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≪第91号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2017/1/31〜



2/3(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ATMA CLASSIQUE

ACD2 2745
\2100
BACH’N’JAZZ
 J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調BWV565
 バート・ハワード(1915-2004):
  フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン
 J.S.バッハ:フーガ ハ長調BWV545
 J.S.バッハ:協奏曲ハ長調BWV595
 ジョゼフ・コズマ(1905-1969):枯葉
 ディジー・ガレスピー(1917-1993):チュニジアの夜
 J.S.バッハ:パッサカリアとフーガ ト短調BWV582
 ディック・コーマンス(1957-):ジョガー
 J.S.バッハ:協奏曲 ニ短調BWV596
 J.S.バッハ:われらの救い主なるイエス・キリストBWV666
 J.S.バッハ/ ニコラス・G・ゴドブー編:Bach to the Future
フルート・アロー!
ヴァンサン・ロジェ(リコーダー)
マリー=ローレンス・プリモー(リコーダー)
アレクサ・レイン=ライト(リコーダー)
キャロライン・トレンブレイ(リコーダー)
 リコーダー・カルテットによるバッハ&ジャズ

 録音:2016年4月

 モントリオールを拠点にするリコーダー・アンサンブル、フルート・アロー!(Flute Alors!) によるアルバム。
 カナダ唯一のプロ・リコーダー・アンサンブルとして、様々なジャンルのアーティストと共演し、独自のレパートリーを広げています。
 このアルバムではバッハとジャズのスタンダード・ナンバーをリコーダー・カルテット用にアレンジしています。バッハのオルガン曲のなかで最も有名な曲《トッカータとフーガ ニ短調BWV565》は、様々な楽器に編曲されており、リコーダー4本を駆使してバッハの世界を表現しています。
 またフランク・シナトラが歌って有名になった「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン(私を月に連れてって)」やコズマの「枯葉」、トランペット奏者のディジー・ガレスピーの十八番、「チュニジアの夜」などジャズ・スタンダードの名曲も多彩な編曲と卓越した4 人のテクニックで聴かせてくれます。
 
ACD2 3019
\2100
時代を超えた芸術〜モントリオール美術館セレクション・アルバム
 1.ジョン・ダンスタブル:モテット「あなたは誰よりも美しい」/ レ・ヴォワ・バロック
  絵画:ベルナート・マルトレル≪受胎告知≫
 2.ジョヴァンニ・ガブリエーリ:モテット「ああ、何と甘美な」/コンチェルト・パラティーノ
  絵画:コルネリス・ファン・ハールレム≪羊飼いの礼拝≫
 3.ミヒャエル・プレトリウス:
  4つのブランルと2つのガヴォット(テレプシコーレ)/ レ・ヴォワ・バロック
   絵画:ヨース・デ・モンペル(子)&ヤン・ブリューゲル(子)≪荷馬車のある冬景色≫
 4. カスタルディ:
  クワリョッタ・カンツォーネ/
  スティーヴン・スタッブズ(キタローネ),マクシン・エイランダー(アルパ・ドッピア)
   絵画:エヴァリスト・バスケニス≪楽器のある静物≫
 5.シュッツ:われを憐れみたまえ/ダニエル・テイラー(カウンターテナー)
  絵画:ピーテル・クラース≪ヴァニタス≫
 6.ジャン・ダニエル・ブラウン:シャコンヌ
  絵画:ニコラ・ランクレ≪秋≫
 7.デュフリ:ドゥ・ギヨン ホ長調/イヴ=G・プリフォンテーヌ(クラヴサン) 
  絵画:ジャン=バティスト・グルーズ≪メルシエ夫人の肖像≫
 8.ヤサント・ジャダン:弦楽四重奏第3番よりポロネーズ/フランツ・ヨーゼフ弦楽四重奏団
  絵画:ジャック・サブレ・ル・ジュヌ(子)≪港にいる家族の肖像≫
 9.ショパン:マズルカ ホ短調Op.41-2/ヤニーナ・フィアルコフスカ(ピアノ)
  絵画:テオドール・シャセリオー≪石碑の前で泣く女性、追憶≫
 10.ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集より「夢」/ダニエル・コビリャンスキー(ヴァイオリン)
  絵画:アンリ・ファンタン=ラトゥール≪魔法≫
 11.ドビュッシー:月の光(ストコフスキー編)/ヨアフ・タルミ(指揮)ケベック交響楽団
  絵画:アンリ=ジョゼフ・アルピニー≪月の光≫
 12.クルト・ワイル:海賊の花嫁/
   ディアーヌ・デュフレーヌ(歌) ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
  モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
   絵画:オットー・ディクス≪弁護士ヒューゴ・シモンズの肖像≫
 13.ピアソラ:愛〜ファイブ・タンゴ・センセーションズ/デニス・プラント(バンドネオン)
  絵画:キース・ヴァン・ドンゲン≪ソファに座る女≫
 14.ニーノ・ロータ:道/ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
  絵画:ジョルジュ・ルオー≪サ—カス≫
 15. ハビエル・ファリアス:アラウコ/フォレスターレ
  彫刻:フリオ・ゴンザレス≪サボテン男≫
 16.ダニエル・ゲーリッツ:シルエット第2番/ジュリ=アンヌ・ドゥロム(ヴァイオリン)
  絵画:ジョアン・ミロ≪頭部≫
 カナダが誇るモントリオール美術館のためのセレクション・アルバム

 1860 年に開設したカナダで最も古い美術館であるモントリオール美術館のために選曲されたコンピレーション・アルバム。モントリオール美術館はカナダやケベック州の美術・芸術家たちの作品を中心に、版画、デッサン、絵画、彫刻、写真、家具など3 万点以上ものコレクションを収蔵しており、代表的な作品は、クロード・モネ の「ジヴェルニーの主路」をはじめ、パブロ・ピカソの「抱擁」やジョアン・ミロ の「頭部」、など、歴史的名作も数多く収蔵されています。
 このアルバムはATMA が所有する数々の録音から、美術館に展示されている作品にあわせて、16 トラックが選曲されました。ブックレットには楽曲解説のほか、フルカラーで絵画16 点が掲載されています。




ANALEKTA


AN 28791
\2500
ダンス 〜 スパニッシュ・ギター
 アル・ディ・メオラ/パコ・デ・ルシア:
  地中海の舞踏 — 広い河
 アグスティン・バリオス・マンゴレ:大聖堂
 パコ・デ・ルシア:愛の歌
 ファリャ:
  バレエ音楽 《三角帽子》 より 粉屋の踊り、
  歌劇 《はかなき人生》 より スペイン舞曲第1番、
  バレエ音楽 《恋は魔術師》 より 火祭りの踊り、
  7つのスペイン民謡より(ナナ、ポロ、アストゥリアーナ)
 チャーリー・ヘイデン:アワ・スパニッシュ・ラヴ・ソング
モントリオール・ギター・トリオ
 〔グレン・レヴェスク(ギター)、
  セバスチャン・デュフォー(ギター)、
  マルク・モラン(ベース、ギター)〕
 モントリオール・ギター・トリオ、スペイン音楽に回帰!

 CBCで「最も熱いカナダのギター・アンサンブル」と激賞されたモントリオール・ギター・トリオ(MG3)。
 7枚目のアルバムは、彼らの原点でもある情熱的なスペインの音楽に回帰。マヌエル・デ・ファリャの歌劇、バレエ、歌曲からの華麗なギター・アレンジ(編曲はすべてMG3とメンバーによるもの)を収録。更には、伝説的なギタリスト、アル・ディ・メオラとパコ・デ・ルシアの壮絶なギター・バトルで知られる「地中海の舞踏」や、ジャズ・ベーシストのチャーリー・ヘイデンがパット・メセニーと共演したグラミー賞受賞アルバム「ミズーリの空高く」に収録されている「アワ・スパニッシュ・ラヴ・ソング」など、クラシック・ギターをベースに、様々なジャンルやスタイルを融合させてきたMG3ならではの充実のプログラミングにも注目。

 録音:2016年10月、ケベック



 


AN 28780
\2500
ジュリー・ブーリアンヌ(メゾ)
 ヴィヴァルディ&ヘンデル:アリア集

 ヴィヴァルディ:
  《忠実なニンフ》 RV.714より むごい運命に苦しめられる魂は、
  《アンドロメダ・リベラータ、セレナータ・ヴェネツィアーナ》
   RV Ahn.117より 太陽はしばしば、
  《エジプト戦場のアルミーダ》 RV.699より シンフォニア、
  《ダリウスの戴冠》 RV.719より シンフォニア、
  《忠実なニンフ》 RV.714より 言ってください, ああ
 ヘンデル:
  《アリオダンテ》 HWV.33より 一途な思いの翼を、
  《リナルド》 HWV.7より 涙の流れるままに、
  イメネーオ HWV.41より Se potessero i sospir' miei、
  《アリオダンテ》 HWV.33より Qui d’amor nel suo linguaggio、
  《ジュリアス・シーザー》 HWV.17より いとしい希望よ、
  《ロターリオ》 HWV.26より 序曲(抜粋)、
  《クレタのアリアンナ》 HWV.32より Salda quercia in erta balza
ジュリー・ブーリアンヌ(メゾ・ソプラノ)
クラヴサン・アン・コンセール
リュック・ボーセジュール
 (チェンバロ、音楽監督)

 METをはじめとするアメリカのオペラハウスから引く手あまたのジュリー・ブーリアンヌは、2012年のサイトウ・キネン・フェスティヴァル松本で、オネゲルの「火刑台上のジャンヌ・ダルク」にも出演したフランス系カナダ人のメゾ・ソプラノ。
 現在のカナダを代表する歌手の1人として注目を集めているブーリアンヌのセカンド・アルバムは、ヴィヴァルディとヘンデルのオペラ・アリア集。
 カナダ古楽界の名匠リュック・ボーセジュールが芸術監督を務めるアンサンブル"クラヴサン・アン・コンセールの演奏に載せて、バロック時代の生き生きとしたキャラクター、多彩な情緒を歌います。

 録音:2016年7月&8月、ケベック


ヴィヴァルディ:
  《忠実なニンフ》 RV.714より むごい運命に苦しめられる魂は
https://youtu.be/G8OtvYKf3qU



 

AN 28790
\2500
メディテーション 〜 グレゴリオ聖歌集 サン・ブノワ・デュ・
 ラック修道院合唱団
ドム・アンドレ・サン=シール
 (指揮)
 カナダ、ケベック州にあるベネディクト会の修道院、サン・ブノワ・デュ・ラック修道院の修道士たちが歌うグレゴリオ聖歌集。
 かつて発売されていた2枚のアルバムから編集され、リラクゼーション・アルバムとして新たに発売されます。
 敬虔な修道士たちが歌う、美しい響きによる瞑想(メディテーション)の音楽をどうぞ。

 録音:1995年&1996年、サン・ブノワ・デュ・ラック修道院(ケベック)



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AVIE



AV 2371
\2500→\2390
ラ・セレニッシマ
 イタリアン・ジョブ〜イタリア4都市の作曲家たち

 カルダーラ:シンフォニア ハ長調
  (2本のオーボエ、2本のファゴット、2本のトランペット、
   ティンパニ、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音)
 コレッリ:
  サンタ・ベアトリーチェ・デステへのシンフォニア ニ短調
   (弦楽と通奏低音)
 タルティーニ:ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 D.51
 ヴィヴァルディ:
  協奏曲 《アラ・ルスティカ》 ト長調 RV.151
   (2本のオーボエ、弦楽と通奏低音)
  ファゴット協奏曲 ハ長調 RV.467
 アルビノーニ:2本のオーボエのための協奏曲 ヘ長調 Op.9-3
 トレッリ:シンフォニア ハ長調 G.33
  (4本のトランペット、ティンパニ、2本のオーボエ、
   2本のファゴット、2本のヴァイオリン、
    2本のチェロ、弦楽と通奏低音)
ラ・セレニッシマ
エイドリアン・チャンドラー
 (指揮、ヴァイオリン)
ゲイル・ヘネシー(オーボエ)
レイチェル・チャップリン(オーボエ)
ピーター・ウィーラン(ファゴット)

 チャンドラー&ラ・セレニッシマ、イタリアの協奏曲&シンフォニア集!

 英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって1994年に創設されたピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ。
 赤毛の司祭とその同世代の作曲家たちの知られざる作品や、再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出してきたヴィヴァルディのスペシャリストたちによる新たなレコーディングは、ヴェネツィア(アルビノーニ、カルダーラ、ヴィヴァルディ)、ボローニャ(トレッリ)、パドヴァ(タルティーニ)、ローマ(コレッリ)といった、イタリアの4つの都市の作曲家たちによる協奏曲とシンフォニア集。
 SCOの首席奏者であり、アンサンブル・マルシュアスの芸術監督を務めるピーター・ウィーラン(fg)を始め、イングリッシュ・バロック・ソロイスツやORR、キングズ・シンガーズ、クラシカル・オペラ・カンパニー、OAEなどで演奏してきたレイチェル・チャップリン(ob)、エンシェント室内管やパーリー・オヴ・インストゥルメンツ、エクス・カシドラなどで活躍するゲイル・ヘネシー(ob)など、実力派ピリオド楽器奏者たちが贈るイタリア・バロックの饗宴です。

 録音:2016年8月23日−26日、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(ロンドン)

 



旧譜から

セレニッシマの秀逸アルバム

ポピュラーなヴィヴァルディ、前衛的なピゼンデル、優雅なアルビノーニ
そんな巨匠の中にあってモンタナーリも美しく憂いに満ちた音楽を聴かせてくれます・・・

avie
AV0018
\2800
入手困難のため海外直輸入
ピゼンデル氏のためにVol.1
 ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ短調
    《ヴィヴァルディからムッシュー・ピゼンデルのために》 RV.6
 アルビノーニ:Vnと通奏低音のためのソナタ 変ロ長調 So.32
 ピゼンデル(1687−1755):
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調
 アルビノーニ:Vnと通奏低音のためのソナタ ト短調 So.33
 ピゼンデル:Vnと通奏低音のためのソナタ ホ短調
 ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ長調
  《ヴィヴァルディからムッシュー・ピゼンデルのために》 RV.2
 ヴィヴァルディ、またはピゼンデル:
  Vnと通奏低音のためのサラバンド ハ長調
ラ・セレニッシマ

 ヴァイオリン名手が多く輩出したバロック時代、特にドイツで一頭飛び抜けた存在だったのが、ムッシュー・ピゼンデル(ヨハン・ゲオルグ・ピゼンデル)だった。特に親交が深かったのはヴィヴァルディで、ピゼンデルが作曲をヴィヴァルディに師事し、ヴィヴァルディは作品をピゼンデルに提供する、という相互供与の間柄だったという。このアルバムではヴィヴァルディの他、アルビノーニがピゼンデルに献呈した作品を加え、さらにピゼンデル自身の曲もおさめらている。イギリスの若手ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーが率いるラ・セレニッシマのデビュー・アルバムでもある。チャンドラーはこれまでピケットが率いるミュージシャンズ・オヴ・ザ・グローヴや、ガブリエリ・プレイヤーズ、ニュー・ロンドン・コンソートなどといった気鋭の古楽団体で活躍した後、このグループを旗揚げした。

avie
AV 2308
\2500
ピゼンデル氏のためにVol.2
 ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリン・ソナタ イ長調 RV.29《ピゼンデル氏のために》
 ピゼンデル:ヴァイオリン・ソナタ ハ短調
 モンタナーリ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調
 アルビノーニ:ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調
 ピゼンデル:ヴァイオリン・ソナタ イ短調
 ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 RV.19《ピゼンデル氏のために》
ラ・セレニッシマ
 〔エイドリアン・チャンドラー(ヴァイオリン)、
  ガレス・ディーツ(チェロ)、
  トーマス・ダンフォード(テオルボ)、
  ロバート・ハワース(チェンバロ)〕
 ラ・セレニッシマの"ピゼンデル氏のために"第2巻!

 赤毛の司祭ヴィヴァルディの音楽の伝承者たち、エイドリアン・チャンドラーとラ・セレニッシマ。2003年にリリースされたデビュー・タイトル以来となる、「ピゼンデル氏のために」の続編が登場!
 ヴィヴァルディ、モンタナーリの弟子であり、ドレスデン宮廷楽団の楽長を務め、当時のドイツにおける最高のヴァイオリニストと称されたヨハン・ゲオルク・ピゼンデル(1687−1755)。
 エイドリアン・チャンドラーが弾くのは、師であるヴィヴァルディやモンタナーリ、アルビノーニから稀代の名手に献呈された4つのヴァイオリン・ソナタと、ピゼンデルの自作2作品。
 6つのヴァイオリン・ソナタが、後期バロックにおけるピゼンデルの功績、大きな影響を物語る。




四季
1726年の「マンチェスター手稿譜」を基にした最新の校訂譜となる「チャンドラー版」


鮮烈系演奏ではなく、どちらかというと田舎の楽団っぽい素朴な感じだが、わざわざ「マンチェスター手稿譜」を引っ張り出しただけあって、いろいろ違うのが面白い。
現時点でセレニッシマの一番のヒット作。

AV 2344
\2500
チャンドラー版 ヴィヴァルディ「四季」!
 そしてトロンバ・マリーナ風Vnのための2つの協奏曲


 ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリン協奏曲集《四季》
   (マンチェスター手稿譜に基づくチャンドラー版)

  協奏曲ト長調 RV.311(トロンバ・マリーナ風ヴァイオリンのための) 〔世界初録音〕
  ファゴット協奏曲ト短調 RV.496《モルツィン伯爵のために》
  協奏曲ニ長調 RV.221(トロンバ・マリーナ風ヴァイオリンのための) 〔世界初録音〕
  ファゴット協奏曲変ロ長調 RV.501《夜》
ラ・セレニッシマ
エイドリアン・チャンドラー
 (ヴァイオリン&
  トロンバ・マリーナ風ヴァイオリン)
ピーター・ウィーラン(ファゴット)
 赤毛の司祭の申し子、チャンドラー版「四季」!トロンバ・マリーナ風Vnのための2つの協奏曲は世界初録音!

 21年前の1994年、英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって創設されたピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ。
 赤毛の司祭とその同世代の作曲家たちの知られざる作品や、再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出してきたヴィヴァルディのスペシャリストたちが、遂に「四季」をレコーディング!

 チャンドラーとラ・セレニッシマは自らの「四季」の演奏、レコーディングのために、1726年の「マンチェスター手稿譜」を基にした最新の校訂譜となる「チャンドラー版」を完成させるなど、今回のプロジェクトにかける熱意と意気込みは並々ならぬものがある。
 まさにチャンドラー&ラ・セレニッシマによる唯一無二のヴィヴァルディの「四季」である。
 チャンドラーは自身の校訂譜による「四季」に加えて、失われたヴィヴァルディの時代の古楽器である「トロンバ・マリーナ風ヴァイオリン」を用いた"世界初録音"となる「RV.311」と「RV.221」もレコーディング。
 ヴィヴァルディの時代には用いられていたものの、時代、演奏スタイルの変化によって、歴史の陰へと消えて行ってしまった幻の楽器によって、ヴィヴァルディの2つの協奏曲の真の姿が明らかとなる。ヴィヴァルディ・ファン必聴必携!話題必至!

 ※録音:2015年4月21日−24日、ホスピタル・オヴ・セント・クロス(ウィンチェスター、イギリス)



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AV 2369
(2CD/特別価格)
\3800→\3590
アポロズ・ファイア
 J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV.245
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(指揮)、
ニコラス・パーン(テノール)、
ジェシー・ブルームバーグ(バリトン)、
ジェフリー・ストラウス(バリトン)、
アマンダ・フォーサイス(ソプラノ)、
テリー・ウェイ(カウンターテナー)、
クリスティアン・イムラー(バリトン)、
アポロズ・シンガーズ

  

 アメリカ古楽界注目のオーケストラ、アポロズ・ファイアによる「ヨハネ受難曲」!

 アムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルとアメリカ、クリーヴランドのピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイア。
 2016年にクリーヴランドとニューヨークで行われた7回にわたる公演が成功し、ニューヨーク・タイムズ紙、ミュージカル・アメリカ誌などで賞賛された、アポロズ・ファイアによるJ.S.バッハ「ヨハネ受難曲」の録音がAvieから登場。
 2016年にバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)と初共演して話題を呼んだニコラス・パーンや、2015年のグラミー賞で「BEST OPERA RECORDING」に輝いたアマンダ・フォーサイス、2017年4月にBCJとバッハの「マタイ受難曲」で共演予定のクリスティアン・イムラーなど、強力ソリストたちにも注目。
 英クラシカル・ミュージック誌からは"アメリカでもっともホットなバロック・バンド"と評される、アポロズ・ファイアの「ヨハネ受難曲」にご期待ください。

 録音:2016年3月7日−9日、セント・ポール教会(クリーブランド・ハイツ)





 必見!!
 ジャネット・ソレルによるアポロズ・ファイアの紹介映像。

 https://youtu.be/slARY3q3IFU

 "アメリカでもっともホットなバロック・バンド"というのは偽りではないかも・・・楽しいです。ホットです。




アポロズ・ファイア〜2つの大作アルバム


 古楽&バロック・ファンの中で注目を集め始めているアメリカ、クリーヴランドのバロック・オーケストラ、アポロズ・ファイア。
 彼らがアヴィー(Avie)初登場で聞かせてくれた2枚のアルバム!

 グスタフ・レオンハルトの高弟ジャネット・ソレルを芸術監督(兼チェンバロ奏者)として1992年に創設されたアポロズ・ファイア(クリーヴランド・バロック・オーケストラ)。
 クリーヴランドで産声をあげたこのバロック・オーケストラの弦楽セクションには、オランダでシギスヴァルト・クイケンとアンナー・ビルスマからピリオド奏法を伝授された名手たちが揃うなど、演奏レベルの高さはかなりのもの。



AV 2159
\2500
モーツァルト:
 交響曲第40番ト短調K.550
 歌劇《ルチオ・シルラ》K.135より 一瞬のうちに、急いで行きましょう
 《イドメネオ》のためのバレエ音楽K.367
 コントルダンス集
  〔コントルダンスK.123/メヌエット・カンタービレK.463/
   コントルダンスK.462(第5番&第6番)/コントルダンスK.123〕
アポロズ・ファイア
ジャネット・ソレル(指揮)
アマンダ・フォーサイス(ソプラノ)
2008年4月、セント・ポール・エピスコパル教会(クリーヴランド)

AV 2207
(2CDs/特別価格)
\3800
J・S・バッハ:
 ブランデンブルク協奏曲BWV.1046〜1051
 チェンバロ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052
 チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056
 ヴァイオリン協奏曲ニ短調BWV.1052(復元版)
アポロズ・ファイア、
ジャネット・ソレル(指揮&チェンバロ)
エリザベス・ウォルフィッシュ(ヴァイオリン)
1999年10月&2000年2月&2002年10月&2004年5月&2005年2月、セント・ポール教会(クリーブランド)








ALBANY


TROY 1653
\2300
「古代からの呼び声」
 〜レザ・ヴァリ(1952-):作品集

  (1)古代からの呼び声(カリグラフィ第13番)
  (2)ペルシャの民謡集(セット第7番)
  (3)ソルナー(フォーク・ソング、セット第17番)
  (4)二重協奏曲「セガーハ」〜
   ペルシャン・ナイとケマンチェ、管弦楽のための
(1)ニール・バーンツェン(微分音トランペット)
 キース・ロックハート(指揮)
 ブレヴァード・フェスティヴァル室内オーケストラ
(2)ウェンディ・カレン(ソプラノ)
 ロバート・ブラック(指揮)
 スロヴァキア放送交響楽団
(3)イスマイル・ルマノフスキ(クラリネット)
 アーバーク・エリュルマズ(指揮)
 ホッパ・プロジェクト
(4)ホスロウ・ソルターニ(ペルシャ・ナイ)
 キアン・ソルターニ(ペルシャ・ケマンチェ)
 ダニエル・ネスタ・カーティス(指揮)
 セガーハ・フェスティヴァル・アンサンブル
 イランの作曲家レザ・ヴァリのエキゾチックで面白い作品集!

 70’20

 イラン生まれテヘラン音楽院で学び、1972 年オーストリアのウィーン国立音楽大学に留学。卒業後アメリカに渡りピッツバーグ大学で博士号を取得。1988 年よりカーネギーメロン大学芸術学校音楽学部の教員を務める、注目のイランの作曲家レザ・ヴァリ。カリグラフィ・シリーズは2000 年から作曲をはじめ、イランの旋法体系“ダストガー/マカーム・システム”を用いながら、ヨーロッパ音楽との融合を図っています。
 「古代からの呼び声」はボストン・ポップス・オーケストラでお馴染みのキース・ロックハートが指揮。葦笛=ナイと、弓で擦って音を出すイランの楽器=ケマンチェという民族楽器の二重協奏曲などイランの民俗音楽を用いた興味深い作品が並びます。
 いずれも調性的で中東風コープランドかバーンスタインか、といった風情でユニークな作品集です。
 

TROY1646/47
(2CD)
\4600
グレッグ・スミス(1931-2016)メモリアム
 〜20世紀のアメリカの合唱作品集

  CD1:「アメリカの合唱曲1896-1969」
   グレッグ・シューマン:声楽のための前奏曲
   ワリングフォード・リーガー:
    誰が取り消すことができるのか
   ロジャー・セッションズ:Turn,O Libertad
   ランドール・トンプソン:アレルヤ
   レナード・バーンスタイン:「ひばり」より“合唱”
   チャールズ・アイヴズ:ウィリアム・ウィル
   アンドリュー・インブリー:夜の海岸線
   ジェイコブ・ドラックマン:4 つのマドリガル
   マイケル・ヘンナギン:
    丘の上の家-マドリガル・カンタータ
   グレッグ・スミス:レジェンド:ライオン&ユニコーン
   キャロリン・マディソン:ビッテ
   エドムンド・ナヘラ:もろびと声あげ
  CD2:「アーロン・コープランドとルーカス・フォスの合唱曲」
   アーロン・コープランド:
    初めに/アン・インモラリティ/4つのモテット
   ルーカス・フォス:大草原
グレッグ・スミス・シンガーズ
グレッグ・スミス(指揮)
ルーカス・フォス(指揮)
共演者多数
 録音:2015年8月&9月/CD1:79’50、CD2:78’01

 2016 年に84 歳で亡くなったアメリカの合唱指揮者グレッグ・スミスが遺した素晴らしい演奏をまとめた合唱作品集。
 グレッグ・スミスは自分の合唱団グレッグ・スミス・シンガーズを設立するなどアメリカの合唱界をリードする働きをしてきた指揮者・作曲家。ルネッサンスやバロック作品を多数アメリカ初演を行ってきました。
 CD1 にはアメリカの合唱作品を、CD2 はアメリカを代表する作曲家コープランドとルーカス・フォスの合唱作品を収録。
 

TROY 1649
\2300
「アメリカのフルート作品集」〜初演&古典のタペストリー
 (1)ジェニファー・ヒグドン(1962-):フルート・ポエティック(2009)
 (2)マーク・ヴィンチ(1960-):
  見張り台(2011)〜無伴奏フルートのための
 (3)キャサリン・フーバー(1937-):中世組曲(1981)
 (4)パウル・ヒンデミット(1895-1963):
  8つの小品(1927)〜無伴奏フルートのための
 (5)チャールズ・トムリンソン・グリフェス(1894-1920):
  ポエム(1918)
 (6)マーク・ヴィンチ:
  TINGsha Bom t-Bom t-Bom(2014)〜
   フルートとオーケストラのための
ヤン・ヴィンチ(フルート)
(1)(3)(5)内田玲子(ピアノ)
(6)マーク・ヴィンチ(指揮)
 ニューヨーク・ドリーム・オーケストラ
 録音:2015年3月&8月、73’26

 ジュリアード音楽院、クリーヴランド音楽大学などで、ジュリアス・ベイカー、サミュエル・バロン、ジュディス・ベントリーなどに師事したアメリカのフルート奏者ヤン・ヴィンチ。
 今作はアメリカの現代フルート作品を収録。ピュリッツァー賞&グラミー賞を受賞しているアメリカを代表する現代音楽作曲家ジェニファー・ヒグドンとマーク・ヴィンチの作品は委嘱作品で世界初録音。
 

TROY 1650
\2300
「自由を追いかけて」〜ヴィブラフォン&マリンバ作品集
 フアン・アラモ:
  アラワク族の転落/ボリンカナスの版画/ケレンドナ/
  ノスタルジア/慰め/自由を追いかけて
 セルジオ・セルヴェッティ:
  マリンバミア!/マリンバモール/マリンバドロン
 ジェイ.C.バツナー:ラジオが教えてくれた歌
 ネイサン・ドートリー:はじめまして
フアン・アラモ(ヴィブラフォン、マリンバ)
(1曲目のみ)
 UNCパーカッション・アンサンブル
 64’40

 プエルトリコ出身のフアン・アラモ。プエルトリコ音楽学校、ジャズをノーステキサス大学で学ぶ。クラシック、ジャズでも活躍中の打楽器奏者。プエルトリコ、アメリカ、ヨーロッパ、南米などでコンサートやジャズ・フェスティヴァルなどに参加。
 今作は自作曲のほかに、現代音楽作曲家による打楽器作品を収録。マリンバとヴィブラフォンのレパートリーとして注目です。
 

TROY 1651
\2300
「愛の語らい」
 〜パウル・サレルニ(1951-):室内楽作品&
  ダナ・ジョイアの詩による歌曲集

   (1)愛もしくはお金のため
   (2)家族の手紙
   (3)愛の語らい
   (4)四重奏曲1.5
(1)(2)(3)ソフィア・ブルゴス(ソプラノ)
(1)(2)ドメニク・サレルニ
 (ヴァイオリン)
(1)(3)パウル・サレルニ(ピアノ)
(1)ピーター・ポールセン
 (コントラバス)
(1)(3)マイルス・サレルニ
 (パーカッション)
(2)ロビン・カニ(フルート)
 デボラ・アンドルス(クラリネット)
 マルコ・ビアッジョ(チェロ)
(3)アドリアナ・リナレス(ヴィオラ)
ツェムリンスキー四重奏団
 64’06

 アメリカの作曲家ポール・サレルニは、アメリカを中心に活躍、様々なオーケストラや団体への委嘱作も多数、リーハイ大学で後進の指導にも力をいれています。
 オペラ『トニー・カルーソーのファイナル・ブロードキャスト』は、2007 年、ナショナル・オペラ協会の室内オペラ・コンクールで優勝し、2008 年に初演されました。このアルバムではオペラ「トニー・カルーソーのファイナル・ブロードキャスト」で台本を手掛けた詩人で作家のダナ・ジョイアの詩にメロディを付けた歌曲集と弦楽四重奏曲を収録。
 

TROY 1652
\2300
「キメラ」
 (1)ジョン・デヴィッド・アーネスト(1940-):キメラ・ワルツ
 (2)マレイ・グロス(1955-):ブエノスアイレスの街
 (3)ハーベイ・ソルバーガー(1938-):慰めの精神とハヤブサ
 (4)デレク・ベルメル(1967-):ツイン・トリオ
 (5)ダニエル・ドルフ(1956-):ゾーイ&ジーナ:
  公園をはしゃぎまわる
 (6)ポール・ショーンフェルド(1947-):ソナチネ
 (7)ジョン・デヴィッド・アーネスト:セレナーデ&ダンス
ザ・スコット/ギャリソン・デュオ:
 【シャノン・スコット(Cl)、
  レナード・ギャリソン(Fl)】
(1)(7)
 メリッサ・レーニヒ・シモンズ(Pf)
(2)(4)(6)レジュン・ヤン(Pf)
 録音:2016年5月、73’11

 1988 年に結成されたクラリネットとフルートのデュオ「ザ・スコット/ギャリソン・デュオ」。アメリカの現代音楽作曲家に作品を委嘱し紹介を続けています。
 今作も20 世紀以降に作られたクラリネットとフルートのための室内楽作品を収録しています。




GENUIN

GEN 17448
\2300
元ベルリン・フィル首席ナビル・シェハダ
 「コントラバスとピアノのための作品集」
 グリエール:コントラバスとピアノのための2つの小品Op.32
 グリエール:コントラバスとピアノのための2つの小品Op.9
 クーセヴィツキー:悲しい唄Op.2、小さなワルツOp.1-2
 ブルッフ:コル・ニドライOp.47 (コントラバス編曲)
 ブラームス:チェロ・ソナタ第1番Op.38 (コントラバス編曲)
ナビル・シェハタ(コントラバス)
カリム・シェハタ(ピアノ)
 元ベルリン・フィル首席ナビル・シェハダのコントラバス作品集、ブラームスのチェロ・ソナタをコントラバスで!

 録音:2015年9月、63’32

 2003年にミュンヘン国際コンクールで優勝し、ベルリン国立歌劇場管弦楽団に首席コントラバス奏者として、2004年にはベルリン・フィルに首席コントラバス奏者として入団。現在はソリスト、そして指揮者としても活躍を続けているナビル・シェハタによるコントラバス作品集。
 コントラバスのレパートリーとして人気のグリエールのロマンティックな楽曲や、もとはコントラバス奏者として活躍していた名指揮者クーセヴィツキーが作曲したコントラバス作品、そして編曲ものとしてブラームスの“チェロ・ソナタ第1番”などを収録。




 ここではシューベルトの「アルペジョーネ・ソナタ」を弾いてる。
 まるで格闘技。
https://youtu.be/47at_uefoxw

 
GEN 17454
\2300
これは珍しい!イングリッシュホルン作品集!!
「ダイアローグ」〜
 イングリッシュホルンとピアノのための作品集

  ピアソラ:
   カフェ1930/
   タンティ・アニマ・プリマ(アヴェ・マリア)/忘却
  メシアン:ヴォカリーズ
  パスクッリ:
   アメーリア〜ヴェルディの歌劇「仮面舞踏会」による幻想曲
  シュタインメッツ:牧神の愛の呼びかけ
  シューマン:
   夕べの歌Op.85-12/アダージョとアレグロOp.70
  フォーレ:夢のあとに
  シュルホフ:ホット・ソナタ第3楽章、第2楽章
  ラフマニノフ:ヴォカリーズOp.34 Nr.14
ミヒャエル・ジーク(イングリッシュホルン)
アンゲリカ・メルクレ(ピアノ)
 フランクフルト放送響のミヒャエル・ジークによるこれは珍しい!イングリッシュホルン作品集

 録音:2016年2月、57’37

 珍しいイングリッシュホルン(コール・アングレ)のための作品集。柔らかく牧歌的な響きが作品の持つ情感に厚みを持たせ、味わい深いアルバムになっています。
 メシアンの神秘的な“ヴォカリーズ”も、フォーレの“夢のあとに”も、ピアソラの楽曲も美しい哀愁が漂っている。
ドイツ出身のオーボエ/イングリッシュホルン奏者のミヒャエル・ジークはフライブルク音楽大学でハンス・エルホースト、ハインツ・ホリガーに師事。ベルゲン交響楽団、hr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)などに在籍し、活躍しています。



 「家路」で知られるあの曲をジークの演奏で聴いてみましょうか。
https://youtu.be/i5IVdCNQibg


 
GEN 17450
\2300
「信仰の告白」〜ボルトニャンスキー&シュニトケ:
 合唱聖歌コンチェルト集

  ドミトリー・ボルトニャンスキー(1751-1825):
   合唱協奏曲第9番 /ヘルヴィムの歌第7番 /
   合唱協奏曲第24番
  アルフレート・シュニトケ(1934-1998):合唱協奏曲
リスト・ヨースト(指揮)
MDR放送合唱団
 録音:2016年、54’56

 1923 年創設のライプツィヒ放送交響楽団を前身とし、東西ドイツ統一後、MDR交響楽団と改称。合唱団も同じくライプツィヒ放送合唱団からMDR 放送合唱団へ改称した伝統ある合唱団です。
 このアルバムでは、無伴奏の合唱聖歌コンチェルトを収録。ウクライナの作曲家ボルトニャンスキーは35 曲の合唱協奏曲を残しています。ロシア正教会・ウクライナ正教会等で歌われる事が多いこのジャンルを確立した作曲家の一人として知られています。
 シュニトケの代表的な作品“合唱協奏曲”も無伴奏の混声合唱曲で、アルメニアの詩人グレゴリー・ナレカツィ(951-1003)の「嘆きの歌の書」の第3 章をテキストに作曲されました。ロシア正教の影響を感じさせる作品です。
 
GEN 17452
\2300
いとしのカロリーネ
 第3弾
  「Pearls of Classical Music」〜ピアノ作品集
カロリーネ・フィッシャー(ピアノ)
 ハイドン:ピアノ・ソナタ第39番 ニ長調hob.XVI/24
 ベートーヴェン:ロンド・カプリッチョ ト長調Op.129「失われた小銭への怒り」
 ウェーバー:華麗なロンド 変ホ長調 Op. 62
 ショパン:
  ワルツ第14番 ホ短調「遺作」/アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOp.22
 リスト:
  愛の夢第3番 変イ長調 S.541 /“リゴレット”による演奏会用パラフレーズS.434
 サン=サーンス:アレグロ・アパッショナート Op.70
 モシュコフスキ:15の練習曲 Op72 より第11番
 リャプノフ:12の超絶技巧練習曲Op.11 より第10番「レズギンカ」
 録音:2016年5月、68’04

 カロリーネ・フィッシャー久々のGENUIIN への録音で、3 枚目のアルバム。
 1982 年ベルリン生まれ。16 歳のときにハンス・アイスラー音楽大学へ入学し、スタインウェイ国際ピアノ・コンクール、ゾフィー・シャルロッテ女王国際コンクール、ベルリン・ヤング・ピープル・コンクールなど37 回に渡る優勝や受賞歴を誇ります。
 どこまでもクリアなタッチ、朗々とした歌いまわし、目の覚めるようなヴィルトゥオージティでピアノの美しい小品たちを奏でます。





 全国のジャケ買い同好会の皆様お待たせしました。久しぶりにご紹介しましょう。
 いとしのカロリーネ。


GEN 86068
¥1990
カロリーネ・フィッシャー
 リスト:ラ・カンパネッラ
 D.スカルラッティ:ソナタ二短調K.141
 リスト:ドン・ジョヴァンニの回想
 モーツァルト:ピアノ・ソナタイ短調K.310(第8番)
 ドビュッシー:前奏曲集〜
  「妖精たちはあでやかな舞姫」「ラヴィーヌ将軍、風変わりな」「花火」
 シチェドリン:バッソ・オスティナート
 ショパン:練習曲ハ長調Op.10-1
 リスト:ハンガリー狂詩曲第13番
カロリーネ・フィッシャー(P)

 悪いくせで実力派の若手カワイコちゃんが出るとどうしても気になってしまう癖が抜けない店主だけれど、これは中身もいけてるんです。
 新鮮で溌剌としていて、とってもスタイリッシュで優雅。シチェドリンが一番よかったりするところはさすが現代っ子。
 ジャケもカロリーヌの妖艶な表情アップでのけぞらせてくれますが、おまけにブックレットの中でもコロムビアほどわざとらしくない可愛いポートレートを何枚か載せてくれていて嬉しい限りです。

 カロリーネ・フィッシャーは1982年ベルリン生まれのピアニスト。
 9歳で奨学金を得、16歳のときにすでにハンス・アイスラー音楽大学入学するなど天才ぶりを発揮。スタインウェイ国際ピアノ・コンクール(ベルリン)、ソフィ・シャルロッテ女王国際コンクール、ベルリン・ヤング・ピープル・コンクール、チェコやミュンヘンでの国際コクンクールなど多数の優勝、受賞暦がある。

2ndアルバムもさらにいかしてます。

GEN 89147
\1990
「リストマジア」〜Lisztomagia
 シューベルト(リスト編):愛の便り/
 シューマン(リスト編):愛の歌/
 リスト:
  バラード第1番、第2番、スペイン狂詩曲、
  即興ワルツ、メフィスト・ワルツ第1番
カロリーネ・フィッシャー(Pf)

 前作(GEN86068)でモーツァルトからリスト、シチェドリンまで弾いて鮮烈なCDデビューを果たしたカロリーネ・フィッシャーの待望のセカンド・アルバム。
 前のアルバムで既にリスト演奏に対する並々ならぬ意欲と冴えを見せていたが、今ようやく、ここにオール・リスト・プログラムが実現した。
 シューベルト、シューマンの歌曲の編曲物のほか大作メフィスト・ワルツまでフィッシャーの妙技をとことんまで堪能できる。
 どこまでもクリアなタッチ、朗々とした歌いまわし、目の覚めるようなヴィルトゥオージティ、ダイナミックな音響など、ぜひとも生演奏を聴いてみたいピアニスト。

 録音:2008年9月20-22日、61‘35

 
GEN 17453
\2300
「絶望的な運命の女神」〜
 ゴシックとルネサンスのオルガン作品集
ダニエル・バイルシュミット(オルガン)
(5)(9)(15)クリスティーネ・モーズ(ソプラノ)
(1)(2)(5)(9)(15)(22)
 ファイト・ヘラー(グロッケン)
  (1)ブクスハイム・オルガン曲集(〜1470):Redeuntes in idem
  (2)ギヨーム・ド・マショー:サンクトゥス(ノートルダム・ミサ曲より)
  (3)ロバーツブリッジ写本(〜1320):adesto - firmissime fidem teneamus - alleluia
  (4)アダム・イーレボルク・フォン・シュテンダールのタブラトゥーラ曲集(1448):
   sequitur aliud praeambulum
  (5)ファエンツァ写本117(〜1380-1420):キリエ - 全能なる創り主
  (6)ファエンツァ写本117(〜1380-1420):グローリア - 全能なる創り主
  (7)アダム・イーレボルク・フォン・シュテンダールのタブラトゥーラ曲集(1448):
   プレアンビュルム
  (8)アダム・イーレボルク・フォン・シュテンダールのタブラトゥーラ曲集(1448):
   Sequitur mensura sexnotarum eiusdem tenoris, "Frowe al myn hoffen an dyr lyed":
  (9)アダム・イーレボルク・フォン・シュテンダールのタブラトゥーラ曲集(1448):
   incipit fortuna
  (10)アントワーヌ・ビュノワ?(1430-1492):絶望的な運命の女神
  (11)ヨハネス・ビューヒナー(1483-1538):Fortuna in fa trim vocum
  (12)レオンハルト・クレーバーのタブラトゥーラ曲集(1495-1556):
   Fortuna in fa quatuor vocum
  (13)レオンハルト・クレーバーのタブラトゥーラ曲集(1495-1556):Fortuna in mi
  (14)アントワーヌ・ビュノワ/アレクサンドル・アグリコラ(〜1446-1506):
   絶望的な運命の女神
  (15)パウル・ホーフハイマー(1459-1537):サルヴェ・レジーナ
  (16)アダム・イーレボルク・フォン・シュテンダールのタブラトゥーラ曲集(1448):
   Sequitur praeambulum
  (17)ヨハネス・ビューヒナー(1483-1538):Dantz Moss. Benczenauer
  (18)ブクスハイム・オルガン曲集(〜1470):Redeuntes
  (19)ザンクト・ガレン・オルガン曲集(1490-1546):御身はすべてが美しくあり給う
  (20)ヨハネス・ビューヒナー(1483-1538):復活の主は
  (21)ゼトゥス・カルヴィジウス(1556-1615):復活の主は
  (22)ザンクト・ガレン・オルガン曲集(1490-1546):復活の主は
 録音:2015年、77’22

 ゴシック時代からルネサンス期に残されたオルガンの作品を収録。ブクスハイム・オルガン曲集は1460 年から1470 年の間に編纂された鍵盤楽器の曲集。オリジナル曲と編曲作品を合わせて256 曲が収められています。
 ロバーツブリッジ写本は14 世紀の音楽手稿。15 世紀の修道院長イーレボルクが書いた写本などから取り上げています。
 
GEN 17457
\2300
「内なる光」〜フルートを含む室内楽作品集
 (1)ヴィヴァルディ:
  フルート協奏曲 ニ長調『ごしきひわ』Op.10-3
 (2)マラン・マレ:スペインのフォリア
 (3)ヘンデル:
  私の霊魂は見ることで聴く HWV 207 より「アンダンテ」
 (4)ヴィヴァルディ:フルート協奏曲 ト短調『夜』Op.10-2
 (5)J.S.バッハ:
  音楽の捧げものBWV1079 より「トリオ・ソナタ ハ短調」
 (6)C.P.E.バッハ:
  フルートとハープシコードのためのソナタBWV1020
 (7)ヘンデル:快い静けさ HWV205 より「ラルゲット」
バーバラ・コルトマン(フルート)
ザビーネ・エルトマン(ハープシコード)
(1)(3)(4)(7)
 ケルスティン・リンダー=デウォン
  (ヴァイオリン)
(1)(4)
 ジュリア・プリッジ(ヴァイオリン)
(1)(4)
 ニコラウス・シュリーフ(ヴィオラ)
(1)(3)(4)(7)
 ジュリア・カーソウ(チェロ)
(1)(4)ベンジャミン・ヴァント
 (コントラバス)
(5)ヘレン・ヴァイス(ヴァイオリン)
(5)(6)インカ・デューリング(チェロ)
 録音:2016年3月、66’31

 1985 年ミュンヘン生まれのフルート奏者バーバラ・コルトマン。アンドレア・リーバークネヒト、フェリックス・レングリ、ミヒャエル・マルティン・コフラーなどに師事。ブカレスト国際青年音楽コンクール、エオルス国際管楽器コンクールで優勝するなど、数々の受賞歴を誇る注目のフルート奏者です。
 今作ではフルートを含んだ室内楽作品集で、J.S.バッハやヴィヴァルディなどの名曲から、ヘンデルの歌曲をコルトマン自身が編曲したものなど収録。



 シューマンのロマンスです。
https://youtu.be/q-8ZxCXger4





LYRINX



LYR 2290
(SACD HYBRID)
\2500
カロリーヌ・サジュマンと仲間達
「ロシアのピアノ三重奏曲集」

 (1)ラフマニノフ:悲しみの三重奏曲第1番
 (2)チャイコフスキー:
  ピアノ三重奏曲Op.50
   「ある偉大な芸術家の想い出のために」
カロリーヌ・サジュマン(ピアノ)
ダヴィド・ガルストフ(ヴァイオリン)
マヤ・ボグダノヴィッチ(チェロ)
 カロリーヌ・サジュマンと仲間達によるラフマニノフ、チャイコフスキーのピアノ三重奏曲集

 録音:2014 年2 月3 日(国立マルセイユ劇場“ラ・クリエ”ライヴ)、65’36

 チャイコフスキーが師であり親友であったモスクワ音楽院の初代院長でピアニストのニコライ・ルビンシテインの死を悼んで作曲した傑作「ある偉大な芸術家の想い出のために」と、ラフマニノフがモスクワ音楽院の学生だった19歳の時に作曲した「悲しみの三重奏曲第1番」を収録。1
 1990年第12回ショパン国際ピアノ・コンクールで史上最年少の17歳で6位入賞を果たしたカロリーヌ・サジュマンのピアノがクリアなタッチで音楽を引っ張っている。






<メジャー・レーベル>
.

SONY



8898540241-2
\2600→\2490
次代の女王 ブニアティシヴィリ
 &パーヴォ・ヤルヴィ/チェコ・フィル
  ラフマニノフ:

  1. ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18
  2. ピアノ協奏曲第3番ニ短調 作品30
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
チェコ・フィル

 豪壮華麗なピアニズムを堪能できるカティア・ブニアティシヴィリのコンチェルト・アルバム登場

 優れた音楽家を数多く輩出してきた国、ジョージア(グルジア)から彗星のように登場したカティア・ブニアティシヴィリ。2011年にソニー・クラシカルと専属契約を結び、同年春に生誕200年を祝うフランツ・リストの作品集で華麗にデビューした逸材。
 セカンド・アルバム『ショパン・アルバム』、静謐なサード・アルバム『マザーランド』、華麗なるフォース・アルバム『カレイドスコープ(「展覧会の絵」ほか)』でつねに話題をさらってきたカティアの5作目のアルバムは、初のフル・コンチェルト・アルバムで、ラフマニノフの有名な2つの協奏曲を収録。
 ロマン派のピアノ協奏曲の中で最も有名な1曲である第2番、超絶技巧が要求される難曲で近年その知名度が大きくアップしている第3番という豪奢な組み合わせです。

 しかも共演がパーヴォ・ヤルヴィ指揮チェコ・フィル。録音では「ショパン・アルバム」に収録されたショパンの第2協奏曲(オーケストラはパリ管弦楽団)以来となりますが、彼らは各地で共演を重ねており、その相性の良さは昨年2月のNHK交響楽団定期でのシューマンで日本の音楽ファンにも証明ずみ。
 パーヴォはここ数年チェコ・フィルに定期的に客演し、昨年5月にはプラハの春のオープニングで「わが祖国」を指揮するなど、この名門との絆を深めています。
 カティア、パーヴォ、チェコ・フィルという三者の組み合わせでお届けするラフマニノフの2曲は、2017年春最大の注目盤といえるでしょう。

  【録音】2016年11月11日〜12日、プラハ、ルドルフィヌム(セッション)




 「最近のピアニストに生きのいい人なんているんですか?」と聞かれたときに、なんのためらいもなく「ブニアティシヴィリは聴いたのですか?」と言い返すことができて嬉しかった。
 店主がここ数年もっとも注目してきた女性ピアニスト。

 カティア・ブニアティシヴィリ。

 いつかきちんとした形で記事を書かなければと思っていたが、そうこう言っているうちにすっかり大スターになってしまって、いまさら店主が何をいう必要もなくなってしまった。

 次代を担う女王、新譜が待ち遠しい数少ないピアニストの一人。

 そのブニアティシヴィリの新譜。

 パーヴォ&チェコ・フィルとのラフマニノフ。
 チェコ・フィルというのが面白い。


カティア・ブニアティシヴィリ
SONY ソロ録音 第1弾〜第4弾

8869776604-2
\2600
リスト:
 1.愛の夢第3番変イ長調S.541-3
 2.ピアノ・ソナタロ短調S.178
 3.メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊りJS.514
 4.悲しみのゴンドラ第2稿S.200/2
 5.前奏曲とフーガイ短調BWV.543(J.S.バッハ曲/リスト纏曲S.462/1)
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)

 CD屋が流行りものに疎いとダメなのだけれど、ようやくブニアティシヴィリを聴いた。
 アルゲリッチやクレーメル、パーヴォ・ヤルヴィたちに絶賛されている、巷でも評判の若手美人ピアニストである。
 CDとしてはパーヴォ伴奏のショパンのピアノ協奏曲が出たばかりなのだが、今回聴いたのは、前作のリスト。ソニーでのデビュー作。

 これが・・・すごかった。

 美しい容姿に秘めた野生と、はちきれんばかりの才能が指先からほとばしる。どこを切っても鮮烈な血潮が噴出しそうなリスト。
 久々に、さわると火傷しそうな猛女に出会った。

録音:2010年10月10日〜14日マイスターザール、ペルリン



8869197129-2
\2600
カティア&パーヴォ/ショパン:ピアノ協奏曲第2番
ショパン:
 1.ワルツ第7番嬰ハ短調 作品64-2
 2.ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 作品35「葬送」
 3.バラード第4番ヘ短調 作品52
 4.ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 作品21
 5.マズルカ第13番イ短調 作品17-4
※エクストラ映像
 ショートフィルム(約5分 CDエクストラ)
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
パリ管弦楽団(4)
 アルゲリッチも認めた才能美貌のピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリソニー・クラシカルからの注目の第二弾は待望のショパン 。しかもパーヴォとのコンチェルト!
 数多くのすぐれた音楽家を輩出してきた国、グルジアから彗星のように登場したカティア・ブニアティシヴィリ。まだ20代前半という若さながら、マルタ・アルゲリッチやギドン・クレーメル、パーヴォ・ヤルヴィといった偉大なアーティストから惜しみない賞賛を送られたカティアは、2011年にソニー・クラシカルと専属契約を結び、同年春に生誕200年を祝うフランツ・リストの作品集で華麗にデビューした逸材。
 セカンド・アルバムは、オール・ショパン・プログラムによる、日本人好みの1枚となっている。ワルツやバラード、有名な葬送ソナタ、そして気鋭の指揮者パーヴォ・ヤルヴィ指揮パリ管との共演によるピアノ協奏曲第2番などが収録されており、彼女の叙情性やテクニックを味わうにかっこうの1枚といえよう。
 エクストラ映像として、ショートフィルム(約5分)がCDエクストラで収録されています。
 

8888373462-2
\2600
カティア・ブニアティシヴィリ/マザーランド
 1:J・S・バッハ(エゴン・ペトリ編):『カンタータ第208番』〜
  アリア「羊は憩いて草を食み」/
 2:チャイコフスキー:『四季』Op.37b〜「10月」/
 3:メンデルスゾーン:『無言歌 嬰ヘ短調Op.67-2「失われた幻影」』/
 4:ドビュッシー:『月の光』/
 5:カンチェリ:『When Almonds Blossomed,』/
 6:リゲティ:『ムジカ・リチェルカータ』〜第7番/
 7:ブラームス:『3つの間奏曲』Op.117〜第2番 変ロ短調/
 8:リスト:『子守歌』S.198/
 9:ドヴォルザーク:『スラブ舞曲集Op.72』〜第2番 ホ短調/
 10:ラヴェル:『亡き王女のためのパヴァーヌ』/
 11:ショパン:『練習曲集』〜嬰ハ短調Op.25-7/
 12:スクリャービン:『練習曲集』〜嬰ハ短調Op.2-1/
 13:D・スカルラッティ:『ソナタ ホ長調K.380』/
 14:グリーグ:『抒情小曲集Op.57』〜第6番「郷愁」/
 15:トラディショナル(ブニアテシヴィリ編):『Vagiorko mai / Don't You Love Me?』/
 16:ヘンデル(W・ケンプ編):『組曲ト短調HWV.439』〜メヌエット/
 17:ペルト:『アリーナのために』
カティア・ブニアティシヴィリ(P),
グヴァンツァ・ブニアティシヴィリ(トラック9ピアノ連弾),

 1987年グルジア生まれのカティア・ブニアティシヴィリのソニー・クラシカルへの3枚目のソロ・アルバムは、「マザーランド」=「故国」と題された待望の小品集です。
 とはいってもこだわりのカティアらしく、これまでの小品集やアンコール・アルバムとは一線を画し、生まれ育った故国への強い思い、そして生と死の永遠の輪廻をテーマにコンパイルされています。
 バッハからペルトまで、またブラームスからカンチェリまで、子守歌、郷愁を誘う曲、民謡、追悼の曲・・・など作風も時代もさまざまながら、いずれもカティア・ブニアティシヴィリという一人のアーティストにとって重要な意味合いを持つ17の小品が選ばれているのがポイント。
 陽気で幸福な気分に満たされたドヴォルザークのスラヴ舞曲第2番と憂愁に閉ざされたグリーグの「郷愁」、優美なメンデルスゾーンの「失われた幻影」と内省的なリストの「子守歌」、といったコントラストの妙や、ショパンの練習曲やブラームスの間奏曲とペルトやリゲティの作品が同居していることの不思議さなど、カティアのパーソナルな心情の吐露とも思える1曲1曲を多層的に味わうことのできるアルバムとなっています。

 【録音】2013年4月, ベルリン、イエス=キリスト教会

8887517003-2
\2600
ブニアティシヴィリ「展覧会の絵」!
 Kaleidoscope

  1.ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
  2.ラヴェル:ラ・ヴァルス
  3.ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章
カティア・ブニアティシヴィリ(ピアノ)


 巨大管弦楽をも凌駕するカティア・ブニアティシヴィリの万華鏡世界
 グルジア(現ジョージア)出身のピアニスト、カティア・ブニアティシヴィリの新作は、すべて巨大管弦楽のヴァージョンも存在するピアノ曲3題。
 カティアはもともと極めて色彩的なピアニズムを特色としており、今回の選曲はまさに彼女にうってつけのものといえるだろう。
 どの曲も技巧的にきわめて難易度が高いが、カティアはむしろそれを一層カラフルに彩った表現ですばらしい万華鏡のような世界を描写することに成功している。

 録音:2015年8月23日〜26日、ベルリン、フンクハウス・ナレーパシュトラッセ、ザール1



 これはおまけのチャイコフスキーのコンチェルト。
 最後とか立って弾いてます。

https://youtu.be/wH3OOM70cp0

 観客もオケ団員も大喜び。愛されてるのが分かります。





<国内盤> 


キング・インターナショナル(国内企画盤)

HMSA 0031/33
(3SACDシングルレイヤー)
\11111+税
イザベル・ファウスト/ブラームス演奏集 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
 DISC 1
  ヨハネス・ブラームス(1833-1897) :
   ホルン三重奏曲 変ホ長調 作品40/
   ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調「雨の歌」 作品78/7つの幻想曲集 作品116
    アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ) ベーゼンドルファー/1875年
    トゥーニス・ファン・デア・ズヴァールト(ナチュラル・ホルン) ロレンツ/1845年
    録音:2007 年6月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
 DISC 2
  ヨハネス・ブラームス :ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 作品108
  シューマン: 3つのロマンス 作品94
  ブラームス: ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 作品100 
  ディートリヒ/シューマン/ブラームス :
   F.A.E.ソナタ(自由だが孤独に/ヨーゼフ・ヨアヒムに献呈)
    アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)ベーゼンドルファー/1875年
    録音:2014 年9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)
 DISC 3(2017年新マスタリング)
  ヨハネス・ブラームス:
   ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77/弦楽六重奏曲第2番 ト長調 作品36
    マーラー・チェンバー・オーケストラ ダニエル・ハーディング(指揮)
    イザベル・ファウスト、ユリア=マリア・クレッツ(ヴァイオリン)
    シュテファン・フェーラント、パウリーネ・ザクセ(ヴィオラ)
    クリストフ・リヒター、クセニア・ヤンコヴィチ(チェロ)
    録音:2010 年2月/ソシエダ・フィラルモニカ(ビルバオ)(協奏曲)
    2010年9月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)(六重奏)
 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 艶やかな音色で聴くイザベル・ファウストのブラームスがSACD 化

 ヴァイオリン:ストラディヴァリウス(スリーピング・ビューティ/1704年)
 日本独自企画、来日記念盤、日本語帯・解説付

 2017 年はブラームス没後120 周年。快進撃がとまらないイザベル・ファウストが、これまでハルモニア・ムンディに録音したブラームスの演奏3 タイトルをSACD 化。
 盟友アレクサンドル・メルニコフとのヴァイオリン・ソナタ全曲、F.A.E. ソナタ。そして活躍目覚ましい指揮者ダニエル・ハーディングとのヴァイオリン協奏曲など、ブラームスが書いた音楽を深く読み込んだファウストならではの説得力、そしてインスピレーションに満ちた音楽を展開しています。
 今回のSACD 化にあたって、ハルモニア・ムンディ・フランス提供のオリジナル・マスターを使用。ファウストが愛用する素晴らしい音色を秘めた「スリーピング・ビューティ」という楽器の美しさ、メルニコフの滋味溢れるピアノ、鮮烈なオーケストラの音を余すところなく収録。ファウストのみずみずしく芳醇な美音に彩られた鮮やかな演奏が、より一層強烈に脳裏に刻みこまれます。
 またキング関口台スタジオで行ったDSD マスタリングの際には、オーディオ評論家の角田郁雄氏が技術監修にあたり、高音質化を図りました。

 <SACD化にあたって使用した主な機材>
 D/A コンバーター : dCS954/A/D コンバーター : MERGING Horus/録音システム : MERGING Pyramix/DSDマスタリング/編集・システム : SADiE DSD8/
 クロックジェネレーター : Antelope Audio Trinity/高精度・超低近傍位相ノイズ 10MHzクロックジェネレーター :スフォ/ルツァート PMC-01/インターコネクトケーブル : NORDOST Valhalla 2

 ◆ 2017 年来日予定
  イザベル・ファウスト&ジャン=ギアン・ケラス&アレクサンドル・メルニコフ
   2017/2/23(木)19:00 東京文化会館
   2017/2/24(金)19:00 王子ホール
   2017/2/26(日)14:00 神奈川県立音楽堂
   2017/2/28(火)19:00 いずみホール(大阪)
  イザベル・ファウスト 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル 
   2017/3/2(木)19:00 電気文化会館
   2017/3/4(土)15:00/17:30 三鷹市芸術文化センター



<映像>


BIS(キング・インターナショナル)(映像)


KKC 9206
(Blu-ray)
\4400
GLORIA IN EXCELSIS DEO
 「いと高きところには神に栄光あれ」

 [演奏]
  J.S.バッハ:
   ・カンタータ第69番「わが魂よ、主を讃え」BWV 69
   ・カンタータ第30番
     「喜べ、贖われし者たちの群れよ」BWV 30
   ・カンタータ第191番
     「いと高きところには神に栄光あれ」BWV 191
   ・《我らに平和を与えたまえ》〜
    ミサ曲 ロ短調 BWV 232より

 [インタビュー]
  鈴木雅明、鈴木環、鈴木優人、鈴木秀美、三宮正満、
  寺神戸亮、若松夏美、高田あずみ、青木洋也、
  緋田芳江、ペーター・コーイ、ロビン・ブレイズ、
  ハナ・ブラシコヴァ、ゲルト・テュルク、
  ロベルト・フォン・バール(BISレコード最高経営責任者)、
  ロビン・A・リーヴァー
   (音楽学 / イェール大学宗教音楽研究所)、
  郡司隆男(神戸松蔭女子学院大学学長)
   ※出演者の肩書きは収録当時のものです。

 [特典映像]
  ●あなたにとって「教会カンタータ」とは?
   【三宮正満、寺神戸亮、緋田芳江、鈴木優人、
    若松夏美、 青木洋也、鈴木秀美、ロビン・ブレイズ、
    ハナ・ブラシコヴァ、ペーター・コーイ、
    ゲルト・テュルク、
    イェンス・ブラウン(サウンド・プロデューサー)、
    トーレ・ブリンクマン(サウンド・プロデューサー)】
  ●ロビン・A・リーヴァー氏による曲目解説
  ●舞台裏I ●舞台裏II
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ)
ロビン・ブレイズ(カウンターテナー)
ゲルト・テュルク(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
菅きよみ(フラウト・トラヴェルソ)
三宮正満(オーボエ・ダモーレ)
寺神戸亮(ヴァイオリン)
 日本語字幕付。BCJ によるJ.S. バッハのカンタータ全集録音、その最終となった第55 巻を映像収録したブルーレイが登場!音楽監督鈴木雅明をはじめとした演奏者、関係者のインタビュー映像も満載。

 収録:2013 年2 月/神戸松蔭女子学院大学チャペル
 画面:16:9、HD 1920 × 1080/59.94i、音声:LPCM ステレオ、LPCM 5.0 Surround,24bit / 96 kHz(演奏)、LPCM ステレオ, 24bit / 48kHz(インタビュー& 特典映像)、収録時間:133 分(演奏68 分+インタビュー&特典映像25 分)、字幕:英独日、輸入盤・日本語帯・解説付

 1995 年に開始したバッハ・コレギウム・ジャパンによる大偉業、J.S. バッハのカンタータ全集録音は18 年を経て2013 年に完結しました。
 当ブルーレイ・ディスクはその最終となった第55 巻を映像収録(ミサ曲 ロ短調 BWV 232 からの《我らに平和を与えたまえ》は第55 巻に収録されていないので初出!)したもので、映像商品のリリースはBIS レーベルからは初となります。
 しかも、本編にあたる演奏は24bit / 96 kHz、インタビュー& 特典映像は24bit / 48kHz での収録でハイレゾであることも注目です!
 日本の団体としては初で、まさに世界に誇る偉業は、録音当初より神戸松蔭女子学院大学チャペルで行われてきました。カンタータ全集録音の最後を飾った2013 年2 月の収録は、カンタータ第69 番「わが魂よ、主を讃え」、第30 番「喜べ、贖われし者たちの群れよ」、第191 番「いと高きところには神に栄光あれ」、そして《我らに平和を与えたまえ》〜ミサ曲 ロ短調でした。
 たくさんの思いがつまった演奏に加え、音楽監督の鈴木雅明をはじめ、鈴木秀美、鈴木優人、寺神戸亮、若松夏美、高田あずみ、三宮正満といった演奏者、ハナ・ブラシコヴァ、ロビン・ブレイズ、ゲルト・テュルク、ペーター・コーイ、鈴木環といった歌手陣のインタビューも収録。
 さらにBIS レーベルの社主、ロベルト・フォン・バールがこのプロジェクトの始まりから、「彼ら(BCJ)がバッハの音楽の持つ意味を正しく伝えられると知り圧倒された」体験から大偉業の成功の確信までを熱く語っています。
 演奏者、関係者が人生をかけて作り上げたカンタータ大全集の締めくくりに相応しい充実の内容です。日本語字幕付。ブルーレイのみのリリースです。

 ※国内品番のみのご案内となります。

















2/2(木)紹介新譜

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PAVANE



ADW 7073-81
(9CD/特別価格)
¥10800→¥7990
このセットはもっておいたほうがいい。
 エドゥアルド・デル・プエヨ
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集(全32曲)
 CD1
  ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.2-1/ピアノ・ソナタ第2番イ長調 Op.2-2/
  ピアノ・ソナタ第3番ハ長調 Op.2-3
 CD2
  ピアノ・ソナタ第5番ハ短調 Op.10-1/ピアノ・ソナタ第6番ヘ長調 Op.10-2/
  ピアノ・ソナタ第7番ニ長調 Op.10-3/ピアノ・ソナタ第19番ト短調 Op.49-1/
  ピアノ・ソナタ第20番ト長調 Op.49-2
 CD3
  ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 Op.7/ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 Op.13《悲愴》/
  ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1/ピアノ・ソナタ第10番ト長調 Op.14-2
 CD4
  ピアノ・ソナタ第11番変ロ長調 Op.22/
  ピアノ・ソナタ第12番変イ長調 Op.26《葬送》/
  ピアノ・ソナタ第15番ニ長調 Op.28《田園》
 CD5
  ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1/
  ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 Op.27-2《月光》/
  ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53《ワルトシュタイン》/
  ピアノ・ソナタ第22番ヘ長調 Op.54
 CD6
  ピアノ・ソナタ第16番ト長調 Op.31-1/
  ピアノ・ソナタ第17番ニ短調 Op.31-2《テンペスト》/
  ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3
 CD7
  ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 Op.57《熱情》/
  ピアノ・ソナタ第24番嬰ヘ長調 Op.78《テレーゼ》/
  ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79/
  ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調 Op.81a《告別》/
  ピアノ・ソナタ第27番ホ短調 Op.90
 CD8
  ピアノ・ソナタ第28番イ長調 Op.101/
  ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》
 CD9
  ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109/
  ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 Op.110/
  ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 Op.111
エドゥアルド・デル・プエヨ(ピアノ)
 知る人ぞ知る20世紀のベートーヴェン弾き。デル・プエヨの名演、楽聖のソナタ全集が復活!

 スペインのサラゴサで生まれ、ベルギーを活躍の場とした20世紀の知られざるベートーヴェン弾き、エドゥアルド・デル・プエヨ(1905−1986)。
 2016年で没後30周年を迎えたデル・プエヨの遺産、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲録音が入念なリマスターを施されて堂々の復活!
 母国スペインの音楽も得意とし、ベルギーでは名教師として数多くのピアニストを育てたデル・プエヨ。
 20世紀のスペイン、アラゴン地方が生んだ名ピアニストの至芸「ベートーヴェン」がここに蘇ります。

 ※録音:1976年−1977年、2016年新リマスター(Equus, Brussels)
 ※限定生産品に付き、十分な数量を確保出来ない可能性がございます。お早目のご注文をお願いいたします。
 





*****


 生きているのか死んでいるのか、少なくともあまり元気ではないベルギーのPAVANEレーベルがいきなりすごいことをやってのけた。

 スペインの伝説的巨人、エドゥアルド・デル・プエヨのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ録音をリマスタリングして一気の全集リリース。

 ひょっとするとPAVANE、このリリースに社運を賭けているのか?



 知る人ぞ知る存在とはいえ、ベルギーで活躍した名匠プエヨの名前はピアノ・ファンなら耳にしたことがあると思う。

 そのプエヨが生涯最高の演奏として世に送り出したのがこのベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集録音。

 実は今回のリリースのうわさはすでにピアノ・ファンの間では広まっており、質問も来ていた。


 そしてようやく登場したプエヨのベートーヴェン・・・その演奏は普通ではない。

 たとえばこれは「ワルトシュタイン」。

https://youtu.be/g8vIVUZuPF4

 目の覚めるような超絶技巧ということはない。

 独特の奏法とでもいうのか、あまり他の人では聴いたことのないようなベートーヴェン。

 朴訥さや素朴さ、そしてひたむきな強靭さ。

 華やかさやきらびやかさとは違う世界の、もっと汗臭い、人間くさい演奏。
 無骨でぶっきらぼうだが、こちらの目の奥をジロリとにらんでくるような演奏。

 まるで、「うまく弾くんじゃない、お前という人間を出せ」と言っているような、どこか絶海の修道士のような演奏。
 もっといえば、「そのままでいいのか?その生き方でいいのか?」となにかを突きつけてくるような演奏。


 聴けば聴くほど、これまで聴いてきたベートーヴェンが薄っぺらな戯言のようにさえ思えてくる。

 長年かけてプエヨだけが身につけることができた、プエヨだけが弾くことを許されたかのような、特別なベートーヴェン。


 これが最高最良のベートーヴェンとは言わない。

 しかし唯一無二のベートーヴェンであることは間違いない。




 代理店から注意書きが来ている。

 「限定生産品に付き、十分な数量を確保出来ない可能性がございます。お早目のご注文をお願いいたします。」

 これだけのアイテム、さすがにアリアCDでもある程度の在庫は持っておくようにしておこうとは思っているが、何せちょっと不安定なPAVANE、早めの注文をオススメします。




 久しぶりに言います・・・。
 このセットはもっておいたほうがいい。
 



マイナー・レーベル新譜

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CHANDOS



CHSA 5174
(SACD HYBRID)
¥2800→\2690
アンドルー・デイヴィス(指揮)&メルボルン響
 アイヴズ:管弦楽作品集 Vol.3

  オーケストラル・セット第2番*
  交響曲第3番《キャンプ・ミーティング》
  交響曲第4番†

アンドルー・デイヴィス(指揮)
メルボルン交響楽団
メルボルン交響合唱団*†
ジャン=エフラム・バヴゼ(ピアノ)†

 アンドルー・デイヴィスのアイヴズ、第3弾は交響曲第3番&第4番!

 メルボルン交響楽団(MSO)と、2013年から首席指揮者を務めるアンドルー・デイヴィス。「交響曲第1番&第2番」でスタートしたA.デイヴィス&MSOのチャールズ・アイヴズ・プロジェクト第3弾は、1947年にピューリッツァー賞を受賞しアイヴズの出世作となった「交響曲第3番《キャンプ・ミーティング》」と、いくつかの賛美歌の旋律が使われた大作「交響曲第4番」を収録。
 「交響曲第4番」で独奏ピアノを弾くのは、ジャン=エフラム・バヴゼ。英国音楽のスペシャリストとしての名声を獲得したアンドルー・デイヴィスが歩む、期待のアメリカ近現代プロジェクトです!

 録音:2014年6月26日、28日、30日(オーケストラル・セット第2番)&2016年6月16日−18日(交響曲第4番)、ハマー・ホール(メルボルン・アーツ・センター)/2016年3月22日−23日(交響曲第3番)、ロバート・ブラックウッド・ホール(モナシュ大学、メルボルン)



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CHAN 10938
¥2400→\2290
イモジェン・クーパー(ピアノ)
 リスト&ワーグナー:ピアノ作品集
イモジェン・クーパー(ピアノ)
 リスト:
  忘れられたワルツ第2番 S.215-2、グレートヒェン S.513(リスト編)、
  巡礼の年第2年 《イタリア》 S.161より4つの小品
   (婚礼、物思いに沈む人、サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ、
  ペトラルカのソネット第104番)、暗い雲 S.199
 ワーグナー:
  エレジー(主題) WWV.93、
  《トリスタンとイゾルデ》 WWV.90 より前奏曲(ゾルターン・コチシュ編)
 リスト:悲しみのゴンドラ第1番 S.200-1
 ワーグナー:《トリスタンとイゾルデ》より 「イゾルデの愛の死」 S.447(リスト編)
 リスト:調性のないバガテル S.216a
 コチシュに捧げる「トリスタンとイゾルデ」イモジェン・クーパーが弾くリスト&ワーグナー!

 パリでジャック・フェヴリエとイヴォンヌ・ルフェビュール、ウィーンでイェルク・デームスとパウル・バドゥラ=スコダにピアノを学び、アルフレッド・ブレンデルの弟子としても知られるイギリスの才女イモジェン・クーパー。
 シューベルトを中心に、古典派、ロマン派の独墺系レパートリーのスペシャリストとして世界的な名声を得てきたイモジェン・クーパーの華麗なるロマン派ピアノ作品の旅は、前作のショパン(CHAN 10902)から、リスト&ワーグナーへと到着。
 「忘れられたワルツ」や「巡礼の年」などの珠玉の小品から、リスト自身が編曲した「ファウスト交響曲」からの音楽、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」からのトランスクリプション作品(リスト編とコチシュ編)など、リストの詩的で華麗な書法によるピアノ作品を、イモジェン・クーパーが披露します。
 また、クーパーはレコーディングにあたって、ハンガリーの大ピアニスト&指揮者のゾルターン・コチシュから多大なインスピレーションを受けており、2016年11月に逝去した彼の思い出にこのディスクが捧げられています。

 録音:2016年7月21日−24日、コンサート・ホール(スネイプ・モルティングス、サフォーク)



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CHAN 10939
¥2400→\2290
ラモン・ガンバ(指揮)&BBCウェールズ・ナショナル管
 イギリスの音詩集 Vol.1

 フレデリック・オースティン:交響的狂詩曲《春》
 ウィリアム・オルウィン:
  サリー・ヒルズからの音詩《ブラックダウン》
 グランヴィル・バントック:
  管弦楽のための音詩第5番《アトラスの魔女》
 アイヴァー・ガーニー:
  管弦楽のための《グロスターシャー狂詩曲》
 ヘンリー・バルフォア・ガーディナー:
  小管弦楽のための《バークシャー田園詩曲》(世界初録音)
 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ:
  管弦楽のための印象《ソレント》
ラモン・ガンバ(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管
 「ブリテン諸島の序曲集」に続く新シリーズ「イギリスの音詩集」スタート!

 代名詞となっている「シャンドス映画音楽集(Chandos Moveis)」のほか、ヴァンサン・ダンディやミクロス・ローザ、マルコム・ウィリアムソンなど知られざる管弦楽作品の録音で名を馳せたシャンドスの中核指揮者の一人、ラモン・ガンバ。
 イギリスとアイルランドの知られざる管弦楽作品を紹介し話題を呼んだ「ブリテン諸島の序曲集(Vol.1 CHAN 10797/Vol.2 CHAN 10898)」に続く新シリーズ、「イギリスの音詩(トーン・ポエム)集」がスタート!
 第1弾では、ヴォーン・ウィリアムズやオルウィンから、バントック、ガーニー、ガーディナーまで、20世紀初頭の個性的で知られざる管弦楽作品を収録。アイヴァー・ガーニーの神秘的な「グロスターシャー狂詩曲(グロスターシャー・ラプソディ)」は、1919年から1921年頃に作曲されているが、2010年にようやく初演された作品。また、ジョン・エリオット・ガーディナーの大叔父にあたるヘンリー・バルフォア・ガーディナーの「バークシャー田園詩曲(バークシャー・イディル)」は、このアルバムが世界初録音。

 録音:2016年9月14日−16日、BBCホディノット・ホール(ウェールズ)



 

CHAN 10935
(2CD/特別価格)
¥2400
アーサー・サリヴァン:歌曲集
 5つのシェイクスピアの歌*†‡/
 Love laid his sleepless head†/Nel ciel seren*/
 蜂が蜜吸うところで†/
 I wish to tune my quiv’ring lyre‡/甘い日†/
 アラビアの恋の歌*/夜の鳥†/
 あなたのために生きる人生‡/もう一度*/
 黄金の日々‡/グィネヴィア!†/
 None but I can say‡/おおイスラエル†/
 聖アグネス祭前夜†/エドワード・グレイ‡/
 ホワット・ダズ・リトル・バーディー・セイ?†/
 おおツバメ、ツバメ*/Tears, idle tears‡/
 窓、またはミソサザイの歌*/
 Bid me at least goodbye‡/E tu nol sai*/
 Ich mochte hinaus es jauchzen‡/
 Lied mit Thra¨nen halbgeschrieben*/
 おお私の愛しい人‡/I would I were a King‡/
 悲しい思い出†/いつまでも*/
 メアリー・モリソン‡/古い恋文†/
 カウンティ・ガイ‡/恋人たち†‡/
メアリー・ベヴァン(ソプラノ)†
ベン・ジョンソン(テノール)*
アシュリー・リッチーズ(バス・バリトン)‡
デイヴィッド・オーウェン・ノリス(ピアノ)
 イギリスの人気若手シンガーが歌うアーサー・サリヴァンの歌曲集

 劇作家ウィリアム・S・ギルバートと組んで「ミカド」や「軍艦ピナフォア」など多くの優れた歌劇を書き、国民的人気を誇ったイギリスの作曲家、アーサー・サリヴァン(1842−1900)。これまでも「アイヴァンホー(CHAN 10578)」や「美の石(CHAN 10794)」など、サリヴァン作品の録音に取り組んできたChandosが贈る歌曲集は、メアリー・ベヴァン、ベン・ジョンソン、アシュリー・リッチーズといった、今をときめくイギリスの若手歌手たちが歌います。

 録音:2016年4月15日−16日&5月16日−17日、ポットン・ホール(サフォーク)







BOTTEGA DISCANTICA


DISCANTICA 291
\2600
ヒット・パレード/アントニオ・バッリスタが選ぶベスト・ソング集
 フランク・チャーチル(1901-1942):狼なんか怖くない(ピアノのための)
 グリーグ(1843-1907):春に寄す(ピアノのための)
 デューク・エリントン(1899-1974):
  スウィングしなけりゃ意味がない(ピアノのための)
 レハール(1870-1948)/アントニオ・バッリスタ(1936-)編曲:
  君はわが心のすべて(ピアノのための)
 チャイコフスキー(1840-1893)/アントニオ・バッリスタ編曲:
  「眠れる森の美女」より ワルツ(ピアノのための)
 チェーザレ・アンドレア・ビクシオ(1896-1978)/
  アレッサンドロ・ルッケッティ編曲:マリウ、愛の言葉を(ピアノのための)
 プーランク(1899-1963):愛の小道(ピアノのための)
 グルック(1714-1787)/ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914)編曲:
  メロディー(ピアノのための)
 サティ(1866-1925):アンピール劇場の歌姫(ピアノのための)
 プッチーニ(1858-1924):小ワルツ(ピアノのための)
 シューマン(1810-1856)/リスト編曲:献呈(ピアノのための)
 シューベルト(1797-1828)/リスト編曲:セレナード(ピアノのための)
 リスト(1811-1886):ゴンドラを漕ぐ女(ピアノのための)
 R・シュトラウス(1864-1949)/
  レーガー編曲(1783-1916):明日(ピアノのための)
 ドビュッシー(1862-1918):レントより遅く(ピアノのための)
 ミヨー(1892-1974):フラテリーニのタンゴ(ピアノのための)
 スティーヴィー・ワンダー(1950-)/
  アレッサンドロ・ルッケッティ編曲:パワー・フラワー(ピアノのための)
 ガーシュウィン(1898-1937):メドレー(ピアノのための)
   スワニー/ドゥ・イット・アゲイン/誰かが私を愛してる
   魅惑のリズム/素敵な気持ち/私の彼氏/アイ・ガット・リズム
 ジョン・レノン(1940-1980)&ポール・マッカートニー(1942-)/
  アレッサンドロ・ルッケッティ編曲:ビートルズ・メドレー(ピアノのための)
   エリナー・リグビー/サン・キング/バック・イン・ザ・USSR
 コール・ポーター(1891-1964)/アレッサンドロ・ルッケッティ編曲:
  コール・ポーター・メドレー(ピアノのための)
   イッツ・デ・ラブリー/アイ・ゲット・ア・キック・アウト・オブ・ユー
   ユア・ザ・トップ/エニシング・ゴーズ
アントニオ・バッリスタ(ピアノ)

録音:2016年1月、バロック・ホール、SMCレコーズ、イヴレア、イタリア
 1963年生まれ、今年でデビューから63年となるイタリアのピアニスト、アントニオ・バッリスタ。室内楽奏者、歌曲伴奏者、そしてミラノのG・ヴェルディ音楽院の同級生ブルーノ・カニーノ(1935-)とのデュオで知られている彼がお気に入りのクラシカル&ポピュラー・ソング(原曲が器楽のものもありますが)を聴かせてくれるヒット・パレード・アルバムの登場です。

 

DISCANTICA 292
\2600
おお、大いなる秘跡 クリスマスのための音楽
 ウィリアム・ゴメス(1939-2000)/マルコ・ガッティ編曲:
  アヴェ・マリア(ソプラノ、合唱とオーケストラのための)(*)
 マルコ・ガッティ(1966-):
  クリスマス詞華集 [Nativitatis florilegium]
   (伝承の主題による、弦楽合奏のための)(++)
 アドルフ・アダン(1803-1856)/マルコ・ガッティ編曲:
  クリスマスの頌歌(ソプラノ、合唱とオーケストラのための)(*)
 シューベルト(1797-1828):
  マニフィカト ハ長調 D.486(独唱、合唱とオーケストラのための)(*/+)
 マルコ・ガッティ:
  小さなキャロルの交響曲 [A Little Carol's Symphony]
   (伝承の主題による、オーケストラのための)
 オラ・イェイロ(1978-):
  おお、大いなる秘跡 [O magnum mysterium]
   (チェロと室内合唱のための)(#)
 アントニオ・ロッシ(1962-):
  トランペットとオルガンのためのソナタ・パストラーレ(**)
 ヘンデル(1685-1759):
  オラトリオ「メサイア」から ハレルヤ(合唱とオーケストラのための)

ルチア・カーザグランデ・ラッフィ(ソプラノ(*/+))
ジャーダ・フラスコーニ(アルト(+))
マリオ・チェッケッティ(テノール(+))
マウロ・ボルジョーニ(バリトン(+))
アレッサンドラ・モンターニ(チェロ(#))
アンドレア・デ・マリオ(トランペット(**))
カンティクム・ノーヴム合唱団(**/++以外)
ソロメオ・クチネッリ劇場管弦楽団(#/**以外)
ファビオ・チョフィーニ(オルガン(**)、指揮(**以外))

録音:2015年12月28-30日、サン・バルトロメオ教会、ソロメオ、イタリア

このところ古楽系での活躍が目立っていたファビオ・チョフィーニが贈るクリスマス向けアルバム。

 

DISCANTICA 295
\2600
ヴェネツィアの協奏曲集〜J・S・バッハの独奏鍵盤楽器用編曲による
 J・S・バッハ(1685-1750):鍵盤楽器のための協奏曲
   ニ長調 BWV972(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 RV230)
   ト長調 BWV973(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 RV299)
   ニ短調 BWV974(原曲:A・マルチェッロのオーボエ協奏曲)
   ト短調 BWV975(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 RV316a)
   ハ長調 BWV976(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 RV265)
   ヘ長調 BWV978(原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 RV310)
ジョヴァンニ・デ・チェッコ(クラヴィコード)

録音:2016年4月、アルティジャン・スタジオ、プレガンツィオル、イタリア
使用楽器:
   2015年、ミケーレ・キャラミーダ製
    (モデル:1775年、ヨハン・ハインリヒ・ジルバーマン製と推定/
    ニュルンベルクのドイツ国立ゲルマン博物館所蔵)

 ジョヴァンニ・デ・チェッコはイタリアの鍵盤楽器奏者。ヴェネツィアのオルガン奏者ジョヴァンニ・フェッラーリに師事した後ヴェネツィアのベネデット・マルチェッロ音楽院でピアニストのアンナ・バルッティに師事。歴史的鍵盤楽器にも興味を持ち、中でも18世紀の鍵盤音楽をクラヴィコードで演奏することに情熱を傾けるようになりました。
 当盤は彼がクラヴィコードを弾いて録音した最初のCDです。

  

DISCANTICA 296
\2600
師匠と弟子/フレスコバルディとフローベルガー
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
  トッカータ I(オルガンのための;1615)
  リチェルカーレII(オルガンのための)
  カプリッチョ III(イル・チュコによる、オルガンのための)
  トッカータ IV(エレヴァツィオーネで演奏する、オルガンのための;1627)
  カンツォン・フランチェーゼ II(オルガンのための)
  ラ・モニカによるパルティータ(1637)
 ヨハン・ヤコプ・フローベルガー(1616-1667):
  ド・レ・ミ・ファ・ソラによるファンタジア(オルガンのための)
  「マイヤー夫人」によるパルティータ(オルガンのための)
  カンツォーナ I(オルガンのための)
  トッカータ IV(エレヴァツィオーネで演奏する、オルガンのための)
  カプリッチョ II(オルガンのための)
  リチェルカーレ IX(オルガンのための)
  トッカータ XIV(オルガンのための)
エドアルド・ベッロッティ(オルガン)

録音:2016年6月2-3日、サンタ・マリア・ヌオーヴァ教会、コルトーナ、イタリア
使用楽器:1613年、チェーザレ・ロマーニ製(2008年修復)
 初期バロック鍵盤音楽の大家であるイタリアのフレスコバルディと、彼に師事しJ・S・バッハに至るドイツ・バロック鍵盤音楽の礎を築いたフローベルガーのオルガン作品で前後半を構成したプログラム。
 エドアルド・ベッロッティは1957年イタリアのパヴィアに生まれパヴィア大学で学んだオルガンおよびチェンバロ奏者。2012年以来2016年現在イーストマン音楽学校(ロチェスター、アメリカ合衆国)で教授職に就いています。




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Ediciones Singulares



ES1026
(1CD+BOOK)
\3000
クリストフ・ルセ指揮&レ・タラン・リリーク
 メユール:歌劇『ユタール』(全曲)

  『ユタール』〜全1幕のオペラ=コミーク
   (1806年5月17日、パリ、コミーク座にて初演)
クリストフ・ルセ指揮
レ・タラン・リリーク(古楽器使用)
【出演】
カリーヌ・デエー、
ヤン・ビュロン、
ジャン=セバスティアン・ブー、
 レイナウト・ファン・メヘレン、他

 19世紀初頭のフランスは、すでにロマン派の時代!
 ヴァイオリン抜きの陰鬱サウンド、ルセの思わぬ発掘劇
 フランス19世紀の知られざる音楽を発掘、ロマン派音楽の萌芽と発展がこの国でどれほど大きく進展してきたかを21世紀の「いま」に伝えることに全力を尽くすパラツェット・ブルー・ザーネ財団。その活動も既に数年来続いてきたところ、さらなる企画はクリストフ・ルセ率いるレ・タラン・リリークによる、ベートーヴェン時代のフランス音楽!ご存知の通り、フランス革命からナポレオンの時代にかけて、この国では波乱の世情と呼応するかのような「救出オペラ」や短調のロマンス・室内楽曲・交響曲など、意外なほど先進的でロマンティックな音楽がいち早く花開いていました。
 そのなかで巨匠として賞賛され、古楽器演奏復興の時代に徐々に注目を集めてきたメユール1806年初演の『ユタル」は、ヨーロッパ全体で意識されつつあったケルト文化復興の流れを受け、スコットランドを舞台に——メユールは独特の管弦楽センスでも知られた人ですが、ここではなんと大胆にもオーケストラからヴァイオリンを排除、ヴィオラ主体で途中ホルンやハープのソロも際立つという、注目すべきオーケストラ世界を展開してみせているのです!
 ルセ率いる精鋭勢で、その魅力を堪能できる喜び...!ごらんのとおり出演歌手にデエーやファン・メヘレンなど、欧州最前線のスターが続々居並んでいるのも、名演の秘訣となっています。
 原文解説も史料満載、図版多々…どうぞお見逃しなく!


<メジャー・レーベル>

SONY


8898540542-2
\2600
Everytime
 1) Michael Fecke & Markus Gahlen:Everytime
 2) Herbert Hughes:The Salley Gardens
 3) Mike Deighan & Mike Wilsh: Les Champs-Elysees
 4) Knut Kiesewetter: Fresenhof
 5) Trad: Minun kultani kaunis on
 6) Adam De La Halle: Kom du ljuva hjartevan
 7) Trad: Across the Line,
 8) Trad: Friendly Road
 9) Trad: A Long Time Ago
 10) Trad: What Shall We Do with the Drunken Sailor
 11) Reinhard Mey: Uber den Wolken
 12) Annette Humpe & Max Raabe: Kussen kann man nicht alleine
 13) Peter Cetera & David Foster: Hard to Say I'm Sorry
 14) James Taylor: Shower the People
 15) George Michael: Faith
 16) Guy Berryman, Jonny Buckland, Will Champion, Chris Martin: Viva La Vida
 17) Trad: La Cucaracha,
 18) Johann Abraham Peter Schulz: Der Mond ist aufgegangen
クァルトーナル

 ドイツの男声4人組アンサンブル「クァルトーナル」の2ndアルバム2006年に結成され、2010年にハンブルグでのドイツ合唱連盟コンクールで素晴らしいパフォーマンスを披露、アンサンブル部門で1位を獲得。彼らの成功はヨーロッパ中に広がり、「近年最も有望なヴォーカル・グループ」という、高い評価を得ています。
 2013年にはソニー・クラシカルからデビュー・アルバム「アナザー・ウェイ」をリリースしています。クァルトーナルのレパートリーはルネサンス時代から21世紀に至るまで、クラシック音楽だけでなく、民謡からポップミュージックなど幅広いジャンルにわたります。
 また様々な現代音楽作曲家も彼らのために作曲を行っており、様々なアレンジャーやポップミュージシャンが参加することもあります。
 この最新作「エヴリタイム」には、民謡やポップの作品を、彼らのためにアレンジされた作品が収録されています。ノリの良いアレンジによる、彼らならではの魅力がたっぷり楽しめます。




RCA



8898540700-2
\2600
ラン・ジア/デビュー・アルバム
 1) シューベルト:ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調 D.958
 2) シューベルト:ピアノ・ソナタ第16番 イ短調 D.845
 3) ジア・ダカン:ピアノ・ソロのための3つのプレリュード
ラン・ジア(ピアノ)

 1988年上海生まれ。今ヨーロッパが最も注目する若手ピアニスト“ラン・ジア”のデビュー・アルバム
 2008年、19歳でドイツのルール・ピアノ・フェスティヴァルにおけるオール・シューベルト・プロでヨーロッパにおけるリサイタル・デビュー(ピアノ・ソナタ第19番と第20番ほかをおさめたそのライヴ録音もルール・ピアノ音楽祭エディションで既発売)を果たしており、現在はイタリアのコモ湖国際ピアノ・アカデミーで研鑽を積むかたわら、注目すべき演奏活動を続けています。
 特にシューベルト作品への思い入れは強く、2017年3月にベルリン・フィルハーモニーのカンマームジークザールで4夜にわたるシューベルト・チクルスを開催してベルリン・デビューを果たします。
 今シーズンはその大胆なベルリン・デビューのほか、クリスチャン・ヤルヴィ指揮RAI国立交響楽団とのラフマニノフの第4番、ラインガウ音楽祭へのデビューも決まっているなど、ラン・ジアにとって大きく飛躍するシーズンでもあります。
 ラン・ジアは既に2015年にフランスのArtalinnaレーベルで「シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番&第13番」をリリースし、「ケンプ、ルプー、リヒテルに比肩する卓越したシューベルト演奏家」と絶賛されました。
 タン・ドゥンもラン・ジアのことを「ドラマティックなピアノの詩人」と称賛しているほどです。
 このアルバムでも、音の歯切れの良さがシューベルト作品の特色をよく出しており、フレーズはロマンティックで優雅、シューベルトの苦悩さえ感じられる音を、丁寧に紡いでいます。

  【録音】2016年、ドイツ、ベルリン=ブランデンブルク放送第3スタジオ
 
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8898541188-2
\2600→\2490
バルトーク17歳のピアノ四重奏曲、世界初録音
 ノートス・クァルテット/デビュー・アルバム

  1) ドホナーニ:ピアノ四重奏曲 第1番 嬰ヘ短調
  2) コダーイ:弦楽三重奏のための間奏曲
  3) バルトーク:ピアノ四重奏曲 ハ短調作品20(Sz.9)(世界初録音)
ノートス・クァルテット
[シンドリ・レーデラーSindri Lederer (ヴァイオリン),
アンドレア・ブルガーAndrea Burger(ヴィオラ),
フィリップ・グラハム PhilipGraham(チェロ),
アントニア・ケスターAntonia Koster(ピアノ)]

 2007年にベルリンで結成。ピアノ四重奏団“ノートス・クァルテット”のデビューアルバム
 ノートス・クァルテットはロンドン・パークハウスアワード、チャールズ・ヘンネン・コンクール(オランダ)で優勝、フィレンツェのヴィットリオ・グイ国際室内楽コンクールで優勝など、数々の国際音楽コンクールにて優秀賞を受賞。
 2014年の大阪国際室内楽コンクールでは、ピアノ三重奏及びピアノ四重奏部門で第2位。ロンドンのウィグモアホール、アムステルダムのコンセルトヘボウ、ベルリンのコンツェルトハウスなど、主要な音楽祭での演奏・ラジオ出演など様々な活動を行っています。
 彼らの音楽性の高さについては「ファンタスティックなアンサンブルだ」(ズービン・メータ)、「素晴らしい、これこそ真の音楽性の高さだ」(リン・ハレル)、「メンバー同士のみならず、聴衆へのコミュニケーションの力が素晴らしい」(シュトモ・ミンツ)など、名だたる巨匠演奏家たちが絶賛の言葉を惜しみません。
 RCA Red Sealから発売されるこのデビュー・アルバムは、「ハンガリアン・トレジャーズ」とあるように、20世紀ハンガリーの3人の作曲家の室内楽を収録し、才気あふれる彼らの演奏を堪能することが出来ますが、中でも世界初録音となるバルトークのピアノ四重奏曲ハ短調は注目です。
 バルトーク17歳の1898年に書かれたこの作品は出版されておらず自筆譜も紛失されたと言われていましたが、ノートス・クァルテットのメンバーらは何年もかけて探索しついにその楽譜を発見したのでした。今回が世界初録音となります。


 



<国内盤> 

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ALPHA



Alpha269
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
〜2017年3月・来日演目!〜
ウルバンスキ指揮&NDRエルプ・フィル

 ドヴォルザーク:
  1. 交響曲第9番ニ短調「新世界より」op.94
  2. 交響詩「ある英雄の歌」op.111
クシシュトフ・ウルバンスキ指揮
NDRエルプフィルハーモニー交響楽団
(ハンブルク放送交響楽団)

 注目度、規格外——今年3月の来日ツアーを控えて
 ウルバンスキの精巧・峻厳な「新世界」がAlphaから!
 Alphaレーベルが2017年もますます絶好調であることをさっそく示す、とてつもない名盤が現れてしまいました。

 昨年末にはフランスClassica誌が「2016年を代表するショッキングなレーベル」にAlphaを選んだところ、そのショックが世界的に通用するものであることは、日本でも話題騒然、飛ぶ鳥を落とす勢いで注目を集めつつある現代最前線をゆくポーランドの新世代指揮者クシシュトフ・ウルバンスキの、ど真ん中の王道名曲で示されたこの圧巻の1枚からもよくわかることでしょう!

 ポーランド同様、中欧随一の音楽大国であるチェコの音楽史を代表するドヴォルザークの、おそらくもっとも有名な作品のひとつに真正面から取り組み、名門ハンブルク放送響(近年の本拠地ホール新設に伴い改名)の精妙なサウンドスケープのなかで鮮やかな演奏解釈に結び付けてみせた、21世紀の今こそ聴きたい「新世界」。3月にはまさに同じタッグで来日ツアーも予定されており、先駆をなす録音でじっくり期待感を高めたいところ!
 しかも併録曲はドヴォルザークが生涯最後に完成させたオーケストラ作品——R.シュトラウスやマーラーらを横目に見ながらの壮大かつ高貴な交響詩を、磨き抜かれたさりげなく気高いサウンド
 

Alpha261
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
アザハル(白い花)
 〜近代音楽に潜む、中世音楽の気配〜

 アルフォンス10世“賢王”:
   『聖母マリアのカンティガ集』(1284頃)より
 マショー:
   『ノートルダム・ミサ』(1360-1365)
 ストラヴィンスキー:
   『合唱と2群の木管五重奏のためのミサ曲』
 オハナ:              (1948)
   『独唱、混声合唱と管弦楽のためのカンティガ』
                      (1954)
シモン=ピエール・ベスティオン指揮
アンサンブル・ラ・タンペート
    (一部古楽器使用)
クレール・ルフィリアトル(S)
アンナ・レノールト(Ms)
フランシスコ・マナリク(T)
リザンドロ・アバディ(Bs-Br)

 ある意味で「ピリオド解釈によるストラヴィンスキー再訪」でもある、中世音楽の正統解釈。欧州最前線、熱い!
 ストラヴィンスキーと、マショー。13世紀のアルフォンソ賢王と、20世紀のオハナ(オアナ)。一見、6世紀以上も離れた世界の作曲家であるように見えますが、その4人を精巧なプログラムで並べ、アルバムとして通しても独特の魅力を放ってやまない、同時にトラック操作ひとつで「正当な中世アルバム」にも「20世紀音楽のピリオド解釈盤」にもなる、そんな侮れないAlphaならではの新企画——ヨーロッパ楽壇はすでに「ポスト古楽」の時代に突入して久しく、近現代作品をとりあげるプレイヤーが同時に凄腕古楽器奏者であるような例は珍しくなく、それは歌い手たちにおいても同じこと。
 ここではストラヴィンスキーとオハナが中世音楽からインスピレーションを得た新古典主義系のうつくしい声楽曲を、まさに中世から残るマショーの傑作ミサや名高い『カンティガ』と織り交ぜて演奏することで、あまりに清らかな、そして中世めいた独特の異界感をただよわせてやまないユニークなサウンドスケープが描き出されてゆきます。
 仕掛人は欧州古楽界と現代・舞台音楽シーンを軽やかに行き来する異才べスティオン!独唱勢にはル・ポエム・アルモニークの花形クレール・ルフィリアトル(!)も…器楽勢は古楽器・現代楽器使い分け、絶妙のパフォーマンスを打ち出します!



 

GRAMOLA


GRML99120
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲全集Vol.4
 1. ピアノ三重奏曲 第3番 ハ短調 作品1-3
 2. ピアノ三重奏曲 第4番 変ロ長調作品11「街の歌」
 3. ピアノ三重奏のための変奏曲 変ホ長調 作品44
トリオ・ヴァン・ベートーヴェン
 クレメンス・ツァイリンガー(p)
 ヴェレナ・シュトウルツ(vn)
 フランツ・オルトナー(vc)

 快進撃がつづく、ウィーンの最前線でのベートーヴェンシリーズ最新作は、初期を代表する長調と短調の逸品巨匠ベートーヴェンが活躍した場所であり、今もなお音楽の都としての存在感を世界に放ってやまないウィーン。その最先端で活躍する名手たちの名演を逃さず録音、世界に届けてくれるGramolaレーベルが続けてきたベートーヴェンの傑作探訪シリーズ録音のひとつ、ピアノ三重奏曲全集の最新刊が届きました!
 傑作7曲のみならず、単独楽章の作品として遺された遺稿などもていねいに選択、センス抜群の充実解釈で届けてくれているトリオ・ヴァン・ベートーヴェン、今回は「そういえば、まだ録っていなかった...!」な初期の傑作短調トリオと、ヴァイオリンのかわりにクラリネットでも演奏されることが多い「街の歌」の2曲を軸としたプログラムで、やはり今回もパリッと活きのよい演奏解釈を味あわせてくれています。
 そして「傑作の森」の時代に楽譜出版された、作曲そのものは最初期のウィーン引っ越し間近の頃という単独楽章の「作品44」で聴く、若き巨匠の創意のよどみなさ——なにしろベートーヴェンはピアノの即興演奏で注目されたのがウィーン・デビューの頃ですから、こうした変奏曲にこそ彼の才覚が端的に示されている——そう改めて実感できるのも、演奏陣の精巧でありながら躍動感を失わない演奏解釈あればこそ…見逃せないシリーズです!
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GRML99110
(2SACD Hybrid)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4400+税
コルシュティック(p)/イルンベルガー(vn)/ゲリンガス(vc)
 シューベルト:ピアノ三重奏曲全集

 ①ピアノ三重奏曲第1番 変ロ長調op.99/D898
 ②ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調op.100/D929
 ③ピアノ三重奏のためのノットゥルノop.posth.148/D897
 ④ピアノ三重奏のためのソナタ楽章
   (ピアノ三重奏曲断章)変ロ長調 D28
    ※曲順は①③/②④
ミヒャエル・コルシュティック(p)
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(vn)
ダヴィド・ゲリンガス(vc)

 要のチェロは、なんと名匠ゲリンガス!
 室内楽の粋、さすがウィーン最前線、コルシュティックの存在感も絶妙

 そもそも名曲の新録音というのは、競争の激しいシーン最前線で活躍する名手ほど、軽々しくは打ち出してこないもの。
 ウィーン最前線で活躍する新世代の俊才イルンベルガーが、現代ピアノの名手コルシュティックとのタッグのなかで、こうしてシューベルトのピアノ三重奏曲などというウィーンの演奏家にとって「うかつに触れない」王道の名曲を打ち出してきたということの意義は、消して小さくないだろう…と思ったところ、まさに予感的中!
 確かなテンションを奥に宿しながら、なんと「ことばたくみ」にシューベルトの音楽世界へ分け入りつつ、ベートーヴェンの強い影響を感じさせる充実した展開の機微をさぐってみせていることでしょう!
 イルンベルガーは古楽器演奏にも適性があり、シューベルトのヴァイオリンとピアノのソナタを録音したさいには、名匠イェルク・デームスのフォルテピアノを共演に頼んだほど。しかしピアノ三重奏曲での共演には現代ピアノを、それも稀代のベートーヴェン解釈者コルシュティックを頼ったのです。
 しかも、チェロにはなんと日本での指揮活動でもファンの多い大御所、ダヴィド・ゲリンガスが!
 往年の名手たちの共演をも彷彿させる21世紀の新たな金字塔的録音、晩年の「ノットゥルノ」や初期の断章まで聴きどころ続々...見逃せません!




MUSIQUE EN WALLONIE


MEW1684
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ジョンゲン:ピアノ五重奏を伴う歌曲集
 ①ルーマニアの歌(1902)②異国めいた香り(1906)
 ③あなたの笑顔に心揺れるとき(1907)
 ④ゴシック風絵図(1906)⑤どうか、空には(1914)
 ⑥黄金でできた時計の文字盤(1914)
 ⑦静けさの諸相——人気のない河岸にて(1917)
 ⑧貧しき者たち(1919)⑨亡命者たちの顕現日(1917)
 ⑩防波堤で(1917)⑪救済(1917)⑫音楽(1948)
クレール・ルフィリアトル(ソプラノ)
アンサンブル・オクサリス
ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン(p)
シャーリー・ラウプ、
フレデリク・デュルセル(vn)
エリーザベト・スマルト(va)
エイミー・ノリントン(vc)

 隠れた人気作曲家・ベルギーのジョンゲン思わぬ境地
 独唱は、あの古楽集団ル・ポエム・アルモニークの花形!
 19世紀末のフランス近代音楽がみせた新境地、つまりドビュッシーの印象主義的語法やダンディその他スコラ・カントルム派の手法をよく咀嚼しながら、祖国ベルギーの大先輩フランクのあとに続くかのごとく、ドイツ風の堅固な作曲形式や充実した管弦楽作法もあざやかに使いこなす——ラフマニノフやレーガーと同い年の名匠・ジョンゲンは、フランス近代を愛する人にも、ドイツ晩期ロマン派好きの人にも、隠れたファンが少なくない作曲家!おもに室内楽の名品で知られるこの巨匠が、実は室内楽編成(ピアノ五重奏)を従えた歌曲を数多く残していたとは、なんと嬉しい驚きでしょう!
 20世紀初頭、第一次大戦中の祖国ベルギーの混乱を避けて英国に亡命していたさい、現地の名手たちとピアノ四重奏団のピアニストとしても活躍したジョンゲン、そこに弦ひとつ、歌手がひとり加わった編成でしなやかに歌い上げられる名曲群…その歌い手がなんと、Alphaレーベルのル・ポエム・アルモニークの名盤群の要といってもよい、あの名歌手クレール・ルフィリアトルとは!
 プティボン、ジャンス、ピオーなど古楽系の歌手がフランス語圏の近代作品に抜群の適性を示した例は枚挙に暇がないところ、彼女のまっすぐな美声でさらなる名演が誕生しそう…歌詞・解説訳付です!




RICERCAR


MRIC376
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4300+税
ルター、コラール、ドイツ音楽の新たな道
 〜ルネサンス&バロックのルター派音楽〜

 ◆オルガンのためのコラール前奏曲・コラール変奏曲(7曲)
 ◆小規模合唱によるコラール、
   コラール起源による教会コンツェルト 他
リオネル・ムニエ指揮
アンサンブル・ヴォクス・ルミニス
     (古楽器使用)
バルト・ヤーコプス(org)

 宗教改革記念年ならではのアルバム、古楽の拠点ベルギー発!精鋭古楽勢と、ドイツ音楽の故郷へ!
 ブラームスにも大きな影響を与えたシュッツ『音楽による葬送』やモーツァルトのレクィエムの先駆たるフックス「皇帝レクィエム」など、古典派・ロマン派以降のドイツ語圏の音楽にも少なからず影響をおよぼした音楽を周到に選んで録音してきた?ともとれ、その一つ一つのアルバムで世界的に注目を集めてきたベルギーの精鋭古楽集団ヴォクス・ルミニス!
 バッハ・コレギウム・ジャパンの鈴木優人氏などもしばしば録音に加わってきたこの精鋭集団が、マルティン・ルターによるカトリックへの決別宣言から500周年にあたる宗教改革記念年に湧くキリスト教社会ならではの充実盤をリリースしてきました!ご存知の通り、ルターは音楽を信仰活動のなかで重視、コラールと呼ばれる一連の賛美歌で信仰心を強めることを意識していた人。
 その後もルター派の教会の礼拝では折々のカレンダーに合わせたコラールが愛唱され、そのメロディはバロック以降の作曲家たちにも受け継がれて、ドイツ音楽の重要な柱となりました。
 とくに大きな感化を受けた17世紀の「ドイツ三大S」周辺の作曲家たちを中心に、オルガンの傑作も交えて送る充実企画!演奏内容の確かさとともに、日本語解説付でその魅力とじっくり向き合い、ドイツ音楽の来し方に思いを馳せたい充実盤です!














2/1(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



ALBA


ABCD 401
(SACD HYBRID)
\2300
『川を渡る』
 ユハニ・ヌオルヴァラ(1961-):
  ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソロ(2008)
 オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
  キリストの昇天(1934)(オルガンのための)
 オッリ・コルテカンガス(1955-):
  奉献唱(2012)(ヴィオラ・ダ・ガンバのための)
 コルテカンガス:5つの川を渡る(2008)
  (オルガンとヴィオラ・ダ・ガンバのための)
   【アケローン/コキュートス/プレゲトーン/
    レーテー/ステュクス】
ヴァルプ・ハーヴィスト(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
カリ・ヴオラ(オルガン)
 フィンランドのオルガニスト、カリ・ヴオラがヴィオラ・ダ・ガンバと共演

 [中央ポリ教会(フィンランド)のパッシェン・キール・オルガン(2007年)]
 録音:2013年10月7日-8日 中央ポリ教会(ポリ、フィンランド)/5.0 multichannel/stereo、78’51
 制作:ヴァルプ・ハーヴィスト、カリ・ヴオラ/録音:ミカ・コイヴサロ

 ブラームス(ABCD121)、レーガー(ABCD175)、J・S・バッハ(ABCD209)の作品を録音したフィンランドのオルガニスト、カリ・ヴオラの新作。
 フィンランドのヴィオールとチェロの奏者、ヴァルプ・ハーヴィストと共演、ヴィオラ・ダ・ガンバとオルガンのソロとデュオの作品を演奏しています。
 メシアンの《キリストの昇天》とともにメイン・プログラムに組まれた《5 つの川を渡る》は、フィンランドのコルテカンガスが、パライネン・オルガンフェスティヴァルの委嘱により作曲した作品。《オリヴィエ・メシアンへのオマージュ》の副題をもち、オルガンとヴィオラ・ダ・ガンバのためのデュオ曲として書かれています。ギリシャ神話の冥界ハーデースを囲む5 つの川 −−「悲嘆の川」アケローンとコキュートス、「火の川」プレゲトーン、「忘却の川」レーテー、死者の魂を冥界へ渡すステュクス−−の名をもつ5 つの楽章で構成。具体的なプログラムではなく「川とその川を渡る印象」を表現したという音楽です。
 コルテカンガスのヴィオラ・ダ・ガンバのソロ曲《奉献唱》は、ラップランドのヘタ音楽祭の委嘱作。ラエスタジアス派の復活祭の賛美歌に基づいて作曲されています。
 ユハニ・ヌオルヴァラの《ヴィオラ・ダ・ガンバのためのソロ》は、純正律の楽器のための独奏曲。瞑想に始まり、勢いのついたあと、静穏に終わる。ヴィオール奏者、ルオラヤン=ミッコラの委嘱で作曲されました。
 録音セッションは、前作『喜びと悲しみの賛美歌』(ABCD362)と同じ、ポリの中央ポリ教会で行われました。クルト・ルーダースがフランスのロマンティック・オルガンの伝統に基づき設計、キールのパッシェン・キール・オルガン工房が制作した楽器の設置された教会です。
 


ABCD 402
(SACD HYBRID)
\2300
『フォーク・シーズンズ』
 ヴィヴァルディ: 『四季』(《和声と創意の試み》Op.8 から)
 ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV269(Op.8 no.1)《春》
 ヴァイオリン協奏曲 ト短調 315(Op.8 no.2)《夏》
 ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV293(Op.8 no.3)《秋》
 ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調 RV297(Op.8 no.4)《冬》
 ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV114
 合奏協奏曲 イ短調 RV.522(Op.3 no.8)
  (2つのヴ ァイオリン、弦楽と通奏低音のための)*
 2つのヴァイオリン、
  弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ長調 RV511 *
クレータ=マリア・ケンタラ
 (バロック・ヴァイオリン)
シーリ・ヴィルッカラ
 (バロック・ヴァイオリン)*
バロッコ・ボレアーレ
 2013年創設のピリオド楽器のアンサンブル、バロッコ・ボレアーレによるヴィヴァルディ

 録音:2016年6月4日-7日 カウスティネン教会(カウスティネン、フィンランド)/5.0 multichannel/stereo、79’31
 制作・録音:サイモン・フォックス=ガール

 カウスティネンは、ヘルシンキの北、中央オストロボスニアにある町。人口は約4,300。毎年開催されるスカンディナヴィア最大の民俗音楽祭により国際的にも知られています。
 バロッコ・ボレアーレは、バロック音楽をこの地域に定着させようと、2013 年に創設されたピリオド楽器のアンサンブルです。リーダーのクレータ=マリア・ケンタラは、カウスティネン生まれ。バロック・ヴァイオリンをラインハルト・ゲーベルとモニカ・ハジェットに学びました。1691 年製のジョヴァンニ・バッティスタ・ロゲーリを弾いています。
 『フォーク・シーズンズ』は、バロッコ・ボレアーレのアルバム第1 作。『四季(フォー・シーズンズ)』をメインにヴィヴァルディの協奏曲を6 曲、演奏しています。
 アルバムの楽器編成は、ヴァイオリン6、ヴィオラ2、チェロ1、ヴィオローネ1 の弦楽器群と、チェンバロ、ハープ、プサルタリー、カンテレ、テオルボ、バロックギター、ビウエラの通奏低音。「『夏』から感じるものといえば、まず、うるさい蚊のこと。フィンランド人は、冬をどう楽しむかということを誰よりもよく知っている。外に出れば氷の上で遊び、家の中では暖炉のそばで心地よい時間を過ごす」(通奏低音担当アンドルー・ローレンス=キング)。フォーク・フィドルの長い伝統をもつカウスティネンの音楽家たち。『四季』では通奏低音の3 人が「鳥笛(バードホイッスル)」も担当、「音楽の創意」全開の音楽を展開していきます。
 2 つのヴァイオリンのための作品は、ケンタラに教わったシーリ・ヴィルッカラが第2 ヴァイオリンを担当します。2016 年4 月、カウスティネンの教会でセッション録音されました。
 
NCD 54
\2300
『光の中へ』
 ロッシーニ:小ミサ・ソレムニス−おお、救いのいけにえよ
 フォーレ:ジャン・ラシーヌの頌歌 Op.11 *
 ウィリアム・バード:アヴェ・ヴェルム・コルプス
 アンドルー・ロイド・ウェバー(1948-):
  レクイエム − ピエ・イエズ **
 ビクトリア:おお聖なる饗宴
 フランク:3声のミサ曲 Op.12 − 天使の糧 **
 エリック・ウィテカー(1970-): 黄金の光
 フォーレ:レクイエム Op.48 − リベラメ †
 ロッティ:十字架にかけられ
 フォーレ:レクイエム Op.48 − 天国に †
 オーラ・ヤイロ(1978-):北極光
 エリック・ウィテカー:アザラシの子守歌 *
ルミノス
サウリ・ハンヌクセラ(指揮)
エルッキ・ラソンパロ(指揮)**/†
イルモ・ランタ(ピアノ)*
アボア・ノヴァ・アンサンブル **/†
ユハ・コティライネン(バリトン)†
マルック・ヒエタハルユ(オルガン)†
 フィンランドの女性ヴォーカルアンサンブル、ルミノスによる極上の響きの合唱アルバム

 録音:2016年5月21日-22日、8月20日-21日 コスキ教会(コスキ、フィンランド)/46’19
 制作: ヘイッキ・リーモラ/録音:ミカ・コイヴサロ

 「ルミノス」はフィンランドの女性ヴォーカルアンサンブル。教会音楽家のサウリ・ハンヌクセラが芸術監督を務め、2012 年から今の13 人編成で活動しています。
 2014 年のデビューアルバム『星明かりの中で(Tahden valossa)』(Fuga)につづく第2 作『光の中へ』。ロッシーニの〈おお、救いのいけにえよ〉、フォーレの《ジャン・ラシーヌの頌歌》、バードの《アヴェ・ヴェルム・コルプス》、ロイド・ウェバーの〈ピエ・イエズ〉、アメリカのウィテカーとノルウェーのヤイロのそれぞれの代表曲のひとつとされる《黄金の光》と《北極光》……。彼らの「聖と俗」のレパートリーから「聖」の12 曲によるプログラムです。
 ロイド・ウェバーとフランクは、ハンヌクセラがユハニ・フォシュマンと共同で女声と管弦楽のために編曲した版、その他の作品は、デズモンド・ラトクリフが高声用に編曲したフォーレの〈リベラメ〉をのぞき、ハンヌクセラが女声用に編曲した版で歌われます。
 オルガニストのヒエタハルユ、バリトン歌手ユハ・コティライネン、エルッキ・ラソンパロ指揮アボア・ノヴァ・アンサンブル、そして、シベリウス・アカデミーで学び、カリタ・マッティラやヨルマ・ヒュンニネンたちとも共演してきたピアニスト、イルモ・ランタ。ルミノスのコンサートに客演してきた音楽家たちが参加。ハンヌクセラが合唱指揮を教わったヘイッキ・リーモラが制作を担当し、コスキの教会で録音セッションが行われました。
 プログラムの最後はウィテカーがラドヤード・キプリングの詩『白アザラシ』に作曲した《アザラシの子守歌》。「……ゆっくりと揺れる海に抱かれ、眠る」。美しいアルバムです。
 

NCD 55
\2300
『わたしのルーツ』
 シベリウス: 小学生行進曲 JS103/
 サーミ・ヨイク(アコス・パップ 編曲):ブッロ・マッティ/
 カール・ボレニウス(R. R. クライン 編曲): 風の通り道/
 伝承曲(マッティ・ヒュオッキ 編曲):さびれた海岸で/
 伝承曲(ペッカ・ネベルング 編曲):木の葉が色づいて/
 南ポホヤンマー民謡のポプリ/
 シベリウス: わが心の歌 Op.18-6/
 伝承曲(ペッカ・ネベルング 編曲):青いの、赤いの、バラのお花を摘みましょう/
 伝承曲(ペッカ・ネベルング 編曲):涙がこぼれた時/
 伝承曲(ペッカ・ネベルング 編曲):カレリアの丘で/
 アウリス・サッリネン(1935-): 海の歌 Op.33(1974)/
  【風よ吹くな(海の祈り)/シュンパーティ号(整然と)/
   海に感謝はしない(海の危険)/ バラッド】/
 シベリウス:郷愁 JS111、即興曲《ウレオー川の氷解け》Op.30
  【フィンランドの力/大地は息づく/フィンランドの魂】/
 シベリウス(ペッカ・ネベルング 編曲):フィンランディア、フィンランディア讃歌
KaMu 合唱団
ペッカ・ネベルング(指揮) 
 フィンランド独立100周年記念アルバム

 録音:2016年7月14日-17日 聖マルティン教会(トゥルク、フィンランド)/44’34
 制作:マルック・ヴェイヨンスオ、ペッカ・ネベルング、エルッキ・ニソネン/録音: マルック・ヴェイヨンスオ

 KaMu 合唱団は、西フィンランドのカーリナに2013 年に設立された児童と青少年の合唱団です。団員数は70 名。KaMu 少女合唱団、KaMu 青年合唱団、KaMu 児童合唱団の3 つの合唱グループをもち、トゥルクのフィルハーモニック、ブレーメンのドイツ・フィルハーモニー、近衛兵バンドのトランペット奏者を務めたカーリナの学校で音楽を教えるペッカ・ネベルング(1979-)が芸術監督として指揮しています。
 『わたしのルーツ』(「わたしの生まれたところは」)は、KaMu 合唱団の初めての録音。アウリス・サッリネンが作曲、タピオラ合唱団により初演された《海の歌》、トペリウスの詩によるシベリウスの即興曲《ウレオー川の氷解け》、ネベルングが編曲した「合唱版」の《フィンランディア》、伝承曲によるプログラム。フィンランド独立100 周年記念のアルバムです。




CAVI MUSIC



4260085533718
\2700
ヴィオラ演奏による「白鳥の歌」
 シューベルト:白鳥の歌D957(ヴィオラ編曲版)
  第1曲愛の使い、第2曲兵士の予感、第3曲春の憧れ、
  第4曲セレナーデ、第7曲別れ、第8曲アトラス、
  第9曲君の肖像、第10曲漁師の娘、第11曲街、
  第12曲海辺にて、第13曲影法師、
  第14曲鳩の便(D957a)
 ショスタコーヴィチ:ヴィオラ・ソナタOp.147
パウリーネ・ザクセ(ヴィオラ)
ラウマ・スクリデ(ピアノ)
 録音:2016年6月、ベルリン

 シューベルト最後の歌曲集「白鳥の歌」。この歌曲集はシューベルトが最晩年に書いたルートヴィヒ・レルシュタープとハインリッヒ・ハイネの詩による13 の歌曲集に、絶筆であった「鳩の便り」を加えて出版されたもの。“白鳥が死の間際に美しい歌を歌う”というヨーロッパの言い伝えから、最後の作品を「白鳥の歌」ということがあります。
 このシューベルトの「白鳥の歌」は、比類なき美しさゆえ、さまざまな楽器に編曲されています。
 今回はベルリン放送交響楽団首席ヴィオラ奏者パウリーネ・ザクセとラトヴィア出身のヴァイオリニスト、バイバ・スクリデの妹であるピアニストのラウマ・スクリデによるアルバム。
 音域的にも音色的にも、ヴィオラは人間の声に近いと言われており、包み込むような温かみのある音色は、歌詞はなくとも詩のメッセージを音楽と共に語りかけているような、ザクセの演奏は、深く心に訴えかけます。
 またカップリングには、ショスタコーヴィッチの遺作(=白鳥の歌)となったヴィオラ・ソナタが収録されています。




CHALLENGE CLASSICS



CC 72736
\2500
ケールマンのプロコフィエフ・ライヴ!
 プロコフィエフ:
  ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.19
  ヴァイオリン協奏曲第2番ト短調 Op.63
ルドルフ・ケールマン
 (ヴァイオリン)
ダグラス・ボイド(指揮)
ヴィンタートゥール・
 ムジークコレギウム
 ハイフェッツ最後の弟子のひとり、ケールマンのプロコフィエフ・ライヴ!

 録音:2016年4月6〜9日/スイス、ヴィンタートゥール(ライヴ)/49’50’’

 1959 年オランダ生まれのヴァイオリニスト、ルドルフ・ケールマンは1978 年から81 年にかけてハイフェッツに教えを受けており、ハイフェッツ最後の弟子のひとりとも言われています。1996 年から99 年までロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスターを務めた名手であり、その後も国際的な活躍を続け、現在はチューリッヒ芸術大学で後進の指導にもあたっています。Challenge Classics レーベルからはパガニーニのヴァイオリン協奏曲(CC-72343)を既にリリースしており、今回のプロコフィエフが2 枚目となります。
 第1 番はニ長調というベートーヴェン、ブラームスから連なるヴァイオリン協奏曲ならではの明るく輝かしい調性を持ちつつも、夢のように幻想的な和声が展開される個性的な作品。第2 楽章スケルツォでの技巧的な独奏の小気味よさもさることながら、両端楽章の美しい抒情性と浮遊感は絶品でたまらないものがあります。ケールマンのソロは作品の繊細かつ色彩的な表情をとらえた素晴らしいもの。
 第2 番は冒頭の独白のメロディからじっくりと祈るような真摯な演奏です。ケールマンの師ハイフェッツにも名盤があるので聴き比べるのも面白いでしょう。
 


CC 72728
(SACD HYBRID)
\2600
アンジェラ・ブラウンリッジが奏でるショパンの傑作。
 胸のすくような快演。

  ショパン:
   ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35
   バラード第1番ト短調 Op.23
   バラード第2番ヘ長調 Op.38
   バラード第3番変イ長調 Op.47
   バラード第4番ヘ短調 Op.52
   幻想曲ヘ短調 Op.49
アンジェラ・ブラウンリッジ(ピアノ)
 録音:2016年8月30日〜9月1日/オランダ、スキーダム/Stereo / Multi-ch、67’07’’

 12 歳で天才的ピアニストとしてウィグモアホール・デビューを飾って以来、イギリス国内外で活躍するアンジェラ・ブラウンリッジ。ニューヨーク・タイムズ紙上で「世界最高のピアニストのひとり」と絶賛されるなど国際的評価も非常に高いピアニストです。
 今回発売となるショパン・アルバムは、ベートーヴェンのソナタ集(CC-72707)に続くChallenge Classics レーベル第2 弾。
 葬送行進曲を持つ傑作ピアノ・ソナタ第2 番に、こちらも人気の4 つのバラード、幻想曲を収録。どれも見事な技巧と硬質のタッチにうならされる、胸のすくような快演。SACD ハイブリッドでさらに楽しめます。




REFERENCE RECORDINGS


RR 139SACD
(SACD HYBRID)
\2600
アダム・ショーンバーグ初のオーケストラ・アルバム
 アダム・ショーンバーグ(1980-):
  ・ファインディング・ロスコ
   【第1曲:オレンジ、第2曲:イエロー、
    第3曲レッド、第4曲:ワイン】
  ・アメリカン・シンフォニー
   【第1楽章:ファンファーレ、第2楽章:ホワイト&ブルー、
    第3楽章:ロンド、 第4楽章:祈り、
    第5楽章:スターズ、ストライプス&セレブレーションズ】
  ・ピクチャー・スタディーズ
   【イントロ/3人のピエロ/レペティション/オリーヴ畑/
    カンディンスキー/カルダーの世界/ミロ/
    インタールード/モハーの断崖/ ハトの飛行】
マイケル・スターン(指揮)
カンザス・シティ・交響楽団
 アメリカ注目の若手作曲家アダム・ショーンバーグ初のオーケストラ・アルバム、キース・O・ジョンソンの輝かしいサウンド!

 録音:2014年6月20、21日、カンザス・シティ・パフォーミング・アーツ・センター、ヘルツベルク・ホール/5.1Surround Sound、Streo SACD、Stereo CD、HDCD
 レコーディング・エンジニア、サウンド・エンジニア:キース・O・ジョンソン

 アメリカで現役クラシック作曲家の中でトップ10に入る実力と称されるアダム・ショーンバーグ(1980年11月15日生)初のオーケストラ録音集。
 アダム・ショーンバーグはオハイオ州オベリン音楽院を卒業後、ジュリアード音楽院でロバート・ビーザーとジョン・コリリアーノに師事、同音楽院で修士号と博士号を取得しています。アメリカの主要オーケストラより作品を委嘱され、アメリカ国内外の音楽祭にも参加しています。
 このアルバムはマイケル・スターンによって初演された3 つの作品を収録しています。
 20 世紀を代表するアメリカの抽象画家、マーク・ロスコの作品にインスピレーションを受けた『ファインディング・ロスコ』は、彼がジュリアードの学生時代に書かれたもの。当時の師コリリアーノの助言を受けて6 カ月かけて制作されました。第3 曲のレッドは、グラフィック表記を用いた技法で、あたかもロスコがキャンバスに赤を塗り重ねているような即興性が表現されています。
 『アメリカン・シンフォニー』はジュリアード卒業後最初に書かれた作品。2008 年の大統領選挙に触発されたといいます。ショーンバーグは「変革に対する人々の期待、新しい時代の到来を歓迎する人々、そして自分自身がアメリカ人であることを改めて強く感じた出来事だった。コープランドが交響曲第3番を作曲した時の心境をまさに味わっているのだと思った。しかし私は過去に敬意を払い、そして未来のアメリカへの期待を込めた交響曲を書こうと思ったのだ。」と語っています。明るい未来への期待を含んだ冒頭の輝かしいファンファーレから、終楽章ではその未来を確信するような雄々しくはためく星条旗を表現するかのように華々しく終わります。
 『ピクチャー・スタディーズ』は、2011 年11 月にカンザス・シティ交響楽団とネルソン・アトキンス美術館の委嘱作品として書かれました。ムソルグスキーの「展覧会の絵」をリスペクトし、10 枚の絵をモチーフとして、楽曲は構成されています。アルバム・ジャケットにもなっているアルベルト・ブロッホの「3人のピエロ」やゴッホの「オリーヴ畑」を通って、アレクサンダー・カルダー、カンディンスキーと聴衆をネルソン・アトキンス美術館へ誘うように書かれています。
 またREFERENCE RECORDINGS の真骨頂とも言えるキース・O・ジョンソンのゴージャスなサウンドも必聴です。






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TYXART



TXA 16077
\2600
ドレーゼケ:室内楽作品集
 フェリックス・ドレーゼケ(1835-1913):
  ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロと
   ピアノのための五重奏曲 変ロ長調Op.48
  ホルンとピアノのためのロマンス ヘ長調Op.32
  ホルンとピアノのためのアダージョ イ短調Op.31
  クラリネットとピアノのためのソナタ 変ロ長調Op.38
パスカル・モラゲス(クラリネット)
エルヴェ・ジュラン(ホルン)
リサ・シャッツマン(ヴァイオリン)
マリー・シレム(ヴィオラ)
ダヴィット・ピア(チェロ)
オリヴァー・トレンドゥル(ピアノ)
 録音:2015年6月レーゲンスブルク/73’36

 ブラームスと同時代に生まれたフェリックス・ドレーゼケ。ワイマールで<ローエングリン>を聴き、その音楽に魅了され、オペラ作曲家への道を志しました。リストにもその才能を認められ、新ドイツ楽派の熱心な支持者となります。
 しかし、これらの時期の作品で成功を収めることはできず、1862 年に新天地を求めてスイスに移住します。教師として生計を立てるかたわら、交響曲や宗教曲などの作品を生み出しました。
 しかし、スイスでの生活も苦しくなり、1876 年にドイツに戻り、若いころから徐々に低下していた聴力も失いかけていましたが、ドレスデン音楽院で教授の職を得て、晩年はドレスデンで過ごしました。
 スイス時代に変化した作曲技法は、習熟した対位法が反映され、室内楽作品は古典的形式で描かれています。
 本アルバムに収録されているホルン五重奏曲Op.48 は、1888 年に作曲。独特の複雑な構造をもつかたわら、華やかなさも併せ持つ、交響曲的な響きが魅力。この時期、室内楽作品において豊かな才能を発揮したドレーゼケは、難易度の高い管楽器ソロを含んだ洗練された数々の作品を残しています。



ドレーゼケって誰?
cpoの交響曲全集CDはアリアCD初紹介


 フェリクス・ドレーゼケは 1835年生まれの新ドイツ楽派の作曲家。ワーグナーの影響を強く受けたとされる。

 8曲のオペラと舞台作品、4曲の交響曲、多くの声楽曲や室内楽曲など、多岐にわたる分野に作品を残した。



 ドレーゼケの音楽はハンス・フォン・ビューロー、アルトゥール・ニキシュ、フリッツ・ライナー、カール・ベームといった当時の一流音楽家によってドイツ国内で頻繁に演奏された。
 ただ気難しい人物であったために、作品の質の高さにもかかわらず一般の聴衆に人気が出ることはなかったという。辛辣なまでに批判的になることがあり、それが元で他者との緊迫した関係を作ってしまうことがよくあったらしい。

 しかしナチス・ドイツ時代になると、ドレーゼケの音楽は高く評価され、アントン・ブルックナー、マックス・レーガー、ルートヴィヒ・シュポーアと同列に並べられるようになった。だがそれはナチの自国尊重のための支援によるものであり、重く疑わしい栄誉であった。それゆえに第二次世界大戦後、流行や政治情勢の変化によって彼の名と音楽は忘れ去られた。
 
 ただその一本気でまっすぐで、暑苦しいほどに情熱的な彼の音楽は、今の世でもう一度評価されてもいいような気がする。


 交響曲第2番はこんな感じ。熱い。
https://youtu.be/ZwkccpDp4vU

 そして交響曲第3番もこんな感じ。やっぱり熱い。
https://youtu.be/QIUwwQtaGtw



CPO
999746-2
\2700
ドレーゼケ(1835-1913):
 交響曲第1番/
 交響曲第4番(喜劇的シンフォニア)/
 「聖名祝日」序曲
イェルク=ペーター・ヴァイグレ指揮
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管
 1 8 7 3年にドレスデンで初演された交響曲第1番は、ドイツ・ロマン派交響曲のエッセンスをストレートに表出した作品。
 晩年の作品である「喜劇的シンフォニア」は奇想曲風の軽妙な曲で、この一枚で作風の幅広さを味わえる。999581-2の「悲劇的交響曲」との対比も楽しい。

cpo
999719-2
\2700
ドレーゼケ(1835-1913):
 交響曲第2番/
 セレナード
イェルク・ペーター・ヴァイグル指揮
北ドイツ放送ハノーヴァー・フィル
ワーグナーに多大な影響を受けたドイツ・ロマン派の作曲家が、ブルックナーやブラームスに対抗して仕立て上げた第2交響曲。
リヴァイヴァルの気運が高まる交響曲シリーズ第2弾。

cpo
999581-2
\2700
ドレーゼケ:
 交響曲第3番「悲劇的交響曲」
 葬送行進曲
イェルク・ペーター・ヴァイグル指揮
北ドイツ放送ハノーヴァー・フィル
. ドレーゼケはワーグナーに心酔していた作曲家。
 「悲劇的交響曲」の題名からも明らかなように、「私は苛酷な運命に敢然と立ち向かう」といった感じのえらくリキの入った交響曲で、けっこう疲れますが、最後は諦念に達したかのように静かに終わります。
 とにかく埋もれたままにするのは絶対惜しい力作であることに違いありません。
 葬送行進曲は、アフリカの植民地戦争で命を落としたドイツ兵士たちの思い出に捧げられた曲で、こちらもいかにも「悲劇的」な音楽です。



ピアノ作品全集も

telos
TLS 139
(3CD)
\6900
フェリクス・ドレーゼケ(1835-1913):ピアノ作品全集
 [CD1]
  ピアノ協奏曲 変ホ長調 Op.36、
  ボイエルデューの「weiBe dame」による幻想曲 Op.8、
  幻想的ソナタ 嬰ハ短調 Op.6
 [CD2]
  2つの演奏会ワルツ Op.4、2つの演奏会ワルツ Op.5、
  ワルツ形式の幻想的小品 Op.3、6つのフーガ Op.15、
  蜃気楼 Op.13、行進曲 WoO.40、
  小さな物語 Op.9、ポロネーズ WoO.10
 [CD3]
  ミニアチュール Op.23、Dammerungstraume Op.14、
  Was die Schwalbe sang Op.21、
  Scheidende Sonne Op.44、回想 Op.43
オリヴァー・トリエンドル(ピアノ)
 録音:2002年〜2004年/72’16’、77’11’’、74’54’’

 ドイツの作曲家ドレーゼケのピアノ作品を網羅した3 枚組。





 
TXA 15064
\2600
チェラキアン、ババジャニアンのポリフォニック・ソナタ
 ショパン:華麗なる大ポロネーズOp.22
 フンメル:ピアノ・ソナタ第2番
 リスト:ダンテを読んで−ソナタ風幻想曲
 アルノ・ババジャニアン:ポリフォニック・ソナタ
 アタヴィスティック・ミュージック:即興
アンジェラ・チェラキアン(ピアノ)
 アルメニア系アメリカ人チェラキアン、ババジャニアンのポリフォニック・ソナタを収録

 録音:2016年4月ノイトラウブリング・シティ・ホール/71’20

 アルメニア系アメリカ人ピアニスト、アンジェラ・チェラキアン。モスクワ音楽院でネイガウス最後の弟子エフゲニー・マリーニンに学ぶ。祖国アルメニアの作曲家アルノ・ババジャニアンのピアノ作品全曲演奏を行い、世界的に注目されました。
 このアルバムでも、ババジャニアンのポリフォニック・ソナタを中核とし、彼女のピアニズムが光る内容となっております。




GLOBE

GLO 5266
\2500
エレガント・バスーン
 テレマン:
  フルート、ヴァイオリン、ファゴットと
   チェンバロのためのソナタ ハ短調 TWV43:d3、
  ソナチネ第5番イ短調 TWV 41:a4
 シュヴァルツコップ:3声のソナタ*
 ティール:ソナタ第12番*
 ファッシュ:4声のソナタ ニ長調 FaWV N:D1*
 ティール:ソナタ第3番*
 C.P.E.バッハ:3つのソナタ Wq 92
 テレマン:食卓の音楽より4声のソナタ, TWV 43:d1
 ティール:ソナタ第6番*
 ドヴィエンヌ:
  フルートとファゴット・オブリガートを伴う
   チェンバロのためのソナタ*
  *世界初録音
コンチェルト・デラボルデ
ワウター・フェルスフーレン
 (バロック・バスーン)
キャスリーン・クック(チェンバロ)
ウィルベルト・ハーツェルツェット
 (トラヴェルソ)
ケイト・クラーク(トラヴェルソ)
アントワネット・ローマン
 (バロック・ヴァイオリン)
ロバート・スミス
 (チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 トン・コープマンが指揮する古楽器オーケストラ、アムステルダム・バロック管弦楽団の首席ファゴット奏者ワウター・フェルスフーレンが奏でるバロック・バスーンのための世界初録音を含む作品集。
 アンサンブルのメンバーには、古楽大国オランダが誇る名手、ハーツェルツェットを中心としたアムステルダム・バロック管弦楽団の名手達が参加している。

 録音:2016年4月21日−23日、デルフト(オランダ)




HARP&COMPANY


CD 5050-39
\2500
イン・ザ・ライト・オヴ・ラヴェル
 ラヴェル:序奏とアレグロ
 グロロ:ポエム・シークレット(世界初録音)
 メトカルフ:七重奏
 ナトラ:Pour Nicanor(世界初録音)
 ライサイト:フィリップ K.ディックへのトリビュート
  (世界初録音)
ラシェル・タリトマン(ハープ)
マルコス・フレニャーニ=マルティンス(フルート)
ジャン=マルク・フェッサール(クラリネット)
ダニエル・ルーベンシュタイン(ヴァイオリン)
ルホン・ウーク(ヴァイオリン)
ラファエル・オブリー(ヴィオラ)、他
 ハープのための貴重な室内楽曲集。フランスを代表する作曲家、モーリス・ラヴェルによる 《序奏とアレグロ》 はハープのための主要なレパートリーのひとつ。
 名女流ラシェル・タリトマンを中心としたメンバー等によるアンサンブルで贈る。




HYPHEN PRESS MUSIC

HPM 010
\2600
眠りから覚めよ!
 ブクステフーデ:
  カンタータ《目覚めよ、と呼ぶ声あり》BuxWV.101、
  ソナタ ハ長調BuxWV.266、
  カンタータ《鹿の谷川を慕いあえぐがごとく》BuxWV.92、
  カンタータ《目覚めよ、と呼ぶ声あり》BuxWV.100
 エルレバッハ:
  ピッコロ・ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバと
   通奏低音のためのソナタ第6番
 J.S.バッハ:
  カンタータ第140番《目覚めよ、と呼ぶ声あり》BWV.140
バッハ・プレーヤーズ
 ヴァイオリンのニコレット・ムーネンを中心に、17〜18世紀の音楽の演奏をメインとして1996年にロンドンで結成されたイギリスのピリオド・アンサンブル、バッハ・プレーヤーズ。第10弾では、エルレバッハによる珍しいピッコロ・ヴァイオリンを使用したソナタを収録。

 録音:2014年11月11日−13日




LINDORO


MPC-0712
【旧譜】
\2500
甘き木蔭に 〜
 ルネサンス期イタリアとドイツ=
  オーストリアのムジカ・ポエティカ

 シャイン:《音楽の饗宴》から組曲 X/
 マイネリオ:ミラノのバッロ/
 テルツィ:ポーランドのバッロ/
 ガルダーネ:ヴェネツィアのガリアルダ/
 シュメルツァー:7つのリコーダーのためのソナタ/
 ラッスス:わが魂は悲しむ/
 デ・ローレ:主は正し/
 パレストリーナ:ガラリヤ人たちよ/
 デ・バルベリイス:いかなる確かさが/
 カヴァッツォーニ:《Falt D'Argens》によるカンツォン/
 ルカ・マレンツィオ:美しく輝く瞳/
 ベルターリ:5つのリコーダーのためのソナテッラ/
 ゼンフル:Das g'laut zu Speyer/
 作曲者不詳(16世紀ドイツ):わが努力と労苦は/
 ハンス・ノイジードラー:わが努力と労苦は/
 メルヒオール・ノイジードラー:わが努力と労苦は/
 ゼンフル:わが努力と労苦は/
 ハスラー:ああ、苦痛に禍あれ/
 ブレイド:ガリアード/
 プレトリウス:太陽の昇る地平から
ロイヤル・ウィンド・ミュージック
パウル・レーンフーツ(指揮)   
 アムステルダム・ルッキ・スターダスト・クヮルテットの元メンバー、パウル・レーンフーツが創設したリコーダー・アンサンブル、ロイヤル・ウィンド・ミュージック。ルネサンス期イタリアとドイツを中心とした独墺のリコーダー・コンソートのための作品集。

 録音:2002年4月
 

MPC-0714
【旧譜】
\2500
スカルラッティ:鍵盤楽器のためのソナタ集
 ヘ短調 K.238/ヘ短調 K.239/変ロ長調 K.351/
 ト長調 K.144/ト長調 K.124/ニ短調 K.176/
 ロ短調 K.376/ロ短調 K.377/イ短調 K.3/
 イ長調 K.211/イ長調 K.212/ハ長調 K.308/
 ハ長調 K.309/ト短調 K.30
ジャック・オッホ(フォルテピアノ)
 オランダの名手ジャック・オッホが1767年製の初期のフォルテピアノを用いた録音。



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ORFEO



C925161DR
\2400→\2290
カピュソン、タメスティ、ハーゲン、マイヤー・・・
 現代を代表する名手たちによる極上のアンサンブル
  マーラー:交響曲 第4番(エルヴィン・シュタインによる室内楽版) 他

 1.J.シュトラウス2世(1825-1899):宝のワルツ Op.418
  (アントン・ウェーベルン編)
 2.J.シュトラウス2世:皇帝ワルツ Op.438(シェーンベルク編)
 マーラー(1860-1911):交響曲 第4番(エルヴィン・シュタイン編)
  3.第1楽章:Bedachtig. Nicht eilen . Recht gemahlich
  4.第2楽章:In gemachlicher Bewegung. Ohne Hast
  5.第3楽章:Ruhevoll
  6.第4楽章:Sehr behaglich-私たちは天上の生活を楽しむ
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)
ルノー・カピュソン(ヴァイオリン)
カーティア・レンメルマン(ヴァイオリン)
アントワン・タメスティ(ヴィオラ)
クレメンス・ハーゲン(チェロ)
アロイス・ポッシュ(コントラバス)
マガリ・モニエ(フルート)
セバスティアン・マンツ(クラリネット)
アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)
ヘルベルト・シュフ(ピアノ)
ゲレオン・クライナー(ピアノ)
レオンハルト・シュミデインガー(パーカッション)
マルティン・グルビンガー(パーカッション)

【現代を代表する名手たちによる極上のアンサンブル】
 20世紀初頭、シェーンベルクによって旗揚げされた「私的演奏協会」は、当時最先端の音楽を人々に紹介するために、シェーンベルクと弟子たちによって運営されていた団体です。1918年11月に設立、週1回のコンサートでは同時代の作曲家たちの作品を幅広く演奏。3年間に計117回開催されたこれらのコンサートは「文化的」な収益をあげることも目的の一つでした。
 とは言え、この時代の管弦楽作品の多くは編成が肥大化し、原曲を演奏することは困難であったため、シェーンベルクたちはマーラーやブルックナー、ツェムリンスキーの作品を「室内楽版」に編曲、10人程度の奏者でも、充分に効果があがるような版に作り変えたのです。
 アルバムの中心となるマーラー「交響曲第4番」は、ずっと演奏される機会がありませんでしたが、1993年にシェーンベルクの弟子であったエルヴィン・シュタインのメモから復元され、いくつかのアンサンブルがこの作品を演奏したことでレパートリーに定着。現在では数多くの演奏が録音される人気曲になっています。
 この演奏は、マーラーの没後100年を記念して開催されたコンサートで、冒頭にはウェーベルンとシェーンベルクが編曲した“世紀末風の”シュトラウスのワルツが2曲置かれ、メインにマーラーの第4番が演奏されています。
 このコンサートのために集結した奏者たちの顔ぶれの豪華なこと!誰もが突出した才能を持つ、まさに「オールスター・アンサンブル」です。

 録音 2011年7月27日、ザルツブルク祝祭劇場 モーツァルテウム
 

C899171
\2700
VERISMO
クラッシミラ・ストヤノヴァ/ヴェリスモ・アリアを歌う

 1.プッチーニ:《マノン・レスコー》-この柔らかなレースの中に
 2.チレア:《アドリアーナ・ルクブルール》-スルタンのアムラートは
 3.マスカーニ:《友人フリッツ》-この僅かな花を
 4.プッチーニ:《トゥーランドット》-ご主人様、お聞きください!
 5.チレア:《アドリアーナ・ルクブルール》-小箱、ごめんなさい〜かわいそうなお花
 6.プッチーニ:《蝶々夫人》-ある晴れた日
 7.カタラーニ:《ラ・ワリー》-さようなら、ふるさとの家よ
 8.プッチーニ:《蝶々夫人》-お前には分かるかしら〜お前のお母さんがお前を腕に抱いて
 9.プッチーニ:《修道女アンジェリカ》-お母さんがいない間
 10.プッチーニ:《トゥーランドット》-もう秘密の恋も
 11.ジョルダーノ:《アンドレア・シェニエ》-亡くなった母を
 12.プッチーニ:《マノン・レスコー》-一人寂しく
 13.プッチーニ:《エドガール》-これ以上は、止まって〜エドガールの村で
 14.マスカーニ:《ロドレッタ》-ああ、彼の名前!フランメン、私を許して
 15.プッチーニ:《トスカ》-歌に生き、愛に生き
ラッシミラ・ストヤノヴァ(ソプラノ)
ミュンヘン放送管弦楽団
パーヴェル・バレフ指揮

 2008年にリリースされたORFEOレーベルへのデビュー盤「I Palpiti d'Amour」(C740081)を始め、ヴェルディ:アリア集(C885141)、スラヴ・オペラ・アリア集(C830111)。この3枚において変幻自在な歌唱を聴かせるブルガリアのソプラノ、クラッシミラ・ストヤノヴァが満を持して贈るヴェリズモ・オペラのアリア集。
 最近はリヒャルト・シュトラウスの元帥夫人や、宗教曲などでその才能を発揮している彼女ですが、現在最も注目しているのは、直接的な感情表現が要求される「ヴェリズモ・オペラ」のアリアなのだそうです。
 プッチーニ、ジョルダーノ、チレア、マスカーニが描いた様々な性格を持つ女性を、類い稀なリリコ・スピント・ソプラノで歌い上げるストヤノヴァ。怒り、悲しみ、絶望、そして情熱と希望が溢れ出る素晴らしいアリア集です。



<メジャー・レーベル>

DG



4797021
(17CD)
\9000

《カール・ベーム 〜 グレイト・レコーディング1953-1972》


【CD1】
 ベートーヴェン:
  1) 交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」〜
   ベルリン・フィル[録音]1961年,
  2) 「コリオラン」序曲Op.62〜ベルリン・フィル[録音]1958年/
【CD2】
 ベートーヴェン:
  1) 交響曲第5番ハ短調Op.67〜ベルリン・フィル
   [録音]1953年,
  2) 交響曲第7番イ長調Op.92〜ベルリン・フィル[録音]1958年/
【CD3】
 ベートーヴェン:ミサ・ソレムニスOp.123〜
  マリア・シュターダー(ソプラノ), マリアンナ・ラデフ(メゾ・ソプラノ),
  アントン・デルモータ(テノール), ヨゼフ・グラインドル(バス),
  聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊, ベルリン・フィル
   [録音]1955年/
【CD4】
 ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68〜ベルリン・フィル[録音]1959年/
【CD5】
 1) ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73,
 2) レーガー:モーツァルトの主題による変奏曲とフーガOp.132〜
   ベルリン・フィル[録音]1956年/
【CD6-7】
 ハイドン:オラトリオ「四季」〜
  グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ), ペーター・シュライアー(テノール),
  マルッティ・タルヴェラ(バス), ウィーン楽友協会合唱団, ウィーン交響楽団
   [録音]1967年/
【CD8】
 マーラー:
  1) 亡き子を偲ぶ歌, 2) リュッケルトの詩による歌曲〜
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン), ベルリン・フィル
    [録音]1963年/
【CD9】
 モーツァルト:ハフナー・セレナードK.250〜ベルリン・フィル
  [録音]1970&1972年/
【CD10】
 モーツァルト:
  1) ポストホルン・セレナードK.320 ,
  2) セレナータ・ノットゥルナK.239〜ベルリン・フィル[録音]1970年,
 3) シューベルト:「ロザムンデ」D.797より序曲とバレエ音楽〜ベルリン・フィル
   [録音]1971年/
【CD11】
 モーツァルト:グラン・パルティータK.361〜ベルリン・フィル
  [録音]1970年 /
【CD12】
 モーツァルト:
  1) アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525,
  2) セレナータ・ノットゥルナK.239〜ベルリン・フィル[録音]1958年,
 3) R.シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28〜
   シュターツカペレ・ドレスデン[録音]1957年,
 4) R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20〜ベルリン・フィル[録音]1963年/
【CD13】
 R.シュトラウス:
  1) アルプス交響曲Op.64, 2) 交響詩「ドン・ファン」Op.20〜
    シュターツカペレ・ドレスデン[録音]1957年,
  3) 『ばらの騎士』第3幕より「ワルツ」〜ベルリン・フィル[録音]1963年/
【CD14】
 R.シュトラウス:
  1) 交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30〜ベルリン・フィル
    [録音]1958年,
  2) 祝典前奏曲Op.61,
  3) 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28,
  4) 『サロメ』より「7つのヴェールの踊り」〜ベルリン・フィル[録音]1963年/
【CD15】
 R.シュトラウス:
  1) 交響詩「英雄の生涯」Op.40〜
   シュターツカペレ・ドレスデン[録音]1957年,
  2) 交響詩「死と変容」Op.24 〜シュターツカペレ・ドレスデン[録音]1972年/
【CD16-17】
 1) カール・ベーム、我が人生を語る[録音]1963年〜,
 2) シューベルト:交響曲第9番ハ長調「ザ・グレート」よりリハーサル風景,
 3) シューベルト:交響曲第9番ハ長調「ザ・グレート」D.944〜ベルリン・フィル
  [録音]1963年
カール・ベーム(指揮)


 ベーム自身が愛した作品の名演集
 カール・ベームの録音は、日本ではかねてより高い評価を得ていましたが、近年世界的にもその価値の高さが再評価されています。リズム感、テクスチャ、構造的な明快さを重視する彼の演奏は、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、R・シュトラウス、マーラーにおいて時代を超えた不朽の解釈を我々に提示します。
 日本では1970年代から1980年代初頭に、“ベーム狂騒曲“とも言われる爆発的な人気を獲得し、現在に至るまでドイツ・オーストリア作品における第一人者として高く評価されてきました。
 一見優しそうな指揮者に見えますが、音楽に対しては非常に厳しい顔を持っており、「私は普通の職人です。 私の指揮棒は魔法の杖ではなく、誰にも呪文を唱えません。魔法は音楽そのものからのみ生まれるのです」と語っています。
 またグラモフォン誌は「ベームは、作品のテンポに対して並外れて優れた感覚を持っており、彼の指揮の下では、 "正しい"テンポが自発的に確立されているようだ」と評しています。
 このボックスは彼が最も愛したモーツァルトのセレナーデ他、比類ないR.シュトラウスの作品など、1953-1972年に録音された名演ばかりを収録。
 ベルリン・フィルの文芸部門のヘルゲ・グリューネヴァルト氏による書き下ろしライナーノーツ(欧文のみ)とベームのレアな写真が掲載されたブックレット付き。




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DECCA



4814393
\2300→\2190
《ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼル 〜
 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番, コレッリの主題による変奏曲》

  ラフマニノフ:
   1) ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18,
   2) コレッリの主題による変奏曲Op.42
ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼル(ピアノ),
キリル・カラビツ(指揮),
ロンドン・フィル

 美しい音色と感情表現、そして卓越したテクニック
 1987年イタリア生まれのピアニスト、ヴァベッサ・ベネッリ・モーゼル。3歳でピアノを始め、7歳の時にイモラ音楽院に入学、11才にはパスカル・ロジェと競演してニューヨーク・デビューを飾り天才少女ピアニストとして知られるようになりました。
 2006年にイモラ音楽院を卒業後、2007年にモスクワ音楽院に入学。ディプロマを取った後、2010年にロンドンの王立音楽院に入学し、すでにBrilliant Classicsから2枚のアルバムと、Deccaから2枚のアルバムをリリースしています。
 とりわけ2015年リリースのスクリャービンとシュトックハウゼンの演奏は数多くの音楽誌で絶賛され、彼女の評価を確立させたアルバムとなりました。
 今回はピアノ曲のレパートリーの王道中の王道、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を、ロンドン交響楽団(指揮はキリル・カラビツ)と共演。美しい音色と感情表現、そして卓越したテクニックの全てが披露された見事な演奏は、次世代を担うピアニストとしての貫禄を見せつけるにふさわしいものです。
 ラフマニノフの作曲技法が存分に楽しめる「コレルリの主題による変奏曲」での変幻自在な表現も見事!






ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼル

DECCA第1弾&第2弾

4811616
1CD\2300
ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼル(ピアノ)
 (R)EVOLUTION シュトックハウゼン、ベッファ、ストラヴィンスキーの音楽

 カールハインツ・シュトックハウゼン(1928-2007):
  ピアノ曲 I/ピアノ曲 II/ピアノ曲 III/ピアノ曲 IV/ピアノ曲 V
  ピアノ曲 VII/ピアノ曲 VIII/ピアノ曲 IX
 カロル・ベッファ(1973-):ピアノまたはチェンバロのための組曲
   La volubile / La tenebreuse / La dejantee
 ストラヴィンスキー(1882-1971):「ペトルーシュカ」からの3楽章
ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼル(ピアノ)
 ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼルは1987年イタリアのスカーラ生まれ。3歳でピアノを始め、7歳でイーモラ国際音楽アカデミーに入学しフランコ・スカーラに師事。11歳でパスカル・ロジェに伴われコンサート・デビュー。2007年ミハイル・ヴォスクレセンスキーによりモスクワ音楽院に招かれ彼の指導を受け、同年ロンドン王立音楽カレッジに留学、ドミトリー・アレクセーエフに師事し2011年卒業。
 ヴァネッサが弾いた「ピアノ曲」の録音を聴いたシュトックハウゼンは彼女を招き直接指導し、「私の音楽を人々に理解させる力を持っている」と絶賛するコメントを出しました。今年で28歳。将来の活躍な楽しみなピアニストです。
 カロル・ベッファはパリに生まれたポーランド系フランス人作曲家・ピアニスト。

481 2491
\2300→\2090
ヴァネッサ・ベネリ・モーゼル(ピアノ)
 《スクリャービン:24の前奏曲, シュトックハウゼン:「試験」》

 スクリャービン:
  24の前奏曲Op.11, 3つの小品 Op.2, 練習曲 嬰ニ短調Op.8-12,
 シュトックハウゼン:
  クラヴィア曲XII『試験』(歌劇「光の木曜日」より)
ヴァネッサ・ベネリ・モーゼル(ピアノ)

 モーゼルのDecca第2弾が早くも登場!
 イタリアのピアニスト、ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼルのDECCAへのセカンド・アルバム。
 3才よりフィレンツェでピアノを習い始め、7才でイモラ国際ピアノアカデミーに入学。11才にはパスカル・ロジェと競演し、ニューヨーク・デビュー。ヨーロッパやアメリカでコンサートを開き、天才少女ピアニストとして知られるようになったモーゼル。
 2006年にイモラ音楽院を卒業後、2007年にモスクワ音楽院に入学。ディプロマを取った後、2010年にロンドンの王立音楽院に入学。
 2015年に発売されたDECCAデビュー盤「(R)Evolution」では、シュトックハウゼン、ベッファ、ストラヴィンスキーというアグレッシヴなレパートリーでその才能を見せつけましたが、今作は大切なレパートリーであるシュトックハウゼンのクラヴィア曲XII(曲中では口笛も要求される!)と、スクリャービンの前奏曲を併せ、2つの異なる時代の特徴を確実に捉えながら、全ての音を美しく響かせるという魅力的な演奏を聴かせてくれます。


ちとおしゃれすぎるシュトックハウゼン映像・・・
https://youtu.be/VVz0u5z3L9s




ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼル
BRILLIANTのこの2枚のアルバムは見覚えがあるかも。
ルックスだけじゃない、完全実力派。

BRILLIANT
BRL94209
\2000
INTRODUCING /ヴィルトゥオーゾ・ピアノ・ミュージック
 プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番/
 リスト:スペイン狂詩曲S.254/
 ハイドン:ピアノソナタHob.XVI:34/
 スクリャービン:ピアノソナタ第1番
ヴァネッサ・ベネリ・モーゼル(pf)

BRILLIANT
94357
\2600
海外直輸入
リスト:ピアノ曲集
 即興的ワルツS.213、
 ベートーヴェンのトルコ行進曲S.388、
 3つの演奏会用練習曲S.144より第2番「軽やかさ」、
 ハンガリー狂詩曲S.244より第6番、第10番〜第12番、
 愛の夢第3番S.541-3、
 ブルハコフのロシア風ギャロップS.478、
 ロッシーニの音楽の夜会S.424より第9番「踊り」、
 半音階的大ギャロップS.219
ヴァネッサ・ベネッリ・モーゼル(pf)



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4831643
(10CD)
\7000→\6790

《カール・シューリヒト/デッカ録音全集》


【CD1】
 ベートーヴェン:
  1) 交響曲第1番ハ長調Op.21〜
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音]1952年5月, ウィーン楽友協会,
  2) 交響曲第2番ニ長調Op.32*〜スイス・ロマンド管弦楽団
   [録音]1947年2月、ジュネーヴ放送スタジオ/
【CD2】
 ベートーヴェン:
  1) 交響曲第5番ハ短調Op.67〜パリ音楽院管弦楽団
   [録音]1949年6月、パリ、メゾン・ドゥ・ラ・ミュチュアリテ,
  2) コリオラン序曲Op.62*〜ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1948年7月、ロンドン、キングズウェイ・ホール/
【CD3】
 ベートーヴェン:
  1) 交響曲第2番ニ長調Op.32〜
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[録音]1952年5月, ウィーン楽友協会,
  2) ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83〜
    ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音]1952年5月, ウィーン楽友協会/
【CD4】
 ブラームス:
  1) 交響曲第2番ニ長調Op.73〜
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[録音]1952年6月, ウィーン楽友協会,
  2) ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102*〜
    ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン) エンリコ・マイナルディ(チェロ)
    スイス・ロマンド管弦楽団
     [録音]1947年7月、ジュネーヴ放送スタジオ/
【CD5】
 1) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77〜
   クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    [録音]1954年4月, ウィーン楽友協会,
 2) ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26*〜
   ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)チューリヒ・トーンハレ管弦楽団
    [録音]1947年1月、チューリヒ放送スタジオ/
【CD6】
 メンデルスゾーン:
  1) 序曲「フィンガルの洞窟」Op.26,
  2) 序曲「美しいメルジーネの物語」Op.32,
  3) 序曲「リュイ・ブラース」Op.95,
  4) 序曲「静かな海と楽しい航海」Op.27〜
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
     [録音]1954年4月, ウィーン楽友協会、
 ウェーバー:序曲「アブ・ハッサン」*〜
   ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団[録音]1948年3月 /
【CD7】
 1) モーツァルト:交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」,
 2) シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」〜
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[録音]1956年6月, ウィーン楽友協会,
 3) シューマン:「マンフレッド」序曲Op.115*〜
   ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1948年5月、ロンドン、キングズウェイ・ホール/
【CD8】
 シューマン:
  1) 序曲、スケルツォとフィナーレOp.52,
  2) 交響曲第2番ハ長調Op.62,
  3) 交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」〜パリ音楽院管弦楽団
   [録音]1954年6月, 1952年6月, 1953年6月, パリ、メゾン・ドゥ・ラ・ミュチュアリテ/
【CD9】
 チャイコフスキー:
  1) イタリア奇想曲Op.45,
  2) 組曲第3番ト長調Op.55より第4楽章主題と変奏〜パリ音楽院管弦楽団
    [録音]1952年6月, パリ、メゾン・ドゥ・ラ・ミュチュアリテ/
【CD10】
 *ワーグナー:
  1) 楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲,
  2) 楽劇「トリスタンとイゾルデ」より愛の死,
  3) 楽劇「神々のたそがれ」より夜明けとジークフリートのラインへの旅,
  4) 楽劇「神々のたそがれ」よりジークフリートの死と葬送行進曲」〜
   パリ音楽院管弦楽団[録音]1954年6月, パリ、メゾン・ドゥ・ラ・ミュチュアリテ
    全てモノラル録音
カール・シューリヒト(指揮)
 シューリヒト没50年記念
 忘れられし誠実なる音楽家の至芸を再検証
 カール・シューリヒトは1880年、ダンツィヒでドイツ人の父とポーランド人の母の間に生まれました。オルガン製作者であった父親は、カールが生まれる直前に事故で亡くなりましたが、母親はオラトリオ専門の歌手でした。カール自身は音楽のあらゆる分野で才能を示し、10代半ばにして才能ある器楽奏者として認められ、自分自身で数多くの作曲も行っていました。
 当然指揮もこなしており、ベルリンでフンパーディンク、ライプツィヒでレーガーに学ぶ権利を得、その後ヴィースバーデンで指揮者としての地位を得たのでした。
 彼は1911年から1944年の30年以上にもわたってこのポジションを務めました。その間に数多くの経験を積みながら、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ロンドン・フィル、パリ音楽院管弦楽団などとドイツ=オーストリアの作品を中心にDeccaへ録音を行ったのでした。
 このBOXに収められたDeccaへの録音のなかには、クリスチャン・フェラス、バックハウスのバックを務めた音源も含まれています。各CDはオリジナル・ジャケットデザインによる紙ジャケットに封入。
 彼のベートーヴェン:交響曲第5番の演奏について、「作品にとってこれ以上の演奏はあり得ない」とフルトヴェングラーが語っています。

  *Decca正規盤発売としては初CD化


<国内盤> 


ALPHA



Alpha273
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
サン=サーンス:管弦楽を伴う歌曲集
 ①アンジェラス(夕暮れの鐘) ②期待 ③夢 ④突風 ⑤恍惚
 ⑥ポプラの葉 ⑦誘拐 ⑧妖精たち ⑨回想 ⑩恋の願い ⑪海の鐘
 ⑫うつろな輝き ⑬ジャン王の進軍 ⑭鐘 ⑮蝶々
 ⑯嘆き ⑰愛しあおう ⑱墓地にて ⑲死の舞踏
ヤン・ブーロン(テノール)
タシス・クリストヤニス(バリトン)
マルクス・ポシュナー指揮
スイス・イタリア語放送管弦楽団

 意外な管弦楽付の逸品19曲、さすがAlpha!な企画
 名曲「死の舞踏」や後期作品も含め、フランスの粋を!

 フランス近代系のオーケストラがらみの新録音というのは、それだけで心ときめかせるファンも少なくない分野…しかも近年ますます欧州シーン最先端の(古楽に限らない)才人たちの名録音を続々世に送り出しているフランスAlphaレーベルからの新譜となれば、なおのこと!
 今回ここに登場するのは、このところ復権めざましいサン=サーンスの秘曲系…珍しいオペラなども続々録音されるようになってきたところ、思いがけず個々に独立した歌曲が、それもオーケストラ伴奏付のものがCD1枚分も集められているというのが実に嬉しい1枚!
 昔から18〜19世紀秘曲系のプロジェクトに抜群の適性をしめしてきたスイス・イタリア語放送管弦楽団と、2015年からその首席指揮者をつとめているマルクス・ポシュナーの演奏で…というのがAlphaらしさかもしれません。
 ポシュナーはノリントンのアシスタントとして研鑽を積み、リンツ・ブルックナー管との共演でも知られる一方、ベルリン国立歌劇場でワーグナーを振るなど、古楽的アプローチと近代系への適性をともにそなえた気鋭!
 躍進めざましい2人の独唱者とともに、19世紀後半から第一次大戦頃の晩期作まで、名曲・秘曲の充実したラインナップを…もちろん訳詩・解説訳付、じっくりつきあいたい1枚になりそうです!



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PHI



LPH025
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ヘレヴェッヘ、古楽器でブラームスを!
 ブラームス:

   交響曲 第4番 ホ短調 Op.98(1885)
   運命の歌 Op.54(1871)
   アルト・ラプソディ Op.53(1869)

アン・ハレンベルィ(Ms)
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(合唱)
シャンゼリゼ管弦楽団(古楽器使用)
フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)

 ヘレヴェッヘ、満を持して古楽器でブラームスを!
 バロック以前に通じた作曲家の世界、古楽指揮者は?!
 そしてAlphaレーベルを横目に、新年早々間違いなく注目を集めそうな逸品がベルギーPhiレーベルから…古楽の世界からシンフォニックなレパートリーに進んだフィリップ・ヘレヴェッヘが、なんと古楽器集団シャンゼリゼ管を率い、ブラームスの交響曲の世界へ!
 これまでヘレヴェッヘは、シャンゼリゼ管との古楽器録音では声楽作品を中心にとりあげ、交響曲など純粋管弦楽作品はあえてフランダース・フィル(基本的に現代楽器の楽団)で録音することも多かったのですが(ベートーヴェンや、一昨年のシューベルト(LPH019)や...)今度は(初出当初大いに話題を呼んだブルックナーの交響曲のときと同様)19世紀後半のレパートリーに当時の楽器と奏法で臨むことに...!
 ブルックナー同様、当人も17世紀以前の音楽をよく知っていたブラームスの交響曲、それもバロック語法からの影響も指摘できる交響曲第4番を含む演目で...というところに、古楽系合唱指揮者でもあるヘレヴェッヘ独自の目線を感じます!
 解説も例によって訳付でのお届け…確実に新たな時代を迎えつつあるロマン派後期の管弦楽解釈の世界、その最先端でどんな演奏解釈を聴かせてくれるか…乞うご期待!

 「運命の歌」「アルト・ラプソディ」の二作は、2011年発売盤(LPH003)からの再録となります。


















1/31(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



2L



2L 130SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD HYBRID)
\4300
盗み〜作品の「借用」に焦点を当てたアルバム
 グリーグ:組曲《ホルベアの時代から》Op.40
 山田耕筰:
  琴〜
  レント・モルト・アファット・センプリーチェ、
  赤とんぼ、野薔薇
 ショスタコーヴィチ:3つの幻想的舞曲 Op.5
 『ハルダンゲルの旋律』名誉ある出迎え〜
  序奏(アントンセン/プラッゲ)、
  名誉ある出迎え(トヴァイト)、
  花嫁の飲み物(アントンセン/プラッゲ)、
  スターヴ教会の歌(トヴァイト)、
  神の善行と神の偉大さ(アントンセン/プラッゲ)
 カール・ニルセン:6つのユモレスク=バガテルFS22(Op.11)
オーレ・エドヴァルド・アントンセン
 (トランペット、
  コルネット、
  ピッコロ・トランペット)
ヴォルフガング・プラッゲ(ピアノ)
 作品の「借用」に焦点を当てたトランペット奏者アントンセンによるアルバム

 録音:2012年1月、8月 ソフィエンベルグ教会(オスロ)(グリーグ、山田耕筰、ショスタコーヴィチ)、2013年9月 ヤール教会(ベールム、アーケシュフース)(トヴァイト、ニルセン)/5.1 surround/stereo
 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ
 録音:ビアトリス・ヨハンネセン
 [DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
 [Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MP3 & MQA, Region ABC]
 [SACD DSD (5.1 surround 2.8224 Mbit/s/ch, 2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch)/CD 2.0 stereo (16 bit/44.1 kHz)]

 アントンセン(1962-)のトランペットと、作曲家でもあるヴォルフガング・プラッゲ(1960-)のピアノによるデュオ・アルバム。
 タイトルの “Furatus”はラテン語で「盗み」。ヴィヴァルディの曲を「借用」して協奏曲に作ったJ・S・バッハに倣い、「先達の作曲家たち」の作品をトランペットとピアノという「自分たちの楽器」のために編曲、あるいは作り替え、新たな角度から楽しんでもらおうという企画です。
 エドヴァルド・グリーグの組曲《ホルベアの時代から》(ホルベルグ組曲)は、ノルウェーの劇作家、デンマークで活躍したホルベアの生きた「バロック期」の音楽に「グリーグの今」を重ね、ピアノのために作曲、弦楽オーケストラの版でも親しまれている作品です。〈前奏曲〉〈サラバンド〉〈ガヴォット〉〈アリア〉〈リゴドン〉の5 曲。
 山田耕筰の3 つの「歌」は、アントンセンとプラッゲがかつて、作曲者の娘さんの招待で日本を訪れ、演奏した作品です。
 ショスタコーヴィチが「政治的な意味なし」に作曲したピアノ曲《3 つの幻想的舞曲》−−〈マーチ〉〈ワルツ〉〈ポルカ〉。カール・ニルセンが「ほとんどモーツァルト風の軽さ」で書いた《6 つのユモレスク=バガテル》−−〈やあ! やあ!〉〈うなりごま)〉〈 小さなスローワルツ〉〈踊り人形〉〈人形のマーチ〉〈オルゴール〉。
 グリーグを継ぐ世代のひとり、ガイル・トヴァイト Geirr Tveitt(1908-1981)は、ハルダンゲル高原の農場に住み、作曲家、ピアニスト、民謡の研究家として活躍しました。『ハルダンゲルの旋律』は、トヴァイトが民謡を素材に作曲した《ハルダンゲルの100 の旋律》から、「自由な」編曲による〈名誉ある出迎え − 序奏〉〈花嫁の飲み物〉〈神の善行と神の偉大さ〉とオリジナルに沿って編曲した〈名誉ある出迎え〉〈スターヴ教会の歌〉を組み合わせた作品です。

 5.1 DTS-HD MA, 9.1 Auro-3D, Dolby Atoms と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクは通常のCDプレーヤーでも再生できますが、Pure Au-dio Blu-ray ディスクは Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPC をお使いください。



 

2L 131SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD HYBRID)
\4300
『物語』
 1.Varmlandsvisan(ヴェルムランドの歌)(Swedish trad.)/
 2.The Elder(Hoff)/3.Playground(Hoff)/
 4.God Only Knows(Brian Wilson)/
 5.Absence(Hoff)/6.FigmentI(Hoff)/
 7.Good Things(Hoff)/
 8.Answer Me(Gerhard Winkler)/
 9.Figment II(Hoff)/10.Within(Hoff)/
 11.Stranger(Hoff)/12.Blossom(Hoff)/
 13.Figment III(Hoff)/14.Journey Home(Hoff)/
 15.Reminiscence(Hoff)
ヤン・グンナル・ホフ(ピアノ)
 ヤン・グンナル・ホフの2L レーベルのソロアルバム第3 弾

 録音:2016年8月 ソフィエンベルグ教会(オスロ)/5.1 surround/stereo
 制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ/録音:ビアトリス・ヨハンネセン
 [DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
 [Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MP3 & MQA, Region ABC]
 [SACD DSD (5.1 surround 2.8224 Mbit/s/ch, 2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch)/CD 2.0 stereo (16 bit/44.1 kHz)]

 「ピアニスト、作曲家の私にとって音楽とは、深みの探求であり、いろいろな感情とピアノをつなぐ架け橋を探り求めることでもある。旅は私をどこへ連れていくのか、旅はどう終わるのか。最初は、はっきりとはわからない。忘れてならないことは、作曲と即興から構成される全体像をどう自然な姿に作るかといことだ。《神のみぞ知る》のような古典的な歌は、ひとつひとつが物語であり、それぞれのスタイルで語られなければならない。そうした歌をアルバムに作りあげることは、心躍り、実りあることだった」(ヤン・グンナル・ホフ)。ノルウェーのジャズ・ミュージシャン、ヤン・グンナル・ホフの 2L レーベルのソロアルバム第3 作『物語』。ホフのオリジナル曲、スウェーデン民謡の《ヴェルムランドの歌》、ブライアン・ウィルソンが作曲、ビーチ・ボーイズのアルバム『ペット・サウンズ』に収録された《神のみぞ知る》、ゲルハルト・ヴィンクラーの《Answer Me》。2016 年8 月、オスロのソフィエンベルグ教会でのセッション録音です。

 5.1 DTS-HD MA, 9.1 Auro-3D, Dolby Atoms と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACD ハイブリッドディスクは通常のCDプレーヤーでも再生できますが、Pure Au-dio Blu-ray ディスクは Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPC をお使いください。
 

2L 132SABD
(Blu-ray Disc Audio
+ SACD HYBRID)
\4300
『光に向かって』
 アントニオ・ビバロ(1922-2008):ピアノソナタ第2番《夜》
 ダーヴィド・ブラトリ(1972-):光に向かって I
 リスト:オーベルマンの谷
 ダーヴィド・ブラトリ(1972-):光に向かって II
 メシアン:
  幼子イエスにそそぐ20のまなざし −
   第10曲〈喜びの精霊のまなざし〉
 ダーヴィド・ブラトリ(1972-):光に向かって III
 メシアン:
  幼子イエスにそそぐ20のまなざし −
   第1曲〈父なる神のまなざし〉
イェンス・ハーラル・ブラトリ(ピアノ)
ダーヴィド・ブラトリ
 (エレクトロアクースティックス)
 「光と闇」をテーマにノルウェーのピアニスト、イェンス・ハーラル・ブラトリが奏でる

 録音:2016年1月 ソフィエンベルグ教会(オスロ)/5.1 surround/stereo
 制作:ヴォルフガング・プラッゲ/録音:ビアトリス・ヨハンネセン/ミクシング、マスタリング:モッテン・リンドベルグ
 [DXD (24bit/352.8kHz) 録音]
 [Blu-ray: 5.1 DTS-HD MA (24bit/192kHz), 2.0 LPCM (24bit/192kHz), mShuttle: MP3 & MQA, Region ABC]
 [SACD DSD (5.1 surround 2.8224 Mbit/s/ch, 2.0 stereo 2.8224 Mbit/s/ch)/CD 2.0 stereo (16 bit/44.1 kHz)]

 ソリストとして、オスロ三重奏団のピアニストとして、オスロの国立音楽アカデミーの教授として、ノルウェー音楽の中心で活躍してきたピアニスト、イェンス・ハーラル・ブラトリ(1948-)の新しいアルバム『光に向かって』。「光と闇」がテーマ。
 「人生にはすばらしく多様なひろがりがあり、光とともに闇をもたらす……闇のあとに戻る光は、いっそう眩い…」。
 テーマに沿って選ばれた作品は、イタリア生まれ、イプセンの戯曲によるオペラ《幽霊》などの作品で知られるノルウェーの作曲家アントニオ・ビバロが内面の苦悩を探ったとされるピアノソナタ《夜》。リストの《巡礼の年 第1 年 スイス》の一曲、エティエンヌ・ド・セナンクールの「苦悩と彷徨」の小説からインスピレーションを得たという〈オーベルマンの谷〉。メシアンの《幼子イエスにそそぐ20 のまなざし》から彼の「眩しいほどの多彩の音楽」を代表する〈喜びの精霊のまなざし〉と〈父なる神のまなざし〉。この4 つの作品を、イェンス・ハーラルの子、表現的で詩的な作風の音楽を発表する作曲家ダーヴィド・ブラトリ(1972-)のエレクトロニクス作品《光に向かって》でつなぐ構成がとられています。
 2016 年1 月、オスロのソフィエンベルグ教会で、照明を抑え、録音セッションが行われました。

 5.1 DTS-HD MA, 9.1 Auro-3D, Dolby Atoms と 2.0 LPCM の音声を収録した Pure Audio Blu-ray ディスクと、SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Pure Audio Blu-ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。
 SACD ハイブリッドディスクは通常のCDプレーヤーでも再生できますが、Pure Au-dio Blu-ray ディスクは Blu-ray プレーヤーもしくは Blu-ray 対応のPC をお使いください。



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ACCENT



ACC 24320
\2600→\2490
鬼才天才アントン・シュテック
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲オリジナル版!
  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
   (オリジナル版)
 フランツ・アレクサンダー・ペッシンガー(1767-1827):
  ヴァイオリン協奏曲ト長調Op.9
アントン・シュテック(ヴァイオリン)*
アルパ・フェスタンテ*
マシュー・ホールズ(指揮)
 ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲オリジナル版!古楽器の名手アントン・シュテックが世界初録音!

 *ピリオド楽器使用
 録音:2016年5月、ミュールハイム、マルティン教会/62’01

 ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、現在ではメンデルスゾーン、チャイコフスキー、ブラームスのヴァイオリン協奏曲と並ぶ人気の作品ですが、1806 年の初演当時は聴衆からの反応はかなり冷やかなものであったと言われています。
 この曲が受け入れられるようになるのは、初演から40 年たった1844 年のメンデルスゾーン指揮ヨーゼフ・ヨアヒム独奏によるロンドン初演でありました。この時ベートーヴェンは、初演時の評価が影響してか、ヴァイオリン・ソロ・パートを改訂しており、これが現在耳にする版となっています。
 ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の自筆稿は、作曲の時期やフランツ・クレメントのソロ・パート部分の関わりなど、これまで様々な推測がされてきましたが、作曲に使用したインクなどの研究で作曲過程が明らかになってきています。そして、この度古楽器の名手アントン・シュテックが、初稿版を録音することになりました。
 さらにシュテックはこのアルバムで、ベートーヴェンの友人で、ウィーンのヴァイオリニスト兼編曲家のフランツ・アレクサンダー・ペッシンガーのヴァイオリン協奏曲も世界初録音しています。
 ペッシンガーの作品は、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の1 年前に書かれたもの。また、ペッシンガーはベートーヴェンの協奏曲のソロ・パートの改訂にも関わったと言われています。









鬼才天才アントン・シュテックがモリークのヴァイオリン協奏曲を弾いていた!

で、これがなかなか素敵なイカす曲なんです。
パガニーニやヴィエニアフスキーとも似てますが、シューマンのほうが近いところも・・・あ、ドイツ生まれなんですね・・・

ACCENT
ACC 24247
\2500
アントン・シュテック(Vn)
 ベルンハルト・モーリック(モリーク):

  (1)ヴァイオリン協奏曲第3番ニ短調Op.10
  (2)ヴァイオリン協奏曲第6番ホ短調Op.30
アントン・シュテック(Vn)
クリストフ・シュペリング(指)
ラルパ・フェスタンテ
 
 DDD

 ベルンハルト・モーリック(1802-1869) はドイツのヴァイオリニストで作曲家。
 シュポーアの弟子でヴィルトゥオーゾとして活躍しました。ヴァイオリン協奏曲を6曲残していますが今日聴く機会がなく、待望の録音登場となります。
 ベルリオーズと同世代ですが、作風は師シュポーア風の古典派寄りで、すっきり爽やか。自身が名手だったこともあり、非常に技巧的な作品となっています。

 独奏のシュテックはコンチェルト・ケルンのコンサートマスターを務め、さらにピリオド楽器によるシュバンツィSQ のメンバーとしてラ・フォルジュルネ音楽祭でも来日した実力派。
 今回も古楽器を用い、バックにも古楽器合奏団ラルパ・フェスタンテを配し、この忘れられた宝石を蘇らせています。



さらにアントン・シュテックを知る

LUDI MUSICI
LM 001
(2SACD HYBRID)
\7200→¥5990
海外直輸入
モーツァルト:
 ヴァイオリン・ソナタ第25番 ト長調K.301
 ヴァイオリン・ソナタ第26番 変ホ長調K.302
 ヴァイオリン・ソナタ第27番 ハ長調K.303
 ヴァイオリン・ソナタ第28番 ホ短調K.304
 ヴァイオリン・ソナタ第29番 イ長調K.305
 ヴァイオリン・ソナタ第30番 ニ長調K.306
アントン・シュテック(Vn)
マリエケ・スパーンス(タンジェント・ピアノ)
タンジェント・ピアノを使用したモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集

録音:2006 年1 月30 日-2 月2 日 ケルン、ドイツ放送・ゼンデザール/SACD1 : 74’28、SACD2 : 62’15

モーツァルトが1778 年パリで作った6 曲のヴァイオリン・ソナタ集。このソナタは正確には「ヴァイオリン伴奏付きのクラヴィーア・ソナタ」とされていることから分かるように、当時ヴァイオリンがピアノを補足する伴奏的存在でありました。しかしこのモーツァルトのソナタは、ヴァイオリン・パートは単なるオブリガード的な扱いに終わらずに、ピアノとほぼ対等に扱われています。
タンジェント・ピアノを演奏するマリエケ・スパーンス1972 年、アムステルダム生まれ。グスタフ・レオンハルトに学び、ジョス・ファン・インマゼールのマスター・クラスなどに参加。
タンジェント・ピアノとはタンジェントという木片で弦を突き上げて音を出すタイプの鍵盤楽器。チェンバロからピアノへの過渡期にあたります。このアルバムでは1788 年ウィーン製のタンジェント・ピアノを使用しています。バロック・ヴァイオリンのアントン・シュテックは1658 年製のヤコブ・シュタイナーを使用。モーツァルトが想定していた響きを感じることのできるアルバムです。80 ページのカラーのブックレットが付いた豪華装丁。





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LSO LIVE



LSO 0795
(1SACD HYBRID+
1Blu-ray Disc Audio)
(+ボーナス映像収録)
\4000→\3790
ガーディナー&ロンドン響
 メンデルスゾーン・シリーズ最新盤、
  「真夏の夜の夢」
    豊かな色彩のメルヘンの世界

  メンデルスゾーン:
   ・「真夏の夜の夢」序曲op.21
   ・劇中音楽「真夏の夜の夢」op.61
サー・ジョン・エリオット・
 ガーディナー(指揮)
ロンドン交響楽団
モンテヴェルディ合唱団
ナレーション:
 チェリ・リン・チッソーネ
 アレクサンダー・ノックス
 フランキー・ウェイクフィールド
 ガーディナー& LSO、メンデルスゾーン・シリーズ最新盤、語り部分も収録の「真夏の夜の夢」豊かな色彩のメルヘンの世界

 録音:2016年2月16日、バービカン・ホール、ライヴ録音(DSD 128fs)/55’09

 サー・ジョン・エリオット・ガーディナーがロンドン響を指揮するメンデルスゾーン・シリーズの第4 弾。「真夏の夜の夢」、語り部分も収録した注目の内容です。
 夏至の頃に行われる聖ヨハネ祭の前夜の幻想を描く喜劇、「真夏の夜の夢」。メンデルスゾーンはシェイクスピアの戯曲にインスピレーションを得、17歳の時に、序曲を作曲しました。
 ガーディナーとLSO が繰り広げる序曲の緻密な演奏は、あらためてメンデルスゾーンの繊細なオーケストレーションを実感するもの。つづく劇中音楽の楽曲は、序曲から17 年の時を隔てて作曲されたものですが、17 歳の時の色彩感と躍動感はまったく失われていないどころか、透明感を増し、さらにシューマンのような豊かな詩を感じる旋律に満ちています。
 シェイクスピア(1564-1616)没後400 年記念の年の演奏ということで、ガーディナーは、妖精の世界や人間の恋のストーリーに重きを置いて流れを構成。メンデルスゾーンが描いた豊かな色彩のメルヘンの世界を見事に再現しています。
 語りを収録しているのもまたうれしいところ。演じる役者はいずれも名門ギルドホール音楽劇学校で学んでおり、まさに本場のシェイクスピアを味わうことができます。
 合唱もガーディナーの手兵、名門モンテヴェルディ合唱団ということで愉悦のきわみの美しさです。
 従来のSACD ハイブリッド盤に加えて、同一の演奏内容を収めたピュア・オーディオ・ブルーレイ・ディスクが同梱されます。お手持ちのブルーレイ・ディスク・プレーヤーで手軽に楽しめるハイスペックのフォーマットへの対応はオーディオ・ファイルから大好評です。
 なお、ブルーレイ・ディスクには、ボーナスとして、2016 年2 月16 日の演奏会のもようが収録されています(前半に演奏された交響曲第1 番も収録)。



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PENTATONE



PTC 5186595
(SACD HYBRID)
\2700→\2590
マンゼ×NDR フィルの初CD!切れのあるマンゼ節が炸裂
 メンデルスゾーン:
  交響曲第1番ハ短調 Op.11
  交響曲第3番イ短調『スコットランド』 Op.56
アンドルー・マンゼ(指揮)
ハノーファー北ドイツ放送
 フィルハーモニー管弦楽団
 鬼才マンゼ×NDR フィルの初CD!切れのあるマンゼ節が炸裂するスリリングな快演。

 録音:2016年1月/ハノーファー/70’48’’、DSD、Stereo / Multi-ch

 もともと高名な古楽ヴァイオリニストとして知られていたマンゼですが、近年指揮者としての活躍も目覚ましく、2014 年からはハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団で首席指揮者を務めています。
 このたびPENTATONEレーベルより、当コンビ初の録音が登場しました。シューマンをして「19世紀のモーツァルト」と言わしめた天才メンデルスゾーンのシンフォニーを2 曲収録。突き抜けるような明るさと焼けるような熱量を併せ持つ、切れのあるマンゼ節が聴きものです。
 第1 番はメンデルスゾーン15 歳の時の作品で、既に12 曲の『弦楽のための交響曲』を書いているとはいえ2 管編成フル・オーケストラを用いた初の交響曲。にもかかわらず早熟の天才ぶりが眩しい音楽です。バロック的書法を思わせる楽想もあり、こういった箇所でのマンゼの生き生きとした音運びはやはりさすがと言えます。
 美しく抒情的な旋律で人気の『スコットランド』も、マンゼの手にかかると切れのある白熱の演奏に。オーケストラの力量も高く、素早いメロディを完璧に吹きこなす管楽器の機動力には舌を巻きます。そして第4 楽章冒頭の弦楽器の刻みの鋭さ!付点リズムを強調した主題がまた鮮烈、針のように尖った実にスリリングな演奏です。

  交響曲第1番ハ短調 Op.11
   (I.10'11"+II.6'09" +III.7'24"+IV.8'18")
  交響曲第3番イ短調『スコットランド』 Op.56
   (I.15'43"+II.4'21"+III.9'12" +IV.9'24")
 

PTC 5186571
(SACD HYBRID)
\2700
「On My Journey Now」〜黒人霊歌と讃美歌
 1. Nobody Knows the Trouble I’ve Seen/
 2. Sometimes I Feel Like a Motherless Child/
 3. Didn’t My Lord Deliver Daniel/
 4. On My Journey Now/5. Give Me Jesus/
 6. Kumbaya/7. Go Down Moses/
 8. Deep River/9. Ain’t-a That Good News/
 10. Amazing Grace/
 11. Joshua Fought the Battle Of Jericho/
 12. De Blin’ Man Stood On De Road An’ Cried/
 13. Stand Still Jordan/14. Wade in the Water/
 15. By An’ By/16. My Lord, What a Morning/
 17. Were You There/18. Every Time I Feel the Spirit/
 19. Don’t You Weep When I Am Gone/
 20. Battle Hymn of the Republic/
 21. Let Us Break Bread Together/
 22. My Tribute (To God Be The Glory)/
 23. He’s Got the Whole World in His Hands/
 24. Ride on, King Jesus!
レスター・リンチ(バリトン)
ヴィクター・サイモンソン
 (編曲、ピアノ)
ブライアン・ファレル
 (編曲、オルガン)
ARTシンガーズ、ほか
 心から歌いあげる魂の歌。バリトン歌手レスター・リンチの思いが詰まった1枚

 録音:2015年9-10月/カリフォルニア/74’58’’、DSD、Stereo / Multi-ch

 ヴェルディを始めドラマティックなオペラを得意とするバリトン、レスター・リンチが黒人霊歌と讃美歌を歌うソロ・アルバムです。
 まさに魂の歌、という心のこもった歌唱からも伝わってくるように、これは彼にとって非常に意味深いプロジェクト。「アメリカの歴史に大きな影響を与えた歌の数々を、自由を求め苦しんだ人々の名誉のために歌う、声楽家になって以来ずっとレコーディングすることを夢見ていたアルバム」だと自ら語っています。伴奏はピアノ、オルガン、ギター、アンサンブルなど様々。合唱も入るなど幅広いアレンジで聴かせます。




CALA

CACD 77025
\2500
フランス国立管の首席ハープ奏者、イザベル・ペランの名盤復刻!
 アラベスク

 アッセルマン:泉
 エーベルル/モーツァルト:アリアとロンド・パストラル
 ショパン:雨だれ前奏曲 Op.28-15
 中国の伝承曲:流れる小川(小河淌水)
 コッリ=デュセック:ソナタ ハ短調
 サルセード:夜の歌
 ジョン・トマス:吟遊詩人の故郷への別れ
 アルヴァーズ:セレナーデ
 レスピーギ:シチリアーナ
 ドビュッシー:
  アラベスク第1番、神聖な舞曲と世俗的な舞曲*
イザベル・ペラン(ハープ)
クリストフ・シャニャール(指揮)*
ノースウェスト・シンフォニア*
 
 フランス国立管のハープ奏者を20年以上にわたり担い、日本でのマスタークラスも多い名手イザベル・ペラン。
 ハープの名曲から、人気クラシック曲のハープ・アレンジまで、ハープの魅力満載の名盤がCalaから復刻!

 録音:2002年5月14−16日、リアルト・シアター(ワシントン)
 

CACD 77021
\2500
メキシカン・コネクション
 オルティス:マンボ・ニノン/
 サーチッヒ:オール・アット・セヴンス・アンド・エイツ/
 クンツェ:センデロ・ナシエンテ/
 リフタ:水の秘密/
 チャペラ:スペクトラクス/
 マルケス(ハウィー編):ダンソン第6番 プエルト・カルバリオ/
 ヤング:ディス・アースリー・ラウンド/
 マルドナド:トレマー/
 ナイメ:ブレイン・フリーズ/
 カスターニョ:アンコール
HDデュオ
 〔マイケル・デューク
   (サクソフォン)、
 デイヴィッド・ハウィー
   (ピアノ)〕
 クラシックからジャズ、現代音楽まで精通するサクソフォン奏者のマイケル・デュークとピアニストのデイヴィッド・ハウィー。ともにシドニー音楽院で教鞭を執るオーストラリアのコンビ、HDデュオ。多くの新作委嘱も行っており、オーストラリア政府の協賛も得て製作されたこの「メキシカン・コネクション」では、メキシコとオーストラリアの作曲家たちがHDデュオのために書いた作品を収録。サクソフォンの新たなレパートリー開拓にもどうぞ。

 録音:2015年12月10日、2016年2月18日−19日、シドニー音楽院
 

CACD 77026
\2500
オデッセイ 〜 ジェフリー・ハンソン:作品集
 5つの夜想曲(テノールと室内管弦楽団)
 クラリネット協奏曲(クラリネットと弦楽)
 オルフェウス(合唱とピアノ)
 ユビラーテ・デオ(詩篇第100篇)(合唱とオルガン)
 オデッセイ(チェロ協奏曲)(チェロと弦楽)
 ナウ・ウェルカム・ゾマー(無伴奏合唱)
ジェフリー・ハンソン(指揮)
ロンドン・リピエーノ・ソサエティ
ジェフリー・サイモン(指揮)
ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
パブロ・ストロング(テノール)
ソム・ハウィー(クラリネット)
セバスチャアン・コンベルティ
 (チェロ)
ヘレナ・トムソン(ソプラノ)
サンドラ・スミス(ピアノ)
ジョナサン・ドッズ(オルガン)
 イギリスの合唱団、ロンドン・リピエーノ・ソサエティの音楽監督を務める作曲家、指揮者、オルガニスト、ジェフリー・ハンソンが書いたオーケストラと合唱のための作品集。
 アルバム・タイトルともなっている2012年の新作、チェロ協奏曲 《オデッセイ》のソロを務めるのは、ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの首席チェリストであり、チェロ・クラシックス・レーベルの創設者でもあるセバスチャン・コンベルティ。

 録音:2016年10月23日−25日、オール・セインツ教会(ロンドン)




EVOE



EVOE 003
\2600
ヴィヴァルディ:ヴェネツィアのカーニヴァル
 歌劇《オリュンピアス》RV.725より
 歌劇《ユスティヌス》RV.717より
 歌劇《ファルナーチェ》RV.711より
 闇の恐怖の長い苦しみ RV.629
 歌劇《グリセルダ》RV.718より
 オラトリオ《勝利のユディータ》RV.644より
 お願いだ、もうやめてくれ RV.684
 歌劇《美徳の勝利》RV.740より
ミリアム・アルバーノ(メゾ・ソプラノ)
ヤクブ・ヨゼフ・オルリンスキ
 (カウンターテナー)
ナタリア・カヴァェク(メゾ・ソプラノ)
シュテファン・プレヴニャク
 (ヴァイオリン&指揮)
カペラ・デル・オスペダーレ・
 デッラ・ピエタ
 ポーランド古楽界によるヴィヴァルディ!

 近年、実力、評価ともに急上昇中のポーランド古楽界。ポーランドのクラクフで2015年に設立されたハイクォリティの古楽系レーベル「エヴォエ(Evoe)」のアルバム第3弾は、イタリア、ポーランドの若きスター歌手たちが歌う、ヴィヴァルディのオペラ・アリア集。
 演奏は、レザール・フロリサンやル・コンセール・デ・ナシオンなどで活躍したポーランドのヴァイオリニスト、シュテファン・プレヴニャクが率いるバロック・オーケストラ、「カペラ・デル・オスペダーレ・デッラ・ピエタ(Cappella dell'Ospedale della Pieta)」。その名の通り、ヴィヴァルディが多くの作品を作り音楽教師を務めたヴェネツィアのピエタ院(ピエタ慈善院)をモデルに、才能ある女流アーティストたちによって構成されるピリオド・オーケストラです。

 録音:2015年7月18日−20日、2016年1月5、カルウォヴィチ音楽学校コンサート・ホール(ポーランド)


ナタリア・カヴァェクが歌ってます。
https://youtu.be/Ved5RqqpvrE








LINDORO



NL 3011
【旧譜】
\2500
ブルネッティ:弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲イ短調 Op.2-4(L.153)
 弦楽四重奏曲ト長調 Op.3-6(L.161)
 弦楽四重奏曲変ロ長調 Serie 8-7(L.196)
 弦楽四重奏曲ニ長調 Serie 8-10(L.199)
カルメン・ベネリス
 〔ミゲル・ロメロ・クレスポ
   (ヴァイオリン)、
  ラファエル・ムニョス=
   トレロ・サントス
   (ヴァイオリン)、
  パブロ・アルマサン・ハエン
   (ヴィオラ)、
  ギジェルモ・マルティン・ガミス
   (チェロ)〕

 ガエターノ・ブルネッティ(1744−1798)はイタリアに生まれ、(スカルラッティやボッケリーニなど、当時の多くのイタリア人作曲家と同じように)スペインで活躍した18世紀の作曲家。
 この録音の発売後にブルネッティの作品が好評を呼び、「弦楽三重奏のためのディヴェルティメント集(NL 3021)」、「交響曲集(NL 3026)」、「アリア&情景集(NL 3030)」、「交響曲集Vol.2(NL 3033)」と発売され、Lindoroの人気シリーズとなったブルネッティ・プロジェクトの記念すべき第1弾。



ガエターノ・ブルネッティ:交響曲集

NL 3026
\2500
ガエターノ・ブルネッティ(1743-1798):交響曲集 Vol.1
 交響曲第9番ニ長調 L.298
 交響曲第21番変ホ長調 L.310
 交響曲第29番ハ長調 L.318
カメラータ・アントニオ・ソレール
グスタボ・サンチェス(指揮)

 当レーベルが力を入れているガエターノ・ブルネッティの交響曲。

 ガエターノ・ブルネッティはイタリアのファーノに生まれ、ピエトロ・ナルディーニに師事した後1762年頃スペインのマドリードに移住。1770年に国王カルロス3世の王太子(アストゥリアス公)付き音楽教師に就任。1788年、王太子がカルロス4世として即位するとともに王の私設楽団のヴァイオリニストとなり、さらに1795年に王宮楽団が創設されるにあたってその指揮者に就任しました。450を超える作品を残したとされていますが、生前・没後とも出版された作品は少なく、演奏・録音される機会も多くありません。

 カメラータ・アントニオ・ソレールは主にスペインの古典派・ロマン派音楽レパートリーを開拓するため、2011年スペインのエル・エスコリアルに創設された弦楽主体のオーケストラ。当盤が彼らのデビューCDです。

NL 3033
\2500
ガエターノ・ブルネッティ(1743-1798):交響曲集 Vol.2
  2つのヴァイオリンとオーケストラのための
   協奏交響曲第3番変ロ長調 L.329(*)
  交響曲第25番ニ長調 L.314
  交響曲第8番ヘ長調 L.297
リナ・トゥル・ボネト、
イグナシオ・ラマル(ヴァイオリン(*))
カメラータ・アントニオ・ソレール
グスタボ・サンチェス(指揮)
 録音:データ記載なし

 全収録曲が世界初録音。ガエターノ・ブルネッティはイタリアのファーノに生まれ、ピエトロ・ナルディーニに師事した後1762年頃スペインのマドリードに移住。1770年に国王カルロス3世の王太子(アストゥリアス公)付き音楽教師に就任。1788年、王太子がカルロス4世として即位するとともに王の私設楽団のヴァイオリニストとなり、さらに1795年に王宮楽団が創設されるにあたってその指揮者に就任しました。
 450を超える作品を残したとされていますが、生前・没後とも出版された作品は少なく、演奏・録音される機会も多くありません。
 カメラータ・アントニオ・ソレールは主にスペインの古典派・ロマン派音楽レパートリーを開拓するため、2011年スペインのエル・エスコリアルに創設された弦楽主体のオーケストラ。
 リナ・トゥル・ボネトはムジカ・アルケミカの創設者で Pan Classics等に録音があります。イグナシオ・ラマルはカメラータ・アントニオ・ソレールのコンサートマスター。

 

NL 3017
【旧譜】
\2500
天使かヒバリ 〜
 16世紀と17世紀スペインのオルガンを伴う歌

  パレストリーナ:アヴェ・ヴェルム・コルプス
  アロンソ・ロボ:わがハープは悲しみの音に変わり
  アラウホ:第10旋法によるティエント
  コエリョ:第1旋法によるマニフィカト
  アラウホ:第8旋法によるティエント
  トレス:聖木曜日の哀歌
  アラウホ:第7旋法によるティエント
  ゲレーロ:めでたし聖なる乙女
  ビクトリア:私は急ぎ市民を包囲しよう、あなたの愛する人
マーク・チェンバーズ(カウンターテナー)
アンドレス・セア(クラヴィオルガン)
ハビエル・ヒメネス(バス)
バルバラ・セラ(ファゴット)
アルナウ・ロドン(コルネット)
 パレストリーナやゲレーロ、ビクトリアといった16世紀〜17世紀スペインのポリフォニー音楽を、クラヴィオルガン伴奏によるカウンターテナーで歌う。




PHAEDRA


PH 92095
\2600
イン・フランダース・フィールズVol.95 〜
 ピート・スウェルツ:ピアノ作品集

  前奏曲 《ジヴェルニーの庭》/
  ピアノ幻想曲 《シーカー・オヴ・トゥルース》/
  J.S.バッハのカンタータ「神よ、我ら汝に感謝す」BWV.29による
   幻想曲《ナディーヌのためのシシリエンヌ》/
  クロード・ドビュッシーへのオマージュ 《失われた歴史》/
  フレデリック・ショパンの思い出による5つの前奏曲/
  パルティータ — イン・メモリアム・J.S.バッハ/
  10の謎めいたワルツ
ラッセル・ハーシュフィールド(ピアノ)  
 1993年のエリザベス王妃国際音楽コンクールで優勝したベルギーの作曲家、ピート・スウェルツ(b.1960)。様々なジャンルで250以上の作品を書いているスウェルツ(日本では吹奏楽作品の作曲家としても知られている)のピアノ独奏作品をまとめたアルバムが、Phaedraの「イン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)」シリーズ第95集として登場。
 バッハやドビュッシー、ショパンへのオマージュ&トリビュート作品など、ピアノ・ファンは要注目のピアノ・ピースです。

 録音:2015年6月23日−24日、アメリカ
 

PH 292034
\2600
ピアノ三重奏のための無言歌集
 メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
 クララ・シューマン:ピアノ三重奏曲ト短調 Op.17
 ロベルト・シューマン:幻想小曲集 Op.88
イ・ジョカトーリ・ピアノ三重奏団
 イン・フランダース・フィールズの第80集では、知られざるフランドルのピアノ三重奏曲を聴かせてくれたイ・ジョカトーリ・ピアノ三重奏団。
 無言歌集(言葉のない歌)と題された新たなアルバムでは、ロマン派のピアノ三重奏のための名曲、メンデルスゾーンとシューマン夫妻の作品を披露。

 録音:2016年3月6日−7日、ロシア

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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CAVI MUSIC

4260085531554
\2700→\2490
27歳で処刑されたピアニスト
 カールロベルト・クライテン歴史的録音集

 ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲、間奏曲変イ長調Op.76-3
   (録音:1934年11月)
 トーマス・ブローメンカンプ(1955-):カールロベルト・クライテンの思い出に*
  (録音:2016 年7月16日)
 ショパン:前奏曲変ロ長調Op.28-21、前奏曲変ロ短調Op.28-16
   (録音:1934年10月)
 ロベルト・フォルカルト(1896-1953):タイトル不明 (録音:1937/38年)
 オトマール・シェック(1886-1957):トッカータOp.29-2
   (録音:1935年10月21日)
 ロベルト・フォルカルト:
  ピアノ・ソナタ嬰ヘ短調Op.2、「月は静かに」によるパラフレーズ
   (録音:1937/38年)
 オスカー・ゴットリープ・ブラー(1934-):川沿いの私の町(1987)*
   (録音:20161年7月16日)
 テオ・クライテン(1887-1960):ソナチネ ホ長調 (録音:1934年9月25日)
 フィリップ・ロジャック(1994-):
  音〜火〜遺灰(カールロベルト・クライテンへのオマージュ)**
   (録音:2016年7月16日)
 J.シュトラウスⅡ:美しき青きドナウ(テオ・クライテン編) (録音:1938年6月16日)
 ショパン:ノクターン 遺作 (録音:1934年10月)
 クリスティアン・バナシク(1963-):
  ピアノとラウドスピーカーのためのベゲーグヌング(出会い)8〜
   レント(カールロベルト・クライテン生誕100周年記念に)**
    (録音:2016 年7月16日)
 ショパン:前奏曲変ロ長調Op.28-21、前奏曲変ロ短調Op.28-16
   (録音:1935年10月)
 ラヴェル:クープランの墓より「トッカータ」
 ショパン:前奏曲変ロ短調Op.28-16
   (録音:1933年)
カールロベルト・クライテン(ピアノ)
トビアス・コッホ(ピアノ)*
ウド・ファルクナー(ピアノ)** 
 CAVI MUSIC27歳で処刑されたピアニスト、カールロベルト・クライテン歴史的録音集

 MONO / STEREO/ADD、DDD/79’19

(メルマガより)

 カールロベルト・クライテンは1916 年6 月26 日にボンに生まれ、10歳でコンサート・デビュー、17歳でウィーン国際ピアノ・コンクール第2 位、ベルリンのメンデルスゾーン・コンクール優勝と、一躍若手ピアニストとして注目を集めました。

 その後ケルン、ウィーンで学び、1937 〜 40 年までベルリンでクラウディオ・アラウのもとで研鑽を積みます。

 コンサートの出演依頼も多く、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とは2 度共演、評論家はバックハウスやギーゼキングと同様に高く評価したといいます。
 またもしアメリカにわたっていればゼルキンと張り合うくらいにはなっていただろうといわれています。

 しかし彼は1943 年にナチスを批判し(母親の友達にヒトラーの悪口を言ったらしい)、逮捕されてしまいます。

 そして・・・結局終戦の2年前、ベルリンのプレッツェンゼー監獄で処刑されます。

 刑務所にいた数カ月間、彼はずっと木の板に鍵盤を書きその上で練習をしていたと言います。


 戦時中多くの人々を救ってきたフルトヴェングラーは、このときもまた彼の助命のために動き、治安担当の官僚と接触しましたが、このときはナチス上層部の悪意が絡んできたためか、クライテンを救うことはできませんでした。

 師アラウは死後40 年経った後にも、最高の弟子のひとりであったと評しています。


 これはそんなクライテンのきわめて貴重な音源です。







 カールロベルト・クライテン(1916-1943)は、ピアニストとして将来を嘱望されていたが、1943 年にナチスの支配下にあったドイツ政府を批判し、27 歳の若さで処刑されました。
 2016 年はクライテン生誕100 周年の記念の年であったため、歴史の研究に熱心なドイツのピアニスト、トビアス・コッホによりこのアルバムが企画され、クライテンの未発表音源、そしてクライテンに捧げられた現代の作曲家の作品を新たに録音し収録したアルバムが制作されました。
 カールロベルト・クライテンは1916 年6 月26 日にボンに生まれ、その後デュッセルドルフで育ちました。彼のコンサート・デビューは10 歳の時、17歳でウィーン国際ピアノ・コンクール第2 位、ベルリンのメンデルスゾーン・コンクール優勝と立て続けにコンクールの顔となり、一躍若手ピアニストとして注目を集めることになります。そしてケルン、ウィーンで学んだ後、1937 〜 40 年までベルリンでクラウディオ・アラウのもとで研鑽を積みました。コンサートの出演依頼も多く、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とは2 度共演しています。彼のレパートリーは古典・ロマン派、そしてプロコフィエフ、ストラヴィンスキーを得意としていました。
 1943 年8 月には家族に宛こんな手紙を書いています。「外に、もう一度、暖かく美しい天気のもとへ」。クライテンは1943 年12 月7 日、ベルリンのプレッツェンゼー監獄で処刑されました。
 トビアス・コッホはクライテンの演奏についてこのように語っています。「彼の演奏は決して名人芸ではなく、いつもそこに音楽があり、作曲家の意図を明確にする稀有な才能を持っていた。」





<映像>


EURO ARTS(映像)


20 64058
(DVD)
\3500
ドキュメンタリー:「THE LABEQUE WAY」
 モーツァルト:
  2台ピアノのための協奏曲変ホ長調K365
   (ピアノ協奏曲第10番)
 シューベルト:4手ピアノのための幻想曲ヘ短調 Op.103
 ラヴェル:ボレロ(打楽器と2台ピアノのための)
 ヴェルディ:レクイエム(抜粋)
 ジョージ・ハリソン:
  ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
 オスヴァルト・ゴリジョフ/ ゴンサーロ・グラウ:ナザレノ
 ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー
 プーランク:2台ピアノとオーケストラのための協奏曲ニ短調
 サン=サーンス:
  2台ピアノとオーケストラのための「動物の謝肉祭」
 アルベニス:組曲「イベリア」よりエヴォカシオン
 サティ:梨の形をした3つの小品より
  「開始のひとつのやり方」、ジムノペディ第1番
 ショパン:前奏曲第4番Op.28-4
カティア・ラベック(ピアノ)
マリエル・ラベック(ピアノ)
ベルリン・フィル、
BBC交響楽団
エイジ・オブ・インライトゥメント管
サー・サイモン・ラトル(指揮)
セミョン・ビシュコフ(指揮)
マイテ・マルティン、
アレッサンドロ・バリッコ、
ダヴィッド・シャルマン、
ナディア・ミランダ、
ニコラ・テスカリ、
マッシモ・プッピーロ ほか
 ラベック姉妹の魅力を余すところなく伝えるドキュメンタリー映像

 監督:フェリックス・カベサ
 画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、字幕:英独仏伊西韓、原語:英仏伊、56分(ドキュメンタリー)+ 40 分(コンサート)、リージョン:All

 フランスのバスク地方、バイヨンヌに生まれたカティア・ラベックとマリエル・ラベックによるピアノ・デュオ「ラベック姉妹」。2 人は、クラシック、アヴァンギャルド、フラメンコなどあらゆる音楽のジャンルをまたぎ活躍しています。
 スペインのドキュメンタリー映像を得意とする監督フェリックス・カベサが手掛けたこの映像「THE LABEQUE WAY」は、そんな二人の音楽的冒険をとらえた内容です。
 バスク地方の伝統的な打楽器を取り入れたラヴェルの「ボレロ」や、天才フラメンコ歌手マイテ・マルティンとのコラボレーション、またラトル、ビシュコフとの共演などラベック姉妹の音楽的な幅広さを感じさせます。
 

20 73078
(DVD)
\3500
壮麗なノートルダム寺院で行われた
 ジョン・ネルソンによるロ短調ミサ

  J.S.バッハ:ミサ曲ロ短調BWV232
   [ボーナス映像]:
    ネルソンとパリ大司教のインタヴュー

ルート・ツィーザク(ソプラノ)
ジョイス・ディドナート(メゾ・ソプラノ)
ダニエル・テイラー(カウンター・テノール)
ポール・アグニュー(テノール)
ディートリヒ・ヘンシェル(バリトン)
パリ・ノートル・ダム聖歌隊
 (合唱指揮:ニコラ・コルティ)
アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
ジョン・ネルソン(指揮)

 映像監督:オリヴィエ・シモネ
 収録:2006年3月27-30日、パリ、ノートルダム寺院(ライヴ)
 画面:NTSC 16:9、音声:PCM ステレオ、DD5.0(ボーナス:DD2.0)、字幕:英仏独西、リージョン:All、110分(本編)、43分(ボーナス)

 ジョン・ネルソンが2006 年に壮麗なパリのノートルダム寺院で行ったバッハのロ短調ミサ曲。1941 年生まれの巨匠ジョン・ネルソンは、幅広いレパートリーと、生き生きとした音楽作りで定評のある指揮者。
 巨匠の風格を漂わせつつも、音楽は熱気に満ち溢れ、バッハの堅密で深みのある音楽を明確に描いています。フランスの名匠オリヴィエ・シモネの秀逸なカメラワークで圧倒的なノートルダム寺院での演奏を堪能することができます。





















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