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≪第87号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2016/6/22〜





6/24(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ALBA



ABCD 387
(SACD HYBRID)
\2300→\2090
サカリ・オラモが首席指揮者に就任、オストロボスニア室内管弦楽団
 イギリス弦楽音楽のお気に入り

 ブリテン:フランク・ブリッジの主題による変奏曲Op.10
 エルガー:セレナード Op.20(弦楽のための)
 フィンジ:ロマンス Op.11(弦楽オーケストラのための)
 ブリッジ:
  3つの牧歌(弦楽四重奏のための)、
  2つの古いイギリスの歌【横丁のサリー、熟したサクランボ】
   (弦楽アンサンブルのための)
オストロボスニア室内管弦楽団
サカリ・オラモ(指揮)
 サカリ・オラモによる魅力的なイギリス音楽集

 録音:2014年11月24日-27日 スネルマン・ホール(コッコラ、フィンランド)/5.1 multichannel/stereo、57’51

 オストロボスニア室内管弦楽団は、フィンランドと北欧を代表する弦楽オーケストラのひとつ。
 2013 年、創設者ユハ・カンガスの後を継いでサカリ・オラモ(1965-)が首席指揮者に就任。最初に録音したC・P・E・バッハの《6 つのシンフォニア》(ABCD374)が BBC Music Magazine の2015年度最優秀クラシカル・アルバム賞にノミネートされるなど、このアンサンブルは新しいステージへの一歩を踏み出しました。
 セカンド・アルバムは、イギリス音楽によるプログラム。ブリテンが、師ブリッジの《3 つの牧歌》の第2 曲〈アレグレット・ポコ・レント〉の旋律を主題に、ブリッジの性格を映したとされる〈アダージョ〉と〈古典的ブレ〉と〈フーガ〉、「ロッシーニまがい」の〈イタリア風アリア〉、多調の〈ウィンナワルツ〉など10 の変奏を書いた《フランク・ブリッジの主題による変奏曲》。
 エルガーが1892 年に作曲、晩年の作曲者自身が「もっとも気に入りの」と語ることになるという《セレナード》。静かな詩情が時を超えて愛されているフィンジの《ロマンス》。
 ブリッジが、18 世紀イギリスのバラード《横丁のサリー》と19 世紀に流行った《熟したサクランボ》を「洒落た一楽章のアンコール曲に変えた」(リチャード・ブラトビ)《2 つの古いイギリスの歌》。
 サカリ・オラモとオストロボスニアの音楽家たちの「お気に入り」の音楽を、先のアルバムの録音を担当したイギリスのエンジニア、サイモン・フォックス=ガールが、瑞々しい響きに収めています。




カンガス時代のオストロボスニア室内管の名盤!

ABCD 330
(SACD HYBRID)
\2800
入手困難につき海外直輸入
ユハ・カンガス&オストロボスニア室内管弦楽団
 ペリマンニの春
 (1)ホルスト:セントポール組曲 Op.29-1
 (2)ラウタヴァーラ:ペリマンニたちOp.1
 (3)ラーション:民謡の夜 (1941)
 (4)ラングストレム:スペルマンの春(1943)
 (5)ペール・ヘンリク・ノルドグレン:田舎の昔の情景 Op. 139 (2006)
 (6)ヴェイネル:ディヴェルティメント第1 番 Op.20
 (7)トビアス(トゥビン編曲):夜曲 (1902 arr.1939)
ユハ・カンガス (指)
オストロボスニア室内管弦楽団
透明な弦の響きに陶酔。オストロボスニア室内管の描く野辺の風景

5.0 multichannel/stereo、67’41”

 民俗音楽に素材や題材を求めた作品は、民俗音楽にそのルーツをもつオストロボスニア室内管弦楽団と芸術監督ユハ・カンガスの重要なレパートリーのひとつです。
イギリスのホルスト、フィンランドのラウタヴァーラとノルドグレン、スウェーデンのラーションとラングストレム、ハンガリーのヴェイネル、エストニアのトビアスの「芸術音楽とともに息づく民俗の調べ」が紹介されます。
 ピアノのための曲を作曲者自身がオーケストレーションしたラウタヴァーラの《ペリマンニたち》は、1973 年の初演以後、フィンランドをはじめ各国の弦楽オーケストラのレパートリーとしてすっかり定着しました。オストロボスニア室内管弦楽団がこの作品を録音するのは、これが2 度目です。ノルドグレンの《田舎の昔の情景》は、《ペリマンニの肖像》と同様、ペリマンニが弾いた民俗音楽を弦楽とハープのために自由に編曲した5 曲の作品。これが初録音です。

ユハ・カンガス&オストロボスニア室内管弦楽団
といえばやはりこれ・・・

国内WARNER
WPCS-21216
¥1080
白夜のアダージェット〜北欧管弦楽名曲集
 1. リンドベリ:アダージョ
 2. マデトヤ:エレジー
 3. カヤヌス:貧しい娘の子守歌
 4. ボアセン:死と向き合って
 5. ブル:メランコリー
 6. ラングストレム:喜びの花
 7. 同:バラにつつまれて
 8. スヴェンセン:天の砦の下なるすべて
 9. クーラ:無言歌
 10. ニールセン:ボヘミア=デンマークの民俗曲
 11. ブル:セーテルの娘の日曜日
 12. アルヴェーン:サラバンド
 13. ニールセン:若き芸術家の棺の傍らで
 14. カヤヌス:アダージェット
 15. シベリウス:カンツォネッタ
 16. グリーグ:胸のいたで
 17. 同:過ぎた春
オストロボスニア室内管弦楽団
指揮:ユハ・カンガス
北欧音楽の魅力である、森と湖を連想させる澄んだ空気感、はにかみ屋だけど優しい民族性を思わせる、人懐こくて「じわっ」と心に染み込む小品を集めました。有名曲は少ないのに、内容の素晴らしさが口コミで伝わりロングセラーとなったCDです。ユハ・カンガスは、教え子を集めたオストロボスニア室内管を十数年かけて世界トップ・レベルに育て上げ、その「心を一つにした演奏」は奇蹟と称賛されて世界各地で感動を呼んでいます。
録音:1996年 DIGITAL

 

ABCD 386
(SACD HYBRID)
\2300
『河に住む(Fluvial)』
 シベリウス:4つの抒情的な小品Op.74
  【牧歌、やさしい西風、舞踏会にて、故郷にて】
 ラヴェル: 水の戯れ
 トマス・ビューストレム(1772-1839):
  ロシアの旋律による変奏曲 ト短調
 シューベルト:ピアノ・ソナタ イ長調 D.959
アンナ・クヴァヤ(ピアノ)
 フィンランドが生んだ気鋭ピアニスト、アンナ・クヴァヤ、デビュー!

 録音:2015年6月15日-17日 Nya Paviljongen(カウニアイネン、フィンランド)/5.1 multichannel/stereo、70’53

 フィンランドのピアニスト、アンナ・クヴァヤ(1979-)のデビュー・アルバム。

 シベリウスが、音詩《大気の娘(ルオンノタル)》や音詩《オーケアニス(大洋の女神)》とほぼ同じころ作曲した「印象主義風の色彩をもち、何かを喚起するような音の描画」(クヴァヤ)。
 アンリ・ド・レニエの詩の一節「水にくすぐられて笑う河の神……」が楽譜に添えられたラヴェルの《水の戯れ》。
 フィンランド古典主義の数少ない作曲家のひとり、軍人でもあったトマス・ビューストレムが、悲しげなロシアの歌を主題とする12 の変奏曲。
 シューベルトの遺作のソナタのひとつ、「心をうつ歌」の〈ロンド〉に終わるイ長調の作品。

 ラヴェルが引用した「河に住む(河の)」をタイトルに、アンナが「音楽家としてもっとも自然に感じる」という作品をリサイタルの形式にまとめたアルバムです。

 [プロフィール]
 アンナ・クヴァヤ(1979-)。フィンランドのピアニスト。クフモとエスポーの音楽学校、ヘルシンキ音楽院で学び、1999 年からシベリウス・アカデミーでトゥイヤ・ハッキラ、ヘイニ・カルッカイネン、リーサ・ポホヨラに師事。2003 年春、パリ高等音楽院のアンリ・バルダとイザベル・デュビュイの下で学びました。
 2005 年、シベリウス・アカデミーでディプロマ・リサイタルを行い、最高位でディプロマを取得しました。ソリスト、室内楽と歌曲のピアニスト、現代作品の初演者、フォルテピアノの奏者として活動しています。
 

ABCD 393
(SACD HYBRID)
\2300
極超個体(Hyperorganism)
 ヴェリ・クヤラ(1976-):
  CybOrgan
   (オルガン、弦楽、ライヴ・エレクトロニクスのための)
  Hyperchromatic Counterpoin「t 極超半音階的対位法」
   (四分音アコーディオンと録音済み
    マルチチャンネル・テープのための)
スサンネ・クヤラ(オルガン)
ウーシンタ・アンサンブル
タンペレ・ロー
ヴェリ・クヤラ
 (ライヴ・エレクトロニクス 、
  四分音アコーディオン)
 フィンランドの作曲家ヴェリ・クヤラが描く「宇宙の音楽」

 録音:2013年9月10日 スオニエミ教会(タンペレ、フィンランド)、2014年3月22日 レッパヴァーラ教会(エスポー、フィンランド)/5.1 multichannel/、stereo、66’46

 「初めに音があり、力強い音楽がすべての天と地を満たした。和音は星を生み、銀河を生み、惑星と生命を生んだ。そして最後に、あなたと私を生んだ……」。

 フィンランドのアコーディオン奏者、作曲家、ヴェリ・クヤラの『極超個体』は、「宇宙の音楽」をイメージした2 曲から構成されたアルバムです。オルガンと弦楽に赤外線カメラ制御のライヴ・エレクトロニクスを加えた《CybOrgan》は、第1 部〈-um〉、第2 部〈On the Strand of Remote-ness(悠遠の岸で)〉、第3 部〈Warp(ウォープ)〉に分かれ、新宇宙の大エネルギー、太陽風や爆発する銀河の叫びなどが表現されます。
 この作品では、ヴェリの夫人、ベルリンに生まれ、ハンス・アイスラー音楽大学でアコーディオンとコレペティトールのピアノを学んだスサンネ・クヤラがオルガンを担当しています。
 クヤラ自身が弾く四分音アコーディオンと録音済みテープによる《Hyperchromatic Counterpoint》は、第1部〈Wer Krumel iBt, wird Reich(パンくず(クラム)を食べる者は誰もが、ライヒだ)〉が〈Bulgarian Infinity Series(ブルガリア無限級数)〉〈Neutral Waves(中立波動)〉〈Bar 16 2/3〉の3曲から構成され、第2 部〈Passacaglia(パッサカリア)〉、第3 部〈Sculpture(彫刻)〉、第4 部〈Accordion Hyperoriental(ハイパーオリエンタル・アコーディオン)〉、第5 部〈L’ harmonie eternelle(永遠の調和)〉とつづく音楽。




ATMA CLASSIQUE


ACD2 2717
\2100
「1753」
 モントリオール・オルガン曲集(17-18世紀)より
  マニフィカト ハ長調
 ニコラ・ルベーグ(1631-1702):
  Les cloches
  Offertoire sur le Chant d'O filii et filae
  Elevation in G
  Simphonie sur le fa bemol
 ギヨーム・ガブリエル・ニヴェール(1632-1714):
  Pieces du 6e ton transpose en G
  Pieces du 2e ton ou du 1er transpose
 ルイ・マルシャン(1699-1732):オルガン曲集第1巻より
 ジャン=アンリ・ダングルベール(1635-1691):5つのフーガ
イヴ=G・プリフォンテーヌ(オルガン)
 カナダ発、歴史的フランス・オルガンの響き

 録音:2015年3月/カナダ、ケベック州、北アメリカフランス歴史博物館礼拝堂/76’49’’

 2009 年に修復されたオルガン「Juget-Sinclair Op. 35」を使用しています。この楽器はもともと1753 年にフランスの様式で作られたもの。この時代のフランス・オルガンはヨーロッパでも数が少なく、カナダに現存していること自体たいへん貴重です。
 ピッチはA=392。丁寧に修復と名手プリフォンテーヌの演奏により、美しい音楽が響き渡ります。



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MUSICA FICTA



MF 8023
\2600→\2390

MUSICA FICTA新譜!
 イギリス・バロックの知られざる傑作
  アントニー・プール:ソナタ、ディヴィジョンと舞曲

  3声のソナタ/聖ユスティノス/
  ディヴィジョン・エアーI/ディヴィジョン・エアーIII/
  グラウンドへのディヴィジョン/
  ディヴィジョン・エアーIV/ディヴィジョン・エアーV/
  ディヴィジョン・エアーVI/ファンタジア/
  グラウンド・バスによるディヴィジョン第2番/
  前奏曲とアリア/クーラント/サラバンド/アルマン/
  グラウンド・バスによるディヴィジョン/シャコンヌ

トランスポーツ・パブリックス
 〔トーマス・バエテ
   (バス・ヴィオール&音楽監督)、
  アンネリーズ・デコック
   (バロック・ヴァイオリン)、
  エリザベス・ザイツ(ハンマーダルシマー)、
  ゲジーナ・リードマイアー(ヴィオローネ)、
  ヤン・ファン・オートリヴ
   (アーチリュート&シターン)、
  コーネル・ベルノレ(ヴァージナル)〕
フリーク・ボルストラップ(バス・ヴィオール)
 英国バロック、アントニー・プールの音楽!名プロデューサー、マヌエル・モヒノが監修!

 アントニー・プール(c.1629−1692)は、17世紀の器楽音楽、特にヴィオールのための音楽の発展に寄与したイギリスの作曲家兼ヴィオール奏者。
 フランスの舞踏組曲、スティルス・ファンタスティクス(幻想様式)など様々な様式からの影響、優雅で洗練された旋律、芸術的な即興性を併せ持ったプールの音楽は、イギリス・バロックの知られざる傑作である。

 トランスポーツ・パブリックスの創設者であるトーマス・バエテ(1978−)は、クイケンやサヴァールに師事し、グランドラヴォアやカピラ・フラメンカなどの中心メンバーとして活躍するベルギーの実力派ピリオド楽器奏者。17世紀のヴィオール・コンソート音楽のスペシャリストである。
 グロッサ(Glossa)などで数々の名演に携わってきたマヌエル・モヒノがアート・ディレクター、サウンド・エンジニアを担当!演奏、音質ともに古楽ファン要注目の優秀録音です!

 ※録音:2014年7月30日−8月1日、アミューズ(アントワープ、ベルギー)



*****

 1600年代生まれのイギリス・バロックの作曲家にこんなすばらしい人がいたとは。
 その音楽の深さ、すばらしさは、たとえばこのわずか2分のPVを観ていただくだけでお分かりいただけると思う。

https://youtu.be/SL3Vo0mEOQQ

 クロムウェルによって壊滅的な打撃を受けたと思っていた1600年代中盤のイギリス音楽だが、劇場音楽以外の分野ではこうした逸材も活躍していたわけである。

 音楽史観を変えてくれそうな1枚。さすがMUSICA FICTA。



 はずれなし・・・!MUSICA FICTA 特集はこちら




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ONYX



ONYX 4156
\2500→\2290
まだまだがんばってますメルヴィン・タン、ONYX初登場!
 師と弟子 〜 ベートーヴェン、ツェルニー&リスト

  ベートーヴェン:
   6つのバガテル Op.126、
   ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
  ツェルニー:
   ロードの主題による変奏曲 Op.33、
   ベートーヴェンのある英雄の死を悼む葬送行進曲 Op.146
  リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
メルヴィン・タン
 (ピアノ/スタインウェイ)
 メルヴィン・タンONYX初登場!ベートーヴェン、ツェルニー&リスト!

 ノリントン&LMPとのベートーヴェンに代表される斬新な演奏を世に送り出し、フォルテピアノ、ピリオド奏法の第1人者としての地位を確立させたシンガポール出身の名匠、メルヴィン・タンがオニックス(ONYX)初登場!
 メルヴィン・タンがモダンピアノ、スタインウェイで奏でるプログラムのテーマは「師と弟子」。ベートーヴェンからツェルニー、そしてリストへと受け継がれていった至芸、そして18世紀のピアノ音楽の歴史を、メルヴィン・タンが丁寧に紡いでゆく。ピアノ・ファン要注目!



メルヴィン・タン、SIGNUMからはこんなアルバムも出してました。
弾き振りのヴェートーヴェン、モーツァルト


SIGNUM
SIGCD 175
\2400→¥2190
LCO Live
 ハイドン:交響曲第85番変ロ長調Hob.I-85《王妃》*/
 モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番イ長調K.414**/
 ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93***
ローズマリー・ファーニス(ディレクター)*、
メルヴィン・タン(ピアノ&ディレクター)**、
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指揮)***、
イギリス室内管弦楽団

 1921年に創設されイギリス室内管弦楽団(ECO/1948年創設)よりも長い歴史を持つイギリス最古の室内オーケストラ、ロンドン室内楽団(LCO)のライヴ・シリーズ。
 1988年にクリストファー・ウォーレン=グリーンが首席指揮者兼音楽監督に就任して以来、急速に実力を伸ばしているロンドン室内管。
 リリース第1弾には、コンサートマスターのローズマリー・ファーニスがオケを引っ張る「ハイドン」、シンガポール生まれの名匠メルヴィン・タンの弾き振りを聴ける「モーツァルト」、1988年から首席指揮者兼音楽監督の任にあるウォーレン=グリーンの「ベートーヴェン」の3作品を収録。

2007年2月28日&2008年6月26日、セント・ジョンズ・スミス・スクエアでのライヴ録音。

SIGNUM
SIGCD 200
\2400→¥2190
LCO Live
 ベートーヴェン:
  エグモント序曲、
  ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.19*/
 メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調Op.90《イタリア》
メルヴィン・タン(ピアノ&ディレクター)*、
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指揮)、
ロンドン室内管弦楽団
"LCO Live"第2弾!
 根強いファンの多いシンガポールの名匠メルヴィン・タンの弾き振りによるベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第2番」、ウォーレン=グリーンのタクトが冴えるメンデルスゾーンなど演奏も非常に充実。
 またトランペットにはイギリスの若き天才女流トランペット奏者アリソン・バルサムの名前が!





REGENT


REGCD 472
\2500
セント・ルイス・ファースツ
 トレヴァー・ジョーンズ:詩篇第23番/
 マクリーン:スロウ・ゴールド/
 チルコット:氷に追われ/
 ポット:こんにちは、サー・クリスマス/
 ヘルヴェイ:夕べの歌/
 マニング:愛への頌歌/
 ビンガム:ソロモンと愛/
 R.R.ベネット:ア・コンテンプレーション・アポン・フラワーズ/
 プラウリニュシュ:Iam ver egelidos/
 ビンガム:アクイレイア/
 ギヨーム:最後の旅
セント・ルイス室内合唱団
フィリップ・バーンズ(指揮)
 1956年に創設され60周年を迎えたアメリカの合唱団、セント・ルイス室内合唱団の委嘱作品集。チルコットやポット、ビンガムなど現在も活躍する合唱作曲家たちの新作を収録。

 2015年2月22日−25日の録音。
 

REGCD 474
\2500
テュークスベリーの一年
 スティール:人々よ、東方を見よ/
 チルコット:とげのないバラはない/
 ベッドナル:アレルヤ、新たなるみわざ/
 フランス伝承曲(レイトン編):あなたの羊を残して/
 ウッド:ヌンク・ディミティス変ロ長調/
 タリス:断食し泣きながら/
 ブルックナー:御身は全てが美しい/
 アイヴズ:慈しみのあるところ/
 ベアストー:主にあなたがたを歌う/
 ウォルトン:アンティフォン/
 フォーブス:優雅な精神/
 エルガー:主に捧げよ/
 ベアストー:私は彼の陰に座り/
 スタンフォード:ベネディクトゥス ハ長調/
 マーティン:私はひとりの乙女について歌う/
 ウィールクス:アレルヤ、われとどろける声を聞けり/
 タヴナー:埋葬式のイコス/
 マーティン:ラウダーテ・ドミヌム
テュークスベリー寺院スコラ・カントルム
カールトン・エザリントン(オルガン)
エドワード・ターナー(オルガン)
サイモン・ベル(指揮)
 ハイレベルの少年合唱、男声合唱で名高いテュークスベリー寺院スコラ・カントルム。タリスからエルガー、ウォルトン、チルコットの英国合唱曲に、ブルックナーとアイヴズを加えたプログラムが、テュークスベリーの1年を描いている。

 2015年3月&5月の録音。
 

REGCD 478
\2500
ヘレフォードのイースター
 オランダ伝承曲(ウッド編):この喜ばしいイースターの季節に
 サンダース:祈り、応唱
 スタンフォード:汝ら新しきエルサレムの聖歌隊よ
 バード:汝の復活によりて
 ラングレ:荘厳ミサ
 タヴァナー:安息日を過ぎてI
 ハウエルズ:聖ポールのためのサーヴィス
 ウェズリー:たたえよ主なる神を
ヘレフォード大聖堂聖歌隊
ピーター・ダイク(オルガン)
ジェライント・ボーウェン(指揮)
 イギリス西部、ヘレフォード大聖堂でのイースターの一日を音楽で再現したこのレーベルならではのプログラム。バード、タヴァナーからスタンフォード、ハウエルズと幅広い選曲が魅力。

 2015年4月27日−29日の録音。
 

REGCD 484
\2500
ブラームスとシェーンベルクを弾くトム・ベル
 ブラームス:
  前奏曲とフーガ ト短調 WoO.10、
  11のコラール前奏曲 Op.122、
  前奏曲とフーガ イ短調 WoO.9、
  《おお悲しみよ、おお心の苦しみよ》による
   コラール前奏曲とフーガ イ短調 WoO.7、
  フーガ変イ短調 WoO.8
 シェーンベルク:レチタティーヴォによる変奏曲 Op.40
トム・ベル(オルガン)
 ブラームスとシェーンベルクを弾くトム・ベルは、マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジでケヴィン・ボウヤーに師事したイギリスのオルガニスト。
 1869年に建造され、2004年に修復されたイギリス、アームリーの聖バーソロミュー教会のシュルツェ・オルガンでの演奏。




ALBANY



TROY 1623
\2300→\2090
後期ロマン派的な美しいメロディに溢れた作品ばかり
 アメリカ20世紀管弦楽作品集〜「新世界のセレナーデ」

 バイロン・アダムス(1955-):9つの楽器のためのセレナーデ
 オリヴァー・キャプラン(1982-):月と星のフーガ
 ジョン・コリリアーノ(1938-):スナップショット:1909年頃
 ウォルター・ピストン(1894-1976):
  9つの楽器のためのディヴェルティメント
 エレン・ターフィ・ツウィリッヒ(1939-):序奏と変奏
マーク・マンダラーノ(指揮)
リヴァーデール・シンフォニエッタ
 ピストンやコリリアーノをはじめとするアメリカの素敵な管弦楽作品集!

 録音:2011 年〜2014 年 [62’52]

 アメリカの20世紀以降に作曲された管弦楽作品集。後期ロマン派的な美しいメロディに溢れた作品ばかり。
 バイロン・アダムスの“セレナーデ”は、チェコ生まれのアメリカの作曲家カレル・フサへのオマージュとして作曲。チェコの穏やかな抒情を取り入れたメランコリックな作品です。
 コリリアーノの“スナップショット:1909年頃”は1枚の古い写真からインスパイアされたもの。ヴァイオリンを弾く8歳の父と、ギターを弾く父の兄ピーターの写真。ヴァイオリンがメロディを奏で、他の楽器がギターを模倣する。優しく美しい旋律が印象的。
 ツウィリッヒは女性作曲家として初めてピューリッツァー賞を受賞、スヌーピーのための“ピアノと管弦楽のための「ピーナッツ・ギャラリー」”の作曲家としても知られています。
 


TROY 1634
\2300→\2090
「プロ・アルテ四重奏団100周年記念委嘱作品VOL.2」
 ブノワ・ムルニエ(1964-):弦楽四重奏曲第3番
 ピエール・ジャルベール(1967-):ハウル
プロ・アルテ四重奏団:
 【デイヴィッド・ペリー(Vn)
  スザンヌ・バイア(Vn)
  サリー・チショルム(Va)
  バリー・カープ(Vc)】
 プロ・アルテ四重奏団100周年記念委嘱作品VOL.2

 録音:2015年5月16-19日ウィスコンシン大学マディソン校、マイルズ・ホール [52’45]

 1911年にベルギーで誕生した名門弦楽四重奏団「プロ・アルテ四重奏団」。1940年からはアメリカに居を移し、メンバー交代をしながら脈々と存在し続けました。
 一番交代が少ないのがヴィオラで、現在のサリー・チショルムは4代目。最も交代が多いのはチェロで、現メンバーのパリー・カープが正式メンバーとしては9代目(初期はメンバーが固定されていなかったようです)ですが、現メンバーの中では1976年から続く最古参メンバーです。
 プロ・アルテ四重奏団は結成100周年を記念してベルギーとフランス系カナダ人の作曲家に6曲の委嘱を行いました。第2弾となる今作で委嘱作全作品がCD化され、ムルニエとジャルベールの作品を収録しています。
 


TROY 1620
\2300→\2090
「ラテン・アメリカとスペインのフルートとピアノのための小品集」
 アストル・ピアソラ(パブロ・ジンガー編曲):
  天使の死/天使のミロンガ/リベルタンゴ/
 アストル・ピアソラ(パガーニ編曲):ミロンガ・イン・Re
 アストル・ピアソラ(エレナ・アベンド編曲):
  フーガとミステリオーソ
 カルロス・グアスタヴィーノ:
  鳩のあやまち/君を知ってから/雀のエレジー/
  歌とクエカ/序奏とアレグロ
 ヘスース・グリーディ:
  サン・ファンの朝/Llamale con el panuelo/
  ヘーゼルナッツは欲しくない
 アンヘル・ラサラ:チョラとチャンギート/ケーナ/ダンシング
 エイトール・ヴィラ=ロボス(パブロ・ジンガー編曲):
  想いおこし/サントス公爵夫人/センチメンタルなメロディ
ステファニー・ジャット(フルート)
エレナ・アベンド(ピアノ)
パブロ・ジンガー(ピアノ)
 録音: 2014 年9 月[76’12]

 ラテン・アメリカとスペインの作曲家による魅惑的なフルート作品&編曲集。
 フルートはコンサート・アーティスト・ギルド・コンペティションの優勝者。ブラームスのクラリネット・ソナタをフルートで吹いたCD も発売になっています(CENTAUR CRC2706)。
 ピアソラの有名な“リベルタンゴ”もパワフルなフルートの音色が躍動しながら激しく歌い上げます。アルゼンチンのブエノスアイレス出身のラサラ、スペインのバスク地方で生まれたグリーディなど、馴染みのない作曲家の作品も魅力的です。
 

TROY 1622
\2300
「南風」〜アメリカ南部の歌曲集
 ジェイムズ・スクレイター(1943-):虹を越えて
 ダン・ロックレア(1949-):ポートレート
 プライス・ウォルデン(1991-):私と守る5つの愛の歌
 ジョン・ムスト(1954-):ブルースの影
ジョス・ミルトン(テノール)
メリンダ・コーフィー・アームステッド(ピアノ)
 録音:2011 年〜2014 年 [50’33]

 2011 年からミシシッピ州立大学で教鞭をとるテノール歌手ジョス・ミルトン。ミシシッピ州オックスフォードに移り住み、南部の文化に魅了された彼が、リサイタルのためにアメリカ南部の要素を取り入れた作品を依頼。ブルース、ジャズ、R&B など黒人音楽の発祥の地として、そしてカントリーの発祥地としても知られるアメリカ南部の音楽。果てしなく広がる大地、独自のリズムが詰まった楽曲を収めたアルバムです。
 スクレイターの作品はミシシッピの作家で詩人のオヴィド・ヴィッカーズのテキストを用いており、ダン・ロックレアはノースカロライナ州出身。1980 年代以降に作曲された作品群ですが、親しみやすい歌曲に仕上がっています。
 

TROY 1624
\2300
「ガーノット・ウルフガング(1957-):パッシング・スルー」
 〜グルーヴ好みの室内楽VOL.3

  (1)突風
  (2)弦理論
  (3)パッシング・スルー
  (4)ニューイングランド紀行
  (5)トリロジー
(1)(3)(5)
 ジュディス・ファーマー(ファゴット)
(1)ニック・ガープ(ピアノ)、
(2)ニュー・ハリウッド弦楽四重奏団
(3)ジェニファー・ジョンソン(オーボエ)
(4)エクリプス・カルテット
(5)ロバート・ティーズ(ピアノ)
 録音:2015 年5 月 [65’37]

 オーストリア出身でアメリカで活動している作曲家ガーノット・ウルフガング。ALBANY RECORDSへの3 枚目の室内楽アルバムです。
 南カルフォルニア大学で“映画テレビ音楽作曲家”プログラムやバークリー音楽大学で学び、ジャンルにとらわれない作曲活動を行っています。
 今作もジャズ、ロック、ワールド・ミュージック、エレクトロニカなどが持つグルーヴを融合に挑んでいます。ジャズ・ピアニスト、デイヴ・ブルーベックも「型にはまらない美しさ」と彼の作品を称賛しています。
 

TROY 1625
\2300
「空虚を満たす歌」〜アメリカの作曲家たちによる歌曲集
 ヴァージル・トムソン(1896-1989):主に愛について
 チャールズ・アイヴズ(1874-1954):5つの歌曲
 スコット・ウィーラー(1952-):空虚を満たす歌
 テオドール・チャンドラー(1902-1961):3つの碑銘
 マリオン・バウアー(1882-1955):5つの歌曲
ロバート・ベアフィールド(バリトン)
キャロリン・ハーグ(ピアノ)
 録音:2016 年1 月 [50’56]

 アメリカのバリトン歌手ロバート・ベアフィールド歌うアメリカの作曲家が残した“愛”と“喪失”の歌曲。この普遍的なテーマを様々な側面から見つめた作品で、激しい求愛、現実の喜び、そしてスコット・ウィーラーの作品は最愛の人を亡くした悲しみを経験したベアフィールドが委嘱したものです。情感を込めて歌う彼の想いが溢れている。
 

TROY 1626
\2300
「アレン・ショーン(1948-):チェロ作品集」
 (1)チェロ四重奏のための組曲
 (2)ブルース&ブギ
 (3)チェロとピアノのための3つの小品
 (4)5つの小曲
 (5)セレナーデ
マキシン・ニューマン(チェロ)
(1)ベニントン・チェロ四重奏団:
 【トム・カラブロ、
  マキシン・ノイマン、
  マイケル・セエランズ、
  ジャレード・シャピロ】
(2)(3)(5)アレン・ショーン(ピアノ)
(4)デュオ・チェリッシモ:
 【マキシン・ノイマン、
  マーク・ハンバーグ】
 録音:1989 年〜2015 年 [67’06]

 レオン・キルヒナー、ナディア・ブーランジェなどに師事したアメリカの作曲家兼ピアニスト、アレン・ショーン。作家としても「シェーンベルクの旅(2002)」、「レナード・バーンスタイン:アメリカのミュージシャン(2014)」などを執筆しています。
 今作は、作曲したチェロ作品を集めたもので、チェロ四重奏曲、チェロ二重奏曲、チェロとピアノの作品を収録。このアルバムに収録された作品はマキシン・ノイマンのために作曲されたもので、彼女がすべて初演しています。
 無調と種々の旋法をミックスした、親しみやすい独自の無調様式です。
 


TROY 1627
\2300→\2090
悲しみと慟哭と絶望
 「ホロコーストの歌」
レイチェル・ジョセルソン(ソプラノ)
レネ・レクオーナ(ピアノ)
 アドルフ・シュトラウス(1902-1944):私は確信する、また会えることを
 ヴィクトル・ウルマン(1898-1944):3つのユダヤの歌
 カルロ・トーブ(1897-1944)(デヴィッド・リスケル編曲):ユダヤの子供
 イルゼ・ウェーバー(1903-44):
  テレージエンシュタットを彷徨う/リトル・ララバイ/さらば、同志!/
  さようなら/子守歌/そして雨が降り注ぐ/子守歌
 作曲家不詳(ギデオン・クライン編曲):子守歌
 ジェームズ・サイモン(1880-1944):中国の笛の三つの歌
 ノルベルト・グランズバーグ(1910-2001):ホロコーストの歌
 録音:2015 年6 月、12 月[75’15]

 1941 年にプラハ近郊のテレージエンシュタット収容所では、ナチスにより多くの芸術家が収容されていました。
 アドルフ・シュトラウス、ヴィクトル・ウルマン、カルロ・トーブ、イルゼ・ウェーバー、ジェームズ・サイモンなど、ここに収録された作曲家のほとんどがテレージエンシュタットに収容されました。
 悲しみと慟哭と絶望。あまりにも過酷な現実がこの歌に詰め込まれています。
 

TROY 1628
\2300
「CHANGES」
 〜ゲイリー・ショッカー(1959-):ハープ作品集

  (1)私の王国
  (2)アリア・アンド・チェンジ
  (3)エンジェルソング
  (4)それよりも良い
  (5)雪
  (6)追悼
エミリー・ミッチェル(Hrp)
(3)ゲイリー・ショッカー(Fl)
(4)(5)ジェイミー・ハーフナー(Hrp)
 録音:2015 年4 月 [59’10]

 アメリカのフルート奏者であり作曲家のゲイリー・ショッカー。遊び心のある楽し気な雰囲気に満ちた作品を多数残しており、このアルバムもハープの柔和な音色が軽やかに流れていきます。
 親しみやすいメロディーとモダンな作風は21 世紀の新しい、そして美しいハープ作品です。すべて世界初録音。(2)“アリア・アンド・チェンジ”はヘンデルの歌劇「リナルド」の名アリア「私を泣かせてください」を基に作曲。心安らぐ魅力的な作品です。
 

TROY 1630
\2300
「STEAL AWAY」〜黒人霊歌集 ジョージア・スピリチュアル・アンサンブル
 川を下ろう/オー・フィックス・ミー/スウィング・ロウ、スウィング・チャリオット/
 オー・メアリー、ドント・ユー・ウィープ、ドント・ユー・モーン/私は非難され/
 ジーザス・レイ・ユア・ヘッド・イン・ザ・ウィンドウ/貧しい人ラザロ/
 こっそり去る/トラヴェリン・シューズ/あわれな嘆き人/ロッキン・エルサレム/
 主に私の誓いを立てた/ギブ・ミー・ジーザス/すべての声と歌を高らかに
 録音:2015 年8 月 [48’28]

 有名な黒人霊歌が素晴らしいヴォーカル・アンサンブルにアレンジされ、この楽曲をさらにパワフルに美しく歌い上げています。
 黒人霊歌の持つメロディは聴く人に力強さと勇気をもたらしてくれる。ジョージア・スピリチュアル・アンサンブルは黒人霊歌という黒人の遺産と伝統を歌い広め残していくために2006 年に結成されました。
 

TROY 1632
\2300
エリック・リンドグレン(1954-):「BESPOKE」
 〜新しい世代の室内楽作品集

  (1)工業時代のファンファーレ
  (2)ココニノ
  (3)コード
  (4)タンゴ0
  (5)タンゴ・エレジー
  (6)グランド・タンゴ・ア・ゴー・ゴー
  (7)イリジウム論争
  (8)卓越の50年
  (9)弦楽四重奏のためのプログレッシブ・ミュージック
  (10)ダーク・ガーデン
(1)(2)(4)-(8)(10)テレサ・ポープ(Fl)
(1)(3)(5)-(7)(10)イアン・グレイツァー(Cl)
(8)-(10)グレッグ・ヴィターレ(Vn)
(8)(9)サシャ・キャラハン(Vn)
 ドナルド・クリシュナスワミ(Va)
(1)(2)(5)-(10)ジェニファー・リヒト(Vc)
(4)(7)
 ロブ・キャプラン(アップライト・ベース)
(2)(4)-(7)(10)ソーミ・リー(Pf)
(2)(6)(7)
 ヴェッセラ・ストヤノワ(ヴィブラフォン)
(2)(7)ゲイリー・フィールドマン(Perc)
(3)マイケル・ビーリョ(サウンド・デザイン)
 エリック・リンドグレン(指揮&ピアノ)
 録音:2014 年 [79’30]

 アメリカの現代音楽作曲家、エリック・リンドグレン。60 歳の記念にリリースされたこのアルバムは、新世代の室内楽作品として異彩を放っています。
 ピアソラやヒナステラの美的さに影響を受け作曲された現代風な遊び心に溢れたエキセントリックな作品です。



 

CAPRICCIO


C3004
\2000
コルネリア・ヒュプシュ(ソプラノ) 〜コルンゴルト・ゴルトマルク歌曲集
 1-5.エーリヒ・ウォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):不滅であること Op.27
  <不滅 I/小さな急流/眠りにつく子ども/死より強きもの/不滅 II>/
 6-17.カール・ゴルトマルク(1830-1915):12の歌 Op.18
  <日曜日の休息/ひばりが囀る時/さびれた墓/
   森の詩人/泉/濡れた目を伏せないでください/
   彼らの泣き声/もう一度笑う/私たちは団結する/
   彼は私にそういった/私を連れていかないで/心の歌>/
 18-21.ゴルトマルク:4つの歌 Op.21
  <静かに流れよ、小さな小川/マリー/
  彼はただ尋ねたのですか?/フランツ>/
 22-25.ゴルトマルク:4つの歌 Op.34
  <夏の歌/私があなたを見つけたら、愛して抱きしめる/
   ナイチンゲールは彼女に尋ねた/庭で、私は珍しい花を見つけた>
コルネリア・ヒュプシュ(ソプラノ)/
チャールズ・スペンサー(ピアノ)
録音 2015年10月15-17日 オーストリア ウィーン 4TONEスタジオ

 オーストリア出身のソプラノ歌手コルネリア・ヒュプシュのCapriccioレーベルへのデビュー・アルバム。
 彼女はバーデンで生まれ、グラーツ音楽・演劇大学で音楽を学び、クルト・エクヴィルツやデヴィッド・ルッツなど名歌手たちのマスター・クラスに出席し、その才能を嘱望されています。2008年にニコ・ドスタル国際コンクールで賞を獲得したこともあり、すでにオペレッタの世界では人気者で「こうもり」のロザリンデをはじめとしたヒロイン役で聴衆を沸かせています。
 そんなヒュプシュ、このアルバムでは雰囲気をがらりと変え、深みのある声で、後期ロマン派の2人の作曲家、コルンゴルトとゴルトマルクの作品をしっとりと歌っています。




DYNAMIC



CDS-7735
(CD 2枚組)
\4100→\3790
※映像DVD同時発売
ベルガモ大聖堂終身教会楽長に上りつめた
 ヨハン・ジモン・マイール:歌劇「コリントのメディア」2幕
クレオンテ…ロベルト・ロレンツィ(バス・バリトン)/
エゲオ…エネア・スカラ(テノール)/
メディア…ダヴィニア・ロドリゲス(ソプラノ)/
ジアゾーネ…マイケル・スパイレス(テノール)/
クロイサ…ミハエラ・マルク(ソプラノ)/
エヴァンドーロ…パオロ・カウテルッチオ(カウンターテナー)/
イズメーネ…加藤のぞみ(メゾ・ソプラノ)/
ティデオ…マルコ・ステファーニ/
キアラ・アメーリオ(ダンス)/
チェーザレ・ベネデッティ(ダンス)/
ベネデット・シッカ(演出)/
マリア・パオラ・ディ・フランチェスコ(装置)/
トマンソ・ラガットッラ(衣装デザイン)/
マルコ・ジュスティ(照明)/
イタリア国際管弦楽団/
トランシルヴァニア州立合唱団/
クルージュ=ナポカ・トランシルヴァニア国立フィルハーモニー管弦楽団/
ファビオ・ルイージ(指揮)
録音 2015年7月 イタリア マルティナ・フランカ パラッツォ・ドゥカーレ 第41回イトリア谷音楽祭

 ロッシーニのライバルとも見做されたマイールは(1763-1845)、もともとドイツ、バイエルンの出身でありながら、イタリアに留学し、ベルガモ大聖堂終身教会楽長に上りつめた作曲家。生涯に70作のオペラを作曲、一時は忘れられるも、最近復興の兆しが見えてきています。
 復讐のためには手段を選ばない強烈な女性を主人公にしたこのギリシャ悲劇「メディア」は、古くから広く愛されており、マイールだけでなくシャルパンティエやケルビーニ、現代ではライマンら数多くの作曲家がオペラにしています。物語の粗筋は、前妻であるメディアを棄てて、権力のためにコリントス国王の娘クロイサと結婚しようとしているジアゾーネ、それを知ったメディアは復讐心にかられ、クロイサに心を寄せるエゲオと共にジザゾーネに復讐を誓います。最終的にはクロイサだけでなく、ジアゾーネとの間に生まれた二人の子供までを手にかけてしまうという救いのない物語ですが、音楽はとても美しいものです。
 人気急上昇中のソプラノ、ロドリゲスの強靭な声と、ロッシーニ・テノールとして名を挙げたスパイラス、2015年にロイヤル・オペラで華々しくデビューを飾ったスカラ。この2人のテノールの戦い。そしてファビオ・ルイージの強烈なアプローチが光るこの演奏、P.ロッシーニによるG.リコルディ社の最新比較校訂版が用いられています。
 


CDS-7744
\2300→\2090
タルティーニのヴァイオリン
 ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770):
  1-3.ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調 Op.1-10「棄てられたディドーネ」(Br.g10)/
  4-6.ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ト短調「悪魔のトリル」(Br.g5)/
  7-9.ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ イ長調「パストラーレ」(Br.A16)/
  10-12.ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調「美しい季節」(Br.B3)
チルトミール・シスコヴィッチ(ヴァイオリン)/
ルカ・フェッリーニ(ハープシコード)
録音 2014年8月30-31日 スロヴェニア,グラスベナ・スォラ・ノヴァ・ゴリカ スタジオPHON
 「悪魔のトリル」で知られるイタリア・バロック期の作曲家タルティーニ。超絶技巧の持ち主であったタルティーニらしく、その作品もとても難易度の高いものとなっています。
 このアルバムはその「悪魔のトリル」を含む4つの作品を、1715年から1725年まで彼自身が使用した歴史的銘器(博物館所蔵:《p. Nicolo Amati fece in Bologna》)を用いて演奏するという試みであり、巨匠が愛したヴァイオリンの音色を時を越えて楽しめます。
 前作のタルティーニ:無伴奏ソナタ集(CDS721)で鮮烈な印象を与えたシスコヴィッチによる演奏です。


前作のタルティーニ:無伴奏ソナタ集

CDS-721
(2CD)
\3200
タルティーニ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ集第1集
 25の小ソナタ-ヴァイオリン・ソナタより

<CD1>
 1-3.第1番ト長調/4-6.第2番ニ短調/7-10.第3番ニ長調/
 11-13.第4番ハ長調/14-16.第5番ヘ長調/17-19.第6番ホ短調/
 20-22.第7番イ短調/23-26.第8番ト短調/
<CD2>
 1-4.第9番イ長調/5-8.第10番ロ長調/9-12.第11番ホ長調/
 13-16.第12番ト長調/17-19.第13番ロ短調/
 20-23.第14番ト長調/24-26.第15番ト長調
チルトミール・シスコヴィッチ(ヴァイオリン)
 「悪魔のトリル」で知られるイタリアのバロック期の作曲家タルティーニ(1692-1770)。彼はこの時代の作曲家としては珍しく、教会音楽やオペラは全く書くことがなく、すべての愛情を器楽音楽へ捧げたことで知られています。このソナタ集はパドヴァ、アントニアーナ図書館に所蔵されているもので、ここでは無伴奏で演奏されていますが、過去にはチェロの通奏低音を施して演奏しているものもありました。第1番から第7番までは、ほとんどが3楽章形式で書かれ、ゆったりとした楽章で始まり、2つの速い楽章が続くというものですが、第8番からは4楽章に拡大され、自作の協奏曲やソナタなどから多くの引用が見られ、また尽きることのない美しい旋律と、超絶的な技巧が要求される難曲が続きます。
 日本でもたびたび演奏会を開いている、スロヴェニアの血を引くトリエステ生まれのヴァイオリニスト、シスコヴィッチの暖かく、よく歌う音色が印象的です。
 録音 1997年トリエステ

 

CDS-7759
\2300
オーボエとピアノのための作品集
 1-3.ナポレオン・コスト(1805-1893):
  オーボエとピアノのためのコンチェルティーノ/
 4-7.コスト:オーボエとピアノのためのソナタ/
 8.コスト:コンソレーション‐ロマンス Op.25「シャルル・トリエベールの思い出に」/
 9.コスト:後悔‐カンティレーナ Op.36/
 10.コスト:カヴァティーナ Op.37/
 11.イアサント・エレオノール・クローゼ(1808-1880):独奏曲 第10番
  (N.コストによるオーボエとピアノ伴奏編)/
 12-14.スタニスラフ・ヴェルー(1814-1863):
  ソロ・コンチェルト 第12番(オランダ国王陛下ギョーム3世に捧げる)
エンリコ・カルカーニ(オーボエ)/
ソニア・バッラリン(ピアノ)
録音 2015年5月16-18日 イタリア サリエリ・ディ・レナーゴ劇場
 現在では、一般的にギター曲の作曲家として知られているフランス生まれのナポレオン・コスト。フェルナンド・ソルに師事し、数多くの作品を書き、また自身は7弦ギターの愛好家としても知られ、あまりにも華やか過ぎる作品は、演奏不可能とまで言われたほどの人です。
 そんなコストですが、実はギター作品だけを書いていたわけでもなく、このアルバムで聞けるような器楽曲もいくつか残しています。
 彼のオーボエ作品にはまだ不明な点も多く、「カヴァティーナ」のように、もともとはピアノ伴奏だった作品を、後にギター伴奏に書き換えていたりと、その成立も興味深いものです。
 そんなコストの作品と、同じくフランスの2人の作曲家のオーボエ曲を収録。19世紀の知られざるレパートリーの発掘です。
 


CDS-7761
\2300→\2090
イタリア歌劇の序曲集 第1集「18世紀の序曲集」
 1.ヴィヴァルディ(1678-1744):歌劇「バヤゼット」シンフォニア
  フィレンツェ五月祭管弦楽団/フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)
  2013年 フィレンツェ
 2.ヴィヴァルディ:歌劇「ウティカのカトーネ」シンフォニア RV135
  ラ・グランド・エキュリ・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ(王室大厩舎・王宮付楽団)/
  ジャン=クロード・マルゴワール(指揮)
   2001年 トゥールコワン
 3.サンマルティーニ(1698-1775):歌劇「メメット」シンフォニア
  カメラータ・デル・ティターノ/アウグスト・チアヴァッタ(指揮)
   2002年 サン・マリノ共和国
 4.レーオ(1694-1744):歌劇「アリドーロ」シンフォニア
  バロッカ・カペラ・デ・トゥルキーニ/アントニオ・フローリオ(指揮)
   2008年 レッジョ・エミーリア
 5.ヴィンチ(1690-1730);歌劇「パルテノペ」シンフォニア
  トルキーニ・ディ・アントニオ・フリーリオ/アントニオ・フローリオ(指揮)
   2011年 ムルチア
 6.トラエッタ(1727-1779):歌劇「イッポリトとアリシア」シンフォニア
  イタリア国際管弦楽団/デヴィッド・ゴルブ(指揮)
   1999年 イトリア谷音楽祭
 7.サリエリ(1750-1825):歌劇「逆さまの世界」シンフォニア
  オーケストラ・オブ・アレーナ・ディ・ヴェローナ/フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)
   2009年 ヴェローナ
 8.サリエリ:歌劇「ダナオスの娘たち」序曲
  RAI国立交響楽団/ジャンルイージ・ジェルメッティ(指揮)
   1983年 ペルージャ
 9.サッキーニ(1730-1786):歌劇「コロンヌのオイディプス」序曲
  ブルゴーニュ室内管弦楽団/ジャン=パウル・ペニン(指揮)
   2004年 ディジョン
 10.パイジェッロ(1740-1816):歌劇「アグリジェントの大競技」シンフォニア
  イタリア国際管弦楽団/ジョヴァンニ・バッティスタ・リゴン(指揮)
   2006年 イトリア谷音楽祭
 11.パイジェッロ:歌劇「セヴィリアの理髪師」シンフォニア
  トリエステ・テアトロ・リリコ“ジュゼッペ・ヴェルディ”管弦楽団/ジュリアーノ・カレッラ(指揮)2000年 トリエステ
 12.パイジェッロ:歌劇「ドン・キショット」シンフォニア
  ピアツェンツァ・イタリア・フィラモニカ管弦楽団/ヴァレンティノ・メッティ(指揮)
   2000年 ピアツェンツァ
 13.ケルビーニ(1760-1842):歌劇「歌劇「三人の女たちの花婿、誰のものでもない亭主」シンフォニア
  イタリア国際管弦楽団/ドミートリー・ユロフスキ(指揮)
   2005年 イトリア谷音楽祭
 DYNAMICレーベルが誇る様々な歌劇全曲録音から、各々の序曲を3つの時代にわけて収録したシリーズの第1作。
 18世紀のイタリア歌劇は、タイトルすらも知られていない作品が多く、このアルバムの中にも、そんな隠れた名曲がいくつもあります。
 各々の作品は、どれもこのような作品の専門家たちによって演奏されており、バロック期から初期ロマン派までのスタイルの変遷を知るためにも貴重な1枚となっています。



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TUDOR



TUDOR 1670
(SACD HYBRID
12枚組 特価)
\12000→\11990
ジョナサン・ノット(指揮)&バンベルク交響楽団
 マーラー:交響曲全集

 (1)第1番ニ長調「巨人」
 (2)第2番ハ短調「復活」
 (3)第3番ニ短調
 (4)第4番ト長調
 (5)第5番嬰ハ短調
 (6)第6番イ短調「悲劇的」
 (7)第7番ホ短調「夜の歌」
 (8)第8番変ホ長調「千人の交響曲」
 (9)第9番ニ長調
ジョナサン・ノット(指揮)
バンベルク交響楽団
(2)アンネ・シュヴァネヴィルムス(S)
 リオバ・ブラウン(A)
 バンベルク交響楽団合唱団
(3)藤村実穂子(A)
 バンベルク大聖堂少年合唱団
 バンベルク交響楽団合唱団女声団員
(8)ヤニナ・ベヒレ(S)
 リオバ・ブラウン(A)
 ミハエラ・カウネ(S)
 マリソル・モンタルヴォ(S)
 マヌエラ・ウール(S)
 アルベルト・ドーメン(B-Br)
 ミハエル・ナジ(Br)
 シュテファン・フィンケ(T)
 バンベルク交響楽団合唱団
 チェコ・フィル合唱団
 ヴィンツバッハ少年合唱団
 ジョナサン・ノットのマーラー:交響曲全集待望のセット化!

 録音:2003 年〜11 年ヨーゼフ・カイルベルト・ザール、バンベルク(SACD ステレオ、SACD5.1 チャンネル、通常ステレオCD のハイブリッド盤)

 2003 年に第5 交響曲で始まったノットのマーラー交響曲全集録音チクルス。全集完結までに9 年の歳月をかけているところは何事も拙速に成果が求められる昨今の一般世情を考えると極めて慎重、かつ万全の準備と綿密な計画のもと一連の録音が行われたことがわかります。
 好評をもって迎えられていたこのシリーズ、分売でもベスト・セラーを続けていましたが、待望のセット化でお求めやすくなりました。



この大型セットも大幅値下げ!
ジョナサン・ノット(指揮)&バンベルク交響楽団
 
シューベルト・プロジェクト 〜 シューベルト交響曲全集 + @

TUDOR 1610
(4SACD Hybrid+2CD)
\11500→¥7990

ジョナサン・ノット(指揮)&バンベルク交響楽団

 
シューベルト・プロジェクト 〜交響曲全集 + エピローグ&ディアローグ


  CD1(SACDハイブリッド)
   交響曲第1番、第3番、第7(8)番「未完成」(第3楽章冒頭断片も収録)
  CD2(SACDハイブリッド)
   交響曲第2番、第4番「悲劇的」
  CD3(SACDハイブリッド)
   交響曲第5番、第6番
  CD4(SACDハイブリッド)
   交響曲第8(9)番「グレイト」

  CD5(通常CD) 「シューベルト・エピローグ」
   (1)ベリオ:レンダリング〈翻訳〉(1990)
   (2)ライマン:シューベルトのメヌエットによるメタモルフォーゼン
   (3)ヘンツェ:「大気の息子」より管弦楽のための幻想曲「魔王」
   (4)ツェンダー:
    シューベルトの合唱曲1〜4
     (挽歌D.836、詩篇23番D.706〜神は私の牧者である、
      ゴンドラの舟人D.809、晴れた夜D.892)
   (5)シュヴェルツィク:ロザムンデへのエピローグ
  CD6(通常CD) 「シューベルト・ディアローグ」
   (1)イェルク・ヴィトマン(1973〜):管弦楽のための歌(2003)
   (2)W.リーム:
    「現象」
     〜シューベルトについてのスケッチ、
      9つの弦楽器とピアノのための(1978)
   (3)ブルーノ・マントヴァーニ(1974〜):
    「表情豊かに」〜クラリネットと管弦楽のため(2003)
   (4)D.シュネーベル(1930〜):
    シューベルト・ファンタジア(1978/1989)
ジョナサン・ノット(指揮)
バンベルク交響楽団
ジョナサン・ノットの出世作!シューベルト:交響曲全集+?セット化

録音:2002〜06年

ジョナサン・ノット&バンベルク交響楽団のCD第1弾だったシューベルト:未完成を初めとする、交響曲全集とシューベルトにからむ現代音楽の録音。彼らの実力を世界に知らしめた出世作シリーズが待望のBOXセット化!
※縦152×横300×厚26の豪華特殊BOX仕様!





AZUR CLASSICAL


ピアノ・シリーズ

AZC 137
\2500
ジュリアン・ブールムス ヴィラ=ロボス、ハイドン、シューベルト、ヒナステラ:ピアノ作品集
 ヴィラ=ロボス(1887-1959):セレナード弾きの印象
 ハイドン(1732-1809):ソナタ Hob.XVI:34
 シューベルト(1797-1828):即興曲 Op.90 D.899 No.2/ソナタ第21番変ロ長調 D.960
 ヒナステラ(1916-1983):3つのアルゼンチン舞曲

ジュリアン・ブールムス(ピアノ)

録音:2015年12月、2016年1月、リサイタル・スタジオ、ティアンジュ、ユイ、ベルギー
使用楽器:ヤマハ、CFIIIS
 ジュリアン・ブールムスはベルギーの新進ピアニスト。12歳でショパンのピアノ協奏曲第2番を弾きオーケストラと共演。
 王立モンス音楽院(ベルギー)でヨハン・シュミット(2015年に当レベールから AZC 122をリリース)に、ニューイングランド音楽院(アメリカ合衆国)でヴィクター・ローゼンバウム(1941-)に師事。
 ブリュッセル室内音楽祭の創設者であり2016年現在その芸術監督を務めています。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


AUDITE



AU 21437
(3CD)
\4500→\4090
モーリン・フォレスター(1930-2010)/ピアノ伴奏によるソロ歌曲集 モーリン・フォレスター(アルト)
CD1
 マーラー:リュッケルト歌曲集
   ヘルタ・クルスト(P)/録音:1960年3月31日
 レーヴェ:歌曲集 Op.9より
 ワーグナー:糸を紡ぐグレートヒェン、ヴェーゼンドンク歌曲集
   ミヒャエル・ラウハイゼン(P)/録音:1955 年12月14日
 ブラームス:ジプシーの歌 Op.103
   ヘルタ・クルスト(P)/録音:1963年9月9日
CD2
 シューベルト:
  「全能の神」D852、「うずらの鳴き声」D742、「無限なる者に」D291、
  「若い尼」D828、「アイスキュロスからの断片」D450、「変容」D59、
  「解消」D807、「眠りの歌」D527、「ベルタの夜の歌」D296、「妹の挨拶」D762
   ミヒャエル・ラウハイゼン(P)/録音:1955 年12月7日
 シューマン:
  Op.25より「誰かが」、Op.64より「捨てられた乙女」、
  Op.79より「みなし児」「クリスマスの歌」「歩きまわる鐘」
   ミヒャエル・ラウハイゼン(P)/録音:1955 年12月14日
 シューマン:メアリー・スチュアート女王の詩 Op.135
   ミヒャエル・ラウハイゼン(P)/録音:1955 年12月7日
CD3
 C.P.E.バッハ:「ゲッセマネのイエス」H752-29、「クリスマスの歌」H749-11
 ヨハン・ヴォルフガング・フランク:「Sei nur still」「Auf, auf Zu Gottes Lob」
   フェリックス・シュレーダー(P)/録音:1958 年9月18日
 ハイドン:ナクソスのアリアンナ Hob.XXVIb:2
   ヘルタ・クルスト(P)/録音:1960年3月31日
 ブリテン:子守歌のお守り Op. 41
   フェリックス・シュレーダー(P)/録音:1958 年9月18日
 バーバー:過ぎゆきしものの歌
   ヘルタ・クルスト(P)/録音:1963年9月9日
 プーランク:冷気と火 FP147
   フェリックス・シュレーダー(P)/録音:1958 年9月18日
 プーランク:画家の仕事 FP161
   ヘルタ・クルスト(P)/録音:1960年3月31日
 大人気「1st マスター・リリース」シリーズから、名アルト歌手の3 枚組が登場

 録音場所:ベルリン、RIASフンクハウス、第7スタジオ/録音方法:モノラル、スタジオ録音/62’26’’、60’11’’、67’27’’

 ワルターとのマーラー『復活』をはじめ、ライナー、セル、マゼール、ビーチャムなど巨匠指揮者たちからの厚い信頼を受けて多くの名演奏を残した往年の名アルト歌手、モーリン・フォレスター(1930-2010)のピアノ伴奏によるソロ歌曲集3 枚組です。
 伝説のリート伴奏ピアニスト、ラウハイゼンとの55 年録音を含むオペラ・ファン必聴の内容で、フォレスターの至芸を存分に堪能できます。
 得意のマーラーからワーグナー、シューベルト、シューマン、C.P.E. バッハ、ハイドン、ブリテン、プーランクと広範なレパートリーにも注目。



<メジャー・レーベル>
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ERATO



9029595352
(17CD)
\6400→\5990

ジョルジュ・プレートル/管弦楽曲録音集


CD1
 1. ガーシュウィン:ピアノ協奏曲ヘ調
 2. ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
 3. ミヨー:「世界の創造」
  ダニエル・ワイエンベルク(ピアノ:1,2)
  パリ音楽院管弦楽団
   1961年
CD2
 1. サン=サーンス:交響曲第3番 Op.78「オルガン付き」
   モーリス・デュリュフレ(オルガン)
   パリ音楽院管弦楽団
    1964年
 2. ジョンゲン:協奏交響曲 Op.81
    ヴァージル・フォックス(オルガン)
    パリ・オペラ座管弦楽団
     1962年
CD3
 1. チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 Op.64
   ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
    1965年
 2. リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲 Op.34
 3. ボロディン:中央アジアの草原にて
   ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
    1962年
CD4
 1. ボロディン:だったん人の踊り
 2. ムソルグスキー/リムスキー=コルサコフ編:「禿山の一夜」
    ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
     1962年
 3. ショスタコーヴィチ:祝典序曲 Op.96
 4. ショスタコーヴィチ:交響曲第12番 Op.112「1917年」
    フィルハーモニア管弦楽団
     1963年
CD5
 1. ベルク:ヴァイオリン協奏曲
 2. ベルク:室内協奏曲
    クリスティアン・フェラス(ヴァイオリン)
    ピエール・バルビゼ(ピアノ)
    パリ音楽院管弦楽団
     1963年
 3. デュティユー:「狼」
    パリ音楽院管弦楽団
     1962年
CD6
 1. サン=サーンス:「動物の謝肉祭」
   アルド・チッコリーニ、アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
   1967年
 2. プーランク:「模範的な動物たち」
 3. プーランク:「牝鹿」
   1962年
    パリ音楽院管弦楽団
CD7
 1. プーランク:「ぞうのババール」(フランス語版)
 2. ハルシャーニ・ティボール:「小さな仕立て屋の物語」(フランス語版)
    パリ音楽院管弦楽団
     1966年
CD8
 1. プーランク:「ぞうのババール」(英語版)
 2. ハルシャーニ・ティボール:「小さな仕立て屋の物語」(英語版)
    パリ音楽院管弦楽団
     1966年
CD9
 1. ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95「新世界より」
    ジャン=クロード・マルゴワール(イングリッシュ・ホルン)
    パリ管弦楽団
     1971年
CD10
 1. ミヨー:エクスの謝肉祭 Op.83b
 2. ミヨー:フランス組曲 Op.248b
 3. ミヨー:プロヴァンス組曲 Op.152c
    ミシェル・ベロフ(ピアノ:1)
    モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
     1984、1983年
CD11
 1. ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14
 2. サン=サーンス:交響曲第1番変ホ長調 Op.2
    ウィーン交響楽団
    1985、1983年
CD12
 1. アレクシス・ド・カスティヨン:ピアノ協奏曲ニ長調 Op.12
 2. アレクシス・ド・カスティヨン:交響的素描 Op.15
    アルド・チッコリーニ(ピアノ:1)
    モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
     1985年
CD13
 1. ダンディ:交響組曲「海辺の詩」 Op.77
 2. ダンディ:瞑想二部作 Op.87
    モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
     1985年
CD14
 1. ルーセル:バレエ音楽「バッカスとアリアーヌ」 Op.43
 2. ルーセル:バレエ音楽「くもの饗宴」 Op.17
    フランス国立管弦楽団
     1984年
CD15
 1. サン=サーンス:交響曲第2番イ短調 Op.55
 2. サン=サーンス:交響詩「ヘラクレスの青年時代」 Op.50
 3. サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調 Op.78「オルガン付き」
    マリー=クレール・アラン(オルガン)
    ウィーン交響楽団
     1990年
CD16
 1. ランドスキ:交響曲第1番「恐怖のジャン」
 2. ランドスキ:交響曲第3番「デ・ゼスパス」
 3. ランドスキ:交響曲第4番
    フランス国立管弦楽団
     1988年
CD17
 1. デュカス:交響詩「魔法使いの弟子」
 2. ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 3. サティ/ドビュッシー編:3つのジムノペディより第1番、第3番
 4. サン=サーンス:死の舞踏 Op.40
 5. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 6. ラヴェル:ラ・ヴァルス
    フランス国立管弦楽団
     1987年
 7. ラヴェル:ボレロ
    ミラノ・スカラ座管弦楽団
     2016年2月22日 ミラノ、スカラ座(ライヴ)
ジョルジュ・プレートル(指揮)
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9029595353
(13CD)
\5200→\4790

アルミン・ジョルダン/フランス管弦楽曲録音集


CD1
 1. フランク:交響的変奏曲
    ガブリエル・タッキーノ(ピアノ)
    モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
     1978年
 2. フランク:「呪われた狩人」
 3. フランク:「アイオリスの人々」
 4. フランク:「プシュケ」
    バーゼル交響楽団
     1985年
 5. フランク:交響詩「贖罪」
    スイス・ロマンド管弦楽団
     1987年
CD2
 1. フランク:交響曲ニ短調
    スイス・ロマンド管弦楽団
     1987年
 2. ショーソン:交響曲変ロ長調 Op.20
    バーゼル交響楽団
     1985年
CD3
 1. ショーソン:交響詩「ヴィヴィアーヌ」 Op.5
    バーゼル交響楽団
     1985年
 2. ショーソン:「愛と海の詩」 Op.19
    ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
 3. ショーソン:詩曲 Op.25
    ジャン・ムイエール(ヴァイオリン)
 4. ルクー:アンジェ地方の民謡による幻想曲
 5. ルクー:弦楽四重奏とオーケストラのためのアダージョ
    モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
     1980、1982年
CD4
 1. デュカス:「ラ・ペリ」
 2. デュカス:交響曲ハ長調
   スイス・ロマンド管弦楽団
     1985年
 3. デュカス:序曲「ポリュークト」
    フランス放送新フィルハーモニー管弦楽団
     1992年
CD5
 1. シャブリエ:楽しい行進曲
 2. シャブリエ:喜歌劇「いやいやながらの王様」より「スラヴ舞曲」
 3. シャブリエ:田園組曲
 4. シャブリエ:歌劇「グヴェンドリーヌ」序曲
 5. シャブリエ:気まぐれなブーレ
 6. シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
    フランス国立管弦楽団
     1982年
 7. フォーレ:ベルガマスク組曲
    ローザンヌ室内管弦楽団
     1981年
CD6
 1. フォーレ:ピアノと管弦楽のためのバラード 嬰ヘ長調
 2. フォーレ:組曲「ペレアスとメリザンド」
 3. フォーレ:パヴァーヌ
    ジャン・ユボー(ピアノ)
    ローザンヌ室内管弦楽団
     1981年
 4. フォーレ:レクィエム
    マシアス・ウスベク(ボーイ・ソプラノ)
    ジル・カシュマイユ(バリトン)
    ダニエル・フックス(オルガン)
    ロマンド室内合唱団
    プロ・アルテ合唱団
    スイス・ロマンド管弦楽団
     1991年
CD7
 1. デュカス:「魔法使いの弟子」
   フランス放送新フィルハーモニー管弦楽団
    1991年
 2. アンリ・ラボー:「ファウスト」による夜の行列
   モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
    1982年
 3. ドビュッシー:ピアノと管弦楽のための幻想曲
   アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
   モンテカルロ歌劇場管弦楽団
    1980年
 4. ドビュッシー:第1狂詩曲
    アントニー・モーフ(クラリネット)
    モンテカルロ歌劇場管弦楽団
     1980年
 5. ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
    スイス・ロマンド管弦楽団
     1990年
CD8
 1. ドビュッシー:夜想曲
    スイス・ロマンド管弦楽団
     1990年
 2. ドビュッシー:6つの古代の墓碑銘
 3. ドビュッシー:「サラバンド」
 4. ドビュッシー:「おもちゃ箱」
    バーゼル交響楽団
     1981年
CD9
 1. ドビュッシー:交響詩「海」
 2. ドビュッシー:管弦楽のための「映像」
 3. ドビュッシー:「遊戯」
    スイス・ロマンド管弦楽団
     1989年
CD10
 1. ラヴェル:組曲「マ・メール・ロア」
 2. ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第1組曲、第2組曲
    スイス・ロマンド管弦楽団
     1985、1986年
CD11
 1. ラヴェル:道化師の朝の歌
 2. ラヴェル:スペイン狂詩曲
 3. ラヴェル:クープランの墓
 4. ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲
    フランソワ=ルネ・デュシャーブル(ピアノ:4)
    スイス・ロマンド管弦楽団
     1985、1986年
CD12
 1. ラヴェル:ツィガーヌ
 2. ラヴェル:歌曲集「シェエラザード」
    ピエール・アモイヤル(ヴァイオリン:1)
    ラシェル・ヤカール(ソプラノ:2)
    スイス・ロマンド管弦楽団
     1986年
 3. ラヴェル:「クープランの墓」
 4. ラヴェル:「マ・メール・ロワ」
 5. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
    ローザンヌ室内管弦楽団
     1977年
CD13
 1. モーリス・ドラージュ:4つのインドの詩
 2. モーリス・ドラージュ:4ジャン・ド・ラ・フォンテーヌの2つの寓話
 3. モーリス・ドラージュ:4Maktah (berceuse phoque)
 4. モーリス・ドラージュ:43つの幻滅した詩
 5. モーリス・ドラージュ:47つの俳諧
 6. モーリス・ジョベール: Saisir Op.18
 7. モーリス・ジョベール:3つのセレナード
 8. モーリス・ジョベール:Elpenor Op.16
 9. モーリス・ジョベール:サハラ砂漠の歌
 10. ショーソン:終わりなき歌
     フェリシティ・ロット(ソプラノ)
     パリ室内アンサンブル
      1994年 
アルミン・ジョルダン(指揮)





<国内盤> 

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オクタヴィア・レコード



OVCL-00598
\3000+税
ラザレフ(指揮)&日フィル
 ショスタコーヴィチ:交響曲 第7番 ハ長調 作品60 「レニングラード」
アレクサンドル・ラザレフ(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団

 美しく強大な轟きがサントリーホールに響く
 高い評価を得ているラザレフ&日本フィルによるショスタコーヴィチ・シリーズの第4弾は、交響曲第7番「レニングラード」。2014年のスクリャービン・ツィクルスの中で演奏されたライヴ録音盤です。
 ラザレフ自身が、ショスタコーヴィチの交響曲の中でも「作品が内包する課題の大きさという点で傑出している」と語る4作(4番、7番、8番、11番)がついに揃いました。
 冒頭から厚みのあるサウンドを聴かせ、ラザレフの見事な統率のもとに突き進み、壮大な音楽を描いていきます。終楽章ではパワフルな金管楽器が高らかに響きわたる熱演!
 ラザレフが導いた日本フィルの底力を感じさせる演奏を、存分にお楽しみください。

  2014年3月14-15日 東京・サントリーホール にてライヴ収録
 
OVCC-00125
(SACD Hybrid)
\3200+税
清水真弓(トロンボーン)〜トリロジー
 ミシェル:トリロジー(トリオ)
 デュティユー: コラール、カデンツとフガート(清水ソロ)
 シューレック:
  トロンボーンとピアノのためのソナタ「ガブリエルの声」
   (スローカーソロ)
 メンデルスゾーン: 無言歌集より
   1浮雲 2不安 3春の歌 4狩の歌(トリオ)
 ウェーバー: ロマンス(スローカーソロ)
 ジョンゲン: アリアとポロネーズ(清水ソロ)
 ビゼー: 夜想曲第2番(キリアンソロ)
 モーティマー: カルメン・ファンタジー(トリオ)
清水真弓(トロンボーン)
ブラニミール・スローカー(トロンボーン)
フランソワ・キリアン(ピアノ)
 夢の師弟共演がここに!スローカーの愛弟子、清水真弓のセカンド・アルバム!
 清水真弓は、南西ドイツ放送交響楽団の首席として活躍する一方で、日本でも多くのリサイタルを重ねており、1stアルバムは「第8回CDショップ大賞」のクラシック部門賞を受賞し、今最も注目されている人気急上昇中のトロンボーン奏者です。
 今回のアルバムでは、トロンボーン界の重鎮ブラニミール・スローカーとの熱い師弟共演が実現。
 タイトルにもなっている「トリロジー」は、彼らのそれぞれのソロ曲も収録し、様々なトロンボーンの色彩をお楽しみいただけます。
 ライナーは自身による執筆で、スローカーとのレッスンでの会話や、各楽曲への所感が語られています。
  2016年2月11-13日 神奈川・相模湖交流センター にて収録
 

OVCL-00590
\3000+税
新日本フィルのソロ・コンマス 崔 文洙 (ヴァイオリン)
 ×第4代音楽監督上岡 敏之 (ピアノ)

 J. S. バッハ:
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第3番 ホ長調 BWV1016
 シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 二短調 作品121
崔 文洙 (ヴァイオリン)
上岡 敏之 (ピアノ)
 オーケストラを率いるふたりが奏でるデュオ
 新日本フィルハーモニー交響楽団のソロ・コンサートマスター・崔文洙(チェ・ムンス)と、2016年9月より同団の第4代音楽監督に就任する上岡敏之のピアノによるデュオ・アルバムの登場です。
 それぞれのテクニックは言うに及ばず、このデュオの魅力は彼らが交わす対話が構築する、壮大に広がるシンフォニックな音楽です。
 心地よく響くハーモニーと、豊かに歌い紡がれる旋律は、ヴァイオリンとピアノのデュオの醍醐味といえるでしょう。深い信頼関係が生み出す、最上のアンサンブルをお楽しみください。

 2014年12月22日横浜・かながわアートホールにて収録
 
OVCL-00594
\3000+税
歌う思い出
 ドビュッシー:
  中国のロンデル、月の光、死後のなまめかしさ、
  出現、アリエルのロマンス、後悔
 ドリーブ:歌劇「ラクメ」より
  第1幕 「花はさらに美しく見える」
  第2幕 鐘の歌 「若い娘はどこへ行く?」
  第3幕 「あなたは私にとても甘い夢を見せてくれました」
 ラヴェル:火のアリア(歌劇「子供と魔法」より)
 ルコック:ボレロ(喜歌劇「心と手」より)
 マッセ:ナイチンゲールのアリア(喜歌劇「ジャネットの結婚」より)
 メサジェ:セミたちの歌(喜歌劇「お菊さん」より)
 ベイツ:「青い鳥」 (歌曲集「鳥たちの歌」より)
 プ—ランク&ボノ:歌う思い出 FP182
福田 美樹子 (ソプラノ)
アントワーヌ・パロック (ピアノ)
 軽やかな歌声に乗せて、フランス歌曲のエスプリを贈る。
 福田美樹子は、フランスのコロラトゥーラソプラノとして有名なマディ・メスプレの愛弟子で、これまで深くフランス歌曲、オペラ音楽に接してきました。
 当盤は、これまで彼女が歌い親しんできた楽曲を集めたアルバムです。はじめにドビュッシーがヴァニエ夫人に捧げた珠玉の名曲と、続いてオペラやオペレッタからコロラトゥーラの軽やかな歌声が美しい楽曲を、最後は知られざる名曲と有名なプーランクの歌曲を収録しました。
 鈴を転がすような美声が輝く、本場フランスのコロラトゥーラを聴かせます。
  2016年4月11、12日 青葉台・フィリアホールにて収録

 福田 美樹子 (ソプラノ) Mikiko Fukuda
  国立音楽大学卒業。バルセロナ・リセウ高等音楽院修了。
 カルメン・ブスタマンテ氏に師事し、スペイン歌曲の解釈・奏法を学ぶ。ボルドー地方音楽院、パリ市立音楽院、サン=モール=デ=フォッセ地方音楽院にてマディ・メスプレ氏に4年間師事し、コロラトゥーラソプラノのための発声法とフランス声楽曲の解釈・奏法を学ぶ。
 これまでにカルメン・ブスタマンテ、マディ・メスプレ、川口絹代、中村浩子、イレーヌ・ジャルスキー、ジャン・クリスフ・ブノワの各氏に師事。 ブランクフォールの教会にてオペラ「フォンテンヌブローのディアンヌ」のナンフ役、ボルドーのフェミナ劇場にて「ボルドーの仲間たち」、アンドレマルロー劇場にて「カルミナ・ブラーナ」ソプラノソリストなどに出演。
 リサイタルは2009年「フランス宮廷歌曲へのいざない」2013年「フランス音楽への誘い・ベルエポックからプーランクまで」2016年「フランスへの誘い」を開催好評を博す。
 マディ・メスプレ氏に「声の色調が美しい」と評され、フランス音楽を中心に活躍している。 コンセール・C、日本フォーレ協会、フランス歌曲研究会各会員。
  オフィシャルホームページ http://www.mikikofukuda.com/





<映像>

 

ARTHAUS(映像)

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FAMOUS ARIAS AND SCENES シリーズ5巻

 ARTHAUSが贈るオペラ名場面集全5巻。
 バロック、フランス、イタリア、ドイツ、ロシアに分かれる。
 ご覧とおりの大歌手たちの饗宴。

 シリーズのプロモーション・ビデオはこちら



109238
(DVD)
\2700→\2490

FAMOUS ARIAS AND SCENES〜バロック


 偉大なるアリア集:私を泣かせてください 〜バロック時代のアリアと名シーン集


 1.ヴィヴァルディ(1678-1741):歌劇「狂乱のオルランド」より
  アリア“Sorge l’irato nembo”−怒れる嵐よ
  デイヴィッド・ダニエルズ(カウンター・テナー)
  ヘンデル(1685-1759):歌劇「リナルド」より
 2.アリア“Cara sposa”愛しの花嫁よ
 3.アリア“Venti turbini”風よ 旋風よ
  イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)
 4.ヘンデル:歌劇「ジュリオ・チェザーレ」より
  アリア“Piangero la sorte mia”この胸に息のある限り
 5.パーセル(1659-1695):歌劇「妖精の女王」より
  アリア“O let me weep”私を泣かせてください
  アン・マレイ(ソプラノ)
 6.ヘンデル:歌劇「セルセ」より
  アリア”もしあなたが、あなたを拒絶した男を崇拝しているならば
 7.ヘンデル:歌劇「アリオダンテ」より
  アリア“Take your pleasure”あなたの喜びを
マリリン・ホーン(メゾ・ソプラノ)

109239
(BD)
\2700→\2490
収録時間:70分/音声:ステレオ2.0/字幕:英,仏/画面:4:3&16:9/DVD…REGION All(Code:0) Blu-ray…REGION free/DVD…片面単層ディスク Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)

 バロック・オペラには、通常のベルカント・オペラとはまた違う楽しみ方があります。
 まず歌手の声。当時隆盛を誇っていた「カストラート」(声変わり前に去勢して高音を保っていた男性歌手)が重要な役割を担っていたため、彼らの存在が消滅した現在でも、男性が高音をうたう「カウンター・テナー」がオペラの中でも存在感を放っています。
 またそのアリアも技巧的であり、歌手たちはまるで器楽曲のような華やかなパッセージを、超絶技巧を駆使しながら歌い上げます。もちろん抒情的な「私を泣かせてください」などの名アリアもたっぷり組み込まれています。
 


109240
(DVD)
\2700→\2490

FAMOUS ARIAS AND SCENES〜フランス
 偉大なるアリア集:神の愛よ 〜フランス・オペラの名アリアと情景集


 フェリシティ・ロット(ソプラノ)
  オッフェンバック(1819-1880):歌劇「美しきエレーヌ」より
   1.アリア“Amours divins!”神の愛よ
   2.アリア“L’invocation a Venus”ヴィーナスへの呼びかけ
 フェリシティ・ロット(ソプラノ)&ヤン・ブロン(テノール)
  オッフェンバック:歌劇「美しきエレーヌ」より
   3.アリア“C’est la ciel qui m’envoi ce beau reve amoureux”天が私に美しい夢の恋人を送り
 アンネ=ゾフィー・フォン・オッター(メゾ・ソプラノ)
  グルック(1714-1787):歌劇「アルセスト」より
   4.アリア“Divinites du Styx !”地獄の神よ
   5.アリア“Ah divinite implacable”ああ、非情な神よ
 ポール・グローヴズ(テノール)
  グルック:「アルセスト」より
   6.アリア“Oh moment delicieux !”おお、甘美な時よ
   7.アリア“Bannis la crainte et les alarmes”怖れと不安は追い払うのだ
   8.アリア“Vivre sans toi”あなたなしには生きていけない
   9.アリア“Alceste au nom de dieux”アルセスト!神の名において
 マグダレーナ・コジェナ(メゾ・ソプラノ)
  グルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」より
   10.アリア“Objet de mon amour”愛の神よ、ご覧ください
   11.アリア“J’ai perdu mon Eurydice ”エルリディーチェを失って
 トーマス・ハンプソン(バリトン)
  アンブロワーズ・トマ(1811-1896):歌劇「ハムレット」より
   12.アリア“Vains regrets !”無駄な後悔
   13.アリア“J’ai pu frappe le miserable”みじめな気持ちを打ち払い
   14.アリア“Etre ou ne pas etre”生きるべきか、死ぬべきか
 ナタリー・デセイ(ソプラノ)
  トマ:歌劇「ハムレット」より
   15.アリア“ Sa main depuis hier”昨日から彼の手が
   16.アリア“Les Serments ont des ailes ”翼を持つ誓い
   17.オフィーリアの狂気のシェーナとアリア
 ホセ・ファン・ダム(バス)
  トマ:歌劇「ハムレット」より
   18.アリア“C’est en vain que j’ai cru me soustraire aux remords.”後悔を避けるために、無為にわが身を信じる
 ジュリエット・ガルスティアン(メゾ・ソプラノ)
  グルック:歌劇「オーリードのイフィジェニー」より
   19.アリア“O toi qui prolonges mes jours”おお、あなたは私の一日を延ばしてくれる
   20.アリア“Je cede a vos desirs”私はあなたの欲望に屈します
   21.アリア“O malheureuse Iphigenie”不幸なイフィジェニー
   22.アリア“Je t’implore”私は懇願します
 ロドニー・ギルフリー(バリトン)
  グルック:歌劇「オーリードのイフィジェニー」より
   23.アリア“Dieux! Qui me poursuives”神々よ、我に従いたまえ
   24.アリア“Dieux ! Protecteurs de ces affreux rivages ...”神々よ、この恐ろしい海岸から守りたまえ
 デオン・ファン・デア・ヴァルト(テノール)
  グルック:歌劇「オーリードのイフィジェニー」より
   25.アリア“Quel language accablant pour un ami”我が友のために厳しい言葉を
   26.アリア“Divinite des grands ames”偉大なる魂の神性

109241
(BD)
\2700→\2490
収録時間:130分/音声:ステレオ2.0/字幕:英,独,仏/画面:4:3&16:9/DVD…REGION All(Code:0) Blu-ray…REGION free/DVD…片面二層ディスク Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)

 オッフェンバックの「美しきエレーヌ」の名アリア“神の愛よ”にちなんたタイトルを持つ、このフランス・オペラの名場面集。
 どの作品も、抒情的な旋律とフランス語特有の柔らかい響きに溢れており、また随所に登場する華やかなバレエや合唱を味わうのもフランス・オペラを鑑賞する楽しみの一つでしょう。
 ここではデセイやコジェナ、ハンプソン、そしてオッフェンバック歌いとして忘れてはならないロット・・・といった名歌手たちの饗宴を存分にお楽しみいただけます。
 


109242
(DVD)
\2700→\2490

FAMOUS ARIAS AND SCENES〜イタリア
 偉大なるアリア集:清らかな女神よ 〜イタリア・オペラの名アリアと情景集

 ジョーン・サザーランド(ソプラノ)
  ヴェルディ(1813-1901):歌劇「トロヴァトーレ」より
   1.アリア“D’amor sull’ali rosee”恋はばら色の翼に乗って
  ドニゼッティ(1797-1828):歌劇「ランメルモールのルチア」より
   2.狂乱の場
  ベッリーニ(1801-1835):歌劇「ノルマ」より
   3.アリア“Casta Diva”清らかな女神よ
 イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)
  モーツァルト(1756-1791):歌劇「コジ・ファン・トゥッテ」より
   4.アリア“Per pieta, ben mio, perdona”恋人よ、どうか許してください
 アン・マレイ(ソプラノ)
  ロッシーニ(1792-1868):歌劇「チェネレントラ」より
   5.アリア“Nacqui all’affanno”悲しみと涙のうちに生まれて
 ロベルト・アラーニャ(テノール)
  ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」より
   6.アリア“Quanto e bella, quanto e cara” なんと彼女は美しい
   7.アリア“Una furtiva lagrima”人知れぬ涙
 アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
  ドニゼッティ:歌劇「愛の妙薬」より
   8.アリア“Prendi, per me sei libero”受け取って、私のおかげで
 グレアム・グリゴリアン(テノール)
  ヴェルディ:歌劇「運命の力」より
   9.アリア“La vita e inferno all’infelice”生きることは地獄だ
 ガリーナ・ゴルチャコヴァ(ソプラノ)
  ヴェルディ:歌劇「運命の力」より
   10.アリア“Son giunta! Grazie, o Dio!”着いたわ、私は震えます
 ニコライ・プティリン(バリトン)
  ヴェルディ:歌劇「運命の力」より
   11.アリア“Morir! Tremenda cosa!”死は恐ろしい
   12.アリア“Urna fatale del mio destino”俺の運命の恐ろしき封書よ
 エヴァ・マルトン(ソプラノ)
  ポンキェッリ(1834-1886):歌劇「ジョコンダ」より
   13.アリア“Suicidio!”自殺!
 プッチーニ(1858-1924):歌劇「トスカ」より
  14.アリア“Ah! Piuttosto giu m‘avvento” - “Vissi d’arte”身を投げたほうがましだわ‐歌に生き、愛に生き
 トーマス・ハンプソン(バリトン)
  ヴェルディ:歌劇「マクベス」より
   15.アリア“Mi si affaccia un pugnal”短刀をみたことがあっただろうか
   16.アリア“Pieta, rispetto, amore”慈悲、尊敬、愛
 パオレッタ・マッローク(ソプラノ)
  ヴェルディ:歌劇「マクベス」より
   17.アリア“Vieni! t’affretta!”来なさい、急いで
   18.アリア“La luce langue”光は萎えて

109243
(BD)
\2700→\2490
収録時間:140分/音声:ステレオ2.0/字幕:英,独,仏/画面:4:3&16:9/DVD…REGION All(Code:0) Blu-ray…REGION free/DVD…片面ニ層ディスク Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)

 多くの人が「オペラ」と聞いて頭に思い浮かべるのが、この「イタリア・オペラ」でしょう。
 初期ロマン派のロッシーニ、ドニゼッティ、ベッリーニらが華やかなベルカント・オペラを作曲、そしてヴェルディが出現し壮大な作品を次々に書き上げます。
 やがて「ヴェリズモ」と呼ばれる現実的な作品が主流となり、その流れはプッチーニに受け継がれていきます。ここでは多くの作品のなかでも、飛び切りの名場面を収録、イタリア・オペラの魅力を存分に味わえます。
  


109244
(DVD)
\2700→\2490

FAMOUS ARIAS AND SCENES〜ドイツ
 偉大なるアリア集:心の情熱 〜ドイツ・オペラの名アリアと場面集


 ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)&エヴァ・マルトン(ソプラノ)
  リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):楽劇「エレクトラ」より
  1.“Ich habe keine guten Nachte”わたしは夜もおちおち眠らないのだよ
 ブリン・ターフェル(バリトン)
  リヒャルト・シュトラウス:楽劇「サロメ」より
  2.“Wo ist er, dessen Sundenbecher jetzt voll ist?”罪の盃に溢るまで酒を注いだ男は何処にいるのだ
 キリ・テ・カナワ(ソプラノ)
  リヒャルト・シュトラウス:楽劇「カプリッチョ」より
  3.最後の情景
 ルネ・コロ(テノール)
  ワーグナー(1813-1883):歌劇「タンホイザー」より
   4.ローマ語り “Inbrunst im Herzen!”心の情熱よ
 ヴァルトラウト・マイヤー(ソプラノ)
  ワーグナー:歌劇「タンホイザー」より
   5.“Geliebter, komm! Sieh dort die Grotte!”おいでなさい!愛しい人!あの洞窟を見て!
 フランツ・ハヴラータ(バス)
  モーツァルト(1756-1791):歌劇「後宮からの誘拐」より
   6.アリア“Solche hergelauf‘ne Laffen”こいつのような風来坊は
   7.アリア“O wie will ich triumphieren”おお!何という勝利だ!
 クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)
  モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」より
   8.アリア“Martern aller Arten”どんな拷問が待っていようとも
 ポール・グローヴズ(テノール)
  モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」より
   9.アリア“Wenn der Freude Tranen fl iessen”喜びの涙が流れる時

109245
(BD)
\2700→\2490
収録時間:80分/音声:ステレオ2.0/字幕:英,独,仏/画面:4:3&16:9/DVD…REGION All(Code:0) Blu-ray…REGION free/DVD…片面ニ層ディスク Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)

 ドイツ・オペラは、イタリアやフランスに比べると歴史が浅く、17世紀前半にシュッツが書いた「ダフネ」(楽譜は紛失)が初の重要作と言われています。
 以降、テレマン、ハイドンを経てモーツァルトが幾つかのドイツ語によるオペラを書き、ベートーヴェン、ウェーバーがその流れを引き継ぎます。そして現れたのがワーグナー。彼はそれまでのオペラの形式を踏襲することはせず、物語に登場する人物や背景を音楽で描くという「ライトモティーフ」を取り入れ、またアリアごとに曲を独立させるやり方も廃止し、より音楽と歌が一体となった独自の形式を確立させていきます。
 この映像では、そんなモーツァルトとワーグナーのオペラの名場面が収録されています。
  


109246
(DVD)
\2700→\2490

FAMOUS ARIAS AND SCENES〜ロシア
 偉大なるアリア集:どこに行ってしまっのだ、あの青春の日々は 〜ロシア・オペラの名アリアと場面集


 ガリーナ・ゴルチャコーヴァ(ソプラノ)
  プロコフィエフ(1891-1953):歌劇「炎の天使」より
   1.レナータの告白
  グリンカ(1804-1857):歌劇「ルスランとリュドミラ」より
   2.アリア“Such Sweet Alluring Voices”このような甘い魅惑の声
   3.アリア“Ratmir, my Beloved”ラトミール、私の最愛の人
 アンナ・ネトレプコ(ソプラノ)
  グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」より
   4.アリア“Oh my sorry fate”おお、我が残念な運命
 ウラディーミル・オグノヴェンコ(バス)
  グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」より
   5.アリア“Perhaps one day”多分あの日に
 ラリッサ・ディアドコーヴァ(メゾ・ソプラノ)
  グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」より
   6.アリア“No, no I cannot sleep”いえいえ、私は眠ることはできません
 コンスタンティン・プルスニコフ(テノール)
  グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」より
   7.フィンのバラード
 ユーリ・マルシン(テノール)
  チャイコフスキー(1840-1893):歌劇「スペードの女王」より
   8.アリア“Tell me Herman”ヘルマン、私に話して
   9.アリア“What is our life”われらの人生は何か?
 オルラ・ボイラン(ソプラノ)
  チャイコフスキー:歌劇「エウゲニ・オネーギン」より
   10.手紙の情景
 ウラディーミル・グルシュチャク(バリトン)
  チャイコフスキー:歌劇「エウゲニ・オネーギン」より
   11.アリア“You wrote to me”あなたは私に書いた
   12.アリア“Can this be the same Tatyana?”同じことができますか?タチアナ?
 ミヒャエル・ケーニヒ(テノール)
  チャイコフスキー:歌劇「エウゲニ・オネーギン」より
   13.“Kuda, kuda” - “Oh golden days of my youth, where have you gone?”
    どこに、どこに行ってしまったのだ‐あの輝かしい青春の日々は
  14.アリア“Vragi, vragi”敵だ、敵だ
 アレクサンダー・ゲルガロフ(バリトン)
  プロコフィエフ:歌劇「戦争と平和」より
   15.アリア「高く、さらに伸びている」
 ニコライ・オホトニコフ(バス)
  プロコフィエフ:歌劇「戦争と平和」より
   16.アリア“When will this calamity end?”この災難が終わる時には

109247
(BD)
\2700→\2490
収録時間:120分/音声:ステレオ2.0/字幕:英,独,仏/画面:4:3&16:9/DVD…REGION All(Code:0) Blu-ray…REGION free/DVD…片面ニ層ディスク Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)

 ロシア・オペラの名アリア集。ロシア・オペラといえば「低声の魅力」を楽しむイメージがありますが、もちろんそれだけではありません。
 19世紀初頭、グリンカの登場で独自の路線を進み始めたロシアのオペラは、民俗色豊かな旋律と、プーシキンやトルストイなど、ロシアの作家の物語をもとにした重厚なストーリーに支えられた作品が数多く揃っています。
 この映像で、そんなロシア・オペラの名場面の数々を、選りすぐりの歌手たちの歌唱でお楽しみいただけることでしょう。タイトルはチャイコフスキーの「エウゲニ・オネーギン」の“あの輝かしい青春の日々はどこへ行ってしまったのか”から取られています。
 

109251
(DVD)
\5300
ラサーン・ローランド・カーク THE CASE OF THE THREE SIDED DREAM‐
 過去・現在・未来そして夢

アダム・カーンによるドキュメンタリー映像
 【スペシャル・フィーチャー】
  ジョエル・ドーンが語る「ラサーンについて」 1977年 ブリギット・モーメンツ
演出、プロデュース…アダム・カーン/
映像監督…アレックス・ベーヴ/
映像演出…アダム・カーン&リフ・バッラティエール/
アニメーション・デパートメント…
 マンス・シュヴァンベルク
109252
(BD)
\6000
収録時間:87分+20分(ボーナス映像)/音声:DVD…ステレオ2.0/DD5.1 Blu-ray…ステレオ2.0/dts-HD Master Audio 5.1/字幕:英,独,仏/画面:16:9/DVD…REGION All(Code:0) Blu-ray…REGION free/DVD…片面ニ層ディスク Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition(Upscale)
 ラサーン・ローランド・カーク(1935/1936-1977)。
 アメリカ合衆国に生まれた彼は、盲目でありながらも、サクソフォン、フルート、トランペットをはじめとした多種多様な管楽器を自由自在に操り、絶妙なインプロヴィゼーションを披露、多くの聴衆を魅了したことで知られています。
 なんと言っても、3本のサクソフォンを同時に演奏している映像は多くの人々に衝撃を与えました。
 そんなカーク、しばしば、コンサート中に公民権運動や人種的差別についての発言を行いましたが、それはいつもユーモアと風刺に彩られていたとも言われます。
 この映像では、そんな彼の素晴らしい演奏と人柄を掘り下げ、偉大なジャズ・ミュージシャンであったカークの本質に迫ります。
 

109259
(DVD)
\4100
子供のためのオペラ「魔笛」 日本語の語りによる
 モーツァルト:「魔笛」 アレクサンダー・クランペによる短縮版


【DVD】英語版&日本語版
パパゲーノ…ペーター・カールマン/河野克典(バリトン)
パパゲーナ…フランツィスカ・ラブル/レベッカ・オルヴェラ(ソプラノ)
タミーノ…ブルシュワフ・ビドジンスキ/ジェームズ・エリオット(テノール)
パミーナ…イリーニ・キリアキドゥ/クリスティアーネ・ケール(ソプラノ)
夜の女王…セン・グォ/エウジェニア・エングィッタ(ソプラノ)
チューリヒ歌劇場管弦楽団
トーマス・バルテル(指揮)
ウルリッヒ・ペーター(監督・脚本)
ルイジ・ペレゴ(舞台装置・衣装)
ウルリッヒ・ペーター(監督・脚本)
ルイジ・ペレゴ(舞台装置・衣装)

 収録時間:60分×2
 音声:ドイツ語・日本語
 ステレオ2.0
 字幕:英語,フランス語
 画面:16:9
 REGION All(Code:0)
 DVD…片面ニ層ディスク


【Blu-ray】英語版・日本語版・ドイツ語版・フランス語版
パパゲーノ…ペーター・カールマン/河野克典(バリトン)…英語版・日本語版
ルーベン・ドロール/フィリッペ・ドゥムニー(バリトン)…独語版・仏語版
パパゲーナ…フランツィスカ・ラブル/レベッカ・オルヴェラ(ソプラノ)
タミーノ…ブルシュワフ・ビドジンスキ/ジェームズ・エリオット(テノール)
パミーナ…イリーニ・キリアキドゥ/クリスティアーネ・ケール(ソプラノ)
夜の女王…セン・グォ/エウジェニア・エングィッタ(ソプラノ)
チューリヒ歌劇場管弦楽団
トーマス・バルテル(指揮)
ウルリッヒ・ペーター(監督・脚本)
ルイジ・ペレゴ(舞台装置・衣装)
 収録時間:60分×4
 音声:ドイツ語・日本語・英語・フランス語
 ステレオ2.0
 字幕:英語,フランス語
 画面:16:9
 REGION free
 Blu-ray…単層25GB 1080i High Definition
109265
(BD)
\4100
 このモーツァルトの傑作オペラ「魔笛」のダイジェスト版は、オペラの世界の魅力を知ってもらうため、小さいお子さんから大人の方まで楽しめるように作られた作品です。
 タミーノ王子が恋い焦がれるパミーナをザラストロから救い出す冒険の世界へ・・・旅立ちましょう。このオペラ、歌の部分と台詞の一部原語のドイツ語で歌われますが、物語の進行は名バリトン歌手河野克典さんが演じるパパゲーノが日本語で語るので、初めて見るお子さんでもだいじょうぶ。また違う歌手たちによる英語版(お話は全く同じ)も収録。ご家族みんなで楽しめます。
なお、Blu-ray盤には4カ国語による違った演奏が収録されています。




DYNAMIC



DYNDVD37775
(DVD 2枚組)
\4100→\3790
※CD同時発売
ヨハン・ジモン・マイール:歌劇「コリントのメディア」2幕 クレオンテ…ロベルト・ロレンツィ(バス・バリトン)/
エゲオ…エネア・スカラ(テノール)/
メディア…ダヴィニア・ロドリゲス(ソプラノ)/
ジアゾーネ…マイケル・スパイレス(テノール)/
クロイサ…ミハエラ・マルク(ソプラノ)/
エヴァンドーロ…パオロ・カウテルッチオ(カウンターテナー)/
イズメーネ…加藤のぞみ(メゾ・ソプラノ)/
ティデオ…マルコ・ステファーニ/
キアラ・アメーリオ(ダンス)/
チェーザレ・ベネデッティ(ダンス)/
ベネデット・シッカ(演出)/
マリア・パオラ・ディ・フランチェスコ(装置)/
トマンソ・ラガットッラ(衣装デザイン)/
マルコ・ジュスティ(照明)/
イタリア国際管弦楽団/
トランシルヴァニア州立合唱団/
クルージュ=ナポカ・トランシルヴァニア国立フィルハーモニー管弦楽団/
ファビオ・ルイージ(指揮)
録音 2015年7月 イタリア マルティナ・フランカ パラッツォ・ドゥカーレ 第41回イトリア谷音楽祭
<DVD>収録時間:167分/音声:伊語歌唱 ステレオ2.0/DTS5.1/字幕:伊,英,仏,独,韓/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク

 ロッシーニのライバルとも見做されたマイールは(1763-1845)、もともとドイツ、バイエルンの出身でありながら、イタリアに留学し、ベルガモ大聖堂終身教会楽長に上りつめた作曲家。生涯に70作のオペラを作曲、一時は忘れられるも、最近復興の兆しが見えてきています。
 復讐のためには手段を選ばない強烈な女性を主人公にしたこのギリシャ悲劇「メディア」は、古くから広く愛されており、マイールだけでなくシャルパンティエやケルビーニ、現代ではライマンら数多くの作曲家がオペラにしています。物語の粗筋は、前妻であるメディアを棄てて、権力のためにコリントス国王の娘クロイサと結婚しようとしているジアゾーネ、それを知ったメディアは復讐心にかられ、クロイサに心を寄せるエゲオと共にジザゾーネに復讐を誓います。最終的にはクロイサだけでなく、ジアゾーネとの間に生まれた二人の子供までを手にかけてしまうという救いのない物語ですが、音楽はとても美しいものです。
 人気急上昇中のソプラノ、ロドリゲスの強靭な声と、ロッシーニ・テノールとして名を挙げたスパイラス、2015年にロイヤル・オペラで華々しくデビューを飾ったスカラ。この2人のテノールの戦い。そしてファビオ・ルイージの強烈なアプローチが光るこの演奏、P.ロッシーニによるG.リコルディ社の最新比較校訂版が用いられています。




OPUS ARTE(映像)

OA1211D
(DVD)
\4100
2015年10月 グラインドボーン歌劇場
 ドニゼッティ:歌劇《ポリウート》3幕

  原作…ピエール・コルネイユ「ポリュクト」
  台本…サルヴァトーレ・カンマラーノ
   《特典映像》
    ドキュメンタリー「受難と信仰」:イギリス初演に向けて
    愛と抑圧:マリアム・クレマンへのインタヴュー、キャスト・ギャラリー
ポリウート…マイケル・ファビアーノ(テノール)
パオリーナ…アナ・マリア・マルティネス(ソプラノ)
セヴェーロ…イゴール・ゴロヴァテンコ(バリトン)
カッリステネ…マシュー・ローズ(バス)
フェリーチェ…ティモシー・ロビンソン(テノール)
ネアルコ…エマヌエーレ・ダグアンノ(テノール) 他
グラインドボーン合唱団
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
エンリケ・マッツォーラ(指揮)
マリアム・クレマン(演出)

OABD7201D
(BD)
\5100
2015年10月 グラインドボーン歌劇場 収録
収録時間:117分+15分(ボーナス) 音声:イタリア語歌唱 ステレオ2.0/DTS5.1(DVD) ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.0(Blu-ray) 
字幕:英語・フランス語・ドイツ語・日本語・韓国語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray…ニ層 50GB 1080i High Definition

 紀元257年のアルメニア。当時のこの地ではキリスト教徒への迫害が続いていました。そんな時に行政官のポリウートは秘かに「禁じられた宗教」であるキリスト教に改宗し、殉教の道を選びます。
 ポリウートのモデルになったのは、実在した聖人ポリュクトゥスであり、ドニゼッティ(17979-1848)がオペラを上演しようとした際、ナポリの検閲官にこれを問題視されたようで、結局は上演を禁じられてしまいます。そのため、ドニゼッティはイタリアを離れ、拠点をパリに移し、作品を上演するために台本をフランス語に修正し、タイトルも「殉教者」に変更。ようやく上演にこぎつけたのでした。
 しかし、その後は作品自体の人気が落ちてしまい、現在ではあまり上演されることはありません。
 今回のグラインドボーンでの初上演は、名テノール、ファビアーノをはじめとした若手3人を中心とした見事なアンサンブルが実現しました。現代的な演出の中、ドニゼッティの優美なメロディが溢れる魅力的な舞台です。
















6/23(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


FIRST HAND RECORDS


FHR 41
\2100

サーシャ・ロジェストヴェンスキー参加のラテンアルバム
 Jorge Olaya MUNOZ:
  Como Para Desenguayabar -Bambuco fiestero
 GUINGA (Carlos Althier de Souza Lemos ESCOBAR):
  Choro Pro Ze - Choro
 Cristobal Soto: El Tercio - Joropo
 PIXINGUINHA (Alfredo da ROCHA VIANA, Jr):
  Atencioso - Choro
 Francisco GONZALEZ:Danza de los Amantes Efimeros - Vals
 Pedro Oropeza VOLCAN:
  Morenita・TRADITIONAL El Muneco Juan - Merengue
 Astor PIAZZOLA:Oblivion - Milonga
 Homero EXPOSITO/Virgilio EXPOSITO:Naranjo en Flor - Tango
 Pablo de SARASATE:Zapateado, Op.23, No.2 - Zapateado
 Manuel MarIa PONCE:Estrellita - Danza
 Leon CARDONA:Ensueno - Bambuco
 Jacob do BANDOLIM:O Voo da Mosca - Valsa
 Jacob do BANDOLIM:Doce de Coco - Choro
 Nelson GOMEZ:Don Noel - Pasillo
 Adolfo ECHAVARRIA:
  Para Santa Marta・TRADITIONAL La Cumbiamba - Porro
THE AMBAR MUSIC GROUP
 サーシャ・ロジェストヴェンスキー(ヴァイオリン)
 フランシスコ・ゴンザレス(編曲、ギター、声)
 ジュアン・フェルナンド・ガルシア(打楽器、フルート)
 ネルソン・ゴメス(ギタロン)
 ゲスト:イゴール・フェドートフ(クラリネット)
 録音:2012年11 月/62’00’’

 ロシアの大指揮者ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーのご子息でヴァイオリニストのサーシャ・ロジェストヴェンスキーが参加したCD。しかもラテンアメリカ・アルバムというまさかの内容!
 ほぼ全曲をメンバーのフランシスコ・ゴンザレスがアレンジ。熱いパフォーマンスと演奏技術の高さに魅せられます。ピアソラ好きにはたまらないサウンド。ギタロン(Guitarron)は民族楽器で、ダブルベースのような大型のギターです。




KORAMANT RECORDS

新規レーベルのご案内
時代楽器、古楽を中心とした録音を行っているドイツのレーベル

KR 11001
\2700
ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(1760-1812):
 フォルテピアノ作品集

  ソナタ イ長調 Op.43 より
   Allegro moderato con espressione
  ソナタ ニ長調 Op.72-3
  変奏曲 ハ短調 Op.71-5
  幻想曲 Op.76
アレナ・ヘニゴワ
 (ブロードウッド製フォルテピアノ)
 ベートーヴェン、シューマンを彷彿とさせるエネルギーに満ちたピアノ音楽

 録音:2010年10月/67’58’’

 ベートーヴェンの10 歳年上にあたるドゥシーク(ドゥセック)。その作風は初期ロマン派を思わせるもので、ピアノに求める音楽の規模はベートーヴェンにも引けを取りません。聴き応えたっぷりのソナタ、シューマンの「交響的練習曲」を彷彿とさせる壮大な展開を見せる変奏曲、メロディ・センスが抜群の幻想曲。マイナーなのが不思議でならない音楽ばかりです。
 ドゥシークはピアノ製作者ブロードウッドと親交があり、当時のピアノの発達にもおおいに貢献した作曲家です。ブロードウッドからベートーヴェンに贈られたピアノにはドゥシークの作品の楽譜が添えられていました。
 アレナ・ヘニゴワはアンサンブル・ムスカディンの鍵盤奏者としても活躍する女性古楽奏者で、チェンバロやオルガンでの通奏低音もお手の物。
 このアルバムではブロードウッド・ピアノを弾いており、楽器の持ち味、バイタリティを大いに生かした演奏を繰り広げています。演奏者、楽曲、楽器と3 拍子揃った注目のアルバム。
 

KR 14002
\2700
ニコロ・ヨンメッリ(1714-1774):カンタータ集
 1. Giusti numi
 2. Partir conviene! addio
 3. Perdono amata nice
 4. E quando sara mai che alle mie pene
バーバラ・クーサ(ソプラノ)
レンカ・トルゲンセン、
セシリエ・ヴァルター(ヴァイオリン)
アンドレアス・トルゲンセン(ヴィオラ)
イルゼ・グラドゥレ(チェロ)
アレナ・ヘニゴワ(チェンバロ、指揮)
 明るく親しみやすい、伸びやかなアリアが印象的なカンタータ

 録音:2012年2月/66’06’’

 ヨンメッリはC.P.E. バッハ、グルックと同じ年に生まれた18 世紀イタリアの作曲家。宗教曲やオペラなど、声楽作品の大家として名を残しています。
 ここに収録されたカンタータはソプラノ独唱のためのもので、華やかなアリアを特徴とし、明るく親しみやすい作風。アルゼンチン生まれのソプラノ、バーバラ・クーサの自然体で伸びやかな歌唱が心地良いです。レチタティーヴォは弦楽器パートも書き込まれており、ヴァイオリンが細かいパッセージを奏で、描写的な効果を上げます。巧みな声楽の扱いと合わせて、シンプルな編成ながら実に変化に富んだ音楽が展開されます。




MUSICA LYRICA



ML 003
(2CD)
\4000→\3690
前田りり子、バロック室内楽の最高傑作
 テレマンのパリ四重奏曲!

  テレマン:
   フルートとヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバ
    またはチェロと通奏低音のための
     6つの組曲からなる新しい四重奏(1738年パリ)
      Disc 1
       (1)四重奏曲第1番 二長調 (2)四重奏曲第2番 イ短調
       (3)四重奏曲第3番 ト長調
      Disc 2
       (4)四重奏曲第4番 ロ短調 (5)四重奏曲第5番 イ長調
       (6)四重奏曲第6番 ホ短調
前田りり子(バロック・フルート)
寺神戸亮(バロック・ヴァイオリン)
上村かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
チョー・ソンヨン(チェンバロ)
 バロック・フルートの女王、前田りり子久々の新録音はバロック室内楽の最高傑作テレマンのパリ四重奏曲!寺神戸亮など豪華メンバーにも注目

 セッション録音:2015年4月27-30日、5月3-5日/復古カトリック教会(オランダ)

 テレマンが1738 年にパリを訪れた際に書き下ろしたフランスの芳醇な香りが漂う室内楽の最高傑作、通称「パリ四重奏曲」に実力派前田りり子が挑みました。
 ロココの雅宴画の世界のような洒脱な愛と音楽の駆け引きが魅力の当作品集は、テレマン独自の軽妙でユーモアあふれる会話がいたるところで繰り広げられ、聴く人に飽きさせる隙を与えません。寺神戸亮、上村かおり、チョー・ソンヨンという豪華共演メンバーのもと、テレマンの真骨頂が味わえる充実の録音が登場です。
 「テレマンの作品の特徴を一言でいうなら「親しみやすい楽しさ」である。テレマンの作品を気の合った仲間同士で演奏すると自然に笑いがあふれてくる。そしてそれを聴いている人も、いつの間にか仲間の一員として一緒に笑い、一緒に泣いている。それがテレマンの魅力だと私は思う。」(前田りり子〜ライナーノーツより)

 前田りり子(バロック・フルート):
  モダン・フルートを小出信也氏に師事。高校2 年の時、全日本学生音楽コンクール西日本大会フルート部門1位入賞。その後バロック・フルートに転向し桐朋学園大学古楽器科に進学。オランダのデン・ハーグ王立音楽院の大学院修了。有田正広、バルトルド・クイケンの両氏に師事。1996 年、山梨古楽コンクールにて第1位入賞し、1999 年、ブルージュ国際古楽コンクールで2 位入賞(フルートでは最高位)。
 バッハ・コレギウム・ジャパン、ラ・フェート・ギャラント、オーケストラ・リベラ・クラシカ、ソフィオ・アルモニコなど、各種演奏団体のメンバーとして演奏・レコーディング活動をしているほか、日本各地でしばしばリサイタルや室内楽コンサートを行っている。




MUSICA REDIVIVA


MRCD 022
\2400
「ポリフォニー&ディミニューション」 坂本龍右(ルネサンス・リュート)
 (1)Vincenzo Capirola(1474-after1548):Spagna prima/
 (2)Johannes Tinctoris( ca.1435-1511)/Robert Morton(1430-1479):Le souvenir/
 (3)Johannes Martini:(ca.1440-ca.1498):La martinelle/
 (4)Francesco Canova da Milano(1497-1543) /
    Antonio de Ribera(?-ca.1529):O bone Jesu/
 (5)Pietro Paolo Borrono(ca.1490-after 1563):
    Pavanachiamata La marcontenta& Saltarelo/
 (6)Giovanni Maria da Crema(fl.1540-1550)& Julio Segni da Modena(1498-1561):
  Ricecar settimo/
 (7)Jean-Paul Paladin(fl.1540-1560) / Cipriano de Rore(1515or1516-1565):
  Anchor che colpartir/
 (8)Adrian le Roy(ca. 1520-1598):Passameze & Branle de Bourgogne/
 (9)Pierre Phalese(ca.1510-ca.1575)/ Pierre Sandrin(ca.1490-after1561):Doucle memoire/
 (10)Albert de Rippe(ca.1500-ca.1551) /
    Sebastiano Festa(ca.1490-1524):O passi sparsi/
 (11)Anon.( late 16c.) /
    Giovanni Pierluigi da Palestrina(ca.1524-1595):Vestiva i colli/
 (12)Philp van Wilde(r ca.1500-1554):Fantasia/
 (13)Jean-Baptiste Besard(ca.1567-ca.1625):Psalmus 42/
 (14)AlfonsoFerrabosco(1543-1588) /
    Philippe Verdelo(t ca.1480-ca.1530):Ultimi miei sospiri/
 (15)Anon. (late 16c.):Fantasia/
 (16)John Dowland(1563-1626):In nomine/
 (17)Francis Cutting(ca.1550-1595/6) / William Byrd( 1543?-1623):Pavan/
 (18)Daniel Bachele(r 1572-1619):Ground/
 (19)Anon. (late 16c.) / Orlando di Lasso(1532-1594):Susanna/
 (20)Giovanni Battista dalla Gostena(1558-1593):Fantasia ottava
 若手実力派のリュート奏者坂本龍右。ルネサンス・リュートの音楽の伝播をより広い視野に立って見つめた意欲的なアルバムをリリース

 セッション録音:2014年10月13-16日/ソロトゥルン(スイス)/67’24”、日本語解説付

 「リュートとの旅」(MRCD 013)の録音から早10 年。リュート奏者、坂本龍右が満を持して期待の新譜「ポリフォニーとディミニューション」は15世紀末から16 世紀初頭にかけてのリュート音楽を俯瞰した意欲作です。
 有名無名な作曲家問わず、バラエティに富んだ20 曲が収録されております。


 「ポリフォニー」は複数の声部が同時に響くことでハーモニーを生み出していくもので、ルネサンス時代の教会音楽に好んで用いられました。一方「ディミニューション」は、主に器楽の奏者たちが元にある旋律の上に細かい装飾を施していくというもので、多くの場合、即興演奏と結びついていました。ルネサンス音楽でこの二つが重要な位置を占めることは周知の事実ですが、私が思うに、ルネサンス時代のリュートのための音楽は、この両者の融合をきわめて高いレベルで成し遂げているのです。(坂本龍右)




PERFECT NOISE

新規レーベルのご案内
ドイツで活躍する若手アーティストをコンサートと録音の両面で支援するレーベル。
PN 1502
\2700
ステファン・ベアト・バウムガルトナー(1946-):
 ピアノ作品集 第1集

  Klavierzyklus ‘‘Hommages’’
   1. Preludium (Hommage a J.S.Bach)
   2. Lento (Hommage a F.Schubert)
   3. Adagio (Hommage a F.Chopin)
  Bilkoviny
   1. Con moto/2. Andante/3. Energico
  Eine seltsame Geschichte/Baroque rhapsody/
  Finnisches Kinderlied/Begegnung/
  A little piece/Arabesken/Ukolebavka
モリッツ・エルンスト(ピアノ)
 調性の魅力を伝える、ニューエイジ風現代音楽

 録音:2015年11月7日/73’50’’

 ステファン・ベアト・バウムガルトナーは1946 年チューリッヒ生まれの作曲家。調性音楽の尽きることのない魅力を開拓しています。「バッハへのオマージュ」は平均律1 巻1 番プレリュードの分散和音を意識しながら和声が幻想的に変化する音楽です。モリッツ・エルンストは1986 年ドイツ生まれの若きピアニスト。新しい感性で現代の音楽を紡ぎます。
 

PN 1503
\2700
「4声のレクイエム」の異稿を世界初録音
 オルランド・ディ・ラッソ(1532-1594):
  4声のレクイエム(1575年版)
カペッラ・フォッカーラ
 録音:2015年12月8日/44’07’’

 ラッソ(ラッスス)のレクイエムは4 声(1578)と5 声(1580)の2 曲が知られています。ここに収録されたレクイエムは、4 声のほうの「1575 年初稿」であり、世界初録音となります。後の稿と比べると完全5 度低く書かれていて、非常に低い音域を持っています。テノール、バリトン、バス、バッソ・プロフォンド(さらに低いバス)による低声の歌唱にサックバット3、ドゥルシアン、オルガンを合わせて演奏。独特の重く暗い響きがクセになりそう。




CENTAUR


CRC 3373
\2400
ゲルマニック・ジャイアント
 ウェーバー:
  グランド・デュオ・コンチェルタント 変ホ長調 Op.48
 ブラームス:
  クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1、
  クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
 シューマン:幻想小曲集 Op.73

マルセル・ルクセン(クラリネット)
アルベルト・ティウ(ピアノ)

 ウェーバー、ブラームス、シューマン!関係者必聴のクラリネット作品集!

 ベルギーのクラリネット奏者、マルセル・ルクセンが演奏するのはドイツを代表する3人の作曲家、ウェーバー、ブラームス、シューマンのクラリネット作品集。
 クラリネットの主要レパートリを網羅した当タイトルは、クラリネット関係者必聴の1枚。

 2013年6月4日ー7日の録音。
 
CRC 3428
\2400
エレーナ・マルティンの自作自演作品集。
 マルティン:
  ポニエンテのパソドブレ、モンマルトルの怪人、
  ハタ、ラ・マリオネータ・プレスネーダ、
  コレリアス・アル・ソル、ミ・エスパーニャ・コケータ、
  ギターへのオード、ラヴェンダーの思い出、
  レヴァンテのパソドブレ
 ソレール:2台のピアノのための協奏曲第2番 イ短調
エレーナ・マルティン(ピアノ)
ホセ・メリトン(ピアノ)
 スペインのコンポーザー=ピアニストのエレーナ・マルティンの自作自演作品集。アントニオ・ソレール(1729-1783)の2台のピアノのための協奏曲の収録もポイント。

 2013年の録音。
 

CRC 3437
\2400
オネゲル:室内楽作品集
 ピアノ三重奏曲 H.6
 ヴァイオリン・ソナタ第1番 H.17
 チェロ・ソナタ H.32
 ヴァイオリンとチェロのためのソナチネ H.80
プロスペーロ・トリオ
 フランス6人組の一人、アルテュール・オネゲル(1892−1955)の室内楽作品集。アメリカのプロスペーロ・トリオが4つの作品を表現力豊かに演奏。近代フランス作品ファンにおすすめ。

 2009年、2012年、2013年の録音。
 

CRC 3433
\2400
マシュー・フィールズのモダン作品集。
 フィールズ:
  ダブル・クラスター*
  スペース・サイエンス
ヤン・クチュラ(指揮)
モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団
グローリア・チャン(ピアノ)*
 アメリカの作曲家、マシュー・フィールズのモダン作品集。宇宙を題材とした「スペース・サイエンス」は映画音楽の様な雰囲気や、曲ごとの場面転換が印象的。

 2014年4月14日−17日の録音。
 

CRC 3441
\2400
アウエルバッハ:ピアノ作品集
 12の性格的小品
 24の前奏曲 Op.41
 10の夢
エリィ・カールマン(ピアノ)
 ロシアのコンポーザー=ピアニストで詩人、作家、美術家とマルチな才能の持ち主のレーラ・アウエルバッハ(1973−)。今年の3月に行われた来日公演では収録曲の「24の前奏曲」を自作自演している。当タイトルではルーマニアのピアニスト、エリィ・カールマンが演奏する。

 2014年8月の録音。
 

CRC 3444
\2400
スパロウ:キアロスクーロ組曲 マレク・ヴァラーシェク(指揮)
チェコ・フィルム管弦楽団
 キアロスクーロとはイタリア語で「明暗」という意味。「キアロスクーロ組曲」は旋律のコントラストやオーケストレーションが雄大で美しい作品。

 2013年8月28日の録音。




EM RECORDS


EMRFCD 001
\2500
スティーヴン・ファー:詩篇集

バース・フィルハーモニア
バース・カメラータ
 ジェイソン・ソーントン(指揮)

 スティーヴン・ファー(b.1958)は、映画、テレビ、ラジオ等の分野で活躍する作曲家。英国国教会の牧師でもあるスティーヴン・ファーによる詩篇プロジェクトの録音。




HUSH COLLECTION


HUSH 007
\2500
ハッシュ・コレクション Vol.7 〜 10のヒーリング・ソング
 グラボウスキー:
  リヴァー・ランニング/レインドロップ/グロウ/
  ブライト・アイズ/パルス/モーニング・ソング/
  メディテーション/ガーディアン・エンジェルズ/
  ホワット・ゴーズ・アルアンド.../
  ア・クワイエット・トート
ポール・グラボウスキー(ピアノ)
ゴールドナー弦楽四重奏団、他
 オーストラリアのHUSH音楽財団によるHush Collectionは、難病に苦しむ子どもと親を支援するため、プロのミュージシャン達がボランティアで参加し製作され、オーストラリア各地の病院で使用されている。
 第7弾は、オーストラリアを代表するジャズ・ピアニスト&作曲家のポール・グラボウスキーが作曲した、10の癒やしの音楽。
 演奏は、グラボウスキー自身に加え、Hyperionへの録音でも知られるオーストラリアのリーディング・アンサンブル、ゴールドナー弦楽四重奏団も参加。




RESONUS



RES 10166
\2500→\2290
木村理恵率いるファンタスティクス第4弾
 コンヴァースド・モノローグ 〜
 J.G.グラウン、J-M.ルクレール、W.F.バッハ:協奏曲集

  ヨハン・ゴットリープ・グラウン:
   ヴィオラ・ダ・ガンバ協奏曲ハ長調 GraunWV A:XIII:2
  ジャン=マリー・ルクレール:
   ヴァイオリン協奏曲ト短調 Op.10-6
  ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:
   チェンバロ協奏曲ヘ長調 BR C13/Falk 44
木村理恵(バロック・ヴァイオリン)
ロバート・スミス
 (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ギジェルモ・ブラケッタ
 (チェンバロ)
ファンタスティクスXL
 木村理恵率いるファンタスティクス第4弾は協奏曲集!

 オランダ、アムステルダムを拠点に活動するピリオド・アンサンブル、ファンタスティクス。第4弾は、オーケストラに拡大した"ファンタスティクスXL"をバックに、ファンスティクスのオリジナル・メンバーがそれぞれソロを務める、グラウン、ルクレール、そして大バッハの長男、W.F.バッハというレア・コンチェルト集。
 ソロ・ヴァイオリンを務める木村理恵は、アムステルダム音楽院で学び、ルーシー・ファン・ダール、パウル・エレラなどの名匠たちに師事。2008年国際古楽コンクール山梨では最高位、2009年ブルージュ国際古楽コンクールでは室内楽部門第2位、2010年ボンポルティ国際コンクールではヴァイオリン独奏部門最高位を受賞するなど豊富な実績を誇り、オランダ・バッハ協会やムジカ・アンフィオン、アムステルダム・バロック・オーケストラなど、オランダが世界に誇るピリオド・オーケストラに参加するなど、まさに次代の日本の古楽界を担う逸材の1人です。

 録音:2015年6月1日−3日、オランダ
 

RES 10165
\2500
ソルジャーズ・リターン 〜
 スコットランドからインスパイアされたギター作品集

  ソル:スコットランドの歌による変奏曲 Op.40
  ジュリアーニ:兵士の帰還
  レニャーニ:ロッシーニの歌劇《湖上の美人》より
   「ラ・マルシア」による変奏曲
  ジュリアーニ:
   前奏曲とScotsoises(1)、
   スコットランドのブルーベル、ジェニーの半ペニー
  メルツ:フィンガルの洞窟
  ジュリアーニ:
   ライ麦畑で出逢ったら、前奏曲とScotsoises(2)、
   This is no my ain Lassie
  レニャーニ:ロッシーニの歌劇《湖上の美人》より
   「Oh Quante Lagrime」による変奏曲
  ジュリアーニ:The Old Country Bumpkin
ジェームズ・エイカーズ
 (ルネサンス・リュート)
 ポール・オデットやエリザベス・ケニー、デイヴィッド・ミラーらに学んだスコットランド出身のギタリスト、ジェームズ・エイカーズ。スコットランド民謡からのアレンジを含む、スコットランドにインスピレーションを受けて作られた数々の音楽を、3つのロマンティック・ギターで演奏。

 録音:2015年5月26日−27日、メニューイン・ホール
 

RES 10120
(2CD)
\5000
J.S.バッハ:クラヴィーア練習曲集第3巻 スティーヴン・ファー(オルガン)
 フロリレジウムやイングリッシュ・コンサート、ダンディン・コンソート、OAEなどとの共演も多く、ケンブリッジ・クレア・カレッジのオルガニストも務めた名手、スティーヴン・ファーがケンブリッジ大学トリニティ・カレッジのメッツラー・オルガンで弾くバッハ。

 録音:2013年4月3日−4日、ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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MAGGIO LIVE


フィレンツェ五月音楽祭の貴重なライヴ音源、続々リリース!


MAGGIO 011
(2CD)
\3800→\3490
1978年
 プレートルの抑制の効いた指揮が引き出すウェルテルの真のドラマ

  マスネ:歌劇「ウェルテル」   
アルフレード・クラウス(ウェルテル)、
ルチア・ヴァレンティーニ・テッラーニ(シャルロット)、
ロランド・ペネライ(アルベール)、
アナスタシア・トマシェフスカ・シェピス(ソフィー)、
グラツィアーノ・デル・ヴィーヴォ(大法官)、
アンジェロ・マルキアンディ(シュミット)、
ジョルジョ・ジョルジェッティ(ジョアン)、
ジョルジュ・プレートル(指揮)、
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、
フィレンツェコダーイセンター学生合唱団
 (Coro allievi del Centro Kodaly di Firenze)
    (合唱指揮:ジョヴァンニ・マンジョーネ)
 録音:1978年1月26日、フィレンツェ・コムナーレ劇場(ライヴ)STEREO

 フランスの巨匠プレートル(b.1924)の抑制の効いた指揮、アルフレード・クラウス(1927-1999)による格調高く完璧な歌声による悩めるウェルテル、そして白血病で夭折したテッラーニ(1946-1998)のシャルロット、という3 拍子そろった貴重な「ウェルテル」の記録。
 マスネの「ウェルテル」は、美しい女性シャルロットに一目ぼれした詩人ウェルテルが、思いが遂げられず最後は自殺をするという、美しくもかなわぬ恋の物語。ロマンティシズム濃厚な、激情に満ちた歌の数々が聴きどころですが、プレートルは、歌い手たちが、うねる音楽におぼれることのないよう常にコントロール。そのおかげで、クライマックスの第3 幕でも、クラウスやテッラーニは、熱い歌唱ながらも、うわついたところなく、ゲーテとマスネが作り上げた物語の進行役としても見事に役割をはたしています。
 テッラーニは1970 年代後半、とくにロッシーニの歌い手として名を馳せていました。しかしテッラーニのヴェルヴェットのような、そしてどこかティツィアーノの絵画の神秘的な影を思わせるところもある声質は、シャルロットにももってこい。ここでも、夫アルベールがいながらウェルテルに惹かれ揺れる心を歌う「手紙の歌」など、聴き手の心を打つ名歌唱を展開しています。
 


MAGGIO 009
(2CD)
\3800→\3490
ジュリーニ43歳の誕生日の上演、
 ケルビーニのグランド・オペラ

  ケルビーニ:アバンシェラージュ族
   [イタリア語歌唱
    (イタリア語版制作:リベロ・グランキ)]
アニタ・チェルクェッティ(ノライーム)
ルイ・ロネイ(アルマンソール)
アルヴィニオ・ミシアーノ(ゴンサルヴォ)
マリオ・ペトリ(アレマル)
オーレリアン・ネグ(アブデラメン)
ヴァリアーノ・ナタリ(カレド)
オーギュスト・フラーティ(オクテール)
リディア・トンチェッリ(エジロナ)ほか
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、同合唱団
 (合唱指揮:アンドレア・モロジーニ)
 録音:1957年5月9日、フィレンツェ・コムナーレ劇場(ライヴ)MONO

 カルロ・マリア・ジュリーニ(1914-2005)がちょうど43 歳になった日の公演。ケルビーニの大作オペラの復活上演で、当時すでにイタリアの若き指揮者として注目されていたジュリーニが抜擢され、豪華歌唱陣が顔をそろえた貴重な記録の登場です。
 「アバンシェラージュ族」は、アバンシェラージュの一族とゼグリの一族にまつわる物語。両族は対立する関係にありますが、ゼグリの王女ノライームと、アバンシェラージュの戦士アルマンソールとが恋におち、様々な困難に直面しつつも最終的には結ばれる、といった物語。3 幕から成り、大きな合唱、大規模なダンスなど、規模の大きなオペラ。とりわけテノールのアリア「失われた希望」が名曲で、ベルリオーズはこのアリアを激賞しており、ロベルト・アラーニャらが録音もしています。
 1948 年から57 年にかけて音楽祭の音楽監督を務めていたフランチェスコ・シチリアーニは、埋もれていた名作を上演したいと考え、ケルビーニの「メデア」をカラスの出演で1953 年に上演したのを皮切りに、スポンティーニの作品など様々な作品の復活上演を実現しました。57 年、シチリアーニがケルビーニのこの大作の復活上演を託した指揮者が、当時若手注目株だったカルロ・マリア・ジュリーニでした。
 歌唱陣には、スカラ座・カラヤン指揮のドン・ジョヴァンニで当時既に有名だったバリトン、マリオ・ペトリ、若きテノール、アニタ・チェルクェッティらと、最高の布陣で臨んだこのケルビーニの大作復活上演は、各方面から絶賛されたのでした。
 


MAGGIO 007
(2CD)
\3800→\3490
スポンティーニの貴重なオペラ復活上演の記録
 ガスパーレ・スポンティーニ:
  「ホーエンシュタウフェンのアニェーゼ
   (アグネス・フォン・ホーエンシュタウフェン)」
    (イタリア語歌唱)
ルシール・ウドヴィク(アニェーゼ)
ドロシー・ドウ(イルメンガルダ)
フランコ・コレッリ
 (ブラウンシュヴァイクのエンリーコ)
フランチェスコ・アルバネーゼ(フィリッポ)
エンゾ・マスケリーニ
 (ボルゴーニャ公(フランス王))
アンセルモ・コルツァーニ(エンリーコ・イル・レオーネ)
ジャン・ジャコモ・グェルフィ
 (皇帝エンリーコ5世)
ヴィットーリオ・グイ(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、合唱団
 (合唱指揮:アンドレア・モロシーニ)
 録音:1954年5月9日、フィレンツェ・コムナーレ劇場(ライヴ)MONO

 なかなか上演されることのない、スポンティーニのオペラの復活上演の貴重な記録。
 「ホーエンシュタウフェンのアニェーゼ(アグネス・フォン・ホーエンシュタウフェン)」はスポンティーニがベルリンにいた頃に書かれた作品。様々な図書館に散逸していた手稿譜から楽譜が再構築され、あらたにイタリア語歌唱用に訳も作成され( オリジナルはドイツ語)、1954 年5 月6 日から3 回上演されました。かなりカットもされていますが、グイは、スポンティーニのオペラが持つ、ドイツ・ロマンの騎士道精神や、フランスオペラの装飾的な衣装を見事に再現しています。
 フランコ・コレッリ(1921-2003)の若き日の歌声も貴重。
 1948 年から57 年にかけて音楽祭の音楽監督を務めていたフランチェスコ・シチリアーニは、スポティーニをはじめとする知られざる名作を舞台にかけようと考えていました。1948 年に、セラフィンの紹介でマリア・カラスに出会ったシチリアーニは、彼女の声は自分が復活上演したいと考えているスポンティーニの作品が求めるドラマティックな声質にまさにぴったりだと考えました。カラスはまず1948 年にベッリーニのノルマでフィレンツェ・デビューを果たすと、その後も51 年の椿姫、53 年のルチア、およびケルビーニのメデアで音楽祭に登場しました。いよいよこの1954 年、「アニェーゼ」の上演の年になりますが、カラスはフィレンツェを去ることになり、出演依頼を断りました。
 急遽行われたオーディションで抜擢されたのがクロアチアの血が流れるアメリカの歌手、ルシール・ウドヴィクでした。シチリアーニはこのアニェースがスポンティーニの傑作であると考え、1970 年、若きムーティを起用し、イタリア語版(1954 年上演時のではなく新訳)でテバルディの歌唱で、演奏会形式でこの「アニェーゼ」を再演しています。
 


MAGGIO 008
\2300→\2090
マスカーニ没後50年記念プログラム、
 ガヴァッツェーニによる指揮

  マスカーニ:
   ・「友人フリッツ」より間奏曲
   ・「ベレニーニのテレサを眺めつつ」より抒情的光景
   ・「グリエルモ・ラトクリフ」より夢
   ・「仮面」序曲
   ・「グリエルモ・ラトクリフ」より夢(アンコール)
   ・「パリの女」第4 幕
   ・「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲(アンコール)
デニア・マッツォラ(ソプラノ)
マルタ・セン(メゾ・ソプラノ)
カルディ・カルードフ(テノール)
ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
 マスカーニ没後50年記念プログラム演奏会の記録、イタリアの大御所、ガヴァッツェーニによる指揮

 録音:1995年10月1日、フィレンツェ・コムナーレ劇場(ライヴ)STEREO

 ピエトロ・マスカーニ(1863-1945) 没後50 年記念演奏会。ガヴァッツェーニ(1909-1996)はイタリアの指揮者、および作曲家、著述家として活躍した人物で、50 年代からスカラ座(65 年から68 年まで音楽監督を務めた)とフィレンツェ五月祭に定期的に出演していました。
 とりわけヴェリズモ派のよき代弁者として活動を展開、また、イタリアでは当時ほとんど知られていなかったブルックナーの合唱曲および管弦楽曲を紹介しました。


<LP>


SPECTRUM SOUND(LP)


LPSMBA 001/2
(2LP)
\15200
コーガンの最晩年1982年10月パリ・ライヴがついにLP化!
 LP 1(Side A)
  シューベルト:ヴァイオリン・ソナチネ第3番ト短調 D.408
 LP 1(Side B)
  シューベルト:幻想曲 D.934
 LP 2(Side A)
  ブラームス:スケルツォ
  J.S.バッハ:
   シャコンヌ(無伴奏パルティータ第2番ニ短調BWV1004より)
 LP 2(Side B)
  パガニーニ:カンタービレ、ファリャ(コハンスキー編):
   スペイン民謡組曲
  プロコフィエフ:仮面〜『ロメオとジュリエット』より
レオニード・コーガン(ヴァイオリン)
ニーナ・コーガン(ピアノ)
 コーガンの最晩年1982年10月パリ・ライヴがついにLP 化!フランス国立視聴覚研究所音源提供、解説は平林直哉氏が担当!

 ライヴ録音:1982年10月20日/シャンゼリゼ劇場、パリ(ステレオ)、INA(フランス国立アーカイヴ)からの音源提供/180g 重量盤、完全限定プレス、ステレオ、日本語解説付

 スペクトラム・サウンド・レーベルの好企画、国立視聴覚研究所提供による音源を使用したコンサート・ライヴ・シリーズ“Belle ame(ベルアーム)”からレオニード・コーガン死後2 ヵ月前1982 年10 月20 日の最晩年パリ・ライヴがついにLP 化されます。最晩年の澄み切った世界を思わせるような、心にしみいる演奏でとりわけ、祈りに満ちたシャコンヌは感銘を受けます。品格の溢れる演奏には心打たれます。巨匠コーガンの貴重なライヴ録音をお楽しみください。
 今回も当ライヴ盤の魅力について平林直哉氏による日本語解説付です。



<映像>

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ACCENTUS MUSIC(映像)



ACC 10353BD
(Blu-ray)
\5000→\4590
ファビオ・ルイージ指揮チューリヒ歌劇場
 ベッリーニ「カプレーティとモンテッキ」

  ベッリーニ:
   歌劇「カプレーティとモンテッキ」(全曲)
ファビオ・ルイージ(指揮)
ジョイス・ディドナート(ロメオ/メゾソプラノ)
オルガ・クルチンスカ(ジュリエッタ/ソプラノ)
バンジャマン・ベルネーム(テバルド/テノール)
ロベルト・ロレンツィ(ロレンツォ/バス・バリトン)
アレクセイ・ボトナルチューク
 (カペッリオ/バス・バリトン)
ゲオルギ・プチャルスキ(同伴者)
フィルハーモニア・チューリヒ
チューリヒ歌劇場合唱団

ACC 20353DVD
(DVD)
\3100→\2790
 ジュリエッタは死ななかった?!愛し合う男女の悲恋の物語を鬼才クリストフ・ロイが描く。ファビオ・ルイージ指揮チューリヒ歌劇場ベッリーニ「カプレーティとモンテッキ」

 演出:クリストフ・ロイ/装置、衣装:クリスチャン・シュミット/照明:フランク・エヴィン/
 合唱指揮:ユルク・ヘンメリ/振付:トーマス・ヴィルヘルム/
 収録:2015年6月スイス、チューリヒ歌劇場(ライヴ)/映像監督:ミヒャエル・ベイヤー/
 プロデューサー:パウル・スマチュニュイ
 (Blu-ray)画面:16:9 Full HD、音声:DTS HD Master Audio,PCM ステレオ、字幕:独英仏、139' 03
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.1,DD5.1,PCM ステレオ、字幕:独英仏韓日、139' 03

 ベッリーニ28 歳の傑作「カプレーティとモンテッキ」をドイツの鬼才クリストフ・ロイ演出した、ファビオ・ルイージ指揮によるチューリヒ歌劇場の映像。
 若き男女「ロメオとジュリエッタ」の悲恋の物語で、イタリアに古くから伝わる話をもとにしたもので、シェイクスピアの戯曲とはストーリーが若干異なります。
 ベッリーニが用いた原作は、ジェロラモ・デッラ・コルテの「ヴェローナ物語」。それを基にして、フェリーチェ・ロマーニがイタリア語台本を書き、1830 年にヴェネツィアのフェニーチェ劇場で初演されました。
 基本のあらすじは、13 世紀ヴェローナの名家カプレーティ家とモンテッキ家は宿敵同士。息子をモンテッキ家のロメオに殺されたので復讐の念をいだいているカペッリオは、テバルドに息子の仇を取らせようと考え、娘のジュリエッタとテバルドの結婚式を執り行うことを発表。しかしモンテッキ家のロメオとカプレーティ家のジュリエッタは恋仲。戦争ではなく話し合いで和解をすすめるロメオ、それを拒否するカッペリオ、そして二人の中を知ったカッペリオは反対、若き情熱が先行する二人は死を選ぶ。。。
 ドイツの鬼才クリストフ・ロイの演出はかなり趣向が凝らされています。舞台はそれぞれ壁で部屋が仕切られており、回転舞台を使い場面ごとに回転させ前後の情景を暗示させます。特徴的な演出として、ロメオとジュリエッタにしか見えないロメオの「同伴者」が設定されています。ロメオが登場する場面には必ず存在し、ストーリーの展開を無言で誘導しています。さらにジュリエッタの影には同じ動きをする謎の老女があらわれます。
 クライマックスのシーンでは、仮死状態のジュリエッタをみて勘違いしたロメオが毒を飲んで自殺を図ります。二人は最後の会話を交わしロメオは死んでしまいます。カプレーティ家とモンテッキ家の人々が騒ぎをきいて集まりカッペリオを責める。ここで回転舞台が作動し、ジュリエッタが別の部屋に向かい、そしてそこにはその老女が。そうこの老女はジュリエッタ。ロイの大胆な解釈で愛し合う男女の情熱、その情熱が故の自己主張、そして絶望を見事に描いています。
 ロメオにはメトロポリタン歌劇場のスター、メゾソプラノのジョイス・ディドナートがズボン役として登場。広い音域と卓越した歌唱力のロメオは圧倒的な存在感を放っています。
 ジュリエッタ役には期待のコロラトゥーラ・ソプラノ、オルガ・クルチンスカを起用。バンジャマン・ベルネーム、ロベルト・ロレンツィ、アレクセイ・ボトナルチュークほか歌手陣は実力派が揃っています。存在感といえば。「同伴者」役のゲオルギ・プチャルスキ。ポーランド出身のダンサーで整った顔立ちに中性的な雰囲気は目をひきます。
 ファビオ・ルイージは音楽監督を務めてから、革新的な新演出に取り組んでいるチューリヒ歌劇場。今後も興味深いプログラムを展開していく予定です。






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BELAIR CLASSIQUES(映像)


 ベル・エール・クラシック(BelAir Classiques)はフランスの映画&TVプロデューサー、フランソワ・デュプラ氏とジャック・フランソワ・スッツォーニ氏(マネジャー)によってクラシック映像制作会社のベル・エール・メディアから2004年に独立、設立され、以来バレエ、オペラ、コンサート、演劇などのDVD、ブルーレイのリリースを積極的に行っています。
 現在130以上のリリースを数え、その中にはパリ・オペラ座、ジュネーヴ歌劇場、シャンゼリゼ劇場での公演や、ロシアの名門ボリショイ劇場、マリインスキー劇場でのオペラ、バレエの公演が含まれています。


BAC132
(DVD)
\4000→\3690
アルゲリッチ!アンゲリッシュ!ミョンフン!
 オランジュ音楽祭 2015
  ベルリオーズからサン=サーンスを経てプーランクへ

 1.ベルリオーズ(1803-1869):序曲「ローマの謝肉祭」 Op.9
 2.プーランク(1899-1963):2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ニ短調 FP61
 3.サン=サーンス(1835-1921):交響曲 第3番 ハ短調「オルガン付き」Op.78
 4.ラフマニノフ(1873-1943):6手のためのロマンス イ長調
 5.ビゼー(1838-1875):歌劇「カルメン」前奏曲
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ニコラス・アンゲリッシュピアノ)
クリストフ・アンリ(オルガン)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
チョン・ミョンフン(指揮・ピアノ)
 収録 2015年7月 フランス オランジュ,古代ローマ劇場 収録時間:116分 音声:ステレオ2.0/DD5.1 字幕:なし 画面:16:9 カラー REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク

 オランジュ音楽祭 = フランス南部の都市オランジュで毎年夏に行われる歴史ある音楽祭。
 復元された古代ローマの劇場(当時の壁面をそのまま残し、後に9,000の席を再建)を舞台に、19世紀始めから開催されている「オランジュ音楽祭」。1902年からは毎年実施され、オペラを中心に数々のコンサートが催されています。
 この映像は2015年の目玉コンサートで、フランツ・リストに献呈された2つの作品(サン=サーンスとベルリオーズ)を中心としたプログラムとなっています。
 とは言え、聴衆の興味はなんと言ってもアルゲリッチとアンゲリッシュの共演によるプーランクの協奏曲。数々の自作からの引用が楽しいユニークな作品を、名手2人が華麗に演奏します。アンコールにも注目。
 チョン・ミョンフンもピアノで参加するラフマニノフ、盛り上がり必至のカルメン前奏曲と万全です。

 こちらで少し見られます!

 


BAC127
(DVD)
\4000→\3690
パ・ドゥ・デュー/「祭りの夜」 ニース・メディテラネ・バレエ団
 1.パ・ドゥ・デュー
  ジーン・ケリーによるバレエ
  音楽:ジョージ・ガーシュウィン:ヘ調のピアノ協奏曲/
  振付:クロード・ベッシー(オリジナルの振付…ジーン・ケリー)/
  振付参加:エリック・ヴュ=アン/
  照明デザイン:パトリック・メーウス/
  装置・衣装デザイン:アンドレ・フランソワ
 2.祭りの夜
  レオ・スターツによるバレエ
   音楽:レオ・ドリーブ/
   振付:レオ・スターツ/
    エリック・ヴュ=アン編/
   照明デザイン:パトリック・メーウス/
   装置・衣装デザイン:ジャン=ドゥニ・マルクレ
【ボーナス映像】
 クロード・ベッシーへのインタビュー
ニース・メディテラネ・バレエ団/
ディレクター:エリック・ヴュ=アン/
ニース・フィルハーモニー管弦楽団/
ディヴィッド・ガルフォース(指揮)/
ディレクター:アンディ・ソマー
収録 2014年12月/収録時間:69分+12分(ボーナス)/音声:ステレオ2.0/DD5.1/字幕:なし/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク

 日本のバレエ愛好家たちの垂涎の的、フランスの名門“ニース・メディテラネ・バレエ団”による2つの演目を収録した1枚。
 女神アフロディーテと愛の神エロスの物語を現代に置き換えて描かれた「パ・ドゥ・デュー」はガーシュウィンの軽快な音楽と優美な肉体の動きがマッチ、時にはユーモラスな動きも交えながら、高らかな愛の賛美を表現しています。
 もう一作の「祭りの夜」は、ドリーブの「泉」に乗って、祭りの賑わいの中の一組の男女の踊りに焦点が当てられるという小品。バランシンの振付で知られますが、ここではレオ・スターツが新しい振付を行い(とりわけ男性ダンサーを活躍させる)現代社会にふさわしい舞台として生まれ変らせています。

 こちらも見られます!
 


BAC133
(2DVD)
\4700→\4290
ラフマニノフ:歌劇三部作 「アレコ」「けちな騎士」「フランチェスカ・ダ・リミニ」
 1.歌劇「アレコ」1幕
  アレクサンダー・プーシキン「ジプシー」原作/
  ウラディーミル・ネミロヴィチ台本
モネ歌劇場交響楽団&合唱団/
ミハイル・タタルニコフ(指揮)/
舞台演出:キルステン・デールホルム/
ホテル・プロ・ホーマ(協力)/
演出協力:ジョン・R・スクルベルク/
装置デザイン:マヤ・ツィスカ/
照明:イェスパー・コンシャウ/
物語進行:クリスティアン・ラーダ/
ヴィデオ:マグヌス・ピン・ビェッレ/
合唱指揮:マルティノ・ファッジアーニ

アレコ…コスタス・スモリジナス(バリトン)/
若いジプシー…セルゲイ・セミシュクール(テノール)/
年老いたジプシー…
 アレクサンダー・ヴァシリエフ(バス)/
ゼムフィーラ…アンナ・ネチャーエワ(ソプラノ)/
ジプシーの女…ヤロスラヴァ・コツィナ(メゾ・ソプラノ) 
 2.歌劇「けちな騎士」3場
   アレクサンダー・プーシキン 原作
男爵…セルゲイ・レイフェルクス(バス)/
アルベルト…ドミトリィ・ゴロフニン(テノール)/
公爵…イリヤ・シルチュコフ(バリトン)/
金貸し…アレクサンダー・クラヴェツ(テノール)/
召使…アレクサンダー・ヴァシリエフ(バス)
 3.歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」2景、プロローグとエピローグ
  ダンテ「神曲」原作/モデスト・チャイコフスキー原作
ランスロット・マラテスタ…
 ディミトリス・ティリアコス(バリトン)/
フランチェスカ…アンナ・ベチャーエワ(ソプラノ)/
パオロ…セルゲイ・セミシュクール(テノール)/
ヴェルギリウスの影…
 アレクサンダー・ヴァシリエフ(バス)/
ダンテ…ドミトリー・ゴロフニン(テノール)
収録 2014年12月/収録時間:185分/音声:ステレオ2.0/DD5.1/字幕:英,仏,蘭/画面:16:9 カラー/REGION All(Code:0)/DVD…片面2層ディスク×2

 幼い頃から音楽の才能を認められていたラフマニノフ(1873-1943)。モスクワ音楽院でピアノを学び、18歳でピアノ科を卒業します。翌年には同院の作曲科を卒業しましたが、その卒業制作として書かれたのが、プーシキンの小説を原作とした、1時間ほどの歌劇「アレコ」でした。
 世間を厭い放浪の旅に出た青年貴族アレコとジプシー娘ゼムフィーラの悲恋を描いたこの作品は、チャイコフスキーの大喝采もあり、初演時に大成功を収めたとされています。
 1906年に初演された「けちな騎士」は、金の亡者となった老男爵と浪費家の息子の物語。第2場は男爵の一人芝居で構成されるというユニークな形を取っています。
 「フランチェスカ・ダ・リミニ」も同時期の作品。こちらはチャイコフスキーの幻想曲と同じく、ダンテの「神曲」地獄篇から題材を得たもので、救いようのない愛の結末が描かれています。
 セルゲイ・レイフェルクスを筆頭に、随所にロシアの名歌手を起用。登場人物のほとんどが男性という配役も相俟って、極めて重厚かつ低音の魅力が炸裂した魅力ある演奏が繰り広げられます。

 こちらをどうぞ!
















第87号
6/22(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



ATMA


ACD2 2405
\2100
J.S.バッハ:聖霊降臨祭のためのカンタータ集
 カンタータ第68番「げに神はかくまで世を愛して」
 カンタータ第173番「高く挙げられし血肉よ」
 カンタータ第174番「われいと高き者を心を尽して愛しまつる」
 カンタータ第184番「待ちこがれし喜びの光」
モニカ・マウフ(ソプラノ)
チャールズ・ダニエルズ(テノール)
パスカル・ベルタン(カウンターテナー)
ジャン=クロード・サラゴス・サラゴス
 (バス)
エリック・ミルンズ(指揮)
モントリオール・バロック
 ブランデンブルク第3番に管楽器を加えた、カンタータ第174番を収録!

 録音:2009年6月/67’17’’

 カナダを代表するバロック・アンサンブル、モントリオール・バロックによる、OVPP を採用したバッハのカンタータ・シリーズ第6 弾。
 「聖霊降臨祭」はクリスマスや復活祭と並ぶキリスト教の重要な祝祭日。復活祭後50 日目に聖霊が降臨したため「ペンテコステ」(50 番目の意)とも呼ばれています。
 第174 番は必ずや誰もが冒頭のシンフォニアに惹きつけられるでしょう。この曲はブランデンブルク協奏曲第3 番第1 楽章からの転用で、弦楽のみの原曲はいじることなく、さらに管楽器をプラスした音楽です。しかも管と弦が違う動きを見せる、非常に入り組んだ書法。一度は聴いておきたい作品です。
 第68 番は無伴奏チェロ組曲を思わせるチェロ・パートが活躍する美しいアリアが印象的。第173 番はリコーダーを伴い、メヌエットのリズムによる二重唱がのどか。第184 番はフルートが牧歌的な雰囲気を盛り上げ、楽しく幸せなコラールと合唱で締めくくられます。
 


ACD2 2734
\2100

異様な魔力を持つ詩に見合った、音楽の在り方とは一体?
 (1)アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
  月に憑かれたピエロ Op.21
 (2)マックス・コヴァルスキ(1882-1956):
  月に憑かれたピエロ Op.4
イングリット・シュミットヒューゼン(ソプラノ)
(1)サイモン・アルドリッチ(Cl)
 クレール・マルシャン(Fl)
 カリッサ・クロプシャク(Vn、Va)
 クロエ・ドミンゲス(Vc)
 サラ・ライモン(P)
(2)ブリジット・ポーリン(P)
 録音:(1)2010年6月21 日 (2)2014年1月24 日/57’42’’

 シェーンベルクとコヴァルスキ、ふたりの作曲家による「月に憑かれたピエロ」。どちらもベルギー人アルベール・ジロー作のフランス語の同名の詩集をオットー・エーリヒ・ハルトレーベンがドイツ語訳したものを歌詞に用いた声楽作品です。まったく同じ詩に書かれた音楽も何曲かあり、並べて聴くと実に興味深いです。
 バッハ・コレギウム・ジャパンとの共演などでも知られ、古楽から現代音楽までカヴァーするソプラノ、シュミットヒューゼンが妖しくも美しい歌唱を聴かせます。
 シェーンベルクの作品は、ソプラノに語りに近い「シュプレッヒゲザング」を求め、多彩な楽器群が乾いた音を絡ませる無調音楽。異様な雰囲気を鋭く表現した、12 音音楽以前のシェーンベルクによる刺激的な名作です。
 コヴァルスキは声楽家でもあり、声の使い方を心得た作曲家。こちらは調性がしっかりとある音楽ですが、やはり詩の異様性に刺激を受けたか、皮肉に満ちた歌が支配する仄暗い世界が展開されます。




AURORA


ACD 5049
(2CD)
\5300
セクシャリティの目覚めを書いた寓意物語
 オラヴ・アントン・トンメセン(1946-):
  室内オペラ《両性具有者》(1970-80)
アイル・インデルハウグ(語り、ソプラノ)
イーサ・カタリーナ・ゲーリケ(ソプラノ)
アンナ・エリサベト・アイナション
 (メッツォソプラノ)
ニルス・ハーラル・ソーダール(語り、テノール)
エスペン・フェーグラン(バリトン)
シェティル・フーゴース(バス)
オスロ・シンフォニエッタ
クリスチャン・エッゲン(指揮、語り)
 録音:2006年9月17日-24日 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)/104’00’’
 制作・編集:フランソワ・エケール/録音:ジェフ・マイルズ/追加トラッキング・ミクシング:ショーン・ルイス

 オラヴ・アントン・トンメセンは、2010 年に亡くなったアルネ・ヌールハイムの次の世代を代表するノルウェー作曲家のひとり。1990 年度 NOMUS賞(北欧音楽委員会賞)を受けた《プリズムを通して》をはじめとする多くの作品を発表、1985 年のベルゲン国際フェスティヴァルと1995 年の北ノルウェー芸術フェスティヴァルのテーマ作曲家に選ばれました。ノルウェー音楽アカデミーの名誉教授。
 室内オペラ《両性具有者》は、彼が1970 年から1980 年にかけて作曲した作品です。自己認識の劇的な旅、男性性と女性性の統合に人間の二元的本性を洞察、人のセクシャリティ(性的指向)の目覚めを寓意物語のうちに語る。
 グノーシス主義の文献『マルコによる秘密の福音書』、イジドール・デュカス(ロートレアモン)の『マルドロールの歌』、D・H・ロレンスの『上音』のノルウェー語訳をテクストに採り、6 人の独唱者、2 人の俳優、ダンサーと室内オーケストラによる「バレエ・オペラ」として上演されます。
 第1 幕が〈秘密の福音書〉と〈両性具有者〉(「告白」「攻撃)」「欲望」「夢)」「眠り」)の2 部、第2 幕が〈コンサートの部屋〉〈交互に〉〈反響するこだま〉〈上音〉〈マルドロール〉の5 部。1976 年にスウェーデンのヴァードステーナ・アカデミーで部分的に初演され、ベルゲン国際フェスティヴァルと王立スウェーデン・オペラで全曲が上演されました。
 6 つのフルート、オーボエ、3 つのクラリネット、ファゴット、ホルン、サクソフォーン、2 つのトランペット、テューバ、ハープ、打楽器群、オルガン、ピアノ、2 つのヴァイオリンとヴィオラ、チェロとコントラバスの「シンフォニエッタ」。現代音楽のスペシャリスト、クリスチャン・エッゲン(1957-)が指揮。ヤール教会でセッション録音されました。



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BIS



BIS SA 2158
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
イブラギモヴァ率いる
 キアロスクーロ四重奏団がハイドンに挑む!

  ハイドン(1732-1809):
   (1)弦楽四重奏曲第31番 変ホ長調 Op.20-1
   (2)弦楽四重奏曲第32番 ハ長調 Op.20-2
   (3)弦楽四重奏曲第33番 ト短調 Op.20-3
キアロスクーロ四重奏団
 【アリーナ・イブラギモヴァ
   (1stヴァイオリン)、
  パブロ・エルナン・ベネディ
   (2nd ヴァイオリン)、
  エミリー・ヘルンルンド
   (ヴィオラ)、
  クレア・ティリオン(チェロ)】
 注目盤。イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団がハイドンに挑む!

 セッション録音:2014年2月/センデザール(ブレーメン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、74’34”

 SACD ハイブリッド盤。
 今をときめくヴァイオリニスト、アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団。2016 年4 月、団としての初来日は大成功をおさめました。
 BIS 初登場となる期待の新録音ではハイドンに挑みます。古典派と初期ロマン派のレパートリーを演奏する当団は仏Aparteレーベルよりベートーヴェン、モーツァルト、シューベルト、メンデルスゾーンのディスクをリリースし、いずれも好評をしております。
 今回収録されたのは6 つの弦楽四重奏曲 Op.20 より第1 〜 3 曲(弦楽四重奏曲第31 〜 33 番)です。
 全体を通し活気を保つ第31 番変ホ長調。第1 楽章のソナタ形式は均衡を保ち楽想の配分も巧みです。フィナーレはソナタ形式によっており、ほとんど一貫して強奏されております。第32 番ハ長調。第1 楽章はモデラートのテンポによるソナタ形式で、第1 主題の構造は堅固で構築的です。
 第2 楽章はカプリッチョと注記されて、二部分から構造上の自由さがあります。第4 楽章は、「四主題フーガ」でコーダに入るまでは一貫してソット・ヴォーチェで演奏されています。
 第33 番ト短調。第1 楽章のソナタ形式は堅固に構築され、第1 主題が支配的です。展開部でも各フレーズが第1 主題によって開始されます。ハイドンの旋律的パラフレーズがあらわれる作品です。
 キアロスクーロ四重奏団のキリっとしまった演奏はハイドン向き。美術用語で、コントラストを印象づける明暗法そして陰影法を意味する“Chiaroscuro(キアロスクーロ)” らしい陰影に富んだ演奏と言えましょう。




APARTEからリリースされていた旧譜
キアロスクーロ四重奏団の3アイテム
Mozart & Schubert: String Quartets
APARTE
AP 022
\2600
キアロスクーロ・カルテット第1弾
 (1)モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番 ハ長調「不協和音」K 465
 (2)シューベルト:弦楽四重奏曲第13番 イ短調「ロザムンデ」D 804 op.29
キアロスクーロ・カルテット
 (1stVn:アリーナ・イブラギモヴァ、
  2ndVn:パブロ・エルナン・ベネディ、
  Va:エミリー・ヘルンルンド、
  Vc:クレア・ティリオン)
今注目のヴァイオリニスト、イブラギモヴァ率いる新進気鋭の弦楽四重奏団「キアロスクーロ・カルテット」による四重奏!

録音:2010 年12 月

2005 年にイギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックの卒業生で結成された古楽演奏団体、キアロスクーロ・カルテット。1750 年から1830 年までの時代を中心とした曲をレパートリーとし、現在はヨーロッパを中心に幅広い活動を展開しています。若手演奏家らしい、活気あふれる卓越したアンサンブルがこの団体の魅力。1stVn を担当するイブラギモヴァはソリストとしても活動し、今注目される若手ヴァイオリニストの一人です。
本年に来日を予定しており、今後ますますの活躍が期待されます!
リブレットに掲載されたインタビューの中で、彼らは今回の選曲について次のように述べています。
「『不協和音』は欠かせない傑作であると同時に、私たちがコンサートで最初に演奏した曲でもあります。『ロザムンデ』も非常に重要な作品であり、モーツァルトの数々の弦楽作品とつながるものがあります。モーツァルトとシューベルトは多くの共通点で結ばれており、私たちは必然的に、この2 つの作品を連続して録音することにしたのです」

 ずっと封を開けてなかった新譜・・・こんなCD買ったっけ・・・見たところカワイコちゃんが3人写ってるからジャケ買いしたのかな・・・
 あ、いや、ちがう、演奏がキアロスクーロ・カルテット・・・。これ、あのイブラギモヴァ率いる新進気鋭の弦楽四重奏団!忘れてた!
 かけたら、おっとまるで古楽器のようなとんがった演奏!
 あ、いや、ちがう、ほんとに古楽器なんだ(ガット弦とバロック弓使用)・・・・じゃあ、イブラギノヴァ、ここでは古楽器弾いてるの?
 ひえー。イブラギモヴァってほんとに多才。おそれいりました。


APARTE
AP 051
\2600
キアロスクーロ・カルテット第2弾
 ベートーヴェン:
  弦楽四重奏曲代第11番 ヘ短調 op.95「セリオーソ」
 モーツァルト:
  アダージョとフーガ ハ短調 KV 546
  弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 KV 428
キアロスクーロ・カルテット
 (1stVn:アリーナ・イブラギモヴァ、
  2ndVn:パブロ・エルナン・ベネディ、
  Va:エミリー・ヘルンルンド、
  Vc:クレア・ティリオン)
 イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ・カルテット待望の新録音登場!気魄十分の「セリオーソ」

 録音:2012 年5 月7-9 日(ベートーヴェン)、10 月4-6 日(モーツァルト)/ポール・ロワイヤル・デ・シャン/57’25

 今をときめくイブラギモヴァが第1ヴァイオリンを務める、2005 年結成のキアロスクーロ・カルテット待望の第2 弾の登場。キアロスクーロ・カルテットは、2009 年からポール・ロワイヤル・デ・シャンのレジデント・アーティストとして、モーツァルトの弦楽四重奏全曲演奏プロジェクトを手掛け、また、ウィグモアホールなどにも登場するなど、充実の活動を見せています。2011 年にリリースしたデビューCD(AP 022 /モーツァルトの「不協和音」とシューベルトの「ロザムンデ」のカップリング)も話題となりましたが、今回は、ベートーヴェンの大曲「セリオーソ」と、デビューCD と同様モーツァルトを収録。
 「セリオーソ」は圧倒の集中で、冒頭から気魄十分。一切の飾りを排した語り口のアンサンブルで、これが却って作品自体の世界をこれ以上ないかたちで提示してくれているよう。ピリオド・アプローチにもさらに磨きがかかっており、ノン・ヴィブラートのゾクっとするような美しい音色が、作品自体のもつ凄味を十二分に引き出します。終楽章も壮絶の極みです。モーツァルトは和音の着地が非常に柔らかでエレガントな雰囲気。変幻自在のカルテットの魅力を堪能できる1 枚です。
APARTE
AP 092
\2600
イブラギモヴァ率いるキアーロスクーロ弦楽四重奏団、
 第3弾はモーツァルト&メンデルスゾーン!

  モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 KV 421
  メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番 イ短調 op.13
キアーロスクーロ弦楽四重奏団
 〔アリーナ・イブラギモヴァ(1st Vn)、
  パブロ・エルナン・ベネディ(2ndVn)、
  エミリー・ヘルンルンド(Vla)、
  クレア・ティリオン(Vc)〕
 イブラギモヴァ率いるキアーロスクーロ弦楽四重奏団、第3弾はモーツァルト&メンデルスゾーン!

 録音:2014 年3、10 月/ポール=ロワイヤル・デ・シャン

 イブラギモヴァ率いるキアーロスクーロ弦楽四重奏団の第3 弾。第1 弾、第2 弾につづき、今回もモーツァルトを含んだかたちのプログラムです。
 レコーディングの場所でもあるポール=ロワイヤル・デ・シャンでは、モーツァルトの弦楽四重奏のシリーズを展開しています。
 ここに収録されているハイドン・セットの中で唯一の短調である15 番は、素朴でエレガントな表情が印象的。
 一転メンデルスゾーンが18 歳のときに書いた弦楽四重奏第2 番では、切迫した緊張感に満ちています。二人の天才の作品を、2005 年の結成から10 年を迎え、4 人の音楽づくりもますます息がそろってきたキアーロスクーロの自然で素直な感性で味わうことのできる1 枚です。


しつこいようですがイブラギモヴァのメンデルスゾーン
Mendelssohn: Violin Concertos
HYPERION
CDA 67795
\2400
イブラギモヴァのメンデルスゾーン!ピリオド・アプローチでユロフスキと共演!
 メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲集
  ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64
  序曲《フィンガルの洞窟》Op.26
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調
アリーナ・イブラギモヴァ(ヴァイオリン)
ウラディミール・ユロフスキ(指揮)
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団

 2年前にHYEPRIONの社長と話しているときに「出る」らしいとは聞いていた超ド級の新録音。
 今人気絶頂の妖精と、ようやくその真価が世間に知られ始めた天才指揮者の夢の共演。


 ロシアに舞い降りたヴァイオリンの可憐なる妖精アリーナ・イブラギモヴァ。
 2011年来日時のインタビューで予告され、早くから大きな期待が寄せられてきた超強力新譜、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲集」がいよいよ登場!
 "モダン・アプローチ"と"ピリオド・アプローチ"の両方に精通するイブラギモヴァが、"ピリオド・アプローチ"のメンデルスゾーンで共演するのは、ロシア指揮界の雄ウラディミール・ユロフスキとエイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団!
 イブラギモヴァ、ユロフスキ、OAE、ピリオド・アプローチ、437Hzのピッチが織り成すドイツ・ロマン派の傑作中の傑作「ホ短調Op.64」とメンデルスゾーン若き日の秀作「ニ短調(1822)」。
 新世代の天才たちの愉悦感に満ちたメンデルスゾーンに期待せずにはいられない。大ブレイク間違い無し!

※録音:2011年9月2日−4日、ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)


 


BIS SA 2214
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
「チェロ・ライジング」
 ドメニコ・ガッリ(1649-97):
  無伴奏チェロのためのソナタ第3番
 ジョヴァンニ・バッティスタ・デリ・アントーニ(?1636-96):
  無伴奏チェロのためのリチェルカータ・デチーマ
 ドメニコ・ガブリエリ(1659-90):
  チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調
 ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767):
  チェロと通奏低音のためのソナタ ニ長調 TWV41:D6
 ジョゼフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755):
  チェロと通奏低音のためのソナタ ト長調
 ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805):
  チェロと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 G.8、
  チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調 G.4
ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマン
 (バロック・チェロ)
ビョルン・ガフヴァルト
 (チェンバロ)
カール・ニューリーン
 (バロック・ギター)
 チェロ音楽の大いなる発展をたどる1枚、実力派ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマンによる演奏

 セッション録音:2015年6月/ダンデリード(スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、70’11”

 SACD ハイブリッド盤。17 世紀チェロ黎明期の作品から、チェロ音楽史におけるひとつの頂点を築いたボッケリーニまで、チェロ音楽の大いなる発展をたどる1 枚。ミメ・ヤマヒロ・ブリンクマンは桐朋学園大学でモダン・チェロを学んだ後、ハーグ王立音楽院でバロック・チェロとヴィオラ・ダ・ガンバを学びました。ラ・プティット・バンド、バッハ・コレギウム・ジャパン、ターフェルムジーク・バロック・オーケストラなどと共演し、ソリストとしても活躍する才能あふれる古楽奏者です。
 ガッリ、アントーニ、ガブリエリはチェロ音楽最初期の作品です。この時代の作品は調弦の音程も現在とは異なり、第1 弦がg に合わされていました。ガブリエリの作品ではこの調弦の音色を生かした重音が聴けます。
 収録曲を順番に聴いていくと、ボッケリーニのソナタ2 曲の歌の雄弁さと技術の革新的な高まりにとても驚かされます。変ロ長調ソナタの終楽章など本当に楽しい音楽で、ドローン風の重音や、高音域での速弾きの演奏効果が絶大です。楽器の限界をまったく感じさせない自在な音運びとスケールの大きさに魅了されます。
 


BIS SA 2142
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
グルズマンによるプロコフィエフ第2弾は協奏曲
 プロコフィエフ:
  (1)ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19
  (2)ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.63
  (3)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.115
ワジム・グルズマン(ヴァイオリン)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
エストニア国立交響楽団
 鬼才ヴァイオリスト、グルズマンによるプロコフィエフ第2弾は協奏曲を録音!

 ヴァイオリン;1690年製ストラディヴァリウス'ex-Leopold Auer'
 セッション録音:(1)2015年7月、(2)2014年5月/エストニア・コンサート・ホール(エストニア)、(3)2015年7月/センデザール(ブレーメン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、60’21”

 SACD ハイブリッド盤。
 抜群の音程感とテクニックで魅了する、鬼才ヴァイオリスト、ワジム・グルズマンの待望の新譜はプロコフィエフ第2 弾で2 つの協奏曲と無伴奏ヴァイオリン・ソナタが収録されました。
 ヴァイオリン協奏曲第1 番は3 つの楽章からなっていますが、楽章は緩−急−緩と配列されています。宇宙的な広がりを感じる第1 楽章の冒頭はプロコフィエフ自身が「夢見るような」と述べ、全曲の基本をなしている抒情的な雰囲気を呈します。第2 楽章は一変し、奇抜なユーモアと躍動する一種の常動曲と言えます。第3 楽章のコーダの「夢見るような」情緒をそのままに再現しながら静かに終結がもたらされます。
 一方、第1 楽章の冒頭から独奏ヴァイオリンが無伴奏で奏する第1 主題が非常に印象的なヴァイオリン協奏曲第2 番は第1 番にくらべ演奏頻度も多くプロコフィエフの代表作に数えられます。ひと際美しい旋律を呈する第2 楽章、独奏ヴァイオリンがめまぐるしく奏する第3 楽章と華麗なる作品です。
 ネーメ・ヤルヴィ率いるエストニア国立交響楽団の好サポートのもとグルズマンらしい歯切れの良さを披露しております。



グルズマンによるプロコフィエフ第1弾

BIS SA 2032
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ワジム・グルズマン〜1690年製ストラディヴァリウス‘ex-Leopold Auer’
 プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ集

 (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 へ短調 op.80
 (2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 op.94 bis
 (3)ロミオとジュリエットop.64より
  [モンターギュー家とキャピュレット家/
  百合の花を手にした娘たちの踊り/仮面]
ワジム・グルズマン
 (Vn;1690年製ストラディヴァリウス
  ‘ex-Leopold Auer’)
アンジェラ・ヨッフェ(Pf)
 鬼才ヴァイオリスト、グルズマンのオール・プロコフィエフ・プログラム
 プロコのヴァイオリン・ソナタ決定盤の登場です!

 録音:2012 年12 月、ドイツ/DDD、63’02”

 SACD ハイブリッド盤。抜群の音程感とテクニックで魅了する、鬼才ヴァイオリスト、ワジム・グルズマンの新譜は、満を持してのオール・プロコフィエフ・プログラムです!
 プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1 番はダヴィド・オイストラフに献呈された全4 楽章構成の大作です。自身が「墓場を抜ける風」と表現した両端楽章の現代的表現はプロコフィエフの作品の中でも特異で非常に印象的な旋律です。一方、ヴァイオリン・ソナタ第2 番 op.95bis はフルート・ソナタが原曲でダヴィド・オイストラフの強い希望でヴァイオリンに編曲され、この改作版は原曲以上に好評を博し、オイストラフ、シゲティをはじめ巨匠による演奏で世界的に知られるようになりました。カップリングとしてアンコール・ピースのように収録されたロメオとジュリエットから有名な「モンターギュー家とキャピュレット家」「百合の花を手にした娘たちの踊り」「仮面」が収録されております。
 今回もグルズマンらしい歯切れの良さを披露し、近年急速に人気曲となったプロコフィエフのヴァイオリン・ソナタの決定盤が登場したと言えましょう。伴奏のアンジェラ・ヨッフェとは超絶のヴァイオリン曲集(BIS SA 1652)でも息の合った演奏を聴かせてくれました。グルズマンの圧倒的なテクニックに負けも劣らずで、難曲プロコフィエフを軽々と弾いてしまいます。

 

BIS SA 2200
(SACD HYBRID)
\2700
瞑想(Meditatio)
 (1)ジェイムズ・マクミラン(1959-):子供の祈り
 (2)ジョン・タヴナー(1944-2013):子羊
 (3)フーギ・グヴズムンソン(1977-):休息
 (4)ヨウン・レイフス(1899-1968):
  レクイエム(愛しい娘に捧げる哀歌)
 (5)モーテン・ローリドセン(1943-):光より生まれし光よ
 (6)エリック・ウィテカー(1970-):黄金の光
 (7)ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-2013):
  今、太陽が沈む
 (8)シーグルズル・セーヴァルソン(1963-):
  主よ、今こそあなたは
 (9)エリクス・エシェンヴァルズ(1977-):
  おお、救いのいけにえよ
 (10)アンナ・ソルヴァルスドウッティル(1977-):
  お聞きください、天の高みにいます神よ
 (11)ソルケトル・シーグルビョルンソン(1938-2013):
  お聞きください、天の創り主よ
 (12)ホルズル・アウスケルソン(1953-):休息
 (13)フレイザル・インギ・ソルステインソン(1978-):
  主よ、今こそあなたは
 (14)アルヴォ・ペルト(1935-):主よ、今こそあなたは
レイキャヴィーク・スコラ・カントルム
ホルズル・アウスケルソン(指揮)
 死別の深い悲しみを希望と慰めととらえた、20 世紀と21世紀の曲を集めたプログラム

 セッション録音:2015年10月/ハトルグリーム教会(レイキャヴィーク、アイスランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、58’03”

 SACD ハイブリッド盤。
 11 月の第1 日曜日、アイスランドの首都レイキャヴィークのハトルグリーム教会では、11 月1 日の「諸聖人の祝日(万聖節)」と11 月2 日の「死者の日(万霊節)」が、ひとつの祝日として祝われます。
 この教会を活動の本拠とする合唱団、1996 年に合唱指揮者ホルズル・アウスケルソンが創設したレイキャヴィーク・スコラ・カントルム(スコラ・カントルム室内合唱団)の新しいアルバム『瞑想』では、この行事で歌われる合唱作品から、死別の深い悲しみを希望と慰めととらえた、20 世紀と21 世紀の曲を集めたプログラムが組まれました。
 1996 年、スコットランドの町ダンブレインの小学校で起きた無差別殺傷事件で犠牲になった生徒と先生を悼むマクミランの《子供の祈り》。ウィリアム・ブレイクの詩によるタヴナーの《子羊》。アメリカのローリドセンが、1977 年、母の死に際して作曲した《永遠の光(ルクス・エテルナ)》の第3 曲〈光より生まれし光よ〉。アメリカ合唱界をリードするもうひとり、ウィテカー Eric Whitacre が、キリストの誕生を詠んだエドワード・エッシュの詩のラテン語訳に作曲した《黄金の光》。聖トマス・アクィナスが聖体拝領式のために書いた聖歌からテクストを採った、ラトビア、エシェンヴァルズの《おお、救いのいけにえよ》。ペルトの代表作のひとつ、『ルカによる福音書』(第2 章29 節-32 節)に基づく《主よ、今こそあなたは》。「平行五度」が特徴的なアイスランドの曲も、ハトルグリーム教会の行事に欠かせないレパートリーです。
 「タンポポは眠る、野に美しく……」とアイスランドのヨウナス・ハトルグリームソンが詠んだ伝承詩にテクストを求め、水の事故で失くした娘リーヴをしのんだヨウン・レイフスの《レクイエム(愛しい娘に捧げる哀歌)》。アイスランドの古い旋律に基づくアンナ・ソルヴァルスドウッティルの《お聞きください、天の高みにいます神よ》。
 ホルズル・アウスケルソンとフーギ・グヴズムンソンの《休息》は、スノルリ・ヒャルタルソンの同じ詩に作曲されました−−「静寂の湖がおおい隠す 山越えの私の道を 静けさのうちに 夜の暗がりのうちに……」。スコラ・カントルムのバス・パートを歌うシーグルズル・セーヴァルソンとフレイザル・インギ・ソルステインソンの曲も歌われます。
 ペルトの曲と同じテクストによる《主よ、今こそあなたは》。フレイザル・インギの作品は、アイスランド現代音楽の先駆者のひとり、このアルバムの《今、太陽が沈む》と《お聞きください、天の創り主よ》の作曲者ソルケトル・シーグルビョルンソンを追悼するため作曲されました。
 マクミラン、ウィテカー、エシェンヴァルズ、インギ、ペルトの曲では、スコラ・カントルムのメンバーが独唱と重唱を担当。
 録音セッションは、広い空間をもつハトルグリーム教会で行われました。ブックレットに英語、アイスランド語、ラテン語の歌詞が、英語対訳と合わせて掲載されています。




CHALLENGE CLASSICS



CC 72709
(SACD HYBRID)
\2600→\2390
ロマン派の多作家、レントヘンの歌曲、希少盤
 ユリウス・レントヘン(1855-1932):
  (1)Amoreuse Liedekens Op.29 より
   第7番 Diepe ghepeys en swaer versuchten/
   第9番 Een costerken op sijn clocken clanc/
   第10番 Ick truer en ick ben van minnen also sieck/
   第11番 Janne moeie, al claer!
  (2)Galgenlieder より
   第14番 Das Knie/第12番 Die Mitternachtsmaus/
   第9番 Die Trichter/第15番 Das Huhn
  (3)Chinesische Lieder Op.66 より
   第1番 Die Einsame/第7番 Liebestrunken/
   第3番 Der Pavillon aus Porzellan/
   第8番 Die Geheimnisvolle Flote/
   第14番 Die drei Prinzessinen/
   第13番 Abend auf dem Flussno/
   第17番 Traurige Fruhlingsnacht
  (4)3Nietzsche Lieder
   Vereinsamt/Der Einsamste/Das trunkene Lied
  (5)Prometheus Op.99
  (6)Palmstrom より
   第1番 Palmstrom/第4番 Entwurf zu einem Trauerspiel/
   第5番 Die Zeit/第13番 Der Leu/第12番 Der Salm
  (7)Charon, a Modern Greek ballad
ロッベルト・ミューゼ(バリトン)
ミッシャ・ヴァン・ウェルス(ピアノ)
 知られざるロマン派の多作家、レントヘンの歌曲に光を当てる希少盤

 録音: 2015年10月27-29日、11月17-19日/オランダ、スキーダム/Multi-ch、Surround、64’02’’

 ドイツに生まれ、オランダで活躍、後年オランダに帰化した作曲家レントヘン。ヴァイオリニストの父(ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管のコンマス)とピアニストの母に神童として育てられ、ライネッケ、リスト、ブラームス、グリーグらと親交を結び、後期ロマン派的作風を中心に据え、生涯にわたり600 以上もの作品を残しました。
 レントヘンは若いころからピアニストとしても活躍し、シューマンやシューベルトを得意とした名バリトン歌手、ユリウス・シュトックハウゼン(1826-1906)や、その後継者ヨハネス・メスハールト(1857-1921)と親しくなります。
ここに収録された声楽作品はその経験が生かされた完成度の高いもの。ともにオランダ生まれ名コンビ、ミューゼとウェルスが録音の少ないレントヘンの歌曲に光を当てます。
 ①は中世オランダの詩を用いた歌。③はマーラーの「大地の歌」で有名なハンス・ベートゲの詩を用いた中国の歌。全体を通してロマン派ドイツ・リートの系譜を感じさせる音楽が並びます。
 ゲーテの「プロメテウス」による⑥はピアノも激しく、音楽が大きなうねりを見せる8 分近い大曲です。




ICSM RECORDS

ICSM 008
\2500→\2290
ブラームス・オン・ザ・ピアノ Vol.3 〜
 チェロ・ソナタ集

  チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
  チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
ヨゼフ・リュプターク(チェロ)
イーヴォ・ヴァルバノフ(ピアノ)
 シュタイングレーバーを使用したブラームス第3弾は、ルプタークが弾くチェロ・ソナタ!

 「ICSM」レーベルの「ブラームス・オン・ザ・ピアノ」第3巻は、スロヴァキアの音楽シーンでもっとも注目を浴びるミュージシャンの一人、ヨゼフ・リュプタークによるチェロ・ソナタ集!
 伴奏は、東欧ブルガリアを代表する名ピアニスト、イーヴォ・ヴァルバノフ。
 ブラームスの2つの偉大なソナタを、スロヴァキアの名チェリストが奏でます。
 これまでの「ブラームス・オン・ザ・ピアノ」シリーズ同様、エディティングとリマスタリングは、トニー・フォークナーが担当。ピアノはシュタイングレーバーのコンサート・グランドE-232を使用。

 録音:パデレフスキ・コンサート・ホール(ポーランド)
 
ICSM 007
\2500
ドビュッシー:ピアノ作品集 Vol.1
 映像第1集/忘れられた映像/
 版画/レントより遅く/
 2つのアラベスク/喜びの島
デニス・リー(ピアノ)
 スタインウェイ・アーティストの一人でもあるマレーシア生まれのピアニスト、デニス・リーが弾くドビュッシーの作品集がスタート。
 デニス・リーは、Hyperionに録音したシマノフスキのピアノ作品集(CDH 55081)が高く評価され、定期的にマスタークラスやコンクール審査員なども務め、ICSMのメイン・アーティストの一人、イーヴォ・ヴァルバノフも育てたベテラン・ピアニスト。円熟の表現で、ドビュッシーの豊かな色彩を描いてゆきます。
 名エンジニア、トニー・フォークナーがレコーディング・エンジニアを務めており、マイクや機器にもこだわった優秀録音もポイント。

 録音:2015年3月2日−3日、ワイアストン・コンサート・ホール(イギリス)



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2150
\2500→¥2290
ワルター/コロンビア響のブラームス第4+ハイドン変奏曲
 ブラームス:
  (1)交響曲第4番 ホ短調 Op.98
  (2)ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団
 録音:(1)1959年2月2、4、6、12、14日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア) (2)1960年1月8日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)/ステレオ、セッション
 使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 ワルター指揮、コロンビア交響楽団のブラームスの中でも最も人気の高い交響曲第4 番を2 トラック、38 センチのオープンリール・テープより復刻しました。組み合わせはハイドンの主題による変奏曲です。音質については従来通りと申し上げれば十分かと思います。解説書にはプロデューサー、マックルーアの手記「ブルーノ・ワルターのリハーサル−その教訓と喜びと(その2)」を掲載しています(「同(その1)はブラームス:交響曲第1 番ほか、GS-2149 に掲載)。音質については個々のきき手により印象はさまざまでしょうが、このマックルーアの手記は絶対的な価値を持つ、極めて重要な証言でしょう。(平林直哉)






<国内盤> 


若林工房


WAKA 4195
\2480(税込)
「夜のガスパール」〜上野 真
 ワーグナー(リスト編曲):イゾルデの愛の死
 ドビュッシー:喜びの島、映像第2巻
 スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番
 ラヴェル:夜のガスパール
 シェーンベルク:3つのピアノ曲作品11
上野 真
 (ピアノ-1906年製ベヒシュタイン)
 世界的名手、上野真が名器ベヒシュタインの香しい音色で描く20 世紀初頭へのノスタルジア、夜のガスパール 上野 真

 録音:2015 年11 月16〜19 日、三原市芸術文化センターポポロ(広島県三原市)/STEREO / DSD 録音、発売元:若林工房

 日本が世界に誇る実力派ピアニスト、上野真の若林工房への録音第2弾。得意とする20 世紀初頭の作品を集めた一枚です。使用楽器は、1906 年製のベヒシュタイン。深みのある、明るい音色。独特の和声感など、このピアノの特性をフルに活用した、素晴らしい演奏・録音になりました。三原市芸術文化センター「ポポロ」の優れた音響もアルバムの価値を一層高めています。

 上野真への賛辞
「ソフィスティケートされ、高度な文化、教養をもち、強い個性を兼ね備えた、熟練のピアニストである」——ダン・タイ・ソン
「上野のドビュッシー演奏は啓示のようなものだった。作曲家の楽譜の忠実な再現というだけでなく、才気に溢れ、感情と色彩に満ち、作品の神秘と様々な側面を明らかにした」——アレクセイ・リュビモフ
「彼の世代の中でもっとも才能に恵まれた一人である。その力量は、最高のレヴェルに達している」——ホルへ・ボレット

 上野真プロフィール
 4歳からピアノを始め、16 歳で単身渡米。フィラデルフィアのカーティス音楽院に留学し、故J.ボレット氏の薫陶を受ける。その後オーストリア・ザルツブルク・モーツァルテウムにて故ハンス・ライグラフ氏に師事。また、ミエチスラフ・ホルショフスキー、ゲイリー・グラフマン、レオン・フライシャー、ロザリン・トゥーレック、アンジェイ・ヤシンスキといった名教師たちから様々な音楽的助言を受ける。1985 年、カーネギー・リサイタルホールやJ.F.ケネディセンターなどで演奏。メリーランド国際(1985・ワシントンD.C.)、ベーゼンドルファー・エンパイア国際(1986・ブリュッセル)、ジュネーヴ国際(1988)、オルレアン20 世紀(2002)等、数々のコンクールで入賞。2005 年にモスクワで行われた第1回国際スヴャトスラフ・リヒテル・コンクールにて第2位入賞。現在は京都を拠点として活動中。




CHANDOS(国内仕様盤)


RCHSA 5168
(SACD HYBRID)
\3238+税
ネーメ・ヤルヴィ・コンダクツ・フレンチ・レパートリー
 〜 イベール:管弦楽作品集

 寄港地/管弦楽のための 《ドゥルシネアのためのサラバンド》/
 祝典序曲/妖精のような/
 室内管弦楽のための 《ディヴェルティスマン》/
 管弦楽のためのロンド 《モーツァルトをたたえて》/
 室内管弦楽のための交響組曲 《パリ》/
 管弦楽のためのスケルツォ 《バッカナール》
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
スイス・ロマンド管弦楽団

 

 ヤルヴィのフレンチ・レパートリー!イベールの管弦楽作品集、国内仕様盤!

 スイス・ロマンド管弦楽団(OSR)とネーメ・ヤルヴィのコンビによる「フレンチ・レパートリー」シリーズ、ジャック・イベール(1890−1962)の管弦楽作品集!
 小編成オーケストラのための名曲である「ディヴェルティスマン(ディヴェルティメント)」や、大編成オーケストラのためのロマンティックな名作「寄港地」、皇紀2600年奉祝曲の1つとして日本から依頼され作曲された「祝典序曲」など、心地良く軽快な音楽が満載。優雅で洒脱なイベールの魅力を、ネーメ・ヤルヴィが匠の技によって最大限に引き出します。

 ※録音:2015年6月25日−27日、ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ、スイス)/解説:ロジャー・ニコルズ(日本語訳:生塩 昭彦)




HYPERION(国内仕様盤)


PCDA 68061
\2857+税
※輸入盤発売済
アムラン&タカーチSQ国内仕様盤!
 フランクのピアノ五重奏曲!

  フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調 M.7
  ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調 L.91
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
タカーチ弦楽四重奏団
 〔エドワード・ドゥシンベル(第1ヴァイオリン)、
  カーロイ・シュランツ(第2ヴァイオリン)、
  ジェラルディン・ウォルサー(ヴィオラ)、
  アンドラーシュ・フェイェール(チェロ)〕
 現代最高のスーパー・ヴィルトゥオーゾ、マルク=アンドレ・アムランと、世界最高峰の弦楽四重奏団のひとつ、タカーチ弦楽四重奏団。両者のコラボレーション・シリーズ、フランク&ドビュッシーのフレンチ・プログラムの国内仕様盤が登場。
 劇的で重厚なフランクの傑作の一つであるピアノ五重奏を、アムランとタカーチ弦楽四重奏団の権威あるパフォーマンスで聴く喜び。
 カップリングは、フランクの影響が色濃く残るドビュッシーの弦楽四重奏曲。タカーチ弦楽四重奏団の2015年南北アメリカでのコンサートで披露されてきたプログラム。

 ※録音:2015年5月22日−25日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス)/解説:ロジャー・ニコルズ(日本語訳:SOREL)

 タカーチ弦楽四重奏団 来日公演情報
 2016年9月19日 兵庫県立芸術文化センター 小ホール
 2016年9月20日 鶴見区民文化センターサルビアホール
 2016年9月21日 ヤマハホール



<映像>


ACCENTUS MUSIC(映像)


ACC 20307DVD
(DVD)
\6000
スペインの演出家が中国で描く「フィガロの結婚」
 モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
 ボーナス:
  メイキング
リュー・ジア(指揮)
中国国家大劇院管弦楽団&合唱団

 スペインの演出家が中国で描く「フィガロの結婚」
 国家の威信をかけた中国国家大劇院での上演

 演出:ホセ・ルイス・カストロ/プレゼンター:チェン・ピン/
 収録:2014年1月/画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.1、DTS5.1、リージョン:All、字幕:英仏独西中、本編:176’ 32’’、ボーナス:16’ 06’’
 映像監督:ヘニング・カステン/プロデューサー:パウル・スマチュヌイ/
 
 2007 年に中国北京の天安門広場の西側に造られた中国国家大劇院。シャルル・ド・ゴール国際空港などを手掛けた有名な建築家ポール・アンドリューが設計を手がけた美しいフォルムで4 つの劇場からなる施設。天安門広場の西側に位置し、人民大会堂にも隣接します。劇場の周りは人工湖に囲まれており、夜になると幻想的な雰囲気を醸し出します。
 ACCENTUS MUSIC はここ数年、中国国家大劇院と共同プロジェクトによるオペラ映像を収録しています。この「フィガロの結婚」は2014 年1 月に上演されたもの。スペインのホセ・ルイス・カストロが演出を担当。中国国家大劇院(NCPA) のオペラ部門監督、NCPA 管弦楽団の首席指揮者も務めているリュー・ジアがタクトを振り、キャストは全員中国人という中国のオペラ界の今を代表する上演が実現しました。
 演出家のホセ・ルイス・カストロは自身の故郷セビリアを想起させる伝統的なスタイルをとりいれています。
 優れた中国歌手陣たちが生み出す歌と斬新で現代的な解釈が融合した見所満載の上演で、中国のオペラ愛好家に熱狂をもって迎えられました。





















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