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≪第91号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2017/2/28〜




3/3(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENT



ACC 26407
\2600
ゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭2016年ライヴ
 新資料に基づく単一組曲版の「水上の音楽」を収録

  ヘンデル:
   「水上の音楽」
   合奏協奏曲「アレクサンダーの饗宴」
ゲッティンゲン・ヘンデル祝祭管弦楽団
ローレンス・カミングズ(指揮)
 録音:2016年5月15日、18日ゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭(ライヴ)/63’12

 ドイツのゲッティンゲンで行われている1920 年から続く歴史ある音楽祭ヘンデル国際音楽祭。ヘンデルの音楽を再発見させる重要な役割を担っています。
 このアルバムは2016 年のライヴで「水上の音楽」と「アレクサンダーの饗宴」を収録しています。
 1717 年7 月17 日にロンドンのテムズ河を舞台に行われた豪華絢爛な川遊びのお祭り用に、ヘンデルが書いたといわれる「水上の音楽」。
 独奏楽器と合奏による合奏協奏曲の様式で書かれており、管楽器がソリスティックに活躍し、明るく華やかな雰囲気を演出します。
 実際にジョージ1世は演奏にいたく感動し、約1 時間のこの曲を計3 回演奏させ、50 人の楽士に対するギャラが150 ポンドかかったという話まで残っています。
 結成10 周年を迎えたゲッティンゲン・ヘンデル祝祭管と指揮ローレンス・カミングズは、近年発見された新資料に基づく単一組曲版で演奏いています。
 カップリングの合奏協奏曲「アレクサンダーの饗宴」はオラトリオ「アレクサンダーの饗宴」の幕間に演奏される器楽曲。格調高い楽曲を明朗闊達に聴かせてくれます。



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FONTENAY CLASSICS

FCI 010
\2500→\2290
トリオ・フォントネのニクラス・シュミット
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2弾

 第2番ト短調BWV1008
 第4番変ホ長調BWV1010
 第5番ハ短調BWV1011
ニクラス・シュミット(チェロ)
 ニクラス・シュミットのバッハ無伴奏第2 弾!

 使用楽器:ジョヴァンニ・バティスタ・ロジェーリ1700年
 録音:2016年3月〜7月、アンドレアス教会(ベルリン)/72’28

 ドイツ・チェロ楽派の伝統を継承するニクラス・シュミット待望のバッハ第2 弾。
 ニクラス・シュミットはフォントネ・ピアノ三重奏団の初代メンバーとして活躍し、現在ハンブルク音楽大学教授として後進の指導にあたっています。
 ベルリンの西部にあるヴァンゼーにあるアンドレアス教会で行われているニクラス・シュミットのバッハ無伴奏組曲全曲録音。ヴァンゼーはベルリン最大級の湖がある豊かな自然が人気の場所。
 アンドレアス教会も響きが良い事でも知られ様々な録音に使われています。
 シュミットが使用している名器ジョヴァンニ・バティスタ・ロジェーリの豊かな音色も最大限に生かされた美しい録音、そして確かな技術裏付けされたきわめて正統派の演奏を聴くことができます。




ニクラス・シュミット
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1弾
FCI 009
\2500
トリオ・フォントネのニクラス・シュミット
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1弾
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲

 (1)第1番 ト長調BWV1007
 (2)第3番 ハ長調BWV1009
 (3)第6番 ニ長調BWV1012
ニクラス・シュミット(Vc)
 これぞまさにドイツ、待望のシュミットによるバッハの無伴奏

 録音:2014年3-4月/アンドレアス教会(ベルリン)/69’ 04”

 ドイツ・チェロ楽派の伝統を継承するニクラス・シュミット待望のバッハ。これぞまさにドイツの音、深く重厚でしみじみ感動的。やはりドイツ人によるバッハが格別なことを実感させてくれます。




アルペジョーネ・ソナタとベートーヴェンの変奏曲集
FCI 005
\2500
歌うチェロ
 (1)シューベルト:アルペジオーネ・ソナタD.821
 (2)ベートーヴェン:
  ヘンデルの「マカベアのユダ」の「見よ勇者は帰る」の
   主題による12の変奏曲WoO.45
 (3)同:
  モーツァルトの「魔笛」の「娘か女か」の
   主題による12の変奏曲Op.66
 (4)同:
  モーツァルトの「魔笛」の「恋を知る男たちは」の
   主題による12の変奏曲WoO.46
ニクラス・シュミット(Vc)
ジョン・チェン(Pf)
 ドイツ本場のチェロによる正統派ベートーヴェン

 録音:2012年5月/ファットリア・ムジカ・オスナブリュック/62’ 21”

 ドイツ・チェロ演奏の伝統を聴かせる、名手ニクラス・シュミットによる独墺名作4 篇。ベートーヴェンは堂に入った説得力満点。シューベルトも独特の渋い味わいが絶品。
 中国系ニュージーランド人ピアニスト、ジョン・チェンが見事に支えています。


これはサン=サーンスのチェロ協奏曲第1番。貫禄たっぷりの演奏。
https://youtu.be/vmJTgZg_IIw






HAENSSLER


HC 16094
\2600
ベーゼンドルファーの美しい響き…
 ブシャケヴィッチのシューベルト

  シューベルト(1797-1828):
   (1)-(4)4つの即興曲 Op.90 D.899
    【I.第1番 ハ短調(11’08”)/II.第2番 変ホ長調(4’57”)/
     III.第3番 変ト長調(6’31”)/IV.第4番 変イ長調(8’22”)】
   (5)-(7)3つのピアノ曲 D.946
    【I.アレグロ・アッサイ 変ホ短調(9’02”)+
     II.アレグレット 変ホ長調(11’28”)+
     III.アレグロ ハ長調(5’19”)】
   (8)12のグラーツのワルツ Op.91 D.924(9’08”)
アミエル・ブシャケヴィッチ
 (ピアノ;ベーゼンドルファー)
 洗練されたベーゼンドルファーの美しい響き…俊英ブシャケヴィッチが得意のシューベルトを奏でる!!

 セッション録音:2015年8月2-4日/リスボン(ポルトガル)/66’00”

 俊英ピアニスト、アミエル・ブシャケヴィッチがシューベルトの4 つの即興曲(D.899)と3 つのピアノ曲を録音しました!
 現在ヨーロッパを中心に活躍するブシャケヴィッチはイスラエルのイェルサレム生まれの南アフリカ育ち。シューベルト国際ピアノ・コンクールをはじめ数々の国際コンクールで優秀な成績をおさめ、以後国際的に活動する若手ピアニストとして注目されております。
 幅広いレパートリーの中でも幼いころから親しみを持っていたのがシューベルト。ソロ・デビュー・ディスクもシューベルトを録音しており、品格ある演奏で評価を得ております。
 独奏だけでなく室内楽、そして歌曲の伴奏者としても名高いブシャケヴィッチは、テノール歌手、ティモシー・ファロンと共演したリストの15 の歌曲(BIS SA 2272)の録音もリリースしております。
 洗練された美しいタッチとシューベルトへの敬愛を感じるブシャケヴィッチの演奏。当録音ではベーゼンドルファーを使用して深みのある演奏を存分にお楽しみいただけます。







PENTATONE



PTC 5186560
(SACD HYBRID)
\2700
鬼才マット・ハイモヴィッツによる
 メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」

   (1)デヴィッド・クラカウアー(1956-):アコカ(5’59”)
   (2)-(9)オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
    「世の終わりのための四重奏曲」
     【I. 水晶の典礼(2’48”)+
      II.世の終わりを告げる天使のためのヴォカリーズ(5’26”)+
      III.鳥たちの深淵(7’20”)+IV. 間奏曲(1’46”)+
      V.イエスの永遠性への賛歌(8’32”)+
      VI.7つのトランペットのための狂乱の踊り(6’19”)+
       VII.世の終わりを告げる天使のための虹の混乱(7’25”)+
      VIII.イエスの不滅性への賛歌(9’23”)】
   (10)ソーコールド(ジョッシュ・ドルジン)(1976-):
       Meanwhile. . . (8’47”)
デヴィッド・クラカウアー(クラリネット)
マット・ハイモヴィッツ(チェロ)
ジョナサン・クロウ(ヴァイオリン)
ジェフリー・バールソン(ピアノ)
ソーコールド(電子楽器)
 ライヴ録音:2008年9月8&9日/マギル大学(モントリオール)/マルチチャンネル、63’45”

 SACD ハイブリッド盤。
 Pentatone レーベルとカナダのOxingale Records レーベルとの共同企画"PENTATONE OXINGALE Series"。当ディスクは2008 年に収録したメシアンの「世の終わりのための四重奏曲」をSACD ハイブリッドでリリースします。
 「世の終わりのための四重奏曲」は、キリスト教信仰の直接の顕れと、当作品以前までの彼の技法を集成する複雑精緻なリズム、旋法、和声語法の総合とが相まった代表作の一つ。第2 次世界大戦中、メシアンはゲルリッツの捕虜収容所にて「ヨハネの黙示録」第10 章から啓示を受け、飢えと労働と極寒の極限状態のなか作曲しました。
 楽器編成はヴァイオリン、クラリネット、チェロ、ピアノという特異なもので、初演は同収容所に居合わせたジャン・ル・ブーレール(ヴァイオリン)、アンリ・アコカ(クラリネット)、エティエンヌ・パスキエ(チェロ)そして作曲したオリヴィエ・メシアン(ピアノ)によって行われました。
 クラカウアー作曲の「アコカ」は、世の終わりのための四重奏曲の初演を担当したアコカへのオマージュ作品。当ブックレットには自筆譜の一部も掲載しております。
 最後に収録されたMeanwhile…を作曲したソーコールドことジョッシュ・ドルジンは、カナダのラッパーにしてピアノ・アコーディオン奏者。クレズマー音楽とヒップホップ、R&B そしてDrum&Bass を出会わせたことでも知られるカナダの逸材です。
 1970 年イスラエル生まれのチェリスト、マット・ハイモヴィッツは、1988 年にレヴァイン指揮、シカゴ交響楽団をバックにドイツ・グラモフォンに録音し、センセーショナルなレコーディング・デビューを果たしました。その後、1999 年に自身のレーベルOxingale Recordsよりバロックから現代まで、さらにジャンルの壁を超えジャズ、ロックと実に多彩なプログラムに挑戦しています。







REFERENCE RECORDINGS


FR 723
\2200
ビバ、セゴビア!〜アンドレス・セゴビア・アーカイヴ〜
 ハンス・ハウグ: エチュード(ロンド・ファンタジコ)
 シリル・スコット:ソナティナ
 レノックス・バークリー:ギターのための4つの小品
 エットーレ・デズデーリ:ソナタ ホ長調
 アロイス・フォルヌロー:前奏曲
 フェルナンド・ペイロ:主題と変奏
 ハンス・ハウク: パッサカリア
ロベルト・モロン・ペレス( ギター)
 セゴビア・アーカイヴ第3 弾!

 録音:2015年10月18-20日ホーリー・トリニティ教会、イギリス

 アンジェロ・ジラルディーノ氏が校訂し、イタリアのベルベン社から出版されている「アンドレス・セゴビア・アーカイヴ」。セゴビアに献呈された作品を、作曲家の自筆譜を添えて未刊(一部既刊)の作品を出版したもの。
 本アルバムは、この楽譜の出版の際にも協力したスペイン出身のギタリスト、ロベルト・モロン・ペレスが、この価値ある出版物に沿った内容で収録したシリーズ第3 弾です。
 イギリス印象派の作曲家シリル・スコットの「ソナティナ」、近代フランス音楽の影響を受けたイギリスの作曲家レノックス・バークリーの「4 つの小品」イタリア出身のエットーレ・デズデーリの「ソナタ」、セゴビアがスイスで出会い親交を深めたアロイス・フォルヌローの「前奏曲」、ジュネーヴ出身でパリでデュカスに学んだ女性作曲家フェルナンド・ペイロの「主題と変奏」、そしてギターの作品も多く残しているスイスの作曲家ハンス・ハウクの作品は新発見された2 つの曲が収録されています。




ANALEKTA


AN 28771
\2500
カリン・ケイ・ナガノ/
 バッハの"インヴェンションとシンフォニア"!

  J.S.バッハ:
   2声のインヴェンションと3声のシンフォニア
    BWV.772−801
カリン・ケイ・ナガノ(ピアノ)
 ピアノ界のニューヒロイン、カリン・ケイ・ナガノ。新録音はバッハの"インヴェンションとシンフォニア"!
 ケント・ナガノと児玉麻里の娘であり、2014年に日本デビューを果たした才女、カリン・ケイ・ナガノ待望の第2弾!
 前作モーツァルトに続く新録音となるこのJ.S.バッハは、演奏、録音の両面で話題となること必至!

 ルビンシテイン国際ピアノ・コンクール(2009〜2010年)、ベルリン国際ピアノ・コンクール(2007年)、スクリャービン国際ピアノ・コンクール(2007年)で第1位に輝いた実績を持ち、2014年には日本デビューを果たしたピアノ界のニューヒロイン、カリン・ケイ・ナガノ。
 ケント・ナガノと児玉麻里の娘であり、パリではフランスの名教師、故ジェルメーヌ・ムニエにピアノを師事した若き才女がデビュー・アルバムとなったモーツァルトの「ピアノ協奏曲第12番&第13番(室内楽版)」(PAN 28765/AN 28765)から約3年の歳月を経て、J.S.バッハの「2声のインヴェンションと3声のシンフォニア」をレコーディング!
 カリン・ケイ・ナガノは、このヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの教育のために作曲された傑作を演奏するにあたり、1720年の原典版に基づく「C, D, E, F, G, A, B, B-fl, A, G, F, E, E-fl, D, C」の曲順を採用。
 カリン・ケイ・ナガノのピュアな音色とクリアなタッチ、バッハの音楽に対する真摯なアプローチ、そしてアナレクタ(Analekta)の優秀録音によって、「学習用」というイメージから解き放たれた「30の小品」がまばゆく輝きます。

 ※録音:2016年7月、ラジオ・カナダ・スタジオ12(モントリオール、カナダ)






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CHANNEL CLASSICS



CCSSA 38817
(2SACD HYBRID)
\4000→\3690
イヴァン・フィッシャーとブダペスト祝祭管、
 ついにマーラーの第3番が登場!

  マーラー:交響曲第3番ニ短調
イヴァン・フィッシャー(指揮)
ブダペスト祝祭管弦楽団
ゲルヒルト・ロンベルガー(アルト)
カンテムス児童合唱団
バイエルン放送合唱団

 ハンガリーの鬼才イヴァン・フィッシャーと、ハンガリーの奇跡のオーケストラ、ブダペスト祝祭管弦楽団(BFO)。2005年にリリースされた「交響曲第6番」以来、慎重に録音を進めてきたフィッシャー&BFOによるグスタフ・マーラーの交響曲集。
 最新巻では、アルト独唱と女声合唱を含むマーラー最長のシンフォニー、「交響曲第3番」がいよいよ登場!
 アルト独唱は、ドゥダメル&ベルリン・フィルやハイティンク&バイエルン放送響など、近年のマーラー交響曲第3番録音でも活躍を続けるドイツの歌手、ゲルヒルト・ロンベルガー(2014年の来日公演では、ノット&東響とマーラーの交響曲第8番も歌っています)。児童合唱はハンガリーの名合唱団、カンテムス児童合唱団(カンテムス・ファミリーの「少女合唱団」は2016年7月にも来日公演を行っています)。
 圧倒的なオーケストラとイヴァン・フィッシャーの独特の解釈、そして超高音質録音で世界から絶賛されるマーラーの交響曲集、待望の第7弾にご注目あれ!



 


CCS 39117
\2500
ジャコメッティ、トンプソンのトリオ第2弾
 ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲集

  ピアノ三重奏曲第5番ニ長調 Op.70-1《幽霊》
  ピアノ三重奏曲第6番変ホ長調 Op.70-2
  ピアノ三重奏曲第11番「私は仕立て屋カカドゥ」
   の主題による変奏曲ト長調 Op.121a
ハムレット・ピアノ・トリオ
 〔パオロ・ジャコメッティ
   (フォルテピアノ)、
  カンディダ・トンプソン
   (ヴァイオリン)、
  クセニア・ヤンコヴィチ(チェロ)〕

 ジャコメッティ、トンプソンのトリオ第2弾!「幽霊」を含む、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲集!
 名手パオロ・ジャコメッティがサルヴァトーレ・ラグラッサのフォルテピアノで弾くベートーヴェン!
 ヴァイオリンは、アムステルダム・シンフォニエッタの音楽監督、カンディダ・トンプソン!

 モダン楽器とピリオド楽器の両方を弾きこなすイタリア生まれの名ピアニスト、パオロ・ジャコメッティ。アムステルダム・シンフォニエッタの音楽監督を務めるイギリスのヴァイオリニスト、カンディダ・トンプソン。ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールで優勝したセルビア系ロシア人チェリスト、クセニア・ヤンコヴィチ。
 3人のピリオド楽器の名手によって2011年に結成された新アンサンブル、ハムレット・ピアノ・トリオのセカンド・アルバムは、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲集!

 使用ピアノ:サルヴァトーレ・ラグラッサ1815年製
 


CCS 39417
\2500
ニン・フェン率いる弦楽四重奏団始動!
 ドラゴン・クヮルテット

 シューヴェルト:
  弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810《死と乙女》
 ドヴォルザーク:
  弦楽四重奏曲第12番ヘ長調《アメリカ》 Op.96
ドラゴン・クヮルテット
 〔ニン・フェン(ヴァイオリン)、
  ワン・シャオマオ(ヴァイオリン)、
  ツェン・ウェンシャオ(ヴィオラ)、
  チン・リーウェイ(チェロ)〕
 【4月来日予定!】 パガニーニ・コンクールを制した天才、ニン・フェン率いる弦楽四重奏団始動!
 パガニーニ・コンクールを制した中国の天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン!
 ニン・フェンとチン・リーウェイら、中国の若手スター・アーティストで結成した弦楽四重奏団!
 ニン・フェンは2017年4月に来日予定!

 中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動するニン・フェンは、ハノーファー国際ヴァイオリン・コンクール、ユーディ・メニューイン国際コンクール、エリザベート王妃国際音楽コンクールなどの権威あるコンクールで入賞し、2005年にマイケル・ヒル国際ヴァイオリン・コンクールで第1位、2006年にはパガニーニ国際コンクールで第1位を受賞した、中国最高峰と評される天才ヴァイオリニスト。Channel Classicsから「ハロー・ミスター・パガニーニ(CCSSA 80807)」でデビューし、ピアノ伴奏付きのソロから、ヴァイオリン・デュオ、無伴奏作品、コンチェルトなど様々なアルバムを送り出してきたニン・フェンが、ついに室内楽のアルバムも録音!
 ニン・フェンを筆頭に、チャイコフスキー国際コンクールで銀メダルを受賞したチン・リーウェイ(キン・リウェイ)、中国中央バレエ団オーケストラのコンサートマスター、ワン・シャオマオ、バイエルン放送交響楽団の首席ヴィオラ奏者、ツェン・ウェンシャオといった中国の若きスター・アーティストたちによって2012年に結成されたドラゴン・クヮルテット(ドラゴン弦楽四重奏団)が、シューベルトとドヴォルザークの名曲で衝撃のデビューを果たします。

 ニン・フェン 2017年来日公演予定
 4月18日(火) ザ・シンフォニーホール(大阪)  共演:ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)、香港フィルハーモニー管弦楽団




 ニン・フェンのパガニーニ。憎らしいほどうまい。
https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=GPfmtMvBKqI


 そして下記チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の一部が見られるPV。これまたふてぶてしいくらいうまい。
https://www.youtube.com/watch?v=WvAzSmxSBUA&feature=player_detailpage



旧譜
ニン・フェン
「スペイン交響曲」&ツィゴイネルワイゼン

CCS 37916
\2500
天才ニン・フェン/「スペイン交響曲」&ツィゴイネルワイゼン

 〜アパッシオナード

  サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン Op.20
  ラロ:スペイン交響曲ニ短調 Op.21
  サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22
  ラヴェル:ツィガーヌ
  ビゼー/ワックスマン:カルメン幻想曲
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ロッセン・ミラノフ(指揮)
アストゥリアス交響楽団
 ニン・フェンの情熱がほとばしる!サラサーテ、ラロ、ラヴェルの名作集!

 中国出身で現在はベルリンを拠点に国際的に活動する天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。パガニーニ国際コンクールを制し、Channel Classicsから「ハロー・ミスター・パガニーニ(CCSSA 80807)」でデビューし、ピアノ伴奏付きのソロから、ヴァイオリン・デュオ、無伴奏作品、コンチェルトと名盤を送りだしたニン・フェンのChannel Classics第6弾は、ロッセン・ミラノフ&アストゥリアス交響楽団と贈る名作集!
 サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」、ラロの「スペイン交響曲」、ラヴェルの「ツィガーヌ」、そしてワックスマンの「カルメン幻想曲」といったスペインとフランスのロマンと民族的情熱が香り立つ濃厚なプログラム。スペインの熱きオーケストラをバックに、ニン・フェンの超絶技巧がほとばしる!

 使用楽器:ストラディヴァリウス1721 "MacMillan"


旧譜
ニン・フェン
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

CHANNEL CLASSICS
CCSSA 34913
(SACD HYBRID)
\2800
ニン・フェン〜チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
 ブルッフ:
  ヴァイオリンと管弦楽のためのスコットランド幻想曲Op.46
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
ニン・フェン(ヴァイオリン)
ヤン・ヤン(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
 ニン・フェン 本格コンチェルト・アルバム!DSOとのブルッフ&チャイコフスキー!!

 パガニーニ国際コンクールを制した中国の天才ヴァイオリニスト、ニン・フェン。ついにコンチェルトに挑む!
 伝説の巨匠パブロ・デ・サラサーテのために書かれたマックス・ブルッフの「スコットランド幻想曲」。
 そして名曲中の名曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲という大曲で、持ち前の超絶技巧が遺憾なく発揮される。四川音楽院と英国王立音楽院でヴァイオリンを学び、現在はベルリンを拠点に世界を舞台に活躍する中国を代表するヴァイオリニスト、ニン・フェン。ミトロプーロス国際指揮者コンクールで優勝したヤン・ヤンも、欧米で活躍の場を広げている中国の有望若手指揮者。録音はベルリンの名門、Teldex Studioを使用し、高音質録音面にも期待がかかる。

 録音:2012年11月22日−24日、ベルリン・テルデックス・スタジオ






CORO



COR 16152
\2500→\2290
サラ・セクストンが第1ヴァイオリン!
 カリーノ弦楽四重奏団の「ハイドン」!

  ハイドン:
   十字架上のキリストの最後の7つの言葉 Hob.XX-1b
カリーノ弦楽四重奏団
 〔サラ・セクストン(ヴァイオリン)、
  トム・ハンキー(ヴァイオリン)、
  レベッカ・ジョーンズ(ヴィオラ)、
  サラ・マクマホン(チェロ)〕
 ザ・シックスティーン・オーケストラのコンミスが参加!カリーノ弦楽四重奏団の「ハイドン」!
 ザ・シックスティーン・オーケストラのリーダー、サラ・セクストンが第1ヴァイオリン!
 AAM、OAEで活躍するチェリスト、サラ・マクマホンなど、ピリオド奏法に精通する名手たちによるアンサンブル!

 ザ・シックスティーン・オーケストラのコンサート・ミストレスであり、キングズ・コンソートやクラシカル・オペラ、アイルランド・バロック・オーケストラなど、英国のピリオド・オーケストラで活躍する女流ヴァイオリニスト、サラ・セクストンが第1ヴァイオリンを務めるカリーノ弦楽四重奏団の「コーロ(CORO)」第1弾!
 1999年のアイルランドのウェスト・コーク室内楽音楽祭でその活動をスタートさせたカリーノ弦楽四重奏団は、ウィグモア・ホール、カーネギー・ホールへのデビューを果たし、順調にキャリアを積み重ねてきた実力派アンサンブル。
 サラ・セクストンだけでなく、エンシェント室内管弦楽団などで活躍するチェロのサラ・マクマホンなど、ピリオド奏法に長けた名手たちが、作品全体のほとんどが緩徐楽章から成るハイドン円熟期の大作を奏でます。







PAVLIK


PA 0143-2
\2900
シマノフスキ(1882-1937):
 ヴァイオリン協奏曲第2番 Op.61(1932-1933)
ベルク(1885-1935):
 ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」(1935)
ミラン・パリャ[ミラン・パラ](ヴァイオリン)
スロヴァキア放送交響楽団
マリアーン・レヤヴァ(指揮)
 録音:2016年1、3月、スロヴァキア放送スタジオ1、ブラチスラヴァ、スロヴァキア
 いまスロヴァキアで最も勢いのあるヴァイオリン奏者ミラン・パリャ(1982年生まれ)と2014年以来2017年現在プラハ・モダーン(・アンサンブル)の首席指揮者を務めているスロヴァキアの指揮者マリアーン・レヤヴァ(1976年生まれ)の共演。




CARUS


83273
(2CD)
\4000
シュッツ:全集Vol.14 「シンフォニア・サクレ第1集」 SWV.257-276
CD. 1
 1. わが民よ、わが教えを聞き  SWV.270
 2. 神よ、わが心は決意したり SWV.257
 3. わが魂は消え  SWV.263
 4. エルサレムの娘らよ、われ汝に誓う SWV.264
 5. 夜ごと、ふしどに  SWV.272
 6. 私は夜警に見つかりました SWV.273
 7. おお汝はいかに美しきかな  SWV.265
 8. 愛する者よ、レバノンより来たれ  SWV.266
 9 主にあって私の心は喜び  SWV.258
 10. 来て下さい、私の愛する人よ  SWV.274
CD. 2
 1. 私はいつも主をほめたたえます  SWV.267
 2. 私は主に求め  SWV.268
 3. 苦しみを負う者はわれに来たれ SWV.261
 4. わが子、アブサロム SWV.269
 5. 主よ、われ御身に依り頼みたり SWV.259
 6. 主よ、私の唇を開いて下さい  SWV.271
 7. 全地よ、神をたたえよ SWV.262
 8. 命あるかぎり、主に向って歌います SWV.260
 9. 新月にラッパを吹き鳴らせ SWV.275
 10. 弦と管もて神をたたえまつれ  SWV.276
歌手:
 ドロテー・ミールズ(ソプラノ) 
 イザベル・ヤンチェク(ソプラノ) 
 ダヴィド・エーラー(アルト)
 ゲオルク・ポプルッツ(テノール) 
 トビアス・マトガー(テノール)
 フェリックス・シュヴァントケ(バス) 
器楽奏者:
ヴァイオリン:マルグレット・バウムガルトル 
コルネット:フリーデリケ・オットー、
ジュリア・フリッツ
リコーダー:ジュリア・フリッツ
トロンボーン:セバスティアン・クラウゼ 
フェルナンド・ギュンター 
ドゥルシアン(古楽ファゴット):ジェニファー・ハリス
エヴァ=マリア・ホルン
テオルボ:アンドレアス・アレンド 
ヴィオローネ:マティアス・ミュラー
オルガン:ルトガー・レミー
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮
 シュッツの作品全集録音を進めるラーデマンによる第14弾。
 素晴らしい歌手・奏者陣を迎えて、美しく清らかで厳しい演奏を繰り広げています。2016年6月12-16日 ドイツ、ポルディッツ(Polditz)の聖ニコライ教会での録音




OPERA RARA



ORC56
(2CD)
\5200
ベッリーニ:歌劇「アデルソンとサルヴィーニ」 アデルソン:シモーネ・アルベルギーニ(バス)
サルヴィーニ:エネア・スカラ(テノール)
ネリー:ダニエラ・バルチェッローナ(メゾ・ソプラノ)
ファニー:キャスリン・ラッジ(メゾ・ソプラノ)
リヴァース夫人:リー・マリアン・ジョーンズ(メゾ・ソプラノ)
ポニファーチョ:マウリツィオ・ムラーロ(バス)
ストゥリュレイ:ロディオン・ポゴソフ(バリトン)
オペラ・ララ合唱団 
BBC交響楽団
ダニエーレ・ルスティオーニ指揮
 2016年5月ロンドンのBBCスタジオでの録音
 ベッリーニ、1825年、24歳の時に書かれたオペラ処女作。
 フランスの戯曲家、F.バキュラール・ダルノーによる1772年に書かれた「Les Epreuves du sentiment」を元に書かれた歌劇。
 ロッシーニの影響を強く受けた作品である事は否めませんがベッリーニ独自の叙情的なスタイルが確立されている事を感じさせます。
 ベッリーニ・ファン待望のアルバムです。

 ※親友同士のアデルソンとサルヴァーニ。
  アデルソンの婚約者であるネリーをサルヴィーニが恋してしまう。
  サルヴィーニを利用してストゥリュレイがアデルソンへの復讐をすすめるも。
  正義と悪、愛と不純の単純な対立では無く、難解かつ魅力的な歌劇です。

 ※オペラ・ララによるこの曲の復刻演奏はベッリーニのオリジナル・スコアに基づく批判校訂版(クリティカル・エディション)を採用しています。

 ※高音を難なく張りのある美声で聴かせるテノールのエネア・スカラ1999年にベーザロのロッシーニ・フェスティバルで注目を浴び現在、世界的に快進撃を続けるネリー役のバルチェッローナ。
 ※1983年ミラノに生まれジャンルイジ・ジェルメッティ、ジャンナンドレア・ノセダアントニオ・パッパーノに師事し2011年ロイヤル・オペラ・ハウスのデビュー後国際的に活躍する革新的な若手指揮者ルスティオーニのもとあまり耳にする事の無い、この作品を魅力的に描き出しています。
 
 ※オペラ・ララならではの丁寧で詳しい解説書144ページ(英語)付き。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2162
\2500
ヌヴーのブラームス&シベリウス、
 ジネットの母手記とともに蘇る!

  (1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
  (2)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
ジネット・ヌヴー(ヴァイオリン)
(1)イサイ・ドブロウェン(指揮)
 フィルハーモニア管弦楽団
(2)ワルター・ジュスキント(指揮)
 フィルハーモニア管弦楽団
 ヌヴーのブラームス&シベリウス、ジネットの母ロンズ=ヌヴーの慟哭の手記とともに蘇る!2トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻

 セッション録音:(1)1946年8月16,17,18日/アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)、(2)1945年11月21日/アビー・ロード・スタジオ(ロンドン)
 使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻)/モノラル

 ■制作者より
 伝説のヴァイオリニスト、ジネット・ヌヴーのHMV 録音であるブラームスとシベリウスのヴァイオリン協奏曲は、言わずと知れた名盤です。
 この2 曲を2 トラック、38 センチのオープンリール・テープより復刻、すっきりと聴きやすい音質で蘇りました。
 今回の復刻CD では、演奏内容以上に注目されるのが、ジネットの母ロンズ=ヌヴーによる手記です。母はジネットとジャン、2 人の子供の思い出をのちに1 冊の本にまとめますが(原書はフランス語、英訳あり、邦訳なし)、この手記はそれよりも前に書かれたものです。最も身近な存在であった母の描写は、ジネットの人となりをまことに見事に浮き彫りにしています。
 母は2 人の子供を失った大きな悲しみを抑えつつ、客観的に、淡々と書き綴っているがゆえに、この偉大なヴァイオリニストの存在感の大きさが真に迫ってきます。言い換えれば、この手記を多くの人に読んでもらいたいがために、今回の復刻CD を制作したのです。

 ■おことわり
 ブラームスの第1 楽章、14 分07 秒付近でアラーム音のようなノイズが入ります。これは原盤に混入しているもので、過去に発売されたSP、LP、CD にも入っています。従いまして、このノイズは当CD の制作過程で発生したものではありません。( 以上、平林 直哉)


<メジャー・レーベル>
 

DG


4796888
(2CD)
\2800
《エレーヌ・グリモー 〜 ベスト・アルバム
 Perspectives 》

《CD1》
 1-2) J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻より
     プレリュードとフーガ ニ短調BWV.875,
 3) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」より
     第3楽章,
 4-9) バルトーク:ルーマニア民俗舞曲Sz.56,
 10) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101より第1楽章,
 11) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310より第3楽章,
 12) ショパン:子守歌 変ニ長調Op.57,
 13) ショパン:前奏曲「雨だれ」Op28-15,
 14) ショパン:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35より第1楽章,
 15) ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36より第1楽章,
 16-17) J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より
     プレリュードとフーガ ハ短調BWV.847,
 18) ドビュッシー:沈める寺,
 19) リスト:エステ荘の噴水,
 20) J.S.バッハ(リスト編):プレリュードとフーガ イ短調BWV.543,
 21) J.S.バッハ(ラフマニノフ編):
     無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ ホ長調BWV.1003よりプレリュード,
 22) ブラームス:16のワルツOp.39より変イ長調/
《CD2》
 1) J.Sバッハ:ピアノ協奏曲第1番ニ短調BWV.1052より第1楽章,
 2) モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番ヘ長調K.459より第3楽章,
 3) ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83より第2楽章,
 4) バルトーク:ピアノ協奏曲第3番Sz.119より第1楽章,
 5) モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488より第2楽章,
 6) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」より第3楽章,
 7) シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54より第1楽章,
 8) ブラームス:ピアノ協奏曲第1番イ短調Op.15より第3楽章,
 9) グルック(ズガンバーティ編):メロディー
エレーヌ・グリモー(ピアノ)

 待望のグリモーベスト盤
 グリモーの常に独創的な視点からの絶妙な選曲でアルバムを構成しているグリモー。彼女のDG録音のアルバムは、全世界で合計100万枚達成しました。
 それを記念して、彼女の古典的な名曲(Disc1はピアノ・ソロ, Disc2はピアノ協奏曲)によるベスト盤が制作されました。深い洞察力と哲学的な解釈、懐の深い感情の起伏、全ての瞬間が息づき、閃きに満ちた演奏をご堪能いただける2枚組です。


 新録音は出ないのかな・・・
 

4797006
(CD)
\2300
マックス・リヒター/インフラ
 ① INFRA 1 / ② JOURNEY 1 / ③ INFRA 2 / ④ INFRA 3 /
 ⑤ JOURNEY 2 / ⑥ INFRA 4 / ⑦ JOURNEY 3
 ⑧ JOURNEY 4 / ⑨ JOURNEY 5 / ⑩ INFRA 5 / ⑪ INFRA6 /
 ⑫ INFRA 7 / ⑬ INFRA 8 / ⑭ SUB PIANO(BONUS TRACK)
マックス・リヒター (ピアノ、エレクトロニクス)
弦楽五重奏
4797007
(LP)
\3700

 ピアノ、ストリングス、エレクトロニクスが美しく奏でる、都会の痛みと哀しみ
 斬新かつ革命的なアプローチで、ヨーロッパの音楽シーンをリードするコンポーザー、マックス・リヒター。近年数々の斬新な企画で注目を集めていますが、過去に様々なレーベルからリリースしていた作品も次々とドイツ・グラモフォンからメジャー発売。本作も2008年ロイヤル・バレエにて初演され、2010年にアルバム発売されていた『インフラ』にボーナス・トラックが1曲プラスされてDGレーベルより発売となります。
 『インフラ』は2009年英国の「ナショナル・ダンス・アワード」において最優秀振付家賞を受賞した傑作で、3月に発売された『3つの世界:ウルフ・ワークスより』(479-7158、479-6952)と同じく、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』など映画でも活躍するロイヤル・バレエ団の常任振付師ウェイン・マクレガーとのコラボレーション作品。すでにDVD/BD化されています。
 音楽は、マックス・リヒター本人のピアノとエレクトロニクスに弦楽五重奏が加わった彼のベーシックな編成で、T.S.エリオットの『荒地』やシューベルトの《冬の旅》からのインスピレーションが作品に深みを与え、静謐でエモーショナルな美が、都会の中の孤独を見事に表現しています。バレエのために作曲された「インフラ1〜8」にアルバム化する際に追加された「ジャーニー1〜5」が挿入され、さらに今回はボーナス・トラックとして「サブ・ピアノ」を収録。




DECCA



4812694
\2300
《ノルベルト・エルンスト 〜 Lebt kein Gott:ドイツ・オペラを歌う》
 1) ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』より「人の世の美しき春にも」,
 2) ウェーバー:歌劇『魔弾の射手』より
    「いやだ、こんな苦しみにはもう耐えられない」,
 3) ワーグナー:歌劇『リエンツィ』より「万能なる父よ、見おろして下さい」,
 4) ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より第1幕への前奏曲,
 5) ワーグナー:歌劇『タンホイザー』より「ローマ語り」,
 6) ワーグナー:歌劇『ローエングリン』より「はるかな国に」,
 7) ワーグナー:舞台神聖祝典劇『パルジファル』より
    「アンフォルタス!あの傷」,
 8) ワーグナー:舞台神聖祝典劇『パルジファル』より
    「ただひとつの武器だけが」
ノルベルト・エルンスト(テノール),
ハルトムート・カイル(指揮)
ブランデンブルク州立管弦楽団

 ウィーンの個性派テノール、ノルベルト・エルンスト、待望のソロ・アルバム
 ウィーン生まれのテノール・ノルベルト・エルンストは、ドイツのレパートリー、特にワーグナーとR・シュトラウス歌手として世界中で高い評価を得ています。2002年にライン州立劇場でのドイツ・オペラに出演。その素晴らしい声と表現が話題となり、2004年からはバイロイト音楽祭の常連、2008年にはウィーン国立歌劇場にデビューしています。2013年ウィーン国立歌劇場でのワーグナー生誕200年記念公演の「ラインの黄金」に出演し、ヨーロッパ各地の歌劇場でキャリアを積んでいます。
 昨年(2016年)のウィーン国立歌劇場来日時の「ナクソス島のアリアドネ」にも出演し、舞踏教師役で見事な歌唱を聴かせました。
 このデビュー・アルバムも彼が得意とするドイツ・オペラの名アリアを収録したもので、彼の説得力のある個性的な表現をお楽しみいただけます。

  【録音】2016年, フランクフルト、C.P.E.バッハ・コンツェルトハレ
 


4814990
(2CD)
\4600
《ギュンター・グロイスベック 〜 シューベルト:冬の旅 & 白鳥の歌》
 シューベルト:
  1) 歌曲集『冬の旅』D.911(全曲),
  2) 歌曲集『白鳥の歌』D.957(全曲)
ギュンター・グロイスベック(バス),
ゲロルト・フーバー(ピアノ),

現代ウィーンを代表する若手バス歌手、ギュンター・グロイスベック

 オーストリアのヴァイトホーフェン生まれ。ウィーン音楽大学で声楽を学んだギュンター・グロイスベック。ウィーン室内オペラで、ペリの『エウリディーチェ』プルートを歌ってオペラ・デビュー。
 2002/2003シーズンにウィーン国立歌劇場の専属歌手として、『フィデリオ』のドン・フェルナンドなどを歌いました。その後、チューリッヒ歌劇場と契約して幅広いレパートリーを身につけ、メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、バイエルン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、パリ・オペラ座、ザルツブルク音楽祭、ウィーン祝祭週間などに登場。
 2011年にはバイロイト音楽祭にデビュー。『魔笛』のザラストロ、『ラインの黄金』のファーフナー、『ワルキューレ』のフンディング、『ローエングリン』のハインリヒ国王、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の夜警など、個性的な役のレパートリーを持ち、表現や演技で高い評価を得ています。新国立劇場にも2009年『チェネレントラ』のアリドーロ役で出演しています。
 彼のソロ・デビューアルバムは、シューベルトの2つの歌曲集。グロイスベックの「冬の旅」では、良くある「最後のあがき」「疲れはてた落ち込み」などの主役になりきった表現ではなく、客観的にカメラマンのようになり、それを写真集のように組み立てていきます。バスの深みと説得力あるかれの解釈は心を打たれるに違いありません。

 【録音】2016年, Kristallsaal des Rothschildschlosses
 

4831654
\2300
《モンテヴェルディ:ヴェスプロ第2巻》
 1) ロドヴィコ・ヴィアダーナ(1560-1627):神よ、速やかにわたしを救い出し,
 2) アンティフォンI,
 3) モンテヴェルディ(1567-1643):主は言われた SV.264,
 4) パレストリーナ(1525-1594)&
    ジョヴァンニ・バティスタ・ボヴィチェッリ(1550-1594):
     アヴェ・ヴェルム・コルプス,
 5) アンティフォンII,
 6) モンテヴェルディ:主をほめまつる SV.266,
 7) イグナツィオ・ドナーティ(1570-1638):うるわしき最愛のイエス,
 8) アンティフォンIII,
 9) モンテヴェルディ:幸いなるかな SV.268,
 10) アンティフォンIII,
 11) アンティフォンIV,
 12) モンテヴェルディ:ほめたたえよ、しもべ達よ SV.270,
 13) ダリオ・カステッロ(1590-1644):ソナタ ニ短調,
 14) アンティフォンV,
 15) モンテヴェルディ:主を褒め称えよ SV.272a,
 16) フレスコバルディ(1583-1643):トッカータ ト長調,
 17) 作者不詳の聖歌,
 18) モンテヴェルディ:あなたの僕が SV.279a,
 19) マニフィカトのアンティフォン,
 20) ジョヴァンニ・ガブリエリ(1553-1612):14声のマニフィカト,
 21) フランチェスコ・ウスペル(1561-1641):8声のソナタ,
 22) 聖歌「ベネディカムス・ドミノ」,
 23) モンテヴェルディ:サルヴェ・レジナ SV.326
ロバート・ホリングワース(指揮)
イ・ファジョリーニ,
ザ・イングリッシュ・コルネット&
サックバット・アンサンブル,
ザ・24,

 モンテヴェルディ生誕450年記念
 モンテヴェルディの生誕450周年、イ・ファジョリーニ創立30周年の2つを記念してのアルバム・リリース。
 モンテヴェルディは、ルネサンス音楽の没落とバロック音楽の興隆を体験した重要人物でした。
 人生の終わり(1640年)に、モンテヴェルディは初期作品で最も有名な作品「聖母マリアの夕べの祈り」(1610年)には含まれていなかったヴェスプロ(教会音楽集)第2巻を出版しました。
 この中には自分の作品以外の作品も含まれています。この第2巻から抜粋して、現代では聴かれる機会の少ない知られざる佳曲が満載のアルバムをイ・ファジオリーニが歌い上げています。
 この時代の研究家・指揮者のロバート・ホリングワースが、モンテヴェルディの素晴らしい詩の間にアンティフォン(聖歌)をはさみ、典礼のように組み立てあげています。
 細部まで緻密に研究を尽くしたその演奏は、透明で息をのむような大きな空間音楽の再現に成功しています。

  【録音】2016年11月, ケンブリッジ、チェスタートン、セント・ジョージ教会




SONY



8898539372-2
\2600→\2390
ルグランも注目だが、指揮がミッコ・フランク!
 ミシェル・ルグラン:

  1. ピアノ協奏曲
  2. チェロ協奏曲
ミシェル・ルグラン(作曲・ピアノ)1, 2
アンリ・ドマルケット(チェロ)2
ミッコ・フランク(指揮)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
8898539372-1
(2LP)
\5400

 映画音楽界の巨匠にして、名ジャズ・ピアニストミシェル・ルグラン最新作は、初の本格的クラシック・レコーディング
 『シェルブールの雨傘』『ロシュフォールの恋人』『おもいでの夏』など、数多くの映画音楽を手掛けて、ジャズ・ピアニストとしても数々の名盤を発表。3度のアカデミー賞と5度のグラミー賞を受賞している映画音楽界の巨匠にして、名ジャズ・ピアニスト、ミシェル・ルグランの最新作は、初の本格的クラシック・レコーディング。ルグランは、多彩な楽器を駆使した豪華でジャジーなオーケストレーションが特徴的だが、80歳を過ぎて原点回帰的な内容のアルバムとなった。
 彼は1950年代からジャズ、映画音楽の分野で活動を開始し、ジャズ・ピアニストとしては、自己名義のアルバム『Legrand Jazz』(1958年)ではマイルス・デイビスと共演するなど世界的に活躍してきたが、もともとはパリ国立高等音楽院で20世紀の最も重要な作曲家を数多く世に送り出した名教育者で作曲家であるナディア・ブーランジェに師事、クラシックの基礎を学んでいる。
 過去には出世作の『シェルブールの雨傘』をピアノとオーケストラのための交響組曲にアレンジ、ロンドン交響楽団とも録音している。今なお精力的に活動を続けるルグランが、晩年に取り組んだ大きな仕事がクラシック技法を駆使した新作協奏曲2曲である。ジャズや映画音楽のテイストと現代音楽の技法が織り交ざり、色彩感溢れ洒脱で快活でモダンな新たなルグランの世界が広がる意欲作となった。
 「ピアノ協奏曲」はルグラン本人がソリストを務め、「チェロ協奏曲」はパリ国立音楽院にてジャンドロン、フルニエ、トルトゥリエに、米国でシュタルケルに師事、ロストロポーヴィチ国際チェロコンクール等数々の入賞歴を持ち、現代音楽にも造詣が深い気鋭のチェロ奏者アンリ・ドマルケットがソリストを担当した。
 この「チェロ協奏曲」はドマルケットのために書き下ろされ、作曲家本人のピアノと共演した貴重なもの。
 オーケストラは名門フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、指揮は2015年より同オケの主席指揮者を務める、フィンランド出身の指揮者ミッコ・フランクが見事にソリストをサポート。2016年9月、パリでの最新録音。
 

8898541395-2
(15CD)
\5500
【マレイ・ペライア70歳記念リリース】
 マレイ・ペライア / アワード・コレクション

【CD1】
 モーツァルト:
  1) ピアノ協奏曲第15番変ロ長調K.450,
  2) ピアノ協奏曲第16番ニ長調K.451〜
   イギリス室内管弦楽団〔録音〕1982年/
【CD2】
 1) モーツァルト: 2台のピアノのためのソナタ ニ長調K.448,
 2) シューベルト: 幻想曲ヘ短調D.940,Op.103〜
   with ラドゥ・ルプー(P)〔録音〕1984年/
【CD3】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37,
  2) ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58〜
    ベルナルト・ハイティンク(指揮)
    アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団〔録音〕1984〜1985年/
【CD4】
 1) バルトーク: 2台のピアノと打楽器のためのソナタ 〜
   with ゲオルク・ショルティ(P),
   エヴェリン・グレニー(打楽器), デヴィッド・コークヒル(打楽器),
 2) ブラームス: ハイドンの主題による変奏曲Op.56b 〜with ゲオルク・ショルティ(P)〔録音〕1987年/
【CD5】
 ショパン:
  1) バラード第1番ト短調Op.23,
  2) バラード第2番ヘ長調Op.38, 3) バラード第3番変イ長調Op.47,
  4) バラード第4番ヘ短調Op.52, 5)ワルツ第1番変ホ長調Op.18「華麗なる大円舞曲」,
  6) ワルツ第5番変イ長調「大円舞曲」Op.42, 7) 夜想曲第4番ヘ長調Op.15-1,
  8) マズルカ第7番ヘ短調Op.7-3, 9) マズルカ第13番イ短調Op.17-4,
  10) マズルカ第23番ニ長調Op.33-2,
  11) 練習曲第3番ホ長調Op.10-3「別れの曲」,
  12) 練習曲第4番嬰ハ短調Op.10-4〔録音〕1994年/
【CD6】
 ヘンデル:
  1-4) 組曲第5番ホ長調HWV.430, 5) シャコンヌ ト長調HWV.435,
  6-11) 組曲第3番ニ短調HWV.428,
  12-15) 組曲第2番ヘ長調HWV.427,
 D・スカルラッティ:
  16) ソナタ ニ長調K.491, 17) ソナタ ロ短調K.27,
  18) ソナタ嬰ハ短調K.247, 19) ソナタ ニ長調K.29,
  20) ソナタ イ長調K.537, 21) ソナタ ホ長調K.206,
  22) ソナタ イ長調K.212, 〔録音〕1996年/
【CD7】
 J.S.バッハ:
  1) イギリス組曲第1番イ長調BWV.806,
  2) イギリス組曲第3番ト短調BWV.808,
  3) イギリス組曲第6番ニ短調BWV.811, 〔録音〕1997年/
【CD8】
 J.S.バッハ: ゴルトベルク変奏曲ト長調BWV.988〔録音〕2000年/
【CD9】
 J.S.バッハ:
  1) 協奏曲第1番ニ短調BWV.1052, 2) 協奏曲第2番ホ長調BWV.1053,
  3) 協奏曲第4番イ長調BWV.1055 〜 アカデミー室内管弦楽団〔録音〕2000年/
【CD10】
 J.S.バッハ:
  1) 協奏曲第3番ニ長調BWV.1054, 2) 協奏曲第5番ヘ短調BWV.1056,
  3) 協奏曲第6番ヘ長調BWV.1057, 4) 協奏曲第7番ト短調BWV.1058 〜
    アカデミー室内管弦楽団〔録音〕2001年/
【CD11】
 ショパン: 練習曲集Op.10&25〔録音〕2001年/
【CD12】
 J.S.バッハ:
  1) フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲イ短調BWV.1044,
  2) ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調BWV.1050 〜 アカデミー室内管弦楽団,
 3) J.S.バッハ: イタリア協奏曲ヘ長調BWV.971〔録音〕2003年/
【CD13】
 J.S.バッハ:
  1) パルティータ第2番ハ短調BWV.826,
  2) パルティータ第3番イ短調BWV.827,
  3) パルティータ第4番ニ長調BWV.828〔録音〕2007年/
【CD14】
 J.S.バッハ:
  1) パルティータ第1番変ロ長調BWV.825,
  2) パルティータ第5番ト長調BWV.829,
  3) パルティータ第6番ホ短調BWV.830〔録音〕2008〜2009年/
【CD15】
 ブラームス:
  1) ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ変ロ長調Op.24,
  2) 2つのラプソディOp.79, 3) 6つの小品Op.118, 4) 4つの小品Op.119
   〔録音〕2010年
マレイ・ペライア(ピアノ)

 世界的ピアニスト、マレイ・ペライアの70歳(1947年4月19日生まれ)を記念して制作された15枚組BOXの登場です。
 この「アワード・コレクション」と名付けられたCD15枚組のBOXは、その名の通り、米グラミー賞、英グラモフォン賞、独エコー・クラシック賞、エディソン賞、MIDEMクラシック賞、そして日本のレコード・アカデミー賞など数々のレコード賞を獲得したアルバムを集めたものであり、もちろんどれもが世界的に高い評価を受けた演奏です。
 1972年にリーズ国際コンクールで優勝した直後に「シューマン作品集」で録音を開始したペライアは、およそ45年に渡ってソニー・クラシカルにバッハからバルトークまでおよそ3世紀に渡る幅広い年代をカヴァーするレパートリーを録音しています。
 このBOXに収録されている最も初期の録音は1983年のモーツァルトの2つの協奏曲。以降、2010年のブラームスの「ヘンデルの主題による変奏曲」まで、年代を追って(途中での手の故障から劇的な復帰も含め)ペライアの芸術が深化していく様子をつぶさに知ることができるでしょう。
 各ディスクはオリジナル・ジャケット仕様の紙ジャケットに封入され、80ページの別冊解説書とともに厚紙製のクラムシェル・ボックスに収納されています。

ボックスのサイズは厚さ5.2 cm x 縦13.3 cm x 横 13.3 cm
 .


8898540683-2
(2CD)
\3200→\2990
フランソワ・サルク、エリック・ル・サージュ/ ベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集
 【CD1】
  ベートーヴェン:
   1) チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op.5-1,
   2) チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.5-2,
 【CD2】
  ベートーヴェン:
   1) チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69,
   2) チェロ・ソナタ第4番 ハ長調 Op.102-1,
   3) チェロ・ソナタ第5番 ニ長調Op.102-2
フランソワ・サルク(チェロ),
エリック・ル・サージュ(ピアノ)

 フランス音楽のオーソリティであるチェリスト、フランソワ・サルク。彼はシュタルケル、トゥルトリエに師事し、イェール大、パリ国立音楽院を卒業、数多くの国際コンクールに入賞歴があり、イザイ弦楽四重奏団で5年間活躍し、またピエール・ブーレーズをはじめとした現代音楽作曲家からも信頼が厚く、数多くの作品の初演を行っています。
 日本にも「ラ・フォル・ジュルネ」やリサイタルで来日し、その素晴らしい演奏で聴衆を魅了しています。
 サルクと度々共演や録音を行っているル・サージュとのコンビによるこのベートーヴェンのチェロ・ソナタ全集は、フォーレやプーランクとは違った「ドイツ的」な表現も存分に発揮、とても流麗かつユニークな演奏となっています。

  【録音】 2014年3月, ベルギー、リエージュ王立音楽院



サルクとル・サージュといえばこのフォーレ!

Alpha600
(国内盤)
\2940
フォーレ:チェロとピアノのためのソナタと小品、ピアノ三重奏曲(初期構想版)
ガブリエル・フォーレ(1845〜1924):
 ①ロマンス op.69 ②チェロとピアノのためのソナタ第1番op.109
 ③エレジー op.24 ④チェロとピアノのためのソナタ 第2番 op.117
 ⑤セレナーデ op.98 ⑥蝶々 op.77 ⑦子守唄 op.16
 ⑧ピアノ三重奏曲 op.120
  (フォーレの当初の構想にあわせ、
   ヴァイオリン・パートをクラリネットで演奏)
フランソワ・サルク(チェロ)
ポール・メイエ(クラリネット)
エリック・ル・サージュ(ピアノ)

 そしてル・サージュというピアニストはご存じのとおり、深い信頼で結びつけられた室内楽仲間も名手ぞろいですから、出てくるアルバムごとの顔ぶれも楽しみなところ。
 共演は近年Zig-Zag Territoiresでアコーディオン奏者とのユニークな新作アルバムをリリースしたフランス新世代の最注目株、フランソワ・サルク!
 伸びやかでノーブル、かそけき線を艶やかに描けるサルクの技量は、圧倒的な技巧的センスとあいまって、落ち着いたたたずまいで音を紡ぐル・サージュとともに、静かに酒でもくゆらしながらじっくり聴き深めたくなる、軽薄さとは無縁な「本場ならではの深いフォーレ」を紡ぎ出してゆくのです!
 傑作「エレジー」や「蝶々」などの小気味よさ、ソナタでの充実度もとびきりですが、もう一つ注目なのが、フォーレがほとんど最晩年になってから初めて書いたというピアノ三重奏曲。彼は最終的に弦楽器ふたつとピアノという通常編成で楽譜出版するのですが、当初はクラリネットとチェロを念頭に置いてこの作品を書いていたとか。贅沢にも俊才P.メイエをゲストに迎え、そのフォーレ当初の構想に立ち戻った編成で聴くと、ブラームスの晩年にも相通じる無駄のない書法が、クラリネット特有の響きを否応なしに引き立て、深く頷かされる説得力を帯びてくるのです。
 フォーレを深く知る人にも発見をもたらしてくれ、かつチェロとフランス音楽の魅力を堪能できる、充実の注目盤!




<国内盤> 


ALPHA



Alpha268
(国内仕様盤)
\2900+税
バルトーク:弦楽四重奏曲第1番 作品7 Sz.40
シュルホフ:弦楽四重奏のための5つの小品
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲 第2番「ないしょの手紙」
ヴォーチェ弦楽四重奏団

 ジュリエット・ユレル(Alpha204)、リズ・ベルトー(Alpha214)との共演で大成功を収めたヴォーチェ弦楽四重奏団のアルバム第三弾は同時代に生きた作曲家達のそれぞれの人生、愛を語った作品を取り上げました。
 ベートーヴェンの大フーガのように報われない恋をうたったバルトークの第1番、カミラ・シュテッスロヴァー夫人への恋をうたったヤナーチェクの第2番。
 ナチスの犠牲という数奇な人生を歩み、ジャズにも精通した天才的なピアニストでもあたシュルホフの『5つの小品』は様々なスタイルのダンスを聴かせます。


女性3人に男性一人というのがキュート。

 演奏風景はこんな感じ。ヤナーチェクから。
http://tvuch.com/search/141/


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Alpha270
(2CD)
(国内仕様盤)
\4300+税
ジェレミー・ロレール指揮
 モーツァルト:『皇帝ティートの慈悲』(1791年)K.621

  2幕のオペラセリア
カート・ストレイト(ティート)
カリーナ・ゴーヴァン(ヴィッテリア)
ジュリー・フックス(セルヴィリア)
ジュリー・ボーリアン(アンニオ)
ロバート・グリアドウ(プブリオ)
ケイト・リンジー(セスト)

アンサンブル・ヴォーカル・アエデス
レ・セルクル・ドゥ・アルモニー
ジェレミー・ロレール指揮

 『後宮からの逃走』(Alpha242)に続きヨーロッパで注目の若き指揮者ジェレミー・ロレールがお送りするのはモーツァルト最後のオペラ『皇帝ティートの慈悲』です。
 勢いにのったみずみずしい感性によるモーツァルトの演奏解釈は各誌で好評を得ました。世界の歌劇場で活躍中の歌い手達が繰り広げる臨場感溢れる演奏はモーツアルトの解釈に新たな扉が開く注目盤。





 若手天才グループの先頭をいくロレール。
 その4つのアルバムをご紹介しておきましょう!どれも要チェックです!!


ジェレミー・ロレール、VIRGIN
「幻」のモーツァルト交響曲集

VIRGIN
VC 2348682
\2800
海外在庫限り
ジェレミー・ロレール/モーツァルト交響曲集
 交響曲第25番ト短調K.183
 交響曲第26番変ホ長調K.184
 交響曲第29番イ長調K.201
ル・セルクル・ドゥラルモニー
 (ジュリアン・ショーヴァン-リーダー)
ジェレミー・ロレール指揮

 VIRGINから華々しくデビューしたロレール。
 誰もがこの演奏を聴いたときは、その颯爽とした軽快さと、才気あふれる音楽運びに唖然とした。そして新しい時代が来たと実感した。なにか、呼吸感が違うのだ。

 ・・・なのに・・・、その後レーベルが消滅。ロレールの世界進出計画はあえなく頓挫に。

 このアルバムは海外在庫限り。完売の際はご容赦を・・・



 センセーショナルな注目を集めたダムラウのヴァージン・レーベルの2作(「モーツァルト、サリエリ、リギーニ(VC-3952502)」、「モーツァルト・アリア集(VC-2120232)」)でデビューした、ロレール/ル・セルクル・ドゥラルモニーの交響曲録音第1作。

 ロレールは1973年パリ生まれ、91年に国立高等音楽院に入学、アナリーゼ、作曲法、オーケストレーション、クラヴサンの4つのプリミエ・プリを獲得した俊才。
 ミンコフスキーやクリスティーの薫陶を受け、レ・ザール・フロリサンと共に、マドリードでの「魔笛」(2003)、ウィーン・フェストヴォッヘンでのヘンデルの「ヘラクレス」(2004)に参加。ル・セルクル・ドゥラルモニーはヴァイオリンのショーヴァンと一緒に2005年に創設。2006年ボーヌでのバロック・オペラ国際フェスティヴァル、2007年9月のシャンゼリゼ劇場への出演で大成功をおさめている。


しかしその後AMBROISIEからベートーヴェンをリリース
胸のすくような初期作品集でその異才ぶりを発揮した

AMBROISIE
AM 204
\2700
フランスの名門ピリオド楽器オーケストラル・セルクル・ドゥラルモニー、
 

 ベートーヴェン:
  (1)プロメテウスの創造物op.43(1801)
  (2)歌劇『レオノーレ』より
   マルツェリーネのアリア「おお、私があなたと一緒になれたら」(1805)
  (3)いいえ、心配しないで WoO92a (1801-02)
  (4)ロマンス ヘ長調(ヴァイオリンとオーケストラのための)op.50 (1802)
  (5)ああ、不実なものよop.65(1796)
  (6)交響曲第1 番 ハ長調 op.21 (1800)
ル・セルクル・ドゥラルモニー(管弦楽)
ジュリアン・ショヴァン(Vn)
アレクサンドラ・コク(Sop)
ジェレミー・ロレール(指)
録音:2011 年2 月(リール・オペラ座でのライヴ録音)

 颯爽たる快男児登場。
 ジェレミー・ロレール。
 パリ国立音楽院でケネス・ギルバート、クリストフ・ルセなどにハープシコードを師事。同時に指揮も学び、ミンコフスキ、クリスティ、ホグウッド、ブルーノ・ヴァイルたちのアシスタントを務めた。
 そんなロレールとヴァイオリンのジュリアン・ショヴァンが中心となって2005 年に設立したのがル・セルクル・ドゥラルモニー。
 ロレールはこの楽団を率いながら、ウィーン国立歌劇場などでも華々しく活躍している。自らの楽壇で自由な音楽活動を続け、その一方で伝統ある舞台でもキャリアを積む・・・これが今の指揮者の新しい形なのかもしれない。 このベートーヴェンもなんとも自由闊達で花の舞うような演奏。完全に時代は変わった。

 今回のアルバムはベートーヴェン初期作品集。
 ベートーヴェン唯一の歌劇『フィデリオ』の前身、『レオノーレ』のアリアでは、クラリネットの活躍が印象的。管弦楽による伴奏も実に充実、絶妙な転調にベートーヴェンの才をあらためて感じる。

この隠れた名盤が
ジェレミー・ロレール&ル・セルクル・ドゥラルモニーによる演奏だった!

AMBROISIE
AM 207
\2700
Le Paris des Romantiques〜ロマン派のパリ
 (1)ナポレオン=アンリ・ルベル(1807-1880):交響曲第4番 (世界初録音)
 (2)ベルリオーズ:夢とカプリッチョop.8
 (3)リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124
ベルトラン・シャマユ
 ((3)ピアノ/ 1837 年製エラール
  (Edwin Beunk コレクション))
ル・セルクル・ドゥラルモニー(管弦楽)
ジュリアン・ショヴァン((2)Vn)
ジェレミー・ロレール(指)

 
 これが1800年代中盤にパリで実際に聴かれていた音楽か。
.
 1857年パリで上演されたという典雅でロマンティックな初めて聴くアンリ・ルベルのシンフォニー。第2楽章のうだるようなロマン!
 ベルリオーズの「夢とカプリッチョ」はなんとヴァイオリン協奏曲!
 どこかの古い蔵から引っ張り出してきたような鄙びた音を奏でる、1837 年製エラールで弾かれたリストのピアノ協奏曲第1番。おもちゃ箱をひっくり返したような演奏!
.
 ・・・思いっきりタイムスリップできる。
.
 ジェレミー・ロレールの指揮、オケはル・セルクル・ドゥラルモニー、ピアノはベルトラン・シャマユ。
 ジャケットも秀逸。


 21 世紀のリストの再来ともいえる若きピアニスト、ベルトラン・シャマユが、オリジナル楽器による新進気鋭のオーケストラ「ル・セルクル・ドゥラルモニー」との共演で、リスト・イヤーに、リストのピアノ協奏曲第1 番をライヴ収録!
 更に、当時のパリの音楽界で活躍したアンリ・ルベルの交響曲第4 番( 世界初録音)、ベルリオーズのいわば唯一のヴァイオリン協奏曲となる「夢とカプリッチョ」という、19 世紀当時のパリの薫りと空気に満ちたプログラムも魅力です。

 アンリ・ルベルは1851 年からパリ音楽院で教鞭をとり(和声)、アカデミーの会員や、ローマ賞の審査員も務めた重鎮。全部で4 曲の交響曲を遺しています。この第4 番は、1857 年、ベートーヴェンなどの音楽をパリの聴衆に紹介した協会主催演奏会で初演され、絶賛されました。後にサン=サーンスはこの作品を四手連弾のために編曲しています。この第4 番は、他の3 曲の交響曲に比べて演奏機会が少なく、ルベルの生前に、初演も含めて3 度演奏されたきりでした。この録音は、約150 年の時を経てのコンサートのもようを収めたもの。歴史的にも貴重な演奏の登場です。

 ベルリオーズの「夢とカプリッチョ」は、もともとは1841 年にピアノとヴァイオリンのために書かれたものですが、同年、オーケストラとヴァイオリンのために書きなおされました。ベンヴェヌート・チェッリーニのアリアの旋律に基づいています。ヨアヒムら優れたヴァイオリニストによって演奏されたほか、ヴィエニャフスキが最後にロシアで行ったコンサートでも取り上げるなど、当時から重要なレパートリーとして重宝されたことが窺われます。

 リストの協奏曲でピアノを弾くベルトラン・シャマユは1981 年トゥールーズ生まれ、2011 年の来日ではオール・リスト・プログラムを披露、その技巧と音楽、人柄で聴衆を魅了しました。今回はリストも愛したエラールのピアノで、完璧な技巧で色彩様々な音色を聴かせてくれます。リストもおそらくこのように演奏して人々を魅了したのでは、と思いを馳せたくなる出来栄えです。

そしてそのあとに登場したのがこの「後宮」!

Alpha242
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4300+税
ジェレミー・ロレール指揮&ル・セルクル・ド・ラルモニー管
 モーツァルト:歌劇『後宮からの逃走』(全)

  『ベルモントとコンスタンツェ、または
      後宮からの逃走』〜3幕のジングシュピール
       (1782年ウィーンにて初演)
ジェレミー・ロレール指揮
ル・セルクル・ド・ラルモニー管弦楽団(古楽器使用)
アンサンブル・エデス(合唱)
ジェイン・アーチボルド(S/コンスタンツェ)
ノルマン・ラインハルト(T/サ゛ルモント)
ミッシャ・シェロミャンスキー(Bs/オスジン)他
Alpha242
¥3990
輸入盤/日本語解説なし

 欧州歌劇界、着実に新時代!飛ぶ鳥を落とす勢いのロレール、『後宮』に目をつけたAlphaレーベルの慧眼!

 モーツァルト歌劇の指揮者…といっても、ブッシュやベームやクレンペラーの時代は遠く過ぎ、さらにはアルノンクールをへて、ガーディナーやクリスティら古楽器系の指揮者たちも「最前線」というより大御所感が出てきた昨今。ドゥダメルやメッツマッハ—など古楽器ではない新世界の異才も続々、そして歌劇界に現れたトロイの木馬か黒船か?のクルレンツィスも大暴れ…

 そんな21世紀の歌劇界で着実に大きな注目を集めているJ.ロレールとその古楽器楽団に、ほかでもない切れ者レーベルAlphaが目をつけた...というのが何とも心そそられる話ではありませんか!

 すでにEratoやNaiveでモーツァルトの初期交響曲や革命期のケルビーニ歌劇、あるいはベルリオーズ周辺のフランス・ロマン派管弦楽作品などでも玄人リスナーたちまで瞠目させてきたこの異才、ジャルスキーやダムラウのソロ盤でも頼れるパートナーに選ばれ続けているのはご存知の通り!
 ウィーン時代のモーツアルトの出世作『後宮からの逃走』をどう料理し、それがどうAlphaのディレクターの心を射抜いたのか?

 間違いなく録音史に一章を刻むであろう新録音!


ロレールの特集でした。







ARCANA



Mer-A426
(2CD)
(国内仕様盤)
\4300+税
イタリア出身、キアラ・ザニシのデビューアルバム
 J.S. バッハ:
  ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ集BWV1014-1019

CD1
 ソナタ第1番 ロ短調 BWV1014
 ソナタ第2番 イ長調 BWV1015
 ソナタ第3番 ホ長調 BWV1016
CD2
 ソナタ第4番 ハ短調 BWV1017
 ソナタ第5番 ヘ短調 BWV1018
 ソナタ第6番 ト長調 BWV1019
 ソナタ第6番 BWV1019a (初稿)
キアラ・ザニシ(ヴァイオリン)
ジュリア・ヌティ(チェンバロ)

 古楽界の大御所トン・コープマン率いるアムステルダム・バロック管弦楽団をはじめ、ヨーロッパの名だたる古楽アンサンブルで演奏を重ねる来日経験も豊富なイタリア出身ヴァイオリニスト、キアラ・ザニシのデビューアルバムはバッハのソナタ集。
 そのスタイリッシュでシンプルな解釈はこれまた通奏低音奏者、ソリストとして活躍中のジュリア・ヌティのチェンバロとともに純粋に、語るように音を奏でます。



 今回のアルバムのプロモーション・ビデオ。よくできた内容。
https://youtu.be/9-geETw-gcA
.

 こちらはアルバムからの一部抜粋。
https://youtu.be/ByrJDuGMpnw
.
 


Mer-A427
(国内仕様盤)
\2900+税
ファリネッリらの前世代、ナポリのカストラート
 〜二コリーノのためのオペラアリア集

 ヘンデル:オペラ 『リナルド』 HWV7aより
  1. プレリュード 2. アリア 「Cara sposa, amate cara」
 ヘンデル:オペラ 『ゴールのアマディージ』 HWV11より
  3. シンフォニア 4. アリア 「T’amai, quant’il mio cor」
 サッロ:オペラ 『アルサーチェ』より
  5.-7. 序奏
  8. アリア 「Torno ai ceppi e vo incontro alla morte」
  9. レチタティーヴォ 「Eccoti al fine, o Arsace」
  10. アリア 「Se penso a Staira」
 ヘンデル:オペラ 『リナルド』 HWV7aより
  11.-13 序曲
  14. レチタティーヴォ 「Tale stupor m’occupa i sensi, etale」
  15.アリア 「Cor ingrato, ti rammembri」
 A. スカルラッティ:オペラ 『カンビーゼ』より
   16. アリア 「Quando vedrai 」 17. アリア 「Mi cinga la fama」
 ペルゴレージ:オペラ 『サルスティア』より
  18. アリア 「Al real piede ognora」
  19. アリア 「Per trucidar la perfida」
 ヘンデル:オペラ 『リナルド』 HWV7aより
  20. レチタティーヴォ 「Di speranza un bel raggio」
  21. アリア 「Venti, turbini, prestate」
カルロ・ヴィストーリ
(カウンターテノール)
タレンティ・ヴルカニーチ(古楽器)
ステファノ・デミケーリ(総指揮)

 二コリーニの愛称で当時人気を博しヘンデルのオペラ「リナルド」と「アマディージ」のタイトルロールを初演した、ナポリ出身のカストラート歌手ニコロ・グリマルディ(1673年‐1732年)。ファリネッリらの前世代に類まれなる声の柔軟性、華やかさをもってカストラートの歴史を作り上げました。
 その二コリーニのためのアリアを今をときめくカウンターテノールの若き新星、イタリア出身のカルロ・ヴィストーリが歌い上げます。
 共演はFuga liberaレーベルでドルチェ・エ・テンペスタを率いて録音多数のチェンバロ奏者であるステファノ・デミケーリと、ナポリのセントロ・ディ・ムジカ・アンティカ・ピエタ・デイ・トゥルキーニで新たに編成された古楽アンサンブルタレンティ・ヴルカニーチ。かつて世界を代表する音楽の中心地であったナポリの音楽を現地から発信していく新たなシリーズが今ここに始まりました。




GRAMOLA


GRML99125
(国内仕様盤)
\2500+税
サックスでシューベルトを
 〜サクソフォンとピアノで歌う「冬の旅」〜

  1 序奏
  2 おやすみ (「冬の旅」より)
  3 残響
  4 風見の旗 (「冬の旅」より)
  5 風の舞
  6 凍った涙 (「冬の旅」より)
  7 凍った音
  8 菩提樹 (「冬の旅」より)
  9 溢れる涙
  10 溢れる流れ (「冬の旅」より)
  11 目覚める鳥たち
  12 春の夢 (「冬の旅」より)
  13 冬の花
  14 一羽の烏が私とともに (「冬の旅」より)
  15 絶え間ないついばみ
  16 村にて (「冬の旅」より)
  17 嵐の朝 (「冬の旅」より)
  18 道しるべ (「冬の旅」より)
  19 辻音楽師(「冬の旅」より)
  20 後奏
イ・ディオスクリ
エドガー・ウンターキルヒナー
 (Sop. Alt. Ten. サクソフォン)

 シューベルトの時代には存在しなかったサクソフォンで連作歌曲の大作「冬の旅」に挑みます。
 抜粋したそれぞれの曲の間に即興演奏を挟み、独自の世界観を聴かせてくれます。サクソフォンの音色は憂いをおびて、恋に絶望した男の長い旅路の哀愁を見事に表現。
 米国をはじめとして国際的な活躍を繰り広げるエドガー・ウンターキルヒナーの語りかけるサックスはまさにドイツ歌曲にぴったりな音色でシューベルトを再現します。
 楽器で歌うというコンセプトは学習者にとってもぴったりな教材ともなりえます。
 


GRML99131
(国内仕様盤)
\2500+税
アントワネット・ファン・ツァブナー(ピアノ)
 〜19世世紀後半から20世紀前半のピアノ作品を集めて〜

  スクリャービン
   1. 前奏曲Op.16-1 / 2. 前奏曲Op.11-11
   3. 前奏曲Op.11-12 / 4. 前奏曲Op.22-3
   5. 前奏曲Op.32-1
  ドビュッシー
   6. 夜想曲 変二長調
  サティ
   7. 舞踏への小序曲 / 8. 3つのゆがんだ踊り 1番「冷たい小品」より
  フォーレ
   9. 即興「ピアノのための小品」Op.84-5
  シマノフスキ
   10. 前奏曲Op.1-1 / 11. 前奏曲Op.1-7
  プーランク
   12. 夜想曲第8番 / 13. 即興曲13番 / 14. 即興曲7番
  グラナドス
   15. 嘆き、またはマハと夜鳴き鶯「ゴイェスカス」より第4番
  ドビュッシー
   16 レント「忘れられた映像」より第1番 / 17. レントより遅く(ワルツ)
  モンポウ
   18. 前奏曲 9番 / 19. 前奏曲 6番
   20. 第8変奏「ショパンの主題による変奏曲」より
  トッホ
   21. プロフィール Op.68-3
  ラフマニノフ
   22. ヴォカリーズ
  モンポウ
   23. 秘めごと「内なる印象」第8番
アントワネット・ファン・ツァブナー(ピアノ)

 ウィーン国立音楽大学で教授を務めながら国際的な演奏活躍を精力的に続けるアントワネット・ファン・ツァブナー。
 日本の大学でもしばしばマスタークラスを行い、優秀なピアニストを育て上げています。
 やさしい波の調べのような作品を収録した癒 しのアルバムです。


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GRML99106
(4SACD Hybrid)
(国内仕様盤)
\5000+税
イルンベルガー&コルスティック
 ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのための作品全集

 第1番 ニ長調(op.12-1)
 第2番 イ長調(op.12-2)
 第3番 変ホ長調(op.12-3)
 第4番 イ短調(op.23)
 第5番 へ長調 《春》(op.24)
 第6番 イ長調(op.30-1)
 第7番 ハ短調(op.30-2)
 第8番 ト長調(op.30-3)
 第9番 イ長調《クロイツェル》(Op.47)
 第10番 ト長調(Op.96)
 モーツァルトのオペラ"フィガロの結婚" より
  「もし伯爵様が踊るのなら」の主題による12の変奏曲(WoO.40)
 「ロンド ト長調」(WoO.41)
 「6つのドイツ舞曲(WoO.42)
トーマス・アルベルトゥス・イルンベル
ガー(ヴァイオリン)
ミヒャエル・コルシュティック(ピアノ)

GRML20001
(2DVD +
2BluRay Audio)
(国内仕様盤)
\5500+税

 好評を博したシリーズがついにBOX化!
 若き俊才イルンベルガーとベートーベンの世界的スペシャリストであるコルスティックが果敢にも挑んだ「ベートーヴェンのヴァイオリンとピアノのための作品」の集大成。
 ベートーヴェンの生涯の心情の変化を表したヴァイオリンソナタ第1番から10番と他3曲を収録。
  

GRML99135
(2CD)
(国内仕様盤)
\4000+税
ヘンデル:「メサイア(救世主)」
 3部構成によるオラトリオHWV56 (1742年)
ルベン・ドゥブロフスキー(指揮)
バッハ・コンソート・ウィーン(古楽器)
ザルツブルク・バッハ合唱団
ハンナ・ヘアフルトナー (Sop)
ガイア・ペロトーネ (Ms)
ミヒャエル・シャーデ (Ten)
クリスティアン・イムラー (Br)

 バロック時代の巨匠ヘンデルによって英国で確立されたオラトリオの分野でも最も成功し、日本においても近年合唱界での演奏回数は第九をしのぐ勢いの高い人気をほこる「メサイア(救世主)」。
 1999年よりウィーンの古楽界をリードし続けるルベン・ドゥブロフスキー率いるバッハ・コンソート・ウィーンを満を持して「メサイア」をリリース。
 これまたオーストリアきっての古楽合唱団であるザルツブルグ・バッハ合唱団の歯切れのいい合唱。
 そしてソリストにはバロックのエキスパートを集めました。特にテノールのシャーデとソプラノのヘアフルトナー は来日経験多数で日本のファンにも喜ばしいアルバムです。
 ドイツの教会で行われた復活祭での演奏を収録した臨場感溢れるライブ録音です。
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GRML99130
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
若き日のバドゥラ=スコダ
 名匠たちとの協奏曲録音3選!
  ボールト、ロジンスキー、スワロフスキー

 チャイコフスキー:
   ①ピアノ協奏曲 第1番 ロ短調op.23
     《録音》1956年、ロンドン
 リムスキー=コルサコフ:
   ②ピアノ協奏曲 嬰ハ短調 op.30
     《録音》1955年、ロンドン
 リスト:
   ③ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S.124
     《録音》1959年12月、グラスゴー
パウル・バドゥラ=スコダ(p)
①エイドリアン・ボールト指揮
②アルトゥール・ロジンスキ指揮
①②フィルハーモニック・プロムナード管弦楽団
(=ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団)
③ハンス・スワロフスキー指揮
スコットランド国立管弦楽団
(スコティッシュ・ナショナル管弦楽団)

 すがすがしいほどの才気!磨き抜かれた音の妙味!
 まさに「三羽烏」と注目された頃の若き巨匠、圧巻!

 楽都ウィーンから世界に羽ばたき、音楽大国オーストリア随一の名匠として、20世紀後半以来さまざまな名演を紡ぐのみならず、多くの門弟も育て、古典派ピアノ作品解釈の世界で大きな存在感を今なお放ち続けるパウル・バドゥラ=スコダ。21世紀の今も静かに録音活動を続けてもいるところ、この名匠と深いつながりをもつ、ウィーン中心部に本拠を構える1934年創業のレコード店が母体のレーベルGramolaから、バドゥラ=スコダがコンクールに続々登場、まさに世界から注目されつつあった時期の驚くべきコンチェルト録音が続々と…。
 今とは大きく違う、すがすがしいほど瑞々しく才気あふれるピアニズムを発散させていながら、その全体としての確かな解釈設計は間違いなくバドゥラ=スコダそのもの!

 21世紀のいまあらためて聴き深めるに値するこれらの音源が、いずれもレコード先進国・ラジオ先進国の英国で制作されているもの注目されるところでしょう(それでいながら、ロジンスキやスワロフスキーら大陸側の巨匠が指揮台にいるのも20世紀半ばならでは)。
 録音時の思い出なども本人が解説に寄稿(訳付)、その点でも好企画!ライヴならではの躍動感も、しっかりした音質での復刻も頼もしい1枚。
  


GRML99103
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
ヨーセフ・マイセーダー:室内楽作品集1
 〜19世紀ウィーン発、世界で愛された極上室内楽〜

 ①バーデンの追憶 〜演奏会用変奏曲 op.63
 ②ピアノ四重奏のための演奏会用変奏曲 op.57
 ③ヴァイオリンとピアノのためのディヴェルティメント ニ長調 op.35
 ④ピアノ四重奏のための演奏会用変奏曲 op.24
リッシ—四重奏団
 ライムント・リッシー(vn)
 ロベルト・バウアーシュタッター(va)
 マリア・グリュン(vc)
 スレプラ・ゲレヴァ(p)

 しなやかな音作りで、ワルツだけではない19世紀のウィーン情緒を.
 本場発、見過しがたい新企画!

 オーストリアが世界に冠たる音楽大国なのは今に始まったことではありませんが、とくにその存在感が高まったのはやはり、シュトラウス父子やベートーヴェン、ブラームスらが活躍した19世紀——「会議は踊る、されど進まず」と言われた首脳会議・ウィーン会議の時代から19世紀中盤にかけて、そこはビーダーマイアー小市民文化の中心地でもあり、同時にオットー・ニコライがウィーン・フィルを創設した、世界に冠たる音楽先進地でもありました。
 そこでワルツ王シュトラウス同様ヴァイオリン奏者として活躍しながら、ヴュータン、オーレ・ブル、シヴォリ、ヘルメスベルガー...ら歴史に名だたる世界的ヴァイオリン奏者たちも弾いた絶品変奏曲の作曲家でもあったのが、本盤の主人公マイセーダー!
 艶やかなロマン漂う音運びに、ピアノ四重奏という堅固な演奏編成の魅力が最大限に生きる構築感確かな音作りで、古典派の充実を受けての、19世紀ロマン派好みの典雅にしてコントラスト豊かな作風を示すその音楽世界を、ウィーンで生まれ育った俊才リッシーら、同市随一の名手4人があざやかに演奏再現。
 Vol.1と題され、シリーズ化前提なのが窺えますが、確かに1枚目から「これは体系的に知らなくては!」と思わされる、19世紀室内楽の味わい全開のアルバムです!














3/2(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



AURIS SUBTILIS

ASC 5078
\2500
シトコヴェツキー編によるゴルトベルク変奏曲
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988
  (シトコヴェツキー編)
ハルトムート・シル(ヴァイオリン)
マティアス・ヴォルム(ヴィオラ)
ティルマン・トゥルディンガー(チェロ)
 実力派ハルトムート・シルを中心とした3人によるシトコヴェツキー編によるゴルトベルク変奏曲

 ドミトリ・シトコヴェツキーがグレン・グールド追悼のために手掛けたゴルトベルク変奏曲の弦楽三重奏版。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの3 つの楽器で演奏することで各声部が浮き彫りになり明確化されます。その上で高い技巧が必要とされ、各人のアンサンブル能力も求められます。ここでは寸分の隙も見せないような密度の高い演奏を聴かせています。
 ヴァイオリンのシルは1971 年ライプツィヒで生まれ、1995 年国際モーツァルト・コンクールに入賞し、1997 年からローベルト・シューマン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサートマスターとローベルト・シューマン四重奏団の第1ヴァイオリン奏者、また1999 年から15 年間バイロイト祝祭管弦楽団の副コンサートマスターとして活躍、現在はケムニッツ歌劇場のコンサートマスターを務める実力派です。
 録音はドイツのケムニッツにあるグンツェンハウザー美術館で行われました。



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BIS

BIS SA 2172
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
グルズマン新録音
 極上のブラームスのヴァイオリン協奏曲

 ブラームス:
  (1)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 [カデンツァ:ヨーゼフ・ヨアヒム]
  (2)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 Op.78「雨の歌」
  (3)スケルツォ ハ短調〜“F-A-E ソナタ”より(5’25”)
ワジム・グルズマン
 (ヴァイオリン;
  1690年製ストラディヴァリウス'
   ex-Leopold Auer')
(1)ジェイムズ・ガフィガン(指揮)
 ルツェルン交響楽団
(2)(3)アンジェラ・ヨッフェ
 (ピアノ;Steinway D)
 アウアーが使用していたストラディヴァリウスで演奏!グルズマンによる極上のブラームス・アルバム。俊英ガフィガンとの共演にも注目!

 セッション録音:(1)-(3)2015年11月/ルツェルン文化総合センター(スイス)、(4)-(7)2015 年7月/センデザール(ブレーメン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、72’48”

 SACD ハイブリッド盤。
 BIS レーベルの看板アーティスト、ヴァイオリニスト、ワジム・グルズマン。プロコフィエフ、チャイコフスキー、ショスタコーヴィチなどロシアの作品を得意とし、2016 年10 月の来日公演ではグラズノフのヴァイオリン協奏曲を披露。情熱的な演奏で聴衆を沸かせました。
 当ディスクでは満を持してブラームスを収録しました。いずれもヨーゼフ・ヨアヒムが初演に関わったブラームスの名作。グルズマンはかつてレオポルト・アウアーが使用していた1690 年製ストラディヴァリウス'ex-Leopold Auer'(シカゴのストラディヴァリ協会の厚意により長期貸与されている)で演奏しております。艶やかで優美な音色でブラームスの最高傑作に挑みました。
 協奏曲の共演は、ジェイムズ・ガフィガン指揮、ルツェルン交響楽団です。
 ガフィガンは、1979 年生まれのアメリカの指揮者。2004 年のショルティ国際指揮コンクールで優勝したのを皮切りに、世界の名だたるオーケストラと演奏、2011/12 のシーズンからルツェルン交響楽団の首席指揮者、およびオランダ放送フィルや、ケルン・ギュルツェニヒ管などで首席客演指揮者を務めています。


****

 昨年、NHKで、あまり見たことのないヴァイオリニストが、NHK交響楽団をバックに朗々とコンチェルトを弾いていた。
 確かグラズノフ。

 貫禄たっぷりで、技巧的にもムチャクチャうまい。
 その音色は重厚で、且つ甘い。

 こんなすごい中堅がいたか?

 誰だ?

 ヴェンゲロフ?レーピン?
 いやちょっと違う。

 しかしこれだけ貫禄があって、しかもこれだけうまいひとはそういない。

 誰なんだ・・・。

 演奏家の名前が出るのをじっと待った・・・そしてクレジットされた名前は・・・

 グルズマン。
 ワディム・グルズマン。

 え、こんなすごい人だったか。グルズマン。

 BISからブルッフ、チャイコフスキー、プロコフィエフなどのコンチェルトが出ていたが、どちらかというと繊細で技巧的な演奏に聞こえた。
 とくにムチャクチャすごかったという印象はない・・・

 当のグラズノフもCDが出ていたが、あまり強い印象がなかった。

 しかしテレビのグラズノフはすごかった。
 まるで仁侠映画の若親分。
 あたりを制覇して、自分だけの世界を作る。

 グラズノフ、違うオケですが映像あり。
https://youtu.be/Qhc2nCoCcPM


 ここまでグラズノフの曲を完璧にしかも魅力的に、そしてズシリ重量級に弾ける人が過去どれだけいただろう。

 その存在感はレーピン、ヴェンゲロフにまったく負けてない。(3人、雰囲気似てます)

 
グルズマン1973年生まれ。

レーピン1971年生まれ。


ヴェンゲロフ1974年生まれ。

 花の70年代トリオ。



 そのグルズマンの新作がブラームスときた!


 G.ヘルビッヒ指揮ザールブリュケン放送響との10年前の映像が残っているが、この若さですでに貫禄みなぎってる。

https://youtu.be/TBLeHSFuKuY?list=RDTBLeHSFuKuY



 当然今はもっとすごいはずである。





 さて、そのグルズマンのブルッフのロマンスとヴァイオリン協奏曲第1番の映像を見つけた。
 ロシアの国立フィル との共演。

https://youtu.be/tZTlpX-HlT4

 これまたすごい。


 ただ・・・こんなことを言っていいのか・・・

 BISには悪いが、グルズマンのヴァイオリンの迫力、重さが、CDとこの映像とでは随分違うような気がする・・・映像のほうがいいような気がする。
 グラズノフも、CDより映像のほうがいい・・・

 どうか、今度のブラームスはしっかりグルズマンのすごさをとらえてくれますように・・・


 


BIS SA 2150
(SACD HYBRID)
\2700
アレクサンドルがロシアン・アルバムをリリース!
 (1)-(3)ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調 Op.28
 (4)(5)チャイコフスキー:18の小品 Op.72より 第5曲「瞑想曲」、第17曲「遠い昔」
 (6)-(8)ストラヴィンスキー(アゴスティ編):
  バレエ『火の鳥』
   (I. 「魔王カスチェイの凶悪な踊り」+II. 「子守歌」+III. 「フィナーレ」)
 (9)チャイコフスキー:2つの小品 Op.1より第1曲 「ロシア風スケルツォ」変ロ長調
 (10)バラキレフ:イスラメイ Op.18
アレクサンドル・カントロフ
 (ピアノ;YAMAHA)
 親譲りの天才肌。ジャン・ジャック・カントロフの子息、アレクサンドルがロシアン・アルバムをリリース!イスラメイも超絶熱演!!!

 セッション録音:2016年4月/studio 4'33(イヴリー=シュル=セーヌ、フランス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、76’29”

 SACD ハイブリッド盤。
 ジャン=ジャック・カントロフの子息であるピアニスト、アレクサンドル・カントロフ。フランスのレヴューで“リストの生まれ変わり”と評されたその輝かしい才能が紡ぎだすBIS レーベル第2 弾は、ロシアの作曲家に焦点を当てました。
 冒頭のラフマニノフのピアノ・ソナタ第1 番から10 代とは思えぬほど思慮深い演奏を披露。またグイド・アゴスティ編による『火の鳥』や超絶技巧作品のイスラメイで聴く圧倒的なテクニックには脱帽です。
 さらにチャイコフスキーで聴く感受性豊かな表現も持ち合わせており、輝かしい才能に無限の可能性を感じさせます。
 1997 年生まれのアレクサンドルは父親譲りの音楽的才能の持ち主で、16 歳のときにはナントおよびワルシャワでのラ・フォルジュルネでシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露。抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させました。衝撃のデビュー盤リストの協奏曲(BIS SA 2100)でも話題となりました。
 

BIS SA 2256
(SACD HYBRID)
\2700
『響きと怒りの物語』
 ・ホーコン・ステーネ(1977-):
  即興(《ホーランスダーレンの婚礼の歌》による)
 ・作者不詳:新・ベドラムの気違いトム*
 ・ビーバー(1644-1704):楽しいソナタ C.App.121 **
 ・ステーネ:即興(《メルフースの太鼓連打》による)
 ・ビーバー:バッターリアC.61 ***
 ・ジョン・エクルズ(1668-1735):絶えず不安に苛まれ*
 ・ビーバー:描写的なソナタC.146 †
 ・パーセル(c.1659-1695):狂気のベスZ.370 *
 ・ステーネ:即興(《ガントレット》による)
 ・テレマン(1681-1767):
  組曲 ト長調《ドン・キホーテのブルレスカ》TWV.55:G10
カメラータ・ノルディカ
テリエ・トンネセン
 (ヴァイオリン†、指揮)
カーリン・ダールベリ(ソプラノ) *
トゥールビョーン・ヴェストマン
 (ニッケルハルパ) **/***
ラーシュ・ヘンリク・ユーハンセン
 (チェンバロ) ***
クヌート・ヨハンネセン(チェンバロ)
 (《バッターリア》をのぞく)
ホーコン・ステーネ(打楽器)
バラージュ・ソコライ・ドンゴー
 (フルート、タロガトー) **
フェレンツ・キシュ
 (ハンガリー3 弦ヴィオラ、
  ガルドン) **
ミハーイ・フサール
 (コントラバス、バスドラム) **
ミケル・ケレム(語り) †
 フランスの哲学者ミシェル・フーコーと彼の著作『狂気の歴史』からインスピレーションを得たアルバム!

 録音:2006年2月(楽しいソナタ)、2008年10月(バッターリア)、2012年1月(描写的なソナタ)、2015年1月(その他の曲)/アルグツルム教会(エーランド、スウェーデン)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、60’33”

 SACDハイブリッド盤。
 スウェーデン南東部のスモーランド地方、オスカーシュハムンを本拠とする室内管弦楽団、カメラータ・ノルディカの新作。「白痴(はくち)のしゃべる物語だ、わめき立てる響きと怒りはすさまじいが、意味はなに一つありはしない」(小田島雄志 訳)。シェイクスピア『マクベス』の第5幕第5 場、マクベスの台詞を引用したタイトルをつけた『響きと怒りの物語』は、フランスの哲学者ミシェル・フーコーと彼の著作『狂気の歴史』からインスピレーションを得て着想され、制作が進められました。
 プログラムは、スウェーデンのソプラノ、カーリン・ダールベリ(カーリン・ルーマン)がソロを歌う、王政復古時代イギリスの狂気の歌と、ビーバーとテレマンの作品です。ビーバーは3 曲。ハンガリーのフォーク・トリオとスウェーデンのニッケルハルパの加わる《楽しいソナタ》、「フォーク」の要素をさらに強調したという《バッターリア》、ナイチンゲールとカッコウの鳴き声や、ソロヴァイオリンが軍楽隊の横笛と太鼓を模すという趣向の《描写的なソナタ》。テレマンは、スペインの騎士の「誇大妄想を完璧にとらえた」《ドン・キホーテのブルレスカ》が演奏されます。
 編曲は、《描写的なソナタ》がエストニアの作曲家ミケル・ケレム(1981-)、その他の作品は、カメラータ・ノルディカを率いるテリエ・トンネセン(1955-)が手がけました。
 アルバム全体の「劇」を強調するため冒頭と作品の間に挟まれる「太鼓ソロ」による3 曲の《即興》を、ノルウェーの打楽器奏者、現代音楽アンサンブル “asamisimasa” にも参加するホーコン・ステーネが担当しています。
 

BIS 2252
(2CD)
\5200
『エーリク・ベリマン 合唱作品集 1936年-2000年』
 エーリク・ベリマン(1911-2006):
 [CD1]
  1.-3. ペトラルカ組曲Op.118(1991)〜バリトンと混声合唱のための
   【これが愛でないならば(No.132)/この日に恵みあれ(No.61)/
    愛の神よ、われらととどまり(No.192)/わが過ぎ去りし時に涙し(No.365)】
  5.-7. 神々の轍跡Op.88(1978)〜アルト、バリトンと混声合唱のための
   【われらみな家なきさすらい人…/そうだ、窓に目があり、壁に記憶があり…/
    神々は生きて行く…】
  8. 西風Op.73a(1973)(混声合唱と語り手のための)
  9.-10.ラメント−ブルレッタ(1957)
  11.-13. 《混声合唱のための4つの歌》 Op.38a(1952)から
   【子供は積み上げ/スクリプト/春の歌】
  14.わたしの木はカサマツOp.12 No.5(1944)
  15.-18.混声合唱のための4 つの歌Op.44b(1956)
    【水彩画/オペラ・コミーク/歌/子供の詩】
  19. 賛美歌Op.50a(1959)
  20. 青春Op.60(1966)〜バリトンと混声合唱のための
  21. 我らの地(わが祖国)Op.146(1999)〜語り手と混声合唱のための
 [CD2]
  1.-3. 生の不安に否Op.120(1991)〜語り手と室内合唱のための
   【孤独であっても孤立してはいない/
    鎧を捨てた感情表現/とがめず、許さねばならない】
  4. ベーラ・バルトークへのオマージュOp.132(1995)〜
     室内合唱と独唱者のための)
  5. 夏の夜(1945)、6. 夏がやってきた(1943)、
  7. 岩礁の海の少年の歌(編曲)(1938)、
  8. 愛する友を失くし(編曲)(1936)、
  9. 少年は朝、出かけていき(編曲)(1937)
  10.-12.娘たち Op.73b(1973)〜
    混声合唱と独唱者のための3つのフィンランド民謡
     【夏の夕べに出歩き/牛呼び/ヘイッパティラッラ】
  13.ヴァイナモイネンOp.147(2000)〜
     語り手、混声合唱と4人の独唱者のための
ヘルシンキ室内合唱団、
ニルス・シュヴェケンディーク(指揮)、
ヘルマン・ヴァレーン(バリトン)、
シルック・リンタマキ(アルト)、
リコ・エークルンド(語り)、
イーダ・アントラ(ソプラノ)、
スサンナ・トレット(アルト)、
ヤルモ・レヘトラ(テノール)、
ヴァルテル・マーサロ(バス)、
ピーア・コムシ(ソプラノ)、
トゥーラ・パーヴォラ(アルト)、
マルクス・ニエミネン(バリトン)、
サンポ・ハーパニエミ(語り)、
トゥオマス・カタヤラ(テノール)   
 フィンランド音楽の発展に大きく貢献したエーリク・バリマンの合唱作品集!

 録音:2011年12月、2012年10月、2013年11月/YLE(フィンランド放送)スタジオ M2(ヘルシンキ、フィンランド)/1h52’03”

 スウェーデン系フィンランドの作曲家エーリク・ベリマン(1911-2006)は、ロマンティックなスタイルから出発、1940 年代後期からは十二音技法、音列、シュプレヒゲザングといったモダニズムの手法による作品によりフィンランド音楽の発展に大きく貢献しました。
 ベリマンは合唱指揮者としても活躍、彼が指揮者を務めた男声合唱団のために作曲し、没後10 年の2016 年にリリースされた『ベリマニアーナ』(Alba ABCD392)にも収録された作品や、混声合唱と児童合唱のための作品など、多くの合唱曲を手がけ、なんらかの形で合唱の関わる作品は、彼の作品リストの約半分を占めています。
 BIS の新しいアルバム『エーリク・ベリマン 合唱作品集 1936 年− 2000 年』で歌われるのは混声合唱を中心とした作品です。
 オストロボスニアの民謡を編曲、1936 年に初演された《愛する友を失くし》、最初のオリジナル作品、1943 年の《夏がやってきた》、ペール・ラーゲルクヴィストの詩に作曲、枝を広げていくカサマツの姿をポリフォニーによる「優美な音画」として示した《わたしの木はカサマツ》、1950 年代、彼が調性から距離を置き始めたころに書かれた「ラメント」と「ブルレッタ」の一対の作品、スウェーデンのエーディト・セーデルグラーンの詩による《神々の轍跡》、ペトラルカの抒情詩集『カンツォニエーレ』による《ペトラルカ組曲》、ドイツの心理学者ペーター・ラウスターのテクストからインスピレーションを得た《生の不安に否》、ベリマンの気に入りの作曲家のひとり、バルトークへの《オマージュ》、J・L・ルーネベリ作詞のフィンランド国歌の歌詞を「モダニストの音楽アプローチ」による朗読と混声合唱のための作品とした《我らの地》、フィンランド叙事詩集『カレヴァラ』の第41 章、「不滅の賢者」がカンテレを手に歌う歌をラーシュ・ヒュルデーンのスウェーデン語訳テクストに作曲した2000 年の《ヴァイナモイネン》。《わたしの木はカサマツ》、《混声合唱のための4 つの歌》の第1 曲〈水彩画〉、フィンランド民謡による《娘たち》の3 曲をのぞき、初めてCD で紹介されます。
 ヘルシンキ室内合唱団は1962 年創設のアンサンブル。指揮者のニルス・シュヴェケンディークはドイツ生まれ。ケンブリッジのクレア・カレッジで音楽、フライブルクとヘルシンキで管弦楽と合唱の指揮を学び、フィンランド国立オペラ、SWR ヴォーカルアンサンブル、オランダ放送合唱団などに客演し、2007 年からヘルシンキ室内合唱団の芸術監督。ヘルシンキ芸術大学のシベリウス・アカデミーで教授として合唱指揮を教えています。




FIRST HAND RECORDS


FHR 52
\2100
多彩な才能をもつメゾ、レニア・サフィアポウロウ
 ブラームス:8つの歌曲Op.57
 プロコフィエフ:
  アンナ・アフマートヴァによる5つの詩 Op.27
 ムソルグスキー:歌曲集「陽の光もなく 」
 ブラームス:5つの歌曲Op.47-3「日曜日」
レニア・サフィロポウロウ(メゾソプラノ)
アンドレイ・ホヴラン(ピアノ)

 ギリシャ出身の歌手レニア・サフィロポウロウ。彼女は多彩な才能を持ち、音楽家としてだけではなく、詩人や翻訳家としても活躍しています。
 このアルバムでは、メゾソプラノの歌手としてブラームス、プロコフィエフ、ムソルグスキーの歌曲を録音しています。ロシア歌曲を得意としている彼女らしいレパートリーです。
 またムソルグスキーの歌曲集「陽の光もなく」に触発されたような暗示的なアートワークも印象的です。




VAI


VAIA 1284
\2100
アルベルト・レイエスの熱演で聴くシャコンヌ
 J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ
 フランク:前奏曲、コラールとフーガ
 ショパン:幻想ポロネーズOp.61
 シューマン:ピアノ・ソナタ第2番ト短調Op.22
アルベルト・レイエス(ピアノ)
 録音:2015年9月3-5日メニューイン・ホール、ストーク・ダバノン、UK

 1948 年ウルグアイ生まれのピアニスト、アルベルト・レイエス。1970 年チャイコフスキー国際コンクール、1969 年リオ・デ・ジャネイロ国際ピアノ・コンクール、1971 年レベントリット国際コンクール、1973 年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールなど数々の国際コンクールで入賞し、その後世界的な演奏家として活躍しています。
 J.S. バッハ=ブゾーニの《シャコンヌ》は、卓越したテクニックのもと爽快な演奏。フランクの《前奏曲、コラールとフーガ》では見事な重厚な音の響きの重なり合いを聴かせます。そして得意のショパン、シューマンでも持ち味である巧みな表現力で奏しています。




CD ACCORD


ACD-227
\2500
マルチン・ミエルチェフスキ(1600頃-1651):声楽作品集
 1.勝利の日
 2.主をほめ讃えよ
 3.アウディーテ・エ・アドミラミーニ
 4.人々よ、馳せ来たれ
 5.3声のカンツォーナ第1番
 6.来れ主よ
 7.主よ、あなたの御名において
 8.主の御保護のもとに
 9.サルヴェ・ヴィルゴ・プエルペーラ
 10.3声のカンツォーナ 第3番
 主日のための晩課
  11.主は言われた
  12.主をほめまつる
  13.幸いなるかな
  14.ほめ讃えよ、しもべたちよ
  15.マニフィカート
    11-14・・・ラッセル・ギルモアによる編曲
アルドーナ・バルトニク(ソプラノ)・・・1-4.6.11-15
アグニエスカ・ライマン(ソプラノ)・・・6.11-15
アレクサンドラ・トゥラルスカ(ソプラノ)・・・1-4
マシュー・ヴェンナー(カウンター・テナー)・・・1-4
ピオトル・オーレヒ(カウンター・テナー)・・・9.11-15
ピオトル・ウィコフスキ(カウンター・テナー)・・・1-4.11-15
マシェイ・ゴスマン(テノール)・・・1-4.8.9.11-15
カロル・コズウォフスキ(テノール)・・・8.11-15
トマシュ・ラジェケプ(テノール)・・・1-4
トマシュ・クラル(バス)・・・6.7.9.11-15
ボグダン・マカル(バス)・・・8.11-15
ジョナサン・ブラウン(バス)・・・1-4
イェルジー・ブトリュン(バス)・・・1-4
ヴロツワフ・バロック・アンサンブル
アンジェイ・コセンジャク(指揮)

 ポーランドの知られざるバロック音楽を次々と録音、実際の音として聴かせるアンジェイ・コセンジャク。
 今回のアルバムは、彼が最近最も注目し、かつ魅力を感じているという「ポーランドの17世紀から18世紀の作曲家」の一人、ミエルチェフスキの作品集です。生年や幼い頃の状況はわかっていませんが、1638年からワルシャワ王室礼拝堂の音楽家となり、1645年には国王ヴワディスワフ4世の弟カロル・フェルディナント・ヴァザの宮廷楽長に就任したという記録が残っています。
 作品の中にポーランド民謡を取り入れるなど、当時の最先端の様式を用いた作品を残した人であるため、このアルバムの中にも収録された二重合唱を用いた作品は、録音時にも合唱の配置に気を配り、ミエルチェフスキが求めたであろう響きと空間概念を丹念に拾い上げることに成功しています。

 Recorded in the KGHM Main Hall of the Witold Lutos.awski National Forum of Music,



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ORCHID CLASSICS



ORC100063
\2300→\2090
フランス革命後の恐怖政治の中、「ラ・マルセイエーズ」の主題による即興演奏を行い生き延び、
 フランス国立高等音楽院の教授にまでのしあがった伯爵夫人
エレーヌ・ド・モンジュルー(1764-1836):作品集

 ピアノ・ソナタ 第9番 嬰へ短調 Op.5-3
 フーガ 第1番 ヘ短調
 ピアノ指導のための完全教則本 より12の練習曲
エドナ・スターン(1860年 プレイエル製:コンサート・グランドピアノ)

 1789年に勃発したフランス革命は、それまでの階級社会を一変させ、多くの貴族たちが迫害されることとなりました。
 そんな中、優れたピアニストでもあったエレーヌ・ド・モンジュルー(ド・シャルネ伯爵夫人)は、革命後の恐怖政治の中裁判にかけられ、殺されてもおかしくない状況の中、革命歌である「ラ・マルセイエーズ」の主題による即興演奏を行い、大喝采を浴びて生き延びることになります。
 そして一時はフランス国立高等音楽院の教授に任命されるという栄誉を勝ち得、「女性作曲家」の存在すら認められなかった当時のフランスにおいて、極めて先進的な役割を演じます。

 彼女の代表作の一つである「ピアノ指導のための完全教則本」は114曲の練習曲を含む、700以上のページからなる作品集で、この中には様々なテーマに基づく小品がひしめいています。
 これらは大胆な和声進行を持ち、「モーツァルトとショパンを繋ぐ」価値ある作品です。確かに第107番は、ショパンの「革命のエチュード」を思わせる激しい左手のパッセージが特徴的。当時のプレイエルの優雅な響きも聴きものです。

 録音 2016年Cite de la Musique-Philharmonie de Paris on a Pleyel 1860 from the Music Museum collection
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ORC100064
\2300→\2090
お待たせしました!
 ラン・シュイ&コペンハーゲン・フィル
  おそるべきベートーヴェン交響曲全集完結!!
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲 第9番 ニ短調 Op.125
クララ・エック(ソプラノ)
エリザベト・ヤンソン(アルト)
トーマス・クーリー(テノール)
リァオ・チャンヤン(バリトン)
アルス・ノヴァ・コペンハーゲンラトヴィア放送合唱団
コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団
ラン・シュイ(指揮)

 大好評、ラン・シュイとコペンハーゲン・フィルによるベートーヴェン 交響曲全集の掉尾を飾る第9番の登場!
 オーケストラのチェリスト、ヴェスターゴーはこの演奏について、次のように語っています。「この演奏でラン・シュイは弦楽器のセクションを移動させ、チェロをファースト・ヴァイオリンの横に置き、ホルンはそのすぐ後ろに配置されました。
 そしてホルンとトランペット、ティンパニはピリオド楽器を用いることで、とても柔らかい響きがもたらされ、この小ぶりなオーケストラの音色に良くマッチしました。
 ベートーヴェンが要求したそのままのテンポはとても早く、弦楽器は着いていくのが大変でしたが、これも素晴らしい効果を挙げました。確かにベートーヴェンが使用していたメトロノームは不正確だったと言われていますが、ラン・シュイはこの速さに信頼を置いています。」ベートーヴェンの全作品の中でも強いメッセージを持つこの曲は、あらゆるオーケストラのプログラムを飾り、世界中のコンサート・ホールで繰り返し演奏されていますが、このラン・シュイの演奏は決して埋没することのない、極めて個性的で説得力に満ちた仕上がりを見せています。

 録音 2013年9月25-30日Concert Hall of the Royal Danish Academy of Music,Copenhagen, Denmark




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 一足先に聴かせていただきました。第9.
 期待通り、いや期待以上の出来栄えに大興奮。

 このラン・シュイという男、やはりただものではない。

 刺激的快速演奏なのはこれまでの8曲と同じだが、それにしてもこの異常なまでの怪スピード。
 テンポ自体もムチャだと思うのだがほかにもそうとう細かな指示を受けているであろう弦楽器群、暴れるときはまるでラン・シュイの分身かのように傍若無人に暴れまわるティンパニ、ときにコンチェルトかと思うような華麗な技を聞かせる管楽器群。
 この異様なまでの高揚感、生命感、エネルギー、パワー。

 本当にただものではないベートーヴェン。無事ここに完結!!



ラン・シュイ(指揮)&コペンハーゲン・フィル
 ベートーヴェン:交響曲集 第1・2集

 いやはや、すさまじいベートーヴェンに出会えた。

 きっと知っている人は知っていたんだろう、ラン・シュイ指揮&コペンハーゲン・フィルによるベートーヴェン:交響曲集。
 どうして教えてくれなかったのだ!?こんなすさまじい演奏があったことを。

 ラン・シュイ、実はデヴィッド・ジンマンに認められボルティモア交響楽団の副指揮者を務めていた。
 20世紀末に登場したあの空前絶後のベートーヴェン交響曲全集録音を生み出した男に師事していたのである。
 何らかの形であの異形のベートーヴェン解釈を受け継いでいたのか。
 
 そうして放ったのがこの2009年から5年がかりで録音したベートーヴェン。

 シンガポール響との第7番を映像で観たことがあったが、それは過激な演奏だった。

 コペンハーゲン・フィルとの演奏はピリオド系楽器を動員して、解釈もさらに先鋭化。なにせ快速。ケンドリンガーも真っ青。
 いや、しかしスピードだとか何とかではない、この異様なまでの高揚感、生命感、エネルギー、パワー。
  
 ティンパニはときおり荒れ狂い、弦もかつて聴いたことのないような音色を聴かせ、管はまるで武器かなにかのように聴く者の耳をつんざき・・・音楽はまるで巨大な竜のように天空を激しく舞う。

 ラン・シュイ、どんなにとんがって刺激的な音楽を聴かせても、妙な媚びや皮肉な冷笑はない。
 真っ向勝負のなのである。

 そしてラン・シュイ、どんなにピリオド風に快速で飛ばしても軽くなることはない。
 重量級なのである。


 
 まあこれほど興奮しながらベートーヴェンの交響曲を聴きとおしたのは久しぶり。

 聴いて後悔することは絶対にない。




ORC100045
(2CD)
\2700
ラン・シュイ(指揮)&コペンハーゲン・フィル
 ベートーヴェン:交響曲集 第1集

<CD1>
 1-4.交響曲 第1番 ハ長調 Op.21/
 5-8.交響曲 第2番 ニ長調 Op.36/
<CD2>
 1-4.交響曲 第3番 変ホ長調「英雄」Op.55/
 5-8.交響曲 第4番 変ロ長調 Op.60
コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団/
ラン・シュイ(指揮)
録音 2011年11月…CD1:1-4, 2009年6月…CD1:5-8, 2012年11月…CD2:1-4, 2010年11月…CD2:5-8 コペンハーゲン デンマーク王立音楽院,コンサート・ホール

 あの衝撃的なマーラーの「大地の歌」(中国語歌唱!)で一躍その名をとどろかせた名指揮者ラン・シュイ。
 今回彼が指揮するのは、透明で深遠な響きが自慢のコペンハーゲン・フィル。
 YOU TUBE上では、グリーグの「朝」のフラッシュ・モブが大人気。1000万回以上の視聴数を誇るというスゴイものです。

 そんな両者が挑むのは、なんとベートーヴェン(1770-1827)の交響曲全集。
 「全ての交響曲が独自の魅力を持っている」と語るラン・シュイは、もちろん各曲へのアプローチも周到であり、この第1番から第4番までのセットでも、ハイドンからロマン派へと繋がる流れを汲み取りながら、ベートーヴェンがその歴史に投じた革命的な素材を存分に感じさせてくれるという、画期的な演奏です。

 金管楽器とティンパニはピリオド楽器を用いることで軽やかなテンポと優雅な表情を保つことにも成功しています。


ORC100059
(2CD)
\3600
ラン・シュイ(指揮)&コペンハーゲン・フィル
 ベートーヴェン:交響曲全集 第2集

<CD1>
 交響曲 第5番 ハ短調 Op.67
 交響曲 第6番 ヘ長調「田園」Op.68
<CD2>
 交響曲 第7番 イ長調 Op.92
 交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93
ラン・シュイ(指揮)
コペンハーゲン・フィルハーモニー管弦楽団

 中国生まれの指揮者ラン・シュイによるベートーヴェン(1770-1827)交響曲全集の第2集。
 デヴィッド・ジンマンに認められボルティモア交響楽団の副指揮者を務めた経験のある彼だけに、その解釈も「スコアを丹念に読み解き、行間に隠された音までをも探し出す」というジンマン譲りのユニークなものです。
 ニューヨーク・フィルではクルト・マズアのアシスタントを務めるなどベートーヴェンに関して素晴らしい実力を有しており、第1集でもその演奏が高く評価されています。
 モダン楽器による演奏ですが、トロンボーンにはピリオド楽器を使用し、刺激的な響きを創り上げることにも成功しています。



 録音:2011年2月…交響曲 第5番, 2013年12月…交響曲 第6番, 2012年9月…交響曲 第7番, 2012年4月…交響曲 第8番 デンマーク コペンハーゲン,デンマーク王立音楽院 コンサート・ホール



 

ORC100065
\2300
CONNOTATIONS 内に秘められたもの
 ショスタコーヴィチ(1906-1975):ピアノとトランペット、弦楽オーケストラのための協奏曲 Op.35
 ベルク(1885-1935):ピアノとヴァイオリン、13の管楽器のための室内協奏曲(1925)
 サン=サーンス(1835-1921):動物の謝肉祭(1886)
メイ・イ・フー(ピアノ)
フィリップ・ハッター(トランペット)・・・1-4
バルトシュ・ヴォロフ(ヴァイオリン)・・・5-7
アシュリー・ウォス(第2ピアノ)・・・8-21
クレメント・パワー(指揮)・・・5-7
ブリテン・シンフォニア

 音楽の中に込められた比喩や暗喩、そして暗号。これらを探し出すのはとても面白いことです。
 美しい「白鳥」で知られるサン=サーンスの「動物の謝肉祭」も、もともとは彼の仲間内で、友人や他の作曲家の曲に風刺を効かせて演奏するために作られた曲。
 ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲には、やはり他人の作品からの引用が散りばめられています。またベルクの作品には、他の作品の引用はありませんが、数字の「3」が重要なファクターであり、楽章数だけでなく、彼の友人たちの名前が織り込まれ、楽器編成も3群で構成と数々の数字が隠されています。
 そんな示唆的な作品を演奏するのは、マレーシアのピアニスト、メイ・イ・フー。素晴らしいテクニックでこれらの曲を的確に表現しています。
 このアルバムの売り上げは、彼女が協力している海洋保全協会に寄付され、美しい海の未来と、海洋生物の保護のために使われます。

 録音 2016年1月27-29日St Martin’s Church, West Acton, London




PALADINO


PMR-67
\2300
Turning Pointsハネス・ラファゼーダー:室内楽作品集
 1.出発:転換点より-独奏チェロのための(1996)
 2.フィナーレ-フルート、チェロとピアノのための(1998)
 3.ショート・ストーリー-独奏ヴァイオリンのための(1996/1998)
 4.ああ、鳥たちとともに地獄へ-フルートとピアノのための(2011)
 5.コラール:転換点より-独奏チェロのための(1996)
 6.疑問符-フルートとチェロ、ピアノのための(2000/2016)
 7.幻想曲-独奏フルートのための(1996)
 8.触れる、動く、繋がる-ヴァイオリン、チェロとピアノのための(2005)
 9.結論:転換点より-独奏チェロのための(1996)
エリック・ラム(フルート)…2.4.6.7
ジュリア・マリー(ヴァイオリン)…3.5
マルティン・ルンメル(チェロ)…1.2.5.6.8.9
シュテファン・シュロイッシング(ピアノ)…2.4.6.8

 1970年オーストリア生まれの作曲家ラファゼーダーは、ウィーンで電気音響音楽とテレコミュニケーション工学を学び、作曲家&マルチメディアのアーティストとして国際的に活動しています。
 このアルバムでは、20年に渡る彼の室内楽作品を収録。初期の作品でアルバムタイトルにもなっている「Turning Points=転換点」の3つの楽章を中心に多彩な音楽が収録されています。
 チェロを演奏するのはpaladinoレーベルを代表するルンメル。他、ウィーンの名手たちが参加しています。

  録音 2016年5月8日.23日Studio Tonzauber, Konzerthaus Vienna, Austria
 


PMR-81
\2300
ベルリンで発明された電子楽器「トラウトニウム」
ハラルド・ゲンツマー(1909-2007):トラウトニウムの音楽

 トラウトニウム協奏曲 第2番 GeWV168(1952)
  1.第1楽章:Moderato2.第2楽章:Scherzo: Allegro
  3.第3楽章:Scherzo: Andante4.第4楽章:Largo
  5.第5楽章:Finale: Moderato
 電子楽器のための舞踏組曲 GeWV435(1958/1959)
  6.第1楽章:クーラント7.第2楽章:ヴァリアンテ
  8.第3楽章:サラバンド9.第4楽章:オスティナート・アチェルランド
 トラウトニウム・ソナタ GeWV433(1949)
  10.第1楽章:ブルレスケ11.第2楽章:ラルゴ12.第3楽章:スケルツォ
 トラウトニウム・ソナタ GeWV432(1949)
  13.第1楽章:Adagio14.第2楽章:Allegro molto
  15.第3楽章:Tranquillo16.第4楽章:Vivace
 17.バス・ソロ へ長調(ピヒラー編)(1938)
 18.カプリッチョ・トラウトニコ(ピヒラー編)(1935)
ペーター・ピヒラー(ミクスチュア・トラウトニウム)
マンフレート・マンハルト(ピアノ)
ヤン・カーレルト(フォルクストラウトニウム)
チュヒンゲ・クレン(ヴォルクストラウトニウム)
【オーケストラのメンバー】
 ミリアム・ブリュールマン(ヴァイオリン)
 シャルロッテ・ゼスラー(ヴィオラ)
 ヘルムート・フィーヘルマン(チェロ)
 シュテファン・バウアー(コントラバス)
 チュヒンゲ・クレン(コントラバス)
 マルクス・バウアー(テノール・ホルン)
 ペーター・ピヒラー(トランペット&テューバ)
 ヤン・カーレルト(パーカッション)
 マンフレート・マンハルト(指揮)

 1929年にベルリンで発明された電子楽器「トラウトニウム」。フリードリヒ・トラウトヴァインによって開発されたシンセサイザーの祖先とも言える楽器で、フィルターを調節するつまみと音を出す部分で構成されており、微妙な音程が出せる楽器です。ヒッチコックがこの音色を気に入り、映画「鳥」における効果音(鳥の鳴き声も含む)全てを、この楽器に担わせたことで知られています。
 この時に楽器を操作したオスカー・サラが2002年に死去したため、演奏できる人がいなくなってしまったのですが、ドイツの音楽家ピヒラーがこの楽器に注目、衝撃的な音色が蘇りました。

  録音 日時不明Konzertsaal KMS Erding, Bavaria, Germany





SONO LUMINUS


DSL-92211
\2700
Thrive on Routine‐規則上の繁栄
 1.ケイレブ・バーハンズ(1980-):Jahrzeit 年月
 2.キャロライン・ショウ:In manus tuas
 3.ショウ:Gustave Le Gray
 ティモ・アンドレス(1985-):Thrive on Routine 規則上の繁栄
  4.朝
  5.ポテト
  6.パッサカリア
  7.コーダ
 8.ジョン・ルーサー・アダムズ(1953-):
   In a Treeless Place, Only Snow 樹のない場所は、雪ばかり
クラリス・イェンセン(チェロ)・・・2
ティモ・アンドレス(ピアノ)・・・3
アメリカン・コンテンポラリー・ミュージック・アンサンブル(ACMA)

 現代アメリカを代表するコンテンポラリー・アンサンブル「ACMA(アメリカン・コンテンポラリー・ミュージック・アンサンブル)」のSonoLuminusデビュー・アルバム。彼らはコンサートだけでなく、ダンスやバレエ、映画ともコラボ、常に新鮮な驚きを聴衆に与えています。
 ここで選ばれた作品は、彼らにとっては作曲家も含め、極めて深い愛情と親密さを感じている大切な曲ばかりです。20世紀から21世紀にかけてのアメリカで生まれた新しいパーカッション作品は、驚くほどの多様性を持ち、また、通常の録音では収まらないほどの多彩な音色を駆使した曲が多く、このアルバムでもその素晴らしい響きを完璧に捉えるために、現代における最高の録音技術を用い、磨き上げられた音が収録されています。
 中でも、グラミー賞受賞作曲家、ジョン・ルーサー・アダムズ作品の、美しいヴィヴラフォンと弦が作り出す響きは、まるで天上の音楽を聞いているような美しさです。

 録音 2016年8月22-26日Sono Luminus Studios, Boyce, VirginiaBlu-ray Audio盤 収録フォーマット①5.1DTS HS MA 24/192kHz②9.1Auro-3D 24/192kHz③2.0LPCM 24/192kHz
 

SLE-70008
\2500
RAIN DAMAGEアイスランドの現代室内楽作品集
 1.ヴァイゲル・ジーグルトソン:レインダメージ
 2.ウルファー・ハンソン:TYD
 3.フリヌール・アジルス・ヴィルマーソン:noa::ems
 4.ジーグルトソン:Antigravity
 5.ヴィルマーソン:[:n:]
 6.ハンソン:Skin Continuum
ノルディック・アフェクト(アンサンブル)・・・1-5
ヴァイゲル・ジーグルトソン(電子楽器)・・・1.4
フリヌール・アジルス・ヴィルマーソン(電子楽器)・・・3
ウルファー・ハンソン(電子楽器)・・・6

 アイスランドの自然からインスパイアされた音楽集。長い年月が自然にもたらす影響は、人間の行動をはるかに凌駕し、思いもよらない風景を創り上げます。
 このアルバムに収録されている6曲の音楽は、電子楽器を用い、これまでの親しみ深い音楽の形式を根本的に崩すことで、まるで見知らぬ風景を見たときのような驚きを与えてくれます。
 懐かしさの中に突然現れる刺激的な音は、確かに衝撃的です。ここで素晴らしい音楽風景を創り上げた「Nordic Affect」は2005年に設立。2014年“アイスランド音楽賞“のPerformer of the Year賞を獲得した気鋭のアンサンブルです。

 録音Greenhouse Studios, Reykjavik, Iceland Total Playing Time:39’06”



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ARTIS

詳細はこちらで!

フリッツ・クライスラーの芸術

ARTIS011
(21CD)
\9200
クラムシェル・ボックス仕様
 

フェリックス・ワインガルトナーの芸術

ARTIS012
(22CD)
\9200
クラムシェル・ボックス仕様













3/1(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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APARTE



KKC 4100
\2600→\2390
ミシェル・ダルベルト
 フォーレ:ピアノ作品集

 バラード 嬰ヘ長調 op.19
 即興曲第3番 変ロ長調 op.34
 夜想曲第6番 変ニ長調 op.63
 夜想曲第7番 嬰ハ短調 op.74
 主題と変奏 嬰ハ短調 op.73
 夜想曲第9番 ロ短調 op.97
 夜想曲第11番 嬰ヘ短調 op.104-1
 夜想曲第13番 ロ短調 op.119
ミシェル・ダルベルト
 (ピアノ/ベヒシュタイン)
 ベヒシュタインのピアノを用いたフォーレの世界。洒脱な感性、作品と作曲家への深い考察

 録音:2017年1月7日、パリ国立高等演劇学校(ライヴ)/輸入盤・日本語帯・解説付

 ミシェル・ダルベルトは、NHK「スーパー・ピアノレッスン」で講師を務め日本でもおなじみの、いわずとしれたフランスの名ピアニスト。2014 年に来日30 周年を迎え、直近では2016 年3 月にも来日、聴衆を魅了しました。
 アパルテレーベル第2 弾となる当盤は、ベヒシュタインのピアノを用いたフォーレの世界。洒脱な感性、作品と作曲家への深い考察、そしてそれらを音で表現するテクニックを併せ持つダルベルトが、美しい横の線(メロディ)と密度の濃い和声が織りなすフォーレ作品の世界を見事に解き明かします。
 フランスの大家による、フランス作曲界の大御所の真価を問う1 枚の登場といえるでしょう。ブックレットには、「ガブリエル・フォーレへの私的考察」と題し、自分とフォーレの音楽との出会い、どのようにしてフォーレの世界を発見していったか、そしてフォーレの音楽を理解するための鍵についてなどが、興味深くつづられています(日本語訳つき)。



ダルベルト、aparte 第1弾

AP 111
\2600
APARTEレーベルに登場
 ミシェル・ダルベルト
  ドビュッシー:ピアノ作品集

  子供の領分、映像 第2集、前奏曲集 第2集
ミシェル・ダルベルト(ピアノ)

 ダルベルト、ようやくCD界でも本格復帰。
 APARTEレーベル第1 弾はドビュッシー

 使用楽器:ファツィオリ、グランド・ピアノF278
 録音:2015年5月30日イタリア、マントヴァ、テアトロ・ビビエーナ/日本語解説・帯付

 本アルバムは、1997 年RCA に録音した「ドビュッシー:前奏曲集第1 巻、映像第1 集」に続く、ドビュッシーのピアノ作品集。徹底的に吟味された音色、しかし音色だけにとらわれる事なく、一曲ごとの個性を見事に描き分け、音色の変化はもちろんのこと、テンポ、絶妙な間合いとフレージング、曲の構成、すべてが完璧にコントロールされています。そして録音に使われたのは、イタリアの銘器ファツィオリ。最近はコンサートでも演奏し、ダルベルト本人も大変気に入っている楽器です。ファツィオリは音色が多彩で、深みと透明感のある音で多くのピアニストを魅了しています。
 ダルベルトが隅々まで吟味した音色を、最良のかたちで収録することができています。


 ● 2017年来日情報●
  3/10(金)19:00、3/11(土)14:00、会場:ザ・シンフォニーホール
   管弦楽:日本センチュリー交響楽団/指揮:イジー・シュトルンツ
  ・リヒャルト・シュトラウス: ブルレスケ(ピアノと管弦楽のための)ニ短調 TrV 145
  ・ラヴェル:左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
  ・ドヴォルザーク:交響曲 第8番 ト長調 作品88
  3/15(水)19:00
  会場:浜離宮朝日ホール/リサイタル
  ・フォーレ:バラード 嬰ヘ長調 op.19、ノクターン第7番、第13番ほか
 8月にも来日予定あり



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PENTATONE



PTC 5186612
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
カルロス・カルマー率いるオレゴン響による明朗快活なハイドン!
 ハイドン(1732-1809):
  (1)-(4)交響曲第53番 ニ長調「帝国」Hob.I:53
  (5)-(8)交響曲第64番 イ長調「時の移ろい」Hob.I:64
  (9)-(12)交響曲第96番 ニ長調奇跡」Hob.I:96
カルロス・カルマー(指揮)
オレゴン交響楽団
 録音:(5)-(8)2013 年、(1)-(4)(9)-(12)2016 年/アーリン・シュニツァー・コンサート・ホール(オレゴン州ポートランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、61’51”
 (1)-(4)I.6’42”+II.6’30”+ III.3’33”+IV.5’14”= 21’59”、(5)-(8)I.6’07”+II.6’27”+III.3’03”+IV.3’04”= 18’41”、(9)-(12)I.6’58”+ II.5’30”+III.5’03”+IV.3’31”= 21’02”

 SACD ハイブリッド盤。
 カルロス・カルマー指揮、オレゴン交響楽団によるPENTATONE 第4 弾はハイドンを取り上げました。
 1958 年ウルグアイ生まれのカルマーは故ジェームズ・デプリースト(1936-2013)の後任として、2013 年よりオレゴン交響楽団の音楽監督を務めており意欲的なレパートリーで当団を成長させてきました。当録音では明朗快活な解釈で推進力のあるハイドンを聴かせてくれます。
 カルロス・カルマー率いるオレゴン交響楽団は、PENTATONE レーベルより3タイトルをリリースしており、ディスクごとに異なった表情を見せてくれます。

*****

カルロス・カルマーって誰?

 中堅指揮者です。
 地味にやってきてますが、なかなかの芸達者。
 ただこれまでのアルバムがけっこう地味なのであまり注目されてません。
 「戦争の時代の音楽(ヴォーン・ウィリアムズ、ブリテン、アイヴス、アダムズ)」(PTC 5186393)、「イギリス作品集(エルガー、ヴォーン・ウィリアムズ、ブリテン)」(PTC 5186471)、「アメリカの魂(ピストン、アンタイル、コープランド)」(PTC 5186481)。
 そして今回もハイドン。少しずつ少しずつ知名度を上げてくるような気がします。


 カルロス・カルマー(Carlos Kalmar, 1958年 - )は、オーストリア人の家系に生まれたウルグアイの指揮者。2013年現在、オレゴン交響楽団の音楽監督、シカゴのグラントパーク音楽祭の首席指揮者を兼任している。
 6歳でヴァイオリンを始め、15歳でウィーン国立音楽大学に入学、カール・エスターライヒャーに指揮を師事した。1984年、ウィーンのハンス・スワロフスキー指揮コンクールで第1位を獲得した[要出典]。
 これまでに、ハンブルク交響楽団、シュトゥットガルト・フィルハーモニック、アンハルト劇場(デッサウ)の音楽監督、トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者を歴任した。

   表情豊か。



これはファリャ「三角帽子」のライヴ。

https://youtu.be/PCgM4oeHf6U

迫力満点のライヴ、凝ったアングル、40分間見入っちゃいます!!

 

PTC 5186663
(SACD HYBRID)
\2700
ブラームス:弦楽五重奏曲集
 (1)- (3)弦楽五重奏曲第1番 ヘ長調 Op.88
 (4)-(7)弦楽五重奏曲第2番ト長調 Op.111
 (1)- (3)ケルンWDR交響楽団チェンバー・プレーヤーズ
   【イェ・ウー(第1ヴァイオリン)、
    アンドレア・フロレスク(第2ヴァイオリン)、
    ミーシャ・ファイファー(第1ヴィオラ)、
    トマシュ・ノイゲバウアー(第2ヴィオラ)、
    スザンネ・エイミュラー(チェロ)】
  (4)-(7)ケルンWDR交響楽団チェンバー・プレーヤーズ
   【イェ・ウー(第1ヴァイオリン)、
    アンドレア・フロレスク(第2ヴァイオリン)、
    トマシュ・ノイゲバウアー(第1ヴィオラ)、
    ミーシャ・ファイファー(第2ヴィオラ)、
    スザンネ・エイミュラー(チェロ)】 
 ケルンWDR 交響楽団のメンバーによるブラームスの弦楽五重奏曲集!

 録音:2016年12月/ケルン/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、58’56”
 (1)- (3)I.11’10”+II.12’01”+II.5’26”= 28’37”、(4)-(7)I.12’51”+II.6’44”+III.5’37”+IV.5’04” = 30’16”

 SACD ハイブリッド盤。
 ドイツのケルンに本拠を置く放送局所属のオーケストラ、ケルンWDR 交響楽団。同団のメンバーで構成されたケルンWDR 交響楽団チェンバー・プレーヤーズによるPENTATONE レーベル初のディスクはブラームスの弦楽五重奏曲集です。
 名門オケのメンバーが実に正統的なブラームスを披露しております。
 1882 年に作曲、同年フランクフルトで初演された弦楽五重奏曲第1 番は全体が民謡風でありながら構成が堅実で形式が緻密な作品。明るい美しさを呈します。
 一方、1890 年に作曲、同年ウィーンで初演された第2 番は、もともと交響曲第5 番で発想された作品。晩年の作品とは思えないほど男性的な強さ、元気旺盛な情熱、そして新鮮な創意にあふれています。



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PROFIL



PH 15004
\2500→\2290
ゲルト・シャラー指揮&フィルハーモニー・フェスティヴァ
 ブルックナーの「00番」、実は良い曲!

 ブルックナー:交響曲ヘ短調
ゲルト・シャラー(指揮)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
 ブルックナーの「00番」、実は良い曲だった!オーストリアの素晴らしい田園美にひたれるひととき。

 録音:2015年9月/エーブラハ大修道院付属教会(ライヴ)/43’ 23”

 ブルックナーの習作中の習作交響曲「00 番」。これまでインバルやスクロヴァチェフスキらの録音もありますが、当代きってのマーラー指揮者シャラーによる超期待の新録音の登場となります。
 習作とはいえブルックナー39 歳の作で、すでに未熟な感はありません。むしろオーストリアの田舎を彷彿させる牧歌的な叙情美にあふれていて魅力的。弱いとされるフィナーレにも多くの美しい音楽を聴くことができます。
 さすがブルックナーの全作品を手掛けつつあるシャラー、この曲にちりばめられたブルックナーならではの語法と特徴を巧く引き出し、感動的な音楽に仕上げています。滅多に演奏されない作品が、このクオリティのライヴ演奏で現れたことは大歓迎と申せましょう。
 ゲルト・シャラーは1965 年バンベルク生まれ。1993 年にハノーファー州立歌劇場で指揮者としてのキャリアをスタートさせ、1998 年にブラウンシュヴァイク州立歌劇場、2003 年から2006 年までマグデブルク劇場の総音楽監督を務めました。
 ブルックナーのエキスパートで、ついにはオルガン独奏曲まで奏してしまうほどのこだわり。

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PH 16061
\2500→\2290
ユッカ=ペッカ・サラステ指揮&ケルンWDR 交響楽団
 抜群の切れ味とスピード感。こんなブル8聴いたことない!!

 ブルックナー:交響曲第8番ハ短調
  (1887年および1890年ハース版)
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
ケルンWDR 交響楽団
 録音:2010年11月2、5日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)/74’ 38”

 サラステがケルンWDR 響とブルックナーの8 番に挑戦しました。彼は2007 年にオスロで同曲を披露した際はノヴァーク版を使用しましたが、3 年を経てハース版を採用するに至りました。サラステはハース版の追加によりブルックナーの個性は残しつつ、より豊かでイマジネーティヴになったと確信しているとのこと。版の問題という以上に、独墺系指揮者からは聴くことのできない個性的なブルックナー像を作り上げています。
 最たる違いはテンポ。何と全曲を74 分38 秒!最速の演奏のひとつといえます。ことにフィナーレの冒頭など驚くべき速さで進みます。ケルンWDR 響がしっかりつき、木管が神業的な技巧を発揮しているのも聴きもの。ブルックナーの伝統に鉄拳を加えるような衝撃で賛否両論を呼ぶことまちがいなしの刺激的内容です。


*********

 ユッカ=ペッカ・サラステ。
 今から20年ほど前はシベリウスの交響曲全集を出してヒットするなど、フィンランドの新星指揮者としてサロネンと肩を並べていた。いっしょに酒を飲んだことがあるが、ジーパン履いて実はロックが好きというファンキーできさくな兄ちゃんだった。

 ・・・が、その後CD業界からフっと消えてしまった。

 もちろん2008 年から手兵ケルン WDR 響で首席指揮者を務めているくらいだから、世界各地でコンサート活動はしていたのだろうけど、CDのほうはとんとご無沙汰だった。先日BISからようやくシリヴェストロフの交響曲をリリースしてくれたときは喜んだが、さすがにまだまだ本格的なCD業界への復帰へとはならなかった。誰かの陰謀でCDリリースを邪魔されているのかとも思っていた。

 が、今回ようやくその鬱憤も晴れそう。
 なんと、PROFILからいきなりマーラーの9番が登場。
 サラステはマーラーをコンサートで頻繁に取り上げていて、なかなか評判もよかったらしいので、PROFILの判断は決して意外なものではなかったのだろう。

 さあ、これでサラステの第2期黄金時代が始まるか。


サラステ、復活ののろしをあげた
PROFILでのマーラー第9番

PH 10035
\2500
サラステ&SWR響
 マーラー:交響曲第 9 番ニ長調
ケルン WDR 交響楽団
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
2009 年ライヴ、サラステ&SWR響、マーラーの第9交響曲

録音:2009年12月6 & 7日ケルン・フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)/DDD、ステレオ
プロデューサー:シュテファン・ハーン/エンジニア:マルク・ホーン





 Profil より、2010 年のマーラー・アニヴァーサリーを盛り上げる注目のライヴ録音が登場します。
 1956 年フィンランドに生まれ、着実にキャリアを積み上げているサラステが、2008 年より首席指揮者を務める手兵ケルン WDR 響を振った第 9 交響曲は、生誕 150 年のアニヴァーサリーを目前に控えた2009 年 12 月 6 日と 7 日に本拠地フィルハーモニーで行われたものです。



 そして第9番に続いて登場したのは第5番。


PH 14045
\2500
2013年ライヴ、サラステ&SWR響、マーラーの第5交響曲
 マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
ケルンWDR 交響楽団
 録音:2013 年6 月14 & 15 日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)/DDD、ステレオ、70’ 12
 プロデューサー:シュテファン・ハーン/エンジニア:マルク・ホーン/アシスタント・エンジニア:ヴァルター・プラッテ

 ユッカ=ペッカ・サラステがケルンWDR 響を指揮して、マーラーの交響曲第5 番をレコーディング。2013 年6 月にケルン・フィルハーモニーで行われた定期公演の模様をライヴ収録したものです。
 サラステはマーラーの交響曲第5 番を、首席指揮者時代(1987-2001)のフィンランド放送響を指揮して、1990 年5 月にセッション録音していたので、23 年ぶりの再録音ということになります。
 ケルンWDR 響といえば、マーラーの直弟子クレンペラーをはじめ、ミトロプーロス、ロスバウト、ショルティら豪華客演陣、さらには全集録音を完成させたベルティーニといったエキスパートらの薫陶のもと、独自のマーラー演奏の伝統が脈々と受け継がれてきたことで知られています。
 サラステ指揮ケルンWDR 響によるマーラー録音は、2009 年12 月収録の第9 番につづいて2 作目にあたり、当コンビによるライヴ・シリーズもこのたびで5 作を数えます。
 2013 年1 月にライヴ収録された前作、ブラームスの交響曲第1 番& 第3 番は、2010 年のサラステ首席指揮者就任より3 シーズン目を迎えて、両者のいっそうの良好な関係をうかがわせるものでした。
 5 か月後にあたるここでの内容にも、同様のすぐれた出来ばえを期待したいところです。

 [トラックタイム]
 《ケルンWDR 響 / 2013年》    I.12’09 +II.14’01+III.18’45+IV.9’44 +V.15’33= 70’12
 《フィンランド放送響 / 1990年》 I.11’41+II.13’44+III.18’43+IV.9’21+V.14’36= 68’05



 時期的にはこのブラームスのほうがちょっと早い。


PH 13028
\2500
サラステ&WDR 響、2013 年1月最新ライヴ
 ブラームス:
  交響曲第1番ハ短調op.68 [43’09”]
  交響曲第3番ヘ長調op.90 [35’10”]
ケルンWDR 交響楽団
ユッカ=ペッカ・サラステ(指揮)
  収録:2013 年1 月23-27 日/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ・デジタル)/DDD、ステレオ、78’ 36”

 マーラー、ストラヴィンスキー、シェーンベルクに続く、Profilによるサラステ&ケルンWDR響シリーズの最新盤。ブラームスのふたつの交響曲はいずれも、2013 年1 月に本拠ケルンのフィルハーモニーでおこなわれたばかりのコンサートの模様をライヴ収録したもので、当日はアルバムとは逆に、第3 番のあと、休憩を挿んで第1 番の順で演奏されています。
 これまでのディスコグラフィからは、シベリウスをはじめとする北欧作品のエキスパートとしてのイメージで語られることの多いサラステですが、実演では古典から近現代作品まで広範なレパートリーをカバーしており、ブラームスもサラステの得意とする作曲家のひとり。
 サラステがブラームスに力を入れていることは、演奏会記録からもうかがえます。比較的近いところでは、2009 年にロンドン・フィルを指揮して第1交響曲を演奏して、その好評を受けて2011 年にもロンドン・フィルに登場して第2 交響曲を演奏していましたし、2012 年3 月にかつて音楽監督を務めたトロント響に客演して第3 交響曲を取り上げてもいました。





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GRAND PIANO



GP720
\2300→\2090
コミタス(1869-1935):ピアノと室内楽のための作品集
 7つの民族舞曲(1916)
  1.第1番:Manushaki of Vagharshapat
  2.第2番:Yerangi of Yerevan
  3.第3番:Unabi of Shushi. No.4. Marali ofShushi
  4.第5番:Shushiki of Vagharshapat
  5.第6番:Het u Aradj of Karin
  6.第7番:Shoror of Karin
 ピアノのための7つの歌(1911)
  7.第1番:私は少女
  8.第2番:私は燃えている
  9.第3番:再び家に帰る
  10.第4番:私はパンを持っている
  11.第5番:山のふもとの月
  12.第6番:夜、月の光
  13.第7番:高い山より流れ落ちる水
 民謡の主題による12の子供のための小品(1910)
  14.第1番:雨が降る
  15.第2番:雨が降る-変奏曲
  16.第3番:プファプリ
  17.第4番:高い山より流れ落ちる水
  18.第5番:私のダーリンとマルジャン
  19.第6番:私のダーリンとマルジャン-変奏曲
  20.第7番:私は少女
  21.第8番:ハラーロ
  22.第9番:山、山
  23.第10番:山、山-変奏曲
  24.第11番:太陽、太陽
  25.第12番:国民の魂の小品
 26.MSHO-SHOROR(1906)
 ヴァイオリンとピアノのための7つの小品(1899-1911)
  27.第1番:あなたは樹
  28.第2番:スカーレット・ショール
  29.第3番:アプリコット・ティー
  30.第4番:ああ、甘きマラル
  31.第5番:私は行った、私は輝いた
  32.第6番:クレーン
  33.第7番:パートリッジの歌
   7-13…世界初録音
ミカエル・アユラペトヤン(ピアノ)
ウラディーミル・セルゲーフ(ヴァイオリン)

 アルメニアの司祭、音楽学者、作曲家、歌手、聖歌隊指揮者として知られるコミタス(本名:Soghomon Gevorgi Soghomonian)は、アルメニア近代音楽の擁護者として知られています。靴屋であった父は素晴らしい声を持ち、しばしばその美声を披露していました。
 彼の母は絨毯の織手でしたが、作曲の才能があり、コミタスの音楽的才能はその両親から受け継いだものです。しかし、幼い頃に両親を失い、孤児となった彼はアルメニアの宗教的中心地であるエチミアジンに送られ、神学校で教育を受けます。
 その後司祭となった彼は、ベルリンに行き西洋音楽を学んだことで、失われかけていた多数のアルメニアの民族音楽を復興させ、1904年に初の「クルド民謡集」を出版します。
 しかし、悪名高き「アルメニア人ジェノサイド(大虐殺)」の騒動に巻き込まれ、1915年4月に収容所送りとなり、ここで精神的ダメージを受け、失意のまま晩年を過ごし、1935年に苦しみの末この世を去りました。
 彼の悲劇的な生涯は大量虐殺の殉教者として、アルメニア国家における重要なシンボルになっています。
 このアルバムに収録された作品は、彼の悲劇的な生涯が信じられないほどに純粋で、かすかな異国の香りも感じさせる美しさを湛えています。

  録音 2013年12月15日Great Hall, Moscow State University of Culture andArts, Russia





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 アルメニア・ファンなど一部には熱狂的に愛されているコミタス。
 その不思議な音楽、はまる人ははまると思います。
 ただCDでコミタスを聴こうと思うと誰かと一緒のカップリングになることがほとんどなので、彼のピアノと室内楽のためだけのアルバムというのは極めて貴重です。

 「ピアノのための7つの歌」、ここで聴けます。

https://youtu.be/vW-zuBMOZNk

 やっぱり不思議な世界。
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GP724
\2300→\2090
ジョエル・ヘイスティングス、追悼盤
 ジャン・ロジェ=デュカス(1873-1954):ピアノ作品集

 1.舟歌 第1番(1906)
 2.リズム(1917)
 3.前奏曲 イ短調(1913)
 4.暁の歌(1921)
 5.ソノリテ-音の響き(1918)
 6つの前奏曲(1907)
  6.第1番:とても無関心に 
  7.第2番:とても穏やかに
  8.第3番:とても正確なリズムで
  9.第4番:とても開放的に
  10.第5番:気まぐれなリズムで
  11.第6番:とても柔軟に
 12.舟歌 第2番(1920)
 13.即興曲(1921)14.ロマンス(1923)
 小組曲(J.シャルローによる独奏ピアノ編)(1897)・・・世界初録音
  15.第1番:思い出
  16.第2番:子守歌
  17.第3番:クライロンネリー-外に向かって叫ぶ
 4つの練習曲(1915)
  18.第1番:前奏曲
  19.第2番:フーガ
  20.第3番:レント
  21.第4番:レンテメント
ジョエル・ヘイスティングス(ピアノ)

 フォーレの弟子として知られるジャン・ロジェ=デュカス。あの「魔法使いの弟子」のポール・デュカスとは全く血縁関係がありませんが、師フォーレから受け継いだ、いかにもフランスの印象派的な作風には、別デュカスとも共通する雰囲気が感じられます。
 ドビュッシーとも親しい友人であった彼の作品には、豊かな想像力と、鮮明な色彩感があり、例えばトラック5の「ソノリテ」は、まさしく音の響きそのものが徹底的に追求された音楽が展開されています。
 もともとはフォーレの「ドリー」から影響を受けたと思われる「小組曲」でも、緩やかな音楽を聞くことができますが、全体に漲る力強さは、フォーレとはまた違う世界を形作っています。

  録音 2016年1月6-7日St. Peter’s Anglican Church, Tallahassee, Florida, USA




 演奏しているジョエル・ヘイスティングスは、この録音の前日にNAXOSのリスト全集第44集(8.573557)を録音しています。
 しかし残念なことにその4ヶ月後に突然この世を去ってしまいました。


ジョエル・ヘイスティングス、もうひとつの追悼盤

8.573557
\1600
リスト(1811-1886):ピアノ作品全集 第44集 声楽曲トランスクリプション集
 1.リスト:私を愛してくれた人 S533/R203
 2.グラーフ・レオ・フェステティクス(1800-1884):
  スペイン風セレナード-メロディ S487/R161
 3.リスト:ノンネンヴェルトの僧房「エレジー」第1稿 S534/i
 4.ショパン(1810-1849):ポーランドの歌より
  「わが喜び-夜想曲」第2稿 S480/5bis/R145/5
 5.ヴィエリゴールスキー(1788-1856):過去-ロマンス 第1稿 S577i/R291
 6.エグレッシ(1814-1851)/エクレル(1810-1893):訓辞-ハンガリー賛歌 S486/R158
 7.リスト:ノンネンヴェルトの僧房 第2稿 S534ii [R618a]
 8.ザクセン=コーブルク=ゴータ公エルンスト2世:ゴータの王侯の棺桶島 S485b
 9.リスト:ヘルダーリンの頌歌「盲目の歌人」S546/R216
 10.リスト:君を愛す S542a/R211a
 11.リスト:ノンネンヴェルトの僧房 第3稿 S167/R64/2
 12.リスト:忘れられたロマンス(短い下書き) S527bis/R66b
 13.リスト:ハンガリー王の歌 S544/R215
 14.リスト:忘れられたロマンス S527/R66b
 15.リスト:ノンネンヴェルトの僧房 第4稿 S534/R213
ジョエル・ヘイスティングス(ピアノ)

 リストのピアノ曲全集第44集は「声楽曲のトランスクリプション」集。リストが残した膨大なピアノ曲の中でも、とりわけ異彩を放つのが一連の編曲物であり、このアルバムでも、同時代の作曲家の歌曲と、リスト自身の歌曲をピアノ用に編曲した興味深い作品を聞くことができます。リスト自身の曲と、1曲だけ含まれたショパンの作品以外は、原作の作曲家名すら知られておらず、この編曲によって後世に名が残った人もいるという貴重な作品集。共感に溢れた「ハンガリー賛歌」(トラック6)での荘厳な響きは、ハンガリー生まれのリストの心意気の表明です。またショパンの作品「わが喜び」(トラック4)は、すでにリリースされている「ポーランドの歌」(8.553656)の第5曲とは違うヴァージョンというのも面白いところです。リスト自身の作品の中では「ノンネンヴェルトの僧房」の4つの異稿版が聴きもの。お気に入りの作品には何度も手を加えたリストならではの、作品の微妙な違いを聞き分けるのも面白いでしょう。この録音の4ヵ月後にこの世を去ってしまったカナダ人ピアニスト、ジョエル・ヘイスティングスの追悼盤です。

 録音 2016年1月4-5日St Peter’s Anglican Church, Tallahassee, Florida, USA


ヘイスティングスの演奏でベートーヴェンのピアノ・ソナタOp.2-3の第3楽章をどうぞ。
https://youtu.be/FJrIR5tA8SI

 

GP732
\2300
レオポルト・コジェルフ(1747-1818):ピアノ・ソナタ全集 第8集
 1-3.ピアノ・ソナタ 第29番 ト長調 Op.30-2 P.XII:30(1789)
 4-5.ピアノ・ソナタ 第30番 ハ短調 Op.30-3 P.XII:31(1789)
 6-8.ピアノ・ソナタ 第31番 ヘ長調 Op.35-1 P.XII:32(1791)
 9-11.ピアノ・ソナタ 第32番 イ長調 Op.35-2 P.XII:33(1791)
  世界初録音
ケンプ・イングリッシュ
フォルテピアノ・・・1795年製アントン・ヴァルター複製
 ボヘミア出身の作曲家コジェルフのピアノ・ソナタ集の第8集。ここでは1789年から1791年に作曲された4曲のソナタが収録されています。
 演奏しているケンプ・イングリッシュは、コジェルフの作風における年代別の違いに着目し、その時代に合わせた楽器で演奏することで、ソナタの表現を完璧にしようと試みています。
 今回のソナタには、1795年に作られた楽器のレプリカを用い、第29番の冒頭に置かれたファンファーレを思わせる特徴的な音形などをくっきりと浮かび上がらせています。
 モーツァルトを思わせるアンダンテ楽章の美しさにも注目です。2楽章のみの第30番は、快活なフィナーレが特徴的。1年置いて作曲された第31番と第32番は、モーツァルトの後継者たる風格を備えた見事な作品です。
  録音 2012年8月5-10日Mobbs Early Keyboard Collection, GoldenBay, New Zealand
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GP753
(3CD)
\3000→\2790

畏敬の念をこめて〜これはただのアンソロジーではない

 創立5周年記念アンソロジーGRAND PIANO THE KEY COLLECTION

CD1.【18世紀と19世紀:古典派からロマン派へ】
 1.ネーフェ:ピアノ・ソナタ 第4番 ハ短調-第3楽章(1773)
 2.テュルク:12のソナタ第2巻より第2番 変ホ長調-第2楽章(1777)
 3.コジェルフ:ピアノ・ソナタ 第11番 変ホ長調 Op.10-1-第3楽章(1784)
 4.ヴァンハル:3つの新しいカプリース・ソナタ Op.31-2 ト短調-第3楽章(1780頃)
 5.ホフマイスター:ソナタ イ長調-第3楽章(1790)
 6.ベートーヴェン:4手のためのソナタ ニ長調 Op.6-第2楽章(1767)
 7.クラーマー:ピアノのための練習曲 第1集 Op.36-26嬰ト短調(1804)
 8.ブゾーニ:クラーマーによる8つの練習曲 第5番 ハ長調(1897)
 9.シマノフスカ:18の舞曲 第7番 ワルツ 変ロ長調 (1800年以前)
 10.ヴォリシェク:ピアノ・ソナタ 変ロ短調 Op.20-第3楽章(1820頃)
 11.グリンカ:ロシア民謡による変奏曲(1826)
 12.ヘンゼルト:12の性格的練習曲 Op.2-6 嬰へ長調「もし私が鳥だったら」(1837-1838)
 13.サン=サーンス:バガテル Op.3-3(1855)
 14.バラキレフ:ピアノ・ソナタ 変ロ短調 Op.3-第4楽章(1855)
 15.ラフ:幻想ポロネーズ Op.106(1861)
 16.グヴィ:4手のためのソナタ ハ短調 Op.49-第3楽章(1869)
 17.カレーニョ:故郷の思い出 Op.10(1873)
 18.グリーグ:ピアノ協奏曲 ロ短調(断片)(1882-1883)
 19.エヴユ:ピアノ協奏曲 ロ短調(グリーグの断片の補筆)-第4楽章
 20.ゴダール:海辺の散歩 Op.86(1884)
 21.サティ:アレグロ(1884)
 22.ホフマン:マズルカ ロ短調(1886)
 23.ヴィアナ・ダ・モッタ:ポルトガルの情景 Op.9-2(1893-1903)

CD2.【1900-1950年代:新世紀の多様性】
 1.コルトー編曲:フォーレ「組曲ドリー」Op.56-子守歌(1898)
 2.ロジェ・デュカス:6つの前奏曲 第2番「とても静かに」(1907)
 3.サマズイユ:ピアノのための組曲 ト短調-第2番「フランス風」(1902)
 4.メトネル:ソナタ 第1番 ヘ短調 Op.5-第2楽章(1903)
 5.ル・フレム:エニシダの花の歌-第4番(1910)
 6.シュミット:旅のページ 第2巻 Op.26-2 マズルカ(1910-1913)
 7.ポンセ:メキシコ風舟歌「Xochimilco」(1914)
 8.フリードマン:4つの前奏曲 Op.61-1「ペンシエローソ」(1915)
 9.エネスコ:即興的小品 Op.18-1「メロディ」(1916)
 10.コミタス:エチミアジンのシュシキ(1916)
 11.チェレプニン:10のバガテル Op.5-6(1918)
 12.ニーマン:ピアノのための3つのコンポジション Op.7-3「アラベスク」(1919)
 13.シュルホフ:5つノピトレスク Op.31-1「フォックストロット」(1919)
 14.ロスラヴェツ:5つの前奏曲-第4番(1919)
 15.オズワルド:アルバム Op.33-2「牧歌」(1920)
 16.ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー-第2楽章(1924)
 17.ハチャトゥリアン:2つの小品 第1番「ワルツ・カプリス」(1926)
 18.ルリエ:小組曲 へ長調-第2番(1926)
 19.モソロフ:トルクメニスタンの夜-第3番(1929)
 20.オーベール:イマージュの一葉 第2番(1930)
 21.ネノフ:練習曲 第1番(1931)
 22.フロンメル:ピアノ・ソナタ 第2番 へ長調 Op.10-第3楽章
 23.カプラローヴァ:グロテスクなパッサカリア(1935)
 24.グレインジャー:リンカンシャーの花束-第4番「陽気な水兵」(1937)
 25.ボウエン:24の前奏曲 Op.102-第4番 嬰ヘ短調(1938)
 26.クヴァンダル:ピアノのための抒情組曲 Op.5-7「スケルツィーノ」(1942&1946)
 27.スッカール:東洋の主題による変奏曲(1947)
 28.ノアゴー:トッカータ・フーガ(1949)
 29.ヴァインベルク:ピアノのためのソナチネ Op.49-第1楽章(1950-1951)

CD3.【1960年代から今日まで:最新の潮流】
 1.カジラエフ:歓迎の序曲(1961)
 2.アブラミャン:24の前奏曲 第1番 変ホ長調(1958)
 3.バグダサリアン:24の前奏曲 第3番 ト長調(1958)
 4.バズ:エスキース 第7番「レバノンの夜」(1959)
 5.アルチュニアン:3つの音楽的情景-サスーン舞曲(1963)
 6.ババジャニアン:6つの絵画-第3番「トッカーティナ」(1965)
 7.ゲラリアン:3つのサイクル-第3番(1969)
 8.ラーツ:ソナタ 第4番 Op.36「クアジ・ビートルズ」(1969)
 9.グラス:ミュージック・イン・フィフス(1969)
 10.フリーハン:ピアノ・ソナタ 第9番-第4楽章(1970)
 11.ボリス・チャイコフスキー:2台ピアノのためのソナタ-第3楽章「エチュード」(1973)
 12.リッケボー:タブロー 第1番「色とワルツ」(1969/1978改編)
 13.ソラル:旅とアナトリエ(1985)
 14.ビスゴー:舟歌(1986-1987)
 15.マチェク:前奏曲とトッカータ-トッカータ(1987)
 16.リオット:メタモルフォーゼ II-「オポジション」(2001)
 17.シルヴェストロフ:2つのワルツ Op.153-2(2009)
 18.ハモンド:ミニアチュアとモデュレーション-優しくドアを開けて(2011-2013)
 19.フーリー:ピアノ・ソナタ 第3番「失われた瞬間のために」-第3楽章(2013)
 20.エカナヤカ:アダハズ
 21.ジャベリ:ピアノ・ソナタ 第1番「シーカー」-第1楽章
 22.グラス:めぐりあう時間たち-人生の選択
様々な演奏家たち

 2012年、知られざるピアノ曲のレパートリーを開拓するために設立された「GRAND PIANO」レーベル。2017年のレーベル創立5周年を記念して、これまでリリースされた100枚以上のアルバムの中から聴き所をチョイス。フォルテピアノが発明された18世紀の音楽から21世紀の最新の音楽までを3枚のアルバムに収録しました。
 2012年の最初のリリースからラフ、サン=サーンス、ヴァインベルク、シュルホフと多様性に富むリリースでしたが、シリーズが進むとともに、楽器にこだわりをみせ、また連弾曲、2台ピアノのための曲までと、そのレパートリーも拡大。
 ほぼ400年に渡るピアノ音楽の歴史を辿るとともに、その多様性を存分に味わっていただけます。




OEHMS


OC449
\2100
アンナ&イネス・ヴァラホフスキー(ピアノ・デュオ)/
 ブラームス、クララ&ロベルト・シューマン:作品集

  ブラームス(1833-1897):ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op.25(ピアノ連弾版)
  クララ・シューマン(1819-1896):行進曲 変ホ長調
  シューマン(1810-1856):東洋の絵 Op.66
アンナ&イネス・ヴァラホフスキー(ピアノ・デュオ)

 ポーランド出身の“ピアノ・デュオ”アンナ&イネス・ヴァラホフスキーは、アンナが4歳、イネスが6歳の時に音楽を学び始め、1983年に家族がドイツに移住したのをきっかけに、ハノーヴァーの音楽・演劇大学とザルツブルク・モーツァルテウムに入学、アルフォンス・コンタルスキーに薫陶を受けてピアノ・デュオとして活動することを決意します。
 彼女らを絶賛したのは、アメリカの伝説的音楽評論家、ハロルド C.ショーンバーグで、彼女らの演奏について「幅広いデュナーミクと、無尽蔵のテクニックを備え、リズム感に富み色彩も豊か」と絶賛、これが世界的な名声を得る足がかりとなりました。これまでの20年間近くの活動の中で、彼女たちはモーツァルトからガーシュウィンまで様々なアルバムを録音していますが、今回のアルバムはブラームスとシューマン、そしてシューマンの妻クララの3人の作品を演奏、ロマン派の時代に花開いた3人の天才たちの愛情と深い友情を暗示しながら、あまり耳にすることにない作品も含めて素晴らしい演奏を聴かせています。

 録音 2016年3月7-10日Deutschlandfunk Kammermusiksaal
 


OC1853
\2300
ジンガー・プア
 SAGENHAFT 奇跡

 1.ジョン・ケージ(1912-1992):ストーリー(居間の音楽より)(1940)
 2.ヨーゼフ・レンナー・ジュニア(1868-1934):若きディーテルム Op66-1(1909)
 3.アメリカ伝承:ラレドの通り(D.ランスウィック編)
 4.ヴォルフ・ケルシェク(1969-):マックスとモーリッツ(2015)
 5.イヴァン・ムーディ(1964-):クールの野生の白鳥たち(1988)
 6.ヴェンツェル・ハインリヒ・ヴァイト(1806-1864):虫と花(1853)
 7.リゲティ(1923-2006):梨の木のカッコウ(1988)
 8.デヴィッド・ヴィカンダー(1884-1955):スズランの王(1920)
 9.ジャケス・デ・ヴェルト(1535-1596):これ以上の涙はない(1571)
 10.ヴァイト:テューレの王 Op.37-4(1854)
 11.ヘイヨ・トルミス(1930-):クレルヴォのメッセージ(1994)
 12.アイルランド民謡:she moveD through the fair(D.ランスウィック編)
 13.ライティス・グリガリス(1975-):何年も前に歌った歌
 14.アメリカ民謡:シェナンドゥ(D.ランスウィック編)
 15.ジム・クローチェ(1943-1973):悪い、悪い、ルロイ・ブラウン(1973)
 16.ケルシェク:ヘンゼルとグレーテル(2015)おとぎ話、神話、伝説
ジンガー・プア
【メンバー】
 クラウディア・ラインハルト(ソプラノ)
 リュディガー・バルホルン(テノール)
 マルクス・ツァップ(テノール)
 マヌエル・ヴァルヴィツ(テノール)
 ライナー・シュナイダー=ヴァーテルベルク(バリトン)
 マルクス・シュミードル(バス)

 1992年3月8日、ケルン・フィルでのコンサートが国際的なキャリアの礎となり、「エコー賞」をはじめ、数多くの賞を獲得し、ドイツをはじめヨーロッパで絶大な人気を誇るヴォーカル・アンサンブル「ジンガー・プア」。ルネッサンス期から現代作品まで、どんな曲でも歌いこなす彼ら、2017年は結成25周年を迎え、その活躍がますます期待されています。
 この「SAGENHAFT-奇跡」と題された新しいアルバムでは、様々な伝承物語や伝説を素材とした曲を取り上げ、アンサンブルの可能性を探るとともに、彼らの活動そのものが伝説となるべく、新たな世界の探求を仄めかしています。

 録音 2016年10月31日-11月3日Himmelfahrtskirche Munchen-Sendling





 

ONDINE



ODE-1293
\2400
テツラフ・カルテット
 シューベルト&ハイドン:弦楽四重奏曲集

 シューベルト(1797-1828):弦楽四重奏曲 第15番 ト長調 D887
 ハイドン(1732-1809):弦楽四重奏曲 ト短調 Op.20-3 Hob.III:33
テツラフ・カルテット
【メンバー】
 クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
 エリザベト・クッフェラート(ヴァイオリン)
 ハンナ・ヴァインマイスター(ヴィオラ)
 ターニャ・テツラフ(チェロ)

 世界中で絶賛される弦楽四重奏団、テツラフ・カルテット。ヴァイオリニストのクリスティアン・テツラフとその妹ターニャを中心に1994年に結成、ヨーロッパの音楽祭の常連であり、その演奏は「ドラマティックでエネルギッシュ」と評され、2014年には来日公演も行い、日本でも着実に人気を獲得しています。
 これまでのアルバムは「シェーンベルクとシベリウス」、「メンデルスゾーンとベルク」という意外性たっぷりの組み合わせでしたが、ONDINEへの初レコーディングとなる今作は、シューベルトとハイドンというウィーンの伝統に則ったオーソドックスな組み合わせ。
 シューベルトの最後の弦楽四重奏曲である第15番は、10日間という短い期間で書き上げられたにも拘らず極めて優れた内容を持つ作品です。ト長調とありますが、シューベルトらしく短調と長調が目まぐるしく交替し、全曲に緊張感が漲っています。ハイドンの四重奏は「太陽弦楽四重奏曲」と呼ばれるシリーズの1曲。四重奏の可能性を探るハイドンが創り上げた実験的で創造的な作品です。

 録音 2015年9月19-21日Sendesaal Bremen
 

ODE-1287
\2400
エリッキ=スヴェン・トゥール(1959-):作品集
 1-3.クラリネット協奏曲「ペレグリヌス・エクスタティクス」
 4.Le poids des vies non vecues-命の重さはここには存在しない
 5-7.クラリネット、ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲「ノエシス」
クリストファー・スンドクヴィスト(クラリネット)・・・1-3.5-7
ペッカ・クーシスト(ヴァイオリン)・・・5-7
フィンランド放送交響楽団
ハンヌ・リントゥ(指揮)

 現代エストニアを代表する作曲家、エリッキ=スヴェン・トゥール。ONDINEレーベルでは彼の作品を集中して録音しています。
 前作の交響曲第5番(ODE-1234)は、ビッグ・バンドとエレクトリック・ギターを用いた独創的な音響が魅力でしたが、今回のアルバムにはクラリネットを中心とした2曲の協奏曲が収録されており「ペレグリヌス・エクスタティクス」ではクラリネットの鮮やかなモティーフと、打楽器を含むきらびやかなオーケストラの響きの融合を楽しむことができます。
 「ノエシス」はクラリネットとヴァイオリンの二重協奏曲で、こちらは諧謔性は少ない辛辣な音楽。全編が嘆きに満ちたレクイエムであり、2つの楽器の音色は交錯しながら、フィナーレで完全なる融合を遂げます。激しいリズムの応酬も見事です。
 スンドクヴィストは2005年からフィンランド放送交響楽団の首席クラリネット奏者として活躍し、2013年にリントゥと共に「ペレグリヌス・エクスタティクス」の世界初演を行いました。
 ペッカ・クーシストはフィンランドを代表するヴァイオリンの名手。数多くのオーケストラと共演し、様々な現代作品を初演、高い評価を受けています。

  録音 Helsinki Music Centre, Finland2015年4月・・・1-32015年5月・・・42016年8月・・・5-7
 


ODE-1291
\2400
ハイメ・マルティン&イェヴレ交響楽団
 ブラームス(1833-1897):セレナード 第1番&第2番
イェヴレ交響楽団
ハイメ・マルティン(指揮)

 イェヴレ交響楽団と、2013年から首席指揮者として活躍しているスペイン生まれのハイメ・マルティンによるONDINEレーベルへのブラームス・ツィクルス第1弾。もともと優れたフルーティストであったマルティンは、ロンドン・モーツァルト・プレイヤー、モスクワ・ヴィルトゥージ他、数々のアンサンブル、オーケストラで演奏し、指揮者としては2008年からネヴィル・マリナーのアシスタントを務め、2012年に「魔笛」でデビュー、以降、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ、ニュージーランド交響楽団、シンフォニカ・サンパウロ、ローザンヌ室内管弦楽団など、世界中のオーケストラと共演、こちらも国際的に高く評価されています。
 若い時期の曲のほとんどを破棄したブラームスにしては珍しく、何度かの改訂を施した上で残された2つのセレナードは、どちらも意欲的で美しい音楽です。各々の楽器の活躍が目覚しく、また美しい響きに富んだ詩的な作品として人気を獲得しています。1912年にスウェーデンで設立されたイェヴレ交響楽団の清澄な音色が魅力的です。

 録音2015年5月18-22日・・・1-82015年10月5-7日・・・9-13 Gavle Konserthuset (Gavle Concert Hall), Sweden


<メジャー・レーベル>
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RCA



8898538971-2
(2CD)
\3200→\2990
アルトゥール・シュナーベル
 1942年6月7月に米RCAのために行なわれたセッション
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番・第5番
            ピアノ・ソナタ第30番・第32番
  シューベルト:4つの即興曲


 1) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58 〜
   フレデリック・ストック(指揮)シカゴ交響楽団
    [録音]1942年7月24日, シカゴ、オーケストラ・ホール,
 2) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」 〜
   フレデリック・ストック(指揮)シカゴ交響楽団
    [録音]1942年7月22日, シカゴ、オーケストラ・ホール,
 3) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
    [録音]1942年6月18&23日, ニューヨーク, RCAビクター第2スタジオ,
 4) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
    [録音]1942年6月16&17日, ニューヨーク, RCAビクター第2スタジオ,
 5) シューベルト:4つの即興曲 D.899
    [録音]1942年6月18&23日, ニューヨーク, RCAビクター第2スタジオ[世界初発売]
アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)

 アルトゥール・シュナーベル(1882-1951)は、20世紀前半に活躍した最大のピアニストであり、SP時代にベートーヴェンのピアノ協奏曲とソナタ全曲の録音を世界で初めて成し遂げたピアニストとして、ベートーヴェン演奏史に巨大な足跡を残しています。
 19世紀ロマンティシズムの流れの中、リストと並び賞される名教師レシュテツキー門下に出現した、異端児にして知的なシュナーベルは、ベートーヴェンに魅入られ、後半生をその作品解釈と演奏に捧げました。
 楽譜の校訂者としても有名であり、シュナーベル最盛期の姿を伝えるベートーヴェン作品の録音・演奏は、当時としては過剰な感傷や独善的な解釈を排した革命的な演奏でした。

 当2枚組は、シュナーベルが1939年に渡米してからの録音で、1942年の6月と7月に米RCAのために行なわれたセッションで収録されました。

 収録曲は
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番・第5番
            ピアノ・ソナタ第30番・第32番
  シューベルト:4つの即興曲



 ベートーヴェンの協奏曲2曲は2度目の録音で、フレデリック・ストック指揮シカゴ交響楽団との共演。
 ピアノ・ソナタ2曲はなぜかSP時代には発売されず、1976年になって初めてLPで発売された音源です(これまで日本盤でのみCD化されていました)。

 当時60歳のシュナーベルは意気軒昂、わずかに技術の衰えはみられるものの、自由で気高い表現、繊細さと力強さを併せ持った、ベートーヴェンに関わってきたシュナーベルならではの名演です。

 またソナタと同時に録音されていたシューベルトの即興曲D.899はこれまで未発売だった音源で、有名な1950年のEMI録音よりも若い時期の録音ということで、シュナーベルのディスコグラフィにおける重要な追加となります。

 いずれもソニー・クラシカルが保管するオリジナル・マスター(メタル原盤およびアナログ・マスター)からの最新リマスターとなります。
 ブックレットにはジェッド・ディストラーによる新規解説が掲載されています。



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 いろいろ話題になっている、歴史的録音レーベルPRISTINEからリリースされたシュナーベル1930年代のベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集。


PRISTINE
BOX SET
(10CD-R)
\26000→\23990
アルトゥル・シュナーベル/
 ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 BOX Set
アルトゥル・シュナーベル(P)

 詳しくはこちらで。。。
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DHM



8898541052-2
\2600
アレクサンダー・グリヒトリーク/
 J.S.バッハ:快き調べ(祝賀のためのカンタータ BWV 216a & 210a)

  J.S.バッハ:
   1) カンタータ『満ち足りたプライセの町』BWV216a,
   2) カンタータ『快き調べ』BWV210a
カーチャ・ステューバー(ソプラノ),
フランツ・ヴィッツム(カウンターテナー),
ダニエル・ヨハンセン(テノール),
アレクサンダー・グリヒトリーク(指揮)
ドイツ・ホーフムジーク

 ドイツのチェンバロ奏者・指揮者・音楽学者のアレクサンダー・グリヒトリークによる意欲的なバッハ・アルバムで、ドイツ・ハルモニア・ムンディからの2作目となります。
 1980年生まれのグリヒトリークは、様々なバッハのワイマール時代から選ばれた作品を再構成し、マルコ受難曲などの歴史的な再演を行っています。
 前回の録音『Bach: Kothener Trauermusik, BWV 244a』(品番8887516422- 2)では、消失した『レオポルト侯のための葬送音楽』の復元版で、『マタイ受難曲』の音楽をもとに復元し、バッハ学者をはじめ専門家によるプレスから絶賛されました。
 当アルバムに収録された2つのカンタータのうち、「満ち足りたプライセの町」BWV216aのスコアは失われ,ソプラノとアルトのパート譜だけで伝えられてきた曲で、そのパート譜も1920年以降行方不明となっていましたが、2004年に日本のピアニスト、原智恵子の遺品の中から再発見されて注目され、ジョシュア・リフキンによって復元・蘇演・録音されました。
 「快き調べ」BWV210aの方は、ソプラノのパート譜と歌詞だけが現存しています。
 今回は2曲ともグリヒトリークによる新発見資料と既存作品を用いての復元による世界初録音で、現在最新の研究結果によるバッハの音楽を再現したものです。

  【録音】2016年8〜9月, ベルリン、イエス=キリスト教会




アレクサンダー・グリヒトリーク前作
消失していた「レオポルト侯のための葬送音楽」の復元

8887516422-2
\2700
アレクサンダー・グリヒトリーク/J.S.バッハ:レオポルト侯のための葬送音楽 BWV244a
 J.S.バッハ:
  レオポルト侯のための葬送音楽 BWV244a
   (アレクサンダー・グリヒトリークによる復元版)
グズルン・シドニー・オットー(ソプラノ),
ダーフィト・エーラー(カウンターテナー),
ハンス・イェルク・マンメル(テノール),
ダニエル・オチョア(バス)、
ドイツ・ホーフムジーク合唱団,
ドイツ・ホーフムジーク(ピリオド楽器オーケストラ),
アレクサンダー・グリヒトリーク(指揮)

 ドイツのチェンバロ奏者・指揮者・音楽学者のアレクサンダー・グリヒトリークによる意欲的なバッハ・アルバムがドイツ・ハルモニア・ムンディから登場します。
 消失していた「レオポルト侯のための葬送音楽」の復元は、これまでも試みられていました。バッハは、アンハルト=ケーテン侯レオポルト(1694〜1728)の宮廷で、1717〜23年の間楽長を務めていました。
 この曲はバッハのよき理解者であったレオポルトのために、1729年に行われた彼の葬儀のために作曲・演奏されたこととなっています。楽譜は消失されていますが歌詞は残されており、その歌詞は「マタイ受難曲」のアリアに見事あてはまることから、「マタイ受難曲」の音楽をもとに復元が可能で、グリヒトリークによる復元もこれを元にしています(ペータースから校訂譜も出版されています)。
 しかしグリヒトリークによると、「部分的に合唱のテキスト、そして和声進行があわない場所がある」ということで、彼のバッハ音楽研究、鍵盤楽器奏法、音楽構成など鑑みて、新たに構成し直したということです。
 悲しみや祈りの要素が強いマタイ受難曲に対して、これまでのレオポルト侯の功績や感謝を表わすテキストによるこの「葬送音楽」は、深いものというよりは清々しささえ感じる音楽だったことが発見されたとのこと。
 この録音前に行われたコンサートでは、バッハ学者をはじめ専門家によるプレスも絶賛しています。その新しい復元・解釈が今作でCDとして刻まれました。

  《録音》2014年9月, ケーテン、聖ヤコプ教会


  
8898541189-2
\2600
アクサントゥス・オーストリア/
 ヨハン・ヨーゼフ・フックス:めでたし天の后

  ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741):
   1) めでたし天の后 K.208, 2) 3声のソナタ K.367,
   3) 救い主のうるわしき母 K.185, 4) 3声のソナタ K.369,
   5) めでたし天の后 K.206, 6) 3声のソナタK.379,
   7) めでたし天の后 K.207, 8) 3声のソナタ K.377,
   9) 御母、愛の泉よ K.176, 10) 3声のソナタ・パストラーレ K.397,
  11) めでたし天の后K.205, 12) 4声のソナタ K.346,
  13) 救い主のうるわしき母 K.187
ハナ・ブラシコヴァ(ソプラノ),
アクサントゥス・オーストリア(ピリオド楽器アンサンブル)
トーマス・ヴィンマー(指揮)

 ヨハン・ヨーゼフ・フックスは1698年、皇帝レオポルト1世の宮廷作曲家に任命され、ウィーン聖シュテファン寺院の礼拝堂副楽長、同首席楽長を務めました。
 1715年、次の皇帝カール6世によって首席宮廷礼拝堂楽長に任命され、終生この職にあり、バロック時代の様々な声楽曲・器楽曲を残しています。
 彼の名はとりわけ「グラドゥス・アソ・パルナッスム」という対位法の理論書の著書として有名でしたが、近年その再評価著しい作曲家のひとりに挙げられます。
 特にヴァイオリンやトランペットの技巧を駆使した器楽曲が演奏されてきましたが、近年では「皇帝のレクイエム」の絶品の美しさの声楽曲も注目を浴びてきています。
 ここに収録された聖マリアを讃えた作品も同じように対位法的な美しさは素晴らしいもので、聴く者の心に自然に溶け込んでくるかのようです。
 オーストリアのバロック音楽を研究し、それらを実践してきているトーマス・ヴィンマー&アクサントゥス・オーストリアが、その研究結果を素晴らしく表現しています。
 ソプラノ独唱には、日本でもおなじみのハナ・ブラシコヴァが参加しています。

  【録音】2017年1月, ウィーン、アルベルトゥス・マグヌス・ギムナジウム教会



<映像>


C MAJOR(映像)



73 9104
(Blu-ray)
\5800
サンフランシスコ・バレエによる「ロミオとジュリエット」
 コチェトコワとカラペティアン

  プロコフィエフ:バレエ「ロミオとジュリエット」
サンフランシスコ・バレエ
マリア・コチェトコワ
ダヴィット・カラペティアン
サンフランシスコ・バレエ管弦楽団
マーティン・ウェスト(指揮)
73 9008
(DVD)
\4000
 サンフランシスコ・バレエによる「ロミオとジュリエット」コチェトコワとカラペティアンによる優雅な踊りは必見!

 芸術監督&振付:ヘルギ・トマソン
 収録:2015 年5 月7 日、戦勝記念オペラハウス、サンフランシスコ リンカーン・センター・アット・ザ・ムーヴィーズ
 エグゼクティヴ・プロデューサー:アンドリュー・カール・ウィルク/監督:マシュー・ダイヤモンド
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.0、字幕(ボーナス):英独仏、128分(116分+12分)
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.0、字幕(ボーナス):英独仏、128分(116分+12分)

 ニューヨークにあるリンカンセンターとの共同プロジェクト「リンカーン・センター・アット・ザ・ムーヴィーズ」。アメリカでは定着しつつあるバレエの映画館上映。
 これまでに「バレエ・ヒスパニコ」、「アルヴィン・エイリー・アメリカン・ダンスシアター」などを手がけており、今回はアメリカ最古のバレエ団サンフランシスコ・バレエによる「ロミオとジュリエット」が収録されました。
 同団の芸術監督で振付も担当しているヘルギ・トマソンは、1985 年の就任以来30 年以上も同団を率いており、長年安定した水準のダンサーを揃え、知性溢れる洗練された演出で世界中のバレエ・ファンを魅了しています。ロイヤル・バレエ・スクール出身のソリスト山本帆介や恵まれた長身と音楽性で際立った存在感を見せた石原古都など日本人ダンサーも活躍しています。
 ヘルギ・トマソン版の「ロミオとジュリエット」は1994 年のプレミエ以来サンフランシスコ・バレエでも人気の高い演目で、シェイクスピアの名台詞をまさに体現するような崇高かつ情熱的な振り付けは、悲恋を描いた不朽の名作にふさわしいもの。今回はマリア・コチェトコワとダヴィット・カラペティアンの二人のプリンシパル・ダンサーが出演。小柄ながら圧倒的な跳躍力と表現力を持つロシア出身のマリア・コチェトコワ。優雅な佇まいと巧みな演技力に定評のあるダヴィット・カラペティアン。
 古典的な演出と上質なダンサーたちによって繰り広げられる王道バレエを堪能することができます。



















2/28(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜




AUDITE


AU 97715
\2600
マンデルリング四重奏団による
 ブラームスの弦楽六重奏曲!

   ブラームス:
   (1)弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 Op.18
   (2)弦楽六重奏曲第2番 ト長調 Op.36
マンデルリング四重奏団
 【ゼバスティアン・シュミット
   (第1ヴァイオリン)、
  ナネッテ・シュミット
   (第2ヴァイオリン)、
  アンドレアス・ヴィルヴォール(
   第1ヴィオラ)、
  ベルンハルト・シュミット(第1チェロ)】
ローラント・グラッスル(第2ヴィオラ)
ヴォルフガング・エマヌエル・シュミット
   (第2チェロ)
 緻密なアンサンブルに感服。マンデルリング四重奏団によるブラームスの弦楽六重奏曲!

 セッション録音:2016年12月19-21日/ライプニッツ・ザール、ハノーファー会議センター(ドイツ)/ディジパック仕様、71’41”
 (1)I.13’14”+II.8’14” +III.3’02” +IV.9’32”=34’02”、(2)I.13’42”+II.7’17” +III.8’00” +IV.8’34”=37’33”

 audite レーベルの看板アーティスト、マンデルリング四重奏団。
 当レーベルからショスタコーヴィチ、シューベルト、メンデルスゾーンなど数々の録音をリリースし、端正で緻密なアンサンブルが高く評価されてきました。現在遂行中のブラームス録音。
 前作の弦楽五重奏曲(AU 97724)に続く期待の新録音は弦楽六重奏曲です。
 弦楽六重奏曲第1 番は1859 年作曲、翌1860 年10 月にヨアヒムを中心にハノーファーにて初演が行われました。ブラームスの若々しさと情熱にあふれ、新鮮で色彩豊かなこの作品は民謡風な旋律に富んでいます。第1 ヴィオラの伴奏をともなった第1 チェロの優雅で親しみやすい第1 楽章の第1 主題が印象的です。一方、弦楽六重奏曲第2 番は1864-65 年作曲、1867 年にウィーンで初演された作品です。1 番の民謡風で親しみやすい作風とは異なり、より繊細で芸術的にも優れ、さらにブラームスの個性があらわれております。
 マンデルリング四重奏団のアンサンブルは今回も安定感抜群です。激情の中にも決して冷静さを欠かない演奏で、名門の名にふさわしい堂々たる演奏を聴かせてくれます。なお、1999 年から当団のヴィオラ奏者として活躍したローラント・グラッスルは2015 年に退団しましたが、当録音では第2 ヴィオラとして共演しております。
 新メンバーに迎えられたアンドレアス・ヴィルヴォールはドイツのエアフルト生まれ。ワイマールの音楽学校を卒業後ヴィオラに転向し、ベルリン・ハンス・アイスラー高等音楽院にてアルフレート・リプカに師事。また、キム・カシュカシアン、クリストフ・ポッペンなど著名な演奏家から薫陶を得ました。その後、国際的な音楽祭に出演するほかファウスト・クァルテットのメンバーとして、また2001 年よりベルリン放送交響楽団首席奏者として活躍しております。今後、マンデルリング四重奏団のメンバーとしての演奏も大注目のヴィオラ奏者です。
 また、今回の第2 チェロに抜擢されたのは若手屈指のチェリスト、ヴォルフガング・エマヌエル・シュミットです。シュミットはアルド・パリソットやダーヴィド・ゲリンガスに師事。1994 年ロストロポーヴィチ・チェロ・コンクールにて第2 位を受賞し注目されました。ディスクのリリースも多い注目のチェリストです。



 


AU 97726
\2600
フランチスカ・ピーチがフランクとシマノフスキを奏でる!
 (1)シマノフスキ:神話-3つの詩 Op.30
  [I.アレトゥーザの泉(5’55”)+II.ナルシス(7’41”)+
   III.ドリアードとパン(8’30”)= 22’06”]
 (2)シマノフスキ:ロマンス Op.23(6’42”)
 (3)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
  (I.6’02” +II.9’09” +III.7’25” +
   IV.6’49”=29’25”)
フランチスカ・ピーチ
 (ヴァイオリン;1751年製テストーレ)
デトレフ・アイシンガー
 (ピアノ;ベーゼンドルファー)
 繊細で美しい音色に感動。フランチスカ・ピーチがフランクとシマノフスキを奏でる!

 セッション録音:2016年11月22-24日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/ディジパック仕様、58’17”

 今やaudite レーベルの看板アーティストの一人、美しきヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチ。プロコフィエフ・アルバム(AU 97722)、グリーグ・アルバム(AU 97707)に続く期待の新録音はフランクとシマノフスキです!
 前作に続き今回もベルリンのイエス・キリスト教会で収録されました。
 ポーランドを代表する作曲家シマノフスキ。ギリシャ神話を題材にとった「神話」はシマノフスキの代表作です。水の精、アレトゥーザの可憐な美しさに恋してしまう川の神、アルペイオスの官能と小川の流れが見事に表現されており、繊細にして狂気を秘めたシマノフスキの感性が表現した独特な世界が広がります!ピーチの魅力である色彩感豊かな音色で奏でます。一方のフランクも絶品です。濃厚なフレージングと情熱的な歌い回しでの表現も得意とするピーチと、端正な演奏が魅力のアイシンガーとの渾身の演奏を聴かせてくれます。
 東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5 歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11 歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨークのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。
 ソロ活動の一方、1998 年から2002 年までヴッパータール交響楽団の第1 コンサート・マスターをつとめ多方面で活躍するピーチは、トリオ・テストーレの創設メンバーとして主要なピアノ・トリオ作品に取り組み、audite レーベルからリリースされたブラームスのピアノ三重奏曲全集(AU 91668)をきっかけに注目されはじめました。また近年ではピアノのアイシンガーとともに積極的な演奏活動を展開しております。






AU 97707
\2600
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ全集
 (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.8(22’53”)
 (2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 Op.13(25’04”)
 (3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45(25’50”)
フランチスカ・ピーチ
 (ヴァイオリン;1751年製テストーレ)
デトレフ・アイシンガー
 (ピアノ;シュタイングレーバー)
 実力派ヴァイオリニスト、ピーチがグリーグのソナタ全曲を熱演!

 セッション録音:2014 年12 月4-6 日/ビブリオテークザール(ポリング、バイエルン)/DDD、73’53”

 ドイツの実力派ヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチがグリーグのヴァイオリン・ソナタ全曲録音に挑みました。
 第3 番があまりにも有名なグリーグのソナタですが、近年第1 番、第2 番も再評価され演奏される機会が増えつつあります。第1 番は1865 年デンマークのロンスダーズに住んでいた頃に作曲され初演は同年の11 月にライプツィヒで行われました。一方1867 年に作曲された第2 番は、ノルウェー出身の作曲家のヨハン・スヴェンセンに献呈されました。
 東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5 歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11 歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨークのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。
 ソロ活動の一方、1998 年から2002 年までヴッパータール交響楽団の第1 コンサート・マスターをつとめ多方面で活躍するピーチですが、近年は室内楽に積極的に取り組んでおります。
 トリオ・テストーレの創設メンバーとして主要なピアノ・トリオ作品に取り組み、AUDITE レーベルからリリースされているブラームスのピアノ三重奏曲全集(AU 91668)は高い評価を得ております。
 今回のグリーグでもピーチの艶やかで毅然としたヴァイオリンの音色が魅力と言え、ピアノのアイシンガーとの息もばっちりです。今後このデュオでの録音予定もあるとのことです。

AU 97722
\2600
フランチスカ・ピーチ、プロコフィエフに挑む!
 プロコフィエフ:
  (1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80(29’24”)
  (2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94b(25’11”)
  (3)5つのメロディ Op.35b(14’03”)
フランチスカ・ピーチ
 (ヴァイオリン;1751年製テストーレ)
デトレフ・アイシンガー
 (ピアノ;シュタイングレーバー)
 魅惑のヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチ、プロコフィエフに挑む!

 セッション録音:2015 年11 月23-25日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/68’38”、ディジパック仕様

 ドイツaudite レーベルより積極的なリリースが続く魅惑のヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチ。前作のグリーグ・アルバム(AU 97707)に続いてのリリースはプロコフィエフに挑みました。4 楽章構成のヴァイオリン・ソナタ2 篇(第2 番は原曲がフルート・ソナタですが、オイストラフからの依頼により改作されました)は、現在ではプロコフィエフを代表する名作として頻繁に演奏されております。
 濃厚なフレージングと情熱的な歌い回しが魅力のピーチの演奏でお楽しみください。
 東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5 歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11 歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨークのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。
 またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。
 ソロ活動の一方、1998 年から2002 年までヴッパータール交響楽団の第1 コンサート・マスターをつとめ多方面で活躍するピーチは、トリオ・テストーレの創設メンバーとして主要なピアノ・トリオ作品に取り組み、audite レーベルからリリースされたブラームスのピアノ三重奏曲全集(AU 91668)をきっかけに注目されはじめました。
 また近年ではピアノのアイシンガーとともに積極的な演奏活動を展開しております。







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ESTONIAN RECORD PRODUCTIONS

ERP 9416
\2400→\2190
ネーメ・ヤルヴィ&エストニア国立響
 グレート・マエストロIII

  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
  ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68
カレ・ランダル(ピアノ)
エストニア国立交響楽団
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)


ERP 9516
\2400→\2190
ネーメ・ヤルヴィ&エストニア国立響
 グレート・マエストロIV

 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
 ブラームス:交響曲第2番ト長調Op.73
カレ・ランダル(ピアノ)
エストニア国立交響楽団
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
 エストニアの巨匠ネーメ・ヤルヴィによるブラームスとエストニア随一のピアニスト、カレ・ランダルによるベートーヴェン、聴きごたえのあるカップリングで聴くシリーズ第3 &4 弾

 ERP 9416録音:2012年(ブラームス)、2016年(ベートーヴェン) エストニア・コンサート・ホール、タリン(ライヴ)
 ERP 9516録音:2012年2月3日(ブラームス)、2016年3月25日(ベートーヴェン) エストニア・コンサート・ホール、タリン(ライヴ)

 エストニアの巨匠ネーメ・ヤルヴィは、2010 年から再び故郷エストニア国立交響楽団の首席指揮者兼音楽監督に就任し、同楽団と良好な関係を築いています。
 エストニア出身のピアニスト、カレ・ランダルを迎え行われたベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏会とブラームの交響曲全曲をカップリングしてリリースしている「グレート・マエストロ」シリーズ2 枚が同時リリース。
 
 エストニア国立交響楽団は1926 年に放送オーケストラとして創設。ネーメ・ヤルヴィはタリン音楽院在学中に同楽団(旧・エストニア放送交響楽団)の打楽器奏者として活躍、その後指揮者として1963 年から1980 年の長きにわたり首席指揮者を務め、エストニアを代表するオーケストラに成長させました。2007 年よりオラリ・エルツが首席指揮者としてエストニア作曲家の作品を初演するなど精力的に活動しています。
 ネーメ・ヤルヴィは、ブラームスの交響曲をロンドン交響楽団と全曲録音(1987 年)、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団と2 番と3 番を録音(1966年)しており、ここでもパワフルで硬質なアプローチを聴かせてくれます。
 ブラームス最初の交響曲第1 番は,構想から完成までに21 年もの歳月をかけ作られた作品。ネーメは、木管と金管のバランスが絶妙で、ブラームスの重厚さを表しつつ、全体的には推進力に満ちた演奏を展開しています。
 そして交響曲第2 番は制作時間や曲調も1 番とは対照的で、伸びやかで歌心溢れる作品。ネーメとエストニア響は楽曲の快活な雰囲気を存分に表現し、流麗で明るい演奏を聴かせています。
 カレ・ランダルは1981 年国際シューマン・コンクール入賞、1982 年チャイコフスキー国際コンクール第4 位、1985 年ミュンヘン国際音楽コンクール優勝など輝かしいコンクール受賞歴があり、50 以上のピアノ協奏曲のレパートリーをもち、世界中のオーケストラや指揮者と共演しています。
 ここでは雄弁でスケールの大きいピアノを聴かせ、ネーメの絶妙なサポートを得て聴き手を魅了します。





ヤルヴィ旧譜2タイトル


ERP 8916
\2400
グレート・マエストロ/ネーメ・ヤルヴィ&エストニア国立響
 ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15(*)
 R・シュトラウス(1864-1949):
  交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28
  祝典前奏曲 Op.61
カレ・ランダル(ピアノ(*))
エストニア国立交響楽団
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
録音:2015年3月13日(*)、2014年6月26日(無印)、ライヴ、エストニア・コンサートホール、タリン、エストニア
  


ERP 9016
\2400
グレート・マエストロ/ネーメ・ヤルヴィ&エストニア国立響
 ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19(*)
 ブラームス(1833-1897):交響曲第4番ホ短調 Op.98
カレ・ランダル(ピアノ(*))
エストニア国立交響楽団
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
録音:2014年10月3日(*)、2012年5月4日(無印)、ライヴ、エストニア・コンサートホール、タリン、エストニア
 スイス・ロマンド管弦楽団に続き、ネーメヤルヴィ(1937-)がエストニア国立交響楽団を指揮したライヴ録音が登場。
 エストニア国立交響楽団(旧エストニア国立放送交響楽団)は1926年創設。ヤルヴィはタリン音楽院大学中に同楽団の打楽器奏者として活躍、1963年から1979年まで首席指揮者として演奏技術の向上とレパートリーの拡大に大きく貢献、そして2010年に芸術監督兼首席指揮者にカムバックしました。
 2002年以来息子のパーヴォ・ヤルヴィがアーティスティック・アドヴァイザーを務めており、父子揃ってこの楽団を支えています。
 カレ・ランダル(1956-)はエストニアのタリンに生まれたピアニスト。モスクワ音楽院でレフ・ヴラセンコに師事し、1981年ローベルト・シューマン国際ピアノ・コンテスト(ツヴィッカウ)第3位、1982年チャイコフスキー国際コンクール第4位、1985年ミュンヘン国際音楽コンクール第1位。1988年ドイツに移住し、2016年現在カールスルーエ音楽大学教授を務めています。






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HMF



HMM 905280
\2700→\2490
ロト& レ・シエクルはActes Sud からハルモニア・ムンディに
 ロトの魅力最大限発揮!!!初演時の楽器で再現

  ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」 (全曲)
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
レ・シエクル、アンサンブル・エデス
 これは凄すぎる!ラヴェルの時代を先んじすぎた神業ぶりが初めて完全発揮された「ダフニスとクロエ」登場!! ロトの魅力最大限発揮!!!

 録音:2016年/フィルハーモニー・ド・パリ、シテ・ド・ラ・ミュジーク・ド・ソワソン、コンピエーニュ帝国劇場、セナール劇場、アミアン・カルチャーセンター、ライスハレ(ハンブルク)、スネイプ・モルティングス・コンサートホール(オールドバラ)(すべてライヴ)/DDD

 衝撃的な「春の祭典」から2 年、またまたロトがやってくれました!ラヴェルの「ダフニスとクロエ」を初演時の楽器で再現。
 前々作「フランス- スペイン」に収録された「道化師の朝の歌」の新鮮な解釈により、ラヴェル作品との相性の良さを示したロトとレ・シエクル、期待しないわけにはいきません。
 もともと近代管弦楽法の極限を追求するような精巧さで極彩色のオーケストラ・サウンドを満喫できる作品ですが、初演当時の音色で聴くと、ラヴェルの頭のなかに響いていたのが今日考えられている以上に明快な響きだったことに驚かされます。
 「ダフニスとクロエ」は「春の祭典」の初演に先立つこと1 年前の1912 年6 月8 日に、同じモントゥーの指揮によりシャトレ座で初演されました。
 ロシア・バレエ団からの依頼でしたが、バレエ的なリズムよりも旋律を重視しているとディアギレフのお眼鏡にかないませんでした。しかしラヴェル自身が「舞踏交響曲」と称したように、オーケストラの性能を発揮できる好個の楽曲として人気コンサート曲となっています。
 とはいえ時代楽器による録音は初めて。初演指揮者のモントゥーも1959 年にLSO と録音しましたが、それをさらに純化させた演奏が出現しました。
 ロトは時代楽器を用いるだけでなく、この作品の出版譜に散見される誤植を正すことも義務と考えました。さらに合唱を注目の実力派アンサンブル・エデスが担うだけでなく、ラヴェルが詳細に指示した通り、舞台の両袖を活用して遠くから近づいてくる効果をはじめて録音で発揮させました。
 ラヴェルがオーディオ的発想をこの時代に持っていたことを証明してくれます。全体としてこの曲の持つアルカイックな雰囲気が強調され、古代とも現代ともつかぬ夢の世界を作り上げています。
 今回もブックレットに弦楽器以外すべての使用楽器と制作年が明記され、貴重な資料となっています。
 ロトの演奏はますます大きくなり才気煥発。歴史的な意義はもちろんながら、切れの良いリズム感、推進力など驚くほど魅力的な演奏を繰り広げています。

 *今回からロト& レ・シエクルはActes Sud からハルモニア・ムンディの扱いになります。



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MD+G



903 19966
(SACD Hybrid)
\3100→\2890
《エドゥアルド・ナープラヴニーク:ピアノ・トリオ全集》
 エドゥアルド・ナープラヴニーク(1839-1916):
  1) ピアノ三重奏曲ト短調Op.24,
  2) ピアノのための小品よりアダージョOp.48-3「メランコリー」,
  3) ピアノ三重奏曲ニ短調Op.62
スピロス・ピアノ・トリオ
[Bartek Nizio(violin),
Denis Severin(cello),
Tatiana Korsunskaya(piano)]

 チャイコフスキーの「悲愴」における改定稿を行った作曲家
 チェコで生まれ、幼い頃の過酷な環境を乗り越え、素晴らしいオルガニストとして成長したナープラヴニーク。22歳の時にロシアに招かれ、ユスポフ大公の私設オーケストラの指揮者となり、少しずつ名声を高めていきます。
 1869年にはバラキレフの後任としてロシア音楽協会の常任指揮者となり、同時にマリインスキー劇場の首席指揮者となります。
 現在、彼の名が最も知られているのは、チャイコフスキーの「悲愴」における改定稿ですが、ここで聴ける室内楽作品は、まるでヴェルディを思わせる豊かな旋律を持ったイタリア風の響きを持っています。
 演奏しているスピロス・トリオは2015年の「ECHO Klassik賞」を受賞した新鋭。このアルバムがMDGへのデビューとなります。




ナープラヴニークって誰!?


 エドゥアルド・フランチェヴィチュ・ナープラヴニーク(またはナープラヴニーク、ナプラーヴニクとも)(1839年 - 1916年)はチェコ人の指揮者・作曲家。
 サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で永年にわたって首席指揮者を務めたことにより有名。
 リムスキー=コルサコフやキュイらロシア人作曲家による多くのオペラを初演した。
 また、チャイコフスキーの交響曲 第6番「悲愴」は、ナープラヴニークによる改訂稿が一般に使用されている。

 ちょっとかっこいい

 14歳で孤児となったため、地元の教会でオルガンを演奏して生計を立てるようになる。1854年にプラハのオルガン学校に入学し、教師の温情によって学業を続けることができた。
 1861年にロシアから招かれ、サンクトペテルブルクでユスポフ大公(悪名高いフェリックス・ユスポフ公とは別人)の私設オーケストラの指揮者の地位を得た。
 1864年からロシア音楽協会の演奏会に指揮者として登場し、1869年からはミリイ・バラキレフの後任として同音楽協会の常任指揮者(1881年まで)およびマリインスキー劇場の主席指揮者となる。
 ロシア・オペラ界における活躍のほかに、チャイコフスキーの弦楽セレナーデの公開初演(1881年)など、器楽曲の指揮にも携わった。
 自作もオペラや舞台音楽が数多いが、交響曲や管弦楽曲、室内楽曲やピアノ曲もいくつか遺している。



ナープラヴニークの作品が入った貴重なアルバム
The Romantic Piano Concerto 37 - Napravnik & Blumenfeld
HYPERION
CDA 67511
\2500
エドヴァルド・ナープラヴニーク(1839−1916):
 交響的協奏曲イ短調Op.27(世界初録音)、
 ロシア幻想曲ロ短調Op.39(世界初録音)
フェリックス・ブリューメンフェルド(1863−1931):
 演奏会用アレグロ イ長調Op.7(世界初録音)
エフゲニー・ソイフェルティス(ピアノ)、
アレクサンドル・ティトフ(指揮)、
BBCスコティッシュ交響楽団


 ナープラヴニークはほとんどその名を知られていないが19世紀ロシア音楽界において重要な役割を担った音楽家である。現在も世界有数の歌劇場として知られるマリインスキー歌劇場の指揮者としてチャイコフスキーや5人組の作品を多数手掛けるなど活発な指揮活動を展開していた。ナープラヴニークはその生涯で数曲の交響曲とこのディスクに収録されている2曲のピアノと管弦楽のための作品を作曲しており、その作品はロシア民謡の旋律を採り入れるなどメロディックな作風を持っている。
 ブリューメンフェルドはあのホロヴィッツ、バレルの師としても知られているロシアのピアニストであり指揮者、教育者、そして作曲家としても活躍した人物。演奏会用アレグロはグリンカ、ルビンシテインやバラキレフを思わせる東洋の雰囲気が溢れる作品である。キエフ出身で現在ロンドン在住のピアノニストであるソイフェルティスがティトフ&BBCスコティッシュ響のサポートを受けて祖国ロシアの作品を情緒豊かに弾きこなす!

録音:2004年9月15日−16日


 美しく哀愁漂う「メランコリー」。
https://youtu.be/ipb-6z8x0Lk

 ただ、今この曲が聞けるCDはない。
 このセットものに入っているが、かろうじて海外の在庫が数本残っているのみ(MELODIYAの1枚ものでも出ていたが、海外在庫は1枚あたり¥5000近くする)。


SVETLANOV
SVET 42-47/6
(6CD)
\12000

海外在庫のみ
メトネル、ナプラーヴニク:作品集
 ニコライ・メトネル(1880-1951):
  ピアノ協奏曲第1番ハ短調 Op.33(*/++)
  8つの心象風景 Op.1 から 第2−4曲/2つのおとぎ話 Op.14 から 第1曲
  2つのおとぎ話 Op.20 から 第1曲/4つのおとぎ話 Op.26 から 第3曲
  ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.50(+/++)
  2つのおとぎ話(ロシアのおとぎ話)Op.42 から 第1曲
  3つの小品 Op.31 から 葬送行進曲(第2曲)
  ヴァイオリンとピアノのための2つのカンツォーナと舞曲 Op.43(#)
  ピアノ五重奏曲ハ長調 Op.posth(**)
  ヴァイオリン・ソナタ第1番ロ短調 Op.21(#)
  ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 Op.44(#)
  ヴァイオリン・ソナタ第3番ホ短調「叙事詩」Op.57(#)
  ヴァイオリンとピアノのための夜想曲ハ短調 Op.16 No.3
  忘れられた調べ Op.38 から
   追憶のソナタ イ短調,優雅な舞曲 イ長調,川の歌
  ソナタ三部作 Op.11 から 悲歌 ニ短調/おとぎ話ソナタ ハ短調 Op.25 No.1
 エドゥアルト・ナプラーヴニク(1839-1916):
  オペラ「ドゥブロフスキー」から 夜の間奏曲(++),
  ポロネーズ(++)
  メランコリー Op.48 No.3(++)
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ(*))
アブラム・シャツケス(ピアノ(+))
アレクサンドル・ラープコ(ヴァイオリン(#))
ボロディン弦楽四重奏団(**)
ソヴィエト国立交響楽団(++)
エフゲニー・スヴェトラーノフ(ピアノ(++以外)、指揮(++))
録音:1959、1968、1980、1983、1989年(以上メトネル)
 スヴェトラーノフの達者なピアノが聴けるメットネルの室内楽作品がまず注目。そしてニコラーエワとの重厚な共演。ナプラーヴニクの甘く切ない作品も捨てがたい。

 

906 19906
(SACD Hybrid)
\3100
《ヴィルヘルム・フリードリヒ・マルクル:オルガン作品集Vol.1》
 ヴィルヘルム・フリードリヒ・マルクル(1816-1887):
  1) 後奏曲第3番変ホ長調, 2) トリオ Op.124-3,
  3) 後奏曲Op.62-3, 4) トリオ Op.124-4,
  5) 後奏曲Op.62-1, 6) トリオ Op.124-6,
  7) 後奏曲Op.62-2, 8) 後奏曲第2番ニ短調,
  9-12) コラール Op.123 Heft 2 Nr.13-16,
  13) 後奏曲Op.62-6,
  14-21) コラール Op.123 Heft 2 Nr.17-24,
  22-25) 「キリストこそ、わが生命」のコラールによる幻想曲Op.23
アンジェイ・シャデイコ(1841年製オルガン)
 バルト海沿岸諸国の音楽シリーズ2
 1887年にフリードリッヒ・ヴィルヘルム・マルクルが亡くなった時、「最も知識のある音楽家であり、優れたオルガン奏者、作曲家であった」と賞賛されました。
 彼はフリードリヒ・シュナイダーに師事し、1836年、ダンツィヒ(現ポーランドのグダニスク)の聖メアリー教会のオルガニストに就任、数多くのオルガン曲を作曲し、50年以上も名声を博していました。
 彼の作品は、師であるシュナイダーの影響を強く受けたロマンティックな作風を持ち、どれも魅力的です。
 オルガニスト、シャデイコはマルクルの数多い作品の中から特徴的な曲を選び、シュトラールズン、聖ニコライ教会の歴史的オルガンで演奏しています。
 【録音】2016年、ドイツ、シュトラールズント、聖ニコライ教会
 )301-19972  ⇒ 正)317-19972

317 19972
(2CD)
\2400
《フェリックス・ノヴォヴェイスキ:オルガン・ソロのための協奏曲全集》
フェリックス・ノヴォヴェイスキ(1877-1946):
《CD1》
 1) 大聖堂への入場 Op.8-3, 2) オルガン協奏曲 Op.56-1,
 3) オルガン小品集 Op.9, 4) オルガン協奏曲 Op.56-2,
《CD2》
 1) 荘厳行進曲, 2) 荘厳な入場, 3) オルガン協奏曲 Op.56-3,
 4) オルガン小品集 Op.31, 4) オルガン協奏曲 Op.56-4,
 5) プレリュード, 6) エレベーション Op.2-2,
 7) フーガ, 8) オッフェルトリウムOp.7-2
ルドルフ・イニンヒ(ザウアー・オルガン)

301-19972から番号訂正  ⇒ 正)317-19972

 オルガンの壮麗な音色を見事に創り出した作曲家
 ポーランドの作曲家、指揮者、オルガニスト、聖歌隊指揮者として幅広く活躍したフェリックス・ノヴォヴェイスキ。
 数年前に彼の代表作である「オルガン交響曲」全曲を録音したオルガニスト、ルドルフ・インニヒによる、ノヴォヴェイスキの他のオルガン作品集です。
 既に発売されている2009年録音の第1集にはオルガン協奏曲の第1番、第2番を中心に収録されていましたが、今回新しく録音されたオルガン協奏曲の第3番、第4番など他の作品を追加収録し、ノヴォヴェイスキのオルガン協奏曲の全集が完成となります。
 ブレーメン大聖堂のザウアー・オルガンによる壮麗な音色が忠実に捉えられた素晴らしい録音です。2枚組で1枚分の特別価格での発売。

 【録音】2009年, 2017年 ブレーメン大聖堂


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS


ターラ・レーベル新リマスタリング復刻シリーズ、「北ドイツ放送交響楽団」3 タイトル!


TALT 017
\2800→\2590
北ドイツ放送響に客演したときの貴重な、そしてすばらしい録音

 ブラームス:
  ハイドンの主題による変奏曲 Op.56a
  交響曲第1番ハ短調 Op.68
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
 (指揮)
北ドイツ放送交響楽団

 TAHRAの名を世界に知らしめた歴史的録音、ALTUSから復活。
 フルトヴェングラーが北ドイツ放送響に客演した唯一の録音。そしてフルトヴェングラーのブラ1としては三本の指に入る名演とされるもの。
 作曲家の生地ハンブルクで繰り広げられた、ブラームス演奏の最高峰。
 「世紀のディアパソン・ドール」が贈られたターラ音源が復活!

 録音:1951年10月27日/ハンブルクライヴ)/モノラル、日本語帯・解説付

 ターラ・レーベルの名盤を復刻。リマスタリングを施し音質向上、細かい表情に至るまで非常に聴きやすくなっております。
 作曲家ゆかりの地であるハンブルクで繰り広げられた圧倒的なブラームス演奏。1951 年、イッセルシュテット率いる北ドイツ放送交響楽団にフルトヴェングラーが客演した際に残された、唯一の共演録音盤です。
 フルトヴェングラーのブラームス演奏の最高峰とされ、「世紀のディアパソン・ドール」を受賞したことでも有名な名盤。
 『ハイドン変奏曲』は巧みな音色の変化と柔らかな風合いが格別。第7 変奏Grazioso など繊細にして夢のような浮遊感、本当に美しいです。終曲パッサカリアではあらゆる感情を総動員し壮大なクライマックスを構築してくれます。
 交響曲第1番も、何種類かある録音の中でこの演奏をベストに挙げるファンが多い超名演。強烈に打ち込まれるティンパニ、1 楽章展開部のラストや終楽章コーダのコラールで天を突き破るトランペットなど、これぞフルトヴェングラーといった演奏が炸裂。そしてオーケストラは独特のしなやかさ・柔らかさを持ち、生き物のようにテンポを伸縮させる指揮に俊敏に反応、熾烈さの中にも繊細さがあり見事です。終楽章の劇的さは比類がなく、次々と畳み掛けられる力強い音楽の展開にどっぷりと魅了されます。
 オーケストラには元ベルリン・フィルのメンバーであるエーリヒ・レーン(ヴァイオリン)やアルトゥール・トレスター(チェロ)も在籍していました。交響曲の第2 楽章でのヴァイオリン・ソロの澄み切った素晴らしさも、フルトヴェングラーとの信頼関係があってこそだと言えましょう。ちなみに、録音が残っていないのがまことに残念ですが、同日は上記ふたりのソロによるブラームスの二重協奏曲も演奏されました。
 


TALT 018
\2800→\2590
ブルックナー:
 交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』 WAB 104(ハース版)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット
 (指揮)
北ドイツ放送交響楽団


TALT 019
\2800→\2590
ブルックナー:
 交響曲第7番ホ長調 WAB 107(ハース版)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット(指揮)
北ドイツ放送交響楽団
 オーケストラ創設者にして初代首席指揮者の残した芸術。イッセルシュテット&北ドイツ放送響の名演がリマスタリングで蘇る!ヴァント時代以前に鳴り響いていた、輝かしくも幽玄なブルックナー!

 TALT 018録音:1966年12月14、16日/ハンブルク(ライヴ)/TALT 019録音:1968年10月28日/ハンブルク(ライヴ)/ステレオ、日本語帯・解説付

 ターラ・レーベルの名盤を復刻。リマスタリングを施し音質向上、一層輝きのある美しい音色に生まれ変わりました。
 イッセルシュテットは1945 年から26 年間にわたり初代首席指揮者を務めこのオーケストラを鍛え、世界有数のオーケストラに育て上げました。
 北ドイツ放送響のブルックナーと言えば80 年代に首席指揮者を務めたヴァントによる録音が有名ですが、イッセルシュテット時代からすでに偉大なブルックナー演奏を実現していたことがはっきりと分かります。
 イッセルシュテットが「独特」と語る弦楽器の豊かな音量と暖かみのある音色が十二分に発揮され、輝かしくも幽玄な世界が広がっています。楽譜は概ねハース版に準拠していますが、指揮者独自の解釈により、一部ノヴァーク版に近い変更があります。
 解説書にはイッセルシュテット自らその半生を語る「セルフ・ポートレート」を掲載。これが大変面白い!ベルリン人であることを誇りにしていたイッセルシュテットがハンブルクを「第二の故郷」と呼ぶようになるまでの変遷、大戦直後にあちこちの捕虜収容所を回り演奏家を集めて創設した北ドイツ放送交響楽団の話など、興味が尽きません。また、このコンビのディスコグラフィも収録しています。
 第4 番、第1 楽章冒頭で弦楽の霧の中から緩やかな立ち上がりを見せるホルン。3 音目の16 分音符も尖りすぎず儚げな優しさがあります。そして頂上をしっかりと見据えながら、長い坂道をゆっくりと上っていくイッセルシュテットの絶妙なコントロール!一気に音楽に引き込まれます。
 第7 番、第2 楽章で多層的に旋律を重ねる弦の美しさ。声部の分離が良く、それぞれから輝かしい歌が聴こえてきます。しかも全体としての肌触りの良さを損なうことがありません。クライマックスではシンバルとティンパニを導入させますが、ノヴァーク版とも微妙に異なる譜面。フィナーレは重すぎず、ときにスピード感すらある快演になっています。大きな幅のダイナミクスで頂点に向かっていく確かな歩みが力強い!


<国内盤> 


新書館

DC16 1002
(2CD)
\4600+税
ミンクス:バレエ「ドン・キホーテ」全幕
 (マリインスキー・バレエ版)
スタニスラフ・ゴルコヴェンコ(指揮)
サンクトペテルブルク放送交響楽団
 CD1(40’12)
  【プロローグ】 ドン・キホーテの書斎
   1.ドン・キホーテとサンチョ・パンサのプロローグ
  【第1幕1場】バルセロナの広場
   2.バルセロナの広場〜キトリの登場/3.バジルの登場/4. キトリとバジルのモレノ/
   5.ロレンツォ、キトリとバジルのシーン/6.ガマージュの登場/7.セギディーリャ/
   8.パ・ド・キャラクテール(エスバータと闘牛士の踊り)/
   9. 街の踊り子と闘牛士のコーダ/10.ドン・キホーテとサンチョ・パンサの登場/
   11.サンチョ・パンサと少女たち/
   12.キトリの友人たちの踊り 〜キトリとバジルの登場/
   13.ドン・キホーテ〜キトリとバジルのデュエット/14.メヌエット/
   15.バジルとキトリの友人たちの踊り/16. キトリのヴァリエーション/17.コーダ
 CD2(64’57)
  【第2幕 第1場】ジプシーの野営
   1.イントロダクション〜キトリとバジルは逃げ出す
   2.ジプシーの情景〜ジグとジプシーの踊り
   3.ドン・キホーテとサンチョ・パンサの登場
   4.人形劇
   5.ドン・キホーテは劇を見て風車を攻撃する
  【第2幕 第2場】ドン・キホーテの幻影
   6.ドン・キホーテの夢の情景/7. アグレット(キューピッド)/8.森の女王/
   9.キューピッドのヴァリエーション/10.ドルシネアのヴァリエーション/
   11.コーダ〜キトリとナジルの追跡/
  【第3幕 第5場】酒場
   12.居酒屋の情景、行進曲/13.キトリとバジルのデュエット/14.エスパーダの踊り/
   15.東洋の踊り/16.メルセデスの踊り/
   17.ロレンツォの登場〜ガマーシュのプロポーズ/18.バジルの狂言自殺/19. ギャロップ
  【第3幕 第6場】結婚式
   20.マーチ/21.ファンダンゴ/グラン・パ・ド・ドゥ/22.アントレ/23.アダージオ/
   24.キトリの友人のヴァリエーション1/25.バジルのヴァリエーション/
   26. キトリのヴァリエーション/27.キトリの友人のヴァリエーション2/
   28.コーダ【マネージュ】/29.コーダ【フェッテ】/
   30.コーダ【グラン・ピルエット】/31.フィナーレ
 全幕 CD のラインナップに待望の新録音「ドン・キホーテ」が登場!現在マリインスキー・バレエで上演しているテンポ&演奏を完全収録

 バレエ作品の中でも特に人気のある、バルセロナを舞台にした、粋なキトリと陽気なバジルの恋物語「ドン・キホーテ」をマリインスキー・バレエ版で収録したCD。現在マリインスキー・バレエで上演されているスコアを、ミンクス以外の作曲家による挿入曲まで、演奏のテンポも舞台通りに完全収録されています。

 【ボリショイ・バレエ版 ミンクス曲「ドン・キホーテ」全幕(DC98-0302)との違い】
 マリインスキー・バレエ版には、第2 幕3 場の酒場のシーンに「東洋の踊り」が追加されています。
(ボリショイ・バレエ版に収録の、第2 幕第3 場「水夫のジーク」、第3 幕「ボレロ」、「ヴァリアシオン4:キトリの友人のヴァリアシオン」は、マリインスキー・バレエ版には収録されておりません)




<映像>

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ACCENTUS MUSIC(映像)



ACC 10413BD
(Blu-ray)
\5000→\4590
90 歳を目前にした大巨匠ブロムシュテット
 ベートーヴェン交響曲第6番「田園」&第7番

  ベートーヴェン
   交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
   交響曲第7番イ長調Op.92
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
KKC 9214
(Blu-ray)
〔国内仕様盤〕
\5000+税

ACC 20413DVD
(DVD)
\3600→\3290
KKC 9215
(DVD)
〔国内仕様盤〕
\4000+税
 90 歳を目前にした大巨匠ブロムシュテット、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管と取り組むベートーヴェン交響曲第6番「田園」&第7番

 収録:2016 年5月19日(第6番)、2015 年5月7日(第7番)、ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)
 映像監督:ウテ・フォイデル/プロデューサー:パウル・シュマツニー
 (Blu-ray)画面:16:9 Full HD、音声:DTS HD MA,PCM STEREO、リージョン:All、93’ 21
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:DTS5.1,DD5.1,PCM STEREO、リージョン:All、93’ 21

 世界で最も古い伝統を誇る、屈指の名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。ブロムシュテットは1998 年から2005 年の7 年間に渡って、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のシェフとして、絶大な信頼を獲得してきました。 現在も名誉指揮者として定期的に指揮台に立っています。
 この映像は、2016 年と2015 年に本拠地ゲヴァントハウス・コンサートホールで行われたベートーヴェンの交響曲第6,7 番のライヴ映像です。抒情性に満ち、生命力あふれる「田園」、そして緊張感と推進力で聴く者の心を掴む第7 番、ブロムシュテットの長い腕を大きく広げる指揮姿は溌剌としたエネルギーを感じます。
 ブロムシュテットは2017 年7 月に90 歳の誕生日を迎えます。ACCENTUS MUSIC とライプツィヒ・ゲヴァントハウス管はこれを記念して、2015 年大晦日の「第9」を皮切りにブロムシュテットのベートーヴェンを発売。本盤は第2 弾となります。
 この後、交響曲第5 番と三重協奏曲(ファウスト、ケラス、ヘルムヒェン)の映像、そして誕生日直前にCD でベートーヴェンの交響曲全集を発売し、大巨匠の栄光を讃えます。
 ブロムシュテットは同楽団の任期中にはベートーヴェンの録音しておらず、シュターツカペレ・ドレスデンと全曲を録音しているので今回で2 度目の録音となります。






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VAI(映像)


世紀を代表するピアニストたちの貴重な映像集、2 タイトル同時発売
VAIDVD 4596
(DVD)
\4700→\4390
プレミア・ピアニスト Vol.1
 ロザリン・テューレック
  J.S. バッハ:ゴルトベルク変奏曲よりアリア、第29、30変奏
 リリー・クラウス
  モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K331より第2楽章、第3楽章「トルコ行進曲」
 ウィルヘルム・ケンプ
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」より第1 楽章
 ルドルフ・ゼルキン&ピーター・ゼルキン
  シューベルト:行進曲ト長調D.733
 エミール・ギレリス
  ショパン:ポロネーズ 変イ長調Op.53「英雄」
 マルタ・アルゲリッチ
  ラヴェル:水の戯れ
 アルド・チッコリーニ
  ドビュッシー:ベルガマスク組曲、月の光、パスピエ
 スヴャトスラフ・リヒテル
  プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第2番ニ短調より第3、4楽章
 ヴァン・クライバーン
  リスト:ハンガリー狂詩曲第12番嬰ハ短調
 ボーナス
  ワンダ・ランドフスカ
   ハープシコード演奏によるバッハ、ヴィヴァルディ
 
 画面:4:3 NTSC、B&W/ カラー、音声:Mono/Stereo、リージョン:All、72分

 世紀を代表するピアニストたちの貴重な映像集。バッハ演奏の大家ロザリン・テューレック。ハンガリー出身の往年の女流ピアニスト リリー・クラウス。ドイツの名ピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプ。ゼルキン親子。旧ソ連を代表する大ピアニストで、鋼鉄の腕を持つエミール・ギレリス。鍵盤の女王マルタ・アルゲリッチ。イタリアが生んだ名匠アルド・チッコリーニ。完璧な技巧と強靭なタッチをもつスヴャトスラフ・リヒテル。アメリカの伝説のピアニスト、ヴァン・クライバーン。ボーナスには、ポーランドが輩出した名鍵盤奏者ワンダ・ランドフスカの映像を収録した、なんとも豪華な1 枚
VAIDVD 4597
(DVD)
\4700→\4390
プレミア・ピアニスト Vol.2
 アルトゥール・ルービンシュタイン
  ショパン:ポロネーズ変イ長調Op.53「英雄」
 アリシア・デ・ラローチャ
  ファリャ:≪恋は魔術師≫より「火祭りの踊り」
 エミール・ギレリス
  シューマン:アラベスクOp.18
 ロザリン・テューレック
  メンデルスゾーン:無言歌集第1巻第1番「甘い思い出」Op.19-1
  シューベルト:楽興の時Op.94-3
 マレイ・ペライア
  シューベルト:即興曲変イ長調Op.90-4
 ロベール・カサドシュ
  ショパン:ピアノ・ソナタ第3 番より第4 楽章
 スヴャトスラフ・リヒテル
  ブラームス:間奏曲ホ短調Op.116-5
 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3 番ハ長調Op.2-3より第1 楽章
 クラウディオ・アラウ
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32 番ハ短調Op.111より第1 楽章
 ヴァン・クライバーン
  ラフマニノフ:前奏曲変ホ長調Op.23-6
 マルタ・アルゲリッチ
  リスト:詩的で宗教的な調べ
 画面:4:3 NTSC、B&W/ カラー、音声:Mono/Stereo、リージョン:All、75分

 世紀を代表するピアニストたちの貴重な映像集。20 世紀最高のヴィルトゥオーゾの一人として、80 年近い活動を行った大ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタイン。スペイン生まれの名ピアニスト、アリシア・デ・ラローチャ。旧ソ連を代表する大ピアニストで、鋼鉄の腕を持つエミール・ギレリス。グレン・グールドに影響を与えたとされるアメリカのピアニスト、ロザリン・テューレック。現代の巨匠マレイ・ペライア。フランスの名ピアニスト、ロベール・カサドシュ。ドイツの名ピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプ。孤高の名ピアニスト、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ。チリ出身の名ピアニスト、クラウディオ・アラウ。アメリカの伝説のピアニスト、ヴァン・クライバーン。
 鍵盤の女王マルタ・アルゲリッチと錚々たる面々が登場します。






















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