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≪第85号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2015/12/29〜





12/30(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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NAXOS



8.504046
(4CD)
\3300→\2990
ティアンワ・ヤン
 パブロ・サラサーテ:ヴァイオリンと管弦楽のための作品集

<CD1…第1集: 8.572191>
 1.ツィゴイネルワイゼン Op.20/
 2.スペイン風アリア Op.18(ヴァイオリンと管弦楽編)/
 3.ミラマール=ソルツィーコ Op.42(ヴァイオリンと管弦楽編)/
 4.ペテネラス Op.35(ヴァイオリンと管弦楽編)/
 5.ノクターン・セレナード Op.45/
 6.ビバ・セビーリャ Op.38(ヴァイオリンと管弦楽編)/
 7.「白衣の婦人」による幻想曲 Op.3/
<CD2…第2集: 8.572216>
 1-5.カルメン幻想曲 Op.25/
 6.グノーの「ロメオとジュリエット」による演奏会用幻想曲 Op.5/
 7.ロシアの歌 Op.49(ヴァイオリンと管弦楽編)/
 8.ナイチンゲールの歌 Op.29(ヴァイオリンと管弦楽編)/
 9.狩り Op.44/
 10.ホタ・デ・パブロ Op.52(ヴァイオリンと管弦楽編)/
<CD3…第3集: 8.572275>
 1.モーツァルトの歌劇「魔笛」による演奏会用幻想曲 Op.54/
 2.ナヴァラ Op.33(2台のヴァイオリンと管弦楽による)/
 3.ムイニエラ Op.32/
 4.グノーの歌劇「ファウスト」による新しい幻想曲Op.13/
 5.ヴェネツィア風舟歌 Op.46(ヴァイオリンと管弦楽版)/
 6.序奏とカプリース・ホタ/
<CD4…第4集: 8.572276>
 1.序奏とタランテラ Op.43(ヴァイオリンと管弦楽編)/
 2.サン・フェルミンのホタ Op.36(ヴァイオリンと管弦楽編)/
 3.モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」による演奏会用幻想曲 Op.51
  (ヴァイオリンと管弦楽編)/
 4.ウェーバーの「魔弾の射手」による演奏会用幻想曲 Op.14
  (ヴァイオリンと管弦楽編)/
 5.パンプローナのホタ Op.50(ヴァイオリンと管弦楽編)/
 6.スコットランドの歌 Op.34(ヴァイオリンと管弦楽編)/
 7.夢 Op.53(ヴァイオリンと管弦楽編)/8.森のエスプリ Op.48
ティアンワ・ヤン(楊天堝)(ヴァイオリン)
 (CD3:トラック2は多重録音)/
ナバーラ交響楽団/
エルネスト・マルティネス=イスキエルド(指揮)
 録音 <CD1>2008年9月1-5日/<CD2>2009年11月1-5日…1-5, 2009年7月2日…6, 2008年11月3-6日…7-10 スペイン パンプローナ,ナバーラ交響楽団コンサート・ホール/<CD3>2009年6月30日-7月3日/<CD4>2009年11月9-13日 スペイン パンプローナ、バラナイン・コンサート・ホール

 すすり泣くようなヴァイオリンが印象的な「ツィゴイネルワイゼン」で知られるパブロ・サラサーテ(1844-1908)。歴史上、最も成功したヴァイオリニストの一人であったはずなのに、彼の他の作品は想像以上に知られていないのが実情です。
 サラサーテは、1844年にスペインのパンプローナで生まれました。父は連隊の楽団指導者で、幼いパブロにヴァイオリンを教えましたが、才能に溢れた息子はすぐに父を追い越し、もっと技術を磨くためにマドリッドに移ります。
 彼の早熟な才能は時のスペイン女王イザベラ2世に認められ、支援を受けてパリ音楽院に留学し、それ以降は優れたヴァイオリニストとして活躍することになります。
 彼の作品はスペインの民族音楽や舞曲を取り入れた華やかなものばかりで、このBOXではそんなサラサーテの素晴らしいヴァイオリンと管弦楽のための作品がもれなく収録されています。
 演奏しているのは「非常に才能ある若いヴァイオリン奏者」ティアンワ・ヤン(楊天堝)。彼女は他にもサラサーテの「ピアノとヴァイオリンのための作品集」も4枚リリースしているので、サラサーテに関して彼女の右に出る者はいないはずです。滑らかな音色、表現力。どこをとっても文句なしです。
 


8.573350
\1100
マーラー:交響曲 第2番「復活」(B.ワルターによるピアノ4手版)
 1.第1楽章:アレグロ・マエストーソ まじめで荘厳な表現で一貫して/
 2.第2楽章:アンダンテ・モデラート きわめてくつろいで、急がずに/
 3.第3楽章:スケルツォ 静かに流れるような動きで/
 4.第4楽章:「原光」きわめて荘重に、しかし素朴に/
 5.第5楽章:スケルツォのテンポで、荒野を進むように
中澤真麻(プリモ…使用ピアノ スタインウェイ D274)/
シュルド・アタヴァーレ(セコンド…使用ピアノ スタインウェイ D211)
 録音 2013年3月22日 オーストリア ウィーン音楽演劇大学,ファニー・ヘンゼル=メンデルスゾーンホール

 マーラーが交響曲第2番「復活」を完成させたのは1894年、彼が34歳の時でした。1888年に「葬礼」として最初に作品の構想を練った時は単一楽章の交響詩となるはずでしたが、その後様々な紆余曲折を経て、最終的には5楽章からなる、ソプラノ、アルト独唱と合唱、オルガンを伴う巨大な交響曲へと発展したこの交響曲には、彼の様々な思い入れが込められています。
 そんな壮大な作品を、彼の弟子であるブルーノ・ワルターが連弾用に編曲。もちろんマーラーの複雑なスコアはそのまま、また独唱や合唱のパート全てが、ピアノの響きに集約されたこの「ミニアチュア」は驚くほどの精緻な佇まいを持っています。
 この録音では、連弾で演奏できるスコアをあえて2台のピアノで演奏することで、一層の音の広がりを追求しています。昂ぶる感情がそのまま爆発する第1楽章、穏やかで細やかな第2楽章、ユーモラスな第3楽章、素朴な信仰が歌われた第4楽章「原光」、そして圧巻の終楽章。ピアノの響きの向こう側に光り輝く世界が開けているかのようです。
 


8.573382
\1100
イタリアの管弦楽作品集
 1.プッチーニ:交響的前奏曲/
 2-4.ロッシーニ(1792-1868):ファゴット協奏曲
 5.ヴェルディ(1813-1901):ファゴットと管弦楽のための奇想曲(F.ペドレッティ編曲)/
 6.パガニーニ(1782-1840):ホルン、ファゴットと管弦楽のためのコンチェルティーノ/
 7-14.レスピーギ(1879-1936):ロッシーニによるバレエ音楽「風変わりな店」P120
  (M.サージェントによる管弦楽版)
  <序曲/タランテッラ/マズルカ/コサック風舞曲/
   カン・カン/ワルツ・レント/夜想曲/ギャロップ>
パトリック・デ・リティス(ファゴット)…2-6/
ホセ・ヴィセンテ・カステッロ(ホルン)…6/
ヴュルツブルク・フィルハーモニー管弦楽団/
エンリコ・カレッソ(指揮)
 録音 2014年12月11日 ドイツ ヴュルツブルク 高等音楽院コンチェルトホール ライヴ収録

 レスピーギ(1858-1924)の「風変わりな店」を中心としたヴュルツブルク・フィルハーモニー管弦楽団のある一夜のコンサートのライヴ・アルバムです。なかなか凝ったプログラムといい、リティスの極上のファゴット・ソロといい何とも贅沢なコンサートではありませんか!
 あまり聴く機会のないプッチーニの「交響的前奏曲」は初期の作品ですが、まるでこれから壮大なオペラが始まるかのようなワクワク感たっぷりの美しい曲です。
 こちらも珍しいロッシーニのファゴット協奏曲も、まるでオペラのアリアを聴いているかのような雄弁な独奏を楽しめます。
 ヴェルディの奇想曲はアマチュアのオーケストラのために書かれた作品で、ずっと失われていたものですが、20年前に再発見されました。
 フランスのファゴット奏者A.N.アンリのためにパガニーニが作曲した二重協奏曲も1985年まで公開されなかったもの。流麗な旋律が魅力です。
 そしてメインは「風変わりな店」。言うまでもなくロッシーニの作品を元にレスピーギが編曲したバレエ音楽で、お馴染みの旋律が次から次へと現れます。
 


8.573486
\1100
日本初のNPO法人のプロフェッショナル吹奏楽団
 「フィルハーモニック・ウインズ大阪=オオサカン」

ヤン・ヴァンデルロースト:スパルタクス 他

 1.交響詩「スパルタクス」(1988)/
 2.交響詩「モンタニャールの詩」(1997)/
 3-6.シンフォニエッタ〜水都のスケッチ(2004)
  <第1楽章:水都に着いて/第2楽章:剣舞/
   第3楽章:河畔の夕暮れ/第4楽章:未来に向かって>
フィルハーモニック・ウインズ大阪/
ヤン・ヴァンデルロースト(指揮)
 録音 2012年9月23日 大阪 いずみホール…1, 2014年9月23日 大阪 いずみホール…3-6, 2011年9月25日 大東市立 文化ホール(サーティホール)…2

 「フィルハーモニック・ウインズ大阪=オオサカン」
 日本初のNPO法人のプロフェッショナル吹奏楽団「フィルハーモニック・ウインズ大阪=オオサカン」。
 結成以来、吹奏楽の新たな可能性を追求し、レパートリーの拡充を図ってきた彼らたちのNAXOSへのアルバム第2弾は、お待ちかね「スパルタクス」をはじめとしたヴァンデルローストの作品集です。
 交響詩「スパルタクス」は“レスピーギへのオマージュ”とスコアに記されているとおり、古代ローマの剣闘士スパルタクスの活躍がレスピーギを思わせる鮮やかな色彩で描かれている作品で、吹奏楽ファンだけでなく、全ての音楽ファンから賞賛されているものです。
 1997年に初演された「モンタニャールの詩」は、モンブランの山並みを望む自然の描写と、歴史上の史実を自由に交えた幻想的な作品です。ちなみに「モンタニャール」とはフランス語の「山」という意味。
 そして、注目は2014年の「ヴァンデルロースト首席客演指揮者就任記念演奏会」で演奏された「シンフォニエッタ〜水都のスケッチ」で、こちらはもともと「大阪市音楽団発足80周年」のためにヴァンデルローストが作曲したものですが、演奏楽団がオオサカンに変わることで曲の表情も驚くほどに変化しています。

 【オオサカンのヴァンレルロースト既発盤…8.573206 いにしえの時から/シンフォニア・ハンガリカ】
 


8.573490
\1100
ジェフリー・ビーゲル(ピアノ)
 マンハッタン・インテルメッツォ
  〜アメリカとイギリスのピアノと管弦楽のための作品集

 1.ニール・セダカ(1939-):マンハッタン・インテルメッツォ(2008)
  (L.ホールドリッジによるピアノと管弦楽編)/
 2-4.キース・エマーソン(1944-):ピアノ協奏曲 第1番(1976)
  (J. メイヤーによるピアノと管弦楽編)
 5.デューク・エリントン(1899-1974):ニュー・ワールド・ア・カミン
  (M.ペレスによるピアノと管弦楽編)/
 6.ガーシュウイン(1898-1937):ラプソディ・イン・ブルー
  (F.グローフェにとるピアノと管弦楽編)
ベンジャミン・ウェズナー(クラリネット)…5.6/
ジェフリー・ビーゲル(ピアノ)/
ブラウン大学管弦楽団/
ポール・フィリップス(指揮)
録音 2014年10月12日…6, 2014年10月18日…1, 2014年10月18.19日…2-4, 2014年11月20日…5 ニューヨーク,ロードアイランド プロヴィデンス,ブラウン大学 セイルス・ホール

 NAXOSから、時折リリースされる一連のクロスオーヴァー(?)アルバムは「この手のもの」が好きな人から大絶賛されています。
 たとえばオールソップの一連のアルバムや、伝説のベーシスト、マグヌス・ローゼンをフィーチャーしたアルバム(8.572650)とか。さて、このアルバムの4つの作品もなかなか個性的なものです。
 シンガーソングライターとしてお馴染みニール・セダカ(10代の頃はクラシックを学んでいた)の麗しい「マンハッタン・インテルメッツォ」。イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド「エマーソン・レイク・アンド・パーマー」のメンバー、キース・エマーソンの熱狂的な「ピアノ協奏曲」、デューク・エリントンの名作「ニュー・ワールド・ア・カミン」(カデンツァが聴き所)、そしてお馴染みガーシュウインの「ラプソディ・イン・ブルー」。どれもジャンルを越えた華やかな音楽として楽しめます。
 今回ピアノを演奏しているのは、驚くほど幅広いレパートリーを持つことで知られるジェフリー・ビーゲル。これらの作品に全く新しい命を吹き込んでいるところはさすがです。
 

8.573368
\1100
ヴィクター・ヤング:映画音楽「ゲスト」/ガリバー旅行記 他
 1.地球最大のショウ(1952)-前奏曲(G.パリッシュによる管弦楽版)/
 2-9.「ゲスト-The Uninvited」(1944)(J.モーガンによる復元版)
  <前奏曲/リスの追跡/村/すすりなく幽霊/
   日曜の朝-ステラの感情/崖/祖父と崖/幽霊の終わり>/
 10-14.ガリバー旅行記(1939)(J.モーガンによる復元版)
  <10.前奏曲-スクロールと嵐/しのび足のマーチ/
   トウの巨人/ギャビーと王-塔-射手/フィナーレ>/
 15-22.ブライト・リーフ(1950)
  (L.シュケン、S. カットナーによる管弦楽編)
  <前奏曲-キングスモントへようこそ/ソニア/マシン・モンタージュ/
   マーガレット/タバコ・モンタージュ/自殺/
   ソニアとその結婚/南の復讐-炎-フィナーレ>
モスクワ交響交響楽団&合唱団/
ウィリアム・ストロンバーグ(指揮)
録音 1997年4月 モスクワ モスフィルム MARCO POLO 8.225063の移行盤

 アメリカ合衆国の作曲家、指揮者、編曲家、そしてヴァイオリニスト、ヴィクター・ヤング(1900-1956)。もともとはヴァイオリニストだった彼は、デッド・フィオリト楽団に参加したことでポピュラー音楽の分野に移り、やがて映画音楽作曲家として名をあげ、ハリウッド映画のために次々を作品を書き始めます。
 アカデミー賞に22回ノミネートされるも、生前には受賞ならず、結局死後あの誰もが知っている名曲『八十日間世界一周』の主題歌『アラウンド・ザ・ワールド』でようやく作曲賞を受賞したということでも知られています。
 そんなヤングですが、彼が57歳の若さで死去したときは大勢の人々がハリウッドの墓地に集まり(墓地の場所はメジャー映画会社であったRKOとパラマウント社の中間地点にあった)教会に入りきれなかった人たちは外で祈りを捧げたというほど、その早すぎる死を悼んだのでした。
 そんなヤングの代表作を3曲と、これまた有名な「地球最大のショウ」の前奏曲を収録したこのアルバムはもともとMARCO POLOレーベルからリリースされていたものですが、今回NAXOSレーベルから再発売されることで、また多くの人に聴いていただける機会を持つことができるでしょう。
 一度でも聴いたら必ず魅了される音楽。まさに永遠に不滅です。
 


8.559817
\1100
ロベルト・シエッラ:シンフォニア 第3番「ラ・サルサ」他
 1-4.シンフォニア 第3番「ラ・サルサ」(2005)
  <トゥンバオ/ハバネラ/ダンサ/ホルゴリオ>/
 5.ボリケン(2005)/6.エル・バイレ(2012)/
 7-12.悲しみの沈黙を越えて(2002)
  <第1曲:土地への祈り/第2曲:ロブのような私について/
   第3曲:わが愛について語って/第4曲:この子への子守歌/
   第5曲:小さな新生児/第6曲:ここに歩いてきた女>
マルタ・グート(ソプラノ)…7-12/
プエルト・リコ交響楽団/
マキシミアノ・バルデス(指揮)
録音 2014年9月10-13日 プエルト・リコ サン・ホアン、サラ・シンフォニア・パブロ・カザルス

 プエルト・リコ出身の作曲家シエッラ(1953-)のめちゃくちゃカッコイイ「ラ・サルサ」をお届けいたします。
 シンフォニア第4番(8.559738)でも、スペインの伝統を受け継いだ情熱的で挑戦的な作品を聴くことができましたが、今回のシンフォニア第3番は一層はじけています。各々の楽章に付されたタイトルをごらんください。まさにお祭り騒ぎ!この曲は2005年、ミルウォーキー交響楽団の委嘱によって書かれたもので、ニューヨークの熱気とカリブ伝統のサルサのリズムが溶け合う何とも楽しい曲なのです。
 「ボリケン」と「エル・バイレ」はシャコンヌの形式で書かれた一種の変奏曲。とは言え、その語法は現代的であり、もちろん熱狂的なリズムに支配されています。N.スコット・モマディのテキストを用いた歌曲集「悲しみの沈黙を越えて」はネイティブ・アメリカンの部族の文化と愛情を歌ったもので、ここでは先ほどの「シンフォニア」ようなリズムの応酬はあまりなく、真摯で愛に満ちた響きと叙情性が漲っています。
 

8.573403
\1100
ヴァイオリンによるオペラ幻想曲集 第2集
 ヴェルディ,チャイコフスキー,サラサーテ 他

 1.ヴェルディ(1813-1901):歌劇「イ・ロンバルディ」 -
  第3幕 前奏曲(B.ローブによるヴァイオリンとピアノ編)/
 2.チャイコフスキー(1840-1893):歌劇「エフゲニー・オネーギン」Op.24 -
  第2幕 レンスキーのアリア「青春は遠く過ぎ去り」
   (L.アウアーによるヴァイオリンとピアノ編)/
 3.デイロン・エリック・ハーゲン(1961-):
  「1958年10月,タンジール,愛はどのように」-白いワルツ(2014)/
 4.サラサーテ(1844-1908):
  グノーの歌劇「ファウスト」による新しい幻想曲Op.13/
 5.グルック(1714-1787):歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」 -
  第2幕 精霊の踊り(F.クライスラーによるヴァイオリンとピアノ編)/
 6.イェネ・フバイ(1858-1937):クレモナのヴァイオリン作り Op.40/
 7.マルティヌー(1890-1959):ロッシーニの主題による変奏曲 H. 290
  (B.ローブによるヴァイオリンとピアノ編)/
 8.ヘンデル(1685-1759):歌劇「セルセ(クセルクセス)」 HWV 40 -
  第1幕 アリア「安らぎの木陰…オンブラ・マイ・フ(ラルゴ)」
  (A.ヴィルヘルミによるヴァイオリンとピアノ編)/
 9.ジョナサン・ベルガー(1954-):「従軍記者」の主題による幻想曲/
 10.ヴェルディ:歌劇「運命の力」 -
  第3幕 最後の頼みだ(B.ローブによるヴァイオリンとピアノ編)
   ※3.7.9.10…世界初録音
リヴィア・ソーン(ヴァイオリン)/
ベンジャミン・ローブ(ピアノ)/
ゲオフ・ナッタール(ヴィオラ…10)
 録音 2014年12月19-21日 USA カリフォルニア,スタンフォード大学 キャンベル・リサイタル・ホール

 12歳でユーディ・メニューイン国際ヴァイオリン・コンクールの最優秀賞を受賞した才能あふれるヴァイオリニスト、リディア・ソーンによるオペラ幻想曲集の第2集となります。
 第1集(8.570202)でもパガニーニからゴリホフまで幅広い時代の作品を聴かせたてくれ彼女、今作でもなかなか珍しい作品をヴァラエティ豊かに演奏しています。
 ヘンデルやグルックなどのお馴染みの曲はもちろんのこと、サラサーテの技巧的な作品やフバイ、マルティヌーなどの珍しい作品、そして現代風の曲など(トラック3のハーゲンの曲には一瞬聞きなれたメロディも出現!)、まさに目も眩むような曲が次々と溢れ出してくる楽しい1枚です。
 録音技術のなかった19世紀の時代だからこそ行われていた、劇場に行かずともオペラを楽しむための「アリアを器楽曲へ編曲すること」、それが、ここまで進化するとは当時の人も想像していなかったのではないでしょうか。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS



ALT 327/8
(2CD)
\2800→\2590
バックハウスのあのブザンソン・ライヴが
 ついにオリジナルテープで正規CD 化!
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集

 CD 1
  (1)ピアノ・ソナタ第6番 ヘ長調 Op.10-2
  (2)ピアノ・ソナタ第7番 ニ長調 Op.10-3
  (3)ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2『月光』
 CD 2
  (4)ピアノ・ソナタ第29番 変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィーア』
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)

 絶品の『ハンマークラヴィーア』!
 バックハウスのあのブザンソン・ライヴがついにオリジナルテープで正規CD 化!
 ラジオ・フランスのオリジナルテープだけありモノラルながら大変良い音でステレオ録音と遜色ない音質となっています。

 ライヴ録音:1959年9月16日/ブザンソン音楽祭/モノラル

 バックハウスならではの粋なくずし弾きはライヴでより冴えわたるようです。第7 番など試し弾きからそのまま楽曲に粋に入っていく様はまさにバックハウスの魅力そのものの印象深さがございます。
 当演奏の「月光」「ハンマークラヴィーア」なども魅力的な有名演奏だけに過去いろいろとCD 化されましたが、今回ラジオ・フランスのオリジナル録音テープを使用してCD 化された当盤の登場は決定的で喜ばしい限りです。




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VENIAS


アンドレ・クリュイタンス・コレクション vol.3
〜1948-1964 Recordings オペラ編


 驚異の収集能力、VENIASレーベルの最新巻はクリュイタンス第3巻。今回は充実のオペラ編。

 VENIASの壮大な旧譜はこちらへ。


限定盤
VN 016
(56CD)
\18000
CD1-3
グノー
歌劇「ファウスト」

ファウスト…ニコライ・ゲッダ
マルグリート…ビクトリア・デ・ロス・アンヘルス
メフィストフェレス…ボリス・クリストフ
ヴァランティン…エルネスト・ブラン
ジーベル...リリアン・バートン
マルト…リタ・ゴール
ヴァグネル…ヴィクター・オートラン

パリ国立歌劇場管弦楽団&合唱団
Rec:23-27,29,30 September & 1-4,6-9 October 1958,Salle de la Mutualite,Paris
EMI原盤、ステレオ


CD4-6
グノー
歌劇「ファウスト」

ファウスト…ニコライ・ゲッダ
マルグリート…ビクトリア・デ・ロス・アンヘルス
メフィストフェレス…ボリス・クリストフ
ヴァランティン…ジャン・ボルテール
ジーベル...マーサ・アンジェリシ
マルト…ソランジュ・ミシェル
ヴァグネル…ロベール・ジャンテ

パリ国立歌劇場管弦楽団&合唱団
Rec:30 April-5 June 1953,Salle de la Mutualite,Paris
EMI原盤、モノラル


CD7/8
グノー
歌劇「ミレイユ」
ミレイユ…ジャネット・ヴィヴァルダ
ヴァンサン…ニコライ・ゲッダ
タヴェン…クリスチャン・ゲロー
ウリアス…ミシェル・デン
ヴィンスネット...マドレーヌ・イグナル
ラモン…アンドレ・ヴェシエール
クレマンス…クリスチャン・ジャッカン
アンブロワーズ…マルチェロ・コルティス
渡し守…ロベール・トロピン

アレクサン・プロヴァンス音楽祭合唱団
パリ音楽院管弦楽団
Rec:July 1954, Aix-en-Provence
EMI原盤、モノラル


CD9/10
ビゼー
歌劇「真珠採り」
レイラ…マルタ・アンジェリーチ
ナディール...アンリ・ルゲイ
ズルガ…ミシェル・ダンス
ヌーラバット...ルイ・ノグェラ

パリ・オペラ・コミーク座管弦楽団&合唱団
Rec:22-30 June 1954,Salle de la Mutualite,Paris
EMI原盤、モノラル


CD11/12
ビゼー
歌劇「カルメン」(ドイツ語歌唱)

カルメン…イラ・マラニウク
ミカエラ…アニー・シュレム
ドン・ホセ…ハンス・ホップ
エスカミーリョ...ウォルター・ベリー
フラスキータ...エルナ・マリア・ドゥスケ
メルセデス…ヒンデグント・ヴァルター
ダンカイロ…ハイナー・ホルン
レメンタード…マルティン・ヘウスラー
モラレス…Ernst Grathwol
スニガ…ゲルハルト・グレシェル

ケルン放送交響楽団&合唱団
Rec:February and March 1958,Kolns
モノラル


CD13/14
ビゼー
歌劇「カルメン」


カルメン…ソランジェ・ミッシェル
ミカエラ…マルタ・アンジェリシ
ドン・ホセ…ラウール・ジョバン
エスカミーリョ...ミシェル・ダンス
フラスキータ...G.シェレー
メルセデス…R,ノッティ
ダンカイロ…ジャン・ブュイーユ
レメンタード…フレデリック・レプリン
モラレス…ジュリアン・ティエラッシュ
スニガ…ザビエル・スマティ
リリャス・パスティア…Arschodt

パリ・オペラ・コミーク座管弦楽団&合唱団
Rec:6-9 September 1950,Theatre des Champs-Elysees,Paris
EMI原盤、モノラル


CD15/16
ラロ
歌劇「イスの王様」

ローゼン…ジャニーヌ・ミショー
マルガレード…リタ・ゴール
ミリオ…アンリ・ルゲイ
カルナック…ジャン・ボルテール
イスの王様…ピエール・サビニョール
サン・コランタン…ジャック・マリス
ジャエル…セルジェ・ラリエ

フランス国立放送管弦楽団&合唱団
Rec:10-15 June 1957, Salle de la Mutualite,Paris
EMI原盤、モノラル


CD17
プーランク
喜歌劇「ティレジアスの乳房」

ティレジアス/女性占い師…デニス・デュヴァル
新聞売りの娘ほか...マルガリーテ・ルグウィ
亭主...ジャン・ジロードー
憲兵...エミール・ルソー
座長…ロベール・ジャンテ
プレスト…ジュリアン・ティエラッシュ
ラクーフ…フレデリック・レプリン
新聞記者…セルジェ・ラリエ
息子...Jacques Hivert
髭を生やした紳士...ギルバート・ジュリア

パリ・オペラ・コミーク座管弦楽団&合唱団
Rec:14-25 September 1953,Theatre des Champs-Elysees,Paris
EMI原盤、モノラル


CD18/19
オッフェンバック
歌劇「ホフマン物語」

ホフマン...ラウル・ジョバン
オリンピア...ルネ・ドリア
ジュリエッタ…ヴィーナ・ボヴィ
アントニア…ゲオリ・ブエ
ミューズ…ルネ・フォーレ
ニクラウゼ…ファネリ・レヴォイル
リンドルフ...ロム・ムシィ
コッペリウス…アンドレ・ペルネ
ダペルトゥット船長…Charles Soix
ミラクル博士...ロジェ・ブルダン
スパランツァーニ…ルネ・ラペルトリ
ペーター・シュレミール…シャルル・カンボン
クレスペル...アンドレ・フィリップ
ナタナエル…レイモンド・アマーデ
ルーテル…アンドレ・ヴェシエール
ヘルマン…カミーユ・モラーヌ
アンティニアの母の声…シモネ・ボルゲセ
アンドレス/コシュニーユ/フランツ/ピティキナッチョ…ブールビル

パリ・オペラ・コミーク座管弦楽団&合唱団
Rec:11-26 March 1948,Theatre des Champs-Elysees,Paris
EMI原盤、モノラル


CD20
ストラヴィンスキー
歌劇「ナイチンゲール」

夜鳴き鶯(ナイチンゲール)…ジャニーヌ・ミショー
料理人…ジュヌビエーブ・モイザン
漁師…ジャン・ジロードー
中国の皇帝…ルシアン・ロヴァーノ
侍従…ミシェル・ルー
僧侶…ベルナード・コットレ
死神…クリスチャン・ゲロー
日本の大使たち…クロディーヌ・コラール,ヨーゼフ・ペイロン, カミーユ・モラーヌ

フランス国立放送管弦楽団&合唱団
Rec:25,28,29 March, 27 April & 7 June 1955, Salle de la Mutualite,Paris
モノラル


CD21
ラヴェル
喜劇「スペインの時計」

コンセプシオン…デニス・デュヴァル
ゴンサルヴェ…ジャン・ジロードー
トルケマダ…ルネ・エレン
ラミーロ…ジャン・ブュイーユ
ドン・イニーゴ・ゴメス…シャルル・クラヴァンシー

パリ・オペラ・コミーク座管弦楽団&合唱団
Rec:October-November 1952,Theatre des Champs-Elysees,Paris
EMI原盤、モノラル


CD22-24
ドビュッシー
歌劇「ペレアスとメリザンド」

ペレアス…ジャック・ジャンセン
メリザンド…ビクトリア・デ・ロス・アンヘルス
ゴロー…ジェラール・スゼー
アルケル…ピエール・フルマンティ
ジュヌヴィエーヴ…ジャニーヌ・コラール
イニョルド…フランソワーズ・オゲアス
医師…ジャン・ブュイーユ

レイモン・サン・ポール合唱団
フランス国立放送管弦楽団
Rec:4,6&15 June 1956, Palais de Chaillot,Paris
EMI原盤、モノラル



CD25/26
ドビュッシー
歌劇「ペレアスとメリザンド」


ペレアス…ピエール・モレ
メリザンド…ジャニーヌ・ミショー
ゴロー…アンリ=ベルトラン・エチュヴェリ
アルケル…ピエール・フルマンティ
ジュヌヴィエーヴ…アニエス・ディペイ
イニョルド…ジャンヌ・ローランド
医師…マルセル・ヴィネロン

バイエルン放送交響楽団&合唱団
Rec:19 November 1955, Herkulessal,Munchen
モノラル


CD27-29
ムソルグスキー
歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」

ボリス・ゴドゥノフ…ボリス・クリストフ
フョードル…アナ・アレクシエヴァ
クセニヤ…エカテリーナ・ゲオルギエヴァ
乳母…メラ・ブーガリノヴィチ
シュイスキー…ジョン・ラニガン
シチェルカーロフ…ジャック・マルス
ピーメン…ボリス・クリストフ
グリゴリー・オトレピエフ(偽ドミトリー)…ディミタル・ウーゾウノフ
マリーナ・ムニーシュク…エブリン・リア
ランゴーニ…アントン・ディアコフ
ヴァルラーム…ボリス・クリストフ
ミサイール…ミレン・パオウノフ
旅籠屋(居酒屋)の女主人…ミラ・カーリン
聖愚者…Kiril Dulguerov
巡査…ニコライ・クリストフ
大貴族…ミレン・パオウノフ
フルシチョフ…ヴァシル・べンチェフ
ロヴィツキ…ジャック・マルス
チェルニコフスキ…コスタディネ・シェカリスキー
農夫1…ボージャン・カッツァルスキー
農夫2…ヴァシル・べンチェフ
農婦1…クリスティーナ・カジコレヴァ
農婦2…キナ・コッセヴァ

ソフィア国立歌劇場合唱団
パリ音楽院管弦楽団
Rec:4-6,12-15,17-21 September 1962,Salle Wagram,Paris
EMI原盤、ステレオ

CD30/31
フンパーディンク
歌劇「ヘンゼルとグレーテル」

ヘンゼル…イルムガルト・ゼーフリート
グレーテル…アンネリーゼ・ローテンベルガー
魔女…エリザベート・ヘンゲン
ゲルトルート(母)...グレース・ホフマン
ペーター(父)...ワルターベリー
眠りの精、露の精...リゼロッテ・マイクル
お菓子になった子供たち...ウィーン少年合唱団

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Rec:March 1964,Musikverein,Vienna
EMI原盤、ステレオ


CD 32-35
ワーグナー
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」


ハンス・ザックス...オットー・ウィーナー
ファイト・ポーグナー...ハンス・ホッター
クンツ・フォーゲルザンク...フリッツ・ウール
コンラート・ナハティガル...エグモント・コッホ
ジクストゥス・ベックメッサー...トニ・ブランケンハイム
フリッツ・コートナー...エーベルハルト・ヴェヒター
バルタザール・ツォルン...ハンス=ギュンター・ツィンマーマン
ウルリヒ・アイスリンガー…エーリヒ・ベンケ
アウグスティン・モーザー…ヘルマン・ウィンクラー
ヘルマン・オルテル...ハンス・ハビーティネク
ハンス・シュヴァルツ...ハンス=ギュンター・ネッカー
ハンス・フォルツ...オイゲン・フックス
ヴァルター・フォン・シュトルツィング...ヨーゼフ・トラクセル
ダーヴィッド...ゲルハルト・シュトルツェ
エヴァ...エリーザベト・グリュンマー
マグダレーネ...エリーザベト・シェルテル
夜警...ドナルド・ベル

バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
Rec:1958,Bayreuth
モノラル


CD 36-39
ワーグナー
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

ハンス・ザックス...グスタフ・ナイトリンガー
ファイト・ポーグナー...ヨーゼフ・グラインドル
クンツ・フォーゲルザンク...フリッツ・ウール
コンラート・ナハティガル...エグモント・コッホ
ジクストゥス・ベックメッサー...カール・シュミット・ワルター
フリッツ・コートナー...トニ・ブランケンハイム
バルタザール・ツォルン...ハンス=ギュンター・ツィンマーマン
ウルリヒ・アイスリンガー…エーリヒ・ベンケ
アウグスティン・モーザー…ヘルマン・ヴィンクラー
ヘルマン・オルテル...ハンス・ハビーティネク
ハンス・シュヴァルツ...アレキサンダー・フェニヴス
ハンス・フォルツ...オイゲン・フックス
ヴァルター・フォン・シュトルツィング...ワルター・ガイスラー
ダーヴィット...ゲルハルト・シュトルツェ
エヴァ...エリーザベト・グリュンマー
マグダレーネ...ゲオルギーネ・ミランコヴィック
夜警..アルノルド・ヴァン・ミル

バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
Rec:1957,Bayreuth
モノラル


CD 40-43
ワーグナー
楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

ハンス・ザックス...ハンス・ホッター
ファイト・ポーグナー...ヨーゼフ・グラインドル
クンツ・フォーゲルゲザンク...ヨーゼフ・トラクセル
コンラート・ナハティガル...エグモント・コッホ
ジクストゥス・ベックメッサー...カール・シュミット=ワルター
フリッツ・コートナー... ディートリヒ・フィシャー=ディースカウ
バルタザール・ツォルン...ハンス=ギュンター・ツィンマーマン
ウルリヒ・アイスリンガー…エーリヒ・ベンケ
アウグスティン・モーザー…ヨーゼフ・ヤンコ
ヘルマン・オルテル...ハンス・ハビーティネク
ハンス・シュバルツ...アレキサンダー・フェニヴス
フォルツ...オイゲン・フックス
ヴァルター・フォン・シュトルツィング...ヴォルフガング・ヴィントガッセン
ターヴィット...ゲルハルト・シュトルツェ
エヴァ...グレ・ブロウェンスティン
マグダレーネ...ゲオルギーネ・みランコヴィック
夜警...アルフォンス・ヘルヴィッヒ

バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
Rec:1956,Bayreuth
モノラル


CD 44-46
ワーグナー
楽劇「ローエングリン」

ローエングリン...シャーンドル・コーンヤ
エルザ・フォン・ブラバント…レオニー・リザネク
オルトルート...アストリッド・ヴァルナイ
フリードリヒ・フォン・テルラムント伯爵...エルネスト・ブラン
国王ハンリヒ…キート・エンゲン
軍令使…エーベルハルト・ヴェヒター
4人のブラバントの貴族…ゲルハルト・シュトルツェ,ハンス=ギュンター・ツィンマーマン,
 ゴットハルト・クロンシュタイン,エグモント・コッホ
4人の小姓...エリーザベト・ウィッツマン,ヒルガルト・シューネマン,
 アンネ・マリー・ルートヴィッヒ,クラウディア・ヘルマン

バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
Rec:1958,Bayreuth
モノラル


CD 47-50
ワーグナー
楽劇「パルシファル」

パルシファル...シャーンドル・コーンヤ
クンドリー…リタ・ゴール
アンフォルタス…グスタフ・ナイトリンガー
ティトゥレル…シルヴィオ・マイオニカ
グルネマンツ…ボリス・クリストフ
クリングゾール…ゲオルク・シュテルン
聖杯守護の騎士…リナルド・ペリッツォーニ,ジュゼッペ・モレージ
小姓…クララ・フォーティ,ステファニア・マラグー,マリオ・フェラッラ,アンジェロ・メルクリアーリ
花の乙女たち…モンセラート・カバリエ,ウルスラ・ケルプ,
 スザーネ・ウィル,コレット・ロラン,ヒルデ・コッホ,マリア・グラーフ

ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
Rec:2 May 1960,Teatro alla Scala,Milano
モノラル

CD 51-53
ワーグナー
楽劇「タンホイザー」


領主ヘルマン...ヨゼフ・グラインドル
タンホイザー...ヴォルフガング・ヴィントガッセン
ヴォルフラム...ディートリヒ・フィシャー=ディースカウ
ワルター...ヨーゼフ・トラクセル
ビーテロルフ...トニ・ブランケンハイム
ハインリヒ...ゲルハルト・シュトルツェ
ラインマン...アルフォンス・ヘルヴィッヒ
エリーザベト...グレ・ブロウェンスティーン
ヴェーヌス...ヘルタ・ヴィルヘルト
牧童...フォルカー・ホルン
Edelknaben...シェーネベルク少年合唱団

バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
Rec:9 August 1955,Bayreuth
モノラル


CD 54-56
ワーグナー
楽劇「トリスタンとイゾルデ」

イゾルデ...ゲルトルーデ・グローブ
トリスタン...ルドルフ・ルスティヒ
ブランゲーネ…ゲオルギーネ・フォン・ミリンコヴィチ
クルヴェナール...トニ・ブランケインハイム
マルケ王…クルト・ベーメ
メーロト...ハンス・ブラウン
牧人..フーゴ・メイヤー=ウェルフィング
舵手...ハーラル・プレグルヘフ
牧童…ユウリス・パツァーク
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
Rec:12 February 1956,Wien
モノラル


<国内盤> 

 .

ALPHA



Alpha473
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
「初演の響き」を再現
 ハーゼルベック & ウィーン・アカデミー管/
  ベートーヴェン・チクルス第2弾(RE-SOUND BEETHOVEN Vol.2)

 ベートーヴェン:交響曲第7番・ウェリントンの勝利 他

  1. ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調op.92
  2. ベートーヴェン:ウェリントンの勝利
              (戦争交響曲)op.91
  3. プレイエル(トルセク編):祝典行進曲
     〜メルツェルの自動トランペットと管弦楽のための
  4. デュセック(トルセク編):ブラウンシュヴァイク行進曲
     〜メルツェルの自動トランペットと管弦楽のための
※曲順は①③④②
マルティン・ハーゼルベック 指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
           (古楽器使用)
 会場まで徹底検証、「初演の響き」を再現できるのはウィーンのハーゼルベックだけ!
 徹底した古楽器演奏ベートーヴェンの交響曲が、現代楽器のオーケストラによる響きとはおよそかけはなれた「当時の楽器と奏法」で演奏されていた、つまりベートーヴェン自身がイメージしていた響きは「いま」の私たちが知っているものとは大きく違っていたのは、もはやいうまでもないこと…
 それをふまえたうえで、古楽器であの傑作群を演奏・録音した名演も過去数十年のあいだに続々と出てきましたが、ウィーンを拠点に古楽器演奏を続けるハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管弦楽団によるこの全曲録音の素晴しい点は、楽器や奏法だけでなく「それが初演された会場の響き」までも味方につけ、作品の素顔に迫ろうとしている点...!
 好評をもって迎えられた第1弾に続く本作では、「第7」が初演されたウィーン大学講堂(現在のウィーン科学アカデミー講堂)で録音されただけでなく、初演時からしばらくは「ほぼ必ず対作品として一緒に演奏されていた」壮麗な機会音楽「ウェリントンの勝利」もあわせて収録。
 メトロノームの発明者メルツェルの自動楽器を使った2曲の行進曲とともに、ナポレオン戦争末期の空気そのままに作品を甦らせる解釈は、どのような音として私たちを圧倒するのでしょう?!
 解説全訳付、さすがは古楽レーベルの粋たるAlphaだけはある全曲録音のさらなる進展に、まったく目が離せません...!続刊も期待大です。


 ハーゼルベック & ウィーン・アカデミー管
ベートーヴェン・チクルス第1弾

alpha470
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
 ハーゼルベック & ウィーン・アカデミー管/
  ベートーヴェン・チクルス第1弾(RE-SOUND BEETHOVEN)


  ベートーヴェン:交響曲第1・2番
   1. 交響曲 第1番 ハ長調 op.35
   2. 交響曲 第2番 ニ長調 op.36
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
 (古楽器使用)

 ますます充実のAlpha、大好評のピアノ協奏曲集の後「初演時編成」での交響曲を、あのハーゼルベックが!
 Alphaレーベルに、レザール・フロリサンやイル・ジャルディーノ・アルモニコなど古楽シーン最大級のアーティストが続々参入しているのはご存知のとおり。しかし今度はなんと、リストの管弦楽曲をすべて「初演会場と同じ音響条件&初演時楽団の員数とその楽器を徹底完全再現」して録音に臨み話題を呼んだオーストリアの鬼才、M.ハーゼルベック&ウィーン・アカデミーo.が!それも今度はベートーヴェンの交響曲を、初演時会場と編成を強く意識して全曲録音するもよう。
 Alphaでは、すでにフォルテピアノの名手スホーンデルヴルトがロプコヴィツ邸の大広間の検証からはじき出した試演時の演奏編成を再現し、異様な音響条件のなかで絶妙の名演を展開してみせたピアノ協奏曲の全曲録音(Box版Alpha820)がありますが、これはその路線をさらに突き詰めた企画。
 ベートーヴェンの交響曲が初演された六つの会場のうち四つは現存・検証可能とのことで、その音響条件に見合ったウィーンの宮殿をみつけ、そこでライヴ(つまり、観客がいたときの音響条件で!)録音するという徹底ぶり...弦8/7/5/4/3の当時流編成でくりだされる超・緊密なサウンドは、深く聴き究めるに足る充実度...こういう意欲的名演こそ、解説訳とともにじっくり味わいたいものです!







ARCANA



Mer-A392
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
涙のプレス切れから7年を経てカタログ復活!
 クイケン兄弟のドビュッシー

 ドビュッシー:室内楽作品集
 〜20世紀、フランス古典主義、そして古楽器〜

 ①弦楽四重奏曲 op.10(1893)
 ②シランクス〜パンの笛(1915)
 ③チェロとピアノのためのソナタ(1915)
 ④フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ(1915)
 ⑤ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1917)
シギスヴァルト・クイケン(vn/va)
ヴェロニカ・クイケン(vn)
サラ・クイケン(va)
ヴィーラント・クイケン(vc)
バルトルド・クイケン(fl)
フィリップ・クイケン(p/エラール1894年)
ソフィー・アランク(hrp/エラール)

 電撃カタログ復活!! 涙のプレス切れから7年をへてピリオド演奏史に残る「真のドビュッシー」待望の再登場。
 EratoやAstreeなど数々のフランス気鋭レーベルで活躍してきた敏腕プロデューサー兼技師ミシェル・ベルンステンが立ち上げ、バドゥラ=スコダやクイケン兄弟、ガッティ、ビオンディ…と最前線の古楽器奏者を続々起用して名盤を無数に残したArcana。
 しかし2007年にベルンステンが急逝する前後から流通体制は不安定になり、イタリアの古楽系組織が屋号を継承して復活したかと思いきや数年で破綻。
 しかし2013年に再出発、待望の安定供給が実現。しかも嬉しいことに、リリース直後に市場から姿を消した幻の名盤も続々復活中!
 W.クイケンの『無伴奏チェロ組曲』や「並ぶ者なき名盤」レツボールの『ロザリオのソナタ集』が復活した2015年に続いて、来年早々にはなんと、あのクイケン兄弟によるドビュッシー室内楽曲集も!
 2007年の経営体制変更時に発売予告されながら予定が立ち消えたこの決定盤、今度こそ日本語解説付でお届けが可能となります!
 19世紀末のピアノ、ドビュッシーを悩ませた半音階ハープ、そして羊腸弦主流だった当時の弦楽器...音楽の印象派と呼ばれたフランス近代随一の大家が何を耳にしたのか、圧倒的な存在感ある名演とともに問い直す稀代の名盤!




CONCERTO



CNT2094
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2500+税
私の涙 泣くことは歌うこと 〜17・8世紀・バロック音楽紀行〜
 コレッリ:①合奏協奏曲 ト短調 作品6-8“聖なる夜に”
 ストロッツィ:②「私の涙」〜『エウテルペの遊戯』作品7より
 ジェミニアーニ:③フォリア〜コレッリの作品5-12による
 モンテヴェルディ:④「碧に茂る森よ、覚えているだろうか」〜
  歌劇『オルフェーオ』より
 パーセル:
  ⑤シャコンヌ〜『妖精の女王』より
  ⑥「そなたの手を、ベリンダ...わたしが地中に横たえられた時」〜
   『ダイドーとイーニアス』より
 マルティーニ:⑦四声の協奏曲 ニ長調
 モンテヴェルディ:
  ⑧『タンクレディとクロリンダの戦い』〜
   マドリガーレ集第8巻「愛と戦いのマドリガーレ」より
 ヘンデル:⑨「私を泣かせてください」〜歌劇『リナルド』より
フェデリーコ・フェッリ指揮
アカデミア・デッリ・アルトルージ
             (古楽器使用)
アンナ・カテリーナ・アントナッチ(ソプラノ)

 涙と熱気...嘆きの歌と、ラテンの痛快古楽器合奏と。
 イタリア内外の時空を超え、縦横自在な音楽旅行を。
 美しすぎる静物画の化粧箱シリーズで、「ああ、あの!」と思わずひざ打つ、イタリアはミラノに本拠を置くConcertoレーベル。
 「ライブの魔法」と銘打って、各地音楽祭から厳選された最高の音源をお届けする最近のシリーズ、今回は、“愛の涙”をテーマに、バロック時代のとりわけ有名な作曲家たちによる厳選名曲で構成された、白熱のコンサートを音盤化!
 イタリアはモンテヴェルディ、ストロッツィから始まり、イギリスはパーセル、ヘンデルへと繋がる「嘆きの歌」を縦糸に、ローマのコレッリからロンドンに渡ったジェミニアーニ、そして最後はボローニャの(少年モーツァルトも師事したことで有名な、あの!)マルティーニ神父にたどり着く器楽を横糸に、織り成される音の綾模様が拡がります。大半はかなり有名な作品ですが、前古典派のスタイリッシュなマルティーニ作品のように意外な"秘曲”もあり。フェッリ指揮するイタリア古楽器勢がぐいぐいと推し進める快演ぶりは、耳の肥えた古楽ファンも納得のはず!
 しかも選曲の絶妙さゆえ、入門したての人々にとっても格好のバロック道案内となるでしょう。独唱者の存在感も美声も忘れがたく、生々しく...古楽が決して骨董品などではなく、活きがよくて美味しい“生もの”だと痛感する1枚。



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GRAMOLA



GRML99089
(SACD Hybrid+CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3050+税
レミ・バロー 指揮
 ブルックナー:交響曲第9番(1896)
  〜聖フローリアン大聖堂ライヴ2015〜


《Disc I:SACD-Hybrid》
 交響曲 第9番 ニ短調 WAB109
        〜作曲者自身による原作〜
    〔演奏時間:32'12/14'19/30'31〕
《Disc II:CD》
 交響曲第9番 ニ短調 WAB109
  〜2台ピアノ版/
   1911年カール・グルンスキーによる楽譜をもとに再構成

 (監修:マティアス・ギーゼン&クラウス・ラチカ)
      〔演奏時間:26'58/12'13/26'39〕
レミ・バロー 指揮
ザンクトフローリアン・アルトモンテ管
マティアス・ギーゼン、
クラウス・ラチカ(p)
 ついに待望すぎる「第9」が!
 聖フローリアン大聖堂の長い残響ありきの超絶テンポ設定、圧巻の仕上がり!

 「レミ・バローの新しいブルックナー交響曲録音」というだけで、間違いなく手が伸びる人も少なくないでしょう——昨年夏に驚くべきスローテンポで第3番の初稿版を世に問い、ライヴ会場となった(ブルックナーが若い頃オルガニストをつとめ、その音響に親しんだ)聖フローリアン大聖堂の10秒以上にもおよぶ残響を完全に味方につけた演奏解釈を披露してみせたフランス生まれのオーストリアの異才、レミ・バローの冒険は、「第3」に続いてリリースされた「第8」でもユースオケとは思えない成熟した表現の深みで話題をさらいました。
 次なる本作は前回同様のSACD-Hybridで、なんとブルックナー最後の絶筆の世界へ!
 指揮者自身もコメントを寄せ「完成された未完成作」としてこの作品を完成部分のみ、つまり終楽章なしで指揮したことを説明しているほか、碩学たちのコメントも実に含蓄が深い(全訳付)—−
 しかも今回はボーナスCDに2台ピアノ版(ヤマハとブリュートナーで音色の違いも多少出ている、とのこと)も完全収録、「第9」を隅々まで味わえる内容になっています。
 テンポ設定の異様さは今回も健在...そして、そのおどろくべき説得力はもはや、ご体感いただくほかありません——確実に話題作となるであろう新作の登場!



レミ・バロー、ブルックナー・チクルス
第1弾&第2弾

GRML99044
(国内盤)
\2800+税
ブルックナー(1824〜1896):
 交響曲第3番 ニ短調 WAB 103
  〜1873 年第1稿による演奏〜
レミ・バロー指揮
ザンクトフローリアン・アルトモンテ管弦楽団
GRML99044
(輸入盤)
\2600
 整然として端正、おどろくべき鑑賞体験!近年発見された資料にもとづき、ブルックナー自身の企図を忠実に反映させるかたちで演奏陣がたどりついた、驚異の遅さがもたらす圧倒的感動。テンポ設定に確かな説得力を与える、本場ザンクトフローリアンの才人たちによる作品愛!
 ブルックナーの交響曲の新録音といっても、確かに世の中にはこれまでに数多くの有名・無名の傑作盤が送り出されてきているわけですし、日本のクラシック・ファンにはこの作曲家のことなら何でもご存知の方が(おそらく世界で一番?)多いのですから、そうそう簡単に注目を集める新譜が出てくるものでもないだろう...と思いますが、この「第3番」の初稿版による演奏はそんな現状のなかでもちょっと際立った異色名演と言えそうです。
 巨星チェリビダッケ門下に学んだ(!)レミ・バローという異才フランス人指揮者が、ブルックナーとゆかりの深い聖フローリアン修道院で1996 年いらい行われている夏季ブルックナー週間に昨年出演したさいのライヴ録音なのですが、なにしろそういう由緒ある音楽祭でブルックナーの交響曲をとりあげるというのに、フランスから来た指揮者が話題性もなしにおめおめやってくるわけがない——
 演奏機会が確かに少ないものの、ブルックナーが本格的に交響曲作曲家として歩み出すうえでの重要なステップのひとつ、交響曲第3番の(作曲家自身は後年あまり気に入らなかったという)“原型”ともいえる初稿版を引っ提げてきた...というくらいでは、耳の肥えた本場・地元のブルックナー・ファンが納得するわけがない、演奏会評もありきたりな地方音楽祭のひとこまくらいにしか扱ってもらえないだろう...という“読み”がバローにあったかは何とも言えませんが、彼がここであらためて提案してみせたのは「テンポ」。作品解釈のうえで音楽史的検証ということが叫ばれるようになって久しい今、すでにノリントンによる「第3番」の驚くべき“快速”古楽器解釈さえ20 年近く前のものになったところ、レミ・バローはなんと——まさしく彼の師匠チェリビダッケの底知れぬ風格を思わせるような——驚異の「遅さ」でこの作品の初版を演奏してみせたのです!それは決して、ロマン主義的な巨匠的・主観的解釈からそうなったのではなく、ブルックナー自身の証言が論拠としてある、れっきとした歴史的アプローチであり、作品そのものを見据えようとする試みであり(詳細は添付の解説日本語訳参照)。
 そして何より驚かされるのは、演奏時間全89 分(!)もの遅いアプローチにもかかわらず、その演奏に不自然さがいっさい感じられないこと——ひたひたと忍び寄るような、あのブルックナー特有の繰り返しを静かに丁寧に心で反芻してゆくような展開が、どれほど遅くともまるで作為的に感じられない、学識ぶったところも、勿体をつけようという不自然さもなく、ただひたすら音楽的に自然に続いてゆく——まさにこういう曲だったか!と強く思わされる、驚異の解釈なのです!ザンクトフローリアンに拠点を置くオーケストラの、作曲者愛あふれる本気の一体感も実にみごと!指揮者の精妙な作品解釈を幾倍にも増幅させるその演奏は、日本のブルックナー・ファンにもぜひ体感していただきたい内容です。
 本場から届く新録音たるもの、こうあっていただきたいもの——

GRML99054
国内盤
(2SACD Hybrid)
\4000+税
総演奏時間、実に103分以上
 レミ・バロー指揮&オーバーエスターライヒ青少年交響
  ブルックナー:交響曲第8番
レミ・バロー指揮
オーバーエスターライヒ青少年交響楽団
GRML99054
輸入盤
(2SACD Hybrid)
\3800
 総演奏時間、実に103分以上。『第3番』異例の解釈で度胆をぬいた名匠バロー、聖フローリアンの奇跡再び!
 ブルックナーが若い頃オルガンを弾いていた聖フローリアン修道院をライヴ会場に、近年世界中のブルックナー・ファンがつめかけるザンクトフローリアン・ブルックナー音楽祭。この会場の10秒も続く残響時間を強く意識しながら、ブルックナー自身の証言とあわせ、交響曲第3番の初稿版を80分を越えるゆったりしたテンポで演奏してみせ(GRML99044)、日本のファンをも騒然とさせた指揮者レミ・バロー(チェリビダッケ門下で学んだ異才!)が早くも次なるブルックナー盤を世に送り出してくれました!
 若手中心のオーケストラと思いきや、その演奏効果は抜群——ザンクトフローリアンの音楽祭で本年8月22日にライヴ収録されたこの「第8番」の演奏は、ワーグナー・チューバも大活躍、さる欧州の高名な批評家をして「若き演奏家たちは奏楽天使のごとくに音楽を作り、突如天国の扉が開いた思い...いま死んでも悔いはない、と思った」と言わしめた名演に!
 今回も全体で103分44秒という異例の長大さ(論拠有の独特解釈)...その深い呼吸が、ブルックナー世界への理解を静かに一新させてくれます。今回も充実した解説訳付です。





RICERCAR



MRIC 362
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
19世紀のオフィクレイド音楽
       〜小編成作品さまざま〜

 ドメルスマン:
  ①オフィクレイドとピアノのための劇的大幻想曲
  ②ベートーヴェンの「欲望のワルツ」[偽作]による幻想曲
 コシニュス:
  ③2本のオフィクレイドのための第3デュオ
 グリンカ:④三重奏曲「悲しみの三重奏曲」〜
  コルネット、オフィクレイドとピアノによる
 プロジャン:
  ⑤「主よ、憐れみたまえ」〜3本のオフィクレイドのための
 デュプレ:⑥「神の仔羊」〜3本のオフィクレイドのための
 クマー:⑦オフィクレイドのための変奏曲〜作品62より
 クロゼー:⑧オフィクレイドとピアノのための変奏付エール op.21
 コルバン:⑨神秘的幻想曲「テュータテス」〜
  コルネットとオフィクレイド[とピアノ]のための
トリオ・エネア(古楽器使用)
 パトリック・ヴィバール(オフィクレイド*)
 アドリアン・ラモン(コルネット*)
 リュシー・サンセン(p/エラール1904年*)
 +コランタン・モルヴァン、オスカル・
   アベリャ・マルティン(オフィクレイド*)
  ジャン=イヴ・ゲリ(独唱)

 あのロト&シエクル『春の祭典』で独特なチューバを吹いたピリオド楽器名手、ソロで歴史的楽器の真相に!
 19世紀の大作曲家たちが知っていた楽器は、いま普及している現代楽器といろいろ違っていた——そこを検証して当時の響きに迫ろうとするピリオド楽器オーケストラの活動も、数十年のあいだにかなり究められてきました。
 インマゼール、ハーゼルベック、F-X.ロート...とくに19〜20世紀フランスの歴史的楽器を徹底検証、当時の音楽本来の味わいを甦らせてきたレ・シエクルの快進撃はご存知のとおりですが、彼らの象徴的銘録音ともいうべき『春の祭典』録音であのユニークなチューバの妙音を響かせていた人物が、幻の古楽器オフィクレイドの魅力を徹底解析する新名盤を録音してくれました!
 メンデルスゾーンやベルリオーズの楽譜に名前が出てくるこの低音金管楽器、名前とその存在こそかなり知られるようになってきたものの、オーケストラでは音そのものも埋もれがちで、ソロ作品でその味わいを堪能できる機会はきわめて貴重!
 意外や(フランス風バソンなどと同じく)高音域で魅力的なソロをくゆらせられる楽器だったことが見えてきます。歴史的ピアノやコルネットなども交え、この種の楽器の扱いに長けた才人が「音楽性ありき」で聴かせてくれる、19世紀の響きそのままの魅力!
 レ・シエクルの面々とも最先端の話題を追求しつづけている佐伯茂樹氏監修の日本語解説(原文訳付)も必読、ご注目下さい!




ZIG ZAG TERRITOIRES

限定盤

ZZT2100104
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2500+税
分売・・・限定・・・
 インマゼール 指揮&アニマ・エテルナ管

ベートーヴェン:
 1. 交響曲第4番 変ロ長調 op.60
 2. 交響曲第5番 ハ短調 op.67(通称“運命”)
ヨス・ファン・インマゼール 指揮
アニマ・エテルナ管弦楽団
(現アニマ・エテルナ・ブリュッヘ
          古楽器使用)
 いうまでもない"圧倒的な古楽器名演”の最重要部分日本語解説付でここだけやや廉価にお届け致します!
 例によって、これも「在庫限り」のシリーズですから是非お早目に確保をおすすめいたします——Zig-Zag Territoiresレーベルの廉価シリーズZebraは、原文解説もほとんどない軽量パッケージではあるものの、すでにレギュラーシリーズが廃盤になっていたり、既存シリーズが買いにくい数枚組だったものの絶妙な抜粋になっていたり、見逃せない盤がいくつか。発売がかなり前で在庫はもはやないかと思いきや、重要なアイテムの在庫がいくつか確保されていることが判明——
 今回お知らせできるのはなんと!輸入盤仕様でも売れ行きが止まらないインマゼール&アニマ・エテルナの決定的録音、ベートーヴェンの交響曲全集から「ここぞ!」の2曲を抜粋した1枚!
 演奏編成の人数から奏者の選出、徹底した楽器選択と解釈の妙など、彼らのこだわりが最大限に発揮された同曲古楽器録音でも指折りの決定的名演。
 原盤はほぼ解説なしに等しいのですが、ご存知のとおり全集発売時の原文解説は相当な充実度、それをふまえた日本語解説を(演奏者一覧まで含め)別途制作のうえ添付しますので、やや廉価とはいえお値打ち度は世界随一!というものになります。
 在庫があるとはいえ再プレスはなされないはずですので、事実上の限定盤。お見逃しなく!















12/29(火)紹介新譜

マイナー・レーベル新譜

AMBRONAY


AMY 045
\2700
ハンマーシュミット、テレマン、ブルーンス、シャイト:
 モテット、カンタータ、器楽曲集

  ゲオルク・フィリップ・テレマン:
   詩編6 ああ主よ、あなたの怒りで私を裁かないでください
  ハインリヒ・シャイデマン:私を憐れんで下さい、おお主なる神よ 第一節
  アンドレーアス・ハンマーシュミット:
   詩編51 私を憐れんで下さい、おお主なる神よ
  ハインリヒ・シャイデマン:私を憐れんで下さい、おお主なる神よ 第二節
  アンドレーアス・ハンマーシュミット:5声のパヴァーヌ第1番
  アンドレーアス・ハンマーシュミット:
   おお神よ、なぜあなたはお忘れになったのですか
  ヨハン・ローゼンミュラー:シンフォニア11番
  アンドレーアス・ハンマーシュミット:
   詩篇13 主よ、いかに永くわれを忘れたまいしや
  ハインリヒ・シャイデマン:前奏曲 ニ長調
  アンドレーアス・ハンマーシュミット:いかなる救いもなく
  クラウディオ・モンテヴェルディ:シンフォニア
  ザムエル・シャイト:エフライムは我が最愛の子であろうか
  ザムエル・シャイト:
   「何ゆえに悲しむや、わが心よ」による7 つの変奏
  ニコラウス・ブルーンス:君のあふれる涙をおさえ
  アンドレーアス・ハンマーシュミット:わたしの救い主の腕の中で
ル・コンセール・エトランジェ
アンネ=マリー・ブロンデル(オルガン)
イタイ・ジェドラン(指揮)
 16〜18世紀の作曲家によるモテット、カンタータ集、神との対話「祈り」の曲の数々

 録音:2015年6月16日-19日/77’17

 信心深い魂と神との対話である「祈り」。自らの罪の許しと神の加護を求める普遍的な「祈り」は、古くから作曲家たちにとって創作の源でもありました。旧約聖書の詩編におさめられた数々の祈りは作曲家に音楽的なインスピレーションを与え、沢山の声楽作品が生み出されました。
 このCD に収録されている曲もそのような「祈り」がテーマとなった作品です。モンテヴェルディからテレマンまで、16 世紀から18 世紀にかけての7 人の作曲家のモテット、カンタータに加えて、オルガンや弦楽合奏の器楽曲が収められています。
 CD 最後の曲であるブルーンスの「君のあふれる涙をおさえ」は、死を恐れる人間に永遠の魂の命を約束し、死へ向きあう勇気を与える内容のテキスト。ソロと合唱が交互に現れる形式のこの曲の最後には、バッハの教会カンタータ「キリストは死の縄目につながれたり」が引用され、キリストの復活が暗示されます。
 古楽演奏に定評のあるル・コンセール・エトランジェとイタイ・ジェドランによる、音楽による祈りが詰まったCD。敬虔な気持ちになること間違いなしです。




COVIELLO CLASSICS



COV 91518
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
クリストフ・コワン(チェロ)
 ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイル(1715 〜 1777):
  チェロ協奏曲とシンフォニア

   チェロ協奏曲ハ長調WV 341
   シンフォニアハ長調
   チェロ協奏曲イ長調WV 348
クリストフ・コワン(チェロ)
オルケストル・ル・フェニックス
 バロックと古典派の狭間でウィーン古典派の基盤を築いたヴァーゲンザイル、音楽史の死角に紛れてしまった知られざる大家の音楽が蘇る

 録音:2014年11月21-23日/49’34

 ゲオルク・クリストフ・ヴァーゲンザイルは、バロック時代と古典派に挟まれた音楽様式過渡期の作曲家。バッハの息子たちと時代を共にし、ウィーン古典派の音楽の基盤を築き上げました。5 歳のモーツァルトが宮廷での御前演奏の際、当時高名な宮廷音楽家であったヴァーゲンザイルを「音楽がわかる人」と名指しで呼び出し、譜めくりを頼んだというエピソードも伝えられています。
 バロック音楽の影響も引き継ぎつつ、対位法優勢の音楽からメロディが支配する音楽へ、フーガからソナタへと、新しい音楽を模索し、その後に続くハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらの道を切り開いたヴァーゲンザイルは、チェロ協奏曲のパイオニアでもありました。楽器の使用法も従来よりも広がりを見せたこの時代、チェロはヴァーゲンザイルら当時の作曲家によって協奏曲のソロ楽器として発展し、その位置は後のハイドンのチェロ協奏曲へと引き継がれました。
 ヨーロッパ中に広く名前を馳せ、オペラ、交響曲、協奏曲、ピアノ曲から室内楽まで多岐に渡る作品を書いたにも関わらず、残念ながらヴァーゲンザイルの作品は現在ほとんど知られていません。このCD では、音楽史の中で見落とされてしまいがちな彼の音楽にスポットが当てられています。古楽への造詣も深いチェリスト、クリストフ・コワンと、全メンバーがモダン奏法とバロック奏法の両方を学んだ経歴を持つオルケストル・ル・フェニックスによる演奏で、知られざる大家の音楽が蘇ります。




GRAZIOSO

 世界的ハーピスト吉野直子が満を持しての自主レーベル「grazioso」を立ち上げました。
 このレーベルでは吉野が心のそばにおいて大切にしてきた作品を中心に収録していくプロジェクトで今回リリースされる第1 弾「ハープ・リサイタル〜その多彩な響きと音楽」を皮切りに、ブリテンや細川俊夫など、意欲的なプログラムのディスクが予定されています。
 今後数か年にわたる体系的な新たなプロジェクト。期待のレーベル始動です!


GNY 701
\2700→\2490
「吉野 直子 / ハープ・リサイタル 〜その多彩な響きと音楽」
 (1)トゥルニエ:朝に/
 (2)フォーレ:塔の中の王妃 Op.110/
 (3)ブラームス:間奏曲 イ長調 Op.118-2/
 (4)ルニエ:伝説 〜ルコント・ド・リールの詩「妖精」による〜/
 (5)モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K.397/
 (6)ワトキンズ:火の踊り 〜小組曲より〜/
 (7)リスト(ルニエ編):愛の夢第3番/
 (8)ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女 〜前奏曲集 第1巻 より〜/
 (9)ルニエ:いたずら小鬼の踊り/
 (10)ドビュッシー:月の光 〜ベルガマスク組曲 より〜/
 (11)グランジャニー:狂詩曲/
 (12)ルニエ:黙想
吉野直子(ハープ)
 セッション録音:2015 年4 月/軽井沢/62’00”/吉野直子による曲目ノート/日本語・英語、解説書付

 吉野直子は1985 年にイスラエル国際ハープ・コンクールに優勝し、世界的ハーピストとしての活動を本格化してから2015 年で30 周年となりました。その間、ソリストとしては無論のこと、室内楽やオーケストラの分野でも、国内外でさまざまに活躍を続けてきました。小澤征爾、アーノンクール、メータ、ブロムシュテット、アバド、メニューイン、クレーメル、ハーゲン、ニコレ、シュルツ、パユ、バボラーク、メイエなど世界超一流のアーティストと数多くの共演を重ねる中で、ハーピストとして音楽家として急ぐことなく確実に自らの芸術を深めてきました。
 その吉野直子が満を持しての自主レーベル「grazioso」を立ち上げました。grazioso はイタリア語で「優美に、優雅に」を意味します。
 記念すべき第1 弾は「ハープ・リサイタル 〜その多彩な響きと音楽」と題され、世界的ハーピスト吉野直子が心のそばにおいて大切にしてきた作品の数々を、新たに選りすぐって新録音しました。
 ハープのために書かれた名曲中の名曲はもとより、モーツァルトの幻想曲 ニ短調 K.397、ブラームスの間奏曲 イ長調 Op.118-2、ドビュッシーの「月の光」など、吉野ならではのレパートリーも加えた聴きどころ満載のアルバムで、幅広い音楽ファンに聴いていただきたい内容です。自主レーベル「grazioso」の始動を皮切りにコンサート・シリーズも企画。今後数か年にわたる体系的な新たなプロジェクトが開始します!

 演奏会情報
 ◆リサイタル・シリーズ(全5回(年1回予定))
 第1回 吉野直子 / ハープ・リサイタル2016〜その多彩な響きと音楽
 2016 年2 月6 日(土) 14:00 開演 サントリーホール(小ホール)、ブルーローズ







HMF

HMC 902222
\2700→\2490
安定した美しい演奏を聴かせるトリオ・ヴァンダラーのブラームス
 ブラームス:
  ピアノ三重奏曲第1番ロ長調Op.8(初稿版)
  ピアノ四重奏曲第3番ハ短調Op.60※
トリオ・ヴァンダラー
 【ジャン=マルク・フィリップス=
   ヴァイジャベディアン(ヴァイオリン)
  ラファエル・ピドゥー(チェロ)
  ヴァンサン・コック(ピアノ)】
クリストフ・ゴーゲ(ヴィオラ)※
 録音:2015年1月、ベルリン、テルデックス・スタジオ/73’54

 1987 年結成されたトリオ・ヴァンダラー。1999 年からハルモニア・ムンディでリリースを続けており、そのどれも高い評価を得ています。古典派から現代まで幅広いレパートリーをもち、各メンバーの技術力の高さはもとより、3 人の息のあったアンサンブルで繰り広げられる演奏は圧倒的。
 今回リリースされるのはブラームス。以前2 枚組のピアノ三重奏曲全集(廃盤)に続くもの。ブラームスはピアノ三重奏曲を3 曲書いています。1854年に第1 番の初稿が完成、1866 年に第3 番を書き終えた後、1891 年に第1 番を自身の手によって大幅に改訂しています。
 ブラームスは通常改訂版を出した場合は、オリジナル版を破棄していますが、これはブラームスが唯一自ら2つの版を残した作品。現在演奏されるのは改訂版がほとんどで、トリオ・ヴァンダラーも全集の際は改訂版で録音しています。
 2 つの版は主題を入れ替えたり、長さを短縮したりと大幅に書き直されています。初稿版はやや冗長になっている部分もありますが、若々しい輝きも感じ取ることができます。
 トリオ・ヴァンダラーの演奏は、しなやかで自然体の表現が魅力的で、3 人の個性が見事にとけあった美しい演奏を聴かせてくれます。カップリングには、ヴィオラのクリストフ・ゴーゲを迎えピアノ四重奏曲第3 番を収録。後期特有の難解さはありますが、円熟の境地に達したともいえる音楽を、深い情緒を感じさせる演奏で聴かせます。
 トリオ・ヴァンダラーは2016 年6 月に日本ツアーが予定されています。






IDIS


VERMEER 40006
\2000
エリサ・トメッリーニのデビュー・アルバム
 ラフマニノフ:楽興の時Op.16
 ピアソラ:
  アディオス・ノニーノ、私はマリア、天使のミロンガ、
  ミケランジェロ70、オブリビオン、リベルタンゴ
エリサ・トメッリーニ(ピアノ)
 56’36

 イタリア、ジェノヴァ出身のピアニスト、エリサ・トメッリーニのデビュー・アルバム。彼女のレパートリーは、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、シューベルト、スクリャービン、などピアニストとして主要な演目を手中におさめており、今回はその中から最も得意とするラフマニノフとピアソラを録音しました。




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RCO LIVE



RCO 16001
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ヤンソンス&コンセルトヘボウ管、ブルックナーの交響曲第9番
 ブルックナー:交響曲第9番ニ短調WAB 109 (1887-96)
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
 収録:2014年3月19、21日& 23日/アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)/DSD5.0、マルチチャンネルステレオ、54’ 44
 【トラック・タイム】 I.23 : 05+II.10 : 52+III.20 : 44= 54 : 44

 SACD ハイブリッド盤。マリス・ヤンソンスがコンセルトヘボウ管を指揮してブルックナーの第9 交響曲を演奏したアルバムの登場。
 コンセルトヘボウ管によるブルックナー演奏といえば、第3 代首席指揮者のベイヌム以来、ヨッフム、ハイティンクと、脈々と受け継がれてきた伝統はよく知られるところでもあり、新しいところでは、ヤンソンスの首席指揮者在任中の2013 年にアーノンクールが指揮した第5 交響曲のライヴ映像作品も高い評価を集めていました。
 ヤンソンスはこれまでにブルックナーの交響曲をコンセルトヘボウ管との顔合わせで、2008 年に第3 番と第4 番、2012 年に第6 番と第7 番をライヴ・レコーディングしていますが、その磨き抜かれた美しさにはひときわ印象深いものがありました。
 2014 年3 月にライヴ収録されたこの第9 番は、名門に培われたゆたかな流れを汲みつつ、ヤンソンスが取り組んできたコンセルトヘボウ管とのたしかな成果をあらためて感じさせるもの。
 エヴェレット・ポーター率いるポリヒムニアのチームの優秀な録音により、きわめて情報量の多い内容を味わうことができるのもおおきな魅力といえます。







ARS PRODUKTION



ARS 38191
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
ルーベン・ガザリアン&インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団
ボフスラフ・マルチヌー(1890-1959):
  ピアノ三重奏と弦楽合奏のためのコンチェルティーノ H.232(1933)
  ピアノ三重奏と弦楽合奏のための協奏曲 H.231(1933)
  弦楽合奏のためのパルティータ(組曲)第1番 H.212(1931)
ストリオーニ三重奏団
 バルト・ファン・デ・ルル(ピアノ)
 ワウテル・フォッセン(ヴァイオリン)
 マルク・フォッセン(チェロ)
インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団
ルーベン・ガザリアン(指揮)
録音:2015年5月、フェストザール、インゴルシュタット、ドイツ

 1964年にソヴィエト連邦グルジア共和国の首都トビリシに創設されたグルジア国立室内管弦楽団はソ連崩壊の影響で放浪の楽団となり、アウディ(自動車メーカー)とインゴルシュタット貯蓄銀行の支援を得てインゴルシュタット(バイエルン州、ドイツ)を新たな本拠と定め、インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団(Georgisches Kammerorchester Ingolstadt、略称 GKO Ingolstadt)と改称。2014年に創設50周年、2015年に移転25周年を迎えました。
 ルーベン・ガザリアンはアルメニア出身の指揮者。2015年1月インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団の首席指揮者に就任しました。ストリオーニ三重奏団は1995年に結成されたオランダのピアノ・トリオ。


ルーベン・ガザリアン&インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団
第1弾

ARS 38177
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団 Vol.1

 パウル・ユオン(1872-1940)/ファビアン・ミュラー編曲:
  組曲 Op.89(1832;ヴァイオリン、チェロと弦楽合奏のための版)(*/+)
 ファビアン・ミュラー(1964-):
  クレーのための協奏曲(チェロ、弦楽合奏と2つのホルンのための;2007)(+)
 エルネスト・ブロッホ(1880-1959)/ファビアン・ミュラー編曲:
  バール・シェム(1923;ヴァイオリンと弦楽合奏のための版)(*)
 オネゲル(1892-1955):交響曲第2番(弦楽合奏とトランペットのための;1941)

カミラ・シャッツ(ヴァイオリン(*))
ピ=チン・チェン[簡碧青](チェロ(+))
インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団
ルーベン・ガザリアン(指揮)

録音:2015年1月、ライヴ、フェストザール、インゴルシュタット、ドイツ
 1964年にソヴィエト連邦グルジア共和国の首都トビリシに創設されたグルジア国立室内管弦楽団はソ連崩壊の影響で放浪の楽団となり、アウディ(自動車メーカー)とインゴルシュタット貯蓄銀行の支援を得てインゴルシュタット(バイエルン州、ドイツ)を新たな本拠と定め、インゴルシュタット・グルジア室内管弦楽団(Georgisches Kammerorchester Ingolstadt、略称 GKO Ingolstadt)と改称。2014年に創設50周年、2015年に移転25周年を迎えました。



 

ARS 38193
(SACD Hybrid)
\2700
シューベルト(1797-1828):
  ピアノ・ソナタ第18番ト長調「幻想」Op.78 D.894
  3つのピアノ曲(即興曲)D.946
エレーナ・マルゴーリナ(ピアノ)
録音:2015年4月、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ

 エレーナ・マルゴーリナはロシアのピアニスト。サンクトペテルブルクのリムスキー=コルサコフ音楽学校で学んだ後、1996年ドイツのデトモルト音楽大学修了。2014年デトモルト音楽大学教授に就任。ドイツ・オーストリアのロマン派ピアノ音楽の演奏に定評があります。

 


ARS 38195
(SACD Hybrid)
\2700→\2490
全曲世界初録音
 ウクライナのピアノ小品集

 レフコ・レヴツキー(1899-1977):3つの前奏曲 Op.4; 変ニ長調,嬰ヘ短調,嬰ハ短調
 ヴィクトル・コセンコ(1896-1938):
  夜想曲−幻想曲嬰ハ短調 Op.4(1914)/11の練習曲 Op.8 から 変ロ短調,嬰ヘ短調
  3つの小品 Op.9; 慰め ロ長調,夜想曲嬰ヘ短調,マズルカ変ホ短調
  熱望 嬰ハ短調 Op.11
 ミコラ・コレッサ(1903-2006):
  フツル地方の印象(1934); 前奏曲イ短調,コントラスト ニ長調
  4つの前奏曲(1938-1981)
   秋の前奏曲ハ長調,幻想的前奏曲変ホ長調,ドヴブシュの上で ト短調,
   フツル前奏曲ヘ短調
 イゴール・シャモー(1925-1982):
  ウクライナ組曲(1948); ドゥーマ,ヴェスニャンカ,メロディー,舞曲
  12の前奏曲(1962)から ハ長調,イ短調,ト長調,嬰ヘ短調
 ユーリー・シャモー(1847-2015):カルパチア幻想曲(1992)

ヴィオリーナ・ペトリチェンコ(ピアノ)

録音:2015年8月17-19日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ

 まとめて聴ける機会が少ないウクライナのピアノ音楽。全曲世界初録音。
 ヴィオリーナ・ペトリチェンコはウクライナのザポリージャに生まれたピアニスト。ウクライナ国立チャイコフスキー音楽アカデミーで学んだ後ドイツに渡りヴァイマルのフランツ・リスト音楽大学およびケルン音楽大学でヤコプ・ロイシュナーに師事。2015年現在エッセンのフォルクヴァング音楽大学でエフゲニー・シナイスキーに師事しながらケルン音楽大学でインストラクターを務めています 

 ペトリチェンコは前作「スラヴ貴族」(ARS 38153)でもコセンコの作品を取り上げていました。


ヴィオリーナ・ペトリチェンコ(ピアノ)
前作/スラヴ貴族


ARS 38153
(SACD Hybrid)
\2700
スラヴ貴族 スクリャービン、コセンコ:ピアノ作品集
 アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):詩曲 Op.32(1903)
 ヴィクトル・コセンコ(1896-1938):2つの伝説詩曲 Op.12(1921)(*)
 アレクサンドル・スクリャービン:10のマズルカ Op.3(1888-1890)から
   ロ短調(No.1)/ト短調(No.3)/嬰ニ短調(No.5)
 ヴィクトル・コセンコ:3つのマズルカ Op.3(1916-1923)(*)
   嬰ヘ短調/変ニ長調/嬰ハ短調
 アレクサンドル・スクリャービン:ソナタ第2番嬰ト短調 Op.19(1897)
 ヴィクトル・コセンコ:ソナタ第2番嬰ハ短調 Op.14(1924)(*)

ヴィオリーナ・ペトリチェンコ(ピアノ)

録音:2014年4月7-9日、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ

 ともに貴族の血を引く作曲家、ロシアのスクリャービンとウクライナのヴィクトル・コセンコ。スクリャービンはショパンを、コセンコはショパンとスクリャービンを範としたと言われており、当盤では二人の作風を対比する構成がとられています。
 ヴィオリーナ・ペトリチェンコはウクライナのザポリージャに生まれ、ウクライナ国立チャイコフスキー音楽アカデミーで学んだ後ドイツに渡りヴァイマルのフランツ・リスト音楽大学およびケルン音楽大学でヤコプ・ロイシュナーに師事、2014年現在エッセンのフォルクヴァング音楽大学でエフゲニー・シナイスキーに師事しているピアニスト。
(*)世界初録音。

[Multichannel SACD / Stereo SACD / CD]


  

ARS 38196
(SACD Hybrid)
\2700
B-A-C-H われは御身に呼びかける
 リスト(1811-1886):B-A-C-Hの主題による幻想曲とフーガ
 J・S・バッハ(1685-1750):カプリッチョ変ロ長調 BWV992
 J・S・バッハ/ブゾーニ(1866-1924):
  10のコラール前奏曲 BV B27 から
   われは御身に呼びかける、主イエス・キリストよ(BWV639)
   来たれ、創造主なる神、聖霊よ(BWV667)
   アダムの罪によりすべては失われぬ(BWV637/705)
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
 J・S・バッハ:フーガの技法 BWV1080 から コントラプンクトゥス 14
アウレリア・シムクス(ピアノ)
録音:2015年9月、インマヌエル教会、ヴッパータール、ドイツ

 アウレリア・シムクスは1997年11月ラトヴィアのリガに生まれたピアニスト。4歳でピアノを始め、9歳でラトヴィアの青少年ピアニスト・コンクール優勝、11歳で初リサイタル。当録音時で満17歳という若さです。

  

ARS 38197
(SACD Hybrid)
\2700
メンデルスゾーン(1809-1847):チェロ・ソナタ&無言歌集
  チェロ・ソナタ第1番変ロ長調 Op.45
  チェロ・ソナタ第2番ニ長調 Op.58
  無言歌集 より
   ヴェネツィアの舟歌 Op.30 No.6/アンダンテ Op.62 No.1/春の歌 Op.62 No.6
   アレグロ・レッジェーロ Op.67 No.2/紡ぎ歌 Op.67 No.4/プレスト Op.102 No.3
フリードリヒ・クラインハプル(チェロ)
アンドレアス・ヴォイケ(ピアノ)
録音:2015年7-8月、ヘルムート=リスト=ハレ、グラーツ、オーストリア
 フリードリヒ・クラインハプルは1965年オーストリアのグラーツに生まれ、パリでフィリップ・ミュレールに師事したチェリスト。2003年以来ドイツのピアニスト、アンドレアス・ヴォイケとデュオを組み、ともに当レーベルの看板アーティストとして活躍しています。
   


ARS 38827
\2200→\1990
プレイエル博物館の珍曲コンサート Vol.17
 イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831):
  弦楽五重奏曲変ホ長調 Ben271(1785)
  弦楽五重奏曲ト短調 Ben272(1785)
  弦楽五重奏曲ハ長調 Ben273(1786)
イグナツ・プレイエル五重奏団
 コルネリア・レッシャー(第1ヴァイオリン) ヴォルハルト・シュスター(第2ヴァイオリン)
 ヨハネス・フリーダー(第1ヴィオラ) アンナ・モルゴウレツ(第2ヴィオラ)
 マティアス・バルトロマイ(チェロ)
録音:2012年7月3日、プレイエル授洗教会、ルッパースタール、オーストリア

好評のシリーズ。全曲世界初録音。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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IDIS



IDIS 6707
\2000→\1890
マルタ・アルゲリッチ イン・ニューヨーク
 プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番 変ロ長調 Op.83
 リスト:3つの演奏会用練習曲より 第2番ヘ短調「軽やかさ」
 ショパン:
  12 の練習曲 第4番 嬰ハ短調Op.10 no.4
  夜想曲 第4番 ヘ長調 Op.15 no.1
  舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
  マズルカ第36番 イ短調 Op.59 -1
  マズルカ第37番 変イ長調 Op.59-2
  マズルカ第38番 嬰ヘ短調 Op.59 -3
  スケルツォ第3番 嬰ハ短調Op.39 -3
  シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 録音:1966年1月(ライブ録音)/カーネギーホール(ニューヨーク)/76’59

 1966 年マルタ・アルゲリッチが25 歳でニューヨーク・デビューした際のライヴ録音。演目はアルゲリッチが得意とする作品を中心に選ばれています。
 演奏は若き日のアルゲリッチの圧倒的な集中力と情熱がほとばしる圧巻のライヴです。
 


IDIS 6708
\2000→\1890
チェリビダッケが1965年
 フェニーチェ劇場管と演奏したライヴ録音

  ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
  ケルビーニ:交響曲 ニ長調
  スヴェン・エリック・ベック:イントラーダ
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
フェニーチェ劇場管弦楽団
 録音:1965年10月31日(ライブ録音)/ヴェネツィア/64’34

 チェリビダッケが1965年フェニーチェ劇場管と演奏したライヴ録音。「展覧会の絵」は音の魔術師チェリビダッケが得意とし何度も取り上げた曲目。そしてケルビーニ唯一の交響曲とストックホルム出身の音楽家スヴェン・エリック・ベックの作品もカップリングされています。
 

IDIS 6711
\2000
ベッリーニ:歌劇「清教徒」 ジョーン・サザーランド(エルヴィーラ:ソプラノ)
アルフレード・クラウス(アルトゥーロ:テノール)
レイモンド・ウォランスキー(リッカルド:バリトン)
ニコラ・ギュセレフ(ジョルジョ:バス)
ドロシー・コール(エンリケッタ)
サンフランシスコ歌劇場管弦楽団&合唱団
リチャード・ボニング(指揮)
 録音:1966年9月20日サンフランシスコ(ライヴ)/71’24

 ベッリーニの代表作「清教徒」は甘美なメロディとロマンティシズムに溢れた作品です。クラウスとサザーランドのコンビは作品の魅力を余すところなく伝えています。



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WEITBLICK



SSS 0179/80
(2CD)
\4600→\4190
スヴェトラーノフ+スウェーデン放送響
 「ベートーヴェン傑作集」

 (1)「レオノーレ」序曲第3番
 (2)交響曲第3番「英雄」
 (3)交響曲第5番「運命」
 (4)交響曲第6番「田園」
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
スウェーデン放送交響楽団
 スヴェトラーノフ+スウェーデン放送響、ベートーヴェン傑作集、最重量級のリヒャルト・シュトラウス

 録音:(1)1989 年9 月15 日、(2)1988 年9 月16 日、③1989 年9 月18 日、(1)-(3)ベルワルド・ホール、(4)1991 年1 月5 日ヴェクスホ・コンサートホール

 ムラヴィンスキーの作り上げた痩身でスタイリッシュなベートーヴェンと対極にあるスヴェトラーノフの貫禄溢れるベートーヴェン。じっくりとやや遅めのテンポを採用し、風格豊か。巨匠のドイツ音楽への畏敬を強く感じるヒロイックな名演揃いです。
 「レオノーレ」序曲第3番は、同年の3月にベルリンフィル初登場でも取上げた自信のレパートリー。大交響曲を聴くようなスケール極大な表現に圧倒されます。
 「英雄」、「運命」はロシア国立とのメロディア盤が1981 年の演奏でしたから、さらなる高みに邁進するスヴェトラーノフの90 年代を予期させる立派な演奏。単なる爆演に終らぬ当演奏の落着きと熟成感が顕著です。
 「田園」は、1999 年にもN響と披露し慈愛に満ちた表現で評判でした。91 年の当演奏はまだ晩年から遠く、馬力を感じる名演。いずれも音質優秀、オケも優秀。必携の名盤です。
 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付
 


SSS 0181/82
(2CD)
\4600→\4190
スヴェトラーノフ+スウェーデン放送響
 「リヒャルト・シュトラウス傑作集」

 (1)交響詩「英雄の生涯」
 (2)アルプス交響曲
エフゲニ・スヴェトラーノフ(指揮)
スウェーデン放送交響楽団
 録音:(1)1998 年3 月1 日、(2)1993 年9 月18 日、(1)-(2)ベルワルド・ホール

 正にスヴェトラV.S.シュトラウスという感じの肉弾戦!スヴェトラーノフはシュトラウスを好み、メロディアにも複数の録音があります。
 交響曲の破壊者と呼び得るシュトラウス独特の異形の様式、テーマの突飛さ、意表を突く楽器の活用などは、フル編成のオーケストラを意のままに操る専制君主、スヴェトラーノフにとっては食指の動く作品群だったと言えるでしょう。しかし音質の良い演奏に恵まれず、その解釈を堪能するには隔靴掻痒の感がありました。
 ついに登場した初出レパートリー「英雄の生涯」は、じっくり感の凄い遅めのテンポによる巨像の歩みのような個性的な名演。音色のパレットも豊富で、シュトラウス解釈者としての並々ならぬ実力を誇ります。
 スヴェトラーノフの「アルペン」はロシア国立とのメロディア盤はLPのみ。ハーグフィルとのライヴはオケが非力なため優秀なスウェーデン放送響とのライヴは歓迎すべきでしょう。物語性、神秘性の創出。類まれなるロマンティスト、スヴェトラーノフの超名演です。
 ※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付



<映像>


BEL AIR(映像)



BAC 422
(Blu-ray)
\5700→\5290
2014年サシャ・ヴァルツの新演出による「タンホイザー」
 バレンボイム(指揮)&ベルリン国立歌劇場
  ワーグナー:歌劇「タンホイザー」
ルネ・パーぺ(テューリンゲン領主ヘルマン:バス)
ペーター・ザイフェルト(タンホイザー:テノール)
ペーテル・マッティ
 (ヴォルフラム・フォン・エッシェンバッハ:バリトン)
マリーナ・プルデンスカヤ(ヴェーヌス:メゾソプラノ)
アン・ペーテルセン(エリーザベト:ソプラノ)
ピーター・ソン
 (ワルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ:
  テノール)
トビアス・シャーベル(ビテロルフ:バリトン)
ユルゲン・ザッハー(ハインリヒ:テノール)
ヤン・マルティニーク(ラインマル:バス)
ソニア・グラネ(牧童:ソプラノ)
シュターツカペレ・ベルリン
ダニエル・バレンボイム(指揮)
ベルリン国立歌劇場合唱団
マルティン・ライト(合唱指揮)

BAC 122
(2DVD)
\5100→\4690
 バレンボイム2014年「ベルリン・フェストターゲ」サシャ・ヴァルツの新演出による「タンホイザー」

 舞台監督・振付:サシャ・ヴァルツ/衣装:ベルント・スコジック/舞台美術:ピア・マイア・シュリーヴァー、サシャ・ヴァルツ/
 照明:デイヴィッド・フィン/ドラマツルギー:ジェンス・シュロス、ヨッヘン・サンディグ/制作:フランソワ・デュプラ/
 撮影:ヴィンセント・バタイヨン/収録:2014 年4 月/シラー劇場(ベルリン)
 (Blu-ray)画面:1080i Full HD 16:9、音声:DTS-HD MA5.1、PCM ステレオ、字幕:英仏独、リージョン:All、192分
 (2DVD)画面:NTSC 16:9、音声:Dolby Digital5.1、PCM ステレオ、字幕:英仏独、リージョン:All、192分

 2014 年ベルリン国立歌劇場の復活祭音楽祭「フェストターゲ」で行われたサシャ・ヴァルツの新演出、ダニエル・バレンボイム指揮による「タンホイザー」。サシャ・ヴァルツはポスト・ピナ・バウシュとして世界的に注目されているドイツの女性振付師。ダンサーを導入し、ビジュアルアートと音楽が舞台上で融合したスタイリッシュな演出となっています。バレンボイムの説得力、そして作品への深い造詣、ドラマティックに音楽を掘り下げていくバレンボイムの手腕に脱帽。歌手陣もペーター・ザイフェルト、ルネ・パーぺなど申し分ない布陣で、合唱、歌手、オケ、演出が一体となり、圧倒的な集中力と気迫で聴かせます。







C MAJOR(映像)



73 4004
(Blu-ray)
\5800→\5390
ルドルフ・ブッフビンダー・プレイズ・モーツァルト
 モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466、
  第21番ハ長調K467、
  第27番変ロ長調K595
ルドルフ・ブッフビンダー(ピアノ、指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン

73 3908
(DVD)
\4000→\3690
 生粋のウィーンの正統的なピアニスト、ブッフビンダー、シュターツカペレ・ドレスデン弾き振り、モーツァルトのピアノ協奏曲VWのガラス工場での4K 撮影

 監督:ミヒャエル・ベイヤー/ボーナス:メイキング(4K 制作について)
 収録:2015 年6 月ドレスデン、ガラス工場(フォルクスワーゲン)
 (Blu-ray)画面:16:9 Full HD、音声:DTS-HD MA 5.0、PCM2.0、93分
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS 5.0、PCM2.0、93分

 ウィーンのピアニスト、ルドルフ・ブッフビンダーが、2015 年フォルクスワーゲンのガラス工場で行ったコンサート映像。フォルクスワーゲンの「ガラスの工房」(グレーゼルネ・マヌファクテュア)は、シュターツカペレ・ドレスデンのパートナーとなっており、オープニング・イベントなどで演奏を披露しています。さらに今回はガラス張りの近代的な建物内を4K UHD(3,840×2,160)の高画質技術によって撮影されています。
 幼少よりウィーンに学び、正統的ウィーンの伝統を受け継ぐピアニストとして、世界的に高い評価を受けるルドルフ・ブッフビンダー。モーツァルトのピアノ協奏曲集は、ウィーン・フィルやウィーン響と弾き振りした録音と映像があり、ブッフビンダーの機知に富んだピアニズム、ウィーンの流儀を心得たオケの演奏は大変魅力的なものでした。シュターツカペレ・ドレスデンとの本公演でも、気品溢れるブッフビンダーのピアノを堪能でき、これまで真摯にこの作品に向き合ってきた彼だからこそ生み出せる実に優雅な演奏。シュターツカペレ・ドレスデンの表現力も素晴らしく、弦の音色の美しさを十分に楽しむことのできる充実した内容を聴かせてくれます。
 2016 年3 月4 日にすみだトリフォニーホールでソロ・リサイタルが予定されています。



 


73 3404
(Blu-ray)
\5800→\5390
2015年バーデン=バーデン復活祭音楽祭ライヴ、
 ティーレマン&ドレスデン

  ブルックナー:交響曲第9番ニ短調(原典版)
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン

73 3308
(DVD)
\4000→\3690
 2015年バーデン=バーデン復活祭音楽祭ライヴ、バーデン=バーデンにティーレマン&ドレスデンが登場

 収録:2015 年5 月バーデン=バーデン祝祭劇場(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9 Full HD、音声:DTS-HD MA5.1,PCM2.0、66分/(DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.1,PCM2.0、66分

 2015 年のバーデン=バーデン復活祭音楽祭のライヴ映像。1967 年カラヤンが創設したザルツブルク復活祭音楽祭は、45 年間ベルリン・フィルがメイン・オーケストラを務めていましたが、ベルリン・フィルは2013 年から場所をドイツ南西部の温泉場バーデン=バーデンに移して行っています。そのバーデン=バーデンに2015 年のゲストとして呼ばれたのが、クリスティアン・ティーレマン率いるシュターツカペレ・ドレスデン。彼らは先述のザルツブルク復活祭音楽祭をベルリン・フィルから引き継ぐ形で出演しており、バーデン=バーデンへのキャスティングは驚きと言えるでしょう。
 ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンは、スローペースですがブルックナーの交響曲のチクルスに取り組んでおり、2012 年収録のブルックナー第8 番(716204)、2013 年収録のブルックナー第5 番(717904) と充実した音楽を聴かせてくれました。この第9 番はブルックナー最後の交響曲で、第3 楽章まで書き上げられた未完の作品でありますが、晩年の宗教色に彩られた深遠な世界が圧倒的な存在感で描かれています。
 ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンは、2015 年2 月の来日公演でもブルックナーの第9 番を取り上げており、素晴らしい演奏を披露しました。このバーデン=バーデンでもティーレマンは緻密な音楽を細部まで作り込み、オケの伝統美である美しい音色をあますところなく引き出し、バーデン=バーデン祝祭劇場がまるで荘厳な聖堂かのような感動的な響きをうみだしています。




EURO ARTS(映像)


20 54698
(DVD)
\2600
モリコーネ・コンダクツ・モリコーネ
 1. アンタッチャブル/
 2. デボラのテーマ「つらい想い」〜メインテーマ/
 3. 海の上のピアニスト/
 4. ニュー・シネマ・パラダイス/5.H2S/
 6. シシリアン/7. ある夕食のテーブル/
 8. 愛のさけび声/9. マッダレーナ/
 10. ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ〜 Cockey's Song/
 11. 続・夕陽のガンマン/ 地獄の決斗/12. ウェスタン/
 13. 夕陽のギャングたち/
 14. 黄金のエクスタシー/15. 狂った旋律/
 16. 殺人操作/17. 供述によるとペレイラは…/
 18. 労働者階級は天国に入る/19. カジュアリティーズ/
 20. タタール人の砂漠/21. ミッション
エンニオ・モリコーネ(指揮)
ミュンヘン放送管弦楽団
バイエルン放送合唱団
スザンナ・リガッチ(ソプラノ)
ギルダ・ブッタ(ピアノ)
ウルリヒ・ヘルケンホフ(パンパイプス)
ヘンリー・ラウダレス(ヴァイオリン)
ノルベルト・メルケル(ヴィオラ)
 収録:2004年10月20日、ミュンヘン、フィルハーモニー・ガスタイク(ライヴ)/画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、100 分

 「ニュー・シネマ・パラダイス」や「海の上のピアニスト」などで知られる映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネ。2004 年にミュンヘン放送管弦楽団とミュンヘンのフィルハーモニー・ガスタイクで行ったコンサートの模様を収録したDVD。
 モリコーネは、1928 年ローマ出身。1960 年代は映画監督セルジオ・レオーネとのコンビで「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」や「続・夕陽のガンマン」といったいわゆるマカロニ・ウェスタン音楽の第一人者となりました。1986 年にはローランド・ジョフィ監督の「ミッション」を担当しゴールデングローブ賞作曲賞を受賞、1987 年に
「アンタッチャブル」でハリウッド進出を果たしグラミー賞を受賞、その直後1989 年には世界的に大ヒットした「ニュー・シネマ・パラダイス」でいっきに知名度をあげました。
 この演奏会は、モリコーネの映画音楽人生を時期ごとに振り返るような演出で、途中には映画の場面が映し出されるなど、モリコーネ・ファンならずとも楽しめる内容です。






















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