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≪第85号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2016/2/2〜




2/5(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



COVIELLO CLASSICS



COV 91515
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ボストックによる日本とイギリスのきずな音楽
 (1)エルガー:演奏会用序曲「フロワサール」(1890)
 (2)ヴォーン=ウィリアムズ:交響曲第5番ニ長調 (1943)
 ③ホルスト:日本組曲Op.33 (1915)
ダグラス・ボストック(指揮)
アルゴヴィア(アールガウ)・フィル(ライヴ)
 63’ 10”

 SACD ハイブリッド盤。
 東京佼成ウインドオーケストラの首席指揮者や、東京藝術大学で教鞭をとるなど、日本と縁の深いダグラス・ボストック。今回はホルストの珍品「日本組曲」という嬉しい演目で登場。
 この曲はホルストが「惑星」作曲中の1915 年、日本人舞踏家の伊藤道郎の委嘱で急遽完成させたもの。全6 曲から成り、素材は伊藤がホルストに伝授したそうですが、「木星」のあのメロディと同時期にホルストが「坊やはよい子だねんねしな…」みたいな音楽を書いていたのも一興。ボストックはボールト直伝の解釈で聴かせます。
 エルガーとヴォーン=ウィリアムズはイギリスの民族色と壮麗さが魅力。「フロワサール」はエルガー最初の管弦楽曲とされ、若々しいエネルギーに満ち溢れています。
 ボストックの日本への愛情とイギリス人としての感性が絶妙にあいまって、理想的な世界を創りあげています。



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HMF

HMX 2908474
(2CD+カタログ)
限定盤
\2000→\1790
ハルモニア・ムンディ2016 年版カタログ付CD
イザベル・ファウスト/バッハの無伴奏全曲、
 
J.S.バッハ:
   無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ
    BWV 1001-1006(全曲)
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
 イザベル・ファウストの大ベストセラー・アルバム、バッハの無伴奏全曲がカタログ付CDで登場!

 使用楽器:1704 年製ストラディヴァリ "スリーピング・ビューティー"
 録音:2009 年9月、2011年8月&9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)

 当代きっての人気と実力を誇るファウストが取り組んだ「バッハの無伴奏」全曲録音が、ハルモニア・ムンディ2016 年版カタログ付CD で登場。
 本アルバムは直筆譜を丹念に読み込み、ストラディヴァリウス製作の「スリーピング・ビューティー」の神々しいまでに崇高な音色ときわめて高度なテクニックとを駆使して、ファウストが深く鋭く切り込む姿を捉えた名録音で、発売以来高い評価を得て大ベストセラーとなっています。
 
HMX 2907677
(2CD+カタログ)
限定盤
\2000→\1790
ハルモニア・ムンディ2016 年版カタログ付CD
ガーシュウィン − マンシーニ

 CD1
  ガーシュウィン(グローフェ編):
   1. ラプソディ・イン・ブルー
    (オリジナル・ジャズバンド版 1924)/
   2. アイ・ガット・リズム変奏曲
    (ガーシュウィン自身のオリジナル・スコア)/
   3. ヤンキー・ドゥードゥル・リズム/
   4. ヤンキー・ドゥードゥル・リズム
    (1909年機械吹込み録音復刻)/
   5. すてきな気持ち/6. 誰かが私を愛している/
   7. スウィート・アンド・ロウ・ダウン/
   8. 天国への階段/9. 私の彼氏/
  10. 魅惑のリズム/11. サマータイム
 CD2
  マンシーニ:『ピーター・ガン』の音楽集
   1. ピーター・ガンのテーマ/2. ソータ・ブルー/
   3.The Brothers Go to Mother's/
   4. ドリームスヴィル/
   5. セッション・アット・ピートズ・パッド/
   6. ソフト・サウンズ/7. フォールアウト/
   8. 放浪者/9. スロー・アンド・イージー/
   10. プロファウンド・ガス/
   11. ブリーフ・アンド・ブリージー/
   12.My Manne Shelly/13. ブルー・スチール/
   14. 母のためのブルース/15.Spook/
   16. ピーター・ガンのテーマ(繰り返し)
CD1
 リンカーン・マヨーガ(ピアノ)
 アル・ガロドロ
  (アルト・サックス 1,10,11、
   クラリネット 1,10、
   バス・クラリネット 1,11)
 ハーモニー・アンサンブル・ニューヨーク
 スティーヴン・リッチマン(指揮)
CD2
 ハーモニー・アンサンブル・ニューヨーク
 スティーヴン・リッチマン(指揮)
 ハルモニア・ムンディUSAの魅力的なアルバム2枚がカタログ付に!

 CD1録音:2006年、2007年(原盤:HMU907492) CD2録音:2012年6月(原盤:HMU907624)

 オリジナル・ジャズバンド版による「ラプソディ・イン・ブルー」、さらに「アイ・ガット・リズム変奏曲」のガーシュウィン自身によるオーケストレーション版や、人気のソング・ナンバーをグローフェがバンド用に編曲したものまで、彼の一番聴きたい曲ばかりを1枚に収めた魅力的なガーシュウィン・アルバム と、ヘンリー・マンシーニが音楽を手がけたアメリカで1958 年から61 年にかけて放映された私立探偵ドラマ「ピーター・ガン」のための音楽集のハルモニア・ムンディUSA らしい魅力的な企画盤がセットとなったカタログ付CD。



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  LINN



CKD 516
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
トレヴァー・ピノック、RAMを振る!
 モーツァルト:グラン・パルティータ

  セレナード第10番変ロ長調 K.361 《グラン・パルティータ》
  ハイドン:ノットゥルノ第8番ト長調 Hob.II:27
トレヴァー・ピノック(指揮)
ロイヤル・アカデミー・オヴ・
 ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル
 トレヴァー・ピノックの室内楽プロジェクト、モーツァルトの"グラン・パルティータ"!

 世界有数のピリオド・オーケストラ、イングリッシュ・コンサートの創設者であり、古楽界を牽引してきたピリオド奏法のパイアニア、トレヴァー・ピノックとロイヤル・アカデミー・オヴ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル。
 「マーラー:交響曲第4番」(CKD 438)、「ブルックナー:交響曲第2番」(CKD 442)、「マーラー:さすらう若人の歌」(CKD 481)と、「室内楽・小編成アレンジ」のプロジェクトで大きな反響を呼んできたRAMソロイスツ・アンサンブルとの録音。第4弾はアレンジ作品ではなく、モーツァルトの最高の器楽作品のひとつ「グラン・パルティータ」が登場!
 2016年には70歳の誕生日を迎えるトレヴァー・ピノック。古楽奏法の第一世代として一時代を築いたピノックが、"モダン楽器"で新たに創造するモーツァルト&ハイドンという大注目の録音です。

 ※録音:2015年4月16日−18日、セント・ジョージ教会(ブリストル)



 

CKD 478
\2500
ブリテン:テノール、ホルンと弦楽のためのセレナーデ
 若きアポロ Op.16
 ラクリメ 〜 ダウランドの歌曲の投影 Op.48a
 前奏曲とフーガ Op.29
 テノール、ホルンと弦楽のためのセレナーデ Op.31
オールドバラ・ストリングス
マルクス・ダウナート(ディレクター)
リチャード・ワトキンス(ホルン)
アラン・クレイトン(テノール)
マーテ・スーチュ(ヴィオラ)
ロレンツォ・スーレ(ピアノ)
 オールドバラ・ストリングス第1弾!リチャード・ワトキンスが吹く「セレナーデ」!

 オールドバラ・ストリングスは、ベンジャミン・ブリテンとピーター・ピアーズが創設した、非常にハイレヴェルな講座として知られる教育プログラム「ブリテン=ピアーズ・ヤング・アーティスト・プログラム」による弦楽アンサンブル。
 マーラー室内管のリーダーを務めたマルクス・ダウナートや、ベルリン・フィルの首席奏者マーテ・スーチュ、ナッシュ・アンサンブルやロンドン・ウィンズの主力メンバー、リチャード・ワトキンスなど名手が集う「セレナーデ」は、2013年のブリテン生誕100周年プロジェクトにおけるクロージング・コンサートの録音。

 ※録音:2012年:10月20日−22日、2013年11月24日−25日、2015年4月4日、スネイプ・モルティングス(サフォーク)






NIMBUS(CD−R)



NI 5937
(CD-R)
\2400→\2190
レントヘン:ピアノ作品集Vol.2
 幻想小曲集 Op.5
 変奏曲《水の精》Op.11
 ピアノ・ソナタ第2番 Op.10
マーク・アンダーソン(ピアノ)
 ドイツの後期ロマン派の流れを汲む、オランダ・ロマンティシズムの象徴的存在、ユリウス・レントヘン(1855−1932)。その生涯で600曲を超える作曲を行った多作家レントヘンがドイツで過ごした若かりし時代、1871年から75年にかけての3作品を収録。
 演奏は独墺系レパートリー、またハンス・フォン・ビューローなどのレア・レパートリーの演奏に定評のあるマーク・アンダーソン。

 2014年5月8日&2015年7月の録音。
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




MSR



MS 1464
(2CD)
\3600→\3290
ジョシュア・ピアース(Pf)
 「ロシアのピアノ協奏曲集」

  CD1
   (1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ長調Op.23
   (2)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第3番変ホ長調Op.75
   (3)リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲嬰ハ短調Op.30
  CD2
   (4)ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲変ニ長調
   (5)ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番ヘ長調Op.102
   (6)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番変ニ長調Op.10
ジョシュア・ピアース(Pf)
(1)(2)(4)-(6)ポール・フリーマン(指揮)
(3)カーク・トレヴァー(指揮)
(1)(2)(5)(6)スロヴェニア放送響
(3)スロヴァキア・ナショナル響
(4)ベルリン放送響
 MSRレーベルに、多数の録音を残している実力派ピアニスト、ジョシュア・ピアースによるロシアのピアノ協奏曲集

 録音:(1)1990年6月、(2)1991年1月、(3)2010年8月、(4)1988年10月、(5)1990年8月、(6)1990年1月/CD1:60’17 / CD2:65’51

 MSR Classics レーベルに、多数の録音を残している、ジョン・ケージをはじめとする現代音楽に造詣が深い実力派ピアニスト、ジョシュア・ピアースによるロシアのピアノ協奏曲集。チャイコフスキー最後の作品であり未完に終わった(第1 楽章のみ)“ピアノ協奏曲第3 番”、濃厚な民俗色が強く、派手に躍動する個性的なハチャトゥリアン、リストのピアノ協奏曲第1番の影響を強く受けたというリムスキー=コルサコフのピアノ協奏曲は超絶技巧が冴えわたります。
 


MS 1508
\2300→\2090
ジーナ・シフ(Vn)
 「フランク、ブロッホ、クレイン:ヴァイオリン作品集」

  フランク:ヴァイオリン・ソナタイ長調
  ブロッホ:ヴァイオリン・ソナタ第2番「神秘的な詩」
  ユリアン・クレイン(1913-96):子守歌
ジーナ・シフ(Vn)
キャメロン・グラント(Pf)
 ガラミアン門下の名手ジーナ・シフによるフランクのソナタ集!

 録音:2013 年11 月、59’26

 ジーナ・シフはニューヨーク・タイムス紙で「甘美で高いヴォルテージ、ハイフェッツの再来」と高い評価を得ている女流ヴァイオリニスト、ジーナ・シフ。偉大なヴァイオリニストを多数輩出した(ズッカーマン、チョン・キョンファ、パールマンなど)、名教師イヴァン・ガラミアンにカーティス音楽院で師事し、多数の賞を受賞しています。録音は当MSR やNAXOS に行っています。
 ここで演奏されている、主題の神秘的な美しいメロディと循環形式によるフランクの名作ヴァイオリン・ソナタはゆったりめのテンポで情感豊かに歌われています。ブロッホの「神秘的な詩」は、その名の通り、ミステリアスで瞑想的で、クリスタルな美しさと、不安な雰囲気が交錯するノスタルジックな作品。
 

MS 1528
\2300
「オン・サファリ」〜ミラーイマージュ・ゴーズ・ワイルド
 ジェイムズ・ナイグス(1987-):ジャーニーズ・ゴール
 マイケル・ドハティ(1954-):プレイヤー
 マーク・シュルツ(1957-2015):でこぼこの地面からサファリを散歩
 ポール・バスラー(1963-):MAJALIWA(運命)
 ルイス・サラン(1953-):蚤の市
 ジェイムズ・ナイグス(1987-):幻想
 ローレンス・ロウ(1956-):狩り
 (アンコール)モウリーン・ヤング(1993-):インプロヴィゼーション
ミラーイマージュ(ホルン・デュオ):
 【リサ・ボントレガー(Hr)、
  ミシェル・ステブルトン(Hr)】
金丸智子(ピアノ)
 録音:2014 年5 月/60’09

 アメリカ出身の二人のホルン奏者によるデュオ、ミラーイマージュ。ホルン・デュオとピアノによる新しい作品を集めたアルバムです。一曲以外、このミラーイマージュのために作曲されました。何人かの作曲家は動物をモチーフに、他は旅した場所にインスパイアされた作品です。
 

MS 1591
\2300
「エミグランテ(移民)」〜アルゼンチンのフルート作品集
 (1)エセキエル・マンテガ(1983-):
  フルートとピアノのための「エミグランテ」
 (2)エセキエル・マンテガ:アルト・フルートとピアノのための「ダチョウ」
 (3)エセキエル・マンテガ:フルート四重奏のための「吹管」
 (4)ピアソラ(1921-1992)(マンテガ編、改訂:パウリーナ・ファイン):
  2本のフルートのための「タンゴ・エチュード」
 (5)ピアソラ(マンテガ編):五重奏のためのコンチェルト
エレナ・ヤリトゥ(Fl)
(3)(4)パウリーナ・ファイン(Fl)
エセキエル・マンテガ(Pf)
 録音:2014 年9 月59’14

 アメリカのフルート奏者、エレナ・ヤリトゥによるアルゼンチンのフルート作品集。
 アルゼンチン・コンテンポラリー・フォルクローレの人気デュオ“ドゥオ・ファイン・マンテガ”と共に作り上げています。アルゼンチンの巨匠バンドネオン奏者アストル・ピアソラが残した無伴奏フルートのための“タンゴ・エチュード”を2 本のフルート用にアレンジ。リズムやアクセントが掛け合いのように躍動。
 “5 重奏のためのコンチェルト”はフルートとピアノの編成に編曲されており、ピアノが伴奏を一手に引き受け、ピアソラらしいメロディが堪能できる素晴らしいタンゴを聴くことができます。ピアニストのエセキエル・マンテガがアルゼンチンの民謡などを取り入れて作曲した自作曲も収録されています。
 

MS 1598
\2300
「ファンファーレ、物語&交響曲」〜吹奏楽とオルガンのための作品集
 カーライル・シャープ(1965-):
  ファンファーレ、前奏曲、エレジー&スケルツォ
 ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901):歌劇「椿姫」より“乾杯の歌”
 ウィリアム・ホワイト(1983-):小人の惑星
 デヴィッド・マーラット(1973-):宇宙から見た青くて丸い地球
 ヤロミール・ヴァインベルゲル(1896-1967):
  歌劇「バグパイプ吹きのシュヴァンダー」より“ポルカとフーガ”
 サン=サーンス:
  交響曲第3番「オルガン付き」より「アダージョとマエストーソ」
 ピーター・ミーチャン(1980-):ヴェルヴェット・ブルー
シカゴ・ガーゴイル・ブラス&
 オルガン・アンサンブル
 録音:2013〜14 年/67’37

 1992 年にシカゴ大学の学生らによって結成された“シカゴ・ガーゴイル・ブラス”。オルガン奏者と共に演奏活動を行い、吹奏楽とオルガンのための新しい作品を委嘱、演奏で注目を集めています。
 今作も、名作から新しい作品まで、その魅力を存分に収録しています。シャープの「プレリュード、エレジー&スケルツォ」は2012 年にシカゴで行われたオルガニスト協会国際会議のためにシカゴ・ガーゴイル・ブラスが委嘱した作品。「ファンファーレ」は輝かしいゴージャスな楽曲です。ホワイトの「小人の惑星」は、ホルストの「惑星」にインスパイアされて作曲されたもの。様々な国の“神”をテーマにしたイマジネーション溢れる作品です。
 


MS 1605
(2CD)
\3600→\3290
アイスランドのヴァイオリニスト、フリフ・シグルヨウンスドティル
「J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
  BWV1001〜1006 (全曲)」

   CD1)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1〜3番
   CD2)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1〜3番
フリフ・シグルヨウンスドティル
 (ヴァイオリン)
 録音:2000 年〜2007 年/CD1:65’31 / CD2:73’11

 アイスランドのヴァイオリニスト、フリフ・シグルヨウンスドティル。レイキャビク音楽大学で学び、アメリカでフランコ・グッリ、ローランド・フェニヴェスなどに師事。
 ヴァイオリニストのバイブル、J.S.バッハの傑作の難曲「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ&パルティータBWV1001〜1006」(全曲)を録音しました。確かなテクニックで丁寧な演奏。ソナタとパルティータで、楽器を変えて録音しています。




STRADIVARIUS



STR 37008
(2CD)
\4600→\4190
ヘルマン・シェルヘン編曲「フーガの技法」管弦楽版、最新録音
 J.S.バッハ:フーガの技法BWV1080
  〜ヘルマン・シェルヘン編曲版(1963年ショット版)による
マルコ・アンギウス(指揮)
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
 フーガの技法のヘルマン・シェルヘン編曲管弦楽版を最新録音で!まさに美の極致!

 録音:2014 年11 月, 62:52 / 41:05

 元来、楽器が指定されていない「フーガの技法」は鍵盤楽器のほかに様々な編成に編曲(トランスクリプト)されて演奏されることがありますが、ここでは珍しいヘルマン・シェルヘンによる管弦楽編曲版を使用。「フーガの技法」の管弦楽用編曲は、かのストコフスキーでさえ手をつけていませんが、シェルヘンはこのトランスクリプション版の完成に40年近くの歳月をかけたとされ、ほぼ音楽家人生の大半をかけて取り組んだと言ってよいでしょう。
 これまで、この版による録音はシェルヘン自身のものしかなく、今回、最新の録音で聴ける意味と価値は計り知れません。
 シェルヘンは特に現代音楽を得意としており、ブーレーズに通じる極めて理知的で透徹した眼差しでスコアを読み込む指揮者でした。自らも作曲し、同時代の作曲家に深い理解を示した、そんなシェルヘンならではの厳しい視点から思索、推敲を重ねた「フーガの技法」管弦楽編曲版をSTRADIVARIUSの鮮やかで解像度の高い録音技術陣の精鋭を結集して制作。
 すべての声部がはっきりと個別に生命が与えられ、歌いだす、その驚きを体感して下さい。
 


STR 33914
\2300→\2090
カウンターテナー、マイケル・チャンス
 リュートはポール・バイアー
「暗闇の中で」〜ジョン・ダウランド歌曲集

 前奏曲/暗闇の中に私を住まわせよ/
 甘美はしばし佇む/私は務める/
 真実の愛を語ってよ/あなたは強大な神/
 ほか全18曲
マイケル・チャンス(カウンターテナー)
ポール・バイアー(Lute)
 名カウンターテナー、マイケル・チャンスのダウランド歌曲集!

 録音:2011年5月/2013年10月/2014年9月 [78:19]

 リュート伴奏によるダウランドの世俗歌曲をカウンターテナーの名歌手マイケル・チャンスがじっくりと聴かせる一枚。
 名曲「流れよわが涙」こそ収録されていないものの、ダウランドの真骨頂ともいうべき人生を憂うメランコリーにあふれている。マイケル・チャンスの最新録音でもあり、衰えを知らぬ伸びやかな歌声は健在。
 


STR 37036
\2300→\2090
伴奏をギターで!バッハのチェロ・ソナタ!
 J.S.バッハ:チェロ・ソナタ集(ギター伴奏版)
 (ソナタBWV1027/ソナタBWV1028/ソナタBWV1029)
セバスティアン・ジンガー(Vc)
アンドレ・フィッシャー(G)
 伴奏のチェンバロのパートをギターで弾き、新しい魅力が生まれたバッハのチェロ・ソナタ!

 録音:2013-14 年 [48:49]

 バッハのヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタのチェンバロによる伴奏パートをギターで弾き替えた意欲的な一枚。
 ヴィオラ・ダ・ガンバは、ここではもちろんモダン・チェロで演奏。伴奏がギターになることで音色の違いはもちろんのこと、音楽の機動性が増し、全体に軽やかな印象を与える。
 なおチェロを弾いているジンガーは現代音楽にも積極的に取り組んいる期待の若手。
 

STR 37019
\2300
ハイドン:弦楽四重奏曲集Op.76 Vol.2
 弦楽四重奏曲第75番ト長調 Hob.III:75 op.76-1
 弦楽四重奏曲第78番変ロ長調 Hob.III:78 op.76-4「日の出」
 弦楽四重奏曲第80番変ホ長調 Hob.III:80 op.76-6
  (第1ヴァイオリンをフルートが担当、フルート四重奏曲として演奏)
モドゥス四重奏団:
 【ロベルト・パッパレッテーレ(Fl)
  クラウディオ・マッフェイ(Vn)
  ファブリツィオ・メルリーニ(Va)
  カルロ・ベンベヌーティ(Vc)】
 録音:2015 年7 月[66:25]

 ハイドンの名作弦楽四重奏曲集Op.76をフルート四重奏で演奏するというユニークな試みの第2弾。第1集(STR 33874)と合わせてOp.76の全6曲が録音された。
ハイドンのOp.76の6曲からなる四重奏曲は「エルデーディ四重奏曲集」と呼ばれ、ハイドンの弦楽四重奏曲の中でも最も人気のある作品群。ここでは「日の出」を含む3曲が選ばれ、第1ヴァイオリンのパートをフルートで演奏しているところが大きな特徴。
 楽器を変えて演奏することはバロック、古典派時代にはよく行われていたことだが、フルートが入ることにより音楽に華やかさが増し、作品の別の一面が見えてくる。
 
STR 33851
\2300
イル・フィント・パリジーノ(パリの偽物)
 チマローザ:私たちの希望は結婚/
 パイジェッロ:ああ、私は胸にそれを感じます/
 レオーネ・デ・ナプレ:ラルゲット/
 ドゥニ:あなたは私のよき愛をみた/
 サルティ:私の愛する偶像/グレトリー:彼と夜に話すのは怖い/
 クルンプホルツ:私が望む理由/
 グルック:その印象はあまりに悲しい/モーツァルト:満足K.349/
 来なさい愛するチター!K.351/
 ヴァイオリン・ソナタKV30〜アダージョ、ロンド/
 「フィガロの結婚」〜
  カヴァティーナ「失くしてしまった」、アリア「私の心のため息」/
 カンツォネッタ(3曲)
マリネッラ・ペンニッキ(S)
マウロ・スキランテ(マンドリン)
マラ・グラッシ(クロチェット・ハープ)
 録音:2010 年6 月、61:18

 18 世紀後半パリで活躍したのイタリア、フランス、オーストリアの作曲家たちの歌曲を収録。いずれも芸術歌曲というより世俗歌謡という性格が強く、ハープとマンドリンを伴奏にソプラノが艶やかな声で恋や春の訪れを歌う。モーツァルトを頂点として18 世紀古典派の爛熟した美の世界がこの一枚に凝縮。
 ソプラノのペンニッキはバロックと古典派を専門としフランス・ブリュッヘンの18 世紀オーケストラと長く活動をともにした。
 

STR 33937
\2300
ジェミニアーニのヴァイオリン・ソナタ集Op.4 からの第2弾
 F.S.ジェミニアーニ(1687-1762):
  ヴァイオリン・ソナタ集Op.4Vol.2
   (第4 番/第8 番/第2 番/
    第5 番/第9 番/第11 番)
リアナ・モスカ(Vn)
アントニオ・モスカ(Vc)
ルカ・ピアンカ(Fl)
ジョルジオ・パリヌッツィ(Cemb)
 録音:2012 年6-8 月[73:04]

 イタリア後期バロックの作曲家ジェミニアーニのヴァイオリン・ソナタ集Op.4 からの第2弾。第1集(STR33853)と合わせて全12 曲が揃った。
 ジェミニアーニはコレッリからヘンデルをつなぐ重要な作曲家として認識されている。ヴァイオリンのリアナ・モスカはスイス出身でヴァイオリンを日本の鈴木メソードで学んだ後、ミラノ音楽院で研鑽、イル・ジャルディーノ・アルモニコと共演、その後、アンサンブル・クラウディアの楽員として活動している。その雅やかな音色はジェミニアーニの耽美的な作品にぴったり。
 
STR 37018
\2300
ジナイーダ・ギレリス・スクールの学生たちによって
 結成されたバロック演奏団体

  (1)ロカテッリ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.3-1
  (2)ヴィヴァルディ:2つのチェロのための協奏曲ト短調RV531
  (3)ヴィヴァルディ:4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲RV580
  (4)レオナルド・レオ:4つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調
グリ・アルキ・ジナイーダ
 (ジナイーダ弦楽合奏団)
 録音:2014 年9 月 [50:26]

 グリ・アルキ・ジナイーダ合奏団はジナイーダ・ギレリス・スクールのマスター・クラスの学生たちによって結成され、2010 年に最初のコンサートを行った新しいバロック演奏団体。現在はヴァイオリニストで彼らの教師でもあるマリア・カテリーナ・カルリーニがリーダーを務めている。優秀な若手ばかりで構成されており、一種のユース・オーケストラと言えるが、学生オケという域をはるかに越えた極めて優秀なバロック・オーケストラである。
 
STR 37022
\2300
「RAW」〜ニコラ・サーニ(b.1961)作品集
 (1)AchaB(2002)〜Cl solo
 (2)砂漠の空間を越えて(1999)〜Fl,Cl,Vn,Vc,Pf
 (3)無限の一種(1997)〜Vc,Pf
 (4)もうひとつの西方へ(2001)〜Fl,Cl,Va,Pf,Perc
 (5)ロウ(2005)〜Vc solo
 (6)夕暮れに向かう時(1997)〜Cl,Vn,Vc,Pf
 (7)私は天使の衣装を見た(2011)〜ensemble
 (8)お金について(2008)〜
  ルイジ・ペスタロッツァのテキストによる
   語り手とアンサンブルのための
マウロ・チェカンティ(指揮)
コンテンポアルト・アンサンブル
(8)モーニ・オヴァディア(声)
 録音:2011 年11 月[69:23]

 サーニは現在、イタリア現代音楽の中核を担う作曲家のひとりで日本でも度々作品が演奏されている。
 ドメニコ・グアチェーロに作曲を、ジョルジオ・ノットーリに電子音楽を師事し、後にシュトックハウゼンの指導も受けている。またトリスタン・ミュライユ、ジョージ・ベンジャミン、ジョナサン・ハーヴェイらスペクトル楽派の影響も少なからず受けている。ここに収められた作品はソロから大規模アンサンブルまで、作曲年代も多岐に渡っており、サーニの多様な作風を知るのに最適の一枚。
 

STR 37025
\2300
「マルシャン&クレランボー:チェンバロ作品全集」
 ルイ・マルシャン(1669-1732):
  組曲ニ短調、組曲ト短調、ヴェニス風、ガヴォット、子供たち)
 ルイ・ニコラ・クレランボー(1676-1749):
  組曲ハ長調、組曲ハ短調
ルカ・オベルティ(Cemb)
 録音:2014 年8 月、62:55

 バロック全盛期の二人のフランスの作曲家のチェンバロ作品を収録。
 二人が作曲したチェンバロ独奏曲としてはここに収められた作品が現在残っている全てとなる。ルイ・マルシャンはチェンバロの名手としてJ.S.バッハとドレスデンで音楽の腕前を対戦したとも伝えられる。
 ハープシコード奏者のルカ・ベルティはクリストフ・ルセ、ピエール・アンタイらに師事、ピアノ・フォルテ奏者、指揮者としても活動している。2014 年にはミラノでバロック、古典派を専門とするアンサンブル、XarabandeEnsemble を自ら設立し今後の活躍が期待されている。
 

STR 37027
\2300
J.S.バッハ(1685-1750):トッカータ集
 (嬰ヘ短調BWV910、ト短調BWV915、
  ト長調BWV916、ハ短調BWV911、
  ホ短調BWV914、ニ短調BWV913、ニ長調BWV912)
ステファノ・インノチェンティ(Cemb)
 録音:2014 年7 月 [70:20]

 インノチェンティはフィレンツェ出身の鍵盤奏者でマリー=クレール・アランらにチェンバロ、オルガンを師事した。
 BWV910で始まる7 曲のトッカータ集はいずれもバッハの充実した創作期の代表作。バロック音楽の録音に定評のあるSTRADIVARIUS ならではの鮮明な音質でチェンバロの弦一本一本のふるえが目に見えるような鮮烈の出来栄え。
 
STR 37028
\2300
「エマヌエーレ・カサーレ(b.1974)作品集」
 (1)11(2014)〜アンサンブルとエレクトロニクスのための
 (2)集団と平和(2014)〜弦楽三重奏とピアノ、エレクトロニクスのための
 (3)「湖の存在、時間」(2006)〜アンサンブルのための
 (4)7(2005)〜弦楽四重奏のための
 (5)5(2003)〜フルート、クラリネットとエレクトロニクスのための
杉山洋一(指揮)
mdi アンサンブル
 [58:59]

 カサーレは当初コントラバスを学び後に作曲をアルド・クレメンティ、サルバトーレ・シャリーノに学んだ。日本の入野賞受賞のほか、ブールジュ国際電子音楽コンクールなど多くの賞を受賞している。
 生楽器とライヴ・エレクトロニクスのための作品のほか、アコースティックな楽器だけの作品でも電子音楽の研究の成果が反映され、さらにイタリア人らしい色彩感覚が作品にパウル・クレーの絵画のようなリリシズムとユーモアを生み出す。
 

STR 37029
(2CD)
\4600
フランツ・トゥンダー(1614-1667)オルガン作品集
 CD1)
  前奏曲ト短調/「ああ、わが愛すべき神よ」/
  カンツォン ト長調/キリストは亡くなられた/
  イエス・キリストこそ真の神の子/
  イエス・キリスト、我らの救い/
  如何なる辛苦が我らを襲えども
 CD2)
  前奏曲ト短調/「来たれ、聖霊の神よ」/
  主よ、汝のうちにのみわれ望みをもつ/
  主なる神よ、われらはみな汝をたたえん/前奏曲ヘ長調/
  如何なる辛苦が我らを襲えども/前奏曲(断章)
マヌエル・トマディン(Org)
 録音:2014 年10 月/2015年4 月[50:06] / [40:52]

 フランツ・トゥンダーはJ.S.バッハヘと繋がる北ドイツ・バロックの作曲家。ブクステフーデの更に一世代前にあたり、合唱カンタータの開祖と言われている。
 バッハヘつながるバロックの礎を築いた重要な作曲家にも関わらず作品はわずかしか残されていない。このディスクでは2 枚に渡って彼の主要なオルガン曲を収録。オルガンは最新の2011 年製デル・オルト・ランジーニ・オルガンを使用、レジストレーションも多彩で色彩豊かな音色を楽しめる。
 
STR 37032
\2300
「ルイス・デ・パブロ(b.1930)フルートの作品集」
 (1)独り言(1997/98)
 (2)メリスマ・フュリオーソ(1990)
 (3)フルートのために(2010)
 (4)“キウ”の4 つのフラグメント(1986)
ロベルト・ファブリチアーニ(Fl)
(4)マッシミリアーノ・ダメリーニ(Pf)
 録音:2012 年 [59:26]

 ルイス・デ・パブロは現代スペインを代表する作曲家。かつて武満徹が高く評価し、サントリー・ホールにおける国際作曲委嘱シリーズに招聘されたこともある。
 このディスクにはフルートの名手ファブリツィアーニを想定して書かれた独奏およびピアノとのデュオ作品が収められている。作曲年代も多岐に渡っており、1986 年の「キウのための4 つのフラグメント」では旋律的要素、モード、調性的要素が現れ、現代音楽特有の厳しい雰囲気の中にも叙情性が感じられる佳品。
 
STR 37034
\2300
「クリスタルス」
 〜ドイナ・ロタル(b.1951):フルートを中心とした作品集

  (1)カントゥス・アウステルス(禁欲的な歌) (2008)〜Fl solo
  (2)クリスタルス(2002)〜Fl,Pf
  (3)ドラゴン・フライ(2000)〜ピッコロ
  (4)ドール(Dor)(2005)〜Fl
  (5)日本の庭(2006)〜B.Fl,ピッコロ,Tape
  (6)エピストローフェ(2003)〜Fl,Cl,Electronics
  (7)柳(2003)〜Fl,Cl,Electronics
マリオ・カローリ(Fl)
ホリア・マキシム(Pf)
アンサンブル・ゲーム
 録音:2010-11 年[67:26]

 ドイナ・ロタルは現代ルーマニアを代表する女流作曲家で、作品は湯浅譲二が監修した際のサントリー国際作曲委嘱シリーズに取り上げられたほか、ISCM 世界音楽の日々横浜大会でも入選したことがある。
  現代音楽の語法の中に豊かなロマンティシズム、ファンタジーを湛えた作風は世界的に高く評価されている。日本との縁が深いからなのか、彼女の音楽からは日本の伝統音楽のエコーが多く聴かれ、特に「日本の庭」ではエレクトロニクスまで動員し雨に煙る神秘的な音の風景が描かれている。




<歴史的録音>

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LYRITA(ITTER BROADCAST COLLECTION)(CD−R)



REAM.1124
(CD-R)
\2500→\2290
指揮はグローヴズにデイヴィス!
 同世代の作曲家たちとは一線を画す作品を生み出した
  ピーター・ラシーン・フリッカー

   フリッカー:
    最後の審判の幻影 Op.29
     〔BBC放送日:1980年10月14日〕
    交響曲第5番 Op.74*
     〔BBC放送日:1976年5月5日〕
ジェーン・マニング(ソプラノ)
ロバート・ティアー(テノール)
チャールズ・グローヴズ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・
 フィルハーモニー管弦楽団
リーズ祝祭合唱団
ジリアン・ウィアー(オルガン)*
コリン・デイヴィス(指揮)*
BBC交響楽団*
 「Itter Broadcast Collection」は、リリタ(Lyrita)の創設者リチャード・イッターが所有していたBBCの放送録音を収録したテープ、アセテート盤からの復刻によるシリーズ。
 シェイベルに作曲を学び、バルトークやストラヴィンスキー、シェーンベルクからの影響による独自の作風を確立し、同世代の近代英国の作曲家たちとは一線を画す作品を生み出したピーター・ラシーン・フリッカー(1920−1990)。その作風はもちろんのこと、「Op.29」ではチャールズ・グローヴズやジェーン・マニング、「Op.74」ではコリン・デイヴィスやジリアン・ウィアーなど、英国を代表する音楽家たちが名を連ねている点にも要注目。

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 


REAM.1123
(CD-R)
\2500→\2290
「交響曲第4番」は1975年、ジョン・プリッチャード指揮
 ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでの初演の演奏

  クック:
   交響曲第4番〔BBC放送日:1975年1月15日〕
   交響曲第5番*〔BBC放送日:1981年7月17日〕
ジョン・プリッチャード(指揮)
BBC交響楽団
バーナード・キーフ(指揮)*
BBCノーザン交響楽団*
 ベルリン音楽アカデミーでヒンデミットに作曲を学び、母国イギリスでは作曲家、教育者として大きな足跡を残したアーノルド・クック(1906−2005)。
 勇壮な金管セクションのテーマが印象的な「交響曲第4番」は、1975年1月15日にロイヤル・フェスティヴァル・ホールでの初演の演奏。

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

REAM.2122
(2CD-R)
\5000
ヴォーン・ウィリアムズ:歌劇《恋するサー・ジョン》
 〔BBC放送日:1956年2月12日−13日〕
スタンフォード・ロビンソン(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
サドラーズ・ウェルズ合唱団
ロデリック・ジョーンズ(バリトン)
デニス・ダウリング(バリトン)
エイプリル・カンテロ(ソプラノ)
ジェームズ・ジョンストン(テノール)
パメラ・ボウデン(コントラルト)
オーウェン・ブランニガン(バリトン)
ジョン・キャメロン(バス)
マリオン・ローウェ(メゾ・ソプラノ)
 シェイクスピアの「ウィンザーの陽気な女房たち」に基づいて作曲されたヴォーン・ウィリアムズの歌劇「恋するサー・ジョン」。ロデリック・ジョーンズがサー・ジョン・ファルスタッフを演じているこのBBCの放送音源は、作曲者であるヴォーン・ウィリアムズ存命当時の貴重な全曲録音である。

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。





<国内盤> 


ARCO DIVA



UP0174
(国内仕様盤)
\2900+税
クリスティナ・フィアロヴァー(ヴィオラ)
イントロダクション 〜無伴奏ヴィオラ作品集〜

  M. ロジャ: Introduction and Allegro, Op. 44
  V. ゴダール: O Crux - Meditaton
  K. ペンデレツキ: Cadenza, Sarabande
  A. ハチャトリアン: Sonata - Song
  I. ストラヴィンスキー: Elegy
  S. ボドロヴァー: Dzha More
  (ボーナストラック)
   K.ペンデレツキ: Serabande
クリスティナ・フィアロヴァー(ヴィオラ)
 ヴィオラとはとても面白い楽器で、協奏曲やソロのような華々しい役割を担うと同時に、作曲家は自身の円熟期にその人生を振り返るような深い作品にあてがいます。深く憂いを帯びた音色は時に力強く優しく、まるで語りかけるように心の中の波を揺らしてくれます。
 コペンハーゲン、ドレスデンで学んだチェコ出身のヴィオラ奏者フィアロヴァー。
 20世紀〜21世紀にかけての中東欧の作曲家の作品を通じて、ヴィオラという楽器の新たな可能性をヴィオラ1本のみでじっくり聴かせてくれるアルバムです。




CALLIOPE


CAL1527
(3CD)
(国内仕様盤)
\4000+税
メシアン・オルガン作品集
CD1:
 栄光に輝く体 (1939)
 キリストの昇天(1933)
CD2:
 聖霊降臨祭のミサ (1950)
 オルガンの書 (1951)
CD3:
 主の降誕 (1935)
ルイ・ティリー (オルガン)
 ジュネーブ・聖ピエール大聖堂
 メッツラー製オルガン(1965)
 ルイ・ティリーは比類なき実力の素晴らしいオルガニストです…    (メシアン談)
 作曲家も認め、ともに活動したオルガニスト・ティリーのメシアン作品録音の必聴盤です!


ルイ・ティリー

 パリ高等音楽院でシモーヌ・プレ=コサードとロランド・ファルシネリに師事し、1951年〜1972年メスのサンマルタン教会のオルガニストをつとめる。
 1971年から2000年ルーアン地方音楽院でオルガンの教授として教鞭をとる。作曲家オリヴィエ・メシアンとともに活動し、その作品のほとんどを録音した。
 伝統的な作品にも興味を示し、そのレパートリーは幅広い。




PAN CLASSICS


PC10320
(国内仕様盤)
\2900+税
セバスティアン・ドゥロン
涙と、愛と〜ソプラノのためのアリア〜

 1 Vaya pues rompiendo el ayre (クリスマスのハカラ)
 2 Auras Suaves
  (サルスエラ “Las nuevas armas de Amor” より)
 3 Ondas, riscos, peces, mares
  (サルスエラ “Veneno es de Amor la envidia”より)
 4 Espanoleta .作者不詳 (器楽)
 5 El marido que sufrido
  (サルスエラ“Coronis”より)
 6 Dioses piedad
  (サルスエラ “Coronis”より)
 7 Yo no puedo
  (サルスエラ “El imposible mayor en amor le vence Amor”より)
 8 Chacona . 作者不詳 (器楽)
 9 La borrachita de amor
 10 Llorad infaustos zagales
  (サルスエラ “Veneno es de Amor la envidia”より)
 11 Passacalles de primer tono . 作者不詳 (器楽)
 12 Se hacemos treguas
  (サルスエラ “El imposible mayor en amor le vence Amor”より)
エバ・フアレス(ソプラノ)
ア・コルテ・ムジカル(古楽アンサンブル)
ロヘリオ・ゴンサルベス(指揮)
 現代ではあまり演奏されることのない、17世紀のスペインの宮廷で人気を誇ったデュランの作品。打楽器を効果的に使ったスペイン独特のリズムとスペイン語の響きを古楽器にのせて。
 バロック・サルスエラをスペインのソプラノが情熱的に、叙情的に歌い上げます。
  

PC10350
(国内仕様盤)
\2900+税
ルッツァスコ・ルッツァスキ
(マドリガーレ、モテット、器楽曲作品)

 1 Ecco il bel Lauro verde
 2 Cor mio, deh, non languire
 3 Gagliarde in d - Giovanni Francesco Anerio(器楽)
 4 Quivi sospiri
 5 Deus tu scis insipientiam meam
 6 Ricercar quarto
 7 Dolci sospiri ardenti
 8 Deh, non cantar, donna gentil
 9 Filli al partir del suo caro Pastore
 10 In tribulatione mea
 11 Aura soave
 12 Stral pungente d’Amore
 13 Lucenti e chiare stelle
 14 Canzona X
 15 Ricercar terzo
 16 Toccata del quarto tono
 17 Io veggio pur pietate
 18 Gagliarde in e (器楽)
 19 Morir non puo’l mio core
プロフェティ・デッラ・クインタ
(古楽アンサンブル)
エラム・ロテム(指揮)
野田亜希(オルガン)
坂本龍右(リュート)
 ルネサンス末期に活躍し、フレスコテバルディ等たくさんの弟子を輩出。バロックへの橋渡し役を担ったルッツァスキ。オルガニストとしてはもちろん、当時は珍しかった女性だけの声楽アンサンブル“コンチェルト・デッレ・ダーメ”の作曲家としても有名でした。
 当時の空気と響きをそのままにマドリガーレを。ほとんどの曲が世界初録音!アネーリオ作曲の器楽曲も2曲収録しています。

<映像>


C MAJOR(映像)



73 5404
(Blu-ray)
\5800→\5390
プロジェクションマッピングを使った
 ロッシーニの壮大な宗教劇「モゼ」

  ロッシーニ:オペラ「モゼ」(全4幕)
  ボーナス:ドキュメンタリー
   「ミラノ大聖堂の700年の歴史と秘密」
ルッジェーロ・ライモンディ(モゼ)
ボグダン・ミハイ(エリゼオ)
フィリッポ・ポリネッリ(ファラオーネ)
ルチアーノ・ガンチ(アメーノフィ)
ジョヴァンニ・セバスティアーノ・サラ(アウフィーデ)
クリスチャン・スタリニエーリ(オジリデ)
マリア・チョッピ(マリーア)
リディア・タンブッリーノ(アナーイデ)
イザベル・カバツ(シナイーデ)
ヴェネランダ・ファッブリカ・デル・ドゥオーモ管・合唱団
フランチェスコ・クアトロッキ(指揮)

73 5308
(DVD)
\4000→\3690
 プロジェクションマッピングを使ったロッシーニの壮大な宗教劇「モゼ」ミラノ大聖堂の内部に描かれる鮮やかな映像

 台本:ルイージ・バロッキ、エティエンヌ・ジュウィ/演出:ティツィアーノ・マンチーニ、チェチーリア・リゴリオ
 合唱指導:エミリアーノ・エスポージト/衣装:フランカ・スクアルチャルーピ/照明:ヴァレリオ・ティベリ
 映像:ウニタC1/映像監督:ティツィアーノ・マンチーニ
 収録:2015 年6 月 イタリア、ミラノ大聖堂(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:DTS-HD MA 5.1, PCM2.0、字幕:英仏西独露韓日、言語:イタリア語、ボーナス字幕:英、本編80分、ボーナス22分
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS 5.1, PCM ステレオ、字幕:英仏西独露韓日、言語:イタリア語、ボーナス字幕:英、本編80分、ボーナス22分

 2015 年6 月にイタリア、ミラノ大聖堂ではじめて行われたロッシーニのオペラ「モゼ」(モーゼ/ モーセ)。2015 年に行われていたミラノ万博のプロジェクトの一貫として、リコルディ社の協力を得て実現した上演です。
 ミラノの象徴であるこの大聖堂ドゥオーモは、1386 年に着工し約500 年の時を経てナポレオンの命により完成しました。その壮大な建築は全長158m、幅93m、高さが108m で内部の面積が1 万1700 平方メートル。世界最大級のゴシック建築として知ら、135 本の尖塔、2245 体の彫刻との融合美はまさに圧巻です。

 今回の上演では伝統的な建築物にビデオマッピング(=プロジェクションマッピング)で、刺激的な照明や色の効果も用い、オペラ映像演出の常識を覆す最新映像技術を堪能することができます。
 ロッシーニのオペラ「モゼ」は、作曲者自身のオペラ「エジプトのモゼ」の改作。モゼが行う奇跡が各幕に登場し、見せ場としてオペラを盛り上げています。エジプトから逃げて来たユダヤ人たちが、行く手を紅海にはばまれる場面や、第4 幕の終結でエジプトの兵士たちが紅海へと沈んでいく様など、大スペクタクルを高度な映像演出により壮大なる宗教劇に仕上げています。




















2/4(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


2L


2L 116SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD HYBRID)
\4300
あなたと話し合わなきゃいけない〜
 室内アンサンブルのための音楽

  カロラ・バウクホルト(1959-):
   燃料、駆動機構、くさび、引き波
チカーダ
アンネ・カリーネ・ハウゲ(フルート)
ロルフ・ボルク(クラリネット、バスクラリネット)
ケンネト・カールソン(ピアノ)
ビョルン・ラッベン(打楽器)
オッド・ハンニスダール(ヴァイオリン)
カーリン・ヘルクヴィスト(ヴァイオリン)
ベンディク・ビョルンスタ・フォス(ヴィオラ)
トールン・セーテル・スターヴセング(チェロ)
マグヌス・ソーデルベリ(コントラバス)
ヨハンネス・マッテンス(チェロ)
クリスチャン・エッゲン(指揮)
 2L の真のハイクオリティ・サウンドで聴く温もりのある「オスロ・サウンド」を奏でるアンサンブル、チカーダ

 録音:2014 年1 月、2015 年1 月 ヤール教会(ベールム、アーケシュフース、ノルウェー)/5.1 surround/stereo、54’22
 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/録音エンジニアリング ビアトリス・ヨハンネセン
 [DXD(24bit/352.8kHz)録音]
 [Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA(24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: FLAC 96kHz + MP3 Region ABC]
 [SACD hybrid(5.1 surround DSD/2.0 stereo DSD)]

 ノルウェーのアンサンブル「チカーダ」は1989 年の創設。「今日の音楽」のレパートリーから選んだ作品を、瑞々しく、よく響く、温もりのある「オスロ・サウンド」と、高い技術に基づく解釈で聴かせるアンサンブルとして、変わらぬ活動をつづけています。
 フルート、クラリネット、ピアノ、打楽器、2 つのヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの編成。創設以来、クリスチャン・エッゲンが指揮者を務めています。『あなたと話し合わなきゃいけない』と題されたアルバムは、ドイツの作曲家、カロラ(カローラ)・バウクホルトとのコラボレーションから生まれました。
 2007 年、ケルンのコンサート。「私も含めみんなが初演の後すっかり忘れてしまっていた」《くさび》をチカーダが「新たな命を吹き込む演奏」で聴かせた、それが彼女とチカーダの出会いでした。「カロラの音楽では、コミュニケーションと異なる音や音楽上のできごとの相互作用がもっとも大切にされる」(ケンネト・カールソン)。
 「出会い」のきっかけとなった《くさび》、そして《燃料》は、フルート、クラリネット、ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスと打楽器のための音楽。委嘱による《駆動機構》と《引き波》は、チカーダの楽器編成に合わせて書かれています。録音セッションは、2014 年と2015 年の1 月、2L のモッテン・リンドベルグが気に入りの「三角屋根」のヤール教会で行われました。

 [Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
 Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。
 SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPC をお使いください]







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BIS



BIS SA 2138
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
エフゲニー・スドビン スカルラッティ第2 弾
 スカルラッティ:鍵盤楽器のための18のソナタ集

 ((1)ニ短調K.417 /(2)イ長調K.208 /(3)ハ長調K.159 /
  (4)ハ短調K.56 /(5)ニ短調K.213 /(6)ト長調K.125 /
  (7)ト短調K.373/(8)ニ長調K.119 /(9)ヘ短調K.69 /
  (10)ト長調K.425 /(11)ニ長調K.29 /(12)ハ短調K.99 /
  (13)ト短調K.12 /(14)ニ長調K.479/(15)ニ短調K.9 /
  (16)嬰ヘ長調K.318 /(17)ニ短調K.141 /(18)ニ短調K.32)
エフゲニー・スドビン(ピアノ)
 煌めくタッチ!充実著しいスドビンが満を持してスカルラッティの第2 弾をリリース!

 セッション録音:(3)(5)(15)(17)2014年7月、(1)(6)(8)(9)(11)(13)(18)2015年2月、(2)(4)(7)(10)(12)(14)(16)2015年7月/ブリストル聖ジョージ(イングランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、74’30”

 SACD ハイブリッド盤。
 スクリャービンとメトネルのピアノ協奏曲を収録したアルバム(BIS SA 2088)がインターナショナル・クラシック・ミュージック・アワード(ICMA)2016 の協奏曲部門を受賞するなど、世界が注目するピアニスト、エフゲニー・スドビン。期待の新譜はスカルラッティの18 のソナタ集です。
 スカルラッティといえばスドビンの代名詞ともなった2004 年録音のデビュー盤(BIS 1508 / KKC 5225)で、このディスクは発売時にヨーロッパで大騒ぎとなり、日本でもレコード芸術特選盤になるなど話題となりました。
 あれから10 年。光り輝く音色、歯切れのよいタッチ、流れるような推進力、絶妙な歌い回しを持ち味とするスドビンから紡ぎだされるスカルラッティは絶品の極みで、欧米で「ホロヴィッツの再来」とも評されているのも納得の出来栄えです。現在の充実ぶりをうかがえる大注目盤です。



10年前の第1弾!

BIS 1508
\2600
スカルラッティ:ソナタ集
 変長調 K545 ヘ短調 K466 ヘ短調 K365 
 ニ長調 K435 ロ短調 K87 ハ長調 K487
 嬰ヘ短調 K448 ニ長調 K492 ト短調 K30
 ト長調 K455 ホ長調 K20 イ長調 K429 ト短調 K426
 ト長調 K427 ロ短調 K197 ロ短調 K27 イ長調 K24
エフゲニー・スドビン (Pf)
1980年生まれのロシア人ピアニスト、スドビンのデビュー盤。尋常ならざる感性の持ち主で、将来を期待される逸材。スカルラッティのソナタを驚くほど端正に弾いている。




2016年インターナショナル・クラシック・ミュージック・アワード(ICMA)
協奏曲部門受賞

BIS SA 2088
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
スドビンの魅力全開。若さ輝くスクリャービンのピアノ協奏曲
 (1)スクリャービン:ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調Op.20
 (2)メトネル:ピアノ協奏曲第3番 ホ短調「バラード」Op.60
エフゲニー・スドビン(ピアノ)
アンドルー・リットン(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:2013 年11 月/グリーグ・ホール(ベルゲン)/5.0 Surround sound、62’ 42”

 SACD ハイブリッド盤。スドビンがスクリャービンのピアノ協奏曲に挑戦しました。カップリングはスクリャービンの兄弟弟子メトネルの3 番。前者はペンティネンとセーゲルスタム、後者はマッジ盤がBIS のカタログにありますが、スクリャービンのナイーヴで若々しい情感はスドビンにピッタリで、彼に弾いて欲しい作品の筆頭となっていました。演奏は期待以上で、スクリャービンの初期作品ならではの透明な美しさを精巧な指さばきで再現、感動的です。メトネルのピアノ協奏曲第3 番は晩年の作で、レールモントフの詩「ルサルカ」からインスピレーションを受けたとされます。スクリャービンに比べ饒舌な内容で、ピアノはスポーツ的な技巧に終始します。スドビンの明快かつスピーディな演奏で魅力を再発見。リットンのサポートも万全で、ゴージャスな響きに酔いしれます。

 

BIS SA 2180
(SACD HYBRID)
\2700
ラザフォードがシューベルトの歌曲に挑む!
 シューベルト:
  白鳥の歌D.957(秋D.945 を含む)
   【(1)愛の便り/(2)戦士の予感/(3)春のあこがれ/
    (4)セレナード/(5)わが宿/(6)秋D.945 /(7)遠い国で/
    (8)別れ/(9)アトラス/(10)彼女の絵姿/(11)漁夫の娘/
    (12)都会/(13)海辺で/(14)影法師/(15)鳩の使い】
  (16)ますD.550
  (17)ブルックの丘にてD.853
  (18)タルタロスの群れ(第2作)D.583
  (19)音楽に寄すD.547
ジェイムズ・ラザフォード(バリトン)
ユージン・アスティ(ピアノ;Steinway D)
 のびやかな歌声が魅力の実力派ラザフォードがシューベルトの歌曲に挑む!

 セッション録音:2015年1月/ポットン・ホール(イングランド、サフォーク州)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、69’48”

 SACD ハイブリッド盤。
 ワーグナー歌手として頭角を現してきた英国の俊英ジェイムズ・ラザフォード。満を持してリリースしたワーグナー・アルバム(BISSA 2080)が好評を博しておりますが、期待の新譜ではシューベルトに挑みました。
 ラザフォードは2010 年のバイロイト音楽祭でニュルンベルクのマイスタージンガーのハンス・ザックスの配役で大成功するなど、近年注目のバリトン歌手としてヨーロッパを中心に活躍しています。のびやかで抜群の安定感を誇る歌声の持ち主ラザフォードはシューベルトとも相性がよく、丁寧な歌唱には好印象を受けます。
 


BIS SA 2185
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
鬼才ダン・ラウリンがバロック時代のソナタ、組曲
 (1)シェドヴィル:ソナタ第6番(8’ 12”)
 (2)フィリドール:
  アルト・リコーダーと通奏低音のためのソナタ ニ短調〜
   フルート・トラヴェルソ、リコーダー、ヴァイオリンと
    通奏低音のための作品集第1巻より(8’ 53”)
 (3)シャルル・デュパール:組曲第1番(16’ 12”)
 (4)マレ(ラウリン編曲):
  スペインのフォリア〜ヴィオール曲集第2巻より(10’ 36”)
 (5)オットテール:組曲第3番(9’ 04”)
 (6)ルクレール:ソナタ第11番(7’ 16”)
 (7)ブラヴェ:ソナタ第2番(9’ 20”)
 (8)ショロン:ソナタ第3番(14’ 14”)
ダン・ラウリン(リコーダー)
アンナ・パラディソ(チェンバロ)
ドメン・マリンチチ(チェロ)
 リコーダー界の鬼才ダン・ラウリンがバロック時代のソナタ、組曲を収録!

 セッション録音:2015年3月/ストックスンド(スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、85’25”

 SACD ハイブリッド盤。
 リコーダー界の鬼才ダン・ラウリン。BIS レーベルから精力的にリリースを続けておりますが、当アルバムではバロック時代の作曲家によるソナタ、組曲の作品をとりあげました。
 ラウリンの天才ぶりをうかがい知ることのできる表現力豊かかつ即興的な演奏は当ディスクでも堪能することができます。パラディソ、マリンチチとの刺激的な演奏をお楽しみください!
 

BIS SA 2152
(SACD HYBRID)
\2700
ヘルステニウスとマトレが作曲した管弦楽を伴うヴァイオリン作品4篇
 ヘンリク・ヘルステニウス(1963-):
  (1)暗い部屋にある物体のように(2007 rev.2014)〜
   管弦楽のための
  (2)追悼(ヴァイオリン協奏曲第2番)(2012 rev.2013)〜
   ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための
 オルヤン・マトレ(1979-):
  (3)ヴァイオリン協奏曲(2014)〜
   ヴァイオリンと管弦楽のための版
  (4)preSage(2013 rev.2015)〜管弦楽のための
ペーテル・ヘッレスタール(ヴァイオリン)
スタヴァンゲル交響楽団
ロルフ・グプタ(指揮)
 ノルウェーが生んだ2つの才能ヘルステニウスとマトレが作曲した管弦楽を伴うヴァイオリン作品4篇

 セッション録音:(1)(2)2014年8月、(3)(4)2015年4月/スタヴァンゲル・コンサートホール(ノルウェー)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、70’08”

 SACD ハイブリッド盤。
 このディスクはノルウェーのヴァイオリニスト、ペーテル・ヘッレスタールと作曲家でもあるロルフ・グプタ指揮のスタヴァンゲル交響楽団による新しいアルバムで、ノルウェー作曲家協会の Aurora レーベルが「ポートレート」アルバムを制作したヘンリク・ヘルステニウス(ACD5047)とオルヤン・マトレ(ACD 5065)の作品が2 曲ずつ収録されております。
 ヘルステニウスの《暗い部屋にある物体のように》は、異なる物体が異なる速度で回っているメリーゴーランドをイメージした作品です。一方、父「エーリク・ヘルステニウス(1930-2011)の思い出に捧げる」《追悼》は、ヘルステニウスがヘッレスタールのために作曲したヴァイオリン協奏曲第2 番です。鮮やかでありながらも目立たない美しさと、もろいものの、力、音域、表現の幅が極めて広い音世界が特徴の音楽です。
 マトレのヴァイオリン協奏曲は、ヘッレスタールがノルウェー作曲家基金から支援を受け、委嘱した作品。紗のように繊細な倍音、長音で自由に動きまわる旋律線といった、ヘッレスタールの技巧と音域を念頭に置いて作曲されました。「ヴァイオリンとアンサンブル」と「ヴァイオリンと管弦楽」の2 つの版のうち、ヘッレスタールが演奏する機会の多い管弦楽版で録音されました。最後の管弦楽のための《preSage》は、コンサートの始まりの「小品」としてオスロ・フィルハーモニックが委嘱した作品。メインプログラムに予定されたストラヴィンスキーの《春の祭典》の第1 部のエピソード「長老(TheSage/Le Sage)」から素材を採り、それを曲名に反映した作品です(“preSage” =「“Sage” の前」、“presage” =前兆)。


 ペーテル・ヘッレスタール(ヴァイオリン)
 ペーテル・ヘッレスタール(1970-)は、ノルウェーのヴァイオリニスト。デュティユー、トマス・アデス、ノルウェーのアルネ・ヌールハイム、オラヴ・アントン・トンメセン、デンマークのペア・ヌアゴーたち、「今日」の作曲家の音楽をレパートリーに活動し、「客観的思考力と音の美しさ」や「きわだった精妙さと洗練」の音楽が高く評価されています。ウィーン放送交響楽団、オスロ、ベルゲン、ストックホルムのフィルハーモニック、タピオラ・シンフォニエッタ、アンサンブル・エルンスト、Bit 20 といったオーケストラや現代音楽アンサンブルと共演。メルボルン、ベルゲン、リーソール、MAGMA2002 ベルリンなどのフェスティヴェルに参加。スタヴァンゲル交響楽団と共演したヌールハイムのヴァイオリン音楽全作品(BIS 1212)とヌアゴーの2 つのヴァイオリン協奏曲(BIS1872)、オスロ・フィルハーモニック共演のトンメセンの作品(BIS SA 1512)を BIS レーベルに録音しています。楽器はG・B・グァダニーニ(1753年、ミラノ)。

 ヘンリク・ヘルステニウス(作曲家)
 ヘンリク・ヘルステニウスはオスロ大学で音楽学を専攻、ノルウェー音楽アカデミーでラッセ・トゥーレセンに作曲を学び、パリ音楽院でジェラール・グリゼーに師事しました。室内楽、管弦楽、エレクトロ=アクースティック音楽、オペラ、劇場とバレエのための音楽と、広いジャンルの作品を手がけ、最初のオペラ《セラ》(Aurora ACD 5024)が、エドヴァルド・グリーグの名に因むエドヴァルド賞を2000 年に受賞しました。

 オルヤン・マトレ(作曲家)
 オルヤン・マトレはベルゲン生まれ。ノルウェー音楽アカデミーでビョルン・クルーセ、トゥーレセン、トンメセン、ヘルステニウスに作曲を学びました。クリスチャンサン交響楽団のコンポーザー・イン・レジデンスやオスロ・フィルハーモニックの「プロフィール作曲家」を務め、2012 年、クラリネット協奏曲《Inside Out》(Aurora ACD 5065)でエドヴァルド賞のコンテンポラリー音楽部門作品賞を獲得しました。
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BIS 2223
\2600→\2390
ソラブジの100の超絶技巧練習曲第5集!
 ソラブジ:100の超絶技巧練習曲より第72-83番
フレドリク・ウレーン(ピアノ)
 ブゾーニが見出した才能超絶技巧のソラブジの100の超絶技巧練習曲第5集!

 セッション録音: 2014年7月(第72-74番)、2015年4月(第75-83番)/ストックホルム/79’25”




GRAPPA


GRCD 4517
\2600
ジャズピアニスト、ビョルンスタによるオラトリオ
 シェティル・ビョルンスタ(1952-):
  オラトリオ《帰属の歌》
トーラ・アウゲスタ(ヴォーカル)
ホーコン・コルンスタ
 (ヴォーカル、サクソフォーン、
  フルート、エレクトロニクス)
アーニャ・レヒナー(チェロ)
ビリエル・ミステレッゲン(パーカッション)
シェティル・ビョルンスタ(ピアノ)
ニーダロス大聖堂オラトリオ合唱団
ペトラ・ビョルクハウグ(指揮)
 録音:2014年7月27日 ニーダロス大聖堂(トロンハイム、ノルウェー)(ライヴ)
 制作:シェティル・ビョルンスタ/録音:ノルウェー放送(NRK)/ミクシング ヤン・エーリク・コングスハウグ(レインボースタジオ)

 オラトリオ《帰属の歌》は、ジャズピアニストで作曲家のシェティル・ビョルンスタ(1952-)の新作。
 ノルウェーの古都トロンハイムで、毎夏、7 月29 日の「聖オラヴの日」を中心に開催される芸術と文化の祭「聖オラヴ祭」の2014 年オープニング・コンサートのために委嘱を受け、作曲した作品です。
 2009年のオラトリオ《クジラの歌》(GRCD4328)で「生きるものすべてが分かち合う苦悩と友愛への賛歌」を歌い上げたビョルンスタは、新作のテーマとして「帰属」を選びました。
 「私たちは自然から、社会から、周囲の人々からどんな影響を受けているのか? 私たちは過去をどう考え、未来に向けてどんな希望と夢を抱いているのか?……この惑星のどこにいようと、私たちの生命にとってもっとも重要なことは何か。誰かに、何かに帰属する意識……」。みずからテクストを執筆、ビョルンスタは「感じること、考えること」を16 章の作品にまとめ上げました。〈あなたを連れて行く〉〈はじめに〉〈間奏曲第1〉〈夜のワルツ〉〈あなたに会う〉〈世界〉〈間奏曲第2〉〈森が立ち上がり尋ねた〉〈絵〉〈ヒース〉〈黒い絨毯〉〈目覚めるものすべて〉〈人間〉〈間奏曲第3〉〈帰属の歌〉〈恐れるな)〉。
 2014 年7 月27 日の初演には、アンサンブル「Music for a While」のヴォーカル、トーラ・アウゲスタや、ジャズ・サクソフォーン奏者のキャリアが長いホーコン・コルンスタたち、ノルウェーとヨーロッパ各地の音楽家が参加、ペトラ・ビョルクハウグ指揮のニーダロス大聖堂オラトリオ合唱団と共演しました。このアルバムの録音は、そのコンサートのライヴ録音。ノルウェー放送のスタッフによる録音をレインボースタジオのヤン・エーリク・コングスハウグがミクシングしています。



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PENTATONE



PTC 5186566
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
デニス・コジュヒン、チャイコフスキー&グリーグの協奏曲
 (1)チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23
 (2)グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16
デニス・コジュヒン(ピアノ)
ワシーリー・シナイスキー(指揮)
ベルリン放送交響楽団
 大注目盤、天才ピアニスト、デニス・コジュヒンがPENTATONE レーベルに初登場!チャイコフスキー&グリーグの協奏曲を録音!

 セッション録音:2015年10月/フンクハウス・ベルリン・ナレーパシュトラッセ(ベルリン)/DSD、5.0Surround sound、マルチチャンネル、64’37”
 (1)I .20’53”+II.7’04”+III.7’11”=35’08” (2)I.12’46”+II.6’ 14”+III.10’12”=29’12”

 SACD ハイブリッド盤。
 強靭なテクニックと豊かな表現力を兼ね備えたロシア期待の星、デニス・コジュヒンがPENTATONE レーベルに初登場。収録作品はチャイコフスキーとグリーグの協奏曲という最強の組み合わせで、コンクールの実況録音をおさめたディスク(QEC 2010)をのぞけば自身初の協奏曲録音となります。
 2010 年に開かれたエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝し、一躍世界から注目されたコジュヒンは翌2011 年2 月に初来日を果たし、その演奏会はNHK「クラシック倶楽部」で放映され日本のクラシック・ファンにも広く知られることとなりました。
 圧倒的なテクニックを武器に幅広いレパートリーをこなすコジュヒンですが、30 歳を目前とした2015 年10 月の当録音では、音楽に深みが増しカラフルな音色で名曲を演奏しております。
 今後より一層の活躍が期待できる充実の内容です!演奏の素晴らしさはもちろんのこと、PENTATONE レーベルが誇る技術チームによる録音で、DSD レコーディング技術で収録されたマルチチャンネル対応の極上の高音質録音を楽しむことができます。




ONYX のプロコフィエフ!

ONYX 4111
\2500
デニス・コジュヒン(ピアノ)
 プロコフィエフ:戦争ソナタ集

  ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op.82
  ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83
  ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84
デニス・コジュヒン(ピアノ)
 俊英デニス・コジュヒンONYX初登場!プロコフィエフの"戦争ソナタ集"!

 2010年のベルギー、エリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝に輝いたロシアの次代を担う俊英ピアニスト、デニス・コジュヒン(1986−)がプロコフィエフの「戦争ソナタ集」でオニックス(ONYX)初登場!
 2006年のリーズ国際音楽コンクールでも第3位入賞を果たすなど、すでに抜群の実績を誇るコジュヒンは、2013年1月には東京で"ピアノ・ソナタ全曲"、2013年5月にはロンドンで"戦争ソナタ全曲"のコンサートが予定されており、プロコフィエフのスペシャリストとしてその名声は着実に、そして急速に高まっている。
 その爆発的かつ積極的なスタイルのプロコフィエフは、スコットランドのスコッツマン誌やヘラルド誌をはじめ欧州各国で、稀に見る驚異的な演奏として大絶賛を博しているだけに、コジュヒンが満を持して繰り出す「戦争ソナタ集」が大ブレイクのきっかけとなる可能性は十分!
 プロコフィエフで鮮烈なレコーディング・デビューを果たすデニス・コジュヒン。要注目の逸材です。


 

PTC 5186550
(SACD HYBRID)
\2100
セレクト盤!
 プレトニョフ&ロシア・ナショナル管、
  チャイコフスキーの管弦楽曲集

  チャイコフスキー:
   (1)戴冠式祝典行進曲(5:46)
   (2)イタリア奇想曲Op.45(15:53)
   (3)幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32(24:30)
   (4)幻想序曲「ロメオとジュリエット」(19:46)
   (5)スラヴ行進曲Op.31(9:15)
ミハイル・プレトニョフ(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団
 お買い得盤!プレトニョフ&ロシア・ナショナル管によるチャイコフスキーの管弦楽曲集!

 セッション録音:(1)(5)2011年4月、(2)(3)(4)2010年6 月/DZZスタジオ5(モスクワ)/DSD、5.0Surround sound、マルチチャンネル、74’35”

 SACDハイブリッド盤。
 ミハイル・プレトニョフ率いるロシア・ナショナル管弦楽団によるチャイコフスキーの名演から管弦楽曲をセレクトしたお買い得盤。
 1978 年に行われたチャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門の覇者であるミハイル・プレトニョフ。自ら私財を投じ、財団や企業など様々なスポンサー獲得に奔走し1990 年にロシア初となる民間出資のオーケストラとなったのがこのロシア・ナショナル管弦楽団です。
 楽団員の水準の高さと意欲に満ちたこのオーケストラは1990 年11 月のデビュー公演で大成功し、以後本拠モスクワでの定期演奏会に加え世界各国で目覚ましい活動を続けております。チャイコフスキーへの並々ならぬ思いをもつプレトニョフは、楽団創立以来、最重要レパートリーとして演奏を続けてきました。全体を通じ繊細な音楽作りをするプレトニョフですが洗練されたチャイコフスキーの管弦楽作品は美の極みとも言える名演です。
 このディスクにはセルビア独立戦争における負傷兵救援基金募集のための慈善音楽会のために作曲された「スラヴ行進曲」、アレクサンドル3 世の戴冠式のために作曲された「戴冠式祝典行進曲」、シェイクスピアの劇の物語による「ロメオとジュリエット」、ダンテの『神曲』地獄編第5 歌による「フランチェスカ・ダ・ リミニ」、イタリア滞在中に耳にした民謡、軍隊ラッパなどを素材として作曲された「イタリア奇想曲」が収録されております。
 演奏の素晴らしさはもちろんのこと、PENTATONE レーベルが誇る技術チームによる録音で、DSD レコーディング技術で収録されたマルチチャンネル対応の極上の高音質録音を楽しむことができます。




HARP&COMPANY



CD 5050-37
\2500→\2290
1910年代生まれの3人のユダヤ系ポーランド人作曲家
 〜 生存者たち

 ライテルバンド:
  3つのヘブライのバラード、ソナタ・ブレーヴェ、
  2つの砂漠の情景、タークイッツの滝、2つの映像
 ゲルブラン:前奏曲とアラベスク
 ヴァインベルク:三重奏曲 Op.127
ラシェル・タリトマン(ハープ)
ダニエル・ルーベンシュタイン(ヴァイオリン)
マルコス・フレナーニ=マルティンス(フルート)
ピエール=アンリ・ゼレブ(ヴィオラ)
 Harp & Co!名女流ラシェル・タリトマンのハープ!

 1910年代生まれの3人のユダヤ系ポーランド人作曲家、ロマン・ライテルバンド(1914−1979)、アルトゥール・ゲルブラン(1913−1985)、そしてミェチスワフ・ヴァインベルク(1919−1996)。
 第二次世界大戦、ナチスによるユダヤ人の迫害から生き延びた3人の生存者たちのハープを伴う室内楽作品を、名女流ラシェル・タリトマンを中心とした名手たちのアンサンブルで。
 


CD 5050-03
\2500→\2290
ハーピスト、ラシェル・タリトマンが奏でるモーツァルトの協奏曲集
 モーツァルト:
  フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299
   (カデンツァ:ジョンゲン)
  ファゴット協奏曲変ロ長調 K.191(カデンツァ:ルブリ)
  協奏交響曲変ホ長調 K.364
ラシェル・タリトマン(ハープ)
エティエンヌ・プラスマン(フルート)
リュック・ルブリ(指揮&ファゴット)
デヤン・ボグダノヴィチ(ヴァイオリン)
ピエール・アンリ・ゼレブ(ヴィオラ)
イル・ソノ室内管弦楽団
 テル・アヴィヴ出身でベルギーで活躍するハーピスト、ラシェル・タリトマンが奏でるモーツァルトの協奏曲集。
 ルクセンブルク・フィルの首席フルート奏者エティエンヌ・プラスマンや、ベルギー国立管の首席ファゴット奏者リュック・ルブリなど、共演者も実力者揃い。
 


CD 5050-02
\2500→\2290
そのテクニックをベルリオーズが絶賛した
 コンポーザー=ハーピスト、エライアス・パリシュ・アルヴァーズ

  エライアス・パリシュ・アルヴァーズ:
   妖精の踊り Op.76/ハープのための大幻想曲 Op.31/
   東洋でのハープ弾きの旅/
   フルートとハープのためのベッリーニの主題による幻想曲
ラシェル・タリトマン(ハープ)
エティエンヌ・プラスマン(フルート)
 エライアス・パリシュ・アルヴァーズ(1808−1849)は、19世紀前半にロンドンとウィーンで活躍し、ウィーン宮廷歌劇場のソロ・ハープ奏者も務めたイギリスのコンポーザー=ハーピスト。そのテクニックをベルリオーズが絶賛したエピソードも有名。
 

CD 5050-01
\2500
ファゴットとハープのためのフレンチ・リサイタル
 サン=サーンス:ソナタ
 ヴェルダル:瞑想曲 Op.18、夢 Op.24
 ラリエ:ショパンのモチーフによる幻想曲 Op.31
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品
 グロヴレーズ:シシリエンヌとアレグロ・ジョコーソ
 サン=サーンス:ロマンス Op.36、ロマンス Op.51
 アンドレ:秋の歌
リュック・ルブリ(ファゴット)
ラシェル・タリトマン(ハープ)
 ベルギー国立管の首席ファゴット奏者リュック・ルブリと、ラシェル・タリトマンのデュオが繰り広げる華麗なるフレンチ・プログラム。



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HYPERION 



CDA 68099
\2400→\2190
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
 アンドリス・ネルソンス(指揮)
ドヴォルザーク&シューマン:ピアノ協奏曲集

 ドヴォルザーク:ピアノ協奏曲ト短調 Op.33
 シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
スティーヴン・ハフ(ピアノ)
アンドリス・ネルソンス(指揮)
バーミンガム市交響楽団
 ハフのドヴォルザーク&シューマン!指揮はアンドリス・ネルソンス!

 ピアノ王国ハイぺリオンを代表する、イギリス・ピアノ界の名匠スティーヴン・ハフ。これまで、サン=サーンスやラフマニノフ、シャルヴェンカ、チャイコフスキー、グリーグ、リスト、ブラームスなど、数々のコンチェルト名録音(英グラモフォン賞は3回受賞、うち2回は「Recording of the Year」も受賞)を生み出してきたハフの新たなる協奏曲録音は、2014年の来日公演で披露したドヴォルザーク、そして名曲シューマン!
 更に、次代の巨匠候補の一人、アンドリス・ネルソンスがHyperion初登場! 2015年まで音楽監督を務めたバーミンガム市交響楽団を振り、ハフの新たな名盤を創造する!

 ※録音:2014年11月26−29日(シューマン)&2015年3月17日−19日(ドヴォルザーク)、シンフォニー・ホール(バーミンガム)



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CDA 68123
\2400→\2190
セドリック・ディベルギアン(ピアノ)
 バルトーク:ミクロコスモス第6巻

 組曲 Sz.62(Op.14, BB.70)
 戸外にて Sz.81(BB.89)
 15のハンガリー農民の歌 Sz.71(BB.79)
 3つのブルレスク Sz.47(Op.8c, BB.55)
 ミクロコスモス Sz.107(BB.105) 第6巻
セドリック・ディベルギアン(ピアノ)
 セドリック・ディベルギアン、ソロ・ピース第2弾はバルトーク!

 1998年にロン=ティボー国際コンクールで優勝し、国際的なキャリアを歩むフランスの天才セドリック・ティベルギアン。
 Hyperionには、アリーナ・イブラギモヴァとのデュオで幾つもの名録音を生み出し、「デュボワ(CDA 67931)」で協奏曲デビュー、「シマノフスキ(CDA 67886)」で独奏作品デビューを果たしてる。待望のソロ録音第2弾は、ベーラ・バルトークの高度な技術を必要とする練習曲集「ミクロコスモス」第6巻を中心としたピアノ作品集。
 「シマノフスキのピアノ作品集」は、英グラモフォン誌、仏ディアパソン誌で絶賛されディアパソン・ドールを受賞。幅広いプログラムを誇り、豊かな才能がほとばしるセドリック・ディベルギアンのバルトークにご期待ください!

 ※録音:2014年11月13日−16日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

 ☆セドリック・ディベルギアン来日情報!
  2016年3月28日(月) ヤマハホール  モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン(予定)








仏HM
HMG 501943
¥2400
セドリック・ティベルギアン(Pf)
 ショパン&ブラームス:バラード集

  ショパン:バラード(全4曲/Op.23,38,47,52)
  ブラームス:バラードOp.10
セドリック・ティベルギアン(Pf)
 研ぎ澄まされた音色、色彩豊かな叙情、薫るニュアンス、ティベルギアン、珠玉のバラード集

 録音:2006 年4 月


 好きな同級生の女の子がどうも先輩のことが好きらしい、ということでその先輩を見に行ったら、バスケ部の部長で成績も学年トップ・クラス、背も高くておまけに性格までいいらしい。

 ・・・そんな完全無欠型の先輩を思わせるスーパー・ピアニスト、セドリック・ティベルギアン。

 最近ではイブラギモヴァ嬢との圧倒的なベートーヴェンを日本でも披露した。
 ステージから去るときにイブラギモヴァ嬢の腰に手を添えていたことでファンの男性たちの心をかき乱したが、どうやらつきあってはないらしい。
 ・・・まあ、それはいいとして、そのときの日本公演はさすがにヴァイオリンのイブラギモヴァが主役だったが、この人のピアノがあってのあの快挙だったことは誰もが認めると思う。

 ということでそのティベルギアンのアルバムを紹介しておきましょう。

 ショパンとブラームスのバラード集。
 ショパンの第2番と第3番の間にブラームスを挟むというちょっとしゃれた趣向。

 明るく、まじめで、ひたむきで、優しい。しかも情熱的な側面やユーモアな一面まであったりする。
 絶対に崩さないその「完璧な」表情はまさに「2学年上の完全無欠先輩」を思わせるが、ときに光る汗や白い歯をキラリと見せる。
 そして何よりこのスケールの大きな包容力が憎らしい。
 後輩女子にはたまらないわけだ。

 悪魔性や猟奇性とは距離を置くが、こういう漫画に出てきそうな清潔で優秀なピアニストの存在も音楽界には必要かもしれない。


 かっこよすぎるバラードの第1番、映像でどうぞ。
http:www.youtube.com/watch?v=Q68ZAm-ZUFg
 

 ちなみにこれは初発売のときのジャケット。ちょっとワイルドですが、やっぱりかっこいい。かなわん。







 


CDA 68120
\2400→\2190
ブルッフ:ピアノ五重奏曲&弦楽四重奏曲第1番
 弦楽四重奏曲第1番ハ短調 Op.9
 ヴァイオリンとピアノのためのスウェーデン舞曲集 Op.63
 ピアノ五重奏曲ト短調
ゴールドナー弦楽四重奏団
 〔ディーン・オールディング(ヴァイオリン)、
  ディミティ・ホール(ヴァイオリン)、
  イリーナ・モロゾヴァ(ヴィオラ)、
  ジュリアン・スマイルズ(チェロ)〕、
  ピアーズ・レーン(ピアノ)
 イギリスで活躍するオーストラリアの知性派ピニアスト、ピアーズ・レーンと、ムジカ・ヴィヴァ・オーストラリアの創設者リチャード・ゴールドナーの名を冠して結成されたゴールドナー弦楽四重奏団。
 オーストラリアの名コンビによる新たな録音は、マックス・ブルッフのピアノ五重奏曲ト短調。ディーン・オールディングとピアーズ・レーンによる「スウェーデン舞曲集」も、リズミカルで魅力的なメロディーがふんだんに登場する佳曲。

 ※録音:2015年2月18日−20日、ポットン・ホール(サフォーク)
 

CDA 68105
\2400
ハウエルズ:コレギウム・レガーレ
 コレギウム・レガーレより
  ユビラーテ(モーニング・カンティクル第2番)、
  マニフィカト(イヴニング・カンティクル第1番)、
  ヌンク・ディミッティス(イヴニング・カンティクル第2番)/
 詩篇第122篇/全ての美しきものを愛で/聖餐式/
 詩篇第121篇/見よ, おお, われらが庇護者なる神よ/
 狂詩曲変ニ長調 Op.17-1(オルガン独奏)/
 テ・デウム(モーニング・カンティクル第1番)
スティーヴン・レイトン(指揮)
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
 イギリス合唱界の名指揮者、スティーヴン・レイトンが音楽監督を務めている名門ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団。
 2012年の英グラモフォン賞を受賞した「レクイエム(CDA 67914)」に続くハウエルズ・アルバムは、20世紀の英国国教会でもっとも重要なレパートリーのひとつ、「コレギウム・レガーレ」集!

 ※録音:2014年6月30日ー7月3日、コヴェントリー大聖堂




PHAEDRA


DDD 292032
\2600
シューベルト:夜と夢
 春に D.882/ひめごと D.719/春への信仰 D.686/
 君こそは憩い D.776/湖上にて D.543/ます D.550/
 水の上で歌う D.774/双子座に寄せる舟人の歌 D.360/
 ブルックの丘にて D.853/音楽に寄せて D.547/
 ミューズの子 D.764/さすらい人が月に寄せて D.870/
 セレナード D.957-4/夜と夢 D.827/
 月に寄せて D.193/夜の曲 D.672/連祷 D.343/
 さすらい人の夜の歌 D.768/夜の讃歌 D.687
ペーター・ハイスベルトセン(テノール)
ヨーゼフ・デ・ベーンハウアー(ピアノ)
 2012年のスヘルトーヘンボス国際声楽コンクールで見事3つの賞に輝いたオランダの若きテノール、ペーター・ハイスベルトセンが歌うシューベルト歌曲集。
 ベルギーのベテラン・ピアニスト、ヨーゼフ・デ・ベーンハウアーのサポートも美しい。2015年4月の録音。





<メジャー・レーベル>

DG

限定盤

4793708
(10CD)
\5000→\4590

《ムジカ・アンティクヮ・ケルン〜テレマン・コレクション》


ゲオルク・フィリップ・テレマン:
【CD1】
 『ターフェルムジーク第1巻』より
  「序曲 ホ短調」「四重奏曲 ト長調」「協奏曲 イ長調」/
【CD2】
 『ターフェルムジーク第1巻』より
  「トリオ 変ホ長調」「ソナタ ロ短調」「終曲 ホ短調」,
 『ターフェルムジーク第2巻』より
  「序曲 ニ長調」/
【CD3】
 『ターフェルムジーク第2巻』より
  「四重奏曲 ニ短調」「協奏曲 ヘ長調」「トリオ ホ短調」
  「ソナタ イ長調」「終曲 ニ長調」/
【CD4】
 『ターフェルムジーク第3巻』より
  「序曲 変ロ長調」「四重奏曲 ホ短調」「協奏曲 変ホ長調」
  「トリオ ニ長調」「ソナタ ト短調」「終曲 変ロ長調」
   〜以上CD1〜4:1988年録音/
【CD5】
 水上の音楽(組曲「ハンブルグの潮の満干」),
 2本のリコーダーと2本のオーボエのための協奏曲 変ロ長調,
 2本のリコーダーと2本のオーボエのための協奏曲 ヘ長調,
 2本のリコーダーと2本のオーボエのための協奏曲 イ短調〜
  1984年録音,
 オーボエ、チェンバロと通奏低音のための七重奏曲 ホ短調〜
  1995年録音/
【CD6】
 シンフォニア・スピリトゥオーサ ニ長調 TWV44:1,
 序曲(組曲) ニ長調 TWV55:D6, 協奏曲ハ長調 TWV40:203、
 協奏曲イ長調 TWV54:A1、協奏曲ト長調 TWV40:201、
 協奏曲イ長調 TWV51:A4、協奏曲ニ長調 TWV40:202,
 シンフォニア ニ長調 TWV Anh.50:1〜2001年録音/
【CD7】
 ポーランド風協奏曲 ト長調 TWV43:G7,
 ポーランド風協奏曲 変ロ長調 TWV43:B3,
 ディヴェルティメント イ長調 TWV50:22,
 ディヴェルティメント 変ロ長調 TWV50:23,
 ヴィオラ協奏曲ト長調 TWV51:G9,
 2台のヴァイオリンのための協奏曲 ト長調 TWV52:G2,
 2台のヴィオールと弦楽のための協奏曲 ト長調 TWV52:G3
  〜1999年録音/
【CD8】
 2台のスコルダトゥーラ・ヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 イ長調,
 4台のヴァイオリンのための協奏曲 二長調,
 リコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲 イ短調,
 リコーダー、ヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 ト短調,
 4台のヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調 Twv 40:203〜1979年録音/
【CD9】
 フルート、弦楽と通奏低音のための協奏曲ニ長調 TWV51:D2,
 3つのオーボエと3つのヴァイオリンのための協奏曲変ロ長調 TWV44:43、
 2つのシャリュモーのための協奏曲ニ短調 TWV52:d1,
 トランペット協奏曲ニ長調 TWV51:D7,
 リコーダーとフラウト・トラヴェルソのための協奏曲ホ短調 TWV52:e1,
 トランペットとヴァイオリンのための協奏曲ニ長調 TWV53:D5
  〜1986年録音/
【CD10】
 四重奏曲ト短調 TWV43 g4, 四重奏曲ト長調 TWV43 G6,
 四重奏曲ニ短調 TWV43 d3, 四重奏曲ト長調 TWV43 G11,
 四重奏曲イ短調 TWV43 a3, 四重奏曲ト長調 TWV43 G12,
 四重奏曲変ロ長調 TWV43 B2, 四重奏曲ト長調 TWV43 G10
  〜2004年録音
ラインハルト・ゲーベル(指揮)
ムジカ・アンティクヮ・ケルン
 テレマンの豊かな音楽性を見事に表現した刺激的名演
 ムジカ・アンティクヮ・ケルンは、1973年にラインハルト・ゲーベルとケルン音楽大学の友人たちによって創立されました。
 1979年に、クイーン・エリザベス・ホールでデビュー、オランダ・フェスティバルでの演奏で国際的な注目を集め、1978年よりアルヒーフ・レーベルと専属契約を結びます。
 ゲーベルの再研究に基づく説得力ある演奏は世界的に高く評価され、様々な国際的賞を受賞しました。
 ここに収録された演奏も斬新な解釈によるもので、テレマン作品の豊かな音楽性を伝えてくれます。
 
限定盤

4794110
(8CD)
\4000→\3690

確かにこれは伝説・・・
 《ザ・オリジナルズ〜8レジェンダリー・アルバム》


【CD1】
 ベートーヴェン:
  交響曲第5番ハ短調Op.67、
  交響曲第7番イ長調Op.92〜
   カルロス・クライバー(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音:1974年, 1976年]/
【CD2】
 ベートーヴェン:
  ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」,
  ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」,
  ピアノ・ソナタ第21番ハ長調Op.53「ワルトシュタイン」,
  ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」〜
   ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)[録音:1964年, 1965年]/
【CD3】
 ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11,
 リスト:ピアノ協奏曲第1番変ホ長調S.124〜
  マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)クラウディオ・アバド(指揮)ロンドン交響楽団
   [録音:1968年]/
【CD4】
 ドヴォルザーク:
  交響曲第8番ト長調Op.88,
  交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」〜
   ラファエル・クーベリック(指揮)
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[録音:1966年, 1972年]/
【CD5】
 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104,
 チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲Op.33〜
  ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)
  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音:1968年]/
【CD6】
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64,
 ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26〜
  アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
  ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音:1980年]/
【CD7】
 オルフ:カルミナ・ブラーナ〜
  グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
  ゲルハルト・シュトルツェ(テノール)
  ディートリッヒ・フィシャー=ディースカウ(バリトン),
  オイゲン・ヨッフム(指揮)
  ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団、
  シェーネベルク少年合唱団[録音:1967年]/
【CD8】
 R.シュトラウス:
  交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」,
  交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」,
  交響詩「ドン・ファン」, 歌劇『サロメ』より「7つのヴェールの踊り」〜
   ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音:1972年]
 「OIBP」方式による名盤8枚のセット

 「ORIGINALS」シリーズの「OIBP(オリジナル・イメージ=ビット・プロセッシング)」は、オリジナル・アナログ・マスターテープからの録音データに基づき、経年劣化などにも配慮、丁寧にバランスなどを調整し、マスター本来の情報を鮮明に再現することを目指したものです。

 これまで数多くの名演がこのシリーズで発売されてきましたが、それらの中でも特に名演とされる8タイトルを収録したBOX。
 初回限定生産盤です。
 


481 2157
\2300→\2090
大型新人、DGよりデビュー!
《エスター・ユー/シベリウス、
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲》
 グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.82,
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47
エスター・ユー(ヴァイオリン),
ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団

 完璧なテクニックと熱い感情が共存する大型新人、DGよりデビュー!
 ヴァイオリニスト、エスター・ユーはアメリカで生まれ、ヨーロッパで育ちました。4歳でヴァイオリンを始め、8歳でデビューを果たし、ヴィエニャフスキ国際ヴァイオリン・コンクールのジュニア部門で、最優秀賞(青少年のための音楽芸術のための欧州連合賞)を与えられました。
 16歳の時に第10回国際シベリウス・ヴァイオリン・コンクールの最年少受賞者となり、国際的な注目を集めます。
 2012年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールでも最年少受賞者の一人となり、2014年にはマゼールの指揮によってロンドン・デビューを飾ります。
 その後アシュケナージとは南米各地で協奏曲演奏を共にし、今年はイギリス、トルコ、ドイツ、ノルウェイ他、各地での公演が予定されています。
 残念ながらまだ来日公演の予定は見えていませんが、一足先に素晴らしい演奏をCDでお楽しみください。

 《録音》2014年3月, ロンドン、クロイドン、フェアフィールド・ホール(デジタル:セッション)






<国内盤>


キング・インターナショナル

KKC 5454/55
(2CD)
【再発売】
\5000+税
ヴィオラスペース10周年記念アルバム
 (1)細川俊夫:ヴィオラと弦楽のための「旅VI」(2002)
 (2)ペンデレツキ:カデンツァ(1984)
 (3)クルターグ:
  ロベルト・シューマンへのオーマジュ作品15/d(1990)
 (4)ノアゴ:信子の本(1992)
 (5)クインシー・ポーター:無伴奏ヴィオラ組曲(1930)
 (6)パルトシュ:イズコール(イン・メモリアム)(1947)
 (7)リゲティ:無伴奏ヴィオラ・ソナタ(1991 − 94)
 (8)ジョージ・ベンジャミン:ヴィオラ、ヴィオラ(1997)
 (9)林光:ヴィオラ・ソナタ「プロセス」(2002)
 (10)シュニトケ:3人組の協奏曲(1994)
(1)(4)(7)今井信子(Va)
(2)川本嘉子(Va)
(3)村井祐児(Cl)
 菅沼準二(Va) 野平一郎(P)
(5)(10)川崎雅夫(Va)
(6)(9)店村眞積(Va)
(8)須田祥子 柳瀬省太(Va)
(9)小山京子(P)
(10)豊嶋泰嗣(Vn) 上村昇(Vc)
(1)(6)(10)原田幸一郎(指揮)
 桐朋学園オーケストラ
 日本ヴィオラ界の枠を集めた超豪華アルバム

 録音:2002年11月/カザルスホール(お茶の水)/2h20’01”、[BIS] BIS 1379/80、輸入盤・日本語帯・解説付

 カザルスホール(現在閉館)主催公演のひとつとして1992 年にスタートした「ヴィオラスペース」。ヴィオラの素晴らしさを広めるために貢献してきました。
 このディスクは2002 年に10 周年を迎えた際に、今井信子、川崎雅夫、店村眞積など日本を代表するヴィオラ奏者の演奏を世界に向けて発信するため、BIS がカザルスホールで録音したものです。
 リゲティの「無伴奏ソナタ」や細川俊夫の作品を今井信子が、林光の新作やユダヤ色濃厚なパルトシュを店村眞積がとりあげているのも注目。演奏はもちろん極上で、ヴィオラの魅力を満喫できます。(KDC 5001 の再発売商品)

 第25回記念 ヴィオラスペース2016 演奏会情報
 5 月24 日(火) 相愛大学・南港ホール(公開マスタークラス)
 5 月25 日(水) ザ・フェニックスホール(コンサート)
 5 月26 日(木) 愛知県立芸術大学(公開マスタークラス)
 5 月27 日(金) 電気文化会館ザ・コンサートホール( コンサート)
 5 月28 日(土)& 29 日(日) 上野学園 石橋メモリアルホール(公開マスタークラス)
 5 月31 日(火)& 6 月1 日(水) 上野学園 石橋メモリアルホール(コンサート)













2/3(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜




SUPRAPHON



SU 4189
\2300→\2090
歌いながらオルガンを演奏!
 カテジナ・フロボコヴァー, 多彩なプログラム
カテジナ・フロボコヴァー
 (KATT)(オルガン、ヴォーカル)
 (1)J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565/
 (2)カテジナ・フロボコヴァー(KATT):Slavkof/
 (3)ペルト:トリヴィアム/
 (4)KATT:Bogorodice Djevo/
 (5)メシアン:「聖体拝受後の祈り」〜聖体秘跡の書より/
 (6)メシアン:「聖体拝領唱〜鳥と泉」〜聖霊降臨祭のミサより/
 (7)メシアン:「閉祭唱〜聖霊の風」〜聖霊降臨祭のミサより/
 (8)ペルト:断続する平行/
 (9)KATT:「聖霊来たりたまえ」による変奏曲/
 (10)J.S.バッハ:トッカータ ニ短調「ドリア調」BWV538/1
 なんと歌いながらオルガンを演奏!魅惑のオルガニスト、カテジナ・フロボコヴァーが多彩なプログラムでオルガンの新たな魅力を開拓。

 録音:2015年8月28&29日/聖ウィリブロード修道院(ルクセンブルク)/56’44”

 ヨーロッパでちょっとした話題のオルガニスト、カテジナ・フロボコヴァー(KATT)がバッハ、メシアン、ペルト、そして自作を収録。取り留めのないプログラムにもなりえる選曲ですが、フロボコヴァーはまるでひとつの物語のように演奏しております。
 その見た目とは裏腹!? にオルガン演奏は非常に硬派です。バッハ、メシアン、ペルトで聴かせてくれる表現力の豊かさ、オルガンの新たな一面をのぞかせる自作と興味のつきない内容です。
 フロボコヴァーは作曲家としてKATT と名乗っておりますが、その自作がなんとも刺激的。「聖霊来たりたまえ」による変奏曲ではオルガンのコンソールにマイクをセットして、なんと歌いながらオルガンを演奏!
 オルガンの実力はもちろんのこと朗々とした低音からエンヤを思わせる透き通る歌唱に驚きです。異色のオルガニスト、カーペンターともまた一味違う、しかしオルガンの新たな可能性を引き出す注目オルガニストです!



 あ、いや・・・何といっていいか分からないけど・・・とりあえずにしておきましょう・・・

 


SU 4197
\2300→\2090
新生スメタナ・トリオ期待の新譜はマルティヌー!
 マルティヌー(1890-1959):
  (1)ピアノ三重奏曲第1番 ハ短調「5つの小品」 H.193(1930)
  (2)ピアノ三重奏曲第2番 ニ短調 H.327(1950)
  (3)牧歌集 H.275(1939)
  (4)ピアノ三重奏曲第3番 ハ長調 H.332(1951)
イトカ・チェホヴァー(ピアノ)
イジー・ヴォディチカ(ヴァイオリン)
ヤン・パーレニーチェク(チェロ)
 セッション録音:2015年5月、2016年1月/マルティーネク・スタジオ(プラハ)

 「ボザール・トリオ、スーク・トリオを凌ぐ」とも激賞されている新生スメタナ・トリオがマルティヌーに挑みました。
 スメタナ・トリオといえば往年の名人団体を思い出しますが、そのピアニストで創立者ヨゼフ・パーレニーチェクの息子のチェリスト、ヤン・パーレニーチェクが世襲して二代目スメタナ・トリオとして活動しています。
 3 人それぞれがソリストとしても活動しておりますが、トリオとしてのキャリアも着実に重ねており、SUPRAPHON レーベルからショスタコーヴィチとラヴェルのピアノ三重奏曲集(SU 4145)をリリースしております。
 チェコを代表する作曲家マルティヌーは多作曲家として知られますが、なかでも室内楽作品は多岐に及びます。
 マルティヌーが40 代から60 代のときに作曲したピアノ三重奏曲3 篇はそれぞれ個性を示し充実した内容です。スメタナ・トリオの好演がひかります。




MD+G



905 19286
(SACD Hybrid)
\3100→\2890
《ヨハン・アダム・ラインケン:チェンバロ作品集》
 ヨハン・アダム・ラインケン (1643-1722):
  1) トッカータ イ長調, 2) 組曲ハ長調,
  3) アリア「結婚のことは黙っていて」に基づく変奏曲,
  4) 組曲 ト長調, 5) トッカータ ト短調,
  6) 組曲ヘ長調, 7) トッカータ ト長調
ソニア・ケムニツァー
[チェンバロ:リュッカース・モデル(1624)
による復元楽器使用]

 即興をバッハに影響を与えた重要な作曲家
 ブクステフーデからJ.S.バッハへと移行する時代に北ドイツで活躍した作曲家ヨハン・アダム・ラインケン(1643-1722)。当時ハンブルクはドイツで最も栄えていた街で、ドイツ初のオペラ・ハウスが建設され、公開演奏会が行われるなど、音楽・芸術も隆盛を極めました。
 ラインケンはそのハンブルクを象徴するような音楽家であり、特にオルガンの即興を得意としていましたが、その作品の殆どは現在残っていません。
 特にトッカータにはその即興が見事に生かされており、美しいモチーフからいきなり休符や高度な対位法へ変化する突然のシフトが作品を劇的なものにしています。
 当時15歳だったJ.S.バッハはラインケンの作曲技法に興味を持ち、彼の作品を筆写した楽譜が残されています。
 当盤は若くして現代音楽の研究者、リコーダーやチェンバロ奏者としても活躍中のソニア・ケムニツァーがバロック音楽の自由な即興スタイルの妙技を披露しています。
 

317 19292
\2400
《ヘンデル:オルガン協奏曲集(サミュエル・ド・ランゲによるオルガン独奏編曲版)》
 ヘンデル:オルガン協奏曲集Op.4
  (全6曲:サミュエル・ド・ランゲによるオルガン独奏編曲版)
ルドルフ・インニヒ
 (1899年フルトヴェングラー&ハンマー製オルガン)

 ロマン派のド・ランゲ独奏用編曲版による演奏
 ヘンデルの協奏曲集作品4は、1735年から翌年にかけて作曲され、ジョン・ウォルシュによって出版されました。ヘンデル自身がオラトリオの幕間に演奏した作品です。
 ロッテルダムのオルガン奏者・作曲家であったサミュエル・ド・ランゲ(1840-1911)は、この音楽を管弦楽無しのオルガン独奏用に編曲し、友人演奏家達のレパートリーを増やす一助としました。
 基本的にオルガン・ソロパートはそのままに、管弦楽のパートに様々なストップを利用することで音楽に変化をもたらしていきます。
 MDGレーベルに数多くのオルガン・レパートリーを録音してきたドイツのオルガニストで、ロマン派オルガン音楽のスペシャリストでもあるルドルフ・インニヒ(イニッヒ)が、ド・ランゲの時代に制作されたロマンティック・オルガンと歴史的オルガンを融合したオルガンを使用してこの作品に新たな光を当てています。

 《録音》ドイツ、リューネブルク、聖ニコライ教会
  

920 19456
(2SACD Hybrid)
\6200
《レーガー:コラール幻想曲集》
 マックス・レーガー:
  1) コラール幻想曲「われらが神は堅き砦」Op.27,
  2) コラール幻想曲「おおわが魂よ、大いに喜べ」Op.30,
  3) コラール幻想曲「暁の星のいと美しきかな」Op.40-1,
  4) コラール幻想曲「腹立ちまぎれに我を罰するな」Op.40-2,
  5) コラール幻想曲「人はすべて死を待つ」Op.52-1,
  6) コラール幻想曲「めざめよ、我等に声あり」Op.52-2,
  7) コラール幻想曲「ハレルヤ、ほむべき神はわが心の喜び」Op.52-3,
  8) コラール幻想曲「暁の星のいと美しきかな」Op.25
バラージ・サボー(オルガン)
 現代的なスペクトルとパフォーマンスによる新解釈
 レーガーの作品中、最も重要な位置を占めるオルガン作品は、自己の感性を忠実に反映しつつ、したたかに投影されるロマン主義的旋律が聴き手を惹きつけます。
 バッハ的で幾何学的、規則的な古典の約束事を支柱に、細部には新たな素材がちりばめられています。
 レーガーはカトリック教徒で、バッハへの傾倒からコラール幻想曲を多数作曲しました。有名なコラールの上に高度な技巧でコーティングされたこれらの作品は、爛熟のロマンティシズムと変幻自在の音の綾が美しく紡ぎ上げられています。
 1985年生まれのオルガニスト、バラージ・サボーの多様で変化ある現代的解釈によって、作品から新たな魅力が引き出されています。それぞれの作品に適した3つのオルガンを使用しての録音です。
 《録音》[1&2]ウィーン、ヴォティーフ教会、1878年E. F. Walcker & Cie製オルガン/[3,4,8]ドイツ、ブレンツ、シュタット教会、1906年Gebr?der Link, Ev.製オルガン/[5,6,7]チューリヒ、聖アントン教会, 1914年Th. Kuhn製オルガン
 

613 19312
\2400
《モートン・フェルドマン:パターンズ・イン・ア・クロマティック・フィールド》
 モートン・フェルドマン:
  「パターンズ・イン・ア・クロマティック・フィールド」
シュテッフェン・シュライエルマッハー(ピアノ),
クリスティアン・ギガー(チェロ)
 日常の時間感覚への反抗
 モートン・フェルドマンの後期1981年の作品は、チェロとピアノのための1曲80分の大作(1トラックのみです)。フェルドマンの作風はひとつのオペレーションに基づいて作曲され、非常にゆったりとした時間間隔で進行していくのですが、この作品はいくつもの音の断片が小気味の良いテンポで進行しつつ、ピアノのクラスターなども登場する起伏のある展開が特徴といえましょう。
 楽器の響きが微妙に変化し、揺らぎ、日常の時間感覚から離れていく不思議な空気感が聴き手を包み込みます。1992年に音楽大学卒業と同時にゲヴァントハウス管弦楽団首席チェリストとなったクリスティアン・ギガーと、現代音楽専門ピアニストのシュライエルマッハーによって、究極の音響が探求された録音です。
 

906 19306
(SACD Hybrid)
\3100
《トランペット・コンビネーションズ》
 1) ジョン・ガードナー(1917-2011):
  モンテヴェルディの主題による教会ソナタOp.136,
 2) イェーリッヒ、ヴィンセント(1596-1636):リチェルカーレ,
 3) ペトロニオ・フランチェスキーニ(1651-1680):ソナタ ニ長調,
 4) J.S.バッハ:いざ、わが魂よ、主を頌めまつれ,
 5) アントニオ・ピーノ(18世紀):ほめたたえよ、神のしもべたちよ,
 6) ヘンデル:シバの女王の入城,
 7) ヘンデル:復讐、ティモテの嘆き,
 8) ボリス・ブラッハー(1903-1975):ディヴェルティメント,
 9) アンリ・ビュッセル(1872-1973):アンダンテとスケルツォ,
 10) ペーテル・トート(1965-):教会ソナタ
ヨアヒム・プリケット(トランペット),
マティアス・キューネル(トランペット),
アンドラーシュ・フェイエール(トロンボーン),
クラウス・メルテンス(バリトン),
アルヴィト・ガスト(オルガン)
 ベルリン・ドイツ交響楽団首席によるトランペットの妙技
 1982年よりベルリン・ドイツ交響楽団首席トランペット奏者を務めるヨアヒム・プリケットは、様々なモデルの楽器を多用し、バロックから現代のオリジナル作品まで幅広いレパートリーで人気を博しています。
 このアルバムではオルガニストのアルヴィト・ガストとデュオを組み、ヴァラエティ豊かな数々の作品を、テクニックを駆使した妙技で聴かせます。
 今回はゲストも参加し、エコー効果もすばらしい音響のSACDマルチチャンネルでお聴きいただけます。






BERLIN CLASSICS


BC 0300720
\2500
バッハ・オン・ブラス
 トッカータとフーガ ニ短調BWV.565、
 トッカータ アダージョとフーガ ハ長調BWV.564、
 協奏曲第1番ニ長調BWV.972、
 復活祭オラトリオBWV.249より、
 カンタータ第156番「わが片足すでに墓穴に入りぬ」BWV.156より、
 平均律クラヴィーア曲集より、
 ブランデンブルク協奏曲第3番BWV.1048より、
 カンタータ第147番「心と口と行いと生きざまもて」BWV.147より、
 イタリア協奏曲BWV.971より
ジャーマン・ブラス

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


SUPRAPHON

SU 4191
\2100
バラードとレジェンド ヤロスラフ・クルチェク(指揮)
ムジカ・ボヘミカ
 (1)Wandering Fiddlers/(2)Make Ready, Maid, Make Ready/(3)A Heart on Fire/
 (4)Frolicking Little Angel/(5)Conjuring My Beloved/(6)Dance in C/
 (7)The Knights They Crossed the River Stream (A Sister Lost and Found)/
 (8)Down in the Valley/(9)One Mother Her Daughter Married off/
 (10)The Bells Are Chiming for the Mass/(11)Young Matthew his Sweetheart Slew/
 (12)The Shepherd He Was His Flock Herding/
 (13)The Wedding Feast It Was So Long/(14)The Gnats’ Wedding
 結成40周年記念、民俗楽器も交えた団体ムジカ・ボヘミカのベスト・アルバム!

 録音:1978年10月30日-11月3日/ドモヴィナ・スタジオ、1986年6月6-8日/チェコ

 2015 年に結成40 周年をむかえたムジカ・ボヘミカのベスト・アルバム。ヤロスラフ・クルチュク率いる当団は民俗楽器も交えたカラフルな演奏を披露しております。
 チェコの民俗色を色濃く呈した当団の妙技をご堪能ください。
 

SU 4192
\2100
クリスマス・キャロル集 プラハ・マドリガル合唱団
ミロスラフ・ヴェンホダ(合唱指揮)
・ボヘミア地方とモリヴィア地方のキャロル集
 【Pasli ovce Valasi / Dej Buh stesti / Ja bych rad k Betlemu / Nesem vam noviny /
  Chtic aby spal / Pujdem spoludo Betlema / Syn Bozi se nam narodil /
  Vondrasi, Matosi / Poslechnete mne malo / Kristus Pan se narodil /
  Byla cesta, byla uslapana / Slyste, slyste pastuskove / Detatko se narodilo /
  Jak jsi krasne, nevinatko / Narodil seKristus Pan】(15曲)
・ヨーロッパ各国のキャロル集
 【Es ist ein Rose entsprungen / Het was een maget uyt vercoren / Rajske strune zadonite /
  Kalin i mera archondes/ Nous etions trois bergerettes / Los animales ante el Nacimiento /
  Dormi, dormi, Bambin / Izraslo mi, Giorge /Entre le boeuf et l'ane gris / Nu ar det jul igen /
  Jeg er sa glad hver julekveld / Jezus malusienki / Der Heiland istgeboren /
  Good King Wenceslas / Gloria, gloria in excelsis】(15曲)
・古代ヨーロッパのキャロル集
 【Fulgent nunc Natalitia / Improvisation I. / Ons is gheboren / Sanctissima, mitissima /
  Improvisation II. / Eccequod natura / Dies est laetitiae / Improvisation III. /
  Illuminare, Jerusalem / Stella nuova / Danielis Prophetia /Improvisation IV. /
  Eja martyr Stephane / Salve lux fidelium / Improvisation V. / Else, else, else /
  ImprovisationVI.】(17曲)
 さまざまなクリスマス・キャロル集

 録音:1963-1969年/81’41”

 プラハ・マドリガル合唱団がおくるさまざまなクリスマス・キャロル集。美しき歌声による47 作品が収められました。



<国内盤> 

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RICERCAR

限定盤

MRIC296
(3CD)
(国内仕様・日本語解説付)
\5400+税

Ricercar幻の再発売盤
 フランス・ヴィオール音楽の流れ〜充実の三部作+@


 〜序章:サント・コロンブ氏のトンボー〜
  マレ:①サント=コロンブ師のトンボー
  デュ・ビュイソン:②無伴奏ヴィオールのための第3組曲
  ド・マシー:③無伴奏ヴィオールのためのシャコンヌ ④組曲ニ短調
  サント=コロンブ2世:⑤父サント=コロンブのトンボー
  サント=コロンブ:
   ⑥二つのヴィオールのための第44コンセール「悔恨のトンボー」

 〜第1章:バス・ド・ヴィオールの擁護〜
  マレ:①小さな鐘、または教会の鐘
  モレル:②第2組曲 ③トリオによるシャコンヌ
  カピュス:④ラ・ピエレット
  ロラン・マレ:⑤第2組曲
  ドレ:⑥フーガ
  ケー・デルヴロワ:
   ⑦第3組曲 ⑧2面のヴィオールのための第1ソナタ ⑨組曲
  作者不詳:第6ソナタ
   (特記ある場合を除き、この章は全てヴィオールと通奏低音のための作品)

 〜第2章:ヴァイオリンの台頭〜
  ドルネル:
   ①17.ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調「ラ・フォルクレ」
  デュヴァル:
   ②18.ヴァイオリンと通奏低音のための第2ソナタ ト長調
  ルベル:ヴァイオリンと通奏低音のための第4ソナタ ホ短調
  ルクレール:
   20.ヴァイオリンと通奏低音のための第10ソナタ 嬰へ短調

 〜第3章:チェロの野望〜
  コレット:協奏曲ニ長調「ラ・フェニクス」〜
   4つのチェロと通奏低音のための
  ボワモルティエ:2面のチェロのための第3ソナタ ニ長調
  マセー:チェロと通奏低音のための第3ソナタ イ長調
  バリエール:チェロと通奏低音のための第4ソナタ ホ長調
  ラモー(編曲者不詳):2面のチェロのための「未開地の人たち」
  カナヴァス:チェロと通奏低音のための第4ソナタ ニ長調
リチェルカール・コンソート(古楽器使用)
フィリップ・ピエルロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
フランソワ・フェルナンデス(ヴァイオリン)
鈴木秀美(チェロ)
ロベール・コーネン、
ギィ・パンソン、
ピエール・アンタイ(チェンバロ)
 限定数確保!
 Ricercar幻の再発売盤、豪華演奏陣がフランス音楽の流れを示した伝説的4名盤、ついに!

 1980年にベルギーで創設され、フランス語圏の古楽専門レーベルとしていちはやく活動開始、そのパイオニア的存在として世界中から熱いエールを送られてきたRicercarレーベル。創設者ジェローム・ルジュヌは自ら録音技師であり音楽学者でもあり、フランス語圏の古楽シーンの成長を創成期に近い頃からずっと体感してきた生き証人。
 そんなRicercarには、今や世界の古楽社会に大きな影響を及ぼしている凄腕集団リチェルカール・コンソートが、フランス・バロック器楽芸術が18世紀に経験した大変革のあり方を絶妙の選曲と詳細な解説で伝えてくれた3連作のアルバムがあります。
 かつて18世紀、急速に注目されるようになったヴァイオリンやチェロなど「外来の楽器」の流入にさらされて、「フランス古来の高貴な楽器」だったはずのヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)がどんどん廃れていった...そんな折の1740年、ユベール・ル・ブランという人が『ヴァイオリンの台頭とチェロの野望に対する、バス・ド・ヴィオールの擁護』という文章を発表。音楽史に名高いこの小論が、このBOXの出発点になっています。
 ヴィオラ・ダ・ガンバの玄妙な音色を生かした繊細な音楽や、ヴァイオリンの機能性がフランス的な機微と絶妙にマッチしたソナタ、アクロバティックなパッセージから切ない歌心まで変幻自在のチェロ作品など、バロック最盛期ともいえる18世紀初頭の耳に心地よい驚きの名品群を、「ヴィオール編」「ヴァイオリン編」「チェロ編」それぞれ1枚ずつのアルバムに集め、最高の演奏陣で録音されたこの三連作は、レーベル休止期に全編廃盤になったまま長らく「幻の録音」となっていました。

 まさに待望の復活というほかない今回の登場にさいし、初リリース時には含まれていなかった別音源も「序章」として収録。フランス・ヴィオール音楽の流れが、17世紀まで遡って辿れる充実アイテムになりました。主宰者ルジュヌ氏入魂の解説の日本語訳付、音盤史のうえでも貴重なBOXでございます。
    

MRIC261
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3700+税
マリーニとカステッロ さまざまな作品集
 〜Ricercarの名手たち4 ジャン・チュベリー〜

 《CD I》
  マリーニ:
   ①第8カンツォーナ ②第2ソナタ
   ③「お母様、わたしを修道女にしないで」(作曲者不詳)
   ④「ラ・モニカ」の調べによるソナタ
   ⑤アリア「ラ・ソランツァ」
   ⑥四つの声部を奏でる2挺のヴァイオリンのためのカプリッチョ
   ⑦「暗い洞穴」〜こだまを返すマドリガーレ、楽器群を交えて
   ⑧オルガンとコルネットのためのソナタ
   ⑨ソナタ「ラ・フォスカリーナ」
  ⑩リガトゥーレ・エ・ドゥレッツェ
   ⑪第1カンツォーナ 〜4本のコルネットによる
   ⑫序奏:4声部のパッサカーリオ ⑬3声のミゼレーレ
《CD II》
 カステッロ:
  ①第16ソナタ ②第2ソナタ ③神を歓喜して迎えよ
  ④第2ソナタ ⑤第15ソナタ
  ⑥第17ソナタ 〜
   2挺のヴァイオリンと、こだまを返す2本のコルネットのための
  ⑦第11ソナタ ⑧第10ソナタ ⑨第4ソナタ ⑩第12ソナタ
ジャン・チュベリー(木管コルネット&総指揮)
Ens.ラ・フェニーチェ(古楽器使用)
エンリーコ・パリッツィ(ヴァイオリン)
ジャン=ジャック・エルバン(トロンボーン)
イェルク=アンドレアス・ベッティヒャー、
ジャン=マルク・エメース(チェンバロ、オルガン)
クリスティーナ・プルハル(バロックハープ)
マリア・クリスティナ・キーア(ソプラノ)
ジョン・エルウィス(テノール)他
 演奏がきわめて難しい古楽器を、縦横無尽に!
 チュベリーの妙技は、初期バロックでこそ映えるもの。
 Ricercarの膨大な廃盤リストから貴重なトラックを再リリースする好評企画から、ブルース・ディッキーの後につづくヨーロッパ最大、いや世界最大の木管コルネット奏者ジャン・チュベリーのアンサンブルによるイタリア初期バロック作品集が!
 そこには現在アントネッロの主宰者として活躍中の濱田芳通や天才奏者D.D.シャーウィンら錚々たるコルネット陣はもちろん、トロンボーン、絶品ヴァイオリン、さらに通奏低音にはA.デーラーの伴奏者だったM.シュペーターやラルペッジャータ主宰者C.プルハルら、今では考えられない豪華布陣も!
 演目は17世紀初頭、モンテヴェルディやディンディアがマドリガーレでやっていた「対比とストレートな感情表現」、つまりバロックそのものの語法を、はじめて楽器だけのアンサンブルで試みた2人の巨匠。ブレシアのマリーニと、ヴェネツィアのカステッロ、それぞれにCD1枚ずつが割かれた豪華盤。
 木管コルネット(象牙や木材で作られ金管楽器の吹き口がついた、リコーダー風の古楽器)の切なげな高音は、彼らの名演で何の苦もなく軽やかに飛翔し、そこへトロンボーンが、ヴァイオリンが、超絶技巧で負けじと絡み合う、古楽器の音色が好きな人にはこたえられない贅沢な音響の交錯。
 ヴァイオリン2挺で4声を弾き分ける曲もあり、数曲の声楽作品ではC.M.キーアら豪華歌手陣も大活躍。初期バロックの旨味ぎっしりの2枚組、お見逃しなく!
 

MRIC207
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
アルノルド・ド・ランタン
 聖母マリアのミサ「ことばは肉となり」
  〜15世紀、リエージュ楽派の静かなるルネサンス〜

 ド・ランタン:
  ①聖母マリアのミサ「言葉は肉となり」
   (ミサ・ウェルブム・インカルナトゥム)
  ②モテトゥス「おお、いと麗しき婦人」
 ブロサール:
  ③モテトゥス「めでたしマリア/おおマリア」
  ④モテトゥス「天の皇后」
 セザリス:
   ⑤モテトゥス「創造の炎の力が/こうして、祝福されたるかたはお生まれになった」
 ※②〜⑤は①の前後および曲中で演奏、
 他にグレゴリオ聖歌によるミサ固有文含む
カピーリャ・フラメンカ(古楽声楽集団)
ディルク・スネリングス(総指揮&Bs)
Ens.プサレンテス
Ens.クラーリ・カントゥリ
 中世末期のア・カペラ多声音楽は、こんなに美しい「裏ネーデルラント楽派」の名匠、超・実力集団と。
 幻の中世末期〜ルネサンス期の音楽に迫る注目盤...
 演奏はカピーリャ・フラメンカ、メジャー系での録音がない(輸入盤一辺倒)にもかかわらず、カルト的ファンが少なくない超・実力派!
 本盤のプログラムの中核は、ボローニャ市立図書館にある15世紀ポリフォニー教会音楽の最重要資料のひとつ「Q15写本」に収録されているミサ曲。
 ワッフルなどの美食でも有名なフランス語圏ベルギーの中心地域・リエージュ地方で活躍した、いわばデュファイやバンショワらブルゴーニュ公国の一派とは異なる「裏ネーデルラント楽派」(?)の名匠。本盤の中核を占めるミサ「言葉は肉となり」は、彼自身のモテトゥスの楽想を全編にあしらって統一を取った、実質的にはいわゆるパロディ・ミサに近い全5楽章の「通作ミサ」。
 とはいえ学者ではない私たち音楽ファンにとっては、それはすなわち「絶美の本格ア・カペラ古楽歌唱に、少しでも長く浸っていられる」という意味においてこそ重要かもしれません。
 ルネサンスにしては意外なほどメロディラインを高音パートに起きたがる「非常に聴きやすい」美しい音楽をいやがおうにも強く印象づけてやみません。
 これぞ本物、ベルギーの教会にみる美しくも古風なゴシック絵画を眼前で鑑賞する思い。清らかな響きです!




DISC CLASSICA


DCJA 21032
(2CD)
\3200+税
ディヴェルティメント/トッパン・ホールライヴ
CD1 第1部
 シューベルト:
  弦楽三重奏曲 第 1番 変ロ長調 D471
 ベートヴェン:
  弦楽三重奏のためのセレナーデ ニ長調 作品 8
CD2 第2部+アンコール
 モーツァルト:ディヴェルティメント 変ホ長調 K563
 J.シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:
  ピツィカート・ポルカ
 ランナー:ウィーンのレントラー
東京 -ウィーン三重奏団
 大石 智生(ヴァイオリン)
 太田 英里(ヴィオラ)
 平野 玲音(チェロ)
 ウィーンの光、東京に輝く!
 名教授E.メルクス門下の俊英、オーストリア各地で活躍する3人による奇蹟の一夜!
 絶賛のあの一夜を、アンコール含め2枚のCDに完全収録。
 2015年7月18日、トッパン・ホールでのライヴ




FLORESTAN



FLCP-21047-8
(2CD)
\3500+税
『START LINE』/trio aimois(トリオ・エモワ)
Disk 1
 2つの間奏曲(イベール)
 古代のメダル(ゴーベール)
 コンツェルティーノ(シュタム)
 三重奏曲(クーラウ) 
 アヴェ・マリア(ピアソラ)
Disk 2
 Avenue〜それぞれの道〜(グノー)
 魔法の言葉(金沢あきな)
 miracle!!カノン(パッヘルベル)
 夏の小さな恋人(金沢あきな)
 エリーゼのルージュ(ベートーヴェン)
 目覚めよと呼ぶ声聞こえ(J.S.バッハ)
  作・編曲:金沢あきな
trio aimois(トリオ・エモワ)

 名古屋発ということで


 名古屋発、世界へ!国境を越えて生まれたハーモニー
 日本、ドイツ、フランス、異なった国を拠点に活動してきたアーティスト3人が日本に集結。
 その才能溢れるtrio aimoisの待望のデビュー・アルバム!

trio aimois(トリオ・エモワ)
 2012年に妹尾寛子(フルート)、中瀬梨予(ヴァイオリン)、金沢昭奈(ピアノ)によって結成されたクラシック三重奏グループ。
 結成時よりメンバーそれぞれが日本・ドイツ・フランスと別々の場所を拠点とする。それぞれの場所で個々の技術に磨きをかけ、毎年夏に集結し、音楽への情熱を共有し合い生まれたエモワ独自のハーモニー。
 2015年夏、ヴァイオリンの中瀬梨予が拠点を日本に移す。メンバーのうち2人が日本に拠点を置く事で、更なるアンサンブルの高みを目指し、活動の場の拡大をはかる。
 東海地方を中心に活動を行う中、2012年より毎年、宗次ホールのランチタイムコンサートに出演。2013年にはHITOMIホールにて初リサイタルを行い、好評を得る。
 新たなジャンルへの試みとして、ドラマー三袮沢信さんを迎え、2014年にライブハウス・ピアチェーレにてpop aimoisを開催。
 好評につき2015年に「和カフェ たらそ」にて、pop aimois vol.2を開催。
 2016年2月26日にフロレスタン・レーベルよりCDデビュー。デビューアルバム「START LINE」。

trio aimoisの由来
 aimois(エモワ)は、フランス語の「aimer」という動詞と「trois(3つの、3人の)」という数詞を結んで作られた私達のトリオの呼び名です。
 aimorには「好む、愛する、大切に思う」の意味があり、私達が共に音楽を作っていくときに一番大切にしていることとぴったり重なります。
 「こうした方が好き!」「この曲が好き!」「ここをもっと大切に奏でたい!」など…私たちのアンサンブルに対する愛はごく自然なものとして、いつでもどこでも溢れ出ていきます。
 現在拠点の違う国で音楽を学ぶ3人がずっと変わらずにいつまでも、共に音楽に向き合うときに感じる愛情や喜びを、そして私達の音楽を聴いてくださるお客様との時間を大切にしたい、という思いからaimoisは生まれました。


<映像>


Christopher Nupen Films(映像)



A19CND
(DVD)
\5300
ダニール・トリフォノフ:音楽の魔術
 ドキュメンタリー/カステルフランコ.ヴェネト,テアトロ・アカデミコでのコンサート
  1.ショパン:エチュード ヘ長調 Op.10-8/
  2.スクリャービン:エチュード 第5番 嬰ハ短調 Op.42/
  3.ラフマニノフ:ショパンの主題による変奏曲 Op.22/
  4.ヨハン・シュトラウス/ダニール・トリフォノフ編「こうもり序曲」
ダニール・トリフォノフ(ピアノ)/
クリストファー・ヌーペン監督
収録時間:103分(ドキュメンタリー…60分,コンサート…43分)/音声:ステレオ2.0/字幕:仏, 独, 伊, 西, 日西, 中/画面:16:9/REGION All(Code:0)

 ロシア、ニジニ・ノヴゴロドに生まれ、5歳からピアノを始めたダニール・トリフォノフ。グネーシン音楽学校ではタチアナ・ゼリグマンに師事、研鑽を重ねます。
 才能あるピアニストの例にもれず、彼も幼い頃からその才能を存分に発揮し、17歳くらいからは数々の国際コンクールで上位入賞を果たします。2009年にはグネーシン音楽大学を卒業、クリーブランド音楽院でセルゲイ・ババヤンに師事。2010年の第16回ショパン国際ピアノ・コンクールで第3位を獲得し一躍世界中の注目を浴びることとなります。その翌年にはルービンシュタイン国際コンクールを制覇、また第14回チャイコフスキー国際コンクールでも第1位を獲得。現在「向かうところ敵なし」の若手最有望株の一人です。
 このヌーペンによるドキュメンタリーでは、5歳のときに彼がピアノを始めたのは、実はピアノを弾きたかったからではなく「作曲をしたかった」からだそうで、その時点ですでに彼がどれほど非凡な才能を有していたかがわかることでしょう。そしてそれは、20歳のときのルービンシュタイン、チャイコフスキーの両コンクールで優勝を飾ることになるための導火線のようなものでした。彼が演奏についての類い稀なるテクニックを有していることは誰の目にも明らかですが、作曲家としての彼も、すでに独自の作風を確立していることに注目してください。
 すでに国際ツアーでは自作のソナタ(17分ほど)を演奏し、好評を得ていますが、この映像のなかでも自身のピアノ協奏曲を演奏している姿がとても印象的です。またコンサートの映像のなかでも自分で編曲した「こうもり序曲」を演奏。こちらも素晴らしいものなのです。




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EURO ARTS(映像)



20 72828
(5DVD)
\8400
ドヴォルザーク:交響曲全集
  DVD1
  交響曲第1番ハ短調Op.3「ズロニツェの鐘」/
  交響曲第2番変ロ長調Op.4
 DVD2
  交響曲第3番変ホ長調Op.10/交響曲第4番ニ短調Op.13
 DVD3
  交響曲第5番ヘ長調Op.76/交響曲第6番ニ長調Op.60
 DVD4
  交響曲第7番ニ短調Op.70/交響曲第8番ト長調Op.88
 DVD5
  交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
 ドキュメンタリー「ドヴォルザークのスケッチ」
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
 円熟期のビエロフラーヴェクが再びチェコ・フィルに!ドヴォルザーク交響曲全集初の映像化!

 収録:2014年、プラハ、「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホール
 監督:アダム・レゼク/ドキュメンタリー監督:バーバラ・ウィリス・スウィート
 字幕:英、独(言語:チェコ語)、500分(本編:450分/ドキュメンタリー:45分)、リージョン:All

 ビエロフラーヴェクとチェコ・フィルによるドヴォルザーク交響曲全集が映像で発売されます。同演目チクルス映像は今回がはじめて。
 イルジー・ビエロフラーヴェクは、1990 年にノイマンの後継者として名門チェコ・フィルの首席指揮者に就任しましたが、わずか2 年で退任。その後、プラハ・フィルハーモニアを創設し、BBC 交響楽団の首席指揮者を務めていましたが、2012 年に再びチェコ・フィルに首席指揮者として復帰することになりました。
 復帰後は、オケの古き良き伝統と若いオーケストラ団員との相互作用を上手く引き出した、新生チェコ・フィルとして積極的に活動しています。日本にも2013 年、2015 年と来日し、巨匠ビエロフラーヴェクのもと更なる躍進を遂げたチェコ・フィルの姿を見せてくれています。
 この映像は、2014 年にプラハの「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホールで収録されました。
 2012 年と2013 年に録音されたビエロフラーヴェク&チェコ・フィルのドヴォルザーク交響曲全集(DECCA)は、グラモフォン・アワードのオーケストラ部門を受賞するなど高く評価され、満を持して再登板したビエロフラーヴェクのただならぬ意気込みも感じます。「スラヴの哀愁ある響き」という伝統的なイメージにとらわれることのない、鮮烈な響きが新鮮な印象を与えます。そしてビエロフラーヴェクのドヴォルザークに対する深い共感が、演奏にさらなる感動を与えています。















2/2(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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AVIE



AV 2360
(2CD/特別価格)
\4000→\3690
レイチェル・バートン・パインAVIE第2弾!
テスタメント 〜
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)

   ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
   パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
   ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
   パルティータ第4番ニ短調 BWV.1004
   ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
   パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
レイチェル・バートン・パイン
 (ヴァイオリン)
 レイチェル・バートン・パインAVIE第2弾!J.S.バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ!
 アメリカのカリスマ。モーツァルトに続くAVIE第2弾は、J.S.バッハの無伴奏!

 1995年の列車事故による片足切断という大怪我から復帰を果たし、バロックからへヴィメタを自らのフィールドとしてジャンルにとらわれない活発な活動を展開していているアメリカの女流ヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パインのアヴィー(AVIE)第2弾!
 バートン・パインが初めてバッハの音楽を聴き、その音楽に魅了された場所、そして4歳の時に初めてバッハを奏でた場所でもあるアメリカ、シカゴのセント・ポール教会。
 この教会に響き渡る「テスタメント(Testament)」と題された『J.S.バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ』は、バートン・パインの大バッハの音楽へのオマージュであり、ヴァイオリニストとしての全てを注いだ渾身の芸術作なのである。
 アメリカのカリスマ・ヴァイオリニストが、故郷シカゴで奏でた聖典、バッハの無伴奏。その深く美しい世界に要注目。



レイチェル・バートン・パイン
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集

AV 2317
(2CD/特別価格)
\4000
レイチェル・バートン・パイン、AVIEから!
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集

  ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
  ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
  ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
  ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219《トルコ風》
  ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K.211
  協奏交響曲変ホ長調 K.364
レイチェル・バートン・パイン(ヴァイオリン)
マシュー・リップマン(ヴィオラ)
ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オヴ・セント・マーティン・
 イン・ザ・フィールズ
 レイチェル・バートン・パインAVIE初登場!モーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集!

 1995年の列車事故による片足切断という大怪我から復帰を果たし、バロックからへヴィメタを自らのフィールドとしてジャンルにとらわれない活発な活動を展開していているアメリカの女流ヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パインがアヴィー(AVIE)初登場!
 創設者ネヴィル・マリナー&ASMFとの共演によって実現したモーツァルトの「ヴァイオリン協奏曲集」は、「第2番 K.211」、「第3番 K.216」、「第4番 K218」、「第5番 K.219」の4曲で、2009年にカール・フィッシャーから出版された楽譜「レイチェル・バートン・パイン・コレクション」に収録されているカデンツァを用いるなど、レイチェル・バートン・パインが思い描くモーツァルトを追求した唯一無二の全集録音である。
 また、1742年製のグァルネリ・デル・ジェスでモーツァルトを奏でるレイチェル・バートン・パインは「協奏交響曲 K.364」で、シカゴの神童として大きな注目を集めた若き天才ヴィオリスト、マシュー・リップマン(1992−)と共演。
 アメリカを中心にカリスマ的人気を誇るヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パインの新たなステージの幕開けです!

 ※録音:2013年8月29日−9月2日、エアー・リンドバースト・スタジオ(ロンドン)





NIFC



NIFCCD 619-620
(2CD)
\5000→\4590
ケイト・リウ 〜
 第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ

  ショパン:
   夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1/練習曲第2番イ短調 Op.10-2/
   練習曲第5番変ト長調 Op.10-5《黒鍵》/
   幻想曲ヘ短調 Op.49/バラード第4番ヘ短調 Op.52/
   ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3《華麗なる円舞曲》/
   スケルツォ第3番嬰ハ短調 Op.39/
   アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22/
   幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61/即興曲第3番変ト長調 Op.51/
   3つのマズルカ Op.56/ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58
ケイト・リウ(ピアノ)
 第17回ショパン国際ピアノ・コンクール・ライヴ、第3位&マズルカ賞 ケイト・リウ!

  ショパン国際ピアノ・コンクールを主宰する「ショパン・インスティテュート」の自主レーベル"NIFC"から発売するショパン国際ピアノ・コンクールのライヴ・シリーズ。2015年のコンクール・ライヴ第2弾は、第3位&マズルカ賞を受賞したケイト・リウが登場!
 ケイト・リウは1994年シンガポールに生まれ、8歳よりアメリカで育ち、ニューヨーク、モントリオール、韓国などのコンクールで入賞。アメリカのショパン財団からも奨学金を得ており、現在はカーティス音楽院でロバート・マクドナルド教授のもと学んでいる。
 十分な技術を持った上で技巧をひけらかすことなく、ショパンの詩情を見事に表現し、審査員のピオトル・パレチニからも絶賛されたケイト・リウの艷やかなるショパンです。

 ※録音:2015年10月1日−23日、ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
 ☆1月23日〜1月31日 ショパン国際ピアノ・コンクール2015 入賞者ガラ・コンサートで来日!




ショパン・コンクール第2次予選 Ballade in F minor Op. 52
https://www.youtube.com/watch?v=UMSwmDK-sTM&feature=player_detailpage

さすがにここまでくる人は自分の世界を持ってますね・・・




  

CPO


555025
\2700
ヨハネス・ヘロルト:マタイ受難曲(1594)/
テオドーロ・クリニオ:ヨハネの受難より(1595)
アンサンブル・トリアゴナーレ
<メンバー:
 テレサ・ドローヒー=スターバー(ソプラノ)/
 テリー・ウェイ(カウンターテナー)/
 ミヒャエル・ゲルツァベク(カウンターテナー)/
 ミヒャエル・パイムガルテン(テノール)/
 クリスティアン・パウムガルテン(テノール)/
 ウルフリード・スターバー(バス)>/
ミヒャエル・パウムガルテン(指揮)
 このアルバムには2つの「受難曲」が収録されています。ほぼ同じ時期(1594年から1595年)に作曲されたヘロルト(1550頃-1604)の「マタイ」とクリニオ(1548/9-1601)の「ヨハネ」で、これが世界初録音となります。
 プロテスタントであったヘロルトの「マタイ」はドイツ語で書かれ、カトリックであったクリニオは「ヨハネ」をラテン語で書いています。
 2人はライバル同士でしたが、曲はどちらも6声のための声楽アンサンブルであり、その作風にはやはり似たものがあります。また「マタイ」はケルンテン州最古の出版された声楽作品としても貴重なものです。
 16世紀の終わり頃のアルペ・アドリア地方では受難節に多くのこのような受難曲が演奏されていたようです。
 


777830
\2700→\2490
ローベルト・フックス:交響曲集
 1.交響曲 第1番 ハ長調 Op.37/
 2.交響曲 第2番 変ホ長調 Op.45
ケルンWDR交響楽団/
カール・ハインツ・シュテフェンス(指揮)
 ウィーン音楽院の楽理科教授として多くの作曲家を育てたローベルト・フックス(1847-1927)は、作曲家としては、「5つのセレナード」で良く知られていました。彼自身は先進的な音にはあまり興味がなく、その作風は常にブラームスやシューマンに倣った旋律美に溢れたもので、セレナーデだけではなく、他の作品も実に抒情的で創造力に満ちたものとなっています。1885年に書かれた交響曲第1番、その2年後に書かれた交響曲第2番とも、当時の聴衆に絶賛されました。とりわけホルンの咆哮で始まる第2番は、荘厳であり少しブルックナー風な面持ちも感じられる素晴らしい作品です。この時代の作品を得意とするシュテフェンスの指揮で。
 

555011
\2700
ダリオ・カステッロ:
 現代的なソナタ・コンチェルターテ 第2巻から(1629)
ムジカ・フィアタ/
ローランド・ウィルソン(指揮)
 バロック時代の初期にヴェネツィアで活躍した作曲家カステッロ(?-1644)。生年、没年とも不明であり、もちろん生涯の詳細も伝えられていません。
 1630年以降作品が発表された形跡がなく、この年に黒死病で亡くなったという説もありますが、ここら辺もわかっていません。
 ただ、彼の書いた作品は当時最も先進的であり独創的なものでした。タイトルにある「現代的な」というのは厳格なポリフォニーと、劇的なレチタティーヴォが交互に現れるスタイルに基づくものであり、また伝統的なカンツォーナのテクニックも用いられているためです。
 この様式はアントニオ・ベルターリやヨハン・ハインリヒ・シュメルツァーに受け継がれ、更に進化していくこととなります。ムジカ・フィアタのオーソドックスな解釈で。
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777883
(2CD)
\4200→\3790
パウル・ユオン:弦楽四重奏曲集
<CD1>
 1.弦楽四重奏曲 第1番 ニ長調 Op.5/
 2.弦楽四重奏曲 ロ短調 Op.11/
<CD2>
 1.弦楽四重奏曲 第2番 イ短調 Op.29/
 2.弦楽四重奏曲 第3番 ニ短調 Op.67
ザラストロ弦楽四重奏団

 スイス系ロシア人作曲家パウル・ユオン(1872-1940)は、今では「チャイコフスキーとストラヴィンスキーを繋ぐ存在」として認知されています。
 彼はモスクワ音楽院でアレンスキーとタネーエフに作曲を学び、その後1894年にベルリン高等音楽学校に留学、クララ・シューマンの父親違いの弟で高名な作曲家ヴォルデマール・バルギールの元で更なる研鑽を積みます。
 その後ロシアに戻りバクー音楽院の教授に就任、多くの音楽家を育てました。ロシアの数々の音楽理論をドイツ語に翻訳し、当時のロシアの音楽水準の高さを国際的に認識させる役割も果たしましたが、彼自身の作品はどちらかというとドイツ的であり、またブラームスの「ハンガリー舞曲集」の編曲者の一人としても知られています。
 ブラームスに心酔していたようですが、その作品にはあまり旋律美はなく、ひたすら形式を重んじる複雑なものとなっているところが面白く、また時々ロシア民謡調の曲想が現れるところなども、独特な世界が感じられます。




パウル・ユオン CPO 旧譜


 優雅系ファンにとっては、ユオンという名前を聞いただけで身もだえするような感じだろうなあ。
 わかります。
 ユオンは、ロシアに生まれスイスの市民権を持ちながらも人生の大半をドイツで過ごした作曲家。タニェエフに学び、「ロシアのブラームス」と呼ばれ終始ロマンティックなスタイルで交響曲や室内楽に佳作を残した。一般的認知度は低いものの、CDが少ないことと熱心なファンが多いことから、CDがリリースされると必ずちょっとしたベストセラーとなる。


777278-2
\2500
パウル・ユオン(1872-1940):ピアノ四重奏曲集
 1.ピアノ四重奏曲 Op.50/
 2.ピアノ四重奏曲 Op.37「ラプソディ」
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/
ダニエル・ゲーデ(ヴァイオリン)/
ハリオルフ・シュリヒティク(ヴィオラ)/
ペーター・ブルンス(チェロ)
スイス系ロシア人、パウル・ユオンの名前を知っている人は真の通と言えるでしょう。(かろうじてブラームスのハンガリー舞曲を編曲した人として知られています)「チャイコフスキーとストラヴィンスキーの間を埋める」作曲家として活躍、18世紀のロシア楽壇の教育水準を高めることにも貢献しましたが、彼自身の作風はどちらかというとドイツ的でロマンティック。ピアノ四重奏曲Op.50 は彼の亡くなった愛妻へのオマージュとして書かれた。
 

777507-2
\2500
パウル・ユオン:室内楽作品集
 1.2台のヴァイオリンとヴィオラ、
  2台のチェロとピアノのための六重奏曲Op.22/
 2.ヴァイオリンと2台のヴィオラ、
  チェロとピアノのための五重奏曲ヘ長調Op.44
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)/
トーマス・グロッセンバッハー(チェロ)…六重奏曲/
カルミナ弦楽四重奏団
 スイス系ロシアの作曲家パウル・ユオン(1872-1940)は、チャイコフスキーとストラヴィンスキーを繋ぐ重要な役割を果たした人です。モスクワに生まれ1889年にモスクワ音楽院に入学、作曲と音楽理論をタネーエフに学びます。1894年にはベルリンに入学し、クララ・シューマンの義弟であるヴァルディマール・バルギールに学び、更なる研鑚を積みました。1896年にロシアに戻り、教師と評論家として活躍し、最初の交響曲とオペラを書き上げます。2年後にはまたベルリンの戻り、ヨーゼム・ヨアヒムからベルリン大学の教授に任命されています。そんな彼の音楽には、祖国であるロシアの音楽の影響はほとんど見ることができません。明らかにドイツ・ロマン派音楽の伝統を継承したものと言えるでしょう。多くのジャンルの作品を書きましたが、基本的には室内楽の作曲家であり、また彼自身が優れたピアニストであったため、ピアノの部分は精緻で複雑な書法が用いられています。複雑かつ不規則なリズムは、その後の世代であるストラヴィンスキーやブラッハーへと繋がっていきます。





 


777893
\2100→\1890
最も重要なセルビアの作曲家の一人
ヴァシリー・モクラーニャッツ:作品集

 1.弦楽四重奏曲 ニ短調/2.ヴァイオリン・ソナタ ト短調/
 3.ヴァイオリンとピアノのための古い歌 嬰ト短調/
 4.ヴァイオリンとピアノのための舞曲 ホ短調
トーマス・クリスティアン(ヴァイオリン)/
エフゲニー・シナイスキー(ピアノ)/
トーマス・クリスティアン・アンサンブル
 セルビアの民族音楽の収集と発展に努め、またセルビアの音楽家たちの演奏技術の向上に貢献したシュテファン・モクラーニャッツ(1856-1914)の係累であるヴァシリー・モクラーニャッツ(1923-1984)も、また最も重要なセルビアの作曲家の一人でした。
 彼の父ジョーヴァンは優れたチェリストで、ベオグラード弦楽四重奏団のメンバーであり、ヴァシリーもベオグラード音楽アカデミーで作曲を学び、1956年にはこの学校の作曲科の教授になっています。
 5曲の交響曲、3曲の序曲をはじめ、演奏会用の作品や、ピアノ曲、そして映画音楽、舞台音楽など様々な作品を手掛けています。
 弦楽四重奏曲ニ短調は1949年に書かれ、民俗音楽の素材を用いながら、少しロマンティックな雰囲気を持っています。ヴァイオリン作品はピアノ・パートも比重が高く、お互いの楽器同士が親密な歌を歌い上げるというものです。
 重苦しい雰囲気が時として緩やかに溶ける様子がたまりません。
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777780
\2100→\1890

18世紀当時、誰もがあこがれたドレスデン宮廷楽団
 作曲者が分からなくてもその楽団のために書かれた作品であれば駄作のはずがない・・・


作者不詳の6つの協奏曲集

 ドレスデン・ザクセン州立図書館の“第2書庫”の音楽コレクションから(Mus.2-Q21)
  1.協奏曲 第1番:フルート、ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための/
  2.協奏曲 第2番:フルート、ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための/
  3.協奏曲 第3番:フルート、ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための/
  4.協奏曲 第5番:フルート、ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための/
  5.協奏曲 第6番:フルート、ヴァイオリン、チェロと通奏低音のための/
  6.協奏曲 第7番:2台のハープシコードのための(ドレスデン版)
ケティル・ハウグザンド(ハープシコード)/
ルドガー・レミー(ハープシコード)/
レザミ・ド・フィリッペ/
ルドガー・レミー(オルガン&指揮)

 18世紀のドレスデンには当時最高とされていたドレスデン宮廷楽団がありました。
 ドレスデン・ザクセン州立図書館に保存されている膨大な資料の中には、恐らくこの楽団のために書かれたであろう1800を越える写本のスコアがありますが、ほとんどは作曲家の名前が記されておらず、現在でもわからないままです。
 このアルバムに収録された6つの協奏曲も、いくつかの作品はテレマンのものだろうと推測されますが、証拠は全くありません。
 しかしながら、本当に良い作品であれば作曲者の名前などないのかもしれません。演奏しているのは、バロックの名手ルドガー・レミー率いるレザミ・ド・フィリッペ。知られざる作品を発見する喜びをお届けいたします。



これも紹介しておきましょうね・・・
作曲者が分かってなくてもすごいものはすごい

〜17世紀ウィーンの写本より〜

PASSACAILLE
PC10322
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
レツボール
 変則調弦のバロック・ヴァイオリン
  〜17世紀ウィーンの写本より〜

 ① シュメルツァー:ソナタ「恋の小ソナタ」
  (第1曲/ソナティナ・アモローザ)
 ②ファーバー:ソナタ(第2曲)
 ③作者不詳:ソナタ(第6曲)
 ④ソナタ第3番(第72曲)
 ⑤ソナタ 第1番(第70曲)
 ⑥作曲者不詳:ソナタ(第89曲)
 ⑦ヴォイタ:ソナタ 第2番(第71曲)
 ⑧シュメルツァー:ソナタ(第80曲)
グナール・レツボール(vn)
アルス・アンティクヮ・アウストリア
 (古楽器使用)
エーリヒ・トラックスラー(cmb.org)
フーベルト・ホフマン(リュート)
ヤン・クリゴルスキー(ヴィオローネ)

 バロックのヴァイオリン音楽といえば、何よりもまず「ヴァイオリンの故郷」イタリアに目が向きます。
 ヴィヴァルディ、コレッリ、マリーニ…

 しかし超絶技巧と独特の歌心を育んできた点では、実はアルプス以北、なかんずくオーストリアにも確かなヴァイオリン芸術の洗練があるのです。
 いえ、むしろこの地域にこそルーツのある音楽スタイルというものがあったことが徐々に明らかになっています。

 今回レツボールは、ウィーンの修道院に伝わる編纂者不明のヴァイオリン音楽写本に着目し、そこで縦横無尽に展開されている17世紀バロック・ヴァイオリン芸術の粋を「同郷人ならでは」の確かな目線と圧倒的なテクニックで再現してみせることに成功しました。

 ビーバーやシュメルツァーら17世紀オーストリアの超絶技巧系弦芸術の精神は、なにも有名な人の作品にだけ宿っていたわけではないのです。

 今回も解説執筆は本人。充実度の高い「歴史的発見の物語」を、圧巻の妙音でどうぞ。

 

777940
\2700
カール・ライネッケ:音楽劇「野の白鳥」Op.164
 H.C.アンデルセン 原作 カール・クーン詞
キルステン・ラボンテ(ソプラノ)/
ゲルヒルド・ロンバーガー(アルト)/
マルクス・ケーラー(テノール)/
レベッカ・ブランツ(メゾ・ソプラノ) 他/
シュヴァンネン・アンサンブル/
ペーター・クロイツ(ピアノ)
 現在では専ら、愛らしいフルート・ソナタ「ウンディーネ」のみで知られる作曲家カール・ライネッケ(1824-1910)。地味で保守的な作風が災いして、決定的な人気を勝ち取ることができず、何曲か手掛けたオペラもほとんど忘れられてしまった人です。
 cpoレーベルでは、そんなライネッケの作品をひたすらリリースし、その魅力を伝えることに力を注いでいます。
 この音楽劇「野の白鳥」はアンデルセンの同名の童話を元にした作品で、継母に苛められる王女エリサとその11人の兄弟の物語です。魔法で白鳥に変えられてしまった兄弟を救うために、トゲだらけのイラクサでチョッキを編むエリサ。呪いと魔法、そして真の愛を描いたこのお話にライネッケは見事な音楽をつけました。
 オーケストラを用いることなく、ピアノと独唱、女声合唱、ハープ、2台のホルン、チェロという組み合わせで精緻な響きを紡ぎだしています。各々の奏者が醸しだす豊かな世界をご堪能ください。




NAXOS


8.559774
\1100
ジョン・ケージ:フルート作品全集 第2集
 1.フルート、アルト・フルートとピッコロのためのソロ
  (原曲:ピアノとオーケストラのコンサート)(1957-1958)/
 2-8.2声のカノンのオブリガード付きソロと
   ソロの主題による6つの小インヴェンション(1933-1934)
   (A.デニオソスによるアルト・フルート、ピアノのための再現版)/
 9.3声のためのコンポジション(1924)
   (K.ツェンツによるフルート、アルト・フルートと
    バス・フルートのための再現版)/
 10-12.2声のためのソナタ(1933)
   (K.ツェンツによるフルート、アルト・フルートと
    バス・フルートのための再現版)/
 13.ヒムンクス(1986) ※ 世界初録音…2-13
カトリーン・ツェンツ(フルート)/
トビアス・リープツァイト(ヴァイブラフォン)…2-8/
マキシム・マンコフスキ(ヴァイブラフォン)…13/
シャラ・イアコビドウ(ピアノ)…2-8.13/
ルドヴィク・フリショー(ピアノ)…13
録音 2013年5月8.9日,2014年3月5日 アテネ,オナシス・カルチャー・センター…1-8.13, 2013年3月30日,2014年6月26日 アテネ,スタジオ19&スタジオ・キリアツィス…9-12

 大好評を博した第1集に続く、ジョン・ケージ(1912-1992)のフルート作品集の第2集です。
 ここに収録された作品でも、やはり西洋音楽の伝統とは一線を画した“独創的なアイデア”が至るところに散らばっています。第1曲目の「ソロ」はもともと「ピアノとオーケストラのためのコンサート」の一部分ですが(133-144ページ)、極めて自由度が高く、84タイプの演奏が可能であり、ここにはスコアは存在しません。
 デュエットでもトリオでも演奏可能であり、かかる時間も演奏中に奏者によって決定されるというものです。ここでは指定された3つの楽器と多数のパーカッションの響きが融合し、沈黙を重視した表現力豊かなフレーズが展開されていくという展開になっています。ケージの初期の作品である「小インヴェンション」はもう少し旋律的ですが、ここでも緻密に計算された音楽を聴くことができます。6つの部分にわかれ、それぞれ切れ切れのモティーフが一定の距離を保ちながら繰り返されていくという面白い作品です。
 「3声のためのコンポジション」は更に初期の作品で、半音階的なフレーズが絶妙な対位法によって展開されていきます。「2声のためのソナタ」も同傾向の作品です。
 最後に置かれた「ヒムンクスHymnkus」は彼が好んだ2つの言葉をつなげた造語のタイトルで、賛美歌(Hymn)と俳句(Haikus)がモティーフとなっています。俳句にちなんで17という数字と、完全5度で表される賛美歌(と言ってもかなり抽象的)を、一定の間隔で繰り返し、不思議な響きが生まれるという作品です。理解するより聴いたほうが早いような気がします。

【第1集…8.559773】
  

8.573171
\1100
ルーセル:ピアノ作品集 第2集 交響的前奏曲「復活・時は過ぎてゆく 他
 1.交響的前奏曲「復活」Op.4
  (作曲者自身によるピアノ編曲版)(1903)/
 2-4.野趣 Op.5(1904.1906)
  <第1番:水辺の踊り/
   第2番:森を行く感傷的な散歩/第3番:祭りからの帰り>/
 5-8.組曲 嬰へ短調 Op.14(1910)
  <前奏曲/シシリエンヌ/ブーレ/ロンド>/
 9.ピアノのためのフーガ(1898)/
 10-13.時は過ぎてゆく Op.1(1898)
  <荘重に-軽やかな/嬉しげな/悲歌的な/田園の>
ジャン=ピエール・アルマンゴー(ピアノ)
録音 2014年1月26日 イヴリー=シュル=セーヌ ピエール・マルボス,スタジオ4'33"…1, 2014年9月15-16日.10月13日 イヴリー=シュル=セーヌ ピエール・マルボス,スタジオ4'33"…2-6.10-13, 2006年4月 パリ 聖マルセル寺院…7-9

 印象主義を経て新古典主義へと進んだフランスの重要な作曲家ルーセル(1869-1937)。もっぱら重厚な管弦楽作品集で知られていますが、彼のピアノ曲は独特な雰囲気と形容しがたい魅力に満ちたものなのです。
 この第2集に収録されている作品もなかなか面白いものばかり。トルストイの同名の作品から着想を得た前奏曲「復活」は、まるで主人公の心の中の苦しみをそのまま描写したかのような深い音楽で、曲の最後になってようやく少しだけ光が差すような希望を見出すことができるというものです。
 「野趣」はルーセルの自然への愛が反映された曲。きまぐれでしなやかな表情を持っています。「組曲」はバロック風な構成を持っていますが、こちらもやはり曲自体は晦渋。嵐で命を落とした船員の死を悼んで書かれた「前奏曲」の暗さ、もやもやした「シシリエンヌ」、少しだけ軽快な「ブーレ」と「ロンド」と、なかなか食えない作品です。学生時代の未発表作品「フーガ」と同じく若い頃の作品「時は過ぎてゆく」は幾分洗練された作品といえそうです。

【第1集…8.573093】
  


8.573488
\1100
ハイドン:オペラ序曲集
 1.歌劇「薬剤師」 Hob.Ia:10 - 序曲(1768)/
 2-4.歌劇「アチデとガラテア」 Hob.Ia:5 - 序曲(1762)/
 5.歌劇「漁師の娘」 Hob.I:106 - 序曲(1770)/
 6-7.歌劇「フィレモンとバウキス(バウチス)、またはユピテルの地球への旅」 Hob.Ia:8 - 序曲(1773)/
 8-10.歌劇「勘違いの不貞」 Hob. XXVIII:5 - 序曲(1773)/
 11.歌劇「神々の忠告」 Hob.XXIXa:1a - 序曲(1773)/
 12-15.歌劇「突然の出会い」 Hob.Ia:6 - 序曲(1775)/
 16.歌劇「月の世界」 Hob.XXVIII:7 - 序曲(1777)/
 17-20.歌劇「無人島」 Hob.Ia:13 - 序曲(1779)/
 21-25.歌劇「かわらぬ誠」 Hob.Ia:15 - 序曲(1776)/
 26.歌劇「報いられたまこと」 Hob. XXVIII:10 - 序曲(1781)/
 27.歌劇「騎士オルランド」 Hob. XXVIII:11 - 序曲(1782)/
 28-30.歌劇「アルミーダ」 Hob.Ia:14 - 序曲(1784)/
 31.歌劇「哲学者の魂、またはオルフェオとエウリディーチェ」Hob.Ia:3‐序曲(1791)
パルドゥビツェ・チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団/
ミヒャエル・ハラース(指揮)
録音 2015年1月17-21日 チェコ ハウス・オブ・ミュージック

 ハイドン(1732-1809)が活躍していた当時、彼のオペラはとても人気がありました。とは言え、それらのほとんどはエステルハーツィ家の宮殿で祝日のアトラクションとして演奏されたもので、ハイドンの死後は歌劇場のレパートリーとなることはなく、必然的に長い間、歴史の中に埋もれてしまっていたのです。最近になってようやく全曲が演奏される機会が増えてきましたが、まだまだ知られていないものも数多くあります。
 しかしこの序曲集に記された各々の演目のタイトルの何と魅力的なこと。「月の世界」や「神々の忠告」なんて、ぜひとも全曲で聴いてみたい(観てみたい)ではありませんか。また、当時の序曲の慣例として、シンフォニア形式になっているものも多く(3楽章、もしくは4楽章からなる)一つの交響曲としても楽しめるのも嬉しいところです。NAXOSおなじみのハラースによる文句なしの演奏で。
  .


8.660337
\1100
スラットキン&リヨン国立管
ラヴェル:歌劇「スペインの時計」

 1-22.歌劇「スペインの時計」(1907-1909)
 23-25.歌曲集「ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ」 ポール・モラン(詩)
「スペインの時計」トルケマダ:時計屋の主人…
 ルカ・ロンバルド(テノール)/
コンセプシオン:トルケマダの妻…
 イサベル・ドゥルエ(ソプラノ)/
ゴンサルヴェ:独身の男…
 フレデリック・アウトゥーン(テノール)/
ラミーロ:らば曳き…
 マルク・バラッド(バリトン)/
ドン・イニーゴ・ゴメス:銀行家…
 ニコラス・クールジャル(バス)/
「ドゥルシネア姫に思いを寄せるドン・キホーテ」ドン・キホーテ…
 フランソワ・ルルー(バリトン)
リヨン国立管弦楽団/
レナード・スラットキン(指揮)
録音 2013年1月22-26日…1-22, 2013年9月18-20日…23-25 フランス リヨン,モーリス・ラヴェル・オーディトリウム

 18世紀のトレドの町で繁盛しているトルケマダの時計店。ラバ弾きのラミーロが時計を修理してもらうためにやってきます。そこに現れたのはトルケマダの女房コンセプシオン。「はやく町の時計台の調整に行きなさいよ」とがなりたてますが、実は彼女は早く亭主を追っ払って、その間に愛人を招きいれて××を楽しもうとしているのです。亭主もジャマ、客のラミーロもジャマ。彼女はラミーロには「そこの時計を持って2階に上がって」と頼みます。誰もいなくなった店に現れたのは愛人ゴンザルヴェ。若干の気持ちの食い違いでコンセプシオンがやきもきしていると、そこにラミーロが戻ってきます。おや、またもう一人の愛人イニーゴがやってきました。しかしコンセプシオンはラミーロにすっかり目移りしています…さてどうなることやら。
 この「スペインの時計」は、同じく短いオペラ「子供と魔法」と一緒に論じられることが多い作品です。とは言え、こちらの作品は少しだけ"大人向け"。ちょっと色っぽくてキワドイ内容になっていますのでご注意くださいね。
 「ドン・キホーテ」はラヴェル(1875‐1937)の最後の作品。映画の劇中歌として作曲されましたが、他の作曲家との競作であり、結局こちらは採用されることなく、最終的には演奏会用の歌曲集として発表されたものです。ヴェテラン、ルルーの素晴らしい歌唱でお聴きください。


旧譜
スラットキン&リヨン国立管
ラヴェル:歌劇「子供と魔法」/マ・メール・ロワ

8.660336
\1100
スラットキン&リヨン国立管
 ラヴェル:歌劇「子供と魔法」/マ・メール・ロワ

 1-15.歌劇「子供と魔法」(1925)第1部
 16-25.歌劇「子供と魔法」第2部
 26-32.マ・メール・ロワ
「子供と魔法」
<子供…エレーヌ・エブラー(ソプラノ)/
ママ/とんぼ/中国製のカップ…
 デルフィーヌ・ガルー(コントラルト)/羊飼い/
猫/リス/父…ジュリー・パスチュロー(メゾ・ソプラノ)/
ティーポット/ちいさなおじいさん/カエル…
 ジャン・ポール・フシェクール(テノール)/
祖父の時計/猫…マルク・バラール(バリトン)/
アームチェア/木…ニコラス・クルジャル(バス)/
コウモリ/フクロウ/羊飼い…
 イングリット・ペリューシュ(ソプラノ)/
火/お姫様/ナイチンゲール…
 アニク・マシス(ソプラノ)>/
ブリテン合唱団…1-25/
ジュン・コア・シンフォニケ…1-25/
リヨン国立歌劇場合唱団…1-25/
リヨン国立管弦楽団…1-32/
レナード・スラットキン(指揮)…1-32
録音 2013年1月22-26日…1-25, 2011年9月…26-32 フランス リヨン,モーリス・ラヴェル・オーディトリウム
 子供たちに最初に観せたいオペラと言ったら何がいいでしょう?「サロメ」とか「トスカ」では人生の理不尽は学べますが、夢がありません。かと言って「フィガロの結婚」や「ルル」ではちょっと早過ぎます。
 そこでオススメはこのラヴェルの「子供と魔法」です。本来なら実演を観るのが一番のこのオペラ、時計やカエル、ネコ、ティーカップ、イスなど普段なら動かず、しゃべらないものたちが瞬時に命を得て、舞台狭しと動き回り、勉強がイヤになった子供に話しかけてくるのです。
 ラヴェル(1875-1937)が付けた音楽もまたカラフルで飛び切り幻想的。映像がなくても全く問題ありません。はらはらどきどき興奮の45分をお楽しみください。
 カップリングはこれまた楽しい「マ・メール・ロワ」組曲。こちらも不思議な世界が展開します。スラットキンの表情豊かな指揮は、魔法のようにステキな音楽を造りだすのです。
 全く、子供って乱暴で言うことを聞かなくて、そして本当は心の底から優しくて、お母さんの事が大好きで…。

 

8.559783
\1100
モハメド・フェイルーズ:歌曲集「ノー・オルフェウス」
 1.亡命者のブルース(2011)/
 2-4.全ての人間(2011)
  <第1番:永遠の根源/
   第2番:本日、私はとても奇妙な何かを見出した/
   第3番:魂を祝して>/
 5-7.ノー・オルフェウス(2009)
  <5.第1番:彼は自身の取り組みを彼の母に伝える/
   6.2番:ノー・オルフェウス/第3番:彼女のワルツ>/
 8.ドイツのロマンティックな歌(2014)/
 9-11.イブン・ハファージャの3つの断章(2010)
  <3つの断章 I/3つの断章 II/3つの断章 III>/
 12.さらわれた子供(2005)/13.楽しみの後(2009)/
 14.私たちはセブン(2009)/15.アナベル・リー(2014)
ケイト・リンゼイ(メゾ・ソプラノ)…1-7/
キエラ・ダフィ(ソプラノ)…8-11/
クリストファー・バーケット(バリトン)…12-15/
ディヴィッド・ムーディ(ピアノ)…1-4/
エイドリアン・ダウロフ(チェロ)…5-7/
デイヴィッド・キャプラン(ピアノ)…8/
マーガレット・ランチェスター(フルート)…9-11/
エミリー・オンドラチェク=パターソン(ヴァイオリン)…9-11/
アシュリー・バスゲイト(チェロ)…9-11/
ルパート・ボイド(ギター)…9-11/
ラッセル・ミラー(ピアノ)…12-15
録音 2014年6月5日…12-15, 2014年9月19日…1-7, 2014年10月8日…9-11, 2014年10月10日…8 ニューヨーク,ヨンカーズ,オクタヴェン・スタジオ

 最近、世界中で高い評価を受けているアラブ系アメリカ人作曲家フェイルーズ(1985-)。このアルバムには彼のこれまでの10年間に書かれた声楽のうちのいくつかが収録されています。
 もっとも古い作品は2005年の「さらわれた子供」で、最も最近の作品は2014年の「アナベル・リー」となります。使われた詩の中で最も古いものはイブン・ハファージャのアラビア語の「同性愛」について書かれたもの、そして最新の詩は2006年の「ドイツのロマンティックな歌」となります。
 「全ての人間」はあのアルマ・マーラーの日記から取られた言葉が歌われているという興味深い曲集、ここで表現力豊かな歌唱を聞かせるケイト・リンゼイとフェイルーズとの2番目の共同作業となったものです(最初の仕事はオーデンの詩を用いた「亡命者のブルース」です)。
 「ノー・オルフェウス」はフェイルーズの祖母の思い出として。このように様々なテキストを用いて書かれたこれらの歌は、ほんの少しの親しみやすさと深い感情を伴い、聴き手の心に直接訴えかけてくるのです。堅苦しい現代音楽ではなく、もっと柔らかい肌触りのする音楽といえるでしょう。
 

8.559797
\1100
モラヴェック:ヴァイオリン協奏曲・尺八五重奏曲 他
 1-4.ヴァイオリン協奏曲(2010/2013年改編)/
 5-7.尺八五重奏曲(2012)/8.エクリブリウム(2015)/
 9.Evermore-常に(2004) ※世界初録音…1-8
マリア・バックマン(ヴァイオリン)…1-4.8.9/
ジェームズ・ニョラク・シュレファー(尺八)…5-7/
シュテファン・ゴスリング(ピアノ)…8.9/
ヴォザール弦楽四重奏団…5-7/
シンフォニー・イン・C…1-4/
ロッセン・ミラノフ(指揮)…1-4
 録音 2013年3月2日 ニュージャージー カムデン,ルトガー・カムデン・センター,ゴードン劇場…1-4, 2012年6月22日 ニューヨーク大学,パーチェス・カレッジ,リサイタル・ホール…5-7, 2014年12月8日 ニューヨーク ペルハム,ウエストチェスター・スタジオ…8.9

 1957年、ニューヨークに生まれた作曲家モラヴェック(1957-)は、幼い頃に少年合唱団に所属し、バッハ作品の素晴らしさに目覚めたといいます。ハーバード大学を経て、コロンビア大学で大学院の研究に携わり、その後ダートマス大学、ハンター大学を経て1987年に博士号を取得しています。彼はとても多作であり、最近はオペラも手掛けるなど多方面にわたって活躍しています。
 このアルバムには、彼の最も優れた作品の一つである「ヴァイオリン協奏曲」と、一風変わった「尺八協奏曲」、そして2つの小品が収録されています。ヴァイオリン協奏曲を演奏しているバックマンはこの曲の初演者であり、困難な技巧を伴うパッセージをいとも易々と弾きこなしています。また日本の伝統音楽に興味を抱いているモラヴェックは和楽器と西洋音楽の融合を目指し、「Kyo-Shin-An Arts」のために「尺八五重奏曲」を書きました。最初は弦のみのロマンティックな音楽ですが、そこに尺八の音色が加わると不思議な風景が目の前に広がります。
 「エクリブリウム」はこのアルバムのために書かれた作品で、彼が尊敬するバッハのシャコンヌを思わせる部分もあります。最後の曲は、マリア・バックマンが2004年に結婚した際のお祝いとして書かれたもので、まるでクライスラーの作品のような親密で優しい音楽です。これは彼の中でも特別な作品なので、普段の作風とは全く違うものであることをご承知置きくださいね。
 


8.571310
\1100
イディル・ビレット:ソロ・エディション 第9集
J.S.バッハ(1685-1750):
 半音階的幻想曲とフーガ/パルティータ第1番/
 フランス組曲第5番/イギリス組曲第3番
  1-2.半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903/
  3-8.パルティータ第1番 変ロ長調 BWV825
  <前奏曲/アルマンド/クーラント/サラバンド/
   メヌエット I.II/ジーグ>/
  9-15.フランス組曲第5番 ト長調 BWV816
  <アルマンド/クーラント/サラバンド/ガヴォット/
   ブーレ/ルール/ジーグ>/
 16-21.イギリス組曲第3番 ト短調 BWV808
  <前奏曲/アルマンド/クーラント/
   サラバンド/ガヴォット I.II/ジーグ>
イディル・ビレット(ピアノ)
録音 2015年4月24-26日 ベルギー ナミュール,シャトー・ド・フラウィンヌ

 トルコのアンカラで生まれ、3歳からピアノを学び始めたイディル・ビレット(マルタ・アルゲリッチと同じ年!)。数々の偉業を成し遂げ、世界的な名声を獲得しています。
 このアルバムは、4歳の彼女にバッハの音楽を教えてくれたというミタット・フェンメンの思い出に捧げられています。優れた教師であったフェンメンは彼女にエドウィン・フィッシャーが弾く平均律クラヴィーア曲集第2巻の「前奏曲とフーガへ短調」の78回転レコードを聞かせたのだそうで、それ以来バッハの音楽は彼女の人生の一部になっているのだそうです。
 そんな彼女によるこのバッハは、ペダルをほとんど使用せず、明快で強靭なタッチが特徴的。時折浮かび上がる旋律線が妙に残像として焼きつくような面白いものです。
 グールドは「フィッシャーのようには弾きたくない」と言っていたそうですが、フィッシャーを聴いてバッハに目覚めたビレットが、ある意味グールドのような自由な演奏をしているのも面白いところではないでしょうか。
 


8.571319
\1100
イディル・ビレット:室内楽エディション 第2集
ブラームス:チェロ・ソナタ 第1番&第2番

 1-3.チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38
  <第1楽章:アレグロ・ノン・トロッポ/
   第2楽章:アレグレット・クワジ・メヌエット/
   第3楽章:アレグロ>/
 4-7.チェロ・ソナタ 第2番 ヘ長調 Op.99
 <第1楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ/
  第2楽章:アダージョ・アフェットゥオーゾ/
  第3楽章:アレグロ・アパッショナート/
  第4楽章:アレグロ・モルト>
ロデリック・フォン・ベニクセン(チェロ)/
イディル・ビレット(ピアノ)
録音 2014年9月23-24日 ベルギー ナムール

 トルコの名ピアニスト、イディル・ビレットの室内楽エディション第2集はブラームス(1833-1897)の2曲のチェロ・ソナタです。
 ここでチェロを演奏しているのはヨーロッパの名だたる芸術家の家系に生まれたロデリック・フォン・ベニクセンです。彼は12歳でオーケストラと共演し、学生時代にパブロ・カザルスのマスタークラスを受講し、フルニエ、ナヴァラらからも指導を受けています。
 ビレットとベニクセンはお互いがブーランジェの学生であったパリで出会い、友人となり、何度も共演を重ねています。
 このブラームスも2人が得意としていた曲であり、1970年11月のコンサートのプログラムでも第1番を演奏したという記録が残っています。それから40年以上の年月を経た二人の奏でる音楽をどうぞお聴きください。
  


8.571371
\1100
フランシス・シャグラン:交響曲 第1番&第2番
 1-4.交響曲 第1番(1946-1959/1965改編)
 <1.第1楽章:Largo‐ Allegro/第2楽章:Largo/
  第3楽章:Presto scherzando/第4楽章:Allegro>/
 5-8.交響曲 第2番(1965-1971)
  <第1楽章:Allegro/第2楽章:Molto lento/
  第3楽章:Scherzo (Presto)/第4楽章:Andante>
   ※世界初録音
BBC交響楽団/
マルティン・ブラビンズ(指揮)
録音 2014年11月14.15日 ロンドン BBCメディア・ヴェール第1スタジオ

 ルーマニア出身、イギリスの作曲家、フランシス・シャグラン(1905-1972)。一時期はフランスのエコールノルマル音楽院でポール・デュカスとナディア・ブーランジェに師事、その時にアレクサンドル・パウッケルという本名を、深い悲しみ、悔しさなどの意味を持つ「chagrin」に改めたのと言います。
 そんなシャグランの2曲の交響曲は、彼が手掛けていた映画音楽にも似た重厚で骨太な音楽です。第1番は長い推敲を経て(その間病気にも苦しめられた)書き上げられた作品で、シャグランの強い内なる叫びが表現されています。第1楽章も第2楽章もゆったりとしたテンポが取られ、聞き手も音の波の中で懊悩するほかありません。激しい第3楽章ではまさに苦悩にもまれるが如く、厳しい音楽が続きます。終楽章は少し軽快になりますが、やはり最後まで気を抜けません。
 交響曲第2番はもう少し色彩的で、打楽器や金管が激しく応酬しあう興味深いものです。こちらの方が第1番よりも(若干)聴きやすいかもしれません。音楽がいつも聴き手の心を癒すとは限らないということを実感させてくれる1枚です。
 

8.573257
\1100
ボニファツィオ・グラツィアーニ(1604/5-1664):カンタータ
 宗教的な音楽と道徳的な音楽 Op.25
  1.運命をつかさどる姉妹たち/
  2.ここで深遠を見せましょう/
  3.私たちの生活は船に乗って移動するようなもの/
  4.真の恋人は知っている/5.私はこれ以上を望んでいない/
  6.寛大な思考/7.残酷なとげはわが主を苛む/
  8.罪人よ、教えてください/
  9.あなたは人類の大いなる宝/
  10.おおわが心、幸せになれ/11.親愛なる牧人/
  12.見当違いの思考 ※世界初録音
コンソルティウム・カリッシミ(アンサンブル)/
ギャリック・コモー(指揮)
録音 2014年7月21-25日 アメリカ ミネソタ州 シャコピー,Church of Saint Mary of the Purification

 同じくグラツィアーニのオラトリオ「アダエ」(8.573256)で見事な演奏を聞かせたコンソルティウム・カリッシミ。今回もグラツィアーニのカンタータ集をお届けいたします。
 ミラノ生まれのグラツィアーニは1646年にイエズス会の母体ジェス教会の関連教会セミナリオ・ロマーノの楽長に就任し、多くの作品を残しました。彼は数多くのカンタータを書いていますが、まだまだその生涯や作品の研究は成し遂げられてはいません。
 この曲集は彼の死後、兄弟によって1678年に出版され、ローマの図書館に保存されていたものです。クリスマスのための音楽から哲学的な言葉まで、様々なテキストが含まれていて、当時のローマで好まれていた音楽を伺いしることができる貴重なものです。生き生きとした歌からは、当時の人々の宗教心や生活をうかがい知ることができそうです。
 

8.573285
\1100
マヌエル・ポンセ:ギター作品集 第4集
 1-3.南のソナチネ(1932)
 <第1楽章:広場 Allegro non troppo/
  2.2楽章:民謡 Andante/3.第3楽章:祭り Vivace>/
 4.主題、変奏と終曲
  (1928年 第2稿:アンドレス・セゴビアによる編集)/
 5.フォリアの主題による変奏曲とフーガ(1930)/
 6.A.カベソンの主題による変奏曲(1948)/
 7.主題、変奏と終曲(1926年 第1稿)/
 8.ギター・ソナタ第2番-第2楽章 アンダンテ ※世界初録音…8
ジュディカエル・ペロワ(ギター)
録音 2014年10月23-25日 カナダ オンタリオ,聖ジョン・クリソストム教会

 20世紀前半のメキシコ音楽の立役者、マヌエル・ポンセ(1882-1948)。もともとピアニストであった彼にギターの魅力を伝えたのは名手アンドレス・セゴビアでした。
 そしてポンセはセゴビアの要求に応えるために次々とギター曲を書いたのです。このアルバムは彼のギター作品集第4集となりますが、ここには良く知られる、イベリアの抒情的な暖かさを連想させる「南のソナチネ」の他、いくつかの珍しい作品も含まれています。
 「主題、変奏と終曲」には2つの稿(もしくは「楽譜))が存在しますがが、ここでは第1稿の他、セゴビアが編集した第2稿も聞くことができます。
 「カベソンの主題による変奏曲」はポンセの最後の作品。彼の死の2ヶ月前に書かれたものです。大作「フォリアの主題による変奏曲とフーガ」も格別の味わい。
 そしてソナタ第2番の第2楽章は、メキシコ革命で失われた自筆稿の断片から復元したものです。“南国風”もしくは“擬似バロック”といわれてちまいがちなポンセの音楽。ここでもう一度その音楽をじっくり味わってみませんか。

【第1集…8.553832, 第2集…8.554199, 第3集…8.573284】
  

8.573491
\1100
レオ・ヴェイネル:バレエ音楽「チョンゴルとツンデ」Op.10(1959年 第2稿) 他
 1.クラリネットと管弦楽のためのバッラータ Op.28
  (1949年/ヴィオラと管弦楽版)/
 2-15.バレエ音楽「チョンゴルとツンデ」 Op.10
  (1959年/第2稿)
  <第1番:王子チョンゴルと魔女ミリギィ/
   第2番:黄金のりんごの木,妖精たちの合唱/
   第3番:妖精たちの踊りとミリギィ/
   第4番:ツンデは別れを告げる/
   第5番:チョンゴルの放浪/第6番:ゴブリンたち/
   第7番:子分バルガ/第8番:ゴブリンたちの戦い/
   第9番:魔女と誘惑/第10番:ツンデの悲しみ/
   第11番:魔女のサバト/第12番:ツンデは悪に勝利する/
   第13番:擁護するものの魂/第14番:終わりなき愛>
    ※世界初録音
マーテー・シューチュ(ヴィオラ)…1/
ジュビラーテ少女合唱団…2-15/
MAVブダペスト交響楽団/
ヴァレリア・チャーニ(指揮)
録音 2015年1月13.14.16.17日 ブダペスト ハンガリー放送 第6スタジオ

 レオ・ヴェイネル(1885-1960)はハンガリー出身、ユダヤ系の作曲家です。1901年から1906年までブダペスト音楽アカデミーで学び、歌劇場でコレペティトールを務めた後は、半世紀以上に渡ってブダペスト音楽高等学校の作曲科と室内楽の教授として、次世代の音楽家たちを育ててきました。彼の門人にはドラティ、クルターク、アンダなど名だたる音楽家の名前が並びます。
 彼の最高傑作である「チョンゴルとツンデ」はハンガリーの国民的詩人ミハーイ・ベレシュマルティ(1800-1855)の劇のための作品で、幸福を追い求める若き王子と、彼を愛する妖精ツンデの愛の物語です。もともとの単純なおとぎ話にベレシュマルティが深い哲学的な思想を加えた物語は、ハンガリー文学界の最も重要な作品として認識されていて、これをハンガリー国立劇場で上演するためにヴェイネルが音楽を書いたのですが、オーケストラなどの規模が大きすぎたため、上演は延期されてしまいました。とりあえずは、1914年2月に「王子とゴブリン」としてスケルツォが初演、その1年後に4楽章からなる組曲が演奏されています。
 1916年11月に初演を予定していたところ、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の崩御でキャンセルされるも、その数日後の12月6日にようやく上演されることとなりました。そして、ヴェイネルの死の1年前、更に改編が行われたのがこのアルバムに収録されたバレエ音楽となります。
 

8.573527
\1100
スクリャービン:ピアノ作品集 幻想ソナタ/即興曲集 他
 1.幻想ソナタ 嬰ト短調(1886)/
 2.3つの小品 Op.2 - 第3曲 マズルカ風即興曲(1887)/
 3-4. 2つの夜想曲 Op.5(1890)
 <第1番:嬰へ短調/第2番:イ長調>/
 5-6. 2つのマズルカ風即興曲 Op.7(1892)
  <第1番:嬰ト短調/第2番:嬰ヘ長調>/
 7.ミレ・エゴロワの主題による変奏曲(1887)/
 8.左手のための2つの小品 Op.9 - 第2曲 夜想曲 変ニ長調(1894)/
 9-10. 2つの即興曲 Op.12(1895)
  <9.1番:嬰ヘ長調/第2番:変ロ短調>/
 11.ワルツ風に ヘ長調 Op.47(1905)/
 12.3つの小品 Op.49 - 第3曲 夢想(1905)/
 13.スケルツォ Op.46(1905)/
 14-15. 2つの小品 Op.57(1908)<第1番:憧れ/15.2番:舞い踊る愛撫>/
 16.カノン ニ長調(1883)
リ・ソヨン・ケイト(ピアノ)
録音 2013年6月24.25日 カナダ オンタリオ カントリー・デイ・スクール,パフォーミング・アーツ・センター

 文豪トルストイも大絶賛したというスクリャービン(1872-1915)の音楽。その欲望の全てが表出されているような彼の作品には、神秘的な雰囲気と目も眩むような色彩が溢れています。
 このアルバムに収録されている曲は、どちらかというと初期に書かれたものが多く、時にはショパン風の柔らかい肌触りも感じさせますが、そこはやはりスクリャービン。どの曲も#と♭がこれでもかとばかりに使われた不思議な響きで聴き手を翻弄します。2010年ナウムブルク国際ピアノコンクールで最優秀賞を獲得した韓国系アメリカ人ピアニスト、リ・ソヨン・ケイトのデリケートな語り口の音色は、これらの曲の夢幻的な部分を丁寧に見せてくれます。
 陰鬱なメロディを用いたトラック16のカノンは、スクリャービン11歳の時の作品です。
 

8.669036
\1100
トム・チプロ:アフター・ライフ-来世 他
 1-8.トム・チプロ:
  アフター・ライフ-来世(2015)
  デヴィッド・メイソン(1954-)台本<ねえ。ねえ。 ああ。 ああ! 誰なの?/
  フェルナンド、あなたが私をここに連れてきたの?/
  だけど、ピカソは彼自身で生み出した/
  私はわが芸術に抵抗した/ミス・スタイン、私は覚えています/
  それはガスではなかった/そう、多くの人が死んだの/
  私は一度名前を持っていたの?>/
 9-10.ロリ・ライトマン(1955-):
  In Sleep The World Is Yours-眠りの世界はあなたのもの(2013)
 セルマ・メールバウム=アイジンガー(1924-1942)詩
  <第1番:子守歌/第2番:そうです/第3番:悲劇> ※世界初録音
キャサリン・クック(メゾ・ソプラノ)…1-8/
ロバート・オルト(バリトン)…1-8/
アヴァ・パイン(ソプラノ)…1-8/
ミーガン・チェノヴィック(ソプラノ)…9-11/
ミュージック・オブ・リメンブランス/
ミナ・ミラー(芸術監督)
録音 2015年5月15-16日…1-8. 2015年4月23日…9-11 USA シアトル,Illsley Ball Nordstrom

 2015年、シアトルのベナロヤホールで行われた「ホロコースト追悼コンサート」で演奏されたトム・チプロ(1956-)の「来世」は時と場所を越えて共鳴する2つの魂の物語です。
 一人はパブロ・ピカソ。もう一人はアメリカの詩人で美術収集家であるガートルード・スタインです。
 二人はどちらも20世紀初頭のパリで芸術を擁護し、また様々な形で戦争に対する考えを発表しています。二人が現代に甦ったらどのような対話をするのでしょうか?最初は不条理なコメディで始まるこの物語、フランス人孤児の少女が現れてからは少しずつ恐怖へと転換していきます。
 もう一つの作品、ライトマンの歌曲は、ルーマニアのユダヤ人家庭に生まれたメールバウム=アイジンガーの詩によるもので、彼女は15歳で詩を書き始めたものの、18歳の時にウクライナの労働収容所でチフスのために亡くなります。彼女の親戚がその詩を保存していたおかげで、現在でも残存し、この美しくも悲しい歌として甦りました。
 演奏は、退廃音楽のオーソリティ、ミュージック・オブ・リメンブランス。心が痛くなるような、何かを考えずにはいられない音楽です。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


NAXOS



8.571320
\1100
イディル・ビレット:アーカイヴ・エディション 第18集
 ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34
イディル・ビレット(ピアノ)/
ロンドン弦楽四重奏団
<メンバー:
 カール・ピーニ(ヴァイオリン)/
 ベネディクト・クラフト(ヴァイオリン)/
 ルーセン・ギュネス(ヴィオラ)/
 ロジャー・スミス(チェロ)>
録音 1980年1月 ロンドン

 若干古めかしい音の中から、確かな存在感を持って浮かび上がるビレットのピアノの音色は、ブラームス(1833-1897)のこの作品に極めて独特なスパイスを振りかけているようです。
 この夜の演奏は、シューマンの五重奏曲とこのブラームスでしたが、当時のイギリスの新聞紙上でも絶賛されました。やはりここでもロンドン弦楽四重奏団の豊かな響きと、ビレットの主張の強いピアノについて触れられていて、若い頃から彼女の演奏には一本の筋が通っていたのだということを再認識できるのではないでしょうか。
 彼女とロンドン弦楽四重奏団の演奏は他にもマーラーとフランク(8.571278)があり、こちらも息詰まるような白熱した音楽を聴くことができます。



<国内盤>


たまゆら

KKC 041
\2500+税
〔来日記念再発売〕
ちょっとなつかしい
 レーラ・アウエルバッハの話題盤、10年ぶりの再発売

 トルストイのワルツ〜ロシア文豪の作品集

 (1)トルストイ(作家):ワルツ ヘ長調(ピアノ)
 (2)パステルナーク(作家):ピアノソナタ/2つの前奏曲(ピアノ)
 (3)グリボエードフ(作家):2つのワルツ(ピアノ)
 (4)オドエフスキー(作家):
  ワルツ/子守歌/カノン/センチメンタルなワルツ(ピアノ)
 (5)バランシン(バレエ):ヴァルス・レント(ピアノ)
 (6)ポレーノフ(画家):
  別れの歌(ピアノ)/海へ/わが心は暗い(歌曲)
 (7)フェドートフ(画家):可愛い女/カッコウ(歌曲)
 (8)ディアギレフ(バレエ):憶えているかい、マリア(歌曲)
レーラ・アウエルバッハ(ピアノ)
浦野智行(バリトン)
 音楽に憧れたロシアの偉人達の夢

 録音:2004年1月27-30日/キング関口台第1スタジオ/DDD、192kHz, 24bit、日本語帯・解説・歌詞対訳付

 キングインターナショナル「たまゆらレーベル」から2004 年に発売され話題となった「トルストイのワルツ」。長らく入手困難な状態が続いていましたが、演奏者レーラ・アウエルバッハがピアニストとして久々の来日公演を行うため、値下げ再発となります。
 「戦争と平和」のトルストイ、「ドクトル・ジバゴ」のパステルナーク、バレエのディアギレフやバランシンら、音楽以外のロシア芸術に名を残す偉人たちが作曲を残していました。自身が詩人としても注目される天才レーラ・アウエルバッハがピアニストとして神業で再現。バッハ・コレギウム・ジャパンでおなじみのバス、浦野智行はロシア歌曲のエキスパートとしても知られていますが、ここでも美声を発揮。ロシア文化の奥深さを再認識させてくれます。




キング・インターナショナル(国内仕様盤)


KKC 5611
\3000+税
※輸入盤発売済
ロシア・ピアノ音楽の伝統を忠実に受け継ぐ最後の良心
 レーラ・アウエルバッハ:
  (1)24の前奏曲Op.40 (1999)
  (2)10の夢Op.45 (1999)
  (3)前奏曲、フーガと後奏曲Op.31 (1994/2003)
レーラ・アウエルバッハ(ピアノ)
 録音:2004年7月/旧ストックホルム音楽アカデミー/DDD、[BIS] BIS 1462、輸入盤・日本語帯・解説付

 作曲家としては世界的演奏家に演じされ、作家としても世界的な賞を受賞するマルチ・タレントの天才レーラ・アウエルバッハ。彼女はすべての調による24の前奏曲という形式に特別な興味を持ち、ピアノ独奏、ヴァイオリンとピアノ、チェロとピアノの全く別な「24 の前奏曲」を発表しています。
 ここではピアノ作品を自作自演。2016 年東京・春音楽祭でも演奏予定。誰も真似のできない世界を作り上げます。「10 の夢」はBIS 社社長ロベルト・フォン・バールに献呈された曲集。これも独特な音世界に酔いしれます。

 来日公演日程
 3 月27 日(日) 15:00  東京文化会館小ホール/24の前奏曲、ムソルグスキー:展覧会の絵
 3 月29 日(火) 19:00  王子ホール/ショスタコーヴィチ(アウエルバッハ編):24の前奏曲;キム・カシュカシアン(ヴィオラ)








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