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第84号
メジャー・レーベル新譜(2)
2015.9.22〜12.4

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SONY



8887516512-2
\2700→\2490
衝撃の顔合わせ!
 これこそ今年最大の話題作か!?
  コパチンスカヤ&クルレンツィス/
   チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

     1) チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35,
     2) ストラヴィンスキー:バレエ・カンタータ「結婚」
パトリシア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン),
Nadine Koutcher(ソプラノ),
Natalya Buklaga(メゾ・ソプラノ),
Stanislav Leontieff(テノール),
Vasiliy Korostelev(バス)
テオドール・クルレンツィス(指揮)
ムジカエテルナ

 まさか。

 こういうことがあるから長生きはしてみるものだ。

 クルレンツィスとコパチンスカヤとのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲!




 テオドール・クルレンツィスのソニー・クラシカル5枚目のアルバムは、何とコパチンスカヤとのチャイコフスキー!

 鮮烈なストラヴィンスキー「春の祭典」に続く2016年初頭必聴盤の登場です。

 クルレンツィスは、これまで録音を発表してきたバロックや古典派のみならず、現代音楽まで幅広いレパートリーをカバーし、今年はルール・トリエンナーレの「ラインの黄金」も振っています。
 オーケストラ曲では、特にチャイコフスキー、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチなどのロシア音楽を頻繁に取り上げており、2010年に音楽之友社「レコード・アカデミー賞」を受賞し、クルレンツィスの名前を日本の音楽ファンに印象付けたのもショスタコーヴィチの交響曲第14番「死者の歌」でした。
 クルレンツィスと手兵ムジカエテルナによる最新録音はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。ソロを務めるのは。東ヨーロッパのモルドバ出身のカリスマ美人ヴァイオリニスト、パトリシア・コパチンスカヤ! 10月には極めてユニークな「TAKE TWO 〜ヴァイオリンと二人で〜」というアルバムを出して話題沸騰中の彼女が、これまた話題の指揮者/オーケストラであるクルレンツィス/ムジカエテルナと組んで名曲中の名曲をついに初録音!
 2011年にドイツ・ラインガウ音楽祭でフェドセーエフ指揮モスクワ放送響と共演した演奏が放映されて大きな話題を呼びましたが、この組み合わせはそれを大きく上回る反響を呼ぶこと間違いなし。
 彼女は現代・近代音楽を中心とした作品の演奏に力を入れる一方で、ファジル・サイとの共演や、ヘレヴェッヘとシャンゼリゼ管弦楽団といピリオド楽器アンサンブルとベートーヴェンの協奏曲を録音するなど、自在な音楽を奏でる多様なベクトルを持つ名手。
 クルレンツィスおよびムジカエテルナとは最近では2015年8月のブレーメン音楽祭でメンデルスゾーンを共演し、2016年1月にはベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲でヨーロッパ・ツアーを行なうことになっています。
 カップリングは「春の祭典」に続くストラヴィンスキー・シリーズで、比較的珍しい「結婚」。「歌と音楽を伴うロシアの舞踊」という副題と打楽器、4台のピアノ、独唱と合唱という特異な編成を持つこの曲の真価を、クルレンツィスが鮮烈なまでにえぐり出しています!

 《録音》2014年5月, ペルミ国立チャイコフスキー・オペラ&バレエ劇場 (1)    2013年10月, マドリッド王立劇場(2)

二人は結婚するのか??いや、このアルバムで結婚したということか。 





あまりにももったいなくてまだ封を開けてない・・・
クルレンツィス/前作『春の祭典』
 
8887512790-2
\2600→\2390

クルレンツィス/『春の祭典』

 ストラヴィンスキー:『春の祭典』全曲
テオドール・クルレンツィス指揮
ムジカエテルナ

 すでにクラシック界は彼を中心に回りつつあるのか。

 ショスタコーヴィチだろうがモーツァルトだろうがラモーだろうが、何を指揮しても音楽界を常に震撼させてきたテオドール・クルレンツィス。
 ここで「春の祭典」を録音。
 彼自身この曲でキャリアを発展させたということで、ここでようやく世界に向けて再発信することになるわけだが、100年前の初演の衝撃を今の時代に復活させようとしているのは間違いない。



 [録音]2013年10月 Stollberger Strase 7, Koln, Germany

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ついにこの大ベストセラー・アルバムを超えるアルバムが来たか!

NAIVE
V5174
\2800
コパチンスカヤ/ベートーヴェン
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン協奏曲ニ長調
   (カデンツァ:ベートーヴェンによるピアノ協奏曲版をコパチンスカヤが編曲)
  ロマンス第2番、ロマンス第1番、
  ヴァイオリンと管弦楽のための断章WoO 5
パトリシア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮、
シャンゼリゼ管弦楽団(ピリオド楽器)
録音:2008年10月 メッス、アースナル(ライヴ&セッション収録) 

 無頼爽快コパチンスカヤ。
 もうその1行だけで終わってもいい。

 こんな面白いベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は初めて聴いた。立派な演奏はいくらでもある。技巧抜群の演奏もたくさんある。深い演奏もまたいくつかある。
 しかしこんなに自由奔放で切れるような感性を味わわせてくれる演奏には出会ったことがない。すさまじい才能が弾丸のように降り注いでくるのだ。
 たった一音、どこか切り取って聴いてもらってもいい。
 そこに聴けるのはベートーヴェンの弾き古された古典の名曲ではない。今ここに生まれ落ちた、キラキラとした新たな音楽。しかも飛びっきり生きのいい。つまりそれはベートーヴェンの音楽ではなく、コパチンスカヤの音楽。
 彼女、カデンツァは言うまでもなく、いたるところでコパチンスカヤ節で歌いまくる。普通の人なら普通に弾いてまったく顧みないようなところを、まるで民族舞曲のようにノリノリで弾き始めたり、ギザギザに鋭角的にエッジを立ててつんざくように弾いたりする。これはダンス・ミュージックかあるいはハード・ロックか?ベートーヴェンではなかったのか?

 今まで、クーゼヴィツキーと共演したハイフェッツの演奏だけが作曲家のレベルを超えたと思っていた。しかしこんなあっけらかんとした少女が軽々とベートーヴェンの頭を飛び越えた。ここには作曲家への畏怖はない。彼女はベートーヴェンを愛してはいるだろうが恐れてはいない。なんだかコパチンスカヤ、「この曲作ったベートーヴェンって人、結構好きなのよね」とか、軽く言いそうな感じ。そしてギュルリ〜ンガリガリガリとまた奔放且つ刺激的にヴァイオリンを弾き放つのである。

 新たなベートーヴェン録音で異彩を放っているヘレヴェッヘのサポートのおかげで、この演奏史上に残る怪作ができあがったのは言うまでもない。・・・しかしそのヘレヴェッヘまでもが、フランケンシュタイン博士よろしく、自らが生み出してしまった怪物に怖れをなしているような気さえする(実は今回の共演を望んだのはコパチンスカヤのほうだった・・・こわ!)。

 まさにおそるべき子供の誕生である。
 無頼爽快コパチンスカヤ。
 聴いておいたほうがいいかも。





 


8887517656-2
\2700→\2490
クリスチャン・ヤルヴィ/チャイコフスキー:劇付随音楽「雪娘」
 チャイコフスキー:
  劇付随音楽「雪娘(スネグーラチカ)」Op.12
フセヴォロド・グリヴノフ(テノール),
アンネリー・ペーボ(メゾ・ソプラノ),
クリスチャン・ヤルヴィ(指揮)
MDR交響楽団&合唱団

 ネーメ・ヤルヴィの二男、パーヴォ・ヤルヴィの弟、俊才クリスチャン・ヤルヴィによるソニー・クラシカル第4弾として、チャイコフスキーの秘曲「雪娘」が登場します。
 「雪娘」はオストロフスキーの劇のために書かれた作品。ベレンジェイという伝説上の王国に住む「雪娘」の悲恋がテーマとなっています。
 序曲、幕間音楽、合唱、舞踊曲、歌など、19の音楽から構成されています。チャイコフスキー33歳というまだ若き時代の作品であり、ファンタジーあふれる音楽です。
 秘曲好きの父ネーメも1994年にデトロイト響と録音しており、この作品のスタンダードとして評価されていました。
 その20年後、手兵MDR響とエキサイティングな音楽作りを繰り広げているクリスチャン・ヤルヴィが挑戦する「雪娘」。ダイナミズム溢れる音楽作りが期待されます。
 なおクリスチャンの次のリリースはチャイコフスキーの「白鳥の湖」を自らの編曲で1枚に収めたアルバムがリリースされる予定です(オーケストラは、彼が音楽監督を務めるグスタード音楽祭管弦楽団)。

《録音》2014年9月、ライプツィヒ、ゲヴァントハウス(デジタル:セッション)

限定盤

8887512801-9
(CD+3DVD)
\9000→\8490
ヨナス・カウフマン/誰も寝てはならぬ〜スペシャル・ギフト・エディション

【CD】
 2015/9/11発売『Nessun Dorma - The Puccini Album (Deluxe)』(8887509248- 2)より
 1 歌劇「マノン・レスコー」より「なんと素晴らしい美人」
 2歌劇「マノン・レスコー」より「ああ、私が一番きれいなのね〜あなたなの、あなたなの、愛する人」
 3 歌劇「マノン・レスコー」より「ああマノン、またしてもお前は」
 4 歌劇「マノン・レスコー」より「急げ、整列!〜そうさ僕は狂っているさ」
 5 歌劇「妖精ヴィッリ」より「ここがあの家・・・苦しい僕のこの思いを」
 6 歌劇「エドガール」より 「大狂宴だ!」
 7 歌劇「ボエーム」より 「愛らしい乙女よ」
 8 歌劇「トスカ」より 「妙なる調和」
 9 歌劇「蝶々夫人」より 「愛の家よ、さようなら」
 10 歌劇『西部の娘』より「あれから6カ月たった」
 11 歌劇『西部の娘』より「やがて来る自由の日」
 12 歌劇「つばめ」より 「パリ!それは欲望の町」
 13 歌劇「外套」より 「お前の言うとおりだ」
 14 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より 「フィレンツェは花咲く木のような」
 15 歌劇「トゥーランドット」より 「泣くな、リュー」
 16 歌劇「トゥーランドット」より「だれも寝てはならぬ」
  《録音》2014年9月14日〜21日、ローマ、聖チェチーリア・ホール
ヨナス・カウフマン(テノール) /
クリスティーネ・オポライス(ソプラノ) /
マッシモ・シメオーリ(バリトン) /
アントニオ・ピロッツィ(バス) /
ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団・合唱団
指揮:アントニオ・パッパーノ
【DVD1】
 2015/9/11発売『Nessun Dorma - The Puccini Album (Deluxe)』(8887509248- 2)より
  カウフマンのインタビューや録音風景を収めた映像のほか、
 「マノン・レスコー」
  (アントニオ・パッパーノ指揮、
   ジョナサン・ケント演出、コヴェント・ガーデン王立歌劇場公演)、
 「西部の娘」
  (フランツ・ウェルザー=メスト指揮、
  マルコ・アルトゥーロ・マレッリ演出、ウィーン国立歌劇場公演)からのハイライト映像を収録
【DVD2】
 2015/10/9発売『Puccini: Manon Lescaut (DVD)』(8887510519- 9)
 プッチーニ:歌劇『マノン・レスコー』(全曲)
 ,《収録》2014年6月, コヴェント・ガーデン王立歌劇場でのライヴ
クリスティーネ・オポライス(ソプラノ/マノン・レスコー),
ヨナス・カウフマン(テノール/デ・グリュー),
クリストファー・モルトマン(バリトン/マノン・レスコーの兄),
マウリツィオ・ムラーロ(バス/ジェロンテ・デ・ラヴォワール),
ベンジャミン・ヒューレット(テノール/エドモント)、他、
アントニオ・パッパーノ(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
《演出》ジョナサン・ケント,
《美術》ポール・ブラウン,
《照明》マーク・ヘンダーソン
【DVD3】
 2015/11/27発売『Puccini: La Fanciulla del West (DVD)』(8887506406- 9)
 プッチーニ:歌劇『西部の娘』(全曲)
 《収録》2013年10月30日〜11月5日、ウィーン国立歌劇場でのライヴ
 《映像監督》フェリックス・ブラザック
ニーナ・シュテンメ(ソプラノ/ミニー),
ヨナス・カウフマン(テノール/ディック・ジョンソン(ラメレス)),
トーマシュ・コニーチュニー(バリトン/ジャック・ランス),
ノルベルト・エルンスト(テノール/ニック),
パオロ・ルメツ(バス/アシュビー),
ボアス・ダニエル(バリトン/ソノーラ), 他,
フランツ・ウェルザー=メスト(指揮)
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
《演出・装置・照明》
マルコ・アルトゥーロ・マレッリ、
《衣裳》ダグマール・ニーフィンド
スペシャル・ギフト・エディション誰もが待ち望んだ、
 カウフマンによるプッチーニ・アルバムの決定版!
  「誰も寝てはならぬ」のCD、そして「マノン・レスコー」「西部の娘」のDVDを豪華BOXに収納したスペシャル・ギフト・エディション。
  こちらの商品は、過去に発売された以下3タイトルをBOXに収録したものです。
  2015/9/11発売『Nessun Dorma - The Puccini Album (Deluxe)』(8887509248-
  2)2015/10/9発売『Puccini: Manon Lescaut (DVD)』(8887510519- 9)
  2015/11/27発売『Puccini: La Fanciulla del West (DVD)』(8887506406- 9)
 


8887516906-2
\2700→\2490
エイミー・ディクソン / アイランド・ソングズ
 1) ピーター・スカルソープ(1929-2014):「アイランド・ソングズ」,
 2) ブレット・ディーン(1961-):「シドゥーリ・ダンス」
 3) ロス・エドワーズ(1943-):「フル・ムーン・ダンス」
  (アルト・サクソフォンのための協奏曲)
エイミー・ディクソン(サクソフォン),
シドニー交響楽団
ベンジャミン・ノーシー(指揮:1&2)、
ミゲル・ハース=ベドーヤ(指揮:3),  
 オーストリラリア出身のサクソフォン奏者、エイミー・ディックソンによる新録音は、シドニー交響楽団との共演で、ブレット・ディーン、ロス・エドワーズ、ピーター・スカルソープという、現代オーストラリアを代表する3人の作曲家による、サクソフォンのための協奏的作品を収録しています。
 これらはすべてエイミー・ディクソンのために書かれた作品でもあります。スカルソープの「島の歌」は、オーストラリエ北部の民謡に基づき、先住民族とその祖先が生まれた島、そして愛についての歌をテーマにした「故郷の歌」と、気候変動による悲劇、そして安定した世界への希望が含まれた叙情的な「嘆きと憧れ」との2つの楽章から構成されています。ディーンの「シドゥーリ・ダンス」は、ギルガメシュ叙事詩によって触発されたもので、島の歌と踊りを連想させてくれます。エドワーズの「フル・ムーン・ダンス」は、満月の夜に集まった小鳥のさえずり、先住民族の歌と楽器が模倣され、音の万華鏡を作成しています。
 エイミーの生まれたオーストラリアの音楽を、見事に表現したアルバムです。エイミー・ディクソンは7歳よりサックスを始め、16歳でデビュー。17歳でシドニー交響楽団と共演。18歳からロンドン、アムステルダムで学び、様々なコンクールで優勝。現在ヨーロッパを中心として独奏者として活躍。また、フィリップ・グラスのヴァイオリン協奏曲をサクソフォン用にアレンジして初演・録音するなど、サクソフォンのレパートリーの拡大にも熱心に取り組んでいます。
 クラシックの名曲だけでなく、現代音楽、そしてこのアルバムに収録されたようなポピュラー作品から、サクソフォン奏者のための定番まで幅広く網羅しており、世界各国で高い評価を得ており「Classic Brit Award」受賞。また2014年発売の「A Summer Place」のジャズ・スタンダード名曲集は、第57回グラミー賞ノミネートもされました。
 《録音》2015年、シドニー・オペラ・ハウス(デジタル:ライヴ)
 


8887512712-2
\2700→\2490
ハワード・グリフィス/アントニン&パウル・ヴラニツキー:協奏曲と交響曲
 1) アントニン・ヴラニツキー:ヴァイオリン協奏曲ハ長調Op.11,
 2) パウル・ヴラニツキー:交響曲ニ長調Op.16-3,
 3)パウル・ヴラニツキー:チェロ協奏曲ハ長調Op.27,《演奏》
ヴェリコ・チュンブリーゼ(ヴァイオリン),
キアラ・エンデルレ(チェロ),
ハワード・グリフィス(指揮)
ミュンヘン室内管弦楽団
 ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンが敬愛したヴラニツキー兄弟の珍しいオーケストラ作品を収めたアルバムの登場です。
 パウル(パヴェル)・ヴラニツキー(1756-1808)は、チェコ出身で、ヨーゼフ・マルティン・クラウスに師事。古典派音楽の作曲家・ヴァイオリニスト・オルガニストとしてウィーンで活躍しました。
 モーツァルトと同年生まれの親友としても知られ、モーツァルトも彼のことを高く評価しており、モーツァルトを初め多くの人から尊敬を集めた指揮者でもあったため、ベートーヴェンは「交響曲第1番」、ハイドンはオラトリオ「四季」の初演を依頼しています。またフリーメーソンのメンバーでもあったと言われています。数多くのオペラ、バレエ曲、交響曲、協奏曲、室内楽などを作曲しました。
 また弟のアントニン・ヴラニツキー(1761-1820)は、モーツァルト、ハイドン、アルブレヒツベルガーに師事したといわれており、作曲家、ヴァイオリニストでこちらもウィーンで活躍しました。二人とも当時ウィーンで人気を博した作曲家でもあり、他の作曲家が彼らの曲の主題を用いた変奏曲も多く作られました。指揮者のハワード・グリフィスは知られざる古典派の音楽の研究家でもあり、数多くの作品の復活再演を手掛けています。また若手アーティストを支援しており、ここでも2人の新鋭ソリストを起用し演奏を行っています。
 トルコ生まれのヴァイオリニスト、ヴェルコ・チュンブリーゼはウィーンでドーラ・シュヴァルツェンベルクに学び、現在はミュンヘン音楽大学でチュマチェンコに師事して研鑽を積む逸材。2012年にはスイスのモントルー/ヴヴェイで行なわれた「若い演奏家のための国際チャイコフスキー・コンクール」で優勝、2013年にはヴェルビエで行なわれた小澤征爾のアカデミーにも参加しています。楽器は1540年製のアマティ。
 チェロのキアラ・エンデルエは2013年にシューマンの協奏曲でチューリヒ・トーンハレ管弦楽団へのデビューを飾り、同年、ルトスワフスキ・チェロ・コンクールで優勝し、ロンドンのピエール・フルニエ賞を受賞しています。
 《録音》2015年10月, ドイツ、プラネック、クップファーハウス(デジタル:セッション)


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8887516405-2
\2700→\2490
ミヒャエル・ザンデルリンク/ドレスデン・フィル
 ベートーヴェン&ショスタコーヴィチ:交響曲第6番

 1) ショスタコーヴィチ:交響曲第6番ロ短調Op.54
 2) ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
ミヒャエル・ザンデルリンク(指揮)
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

 西洋音楽史に残る新旧2大シンフォニストの足跡を辿る、ミヒャエル・ザンデルリンク渾身の録音、ソニー・クラシカルより登場。
 このレトロなジャケットがそそる。



 ■ミヒャエル・ザンデルリンクとドレスデン・フィルの現在を映すレコーディングドイツの名指揮者クルト・ザンデルリンクの三男で、現在ドレスデン・フィルの首席指揮者を務めるミヒャエル・ザンデルリンク。父のみならず、長兄トーマス、次兄シュテファンも指揮者という音楽一家に生まれ、ソロ活動のみならず名門ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管などでチェロ奏者を務めるなど、プロのチェリストとして大成した後、指揮者に転向、今ヨーロッパで暑い注目を浴びる存在です。
 父の音楽的素養を受け継ぐ伸びやかな音楽性に加え、弦楽奏者ならではの弦楽パートへの緻密な目配りの行き届いたフレッシュな音楽解釈、特に初期ロマン派までのレパートリーにおけるピリオド演奏様式を積極的に取り入れた独自のスタイル(第1・第2ヴァイオリンを左右に分け、コントラバスを下手に置き、ミニマムなヴィブラートを取り入れた弦楽パート、トランペットやホルンは現代楽器使用)で、評価をぐんぐん高めつつあります。

 ■生まれ変わった名門ドレスデン・フィル創設が1870年に遡るという古都ドレスデンを代表するオーケストラ、ドレスデン・フィルは、その長い歴史の中で培われてきた蒼古な響きで知られていますが、2011年のザンデルリンクの着任以降、幅広いレパートリーに対応できる多様なスタイルを身につけつつあります。特に初期ロマン派までの作品におけるピリオド演奏様式を徹底的に取り入れた演奏は、作品のイメージを大きくリフレッシュさせ、このコンビのトレードマークになりつつあります。

 ■ベートーヴェンとショスタコーヴィチ〜2人の偉大なシンフォニストこのコンビは2012年にフォーレ「ペレアスとメリザンド」、プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」、チャイコフスキー「イタリア奇想曲」を独GENUINレーベルに録音していますが、2015年にはソニー・クラシカルへの初録音となるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番(ピアノはアレクサンダー・クリッヒェル)が発売されています。
 今回のベートーヴェンとショスタコーヴィチの交響曲2曲を組み合わせたアルバムは、このコンビの真の実力を示す待望のリリースと言えるでしょう。これは「ベートーヴェンは西洋音楽の根幹の一つである交響曲を完成させた作曲家であり、一方ショスタコーヴィチは交響曲というジャンルの締めくくりを宣言した作曲家である」というザンデルリンク独自の視点をもとに実現したカップリングであり、ザンデルリンクがドレスデン・フィルと開始したこの二人の作曲家の全交響曲レコーディングの端緒となるものです(第2弾以降の発売日程・カップリングなどは未定)。組み合わせは二人の作曲家の交響曲第6番。
 番号はいずれも6番目ながら、ベートーヴェンの「田園」では自然との交感が豊かな筆致で描き上げられ、ショスタコーヴィチの第6番では、長大な第1楽章アダージョの深い悲哀と、続く2つの楽章の諧謔味と軽妙さのあふれた作風が対照されています。またライヴではなく、定評あるドレスデン・ルカ教会でのセッション録音であることからも、今回のプロジェクトの重要性が伺えるというものです。

 ■偉大な巨匠クルトの衣鉢を継ぐショスタコーヴィチミヒャエル・ザンデルリンクの父クルトは、ソ連時代から生前のショスタコーヴィチと深い親交があり、東ドイツに移ってからもショスタコーヴィチの作品を積極的に演奏し続けました(録音も第1・5・6・8・9・10・15番が残されている)。ミヒャエルの生まれた1967年の時点でショスタコーヴィチはすでに交響曲第13番までを書き上げていたことになります。ミヒャエルにとっては自分の成長とともに歩んできた音楽でもあり、他の音楽家には成し得ない独自の関わりを保ってきた作品でもあるのです。

 ■リフレッシュされたベートーヴェン一方ベートーヴェンでは、ミヒャエルはピリオド演奏スタイルを徹底的に貫くことで、父クルトの重厚なベートーヴェン解釈とは一線を画し、演奏しつくされてきたベートーヴェンの解釈の可能性を新たに提示しているかのようです。通常のシンフォニー・オーケストラの比較的大きな編成を使いながら、早めのテンポや軽めの響きで、各声部が織りなす綾を透明に浮かび上がらせる独自の解釈は、ベートーヴェン演奏の可能性をさらに拡げており、2015年6月にはロンドンのキャドガン・ホールでベートーヴェンの協奏曲と交響曲を組み合わせた連続演奏会を開き、その直後の日本公演でもその充実ぶりを披露するなど、このコンビのベートーヴェン演奏の魅力は広く伝わりつつあります。

 《録音》2015年3月&8月、ドレスデン、ルカ教会(デジタル:セッション)


88875178222
\2700
ダニエル・テイラー/四千冬
 1) 作者不詳:『今日キリストはお生まれになった』,
 2) ジョン・タヴナー:『子羊』,
 3) マシュー・マーティン:『アダムは囚われの身』,
 4) ボリス・オード:『アダムは囚われの身』,
 5) トマス・タリス:『見よ、天主の御母の奇跡を』,
 6) ウィリアム・バード:『アヴェ・マリア』,
 7) Trad(V=ウィリアムズ編):『天から送られた真実』,
 8) ハーバート・ハウエルズ:『エサイの根より』,
 9) ミヒャエル・プレトリウス:『エサイの根より』,
 10) ジョン・ジュベール:『かくも麗しいバラはない』,
 11) 作者不詳:『Ther Is No Rose of Swych Vertu』,
 12) グスターヴ・ホルスト:『わびしき真冬に』,
 13) マシュー・ラーキン:『アダムは囚われの身』,
 14) 作者不詳:『おお、エサイの根よ』《演奏》
ダニエル・テイラー(カウンターテナー&指揮),
トリニティ合唱団
 世界中の古楽コンサートだけでなく、歌劇場でも絶賛をあびるカウンターテナー歌手、ダニエル・テイラーによるソニー・ミュージックへの3枚目のアルバムです。
 前2作はRCA Red Sealでしたが今回はソニー・クラシカルからのリリースとなります。 1969年にカナダ生まれの、現在最も実力と人気を持つカウンターテナーのひとり。モントリオール、マルギ大学と大学院で哲学と音楽を学び、マイケル・チャンスに認められイギリスに留学、1997年のグラインドボーン音楽祭でのヘンデルの歌劇『テオドーラ』(ピーター・セラーズ演出)でセンセーショナルなデビューを飾りました。
 ジョナサン・ミラーのヘンデルの歌劇『ロデリンダ』の録音に出演。ヘンデルやモンテヴェルディのオペラに出演し、絶賛を浴びています。
 オペラだけでなく現代音楽まで広いレパートリーを持ち、バーンスタインの作品や、坂本龍一の『Life』(ダライラマ、カレーラスと共演)などが特筆に価します。最近では、バッハのカンタータに多く出演し、ガーディナーやヘレヴェッヘのバッハのカンタータ・シリーズにも多く出演・録音に参加しています。鈴木雅明のカンタータ受難曲シリーズのコンサートや録音(第25巻)にも出演しており、自然な声、知的な歌い方と、高い評価を得ています。
 このアルバムでは、クリスマスに関した作品を収録。15世紀のキャロルから現代のタヴナーまで幅広い時代の作品から選ばれており、彼の音楽性への敬意がこめられた深い歌声による歌唱で、クリスマスの聖夜を感じていただけるはずです。
 またこのアルバムは、テイラーが結成したトリニティ合唱団との初録音でもあります。
  《録音》2015年8月, ロンドン、St Alban's the Martyr (デジタル:セッション)



8887516373-2
\2700→\2490
キット・アームストロング / リスト:交響的情景
 リスト:
  1)  夜の行列 S.513a,
  2) メフィスト・ワルツ第1番『村の居酒屋での踊り』S.514,
  3) タッソーの葬送凱旋 S.112-3
  4) メフィスト・ワルツ第2番 S.515,
  5) 栄えよポーランド S.113,
  6) メフィスト・ワルツ第3番 S.216《演奏》 
キット・アームストロング(ピアノ)
 2014年2月、初来日での東京交響楽団とのブリテンのピアノ協奏曲の鮮やかな演奏で大きな話題をまいたキット・アームストロングのソニー・クラシカルへの2枚目のソロ・アルバムです。
 初来日時のリサイタルでもプログラムに入れていた「メフィスト・ワルツ」を軸にしたリストのピアノ作品です。
 巨匠アルフレッド・ブレンデルが「私が出会った最高の才能」と賛辞を惜しまないピアニスト、キット・アームストロングは1992年ロサンゼルス生まれ、カーティスとロンドンで学び、13歳でブレンデルに師事。さらに数学でも博士号を持つという明晰な頭脳を持ち、ヨーロッパ中のメジャー・オケや名指揮者たちと共演、数多くの音楽祭などに出演し絶賛を浴びています。
 緻密な楽曲分析に基づく知性的なキット・アームストロングの解釈は、リスト作品につきものの過度に感情的で大仰な演奏とは無縁で、曲の構造をクリアに浮かび上がらせるユニークなもの。
 3曲ある「メフィスト・ワルツ」のうち、有名な第1番だけでなく、普段はあまり演奏されない第2番と第3番も1枚に収録している点もアルバムの価値を高めています。

 《録音》2015年8月, ベルリン、イエス=キリスト教会(デジタル:セッション)




キット・アームストロング
旧譜CD&DVD

8888374775-2
\2700→\2490
天才キット・アームストロング(P)
 ソニー・クラシカル・デビュー盤

J.S.バッハ:
 『最愛なるイエスよ、われらここにBWV.634』
 『主よ、汝のうちにのみわれ望みを持つBWV.712』
 『ただ神の摂理にまかすものBWV.690』
 『我らが救い主、イエス=キリストBWV.666』
 『イエスはわが喜びBWV.713』『甘き喜びのうちにBWV.729』
 『高き天よりわれ来たりBWV.738』
 『いと高きところにある神にのみ栄光あれBWV.715』
 『いと高きにいます神にのみ栄光あれBWV.711』
 『主イエス=キリスト、我らを顧みたまえBWV.655』
 『キリストは死の絆につきたまえりBWV.625』
 『おお人よ、汝の大いなる罪に泣けBWV.622』
 『パルティータ第1番 変ロ長調BWV.825』,
キット・アームストロング:
 『ファンタジー・オン・バッハ』(2011),
リゲティ:『ムジカ・ルチェルカータ』より
 第4, 3, 10, 9, 5, 7楽章
キット・アームストロング(P)

 1992年生まれの台湾系イギリス人の天才青年キット・アームストロングによるソロ・アルバムで、ソニー・クラシカルへのデビュー盤となります。7歳にしてカリフォルニア・チャップマン大学に最年少で入学、数学を専攻したという驚きの頭脳。
 ピアノの腕前も、かのアルフレッド・ブレンデルにして「私が会った最高の才能」と言わしめた凄いピアニストです。ヨーロッパ中のメジャー・オーケストラや名指揮者たちと共演、数多くの音楽祭などに出演し絶賛をあびています。日本へも2008年にシャイー指揮ゲヴァントハウス管弦楽団と来日し、NHK音楽祭で演奏したバッハのピアノ協奏曲第1番はNHKTVでOAされました。
 このデビュー・アルバムでは、彼の得意としているバッハの作品からコラールを。そして自作の曲をはさんで、独特な形式による技巧的なリゲティの作品を演奏しています。計算しつくされた斬新なプログラムをお楽しみ下さい。

【録音】2013年4月28〜30日, ベルリン、イエス=キリスト教会[デジタル:セッション]



 

旧譜/映像DVD
「SET THE PIANO STOOL ON FIRE」ドキュメンタリー/監督:マーク・カイデル
「ブレンデル&キット・アームストロング」
ARTIFICIAL EYE 536 1DVD\3200→¥2990
規格PAL、リージョン・コード2


 2008年末に引退したブレンデル。その後は後進の指導に当たっているということなのだが、このDVDは、ブレンデルとその生徒キット・アームストロングとの2008年から2009年までの2年間を密着取材したもの。
 キット・アームストロング・・・と聞いてピンと来る方も少ないかもしれない。当時17歳。まだまだあどけなさの残る中国系の少年。だが7歳でチャップマン大学の奨学生となり、科学と音楽を専攻(数学も天才的らしい)、16歳のときにモートン・グールド作曲賞を受賞したというまさに天才。その顔つきも本当に聡明そのもの。DVDの中でも映像が出てくるが、5,6歳のときにもうコンサートでバッハのコンチェルトをバリバリ弾いているから普通じゃない。
 そんな天才キットの音楽はしかし純粋無垢で穢れのないものだが、あまりにも透明すぎる。それがブレンデルのちょっとしたアドバイスでみるみる色がついていく様はなんとも言えない。
 そして最後にキットは晴れの舞台に登場する。
 そこに現れたのはシャイー。そう、キットはついにライプツィヒ・ゲヴァントハウスと共演するのである。(シャイーとのピアノの前での濃厚な打ち合わせも、見ていてなかなか興味深い。)
 彼らの本番は2009年11月。そう、ご覧になられた方もいるかもしれない。2009年の11月に行われた日本でのライプツィヒ・ゲヴァントハウス公演こそ、キットの晴れ舞台だったのである。

 規格PAL、リージョン・コード2のため、通常の日本のDVDでは再生できません。専用の機器、あるいはパソコンだと再生できる可能性が高いです。


ARTIFICIAL EYE 536
1DVD\2990
A Film by Mark Kidel
 SET THE PIANO STOOL ON FIRE
   Alfred Brendel, Kit Armstrong
規格PAL、リージョン・コード2のため、通常の日本のDVDでは再生できません。専用の機器、あるいはパソコンだと再生できる可能性が高いです。



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8872542312-2
\2700→\2490
ソル・ガベッタ/ヴァスクス:プレゼンス
 ペトリス・ヴァスクス(1946-):
  ① チェロと弦楽オーケストラのための協奏曲第2番「プレゼンス」
  ② チェロとオルガンのための「音楽の夕べ」《演奏》
ソル・ガベッタ(チェロ),
アムステルダム・シンフォニエッタ(①),
イレーナ・ティマチェフ=ガベッタ(オルガン)

 矢継ぎ早に個性的なアルバムを発表し続けているソル・ガベッタ。ヨーロッパ、特にドイツ国内では圧倒的な人気を誇るチェリストとして、大きな存在感を放っています。
 ソルの新録音は、1946年ラトヴィア生まれの現代作曲家、ペーテリス・ヴァスクスの作品集。
 ヴァスクスは、バプティスト派の牧師を父に持ち、旧ソ連統治下のラトヴィアにおいて迫害の対象となり、ラトヴィア国内の音楽大学に進学することも出来ず、隣国リトアニアにて進学。作曲はほとんど独学で学んでいます。
 ヴァスクスの作品には、自国の民謡に由来する素朴な表現、自然への視線があると当時に、不協和音による凶暴な表現が現れることもあり、ポーランドのルトスワフスキの作風から大きな影響を受けているとも評されます。
 隣国出身のアルヴォ・ペルトの音楽を思わせる静謐な美しさも聴かれ、代表作である「遠き光」はギドン・クレーメルとクレメラータ・バルティカに捧げられています。ここに収録された2曲も、そうしたヴァスクスの音楽の個性的な筆致を感じさせてくれます。
 チェロ協奏曲は、2012年にアムステルダム・シンフォニエッタほかの委嘱で作曲され、同団とソル・ガベッタによって世界初演が行われた作品。ヴァスクスはすでに3曲のヴァイオリン協奏曲を作曲していますが、チェロ協奏曲は当作が初めてです。「音楽の夕べ」はチェロとオルガンという珍しい編成のために1993年に書かれた二重奏曲です。
 いずれの作品においても、ソル・ガベッタは「祈り」の美しさが際だった演奏を披露しており、現代屈指のチェロ奏者としての実力を遺憾なく発揮しています。

 《録音》2013年7月、オランダ、ライデン州立講堂(①), 2009年11月、コペンハーゲン、DRコンサートホール(②)
 

8887515774-2
(2CD)
\3400
ダーシー・バッセル、バレエ・コレクション
【CD1】
 1) チャイコフスキー:『白鳥の湖』より「情景」,
 2) チャイコフスキー:『眠れる森の美女』より「バラのアダージョ」,
 3) チャイコフスキー:『くるみ割り人形』より「花のワルツ」,
 4) ミンクス:『ラ・バヤデール』より「モデラート」,
 5) プロコフィエフ:『シンデレラ』より「宮廷のシンデレラ」「グランド・ワルツ」,
 6) プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』より「序奏」,
 7) ショパン:『レ・シルフィード』より「ワルツOp.69-1」,
 8) プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』より「騎士たちの踊り」,
 9) ドリーブ:『シルヴィア』より「ワルツ・レント」,
 10) ドリーブ:『コッペリア』より「プレリュードとマズルカ」,
 11) ストラヴィンスキー:『春の祭典』より「序奏」,
 12) アダン:『ジゼル』より「グラン・パ・ド・ドゥ」,
 13) ブリテン:『パゴダの王子』より「北の王による変奏曲」,
 14) チャイコフスキー:『くるみ割り人形』より「金平糖の精の踊り」,
 15) ストラヴィンスキー:『火の鳥』より
  「カスチェイの城と魔法の消滅」
  「石にされていた騎士たちの復活」「大団円」/
【CD2】
 1) チャイコフスキー:『眠れる森の美女』より「ワルツ」,
 2) チャイコフスキー:『白鳥の湖』より「パ・ダクシヨン」,
 3) プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』より「バルコニーの情景」,
 4) チャイコフスキー:『弦楽セレナーデ』より「ワルツ」,
 5) プロコフィエフ:『シンデレラ』より「舞踏会へ行くシンデレラ」,
 6) ショパン:『レ・シルフィード』より「ワルツOp.64-2」,
 7) チャイコフスキー:『くるみ割り人形』より「葦笛の踊り」,
 8) チャイコフスキー:『白鳥の湖』より「ワルツ」,
 9) ボロディン:『イーゴリ公』より「だったん人の踊り」,
 10) ドリーブ:『コッペリア』より「ワルツ・レント」,
 11) ラヴェル:『ダフニスとクロエ』より「夜明け」,
 12) アダン:『ジゼル』より「ワルツ」,
 13) ハチャトゥリアン:『スパルタクス』より
   「スパルタクスとフリーギアのアダージョ」,
 14) プロコフィエフ:『シンデレラ』より「フィナーレ」,
 15) ストラヴィンスキー:『火の鳥』より
   「カスチェイ一党の凶悪な踊り」《演奏》
マルク・エルムレル(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団
[CD1- 1, 2, 3, 6, 8, 10, 12, 14/ CD2- 1, 2, 3, 7, 8, 10],
ボリス・スパソフ(指揮)
ルガリア国立ソフィア歌劇場管弦楽団[CD1- 4],
テオドレ・クチャル(指揮)
ウクライナ国立交響楽団[CD1- 5/ CD2- 5],
アーサー・フィードラー(指揮)
ボストン・ポップス・オーケストラ[CD1- 7/ CD2- 6],
ユージン・オーマンディ(指揮)
フィラデルフィア管弦楽団[CD1- 9/ CD2- 4, 9],
ピエール・ブーレーズ(指揮)
クリーヴランド管弦楽団[CD1- 11/ CD2- 11],
レナード・スラットキン(指揮)
BBC交響楽団[CD1- 13],
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団[CD1- 15],
マイケル・ティルソン・トーマス(指揮)
ロンドン交響楽団[CD2- 12],
バリー・ワーズワース(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団[CD2- 13, 14],
ピエール・ブーレーズ(指揮)
BBC交響楽団[CD2- 15],
 ロンドン出身のバレリーナ、ダーシー・バッセルは、ロイヤル・バレエ・ロウワー・スクール、アッパー・スクールで学んだ後、1987年にサドラーズ・ロイヤル・バレエに入団し、翌年にはロイヤル・バレエ団に移籍。そこでケネス・マクミランに大抜擢されたことによって、わずか1年後の1989年、20歳の若さでプリンシパルに昇格しました。そして数多くの主役を演じ、絶賛を浴びたのです。
 このアルバムは、バッセルがロイヤル・バレエで初めて主役を演じたブリテンの「バコダ王子」のほか、彼女が主役を演じたバレエの名場面の音楽を収録したものです。
 ダーシー・バッセルは今秋からBBCの人気ダンス番組『ストリクトリー・カム・ダンシング』の審査員を務めることも発表されており、イギリスを代表するバレリーナとして圧倒的な人気を誇ります。
 彼女の選曲によるバレエ音楽のコンピレーションとして、バレエを学ぶ人々にもおすすめの一枚です。演奏は、バッセルのお膝元、ロイヤル・オペラのオケを巨匠エルムレルが指揮した名盤(当初はコニファー・レーベルで発売)を中心に、ソニー・クラシカルの保有する、フィードラー、オーマンディ、サロネン、ティルソン・トーマスなど、折り紙つきの音源がセレクトされています。
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8887515697-2
\2700→\2490
アントネッロ・マナコルダ, カンマーアカデミー・ポツダム/
 シューベルト:交響曲第1&10番(断章)

 シューベルト:
   『交響曲第1番ニ長調D.82』、
   『交響曲第10番ニ長調D.936a〜アンダンテ』
    (ブライアン・ニューボールド補筆による断章)【演奏】
アントネッロ・マナコルダ(指揮),
カンマーアカデミー・ポツダム

 アントネッロ・マナコルダとカンマーアカデミー・ポツダムによる、ソニー・クラシカルへのシューベルトの交響曲全集録音の完結編の登場です。
 このアルバムには、シューベルトが16歳の時にウィーンの神学校を卒業したときの記念として作曲され、同校のオーケストラによって初演された「交響曲第1番」が最初に収録されています。
 また、シューベルトの最期の年に着手された3楽章のスケッチから、アンダンテ楽章をブライアン・ニューボールドによる補筆完成させたものを収録しています。神秘的な感じで始まる幻想的な世界が印象的な作品です。
 カンマーアカデミー・ポツダムは、ベルリン郊外ポツダムを本拠とする、モダン楽器による室内オーケストラですが、ピリオド楽器奏法と、金管楽器とティンパニには古楽器を取り入れており、その生命力に富んだ演奏で大きな注目を浴びています。
 特に、2010年に現首席のアントネッロ・マナコルダが着任し、ソニー・クラシカルにこのシューベルト全集を録音し始めてから、俄然注目度がアップしています。このコンビによるシューベルトは、作品に盛り込まれた機微が、精緻な生き生きとした演奏で描き出されており、緩章楽章での淡い哀愁も魅力的です。
 指揮のアントネッロ・マナコルダは、トリノ生まれで、ヘルマン・クレッバースやフランコ・グッリにヴァイオリンを学び、クラウディオ・アバドとともにマーラー・チェンバー・オーケストラを創設、そのコンサートマスターを8年勤めました。名教師ヨルマ・パヌラのもとで指揮を学び、現在ではイタリアやドイツのオーケストラ、歌劇場で非常に高い評価を得ています。2010年よりカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者、2011年よりオランダのアーネム・フィルの首席指揮者を務めています。
  【録音】2015年9月, ベルリン、イエス=キリスト教会(デジタル:セッション)



マナコルダ&カンマーアカデミー・ポツダム
シューベルト・チクルス既発アイテム

8876542696-2
\2700→\2490
マナコルダ&カンマーアカデミー・ポツダム
 シューベルト:
  『交響曲第5番 変ロ長調』
  『交響曲第6番 ハ長調』
アントネッロ・マナコルダ(指揮)
カンマーアカデミー・ポツダム
 指揮のアントネッロ・マナコルダは、マーラー・チェンバー・オーケストラの元コンサートマスターで、現在ではイタリアやドイツのオーケストラ、歌劇場で非常に高い評価を得ている指揮者です。
 2011年よりカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者に就任。モダン楽器による室内オーケストラですが、ピリオド楽器奏法、金管楽器とティンパニには古楽器を取り入れており、エマニュエル・パユの「ザ・フルート・キング」(EMI)やマンダリン奏者のアヴィ・アヴィタルのバッハ・アルバム(DG)にも登場するなど、その生命力に富んだ演奏で注目されています。
 第5番では作品の特徴を捉えた小編成によるモーツァルト的な暖かく美しいメロディー性の本領が申し分なく発揮されたもの。
 第6番ではコンパクトながらも金管楽器とティンパニのシャープさとメリハリが、この作品に計算された壮大さが組み込まれていることを認識させられる演奏です。
 【録音】2012年8月, ベルリン、テルデックス・スタジオ (デジタル:スタジオ)



8884303366-2
\2700→\2490
アントネッロ・マナコルダ(指揮)&カンマーアカデミー・ポツダム
 シューベルト:
  『交響曲第2番 変ロ長調 D.125』
  『交響曲第4番 ハ短調「悲劇的」D.417』
アントネッロ・マナコルダ(指揮)
カンマーアカデミー・ポツダム
 アントネッロ・マナコルダ&カンマーアカデミー・ポツダム/シューベルト:交響曲第2&4番「悲劇的」 アントネッロ・マナコルダとカンマーアカデミー・ポツダムによる、ソニー・クラシカルへのシューベルトの交響曲録音第3弾となる当アルバムは、初期の作品ながら歌心に溢れた傑作・交響曲第2番、それにハ短調という緊張感のある調性で書かれた渾身の第4番「悲劇的」を収録しています。

 指揮のアントネッロ・マナコルダは、トリノ生まれで、ヘルマン・クレッバースやフランコ・グッリにヴァイオリンを学び、クラウディオ・アバドとともにマーラー・チェンバー・オーケストラを創設、そのコンサートマスターを8年勤めました。名教師ヨルマ・パヌラのもとで指揮を学び、現在ではイタリアやドイツのオーケストラ、歌劇場で非常に高い評価を得ている指揮者です。
 2011年よりカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者に就任。モダン楽器による室内オーケストラですが、ピリオド楽器奏法と、金管楽器とティンパニには古楽器を取り入れており、エマニュエル・パユの『ザ・フルート・キング』(EMI)やマンドリン奏者のアヴィ・アヴィタルのバッハ・アルバム(DG)にも登場するなど、その生命力に富んだ演奏で注目されています。
 彼らのシューベルトも、美しくそこはかとない淡い哀愁を帯びつつも精緻なで生き生きとした演奏で、作品に込められた若きシューベルトの気概を描き出しています。

 録音】2012年11月& 2013年4月(デジタル:セッション)
 

8869196064-2
\2700→\2490
新星アントネッロ・マナコルダ、シューベルト交響曲集
 シューベルト:
  『交響曲第3番ニ長調D.200』
  『交響曲第7(8)番ロ短調D.759「未完成」』
アントネッロ・マナコルダ(指揮)
カンマーアカデミー・ポツダム
 ヨーロッパから、次々と注目すべき新たな指揮者が登場する。今回は、アントネッロ・マナコルダの熱気あふれるシューベルト。
 アントネッロ・マナコルダは、マーラー・チェンバーオーケストラの元コンサートマスターで、現在ではイタリアやドイツのオーケストラ、歌劇場で非常に高い評価を得ている指揮者です。彼は昨年よりカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者に就任。モダン楽器によるオーケストラですが、ピリオド楽器奏法を取り入れることによって、軍楽的な扱いによるトランペットとティンパニによるスピーディーでスマートな「3番」や、シューベルトらしい旋律の美しさや歌唱性、叙情性によってしっとり歌い上げた「未完成」など、現代的な明快で颯爽とした演奏をきかしてくれます。
 なお、ホルンとトランペット、ティンパニは古楽器を使用しています。
 録音2011年4&6月, ポツダム・ニコライザール [デジタル:セッション]

8887506323-2
\2700→\2490
シューベルト:『交響曲第8(9)番ハ長調「ザ・グレート」』 アントネッロ・マナコルダ(指揮),
カンマーアカデミー・ポツダム
 アントネッロ・マナコルダとカンマーアカデミー・ポツダムによる、ソニー・クラシカルへのシューベルトの交響曲全集録音の4枚目にして完結編となる「ザ・グレート」の登場です。
 指揮のアントネッロ・マナコルダは、トリノ生まれで、ヘルマン・クレッバースやフランコ・グッリにヴァイオリンを学び、クラウディオ・アバドとともにマーラー・チェンバー・オーケストラを創設、そのコンサートマスターを8年勤めました。
 名教師ヨルマ・パヌラのもとで指揮を学び、現在ではイタリアやドイツのオーケストラ、歌劇場で非常に高い評価を得ている指揮者です。
 2011年よりカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者に就任。モダン楽器による室内オーケストラですが、ピリオド楽器奏法と、金管楽器とティンパニには古楽器を取り入れており、その生命力に富んだ演奏で注目されています。
 既発売の3枚でも、マナコルダとカンマーアカデミー・ポツダムによるシューベルト演奏は、生き生きとした歌心、作品に込められた力強さ見事にを描き出しており、最近注目の録音が目白押しのシューベルトの交響曲のディスクの中でも、際立った魅力を振りまいていたので、今回の完結編「ザ・グレート」にも大きな期待が寄せられます。
 【録音】2014年6月, ベルリン、イエス=キリスト教会(デジタル:セッション)
  [演奏時間]I,15:10/ II, 14:39/ III, 13:47/ IV, 11:27

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8887513645-2
\2700→\2490

アーノンクール、新たな「ベートーヴェン:交響曲全集」第1弾
 ベートーヴェン:交響曲第4番&第5番「運命」

 ベートーヴェン:
  1.交響曲第4番変ロ長調作品60
  2.交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール

  巨匠86歳の「運命」は新たな「ベートーヴェン:交響曲全集」の第1弾。
 さらなる深化を遂げつつある現在進行形の音楽家、アーノンクールの「いま」を刻印した充実のアルバム。

 アーノンクール86歳にして新たに手兵ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと開始する「ベートーヴェン:交響曲全集」の第1弾。
 曲目も人気曲第5番「運命」と第4番という最高の2曲。今年5月にウィーンのムジークフェラインザールで行なわれ、ソールドアウトとなった演奏会のライヴ・レコーディングで、昨年大きな話題となった「モーツァルト:後期交響曲集」に引き続き、今もなおさらなる深化を遂げつつある現在進行形の音楽家、アーノンクールの「いま」を鮮明に刻印した前代未聞の解釈が聴きものです。

 1991年のテルデックへの交響曲全集録音、2007年のライヴ映像(第5番)はともに、ヨーロッパ室内管弦楽団とであったのに対し、今回は自ら手塩にかけてきたコンツェントゥスとのベートーヴェン作品の初録音となる点も聴きものです。
 各種出版譜や原典資料を参照した上で作成された、アーノンクール独自の演奏譜によっており、第4番第4楽章では通常よりも数小節短く、第5番は、「従来解釈されていた『運命と闘い勝利を得る』という構図とは関係なく、民衆の反乱を描く作品だ」というアーノンクール独自の視点で解釈されています。
 第5番第3楽章ではトリオの後に主部が繰り返され、第5番第4楽章のトロンボーンとピッコロの独自のバランスや最後の和音連打のタメはショッキングでさえあり、作品の革命性が浮き彫りにされています。


◎既発売盤とのタイム比較

 交響曲第4番 1991年  2015年
     第1楽章 12:28  12:29
     第2楽章 09:25  09:28
     第3楽章 05:46  06:01
     第4楽章 06:51  07:01
     トータル 34:29  34:58

 交響曲第5番 1991年  2015年
    第1楽章 07:23  07:24
    第2楽章 10:00  09:06
    第3楽章 08:22  08:18
    第4楽章 10:57  10:57
    トータル 36:41  35:41

 アーノンクールは来年7月までにウィーンおよびグラーツでベートーヴェンの交響曲全曲の演奏を行なうことになっています。2015年10月は第8番・第7番、2016年5月は第9番、そしてグラーツのシュティリアルテ音楽祭では交響曲全曲演奏が予定されており、順次ソニー・クラシカルによってレコーディングされていく予定です。

 [録音]2015年5月8日〜11日、 ウィーン、ムジークフェラインザール[レコーディング・プロデューサー]マーティン・ザウアー[レコーディング・エンジニア]ルネ・メラー

 

 ニコラウス・アーノンクール:
  1929年、ベルリン生まれのオーストリアの指揮者、チェロ奏者。ウィーン交響楽団のチェロ奏者をつとめるかたわら、古楽、古楽器の研究・収集にも力を注ぎ、1953 年にウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを結成。1970 年代からは指揮者としての活動も本格化し、チューリヒ歌劇場、コンセルトヘボウ管、ヨーロッパ室内管との演奏・録音を積極的に行う。
 作品の原典資料に当たり、常に音楽の意味を問い続ける唯一無二の巨匠。



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こちらもお忘れなく!
ベルリン・フィルとのシューベルト交響曲全集




ここへきてジワジワ話題になりつつある
ベルリン・フィル自主製作盤新譜ボックス
ニコラウス・アーノンクール
シューベルト交響曲全集、ミサ曲、オペラ

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店主がことあるごとにいっている20世紀末の革命的ベートーヴェン交響曲全集録音は、ガーディナーとジンマン、そしてアーノンクール。
交響曲ファンである以上少なくともこの3つを聴かないままでは終われないと思う。
もしアーノンクール旧録音全集の衝撃をまだ味わったことがなくてこれから体験します、というラッキーな方は、新録音チクルスが始まる前にぜひ聴いておいたほうがいいかも。

ところが、な、なんとアーノンクールの旧ベートーヴェン交響曲全集は廃盤・・・

10年前のこのセットものも海外在庫のみ。ただ、思ったより安いのでどうぞお早めに。

TELDEC
2564.63779
(14CD)
\10000→\5990
アーノンクール/コンプリート・ベートーヴェン
 交響曲全9曲、

 ピアノ協奏曲全5曲、
 三重協奏曲、
 ロンドWoO.6、合唱幻想曲、ヴァイオリン協奏曲、
 ロマンス第1番&第2番、「コリオラン」序曲、
 「プロメテウスの創造物」序曲と序奏、「アテネの廃墟」序曲、
 「フィデリオ」序曲、「レオノーレ」序曲第1番−第3番、
 「エグモント」序曲、バレエ「プロメテウスの創造物」全曲、荘厳ミサ
アーノンクール指揮
ヨーロッパ室内管
エマール、
ツェートマイアー、
ハーゲン 他



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8887506126-2
\2700→\2490
ドロテア・レッシュマン/モーツァルト:アリア集
 伴奏は
ハーディング指揮スウェーデン放送響!
 モーツァルト:
  1) 歌劇『イドメネオ』より「おお狂いそうよ!ああ腹が立つ」
  2) 歌劇『ティトの慈悲』より「ああ あなたが私を喜ばせたいのなら」
  3) 歌劇『フィガロの結婚』より「愛の神よ、安らぎをお与え下さい」
  4) 歌劇『フィガロの結婚』より「スザンナは来てないのね」
  5) 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より「何てひどい おお神々よ」
  6) 歌劇『イドメネオ』より「仲良しの孤独よ」
  7) 歌劇『ティトの慈悲』より「さあ、その時よ、おおヴィッテリア」
  8) シェーナ『わが美しき恋人よ、さようなら』K.528
ドロテア・レッシュマン(ソプラノ)、
ダニエル・ハーディング(指揮)
スウェーデン放送交響楽団

 今や世界の歌劇場を席巻するドイツの名ソプラノ、ドロテア・レシュマンによるソニー・クラシカルへのソロ・アルバム第2弾は何と、ハーディング指揮スウェーデン放送響とのモーツァルト:アリア集です。レシュマンにとって、モーツァルトのアリア集は初めての録音となります。
 レシュマンが世界的に注目されることになったのは1995年、ザルツブルク音楽祭におけるアーノンクールの指揮による「フィガロの結婚」のスザンナ役でした。それからほぼ20年を経て、彼女の声はますます円熟を深め、一層の表現力を備えています。
 「私がオペラを歌うのは、モーツァルトを歌いたいからです。モーツァルトのオペラの登場人物を舞台で演じることは私の夢でした。彼女たちは、悲しみ、喜び、そして機知に富み、真の意味で人間味に溢れているからです」と語るレシュマンは、このアルバムでもそれぞれのオペラの役柄を見事に表現し、アルバムに色彩感を与えているのはさすがです。
 息づかいまでが聴こえてきそうなリアルな歌唱を、ハーディング&スウェーデン放送響が、ピリオド・スタイルを熟知したシャープで新鮮な響きによって、感情豊かにサポートしています。
 《録音》2014年11月、ストックホルム、ベルヴァルドハッレン



レシュマンここへきて大躍進
SONY第1弾 ドイツ・リート・アルバム

SONY
8888378585-2
\2700→\2490
ドロテア・レシュマン/ポートレイト
 シューベルト:
  『ミニョンの歌 D 877-2』『ミニョンの歌 D 877-3』
  『ただ憧れを知る者だけが D.877-4』
  『ミニョンの歌 D.321』『トゥーレの王 D.367』
  『糸を紡ぐグレートヒェン D.118』
  『グレートヒェンの祈り D.564』/
 シューマン:『メアリー・スチュアート女王の詩 Op.135』/
 R.シュトラウス:
  『夜 Op.10-3』『明日の朝 Op.27-4』『悪天候 Op.69-5』
  『解き放たれて Op.39-4』/
 ヴォルフ:『ミニョンの歌』
ドロテア・レシュマン(Sp),
マルコム・マルティノー(P)

 今や世界の歌劇場を席巻するドイツの名ソプラノ、ドロテア・レシュマンによるドイツ・リートのアルバムが登場。
 レシュマンが世界的に注目されることになったのは1995年、ザルツブルク音楽祭におけるアーノンクールの指揮による「フィガロの結婚」のスザンナ役でした。
 それからほぼ20年を経て、彼女の声はますます円熟を深め、一層の表現力を備えています。
 このアルバムでは、3人の女性の「音による」肖像画が描かれています。ゲーテの名作「ヴィルヘルム・マイスター修業時代」に登場するミニョン、そして「ファウスト」の永遠の女性グレートヒェン、実在の女王メアリー・スチュアート。
 彼女たちの姿が目の前に浮かぶようなレシュマンの歌唱は、彼女が実際に訪れた美術館でインスパイアされた感情を載せ、その上で入念な解釈が凝らされたものです。それだけではなく、女性心理を巧みに描くことで定評のあるリヒャルト・シュトラウスの愛らしい歌曲を何曲かを組み合わせ、アルバムに色彩感を与えているのはさすがです。
 女性たちの息づかいまでが聴こえてきそうなリアルな歌唱を丁寧に支えるのは、リート伴奏の第一人者マルコム・マルティノー。2002年にボストリッジとハイペリオンにシューマンの二重唱集を録音していましたが、おそらくドイツ・リートのソロ・アルバムは初めてと思われます。真に魅力的なアルバムをお楽しみください。

 【録音】2013年6月、ロンドン、オール・セインツ教会
 
 

そしてDECCAからは内田光子とシューマン&ベルク!

DECCA
4788439
\2300→\2090
内田光子&ドロテア・レシュマン
 ロベルト・シューマン:
  リーダークライス 作品39
  女の愛と生涯 作品42
 アルバン・ベルク:7つの初期の歌
ドロテア・レシュマン(ソプラノ)
内田光子(ピアノ)

 内田光子が久しぶりに歌曲の伴奏盤をリリース! レシュマン&内田による「愛と生涯」。
 モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマンといった独墺レパートリーで世界的な評価を得ている内田光子。
 最新アルバムは、ドロテア・レシュマンとの歌曲集で、シューマンとベルクの「愛と生涯」を題材にした3曲を収録しています。2015年5月にウィグモアホールで行われたコンサートをライヴ収録したものです。
 内田光子による歌曲伴奏アルバムは、イアン・ボストリッジと録音したシューベルトの《美しき水車小屋の娘》以来、実に12年ぶり。ドイツ出身の名ソプラノ、ドロテア・レシュマンは各地の歌劇場からオファーの絶えない歌手で、とりわけドイツ・リートでは高い評価を得ています。息の合った内田光子との素晴らしい掛け合いをお楽しみください。
 録音:2015年5月2日&5日  ロンドン、ウィグモアホール(ライヴ)


 

8887511743-2
\2700→\2490
ドミンゴ最新録音/マイ・クリスマス
 ホワイト・クリスマス・あめにはさかえ
 アヴェ・ヴェルム・コルプス・クリスマス
 オラトリオより・ ピエ・イエズ (with ジャッキー・エヴァンコ)
 きよしこの夜(with ピアノ・ガイズ)
 ガーディアン・エンジェル(with ヴァンサン・ニクロ)
 御使いうたいて (with ヘレーナ・フィッシャー)
 フェリス・ナビダッド (with ドミンゴJr.)
プラシド・ドミンゴ
ユージン・コーン指揮、
チェコ国立交響楽団
 世紀の名歌手ドミンゴが豪華ゲストと贈るクリスマス最新作
 3大テノールの1人として活躍し、今もなお現役オペラ歌手としてステージにたつプラシド・ドミンゴ最新録音。
 2011年 ドミンゴとソニー・クラシカルは専属契約を締結し、3枚のスタジオ・アルバム (『ソングス』、『ヴェルディ』,『地中海の歌』)を発表してきた。4枚目となる新作は「クリスマス」をテーマにゲストを迎えたホリデイ・アルバム。92年から2000年までシリーズ<クリスマス・イン・ウィーン>で大ヒット作を発表しクリスマスものに定評あるドミンゴは1999年には3大テノール最初で最後のクリスマス・アルバムをリリースした。本作では今話題のユニット=ピアノ・ガイズをはじめフランスやドイツ各国で人気スターのヴァンサン・ニクロ、ヘレーネ・フィッシャー、アメリカのジャッキー・エヴァンコ等をゲストに迎え、国籍や世代をこえた共演が楽しめる内容となっている。


8887512973-2
\2700→\2490
ヴェラール・サバドゥス/
 カルダーラ:カストラートのためのアリア集

 アントニオ・カルダーラ:
  歌劇『Osminda e Fileno』よりシンフォニア,
  歌劇『Le Lodi d'Augusto』より「Num che sei」「Merta il propizio」,
  歌劇『セデーチア』より
   「O eletto delsignor」「Ahi! Come quella un tempo citta」,
  カンタータ『Il giuoco del quadriglio』より
   「(Introduzione)・・・Ah se toccasse a me」,
  カンタータ『ニゲッラとティルシ』より
   「(Introduzione)・・・Questo e il prato」,
  歌劇『Le profezie evangeliche di Isaia』より
   「Reggimi, o tu, che sola」,
  歌劇『Il nome piu glorioso』より
   「Giunse appena quel bel nome」,
 『チェロのための室内協奏曲』,
 歌劇『セデーチア』より
  「Ti sento, Iddioio, ti sento」「Esca da L'Aquilon」,
 歌劇『LeLodi d'Augusto』より「Vive l'immagine vostra」,
 歌劇『David Umiliato』より「ti daro laude, iddio」《演奏》
ヴェラール・サバドゥス(カウンター・テナー),
ヌオーヴォ・アスペット・ブレーメン(ピリオド楽器アンサンブル)

 そのルックスと驚異のヴォイスは世界中を席巻している、1986年ルーマニア生まれの若手カウンター・テナー、ヴェラール・バルナ=サバドゥス。
 昨年のグルックとサッキーニのカストラート・アリア集に続き、ソニー・クラシカルへの2枚目のソロ・アルバムが早くも登場です。
 今回のアルバムでは、ヴィヴァルディとほぼ同時期に活躍したアントニオ・カルダーラ(1670-1736)が作曲したアリア集。
 カルダーラの書いたカストラートのためのアリアには、難関なコロラトゥーラがちりばめられていますが、サバドゥスは見事なテクニックと美声、多彩な表情を表現しており、この至難なアリアを個性豊かに歌い上げています。
  《録音》2015年7月, ケルン、オーケストラ・リハーサル・センター



SONY前作

8884301924-2
\2700→\2490
ヴェラール・バルナ=サバドゥス /
 美しい絵〜グルック&サッキーニ:アリア集

 グルック:
  ①『おお 優しの恋人よ』,
  ② 歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』より抜粋,
  ③バレエ音楽『ドン・ファン』より抜粋,
  ④歌劇『パリーデとエレーナ』より抜粋 /
 アントニオ・サッキーニ:
  ⑤歌劇『イル・シッド』より抜粋,
  ⑥歌劇『セミラミスの確認』より
   「Non saprei qual doppia voce」
ヴェラール・バルナ=サバドゥス(カウンター・テナー:①②④⑤⑥)
アレッサンドロ・デ・マルキ(指揮)
ホーフカペレ・ミュンヘン

 1986年ルーマニア生まれの若手カウンター・テナー、ヴェラール・バルナ=サバドゥス。
 そのルックスと驚異のヴォイスは今世界中を席巻しており、すでに各地のオペラハウスで主役級に抜擢されています。
 当アルバムは、バルナ=サバドゥスにとってのSony Classicalへのデビュー・アルバム。ここに収録された作品は、グルックの「オペラ改革」につながった作品であり、流麗で劇的な作曲仕様によりカストラートの主役をより際立たせたものです。
 サバドゥスはそれらを見事に歌いこなし、芸術的に完成させています。特に「オルフェオとエルリディーチェ」はバルナ=サルバドゥスの十八番で、2011年にシュトウットガルトでフリーダー・ベレニウス指揮で歌った公演で絶賛を浴びています。

【録音】2014年2月, ミュンヘン、昇天教会

OEHMSのモーツァルトも捨てがたい

OC1814
\2400→\2190
モーツァルト:カストラートのためのアリア集
 1-2.歌劇「偽の女庭師」 K196より
  <ラミロのアリア「小鳥があるとき逃げ出したら」/
   ラミロのアリア「ああ嬉しい希望、わが忠実な恋人」>/
 3-5.歌劇「ルーチョ・シッラ」K135より
  <序曲/チェチ−リオのアリア「いとしい瞳よ」/
   チェチーリオのアリア「甘い喜びの一瞬を」>/
 6.歌劇「皇帝ティートの慈悲」K621 セストのアリア「この今のときだけでも」/
 7.歌劇「クレタの王イドメネオ」K366 イダマンテのアリア「自分に罪はない」/
 8.歌劇「フィガロの結婚」K492 ケルビーノのアリア「恋とはどんなものかしら」
ヴェラール・サバドゥス(カウンターテナー)/
グラーツ大管弦楽団「レクリエーション」/
ミヒャエル・ホフステッター(指揮)
録音 2013年12月2-3日 オーストリア グラーツ,シュテファニーエンザール ライブ収録

 モーツァルト(1756-1791)の時代は多くの「カストラート」が活躍していました。
 16世紀のヨーロッパでは女性が教会で歌うことが許されず、その代わりにボーイ・ソプラノが重用されていましたが、彼らは変声期を迎えると声の質が変わってしまいます。そこで「男性を去勢してその美しい声を残すこと」が流行しました。
 彼らは、声は女性に近いものの、体つきは男性に近くなるため、独特のトーンと持続力のある声を持つことができたといわれています。もちろん現在では消滅した存在で、女声のメゾ・ソプラノがその代わりを担うことが多いのですが、発声法こそ違うものの、カウンターテナー(裏声を用いる)も女声とはまた違った魅力を持っています。
 このアルバムの収録曲もカストラートのためのものですが、名カウンターテナー、サバドゥスは当時のスタイルを慮りつつ、また新たな表現の幅を広げています。力強く美しく妖しい魅力を秘めた声をお楽しみください。
 

 
8887511574-2
\2700
ブレッヒシャーデン/金管アンサンブル「ブレッヒシャーデン」のクリスマス
 「Sleigh Ride」「Last Christmas」「O Tannenbaum」
 「Stille Nacht」「Let it Snow」
 「Es wird schon glei dumpa」「Winter Wonderland」
 「Das OrffscheKonzert」「Irish Blessing」
 「Feliz Navidad」「The Christmas Song」
 「Rudolph the Red-Nosed Reindeer」
 「Muttertag」「Andachtsjodler」「Jingle Bells」
 「White Christmas」「Silent Night」
ブレッヒシャーデン(金管アンサンブル)
 金管アンサンブル「ブレッヒシャーデン」は、ミュンヘン・フィルの金管メンバーを中心として1985年に結成されました。
 伝統的なルネッサンスから現代までのクラシック音楽だけでなく、ポピュラー、ロックまで演奏してしまう器用さが大ウケ。1999年と2002年には、ドイツのグラミー賞といわれるエコー賞を受賞。さらにバイエルン文化賞も受賞している名誉あるブラス・アンサンブルです。
 創立30周年を迎えた彼らのソニー・クラシカルへの最新録音は、クリスマスの名曲ばかりを厳選。彼らの厳かなものからポップな編曲まで、すばらしいテクニックによって様々に楽しませてくれます。
 《録音》2015年、ドイツ、アイヒェナウ、ドリアン・グレイ・スタジオ
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限定盤

8887502617-2
(12CD)
\5000→\4590
ユージン・イストミン/コンプリート・コンチェルト&ソロ・レコーディングズ
 [ユージン・イストミン生誕90年リリース/世界初発売音源10曲収録]

【CD1】
 J.Sバッハ:『ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052』〜
  アドルフ・ブッシュ(指揮)ブッシュ・チェンバー・プレイヤーズ
   [録音:1945年4〜5月]
 J.Sバッハ:『ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050』〜
  ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
  ジョン・ウンマー(フルート)パブロ・カザルス(指揮)プラド祝祭管
   [録音:1950年6月]
 J.Sバッハ:『トッカータとフーガ ホ短調』[録音:1950年7月]
 モーツァルト:『ピアノ協奏曲第14番変ホ長調K.449』〜
  パブロ・カザルス(指揮)ペルピニャン音楽祭管[録音:1951年7月]
【CD2&3】
 ショパン:『夜想曲全集(全19曲)』
   [録音:1955年1, 2, 9月]
【CD4】
 ラフマニノフ:『ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18』〜
  ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管[録音:1956年4月]
【CD5】
 ブラームス:『3つの間奏曲Op.117』[録音:1957年9月]
 ブラームス:『ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調』[録音:1951年3月]
【CD6】
 ベートーヴェン:『ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』〜
  ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管
   [録音:1958年1月]
【CD7】
 チャイコフスキー:『ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』〜
  ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管[録音:1959年4月]
【CD8】
 ショパン:『ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21』〜
  ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管[録音:1959年11月]
 シューマン:『ピアノ協奏曲イ短調Op.54』〜
  ブルーノ・ワルター(指揮)コロンビア交響楽団[録音:1960年1月]
【CD9】
 ブラームス:『ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83』〜
  ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管[録音:1965年2月]
【CD10】
 ベートーヴェン:『三重協奏曲ハ長調Op.56』〜
  アイザック・スターン(ヴァイオリン) レナード・ローズ(チェロ)
  ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管[録音:1964年4月]
 ベートーヴェン:『ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58』〜
  ユージン・オーマンディ(指揮)フィラデルフィア管[録音:1966年12月]
【CD11】
 シューベルト:『ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850』[録音:1969年6&9月]
 ベートーヴェン:
  『ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53』[録音:1959年12月](世界初発売)
【CD12】(世界初発売)
 ベートーヴェン:
  『ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調Op.78』[録音:1960年4月]
 ベートーヴェン:
  『ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」』〜第2楽章
   [録音:1960年4月],
 ショパン:『夜想曲第5番嬰ヘ長調Op.15-2』[録音:1966年3月, 1967年4月],
 ショパン:『ポロネーズ 変イ長調「英雄」』[録音:1967年4月]
 ドビュッシー:『亜麻色の髪の乙女』[録音:1968年3月]
 ドビュッシー:『月の光』[録音:1968年3月]
 メンデルスゾーン:『無言歌「5月のそよ風」Op.62-1』[録音:1966年3月, 1967年4月],
 シューベルト:『即興曲Op.90 D.899〜第2&3番』[録音:1967年4月]
 ストラヴィンスキー:『ピアノ・ソナタ』[録音:1966年3月, 1967年4月]
ユージン・イストミン(ピアノ)

 アメリカのピアニスト、ユージン・イストミン(1925-2003)の生誕90年を記念し、イストミンが1945年から1969年にかけてコロンビアに残した協奏曲と独奏曲の全録音をCD12枚に集大成した貴重なボックス・セットがリリースされます。

 ユージン・イストミンは、まず何と言っても、アイザック・スターンとの二重奏、スターン、レナード・ローズとのスターン・トリオで有名であり、室内楽奏者としての卓越した手腕が高く評価されこの組み合わせでの名盤も数多く残されていますが、当ボックスはこれまであまりクローズアップされてこなかったソリストとしてのイストミンの名演がたっぷり詰まっています。

 19歳の時にアドルフ・ブッシュと共演したバッハのピアノ協奏曲第1番に始まり、パブロ・カザルスと共演したバッハのブランデンブルク協奏曲第5番(ヴァイオリンはシゲティ)、モーツァルトのピアノ協奏曲第14番、ショパンの夜想曲全曲、ブラームスのヘンデル・ヴァリエーションなどの、モノラル期の名演は、格調高く音楽性溢れる若きイストミンの才能を刻印しています。

 ユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団との共演では、ベートーヴェン第4番、第5番「皇帝」、ショパン第2番、ブラームス第2番、チャイコフスキー第1番、ラフマニノフ第2番が残されており、シューマンのピアノ協奏曲では最晩年のブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団が花を添え、滋味深いロマンの世界を描き出しています。また注目すべきはCD11〜12に収録された世界初発売となる音源10曲で、イストミン絶頂期の高潔なピアニズムを堪能することができます。オリジナル・アナログ・マスター(一部ディスクを含む)からの最新リミックスおよびリマスタリングにより、LP初期のコロンビア・レコードならではの鮮明なサウンドが蘇っています。

 また各ディスクは、オリジナル・ジャケット・デザインを使用した紙ジャケットに封入し、クラムシェルボックスに収納されています。CDレーベルもLP時代のレーベル・デザインを再現しています。オールカラーのブックレットには、ジェド・ディストラーによる英文エッセイと、詳細な録音データ、未発表写真などが掲載される予定です。


 <ユージン・イストミン・バイオグラフィ>
  1925年11月26日、ニューヨーク生まれ。両親はナイトクラブの歌手だったロシア人。アレクサンダー・ジロティの娘、クリエナ・ジロティにピアノを学ぶ。12歳でカーティス音楽学校に入学し、ルドルフ・ゼルキンとミエチスワフ・ホルショフスキに師事。17歳でレーヴェントリット賞とフィラデルフィア青年賞を受賞し、フィラデルフィア管弦楽団およびニューヨーク・フィルとの共演を同じ週に行ないステージ・デビュー。
 1950年、25歳の時には、カザルスが主宰するプラド音楽祭に最年少のアーティストとして出演し、カザルスとの生涯にあわたる友情を確立する(カザルス没後の1975年にはカザルス未亡人のマルタと結婚)。
 1955年にはスターン、ローズとのピアノ・トリオを結成。
 1988年には、自分自身のピアノを格納できる特注のトラックとともに4カ月にわたる北米30都市でソロ・リサイタル・ツアーを敢行し、大きな話題となった。
 


8887515698-2
(5CD)
\5000→\4590

もう全集セットの案内が!
 アントネッロ・マナコルダ, カンマーアカデミー・ポツダム/
  シューベルト:交響曲全集

シューベルト:
【CD1】
 『交響曲第1番ニ長調 D.82』
 『交響曲第10番ニ長調 D.936a〜アンダンテ
  (ブライアン・ニューボールド補筆による断章)』
【CD2】
 『交響曲第2番変ロ長調 D.125』
 『交響曲第4番ハ短調 D.417「悲劇的」』
【CD3】
 『交響曲第3番ニ長調 D.200』
 『交響曲第7(8)番ロ短調 D.759「未完成」』
【CD4】
 『交響曲第5番変ロ長調 D.485』『交響曲第6番ハ長調 D.589』
【CD5】
 『交響曲第8(9)番ハ長調 D.944「グレート」』
アントネッロ・マナコルダ(指揮)
カンマーアカデミー・ポツダム

 う・・・こんなに早く全集セットを出すのか・・・

 アントネッロ・マナコルダとカンマーアカデミー・ポツダムによる、ソニー・クラシカルへのシューベルトの交響曲全集録音がセットで発売となります。
 2010年にマナコルダがカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者に就任し、その翌年の2011年4月この録音が始まりました。
 4年間かかってのシューベルトの全集には、第10番からの断章も追加されています。モダン楽器による室内オーケストラですが、ピリオド奏法と、金管楽器とティンパニには古楽器を取り入れており、その生命力に富んだ演奏で注目されています。
 彼らのシューベルトも、小編成による各メンバーが共同的に自己主張しており、リズムが最も大切にされるこの曲を、精緻かつ生き生きとした演奏で描き出しています。
 そして緩章楽章での淡い哀愁も魅力的なものとなっております。指揮のアントネッロ・マナコルダは、トリノ生まれで、ヘルマン・クレッバースやフランコ・グッリにヴァイオリンを学び、クラウディオ・アバドとともにマーラー・チェンバー・オーケストラを創設、そのコンサートマスターを8年務めました。
 名教師ヨルマ・パヌラのもとで指揮を学び、現在ではイタリアやドイツのオーケストラ、歌劇場で非常に高い評価を得ている指揮者です。2011年よりカンマーアカデミー・ポツダムの首席指揮者に就任しています。

《録音》2011〜2015年、ベルリン、ポツダム、(デジタル:セッション)
 
8887512106-2
\2700
ヴィンツバッハ少年合唱団/
 J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ第4〜6部

J.S.バッハ:
 クリスマス・オラトリオ BWV.248より第4〜6部
ユッタ・ベーネルト(ソプラノ),
レベッカ・マーティン(メゾ・ソプラノ),
マルクス・シェーファー(テノール),
トーマス・ラスケ(バス),
ヴィンツバッハ少年合唱団,
ドイツ・カンマー=ヴィルトゥオーゼン・ベルリン,
カール=フリードリヒ・ベリンガー(指揮)

バッハの名カンタータなどを美しい歌声でドイツの数ある少年合唱団の中でも、その正確な音程と一糸乱れぬ完成度の高さをもつ、1946年に設立されたドイツの名門少年合唱団「ヴィンツバッハ少年合唱団」。これまでソニー・クラシカルへは、カール=フリードリヒ・ベリンガー(2012年まで常任指揮者)の指揮で、バッハ:カンタータ集、モーツァルト「レクイエム」、シューベルト「ミサ曲第5番」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」などを録音しています。当アルバムは、既発売のバッハ「クリスマス・オラトリオ」(第1〜3部)のライヴ録音(88725436022)の続編となるもの。今年2015年7〜8月にかけてのこの録音は、前半と同じ独奏者、オーケストラが集められ、万全の体制で演奏されました。特に後半の第4〜6部は、新年のためのカンタータであり、夾雑物もよけいな重量感も感じさせない、神への感謝に包まれた優しい曲想が聴く者の心を慰めるものです。

《録音》2015年7〜8月、アンスバッハ(デジタル:ライヴ)《録音》2015年7〜8月、アンスバッハ(デジタル:ライヴ)
8884307467-2
\2700
Harmonia
 アレンジ:クレイグ・レオン〜/
 J.S.バッハ:『目覚めよと呼ぶ声あり』,
 シューベルト:『ます』,
 ヴェルディ:『ヴェルディ・クヮルテット』,
 ブラームス:『ララバイ・ワルツ』,
 シューマン:『トロイメライ』,
 サン=サーンス:『聖なる神殿の奥』,
 モーツァルト:『アヴェ・ヴェルム・コルプス』,
 グリーグ:『朝』,
 ボロディン:『イーゴリ公』,
 ヴェルディ:『アリアズ・メドレー』,
 プッチーニ:『アリアズ・メドレー』,
 パーセル:『ディドーの嘆き』,
 チャイコフスキー:『白鳥の湖』,
 J.S.バッハ:『アリア』,
 ヘンデル:『ハレルヤ』《演奏》
ハイス・クラマース(指揮)
ハルモニアクレイグ・レオン
(アレンジ、ミキシング、編集)
 ロックのプロデューサーとしても名高いクレイグ・レオンによる、クラシック音楽
 トーキング・ヘッズ、ラモーンズ、ブロンディらのプロデュースを手掛ける傍らで、ミニマル電子なソロ・ワークも残す鬼才プロデューサー、クレイグ・レオンによる、クラシック音楽を彼独自のアレンジとミキシングで聴かせるアルバム。《録音》2014年、オランダ、ヒルフェルスム、メトロポール・レコーディング・スタジオ


8887512312-2
(4CD)
\2700
プラシド・ドミンゴ75歳記念
プラシド・ドミンゴ/ザ・ベスト・オブ・プラシド・ドミンゴ

【CD1】
 1) ヴェルディ:歌劇『リゴレット』より「女心の歌」,
 2) プッチーニ:歌劇『リゴレット』より「さらわれてしまった.ほおの涙が」,
 3) プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「冷たい手」,
 4) プッチーニ:歌劇『ボエーム』より「ああ、麗しの乙女」,
 5) ヴェルディ:歌劇『アイーダ』より「清きアイーダ」,
 6) ヴェルディ:歌劇『トロヴァトーレ』より「ああ、いとしい私の恋人」,
 7) ヴェルディ:歌劇『トロヴァトーレ』より「見よ、恐ろしい炎を」,
 8) プッチーニ:歌劇『トスカ』より「妙なる調和」,
 9) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「泣くな、リューよ」,
 10) ヴェルディ:歌劇『仮面舞踏会』より
  「さあ、言ってくれ、彼女が忠実に私を待っているかを」,
 11) ヴェルディ:歌劇『椿姫』より「燃える心を」,
 12) プッチーニ:歌劇『トスカ』より「星は光りぬ」,
 13) ヴェルディ:歌劇『蝶々夫人』より「変わらぬ愛を」,
 14) ヴェルディ:歌劇『椿姫』より「プロヴァンスの海と陸」,
 15) プッチーニ:歌劇『トゥーランドット』より「誰も寝てはならぬ」,
 16)ヴェルディ:歌劇『ルイザ・ミラー』より
  「ああ!この目が見たものを信じないことができたなら」,
 17) ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』より「あ、あのお方だ」,
 18) ヴェルディ:歌劇『オテロ』より「私を恐れるな」/
【CD2】
 1) レオンカヴァッロ:歌劇『道化師』より「衣装をつけろ」,
 2) チレア:歌劇『アルルの女』より「フェデリコの嘆き」,
 3) ビゼー:歌劇『カルメン』より「花の歌」,
 4) フロトー:歌劇『マルタ』より「夢のごとく」,
 5) ワーグナー:歌劇『ローエングリン』より「はるかな国に」,
 6) モーツァルト:歌劇『魔笛』より「なんと魔法の音は強いことか」,
 7) モーツァルト:歌劇『ドン・ジョヴァンニ』より「恋人を慰めて」,
 8) ドニゼッティ:歌劇『愛の妙薬』より「人知れぬ涙」,
 9)ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』より「ある日、青空を眺めて」,
 10) マスネ:歌劇『ウェルテル』より「春風よ 何故私を目覚めさせるのか」,
 11)マスネ:歌劇『マノン』より「消え去れ、甘い幻影よ」,
 12) グノー:歌劇『ファウスト』より「この清らかな住まい」,
 13) マイアベーア:歌劇『アフリカの女』より「おおパラダイス」,
 14) グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』より
  「愛の神、愛の神か〜ああ!陽よ昇れ」,
 15) チャイコフスキー:歌劇『エフゲニー・オネーギン』より
  「どこに行ってしまったのだ」,
 16) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より
  「お母さん、あの酒は強いね」,
 17) ビゼー:歌劇『真珠採り』より「聖なる神殿の奥深く」/
【CD3】
 1) トニー・レニス:『人混みに立つ男』,
 2) トスティ:『理想の人』,
 3) バーンスタイン:『マリア』, 4) デ・クルティス:『帰れソレントへ』,
 5) ドミンゴJr:『ヒア・マイ・ソング』,
 6) リー・ホールドリッジ:『マイ・ソング、マイ・ライフ』,
 7) ヤニー:『Il primo tocco』,
 8) ジョン・デンバー:『アニーズ・ソング』,
 9) ジョン・レノン:『イエスタデイ』,
 10) ジェームズ・ホーナー:『イル・ミオ・クオーレ・ヴァ
  (*タイタニックのテーマ:マイ・ハート・ウィル・ゴー・オンのイタリア語バージョン)』,
 11) ジョン・デンバー:『パハップス・ラヴ』,
 12) ジョゼフ・コズマ:『枯葉』,
 13) ジャン・ポール・マルティーニ:『愛の歓び』,
 14) チャーリー・チャップリン:『エターナリー』,
 15) ホルヘ・カランドレッリ:『良心』,
 16) ドミンゴJr:『ザ・ギフト・オブ・ラヴ』,
 17) ステファノ・トマセリ:『真美の愛』,
 18) ドミンゴJr&ホルヘ・カランドレッリ:『感謝』,
 19) バッハ=グノー『アヴェ・マリア』,
 20) ヘンデル:『オンブラ・マイ・フ』,
 21) ビゼー:『アニュス・デイ』,
 22) フランク:『天使の糧』,
 23) ドミンゴJr:『クリスマスの子供たち』/
【CD4】
 1) 『Mediterraneo』, 2) 『Alma Latina』, 3) 『Granada』,
 4) 『Siboney』, 5) 『Malaguena』,
 6) 『De Mexico a Buenos Aires』,
 7) 『El Humahuaqueno -Caballo viejo - Moliendo cafe』,
 8) 『Manha de carnaval - Aquarela do Brasil』,
 9) 『La Paloma』, 10) 『Aranjuez』,
 11) 『Besame mucho』, 12)『Jalousie』,
 13) 『Perfidia - Frenesi - La ultima noche』,
 14) 『Paloma querida』, 15) 『La malaguena』,
 16) 『Ayudame, Dios mio』, 17) 『Yo soymexicano』,
 18) 『Quiereme mucho』, 19) 『La Negra Noche』, 20) 『Total』
プラシド・ドミンゴ(テノール)
 世界のオペラ・シーンをリードし、3大テノールの1人としても人気を誇るプラシド・ドミンゴの名歌唱を収録したベスト4枚組です。
 1959年にメキシコ国立歌劇場にデビューし、今年2009年彼のデビュー50年を記念して、RCAとSony Classicalへのオペラ全曲盤などからの名アリアだけでなく、1968年から2008年の間に録音したポピュラーまで幅広く収録しました。
 1枚目にはヴェルディとプッチーニの名オペラから、2枚目にはこれ以外のオペラからの名アリア、3枚目にはポピュラー・ナンバー、4枚目はラテンのナンバーなどを収録。彼のレパートリーの広さと多彩な歌声を実感できるはずです。
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RCA



8887517880-2
(3CD)
\3800→\3490
ニールセン生誕150+1年記念リリース
 パーヴォ・ヤルヴィ/ニールセン・チクルス〜交響曲全集

 ニールセン:
  DISC1
   1.交響曲第1番ト短調作品7
   2.交響曲第2番ロ短調作品16「4つの気質」
  DISC2
   3.交響曲第3番二短調作品27「おおらかな交響曲」
   4.交響曲第4番作品29「不滅」
  DISC3
   5.交響曲第5番作品50
   6.交響曲第6番「素朴な交響曲」[演奏
フランクフルト放送交響楽団
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ

 アニヴァーサリーを超えて、新たな次元へ〜北欧のシンフォニストの真髄を明らかにするパーヴォ渾身のニールセン・チクルス。

 ニールセン生誕150+1年記念リリース
 ■デンマークの国民的作曲家カール・ニールセン(1865-1931)が生涯にわたって書きつづった6曲の交響曲は、それぞれが独自の風貌と極めて個性的な響きを備え、シベリウスの7曲と並び北欧が生んだ稀有なオーケストラ作品として20世紀音楽の中で重要な位置を占めています。パーヴォ・ヤルヴィにとっては、シベリウスと同様に北欧音楽の重要なレパートリー。パーヴォは、スウェーデンのマルメ交響楽団首席指揮者時代(1994-1997)にニールセンの作品に親しむようになり、それ以来各地で取り上げるようになりました。現在はイギリスのフィルハーモニア管とニールセンの交響曲をハイドンと組み合わせて演奏するチクルスを行なっており、そのニールセン解釈は世界的に高く評価されています。
 ■2009年から2013年にかけて4年がかりで成し遂げられたこのニールセンの交響曲全曲録音は、ブルックナー(5曲がRCAよりリリース済み)やマーラーの交響曲全集(映像による全曲がCMajorよりリリース済み)と合わせ、パーヴォがフランクフルト放送響首席指揮者時代(2006-2014)に打ち立てたマイルストーンの一つ。
 ■パーヴォの解釈は、鋭いリズム捌き、クールなリリシズムの表現、そしてシンフォニックな構成感を生かした男性的なダイナミズムが聴きもの。ニールセンの個性的なオーケストレーションのディテールを緻密に再現する手腕もパーヴォならでは。ニールセンのアニヴァーサリー・イヤーにはいくつかの交響曲の名演が生み出されましたが、パーヴォのこの新しい全集は、アニヴァーサリー・イヤーを超えて、その先を志向する名演の誕生といえるでしょう。通常ニールセンの交響曲は、北欧やイギリスのオーケストラが得意としているため、ドイツのオーケストラによる交響曲全集はおそらく世界初だと思われます。ここではフランクフルト放送響の持つドイツの放送オケらしい機能的かつパワフルな底力が聴きものです。第5番のみ、シンシナティ響との旧録音がありますが、そのほかの5曲はパーヴォにとって初録音となります。
 
■ニールセンの音楽には強烈な力がある———
  パーヴォ・ヤルヴィ『ニールセンの交響曲は20世紀で最も独自の個性を持っています。時代をはるかに先取りした交響曲でした。当時の聴き手は理解できなかったかもしれません。伝統的な音楽とは異質なかけ離れた音楽だったからです。ニールセンが確立したのは 他にはない独自の音楽語法でした。
 ニールセンの音楽をちょっと耳にすれば、たちまちそれがニールセンだとわかるのです。他の誰とも違う音楽だからです。ニールセンの交響曲は6曲あります。交響曲というジャンルの中で 最も革命的で前衛的な作品ばかりです。ニールセンのすごさは 他人の意見など気にしないところ、自分はこうしたい これしかないという 強烈な意志があるところです。彼の交響曲は、いわゆるロマン派から出発しました。第1番と第2番「4つの気質」がそうです。これはシベリウスと似ていますね。第1番と第2番は、それ以後の交響曲と比べて、いくぶんメロディアスだし理解しやすい。第3番「おおらかなの交響曲」は、「エスパンシーヴァ」というタイトルや、ソプラノとバリトンがヴォカリーズを歌う第2楽章が異例です。第4番「不滅」は傑作といえるでしょう。オーケストレーションは独特です。舞台の両側に置かれた2組のティンパニが競い合うのです。第5番は第1楽章で小太鼓が独自の活躍をし、楽章最後の瞑想的なクラリネット・ソロが耳に残ります。第1次世界大戦で破壊されていく世界を描いたようなところがあります。
 第6番「素朴な交響曲」は、私の大好きな作品で、シンプル(素朴、簡単)という意味の「センプリーチェ」と名付けられていますが、実際は全く異なるのです。演奏は非常に難しい。だからあまり演奏されません。深刻な感じはしないので、「センプリーチェ」と名付けられたのでしょうが、当たり前のことには全く興味がないかのような独自の音楽です。最後は滑稽なファゴット・ソロで終わるのですが、まるで聴衆に「あっかんべー」と舌を出しているかのようです。まさにポスト・モダンの作品ですね。色彩感に溢れ、それまでの彼の5曲の交響曲で彼が成し遂げたことが全て凝縮されています。まさに天才の作品です。
 以前父(指揮者ネーメ・ヤルヴィ。ニールセン演奏の権威でもある)とニールセンについて話し合ったことがあります。その時父が言ったことを今でも覚えています。「ベートーヴェン以外の作曲家で、これ以外にはありえないという強い確信を持つ音楽を書いたのは、ニールセンだけだよ。」ニールセンの音楽には強烈な力があります。荒々しいほどの力、全てのものを破壊してしまうようなパワーです。こうしてもいいかもというような迷いは、決して彼の音楽には存在しないのです。ニールセンの音楽には、こうであるべきだという確信があります。こんな音楽を書く作曲家はほとんどいないのです。ベートーヴェンにはそれがあります。ブラームスにはないし、ブルックナーにもない。マーラーにもない。ニールセンにもその確信があるのです。

————パーヴォ・ヤルヴィ』

 [録音]2010年7月8日〜10日、ヴィースバーデン、クアウハウス(第1番)、2009年12月11日&12日(第2番)、2010年9月23日〜25日(第3番)、2013年4月18日&19日(第4番)、2011年4月14日&15日(第5番)、2011年12月8日&9日(第6番)、フランクフルト、アルテオーパーでのライヴ・レコーディング
 


8887516519-2
\2700→\2490
意外な掘り出し物も
 トリオ・アポロン/ブルッフ:室内楽作品集

ブルッフ:
 1) 8つの小品Op.83(クラリネット、ピアノ、ヴィオラのための),
 2) コル・ニドライOp.47(クラリネット、ピアノ、ヴィオラのための三重奏版),
 3) カンツォーネ 変ロ長調Op.55(クラリネットとピアノのための),
 4) ロマンス ヘ長調Op.85(ヴィオラとピアノのための)《演奏》
トリオ・アポロン
[マティアス・グランデル(クラリネット)、
フェリックス・シュヴァルツ(ヴィオラ)、
ヴォルフガング・キューンル(ピアノ)]

 クラリネット+ヴァイオリン+ピアノという珍しい組み合わせの常設の三重奏団、トリオ・アポロンのソニー・クラシカルへのデビュー・アルバムです。
 トリオ・アポロンは、ベルリン国立管弦楽団の首席クラリネット奏者グランデルと首席ヴィオラ奏者シュヴァルツ、そしてピアノのキーンルによって1990年に結成され、バレンボイム、ブロンフマン、ヨーヨー・マらと定期的にコラボレーションを行い、世界中で「最もロマンティックな楽器による組み合わせのアンサンブル」と絶賛されています。
 2005年にワーナー・クラシックスよりリリースし、エコー賞を受賞した「20世紀のクラリネットとヴィオラとピアノのための作品集」のほか、3枚のソロ・アルバムを発表しています。
 このアルバムでは、ブルッフの室内楽作品を収録。特にクラリネットをフィーチャーした作品は、ブルッフの息子であったマックス・フェリックスのために書かれたとも言われています。
 珍しいのは、もともとチェロとオーケストラのために書かれたブルッフの代表作「コル・ニドライ」の三重奏版でしょう。ブルッフらしい深いロマンティシズム、美しいメロディに満ちた作品をご堪能いただけます。

 《録音》2014年2月、ベルリン放送小ホール(デジタル:セッション)



8887512070-2
(6CD)
\4000→\3690

モートン・グールド/
 シカゴ交響楽団とのコンプリートRCAレコーディングズ

【Disc1】
 モートン・グールド:『管弦楽のためのスピリチュアルス』,
 コープランド:『舞踏交響曲』
  [録音:1965年2月, 原盤番号:LSC-2850]/
【Disc2】
 アイヴズ:
  『「アメリカ」の主題による変奏曲』
  『交響曲第1番ニ短調』
   [録音:1966年1月, 1965年11月, 原盤番号:LSC-2893]/
【Disc3】
 チャイコフスキー:
  『「眠れる森の美女」〜ワルツ』
  『「弦楽セレナーデ」〜ワルツ』
  『「くるみ割り人形」〜花のワルツ, 終幕のワルツとアポテオーズ』
  『「白鳥の湖」〜ワルツ, 小品円舞曲, 白鳥のワルツ』
  『「交響曲第5番ホ短調」〜第3楽章:ワルツ』
  『歌劇「エフゲニー・オネーギン」〜ワルツ』
  [録音:1965年11月, 1966年1月, 原盤番号:LSC-2890]/
【Disc4】
 ニールセン:
  『クラリネット協奏曲Op.57』『交響曲第2番「四つの気質」Op.16』〜
   ベニー・グッドマン(クラリネット)
    [録音:1966年6月, 原盤番号:LSC-2920]/
【Disc5】
 アイヴズ:
  『交響曲第2番』『コネチカット州レディングのパットナム将軍の野営地』
  『ロバート・ブラウニング序曲』
   [録音:1967年2月, 原盤番号:LSC-2959]/
【Disc6】
 R=コルサコフ:『交響曲第2番「アンタール」Op.9』,
 ミャスコフスキー:『交響曲第21番嬰ヘ短調Op.51』
   [録音:1968年1月, 原盤番号:LSC-3022]/
モートン・グールド(指揮)
シカゴ交響楽団
 2016年のモートン・グールド(1913-1996)の没後20年に合わせ、グールドが1965年から1968年にかけてシカゴ交響楽団を指揮してRCAに残した6枚分のLPを紙ジャケットでCD化したボックス・セットが登場します。
 モートン・グールドは「20世紀の音楽の巨人」ともいうべき、最も才能に溢れた音楽家の一人で、ピューリッツアー賞を受賞した作曲家、グラミー賞に輝いた指揮者、優れた編曲家、そして天才的なピアニストとして、クラシックとポピュラーの両分野で大きな足跡を残しました。
 ニューヨーク州に生まれ、最初の作品を出版したのが6歳といわれる、10歳を超えたころからストコフスキーやトスカニーニがその作品を取り上げる神童でした。作曲活動も幅広く、クラシック音楽のみならず、映画やラジオ、TV、ブロードウェイやバレエのために様々な作品を残しています。
 指揮者としても長じていたグールドは全米のメジャー・オーケストラのみならず、カナダ、メキシコ、ヨーロッパ、オーストリア、日本で指揮活動を行ないました、シカゴ交響楽団を初めて指揮したのはライナー時代の1955年のことで、ラヴィニア音楽祭への客演でした。
 次のマルティノンの時代になると、RCAは録音契約を音楽監督のマルティノンのほか、グールドと小澤征爾に振り分けて、積極的な録音を行ないました。
 グールドがシカゴ交響楽団と残した6枚の録音は、自作曲のほか、盟友コープランドの「舞踏交響曲」、アイヴズの交響曲第1番の世界初録音(1966年のグラミー賞受賞)、交響曲第2番やオーケストラ曲のほか、ニールセンの交響曲第2番「4つの気質」とクラリネット協奏曲(何とベニー・グッドマンがクラリネット)、チャイコフスキーのワルツ集、R=コルサコフ「アンタール」とミヤスコフフキーの交響曲第21番と幅広い色彩的なレパートリーが含まれているのが特徴です。
 今回は全曲が新しくオリジナル・アナログ・マスターからリミックス&リマスターが行なわれており、オールカラーの別冊解説書には、詳細なレコーディング・データのほか、珍しい写真も掲載されています。
 6枚のディスクはオリジナルLPデザインの紙ジャケットに封入され、レーベルも当時のLPデザインを踏襲し、厚紙製のクラムシェルボックスに収納されています。
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DHM


8887517012-2
\2700→\2490
クリストフ・シュペリング/J.S.バッハ:われらが神は堅き砦
 ソプラノはハンナ・モリソン

 J.S.バッハ:
  カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」BWV80,
  カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」BWV80
   (W.F.バッハによるトランペット&ティンパニ付版),
  「われらが神は堅き砦」BWV80bより断章
ハンナ・モリソン(ソプラノ),
ゾフィー・ハルムセン(アルト),
マニュエル・ケーニヒ(テノール),
トビアス・ベルント(バス),
コールス・ムジクス・ケルン,
ダス・ノイエ・オーケストラ,
クリストフ・シュペリング(指揮)

 おもに古典派から初期ロマン派にかけての知られざる作品の発掘に意欲的な活動を続けるクリストフ・シュペリングとダス・ノイエ・オーケストラによるドイツ・ハルモニア・ムンディへの最新録音は、バッハの有名なカンタータ第80番「われらが神は堅き砦」を巡る興味深いアルバムです。
 カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」BWV80は、バッハがワイマール時代に書かれた四句節第3日曜日のためのカンタータBWV80aをもとに、ライプツィヒ時代に、ルターのコラールを用いた3曲を追加して、宗教改革記念日用カンタータとした作品です。
 この録音では、ルターのコラールを用いた元となったであろう3曲、そしてBWV80の全曲を収録。そして後にバッハの長男ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハが、トランペットとティンパニを追加した版による全曲が収録されています。
 シュペリングの解釈は、美点と推進力のバランスを両立させているのが特徴。極めて清澄な美しいハーモニーを聞かせるコーラス、緊張と躍動感あるオーケストラ。ここでも、シュペリングの手腕により、素晴しい演奏に仕上げられています。

 《録音》2015年



覚えてますか・・・ハンナ・モリソン


 ハンナ・モリソンはバッハ・コレギウム・ジャパンとバッハ《マタイ受難曲》で共演、

 また一時期店主がやたらとお奨めしていた「パンタグリュエル」のアルバムでご紹介していたので覚えている方も多いかと。

 その透き通るような歌声(と容姿)には感動すら覚える。

 最近ではガーディナーと共演、 BBC プロムスやザルツブルク音楽祭に登場、さらにゲヴァントハウス管弦楽団と共演。
 ガーディナーの「復活祭オラトリオ」にも登場していた。

 ついにメジャー・レーベルからも登場。どんどん活躍の場を広げていくことだろう。


ハンナ・モリソン 「パンタグリュエル」のジャケット



先日紹介のガーディナー「ロ短調ミサ曲」

SDG 722
(2CD)
\3600→\3290
ガーディナー「ロ短調ミサ曲」を再録音!
 モンテヴェルディ合唱団の豊かな響きは圧巻!

  J.S.バッハ:ロ短調ミサ曲 BWV232
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
ジョン・エリオット・ガーディナー(指揮)
ハンナ・モリソン(ソプラノ)
エスター・ブラジル(メゾ・ソプラノ)
メグ・ブラグレ(アルト)
ケイト・サイモンズ=ジョイ(アルト)
ペーター・ダヴォレン(テノール)
ニック・プリッチャード(テノール)
アレックス・アシュワース( バス) 
デイヴィッド・シプリー(バス)
 2015年最新録音。ガーディナー「ロ短調ミサ曲」を再録音!モンテヴェルディ合唱団の豊かな響きは圧巻!

 録音:2015 年3 月28-31 日ロンドン 聖ルカ教会/CD1 : 51' 10/CD2 : 54' 46




  


8887516422-2
\2700→\2490
アレクサンダー・グリヒトリーク/J.S.バッハ:レオポルト侯のための葬送音楽 BWV244a
 J.S.バッハ:
  レオポルト侯のための葬送音楽 BWV244a
   (アレクサンダー・グリヒトリークによる復元版)
グズルン・シドニー・オットー(ソプラノ),
ダーフィト・エーラー(カウンターテナー),
ハンス・イェルク・マンメル(テノール),
ダニエル・オチョア(バス)、
ドイツ・ホーフムジーク合唱団,
ドイツ・ホーフムジーク(ピリオド楽器オーケストラ),
アレクサンダー・グリヒトリーク(指揮)
 ドイツのチェンバロ奏者・指揮者・音楽学者のアレクサンダー・グリヒトリークによる意欲的なバッハ・アルバムがドイツ・ハルモニア・ムンディから登場します。
 消失していた「レオポルト侯のための葬送音楽」の復元は、これまでも試みられていました。バッハは、アンハルト=ケーテン侯レオポルト(1694〜1728)の宮廷で、1717〜23年の間楽長を務めていました。
 この曲はバッハのよき理解者であったレオポルトのために、1729年に行われた彼の葬儀のために作曲・演奏されたこととなっています。楽譜は消失されていますが歌詞は残されており、その歌詞は「マタイ受難曲」のアリアに見事あてはまることから、「マタイ受難曲」の音楽をもとに復元が可能で、グリヒトリークによる復元もこれを元にしています(ペータースから校訂譜も出版されています)。
 しかしグリヒトリークによると、「部分的に合唱のテキスト、そして和声進行があわない場所がある」ということで、彼のバッハ音楽研究、鍵盤楽器奏法、音楽構成など鑑みて、新たに構成し直したということです。
 悲しみや祈りの要素が強いマタイ受難曲に対して、これまでのレオポルト侯の功績や感謝を表わすテキストによるこの「葬送音楽」は、深いものというよりは清々しささえ感じる音楽だったことが発見されたとのこと。
 この録音前に行われたコンサートでは、バッハ学者をはじめ専門家によるプレスも絶賛しています。その新しい復元・解釈が今作でCDとして刻まれました。
  《録音》2014年9月, ケーテン、聖ヤコプ教会
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8887512785-2
\2700→\2490
世界初録音あり
 モード・アンティクォ/
  ザ・ヤング・ヴィヴァルディ(ヴィヴァルディ:初期レア作品集)

 ヴィヴァルディ:
  1) ヴァイオリン協奏曲ニ短調RV.813,
  2) ソナタ ハ長調RV.779,
  3) 2台のヴァイオリンのための協奏曲イ短調RV.522a,
  4) ソナタ ト短調RV.820, 5) ソナタ ヘ長調RV.52,
  6) ソナタ イ短調RV.Anh.107a, 7) ソナタ ハ長調RV.60
フェデリコ・マリア・サルデッリ(ブロックフレーテ&指揮)
モード・アンティクォ(ピリオド楽器アンサンブル)

 フェデリコ・マリア・サルデッリと彼の創設したピリオド楽器アンサンブル『モード・アンティクォ』によるドイツ・ハルモニア・ムンディへのデビュー・アルバムです。
 『モード・アンティクォ』は、イタリア音楽、特にヴィヴァルディを得意としており、ヴィヴァルディの新発見の作品の録音など、ナイーヴのヴィヴァルディ・エディションやタクトゥス・レーベルから貴重な録音も数多く発売してきました(1997年、2000年とグラミー賞に2回ノミネートされた実績もあり)。

 ここに収録された作品は、ヴィヴァルディ初期(RV.820は除く)の珍しい作品が収録されており、「RV.820」「RV.522a」「RV.Anh.107a」は世界初録音となります。
 研究者としても活躍するサルデッリ(イタリア・アントニオ・ヴィヴァルディ協会会員でもあります)は、様々な演奏法や音楽言語を読み取っており、当時の響きの再現を試みた意義のある録音でもあります。





「サルデッリとモード・アンティクォってなんだっけ」
という人はこのアルバムを見れば思い出せるかと・・・
やはりメジャー・レーベルが目を付けてきた・・・
Vivaldi - New Discoveries
naive
OP 30480
\2500
ヴィヴァルディ:「新発見」
 アリア「Se lento ancora il fulmineまだ光が遅いなら」
 協奏曲ト短調RV478a(2つのヴァイオリン、チェロ、弦と通奏低音のための)
 ソナタ ト短調RV806(フラウト・ドリットと通奏低音のための)
 モテット「Vos invito私はあなたを喚ぶ」(アルト、弦と通奏低音のための)
 ソナタ ニ長調RV798(ヴァイオリン、通奏低音のための)
 協奏曲 ト短調(オーボエ、チェロ、弦と通奏低音のための)
 アリアRV749.32
  「Se fide quanto belle星よ、おまえたちが美しいのと同じくらいに誠実ならば」
 ソナタ ニ長調RV810
モード・アンティコ、
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指)
ロミーナ・バッソ(Ms)
パオロ・パッラストリ(Ob)
エンリコ・カサッツァ(Vn)
ベッティーナ・ホフマン(Vc)
録音:2008年5月

 ぶっとんだ。久々にぶっとんだ。もうたいていのことでは驚かなくなってきたが、これにはぶっとんだ。
 こんな曲があるのだ。
 この1曲目。
 ひょっとしたらサルデッリはこのアリアを見つけてこのアルバムの制作を思いついたんじゃないかと思うくらいすごい。
 残りの曲は聴かなくてもいいからこの曲だけでも聴いて、と言いたくなるくらいすごい。
 当時の超人カウンター・テナーが歌ったであろう超英雄的なアリア。すでに楽譜は散逸してしまっているオペラ「アルジッポ」の1曲。
 そりゃあもうコロラトゥーラなんてあまっちょろいもんじゃない。超人的、というより怪人的なすさまじい歌唱で聴いているあなたの脳天を直撃する。歌によって斬首されることがあるとしたらこういう曲。聴くだけで鮮血がほとばしるようなそんな歌。
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8887508397-2
\2700→\2490
ラインハルト・ゲーベル(指揮)&ベルリン・バロック・ゾリステン
 C.P.E.バッハ:協奏曲と協奏曲集II

 C.P.E.バッハ:
  『交響曲ト長調Wq.182:1』
  『チェロ協奏曲変ロ長調Wq.171』
  『フルート協奏曲ト長調Wq.169』
  『交響曲変ホ長調Wq.179』
ブルーノ・ドルペレール(チェロ)
ジャック・ズーン(フルート)
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
ベルリン・バロック・ゾリステン

 ベルリン・バロック・ゾリステンによるドイツ・ハルモニア・ムンディへの2枚目の録音です。

 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちを中心にして1995年に結成されたベルリン・バロック・ゾリステンはまた、ベルリンの「古楽演奏界」をリードする気鋭のミュージシャン達として広くその名を知られています。
 ベルリン・フィル奏者としての経験により培われた17、18世紀の音楽に対する情熱が、ベルリン・バロック・ゾリステン結成の原動力となったといっても過言ではありません。
 プログラムに応じて、ベルリン・バロック・ゾリステンは11人から16人のレギュラー・メンバーにより構成されます。様式美と真正さを備えた解釈を追及することへの真摯なこだわりから、ベルリン・バロック・ゾリステンはモダン楽器を使用し、さらに様々な調律、ガット弦、そして様々な時代の弓を駆使して、それぞれの時代に実践されていた演奏の再現を試みています。
 当アルバムは、C.P.E.バッハ作品集の第2弾。あの「ムジカ・アンティクヮ・ケルン」のラインハルト・ゲーベルを指揮者として、C.P.E.バッハの斬新さと知的さを表わした演奏をご堪能いただけます。
 そしてフルート協奏曲では木製フルートの名手のジャック・ズーンが、チェロ協奏曲では2014年に24歳でベルリン・フィルの首席チェロ奏者として入団したブルーノ・ドルペレールが独奏を務めています。
 《録音》2014年12月、ベルリン・フィルハーモニー、大ホール(デジタル:セッション)


ベルリン・バロック・ゾリステン
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ第1弾

8884300425-2
\2700→\2490
《ベルリン・バロック・ゾリステン/
 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ、生誕300年記念アルバム》

 ベルリン・バロック・ゾリステン/C.P.E.バッハ:協奏曲とシンフォニア集
 C.P.E.バッハ:
  『フルート協奏曲ニ短調Wq.22』『シンフォニア ロ短調Wq.182-5』
  『オーボエ協奏曲変ロ長調Wq.164』『シンフォニア イ長調Wq.182-4』
ジャック・ズーン(Fl),
ジョナサン・ケリー(Ob),
ベルリン・バロック・ゾリステン,
ゴットフリート・ファン・デル・ゴルツ(Vn:コンサートマスター)

C.P.E.バッハは、ヨハン・セバスチャン・バッハの第5子で、ライプツィヒの大学で法律と哲学を学んだ後、プロイセン王国の王子フリードリヒの音楽教師になりました。1740年、フリードリヒが国王に即位すると、26歳のエマヌエルは即位した国王フリードリヒ大王の音楽教師兼チェンバリストとなり、28年間その地位にありました。
 「疾風怒涛」「多感様式」を体現した独特な作風は、後のハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらに多大な影響を与えました。

 ベルリン・バロック・ゾリステンは、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちを中心にして1995年に結成されたアンサンブル。彼らはまた、ベルリンの「古楽演奏界」をリードする気鋭のミュージシャン達として広くその名を知られています。ベルリン・フィル奏者としての経験により培われた17・18世紀の音楽に対する情熱が、ベルリン・バロック・ゾリステン結成の原動力となったといっても過言ではありません。

 プログラムに応じて、ベルリン・バロック・ゾリステンは11人から16人のレギュラー・メンバーにより構成されます。様式美と真正さを備えた解釈を追及することへの真摯なこだわりから、ベルリン・バロック・ゾリステンはモダン楽器を使用し、さらに様々な調律、ガット弦、そして様々な時代の弓を駆使して、それぞれの時代に実践されていた演奏の再現を試みています。

 このアルバムでは、リーダーとしてフライブルク・バロックオーケストラのゴットフリート・フォン・デア・ゴルツを迎え、斬新・新鮮な演奏によって、さらに新しいC.P.E.バッハの音楽像を現代に蘇らせています。さらに協奏曲では木製フルートの名手のジャック・ズーンが登場。ベルリン・フィル首席オーボエ奏者ジョナサン・ケリーが起用されているのも見逃せません。

 【録音】2013年4月, ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル:セッション)





8887514120-2
\2700→\2490
シュテファン・テミング&ドロテア・ミールズ/Birds〜
 バロック時代の鳥の標題音楽

  1) ラモー:『新クラヴサン組曲集第2番』〜「雌鶏」,
  2) ヘンデル:歌劇『リナルド』〜「さえずる小鳥達よ」,
  3) 作者不詳:『This Merry Peasant Spring』,
  4) ピエトロ・トッリ:歌劇『イスメーネ』〜「息子ナイチンゲールよ」,
  5) ジュセッペ・フェデリ:『愛の寺院〜楽しむ鳥のさえずり』,
  6) トマス・アーン:『お気に召すまま〜カッコウ』,
  7) アレッサンドロ・ポリエッティ:『夜鳴きうぐいす〜鳥の模倣』,
  8) ヴィヴァルディ:協奏曲集Op.10-3『ごしきひわ』,
  9) 作者不詳:『メリスマ〜ワタリガラス』,
  10) ミシェル・ピニョレ・ド・モンテクレール:『鳩』,
  11) ラインハルト・カイザー:『ユリシーズ〜快いナイチンゲール』,
  12) F.クープラン:『クラヴサン曲集第2巻』〜「さえずり」,
  13) キニャール氏:『春(やさしく)』,
  14) ルイ=クロード・ダカン:『カッコウ』,
  15) ヘンデル:『オラトリオ「快活の人、沈思の人、温和の人」〜「甘き鳥」,
  16) ジョン・バートレット:『優しい鳥達よ、奪わないで欲しい』
シュテファン・テミング(リコーダー),
ドロテー・ミールズ(ソプラノ),
アクセル・ヴォルフ(リュート、テオルボ),
ドーメン・マリンチッチ(ヴィオラ・ダ・ガンバ),
エリーザベト・ザイツ(ツィター, ハープ),
ヴィプケ・ヴァイダンツ(チェンバロ),
ザ・ジェントルマンズ・バンド,
ラ・フォリア・バロックオーケストラ

 シュテファン・テミングとドロテー・ミールズによるドイツ・ハルモニア・ムンディへの2枚目のアルバムで、鳥を表題とした作品ばかりを集めたものです。
 リコーダーは、ラテン語の「recordor(思い起こす)」などに由来する楽器名ですが、(鳥などが)「歌う」「さえずる」という意味にも 用いられたことがあり、そこから名づけられたとする説もあるようです。
 テミングは、歌うような天才的な呼吸法とフィンガリング、情感豊かな、ゆったりとした曲、生気あふれる急速な曲など、見事な様式の理解によってバロックの表題音楽を奏でていき、名花ミールズは「鳥」をテーマにしたアリアや歌曲を細やかに歌っています。

《録音》2015年2月, ミュンヘン、昇天教会(デジタル:セッション)



ドロテー・ミールズ&シュテファン・テミング
第1弾

8884304458-2
\2700→\2490

ドロテー・ミールズ&シュテファン・テミング第1弾
 インスパイアード・バイ・ソング

 民謡:
  『John Come Kiss Me Now』『Lady Ann Bothwell's Lament』,
 ジェミニアーニ:『Lady Ann Bothwell's Lament』,
 ファン・エイク:『EngelsNachtegaeltje』,
 ソロモン・エクルズ:『A Division on a Ground』,
 民謡:『An Irish Tune』,
 ジェミニアーニ:『An Irish Tune』,
 ダウランド:『Flow My Tears』,
 ヨハン・ショップ:『Lachrimae Pavan』,
 民謡:『When Daphne Did from Fair Phoebus Fly』,
 ファン・エイク:『Doen Daphne d'over schoone Maeght』,
 作者不詳:『The Division Flute: Faronell's Ground』,
 トマス・ダーフィー:『The King's Health』,
 民謡:『Greensleeves』,
 F・ナッセン:『Can Love BeControul'd』,
 ヨハン・クリストフ・ペープシュ:『Can Love Be Controul'd』,
 マーガレット・ケール:『トッカータ』,
 パーセル:『When I Am Lied in Earth』
シュテファン・テミング(Bfl)
ドロテー・ミールズ(Sp)
マーガレット・ケール(Hp)
ザ・ジェントルマンズ・バンド
 ヨーロッパで「ブロックフレーテの天才的表現プレーヤー」と絶賛され、Ohems Classicsから3枚のソロ・アルバムを発表しているシュテファン・テミングと、彼が率いるコンソート「ザ・ジェントルマンズ・バンド」のドイツ・ハルモニア・ムンディへのデビュー・アルバムです。
 ピュアで安定した技術と絶品な表現力を兼ね備えDHMにも2枚のソロ・アルバムをはじめ多数の録音に登場しているソプラノ、ドロテー・ミールズとのコラボレーションとなる当アルバムでは、「グリーンスリーヴズ」などのイギリス古謡に触発され、ジェミニアーニやファン・エイク、ダウランドなどバロック時代の作曲家が作曲したリコーダーとアンサンブルのための作品が収録されています。
 誰もが知っている有名曲をネタにした、いわばバロック時代のカバー曲集というわけです。感情的でなく素朴さを大切にすることにより、時空を越えたほっとする瞬間を私たちに与えてくれます。
  【録音】2013年4月, ドイツ、シュタルンベルク、聖ヨーゼフ教会[デジタル:セッション]




8887502713-2
\2700→\2490

ウエルガス・アンサンブル/「不幸が私を襲い」の謎

 1) 作者不詳:『おお、愛の神よ、あなたは何をするのか』
 2) アグリコラ:ミサ曲『不幸が私を襲い』〜サンクトゥス
 3) マルクール:ミサ曲『不幸が私を襲い』〜
   生まれからして、私は不幸者(2声、3声のための)
 4) オブレヒト:ミサ曲『不幸が私を襲い』〜
   サンクトゥス
 5) 作者不詳:ミサ曲『不幸が私を襲い』〜
   生まれからして、私は不幸者(3声のための)』
 6) アグリコラ:ミサ曲『不幸が私を襲い』〜アニュス・デイ
 7) オケゲム:『おお、愛の神よ、あなたは何をするのか』
 8) カベソン:第4旋法によるティエント『不幸が私を襲い』
 9) ジョスカン・デ・プレ:ミサ曲『不幸が私を襲い』〜
   アニュス・デイ(2声, 4声, 5声, 6声)《演奏》
パウル・ファン・ネーヴェル(指揮)
ウエルガス・アンサンブル
 パウル・ファ・ネーヴェルとウエルガス・アンサンブルによる新録音です。
 ルネッサンス時代、ひとつの題材を多くの作曲家が作るということは当たり前であり、基本のメロディさえ同じ場合も多数。そこで別声部に手を加え、その作曲者の独自性が発揮されていました。
 今作で取り上げられている『不幸が私を襲い』のもとになったものは、1450年の頃のシャンソンと言われています。
 ルネッサンス時代の名作曲が残した、『不幸が私を襲い』の題材に関連した作品が収録され、それぞれの作曲家の独創的な響きを発見しようという企画です。
 バーゼル・スコラ・カントルムで学んだパウル・ファン・ネーヴェルは、調査・研究も含めてルネッサンス・ポリフォニーの権威であります。手兵のウエルガス・アンサンブルとともに、すばらしい演奏による成果を見せてくれるアルバムです。
 《録音》2014年6月、フランス、エコユー




旧譜から
ファン・ネーヴェル&ウエルガス・アンサンブル
音楽芸術の第5元素
HMG 501922 \2500


 クリスマス前後、こればっかりかけていた。
 古楽系アルバムというのは、ちょっと聴くとどれも同じように思える。ただ、非常に微妙なニュアンスで好き嫌いが分かれる。その違いを説明するのはとても難しい。パワフルで情熱的なシクスティーンがいいときもあれば、清潔で存在感あふれるタリス・スコラーズがいいときもある。もちろんまったく無名の演奏団体のものがバッチリはまることもある。しかし指揮者やピアニスト以上に、実際に聴いてみないとわからない要素が大きい。ちょっとした強弱のアクセントがいやに鼻についたり、逆にのっぺり聴こえたりして、もう本当に申し訳ないくらい身勝手な好悪が噴出する。

 今回の場合、クリスマス気分で聴くためにいくつかの宗教音楽系新譜を集めたが、バッチリはまったのはこの1枚だけだった。

 ウェルガス・アンサンブルはどちらかというと「学究的」要素が強い団体で、「高度で精緻なアンサンブルによって聴く人を感動に至らしめる」というタイプの団体ではない。
 それよりは作曲家やその周辺の雰囲気をリアルに再現して、極めて繊細に聴く人の心に忍び込んでくる。
 「歌」よりも「空気」を感じさせて聴く人の心を虜にしてくれるのである。

 このアルバムもとっても慎み深く控えめな音楽。・・・でもたまにはクリスマスくらい敬虔な気分で迎えたいと思う心境には、なんとなくそれがはまった。


仏HM
HMG 501922
\2500
海外在庫限り
ネーヴェル&ウエルガス・アンサンブル
 音楽芸術の第5元素〜The quintessence of a musical art~
  (1)ラッスス(1532-1594):ミサ曲「すべての悲しみよ」 
  (2)トマス・アシュウェル(1478頃-1513以降):ミサ「アヴェ・マリア」
  (3)パレストリーナ(1525頃-1594):ミサ「ウト・レ・ミ・ファ・ソ・ラ」
パウル・ファン・ネーヴェル(指)
ウエルガス・アンサンブル
 ウエルガス・アンサンブルによる声の饗宴

 録音:2005 年11 月


 このCDのタイトルは、録音が行われた、リスボンにある水の博物館に由来している。
 第五の元素とは、気・火・地・水の4要素のほかにあると考えられた元素のこと。この場所自体がもつただならぬ雰囲気、そしてその音響は、これらの作品が普遍的で時空を超えた内容(=「第五の」要素)をもっているということを私たちに示している。
 厳格な対位法を用いて書かれたパレストリーナのミサ曲、イングランドが生んだ後期ゴシック様式の作品をのこしたアシュウェルのミサ曲、そして多声音楽爛熟期のラッススのミサ曲。これらの作品が、生きたものとして聴く者にせまってくる。







 

8887514103-2
\2700→\2490
カペラ・デ・ラ・トーレ/チャコーナ
 1) トロンボンチーノ:『辛抱強くあなたに従う』,
 2) モンテヴェルディ:『西風がもどり』,
 3) ファルコニエーリ:『チャコーナ』,
 4) ミシェル・ゴダール:『Dreaming Dancers』,
 5) オルティス:『Recercada Passamezzo』,
 6) 作者不詳:『Passacaglia della vita』,
 7) 作者不詳:『Un sarao de la ciaconna』 ,
 8)マネッリ:『Accesso mi cuore』,
 9) カロサ:『Alta regina』,
 10) フォークト:『Follia leggera』,
 11) パラッシオ:『Non quiero ser monja』,
 12) ミシェル・ゴダール:『Folie de 1000 lumieres』,
 13) 作者不詳:『Guardame las vacas』,
 14) オルティス:『Recercada Romanesca』,
 15) パラッシオ:『Muchos van deamor heridos』,
 16) ミシェル・ゴダール:『Song for Urte』,
 17) ファルコニエーリ:『Folia echa para mi Senora Dona Tarolilla de Carallenos』,
 18) ファルコニエーリ:『Aria sopra la Ciaconna』,
 19) パラッシオ:『Rodrigo Martinez』,
  20) ステフィン・メリット:『The Book of Love』
カペラ・デ・ラ・トーレ
 (ルネッサンス・アンサンブル)

 『カペラ・デ・ラ・トーレ』は、ドイツを中心に今、宗教音楽のから世俗的作品まで「最も優れた解釈」と高い評価を受けているルネッサンス・アンサンブル。メンバーそれぞれが、その時代の演奏のスペシャリスト、独奏者でもあります。
 当アルバムでは、イタリア・ルネッサンス時代のチャコーナ(シャコンヌ)の作品を収録。定型のバスの音型の上に変奏曲のように変化していく音楽を、実践的に研究し、演奏していきます。
 途中には名セルパン奏者ミシェル・ゴダールの書いた作品や、最後にはポップ・ミュジーシャンのステフィン・メリットの曲も入れてしまうのも、決して枠にはまらないこのグループの粋なところでしょう。

 《録音》2014年11月、ドイツ。バーデン=バーデン、南西ドイツ放送、ハンス=ロスバウト・スタジオ





ここで彼らの演奏をいくつか試聴できます!

http://www.capella-de-la-torre.de/de/cds.html



カペラ・デ・ラ・トーレ前作
なぜか代理店からの案内では記載されないソプラノのセシル・ケンペナースの歌声が天国的

8887506200-2
\2700→\2490
カペラ・デ・ラ・トーレ / 水の音楽〜妖精とセイレーンの物語
 1) M・プレトリウス:Philou,
 2) A・ヴィラールト:Passa la nave,
 3) F・カローゾ:Laura suave,
 4) ビクトリア:Ave maris stella,
 5) ジョスカン・デ・プレ:In exitu Israel,
 6) T・モーリー:Besides a Fountain,
 7) A・ホルボーン:The Fruit of Love,
 8) L・マレンツィオ:Ad una fresca riva,
 9) A・ホルボーン:The Funerals,
 10) ジョスカン・デ・プレ:Nymphes nappes / Circumdederunt me,
 11) L・アレグリ:Quinto ballo detto le ninfe di Senna,
 12) B・モスキーニ:Ecco, signor il Tebro,
 13) O・ヴェッキ:Gitene ninfe,
 14) オルランド・ディ・ラッソ:Super flumina Babylonis,
 15) G・ギッツォーロ:Canto di Sirene,
 16) G・ギッツォーロ:Riposta di Nettuno,
 17) 作者不詳:Les nymphes de la Grenouillere,
 18) R・ジョンソン:Full Fathom Five Thy Father Lies,
 19) ビクトリア:Versa est in luctum,
 20) J・アルカデルト:l bianco e dolce cigno,
 21) J・フォクト:Canto,
 22) O・ギボンズ:The Silver Swan,
 23) L・マレンツィオ:Chi dal delfino,
カペラ・デ・ラ・トーレ(ルネッサンス・アンサンブル)
セシル・ケンペナース(So)

 『カペラ・デ・ラ・トーレ』は、ドイツを中心に今、宗教音楽のから世俗的作品まで「最も優れた解釈」と高い評価を受けているルネッサンス・アンサンブル。メンバーそれぞれが、その時代の演奏のスペシャリスト、独奏者でもあります。
 ドイツ・ハルモニア・ムンディからの第3弾となる当アルバムでは、様々なヨーロッパのルネッサンス作品の中から、水、妖精、ギリシャ神話のセイレーン(美しい歌声で近くを通る船人を誘い寄せて難破させたという半女半鳥の海の精)に関したものが選ばれています。民族的要素、厳かな宮廷音楽が織り交ぜられた、ルネッサンス時代の音楽に引き込まれるはずです。

【録音】2014年9月, ドイツ、アウハウゼン修道院教会(デジタル: セッション)








8887505144-2
\2700
ムジカ・フィアータ/ヨハン・ヘルマン・シャイン:聖歌集『シオンのシンバル』
 ヨハン・ヘルマン・シャイン:
  聖歌集『シオンのシンバル』より
   「来たりて主を喜び歌わん」
   「いと高きにある神にのみ栄光あれ」
   「言葉は肉体となり」「羊飼い達よ、汝ら見たものを語れ」
   「神よ、その慈しみをもってわたしを憐れんでください」
   「エフライムは私の大切な息子なのだろうか」
   「おお、主イエス・キリストよ」
   「行きます、最後までおこなうことを」
   「アレルヤ!主をおそれ、その道を歩むものは」
   「アレルヤ!主に感謝せよ」
   「いったいどこにあなたの恋人は行ってしまったのか?」
   「わたしはうれしかった」「天主はその御一人子を」
   「誰を探しているのですか、マグダラのマリアよ」/
  「5声のカンツォン イ短調 :コロラリウム」
ローランド・ウィルソン(指揮)、
ムジカ・フィアータ・ケルン,
ラ・シャペル・デュカーレ
 ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586.1630)は、ドレスデン宮廷礼拝堂少年聖歌隊員として音楽教育を受け、1607年からライプツィヒ大学で学びました。
 1615年からヴァイマール宮廷楽長、1616〜1630年には聖トマス教会カントールを務めています。シュッツとも親交が深く、宗教的及び世俗的声楽曲の領域で本領を発揮し、イタリア様式をルター派の教会音楽に伝統的な要素を融合させた重要な作曲家です。
 シャインの重要な作品で「音楽の宴」「イスラエルの泉」がありますが、この「シオンのシンバル」は、降誕、葬礼、婚礼、復活祭など様々な場面での聖歌を集めた作品です。
 近年ではこのドイツ宗教的作品の研究と録音を集中的におこなっているローランド・ウィルソンとムジカ・フィアータとラ・シャペル・ドゥカーレによる演奏で、演奏法や解釈をくまなく研究し、当時の質素で敬虔な祈りを反映し、感情を抑えながらも、気品に満ちた演奏となっています。《録音》2014年11月、ライプツィヒ、ベタニエン教会
 

8887515882-2
\2700→\2490
ラウテン・カンパニー/マルコ・ポーロの歩んだ道
 ピエール・ファレーズ:
  『フェッラレーゼのパヴァーヌとガリアルド』
  『サルタレッロ』,
 カッチーニ:『天にもかほどの星はなく』,
 ロッシ:『Das vereiste Paar』,
 ヨアン・アンブロシオ・ダルツァ:『Kalata alla spagnola』,
 Trad:『Schlacht - Schach / Horse Race』,
 マッツォッキ:『おろかな心よ』,
 メールラ:『Cin / No,no ch'io non mi fido』,
 Trad:『中国のランタン』,
 フランチェスコ・トゥリーニ:『カンツォン』,
 Trad:『瑶族の舞曲』,
 モンテヴェルディ:『かくも甘い苦悩を』,
 カステッロ:『ソナタ』,
 モンテヴェルディ:『何と快い今日のそよ風』『ただあなたを見つめ』,
 Trad:『龍の舞』,
 カール・ヴァレンティン:『中国のカプレット』
ラウテン・カンパニー(ピリオド楽器アンサンブル),
ウー・ウェイ(中国笙),
エヴァ・マッテス(語り、歌)
 「東方見聞録」で有名なマルコ・ポーロ。彼は24年間にわたってアジア各地を訪れましたが、その途中、中国に17年間滞在しました。「東方見聞録」には中国の音楽についてもその中に書かれており、その後ヨーロッパに伝えられました。
 ラウテン・カンパニー率いるリュート奏者ヴォルフガング・カチュナーは、このアルバムで中国の音楽と初期バロック音楽を融合させています。
 これまでフィリップ・グラスなどの現代音楽との共演や、ポピュラーを古楽器で演奏するような取り組みにも積極的な彼らは、中国の現代笙の名手ウー・ウェイと共演し、東と西の文化の間を経験することができる画期的なアルバムに仕上げています。《録音》2015年5月, ベルリン、ハウス・デス・ルントフンクス


ラウテン・カンパニー/創立30年記念ベスト

8887501631-2
\2700→\2490
ラウテン・カンパニー/創立30年記念ベスト
 1) ジョアン・アンブロジオ・ダルツァ:『フェッラーラ風のピーヴァ』,
 2) タルクィニオ・メールラ:『センティーレ=カンツォネッタ』,
 3) ニコラ・マテイス:『チャコネッタ』,
 4) ニコラ・マテイス:『ラ・ディア・スパニョーラ』、
 5) イギリス舞曲:『カプリッチョ・デット・スヴェリアトーイオ』,
 6) J.S.バッハ:『ヴァージン・クイーン』,
 7) J.S.バッハ:『Bobbing Joe』,
 8) J.S.バッハ:『モテット「主に向かって新しき歌をうたえ」BWV.225〜第1曲』,
 9) J.S.バッハ:『コラール「はかなく むなしき」』,
 10) J.S.バッハ:『カンタータ「はかなく むなしき」〜コラール』,
 11) ブクステフーデ:『強めたまえ』,
 12) ブクステフーデ:『主よ、あなたさえこの世にあれば』,
 13) ヘンデル:『オラトリオ「メサイア」〜ハレルヤ』(ドイツ語版),
 14) パーセル:『歌劇「アセンスのターモン」〜グラウンドによるカーテンチューン』,
 15) パーセル:『歌劇「妖精の女王」〜One Charming Night』,
 16) ヘンデル:『歌劇「リチャード1世」〜死よ、来てください』,
 17) ヘンデル:『歌劇「リナルド」〜私を泣かせてください』,
 18) フィリップ・グラス:『The Windcatcher Part I』,
 19) モンテヴェルディ:『歌劇「オルフェオ」〜ViRicorda Boschi Ombrosio』,
 20) パーセル:『グラウンド ハ長調』,
 21) ヨハン・フィリップ・クリーガー:『暗がりは悪事に好都合』,
 22) トマス・ロビンソン:『プレインソング』,
 23) ダウランド:『わが過ちを許してくれようか』,
 24) ウィリアム・バード:『深い緑の森よ』,
 25) パーセル:『Bedlam Boys』,
 26) ヨハン・タイレ:『Nun ich singe, Gott ich knie』
ウォルフガング・カチュナー(指揮&リュート)、
ラウテン・カンパニー
 ヴォルフガング・カチュナー指揮するベルリンの古楽器アンサンブル「ラウテン・カンパニー」。1984年設立当初はカチュナーとハンス=ヴェルナー・アペルとのリュート・デュオから始まりました。10月18日にはベルリンで30周年を祝う記念コンサートが行われますが、それに合わせて発売されるのが当アルバムです。ラウテン・カンパニーは、いわゆるピリオド楽器演奏とは一味違い、当時の音楽を現代に蘇えらせることに主眼を置いていて、様々なソリストたちを取り込み、多様な編成で演奏活動を行なうのが特徴。例えば演奏会では、管弦楽だけによる歌無し版オペラ・アリアや、フィリップ・グラスなどの現代音楽やポピュラーを古楽器で演奏するような取り組みにも積極的です。このアルバムはそうした彼らの演奏活動の30年の積み重ねをバロック音楽の分野の録音で辿ってゆくもの。DHMの音源だけでなく彼らが録音してきた様々な音源から選曲されています。

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ERATO



2564602681
\2500→\2290
ベルトラン・シャマユ(ピアノ)
 ラヴェル:ピアノ独奏曲全集

 水の戯れ
 亡き王女のためのパヴァーヌ
 シャブリエ風に
 鏡
 古風なメヌエット
 グロテスクなセレナード
 ボロディン風に
  高雅で感傷的なワルツ
 夜のガスパール
 メヌエット 嬰ハ短調
 ソナチネ
 前奏曲 イ短調
 クープランの墓
 ハイドンの名によるメヌエット
アルフレード・カゼッラ[1883-1947]:
 ラヴェル風に(アルマンゾ、またはアデライーデの結婚)
アレクサンドル・ジロティ[1863-1945]:
 2つのヘブライの歌より第1曲『カディッシュ』(原曲:ラヴェル)
ベルトラン・シャマユ(ピアノ)

 19世紀末から20世紀初頭を突き抜けたフランスの光と影、そして憂鬱を、時代を超え現代に投影するシャマユの独壇場!ワーナー移籍第1弾である「シューベルト:さすらい人幻想曲 〜ピアノ小品集」は、レコード芸術誌特選をはじめとし、各レビューで高い評価を得た若きピアニスト/ベルトラン・シャマユ。
 今回のアルバムに選んだ作曲家は、フランス近代の抒情を音に投影する作曲家のモーリス・ラヴェル。
 ラヴェルと同じくフランスの地に生まれ育ったシャマユにとって「ラヴェルはとても近しい作曲家」であり、「フランス語をしゃべるように対峙できる作曲家」だと語っています。
 作品の背景にある「言語」や「環境」、そして作曲家に内含する「哲学」までをも研究し、演奏に投影するシャマユ独特のピアニズムで語る、フランス近代を生きたラヴェルの世界。綿々とフランスに息づく芸術的陰翳礼讃を現代にトレースした、シャマユの意欲作の登場です。

 2015年6月、10月  トゥールーズ、サンピエール・デ・クジーン教会



レコード芸術誌特選をはじめ各レビュー絶賛

2564637078
\2500

ベルトラン・シャマユ/エラート・レーベル専属契約第1弾

 シューベルト:幻想曲ハ長調『さすらい人』D.760
 シューベルト:12のドイツ舞曲(レントラー集)D.790
 シューベルト:アレグレット ハ短調 D. 915
 シューベルト:レントラー D.366-12
 シューベルト:3つの小品(即興曲) D. 946
 シューベルト/リスト編曲:『水の上で歌う』
 シューベルト/リスト編曲:『連祷』
 シューベルト/リスト編曲:『水車職人と小川』
 シューベルト=R.シュトラウス:『クーペルヴィーザー・ワルツ』

ベルトラン・シャマユ(P)

2013年11月

 フランスの実力派ピアニスト、ベルトラン・シャマユのエラート・レーベル専属契約第1弾。
 トゥールーズ出身、パリ国立音楽院でジャン=フランソワ・エッセールに師事した彼は20歳でロン=ティボー国際コンクールに入賞。以降、アムステルダムのコンセルトヘボウやロンドンのウィグモアホール、パリのシャンゼリゼ劇場で演奏、そして何といっても彼の名を一躍有名にしたのが、毎年5月に東京国際フォーラムで開催されている「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャパン」での演奏会。ほかでもたびたび来日して、その都度大満足の演奏を聴かせる彼ですが、昨年のラ・フォル・ジュルネでのラヴェルで名演を繰り広げたことで知られています。

 そんな彼、これまで他のレーベルからもひねりのあるCDをリリースし、そのどれもが話題となっていました。ベートーヴェンやモーツァルト、ショパンなどの王道ではなく、リストの巡礼の年全曲、超絶技巧練習曲や、メンデルスゾーンのピアノ曲(無言歌集ではない)、そしてこれまたあまり手を出す人がいないフランクのピアノ作品集。そして現代作品のいくつかと、ライヴでのドビュッシー。誰もが恐る恐る手を出して、聴いてみて、その魅力に絡め捕られる・・・そんなラインナップでありました。
 今や彼はフランスで現在最高の人気と実力を持つピアニストとなり、いよいよEratoレーベルという老舗レーベルという専属契約を結んでのこの初アルバムはシューベルト。「なんだ、普通だね・・・」。もちろんそんな思いは収録曲を見たとたんに瞬時に消え去ることでしょう。

 「水の上で歌う(リスト編)」「さすらい人幻想曲」の2つのヘビーな作品に続くのは、やはり美し過ぎるリスト編の「連祷 D. 343」と「水車と小川」。あとはあまり弾かれることのないレントラーなどの小品と小さなワルツ。これらの曲を弾く彼は何を訴えたいのか?そんなことを思いつつ、CDをセットして聴いてみましょう。音が煌めき飛び散るかのような「水の上で歌う」。重心がしっかりした音でぐいぐい攻めてくる「さすらい人」。この曲の表現の何と多彩なことか。切なさに胸が痛む「連祷」。ここまで聴くだけで彼の並々ならぬ才能に打ちのめされること間違いなし。
 いくつかの曲に魅了され、最後の曲「Kupelwieser Walzer」へ。これは2014年に生誕150年を迎えるリヒャルト・シュトラウスも関係している珍しい作品。シューベルトが友人のために書いた秘曲を、100年以上の時を経て、シュトラウスが譜面に書き起こしたものです。変ト長調という調性と、シュトラウスがちょっと遊び心で加えたという音が優しく耳に残る印象的なワルツ。後味の素晴らしい、そして何度でも聴きたくなる極上の1枚です。

 


2564605185
(2CD+DVD)
\3200→\2990

ナタリー・デセイ/バロック・ベスト

CD1
 J.S.バッハ:カンタータ第51番『すべての地にて歓呼して神を迎えよ』 BWV.51(全曲)
 モンテヴェルディ:ニンファの嘆き
 J.S.バッハ:『マニフィカト』より
 ヘンデル:『あの宿命の日から』より
 ヘンデル:『私の胸は騒ぐ』より
 ヘンデル:『主は言われた』より
 ラモー:『優雅なインドの国々』より
CD2
 ヘンデル:『アルチーナ』より*
 ヘンデル:『時と悟りの勝利』より
 ヘンデル:『アチス、ガラテアとポリフェーモ』より
 ヘンデル:『ジューリオ・チェーザレ』より
DVD
 ヘンデル:『アルチーナ』より「Credete al mio dolor」(2008年収録)
ナタリー・デセイ(ソプラノ)
エマニュエル・アイム指揮、
ル・コンセール・ダストレ
ウィリアム・クリスティ指揮、
レザール・フロリサン*

 コロラトゥーラからヴォーカリストへ、ナタリー・デセイの新ベスト盤登場。
 永遠に少女らしい雰囲気を失わないソプラノ、デセイ。しかしいつの間にか彼女のキャリアは20年を越え、オペラ・ステージからは引退をし、最近では専ら女優としての活動とオペラ以外のジャンルの活動に専念しているようです。
 バロック音楽からポピュラーまで、多面的なレパートリーを持つデセイですが、バロック音楽での情熱的な歌い方は、これまでにバロック歌手らがなしえなかった感情が噴出したものといえましょう。
 今までに録音してきたバッハやヘンデルを中心とした見事な歌唱を収録した、彼女のバロック・ベストです。
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2564606973
\2500→\2290
カプソン/ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲
 オケはゲルギエフ&マリインスキー
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番変ホ長調 Op.107
 2013年12月3日
 サル・プレイエル
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第2番ト短調 Op.126
 2014年6月3日
 サンクト・ペテルブルク、マリインスキー歌劇場
ゴーティエ・カプソン(チェロ)
 マリインスキー歌劇場管弦楽団
 ワレリー・ゲルギエフ(指揮)
 チェロの若き貴公子、ゴーティエ・カピュソンとロシアの巨匠、ゲルギエフとの共演による20世紀を代表するチェロ協奏曲の新録音。
 新世代の代表的チェリスト、実力とイケメン人気のゴーティエ・カピュソンのライヴを収録したもので、巨匠ゲルギエフとの共演による、20世紀の代表的チェロ作品の魅力を余すところなく弾ききった新録音です。
 「第1番」は、Arthausから映像商品として発売されているものと同じ演奏ですが、あらたにCD用としてリマスターされています。「第2番」は、本拠地マリインスキー劇場でのライヴ音源が収録されています。
 


2564605177
(CD+DVD)
\3200→\2990
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
アレクサンドル・タロー(ピアノ)
2015年2月、4月 エクサン・プロヴァンス音楽院



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