツ・ホリガー:独奏オーボエによる多重音奏法のための習作 (1971)
   ルーカス・マシアス・ナバロ(オーボエ)/録音時期:2012 年3月20日(ライヴ)
 ・リムスキー=コルサコフ:ピアノと木管のための五重奏曲 変ロ長調 (1876)
   エミリー・バイノン(フルート)、オリヴィエ・パテー(クラリネット)、
   フォンス・フェルスパーンドンク(ホルン)、ヘルマ・ファン・デン・ブリンク(ファゴット)、
   イェルーン・バル(ピアノ)/録音時期:2014 年3月18日(ライヴ)
[CD 3]79’54
 ・ジョージ・クラム:ブラック・エンジェルズ(イメージⅠ)(1970)
   アナ・ドゥ・ヴァイ・メスダッハ(ヴァイオリン)、イェルーン・クィント(ヴィオラ)、
   フレッド・エデレン(チェロ)、マイケ・アーツ(ヴァイオリン)
   録音時期:2011 年6月19日(ライヴ)
 ・プロコフィエフ:2 つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調op. 56 (1932)
   リヴィウ・プルナール(ヴァイオリン)、ワレンチナ・スヴャトロフスカヤ(ヴァイオリン)
   録音時期:2010 年3月9日(ライヴ)
 ・武満徹:鳥が道に降りてきた (1994)
   金丸葉子(ヴィオラ)、ダニエル・クラーマー(ピアノ)/録音時期:2014 年1月12日(ライヴ)
 ・ハインツ・ホリガー:(t)air(e) (1980/1983)〜フルート・ソロのための
   カーステン・マッコール(フルート)/録音時期:2013 年4月2日(ライヴ)
 ・シェーンベルク(ヴェーベルン編曲):室内交響曲第1 番op. 9 (1906, arr.1923)
   カーステン・マッコール(フルート)、ジャック・メールテンス(クラリネット)、
   マルレーン・アスベルフ(ヴァイオリン)、ユリア・トム(チェロ)、エレン・コルフェル(ピアノ)
   録音時期:2013 年4月2日(ライヴ)
[CD 4]76’48
 ・ルトスワフスキ:ダンス・プレリュード〜
  木管五重奏、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとコントラバスのための (1954, arr.1959)
   内藤淳子(ヴァイオリン)、ローラント・クレーマー(ヴィオラ)、クリスティアーン・ハッケル(チェロ)、
   トマス・ブレンストロプ(コントラバス)、エミリー・バイノン(フルート)、
   アレクセイ・オグリンチュク(オーボエ)、ジャック・メールテンス(クラリネット)、
   ロナルト・カルテン(ファゴット)、ペトラ・ボトマ(ホルン)
   録音時期:2011 年10月11日(ライヴ)
 ・プーランク:ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ(1922)
   ヤスパー・デ・ワール(ホルン)、ヴィム・ファン・ハッセルト(トランペット)、
   バート・クラーセンス(トロンボーン)/録音時期:2011 年3月22日(ライヴ)
 ・メトネル:ピアノ五重奏曲ハ長調 (1905-1950)
   リヴィウ・プルナール(ヴァイオリン)、カロリーネ・ストルンプラー(ヴァイオリン)、
   ミヒャエル・ギーラー(ヴィオラ)、クリス・ファン・バーレン(チェロ)、
   フランク・ファン・デ・ラール(ピアノ)/録音時期:2010 年3月(ライヴ)
 ・コルンゴルト:ピアノ三重奏曲ニ長調op. 1 (1910)
   チェールト・トップ(ヴァイオリン)、ヨハン・ファン・イールセル(チェロ)、
   イェルーン・バル(ピアノ)/録音時期:2012 年6月(ライヴ)
 

 録音場所:すべてアムステルダム、コンセルトへボウ小ホール(ライヴ)/ステレオ

 名門コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーによる室内楽のライヴ演奏を収めたボックス・セットがRCO LIVE より登場。
 2007 年から2014 年までの、ここ8 年間にコンセルトヘボウ管のメンバーらがコンセルトヘボウ小ホールでおこなった室内楽プログラムCD4 枚分、全20 曲は、アーカイヴに膨大に蓄積されたライヴ音源より、元メンバーのチェリスト、ダニエル・エッサーと、現オーボエ奏者でコンセルトヘボウ室内管の第一オーボエ奏者ヤン・カウウェンホーフェンがコンパイルしたものです。
 コンセルトヘボウ管弦楽団はメンバー間の室内楽活動が盛んなことで知られていますが、オーボエ首席のオグリンチュク、ナバロらによるモーツァルトのセレナード(CD 2)、フルート首席のバイノン、クラリネット首席のパテーらによるリムスキー=コルサコフの五重奏曲(CD 2)、ホルンのデ・ワール、トランペットのファン・ハッセルト、トロンボーンのクラーセンスによるプーランクのトリオ(CD 3)など、楽団の顔ともいうべきスタープレイヤーによる注目演奏が目白押し。
 ヴァイオリンの内藤淳子(CD 4)、ヴィオラの金丸葉子(CD 3)といった邦人メンバーの活躍するナンバーが含まれているのも、興味の尽きないところです。
 当セットは、会員総数20,000 人、ホールと楽団の親善大使である「コンセルトヘボウ・フレンズ」80 周年を記念して製作された2000 セット限定商品となります。
 また、付属の64 ページ立てブックレットはオランダ語表記のみとなります。





33RECORDS


33Xtreme 005
\2400
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
 ジョン・ロウ:オープニング
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲(アリア、30の変奏、アリア)
 ジョン・ロウ:クロージング
ジョン・ロウ(ピアノ)
 ジャズ、クラシック、コンテンポラリーと新たな地平を開拓し続ける野心家ピアニスト、ジョン・ロウ。
 新たなプロジェクトは、なんとヨハン・セバスティアン・バッハの「ゴルトベルク変奏曲」全曲!
 通常演奏されるアリアと30の変奏に加え、オリジナルのオープニングとクロージングを前後に加えたジョン・ロウならではの「ゴルトベルク」。
 ジャズ・ピアノ・ファンからバッハ・ファンまで要注目のアルバムです!

 ※録音:2013年12月、キーフォード・スタジオ




ANALEKTA

AN 29829
\2500→\2290
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
 J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集 Vol.1

  ソナタ第1番ロ短調 BWV.1014
  ソナタ第2番イ長調 BWV.1015
  ソナタ第3番ホ長調 BWV.1016
  ソナタ第4番ハ短調 BWV.1017
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
リュック・ボーセジュール(チェンバロ)
 カナダの天才ジェームズ・エーネスバッハのヴァイオリン・ソナタ集!
 
AN 29830
\2500→\2290
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
 J.S.バッハ:ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集 Vol.2

  ソナタ第5番ヘ短調 BWV.1018
  ソナタ第6番ト長調 BWV.1019
  ソナタ第6番(異稿)ト長調 BWV.1019a
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト長調 BWV.1021
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV.1023
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
リュック・ボーセジュール(チェンバロ)
ベノワ・ロワゼル(チェロ)
 現在はイギリスのChandosやOnyxから意欲的な録音を発売し続けているカナダの天才、ジェームズ・エーネス。2004年〜2005年にかけて録音されたバッハは、ヴァイオリンとチェンバロのための6つのソナタに、BWV.1019の異稿、ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ2つを収録。
 J.S.バッハの「ペダル・チェンバロによるオルガン作品集(AN 29970)」といったユニークなアルバムで話題となったカナダのチェンバリスト、リュック・ボーセジュールや、レ・ヴィオロン・ドゥ・ロワの首席チェリスト、ベノワ・ロワゼルといった名手たちのサポートも素晴らしい。

 ※録音:2004年11月9日−11日(AN 29829)&2005年12月15日−17日(AN 29830)
 

AN 29917
\2500
グローリア! 〜
 ヴィヴァルディ:女声合唱と管弦楽のための宗教音楽

  グローリア ニ長調 RV.589
  モテット 《いと公正なる怒りの激しさに》 ハ短調 RV.626
  協奏曲ニ短調 RV.535
  モテット 《深紅色で描かれた女》 ニ長調 RV.642
  マニフィカト ト短調 RV.610
アンサンブル・カプリス
マティアス・マウテ(指揮)
モニカ・マウフ(ソプラノ)
シャノン・メルセル(ソプラノ)、他
 マティアス・マウテ率いる、アンサンブル・カプリスのヴィヴァルディ・プロジェクト。通常混声合唱で歌われる名曲「グローリア RV.589」が「女声合唱」で歌われている。

 ※録音:2008年6月1日−3日
 

AN 29995
\2500
ヴィヴァルディ:オラトリオとモテット集
 ヴィヴァルディ:
  オラトリオ《勝利のユディータ》RV.644(抜粋)、
  協奏曲ニ短調 RV.566、
  詩篇第116篇《ラウダテ・ドミヌム》RV.606
 ゼレンカ:オラトリオ《カルヴァリオの丘のイエス》ZWV.62(抜粋)
 ヴィヴァルディ:
  詩篇第113篇《イスラエルはエジプトを去り》RV.604、
  モテット《おお、天にても地にても清きもの》RV.631、
  協奏曲ニ長調 RV.563、
  グローリア RV.588より エト・イン・テラ・パクス

アンサンブル・カプリス
マティアス・マウテ(指揮)
ガブリエーレ・ヒールダイス(ソプラノ)
シャノン・メルセル(ソプラノ)
ラウラ・パドェル(メゾ・ソプラノ)、他

 マティアス・マウテ率いる、アンサンブル・カプリスがヴィヴァルディに帰還。ピエタ院で孤児たちが歌ったヴィヴァルディの宗教作品をアンサンブル・カプリスの演奏で。

 ※録音:2011年7月21日−23日




DREYER GAIDO


CD 21029
(CD+dts/特別価格)
\2500
ガブリエル・フェルツがシュトゥットガルト・フィルを振った
 R・シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき
 リゲティ:アトモスフェール
 モーツァルト:交響曲第41番ハ長調 K.551《ジュピター》
ガブリエル・フェルツ(指揮)
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団
カイ・ヨハンセン(オルガン)
マティアス・ヴェヒター(ヴァイオリン)
 ドイツの若き鬼才ガブリエル・フェルツがシュトゥットガルト・フィルを振った、「ツァラトゥストラはかく語りき」と「ジュピター交響曲」のセット。

 ※このCDはノーマルCD+同内容のサラウンドdts盤がセットになっております。dts盤は専用の再生機器でないと再生することができません。スーパーオーディオCDプレイヤーやDVDプレイヤーとは異なります。ご注意下さい。
 ※録音:2005年、ドイツ
 

CD 21026
\2500
トルコ音楽の現代の声
 アーメド・アドナン・サイグン:ヴァイオリン組曲《デメト》Op.33
 イルハン・ウスマンバス:Aproximate Duo
 ファジル・サイ:ヴァイオリン・ソナタ Op.7
 ムアンメル・スン:3つの小品
 メリハ・ドグデュヤル:ヴァキューム、アンコール
アティラ・アルデミル(ヴァイオリン)
シェヴキ・カライェル(ピアノ)
 録音:2003年12月、ドイツ
 

CD 21025
\2500
シューマン:歌曲集 〜 秋の感情
 3つの詩 Op.83/6つの歌 Op.89/
 リートと歌 第4集 Op.96/6つの詩とレクイエム Op.90/
 子供のための歌のアルバム Op.79 第22番 牛飼いの別れ
スコット・ウィアー(テナー)
ライナー・ホフマン(ピアノ)
 録音:2003年12月、ブレーメン放送
 

CD 21038
\2500
ホワット・シャル・ウィ・リメンバー? 〜 アメリカの歌曲集
 ジェイク・ヘギー、ジョン・デューク、
 アンドレ・プレヴィン、リッキー・イアン・ゴードン
スコット・ウィアー(テノール)
ヤン・チャイコフスキー(ピアノ)
 録音:2004年、アメリカ
 


CD 21028
\2500→\2290
ものすごい演奏陣
 フリートヘルム・デール・エディションVol.6

  チェロ交響曲
  ピアノ協奏曲
  ビッグ・バンドと3台のグランド・ピアノのための《急速に》
ハインリヒ・シフ(チェロ)
ザールブリュッケン放送響
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ)
ホルスト・シュタイン(指揮)
バンベルク交響楽団
クラウス・マルティン・ジーグラー(指揮)
RIASビッグ・バンド
 録音:1972−1997年、ドイツ




 LINN


CKD 477
(CD-R)
\2500
フレンチ・コネクション
 L.バークリー:W.H.オーデンの5つの詩 Op.53
 プーランク:歌曲集 《ある日ある夜》、気まぐれ
 ブリテン:気まぐれ
 ジェイク・ヘジー:フレンドリー・パースウェイジョンズ
 プーランク:矢車菊
 ブリテン:ジョン・ダンの神聖 Op.35
ジョン・マーク・エインズリー(テノール)
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
 ジョン・マーク・エインズリーが歌うプーランク、バークリー、ブリテン!

 バロックや古典派のレパートリー、ドイツ・リート、イギリス歌曲、アメリカのミュージカルまで、幅広いレパートリーを誇るイギリスのリリック・テノール、ジョン・マーク・エインズリー。
 Linn Recordsから発売される新録音は、「フレンチ・コネクション」と題し、「フランス6人組」の一人、フランシス・プーランクの歌曲に、プーランクと親交のあったレノックス・バークリーの作品、同じシェイクスピアの「気まぐれ」の詞に曲を付けたプーランクとブリテンの同名の歌曲、アメリカの作曲家ジェイク・ヘジー(b.1961)がプーランクへのオマージュとして書いた「フレンドリー・パースウェイジョンズ」(エインズリーとマルティヌーが2008年に初演)などを組み合わせたプログラム。
 名伴奏者マルコム・マルティヌーの完璧なサポートで、フランスとイギリス、フランスとアメリカの遙かなる友好を歌う。

 ※録音:2013年2月18日−21日、イギリス
 ※こちらのタイトルは、は高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。





LINN(ECHOシリーズ)


BKD 089
(CD-R)
\2500
エール・ド・クール 〜 17世紀フランスの宮廷歌曲
 ムリニエ、バラール、ボエセ、ブザール、
 ゲドロン、作曲者不詳の作品
キャサリン・キング(メゾ・ソプラノ)
チャールズ・ダニエルズ(テノール)
ジェイコブ・ヘリングマン(リュート)
 16世紀から17世紀にかけてフランスで発達した「宮廷歌曲エール・ド・クール」。美しい愛の歌をキャサリン・キングが自由に歌う。

 ※CKD 089からの新装移行再発売。CKD 089は廃盤となります。
 ※Echoシリーズ(BKD規格)は、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


グッディーズ(通常CDシリーズ)



78CD-3001
\2080(税込)
新 忠篤氏の復刻音源シリーズ第2弾!
 ノイズ除去を行なわない驚異の音質で
  フルトヴェングラーのSPがよみがえる!

   ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
    (1) I-Allegro con brio(1) (4:07) DB3328A (2RA2335-3)
    (2) I-Allegro con brio(2) (3:28) DB3328B (2RA2336-3A)
    (3) II-Andante con moto(1) (3:28) DB3329A (2RA2337-2A)
    (4) II-Andante con moto(2) (3:01) DB3329B (2RA2338-4A)
    (5) II-Andante con moto(3) (3:40) DB3330A (2RA2339-3A)
    (6) III-Allegro(1) (4:10) DB3330B (2RA2340-1)
    (7) III-Allegro(2)-IV-Allegro(1)  (3:37) DB3331A (2RA2341-3)
    (8) IV-Allegro(2)  (3:30) DB3331B (2RA2342-2)
    (9) IV-Allegro(3)  (2:37) DBS3332 (2RA2343-2A)
   シューベルト:交響曲第8番ロ短調「未完成」
    (10) I- Allegro moderato(1)(3:21)DB21131A(2VH7190-1A)
    (11) I- Allegro moderato(2)(4:07)DB21132A(2VH7191-1A)
    (12) I- Allegro moderato(3)(3:51)DB21133A(2VH7192-1F)
    (13) II- Andante con moto(1)(4:06)DB21133B(2VH7193-1A)
    (14) II- Andante con moto(2)(4:36)DB21132B(2VH7194-1A)
    (15) II- Andante con moto(3)(3:20)DB21131B(2VH7195-1A)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
1)-(9)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(10)-(15)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 テレビでも話題になった玉音放送の復刻を担当した新 忠篤氏の復刻音源シリーズ第2弾!ノイズ除去を行なわない驚異の音質でフルトヴェングラーのSPがよみがえる!

 (1)-(9)独 ELECTROLA DB3328/32S (英 HMV DB3328/32S と同一録音)(1937 年10 月8 日、11 月3 日ベルリン、ベートーヴェンザール録音)
 (10)-(15)墺 HMV DB21131/3(1950 年1 月19-21 日ウィーン、ムジークフェライン大ホール録音)

 「運命」は大指揮者ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)の英HMV への初めての録音。録音はベルリンのベートーヴェンザールから電話線でエレクトローラの原盤カットルームに中継され、そこで原盤が作成された。フルトヴェングラーは1926 年にもベルリン・フィルを指揮して独 GRAMMOPHON に同曲を録音していたが、音質に遜色があったブランズウィック社開発の光学式録音だったために早期に廃盤になっていた。
 「未完成」は第2 次世界大戦後の1950 年にウィーン・フィルを指揮してHMV に録音したもの。録音方式は磁気テープ録音と思われる。SP レコード時代の最末期のものでたいへん珍しい。復刻に使用した原盤に起因する雑音が冒頭にある。

 ※ご注意※ つなぎ編集を行っていませんので、SP レコード同様、原盤ごとに途切れがあります。

 ※グッディーズ・ダイレクト・トランスファーとは?
 グッディーズ・ダイレクト・トランスファーCD-R シリーズは、新 忠篤氏の復刻音源をCD-R で提供するもので、2006 年の発売開始以来既に500 タイトル以上を発売済みの大シリーズです。カザルスやコルトーなどのSP 時代の定評ある名演から、世界初CD化の復刻音源など多彩なラインナップで好評を得ています。その音質はSP レコードから過去の偉大な演奏家の真の息遣いが聴き取れるものとして、ピアニストの内田光子さんなども絶賛しておられます。今回はこのシリーズからプレスCD 第2弾として、フルトヴェングラーのSP 録音「運命」「未完成」を発売いたします。

 ※特徴
 戦前の真空管を用いた新 忠篤氏設計・制作の管球式可変フォノイコライザを使用して、適正なイコライジングカーブを設定。それ以外のノイズカットや音質補正等は一切行わず、ダイレクトにDSD 録音機でマスターを作製。再生音はSP 特有の針音ノイズはあるものの、これまでのSP 復刻の常識を覆すような生々しい音楽性を再現しています。
SP 時代の録音はSP 盤1 面ごとにその都度中断して行われていましたが、このシリーズでは各面をそのまますべて収録。つなぎ編集も行っていませんので、原盤ごとに途切れがありますが、SP レコードそのままを体験いただけます。

 ※SPレコード復刻の歴史を振り返って(新 忠篤)
 アメリカでLPが登場したのが1948 年(昭和23 年)だった。一方イギリスではHMV がLPレコードを発売したのが1952 年(昭和27 年)10 月だったから、4 年も遅れた。因みに日本では日本コロムビアが1951 年(昭和26 年)にLPを発売した。遅れたのはレコードプレーヤやアンプ等の再生機の準備期間が必要だったからだ。LPが出ても一般の愛好家は従来の78 回転SPレコードでも不便を感じていなかったと思われる。LP再生機が普及すると演奏時間の短いSPレコードは不便になり、SPの演奏をLPに置き換えて発売する所謂復刻盤LPが登場した。
 EMI のSP復刻シリーズである HMV/COLUMBIA Great Recordingsof the Century が登場したのが1957 年(昭和32 年)10 月だったから、LP登場の5 年後だった。HMV/COLUMBIA GreatRecordings of the Century はその頭文字をとってGR盤、復刻LPの代名詞となった。
 SPレコードは片面3〜5 分の収録時間で、演奏はその都度止めて収録された。LP復刻時には切れ目なく編集された。また復刻盤作成の原盤は、SPレコード原盤をLPと同じビニール盤にプレスしたテストプレス盤だった。それはシェラック盤に較べれば雑音は小さいが、LPに較べればかなり雑音が多い。LPは本来無雑音メディアだから、復刻音源はフィルタ使ってノイズ除去をした。復刻エンジニアは雑音ばかりが気になって、フィルタが音楽を損ねていることに気がつかなかったのかもしれない。そして元のSPレコードとはまるで違うものが生まれた。
 EMI のGreat Recordings of the Century シリーズは1966 年10 月に終了したが最後までこのポリシーを守り続けた。私はもの心ついて以来ずっとSPレコードに親しんでいた。大学を卒業すると就職先をレコード会社に決めた。2 年間のレコード店回りのセールスマンの後に洋楽部勤務になった。海外原盤の国内発売業務の傍ら、自分の手でSPレコードの復刻を始めた。日本コロムビアのDXMシリーズがそれである。カペー四重奏団、ジョルジュ・エネスコ、ジャック・ティボー、フリッツ・クライスラー、エーレナ・ゲールハルト、ユリア・クルプなどのSP盤演奏をSP盤とそっくり同じ音で復刻した。それは私のGR盤への音の不満から出たもので、SPレコードの音が復刻LPから再現できるたことで、多くの支持者を得た。
 SPレコード再生には専用のフォノイコライザが必要で、市販の民生機のプリアンプに組み込まれたSP用とされたイコライザはおおまかな特性でプロ用には使いものにならない。試行錯誤を重ねるうちに、SPレコードが吹き込まれた時代に録音機材に使われていた真空管を使用すると、すばらしい再生ができることを発見した。私のアンプ作り歴は60 年以上で、その目的はSPレコードをその録音された音をそのまま再生することであった。現在ではDSD方式のデジタル録音機がSPレコードの直接再生音をそっくり収めることが可能になった。これを「ダイレクト・トランスファー」と命名した。DSD方式は編集をする際、いったんPCMにするため音質劣化がある。したがってここでは盤面の編集はしていない。またフィルタ類も一切使用していない。SPレコードの生の音をCD化したものである。




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PROFIL



PH 15000
(6CD)
\5600→\5190
ドイツの放送局にあったマスターから初復刻
 超期待のProfilムラヴィンスキー・シリーズ開始

ムラヴィンスキー・ボックス1
スヴャトスラフ・リヒテル(Pf. CD6)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィル
 CD1
  チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36/
  同:交響曲第5番ホ短調Op.64(第1・2楽章)
    [録音:1960年11月9-10日]
 CD2
  チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調Op.64(つづき第3・4楽章)
  同:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
    [録音:1960年11月9-10日]
 CD3
  ハイドン:交響曲第101番ニ長調「時計」Hob. I :101 [録音:1952年12月20日]
  ショスタコーヴィチ:交響曲第6番ロ短調Op.54 [録音:1946年11月4日]
 CD4
  モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調K.543
  ショスタコーヴィチ:交響曲第12番ニ短調Op.112「1917年」
    [録音:1961年10月16日(ライヴ)]
 CD5
  ドビュッシー:海/
  同:夜想曲〜雲/祭 [録音:1962年(ライヴ)]
  ラヴェル:なき王女のためのパヴァーヌ/
  同:ボレロ [録音:1960年2月26日(ライヴ)]
 CD6
  ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83 [録音:1951年5月14日]
  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23 [録音:1959 年7月24日]
 ドイツの放送局にあったマスターから初復刻。超期待のProfilムラヴィンスキー・シリーズ開始

 Profil レーベルがキング・インターナショナルの依頼で、ドイツの放送局に眠るムラヴィンスキーの音源を発掘。当時ソ連の放送局から提供された数多くのテープを発見し、初めて世に問うこととなりました。
 注目はリヒテルと共演したブラームスのピアノ協奏曲第2 番。これまでCD は存在しますが、録音が1961 年12 月27日レニングラードでの録音となっているので、その10 年前リヒテル36 歳の録音というのが貴重。ムラヴィンスキーの協奏曲録音は珍しいですが、この作品はオーケストラ・パートが交響曲のように作られているので興味津々。
 また、ラヴェルの人気作「なき王女のためのパヴァーヌ」は当時レニングラード・フィルの第一ホルン奏者だったヴィターリー・ブヤノフスキーが吹いているのも魅力です。
 大半は過去にリリースされたことのあるものですが、今日入手困難なものも多く大歓迎。さらに驚きの価格で、新たなムラヴィンスキーの名盤の登場となります。



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SPECTRUM SOUND


CDSMBA 013
(2CD)
\4000→\3690

スペクトラム・サウンドのコンサート・ライヴ・シリーズ、“Belle ame ( ベルアーム)”
 アニア・タウアー、ヤーノシュ・シュタルケル
 


 CD 1
(1)シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821/
(2)ステーケル:メランコリー/
(3)フランセ:チェロとピアノのための幻想曲
アニア・タウアー(チェロ)、
    (1)(2)リュシアン・ケンブリンスキー(ピアノ)、
    (3)ジャン・フランセ(ピアノ)
     ライヴ録音:1963年2 月9 日/エコールノルマル音楽院(モノラル)
(4)ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調 トリオ・デ・フランス
     【ジャンヌ・ゴーティエ(ヴァイオリン)、
     アンドレ・レヴィ(チェロ)、ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(ピアノ)】
      ライヴ録音:1965 年3 月13 日/パリ(ステレオ)

 CD 2  
(5)J.S.バッハ:チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV 1008/
(6)カサド:無伴奏チェロ組曲/
(7)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.6/
(8)バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)、アラン・プラネス(ピアノ)
ライヴ録音:1983 年11 月18 日/パリ(ステレオ)


    
 フランス国立視聴覚研究所音源提供。好評、スペクトラム・サウンドのコンサート・ライヴ・シリーズ、“Belle ame ( ベルアーム)”。タウアー、シュタルケル、トリオ・デ・フランスの名演集解説は平林直哉氏が担当!

 一部世界初CD 化、24bit/192kHz Digital Transfer&24bit Remastering from the master tapes

 驚きのリリースを続けている、スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、フランス国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ" Belle ame(ベルアーム)"、最新盤は当レーベルが最も力を入れているチェロの演奏者からアニア・タウアーによるアルペジョーネ・ソナタ、シュタルケルによるバッハやカサドの無伴奏、そしてトリオ・デ・フランスによるラヴェルのピアノ三重奏曲など、室内楽ファンにはたまらない内容となっております。
 ブックレットには平林直哉氏による日本語解説付きです。



<LP>


SPECTRUM SOUND(LP)


LPSMBA 003
(LP)
\9600
スペクトラム・サウンドから遂にLP が登場!
 オークレールのプロコフィエフとブラームス

  Side A
   プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94a
  Side B
   ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 二短調 Op.108
ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
ジュヌヴィエーヴ・ジョワ(ピアノ)
 世界初LP 化!。スペクトラム・サウンドから遂にLP が登場!オークレールのプロコフィエフとブラームス

 録音:1967 年11 月24 日/パリ(モノラル)/限定プレス盤、モノラル、180g 重量盤

 スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、国立視聴覚研究所提供による音源を使用したシリーズ"Belle ame(ベルアーム)" からリリースされたオークレールのプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第2 番とブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3 番が初LP 化で登場です。
 今もなお人気のフランスを代表する女流ヴァイオリニスト、オークレール。プロコフィエフのソナタはフルート・ソナタの改作でオイストラフの依頼により1944 年に編曲された作品です。LP 化によりオークレールの音の温かさがダイレクトに伝わります。日本プレスの限定盤。


<国内盤> 


ALPHA


ALPHA 212
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
修道士ヴァイヒライン『音楽の祝宴』、
 および17世紀ドイツ語圏の器楽作品さまざま

  ヴァイヒライン:①ソナタ3番 イ短調
  クーナウ:②ソナタ6番 変ロ長調〜
   チャッコーナ(2台のチェンバロ用・編曲版)
  ヴァイヒライン:③ソナタ11番 ロ短調
  ベーム:④カプリッチョ ニ長調
  ヴァイヒライン:⑤ソナタ9番 ニ短調
  バッヘルベル:⑥チャッコーナ ニ短調(2台のチェンバロ用・編曲版)
  ヴァイヒライン:⑦ソナタ6番 ヘ長調
  ケルル:⑧チャッコーナ ハ長調(2台のチェンバロ用・編曲版)
  ヴァイヒライン:⑨ソナタ2番 ト短調
  ムファット:⑩パッサカリア ト短調
ソフィー・ジェント、トゥオモ・スニ(vn)
オリヴィエ・フォルタン(cmb/org/指揮)
アンサンブル・マスク(古楽器使用)
+スキップ・センペ(cmb/2台チェンバロ曲)
 修道士ロマヌス、ヴァイオリンを弾く。オーストリア後期バロックの豊饒さを実感、Alphaらしい「発見の喜び」
 久々にAlphaらしい、古楽ど真ん中の”発見の喜び”を味あわせてくれる、ほれぼれするようなアルバムが登場——ロマヌス・ヴァイヒライン、17世紀オーストリアの修道士にして作曲家。
 器楽の大家であるビーバーやシュメルツァーら、他のオーストリア・バロックの巨匠たちと肩を並べるほど力量を持っているにもかかわらず、その後の歴史のいたずらか、現時点での知名度ではまったく彼らに及んでいません(その作品のみごとに圧倒された異才ばグナール・レツボールが、SymphoniaレーベルでCD2枚を費やして作品紹介につとめたことも、積年の古楽ファンならご存知かもしれません)。
 本盤には彼の作品1から選りすぐられた、重厚で渋みある弦楽ソナタが5曲!著名な巨匠たちの作品と見紛うばかりの逸品ぞろいです。それらと交互に収録されているのは、「カノン」で知られるパッヘルベルや大バッハの先任者クーナウら、気になる同時代の「名前だけは有名」な作曲家たちの鍵盤曲——それらがチェンバロで奏でられるさわやかさもたまりません。
 うち3曲はチェンバロ2台用への編曲、その二人目のチェンバロ奏者は、かの大物スキップ・センペ!Ens.マスクの非の打ち所がない演奏も、天才技師ユーグ・デショーの息を飲むほど美しい自然派録音も、やはり名門Alphaならでは!と納得の一枚。
 ジャケット美麗&解説訳付、試聴機にも映えそうな逸品でございます。




ARCO DIVA



UP0164
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
マーラーの同時代人たちの歌
 フェルステル:①スターバト・マーテル(立ちつくす聖母)op.56
 ゴールトマルク:
  ②濡れた瞳を op.18-6
  ③泣きなさい、バビロンのほとりで op.18-7
  ④彼は聞きたかった op.21-3
 ヴォルフ:
  ⑤四月、レモンに舞う蝶(『メーリケ歌曲集』より)
  ⑥花で挨拶を(『ゲーテ歌曲集』より)
 シェーンベルク:⑦婚礼の歌 op.3-4
 R.シュトラウス:⑧安らかに、わが魂よ op.27-1
 ヴィアルド:⑨魔法の呪文
 ロット:⑩夕べに響く鐘
 ディーペンブロック:
  ⑪テューレの王 ⑫昔、年老いた王が
  ⑬愛の苦しみ ⑭名声というもの
 フェルステル:「夕暮れの歌 op.42」
  ⑮人生 ⑯見捨てられた者たち
  ⑰世界はかくも美しく ⑱森にて
  ⑲ふたりは黙って、手に口づけを
 ワルター:⑳若い夫
①パヴェル・イラーク指揮
イフラヴァ・カンパヌラ協会合唱団
ペトル・ソボトカ(org)
②-⑨ペトラ・フレーゼ(S)
⑩-⑭フェリクス・ルンプフ(Br)
⑮-⑳テレザ・ノヴァーコヴァー(S)
②-⑳ラディスラヴァ・ヴォンドラーチコヴァー(p)
 中欧、そこは世紀末芸術の艶やかな美が息づく場所。
 マーラーの足跡とともに、ロマン派からワルターまで!
 妖艶にして猥雑、堅固にして変幻自在な交響曲の書き手マーラー。彼の人生は、行く先々でさまざまな音楽家たちとのふれあいに彩られていました。
 ハプスブルク支配下のチェコで生まれ育ち、やがてウィーンで、ニューヨークで、プラハで、アムステルダムで…とさまざまな大都市でマーラーが活動していた頃、その周辺にいたさまざまな作曲家たちの歌曲・合唱曲を集めたこの企画は、彼が若き日を過ごしたイフラヴァで行われているマーラー音楽祭の一環としてライヴ収録されました。
 マーラーを軸にしつつあえてマーラーはなし、そしてその選曲センスの絶妙さが光る企画!
 ハンガリーのゴールトマルク、チェコのフェルステル、ウィーンのヴォルフやシェーンベルク初期...と晩期ロマン派の息吹が薫る逸品の数々もさることながら、オランダ・ロマン派の大立者ディーペンブロックの逸品や、若い頃マーラーに師事したブルーノ・ワルターの作曲家としての名品など、耳を傾けずにはおれない玄妙な逸品が続々!
 オペラの確かな土壌があるチェコ随一の名歌手たちはヴェテランから若き気鋭まで頼れる面々ばかり、合唱曲も心が洗われる美しさ。
 100年前の美の諸相、訳詞や詳細解説訳とともに是非じっくりと!




INDESENS!


INDE076
(国内仕様盤)
\2900+税
サックスでバッハを
 コラール:「神よ、我が成就を助けたまえ」BWV343
 シンフォニア: 2番、4番、5番、7番、9番、11番
 コラール: 「神よ、天より見たまえ」 BWV77
 4つのデュエット:1番、2番、3番、4番
 コラール:「ああ神よ、我が嘆きと溜息を聞き入れ給え」
        BWV254
 平均律クラヴィーア曲集:
  第1巻 8番、22番、
  第2巻 7番、8番、22番
 コラール:「ああ、いかにはかなき、いかに空しき」
ピエール-ステファン・ムジェ
 (ソプラノ・アルト・テナー・バリトンサックス)
 五つものサックスを一人で操り、多重録音でバッハのフーガを対位法を用いて書かれたバッハの作品は鍵盤楽器で演奏される機会が多いですが、その他の楽器で各声部を演奏することも可能です。
 ソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンと様々な種類のサックスを使いマルチトラックでのひとり録音。
 それぞれのサックスがポリフォニーの声部を際立たせ、音色、細やかな表現、、音楽の広がりを表現する技の妙。
 様々なアンサンブルや、作曲家としても経験豊富なムジェが、バッハのフーガに新たな息吹をもたらします!
 *意外やサックスの世界では、バッハを練習曲として使用する場面も多いです



 

PASSACAILLE


PSC1014
(2CD)
(国内仕様盤)
\4300+税
バッハ-フーガの技法
 コントラプンクトゥス I
 コントラプンクトゥス III
 3度の転回対位法による10度のカノン
 コントラプンクトゥス II
 コントラプンクトゥス IV
 8度のカノン
 コントラプンクトゥス V
 コントラプンクトゥス 9
 コントラプンクトゥス IX 12度の転回対位法による4声
 コントラプンクトゥス X 10度の転回対位法による4声
 コントラプンクトゥス VI フランス風の4声
 コントラプンクトゥス VII 拡大および縮小を含む4声
 5度の転回対位法による12度のカノン
 コントラプンクトゥス VIII 3声の3重フーガ
 コントラプンクトゥス XI 4声の3重フーガ
 反行形による拡大カノン
 3つの主題によるフーガ(コントラプンクトゥス XIV)
マルサ・クック (チェンバロ)
 究極の対位法を用い、未完成のフーガを残すバッハ晩年の大作。
 スヴェーリング音楽院でレオンハルトに学び、ヘレヴェッへ、ミンコフスキや、ヤーコプスらとヴェルサイユ・バロック音楽センター等で共演を重ねるアメリカ出身のチェンバリストのマルサ・クックが、様々な解釈や編成で演奏されるこの「フーガの技法」に、聖書の言葉を重ね、その中身を探ります。
 研究者としても2015年に「フーガの技法」を出版したクックの正統的、且つ斬新な演奏が聴きどころです





ETENDUE


 新規で株式会社アイクオリアによるetendue(エタンデュ)レーベル、NKBレーベルを取り扱うことになりました。
 etendueはアイクオリアが制作一切を行っているレーベル、NKBは指揮者である北村憲昭主催の一般社団法人NKBとアイクオリアによるレーベルです。
 これらはオーディオにこだわったレーベルでいずれもDSD録音、フォーマットはSACDハイブリッドを基本としていますが、NKB レーベルでは同じ録音を異なる方式(WAV データなど)で収録したDVD-ROM も合わせた2枚組もございます。
SACD Hybrid ディスクは、通常のCD プレイヤーでの再生だけでなく、SACD 互換プレイヤーをご利用いただくことで1bit/2.8MHz DSD の高精細な音響をお楽しみいただけます。
 また、DVD-ROM ディスクには同じ曲目のPCM データ(WAV 形式)、DSD データ(WSD 形式) 、FLAC データ、DSF データ等を収録しました。こちらはパソコンやDSD 再生機器のご利用によりSACD Hybrid ディスクとはまた異なる再生音響をご体験いただけます。この組み合わせによるアルバムリリースは世界初。音楽ファン・オーディオファンの両方にとって興味深いタイトルでしょう。

AIQ-1006
(SACD HYBRID)
\3400+税
「二つのソナチネ」〜磯貝俊幸 日本のフルート作品集
 (1)-(3)雁部 一浩:三つのロマンス Op.24 (1991)
 (4)林 光:セレナーデ (1944)
 (5)林 光:牧歌 (1946)
 (6)-(8)雁部 一浩:ソナチネ Op.28 (1994)
 (9)原田 雄介:メヌエット(2013)(*)
 (10)原田 雄介:アリア (2014)(*)
 (11)原田 雄介:風 (2014)(*)
 (12)-(13)平尾貴四男:ソナチナ (1941)
 (14)林 光:ノクチュルヌ (1944)
  *印は世界初録音
磯貝 俊幸 (フルート)
金澤 みなつ(ピアノ)
 優れた音響のホールで輝かしいフルートの響きをDSDサラウンド収録!世界初録音を含む日本の作品を充実の音響で愉しむSACDアルバム!

 録音:2015 年5 月26〜28 日碧南市芸術文化ホール・エメラルドホールで収録
 フォーマット:SACD Hybrid (CDSTEREO / SACD STEREO /SACD SURROUND 5.0)

 ■世代の異なる4 人の日本人作曲家の個性的な作品を収録
 昭和中期に活躍した平尾貴四男(1907-1953) 、戦後日本の代表的作曲家の一人・林光(1931-2012)、より若い世代から雁部一浩(1955-)・原田雄介(1963-)、この4 人の日本人作曲家の、それぞれ個性的なフルート音楽を収録。親しみやすい曲想の中に、作曲家の特質が浮かび上がる作品を選曲した。
 ■磯貝俊幸(フルート)・金澤みなつ(ピアノ)による熱演
 愛知セントラル交響楽団フルート奏者でソリストとしても活躍中の磯貝俊幸、国内外のコンクールで受賞歴をもち各地で幅広く活動中のピアニスト・金澤みなつ。ともに確かな技術を持ち、数多く共演しているこの2 人による演奏は、様々な表情を持って聴くものに親しく語りかける。
 ■カスタムメイドDSD レコーダーにより収録された、演奏とホール音響の結合
 452 席規模のホールながら高い天井高でたっぷりの容積を持つエメラルドホール(愛知県碧南市)の優れた音響と、ホール装備のピアノ(ベーゼンドルファー・インペリアル)の音質を活かし、豊富で複雑なホールトーンをそのまま収録すべく、株式会社アイ・クオリアが開発中のDSD オーディオインターフェイス(詳細については http://audio.aiqualia.jp/ を参照)を利用して、8 トラックの5.6MHzDSD 形式で録音。SACD のサラウンドではこの音響の面白さをそのまま体験することができ、CD/SACD のステレオ再生でも全ての要素を細大漏らさず表現している。
 
AIQ-1002
(SACD HYBRID)
\2857+税
「市橋若菜 オンド・マルトノの世界I」
 (1)沖縄民謡:赤田首里殿内
 (2)クロード・ドビュッシー:シランクス
 (3)アルテュール・オネゲル:雌ヤギの踊り
 (4)エドワード・ミカエル:神秘の詩
 (5)アンドレ・ジョリヴェ:呪文…像が象徴となるための
 (6)-(10)エドワード・ミカエル:月の典礼
 (11)沖縄民謡 (編曲:古庄奈穂子):てぃんさぐぬ花
 (12)弘田龍太郎 (編曲:古庄奈穂子):浜千鳥
 (13)佐々木すぐる (編曲:古庄奈穂子):月の沙漠
 (14)日本古謡 (編曲:古庄奈穂子):さくらさくら
 (15)山田耕筰 (編曲:古庄奈穂子):赤とんぼ
 (16)海沼實 (編曲:古庄奈穂子):里の秋
 (17)岡野貞一 (編曲:古庄奈穂子):故郷
 (18)草川信:夕焼小焼
市橋若菜(オンド・マルトノ)
中野真帆子(ピアノ[11]-[17])
 録音データ:(2)-(10)(18)2008 年11 月18〜19 日 (1)(11)(17)2009 年1 月27〜30 日 名古屋市熱田文化小劇場ホールで収録 ④世界初録音
 フォーマット:SACD Hybrid (CD STEREO/ SACD STEREO / SACD SURROUND5.0)
 
AIQ-1003
(SACD HYBRID)
\2857+税
「市橋若菜 オンド・マルトノの世界II」
 (1)-(3)シャルル・ケクラン:モノディー「太陽に向かって」作品174 より
 (4)原田節:フリーウェイ
 (5)-(7)ジャック・シャルパンティエ:カルナティック組曲
 (8)池辺晋一郎:熱伝導率(*)
 (9)エドワード・ミカエル:ステンドグラスを通して(*)
 (10)柴田恭男:夢〜オランジュリー「睡蓮の間」(*)
 (11)柴田恭男:水の記憶(*)
  (*印は世界初録音)
市橋若菜(オンド・マルトノ)
(9)-(11)本荘麻梨(ピアノ)
 録音データ:(1)-(8)2008 年11 月18〜19 日 (9)-(11)2009 年1 月27〜30 日 名古屋市熱田文化小劇場ホール
 フォーマット:SACD Hybrid (CD STEREO/ SACD STEREO / SACD SURROUND5.0)
 

AIQ-1005
(SACD HYBRID)
\3400+税
「モティヴィ」〜榊原利修 コントラバスのためのソロ・デュオ曲集
 (1)クヌート・ギュトラー:グリーンスリーブスによる変奏曲
 (2)クロード・ドビュッシー:シランクス
 (3)萩京子:ダンス・オブ・アコルダンス・アンド・ディスコルダンス
 (4)エミール・タバコフ:モティヴィ
 (5)ジャン・バリエール:ソナタ ト長調 *
 (6)ベルンハルト・ロンベルク:ソナタ 変ホ長調 **
榊原利修(コントラバス)
(5)本橋裕(チェロ)
(6)高柳安佐子(コントラバス)
 フォーマット:SACD Hybrid (CD STEREO/ SACD STEREO / SACD SURROUND5.0)


 セントラル愛知交響楽団コントラバス奏者・楽団長を務める榊原利修氏。
 ソロ活動も盛んで、先日はお寺でコンサートを行って超満員にしていた。






NKB

NKB-401
(SACD HYBRID
+DVD-ROM)
\5000+税
「ベートーヴェン:交響曲第6番、エグモント序曲」
 ●DISC 1 (SACD/CD Hybrid Disc, STEREO)
  ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 作品69 「田園」(全5楽章)
  ベートーヴェン:「エグモント」序曲 作品84
 ●DISC 2 (DVD-ROM Disc)
  ・WAV data (24bit/176.4kHz) [WSD(1bit/5.6MHz)からのコンバート]
   交響曲第6番ヘ長調 作品69 「田園」(全5楽章)
   「エグモント」序曲 作品84
  ・WSD data (1bit/5.6MHz) [5.6MHz で収録の未編集テイク]
   交響曲第6番ヘ長調 作品69 「田園」 より 第2楽章
  ・WSD data (1bit/2.8MHz) [ワンポイントステレオマイクAT822 とMR-1 による録音]
   「エグモント」序曲 作品84
北村憲昭(指揮)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
NKB-101
(Disc1の通常CD版)
\2400+税
 録音:2010 年5 月8-9 日, atSlovensky rozhals Studio-1/フォーマット:SACD Hybrid(CD STEREO / SACDSTEREO) + DVD-ROM
 
NKB-402
(SACD HYBRID
+DVD-ROM)
\5000+税
「ベートーヴェン:交響曲第7番/ヨハン・シュトラウス:皇帝円舞曲」
 ●DISC 1 (SACD/CD Hybrid Disc, STEREO)
  ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 作品92 (全4楽章)
  ヨハン・シュトラウスII 世:「皇帝円舞曲」 作品437
 ●DISC 2 (DVD-ROM Disc)
  ・WAV data (24bit/192kHz) [WSD(1bit/5.6MHz)からのコンバート]
   ベートーヴェン:交響曲 第7番(全4楽章)
   ヨハン・シュトラウスII 世:「皇帝円舞曲」
 ・WSD data (1bit/5.6MHz) [5.6MHz で収録の未編集テイク]
   交響曲第7番イ長調 作品92 より 第2 楽章
 ・WSD data (1bit/2.8MHz) [ワンポイントステレオマイクAT822 とMR-1 による録音]
   交響曲第7番イ長調 より 第2 楽章
北村憲昭(指揮)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
NKB-102
([Disc1のみ]
SACD HYBRID)
\3000+税
 録音:2010 年11 月20-21日, at Slovensky rozhalsStudio-1/フォーマット:SACD Hybrid(CD STEREO / SACDSTEREO) + DVD-ROM
 
NKB-403
(SACD HYBRID゛
+DVD-ROM)
\5000+税
「ストラヴィンスキー:火の鳥/チャイコフスキー:ロメオとジュリエット」
 ●DISC 1 (SACD/CD Hybrid Disc, STEREO)
  ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
  チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
  チャイコフスキー:ポロネーズ(歌劇「エウゲニ・オネーギン」より)
 ●DISC 2 (DVD-ROM Disc)
  ・WAV data (24bit/192kHz) および WSD data (1bit/2.8MHz)
   ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919 年版)
   チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
   チャイコフスキー:ポロネーズ(歌劇「エウゲニ・オネーギン」より)
  ・WSD data (1bit/5.6MHz) [ワンポイントマイクによる収録、未編集テイク]
   チャイコフスキー:幻想的序曲「ロメオとジュリエット」
  ・WSD data (1bit/5.6MHz)
   チャイコフスキー:ポロネーズ(歌劇「エウゲニ・オネーギン」より)
北村憲昭(指揮)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
NKB-103
([Disc1のみ]
SACD HYBRID)
\3000+税
 録音:2013 年2 月6-7 日Warsaw Philharmonic Hall,Warsaw, Poland/フォーマット:SACD Hybrid(CD STEREO / SACDSTEREO) + DVD-ROM
 
NKB-404
(SACD HYBRID
+DVD-ROM)
\5000+税
「ドビュッシー:海/ラヴェル:ラ・ヴァルス」
 ●DISC 1 (SACD/CD Hybrid Disc, STEREO)
  ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、3つの交響的スケッチ「海」
  ラヴェル:オーケストラのための舞踏詩 「ラ・ヴァルス」
  ドリーブ:バレエ 「コッペリア」より マズルカ と ワルツ
 ●DISC 2 (DVD-ROM Disc)
  ・FLAC data (24bit/192kHz STEREO)
   ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、「海」、
   ラヴェル:「ラ・ヴァルス」、
   ドリーブ : バレエ 「コッペリア」より マズルカ と ワルツ
  ・DSF data (1bit/5.6MHz STEREO) [ワンポイントマイクによる収録]
   ドビュッシー : 牧神の午後への前奏曲
北村憲昭(指揮)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
NKB-104
([Disc1のみ]
SACD HYBRID)
\3000+税
 録音:2013 年9 月5-6 日Warsaw Philharmonic Hall,Warsaw, Poland/フォーマット:SACD Hybrid(CD STEREO / SACDSTEREO) + DVD-ROM
 
NKB-405
(SACD HYBRID゛
+DVD-ROM)
\5000+税
「ベートーヴェン:交響曲第5番、シュトラウス:こうもり序曲」
 ●DISC 1 (SACD/CD Hybrid Disc, STEREO)
  ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 「運命」作品 67
  ヨハン・シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」序曲作品 362
  ヨハン・シュトラウスII:ワルツ「芸術家の生涯」作品 316
 ●DISC 2 (DVD-ROM Disc)
  ・FLAC data (24bit/192kHz STEREO)
   ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調「運命」作品 67
   ヨハン・シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」序曲 作品 362
   ヨハン・シュトラウスII:ワルツ「芸術家の生涯」 作品 316
  ・DSF data (1bit/5.6MHz STEREO)
   ヨハン・シュトラウスII:喜歌劇「こうもり」序曲
   ベートーヴェン:交響曲第5番〜第4楽章 [ワンポイントマイクによる収録]
北村憲昭(指揮)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
NKB-105
([Disc1のみ]
SACD HYBRID)
\3000+税
 録音:2013 年2 月16-17 日Slovak Philharmonic Hall,Bratislava, Slovak

<映像>


EURO ARTS(映像)


20 61148
(DVD)
\3100
【ドキュメンタリー】
 ミーシャ・ブルガーゴーズマン/自由の歌
  アメイジング・グレイス、
  スウィング・ロー・スウィート・チャリオット、
  山に登りて告げよ、行け モーセ、ほか (全18 曲)
ミーシャ・ブルガーゴーズマン(ソプラノ)
アーロン・デイヴィス(作曲/ 編曲)
ノバスコシア・マス・クワイヤー
マルコ・シモンズ(音楽監督)
カメルーン・エベネーザー合唱団
サンジー・ヴィアニ(ヴォーカル)
 2010 年バンクーバー・オリンピックで聴かせた驚異の歌唱力、ミーシャ・ブルガーゴーズマンが自らの原点を探るドキュメンタリー

 監督:バーバラ・ウィリス・スイーティ/画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DTS5.0、リージョン:All、字幕:英独仏、83 分

 カナダ出身のソプラノ歌手ミーシャ・ブルガーゴーズマン。2008 年にジュノー賞を獲得するなどクラシックはもとよりポピュラー音楽においても数々の賞を受賞している注目のソプラノ。
 録音ではこれまでにドイツ・グラモフォンより3 枚のディスクをリリースしており、2010 年バンクーバー・オリンピックの開会式ではオリンピック賛歌を歌い、一躍世界の注目を集めました。
 本DVD は、ミーシャ・ブルガーゴーズマン、そして黒人霊歌の原点を探すドキュメンタリー映像。奴隷貿易の最盛期である17 世紀〜 18 世紀にかけて、黒人奴隷の間で広がったゴスペルミュージックのルーツである黒人霊歌。
 祖国アフリカ、出身地カナダを巡り、ブルガーゴーズマンの音楽のルーツを探すと同時に、歴史的なドキュメンタリーにも仕上がっています。




















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