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≪第92号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その11 2017年6月20日(火)〜




6/23(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


CYBELE RECORDS

CYBELE 001404S
(6SACD HYBRID)
\11200

「キュベレ・レコーズ」からスペイン古楽オルガン作品集6枚組!
マルティン・シュメーディング(オルガン)
 [CD1]
  ソレール(1729-1783):ソナタ集、ファンダンゴ(全16曲)
    使用楽器:Great Jordi Bosch Organ (1762, Sant Andreu, Santanyi)
 [CD2]
  D.スカルラッティ(1685-1757):ソナタ集(全25曲)
    使用楽器:Great Jordi Bosch Organ (1762, Sant Andreu, Santanyi)
 [CD3]
  ホセ・リドン(1748-1827):ソナタ集、カプリッチョほか(全9曲)
    使用楽器:Great Jordi Bosch Organ (1762, Sant Andreu, Santanyi)
 [CD4]
  セバスティアン・アグイレラ・デ・ヘレディア(1561-1627):オルガン作品集
  (全18曲+SACDのみボーナストラック1曲)
    使用楽器:Gabriel Thomas Organ (1823, Sant Francesc de Paula, Campos)
 [CD5]
  パブロ・ブルーナ(1611-1679):オルガン作品集(全8曲)
    使用楽器:Mateu Bosch Organ (1746, Sant Pere, Sencelles)
 [CD6]
  ミリャム・ヴィーズマンとオルガン製作者ゲルハルト・グレンツィングの会話
  ミリャム・ヴィーズマンとマルティン・シュメーディングの会話
 高音質レーベル「キュベレ・レコーズ」から聴き応えたっぷりのスペイン古楽オルガン作品集が登場!

 録音:2011年/スペイン サンターニ、カンポス、サンセーリャス
 [CD1]80’20’’/[CD2]76’44’’/[CD3]74’09’’/[CD4]79’23’’(CD)/ 84’05’’(SACD)/[CD5]67’43’’/[CD6]76’30’’/5.0 Surround Sound/pure DSD Recording

 スペインのマヨルカ島にある、1762 年ジョルディ・ボッシュ製のオルガンを始めとした歴史的オルガンを用いてスペインの古楽を演奏したアルバムです。
 5人の作曲家の作品をCD1 枚分ずつ、たっぷりと収録。前半はソレールの『ファンダンゴ』やD. スカルラッティの『猫のフーガ』を含むソナタ集などチェンバロで親しんだ楽曲がオルガンで華やかに鳴り響く面白さ、後半は他ではなかなか聴けない作曲家の作品を発見する面白さが詰まっています。SACDハイブリッドで音質も最高級。
 CD6 にはキュベレ・レコーズ創始者の1 人で女優でもあるミリャム・ヴィーズマンが聴き手を務めた、オルガン製作者グレンツィングやオルガン奏者シュメーディングとの会話を収録しています(ドイツ語)。
 また約90 ページの解説書には楽器の写真や作曲家の肖像など目で楽しめる画像がふんだんに使われています。
 マルティン・シュメーディングは1975 年ドイツのミンデン生まれ。オルガンとリコーダーでソリストのディプロマを取得、他にも指揮、合唱、音楽理論、教会音楽などを学んだ人物です。
 オルガニストとして様々なコンクールに入賞しており、そのレパートリーは膨大。レーガーのオルガン作品全集(17 枚組、CYBELE-051500S)を完成させ話題となった他、ブラームス、メンデルスゾーン、フランツ・シュミットの全作品や、シューマンの「ペダル・ピアノ」のための作品など多数のCD をリリースしています。




HUNGAROTON



HCD 32772
\2400
アンドラーシュ・チャーキ(ギター)
J.S.バッハ:リュート作品集(ギターによる演奏)

 (1)組曲 イ短調 BWV995(原曲 ト短調)(19’14”)
 (2)組曲 ホ短調 BWV996(16’10”)
 (3)組曲 イ短調 BWV997(原曲 ハ短調)(18’44”)
 (4)組曲 ホ長調 BWV1006a(18’16”)
アンドラーシュ・チャーキ(ギター)
 数々の国際コンクールを総なめにしてきた逸材。世界が注目するギタリスト、チャーキが心をこめて紡ぐバッハのリュート作品集。

 セッション録音:2016年1月18-21日/フンガロトン・スタジオ/72’37”

 世界が注目するギタリスト、アンドラーシュ・チャーキが満を持してバッハのリュート作品集をリリースします。チャーキはリスト音楽院で学んだのち、南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校にてさらなる研鑽を積みました。
 その間師事したヨジェフ・エトヴェシュ、ペペ・ロメロ、ウィリアム・カネンガイザー、スコット・テナントなどから多くの影響を受け独自のスタイルを確立。第51 回東京国際ギターコンクール(2008 年)、第42 回ミケーレ・ピッタルーガ国際クラシック・ギター・コンクール(2009 年)、ユリアン・アルカス国際クラシック・ギター・コンクール(2011 年)などの優勝により、一躍世界的ギタリストの仲間入りを果たしました。
 日本にもファンの多いチャーキの紡ぐギターの調べは絶品の響き!バッハと真摯に向き合い心をこめて奏でます。
 組曲BWV995 は無伴奏チェロ組曲第5 番BWV1011 の編曲した作品。ギターで奏でることにより哀愁に満ちた旋律がより引き立ちます。組曲BWV996はバッハのリュート曲の中では最初期の作品。流麗で即興的なパッサッジョと、きびきびしたプレストのフーガからなります。
 組曲 BWV997は「前奏曲とフーガ」のあとに組曲の後半につなげた変則的な楽章構成の作品。繊細な音の綾が紡がれる美しい作品です。
 組曲 BWV1006a はかの有名な無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3 番の編曲作品。チャーキはデビュー盤でも当作品を取り上げておりますが、さらに充実の演奏を聴かせてくれます。




バッハ BWV 1006a から前奏曲。風のようにうまいです。
https://youtu.be/XhydSHUfrIA

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HCD 32795
\2400
エメーケ・バラート(ソプラノ)
 ドビュッシー:歌曲集

 (1)星の夜(3’01”)/(2)麦の花(2’01”)/
 (3)パントマイム(2’25”)/(4)秘めやかに(3’24”)/
 (5)マンドリン(1’34”)/(6)月の光(2’54”)/
 (7)操り人形(1’40”)/(8)艶なる宴(2’02”)/
 (9)美しき夕暮れ(2’21”)/(10)鐘(2’03”)/
 (11)感傷的な風景(2’59”)/(12)春が来た(2’30”)/
 (13)まぼろし(3’45”)/(14)ロンドー(2’32”)/
 (15)音楽(1’52”)/(16)ロマンス(2’39”)/
 (17)アリエルのロマンス(4’35”)/(18)虚ろな心(1’52”)/
 (19)庭の色彩(2’51”)/(20)アンジェラスの鐘(2’01”)/
 (21)ビリティスの3 つの歌(9’46”)
エメーケ・バラート(ソプラノ)
エメシュ・ヴィラーグ(ピアノ)
 美しい夕暮れも収録!麗しのエメーケ・バラートがドビュッシーを歌う。

 セッション録音:2016年7月4-9日/フンガロトン・スタジオ/61’19”

 ハンガリーが生んだ期待のソプラノ歌手、エメーケ・バラートがいよいよ本格的なソロ・ディスクをリリースします。
 バラートはインスブルック古楽国際声楽コンクール(2011 年)で優勝したことで注目され、その後ハンガリー国立歌劇場、パリ・シャンゼリゼ劇場などに登場。ヘンデルの『ジューリオ・チェーザレ』(OP 30536)のセスト役、ヴィヴァルディの『ウティカのカトー』(OP 30545)のアルバーチェ役などの録音にも参加しております。期待のソロ・ディスクはドビュッシーの歌曲集です。
 さまざまな表情をみせるバラートは澄み切った、透き通るような美声でドビュッシーを歌い上げます。




ルクレール唯一の歌劇「シラとグロキュス」のアリア歌ってます!
https://youtu.be/Bb4Jbrx4CME



エメーケ・バラート公演情報
 2017 年11 月19日(日)14:00 開演 サントリーホール
 2017 年11 月23日(木)13:00 開演 びわ湖ホール
 2017 年11 月26日(日)14:00 開演 サントリーホール
 演奏:シルヴァン・カンブルラン(指揮)、読売日本交響楽団
   エメーケ・バラート(天使/ソプラノ)、ヴァンサン・ル・テクシエ(聖フランチェスコ/バリトン)、他
 曲目:メシアン:歌劇「アッシジの聖フランチェスコ」(演奏会形式)





PREISER RECRODS


PRCD 91290
\2400
「Neubau」
 Lucca Est / Ki / Les Pauli / Ballercello /
 Harnoncourt / Osten / Davids Tanz / Neubau /
 Samt / Parovskapproved / Wo der Hund
バルトロメイ・ビットマン
 ウィーンを賑わすクロスオーバー・デュオ!

 チェロのマティアス・バルトロメイとヴァイオリン& マンドラのクレメンス・ビットマンからなる、ウィーンのプログレ系デュオ「バルトロメイ・ビットマン」の2nd アルバム。
 前作の「Meridian」(PRCD-91276)に続く、クラシックの室内楽にロック、ジャズ、フォークといった他ジャンルの要素を取り入れたクロスオーバー作品です。




AR−RE−SE

AR 2017-1
\2600
ウェサン島からアルメニアへ
 ミュルサン:
  フルートとピアノのための変奏曲 Op.11
   〔イザベル・デュヴァル(フルート)、吉田朝子(ピアノ)〕
  ヴィオラのためのヴォカリーズ Op.53
   〔リーズ・ベルトー(ヴィオラ)〕
  クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための四重奏曲変ロ長調 Op.22
   〔ステファニー・カルネ(クラリネット)、トリオ・チャイカ〕
  無伴奏チェロ組曲 Op.41
   〔イングリッド・シェーンローブ(チェロ)〕
  弦楽オーケストラのための《組曲》Op.42
   〔ヴァハン・マルディロシアン(指揮)、
    アルメニア国立室内管弦楽団〕 

 2011年にフランス芸術アカデミーからナディア&リリ・ブーランジェ賞を授与されたフランスの女流作曲家フロランティーヌ・ミュルサン(1962−)の室内楽作品集。
 フランスのウェサン島とアルメニアの2ヵ所での演奏を収録。

 2015年7月−2016年8月の録音。



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HALLE

 
CDHLD 7539
(4CD-R/特別価格)
\6200→\5790
エルダー&ハレ管弦楽団のパルジファル!
 2013年プロムス・ライヴ!

  ワーグナー:舞台神聖祝典劇《パルジファル》
ラーシュ・クレーヴェマン(パルジファル)、
カタリーナ・ダライマン(クンドリ)、
ジョン・トムリンソン(グルネマンツ)、
デトレフ・ロート(アンフォルタス)、
トム・フォックス(クリングゾル)、
ラインハルト・ハーゲン(ティトゥレル)、
マーク・エルダー(指揮)、
ハレ管弦楽団、
ハレ・ユース合唱団、
ロイヤル・オペラ合唱団、
トリニティ少年合唱団

   


 長き歴史を誇るイギリス、マンチェスターの雄、ハレ管弦楽団と音楽監督マーク・エルダーのコンビによるワーグナーのオペラ・シリーズ、「神々の黄昏」(CDHLD 7525)、「ワルキューレ」」(CDHLD 7531)に続く第3弾は、舞台となったロイヤル・アルバート・ホールを大いに沸かせた「パルジファル」。
 2013年のBBCプロムスで上演された「パルジファル」では、「神々の黄昏」でブリュンヒルデとジークフリードを歌ったスウェーデンのワーグナー歌手たち、ラーシュ・クレーヴェマンとカタリーナ・ダライマンがそれぞれパルジファルとクンドリを演じています。

 ※録音(ライヴ):2013年8月25日、ロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




HYPHEN PRESS MUSIC


HPM 011
\2600
バッハ・プレーヤーズ 〜 音楽の捧げもの
 ブクステフーデ:ソナタ ニ短調 Op.1-6,BuxWV.257
 J.S.バッハ:音楽の捧げもの BWV.1079
バッハ・プレーヤーズ
 〔マリオン・モーネン(フルート)、
  ニコレット・モーネン(ヴァイオリン)、
  市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  サイラス・ウォルストン(ハープシコード)〕

 フロリレジウムやフレットワークのメンバーとして、長きに渡り英国古楽界で活躍し続けている日本人奏者、市瀬礼子も参加している1996年結成のロンドンのピリオド・アンサンブル、バッハ・プレーヤーズ。
 ブクステフーデの「トリオ・ソナタ」がバッハの「音楽の捧げもの」へと続く道を拓くという構成は実に見事。「音楽の捧げもの」の「カノン」で用いられているメンバーのサイラス・ウォルストンによる新編曲も要注目です。

 ※録音:2015年4月28日−30日、聖マイケル教区教会(ロンドン、イギリス)




LABEL−HERISSON


LH 16
\2500
ゼレンカ:トリオ・ソナタ集 Vol.2
 トリオ・ソナタ第1番 ZWV.181-1
 トリオ・ソナタ第2番 ZWV.181-2
 シンフォニア ZWV.189*
 ヒポコンドリア ZWV.187*
パスティッチョ・バロッコ
 〔ダヴィッド・ワルター(オーボエ)、
  エレーヌ・ギューレ(オーボエ)、
  ファニー・マセリ(ファゴット)、
  エステル・ブライエ(コントラバス)、
  レミ・カッセーニュ(テオルボ)、
  マチュー・デュピュイ(ピアノ)〕
 オーヴェルニュ室内管弦楽団*
 "ボヘミアのバッハ"ことゼレンカ!2本のオーボエとファゴットのためのソナタ 全集完成!

 パスカル・モラゲス木管五重奏団のオーボイスト、ダヴィッド・ワルターや、パリ室内管弦楽団のファゴット奏者ファニー・マセリ、レ・シエクルの首席コントラバス奏者でジャズのフィールドでも活躍するエステル・ブライエなど、フランスで活躍する実力者たちによるアンサンブル、パスティッチョ・バロッコ。
 「ゼレンカ・アルバム」第2弾では、トリオ・ソナタ第1番&第2番を収録し、第4番〜第6番を演奏した前作(LH 5)と合わせ「2本のオーボエ、ファゴットと通奏低音のためのソナタ」5曲の全曲録音が完成(「トリオ・ソナタ第3番」はヴァイオリンが加わった編成であることや通奏低音の問題等によりこのプロジェクトには含まれていないようです)。「シンフォニア」、「ヒポコンドリア(Hipocondrie)」では、オーヴェルニュ室内管弦楽団が参加している点もポイント。
 J.S.バッハと同時代にドレスデンで活躍し、"ボヘミアのバッハ"とも呼ばれたヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679−1745)の麗しくのどやかな作品を、ダブルリードの艶やかな音色でお楽しみください。

 録音:2014年10月、フランス
 
LH 05
【旧譜】
\2500
ゼレンカ:トリオ・ソナタ集 Vol.1
 トリオ・ソナタ第6番 ZWV.181-6
 トリオ・ソナタ第5番 ZWV.181-5
 トリオ・ソナタ第4番 ZWV.181-4
パスティッチョ・バロッコ

 フランスの名手たちによるアンサンブル、パスティッチョ・バロッコのゼレンカ第1弾。
 ゼレンカの作品のなかでも人気と知名度のある「6つのトリオ・ソナタ」のうち、「2本のオーボエ、ファゴットと通奏低音のためのソナタ」である、トリオ・ソナタ第4番〜第6番を収録。




MONS

MR 874592
\2600
マリンバ・プレゼント
 エリック・サミュ:マリンバ協奏曲 《Sugaria》
 アンナ・イグナトヴィツ=グリンスカ:
  マリンバ、トランペットと弦楽のための協奏曲
 エマニュエル・セジョルネ:マリンバ協奏曲
 ネイ・ロサウロ:マリンバ協奏曲第2番
カタジーナ・ミチカ(マリンバ)
ガボール・ボルドツキ(トランペット)
マティアス・クーン(指揮)
シュトゥットガルト室内管弦楽団
 マリンバの世界的名手、カタジーナ・ミチカが弾く現代協奏曲!

 ポーランド系でシュトゥットガルト出身のヴィルトゥオーゾ・マリンビスト、カタジーナ・ミチカの最新アルバムが、ドイツのMons Recordsから登場!
 カタジーナ・ミチカは、ルクセンブルク国際打楽器コンクールやシュトゥットガルト世界マリンバ・コンクールを始め数々の国際大会で入賞し、「カタジーナ・ ミチカ国際マリンバ・アカデミー」による後進の育成にも情熱を注いでいるコンサート・マリンバの世界的名手。特に「完璧なマレット・テクニック」、「素晴らしいリズムの精密さ」が高く評価されるカタジーナ・ミチカの驚異的なマレット捌きで贈る、現代のマリンバ協奏曲集です。
 マリンバ、打楽器関係者要注目!

 録音:2015年11月9日−11日、シュトゥットガルト
 

MR 874587
\2600
サクラ 〜
 フルート、ヴィブラフォンとマリンバのためのヨーロッパの音楽

  リュディガー・パヴァッサー:サクラ
  リリ・ブーランジェ(パヴァッサー編):4つの小品
  ドビュッシー(パヴァッサー編):月の光
  バルトーク(パヴァッサー編):ハンガリー農民の歌
  ハイケ・ベックマン(パヴァッサー編):YVY
トリオモーション
 〔コンスタンツェ・ベツル
   (フルート、ピッコロ)、
  ベルンハルト・ベツル
   (ヴィブラフォン)、
  リュディガー・パヴァッサー
   (マリンバ)〕

 1994年に結成したフルート、ヴィブラフォン、マリンバによるアンサンブル、"トリオモーション"。メンバーのマリンバ奏者リュディガー・パヴァッサーが書いた日本民謡「さくらさくら」を題材とする作品に、パヴァッサーがこのユニークな編成のために編曲したブーランジェ、ドビュッシー、バルトーク、そしてジャズ・ピアニスト、ハイケ・ベックマンの作品を収録。
 日本民謡、ハンガリー民謡、フランス印象派、そしてジャズが不思議なサウンドと優しいハーモニーに包まれます。

 録音:2015年1月24日−26日、ドイツ




MUSICA FICTA



MF 8025
\2600→\2390
ヘンデル:クラヴサン組曲集
 ヘンデル:組曲第9番変ロ長調 HWV.434、組曲ニ短調 HWV.437
 バベル:ヘンデルの《リナルド》から 「私を泣かせてください」
 ヘンデル:歌劇《ラダミスト》より ドルチェ・ベーネ
 バベル:ヘンデルの《リナルド》から「私は戦いを挑み」
 ヘンデル:
  組曲ホ長調 HWV.430、組曲ヘ長調 HWV.427、
  シャコンヌ ト長調 HWV.435
パオロ・ザンズ(ハープシコード)
 レザール・フロリサンの通奏低音奏者。パオロ・ザンズのヘンデル・プログラム!

 古楽界で頭角を現すチェンバリストが、1995年にパリでアンソニー・サイディとフレデリック・バルによって製作されたゴットフリード・ジルバーマン(1735年頃)・モデルのジャーマン・チェンバロで、名曲「調子の良い鍛冶屋」を含むヘンデルのクラヴサン組曲と、ヘンデルと同世代のイギリスの作曲家ウィリアム・バベル(ca.1690−1723)の編曲による「リナルド」の名旋律を奏でた珠玉のヘンデル・プログラム!
 1984年、イタリアのカリアリ出身のパオロ・ザンズは、2010年のブルージュ国際古楽コンクールのチェンバロ部門で第3位入賞を果たし、2011年にはブリュッセル王立音楽院の通奏低音科の教授に就任。ルーヴル宮音楽隊、イングリッシュ・バロック・ソロイスツなどで通奏低音奏者として活躍するのと同時に、レザール・フロリサンではウィリアム・クリスティのアシスタントを務め、2016年にはリュリのコメディ=バレ「プルソニャック氏」(新演出)を指揮して絶賛を博すなど、古楽界で大きな注目を集めている俊英です。
 様々な古楽系レーベルやアーティストからの信頼が厚い名プロデューサー、マニュエル・モヒノの存在も古楽ファンならば見逃せないポイントです。

 ※録音:2015年9月14日−15日、サン=レミ教会(フラン=ワレ、ベルギー)





店主の愛する秀逸なる古楽レーベル「MUSICA FICTA」特集はコチラ

N.a. Kempis-Nicolaus   Kempis: Symphoni G. Caccini-Caccini: Amor Che Fai?




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NIMBUS



NI 5943
(CD-R)
\2400→\2190
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
 ブロッホ:チェロとピアノのための音楽

  ピアノとチェロのためのソナタ/
  チェロとピアノのための組曲/
  ニーグン(即興)/ユダヤの生活より/
  ヘブライ瞑想曲
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)
ジョン・ヨーク(ピアノ)

 2017年で結成35周年を迎える名チェリスト、ラファエル・ウォルフィッシュとジョン・ヨークのデュオによるエルネスト・ブロッホのチェロ作品集は、ブリュッセルでの学生時代からアメリカでの最初の10年の間に作曲された5作品を収録。
 代表作である「シェロモ」以外のチェロ作品の魅力を伝えてくれる好選曲です。「組曲」はガボール・レイトとアドルフ・ベイラーによるヴィオラ&ピアノからの編曲。

 ※録音:2015年4月23日−24日、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




ラファエル・ウォルフィッシュ
C・P・E・バッハ:チェロと弦楽、通奏低音のための協奏曲集
NIMBUS NI 5848 (CD-R) \2400→\2190


 近年ニンバスをメイン・ステージとして録音活動を続けているイギリスの大チェリスト、ラファエル・ウォルフィッシュ。
 作曲者自身が弾くピアノとデュオを組んだシチェドリンの「チェロ作品集」(NI 5831)など、どちらかというと近現代作品を集中して弾き込んできたウォルフィッシュが歴史をさかのぼりC・P・E・バッハの世界へ。
 テクニカルなソロ・パートを鮮やかにこなしていくウォルフィッシュのチェロは巨匠の風格十分。

 で、実はこの最後に収録されている 「チェロ協奏曲 イ長調 Wq. 172, H. 439」 というのが、店主がカール・フィリップの素晴らしさを発見させてくれた曲。
 ひょっとするとチェロ協奏曲の中で一番好きかもしれない。とくにこの第3楽章。こんなにも天国的で幸福な音楽はヴィヴァルディでも書けなかった。一度聞いたら二度と忘れられなくなると思う。



NI 5848
(CD-R)
\2400→\2190
C・P・E・バッハ:
 チェロと弦楽、通奏低音のための協奏曲集

  協奏曲イ短調Wq.170/
  協奏曲変ロ長調.171/
  協奏曲イ長調Wq.172
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
スコティッシュ・アンサンブル
2008年4月の録音。
(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。)


<ウォルフィッシュ、NIMBUS 旧譜から>
NI 5764/5
(2CD-R )
\3600→¥3290
ショスタコーヴィチ:チェロのための作品全集
 チェロ協奏曲第1 番 変ホ長調op.107 /同第2 番ト短調op.126 /
 チェロ・ソナタ ニ短調op.40 /
 チェロ・ソナタop.147
  (原曲:ヴィオラ・ソナタ/ダニール・シャフラン編曲)/
 モデラート/アダージョ(2 つの小品、バレエ組曲第2 番より)
ラファエル・ウォルフィッシュ(Vc)、
マーティン・ブラビンス指揮、
BBC 交響楽団、
ジョン・ヨーク(P)

 ショスタコーヴィチのチェロ作品を2 枚に収めた好企画盤。中でも注目すべきはショスタコーヴィチの最後の作となったヴィオラ・ソナタをロシアの名チェリスト、ダニール・シャフランがチェロ・ソナタに編曲した版と小曲の《モデラート》、《アダージョ》が収録されていること。
 《モデラート》は1986 年にモスクワのセントラル・ステイト・アーカイヴで発見された《チェロ・ソナタop.40》のマニュスクリプトに書かれていたものでショスタコーヴィチが同ソナタに用いようとしていた楽章ではないかと推測されている作品。
 ウォルフィッシュがブラビンス& BBC 交響楽団の強力コンビおよび、‘ 国際ドビュッシー賞’ などを受賞しているベテラン・ピアニスト、ジョン・ヨークと演じた話題作である。

 2000 年、2005 年の録音。
NI 5815
\2400→\2190
20世紀のチェロと弦楽のための作品集
 ルトスワフスキ:グラーヴェ〜
  チェロと弦楽のためのメタモルフォーゼ/
 E・マコンキー:エピリオン/
 ヒンデミット:葬送音楽/
 P・パターソン:チェロ協奏曲Op.90/
 M・コピィトマン:カディッシュ
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
ウィリアム・ボートン(指揮)、
南西ドイツ室内管弦楽団

 母国イギリスを代表するチェリストとしての責務を背負いながら国際的な舞台に立ち続ける名手ラファエル・ウォルフィッシュの最新録音となる弦楽オーケストラの伴奏を伴う近現代作品集。ルトスワフスキ、ヒンデミットといった大御所からイギリスのマコンキーとパターソン、イスラエルのコピィトマンといった5人の作曲家の作品をウォルフィッシュがチェロを通じて紐解いていく。ウォルフィッシュの近現代作品の解釈は世界的に高く評かれており、近年ではツェムリンスキーの世界初録音(NI 5806)が記憶に新しいところ。

 2006年11月22日〜24日の録音。
NI 5831
\2400→\2190
シチェドリン:チェロのための作品集 ——
 ロシア民謡による古い旋律/
 チェロ・ソナタ
 アルベニスの形式で/カドリエ
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
ロディオン・シチェドリン(ピアノ)

 英国チェロ界の名手ラファエル・ウォルフィッシュとソ連作曲家同盟の議長を務めた大御所シチェドリンのデュオによるシチェドリンのチェロ作品集!「カルメン組曲」の作曲家としての一面がクローズアップされることの多いシチェドリンの室内楽作品を、ウォルフィッシュの弓とシチェドリンのピアノが濃厚に繰り広げる。

 2007年5月25日の録音。
NI 5816
\2400→\2190
プロコフィエフ&シチェドリン
 プロコフィエフ:
  チェロと管弦楽のための《5つのメロディ》Op.35
   (世界初録音/シチェドリン&プロコフィエフ編曲)/
 シチェドリン:
  チェロ、弦楽とチェンパニのための《パラボラ・コンチェルタンテ》/
 プロコフィエフ:
  チェロのための小協奏曲ト短調Op.132、
  交響曲第1番ニ長調《古典交響曲》Op.25
ラファエル・ウォルフィッシュ(チェロ)、
シモン・オーヴァー(指揮)、
サウスバンク・シンフォニア

 ピアティゴルスキーの下でチェロを学び24歳でガスパール・カサド国際チェロ・コンクールで優勝を勝ち取るなどイギリスのトップ・チェリストの1人として、国際舞台での演奏活動やニンバス(Nimbus)を中心としたレコーディングに取り組み続ける名手ラファエル・ウォルフィッシュ。
 最近は近現代作品の演奏にも力を注いでおり、新たなレコーディングもプロコフィエフ&シチェドリンという濃厚なプログラミング。
 シモン・オーヴァーの提唱でオーディションを勝抜いた若き有能な演奏家たちにより2002年に結成されたサウスバンク・シンフォニアの若きパワーのサポートに支えられたウォルフィッシュが熱演を繰り広げている。ちなみにここに収録されている「5つのメロディ」はヴァイオリンとピアノのために書かれた作品であり、第2曲は作曲者自身、第1曲&第3曲〜第5曲をシチェドリンが「チェロと管弦楽」という編成にアレンジ。このヴァージョンでの録音はこのウォルフィッシュ盤が世界初録音となる。

 2007年7月1日〜2日の録音。
NI 5806
\2400→\2190
ツェムリンスキー:
 3つの小品、チェロ・ソナタ イ短調(世界初録音)/
カール・ゴルトマルク(1830−1915):チェロ・ソナタOp.39/
コルンゴルト:
 ピエロの踊りの歌、組曲《空騒ぎ》Op.11より 4つの小品、幻想即興曲
ラファエル・ウォルフィッシュ(Vc)、
ジョン・ヨーク(P)

 24歳で「ガスパール・カサド国際チェロ・コンクールを制覇するなど、イギリス随一のチェロ奏者として世界に名高い名手ウォルフィッシュ。ピアティゴルスキー直伝の実力は国際的な評価を獲得するなど、その活動はコンサートやレコーディングなど多岐にわたっている。2006年5月に収録された最新録音はナチスの迫害を受けたユダヤ系作曲家たちの作品集。その中でも約30分の演奏時間を要するツェムリンスキーのチェロ・ソナタは今回の録音が世界初となる注目の音源!
 気心知れたピアニスト、ジョン・ヨークとのコンビで風格漂う充実の演奏を聴かせてくれる。

 2006年5月30日&31日の録音。
NI 5763
\2400→\2190
ブリッジ(1879 − 1941):悲劇的協奏曲《オレーション》
エルガー:チェロ協奏曲ホ短調op.85
ホルスト:インヴォケーション(祈り)
ラファエル・ウォルフィッシュ(Vc)、
リチャード・ディッキンス指揮、
ロイヤル・リヴァプール・フィル

 20 世紀初期に作曲されたチェロと管弦楽のためのイギリス音楽集。
 ブリッジが1930 年に作曲した《オレーション》は、8 楽章から成る曲でチェロとオーケストラによる悲哀に満ちたメロディが印象的な作品。《インヴォケーション》は1911 年に作曲されたホルスト唯一のチェロとオーケストラの作品。エルガーの《チェロ協奏曲》は、イギリスを代表するチェロ協奏曲としておなじみの作品。
 名手ウォルフィッシュがその高い技巧と豊かな音楽性で奏でるこのCD はイギリス音楽ファン必聴盤。

 2005 年の録音。
NI 5741/2
(2CD-R )
\3600→¥3290
ベートーヴェン:《チェロ・ソナタ全曲》
 チェロ・ソナタ第1 番〜第5 番/
 ヘンデルの《マカベウスのユダ》の
  〈見よ勇者は帰る〉の主題による12 の変奏曲ト長調WoO.45 /
 モーツァルトの《魔笛》の
  〈娘か女か〉の主題による12 の変奏曲ヘ長調op.66 /
 モーツァルトの《魔笛》の
  〈恋を知る男たちは〉の主題による7 つの変奏曲 変ホ長調
ラファエル・ウォルフィッシュ(Vc)、
ジョン・ヨーク(P)

 イギリスを代表するチェロの名手、ウォルフィッシュによる初のベートーヴェン:チェロ・ソナタ全集。
 1953 年、ロンドン生まれのウォルフィッシュは音楽一家に育ち、チェロをあのピアティゴルスキーに師事。その後、ハイフェッツを初めとするそうそうたるメンバーと室内楽を演奏するなど、その驚異的な技巧と類まれな音楽センスはヨーロッパで大評判となった。24 歳で‘ ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール’ で優勝。その後ロンドン交響楽団をはじめとする名オーケストラとの共演、ソロ公演などその活動は多岐にわたる。
 録音はChandos、Hyperion から魅力ある作品を次々と発売し、国際的評価を得ている。
 このベートーヴェンにおいてもその驚異的な技巧と豊かなフレージング、艶やかな弦の響きはますます冴え渡っており、チェロの巨匠ともいうべき風格ある演奏を繰り広げている。
 ピアノ奏者のジョン・ヨークも‘ ドビュッシー国際コンクール’ などをはじめ、栄誉ある賞を多数受賞している実力者。

 2004 年の録音。







NIMBUS ALLIANCE


NI 6342
(2CD-R/特別価格)
\3800
フランス・オルガン音楽の黄金時代Vol.5
 ド・グリニー:オルガン曲集第1巻
デイヴィッド・ポンスフォード(オルガン)

 主にルイ14世の統治下からフランス革命まで、フランスにおけるオルガン音楽の黄金時代に作曲された秀作を発掘するシリーズの第5集。
 ニコラ・ド・グリニー(1672−1703)のオルガン曲集第1巻は、フランス、サルラ大聖堂のジャン=フランソワ・レピーヌ&ベルトラン・カティオのヒストリカル・オルガン(1752年製作/2005年修復)による演奏。

 ※録音:2016年5月9日−12日、サルラ大聖堂(フランス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




PAVANE



ADW 7584
\2600
ブリティッシュ・レジェンズ 〜
 ブリス、エルガー、ケリー、ヴォーン・ウィリアムズ:
  弦楽五重奏のための作品集

 フレデリック・セプティマス・ケリー:エレジー、ルパート・ブルックの思い出に
 ヴォーン・ウィリアムズ:イギリス民謡組曲/
 エルガー:弦楽のためのエレジー Op.58
 ブリス:弦楽のための音楽
 ボーナス・トラック 〜
  レノン&マッカートニー:エリナー・リグビー、ミッシェル、愛こそはすべて
サン・ジョルジュ弦楽五重奏団   
 2013年にデビューし、2016年にはベルギーの若手アンサンブルのためのコンクール "スーパーノヴァ(Supernova)"で受賞したベルギーの若き弦楽五重奏団。
 デビュー・アルバムとなる「ブリティッシュ・レジェンズ」は、エルガーやヴォーン・ウィリアムズの名作から、アーサー・ブリス、そしてフレデリック・セプティマス・ケリーといったレア・レパートリーまで、第1次大戦期の4人のイギリスの作曲家たちの作品を取り上げています。
 ボーナス・トラックとして、ビートルズの3曲も収録。

 録音:2016年6月、ブルージュ・コンセルトヘボウ(ベルギー)
 

ADW 7581
\2600
サン=レミ=ド=プロヴァンスのグランド・オルガンVol.2
 リスト:BACHの名による前奏曲とフーガ
 メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第6番 Op.65-6
 ウィドール:オルガン交響曲第5番 Op.42-1による変奏曲
 フランク:前奏曲、フーガと変奏曲
 デュリュフレ:「来たれ創り主なる聖霊」によるコラール変奏曲 Op.4
 アラン:クレマン・ジャヌカンの主題による変奏曲
 デュプレ:クリスマスの歌による変奏曲 Op.20
ジャン=ピエール・ルコウディ(オルガン)

 1977年から1983年にかけてパスカル・コワランによって修復が施されたサン=レミ=ド=プロヴァンスのグランド・オルガン・サウンドで聴くオルガン名作集。
 リュリ、J.S.バッハ、ベートーヴェン、C.P.E.バッハなど17〜18世紀の傑作を収録した第1集(ADW 7580)に続き、第2集ではリスト、メンデルスゾーン、ウィドール、フランクから、モーリス・デュリュフレ、ジャン・アラン、マルセル・デュプレまで、19世紀〜20世紀のオルガン名曲を披露。




GENUIN


GEN 17475
\2300
2017年第15回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール優勝!
 ソヌ・イェゴン「クロッシング・スフィアーズ」
 〜ベートーヴェン、ショパン、リスト&チャイコフスキー

  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調Op.109
  ショパン:24の前奏曲Op.28
  リスト:パガニーニによる大練習曲 S.141 より
   “第3番「ラ・カンパネラ」”
  チャイコフスキー:四季 より“10月「秋の歌」”
  リスト:コンソレーション第3番S.172
ソヌ・イェゴン(ピアノ)
 2017年第15回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール優勝!ソヌ・イェゴンのライヴ・アルバム!

 録音:2016 年10 月28 日 Kursaal Bad Cannstatt、ドイツ(ライヴ)、71’32

 4 年に一度開催されるヴァン・クライバーン国際コンクール。前々回の2009 年は辻井信行が優勝し話題になりました。
 2017 年第15 回の今回(5/25〜6/10 開催)は、2012 年ウィリアム・カペル国際ピアノ・コンクールや第5 回仙台国際音楽コンクールで優勝を果たすなど、注目の高いピアニスト、1989 年韓国生まれの新星ソヌ・イェゴンが優勝しました!
 韓国人としては初の優勝!彼はカーティス音楽院やジュリアード音楽院で学び、マネス音楽院にてリチャード・グードに師事。落ち着いた安定感のある緻密で丁寧な演奏で、優しいタッチのベートーヴェン、キレのあるテクニックが発揮された“ラ・カンパネラ”など、ヴァリエーション豊かな演奏に引き込まれます。
 このアルバムは2016 年ドイツでのリサイタルのライヴ録音。ヴァン・クライバーン国際コンクールを優勝したその実力が垣間見れるアルバムです。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS



ALT 356/7
(2CD)
\4000→\3690
1965年、伝説のスラブ・オペラ、「エフゲニー・オネーギン」が登場!
 スラブ歌劇 来日公演
  ミラン・ホルヴァート(指揮)NHK交響楽団

   チャイコフスキー:歌劇『エフゲニー・オネーギン』Op.24
ミルカ・ベルタペレ(ラーリナ:メゾソプラノ)、
ミルカ・クラリッチ(タチヤーナ:ソプラノ)、
マイダ・ラディッチ(オリガ:メゾソプラノ)、
バデマ・ソコロヴィチ(フィリッピエーヴナ:アルト)、
ウラジーミル・ルジャック(エフゲニー・オネーギン:バリトン)、
ルドルフ・フランツル(レンスキー:テノール)、
トミスラヴ・ネラリッチ(グレーミン公爵:バス)、
トゥゴミール・アラウポヴィチ(隊長:バリトン)、
グレゴール・ラーデヴ(ザレツキー:バス)、
フラーニョ・パウリック(トリケ:テノール)、
ダミール・ジャルコ(テノール独唱)、
ミラン・ホルヴァート(指揮)
NHK交響楽団、
ザグレブ国立歌劇場合唱団  
 録音:1965年9月19日/東京文化会館(NHKによる実況録音、ステレオ)/68’17’’、75’30’’、国内プレス、ステレオ、日本語帯・解説付

 戦後、日本オペラ受容史に大きな衝撃を与えた1965 年の「スラブ・オペラ」公演。
 ロシア・オペラを代表する「ボリス・ゴドゥノフ(ALT-353 で発売中)」「イーゴリ公(ALT-351 で発売中)」「エフゲニー・オネーギン」を本場の骨太な演奏で披露、日本の音楽ファンにその魅力を知らしめました。
 そのトリを飾った「エフゲニー・オネーギン」の音源が日の目を見ました。
 「エフゲニー・オネーギン」自体はそれまでも何度か日本で上演されていましたが、本場の演奏者による声量と表現力に聴衆が魅了されている様がはっきりと伝わってきます。
 タチヤーナ役のクラリッチの清純な声がチャイコフスキーの乙女心を見事に表現、有名な「手紙の場」での長いアリアも、集中力と緊張感を途切らせることなく聴き手をひきこみます。
 ホルヴァートの情感豊かな音楽作りもチャイコフスキーならではの豊富なメロディにたっぷりとひたらせてくれます。音質も良好。


<メジャー・レーベル>
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SONY



8898539363-2
(43CD+DVD)
\16000→\14990

ダニエル・バレンボイム/
 ア・レトロスペクティブ〜ザ・コンプリート・ソニークラシカル・レコーディングズ


【CD1】
 ベルク:1) 室内協奏曲, 2) 3つの管弦楽曲Op.6, 3) アルテンベルク歌曲集Op.4〜
  ダニエル・バレンボイム(ピアノ), サシュコ・ガヴリーロフ(ヴァイオリン),
  ハリーナ・ルコムスカ(ソプラノ),
  ピエール・ブーレーズ(指揮) BBC交響楽団[録音]1967年, ロンドン/
【CD2】
 モーツァルト:
  1) ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219「トルコ風」,
  2) ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218〜
   ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
   ダニエル・バレンボイム(指揮) イギリス室内管弦楽団 [録音]1970年, ロンドン/
【CD3】
 チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36〜
  ダニエル・バレンボイム(指揮)
  ニューヨーク・フィルハーモニック [録音]1971年, ニューヨーク/
【CD4】
 1) モーツァルト: ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調K.364,
 2) カール・シュターミッツ: ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 ニ長調〜
  アイザック・スターン(ヴァイオリン) ピンカス・ズーカーマン(ヴィオラ)
  ダニエル・バレンボイム(指揮) イギリス室内管弦楽団 [録音]1971年, ロンドン/
【CD5】
 エルガー:交響曲第2番 変ホ長調Op.63〜
  ダニエル・バレンボイム(指揮)
  ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1972年, ロンドン/
【CD6】
 エルガー:1) 交響的習作「ファルスタッフ」Op.68, 2) 序曲「コケイン」 (ロンドンの下町で) Op. 40〜
  ダニエル・バレンボイム(指揮)
  ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1973年, ロンドン/
【CD7】
 エルガー:交響曲第1番 変イ長調Op.55〜
  ダニエル・バレンボイム(指揮)
  ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1973年, ロンドン/
【CD8】
 モーツァルト:
  1) ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K.207,
  2) ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216〜
   ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
   ダニエル・バレンボイム(指揮) イギリス室内管弦楽団 [録音]1972年, ロンドン/
【CD9】
 エルガー:
  1) 行進曲「威風堂々」第1-5番Op.39,
  2) 宮廷仮面劇「インドの王冠」Op.66, 3) 帝国行進曲 Op.32〜
   ダニエル・バレンボイム(指揮)
   ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1974年, ロンドン/
【CD10】
 1) モーツァルト:2台のヴァイオリンのためのコンチェルタンテ ハ長調K.190,
 2) プレイエル:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ロ長調Op.29〜
  アイザック・スターン(ヴァイオリン) ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン&ヴィオラ)
  ダニエル・バレンボイム(指揮) イギリス室内管弦楽団 [録音]1973年, ロンドン/
【CD11】
 モーツァルト:
  1) ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調K.211, 2) ロンド ハ長調K.373,
  3) アダージョ ホ長調K.261, 4) ロンド 変ロ長調K.269,〜
   ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
   ダニエル・バレンボイム(指揮) イギリス室内管弦楽団 [録音]1974年, ロンドン/
【CD12】
 1) ロドリーゴ:アランフェス協奏曲,
 2) V=ロボス:ギターと小管弦楽のための協奏曲〜
  ジョン・ウィリアムズ(ギター)
  ダニエル・バレンボイム(指揮) イギリス室内管弦楽団 [録音]1974年, ロンドン/
【CD13】
 エルガー:
  1) 夜の歌 Op.15-1, 2) 朝の歌 Op.15-2,
  3) 弦楽のためのエレジー Op.58, 4) 弦楽のためのセレナード Op.20,
  5) 愛の挨拶Op.12, 6) ファゴットと管弦楽のためのロマンス Op.62,
  7) ローズマリー, 8) カリッシマ, 9) ため息 (ソスピーリ)〜
   ダニエル・バレンボイム(指揮)
   イギリス室内管弦楽団 マーティン・ガット(ファゴット:6)[録音]1972-1974年, ロンドン/
【CD14】
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61  〜
  アイザック・スターン(ヴァイオリン)
  ダニエル・バレンボイム(指揮)ニューヨーク・フィルハーモニック [録音]1975年, ニューヨーク/
【CD15-17】
 ベートーヴェン:
  1) ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15,
  2) ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19,
  3) ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37,
  4) ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.50,
  5) ピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」Op.73,  〜
   アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
   ダニエル・バレンボイム(指揮)
   ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1975年, ロンドン/
【CD18】
 1) ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲,
 2) シャブリエ:狂詩曲「スペイン」,
 3) ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲,
 4) イベール:寄港地,〜
   ダニエル・バレンボイム(指揮) パリ管弦楽団 [録音]1975年, パリ/
【CD19】
 エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調Op.61  〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
  ダニエル・バレンボイム(指揮)
  ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1976年, ロンドン/
【CD20】
 エルガー:
  1) チェロ協奏曲 ホ短調Op.85,  〜
   ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ:1)
   ダニエル・バレンボイム(指揮)
   フィラデルフィア管弦楽団 [録音]1970年, フィラデルフィア/
  2) エニグマ変奏曲Op.36,  〜
    ダニエル・バレンボイム(指揮)
    ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1976年, ロンドン/
【CD21】
 ベルリオーズ:テ・デウム Op.22,  〜
  ジャン・デュピュイ(テノール)
  ダニエル・バレンボイム(指揮)パリ管弦楽団&合唱団 [録音]1976年, パリ/
【CD22】
 ベルリオーズ:イタリアのハロルド Op.16,  〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)
  ダニエル・バレンボイム(指揮)パリ管弦楽団 [録音]1976年, パリ/
【CD23】
 1) サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調Op.61,
 2) ショーソン:詩曲 Op.25,
 3) フォーレ:子守歌Op.16,  〜
  アイザック・スターン(ヴァイオリン)
  ダニエル・バレンボイム(指揮)パリ管弦楽団 [録音]1976年, パリ/
【CD24】
 ベルリオーズ:
  1) 歌劇『トロイの人々』より「王の狩りと嵐」,
  2) 劇的交響曲「ロメオとジュリエット」からの組曲
   〜 ダニエル・バレンボイム(指揮)パリ管弦楽団 [録音]1976年, パリ/
【CD25】
 R.シュトラウス:1) オーボエ協奏曲 ニ長調, 2) 組曲「町人貴族」Op.60,
  〜 ニール・ブラック(オーボエ:1),
 ダニエル・バレンボイム(指揮) イギリス室内管弦楽団 [録音]1976, 1978年, ロンドン/
【CD26】
 エルガー:1) 歌曲集「海の絵」Op.37, 2) 序曲「南国にて」Op.50,〜
  イヴォンヌ・ミントン(ソプラノ:1),
  ダニエル・バレンボイム(指揮) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1976年, ロンドン/
【CD27】
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調Op.83,
  〜 ダニエル・バレンボイム(ピアノ),
  ズービン・メータ(指揮) ニューヨーク・フィルハーモニック [録音]1979年, ニューヨーク/
【CD28】
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調Op.15,
  〜 ダニエル・バレンボイム(ピアノ),
    ズービン・メータ(指揮) ニューヨーク・フィルハーモニック [録音]1979年, ニューヨーク/
【CD29】
 シェーンベルク:交響詩「ペレアスとメリザンド」 Op.5,
  〜 ダニエル・バレンボイム(指揮)パリ管弦楽団 [録音]1977年, パリ/
【CD30】
 1) ベルリオーズ:幻想交響曲 Op.14,
  〜 ダニエル・バレンボイム(指揮)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1984年, ベルリン,
 2) R.シュトラウス:ブルレスケ ニ短調
   〜 ダニエル・バレンボイム(ピアノ),
    ズービン・メータ(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1985年, ベルリン
【CD31】
 シューベルト:
  1) 交響曲第2番 変ロ長調D.125, 2) 交響曲第8番 ロ短調D.759「未完成」,
   〜 ダニエル・バレンボイム(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1984年, ベルリン,
【CD32】
 シューベルト:1) 交響曲第3番 ニ長調D.300, 2) 交響曲第5番 変ロ長調D.485,
   〜 ダニエル・バレンボイム(指揮)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1984年, ベルリン,
【CD33】
 シェーンベルク:月に憑かれたピエロ Op.21,
   〜 ピエール・ブーレーズ(指揮), イヴォンヌ・ミントン(ソプラノ),
    ダニエル・バレンボイム(ピアノ), ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン, ヴィオラ),
    リン・ハレル(チェロ), ミシェル・デボスト(フルート),
    アントニー・ペイ(クラリネット) [録音]1977年, パリ/
【CD34】
 シューベルト:交響曲第9番 ハ長調D.944「ザ・グレート」,
   〜 ダニエル・バレンボイム(指揮)
     ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1985年, ベルリン,
【CD35】
 シューベルト:
  1) 交響曲第1番 ニ長調D.82, 2) ロザムンデD.797(抜粋),
   〜 ダニエル・バレンボイム(指揮)
      ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1986年, ベルリン,
  3) ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲,〜
    ダニエル・バレンボイム(指揮)
    イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1986年, テルアヴィヴ,
【CD36】
 シューベルト:1) 交響曲第4番 ハ短調D.417, 2) 交響曲第6番 ハ長調D.589,
   〜 ダニエル・バレンボイム(指揮)
     ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1986年, ベルリン,
【CD37】
 ベートーヴェン:1) 交響曲第1番ハ長調Op.15, 2) 交響曲第7番イ長調Op.92,
  〜 ダニエル・バレンボイム(指揮)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]1989年, ベルリン,
【CD38】
 マーラー:1) 子供の不思議な角笛, 2) さすらう若者の歌,
   〜 ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン),
   ダニエル・バレンボイム(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
   [録音]1989年, ベルリン,
【CD39-40】
 シューベルト:
  1) ヴァイオリンとピアノのためのソナティナ第1番ニ長調Op.137-1、D.384,
  2) ヴァイオリンとピアノのためのソナティナ第2番イ短調Op.137-2、D.385,
  3) ヴァイオリンとピアノのためのソナティナ第3番ト短調Op.137-3、D.408,
  4) ヴァイオリン・ソナタ イ長調Op.162、D.574,
  5)幻想曲ハ長調Op.159、D.934, 6) 華麗なロンド ロ短調Op.70、D.895,
   〜 アイザック・スターン(ヴァイオリン),
     ダニエル・バレンボイム(ピアノ), [録音]1988年, パリ,
【CD41】
 ブラームス:
  1) ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」,
  2) ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調Op.100,
  3) ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調Op.108,
   〜 イツァーク・パールマン(ヴァイオリン),
     ダニエル・バレンボイム(ピアノ) [録音]1989年, シカゴ,
【CD42-43:ニューイヤー・コンサート2014】
 1) エドゥアルト・シュトラウス:喜歌劇『美しきエレーヌ』によるカドリーユOp.14,
 2) ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『平和の棕櫚』Op.207,
 3) ヨハン・シュトラウス1世:カロリーネ・ギャロップOp.21a,
 4) ヨハン・シュトラウス2世:エジプト行進曲Op.335,
 5) ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『もろびと手をとり』Op.443,
 6) ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル『恋と踊りに夢中』Op.393,
 7) ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇『くるまば草』序曲,
 8) ヨハン・シュトラウス2世:ギャロップ『ことこと回れ』Op.466,
 9) ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『ウィーンの森の物語』Op.325,
 10) ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:ポルカ・フランセーズ『大好きな人』Op.1,
 11) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『花束』Op.188,
 12) リヒャルト・シュトラウス:歌劇『カプリッチョ』から間奏曲「月光の音楽」,
 13) ヨーゼフ・ランナー:ワルツ『ロマンティックな人々』Op.167,
 14) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『からかい』Op.262,
 15) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『害のないいたずら』Op.98,
 16) レオ・ドリーブ:バレエ『シルヴィア』から「ピツィカート」,
 17) ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『ディナミーデン』Op.173,
 18) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『憂いもなく』Op.271,
 19) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『カリエール(馬の疾走)』Op.200,
 20) (新年の挨拶),
 21) ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』Op.314,
 22) ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228,
   〜 ダニエル・バレンボイム(指揮)
     ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 [録音]2014年1月1日, ウィーン,
【DVD1】
 1) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15,
 2) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330より第2楽章,
 3) インタビュー&「ベルリンの壁」の歴史,
 4) ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調 Op.92,
 5) モーツァルト:歌劇『コジ・ファン・トゥッテ』序曲,
  〜 ダニエル・バレンボイム(指揮&ピアノ)
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 [収録]1989年11月12日, ベルリン,
【DVD2】
 ブラームス:
  1) ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調Op.78「雨の歌」,
  2) ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調Op.100,
  3) ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調Op.108,
  4) ホルン三重奏曲 変ホ長調Op.40,
   〜 イツァーク・パールマン(ヴァイオリン),
    ダニエル・バレンボイム(ピアノ),
     デール・クレヴェンジャー(ホルン:4)[収録]1989年, シカゴ,
【DVD3:ニューイヤー・コンサート2014】
 1) エドゥアルト・シュトラウス:喜歌劇『美しきエレーヌ』によるカドリーユOp.14,
 2) ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『平和の棕櫚』Op.207,
 3) ヨハン・シュトラウス1世:カロリーネ・ギャロップOp.21a,
 4) ヨハン・シュトラウス2世:エジプト行進曲Op.335,
 5) ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『もろびと手をとり』Op.443,
 6) ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル『恋と踊りに夢中』Op.393,
 7) ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇『くるまば草』序曲,
 8) ヨハン・シュトラウス2世:ギャロップ『ことこと回れ』Op.466,
 9) ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『ウィーンの森の物語』Op.325,
 10) ヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世:ポルカ・フランセーズ『大好きな人』Op.1,
 11) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『花束』Op.188,
 12) リヒャルト・シュトラウス:歌劇『カプリッチョ』から間奏曲「月光の音楽」,
 13) ヨーゼフ・ランナー:ワルツ『ロマンティックな人々』Op.167,
 14) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『からかい』Op.262,
 15) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『害のないいたずら』Op.98,
 16) レオ・ドリーブ:バレエ『シルヴィア』から「ピツィカート」,
 17) ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『ディナミーデン』Op.173,
 18) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『憂いもなく』Op.271,
 19) ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『カリエール(馬の疾走)』Op.200,
 20) (新年の挨拶),
 21) ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』Op.314,
 22) ヨハン・シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228,
   〜 ダニエル・バレンボイム(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    [収録]2014年1月1日, ウィーン,

 現代に生きる鬼才にして巨匠、ダニエル・バレンボイムの75歳を記念して(2017年11月15日)、彼がコロンビア〜CBS〜ソニー・クラシカルに残した全録音をCD43枚+DVD3枚に集大成したボックス・セットが登場します。

 バレンボイムはピアニスト、指揮者として、これまでにほぼすべてのメジャー・レーベルから膨大な録音をリリースしてきていますが、ソニー・クラシカル(旧コロンビア〜CBSおよびRCA REDSEAL)への録音には他レーベルにはないいくつもの特徴があります。



 1960年代〜イギリス室内管とのモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集

 ダニエル・バレンボイムが録音を開始したのは1955年のこと。しかし本格的な録音プロジェクトがスタートしたのは1960年代になってからで、まずウェストミンスター・レーベルで、続いてEMIでピアニストとしての継続的な録音が開始されました。特に1965年に始まるイギリス室内管弦楽団との密接な関係はピアノ協奏曲を始めとするモーツァルト作品の網羅的な録音が行なわれましたが、バレンボイムが初めてコロンビア・レコードに録音するのはこの時期で、ピンカス・ズーカーマンとのモーツァルトのヴァイオリン協奏曲全集の指揮者として登場。イギリス室内管とはロドリーゴ、R.シュトラウスの協奏的作品も録音しています。同じころにブーレーズの指揮でベルク「室内協奏曲」の録音にピアニストとしても参加しています。

 1970年代その1〜ロンドン・フィルとのエルガー・チクルス

 1970年代前半には交響曲2曲のほか、「エニグマ変奏曲」や「威風堂々全曲」をはじめ、名作「海の絵」まで含む、ロンドン・フィルとのエルガーの主要オーケストラ作品を録音し、「隠れエルガリアン」としてのバレンボイムの姿が浮かび上がります。フィラデルフィア管弦楽団を指揮して当時の夫人ジャクリーヌ・デュ・プレと共演したチェロ協奏曲のライヴ録音もその延長線上でレコード化されました。同世代の非英国人の音楽家で、ここまでエルガーの音楽に肩入れしているのはバレンボイムぐらいなもの。
 現在バレンボイムはベルリン・シュターツカペレとエルガー作品の録音に取り組んでいますが、その布石が若き日のこのロンドン・フィルとの一連の録音にあるといえるでしょう。

 1970年代その2〜ルービンシュタインとのベートーヴェン全集

 そしてロンドン・フィルとの名演は1975年の巨匠アルトゥール・ルービンシュタイン3度目のベートーヴェンのピアノ協奏曲全集での、スケールの大きな音楽作りに結実します。最新熟期のルービンシュタインの気力充実した極大のピアニズムに引けを取らない、オーケストラの深みのある鳴らしっぷりはバレンボイムの指揮者としての新境地を感じさせるもので、ピアニストとしてこれら5曲をクレンペラーという大指揮者と録音したバレンボイムが今度は指揮者として、やはり大巨匠のルービンシュタインと同じ5曲を録音した、という点でも大きな話題となりました。
 また同時期に録音されたニューヨーク・フィルとのデビュー録音となったチャイコフスキーの交響曲第4番は、フルトヴェングラーの絶頂期を思わせるドラマティックな音楽作りが特徴で、バレンボイム初期の指揮録音の中でも傑出した名演にもかかわらず、話題にならないのが不思議なほどです。

 1970年代その3〜パリ管弦楽団とのフランス音楽名演集

 これらと同時期に、音楽監督をつとめていたパリ管弦楽団とは、ベルリオーズを始めとするフランス音楽のエッセンスともいえる作品の名演が記録されています。現在のところ唯一の録音である「テ・デウム」や「イタリアのハロルド」、「トロイ人」の「王の嵐と狩」など、ドイツ・グラモフォンでのベルリオーズ・チクルスでは録音されなかった作品が聴けるのもソニー・クラシカル音源ならではといえるでしょう。火照るようなロマンティシズムが溢れ出てくるシェーンベルク「ペレアスとメリザンド」も、冷徹なギーレンらとの解釈とは対極にある個性的な名演です。

 1980年代〜カラヤン時代のベルリン・フィルとのベルリオーズ幻想、シューベルト全集

 デジタル時代の1984年からは、新生ソニー・クラシカルの一大プロジェクト、ベルリン・フィルとの録音プロジェクトがスタートしました。
 ベルリン・フィルが当時まだ存命だったカラヤン以外の指揮者と録音するのは極めて例外的なことでしたが、バレンボイムはベルリオーズの幻想交響曲とF=ディースカウとのマーラー歌曲集を皮切りに、シューベルトの交響曲全集という記念碑的録音を打ち立てています。またベルリンの壁崩壊後の記念碑的なコンサートでのベートーヴェンの交響曲第7番とピアノ協奏曲第1番も歴史を音として刻み込んだ重みを持っています(コンサート全曲を収録したDVDもこのボックスに含まれています)。

 2014年のウィーン・フィルとのニューイヤー・コンサートが早くも収録

  バレンボイムにとっては2度目の登場となった2014年のウィーン・フィルとの「ニューイヤー・コンサート」がCDのみならず映像としても収録されています。


 ピアニストとしての録音も豊富

   ピアニストとしての録音では、メータ/ニューヨーク・フィルとのブラームスのピアノ協奏曲2曲、メータ/ベルリン・フィルとのシュトラウス「ブルレスケ」(いずれもバレンボイム唯一の録音)のほか、パールマンとのブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲(同内容のDVDも収録)、スターンとのシューベルトのヴァイオリン作品全曲、ブーレーズ指揮のベルク「室内協奏曲」、シェーンベルク「月に憑かれたピエロ」が含まれています。


 全てオリジナルLP/CDジャケット・デザインによる紙ジャケット仕様。CD化されている音源に関しては、それぞれの曲について最新・最良のリマスター音源を使用。LP7枚分が世界初CD化です。
 DVDは1989年のベルリンの壁崩壊直後のベルリン・フィルとのベートーヴェン・プロによるコンサート、パールマンおよびクレヴェンジャーとのブラームスの室内楽コンサート、そして2014年のウィーン・フィルとのニューイヤー・コンサートの3枚です。  

  ・アメリカ盤初出LP/CDデザインによる紙ジャケット仕様
  ・ハードカヴァー別冊解説書付き
  ・収納用クラムシェルボックス
  サイズ: 横 15.9 cm x 縦 13.5 cm x 高さ 13.3 cm  重量: 1.7 kg





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RCA



8898545385-2
\2600→\2390
通常CDで登場
 「今聴いても納得できる演奏」
  パーヴォ・ヤルヴィ&ドイツ・カンマーフィル/
   ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン、
クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)、
ペトラ・ラング(アルト)、
クラウス・フローリアン・フォークト(テノール)、
マティアス・ゲルネ(バリトン)、
ドイツ・カンマーコーア

 パーヴォとドイツ・カンマーフィルの世界的名声を決定づけた歴史的な《第9》、通常CDで登場。

 世界的に高く評価されているパーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルの「ベートーヴェン:交響曲全集」の最終巻とて、2009年に発売された《第9》の通常CDでの登場です。

 2004年に始まった全集録音の掉尾を飾ったということだけでなく、《第9》という重要作だっただけに、録音は慎重を期して行なわれました。
 まず2008年夏のボン・ベートーヴェンフェストのオープニングでこの曲を取り上げた際に、まず第3楽章までが録音され、その後、2008年12月にブレーメンとドイツ国内のツアーで再度「第9」を取り上げた際に第4楽章が録音されましたが、この時は声楽が入る前のレチタティーヴォの部分を収録するのにほぼ2セッションをかけてじっくりとし上げています。

 パーヴォとドイツ・カンマーフィルが初めてこの交響曲を取り上げたのは2005年9月。その後、横浜、カナダ・ラナディエール、ストラスブールでのチクルスや、ブレーメンを初めとするドイツ国内での演奏を重ねてようやく獲得した成果がこの録音に結実した形でした。
 第4楽章の要となる声楽陣も、バリトンのゲルネ、テノールのフォークトを初めとする旬の独唱者、2001年に創設されたドイツ・カンマーコーア(各パート11/10/8/12=41人)を擁し、世界標準となるべきハイスタンダードの「第9」が完成したのです。

 ベーレンライター新原典版を使用し、第2楽章主部の繰り返しを入れて64分という快速のテンポでパーヴォが描き出す「第9」の世界対向配置、ヴィブラートを抑えた弦など、トランペット以外は基本的にモダン楽器を使いながらも時代様式を取り入れたアグレッシヴな演奏が身上のドイツ・カンマーフィルの響きは驚くほど透明で、第1・第2ヴァイオリンの絡み合いの妙や、弦楽パートと管楽器との間でのモチーフの受け渡しがくっきりと聴き取れます。また、要所で打ち込まれるティンパニのドラマティックな効果も見事。さらに、第2楽章のトリオや第4楽章の行進曲などで、作品に込められたユーモアがふと浮かび上がってくるのもパーヴォならではといえるでしょう。

 パーヴォは2015年12月にN響で《第9》を指揮して絶賛を受けましたが、その解釈の素地はこのドイツ・カンマーフィルとの録音時に固まっており、パーヴォ自身も「今聴いても自分として納得できる演奏」と語っています。

 万全を期したレコーディングレコーディングが行なわれたフンクハウス・ナレーパシュトラッセは、べルリンの南東部に、1951年に建立された旧東独時代の国営放送局の広大な敷地内にあるこの録音ホールで、レーグナー時代のベルリン放送交響楽団をはじめとする東ベルリンのオーケストラやアンサンブルの録音が数多く行なわれてきました。
 東西ドイツの統一により、国営放送局としての機能は失われ、半ば廃墟と化していましたが、1990年代から録音ホールとしても使用されるようになり、同じベルリンでもイエス・キリスト教会が長めの残響だとしたら、ここは残響は短めながら、細部を明晰に収録することが可能で、パーヴォとドイツ・カンマーフィルのベートーヴェン演奏に最適。元BMGクラシックスのプロデューサー、フィリップ・トラウゴット、元フィリップスのスタッフが立ち上げたポリヒムニアのエヴァレット・ポーターらによるレコーディング・チームによって、万全の状態で収録されています。

 [録音] 2008年8月22日〜26日(第1楽章〜第3楽章)&12月20日〜22日(第4楽章)、ベルリン、フンクハウス・ケーペニック(現フンクハウス・ナレーパシュトラッセ)




DHM



8898543767-2
\2600
小糸 恵、イル・カント・ディ・オルフェオ /
 17世紀北ドイツのオルガンと合唱のための音楽

 1) フランツ・トゥンダー:プレリュード ト短調(オルガン),
 2) ディートリヒ・ブクステフーデ:
   いざ来ませ、異邦人の救い主よ(オルガン),
 3) ミヒャエル・プレトリウス:いざ来ませ、異邦人の救い主よ(合唱),
 4) ヤコプ・プレトリウス:われらキリストをたたえまつる(オルガン),
 5) ヨアヒム・デッカー:われらキリストをたたえまつる(合唱),
 6) ハインリヒ・シャイデマン:ファンタジア ト長調(オルガン),
 7) ディートリヒ・ブクステフーデ:今ぞわが魂よ主をたたえよ(オルガン),
 8) ヨハン・シュタットルマイアー:幸いなる光よ、三位一体よ(合唱),
 9) ヒエロニムス・プレトリウス:幸いなる光よ、三位一体よ(オルガン),
 10) ヨハン・シュタットルマイアー:幸いなる光よ、三位一体よ(合唱),
 11) ハインリヒ・シャイデマン:
   アレルヤ、ラウデム・ディチーテ・デーオ・ノストロ(オルガン),
 12) ハンス・レーオ・ハスラー:
   アレルヤ、ラウデム・ディチーテ・デーオ・ノストロ(合唱),
 13) ハインリヒ・シャイデマン:ファンタジア ニ短調(オルガン),
 14) ハインリヒ・シャイデマン:プレリュード ニ短調(オルガン),
 15) ザムエル・シャイト:マニフィカト . アンティフォンI(合唱),
 16) マティアス・ヴェックマン:
  マニフィカト2 - その憐れみは代々に限りなく(オルガン),
 17) ザムエル・シャイト:マニフィカト . アンティフォンII(合唱),
 18) 作者不詳:いと高きにある神にのみ栄光あれ(オルガン),
 19) ニコラウス・デチウス:いと高きにある神にのみ栄光あれ(合唱),
 20) ディートリヒ・ブクステフーデ:
    神もしこの時われらと共にいまさずば(オルガン),
 21) ヤコプ・プレトリウス:天にいますわれらの父よ(オルガン),
 22) ヨアヒム・デッカー:天にいますわれらの父よ(合唱),
 23) ゲオルク・ベーム:天にいますわれらの父よ(オルガン),
 24) ハンス・レーオ・ハスラー:天にいますわれらの父よ(合唱),
 25) ゲオルク・ベーム:天にいますわれらの父よ(オルガン),
 26) ディートリヒ・ブクステフーデ:プレリュード イ短調(オルガン),
 27) クロード・グディメル:私は主を愛する(合唱),
 28) ミヒャエル・プレトリウス:私は人を愛す(オルガン),
 29) ミヒャエル・プレトリウス:汝、日と光なるキリスト(合唱),
 30) ヒエロニムス・プレトリウス:汝、日と光なるキリスト(オルガン),
小糸 恵(オルガン),
イル・カント・ディ・オルフェオ
(声楽アンサンブル),

 世界の名匠と敬われる大オルガニスト、小糸恵のドイツ・ハルモニア・ムンディへの録音です。
 小糸は京都に生まれ、スイス在住でローザンヌ音楽院の教授も務める世界的オルガニスト。数々の国際オルガンコンクールの審査員としても招待されており、1997年にはスイスのローザンヌにてバッハ音楽祭(バロック・アカデミー)を創立し、初年度から芸術監督として音楽文化の普及に広く寄与してきています。
 バロックから現代まで幅広いレパートリーを持っていますが(最初のころは作曲も行っていました)、とりわけバッハとバッハ以前の歴史的オルガン作品には定評があり、どの演奏も高い評価を得てきています。
 ここ数年はスイスのクラーヴェス・レーベルからバッハ名オルガン作品集やブクステフーデなど作品集をリリースしています。
 来日公演は少ないですが、最近では2013年と2015年に来日演奏を行っており、高い評価を得ています。
 今回のアルバムは、17世紀の北ドイツ・オルガン楽派の作曲家らによるコラールなどを元にしたオルガン作品とコラール作品を集めたものです。特にハンブルクは、1529年に宗教改革を受け入れ、ブクステフーデ、シャイデマン、プレトリウス一族、他の芸術家たちが築いた繁栄はそのままテレマンへと受け継がれていきました。特にルターの旋律を元にしたコラール、そしてその旋律を幾多にも技法を組み合わせたオルガン作品には、シンプルで美しいメロディと伝統と宗教の重みが感じられます。小糸恵は、1994年に修復された、シェーラー兄弟による1624年製の歴史的オルガンを使用。そしてミラノで結成され、ルネッサンスから初期古典派の合唱作品の解釈で高い評価を得ている声楽アンサンブル「イル・カント・ディ・オルフェオ」が、この時代の宗教的意味を深く解釈し、見事に演奏を行った好企画盤といえましょう。

 【録音】2016年10月、ドイツ、タンガーミュンデ、シュテファン教会(オルガン),2017年1月、 イタリア、ミラノ、Sacrestia Monumentale della Chiesa di S. Marco(合唱)




小糸 恵/DHMのアルバム


8884304091-2
\2600
小糸 恵/バッハ以前のオルガン作品集
 1) パッヘルベル:『トッカータ ニ短調』,
 2)パッヘルベル:『シャコンヌ ニ短調』,
 3)ムッファト:『トッカータ第1番』,
 4)パッヘルベル:『ファンタジア ニ長調』,
 5) パッヘルベル:『高き天よりわれは来れり』,
 6) ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャー:『Ricercar pro Festis Pentecostalibus』,
 7)フィッシャー:『シャコンヌ ヘ長調』,
 8)パッヘルベル:『トッカータ ト短調』,
 9)パッヘルベル:『シャッコンヌ ト短調』,
 10)パッヘルベル:『ファンタジア ハ長調』,
 11)パッヘルベル:『トッカータ ハ長調』,
 12)ムッファト:『シャコンヌ ト長調』,
 13) ヨハン・カスパール・ケルル:『パッサカリア ニ短調』,
 14)フローベルガー:『リチェルカーレ ニ短調FbWV.411』,
 15)パッヘルベル:『プレリュード ホ短調』,
 16)パッヘルベル:『フーガ ホ短調』,
 17)フローベルガー:『カンツォン第5番ト長調FbWV.305』,
 18)フィッシャー:『リゴードンと変奏』,
 19)フィッシャー:『パッサカリア ニ短調』,
 20)フローベルガー:『メディテーションFbWV.611a』,
 21)ムッファト:『トッカータ第10番』]
小糸 恵(Org)

 ヨーロッパに根を下ろし活躍している、世界の名匠と言われている大オルガニスト、Kei Koito(小糸 恵)。彼女の待望の最新録音がDHMから登場します。

 ここに収録された作品は、バッハ以前のオルガン作品で、パッヘルベルの作品をメインに、フローベルガー、ムッファト、フィッシャーなど、オルガン史に重要な足跡を残す作品が選ばれています。
 小糸ならではのアーティキュレーションの見事さが披露されていますが、これはヨーロッパで研鑽を積んだ彼女だからこそ表現できる世界であり、そこに西欧の伝統的奏法にはなかった斬新さを取り入れています。それらの絶妙な味わいを、ここで感じることができましょう。

[録音]2014年6月、ドイツ 、ヴォルフェック


8887516362-2
\2600
小糸 恵/バロック・オルガン独奏のためのコンチェルト集
 1) ヘンデル(小糸 恵 編曲):
  『オルガンのための組曲(コンチェルト)』,
 2) ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター:『協奏曲 ロ短調LV.133』
  (ヴィヴァルディの「ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 RV 275」による),
 3) J.S.バッハ:『協奏曲 ト短調BWV.985』
  (テレマンの「ヴァイオリン協奏曲 TWV 51:g1」による),
 4) J.S.バッハ:『協奏曲 ニ長調 BWV 972
  (ヴィヴァルディの「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 230」による)
   より第2楽章ラルゲット,
 5) ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター:『協奏曲 ヘ長調LV.126』
  (アルビノーニの協奏曲による),
 6) ヘンデル(小糸 恵 編曲):『組曲第2番ヘ長調HWV.427』より
  第1楽章アダージョ,
 7) ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター:『協奏曲 イ短調LV.140』
  (トレッリの協奏曲による),
 8)ヴィヴァルディ(フランチェスコ・タシーニ編曲):『ラルゴ ニ短調』
  (「ヴァイオリン協奏曲 イ短調RV.356」の第2楽章),
 9) ヘンデル(ジョン・ウォルシュ編):『オルガン協奏曲 ヘ長調HWV.293』,
 10) ヨハン・ゴットフリート・ヴァルター:『協奏曲 ハ短調LV.136』
  (テレマンの「協奏曲 TWV.52」による)
小糸 恵
(1720年製シュニットガー・オルガン)

 今回のアルバムは、バッハが、ヴィヴァルディやマルチェッロ等のイタリアの音楽家らのヴァイオリン等の独奏楽器と弦楽のための協奏曲を、エルンスト王子の求めに応じて鍵盤楽器ソロ用に編曲したように、J.S.バッハによる編曲した2曲、バッハの従兄でもあったヨハン・ゴットフリート・ヴァルター(1684-1748)が編曲したものを中心に録音したものです。様々なバッハ文献に必ず書いてある「イタリア体験」では、バッハが23〜32歳頃にこれらの編曲を通じてイタリア形式を習得したとされており、また編曲を通してバッハの作曲技法が確立されたとも伝えられています。
 エルンスト王子はヴァルターにもバッハと同様に依頼をしていたと考えられています。また小糸はヘンデルのチェンバロ・ソロの作品も同様に行って組曲風に仕上げたものも収録しています。

 イタリアやフランスの音楽を、バッハやヴァルターに伝えたのが、王子の留学先だったオランダのユトレヒトだということを考え、オランダの教会に残る歴史的オルガンを使用しているのも彼女らしいところでしょう。

 《録音》 2015年7月, オランダ、フローニンゲン、デル・アー教会


<国内盤> 

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若林工房



WKLC-7023
\2480(税込)
コンスタンチン・リフシッツ
 ベートーヴェンの最後の3つのソナタ

  ベートーヴェン:
   ピアノ・ソナタ第30番ホ長調作品109
   ピアノ・ソナタ第31番変イ長調作品110
   ピアノ・ソナタ第32番ハ短調作品111
コンスタンチン・リフシッツ
 (ピアノ…YAMAHA CFX)
 久遠の美をもとめて〜時空を超えてはばたく天才のファンタジー。ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30・31・32番、コンスタンチン・リフシッツ

 録音:2013 年2 月9 日、所沢市民文化センター ミューズ アークホールでのコンサート・ライヴ録音/STEREO / 24-Bit 録音、発売元:若林工房

 世界が注目する才能、コンスタンチン・リフシッツによる2013 年来日公演ライヴ録音——ベートーヴェンの最後の三つのソナタの登場です。
 リフシッツは透徹した美音と圧倒的なテクニックを自在に駆使、まるで宇宙の真理を解き明かすように、怜悧な感性と鋭敏な知性の結びついたユニークな解釈によって、人類の叡智の結晶ともいうべきこれらの傑作に新たな命を吹き込んでいます。
 ロシア・ピアニズムの偉大な伝統を受け継ぐ希代の天才の稀有なるピアニズムをお聞き逃しなく。



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オクタヴィア・レコード



OVCL-00635
(SACD Hybrid)
\3200+税
<インバル&都響 ショスタコーヴィチ・シリーズ第5弾>
 ショスタコーヴィチ:交響曲 第8番 ハ短調 作品65
エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
 インバル&都響による究極のショスタコーヴィチ。
 強靭なる響き、最上級のアンサンブル!
 
好評、インバル&都響のショスタコーヴィチ・シリーズ第5弾アルバムです。圧倒的なパワーと推進力を兼ね備えた、現代のショスタコーヴィチ像と言っても過言ではない当シリーズ。今作でも、同様のアプローチで、聴衆を興奮の坩堝へと導きます。
 インバルの一点の妥協も許さない引き締まったサウンドによって、ショスタコーヴィチの真髄を抉り取ります。東京都交響楽団のライヴとは思えない機能性の高い演奏も聴きものです。強固なアンサンブルとパワー漲る重厚なサウンドをベースに、 インバルが存分にショスタコーヴィチを表現していきます。
 両者の驚くべきクオリティの演奏をお聴き下さい。
  2016年9月20日 東京・サントリーホール にてライヴ収録
 

OVCL-00633
\3000+税
<久石譲 ベートーヴェン・チクルス 第1弾>
 ベートーヴェン:
  交響曲 第1番 ハ長調 作品21
  交響曲 第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」
久石譲(指揮)
ナガノ・チェンバー・オーケストラ
 久石譲の呼びかけの元、トッププレーヤーたちが集まったスーパーオーケストラ!
 渾身のベートーヴェン・チクルスがスタート!
 ベートーヴェンは、ロックだ!

 2016年5月にオープンした長野市芸術館。そのホールを本拠地として新たなオーケストラ、ナガノ・チェンバー・オーケストラが誕生しました。
 音楽監督久石譲の呼び掛けの元、日本のトッププレーヤーが結集してのベートーヴェン・チクルスが開始。 “音楽史の頂点に位置する作品のひとつ”と久石がこよなく愛する「第九」に至るまで、2年で全集完成を目指します。
 久石の純粋なクラシックアルバムはこれまでにも数点発表されていますが、まとまった全集ものに挑むのは初めてです。作曲家ならではの視点で分析する”例えればロックのように“、かつてない現代的なアプローチによる久石譲&NCOのベートーヴェン・チクルス、第1弾です。

 2016年7月16日(第1番)、2017年2月12日(第3番)長野市芸術館 メインホール にてライヴ収録
 


OVCL-00636
\3000+税
豊嶋泰嗣
<モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全曲シリーズVol.1>

 モーツァルト:
  ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調 K.207
  ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K.211
  ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219 「トルコ風」
豊嶋泰嗣 (指揮&ヴァイオリン)
大阪交響楽団
 高貴なるモーツァルトの世界。
 名手、豊嶋泰嗣による美しいヴァイオリンの調べ。
 
 日本を代表する名ヴァイオリニストとして、コンサートマスター、室内楽奏者として活躍する豊嶋泰嗣の久々のソロ・アルバムです。今作では、大阪交響楽団のサポートを得て、弾き振りによるモーツァルトを披露。2016年、2017年の2回のコンサートで、ヴァイオリン協奏曲全集を目指します。
 豊嶋の気品を備えた美しいヴァイオリンの音色が、ホールに響き渡ります。情感にみちた華麗な音楽性、純度の高い表現力。豊嶋の魅力が存分に詰まった内容となっています。また、サポートする大阪交響楽団の見事なアンサンブル、彩り豊かなサウンドも聴きものです。
 現代の名手による華麗なモーツァルトの世界をお楽しみ下さい。

  2016年7月9日、大阪・ザ・シンフォニーホール にてライヴ収録
 

OVCT-00136
\3000+税
シャコンヌ/上原琢矢
 J.S.バッハ:
  イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV807
  主よ、人の望みの喜びよ [編:マイラ・ヘス]
  プレリュードBWV855a [編:シロティ]
  シャコンヌ [編:ブゾーニ]
  羊は安らかに草をはみ[編:ペトリ]
 リスト:バッハの名による前奏曲とフーガ S.529
上原 琢矢(かんばら たくや)(ピアノ)

 王道の選曲に未来が見える!
 2016年第8回安川加壽子記念コンクールは、名ピアニスト安川の没後20年となる記念大会で、出場者も多くを数え、とくに最終のファイナルには稀にみる精鋭が集い、質の高い決戦となりました。そのなかで審査員一致で覇者に選ばれたのが、この上原琢矢です。
 今年19歳の新星は、アルバムの主軸にバッハの名品を置き、最後をリストの大曲で締めくくるという堂々たる正攻法のプログラムを選定。
 沈着な中に若さの鼓動があり、冷静でいながら覇気が横溢するという絶妙のバランス感覚を見せています。「羊は安らかに草をはみ」の柔らかさから、リストでの傑出した技巧まで、このアーティストの光あふれる未来を聞くようなデビュー盤です。

 2016年11月29-30日、2017年3月9日、埼玉・富士見市民文化会館(キラリふじみ) にて収録




ナクソス・ジャパン



NYCB-10030
(20CD)
\10000+税
単売の番号 作曲家/作品
8.555071J
8.555351J
8.555321J
8.555881J
8.555882J
8.555350J
8.557416J
8.555975J
8.557162J
8.557587J
8.557693J
8.557688J
8.557763J
8.557819J
8.557839J
8.557760J
8.557971J
8.557987J
8.570319J
8.570177J
日本管弦楽名曲集:外山雄三/近衛秀麿/芥川也寸志/吉松隆 他
矢代秋雄(1929-1976):ピアノ協奏曲/交響曲
大栗裕(1918-1982):ヴァイオリン協奏曲/大阪俗謡による幻想曲 他
橋本國彦(1904-1949):交響曲 第1番/交響組曲「天女と漁夫」
松平頼則(1907-2001):ピアノとオーケストラのための主題と変奏 他
山田耕筰(1886-1965):交響曲 ヘ長調「かちどきと平和」他
大澤壽人(1907-1953):ピアノ協奏曲 第3番 変イ長調「神風協奏曲」/交響曲第3番
芥川也寸志(1925-1989):交響三章/エローラ交響曲 他
諸井三郎(1903-1977):交響曲 第3番/交響的二楽章 他
伊福部昭(1914-2006):シンフォニア・タプカーラ/SF交響ファンタジー 他
黛敏郎(1929-1997):バレエ音楽「舞楽」/曼荼羅交響曲 他
深井史郎(1907-1959):パロディ的な四楽章/ジャワの唄声
別宮貞雄(1922-2012):交響曲 第1番/第2番
早坂文雄(1914-1955):ピアノ協奏曲/左方の舞と右方の舞
大木正夫(1901-1971):交響曲 第5番「ヒロシマ」/日本狂詩曲
武満徹(1930-1996):鳥は星形の庭に降りる/精霊の庭 他
山田耕筰(1886-1965):長唄交響曲「鶴亀」/明治頌歌
安部幸明(1911-2006):交響曲 第1番/シンフォニエッタ 他
須賀田礒太郎(1907-1952):交響的序曲/双龍交遊之舞 他
大澤壽人(1907-1953):ピアノ協奏曲 第2番/交響曲 第2番

 山田耕筰が日本人最初の交響曲を完成させたのは1912(明治45)年。以来、日本人作曲家の生み出したレパートリーは質量ともに膨大です。ところがそれらは日本の音楽ファンにとって必ずしもスタンダードになっていません。不思議ではないか。その問いかけから「日本作曲家選輯」は2001年にスタートしました。まだ道半ばのつもりですが、大きな区切りになる箱物ができました。嬉しいことです。(片山杜秀(2017.6.19))


 ナクソス屈指の人気シリーズ「日本作曲家選輯」から片山杜秀企画・解説の全作品を20枚組ボックス・セットとして発売。
 20タイトルすべての解説を1冊に収録(260ページ 豪華ブックレット)。 2001年に企画・立案され、2002年に第一弾「日本管弦楽名曲集」が発売された「日本作曲家選輯」シリーズ。 多くの埋もれていた日本人作曲家の作品に光を当て、彼らの作品が世界的にアピールできるクォリティであることを示した意義あるシリーズです。
 NAXOS創立30周年を記念し、片山杜秀氏による詳細な楽曲解説を完全復刻。 20枚組BOX、10,000円(税別)の特別価格として限定発売いたします。

  


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詳しくはどうぞこちらで・・・
NAXOS 「日本作曲家選輯」シリーズ



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レグルス


RGCD‐1042
\2900+税
コルマールのルッカースで聴くバッハの神髄
 J.S. バッハ:トッカータ Ⅰ
  トッカータ ニ短調 BWV913 / ホ短調 BWV914 /
  ト長調 BWV916 / 嬰へ短調 BWV910 、
  平均律クラヴィア曲集 第2巻より第14番 嬰へ短調BWV883、
  ファンタジーとフーガ イ短調 BWV904
家喜 美子(チェンバロ)
楽器:
 ヨハネス・ルッカース、
 1624年、フランス、コルマール、
 ウンターリンデン美術館蔵

 ●前作「インヴェンションとシンフォニア」から3年半ぶりの録音。今回はチェンバロのストラディヴァリウスといわれるリュッカース一族の2代目ヨハネスによるもので、製作後フランスに輸出され、1979年の修復後、同館に収蔵された。
 ●家喜の語るバッハ論は独自の哲学に基づいている。「あくまでも個人的な感覚ですが、バッハは一見ごく普通の家庭人だった。結婚して経済活動をしっかりやって、子供たちの教育に熱心で就職の世話もする。それでも音楽は天上的とも言える高い次元にある。それは彼自身の魂がとてつもない高みにあったからだと思うのです。しかもそれは今も生きていて、ずっと成長し続けている。だから私には、音楽を通して、今のバッハの魂と対話しているという感覚がある。」(那須田 務ライナーノートより)
  録音:2016年10月23日〜27日 フランス、コルマール、ウンターリンデン美術館




シャッツグレーバー


SHZ-IO1
\2500(税込)
「中川京子〜
 J.S.バッハ フランス組曲第3番・第5番
  モーツァルト ピアノソナタ第5番 他」

   J.S.バッハ
    フランス組曲第3番 ロ短調 BWV 814
    フランス組曲第5番 ト長調 BWV 816
   W.A.モーツァルト
    ピアノソナタ第5番 ト長調 K. 283
   F.ショパン
    夜想曲第20番 嬰ハ短調(遺作)
    夜想曲第5番 嬰ヘ長調 Op.15-2
    ワルツ第6番 変ニ長調 Op.64-1「小犬のワルツ」
    マズルカ第5番 変ロ長調 Op.7-1
中川京子(ピアノ)
 昨年9月の新録音で中川京子のCD発売!

 録音:2016 年9 月27 日 富士見市民文化会館キラリふじみ、44‘41 

 中川 京子(ピアノ)
 東京藝術大学卒。第47 回日本音楽コンクールピアノ部門第2 位。1991 年「大阪文化祭賞」本賞受賞。オール・ショパン・プログラムのリサイタル多数。オーケストラとの共演、FM やTV 番組、ヤマハやソニー音楽芸術振興会主催コンサート出演など、各方面にわたり活動中。アドヴァイスレッスン、学校クラスコンサートなど教育指導にも力を注ぐ。
 一般社団法人全日本ピアノ指導者協会正会員、審査員。第1 回ヨーロッパ・ジュニア特別優秀指導者賞受賞。CD「Mozart/Chopin〜中川京子ピアノ・リサイタルより〜」


<映像>

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C MAJOR(映像)

74 3008
(6DVD)
\6400→\5990

レナード・バーンスタイン生誕100周年記念DVDボックス
 DVD1+2(166分) 音声:PCM2.0,DTS5.1/画面:4:3
  シベリウス:
   交響曲第1番ホ短調 op.39/収録:1990年ウィーン、ムジークフェラインザール
   交響曲第2番ニ長調 op.43/収録:1986年ウィーン、ムジークフェラインザール
   交響曲第5番変ホ長調 op.82/収録:1987年ウィーン、コンツェルトハウス
   交響曲第7番ハ長調 op.105/収録:1988年ウィーン、ムジークフェラインザール
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団  レナード・バーンスタイン(指揮)
    映像監督: ハンフリー・バートン

 DVD3(76分) 音声:PCM2.0/画面:16:9/字幕:独仏韓日
  【ドキュメンタリー】
   レナード・バーンスタイン/LARGER THAN LIFE〜偉大なるカリスマ
  【ボーナス】
   インタビュー:グスターヴォ・ドゥダメル、ケント・ナガノ、マリン・オールソップ
    監督:ゲオルク・ヴュボルト プロデューサー:ベルンハルト・フライシャー

 DVD4(86分) 音声:PCM2.0,DTS5.1/画面:4:3
  ドビュッシー:管弦楽曲集
   ・管弦楽のための映像
    【ジーグ/ 春のロンド/ イベリア(街の道から田舎の道から/夜の薫り/祭りの日の朝)】
  ・牧神の午後への前奏曲
  ・交響詩「海」【海上の夜明けから正午まで/波の戯れ/風と海との対話】
     収録:1989 年 ローマ,聖チェチーリア国立音楽院
     レナード・バーンスタイン(指揮) 聖チェチーリア国立音楽院管弦楽団
     監督:ホラント・ホールフェルド

 DVD5(93分) 音声:PCM2.0,DTS5.1/画面:4:3/字幕(ミサ曲): 英独仏西韓中
  ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16 番ヘ長調 op.135(弦楽合奏版)
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団  レナード・バーンスタイン(指揮)
    収録:1989年ウィーン、ムジークフェラインザール
  ハイドン:ミサ曲第7 番ハ長調 Hob.XXII:9『戦時のミサ』
    ジュディス・ブレゲン(ソプラノ) ブリギッテ・ファスベンダー(アルト)
    クラエス・アーカン・アーンシェ(テノール) ハンス・ゾーティン(バス)
    バイエルン放送交響楽団& 合唱団  レナード・バーンスタイン(指揮)
    収録:1984年ドイツ、オットーボイレン大聖堂バジリカ教会

 DVD6(113分) 音声:PCM2.0,DTS5.1/画面:16:9
  タングルウッド音楽祭創立75周年記念ガラ・コンサート
   1. コープランド:庶民のファンファーレ
   2. バーンスタイン:『オン・ザ・タウン』より3 つのダンス・エピソード
    【I.ザ・グレート・ラヴァー、II.ロンリー・タウン:パ・ドゥ・ドゥ、III.タイムズ・スクウェア】
   3. ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック
    【I.虹の彼方に(アーレン/ハーバーグ)、II.Shall We Dance? (ロジャーズ/ハマースタイン)、
     III.オール・マン・リヴァー(カーン/ハマースタイン)】
   4. ハイドン:ピアノ協奏曲ニ長調〜第2楽章、第3楽章
   5. チャイコフスキー:チェロと弦楽のための『アンダンテ・カンタービレ』
   6. サラサーテ:ヴァイオリンと管弦楽のための『カルメン幻想曲』
   7. ラヴェル:ラ・ヴァルス
   8. ベートーヴェン:幻想曲ハ短調 Op.80『合唱幻想曲』
    アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン:6) ヨーヨー・マ(チェロ:5)
    ピーター・ゼルキン(ピアノ:8) エマニュエル・アックス(ピアノ:4)
    ジェームズ・テイラー(ヴォーカル:3) タングルウッド音楽祭合唱団(8)
    ボストン・ポップス管弦楽団(1,2,3) タングルウッド音楽センター・オーケストラ(4,5,6)
    ボストン交響楽団(7,8) キース・ロックハート(指揮:1,2)
    ジョン・ウィリアムズ(指揮:3) ステファン・アズベリー(指揮:4)
    アンドリス・ネルソンス(指揮:6,7) デイヴィッド・ジンマン(指揮:8)
    収録:2012年7月14日タングルウッド、クーセヴィツキー・ミュージック・シェド(ライヴ)


 特典映像:タングルウッド音楽祭の歴史、タングルウッドのジョン・ウィリアムズ
 限定BOXセット。バーンスタイン生誕100周年記念。
 指揮者、作曲家、教育者、様々な顔をもつバーンスタインの人物像に触れるDVD ボックスの登場

 NTSC、Region All、533分、限定BOX

 20 世紀の偉大な指揮者の一人レナード・バーンスタインは1918 年8 月25 日アメリカ、マサチューセッツ州生まれ。2018 年は生誕100 年という記念すべき年となります。
 それに先立ち、ユニテルの映像を多くリリースするC MAJOR からバーンスタインの6 枚組DVD ボックスが発売されます。指揮者、作曲者、そして教育者としても大きな業績を残したまさに万能の人物の偉業が詰まっています。権利の関係で流通が途絶えていた貴重な映像も含まれています。
 DVD1 と2 には、バーンスタインは晩年の芸風を反映したウィーン・フィルとのシベリウスが収録されています。通常は北欧の響きを感じさせるシベリウスですが、バーンスタインは熱気を含んだ高いヴォルテージの演奏、さらにウィーン・フィルの濃厚な響きと豊かな表現力で、北欧のオケが奏でるシベリウスとは異なる魅力を聴かせてくれます。またハンフリー・バートンのカメラワークも秀逸。
 DVD3 には、様々な角度からバーンスタインを掘り下げたドキュメンタリー「LARGER THAN LIFE 〜偉大なるカリスマ」を収録。幼少期時代のエピソードを交え、音楽家としてのストイックな姿勢、音楽だけでなく膨大な芸術に関する知識、タングルウッド、マーラー、ウェストサイド・ストーリー、札幌の夏の風物詩となったPMF などバーンスタインとは切っても切り離せない話題、そして共演者ら周囲に対してオープンマインドに接する様子や彼の子供たちジェイミー、アレクサンダー、ニーナが語る父親としての顔など盛りだくさんの内容です。
 そしてDVD4 にはローマの聖チェチーリア国立音楽院で演奏された色彩豊かなドビュッシーの管弦楽曲集。DVD5 にはウィーン・フィルとのベートーヴェンの弦楽四重奏曲第16 番の弦楽合奏版、バイエルン放響とのハイドンの「戦時のミサ」が収録されています。
 DVD6 にはバーンスタイン縁のダングルウッド音楽祭の75 周年を記念したガラ・コンサートのライヴ映像。ボストン響、ボストン・ポップス・オーケストラ、ジョン・ウィリアムズ、ヨーヨー・マ、アンネ=ゾフィー・ムター、アンドリス・ネルソンス、ピーター・ゼルキン、デイヴィッド・ジンマンら豪華メンバーが集まり盛大にコンサートが行われました。


















6/22(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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HUNGAROTON



HCD 32793
\2400→\2190
ディッタ・ローマンが父イムレと共演、
 ラヴェルのヴァイオリン・ソナタをチェロで演奏!

  (1)バルトーク:ラプソディ第1番 Sz.88, BB.94c(10’05”)
  (2)ドビュッシー:チェロ・ソナタ(10’33”)
  (3)ファリャ:7つのスペイン民謡(12’31”)
  (4)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調(17’04”)
  (5)バルトーク:ラプソディ第2番 Sz.89, BB.96a(11’30”)
  (6)バルトーク:ルーマニア民族舞曲 Sz.56,BB.68(5’09”)
 【(3)-(6)イムレ&ディッタ・ローマンによるチェロ&ピアノ編曲版】
ディッタ・ローマン
 ((1)-(3)(5)(6)チェロ/
  (4)5弦チェロ)
イムレ・ローマン(ピアノ)
 麗しきチェリスト、ディッタ・ローマンが父イムレと共演。阿吽の呼吸から生み出される演奏。超絶技巧炸裂!ラヴェルのヴァイオリン・ソナタをなんとチェロで演奏!!

 セッション録音:2016年5月25-28日/ブダペスト、フンガロトン・スタジオ/68’39”

 フンガロトン・レーベルの注目アーティストであるチェロ奏者のディッタ・ローマン。好評を博したバッハの無伴奏組曲(第1 集HCD 32731、第2 集HCD 32732)に続く新譜は父イムレとの共演で、ドビュッシーのチェロ・ソナタを主軸にバルトーク、ファリャ、ラヴェルを収録。父娘ならではの阿吽の呼吸から生み出される演奏は精緻にして迫力に満ちた輝かしさを呈します。
 注目はイムレ&ディッタ編曲によるラヴェルのヴァイオリン・ソナタ ト長調です。この作品では5 弦チェロを使用。終楽章の無窮動のパートも見事なまでの完成度で演奏しております。また、バルトークのルーマニア民族舞曲の編曲も秀逸で、セーケイ編曲の有名なヴァイオリン版ともまた違う新たな魅力に満ちております。
 イヴァン・モニゲッティ、ミクローシュ・ペレーニなど世界的チェリストに師事したディッタ・ローマンはとりわけペレーニの秘蔵っ子として知られ、現在はヨーロッパを中心に活躍しております。
 2012 年にはライプツィヒで行われたバッハ国際コンクールのチェロ部門第2 位受賞し、バッハ弾きとして確固たる地位を築きました。正当的なスタイルで優しく語りかけてくるような女性らしい可憐な演奏が魅力のチェリストです。





C.P.E.バッハのチェロ協奏曲。
https://youtu.be/aTv8eX8OGPM

こういうサロン、いいですよね・・・。



ローマン/旧譜


HCD 32731
\2400→\2190
ディッタ・ローマンによる優美なバッハ無伴奏第1弾
 J.S.バッハ(1685-1750):
  ・無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007
  ・無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV1009
  ・無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV1011
ディッタ・ローマン
 (チェロ;JB Salomon 1770年)
 
 すでに一部では話題になっているディッタ・ローマンによる優美なバッハ無伴奏第1弾

 ペレーニの秘蔵っ子!麗しきチェリスト、ディッタ・ローマンによる優美なバッハ無伴奏第1弾は第1、3、5 番

 録音:2013 年7 月、フンガロトン・スタジオ/DDD、67’18”

 麗しきチェリスト、ディッタ・ローマンによるバッハの無伴奏組曲第1 集(第1、3、5 番)がリリースされます。ディッタ・ローマンは7 歳よりチェロをはじめました。これまでにイヴァン・モニゲッティ、ミクローシュ・ペレーニなど世界的チェリストに師事。とりわけペレーニの秘蔵っ子として知られ、ヨーロッパ各地で演奏会を成功させています。2012 年にはライプツィヒで行われたバッハ国際コンクールのチェロ部門第2 位受賞し、一躍話題となりました。レパートリーは広く、バッハから現代まで様々な作品を演奏しています。
 ローマンのバッハは、優しく語りかけてくるような女性らしい可憐な演奏が魅力です。当演奏ではいわゆるバロック奏法を取り入れ、弓は無駄な力が抜けて柔らかな音色を奏でます。正統的で端正なスタイルの中にも内なる秘めた情熱が演奏に好印象を受けます。今後の活躍も非常に楽しみな演奏者と言えましょう。なお、第2 集(第2、4、6 番)も今秋リリース予定とのことです。



HCD 32732
\2400→\2190
バロック奏法も取り入れた優美なバッハ第2弾!
 J.S.バッハ:
  ・無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV1008(23’26”)
  ・無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV.1010(19’52”)
  ・無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV1012(29’27”)
ディッタ・ローマン
 (チェロ/JB Salomon、1770年製)
 麗しきチェリスト、ディッタ・ローマンによるバロック奏法も取り入れた優美なバッハ第2弾!

 セッション録音:2014 年1 月25-28日/ブダペスト、フンガロトン・スタジオ/DDD、73’04”

 麗しきチェリスト、ディッタ・ローマン。好評のバッハの無伴奏組曲の第1、3、5 番を収めた第1集(HCD 32731)に続き第2、4、6 番を収めた第2 集が早くも登場致します。
 これまでにイヴァン・モニゲッティ、ミクローシュ・ペレーニなど世界的チェリストに師事したローマンはとりわけペレーニの秘蔵っ子として知られ、現在はヨーロッパを中心に活躍しております。2012 年にはライプツィヒで行われたバッハ国際コンクールのチェロ部門第2 位受賞し、バッハ弾きとして確固たる地位を築きました。
 満を持してのバッハ無伴奏全曲録音となりましたが、ローマンは演奏法について研究に研究を重ね、いわゆるバロック奏法を取り入れ、弓は無駄な力が抜けて柔らかな音色を奏でます。端正で正当的なスタイルで優しく語りかけてくるような女性らしい可憐な演奏が魅力です。特に難曲として知られる第6 番。二つの弦で同じ音を交互に同音を弾きリトルネッロ形式で書かれているとても印象的な前奏曲ですがローマンは自身の描いたバッハ演奏を見事に表現しており、組曲の最後にふさわしい名演を聴かせてくれます。第1 集と合わせてお楽しみください。

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HCD 32761/62
(2CD)
\4800→\4390
異才ジョルト・カッロー(ヴァイオリン)
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲(全曲)

 [Disc 1]
  (1)ヴァイオリン協奏曲第1番 変ロ長調K.207(18’40”)
  (2)ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K.211(18’32”)
  (3)ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調K.216(20’33”)
 [Disc 2]
  (4)ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218(21’58”)
  (5)ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219(29’21”)
  (6)アダージョ ホ長調 K.261(6’34”)
  (7)ロンド ハ長調 K.373(6’02”)
  (8)ロンド 変ロ長調K.269(261a)(5’35”)
ジョルト・カッロー(ヴァイオリン)
カペラ・サヴァリア
 (オリジナル楽器使用 a'=430Hz)
ニコラス・マギーガン(指揮)

【カデンツァ;
 (1)-(4)(6)(8)ジョルト・カッロー、
 (5)ニコラス・マギーガン】

 カッロー率いるカペラ・サヴァリアによる快活なテンポで奏でるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲!カッロー、マギーガン作曲のカデンツァにも注目。

 セッション録音:(1)-(3)2016年9月17-19日、(4)-(8)2017年2月3-6日/バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)/Disc 1: 58’04”、Disc 2: 69’45”

 ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。ハイドンのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32771)、J.S. バッハのブランデンブルク協奏曲(HCD 32786)、J.S. バッハのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32749)、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32729)など、リリースが続く中、期待の最新アルバムはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集がリリースされます。
 当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981 年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体です。
 これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、高水準の演奏には定評があります。
 独奏ヴァイオリンはジョルト・カッローです。カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控え、アンサンブルと溶けあうような美しいソロを奏でます。
 このモーツァルトでも非常に見通しのよいクリアな演奏を披露。また、カデンツァはカッロー、マギーガンによるもので非常に興味深い内容となっております。



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 注目はジョルト・カッロー。
 なかなかの人物。






HCD 32794
\2400→\2290
カッロー率いるカペラ・サヴァリアによる
 シューベルト交響曲第5番
  でも指揮はマギーガン

  シューベルト:
   (1)交響曲第5番 変ロ長調 D.485
   (2)ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲 ニ長調 D.345
   (3)ヴァイオリンと弦楽合奏のためのロンド イ長調 D.438
   (4)ポロネーズ 変ロ長調 D.580
ジョルト・カッロー(独奏ヴァイオリン)
カペラ・サヴァリア
 (オリジナル楽器使用 a'=415Hz)
ニコラス・マギーガン(指揮)
 セッション録音:2016年1月22-24日/バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)/57’52”

 ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。ハイドンのヴァイオリン協奏曲(HCD 32771)、J.S. バッハのブランデンブルク協奏曲(HCD 32786)、J.S. バッハのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32749)、ヴィヴァルディなど、積極的なリリースが続く中、期待の最新アル
 当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981 年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体です。
 これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、高水準の演奏には定評があります。
 独奏ヴァイオリンはジョルト・カッローです。カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控え、アンサンブルと溶けあうような美しいソロを奏でます。



 聴きなれた音楽とは違う個性的で一種独特の演奏を聞かせてくれるカペラ・サヴァリア
 今回はシューベルト。しかもファンの多い第5番。
 カッローの超人ぶりも楽しめる協奏的作品もたっぷり。






マギーガンがいない分、カッローが好き放題やっている印象。
カペラ・サヴァリアが元気すぎてうるさくてそこが楽しい。
こういう賑やかなバッハもいい。


HCD 32749
\2400
カペラ・サヴァリアによるバッハのヴァイオリン協奏曲集
 J.S.バッハ:
  (1)ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041
  (2)ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042
  (3)ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052R
  (4)ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV1056R
ジョルト・カッロー(ヴァイオリン)
カペラ・サヴァリア
 (オリジナル楽器使用 a' =415Hz)
 
 セッション録音:2014 年4 月19-20 日/バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ(ハンガリー)/DDD、56’11”

 ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。前作『四季』を含むヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集(HCD32729)に続く最新アルバムはバッハのヴァイオリン協奏曲集です。
 当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981 年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体です。
 これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、高水準の演奏には定評があります。独奏ヴァイオリンは1999 年より当団の指揮も務めるジョルト・カッローです。
 カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控え、アンサンブルと溶けあうような美しいソロを奏でます。

 今回のバッハは付番されているヴァイオリン協奏曲に加え、消失してしまったとされるヴァイオリン協奏曲(BWV1052R とBWV1056R)が収録されております。
 全体的に速めのテンポ設定で非常に見通しのよいクリアな演奏です。




あまり知られていないがマギーガン&カペラ・サヴァリア/ジョルト・カッローはバロック系以外にこんな録音も残している。
そしてピリオド・オケのロマン派コンチェルトorシンフォニー録音がたいてい斬新で型破りなように、この録音もかなり変。
「版」が違うということで何度もずっこけそうになるが、「版」の違いだけじゃなく楽器のバランスが普通と違うので、聞いたこともないような旋律がどこからともなく聞こえてきたりする。
途中で何の曲を聴いていたかわからなくなること請け合い。
刺激的な体験をしたい方に。退屈しません。


CENTAUR
CRC 3287
\2800
マギーガン(指揮)&カペラ・サヴァリア
 メンデルスゾーン:

  ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64(1844年、第1稿)
  交響曲第4番イ長調 Op.90《イタリア》 (1834年、第2稿)
ジョルト・カッロー(ヴァイオリン)
ニコラス・マギーガン(指揮)
カペラ・サヴァリア
 ハンガリーのピリオド・オケとメンデルスゾーンの第1稿!

 メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」の1844年版、第1稿を弾くカッローは、シャンドール・ヴェーグ、エステル・ペレーニに師事し、薫陶を受けたハンガリーのヴァイオリニスト。
 自身がコンサートマスター、音楽監督を務めるハンガリーのピリオド・オーケストラ、カペラ・サヴァリアには、フィルハーモニア・バロック管弦楽団の音楽監督ニコラス・マギーガンを指揮者に迎えるなど気合も十分!
 東欧ハンガリーのピリオド・オーケストラとメンデルスゾーン。ヨーロッパ古楽界の台風の目となるか!?

 ※録音:2012年8月30日−31日&9月1日、バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)





CHANNEL CLASSICS



CCS 40617
\2500
アシュリー・ソロモン
 テレマン:無伴奏フルートのための12のファンタジア
アシュリー・ソロモン(フルート)

 ファンタジア第1番イ長調/ファンタジア第2番イ短調/ファンタジア第3番ロ短調/
 ファンタジア第4番変ロ長調/ファンタジア第5番ハ長調/ファンタジア第6番ニ短調/
 ファンタジア第7番ニ長調/ファンタジア第8番ホ短調/ファンタジア第9番ホ長調/
 ファンタジア第10番嬰ヘ短調/ファンタジア第11番ト長調/ファンタジア第12番ト短調

 アシュリー・ソロモンのソロ・アルバム!3種の貴重な楽器で吹くテレマンの無伴奏!

 ☆フロリレジウムのディレクター、RCMの教授を務める名手、アシュリー・ソロモン!
 ☆久しぶりのソロ・レコーディングは、テレマンの無伴奏ファンタジア!
 ☆磁器、象牙、木、3種の貴重な楽器を使用!

 フロリレジウムのディレクターを務める英国の名フルート奏者、アシュリー・ソロモン。久々のソロ・レコーディングは、バッハと並び無伴奏フルート作品を代表する名作、テレマンの「12のファンタジア」が登場!
 アシュリー・ソロモンはイギリスを代表するフルートとリコーダーの名手であり、英国王立音楽院(RCM)の歴史的演奏部門長(Chair and Head of Historical Performance)とリコーダーの教授を務めています。
 また、初期メンバーにはレイチェル・ポッジャーが在籍していたことでも知られるイギリス有数の古楽アンサンブル「フロリレジウム」の創設メンバーであり、2001年以降はディレクター兼フルート奏者として国際的に活躍しています。
 この録音では、磁器、象牙、木製のそれぞれ素材の違う3種類のフルートを使用。木製のフルートは、現代の名工マルティン・ヴェンナーによるカルロ・パランカc.1750のレプリカ。磁器製と象牙製の2つの楽器は、ロイヤル・コレクション・トラスト(イギリス王室の美術品コレクション)と王立音楽院に所蔵されている18世紀の貴重なオリジナル楽器です。






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MD+G



903-20046
(SACD Hybrid)
\3100→\2890

バッハが「シャコンヌ」に秘めた亡き妻への思い

 《ゲルトルート・シルデ〜J.S.バッハ:シャコンヌとコラール・レファレンス》

 J.S.バッハ:
  1) Auf meinen lieben Got、
  2-5) ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調(BWV 1004)
   (アルマンド/コレント/サラバンド/ジーグ)、
  6) Dein Will gescheh allzeit、7) Befiehl du deine Wege、
  8) Jesu, meine Freude、9) Christ lag in Todesbanden、
  10) Den Tod niemand zwingen kunnt、
  11) シャコンヌ BWV1004、
  12) In meines Herzens Grunde、
  13) Nun lob mein Seel den Herren、14) Wo sol ich fliehen hin、
  15) Jesu, deine Passion、
  16) シャコンヌ(ヴァイオリンとピアノ)(メンデルスゾーン編曲)
ゲルトルート・シルデ(ヴァイオリン)、
ジャン・フィリップ・シュルツェ(ピアノ)、
マリア・ユルゲンセン(指揮)
北ドイツ室内合唱団

 バッハが「シャコンヌ」に秘めた亡き妻に捧げた旋律を解き明かす
 長大な「シャコンヌ」を終曲にもつバッハのヴァイオリン・パルティータ第2番。この「シャコンヌ」には数多くのコラールの旋律が隠されていましたが、それはバッハの最初の死別した妻マリア・バルバラに捧げた墓碑銘であると推測されています。
 このディスクはその隠されたコラールを、ヴァイオリニストのゲルトルート・シルデが北ドイツ室内合唱団とともに明かしてゆくというスリリングな構成になっています。
 さらにシルデは、この「シャコンヌ」を、ジャン・フィリップ・シュルツェとともにメンデルスゾーン編曲のピアノ伴奏版で披露し、この驚きの発見に新たなもう一つの側面も加えて、この華麗な傑作がもたらすリズミカルで心地よい音楽の進行に輝くばかりの新しい光を注いでいます。
 バッハ音楽に精通する指揮者マリア・ユルゲンセンにより、コラールは新鮮で生き生きとした印象を与えられています。

【録音】2016年11月2‐5日、ドイツ、Klosterhaus Marienmunster
 


904-20186
(SACD Hybrid)
\3100
《ヨハン・ブランシャール〜ビゼー:ピアノ作品集》
 ビゼー:
  1) 演奏会用大ワルツOp.1、2) 夜想曲第1番Op.2、
  3) 幻想的な狩り、
  4-9) 無言歌『ラインの歌』
  (第1曲:夜明け/第2曲:出発/第3曲:夢/
   第4曲:ジプシー女/第5曲:打ち明け話/第6曲:帰還)、
  10) 夜想曲ニ長調、11) 演奏会用半音階的変奏曲、
  12-15) 『アルルの女』組曲第1番
   (前奏曲/メヌエット/間奏曲/カリヨン)
ヨハン・ブランシャール(ピアノ)

 ビゼーのピアノ音楽、オペラ以外の新しい魅力に迫る一枚
 ビゼーは『カルメン』で世界的に有名ですが、そのピアノ音楽については今日ではあまり知られていません。とはいえ、ビゼー自身が優秀なピアニストであったこともあり、初期の作品には非常に優れたピアノ作品があります。
 女流作曲家セシル・シャミナードの作品で鮮烈なデビューを果たしたヨハン・ブランシャールがその作品に挑みました。
 16歳で作曲した作品番号1の『演奏会用大ワルツ』、6つの曲からなる無言歌『ラインの歌』など、魅力的な作品が並んでいます。これらの作品があまり演奏されない理由の一つにその技術の難しさがあるとも言われていますが、ブランシャールは見事にそれらの曲を弾ききっています。

 【録音】2016年10月27‐29日、ドイツ、Klosterhaus Marienmunster
  

903-20136
(SACD Hybrid)
\3100
《トリオ・アルバ〜シューベルト:三重奏曲第2番D929&ノットゥルノD897》
 シューベルト:
  1) ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D 929(Op.100)、
  2) アダージョD 897『ノットゥルノ』
トリオ・アルバ
 [リヴィア・セリン(ヴァイオリン)、
  フィリップ・コンプロイ(チェロ)、
  チェンチェン・ツァオ(ピアノ)]

 トリオ・アルバの新アルバムはカップリングの妙が冴える、シューベルトの三重奏曲
 歌心にあふれシューベルトの心の闇も時に感じさせる壮大なピアノ三重奏曲第2番が、トリオ・アルバの新しいレコーディングに選ばれたことは大変喜ばしいことです。
 三重奏曲と同時期に作曲され、このディスクの最後を完璧に締めくくっている『ノットゥルノ』は、三重奏曲にない緩徐楽章の代わりとなっているのかもしれないと思えるほど自然な流れを形作っています。
 トリオ・アルバはグラーツで共に学んだ、ドイツ人ヴァイオリニストのリヴィア・セリン、中国人ピアニストのチェンチェン・ツァオ、オーストリア系イタリア人のチェリスト、フィリップ・コンプロイの3人によって2008年に結成された若手のトリオです。
 定期的に演奏会を開き、世界中の音楽祭で活躍しています。

  【録音】2017年1月14‐16日、ドイツ、Klosterhaus Marienmunster
  

903-20196
(SACD Hybrid)
\3100
《カタリーナ・ルックガーバー〜イムレ・セーチェニ:歌曲集》
 イムレ・セーチェニ(1825-1898):
  1-6) 6つのロマンス
   (La cendrillon / Si jetais petit ciseau / Aubade /
    S’il l’avait su / Maudit printemps / A une femme)、
  7) Le rosier、8) Das Blatt im Buche、9) Vorbei、
  10) Komm, o Nacht、11) La Bas、12) Waldeinsamkeit、
  13) Nachtgrus、14) Der Gefangene、15) Erster Schnee、
  16) Ja Winter war’s、17) Die Lerchen、18) Bolcs?dal、
  19) Der traumende See、20) O komm’ in mein Schifflein、
  21) Il Ritrovo in Mare、22) Es fallt ein Stern herunter
カタリーナ・ルックガーバー(ソプラノ)、
ヨッヘン・クプファー(バリトン)、
ペーター・タールハイマー(チャカン)、
ヘルムート・ドイチュ(ピアノ)

 母国ハンガリーへの愛があふれるセーチェニの歌曲集
 イムレ・セーチェニ(1825‐1898)は外交官や大使として世界各国でその任務を果たす傍ら、生涯を通して作曲を続けていました。その豊かな国際経験が作曲にも影響を及ぼしています。
 このディスクでは聴かれる機会の稀な知られざる歌曲の数々にふれることができます。ハンガリーで生まれ、ウィーンで育ったセーチェニですが、旅先で注目すべき音楽家たちとの親交を得ました。
 自らの演奏プログラムにこの外交官の作品を繰り返し取り上げる音楽家たちもいて、その中にはフランツ・リストもいました。セーチェニはリストがブダペストに音楽院を設立するときに力添えもしています。
 そしてヨハン・シュトラウスは自身の曲をセーチェニに献呈しています。彼の母国ハンガリーへ強い愛情は、歌曲のテキストにハンガリー語のものを用意したことにも表れています。それは当時大変珍しいことでした。
 また、音楽史のなかでもユニークな、伝統的なハンガリーのステッキフルート、チャカンに演奏機会を与えたことも注目です。
 トラック7に収録された「Le Rosier」でソプラノ、ピアノとともに登場します。当盤にはアイヒェンドルフ、ハイネ、ウーラントといったドイツ・ロマン主義の詩人たちの詩による作品や、フランス語、イタリア語の歌曲も含まれています。
 また、ハンガリー革命の鎮圧後、投獄された友人に献呈したシューバルトの「Der Gefangene(囚人)」も収録。
 ヘルムート・ドイチュのピアノ伴奏で、カタリーナ・ルックガーバーとヨッヘン・クプファーがこれらの歌に新たな命を吹き込んでいます。

  【録音】2016年12月2−5日、ドイツ、Klosterhaus Marienmunster


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS


≪ ALTUS の「TAHRA 復活シリーズ」について≫
 「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベルです。ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992 年に初のCD をリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014 年に主宰者トレミヌ氏が惜しくも急逝。レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレーベルでした。
 そんなTAHRA の残した遺産の素晴らしさを世に問うべく、国内レーベル「ALTUS(アルトゥス)」はミリアム夫人の承認のもと正式に音源のライセンスを受けた上で、新たなリマスタリングを施し発売するターラ復活シリーズを進めています。
 ここに聴ける音は貴重なTAHRA オリジナルに基づくもので、他レーベルの同演奏とは一味もふた味も違う、なまなましい音像がお聴き頂けることと思います。


TALT 027
\2800→\2590
マニア御用達の隠れ名盤、
 マルケヴィチの『巨人』が涙の復刻!

  マーラー:交響曲第1番ニ長調『巨人』
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
 眼光鋭くオケをドライブ、恐ろしく真剣な爆裂ぶり。厳しく鍛え上げた先にある、ライヴならではの強烈な劇的さ!マニア御用達の隠れ名盤、マルケヴィチの『巨人』が涙の復刻!

 録音:1982年3月5日(ライヴ、ステレオ録音)/49’34’’、国内プレス、ステレオ、日本語帯・解説付

 ターラ・レーベルの名盤に最新リマスタリングを施し復刻いたしました。
 マルケヴィチ死の一年前。これが晩年の演奏なのか?冷徹にして熾烈!まがまがしいポリフォニーが気味悪いほどに個別に厳しくコントロールされた演奏で、異質なものが多層的に組み合わさって音楽が成り立っているマーラーの独自性が異常に際立っています。
 一見即興的な熱っぽいテンポ変化は同時に深く考え抜かれたもので、大きなタメを作れば畳み掛けるようにテンポを巻いて遅れを取り戻したりと隙のないバランス感覚を備えており、興奮をあおりつつも指揮者は冷静、聴きこむほどに充実感を味わえる演奏です。
 そして誰もが驚愕するであろう、フィナーレにおける打楽器の大爆音。破壊の暴徒と化したティンパニ、バスドラム!マルケヴィチの妥協なき真剣な爆裂ぶりが凄まじく、一回性のライヴとしての劇的さが見事に炸裂。理性を保ちうるギリギリのバランスで突き進み、崩壊寸前の壮絶な狂騒へと駆り立てる危険極まりないラストは圧巻。こんな恐ろしい綱渡りを完遂させられるのはマルケヴィチのみ。観客の熱狂的拍手もしっかりと収録しております。
 天性の才能ほとばしる音楽家、イーゴリ・マルケヴィチ(1912-1983)は現代音楽作曲家としてキャリアをスタートしますが、のちに指揮に専念することを決意し、作曲をやめ、自作を指揮することも拒んで他者の作品の演奏に身を捧げ膨大なレパートリーを手にします。
 活動の場も幅広く、実に50 か国以上で指揮。眼光鋭くスコアを細部まで掘り下げ、同時に全体の構成を見極め、常に厳しい音楽を作り上げた大指揮者です。
 


TALT 026
\2800→\2590
シューベルト3番、チャイ4、
 マルケヴィチの厳しい音作りが冴えに冴えた2曲を収録!

  シューベルト:交響曲第3番ニ長調D.200
  チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調Op.36
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
 甘さを排除したシューベルト3番の、本質的な美しさ。そして冷徹な眼差しで音楽の奥底に没入した壮絶のチャイ4!マルケヴィチの厳しい音作りが冴えに冴えた2曲を収録!

 録音:1978年5月12日(ライヴ、ステレオ録音)/71’00’’、国内プレス、ステレオ、日本語帯・解説付

 ターラ・レーベルの名盤に最新リマスタリングを施し復刻いたしました。
 甘さのない厳しい音作りで、最高に引き締まった響きを聴かせるシューベルト。音楽本来の美しさをとことん磨き上げており、緊迫感と幸福感を兼ね備えた演奏。第2 楽章の素朴で美しいテーマにも決然とした意志が宿り、確固たるものを感じさせます。
 チャイコフスキーでは同様に厳しく鍛え上げられたオーケストラを武器に、冷徹な眼差しを持ちつつ音楽の奥深くへ没入していきます。そしてどこをどうしたら最良の効果を得られるか吟味した上でオーケストラの限界を引き出し、目の醒めるような熱狂的な音楽を炸裂させます。安易に歌に偏らず、不要なものは容赦無く斬り捨て、ここぞという時を見極め壮絶に鳴り響かせる、ドロドロした演奏とは違った青白い炎のような演奏。超辛口のチャイコです。



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GLOBAL CULTURE AGENCY

GCAC 1008/9
(2XRCD)
\5400→\4990
シゲティの遺産。アラウとのベートーヴェンがXRCDで完全復活
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 I

 [CD1]
  ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 Op.12-1
  ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.12-2
  ヴァイオリン・ソナタ第3番変ホ長調 Op.12-3
 [CD2]
  ヴァイオリン・ソナタ第4番イ短調 Op.23
  ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調『春』 Op.24
ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
GCAC 1010/1
(2XRCD)
\5400→\4990
シゲティ&アラウ
 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 II

 [CD1]
  ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
  ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調 Op.30-2
  ヴァイオリン・ソナタ第8番ト長調 Op.30-3
 [CD2]
  ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調『クロイツェル』 Op.47
  ヴァイオリン・ソナタ第10番ト長調 Op.96
ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
クラウディオ・アラウ(ピアノ)
 孤高のヴァイオリニスト、シゲティの遺産。アラウとのベートーヴェンがXRCDで完全復活!過去最高の音質で蘇る至高のソナタ実況録音!!

 (GCAC 1008/9)録音:1944年/ワシントン国会図書館におけるライヴ録音(モノラル)/モノラル、xrcd24RD、CD1:57’24’’、CD2:38’54’’
 (GCAC 1010/1)録音:1944年/ワシントン国会図書館におけるライヴ録音(モノラル)/モノラル、xrcd24RD、CD1:70’08’’、CD2:63’55’’

 ロングヒットを続けるバッハの無伴奏ヴァイオリン作品集(GCAC-1002/3)、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集(GCAC-1004/5、GCAC-1006/7)に続く、シゲティのXRCD シリーズ第3 弾。
 ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集を2 枚組2 セットに分けて発売します。VanguardClassic 提供の公式音源に名エンジニア杉本一家氏がリマスターを施し、通常CD プレーヤーで再生できる高音質フォーマットであるXRCD として丁寧に仕上げています。XRCD 化によりぐっと生々しさを増し、シゲティの武骨なヴァイオリンが怖いくらいの圧倒的な存在感で迫ります。
 1944 年にワシントン国会図書館で3 日間に分けて行われた、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会のライヴ録音。このときシゲティ51 歳、アラウは40 歳でした。シゲティはこれらのソナタを全曲通して演奏することに強いこだわりを持っており、どの曲も隅々まで息を通わせた濃密な表現がお聴き頂けます。
 じっくりと音楽を積み上げるような重く滋味あふれたアラウのピアノに絡む、霊感に満ちたシゲティのヴァイオリン。時に激しく荒々しく斬りこみ、時に移ろいやすく影をまとい、まず他ではお目にかかれないベートーヴェンの世界を創造しています。ライヴということで独特な語り口にも磨きがかかっており、短調での悲愴感、おどろおどろしい『春』、強烈な『クロイツェル』など、シゲティの妙技が満載。終始気の抜けない緊張感に貫かれています。
 ピアノに比重をかけた書法も目立つヴァイオリン・ソナタですが、ベートーヴェン弾きとして揺るぎない人気を誇るアラウによる録音はこれ以外では70年代のグリュミオーとの抜粋(第1、2、4、5、7、8 番)しかありません。アラウの全曲に対するアプローチを聴けるという点でも当録音は非常に貴重です。





ベストセラーとなったバッハ無伴奏XRCD
GCAC 1002/3
(2XRCD)
\5400→\5190
「シゲティのバッハ無伴奏」をXRCD 化
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
  BWV1001〜1006(全曲)

   [CD1]
    ソナタ第1番ト短調 BWV1001
    パルティータ第1番ロ短調 BWV1002
    ソナタ第2番イ短調 BWV1003
   [CD2]
    パルティータ第2番ニ短調 BWV1004
    ソナタ第3番ハ長調 BWV1005
    パルティータ第3番ホ長調 BWV1006
ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
 録音史上に燦然と輝く超名盤、「シゲティのバッハ無伴奏」をXRCD 化。
 眼前にくっきりと立ち現れる骨太のヴァイオリン。胸に迫るかつてない力強さ!昨今忘れ去られていたシゲティの「本当の音」がここによみがえる!

 録音:1955、56年(モノラル)/xrcd24RD、HR カッティング、CD1:72’21’’、CD2:74’51’’

 シゲティのバッハ無伴奏と言えば泣く子も黙る超名盤。強烈なまでに愚直な歌いっぷり、芯のある骨太の音色、決して緩むことのない緊張度、妥協なき世界。その演奏はまさに至高、バッハ演奏の神髄。しかしその一方で、音質面ではファンを悩ませ続け、なかなか決定盤たる音質のディスクに出会えない録音でもあったと言えるかも知れません。
 今回ご紹介するディスクはVanguard Classic 提供の公式音源に名エンジニア杉本一家氏がリマスターを施し、通常CD プレーヤーで再生できる高音質フォーマットであるXRCD として作られたもの。CD に限定すれば間違いなく当録音の決定盤です。眼前にくっきりと現れる、鬼気迫るようなシゲティのヴァイオリン。聴く者の魂を打ち震わせる全音楽愛好家必需の逸品です。
 幼少時に大ヴァイオリニストのヨアヒムや大ピアニスト・作曲家のブゾーニと出会い、その音楽的才能を大きく開花させたヨゼフ・シゲティ(1892-1973)。バッハの無伴奏と言えば『シャコンヌ』等ほんの一部が技巧的ショウピースとして取り上げられるのみだった時代において、他ならぬ彼こそが全曲を演奏し聴かせる先駆者だったことも忘れてはなりません。それでいて現在なお至上の名演として君臨する彼のバッハ録音は、カザルスの『無伴奏チェロ組曲』録音と双璧を成す、世にまたと無い「偉業」と言えるでしょう。





<メジャー・レーベル>

DECCA



4832182
(56CD)
\20000

《ヴラディーミル・アシュケナージ自選集〜独奏曲・室内楽曲・声楽曲》


《CD 1》
 ショパン:
  1) バラード第1番ト短調Op.23、
  2) バラード第2番ヘ長調Op.38、3) バラード第3番変イ長調Op.47、
  4) バラード第4番へ短調Op.52、
  5) 3つの新しい練習曲 Op.posth.『メトードのためのメトード』【録音】1964年 /
《CD 2》
 1) ショパン:
   スケルツォ第4番ホ長調Op.54、
  2) 夜想曲第17番ホ長調Op.62 No.1、
 3) ドビュッシー:喜びの島、
 4) ラヴェル:夜のガスパール【録音】1965年 /
《CD 3》
 1) シューマン:幻想曲ハ長調Op.17、2) 交響的練習曲Op.13 【録音】1965年 /
《CD 4》
 1) モーツァルト:ピアノ五重奏曲変ホ長調K.452、
 2) ベートーヴェン:ピアノ五重奏曲変ホ長調Op.16〜
   テレンス・マクドナー(オーボエ)、ジャック・ブライマー(クラリネット)、
   アラン・シヴィル(ホルン)、ウィリアム・ウォーターハウス(ファゴット)【録音】1966年 /
《CD 5》
 1) シューベルト:
 ピアノ・ソナタ第13番イ長調D864、
 2) ハンガリー風のメロディ ロ短調D817、
 3) ピアノ・ソナタ第14番イ短調D784、
 4) 12のワルツD145【録音】1966年 /
《CD 6》
 ショパン:
  1) 前奏曲嬰ハ短調Op.45、2) スケルツォ第1番ロ短調Op.20、
  3) スケルツォ第2番変ロ短調Op.31、4) スケルツォ第3番嬰ハ短調Op.39、
  5) スケルツォ第4番ホ長調Op.54、6) 舟歌嬰ヘ長調Op.60【録音】1967年 /
《CD 7》
 1) プロコフィエフ:
    ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83、
    2) 『ロメオとジュリエット』Op.75からピアノのための2つの小品(第10曲・第5曲)、
    3) ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84【録音】1967-1968 年 /
《CD 8》
 1) フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調、
 2) ブラームス:ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40〜
   イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)、バリー・タックウェル(ホルン)【録音】1968年 /
《CD 9》
 ラフマニノフ:
  1) 2台のピアノのための組曲第1番『幻想的絵画』Op.5、
  2) 2台のピアノのための組曲第2番Op.17【録音】1974年 /
《CD 10》
 シューマン:
  1) クライスレリアーナOp.16、2) ユモレスクOp.20【録音】1971-1972年 /
《CD 11》
 スクリャービン:
  1) ピアノ・ソナタ第3番嬰へ短調Op.23、
  2) ピアノ・ソナタ第4番嬰ヘ長調Op.30、
  3) ピアノ・ソナタ第5番嬰ヘ長調Op.53、
  4) ピアノ・ソナタ第9番Op.68『黒ミサ』【録音】1972年 /
《CD 12》
 ラフマニノフ:
  1) コレッリの主題による変奏曲Op.42、
  2) 9つの絵画的練習曲『音の絵』Op.39【録音】1972年 /
《CD 13》
 ラフマニノフ:
  1) 前奏曲嬰ハ短調Op.3 No.2、
  2) 10の前奏曲Op.23、3) 13の前奏曲Op.32【録音】1974年 /
《CD 14》
 シューベルト:
  1) ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D850、
  2) 4つのドイツ舞曲(『17のレントラー集』D366から)【録音】1975年 /
《CD 15》
 ラフマニノフ:歌曲集Vol.1
  (歌わないで、美しい人よOp.4 No.4、ああ、私の畑よOp.4 No.5、
   ここはすばらしいOp.21 No.7、夜ふけに私の庭でOp.38 No.1、
   彼女にOp.38 No.2、ひなぎくOp.38 No.3、
   ハーメルンの笛吹きOp.38 No.4、夢Op.38 No.5、おーい!Op.38 No.6、
   ミューズOp.34 No.1、嵐Op.34 No.3、あなたは彼を知っていたOp.34 No.9、
   その日を私は覚えているOp.34 No.10、何という幸せOp.34 No.12、
   不協和音Op.34 No.13、ヴォカリーズOp.34 No.4)〜
    エリザベート・ゼーダーシュトレーム(ソプラノ)【録音】1974年 /
《CD 16》
 ラフマニノフ:歌曲集Vol.2
  (夜のしじまの中でOp.4 No.3、友よ、そんなに昔だろうかOp.4 No.6、
   兵士の妻Op.8 No.4、夢Op.8 No.5、私はあなたを待っているOp.14 No.1、
   小島Op.14 No.2、この夏の夜Op.14 No.5、
   あなたは皆に愛されるOp.14 No.6、そんなことはないOp.34 No.7、
   雪解けOp.14 No.11、運命Op.21 No.1、移り行く風Op.34 No.4、
   アリオンOp.34 No.5、ラザロの復活を見てOp.34 No.6、
   そんなことはないOp.34 No.7、音楽Op.34 No.8)〜
     エリザベート・ゼーダーシュトレーム(ソプラノ)【録音】1975年 /
《CD 17》
 ラフマニノフ:歌曲集Vol.3
  (新しい墓の前でOp.21 No.2、夕暮れOp.21 No.3、
   彼女たちは答えたOp.21 No.4、リラの花Op.21 No.5、
   ミュッセからの断章Op.21 No.6、まひわの死に寄せてOp.21 No.8、
   メロディOp.21 No.9、イコンの前にOp.21 No.10、
   われは預言者にあらずOp.21 No.11、何と苦しいのだろうOp.21 No.12、
   子供たちにOp.26 No.7、私の窓辺にOp.26 No.10、噴水Op.26 No.11、
   私は悲しいOp.26 No.12、指輪Op.26 No.14、厚化粧[伝承歌、アシュケナージ編曲] )〜
    エリザベート・ゼーダーシュトレーム(ソプラノ)【録音】1976年 /
《CD 18》
 ラフマニノフ:歌曲集Vol.4
  (君には何も語るまい[作品番号なし]、心よ、お前はふたたび目覚めた[作品番号なし]、
   四月、春の祭りの日[1891年]、夕闇は迫り[1891年]、
   いや、お願いだ、行かないでOp.4 No.1、朝Op.4 No.2、睡蓮Op.8 No.1、
   わが子よ、お前は花のように美しいOp.8 No.2、想いOp.8 No.3、
   祈りOp.8 No.6、昔から恋には慰め少なくOp.14 No.3、
   私は彼女のもとへ行ったOp.14 No.4、心の秘密Op.26 No.1、
   私はすべてを奪われたOp.26 No.2、私たち一息つけるわOp.26 No.3、
   二つの別れOp.26 No.4、立ち去ろう、愛しい人よOp.26 No.5、
   キリストは甦りぬOp.26 No.6、ひなぎくOp.38 No.3)〜
    エリザベート・ゼーダーシュトレーム(ソプラノ)【録音】1977年 /
《CD 19》
 ラフマニノフ:歌曲集Vol.5
  (おお、悲しまないでOp.14 No.8、真昼のように美しい彼女Op.14 No.9、
   私の胸のうちにOp.14 No.10、今こそOp.14 No.12、
   私は許しをこいねがうOp.26 No.8、私は再びただ一人Op.26 No.9、
   きのう私たちは出会ったOp.26 No.13、すべては過ぎ去ってゆくOp.26 No.15、
   魂の隠れ家Op.34 No.2、小作人Op.34 No.11、
   聖なる修道院の門の傍らに[1890年]、失望した男の歌[1893年]、
   花はしぼんだ[1893年]、君は覚えているだろうか、
   あの夕べを[1893年]、君はしゃっくりをしなかったかい、
   ナターシャ[1899年]、夜[1899年]、スタニスラフスキーへの手紙[1908年]、
   『ヨハネ福音書』から[1915年]、リラの花Op.21 No.5)〜
    エリザベート・ゼーダーシュトレーム(ソプラノ)【録音】1978年 /
《CD 20》
 ラフマニノフ:
  1) 2台のピアノのための交響的舞曲Op.45、
  2) 2台のピアノのためのロシア狂詩曲ホ短調(1891年)【録音】1979年 /
《CD 21》
 スクリャービン:
  1) ピアノ・ソナタ第2番嬰ト短調Op.19『幻想』、
  2) 4つの小品Op.56、3) ピアノ・ソナタ第7番Op.64『白いミサ』、
  4) 2つの舞曲Op.73、5) 2つの詩曲Op.32、
  6) ピアノ・ソナタ第10番Op.70【録音】1977年 /
《CD 22》
 ラフマニノフ:
  1) ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.36(オリジナル版、1913年)、
  2) 8つの絵画的練習曲『音の絵』Op.33【録音】1977-1981年 /
《CD 23》
 チャイコフスキー:歌曲集Vol.1
  (かっこうOp.54 No.8、夕べOp.27 No.4、夜鳴きうぐいすOp.60 No.4、
   昨夜Op.60 No.1、ただ憧れを知る者だけがOp.6 No.6、
   子守歌Op.16 No.1、なぜ?Op.6 No.5、恐ろしい瞬間Op.28 No.6、
   昼の光が満ちようとOp.47 No.6、春Op.54 No.9、飾らない言葉Op.60 No.5、
   真夜中[1860年代初期]、セレナードOp.65 No.1、失望Op.65 No.2、
   冬よ来たれOp.65 No.4、涙Op.65 No.5、陽は沈みOp.73 No.4、
   熱い灰の上でOp.25 No.2)〜
    エリザベート・ゼーダーシュトレーム(ソプラノ)【録音】1979年 /
《CD 24》
 チャイコフスキー:歌曲集Vol.2
  (私の守護神、私の天使、私の友よ[1842年]、ゼムフィーラの歌[1866年]、
   信じるな、わが友よOp.6 No.1、もう忘れられて[1870年]、
   おお、あの歌を歌ってOp.16 No.4、私の心を運びゆけ[1873年]、
  なぜ?Op.28 No.3、早春のことOp.38 No.2、
  騒がしい舞踏会の中でOp.38 No.3、もし知っていたらOp.47 No.1、
  私は野の草ではないのかOp.47 No.7、私の庭Op.54 No.4、
  聞かないでOp.57 No.3、初めての出会いOp.63 No.4、
  セレナードOp.63 No.6、ロンデルOp.65 No.6、
  私はあなたと座っていたOp.73 No.1、窓のかげにOp.60 No.10)〜
   エリザベート・ゼーダーシュトレーム(ソプラノ)【録音】1981-1982年 /
《CD 25》
 ブラームス:
  1) チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38、
  2) チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99〜リン・ハレル(チェロ)【録音】1980年 /
《CD 26》
 1) ムソルグスキー:展覧会の絵(オリジナル・ピアノ版)、
 2) タネーエフ:前奏曲とフーガ嬰ト短調Op.29、
 3) リャードフ:音楽の玉手箱Op.32、
 4) ボロディン:スケルツォ変イ長調[1885年]、
 5) チャイコフスキー:ドゥムカOp.59【録音】1982-1983年 /
《CD 27》
 ラヴェル:
  1) 夜のガスパール、2) 亡き王女のためのパヴァーヌ、
  3) 高雅で感傷的なワルツ【録音】1982-1983年 /
《CD 28》
 ショスタコーヴィチ:
  1) 弦楽四重奏のための2つの小品Op.36a、
  2) アレクサンドル・ブロークの詩による7つの歌Op.127、
  3) ピアノ五重奏曲ト短調Op.57〜
    ゼーダーシュトレーム(ソプラノ)(2)、クリストファー・ローランド(ヴァイオリン)(2)、
    イオアン・デイヴィス(チェロ)(2)、
    フィッツウィリアム弦楽四重奏団(1, 3)【録音】1983-1986年 /
《CD 29》
 ラフマニノフ:
  1) チェロ・ソナタ ト短調Op.19、2) 2つの小品Op.2、
  3) ラフマニノフの主題によるメロディ ニ長調、
  4) チェロとピアノのための歌曲ヘ短調、5) ヴォカリーズOp.34 No.14〜
   リン・ハレル(チェロ)【録音】1984年 /
《CD 30》
 スクリャービン:
  1) ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調Op.6、2) 4つの小品Op.51、
  3) ピアノ・ソナタ第6番Op.62、4) ピアノ・ソナタ第8番Op.66【録音】1982-1984年 /
《CD 31》
 ベートーヴェン:
  チェロ・ソナタ1) 第1番ヘ長調Op.5 No.1、2) 第2番ト短調Op.5 No.2〜
   リン・ハレル(チェロ)【録音】1986年 /
《CD 32》
 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ
  1) 第3番イ長調Op.69、
  2) 第4番ハ長調Op.102 No.1、3) 第5番ニ長調Op.102 No.2〜リン・ハレル(チェロ)
   【録音】1984-1986年 /
《CD 33》
 1) ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタニ短調Op.40、
 2) プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調Op.119、
 3) ショスタコーヴィチ:チェロとピアノのためのモデラートOp.40a〜リン・ハレル(チェロ)
  【録音】1988年 /
《CD 34》
 1) ブラームス:ホルン三重奏曲変ホ長調Op.40、
 2) シューマン:アンダンテと変奏変ロ長調Op.46、
 3) シューマン:アダージョとアレグロ変イ長調Op.70〜
  ラドヴァン・ヴラトコヴィチ(ホルン)、ハンス・マイレ(ヴァイオリン)、
  ゲオルク・ドンデラー(チェロ)、ヴォフカ・アシュケナージ(ピアノ)【録音】1991年 /
《CD 35》
 ブラームス:
  1) ヘンデルの主題による変奏とフーガ変ロ長調Op.24、
  2) ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5【録音】1990-1991年 /
《CD 36》
 ショパン:
  1) 24の前奏曲Op.28、2) ピアノ・ソナタ第3番ロ短調Op.58、
  3) マズルカ第51番ヘ短調Op.68 No.4【録音】1992年 /
《CD 37》
 シューマン:
  1) アベッグ変奏曲Op.1、2) 幻想曲ハ長調Op.17、
  3) ウィーンの謝肉祭の道化Op.26【録音】1991-1993年 /
《CD 38》
 1) ラヴェル:ピアノ三重奏曲、
 2) ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ、
 3) ドビュッシー:チェロ・ソナタ〜イツァーク・パールマン(ヴァイオリン)、リン・ハレル(チェロ)
  【録音】1994年 /
《CD 39》
 プロコフィエフ:
  1)『ロメオとジュリエット』からピアノのための10の小品Op.75、
  2) 『戦争と平和』からワルツOp.96 No.1、
  3) 『3つのオレンジへの恋』からの2つの演奏会用断章Op.33b(行進曲とスケルツォ)、
  4) 『シンデレラ』からの6つの小品Op.102【録音】1994年 /
《CD 40》
 プロコフィエフ:
  1) ピアノ・ソナタ第6番Op.82、
  2) ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調Op.83、
  3) ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調Op.84【録音】1993-1994年 /
《CD 41》
 モーツアルト:
  1) 幻想曲ハ短調K.475、
  2) ピアノ・ソナタ第17番変ロ長調K.570、
  3) ピアノ・ソナタ第14番ハ短調K.457、
  4) アダージョ ロ短調K.540、
  5) ピアノ・ソナタ第9番ニ長調K.311【録音】1995年 /
《CD 42》
 1) シューマン:歌曲集『ミルテの花』Op.25から4曲
  (第1曲:献呈、第3曲:くるみの木、第7曲:はすの花、第9曲:ズライカの歌)、
 2) クララ・シューマン:リュッケルの詩による3つの歌曲集Op.12から2曲
  (第1曲:あの方は来ました、第2曲:美しさゆえに愛するのなら)、
 3) クララ・シューマン:3つの歌曲(すみれ[1853年]、ローレライ、我が星[1846年])、
 4) シューマン:歌曲集『女の愛と生涯』Op.42
  (第1曲:あの方にはじめてお会いして以来、
   第2曲:だれよりも素晴らしいお方、
   第3曲:なにがどうなっているのかさっぱりわからない、
   第4曲:わたしの指にはまっている指輪よ、
   第5曲:手伝ってちょうだい、妹たち、
   第6曲:親しい友、あなたは見つめる、
   第7曲:わたしの心に、わたしの胸に、
   第8曲:あなたはわたしにはじめて苦しみをお与えになりました、
 5) クララ・シューマン:6つの歌曲集Op.13
  (第1曲:わたしは暗い夢のなかにいた、
   第2曲:彼らは互いに愛し合っていた、第3曲:愛の魔力、
   第4曲:月が静かにのぼってくる、第5曲:わたしはあなたの眼のなかに、
   第6曲:たおやかな蓮の花、
 シューマン:
  6) リーダークライスOp.39(第3曲:森の語らい、第5曲:月夜)、
  7) 子供のための歌のアルバムOp.79から第24曲:もう春だ、
  8) リートと歌Op.51から第1曲:あこがれ、
  9) ミンネシュピールOp.101から第4曲:ぼくの美しい星、
  10) 子供のための歌のアルバムOp.79から第29曲:ミニョン〜
   バーバラ・ボニー(ソプラノ)【録音】1996年 /
《CD 43》
 シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調D898〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)、リン・ハレル(チェロ)【録音】1996年 /
《CD 44》
 シューベルト:ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調D929〜
  ピンカス・ズーカーマン(ヴァイオリン)、リン・ハレル(チェロ)【録音】1996年 /
《CD 45》
 ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87(第1番−第12番)
  【録音】1996-1998年 /
《CD 46》
 ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガOp.87(第13番−第24番)
  【録音】1996-1998年 /
《CD 47》
 チャイコフスキー:
  1) 瞑想曲Op.72 No.5、2) 少し踊るようなポルカOp.51 No.2)、
  3) 熱い告白、4) やさしい叱責Op.72 No.3、5) 子守歌Op.72 No.2、
  6) 四季Op.37a
  (1月:炉端で、2月:謝肉祭、3月:ひばりの歌、4月:松雪草、
   5月:白夜、6月:舟歌、7月:草刈人の歌、8月:収穫、9月:狩、
   10月:秋の歌、11月:トロイカ、12月:クリスマス)
    【録音】1998年/
《CD 48》
 ショスタコーヴィチ:
  1) ピアノ・ソナタ第2番Op.61、2) 3つの幻想的舞曲Op.5、
  3) 5つの前奏曲[1921年]、4) 『人形の踊り』から叙情的なワルツ、
  5) 映画音楽『馬あぶ』Op.97から小品6) 映画音楽『馬あぶ』Op.97からスペイン舞曲、
  7) バレエ『明るい小川』p.39から夜想曲、 8) 格言集Op.13、
  9) バレエ『黄金時代』からポルカ【録音】2003年 /
《CD 49》
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番−第18番【録音】2005年 /
《CD 50》
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻第19番−第24番、第2巻第1番−第9番
  【録音】2005年/
《CD 51》
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集第2巻第10番−第24番【録音】2005年 /
《CD 52》
 ベートーヴェン:
  1) ディアベッリの主題による33の変奏曲ハ長調Op.120、
  2) ヴラニツキーのバレエ『森の乙女』のロシア舞曲の主題による12の変奏曲イ長調WoO 71
   【録音】2006年 /
《CD 53》
 〈ラフマニノフ・トランスクリプションズ〉
  1) 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番ホ長調からプレリュード、ガヴォット、ジーグ(J.S.バッハ)、
  2) 『美しき水車小屋の娘』からどこへ?(シューベルト)、
  3) 劇音楽『真夏の夜の夢』からスケルツォ(メンデルスゾーン)、
  4) 『アルルの女』組曲第1番からメヌエット(ビゼー)、
  5) 歌劇『ソロチンスクの市』からゴパック(ムソルグスキー)、
  6) 熊蜂の飛行(R=コルサコフ)、7) 子守歌Op.16 No.1(チャイコフスキー)、
  8) V.R.のポルカ(ベーア)、9) ライラックOp.21 No.5(ラフマニノフ)、
  10) ひなぎくOp.38 No.3(ラフマニノフ)、11) 愛の悲しみ(クライスラー)、
  12) 愛の喜び(クライスラー)、
 ラフマニノフ:
  13) 6つの小品Op.11(4手のピアノのための)、
  14) ワルツ(6手のピアノのための)、15) ロマンス(6手のピアノのための)、
  16) イタリアン・ポルカ(4手のピアノとトランペットのための)、
  17) 星条旗(スタッフォード・スミス/ラフマニノフ編曲)〜
   ヴォフカ・アシュケナージ(ピアノ)(13-16)、
   ドディ・アシュケナージ(ピアノ)(14, 15)、アラステア・マッキー(トランペット)(16)
   【録音】2000-2001年 /
《CD 54》
 ラフマニノフ:
  1) 悲しみの三重奏曲第1番ト短調、
  2) 悲しみの三重奏曲第2番ニ短調Op.9、
  3) ヴォカリーズOp.34 No.14、
  4) 夢Op.38 No.5〜
    ツォルト=ティハメール・ヴィゾンタイ(ヴァイオリン)、マッツ・リドストレーム(チェロ)
     【録音】2012年 /
《CD 55》
 ハワード・ブレイク(b.1938):
  1) ウォーキング・イン・ジ・エア(映画『スノーマン』)、
  2) ミュージック・ボックス(映画『チェンジング』)、
  3) ララのテーマ(映画『デュエリスト』)、
  4) ヴォーヴァへのプレリュードOp.640、
  5) スピーチ・アフター・ロング・サイレンスOp.610、
  6) 12のピアノ小品Op.177からの8曲、
  7) 2台のピアノのためのダンスOp.217a、
  8) 2台のピアノのためのソナタOp.130、9) 幻想曲Op.1、
 10) 4つのやさしい小品Op.1b、11) ロマンツァOp.5f、
 12) ハイク・フォー・ユー・チー、13) パーティングOp.650a【録音】2013年 /
《CD 56》
 ショスタコーヴィチ:
  1) ピアノ三重奏曲第1番ハ短調Op.8、
  2) ピアノ三重奏曲第2番ホ短調Op.67、
  3) ヴィオラ・ソナタOp.147〜
   ツォルト=ティハメール・ヴィゾンタイ(ヴァイオリン)、
   マッツ・リドストレーム(チェロ)、アダ・メーニッヒ(ヴィオラ)
    【録音】2015年

 アシュケナージ80歳を記念して自身で選曲した珠玉の録音集
 核心に迫る確かな洞察力、最上級のテクニックで今日最もよく知られ、尊敬を集める巨匠ヴラディーミル・アシュケナージ。80歳を迎えた今も世界中の音楽愛好家に感動を与え続けています。
 1963年にDECCAと契約を結び、今日までこのレーベルに最も長く音源を提供し続けたアーティストでもあります。
 そのDECCAとの50年を超える録音の軌跡が56枚のCDにオリジナル・ジャケットで収められ、発売されます。選曲はすべてアシュケナージ本人によるもので、150曲を超える独奏曲、室内楽曲や声楽曲の膨大な録音の中から、また長い間市場に出ていなかったアイテムからも多くが選ばれています。
 相性のよい作曲家、ラフマニノフ、チャイコフスキー、ショパンはもちろん、特に愛情を注いでいるラヴェル、プロコフィエフ、そして長きにわたって友人でもあるハワード・ブレイクの作品など、幅広い作曲家の作品が選ばれています。
 初めてCD発売されたムソルグスキーの『展覧会の絵』は、ロシア作曲家の小品をカップリングしたオリジナルのままで登場。録音においても、コンサートでもいいパートナーであり続けているヴァイオリニストのイツァーク・パールマン、チェリストのリン・ハレル、ソプラノのエリザベート・ゼーダーシュトレームとの共演も聴きものです。
 批評家ジェド・ディスラーによる新しいエッセーが載った豪華なハードカバー・ブックも封入しています。




<国内盤> 


SONARE


SONARE 1033
\2400+税
林徹也 ヴィオラ室内楽 新シリーズVライブ
 (1)シューベルト:
   ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.114、D.667「鱒」
 (2)ヘンデル(林徹也編):シャコンヌ ハ長調 HWV.435
 (3)モーツァルト:
   ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番 ト長調 K.423
梯剛之(ピアノ)
ヴォルフガング・ダヴィッド(ヴァイオリン)
林徹也(ヴィオラ)
ギヨルギー・ボグナー(チェロ)
石川浩之(コントラバス)
 梯剛之も参加!シュトゥットガルト室内管弦楽団元首席ヴィオラ奏者、林徹也と実力派メンバーによる「鱒」!

 ライヴ録音:2016年8月25日/ルーテル市谷ホール/DDD、61’04”

 シュトゥットガルト室内管弦楽団元首席ヴィオラ奏者、林徹也と実力派揃いの演奏家による2016 年白熱ライヴ。
 共演のギヨルギー・ボグナーは現シュトゥットガルト室内管弦楽団の首席チェロ奏者。さらに読売日本交響楽団のコントラバス奏者、石川浩之、ウィーンで学んだ梯剛之、ヴォルフガング・ダヴィッドという注目の演奏家が揃いました。
 当コンサートを企画した林徹也の思いが熱く伝わるプログラムで「鱒」を主軸に、林徹也ヴィオラ編曲のヘンデルのシャコンヌ、そしてモーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1 番が収録されております。
 

SONARE 1034
\2400+税
「北欧の妖精たち」
 ・シベリウス:
  ノヴェレッテ Op.102-1/ロマンス Op.78-2/
  ワルツ Op.81-3/悲しきワルツOp.44/
  ユモレスク Op.87-2/田園舞曲 Op.106-3
 ・メリカント:ワルツ・レント Op.33
 ・メラルティン:子守唄
 ・ペルト:鏡の中の鏡
 ・グリーグ:春に寄す/『抒情組曲』より
   「ワルツ」Op.12-2、「アルバムの綴り」Op.12-7、
   「子守唄」Op.38-1、「エレジー」Op.38-5
 ・スヴェンセン:ロマンスOp.26
 ・ペッテション=ベリエル:吟遊詩人/カンツォーネ
 ・グラズノフ:グランド・アダージョ
 ・チャイコフスキー:メロディ Op.42
城代さや香(ヴァイオリン)
イリーナ・ザッハレンコヴァ(ピアノ)
 品格と情熱の美しき結晶。クオピオ交響楽団コンサート・ミストレスを務める城代さや香、第2弾は北欧のヴァイオリン作品集!

 セッション録音:2017年3月9&10日/フィリアホール(青葉台)/DDD、75’26”

 2017 年に建国100 年を迎えたフィンランドのクオピオ交響楽団コンサート・ミストレスを務める城代さや香の第2 弾は、2006 年J.S. バッハ国際コンクールにて第1 位受賞し、現在フィンランドを拠点に活躍するピアニスト、イリーナ・ザッハレンコヴァとの共演による北欧のヴァイオリン作品集です。
 澄み切った大気を思わせるさわやかな響きが魅力の選曲です。またグラズノフ、チャイコフスキーの作品も実に魅力的な演奏です。城代さや香のSONARE レーベル第1 弾「祈り」(SONARE 1012)も好評発売中です。




城代さや香、デビュー盤〜祈り

SONARE 1012
\2520
城代さや香、デビュー盤〜祈り
 エルガー:愛の挨拶 作品12
 ブラームス:
  ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト長調 作品78「雨の歌」
 ヴィターリ:シャコンヌ
 マスネ:タイスの瞑想曲
 ショスタコーヴィチ:3つのプレリュード 作品34-10, 16, 20
 ドビュッシー:美しき夕暮れ
 サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン 作品20
 ビーチ:祈り 作品55
城代さや香(ヴァイオリン)
林 絵里(ピアノ)
 緊急発売!
 ジュリオ・カルドナコンクール優勝、小澤征爾音楽塾でコンサートミストレスも務めたヴァイオリン界期待の新人、城代(きのしろ)さや香デビュー盤

録音:2012 年1-2 月。フィリアホール/DDD、63'30"

 桐朋学園、英国王立音楽院で学び、第7 回ジュリオ・カルドナコンクール(ポルトガル)優勝、フランス モナコでTV 出演、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトIX コンミスなどの活躍を続ける城代(きのしろ)さや香デビュー・アルバム。品格と情熱の美しき結晶。







<映像>


C MAJOR



74 1704
(Blu-ray)
\5800
キット・アームストロング(ピアノ)
 バッハ「ゴルトベルク変奏曲」とその先人たち

  ウィリアム・バード:
   ヒュー・アシュトンのグラウンド
  ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク:
   我が青春は過ぎ去りし
  ジョン・ブル:ウォルシンガム変奏曲
  J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988
キット・アームストロング(ピアノ)
KKC 9240
(Blu-ray)
〔国内仕様盤〕
\6018+税
74 1608
(DVD)
\4000
KKC 9241
(DVD)
〔国内仕様盤〕
\4200+税
 2016 年コンセルトヘボウ・ライヴ!ブレンデルも認めた若き才能、新鋭キット・アームストロング「ゴルトベルク変奏曲」を弾く

 収録:2016年3月13日コンセルトヘボウ・アムステルダム、ライヴ
 (Blu-ray)画面:16:9 1080i HD、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.0、126分
 (DVD)画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.0、126分

 アルフレート・ブレンデルも「私が出会ったなかで最高に美しい演奏だ。私は彼のために時間を作らなくてはならないと思った。」と称賛を惜しまない新鋭ピアニスト、キット・アームストロング。
 2016 年秋にはブロンフマンの代役を務め、ティーレマン&ドレスデン・シュターツカペレとベートーヴェンのピアノ協奏曲を演奏し日本でも注目を集めました。
 1992 年ロサンゼルス生まれの彼は、2013 年にフランスの教会を購入し、地域の人々と交流しながら演奏や作曲活動を行い、さらには数学や物理学、生物学の分野でも才能を発揮する多才な人物。
 この映像は2016 年コンセルトヘボウ・アムステルダムで行われたソロ・リサイタルの模様を収録したもの。プログラムの前半は、ヴァージナル音楽の作曲家ウィリアム・バード、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク、ジョン・ブル。後半には、J.S. バッハの「ゴルトベルク変奏曲」を取り上げました。16 世紀前半のイギリスのヴァージナル音楽は、のちのバロック音楽に大きな影響を与えています。技巧的でメランコリックな巨匠バードの変奏形式は、イギリスからオランダへ亡命したブルがスウェーリンクへと影響を与え、スウェーリンクから北ドイツ・オルガン楽派そしてバッハへと受け継がれます。高い知性と溢れだす表現力をもつ彼ならではの絶妙なプログラミングと言えるでしょう。
 16 世紀イギリスの変奏形式グランドを用いたバードの代表的なヴァージナル作品「ヒュー・アシュトンのグランド」。ルネサンス末期からバロック初期にかけて活躍したオランダの作曲家兼オルガニストのスヴェーリンクのドイツ語の民謡にもとづく主題と6 つの変奏曲から成る「我が青春は過ぎ去りし」。そしてブルのイングランド東部ノーフォークの巡礼地ウォルシンガムの民謡に基づく変奏曲。ヴァージナル音楽特有の明るさと哀愁という相反する音楽性を上手く表現しています。
 そして幼少期から弾きこんでいたというJ.S. バッハの「ゴルトベルク変奏曲」。彼の美しいタッチから紡ぎだされる音、そして音楽を的確に捉えた知的な解釈は、発見に満ちた新鮮な演奏を聴かせてくれます。

 ■ 同演目のコンサート予定
 2017 年8 月29 日(火)19:00 開演
 すみだトリフォニーホール





キット・アームストロング
旧譜CD&DVD

8888374775-2
\2700→\2490
天才キット・アームストロング(P)
 ソニー・クラシカル・デビュー盤

J.S.バッハ:
 『最愛なるイエスよ、われらここにBWV.634』
 『主よ、汝のうちにのみわれ望みを持つBWV.712』
 『ただ神の摂理にまかすものBWV.690』
 『我らが救い主、イエス=キリストBWV.666』
 『イエスはわが喜びBWV.713』『甘き喜びのうちにBWV.729』
 『高き天よりわれ来たりBWV.738』
 『いと高きところにある神にのみ栄光あれBWV.715』
 『いと高きにいます神にのみ栄光あれBWV.711』
 『主イエス=キリスト、我らを顧みたまえBWV.655』
 『キリストは死の絆につきたまえりBWV.625』
 『おお人よ、汝の大いなる罪に泣けBWV.622』
 『パルティータ第1番 変ロ長調BWV.825』,
キット・アームストロング:
 『ファンタジー・オン・バッハ』(2011),
リゲティ:『ムジカ・ルチェルカータ』より
 第4, 3, 10, 9, 5, 7楽章
キット・アームストロング(P)

 1992年生まれの台湾系イギリス人の天才青年キット・アームストロングによるソロ・アルバムで、ソニー・クラシカルへのデビュー盤となります。7歳にしてカリフォルニア・チャップマン大学に最年少で入学、数学を専攻したという驚きの頭脳。
 ピアノの腕前も、かのアルフレッド・ブレンデルにして「私が会った最高の才能」と言わしめた凄いピアニストです。ヨーロッパ中のメジャー・オーケストラや名指揮者たちと共演、数多くの音楽祭などに出演し絶賛をあびています。日本へも2008年にシャイー指揮ゲヴァントハウス管弦楽団と来日し、NHK音楽祭で演奏したバッハのピアノ協奏曲第1番はNHKTVでOAされました。
 このデビュー・アルバムでは、彼の得意としているバッハの作品からコラールを。そして自作の曲をはさんで、独特な形式による技巧的なリゲティの作品を演奏しています。計算しつくされた斬新なプログラムをお楽しみ下さい。

【録音】2013年4月28〜30日, ベルリン、イエス=キリスト教会[デジタル:セッション]




8887516373-2
\2700→\2490
キット・アームストロング / リスト:交響的情景
 リスト:
  1)  夜の行列 S.513a,
  2) メフィスト・ワルツ第1番『村の居酒屋での踊り』S.514,
  3) タッソーの葬送凱旋 S.112-3
  4) メフィスト・ワルツ第2番 S.515,
  5) 栄えよポーランド S.113,
  6) メフィスト・ワルツ第3番 S.216《演奏》 
キット・アームストロング(ピアノ)

 2014年2月、初来日での東京交響楽団とのブリテンのピアノ協奏曲の鮮やかな演奏で大きな話題をまいたキット・アームストロングのソニー・クラシカルへの2枚目のソロ・アルバムです。
 初来日時のリサイタルでもプログラムに入れていた「メフィスト・ワルツ」を軸にしたリストのピアノ作品です。
 巨匠アルフレッド・ブレンデルが「私が出会った最高の才能」と賛辞を惜しまないピアニスト、キット・アームストロングは1992年ロサンゼルス生まれ、カーティスとロンドンで学び、13歳でブレンデルに師事。さらに数学でも博士号を持つという明晰な頭脳を持ち、ヨーロッパ中のメジャー・オケや名指揮者たちと共演、数多くの音楽祭などに出演し絶賛を浴びています。
 緻密な楽曲分析に基づく知性的なキット・アームストロングの解釈は、リスト作品につきものの過度に感情的で大仰な演奏とは無縁で、曲の構造をクリアに浮かび上がらせるユニークなもの。
 3曲ある「メフィスト・ワルツ」のうち、有名な第1番だけでなく、普段はあまり演奏されない第2番と第3番も1枚に収録している点もアルバムの価値を高めています。

 《録音》2015年8月, ベルリン、イエス=キリスト教会(デジタル:セッション)




旧譜/映像DVD
「SET THE PIANO STOOL ON FIRE」ドキュメンタリー/監督:マーク・カイデル
「ブレンデル&キット・アームストロング」
ARTIFICIAL EYE 536 1DVD\3200→¥2990
規格PAL、リージョン・コード2


 2008年末に引退したブレンデル。その後は後進の指導に当たっているということなのだが、このDVDは、ブレンデルとその生徒キット・アームストロングとの2008年から2009年までの2年間を密着取材したもの。
 キット・アームストロング・・・と聞いてピンと来る方も少ないかもしれない。当時17歳。まだまだあどけなさの残る中国系の少年。だが7歳でチャップマン大学の奨学生となり、科学と音楽を専攻(数学も天才的らしい)、16歳のときにモートン・グールド作曲賞を受賞したというまさに天才。その顔つきも本当に聡明そのもの。DVDの中でも映像が出てくるが、5,6歳のときにもうコンサートでバッハのコンチェルトをバリバリ弾いているから普通じゃない。
 そんな天才キットの音楽はしかし純粋無垢で穢れのないものだが、あまりにも透明すぎる。それがブレンデルのちょっとしたアドバイスでみるみる色がついていく様はなんとも言えない。
 そして最後にキットは晴れの舞台に登場する。
 そこに現れたのはシャイー。そう、キットはついにライプツィヒ・ゲヴァントハウスと共演するのである。(シャイーとのピアノの前での濃厚な打ち合わせも、見ていてなかなか興味深い。)
 彼らの本番は2009年11月。そう、ご覧になられた方もいるかもしれない。2009年の11月に行われた日本でのライプツィヒ・ゲヴァントハウス公演こそ、キットの晴れ舞台だったのである。

 規格PAL、リージョン・コード2のため、通常の日本のDVDでは再生できません。専用の機器、あるいはパソコンだと再生できる可能性が高いです。


ARTIFICIAL EYE 536
1DVD\2990
A Film by Mark Kidel
 SET THE PIANO STOOL ON FIRE
   Alfred Brendel, Kit Armstrong
規格PAL、リージョン・コード2のため、通常の日本のDVDでは再生できません。専用の機器、あるいはパソコンだと再生できる可能性が高いです。






<LP>


ALTUS(LP)


ALTLP 122/3
(2LP)
\13600+税
ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル 1977 年来日ライヴ・エディション2
 [LP1-A]
  チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』Op.71より 第6〜9曲
     (招待客の帰宅、夜/くるみ割り人形とねずみの王様の戦い/
      冬の松の森で/雪片のワルツ)
 [LP1-B]
  チャイコフスキー:バレエ音楽『くるみ割り人形』Op.71より 第14・15曲
      (金平糖の精と王子のパ・ド・ドゥ/終幕のワルツ)、
  ウェーバー:歌劇『オベロン』序曲
 [LP2-A]
  シューベルト:交響曲第7(8)番ロ短調『未完成』D.759
 [LP2-B]
  シベリウス:交響曲第3番ハ長調Op.52
 秘蔵音源であるムラヴィンスキーの77年大阪公演が遂にLP 化!ファンの間で伝説となっている超絶演奏が高音質で蘇ります。さらに幻と言われたシベリウス第3番のお宝音源をボーナス収録!

 録音:[LP1][LP2-A] 1977年10月8日/大阪フェスティバル・ホール(ライヴ、ステレオ)、[LP2-B] 1963年10月27日/レニングラード・フィルハーモニー・ホール(ライヴ、モノラル)/国内プレス、完全限定生産盤、ステレオ(一部モノラル)、初LP 化、日本語帯・解説付

 1977 年10 月に行われたムラヴィンスキーとレニングラード・フィル3 回目の来日ツアーより、大阪公演の音源をLP 化しました。もはや伝説となっている衝撃の演奏が鮮明なステレオ録音とともに蘇ります。
 新リマスタリングを施したアナログのマスターテープを作成してLP 化することにより、CD とはまるで違う音質を獲得しているのも大きなポイントです。
 ムラヴィンスキー& レニングラード・フィルはいくつか『未完成』の録音を残していますが、デリケートなニュアンスはこれが一番明瞭です。強い緊張感に貫かれながらも、刻々と変化するニュアンスと温かな人間性に感動させられます。冒頭の弱音からして尋常でない世界です。『くるみ割り人形』もムラヴィンスキー独自の選曲により、チャイコフスキーの後期交響曲に匹敵する大きな音楽的構築性を見せます。ことに徐々に盛り上がる「パ・ド・ドゥ」は息もつけぬ至福の6 分間。聴いていて身動きの取れなくなる大演奏です。
 ボーナスとしてこれまた貴重なシベリウス演奏を収録。ムラヴィンスキーはシベリウスを高く評価しており、フィンランドへ演奏旅行を行った際にシベリウス邸を訪問し、大作曲家に謁見したことも。ここに聴けるのは贅肉のない研ぎ澄まされた驚きの名演。当時60 歳のムラヴィンスキーの覇気と推進力、さらに異常なまでの音楽の大きさに圧倒されない人はいないでしょう。しばしば現れるフォルテの強烈さはスヴェトラーノフやゴロワーノフにも劣りません。こちらはモノラルになりますが非常にクリアで臨場感たっぷり。当時のソ連放送局の録音技術の高さに驚かされます。



 

ALTLP 124/5
(2LP)
\13600+税
サヴァリッシュ/ウィーン・フィル 1983年ザルツブルク・ライヴ
 [LP1-A]
  モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調K.543 全楽章
 [LP1-B]
  ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 第1楽章
 [LP2-A]
  ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 第2楽章
 [LP2-B]
  ブルックナー:交響曲第9番ニ短調 第3楽章
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽
 サヴァリッシュ絶頂期、ウィーン・フィルとの最良の遺産。壮麗にして格調高きブルックナーがLP化!

 録音:1983年8月10日/ザルツブルク祝祭大劇場(オーストリア放送協会によるライヴ、ステレオ)/国内プレス、完全限定生産盤、ステレオ、初LP 化、日本語帯・解説付

 CD 発売時大きな話題となったORF(オーストリア放送協会)提供音源によるウィーン・フィルの名演に新リマスタリングを施し、アナログのマスターテープを作成してLP 化。CD とはまるで違うアナログならではの音質でお楽しみいただけます。
 ウィーン・フィルからたびたび出演依頼を受けながらも、スケジュールの都合で登場回数の少なかったサヴァリッシュの貴重な共演記録。ベームの遺言により実現したというザルツブルク音楽祭ライヴです。
 目玉は絶頂期のサヴァリッシュが生み出した壮絶無比のブルックナー第9 番で、ウィーン・フィルが火の玉の如き熱演を展開。第1 楽章の緊張感、第2 楽章の手に汗握る強烈なリズム感などものすごい演奏です。そして第3 楽章の驚くべき強靭さ!もはcや金縛りにあってしまいそうな、サヴァリッシュ自らも推薦する一世一代の大名演です。
 

ALTLP 126/7
(2LP)
\13600+税
ヨッフム/ウィーン・フィル 1981年カール・ベーム追悼演奏会
 [LP1-A]
  モーツァルト:
   フリーメイソンのための葬送音楽 K.477、
   交響曲第41番ハ長調『ジュピター』K.551 第1楽章
 [LP1-B]
  モーツァルト:
   交響曲第41番ハ長調『ジュピター』K.551 第2〜4楽章
 [LP2-A]
  ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73 第1・2 楽章
 [LP2-B]
  ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73 第3・4 楽章
オイゲン・ヨッフム(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ウィーン・フィルのベーム追悼特別演奏会を完全収録。巨匠ヨッフムの79歳とは思えぬ白熱ぶり、壮絶の名演をLP化!

 録音:1981年9月20日/ウィーン、楽友教会大ホール(オーストリア放送協会によるライヴ、ステレオ)/国内プレス、完全限定生産盤、ステレオ、初LP 化、日本語帯・解説付

 CD 発売時大きな話題となったORF(オーストリア放送協会)提供音源によるウィーン・フィルの名演に新リマスタリングを施し、アナログのマスターテープを作成してLP 化。CD とはまるで違うアナログならではの音質でお楽しみいただけます。
 巨匠ヨッフムがウィーン・フィルと共演した数少ない定期演奏会の中で最も有名かつ伝説的な「ベーム追悼コンサート」の全てを収録しています。
 前半はウィーン・フィルの美音とともにムジークフェライン大ホールに溶けゆく、老匠ならではの円熟味に溢れたモーツァルト。慈しむような極上の演奏で『葬送音楽』の美しさもひとしおです。続くブラームスの第2 番では第1 楽章、第2 楽章の雄大なテンポも印象的ですが、それ以上に一気呵成に突き進む終楽章の熱演ぶりがとにかく凄まじい。当時79 歳とは思えぬ白熱のフィナーレで、ウィーン・フィルも燃えています!ブラームスの持ち味を十二分に生かし切った、ヨッフムの深い解釈に裏打ちされた聴き応えある名演です。













6/21(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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MAGGIO LIVE



MAGGIO 017
\2300→\2090
名指揮者プレートル追悼盤。
 得意のフランス・プロをイタリアで披露!

  (1)ドビュッシー:海
  (2)ドビュッシー:夜想曲
  (3)ラヴェル:ボレロ
ホセ・ルイス・バッソ(合唱指揮)
ジョルジュ・プレートル(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭
 管弦楽団、同合唱団
 録音:(1)1992年10月31日/フィレンツェ、ヴェルディ劇場、(2)(3)2004年5月6日/フィレンツェ、コムナーレ劇場/ADD、68'01"

 フィレンツェ五月音楽祭レーベルより、プレートルのフランス・プロが登場!
 プレートルは1966 年にミラノ・スカラ座デビューを飾り、また同年初めてフィレンツェ五月音楽祭管弦楽団の指揮を務め、その後もイタリア音楽会と密接な関係を続けました。2017 年1 月に惜しくも世を去った名指揮者プレートルを偲ぶ、大注目のアルバムです。
 2004 年のコムナーレ劇場でのライヴは当時80 歳となったプレートルの、自身の音楽の集大成と言うべき素晴らしい演奏です。
 特に『ボレロ』が忘れ難い名演で、勘所を押さえた指揮ぶりが冴え、オーケストラから豊かな色彩を引き出し、しなやかで統率のとれたフレージングで執拗に繰り返されるテーマを美しい歌へと昇華します。しかも抽象的な美にとどまらず、官能的・ディオニュソス的な迫力も備えており、破滅的ですらある終局に向かい徐々に熱を帯びていく構成力も流石です。
 


MAGGIO 016
\2300
作曲家マヌエル・ガルシアの残したオペラ、
 超貴重録音。

  マヌエル・ガルシア(1775-1832):『中国人』
   (ピエトロ・メタスタージオによる一幕の音楽劇)
フランチェスカ・ロンガーリ(リシンガ)
ジャーダ・フラスコーニ(シヴェーネ)
アナ・ヴィクトリア・ピッツ(タンジャ)
パトリック・カボンゴ・ムーベンガ(シランゴ)
ミケーレ・デリア(ピアノ)
 名歌手、名教師だった作曲家マヌエル・ガルシアの残したオペラ、超貴重録音。

 録音:2016年10月13、15、16日/フィレンツェ、ゴルドーニ劇場/DDD、67'44"

 フランス革命後の聴衆に向けた作品で、社会的解放をテーマにした内容です。メタスタージオの台本に一部手を加えて作曲されました。しかし小難しさは皆無、音楽は軽い口当たりで、4 重唱では楽しいアジリタが炸裂。伴奏はピアノ1 台ですが逆に洒落た雰囲気が出ており、肩肘張らずに楽しめるサロン・オペラです。
 作曲家のマヌエル・ガルシア(1775-1832)は高名なテノール歌手でもありました。ロッシーニの『セビリアの理髪師』は彼のために生まれた作品です。
 また彼は教師としても優れ、多くの弟子を育てたほか、3 人の子も素晴らしい歌手となり後世に名を残しています。特に娘のマリア・マリブランは伝説的な歌手であり、宮澤賢治の『マリヴロンと少女』のモデルでもあります。




LAWO CLASSICS

LWC 1121
\2500
《ノルウェー、わがノルウェー》 〜
 ノルウェーの男声合唱と軍楽隊のための音楽

  ヨハン・セルメル:
   ニーダロスへの挨拶(男声合唱と軍楽隊のための)
  エドヴァルド・グリーグ:
   リカルド・ノルドロークのための葬送行進曲(軍楽隊のための)
  グリーグ:陸地望見(故郷への帰還)
   (バリトン、男声合唱、オルガン、3つのトロンボーンとテューバのための)*
  グリーグ:
   「1868年5月17日、ベルゲン、クリスティ記念碑除幕式のカンタータ」
  ヨハン・スヴェンセン:戴冠式行進曲(軍楽隊のための)
  スヴェンセン:
   「1881年5月17日、ヘンリク・ヴェルゲラン像除幕式のカンタータ」
  スヴェンセン:歌い手たちの朝の挨拶
  アルフレード・エヴェンセン:アルネの歌(男声合唱と軍楽隊のための)
  フレドリク・ヴィルヘルム・ゴムネス:軍事協会100周年記念カンタータ
ノルウェー空軍音楽隊、
クリスチャニア男声合唱団、
ライフ・アルネ・ペーデシェン(指揮)、
マグネ・H・ドローゲン(ハーモニウム)*、
マリウス・ショロース(指揮)*   
 グリーグやスヴェンセンらによる知られざる軍楽隊のための音楽!

 「豊かな音楽」で親しまれているノルウェー軍所属のプロフェッショナル・バンドのひとつ、トロンハイムが本拠のノルウェー空軍音楽隊 Luftforsvarets musikkorps(LFMK)と、オスロの旧名を戴くクリスチャニア男声合唱団の共演。
 ノルウェーの作曲家たちが19世紀から20世紀への変わり目の前後に書いた「男声合唱と軍楽隊のための音楽」を、初演の後、顧みられることのなかった作品を中心に演奏しています。
 ノルウェー空軍音楽隊の前身、トロンハイム旅団バンドが司教館の庭で演奏したセルメルの《ニーダロスへの挨拶》。グリーグがビョルンソンの詩に作曲した《陸地望見》は、バリトン、男声合唱、オルガン、3つのトロンボーンとテューバのための「初版」を演奏。初録音のひとつ、《1868年5月17日、ベルゲン、クリスティ記念碑除幕式のカンタータ》は、《陸地望見》の4年前に初演された作品です。
 スヴェンセンの《歌い手たちの朝の挨拶》は、王立デンマーク管弦楽団の指揮者を務めていた彼が「デンマーク国王夫妻の金婚式に寄せて」作曲した3曲のひとつ。 

  録音:2015年1月27日−30日、ラーデモーエン教会(トロンハイム、ノルウェー)/Recorded in DXD 24BIT/352.8KHZ
 

LWC 1122
\2500
Ssensトリオ、
 ベートーヴェンの若い時代の作品

  ベートーヴェン:
   弦楽三重奏曲 変ホ長調 Op.3
   弦楽三重奏のためのセレナード ニ長調 Op.8
Ssensトリオ
 〔ソルヴェ・シーゲルラン
   (ヴァイオリン)、
  ヘンニンゲ・ランドース(ヴィオラ)、
  エレン・マルグレーテ・フレショー
   (チェロ)〕
 Ssensトリオは、グリーグ三重奏団のソルヴェ・シーゲルランとエレン・マルグレーテ・フレショー、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団の副首席ヴィオラ奏者のヘンニンゲ・ランドースが2014年に発足させたアンサンブル。
 デビュー・アルバムでは、ベートーヴェンが、数年前に出版されたモーツァルトの《弦楽三重奏のためのディヴェルティメント 変ホ長調》(K.563)の旋律を引用、同じ調性と楽章数で作曲した《弦楽三重奏曲》と、〈行進曲〉に始まり〈メヌエット〉や〈主題と変奏〉などを経て〈行進曲〉で終わる7楽章の《セレナード》、ベートーヴェンの若い時代の作品が2曲演奏されます。

 録音:2015年6月30日−7月2日&2016年2月8日−9日、グレーフセン教会(オスロ、ノルウェー)/Recorded in DXD 24BIT/352.8KHZ
 

LWC 1119
\2500
リカルド・ノルドローク:歌とピアノの音楽 ヘレーネ・ヴォル(ソプラノ)
ユージン・アスティ(ピアノ)
 ワルツ=カプリース(ピアノのための)/夕べの気分(声とピアノのための)/
 友情のポルカ(ピアノのための)/ふたつの心が離れると(声とピアノのための)/
 メロディ(ピアノのための)/
 歌曲集 《マグダレーネ・トーレセンに》 Op.2
  (メロディ、木、ソールヴェイ、ふしぎな歌、子羊)/
 アレグロ(ピアノのための)/スケルツォ・カプリッチョ(ピアノのための)/
 見張り人(ピアノのための)/
 歌曲集 《オーレ・ブルに》 Op.1
  (わたしは探し求めた、ロマンス「インゲリ・スレッテン」、君は僕が好きかい、
   ロマンス「小さなグンヴォル」、高い山々を越えて、シュンノヴェの歌)/
 ピアノのための4つの舞曲
  (狩のポルカ、クリンゲンベルグ・ポルカ=マズルカ、
   ノラ=ヴァルソヴィアーナ、フローラ=ポルカ)/
 吟遊詩人のワルツ(ピアノのための)/スペインの歌(声とピアノのための)
 リカルド・ノルドローク(1842−1866)は、ノルウェー国歌の作曲家としてよく知られます。詩人ビョルンスチェーネ・ビョルンソンの従兄弟、エドヴァルド・グリーグの親友。オーレ・ブルーの心と精神を受け継ぎ、グリーグと一緒に「ノルウェーの音楽」を創造する志をもちながら、結核のため23歳の若さでベルリンで没しました。
 『歌曲と無言歌』(LWC 1011)、『バラと愛』(LWC 1029)と『愛のまこと』(LWC 1053)をLAWO Classicsに録音したノルウェーのソプラノ、ヘレーネ・ヴォルと、『バラと愛』で共演したアメリカのピアニスト、ユージン・アスティ(Hyperionでは「メンデルスゾーン:歌曲&デュエット集」シリーズの伴奏者としても知られています)による新しいアルバムには、10代の《ピアノのための4つの舞曲》を含む、ノルドロークの歌曲とピアノ曲の全作品が収録されています。

 録音:2015年8月24日−28日、ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)/Recorded in DXD 24BIT/352.8KHZ



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SIGNUM CLASSICS



SIGCD 515
\2400→\2190
長らくOAEの首席奏者を務めた名手が創設
 「黒人と少数民族」のためのオーケストラ!

  チネケ!・オーケストラ
   シベリウス:フィンランディア
   ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95《新世界より》
ケヴィン・ジョン・エドゥセイ(指揮)
チネケ!・オーケストラ

 ヨーロッパ初の黒人と少数民族によるオーケストラである「チネケ!・オーケストラ(Chineke! Orchestra)」は、エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団(OAE)の創設メンバーであり、首席コントラバス奏者を30年以上に渡って務めた名手、チチ・ワノク(Chi-chi Nwanoku)が設立した「チネケ!財団」のオーケストラ。
 「チネケ!財団」は、「クラシック音楽の変革と多様性」をモットーとし、イギリスとヨーロッパのBME(Black and Minority Ethnic〔黒人と少数民族〕)のクラシック・ミュージシャンへキャリアとチャンスを提供する団体で、「チネケ!・オーケストラ」と「チネケ!・ジュニア・オーケストラ」の2つを持ち活動。
 チネケ!・オーケストラは2017年にはBBCプロムス・デビューも予定しています。
 デビュー・アルバムでは、西洋のクラシック音楽のなかでBMEの影響の様々な側面を含んだ作品、シベリウスの「フィンランディア」とドヴォルザークの「新世界より」を選択。
 チチ・ワノクが芸術監督と首席コントラバス奏者も務めるオーケストラの実力にご注目ください。

 録音:2016年9月4日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(サウスバンク・センター、ロンドン)

Chi-chi Nwanoku
 


ベト7全曲が観られます。指揮はウェイン・マーシャル
https://youtu.be/hQVtHOc8kEk

キレキレ。

 

SIGCD 438
(2CD/特別価格)
\3800
ウィドール:独奏オルガン作品集
 ラテン組曲/3つの新しい小品 Op.87/
 バッハの思い出/アメリカ行進曲/
 四月物語 第6曲:結婚行進曲
ジョセフ・ノーラン(オルガン)
 フランス・オルガン界の大家、シャルル=マリー・ウィドールのオルガン交響曲全集(全5巻)を完成させ国際的に高く評価されているジョセフ・ノーランが、新たにウィドールのオルガン独奏作品集もリリース!
 セント・ジョージ大聖堂のオルガニスト&楽長を務め、2016年4月には誉れ高きフランスの芸術文化勲章「シュヴァリエ(騎士)」を受勲した名オルガニストが弾く格別のウィドールです。

 使用楽器:リヨン、サン・フランソワ・ド・サル教会のカヴァイエ=コル・オルガン&トゥールーズ、サン=セルナン聖堂のカヴァイエ=コル・オルガン
 録音:2013年4月29日−5月1日&2014年5月25日−27日



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NAXOS


8.573721
\1100
レニャーニ(1790-1877):ロッシーニによる変奏曲集
 1-2.ロッシーニ《アルジェのイタリア女》によるグラン・シンフォニア Op.2
 3-4.ロッシーニ《ウィリアム・テル》による序曲 Op.202(抜粋)
 5-6.ロッシーニ《アルジェのイタリア女》第1幕:二重唱「運命の気まぐれに対しては」Op.5
 7-8.ロッシーニ《アルジェのイタリア女》第1幕:
  カヴァティーナ「美しいひとに焦がれて」Op.7
 9-11.ロッシーニ《アルジェのイタリア女》第2幕:
  合唱とロンド「祖国のことを思って」Op.8
 12-19.ロッシーニ《湖上の美人》
  「おお、どれほどの涙よ」による変奏曲 Op.18
 20-28.ロッシーニ《ゼルミーラ》の主題による序奏と変奏曲 Op.21
 29-36.ロッシーニ《湖上の美人》
  「私の剣と信頼している部下」による変奏曲 Op.24
 37-45.ロッシーニ《チェネレントラ》
  「苦しみと涙のもとに生まれ」による変奏曲 Op.30
 46-55.ロッシーニ《アルミーダ》
  「いとしい人よ、この魂をあなたのために」による変奏曲
マルチェロ・ファントーニ(ギター)

 イタリアのギタリスト、シンガー、作曲家、弦楽器製作者ルイジ・レニャーニ。ヨーロッパ全土でギターの「リーディング・プレイヤー」として活躍した彼は、同時代に活躍したヴァイオリンの名手パガニーニからも賞賛されるほど、演奏技術の高さで知られていました。
 レニャーニが得意としていたのは歌劇の名旋律を独奏ギター用に編曲することで、このスタイルは19世紀の人々に大変好まれていたもの。
 この一連のロッシーニ作品の編曲でも、当然、息を呑むようなギターの超絶技巧が要求されますが、非常に華やかな演奏効果が得られます。
 変奏曲形式の作品はレニャーニのオリジナルであり、熟練の作曲技法もたっぷり味わえます。イタリアの名手ファントーニの演奏で。

  録音 2016年8月24-25日 Chiesetta dell’Oratorio, Oleggio, Novara, Italy Total Playing Time:79'34"全て世界初録音
 


8.559843
\1100
パーシケッティ(1915-1987):ハープシコード・ソナタ集
 1-3.ソナタ 第1番 Op.52(1951)
 4-6.ソナタ 第3番 Op.149(1983)
 7-9.ソナタ 第5番 Op.152(1984)
 10-12.ソナタ 第8番 Op.158(1987)
 13-15.ソナタ 第9番 Op.163(1987)
 16-20.セレナード 第15番 Op.161(1987)
クリストファー D.ルイス(ハープシコード)

 ルネサンス期に起源を発し、19世紀初頭までは高い人気を勝ち得ていたハープシコード。この楽器の流行が凋落したのは、18世紀頃に登場したフォルテピアノの魅力に人々が気付いたからでしょう。コンサートホールの拡大につれて、大きな音がでるように改良されていくフォルテピアノ=ピアノを後目に、ハープシコードはそのエレガントな音色を保つことで、一部の人々にのみ長く愛されていました。しかし、20世紀の名手ワンダ・ランドフスカは楽器を改良することで、端正な音色を強靭な響きに変化させることに成功。ピアノとハープシコードのハイブリッドとも言える新しいハープシコードを生み出しました。プーランクを始め、多くの音楽家たちがこの新しい楽器のために曲を書いていますが、アメリカの作曲家パーシケッティもその一人。彼の持つ作曲技法を全て駆使したシンプルなソナタは、ロマンティックであったり、謎めいた無調であったりと、曲によって多彩な表情を見せています。

 録音 2016年3月14-18日 Belvedere Estate/Residence of Tom Perkins, Belvedere,  California, USA Total Playing Time:65'16"
 


8.573607
\1100
ポール&ポーリーヌ・ヴィアルド:
 ヴァイオリンのためのソナタとソナチネ集

 ポーリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):ヴァイオリンのためのソナチネ イ短調
 (ユベール・レオナールに)(1874)
  1.第1楽章:Adagio
  2.第2楽章:Allegro
  3.第3楽章:Allegro finale
 ポール・ヴィアルド(1857-1941):ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op.5(1883)
  4.第1楽章:Allegro
  5.第2楽章:Andante
  6.第3楽章:Finale: Allegro assai
 ポール・ヴィアルド:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 変ロ長調(アンリ・マルトーに)(1902)
  7.第1楽章:Moderato
  8.第2楽章:Andante, sostenuto
  9.第3楽章: Finale: Allegro moderato ma molto agitato
 ポール・ヴィアルド:ヴァイオリン・ソナタ イ短調(1931)
  10.第1楽章:Allegro molto moderato
  11.第2楽章:Andante (Recueillement), Andante molto legato e semplice
  12.第3楽章:Scherzo (La Mechante Boiteuse)
  13.第4楽章:Finale (Tristesse, Colere,Resignation)
レート・クッペル(ヴァイオリン)
ヴォルフガング・マンツ(ピアノ)

 19世紀の音楽界、文学界において、極めて特異な存在感を放った女性ポーリーヌ・ガルシア=ヴィアルド。
 スペインの高名なテノール歌手マヌエルを父に持ち、自身も声楽家としてデビュー。ショパン、シューマンの親友でもあり、またロシアの文豪ツルゲーネフの相談相手として、多くの芸術家たちに影響を与えたことで知られています。
 作曲家としても才能を示し、ショパンのマズルカを歌に仕立てた曲や、オリジナル曲など数多くの作品が残されています。彼女の一人息子ポールも音楽的才能を受け継ぎ、ヴァイオリニストとして活躍。しかし、偉大すぎる母を越えることができず、最終的には音楽を離れてしまいました。
 ヴァイオリン・ソナタの他にもいくつかの作品が残されていますが、どれも息の長い美しいメロディに彩られています。

  録音 2016年5月2-4日 Reitstadel, Neumarkt in der Oberpfalz, Germany Total Playing Time:68'34" 世界初録音




ポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシアとは誰なのか

 ショパンが好きな人には「晩年のショパンに片思いをした人」として知られ、ジョルジュ・サンドの好きな人には「コンシュエロのモデルになった人」と認識され、ブラームスの好きな人には「アルト・ラプソディの初演を歌った人」と覚えられ、フォーレが好きな人には「無残な失恋相手の母親」と覚えられている人、ポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシア。
 音楽史のエピソードに幾度となく顔を出し、彼女に影響を受けた作曲家はマイアベーアやベルリオーズ、ショパン、サン=サーンス、ベルリオーズ、グノーに留まらないといわれる。

 そんなポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシアは、当時のパリで最高のメッゾ・ソプラノ歌手として知られ、自ら作曲もこなし、晩年にはパリ音楽院で教鞭を執りつつ、サン=ジェルマン大通りの自宅で音楽サロンを主宰した。
 要は、大作曲家として名を残していないもかかわらず、厳然と音楽史に強い影響を及ぼした人物が存在するということである。

 ちなみにその容姿は「びっくりするほど醜い」と言われた。しかし、そうであるにもかかわらず多くの人を強烈に魅了したというのが逆にすごい。



 さてこのアルバム。
 ポーリーヌの自作と彼女の息子であるポール・ヴィアルト(彼の姉がフォーレと婚約していた)の作品、そして曲間をツルゲーネフの晩年の傑作「勝ち誇れる愛の歌」の朗読で埋めるという趣向。

 なぜツルゲーネフ・・・と思われるかもしれないが、ツルゲーネフは彼女に恋焦がれ、貴族であったにもかかわらず彼女を追ってロシアを去り、そのままヴィアルド家に居候して4人の子供の面倒を見るなど、生涯ポーリーヌを崇拝し続けたという。
 その代わりポーリーヌはツルゲーネフの作品を世に広めることに尽力したらしい。


 そんな音楽史の中で異様な存在感を放つポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシアによる異色の一枚。



録音:2005年10月 ロルフ・リーバーマン・スタジオ、NDRハンブルク

ARS MUSICI
232405
(2CD)
\3400→\2590
ポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシアとは誰なのか

ポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシア:
  ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ イ短調
  ヴァイオリンとピアノのための6つの小品
  ヴァイオリンとピアノのためのロマンスOp.6

ショーソン:「詩曲」
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.13


イワン・ツルゲーネフ:「勝ち誇れる愛の歌」の朗読付
ウルフ・シュナイダー(Vn)
シュテファン・イモルデ(P)

マルティナ・ゲデック (朗読)

 

8.559840
\1100
ハーバーグ&ウォルパート:ヴィオラ協奏曲集
 アマンダ・ハーバーグ(1973-):
  ヴィオラ協奏曲(2011/2012)
   1.第1楽章:Allegro Maestoso
   2.第2楽章:Aria
   3.第3楽章:Allegro Spiritoso
  4.エレジー(2007)
 マックス・ウォルパート(1993-):ヴィオラ協奏曲 第1番「巨人」(2015)
  5.第1楽章:Father Time 時の翁
  6.第2楽章:The Golden Harp 黄金のハープ
  7.第3楽章:Dance of the Cloud Women 雲女の踊り
ブレット・ドイブナー(ヴィオラ)
南部アリゾナ交響楽団
ライナス・ラーナー(指揮)
 録音 2016年4月14-16日 Catalina Foothills High School Auditorium, Tucson, Arizona, USA Total Playing Time:50'07"
 

8.571378
\1100
ブッシュ&ホロヴィッツ:歌曲集
 ジェフリー・ブッシュ(1920-1998):
  歌曲集「偉大なる神秘」(1985)…世界初録音
  1.A marvellous thing have I mused in my mind
  2.About the field they piped right
  3.There is a flow’r sprung of a tree
  4.Jesu Christ, my leman sweet
  5.Blessed Mary, moder virginal
  6.When I see on Rode Jesu, my leman
  7.Out of your sleep arise and wake
 ベン・ジョンソンによる3つの歌曲(1952)
  8.Echo’s Lament for Narcissus
  9.The Kiss
  10.A Rebuke
 11.プロヴァンス風キュイジーヌ(1982)…世界初録音
 ジョーゼフ・ホロヴィッツ(1926-):
  12.フォアグラ(1974)…世界初録音
  13.ロマンス(1975/2016改編)…世界初録音
  14.愛の庭(2014)…世界初録音
  15.レディ・マクベス(1970)
  16.3月11日まで(1995)…世界初録音
  17.悪意のあるマドリガル(1970)…世界初録音
 ブッシュ:
  18.さくらんぼのような唇への愛(1984)…世界初録音
  動物園のアーキー(1994)…世界初録音
   19.ムカデ
   20.ラクダとキリン
   21.カバ
   22.鶏
   23.タコ
   24.男とサル
   25.ペンギン
   26.ヒメバチ
   27.サメ
   28.若いクジラ
 イエスタディ(ケイのための9つの歌(1990)…世界初録音
  29.ダニエル・ブレント
  30.ジェーン・グレイ嬢
  31.密輸業者の歌
  32.やどりぎ
  33.そりすべり
  34.タマルによる
  35.モーウェンストウ:対話
  36.はかなさ
  37.希望
スザンナ・フェアバーン(ソプラノ)
マシュー・シェルホーン(ピアノ)

 英国近現代の2人の作曲家、ジェフリー・ブッシュとジョーゼフ・ホロヴィッツの歌曲集。
 16世紀、17世紀の詩と文学を愛したブッシュは、自身の歌曲にもルネサンス時代の詩を用いることが多く、これらの端正な言葉が現代的なメロディで歌われる時に起きる微妙なずれが彼の作品の特徴でもあります。(20世紀に書かれた詩には著作権の問題があり、彼は使用を好まなかったようです)しかし、彼の孫ケイにささげられた「イエスタディ」では1917年生まれのコーズリーの詩を使用。彼はこのコミカルな文体をとりわけ愛していたようです。「動物園のアーキー」は様々な仕掛けが施された小曲集。秩序のない言葉遊びでもあります。
 もう一人のホロヴィッツはウィーンで生まれ、12歳の時に家族とともにイギリスに移住してきた人。ユーモラスな曲調の中に、時折ウィーン風の甘さが感じられます。どの曲も声の魅力が丁寧に生かされています。

  録音 2016年12月19-21日 The Menuhin Hall, Stoke d'Abernon, UK Total Playing Time:79'42"
  

8.573647
\1100
ラースロー・ライタ(1892-1963):交響曲 第7番 他
 組曲 第3番 Op.56
  1.Tres vif
  2.Andante
  3.Presto
  4.Allegretto
  5.Gai
 映画音楽「ホルトバージ」-組曲 Op.21
  6.広大なハンガリーの平野-Andante
  7.プスタでのギャロップ-Presto
 交響曲 第7番「革命交響曲」Op.63
  8.第1楽章:Modere - Agite
  9.第2楽章:Lent
  10.第3楽章:Agite
ペーチ交響楽団
ニコラ・パスケ(指揮)

 ブダペストに生まれ、ライプツィヒ、ジュネーヴ、パリで学び独自の作風を身につけながらも、第一次世界大戦後にはハンガリーの民族音楽の研究に力を尽くし「20世紀の最も重要なハンガリーの作曲家」の一人として認められたラースロー・ライタの作品集。
 1956年に起きた「ハンガリー動乱」の印象をもとに作曲された交響曲第7番は、ソヴィエト連邦の抑圧と支配に苦しむハンガリー国民の反乱が描かれた作品。全体に悲劇的な雰囲気が漂っていますが、最後は希望への祈りを現すように明るく終わります。ディヴェルティメントのように楽しい組曲第3番も聴きものです。

 録音 1994年3月 Ferenc Liszt Concert Hall, Pecs, Hungary Total Playing Time:75'41"
 


8.573711
\1100
クレメンティ(1752-1832):モンフェリーナ集と小品集
 1-3.ハープシコード・ソナタ 変イ長調 WoO13
 4-5.アレグロとフィナーレ 変ホ長調 WoO22-23
 6.ロンド 変ロ長調 WoO8
 7.カノン・アド・ディアパソン ハ長調 WoO11
 8.タランテッラ イ短調 WoO21
 9-14.6つのモンフェリーナ WoO15-20
 15-26.12のモンフェリーナ Op.49
 27.14の異国のメロディ WoO9-第5番ロシアのエア
ドミニク・チェリ(ピアノ)

 イタリアのローマに生まれ、14歳でロレンツォ教会のオルガニストとなったクレメンティ。しかし、同年、ロンドン市長を務めたベックフォードの甥に引き取られイギリスの田舎に移住、その後はほとんどロンドンで生活し、最終的にはピアノ制作会社を立ち上げるなど、多彩な活躍をした人です。
 一時期はウィーンでモーツァルトと競演したほどのピアノの腕前を持ち、多くの弟子を取っていた彼は、数多くのピアノのための練習曲やソナタ、ソナチネを作曲、これらは現代でもしばしば教則本として使われます。
 また、このアルバムでは、あまり演奏されることのない「モンフェリーナ」の何曲かを聴くことができます。これはイタリア、ピエモンテの一地方「モンフェッラート」に端を発するもので、19世紀初頭には高い人気を博していた舞曲です。短いながらも、長調と短調が効果的に使われた魅力的な小品。

 録音 2015年9月1-5日 Morse Recital Hall, Yale School of Music, New Haven, Connecticut Total Playing Time:70'38"
 

8.573750
\1100
ソレール(1729-1783):ピアノ・ソナタ集 第7集 第67番-第74番
 ソナタ 第67番 ニ長調
  1.第1楽章:Andante con moto
  2.第2楽章:Rondo: Allegro
  3.第3楽章:Non presto
 ソナタ 第68番 ホ長調
  4.第1楽章:Cantabile con moto
  5.第2楽章:Allegro
  6.第3楽章:Intento a 4: Non presto
 7.ソナタ 第69番 ヘ長調
 8.ソナタ 第70番 イ短調
 9.ソナタ 第71番 イ短調
 10.ソナタ 第72番 ヘ短調(Dorian)
 11.ソナタ 第73番 ニ長調
 12.ソナタ 第74番 ニ長調
レジーナ・チェルニチチュコ(ピアノ)

 スペインの作曲家ソレールは、23歳で聖職者として任命されてから、ずっとマドリッド近郊のエスコリアル修道院に仕え、一日のほとんどを農耕と祈りに捧げ、31年間亡くなるまでずっとその生活を続けたという奇特な人です。その合間に500曲以上の作品を残したのはまさに奇跡。師とされるスカルラッティの影響を感じさせつつ、ウィーン風のスタイルも反映させた軽妙な作品は、時の国王カルロス三世の王子ドン・ガブリエルのために書かれたともされています。
 演奏しているのは2014年マリア・カナルス国際コンクール、ピアノ部門で優勝した期待の俊英チェルニチョチュコ。美しいタッチが曲の魅力を引き立てています。


 レジーナ・チェルニチュコ HP…http://reginachernychko.com/
  録音 2016年2月29日-3月2日 Auditorium, Palau de Congressos, Girona, Spain Total Playing Time:69'16”
 

8.579014
\1100
ブライト・シェン(1955-):ノーザンライト 他
 1-4.ノーザンライト(2009)…世界初録音
 フルートのためのメロディ(2011)…世界初録音
  5.フルートとフェニックス
  6.蓮の花
 7-10.ピアノ三重奏のための4つの楽章(1990)
 11.Sweet May Again(2007)…世界初録音
 12-13.ホット・ペッパー(2010)…世界初録音
ユリアン・シュヴァルツ(チェロ)…1-4.5-6.
マリカ・ブールナキ(ピアノ)…1-4
ユービン・ソン(フルート/アルト・フルート)…5-6
ダン・ツー(ヴァイオリン)…5-6.7-10.12-13
パイアス・チャン(マリンバ&サスペンデッド・シンバル)…5-6.12-13
トレイ・リー(チェロ)…7-10
ブライト・シェン(ピアノ)…7-10
ロバート・ブラック(ストリング・ベース)…11
ディヴィッド・フレンド(ピアノ)…11

 中国系アメリカ人作曲家ブライト・シェンは、以前から民族音楽に深く魅了されています。1970年代にはチベット東部の民謡に夢中になり、その後は上海音楽院で中国の民族音楽の伝統を体系的に学んでいます。
 このアルバムで聴ける「ノーザンライト」はスカンジナビアの民謡が用いられており、これは彼にとっても初めての仕事。この地域に住む彼の友人に触発されて、新鮮な気持ちで書いたと語っています。
 「フルートのメロディ」は古代中国の女性詩人、李清照の詩集にインスパイアされた作品。夢のような旋律です。やはり中国の旋律による「ピアノ三重奏」、エドガー・メイヤーとエマニュエル・アックスに献呈された「Sweet May Again」、四川料理に欠かせない「唐辛子」を歌った中国のメロディに基づく「ホット・ペッパー」とオリエンタル風味満載の曲も聴きものです。

 録音 2016年11月5日…CMA Lecture Theatre, Cheng Yu Tung Building, Hong Kong University of Science and Technology 2016年8月6-7日… LaFrak Concert Hall, Queen College,City University of New York
 Total Playing Time:71'24"
 

8.660403
(2CD)
\2200
ロッシーニ(1792-1868):歌劇《シジスモンド》2幕
ジュゼッペ・フォッパ 台本
 CD1.
  1-16.第1幕
 CD2.
  1.第1幕(続き)
  2-16.第2幕
シジスモンド…
 マルガリータ・グリツコーヴァ(メゾ・ソプラノ)
アルディミーラ…マリア・アレイダ(ソプラノ)
ラディスラオ…ケネス・ターヴァー(テノール)
ウルデリコ…マルセル・バコニー(バス)
アナジルダ…パウラ・サンチェス=バルベルデ(ソプラノ)
ツェノヴィート…マルセル・バコニー(バス)
ラドスキ…セザール・アリエッタ(テノール)
ポズナン・カメラータ・バッハ合唱団
 (合唱指揮…アミア・ミヒャラク)
ヴィルトゥオージ・ブルネンシス
 (芸術監督…カレル・ミターシュ)
アントニーノ・フォリアーニ(指揮)

 愛する妻アルディミーラが自分を裏切ったと誤解し、彼女に死刑宣告を出したポーランド王シジスモンド。しかしやはり後悔に苛まれ、ついには精神を病んでしまいます。しかし、アルディミーラは生きており、エジェリンダと名を変え王の前に現れます。黒幕は王の腹心、宰相ラディスラオ。全てが明らかになって王はようやく正気を取り戻すというお話です。
 1814年に初演されたロッシーニの歌劇《シジスモンド》。しかしその後はほとんど演奏される機会のない「失敗作」でした。しかし、21世紀になって巻き起こった“ロッシーニ・ルネサンス”はこのような光の当たらない作品も発掘。人々は作品の素晴らしさを再確認することとなります。この演奏はヴィルトバート・ロッシーニ祭のライヴ収録。バランスの良い歌手たちの配役が光ります。

 録音 2016年7月14.16.24日 Trinkhalle, Bad Wildbad, Germany 第28回 ヴィルトバート・ロッシーニ祭 Total Playing Time:149'04”


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

 

NAXOS



8.111406
\1100
クライスラー(1875-1962):完全録音集 第7集
HMVアコースティック録音集(Hayes, Middlesex,1921-1924)
 1.イェラル:ウィーン風セレナード Op.18
 2.伝承曲:ロンドンデリーの歌(クライスラー編)
 3.ワーグナー:マイスタージンガーから「朝はバラ色に輝いて」(ヴィルヘルミ/クライスラー編)
 4.ベートーヴェン:メヌエット ト長調 WoO10-2(クライスラー編)
 5.クライスラー:小さなウィーン行進曲
 6.クライスラー:シンコペーション
 7.チャンピ:ニーナは三日も床に伏し(原曲:ペルゴレージ)(クライスラー編)
 8.ベートーヴェン:アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO57(クライスラー編)
 9.シューマン:夜の歌 Op.85-12(スヴェンデン編)
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)、
フーゴ・クライスラー(チェロ)、
チャールトン・キース(ピアノ)
 10.クライスラー:喜歌劇《りんごの花》-手紙の歌
 11.クライスラー:喜歌劇《りんごの花》-恋に落ちて
 12.ドリゴ:バレエ「百万長者の道化師」よりセレナード(イスラエル編)
 13.シャミナード:スペイン風セレナード Op.150(クライスラー編)
 14.クライスラー:愛の悲しみ
 15.伝承曲:ウィーン風ワルツ幻想曲
 16.ルービンシテイン:へ長のメロディ(ポッパー編)
 17.マリー:金婚式
フーゴ・クライスラー(チェロ)、
フリッツ・クライスラー(ピアノ)
ビクター・トーキング・マシーン・カンパニー・エレクトリカル・レコーディング
 (New York,1925-26)
 18.クライスラー:2つのロシア民謡によるパラフレーズ
 19.リリウオカラニ:アロハ・オエ(クライスラー編)
 20.ドヴォルザーク:新世界より-ラルゴ(クライスラー編)
 21.キャドマン:アメリカのインディアン・ソング Op.45-第1番
 22.コジェルフ:ガヴォット ヘ長調(原曲:ベートーヴェン)(クラーマー編)
 23.バッハ:メヌエット ト長調(ヴィンターニッツ編)
 24.ロンベルク:喜歌劇《学生王子》-私の心深くに(クライスラー編)
 25.フリムル:喜歌劇《ローズマリー》-インディアンのラブコール(クライスラー編)
フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)、
カール・ラムソン(ピアノ)

 第一次世界大戦では陸軍中尉として戦争に参加、しかし重傷を負い除隊となったクライスラー。その後はニューヨークに戻り演奏活動を再開したものの、様々な事情で活動は軌道に乗らず、結局はヨーロッパに戻ることとなり、1923年には日本を含む極東ツアーを行い、1924年から1934年まではベルリンに拠点を置くこととなります。
 この第7集はそんな波乱万丈の時代の録音集。特に重要なのはHMV録音で聴ける、クライスラーの9歳離れた弟で才能あるチェリスト、フーゴとのアンサンブルです。フリッツの影響を受けたと思われる豊かなカンタービレに満ちた音は、まさに典型的なウィーン風。素晴らしく息のあった演奏です。
 ピアニスト、ラムソンと行ったビクター・トーキング・マシーンへの録音は、初のエレクトリカル・レコーディングであり、いくつかのテイクを失敗するなど、新しいシステムでの試行錯誤がうかがわれるものの、1733年製のストラディヴァリの豊かな響きが余すことなく記録されました。

 ウォード・マーストンによる復刻 Total Playing Time:74'32"



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WEITBLICK

クレンペラー完全初出ライヴ!!
ケルンのベートーヴェン(ステレオ)。ストックホルムの「モーツァルト」「幻想」、それぞれ2CDで1枚価格!!


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 ケルンのベートーヴェン(ステレオ)

  ベートーヴェン:
   (1)「レオノーレ」序曲第3番
   (2)交響曲第4番変ロ長調 Op.60
   (3)交響曲第5番ハ短調「運命」Op.67
オットー・クレンペラー(指揮)
ケルン放送交響楽団
 

 録音:1966年3月17日ライヴ・ステレオ録音
 演奏タイミング:(1)[14:45]/(2)[12:13] [10:17] [6:04] [7:39]/(3)[8:29] [10:50] [5:57] [11:34]

 これは驚きのリリースです。戦後ドイツにおける活動を再開したクレンペラーが最も密接に関わったのがケルン放送響です。その演奏の一端は既に様々なレーベルからCD化されており、ベートーヴェンもその例に漏れません。何故か今まで陽の目を見なかった1966 年のベートーヴェンが完全初出で登場!嬉しいことに極上ステレオ録音です。
 クレンペラー特有のヴァイオリン両翼配置の妙味が味わえます。「レオノーレ」序曲第3番は、最も後年の演奏と言え、同年5 月のベルリンフィルとのライヴがモノラルだっただけに大歓迎のリリースです。脳天に鉄槌を下すかのような強烈な強音で開始され、荘厳な響きと緊張感がそのまま持続。クレンペラーの格調高い芸風に圧倒されます。
 第4 番もお得意のレパートリーです。クレンペラーのライヴの第4 番と言うとバイエルン放送響との1969 年の演奏が高名ですが、こちらはそれよりも快活なテンポが採用されております。ヘビーな中にも愉悦を感じさせる快演。
 第5 番「運命」も巨匠が愛奏した名曲中の名曲。良く聴くと弦楽アンサンブルにはかなりの厳格さを強いておきながら、木管を意識的に強調し、浮遊させるクレンペラーの明確な意図が伝わります。第3 楽章の如何にもドイツのオケらしいホルンの深刻な音色が心に響きます。必携の名演の登場です。
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SSS 0207
(2CD 1枚価格)
\2300→\2090
鬼才クレンペラー、
 「ドン・ジョヴァンニ」、交響曲、幻想交響曲

  (1)モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
  (2)モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
  (3)ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
オットー・クレンペラー(指揮)
ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
 録音:1965年5月12日ライヴ・モノラル録音

 「ドン・ジョヴァンニ」は、クレンペラーの重要なレパートリーです。演奏会中心の指揮者となった戦後も各地で全曲上演、録音も行っております。まるでベートーヴェンを聴くかのようなデモーニッシュで厳粛な凄演。
 極めて遅いテンポが採用されながらも、弛緩した瞬間は一度もありません。交響曲第40 番も小ト短調(第25 番)同様にクレンペラーが愛した作品です。一見ぶっきらぼうな感じのクールな眼差しが感じられるユニークな演奏で感傷的な部分は皆無の辛口なモーツァルト。さらに「幻想」がライヴで聴けることが、当盤最大の特徴です。
 クレンペラーの「幻想」というとドイツ風に割切ったなどと言う単純な評価がかつては見られましたが、テンポが遅くて重厚だから言ってそんなに単純な演奏ではありません。さすが鬼才クレンペラー。コルネットを用いたヴァージョンです。存分にメロディを遊ばせて魑魅魍魎が跋扈する不気味な夜の世界を表現しております。金管の重量感ある強奏も駆使し、かなりの抽象美を伴った名演と申せましょう。


<メジャー・レーベル>

DECCA



4815527
\2300
《2017年ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール優勝者ライヴ》
 1.ラヴェル:ラ・ヴァルス M.72
 2.R.シュトラウス(グレインジャー編曲):
  楽劇《ばらの騎士》から〈最後の愛の二重唱によるランブル〉
 3.アムラン:トッカータ《武装した人》
 4-5.ハイドン:ピアノ・ソナタ ハ長調 Hob.XVI 48
 6.シューベルト(リスト編曲):連祷 S.562(歌曲《万霊節のための連?》D343)
 7-9.ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36
ソヌ・イェゴン(ピアノ)

 近年熱い注目を集めるクライバーン・コンクールの今年の覇者はソヌ・イェゴン!
 2009年に辻井伸行氏の優勝で熱い注目を浴びたクライバーン・コンクールが今年も米テキサスで5/25から6/10にかけて行われ、韓国のソヌ・イェゴン (28歳)が見事な演奏で優勝を勝ち取りました。
 デッカ・ゴールドはこの模様を収録し、優勝者ソヌ・イェゴンの録音を6月23日にまずはデジタルでラッシュ・リリース。CDは8/18発売予定です。
 ソヌ・イェゴンは2013年の仙台国際音楽コンクールの優勝者でもあります。2位のアメリカのケネス・ブロバーグKenneth Broberg(US/23歳)、3位のダニエル・シューDaniel Hsu(US/19歳)の録音はデジタルのみで8/18リリースとなります。

 【録音】2017年6月 ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクール(ライヴ)












6/20(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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PROFIL



PH 16059
(23CD)
\8600→\7990

Profil レーベル
 23枚組\8600→\7990
  アントン・ブルックナー・エディション(2017年改訂版)


 2013 年7 月に20 枚組で発売されたProfil レーベルの「ブルックナー・エディション」(PH13007)。
 4 年を経て、23 枚にパワーアップしたうえプライスダウンしての登場となります。
 前回には収録されていないオルガン曲全集や、詩篇146、さらに交響曲第9番のシャラーによる補筆完成版を早くも収録。
 さらに交響曲第00番や第0番、第7番もシャラーの録音と差し替えられました。
 その他の交響曲は前回のままテンシュテット(第3番)、ザンデルリンク(第4番)、ヴァント(第5番、第9番)、ハイティンク(第6番)、ティーレマン(第8 番)という超豪華演奏陣のライヴ録音を収録。
 通常これだけの作品を揃えるのは困難なうえ、驚きの価格なため、ぜひとも1セット揃えておきたい魅力のBox となっています。

 Disc 1 43’ 23”
  ・交響曲ヘ短調WAB. 99
    フィルハーモニー・フェスティヴァ ゲルト・シャラー(指揮)
    収録:2015 年9月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
 Disc 2 43’29”
  ・交響曲第0番ニ短調WAB. 100
    フィルハーモニー・フェスティヴァ ゲルト・シャラー(指揮)
    収録:2015 年3月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
 Disc 3 51’ 34”
  ・交響曲第1番ハ短調WAB. 101(1866 年/キャラガン校訂)
    フィルハーモニー・フェスティヴァ ゲルト・シャラー(指揮)
    収録:2011 年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
 Disc 4 70’ 21”
  ・交響曲第2番ハ短調WAB. 102(1872 年/キャラガン校訂)
    フィルハーモニー・フェスティヴァ ゲルト・シャラー(指揮)
    収録:2011 年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
 Disc 5 52’ 10”
  ・交響曲第3番ニ短調WAB. 103(1888 −89年/ノーヴァク第3稿)
    バイエルン放送交響楽団 クラウス・テンシュテット(指揮)
    収録:1976 年11月4日/ミュンヘン(ライヴ)
 Disc 6 71’ 02”
  ・交響曲第4番変ホ長調WAB. 104「ロマンティック」(ハース版)
    バイエルン放送交響楽団 クルト・ザンデルリング(指揮)
    収録:1994 年11月4日/ミュンヘン、ヘルクレス・ザール(ライヴ)
 Disc 7 76’ 51”
  ・交響曲第5番変ロ長調WAB. 105(原典版)
    ベルリン・ドイツ交響楽団 ギュンター・ヴァント(指揮)
    収録:1991 年10月6日/ベルリン、コンツェルトハウス(ライヴ)
 Disc 8 57’ 01”
  ・交響曲第6番イ長調WAB. 106(ハース版)
    シュターツカペレ・ドレスデン ベルナルト・ハイティンク(指揮)
    収録:2003 年11月3日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
 Disc 9 64’ 52”
  ・交響曲第7番ホ長調WAB. 107(1885 年/ノーヴァク版)
    フィルハーモニー・フェスティヴァ ゲルト・シャラー(指揮)
    収録:2008 年/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
 Disc 10, 11 58’ 48”/24’ 55”
  ・交響曲第8番ハ短調WAB. 108(ハース版)
    シュターツカペレ・ドレスデン クリスティアン・ティーレマン(指揮)
    収録:2009 年9月14日/ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
 Disc 12 58’ 04”
  ・交響曲第9番ニ短調WAB. 109(原典版)
    SWRシュトゥットガルト放送交響楽団 ギュンター・ヴァント(指揮)
    収録:1979 年6月24日/オットーボイレン、バシリカ聖堂(ライヴ)
 Disc 13, 14 36’54”/47’43”
  ・交響曲第9番ニ短調(ゲルト・シャラー改訂による完全版)
    フィルハーモニー・フェスティヴァ ゲルト・シャラー(指揮)
    収録:2016 年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
 Disc 15 56’ 48”
  ・詩篇146
   アニア・フェグリー(ソプラノ) フランツィスカ・ゴットヴァルト(アルト) 
   クレメンス・ビーバー(テノール) ティモ・リーホネン(バス) 
   ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団 フィルハーモニー・フェスティヴァ、ゲルト・シャラー(指揮)
  「オルガン曲集」
   ・即興演奏用の主題集(エルヴィン・ホーン編纂)/・アンダンテ ニ短調 (WAB130)/
   ・後奏曲 ニ短調 (WAB126)/・前奏曲とフーガ ハ短調 (WAB131)/
   ・フーガ ニ短調 (WAB125)/・前奏曲ハ長調 (WAB129)/
    ゲルト・シャラー(オルガン)
    収録:2015 年7月/エーブラハ大修道院付属教会、バイエルン放送スタジオ
 Disc 16 45’ 56”
  「ラテン語によるモテット集」
   ・パンジェ・リングァWAB. 32 ・王の御前に導かれWAB. 1
   ・王の御旗は翻るWAB. 51 ・われらがためキリストは死のもとにWAB. 10
   ・この場所は神が造り給うWAB. 23 ・正しき者の唇は知恵を語るWAB. 30
   ・奉納唱「ダビデを見出し」WAB. 19 ・主よ、我を解き放ちたまえWAB. 21
   ・アヴェ・マリアWAB. 6 ・愛する者よ、あなたはすべてに美しいWAB. 46
   ・エサイの枝は芽を出しWAB. 52 ・見よ、大いなる司祭をWAB. 13
     シュトゥットガルト・フィルハーモニア声楽アンサンブル、ハンス・ザノッテリ(指揮)
     収録:1979年/トンシュトゥーディオ・マウアーマン[CALIG 原盤]
 Disc 17 79’ 33”
  ・弦楽五重奏曲ヘ長調WAB. 112 ・間奏曲ニ短調WAB. 113
  ・弦楽四重奏曲ハ短調WAB. 111 ・ロンド ハ短調
    ファイン・アーツ四重奏団 ギル・シャロン(ヴィオラ)
    収録:2007年9月22−24日/フランス、ブザンソン、サル・ドゥ・パルラマン[NAXOS原盤]
 Disc 18 66’ 55”
  ・テ・デウムWAB. 45
    レオンタイン・プライス(ソプラノ) ヒルデ・レッセル=マイダン(メゾ・ソプラノ)
    フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール) ヴァルター・ベリー(バス) フランツ・ザウアー(オルガン)
    ウィーン楽友協会合唱団 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
    収録:1960 年8月24日/ザルツブルク音楽祭(ライヴ)
  ・ミサ曲第2番ホ短調WAB. 27
    ヘンリエッテ・ボンデ=ハンゼン(ソプラノ) イリス・フェルミリオン(アルト)
    ミヒャエル・シャーデ(テノール) アンドレアス・シュミット(バス)
    ゲヒンガー・カントライ シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム ヘルムート・リリング(指揮)
   収録:1992 年6月/シュトゥットガルト、リーダーハレ
 Disc 19 71’ 41”
  ・ミサ曲第3番ヘ短調WAB. 28
    ヴェレナ・シュヴァイツァー(ソプラノ) エリーザべト・グレイザー(アルト)
    ウーヴェ・ハイルマン(テノール) マティアス・ゲルネ(バス) ゲヒンガー・カントライ
    SWRシュトゥットガルト放送交響楽団 ヘルムート・リリング(指揮)
    収録:1992 年12月/シュトゥットガルト、リーダーハレ
  ・詩篇150篇WAB. 38
    パメラ・コバーン(ソプラノ) ゲヒンガー・カントライ
    シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム ヘルムート・リリング(指揮)
    収録:1996 年6月/シュトゥットガルト、リーダーハレ
 Disc 20 37’ 00
  ・前奏曲とフーガ ハ短調WAB. 131 ・前奏曲ハ長調WAB. 129
    マルティン・ハーゼルベック(オルガン)
    収録:2005 年6月/ウィーン、ホーフブルクカペレ[Capriccio 原盤]
  ・タントゥム・エルゴ(1846) ・アヴェ・マリア(1856)
    ドレスデン聖十字架合唱団 マルティン・フレーミヒ(指揮)
    収録:1985 年ドレスデン、聖ルカ教会[Capriccio 原盤]
  ・ヘルゴラントWAB. 71
    ミカエル・ステンバック(テノール) ダニエル・ヘルシュトレム(バリトン)
    ルンド・シンガーズ マルメ歌劇場管弦楽団 アルベルト・ホルド=ガリード(指揮)
    収録:2011 年6月/スウェーデン
  ・ミサ曲ハ長調WAB. 25「ヴィントハーク・ミサ」(1842)
    コルネリア・ヴルコプフ(アルト) マンフレート・ノイキルヒナー(ホルン)
    ウルリヒ・ケルブ(ホルン)
    収録:1988 年[ARS Produktion 原盤]
 Disc 21 47’ 21”
  「ピアノ曲集」
   ・ランシエー・カドリーユ ・シュタイアーメルカー ・連弾のためのカドリーユ*
   ・連弾のための3つの小品* ・ピアノ曲 変ホ長調 ・ソナタ楽章 ト短調
   ・秋の夕べの静かな思い ・幻想曲 ト長調  ・思い出 変イ長調
     ヴォルフガング・ブルンナー(ピアノ) ミヒャエル・ショッパー(*ピアノ連弾)
     収録:1994 年3月21 − 23日[CPO 原盤]
 Disc 22 54’ 00”
  ・ミサ・ソレムニス 変ロ短調WAB. 29 ・詩篇112 篇変ロ長調WAB. 35
    クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ) クラウディア・シューベルト(アルト)
    イェルク・デュルミュラー(テノール) ラインハルト・ハーゲン(バス)
    バンベルク交響楽団合唱団 バンベルク交響楽団 カール・アントン・リッケンバッハー(指揮)
    収録:1990 年/バンベルク、クルトゥーアラウム[Virgin/EMI 原盤]
  ・行進曲ニ短調WAB. 96 ・3つの管弦楽曲WAB. 97
    ボン・ベートーヴェン管弦楽団 シュテファン・ブルーニエ(指揮)
    収録:2010 年5月25 − 27日ボン、ベートーヴェンハレ[MDG 原盤]
 Disc 23 31’ 01”
  ・レクィエム ニ短調WAB. 39
    エルケ・ヤンセンス(ソプラノ) ペネロープ・ターナー(メゾ・ソプラノ)
    ルール・ヴィレムス(テノール) アルノー・マルフリート(バス)
    ブノワ・メルニエ(オルガン) ラウダンテス・コンソート ギィ・ヤンセンス(指揮)
    収録:2006 年11月11日ベルギー[Cypres 原盤]
 ブルックナーBox も改訂版登場、ますますパワーアップで超お買い得!

 ステレオ

 クラムシェルBOX 仕様。ブックレットはトラック・リストのみで楽曲解説はありません。あらかじめご了承ください。




CHRISTOPHORUS



CHR 77412
\2600

テレマン:管弦楽組曲(序曲)集
 組曲ト長調《ラ・ビザール》TWV.55:G2(弦楽&通奏低音)
 組曲ト短調《ラ・シャーンジャント》TWV.55:g2(弦楽&通奏低音)
 組曲イ短調 TWV.55a2(リコーダー、弦楽&通奏低音)
 組曲ト短調《昔と今の諸国の民》TWV.55G4(弦楽&通奏低音)

ノイマイヤー・コンソート
フェリックス・コッホ(指揮)
カースティン・ファール
 (リコーダー)
 テレマン没後250周年!刺激的で風変わりなテレマンの管弦楽組曲!

 2007年フェリックス・コッホにより設立されたドイツのバロック・オーケストラ「ノイマイヤー・コンソート」。J.S.バッハの「ブランデンブルク協奏曲(CHR 77400)」の好演も話題を呼んだノイマイヤー・コンソートの新録音は、テレマンの管弦楽組曲集(第1曲にフランス風序曲が配置されていることから、組曲全体を「序曲」あるいは「序曲・組曲(overture-suite)」などと呼ばれることもある)。
 バッハの「管弦楽組曲」に代表されるように、18世紀前半のドイツで特に大きな人気を誇った組曲はテレマンも優に100曲を超える多様な作品を残しており、その中から「ラ・ビザール(風変り)」や「ラ・シャーンジャント(変化)」、「昔と今の諸国の民」など特徴的なタイトルの付けられた3つの組曲と、リコーダー独奏を伴う「組曲イ短調」を収録。
 リコーダー独奏は、ノイマイヤー・コンソートを始めフライブルク・バロック・オーケストラやスタジオーネ・フランクフルト、アルパ・フェスタンテなどの世界的な古楽アンサンブルと共演し、2015年以降はフランクフルト音楽・舞台芸術大学でリコーダーを教えているドイツの名手、カースティン・ファール。

 録音:2016年9月27日−29日、ドイツ






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FRA BERNARDO



FB 1711192
\2500
ノスタルジア 〜
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス(1686-1763)
:リコーダー・ソナタ集

 ソナタ ト短調 Op.3-3/ソナタ ハ長調 Op.3-2/
 ソナタ 変ロ長調 Op.4-8/ソナタ 嬰ヘ短調 Op.3-12/
 ソナタ イ短調 Op.3-8/ソナタ 嬰ハ短調 Op.3-11/
 ソナタ ヘ長調 Op.4-9/ソナタ ニ長調 Op.3-10/
 ソナタ ト短調 Op.3-5
ヴォルフラム・シューリッヒ(リコーダー)
ヨハネス・ヘマーレ(チェンバロ)
 コレッリを師に持ち、タルティーニの同世代で、プニャーニやジャルディーニを、さらにはフランスのルクレールも育成したコンポーザー=ヴァイオリニスト、ピエモンテ楽派の巨匠ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス(1686−1763)のソナタ集。このアルバムでは、一般的には「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ」として知られているOp.3とOp.4のソナタから9曲をリコーダーで演奏。
 しかしこれは、奇抜な編曲や変わり種の録音というわけではありません。当時の演奏習慣から見ても大胆なことではなく、ソミスのソナタのある側面は、もともとフラウト・ディリット(まっすぐな笛=縦笛)による演奏を示唆している、などの研究成果から導かれた録音です。
 演奏は、チューリッヒ音楽院でケース・ブッケにリコーダーを、シュトゥットガルト音楽院でヘルムート・ラッヘンマンに作曲を学んだリコーダー奏者&作曲家のヴォルフラム・シューリッヒ。Fra Bernardoからはコンチェルト・ステラ・マトゥティナの指揮&リコーダー独奏者として「テレマン:協奏曲集(FB 1702576)」等の名盤を録音しています。

 録音:2016年2月16日−18日、オーストリア



こんな素敵な人がバロック時代にいた
優雅で官能的・・・快活でメロディアス
ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス(1686-1763)のヴァイオリン・ソナタ


イタリア・バロックのヴァイオリン音楽が好きな人は、間違いなく生涯手放せなくなる。


TACTUS
TC 681908
\2500
ノフェリーニが奏でるソミスの"ソナタ Op.2"!
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス:
  ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ Op.2

ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)
キアラ・カッターニ(チェンバロ)

 イタリア・ヴァイオリン界の次代の盟主。ノフェリーニが奏でるソミスの"ソナタ Op.2"!

 バロック、古典派、ロマン派、そして近現代と幅広いレパートリーを誇るノフェリーニが、ドン・ニコラ・アマティ製作(1732年)の銘器で奏でるのは、ピエモンテ楽派の巨匠ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス(1686−1763)の「ソナタ Op.2」!
 コレッリを師に持ち、タルティーニの同世代で、プニャーニやジャルディーニを、さらにはフランスのルクレールも育成したコンポーザー=ヴァイオリニスト、ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミス。パリのコンセール・スピリチュエルで自らの演奏が大絶賛を博すなど、イタリアの作風の発展、そしてイタリアとフランスを繋いだピエモンテ楽派の重鎮である。
 1723年にトリノでソミス自身によって出版され、ヴィットーリオ・アメデーオ2世に献呈された「ソナタ Op.2」は、自らの華麗で技巧的な演奏スタイルが反映された、コレッリの次の世代のイタリアを代表する傑作の1つ。
 グリュミオーやアッカルド、ロマーノ、シュヴァルツベルグ、ヴェルニコフという錚々たる名匠たちにヴァイオリンを学び、モダン、ピリオドの両方を弾きこなすイタリアの次代の盟主ノフェリーニ。
 その天衣無縫のヴァイオリンが、ピエモンテ楽派の巨匠ソミスの知られざる傑作を再び音楽史の表舞台へと導く!
 ヴァイオリン:ドン・ニコラ・アマティ1732年製/チェンバロ:フレンチモデル2段鍵盤/マティアス・クラマー1986年製

 ※録音:2013年12月、サン・ジローラモ教会(バニャカヴァッロ、イタリア)






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STERLING



CDS 1107-2
(CD-R)
\2600→\2390
19世紀末メキシコ!
 フリアン・カリージョ:管弦楽作品集

 交響曲第1番 ニ長調(1901)
 管弦楽のための主題と変奏 Op.2(1899)
  (世界初録音)
 管弦楽のための組曲第1番 Op.1(1896−99)
  (世界初録音)
ホセ・ミラモンテス・サパタ(指揮)
サン・ルイス・ポトシ交響楽団
 19世紀末メキシコ! フリアン・カリージョの交響曲!

 これまで、「マヌエル・ポンセ(CDS 1102-2)」や「ヴォルデマール・バルギール(CDS 1105-2)」、「リカルド・カストロ(CDS 1106-2)」など、メキシコの知られざる管弦楽作品を紹介してきたSterlingから新たに発売されるのは、フリアン・カリージョの管弦楽作品集!
 メキシコの作曲家、指揮者、ヴァイオリニストのフリアン・カリージョ(1875−1965)は、微分音や数学的アプローチなどの音楽理論家としても知られていますが、ここに収録されている交響曲と管弦楽のための作品(いずれも20代の頃に書かれたもの)はそういった現代音楽的要素はほとんどなく、またメキシコの民族的要素も少なく、シューマン、ブラームス、ブルックナーといったドイツ後期ロマン派の影響が大きい、濃密で情熱的な管弦楽作品です。

 録音:2015年1月29日&31日、テアトロ・デ・ラ・パス(サン・ルイス・ポトシ、メキシコ)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。

 


CDA 1808-2
(CD-R)
\2600→\2390
アルムクヴィスト(1793-1866):ピアノ作品集
 ルーヴェ・アルムクヴィスト/マリー・ルイーズ(FF I)/
 ルードヴィーグ・カール・ヴィルヘルム/母の思い出/
 父との別れ/(FF XVIII)/ヴェンデラの黒い巻き毛(FF X)/
 リカルド・フールム/ニューニアンネの声/
 森の香り(FF XVII)/レオナルドから/幻想曲 《心の祈り》/
 グッルハナの踊り(FF XIX)/聖霊降臨祭の朝(FF XXI)/
 ジプシー祭り(Songs XXX)/ラ・カラッファ/
 ニアクンのポルスカ/ニコリーネ/セシーリアの疑問
レッナールト・ヘードヴァル
 (フォルテピアノ)
 カール・ユーナス・ルーヴェ・アルムクヴィスト(1793−1866)は、スウェーデンの作家、ジャーナリスト、教師、聖職者、作曲家。ストックホルム生まれ。
 ウプサラ大学に学び、ルソーの精神に沿った農村生活をヴェルムランドで体験した後、1839年、ストックホルムの「Aftonbladet」紙の記者からジャーナリスト、作家のキャリアをスタートされました。1851年、個人的なトラブルからアメリカに逃亡。1865年にドイツに移り、翌年、ブレーメンで没しました。著作集『Tornrosens bok(野バラの本)』に収められたフィクション、詩、戯曲の創作のほか、ピアノ曲、歌曲、合唱曲のジャンルに作品を残しています。

 使用フォルテピアノ:Johan Soderberg 1806&Johan Soderberg 1813
 録音:1982年、1985年、1993年
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

CDA 1820/1821-2
(2CD-R)
\5200
クルト・ヴァイルの肖像 〜 ベルリンからニューヨークへ
 ヴァイル:
  オペレッタ 《三文オペラ》 より 快適な生活のバラード、ヒモのバラード、タンゴ・バラード、
   これが人生の唄、海賊ジェニー、人の努力の至らなさを歌うバラード/
  歌劇 《マハゴニー市の興亡》 より アラバマの歌/ 《ハッピー・エンド》 より ビルバオの歌/
  《ベルリン・レクイエム》 より ポツダムのウンター・デン・アイヒェン通りに/
  劇付随音楽 《石油ブーム》 より マルガーテの貝殻/
  フランスの歌 〜 あんたを愛してはいない、セーヌの嘆き/歌劇 《永遠の道》 より ルースの歌/
  ミュージカル《ニッカーボッカーの休日》より
   それがあなただったことはない、セプテンバー・ソング/
  ミュージカル《闇の女》より わたしの舟、生まれ変わったような気分/
  ミュージカル《ヴィーナスの接吻》より 愚かな心、恋を語るなら声をひそめて/
  歌劇《街の風景》 より 孤独な家/ミュージカル《ラブ・ライフ》 より ここにあなたといよう/
  ミュージカル《星空に消えて》より 小さな灰色の家、何千マイルも、元気でいてね、星空に消えて/
  ミュージカル《ハックルベリー・フィン》より アップル・ジャック
    トシュテン・モスベリ(テノール)、シーア・ニューベリ(ソプラノ)、
    カーリン・ヒュルテンベリエル(アルト)、
    スティーナ・ヘルベリ・アグバック(ハープ)、クット・ヘードルンド(ピアノ)、
    アンデシュ・カールクヴィスト(ピアノ)、
    ラーシュ=オーロフ・ノレーエン・トリオ、ヤン・ベリネール(ベース)、
    ハッセ・ラーション(ベース)
 アメリカのジャズやミニストレル・ショー、ユダヤのクレズマーなどから影響を受け様々な特徴的な歌を書いたクルト・ヴァイル(1900−1950)。
 代表作「三文オペラ」を始めとするオペラ、オペレッタのアリア、ミュージカル・ソング、キャバレー・ソングなどを年代順に収録し、ベルリンからパリ、ニューヨークへと移動したクルト・ヴァイルのポートレートをスウェーデンの歌手たちが表現します。

 録音:2016年4月&6月、ウプサラ
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



LHW 050
CD-R\2200→\1990
マイラ・ヘス アンコールズ&フェイヴァリッツ コロンビア&HMV録音集
 J・S・バッハ(1685-1750)/マイラ・ヘス編曲:
  主よ、人の望みの喜びよ(BWV 147 より、ピアノのための版)
  録音:1940年1月9日 初出:HMV B 9035 (matrix OEA 8340)
 J・S・バッハ:クラヴィーアのためのトッカータ ト長調 BWV 916 から アレグロ
  録音:1929年4月 初出:Columbia 1931 D (matrix W 148376)
 D・スカルラッティ(1685-1757):チェンバロ・ソナタ ハ長調 L.104
  録音:1928年2月 初出:Columbia 168M (matrix W145638)
 D・スカルラッティ(1685-1757):チェンバロ・ソナタ ト長調 L.387
  録音:1940年1月9日 初出:HMV R 9035 (matrix OEA 8341)
 セリム・パルムグレン(1878-1951):
  ピアノのための24の前奏曲 Op.17 から 子守歌(No.9)
  録音:1931年 初出:Columbia 4086M (matrix W148473)
 チャールズ・トムリンソン・グリフス(1884-1920):白孔雀(ピアノのための)
  録音:1929年4月 初出:Columbia 50149D (matrix W98656)
 トバイアス・マッセイ(1858-1945):エルフたち(ピアノのための)
  録音:1938年4月 初出:HMV B 8758 (matrix OEA 6606)
 ハワード・ファーガソン(1908-1999):ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op.8
  録音:1942年11月19日 初出:HMV C 3335/7 (matrices 2EA 9292/6)
 シューマン(1810-1856):森の情景(ピアノのための)Op.82 から 予言の鳥(No.7)
  録音:1931年2月 初出:Columbia 2512 D (matrix W151458)
 ブラームス(1833-1897):8つのピアノ小品 Op.76 から 間奏曲変イ長調(No.3)
  録音:1941年4月29日 初出:HMV B 9189 (matrix OEA 9303)
 シューベルト(1797-1828)/ルドルフ・ガンツ(1877-1972)編曲:
  「ロザムンデ」のバレエ音楽
  録音:1928年2月 初出:Columbia 67419D (matrix W 98465)
 シューマン」謝肉祭 Op.9
  録音:1938年3月27日、4月25日 初出:HMV c/3008/10 (matrices 2EA 6136/9&6188/9)
マイラ・ヘス(ピアノ)

音源:78回転盤 復刻:デイヴィッド・レニック、ADD (C)(P)2017


 
以下、Biddulphの旧譜で入手可能性があるもの

80172-2
\2200
【旧譜】
アルフレッド・デュボワ&マルセル・マース
 ベートーヴェン(1770-1827):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第7番ハ短調 Op.30 No.2
 フランク(1822-1890):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ イ長調(*)
 ドビュッシー(1862-1918):ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト短調
 ゲオルク・フォーグラー(1749-1814):
  アリア、狩とメヌエット(ヴァイオリンとピアノのための)
アルフレッド・デュボワ(ヴァイオリン)
マルセル・マース(ピアノ)
録音:1931年(*)/1936年(*以外) 音源:78回転盤 復刻:ウォード・マーストン、ADD (C)(P)2001
 

80213-2
\2200
【旧譜】
ブダペスト弦楽四重奏団
 モーツァルト(1756-1791):

  弦楽四重奏曲第19番ハ長調「不協和音」K.465
  弦楽四重奏曲第20番ニ長調「ホフマイスター」K.499
  弦楽四重奏曲第23番ヘ長調 K.590
ブダペスト弦楽四重奏団
音源:78回転盤 復刻:リック・トレス、ADD (C)(P)2004
 

80220-2
(2CD)
\2800
【旧譜】
ブダペスト弦楽四重奏団
 シューベルト(1797-1828):弦楽五重奏曲ハ長調 D 956(*)
 ブラームス(1833-1897):
  弦楽四重奏曲第1番ハ短調 Op.51 No.1
  弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.51 No.2
  弦楽四重奏曲第3番変ロ長調 Op.67
ブダペスト弦楽四重奏団
ベナール・ハイフェッツ(チェロ(*))
音源:78回転盤 復刻:デイヴィッド・ハーマン、ADD (C)(P)2007
 

80223-2
(2CD)
\2800
【旧譜】
ブダペスト弦楽四重奏団
 シューベルト(1797-1828):

  弦楽四重奏曲第13番イ短調 D 804
  弦楽四重奏曲第14番ニ短調「死と乙女」D 810
  弦楽四重奏曲第15番ト長調 D 887
  ピアノと弦楽のため五重奏曲イ長調「ます」D 667(*)
ブダペスト弦楽四重奏団
ジョルジュ・モロー(コントラバス(*))
ミェチスワフ・ホルショフスキ(ピアノ(*))
音源:78回転盤 復刻:デイヴィッド・ハーマン、ADD (C)(P)2006
 

80228-2
\2200
【旧譜】
ヨゼフ・シゲティ
 ベートーヴェン(1770-1827):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第10番ト長調 Op.96(*)
 シューベルト(1797-1828):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(二重奏曲)イ長調 D 574(+)
 ブラームス(1833-1897):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番ニ短調 Op.108(*)
ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ミェチスワフ・ホルショフスキ(ピアノ(*))
マイラ・ヘス(ピアノ(+))
音源:78回転盤 復刻:デイヴィッド・ハーマン、ADD (C)(P)2008
 

80215-2
CD-R\2200
【旧譜】
東京クヮルテット
 モーツァルト(1756-1791):

  弦楽四重奏曲第21番ニ長調 K.575
  弦楽四重奏曲第22番変ロ長調 K.589
  弦楽四重奏曲第23番ヘ長調 K.590

東京クヮルテット

録音:DDD (C)(P)2005
 

LAW 001
CD-R\2200
【旧譜】
マキシム・ヴェンゲーロフ デビューCD
 シューベルト(1797-1828):ヴァイオリンとピアノのための幻想曲ハ長調 D 934(*)
 チャイコフスキー(1840-1893):
  ヴァイオリンとピアノのためのワルツ=スケルツォ Op.34(*)
 ハインリヒ・ヴィルヘルム・エルンスト(1814-1865):
  「夏の名残のばら」による無伴奏ヴァイオリンのための演奏会用変奏曲
 イザイ(1858-1931):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調「バラード」
 ラヴェル(1875-1937):ツィガーヌ(ヴァイオリンとピアノのための)(*)
 ドビュッシー(1862-1918)/ヤッシャ・ハイフェッツ(1901-1987)編曲:
  牧神の午後への前奏曲(ヴァイオリンとピアノのための版)(*)
 フランツ・ワックスマン(1906-1967):ビゼーの「カルメン」の主題による幻想曲(*)
マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)
イリーナ・ヴィノグラードヴァ(ピアノ)
録音:DDD (C)(P)1989
 

WHL 006-7
(2CD-R)
\2800
【旧譜】
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー HMV戦前録音全集
  [CD 1]
 ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第5番ハ短調「運命」Op.67
 ワーグナー(1813-1883):楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 前奏曲と愛の死
 ワーグナー:楽劇「パルジファル」から 第1幕前奏曲と聖金曜日の音楽
  [CD 2]
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954):
  ピアノと管弦楽のための交響的協奏曲ロ短調(*)
 チャイコフスキー(1840-1893):交響曲第6番ロ短調「悲愴」Op.74
エドウィン・フィッシャー(ピアノ(*))
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
復刻:マーク・オーバート=ソーン、ADD (C)(P)1993



<映像>

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C MAJOR(映像)



74 1504
(Blu-ray)
\5800→\5390
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)
 エルプフィルハーモニー・ハンブルク〜グランド・オープニング・コンサート

 ・ブリテン:オウィディウスによる6つの変容Op.49〜「 パン」
   カレフ・ユリウス(オーボエ)
 ・デュティーユ:「瞬間の神秘」〜呼びかけ/エコー/プリズム
 ・カヴァリエーリ/アルキレイ:「ラ・ペッレグリーナ」(1589)〜高き天球から
   フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)マルグレート・ケール(ハープ)
 ・ベルント・アロイス・ツィンマーマン:「フォトプトシス」大管弦楽のための前奏曲
   イヴェタ・アプカルナ(オルガン)
 ・ヤコプ・プレトリウス:
  5声と通奏低音のためのモテッ」〜「あなたはなんと美しいことか」
   プレトリウス合奏団
 ・ロルフ・リーバーマン:フリオーソ(1947)
   シェ・ヤーオウ(ピアノ)
 ・カッチーニ:新しい音楽(1601)〜「麗しのアマリッリ」
   フィリップ・ジャルスキー(カウンターテナー)マルグレート・ケール(ハープ)
 ・メシアン:トゥランガリラ交響曲(1948)〜「終曲」
   シェ・ヤーオウ(ピアノ) トマ・ブロック(オンド・マルトノ)
 ・ワーグナー:「パルシファル」〜前奏曲
 ・ヴォルフガング・リーム:
  追悼 〜ハンス・ヘニー・ヤーンを悼む三連の詩句と引用句(世界初演)
   パヴォル・ブレスリク(テノール) イヴェタ・アプカルナ(オルガン)
 ・ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125「合唱つき」〜 第4楽章
   ハンナ・エリーザベト・ミュラー(ソプラノ) ヴィープケ・レームクール(アルト)
   パヴォル・ブレスリク(テノール) ブリン・ターフェル(バス・バリトン)
 【ドキュメンタリー】
  新しいランドマーク、エルプフィルハーモニー・ハンブルク
トーマス・ヘンゲルブロック(指揮)、
NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団、
北ドイツ放送合唱団
 (合唱指揮:フィリップ・アーマン)
バイエルン放送合唱団
 (合唱指揮:ハワード・アーマン)
KKC 9242
(Blu-ray)
〔国内仕様盤〕
\6018+税
74 1408
(2DVD)
\5600→\5190
KKC 9243/44
(2DVD)
〔国内仕様盤〕
\5556+税
 紆余曲折を経て完成したハンブルクの新しいホール、エルプフィルハーモニー・ハンブルクのグランド・オープニング・コンサート。エルプ・フィル&ヘンゲルブロックと豪華共演者たちによるライヴ映像

 収録:2017年1月11日 エルプフィルハーモニー、ハンブルク(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9 1080i HD、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.0、本編字幕:独英仏韓日、ドキュメンタリー字幕:英韓日、165分(本編112分/ドキュメンタリー53分)
 (2DVD)画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.0、本編字幕:独英仏韓日、ドキュメンタリー字幕:英韓日、165分(本編112分/ドキュメンタリー53分)

 2017 年1 月11 日にドイツ、ハンブルクでグランドオープンを果たしたコンサートホール「エルプフィルハーモニー・ハンブルク」。その記念すべきこけら落しコンサートのライヴ映像が発売となります。

 ドイツ北西部のエルベ川の河口から100km ほど上流に位置する港町ハンブルク。エルベ川が悠々と流れるハンブルク港は欧州第2 の貿易港としてその名を馳せています。
 そのハンブルクの古い工業地帯を再開発して建てられたのがエルプフィルハーモニー・ハンブルクです。
 建築設計は北京オリンピックの開幕式が行われたスタジアムや日本では青山のプラダ・ブティックを手がけた世界が注目するスイスの建築ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロン。
 ホールの最も重要音響には、世界を代表する音響設計者である豊田泰久氏が担当、設置されるピアノは内田光子氏が選定したということで、日本人も多く関わって完成しました。

 ハンブルクを代表するオーケストラである北ドイツ放響はこのホールが新たな本拠地となり、それに伴いオーケストラ名を「NDR エルプフィルハーモニー管弦楽団」と改名。
 そして小ホールを「アンサンブル・レゾナンツ」が拠点とし、新しいスタートを切っています。

 このオープニング記念コンサートはNDR エルプフィルハーモニー管弦楽団と首席指揮者ヘンゲルブロックはもちろんのこと、一流の音楽家が沢山出演しています。世界的カウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーがカッチーニの「麗しのアマリッリ」などをハープのマルグレート・ケールと共演。澄み切った歌声がホールに響き渡ります。またドイツ人現代作曲家ヴォルフガング・リームがこの日のために作曲した「追悼 〜ハンス・ヘニー・ヤーンを悼む三連の詩句と引用句」の世界初演も行われました。作家でありオルガンの制作者でもあったハンス・ヘニー・ヤーンは、晩年をハンブルクで過ごした土地ゆかりの人物。そして最後にはベートーヴェンの交響曲第9 番の終楽章。ハンナ・エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)、ヴィープケ・レームクール(アルト)、パヴォル・ブレスリク(テノール)、ブリン・ターフェル(バス・バリトン)近年目覚ましい活躍を見せている豪華ソリスト陣と華やかに締めくくっています。
 このコンサートにあわせて、建物の外観にプロジェクションマッピングを施し、「音」と「光」が融合された見事な映像に仕上がっています。

 コンサートのライヴ映像の他に、53 分のドキュメンタリーも収録されています。

 実はこのホールは2007 年に着工されてから10 年の歳月を経てようやく完成されました。
 ハンブルク港の歴史ある倉庫街をコンサートホールにしようという斬新なアイデアとデザインは、3 年の予定であった工期が10 年に、総予算は計画の10 倍に膨れ上がり、事業として多くの問題を抱えていました。その着工から完成までの紆余曲折を関係者のインタビューを交えて制作されたドキュメンタリー【新しいランドマーク、エルプフィルハーモニー・ハンブルク】。歴史の目撃者となる貴重なドキュメンタリーとなっています。





NAXOS(映像)



2.110385
(DVD)
\3800
プッチーニ(1858-1924):歌劇《ラ・ボエーム》4幕
 ルイージ・イッリカ&ジュゼッペ・ジャコーザ 台本
 アンリ・ミュルジェールの小説・戯曲『ボヘミアン生活の情景』原作
ロドルフォ:詩人…ヨアヒム・ベックステム(テノール)
ミミ:お針子…オレシャ・ゴロフネーヴァ(ソプラノ)
マルチェッロ:画家…ヴラディスラフ・スリムスキー(バリトン)
ムゼッタ:マルチェッロの元彼女…マリア・フォントシュ(ソプラノ)
ショナール:音楽家…ダニエル・ヘルストレーム(バリトン)
コッリーネ:哲学者…ミクローシュ・セベスティエン(バス)
ブノア:家主…マグヌス・ロフトッソン(テノール)
アルチンドロ…ベングト・クランツ(バス) 他
マルメ歌劇場管弦楽団&合唱団
マルメ児童合唱団
クリスティアン・バデア(指揮)
オルファ・ペーラン(演出)
リン・ホックニー(振付)
レスリー・トラヴァース(装置&衣装)
トーマス C.ヘイズ(照明)
フォルカー・ヴェルナー(ヴィデオ・ディレクター)
NBD-59
(Blu-ray)
\3800

 『ヨーロッパ中から学生たちが集まり、ラテン語で議論を交わす場』であったというパリのカルチェ・ラタン(ラテン語の地区)は、現在も学生街として知られる地域です。この一角にあるアパートの屋根裏部屋で暮らす芸術家たち=ボヘミアンがこの物語の主人公。詩人ロドルフォと貧しいお針子ミミのささやかな恋を温かく見守る仲間たちが生き生きと描かれています。
 この物語に自身の経験を重ね合わせたプッチーニは、力強く美しい旋律を与え、素晴らしい歌劇に仕立てました。若者たちはロマンティックな夢を見ていますが、物語は残念なことに悲劇的な終わりを迎えることになり、見る人はみな涙せずにはいられません。
 原作は1830年のパリの下町が舞台ですが、演出家のオルファ・ペーランは舞台を現代に移し、ジーンズを履いた若者たちに舞台を闊歩させることで、普遍的な物語として表現することに成功しました。歌手たちの生き生きとした歌唱、豊潤な音楽にもご注目ください。

 収録時間:117'58”   音声:ステレオ2.0/DTS5.1(DVD)         ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)         イタリア語歌唱   字幕:イタリア語・英語・ドイツ語・フランス語   画面:16:9   REGION All(Code:0)   DVD…片面2層ディスク  Blu-ray・・・ニ層 50GB 1080i  High Definition 日本語字幕なし
 

2.110386
(DVD)
\3200
PIXEL
 ムーラ・メズキ(アーティスティック・ディレクター&振付)
アドリアン・モンド&クレア・バルダーヌ
カンパニー・ケーフィグ
アルマン・アマール(音楽)
ベンジャミン・レブレトン(シノグラフィー)
ヨアン・ティヴォリ(照明)
パスカル・ロバン(衣装)
モハメド・アタムナ(ヴィデオ・ディレクター)
NBD-60
(Blu-ray)
\3200

 ヴァーチャル・ダンサーと生身のダンサー、総勢11名が織り成す現代的なパフォーマンス。
 降りしきる雪、雨、歪む地面。絶え間なく変化するステージ上の風景は全て映し出される3D映像です。
 そして、これらに反応して踊るダンサーの鋭敏な動きは、見る者を魅了してやみません。
 最小限に使われた音楽も、ダンサーの動きを阻むことなく実に効果的。
 幻想的な舞台は、新しいダンスの領域を広げます。一度見たらくせになります。

 2014年1月21日 M.A.C. de Creteil High Definition映像 収録時間:70'41"+32'06"(メイキング映像…フランス語)音声:ステレオ2.0 字幕(メイキング映像):英語・日本語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray・・・ニ層 50GB 1080i  High Definition
 


2.110387
(DVD)
\3200
ヘンデル(1685-1759):オラトリオ「メサイア」HWV56 ハンナ・ヘアフルトナー(ソプラノ)
ガイア・ペトローネ(アルト)
ミヒャエル・シャーデ(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス)
ザルツブルク・バッハ合唱団(アロイス・グラスナー…合唱指揮)
バッハ・コンソート・ウィーン
ルベン・ドゥブロフスキー(指揮)
NBD-61
(Blu-ray)
\3200

 聖書のテキストを元に、預言書に描かれたイエスの姿を追うことで、救世主としてのイエス・キリストの姿を描き出したヘンデルの名作オラトリオ「メサイア」。
 1742年の初演当時は、このテキストの扱いが論争を呼んだとされていますが、演奏を重ねるうちに、「ハレルヤ・コーラス」での華麗な合唱の扱いや、巧みな独唱、荘厳なオーケストラなど作品の持つ普遍的な価値が認められ、現在ではイギリスを始め、世界中で最も人気のある宗教曲の一つに数えられています。
 この演奏は、オーストリア、クロイスターノイブルクの教会で開催された演奏会のライヴ。復活祭の記念コンサートということで、全てに溌剌とした雰囲気が漂っています。
 ポーランド系イタリア人指揮者ドゥブロフスキーはバッハ・コンソート・ウィーンの共同設立者。貴重な作品の復刻にも力を入れています。

 2016年3月19日 オーストリア クロイスターノイブルク修道院教会

収録時間:117'58” 音声:ステレオ2.0/DTS5.1(DVD)      ステレオ2.0/dts-HDマスターオーディオ5.1(Blu-ray)    イタリア語歌唱 字幕:イタリア語・英語・ドイツ語・フランス語 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク Blu-ray・・・ニ層 50GB 1080i  High Definition 日本語字幕なし

















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