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≪第87号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2016/4/26〜






4/28(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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ALBA

ABCD 385
(SACD HYBRID)
¥2300→\2090
ヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ)
 魅力的なパルムグレンのピアノ協奏曲集

  セリム・パルムグレン(1878-1951):
   ピアノ協奏曲第2番 Op.33《 川》(1912-13)
   ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op.13(1904)
   ピアノ協奏曲第3番 Op.41《 メタモルフォーゼ)》(1916)
   ヴァイオリンとピアノのための小品 Op.78(1921-22)
    【前奏曲/ユモレスク/カンツォネッタ/フィドル弾き/
     フィンランド・ロマンス/東洋風セレナード/プレギエラ】
ヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ)
ポリ・シンフォニエッタ
ヤン・セーデルブロム(ヴァイオリン、指揮)
 録音:2014 年9 月11 日-12 日 プロムナードホール(ポリ、フィンランド)/5.1 multichannel/stereo、71’52

 セリム・パルムグレンは1878 年生まれ。ヘルシンキ音楽学校でシベリウスの師でもあるマルティン・ヴェゲリウスに作曲を学びました。

 「『カレヴァラ』に基づく音詩をシベリウス自身の指揮で聞き、見る……忘れがたい体験……『カレヴァラ』はシベリウスの手に委ね、私は何か他のことを考えよう……」。

 パルムグレンは、ピアニストとしても知られ、5 つのピアノ協奏曲と約350 のピアノ曲、男声合唱を中心とする200 曲以上の合唱曲、歌劇《ダニエル・ユート》などを作曲、その多くがフィンランド・ロマンティシズムの大切なレパートリーとして記憶されています。

 今回のアルバムは、フィンランドのピアニスト、シベリウスのピアノ曲やラフマニノフのピアノ協奏曲第2 番と第3 番の録音で知られ、作曲家でもあるヘンリ・シーグフリードソン(1974-)による演奏。

 ピアノ協奏曲第1 番は1904 年の作曲。南オストロボスニアの旋律による序奏とマーチ風の音楽、ゆっくり流れる中間部、スケルツォ風のフィナーレから構成される一楽章の短い作品です。

 第2 番の協奏曲は、パルムグレンが生まれ育ったポリ市を流れるコケマキ川をインスピレーションに作曲され、「人生の流れ」を重ねる《川》の副題がつけられました。序奏、2 つのカデンツァ、賛歌のフィナーレをもつ「急緩急」の単一楽章の音楽。主題のひとつにスウェーデンの民謡が使われています。

 第3 番《メタモルフォーゼ》は、合唱指揮者クレメッティによるオストロボスニア敬虔主義者の旋律と9 つの変奏曲による作品です。

 シューマン、リスト、グリーグ、ブゾーニ、ロシア・ロマンティシズムとりわけラフマニノフの伝統に沿いながら印象主義の色彩をいち早く取り入れたパルムグレンのピアノ音楽の魅力が3 つの協奏曲に美しく示されます。
 シーグフリードソンとポリのオーケストラは、それぞれの曲の特徴を明確に示しながら、瑞々しくのびやかな音楽を展開していきます。
 指揮者のセーデルブロムがヴァイオリンを担当した《ヴァイオリンとピアノのための小品》は、フィンランドの民謡に基づく〈カンツォネッタ〉や「祈り」の〈プレギエラ〉など、1921 年から翌年にかけて作曲された小曲集です。




なにものくせものほんもの
ヘンリ・シーグフリードソン






 こいつ、ただものじゃない。
 そう思う。

 シベリウスの交響曲第 2 番と第5 番をピアノ用に編曲してONDINEからリリースしてきたのだ。
 ギリロフ、ベルマンに師事していたというのもすごいが、1994年フランツ・リスト国際ピアノコンクール優勝、1995年ノルディック・ソリスト・コンクール優勝、1996年フィンランド文化功労賞受賞、2005年ボン・ベートーヴェン国際コンクール優勝、という過去の勲章もこれまた凄まじい・・・が、そんなことはまあどうでもいい。今回のアルバムのような奇天烈なことをしてくるその奇才ぶりが頼もしい。

 ということで過去のアルバムを見たら、なるほど、ちゃんと伏線があった。HAENSSLERからシベリウスの管弦楽曲の作曲者自身によるピアノ独奏編曲アルバムを出していたのがこの人だったのだ。そこで今度は満を持して、交響曲編曲版をONDINEから出してきたというわけである。

 実はHAENSSLERではそのまえにラフマニノフのコンチェルトでなかなかの腕前を聴かせてくれていた。「シベリウス」という先入観があるからか、繊細で透明感あふれるピアニズム。弱音の優美さはなかなかのもの。さらにいえばオケにもきちんと配慮できる常識人。奇矯な演奏で人をあっといわせるタイプではない。

 そして今回の前作とも言うべきシベリウスのピアノ編曲アルバムも、やはりなかなか味わい深い逸品。どちらかというと寡黙なイメージの作品がメインだが、さすがフィンランド人、まったく迷うところなくその独特の世界を描ききる。普通の人がシベリウスのピアノ作品を演奏すると、作品の「間」がただの「隙間」になってしまうことがあるのだが、この人の場合もちろんまったくそんなことはない。シベリウス・アカデミーでエリック・タヴァッシェルナに学んでいたのはだてではない。ただの曲者のように見えて、じつはまったくのホンモノ。ちなみに「フィンランディア」ではそうとうがんばってます。




ONDINE
ODE-1179
\2300
ヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ)
 シベリウス:交響曲第 2 番&第5 番(ピアノ編曲版)

 1-4.交響曲第 2 番ニ長調 Op.43
  (H.シーグフリードソンによるピアノ独奏版)/
 5-7.交響曲第 5 番変ホ長調 Op.82
  (K.エクマン/H.シーグフリードソンによるピアノ独奏版)
ヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ)

 シベリウス(1865-1957)の交響曲の中でも、とりわけ人気の高い第2 番&第5 番をピアノで演奏するという、何とも大胆かつ画期的な1 枚です。
 ここで、その両方の才能をとことん見せ付けてくれるのは、2005 年のボン・ベートーヴェン国際ピアノコンクールで優勝した1974 年生まれの若きピアニスト、ヘンリ・シーグフリードソン。彼はまず5 番について、既に知られたエクマンの編曲版を研究した上で、自らの編曲を加えたと言います。そして、難曲第2 番に取り掛かったのですが、その際ベートーヴェンの交響曲をリストが編曲したように、「オリジナルに忠実でありながら、ピアノの可能性の限界に挑戦する」という気合いも盛り込みました。さあ、その出来栄えはいかなるものでしょう?第2 番の冒頭は、もともとそれほど音の厚みはありません。なので、正直「しょぼいな」と思われるかもしれませんが・・・、曲が進むにつれて、オーケストラで聴く以上の興奮に見舞われること必至です。第5 番も文句なし!です。ぜひ実際にこの凄さをあなたの耳でお確かめください。

録音フィンランド ヤルヴェンパー・ホール 2010 年10 月4.6 日…5-7, 2011 年2 月19 日&3 月15 日…1-4


第5番、少し聴いてみます??
https://youtu.be/54JpWk7COSw




ONDINEの2枚はすばらしいアルバムだがどちらも入手困難

<シベリウス編曲アルバム>

HAENSSLER
98 261
\3000
入手困難につき海外直輸入
ヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ)
シベリウス:ピアノ・トランスクリプション集

 (1)付随音楽「ペレアスとメリザンド」
  城門にて / メリザンド / 庭園の泉のほとり / 盲目の三人姉妹 /
  パストラーレ / 糸を紡ぐメリザンド / 間奏曲 / メリザンドの死
 (2)付随音楽「クリスティアン2世」組曲
  エレジー / メヌエット / ミュゼット / クモの歌
 (3)付随音楽「ベルシャザールの饗宴」組曲
  オリエントの行列 / 孤独 / 夜曲 / ハドラの踊り
 (4)悲しいワルツ
 (5)カレリア組曲
   間奏曲 / バラード / アラ・マルチア
 (6)フィンランディア
ヘンリ・シーグフリードソン(P)
北欧を代表する作曲家シベリウスのなかでも、100曲を超える数のピアノ曲はあまり知られていない。このアルバムに収録された自作のピアノ編曲も、1980年代になって初めて母国のピアニストが取り上げ注目されるようになった。管弦楽版でも色彩感よりむしろ独特の抒情に魅力があるといってもよいシベリウス。ここでは作品の奥底に流れる、ピュアで澄みきった美しさが印象に残る。
ヘンリ・シーグフリードソンは1974年フィンランドのトゥルク生まれ。トゥルク音楽院で学んだ後、シベリウス・アカデミーでエリック・タヴァッシェルナ(BISのシベリウスのピアノ曲全曲録音が有名。愛弟子が弾く当アルバムでも解説文を寄せています)に師事。その後、パヴェル・ギリロフ、ラザール・ベルマンにも師事している。2000年のゲザ・アンダ国際ピアノコンクール第2位。2005年ボンで開催された第一回ベートーベン国際ピアノコンクールでは優勝を果たしている。
録音:2006年5月、2007年1月SWRバーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ

<ラフマニノフのコンチェルトもなかなか>

Haenssler
98 259
\3000
入手困難につき海外直輸入
ヘンリ・シーグフリードソン(ピアノ)
 ラフマニノフ:
  ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
  ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
ヘンリ・シーグフリードソン(P)
ステファン・ショーヨム(指)
SWRシュトゥットガルト放送SO.
前作シベリウスのピアノ編曲集(98.261)で、その抒情美をあますところなく引き出したフィンランドのシーグフリードソン。つぎに取り上げたのはラフマニノフの協奏曲、それも第2と第3という最高のカップリング。ラザール・ベルマンにも師事してテクニックも万全。それにもまして、同じ北欧系のアンスネスあたりに通じる透明感あるピアノが奏でる緩徐楽章の美しさといったら、思わずため息が出るほど。サポートするのは1979年スウェーデン生まれのショーヨム。セゲルスタムとフィンランドの伝説的な指揮者ヨルマ・パヌラに師事した俊英。録音:2006年10月16-19日ジンデルフィンゲン・シュタットハレ





誰も知らないがこんな録音もある。
第3番がシーグフリードソン
10年近く前だがやっぱりすごい。

NAXOS 8.570749
(3CD)
\4000
名匠ヘルムート・ミュラー=ブリュール指揮による
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集
ヘルムート・ミュラー=ブリュール
ケルン室内管弦楽団
 第1番 イーゴリ・レヴィート
 第2番 王笑寒
 第3番 ヘンリ・シーグフリードソン
 第4番 高橋礼恵
 第5番 デヴィッド・カドゥシュ
2007年に行われた名匠ヘルムート・ミュラー=ブリュール指揮とケルン室内管弦楽団によるベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集。
すべて別のピアニストによって演奏されているが、ここでもシーグフリードソンはやはり異彩を放っていた。



 

ABCD 391
(SACD HYBRID)
¥2300
フラメンコとクラシカルギターの出会い
 サビカス(アグスティン・カステジョン・カンポス)(1912-1990):
  アンダルシア幻想曲
 ファリャ:
  クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌、
  粉屋の踊り(バレエ《三角帽子》から)、
  スペイン舞曲第1番(歌劇《はかない人生》から)
 タレガ:アランブラの思い出
 アルベニス:セビーリャ(《スペイン組曲》から)
 グラナドス:マラゲーニャ、ベルディアーレス
 ニーニョ・リカルド(マヌエル・セラピ・サンチェス)(1904-1972):
  シエラ・ネバダ
 サビカス:デリカーダ
 ロルカ:セビーリャの子守歌
 サビカス:セビジャーナス
ペトリ・クメラ(ギター)
ヨーナス・ヴィデニウス(フラメンコギター)
 録音:2015 年9 月21 日-24 日 オステルスンドム・チャペル(シポー、フィンランド)/5.1 multichannel/stereo、49’48

 C・P・E・バッハのトランスクリプション(ABCD244)や『変化はやってくる』(ABCD313)をはじめとするアルバムをリリース、フィンランドでもっとも多才なギター奏者と言われるペトリ・クメラの新作は「フラメンコとクラシカルギターの出会い」。
フィンランドのフラメンコギター奏者で作曲家のヨーナス・ヴィデニウスと共演し、スペイン、アンダルシア地方生まれのフラメンコの音楽から選んだ、ニーニョ・リカルド(マヌエル・セラピ・サンチェス)と「ヴィルトゥオーゾ」サビカス(アグスティン・カステジョン・カンポス)の曲、そして、ファリャ、タレガ、アルベニスの作曲した「スペインのエバーグリーン」(クメラ)を演奏しています。
 ファリャの〈スペイン舞曲第1 番〉と《マラゲーニャ》《ベルディアーレス》《セビーリャの子守歌》はクメラとヴィデニウスが編曲、〈粉屋の踊り〉はフアン・アントニオ・ムロの編曲にクメラとヴィデニウスが補筆、アルベニスの〈セビーリャ〉はマヌエル・バルエコの編曲にクメラが補筆しています。



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APARTE



AP 120
(2CD)
\3500→\3190
遂にルセの平均律第1 巻が登場!
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻
クリストフ・ルセ
 (チェンバロ:ルッカース1624年)
 録音:2015 年4 月20-22日ヴェルサイユ宮殿、王太子の居室

 名手ひしめく歴史的鍵盤楽器奏者の中で、その実力と注目度の高さにおいて、筆頭格に挙げられるのが、クリストフ・ルセです。
 グスタフ・レオンハルトやボブ・ファン・アスペレンら“ 第一世代” の名チェンバリストの薫陶を受け、1983 年にブリュージュ国際コンクールで優勝。1991 年にはアンサンブル「レ・タラン・リリク」を結成し、埋もれたバロック・オペラの発掘演奏活動にも力を注いでいます。しかし、そんなルセの真骨頂といえば、やはりチェンバロ演奏と言えるでしょう。
 2013 年に録音された平均律第2 巻に続き、ついに第1 巻が発売されます。平均律クラヴィーア曲集の第1 巻はバッハがケーテン宮廷の楽長を務めていた後期にまとめられました。24 の前奏曲のうち、11 曲の初期稿は長男ヴィルヘルム・フリーデマンのために書いたクラヴィーア小曲集に、また完成の年には、妻アンナ・マグダレーナのための音楽帖への曲の書き入れも始まっており、この曲集は、バッハ家の教育のための作品を発展させた存在でした。
 ルセは、「第2 巻は「フーガの技法」のように複雑な和声進行や構造の複雑さを要した高い芸術性を掲げた作品で、第1 巻は教育用としての側面が強いですが、決してトレーニングだけのためではなく、そこに芸術性も兼ね備えた画期的な作品である」としています。さらに「多くのバッハ作品の中でもこれほど親しまれ、演奏され、深く研究されたものはない」と。
 その上でルセは今回の録音にあたって、これまでの学術的研究を一旦横に置き、あえて新しい解釈を入れようとはせず、高い集中力で研ぎ澄まされた音を繰り出していき、どの曲も奥行きのある音楽に仕上げ、聴く者に新たな発見を提示します。
 楽器は第2 巻同様にヴェルサイユ宮殿所蔵のルッカース・オリジナルを使用しています。



2年前に発売された第2巻
Bach, J S: The Well-Tempered Clavier, Book 2
AP 070
(2CD)
\3500→\3190
クリストフ・ルセ
 J.S.バッハ:
  平均律クラヴィーア曲集第2巻 BWV 870-893(全曲)
   [CD1] BWV 870-881
   [CD2] BWV 882-893
クリストフ・ルセ
 (チェンバロ/リュッカース、
  1628年製(ヴェルサイユ宮殿蔵))
 クリストフ・ルセ、待望の鍵盤ソロ新譜はルセ自身「バッハの鍵盤音楽の頂点」と語るバッハの平均律第2 巻!

 録音:2013 年6 月/ドーファン宮(ヴェルサイユ宮殿)/CD1: 76’00、CD2: 81’05

 埋もれたバロック・オペラの発掘演奏活動(指揮)も活発な、クリストフ・ルセ。指揮からも彼の霊感や才気は感じられますが、しかし彼のセンスがより直截的に味わえるのはやはり鍵盤演奏といえるのではないでしょうか。
 待望の鍵盤ソロ最新録音は、バッハの平均律第2 巻。第1 巻は録音しておりませんので、これが初の「平均律」登場となります(アンブロワジーレーベルに録音しているW.F. バッハのための音楽帳は、平均律第1 巻のいくつかのプレリュードの原型が収められています)。
 第2 巻について、ルセ自身によるライナーノートの中で(仏・英語のみ)、長い作品も多く、和声の複雑な進行、時に無調かと思わせるような劇的な遠隔調への転調、構造の複雑さは第1 巻よりも更に深まっている、と述べています。バッハのあらゆる鍵盤音楽を演奏してきた中で、第2 巻は間違いなくバッハの鍵盤音楽の頂点である、とすら語ります。第22 番の変ロ短調のフーガで、半音階で動く和声の絶妙な響かせ方、難曲第23 番などでのほとばしる才気は圧巻です。楽器は、ヴェルサイユ宮殿所蔵のリュッカースオリジナルを使用。楽器の音色、コンディションも抜群です。ルセが満を持して臨んだ平均律、注目です!
 第2 巻のバッハの自筆譜は英国博物館に保存されていますが、ルセは、いくつかの疑問点を含むとしながらも、バッハのオリジナル稿よりも、テクストや装飾、さらには曲の長さなど、いくつもの「改善点」がある、として、バッハの弟子(義理の息子)であるアルトニコルの写本に基づいて演奏しています。




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CHALLENGE CLASSICS



CC 72692
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
鬼才指揮者フリエンドによるブラームス・シリーズ始動!
 ブラームス:
  (1)セレナード第1番 ニ長調 op.11
  (2)ハイドンの主題による変奏曲 op.56a
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ハーグ・フィルハーモニック
 (レジデンティー管弦楽団)
 録音:(1)2015 年8 月26 & 27日、9月12日、(2)2016 年1月23日/ハーグ/DSD、マルチチャンネル、63’23”

 SACD ハイブリッド盤。
 CHALLENGE CLASSICS レーベルの看板アーティストの一人、指揮者のヤン・ヴィレム・デ・フリエンド。楽器の採用や楽譜にいつもこだわりを持つフリエンドは、これまでにネザーランド交響楽団とベートーヴェン、メンデルスゾーン、マーラーなどのレパートリーを独自の解釈で演奏してきました。
 期待の新譜はハーグ・フィルハーモニック(レジデンティー管弦楽団)との共演でブラームス・シリーズが始動。
 第1 弾はセレナード第1 番とハイドンの主題による変奏曲が収録されました。ブラームスもフリエンドならではの力強さと洞察力で作品の新たな魅力を引き出した演奏となっております。第2 弾はドイツ・レクイエムを予定しております。



ヤン・ヴィレム・デ・フリエント
特集


 いま聴かねばならない指揮者のひとり、ヤン・ヴィレム・デ・フリエント。

 このひと、およそ15年ほど前はビーバーの名演を聞かせてくれていたコンバッティメント・コンソート・アムステルダムの音楽監督だった。
 「次世代のブリュッヘン」と呼ばれる鬼才として、有望な古楽系指揮者として知る人ぞ知る存在だった。

 ところがそのデ・フリエントが・・・いきなりマーラーを出したのである。
 しかもそのマーラーがすごかった。

 店主は、少なくともビーバーとマーラーで名演を残した指揮者を知らない。
 しかもどちらもハンパじゃない名演。
 才気あふれる狂気にも似た音楽。

 その後さらにデ・フリエントはCHALLENGE CLASSICS からベートーヴェン交響曲全集をリリース。
 1,5,7,8番はICMAの重要な審査メンバーでもある国際的なクラシック音楽雑誌ピチカートにおいて、最上級の評価を獲得。
 「史上最高のベートーヴェン録音の一つ」と絶賛された。

 さらにデ・フリエントはその後メンデルスゾーンの交響曲全集を完結させたが、不幸にもその最中にCHALLENGE CLASSICSレーベルの日本代理店が消滅したりして、国内ではうまく紹介されない空白期間があったりした。
 ということで知る人ぞ知る異端的巨匠という扱いになってしまった。

 だがデ・フリエンド、どうもうまく表舞台に登場しきれてないが、チェックしておいたほうがいい。

 あ、でも現地完売にならないうちに・・・。
 ベートーヴェンの交響曲全集はすでにメーカー完売、入手困難・・・。
 海外倉庫の残り少ない在庫を取り寄せますが完売の際はご容赦ください。
 




不幸にも入手困難になってしまっているデ・フリエンドのベートーヴェン:交響曲全集
海外倉庫わずか

CC 72550
(6SACD HYBRID)
\12000
ベートーヴェン:交響曲全集
 (交響曲第1番-第9番)
アンマリー・クレメール(ソプラノ)
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ(アルト)
マルセル・レイヤン(テノール)
ゲールト・スミッツ(バリトン)
コンセンサス・ヴォーカリス(合唱)
ネザーランド交響楽団
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
 
 鬼才ヤン・ヴィレム・デ・フリエンドの最新ベートーヴェン全集!SACD6枚組ボックス・セット。

 ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド&ネザーランド交響楽団(ヘット・オーステン管弦楽団)は2008年にベートーヴェン全集の録音を開始。
 欧州を中心としたヤン・ヴィレム・デ・フリエンドの指揮者としての名声の高まりとともに、驚くべき音楽的集中をもってここに全集ボックスを完成させました。
 音楽学者としてもその名を知られるデ・フリエンドは、ベートーヴェンの時代に関する膨大な知識と研究をこの全集に惜しみなく注ぎ、特に本全集第2弾(交響曲第1番&第5番『運命』)と第3弾(第7番&第8番)は、ICMAの重要な審査メンバーでもある国際的なクラシック音楽雑誌ピチカートにおいて、最上級の評価を獲得。
 「史上最高のベートーヴェン録音の一つ」「世界的なレベルで、ヤン・ヴィレム・デ・フリエンドはその斬新な音楽観の指揮者としてますます注目すべき存在である」等、絶賛されています。


 録音:2008-2010 年



そのマーラー・・・すごいです。

CHALLENGE
CC72355
(SACD Hybrid)
\2600
マーラー:交響曲第1番「巨人」
 (交響曲第1番 1893年ハンブルク稿)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエント(指揮)
ネザーランド交響楽団(ヘット・オーステン管弦楽団)
 録音2009年。


デ・フリエントが・・・いきなりマーラーを出した。
 しかしこのマーラーがとんでもなかった。

 実は情けない話で、CHALLENGE CLASSICSからマーラーが出ると聞いて驚きはしたが、指揮者の名前をよく見てなかった。それが、その演奏の評判をいろいろなところで聞くに及んで、よーく名前を見たら・・・デ・フリエントだったのである。初めは信じられなかったが、間違いない。あのビーバーの名演を聴かせてくれてたデ・フリエント。
 ・・・で、聴いたら・・・世評どおり・・・すごかった。
 店主の知る限りビーバーとマーラーに名演を残した指揮者はいないが、このデ・フリエントのマーラー、まちがいなく傑作。おそるべき傑作。世間の評判が高まってから気づくなんてマッタク情けない話だが、すごいものはすごい。

 何がすごいかというと、それはこのアルバムの一番の「売り」である「第1稿」ではない。「第1稿」ならHUNGAROTONのジョルト・ハマル指揮の録音も結構面白かった。確かにこの盤でも下記代理店コメントのように、細部にわたって通常版との違いを楽しむことも可能である。
 しかし、このデ・フリエントのマーラーのすごさは・・・そのすさまじい表現欲求にある。いや、「欲求」なんてかわいいものじゃない。「欲望」である。
 音楽学者でもあるデ・フリエントが楽譜を精査したはいいが、新解釈を大胆に表現しようとする「欲望」があまりに強すぎて、その結果、いつのまにか「稿」の違いなんてどうでも良くなってしまって、「ここまでやっちまったぞー!」と雄叫びを上げながら指揮棒を振り上げているような演奏。いや、ひょっとすると「稿」の違いを盾にして、どこまでムチャな演奏ができるかを試していたようにさえ思える。そう、新しい「稿」という、素敵な理論武装的おもちゃを与えてもらったデ・フリエントが、すべてのしがらみから解放されたと勘違いして、もう楽しくてたまらないというような感じで「欲望」のままに大暴れしてしまったのだ。

 考えてみればどんな「稿」を使っていようと、それを表現する指揮者に個性と才能と技術がなければ全然面白くないわけで、先日紹介したルイージのシューマンをも上回るような大胆不敵なギア・チェンジも、「これはベートーヴェンか」といわんばかりにドドドドンと太鼓を(ティンパニって感じじゃない)叩きまわるのも、終楽章後半の尋常ならざる緊張感に満ちた「溜め」も、これは「稿」のせいじゃなくデ・フリエントの「欲望」なのだ。で、その「欲望」がなんとも痛快で爽快で奇奇怪怪でたまらない。初めは「おいおい、やりすぎじゃないの」とか思っているのに、デ・フリエントがあんまり強引に大胆に次から次へと仕掛けてくるからこっちもだんだんその気になってくる。
 しかしだからこそ当然、その演奏はマーラーの1番演奏史上トップを行くほどの生命感、いや、そんなこぎれいなもんじゃない、放埓でギラギラしたエネルギーを持つ。この音楽、間違ってもおしゃれに正装した音楽じゃない。裏道を抜けて、どこかの地下室へ入っていく黒尽くめの悪漢のような音楽。だから演奏が乱暴だとか雑とか、もちろん欠陥はある。完全完璧じゃない。でもそんなことはどうでもいい。さまざまな悪巧みを思いつく発想力くと、それを緻密に且つ大胆に実行する行動力・・・。

 悪漢デ・フリエントの確信犯的異常世界に飛び込んで、奈落の底に落ちていってほしい。





 1889年に発表されたマーラーの「2部構成による交響詩」 — 後の交響曲第1番の第1稿はマーラー自身の指揮によってブダペストで初演されましたが、聴衆の反応は冷ややかで、それは作曲家を打ちのめしました。
 本ディスクに収録されているのは、初演の失敗後、マーラーが改訂し「巨人」という名を与えた1893年ハンブルクで演奏された版です。
 この版は2部、5楽章で構成され、第1部は「青春の日々から、若さ、結実、苦悩のことなど」と称され、第1楽章から第3楽章までの「春、そして終わることなく」「花の章」「スケルツォ、順風に帆をあげて」が含まれます。第2部は「人間喜劇」と称され、第4楽章のカロ風の葬送行進曲、フィナーレの「地獄から天国へ」となります。

 ネザーランド交響楽団の首席指揮者、ヤン・ヴィレム・デ・フリエントはオランダを代表する指揮者であり、音楽学にも精通した逸材です。これまでも作品や作曲家への深い知識と洞察から、一味違った、新しい視点での表現を企画し、成功してきました。今回の盤でも、生き生きと力強くも音楽に満ち溢れた「巨人」を演奏します。

◎全集版とのオーケストレーションの差異◎
・第1部第1楽章の冒頭のクラリネットのファンファーレは、ホルンで奏でられている。
・第1部第1楽章遠くからのトランペットのファンファーレは、ホルンとの掛け合いになっている。
・第1部第1楽章フィナーレに入るクレッシェンドは大太鼓の大音響で圧巻!(音の津波の様!!)
・第1部第3楽章のスケルツォの冒頭は、ティンパニーが弦楽とリズムを刻む。
・第2部第4楽章冒頭は、弱音器付きのチェロと弱音器なしのコントラバスとのデュオで奏でる。
・第2部第5楽章は詳細を記すのが困難な程、音の長さや強弱、テンポ指示、休符有無、打楽器の使用など変化が多彩。




そしてメンデルスゾーン

CC72543
(SACD Hybrid)
\2600
デ・フリエント(指揮)&ネザーランド交響楽団
 メンデルスゾーン(1809-1847):交響曲全集VOL.1
  メンデルスゾーン:交響曲第2番 Op. 52「賛歌」
ヤン・ヴィレム・デ・フリエント(指揮)
ネザーランド交響楽団
 

CC 72641
(SACD HYBRID)
\2600
デ・フリエント(指揮)&ネザーランド交響楽団
 メンデルスゾーン(1809-1847):交響曲全集 VOL.2

 ・第1番 ハ短調 op.11
  〔録音:2012 年12月3-6日〕
 ・第3番イ短調「スコットランド」op.56
  〔録音:2013 年11月18-20日〕
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ネザーランド交響楽団
 

CC 72658
(SACD HYBRID)
\2600
デ・フリエント(指揮)&ネザーランド交響楽団
 メンデルスゾーン(1809-1847):交響曲全集VOL.3

  ・交響曲第4番 イ長調「 イタリア」
   〔録音:2013年4 月8-11日〕
  ・交響曲第5番 ニ短調「 宗教改革」
   〔録音:2014年2 月3-5日〕
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ネザーランド交響楽団
 


 

CC 72742
(SACD HYBRID)
\2600
ハイドン:ピアノ・ソナタ集
 (1)第44番 ヘ長調 Hob. XVI:29(1774)
 (2)第39番 ニ長調 Hob. XVI:24(1773)
 (3)第40番 変ホ長調 Hob. XVI:25(1773)
 (4)第41番 イ長調 Hob. XVI:26(1773)
 (5)第46番 ホ長調 Hob. XVI:31(1776)
 (6)第47番 ロ短調 Hob. XVI:32(1776)
エイナフ・ヤルデン(ピアノ)
 確かなテクニックと豊かな歌心、エイナフ・ヤルデンによるハイドン・アルバム

 セッション録音:2015 年12 月3-5日/ウエストフェスト教会、スキーダム(オランダ)/DSD、マルチチャンネル、62’30”

 SACD ハイブリッド盤。確かなテクニックと豊かな歌心が魅力のピアニスト、エイナフ・ヤルデン。CHALLENGE CLASSICS レーベルからリリースされた前作ベートーヴェン・アルバム(CC 72599)に続く第2 弾はハイドンのピアノ・ソナタを収録しました。2009 年ベートーヴェン国際コンクール第3 位入賞、2006 年ミネソタ国際ピアノ-e- コンクール優勝など輝かしいコンクール歴を誇るヤルデンは、ソロ・リサイタルに加え、イスラエル・フィル、ベルリン放響、ミネソタ響など欧米を中心としてオーケストラとの共演している注目のピアニストです。ごまかしのきかない難しさと恐ろしさがあるハイドンですが、ヤルデンの的確な解釈が光る好演です。



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HMF


レザール・フロリサン&ウィリアム・クリスティ・シリーズ

 LES ARTS FLORISSANTS & WILLIAM CHRISTIESシリーズ、ハルモニアムンディとレザール・フロリサンの新シリーズがはじまります!
 ウィリアム・クリスティ率いる名門レザール・フロリサン。1979年の結成後、80&90年代にハルモニアムンディからリリースされた彼らの一連のアルバムは、シャルパンティエやラモーの知られざる傑作を取り上げ、その高水準で斬新な演奏は世界中を驚かせました。
 近年は2013 年に自主レーベル「レザール・フロリサン」を立ち上げるなど精力的に活動していましたが、この度原点であるハルモニアムンディから、新譜及び名盤旧譜の復活シリーズがスタートします。
 今回ご案内するのはその第1弾です。今後の展開に注目のシリーズが誕生しました。
HAF 8905276
48’27
¥2700→\2490
レザール・フロリサン最新盤!
 愛は苦しみ〜厳粛なアリアと酒の歌

 ミシェル・ランベール(1610-1696)
  1. 秘密の炎 2. やすらぎと影、そして静けさ
  3. ああ、今後は誰が約束しようなどと思うだろう
  4. 心変わりするならば死を選ぶ
 フランソワ・クープラン(1668-1733)
  5. 怠け者の墓碑銘 6. 巡礼の女たち
 ランベール
  7. イリスは去った 8. 愛は苦しみ
 シャバンソー・ド・ラ・バール(1633-1678)
  9. 魂を虜にされると
 マルク・アントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704)
  10.「無理強いの結婚」より新しいインテルメッツォ
 ランベール
  11.新しい季節に小鳥が歌いだす
  12.イリス、あなたの美しい瞳のために
  13.隔てられた恋人たち
 オノレ・ダンブリュイ(c.1650-1700)
  14.私たちの森の快い静けさを
 シャルパンティエ
  15. 赤ぶどう酒を飲んだあと
  16.火のそばで愛し合う 17.深紅の小さな美しい瞳
 ランベール
  18.悲しい別れは私の悲しみをときあかす
  19. 本当です、愛は魅力的 20. 全宇宙が愛に従う
レザール・フロリサン
エマヌエル・ド・ネグリ
 (ドゥスュ/ソプラノ)
アンナ・レイノルト
 (バス- ドゥスュ/メゾ・ソプラノ)
シリル・オヴィティ
 (オート・コントル)
マルク・マウイヨン
 (バス・タイユ/バリトン)
リサンドロ・アバディエ(バス)
フローレンス・マルゴワール
 (ヴァイオリン)
タミ・トロマン(ヴァイオリン)
ミリアム・リニョール
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
トマス・ダンフォール(テオルボ)
ウィリアム・クリスティ(指揮)
KKC 5626
48’27
日本語帯・解説付
¥3000+税


 ルイ14世の栄華と衰退〜世紀末の愛を歌うクリスティ率いるレザール・フロリサン最新盤!

 録音:2013年12月ヴァンセンヌ音楽院ホール

 古楽界の大御所ウィリアム・クリスティはフランス・バロック音楽、特にオペラと声楽作品の復興に多大な貢献し、現在の古楽界に大きな影響を与えています。
本アルバムは、ランベール、シャルパンティエら17 世紀フランスの作曲家による歌曲集。16 世紀後半から17 世紀中期にかけてフランスの上流階級で流行した「エール・ド・クール(世俗歌曲)」を収録したアルバム。
 エール・ド・クールの中心的な作曲家ランベール、シャルパンティエの作品は、フランス・バロックの開花初期の素朴な美しさが魅力。いずれも哀愁を帯びた旋律、それにヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュートの低旋律、和声、リズムを効果的に掛け合わせ情熱的に聴かせます。特にアルバムのタイトルにもなっているランベールの「愛は苦しみ(Bien que l’ amour…)」は優美で洗練されたランベールの特徴が最も現れた美しい楽曲。そしてフランス・バロック中期から後期の代表的な作曲家F. クープランや、ルイ14 世のシャペル付楽団のオルガニスト、シャバンソー・ド・ラ・バール、ランベールの弟子のオノレ・ダンブリュイの作品も収録。
 このアルバムに収められている作曲家たちは、同時代フランス・バロックとは言っても、フランス・ルイ王朝の栄華期に活躍したランベール、ラ・バール、シャルパンティエと衰退を見せた時期に活躍したダンブリュイ、F. クープランという2 世代に分けられ、その対比を、音楽と詩という当時最も豊かであった文化を組み合わせた歌曲という分野で表面化させたプログラミングも、さすがクリスティと思わせるポイントです。




【再発シリーズ】
HAF 8901083
40’43
【再発売】
¥1600
フランス・バロック復興の記念碑的名盤が再登場!
 シャルパンティエ:
  牧歌劇「花咲ける芸術」H.487
ジル・フェルドマン(平和の女神:ソプラノ)
アニェス・メロン(音楽の女神:ソプラノ)
グレゴリー・ラインハート
 (不和の女神:バリトン)
カトリーヌ・デュソー(詩の女神:ソプラノ)
ギュメット・ロランス
 (建築の女神:メゾ・ソプラノ)
ドミニク・ヴィス
 (絵画の女神:カウンターテナー)
フィリップ・カントール
 (ひとりの戦士:バリトン)
ウィリアム・クリスティ(指揮)
レザール・フロリサン
戦士たち、復讐の女神たちの合唱:
 上記7名+ミシェル・ラプレニー(バリトン)
KKC 5627
40’43
日本語帯・解説付
【再発売】
¥2000+税
 録音:1981年5月

 1978 年にウィリアム・クリスティによって結成されたレザール・フロリサン。この団体の名称となっているシャルパンティエの傑作、音楽劇「レザール・フロリサン(花咲ける芸術)」。
 シャルパンティエは多作であり、宗教曲から世俗歌曲、歌劇など幅広いジャンルに取り組み、洗練された美しさをもつ楽曲を残しています。本作「花咲ける芸術」はシャルパンティの巧みな劇作法と優美な楽しい音楽劇となっています。
 クリスティ&レザール・フロリサンによる本盤は、フランス・バロックの現代復興の第一歩となった記念碑的な名盤。クリスティやドミニク・ヴィスのデビュー時ならではの若々しい輝きも聴きどころです。
 
HAF 8901238
55’08
【再発売】
¥1600
カンプラ:フランス語によるカンタータ集
 アリオン、
 アモルとヒュメナイオスの争い、
 女たち、
 アエネアスとディド
ジル・フェルドマン(ソプラノ)
ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)
ジャン=フランソワ・ガルデル(バリトン)
ウィリアム・クリスティ(指揮)
レザール・フロリサン
KKC 5633
55’08
日本語帯・解説付
【再発売】
¥2000+税
 癒やしの美しさに満ちたカンプラのカンタータ集

 録音:1986年

 南フランスのエクサンプロヴァンス出身のアンドレ・カンプラ(1660-1744)は生来の劇場好きで、ノートル=ダム聖堂の楽長も務めていましたが、やがて舞台音楽の作曲に本腰を入れ成功しました。
 ここに収録されているカンタータも、貴族の館で上演されるため小規模ながらも、オペラと同様の手法が盛り込まれたドラマティックな作品。フランス・バロックの権威、ウィリアム・クリスティと名カウンターテナー、ドミニク・ヴィスなどの優れた歌手を揃えた文句なしの録音です。
 
HAF 8901297
48’25
【再発売】
¥1600
多彩な情感と劇的なドラマ、
 バロック芸術の精髄を聴く!

  ロッシ:聖週間のためのオラトリオ
アニェス・メロン(ソプラノ)
ジル・フェルドマン(ソプラノ)
マリー=クロード・ヴァラン(ソプラノ)
ドミニク・ヴィス(オート=コントル)
ヴァンサン・ダーラ(オート=コントル)
イアン・ハニマン(テノール)
ミシェル・ラプレニー(テノール)
フィリップ・カントール(バス)
フランソワ・フォシェ(バス)
アントワーヌ・シコ(バス)
オラトリオ「悔やむ罪人」*
ジル・フェルドマン(ソプラノ)
モニク・ザネッティ(ソプラノ)
ジェラール・レスヌ(オート=コントル)
ジャン=ポール・フシェクール(テノール)
ミシェル・ラプレニー(バリトン)
フランソワ・フォシェ(バス)
ウィリアム・クリスティ(指揮)
レザール・フロリサン
KKC 5629
48’25
日本語帯・解説付
【再発売】
¥2000+税
 録音:1984年2月、1986年7月*

 17 世紀前半、全盛を誇ったバルベリーニ家の庇護の下、様々な芸術が豪華を競っていたローマ。ローマ楽派の巨匠ルイージ・ロッシのバルベリーニ家時代の作曲と伝えられているオラトリオは、バロック芸術の本質である明暗、歓喜と悲観、といった劇的な対照によって、オペラにも優る表現力を持つ。
 豊かな表情と旋律美を、クリスティの洗練された抒情で聴かせます。
 
HAF 8901055
48’27
【再発売】
¥1600
エティエンヌ・ムリニエ(1599-1676):モーセ讃歌 ウィリアム・クリスティ(指揮)
レザール・フロリサン
ブリジット・グルナ(ソプラノ) 
アニェス・メロン(ソプラノ) 
ギュメット・ロランス(ソプラノ)
ドミニク・ヴィス(カウンターテナー)
ジョゼップ・ベネット(アルト)
ミシェル・ラプレニ(バリトン)
フィリップ・カントール(バス)
グレゴリー・ラインハルト(バス)
録音:1980年
KKC 5632
48’27
日本語帯・解説付
【再発売】
¥2000+税
 17 世紀前半、フランス古典文化確立の気運が興った時代に活躍したムリニエ。しかし、その名は今日ではほとんど忘れ去られています。当時、声楽の作曲家として高い名声を得ていた彼の作品は、通奏低音の導入など新しい試みを大胆に取り入れ、充実した劇的な表現力を持ちます。クリスティ率いるレザール・フロリサンの瑞々しい演奏は、知られざる名曲に新たな生命力を吹き込みます。
 
HAF 8901091
48’33
【再発売】
¥1600
ロッシ:2つのオラトリオ
 オラトリオ「後悔した罪人」
 オラトリオ「おお、哀れな瀕死の男のおろかさ」
アニェス・メロン(ソプラノ)
ジル・フェルドマン(ソプラノ)
ギュメット・ロランス(アルト)
ドミニク・ヴィス(オート=コントル)
ミシェル・ラプレニー(テノール)
エティエンヌ・レストランガン(テノール)
フィリップ・カントール(バリトン)
グレゴリー・ラインハルト(バス)
ウィリアム・クリスティ(指揮)
レザール・フロリサン
KKC 5628
48’33
日本語帯・解説付
【再発売】
¥2000+税
 知性と想像力あふれるロッシのオラトリオ

 録音:1982年1月

 ルイージ・ロッシは室内カンタータを多く残し、イタリア初期バロックの声楽曲の分野では当時のローマを代表する存在でした。
 この2 つのオラトリオは、ロッシの名声が確立した1640 年頃の作品と考えられています。ロッシの音楽はローマで生まれ、その後ヨーロッパ全域に広まった声楽の新しいスタイルを代表するもので、優れた構成力、知性と想像力を駆使した鋭い審美眼に基づく音楽でした。
 
HAF 8901280
75’36
【再発売】
¥1600
モンテクレール:ディドンの死〜カンタータ集
 カンタータ集第1巻より第6曲「ディドンの死」
  (ソプラノ、ヴァイオリン、フルートと通奏低音のための)
 カンタータ集第2巻より第7曲「意地悪な愛」
  (カウンターテナーと通奏低音のための)
 カンタータ集第2巻より第3曲「愛の勝利」
  (テノールと通奏低音のための)
 カンタータ集第3巻より第9曲「ルクレティアの死」
  (ソプラノ、2つのヴァイオリンと通奏低音のための)
 カンタータ集第2巻より第6曲「プラムとティスベ」
  (ソプラノ、テノール、バス、ヴァイオリン、
   フルートと通奏低音のための)
アニェス・メロン(ソプラノ)
モニク・ザネッティ(ソプラノ)
ジェラール・レスヌ(オート=コントル)
ジャン=ポール・フシェクール(テノール)
ミリアム・ゲヴェルス(ヴァイオリン)
ソフィー・デゥムール(ヴァイオリン)
マルク・アンタイ(フルートトラヴェルソ)
ステファン・スタブス(テオルボ)
エリザベス・マティファ(ヴィオール)
ウィリアム・クリスティ(指揮&チェンバロ)
レザール・フロリサン
KKC 5631
75’36
日本語帯・解説付
【再発売】
¥2000+税
 優美で劇的なモンテクレールのカンタータ!

 録音:1988年3月

 フランス・カンタータの黄金期を築いたミシェル・ピニョレ・ド・モンテクレール。モンテクレールは多くの作品は残しませんでしたが、鍵盤楽器以外のあらゆる分野の楽曲を書いています。
 特に重要なのが3 巻に渡るカンタータ集です。モンテクレールのカンタータは、歌と楽器を絶妙に組み合わせ展開する劇的な表情と多彩な楽器の使用です。アニェス・メロンをはじめとした古楽のエキスパートたちの歌唱にレザール・フロリサンの巧みな表現力を楽しむことができます。
 
HAF 8901381
78’05
【再発売】
¥1600
フランス・バロックの粋、ギャラントの極!
 ラモー:オペラ
  「ピグマリオン」、
  「ネレとミルティス」
ピグマリオン(一幕のバレエ付オペラ)
ハワード・クロック(ピグマリオン:テノール)
サンドリーヌ・ピオー(愛神;ソプラノ)
アニェス・メロン(セフィーズ:ソプラノ)
ドナティアンヌ・ミシェル=ダンサック
 (彫像:ソプラノ)
ネレとミルティス(一幕のバレエ付オペラ)
アニェス・メロン(ミルティス:ソプラノ)
ジェローム・コレア(ネレ:バス)
フランソワーズ・セムヤ(コリンヌ:ソプラノ)
ドナティアンヌ・ミシェル=ダンサック
 (アルゴス女:ソプラノ)
カロリーヌ・ペロン(アルゴス女:ソプラノ)
ウィリアム・クリスティ(指揮)
レザール・フロリサン
KKC 5630
78’05
日本語帯・解説付
【再発売】
¥2000+税
 録音:1991年5月

 50 歳でオペラ作曲家としてデビューしたラモーは、その後29 作品のオペラを残しています。その中で最高の成功作といわれる「ピグマリオン」と「ネレとミルティス」を1 枚に収録した名盤。
 両作品とも一幕のバレエ付オペラとして作曲されています。
自分がつくった彫刻に恋をする王ピグマリオンと愛する女性の心を確かめるために心変わりをしたフリをするネレ。ともにフランス・バロックならではのギャラントな雰囲気に溢れています。




LA DOLCE VOLTA


LDV 170
(6CD)
\5600
ブラームス:ピアノ独奏曲全集
 CD1
  スケルツォ変ホ短調 作品4
  ピアノ・ソナタ第2番嬰ヘ短調 作品2
  ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 作品1
 CD2
  ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 作品5
  シューマンの主題による16の変奏曲 嬰ヘ短調 作品9
  ハンガリーの歌による13の変奏曲ニ長調 作品21-2
 CD3
  4つのバラード 作品10
  創作主題による変奏曲ニ長調 作品21-1
  変奏曲 作品18
 CD4
  ヘンデルの主題による25の変奏曲とフーガ変ロ長調 作品24
  パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 作品35
  16のワルツ 作品39
 CD5
  ハンガリー舞曲集/8つの小品 作品76/
  2つのラプソディ 作品79
 CD6
  7つの幻想曲 作品116/3つの間奏曲 作品117/
  6つの小品 作品118/4つの小品 作品119
ジョフロワ・クトー(ピアノ)
 2005 年ブラームス国際コンクールで優勝のジョフロワ・クトー、ブラームスへの情熱が込められた壮大な全集プロジェクト!

 録音:2015年4月19-24日(CD1&2)、7月5-11日(CD3&4)、8月3-8日(CD5&6), グラディニャン、四季劇場/日本語解説付

 2005 年ブラームス国際コンクールで優勝したジョフロワ・クトーによる、ブラームスのピアノ独奏作品全集。13 歳の時に「6 つの小品 作品118」を弾いたのがブラームスとの最初の出会いであったというクトーは、パリ国立高等音楽院への入試もブラームス「7 つの幻想曲 作品116」を演奏し難なく入学、その後ブラームス国際コンクールで優勝し、最初に録音した作曲家もブラームスという生粋のブラームス弾き。作曲家への深い理解を育むのは、「情熱と時間」であると語るクトー。本全集は、長年に渡りブラームスの音楽を演奏・探求し、自問を繰り返しながら、この音楽と共に歩んできたクトーが満を持して録音した、壮大なプロジェクト。



 


LDV 25
\2600→\2390
ショパンの音楽と純粋に向き合ったアモワイヤルのポロネーズ
 ショパン:
  大ポロネーズ(Op.26, Op.40, Op.44)
  幻想ポロネーズOp.61
パスカル・アモワイエル(ピアノ)
 録音:2015年4月27-30日パリ/日本語解説付、63’32

 1971 年生まれのフランスのピアニスト、パスカル・アモワイヤルによるショパンのポロネーズ集。
 アモワイヤルはシフラとベルマンに師事。リスト弾きでありながらショパンの作品も度々演奏した2 人の師からアモワイヤルは、シフラからは音楽の本質をベルマンからは音色を学んだと語っています。
 シフラ譲りの高度なテクニックに、繊細な叙情を兼ね備えた感性で聴かせてくれます。幼い頃からショパンのセンスティヴさに惹かれていたというアモワイヤルが今回選んだ作品は、初期の作品を除いた大ポロネーズと幻想ポロネーズ。
 大ポロネーズはショパンがパリに渡ってから書かれた作品で、これらのポロネーズをアモワイヤルは故郷を去らなければならなかったショパンの自由に対する音楽による抗議と捉え、ショパンの行き場のない絶望を表現しています。
 アモワイヤルはこの録音に際して以下のように述べています;
 「華麗さと抒情性、舞踏と物語という両面性を宿すポロネーズは、その音楽的エキゾチズムをいつまでも放ち続けることだろう….」




PENTATONE



PTC 5186583
(2SACD HYBRID)
\5200→\4790
ハルス=ベドヤ(指揮)
 ジェニファー・ヒグドン(1962-):歌劇『コールド・マウンテン』

 台本:ジーン・シアー(チャールズ・フレイザーの小説「コールド・マウンテン」に基づく)
  ティーグ:ジェイ・ハンター・モリス、オーウェン:ロバート・ポマコフ、
  オーウェンの息子:エイドリアン・クレイマー、インマン:ネイサン・ガン、
  盲目の男:ケビン・バーデット、エイダ・モンロー:イザベル・レオナルド、
  モンロー:アンソニー・マイケルズ・ムーア、ルビー・テウェ:エミリー・フォンス、
  ソロモン・ヴィージー:ロジャー・ハネウェル、ライラ:ブリジット・ガン、
  カティエ:ヘザー・フィリップス、オリヴィア:シャブナミ・カルバシ、
  クラレ:メガン・マリノ、兵士たち:ロイ・ヘイジ、アンソニー・マイケルズ・ムーア、
  ロバート・ポマコフ、ルシンダ:デボラ・ナンステール、
  パングル:アンソニー・マイケルズ・ムーア、リード:ロイ・ヘイジ、
  サラ:チェルシア・バスレー、チャーリー:ダニエル・ベイト、
  イーサン:ロバート・ポマコフ、トマス:タイラー・パットナム、
  バーチ:ニコラ・オッタースベルク、アダの娘:ケイデンス・デニス、
サンタフェオペラオーケストラ、
ミグエル・ハルス=ベドヤ(指揮)、
  サンタフェオペラ、スザンヌ・シェストン(合唱指揮)
 再演も決定している期待の作品。ジェニファー・ヒグドン作『コールド・マウンテン』、世界初演!題材は全米図書賞を受賞したチャールズ・フレイザーの同名小説!

 ライヴ録音:2015 年8月/サンタフェオペラハウス/Disc 1:73’10”、Disc 2:72’30”

 SACD ハイブリッド盤。
 全米図書賞を受賞したチャールズ・フレイザーの人気小説「コールド・マウンテン」(1997)。2003 年に映画化もされ有名な恋愛小説が、2015 年にオペラ化されました。すでに2003 年に映画化された原作は、戦争に従軍する主人公と、その恋人との恋愛を描いた作品です。
 作曲はあのヒラリー・ハーンにヴァイオリン協奏曲(第1 楽章)を委嘱されたことでも注目されている女性作曲家ジェニファー・ヒグドンが手がけました。
 2016 年以降も上演予定が既にある期待のアメリカ・オペラの世界初演のライヴ録音をぜひお楽しみください。
 
PTC 5186482
(2SACD HYBRID)
\5200→\4790
2015年新録音
 ラリー・フォスター&北ドイツ放送フィル
  ヨハン・シュトラウスII世:『ジプシー男爵』
  サンドール・バリンカイ:ニコライ・シュコフ、カルネロ伯爵:ハインツ・ツェドニク、
  ミラベッラ:レナート・ピッツシェイダー、ザッフィ:クラウディア・バラインスキー、
  ホモナイ伯爵:マルクス・ブリュック、
  カールマン・ジュパン:ヨッヘン・シュメッケンベッヒャー 、
  アルゼーナ:ジャズミナ・ザークル 、ツイプラ:ハトゥナ・ミカベリーゼ 、
  オットカール/パリ:ポール・カウフマン、エロルド:ローレンス・フォスター
北ドイツ放送フィルハーモニー、北ドイツ放送フィルハーモニー合唱団
  カトリン・ラブーズ(コンサート・マスター)、
  エーバーハード・フリードリッヒ(合唱監督)、
ラリー・フォスター(指揮)
 「ワルツ王」シュトラウスⅡ世作曲『ジプシー男爵』!1885 年の初演から現在まで、幾度となく上演される不朽の名作!

 ライヴ録音:2015年5月/ハノーファー/Disc 1:64’05”、Disc 2:54’06”

 SACD ハイブリッド盤。
 シュトラウスファミリーの一人、シュトラウスⅡ世の名作『ジプシー男爵』は、いまや140 以上の劇場で上演されている名作です。
 『ジプシー男爵』は、同じシュトラウスⅡ世の作品として有名な『こうもり』よりも、ドラマ性に長けているため、小規模で軽いウィーン・オペレッタでなはく、オペラ・コミックというオペラの一つとして考えられてもいる作品です。
 当ディスクは2015 年5 月に上演されたライヴ録音を収録しています。ハンガリーの小説を原作としたシュニッツァーによる台本の恋愛物語を、ワルツ王シュトラウスⅡ世の粋な音楽と共にお楽しみください!



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WIGMOREHALL LIVE



WHLIVE 0078
(2CD)
\2200→\1990
クリスチャン・ブラックショウ
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 Vol.4

 CD1
  ピアノ・ソナタ 第7番 ハ長調 K309
  ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K331「トルコ行進付」
 CD2
  ピアノ・ソナタ 第15番 へ長調 K533/494
  ピアノ・ソナタ 第18番 二長調 K576
クリスチャン・ブラックショウ(ピアノ)
 遅れてきた名匠クリスチャン・ブラックショウによる幸福感に満ちたモーツァルト・チクルス完結!

 録音:2013 年1月5日 ウィグモア・ホール 、ロンドン(ライヴ)/92'40

 2012 年から2013 年にかけてロンドンのウィグモア・ホールで行われたクリスチャン・ブラックショウによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲演奏会。全4 巻からなるシリーズが遂に完結しました。
 クリスチャン・ブラックショウは1949 年1 月イギリス生まれ。マンチェスター王立大学とロイヤル・アカデミーで学び、そのあとレニングラード音楽院に入学。そして後にロンドンで名手クリフォード・カーゾンに師事。しかし、その後は長らく音楽シーンから離れており、2010年ブリストルで行われたモーツァルト・ソナタ・チクルスで音楽界に復帰。BBC Music Magazine は「ここ数年で最高のモーツァルト」と絶賛。2012 年にはベルリン・フィルハーモニーにデビュー、ゲルギエフの招待で白夜祭にも登場、日本での公演も実現し、深い情熱を秘めた、センスティヴな演奏は、世界各国で高い評価を得ています。
 ブラックショウはモーツァルトのチクルスに際して、こう語っています。「モーツァルトの作品は、私にとって、喜びの感覚を与え、笑い、悲しみ、熟考し、高揚させます。それに挑むことは、常に作品の個性に向き合い、自らの人生を捧げることになります。そして新しい聴衆には、いくつもの驚きを、昔馴染みの聴衆には新たな発見を用意しています。」
  K331 の第1 楽章は、優美で繊細なタッチで、音楽にそっと寄り添うようなあたたかい演奏。第3 楽章の「トルコ行進曲」は愛らしい旋律流れ、喜びと幸福感に満たされます。モーツァルト最後のピアノ・ソナタK576 は、軽やかに鍵盤の上に指を走らせ、特に第2 楽章の美しさは絶品です。






「ここ数年で最高のモーツァルト」
クリスチャン・ブラックショウ(P)
モーツァルト:ピアノ・ソナタ集 第1集〜第3集
WIGMORE HALL LIVE
各2CD\2200→\1990

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 BBC Music Magazine は「ここ数年で最高のモーツァルト」と絶賛。
 にわかに話題になりつつある幻の名匠クリスチャン・ブラックショウ(P)モーツァルト:ピアノ・ソナタ集

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 今から2年ほど前、ピアノを長年やっている友人が、「クリスチャン・ブラックショーって知ってる?」と聞いてきた。

 「知らない。なんで?」
 「先生がそのブラックショーって人のモーツァルトを聞きなさいっておっしゃってるのよ」
 「ふーん、でも聞いたことないな、CDなんて出てたっけな。」

 と言いながら調べたら。。。。ちょうど出たところだった。モーツァルト:ピアノ・ソナタ集Vol.1。

 ちなみにその「先生」という方は日本でも有数のピアニスト。その人が「聞いたほうがいい」というクリスチャン・ブラックショウ。知らないままというのもまずいのですぐに聴いてみた。

 そうしたら、たしかにすごい。

 すごい、というのが人を圧するようなすごさではなく、聴いている人もまわりの空気も全部ひっくるめて音の中に包んでしまうようなすごさ。
 「すべての音に高貴さが備わっている」と評されたらしいがそれもうなずける。
 ノーブルな強さと言おうか。

 日本では3年ほど前にひっそり初来日公演が行われたらしい。
 前述の「先生」もひょっとするとそこでブラックショウの演奏を聴いて驚嘆したのかもしれない。

 ちなみにブラックショウ、1980年代に一度音楽界から姿を消し、20年ぶりに復帰したらしい。
 だから幻のピアニストだったわけである。


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 まさに孤高の境地!繊細なタッチと深い情熱を秘めたクリスチャン・ブラックショウ、遅れてきた名匠によるモーツァルト・チクルス

 2012 年から2013 年にかけてロンドンのウィグモア・ホールで行われたクリスチャン・ブラックショウによるモーツァルトのピアノ・ソナタ全曲演奏会。
 第1 集は、グラモフォン誌のエディターズ・チョイスで選ばれるなど評判を呼んでいるシリーズです。

 クリスチャン・ブラックショウは1949 年1月イギリス生まれ。マンチェスター王立大学とロイヤル・アカデミーで学び、そのあとレニングラード音楽院に入学。そして後にロンドンで名手クリフォード・カーゾンに師事。しかし、その後は長らく音楽シーンから離れており、2010年ブリストルで行われたモーツァルト・ソナタ・チクルスで音楽界に復帰。BBC Music Magazine は「ここ数年で最高のモーツァルト」と絶賛。2012 年にはベルリン・フィルハーモニーにデビュー、ゲルギエフの招待で白夜祭にも登場、日本での公演も実現し、深い情熱を秘めた、センスティヴな演奏は、世界各国で高い評価を得ています。

 ブラックショウはモーツァルトのチクルスに際して、こう語っています。

 「モーツァルトの作品は、私にとって、喜びの感覚を与え、笑い、悲しみ、熟考し、高揚させます。それに挑むことは、常に作品の個性に向き合い、自らの人生を捧げることになります。そして新しい聴衆には、いくつもの驚きを、昔馴染みの聴衆には新たな発見を用意しています。」
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WHLIVE 0061
(2CD)
\2200→\1990
クリスチャン・ブラックショウ(P)
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ集Vol.1

 [CD1]
  ピアノ・ソナタ第1番ハ長調K279
  ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調K280
  ピアノ・ソナタ第8番ニ長調K311
 [CD2]
  ピアノ・ソナタ第17番変ロ長調K570
  ピアノ・ソナタ第9番イ短調K310

 収録:2012 年1 月6 日ウィグモア・ホール、ロンドン、ライヴ/93’02
クリスチャン・ブラックショウ(P)

WHLIVE 0069
(2CD)
\2200→\1990
クリスチャン・ブラックショウ(P)
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ集Vol.2

 CD1
  ・ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調K281
  ・ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調K282
  ・ピアノ・ソナタ第5番ト長調K283
 CD2
  ・ピアノ・ソナタ第10 番ハ長調K330
  ・ピアノ・ソナタ第13 番変ロ長調K333
    録音:2012年5月23日ロンドン、ウィグモア・ホール(ライヴ)/98’54
クリスチャン・ブラックショウ(ピアノ)

WHLIVE 0076
(2CD)
\2200→\1990
クリスチャン・ブラックショウ(P)
 モーツァルト:ピアノ・ソナタ集Vol.3

 CD1
  ・ピアノ・ソナタ第6番ニ長調K284
  ・ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K332
 CD2
  ・ピアノ・ソナタ第16番ハ長調K545
  ・幻想曲ハ短調 K475
  ・ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K457
    録音:2012年9月25日ロンドン、ウィグモア・ホール(ライヴ)/103’10




 


WHLIVE 0079
\1500
クート&ブラックショウ、
 シューマンが描いた男と女の愛の魂に挑む

  シューマン:
   献呈Op.25-1/君は花のよう Op.25-24/
   ぼくの恋人は赤いばらのよう Op.27-2/
   はすの花 Op.25-7/私のばら Op.90-2/
   僕の美しい星よ Op.101-4/
   歌曲集「女の愛と生涯」Op.42/
   歌曲集「詩人の恋」Op.48/
  (アンコール) 夜の歌 Op.96-1
アリス・クート(メゾ・ソプラノ)
クリスチャン・ブラックショウ(ピアノ)
 録音:2014年6月22 日 ウィグモア・ホール(ライヴ)/74'06

 イギリスのメゾ・ソプラノ、アリス・クートとクリスチャン・ブラックショウによるシューマンのリート・リサイタル。2 人はシューマンの1840 年「歌の年」に書かれた名作を演奏するリサタルを開始し、本アルバムは2014 年6 月に行われた公演のライヴ収録。シューマンが描いた男と女の愛の魂に挑戦しています。
 <愛の歌の花束>と題された第1 部は、歌曲集「ミルテの花」の「献呈」「君は花のよう」からスタート。丁寧に感情を歌い上げるクートと繊細なタッチとニュアンスが心に響くブラックショウのピアノは、シューマンの歌曲の世界を見事に表現しています。
 シューマンは、男と女をそれぞれ主人公にした連作歌曲集を1840 年に作曲しています。「女の愛と生涯」はアーデルベルト・フォン・シャミッソーの詩によるもの。女性がある男性に出会い、結婚、妊娠、出産、死別と進んでいく内容で、「私の人生の全てあなたに捧げます!」と誓う女性の生涯が描かれています。
 クートの凛とした声は一途な女性の歌うのに見事にはまりとても魅力的。一方「詩人の恋」は、ハイネの詩に基づく16 曲からなる連作歌曲集。
 シューマンは当時の自分の心と、ハイネの失恋してゆく男の境遇に共感し16 篇を選び自ら「詩人の恋」とタイトルをつけたそう。クララとの結婚が認められた1840 年5 月に書かれ、第1 曲目に選ばれた「美しい五月に」は、喜びと不安が入り混じったシューマンの恋心が描かれています。
 クートは「冬の旅」(WHLIVE-0057)でも聴かせた、感情と知性が一体となった安定した表現力で愛の苦悩と喜びを歌っています。また声楽パートと同じくらい雄弁に語るピアノ伴奏も、ブラックショウの渋くも切々とした語り口に惹きつけられます。




AEOLUS



AE 10134
\2600→\2390
ボブ・ファン・アスペレン
 フローベルガー・エディションVol.8 〜 トッカータ集

 トッカータ第1番、第2番、第3番、第4番、第5番
  《聖体奉挙のための》
 Apparuerunt Apostolis*
 トッカータ第7番、第9番、第10番、第11番
  《聖体奉挙のための》
 Alleluia! Absorpta est mors*
 トッカータ第12番、第15番、第16番
 ファンタジア第1番(ヘキサコード・ファンタジア)
 トッカータ第18番、第19番、第20番、第21番、第2番
ボブ・ファン・アスペレン
 (チェンバロ、オルガン、指揮*)
ミーケ・ファン・デル・スルス(ソプラノ)*
ジョン・エルウェス(テノール)*
クラウス・メルテンス(バリトン)*
ルーシー・ファン・ダール(ヴァイオリン)*
トーマス・ピーチ(ヴァイオリン)*
ウーター・メラー(チェロ)*
 ボブ・ファン・アスペレン!フローベルガー・エディション完結!

 オランダ古楽界の権威ボブ・ファン・アスペレンのライフワーク「フローベルガー・エディション」。フローベルガーの生誕400周年となる2016年に発売される第8巻「トッカータ集」でついに完結!
 J.S.バッハが登場する前の17世紀ドイツで活躍し、イタリア、フランス、ドイツの様式を採り入れるなど鍵盤音楽の発展に大きな足跡を残したヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616−1667)。
 第8巻では、後のJ.S.バッハへと続く道を拓いたトッカータ集はもちろん、世界初録音となる2つのモテットにも注目。
 楽器は、1677年頃のオリジナル・イタリアン・チェンバロ(ケネス・ギルバート・コレクション)を中心に、「聖体奉挙のための」トッカータの2曲は、サン・マルティーノ大聖堂(ボローニャ)のチプリ・オルガン1556、最終トラックの「トッカータ第2番」のみ、スピリト・サント教会(ピストイア)のヘルマンス・オルガン1664を使用。

 録音:2001年6月、2001年10月、2003年5月、2002年5月



 

AE 11101
(2SACD HYBRID)
\5600
讃歌集 〜 グリニー:オルガン作品集
 ニコラ・ド・グリニー:アヴェ・マリス・ステラ
 ヴァンサン・ポーレ:讃歌
 グリニー:来たり給え、創造主なる聖霊よ
 ジャン=バティスト・ロバン:
  「来たり給え、創造主なる聖霊よ」による5つのヴァーセット
 ブノワ・メルニエ:パンジェ・リングァ
 グリニー:太陽の昇る地平から
 ピエール・ファラゴ:地の果てまで
 グリニー:天の御言葉
 ティエリー・エスカイ:エヴォケーション第4番
オリヴィエ・ラトリー(オルガン)
ジャン=バティスト・ロバン(オルガン)
ブノワ・メルニエ(オルガン)
ピエール・ファラゴ(オルガン)
ヴァンサン・デュボワ(オルガン)
 フランス・バロックのオルガニスト、ニコラ・ド・グリニー(1672−1703)の作品と、ランスのノートルダム大聖堂800周年を記念して、5人の現代フランスの作曲家が書いたグリニーへのオマージュを収録。

 録音:2015年8月31日−9日4日、サン・レミ大聖堂(ランス)



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DREYER GAIDO



CD 21099
(2CD/特別価格)
\3800→\3490
14人のリトアニアの作曲家によるチェロ作品
 ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)


 ブドリューナス:哀歌/
 カルナヴィチウス:詩曲/
 チュルリョーニス:
  夜想曲 VL.183、前奏曲 VL.184、
  前奏曲 VL.271、前奏曲 VL.250/
 ヤクベナス:セレナード/
 バナイティス:ソナタ・ラプソディカ/
 カロサス:無言歌/
 ドヴァリョーナス:湖にて、序奏とロンディーノ/
 バルシス:バレエ 《蛇の女王エグレ》からの演奏会用組曲/
 ヴァイニューナス:リコレクション/
 クタヴィチウス:常動曲-79/
 ラテナス:チェロ・ソナタ/
 ギリン:バラード 《トレドからのレイチェル》/
 シェンデロヴァス:4つの小品/
 バルトゥリス:
  I'm Seeing My Friend Off and We Are Taking One
   Last Look at the Snow-covered February Trees...
ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)
ペトラス・ゲニューシャス(ピアノ)
ユルギス・カルナヴィチウス(ピアノ)
ローカス・ズボヴァス(ピアノ)
インドレ・バイクシュタイテ(ピアノ)
ユスタス・ドヴァリョーナス(ピアノ)
ビルテ・ヴァイニューナイテ(ピアノ)
 ダヴィド・ゲリンガスが贈るリトアニアのチェロ絵巻!

 ロストロポーヴィチに学び、1970年のチャイコフスキー国際コンクールで優勝し、ドイツを拠点に国際的に活躍するリトアニア出身の名チェリスト、ダヴィド・ゲリンガスによる、祖国「リトアニア」の作品集が登場。
 チェリストとしてはバロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを誇り、指揮者としては九州交響楽団の首席客演指揮者も務めたゲリンガス。これまでもDreyer Gaidoからは、シェンデロヴァスやバルシス、バルカウスカスなど、リトアニアの音楽を取り上げてきたが、今作の「The Sound of Lithuania」では、なんと14人のリトアニアの作曲家によるチェロ作品を集成。戦前の作品を集めたCD1、戦後から1980年代までの作品を集めたCD2と別れており、現代リトアニアのチェロ作品を俯瞰できます。
 ロマンティックな旋律から躍動的なフレーズ、物語性の強い作品など様々なチェロの魅力を、ゲリンガスが愛器グァダニーニ1761で雄弁に語ります。リトアニア・ファン、チェロ関係者は要注目!

 録音:2013年−2015年



ダヴィド・ゲリンガス
特集


DREYER GAIDO
CD 21012
\2500
ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)
 「私の思い出」 〜 現代リトアニア、チェロのための作品集


バルカウスカス・ヴィタウタス(1931-):演奏会用組曲
ブロニウス・クタヴィチウス (1932-):Rhythmus-Arhythmus
アナトリユス・シェンデロヴァス:ドゥエ・カンティ Due Canti
オスヴァルダス・バラカウスカス (1937-):ダル・ヴェント
ミンダウガス・ウルバイティス (1952-):レミニセンシス
ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)
タティヤナ・シャッツ=ゲリンガス(ピアノ)
ペトラス・ゲニウサス(ピアノ)
 録音:2001年11月&2002年2月、4月 リトアニア

「前作」という位置づけでいいと思う、ゲリンガス「私の思い出」 〜 現代リトアニア、チェロのための作品集。

PROFIL
PH 15005
\2500
2015年一番感動したかもしれないアルバム
 ゲリンガス・・・哀愁の北欧チェロ曲集

  MALINCONIA
 (1)シベリウス:メランコリーOp.20
 (2)グリーグ:過ぎた春
 (3)同:アレグレット ホ長調
 (4)同:チェロ・ソナタ イ短調Op.36
 (5)同:間奏曲イ短調
 (6)ペール・ギュント〜
  朝(ゴルターマン編)/アニトラの踊り(ゴルターマン編)/
  ソルヴェイグの歌(ゲリンガス編)
 (7)シベリウス:悲しきワルツOp.44の1(ヘルマン編)
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)
イアン・ファウンテン(Pf)
 録音:2011 年2 月28 日-3 月2 日/SWR室内楽スタジオ(シュトゥットガルト)/67’ 24”

 
 2015年一番感動したかもしれないアルバム。

 チェリストのゲリンガスがグリーグとシベリウスの作品を演奏したアルバム。

 ダヴィド・ゲリンガスは70歳近い重鎮。

 師であるムスティスラフ・ロストロポーヴィチ同様、ヒューマニズムあふれる演奏が持ち味。

 こんなことを言っては失礼ですが、抒情的でありながら、決して情におぼれすぎず、音程が常に非常に正確なんです。

 これだけのプロに「音程が正確」なんてまったく失礼なんですが、でもそこってわりと重要なんです。



 店主イチオシの「ラフマニノフ名曲集」(下記参照)も、情感あふれるすばらしいアルバムで、店主も

>本格派でありながらここまで美しいアルバムにはなかなか出会えない。

 というコメントを残していますが、今にして思えばその完璧な演奏ゆえに心に残ったのかもしれません。



 さて、このアルバム。

 グリーグとシベリウスの非常にポピュラーな曲を集めているのですが、中でも一番の聴きものは・・・


 シベリウスの「マリンコニア」。


 マリンコニア・・・「メランコリー」・・・憂鬱・・・です。

 シベリウスが亡くなった娘のために書いたとも言われます。

 「悲しいワルツ」が「泣き度72点」、「春の歌」が「78点」だとしたら、この曲の「泣き度」は「88点」。

 シベリウスの全作品の中で最も悲劇的で痛切な曲と言っていいでしょう。

 胸をかきむしるように狂おしい部分が何度も出てきます。

 とくに最後は涙なしではちょっと聴けません。

 これを書いたときのシベリウスの気持ちを思うとちょっと辛いです。

 とんでもない短時間で書いたらしいですが・・・それまでの想いが爆発したのでしょうか。


 で、激情的な作品なのでついつい演奏家も感情が高ぶってしまって、クライマックスでは感極まって音程が取りにくくなってしまうんです。

 ここが・・・・難しい。

 こちらも一緒になって感極まるか、それとも「おっと、そこで外すか」という気持ちになるか。

 ところがゲリンガス。

 さすがゲリンガス。

 こちらの想いを頂点まで高めつつ、決して外さない。

 きちんと昇天させてくれるんです。

 これはシベリウスも満足でしょう。


 ちなみにアルバム最後に「悲しいワルツ」をもってきてくれて、最初と最後で泣かせてくれるようになってます。


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Rachmaninov - Works for Cello and Piano
HAENSSLER
93 245
\3000

入手困難につき海外直輸入

何度でもオススメします。
ゲリンガスのラフマニノフ、絶品です。
ラフマニノフ:チェロ作品全集
 ①チェロソナタ ト短調 Op.19
 ②2つの小品 Op.2
 ③メロディ Op.3の3(マトコフスキー編)
 ④歌 ヘ短調
 ⑤前奏曲ト長調(ブランドゥコフ編)
 ⑥ヴォカリーズ(ブランドゥコフ編)
 ⑦ゲリンガス編による歌曲〜
  朝 Op.4の2/夜の静けさに Op.4の3/
  美しい人、歌わないで Op.4の4/ライラック Op.21の5/
  ここは素晴しい場所 Op.21の6/
  まひわの死に寄せて Op.21の8/春の洪水 Op.14の11
ダヴィド・ゲリンガス(Vc)、
イアン・ファウンテン(Pf)

 明けない梅雨の日でも、暑さですべてがいやになる夏の日でも、寂しさを必要以上に感じてしまう秋の日でも、長い夜が息苦しい冬の日でも、明るい日差しが逆にうっとうしい春の日でも、このアルバムならあなたの心を癒してくれるだろう。
 すべての生き物を育む長雨の季節も、明るい日差しが生きていることを感じさせくれる太陽の季節も、思わず高い空を見て深呼吸をしてしまう紅葉の季節も、まどろみながら暗く太い夜に溶け込んでいく雪の季節も、意味なくわくわくする自分にちょっと照れてしまう花の季節も、このアルバムはもっともっとあなたの心を気持ちよくしてくれる。

 ラフマニノフのチェロ曲集。
 チェロは巨匠ゲリンガスなので、もちろんただのロマンチック・アルバムにはならない。というか、ちょっと聴いた感じでは案外クールすぎて、とっつきにくいと思うかもしれない。でも聴き込めば聴き込むほど、どんどんどんどんあなたの心に染み入ってくるだろう。
 ゲリンガスのチェロは、派手さはないが、ズシリと深く、そして黒く光って、そのまま松明のようにあなたの心に残るのである。

 この夏一番のお奨め。本格派でありながらここまで美しいアルバムにはなかなか出会えない。

*****

 リストやショパンもそうだが、ピアノの大家はその対極にあるともいえるチェロについても素敵な曲を残すことが多い。
 ラフマニノフもそう。・・・というより、ラフマニノフの息の長い美しい旋律は、チェロにこそふさわしいと言えるかもしれない。
 ここでは彼によるチェロのオリジナル作品すべてと、チェロ向きの曲を編曲したものを集め、巨匠ゲリンガスが弾くという超豪華盤。淡彩画のような前奏曲とヴォカリーズは、チェロソナタを献呈されラフマニノフ自身と初演したブランドゥコフの編曲というのも興味津々。
 ゲリンガスの演奏は雄弁のひとことに尽きるが、甘いだけのロマンにはならないクールさがなかなか新鮮。





DREYER GAIDO(旧譜)


CD 21001
【旧譜】
\2500
ギター作品集
 コンスタンティン・ヴァシリエフ:運命、3つの森の絵画
 レオ・ブローウェル:ソナタ、他
 アントニオ・ホセ:ソナタ
 エグベルト・ジスモンチ:水とワイン
ロマン・ヴィアゾフスキー(ギター)
 ウクライナ出身、ドイツで活躍するヴィルトゥオーゾ・ギタリスト、ロマン・ヴィアゾフスキー。

 録音:2001年、ドイツ
 

CD 21020
【旧譜】
\2500
旅への誘い 〜 歌曲集
 デュパルク:旅へのいざない、フィディレ、悲しき歌、前世
 フォーレ:9月の森の中で、川のほとりで、月の光、賛歌
 ドビュッシー:忘れられた小唄、ある日ある夜
 ラヴェル:2つのヘブライの歌
スコット・ウィアー(テナー)
カローラ・タイル(ピアノ)
  録音:2003年5月、ブレーメン放送
 
CD 21024
【旧譜】
\2500
フリートヘルム・デール・エディションVol.5
 歌曲とミクロドラマ 〜 メデア・モノローグ/
 小さな死/A&O/アンナK/
 レクイエム/シビル断章
ジューン・カルド(ソプラノ)
フランシス・トラヴィス(指揮)
ボン現代音楽アンサンブル、他
 録音:1967‐1980年、ドイツ
 
CD 21023
【旧譜】
\2500
フリートヘルム・デール・エディションVol.4 〜
 歌曲集

  9つのヘルダーリンの断章/
  トラークルの歌/7つの俳句/
  7つのステーション/悲しみの歌
フリートヘルム・デール(アコーディオン)
エヴァ・チャポ(ソプラノ)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ
 (バリトン)
アリベルト・ライマン(ピアノ)
マリオ・ヴェンツァーゴ(ピアノ)
 録音:1970年‐1985年、ドイツ
 
CD 21021
【旧譜】
\2500
フリートヘルム・デール・エディションVol.3
 グランド・ピアノのための音楽 〜
  グランド・ピアノのためのカデンツァ
 ODRADEK
 グランド・ピアノのための7つの俳句
 夜の旅
フリートヘルム・デール(ピアノ)
マリアンネ・シュレーダー(ピアノ)
 録音:1980年&1984年、ドイツ




ECM



481 2385
\2500→\2290
デンマーク弦楽四重奏団
 《アデス, ノアゴー, アブラハムセン:弦楽四重奏のための作品集》

 1) トーマス・アデス(1971-):弦楽四重奏のためのアルカディアーナOp.12,
 2) ペア・ノアゴー(1932-):弦楽四重奏曲第1番「クァルテット・ブレーヴェ」,
 3) ハンス・アブラハムセン(1952-):弦楽四重奏曲第1番「10のプレリュード」
デンマーク弦楽四重奏団

 現代作曲家の若い時期に書かれた斬新な弦楽四重奏作品
 2015年秋、アデスはコペンハーゲンのレオニー・ソニング音楽賞を受賞、またアブラハムセンはグロマイヤー賞作曲部門を制し、ノアゴーは2016年のエルンスト・フォン・ジーメンス賞を受賞と実にタイムリーなリリースとなっています。
 ここで選ばれている3つの作品は、バルトークとホルンボーの影響を感じさせるノアゴーの作品、ノアゴーの最も才能ある弟子であるアブラハムセンのミニマル色の強い作品、そして万華鏡のような色彩を持つアデスの作品、どれも各々の作曲家が20代で書きあげたものです。
 それぞれに挑戦的であり、かつ斬新な音に彩られています。演奏しているデンマーク弦楽四重奏団は現在最も注目されているアンサンブルで、今回のアルバムがECMレーベルへのデビューとなります。
 彼らはティーンエイジャーの頃から一緒に室内楽を演奏し、その後デンマーク王立音楽院に入学、音楽を学びながら共に成長した仲間たちで、2006年に最初のレコーディングを行っています。その後チェリストのシェリンが加わり、古典派、現代の作品だけでなく、民俗音楽でも素晴らしい演奏をするなど、各方面で高く評価されています。

 【録音】2015年5月, ドイツ、ノイマルクト、Reitstadel Neumarkt in der Operpfalz(デジタル:セッション)



旧譜
デンマーク弦楽四重奏団!!

Nielsen - String Quartets Volume 2
DACAPO
6.220522
(SACD-Hybrid)
\2400
カール・ニールセン:弦楽四重奏曲集
 1.弦楽四重奏曲 第2 番 へ短調 Op.5
 2.弦楽四重奏曲 第3 番 変ホ長調 Op.14
デンマーク(青年)弦楽四重奏団


 ニールセンの弦楽四重奏曲第2番、とってもいい曲なのである。

 劇的な冒頭から一気に引き込まれる第1楽章、ちょっとチェコを思わせるノスタルジックで幻想的な第2楽章、結構深遠なスケルツォ風第3楽章。

 そして圧巻が第4楽章。


 これが・・・なんともニールセンなのである。ひょっとするとニールセンの全ての作品でもっともニールセンらしいかもしれない。
 かっこいい。ムチャクチャかっこいい。
 
 こんなかっこいい主題を終楽章冒頭に用意するなんて、ニールセン男前過ぎる。ちょっとかっこよすぎて引いちゃうかもしれないが、おそらくニールセンってこの音楽のような、熱いまっすぐな男だったんだろう。
 間違いなくニールセンの「動」系音楽の中では一番好きな曲。

 ではCDはどれにするか。

 最高なのはこのデンマーク(青年)弦楽四重奏団の演奏。
 青年商工会議所みたいな名前だが、その演奏はまったく侮れない。というかすごい。才気煥発、縦横無尽。アルテミスSQなみの過激で刺激的な演奏を聴かせてくれる。
 襲い掛かってきそうな鋭いヴァイオリン、そのヴァイオリンを底から地響きを立てて追い立てるチェロ。終楽章は血が噴き出しそうな超高速スピード。その劇的な表現にはもう口アングリ。最初聴いたときはそのあまりに激しい自己主張に「そこまでやるか」と冷や汗ものだったが、考えてみれば第2番は若きニールセンの傑作。血気盛んで燃えるような情熱のたぎる作品。これくらい激しく熱い演奏で聴きたいではないか。すごい。すごいです。

 「ニールセンってどんな作曲家なの?」ともし聴かれたら、迷わずこのCDのトラック4をかけてこう答える。「こんな作曲家」。

 あらゆるニールセンのアルバムの中で、店主が最もお薦めするもののひとつ。



旧譜、もう1枚!

CAVI
4260085532643
\2600
結成10周年!デンマーク弦楽四重奏団
(1)ハイドン:
 弦楽四重奏曲 第63番 ニ長調「ひばり」op.64-5 / Hob III:63
(2)ブラームス:弦楽四重奏曲 第2番 イ短調op.51-2
デンマーク弦楽四重奏団
 結成10周年!デンマーク弦楽四重奏団によるハイドンの「ひばり」&ブラームス弦楽四重奏曲第2番

 録音:2012 年3 月、スタジオ2(ミュンヘン)

 「デンマーク青年弦楽四重奏団」の名でも知られるデンマーク弦楽四重奏団は、2002 年夏のコペンハーゲン音楽祭にてデビューしたアンサンブル団体。
 今回収録したのは、ハイドンとブラームスの弦楽四重奏曲。ベートーヴェンからペルトまでいたる幅広いレパートリーを持つ当団ですが、意外にも古典派とロマン派の作品を収録するのは本アルバムが初めて。ハイドンでは軽やかかつ溌剌とした演奏で爽やかに聴かせる一方、後半のブラームスでは劇的かつ鮮烈な演奏で圧倒してくれます。ハイドンの「ひばり」では、1st ヴァイオリンを務めるオーランドの瑞々しいソロが聴き所。「ひばり」という愛称の由来ともなった第1 楽章冒頭の有名な旋律はもちろんのこと、第4 楽章で見せる怒涛の掛け合いも見事です。ブラームスの弦楽四重奏曲第2 番は、対位法的に書かれた堅固なアンサンブルと、シューベルトを思わせる流麗な旋律との兼ね合いが素晴らしい名曲。デンマーク弦楽四重奏団の演奏は厭なべたつきを控えた音運びで、アクセントの表現も鮮やか。エネルギッシュな勢いにあふれる瑞々しい演奏スタイルはそのままに、より円熟したアンサンブルで魅せてくれます。
 結成当時はデンマークの若手演奏家たちによる新進気鋭の団体として注目を集めていたデンマーク弦楽四重奏団も、今や室内楽界の中堅を担う実力派。今後のさらなる飛躍に期待したい、注目のアンサンブル団体です。

 




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481 1788
\2500→\2290
まだまだ天才がいる
 ミランダ・クックソン
《バルトーク, シュニトケ, ルトスワフスキ:ピアノとヴァイオリンのための作品集》

 1) バルトーク:ヴァイオリンソナタ第2番Sz.76,
 2) シュニトケ:ヴァイオリンソナタ第2番「ソナタ風」,
 3) ルトスワフスキ:ヴァイオリンとピアノのためのパルティータ
ミランダ・クックソン(ヴァイオリン),
ブレア・マクミラン(ピアノ),

 横溢する独特なトーンと暗く深いハーモニーを描き出した新解釈
 ニューヨーク・タイムズ紙で「紛れもない音楽性」、グラモフォン誌では「侮れないアーティスト」と絶賛されたヴァイオリニスト、ミランダ・クックソンは、オーストラリアで生まれアメリカで学び、現在はソリスト、室内楽の双方で優れたパフォーマンスを行う若手。

 これまでにも何枚かのアルバムをリリースしていますが、ルイジ・ノーノやクセナキス、またエレクトロニクスを多用した20世紀の作品がほとんどで、その研ぎ澄まされた感性は他に類をみないほどの独特なものであることも知られています。

 このECMへのデビュー盤もやはり20世紀の作品集で、彼女はアルバムを制作する際、アイヒャー(ECMレコードの創設者)と議論を交わし、彼女が「強く惹かれた」というスラブとロシア作品を選び、ここに横溢する独特なトーンと暗く深いハーモニーを描き出すことに成功しています。

 ピアニストのマクミランも中世、ルネサンスから現代までの幅広いレパートリーを持ち、室内楽奏者としても広く活動している俊英。息詰まるアンサンブルが展開されています。

 【録音】2015年1月, スイス, ルガーノ、Auditorio Stelio Molo, RSI(デジタル:セッション)

 


バッハの無伴奏、聴いてみましょう。
https://youtu.be/Chs6LxlOU78

素人撮影ですがすごさは伝わってきます。なんか骨格が違う。


クセナキスもいってみましょう。
https://youtu.be/6Sb_pP1qToc



ミランダ・クックソン 現代音楽2タイトル

URLICHT
UAV 5992
(CD + Blu-ray Audio)
\2300
ルイジ・ノーノ(1924-1990):
  未来のユートピア的ノスタルジー的遠方
   (ヴァイオリンと8トラックの録音テープのための;1988-1989)
ミランダ・クックソン(ヴァイオリン)
クリストファー・バーンズ(エレクトロニクス)
ノーノの晩年を代表する実験的作品。ブルーレイ・オーディオ・ディスクではクリストファー・バーンズによる 5.1サラウンド・サウンドを楽しめます。ミランダ・クックソンはジュリアード音楽院で学んだアメリカ合衆国のヴァイオリン

URLICHT
UAV 5989
\2200
カーター、セッションズ、エッカート:ヴァイオリン作品集
 エリオット・カーター(1908-2012):ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲(1973)
 ロジャー・セッションズ(1896-1985):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(1953)
 ジェイソン・エッカート(1981-):
  ストレムカール(水の精) [Stromkarl] (ヴァイオリンとピアノのための;2012)
ミランダ・クックソン(ヴァイオリン)
ブレア・マクミレン(ピアノ)

録音:2013-2014年、ニューヨーク・シティ、アメリカ合衆国

 前作であるルイジ・ノーノの「未来のユートピア的ノスタルジー的遠方」(UAV 5992)で好評を博したアメリカ合衆国のヴァイオリン奏者ミランダ・クックストン。ジェイソン・エッカートはニュージャージー州プリンストンに生まれたアメリカ合衆国の作曲家。ヘヴィーメタル・バンドとジャズ・バンドのギタリストとして音楽活動を開始し、バークリー音楽大学でギターを学んでいましたが、ウェーベルンの音楽との出会いをきっかけにクラシカル音楽の作曲に転向、コロンビア大学でジョナサン・クレイマー(1942-2004)に師事しました。
 「ストレムカール」は当盤に収録するために委嘱され、2013年5月8日にニューヨーク・シティのイタリアン・アカデミーで当盤の演奏者により初演されたスウェーデンの民話に基づく作品で、もちろんこれが世界初録音。

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現代音楽じゃないのが聴きたいという方にはこちら
ポンセ&コルンゴルドのヴァイオリン協奏曲

CENTAUR
CRC 2513
\2400
マヌエル・ポンセ:ヴァイオリン協奏曲
コルンゴルド:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
ミランダ・クックソン(Vn)
ポール・フリーマン指揮
チェコ国立響
 ポンセの代表作のひとつヴァイオリン協奏曲。シェリングと切っても切れない縁にあるこの曲だが、ここは新録音を。
 ミランダ・クックソンは若き女流ヴァイオリニスト。音楽一家に生まれた彼女はニューヨークで育ち、8才でジュリアード音楽院に入学、あのジュリアード弦楽四重奏団のメンバーとしても有名なロバート・マンをはじめとする一流アーティストたちからヴァイオリン奏法を学んだ。
 コルンゴルドの豊穣な音色にもうっとり。
 指揮がポール・フリーマンというのも贅沢。


 

481 1716
\2500
《ラ・マスカレード〜バロック・ギターとテオルボ独奏のための作品集》
 ロベール・ド・ヴィゼー:
  「プレリュード ニ短調」「パッサカリア ニ短調」「クープランの森の精」,
 ロルフ・リスレヴァン:「序奏」,
 フランチェスコ・コルベッタ:「パッサカリア ト短調」,
 ド・ヴィゼー:「プレリュード イ短調」「マスカレード、ロンド」,
 コルベッタ:「シャコンヌによるパルティータ ハ長調」「サラバンド 変ロ長調」,
 ド・ヴィゼー:「シャコンヌ イ短調」,
 コルベッタ:「シャコンヌによるカプリース」,
 ド・ヴィゼー:「シャコンヌ ト短調」,
 コルベッタ:「フォリー」,
 ド・ヴィゼー:「ミュゼット、ロンド」,
 リスレヴァン:「序奏」,
 ド・ヴィゼー:「パッサカリア ロ短調」,
 リスレヴァン:「パッサカリアからの終曲」,
 ド・ヴィゼー:「サラバンド ロ短調」
ロルフ・リスレヴァン(5コース・バロック・ギター, 14コース・テオルボ)
 ロルフ・リスレヴァンによる即興性豊かな表現
 ノルウェーの古楽奏者ロルフ・リスレヴァンの最新録音はバロック・ギターとテオルボを自由自在に操ったルネサンス時代の作品集です。
 「ラ・マスカレード」と題されたこのアルバムにはド・ヴィゼーとコルベッタ、そしてリスレヴァン自身の即興的な作品が収録されています。フランス・ルネサンス時代の作曲家ロベール・ド・ヴィゼーは恐らくイタリア生まれのフランチェスコ・コルベッタに師事したとされ、ルイ14世の宮廷音楽家を務め、またギター、テオルボ奏者としても名を馳せた人でした。ド・ヴィゼーは「王に捧げるギターの書」と「ギターのための曲集」の2冊の楽譜を出版、またテオルボやバロックリュートのための作品も数多く書き、これらは現代の奏者たちにとって貴重なレパートリーとなっています。
 ロルフ・リスレヴァンは1961年にオスロで生まれ、1980年から1984年までノルウェー国立音楽大学でクラシック・ギターを学びました。その後スイスのバーゼル・スコラ・カントルムでホプキンソン・スミスとウジェーヌ・ドンボワに学び、ジョルディ・サバールのアンサンブルに参加、1993年からはトロシンゲン高等音楽院でリュートの教授を務めています。
 2006年にはECMから初のアルバム「Nouve Musiche」、2009年には「Diminuito」をリリース。どちらのアルバムでも即興的な要素を重んじたエレガントな演奏が展開されています。

 【録音】2012年4月、スイス, ルガーノ、Auditorio Stelio Molo, RSI(デジタル:セッション)

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2147
\2500→¥2290
ワルター& コロンビア響のドヴォルザーク第8+
 ベートーヴェン「レオノーレ」序曲第2番

  (1)ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 op.88
  (2)ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第2番 op.72a
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団
 セッション録音:(1)1961年2月8、12日、ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール (2)1960年7月1日、ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/ステレオ

 ■制作者より
 大好評、2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズです。ワルターが最晩年に収録したステレオ録音は、いずれもが珠玉の逸品ですが、その中でも特に評価が高いドヴォルザークの交響曲第8 番とベートーヴェンの「レオノーレ」序曲第2 番を組み合わせました。音質は従来通り、と申し上げれば十分でしょう。(平林 直哉)





PRAGA DIGITALS


PRDDSD 350122
(SACD HYBRID)
\2900
ムラヴィンスキー最後のセッション録音がSACDで
 ショスタコーヴィチ:
  (1)交響曲第5番ニ短調Op.47
  (2)交響曲第12番ニ短調Op.65「1917年」
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィル
 ムラヴィンスキー最後のセッション録音がSACD でさらに迫力を増した!

 録音:(1)1965年10月24日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)(2)1961年10月1日/レニングラードにおける世界初演(ライヴ)/Bi-channel Stereo、79’ 30”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。
 オリジナル・ブックレットによれば、交響曲第5 番はかつてPR250085 で発売されていたもので、1965 年10 月24 日モスクワ音楽院大ホールでのライヴとありますが、同時期にムラヴィンスキーとレニングラード・フィルはモスクワで公演を行っておらず、日本ムラヴィンスキー協会の天羽健三氏の調査により1978 年6 月12 日ウィーン・ムジークフェラインのライヴと特定されました。また、交響曲第12 番はかつてPRD 254017 で発売されていたもので、1961 年10 月1 日レニングラードにおける世界初演ライヴとありますが、これも天羽氏の調査で、同年に後モスクワ放送のスタジオでセッション録音されたものであると判明しました。ご注意下さい。
 後者はムラヴィンスキー最後のセッション録音とされ、恐ろしいまでの緊張感と説得力がSACD リマスタリングでさらなる臨場感を増しています。
 

PRDDSD 350121
(SACD HYBRID)
\2900
新マスタリングでエネルギーと迫力の増した圧倒的名演
 プロコフィエフ:
  (1)交響曲第5番変ロ長調Op.100
  (2)交響曲第6番変ホ短調Op.111
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィル
 録音:(1)1973年6月29日/レニングラード・フィル大ホール(ライヴ)(2)1967年5月25日/ドヴォルザーク・ホール。プラハ(ライヴ)/Bi-channel Stereo、77’ 46”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。
 オリジナル・ブックレットによれば、交響曲第5 番は1973 年6 月29 日レニングラード・フィル大ホールでのライヴとありますが、かつてRussianDisc から出ていた1968 年9 月28 日のレニングラード・ライヴと同じものと思われます。交響曲第6 番は1967 年5 月25 日ドヴォルザーク・ホールでのライヴとありますが、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルは同日にコンサートを行っておらず、翌26 日にスメタナ・ホールで行ったものではないかとされています。
 交響曲第5 番はリマスタリングにより、エネルギーと迫力が増してムラヴィンスキーの解釈を伺えます。またムラヴィンスキーに捧げられ、彼が初演した第6 番の説得力はまさに圧倒的。誰にも真似できない神の領域に至っています。
 

PRDDSD 350106
(SACD HYBRID)
\2900
新マスタリング、ムラヴィンスキーのシベリウス
 (1)シベリウス:交響曲第3番ハ長調Op.52
 (2)同:トゥオネラの白鳥Op.22の3
 (3)ドビュッシー:夜想曲〜雲、祭り
 (4)シベリウス:交響曲第7番ハ長調Op.105
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィル
 驚くほどの透明度。新マスタリング、ムラヴィンスキーのシベリウス

 録音:(1)1963年10月27日/レニングラード(ライヴ)(2)1965年2月23日/モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)(3)1960年2月26日/レニングラード・フィル大ホール(ライヴ)(4)1965年10月29日/レニングラード・フィル大ホール(ライヴ)/Bi-channel Stereo、70’ 56”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。
 シベリウスの交響曲第3 番はソ連初演時のライヴで、ALTUS がムラヴィンスキー未亡人の厚意で特別に発売を許されているものと同じと思われますが、出所について何も記されていません。他のシベリウス作品もJVC やメロディアから出ていたもの。新マスタリングで音の透明度が増しています。



<メジャー・レーベル>


DG


481 2302
\2300
(再紹介)
《ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6, 7, 10番》
 ベートーヴェン:
  1) ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調Op.30−1,
  2) ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調Op.30-2,
  3) ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調Op.96
フランチェスカ・デゴ(ヴァイオリン),
フランチェスカ・レオナルディ(ピアノ)
 フランチェスカ・デゴによる流麗なベートーヴェン。インターナショナル発売で大幅値下げにつき再紹介。
 2014年から2015年にかけてイタリアで発売されたデゴによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集からの分売、最後の1枚。中期から後期の3曲を収録し、流麗に歌うヴァイオリンの魅力を堪能させてくれます。
 2016年6月来日予定(with 東京交響楽団)
 【録音】2014年
 


479 3985
(2CD)
\3600→\3290
すごいものはすごい
最強コンビの2曲を格安カップリング
 《ブラームス:ピアノ協奏曲第1&2番》

  ブラームス:
   1) ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15,
   2) ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
クリスティアーン・ティーレマン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
ポリーニ&ティーレマン、望むべき最高の 顔合わせによるブラームス

 現代屈指のトップ・ピアニストとして音楽界を牽引し続けるポリーニ。ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデンとの黄金コンビで聴かせるブラームス協奏曲。音響が良い事でも知られるゼンパーオーパーの舞台にピアノを据えてのコンサート・ライヴで、繊細な息遣いから深々とした強奏まで、深々としたハーモニーすべてがとらえられています。ポリーニの確信に満ちたソロをティーレマン指揮するオーケストラが壮麗かつ悠揚たるスケールで包み込んだ比類ない名演が刻まれた2枚組です。

 【録音】(1) 2011年6月11日, (2) 2013年1月25日, ドレスデン、ゼンパーオーパー(デジタル:ライヴ)



(第1番についての昔のコメントから)


 店主はあまりメジャー・レーベルのアルバムは取り上げない。
 メジャー・レーベルの有名盤はいろいろな雑誌でもサイトでも取りあげらるし、わざわざアリアCDがクローズアップしなくてもいいだろうと思うから。

 今回のアルバムも、レコード・アカデミー賞の最後まで残っていたし、ドイツのエコー賞も受賞している名盤中の名盤。
 発売は3年前だがその印象はまだ鮮烈に残っている。と同時に、これからのクラシック録音史に残る名盤が生まれたことに畏怖すら感じた。

 そんなことみなさん百も承知だろうし、いまさら声高にいうこともない。
 とはいえ、ついついそういう情報を聞き漏らしてしまっている人だっているかもしれない。運悪くすれ違った人だっているかもしれない。
  
 店主の個人的な感想をいうと、驚嘆したのはシュターツカペレ・ドレスデンの深いドイツ的な味わい。
 ポリーニがすばらしいのはいまさらなのでそこは語らないが、シュターツカペレ・ドレスデンの地中100メートルから湧き上がってくるような奥深い音色には、そのまま沈んでいってしまいたくなった。

 美しすぎる。

 

4795224
\2300
《アコーディオンによるカルメン》
 ビゼー:歌劇『カルメン』より
  (ヨアヒム・シュマイサーによるアコーディオンのための編曲版)
   1) カルメンのウォーク, 2) セギディーリャ,
   3) ラ・シエスタ, 4) ジプシーの歌, 5) ラヴ・ソング,
   6) 憂鬱な夜, 7) セビリャの日の出, 8) カルタの歌,
   9) 祭り, 10) 別の女, 11) スペイン気質, 12) ジプシー風,
   13) 運命との出会い, 14) リフレクションズ,
   15) 夜明け, 16) 闘牛士, 17) カルメンの影
クセーニャ・シドロワ(アコーディオン),
サッシャ・ゲッツェル(指揮)
ボルサン・イスタンブール・フィルハーモニー管弦楽団,
ミヒャエル・アブラモヴィッチ(ピアノ), 他
 エキゾチックな魅力あふれるアコーディオン!
 女性アコーディオン奏者クセーニャ・シドロワのドイツ・グラモフォンへのデビューアルバムは、情熱の象徴とも言える「カルメン」からの音楽です。
 リガ生まれのシドロワは、彼女の祖母の助言により8歳でアコーディオンをはじめます。最初はマリア・ガゼルに師事し、その後ロンドン王立音楽アカデミーで古典と現代のレパートリーを探究、修士号を取得します。
 2009年にロンドンのウィグモア・ホールでデビューを飾り、2012年にはブリン・ターフェル財団の初の国際賞受賞者となります。そして国際的にも知名度をあげ、多くのオーケストラ、アーティストと共演を重ね、名声を高めています。
 2017年にはパーヴォ・ヤルヴィ指揮のNHK交響楽団と共にトゥールの「プロフェシー(予言)」を演奏する予定です。
 このアルバムでは、彼女の持ち味である現代的な音とラテンの精神が融合したエキゾチックで新しい響きをお楽しみいただけます。
 【録音】2015年8月, ベルリン、ブラックバード・ミュージック・スタジオ(デジタル:セッション)
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4796044
\2300→\2090
コジェナー、クヴァストホフ、レヴァイン
 「ヴェルビエ音楽祭」2003年
  《ブラームス:歌曲と愛の歌》

 ブラームス:
  1) 便り Op.47-1, 2) わが妃よ、あなたは何と Op.32-9,
  3) 青春の歌1 Op.63-1, 4) エオルスの竪琴に寄せて Op.19-5,
  5) 野の寂しさ Op.86-2, 6) 私のまどろみはますます浅く Op.105-2,
  7) 18の愛の歌とワルツOp.52, 8) 乙女は語る Op.107-3,
  9) 我らはさまよった Op.96-2,
  10) 風もそよがぬ和やかな空気 Op.57-8,
  11) 5つの歌曲 Op.94, 12) 新しい愛の歌(15のワルツ)Op.65
マグダレーナ・コジェナー(メゾ・ソプラノ),
アンドレア・ロスト(ソプラノ),
マシュー・ポレンザーニ(テノール),
トーマス・クヴァストホフ(バリトン),
ジェームズ・レヴァイン(ピアノ),
イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)
 コジェナー、クヴァストホフ、レヴァインらが参加したヴェルビエ音楽祭からのライヴ
 スイスが誇る天空のリゾート地で毎夏開催される「ヴェルビエ音楽祭」。2003年の音楽祭は創設10周年記念ということで、例年以上に豪華な出演者が一堂に会し、話題を呼びました。
 このブラームス・プログラムではレヴァインがピアノを弾き、コジェナーとマシュー・ポレンザーニがリートを歌い、「愛の歌」では他の名歌手とピアニスト、ブロンフマンも参加し親密なアンサンブルを繰り広げています。
 今や最も優れたメゾ・ソプラノ歌手として知られるマグダレーナ・コジェナーが、実に巧みに声質を変化させながら深々とした感情表現を聴かせます。
 【録音】2003年7月30日、ヴェルビエ音楽祭でのライヴ収録
  


4795964
(12CD)
\8000→\7390

《マリア・ジョアン・ピリス〜DG室内楽録音全集》


【CD1〜3】
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1,
  同第2番イ長調 Op.12-2, 同第3番変ホ長調 Op.12-3,
  同第4番イ短調 Op.23, 同第5番ヘ長調「春」Op.24,
  同第6番イ長調 Op.30-1, 同第7番ハ短調 Op.30-2,
  同第8番ト長調 Op.30-3, 同第9番イ長調「クロイツェル」Op.47,
  同第10番ト長調 Op.96〜
   オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)/
【CD4】
 ブラームス:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78「雨の歌」,
  同第2番イ長調 Op.100, 同第3番ニ短調 Op.108〜
   オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)/
【CD5】
 ブラームス:
  ピアノ三重奏曲第1番ロ長調 Op.8,
  同第2番ハ長調 Op.87〜
   オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン) ジャン・ワン(チェロ)/
【CD6】
 グリーグ:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調 Op.8,
  同第2番ト長調 Op.13, 同第3番ハ短調 Op.45〜
   オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)/
【CD7】
 モーツァルト:
  ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調 K.254(ディヴェルティメント),
  ピアノ三重奏曲第2番 ト長調 K.496,
  ピアノ三重奏曲第3番 変ロ長調 K.502〜
   オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン) ジャン・ワン(チェロ)/
【CD8】
 モーツァルト:
  ヴァイオリン・ソナタ ト長調K.301, 同ホ短調K.304,
  同変ロ長調K.378, 同ト長調K.379〜
   オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)/
【CD9】
 シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調Op.44〜
  オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)
  ルノー・カピュソン(ヴァイオリン) ジェラール・コセ(ヴィオラ)
  ジャン・ワン(チェロ),
ショパン:チェロ・ソナタ ト短調Op.65〜パヴェル・ゴムツィアコフ(チェロ)/
【CD10】
 シューマン:
  3つのロマンスOp.94, アダージョとアレグロ変イ長調Op.70,
  幻想小曲集Op.73,
  民謡風の5つの小品Op.102〜第2, 3, 4曲,
  子供のための4手用曲集Op.85〜夕べの歌(ヨアヒム編)〜
   ダグラス・ボイド(オーボエ)/
【CD11】
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調,
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調,
 ラヴェル:フォーレの名による子守歌,
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品,
 ラヴェル:ツィガーヌ〜オーギュスタン・デュメイ(ヴァイオリン)/
【CD12】
 シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821,
 ブラームス:3つの間奏曲Op.117,
 メンデルスゾーン:無言歌 ニ長調Op.109,
 ブラームス:チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38,
 J.S.バッハ:パストラーレ ヘ長調 BWV.590〜
  アントニオ・メネセス(チェロ)
マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
 作品の表裏を細大もらさずフォローを欠かさないピリスの室内楽演奏
 室内楽は、常にピリスの音楽家としての心の中心を占めており、「ソリストとして演奏するよりも、他のアーティストとのアンサンブルにこの上ない幸せを感じる」とコメントしています。
 このBOXにはピリスがDGへ録音した室内楽作品を全て収録したもので、シャープで知的なピリスのピアノとエレガントなデュメイのヴァイオリンによる絶妙の共演など、密度の濃いアンサンブルを堪能いただけます。
 各ディスクはオリジナル・デザイン仕様の紙ジャケットに封入。
 【録音】1990〜2012年
 


4795983
(22CD)
\10000→\9290

《ピンカス・ズーカーマン〜DG&フィリップス録音全集》

【CD1〜2】
 J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全6曲)BWV.1046-1051〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン&指揮)ロサンジェルス・フィルハーモニック/
【CD3】
 J.S.バッハ:2台のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV.1043,
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ハ短調RV.199「疑い」,
 J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調BWV.1042,
 ヴィヴァルディ:2台のヴァイオリンのための協奏曲イ短調RV.522〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン&指揮)五嶋みどり(ヴァイオリン)セント・ポール室内管弦楽団/
【CD4】
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61〜
  ダニエル・バレンボイム(指揮)シカゴ交響楽団,
 ベートーヴェン:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1&2番〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)ダニエル・バレンボイム(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団/
【CD5】
 ベートーヴェン:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1&2番,
 シューベルト:ポロネーズ 変ロ長調D.580,
 ドヴォルザーク:ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス ヘ短調Op.11,
 シューベルト:小協奏曲ニ長調 D.345,
 シューベルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド イ長調D.438〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン&指揮)セント・ポール室内管弦楽団/
【CD6】
 ベルリオーズ:イタリアのハロルド Op.16〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴィオラ) シャルル・デュトワ(指揮)モントリオール交響楽団,
 ベルク:ピアノ、ヴァイオリンと13管楽器のための室内協奏曲〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン) ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
  ピエール・ブーレーズ(指揮) アンサンブル・アンテルコンタンポラン/
【CD7】
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
  ダニエル・バレンボイム(指揮)パリ管弦楽団,
 シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調Op.47〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
  ダニエル・バレンボイム(指揮)ロサンジェルス・フィルハーモニック/
【CD8】
 ブラームス:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78, 同第2番イ長調Op.100,
  同第3番ニ短調Op.108〜
   ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)ダニエル・バレンボイム(ピアノ)/
【CD9】
 ブラームス:
  ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調Op.120-1, 同第2番変ホ長調Op.120-2〜
   ピンカス・ズーカーマン(ヴィオラ)ダニエル・バレンボイム(ピアノ)/
【CD10】
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調,
 サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)マルク・ナイクルグ(ピアノ)/
【CD11】
 ハイドン:
  協奏交響曲変ロ長調(交響曲第105番),
  ヴァイオリン協奏曲第1番ハ長調〜
   ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン&指揮)ロサンジェルス・フィルハーモニック/
【CD12】
 メンデルスゾーン:
  ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64, 八重奏曲変ホ長調Op.20〜
   ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン&指揮)セント・ポール室内管弦楽団/
【CD13】
 モーツァルト:
  ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364,
  2台のヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調K.190〜
   イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)
   ピンカス・ズーカーマン(ヴィオラ、ヴァイオリン)
   ズービン・メータ(指揮)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団/
【CD14】
 モーツァルト:ホルン協奏曲集〜
  ヘルマン・バウマン(ホルン)
  ピンカス・ズーカーマン(指揮)セント・ポール室内管弦楽団/
【CD15】
 R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調Op.18,
 プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調Op.94a〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)マルク・ナイクルグ(ピアノ)/
【CD16〜17】
 シューベルト:
  ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D.898, 同第2番変ホ長調D.929〜
   ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)リン・ハレル(チェロ)/
【CD18】
 テレマン:
  リコーダーとヴィオラのための協奏曲イ短調TWV52:a1,
  トリオ・ソナタ ハ長調TWV42: C2,
  トリオ・ソナタ へ長調TWV 42:F3, デュエット ハ長調,
 アントン・ヘベルレ:リコーダー協奏曲ト長調〜
  ミカラ・ペトリ(リコーダー)ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン, ヴィオラ)セント・ポール室内管弦楽団/
【CD19】
 ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
  ズービン・メータ(指揮)イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団,
 V.ウィリアムズ:揚げひばり〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)ダニエル・バレンボイム(指揮)イギリス室内管弦楽団/
【CD20】
 ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲変ホ長調「海の嵐」Op.8-5,
 パーセル:シャコンヌ ト短調, ヘンデル:合奏協奏曲ト長調Op.6-1,
 パッヘルベル:カノンとジーグ ニ長調,
 ヘンデル:シバの女王の入場,
 テレマン:ヴィオラ協奏曲ト長調,
 ラモー:タンブーラン〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン, ヴィオラ, 指揮)セント・ポール室内管弦楽団/
【CD21】
 ファリャ:スペイン舞曲第1番,
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品,
 アルベニス:タンゴ,
 ブラームス:ハンガリー舞曲第1番,
 パラディス:シチリア舞曲,
 ブロックウェイ:カヴァティーナ,
 エルガー:気まぐれ女,
 ドヴォルザーク:ロマンティックな小品集,
 クライスラー:愛の悲しみ,
 エルガー:愛の挨拶,
 クライスラー:愛のよろこび〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)マルク・ナイクルグ(ピアノ)/
【CD22】
 マルク・ナイクルグ:「Through Roses」〜
  クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)サンタフェ・プロ・ムジカ・チェンバー・オーケストラ /

 作品に漂う濃厚なロマンティシズムを表出
 その高度な音楽性を高く評価され、世界中のクラシック・から広く愛されている音楽家ピンカス・ズーカーマン。ヴァイオリニスト、ヴィオリスト、指揮者、教育者、室内楽奏者それぞれにおける比類のない実力が称えられる現代屈指の巨匠です。
 1948年テル・アヴィヴ生まれ。アイザック・スターンとパブロ・カザルスの指導のもと、アメリカ・イスラエル文化財団の支援を受け、ジュリアード音楽院に学びました。1960年代よりヴァイオリン、ヴィオラ奏者として活発な活動を展開し、70年イギリス室内管弦楽団を指揮して以来、世界各地の名オーケストラを指揮する機会も増えました。
 たっぷりとした音色で朗々と歌い上げるズーカーマンの演奏は、作品に漂うロマンティシズムを見事に表出し、どれもがそれぞれの曲の定番とみなされています。
 ここに集められたDGとフィリップスへの録音は、絶妙な対話が繰り広げられた名演ばかり。各ディスクはオリジナル・デザイン仕様の紙ジャケットに封入されています。
 ブックレットには、ノーベルト・ホーニグによる書き下ろしライナーノーツ(欧文のみ)と、レアな写真が多数収録されています。

 【録音】1974〜1996年


復活のBIDDULPHから先日リリースされたズーカーマンのアルバム
2枚目のフックスのストイックな抒情が素敵だったんです・・・!
今年一番聴いているアルバムかも・・・

BIDDULPH
8.02512
(2CD)
\2700→\2490

ピンカス・ズーカーマン&ズービン・メータ
 初出録音(1995年 SONY)!

  [CD 1]
 ベートーヴェン(1770-1827):
  ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番ヘ長調 Op.50(*)
 アルバン・ベルク(1885-1935):ヴァイオリン協奏曲(1935)(*)

  [CD 2]
 ローベルト・フックス(1847-1927):9つの幻想小曲(+)
  ヴァイオリンとピアノのための10の幻想小曲 Op.74 から No.2(ニ長調)
  ヴァイオリンとピアノのための7つの間奏曲 Op.82 から No.1(ハ短調)
  ヴァイオリンとピアノのための10の幻想小曲 Op.74 から No.9(ト短調)
  ヴァイオリンとピアノのための10の幻想小曲 Op.74 から No.6(ホ短調)
  ヴァイオリンとピアノのための5つの二重奏曲 Op.40 から No.3(ト短調)
  ヴァイオリンとピアノのための5つの二重奏曲 Op.40 から No.2(変ロ長調)
  ヴァイオリンとピアノのための10の幻想小曲 Op.74 から No.1(ロ短調)
  ヴァイオリンとピアノのための10の幻想小曲 Op.74 から No.7(ハ長調)
  ヴァイオリンとピアノのための7つの間奏曲 Op.82 から No.5(ニ短調)
 ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1917):ヘブライの旋律 Op.9(#)

ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(*)
ズービン・メータ(指揮(*))
マーク・ナイクルグ(ピアノ(+))

録音:1995年(*)/1992年(+)/1994年(#) 原盤、ライセンサー:Sony Classical
ピンカス・ズーカーマン(1948-)とズービン・メータ(1936-)、マーク・ナイクルグ(1946-)が1990年代 Sony Classicalに録音しながらお蔵入りとなっていたCD2枚分の音源を、ビダルフがライセンスを受け発売。



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DECCA



481 2491
\2300→\2090
ヴァネッサ・ベネリ・モーゼル(ピアノ)
 《スクリャービン:24の前奏曲, シュトックハウゼン:「試験」》

 スクリャービン:
  24の前奏曲Op.11, 3つの小品 Op.2, 練習曲 嬰ニ短調Op.8-12,
 シュトックハウゼン:
  クラヴィア曲XII『試験』(歌劇「光の木曜日」より)
ヴァネッサ・ベネリ・モーゼル(ピアノ)

 モーゼルのDecca第2弾が早くも登場!
 イタリアのピアニスト、ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼルのDECCAへのセカンド・アルバム。
 3才よりフィレンツェでピアノを習い始め、7才でイモラ国際ピアノアカデミーに入学。11才にはパスカル・ロジェと競演し、ニューヨーク・デビュー。ヨーロッパやアメリカでコンサートを開き、天才少女ピアニストとして知られるようになったモーゼル。
 2006年にイモラ音楽院を卒業後、2007年にモスクワ音楽院に入学。ディプロマを取った後、2010年にロンドンの王立音楽院に入学。
 2015年に発売されたDECCAデビュー盤「(R)Evolution」では、シュトックハウゼン、ベッファ、ストラヴィンスキーというアグレッシヴなレパートリーでその才能を見せつけましたが、今作は大切なレパートリーであるシュトックハウゼンのクラヴィア曲XII(曲中では口笛も要求される!)と、スクリャービンの前奏曲を併せ、2つの異なる時代の特徴を確実に捉えながら、全ての音を美しく響かせるという魅力的な演奏を聴かせてくれます。



ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼル
DECCA第1弾


4811616
1CD\2300
ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼル(ピアノ)
 (R)EVOLUTION シュトックハウゼン、ベッファ、ストラヴィンスキーの音楽

 カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007):
  ピアノ曲 I/ピアノ曲 II/ピアノ曲 III/ピアノ曲 IV/ピアノ曲 V
  ピアノ曲 VII/ピアノ曲 VIII/ピアノ曲 IX
 カロル・ベッファ(1973-):ピアノまたはチェンバロのための組曲
   La volubile / La tenebreuse / La dejantee
 ストラヴィンスキー(1882-1971):「ペトルーシュカ」からの3楽章
ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼル(ピアノ)
 ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼルは1987年イタリアのスカーラ生まれ。3歳でピアノを始め、7歳でイーモラ国際音楽アカデミーに入学しフランコ・スカーラに師事。11歳でパスカル・ロジェに伴われコンサート・デビュー。2007年ミハイル・ヴォスクレセンスキーによりモスクワ音楽院に招かれ彼の指導を受け、同年ロンドン王立音楽カレッジに留学、ドミトリー・アレクセーエフに師事し2011年卒業。
 ヴァネッサが弾いた「ピアノ曲」の録音を聴いたシュトックハウゼンは彼女を招き直接指導し、「私の音楽を人々に理解させる力を持っている」と絶賛するコメントを出しました。今年で28歳。将来の活躍な楽しみなピアニストです。
 カロル・ベッファはパリに生まれたポーランド系フランス人作曲家・ピアニスト。



ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼル
BRILLIANTのこの2枚のアルバムは見覚えがあるかも。
ルックスだけじゃない、完全実力派。

BRILLIANT
BRL94209
\1200
INTRODUCING /ヴィルトゥオーゾ・ピアノ・ミュージック
 プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番/
 リスト:スペイン狂詩曲S.254/
 ハイドン:ピアノソナタHob.XVI:34/
 スクリャービン:ピアノソナタ第1番
ヴァネッサ・ベネリ・モーゼル(pf)

BRILLIANT
94357
\1200
リスト:ピアノ曲集
 即興的ワルツS.213、
 ベートーヴェンのトルコ行進曲S.388、
 3つの演奏会用練習曲S.144より第2番「軽やかさ」、
 ハンガリー狂詩曲S.244より第6番、第10番〜第12番、
 愛の夢第3番S.541-3、
 ブルハコフのロシア風ギャロップS.478、
 ロッシーニの音楽の夜会S.424より第9番「踊り」、
 半音階的大ギャロップS.219
ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼル(pf)

  


478 9382
\2300→\2090
《アシュケナージ/ショスタコーヴィチ:室内楽曲集》
 ショスタコーヴィチ:
  1. ピアノ三重奏曲第1番ハ短調作品8
  2. ピアノ三重奏曲第2番作品67
  3. ヴィオラ・ソナタ作品147
ツォルト=ティハメール・ヴィゾンタイ(ヴァイオリン)(1、2)
マッツ・リドストレーム(チェロ)(1、2)
アダ・メーニッヒ(ヴィオラ)(3)
ヴラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)
 アシュケナージと若手奏者たちが奏でる、ショスタコーヴィチの室内楽!
 6月に来日するアシュケナージの最新録音。生誕110年を迎えたショスタコーヴィチの作品集。
 ラフマニノフと共に、アシュケナージのレパートリーとして重要な位置を占めるショスタコーヴィチは、今年生誕110年を迎え、国内外で様々な公演が行われています。
 今回ピアノ三重奏曲で共演しているヴァイオリンとチェロは、ラフマニノフのピアノ三重奏曲集でも共演した二人、そしてヴィオラには、ノルウェー出身の女性ヴィオラ奏者、アダ・メーニッヒが起用されています。
 デッカに交響曲全集や《24の前奏曲》を録音するなど、ショスタコーヴィチ録音にも熱心なマエストロ・アシュケナージ。ラフマニノフ同様、定番として聴き継がれること必至のアルバムです。

 録音:2015年9月17日-20日 サフォーク、ポットンホール

■6月にNHK交響楽団定期演奏会指揮者として来日
 6/11,12,17,18 NHKホール、6/22,23 サントリーホール(6/8に朝日カルチャーセンターで講演会予定)














4/27(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



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LSO LIVE



LSO 0770
(2SACD HYBRID)
¥3100→\2790
ゲルギエフ芸術の総決算、驚くべき深さのスクリャービン
 スクリャービン:
  (1)交響曲第1番ホ長調Op.26
  (2)同第2番ハ短調「悪魔的な詩」Op.29
ワレリー・ゲルギエフ (指揮)
ロンドン交響楽団、同合唱団
(1)エカテリーナ・セルゲイエワ(メゾソプラノ)
 アレクサンドル・ティムチェンコ(バリトン)
 まるでワーグナーかマーラー?ゲルギエフ芸術の総決算、驚くべき深さのスクリャービン

 録音:2014 年3 月30 日(1)、4 月10 日(2)/バービカン・ホール(ライヴ)/90’ 00”DSD 5.1、Multi-channel

 SACDハイブリッド盤。
 ゲルギエフとロンドン交響楽団は2014年3月から4月にかけて彼としては初めてスクリャービンの交響曲全5篇を上演しました。昨秋に第1 弾として第3 番と「法悦の詩( 第4 番)」をカップリングでリリース (LSO0771) し、話題となりました。
 どちらもスクリャービン初期の作品ですが、若き日に大のワグネリアンだった影響に加え、交響曲の規模を拡大し、声楽まで動員している点はマーラーを思わせます。ゲルギエフの得意とする音楽の集大成した感があり、これ以上彼向きの作品は珍しいと申せましょう。
 交響曲第1 番は1899-1900 年の作で、全6 楽章50 分の大曲。第5 楽章にはメゾソプラノとバリトンの独唱、終楽章には混声合唱が起用されています。歌詞はスクリャービン自身のよるロシア語の芸術讃歌で、マーラー風な響きと充実度に満ちていますが、編成が大きいため演奏頻度は多くありません。この曲がついにゲルギエフの演奏で登場。絶妙なバランスでオーケストラと声楽を統率、若きスクリャービン独特の鮮烈な叙情と、不思議な光に満ちた世界から、感動的なクライマックスに導きます。この秋、マリインスキー・オペラで来日予定のセルゲイエワが説得力満点な歌唱を聴かせます。
 交響曲第2 番は全5 楽章の純器楽作品。メシアンを先取りしたような、延々と鳥の囀りを描写した第3 楽章が独特。フィナーレはワーグナー風のロシア音楽で、カッコ良さの極み。初演当時は酷評されましたが、ゲルギエフの演奏で聴けば、チャイコフスキーの伝統上にある魅力的な交響曲であることを再認識させられます。







CHANDOS



CHAN 10901
\2400→\2190

なんか懐かしくていいんです・・・
 マイケル・コリンズ、リリカル・クラリネット続編登場!

リリカル・クラリネット Vol.2

 シューマン:幻想小曲集 Op.73
 フィールド:夜想曲集
  (編曲:マイケル・マクヘイル/世界初録音)
 ショーソン:アンダンテとアレグロ
 ラヴェル:ハバネラ形式の小品
  (編曲:ガストン・アムラン)
 フランセ:主題と変奏
 マスネ:タイスの瞑想曲
  (編曲:マイケル・マクヘイル/世界初録音)
 ドビュシー:クラリネットとピアノのための小品
 ガスタビーノ:クラリネット・ソナタ
マイケル・コリンズ(クラリネット)
マイケル・マクヘイル(ピアノ
 
 ロンドン・シンフォニエッタやフィルハーモニア管弦楽団の首席奏者を歴任し、ナッシュ・アンサンブルのメンバーとしても活躍した現代最高のクラリネット奏者の一人、マイケル・コリンズ。
 Chandos移籍後のアルバム第2弾として発売され人気を博した「リリカル・クラリネット」の続編がついに登場。
 第2弾では、シューマンの「幻想小曲集」やフランセの「主題と変奏」などのクラリネットの重要レパートリーはもちろんのこと、"クラリネットとピアノ版"へと編曲されたジョン・フィールドの「夜想曲(第5番、第8番、第2番)」とマスネの名曲「タイスの瞑想曲」にも注目!
 アレンジは、「リリカル・クラリネット」や「ヴィルトゥオーゾ・クラリネットVol.2」で伴奏を務めてきたピアニストのマイケル・マクヘイルが担当。マイケル・コリンズのシルクのように柔らかく美しい音色が存分に発揮される「リリカル」な名曲集を、どうぞお楽しみください。

 録音:2015年11月23日−24日、ポットン・ホール(サフォーク)





第1弾 おすすめ!

CHAN 10637
\2400
マイケル・コリンズ 〜 リリカル・クラリネット
 プーランク:ソナタS.184/
 ブルグミュラー:デュオOp.15/
 サン=サーンス:ソナタOp.167/
 リード:《ヴィクトリア朝のキッチン・ガーデン》組曲/
 ペルト:鏡の中の鏡/
 フィンジ:5つのバガテルOp.23/
 ベールマン:アダージョ(クラリネット五重奏曲第3番op.23からの編曲)

マイケル・コリンズ(クラリネット)
マイケル・マクヘイル(ピアノ)



 フランスのサン=サーンスやプーランクのソナタから、イギリスのフィンジ、そしてペルトなど、タイトル通り"リリカル"なクラリネットのための傑作をチョイス。
 クラリネットの音色の素晴らしさを、巨匠マイケル・コリンズが改めて教えてくれる美しいクラリネット・アルバムの登場です。


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CHAN 10902
\2400→\2190
お待たせしました・・・イモジェン・クーパーのショパン
 ショパン:
  幻想即興曲変イ長調 Op.61/夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1/
  夜想曲第18番ホ長調 Op.62-2/幻想曲ヘ短調 Op.49/
  バラード第4番ヘ短調 Op.52/
  夜想曲第8番変ニ長調 Op.27-2/
  バラード第1番ト短調 Op.23/
  夜想曲第16番変ホ長調 Op.55-2/子守歌変ニ長調 Op.57
イモジェン・クーパー(ピアノ)

 イモジェン・クーパーのショパン!
 イモジェン・クーパー、Chandos第4弾はショパンの作品集!

 パリでジャック・フェヴリエとイヴォンヌ・ルフェビュール、ウィーンでイェルク・デームスとパウル・バドゥラ=スコダにピアノを学び、アルフレッド・ブレンデルの弟子としても知られるイギリスの才女イモジェン・クーパー。
 シューベルトを中心に、古典派、ロマン派の独墺系レパートリーのスペシャリストとして世界的な名声を得てきたイモジェン・クーパーが、ついにショパンを録音。
 収録されるのは、「幻想即興曲」や「幻想曲ヘ短調」「子守歌」、そして「夜想曲」などの深い表現が活きる珠玉のショパン。2016年はこのアルバム収録曲を含むリサイタルのワールド・ツアーも予定しています。
 2016年4月23日ー24日の来日公演でも豊かな詩情と感性を披露してくれたイモジェン・クーパーが弾く魅惑のショパンにご期待ください。

 録音:2015年11月3日−6日、コンサート・ホール(スネイプ・モルティングス、サフォーク)


 イギリスの女流奏者イモジェン・クーパー。
 ロンドンでキャスリーン・ロングに師事した後、パリでジャック・フェヴリエとイヴォンヌ・ルフェビュールに、ウィーンでイェルク・デムスとパウル・バドゥラ=スコダ、そして最大の師アルフレッド・ブレンデルに
学んだ。
 そんなちょっと多国籍的なところが彼女の奥深さを生むのか。

 レパートリーはドイツ・オーストリアものに圧倒的な相性の良さを見せる。
 2007年の新年に大英帝国勲章を授与された。

 長身でスタイルも抜群。シックなドレスが似合う大人の魅力を感じさせる英国淑女。

 こういうピアニストはいそうでいない。



Chopin, Nocturne in D-flat, Op. 27, no. 2
https://youtu.be/vbjdDWXDtHQ
2012年の録音です。


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CHAN 0813
\2400→\2190
〔CHACONNE〕
名手アレクサンドル・ルディン、弾き振りバロック!
 ハッセ、C.P.E.バッハ、ヘルテル:チェロ協奏曲集

  ヨハン・アドルフ・ハッセ:チェロ協奏曲ニ長調
  ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル:
   チェロ協奏曲イ短調(世界初録音)
  チェロ協奏曲イ長調(世界初録音)
  カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:
   チェロ協奏曲イ短調 、Wq.170, H.430
アレクサンドル・ルディン
 (チェロ、指揮)
ムジカ・ヴィヴァ
 (モスクワ室内管弦楽団)
 ロシアの名チェリスト、アレクサンドル・ルディン登場!

 チャイコフスキー国際コンクール、ライプツィヒ・バッハ国際コンクール、カサド国際チェロ・コンクールの入賞歴を持ち、現在はモスクワ音楽院教授としても活躍しているロシアのチェリスト、アレクサンドル・ルディンが、Chandosの古楽レーベル「CHACONNE(シャコンヌ)」に登場!
 ルディンが指揮者を務めるモスクワの室内オーケストラ、"ムジカ・ヴィヴァ"と掘り下げていくのは、ハッセ、C.P.E.バッハ、ヘルテルといった18世紀ドイツのチェロ協奏曲。ヨハン・クリスティアン・ヘルテルの息子、ヨハン・ヴィルヘルム・ヘルテル(1727−1789)の2つの協奏曲は、現在はブリュッセル王立音楽院に所蔵されている自筆譜(ヨハン・ヤコブ・ウェストファル・コレクション)から蘇演したもので、このアルバムが世界初録音。

 録音:2014年7月2日−4日&2015年5月24日−25日、モスフィルム・スタジオ(モスクワ)





ルーディン、チェロの弾きふり!
でもあの曲じゃないです。でも案外いい曲ですが。

FUGA LIBERA
FUG714
\2800
アレクサンダー・ルーディン (指揮・チェロ)
 ドヴォルザーク:
  チェロ協奏曲 イ長調 B. 10
   (オーケストレーション=Jarmil Burghauser)
  弦楽セレナーデ ホ長調 Op. 22
アレクサンダー・ルーディン (指揮・チェロ)
ムジカ・ヴィーヴァ

 指揮者、そしてチェリストとして活躍するルーディンが、まさにその両方で活躍する新譜。
 でもチェロの弾きふりって・・。
 ちなみにチェロ協奏曲は、あの有名なチェロ協奏曲ではなく、ドヴォルザークの習作時代である1865年に作曲されたものです。でも素朴で案外いい曲なんです。


指揮者ルーディンといえばこれを思い出す。
Beethoven - Symphonies Nos. 1 & 6
FUG 564
\2800
アレクサンドル・ルーディン指揮&ムジカ・ヴィーヴァ室内管
 ベートーヴェン:交響曲第1番・第6番「田園」

ベートーヴェン(1770〜1827):
 1. 交響曲 第1番 ハ長調 作品25
 2. 交響曲 第6番 変ロ長調 作品68「田園」
アレクサンドル・ルーディン指揮
ムジカ・ヴィーヴァ室内管弦楽団

 室内オケに重厚さを求めるのは甚だお門違いなのはわかっているのに、このアンティックな家具のような重量感・存在感は何だ・・・。もっとお手軽お気軽演奏を期待していたのに、こんな重心の低い個性的「室内オケ・ベートーヴェン」を聴かされるとは!緊密で水準の高いアンサンブル、そして自由な解釈。
 レコ芸では、「すべてがうっとうしい」、「こざかしさの限り」、「耳障り」、「間がうるさい」、「音が貧しい」、「迫力に乏しい」、「表情がすべて思いつき」、「全編小細工の山」、「こういうベートーヴェンがはびこってくるのはおそろしい」と悪口雑言のオンパレード。これだけ言われると壮観。かつてスヴェトラーノフもバティスもレコ芸では散々だった。勇気ある方はどうぞお試しあれ・・・って、店主的にはそこまで言われるほど無茶な演奏には思えないんですが・・・。

 今や、超・高水準な演奏を聴かせる古楽器楽団がシベリアでも活躍しているくらいですから、かつては社会主義体制下でオリンピック選手並の伝統肌名匠たちを続々と生み出してきたロシアという国にも、どんどん新しい演奏スタイルが流入、あざやかに咀嚼されているようです。
 ベルギーのレーベルでありながら、これまでも注目度の高いロシアもの企画をいくつかリリースしてきたFuga Libera がこのたび録音してくれたのは、そんな「ロシア最前線」をいやおうなしに感じさせてやまない、まさしく「痛快!」の一言がぴったりなベートーヴェン演奏!
 チェロ独奏者としても名盤あまたのアレクサンドル・ルーディンが1988 年から音楽監督をつとめるムジカ・ヴィーヴァ室内管弦楽団は、古典から現代まできわめて幅広いレパートリーを誇りつつ、ホグウッドやノリントンら古楽畑の指揮者たちとも綿密な共演関係を続け、ディッタースドルフ、サリエリ、アリャビエフ…といった知られざる古典派前後の作曲家たちの名品を自家薬籠中の得意曲とするユニークな楽団。最後にあげたアリャビエフは、FugaLiberaで録音したアルバムが日本でも「レコード芸術」特選をとるなど高く評価されています。本盤は、そんな「ロシア新世代」の飛びぬけた高水準を王道レパートリーで端的に堪能できる名演。
 ヴァイオリンの両翼対向配置なんてもう当たり前、硬質かつ熾烈な叩き込みをみせるティンパニの響きは「第1 番」に明快なクリスピーさを与え、「田園」のクライマックスを劇的に盛り上げる、また絶妙のタイミングで、えもいわれぬ野趣をこめて音を割るホルンといい、信じられない機能性と「味」を感じさせる管楽器ソロといい、もういたるところ聴きどころ満載のベートーヴェンなんです。なんて整然と痛快な「第1 番」、なんてわくわくする「田園」!


 

CHAN 0812
\2400
〔CHACONNE〕
キューピッドの旅
 ボワモルティエ:オペラ・バレ《キューピッドの旅》より
  精霊の到着のためのサンフォニー
 ルベル:舞曲さまざま、ソナタ第6番
 ボワモルティエ:
  森のバレエ第1番 Op.52、ソナタ第3番 Op.14、
  協奏曲 Op.37、ソナタ第4番 Op.37
 コレット:
  コンチェルト・コミック第6番「ご婦人の楽しみ」Op.8
アンサンブル・メリディアーナ
 あのパラディアン・アンサンブルが受賞グループに名を連ねる古楽アンサンブルの登竜門、"ヨーク古楽音楽祭ヤング・アーティスト・コンペティション"で栄冠に輝いた英国古楽界注目の若手アンサンブル、アンサンブル・メリディアーナもChaconneに進出!
 「ブレコン・バロック」のヴァイオリニストの一人でもあるザビーネ・ストファーなど、注目の若手アーティストたちが名を連ねる期待のアンサンブル。スイスの古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムで学んだ古楽奏法を活かして、ボワモルティエを中心としたフランス・バロックの麗しい器楽作品を聴かせてくれます。

 録音:2014年11月10日−13日&2015年6月3日、聖ニコラウス教会(スイス)


CHANDOS 2 FOR 1

CHAN 241-55
(2CD/特別価格)
\2500
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
 創立125周年記念アルバム

  ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》への前奏曲 WWV.90
  マッカン:山と湖の国 Op.3
  ニールセン:交響曲第4番 Op.29, FS 76より 第4楽章
  エネスク:ルーマニア狂詩曲 Op.11-1
  ウェーベルン:パッサカリア Op.1
  R・シュトラウス:《4つの最後の歌》より 9月
  ホルスト:《惑星》 Op.32より 火星、木星
  プロコフィエフ:
   アレクサンドル・ネフスキー Op.78より 第5楽章
  メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟
  グラズノフ:《四季》 Op.67より
  サン=サーンス:《死の舞踏》 Op.40より
  ショスタコーヴィチ:
   ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.129より 第1楽章
  ドビュッシー:《夜想曲》より シレーヌ
  プロコフィエフ:《キージェ中尉》 Op.60より トロイカ
  シベリウス:交響曲第5番 Op.82より 第3楽章
  マルティヌー:交響曲第1番 H.289より 第3楽章
  アダムズ:《ハルモニーレーレ》より 第3楽章
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
アレクサンダー・ギブソン(指揮)
ブライデン・トムソン(指揮)
マティアス・バーメルト(指揮)
ステファヌ・ドゥネーヴ(指揮)
ピーター・ウンジャン(指揮)、他
 2016年で創立125周年を迎える、スコットランドの名門オーケストラ、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(RSNO)のアニヴァーサリー・アルバムがChandosから登場。
 Chandos黎明期に録音されたアレクサンダー・ギブソンの貴重な音源から、ネーメ・ヤルヴィ、ブライデン・トムソンといった歴代指揮者の名演、そして現音楽監督ピーター・ウンジャンによる近年の録音まで、Chandosに残された膨大なRSNOの名演奏を集めたハイライトです。




SOMM



SOMMCD 258
\2500→\2290
ヴァレリー・トライオン(ピアノ)
 ドビュッシー、フォーレ、ラヴェル:
  ピアノと管弦楽のための作品集

   ドビュッシー:
    ピアノと管弦楽のための幻想曲
    ピアノと管弦楽のためのバラード Op.19
   ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
ヴァレリー・トライオン(ピアノ)
ヤク・ファン・ステーン(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
 ジャック・フェヴリエにピアノを学び、ハンガリー政府からはフランツ・リスト勲章を贈られたイギリスのベテラン女流ピアニスト、ヴァレリー・トライオン。
 「ラフマニノフ/R・シュトラウス/ドホナーニ」の協奏曲集(SOMMCD 253)と同じ指揮&オーケストラで、フランスのピアノ協奏的作品を披露。

 録音:2014年9月7日−8日、ヘンリー・ウッド・ホール

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SOMM(CELESTE)



SOMMCD 0156
\2100→\1890
エマ・ジョンソン、2014年熱狂的ライヴ!
 シューベルト:八重奏曲ヘ長調 D.803
 クルーセル:
  クラリネットとファゴット、ホルンのための合奏協奏曲
エマ・ジョンソン(クラリネット)
カルドゥッチ弦楽四重奏団
クリス・ウェスト(コントラバス)
フィリップ・ギボン(ファゴット)
マイケル・トンプソン(ホルン)
 イギリスのクラリネット界を代表する世界的名手、エマ・ジョンソンと仲間たちによる、シューベルト&クルーセルの熱狂的なライヴを収録。
 名曲であるシューベルトの八重奏曲はもちろん、クルーセルの合奏協奏曲(三重協奏曲)はクラリネット関係者必聴。

 録音:2014年10月11日、ターナー・シムズ


 

SOMMCD 0155
\2100
モンポウ:セレクテッド・ワークス Vol.2
 歌と踊り/子どもの情景/
 ひそやかな音楽/3つの変奏曲/
 子守歌/モンジュックの橋
クレリア・イルズン(ピアノ)
 ロンドンを拠点に活動しているブラジル生まれのピアニスト、クレリア・イルズンが弾くフェデリコ・モンポウ(1893−1987)第2弾。
 スペインの作曲家とブラジルのピアニストのエキゾチックなカラー、繊細でカラフルなピアノの音色が見事な調和を産み出す。

 録音:2014年8月28日−29日
 

SOMMCD 0152
\2100
バーバー:合唱作品集
 リインカーネーションズ Op.16/イースター・コラール/
 神の威厳/柵を開け、おお死よ/
 「アントニーとクレオパトラ」より 2つの合唱/
 2つの合唱/修道士と猫/柳の下で/
 ストップウォッチと軍用地図/ヨブ記によるモテット/
 聖母マリア/月/この輝ける夜に/
 Ad Bibinem cum me Rogaret ad Cenam/
 ヘヴン・ヘイヴン/アニュス・デイ
バーミンガム音楽院室内合唱団
ポール・スパイサー(指揮)
 イギリス合唱界の名指揮者で、フィンジ・シンガーズとのコンビで数多くの名唱を生み出してきたポール・スパイサーが振るサミュエル・バーバーの合唱作品集。
 アルバムを締めくくる「アニュス・デイ」は、美メロの代表曲として知られる「バーバーのアダージョ」(弦楽のためのアダージョ Op.11)から、合唱版へと編曲されたもの。

 録音:2014年6月26日−27日、エイドリアン・ボールト・ホール(バーミンガム音楽院)




HCRHCR(HUDDERSFIELD Contemporary Records)

 HUDDERSFIELD Contemporary Records はイギリス北部ヨークシャーに新しく設立されたハダースフィールド大学音楽学部が設立した現代音楽専門レーベルで同大学在籍の作曲科専攻学生、教師の作品、在籍演奏科学生、教師の演奏を広く紹介することを主な目的としています。
 作品、演奏はともに高いレベルにあり、最近のイギリスの若手作曲家、演奏家の動向を知る上で貴重な音源です。なおハダースフィールド大学は音楽以外に技術工学、インターネット・ソフト・ウェア開発にも定評があり、音楽における様々なテクノロジーの応用はIRCAM 並みの技術力が期待されています。

HCR 09
\2100
クラリネット新作集
 (1)アーロン・アインボンド:レジスタンス(2012)
  〜プリペアド・バス・クラリネットと
   ライヴ・エレクトロニクスのための
 (2)森下周子:リザード(影) (2011)
 (3)マーティン・イッドン:プテレア(2014)〜
  バス・クラリネットのための
 (4)マーティン・レーン・バック:コペンハーゲンの静寂(2014)
 (5)ペドロ・アルバレス:その代わりに(2013)
 (6)マックス・マリー:Ad Marginem des Versuchs(2015)
  〜バス・クラリネットとテープのための
ヘザー・ロシェ(Cl/バスCl)
 森下周子の意欲作も収録!クラリネット新作集!

 58:19

 このディスクではライヴ・エレクトロニクス、テープによる作品が収録。また日本から現在大学院に留学中のホープ森下周子さんの意欲作にも注目です。
 

HCR 10
\2100
「覆われた鏡」〜現代ギター作品集
 マシュー・サージェント:ベット・マルヤム(2011)
 ブリン・ハリソン:M.C.E(2010)
 マイケル・フィニシー:ナジエ(1982/rev.2002)
 ジェームズ・ディロン:覆われた鏡(1987)
 ブライアン・ファーニホー:短い影II (1983-89)
 ウィーランド・ホバン:ノックラーI (2009)
ディエゴ・カストロ・マガス(G)
 フィニシー、ファーニホー他現代イギリスのギター作品集!

 録音:2015年8月17-20日、65:56

 こちらはフィニシー、ディロン、ファーニホーら現代イギリス作曲界の大御所たちの作品を中心に収録。
 ディエゴ・カストロ・マガスはチリ出身の若手ギタリストでドナトーニ、ファーニホー、ラッヘンマンなど多くの作曲家の作品を演奏している。いずれもギターの可能性の限界に迫る難曲ぞろい。




NMC

NMC D221
\2100
「フォトグラフィ」〜
 エロリン・ウォーレン(b.1958):管弦楽作品集

  (1)チェロ協奏曲
  (2)飢餓
  (3)フォトグラフィ
  (4)地球で
(1)マシュー・シャープ(Vc)
(1)(3)ニコラス・コック(指揮)
 オーケストラX
(2)フィリップ・ヘッドラム(指揮)
 ザ・コンティヌム・アンサンブル&
  アンサンブルX
(4)ティム・ハリーズ(バス・ギター)、
 エロリン・ウォーレン(声)、X四重奏団
 ポップ・ミュージックの分野でも活躍するイギリスのアフリカ系女性作曲家エロリン・ウォーレンの管弦楽作品集

 録音:(1)(3)(4)2015年 (2)2001年 [67:17]

 エロリン・ウォーレンはロンドンのキングス・カレッジに学んだアフリカ系女性作曲家。BBCプロムスより委嘱された打楽器協奏曲は高い評価を受けている。
 現代音楽の他にポップ・ミュージックの分野でも活動しており、作品は調性、モード、無調を折衷したロマンティックなもの。新古典主義時代のストラヴィンスキー、ブリテン風の和声に加えポップス界で磨かれたリリカルで内省的なメロディが魅力的。
 

NMC D222
\2100
エドワード・カウィー(b.1943):弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲第3番《イン・フライト・ミュージック》
  (1982-83 /rev2010)
 弦楽四重奏曲第4番 (1984 / rev2010)
 弦楽四重奏曲第5番《鳥の歌のバガテル》 (2003-4)
クロイツァー四重奏団
 録音:2014-15年、74:28

 カーウィはバーミンガム出身で幼い頃よりサフォークとコッツウォルズの自然に親しみ、音楽と美術に才能を示した。1970 年代にルトスワフスキに師事、その後BBC プロムスでも盛んに作品が取り上げられるようになった。彼の音楽は幼い頃の影響もあり、メシアンと同じく鳥の声、歌が重要な音楽的素材になっている。現代的な語法と20世紀初頭のイギリスの牧歌的な心象風景が融合したユニークな世界。
 

NMC D223
\2100
混声合唱と打楽器四重奏のための「炎の舌」
 マリンバによる「雲のポリフォニー」

  ジェームズ・ウッド(b.1953):
   (1)炎の舌
   (2)雲のポリフォニー
(1)ジェームズ・ウッド(指揮)
 MDRライプツィヒ放送合唱団、
 Earメッセージ打楽器四重奏団
(2)ロバート・ヴァン・サイス(指揮)
 イェール打楽器グループ
 録音:2013-14年、61:05

 ウッドはナディア・ブーランジェに作曲を師事、打楽器奏者、指揮者としても活動している。
 「炎の舌」は混声合唱と打楽器四重奏のために書かれた作品でゴスペル・ミュージックの要素、声の多彩な可能性と打楽器の様々な音色がミックスされている。
 「雲のポリフォニー」ではマリンバによる細かな音の粒子が収縮したり拡散したりとタイトルの通り、雲のような変化を見せる。

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SOMM(CELESTE)



SOMMCD 0154
\2100→\1890
ジョン・マッケイブ1978年録音
 グリーグ:ピアノ作品集

  スロッテル(ノルウェー農民の舞曲) Op.72
  気分 Op.73
ジョン・マッケイブ(ピアノ)
 2015年2月13日に75歳でこの世を去った現代イギリス音楽界の大御所、ジョン・マッケイブ(1939−2015)が遺したグリーグの録音集。グリーグの素朴な味わいを引き出している好演。

 録音:1978年11月13日、ロンドン



旧譜
ジョン・マッケイブ、この1枚
ヴォーン=ウィリアムズ、ホルスト、アイアランド、バックス、モーラン・・・。
近代イギリス・ピアノ作品集

BMS
103CDH
(CD-R)
\2600
イングリッシュ・リサイタル
 ヴォーン=ウィリアムズ:山の中の湖、
  ギボンズの歌曲第13番による讃美歌前奏曲、
  6つの小品/
 ホルスト:ピアノのための2つの小品、
  2つのノーサンブリア民謡/
 アイアランド:ピアノ・ソナタ/
 バックス:アレグレット・クァジ・アンダンテ/
 ワーロック:5つの民謡前奏曲/
 モーラン:バンク・ホリデイ/
 ブリテン:夜想曲/
 ジュベール:舞踏組曲
ジョン・マッケイブ(ピアノ)
 現代イギリス音楽界の大御所的存在にして、英国音楽協会(BMS)の会長、ジョン・マッケイブ自らが出陣!
 ヴォーン=ウィリアムズ、ホルスト、アイアランド、バックス、モーラン・・・。
 近代のイギリス音楽を知り尽くしたマッケイブのピアノによる"イングリッシュ・リサイタル"は絶品の一言に尽きる。

 1968年5月20日−22日&1972年5月20日の録音。全曲初CD化。

ニールセンの名演も復活!

SOMM
CD 0146-2
(2CD)
\4200
マッケイブの名盤が復活!
 ニールセン:ピアノ作品集

 祝典前奏曲 FS.24/
 大人と子供のためのピアノ音楽 Op.53,FS.148/
 交響的組曲 Op.8,FS.19/5つの小品 Op.3,FS.10/
 3つの小品 Op.59,FS.131/
 愉快なバガテル Op.11,FS.22/組曲 Op.45,FS.91/
 シャコンヌ Op.32,FS.79/
 劇音楽 《ハウバートとシーネ》 よりFS.57-5/
 主題と変奏 Op.40,FS.81
ジョン・マッケイブ(ピアノ)
 マッケイブのニールセンが復活!

 2015年2月13日に75歳でこの世を去った現代イギリス音楽界の大御所、ジョン・マッケイブ(1939−2015)が遺したニールセンのピアノ作品集。
 追悼盤としてリリースされる当タイトルでは、ジョン・マッケイブの若き日の演奏を聴くことが出来る。

 1973年&1974年の録音。


 ニールセンはもともとヴァイオリン奏者として活躍した人なので、ピアノについてはものすごい腕前だったということはありません。ただ、デンマーク王立音楽院でピアノの魅力に開眼。集中してピアノ曲に取り組んだ事はあったようです。
 そのニールセンのピアノ曲は、若い頃の素朴なものから亡くなる年に書かれた深遠なものまで多種にわたり、ニールセンの「もう一つの顔」が堪能できます。グリーグほど傑作ぞろいではないものの、シベリウスには十分肩を並べられそうな気がします。
 作品数はちょうどCD2枚に収まるくらい。そのため曲自体はそれほど有名でないわりには、アンネ・エランドやエリザベト・ウェステンホル、最近でもマーティン・ロスコーといった大物たちが全集録音をリリースしています。
 なかでもジョン・マッケイブが遺した録音は筆頭に上げられる名演です。




グッディーズ

78CD-3002
\2080
新 忠篤氏の復刻音源シリーズ、プレスCD第3回発売! ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」
  (1)I. Adagio-Allegro non troppo(1) (4:41) DB4609A (2RA3345-1)
  (2)I. Allegro non troppo(2) (4:43) DB4609B (2RA3346-2)
  (3)I. Allegro non troppo(3) (4:25) DB4610A (2RA3347-2)
  (4)I. Allegro non troppo(4) (3:25) DB4610B (2RA3348-3)
  (5)I. Allegro non troppo(5) (2:46) DB4611A (2RA3349-3)
  (6)II. Allegro con grazia(1) (4:03) DB4611B (2RA3353-2)
  (7)II. Allegro con grazia(2) (4:45) DB4612A (2RA3354-2)
  (8)III. Allegro molto vivace(1) (4:33) DB4612B (2RA3355-1)
  (9)III. Allegro molto vivace(2) (4:39) DB4613A (2RA3356-2)
  (10)IV. Finale:Adagio lamentoso(1) (2:44) DB4613B (2RA3350-1)
  (11)IV. Finale:Adagio lamentoso(2) (3:33) DB4614A (2RA3351-2)
  (12)IV. Finale:Adagio lamentoso(3) (4:06) DB4614B (2RA3352-3)
 ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」より「葬送行進曲」
  (13) (Part 1) (4:33) 67054A (733 be I)
  (14) (Part 2) (3:53) 67054B (734 1/2 be I)

 テレビでも話題になった玉音放送の復刻を担当した 新 忠篤氏の復刻音源シリーズから、プレスCD第3回発売!これまでの復刻からは聴けなかった鮮烈な演奏がよみがえる!

 (1)-(12)独 ELECTROLA DB4608/14(英 HMV DB4608/14 と同一録音)(1938 年10 月15-27 日ベルリン、ベートーヴェンザール録音) (13)(14)独 POLYDOR 67054(1933 年ベルリン高等音楽院録音)

 「悲愴」はヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)が残した唯一の正規録音。SPレコード録音が頂点に達した1930 年代後半の録音である。テープ録音時代には聴き取れなくなったオーケストラ内声部の細かな動きが明瞭に聞こえるのはSP録音ならではのもの。これまでのSP復刻盤ではそれがノイズと共に消え去ってしまっていた。ベルリン・フィルがフルトヴェングラーの指揮のもとで巨大な怪物と化し、そのウネリが聴き手を恍惚の境地に導いてくれる。ワーグナーの「葬送行進曲」も同様である。フルトヴェングラーの指揮はこのシリーズで「英雄」(78CD-3000)と「運命」+「未完成」(78CD-3001)が出ている。


 ※ご注意※ つなぎ編集を行っていませんので、SP レコード同様、原盤ごとに途切れがあります。


 ※グッディーズ・ダイレクト・トランスファーとは?
 グッディーズ・ダイレクト・トランスファーCD-R シリーズは、新 忠篤氏の復刻音源をCD-R で提供するもので、2006 年の発売開始以来既に500 タイトル以上を発売済みの大シリーズです。カザルスやコルトーなどのSP 時代の定評ある名演から、世界初CD化の復刻音源など多彩なラインナップで好評を得ています。その音質はSP レコードから過去の偉大な演奏家の真の息遣いが聴き取れるものとして、ピアニストの内田光子さんなども絶賛しておられます。今回はこのシリーズからプレスCD 第2弾として、フルトヴェングラーのSP 録音「運命」「未完成」を発売いたします。


 ※特徴
 戦前の真空管を用いた新 忠篤氏設計・制作の管球式可変フォノイコライザを使用して、適正なイコライジングカーブを設定。それ以外のノイズカットや音質補正等は一切行わず、ダイレクトにDSD 録音機でマスターを作製。再生音はSP 特有の針音ノイズはあるものの、これまでのSP 復刻の常識を覆すような生々しい音楽性を再現しています。
SP 時代の録音はSP 盤1 面ごとにその都度中断して行われていましたが、このシリーズでは各面をそのまますべて収録。つなぎ編集も行っていませんので、原盤ごとに途切れがありますが、SP レコードそのままを体験いただけます。

 ※SPレコード復刻の歴史を振り返って(新 忠篤)
 アメリカでLPが登場したのが1948 年(昭和23 年)だった。一方イギリスではHMV がLPレコードを発売したのが1952 年(昭和27 年)10 月だったから、4 年も遅れた。因みに日本では日本コロムビアが1951 年(昭和26 年)にLPを発売した。遅れたのはレコードプレーヤやアンプ等の再生機の準備期間が必要だったからだ。LPが出ても一般の愛好家は従来の78 回転SPレコードでも不便を感じていなかったと思われる。LP再生機が普及すると演奏時間の短いSPレコードは不便になり、SPの演奏をLPに置き換えて発売する所謂復刻盤LPが登場した。EMI のSP復刻シリーズである HMV/COLUMBIA Great Recordingsof the Century が登場したのが1957 年(昭和32 年)10 月だったから、LP登場の5 年後だった。HMV/COLUMBIA GreatRecordings of the Century はその頭文字をとってGR盤、復刻LPの代名詞となった。SPレコードは片面3〜5 分の収録時間で、演奏はその都度止めて収録された。LP復刻時には切れ目なく編集された。また復刻盤作成の原盤は、SPレコード原盤をLPと同じビニール盤にプレスしたテストプレス盤だった。それはシェラック盤に較べれば雑音は小さいが、LPに較べればかなり雑音が多い。LPは本来無雑音メディアだから、復刻音源はフィルタ使ってノイズ除去をした。復刻エンジニアは雑音ばかりが気になって、フィルタが音楽を損ねていることに気がつかなかったのかもしれない。
 そして元のSPレコードとはまるで違うものが生まれた。EMI のGreat Recordings of the Century シリーズは1966 年10 月に終了したが最後までこのポリシーを守り続けた。私はもの心ついて以来ずっとSPレコードに親しんでいた。大学を卒業すると就職先をレコード会社に決めた。2 年間のレコード店回りのセールスマンの後に洋楽部勤務になった。海外原盤の国内発売業務の傍ら、自分の手でSPレコードの復刻を始めた。日本コロムビアのDXMシリーズがそれである。カペー四重奏団、ジョルジュ・エネスコ、ジャック・ティボー、フリッツ・クライスラー、エーレナ・ゲールハルト、ユリア・クルプなどのSP盤演奏をSP盤とそっくり同じ音で復刻した。それは私のGR盤への音の不満から出たもので、SPレコードの音が復刻LPから再現できるたことで、多くの支持者を得た。SPレコード再生には専用のフォノイコライザが必要で、市販の民生機のプリアンプに組み込まれたSP用とされたイコライザはおおまかな特性でプロ用には使いものにならない。試行錯誤を重ねるうちに、SPレコードが吹き込まれた時代に録音機材に使われていた真空管を使用すると、すばらしい再生ができることを発見した。私のアンプ作り歴は60 年以上で、その目的はSPレコードをその録音された音をそのまま再生することであった。現在ではDSD方式のデジタル録音機がSPレコードの直接再生音をそっくり収めることが可能になった。これを「ダイレクト・トランスファー」と命名した。DSD方式は編集をする際、いったんPCMにするため音質劣化がある。したがってここでは盤面の編集はしていない。またフィルタ類も一切使用していない。SPレコードの生の音をCD化したものである。



<映像>


C MAJOR



73 5604
(Blu-ray)
¥5800→\5390
新批判校訂版に基づく、
 ヘアハイム演出の「ホフマン物語」

  オッフェンバック:歌劇『ホフマン物語』
ホフマン:ダニエル・ヨハンソン
オランピア/ ジュリエッタ:シェシュティン・アヴェモ
アントニア/ ジュリエッタ:マンディ・フレドリヒ
ミューズ/ ニクラウス/ 死者の声:
 ラヘル・フランケルリンドルフ/ルーテル/
 コッペリウス/ミラクル医師/ダペルトゥット
船長:ミヒャエル・ヴォッレ
スパランツァーニ:ベングト・オラ・モルニー
クレスペル:カティル・フガース
アンドレ/ コシュニーユ/ フランツ:
 クリストフ・モルターニュ
ナタニエル:ホエル・トロアデック
ヘルマン:ヨーゼフ・コヴァチッチ
ヴィルヘルム:ペトル・スヴォボダ
ステッラ:ペッレ・カールソン
ヨハンネス・デブス(指揮)
ウィーン交響楽団
プラハ・フィルハーモニー合唱団
ルカーシュ・ヴァシレク(合唱指揮)

73 5508
(2DVD)
¥5600→\5190
 新批判校訂版に基づく、ヘアハイム演出の「ホフマン物語」。過去の女性との経験を芸術に昇華させる、ホフマンの恋愛物語!

 演出:シュテファン・ヘアハイム/舞台:クリストフ・ヘッツァー/衣装:エスター・ビアラス/照明:フェニックス(アンドレアス・ホーファー)/
 映像:フェットフィルム/ラマトゥルク:オラフ・A・シュミット/映像監督:フェリックス・ブライザハ
 録音: 2015 年7 月21 日、23 日ブレゲンツ・フェスティヴァル(ライブ)
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:DTS-HD MA5.0、PCM2.0、原語:フランス語、字幕:英独西韓日、174分
 (2DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.0、PCM2.0、原語:フランス語、字幕:英独西韓日、174分

 2015 年ブレゲンツ・フェスティヴァルで上演された、「ケイとケック」新批判校訂版に基づく、シュテファン・ヘアハイム演出による「ホフマン物語」の映像。
 オッフェンバックは、19 世紀中頃にチェロ奏者として活躍した後、ブフ・パリジャン座を創設し、独自のフランス・オペレッタのジャンルを確立しました。

 未完成に終わったオペラ『ホフマン物語』は、E.T.A. ホフマンの小説に基づき、ホフマン自身を主人公にし、4 人の女性との恋愛を描いたオペラ。
 2005 年音楽学者のマイケル・ケイとジャン= クリストフ・ ケックによる「ケイとケック」の新批判校訂版が発表されており、近年上演の機会が増えています。

 新版は、上演者が自由に過去の版の曲目を選び、構成を決めることが可能になっており、各上演で異なった楽曲を使用することができる、開かれた作品です。

 本作もこの新批判校訂版を使用しており、バイロイト音楽祭でも活躍する現在人気のノルウェー出身の演出家シュテファン・ヘアハイムが、どのように本作を解釈したのかが注目された上演です。


ちょっとだけプロモーション映像。あはは。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=W7NMlPV-Kdk
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4/26(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ALTUS



ALTL 006/7
(2CD特価)
\2800→\2590
日本音楽界を震撼させた才能
 ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン2016にも登場
  坂入健司郎と東京ユヴェントス・フィル第2弾

  (1)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
  (2)ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(1890年改訂稿)WAB.108
坂入健司郎(指揮)
東京ユヴェントス・フィル
 ラ・フォルジュルネ・オ・ジャポン2016にも出演!!坂入健司郎と東京ユヴェントス・フィル

 「これはまずい。いい音楽じゃないか。そのへんの本場よりよほど聴きごたえがあるじゃないか。この若者には才能があるのだ。」音楽評論家 許光俊
 「あふれ出るブルックナーへの愛、想い。祈りも烈しい情趣もお任せあれ。知情意兼ね備えた坂入健司郎渾身のタクト。尽くすオーケストラ。これぞライヴ、これがライヴ。いや、素晴らしい!」音楽評論家 奥田佳道

 ライヴ録音:2016 年1 月9 日/すみだトリフォニーホール/ライヴ

 注目の新人指揮者坂入健司朗(さかいりけんしろう)氏のブルックナーシリーズ第2弾は8 番!
 大チェリビダッケもかくやの美しいハーモニーが聴く人を包みます。新人離れの悠揚迫らぬ風格あり。東京ユヴェントス・フィルもうまい!






 評論家の許光俊氏が「この若者には才能があるのだ。」と賞賛した新進指揮者坂入健司郎のデビュー・アルバム2枚。

ALTL 002
\3000→\2690
この若者には才能があるのだ。(許光俊氏)
 新進指揮者坂入健司郎デビュー
  巨匠デームスもソリストで登場!
  慶應義塾ユースオーケストラによる2011年3月20日の記録

  (1)近谷直之:“Paradigm shift”(世界初演)
  (2)シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.54
  (3)シューマン:トロイメライ(アンコール)
  (4)チャイコフスキー:幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op.32
  (5)ラヴェル:マ・メール・ロワより『妖精の国』(アンコール)
坂入健司郎(指揮)
慶應義塾ユースオーケストラ
 (現:東京ユヴェントス・フィルハーモニー)
(2)(3)イェルク・デームス(ピアノ)


 なんと巨匠デームスがソリストで登場!
 慶應義塾ユースオーケストラによる震災直後2011年3月20日の記録

 ライヴ録音:2011 年3 月20 日/ティアラこうとう/ステレオ、ライヴ

 坂入健司郎率いる慶應義塾ユースオーケストラによる2011 年3 月のライヴは世界初演となった、近谷直之の“Paradigm shift、巨匠イェルク・デームスをソリストに迎えたシューマンのピアノ協奏曲、そしてチャイコフスキーの幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」という充実のプログラムでした。
 震災直後となった当ライヴは坂入とオーケストラのただならぬ思いが感じられ入魂の熱演となっております。アンコールで演奏された「妖精の国」は祈りそのものです。
ALTL 005
\3000→\2690
坂入健司郎(指揮)&東京ユヴェントス・フィル
 そして2014年
  ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調 WAB 105
坂入健司郎(指揮)
東京ユヴェントス・フィルハーモニー
 まだ20 代の若者が、これほど堅牢で構築的なブルックナーを振るとは。全体像がしっかり把握されていて危なげがない。(許光俊)

 ライヴ録音:2014 年1 月11 日/杉並公会堂 大ホール/ステレオ、ライヴ

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「これはまずい。坂入のコンサートに初めて出かけた私は心配になった。まだ20 代の若者が、これほど堅牢で構築的なブルックナーを振るとは。全体像がしっかり把握されていて危なげがない。いい音楽じゃないか。そのへんの本場のよりよほど聴きごたえがあるじゃないか。それが困るのだ。困ったことに、この若者には才能があるのだ。才能がなければ、ただの趣味、ただの遊びで済むものを。どうしたらこの才能を生かせるか。彼は一生かけてこの難題と取り組まないといけないのだ。そのキャリアの出発点と呼ぶべき、輝かしくも呪われた一夜の記録がこれだ。」(許光俊)

ここまで許光俊氏が若手の指揮者をほめることは滅多にないです。










WERGO

WER 7325
\2500→\2290
モートン・フェルドマン(1926-1986):作品集
 (1)オーケストラ〜オーケストラのための
 (2)エレメンタル・プロセデュアズ〜
  ソプラノ、混声合唱とオーケストラのための
 (3)お定まりの研究〜
  オーボエ、トランペット、ピアノ、ヴィオラ、
   チェロ、コントラバスのための
ピーター・ランデル(指揮)
ケルン放送交響楽団
(2)クラウディア・バラインスキー(ソプラノ)
 ケルン放送合唱団
 ニコラウス・コック(合唱指揮)
 フェルドマンファン必聴!ランデルとケルン放送交響楽団&合唱団によるフェルドマン作品集。静謐さ、つぶやくような音…フェルドマンワールドを思い切り堪能できるアルバム

 セッション録音:(1)2010 年2 月10 日、(2)(3)2013 年2 月5 & 6 日/DDD、43’36”

 ジョン・ケージやアール・ブラウンらと並ぶアメリカ現代音楽の重要な担い手であったモートン・フェルドマン。図形楽譜の発案者として、またその静謐な音楽や、演奏時間が最大で6,7 時間に及ぶような長大な作品で知られています。
 晩年に書かれた「〜でもなく(Neither)」は彼の唯一のオペラ作品ですが、このディスクにはそのオペラ作曲に先立ち、前段階として書かれた3 作品が収録されています。
 「オーケストラ」「エレメンタル・プロセデュアズ」「お定まりの研究」はどれも1976 年の短期間のうちに書かれた作品群。当時フェルドマンはアイルランド出身の劇作家サミュエル・ベケットの作品を用いたオペラ作品を委嘱されていました。
 ベケットのテキストの使用や、ソロや合唱での声の用い方など、オペラを書くにあたっての実験の場でもあったこれらの作品は「ベケット三部作」と呼ばれています。音の扱い方などに後のオペラに通じる要素を見ることができ、彼の創作の軌跡を追うことができる作品群です。
 霧が立ち込めたような静寂、ぽつりぽつりとつぶやくような音数の少なさなど、フェルドマンの代名詞ともいえる空気感に溢れたこれらの曲、フェルドマンファンにはたまりません。
 現代音楽の演奏に定評があり、彼女のために多くの作品が書かれているソプラノ、バラインスキーの妖艶なヴォカリーズにも注目です。




AEVEA



AE 16013
\2500→\2290
「ピアノ三重奏曲 Op.50」の新ヴァージョン
 グラナドス:ピアノを伴う室内楽作品集

 ピアノ三重奏曲 Op.50(新ヴァージョン)
 チェロとピアノのための小品
  (マドリガル/ガレガ舞曲/トローヴァ)
 ロマンス/3つの前奏曲
 ヴァイオリン・ソナタ
トリオ・ロディン
 〔カルレス・プーチ(ヴァイオリン)、
  エステール・ガルシア(チェロ)、
  ホルヘ・メンゴティ(ピアノ)〕
 2011年にオランダのユトレヒトで結成されたスペインの若きアンサンブル、トリオ・ロディンのデビュー・アルバム。
 バルセロナの音楽博物館に所蔵されている手稿譜を基にした「ピアノ三重奏曲 Op.50」の新ヴァージョンや、世界初録音となる「トローヴァ」など、スペインの若き音楽家たちの情熱が迸る好企画です。

 2015年6月の録音。
 

AE 16008
\2500
クラーク:ヴィオラ作品集
 ヴィオラ・ソナタ
 短い小品集
 モルフェウス
 ドゥムカ
デュオ・ルニャ
 〔ディアナ・ボナテスタ(ヴィオラ)、
  アリアンナ・ボナテスタ(ピアノ)〕
 20世紀のイギリスにおける女流作曲家の先駆者的存在として、その名と作品を歴史に遺したレベッカ・クラーク(1886−1979)。
 コンポーザー=ヴィオリストとして活躍し、音楽史に一石を投じたクラークのヴィオラ作品を、イタリア、ローマ出身の姉妹デュオの演奏で。

 2013年12月の録音。




ENCELADE


ECL 1404
\2500
ドイツへの旅
 ヨハン・シェンク:ドナウ川のこだま〜ソナタ第6番
 テレマン:ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ ニ長調 TWV 40:1
 シェンク:ドナウ川のこだま〜ソナタ第5番
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 BWV.1011
エマニュエル・ギグー
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ジョルディ・サヴァールやパオロ・パンドルフォ、クリストフ・コワンといった古楽界の名匠たちから教えを受けたフランスの女流ヴィオール奏者エマニュエル・ギグーが奏でるドイツへの旅。
 ヴィオラ・ダ・ガンバのための作品を多く残したヨハン・シェンクの2つのガンバ・ソナタに、テレマンのガンバ・ソナタ、そしてヴィオラ・ダ・ガンバで弾く大バッハの無伴奏チェロ組曲。

 ※録音:2013年9月9日−12日
 

ECL 1402
\2500
J.C.F.フィッシャー:ウラニア
 音楽のパルナッソス山 〜 ウラニア/
 音楽のパルナッソス山 〜 メルポメネ/
 音楽のパルナッソス山 〜
  クレイオより プレリュード・アルペジアート/
 音楽の花束より/アリアドネ・ムジカより/
 音楽の花束より/アドリアネ・ムジカより/
 音楽のパルナッソス山 〜 エウテルペより シャコンヌ
エリザベート・ジョワイエ
 (チェンバロ&オルガン)
 ボブ・ファン・アスペレン、ヨス・ファン・インマゼール、そしてグスタフ・レオンハルトらに学んだフランスのチェンバロ&オルガン奏者、エリザベート・ジョワイエ。
 ドイツ・バロックの作曲家ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャーの鍵盤作品集は、J.S.バッハにも影響を与えたと言われる作品。

 ※録音:2014年10月13日−14日




ET’CETERA



KTC 1543
\2500→\2290
モシュコフスキ、ミヨー、マルティヌー:
 2本のヴァイオリンとピアノのための作品集

  モシュコフスキ:
   2本のヴァイオリンとピアノのための組曲ト短調 Op.71
  ミヨー:2本のヴァイオリンとピアノのためのソナタ Op.15
  マルティヌー:
   2本のヴァイオリンとピアノのためのソナティナ H.198
トリオ・コッシュ
 〔フィリップ・コッシュ
   (ヴァイオリン)、
  ロランス・コッシュ
   (ヴァイオリン)、
  ジャン=フィリップ・コッシュ
   (ピアノ)〕
 フィリップ・コッシュ率いるファミリー・トリオ!

 アルテュール・グリュミオーの高弟で、トリオ・グリュミオーやブリュッセル弦楽四重奏団のメンバー、ルクセンブルク・フィルのリーダー、リエージュ王立音楽院の教授などを務める名ヴァイオリニスト、フィリップ・コッシュが率いるトリオ・コッシュは、娘のロランス・コッシュ、息子のジャン=フィリップ・コッシュによるファミリー・トリオ。
 「2本のヴァイオリンとピアノ」という珍しい編成のレパートリーの素晴らしさを世に広めるため活動しており、E'ceteraから発売されるファースト・アルバムは、モーリツ・モシュコフスキ、ダリウス・ミヨー、ボフスラフ・マルティヌーという"3つのM"による作品集。
 

KTC 1544
\2500
フィオッコ:哀歌集
 ジョゼフ=エクトル・フィオッコ:
  聖水曜日の第1の哀歌イ短調(1733)、
  聖木曜日の第2のルソン ハ短調(1733)
 ピエトロ・アントニオ・フィオッコ:
  リコーダーと通奏低音のためのソナタ ハ長調(ca.1698)
 J-H.フィオッコ:
  聖水曜日の第2のルソン ホ短調(1733)、
  聖木曜日の第1の哀歌ト短調(1733)
 P.A.フィオッコ:
  リコーダーと通奏低音のためのソナタ ト短調(ca.1710)
 J-H.フィオッコ:
  聖金曜日のための第2のルソン変ロ長調(1733)
アン・メルテンス(ソプラノ)
ヴィーラント・クイケン
 (バロック・チェロ)
リヒテ・ファン・デル・メール
 (バロック・チェロ)
クリス・フェルヘルスト
 (オルガン、チェンバロ)
ペーター・ファン・ヘイゲン
 (リコーダー)
 イル・フォンダメントやムジカ・アンティクヮ・ケルンなどと共演してきたソプラノ、アン・メルテンスが歌うジョゼフ=エクトル・フィオッコのエレミアの哀歌集は、通奏低音にはヴィーラント・クイケンも参加。
 間に演奏されるジョゼフ=エクトルの父親であるピエトロ・アントニオ・フィオッコのリコーダー・ソナタも美しい。

 録音:2001年8月、ベルギー
 

KTC 1917
\2500
シャンティー写本Vol.3 テトラクティス
 オランダの世界的リコーダー奏者ケース・ブッケが主宰する古楽アンサンブル、テトラクティスによる「シャンティー写本」からの音楽第3集。
 アルス・ノヴァを発展、複雑化したアルス・スブティリオル様式の音楽を収めている「シャンティー写本」。ハンガリーのソプラノ、ジュジィ・トートの古楽唱法とテトラクティスのアンサンブルが広げる中世フランス音楽は、今作も演奏&音質ともにハイクオリティ。

 録音:2014年3月9日−12日&2015年5月26日−27日、6月10日、イタリア




IBS CLASSICAL

IBS-72015
\2500
インパルス 〜 2台ピアノ&4手連弾のための作品集
 ルトスワフスキ:2台ピアノのためのパガニーニの主題による変奏曲
 モーツァルト:4手のためのピアノ・ソナタ ハ長調 K.521
 リゲティ:4手のための5つの小品
 ラヴェル:ラ・ヴァルス(2台ピアノ版)
 ガーシュウィン(グレインジャー編):《ポーギーとベス》幻想曲
ビクトル&
 ルイス・デル・バジェ
 2005年のミュンヘン国際音楽コンクールで成功を収めたスペインのピアノ・デュオ兄弟、ビクトル&ルイス・デル・バジェ。
 その活動範囲はスペイン国内に留まらず、バイエルン放送響やミュンヘン室内管、シュトゥットガルト放送響、ヘルシンキ・フィルなど、欧州各国のオーケストラとの共演も数多い。
 兄弟ならではの絶妙なコンビネーションと煌びやかなサウンドが、エキサイティングな"2台&4手"プログラムを繰り広げる!ピアノ・ファン要注目!

 2015年6月&9月の録音。




QUARTZ



QTZ 2115
\2500→\2290
アンナ・ハントリー(メゾ・ソプラノ)
 シューベルト:声楽とギターのための歌曲集

  セレナード D.957-4/盲目の少年 D.833/
  私の挨拶を D.741/春の思い D.686/
  ベニヒワの求婚 D.552/ます D.550/夜と夢 D.827/
  夜(シュレヒタ編)/羊飼いの嘆きの歌 D.121/
  水の上で歌う D.774/子守歌 D.498/
  涙の讃歌 D.711/夕暮れ D.221/乙女の嘆き D.191/
  糸を紡ぐグレートヒェン D.118/死と乙女 D.531/
  アヴェ・マリア D.839
アンナ・ハントリー(メゾ・ソプラノ)
イェンス・フランケ(ギター)
 "メゾ・ソプラノ"とデュオを組むのは、"ピアノ"ではなく"ギター"というユニークなコンセプトのシューベルト歌曲集。
 ギターとの共演でのシューベルトを歌うのは、イギリスのメゾ、アンナ・ハントリー。グレアム・ジョンソンやイアン・バーンサイド、ジュリアス・ドレイクなど英国の名伴奏者たちとの共演も数多い期待の才能である。

 2013年8月の録音。




RESONUS


RES 10164
\2500
彼女の天上のハーモニー 〜 宮廷の世俗音楽
 モーリー:水晶のような泉のほとりで、立ち上がれ目覚めよ
 トムキンズ:牧神とサテュロス
 タリス:おお、やさしいみどり子よ
 ウィールクス:2つの誇りのある軍勢のように
 トムキンズ:
  見よ, 羊飼い達の女王を、おお, 私は真実の愛のために生き
 モーリー:いいや、いいや、ナイジェラ
 バード:
  訓練されていない鷹を無理矢理とまらせ、
  鷲の力は飛ぶ鳥を征服する
 タリス:悲しげな鳩のように
 ギボンズ:銀色の白鳥、きれいな小鳥
 モーリー:今は穏やかな季節
 ウィールクス:トゥーレの国、地誌の時代
 ギボンズ:清らかな薔薇
 バード:聖なるミューズたちよ
 トムキンズ:クロリス、私が求婚するとき
 ウィールクス:死は私を奪い、マース・イン・ア・フューリー
 バード:君たちニンフは愛の神を軽蔑しているのか
 ギボンズ:ああ、恋しい人よ
 タリス:私の悲しいため息の消える時
 トムキンズ:ミュージック・ディヴァイン
クイーンズ・シックス
 〔ダニエル・ブリテイン
   (カウンターテナー)、
  ティモシー・カールストン
   (カウンターテナー)、
  ニコラス・マッデン(テノール)、
  ドミニク・ブランド(テノール)、
  アンドルー・トンプソン(バリトン)、
  サイモン・ホワイトリー(バス)〕
 ウィンザー城セント・ジョージ・チャペルの精鋭たち。クイーンズ・シックスが歌うイギリスのマドリガル!

 エリザベス1世の即位450周年となった2008年に、ウィンザー城セント・ジョージ・チャペル聖歌隊のメンバーによって結成された男声ア・カペラ・グループ、クイーンズ・シックス。
 タリス・スコラーズやザ・シックスティーン、ポリフォニーなど、合唱王国イギリスの名アンサンブルのメンバーとしても活躍する6人の精鋭たちが、ルネサンス時代のイギリスのマドリガルを歌う!
 セント・ジョージ・チャペルを活動拠点としており、現在の英国王室とも縁の深いクイーンズ・シックスのハーモニーと、ルネサンス時代の英国王室、エリザベス1世に仕えた大作曲家たちの優れた作曲技法が、長き時を超えて結び付く。

 ※録音:2015年9月14日−16日、、アスコット・プライオリー(イギリス)







ZED CLASSICS


ZED 15001
\2500
ピエール=アルノー・ダブルモン・プレイズ・バッハ
 J.S.バッハ:
  トッカータ ホ短調 BWV.914
  パルティータ第1番変ロ長調 BWV.825
  パルティータ第6番ホ短調 BWV.830
ピエール=アルノー・ダブルモン(ピアノ)
 ピエール=アルノー・ダブルモン、自身のレーベルでバッハを録音!

 1979年パリ生まれ、パリとプラハの音楽院で学び、現在はブリュッセルを拠点とするピアニスト、ピエール=アルノー・ダブルモンのサード・アルバムが、ベルギーの新興レーベル、ZED Classicsからリリース!
 ZED Classicsは、ピアニストのピエール=アルノー・ダブルモンと、プロデューサー&エンジニアのRmain Zemiriによって2015年夏に立ち上げられたばかりのレーベル。
 ブリュッセルの伝説的スタジオ、Flagey studio 4で録られた高音質録音で、バッハの名曲が輝かしいスタインウェイの音色で響きわたります。

 録音:2014年10月28日−29日、Flagey studio 4(ブリュッセル、ベルギー)

 YouTubeにてご視聴いただけます!
  https://www.youtube.com/watch?v=z_-KApA0_Fs




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS



ALT 342
\2800→\2590
マルティノン(指揮)&フランス国立放送管
 パリの「悲愴」が初登場!
 より濃厚に重厚にさらにロマンティック迫る名演

  チャイコフスキー:
   (1)幻想序曲『ロメオとジュリエット』
   (2)交響曲第6番 ロ短調『悲愴』 Op.74
ジャン・マルティノン(指揮)
フランス国立放送管弦楽団
 マルティノン!デッカの名録音ウィーンの「悲愴」から14年目の結論!パリの「悲愴」が初登場!より濃厚に重厚にさらにロマンティック迫る名演

 ライヴ録音:(1)1970年3 月18 日、(2)1971 年10 月20 日/シャンゼリゼ劇場/ステレオ

 デッカの有名録音から14 年。マルティノン「悲愴」はより濃厚な味わいに!フランスのオーケスラらしくウィーン・フィル以上に雄弁なチェロパートなど大変エレガントで印象的、2楽章などチェロパートの美しさに忘れ難いものがございます。
 なにより指揮者マルティノンの最盛期の情熱的でありながら、得も言われぬ品格をもそなえたロマンあふれる音楽作りが実に感動的です。さらなるひろいものはマルティノンの盤歴初となる「ロメオとジュリエット」のカップリングがうれしく、平成の盤鬼・平林直哉氏は「凛々しくも華やかな色彩が耳にとびこんでくるようであり、まことにすばらしい」とコメント。
 音質もよく明瞭・明晰なステレオ録音です。





マルティノンの超名演
この演奏でこの人のすごさを知った・・・
マルティノン&ウィーン・フィル「悲愴」

ARDMORE
ASSR-3003
1CD-R\1700
マルティノン&ウィーン・フィル「悲愴」
 チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74「悲愴」
 12inch DECCA SXL 2004 - 1958年録音STEREO
ジャン・マルティノン指揮
ウィーン・フィル

 いまだに多くの人がこの曲の最高の演奏と讃える、マルティノンとウィーン・フィルの「悲愴」。
 「マルティノンの「悲愴」?まさか!?」、と思う人ほどはまることになる。

 パッケージは薄CDケース入りジャケ印刷とCD-R印刷のみの商品で、日本語表記と日本語解説はありません。



<メジャー・レーベル>

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SONY



8898531359-2
\2500→\2290
追悼緊急発売、2015年7月録音
 ニコラウス・アーノンクール/ミサ・ソレムニス

  ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調作品123
ローラ・アイキン(ソプラノ)
ベルナルダ・フィンク(メッゾ・ソプラノ)
ヨハネス・チュム(テノール)
ルーベン・ドローレ(バス)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
 [合唱指揮:エルヴィン・オルトナー]
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール

 ■2016年3月5日にその86歳の生涯をとじたアーノンクールが、自らの音楽人生の総決算と考え発売を熱望していたベートーヴェンの「ミサ・ソレムニス」。2015年7月、グラーツのシュティリアルテ音楽祭におけるライヴ・レコーディングです。

 ■2015年のシュティリアルテ音楽祭ではこの「ミサ・ソレムニス」のほか、2つの演目が予定されていましたが、アーノンクールは体調不良のためその一つをキャンセルし、万全の姿勢で「ミサ・ソレムニス」の3回の上演に臨みました(7月4日〜6日)。手兵コンツェントゥスとAシェーンベルク合唱団、選り抜きの歌手陣を揃えた公演はオーストリア放送協会によってTV生中継も行なわれ、大きな話題を呼びました。その後アーノンクールはシュティリアルテでもう1演目(ハイドン:交響曲第97番・戦時のミサ)を指揮し、さらに7月22日、ザルツブルク音楽祭に出演してメッゾ・ソプラノ以外は同一メンバーで「ミサ・ソレムニス」をもう一度指揮しており、これがアーノンクールにとって生涯最後の演奏となりました。その意味で、この「ミサ・ソレムニス」は60年以上におよぶアーノンクールの音楽活動の集大成と位置付けられる演奏と言えるでしょう。

 ■アーノンクールが初めて「ミサ・ソレムニス」を取り上げたのは1988年、フェルトキルヒのホーエネムス・シューベルト音楽祭におけるハーグ・フィルとの共演でした。1992年にはザルツブルク音楽祭の開幕演奏会(同音楽祭への正式なデビューでもありました)でも取り上げられ、この時はテルデックによるライウ録音も行なわれています(ヨーロッパ室内管)。その後は1998年にヨーロッパ室内管とのヨーロッパ・ツアーで取り上げ、さらに2012年にコンセルトヘボウ管と演奏(この時は映像収録され、映像ソフト化済み)したのがアーノンクールによる全演奏で、それだけに非常に大切にしていた作品であることがわかります。今回の「ミサ・ソレムニス」は、手兵コンツェントゥスとの初めての演奏となったもので、まさにアーノンクールが生涯をかけて追及してきた音楽芸術の終着点ともいえる特別な演奏となりました。

 ■引退表明後のアーノンクールは、自らの音楽的遺言ともいうべきこの「ミサ・ソレムニス」の完成に力を注ぎ、リハーサルも含めた全録音素材を試聴・確認しており、彼の綿密な編集指示をもとに長年アーノンクールの録音を手掛けてきたテルデックス・スタジオのマーティン・ザウアーがマスターをリミックス・編集し完成させました。その意味でまさにアーノンクールの最終遺志が隅々まで行き届いた理想的な形で、ベートーヴェン畢生の大作における新たな解釈が打ち立てられるのです。

 ■81分30秒を1枚に収めた長時間収録盤です。

 【録音】2015年7月4日〜6日、グラーツ、シュテファニエンザールでのライヴ・レコーディング




最後に残された異様な「運命」

8887513645-2
\2700→\2490

アーノンクール、2015年5
 ベートーヴェン:交響曲第4番&第5番「運命」

 ベートーヴェン:
  1.交響曲第4番変ロ長調作品60
  2.交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール

 新「ベートーヴェン交響曲全集」の第1弾としてリリースされた1枚。
 しかしその後どういうわけか「引退」を発表した。その時点で、多くのファンがおかしいと思っていた。

 やはりそうだったか。アーノンクール、もう死を覚悟していたのである。

 ただ、我々には最後の最後にこのとんでもないアルバムが残された。

 人によってはその違和感から戸惑いさえ覚えるであろう異様な演奏。
 いや、店主の場合は違和感どころか吐き気さえ催す異常演奏に思えて、どんな音楽的裏づけがあってもこれはいかんだろ、と思うような箇所がいくつも出てくる・・・

 なのに、まるで怖いもの見たさか、痛い傷口に触れたくなる衝動か、結局何度も何度も聴いてしまった。
 まるで禁断の書のように人のいないところで夜こっそり聴きたくなる。



 [録音]2015年5月8日〜11日、 ウィーン、ムジークフェラインザール[レコーディング・プロデューサー]マーティン・ザウアー[レコーディング・エンジニア]ルネ・メラー


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8898531354-2
\2600→\2390
※Blu−ray、DVD同時発売
おっと、今年はビシュコフ!
 セミヨン・ビシュコフ & ウィーン・フィル/サマー・ナイト・コンサート2016

 1) ビゼー:『アルルの女』組曲より「ファランドール」,
 2) ベルリオーズ:歌劇『ファウストの劫罰』より「ハンガリー行進曲」,
 3) プーランク:『2台のピアノと管弦楽のための協奏曲ニ短調FP.61』,
 4) ラヴェル:バレエ音楽『ダフニスとクロエ』第2組曲,
 5) ラヴェル:『ボレロ』
  他アンコール曲を収録予定
セミョン・ビシュコフ(指揮),
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カティア・ラベック &
マリエル・ラベック(ピアノ)

 毎年ウィーンの聴衆を熱狂させる記念碑的コンサートのライヴ!ニューイヤー・コンサートと並ぶウィーン・フィルの名物行事で、2004年の開催以来、初夏のウィーンの風物詩として定着している「ウィーン・フィル・サマー・ナイト・コンサート」。
 ユネスコの世界遺産にも指定されているシェーンブルン宮殿を舞台に行われるオープンエアの演奏会は、無料で10万人の音楽ファンに開放され、その模様は世界の60カ国以上に生中継(もしくは録画放送)されています。
 このコンサートはこれまで、ゲルギエフ、ドゥダメル、バレンボイム、ウェルザー=メスト、マゼール、エッシェンバッハ、メータ等が登場など、錚々たる指揮者陣の起用というだけでなく、ピアニストのラン・ランやブッフビンダーらも登場しています。
 ソニー・クラシカルは2013年からこの「サマー・ナイト・コンサート」を発売していますが、その第4回目となる今年2016年は、セミョン・ビシュコフの登場です。
 キャリアの初期からパリ管弦楽団とフランス音楽演奏を積極的に行ってきたビシュコフ。精妙な色彩の移ろい、そして華麗な音色を探し出すことによって、これまでも魅力にみちたフランス音楽を演奏してきました。
 今回はウィーン・フィルという素晴しいオーケストラの独特な音色をどのように扱うかが楽しみでもあります。
 プーランクの協奏曲では、ラベック姉妹がソリストに迎えられ(マリエル・ラベックは、ビシュコフの夫人でもあります)、息の合った躍動美あふれる演奏にも期待を持てます。


<国内盤>

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東武レコーディングズ



TBRCD 0042
\2100+税
70歳前の山田一雄のシェエラザード・ライヴ!
 (1)リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」
 (2)モーツァルト:交響曲第1番変ホ長調K.16
山田一雄(指揮)
東京都交響楽団
(1)コンサートマスター:小林健次
 馬力全開!!70歳前の山田一雄のシェエラザード・ライヴ!!ステレオ!!

 演奏タイム:(1)[11:45][11:26][10:35][12:05] (2)[4:30][3:56][2:12]
 録音:(1)1980 年5 月16 日、新宿文化センター、都響第131 回ファミリー・コンサート (2)1985 年5 月1 日、杉並公会堂、都響第182 回ファミリー・コンサート/何れもライヴ録音・ステレオ

 何れも大反響の山田一雄+都響の新譜が登場。初出レパートリーの「シェエラザード」です。この演奏は実演に触れたマニアには語り草になっている名演です。
 今聞いてもかなりの衝撃的演奏で、意識的な金管のロシア的咆哮は、ロシア音楽のエキスパートが当時朝比奈だけではなかったことを物語ります。
 70歳直前の山田一雄は、終始緊張感を伴ったそして熱狂的なオーケストラ・ドライヴで楽員と聴衆を煽ります。当時の名コンマス、小林健次の色気たっぷりのソロもこれは聴きもの!
 そして指揮台のアクションとは正反対な様式感の見事さ、厳格なリズム感といい、折り目正しいヤマカズ先生の一面も垣間見ることが出来ます。
 カプリングは巨匠が偏愛したモーツァルトが僅か8歳で書いた作品、交響曲第1番。山田一雄はベートーヴェン風の厳格さで音を紡ぎだします。




ナクソス・ジャパン



NYCC-27272
\1890→¥1300
〔旧譜特価〕
生誕150年
 
サティおじさんのおかしな交遊録

 1. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 - I. 序曲<オーリック>
 2. 3つのジムノペディ - I. おそく悲痛に<サティ>
 3. 自動記述法 - III. かぶとについて<サティ>
 4. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
   蓄音機の対話4<テキスト:コクトー>
 5. ジュ・トゥ・ヴ(君が欲しい)<サティ>
 6. ばら十字団の最初の思想<サティ>
 7. 夢見る魚<サティ>
 8. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
   II. 結婚行進曲<ミヨー>
 9. 梨の形をした3つの小品<サティ>
 10. あらゆる意味にでっちあげられた数章 -
   I. おしゃべりな女<サティ>
 11. 子供の曲集「はた迷惑な微罪」 -
   II. 彼のジャム付きパンを食べてしまうこと<サティ>
 12. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
    III. 将軍の話<プーランク>
 13. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
    IV. トゥルーヴィル海水浴場の女<プーランク>
 14. 子供の曲集「短い子供の話(童話音楽の献立表)」 -
    I. いんげん豆の王様の戦争の歌<サティ>
 15. 子供の曲集「短い子供の話(童話音楽の献立表)」 -
    II. アーモンド入りチョコレートのワルツ<サティ>
 16. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
    V. 殺戮のフーガ<ミヨー>
 17. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 -
    蓄音機の対話5<テキスト:コクトー>
 18. 3つの小さなピエスモンテ 〜
  I. パンタグリュエルの幼年時代(夢想) 〜
  II. 楽園のマーチ(歩き方) 〜
  III. ガルガンチュアの遊び(ポルカのかけら)<サティ>
 19. でぶっちょ木製人形のスケッチとからかい - I. トルコ風チロル舞曲<サティ>
 20. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 - VI. 電報のワルツ<タイユフェール>
 21. バレエ音楽「パラード(見世物小屋) 」 - アメリカの少女<サティ>
 22. バレエ音楽「ダフニスとクロエ」 - 全員の踊り(第1部)<ラヴェル>
 23. バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」 - VII. 葬送行進曲<オネゲル>
 24. 3つのジムノペディ - I. おそく悲痛に(ドビュッシーによる管弦楽版)<サティ>
 25. 貧しき者の夢<サティ>
エルヴァルトゥンク・アンサンブル/
ベルナール・デグロープ
 [Track1, 8, 12, 13, 16, 20, 23]
●クラーラ・ケルメンディ
 [Track 2, 3, 5, 6, 7, 10, 11, 14, 15, 19, 25]
●ジャン・ピエール・オーモン/
 レイモン・ジェローム[Track 4, 17]
●ガボール・エッカート/
 クラーラ・ケルメンディ[Track 9, 18]
●ナンシー歌劇場交響楽団/
 ジェローム・カルタンバック[Track 21, 24]
●ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団/
 ローラン・プティジラール[Track 22]

 2016年が生誕150年のエリック・サティに注目!特価価格で再登場!ベストセラー・アイテム。

 〜世紀末のパリを小粋に渡り歩いた、フランス音楽界の異端児エリック・サティ。はじめてのパリ、文学酒場、仕事に恋愛、引っ越し、そして友情。彼のこよなく愛したお菓子とおかしな仲間たちのメロディーが、不思議ですてきなサティの人生を映し出します。定番の「ジムノペディ」からフランス6人組の「エッフェル塔の花嫁花婿」など希少な録音まで収録。今までにないサティの魅力がつまったおいしいアルバム。〜(帯レコメンドより)

 当アルバムは、エリック・サティと同時代の音楽家たちとのユニークな交遊関係をメインテーマとしたコンピレーションです。
 収録曲は全25曲。サティと彼をとりまく音楽家たちの作品を、人生のさまざまなエピソードに紐づける形で収録しています。
 センスの光るカフェ・ミュージックとして気軽に楽しむことも、フランス音楽の秘曲集としてじっくり堪能することも可能です。
 とりわけフランス6人組の共作による「エッフェル塔の花嫁花婿」は、”これぞパリ!”というべき、現代のアヴァン・ポップにも通じるテイストが魅力の、幅広い音楽ファンからの需要が期待できる録音希少な作品です。
 また、当アルバムの裏テーマは「おかし(お菓子)」。作曲家たちが愛した料理をレシピ付きで紹介する、ナクソスの大人気ブログ「巨匠たちの晩餐 http://naxosjapan.exblog.jp/ 」と連動して、サティがよく食べたというシュークリームのレシピをブックレット上で紹介。
 収録曲の中にも「梨」「ジャム付きパン」「アーモンド入りチョコレート」「ピエスモンテ(シュークリームなどを積み重ねた飾り菓子)」ほか、食にまつわるモチーフの作品が散りばめられています。


 バレエ音楽「エッフェル塔の花嫁花婿」(Les Maries de la Tour Eiffel)
  詩人ジャン・コクトーからの依頼を受け、フランス6人組のうち5人が合作を手がけた実験的バレエ音楽。
  当アルバムでは、5人の楽曲およびコクトーのテキストに基づく「蓄音機の対話」を抜粋で収録。
  若いアーティストによるユーモラスな演奏、フランスの著名俳優2人の粋なお喋りのムードを楽しめる。フランス音楽ファンなら必聴の音源。(オリジナル収録アルバム[品番8.223788, Marco Polo]は生産終了)

 

<LP>


ALTUS(LP)


ALTLP 091/3
(3LP)
\19800+税
ムラヴィンスキー最高音質のステレオ録音、
 最高の演奏と世評高い伝説の初来日東京ライヴ

  ALTLP 091
   ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調
  ALTLP 092&93(A面)
   ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
  ALTLP 093(B面)
   リャードフ:「バーバ・ヤーガ」
   グラズノフ:
    バレエ音楽「ライモンダ」より第3幕への間奏曲
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィル
 前代未聞のラッカー盤プレゼント!本LP 制作の際、実際に検聴盤として使用した大プレミアのラッカー盤を1 枚、抽選でムラヴィンスキーは計3 名様、ワルターは計4名様にプレゼント!!! ( それぞれの製品に応募専用はがきが封入されております)

 まさに彼らの芸術を知る上で欠く事のできない名盤がついにLP 化
 ムラヴィンスキー最高音質のステレオ録音にして最高の演奏と世評高い伝説の初来日東京ライヴ。オリジナルテープよりついに初LP 化。

 ライヴ録音:1973 年5 月26 日/東京文化会館大ホール/完全限定プレス、180g 重量盤、[日本語解説付] ★ラッカー盤プレゼント 応募ハガキ入り

 ムラヴィンスキーのディスクの中でも演奏・音質が最も優れているものの一つとしてベストセラーを続ける名盤がついにLP 化。LP 制作にあたりコンプレッサー等は使用せず、本来のレンジをそのままにLP 化。強力な低弦、炸裂するシンバル、地から湧きあがる打楽器など素晴らしい出来栄えです。アナログレコードならではの緻密な味わいが素晴らしいLP です。音質が良いため、その演奏を固唾を飲んで見守っている聴衆の様子さえ生々しく伝わってくるようです。
 

ALTLP 085/8
(4LP)
\24000+税
ワルターの告別演奏会にモーツァルト・プログラムも追加。
 戦後ワルター&VPOの集大成。

  ALTLP 085(A面)
   (1)シューベルト:
    交響曲第7(8)番 ロ短調「未完成」D.759
  ALTLP 085(B面)
   (2)マーラー:
    子供の魔法の角笛〜
     第9番「トランペットが美しく鳴り響くところ」、
    リュッケルト歌曲集より〜
     第4番「私は仄かな香りを吸い込んだ」
  ALTLP 086/087
   (3)交響曲第4番 ト長調
  ALTLP 088(A面)
   (4)モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
  ALTLP 088(B面)
   (5)モーツァルト:交響曲第40番
ブルーノ・ワルター(指揮)
ウィーン・フィル
(3)エリーザベト・シュヴァルツコップ (ソプラノ)
 オリジナルマスターテープから待望の初LP 化。ワルターの告別演奏会にモーツァルト・プログラムも追加。戦後ワルター&VPO の集大成。

 録音:(1)-(3)ワルター告別演奏会 1960 年5 月29 日/ムジークフェラインザール(モノラル) (4)1955 年11 月6 日/ロートヴァイスロート放送集団 (5)1956 年6 月24 日/オーストリア放送協会、ムジークフェライン黄金のホール/完全限定プレス、180g 重量盤、[日本語解説付] ★ラッカー盤プレゼント 応募ハガキ入り

 「過去に出たディスクとは比較にならないほど情報量が多い。そのためウィーン・フィルが万感の思いをこめて吹いている様子が如実にわかり実に感動的である。神々しいと言っても過言でない。今回の復刻に改めて感謝したい。どこを取っても信じがたいほど素晴らしい響きだが、個人的に打ちのめされたのはマーラーの第3 楽章である。ここはウィーン・フィルが、それこそ身も心も美の女神にゆだねながら演奏している、とてつもなく美しい場面である。」〜平成の盤鬼・平林直哉



SONY(LP)


8887513645-1
(2LP)
\5400
ニコラウス・アーノンクール/
 ベートーヴェン:交響曲第4番&第5番「運命」 (アナログ盤)

ベートーヴェン:
 <LP1>
  1. 交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
 <LP2>
  2. 交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス[オリジナル楽器使用]
指揮:ニコラウス・アーノンクール

 ■ニコラウス・アーノンクールの追悼企画として、彼が最晩年にソニー・クラシカルに残した2つの名盤が180グラム重量盤として「初LP化」されます。ソニー・クラシカルからアーノンクールのLPが発売されるのは今回が初めてです。
 ■まずは2015年5月にウィーンのムジークフェラインザールで行なわれ、ソールドアウトとなったウィーン・コンツェントゥス・ムジクスによるムジークフェラインの定期演奏会のライヴ・レコーディングである、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」と第4番。もともとはアーノンクールにとって2度目の「ベートーヴェン:交響曲全集」の第1弾となる予定でしたが、同年12月5日の演奏活動からの引退表明と、2016年3月5日の逝去によって、生涯最後の生涯最後のレコーディングの一つとなりました。これまでの音楽観や既存の解釈とは全く隔絶したところで打ち立てられた、巨匠ならではの箴言といえるでしょう。
 ■1991〜92年の交響曲全集録音[テルデック]、2007年のライヴ映像(第5番)[シュティリアルテ・エディション]はともにヨーロッパ室内管弦楽団との録音であったのに対し、1953年の創設以来自ら手塩にかけてきたウィーン・コンツェトゥス・ムジクスとの初めてのベートーヴェン録音となった点が最も大きな特徴です。アーノンクールは長文のライナーノーツの中で「今回再録音に踏み切ったのは、ピリオド楽器の使用が一番大きい」と語っている通り、当時の楽器の特性や響きを知りつくしていたベートーヴェンがあちこちに仕掛けた独特の響きがこれまでにないほど徹底的に掘り起こされています。
 ■演奏と録音に当たっては、いつものように自筆譜やさまざまな出版譜を含む一次資料を丹念に洗い直し、「ベートーヴェンの楽譜には何も足さない」というストイックな姿勢も貫かれ、「まるで映画のフラッシュバックのよう」とアーノンクールが語っている通り、ベートーヴェンの指示に従って第5番の第3楽章の主部の繰り返しも実施されています。同じく第5番第4楽章で登場するトロンボーンやピッコロの驚くべき強調、そして何よりも最後の和音連打のタメは、おそらく作品の初演に接した聴衆の驚きを想起させるほどの衝撃といえるでしょう。第4番もこれまでにないほどの重量感を持ち、「北欧神話の巨人に挟まれた優美なギリシャの乙女」というシューマンの言葉をも覆すほどの個性的な相貌を獲得しています。
 ■LPは、ベルリン・フィル・レーベルのLP制作などを手掛けるドイツ有数の製造会社「オプティマル・メディア」による180グラム重量盤プレスです。それぞれの交響曲がLP両面に余裕を持ってカッティングされており、アーノンクールによる初のベートーヴェン作品LPを最高の音質でお楽しみいただけます。

 [録音]2015年5月8日〜11日、 ウィーン、ムジークフェラインザール

 [レコーディング・プロデューサー]マーティン・ザウアー
 [レコーディング・エンジニア]ルネ・メラー
 [LPプレス]独オプティマル・メディア
 

8884302635-1
(3LP)
\6700
ニコラウス・アーノンクール/
 モーツァルト:後期三大交響曲〜
  交響曲第39番・第40番・第41番「ジュピター」 (アナログ盤)

  モーツァルト
   <LP1>
    1.交響曲第39番変ホ長調K.543
   <LP2>
    2.交響曲第40番ト短調K.550
  < LP3>
    3.交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」[演奏]
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール

 ■ニコラウス・アーノンクールの追悼企画として、彼が最晩年にソニー・クラシカルに残した2つの名盤が180グラム重量盤として「初LP化」されます。ソニー・クラシカルからアーノンクールのLPが発売されるのは今回が初めてです。
 ■モーツァルト最晩年に書かれたそれぞれに個性が際立つ3曲の交響曲を、1991年のヨーロッパ室内管とのテルデック録音以来、ほぼ四半世紀ぶりに録音として世に問いた2014年発売の名盤です(CDは2枚組)。録音としては、それ以前のコンセルトヘボウ管とのセッション録音(テルデック)以来通算3度目ですが、オリジナル楽器を使用した手兵ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとの録音は初めてでした。
 ■晩年のアーノンクールはこの3曲を三副対と捉え、モーツァルトの交響曲における総決算的作品として3曲を一晩で演奏していました(2006年のウィーン・フィルとの来日公演でも実践されました)。この2014年の演奏では、それを一層推し進め、この個性的な3曲をひとまとまりの「器楽によるオラトリオ」と捉える独自の視点で解釈した点がまさにアーノンクールの面目躍如といえるでしょう。
 ■モーツァルト作品に「ドラマの対立」を読み取ってきたアーノンクールらしく、細部のコントラスト付けが鮮烈で、耳慣れたこの3曲からこれまでにないような響きやアクセント、アーティキュレーションが聴こえてきます。例えば第39番では第1楽章の序奏部を通常よりも急速なテンポに設定してフランス風序曲の特徴である付点リズムを強調し、後ろ髪引かれるような主部との対比を明確にする点、超特急のようなメヌエットのテンポ、第40番では第1楽章の最初のフォルテを裏打ちするホルンの強奏、やはり通常よりもずいぶんと速いメヌエットとそれとコントラスをなすようなゆっくりとしたフィナーレのテンポ設定の妙。そして同じく第40番のフィナーレでは、アーノンクール演奏のトレードマークとでもいうべき展開部冒頭の大胆なアゴーギクが耳に残ります。「ジュピター」では、第1楽章第1主題のフォルテとピアノの明確な対比、その後のトランペットとティンパニを強奏させつつ大きくクレッシェンドしていくさまからしてアーノンクールの術中に巻き込まれていき、文字通り壮麗な音の大伽藍が築き上げられていく豪壮なフーガが全曲を締めくくるまで、まさに手に汗握る演奏が繰り広げられています。指定されたすべての反復を実施することで、作品のスケールの大きさが際立つことになり、あたかも三本の巨木がそれぞれに個性豊かな葉を茂らせて立っている趣があります。
 ■アーノンクールが同じ作品を再演・再録音する際の常であったように、この時も自筆譜を含む作曲者直伝の資料を改めて深く研究しその解釈は常に進化を遂げていました。この三大交響曲も例外ではなく、基本的な解釈やテンポ配分は最初のコンセルトヘボウ管との録音以来不動でありつつも、演奏の密度の濃さ、ドラマティックな所作の振り幅の大胆さは、きわめて大きな深化を遂げています。
 ■アーノンクールの意図を100%汲みつくして現実の音にしていくウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの献身的かつ練達のアンサンブル、両翼配置のヴァイオリン・パートを含む弦楽パートや木管パートのオリジナル楽器ならではの軋むようなノイズを孕んだ濃密な音色、トランペットやティンパニの鋭いアクセントの衝撃的効果も聴きものです。オリジナル楽器による演奏のパイオニアであり、60年以上の演奏歴を誇る老舗アンサンブルならではの、熟成と革新を両立させた類まれなモーツァルト。モーツァルトの演奏史に新たな一歩を記す名盤であるとともに、アーノンクールのモーツァルト演奏の一つの頂点ともいうべき衝撃の三大交響曲です。
 ■LPは、ベルリン・フィル・レーベルのLP制作などを手掛けるドイツ有数の製造会社「オプティマル・メディア」による180グラム重量盤プレスです。それぞれの交響曲がLP両面に余裕を持ってカッティングされており、テルデック時代のコンセルトヘボウとのモーツァルト交響曲LP(「ジュピター」は1枚両面にカッティングされていました)を懐かしく思い起こさせてくれます。

 [録音]2013年10月12日〜14日 ウィーン、ムジークフェラインザールでのライヴ・レコーディング
 [プロデューサー]マルティン・ザウアー
 [レコーディング・エンジニア]ミヒャエル・ブラマン
 [LPプレス]独オプティマル・メディア



<映像>

.

SONY(映像)



8898531358-9
(Blu−ray)
\5200→\4790
※CD同時発売
セミヨン・ビシュコフ & ウィーン・フィル/サマー・ナイト・コンサート2016
 1) ビゼー:『アルルの女』組曲より「ファランドール」,
 2) ベルリオーズ:歌劇『ファウストの劫罰』より「ハンガリー行進曲」,
 3) プーランク:『2台のピアノと管弦楽のための協奏曲ニ短調FP.61』,
 4) ラヴェル:バレエ音楽『ダフニスとクロエ』第2組曲,
 5) ラヴェル:『ボレロ』
  他アンコール曲を収録予定
セミョン・ビシュコフ(指揮),
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
カティア・ラベック &
マリエル・ラベック(ピアノ)

8898531357-9
(DVD)
\4700→\4290
※CD同時発売

 毎年ウィーンの聴衆を熱狂させる記念碑的コンサートのライヴ!ニューイヤー・コンサートと並ぶウィーン・フィルの名物行事で、2004年の開催以来、初夏のウィーンの風物詩として定着している「ウィーン・フィル・サマー・ナイト・コンサート」。ユネスコの世界遺産にも指定されているシェーンブルン宮殿を舞台に行われるオープンエアの演奏会は、無料で10万人の音楽ファンに開放され、その模様は世界の60カ国以上に生中継(もしくは録画放送)されています。
 このコンサートはこれまで、ゲルギエフ、ドゥダメル、バレンボイム、ウェルザー=メスト、マゼール、エッシェンバッハ、メータ等が登場など、錚々たる指揮者陣の起用というだけでなく、ピアニストのラン・ランやブッフビンダーらも登場しています。
 ソニー・クラシカルは2013年からこの「サマー・ナイト・コンサート」を発売していますが、その第4回目となる今年2016年は、セミョン・ビシュコフの登場です。
 キャリアの初期からパリ管弦楽団とフランス音楽演奏を積極的に行ってきたビシュコフ。精妙な色彩の移ろい、そして華麗な音色を探し出すことによって、これまでも魅力にみちたフランス音楽を演奏してきました。
 今回はウィーン・フィルという素晴しいオーケストラの独特な音色をどのように扱うかが楽しみでもあります。
 プーランクの協奏曲では、ラベック姉妹がソリストに迎えられ(マリエル・ラベックは、ビシュコフの夫人でもあります)、息の合った躍動美あふれる演奏にも期待を持てます。




















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