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≪第87号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2016/4/19〜






4/22(金)紹介新譜(1)
マイナー・レーベル新譜



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GLOSSA



GCD 920314
\2500→\2290
エンリコ・ガッティとエミリオ・モレーノ!
フランシスコ・ホセ・デ・カストロ:
 トリオ・ソナタ集 Op.1

  ソナタ第6番/ソナタ第9番/
  ソナタ第3番/ソナタ第7番/
  ソナタ第10番/ソナタ第2番/
  ソナタ第9番/ソナタ第5番/
  ソナタ第1番/ソナタ第4番
ラ・レアル・カマラ
 〔エミリオ・モレーノ(ヴァイオリン)、
  エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、
  メルセデス・ルイス(チェロ)、
  メルセデス・ルイス(チェロ)、
  パブロ・ザピコ(バロック・ギター&テオルボ)、
  アーロン・ザピコ(チェンバロ)〕

 エンリコ・ガッティとエミリオ・モレーノ!スペイン・バロック、カストロの"Op.1"!

 イタリアが生んだバロック・ヴァイオリンの神様エンリコ・ガッティと、スペインが誇る18世紀オーケストラの重鎮エミリオ・モレーノ。
 現在の古楽界を代表する2人の名手が、17世紀スペインのコンポーザー=ヴァイオリニスト、フランシスコ・ホセ・デ・カストロ(1670−1739)の「トリオ・ソナタ集 Op.1」で共演!

 生地であるスペインのセビリアからイタリアのブレシアへと渡ったカストロ。
 コレッリの革新的な作風の支持者でもあったカストロの若き日の作品「Op.1」は、17世紀スペインにおける「トリオ・ソナタ」の唯一の傑作とも評されている。
 ガッティ、モレーノ、スペインの名女流奏者メルセデス・ルイス、そしてパブロとアーロンのザピコ兄弟による豪華なアンサンブルが、"スペインのコレッリ"と称されたカストロの芸術の真髄に迫る。古楽ファン要注目!

 ※録音:2015年2月、プリンシペ・フェリペ公会堂(オビエド、スペイン)

素敵なプロモーション・ビデオ、どうぞ。
https://youtu.be/lxn9y5dQZyU







この素敵なボッケリーニもご紹介しておきましょう!


GCD C80305
\2200
モレーノ兄弟、ガッティが参加!
 ボッケリーニ:ギター五重奏曲集

  ギター五重奏曲第7番ホ短調 G.451
  ギター五重奏曲第4番ニ長調 G.448《ファンダンゴ》
ホセ・ミゲル・モレーノ(ギター)
ラ・レアル・カマラ
 〔エミリオ・モレーノ(ヴァイオリン)、
  エンリコ・ガッティ(ヴァイオリン)、
  ウィム・テン・ハーヴェ(ヴィオラ)、
  ワウター・メーラー(チェロ)、
  エリジオ・キンテイロ(トレブル・ギター)、
  ルス・マルティン・レオン・テッロ
   (カスタネット)〕
 
 "スペイン・ギターの賢人"ホセ・ミゲル・モレーノと"18世紀オーケストラの首席ヴィオラ奏者"エミリオ・モレーノのモレーノ兄弟、バロック・ヴァイオリンの巨匠エンリコ・ガッティという古楽界の巨星たちが集うルイジ・ボッケリーニ(1743−1805)の「ギター五重奏曲集」!
 18世紀イタリアを代表する器楽作曲家であったボッケリーニの「ギター五重奏曲」、モレーノとラ・レアル・カマラが演奏する第7番は「ピアノ五重奏曲 Op.56-1」の編曲、第4番は「弦楽五重奏曲 Op.10-6」と「小弦楽五重奏曲 Op.40-2」からの編曲により誕生した作品。
 中でも、スペイン的な「パストラール」、最終楽章「ファンダンゴ」での"カスタネット"の活躍が特徴的な「第4番《ファンダンゴ》」は、スペインの情熱、情緒が表現されたボッケリーニの傑作である。

 ※録音:2000年6月、サン・ミゲール教会(スペイン、クエンカ)





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HYPERION

CDA 68109
\2400→\2190
ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズVol.68 〜
 世界初録音!モシュコフスキ:ピアノ協奏曲ロ短調

  モシュコフスキ:ピアノ協奏曲ロ短調 Op.3(世界初録音)
  アドルフ・シュルツ=エヴラー:
   ロシアン・ラプソディ Op.14(世界初録音)
ルドミル・アンゲロフ(ピアノ)
ウラジミール・キラジエフ(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団
 ロマンティック・コンチェルト・シリーズ最新作!若きモシュコフスキの協奏曲世界初録音!

 ロマン派の知られざるピアノ協奏曲の発掘、蘇演を行うハイペリオンの超人気シリーズ、「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト・シリーズ(RPCS)」。第68集では、シリーズの記念すべき第1集(CDA 66452)でも取り上げられた、モーリツ・モシュコフスキ(1854−1925)の新たなピアノ協奏曲が登場。
 モシュコフスキのピアノ協奏曲といえば、「ピアノ協奏曲ホ長調 Op.59」が知られていたが、ここでは2008年に発見され2014年にルドミル・アンゲロフによって蘇演された若き頃の作品、「ピアノ協奏曲ロ短調 Op.3」を収録。ヴィルトゥオーゾ・レパートリーとして知られるポーランドのアドルフ・シュルツ=エヴラーによる「ロシアン・ラプソディ」も世界初録音。

 録音:2015年6月11日−12日、シティ・ホール(グラスゴー)





栄えあるシリーズの記念すべき第1集がモシュコフスキのピアノ協奏曲ホ長調Op.59だった。

CDA 66452
\2400
モリッツ・モシュコフスキ(1854−1925):
 ピアノ協奏曲ホ長調Op.59
イグナツ・ヤン・パデレフスキ(1860−1941):
 ピアノ協奏曲イ短調Op.17
録音:1991年6月3−4日
ピアーズ・レーン (ピアノ)、
イェジー・マクシミウク (指揮)、
BBCスコティッシュ交響楽団

NAXOSのアルバムもご紹介しちゃいましょう。

NAXOS
8.553989
¥1800
海外直輸入

世の中そう甘くはない

 モシュコフスキ:
  ピアノ協奏曲 ホ長調
  異国より
マルクス・パヴリク (ピアノ)
ポーランド国立放送交響楽団
アントニ・ヴィト (指揮)

 正直物足りなかった。
 何の悩みもない、ただひたすら明るいピアノ・コンチェルト。ここまで屈託なく音楽を作り上げることができるものか?
 第1楽章の白痴的な華やかさはもちろんだが、第2楽章の少女趣味的な憂鬱も、「どうして私はこんなに美しいの?」と悩んでいる女のよう。背後から蹴りを入れたくなる。さらにサロンで踊り狂うかのような第4楽章の乱痴気騒ぎ。
 こういう悩みのない音楽を作るのが仕事だったバロック時代ならともかく、19世紀もあと数年で終わろうという切羽詰った時代に何を能天気な。

 いや、きっとおそろしく能天気な男だったに違いない。
 モーリツ・モシュコフスキ。

 ピアニストとしてヨーロッパ全土に響く名声を勝ち得、作曲家としても教育家としても名を成し、まさに音楽家として理想的な成功を遂げた男。
 こんな能天気な音楽を書く男にふさわしい成功譚ではないか。


 ・・・しかし世の中そう甘くはない。
 その能天気さが災いしたか、第1次大戦中、全財産をこともあろうにドイツ・オーストリアの戦時公債に投資。それでどういうことになったかはご想像のとおり。絵を描いたような破滅的な人生をたどる。
 まったく底意地の悪い話だが、そのエピソードを知って、この曲のすばらしさがわかるようになってきた。
 これは、天才的な音楽的才能と、浮世離れした性格を持つ男だからこそ創りえた天国的傑作だったのである。

 ちなみに併録の組曲「異国より」は、ロシア、イタリア、ポーランド、ハンガリー、ドイツ、スペインを音楽で旅する素敵な佳作。
 こっちも無条件で楽しめる。(「このNAXOSを聴け!」より)


 

CDA 68147
\2400
ジョン・タヴァナー:西風のミ
 キリストのいと聖なる御母
 ミサ曲 《キリストのいと聖なる御母》
 西風のミサ
ジーイムズ・オドンネル(指揮)
ウェストミンスター寺院聖歌隊
 名門ウェストミンスター寺院聖歌隊、タヴァナーの傑作「西風のミサ」を歌う!

 世界遺産にも指定されている英国国教会の教会、ウェストミンスター寺院。かつて"カトリック"のウェストミンスター大聖堂聖歌隊の音楽監督として活躍した名合唱指揮者、ジェームズ・オドンネルとウェストミンスター寺院の聖歌隊による、ジョン・タヴァナーのミサ曲集が登場。
 イングランドの俗謡「西風」の旋律に基づくタヴァナーの代表作「西風のミサ」を、英国有数の聖歌隊の歌声で聴く。

 ※録音:2015年6月16日−17日、聖オルバン教会(ホルボーン、ロンドン)



 

CDA 68057
\2400
レーガー:歌曲集 ソフィー・ベヴァン(ソプラノ)
マルコム・マルティヌー(ピアノ)
 私の夢 Op.31/5/望まれない Op.31/3/ライラック Op.35/4/民謡 Op.37/2/
 満ち足りた幸せ Op.37/3/Zwischen zwei Nachten Op.43/1/わが子に Op.43/3/
 子守歌 Op.43/5/Sag es nicht Op.43/8/Am Dorfsee Op.48/6/
 夢見よ、夢見よ、わが可愛い生命 Op.51/3/二羽のガチョウ Op.55/8/
 愛のヴィオラ Op.55/11/森の幸せ Op.62/2/憧憬 Op.66/1/朝! Op.66/10/
 子どもの物語 Op.66/12/エオリアンハープ Op.75/11/
 Hat gesagt—bleibt’s nicht dabei Op.75/12/あなたは私の心の王冠 Op.76/1/
 森の孤独 Op.76/3/Wenn die Linde bluht Op.76/4/幸せ Op.76/16/バラ園で Op.76/18/
 子どもの祈り Op.76/22/Die Mutter spricht Op.76/28/小さな雲 Op.76/33/
 正午 Op.76/35/Schelmenliedchen Op.76/36/マリアの子守歌 Op.76/52/
 ネズミ捕り Op.76/58/Zum Schlafen Op.76/59/天のいと高きところには神に栄光あれ
 「The International Opera Awards 2013」でYoung Singer賞を受賞したイギリスの若手実力派ソプラノ、ソフィー・べヴァンが歌曲大国ハイペリオンに登場! 名伴奏者マルコム・マルティヌーの好サポートを受け、2016年が没後100周年記念となる、マックス・レーガー(1873−1916)の歌曲を歌う。

 ※録音:2013年6月18日−19日&2015年4月26日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)
 

CDA 68103
\2400
マショー:燃える心
 He, dame de vaillance/Cinc, un, trese/
 Tous corps / De souspirant / Suspiro/
 Helas, pour quoy se demente et complaint/
 Esperance qui m’assuere/
 Pas de tor en thies pais/Se mesdisans en acort/
 Une vipere en cuer ma dame maint/Tuit mi penser/
 Plus dure que un dyamant/
 Vos dous resgars, douce dame, m’a mort/
 Se je me pleign je n’en puis mais/
 Aucune gent / Qui plus aimme / Fiat voluntas tua
オルランド・コンソート
 〔マシュー・ヴェンナー
   (カウンターテナー)、
  マーク・ドーベル(テノール)、
  アンガス・スミス(テノール)、
  ドナルド・グレイグ(バリトン)〕
 1988年にイギリス国立古楽センターで結成された男声ヴォーカル・クヮルテット、オルランド・コンソート。タリス・スコラーズのメンバーでもあるドナルド・グレイグが低声部を支えるハーモニーで送る、4世紀の詩人であり"アルス・ノヴァ"を代表するフランスの音楽、ギョーム・ド・マショー(c.1300−1377)の音楽第3弾。

 ※録音:2014年4月28日ー5月1日、セント・ジョン・ザ・バプティスト教会(ラフトン、エセックス)



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MD+G



903 19506
(SACD Hybrid)
\3100→\2890
《ラインベルガー編曲の2台ピアノ版ゴルトベルク変奏曲をさらに室内楽用に編曲》
  J.S.バッハ / ラインベルガー/アウロス四重奏団:
   「ゴルトベルク変奏曲」BWV.988(四重奏版)
アウロス四重奏団
 [Martin Gebhardt (oboe),
  Roswitha Kilian (violin),
  Miriam Moser (tenor oboe),
  Rebecca Firth (cello)]

 これはちょっと聴いてみたいのではないでしょうか・・・
 あのラインベルガーがゴルトベルク変奏曲2台ピアノ版用に編曲したものを、さらにアウロス四重奏団が2種類のオーボエ、ヴァイオリン、チェロ用に編曲したという異色のアルバム。

 これほど小編成ながら色とりどりの音色が楽しめるゴルトベルクがあっただろうか・・・
 バッハの「ゴルトベルク変奏曲」はもともと“2段鍵盤付きクラヴィチェンバロのためのアリアと数々の変奏”として出版され、本来は一人の奏者によって演奏されますが、一つ一つの声部を各楽器に分けて演奏することも可能であり、多くの作曲家が様々な編曲を試みています。
 ドイツの作曲家ラインベルガーは現在ではオルガン作品の作曲家として知られていますが、「ゴルトベルク変奏曲」を2台ピアノ版の形に編曲。これを元にアウロス四重奏団は2種類のオーボエ、ヴァイオリン、チェロで演奏。色とりどりの音色が楽しめる素晴らしいゴルトベルクが生まれました。

 MDGレーベルが誇る222レコーディングを、SACDハイブリッドの高音質盤に収録。音質面でも満足のいく1枚となっています。




ラインベルガーのあの名盤についてはこちらから・・・
ラインベルガー/オルガンと弦楽器のための作品


  

903 19516
(SACD Hybrid)
\3100
《サクソフォン編曲によるロシア作品集》
 1) ラフマニノフ:ここは素晴らしい場所,
 2) プロコフィエフ:5つのメロディOp.35,
 3) ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲第1番Op.8,
 4) ラフマニノフ:夜ふけに私の庭で,
 5) ラフマニノフ:彼女に,
 6) ラフマニノフ:ひなぎく,
 7) グバイドゥーリナ:デュオ・ソナタ,
 8) スクリャービン:ロマンス,
 9) ショスタコーヴィチ:5つの小品,
 10) ラフマニノフ:夢
エヴァ・ヴァン・グリンスヴェン(サクソフォン)/
ヘレナ・バシロワ(ピアノ),
マリア・ミルシテイン(ヴァイオリン),
ラルス・ニーダーストラッサー(サクソフォン)
 歌うように楽器を操る女性サックス奏者グリンスヴェンの妙技
 人間の声に近い音色を持つサクソフォン。この楽器の特性を生かし、まるで歌うようにサックスを操る女性奏者グリンスヴェンと彼女の仲間たちによる、とても親密で美しいロシア音楽を集めた1枚です。
 ラフマニノフの何曲かの歌曲をはじめ、ショスタコーヴィチ、グバイドゥーリナ、スクリャービンの作品を時には艶めかしく、時には繊細に的確に表現していきます。
 曲のアーティキュレーションに合わせて信じられないほど繊細な表現が施され、まさに息を呑むような素晴らしい演奏がお楽しみいただける1枚です。
  

903 19536
(SACD Hybrid)
\3100
《ベートーヴェン:セレナードと弦楽三重奏曲》
 ベートーヴェン:
  1) フルート、ヴァイオリン、ヴィオラのためのセレナード ニ長調Op.25,
  2) ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための三重奏曲 変ホ長調Op.3
アルディンゲロ・アンサンブル
 [カール・カイザー(クラシカル・フルート),
  アンネッテ・レーベルガー(ヴァイオリン),
  ゼバスティアン・ヴォールファルト(ヴィオラ),
  ゲジーネ・ケラス(チェロ)
 クラシカル楽器と奏法の妙技で味わうベートーヴェンの室内楽
 1801年に作曲されたOp.25のセレナードは、7楽章からなる組曲形式の作品です。
 弦楽三重奏Op.3は1794年の作曲で、随所に重音が用いられ、旋律的にも工夫が施されるなどベートーヴェンの冒険心が溢れる作品です。
 当時この形式の作品がもてはやされ、上流階級の家庭で演奏するために様々な編曲が施されましたが、ここでは原曲のままの編成で演奏されています。
 カメラータ・ケルンのトラヴェルソ奏者カール・カイザーはクラシカル・フルートを使用し、モダンからピリオド楽器両方を操る弦楽器奏者たちとのアンサンブルで、鮮やかな妙技を繰り広げています。
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904 19556
(SACD Hybrid)
\3100→\2890
24歳でNYP副指揮者!ジョシュア・ワイラースタイン
 《ストラヴィンスキー:管弦楽作品集》

 ストラヴィンスキー:
  1) 「プルチネルラ」組曲,
  2) ミューズを率いるアポロ,
  3) 弦楽のための協奏曲 ニ長調
ジョシュア・ワイラースタイン(指揮)
ローザンヌ室内管弦楽団

 次代を担う若きマエストロ、ジョシュア・ワイラースタインによる意欲的な一枚
 1987年、アメリカ生まれの若手指揮者、ジョシュア・ワイラースタインのMDGデビュー盤。
 彼はクリーヴランド弦楽四重奏団のヴァイオリン奏者、ドナルド・ワイラースタインを父に持ち、ニューイングランド音楽院で指揮とヴァイオリンを専攻、2009年にはニコライ・マルコ国際指揮者コンクールで第1位を獲得しています。
 その後は順調にキャリアを重ね、2011年からはニューヨーク・フィルの副指揮者を務め、2015/16年のシーズンからはローザンヌ室内管弦楽団の芸術監督に就任した俊才です。
 ジェズアルドからロウズまで幅広いレパートリーを持つ彼ですが、ここでは色彩豊かなストラヴィンスキーの3つの作品を取り上げ、キレの良いリズムと新古典主義独特のユニークな響きを徹底的に追及しています。


「火の鳥」の練習風景。なんか映画俳優みたいです。

https://youtu.be/yVxp6s1PBXo

スーパー・アイドルになる素質あり。5分間見とれてしまいました・・・

今の若い指揮者の層はものすごいものがありますね。




で、この人は誰でしょう・・・
お姉さまですね。

DECCA
4782735
\2300
アリサ・ワイラースタイン、DECCAで華々しくデビュー!
 エルガー&カーター:チェロ協奏曲集

  ①エルガー:チェロ協奏曲ホ短調作品85
  ②カーター:チェロ協奏曲
  ③ブルッフ:コル・ニドライ
アリサ・ワイラースタイン(チェロ)
シュターツカペレ・ベルリン
指揮:ダニエル・バレンボイム
 バレンボイムの秘蔵っ子、ワイラースタイン、デッカ・デビュー盤!
 1982年生まれのアメリカ人女流チェリスト、アリサ・ワイラースタインのDecca移籍第1弾。
 バレンボイム指揮ベルリン・シュターツカペレの伴奏でエルガーとカーターのチェロ協奏曲を収録。録音:2012年4月、8月 ベルリン、フィルハーモニー

 1982年生まれのアメリカ人女流チェリスト、アリサ・ワイラースタイン。クリーヴランド弦楽四重奏団の創設者でヴァイオリン奏者のドナルド・ワイラースタインを父にもち、4歳からチェロをはじめ、13歳でクリーヴランド管弦楽団と共演し本格的にデビューしました。その後、数々のメジャー・オーケストラと共演。その活躍ぶりが指揮者ダニエル・バレンボイムの目にとまり、2010年5月にはベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサートに出演。ダニエル・バレンボイムと共にエルガーのチェロ協奏曲を共演し大絶賛されました。かつて偉大なチェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレと夫婦であったバレンボイムにとって、デュ・プレの十八番であったエルガーのチェロ協奏曲は特別な作品。バレンボイムがデュ・プレの死後この作品で初めて共演したチェリストがワイラースタインであり、バレンボイムがどれだけ彼女の才能に惚れ込んだかが伝わってきます。今回の録音はバレンボイムが手兵を従え、ベルリンで録音されたもの。ワイラースタインの豊かなチェロの音が、ホール全体に響き渡っています。




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301 19672
(4CD)
\4800→\4390

《ディーター・クレッカーによるセレナーデ集Vol.2》

【CD1】
 1) ヴァーゲンザイル:小組曲,
 2) アルブレヒツベルガー:八重奏曲(パルティータ第2番),
 3) ルドルフ・オーストリア大公:七重奏曲,
 4) シューベルト:軍隊行進曲第1番/

【CD2】
 1) ミスリヴェチェク:コンチェルティーノ,
 2) ボニファッチオ・アジオーリ:六重奏曲,
 3) フリードリヒ・ヴィルヘルム・グルント:五重奏曲Op.8/

【CD3】
 1) マイアベーア:五重奏曲,
 2) ルイーズ・ファランク:九重奏曲,
 3) ユリウス・レントヘン:セレナーデOp.14/

【CD4】
 1) ブルッフ:七重奏曲,
 2) ハインリヒ・フォン・ヘルツォーゲンベルク:五重奏曲Op.43
ディーター・クレッカー(指揮&クラリネット),
コンソルティウム・クラシクム、
ヘルムート・ミュラー=ブリュール(指揮)
ケルン室内管弦楽団

 偉大なクラリネット奏者、クレッカーが見いだした秘曲の数々
 2016年は偉大なクラリネット奏者、ディーター・クレッカーの生誕80年にあたります。彼はドイツのクラリネット奏者、音楽学者であり、また、1969年代に18〜19世紀の様々な管楽器作品を復活させるため、一流オーケストラの首席奏者や音楽大学の教授たちによる「コンソルティウム・クラシクム」を設立したことで知られています。
 モーツァルト時代の知られざる作曲家たちの数多くの作品を発掘し、これらを演奏することで新たなレパートリーを開拓してきました。彼の作品の集大成は、2012年に7枚組のBOXとして発売されましたが(MDG 301 17752)、今回も彼の芸術を更に深く知るための4枚組です。情熱的なシューベルトの「軍隊行進曲」を含む、古典派からロマン派までの様々な秘曲が収録されています。
 【録音】1969〜1993年


第1弾ボックス
MD+Gのボックスものはすぐに完売するのでどうかどうかお早めに・・・


301 17752
(7CD)
\4600

《ディーター・クレッカーの芸術Vol.1〜管楽のセレナード》



【CD1】
 ロッシーニ:『管楽のための四重奏曲集(全6曲)』
ディーター・クレッカー(Cl&指揮)
コンソルティウム・クラシクム
チェコ・フィルハーモニー室内管弦楽団
【CD2】
 フンメル:
  『管楽のためのセレナーデ 変ホ長調』『管楽のためのコンチェルティーノ ヘ長調』
  『管楽六重奏曲 ヘ長調』『管楽のためのパルティータ 変ホ長調』/
【CD3】
 プレイエル:
  『管楽八重奏曲 変ロ長調』『管楽六重奏曲 変ホ長調』
  『管楽六重奏曲 変ロ長調』『管楽八重奏曲 変ホ長調』
【CD4】
 チェルニー:
  『九重奏曲 変ホ長調』『グランド・セレナーデ・コンチェルタンテ変ホ長調Op.126』
【CD5】
 ハイドン(ヴィンチェンツォ・ガンバロ編曲):
  『クラリネット四重奏曲第1〜3番』/
【CD6】
 モーツァルト:
  『協奏交響曲変ホ長調KV.297b』
  『コンサート・ロンド ニ長調KV.382による変奏曲(偽作?)』
  『クラリネット協奏曲KV.C 14.06(偽作?)』
【CD7:ポートレート集】
 『ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」序曲』
 『ハイドン(ヴィンチェンツォ・ガンバロ編曲):「クラリネット四重奏曲第1番」より』
 『モーツァルト:「四重奏曲K.370」より』
 『ハイドン(フランツ・ロシナック編):「四重奏曲第40番」より』
 『プレイエル:「六重奏曲」より』
 『ヨハン・フリードリヒ・シューベルト:「クラリネットとファゴットのための協奏曲」より』
 『ドニゼッティ:「セレナーデ」より』
 『ロッシーニ:「管楽のための四重奏曲第1番」より』
 『ウェーバー:「魔弾の射手」序曲』
 『W・E・ハルトマン:「セレナーデOp.43」より』
 『ドヴォルザーク:「セレナーデOp.44」より』
 『C・P・E・バッハ:「クラリネットとファゴットのためのデュエット」より』
 『J・C・バッハ:「管楽のためのシンフォニア第4番」より』
 『フンメル:「八重奏曲」より』
 『モーツァルト:「クラリネット五重奏曲イ長調K.581」より』
 『モーツァルト:「四重奏曲K.421」より』
 『ロッシーニ:「チェネレントラ」序曲』

 管楽アンサンブル作品発掘に生涯務めた偉大なるクラリネット奏者

 ドイツのクラリネット奏者で音楽学者でもあるディーター・クレッカー(1936-2011)。北西ドイツ音楽アカデミーで学び、多くのオーケストラのソロ・クラリネット奏者を務めたのち、ラジオ放送やコンサート・ソリストとして活躍。1962年以降、ヨーロッパ各地の図書館、修道院、城館などに眠る知られざるレパートリーを調査しはじめ、1969年代に18〜19世紀の様々な管楽器作品を復活させるため、一流オーケストラの首席奏者や音楽大学の教授たちによる「コンソルティウム・クラシクム」を設立しました。モーツァルトやハイドンなどだけでなく同時代の知られざる多くのハルモニームジークための作品や編曲の発掘、モーツァルトの偽作の調査と補筆などを行い、埋もれた傑作に新たなる命を吹き込んできました。各楽器の名人芸というだけでなく、独創的かつ首尾一貫した姿勢で、2011年5月に病に倒れるまで現役での活動を貫きました。
 彼の追悼盤となるこのボックスは、MD+Gに録音された数々の音源の中から、ベストなものが選ばれています。ただMD+Gのセットものは限定盤となることが多いので、どうかどうかお早めに。





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DSO LIVE(ダラス交響楽団)



DSOLIVE007
\2700→\2390
ヤープ・ファン・ズヴェーデン
 マーラー:交響曲 第3番 ニ短調
ケリー・オコーナー(メゾ・ソプラノ)
ダラス・シンフォニー・コーラス(女声)
グレーター・ダラス児童合唱団
ダラス交響楽団
ヤープ・ファン・ズヴェーデン(指揮)

 2008年からダラス交響楽団、また2012年からは香港フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めるヤープ・ファン・ズヴェーデンは、この10年で著しく成長し、また世界中から注目を浴びるようになったと言っても過言ではありません。
 2018年にはニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督に就任も予定されている、ズヴェーデン。ダラス交響楽団とはこれまでにいくつかのアルバムをリリースし、どれもが高い評価を受けています。
 しかしこのマーラー(1860-1911)の第3番は、過去の演奏を凌駕する素晴らしい出来栄えといえそうです。
 鮮やかな第1楽章、繊細な第2楽章、コミカルな第3楽章を経て神秘的な第4楽章(オコーナーのソロがまた素晴らしい)、快活な第5楽章。そして全曲の白眉とも言える最終楽章・・・。
 オーケストラを完全に手中に収め意のままに操るズヴェーデンならではのドラマが展開していきます。

 録音 2015年5月21-23日、ダラス、ユージン・マクダーモット・コンサート・ホール(メイヤーソン・シンフォニー・センター内)



最高傑作との呼び声も高い
ヤープ・ファン・ズヴェーデン

マーラー:交響曲第6番イ短調『悲劇的』

DSOLIVE005
¥3000
入手困難が予想されるため海外直輸入
ヤープ・ファン・ズヴェーデン
 マーラー:交響曲第6番イ短調『悲劇的』
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮
ダラス交響楽団
2013年2月、3月

 アメリカ・テキサス州の都市ダラス。ケネディ暗殺と油田で知られるくらいだが、実はかなりの文化都市。「アメリカで最も危険な都市」というイメージもあるが、70年代からはその豊富な石油資源を背景に経済的にも潤ってきた。
 さてそのダラスのオーケストラ、ダラス交響楽団。前身のセミプロ・オケまでさかのぼると、その設立は1900年。アメリカでもそうとうな歴史を持つオーケストラである。
 そのダラス交響楽団が名を馳せたのは1945年にドラティが音楽監督に就任してから。徹底した指導で半分アマオケだったダラス交響楽団をプロの集団に変身させた。ただ、その後はヘンドル、クレツキ、ショルティ、とビッグネームによる時代が続くも、オケ自体は低迷期を迎える。そこに登場したのがマータ。77年。鮮やかで爽やか、ときに刺激的、という我々が抱くダラス響のイメージを完全に作り上げたのはこの人だろう。活発なレコーディングを行い、その貴重な記録は今も聴くことができる。

 さてそのダラス交響楽団に2008年から音楽監督を務めるのがヤープ・ヴァン・ズヴェーデン。このアメリカの地方オケにもう一度脚光を浴びさせることに成功した。
 そして注目すべきはそのダラス交響曲楽団の自主製作盤。
 低音をグリグリに響かせる重厚且つダイナミック系演奏。しかも間違いなく正等派の超ストレート演奏なのが心地いい。はったり一切なし。

 とくにこのマーラーの6番は高音質録音もあいまって現在のところズヴェーデンの最高傑作との呼び声も高い。





DORON


DRC 3070
\2400
トリオ・セレシオによるロシアのピアノ三重奏曲集!
 (1)アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調Op.32
 (2)ショスタコーヴィチ:
  ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.8
 (3)ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲 ト短調
 (4)グリンカ:悲愴三重奏曲 ニ短調
トリオ・セレシオ:
 【シルヴィアーヌ・ドゥフェルヌ(Pf)
  アンソニー・フリント(Vn)
  ヨハン・ゼバスティアン・ペッチュ
   (Vc)】
 録音:(1)2007年11月12日、(2)2008年11月23日、(3)(4)2014年6月24日、スイス、ヴァレー州、サクソン、DDD、76'26

 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲全集(DRC 3060)に続くスイスのピアノ三重奏団、トリオ・セレシオのCD。
 RSI(スイス放送のイタリア語部門)による録音と、DORON による新録音から成っている。すべてロシアのロマン派のピアノ三重奏曲ばかりという意欲作である。数年前のアレンスキーとショスタコーヴィチもかなり良い演奏だが、このCD のために新たに収録されたラフマニノフとグリンカはよりアンサンブルに練りが入って見事だ。
 

DRC 5044
\2400
シューマン:ばらの巡礼 Op.112 アンドレア・ズーター(S,ばら)、
レオニー・ルノー(S,妖精)、
アレッサンドラ・ベーア(S,妖精)
パトリツィア・ホイザーマン(A,妖精の女王,マルテ,モイニエーレ)、
マリー=ロール・カタン(A)、
ミシェル・フェーンドリヒ(A)、
ディーター・ワーグナー(T,語り部,マックス)、
トーマス・グレンメルシュパッシャー(T)、
ダニエル・イッサ(T)、
リサンドロ・アバディエ(B,墓堀人)、
ゼバスティアン・マットミュラー(Br,水車屋)
ファクンド・アグディン(指揮)、
ムジク・デ・リュミエール管弦楽団,
オペラ・オブリカ・ムティエ
 シューマンの大作「ばらの巡礼」の瑞々しい新録音!

 録音:2011年12月、スイス、ジュラ州、ドレモン、DDD、69'13

 「ばらの巡礼」は、シューマンのデュッセルドルフ時代(1850-1853)の素晴らしい成果の一つで、この時期急速に体調が悪化していくシューマンの最後の明るさといってもよい作品である。
 しかし名作の割には録音はさほど多くはない。このCD は、アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれでスイスを拠点に活躍するファクンド・アグディンが、2001 年に自らが創設したムジク・デ・リュミエール(光の音楽の意。秋から初夏までのシーズンを持つ組織名)で演奏したもの。
 若い歌手を中心とした瑞々しい演奏が曲想にふさわしい。




STRADIVARIUS

STR 37040
\2300
ストラデッラの珍しいオペラ「キルケー」のライヴ!
 アレッサンドロ・ストラデッラ(1639-1682):
  (1)歌劇《キルケー》全3幕(1668)
  (2)ニ短調のシンフォニア
  (3)へ長調のシンフォニア
  (4)チェンバロのためのハ長調のトッカータ
ジェニー・カンパネッラ(Sop)
テレサ・ネッシ(Sop)
マルコ・スカヴァッツァ(Br)
ルカ・グリエルミ(指揮)
コンチェルト・マドリガレスコ
 録音:2008 年8-9 月(ライヴ)

 イタリア・バロック最盛期の作曲家ストラデッラの珍しい歌劇のライヴ録音。
 ストラデッラはコンチェルト・グロッソの創始者として、また「洗礼者ヨハネ」をはじめとする宗教楽曲の作曲者として歴史にその名を留めるもその生涯は謎に包まれている。
 このディスクは初演から実に340年後にジュネーヴで行われた演奏会形式でのライヴ。古楽を得意とするSTRADIVARIUS の鮮明な録音で17 世紀の雅やかな世界がよみがえる。
 

STR 33928
\2300
「アルベール・ドゥ・リップ(1500-51ca):リュート作品集」
 ファンタジア第16番、聖なる雹、穏やかな記憶、
 ガイヤルドのパヴァーヌ、ファンタジア第2番、
 私の美しい不断草、ヴェルビミ・クウム、ほか全17曲
ガブリエーレ・パロンバ(Lute)
 知られざるルネサンス期の作曲家ドゥ・リップの耽美的なリュート作品集!

 楽器:2006 年製ルネサンス・リュート、録音:2012 年4 月16-18 日、[55:35]

 アルベール・ドゥ・リップはルネサンス期のイタリアのリュート奏者、作曲家で主にフランスの宮廷で活躍した。
 26曲のファンタジアと60曲あまりの声楽曲、10曲の舞曲を作曲したが生前に出版されたのはわずか3曲で作品が知られるようになったのは彼の死後であった。このディスクでは代表作のファンタジアの他、後期ルネサンスに花開いた彼の耽美的なリュート音楽を集成。リュートのパロンバはミラノ音楽院でディプロマを取得した後、主にアンサンブル・ガブリエリ、ラ・ヴェネクシアーナ、アンサンブル・オーロラで活動しており、16世紀のマドリガルからバロック・カンタータまで幅広いレパートリーを持っている。
 
STR 37026
\2300
「ファンタスティック・イン・バンド」
 モリコーネの時(エンニオ・モリコーネ・メドレー)
 金の光(エリック・ウィテカー)
 ロード・オブ・ザ・リング(ヨハン・デ・メイ)
 エア(アンドレ・ウェニャン)
 コンチェルト・ダ・モーレ(ヤコブ・デ・ハーン)
 管楽器のためのトリオ(フランコ・マゴーラ)
 シェナンドー(フランク・ティチェリ)
 ネメシス(ゲイリー・フェイガン)
 前奏曲とイタリア風フーガ(ジャンカルロ・ロカテッリ)
 ハロー!(ローランド・カルドン)
 散歩(ハーディ・メルテンス)
ジャンカルロ・ロカテッリ(指揮)
オルツィヌオーヴィ市音楽バンド
 録音: 2015 年6 月、[65:02]

 オルツィヌオーヴィ市音楽バンドは2009 年に結成されたアマチュア吹奏楽団。
 映画音楽で有名なエンニオ・モリコーネの代表作によるメドレー、吹奏楽界ではおなじみのデ・メイのロード・オブ・ザ・リングのほか、指揮者ロカテッリのオリジナル曲などイタリアの社会人吹奏楽界を知る上で貴重なディスク。
 

STR 37035
\2300
「マルティーノ・トラヴェルサ(b.1960):作品集」
 (1)トリプル・トリオ(2010-12)〜9楽器のための
 (2)6つの注釈(2009-10)
 (3)レッド(2012)
 (4)ランドスケープ/3つの崩壊しつつある風景のイメージ(2009)〜
  13楽器のための
(1)(4)マルコ・アンギウス(指揮)
 アンサンブル・プロメテオ
(2)チロ・ロンゴバルディ(Pf)
(3)カン・ヘスン(Vn)
 録音:2012-14 年, [43:15]

 トラヴェルサはイタリア現代音楽界の中堅作曲家の一人。7 歳で作曲を独学で始め、後に作曲、ジャズ、電子音楽をペスカラの高等音楽院で学び、さらにスタンフォード大学でも研鑽を積んでいる。
 そんな彼の音楽は電子音楽の経験を踏まえた色彩と飛び跳ねるような音の微細な運動が特徴。
 
STR 37037
\2300
「パトリツィオ・マローネ(b.1961):作品集」
 (1)-(3)《名もなきものとの会話》第1、2、3番(1994)
 (4)それは愛撫ではない(2007)
 (5)《名もなきものとの会話》第4番(2010)
 (6)《名もなきものとの会話》第5番(2014)
 (7)アダージョ(2005)
 (8)ロンド(2005)
(1)-(3)チロ・ロンバルディ(Pf)
(4)トマゾ・ロッシ([リコーダー)
(5)ダニエレ・コロンボ(Vn)
(6)アントニオ・グランデ(G)
(7)(8)
 アルカディア・サックス四重奏団
 [62:27]

 マロンはナポリ出身でブルーノ・マツォッタに師事した後、カールスルーエ音楽大学でヴォルフガング・リームの特別講義に参加している。
 様々な楽器のソロのために書かれた《名のなきものとの会話》のシリーズは様々な技法、語法、奏法が探求されるマロンのライフワーク的作品。
 サックス四重奏のためのアダージョでは新ロマン主義的な抒情が感じられ、ロンドではロック風のポップな味わいが楽しい佳作。




TUDOR


TUDOR 7199
\2400
元ベルリン・フィルの名手
 アンドレアス・ブラウによる
 クロンマー:フルート四重奏曲集!

  クロンマー:
   フルート四重奏曲 ニ長調 Op.93
   フルート四重奏曲 ハ長調 Op.90
   フルート四重奏曲 ト長調 Op.92
アンドレアス・ブラウ(フルート)
クリストフ・シュトロイリ(ヴァイオリン)
ウルリヒ・クネルツァー(ヴィオラ)
ダーフィト・リニカー(チェロ)
 元ベルリン・フィルの名手アンドレアス・ブラウによるクロンマー:フルート四重奏曲集!

 録音:2014年12月8、9日、2015年1月12、13日、2月23日、ベルリン、74'26

 近年急速に再評価が進んでいるフランツ・クランマー(ボヘミア名でフランティシェク・ヴィンツェンツ・クラマージュ 1759—1831)のフルート四重奏曲集。
 クランマーはボヘミア、イフラヴァ地方の小村カメニツェに生まれた作曲家。モーツァルトと同世代で、ベートーヴェンより4 年長命した。ハンガリーやウィーンで活動した後、ウィーンで宮廷楽長の地位に就き、同地で亡くなった。
 このCD に収録されている3 曲のフルート四重奏曲は、ハイドンの後期やところどころ初期のベートーヴェンを思わせるたいへん魅力的な作風である。1969 年から2015 年まで実に46 年間、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者を務めたアンドレアス・ブラウが、円熟の笛の音としか言いようのない素晴らしい演奏でクロンマーの魅力を存分に引き出している。




ARCO DIVA


UP 0182-2
\2700
プラハ万華鏡 ヴァイオリンとギターのための音楽
 マルチン・ブルンネル(1983-):閑話 [Quiet Talk]
 ヤン・フレイドリン(1944-):プラハ万華鏡 [Prague Kaleidoscope]
 カレル・ルージチカ(1940-):ボレロ [Bolero]
 ルカーシュ・フルニーク(1967-):会話 [Conversations]
 オンドジェイ・クカル(1964-):ギターヴァイオリン [Kytaroviolino] Op.41
 マテイ・ベンコ(1979-):ストレンジャーズ [Strangers]
デュオ・テレス
 ルツィア・フルカ・コプソヴァー(ヴァイオリン)
 トマーシュ・ホニェク(ギター)
ヤン・フレイドリンはロシア、他はチェコの作曲家。ルツィア・フルカ・コプソヴァー(1986年生まれ)はブラチスラヴァ音楽院およびブルノのヤナーチェク音楽アカデミーで学んだスロヴァキアのヴァイオリニスト。トマーシュ・ホニェク(1985年生まれ)はパルドゥビツェ音楽院およびヤナーチェク音楽アカデミーで学んだチェコのギタリスト。二人は2007年にデュオを結成しました。
 

UP 0184-2
\2700
エヴァ・ガラヨヴァー 私を愛して
 レスピーギ(1879-1936):夕暮れ(メゾソプラノと弦楽四重奏のための)
 ストラヴィンスキー(1882-1971):猫の子守歌(アルトと3つのクラリネットのための)(*)
 アルヴォ・ペルト(1935-):
  何年も前のことだった(アルトとヴァイオリン、ヴィオラのための)(#/+)
 シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-):私を愛して(メゾソプラノとハープのための)(**)
 ペトル・エベン(1929-2007):愛無き歌(アルトとヴィオラのための)(+)
 シルヴィエ・ボドロヴァー:3つの詩篇(メゾソプラノと弦楽四重奏のための)
エヴァ・ガラヨヴァー(メゾソプラノ)
ルドミラ・ペテルコヴァー、
ヤナ・ラホドナー、
マレク・シュヴェイカル(クラリネット(*))
ヤロスラフ・スヴィエツェニー(ヴァイオリン(#))
イトカ・ホプソヴァー(ヴィオラ(+))
カテジナ・エングリホヴァー(ハープ(**))
ツェムリンスキー弦楽四重奏団(無印)
エヴァ・ガラヨヴァーはスロヴァキア出身のメゾソプラノ。当レーベルからはこれで3作目のリリース。ボドロヴァーとエベンはチェコの作曲家。
  

UP 0179-2
\2700
【旧譜 再入荷予定】
ヨーロッパの真ん中から
 ヘンデル(1685-1759):ハレルヤ・コーラス
 アントニーン・レイハ(1770-1836):テ・デウム [われらは神なる御身を称える]
 ヴラディーミル・ヴァヴィロフ(1925-1973):カッチーニのアヴェ・マリア
 フランク(1822-1890)/シルヴィエ・ボドロヴァー(1954-)編曲:天使の糧
 J・S・バッハ(1685-1750)/ヴラディミール・ポペルカ編曲:アリア(*)
 スメタナ(1824-1884)/ヴラディミール・ポペルカ編曲/
  イジー・シュタイドル作詞:ヴルタヴァ[モルダウ]
 オタカル・イェレミアーシュ(1892-1962):
  チェコ、モラヴィア、スロヴァキア民謡にインスパイアされた組曲
 陳其鋼[チェン・チーガン](1951-)/ヴラディミール・ポペルカ編曲:
  ユー・アンド・ミー(2008年北京オリンピック・テーマソング)(*)
 ヴラディミール・ポペルカ:ハリウッド・メドレー
クリスティーナ・ジョンストン(ソプラノ(*))
チェコ少年合唱団ボニ・プエリ
パヴェル・ホラーク、
ヤロスラフ・シュライス(合唱指揮)
パルドゥビツェ・チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
マレク・シュチレツ(指揮)

録音:2015年9月26-28日、フルディム、チェコ





ARTESMON



AS 744-2
(2CD+1DVD PAL)
\5200→\4790
アンドルー・ダウンズ(1950-):
  [CD 1]
  交響曲第1番(オルガン、金管、打楽器と弦楽のための)Op.27(1982)(*)
  交響曲第2番(室内管弦楽のための)Op.30(1984)
  演奏会用序曲「コッツウォルズにて」(管弦楽のための)Op.36(1986)
  [CD 2]
  交響曲第3番「地の精」(拡大された管弦楽のための)Op.45(1992)
  交響曲第4番(吹奏楽のための)Op.59(1996)
  演奏会用序曲「新時代に向かって」(管弦楽のための)Op.60(1996)

  [Bonus DVD]
  音楽、喜び、望み(レコーディングのドキュメンタリー)[18分8秒]
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
アレシュ・バールタ(オルガン(*))
オンドジェイ・ヴラベツ(指揮)
録音:2015年3-5月、ドヴォルジャーク・ホール、ルドルフィヌム、プラハ、チェコ

 アンドルー・ダウンズはイギリスのバーミンガムに生まれた作曲家。ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジの奨学生として作曲を学び修士号を取得後、王立音楽カレッジでハーバート・ハウエルズ(1892-1983)に師事。旧譜「ホルンとワーグナー・テューバのための音楽」(AS 729-2)が好評を博しました。


 Bonus DVDはPAL方式のため、再生にはPAL対応プレーヤーが必要です。パソコンでの再生も保証いたしません。(代理店)




旧譜
「ホルンとワーグナー・テューバのための音楽」

AS 729-2
\2600
【旧譜 再入荷予定】
アンドルー・ダウンズ(1950-):ホルンとワーグナー・テューバのための音楽
  4つのホルンのための Op.22(*)
  6つのホルンのための組曲 Op.69(+)
  8つのワーグナー・テューバのための5つの劇的小品 Op.80(#)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団ホルン・セクション
 オンドジェイ・ヴラベツ、
 ヤン・ヴォボジル、
 スタニスラフ・スハーネク、
 ズデニェク・ディヴォキー、
 ペトル・ドゥダ、インドジフ・コラーシュ、
 ペトラ・チェルマーコヴァー、
 イジー・ハヴリーク
録音:2008年3月19-20日、4月13日(#)、3月21日(+)、4月8、10日(*)、 プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール
 ホルン奏者であったアンドルー・ダウンズの父フランク・ダウンズを記念して制作されたCD。
 ワーグナー・テューバは作曲家ワーグナーが「ニーベルングの指環」の上演のために考案した楽器で、外観はテューバの小型版のようですがホルン奏者によって演奏されます。





CLARTON


CQ 0091-2
\2600
チェコ・バロック・クリスマス
 パヴェル・ヨセフ・ヴェイヴァノフスキー(1640-1693):晩課のソナタ
 カレル・ヴァーツラフ・ホラン・ロヴェンスキー(1644-1718):強大なる天地の王
 ヤン・カンパヌス・ヴォドニャンスキー(1572-1622):天は滴らせる
 ヨゼフ・フェルディナンド・ノルベルト・ゼーガー(1716-1782):
  われらにキリストが生まれたもうた(クリスマスのモテット)
 フランチシェク・イグナーツ・トゥーマ(1704-1774):シメオンのカンティクム
 シモン・ブリクシ(1693-1735)/トマーシュ・ジデク編曲:
 トマーシュ・ジデク(1981-)編曲:チェコとモラヴィアのクリスマス・キャロル集(全10曲)
パルドゥビツェ大学合唱団
トマーシュ・ジデク(指揮)
録音:データ記載なし


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ET’CETERA

KTC 1520
(2CD)
\5100→\4590
ユーリ・エゴロフ 〜 貴重な音源第2弾!「秋の歌」 ユーリ・エゴロフ(ピアノ)
 チャイコフスキー:
  主題と変奏ヘ長調 Op.19-6、四季 Op.37bisより 10月「秋の歌」
   (録音:1974年11月3日)
 ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガト長調 Op.87
  (録音:1974年11月3日)
 リスト:パガニーニの主題による大練習曲 S.141より ラ・カンパネッラ
  (録音:1974年11月3日)
 バルトーク:ピアノのための組曲 Op.14(録音:1981年5月25日)
 ブラームス:3つの間奏曲 Op.117(1983年4月22日)
 プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調 Op.28(1983年5月6日)
 スカルラッティ:
  ソナタ ニ短調 K.9、ソナタ ニ短調 K.32、ソナタ ロ短調 K.87、 ソナタ ト長調 K.125、
  ソナタ ト長調 K.159、ソナタ イ長調 K.322、ソナタ ロ長調 K.380、ソナタ ヘ長調 K.518
   (録音:198510月25日)
 ラヴェル:鏡(録音:1987年3月28日)
 チャイコフスキー:四季 Op.37bisより 10月「秋の歌」
  (録音:1987年4月24日)
 夭折の天才ユーリ・エゴロフの貴重な音源第2弾!

 旧ソ連のカザン(現タタールスタン共和国の首都)で生を受けた夭折の天才ピアニスト、ユーリ・エゴロフ(1954−1988)。抑圧から逃れるためにオランダへと亡命したエゴロフがVARA、TROSなどのオランダの放送局に残した貴重な音源の第2弾が登場!
 モスクワ音楽院ではヤコフ・ザークにピアノを師事し、1974年のチャイコフスキー国際ピアノ・コンクールで第3位、翌年の1975年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでも第3位入賞を果たすなど、将来を嘱望されながらも、エイズのため1988年に33歳という若さでこの世を去ったエゴロフ。
 亡命先のオランダに遺されていた1970年代から死の前年となる1987年にかけてのエゴロフのピアニズム、そしてその人生の記録がここに蘇ります。



旧譜 ユーリ・エゴロフ


 ユーリ・エゴロフ。
 1954年タタール共和国のカザンに生まれ、ロン・ティボー・コンクール第4位、チャイコフスキー・コンクール第3位、エリーザベト・コンクール第3位入賞。(クライバーン・コンクールでは予選通過を果たせなかったが、それが許せない聴衆が暴れて大変な騒ぎになったらしい)ヨーロッパ演奏旅行中に亡命、その後も着実にキャリアを積み、若さあふれるダイナミックで鋭利な表現でファンを魅了した。その後活動拠点をオランダに移してからは、独特の繊細なスタイルを築き、進化を遂げていた。
 しかしその研ぎ澄まされた感性は、あるいは自分が同性愛者であるという特別な意識の中で育まれたのかもしれない。彼はエイズによって、わずか33歳の生涯を閉じる。
KTC 1469
(10CD+DVD-
Video/PAL/
特別価格)
\6500

夭折の奇才ユーリ・エゴロフ
 〜 ア・ライフ・イン・ミュージック 貴重な初出音源含む!
  ジンマンやオッテルロー、フォンクなど、共演者たちも強力!
ユーリ・エゴロフ(ピアノ)
  CD1
  ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、エミー・ヴェルヘイ(ヴァイオリン)、録音:1979年3月17日〕
  シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調 D.667《ます》
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、オルランド弦楽四重奏団、録音:1987年11月27日〕

 CD2
  シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.162, D.574、ソナチネ第3番ト短調 D.408
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、エミー・ヴェルヘイ(ヴァイオリン)、録音:1977年8月22日〕


 CD3
  ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、デイヴィッド・ジンマン(指揮)、ユトレヒト交響楽団、録音:1982年9月26日〕
  バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第2番 Sz.76, BB85
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、エミー・ヴェルヘイ(ヴァイオリン)、録音:1982年2月4日〕


 CD4
  ブラームス:ピアノ五重奏曲ヘ短調 Op.34
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、オルランド弦楽四重奏団、録音:1977年8月8日〕


 CD5
  ベートーヴェン:
   ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、ハンス・フォンク(指揮)、
     アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団、録音:1978年1月19日〕
   幻想曲ハ短調 Op.80
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、ヴィレム・ファン・オッテルロー(指揮)、
     オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、オランダ放送合唱団、録音:1978年3月10日〕


 CD6
  ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、ヴィレム・ファン・オッテルロー(指揮)、
     オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、録音:1978年3月10日〕
  チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第3番変ホ長調 Op.75/79
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、
     ロベルト・ベンツィ(指揮)、
     オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、録音:1974年11月2日〕


 CD7
  ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調 Op.15
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、
     ロエロフ・ヴァン・ドリーステン(指揮)、
     アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団、録音:1981年8月25日〕


 CD8
  ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.83
    〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、アダム・ゲートハウス(指揮)、
     オランダ・ユース・シンフォニー・オーケストラ、録音:1986年1月3日〕


 CD9
  ショパン:12の練習曲 Op.10、12の練習曲 Op.25
   〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、録音:1979年12月〕


 CD10
  シューベルト:ピアノ・ソナタ ハ短調 D.958
   〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、録音:1984年9月22日〕
  6つの楽興の時 D.780
   〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、録音:1987年11月27日〕


 DVD/PAL
  シューマン:謝肉祭 Op.9〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、録音:1984年9月22日〕
  プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、録音年月日不詳〕
  リスト:ラ・カンパネラ〔ユーリ・エゴロフ(ピアノ)、録音年月日不詳〕

 夭折の天才ユーリ・エゴロフの至芸。オランダに遺されていた貴重な音源が蘇る!

 旧ソ連のカザン(現タタールスタン共和国の首都)で生を受けた夭折の天才ピアニスト、ユーリ・エゴロフ(1954−1988)。
 抑圧から逃れるためにオランダへと亡命したエゴロフが、AVROやVARA、TROSなどのオランダの放送局に残した数多くの未発表音源を含むボックス・セットが、エトセトラ(Et'cetera)から登場!
 モスクワ音楽院ではヤコフ・ザークにピアノを師事し、1974年のチャイコフスキー国際ピアノ・コンクールで第3位、翌年の1975年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでも第3位入賞を果たすなど、将来を嘱望されながらも、エイズのため1988年に33歳という若さでこの世を去ったエゴロフ。
 亡命先のオランダに遺されていた1970年代から死の前年となる1987年にかけてのエゴロフのピアニズム、そしてその人生の記録がここに蘇ります。

 ※DVDはPAL方式のため、PAL方式対応のプレーヤーでのみ視聴可能です。予めご了承下さい。

FIRST HAND
FHR 44
\2100
幻の未発表音源
 夭折の天才ユーリ・エゴロフ1980年カリフォルニア・ライヴ

 (1)モーツァルト:幻想曲ハ短調K.475
 (2)シューマン:幻想曲ハ長調Op.17
 (3)ショパン:12のエチュードOp.25
 (4)ドビュッシー:水の反映
 (5)リスト:ラ・カンパネラ
ユーリ・エゴロフ(ピアノ)
 夭折の天才ユーリ・エゴロフ幻の未発表音源が発見された!

 録音:1980年4月3日/パサディナ・アンバサダー・オーディトリウム(カリフォルニア)/81’ 44”、STEREO

 ユーリ・エゴロフは1954 年カザン生まれのピアニスト。モスクワ音楽院でヤコフ・ザークに師事し、1974 年の第5 回チャイコフスキー国際コンクール、翌年のエリザベート王妃国際コンクールともに3 位入賞。
 76 年にオランダへ亡命、EMI で録音したドビュッシーやシューマンが世界的なセンセーションを巻き起こしました。異常な繊細さと鋭敏な感性で将来を嘱望されましたが、相方から伝染した後天性免疫不全症候群のため1988 年に33 歳の若さで急逝しました。
 短い活動期のため、新たな録音は期待できませんでしたが、何と1980 年のライヴが発見されました。すべて初出ですが、それもドビュッシーとリスト以外は他に録音のないレパートリーのため大歓迎。モーツァルトの幻想曲で見せる狂気、シューマンの深すぎる共感ぶり、ショパンの異常な繊細さなど、まさに天才の芸。早すぎる死が惜しまれる凄さです。超オススメ。



EMI
CZS 2065312
(7CD)
\4500
ユーリ・エゴロフ/ザ・マスター・ピアニスト(限定盤)
CD1 ドビュッシー:前奏曲集第1巻
ドビュッシー:映像第1集第1曲 水の反映(以上1983年録音)
ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
ショパン:バラード第1番ト短調Op.23(以上1981年、1982年録音)
CD2 ドビュッシー:前奏曲集第2巻
ドビュッシー:版画(以上1983年録音)
CD3 シューマン:謝肉祭Op.9
シューマン:トッカータOp.7(以上1981年録音)
シューマン:アラベスク
シューマン:「色とりどりの小品」Op.99 より4曲(以上1985年録音)
CD4 シューマン:クライスレリアーナOp.16
シューマン:ノヴェレッテOp.21 より第1曲、第8曲(以上1978年録音)
シューマン:蝶々Op.2(1981年録音)
CD5 ショパン:夜想曲嬰ヘ長調Op.15-2
ショパン:夜想曲変ニ長調Op.27-2
ショパン:夜想曲ホ短調(遺作)Op.72-1
ショパン:スケルツォ第2番変ロ短調Op.31 (以上1981年、1982年録音)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」(1982年録音)
フィルハーモニア管弦楽団、
サヴァリッシュ指揮
CD6 (新リマスター)
モーツァルト:
  ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466(カデンツァ:ベートーヴェン)
  ピアノ協奏曲第17番ト長調K.453(カデンツァ:モーツァルト)
   (1985年録音)
CD7 (新リマスター)
 バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調BWV903
 モーツァルト:幻想曲ハ短調 K.475
 ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
 ショパン:練習曲変ト長調Op.10-5
 ショパン:練習曲ホ長調Op.10-3「別れの曲」(以上1978年録音)
36Pブックレット、各CD紙ケース入り、クラッシュメルボックス

 30代中ばで夭折した天才エゴロフのEMIへの遺産。
 EMIへのセッション録音と、1978年におこなわれたカーネギー・ホールでの伝説的な公演のライヴ録音をまとめたものである。




<メジャー・レーベル>

SONY



8887514346-2
\2400→\2190
ベルリンフィル12人のチェリストたち/
 リベルタンゴ&ブエノスアイレス午前零時〜タンゴ・アルバム

  1. ドン・アグスティン・バルディ(サルガン) /
  2.エスクアロ〜鮫(ピアソラ) /
  3.愛のデュオ(ピアソラ) /
  4.カランブレ(ピアソラ) /
  5.ルンファルド(ピアソラ) /
  6.ラ・ディクエラ(カルリ) /
  7.ペドロとペドロ(ピアソラ) /
  8.デカリシモ(ピアソラ) /
  9.孤独(ピアソラ) /
  10.オスバルド・タランディーノに捧ぐ(カルリ) /
  11.レビラード(ピアソラ) /
  12.リベルタンゴ(ピアソラ) /
  13.ブエノスアイレス午前零時(ピアソラ) /
  14.ミロンギータ(ステファノ) /
  15.カリエンテ(ピアソラ) /
  16.現実との3分間(ピアソラ)
ベルリンフィル12人のチェリストたち
 2016年7月来日記念
 ■ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の12人の凄腕チェリストがソニー・クラシカルに移籍!ファーストアルバムは初のフル・タンゴ・アルバム。
 ■ベルリン・フィルが擁するさまざまなサンサンブルの中でも抜群の知名度と人気を誇る「ベルリンフィル12人のチェリストたち」。2010年以来6年ぶりのアルバムにして、ソニー・クラシカルへの移籍第1弾となる最新録音は、ピアソラの「リベルタンゴ」「ブエノスアイレス午前零時」「愛のデュオ」「現実との3分間」をはじめとするタンゴの名曲をずらりと収録しました。
 ■世界で最も強力かつ多彩な音楽を奏でるチェロ・アンサンブルである「12人」は、2001年からタンゴの名曲でアルバムを制作する構想を持っていましたが、なかなか満足いく編曲にならず、今回15年がかりでようやく実現にこぎつけました。「ピアソラはタンゴにより自らの世界を創造し、人としての情緒や想念をそこに表現した」とメンバーの一人が語るように、ピアソラをはじめとするタンゴの名曲にほれ込んだ「12人」の熱い共感が込められた、極め付きのタンゴ・アルバムの登場です。7月に予定されている来日公演でも取り上げられることになっています。
 【録音】2016年1月2日〜5日、ベルリン、テルデックススタジオ[レコーディング・プロデューサー]クリストフ・フランケ[レコーディング・エンジニア]クリスティアン・フェルトゲン
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8898531558-2
\2400→\2190
仙人か・・・
 ルボミール・メルニク / Illirion

 ルボミール・メルニク:
  『Beyond Romance』『Solitude No. 1 (Live virsion)』
  『Sunset』『Cloud No. 81』『Illirion』
ルボミール・メルニク(ピアノ)

 ウクライナのピアニスト&作曲家であるルボミール・メルニクは、現在67歳。過去40年間、自身の音楽を世の中に認めてもらうために努力しては失敗の連続だった。
 1968年に彼は「continuousmusic(連続音楽/持続奏法)」という独自な演奏法を開発。平均で1秒に12.14音をそれぞれの手で奏でることにより「世界最速のミニマル・ピアニスト」と評価されるようになった。
 近年、彼の技術と音楽はエクスペリメンタル・ミュージック界隈で高い評価を得、世界的に話題に。
 既に日本でも2014年11月の白寿ホールでの来日公演が行われ、「安寧と緊張感が相俟った体感」「感情や物語ではなく、獰猛な自然の疑似体験的な音の構築で圧倒」と評され、高い評価を得た。
 今作で、初のメジャー・レーベルからのリリースとなる。

  【録音】2012〜2015年

この驚異的な世界・・・圧倒されます。
https://www.youtube.com/watch?v=HoGDBRohAWk

まるで現世に突如現れた仙人のようです。




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RCA



8898530540-2
\2400→\2190
オルガ・シェプス /サティ:ピアノ作品集
 サティ:
  『6つのグノシエンヌ』『「真夏の夜の夢」のための5つのしかめ面』
  『3つのジムノペディ』『ジュ・トゥ・ヴ』『3つのサラバンド』『やさしく』/
 [ボーナス・トラック]
  チリー・ゴンザレス(ジェイソン・チャールズ・ベック):『ジェントル・スレット』
オルガ・シェプス(ピアノ)

 ■「音符を真珠のように輝かせる」「ピアノの詩人」などと評され、昨年の初来日で大きな話題を呼んだオルガ・シェプスのRCA Red Sealへの最新録音は、今年生誕150年(5月17日)をむかえるサティの最も有名なピアノ曲を収録した「サティ・アルバム」です。
 ■「音楽界の異端児」とされ、ドビュッシー、ラヴェルら印象派の作曲家にも大きな影響を与えるのみならず、彼のあとの20世紀の音楽が辿ってゆく方向性に重要な一石を投じた超個性派エリック・サティ。バレエ音楽・歌曲以上に、サティが最も多くの作品を残したのがピアノ曲で、当アルバムには、誰もがそのメロディを知っている「ジムノペディ第1番」や「ジュ・トゥ・ヴ」など、サティの代表作が収められています。オルガの紡ぎ出すピアノ・サウンドの美しさと深い抒情性、開放感はサティの音楽の美質を香り高く表出しています。
 ■ボーナス・トラックとして、カナダ出身のピアニストでありエンターテイナーの天才音楽家ことチリー・ゴンザレスによる「ジェントル・スレット」を収録しています。オルガはこのマルチ・ミュージシャン、チリー・ゴンザレスとステージでよく共演しており、その成果としてこのボーナス・トラックが収録されることになりました。
 ■オルガ・シェプスモスクワに生まれで、ケルン音楽院で名教師パーヴェル・ギリロフに学んだ才媛で、2010年にアリス=紗良・オットとドイツの権威ある「エコー賞」を二分したほどの人気と実力を備えるピアニスト。ドイツ・クラシック音楽界の大御所評論家ヨアヒム・カイザーをして「オルガ・シェプスは真の発見だ。彼女が弾くようなショパンをこれまで私は聴いたことがない」と言わしめた個性的才能の持ち主。2016年8月再来日し、東京交響楽団との共演でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏予定(8月4日サントリーホール)。

 【録音】2016年、ドイツ、マリエンミュンスター、コンツェルトザール



意外とシャイ。でも弾き始めると大胆です。

https://youtu.be/OKT2kpcQ4AU


ようやく人気出てきました・・・
オルガ・シェプス(P)旧譜

RCASONY
8869196318-2
\2600→\2390
オルガ・シェプス(P)
 シューベルト:作品集
 『ディアベリのワルツによる変奏曲ハ短調D.718』
 『12のワルツD.145,Op.18より第2,10,6番』
 『ハンガリー風のメロディ ロ短調D.817』
 『コティヨン変ホ長調D.976』
 『17のドイツ舞曲(レントラー)D.366より第1,3,4,5,12,17番』
 『ギャロップとエコセーズD.735,Op.49』
 『即興曲変イ長調D.935,Op.142より第2〜4番』
 『オリジナル舞曲(最初のワルツ)D.365,Op.9より第1,2,14番』
 『12のワルツ(高雅なワルツ)D.969,Op.77』
 『クッペルヴィーザー・ワルツ』
オルガ・シェプス(P)


 ジャケットだけ見ると健康的で清楚な映画女優という感じでしょうか。このアルバムも、手に取った瞬間ドキっとしてしまいました。
 ホームページ(コチラ)を観るともっとどきっとするかもしれません。 
 でも映像を観ると、美人系というよりカワイイ系のところもありました。ちょっとエスニック系の雰囲気もあり。
 このアルバムはシューベルトで、私はあまり聴いたことがない作品ばかりですが、店主の話では「とても豊かな・・・誤解を恐れずに言えば「豊満」な演奏をする人だね。温かくて心地いい。」・・・だそうです。(ドニャのコメント)


 紗良・オットとエコー賞を二分したオルガ・シェプスのシューベルト
 オルガ・シェプスは、1986年モスクワ生まれ。父のイルヤ・シェプスよりピアノを学び、6歳の時にドイツに移住。ヴァシリー・ロバノフらに師事し、様々な国際コンクールで賞を受賞。ヨーロッパのオーケストラと共演、および多くの音楽祭に出演。またダニエル・ホープなどパートナーを務めるなど、室内楽の分野でも高い評価を得ています。特にロマン派やロシアの作品には、「熱いエネルギーを注ぎこんだ燃焼度の高い極上のピアノ演奏」と評されています。2010年度エコー賞若手ピアニスト部門で、アリス=紗良・オットと同位で受賞しています。
 シューベルトの作品では、「ピアノ・ソナタ」「即興曲」などばかりが演奏される傾向にありますが、このアルバムでは非常に珍しい舞曲的作品ばかり選曲されています。これらはメロディックでピアニスティックあり、彼女は深い抒情感だけでなく、広がりと開放感を合わせもった香り高い歌を表現しています。(メーカー・コメント)
 〔録音〕2012年4月11〜13日, ベルリン、イエス・キリスト教会 (デジタル:セッション)



8884301170-2
\2600→\2390
オルガ・シェプス/ショパン:ピアノ協奏曲集
 ショパン:
  『ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11』
   [弦楽合奏伴奏版/リヒャルト・ホフマン編曲による弦楽五重奏版に基づく]
  『ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21』
   [弦楽合奏伴奏版/イラン・ロゴフ編曲によるピアノ五重奏版に基づく]
オルガ・シェプス(P),
マティアス・フォレムニー(指揮),
シュトゥットガルト室内管弦楽団,
 1986年モスクワ生まれで、現在ドイツを拠点に活動しているオルガ・シェプスのソニークラシカルへの4枚目のアルバムです。
 デビュー・アルバムでもシェプスと親和性の高さを証明したショパン作品の第2弾となりますが、今回は何と2曲のピアノ協奏曲の弦楽合奏版という変わり種が登場します。
 第1番はリヒャルト・ホフマンが編曲した弦楽五重奏による伴奏版をもとに、また第2番はスペインのマヨルカ島を活動の拠点としているイスラエルのベテラン・ピアニスト、イラン・ロゴフによるピアノ五重奏版をもとにして、それぞれ室内オーケストラ規模の弦楽合奏による伴奏という形で演奏している点が聴きどころです。
 シェプスは、特にロマン派や母国ロシアの作品には、「熱いエネルギーを注ぎこんだ燃焼度の高い極上のピアノ演奏」と評され、アリス=紗良・オットと2010年度エコー賞を二分したほどの実力を持ち、すでにヨーロッパでは人気のピアニスト。深い抒情だけでなく、広がりと開放感を合わせもった香り高いショパンを表現しています。
 共演は、LP時代はミュンヒンガーの指揮で知られたドイツ室内オーケストラの古参・シュトゥットガルト室内管弦楽団。指揮は現在の首席指揮者のマティアス・フォレムニーという万全の布陣です。
 《録音》2013年9月, SWR放送スタジオ (デジタル:セッション)


8869757761-2
\2600→\2390
オルガ・シェプス/ショパン・アルバム
 ショパン:
  『3つの新しいエチュード 第1〜3番』
  『練習曲第3番「別れの曲」Op.10-3』
  『練習曲第12番Op.25-12』『マズルカ 第40番 Op.63-2』
  『マズルカ 第41番Op.63-3』『バラード第1番Op.23』
  『夜想曲 Op. posth』『ワルツ第9番Op.69-1』
  『ワルツ第10番Op.69-2』『夜想曲第8番Op.27-2』
  『幻想曲 ヘ短調Op.49
オルガ・シェプス(ピアノ)
 アリアCDでは海外直輸入で販売していましたが、ようやくインターナショナルで発売になりました。

 現在ドイツを中心にヨーロッパで広く活躍するロシアのピアニスト、オルガ・シェプスのソニー・クラシカルへのデビュー・アルバムとなったショパン・アルバムです(2009年録音)。
 オルガは1986年にモスクワに生まれ、父から最初の音楽教育を受け、6歳のときにドイツに移住し、ヴァシリー・ロバノフに師事、多くの国際コンクールで賞を受賞し、世界中のオーケストラと共演を重ねています。
 このショパンのアルバムは、オルガにとって最初のセッション録音によるソロ・アルバムにしてソニー・クラシカルへのデビュー盤となったもの(2009年のルール・ピアノ音楽祭のライヴ録音とほぼ同時期の収録)で、真に瑞々しい感性に満たされたオルガの演奏の魅力をたっぷりと味わうことが出来ます。
 またこのアルバムは、ドイツの「エコー賞」(若手ピアニスト部門)において、アリス=沙良・オットと同位受賞を果たしたことでも知られています。まるで音が飛翔するかのような、輝かしいショパンです。
 なおオルガは、2015年1月に日本初来日することになっており、1月26日(月)日経ホール、1月31日(土)武蔵野市民文化会館でのリサイタルが予定されています。
 【録音】2009年10月、ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル:セッション)
 

8869780158-2
\2600→\2390
オルガ・シェプス/ロシアン・アルバム
 チャイコフスキー:『ナタ・ワルツ Op.51-4』『感傷的なワルツ Op.51-6』/
 グリンカ:『マズルカの思い出』/
 バラキレフ:『ひばり』/
 アレンスキー:『森の小川 Op.36-15』/
 バラキレフ:『園にて(牧歌的練習曲)』/
 ルビンシテイン:『舟歌 Op.93-3』/
 アレクセイ・ティトフ:『ワルツ ホ短調』『ワルツ ハ長調』『ワルツ ト長調』/
 スクリャービン:『ワルツ 変イ長調Op.38-4』/
 ラフマニノフ:
  『楽興の時 Op.16-4』『前奏曲 ニ長調Op.23-4』『前奏曲 ト短調Op.23-5』
  『前奏曲 変ト長調Op.23-10』/
 リャードフ:『音楽の玉手箱 Op.32』
オルガ・シェプス(ピアノ)
 オルガが2010年にソニー・クラシカルに録音した2枚目のソロ・アルバムが、この「ロシアン・アルバム」です。
 幼い頃からドイツで過ごしているオルガですが、彼女の心の故郷はロシアにあるのでしょう。ラフマニノフをはじめ、リャードフやスクリャービン、グリンカなどロシア音楽の名品・佳品に潜む郷愁を繊細に、かつ力強く描き出す彼女の才能に驚くばかりです。ショパンとはまた違う感情表現をぜひ体感してみてください。

 オルガは、2015年1月に日本初来日することになっており、1月26日(月)日経ホール、1月31日(土)武蔵野市民文化会館でのリサイタルが予定されています。
 【録音】2010年8月、ベルリン、ブランデンブルク放送局小ホール(デジタル:セッション)

8887510801-2
\2600→\2390
オルガ・シェプス
 ベルリン、イエス・キリスト教会での録音「ヴォカリーズ」

 1) ショパン:『夜想曲 ハ短調 Op.48-1』,
 2) シューマン(リスト編):『献呈』,
 3) シューベルト:『幻想曲ハ長調「さすらい人」Op.15 D.760,4』
 4) グルック(ジョヴァンニ・ズガンバーティ編):
  『メロディ(オルフェオとエウリディーチェ〜精霊の踊り)』,
 5) ブラームス:『間奏曲 変ホ長調Op.117-1』,
 6) ラフマニノフ:『ヴォカリーズ Op.34-14』,
 7) J.S.バッハ(アレクサンドル・ジロティ編):
   『ソナタ 変ホ長調BWV.1031〜シチリアーノ』,
 8) リスト:『愛の夢第3番 変イ長調 S.541』
オルガ・シェプス(ピアノ)
 2015年1月の初来日公演では、その繊細かつ大胆な演奏が絶賛されたロシアのピアニスト、オルガ・シェプス。
 エコー・クラシック賞若手ピアニスト部門を、アリス=沙良・オットと二分したことで広く知られるようになった才媛は、名教師ギリロフ門下で、ドイツ・クラシック音楽界の大御所評論家ヨアヒム・カイザーをして「オルガ・シェプスは真の発見だ。
 彼女が弾くようなショパンをこれまで私は聴いたことがない」と言わしめた個性的才能の持ち主です。RCA Red Sealからの5枚目のアルバムとなる今回の新譜は、シューベルトの「さすらい人幻想曲」をメインに据え、お得意のショパンやラフマニノフなどのほか、ブラームスやJ.S.バッハの抒情的・瞑想的な小品を集めて構成されています。
 逞しいヴィルトゥオーゾとしての側面と、弱音を生かした、夢見るように美しく静かに想いを語る抒情派の側面という、オルガの両極の魅力をたっぷり味わえるアルバムの登場です。
 【録音】2014年、ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル:セッション)





<国内盤>


GRAMOLA



GRML99096
(国内仕様盤)
\2900+税
舞踏への勧誘 〜チェロの音色に誘われて〜
 アストル・ピアソラ(1921-1992)
  1. ル・グラン・タンゴ(1982)
 マヌエル・デ・ファリャ(1841-1904)
  2. スペイン舞曲第1番(モーリス・ジャンドロン編)
 アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)
  3. スラブ舞曲第3番イ長調
 ヨハネス・ブラームス(1833-1897)
  4. ハンガリー舞曲第2番(アルフレッド・ピアッティ編)
 モーリス・ラヴェル(1875-1937)
  5. ハバネラ形式の小品
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)
  6. クーラント(無伴奏チェロ組曲第6番二長調BWV1012)
  7. ジーグ(無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007)
  8. アルマンド(無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV1009)
 ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893)
  9. 感傷的なワルツ
 エンリケ・グラナドス(1876-1916)
  10. スペイン舞曲第5番−アンダルーサ
 ガスパール・カサド(1897-1966)
  11. 緑の悪魔の踊り
 ダーヴィト・ポッパー(1843-1913)
  12. 妖精の踊りOp.39
 カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826)
  13. 舞踏への勧誘 Op.65 (ト-マス・アウナー編)
トーマス・アウナー(チェロ)
イリーナ・アウナー(ピアノ)1-5、9-13
 ダンスは単なる動きともいえますが、いつの時代もその時の人や文化を表しています。何百年も前に生まれた私のチェロを弾きながら楽器が経験してきた色々な時代を想像します。
 このアルバムで実際にダンスをしない人でもその文化を感じ取っていただけることともいます。(ト-マス・アウナー)
 ともにウィーン・モーツァルト・トリオの両親の元に生まれたトーマス・アウナーはナターリヤ・グートマンに師事し、様々なコンサートで入賞経験あり。その溢れんばかりの音楽をチェロの調べにのせてダンスの旅へと誘います。
 チェロの柔らかくく力強い音色はまるでやさしく「舞踏」へ誘ってくれているよう。チェロのための”ダンス”レパートリーとして是非そろえたい一枚です。
 


GRML99099
(国内仕様盤)
\2900+税
ダンス!〜ピアノとともにダンスを〜
 グレッグ・アンダーソン(1981-):
  ビゼーの主題による2台ピアノのための「カルメン幻想曲」
   1. Ⅰ. Suspended
   2. Ⅱ. Sultry, with a snap
   3. Ⅲ. Andante molto moderato
   4. Ⅳ. Allegretto
 アストール・ピアソラ(1921-1992):
  5. ル・グラン・タンゴ (ヴィオラとピアノのための)
 ベーラ・バルトーク(1881-1945):
  シク地方のハンガリー民謡 Sz.35a
   6. Ⅰ. The Peacock. Rubato
   7. Ⅱ. At the Janoshida Fairground. L’istesso tempo
   8. Ⅲ. White Lily
  9-14. ブルガリアのリズムによる6つの舞曲
   (ミクロコスモスSz107 第6巻 148番〜153番)
 イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
  15. タンゴ(サミュエル・ドゥシュキンによるヴァイオリンとピアノ編)
 アルベルト・ヒナステラ(1916-1983):
  アルゼンチン舞曲
   16. Ⅰ. Danza del viejo boyero
   17. Ⅱ. Danza de la moza donosa
   18. Ⅲ. Danza del gaucho matrero
 ゲオルク・ブラインシュミット(1973−):
   バルカンドロム
ドラ・デリイスカ(ピアノ)
ルカ・モンティ(ピアノ)1-4
ノーラ・ロマノフ=シュヴァルツベルク(ヴィオラ)5
ユーリ・レヴィチ(ヴァイオリン)15
フロリアン・ヴィルライトナー(ヴァイオリン)19
ゲオルク・ブラインシュミット(チェロ)19
 活躍めざましいブルガリア出身若手ピア二ストのデリィスカが、仲間とともにピアノで踊りまくるアルバム。
 ビゼー、バルトーク、ピアソラ、ストラヴィンスキー、そしてオーストラリア人作曲家のブラインシュミットのグルーヴ感たっぷりの、ジプシー的なバルカンダンス「バルカンドロム」!
 ブルガリア出身のデリィスカの新たな魅力がつまった、まさに“ダンス”の一枚です。




ALM/コジマ録音


ALCD-1159
¥2800+税
渡邊順生(チェンバロ)
 フレスコバルディ/フローベルガー チェンバロ作品集

 ジローラモ・フレスコバルディ:
  [1] トッカータ第2巻第7番 ニ調
  [2] トッカータ第1巻第10番 ヘ調
  ロマネスカのアリアに基づく14のパルティータ
   [3] Parte 1
   [4] Parte 2
   [5] Parte 3
   [6] Parte 4
   [7] Parte 5
   [8] Parte 6
   [9] Pare 7
   [10] Parte 8
   [11] Parte 9
   [12] Parte 10
   [13] Parte 11
   [14] Parte 12
   [15] Parte 13
   [16] Parte 14
  [17] トッカータ第2巻第11番 ト調
  [18] ルッジェーロのアリアに基づくカプリッチョ第12番
 パッサカリアに基づく100のパルティータ
  [19] Passacagli (Parte 1-20) -
    Corrente (Parte 21-25) - Passacagli (Parte 26-47)
  [20] Ciaccona (Parte 48-57) - Passacagli (Parte 58-65) -
     Ciaccona (Parte 66-77) - Passacagli (Parte 78-82) -
     Ciaccona (Parte 83-101)
  [21] Passacagli (Parte 102-124)
 ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー:
  [22] トッカータ第2番 ニ短調
  [23] 嘆き〜憂鬱を晴らすためにロンドンで作曲(組曲第30番 イ短調 より)
  組曲第27番 ホ短調
   [24] Allemande faite en passant le Rhin dans une barque en grand peril
      (アルマンド〜ライン渡河の船中で重大な危険に遭遇して作曲)
   [25] Courante(クーラント)
   [26] Sarabande (サラバンド)
   [27] Gigue (ジーグ)
  [28] トッカータ第18番 ヘ長調
  [29] ブランロシェ氏の死に寄せる悲嘆とトンボ−
  [30] 皇帝フェルディナント3世のトンボ−
 組曲第20番 ニ長調
  [31] Meditation faict sur ma mort future(瞑想?来たるべき我が死を想って)
  [32] Gigue (ジーグ)
  [33] Courante (クーラント)
  [34] Sarabande (サラバンド)
渡邊順生(チェンバロ)
〈録音〉神奈川県立相模湖交流センター 2015年12月9~11日
〈使用楽器〉フレスコバルディ:イタリアン・モデル 製作:柴田雄康(たかやす) 1995年
      フローベルガー:ルッカース(フレミッシュ)・モデル 製作:柴田雄康(たかやす) 1985年

バロック期に先駆けて重要な鍵盤作品の数々を生み出し、ドイツ人として音楽史上初めて国際的名声を博したJ.J.フローベルガーと、その師であるイタリアの天才G.フレスコバルディ。この二人の作品は、17世紀における最も重要かつ美しい楽器・チェンバロの魅力と可能性を、ストレートかつ自由に提示した。4世紀の時を経て、渡邊順生が、その黎明期の躍動を今に伝える。


【渡邊順生(チェンバロ)】
1950年、鎌倉の生まれ。チェンバロ、フォルテピアノ、クラヴィコード奏者及び指揮者。2011年第42回サントリー音楽賞受賞。ピアノを宅孝二、チェンバロを小林道夫らに師事。1973年、一橋大学社会学部卒業と同時にオランダへ留学、アムステルダム音楽院にてチェンバロをグスタフ・レオンハルトに師事。1977年最高栄誉賞付ソリスト・ディプロマを得て同音楽院を卒業、更に、プリ・デクセランスを受賞した。その後ヨーロッパ各地にて演奏活動を行ない、1980年に帰国。以来、古楽器演奏の啓蒙と普及に努め、精力的な演奏活動を展開。1984年古楽器のオーケストラ「ザ・バロックバンド」を結成し、モンテヴェルディ《オルフェオ》、《聖母マリアの夕べの祈り》、バッハ《ヨハネ受難曲》、ヘンデル《メサイア》等々、声楽大曲を中心とした演奏活動を行なって好評を博した。フランス・ブリュッヘン、アンナー・ビルスマ、マックス・ファン・エグモント、ジョン・エルウィスをはじめヨーロッパの名手・名歌手たちと共演多数。91年夏アメリカに楽旅して絶賛され、その後はローマ、パリ、ザルツブルク、アムステルダム等、国際的にも活躍。ソニー、創美企画、コジマ録音、セシル・レコード等より多数のCDをリリース。崎川晶子との共演による「モーツァルト:フォルテピアノ・デュオ」(コジマ録音)では2006年度レコード・アカデミー賞(器楽曲部門)を受賞した。また、楽譜の校訂や論文の執筆なども手がけ、2000年秋に上梓した『チェンバロ・フォルテピアノ』(東京書籍)は、歴史的鍵盤楽器の包括的な概説書・研究書として、各方面で大きな反響を呼んだ(2009年2月、第3刷刊行)。上野学園大学客員教授。桐朋学園大学、東京音楽大学講師。



《好評発売中》 渡邊順生のCD
●   銘器クロルで弾く フランス・クラヴサン音楽選集 ALCD-1147 
税抜価格¥2,800 JAN 4530835 110750 《レコード芸術誌特選盤》

●   J.S.バッハ フランス風序曲 グスタフ・レオンハルトの思い出に捧ぐ ALCD-1132
税抜価格¥2,800 JAN 4530835 109785 《レコード芸術誌特選盤》

●   J. S. バッハ ラウテンクラヴィーアのための音楽 ALCD-1128
税抜価格¥2,800 JAN 4530835 109631 《レコード芸術誌特選盤》

●   シュトライヒャー・ピアノで弾くベートーヴェン・ソナタ集 ALCD-1117
税抜価格¥2,800 JAN 4530835 108917 《レコード芸術誌特選盤》

●   J.S.バッハ ゴルトベルク変奏曲 ALCD-1110, 1011
税抜価格¥3,400 JAN 4530835 108580 《レコード芸術誌特選盤》

●   モーツァルト フォルテピアノデュオII ALCD-1100 渡邊順生、崎川晶子(fortepiano)
税抜価格¥2,800 JAN 4530835 108108 《レコード芸術誌特選盤》

●   クリストフォリ・ピアノで弾くスカルラッティ・ソナタ集 ALCD-1096
税抜価格¥2,800 JAN 4530835 107644 《レコード芸術誌特選盤》

●   J.S.バッハ:イギリス組曲[チェンバロの歴史と名器3] ALCD-1081, 1082
税抜価格¥3,600 JAN 4530835 107040 《レコード芸術誌特選盤》

●   モーツァルト フォルテピアノデュオ クラヴィーアの歴史と名器2 ALCD-1073 渡邊順生、崎川晶子(fortepiano)
税抜価格¥2,800 JAN 4530835 106685 《レコードアカデミー賞》

●   幻想のフォルテピアノ《月光》 ALCD-1064
税抜価格¥2,800 JAN 4530835 106531 《レコード芸術誌特選盤》

●   チェンバロの歴史と名器[第2集] ALCD-1049, 1050
税抜価格¥3,400 JAN 4530835 105787 《レコード芸術誌準特選盤》

●   チェンバロの歴史と名器 ALCD-1038, 1039
税抜価格¥3,400 JAN 4530835 104148 《レコード芸術誌特選盤》

●   J.S. バッハ イタリア協奏曲 ALCD-1023 渡邊順生、崎川晶子(cemb)
税抜価格¥2,913 JAN 4530835 103417 《レコード芸術誌特選盤》

●   バッハ 半音階的幻想曲とフーガ ALCD-1018
税抜価格¥2,913 JAN 4530835 103134 《レコード芸術誌特選盤》

●即興するモーツァルト ALCD-1012
税抜価格¥2,913 JAN 4530835 107125

●   J.S.バッハ/パルティータ  ALCD-1004, 1005
税抜価格¥4,854 JAN 4530835 104216 《レコード芸術誌特選盤》
 
ALCD-9149
¥2800+税
ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番 作品5/8つの小品 作品76
 ヨハネス・ブラームス:
  ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 作品5
   [1] Allegro maestoso
   [2] Andante espressivo
   [3] Scherzo: Allegro energico
   [4] Intermezzo (Ruckblick): Andante molto
   [5] Finale: Allegro moderato ma rubato
  8つの小品 作品76
   [6] No. 1 Capriccio in F-sharp minor
   [7] No. 2 Capriccio in B minor
   [8] No. 3 Intermezzo in A-flat major
   [9] No. 4 Intermezzo in B-flat major
   [10] No. 5 Capriccio in C-sharp minor
   [11] No. 6 Intermezzo in A major
   [12] No. 7 Intermezzo in A minor
   [13] No. 8 Capriccio in C major
毛翔宇(ピアノ)
〈録音〉彩の国さいたま芸術劇場 2015年12月21?22日

 北京に生まれ、国際的に活躍を続ける一方、上海音楽院教授として後進の指導にも力を注ぐ実力派ピアニスト、毛翔宇。
 ここで聴けるのは、実に広大なスケールで描き出す、ブラームスの深遠なる内面世界である。ブラームス特有の構築美への揺るぎないアプローチ、自然で細やかなアーティキュレーションなど、ブラームスへの深い共感が力強く伝わってくる。

【毛翔宇(ソプラノ)】
 北京生まれ、香港で育ち、アメリカ・ジュリアード音楽院博士号取得。
 香港でのデビューリサイタルにおけるドビュッシーの《12の練習曲》、ラヴェルの《夜のガスパール》、メシアンの《鳥のカタログ》より「イソヒヨドリ」、リストの《ロ短調ソナタ》の演奏は、サウスチャイナモーニング誌において「確実な技巧、卓越した構成は感動的な成果を挙げた。毛の圧倒的な技量は他を抜きん出ている。」と絶賛された。それ以来、香港と中国の最も注目されるピアニストの地位を確立した。
 これまでに、ルドルフ・ゼルキン賞、ジョン・エルヴィン賞、スター財団博士号奨学金、ジーナ・バッハウアー国際ピアノコンクール名誉賞、またオベリン大学コンチェルトコンクール、全米音楽教師協会オハイオコンクール、アーサー・ダンコンクールにおける特賞など、数々の賞を受賞。
 リンカーンセンターのアリス・タリーホールやジュリアードシアター等、ニューヨークのいたるところで披露された毛の演奏は全て絶賛され、オベリン大学フィニー礼拝堂やクリーブランドのセヴェランスホールにおける生放送デビューコンサートは多大な称賛を受けた。アメリカにおけるソロ・室内楽の演奏のみならず、中国、香港、台湾、日本においてもリサイタルやオーケストラとの共演を重ねる。さらに現代音楽分野での活躍もめざましく、メイン州やニューヨークの現代音楽フェスティバルにおいて多くのソロリサイタルを行った。
 積極的な演奏活動を行う傍ら、上海音楽学院の教授を務める。
 多くの師事した巨匠の中で、ジョン・ウィンザー氏、ロバート・シャノン氏、ヨへベッド・カプリンスキー氏に傾倒している。
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ALCD-9161
¥2800+税

この人が長生きしていたらピアノ音楽の歴史は変わっていたかもしれない。
 ショパンが最も愛した弟子、
  15歳で夭折した天才ピアニスト〜カール・フィルチュ


 カール・フィルチュ:
  [1] 即興曲 変ロ短調
  [2] 練習曲 作品8
  [3] アンダンテ 作品1-1
  [4] 夜想曲 作品1-2
  [5] マズルカ
  [6] コラール
  [7] 言葉のないロマンス
  [8] 即興曲 変ト長調
  [9] 6つの小さな前奏曲
  [10] 練習曲 作品10
  [11] 舟歌
  [12] 序奏と前奏(ベルリーニのオペラ”海賊”のテーマより)
  [13] ヴェニスの別れ
萩原 千代(ピアノ)

〈録音〉 相模原市立城山文化ホール(もみじホール城山) 2015年11月18?19日
〈使用ピアノ〉 ベヒシュタイン モデルM/P192
 
 この人が長生きしていたらピアノ音楽の歴史は変わっていたかもしれない。
 ショパンの弟子といってもあまりぴんとくる音楽家はいないが、この人だけは別格だった。
 ショパンは11歳のフィルチュの才能に驚愕し、ノアンにいた時期を除いて週3回のレッスンを行ったという。ショパンとしては例外中の例外のこと。
 その後フィルチュはショパンのおめがね通りパリ、ロンドン、ウィーンなどで大成功を収めるがわずか15歳で他界してしまう。
 ショパンはフィルチュに自分とまったく同じ感性を見出しており、「これほど私のことを理解できるとは・・・私は彼に何一ついう必要はない」と語ったという。

 そんな天才フィルチュの残したピアノ作品。





【萩原 千代(ピアノ)】
 東京音楽大学音楽学部音楽学科器楽専攻ピアノ科卒業。卒業後、ルーマニア国立トゥルグムレシュ交響楽団及び同国立ディヌ・リパッティー交響楽団とモーツァルトやバッハのコンチェルトなどで共演を重ねる。ルーマニアに魅了され、ショパンの愛弟子である天才作曲家カール・フィルチュ作品との運命的な出会いから、現地での研究を重ねる。フィルチュ研究の第一人者であるCsiky Boldizsar チーキー・ボルディジャール氏からは「異なる様式への感性、楽譜の表記を研究する姿勢、作曲家の意図を汲み取る理解力」を称賛されている。
 2010年と2012年の2回にわたり“カール・フィルチュの世界”と題し、旧東京音楽学校・奏楽堂にて日本初演となるリサイタルを開催。柔らかなタッチによるまろやかな音色は、19世紀のサロンにおける演奏を彷彿させるものと音楽誌などで称賛された。
 バロック、古典期の作品を美しい音色と精巧な解釈で演奏するピアニストと評価されており、歴史に埋もれている優れた作曲家の作品を研究し、演奏することでも注目されている。


フィルチュの珍しい管弦楽作品も


CD ACCROD
177
\2800
ショパンの弟子
1. テレフセン:ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.8
2. フィルチュ:管弦楽のための序曲ニ長調
3. フィルチュ:ピアノと管弦楽のための小協奏曲ロ短調
フベルト・ルトコフスキ(ピアノ:1,3)
ポーランド放送交響楽団
ウカシュ・ボロヴィツ(指揮)
録音時期: 2010年5月、6月、9月
ショパン似とはいえ、若書きというにはすでに完成された感があるフィルチュの管弦楽作品。末恐ろしい若者だった・・・



 
LMCD-2050
¥2900+税
■ 浜松市楽器博物館コレクションシリーズ55
この道 童謡・唱歌の四季
 〜リードオルガンとソプラノによる日本の叙情〜

 [1] 故郷による前奏曲(オルガンソロ)  文部省唱歌
 [2] 花  武島羽衣 作詞 滝廉太郎 作曲
 [3] 春の小川  文部省唱歌
 [4] 朧月夜  文部省唱歌
 [5] 夏は来ぬ  佐佐木信綱 作詞 小山作之助 作曲
 [6] みかんの花咲く丘  加藤省吾 作詞 海沼實 作曲
 [7] 夏の思い出(オルガンソロ) 江間章子 作詞 中田喜直 作曲
 [8] 浜辺の歌  林古渓 作詞 成田為三 作曲
 [9] 椰子の実(オルガンソロ)  島崎藤村 作詞 大中寅二 作曲
 [10] 月の砂漠  加藤まさを 作詞 佐々木すぐる 作曲
 [11] 七つの子  野口雨情 作詞 本居長世 作曲
 [12] 紅葉  文部省唱歌
 [13] 赤とんぼ  三木露風 作詞 山田耕筰 作曲
 [14] 夕焼小焼  中村雨紅 作詞 草川信 作曲
 [15] 里の秋  斎藤信夫 作詞 海沼實 作曲
 [16] たき火  巽聖歌作詞 渡辺茂 作曲
 [17] 冬の夜  文部省唱歌
 [18] 早春賦  吉丸一昌 作詞 中田章 作曲
 [19] この道  北原白秋 作詞 山田耕筰 作曲
 [20] 故郷による後奏曲(オルガンソロ)  文部省唱歌
鈴木 開(リードオルガン)
名倉 亜矢子(ソプラノ)
〈使用楽器〉
 [6] [7] [8]
 大和オルガン 日本楽器製造株式会社(現ヤマハ株式会社)明治〜大正時代 浜松
 62鍵 7ストップ 1スウェル  幅100.5cm 高92.3cm
 [1] -[5], [9]- [20]
 パーラーオルガン エスティ社 1891年 ブラトルボロ バーモント州 アメリカ
 61鍵 11ストップ 2スウェル 幅106.8cm 高208.2cm

〈録音〉アクトシティ浜松音楽工房ホール  2015年3月23-26日
  学校教育での唱歌教育の伴奏楽器として日本中に拡がり、明治、大正、昭和の子供たちへの西洋音楽教育に使われたリード・オルガン。
 唱歌の文学上の気品の高さと、音楽上のメロディの美しさは、今も日本人の心の琴線に触れ、外国人からも優れた日本文化のひとつとして捉えられている。
 足踏み式リードオルガンでの伴奏や独奏での表現は、原点である往時の学校の授業の情景と、何ともいえない郷愁を聴く者に感じさせる。

 


<映像>


EUROARTS(映像)


KKC 9152/56
(5DVD)
\6944+税
ブリュノ・モンサンジョン・エディション Vol.3〜リヒテル、ロジェストヴェンスキー
 [DVD 1] 4:3  PCM STEREO 音声:露・独 
  スヴャトスラフ・リヒテル/謎(エニグマ)〜蘇るロシアの巨匠(第1部)(1998)
 [DVD 2]  4:3 PCM STEREO 音声:露・独
  (1)スヴャトスラフ・リヒテル/謎(エニグマ)〜蘇るロシアの巨匠(第2部)(1998)
  (2)トゥーレーヌ音楽祭〜
    モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調「ジュノム」K.271
   【スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)、ロリン・マゼール(指揮)
    フランス国立管弦楽団 (1966年ライヴ)】
 [DVD 3] 4:3 DD2.0 音声:露
  (1)赤い指揮棒 (2003)
  (2)ロジェストヴェンスキー〜指揮者それとも魔術師? (2003)
  (3)シュニトケ:死せる魂/プロコフィエフ:カンタータ「乾杯」
   【ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
    モスクワ・シンフォニック・カペレ&合唱団、
     ヴィクトリア・ポストニコワ(ピアノ)】
 [DVD 4] 16:9  PCM STEREO 音声:露・仏・英
  ロジェストヴェンスキーの証言(第1部)1999、2002、2003、2015 年収録
 [DVD 5] 16:9  PCM STEREO(1)、4:3 DD2.0(2) 音声:露・仏・英
  (1)ロジェストヴェンスキーの証言(第2部)1999、2002、2003、2015年収録
  (2)アンドレイ・チェスノコフ〜テニス選手の肖像 (1989)
 「ショスタコーヴィチの証言」に匹敵する衝撃!歴史の証人ロジェストヴェンスキーがすべてを赤裸々に語った!

 監督:ブリュノ・モンサンジョン/NTSC、DTS 5.0、10h 42’ 00”、字幕:日英仏独、日本語帯・解説付

 モンサンジョンによるドキュメンタリー・シリーズの第3 弾はロシア編。リヒテルに語らせた1998 年制作の「謎(エニグマ)」は世界に衝撃を与えました。現在入手困難となっている同作品が驚きの価格で再発売となります。もちろん日本語字幕付き。また今回、1966 年トゥーレーヌ音楽祭から、モーツァルト:ピアノ協奏曲第9 番変ホ長調「ジュノム」をマゼール指揮フランス国立管弦楽団と共演した映像も初出。リヒテルの神業を味わえます。
 今回の目玉はリヒテルでなく、読売日本交響楽団の名誉指揮者としておなじみ、今年9 月にも来日が予定されているロジェストヴェンスキーのドキュメンタリーも3 篇。そのうち2003 年制作の「赤い指揮者」と「ロジェストヴェンスキー〜指揮者それとも魔術師?」は、今回日本語字幕を付けての再発売。それにより、このドキュメンタリーの価値が倍増しました。ことにプロコフィエフがスターリンの還暦祝いに作曲したカンタータ「乾杯」の指揮全曲演奏に傑作。裏で血の粛清を行っているのに慈悲深く偉大な首領様と讃えられる歌詞と、プロコフィエフ屈指の素晴らしい音楽のギャップ。ロジェストヴェンスキーが何とも言えない表情で指揮しているのが見ものです。
 さらに衝撃なのが最新作「ロジェストヴェンスキーの証言」。ロジェストヴェンスキーはスターリン時代からプーチン時代までをしたたかに生き抜き、ソ連=ロシアの楽壇の表と裏をつぶさに目撃した稀有な人物ながら、大のインタビュー嫌いでこれまで本心を明かしたことがありませんでした。それは命にかかわることゆえですが、その彼が4 時間にわたり、国や同僚たちについて赤裸々に語ります。ショスタコーヴィチ、シュニトケに対する親愛の情に比べ、政府、スターリン、フレンニコフほかへの容赦ない罵詈雑言はヴォルコフの「ショスタコーヴィチの証言」と重複する点も多く興味津々。スターリンとプロコフィエフ両者が奇しくも亡くなった同日のモスクワの様子や、ストラヴィンスキーの来ソ、ゴロワノフの人情味あふれるエピソードは初めて聞くもので臨場感たっぷり。さすが歴史の証人と申せましょう。オリジナル・ロシア語から字幕作成というのも貴重、ロシア音楽関係者必見の最重要資料です。
 最終巻のおまけとして、音楽と全く関係のないソ連初のテニス・チャンピオン、アンドレイ・チェスノコフ(1966-) のモンサンジョンによるインタビューも収録。ブルジョワのスポーツとしてソ連時代にほぼ姿を消していたテニスで、ロシア人として初めて4大大会に出場、1991 年7 月のカナダ・マスターズではあの松岡修造と準々決勝まで進んだヒーロー。モンサンジョンの方法論は音楽と全く同じで、チェスノコフの口から政府の不当さと搾取を語らせ、ソ連における音楽とスポーツが同じ扱いだったことを認識させてくれます。






 

STRADIVARIUS(映像)

STR 33854
(DVD PAL)
\3600
サンプ(レス)音響の科学《アンリミテッド終了》
 ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):
  リニア(1973)〜ピアノと打楽器のための
 イヴァン・フェデーレ(b.1953):
  パルスと光(2014)〜ピアノとエレクトロニクスのための
 ジョヴァンニ・アルビーニ(b.1982):
  3回目の代数(2014)〜打楽器とエレクトロニクスのための
マリア・グラツィア・ベロッチオ(Pf)
アルド・オルビエト(Pf)
ダニエーレ・ロイ(Pf)
パオロ・パロリーニ(Perc)
アリゴ・アクシア(Perc)
ルカ・リッチェリ
 (ライヴ・エレクトロニクス、
  モーション・キャプチャー)ほか
 収録:2014 年5 月23 日

 アコースティックな演奏にライヴ・エレクトロニクス、光や映像を加え、音楽とテクノロジーの新たな可能性を探るライヴ映像を収録。
 いずれもイタリアの現代音楽でベリオはよく知られているが、イヴァン・フェデーレはスペクトル楽派の影響を受けつつ、数学の理論も応用したハイパーで難解な作品で知られ、アンサンブル・アンテルコンタンポランやリヨン国立管から委嘱を受けて作品はさかんに演奏されている。アルビーニはマルチ・メディアのための作品を数多く発表している若手。

 ご注意! PAL仕様です。国内の通常のDVDプレイヤーでは再生できません。PALのDVDを再生できるプレイヤー、もしくはPCのDVDドライブで再生してください。※
 
STR 33973
(DVD PAL)
\3600
サンプル(レス)音響の科学《ケミカル・フリー?》〜
 ニコラ・サーニ(b.1961)の音楽

  《底にたくさんの空間がある》〜
   コントラバスとエレクトロニクスのための
  《何も風景はない》〜ピアノとエレクトロニクスのための
  《More Is Different》〜
   ハイパー・バス・フルートとエレクトロニクスのための
ロベルト・ファブリツィアーニ(ハイパー・バスFl)
アルド・オルビエト(Pf)
ダニエーレ・ロッカート(Cb)
ルカ・リッチェリ
 (ライヴ・エレクトロニクス、モーション・キャプチャー)
デイヴィッド・ライアン(Video)
 収録:2014 年5 月9 日

 ニコラ・サーニはイタリアの中堅作曲家で作曲をドメニコ・ゲレーロ、電子音楽をジョルジオ・ノットリに師事した後、シュトックハウゼンの指導も受けている。
 伝統的な楽器と電子音響技術、さらにはマルチ・メディアとのコラボレーションに新たな音楽の可能性を見出している作曲家の一人。このDVD においても彼の様々なテクノロジーとの試みが視聴できる。

 ご注意! PAL仕様です。国内の通常のDVDプレイヤーでは再生できません。PALのDVDを再生できるプレイヤー、もしくはPCのDVDドライブで再生してください。※



 

TUDOR(映像)


TUDOR 3339
(DVD PAL)
\3600
「メニューイン未発表ライヴ映像」
 (1)バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004 ニ短調
 (2)ヴィヴァルディ:
  3つのヴァイオリンのための協奏曲 ヘ長調 RV551
 (3)ヴィヴァルディ:
  2つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ短調 RV510
 (4)バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041
 (5)バッハ:
  無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)
(2)ロバート・マスターズ(Vn)
(2)(3)アルベルト・リシ(Vn)
(3)ヴォルフガング・メールホルン(Vc)
(2)-(4)カメラータ・リシ
 メニューイン生誕100年記念、未発表ライヴDVD!

 録音:1976年8月7−14日、スイス、ザーネン=グシュタード/PAL/86分/4:3 /STEREO/字幕:独仏伊

 20 世紀を代表する名ヴァイオリニストの一人、ユーディ・メニューイン(1916-1999)が、1976 年8月にザーネン=グシュタードのマウリティウス教会で行った演奏会の未発表映像がDVD 化された。
 メニューインの愛弟子のアルゼンチン出身のヴァイオリニスト、アルベルト・リシ(1935-2009)が中心となって、スイスのグシュタードでメニューインが若い音楽家を教育する夏のセミナーを催し、その一環の演奏会だったようだ。
 メニューインの盟友である英国のヴァイオリニスト、ロバート・マスターズ(1917—2014)も参加している。会場は小さな教会の中。協奏曲は全体に和やかな雰囲気に包まれている。
 一方無伴奏曲では、メニューインの集中した演奏にひきつけられる。カラー映像は当時としては標準的な水準。曲と曲の間にメニューインのインタビューも収録されている。

 ご注意! PAL仕様です。国内の通常のDVDプレイヤーでは再生できません。PALのDVDを再生できるプレイヤー、もしくはPCのDVDドライブで再生してください。※















4/21(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



ARTE DELL’ARCO JAPAN



ADJ 048
\2700→\2490
ラ・フォンテヴェルデ
 モンテヴェルディ:マドリガーレ集第2巻(1590)

 1. 夜明けはまだ訪れず/
 2. 一方の魂がため息をつきながら言った/
 3. 僕のフィリスは飲んでいた/4. いとも甘美な絆/
 5. 僕たちはヒヤシンスでも水仙でもなく/
 6. 紅く美しい唇の周りで/
 7. この岸辺には愛する人の唇ほど紅い花はない/
 8. すべての美しい口が/
 9. 愛する人よ、今あなたのもとに帰ります/
 10. 僕は影になりたい/11. もし愛の神が狩りに行くなら/
 12. 愛する人の燃えるような美しい目を/
 13. 酷い人よ、僕を捨てるのなら君にとっても痛手だ/
 14. 波はささやき/
 15. かつてこの口は、辛辣極まりない言葉を発し/
 16. 僕のクローリが穏やかに眠っていると/
 17. 残酷な人よ、なぜ僕から逃げるのだ/
 18. この鏡をあげるから/19. 死ぬことは大したことではない/
 20. 愛の神よ、愛する女性がお前の翼を切った/
 21.かつて私は歌った
ラ・フォンテヴェルデ
 【鈴木美登里・星川美保子(ソプラノ)、
  上杉清仁(カウンターテナー)、
  谷口洋介・中嶋克彦(テノール)、
  浦野智行・小笠原美敬(バス)】
  上尾直毅(チェンバロ)
 なんと美しい声楽アンサンブル。ラ・フォンテヴェルデによるマドリガーレ集第2巻!

 セッション録音:2013年5月20-22日、10月7-9日、2014年5月19-21日、9月21-23日、2016年3月15-17 日/秩父ミューズパーク音楽堂(録音:櫻井卓)/DDD、65’10”

 2002 年に鈴木美登里を中心に結成された本格派声楽アンサンブル、ラ・フォンテヴェルデによるモンテヴェルディのマドリガーレ全曲録音の第2 弾「マドリガーレ集第2 巻」がリリースされます。
 日本人としてははじめてで、ヨーロッパでもほとんど例のない貴重な試みであるこの一大企画では、作曲家の成長と作風の変化に焦点を当て、モンテヴェルディの生涯に沿ってプロジェクトを進めていく形を取っています。もっぱらオペラなどの大作で知られる作曲家の半世紀をかけたライフワークが今ここに巻を追って響きとなります!
 「モンテヴェルディは『オルフェオ』や『ポッペアの戴冠』などのオペラで一世を風靡し、バロックの扉を開いた作曲家として著名である。しかし彼がライフワークとしていたのは、16 世紀から17 世紀にかけてヨーロッパ全土で流行したマドリガーレであった。1587 年に出版されたマドリガーレ第1 巻から1638 年の第8 巻に至るまで、彼は実に半世紀もの年月をその創作に費やし、新しい作曲技法や様式を追求し続けた。マドリガーレをレパートリーとするグループにとって、モンテヴェルディほど魅力的な作曲家は他にいないだろう。
 1590 年に出版された第2 巻は当時主流であった『対位法』という保守的な様式と革新的な様式が混在しており、彼が新境地に向かって飛び立とうとしていることが窺われて極めて興味深い。(鈴木美登里 ライナーノーツより)」







CAVI MUSIC


4260085534517
(3CD)
\6000
ルール・ピアノ・フェスティバルVol.34〜
 シベリウス&グリーグ&スクリャービン ライヴ録音2015
CD1( 74'08)
 シベリウス:6 つの即興曲 作品5、5つの小品(樹の組曲)作品75
   ヘンリ・ジークフリートソン(ピアノ)/録音:2015 年5 月10 日(ライヴ)
 シベリウス:5 つの小品(草花の組曲)作品85
   アンドレイ・ググニン(ピアノ)/録音:2015 年6 月6 日(ライヴ)
 シベリウス:
  2つのロンディーノ作品68、ソナチネ第1番嬰ヘ短調作品67、
  小ワルツ 作品40-1、6つのバガテルより「ユーモレスクI」作品97-1、
  「ユーモレスクII」作品97-6、村の教会Op.103-1、
  2つの小品Op.111B、5つのスケッチOp.114
   ルディ・シュプリング(ピアノ)/録音:2015年5月14日(ライヴ)
CD2(79’17)
 グリーグ:ノルウェー舞曲Op.35
   ヤ=フェイ・チャン(ピアノ) ロバート・レヴィン(ピアノ)
 グリーグ:人びとの生活の情景Op.19
   ヤ=フェイ・チャン(ピアノ)/録音:2015年5月26日(ライヴ)
 グリーグ:
  ピアノ・ソナタ ホ短調Op.7、抒情小曲集よりワルツOp.38-7/
  ノクターンOp.54-4/ スケルツォOp.54-5/家路Op.62-6
   ヨアキム・カール(ピアノ)/録音:2015年6月5 日(ライヴ)
 グリーグ:
  抒情小曲集より小人の行進Op.54-3/郷愁Op.57-1/
  蝶々Op.43-1/ トロルドハウゲンの婚礼の日Op.65-6
   ベンジャミン・モーザー(ピアノ)/録音:2015 年6 月29日(ライヴ)
CD3(57’02)
 スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調Op.23
   チホ・ハン(ピアノ)/録音:2015 年6 月4 日(ライヴ)
 スクリャービン:
  ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30、詩曲「炎に向かって」 Op.72
   パヴェル・コレスニコフ(ピアノ)/録音:2015 年5 月31 日(ライヴ)
 スクリャービン:幻想曲ロ短調Op.28、練習曲嬰ニ短調Op.8-12
   ベンジャミン・モーザー(ピアノ)/録音:2015 年6 月29日(ライヴ)
 スクリャービン:練習曲嬰ハ短調Op.2-1、練習曲嬰ト短調Op.8-9
   ドゥダナ・マツマニシュヴィリ(ピアノ)/録音:2015 年4 月22 日(ライヴ)
 スクリャービン:3つの小品Op.45、5つの前奏曲Op.74
   アンドレイ・ググニン(ピアノ)/録音:2015 年6 月6 日(ライヴ)
 ルール・ピアノ・フェスティヴァル2015
 シベリウス&グリーグ&スクリャービン

 ドイツ屈指の工業地帯として知られている、ルール地方で毎年行われるこのピアノ・フェスティバル。世界のピアニストが定期的に集まる出会いの場です。第1回の開催セレモニーではポリーニが登場、すでに有名になった音楽家だけでなく、コンクール入賞者など豊かな才能を持った若手の登竜門にもなっています。
 34 弾となる本アルバムは、2015 年アニヴァーサリー・イヤーだったシベリウスとスクリャービンに焦点を当てたプログラムでした。
 生誕150 周年を迎えたシベリウスは、生涯作曲期間に渡って170 曲ものピアノ作品を残しています。どれも愛らしい魅力に満ちた作品ばかり。
 そして19 世紀末の生んだ鬼才スクリャービン。ショパンの練習曲を意識して書かれた12 の練習曲や独自のスタイルが確立され始めたピアノ・ソナタ第4 番などを収録しています。
 才能あふれる10 人の若きピアニストが参加しており、フィンランド出身のヘンリ・ジークフリートソン。ロシアの若手アンドレイ・ググニン。
 歌曲の伴奏者や教育者としても活躍するドイツのルディ・シュプリング。
 台湾出身でアメリカで活動しボストン音楽院でも教えているヤ=フェイ・チャン。
 グリーグ国際ピアノ・コンクールの覇者俊英ピアニスト、ヨアキム・カール。ミュンヘン音楽一家に生まれ数々のコンクールで入賞しているベンジャミン・モーザー。
 1992 年韓国出身で同世代のピアニストの中でも最も実力を評価されているチホ・ハン。

 ジョージア州出身の女性ピアニスト、ドゥダナ・マツマニシュヴィリ。とこれからのピアノ界を担っていく注目の奏者の演奏をまとめて聴くことのできるピアノ・ファン必聴のアルバムです。




WERGO


WER 7335
\2500
バルツ・トリュンプ(1946-):作品集
 (1)バラード〜ギターのための
 (2)マリンバのための5つの小品
 (3)エオリアンソング〜フルートのための
 (4)4つのデュエット〜マリンバとギターのための
 (5)シビュラの託宣〜ソプラノ、バリトン、フルート、打楽器のための
エル・シマロン・アンサンブル
 スイスの作曲家、バルツ・トリュンプの作品集、当時の前衛音楽の主流、セリエリズムや偶然性と路線を異にしたトリュンプが追求した独自の美しさ

 録音:2014 年9 月3 日-6 日、12 月5 日/チューリッヒ/75’53”

 スイスの作曲家、バルツ・トリュンプの作品集。セリエリズムや偶然性など、彼が若いころ全盛期だった前衛音楽とは違う路線を歩み、彼にとっての「美しい音楽」を追い求め続けているトリュンプ。故郷スイスの山に囲まれた空の高さやギリシャ神話への傾倒など、豊かな創作のバックグラウンドから紡ぎ出される彼の音楽を、様々な楽器や編成で多角的に味わうことができるアルバムです。
 CD 最初におさめられているソロ3 作品(ギターソロ、マリンバソロ、フルートソロ)は、どれもそれぞれの楽器から引き出す多様な表情や語り口、聴き手を掴む展開が魅力的な作品。20 世紀を代表する作曲家、ルチアーノ・ベリオのアシスタントをしていたこともあるというトリュンプですが、これらのソロ作品はベリオのソロ作品シリーズ「セクエンツァ」の世界を思わせながらも、トリュンプ独自の歌心を感じさせます。
 マリンバとギターのための「4 つのデュエット」は、性格も音の出る仕組みも全く異なる2 つの楽器の会話。双方のそれぞれに個性的な音色が重なることにより生まれる陰影や独特な音の手触りが特徴的です。
 このディスクで1 番大規模な作品「シビュラの託宣」は、ソプラノ、バリトン、フルート、打楽器によるアンサンブル。本CD の演奏を手掛けるエル・シマロン・アンサンブルのために書かれ、同アンサンブルのメンバーに献呈されています。西洋古典文学の中でアエネアスの冥界への旅路に同伴した女性とされる預言者、クマエのシビュラを題材に取ったこの作品で、フルートは同じく冥界来訪の神話で知られるオルフェウスの楽器として、またモーツァルトのオペラ「魔笛」のように異界から身を守るものとして、暗示的に使われます。フルートと絡み合い、縁どるようなソプラノや、ファルセットと低音域を行き来するバリトン、それを煽るような打楽器が描くシビュラの嘆きと恍惚は呪術的な雰囲気を醸し出し、聴き手を異界に導くようです。
 エル・シマロン・アンサンブルは、20 世紀ドイツを代表する作曲家ハンス・ヴェルナー・ヘンツェの作品「逃亡奴隷( エル・シマロン)」を始めとする現代作品の演奏で知られ、ザルツブルク音楽祭など数々の音楽祭出演など国際的に活躍する団体。初演も多数行い、多くの作品がエル・シマロン・アンサンブルに献呈されています。トリュンプが作り出す音の迷宮に、誘われるままに迷い込んでみてはいかがでしょうか。




DELOS


DE 1047
\1700
《フランスのトランペットとピアノのための作品集》
 1) オネゲル:イントラーダ,
 2) イベール:即興曲,
 3) アンリ・セネ:トランペット・コンチェルティーノ,
 4) エネスコ:伝説,
 5) ジョリヴェ:エール・ド・ブラヴール(技巧的な旋律),
 6) ウジェーヌ・ボザ:カプリースOp.47,
 7) シャルリエ:コンクール用独奏曲,
 8) クロード・パスカル:カプリッチョ
ジェラード・シュワルツ(トランペット)、
クン=ウー・パイク(ピアノ)
 ジェラード・シュワルツのトランペット奏者としての見事な腕前
 DELOSレーベルとNAXOSレーベルに数多くの録音を持つアメリカの指揮者ジェラード・シュワルツ。シアトル交響楽団の設立に加わり、この楽団の発展に寄与しています。
 しかし、彼はもともとジュリアード音楽院を卒業した優れたトランペット奏者であり、活動の初期には何枚かのトランペット協奏曲の録音も残しています。
 この録音もそんな初期のもののひとつで、同じくジュリアードの学生であったクン=ウー・パイクと息のあったキレの良いアンサンブルを繰り広げています。
  【録音】1971年、マンハッタン、ニュー・スクール・ホール
 

DE 3479
\2400
《On Fire/ヴィルトゥオーソ・ヴァイオリン作品集》
 1) ヴィエニャフスキ:ポロネーズ第1番ニ長調Op.4,
 2) グラズノフ:瞑想曲 ニ長調Op.32,
 3) ウィリアム・クロール:バンジョーとフィドル,
 4) バリス・ドヴァリョーナス:ペッツォ・エレジアコ,
 5) ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ第2番イ長調Op.21(ヴァイオリンとピアノ版),
 6) ミロスラフ・スコリク:メロディ・フロム・ザ・ハイ・パス,
 7) カバレフスキー:ロンド Op.69,
 8) タネーエフL. フェイギン編):鍾乳石,
 9) クライスラー:中国の太鼓 Op.3,
 10) ミロスラフ・スコリク:ストーン・ルーラー = スペイン舞曲(ヴァイオリンとピアノ編),
 11) ニーノ・ロータ:即興曲 ニ短調,
 12) カラ・カラーエフ:バレエ音楽「7人の美女」よりワルツ,
 13) ヴィエニャフスキ:スケルツォ・タランテッラ ト短調 Op.16,
 14) エドゥアルド・トルドラ:6つのソネット,
 15) イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.27-3「バラード」
ピート・クーンホフ(ピアノ),
ベルナルダ・フォスター(ピアノ),
 細やかな運指と運弓のすばらしき至芸
 南アフリカ出身のヴァイオリニスト、ピート・クーンホフによる様々な演奏会用小品を集めた2枚組です。
 1961年に生まれ、9歳でコンサート・デビューを飾り南アフリカ国立ユース管弦楽団のソリストとして2度のヨーロッパツアーにも随行しています。
 ピアノを演奏しているフォルスターも南アフリカ出身で、ウィーンで学んだ後、南アフリカに戻り、いくつかの大学でピアノを教えています。熱のこもったアンサンブルをお楽しみください。

【録音】2011年12月, 南アフリカ、ノース・ウェスト大学
  

DE 3470
\2400
《ポール・モラヴェック作品集》
 ポール・モラヴェック(1957-):
  1) AMORISMS(2014),
  2) テンペスト・ファンタジー(2003),
  3) 神聖なる愛の歌(2012)
ポルターラ・アンサンブル,
ALIASチェンバー・アンサンブル,
シュレーヤス・パテル(指揮)
 現代作曲家のひとりモラヴェックの初演作品
 アメリカの権威ある作曲賞「ピューリッツァー賞」を受賞した作曲家モラヴェックの代表作の一つ、「テンペスト幻想曲」と、同じくシェイクスピア作品からインスピレーションを受けたバレエ音楽「AMORISMS」、聖書からテキストを採った「神聖なる愛の歌」。
 それぞれ仄かな調性感を持つ魅惑的な作品です。とりわけ最新作である「AMORISMS」はシェイクスピアの様々な作品に描かれた愛を象徴的に音にした音楽で、この録音が世界初録音となっています。
 【録音】2014年6月, ヴァンダービルト大学プレア音楽学校
 

DE 3481
\2400
《シューマン:チェロとピアノのための作品集》
 シューマン:
  1) 幻想小曲集Op.73, 2) アダージョとアレグロOp.70,
  3) 3つのロマンスOp.94,
  4) おとぎの絵本Op.113
   (A.ピアッティ、C.ベリサリオによるチェロとピアノ編),
  5) 民謡風の5つの小品Op.102,
  6) 12のピアノ小品Op.85 より 第12番 夕べの歌(チェロとピアノ編),
  7) トロイメライ(チェロとピアノ編)
エマニュエル・グルーバー(チェロ),
関野恵子(ピアノ)
 ロマン派作品の濃厚な表情を表現
 国際的なキャリアを持つチェリスト、エマニュエル・グルーバーはイースト・キャロライナ大学の教授であり、またイスラエル室内管弦楽団の首席も務めた実力派。
 今回はピアニストの関野恵子とともにシューマンの小品をしっとりと演奏しています。情熱的な「アダージョとアレグロ」から、まさに夢のような「トロイメライ」まで慈愛に満ちたシューマンです。
 【録音】2011年6月, サウス・カリフォルニア大学
 

DE 3495
\2400
《マーク・アーベル:歌劇「ホーム・イズ・ア・ハーバー」》
 マーク・アーベル(1948-):
  1) 歌劇「ホーム・イズ・ア・ハーバー」(全曲),
  2) 歌曲集「パーム・ツリー・アー・レストレス」
(1):ジェイミー・チェンバリン (ソプラノ),
アリエル・ピストゥリーノ(ソプラノ),
ババトゥンデ・アキンボボイ (バリトン),
E・スコット・レヴィン (バス・バリトン),
ヤネッレ・デステファノ (メゾ・ソプラノ),
ジョン・リー・キーナン (テノール),
カーヴァー・コッシー (バリトン),
ラ・ブレア・シンフォニエッタ,
ベンジャミン・マキノ(指揮)/
(2):ヒラ・プリットマン(ソプラノ),
タリ・タドモール(ピアノ) (2),
 異色の作曲家アーベルが現代社会を表現したオペラ
 スタンフォード大学で学び、1970年代から80年代の始めまではNYのロック・シーンで活躍し、その後カリフォルニアに戻り、20年間ジャーナリストとして働いていたという異色の作曲家アーベルの初のオペラである「ホーム・イズ・ア・ハーバー」はカリフォルニアの双子姉妹を主役にした物語。
 ロックやジャズを用い、現代社会の混乱した状況を交えながら彼女たちの成長を描いていくという大作です。
 【録音】2015年7月(1)/2014年10月(2)
 

DE 3490
\2400
《El Aleph 〜 20&21世紀のギター作品集》
 1) フェルナンオ・ペイロ:前奏曲,
 2) バリオス:前奏曲 ハ短調,
 3) バリオス:蜜蜂,
 4) バリオス:「アンデス組曲」より アイレ・デ・サンバ,
 5) パラグアイ舞曲第1番,
 6) ポンセ:主題、変奏と終曲(1926年第1稿),
 7) ヘンツェ:3つのテントス,
 8) ニキータ・コシュキン:「フォール・オブ・バーズ」より トッカータ,
 9) シーン・ヒッキー:タンゴ・グロテスコ,
 10) レネ・エースペレ:タクトゥス・スピリトゥス,
 11) シュテファン・ラック:ルネッサンスの誘惑,
 12) スマロ・グレゴリアドゥ:エル・アレフ
スマロ・グレゴリアドゥ(ギター),
オープン・ソース・ギターズ(12),
 この録音のために開発した新楽器で生み出された変幻自在な響き
 バロック期の作品を演奏するために、わざわざ新しいギターを開発するというこだわりのギタリスト、スマロ・グレゴリアドゥが今回挑戦するのは20世紀から21世紀の作品集。
 もちろん今回も彼は曲に合わせて楽器をアップグレードし、曲によってはハイ・トーンが生み出されるペダル・ギターを用いるなど工夫が凝らされています。変幻自在な響きをお楽しみください。
  【録音】2014年4月,ドイツ、トロッシンゲン音楽大学
 

DE 3355
\2400
《チャイコフスキー:デュエット集》
 チャイコフスキー:
  1) 歌劇『エフゲニー・オネーギン』Op.24より「Slikhali l vi za roschei glas nochnoi」,
  2) 歌劇『スペードの女王』Op.68より「Uzh vecher・・・Oblakov pomerknuli kraya」,
  3) 歌劇『マゼッパ』より「Uzh vecher・・・Oblakov pomerknuli kraya」,
  4) 二重唱『ロメオとジュリエット』(タネーエフ補筆完成版),
  5) 『6つの二重奏曲』Op.46より第1,3,4,5,6番,
  6) 歌劇『オプリチニーク』より「Pochudilis' mne budito golosa i shum shagov」,
  7) 歌劇『オルレアンの少女(ジャンヌ・ダルク)』より
   第2幕「Da, chas nastal! Dolzhna provinovatsa nebesnomu velen'yu Ioanna」,
  8) 歌劇『スペードの女王』Op.68 より
   第3幕「すでに夜中に近づいて」,
  9) 『自然と愛』
マリーナ・ドマシェンコ(メゾ・ソプラノ),
オルガ・グリャコヴァ(ソプラノ),
フセヴォロド・グリヴノフ(テノール),
コンスタンティン・オルベリアン(指揮),
フィルハーモニア・オブ・ロシア
 端正なる美声を存分に披露するロシアン・デュエット
 ロシアのケメロヴォ生まれのマリーナ・ドマシェンコは1998年にプラハ国立歌劇場の「オネーギン」でデビュー。たちまちのうちにその声の評判は広まり、世界中で高い評価を得ているメゾ・ソプラノ歌手です。
 1999年にはプラハ国立歌劇場の引っ越し公演で「カルメン」役を歌って絶賛を博しました。
 オルガ・グリャコヴァは1994年にモスクワのスタニスラフスキー・ネミローヴィチ・ダンチェンコ劇場でデビューした後、メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場などに出演。日本では新国立劇場での「蝶々夫人」(2011年)、「ルサルカ」(2012年)に出演し、高評価を得ています。
 この2人がチャイコフスキーの歌劇からのデュエットを披露する当盤には、タネーエフが二重唱用に補筆完成させたチャイコフスキー「ロメオとジュリエット」も収録されています。ロシアの熱き魂をご堪能いただけるアルバムです。
 【録音】2004年7月, モスクワ音楽院大ホール(DSD録音)
 

DE 3489
\2400
《ブラームス:ピアノ三重奏曲全集》
 ブラームス:
  『ピアノ三重奏曲第1番ロ短調Op.8』
  『ピアノ三重奏曲第2番ハ長調Op.87』
  『ピアノ三重奏曲第3番ハ短調Op.101』
デイヴィッド・ペリー(ヴァイオリン),
ウーリ・ヴァルディ(チェロ),
パウリーナ・サモラ(チェロ),
 同じベクトルが共有された滋味あふれる演奏
 デロス・レーベルが贈る上質なブラームス室内楽作録音に新たな名盤が加わりました。
 ヴァイオリニストのデイヴィッド・ペリー、ピアニストのパウリーナ・サモラ、チェロのウーリ・ヴァルディという熟練の演奏家3人がロマン派の至芸を歌い上げた名演です。
 初期の若々しく性急なエネルギーが刻印された第1番から後期の濃厚な秋の気配を漂わせる第3番まで、曖昧さと激しさと穏やかさが混然一体となったアンサンブルで聴き手をブラームスならではの世界に誘います。
 【録音】2010年8月, ウィスコンシン大学マディソン校




ALBANY


TROY 1616
\2300
「ブラームスに触発されたホルン三重奏曲集」
 エリック・イウェイゼン(1954-):
  ホルンとヴァイオリンとピアノのためのトリオ
 ダニエル・ケロッグ(1976-):グロリアス・モーニング
 ブラームス(1833-1897):ホルン三重奏曲Op.40
マイケル・ソーントン(Hr)
ユミ・ファン=ウィリアムズ(Vn)
アンドルー・リットン(Pf)
 名指揮者アンドルー・リットンがピアノを弾いてます!ブラームスとブラームスに触発されたホルン三重奏曲集

 録音:2014年12月[57’12]

 ブラームスの名作“ホルン三重奏曲Op.40”と、その作品に触発されて作曲した2作品を収録。金管楽器や吹奏楽のジャンルで有名な作曲家エリック・イウェイゼンがブラームスの“ホルン・トリオ”に敬意を込めて作曲した三重奏曲は、同じ緩-急-緩-急の4楽章形式で、雄大で美しい哀愁が漂う21世紀を代表する名曲!ホルンもヴァイオリンもピアノも情感豊かに歌っています。
 ダニエル・ケロッグの“グロリアス・モーニング”は、コロラド響の首席ホルン奏者のマイケル・ソーントンが委嘱したものです。指揮者として有名なアンドルー・リットンがピアノを弾くなど、実力派3人による素晴らしい演奏も聴きもの。
 

TROY 1614
\2300
「Mikka と愛の歌の詰め合わせ」
 〜無伴奏ヴァイオリンのための現代音楽作品集
  (1)ピエール・ブーレーズ(1925-2016):アンテーム1
  (2)エリオット・カーター(1908-2012):感謝
  (3)鈴木琴香(1971-):シフト
  (4)ジャチント・シェルシ(1905-1988):開かれた魂
  (5)ヘルムート・ラッヘンマン(1935-):トッカッティーナ
  (6)イアニス・クセナキス(1922-2001):Mikka
  (7)ジョエル=フランソワ・デュラン(1954-):ロマン
  (8)マイケル・オルコーン(1962-):敷居をまたぐ
  (9)テオ・ルヴェンディ(1930-):ダンス
エリック・ライネス(ヴァイオリン)
(3)(8)鈴木琴香(コンピュータ)
(5)マイケル・オルコーン(コンピュータ)
 ブーレーズにクセナキス、シェルシ、ラッヘンマン、鈴木琴香、他!現代無伴奏ヴァイオリン作品集!

 録音:2012〜14 年シアトル、⑤のみ2015 年6 月ワシントン[61’17]

 様々な国籍の現代作曲家のユニークな無伴奏ヴァイオリン作品を集めたアルバム。
 クセナキスの「Mikka」はクセナキス作品の出版者ミカ・サラベールに献呈された作品で、1972年ギトリスが初演。超絶の難曲です。
 ブーレーズの珍しいヴァイオリン独奏作品など収録。
 
TROY 1615
\2300
「カテドラル・ミュージック」
 (1)ジェイムズ・プリモシュ(1956-):聖歌と瞑想
 (2)ステファン・アルバート(1941-1992):
  カテドラル・ミュージック
 (3)クリストファー・パットン(1949-2006):暗闇の中
クリストファー・ケンドール(指揮)
21世紀コンソート
(1)メアリー・マッケンジー(Sp)
(3)ルーシー・シェリー(トレブル)
 録音:2013 年7 月8 日 [67’37]

 21 世紀コンソートによる3 人の現代作曲家の教会音楽集。2013 年7 月8 日ワシントン大聖堂でのライヴ録音です。
 21 世紀コンソートは1975 年に結成。1978 年からスミソニアン博物館の現代音楽アンサンブルのレジデントになり、スミソニアン・アメリカン・アート美術館で毎年コンサートを行っております。現代音楽を多く取り上げ、世界初演も多数担っています。
 
TROY 1617
\2300
「マキシマム/ミニマム/モダン」
 〜アメリカの作曲家たちのピアノ曲

  ジョン・コリリアーノ(1938-):オスティナートによる幻想曲
  マイケル・イッポリート(1985-):月までの距離
  ジョン・アダムス(1947-):中国の門
  ローウェル・リーバーマン(1961-):夜想曲第7番Op.65
  スティーヴ・ライヒ(1936-):ピアノ・フェーズ
  エリオット・カーター(1908-2012):カテナイレス
  デイヴィッド・ラコウスキ(1958-):
   練習曲第21番“12段階プログラム”、
   練習曲第30番“グリッサンドはただグリッサンド
チョ・ソンス(ピアノ)
 録音: 2015 年9 月& 11 月[60’04]

 若き韓国人ピアニスト、チョ・ソンスがアメリカ現代ピアノ作品を圧倒的テクニックで披露!
 シンシナティ世界ピアノ・コンクールで「アメリカ現代音楽最優秀演奏賞」を、テキサス州国際ピアノ・コンクールで「委嘱作最優秀演奏賞」など受賞歴多数、現代音楽作品に熱い情熱を注いでいます。
 ライヒがフェイズ・シフティングの技法で作曲した超絶難曲「ピアノ・フェーズ」は、緊張感と計算し尽くされたテクニックに圧倒されます。
 ジョン・アダムスのというパターン化された音形を繰り返していく“ミニマル・ミュージック”作品である「中国の門」は、聴きやすく透明感のある響きが美しい作品。
 
TROY1618/19
(2CD)
\4600
コンラッド・スーザ(1935-):歌劇「危険な関係(全3幕)」
 台本:フィリップ・リテル
ジョージ・モナハン(指揮)
マンハッタン音楽学校歌劇場
 録音:2013年 [55’25/66’42]

 マンハッタン音楽学校歌劇場のライヴ録音。
 コンラッド・スサが18 世紀フランスの作家ドルデロス・ド・ラクロの小説「危険な関係」をオペラ化。18 世紀後半のフランス貴族社会を舞台に、退廃と愛憎、スキャンダラスな駆け引きを描いています。
 

TROY 1621
\2300
パメラ・デッカー(1955-):ヘヴン〜神秘と思い出の歌
 ヘヴン/これをどうしたら良いのかわからない/
 いつも歌がある/夜明けは歌う理由にはならない/
 ファイア/私は家庭的だと思った/万華鏡/
 ジーズ・アイズ・ザット・シー/ミステリー/帰国/
 目に見えない/ミラグロ/暗く遠いところで歌う/
 何の素敵な事はない/音楽のミューズ/
 あなただけ信じることができる
キャサリン・バーンズ(MS)
パメラ・デッカー(Pf)
 録音:2013年 [65’58]

 作曲家、オルガニストとして活躍するパメラ・デッカーの連作歌曲集。
 メゾ・ソプラノのための16 曲の歌曲は様々なスタイル(アルゼンチン・タンゴ、フラメンコ、南米のリズム、古典的な歌曲、ジャズ、ポップ、キャバレー・ソング、ブルースなど)からのインスピレーションを基に作曲されました。メロディアスで、抒情溢れる美しい歌曲ばかりです。




STRADIVARIUS


STR 33928
\2400
アルベルト・デ・リッペ(1500頃-1551以前):
 おお、あてどない歩み リュート作品集

  ファンタジア 16/いとも聖なる [Ave Sanctissima]
  激しい情熱で [Si come estremo lardore]/甘き思い出 [Douce memoire]
  海軍大将夫人のガイヤルド [Gaillarde l'amirale]/ファンタジア 15
  人は好きなことを言う [On en dira ce qu'on voudra]
  一日の時間 [Un jour le temps]/ファンタジア 7/パヴァーヌ−ガイヤルド
  ファンタジア 2/私の美しいフダンソウ(不断草) [Ma belle poiree]
  ファンタジア 6/ファンタジア 18/おお、あてどない歩み [O passi sparsi]
  ガイヤルド/不当な言葉 [Verbum iniquum]
ガブリエーレ・パロンバ(リュート)
 アルベルト・デ・リッペはイタリアのマントヴァに生まれた作曲家・リュート奏者。生年を1470-1480頃とする説もあります。
 マントヴァで活躍した後1528年にフランスに渡り、国王フランソワ1世(1494-1557、在位:1515-1557)の宮廷音楽家となり厚遇を受けました。
 ガブリエーレ・パロンバはミラノ市立音楽学校でポール・ベイアーに師事したイタリアのリュート奏者。ソロ、歌手の伴奏の他、ラ・ヴェネクシアーナ、ラ・リゾナンツァ、アンサンブル・アウロラ等のメンバーとしても活躍しています。
 

STR 37040
\2400
アレッサンドロ・ストラデッラ(1644-1682)/
 ジョヴァンニ・フィリッポ・アポローニ(1635-1688)台本:
  3声のオペレッタ(セレナータ)「ラ・チルチェ」(1668)
ジェニー・カンパネッラ(ソプラノ:チルチェ[キルケー]の影)
テレーザ・ネーシ(ソプラノ:ゼフィロ[ゼピュロス])
マルコ・スカヴァッツァ(バリトン:フラスカーティの川アルジード)
コンチェルト・マドリガレスコ
ルーカ・グリエルミ(指揮)
 ローマで放埓な生活を送っていたストラデッラが書いたオペレッタ(喜歌劇ではなく小オペラの意)。ローマ近郊フラスカーティのオリンピア・アルドブランディーニ・パンフィーリ宮殿で初演されました。
 コンチェルト・マドリガレスコはルーカ・グリエルミが2005年に創設したアンサンブル。
 

STR 33779
\2400
ステファノ・ブルフォン(1975-):透明の研究
  スタンツァ集第1巻 [Il primo libro delle stanze] (ピアノのための;2002)
  透明の研究 [Studio di trasparenze] (アンサンブルのための;2013)(*)
  一つの窓も無く [Not any window] (ヴィオラとエレクトロニクスのための;2008)(+)
  意味の仕方 [Die art des meinens] (声とアンサンブルのための;2012)(#/*)
  崇高の裏側 [Il rovescio del sublime] (アンサンブルのための;2004)(*)
  時は岸の無い川である [Le temps est un fleuve sans rives] (ピアノのための;2010)
マリア・グラツィア・ベロッキオ(ピアノ(無印))
マリア・ロンキーニ(ヴィオラ(+))
ラウラ・カトラーニ(ソプラノ(#))
ディヴェルティメント・アンサンブル(*)
サンドロ・ゴルリ(指揮(*))
 

STR 37037
\2400
パトリツィオ・マローネ(1961-):名無したちとの会話
  名無したちとの会話 第1番(ピアノのための;1994)
  名無したちとの会話 第2番(ピアノのための;1994)
  名無したちとの会話 第3番(ピアノのための;1994)
  それは愛撫ではない [Non e' una carezza] (リコーダーのための;2007)
  名無したちとの会話 第4番(ヴァイオリンのための;2010)
  名無したちとの会話 第5番、パッサカリア風(ギターのための;2014)
  サクソフォン・クアルテットのためのアダージョ(2005)
  サクソフォン・クアルテットのためのロンド(2005)
チーロ・ロンゴバルディ(ピアノ)
トンマーゾ・ロッシ(リコーダー)
ダニエーレ・コロンボ(ヴァイオリン)
アントニオ・グランデ(ギター)
アルカディア・サクソフォン・クアルテット


<国内盤> 


ALPHA



Alpha301
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000+税
最初のひと弾きで、ただものではないと分かるはず
 〜ブリュノ・コクセ

  バッハ:無伴奏チェロ組曲(全)

『低音伴奏なしのチェロのための六つの組曲』

        (通称“無伴奏チェロ組曲”)
 ①組曲第1番 ト長調 BWV1007
 ②組曲第2番 ニ短調 BWV1008
 ③組曲第3番 ハ長調 BWV1009
 ④組曲第4番 変ホ長調 BWV1010
 ⑤組曲第5番 ハ短調 BWV1011
 ⑥組曲第6番 ニ長調 BWV1012
ブリュノ・コクセ(各種バロック・チェロ)
使用楽器:
 ①⑤ガスパロ・ダ・サロ1600年
頃製作モデル(Ch.リシェ2000年再現製
作)
②④ピエトロ・グヮルネリ1734年製作モ
デル(Ch.リシェ2001年再現製作)
③アント
ニオ・ストラディヴァリ1700年製作モデル
(Ch.リシェ1996年再現製作)
⑥アントーニ
オ&ジローラモ・アマティ1600年製作モデ
ル(Ch.リシェ1992年再現製作)

 最初のひと弾きで、ただものではないと分かるはず。
 待望すぎる再発売!
 事実上の廃盤状態から、新解説・仕様変更で再登場。
 「コクセのバッハ」復活します!

 Alphaレーベルは創業1998年、すでに20年近くの歴史があるなか、初期の売れ筋いくつかが残念ながら長くプレス切れのまま、再プレスされず、事実上の廃盤状態に…
 昨年、14タイトルの仕様変更再発シリーズAlphaCollectionが告知されたさいにも、旧仕様のジャケットのあるものは極力そちらでの販売を考えていたのですが、今回ご案内に踏み切った2タイトルはあまりにも長くプレス切れが続いてきたうえ、これからも再プレスがまず見込めないことが確定したため、ここに新たな解説も新規訳出、新たなかたちで国内仕様流通を敢行させていただきます!
 2002年のリリース時には世界的に注目を集め、ほぼ同時期に出たオフィリー・ガイヤールや数年前後して登場したウィスペルウェイなどのガット使用盤との比較のなか、4種もの楽器を使い分けての克明な演奏再現があまりにも泰然自若、美しすぎる仕上がりに、多くの人々から熱烈な支持を受けたバロック・チェロ奏者ブリュノ・コクセの「出世盤」—-点の辛いことで有名なフランスのDiapason(ディアパゾン)をはじめ、批評誌もこぞって絶賛したこの傑作盤のみずみずしさ…
 しばしば解説も自ら執筆するコクセの最新インタビュー訳を新たに添付。こちらもプレスが切れる前にどうぞ!
 


Alpha303
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000+税
そしてこちらも・・・
 セリーヌ・フリッシュ
  バッハ:ゴールトベルク変奏曲 などなど


 ①『2段鍵盤チェンバロのためのアリアとさまざまな変奏』
   (通称“ゴールトベルク変奏曲”)BWV988

 ②『ゴールトベルク変奏曲』のアリアの低音主題による
                14のカノン BWV1087
 ③『ゴールトベルク変奏曲』のクオドリベットに使われた
                    二つのドイツ民謡
セリーヌ・フリッシュ(チェンバロ)
 使用楽器:フレデリク・バル&アントニー・
 サイディ再現製作の18世紀ドイツ式楽器
②③カフェ・ツィマーマン(古楽器使用)
③ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)

 こちらも「事実上の廃盤」からついに復活。
 新解説付でAlpha最初期以来の痛快な売れ行きをみせた名盤を。

 上のコクセのバッハ無伴奏と同じく、Alpha創設初期に痛快なヒットを記録、延々オーダーが続いていながら数年前にあえなくプレスが切れて以来、ご要望にお応えできていなかったのがこのセリーヌ・フリッシュによる『ゴールトベルク変奏曲』。
 こちらは2001年に『ル・モンド・ド・ラ・ミュジーク』および『ディアパゾン』というフランス2大批評誌がどちらも年間最優秀賞を授け、"小規模レーベルの革新”とうたわれたAlphaの快進撃に拍車をかけた決定盤です。
 しなやかなゴールトベルク解釈は、それこそ息をのむ美しさ…空気の微妙な揺れまですくいとるかのごとき自然派録音(達人技師ユーグ・デショーのエンジニアリング)もAlphaレーベルならではの魅力と言えますが、これが2枚組でリリースされ、かつ何より注目に値する内容だったのはやはり、このバッハ畢生の記念碑的傑作にからむ変奏曲や民謡原曲を、当代随一の凄腕古楽器集団カフェ・ツィマーマン(セリーヌ・フリッシュが共同主宰をつとめるアンサンブルでもあり、Alphaレーベルにはこれまたキラーコンテンツともいうべき『バッハ さまざまな楽器による協奏曲』シリーズを刻んでいます)や芸達者な超ヴェテラン古楽歌手ドミニク・ヴィスが受け持ち、さりげない絶品名演で併録しているところではないでしょうか。
 新解説のインタビュー(全訳付)も注目!待望の復活です。













4/20(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


LA DOLCE VOLTA

LDV 201
\1700
LA DOLCE VOLTA カタログ付き
 アンドレ・イゾワール(オルガン)
J.S.バッハ:オルガン傑作集

 (1)トッカータとフーガ ニ短調 BWV565(8’17”)
 (2)トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564(14’30”)
 (3)トッカータとフーガ ニ短調 BWV538「ドリア調」(12’05”)
 (4)アリア ヘ長調 BWV587(3’02”)
 (5)幻想曲 ト短調 BWV542/1(5’54”)
 (6)トリオ ニ短調 BWV583(4’35”)
 (7)フーガ ト短調 BWV542/2(5’35”)
 (8)トッカータフーガ ヘ長調 BWV540(13’01”)
アンドレ・イゾワール(オルガン)
 LA DOLCE VOLTA2016年カタログ付き。名手アンドレ・イゾワールによるバッハのオルガン傑作集

 日本語解説付、カタログ付、67’07”

 LA DOLCE VOLTA から再発売されたイゾワールによるCALLIOPE 時代のバッハのオルガン作品集。
 このディスクにはトッカータとフーガをはじめとするバッハのオルガン傑作集が一枚に収められました。日本語解説付きの当ディスクには2016 年の発売予定タイトルも含むLA DOLCE VOLTA カタログ付きとなっております。
 イゾワールは、フランス生まれ。セザール・フランク音楽学校にてオルガンをエドゥアール・スーベルビエルに、ピアノをジェルメーヌ・ムニエに師事し、1965 年にセント・アルバンス国際オルガン・コンクール(イギリス)で第1 位、1966、67、68 年には3 年連続で、ハーレム国際オルガン・コンクールで優勝(オランダ)するなど華やかなコンクール受賞歴を誇ります。
 イゾワールの素晴らしい演奏は、オルガン・ビルディングに対する深い知識にも支えられており、演奏技術のみならずストップ操作も常に抜群のセンスが光っています。






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LES DISSONANCES

LD 008
(3CD)
\5100→\4690
ダヴィド・グリマル率いるレ・ディソナンスが
 20世紀の作曲家作品を録音!

  CD 1
   (1)ショスタコーヴィチ(ルドルフ・バルシャイ編曲):
    室内交響曲 ハ短調 Op.110a
   (2)バルトーク:ディヴェルティメント Sz.113
  CD 2
   (3)シェーンベルク:室内交響曲第1番 ホ長調 Op.9
   (4)シェーンベルク:室内交響曲第2番 Op.38
  CD 3
   (5)バーンスタイン:セレナード
   (6)シュニトケ:コンチェルト・グロッソ第1番
   (7)シュニトケ:モーツァルト・ア・ラ・ハイドン
  ボーナス:
   (商品に表記されているURL から記載のパスワードを
    入力してご覧いただくオンライン映像) 
     ブラームス:交響曲全集(ライヴ録音)
ダヴィド・グリマル
 (ヴァイオリン&
  コンサートマスター)
レ・ディソナンス
(7)ハンス・ペーター・ホフマン(ヴァイオリン)
 おどろおどろしいショスタコーヴィチの室内交響曲、“タングルウッドの奇跡”で有名になったバーンスタインのセレナード・・・ダヴィド・グリマル率いるレ・ディソナンスが20世紀の作曲家作品を録音!

 ライヴ録音:(1)(6)2011 年1 月7 日、(4)2014 年10 月21 日/シテ・ド・ラ・ミュジーク、(2)2011 年4 月6 日、(3)2013 年2 月13 日、(5)2010 年10 月28 日、(7)2014 年12 月2 日/ディジョン歌劇場
 60ページのブックレット付

 フランスを代表するヴァイオリニスト、ダヴィド・グリマル率いるレ・ディソナンスとの白熱ライヴをおさめたライヴ・シリーズ。
 3 枚組の当セットにはショスタコーヴィチ、バルトーク、シェーンベルク、シュニトケ、そしてバーンスタインといった20 世紀に活躍した作曲家の作品がおさめられました。
 バロックから現代まで幅広いレパートリーを誇るレ・ディソナンスですが、今回も表現力の豊かさに驚かされます。
 ルドルフ・バルシャイ編曲によるショスタコーヴィチの室内交響曲(原曲は弦楽四重奏曲第8 番)。弦の厚みが何倍にも増したことにより、恐怖さえ覚えるおどろおどろしいヴァイオリン・パートですが一糸乱れる当演奏にはただただ脱帽です。
 バーンスタイン作曲のセレナードは、1986 年のタングルウッド音楽祭にて、五嶋みどりが弾くヴァイオリンのE 線が2 度も切れてしまったあの“タングルウッドの奇跡” で弾かれた名曲。バーンスタインらしいユーモアにあふれた躍動感に満ちたこの作品をグリマルはキリリとした解釈で演奏しております。
 シュニトケ作曲のモーツァルト・ア・ラ・ハイドン(ハイドン風のモーツァルト)はハイドンの交響曲第45 番「告別」と同様に奏者がだんだん退場していくというユニークな作品。一種のパフォーマンス作品ではありますが、抜群の表現力をもったレ・ディソナンスの演奏により立体的な音楽をCD で楽しむことができます。
 これまでに発売されているベートーヴェン、モーツァルト、シューベルト作品集(LD 007)、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲全曲(LD 006)、ブラームスのヴァイオリン協奏曲(LD 004 / LD 005)とあわせてお楽しみください。

 ダヴィド・グリマル(ヴァイオリン):
  フランスの第一線で活躍するヴァイオリン奏者。パリ国立高等音楽院にて、レジス・パスキエに師事、さらにシュロモ・ミンツやアイザック・スターン、さらにフィリップ・ヒルシュホーンらからも薫陶をうけました。ソロ・ヴァイオリン奏者として様々なオーケストラと共演するほか、様々な作曲家から作品を献呈されています(ダルバヴィー、エスケシュ、ジジェル、イヴァン・フェデーレ他)。
 長年にわたり名ピアニスト、プルーデルマッハーとコンビを組み室内楽の活動も展開。指揮者なしで演奏するオーケストラ「レ・ディソナンス」を結成。ソロ、室内楽、さらにオーケストラ活動を展開しています。






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PROFIL



PH 15013
(2CD)
\2600→\2390
ティーレマン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデンVol.38

 CD1:ブルックナー:交響曲第7番ホ長調WAB107
  (1944年ハース版)
 CD2:ワーグナー:使徒の愛餐 WWV69
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
 (シュターツカペレ・ドレスデン)
ドレスデン国立歌劇場合唱団
チェコ国立ブルノ・フィルハーモニー合唱団
ライプツィヒMDR 放送合唱団、
ドレスデン・フィルハーモニー合唱団
ドレスデン室内合唱団
 ティーレマン& SKD、就任記念公演&ワーグナー生誕200周年記念特別演奏会ライヴ

 録音:2012 年9 月2 日(CD1)ドレスデン、シュターツカペレ(ライヴ) 2013 年5 月18 日(CD2)ドレスデン、聖母教会(ライヴ)/CD1 : 69'58、CD2 : 29'47

 2012 年に首席指揮者に迎えられて以来ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン(SKD)のコンビは世界中から高く評価されています。
 本ディスクは、クリスティアン・ティーレマンを首席指揮者に迎え、同コンビの新たなステージの開幕を祝った2012 年9 月の演奏会からブルックナー交響曲第7番、そしてワーグナー生誕200 周年記念特別演奏会で上演されたワーグナーの男声合唱とオーケストラのための《使徒の愛餐》 の2 枚組となります。
 ブルックナーの第7 番は、当代きってのブルックナー指揮者と言われるだけあって、ティーレマンの指揮はさすがで、音楽に対して真摯であり、細部まで神経を張りめぐらせた丁寧な演奏で、完成度の高いブルックナー演奏となっています。
 ティーレマン& SKD は本演奏会直後に来日公演を行っており、日本の聴衆を大いに満足させてくれました。本公演でもドレスデンの新しい時代を歓迎する観客の興奮が伝わってくるような渾身の演奏を聴かせてくれます。

 ワーグナーの《使徒の愛餐》は、「男性合唱と大オーケストラのための聖書の情景」と副題がついた楽曲。ドレスデンの音楽監督となった頃書かれた作品で、1843 年ワーグナー自身の指揮により100 人のオーケストラと1200 人の合唱とともにフラウエン(聖母)教会で初演されたという記録も残っています。キリストの12 使徒への聖霊降臨の場面に基づいた内容で、前半は力強いアカペラ合唱によって歌われ、後半に壮麗なオーケストラが登場するワーグナーらしく輝かしく幕を閉じます。
 《使徒の愛餐》は、CD が少なくティーレマンによる録音は貴重。さらにワーグナー記念の年に初演の場所で行われた歴史的な演奏会となりました。







のすたるぢあ



Nostalgia 1501
\2500→\2290
佐藤豊彦の新録音
 ロイスナーのリュート音楽

 ロイスナー:
  組曲変ロ長調/組曲イ短調/
  組曲ト短調/組曲ニ長調
佐藤豊彦(リュート)
 ロイスナーと松尾芭蕉、禅の心。佐藤豊彦の新録音は17世紀ドイツの芸術!
 日本語解説付き!日本語曲目表記オビ付き!

 リュート〔ロレンツ(ラウレンティウス)・グライフ1611年製〕

 リュート界の第一人者であり、オリジナル・リュート「グライフ」での「J.S.バッハ」と「ヴァイス」(Nostalgia 1401)で、リュート音楽の境地を奏でた日本が誇る世界的巨匠、佐藤豊彦。
 新録音は、日本の俳諧者、松尾芭蕉(1639−1679)と同時代に活躍した17世紀ドイツの作曲家でありリューティスト、エザイアス・ロイスナー(1639−1679)のリュート音楽!
 約400年前の1611年に製作された名器「グライフ」とのコンビで、佐藤豊彦が奏でてゆく非常に短い曲で成り立つロイスナーの音楽と、禅の心「無=無限」、松尾芭蕉の「侘び・寂び」の共通点。
 後のヴァイスへと続く礎を築き、古楽や現代などの時代の枠組みを超越したロイスナーの音楽。その奥深き世界と、世界的巨匠の至芸、名器「グライフ」の音色が、時代を越えて一つとなる。

 ※録音:2015年4月、霧島国際音楽ホール「みやまコンセール」(鹿児島、日本)
 ※使用楽器:ロレンツ(ラウレンティウス)・グライフ1611年製



 

CEDILLE

CDR90000162
\2100
HAND EYE
 1.ティモ・アンダース:Checkered Shade/
 2.アンドリュー・ノーマン:Mine,Mine,meme/
 3.ロバート・ホンステイン:Conduit:I.Touch/
 4.ロバート・ホンステイン:Conduit:II.Pulse/
 5.ロバート・ホンステイン:Conduit:III.Send/
 6.クリストファー・カローン:South Catalina/
 7.テッド・ハーン:By-By Huey/
 8.[crossfade]/
 9.ヤコブ・クーパー:Cast
エイト・ブラックバード(アンサンブル)
録音 2015年6月29日-7月1日 シカゴ、イリノイ州 I.V.ラボスタジオ
 複数のグラミー賞を獲得したアンサンブル「エイト・ブラックバード」の最新作「HAND EYE」。
 今回のアルバムでは6人の若きアメリカ人作曲家たちが、現代美術にインスパイアされて書いた作品の世界初演を行っています。
 様々な断片が次第に合体してコラールを形作るアンダースの"Checkered Shade"、チェロの音を他の楽器が模倣していくノーマンの「Mine」、3つの部分が独立した世界を形作るホンステインの「Conduit」、カリフォルニアの強い日差しを表現した「South Catalina」、テッド・ハーンのリアルなジャム・セッション、そしてビブラフォンが印象的なクーパーの「Cast」。
 2017年のグラミー賞獲得も期待できそうな1枚です。
 
CDR90000163
\2100
Sephardic Journey-セファルディの旅
 1-3.アラン・トーマス(1967-):
  フルート、チェロ、ギターのための「セファルディ・トリオ」/
 4.ジョセフ.V.ウィリアムズ  II(1979-):イザベル/
 5.カルロス・ラファエル・リヴェラ(1970-):祈りと歌(al Bodre de la Mar)/
 6-8.デヴィッド・ライズナー(1953-):放浪者の愛の夢/
 9-11.クラリス・アサド(1978-):セファルディ組曲
   ※世界初録音
カヴァティーナ・デュオ/
ユージニア・モリナー(フルート)/
デニス・アザバジク(ギター)/
デヴィッド・カンリフ(チェロ)…1-3/
デジレー・ルーストラット(ヴァイオリン)…5/
アヴァロン弦楽四重奏団…6-8.9-11
録音 2015年6月26-27日 シカゴ ICON プロ・スタジオ…1-3, 2015年10月28.30日 シカゴ フェイ&ダニエル・レヴィン・パーフォーマンス・スタジオ・・4-11
 このアルバムは、スペイン人のフルーティスト、モリナーとボスニア出身のギタリスト、アザバジク夫妻が、各々自らのルートを辿り、2人ともセファルディにルーツがあったことを知ったことをきっかけに生まれたものです。
 セファルディとは15世紀前後、当時イベリアに残る最後のイスラム政権がスペインによって滅ぼされた際、スペイン、ポルトガル、またはイタリア、トルコの諸国に移住したユダヤ人を指す言葉で、彼らは強い仲間意識を持ち、他の地域で生活を営みながらも、伝統文化をきっちりと伝えています。
 彼らの音楽はハンガリー民謡にも影響を与え、例えばバルトークは初期の作品の中に、セファルディのメロディを用いてたことも知られています。
 そんなセファルディのメロディを用いた作品は他にも数多くありますが、このアルバムに収録されている曲は全て世界初録音です。



 

DIVINE ARTS


DDA-25131
\2400
フィリップ・ウッド:声楽&室内楽作品集
 1-6.ソネット、エアーと舞曲
  <Oh, my blacke Soule!/Forlana/
   Come away, come, sweet Love/
   Now Is my Chloris fresh as May/Sarabande/
   O soft embalmer of the still midnight>/
 7-11. 5つの春の歌
  <幸せなカッコー/黒鳥の歌/
   緑なすトウモロコシ畑/水の上で/ライ麦として>/
 12-13. 2つのモテット
  <アヴェ・ヴェルム・コルプス/アヴェ・マリア>/
 14-18.パルティータ
  <朝の歌/チャコニー/カプリッチョ/夜想曲/
   モルト・ペルペトゥオ>/
 19-21.アリア、レチタティーヴォとロンド/
 22.ロンズデール・ダンス/
 23-24.リコーダーと弦楽四重奏曲のためのコンチェルティーノ
レスリー=ジェーン・ロジャーズ(ソプラノ)…1-6.7-11.12-13/
ジョン・ターナー(リコーダー)…1-6.7-11.14-18.22.23-24/
ハーヴェイ・デイヴィス(チェンバロ)…1-6.7-11/
ヘザー・ビルズ(チェロ)…7-11/
ジョナサン・プライス(チェロ)…14-21/
ジェームズ・ボウマン(カウンターテナー)…19-21/
マンチェスター・カメラータ・アンサンブル…23-24
録音 2015年6月22日 UK 聖トーマス教会…1-13.22, 2004年6月11日 UK ナントヴィチ,ウォールストン…14-21, 2000年12月 UK マックルズフィールド,ASCスタジオ…23-24
 ヴォーン・ウィリアムズやウォルトン、ホルスト、オルウィンらイギリスの抒情的作品の作曲家たちの伝統を受け継ぎ、なかでもブリテンに強く影響を受けたというイギリスの現代作曲家、フィリップ・ウッド(1972-)の作品集。このアルバムには彼の声楽作品と室内楽作品が収録されています。
 リコーダーやチェンバロが加わる古典的な風合いを持つ「ソネット、エアーと舞曲」、ソプラノ・ソロで歌われる2つのモテット、名カウンターテナー、ボウマンの歌うアリアと、曲によって、楽器編成を変えることで違った肌触りを持たせるなど、様々な工夫が凝らされています。
 

DDA-25133
\2400
PSALLITE
 1.イリー・マシュー・マニアーノ(1988-):Doxologia/
 2.スウェーリンク(1562-1621):詩篇 第96番「主に向かって新しき歌を歌え」/
 3.ブライヤーズ(1943-):詩篇 第141番「主よ、わたしはあなたに呼ばわります」/
 4.フォスター(1826-1864):厳しい時代よ、もう二度と来ないで/
 5.バーネット(1949-):バイ・アンド・バイ/
 6.パレストリーナ(1525-1594):5声から8声のモテット「神に歓喜せよ」/
 7.エセンヴァンズ(1977-):詩篇 第67番「願わくは神われらを恵み祝したまわんことを」/
 8.グリゴリエヴァ(1962-):詩篇 第103番「わが霊や主を讃めあげよ」/
 9.バニスター(1966-):詩篇 第96番「主に向かって新しき歌を歌え」/
 10.ケロッグ(1976-):詩篇 第16番「私をお守りください」/
 11.作曲者不祥:主はダニエルを歌わなかったか?/
 12.作曲者不祥:私たちは平安の中に谷を歩こう
コール・カンティアーモ/
エリック.A.ジョンソン
録音 2014年7月19-22日 US イリノイ州 ノーザン・イリノイ大学,ブーテル・メモリアル・コンサート・ホール
 ルネサンスから現代まで、世界中に存在する「詩篇」に基づく作品を集めた1枚。詩篇とは旧約聖書に収められた150篇の神への賛美の詩で、その中の多くはダヴィデの作とされています。
 詩によっては特定のメロディが存在しますが、作曲家たちはそれに囚われることなく、自由にメロディを創りあげ、各々の神を賛美しています。
 世界中の詩篇を収集するプロジェクトを運営するSDG音楽財団(旧ソリ・デオ・グロリア)がサポートする企画の一環です。



 

DYNAMIC


CDS-7736
(2CD)
\3100
マルコ・トゥティーノ:歌劇「エンバース」1幕
 原作…シャーンドル・マーライ(1900-1989)
 ※世界初録音
クリスティーナ…アンジェラ・ニシ(ソプラノ)/
ニニ…ロミーナ・トマゾーニ(メゾ・ソプラノ)/
若きコンラード…ダヴィデ・ジュスティ(テノール)/
若きヘンリク…パヴォル・クーバン(テノール)/
コンラード…アルフォンソ・アントニオッツィ(バス)/
ヘンリク…ロベルト・スカンディウッツィ(バス)/
イタリア国際管弦楽団/
フランチェスコ・チッルッフォ(指揮)
録音 2015年7月 イタリア マルティナ・フランカ パラッツォ・ドゥカーレ 第41回イトリア谷音楽祭
 日本では「灼熱」のタイトルで知られるシャーンドル・マーライの小説「エンバース(焼き尽くす)」。彼はハンガリーを代表する作家として活躍を始めたものの、1948年に亡命を図り、その作品は全て発禁処分となります。
 そしてハンガリーで彼の作品が復刻されたのは1990年になってから。しかし時既に遅し。彼はその前年、世を儚み自ら命を絶っていたのです。
 この作品は彼の代表作で、世紀末のハプスブルク帝国、41年ぶりに再会する友コンラードを待ちわびるヘンリクを主人公とし、2人の友情と確執、そして一人の女性を巡る愛憎が丁寧に描かれています。緊張を孕みながらも時には瞑想的な雰囲気を持つこの物語に音楽をつけたのはイタリアの現代作曲家トゥティーノ(1954-)です。
 彼は、この難しい物語に緊迫感を持つ音楽を寄り添わせ、今や老人となった2人の歪んだ友情を表現し、見事な歌劇として成立させています。
 


CDS-7747
\2100→\1890
ステファン・ヘラー:ピアノ作品集
 1-10.子供の情景 Op.124/
 11-25.ピアノのための25の小品集 Op.138 5つの無言歌/
 26-32.ピアノのための25の小品集 Op.138 ジプシーの歌/
 33-35.ピアノのための25の小品集 Op.138 妖精の歌
ルイージ・ジェローサ(ピアノ)
録音 2015年5月17日 イタリア ブレシア,カステレッツァート カヴァッリ・ムジカ
 ハンガリー生まれのピアニスト、作曲家ステファン・ヘラー(1813-1888)。
 現在では主に「練習曲の作曲家」としてのみ知られていますが、彼が活躍していた当時のヨーロッパでは、その存在はとても重要視されていました。
 彼は教育者として、また演奏家として高く評価され、その演奏はイングランドでは大人気を博し、彼の作品はヨーロッパ中で出版されるなど、多くの人々が彼の音楽に熱狂したのです。しかし晩年にはその存在自体も忘れられてしまい、もちろん作品も埋もれてしまいました。
 そんなヘラー、最近になってようやく復興の兆しが見えてきたようで、このアルバムの他にもいくつかの演奏が録音され始めています。
 ここでは、シューマンの影響が明らかな「子供の情景」と、彼の自由な発想が光る「25の小品集」を聞く事ができます。DYNAMICレーベルでカルクブレンナー、シュレーターのソナタをリリースしているジェローサの演奏です。



  

METIER(DIVINE ARTS)


MSV-28555
\2400
ホーレ・フェルス
 1.ロルフ・ゲールハール(1943-):すべての大統一理論/
 2.クリストファー・フォックス(1935-):石、風、雨、太陽 3/
 3-5.ポール・グディ:ホーレ・フェルス
  <第1番:ヴィーナス:野生の馬/第2番:水鳥/第3番:ライオンマン>
カリン・デ・フレイト(アルト・フルート,フルート)/
ペーター・メルクス(アルト・クラリネット,バス・クラリネット)…1/
ジェイコブ・フィチャート(ピアノ)…1/
王立ノーザン音楽大学ウィンド・オーケストラ…3-5/
マーク・ヘロン(指揮)…3-5
録音 2015年7月24日 UK リード音楽大学
 イギリスで活躍するベルギー生まれのフルーティスト、カリン・デ・フレイトによる3人の現代作曲家の作品集。
 彼女はシュトックハウゼンと10年間に渡って実験的なコラボレーションを行い、フルートの持つ可能性を極限まで引き出したことでも知られています。
 このアルバムに収録された3人の作品も、どれも前衛的で刺激に満ちているものばかり。ミニマル的要素を持つゲールハールの曲、水の滴りを思わせるフォックスの無機質な曲、そしてドイツの洞窟ホーレ・フェルスで発見された遺物から触発されたグディの協奏曲、これらに用いられたフルートの音色は、普段耳にするフルートの優しく美しい響きとはまるで違うものであることに驚くのではないでしょうか。
 

MSV-28556
\2400
Dancing in Daylight
 1-3.ジョン・バックリー(1951-):ピアノ三重奏曲/
 4-6.ファーガス・ジョンストン(1959-):ピアノ三重奏曲 /
 7-8.ローナ・クラーク(1958-):ピアノ三重奏曲 第2番/
 9-11.ショールシャ・ボドリー(1933-):ピアノ三重奏曲「Dancing in Daylight」
フィデリオ三重奏団
録音 2015年7月4-5日 UK ベルファスト,ソニック・アーツ・リサーチ・センター
 この「現代作曲家の三重奏曲集」は、NAXOSレーベルからコルンゴルドのピアノ三重奏曲(8.572758)をリリースしているフィデリオ三重奏団による演奏です。
 彼らはヨーロッパで最も技巧的、かつ革新的なアンサンブルとして知られ、これまでにもヨーロッパの各地で演奏し、高い評価を受けています。
 そのレパートリーはどちらかというと現代音楽が多く、メンバーたちは常に新しい作品を紹介することに喜びを感じているのだと言います。
 ここで演奏されている作品も、バックリーとジョンストン、ボドリーの曲はフィデリオ三重奏団の委嘱作であり、新しい作品に出会える喜びを満喫させてくれる1枚となっています。



 

MYRIOS CLASSICS

MYR-18
(SACD-Hybrid)
\2700
シューベルティアーデ
 1.朗読‐Die Szene ist ein Bild(ペーター・ヘルトリング)/
 2.シューベルト(1797-1828):さすらい人 D489 Op.4-1/
 3.朗読‐ Klage an das Volk(フランツ・シューベルト)/
 4.シューベルト:朝の歌 D685 Op.4-2/
 5.シューベルト:舞曲 D365 Op.9-第1番&第5番/
 6.シューベルト:羊飼いの嘆きの歌 D121 Op.3-1/
 7.シューベルト:野ばら D257 Op.3-3/
 8.朗読‐1815年8月20日(ミヒャエル・シュテーゲマン)/
 9.シューベルト:さすらい人の夜の歌 D224 Op.4-3/
 10-11.ヴェンツェル・トマス・マティーカ(1773-1830):ノットゥルノ Op.21
  <レント・エ・パテティノ/ジンガーラ>/
 12.シューベルト:流れの上で D943 /
 13.シューベルト:憧れ D516/
 14.ヨハン・カスパール・メルツ(1806-1856): 夜咲きすみれ Op.2/
 15.シューベルト:白鳥の歌 D744/
 16.シューベルト:水の上で歌う D774/
 17.シューネルト:笑いと涙 D777/
 18.朗読‐Geheimnis. An Franz Schubert(ヨハン・バプテスト・マイヤーホーファー)/
 19.シューベルト:夜咲きすみれ D752/
 20.朗読‐Ich kann die Scharade nicht erraten(ペーター・ヘルトリング)/
 21-25.シューベルト:竪琴弾きの歌 Op.12
  <竪琴弾きの歌 I D478/インプロヴィゼーション/
   竪琴弾きの歌 II D480/インプロヴィゼーション/
   竪琴弾きの歌 III D479>/
 26.シューベルト:メヌエットとトリオ D894/
 27.朗読‐An Franz(ヨハン・バプテスト・マイヤーホーファー)/
 28.シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」からセレナード D957-4
ユリアン・プレガルディエン(テノール&朗読)/
マルク・アンタイ(バロック・フルート)/
クサヴィエ・ディアス=ラトーレ(ギター)/
フィリップ・ピエルロ(バリトン)
録音 2015年11月 Ev. Kirche Honrath
 現在最も注目される若手テノール歌手、ユリアン・プレガルディエンと彼の仲間たちが一同に会し、あたかもシューベルトの時代のような親密なコンサート「シューベルティアーデ」を再現した1枚。プレガルディエンの歌唱への伴奏はピアノではなく、バロック・フルートとギター、そして現在では廃れてしまった楽器"バリトン"を用いています。
 また随所に挟み込まれるプレガルディエン自身による詩の朗読は、もちろんシューベルトの友人の作品。そして時には即興演奏も交えるなど、本当に当時の和やかな雰囲気がそのまま目の前に現れるような、完成度の高いアルバムになっています。
 *バリトン…6本、または7本のガット弦と9本から24本の共鳴弦(主に12本)が張られ、弓でガット弦を弾き、左手の親指で共鳴弦をはじくことで音を出す、チェロに似た大きさの擦弦楽器。ヨーゼフ・ハイドンが好み、エステルハージ侯爵のために多くの曲を書いています。
 【ユリアン・プレガルディエン…既発売アルバム】 MYR-12:遥かなる恋人に



 

OEHMS CLASSICS


OC1843
\2400
MISSA! 宗教合唱曲とオルガン作品集
 1.ハスラー(1564-1612):トッカータ ト短調/
 2.オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594):
   ミサ「かの人の口で私に口づけせしめよ」より「キリエ」/
 3.ディ・ラッソ:ミサ「かの人の口で私に口づけせしめよ」より「グローリア」/
 4.フレスコバルディ(1583-1643):「マドンナのミサ」より
   「Canzon dopo la Pistola」/
 5.ヴィタウタス・ミシュキニス(1954-):神の使い/
 6.ジョン・クック(1918-1984):ファンファーレ/
 7.エリック・ウィテカー(1970-):アレルヤ/
 8.フレスコバルディ:「マドンナのミサ」より「Ricercar dopo il Credo」/
 9.松下 耕(1962-):ウビ・カリタス/
 10.ディ・ラッソ:ミサ「かの人の口で私に口づけせしめよ」より「サンクトゥス」/
 11.ディ・ラッソ:ミサ「かの人の口で私に口づけせしめよ」より「ベネディクトゥス」/
 12.フレスコバルディ:「マドンナのミサ」より「Toccata per l’Elevatione」/
 13.クリスティアン・エールバッハ(1570-1635):第4旋法による4声のカンツォン/
 14.松下 耕:パーテル・ノステル/
 15.ディ・ラッソ:ミサ「かの人の口で私に口づけせしめよ」より「アニュス・デイ」/
 16.松下 耕:オ・サルタリス・ホスティア/
 17.ハラルド・フェラー(1951-):テ・デウム
カール・オルフ合唱団/
シュテファン・ヴォリツ(指揮)/
ペーター・バデル(オルガン)…1.4.6.8.12.13.17
録音 2015年6月6-7日…1.4.6.8.12.13.17, 2015年7月3-5日…5.7.9.14.16, 2015年7月24.25日…2.3.10.11.15 バート・グレーネンバッハ カート 聖フィリップス&ヤコプス シュティフト教会(合唱) アウグスブルク 聖ウルリヒ&アフラ大聖堂(オルガン)
 400年以上の長きに渡って教会で演奏されてきたミサ曲は、キリスト教の教義を伝えるための大切な役割を担っていて、多くの作曲家たちが「キリストの死と復活の物語」を根底に置いた素晴らしい作品を書いています。
 またその様式は時代によって変化し、合唱のみであったり、オルガンが用いられたり、また楽器が使われたりと様々な形があります。
 今回、オルガンと合唱をバランスよく適切に用い、またルネサンスから現代の作品までを取り入れて、一つの「祝祭ミサ」を構成してみるという実験的な試みを実行したのが、指揮者のシュテファン・ヴォリツ。彼の目論見通り、ディ・ラッソから松下耕まで、時代を超えた音楽が渾然一体となり、見事に一つの作品としてまとまっています。
 演奏は、カール・オルフによって創立され、発展を遂げてきた「カール・オルフ合唱団」の優れた合唱と、ニュルンベルク=アウストブルク音楽大学で教会音楽を学んだオルガニスト、ペーター・バデルのオルガンです。
 


OC446
\2100→\1890
マルクス・シュテンツ(指揮)
ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ:交響曲 第7番 他

 1-4.交響曲 第7番(1983/1984)
  <第1楽章:舞曲‐Lebhaft und beseelt 生き生きと活動的に/
   第2楽章:Ruhig bewegt 静かな動きで/
   第3楽章:Unablassig in Bewegung 絶え間なく動いて/
   第4楽章:Ruhig, verhalten 静かに、奥ゆかしく>/
 5-11. 7つのボレロ(1998)
  <第1番:La irascible 短気/第2番:La alabanza 賞賛/
   第3番:La expectacion 期待/第4番:El pavo real くじゃく/
   第5番:La soberbia 傲慢/第6番:Dolor 苦痛/
   第7番:El gran paso de la Reina Arabica 偉大なアラブの女王のダンスステップ>/
 12.劇場のための序曲(2012)/
 13.歌劇「ヤツガシラと息子の愛の勝利」から蒼い時間、セレナード
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団/
マルクス・シュテンツ(指揮)
録音 2013年1月21-23日 シュトルベルガー・シュトラーセ・スタジオ…5-13, 2013年10月5-8日 ケルン・フィルハーモニー…1-4
 ヘンツェ(1926-2012)の交響曲第7番は、ベルリン・フィルハーモニー協会創立100周年記念の委嘱作として書かれたもので、オスティナート(ある種のパターンを何度も繰り返すこと…偏執的なという意味を持つ)を多用した新古典派風の趣きと、第3楽章に見られるロマンティックな和声の両方を兼ね備えた、現代音楽の中でも比較的耳馴染みのよい作品です。
 ヘンツェ自身も「私の交響曲の中でも、最も古典派のモデルに近い」と述べるなど、彼にとっても自信作であったことが伺われます。
 「7つのボレロ」は歌劇「ヴィーナスとアドニス」と同時期の作品で、各々にスペイン語の副題が付されています。
 「劇場のための序曲」はヘンツェの最後の作品、ベルリン・ドイツ・オペラの創立100周年の委嘱作です。この曲が初演された7日後にヘンツェは惜しまれつつこの世を去りました。
 最後に収録された「蒼い時間」はフランクフルト歌劇場で初演された歌劇「ヤツガシラと息子の愛の勝利」の一場面です。
 夕暮れの空の色を音で描いたという美しい小品。ヨーロッパでは「ヘンツェのスペシャリスト」として高い評価を受けてるシュテンツによる演奏。



 

ONDINE


ODE-1247
\2400
エリクス・エセンヴァルズ:宗教作品集
 1-8.聖ルカ伝による受難曲(2014)/
 9.大海の一滴(2006)/
 10.最初の涙(2014)/11.天の連祷(2011)
レヴァ・パルシャ(メゾ・ソプラノ)…1-8/
ヤミス・クルシェブス(テノール)…1-8/
ダウマンツ・カルニニュス(バリトン)…1-8/
レヴァ・エゼリエーテ(ソプラノ)…9/
リーガ・パエグレ(アルト)…9/
アレクサンドルズ・マイジェルズ(リコーダー&ハープ)/
ラトビア放送合唱団/
シンフォニエッタ・リガ…1-9.11/
シグヴァルズ・クリャーヴァ(指揮)
録音 2015年5月5-7日 ラトビア、リガ 聖ジョン教会
 現代合唱曲の作曲家として、一部のファンの間では熱狂的な人気を誇るラトビア出身のエリクス・エセンヴァルズ(1977-)。
 このアルバムでは彼の新作「聖ルカ受難曲」を中心に、いくつかの特徴的な曲を聴くことができます。
 エセンヴァルズにとっては初の受難曲となるこの「聖ルカ」は、8つの部分から構成され、メゾ・ソプラノ、テノール、バリトン独唱と合唱、オーケストラによって奏される壮大な作品。
 作曲にあたり、指揮者クリャーヴァも助言をしたという大作です。また「大海の一滴」と「最初の涙」はマザー・テレサに献呈された透明感を持つ作品で、「天の連祷」はラトビアの詩人フリシス・バールダの神秘的な詩を用いた作品です。
 複雑な旋律の絡み合いと、そこから生まれる美しい響きに耳を奪われます。
 


ODE-1274
\2400→\2190

ヨン・ストルゴールズ&ヘルシンキ・フィル
 エイノユハニ・ラウタヴァーラ:声楽作品集

 1-9.バリトンとオーケストラのための歌曲集「ルバイヤート」(2015)
  <目覚めよ/間奏曲 1/そして近頃/間奏曲 2/
  ここではパンの一斤と/間奏曲 3/
  私たちは持っていない/間奏曲 4/
  ああ、急いでください>/
 10.弦楽オーケストラのための「心の光に」(カント第5番)(2012)/
 11.テノール、混声合唱と管弦楽のためのカンタータ「バラダ」(2014)/
 12-15.歌劇「ラスプーチン」からの4つの歌曲(2012)
  <トロイカは早足で/審判の時/
   私は今恐れていない/輝け、シオンよ、輝け!>
ジェラルド・フィンリー(バス・バリトン)/
ミカ・ポーヨネン(テノール)/
ヘルシンキ・ミュージック・センター合唱団/
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団/
ヨン・ストルゴールズ(指揮)
録音 2015年4月1-2日…1-10, 2015年10月7-10日…11-15 フィンランド,ヘルシンキ・ミュージック・センター
 ONDINEレーベルが力を入れているラウタヴァーラ(1928-)の録音、今回は全てが世界初演である声楽作品集です。
 バリトンのための歌曲集のテキストは11世紀から12世紀に活躍したペルシアの詩人、ウマル・ハイヤームの四行詩集「ルバイヤート」から採られた教訓的なもので、この作品はジェラルド・フィンリーのために書かれています。
 ロルカのテキストに基づいて書かれた大規模な「バラダ」、ラウタヴァーラが若い頃からシリーズとして作曲している「カント」の最新作「心の光に」、自身の歌劇「ラスプーチン」からの編曲である4つの歌曲と、どれも最近のラウタヴァーラの作風を象徴するような神秘的な音楽の中に劇的要素が込められた興味深い作品を、2015年までヘルシンキ・フィルの首席を務めたストルゴーズによる演奏で。
 .


ODE-1290
(2CD)
\2400→\2190
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第4集

<CD1>
 1-3.ピアノ・ソナタ 第16番 ト長調 Op.31-1/
 4-6.ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調「テンペスト」Op.31-2/
 7-10.ピアノ・ソナタ 第18番 変ホ長調 Op.31-3/
<CD2>
 1-2.ピアノ・ソナタ 第24番 嬰ヘ長調「テレーゼ」Op.78/
 3-5.ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 Op.79/
 6-8.ピアノ・ソナタ 第26番 変ホ長調「告別」Op.81a/
 9-10.ピアノ・ソナタ 第27番 ホ短調 Op.90
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ)
録音 2010年9月…CD1, 2011年1月…CD2:3-5.9-10, 2012年6月…CD2:1-2.6-8 フィンランド クーモ・アーツ・センター,レントゥア・ホール
 フィンランド出身のピアニスト、パーヴァリ・ユンパネンのベートーヴェン(1770-1827)・シリーズの第4集。
 2004年に録音したブーレーズのピアノ・ソナタ(これはブーレーズ本人から推薦され録音した)が、フランスのディアパソン・ドール賞やドイツ批評家レコード賞を受賞したことで一躍有名になった彼ですが、このベートーヴェンのソナタ集も新譜が出るたびに高く評価されています。
 今回は中期から後期の作品が7曲選ばれています。テンペストの終楽章の激しさ、テレーゼの優しさなど、ベートーヴェン作品の感情の振幅の大きさを丁寧に描きだした演奏です。





第1〜3弾
第1番でいきなりのけぞる

ODE-1248
(2CD)
\2400
ユンパネン、個性派ベートーヴェン
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集

<CD1>
 1-4.ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.2-1/
 5-8.ピアノ・ソナタ 第2番 イ長調 Op.2-2/
 9-12.ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 Op.2-3/
<CD2>
 1-4.ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 Op.101/
 5-8.ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ)
録音 2011年6月…CD2:5-8, 2012年6月…CD1,CD2:1-4 フィンランド クーモ・アーツ・センター,レントゥア・ホール

 第1番の第1楽章でいきなり「え、何それ、そんなことする?」という珍妙な装飾を聴かせてくれるユンパネン。その後も随所で才気あふれるやんちゃぶりを発揮。
 なんか音が多いのだ。
 でも頭のかたいベートーヴェン・ファンでも(店主のような)ついつい許しちゃう。
 ところが後期では一転神妙に深遠な演奏を聴かせてくれる。
 なかなかの鬼才です。ユンパネン。

**********************

(以下、代理店コメント)

 ジャケットの写真を見ながら「うんうん、さわやかなベートーヴェンだ……」と思って素直にこのアルバムに耳を傾けてみてください。ピアニスト、ユンパネンは第1番のソナタの提示部の繰り返しで、あっと思うような捻り技を繰り出してくるのには驚いてしまいました。
 最近はモーツァルトなら自由に装飾を付けるのが当たり前ですが、あまりベートーヴェンではやらないのでは?
 そんなこんなで、第1番だけでなく他のソナタも発見がたっぷり。くすくす笑いが聞こえてくるようなベートーヴェンです。
 そしてCD2の後期の2曲は打って変って、荘厳、重厚。ハーマークラヴィーアの第3楽章での晦渋な表現も見事としか言いようがありません。初期と後期、2つの味が楽しめるソナタ集です。

ODE-1268
(2CD)
\2400
第1集で反則技を繰り出してきたユンパネン
 懲りずに出してきたベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第2集

<CD1>
 1-3.ピアノ・ソナタ 第5番 ハ短調 Op.10-1/
 4-6.ピアノ・ソナタ 第6番 ヘ長調 Op.10-2/
 7-10.ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 Op.10-3/
<CD2>
 1-4.ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53/
 5-6.ピアノ・ソナタ 第22番 ヘ長調 Op.54/
 7-9.ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調「熱情」Op.57
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ)
録音 2010年9月…CD1,CD2:7-9, 2011年1月…CD2:1-6 フィンランド クーモ・アート・センター,レントゥア・ホール

 第1集(ODE1248)のなかなか凝った演奏で、聴き手の耳に新鮮な風を届けたパーヴァリ・ユンパネンによるベートーヴェン(1770-1827)の第2集の登場。

 彼はもともと現代音楽の演奏家としてブーレーズやディティユーらに信頼されている人ですが(ドイツ・グラモフォンからブーレーズのピアノ・ソナタをリリース)、最近はベートーヴェンやモーツァルトと言った古典的なレパートリーでも高く評価されています。今回のアルバムでは何と言っても中期の「ワルトシュタイン」と「熱情」が聴きもの。ワルトシュタインの終楽章の疾走感は半端なく、また「熱情」も何とも言えない独特の雰囲気を醸し出しています。
 もちろん第5番から第7番の初期の作品も、斬新な感覚に満ちています。なんといっても音色の美しさが特徴的で、これこそが不思議な浮遊感の正体なのかもしれません。


ODE-1280
(2CD)
\2400
ユンパネン、個性派ベートーヴェン
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集第3集

<CD1>
 1-3.ピアノ・ソナタ第9番ホ長調Op.14-1/
 4-6.ピアノ・ソナタ第10番ト長調Op.14-2/
 7ー10.ピアノ・ソナタ第11番変□長調Op.22/
 11-12.ピアノ・ソナタ第19番ト短調Op.49-1/
 13-14.ピアノ・ソナタ第20番ト長調Op.49-2
<CD2>
 1-4.ピアノ・ソナタ第12番変イ長調Op.26/
 5-8.ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調Op.27-1/
 9-11.ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調「月光」Op.27-2/
 12-15.ピアノ・ソナタ第15番ニ長調「田園」Op.28
パーヴァリ・ユンパネン(ピアノ)
録音2010年7月…CD1:7ー10,CD2:1-4.5-8.12-15,2011年6月…CD1:1-6,2012年6月…CD1:11-14,CD2:9-11フィンランドクーモ・アート・センター,レントゥア・ホール
 パーヴァリ・ユンパネンによるベートーヴェン(1770-1827)の第3集の登場です。
 ブーレーズのソナタなどの現代音楽を得意とするピアニストとして知られていますが、ベートーヴェンでは実に自由で幻想的な音楽を構築することで、この作曲家に潜むロマンティックな面を最大に引き出しています。
 今作には、比較的に演奏が容易とされる第19番と第20番、第9番と第10番が含まれていますが、ここでもユンパネンは驚くほどに凝った演奏を聴かせます。
 これを聴いてしまったら、もうこれらのソナタを「学習用」とは言えなくなるかも知れません。
 第11番から第13番までの、初期から中期への転換期に書かれたソナタでの説得力ある演奏、そしてメインとなる「月光」と「田園」の2曲のソナタと、見事な演奏による極めて充実した内容を持つ2枚組です。
  第1集‥・ODE-1248 第2集・‥ODE-1268



ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
リリース時は名手セロヴシェクばかりが注目されたがピアノがユンパネンだった。
すでに入手困難、先着1セット。

50261012
(3CD)
\9000→\7990
すでにメーカー完売
在庫1セット限り
「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集」
[CD 1]
 第1番ニ長調Op.12-1 / 第3番変ホ長調Op.12-3 /
 第9番イ長調Op.47「クロイツェル」
[CD 2]
 第2番イ長調Op.12-2 / 第5番ヘ長調Op.24「春」/
 第6番イ長調Op.30-1 / 第8番ト長調Op.30-3
[CD 3]
 第4番イ短調Op.23 / 第7番ハ短調Op.30-2 / 第10番ト長調Op.96
コーリー・セロヴシェク(Vn)
パーヴァリ・ユンパネン(P)
1972年バンクーバー生まれのセロヴシェクは、ジョセフ・ギンゴールドの弟子。つまり大ヴァイオリニスト、イザイの門下にあたるかれが、ベートーヴェンのソナタを一気に全集でリリース。ピアノとヴァイオリンの両方を学び、驚くことに1997年まではリサイタルで両方の楽器を弾きこなしたという逸材は数学の学位も取得している。ここに聴くヴァイオリンは音の出し入れが絶妙というか、ピアノ・パートにも目の行き届いた非凡なバランス感覚をのぞかせる。セロヴシェクの弾くのは、1728年製作ストラディヴァリウス“ミラノッロ”。ヴィオッティやパガニーニ、クリスチャン・フェラスも弾いた名器。このアルバムはカンヌ・クラシカル・アワード2008室内楽部門に輝いた。録音:2006年






 

OUR RECORDINGS


6.220614
(SACD HYBRID)
\2300
ドイツとフランスのリコーダー協奏曲集
 1-3.マルクス・ツァーンハウゼン(1965-):
  レコルダーレ リコーダーと管弦楽団のための
   <Pesante - Grave - Vivace - Grave/
    Arioso - Energico - Arioso/
    Come prima - Poco piu fluente - Poco meno mosso>/
 4-7.ファブリース・ボロン(1965-):Your Voice Out of the Lamb-
  羊からのあなたの声 リコーダーと小管弦楽のための
   <第1部:穏やかに/第2部:アレグロ・ジュスト/
    第3部:ゆっくり/第4部:速く、そして華麗に>/
 8-14.ギュンター・コーハン(1930-2009):
  アルト・リコーダーと25の弦楽器、打楽器のための音楽
   <Moderato - Adagio - Moderato - Adagio/
    Allegro molto - piu mosso, infernale - impetuoso/
    Andante tranquillo/Allegretto con spirito - piu mosso -
     agitato/Molto sostenuto/Prestissimo/Moderato - Adagio>
      ※世界初録音
ミカラ・ペトリ(リコーダー)/
オーデンセ交響楽団/
クリストフ・ポッペン(指揮)
録音 2015年5月18-22日 デンマーク オーデンセ,カール・ニルセン・ホール
 度々の来日で多数のファンを獲得しているリコーダーのミカラ・ペトリ。古楽から現代まで幅広いレパートリーを持つ彼女が力を入れている「現代のリコーダー協奏曲シリーズ」の第4弾は、ドイツとフランスの作曲家の3つの作品を収録したアルバム。
 第1弾は中国、第2弾はイギリス、第3弾はデンマークとフェロー諸島と、いずれも特色ある作品を紹介してきたこのシリーズ、今作でも彼女は3人の作曲家に新作を委嘱し、リコーダーの可能性を追求しています。
 ジェネシスの「眩惑のブロードウェイ」に触発されて書かれたボロンの壮大な叙事詩であり、ツァーンハウゼンの作品は言葉のない「レクイエム」といえるものです。
 また凝縮した響きを得るために、最小限の楽器でのみ演奏されるコーハンの「音楽」も斬新な味わいを持っています。ミカラ・ペトリの冴え渡る技巧はもちろんのこと、複雑なスコアを明晰に表現するポッペンの指揮も素晴らしい。




SONOLUMINUS(ブルーレイ・オーディオ+CD)


DSL-92200
(ブルーレイ・オーディオ+CD)
\2400
Crossing Over-20世紀の合唱作品集
 1.ダニエル・エルダー(1986-):エレジー/
 2-9ジョン・タヴナー(1944-2013):バタフライ・ドリームズ
  <蝶の夢:心地よい幻覚/俳句:もう少し焦点に近づいて/
   俳句:私の手の中に浮かぶ蝶/俳句:混沌は雲の中に融け/
   俳句:何か不吉な前触れが道を示す/
   蝶:私の最も恐ろしい悪夢/
   蝶の歌:子供時代の幻は私を慰める/蝶の夢:夢の繰り返し>/
 10.ニコライ・ケドロフ(1871-1940):ああ、主なる神/
 11.ヨン・レイフス(1899-1968):レクイエム Op.33b/
 12.ロバート・ヴィチャード(1985-):ヘリオセントリック・メディテーション/
 13-15.ウィリアム・シューマン(1910-1992):死のキャロル
  <第1番:最後の祈り/第2番:知られざる区域/第3番:全てに、お互いに>/
 16.アンナ・ソルヴァルドスドッティル(1977-):
  お聞きください、天の高みにいます神よ/
 17.ジョン・タヴナー(1944-2013):埋葬式のイコス
サラ・モイヤー(ソプラノ)…1/
マーゴット・ロード(ソプラノ)…1/
ジェシカ・ペトラス(ソプラノ)…1/
スカイラーク(声楽アンサンブル)/
マシュー・ガード(指揮)
録音 2015年6月22-25日 US マサチューセッツ チェストナッツ・ヒル,レデーマー教会
5.1 DTS HD MA 24/192khz, 9.1 Auro-3D 24/96khz, 2.0 LPCM 24/192khz
 このアルバムのコンセプトは「人生の最後に見る夢の世界」。選択された全ての作品が死を匂わせており、来たるべき最期の時への心構えのようなものを感じさせます。
 アルバムの中心となるのは、2003年に作曲されたジョン・タヴナーの「バタフライ・ドリームズ」で、この作品のアメリカにおける初の商業的録音です。演奏している「スカイラーク」は2011年に創設されたヴォーカル・アンサンブル。マシュー・ガードによってアメリカの各地から集められたプロのソリストと音楽教育者たちによって結成されており、コンサートツアー中には学生たちの指導を積極的に行うなど、活発な活動をしています。
 SONO LUMINUSレーベルが誇る優秀録音は、この合唱団の澄み切った響きを的確に捉えたもの。(同梱されたBlu-ray AUDIOディスクでは、更に素晴らしい音をお楽しみいただけます)




BRIDGE

BCD 9461
\2300
「レーガー:クラリネットとピアノのための作品集」
 アルバムの一葉 WoO II/13
 クラリネット・ソナタ 変イ長調 Op.49-1
 クラリネット・ソナタ 嬰へ短調 Op.49-2
 クラリネット・ソナタ 変ロ長調 Op.107
 タランテラ WoO II/12
アラン・R.ケイ(クラリネット)
ジョン・クリボノフ(ピアノ)
 オルフェウス室内管のクラリネット奏者アラン・ケイによるレーガー:クラリネット作品集

 録音:2014年9月2−4日、ニューヨーク [71'58]

 独特の渋いロマンティシズムが強い魅力のマックス・レーガー(1873-1916)の作品の中でも、クラリネットを独奏に用いた作品は人気が高い。このCDには、レーガーの3 つのクラリネット・ソナタと、作品番号が与えられていない2 曲が収録されている。ほの暗く常に孤独さが感じられながらも奥深くに温かさを湛えた作風は、一度はまると病み付きになるだろう。アラン・R.ケイはニューヨーク、ロチェスター生まれのクラリネット奏者。オルフェウス室内管弦楽団のメンバーで、また米国の様々なオーケストラでも活躍している。




CELESTIAL HARMONIES



13312
\2300→\2090
リスト音楽院前学長
ファルヴァイのシューマン:幻想曲&
 リスト:ピアノ・ソナタ!

  シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17
  リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
シャーンドル・ファルヴァイ(ピアノ)
 リスト音楽院前学長シャーンドル・ファルヴァイのシューマン:幻想曲&リスト:ピアノ・ソナタ!

 録音:2015年11月25−27日、ハンガリー、ディオーシュド [59'41]

 ハンガリーのピアニストというと1950 年代初頭生まれのアンドラーシュ・シフやデジュー・ラーンキ、ゾルターン・コチシュらが有名だが、彼らより少しばかり兄貴分の名ピアニストがシャーンドル・ファルヴァイ。
 彼は教職者としても高名で、名門リスト音楽院のピアノ教授を長く務め、さらに1997 年から2004 年には院長を務めた。シューマンもリストも、誠実にじっくりと聞かせる旨み豊かな演奏である。



シャーンドル・ファルヴァイ、ショパンのノクターン作品9-1が聴けます。
https://youtu.be/yLLryBd31i8



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CHRISTINE WALEVSKA

LM 206
\2500→\2290
最新録音!
「チェロの女神〜クリスティーヌ・ワレフスカ」

 (1)グラナドス(カサド編):「ゴイェスカス」より間奏曲(第20番)/
 (2)ボロニーニ:セレナータ・デル・エコー/(3)ペルゴレージ:ニーナ/
 (4)ブラガート:ミロンタン/(5)ボロニーニ:アダージョ/
 (6)ボロニーニ:チェロの祈り/
 (7)ボロニーニ:セレナータ・デル・ガウチョ/
 (8)ショパン(ピアティゴルスキー編):夜想曲 嬰ハ短調/
 (9)ボロニーニ:バスクの祭り/
 (10)チャイコフスキー:ただ憧れを知る者だけが/
 (11)グローフェ:クリスティーヌ/(12)グルック:「オルフェオ」よりメロディ/
 (13)ピアソラ(ブラガート編):アディオス・ノニーノ/
 (14)ラヴェル:ハバネラ形式の小品/
 (15)ショパン(ワレフスカ編):夜想曲 変ホ長調Op.9-2(第2番)/
 (16)リスト(ワレフスカ編):愛の夢/(17)ボロニーニ:アヴェ・マリア
クリスティーヌ・ワレフスカ(チェロ)
福原彰美(ピアノ)
 チェロの女王と呼ばれているクリスティーヌ・ワレフスカの最新CD発売!

 録音:2014 年6 月、ポラック・ホール、モントリオール,カナダ

 このCD はワレフスカの恩師であるアルゼンチンの巨匠チェリスト、エニオ・ボロニーニ(Ennio Bolognini,1893-1979)が生前、彼女にだけ、演奏を許可した6曲が収められた貴重なCD です。
 またアメリカの著名なピアニストであり、「グランド・キャニオン」で有名な作曲家ファーディ・グローフェ(1892-1972)が彼女のための作曲した「Christine」も収められており、他のチェリストの演奏ではかなえられない特別な内容になっています。
 ワレフスカ自らアレンジしたショパンのノクターンや、リストの名曲など、聴き逃す事の出来ない内容で、最高のチェロの技巧のみならず、彼女らしい心温まる演奏は聴く人を幽玄と至福の世界へと導きます。共演は新進気鋭の日本人ピアニストの福原彰美。

 クリスティーヌ・ワレフスカ:
 ロサンゼルスで生まれ、父親からチェロの手ほどきを受け、10 歳の時に、巨匠チェリスト、エニオ・ボロニーニの前で演奏し、ボロニーニ夫人が「この小さな女の子は将来素晴らしいチェリストになるわね」というとボロニーニは「彼女はすでに素晴らしいチェリストだ」と絶賛しました。13 歳でアメリカ楽壇にデビューし、16 歳でフランスのパリ音楽院へ留学しM.マレシャルに師事(後にフルニエの下でも学んだ)。アメリカ人として初のチェロと室内楽で1等賞を取り卒業した後、ヨーロッパ、南北アメリカで数々の演奏活動を行う。21 歳の時にフィリップス・レーベルからシューマンの協奏曲などをリリース。
 日本では1974 年、2010 年、2012 年と来日コンサートを行う。2014 年台湾でもコンサートを行う。現在もアルゼンチン、スイス、イタリア、オーストリア、米国などでコンサートを行い、チリのインターナショナル・チェロ・コンペティションの審査委員長を務める。


旧譜
来日記念国内盤!
「クリスティーヌ・ワレフスカの芸術」
ミッテンヴァルト
MTWD99044
\2571
 来日記念国内盤!
「クリスティーヌ・ワレフスカの芸術」

 (1)-(3)ドビュッシー:チェロ・ソナタ
 (4)ボロニーニ:エコー・セレナーデ
 (5)ラヴェル:ハバネラ形式の小品
 (6)ウェーバー:アダージョとロンド
 (7)ショパン:ノクターン第20 番
 (8)ボロニーニ:ガウチョ・セレナーデ
 (9)ショパン:序奏と華麗なるポロネーゼ
 (10)(ボーナス・トラック)ピアソラ:アディオス・ノニーノ
クリスティーヌ・ワレフスカ(チェロ)
(1)〜(9)ブルース・ガストン(ピアノ)
(10)アントニオ・アグリ(ヴァイオリン)
 マニュエル・レゴ(ピアノ)
 再来日記念!待望の再プレス!クリスティーヌ・ワレフスカの芸術!

 録音:(1)〜(9)1967 年カリフォルニア

 クリスティーヌ・ワレフスカ(チェロ)
 ロスアンジェルス生まれ、父からチェロの手ほどきを受け、13 歳でピアディゴルスキーに師事し、アメリカ楽壇にデビュー。16 歳でフランスへ留学し、パリ音楽院でモーリス・マレシャルに師事。アメリカ人発、チェロと室内楽を1等で卒業後、ヨーロッパ中で演奏家活動を行う。
 レコーディングでは、21 歳の時にエリアフ・インバルの指揮でシューマンの協奏曲、ブロッホの「シェロモ」とブルッフの「コル・ニドライ」をフィリップス・レーベルからリリース。その後は同レーベルの専属アーティストとなり、ドヴォルザーク、サン=サーンス、プロコフィエフ、ハチャトゥリアン、ヴィヴァルディ、ハイドンといった主要な協奏曲作品の録音を行う。
 彼女はまた、ハチャトゥリアンやグローフェなど多くの作曲家から作品を献呈されている。特に、史上最強のチェリストと謳われたエニオ・ボロニーニは、彼女を自分の娘のように可愛がり、「お前だけが弾くように」と生前、その全楽譜をワレフスカに渡している。日本では1974 年に演奏旅行を行っている。2010 年5 月、36 年振りの2度目の来日。




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MSR



MS 1600
(SACD HYBRID)
\2300→\2090
ランス・フリーデルがロンドン交響楽団を振った
 ブルックナー:交響曲第5番!

  ブルックナー:
   交響曲第5番変ロ長調(ノヴァーク版)
ランス・フリーデル(指揮)
ロンドン交響楽団
 アメリカの俊英指揮者ランス・フリーデルがロンドン交響楽団を振ったブルックナー:交響曲第5番!高音質SACDハイブリッド!

 録音:2014年1月24-25日オール・ハロウズ教会,ゴスペル・ウォーク,ロンドン、73:19/演奏時間 [18:35][17:54][13:31][23:18]
 DSD録音/SACD 5.0マルチチャンネル・ステレオCDのハイブリッド

 「指揮者の仕事」の概念を一新したフリーデルのブルックナー!
ブルックナーの交響曲の名解釈と言えば、古くはシューリヒト、クナッパーツブッシュ、そしてマタチッチ、そして朝比奈、ヴァント……。強烈な個性の持主の芸術家が自身の見識と洞察力、そして統率力を披歴する楽曲として、演奏を展開し、聴衆を魅了して参りました。
 そういう、神秘の森に殴り込みを掛けたのが、新進気鋭のアメリカ人指揮者、ランス・フリーデルと言えましょう。フリーデルは、チェコで高い評価を受けて国際的に活躍する1950 年代生れの名指揮者。
 作曲家の声に忠実に耳を傾けて、自己の解釈や表現を声高に提示するのではなく、静かに細密に描写していく演奏で、その姿は作曲者の使徒というよりも作曲者のしもべとでも呼びたい謙虚で真摯なものと言えましょう。言うなればハイティンク、アバドの姿勢と共通するものであり、その徹底ぶりは、これら二人を凌ぐとも申せましょう。
 ロンドン交響楽団のブルックナーというのも極めて珍しく、第5 番は恐らく初のディスク。しかもスタジオ・セッションは、2014 年の1 月に2日がかりでオール・ハロウズ教会で入念に行われました。SACD ハイブリッドの高音質故に、どんな箇所も濁りや曖昧な部分が皆無。一般より早めのテンポを採用し、名技集団ロンドン響の抜群の運動神経も楽しめます。正に自らをブルックナーの深山幽谷に閉じ込めたかのようなストイックな姿勢です。
ノヴァーク1951 年版を使用しております。
 やはりブルックナーの名解釈者として高い評価を得たゲオルグ・ティントナーがフリーデルを高く評価したというのも納得の敬虔な名演です。



 

MS 1535
\2300
「LAST LAP」〜21世紀のトロンボーン・アンサンブル作品集
 ケヴィン・マッキー(1980-):ラスト・ラップ
 ジェームズ・カジク(1974-):トロンボーン四重奏曲第3番
 ニコラス.A.ドレイク(1978-):ファンフェア・プレイ
 ポリーナ・ナザイキンスカヤ(1987-):パヴァーナ
 イネズ.S.マッコマス(1977-):回転ボール
 グレッグ・ダンナー(1958-):アイスクリーム・シティ
 ドーン・ヤンガー(1940-2015):5 人のいとこたち
 キャスリン・サルフェルダー(1987-):ファンファーレとフーガ
 アラン・テイセン(1981-):クレセントシティの絵葉書
トロンボチーム!
 【ジェニファー・グリッグス(テナーTrb)
  ジョン・グロドリアン(テナーTrb)
  ベン・マクルウェイン(テナーTrb)
  サラ・パラディス(テナーTrb)
  クレイグ・ワトソン(バスTrb)】
 録音:2013 年、67’19

 このアルバムはトロンボーン・アンサンブル“トロンボチーム!”が委嘱したオリジナル・トロンボーン・アンサンブル作品集。4 本または5 本のトロンボーンのための作品を依頼。様々なスタイルの創造性豊かな音楽性を持った作品が生まれました。
 2013 年の夏にクラウドファンディングのキックスターターと個人の寄付によってコンサートでの初演が実現。若い彼らの情熱が生んだトロンボーン・アンサンブル・アルバムです。
 

MS 1555
\2300
「シンプル・ギフト」〜アメリカとイギリスの20世紀歌曲集
 レイフ・ヴォーン=ウィリアムズ:放浪者/呼び声/道端の火
 サミュエル・バーバー:ひなぎく/この輝ける夜に
 アーロン・コープランド:『アメリカの古い歌第1集・第2集』
  (船漕ぎのダンス/逃げ上手/遠い昔/シンプル・ギフト/
   私は猫を買いました/小さな子馬/ザイオンの壁/
   ゴールデン・ウィロウ・ツリー号/川のほとりで/
   チンガ・リンガ・チョウ)
 スコット・ネイサン・ルイス:シェナンドー
 ベンジャミン・ブリテン:
  サリー・ガーデンズ/ニューイヤー・キャロル/
  オリバー・クロムウェル
 ジョン・ジェイコブ・ナイルズ:
  鳥のキャロル/ゴー・ウェイ・フロム・マイ・ウィンドウ/
  さまよいながら私は不思議に思う/なんて歌を歌ったんだ
 レナード・バーンスタイン:
  ゼア・イズ・ア・ガーデン/シンプル・ソング
 アーネスト・チャールズ:私が歌うとき
ニューヨーク・シティ少年少女合唱団
メアリー・ワンナメーカー・ハフ(指揮)
 録音: 2015 年5 月、63’41

 20 世紀に作曲された歌曲を合唱で演奏。合唱の美しいハーモニーが作品の新たな魅力を提示してくれます。
 2012 年に結成されたニューヨーク・シティ少年少女合唱団はニューヨークのマディソン・アベニューにある長老派教会で4 歳から18 歳の子供たちが合唱を学んでいます。バッハからブロードウェイ・ミュージカルの作品まで幅広いレパートリー。ヨーロッパやアメリカ国内でコンサートを行っています。
 

MS 1556
\2300
「トーマス・コーツ〜アメリカのブラス・バンド音楽の父」
 トーマス・コーツ(1803/13-1895):
  ウィルキング・クイックステップ/プランテーション・エコー/
  葬送行進曲Op.18/“前線への賞金”クイックステップ/
  コロンビアン・ナショナル・ポプリ/大君行進曲/
  葬送行進曲Op.19/エリンに敬礼〜メドレー序曲
 フレデリック・J・ケラー:イエスのみ腕に〜幻想曲
 フランツ・フォン・スッペ:マイ・ネイティブ・ランド
ダグラス・ヘドウィグ(指揮)
ニューベリー・ヴィクトリアン・コルネット・バンド
 [1855 年〜1900 年頃のピリオド楽器&マウスピース使用]
 録音:2015 年1 月、66’40

 アメリカのペンシルベニア州にあるイーストン墓地に建立されているトーマス・コーツの記念碑に刻まれている「アメリカのブラス・バンド音楽の父」。しかしながら今日過小評価されている作曲家と言っても過言ではありません。
 牧歌的で、勇壮に響き渡るアンサンブルは名曲ぞろい。このアルバムには残存している19 世紀後半に出版された作品を収録。当時使用されていた楽器を使って、この時代の演奏を再現しています。
 

MS 1558
\2300
「ヴィンセント・パーシケッティ(1915-17):レガシー・オブ・ソングス」
 〜詩をテキストにした未出版歌曲集
【世界初録音】
  (1)(2)2つのE.E.カミングスの歌Op.26
  (3)(4)2つの中国の歌Op.29
  (5)-(7)3つの17世紀イギリスの歌Op.49
  (8)-(11)4つのサラ・ティーズデールの歌Op.72
  (12)(13)2つのカール・サンドバーグの歌Op.73
  (14)-(16)3つのジェームス・ジョイスの歌Op.74
  (17)(18)2つのヒレア・ベロックの歌Op.75
  (19)(20)2つのロバート・フロストの歌  Op.76
  (21)-(24)4 つのエミリー・ディキンソンの歌Op.77
  (25)-(41)蛍の網〜連作歌曲集Op.115
   (ハロルド・スチュワートによる日本語から英語への翻訳)
 【世界初録音】(未出版:(1)(2)(5)-(7)(8)-(11)(12)(13)(19)-(20))
リー・ヴェルタ(Br)
シェリー・オーヴァーホルト(S)
ジョシュア・ピアース(Pf)
 録音:2015 年1 月、55’49

 アメリカ現代音楽の重鎮パーシケッティは保守派の作曲家に属しますが、ジュリアード音楽院ではフィリップ・グラスや一柳慧など新しい傾向の音楽を書く優秀な弟子を多く輩出しています。
 多作な作曲家として知られ、交響曲から室内楽、吹奏楽、器楽曲、声楽曲などを残しています。前作の歌曲集『ハーモニウム』 Op.50(MS1432)に続く独唱作品第2 弾となる今作は、残りの41 曲をすべて収録しました。アメリカの詩人や、夢窓疎石、松尾芭蕉、小林一茶などの俳句を17 作を取り上げた連作歌曲など、無調で書かれた音楽に情感豊かな詩が浮かびあがります。
 

MS 1562
\2300
「ザ・バッハ・プロジェクトVol.2」
 J.S.バッハ:
  前奏曲とフーガ ハ長調BWV545
  われらが神は堅き砦 BWV720
  いざもろびと神に感謝せよ BWV657
  トリオ・ソナタ第2番ハ短調 BWV526
  われ神より去らじ BWV658
  オルガン協奏曲 イ短調BWV593
  様々な様式による6つのコラール集 BWV645〜650
  トッカータとフーガヘ長調 BWV540
トッド・フィックリー
 (オルガン
  [シンセサイザー HAUPTWERK])
 録音:2010 年、73’21

 アメリカのオルガニスト、トッド・フィックリーの新しい試みによるバッハ・プロジェクト第2 弾。HAUPTWERK という世界各地のパイプオルガンの音色を可能な限り、リアルに再現するためのパソコン用ソフトを用いて新たな録音をスタートさせました。第2 弾は、オランダ、ロッテルダムの聖ラウレンス教会にあるマルクーセン&ソン社の1973 年製作の大オルガンの音色で演奏しています。
 

MS 1590
\2300
「レガシー」〜ベートーヴェンの魂
 (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第2番Op.2-2
 (2)ツェルニー:ベートーヴェンの動機による幻想曲
 (3)ベートーヴェン(リスト編):遥かなる恋人に寄すOp.98
 (4)ツェルニー:夜想曲Op.647
 (5)メンデルスゾーン:厳格な変奏曲Op.54
グウェンドリン・モク(ピアノ)
 使用楽器:(1)1795 年ルイ・デュルケン製ピアノフォルテ(2)(3)1823 年ブロードウッド製ピアノフォルテ(4)(5)1868 年エラール製ピアノフォルテ/録音:2015 年、61’05

 作曲家が生きた時代のピリオド・ピアノとベートーヴェンという偉大な作曲家に影響を受けた3 人の作曲家の作品を取り上げたアルバムです。
 1796 年に作曲されたベートーヴェンのピアノ・ソナタ第2 番を、1795 年にルイ・デュルケンによって製作されたピアノフォルテで録音しています。ベートーヴェンが作曲時使用していた楽器と同じような性能のピアノフォルテを用いることで、その時代を感じることができます。
 ツェルニーの幻想曲は、ベートーヴェンのピアノ五重奏曲、合唱幻想曲、ヴァイオリン・ソナタ「春」、交響曲第5 番、ピアノ協奏曲第3 番などのメロディーをモチーフに作曲した親しみやすい作品です。
 

MS 1592
\2300
「用意はいいか?」〜ザ・ピアソラ・プロジェクト
 レビラード/ブエノスアイレスの春/鮫/
 オブリヴィオン/リベルタンゴ/
 五重奏のためのコンチェルト/用意はいいか?/
 キチョ/ブエノスアイレス零時
Enhake(エンヘイク):
 【ウォンカク・キム(Cl)、
  M.ブレント・ウィリアムス(Vn)、
  キャサリン・デッカー(Vc)、
  ウンヒ・パク(Pf)】
 録音:2015 年1 月、46’40

 クラリネット、ヴァイオリン、チェロ、ピアノという編成のピアソラ作品集。オリジナルと同じような躍動感が感じられるアルバムです。
 “オブリヴィオン”ではクラリネットが奏する冒頭の主旋律がまるで尺八のような朴訥とした音色で、さらにその次にチェロが低音で響かせながら主旋律を歌う。作品のもつ郷愁が心に沁みわたります。
 “リベルタンゴ”はスピード感のある引き締まった演奏、“ブエノスアイレス零時”は野心的なアレンジが興味深い。
 

MS 1604
\2300
「Pathways」
 〜ショパン、フェイギン、ドビュッシーのピアノ作品集

  ショパン:舟歌Op.60
  ジョエル・フェイギン(1951-):
   ピアノのための4つのエレジー〜
    イン・メモリアム・レネ・ロンギー
  ドビュッシー:前奏曲集第2巻
ロバート・キャシディ(ピアノ)
 録音:2015 年2 月、65’46

 ロバート・キャシディはマンハッタン音楽院でソロモン・ミコフスキー、コンスタンス・キーン、マーク・シルヴァーマンに師事。古典から現代音楽までレパートリーは幅広く、デイヴィッド・ヌーン(1946-)、キース・フィッチ(1966-)などアメリカの作曲家の初演に数多く携わっています。
 柔らかなタッチで幻想的なドビュッシーの前奏曲を繊細な変化を丁寧に表現しています。
 

MS 1606
\2300
「茂みといばら」〜合唱のための民謡集第1 巻&第2巻
 広い河の岸辺/ある朝早く/彼女はつばめのよう/
 葉っぱのきれいな緑の中に/茂みといばら/ボビー・シャフトー/
 アイロンをかけまくる/グリーンスリーヴス/ロンドンデリー・エア/
 私の恋人はヴィーナスのよう/ブラック・シープ/
 サワーウッド・マウンテン/アフトンの流れ/アイ・ラヴ・マイ・ラヴ/
 ブリッグの定期市/ストロベリー・マウンテン/いとしきジョニー/
 三羽のカラス/キール・ロウ/雌羊を呼べ/オークと灰/
 サイラー・アンド・ヤング・ナンシー/スウォンジー・タウン/
 コキジバト/ヤーマス・フェアー
セント・チャールズ・シンガーズ
ジェフリー・ハント(指揮)
 録音:2016 年6 月、69’55

 イギリス合唱界の重鎮ジョン・ラターが編纂したイギリスとアメリカのフォーク・ソングを混声合唱に編曲した「合唱のための民謡集第1 巻&第2 巻」。この作品から25 曲をとりあげました。
 その地域に根付いた特色のあるメロディを持つ作品を見事に歌い上げています。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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CHARLIN

 音質大改善
 シャルラン・レーベルのハイドシェックが復活!

 シャルラン・レーベルは1960-70 年代に録音の良さで一世を風靡したレーベル。伝説のエンジニア、アンドレ・シャルランはワンポイント録音にこだわり、エネルギーに満ちながら透明なサウンドに定評がありました。
 シャルラン絶頂期に若きハイドシェックを数枚録音していました。それらは1993 年にヴィーナス・レコードからCD 発売(限定盤)されましたが、オリジナルマスターが廃棄されていたため、CD化されても伝説的な録音とは思えぬクオリティでした。その後アンドレ・シャルランの遺族もレーベルを立ち上げますが、あまり状態の良くない盤起しを音源としていました。今回、サブマスターが存在する数点を念入りに修復しました。その第1 弾はハイドシェックの3点。マスター劣化による音の古さはあるものの、鮮やかに蘇った伝説の録音をご堪能下さい。


KKC 4058
\2400→\2190
若きハイドシェックの湧き出るエネルギーが蘇った
 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101
  (2)ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
エリック・ハイドシェック(Pf)


 録音:1965年頃/38’ 02”

 ハイドシェックは、1967-73 年に仏EMI でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を録音しましたが、これはその前、伝説的エンジニアのアンドレ・シャルランに認められて後期ソナタを録音しています。オリジナルマスターは廃棄され現存していませんが、今回サブマスターから入念にリマスタリングを施した結果、当時20 代だったハイドシェックの輝かしい音色と鮮烈な演奏が蘇りました。ことに第28 番第2 楽章とフィナーレの奔放さは、伝説の宇和島ライヴの「告別ソナタ」を彷彿させる凄さ。それをアンドレ・シャルランが余すことなくとらえています。
 


KKC 4059
\2400→\2190
27歳、青年ハイドシェックの魔術が蘇った
 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
  (2)ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
エリック・ハイドシェック(Pf)
 録音:1963年頃/44’ 24”

 ハイドシェックが1967-73 年に仏EMI でベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を録音する以前、伝説的エンジニアのアンドレ・シャルランに認められて後期ソナタを録音しました。
 今回サブマスターから入念にリマスタリングを施した結果、27 歳の青年ハイドシェックの驚くべき深い音楽性と美しいタッチが蘇りました。ハイドシェックが音楽に傾ける真摯な態度と湧き出る即興性を、アンドレ・シャルランが奇跡的に収録しています。
 


KKC 4060
\2400→\2190
徹底修復して蘇ったハンドシェック神業のブラームス
 ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5
エリック・ハイドシェック(Pf)
 録音:1970年代半頃/37’ 45”

 ハイドシェックとしては他で聴くことのできない貴重なレパートリー。1970 年代半ばの録音とされ、LP 未発売で1993 年に一度だけヴィーナス・レコードからCD が限定発売されました。何故かその音源は部分的に逆相だったり、電気的なノイズが多いうえ、ピアノの線も細く、ハイドシェックの芸術を伝えるものとは言い難いクオリティでした。
 オリジナルマスターは廃棄され現存していませんが、今回サブマスターから入念に修復を施した結果、まさにハイドシェックの巨大な演奏が出現しました。情熱的なワルツの第3 楽章の奔放さはハイドシェックならではで引き込まれます。アンドレ・シャルランのワイポイント録音マジック全開で、ブラームスならではの低音が眼前で弾かれているような凄まじさです。



<国内盤> 


AEON



MAECD0858
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
シューマン四重奏団
 マーラーとワーグナー:室内編成による歌曲集

 マーラー『リュッケルト歌曲集』
 ①きれいだから好き、というのなら ②真夜中に
 ③ほのかな香りを吸い込んだ
 ④ぼくの歌をのぞかないでよ ⑤私はこの世から失われて
 ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
  ⑥天使 ⑦静かに! ⑧温室にて ⑨痛み ⑩夢
  ⑪『トリスタンとイゾルデ』〜前奏曲と愛の死
①-⑩フェリシティ・ロット(ソプラノ)
シューマン四重奏団
 テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)
 クリストフ・シラー(ヴィオラ)
 フランソワ・ギィ(チェロ)
 クリスティアン・ファーヴル(ピアノ)

 世界的名手の国内未紹介盤、ついに訳詞付で登場!
 日本語版の自伝刊行で話題の超・俊才&世界的歌手英国随一のソプラノ歌手、フェリシティ・ロットの録音盤はレーベルを問わず傑作ばかりなのですが、実はaeonが弊社(代理店)扱になる少し前、俊才ぞろいの室内楽集団シューマン四重奏団と録音していた異色のロマン派歌曲盤がずっと国内仕様未紹介だったのが、取扱元として歯がゆく思っておりました。
 古い盤のメーカー在庫切れが相次ぐ中で躊躇していたこともあるのですが、このたびシューマン四重奏団の名手テディ・パパヴラミ(ヴァイオリン)の自伝がついに日本語で刊行されたのを機にレーベルに確認したところ「在庫あり」とのこと。これを良い機会!と日本語解説&訳詞付でお届けしてまいります!
 マーラーとワーグナーの、それぞれ管弦楽伴奏版でも広く知られる重要歌曲集と『トリスタンとイゾルデ』の最重要楽曲を、室内楽編曲の名手ファーヴルがピアノ四重奏(とソプラノ独唱)のために編曲したヴァージョンは、欧州の演奏会シーンでも高く評価されたうえ、この盤も『グラモフォン』誌での快挙をはじめ英仏海峡の両側で絶賛された傑作。
 室内楽の緊密さが作品美をいやおうなしに引き立てるその解釈の魅力は、パパヴラミやロットが数々の名演でみせてきた圧倒的存在感そのものと言えそうです。最終的にプレス切れになる前、お早目確保をお勧めいたします!



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ALPHA



Alpha472
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3000+税
ハーゼルベック指揮&ウィーン・アカデミー管
 RE-SOUND BEETHOVEN -Vol.3-
 ベートーヴェン『エグモント』(全)&序曲『献堂式』
  〜初演時の響きを求めて〜

【CD I】
 ①劇付随音楽『エグモント』Op.84
             (ドイツ語原語版)
  ②序曲『献堂式』Op.124
【CD II】
 ①劇付随音楽『エグモント』Op.84
                  (英訳版)
 ②序曲『献堂式』Op.124
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
            (古楽器使用)
ベルナルダ・ボブロ(ソプラノ独唱)
【CD I】
 ヘルベルト・フェッティンガー(語り)
【CD II】
 ジョン・マルコヴィッチ(語り)
 ベートーヴェンとその時代の人々が聴いた「初めての驚き」は、交響曲以外も…大好評シリーズ思わぬ選曲!ウィーン拠点という地の利を生かし、たんに世界各地の凄腕古楽器奏者たちを集めた精鋭古楽器集団が熟考と研鑽のかぎりをつくしてベートーヴェンの真髄に迫る…というだけでなく、各作品をそれぞれ、できるかぎり作曲家が初演した演奏会場で録音、その音響環境までも検証してゆこうとする異才マルティン・ハーゼルベックの「ベートーヴェン全曲録音」シリーズ“RE-SOUND BEETHOVEN”。
 第1弾が最初の交響曲2編だったので交響曲全集かと思いきや、第2弾で思いがけず「ウェリントンの勝利(戦争交響曲)」も併録、そしてこの第3弾が交響曲ではなく劇付随音楽『エグモント』の全曲版…とくれば、がぜん今後の選曲にも期待が持てるというほかありません!
 折々ゲーテによる演劇台本の朗読を交えての本盤、オーストリアの名優フェッティンガーはアン・デア・ウィーン劇場での『フィデリオ』にも出演した人ですが、2枚目のCDに収録されている同内容の英語版ではなんと『シェルタリング・スカイ』『マルコヴィッチの穴』他で知られる名優ジョン・マルコヴィッチが!
 第8と第9の間に書かれた併録の序曲『献堂式』(ベートーヴェン最後の管弦楽作品!)が初演されたさいオープンしたヨーゼフシュタット劇場が今回の録音会場。劇音楽の序曲から、リズムのしなやかさにはっとさせられる、聴き深めずにはおれない名演です!



 ハーゼルベック & ウィーン・アカデミー管
ベートーヴェン・チクルス第1弾&第2弾

alpha470
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2800+税
 ハーゼルベック & ウィーン・アカデミー管/
  ベートーヴェン・チクルス第1弾(RE-SOUND BEETHOVEN)


  ベートーヴェン:交響曲第1・2番
   1. 交響曲 第1番 ハ長調 op.35
   2. 交響曲 第2番 ニ長調 op.36
マルティン・ハーゼルベック指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
 (古楽器使用)
alpha470
輸入盤
\2700

 ますます充実のAlpha、大好評のピアノ協奏曲集の後「初演時編成」での交響曲を、あのハーゼルベックが!
 Alphaレーベルに、レザール・フロリサンやイル・ジャルディーノ・アルモニコなど古楽シーン最大級のアーティストが続々参入しているのはご存知のとおり。しかし今度はなんと、リストの管弦楽曲をすべて「初演会場と同じ音響条件&初演時楽団の員数とその楽器を徹底完全再現」して録音に臨み話題を呼んだオーストリアの鬼才、M.ハーゼルベック&ウィーン・アカデミーo.が!それも今度はベートーヴェンの交響曲を、初演時会場と編成を強く意識して全曲録音するもよう。
 Alphaでは、すでにフォルテピアノの名手スホーンデルヴルトがロプコヴィツ邸の大広間の検証からはじき出した試演時の演奏編成を再現し、異様な音響条件のなかで絶妙の名演を展開してみせたピアノ協奏曲の全曲録音(Box版Alpha820)がありますが、これはその路線をさらに突き詰めた企画。
 ベートーヴェンの交響曲が初演された六つの会場のうち四つは現存・検証可能とのことで、その音響条件に見合ったウィーンの宮殿をみつけ、そこでライヴ(つまり、観客がいたときの音響条件で!)録音するという徹底ぶり...弦8/7/5/4/3の当時流編成でくりだされる超・緊密なサウンドは、深く聴き究めるに足る充実度...こういう意欲的名演こそ、解説訳とともにじっくり味わいたいものです!


Alpha473
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
「初演の響き」を再現
 ハーゼルベック & ウィーン・アカデミー管/
  ベートーヴェン・チクルス第2弾(RE-SOUND BEETHOVEN Vol.2)

 ベートーヴェン:交響曲第7番・ウェリントンの勝利 他

  1. ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調op.92
  2. ベートーヴェン:ウェリントンの勝利
              (戦争交響曲)op.91
  3. プレイエル(トルセク編):祝典行進曲
     〜メルツェルの自動トランペットと管弦楽のための
  4. デュセック(トルセク編):ブラウンシュヴァイク行進曲
     〜メルツェルの自動トランペットと管弦楽のための
※曲順は①③④②
マルティン・ハーゼルベック 指揮
ウィーン・アカデミー管弦楽団
           (古楽器使用)
alpha473
輸入盤
\2900
 会場まで徹底検証、「初演の響き」を再現できるのはウィーンのハーゼルベックだけ!
 徹底した古楽器演奏ベートーヴェンの交響曲が、現代楽器のオーケストラによる響きとはおよそかけはなれた「当時の楽器と奏法」で演奏されていた、つまりベートーヴェン自身がイメージしていた響きは「いま」の私たちが知っているものとは大きく違っていたのは、もはやいうまでもないこと…
 それをふまえたうえで、古楽器であの傑作群を演奏・録音した名演も過去数十年のあいだに続々と出てきましたが、ウィーンを拠点に古楽器演奏を続けるハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管弦楽団によるこの全曲録音の素晴しい点は、楽器や奏法だけでなく「それが初演された会場の響き」までも味方につけ、作品の素顔に迫ろうとしている点...!
 好評をもって迎えられた第1弾に続く本作では、「第7」が初演されたウィーン大学講堂(現在のウィーン科学アカデミー講堂)で録音されただけでなく、初演時からしばらくは「ほぼ必ず対作品として一緒に演奏されていた」壮麗な機会音楽「ウェリントンの勝利」もあわせて収録。
 メトロノームの発明者メルツェルの自動楽器を使った2曲の行進曲とともに、ナポレオン戦争末期の空気そのままに作品を甦らせる解釈は、どのような音として私たちを圧倒するのでしょう?!
 解説全訳付、さすがは古楽レーベルの粋たるAlphaだけはある全曲録音のさらなる進展に、まったく目が離せません...!続刊も期待大です。


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Alpha810
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
限定販売
 フランス革命と音楽
  〜1789年、サンキュロットと王党派〜

 ①アンフィグリ(器楽合奏による即興演奏)〜
  バスティーユ襲撃 ②自分はほんとうに目ざめているのか
 ③囚人たちの解放 ④冬の讃歌 ⑤執政官は恩知らず
 ⑥放埓の歌 ⑦人権宣言 ⑧王族だった家族のなりゆきと帰還
 ⑨新しい歌
 ⑩フランス国民に対するルイ16世の不平と、その不平のパロディ
 ⑪罰せられた裏切り ⑫ラ・ギヨティーヌ(ギロチンの歌)
 ⑬聞きなさい、この暮らしも終わりだ ⑭ルイ・カペーの死
 ⑮デュシェーヌ親父のとてつもない怒り ⑯愛国的アンフィグリ
 ⑰4リーヴル分のパンしかない
 ⑱至高なるものへの讃歌(ゴセック作曲)
 ⑲ロベスピエールの尻尾 ⑳自由万歳
 (21)ラ・マルセイエーズ〜マルセイエーズ反歌
アンサンブル・レ・リュネジアン
            (古楽器使用)
ジャン=フランソワ・ノヴェリ(T独唱)
アルノー・マルゾラティ(Br独唱)
ユーグ・プリマール、
アルノー・ルデュ(T)
ステファニー・ポレ(vn)
メラニー・フラオ—(フラジョレット、fg)
ミシェル・ゴダール(セルパン)
セリーヌ・フリッシュ(cmb)
イヴ・レヒシュタイナー(ピアノオルガン)
ジョエル・グラール(各種打楽器)
 限定数確保!Alpha幻の名盤は、フランス古楽界の凄腕集団が勢ぞろい!! 日本語解説書付、限定販売
 ベートーヴェン『エグモント』がナポレオン戦争真っ最中に披露された大作だったとすれば、その少し前のサウンドスケープを、フランス古楽界随一の凄腕ソリストたちが結集して録音していたAlphaレーベル幻の充実盤がこちら。長く入手不可と思いきや、辛うじて在庫確保がなされたところ、上記ベートーヴェン盤との関連もなんとなくイメージしながら日本語解説付(訳詩も準備中!)でお届けいたします!
 代理店で確保した現在庫が切れしだい日本のみならず世界的に入手不可になるタイトルですので、くれぐれもお見逃しなく。
 1789年のバスティーユ監獄襲撃に始まるフランスの市民革命によって、王政が倒れ、欧州の秩序が大きく覆った時代——アンシャン・レジーム(18世紀までの古い貴族政治)の象徴ともいえるクラヴサン(チェンバロ)を効果的に使いながら、革命期の合唱伴奏にも使われたセルパン、軍楽太鼓にフラジョレット(小笛)…といった古楽器を、たんに珍品としてではない圧倒的な音楽性で奏であわせてみせるのは、Alphaレーベルその他で無数の名盤を刻んできた凄腕たち(左記参照)!ル・ポエム・アルモニークの打楽器奏者グラールの存在感もさることながら、同レーベルに名盤多数の独唱者ふたりも芸達者のきわみです。お見逃しなく!
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Alpha208
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
五嶋みどり、ケラスも!
 エトヴェシュ:3つの新しい協奏曲

 ①ヴァイオリン協奏曲第2番「DoReMi」(2012)
 ②チェロ合奏協奏曲(2010-11)
 ③スピーキング・ドラムズ(2012-13)
ペーテル・エトヴェシュ指揮
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
①五嶋みどり(ヴァイオリン)
②ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
③マルティン・グル—ビンガー
            (打楽器)

 いま聴くべき作曲家=指揮者を、驚くべき演奏陣で!
 その顔ぶれこそ、聴き深めたくなる作品への信頼の証ペーテル・エトヴェシュという作曲家=指揮者の名は、海外インターネットラジオや欧州での公演プログラムに目を光らせている方々にはとくにすっかりおなじみではないでしょうか。
 ダルムシュタットでシュトックハウゼンのもと研鑽を重ね、1980年代には創設者ブーレーズから音楽監督の座を任されたアンサンブル・アンテルコンタンポランで無数の名演を続けて一躍、現代作品の指揮者としても注目されるように。やがて管弦楽シーンのみならずオペラの世界でも世界各地から熱いまなざしを浴び、グラインドボーン、リヨン、バイエルン州立歌劇場…と最重要劇場での委嘱作初演も相次いでいます。
 演奏現場というものを、自分の創作とふかく結びついたものと考えるエトヴェシュは、初演者たちとも人間的に知遇を得てからでなくては新曲作曲も考えられない...と語る人。その21世紀に入ってからの快進撃は、ごらんのとおりの驚くべき演奏陣との緊密なコラボレーションなくしては考えられなかったと言ってよいのではないでしょうか?
 名門フランス放送フィルの指揮台に自ら立っての確かな録音で、21世紀に入ってからのエトヴェシュの真髄を自作自演のオーケストラで聴ける喜び…!
 解説訳付はもちろんのこと。Alphaレーベルの目線の確かさを強く印象づけてやまない瞠目のリリース!

<映像>

  

DYNAMIC(映像)


DYNDVD37742
(DVD)
\3100
ロッシーニ:歌劇「新聞」2幕
 カルロ・ゴルドーニ 原作
 ジュゼッペ・パロンパ 台本
リゼッタ…チンツィア・フォルテ(ソプラノ)/
ドン・ポンポーニオ…エンリコ・マラベッリ(バス)/
フィリッポ…ローラン・クブラ(バリトン)/
アルベルト…エドガルド・ロチャ(テノール)/
ドラリーチェ…ジュリー・ベイリー(メゾ・ソプラノ)/
アンセルモ…ジャック・カラタユー(バリトン)/
ラ・ローゼ夫人…モニカ・ミナレッリ(メゾ・ソプラノ)/
トラヴェルセン…ロジャー・ヨアキム(バス) 他/
ワロン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
ヤン・シュルツ(指揮)/
ステファノ・マッツォニス・ディ・プララフェラ(演出)/
ジーン=ガイ・レカト(装置)/
フェルナンド・ルイス(衣装)/
フランコ・マッリ(照明)
DYNBRD57742
(BD)
\4000
収録 2014年6月 ベルギー リエージュ、ワロン王立歌劇場/収録時間:145分/音声:伊語歌唱 <DVD>ステレオ2.0/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:伊, 英, 仏, 独, 韓, 日/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0) <DVD>片面2層ディスク <BD>単層 25GB 1080i High Definition
 世界中を探し回っても理想の女性にめぐり合えないと嘆く青年アルベルト。彼の前に現れたのが金持ちの商人、ドン・ポンポーニオで、彼は「娘の結婚相手募集の広告を新聞に載せたのだ」と自慢します。
 気になったアルベルト、その新聞に掲載されている"結婚相手の条件"を読んでみるのですが、それがあまりにも無茶なことばかり。その上、ドン・ポンポーニオの娘リゼッタには、すでに宿屋の主人フィリッポという恋人がいるのです。そこにやってきたのが旅の商人アンセルモと彼の娘ドラリーチェ。アンセルモはドラリーチェのことをリゼッタを勘違いし・・・それぞれが一計を案じるのですが、誤解がまた誤解を呼んでと、物語は混沌としていきます。さてどうなることでしょうか?
 1816年、歌劇「オテッロ」に着手していたロッシーニ(1792-1968)は、何かの理由でそれをひとまず取りやめ、フィオレンティーニ劇場のために、この歌劇「新聞」に取り掛かります。
 この作品の台本は、彼があまり得意でなかったナポリ方言が用いられているなど、ロッシーニ自身もかなり苦労したようです。その上、序曲もアリアも、彼自身の旧作からの転用が多く、この点でもなかなか評価が難しい作品ではありますが、内容はとても楽しいもの。歌手たちの軽妙な歌唱、近代的な衣装と装置を用いたマッツォニスの演出は、この作品の面白さを見事に表現しています。
 また、この上演は、新発見の五重唱(2012年、パレルモの図書館で発見され、アメリカの音楽学者フィリップ・ゴセットにより真作と認められた曲)が第1幕に付け加えられており、この部分は世界初収録となります。




OPUS ARTE(映像)


OA1207D
(DVD)
\4000→\3690
パッパーノ(指揮)/コヴェント・ガーデン
 ヴェルディ:歌劇『二人のフォスカリ』3幕

 ジョージ・ゴードン・バイロン原作,
 フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ台本
特典映像:
 キャスト・ギャラリー 2人のフォスカリへのイントロダクション
フランチェスコ・フォスカリ…
 プラシド・ドミンゴ(バリトン)/
ヤコポ・フォスカリ…
 フランチェスコ・メーリ(テノール)/
ルクレツィア・コンタリーニ…
 マリア・アグレスタ(ソプラノ)/
ヤコポ・ロレダーノ…
 マウリツィオ・ムラーロ(バス)/
バルバリーゴ…サムエル・サッカー(テノール)/
ピザーナ…レイチェル・ケリー(ソプラノ)/
悪党…リー・ヒッケンボトム/
総督の従僕…ドミニク・サッランド(バス)/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
(合唱指揮…レナート・バルサドンナ)/
アントニオ・パッパーノ(指揮)/
タデウス・シュトラスベルガー(演出)/
ケヴィン・ナイト(装置)/
マティエ・ウルリッヒ(衣装)/
ブルーノ・ポエト(照明)/
ジョナサン・ハスウェル(映像ディレクター)


OABD7197D
(BD)
\4800→\4390
収録 2015年9月 ロイヤル・オペラ・ハウス/収録時間:122分+10分(特典映像)/音声:イタリア語歌唱 <DVD>ステレオ2.0/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:英, 仏, 独, 韓, 日/画面:16:9/REGION All(Code:0) <DVD>片面2層ディスク <BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
 15世紀初頭、ヴェネツィアの総督となったフランチェスコ・フォスカリとその息子ヤコポ・フォスカリの物語です。
 冒頭から裁判にかけられるのは息子ヤコポ。彼は父の政敵ロレダーノのたくらみで、謀反の疑いをかけられています。実の父であるフランチェスコ・フォスカリは総督であるが故に、たとえ息子であろうともその罪を裁かなくてはいけません。ヤコポの妻ルクレツィアも、必死に夫の無実を訴えますが、フランチェスコは私情をはさむことはできないのです。父親と総督としての立場の板ばさみになるフランチェスコ。そして無慈悲とも言えるこの世の理(ことわり)は、彼から無実の息子と総督の地位も奪い去ってしまいます。
 ヴェルディ(1813-1901)の初期の名作「二人のフォスカリ」は、実在の人物をモデルにした歴史的悲劇です。政治的陰謀に巻き込まれてしまった総督フランチェスコと、その失墜を狙うロレダーノの心理的攻防。ヴェルディはバリトンを主人公にすることで、この物語に深みを与えました。
 この難役を歌うのはプラシド・ドミンゴ。ヤコポ役のメーリも美声を生かした歌唱を聞かます。そして、豪華な衣装と装置、パッパーノによる重厚な音楽の全てが歌手たちを引き立て、この物語をリアルなものにしています。
  
OA1212D
(DVD)
\4000
ロイヤルバレエ ヴィサラ/牧神の午後/カルメン/チャイコフスキーのパ・ド・ドゥ
 ①『ヴィサラ』/
 ②『牧神の午後』/
 ③『カルメン』/
 ④『チャイコフスキーのパ・ド・ドゥ』/
《特典映像》
 ◎カルロス・アコスタとダーシー・バッセルとの対話/
 ◎アコスタのフェアウェル・カーテン・コールとスピーチ/
 ◎ヴィサラについて/
 ◎カルメンについて
①ラウラ・モレーラ/マリアネラ・ヌニェス/
平野 亮一/ライアム・スカーレット(振付)/
ローウェル・リーバーマン(音楽)/
②サラ・ラム/ワディム・ムンタギロフ/
ジェローム・ロビンズ(振付)/
クロード・ドビュッシー(音楽)/
③マリアネラ・ヌニェス/
カルロス・アコスタ/フェデリコ・ボネッリ/
マシュー・ゴルディング/
カルロス・アコスタ(振付)/
ジョルジュ・ビゼー(音楽)/
マーティン・イーツ(編曲)/
④ヤーナ・サレンコ/スティーヴン・マクレー/
ジョージ・バランシン(振付)/
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(音楽)/
①②④エマニュエル・プラッソン(指揮)/
③マーティン・イーツ(指揮)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団

OABD7202D
(BD)
\4800
録音 2015年10月 ロイヤル・オペラ・ハウス/収録時間:118分+16分(特典映像)/音声:<DVD>ステレオ2.0/DTS5.1 <BD>ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0/字幕:なし/画面:16:9/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク/<BD>ニ層 50GB 1080i High Definition
 ロイヤル・バレエの4つの作品を一つにまとめたプログラムです。『ヴィサラ』は新進気鋭の振付家リアム・スカーレットによるモダンな振付。音楽はリーバーマンのピアノ協奏曲。ここではヌニェスと平野の見事な動きが見ものです。
 次はおなじみドビュッシーの名作“牧神の午後への前奏曲”にインスパイアされた作品。『パ・ド・ドゥ』はチャイコフスキーの『白鳥の湖』になるはずだった小品に、バランシンが振付を施した作品で、いかにもバレエといった美しい一幕。そして最後に置かれた『カルメン』。
 2015/16のシーズンをもって、クラシック・バレエ界からの引退表明を出したキューバ生まれのバレエ・ダンサー、カルロス・アコスタ(コンテンポラリー・ダンスはこれからも踊るそうです)。
 1973年生まれの彼は40歳を越えた時に、自らのダンサーとしてのキャリアの終わりが近づいていることを自覚したといいます。以降の彼は、コンテンポラリー・ダンスの道を切り開くとともに、振付師としての能力も磨き、その結果としてここに収録された「カルメン」の新しい振付が生まれました。
 ここではアコスタ自らが主導権を握り、他の登場人物を圧倒するかのような、息を呑むような動きを見せています。そして、愛と憎しみ、嫉妬に彩られた世界を情熱的に描き出した彼はここで舞台から去るのです。特典映像で見ることができる、カーテンコールでの彼の人気の高さにも注目です。
 

OA1213BD
(6DVD)
\6600
ロイヤル・オペラ・コレクションBOX
 1.ヴェルディ:歌劇『アイーダ』(1994)
アイーダ…シェリル・ステューダー(ソプラノ)/
アムネリス…
 ルチアーナ・ディンティーノ(メゾ・ソプラノ)/
ラダメス…デニス・オニール(テノール)他/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
エドワード・ダウンズ(指揮)/
エリシャ・モシンスキー(演出)
 当時、一世を風靡していたモシンスキーの演出による美しい舞台。派手さよりも人間ドラマに主眼を置いた演出が話題となりました。名歌手を揃えたバランスの良い歌唱も魅力的です。
 2.ヴェルディ:歌劇『オテロ』(1992) オテロ…プラシド・ドミンゴ(テノール)/
デズデモーナ…キリ・テ・カナワ(ソプラノ)/
イアーゴ…セルゲイ・レイフェルクス(バリトン) 他/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
ゲオルク・ショルティ(指揮)/
エリシャ・モシンスキー(演出)
 ショルティ80歳の記念公演となったこの『オテロ』はドミンゴ、テ・カナワ、レイフェルクスという最高のキャストによる極め付きの舞台です。ドミンゴはもちろんのこと、キリ・テ・カナワの清楚な歌唱が人気を呼びました。
 3.ヴェルディ:歌劇『スティッフェリオ』(1993) スティッフェリオ…ホセ・カレーラス(テノール)/
リーナ…キャスリン・マルフィターノ(ソプラノ)/
スタンカー…グレゴリー・ユリシック(バリトン) 他/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
エドワード・ダウンズ(指揮)/
エリシャ・モシンスキー(演出)
 迫害されていた牧師スティッフェリオとその妻リーナ。彼がようやく家に戻ってきた時、リーナは既に他の男性と関係を持っていた・・・そんな衝撃的な内容を扱ったヴェルディの中期の問題作。スティッフェリオを当たり役にしているカレーラスの素晴らしい歌唱が聴きものです。
 4.リヒャルト・シュトラウス:歌劇『サロメ』(1992) サロメ…マリア・ユーイング(ソプラノ)/
ヨカナーン…マイケル・デヴリン(バリトン)/
ヘロデ…ケネス・リーゲル(テノール)/
ヘロディアス…ジリアン・ナイト(メゾ・ソプラノ) 他/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団/
エドワード・ダウンズ(指揮)/
ピーター・ホール(演出)
 「七つのヴェールの踊り」でのマリア・ユーイングの体当たり演技が話題となったこの舞台。これは彼女のロイヤル・オペラへのデビュー公演でした。彼女だけでなく、他の歌手たちの動きも素晴らしく『サロメ』の一つのスタンダードとなった映像です。
 5.グノー:歌劇『ロメオとジュリエット』(1994) ロメオ…ロベルト・アラーニャ(テノール)/
ジュリエット…
 レオンティーナ・ヴァドゥーヴァ(ソプラノ) 他/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団/
チャールズ・マッケラス(指揮)/
ニコラ・ジョエル(演出)
 中世を思わせる舞台装置の中で、アラーニャとヴァドーヴァの若々しさを全面に出した演出が話題となった『ロメオとジュリエット』。初演後忘れられてしまっていたこの作品を、見事に復活させたのはアラーニャの力が大きいと言われる究極の名演です。
 6.モーツァルト:歌劇『ポントの王ミトリダーテ』(1993) ミトリダーテ王…ブルース・フォード(テノール)/
ファルナーチェ…
 ヨッヘン・コヴァルスキー(カウンターテナー)/
シーファレ…アン・マレイ(ソプラノ)/
アスパシア…リューバ・オルゴナソーヴァ(ソプラノ)/
イズメーネ…リリアン・ワトソン(ソプラノ)/
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団/
ポール・ダニエル(指揮)/
グラハム・ヴィック(演出)
 14歳のモーツァルトが作曲した最初のオペラ・セリア。衣装、装置は若干奇抜ではありますが、主な役を歌う歌手たちの力量の素晴らしさは他に類を見ないほどです。
収録時間:876分/音声:イタリア語歌唱(アイーダ、ミトリダーテ、オテロ、スティッフェリオ)/ドイツ語歌唱(サロメ)/フランス語歌唱(ロメオとジュリエット)/ステレオ2.0(アイーダ、オテロ、サロメ、スティッフェリオ)/D/D2.0(ミトリダーテ、ロメオとジュリエット)/字幕:英語/画面:4:3(アイーダのみ16:9)/REGION All(Code:0)/<DVD>片面2層ディスク
 英国ロイヤル・オペラで上演された数多くの歌劇の中から、とりわけ魅力的で高く評価されている6演目をセレクトし、まとめたBOXです。
 世界最高峰の歌手を揃え、選りすぐりの演出が施された豪華な舞台は、観る人全てを魅了します。
 珍しい演目も含まれているので、色々な作品を観てみたいという方にもオススメいたします。















4/19(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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ACCENTUS MUSIC



ACC 30372CD
\2500→\2290
シュ・シャオメイ遂にゴルトベルクを再録音
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988
シュ・シャオメイ(ピアノ)

KKC 5625
〔国内仕様盤〕
\3000+税
 録音:2016年/76’24

 ヨーロッパを拠点とする中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。文化大革命を乗り越え新たな道を切り開いてきた彼女。そのような半生からは想像もできない、心穏やかな音楽。彼女が得意とするバッハの演奏は、緻密な構成力と洗練された表現力から生み出され、ただ純粋に音楽が聴こえ聴く者の心に共鳴します。
 今回、彼女の代名詞とも言える作品「ゴルトベルク変奏曲」を25 年ぶりに再録音しました。
 2014 年のライプツィヒ・バッハ音楽祭のライヴ映像(ACC20313) が発売されていますが、シュ・シャオメイのゴルトベルク変奏曲といえば、1990 年に録音され、仏ディアパゾン誌で5 つ星を獲得した名盤(MIR048)が思い出されます。
 それから25 年後に録音された当CDでもバッハの音楽に対する深い理解と、驚くべき透明感で演奏されるピアノの音、あまたあるゴルトベルク変奏曲の演奏の中でも一際大きな魅力を備えた演奏です。
 シュ・シャオメイはこの録音に際し、老子の言葉「反は道の動なり(TheReturn is the Movement of Tao)」を例に挙げ、アリアに始まりアリアに終わるゴルトベルク変奏曲を生と死の循環と捉え、曲を聴き終えたあとに、「生」への希望を感じ取ることができるような演奏をしたいと語っています。


 これは2009年の映像から。・・・すごい。この落ち着きと気品、そして優しさ。
https://youtu.be/2X5EQZHCiIk



シュ・シャオメイ
ゴルトベルク2014年映像

ACC 20313DVD
(DVD)
\3000
シュ・シャオメイのゴルトベルク2014年最新映像
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988
ドキュメンタリー:
 反は道の動なり〜シュ・シャオメイとゴルトベルク変奏曲について
シュ・シャオメイ(ピアノ)
 シュ・シャオメイのゴルトベルク2014年最新映像、ライプツィヒ・バッハ音楽祭でのライヴ

 監督:ポール・スマチュニュイ/ドキュメンタリー監督:ミシェル・モラール
 画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、85’54(本編)+52’29(ボーナス)、字幕:英仏独西、原語:中国語

 
 このDVD は、2014 年ライプツィヒ・バッハ音楽祭で演奏された、彼女の代名詞とも言える作品「ゴルトベルク変奏曲」。バッハが生前活躍し、そして永眠の場所となったライプツィヒの聖トーマス教会でのライヴ収録です。音楽祭に先立って録音されたフーガの技法(ACC30308CD)と同様に様式を見事に捉えた品格ある音楽を聴かせてくれます。
 さらに的確なカメラワークで定評のあるプロデューサー、ポール・スマチュニュイの落ち着いた映像も演奏を味わうのに一役買っています。
 ボーナス映像は、老子の言葉「反は道の動なり(The Return is the Movement of Tao)」を表題とし、シュ・シャオメイとゴルトベルク変奏曲について考察した内容となっています。
 (なお本映像はDVD のみの発売となります)

このDVDのプロモーション映像。ライプツィヒの聖トーマス教会。
https://youtu.be/Cq2EtAK38xk

後半では彼女の優しい声が聞ける。



2015年最高の1枚ともいわれたシャオメイの「フーガの技法」

ACC 30308CD
\2500
底知れぬ深さをもつバッハの「フーガの技法」
 J.S.バッハ:フーガの技法
シュ・シャオメイ(ピアノ)
 底知れぬ深さをもつバッハの「フーガの技法」“ポリフォニック芸術の頂点”に真摯に向き合ったシュ・シャオメイACCENTUS MUSICからCD 発売!

 録音:2014 年2 月メンデルスゾーン・ザール、ゲヴァントハウス、ライプツィヒ/72’48

 中国人ピアニスト、シュ・シャオメイ。これまで数多くのアルバムがフランスのMIRARE レーベルからリリースされ、その卓越したテクニックと表現力、そして鮮烈で知性あふれるバッハの演奏で高く評価されています。
 シュ・シャオメイは、2014 年6 月21 日、ライプツィヒ・バッハ音楽祭に初登場し「ゴルトベルク変奏曲」を演奏。これに先立って2014 年2 月ライプツィヒのメンデルスゾーン・ザールで録音された「フーガの技法」が、この度ドイツの映像系レーベルACCENTUS MUSIC から発売となります。
 今回録音された「フーガの技法」は、シュ・シャオメイ自身も“ポリフォニック芸術の頂点” と述べていますが、バッハが最晩年に取り組んだ人間業とは思えぬ作曲技法を取り入れた巨大な音楽であり、多くの演奏家がその最高峰に挑んできました。シュ・シャオメイは、様式を見事に捉えた品格ある音楽、静謐さの中に宿す抜群の説得力で、何度聴いても飽きることのない演奏を作り出しています。


こちらのプロモーション映像もどうぞ。どんどん惹かれていきます。
https://youtu.be/CIUTEPeS5NQ

 レコ芸2016年2月号に掲載されたレヴューが非常に的を得ていたので転載してみます。

東京都 田中秀三さん

 今年最大の収穫は、シュ・シャオメイの「フーガの技法」に尽きる。
 貴誌の月評につられ、何の先入観を持たずに、CDを聴き始め、文字通り度肝を抜かれた。
 何という力強さ、何という繊細さ、宇宙的な規模の大きさに、ただただ圧倒されるばかりだった。
 この中国人は、一体何者だろうとすぐに、同時発売のDVDの映像で「ゴルトベルク変奏曲」の演奏を視聴し、改めてその曲に対する真摯な姿勢やバッハへの限りない愛を実感できた。更に、時を同じくして発売された、自叙伝「永遠のピアノ」を読了するに至り、このフランス国籍の中国人が、あの「文化大革命」の弾圧を経験し、最後にたどり着いたのが、このバッハであったとの確信を新たにした。過酷な経験を経てDVDのドキュメンタリー映像に明らかなように、パリの郊外にある練習場で、毎日譜面を繰り返し音にする作業を通してしか、たどり着けない本物のバッハである。




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ACC 303712CD
\2500→\2290
コンサート・サントネールII
 ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタト短調Op.23
  ピアノ五重奏曲ハ短調Op.42
ユディト・インゴルフソン(ヴァイオリン)
ウラジーミル・ストウペル(ピアノ)
レベッカ・リー(ヴァイオリン)
ステファン・フェーラント(ヴィオラ)
シュテファン・フォルク(チェロ)
 フランスのオルガニスト、ルイ・ヴィエルヌの室内楽作品

 録音:2015年4月、ベルリン/75’46

 ヴァイオリンのユディット・インゴルフソンとピアノのウラジーミル・ストウペルによるシリーズ「コンサート・サントネール」第2 弾。
 今回はフランスのオルガニスト&作曲家、ルイ・ヴィエルヌを取り上げています。
 ヴィエルヌは先天性の白内障のため生まれつき盲目に近かったのですが、幼少の頃から音楽的才能を開花させ、10 歳の頃からパリ音楽院教授の叔父に才能を見出され本本格的に勉強をはじめます。その後、セザール・フランクの演奏に感銘を受け、シャルル= マリー・ヴィドールなど、著名なオルガニストに師事。最後はパリ、ノートル・ダム大聖堂の首席オルガニストを務めました。
 本職がオルガン奏者であったため創作のほとんどはオルガン作品に集中していますが、管弦楽曲から室内楽、ピアノ曲、歌曲に至る幅広いジャンルで作品を残しています。
 ヴァイオリン・ソナタは、フランク同様イザイのために書いた作品で、超絶技巧を求められる曲でありピアノ・パートもかなり出番の多く聴き応えがあります。
 そして亡き息子に捧げられたピアノ五重奏曲は、フランス近代を代表するフランク、フォーレの作品に劣らない傑作で、抒情的旋律に心が動かされます。
 次の第3 弾はフォーレの室内楽作品を録音予定です。



コンサート・サントネール第1弾
ACC 303711CD
\2500
コンサート・サントネール
 ルディ・シュテファン(1887-1915):
  ヴァイオリンとピアノのための「グロテスク」(1911)
 アルベリック・マニャール(1865-1914):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調Op.13(1901)
ユディト・インゴルフソン(ヴァイオリン)
ウラジーミル・ストウペル(ピアノ)
 第一次世界大戦で命を落とした作曲家シュテファンとマニャール

 54’47

 アイスランド出身のヴァイオリニスト、ユディト・インゴルフソン。幼少期よりその才能を開花させ、15 歳の時にカーティス音楽員に入学、ウジェーヌ・イザイ門下のヤッシャ・ブロズキーに師事、その後にクリーヴランド音楽学校で修士号とアーティスト・ディプロマを取得しています。
 ピアニストのウラジーミル・ストウペルとは数多く共演し、2006 年からは珍しいレパートリーの開拓を積極的に行い、コンサート、録音と高い評価を得ています。
 本シリーズ「コンサート・サントネール」もそのような取り組みの一貫。ルディ・シュテファン、アルベリック・マニャール、ルイ・ヴィエルヌ、フォーレのヴァイオリン作品を3 枚のCDで発売予定です。
 ルディ・シュテファンは、将来を嘱望されていたにもかかわらず第一次世界大戦中に28 歳で戦死したドイツの作曲家。ヴァイオリンとピアノのための「グロテスク」は24 歳の時に書かれ、彼の唯一の室内楽作品となりました。
 後期ロマン派から表現主義あたりに属し、色彩的で際立ったコントラストが特徴の挑戦的な音楽語法を使った作品。
 アルベリック・マニャールも第一次世界大戦で命を落とした作曲家。マスネとダンディに学び、フランクの後継として豊かな旋律と古典的な形式美が魅力で、あのセヴラックも作曲も師事したことがあるフランスの作曲家。
 マニャールのヴァイオリン・ソナタは、1901 年に作曲されイザイに献呈されています。フランクのヴァイオリン・ソナタを思わせる静謐さと構造美、そして感情を動かされる感傷的で甘美な音楽が魅力的な作品です。




こんなアルバムもありました。ご参考までに・・・

ATMA
ACD2 2384
\2100
フランス近代室内楽の至宝〜ピエルネ&ヴィエルヌのピアノ五重奏
 ピエルネ:ピアノ五重奏曲Op.41
 ヴィエルヌ:ピアノ五重奏曲Op.42
アルトゥール・ルブラン弦楽四重奏団
 【小林響(ヴァイオリン)
  ブレット・モルザン(ヴァイオリン)
  ジャン=ルック・プロード(ヴィオラ)
  ライアン・モルザン(チェロ)】
ステファン・ルムラン(ピアノ)
 録音:2006 年3 月


 こういう曲を「知られざる名曲」と呼ぶのだろう。
 フランス近代室内楽の至宝というべき、ピエルネとヴィエルヌのピアノ五重奏曲。

 甘美さと優雅さを携えつつ、ある種の憂鬱と深刻さを垣間見させるピエルネらしい大作。
 一方、戦争中2人の子供を亡くしたヴィエルヌの、あまりに悲しく切ない「葬送行進曲」を含んだ、ときに受難曲にも聴こえる傑作。

 どちらも以前TIMPANIで別々にリリースされていたが、今年初めにこの2曲がカップリングとなったATMA盤をご紹介、ひっそりとブームになっていた。

 ATMAの在庫が切れる前に単体で再度ご紹介しておきます。お早めに・・・。

 


 演奏は、カナダで活躍するアルトゥール・ルブラン四重奏団。1988 年に創設され、カナダの偉大なヴァイオリニスト、アルトゥール・ルブランの名を冠しています。小林響が第1 ヴァイオリニストを務めています。


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ACCENTUS MUSIC〜
PHILHARMONIA ● REC



PHR 0105
(2CD)
\2700→\2490
ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒ
 によるブルックナー第8番

  ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
   (原典版1887)
フィルハーモニア・チューリッヒ
ファビオ・ルイージ(指揮)
KKC 5623/24
(2CD)
〔国内仕様盤〕
\3000+税

 録音:2015年10月、クルトゥア・カジノ、ベルン(セッション)/92’18/I.17’54/II.16’58/III.31’09/IV.26’11

 ファビオ・ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによるブルックナー交響曲第8 番。ブルックナーの交響曲の中でも圧倒的な規模をもつ第8 番。
 同コンビは2015 年シーズンに第8 番をプログラムに組んでおり、万全の状態でスタジオ録音に挑みました。
 第8 番にも他の交響曲と同様に版の問題はあり、ブルックナーは第7 番を書き上げた後すぐに第8 番の作曲にとりかかり1887 年に第1 稿を完成させます。しかし第7 番を初演して成功させた指揮者ヘルマン・レヴィに送ったところブルックナーの大胆さは理解されず期待に反し不評で、ブルックナーは自信を失いこの後改訂を続けることになります。
 しかしルイージは、この第1 稿の直感的な面白さが、まさにブルックナーの音楽の力が表現されていると言います。ルイージの構築型のブルックナー演奏は、本来オペラ・オーケストラであるフィルハーモニア・チューリッヒのアンサンブル能力にも存分に発揮されています。
 ワーグナーゆかりの地チューリッヒのオケが、ワーグナーの影響を受けたブルックナーの音楽を、巨大な大聖堂を前にしたようながっちりとした構築力と堅牢な演奏を聴かせてくれます。







PENTATONE


PTC 5186549
(SACD HYBRID)
\2700

2001年・2003年録音、2016年最新リマスタリング
 鬼才マット・ハイモヴィッツによる
  シューベルト・アルバム!

  シューベルト:
   (1)アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
   (2)弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956

マット・ハイモヴィッツ(チェロ)
(1)イタマール・ゴラン(ピアノ)
(2)ミロ・クァルテット
 【ダニエル・チン(1stヴァイオリン)、
  山本智子(2ndヴァイオリン)、
  ジョン・ラージェス(ヴィオラ)、
  ジョシュア・ジンデル(チェロ)】
 2016年最新リマスタリング。鬼才マット・ハイモヴィッツによるシューベルト・アルバム!

 録音:(1)2001年10月30日/ウースター(マサチューセッツ州)、I.12’16”+II.4’37” +III.9’46”=26’39” (2)2003 年6月2-5日、I.15’41”+II.14’19”+III.10’40” +IV.9’31”=50’11”/ニューヨーク市立大学クイーンズカレッジ、アーロン・コープランド音楽学校/マルチチャンネル、76’55”

 SACD ハイブリッド盤。
 鬼才チェリスト、マット・ハイモヴィッツによる"PENTATONE OXINGALE Series"。最新盤はOxingale Records からの音源の最新リマスタリングでシューベルトのアルペジョーネ・ソナタと弦楽五重奏曲がリリースされます。
 ハイモヴィッツの雄弁な語り口はシューベルトとも相性がよく、またイタマール・ゴラン、ミロ・クァルテットとのアンサンブルも実に見事です。若かりしハイモヴィッツの名盤を最新リマスタリングでお楽しみください。
 1970 年イスラエル生まれのチェリスト、マット・ハイモヴィッツは、1988 年にレヴァイン指揮、シカゴ交響楽団をバックにドイツ・グラモフォンに録音し、センセーショナルなレコーディング・デビューを果たしました。その後、1999 年に自身のレーベルOxingale Records よりバロックから現代まで、さらにジャンルの壁を超えジャズ、ロックと実に多彩なプログラムに挑戦してきました。
 "PENTATONE OXINGALE Series" からリリースしているベートーヴェンのチェロとピアノのための作品全曲集(PTC 5186475 / KKC 5442)、現代チェロ独奏作品集(PTC 5186542)、J.S. バッハの無伴奏チェロ組曲(PTC 5186555)、SHUFFLE.Play.Listen(PTC 5186546)も好評発売中です!
 


PTC 5186232
(SACD HYBRID)
\2400→\2190
1976年録音イタリア四重奏団
 極上のロザムンデがPENTATONEより
  SACDハイブリッドで登場!

  シューベルト:
   (1)弦楽四重奏曲第13番 イ短調「ロザムンデ」 Op.29 D.804
   (2)弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op.125-1 D.87
イタリア四重奏団
 【パオロ・ボルチアーニ
   (1stヴァイオリン)、
  エリーザ・ペグレッフィ
   (2ndヴァイオリン)、
  ピエロ・ファルッリ(ヴィオラ)、
  フランコ・ロッシ(チェロ)】

 歴史的録音に入れるべきだが、あえてこのコーナーで。
 2016年最新リマスタリング。なんと優美な音色。イタリア四重奏団による極上のロザムンデがPENTATONEよりSACDハイブリッドで登場!

 録音:1976年1月26-27日/ラ・ショードフォン(スイス)/DSD マルチチャンネル、64’40”
 (1)I.14’31” +II.8’19”+III.6’59”+IV.7’23”=37’12” (2)I.9’32”+II.2’08” +III.7’26” +IV.8’18”=28’24”
 プロデューサー:ヴィットリオ・ネグリ/リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル(2016年2月/バールン、オランダ)

 SACD ハイブリッド盤。
 イタリア四重奏団がフィリップス・レーベルに残した名録音からシューベルトの弦楽四重奏曲第10 番と第13 番「ロザムンデ」が最新リマスタリングで登場します。
 1945 年結成の当団はモーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、ブラームス、ウェーベルンの四重奏曲の全曲録音などで幾多の賞を受けている名団として知られ、このシューベルトも誉れ高い録音の一つとして知られております。非常に優美な音色で極上のシューベルトを聴かせてくれます。
 録音を手掛けたプロデューサー、ヴィットリオ・ネグリはハインツ・ホリガー、アルテュール・グリュミオーといったフィリップスの黄金時代の録音を支えた一人で、指揮者としても録音をのこしてきました。この録音をフィリップス・サウンドの継承してきたポリヒムニア・インターナショナルがDSD リマスタリングしているのが最大の魅力と言えます。
 なお、当シリーズは装丁にもこだわり、ディスクごとに種類の異なる鳥類のイメージをカバーに使用していきます。コレクターズ・アイテムとしてもお楽しみください。



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BR KLASSIK



900144
\2400→\2190
ヤンソンス2015年最新録音/シベリウス2番!
 シベリウス:
  フィンランディア Op.26
  カレリア組曲 Op.11
   間奏曲、バラード、行進曲風に
  交響曲 第2番 ニ長調 Op.43
バイエルン放送交響楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)
2015年11月12.13日、ミュンヘン ヘラクレスザール・デア・レジデンツ…5-8 
2015年10月15.16日、 ミュンヘン ガスタイク…1-4 ともにライヴ録音

 ヤンソンスの「シベリウスの第2番」といえば、1992年のオスロ・フィルとの演奏、そして2005年のロイヤル・コンセルトヘボウ管との演奏が知られています。もちろんそのどちらも、ヤンソンスらしい生き生きとした表現と燃焼力の高さが魅力的で、各々のオーケストラが生み出す響きの違いなど聴き所の多いものです。とくに1992年のオスロ・フィルとの録音は店主もとても感銘を受けて、「50年後が楽しみな指揮者」とちょっと意地悪なコメントを書いた覚えがある。
 そんなヤンソンスの"シベ2"、そのオスロ・フィルから四半世紀。今回は満を持してのバイエルン放送交響楽団との演奏。
 2015年の秋にミュンヘンで行われた何回かのコンサートは、シベリウス(1865-1957)の生誕150年を祝すものであり、ヤンソンスとオーケストラの強い信頼関係を目の当たりにできる熱狂的な演奏が繰り広げらました。このアルバムでは、そんなコンサートから物語性の強い「カレリア組曲」と愛国心躍る「フィンランディア」、そして「交響曲第2番」を収録しています。
 深化し続けるヤンソンスのシベリウス、これは聴きものです。




BREMEN RADIOHALL


ドイツのレーベルから発売されたソラメンテ・ナトゥラーリのCDです。
レア盤!

BRHCD 1303
\2600
【旧譜 再入荷予定】
ムジカ・グローブス・ライヴ
  [ポーランド]
 テレマン(1681-1767):ハナツ [Hanac] I,II(ロストック写本所収)
 テレマン:ポロネーズ ニ長調
 不詳:舞曲(アンナ・シルマイ=ケチェル写本所収)
 テレマン:ポロネーズ ニ短調(ロストック写本所収)
 不詳:舞曲 C-10(アンナ・シルマイ=ケチェル写本所収)
 テレマン:ポロネーズ(ロストック写本所収)
 不詳:舞曲 C-11(アンナ・シルマイ=ケチェル写本所収)
 テレマン:ヴィヴマン [Vivement] (ロストック写本所収)
  [MONARCHY]
 不詳:
  ハンガリーの森「シュヴィフロフスカー」 [`vihrovska] (トレンチーン写本所収)
  無伴奏ヴァイオリンのためのヴェルブング Op.26
   (フンガリチ・サルトゥスまたはプレスティーニ写本所収)
  無伴奏ヴァイオリンのためのヴェルブング Op.34
   (フンガリチ・サルトゥスまたはプレスティーニ写本所収)
  チェンバロのためのハンガリー風 [Ungriscr] (エステルゴム図書館写本所収)
  舞曲 B-14(アンナ・シルマイ=ケチェル写本所収)
  [WESTY]
 テレマン:白雲母
 ジョン・プレイフォード(1623-1686):新ホーンパイプ
 ニコラ・マッテイス(1670頃-1740以後):スコッチ・ユーモアによるグラウンド
 不詳:フンガリクス第22番(サルトゥス・フンガリチ写本所収)
  [モラヴィア}
 不詳:アリア・ハンナコ [Aria Hannaco]
 クリスティアン・ヒルシュメンツル(1638-1703):
  モラヴィツァ [Moravica] (オルフェウス・プロ・ルスティクス から)
  アリア・イッレピーダ [Alia illepida] (オルフェウス・プロ・ルスティクス から)
  ["CAPTURED IN WOOD"]
 不詳:モラヴィアのバラード(フランチシェク・バルトシュ・コレクション所収
  [KURUCKY]
 不詳:舞曲第239番(ウフロヴェツ写本所収)
 テレマン:トルコ兵
 不詳:Nota Kurucz I,II(ウフロヴェツ写本所収)
 不詳:"}ela trowke"(アンナ・シルマイ=ケチェル写本所収)
  [オリエント]
 不詳:舞曲 C-60(アンナ・シルマイ=ケチェル写本所収)
 不詳:舞曲 C-105(アンナ・シルマイ=ケチェル写本所収)
 不詳:楽曲 277(ウフロヴェツ写本所収)
ソラメンテ・ナトゥラーリ
 ミロシュ・ヴァレント(アーティスティック・リーダー、ヴァイオリン、ヴィオラ、歌)
 ヤン・ロキタ(ツィンバロム、リコーダー、ドゥドゥク、C管クラリネット、歌)
 ペテル・ミハーリク(ヴァイオリン)
 ペテル・ヴルビンチーク(ヴィオラ、歌)
 ユライ・コヴァーチ(チェロ、歌)
 ルミール・マヘク(コントラバス)
 ソマ・ディニエース(チェンバロ、ダフ、ゴング、トライアングル)

録音:2012年7月4日、ライヴ、プレーメン放送ホール、ブレーメン、ドイツ
 国際色豊かなテレマンの作品を軸に、東欧、さらにその先まで視野を広げるプログラムのライヴ録音。





DISKANT

レア盤!

DK 0160-2
\2500
スロヴァキアの歴史的オルガン Vol.12
 カール・ピウッティ(1846-1902):
  8つの前奏曲 Op.2 から Nos.1,4,7(*)
  10の短いオルガン曲 Op.32 から イエス、わが心の頼り(*)
 モーリッツ・ブロージヒ(1815-1887):6つの楽曲 Op.19 から Nos.4,5,6(*)
 ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):自由な様式による24の小品 から Nos.1,15,17(*)
 J・S・バッハ(1685-1750):カプリッチョ変ロ長調 BWV992(+)
 バルダッサーレ・ガルッピ(1706-1785):
  ソナタ ハ長調(+)/ソナタ イ短調(+)/ディヴェルティメント ハ長調(+)
ヤーン・ヴラディミール・ミハルコ(オルガン)
録音:2015年9月,ローマ・カトリック教区聖母マリア被昇天教会、スラートコヴィチョヴォ、スロヴァキア(*)
    ローマ・カトリック教区聖ガル教会、ジャシュコフ、スロヴァキア(+)
使用楽器:1866年、マルティン・シャシュコ製(*)/1740年、マルティン・ポトコニツキー製(+)
 カール・ピウッティ、モーリッツ・ブロージヒはドイツの作曲家・オルガニスト。
 
レア盤!

DK 0161-2
\2500
ムジカ・サクラ 教会合唱作品集
 フランク(1822-1890):ミサ イ長調 から グローリア
 ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):あたりは闇となり [Tenebrae factae sunt]
 フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
  正気ならぬ虚しき苦悩 [Insanae et vanae curae]
 グノー(1818-1893):アヴェ・マリア
 リスト(1811-1886):聖母マリア賛歌
 モーツァルト(1756-1791):アヴェ・ヴェルム・コルプス
 フランク:ミサ イ長調 から 天使の糧
 モーツァルト:恵み深き創り主の御母 [Alma Dei creatoris]
 プッチーニ(1858-1924):レクイエム から レクエイム・エテルナム
 アンドルー・ロイド・ウェバー(1948-):レクイエム から オザンナ,ピエ・イエズ
 ヴェルディ(1813-1901):レクイエム から リベラ・メ
リュビツァ・ヴァルギツォヴァー、
カタリーナ・ユハーソヴァー=シュトゥロヴァー(ソプラノ)
ミロスラフ・ドヴォルスキー、
トマーシュ・ユハース(テノール)
マルチン・マラホフスキー(バス)
ルーチニツァ合唱団
エレナ・マトゥショヴァー(指揮)
伴奏者、録音データ等詳細は次回新譜ご案内時に記載いたします。
 
レア盤!

DK 0162-2
\2500
バスとオルガンのための歌曲集
 ドヴォルジャーク(1841-1904):聖書の歌 Op.99
 ラインベルガー(1839-1901):6つの宗教的歌曲 Op.157
 レーガー(1783-1916):2つの宗教的歌曲 Op.105

ヨゼフ・ベンツィ(バス)
ヤーン・ヴラディミール・ミハルコ(オルガン)

 ヨゼフ・ベンツィはブラチスラヴァ音楽アカデミーでセルゲイ・コプチャークに師事したスロヴァキアのバス。2001年ジョルジェ・エネスク国際コンクール(ブカレスト、ルーマニア)優勝。国内外のオペラハウス、コンサートホールで活躍しています。
 録音データ等詳細は次回新譜ご案内時に記載いたします。
 
レア盤!

DK 0153-2
\2500
ヨゼフ・ノルミュルネル(1976-):おとぎ話バレエ「結婚式のガウン」 ブラチスラヴァ交響楽団
ダビド・エルナンド・リコ(指揮)
録音:データ記載なし
 スロヴァキアの作曲家ヨゼフ・ノルミュルネルが子供のために書いた、森の動物たちが登場するバレエ。
 
レア盤!

DK 0158-2
\2500
【旧譜 再入荷予定】
ゲオルギウス・ズルネク(1736-1789):クリスマス・ミサ(1766)(*)
   Kyrie / Gloria / Credo / Sanctus / Benedictus / Agnus Dei
ヤクプ・ヤン・リバ(1765-1815):チェコのクリスマス・ミサ(+)
   Kyrie / Gloria / Graduale / Credo / Offertorium / Sanctus
   Benedictus / Agnus Dei / Communio
エヴァ・シュシュコヴァー(ソプラノ(*))
テレージア・クルジュリアコヴァー(メゾソプラノ(*))
ローベルト・スミシュチーク(テノール)
グスターフ・ベラーチェク(バス)
ルーチニツァ合唱団
エレナ・マトゥショヴァー(合唱指揮)
スロヴァキア室内管弦楽団
エヴァルト・ダネル(指揮)
録音:2014年2月10-12日(+)、9月13日(*)、スロヴァキア放送コンサートホール、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
 東欧の有名な2つのクリスマス・ミサ。ゲオルギウス(ユゼフ・ユライ)・ズルネクはヴロノヴィ(現チェコ、スロヴァキア国境に近いモラヴィア地方の町)に生まれた修道士・作曲家・オルガン奏者。クリスマス・ミサを含む諸作品は長年、同じく修道士・作曲家・オルガン奏者であったエドムント・パスハ(Edmund Pascha;1714-1772)によって書かれたと考えられてきましたが、近年の研究によりズルネクの作であると判明しました。クリスマス・ミサは「ハルモニア・パストリアス」(Harmonia Pastorias)という曲集に収められています。
 ルーチニツァ合唱団は1948年現スロヴァキアの首都ブラチスラヴァに創設された合唱団。エヴァルト・ダネルは1985年にスロヴァキア室内管弦楽団のコンサートマスターに就任、2001年に楽団創設者ボフダン・ヴァルハル(1930-2000)の逝去により芸術監督を引き継いだスロヴァキアのヴァイオリン奏者・指揮者。2008年以来2015年現在広島交響楽団首席客演指揮者。
 ディジパックがスリップケースに収められた仕様で、やや高めの価格設定となっています。ブックレットにはスロヴァキア語と英語の解説、原語歌詞が収録されています。




PAVIAN

レア盤!

PM 0099-2
\2900
イヴァ・ビトヴァが歌うバルトークのスロヴァキア歌曲集
 バルトーク(1881-1945)/ヴラディミール・ゴダール(1956-)編曲:
  子供のために 第3巻(1908-1910、改訂:1912,1945)
   サクランボがあれば/灌木、ラズベリー/木の上に、木の下に
   よう、ラド、ラド(婚礼の歌)/孔雀は飛んだ(変奏曲)
   一人の魔女がいた(円舞 I)/
   俺がジンゼシュの戦いから戻った時(山賊の歌)(*)
   ほら、二羽の鳩がプレショフの塔にとまっている(踊りの歌)
   咲け、花よ、花よ(円舞 II)/ミクラーシュの兵舎に(哀悼歌)
   ビストリツァの門のそばで/恋人の母親/アニチカ、粉屋の娘
   耕す、耕す、六頭の雄牛が/踊れ、乙女よ、踊れ(バグパイプ曲 I)
   少女だった頃(嘆きの歌)(*)/少女は教会に仕えていた
   ぼくは君の恋人だった(嘲りの歌)(+)/キツツキが樫の木で(ロマンス)(+)
   夜明けに行かないで、ハヌリェンカ(鬼ごっこ)/彼女は座って泣いていた(冗談)
   若者たちがヤギの群れを率いて行った(騒ぎ)(*)
  子供のために 第4巻(1908-1910、改訂:1912,1945)
   私は森を通り抜けた/キツツキが樫の木で(+)
   夜だ、夜だ、暗い(スケルツァンド)(*)/縦笛/雄鴨が谷に居た(もう一つの冗談)
   私は大いにさまよった(+)/私は眠る、眠る、眠りたい(カノン)(*)
   小さな庭、小さな庭(バグパイプ II)/それはヤーノシク(第二の山賊の歌)(+)
   私が知っていたなら/ブラチスラヴァで、静かなるドナウの岸辺で(*)(+)
   もう一度私は振り返った(別れ)
   ヤンコは二頭の雄牛を放牧していた(バラッド)(+)
   さあ、吹け、夏の風よ−ああ、何て美しい家(ラプソディ)
   ああ、木立よ、木立よ、二つの緑の木立よ(弔歌)/深い谷で(哀悼歌)
 バルトーク:
  10の易しいピアノ小品(1908)から アレグロ(No.3)(*)
  ピアノのための14のバガテル Op.6(1908)から ヴィーヴォ(No.5)(*)
  4つのスロヴァキア民謡(1907、1916)から
   ビストリツァの門のそばで/深い谷で(哀悼歌)/鳥が飛んで来て
  トニは紡ぎ車を回す(スロヴァキア民謡;1916)
イヴァ・ビトヴァ(歌(*以外))
ムハ弦楽四重奏団
 ユライ・トムカ(第1ヴァイオリン)
 アンドレイ・バラン(第2ヴァイオリン)
 ヴェロニカ・プロケショヴァー(ヴィオラ)
 パヴォル・ムハ(チェロ)
録音:2015年8月24-26日、モイゼス・ホール、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
 バルトークが収集したスロヴァキア民謡を基に書かれたピアノ曲集「子供のために」の第3&4巻にあらためてスロヴァキア語の歌詞を当てはめ、独唱と弦楽四重奏のために編曲するという興味深い試み。
 編曲者は映画音楽の分野でも活躍するスロヴァキアの作曲家ヴラディミール・ゴダール。
 そして独唱を担当するのはイヴァ・ビトヴァ(ビットヴァー)。チェコ(当時はチェコスロヴァキア)のモラヴィア地方に生まれたビトヴァの父親はスロヴァキア生まれのロマで、スロヴァキア民謡は彼女にとってなじみ深いものだったことでしょう。
 ムハ弦楽四重奏団は2003年スロヴァキアのブラチスラヴァ音楽院で結成。(+)ではメンバーが歌唱にも参加しています。(*)は弦楽四重奏のみでの演奏。ハードカヴァーブック仕様。
 
レア盤!

PM 0096-2
\2900
ルベニーク・コレクション
  [Murky]
  Murqui laetante / Polnischer Murqui / Trio / Aria / Polonaise / Polonaise
  Capriccio
  [La Folle]
  La Folle / Aria / Polonicus / Spagnioletta / Sarabanda e variatio / Courante
  [Ballo]
  Ballo Anglois / Menuet / Menuet / Tempo di menuet / Capriccio
  [Suita]
  Andante / Murqui / Caffe Menuet / Lilium Cornelli e Variatio / Flos Narcissi
  Murqui
  [Sordino]
  Polonaise / Trio / Mourqui tres belle / Murki undula maris
  [Sacra]
  Fuga del Sign. Muffat / Pri skonani dne
  [Gallanteria]
  Gallanterie / Salt. Pol. / Polon. / Salt. Polon. Jaj, jaj, hova legyek / Sterisch
  Murqui Ex C / Harlequin
  [Melancholy]
  Bez nazvu / Aria Sie fliehet fort! / Von Cecila / Aria Sie fliehet fort! / Salt. Pol.
  [Lusty]
  Polon. / Hunter Geschrey / Flos Hyacinthi / Bez nazvu
ソラメンテ・ナトゥラーリ
 ミロシュ・ヴァレン-ト
 (アーティスティック・リーダー、ヴァイオリン、ヴィオラ)
 リタ・パップ(チェンバロ)
 マレク・シュペリナ(フラウト・トラヴェルソ、リコーダー)
 スタニスラフ・バルトコ(独唱)
 アンドレイ・シュタフラ(オルガン)
 ルビツァ・ハバルト(ヴァイオリン)
 ペテル・ヴルビンチーク(ヴィオラ)
 ミハル・スチャヘル(チェロ)
録音:2014年11月23-25日,ホテル・フラードクのコンサートホール、マルチン、スロヴァキア
     モクラー・ルーカ教会、モクラー・ルーカ、スロヴァキア
 スロヴァキア中部の町ルベニークで発見され1937年以来スロヴァキア国立マルチン図書館に所蔵されている、18世紀後半に編纂された手稿譜集「ルベニーク・コレクション」。
 作曲者名は記されていません。ミロシュ・ヴァレントが編曲した版が演奏されています。
 ハードカヴァーブック仕様。
 
レア盤!

PM 0092-2
\2900
【旧譜 再入荷予定】
ユダヤ音楽の宝庫 16−19世紀
  Tehillim 136 (Psalm 136) / Ki lo naeh -"Hagada 1644"
  Hochzeit und Beschneidung / Brautlied / Chanukkah / Pessach / Purim
  Dem rebbins nign / Joh ribbon olam / El yivne Hagalil / Andante
  Teka beshofor / Ovinu Malkeinu / Zbierka Annae Szirmay-Keczer
  Bamidbar / Hora I / "Nad Tatrou" / Hora II / Kaddish, Andante
  Or chodosh, Allegro moderato / Weyishlach berocho, Allegro moderato
  Allegro I / Havdalah / Nigun I / Du sollst nit gein / Nigun II
  Al hassela / Allegro (Moshe Achler) / Hoochez / Ovinu malkenu
  Kedusho / Allegro II / Gusikover tzimbl / Shir hamaalos M.J. Gusikov
  Die apikorsim mogen, (W. Ehrenkranz) / Shelomo forgesunt
  Hava nagila / Nigun, Sadigora - Krilovitz / Tumba
ソラメンテ・ナトゥラーリ
ミロシュ・ヴァレント(アーティスティック・リーダー)
録音:2015年6月29-30日、フラードク・ホテルのコンサートホール、フラードク、スロヴァキア

ユダヤの伝承音楽を古楽器で演奏したアルバム。ハードカヴァーブック仕様。




<歴史的録音>

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DISKANT

レア盤!

DK 0159-2
(2CD)
\5000→\4590
【旧譜 再入荷予定】
こういう偉人の録音がひっそりと眠っていたりする
 ミクラーシュ・イェリネク
  回想 ヴァイオリンとピアノのための音楽


 [CD 1] ヴァイオリニストの記憶
 ヤナーチェク(1854-1928):ヴァイオリン・ソナタ(*)
 ヤン・カールステット(1926-2004):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ)
 ドビュッシー(1862-1918):ヴァイオリン・ソナタ(*)
 シューマン、ディートリヒ、ブラームス:F.A.E.ソナタ(+)
  アルベルト・ディートリヒ(1829-1908):アレグロ/
  シューマン(1810-1856):間奏曲
  ブラームス(1833-1897):スケルツォ/
  シューマン:フィナーレ
 [CD 2] わが故郷から
 エウゲン・スホニュ(1908-1993):ヴァイオリン・ソナティネ Op.11(+)
 ドヴォルジャーク(1841-1904):
  4つのロマンティックな小品 Op.75(#)/ヴァイオリン・ソナタ ト長調 Op.100(**)
 スメタナ(1824-1884):わが故郷から(#)
ミクラーシュ・イェリネク(ヴァイオリン)
エヴァ・フィスヘロヴァー(ピアノ(*))
ダニエラ・ヴァリーナスカ(ピアノ(+))
エステル・ボディン(ピアノ(#))
ヤーノシュ・ソリョム(ピアノ(**))
録音:1959、1966、1990年、ブラチスラヴァ、スロヴァキア [CD 1]
    1968、1981年、ストックホルム、スウェーデン/1990年、ブラチスラヴァ、スロヴァキア [CD 2]

 こういう偉人の録音がひっそりと眠っていたりする。しかも「F.A.E.ソナタ」全曲が入っている。

 2015年5月16日に90歳の誕生日を迎えたスロヴァキアのヴァイオリン奏者ミクラーシュ・イェリネクの録音集。
 1925年ケジュマロクに生まれ、ブラチスラヴァ音楽院および音楽アカデミー、ブダペストのフランツ・リスト音楽アカデミーで学んだ後、ウィーンでリカルド・オドノポソフ(1914-2004)の個人教授を受けました(1961-1964)。
 バイエルン放送交響楽団員(1945-1947)、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団員(1949-1951)、ザールブリュッケン・ザールラント放送交響楽団第1コンサトマスター(1965-1966)、スウェーデン放送交響楽団第1コンサートマスター(1966-1968)、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団第1コンサートマスター(1967-1990)を歴任。またスロヴァキアの様々なアンサンブルのメンバーおよびケルン・ギュルツェニヒ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団ソリスト協会芸術監督を務めました。
 教育者としてはライン音楽学校(旧ケルン音楽院)准教授、ブラチスラヴァ音楽アカデミーおよびジリナ大学(スロヴァキア)教授を歴任。ディジパック仕様。ブックレットにはスロヴァキア語、英語、ドイツ語の解説が収録されています。


<映像>


C MAJOR(映像)



73 6004
(Blu-ray)
\5800→\5390
偉大なるカリスマ、バーンスタインのドキュメンタリー映像
 【ドキュメンタリー】(52分)
  レナード・バーンスタイン/LARGER THAN LIFE〜偉大なるカリスマ
   ボーナス(25分):グスターヴォ・ドゥダメル、ケント・ナガノ、マリン・オールソップ

KKC 9159
(Blu-ray)
〔国内仕様盤〕
\5238+税

73 5908
(DVD)
\4000→\3690

KKC 9160
(DVD)
〔国内仕様盤〕
\3810+税
 20世紀最大の音楽家。偉大なるカリスマ、バーンスタインのドキュメンタリー映像
 字幕:独仏韓日
 国内盤は解説付き

 監督:ゲオルク・ヴュボルト/プロデューサー:ベルンハルト・フライシャー

 20 世紀を代表する偉大な音楽家レナード・バーンスタインのドキュメンタリー映像。彼は指揮者、作曲者、そして教育者としても大きな業績を残したまさに万能の人物。
 このドキュメンタリーは、バーンスタインの幼少期時代のエピソードを交え、音楽家としてのストイックな姿勢、音楽だけでなく膨大な芸術に関する知識、タングルウッド、マーラー、ウェストサイド・ストーリー、札幌の夏の風物詩となったPMF などバーンスタインとは切っても切り離せない話題、そして共演者ら周囲に対してオープンマインドに接する様子や彼の子供たちジェイミー、アレクサンダー、ニーナが語る父親としての顔など、様々な角度からバーンスタインという人間を掘り下げた内容です。
 インタビュー映像には、バーンスタインの情熱を引き継いだ指揮者グスターヴォ・ドゥダメル、ケント・ナガノ、マリン・オールソップ、クリストフ・エッシェンバッハ、作曲家のスティーヴン・ソンドハイム、世界的に有名なインテンダントのサー・ピーター・ジョナス 、イギリスの音楽評論家ノーマン・レブレヒト、など多数の関係者が興味深い話を語っています。
 音楽家バーンスタインが我々に残した遺産の大きさを改めて感じるドキュメンタリーとなっています。



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73 6204
(Blu-ray)
\5800→\5390
プッチーニ音楽祭2014ライヴ「ラ・ボエーム」
 スコラ演出デッシ&アルミリアート夫妻のコンビ

  プッチーニ:「ラ・ボエーム」
ダニエラ・デッシ(ミミ:ソプラノ)
アリダ・ベルティ(ムゼッタ:ソプラノ)
ファビオ・アルミリアート(ロドルフォ:テノール)
アレッサンドロ・ルオンゴ(マルチェッロ:バリトン)
フェデリコ・ロンギ(ショナール:バリトン)
マルコ・スポッティ(コッリーネ:バス)
アンジェロ・ナルディノッキ(ベノア-アルチンドロ:バス)
ウーゴ・タルキーニ(パルピニョール:テノール)
ヴァレーリョ・ガッリ(指揮)
プッチーニ音楽祭管弦楽団&合唱団
ステファノ・ヴィスコンティ(合唱指揮)

73 6108
(DVD)
\4000→\3690
 プッチーニ音楽祭2014ライヴ「ラ・ボエーム」名映画監督エットーレ・スコラ演出デッシ&アルミリアート夫妻のコンビ

 演出:エットーレ・スコラ/舞台:ルチアーノ・リッチェリ/衣装:クリスティーナ・ダ・ロルド/
 照明:ヴァレリオ・アルフィエーリ/映像監督:フランチェスカ・ネスラー
 収録:2014年トッレ・デル・ラーゴ、プッチーニ音楽祭(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:DTS-HD MA5.1、PCM ステレオ、原語:イタリア語、字幕:独英仏西中韓日、123分
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.1、PCM ステレオ、原語:イタリア語、字幕:独英仏西中韓日、123分

 イタリアオペラ界を代表する大作曲家ジャコモ・プッチーニが過ごした、トスカーナを代表する海水浴地ヴィアレッジョのトッレ・デル・ラーゴ・プッチーニでは、毎年夏にプッチーニ音楽祭が開催されます。1930 年に始まった音楽祭は2016 年で第62 回を迎え当地の夏の風物詩となっています。
 本映像は2014 年の音楽祭で上演されたプッチーニの代表作「ラ・ボエーム」。ミミ役とロドルフォ役で出演するのはダニエラ・デッシとファビオ・アルミリアート夫妻。繊細かつのびやかに歌うデッシと劇的な美声を響かせるアルミリアートのコンビは必聴。マルチェッロ役の若手アレッサンドロ・ルオンゴとムゼッタ役アリダ・ベルティのペアも声量があって聞き惚れます。
 演出はイタリアの著名な映画監督エットーレ・スコラ。彼は2016 年1 月に84 歳で惜しくも亡くなっています。奇をてらった演出ではなく、伝統的かつ壮大な舞台で、ストーリーと歌手の動きがより明確になっています。
 

75 0104
(Blu-ray)
【再発売】
\5800
チェン・カイコー演出の
 「トゥーランドット」が新装丁で再発売

  プッチーニ:「トゥーランドット」
  ボーナス:メイキング映像
マリア・グレギーナ(S トゥーランドット)
マルコ・ベルティ(T カラフ)
アレクシア・ヴォウルガリドウ(S リュー)
アレクサンドル・ツィムバリュク(Bs ティムール)
ファビオ・プレヴィアーティ(Br ピン)
ヴィセンス・エステヴェ(T パン)
ロジェ・パデュレス(T ポン)
ヴェンツェスラフ・アナスタソフ(Br 役人)
ズービン・メータ(指揮)
ヴァレンシア州立管弦楽団
75 0008
(DVD)
【再発売】
\4000
 演出:チェン・カイコー/収録:2008 年5 月,ヴァレンシア
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:DTS-HD MA5.1、PCM ステレオ、原語:イタリア語、字幕:英独仏西(ボーナス/ 英)、120分(本編)、36分(ボーナス)
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.1、PCM ステレオ、原語:イタリア語、字幕:英独仏西(ボーナス/ 英)、120分(本編)、36分(ボーナス)

 チェン・カイコー演出の「トゥーランドット」が新装丁で再発売されます。ドラマティック・ソプラノ、マリア・グレギーナ演じるトゥーランドットをはじめマルコ・ベルティ、アレクシア・ヴォウルガリドウなど最高の歌手陣に加え、ズービン・メータの指揮と鉄壁の布陣。
 チェン・カイコーの美しい舞台を最高の画質で楽しめます。





















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