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≪第93号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その4 2017/7/18〜







7/21(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



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CHANNEL CLASSICS



CCSSEL 2498
(2CD/特別価格)
\2500→\2290
※再プレス
レイチェル・ポッジャー
 廃盤となっていたバッハ無伴奏全曲セットがついに再プレス
  J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ全集

 ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
 パルティータ第1番ロ短調 BWV.1002
 パルティータ第2番ニ短調 BWV.1004
 パルティータ第3番ホ長調 BWV.1006
 ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
 ソナタ第3番ハ長調 BWV.1005
レイチェル・ポッジャー
 (ヴァイオリン)

 天女レイチェル・ポッジャーの伝説の名盤!「バッハ無伴奏」全集盤がついに再プレス!!

 ☆伝説はここから始まった! ポッジャーの記念碑的名演奏!
 ☆廃盤となっていたバッハ無伴奏全曲セットがついに再プレスされます!

 1997年から2002年にかけてイングリッシュ・コンサートのリーダーを務め、2006年には自身が主宰するブレコン・バロック・フェスティヴァルの芸術監督に就任。オランダのChannel Classicsより数々の名盤を生み出し、2015年に英国王立音楽アカデミー(RAM)のバッハ賞を受賞(女性としては初受賞)したバロック・ヴァイオリンの天女レイチェル・ポッジャー。
 ポッジャーの名声を世界へ轟かせる最初のきっかけとなったのが、このバッハの無伴奏ソナタ&パルティータの記念碑的名演奏。長らく廃盤となっていた2枚組全集セットの限定盤(CCSSEL 2498)がついに再プレスされます。
 分売されていたCCS12198とCCS14498も現在は入手困難となっており、この全集セットはポッジャーのバッハ無伴奏を聴くことができる貴重な機会となります。
 天女レイチェル・ポッジャーが20世紀の終わりにペザリニウス1739年製のバロック・ヴァイオリンで弾いた至高のバッハ。
 レコード史に燦然と輝く永遠の名盤をお見逃しなく!

 ※使用楽器:1739年、ジェノヴァのペザリニウス制作
 ※録音:1998年12月&1999年4月、メノ派教会(オランダ、デフェンテル)



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PENTATONE


PTC 5186682
(2SACD HYBRID)
\4200
※LP同時発売
ユリア・フィッシャー、ジャケット一新で再登場!
 J.S.バッハ(1685-1750):
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)

  Disc 1
   (1)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
   (2)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
   (3)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
  Disc 2
   (4)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
   (5)無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
   (6)無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
ユリア・フィッシャー
 (ヴァイオリン;
  1750年製グァダニーニ)
KKC 5777/78
(2SACD HYBRID)
〔国内仕様盤〕
\4200+税
※LP同時発売

 教会に響き渡る極上の調べ。ユリア・フィッシャーのバッハ無伴奏がジャケット一新で再登場!

 セッション録音:2004年12月/ドープスヘヅィンデ教会(アムステルダム)/DSD、マルチチャンネル、Disc1 73’ 08”、Disc2 76’ 52”
 プロデューサー:ヨブ・マールセ/バランス・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン/エディティング:エルド・グルート、セバスチャン・ステイン

 SACD ハイブリッド盤。
 ユリア・フィッシャーの名盤、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全集がジャケット一新で登場します。
 ユリア・フィッシャーはミュンヘン生まれ。3 歳でヴァイオリンを、その後ピアノも習いはじめ、すぐにその才能を開花させ、ヴァイオリン、ピアノそれぞれで国際的なコンクールに複数回優勝しています。10 代の頃から商業録音の依頼を一切断り続けていたフィッシャーはヤコフ・クライツベルクとの出会いにより21 歳のときにハチャトゥリアン、プロコフィエフ、グラズノフのヴァイオリン協奏曲(PTC 5186591)でPENTATONE レーベルからセンセーショナルなデビューを果たしました。
 バッハの無伴奏はデビュー・ディスクと同年、2004 年12 月、オランダのドープスヘヅィンデ教会におけるセッションです。当録音のバランス・エンジニアをつとめたジャン=マリー・ヘイセン氏が最も記憶に残る録音にもあげている、まさに伝説的な録音はフィッシャーの驚異的な集中力で全集を完成させました。全ての音色が瑞々しく説得力に満ちた演奏は当時21 歳にして既に自己のスタイルが確立されていることを証明しております。
 また、当時使用していた名器グァダニーニのふくよかな音色にも注目です。(再発売にともない旧盤PTC 5186072 は廃盤となります。)



ユリア・フィッシャーのバッハといえばこれ
バッハ:ヴァイオリン協奏曲集


 大ファンというわけじゃないんだけど、ついつい気になって聴いてしまう。
 ユリア・フィッシャー。
 不吉な感じのする「魔」的な美貌に惹かれるのか?実際今度の新譜のジャケットの写真はちょっと人間離れしている。
 もちろんアイドルではないのはわかっている。しかしその地獄的な美貌抜きにこの人は語れない。カワイコちゃん大好きレーベルDECCAがついに「生み&育ての親」のPENTATONEから彼女を奪い去ってしまったのも、結局その美貌によるところが大きいだろうから。

 とはいえやはり語るべきはもちろんその演奏。
 これまでの演奏を聴いていると、ハチャトゥリアンやチャイコフスキーでは魔的地獄的猛禽類演奏をたっぷり聴かせてくれて大満足。メンデルスゾーンのピアノ・トリオも才気煥発。一方モーツァルトやブラームスなどではもうひとつ暴れ方が足りない。ノリノリのロマンティックな曲が相性いいのか?またオケがロシア・ナショナル管だと調子いいのか?
 そのあたりはまだよくわからなかった。ただ、出来不出来はある、というのは感じた。
 それが今度はバッハ。そしてオケはアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ。
 ・・・これは・・・相性が悪く、調子も悪くなってしまいそうな予感。正直期待できない。一番向いていない要素をわざわざ持ちこんできたようなもの。
 なのでジャケットだけを眺める日が続いたが、ついにターンテーブルに載せる日が来た。

 悪くない。
 もちろんこの曲に猛禽類的演奏はない。速めの演奏でアグレッシヴに進んでいくが、決して暴れてはいない。ハチャメチャはしてない。
 しかし、しっかり自分のヴァイオリンを聴かせてくる。決して控えめではない。解釈的な自己主張はきつくないが、ヴァイオリンを聴かせるという一点に関しては極めて強烈。
 だからよくありがちなメジャー移籍デビュー盤にあるような不完全燃焼はない。指揮者をおかなかったのも良かったかもしれないが、ユリア・フィッシャーというヴァイオリニストの存在と体温をしっかり感じさせてくれる演奏だった。

 うーん・・・それともこのジャケットの視線に幻惑されているのか・・・。なんにしてもこの「眼」は普通じゃない。(「やっぱりクラシックは死なない!」より)


DECCA
478 0650
\2300
J.S.バッハ:
 1)2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043
 2)ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041
 3)ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042
 4)ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV1060
ユリア・フィッシャー(Vn)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ






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ONYX



ONYX 4167
\2500→\2290
意外にも初の録音
 ジェームズ・エーネス、マンゼ&RLPOとの「ベトコン」

 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
  ロマンス第1番ト長調 Op.40
  ロマンス第2番ヘ長調 Op.50
 シューベルト:ロンド イ長調 D.438
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
アンドルー・マンゼ(指揮)
ロイヤル・リヴァプール・フィル
 カナダの天才ジェームズ・エーネス、マンゼ&RLPOとの「ベトコン」!

 ☆カナダが誇る天才ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス!
 ☆「クロイツェル・ソナタ」に続くベートーヴェン・アルバムは、「ベトコン」が登場!

 「地球上に存在する完璧なヴァイオリニストの1人」(英デイリー・テレグラフ紙)など圧倒的評価を受けているカナダのヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジェームズ・エーネス。
 2017年3月に発売され高く評価されたベートーヴェンの「クロイツェル・ソナタ(ONYX 4170)」に続くエーネスのベートーヴェン・アルバムは、古典派〜ロマン派を中心に幅広いコンチェルト・レパートリーを持つエーネスにとって、意外にも初の録音となるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。
 アンドルー・マンゼとロイヤル・リヴァプール・フィルという完璧な布陣を敷いて、ヴァイオリニストにとって最高の挑戦となるベートーヴェンの傑作コンチェルトを贈ります。



ジェームズ・エーネス「クロイツェル・ソナタ」


ONYX 4170
\2500→\2290
カナダの天才ジェームズ・エーネス「クロイツェル・ソナタ」!
 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第6番イ長調 Op.30-1
  ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47《クロイツェル》
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
アンドルー・アームストロング(ピアノ)
 天才エーネスのソナタ集第3弾は、ベートーヴェン!

 エーネスが長年コンビを組むアンドルー・アームストロングとのデュオによるヴァイオリン・ソナタ集第3弾は、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ集が登場!
 美しく内観的な第6番と、勇ましく劇的な第9番「クロイツェル」。元々第6番の終楽章であったものが第9番のフィナーレに転用されるなど関連性を持ち、ともにイ長調でありながら異なったムードを持つ2つの作品の姿を、天才エーネスが鮮やかに描いてくれることでしょう。




ONYXが復活させたエーネス伝説の名演


ONYX 4164
(2CD/特別価格)
\4000→\3690
同曲屈指の名演・・・ひょっとしたら「最高の名演」かもしれない
 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集

 ヴァイオリン協奏曲
  第1番変ロ長調 K.207/第2番ニ長調 K.211/
  第3番ト長調 K.216/第4番ニ長調 K.218/
  第5番イ長調 K.219《トルコ風》/
 アダージョ ホ長調 K.261/
 ロンド 変ロ長調 K.269(261a)/ロンド ハ長調 K.373
ジェームズ・エーネス(ヴァイオリン)
モーツァルト・
 アニヴァーサリー・オーケストラ
 
 カナタ放送協会のレーベルCBC。 今はほとんど活動していない。
 このエーネスのモーツァルトはこのCBCからリリースされていて、店主の大推薦アルバムだった・・・が、残念ながらオークションの異常高騰価格以外では入手することはできなかった。
 それがONYXから復活発売されることになったわけである。


(当時のコメントから)

 すごかった。
 正直、ここまでとは思わなかった。

 モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集・・・。

 もちろん数々の名演名盤がひしめく。
 ・・・しかし店主としてはどの演奏も若きモーツァルトに翻弄されて、もうひとつ核心に迫れず撤退している演奏が多かった。というか、この曲の核心を突くことなど人間には不可能と思っていた。

 しかし・・・エーネス・・・かなり近い。
 この天衣無縫さと、湧き出る天才的感性。

 これがモーツァルトのヴァイオリン協奏曲。カデンツァも素敵。

 すべてにおいてモーツァルトと感性がシンクロしているような気がする。
 真の天才だけがなせる業ということか。





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ONYX 4168
\2500→\2290
カラビッツ&ボーンマス響
 ウォルトン:交響曲第1番&第2番

  交響曲第1番変ロ長調
  交響曲第2番
キリル・カラビッツ(指揮)
ボーンマス交響楽団

 ウクライナの若き注目指揮者 キリル・カラビッツ、新録音はウォルトンの交響曲!

 ☆ウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ!
 ☆プロコフィエフに続く交響曲アルバム、ウォルトンが登場!

 2008年からボーンマス交響楽団の首席指揮者を務め、2016年にはヴァイマル・ドイツ国民劇場(Deutsches Nationaltheater and Staatskapelle Weimar)の音楽監督&首席指揮者にも就任し注目を浴びているウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。
 プロコフィエフの交響曲と珍しい作品を組み合わせたプログラムで大成功を収めた「プロコフィエフの交響曲全集」に続く新録音は、なんとウィリアム・ウォルトンの交響曲集が登場!
 2016年には読売日響を振った来日公演を成功させたカラビッツ。ディスコグラフィーの殆どをロシア音楽が占めるカラビッツが新たに挑む、20世紀イギリス音楽史における傑作交響曲にご期待あれ!



1976年生まれ、ロシア
キリル・カラビッツ

 キリル・カラヴィッツはウクライナ国立歌劇場の首席客演指揮者の任に加えて、2004/2005シーズンよりストラスブール・フィルの首席客演指揮者を務め、ブダペスト祝祭管、フランス放送フィルでアシスタントをつとめた実力派の若手指揮者。日本への客演経験も持つのでご存知の方も多いと思う。
 そのカラビッツがいよいよ英国に渡りボーンマス交響楽団の首席指揮者に就任。カラビッツの時代が近づいてきているのがなんとなく肌でわかる。ご覧のとおり、今回紹介した指揮者の中で唯一の武闘派タイプのルックス。青年時代のベートーヴェンを思わせる風貌。





ONYX 4074
\2500→\2290
逸材キリル・カラビッツ再登場!チャイコフスキーの交響曲第2番!
 チャイコフスキー:交響曲第2番ハ短調Op.17《小ロシア》
 ムソルグスキー:
  交響詩《はげ山の一夜》(原典版)
  組曲《展覧会の絵》(ラヴェル編)
キリル・カラビッツ(指揮)
ボーンマス交響楽団
 ボーンマス交響楽団を振った「ハチャトゥリアン(ONYX 4063)」の大成功により、新進気鋭の若手指揮者から一気に次代の名指揮者候補へと飛躍を遂げたキリル・カラビッツ。
 2008年から首席指揮者を務めている手兵、ボーンマス交響楽団とのレコーディング・プロジェクト第2弾は、前作に引き続きロシアン・プログラム、チャイコフスキー&ムソルグスキー!
 チャイコフスキーでは敢えて「後期三大交響曲」ではなく、『交響曲第2番「小ロシア(ウクライナ)」』を選曲してきたカラビッツ。
 ウクライナ、キエフ出身のカラビッツにとって、祖国の民謡が用いられたチャイコフスキーの傑作は"最も燃える"作品の1つなのだろう。


ONYX 4063
\2500→\2290
ハチャトゥリアン:
 バレエ音楽《スパルタクス》より
  序奏とニンフの踊り、エギナとガルモジーのアダージョ、
  エギナの変奏とバッカナール、
  情景とクロタルを持った踊り、
  スパルタクスとフリーギアのアダージョ、
  ガディスの娘の踊り
 バレエ音楽《ガイーヌ》より
  友人たちの踊り、じゅうたん刺繍、レズギンカ、
  ウズンダアラ、娘たちの踊り、アイシャとガイーヌ、
  アイシャのモノローグ、山岳人の踊り、剣の舞、ゴパック
キリル・カラビッツ(指揮)
ボーンマス交響楽団
※録音:2010年7月1日−2日、ライトハウス(ドーセット/イギリス)
 ウクライナ生まれの若きマエストロ、キリル・カラビッツがボーンマス交響楽団と共にオニックス初登場!
 そして予想通り両者の快進撃は目覚しく、このハチャトゥリアンの2大バレエが本格始動したこのコンビの名刺代わりとなる!



「このプロジェクトにはかなりの驚きが含まれている」
キリル・カラビッツ
プロコフィエフ:交響曲全集



ONYX 4137
\2500→\2290
フィナンシャル・タイムズ紙、デイリー・テレグラフ紙、サンデー・タイムズ紙など大手メディア絶賛
キリル・カラビッツ(指揮)&ボーンマス響
 プロコフィエフ:交響曲全集Vol.1

  交響曲第3番ハ長調 Op.44
  交響曲第7番嬰ハ短調 Op.131
  交響曲第7番の別エンディング
キリル・カラビッツ(指揮)
ボーンマス交響楽団
 キリル・カラビッツ&ボーンマス交響楽団プロコフィエフ交響曲全集始動!

 2008年から首席指揮者を務めるボーンマス交響楽団とともに「ハチャトゥリアン(ONYX 4063)」でONYXに登場し、「チャイコフスキー(ONYX 4074)」のロシアン・プログラムで話題を集めてきたウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。 ついに、ロシアン・シンフォニーの大作、プロコフィエフの交響曲全集がスタート!
 プロコフィエフの生まれもカラビッツと同じウクライナ(当時はロシア領)であり、思い入れも深いようだ。「このプロジェクトにはかなりの驚きが含まれている」と語っており、交響曲だけでなく、プロコフィエフの珍しい作品やウクライナ時代の作品などが含まれ、ブックレットにはプロコフィエフの専門家、ダニエル・ヤッフェ(Daniel Jaffe)とのインタビューが収録されるという意義高いサイクルになる。
 第1弾となる今作でも、2通りのエンディングが知られる交響曲第7番ではその両方を収録。死の前年のプロコフィエフが思い描いた、静かに消えるように終わるエンディング。そしてソ連当局からの批判を交わすために用意された、明るく華やかな(時には「騒々しい」とさえ批評される)エンディングとが、聴き比べられるようになっている。
 驚きと発見の詰まったキリル・カラビッツのプロコフィエフ・サイクル。



ONYX 4139
\2500→\2290
カラビッツ&ボーンマス響
 プロコフィエフ:交響曲全集Vol.2

  交響曲第1番ニ長調 Op.25 《古典》
  交響曲第2番ニ短調 Op.40
  シンフォニエッタ Op.5/48
  交響的スケッチ 《秋》 Op.8
キリル・カラビッツ(指揮)
ボーンマス交響楽団
 キリル・カラビッツ&ボーンマス交響楽団、プロコフィエフ交響曲全集第2弾!

 2008年からボーンマス交響楽団の首席指揮者を務める、ウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。ついにスタートしたプロコフィエフの交響曲全集。
 第1弾はフィナンシャル・タイムズ紙、デイリー・テレグラフ紙、サンデー・タイムズ紙など大手メディアから絶賛のレビューが続出と幸先の良いスタートを切っています。
 「ウクライナ」というキーワードで結ばれている、カラビッツとプロコフィエフ(プロコフィエフの生まれた村、当時ロシア領のソンツォフカは、現在はウクライナ)。
 交響曲だけでなく、プロコフィエフの珍しい作品やウクライナ時代の作品などが併録されていくのも、このシリーズの特徴の1つ。第2弾では、1909年に作曲された「シンフォニエッタ」、1910年に作曲された交響的スケッチ「秋」の2曲、10代後半のプロコフィエフによって作られた2つの余り知られていない佳作を収録。「このプロジェクトにはかなりの驚きが含まれている」とカラビッツの語る期待のプロジェクト。


ONYX 4147
\2500→\2290
キリル・カラビッツ&ボーンマス響
 プロコフィエフ:交響曲全集Vol.3

  交響曲第4番ハ長調 Op.47(1930年版)
  交響曲第5番変ロ長調 Op.100
  交響的絵画《夢》Op.6
キリル・カラビッツ(指揮)
ボーンマス交響楽団

 キリル・カラビッツ&ボーンマス交響楽団、プロコフィエフ交響曲全集第3弾!
 好調リリース!比類なきパフォーマンスで贈るカラビッツのプロコフィエフ第3弾!

 2008年からボーンマス交響楽団の首席指揮者を務める、ウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。
 2014年初頭に始動し、第1巻、第2巻とも大絶賛のうちに迎えられたプロコフィエフの交響曲全集。好調にリリースの続く第3弾は、交響曲第4番の原典版(1930年版)と、プロコフィエフ屈指の名曲である交響曲第5番!
 「ウクライナ」というキーワードで結ばれている、カラビッツとプロコフィエフ(プロコフィエフの生まれた村、当時ロシア領のソンツォフカは、現在はウクライナ)。交響曲だけでなく、プロコフィエフの珍しい作品やウクライナ時代の作品などが併録されていくのも、このシリーズの特徴の1つで、第3弾では19歳のプロコフィエフ(1910年)が書いた交響的絵画「夢」を収録。


ONYX 4153
\2500→\2290
未完の交響曲。世界初録音!
 キリル・カラビッツ(指揮)&ボーンマス響
  プロコフィエフ:交響曲全集Vol.4

  交響曲第4番ハ長調 Op.112(1947年改訂版)
  交響曲ト長調(1902)からの楽章(世界初録音)
  交響曲第6番変ホ短調 Op.111
キリル・カラビッツ(指揮)
ボーンマス交響楽団

 キリル・カラビッツ&ボーンマス交響楽団、プロコフィエフ交響曲全集最終巻!
 11歳のプロコフィエフが書いた未完の交響曲。世界初録音!

 2008年からボーンマス交響楽団の首席指揮者を務める、ウクライナの若きマエストロ、キリル・カラビッツ。
 2014年初頭に始動し、大絶賛で迎えられているプロコフィエフの交響曲全集。最終巻となる第4弾は、交響曲第4番の改訂版(1947年版)と、交響曲第6番、そして世界初録音となる、1902年に書かれた習作「交響曲ト長調」からの楽章を収録!
 「ウクライナ」というキーワードで結ばれている、カラビッツとプロコフィエフ(プロコフィエフの生まれた村、当時ロシア領のソンツォフカは、現在はウクライナ)。交響曲だけでなく、プロコフィエフの珍しい作品やウクライナ時代の作品などが併録されていくのも、このシリーズの特徴の1つ。
 プロコフィエフが最も初期に作曲を試みた交響曲から、どのような姿が浮かび上がるのか。「このプロジェクトにはかなりの驚きが含まれている」とカラビッツの語る期待のプロジェクトの堂々たる完結にご期待ください!









SIGNUM CLASSICS


SIGCD 490
\2400
沈黙と音楽 〜 イギリスの合唱作品集 ガブリエリ・コンソート
ポール・マクリーシュ(指揮)
 スタンフォード:青い鳥/
 エルガー:甘い調べ/
 ヴォーン・ウィリアムズ:沈黙と音楽/
 ハウエルズ:夏は来た/
 ヴォーン・ウィリアムズ:いばらの道を通って、冬は去った/
 マクミラン:ギャラント・ウィーヴァー/
 グレインジャー:ブリッグの定期市/
 ヴォーン・ウィリアムズ:きじばと/
 ダヴ:クックロビン/
 グレインジャー:三羽のカラス/
 ブリテン:月見草/
 ワーロック:春のすべての花/
 エルガー:フクロウ/
 ヴォーン・ウィリアムズ:休息
 マクリーシュ&ガブリエリ・コンソート!最新作は20世紀英国のパートソング集!

 古楽界の鬼才ポール・マクリーシュとガブリエリ・コンソートの代名詞となった"大編成"「オラトリオ」と対を成すもう1つのプロジェクトである"小編成"「合唱作品集」。
 キリストの降誕を祝った「インカーネイション」(SIGCD 346)に続く「合唱作品集」の最新作となるこの「沈黙と音楽」は、「パートソング」が最盛期を迎えた20世紀のイギリスをテーマとしたプログラム。
 合唱の形式の1つである「パートソング」に情熱を注ぎ、人間の声が持つ無限の可能性と同じくらい詩を愛していると語るマクリーシュ。
 OVPP(One Voice Per Part)によるバロック&ルネサンス音楽、超巨大編成によるオラトリオ&レクイエムなど、常に新たな可能性と発見を求め続けてきたマクリーシュとガブリエリ・コンソートの美しきハーモニーが、音楽と詩が織り成す20世紀イギリスのパートソングの魅力を広く伝えてくれることでしょう。

 ※録音:2016年7月9日−11日、チャーターハウス・スクール・チャペル(サリー、イギリス)



 

SIGCD 516
\2400
庭の日差 〜 スティーヴン・ウィルキンソン:歌曲集
 グランチェスター/誇らしげなうたつぐみ/飼い葉桶で/
 ジョリー・ジャンキン/永遠の夏/冬の雪/礼拝堂/
 天上/アワーグラス/来れ、死よ/気難しい年寄りと若者/
 ある少女に/あまり長く愛してはいけない/モード・ゴン/
 政治/春と秋/庭/庭の日差/ゲート・イン・ザ・ウォール/
 ランニング・トゥ・パラダイス/バードスピーク/
 ふくろうと子猫ちゃん/風と月/キス
マイリ・ローソン(ソプラノ)
クレア・ウィルキンソン
 (メゾ・ソプラノ)
ジェームズ・ギルクリスト(テノール)
マシュー・ブルック(バス)
アンナ・マークランド(ピアノ)
イアン・バックル(ピアノ)

 BBCノーザン・シンガーズやマンチェスターのウィリアム・バード・シンガーズなど、50年以上にわたりヨーロッパ各地の合唱団で指揮者として活躍したイギリスの大ベテラン、スティーヴン・ウィルキンソン(1919年生まれ!)の歌曲集。
 フィンジやガーニー、クィルターなどに代表されるイギリス歌曲の伝統的なスタイルに則ったウィルキンソンの歌曲を歌う歌手たちは、ローソン、ウィルキンソン、ギルクリスト、ブルックと豪華!

 ※録音:2015年10月12日−14日、ワイアストン・コンサート・ホール(モンマス、イギリス)



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NAXOS



8.572880
\1200
シューマン(1810-1856):ピアノ・デュオのための編曲集 第4集
 シューマン夫妻による交響曲第2番ピアノ版

 交響曲 第2番 ハ長調 Op.61(1845-1846)
  ロベルト&クララ・シューマンによる4手ピアノ編:出版1849年
 1.第1楽章:Langsam-Energisch, lebhaft
 2.第2楽章:Scherzo: Sehr lebhaft-Trio I-Trio II
 3.第3楽章:Langsam
 4.第4楽章:Sehr rasch
 5.歌劇《ゲノフェーファ》Op.81-序曲(1847)
  ロベルト・プレッチュナーによる4手ピアノ編
   (作曲者自身による改訂:出版1850年)…世界初録音
 6.序曲「ジュリアス・シーザー」Op.128(1851)
  ヴォルデマール・バルギールによる4手ピアノ編
   (作曲者自身による改訂:出版1854年)…世界初録音
 ホルンと管弦楽のための「コンチェルト・シュトック」Op.86(1849)
  編曲者不詳:4手ピアノのための大二重奏曲(出版1864年)…世界初録音
  7.第1楽章:Lebhaft
  8.第2楽章:Romanze: Ziemlich langsam (doch nicht schleppend)
  9.第3楽章:Sehr lebhaft
エッカレ・ピアノ・デュオ
 (マリコ・エッカレ&フォルカー・エッカレ)

 現代のような録音技術がなかった時代、オーケストラの演奏を聴くことができたのは一部の上流階級の人々に限られていました。
 そこで当時の出版社は、大編成の作品を家庭でも楽しめるように「ピアノの連弾用に編曲したオーケストラ作品」を次々に出版し、家庭やサロンでの需要に応えていました。
 自身の作品の普及に力を注いでいたシューマンも、自作の交響曲や序曲を連弾用に編曲し出版を重ねました。もちろん自身が編曲しただけでなく、妻クララの助けを借りたり、時には自身の義理の弟(クララの父親違いの弟)バルギールや、名オルガニスト、プレッチュナーが編曲に携わりましたが、最終的にはシューマン自身が手を加え、連弾で演奏しても原曲に遜色ない仕上がりとなっています。
 シリーズを通じて演奏しているのは2006年に創設された“エッカレ・ピアノ・デュオ”。連弾作品を精力的に演奏しているドイツ人フォルカーと日本人真理子の夫婦デュオです。

  録音 2015年4月8-9日,8月24-25日 Stadthalle Ettlingen, Baden-Wurttemberg, Germany Total Playing Time:75'58"
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8.573685
\1200
スヴィリードフ(1915-1998):歌曲集「ロシア漂流」他
 カンタータ「雪が降る」(1965)
  1.雪が降る
  2.魂
  3.夜
 4-6.室内オーケストラのための音楽(1964)

 セルゲイ・エセーニンの詩による歌曲集「ロシア漂流」(1977/2016)
  (L.レゼトディノフによる管弦楽伴奏版)…世界初録音
  7.第1番:秋
  8.第2番:私は最愛の家の後ろに残る
  9.第3番:門を開けよ、守護天使
  10.第4番:銀の小道
  11.第5番:ロシア漂流
  12.第6番:シモン、ペーター…あなたたちはどこに
  13.第7番:わが父の家よ、あなたはどこに
  14.第8番:天の川の汚れなき祈り
  15.第9番:死の角笛の響き
  16.第10番:秋のフクロウの叫び
  17.第11番:私は幸福を信じる
  18.第12番:わが祖国、幸せと永遠の時
ミラ・シキルティル(メゾ・ソプラノ)…7-18
ニコライ・マツァーラ(ピアノ)…4-6
セルゲイ・ヴォロシュウク(フレンチ・ホルン)…4-6
リムスキー=コルサコフ音楽大学女声合唱団…1-3
サンクトペテルブルク・ラジオ&テレビ少年合唱団…1-3
ユーリ・セーロフ(指揮)
サンクトペテルブルク交響楽団

 20世紀ロシアの作曲家スヴィリードフ。1935年、専門学校在学中にプーシキンの詩による「6つのロマンス」で成功を収め、レニングラード音楽院に進みショスタコーヴィチに師事、映画音楽や付随音楽など数多くの作品を書きましたが、中でもロシアの民族的主題に基づく声楽曲はスヴィリードフの得意とするジャンルで、比較的平易なメロディを用いた作品は、現代でもロシアを中心に広く愛されています。
 「雪が降る」はスヴィリードフが生涯愛した、小説家パステルナークのテキストが用いられた小カンタータ。深々とした静けさと、民族的な温かさが感じられる3つの部分から成っています。1966年まで作品が禁書とされていた詩人エセーニンの詩による歌曲集「ロシア漂流」は、詩の持つ神秘性が際立つ名作です。

 録音 2016年6月19-21日 St Petersburg Radio Studio, Russia Total Playing Time:64'54"


 店主が気になるのはそのカンタータと歌曲の間にひっそりとはさまれた「室内オーケストラのための音楽」。多分聴いたことのない曲。どんな曲なのだろう。






ALTO
ALC 1317
\1800
海外直輸入
あまりの過剰なロマンにびっくりする人も多いと思う。
 スヴィリドフ「吹雪」

ゲオルギー・スヴィリドフ(1915-1998):

  吹雪(プーシキンの物語への音楽の挿絵;全9曲)(*)
  プーシキンの花輪(合唱のための協奏曲)(+)
  ロシア詩人の詩による5つの合唱曲 から(#)
   失くした青春/青い夕べ/馬の群れ
モスクワ放送交響楽団(*)
ヴラディーミル・フェドセーエフ(指揮(*))
ノオヴォシビルスク室内合唱団(+)
ボリス・ペヴズネル(指揮(+))
モスクワ室内合唱団(+)
ヴラディーミル・ミーニン(指揮(+))
レニングラード・ミハイル・グリンカ合唱団(#)
ヴラディスラフ・チェルヌシェンコ(指揮(#))

 どういうわけか何度発売されてもすぐに廃盤の憂き目に遭うフェドセーエフのスヴィリドフ「吹雪」。
 廉価盤レーベルALTOから登場。昨年ベストセラーになったが・・・どうやら早くも入手困難になりつつある。今回は海外直輸入。

 
録音:1975年(*)/1980年(+) 原盤:Melodiya 前出:MELCD 1002202(*/+)
(C)1986, 1987 Gramzapis / 2002 CDK



 スヴィリドフの《吹雪》!

 旧ソ連時代の大作曲家の1人、ゲオルギー・スヴィリドフ(1915−1998)。
 スヴィリドフの音楽を振らせれば右に出る者はいないと言っても過言ではないフェドセーエフの「吹雪」(1975年録音)の復活。
 名匠ミーニンとモスクワ室内合唱団が歌う「プーシキンの花輪」もスヴィリドフ・ファン、近代ロシア音楽ファンならば聴き逃せない。
 演奏者、プログラムともに鉄板です。


<店主のたわごと>

 ソチのオリンピック開会式で「ソビエト時代」を代表する作曲家として登場したのがスヴィリドフ。
 今から20年前、スヴィリドフといっても日本でその名を知る人はあまりいなかった。

 ところがそのコテコテでイケイケのプロパガンダ音楽は、20代の店主のハートをぶち抜いた。

 曲のタイトルは「吹雪」。


 どういう事情で、どういう過程でその曲が生まれたか当時は知る由もなかったが、クラシック売り場で売るには恥ずかしいほどのドロドロ・ロマンティック音楽。部下が「これ映画音楽じゃないですかー」と言ってきたほど(実は元は映画音楽なのでそれは正しい)。

 しかし調べてみるとスヴィリドフの作品はソ連時代の体制派音楽ということで、新体制ロシアになってからはかえって疎まれ、聴かれることはほとんどないという(スヴィリドフは体制派の首領として「悪質な独裁者」だった)。

 しかしあれから時代が変わった。スヴィリドフの作品を純粋に「音楽」として聴いてもいい時代が来たのだ。
 ということでフェドセーエフの1回目の録音で聴きましょう。2回目の録音は廃盤なので。


 ゲオルギー・ワシリエヴィチ・スヴィリドフ。1915年ロシア生まれ。
 クールスの農村で育ち、やがてレニングラード音楽院で音楽を学ぶ。そしてそこで若き音楽教師ショスタコーヴィチと出会う。彼の人間離れした記憶力と卓越した作曲能力はショスタコーヴィチにも賞賛された。
 その後スヴィリドフは多くの作曲家が失脚する中、ソビエトの体制にしっかりと食い込み、1963年にロシア人民芸術家、1970年にはソビエト人民芸術家の称号を贈られている。まさしく体制側の象徴のような存在となったわけである。実際デニソフはロシア作曲家同盟を指導していた頃のスヴィリドフのことを、「悪質な独裁者で、利己的で、自分の宣伝だけしていた」、と語っている。そういうお国お抱え作曲家だったのである。そんな訳で彼の作品は、国威発揚的題材のため、国外ではほとんど知られなかった。
 しかしその音楽はロシア新ロマン派!
 国家のために、国民の労働のために作られたそれらの作品は、ロシアの民族的・愛国的旋律をもとにし、人々の心を発揚するためにのみ存在する。
 だから聴いていて恥ずかしいくらいに爽快。そして美しい。

 とくに「吹雪」のあまりの過剰なロマンにはびっくりする人も多いと思う。クラシック作品でここまでロマン丸出しの作品は本当に珍しい。頭を空っぽにして聴けば、こんなに爽快で美しく、悲しく切なく、元気になる



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8.573740
\1200
ディッタースドルフ(1739-1799):オウィディウスの「変身物語」による3つのソナタ集
(4手によるフォルテピアノ版)
 アジャとウリッセ
  1.第1楽章:Allegro moderato
  2.第2楽章:Recitativo Andante
  3.第3楽章:Minuetto
  4.第4楽章:Allegro molto-Adagio non troppo
 ヘラクレスは神に変身する
  5.第1楽章:Allegro e vivace
  6.第2楽章:Adagio non troppo
  7.第3楽章:Tempo di Menuetto-Allegro
  8.第4楽章:Vivace
 イアソンは黄金の毛皮を奪い取る
  9.第1楽章:Largo ma non troppo-llegro
  10.第2楽章:Andante
  11.第3楽章:Minuetto
  12.第4楽章:Ciaconna
 
 世界初録音
ジェイムズ・ティブルス&
 ミヒャエル・ツァルカ(フォルテピアノ)

 1781年、ウィーンで活躍していた作曲家ディッタースドルフは、古代ローマの詩人オウィディウスの「変身物語」に基づく交響曲シリーズの作曲を計画、出版社Artariaに提案します。
 彼の意図は15曲の交響曲を5曲ずつ3つのセットにし、そのセットのために造られた彫刻を合わせ出版することでした。これは18世紀後半における「最も野心的なプロジェクト」の一つとして評判になりましたが、結局のところ計画は頓挫。現在残されているのは、6曲の完全な形の交響曲と、作曲家自身の編曲による6曲の連弾版のみで、残り三曲の行方はわかっていません。
 このアルバムには連弾版のうち3曲が収録されていますが、正確な曲順はわかっておらず、推測するほかありません。ギリシア、ローマ神話の「変身」の場面を集めた物語に即した劇的な音楽は、今の時代でもとても魅力的に響きます。

  録音 2014年9月9-11日 The Music Theatre, University of Auckland, New Zealand Total Playing Time:55'58"
 


8.573686
\1200
ソル(1778-1839):ギター伴奏による歌曲集
 モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より(ソルによる声とギター編)
  1.第1幕:アリア「ぶってよマゼット」
  2.第2幕:カンツォネッタ「窓辺においで」
  3.第2幕:アリア「みてらっしゃい、かわいい人、いい子にしてたら」
 4.涙
 スペインの歌曲集
  5.Las quejas de Maruja マルハの嘆き
  6.A conquistar tu plaza どうして決心がつけられよう
  7.Acuerdate, ben mio 想いだしておくれ、わたしのいいひと
  8.Al mediator jugando
  9.Ausente de mi dueno
  10.Boleras del Caramba
  11.Cesa de atormentarme 苦しめるのはやめておくれ
  12. ?Como ha de resolverse?
  13.De amor en las prisiones 恋の牢獄に
  14.El que quisiere amando
  15.Las mujeres y cuerdas(第1稿) 女たちとギターの弦は
  16.Mis descuidados ojos
  17.Las mujeres y cuerdas(第2稿) 女たちとギターの弦は
  18.Favores ni desprecios 好意や侮辱
  19. Muchacha, y la verguenza 私に話して、娘よ
  20.No doblaran campanas
 21.Si mis ojos te dicen
 22.Si dices que mis ojos もしもわたしの目が
 23.Preparame la tumba 墓の用意をしておくれ
 24.Seguidillas del requiem eternam レクイエムのセギディーリャ
                       (母さま、お坊様たちは)
 フランスの歌曲集
  25.O vous, que Mars rends invincible
  26.Mon dernier mot
  27.Valse du ballet de Cendrillon
  28.Appel des negres aux Francais
  29.Laurette
 スペインの愛国歌集
  30.Adonde vas, Fernando incauto
  31.Los defensores de la patria
ネレア・ベッラオンド(メゾ・ソプラノ)
エヴァ・ベネケ(ギター)

 古典派における偉大なギタリストの一人、フェルナンド・ソル。この時代には未だ独奏楽器として地位を確立していなかったギターの地位を格段に引き上げた人として賞賛されています。
 しかし、ソルはギター作品だけを作曲したのではなく、管弦楽作品やバレエ、オペラなど多彩な作品を残しています。中でも数多く残された歌曲は、素晴らしい出来栄えなのですが、現在ほとんど聞かれることはありません。
 このアルバムではソルのギター伴奏による歌曲を収録。冒頭に置かれているのは、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」のアリアを編曲したもの。独立した歌曲として強い存在感を放っています。
 対して「スペインの歌曲集」はソルの面目躍如といった作品。ギターと声がお互いを尊重しながら魅力的な音楽を紡ぎ出しています。

  録音 2016年4月28日-5月1日 St John Chrysostom Church, Newmarket, Ontario, Canada Total Playing Time:57'09"
 

8.573767
\1200
期待の新進演奏家シリーズ/アンドレア・ゴンザレス・カバレロ(ギター)
ギター・リサイタル

 1.クレルチ(1965-):トレモロの練習曲(A.G.カバレロに献呈)…世界初録音
 2.タルレガ(1852-1909):アルハンブラの思い出
 クレルチ:春の前奏曲集
  3.第1番:Primavera 春
  4.第2番:Las olas de Moncofa マンコーファの波
  5.第3番:Homenaje a Tchaikovsky チャイコフスキーの思い出
  6.第4番:El adios 別れ
  7.第5番:Y si pienso en la Habana ハバナで私は考える
  8.第6番:Souvenir de Granada グラナダみやげ
  9.第7番:Cuando tu no estas あなたがいないとき
 10.アルカス(1832-1882):ボレロ
 11.アサド(1952-):ジュリアン・アルカスの思い出…世界初録音
 12.ブリテン(1913-1976):ダウランドによる夜想曲
 カランディン(1958-):アルハンブラの3つの物語
  13.第1番:Insomnio 眠れぬ夜
  14.第2番:El sueno de una noche de invierno 冬の夜の夢
  15.第3番:El sonido de la mariposa 蝶の音
 16.マンホン(1866-1919):Aire Vasco
 17.アルベニス(1860-1909):トル・ベルメハ
アンドレア・ゴンザレス・カバレロ(ギター)

 2016年、スペインで開催された「アルハンブラ国際ギターコンクール」の優勝者、アンドレア・ゴンザレス・カバレロのデビューアルバム。スペインのギタリストの中で最も若い世代に属する1992年生まれの彼女は、8歳でソロ・デビューを果たし、スペイン、ロンドンをはじめとした世界各国のホール、音楽祭で演奏、国際的な賞も獲得するなど、その活躍が期待されています。
 彼女が優勝したアルハンブラ国際ギターコンクールは、もちろんタルレガとアルベニス作品の演奏は必須ですが、他の課題曲は幅広い時代の作品から選択されており、コンクールのための新作も準備されるなど、コンテスタントに要求される要素も大きく、勝者である彼女の才能は飛びぬけています。聴き手にとっても、ロマン派から現代曲までの多彩なプログラムはとても楽しいものです。

 録音 2017年1月12-15日 St John Chrysostom Church, Newmarket, Ontario, Canada Total Playing Time:61'38"
 

8.573762
\1200
ドジソン(1924-2013):ギターによる室内楽曲集
 1.4台のギターのための「Change-Ringers」(1996)…世界初録音
 2.チェロとギター・アンサンブルのための「Roundelay」(2005)
 ヴァイオリンとギター・アンサンブルのための「ディヴェルティスマン」(1984)
  3.シンフォニア
  4.ミュゼット
  5.スケルツォ I
  6.ワルツ
  7.スケルツォ II
  8.次はどこ?
  9.ロンド
 10.4台のギターのための「間奏曲」(Citharae Chordae pro Pace)(1987)
 11.聖ステファノのための賛歌(1983)
 声とギターのための「ジョン・クレアの4つの詩」(1963)
  12.第1番:セキレイ
  13.第2番:農民の詩人
  14.第3番:七面鳥
  15.第4番:きつね
 フルート、ヴァイオリン、ギター・デュオとギター・アンサンブルのための「セレヴァンの物語」(1992)
  16.第1番:前奏曲「岩の上で」
  17.第2番:対話「ヨハネの庭」
  18.第3番:牧歌「聖なる小道」
  19.第4番:パッサメッツォ「聖レヴァンの石」
  20.第5番:コンチェルティーノ「1つの鉤に2匹の魚」
アントニア・ジェンティール(ソプラノ)…11-15
ハルトムート・リヒター(ヴァイオリン)…3-9.16-20
エヴァ・ミゼルスカ(チェロ)…2
オクタヴィア・ラム(フルート)…16-20
マイケル・バテン(オクターヴ・ベース・ギター)…3-9
エデン・ステル・ギター・デュオ…16-20

メーラ・ギター四重奏団…1-11.16-20
【メンバー】
 ダニエル・ボヴェイ…12-15
 ジヴァ・ホウスデン
 マシュー・ロビンソン
 ジョージ・タールトン

 英国の作曲家スティーブン・ドジソン。ドジソンの父親は「不思議な国のアリス」の作者ルイス・キャロルの遠いいとこであることも知られています。
 幅広いジャンルの作品を書いていましたが、1950年代に名ギタリスト、ジュリアン・ブリームからアドヴァイスを受けたことがもとで、ギター作品の作曲をはじめました。ブリームは1952年にウィグモア・ホールで「ギターのための組曲」を初演し、以降ドジソンの作品を何曲も演奏しています。
 このアルバムには世界初録音の「Change-Ringers」を含むギターと様々な楽器とのアンサンブル作品が収録されており、アンサンブルの中で引き立つギターの音色を存分に楽しませてくれます。

  録音 2015年7月27-29日,2016年4月6日 Holy Trinity Church, Weston, Hertfordshire, UK Total Playing Time:66'21"
 

8.573813
\1200
期待の新進演奏家シリーズ/リウ・シャンイ(ギター)
ギター・リサイタル

 D.スカルラッティ(1685-1757):
  1.ソナタ K87
  2.ソナタ K146
 タルレガ(1852-1909):
  3.前奏曲 第2番 イ短調
  4.前奏曲 第5番 ホ短調
  5.アラブ風奇想曲
  6.練習曲 第1番
 7.ソル(1778-1839):スペインのフォリアの主題による変奏曲とメヌエット OP.15
 8.マラツ(1872-1912):スペイン風セレナード
 9.アルベニス(1860-1909):スペイン組曲 OP.47-第3曲:セビリア(M.バルエコ編)
 ピアソラ(1921-1991):5つの小品
  10.第2番:ロマンティコ
  11.第5番:コンパドーレ
 12.コスト(1805-1883):旅立ち Op.31
 13-15.レノックス・バークリー(1903-1989):ソナチネ Op.52-1
リウ・シャンイ(ギター)

 スペイン、ベニカシムで開催された「2016年フランシスコ・タルレガ国際ギター・コンクール」で優勝した中国のギタリスト、リウ・シャンイの優勝記念リサイタル・アルバムです。
 これまでにも数多くの国際コンクールで賞を獲得し、ヨーロッパ、アメリカをはじめとした音楽祭に招かれるとともに、世界各国でリサイタルを行い好評を博しているシャンイ。「北京ギターカルテット」のメンバーとしてアンサンブル活動も積極的に行っています。
 ここではスカルラッティからピアソラまで国もスタイルも違う小品を次々と披露。その才能を余すことなく見せつけています。

  録音 2017年1月2-4日…1-8.10-12 2017年4月16日…9.13-15 Rockaway Studios, Castellon de la Plana, Spain Total Playing Time:60'50"
 


8.559826
\1200
ツォンタキス(1951-):作品集
 クラリネットと管弦楽のための「Anasa」(2011)
  1.Doyna-Pistoli
  2.Soliloquy
  3.Bir-Zirk!
 トランペットと管弦楽のための「True Colors」(2012)
  4.プロローグ:Echoing
  5.Magic Act
 2つのヴァイオリンと管弦楽のための「Unforgettable」(2009/2013)
  6.Changing Landscapes-変わりゆく景色
  7.Leapfrogging-跳躍
  8.Ballade-バラード

 世界初録音
デヴィッド・クラカウアー(クラリネット)…1-3
エリック・バーリン(トランペット)…4-5
ファン・ルオシャ(ヴァイオリン)…6-8
キム・ユーニス(ヴァイオリン)…6-8
デヴィッド・アラン・ミラー(指揮)
オルバニー交響楽団

 権威あるグロマイヤー賞、チャールズ・アイヴズ・リヴィング賞を獲得したアメリカの作曲家ツォンタキスによる3つの協奏曲。クラリネット協奏曲「Anasa」はオルバニー交響楽団の委嘱作品。ギリシャ語で「呼吸」を意味するタイトル通り、生命が躍動するようなリズミカルなメロディが炸裂し、第3楽章での熱狂的な盛り上がりが楽しい曲です。「True Colors-真実の色」と題されたトランペット協奏曲は2つの部分で構成されており、トランペットのファンファーレがオーケストラに反響していくような冒頭部が印象的。
 第2部はジャズ風です。2台のヴァイオリンが様々な絡み合いを聞かせる「Unforgettable-忘れられない」も手の込んだ作品。こちらも第3楽章はジャズ風のバラードで書かれています。全ての曲のタイトルに、作曲家自身の深い思考が込められているという、エキサイティングな作品集です。

 録音 2011年5月22日 EMPAC Concert Hall, Troy…1-3 2012年3月19日 Troy Savings Bank Music Hall…4-5 2013年12月16日 Troy Savings Bank Music Hal…6-8 Total Playing Time:63'12"
 

8.579008
\1200
エセンヴァルズ(1977-):天国の扉
 1.第一の涙(2015)
 2.光の河(2014)
 3.大海の一滴(2006)
 受難と復活(2005)
  4.第1部
  5.第2部
  6.第3部
  7.第4部
ジェフ・エヴァンス(ネイティヴ・アメリカン・フルート)…1
マックス・コルピン(パーカッション)…1
エリック・リヒテ(口琴)…1
ケナン・ケーニッヒ(喉歌)…1
エンマリン・フォックス(ソプラノ・ソロ)…2
スターリング・ロバーツ(バリトン・ソロ)…2
レベッカ・ヤコス(ソプラノ)…3
ハンナー・コンセンツ(ソプラノ)…4-6
ポートランド州立大学弦楽アンサンブル…4-6
ポートランド州立室内合唱団
イーサン・スペリー(指揮)

 ラトヴィア生まれのエセンヴァルスは、現代における最高の合唱音楽作曲家として知られています。彼の作品はとても精緻かつ複雑。合唱団を8つまたは16のパートに分け、拡張された調性を用いた壮麗なハーモニーを紡ぎ出します。
 このアルバムには自然の美しさを歌った「光の河」、宗教的なテーマを歌った「大海の一滴」「受難と復活」、ネイティヴ・アメリカンの伝説をベースにした「第一の涙」の4曲を収録。
 イヌイットの伝統楽器が巧みに用いられた「第一の涙」の迫力ある美しさもさることながら、「受難と復活」での驚異的な声の妙技に驚くほかありません。

  録音 2016年1月,5月 St Stephen’s Catholic Church, Portland, Oregon, USA Total Playing Time:58'37"
 

8.559828
\1200
ドミニク・アージェント(1927-):アンドレーの北極探検 他
 アンドレーの北極探検(1982)
  1-6.第1部:空中にて
  7-13.第2部:氷上にて
 ヴァージニア・ウルフの日記より
  14.第1番:日記(1919年4月)
  15.第2番:不安(1920年10月)
  16.第3番:ファンシー(1927年2月)
  17.第4番:ハーディの葬儀(1928年1月)
  18.第5番:ローマ(1935年5月)
  19.第6番:戦い(1940年6月)
  20.第7番:両親(1940年12月)
  21.第8番:最後の書き込み(1941年3月)
ブライアン・マリガン(バリトン)
ティモシー・ロング(ピアノ)

 アメリカの著名な作曲家アージェント。1927年ペンシルバニア州で生まれピーポディ音楽院で博士号と修士号を取得し、現在はミネソタ大学音楽学部の名誉教授です。
 1982年の「アンドレーの北極探検」は13曲で構成された歌曲集。スウェーデンの探検家サロモン・アウグスト・アンドレー(1854-1897)は水素気球エルネン号で北極飛行を試みましたが遭難、30年後に遺体と日記が発見されたという人です。
 アージェントはこの日記からテキストを採り、野心的な曲をつけることで、悲運の探検家の最期をドラマティックに描き出しています。もう1つの歌曲集「ヴァージニア・ウルフの日記より」は1975年のピューリッツァー賞を受賞しています。

  録音 2016年1月14.15.17日 Abeshouse Productions, Pelham, New York Total Playing Time:79'44”
 


8.660417
(2CD)
\2400
ベッリーニ(1801-1835):歌劇《ビアンカとジェルナンド》2幕
(オリジナル・ヴァージョン世界初録音)
ドメーニコ・ジラルドーニ台本
【CD1】
 1-12…第1幕
【CD2】
 1-12…第2幕
ビアンカ…シルヴィア・ダッラ・ベネッタ(ソプラノ)
ジェルナンド…マキシム・ミロノフ(テノール)
カルロ…ルカ・ダッラーミコ(バス・バリトン)
フィリッポ…ヴィットリオ・プラート(バリトン)
クレメンテ…シー・ツォン(バス)
ヴィスカルド…マリーナ・ヴィオッティ(メゾ・ソプラノ)
ウッジェーロ…ゲオルギー・ヴラド(テノール)
エロイサ…マール・カンポ(メゾ・ソプラノ)
アントニーノ・フォリアーニ(指揮)
ポズナン・カメラータ・バッハ合唱団
 (合唱指揮…アニア・ミヒャラク)
ヴィルトゥオージ・ブルネンシス
 (芸術監督…カレル・ミターシュ)

 13世紀シチリア島のアグリジェント。老侯爵カルロの領地を奪い彼を幽閉したフィリッポは、カルロの娘で現在未亡人のビアンカをわが物にしようと企んでいます。
 そこへやってきたのは、幼い頃フィリッポに追放されたカルロの息子ジェルナンド。彼はアドルフォと名乗り、真実を暴くためにフィリッポの部下になります。フィリッポの悪だくみを知らなかったビアンカもやがて真実に気が付き、弟ジェルナンドと力を合わせ、父カルロの救出に奔走するという物語。

 ベッリーニの初期の作品ですが、これまではロマーニが改訂した1828年版のみが知られていますが、もともとはこちらの《ビアンカとジェルナンド》を、フェリーチェ劇場のこけら落としのために改作したものです。いくつかの曲の違いがありますが、どちらもコロラトゥーラの超絶技巧を駆使した歌手泣かせの演目です。この上演では理想的な歌手を揃え、素晴らしい声の饗宴が繰り広げられています。

 録音 2016年7月15.23日 Trinkhalle, Bad Wildbad, Germany 第28回 ヴィルトバート・ロッシーニ祭 Total Playing Time:117'19”
 

8.669034
(2CD)
\2400
レイトマン(1955-):歌劇《スカーレット・レター》(2008/2015-2016改編)
 デヴィッド・メイソン(1954-)台本
 ナサニエル・ホーソーン(1804-1864)原作
【CD1】
第1幕
 1.第1場:話し合いの場所
 2.第2場:監獄
 3.第2場:間奏曲:時の経過
 4.第3場:総督のばらの庭園:7年後
 5.第4場:デイムズデールの学習-彼の悪夢
【CD2】
第2幕
 1.第1場:森
 2.第2場:話し合いの場所-選挙の日

世界初録音
ヘスター・プリン…ローラ・クレイコン(ソプラノ)
アーサー・デイムズデール…ドミニク・アームストロング(テノール)
ロジャー・チリングワース…マルコム・マッケンジー(バリトン)
ベリンガム総督…ダニエル・ベルチャー(バリトン)
ジョン・ウィルソン…キール・ナップ(テノール)
ヒボンズの愛人…マーガレット・ゴーリシアック(メゾ・ソプラノ)
アリ・ペルト(指揮)
コロラド歌劇場管弦楽団&合唱団

 1850年に出版されたホーソーンの「緋文字」は、17世紀ニューイングランドのピューリタン社会を舞台とするゴシックロマン小説。
 夫が不在の間、村の牧師ディムズデールと愛し合い、娘をもうけたヘスター・プリンの悔恨と尊厳が描かれたこの小説は、多くの人々に感銘を与え、1995年にはデミ・ムーアの主演による映画が制作されたことでも知られています。レイトマンはこの作品に壮大な音楽を与え、各々の登場人物たちを優しく見守るとともに、その人間的成長を描いています。歌劇は姦通の罪で起訴されたヘスター・プリンを群集たちが囲む場面で始まります。
 彼女の胸には罪を現す緋文字(スカーレットレター)「A」と、幼い娘が抱かれています。彼女を見守るディムズデールと、名を伏せている彼女のロジャー。映画とは違うストーリーが美しい音楽に乗って連綿と描かれていきます。

 録音 2016年5月7.10.13.15日 Ellie Caulkins Opera House, Denver, Colorado, USA Total Playing Time:111'22"


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS


 「TAHRA 復活シリーズ」

 ≪ ALTUS の「TAHRA 復活シリーズ」について≫
  「TAHRA(ターラ)」はルネ・トレミヌ氏と、その夫人ミリアム・シェルヘン女史が立ち上げたフランスのレーベルです。ミリアム夫人は指揮者ヘルマン・シェルヘンの娘であり、大指揮者たちとの家族ぐるみのつながりも強い人物。1992 年に初のCD をリリース、その後も精力的に活動を続けますが、2014 年に主宰者トレミヌ氏が惜しくも急逝。レーベルは活動縮小を余儀なくされ、現在多くのタイトルが入手困難の状態にあります。歴史的音源を正規かつオリジナルの形で音盤化することを特徴とし、ヒストリカル・ファンに大いに愛されたレーベルでした。
 そんなTAHRA の残した遺産の素晴らしさを世に問うべく、国内レーベル「ALTUS(アルトゥス)」はミリアム夫人の承認のもと正式に音源のライセンスを受けた上で、新たなリマスタリングを施し発売するターラ復活シリーズを進めています。
 ここに聴ける音は貴重なTAHRA オリジナルに基づくもので、他レーベルの同演奏とは一味もふた味も違う、なまなましい音像がお聴き頂けることと思います。


TALT 028
\2800→\2590
「イタリアのフルトヴェングラー」をライセンス復刻!
 『未完成』&ブラ1!

  (1)シューベルト:交響曲第8番ロ短調『未完成』
  (2)ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
トリノ・イタリア放送交響楽団
 (RAI国立管弦楽団)
 TAHRAの名盤「イタリアのフルトヴェングラー」をライセンス復刻!貴重な音源が新リマスターで蘇ります。大きな抑揚、深みのある表現に打たれる『未完成』&ブラ1!

 録音:(1)1952年3月11日、(2)1952年3月7日/国内プレスモノラル、日本語帯・解説付

 ターラ・レーベルより発売されていた「イタリアのフルトヴェングラー」(FURT-1080)をライセンス復刻いたしました。
 晩年のフルトヴェングラーがRAI 交響楽団と残した非常に貴重な録音です。同音源中、最良の音質と言われていたターラ盤をリマスタリングし、より聴きやすい音に仕上げました。当演奏の決定盤としておすすめいたします。
 フルトヴェングラーとイタリアの関わりは深く、記録では1922 年から54 年までの期間にイタリアで演奏会を行っています。内容はオーケストラ演奏会が69 回、オペラが112 回。31 人の作曲家、76 の作品を取り上げています。当時の批評家や聴衆がどのように賞賛し、また批判したかなど、イタリアにおけるフルトヴェングラー受容について書かれた解説書の日本語訳も貴重です。
 フルトヴェングラーの重要レパートリーである『未完成』とブラームス1 番を収録。激しさももちろんありますが、それ以上に大きな抑揚、深みのある表現に打たれる演奏です。『未完成』第1 楽章、第2 主題提示前の転調する「気配」の繊細さがやはりフルヴェン。ブラームスのフィナーレも圧巻で、イタリアの聴衆が大喝采!


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 1952年1月、2月とウィーン・フィル、ベルリン・フィルと歴史に残るブラ1の名演を残したフルトヴェングラーだが、その後イタリアに渡ってミラノでは6回もマイスタージンガーを振るなど国外での活動を頻繁に行っている。
 そうしたなか遺されたのが3月7日のトリノ・イタリア放送交響楽団との録音。
 今日ではほとんど振り返られることのない演奏だが、1月のローマ放送響との「運命」同様、この時期のフルトヴェングラーが二戦級オケを指揮したときの、ある種素朴でほほえましい演奏を聞くことができる。
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TALT 029
\2800→\2590
「イタリアのフルトヴェングラー」をライセンス復刻!
 メンデルスゾーン&ブラームス!
  (1)メンデルスゾーン:
    ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
  (2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
トリノ・イタリア放送交響楽団
 (RAI国立管弦楽団)
 TAHRAの名盤「イタリアのフルトヴェングラー」をライセンス復刻!貴重な音源が新リマスターで蘇ります。デ・ヴィートとの名共演、メンデルスゾーン&ブラームス!

 録音:(1)1952年3月11日、(2)1952年3月7日/国内プレス、モノラル、日本語帯・解説付

 ターラ・レーベルより発売されていた「イタリアのフルトヴェングラー」(FURT-1080)をライセンス復刻いたしました。
 晩年のフルトヴェングラーがRAI 交響楽団と残した非常に貴重な録音です。同音源中、最良の音質と言われていたターラ盤をリマスタリングし、より聴きやすい音に仕上げました。当演奏の決定盤としておすすめいたします。
 フルトヴェングラーとイタリアの関わりは深く、記録では1922 年から54 年までの期間にイタリアで演奏会を行っています。内容はオーケストラ演奏会が69 回、オペラが112 回。31 人の作曲家、76 の作品を取り上げています。当時の批評家や聴衆がどのように賞賛し、また批判したかなど、イタリアにおけるフルトヴェングラー受容について書かれた解説書の日本語訳も貴重です。
 イタリアの名ヴァイオリニスト、デ・ヴィートとフルトヴェングラーの共演。メンデルスゾーン、ブラームスともにデ・ヴィートの得意とする協奏曲であり、軽やかで明るい響きを持ちながら緊張感もあり、じっくりと聴かせます。フルトヴェングラーのバックも堂々たるもので実に巨大な演奏です。




LA DOLCE VOLTA


 「イゾワールによるフランス・オルガン音楽の黄金期シリーズ」(Calliope レーベル)からの再発売

 1972-76 年にかけて録音された、イゾワールによるフランス・オルガン音楽の黄金期シリーズはオルガン作品の百科事典的なアンソロジーでした。
 17-18世紀のオルガン音楽を俯瞰できたシリーズからの再発売です。


LDV 176
(2CD)
【再発売】
\3300
フランスの大家によるフランク
 フランク(1822-1890):
  [CD1]
   幻想曲イ短調/幻想曲ハ短調/祈り/
   カンタービレ/交響的大曲嬰ヘ短調
  [CD2]
   前奏曲、フーガと変奏曲/コラール第1番ホ長調/
   コラール第2番ロ短調/コラール第3番イ短調/
    英雄的小品ロ短調/終曲変ロ長調
アンドレ・イゾワール(オルガン)


 録音:1975年
 オルガン/聖母被昇天教会(リュソン)、カヴァイユ=コル(1857年)

 フランスの大家、アンドレ・イゾワールによる、フランクのオルガン全作品録音集。完璧な技巧で、熱く、同時に深い精神性をもって、時に即興を思わせるような自由さで、独自のフランクを展開しています。
 


LDV 149
(2CD)
【再発売】
\3300
グリニーの作品集
 ニコラ・ド・グリニー(1672-1703):
  [CD1]
   グリニー:オルガン・ミサ*/
   ニコラ・ルベーグ*(1631-1702):
    エレヴァシオン(高揚) ト調/ヘ短調のシンフォニー
  [CD2]
   5つの讃歌**
アンドレ・イゾワール(オルガン)
 フランス・バロックのオルガン音楽の重鎮グリニーの作品集

 録音:1972年
 使用オルガン:*ルイ=アレクサンドル・クリコ・サンジャック・エ・サン=クリストフ・ユダン(1839-1972)/**ジャン=エスプリ・イスナール・サン=マクシミン=ラ・サント=ボーヌ(1722)

 イゾワールによる、厳粛な雰囲気が魅力のグリニー作品集。「オルガン・ミサ」は、5 声のフーガなどを含む大作にして傑作です。「5 つの讃歌」でも、イゾワールによる、エレガントで親密な雰囲気の装飾を堪能することができます。グリニーの師であるニコラ・ルベーグの作品も収録されており、グリニー作品とは用いられている楽器が違うこともありますが、柔らかで明るい響きが魅力です。
 


LDV 1478
(2CD)
【再発売】
\3300
F. クープラン(1668-1733):オルガン作品全集
 [CD1]
  F.クープラン:教区のためのミサ*
    ジル・ジュリアン(1650-1703):前奏曲***
    ジャン=アンリ・ダングルベール(1629-1691):
    四重奏曲***
    L.クープラン(1626-1661)***:
   シャコンヌ,バスク風のブランル,幻想曲,パッサカリア
 [CD2]
  F.クープラン:修道院のためのミサ**
   ティトルーズ(1563-1633):
   来れ精霊よ,パンジェ・リングァ,
   アヴェ・マリス・ステラ,エクスルテト・チェルム
アンドレ・イゾワール(オルガン)
 「フランス・オルガン音楽の父」ジャン・ティトルーズの作品を含む2 枚組

 録音:1972&73年
 使用オルガン: *ジャン=ジョルジュ=ケニッヒ・サン=ジョルジュ・ド・ブケノン、サル=ユニオン(1717/ 1766)
**オルガン・ケニッヒ(1972)/シャペル・ド・ラ・コングレガシオン・ノートル・ダム・ド・シャリテ・ドゥ・ボン・パストゥール・アンジェール/***オルガン・ヘルファー・エ・エルマン(1973)/サン=ジェルマン・デ・プレ教会、パリ

 F.クープラン、およびその「おじ」L. クープラン、そしてフランスの重要なオルガン音楽作曲家の作品集。ジル・ジュリアンはシャルトルの大聖堂のオルガニストを務めた人物。ダングルベールは、フランス・クラヴサン音楽の最初の重要作曲家。四重奏曲は、23 小節から成る、対位法の練習曲のようなもの。そして、[CD2] の最後に収録されているのが、「フランス・オルガン音楽の父」、ジャン・ティトルーズの作品。ティトルーズ以前の時代、フランスには、これといったオルガン音楽がありませんでした(残されていません)。奏者の旋律とリズムに対するセンスが問われる作品をのこしています。



アンドレ・イゾワール(1935-2016)


 フランス・オルガン界の重鎮、アンドレ・イゾワール。彼は60 以上の録音を残し、3 年連続でハールレム国際オルガン・コンクール(オランダ)で優勝するなど、輝かしい受賞歴を誇ります。
 イゾワールは、パリ国立音楽院でロランド・ファルシネリに師事。1960 年にオルガン・即興のクラスで審査員満場一致の1 等賞を獲得し、同院を卒業しました。これまで、パリのサン・メダール教会(1952-1957)、サン・セヴラン教会(1967-1973)のオルガニストを歴任。1973 年よりサン・ジェルマン・デ・プレ教会のオルガニストを務めました。とりわけJ.S. バッハおよびフランス人作曲家のオルガン音楽の演奏の権威として名声を博し、膨大な数の録音を発表。その録音がラ・ドルチェ・ヴォルタ・レーベルから再発されています。







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SWR MUSIC


SWR19042CD
(17CD+DVD)
\8400→\7990

初出の「第9番」映像、
 この演奏はギーレンにとっても快心の出来であり、
   彼が尊敬していたクレンペラーに捧げたものとされる


ミヒャエル・ギーレン・エディション 第6集 1988-2014

 マーラー(1860-1911):交響曲全集、歌曲集


【DVD】…初出映像
 交響曲 第9番 ニ長調

 1.第1楽章:Andante comodo
 2.第2楽章:Im Im Tempo eines gemachlichen
  Landlers. Etwas tappisch und sehr derb
 3.第3楽章:Rondo-Burleske. Allegro assai. Sehr trotzig
 4.第4楽章:Adagio. Sehr langsam und noch zuruckhaltend

収録 2003年6月30日  Freiburg Konzerthaus



【CD1】
交響曲 第1番 ニ長調
 1.第1楽章:Langsam. Schleppend ? Im Anfang sehr gemachlich
 2.第2楽章:Kraftig bewegt, doch nicht zu schnell
 3.第3楽章:Feierlich und gemessen, ohne zu schleppen
 4.第4楽章:Sturmisch bewegt

録音 2002年6月11-13日 Freiburg Konzerthaus・・・交響曲第1番



交響曲 第2番 ハ短調「復活」
 第1部
 5.第1楽章:Allegro maestoso. Mit durchaus ernstem und feierlichem Ausdruck

【CD2】
交響曲 第2番 ハ短調「復活」(続き)
第2部
 1.第2楽章:Andante moderato. Sehr gemachlich. Nie eilen
 2.第3楽章:In ruhig fliesender Bewegung
 3.第4楽章:“原光”Sehr feierlich, aber schlicht
 4.第5楽章:Im Tempo des Scherzos, wild herausfahrend-Langsam. Misterioso

 コルネリア・カリッシュ(アルト)…3.4
 ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)…4
 ヨーロッパ合唱アカデミー(合唱指揮…ヨスハルト・ダウス)

録音 1996年6月3-7日Baden-Baden Hans-RosbaudStudio・・・交響曲 第2番

【CD3】
 交響曲 第3番 ニ短調
 第1部
  1.第1楽章:Kraftig. Entschieden
【CD4】
 交響曲 第3番 ニ短調(続き)
 第2部
 1.第2楽章:Tempo di Menuetto. Sehr masig
 2.第3楽章:Comodo. Scherzando. Ohne Hast
 3.第4楽章:Sehr langsam. Misterioso. Durchaus
 4.第5楽章:Lustig im Tempo und keck im Ausdruck
 5.第6楽章:Langsam. Ruhevoll. Empfunden

 フランク・プルチーニ(ポストホルン)…2
 コルネリア・カリッシュ(アルト)…3.4
 ヨーロッパ合唱アカデミー…4
 フライブルグ大聖堂少年合唱団…4

 録音 1997年2月1日  Freiburg Konzerthaus  ・・・交響曲 第3番


【CD5】
 交響曲 第4番 ト長調
  1.第1楽章:Bedachtig. Nicht eilen
  2.第2楽章:In gemachlicher Bewegung. Ohne Hast
  3.第3楽章:Ruhevoll. Poco adagio
  4.第4楽章:Sehr behaglich
 ヴォルフガンク・ホック(ソロ・ヴァイオリン)…2
 クリスティーネ・ウィトルジー(ソプラノ)…4

録音 1988年2月23-26日 Karlsruhe Stadthalle Johannes-Brahms-Saal・・・交響曲 第4番


【CD6】
 交響曲 第5番 嬰ハ短調
 第1部
 1.第1楽章:Trauermarsch. Streng. Wie ein Kondukt
 2.第2楽章:Sturmisch bewegt, mit groster Vehemenz
 第2部
  3.第3楽章:Scherzo. Kraftig, nicht zu schnell
 第3部
  4.第4楽章:Adagietto. Sehr langsam
  5.第5楽章:Rondo-Finale. Allegro
  録音 2003年12月9-10日   Freiburg Konzerthaus    ・・・交響曲 第5番


【CD7】
 交響曲 第6番 イ短調
 1.第1楽章:Allegro energico, ma non troppo
 2.第2楽章:Scherzo. Wuchtig
 3.第3楽章:Andante moderato
【CD8】
 交響曲 第6番 イ短調(続き)
  1.第4楽章:Finale. Allegro moderato
  録音 1999年9月7-10日   Baden-Baden Festspielhaus  ・・・交響曲 第6番


【CD9】
 交響曲 第7番 ホ短調
  1.第1楽章:Langsam-Allegro
  2.第2楽章:Nachtmusik I
  3.第3楽章:Scherzo
  4.第4楽章:Nachtmusik II
  5.第5楽章:Rondo-Finale
   録音 1993年4月19-23日
   Baden-Baden Hans-Rosbaud-Studio・・・交響曲 第7番


【CD10】
 交響曲 第8番 変ホ長調
  1-6.第1部
【CD11】
 交響曲 第8番 変ホ長調(続き)
  1-12.第2部
   アレッサンドラ・マーク(ソプラノ)
   マーガレット・ジェーン・レイ(ソプラノ)
   クリスティアーネ・ベージガー(ソプラノ)
   ダグマル・ペツコヴァー(アルト)
   ユージェニー・グルーンウォルト(コントラルト)
   グレン・ウインズレイド(テノール)
   アンソニー・マイケルズ=ムーア(バリトン)
   ペーター・リカ(バス)
   アウレリウス少年合唱団
   ヨーロッパ合唱アカデミー
   録音 1998年12月8-18日 Freiburg Konzerthaus・・・交響曲 第8番

【CD12】
 交響曲 第9番 ニ長調
 1.第1楽章:Andante comodo
 2.第2楽章:Im Tempo eines gemachlichen Landlers. Etwas tappisch und sehr derb
 3.第3楽章:Rondo-Burleske.Allegro assai. Sehr trotzig
【CD13】
 交響曲 第9番 ニ長調(続き)
  1.第4楽章:Adagio. Sehr langsam und noch zuruckhaltend
  録音 2003年6月27日-7月4日   Freiburg Konzerthaus   ・・・交響曲 第9番



 交響曲 第10番 嬰へ長調
  2.第1楽章:Adagio(エルヴィン・ラッツ校訂:マーラー協会版)
【CD14】
 交響曲 第10番 嬰ヘ長調(デリック・クックによる補筆完成版)
  1.第1楽章:Adagio
  2.第2楽章:Scherzo
  3.第3楽章:Purgatorio
  4.第4楽章:[Scherzo]
  5.第5楽章:Finale
   録音 1989年11月16-17日
   Baden-Baden Hans Rosbaud-Studio
    ・・・交響曲 第10番 Adagio
  録音 2005年3月17-19日  Freiburg Konzerthaus ・・・交響曲 第10番 クック版



【CD15】歌曲集
 歌曲集《さすらう若人の歌》…初出録音
  1.恋人の婚礼の時
  2.朝の野を歩けば
  3.僕の胸の中には燃える剣が
  4.恋人の青い目
  ピーター・マッテイ(バリトン)

 歌曲集《亡き子をしのぶ歌》
  5.いま晴れやかに陽が昇る
  6.なぜそんなに暗い眼差しだったのか、今にしてよくわかる
  7.あなたのお母さんが戸口から入ってくるとき
  8.いつも思う、子供たちはちょっと出かけただけなのだと
  9.こんな嵐のときに
   コルネリア・カリッシュ(アルト)

 《リュッケルトの詩による5つの歌》…初出録音
  10.私の歌を覗き見しないで
  11.私は仄かな香りを吸い込んだ
  12.美しさゆえに愛するのなら(M.パットマンによる管弦楽伴奏編)
  13.真夜中に
  14.私はこの世に捨てられて
   エリザベス・クルマン(メゾ・ソプラノ)

 録音
  2014年1月24日   Koblenz Rhein-Mosel-Halle   ・・・1-4
  1998年6月25.26日    Baden-Baden Hans-Rosbaud-Studio   ・・・5-9
 録音 2012年5月21-24日    Freiburg Konzerthaus   ・・・10-14

【CD16】
 歌曲集《子供の不思議な角笛》
  1.番兵の夜の歌
  2.だれがこの歌を作ったのだろう
  3.魚に説教するパドヴァの聖アントニウス
  4.塔の中の囚人の歌
  5.ラインの伝説
  6.高い知性への賛歌
  7.不幸な時の慰め
  8.この世の生活
  9.少年鼓手
  10.花の章(オーケストラ)
  11.美しいトランペットが鳴り響くところ
  12.天上の生活
  13.無駄な骨折り
  14.死んだ鼓手
  15.原光
   クリスティアーネ・イーフェン(ソプラノ)…1.2.4.7.8.11.12.13.15
   ハンノ・ミュラー=ブラハマン(バリトン)…1.3.4.5.6.7.9.11.13.14
  録音   2009年1月25-29日 
  Freiburg Konzerthaus/Gran Canaria Auditorio ?Alfredo Kraus“    …3.5.6.9.10.14
  2011年3月22-28日   Freiburg Konzerthaus   …1.2.4.7.8.11.12.13.15



【CD17】
 大地の歌
  1.第1楽章:大地の哀愁に寄せる酒の歌
  2.第2楽章:秋に寂しき者
  3.第3楽章:青春について
  4.第4楽章:美について
  5.第5楽章:春に酔える者
  6.第6楽章:告別
  コルネリア・カリッシュ(メゾ・ソプラノ)
  ジークフリート・イェルザレム(テノール)
  録音
  1992年9月 Baden-Baden Hans-Rosbaud-Studio und   …1.3.5
  2001年11月 Freiburg Konzerthaus   …2.4.6
ミヒャエル・ギーレン(指揮)
バーデン・バーデン南西ドイツ放送交響楽団

 2017年7月20日に生誕90年を迎えたドレスデン生まれの指揮者、ミヒャエル・ギーレンの集大成BOXの第6集。

 冷徹、完璧と称されるギーレンの特徴が最も味わえるのは、なんといってもマーラーの交響曲でしょう。複雑なスコアを隅々まで見通し、鮮烈な響きの音楽として聴かせる手腕は他の指揮者の追随を許しません。
 とりわけ「交響曲第7番」はギーレンの十八番。この1993年の録音は、第3楽章のスケルツォをはさむ「2つの夜の音楽」でのコントラストが聴きもの。興奮に満ちた音楽が展開されていきます。

 ギーレンによるマーラーの交響曲は、最初に1曲ずつ分配で発売され、その後、1988年から2003年までの録音がBOX化されていますが、今回の新装BOXには、2004年以降の録音も含まれた完全盤。

 また歌曲集には《さすらう若人の歌》と《リュッケルトの詩による5つの歌》の初出音源も含みます。そしてこのBOXで初めてお目見えするのは、2003年収録の「交響曲第9番」の映像です。この演奏はギーレンにとっても快心の出来であり、彼が尊敬していたクレンペラーに捧げたもの。この演奏会にはクレンペラーの娘ロッテも招待されていましたが、病床にあった彼女は出席することができず、奇しくもコンサートの翌日にこの世を去ってしまいました。
 ブックレットにはこれらのエピソードも収録されるなど(英語、ドイツ語)、ギーレン・ファンにとって必携のBOXとなっています。

 


<メジャー・レーベル>

DG


4798174
\1800

《ピアノ・マスターズ》


1) ショパン:幻想即興曲嬰ハ短調Op.66
 【演奏】ダニール・トリフォノフ 【録音】2017年、
2) ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番ハ長調Op.2 No.3〜第4楽章
 【演奏】エフゲニー・キーシン 【録音】2006年(ライヴ)、
3) ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1番嬰へ短調Op.1 〜第3楽章
 【演奏】クリスチャン・ツィメルマン 【録音】1997年、
4) リスト:『巡礼の年:第3年』S.163〜第4曲:エステ荘の噴水
 【演奏】ピエール=ロラン・エマール【録音】2011年、
5) グリーグ:抒情小曲集Op.54〜第4曲:夜想曲
 【演奏】アリス=紗良・オット 【録音】2016年、
6) グルック(ズガンバーティ編):オルフェオとエウリディーチェ〜メロディ
 【演奏】エレーヌ・グリモー 【録音】2010年、
7) フォーレ:バラード嬰ヘ長調Op.19(抜粋)
 【演奏】ユジャ・ワン 【録音】2015年、
8) ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ ト長調/変ホ長調Op.22〜Andante spianato
 【演奏】ヤン・リシエツキ 【録音】2016年、
9) J.S.バッハ(マイラ・ヘス編):カンタータ147番BWV147〜主よ、人の望みの喜びよ
 【演奏】ラファウ・ブレハッチ 【録音】2015年、
10) ショパン:バラード第3番変イ長調Op.47
 【演奏】チョ・ソンジン 【録音】2016年、
11) ドビュッシー:前奏曲集第1巻〜第8曲:亜麻色の髪の乙女
 【演奏】モニク・アース 【録音】1962年、
12) バルトーク:トランシルヴァニアの民謡によるソナチネSz 55
 【演奏】アンドル・フォルデシュ 【録音】1955年、
13) グラス:エチュード第9番
 【演奏】ヴィキングル・オラフソン 【録音】2016年、
14) J.S.バッハ:フランス組曲第5番ト長調BWV816〜第7曲:ジーグ
 【演奏】マレイ・ペライア 【録音】2013年、
15) ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲〜第18変奏
 【演奏】ラン・ラン 【録音】2004年(ライヴ)、
16) J.S.バッハ:イタリア協奏曲ヘ長調BWV971〜第1楽章
 【演奏】ヴァルター・ギーゼキング 【録音】1950年、
17) カバレフスキー:ソナチネOp.13 No.1〜第3楽章
 【演奏】ダニエル・バレンボイム 【録音】1955年、
18) プロコフィエフ:トッカータOp.11
 【演奏】マルタ・アルゲリッチ 【録音】1960年

 ベテランから新進気鋭の若手まで、世界各国のピアニストが集結!
 ダニール・トリフォノフはロシア、イギリス、イスラエルの国籍を持つ1994年生まれのピアニスト。エフゲニー・キーシンは1971年ロシア生まれ。クリスチャン・ツィメルマンは1956年ポーランド生まれ。18歳の時ショパン国際コンクールに史上最年少で優勝。 ピエール=ロラン・エマールは1957年フランス生まれ。1973年にオリヴィエ・メシアン国際コンクール優勝。 アリス=紗良・オットは1988年ドイツ生まれ。 エレーヌ・グリモーは1969年フランス生まれ。 ユジャ・ワンは1987年中国生まれ。 ヤン・リシエツキは1995年カナダ生まれ。 ラファウ・ブレハッチは1985年ポーランド生まれ。 チョ・ソンジンは1994年韓国生まれ。2015年ショパン国際コンクール優勝。 モニク・アース(1909-1987)はフランス人、アンドル・フォルデシュ(1913-1992)はハンガリー人。 ヴィキングル・オラフソンは1984年アイスランド生まれ。 マレイ・ペライアは1947年アメリカ生まれ。 ラン・ランは1982年中国生まれ。ヴァルター・ギーゼキング(1895-1956)はフランス人。ダニエル・バレンボイムは1942年アルゼンチン生まれ。指揮者としても活躍しています。マルタ・アルゲリッチは1941年アルゼンチン生まれ。1957年ブゾーニ国際コンクール、1965年ショパン国際コンクール、それぞれ優勝しています。




DECCA


4832742
(2CD)
\2400

《パヴァロッティ〜ザ・ピープルズ・テナー》

CD1:ベスト・オブ・オペラ
1 誰も寝てはならぬ(プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》から)
 The John Alldis Choir, Wandsworth School Boys Choir,
 London Philharmonic Orchestra, Zubin Mehta
2 なんと素晴らしい美人(プッチーニ:歌劇《マノン・レスコーから)》
 The National Philharmonic Orchestra, Oliviero de Fabritiis
3 女心の歌(ヴェルディ:歌劇《リゴレット》から)
 London Symphony Orchestra, Richard Bonynge
4 ああともよ、なんて楽しい日(ドニゼッティ:歌劇《連隊の娘》から)
 Orchestra of the Royal Opera House, Covent Garden, Richard Bonynge
5 聖なる神殿の奥深く(ビゼー:歌劇《真珠採り》から)
 Nicolai Ghiaurov, The National Philharmonic Orchestra, Robin Stapleton
6 俺が自由になって(プッチーニ:歌劇《西部の娘》から)
 The National Philharmonic Orchestra, Oliviero de Fabritiis
7 冷たい手を(プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》から)
 Berliner Philharmoniker, Herbert von Karajan
8 衣装をつけろ(レオンカヴァッロ:歌劇《道化師》から)
 Wiener Volksopernorchester, Leone Magiera
9 花の歌(ビゼー:歌劇《カルメン》から)
 Wiener Volksopernorchester, Leone Magiera
10 清きアイーダ(ヴェルディ:歌劇《アイーダ》から)
 Wiener Volksopernorchester, Leone Magiera
11 おお麗しの乙女よ(プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》から)
 Mirella Freni, Berliner Philharmoniker, Herbert von Karajan
12 人知れぬ涙(ドニゼッティ:歌劇《愛の妙薬》から)
 English Chamber Orchestra, Richard Bonynge
13 星は光ぬ(プッチーニ:歌劇《トスカ》から)
 The National Philharmonic Orchestra, Nicola Rescigno
14 見よ、恐ろしい炎を(ヴェルディ:歌劇《イル・トロヴァトーレ》から)
 Wiener Opernorchester, Nicola Rescigno
15 あれかこれか(ヴェルディ:歌劇《リゴレット》から)
 London Symphony Orchestra, Richard Bonynge
16 愛さずにはいられぬこの思い(ジョコンダ:歌劇《フェドーラ》から)
 The National Philharmonic Orchestra, Oliviero de Fabritiis
17 おお、パラダイス!(マイアベーア:歌劇《アフリカの女》から)
 The National Philharmonic Orchestra, Oliviero de Fabritiis
18 夢のように(フロトウ:歌劇《マルタ》から)
 New Philharmonia Orchestra, Richard Bonynge
19 貴方たち、ブルネット、ブロンドの美人の中で(プッチーニ:歌劇《マノン・レスコーから)
 Metropolitan Opera Orchestra, James Levine
20 妙なる調和(プッチーニ:歌劇《トスカ》から)
 The National Philharmonic Orchestra, Nicola Rescigno
21 そうだ、あのひとことは(ドニゼッティ:歌劇《ラ・ファヴォリータ》 - Italian version -から)
 Orchestra del Teatro Comunale di Bologna, Richard Bonynge
22 私はあやまちを嘆き(ヴェルディ:レクイエムから)Wiener Philharmoniker, Sir Georg Solti
23 乾杯の歌(ヴェルディ:歌劇《椿姫》から)
 Dame Joan Sutherland, The London Opera Chorus,
 The National Philharmonic Orchestra, Richard Bonynge
24 さくらんぼの二重唱(マスカーニ:歌劇《友人フリッツ》から)
 Cecilia Bartoli, Luciano Pavarotti, London Voices,
 Orchestra Sinfonica di Milano Giuseppe Verdi, Riccardo Chailly
25 誰も寝てはならぬ(プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》から)
  Luciano Pavarotti, Placido Domingo, Jose Carreras,
  Orchestra del Teatro dell'Opera di Roma,
  Orchestra del Maggio Musicale Fiorentino, Zubin Mehta
CD2:ベスト・イタリアン・ソングス
1 オ・ソレ・ミオ(ディ・カプア/キアラメッロ編)
 The National Philharmonic Orchestra, Giancarlo Chiaramello
2 帰れソレントへ(デ・クルティス/キアラメッロ編)
 The National Philharmonic Orchestra, Giancarlo Chiaramello
3 かわいい口元(トスティ)
 Orchestra del Teatro Comunale di Bologna, Anton Guadagno
4 フニクリ・フニクラ 
 Coro del Teatro Comunale di Bologna, Orchestra del Teatro Comunale di Bologna, Anton Guadagno
5 ヴォラーレ
 Orchestra del Teatro Comunale di Bologna, Henry Mancini
6 勿忘草(デ・クルティス)
 Chorus, Orchestra, Henry Mancini
7 マンマ(ビシオ)
 Orchestra, Henry Mancini
8 カロ・ミオ・ベン(ジョルダーニ)
 Philharmonia Orchestra, Piero Gamba
9 マッティナータ(レオンカヴァッロ)
 Philharmonia Orchestra, Piero Gamba
10 パッショーネ
 Orchestra del Teatro Comunale di Bologna, Giancarlo Chiaramello
11 ヴィヴァーレ Henry Mancini
12 踊り(ロッシーニ/ギャムリー編)
 Orchestra del Teatro Comunale di Bologna, Richard Bonynge
13 セレナータ(トスティ)
 Orchestra del Teatro Comunale di Bologna, Richard Bonynge
14 カルーソ Luciano Pavarotti
15 サンタ・ルチア
 David Romano, Orchestra, Emerson Buckley
16 マレキアーレ(トスティ)
 The National Philharmonic Orchestra, Giancarlo Chiaramello
17 君はわが心のすべて(レハール:喜歌劇《微笑みの国》から)
 Royal Philharmonic Orchestra, Maurizio Benini
18 イル・カント
 Alberto Bartoli, Orchestra di Roma, Romano Musumarra
19 きみにおはよう 
 Stefano "Tellus" Nanni, Fabio Sartoni, Antonella Pepe, Royal Philharmonic Orchestra, Rob Mathes
20 ローマのギター Henry Mancini
21 プジレコの漁夫(タリアフェッリ)
 Luciano Pavarotti, Orchestra del Teatro Comunale di Bologna, Anton Guadagno
22 風に託そう私の歌
 Orchestra, Henry Mancini
23 ツバメは古巣へ
 Andrea Griminelli, Henry Mancini
24 グラナダ
 Royal Philharmonic Orchestra, Maurizio Benini
25 オ・ソレ・ミオ [Live In Rome / 1990]
 Jose Carreras, Placido Domingo, Orchestra del Teatro dell'Opera di Roma,
 Orchestra del Maggio Musicale Fiorentino, Zubin Mehta

 パヴァロッティ没後10年記念リリース
 世界で最も愛されたテノール、パヴァロッティが2007年9月6日に世を去ってから
 10年という節目を迎える今年。彼がDECCAに遺した珠玉の録音から厳選した2枚組が登場。
 オペラの名アリアから25曲を集めた1枚と、ポピュラー名曲も含むイタリア歌曲からセレクトした
 25曲からなる1枚をセットした永遠のベスト・オブ・ベストです。
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\2300→\2090
こんな人がいたか
 マリ・サムエルセン(ヴァイオリン)
   〜ノルディック・ノワール》

 1) ウーノ・ヘルメション(b.1977):Timelapse、
 2) オーラヴル・アルナルズ(b.1986):Near Light、
 3-5) フランス・バク(b.1958):The Mist、
 6) アルヴォ・ペルト(b.1935):Darf ich…、
 7) ヨーハン・ソエデルクビスト(b.1966):Love & Rage、
 8) ソエデルクビスト/ヘルメション/
   マリ・サムエルセン/ホーコン・サムエルセン:
    Study In Rituals, Prelude、
 9-10) ヘルメション:Study In Rituals,
 11) ゲイル・トヴェイト(1908-1981):Vel komne Med Aera、
 12) アルナルズ:Words Of Amber
マリ・サムエルセン(ヴァイオリン)、

ホーカン・サムエルセン(チェロ)(2-5, 8-12)、
グンナル・フラグスタート(ピアノ)(1, 11)、
イェスパー・ソエデルクビスト(マリンバ他)(1, 9, 10)、
フランス・バク、
ケルド・ハーニング・イプセン
 (エレクトロニクス&シンセサイザー)(3-5)、
トロンハイム・ソロイスツ

  1984年、ノルウェー 生まれのヴァイオリニスト、マリ・サムエルセン。
 そのサムエルセンが北欧の作曲家の作品を、北欧の仲間たちとともに録音した室内楽作品集です。

 スウェーデンの映画音楽作曲家ウーノ・ヘルメションとヨーハン・ソエデルクビストをはじめ、アイスランドの新進作曲家オーラヴル・アルナルズ、デンマークのフランス・バク、エストニアのアルヴォ・ペルト、ノルウェーのゲイル・トヴェイトと、北欧各国の作曲家の作品を演奏しています。

【録音】2017年1月13‐15日、トロンハイム、Ora Studios





マリ・サムエルセンのヴィヴァルディ「夏」。噛み付いてきそうな感じ。
最後に不思議なリズムになる。
https://youtu.be/nJTfG1MmMwQ




マリ・サムエルセン
MERCURYからこんな美しい現代音楽アルバムが出ていた



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\2300
サムエルセン兄妹
 《ジェームズ・ホーナー:パ・ド・ドゥ》

  ① ジェームズ・ホーナー:パ・ド・ドゥ(Part 1〜4),
  ② アルヴォ・ペルト:フラトレス,
  ③ ジョヴァンニ・ソッリマ;チェロよ歌え!,
  ④ ルドヴィコ・エイナウディ:希望の扉
マリ・サムエルセン(ヴァイオリン:①②④),
ホーコン・サムエルセン(チェロ:①③④)
アリサ・ワイラースタイン(チェロ:③),
ワシリー・ペトレンコ(指揮:①),
クラーク・ランデル(指揮:②③④),
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団

 マリ・サムエルセン、ただものじゃないと思って調べたら1枚、マーキュリーからこんな素敵なアルバムを出していた。サムエルセン兄妹としてのリリース。



 映画「タイタニック」の音楽を手がけたホーナーの最新作
 ロサンゼルス出身、英国王立音楽アカデミーでリゲティの元で作曲を学び、多くの映画音楽の作曲を手がけるジェームズ・ホーナー。彼の代表作は『タイタニック』で、アカデミー作曲賞を受賞しています。
 また『アバター』ではオスカー賞を受賞。その彼がノルウェーの若き天才的サムエルセン兄妹のために、ヴァイオリンとチェロのための協奏的作品『パ・ド・ドゥ』を書きあげました。

 「ヴァイオリンとチェロのための協奏曲を書くことが作曲家としての自分にとって重要な課題であると思ったのです。音楽を書くときに私は、映画のための音楽を書くようなライトな感覚を大切にしています。
 最も偉大なるブラームスの二重協奏曲を超す作品を書くのは難しいことですが、自分が考える現代の美しさをここで表現しています。サムエルセン兄妹のために作品を書けてとても嬉しかった」とホーナーは語っています。

 この演奏は2015年1月に行われた初演を収録したもので、ワシリー・ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィルがバックを務めています。

 カップリングされたその他の3曲もやはり、ヴァイオリンやチェロのための現代の作品。
 ③では、アリサ・ワイラースタインが共演しています。

 【録音】2014年11月(①), 2015年1月(②③④)、リヴァプール、ザ・フライアリー(デジタル)




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相変わらず素晴らしい
オーストラリアELOQUENCE



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\1200
サー・ゲオルグ・ショルティ没後20周年記念
《サー・ゲオルグ・ショルティ〜シカゴ・リリック・オペラの夕べ》

 1) ヴェルディ:歌劇『運命の力』〜序曲(シンフォニア)*、
 2) サン=サーンス:歌劇『サムソンとデリラ』〜あなたの声にわが心は開く、
 3) チャイコフスキー:歌劇『エフゲニー・オネーギン』〜タチヤーナの手紙の場、
 4) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』〜「ママも知るとおり」、
 5) モーツァルト:歌劇『フィガロの結婚』〜「恋とはどんなものかしら」、
 6) ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』〜「国を裏切る者」、
 7) ボーイト:歌劇『メフィストーフェレ』〜「いつかの夜、暗い海の底に」
 8) ポンキエッリ:歌劇『ラ・ジョコンダ』〜
  「そして呪いを…私はあの方を宇宙の光のように」、
 9) ジョルダーノ:歌劇『アンドレア・シェニエ』〜
  「貴方のそばでは、僕の悩める魂も」*

*DeccaよりCD世界初発売
ジュリエッタ・シミオナート(メッゾ・ソプラノ)(2, 4, 5, 8)、
レナータ・テバルディ(ソプラノ)(3, 7-9)、
エットーレ・バスティアニーニ(バリトン)(6)、
リチャード・タッカー(テノール)(9)、
サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
シカゴ・リリック・オペラ管弦楽団

 サー・ゲオルグ・ショルティの没後20周年を記念しての発売。その指揮活動初期の録音の中からの一枚です。
 シカゴ・リリック・オペラは1954年に創設され、2年もたたないうちにその時代の多くのオペラ・スターたちを輩出し、最初のシーズンにマリア・カラスがノルマ役で先駆的なアメリカ・デビューを果たしたことによって歌手たちに信頼されることとなりました。
 サー・ゲオルグ・ショルティもニューヨークの名高いメトロポリタン歌劇場ではなく、シカゴで1956年『サロメ』『ヴァルキューレ』『ドン・ジョヴァンニ』を指揮して自身のアメリカでのオペラ・デビューを行いました。
 歌っているのは世界中で活躍している歌手たちです。急遽ユッシ・ビョルリングの代役として『アンドレア・シェニエ』をレナータ・テバルディとデュエットしたリチャード・タッカー、同じオペラの「国を裏切る者」を歌ったエットーレ・バスティアニーニ。けれどもこの夕べで存在感を見せつけたのはレナータ・テバルディでした。ソロの役で自身の舞台を作りました(デリラ、タチヤーナ、『メフィストーフェレ』のマルゲリータ)、そしてタッカーとメッゾ・ソプラノのジュリエッタ・シミオナートとのそれぞれのデュエットを歌い、その後キャリアの全盛期を迎えました。
 このライヴ・レコーディングがディスクになるまでにはいろいろな経緯がありました。1958年にオリジナルが発売されましたが、契約上の問題で『アンドレア・シェニエ』の二重唱は含まれませんでした。
 オープニングの『運命の力』序曲はシングルLPに入りきらず外されました。どちらの曲も2009年に発売されたこのコンサートの最初のCD(《1950年代のグレイト・ヴォイス》と題された5枚組DECCAボックス内)には入っていません。
 そしてやっとその2曲も収録され、完全録音として新しくリマスタリングされ、その時代の最もすばらしい声の数々を一夜限りの記録としてフルで初めて楽しむことができるようになりました。

 【録音】1956年11月10日、シカゴ、シビック・オペラハウス(ライヴ)
  


4827163
\1200
サー・ゲオルグ・ショルティ没後20周年記念
《サー・ゲオルグ・ショルティ〜マーラー:交響曲第9番》

 マーラー:交響曲第9番ニ長調
サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
ロンドン交響楽団
 
 サー・ゲオルグ・ショルティの没後20周年を記念しての発売。その指揮活動の初期の録音の中から、ロンドン交響楽団とのマーラーの交響曲録音です。
 1961年に第4番、1964年に第1番、1966年に第2番、そして1967年にこの第9番がDECCAに録音されました。

【録音】1967年4月28、29日、5月2、9‐11日、ロンドン、キングズウェイ・ホール
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4826266
\1200
《モーラ・リンパニー〜ラフマニノフ:前奏曲集(1941−42年録音)》
 ラフマニノフ:
  1) 前奏曲嬰ハ短調Op.3 No.2、
  2) 10の前奏曲Op.23、
  3) 13の前奏曲Op.32
モーラ・リンパニー(ピアノ)

 ラフマニノフの前奏曲全曲の貴重な初録音、CD初発売
 1941年から42年の間、モーラ・リンパニーはラフマニノフの前奏曲全曲を初めてDECCAに録音しました。それらは月ごとにそれぞれ78rpmレコードで発売されました。
 今回リマスタリングされ、ピアノの歴史に詳しいスティーヴン・シークの見識ある解説、貴重な写真の数々とともに、これらの録音がDECCAよりCD初発売されます。
 モーラ・リンパニーは60年のキャリアの間ずっとラフマニノフの音楽と密接に関わっていました。このほっそりとした若く美しいイギリス女性が、9音から10音届くこの作曲家の大きな手を必要とする、ストラヴィンスキーから「6フィート半のしかめ面」と皮肉を言われ、不朽の名声を与えられた一人の男の作曲した音楽とどう向き合ったのか、興味をそそられる一枚です。

 【録音】1941年5月29日(1,)、5月29日、9月25日(2)、9月25日、10月12日、1942年2月20日、6月4日、8月26日(3)、ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ
  


4827177
(2CD)
\1800
サー・ゲオルグ・ショルティ没後20周年記念
 《サー・ゲオルグ・ショルティ〜マーラー:交響曲第1番・第3番》

 マーラー:
  交響曲1) 第1番ニ長調、2) 第3番ニ短調
ヘレン・ワッツ(メッゾ・ソプラノ)(2)、
ワンズワース・スクール少年合唱団(2)、
アンブロジアン・オペラ合唱団(2)、
サー・ゲオルグ・ショルティ(指揮)
ロンドン交響楽団
 
 サー・ゲオルグ・ショルティの没後20周年を記念しての発売。その指揮活動の初期の録音の中から、ロンドン交響楽団とのマーラーの交響曲録音です。
 1961年に第4番、1964年に第1番、1966年に第2番、1967年に第9番、そして1968年に第3番がDECCAに録音されました。このアルバムには第1番と第3番が収録されています。

 【録音】1964年1月17、18日、2月3、5日(1)、1968年1月1‐6日(2)、ロンドン、キングズウェイ・ホール
  


4824759
(2CD)
\1800

《サザーランド/グリーヴィ/ロビンソン/アラン/ハーバート〜ヘンデル・アリア集》


ヘンデル:
 《CD 1》
  1) 歌劇『オットーネ』〜「おお、息子よ」、
  2) 歌劇『パルテノペ』〜「Voglio dire」、
  3) オラトリオ『アレクサンダー・バルス』〜
    「Convey me to some peaceful shore」、
  4) 歌劇『アルチーナ』〜「森の牧場よ」、
  5) 歌劇『オットーネ』〜「La speranza」、
  6) 歌劇『アドメート』〜「Cangio d’aspetto」、
  7) 歌劇『ロデリンダ』〜「Dove sei」、
  8) 歌劇『リナルド』〜「私を泣かせてください」、
  9) 歌劇『アタランタ』〜「親愛なる森よ」、
  10) カンタータ『クローリ、ティルシとフィレーノ』〜「Come la rondinella」、
  歌劇『アルチーナ』〜
   11)「帰ってきて、喜ばせて」12)「蒼白い亡霊よ」、
  歌劇『ジュリアス・シーザー』〜
   13)「優しい眼差しよ」、14) 「嵐で難破した船は」、
  オラトリオ『サムソン』〜
   15) 「With plaintive note」、16)「Let the bright seraphim」 /

《CD 2》
  オラトリオ『エステル』〜
   1)「Tune your harps to cheerful strains」*、
   2)「Turn not, O Queen, thy face away」*、
   3) オラトリオ『アレクサンダーの饗宴』〜「Revenge, Timotheus cries」、
   4) 歌劇『エツィオ』〜「Se un bell’ardire」、
   5) オラトリオ『スザンナ』〜「Peace crown ‘d with roses」、
   6) 音楽劇『ヘラクレス』〜「The God of Battle」、
   7) 歌劇『エイシスとガラテア』〜「O ruddier than the cherry」*、
   8) オラトリオ『テオドーラ』〜「Wide spread his name」、
   9) オラトリオ『マカベウスのユダ』〜「Arm, arm ye brave」*、
  10) 歌劇『ベレニーチェ』〜「Si, tra i ceppi」*、
  11) 音楽劇『セメレ』〜「Leave me, loathsome light」、
  12) 歌劇『アルチーナ』〜「傷ついた愛に苦悶する者のことを考えよ」、
  13) オラトリオ『サムソン』〜「Honour and arms」

*DECCAよりCD世界初発売
バーナデット・グリーヴィ
フォーブス・ロビンソン 他

 ヘンデルのアリアを惜しみなく収録した2枚組
 新規リマスタリングされたこの盛り沢山(収録時間145分)のコレクションは、コントラルトのバーナデット・グリーヴィとバスのフォーブス・ロビンソンのリサイタルのアルバムが基本となっています。
 グリーヴィはキャスリーン・フェリア、ヘレン・ワッツ、ジャネット・ベイカー、ノーマ・プロクターの流れを汲む正統派コントラルトです。彼女の1965年から66年のリサイタルはヘンデルのさまざまなイタリア・オペラ(『オットーネ』『パルテノペ』『アルチーナ』『アドメート』『ロデリンダ』『リナルド』『アタランタ』)から選曲されました。
 彼女の最大の強みである声の豊かさと同時に、驚くほどの声のテクニックと優れたイタリア語の発声法も披露されました。
 ロビンソンの1966年のリサイタルではこの作曲家のオペラ、オラトリオ、音楽劇といった幅広い音楽が聴かれます。
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4825650
(2CD)
\1800

コンセルトヘボウ管LP全盛時代の18年間に録音された名曲集
  ケンペン、ベイヌム、ハイティンク、マルケヴィチ、オッテルロー、ヨッフム、ドラティ
《コンセルトヘボウ・ロリポップ〜管弦楽名曲集》


《CD 1》
 1) シューベルト/ギロー編:軍隊行進曲第1番
 2) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲
 3) クラーク:トランペット・ヴォランタリー
 4) ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』序曲
 5) トマ:歌劇『ミニョン』序曲
 6) グリーグ:2つの悲しい旋律Op.34
 7) ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』
 8) シベリウス:フィンランディアOp.26 No.7、
 9) グリンカ:『ルスランとリュドミラ』序曲
 10) リムスキー=コルサコフ『ロシアの復活祭』序曲Op.36、
 11) ボロディン/リムスキー=コルサコフ編:だったん人の踊り(歌劇『イーゴリ公』より) /

《CD 2》
 1) ヴェルディ:歌劇『運命の力』〜シンフォニア
 2) ベルリオーズ:歌劇『ベンヴェヌート・チェッリーニ』序曲
 3) フランク:交響詩『アイオリスの人々』、
 4) サン=サーンス:死の舞踏Op.40
 5) ドヴォルザーク:スケルツォ・カプリチオーソOp.66
 6) R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』〜ワルツ組曲
 7) エルガー:威風堂々第1番
 スーザ:
  8) 行進曲『忠誠』*、9) 星条旗よ永遠なれ

 DECCAよりCD世界初発売
パウル・ファン・ケンペン(CD 1:1, 2)、
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(CD 1:3-8, CD 2:9)、
ベルナルト・ハイティンク(CD 1:9, CD 2:1, 2, 4, 5)、
イーゴリ・マルケヴィチ(CD 1:10, 11)、
ウィレム・ヴァン・オッテルロー(CD 2:3)、
オイゲン・ヨッフム(CD 2:6)、
アンタル・ドラティ(CD 2:7, 8)(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

 色とりどりの名曲が勢ぞろい
 世界で最も有名なオーケストラの一つ、コンセルトヘボウ管弦楽団のLP全盛時代の18年間に録音された非常に魅力的なコレクションです。
 1883年に創設されたこの楽団は他の多くの楽団と違い、演奏だけでなくリハーサルも録音もホールで行います。
 このホールは、ホール自体が一つの壮麗なアコースティック楽器であるといっても過言ではないくらい楽団と一体化していて、楽団はその恩恵を受けてすばらしい録音を多く遺しています。
 1950年代から1970年代の間、レコーディングのセッションが順調で、メインの曲がスケジュールを前倒しして進んだ時、余った時間は無駄にせず、短めの小品の録音に充てられました。
 そうした録音はLPにちょうどよく収められ、魅力的な商品となりました。45rpmレコードのみで発売されることもあり、それらはカタログからもまもなく消えていきました。
 それらの曲が、音楽の歴史に詳しいニーク・ネリッセンによって専門的に集められたのがこの《コンセルトヘボウ・ロリポップ》です。
 ネリッセンはこのアルバムにも興味深い解説を寄せています。

 【録音】1950年12月(CD 1:1, 2)、1952年5月(CD 1:3)、1956年4月(CD 1:4, 5)、9月(CD 1:7)、1957年6月(CD 1:8)、1958年5月(CD 1:6)、9月(CD 2:9)、1959年9月(CD 2:7, 8)、1960年9月(CD 2:6)、1962年9月(CD 2:4)、1963年9月(CD 2:5)、1964年1月(CD 2:3)、9月(CD 1:10, 11)、12月(CD 2:1)、1965年12月(CD 1:9)、1968年9月(CD 2:2)、アムステルダム、コンセルトヘボウ




<映像>


NAXOS(映像)


2.110381
(DVD)
\4500
カーライル・フロイド(1926-):歌劇《スザンナ》 スザンナ…スーザン・ヘルマン・スパタフォラ(ソプラノ)
オーリン・ブリッチ…トッド・ドノヴァン(バリトン)
リトル・バット…スコット・ワイケル(テノール)
サム…アンソニー・ライト・ウェブ(テノール)
長老マクリーン…ブライアン・ウェール(バス)
長老オット…ベンジャミン・ブルームフィールド(バス・バリトン)
長老ヘイズ…スタンリー・ウィルソン(テノール)
長老グリートン…フレッド・フラボッタ(テノール)
ミセス・マクリーン…メリッサ・マイスナー(メゾ・ソプラノ)
ミセス・オット…ロビン・ロックライン(メゾ・ソプラノ)
ミセス・ヘイズ…ステファニー・イッゾ(ソプラノ)
ミセス・グリートン…アレクサンドラ・ライトゥムス(ソプラノ)
マーク・スフォルツィーニ(指揮)
セントピーターズバーグ歌劇場管弦楽団&合唱団
マイケル・アンガー(演出)

 現代アメリカにおける歌劇作曲家の第一人者、カーライル・フロイドの歌劇《スザンナ》。もともとの題材は旧約聖書の「ダニエル書」補遺の短編の一つで、水浴をしていたヘブライ人の人妻がいわれのない罪で告発されるというエピソードで、フロイド自身が台本を制作したこの歌劇ではスザンナは19歳の美しい村娘に設定されています。
 小川で水浴びをする彼女を見た男たちは「欲情を起こさせたスザンナが悪い」と村に訴えたため、彼女は理由もわからず懺悔をすることになります。失意に沈むスザンナに目を付けたのは、村に新しく赴任した神父オーリン・ブリッチ。彼は自身の身分も忘れスザンナを家に誘い込み・・・。
 アメリカの名ソプラノ、ルネ・フレミングが愛していることで知られるこの物語。全く救いのない結末には賛否両論あるでしょうが、現代社会のひずみを鋭く突いている点には共感できる人も多いでしょう。少女が大人に変わるまでを賛美歌や親しみやすいメロディを盛り込みながら克明に描いた歌劇です。

 2014年1月31日、2月2.4日 Palladium Theater St. Petersburg, Florida 収録時間:105'35" 音声:ステレオ2.0    英語歌唱 字幕:なし 画面:16:9 REGION All(Code:0) DVD…片面2層ディスク

<LP>


PENTATONE

KKC 1080/82
(3LP)
\8333+税
※SACD同時発売
J.S.バッハ(1685-1750):
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)
ユリア・フィッシャー
 (ヴァイオリン;1750年製グァダニーニ)
  LP 1 SideA
   ・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001
    I:アダージョ(4’41”)/II:フーガ、アレグロ(5’55”)/
    III:シチリアーノ(2’59”)/IV:プレスト(3’35”)
   ・無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
    I:アルマンド(6’27”)
  LP 1 SideB
   ・無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002
    II:ドゥーブル(2’53”)/III:クーラント(2’59”)/IV:ドゥーブル(3’28”)/
    V:サラバンド(4’17”)/VI:ドゥーブル(3’11”)/
    VII:テンポ・ディ・ボレア(3’56”)/VIII:ドゥーブル(3’36”)
  LP 2 SideA
   ・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV1003
    I:グラーヴェ(4’53”)/II:フーガ(8’12”)/
    III:アンダンテ(5’30”)/IV:アレグロ(5’34”)
  LP 2 SideB
   ・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
    I:アダージョ(5’20”)/II:フーガ(10’33”)/
    III:ラルゴ(3’55”)/IV:アレグロ・アッサイ(4’46”)
  LP 3 SideA
   ・無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006
    I:プレリュード(3’25”)/II:ルール(5’08”)/
    III:ロンドーによるガヴォット(3’09”)/IV:メヌエットI - II(3’56”)/
    V:ブーレ(1’28”)/VI:ジーグ(1’53”)
   ・無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
    I:アルマンド(4’42”)
  LP 3 SideB
   ・無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004
    I:クーラント(2’28”)/II:サラバンド(4’54”)/
    III:ジーグ(4’02”)/IV:シャコンヌ(15’47”)
 PENTATONE 初LP 化!教会に響き渡る極上の調べ。ユリア・フィッシャーのバッハ無伴奏がついにLP で登場!

 セッション録音:2004 年12月/ドープスヘヅィンデ教会(アムステルダム)/180g重量盤、輸入盤・日本語帯・解説付
 プロデューサー:ヨブ・マールセ/バランス・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン/エディティング:エルド・グルート、セバスチャン・ステイン

 ハイエンド、マルチチャンネル・サラウンド・レコーディングに特化したクラシック専門レーベルPENTATONE より遂にLP が登場!第1 弾はユリア・フィッシャーの名盤、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全6 曲3 枚組LP です。
 類稀な才能の持ち主の天才ヴァイオリニスト、ユリア・フィッシャーはミュンヘン生まれ。3 歳でヴァイオリンを、その後ピアノも習いはじめ、すぐにその才能を開花させたフィッシャーは、ヴァイオリン、ピアノそれぞれで国際的なコンクールに複数回優勝しています。10 代の頃から商業録音のオファーがあったものの断り続けていたフィッシャーは、ヤコフ・クライツベルクとの出会いにより21 歳のときにハチャトゥリアン、プロコフィエフ、グラズノフのヴァイオリン協奏曲でPENTATONE レーベルからセンセーショナルなデビューを果たしました。
 バッハの無伴奏はデビュー・ディスクと同年、2004 年12 月にオランダのドープスヘヅィンデ教会にて行われました。当録音のバランス・エンジニアをつとめたジャン=マリー・ヘイセン氏が最も記憶に残る録音にもあげている、まさに伝説的な当録音はフィッシャーの驚異的な集中力で全集を完成させました。全ての音色が瑞々しく説得力に満ちた当時21 歳の演奏は、既に自己のスタイルが確立されていることを証明しております。
 当時使用していた名器グァダニーニの音色が教会に響き渡ります。ハイエンドに特化したPENATATONE レーベルの代表盤の初LP、大注目です!ドイツ、パラス社プレス。 国内品番のみのご案内です。















7/20(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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CHANNEL CLASSICS



CCSSA 39217
(SACD HYBRID)
\2800→\2490
ポッジャー新譜は18世紀のヴァイオリン重要人物4人
 ピゼンデル、タルティーニ、ヴェラチーニ、ヴィヴァルディ
  グランディッシマ・グラヴィタ 〜
   18世紀のヴァイオリン・ソナタ集

  ピゼンデル:ヴァイオリン・ソナタ ハ長調
  タルティーニ:ヴァイオリン・ソナタ イ短調 Op.2-5
  ヴェラチーニ:
   ヴァイオリン・ソナタ ト短調 Op.2-5、
   ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.2-12
  ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Op.2-2
レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、
ブレコン・バロック
 〔アリソン・マギリヴリー(チェロ)、
  ダニエレ・カミニティ
   (リュート、ギター)、
  マルツィン・シヴィオントキエヴィチ
   (チェンバロ)〕
 天女レイチェル・ポッジャー新録音、麗しき18世紀のヴァイオリン・ソナタ集!

 1997年から2002年にかけてイングリッシュ・コンサートのリーダーを務め、2006年には自身が主宰するブレコン・バロック・フェスティヴァルの芸術監督に就任。オランダのChannel Classicsレーベルより数々の伝説的名盤を生み出し、2015年に英国王立音楽アカデミー(RAM)のバッハ賞を受賞(歴代10番目、女性としては初受賞)したバロック・ヴァイオリンの天女レイチェル・ポッジャー。
 アルカンジェロ・コレッリの偉大な作品(とりわけOp.5のヴァイオリン・ソナタ集)に敬意を表し、そこからイマジネーションを探求していった18世紀の4人のヴァイオリニスト=コンポーザーたちによる「ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ」。それぞれがライバルや師弟など、互いに関係のあったヴィヴァルディ、タルティーニ、ヴェラチーニ、ピゼンデルのヴァイオリン・ソナタを、ポッジャーの麗しく艷やかなヴァイオリンで描きます。

 「これら4人の作曲家たちの関係は、よくある喜劇を観るようである! ヴァイオリン・ヴィルトゥオーゾのフランチェスコ・マリア・ヴェラチーニとヨハン・ゲオルク・ピゼンデルは、大論争を行ったあげく、ヴェラチーニがかっとなって二階のバルコニーから身を投げてしまった。(中略)ヴェラチーニは、その驚異的になめらかなボウイングのテクニックによってジュゼッペ・タルティーニを驚嘆させたが、するとタルティーニは、家に閉じこもって練習に明け暮れたのだった。」(レイチェル・ポッジャー/日本語訳:SOREL)



 

CCS 39317
\2500
シュピーゲル 〜
 メンデルスゾーン&ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集

  メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.13
  ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132
ラガッツェ弦楽四重奏団
 〔ローザ・アルノルト(ヴァイオリン)、
  ユアニタ・フリエンス=ファン・トンヘレン(ヴァイオリン)、
  アンネミン・ベルフコッテ(ヴィオラ)、
  レベッカ・ヴィセ(チェロ)〕
 オランダの注目SQ「ラガッツェ弦楽四重奏団」第4弾は、メンデルスゾーン&ベートーヴェン!

 ☆オランダの注目女流クヮルテット!
 ☆アルバム第4弾は、メンデルスゾーンとベートーヴェンの密接な作品を鋭い感性で描く!

 オランダの高音質レーベル、チャンネル・クラシックス(Channel Classics)が世界へ発信するニュー・アーティストたちの1つ、オランダの女流奏者たちによる"ラガッツェ四重奏団"。
 イタリア語で"女の子たち"という意味を持つ単語「ラガッツェ(Ragazze)」をアンサンブル名に冠する女流クヮルテット。"新たなアレンジによるテリー・ライリーの作品集"という衝撃のアルバム(CCS 37816)に続く第4弾は、「シュピーゲル(鏡)」と題された、メンデルスゾーンとベートーヴェンの弦楽四重奏曲集!
 ベートーヴェンの死から数ヶ月後に書かれたメンデルスゾーンの「弦楽四重奏曲第2番 Op.13」は、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲、とりわけ「第15番 Op.132」から多くのインスピレーションを得ていることが知られています。
 特別な関係にある2つの重要レパートリーを鏡(シュピーゲル)に見立て、ラガッツェ弦楽四重奏団が鋭い感性で描き出します。

 録音:2017年1月、オランダ改革派教会(レンスワウデ、オランダ)






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NIMBUS



NI 7099
(2CD-R/特別価格)
\2800→\2590
ヨンダニ・バット指揮&ロンドン交響楽団
 シューマン:交響曲全集

 交響曲第1番変ロ長調 Op.38《春》
 交響曲第4番ニ短調 Op.120
 マンフレッド序曲 Op.115
 交響曲第2番ハ長調 Op.61
 交響曲第3番変ホ長調 Op.97《ライン》
ヨンダニ・バット(指揮)
ロンドン交響楽団
 ヨンダニ・バットの遺産。シューマン交響曲全集!

 かつてASVレーベルで知られざるレパートリーを続々と取り上げたマカオ出身の指揮者(兼科学者)ヨンダニ・バットが、一転、Nimbusレーベルで取り組んだ王道レパートリーの1つであるシューマンの交響曲が全集となって新装登場。
 LSOとのシューマン全集は、惜しくも2014年8月28日に他界してしまったヨンダニ・バットが遺した功績の1つです。

 ※録音:2011年&2012年、アビーロード・スタジオ(ロンドン、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




ヨンダニ・バット指揮&ロンドン交響楽団の代表的録音
ベートーヴェン:交響曲全集

NI 1713
(6CD-R/特別価格)
\7600→\7390
ヨンダニ・バット指揮&ロンドン交響楽団
 ベートーヴェン:交響曲全集&序曲集

 交響曲第1番ハ長調 Op.21/交響曲第2番ニ長調 Op.36/
 交響曲第3番変ホ長調 Op.55《英雄》/
 《プロメテウスの創造物》序曲 Op.43/
 《フィデリオ》 序曲 Op.72/《シュテファン王》 序曲 Op.117/
 《献堂式》 序曲 Op.124/交響曲第4番変ロ長調 Op.60/
 交響曲第5番ハ短調 Op.67《運命》/
 交響曲第6番ヘ長調 Op.68《田園》/交響曲第7番イ長調 Op.92/
 交響曲第8番ヘ長調 Op.93/《エグモント》序曲 Op.84/
 《コリオラン》序曲 Op.62/《アテネの廃墟》序曲 Op.113/
 《レオノーレ》 序曲第3番 Op.72/
 交響曲第9番ニ短調 Op.125《合唱付き》*
ヨンダニ・バット(指揮)
ロンドン交響楽団
ロンドン交響合唱団*
レベッカ・エヴァンス(ソプラノ)*
ウィルケ・テ・ブルンメルストローテ
 (メゾ・ソプラノ)*
スティーヴ・デイヴィスリム
 (テノール)*
ニール・デイヴィス(バス)*
 ヨンダニ・バットがタクトを振るベートーベン交響曲全集!

 イギリスの名門オーケストラ、ロンドン交響楽団と旧ASVレーベルでおなじみのマカオ人指揮者、ヨンダニ・バットのタッグによるベートーヴェンの交響曲全集!


 マニアックな人気を誇っていたヨンダーニ・バット(ブット)。
 惜しくも2014年に亡くなったが、その直前まで行われていたベートーベン交響曲全集。
 
 バットはシンガポール出身の指揮者。化学の博士号も持つ。
 マカオ在住の中国人の家に生まれ、インディアナ大学とミシガン大学で音楽を学び、1983年にシンフォニー・カナディアーナを設立して指揮者を務め、ビクトリア国際映画祭の常任指揮者となった。
 1986年と1995年にMRAグラモフォン・アワードを受賞している。
 珠海市にて没。


 録音:2010年ー2014年

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。


 


NI 5944
(CD-R)
\2400
ウィーン・アルティス四重奏団
 味わい深いブラームス

  ブラームス:
   ピアノ五重奏曲 Op.34
   弦楽四重奏曲第3番変ロ長調 Op.67
ウィーン・アルティス四重奏団
ペーター・フランクル(ピアノ)
 ウィーン・アルティス四重奏団は、1980年にウィーン音楽大学の学生たちによって結成され、1988年からはウィーン・ムジークフェラインザールで定期演奏会を開催し続けている歴史あるオーストリアのアンサンブル。
 「ピアノ五重奏曲」では、イギリスで活躍するハンガリー出身のベテラン・ピアニスト、ペーター・フランクルと共演。楽都ウィーンが育んだアンサンブルが、味わい深いブラームスを聴かせてくれます。

 ※録音:2015年12月5日−8日、ワイアストン・レイズ(イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



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ECM


ECM New Series



4811463
\2500→\2290

作曲されたあとに音楽に何が起きるのか
 《ジョン・ポッター〜ビクトリアとジョスカン・デプレ
    シークレット・ヒストリー(ジョスカンとビクトリア)》

 1) ジャン・ムートン:Nesciens Mater、
 2) ジェイコブ・ヘリングマン:プレリュード I、
 3) トマス・ルイス・デ・ビクトリア:Missa Surge Propera——Kyrie、
 4) ジェイコブ・ヘリングマン:プレリュード II、
 5) トマス・ルイス・デ・ビクトリア: Missa Surge Propera——Gloria、
 6) ジェイコブ・ヘリングマン:プレリュード III、
 7) トマス・ルイス・デ・ビクトリア:Missa Surge Propera——Credo、
 8) ジェイコブ・ヘリングマン:プレリュード IV、
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア:
  Missa Surge Propera——
  9) Sanctus、10) Benedictus、
 11) ジェイコブ・ヘリングマン:プレリュード V、
 12) トマス・ルイス・デ・ビクトリア:
  Missa Surge Propera——Agnus Dei、
 13) 作者不詳:Inviolata (Chant)、
 ジョスカン・デプレ:14) Inviolata、15) Absalon, Fili Mi、
 16) 作者不詳:Obsecro Te (Chant)、
 ジョスカン・デプレ:
  17) Obsecro Te、18) サルヴェ・レジーナ、
 19) 作者不詳:Benedicta Es (Chant)、
 ジョスカン・デプレ:
  20) Benedicta Es、21) Nymphes De Bois、
 22) トマス・ルイス・デ・ビクトリア:O Magnum Mysterium
ジョン・ポッター(ヴォイス)、
アンナ・マリア・フリーマン(ヴォイス)、
アリエル・アブラオヴィチ
 (アルト・ビウエラ、テノール・ビウエラ、バス・ビウエラ)、
ジェイコブ・ヘリングマン(テノール・ビウエラ、バス・ビウエラ)、
リー・サンタナ(アルト・ビウエラ、テノール・ビウエラ)、
ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

 “音楽の秘密の命”の探求
 スペインのトマス・ルイス・デ・ビクトリアとフランスのジョスカン・デプレ。
 二人は同時代でもなく、生まれ、活躍した国も違う作曲家ですが、同じ抽象的な作曲スタイルを分かち合っていました。ヨーロッパ中の様々な時代の音楽家たちが彼らを同じ精神を持つ作曲家だと認めています。

 彼らのミサやモテットのタブラチュア版はリュート奏者の間に広まりました。
 ジョン・ポッターにとってこれは“音楽の秘密の命であり、歴史的に見ればそれこそが真の命”。
 ポッターは、この創造的で独特なプロジェクト“作曲されたあとに音楽に何が起きるのか”を探求しています。 
 そのプロジェクトに参加したのは、ノルウェーの女性ヴォーカル・グループ「トリオ・メディーヴァル」のアンナ・マリア・フリーマンと、3人の傑出したビウエラ奏者。

 マンフレート・アイヒャーにプロデュースされたこのアルバムはオーストリアの山の中のザンクト・ゲロルト修道院で録音されました。
 そこでポッターは以前、アルバム《Officium》に参加し、ヒリアード・アンサンブルやダウランド・プロジェクトとのレコーディングも行いました。

 【録音】2012年、オーストリア、プロプスタイ、ザンクト・ゲロルト修道院
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4763652
\2500→\2290
《アレクセイ・リュビモフ〜
 C.P.E.バッハ:幻想曲、ソナタ、ロンド&ソルフェッジョ》

 C.P.E.バッハ:
  1) 自由な幻想曲嬰へ短調、2-4) ソナタ ニ短調、
  5) ロンド ハ短調、6) 幻想曲ニ短調、7) 幻想曲ト長調、
  8) 幻想曲ニ長調、9) 幻想曲ロ長調、
  10-11) クラヴィーア小品イ長調、12) ソルフェッジョ ハ長調、
  13) ソルフェッジョ イ長調、14) ソルフェッジョ変ロ長調、
  15)ソルフェッジョ ハ短調、16) ロンド ニ短調、
  17-19) ソナタ ト長調、20) 幻想曲ハ長調
アレクセイ・リュビモフ(タンジェント・ピアノ)

 ロシア人ピアニストによるC.P.E.バッハ作品集
 ロシア人のピアニスト、チェンバロ奏者であるアレクセイ・リュビモフは、ジョン・ケージからヴァレンティン・シルヴェストロフにいたる現代音楽の擁護者であり、古楽器に情熱的に取り組んでいるバロック音楽の演奏者でもあるという2つの方向性を持つ稀有なアーティストです。
 このカール・フィリップ・エマヌエル・バッハによる音楽の演奏では、タンジェント・ピアノの響きを最大限創造的に活用して、作曲家の幻想曲、ソナタ、ロンドの創意工夫に応えています。
 タンジェント・ピアノとは“タンジェント”と呼ばれる木片で弦を打って音を出す古楽器で、18世紀初頭にしばらくの間人気がありましたが、チェンバロよりも表現力に富み、強度も備えた楽器です。

 【録音】2008年7月16‐17日、オランダ、アントウェルペン、Onze-Lieve-Vrouwe-Kapel, Congresscentrum Elzenveld
 

4814485
\2500
※朗読のCDです
《クリスチャン・レイナー〜ヨシフ・ブロツキー:Grose Elegie an John Donne》
 詩:ヨシフ・ブロツキー
 1) In memoriam Fedja Dobrowolskij、
 2) Strophen II, XI, XXIV, XXVII、
 3) Grose Elegie fur John Donne、
 4) Aus Nirgendwo in LIEBE、
 5) DerPolaforscher、6) Wiegenlied、
 7) Wir sahen damals abends dieses Ross、
 8) Fur G.P.、9) Grose Elegie an John Donne
クリスチャン・レイナー(朗読)

 “声のアーティスト”、レイナーによるブロツキーのドイツ語詩の朗読CD
 クリスチャン・レイナーはオーストリアの“声のアーティスト”です。このアルバムではヨシフ・ブロツキーの詩をレイナーが朗読しています。
 ヨシフ・ブロツキー(1940-1996)はロシアの詩人で、1987年にノーベル文学賞を受賞しています。その詩のタイトルにあるJohn Donne(ジョン・ダン)(1572-1631)はイングランドの詩人、作家です。




ARTALINNA

ATL-A 017
\2600
フォーレ(1845-1924):
  ピアノのためのバラード嬰ヘ長調 Op.19
  ピアノのための主題と変奏曲嬰ハ短調 Op.73
デュティユー(1916-2013):ピアノ・ソナタ

アリーヌ・ピブール(ピアノ)

 録音:2016年8月18-20日、セント・ジョン・ジ・エヴァンジェリスト教会、オックスフォード、イギリス

 アリーヌ・ピブールはリヨン音楽院およびパリ音楽院で学んだフランスのピアニスト。

 

ATL-A 018
\2600
ウィリアム・スタンデール・ベネット(1816-1875):
 ピアノ・ソナタ ヘ短調 Op.13
シューマン(1810-1856):
 ピアノのための交響的練習曲(第1版;1834-1837)
竹ノ内博明(ピアノ)
 録音:2016年8月21-23日、セント・ジョン・ジ・エヴァンジェリスト教会、オックスフォード、イギリス

 ウィリアム・スタンデール・ベネットはイギリスの作曲家・指揮者・ピアニスト。彼の音楽と演奏を聴いて感銘を受けたメンデルスゾーンによりドイツに招かれ、シューマンとも親交を深めました。
 ベネットのピアノ・ソナタ Op.13 はメンデルスゾーンに、シューマンの交響的練習曲はベネットに献呈されています。
 竹ノ内博明は鹿児島に生まれ1997年に渡英、ロンドンの王立音楽学校で学び、2012年以来2017年現在グラスゴーのスコットランド王立音楽院で教えているピアニスト。




EROL



EROL 200048/2
(2CD)
\4400
ベルリオーズ(1803-1869):レクイエム Op.5

パトリック・ガレー(テノール)
フランス・オラトリオ合唱団&管弦楽団
ギー・トゥーヴロン金管合奏団
ジャン=ピエール・ロレ(指揮)

録音:2016年11月11、14日、ライヴ、サン・トリニテ教会、パリ、フランス

 巨大編成で知られるベルリオーズのレクイエム。フランス・オラトリオ合唱団は6つの既存合唱団の合同団体。別動金管隊を仕切るのはトランペットの名手ギー・トゥーヴロン。





LOTOS



LT 0163-2
\2700
クトナー・ホラ国際音楽祭 2016
 ドヴォルジャーク(1841-1904):
  2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲ハ長調 Op.74(*)
 エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960):
  ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、クラリネットとホルンのための
   六重奏曲ハ長調 Op.37(+)
 スメタナ(1824-1884):2台のピアノ4手連弾(8手)のためのロンド ハ長調(#)
ヤン・ムラーチェク(ヴァイオリン(*/+))
ヤクプ・フィシェル(ヴァイオリン(*))
カレル・ウンテルミュレル(ヴィオラ(*/+))
ルカーシュ・ポラーク(チェロ(+))
ミシェル・レゾン(クラリネット(+))
カテジナ・ヤヴールコヴァー(ホルン(+))
ハミッシュ・ミルン(ピアノ(+/#))
コンスタンチン・リフシッツ、テレジエ・フィアロヴァー、
アイラ・バールトヴァー(ピアノ(#))

 録音:2016年6月4、10-12日、ライヴ、第9回クトナー・ホラ国際音楽祭、クトナー・ホラ、チェコ

 チェコで最も活気溢れる室内楽イヴェントとなったクトナー・ホラ国際音楽祭。チェコのチェロ奏者イジー・バールタを芸術監督に迎えて第1回が開催されたのは2008年。以来毎年1つのCDまたはDVDが記念盤として発売されてきました。
 2016年版にはチェコの演奏家に加え、ミシェル・レゾン、ハミッシュ・ミルン、そして常連のコンスタンチン・リフシッツが参加しています。

 


LT 0162-2
\2700
【旧譜】
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)
 クトナー・ホラ国際音楽祭 2015

  J・S・バッハ(1685-1750):
   フランス組曲第1番ニ短調(鍵盤楽器のための)BWV812(+)
  ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109(#)
  シューマン(1810-1856):ピアノ五重奏曲変ホ長調 Op.44(*)
コンスタンチン・リフシッツ(ピアノ)
ベネヴィッツ弦楽四重奏団(*)
 ヤクプ・フィシェル(第1ヴァイオリン)
 シュチェパーン・イェジェク(第2ヴァイオリン)
 イジー・ピンカス(ヴィオラ)
 シュチェパーン・ドレジャル(チェロ)

録音:2015年6月10日(*)、11日(+)、12日(#)、ライヴ、クトナー・ホラ国際音楽祭、聖バルボラ教会、 クトナー・ホラ、チェコ

 ※供給可能個数はごくわずかとなっております。お早目のオーダーをお願いいたします。(代理店)




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ELECT RECORD(東武ランドシステム共同制作)



ERT 1031/33
(3CD)
\6900→\6490

「ローラ・ボベスコ エレクトレコード全録音集」
<CD1=旧EDC796>
 (1)バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ホ長調 BWV.1016
 (2)バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第4番 ハ短調 BWV.1017
 (3)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30-3
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)
(1)マリアーナ・カブデボ(ピアノ)
 1966年10 月モノラル録音
(2)(3)アルバート・ガットマン(ピアノ)
 1968 年5 月ステレオ録音
<CD2=旧EDC797>
 バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV.1041
 モーツァルト:
  ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調K.219 「トルコ風」
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)
コンスタンティン・ボベスコ(指揮)
ブカレスト放送管弦楽団
1963 年12 月モノラル録音
<CD3=旧EDC797>
 (1)サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調Op.61
 (2)同:序奏とロンド・カプリチオーソOp.28
 (3)ストラヴィンスキー:イタリア組曲
 (4)ホアキン・ニン(1879−1949):四つの回想
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)
(1)(2)イラリオン・イオネスコ=ガラティ(指揮)
 ブカレスト放送交響楽団
 1979 年12 月ステレオ録音
(3)(4)マリアーナ・カブデボ(ピアノ)
 1966年10 月モノラル録音
 ルーマニア出身、美貌の名ヴァイオリニスト、ローラ・ボベスコ エレクトレコード全録音集、マスターテープより新リマスタリングを施しました!

 原盤編集:ロクサナ・ギベスク/原盤音源調整:フロレンティーナ・エルゲレギウ

 ルーマニアの偉大なヴァイオリニスト、ローラ・ボベスコ(1921−2003)は、長いキャリアを誇り、また1970 年代以降は日本でもマニアから絶賛され来日もあったにもかかわらず、残された録音は限られたものでした。特に祖国での録音はエレクトレコードによるこれらの演奏が全てとなります。

 CD1)ここでは1960 年代のバッハとベートーヴェンを収録。壮年期の彼女の魅力がたっぷり味わえる。ことにバッハのソナタ第4 番における憂いと優美さの絶妙なバランスは絶品。美音に止まらず、気高い心境が見事に音化されております。

 CD2)伴奏のコンスタンティンはローラの従兄弟で、ヴァイオリニスト、指揮者としても活躍した。バッハは物凄く濃密な表現で噎せ返るような色気を見せる。バッハ演奏としては異色ともいえるが徹底ぶりは正しく真の芸術表現の鑑と言えましょう。
 モーツァルトの協奏曲「トルコ風」は同じ時期の録音ながら何故か音質が古色蒼然としていて残念。ボベスコのモーツァルトと言えば優美と品格を両立させた逸品で、この演奏も無論その例に漏れません。

 CD3)ボベスコはフランス、ベルギーといったフランス語圏での活動が主でした。当然レパートリーもフランスものが重要です。
 サン=サーンスにおける崩しのない高貴な貴婦人のような佇まいと姿形、正に「音は人なり」を代表する演奏と申せましょう。
 そしてぜひ聴いて頂きたいのがストラヴィンスキーの「イタリア組曲」。これは「プルチネッラ」のヴァイオリン版と言い切っても構わないもの。擬古典的なストランヴィンスキーの音楽は、作曲技法の神髄。イタリア・バロックの感覚と近代音楽の精神がこれほど幸福に融合した例もありません。
 ホアキン・ニン(1879−1949)は、キューバ生まれで、モーリッツ・モシュコフスキに学んだピアニスト兼作曲家。フランス、スペインで活躍しました。「四つの回想」は他に録音もない隠れた名曲。フランス風にセンス抜群な作曲に、燦々と降り注ぐスパニッシュ・エキゾチシズムが楽しい限り。ボベスコはこの曲を愛し各国で演奏しました。
 
 ※新装発売について:
  EDC796,EDC797,EDC798 として3 枚のCDが親しまれておりましたが、長らく廃盤でした。
  この度ELECTRECORD からマスターテープに遡って原盤提供を受けてCD3 枚組に仕様変更し発売致します。
  エレクトレコードは音源保存と編集に問題があるケースがしばしばあり、今回で言えば、モーツァルトの「トルコ風」は何故か音質が落ちます。
  他にも妙な残響付加などが以前の盤には見られましたが、今回は可能な限り修正に勤しみました。
  特にストラヴィンスキーの「イタリア組曲において以前の盤で見られた編集ミスは修正されております。





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引き寄せか、今週火曜日にご紹介したSILKROAD MUSICの話題盤
期せずして今週はボベスコ週間となった



SRM 035CD
\2200→\1990
ボベスコによるブラームス&メンデルスゾーン!
 (1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
 (2)ブラームス:F.A.E.ソナタより第3章「スケルツォ」
 (3)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)
(1)ホセ・セレブリエール(指揮)
 ベルギー国立放送新交響楽団
(2)ジャック・ジャンティ(ピアノ)
(3)エドガー・ドヌー(指揮)
 ベルギー国立放送新交響楽団
 品格の色香漂う優美な音色、絶世の美女ヴァイオリニスト、ボベスコによるブラームス&メンデルスゾーン!!

 録音:(1)1988年3月4日/ブリュッセル、RTBFスタジオ[ベルギー]/I.22’21”+II.8’20”+III.8’41”= 39’22”、(2)1980年12月/[ベルギー]/5’24”、(3)1984年/ブリュッセル、RTBFスタジオ[ベルギー]/I.13’27”+II.7’47”+III.6’58”= 28’12”/74’58”

 ベルギーTALENTレーベルからのライセンスによるSILKROAD MUSICのボベスコ・シリーズ。
 当CDにはブラームスの協奏曲(1988年収録)、F.A.E.ソナタより第3 楽章「スケルツォ」(1980 年収録)そしてメンコン(1984 年収録)が収められております。気品にあふれるボベスコの音色はブラームスとの相性も良く、ボベスコの真骨頂ともいえる優美かつウィットに富み可憐に演奏。ヴァイオリン協奏曲ではヴァイオリンも学んだセレブリエールがボベスコの演奏を温かくサポートし、スケルツォでは長年のパートナー、ジャンティと息の合った演奏を披露。さらにメンコンではドヌー指揮のもとボベスコらしい豊かなフレージングでたっぷりと歌い上げております。
 今もなお色褪せぬボベスコの瑞々しいヴァイオリンの響きに想いを馳せるファン必聴盤です。






GRAND SLAM



GS 2170
\2500
マルティノンの「悲愴」、驚異の鮮度で蘇る!
 チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 Op.74「悲愴」
ジャン・マルティノン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 マルティノンの「悲愴」、驚異の鮮度で蘇る!(2トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻)

 セッション録音:1958年3月31-4月3日/ゾフィエンザール(ウィーン)/ステレオ
 使用音源: Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)

 ■制作者より
 あまりにも有名な名盤であり、当シリーズではGS-2038[ 廃盤](LP 復刻、英デッカSXL-2004 を使用、2009 年)に続いて、2 度目の復刻となります。フランス人の指揮者を起用してロシア物を録音する、特にカタログの少なかったステレオ初期であることを考慮すると、これは大胆な選択、一種の賭けと言えます。結果に関しては言うまでもないでしょう。このマルティノン盤はケルテスの「新世界」(GS-2159)とともに、ウィーン・フィルの録音史上でも突然変異的名演として、今日でも絶大な人気を誇っています。今回も復刻には2 トラック、38 センチのオープンリール・テープを使用しましたが、その鮮度は腰を抜かすほどで、いかに突出した演奏であったかが強烈に伝わって来ます。(平林直哉)




LYRITA



REAM.1134
(CD-R)
\2500
ラッブラがピアニストを務めた「協奏交響曲」、
 シリル・スコットの70歳を記念した「前奏曲とフーガ」など
エドムンド・ラッブラ(ピアノ)
ヒューゴ・リグノルド(指揮)
バーミンガム市交響楽団、他
  ラッブラ:
   協奏交響曲 Op.38
    〔エドムンド・ラッブラ(ピアノ)、ヒューゴ・リグノルド(指揮)、
     バーミンガム市交響楽団/BBC放送日:1967年5月2日〕
   シリル・スコットの主題による前奏曲とフーガ Op.69
    〔エドムンド・ラッブラ(ピアノ)/BBC放送日:1967年8月9日〕
   ヴァイオリン協奏曲 Op.103
    〔エンドレ・ヴォルフ(ヴァイオリン)、ルドルフ・シュワルツ(指揮)、
     BBC交響楽団/BBC放送日:1960年2月20日〕
   スコット:慰め
    〔エドムンド・ラッブラ(ピアノ)/BBC放送日:1967年8月9日〕

 「Itter Broadcast Collection」は、リリタ(Lyrita)の創設者リチャード・イッターが所有していたBBCの放送録音を収録したテープ、アセテート盤からの復刻によるシリーズ。
 神秘主義的な作風を特徴としたラッブラの自作自演を含む貴重な録音の数々。ラッブラ自身がピアニストを務めた「協奏交響曲」、師であるシリル・スコットの70歳を記念した「前奏曲とフーガ」などを収録。

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




OLYMPIA


MKM 285
\2100
ラフマニノフ、ムソルグスキー:歌曲集
 ラフマニノフ(1873-1943):
  朝 Op.4 No.2/私の心に Op.14 No.10/運命 Op.21 No.1
  新しい墓の上で Op.21 No.2/A・ミュッセからの抜粋 Op.21 No.6
  私は予言者ではない Op.21 No.11/私はすべてを奪われた Op.26 No.2
  キリストは起ち上った Op.26 No.6/去ろう、恋人よ Op.26 No.5
  聖なる僧院の門の傍らで(1980)/しゃっくりしたか(1899)
 ムソルグスキー(1839-1881):
  のみの歌(1879)/牝山羊(1867)/神学生(1866)/古典学者(1867)
  忘れられた者(1874)
  「日の光も無く」(1874)から 群衆の中であなたは私に気づかなかった
  木の葉は悲しげにざわめいた(1858)
パータ・ブルチュラーゼ(バス)
リュドミーラ・イヴァーノヴァ(ピアノ)
録音:1985年9月、1986年7月、ハンブルク、西ドイツ 原盤:Deutsche Grammophon
 

MKM 287
\2100
チャイコフスキー(1840-1893):
  ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(*)
  ピアノ・ソナタ ト長調「大ソナタ」Op.37a(+)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ウィーン交響楽団(*)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮(*))
録音:1962年9月24-26日、ウィーン、オーストリア、AAD(*)
    1956年、モスクワ、ロシア、ソヴィエト、モノラル、AAD(+)
原盤:Deutsche Grammophon(*)
 

MKM 290
\2100
ムソルグスキー、チャイコフスキー、プロコフィエフ、ヴィラ=ロボス:歌曲集
 ムソルグスキー(1839-1881):(*)
  眠れ、眠れ、農夫の息子よ/おしゃべりなかささぎ/夜
  お前はどこに、星よ/いたずらっ子/ドニエプル川で
 チャイコフスキー(1840-1893):(+)
  子守歌/セレナード/トレパーク/陸軍元帥
 プロコフィエフ(1891-1953):A・アフマートヴァの5つの詩 Op.27(+)
   陽光が部屋を満たした/真の優しさ/太陽の思い出/こんにちは/灰色の瞳の王
 ヴィラ=ロボス(1887-1959):ブラジル風バッハ第5番 から アリア(#)

ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団(*)
イーゴリ・マルケヴィチ(指揮(*))
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(ピアノ(+)、チェロ(#))

録音:1962、1963年、AAD
 

MKM 291
\2100
ショパン(1810-1849):
  ピアノのためのポロネーズ(*)
   第1番嬰ハ短調 Op.26 No.1/第2番変ホ短調 Op.26 No.2
   第3番イ長調「軍隊」Op.40 No.1/第4番ハ短調 Op.40 No.2
   第5番嬰ヘ短調 Op.44/第6番変イ長調「英雄」Op.53
  ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58(+)
ラザール・ベルマン(ピアノ(*))
エミール・ギレリス(ピアノ(+))
録音:1979年2月、ヘルクレスザール、レジデンツ、ミュンヘン、西ドイツ、AAD(*)
    1978年9月、イエス・キリスト教会、西ベルリン、西ドイツ、AAD(+)
原盤:Deutsche Grammophon
 

MKM 292
\2100
オペラ・リサイタル
 ヴェルディ(1813-1901):オペラ「アイーダ」から(*)
   アイーダのアリア(第1幕)/アイーダのロマンス(第3幕)
 プッチーニ(1858-1924):オペラ「蝶々夫人」から(*)
   蝶々夫人のモノローグ(第2幕)/終幕の場面(第3幕)
 チャイコフスキー(1840-1893):
  オペラ「イオランタ」から イオランタのアリオーソ(第1幕)(+)
  オペラ「マゼッパ」から マリアの子守歌(第3幕)(+)
  オペラ「オプリーチニク」から ナターシャのアリオーソ(第1幕)(+)
  オペラ「チャロデイカ」から クーマのアリオーソ(第4幕)(+)
  オペラ「スペードの女王」から (#)
   リーザのアリオーソ(第2場)/リーザのアリア(第6番)
  オペラ「エフゲニー・オネーギン」から 終幕の場面(第3幕)(**)

ガリーナ・ヴィシネフスカヤ(ソプラノ)
ゲオルク・オトス(バリトン(**))
ボリショイ劇場管弦楽団(*/)
アレクサンドル・メリク=パシャーエフ(指揮(*/#))
ボリス・ハイキン(指揮(+))
モスクワ放送交響楽団(**)
ヴラディーミル・デルマン(指揮(**))

録音:1960年、AAD(*)/1961年、AAD(**)/1963年、AAD(+/#)
 

MKM 293
\2100
チャイコフスキー(1840-1893):ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23(原典版)(*)
ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.18(+)
ラザール・ベルマン(ピアノ)
ベルリン放送交響楽団(*)
ユーリー・テミルカーノフ(*)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ(+))
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団(+)
スラニスワフ・ヴィスウォツキ(指揮(+))
録音:1986年(*)/1959年(+) 原盤:Schwann(*)/Deutsche Grammophon(+)
 

MKM 294
\2100
ダヴィド・オイストラフ&キリル・コンドラシン
 ベートーヴェン(1770-1827):
  ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番ト長調 Op.40
  ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番ヘ長調 Op.50
 バンジャマン・ゴダール(1849-1895):
  ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調(ロマンティック協奏曲)Op.35 から カンツォネッタ
 ショーソン(1855-1899):ヴァイオリンと管弦楽のための詩曲 変ホ長調 Op.25
 サン=サーンス(1835-1921):序奏とロンド・カプリチオーソ イ短調 Op.28
 ラヴェル(1875-1937):ツィガーヌ(ヴァイオリンと管弦楽のための演奏会用狂詩曲)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ソヴィエト国立交響楽団
キリル・コンドラシン(指揮)
録音:1947-1948年
 

MKM 295
\2100
ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):
 バレエ「黄金の鍵」Op.55
  組曲第1番(全9曲)/組曲第2番(全7曲)/組曲第3番(全7曲)
  組曲第4番 から 第1−3曲
ボリショイ劇場管弦楽団
マルク・エルムレル(指揮)
録音:1966年、ADD




STERLING


CDA 1806/07-2
(2CD-R)
\5400
夜の女王からエレクトラまで
 伝承曲:十四歳だったかしら/
 グリーグ:春/
 ダルドロ:なぜならば/
 ステーンハンマル:逢い引きから帰ってきた娘、聖ヨハネの夕べに糸を結ぶ娘/
 ラングストレム:風と木、新月の下の乙女、ヴィッレモ、昔の踊りのリズム/
 リヒャルト・シュトラウス:
  わが子に、夜、私の父は言いました、15ペニヒで、あすの朝、満ち足りた幸せ、
  楽劇《ばらの騎士》より 第3幕の三重唱(スウェーデン語歌唱)/
 モーツァルト:
  《魔笛》より「ああ、恐れないで、わが子よ」(スウェーデン語歌唱)、
  「復讐の心がわが胸に地獄と燃えさかり」(スウェーデン語歌唱) /
 ヘンデル:歌劇《忠実な羊飼い》より アマリッリのアリア/
 プッチーニ:
  歌劇《マダム・バタフライ》より「ある晴れた日に」、
  「かわいい坊や」(スウェーデン語歌唱)、
  歌劇《トスカ》より「歌に生き、恋に生き」/
 ヴェルディ:歌劇《マクベス》より
  夢遊の場「ここにまだ染みがある」(スウェーデン語歌唱)/
 リヒャルト・シュトラウス:
  楽劇《エレクトラ》より エレクトラのモノローグ「ひとりになってしまった」、
  楽劇《サロメ》より サロメのモノローグ「ヨカナーン、あなたは私のくちづけを拒んだ」 /
 ワーグナー:楽劇《ヴァルキューレ》第3幕より フィナーレ/
 ベルク:
  歌劇《ヴォツェック》より マリーのアリア(第1幕)、
  マリーのアリア(第3幕)(スウェーデン語歌唱)
ライラ・アンデション=パルメ(ソプラノ)、
シルヴィア・リンデンストランド(メゾ・ソプラノ)、
ブリット=マリー・アルーン(ソプラノ)、
ライフ・ローア(バリトン)、
エイナル・ラルフ(テノール)、
ヤン・エイロン(ピアノ)、他   
 ソプラノ歌手、ライラ・アンデション=パルメは、スウェーデン、ブレーキンゲのローセン生まれ。1963年にストックホルムの王立劇場でデビューし、モーツァルトの諸役、マダム・バタフライ、《ラ・ボエーム》のムゼッタ、《ラインの黄金》のフライア、《カルメン》のミカエラなどをレパートリーに王立劇場とドロットニングホルム宮廷劇場の舞台を中心に活躍しました。
 シュトラウスの《サロメ》のタイトルロールで大きな成功を収め、メトロポリタン歌劇場ではラインスドルフ指揮の《影のない女》の皇后役を歌っています。1996年5月、王立劇場でエレクトラを歌い、オペラのステージから引退しました。

 ※録音:1964年−1996年
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



<国内盤> 

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WERGO(国内仕様盤)

限定盤

KKC 5779/83
(5CD)
\10000+税
全曲解説の日本語訳
 ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012):
  交響曲全集(全10曲)

  [CD1]
   交響曲第7番(1983/84)、交響曲第8番(1992/93)
  [CD2]
   交響曲第9番(1996/97)
  [CD3]
   交響曲第3番(1949/50)、交響曲第4番(1955)、
   交響曲第5番(1962)
  [CD4]
   交響曲第1番(1947/1963、1991改訂)、
   交響曲第6番(1969、1994改訂)
  [CD5]
   交響曲第2番(1949)、交響曲第10番(1997-2000)
マレク・ヤノフスキ(指揮)
ベルリン放送交響楽団
ベルリン放送合唱団
 〔首席指揮者:サイモン・ハルシー/
  合唱指揮:ミヒャエル・グレーザー〕
 <ヘンツェ没後5 年企画>WERGO の名盤、ヤノフスキ指揮によるヘンツェ交響曲全集を国内盤化!唯一の全集にして、現在臨みうる最高水準の演奏。全曲解説の日本語訳は資料的にも超貴重!

 録音:[CD1] 2006 年11月15-17日(第7番)、2007 年2月7-9日(第8番)/[CD2] 2008 年11月21-23日/
[CD3] 2010 年1月5-7日(第3番、第4番)、2010 年9月10日(第5番)/[CD4] 2012 年8月28-29日(第1番)、2012 年1月8-9、11日(第6番)/[CD5] 2012 年8月28-29日(第2番)、2013 年6月12-14日(第10番)
 [WERGO] WER 6959。輸入盤・日本語帯・解説付、完全限定生産

 20 世紀ドイツを代表する作曲家ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(1926-2012)が残した作品の中で、特に重要な10 曲の交響曲。現代音楽でありながら連綿と続くドイツ・シンフォニーの系譜を受け継ぐ音楽であり、ヘンツェ自身の生涯を辿る上でも重要な意味を持つ作品です。全集録音は現時点でこのヤノフスキ盤のみしか存在しません。現代音楽の名門WERGO レーベルが打ち立てた金字塔的名盤であり、演奏水準を考えてもこれ以上の全集はまず現れないであろう、素晴らしい内容のセットです。
 ヘンツェ没後5 年となる今年2017 年、今一度ヘンツェの交響曲を顧みるために、国内仕様盤を限定数生産で発売いたします。輸入盤のライナーノートに載っている詳細な曲目解説はすべて日本語に訳しました。この解説書を読めば各曲についてはもちろん、ヘンツェの作風の変遷やその生涯まで、幅広く理解の助けになるでしょう。また声楽付きの第9 番は歌詞訳も完備。日本語資料としてとても貴重です。

 【楽曲について】
 [第1番] 20 歳の時に書かれた記念すべき作品。しかしヘンツェは内容に満足がいかず後に改定を施し、より統一感ある音楽に生まれ変わった。
 [第2番] 初めて12 音技法を大幅に取り入れた作品。パッサカリアやBACH 音列、コラール旋律などが登場する。
 [第3番] イタリアに移住する数年前に書かれた作品。12 音技法を用いながらも地中海風の明るさがあり、熱狂的な舞曲が印象的。
 [第4番] オペラ『鹿の王』の音楽に基づく牧歌的交響曲。約20 分の単一楽章制ながら密度の高い書法で、伝統的な4 楽章制を内包している。
 [第5番] バーンスタイン& ニューヨーク・フィルハーモニック委嘱作品。現代のローマを表現したという劇的な音楽。コーダの激しさが圧倒的。
 [第6番] キューバ訪問から生まれ、ハバナで自身の指揮で初演。エレキギターやバンジョーなども用い、新境地を開拓した作品。
 [第7番] ベルリン・フィル委嘱作品。ベートーヴェン的とも言える伝統的な交響曲の様相を持つ。作曲にあたりヘルダーリンの詩からインスピレーションを受けた。
 [第8番] ボストン響委嘱作品。初演指揮は小澤征爾。シェイクスピアの『夏の夜の夢』から3 つのシーンを切り取り3 楽章の交響曲として描いた。
 [第9番] ベルリン音楽祭委嘱作品。初演はメッツマッハー& ベルリン・フィル。アンナ・ゼーガースの小説『第七の十字架』を題材とした声楽付き交響曲。ベートーヴェンのそれとは違い哀しみと恐怖に満ちた厳しい内容だが、「ドイツ作曲家の第九」として不朽の価値を誇る名作。
 [第10番] ヘンツェのパトロンの一人、パウル・ザッヒャーへの追悼作品。初演指揮はラトル(第1 楽章のみ)。恐怖や苦痛から解放され、穏やかに終結する。
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限定盤

KKC 5784/86
(3CD)
\3900+税
日本語帯・解説付
 ジャン・フランセ(1912-1997)生誕100周年セット
 [CD1] フランセ自作自演
  (1)愉快な主題による変奏曲〜ピアノと管楽アンサンブルのための(1976)
  (2)少女たちの5つの肖像
   〔I.気まぐれな女II.やさしい女III.ずうずうしい女IV.もの思いにふける女V.モダンな女〕
    〜ピアノのための(1936)
  (3)協奏曲〜2台のピアノとオーケストラのための(1965)
  (4)協奏曲〜クラヴサンと器楽アンサンブルのための(1959)
     ジャン・フランセ((1)(2)(3)ピアノ、(4)クラヴサン)、
     クロード・フランセ((3)ピアノ)、マインツ管楽アンサンブル(1)
     ピエール・シュトル指揮、バーデンバーデン南西ドイツ放送交響楽団(3)
     エミール・ナウモフ指揮、ザールブリュッケン放送交響楽団(4)
     録音:(1)1977 年4月(2)1980 年5月(3)1967 年6月(4)1988年9月
 [CD2] ディヴェルティメント
  (1)陽気なパリ〜トランペットと管楽器のための(1974)
  (2)特徴的な9つの小品〜10の管楽器のための(1973)
  (3)恋人たちのたそがれ(羊飼いの時間)〜
   FriedrickK.Wanekによる管楽器とピアノのための編曲3版)
  (4)7つの踊り〜バレエ「ソフィーの不幸」に基づく(10の管楽器のための)(1971)
  (5)協奏曲〜ギターと弦楽オーケストラのための(1982/83)
  (6)8つの異国風舞曲(11管楽器と打楽器のための)(1981)
     キャロル・ドーン・ラインハルト((1)トランペット)、
     アガーテ・ヴァネク((3)ピアノ)、エマニュエル・セルジュ((5)ギター)、
     ジョン・ドヴォラチェク((6)打楽器)、マインツ管楽アンサンブル((1)(2)(3)(6))
     ハンス・リヒター指揮、南西ドイツ室内オーケストラ(5)
     録音:(1)1976 年6月、(2)1974 年6月、(3)(4) 1977 年3月、(5)1986 年2月、(6)1987年1月
 [CD3] ジャン・フランセと・・・
  (1)ハイドンの主題による11 の変奏曲〜9の管楽器とコントラバスのための(1982)
  (2)シューベルト(フランセ編):3つの軍隊行進曲Op.51,D733
  (3)モーツァルト没後200年記念のエレジー
  (4)ショパン(フランセ編):3つのエコセーズ、ドイツ民謡による変奏曲
  (5)シャブリエ(フランセ編):3つの絵画風小品(8つの絵画風小品より抜粋)
  (6)ヨーロッパ風小ワルツ
  (7)擬似的即興曲
  (8)モーツァルト・ニュールック
  (9)友パパゲーノへのオマージュ(友パパゲーノ礼賛)
     野田一郎((1)(8)コントラバス)、ジャン・フランセ(ピアノ)
     マインツ管楽アンサンブル((1)(7)(8)(9))、アマデ管楽アンサンブル((2)-(6))
     録音:(1)1987 年1月、(2)-(6)1997 年2月、(7)1977 年3月、(8)(9)1987年1月
 <フランセ没後20年企画>フランセ生誕100周年記念として発売された、WERGO のベストセラー3 枚組アルバムを国内盤化!洒脱な自作自演や、本人の語り(日本語訳付き)も収録!

 [WERGO] WER 6956、輸入盤・日本語帯・解説付、完全限定生産

 2012 年にジャン・フランセ生誕100 周年を記念してリリースされた、貴重な自作自演を含む3 枚組アルバムです。フランセのモットーは「喜びのための音楽」を作り上げることであり、エレガントでエスプリの効いたハーモニーと明晰で品の良いメロディが魅力。ユーモアと皮肉が絶妙にちりばめられた独自の世界が広がっています。
 フランセ没後20 年となる今年2017 年、今一度フランセの魅力を世に問うべく、国内仕様盤を限定数生産で発売いたします。ライナーノートには輸入盤解説書の日本語訳の他、3 枚目に収録されているフランセ自身の「語り」の日本語訳なども収録しました。
 キャッチーで愛らしいクラヴサン協奏曲はきっと誰もが虜になるでしょう。フランセ本人の軽妙洒脱な演奏で聴けるのもポイントです。またシューベルトの『軍隊行進曲』などの編曲物もとても楽しめます。全体的に管楽器の活躍する曲が多く、音色の描き分けが絶品。フランセの音楽は難解な現代音楽とは一線を画す美しい響きを持っていますが、安易な展開に流されない凝った作りが特徴であり、聴きこむほどに味の出る内容と言えます。














7/19(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


LYRITA



SRCD.361
(CD-R)
\2500
イギリスのチェロ・ソナタ集
 アイアランド:チェロ・ソナタ ト短調
 ディーリアス:ヴァイオリン・ソナタ第3番
  (ライオネル・ハンディの編曲によるチェロ版)
 バックス:チェロ・ソナタ
ライオネル・ハンディ(チェロ)
ジェニファー・ヒューズ(ピアノ)

 1923年と1930年に作曲されたアイアランド、ディーリアス、バックスのイギリス・プログラムを弾くライオネル・ハンディは、アカデミー室内管の首席チェロ奏者として活躍し、現在はイギリス王立音楽院のチェロ科教授を務めているイギリスのチェリスト。
 ディーリアスの「ヴァイオリン・ソナタ第3番」は、ライオネル・ハンディ自身のアレンジによるチェロ&ピアノ・ヴァージョン。

 ※録音:2016年7月15日−16日、王立音楽院リサイタル・ルーム(ロンドン、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



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NIMBUS



NI 5965
(CD-R)
\2400→\2190
アール・ワイルドによる
 ピアノ・ヴィルトゥオーゾ・アレンジメンツ Vol.2
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
  ルビオ:メキシカン・ハット・ダンス/
  ラフマニノフ:ヴォカリーズ、夏の夜/
  チャイコフスキー:舞踏会で/
  ラフマニノフ:ひそかな夜のしじまの中で、小さな島/
  チャイコフスキー:4羽の白鳥の踊り/
  ラフマニノフ:春の奔流、美しい場所/
  フォーレ:夢のあとに/
  ラフマニノフ:もう歌わないでおくれ、べにすずめの死に寄せて/
  チャーチル:白雪姫のための音楽/
  ラフマニノフ:ミューズ、春の悲しみ/
  バッハ:プーランクへのオマージュ/
  ラフマニノフ:子供たちに、悲しまないで、夢

 アール・ワイルド・ピアノ・アレンジメンツVol.2!

 膨大なレパートリーと録音の数を誇るニンバス(Nimbus)の看板ピアニスト、マーティン・ジョーンズの「ガーシュウィン」(NI 5743)に続くアール・ワイルドのピアノ・トランスクリプション集第2巻は「ラフマニノフ」。
 20世紀のアメリカを代表するヴィルトゥオーゾ・ピアニストとしてその名を馳せたアール・ワイルドの魔法のようなアレンジとその魅力をイギリスのベテランの快演で。ピアノ・ファン、編曲作品ファンにオススメしたいピアノ・アルバムです。

 ※録音:2016年3月23日−24日、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 


NI 5966
(CD-R)
\2400
レントヘン:ピアノ作品集 Vol.3
 ソナタ イ長調 Op.2
 ソナチネ ホ長調 Op.63-1
 ソナタ イ短調
マーク・アンダーソン(ピアノ)

 19世紀から20世紀前半にかけてオランダで隆盛を誇った音楽一族レントヘン家を代表する音楽家ユリウス・レントヘン(1855−1932)。「ピアノ協奏曲第2番」のソリストを務めるなど、ブラームスとの親交が深かったレントヘンのピアノ作品には、濃厚なオランダのロマンティシズムが息づいています。
 演奏は第1集、第2集に続きアメリカのピアニスト、マーク・アンダーソン。独墺系のプログラムを得意としており、ブラームスやシューマン、ハンス・フォン・ビューローのピアノ作品集などが高い評価を受けています。

 ※録音:2016年11月10日−11日、ワイアストン・レイズ(モンマス、イギリス)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



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BR KLASSIK



900155
(SACD Hybrid)
\2800→\2590
日本先行発売、SACDは日本だけ
 ヤンソンス(指揮)&バイエルン放送響
  マーラー(1860-1911):交響曲 第5番 嬰ハ短調
マリス・ヤンソンス(指揮)
バイエルン放送交響楽団

 マーラーの全交響曲の中でも「創造の新たな段階に踏み出した作品」とされる交響曲第5番。
 彼の親しい友人ブルーノ・ワルターや批評家たちの指摘によるまでもなく、マーラー自身がこの事実に気付いていたことでもあり、これまでの「子供の不思議な角笛」からの影響から脱却した“器楽のみ”のこの作品には自信を抱いていました。
だからこそ、1904年10月の初演の際、この曲がオーケストラや聴衆に快く受け入れられなかったことが不本意であったマーラーは、後に妻アルマの助言も入れながら何度かの改訂を施しています。
 残念ながら初演時には人気を獲得することなかった「第5番」が決定的人気を得たのは、1971年のヴィスコンティの映画「ヴェニスに死す」での効果的なアダージェットの使用でしょう。以降、交響曲第5番は「最も人気のある交響曲」としてランク付けされています。
 2016年のヤンソンスが指揮したこの「交響曲第5番」。一聴すればヤンソンスがどれほどこの曲に対して真摯に向き合っているかがおわかりいただけます。
 名曲中の名曲だけに多くの指揮者、オーケストラがこの曲を演奏、録音し、聴き手もこれらの演奏に触れる機会がありますが、ここでのヤンソンスの演奏は、どんなに耳が肥えた聴き手にも、新たな発見をもたらすことでしょう。
 各々の楽器によるフレーズの歌わせ方、テンポ、デュナーミクに至るまで、もう一度スコアを見たくなるような驚きに満ちています。スコアを深く丁寧に読み込み、一つ一つの音を大切に奏でることで生まれた完成度の高い演奏です。

 SACD Hybrid盤は日本先行発売(日本だけの販売となります)
 通常盤は8月発売予定。

  録音 2016年3月10-11日 ライヴ収録(拍手入り) Munchen, Philharmonie im Gasteig
 

900156
\2500
ベートーヴェン(1770-1829):交響曲 第9番 ニ短調 Op.125 クラッシミラ・ストヤノワ(ソプラノ)
リューバ・ブラウン(メゾ・ソプラノ)
ミヒャエル・シャーデ(テノール)
ミヒャエル・フォッレ(バス)
マリス・ヤンソンス(指揮)
バイエルン放送交響楽団
バイエルン放送合唱団
 (合唱指揮…ミヒャエル・グレイザー)

 7000人という大観衆を心酔させた名演。以前、DVDとSACDで発売されていた名盤を通常CDとして再発売。
 2007年10月27日、ヴァチカンにて行われたローマ教皇ベネディクト14世の御前演奏です。一分の隙もない美しいハーモニーを紡ぎ出す合唱団、国際的な知名度を誇るソリスト、そして、ヤンソンスの熱狂的な指揮こそ、この「高き理想と喜び」を歌いあげた交響曲にふさわしいものでしょう。
 

900520
(2CD)
\3600
ヘンデル(1685-1759):オケイジョナル・オラトリオ HWV62
 ジョン・ミルトン&エドマンド・スペンサーによるニューバーグ・ハミルトン:詞
  Neue Hallische Handel editionによる世界初演
ジュリア・ドイル(ソプラノ)
ベン・ジョンソン(テノール)
ピーター・ハーヴェイ(バリトン)
ハワード・アーマン(指揮)
バイエルン放送合唱団
ベルリン古楽アカデミー

 1746年、1月から2月にかけて作曲された「オケイジョナル(機会)・オラトリオ」。書き上げた直後の2月14日に初演されたというこの作品には、彼自身の作品が多く転用された、いわば「アンソロジー」的なオラトリオでもあります。一聴すればわかる通り、合奏協奏曲Op.6からのメロディや「王宮の花火の音楽」のメロディ(こちらはオラトリオからの転用)など、様々なおなじみの旋律が耳に残る楽しい作品です。もちろん超絶技巧を施したアリアや感動的な合唱も組み込まれており、1746年に初演を聴いた聴衆は、
 この曲を「最高のヘンデル作品」と賞賛したといわれています。

 今回の演奏は、ハレ・ヘンデル全集の新エディションが用いられた世界初録音。
 この曲を得意とするジュリア・ドイルを始め、ベテランの歌手、合唱、ピリオド楽器アンサンブル「ベルリン古楽アカデミー」のまろやかな響きを一つにまとめたアーマンの生き生きとした演奏です。

  2017年2月9-11日 Munchen, Herkulessaal der Residenz ライヴ収録 Executive Producer: Susanne Vongries Tonmeister / Recording Producer: Bernhard Albrecht Toningenieur / Balance Engineer: Klemens Kamp




TOCCATA



TOCC-265
\2300
タンスマン(1897-1986):ピアノ作品集 第2集
 8つのノヴェレッテ(1936)…初録音
  1.第1番:カプリース: Lent
  2.第2番:エテュード: Prestissimo
  3.第3番:エキゾティック(ジャワ風舞曲): Largo
  4.第4番:ダンス・ツィガーヌ: Allegro giocoso
  5.第5番:オベルタス(ポーランド風舞曲): Allegro giocoso
  6.第6番:ブルース: Andante cantabile
  7.第7番:前奏曲とフーガ: Lento cantabile
  8.第8番:インプロヴィゼーション: Andante comodo
 9-11.ブルースの形式による3つの前奏曲(1937)
 12-31.ポーランド民謡による20のやさしい小品(1917-1924)…初録音
 32-37.古風な様式による舞踏組曲(1929)
ダニー・ゼリボル(ピアノ)

 ポーランド出身、フランスで活躍した作曲家タンスマン。基本的スタイルは新古典主義でしたが、ポーランドやユダヤの民族舞曲の要素を取り入れた作品は独特の光を放っています。
 数多くの作品を残し、「20世紀の最も多作な作曲家」の一人と見做されていますが、ピアニストとしても一流の腕を持ち、世界中に演奏旅行に出かけ(昭和天皇へ御前演奏も行った)ソリストとしても活躍しました。
 当然、彼のピアノ曲も華やかな技巧に彩られた作品が多いのですが、このアルバムでは、比較的易しい曲が紹介されています。1930年代に大流行したジャズの手法を用いた「ブルースの形式による前奏曲」は、ガーシュウィン風でもあります。

  録音 2015年5月8-9日 Winspear Performance Hall, Murchison Performing Arts Center, Denton, Texas Producer-engineer: Matt Bowers
 

TOCC-309
\2300
マシューズ(1943-):無伴奏ヴァイオリンのための作品集 第2集
 1.「パガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番」による幻想曲 Op.147-1(2007)
 2-4.3つの歌 Op.138(1997/2009)
 オーストラリアの4羽の鳥 Op.84a(2000-2004)
  5.第1番:Munro's Song
  6.第2番:The Two Cuckoos
  7.第3番:Whipbird in the Rainforest
  8.第4番:The Butcher Bird
 ヴァイオリン・ソナタ Op.8(1974-1975)
  9.第1楽章:Quasi cadenza
  10.第2楽章:Prestissimo
  11.第3楽章:Lento flessibile
  12.第4楽章:Allegro non troppo
 13.ナショナル・アンセム(2007)
 14.Song Thrush Fragment(2004)
 15.リチャードのためのバースデー・ピース(2012)
 16.サリーのためのアルバムの綴り(2009)
 17.Not Farewell(2003)
 18-32.15の前奏曲 Op.132(2007-2014)
ピーター・シェパード・スケアヴェズ(ヴァイオリン)

 全て初録音
 第1集(TOCC152)に続く、デヴィッド・マシューズによる無伴奏ヴァイオリン作品集の第2集。ここでも作曲家は高度な技法を駆使した作品を書いていますが、全ては演奏しているスケアヴェズへの高い信頼があってこそ。
 全ての曲は、まず彼が演奏することを想定して描かれており、これこそが現代における無伴奏ヴァイオリン作品の最高峰が生まれる原動力にもなっています。鳥の声を模した「オーストラリアの4羽の鳥」、抒情的なメロディを持つ「15の前奏曲」他、多彩なヴァイオリンの音色をたっぷり味わえます。

  録音 2015年7月15日.2016年3月21日 Aldbury Parish Church, Hertfordshire Engineer: Jonathan Haskell, Astounding Sounds
 

TOCC-337
\2300
ヘンデル(1685-1759):アーメン、アレルヤ、アリア全集 HWV269-277
他、クロフト、ピットーニ等の教会音楽

 1.ヘンデル:アーメン ヘ長調 HWV270
 2.ピットーニ:ソナタ 第9番 ニ短調-第2楽章 アンダンテ
 3.クロフト(1678-1727):神聖な音楽による讃歌「What art thou」
 4.ヘンデル:アーメン、アレルヤ ト長調 HWV273
 5.ヘンデル:アーメン ト短調 HWV271
 6.アーメン、アレルヤ イ短調 HWV274
 7-9.ピットーニ:ソナタ 第10番 ト長調
 10.ヘンデル:アーメン、アレルヤ ヘ長調 HWV276
 11.作者不詳:「われらの救世主の受難」による聖歌
 12.ヘンデル:アーメン、アレルヤ ニ短調 HWV269
 13.ピットーニ:ソナタ第9番 ニ短調-第1楽章 アンダンテ
 14.ヘンデル:アーメン、アレルヤ ヘ長調 HWV277
 15.ヘンデル:ブラームカンプ・ヘンデル・クレイ・クロックによる小品集-第3番 メヌエット
 16.ヘンデル:ブラームカンプ・ヘンデル・クレイ・クロックによる小品集-第4番 変奏曲
 17.チャーチ(1674-1741):聖歌
 18.ヘンデル:ブラームカンプ・ヘンデル・クレイ・クロックによる小品集-第10番 エア第6番
 19.ヘンデル:アーメン、アレルヤ ニ短調 HWV272
 20.ピットーニ:ソナタ 第11番 イ短調-第3楽章 アンダンテ
 21.ヘンデル:アーメン、アレルヤ ハ長調 HWV275
 22.ヘンデル:アーメン ヘ長調 HWV270(装飾付きヴァージョン)
ロバート・クロウ(メール・ソプラノ)…1.3-6.10-12.14.17.19.21.22
イル・フリオーソ(アンサンブル)
【メンバー】
 ヴィクトル・コレルホ(テオルボ)
 デヴィッド・ドラータ(テオルボ)
 ジュヴェナル・コレア=サラズ(オルガン)

 全て初録音
 ヘンデルの数多い作品の中でも、ほとんど知られていない「アーメン」と「アレルヤ」の言葉のみをテキストにした一連の歌曲。これらは恐らく私的崇拝の目的に使用されたと推測されています。
 このアルバムでは、男声ソプラノ、ロバート・クロウがHWV269から277までのアーメン、アレルヤと、ヘンデルと同時代の作曲家たちの「神聖な音楽」を歌い、曲の合間に器楽曲をはさむという趣向が凝らされており、女声とは違った響きを持つクロウの声を存分に楽しむことができます。

 録音 2016年12月15-18日 Herbert and Nicole Wertheim Performing Arts Center Concert Hall, Florida International University, Miami Recording Engineer: Peter McGrath
 


TOCC-356
\2300
エングルンド(1916-1999):ピアノ作品全集
 1-2.前奏曲とフゲッタ 「バッハへのオマージュ」(1986)…初録音
 3-5.ソナチネ 第2番「パリ人」(1984)…初録音
 6.前奏曲(1955)…初録音
 7-8.パヴァーヌとトッカータ(1983)
 9.ユモレスク(1936)
 10.小トッカータ(1966)…初録音
 11.ソナチネ ニ短調-第2楽章 シシリエンヌ(1966)…初録音
 鍵盤が語るアンソロジー集(1955)より
  12.めんどりたちが語ること
  13.小鬼
  14.スケルツィーノ
 15.前奏曲 第1番「ノットゥルノ」(1966)
 16-18.ソナチネ 第1番 ニ短調(1966)
 19-23.シヌヘ(1953)…初録音
 24-25.序奏とトッカータ(1950)
 26-28.ピアノ・ソナタ 第1番(1978)
 29.ラウッタサーリ・ロータリー・クラブ祝典行進曲(1957)…初録音
ラウラ・ミッコラ(ピアノ)

 20世紀フィンランドにおける主要な作曲家の一人、エングルンド。自作をシベリウスに評価してもらい推薦状を得たことで渡米し、コープランドに師事できたというエピソードで知られています。
 ピアニストとしても卓越した才能を持っていましたが、ロシアとの戦闘の際、指を怪我したことでキャリアを断念。残されたピアノ曲は決して多くありませんが、プロコフィエフ風の強烈な皮肉とユーモアを有した作品は、管弦楽作品とは違った風合いを持っています。

 録音 2017年1月16-17日 Potton Hall, Blythburgh, Suffolk, UK
 

TOCC-358
\2300
ヨゼフ・シェルプ(1894-1977):クラリネットによる室内楽作品集
 クラリネット・ソナタ(1947)…初録音
  1.第1楽章:Bewegt
  2.第2楽章:Ruhig
  3.第3楽章:Rasch
  4.第4楽章:Lebhaft
 クラリネット五重奏曲(1954)
  5.第1楽章:Allegro moderato
  6.第2楽章:Larghetto
  7.第3楽章:Vivace
 クラリネット、ヴィオラ、チェロとピアノのための四重奏曲(1955)…初録音
  8.第1楽章:Allegro
  9.第2楽章:Lento
  10.第3楽章:Presto
  11.第4楽章:Allegro non tanto
 クラリネット、ヴァイオリン、チェロとピアノのための四重奏曲(1965)…初録音
  12.第1楽章:Allegro moderato
  13.第2楽章:Adagio
  14.第3楽章:Vivace
  15.第4楽章:Allegro mosso
ブッシュ・コレギウム・カールスルーエ
ベッティーナ・バイゲルベック(クラリネット)
ヤスシ・イデウエ(ヴァイオリン)…5-7.12-15
アユ・イデウエ(ヴァイオリン)…5-7
ヴォルフガンク・ヴァール(ヴィオラ)…5-11
ガブリエラ・ブラドリー(チェロ)…8-11
ベルンハルト・レルヒャー(チェロ)…1-7.12-15
マンフレート・クラッツァー(ピアノ)…1-4.8-15

 ドイツ、カールスルーエに拠点を置き活躍したヨゼフ・シェルプの作品集。
 シェルプは若いころからピアニストとして活躍しながら、曲を書いていましたが、1942年の爆撃で初期作品のほとんどを失ってしまいます。しかしその後、失われた時間を取り戻すかのように150もの作品を書き上たという作曲家です。
 このアルバムにはヒンデミットとベルクから影響を受けたクラリネット作品を収録、1947年に書かれたリズム重視の新古典派風のクラリネット・ソナタから、調性が崩壊寸前の和声が用いられた“新ウィーン楽派”の香りを感じさせる1965年の四重奏曲まで、驚くほどに官能的なメロディとユーモアに満たされた4曲です。

 録音 Hans Rosbaud Studio, SWR, Baden-Baden 2015年9月4日…8-11 2016年2月29日…1-4 2016年7月18日…12-15 2016年10月31日…5-7 Producer-engineer: Roland Kistner
 


TOCC-385
\2300
バウエル(1936):チェロのための作品集
 チェロ協奏曲 第2番(2013)…初録音
  1.第1楽章:Emanations
  2.第2楽章:Interludium
  3.第3楽章:Analecta
 4-6.3つのプリミティヴ(1987)…初録音
 7.1楽章のソナタ(1982)
 8.ほぼ古い様式によるパッサカリア(2002)
 9.This(2006)…初録音
アンジェイ・バウエル(チェロ)
ヤン・クシシュトフ・ブローヤ(ピアノ)…4-9
マレク・モシ(指揮)…1-3
アウクソ・ティヒ室内管弦楽団…1-3

 ルトスワフスキとパヌフニクの「次世代の作曲家」の一人、1936年生まれのイェルジ・バウエルのチェロ作品集。彼の息子アンジェイが素晴らしいチェリストであるためか、バウエルは積極的にチェロのための作品を発表しています。
 その作品はモダンでありながら、チェロにはたっぷりと旋律が用意されており、チェロが「歌う楽器」であることを再認識させてくれます。この録音ではもちろんアンジェイがソロを務めており、作品の魅力を極限まで伝えることに成功しています。

  録音 2013年11月14日 Witold Lutos?awski Concert Studio, Polish Radio,Warsaw…1-3 2013年12月18.20日 Studio S-3, Polish Radio…4-9 
 


TOCC-419
\2300
カルク=エーレルト(1877-1933):ピアノとオルガンのための作品集と編曲集
 シベリウス(1965-1957):劇音楽「ペレアスとメリザンド」(1905)…初録音
 (カルク=エーレルトによるハルモニウムとピアノ編)
  1.第1曲:城門にて
  2.第2曲:メリザンド
  3.第3曲:庭園の噴水
  4.第4曲:3人の盲目の姉妹
  5.第5曲:パストラーレ
  6.第6曲:糸を紡ぐメリザンド
  7.第7曲:間奏曲
  8.第8曲:メリザンドの死
 カルク=エーレルト:詩曲 Op.35(1906-1907)…初録音
  1.第1番:イン・メモリアム
  2.第2番:対話
  3.第3番:エピグラム
  4.第4番:パラベル
  5.第5番:理想
 シルエット Op.29(1906)…初録音
  14.第1番:Cantilene
  15.第2番:Aubade
  16.第3番:Alte Tanzweise
  17.第4番:Berceuse Mignonne (Wiegenliedchen)
  18.第5番:Quasi Minuetto
  19.第6番:Tempo di Ballo
  20.第7番:Scherzino
 21.シベリウス:アンダンテ・カンタービレ 変ホ長調 JS30b(1887)
アンニカ・コントリ=グスタフソン(ピアノ)
ヤン・レヘトラ(オルガン)

 19世紀、家庭で音楽を演奏することが流行した時、裕福な家庭にはまずピアノが持ち込まれましたが、次に人気を獲得したのはハルモニウムでした。
 シベリウスの「アンダンテ・カンタービレ」は2種類の楽器を所有していた親戚の家を訪問した際、その音色に魅了され作曲された小品です。対照的にカルク=エーレルトは、この2種類の楽器を完璧にマスターしており、アルバムに収録された一連の作品も、自身のコンサートで演奏するために作曲(編曲)されています。今ではあまり耳にすることのないハルモニウムの響きをお楽しみください。

 録音 2016年10月5-7日 Sovituksenkirkko, Hollola, Finland
  

TOCC-422
\2300
ブロムヘッド(1945-):管弦楽作品集
 1.A Lay for a Light Year(2014)
 ヴァイオリン協奏曲(2008)
  2.第1楽章:Andante cantabile -
  3.第2楽章:Mesto -
  4.第3楽章:Vigoroso
 交響曲 第2番(1994)
  5.第1楽章:Quasi Corrento
  6.第2楽章:Quasi variazioni mesti
  7.第3楽章:Quasi Toccata
アラン・スメイル(ヴァイオリン)…2-4
コールマン・ピアース(指揮)
アイルランド国立交響楽団

 非常に活力に満ちた3つの作品。これらを作曲したのはアイルランドの作曲家ジェローム・ド・ブロムヘッド。アイルランド王立音楽院で学び、ダブリンではセオアーズ・ボドリーに師事、ギタリストとしても活動した人です。
 宇宙の規模とエネルギーを示唆した「A Lay for a Light Year」の爆発的な音楽、エレガントで抒情的な雰囲気とストラヴィンスキーを思わせる激しさが同居する「ヴァイオリン協奏曲」、広大な空間感覚を提示する「交響曲第2番」はどれもコンサート向きの華やかさを持っています。

 録音 2014年11月2-4日 National Concert Hall of Ireland, Dublin



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TACET



227
\2600→\2390
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)/ラヴェル:ピアノ作品集
 ラヴェル:
  1. 「鏡」から第5曲「鐘の谷」
  2. 「ソナチネ」
  3. 「夜のガスパール」から第2曲「絞首台」
  4. 「鐘」から第2曲「悲しい鳥たち」
  5. 「高雅で感傷的なワルツ」
  6. 「マ・メール・ロワ」
  7. 「亡き王女のためのパヴァーヌ」
エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
デュオ・コロリオフ (5. 「マ・メール・ロワ」の演奏)
 エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
 リュプカ・ハジ=ゲオルギエヴァ(ピアノ)

 名ピアニスト、コロリオフによるラヴェルのピアノ作品集。
 音に没頭し思慮深く紡ぎだされた音楽は私達に新たな発見を驚きと共に与え続けてくれます。
 選曲、配置においてもコロリオフの、こだわりを感じる透明感ある切ないほど美しいアルバムです。

2017年1月、2月 ベルリン、ダーレムのイエス・キリスト教会での録音



コロリオフ、Tacetのバッハ録音


 コロリオフの評価が最近非常に高い。
 もともと実力派として知られていて、これまで多くの名盤をリリースしてきたのだがようやく日本のファンにとても高く評価され始めたというのだ。
 まだまったく無名だったコロリオフのバッハを聴いた作曲家のリゲティは、彼のバッハの録音について、「無人島に持っていく1枚」に選び、さらに「死の苦しみを忘れさせてくれるだろう」と絶賛した。そうしてようやくその真価が日本のファンにも認められ始めた。
 ・・・というよりも、一度耳にしさえすれば、それがいかに深く真摯な音楽がすぐにわかるはず。

 ネイガウス、ユージナ、オボーリンらに師事して、ロシア・ピアニズムの流れを汲むコロリオフといえば、軒並み高評価を獲得しているJ.S.バッハがまず挙げられる(あたたかい感触と清潔感が印象的なハイドンも絶品だが)。
 さらに、なまなましく鮮度抜群の優秀録音が内容をいっそう引き立てる。

 エフゲニー・コロリオフは1949年モスクワ生まれでチャイコフスキー音楽院でオボーリンらに学んでいるが、1976年にユーゴスラビアに移住、その後はドイツを中心に活躍している(なので、コロリョフというよりもコロリオフと呼ばれることの方が多いようです)。1977年にはクララ・ハスキル・ピアノ・コンクールで優勝している。
 コロリオフは、これまではTacetのバッハの演奏で極めて高い評価を得ていた。いまや現代最高のバッハ弾きとの名声も聞こえる。まさしく本格派である。ということで今回はそのバッハ録音の真髄。



TACET
CD161
(2CD)
¥5000→¥4590
バッハ:フランス組曲 BWV.812-817 エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
 

TACET
CD 13
(2CD)
¥5000→¥4590
バッハ:フーガの技法 エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
 

TACET
CD 93
(2CD)
¥5000
→¥4590
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻 エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
 

TACET
CD 104
(2CD)
¥5000
→¥4590
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻 エフゲニー・コロリオフ(ピアノ)
 
Bach, J S: Goldberg Variations, BWV988
PIANO CLASSICS
PCL0010
(2CD)
\2600
J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲BWV.988 エフゲニー・コロリオフ(pf)
HANSSLERから出てベストセラーとなっていたコロリオフの名盤がPIANO CLASSICSレーベルから再登場。しかも超お買い得価格。 1999.4録音。





<国内盤> 


PASSACAILLE



PSC1028
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
16世紀の英国音楽 鍵盤とハープの世界
 ①さらば、わが喜び(RC)
 ②あなたはどこに、愛しい人
 ③コンソート 第9番・第10番
 ④美しき細身の女
 ⑤ヘンリー8世王のパヴァーン
 ⑥ガリアード
 ⑦コンソート 第21番 
 ⑧わたしは養父(RC)および同曲にもとづく変奏
 ⑨寸は短く
 ⑩わたしは恋する、恋されることなく
 ⑪若き日に(H8)
 ⑫おやすみなさいのグラウンド
 ⑬コンソート 第16番(H8)
 ⑭アン・グラウンデル
 ⑮マスク(HA)
 ⑯ラ・ミ・レの調べで(TP)
 ⑰カリー婦人の悲しみの踊り
 ⑱ホーンパイプ(HA)

 作曲家:
  RC R・クーパー H8 英国王ヘンリー8世
  HA ヒュー・アシュトン TP トーマス・プレストン
   他は作者不詳
アンサンブル・タスト・ソロ(古楽器使用)
ダヴィド・カタルーニャ
 (ハンマー式クラヴィシンバルム)
アンジェリーク・モイヨン
 (ルネサンス・ハープ)
ギリェルモ・ペレス
 (ポルタティーフオルガン&総指揮)

 チェンバロより古い「中世ピアノ」が存在した?!
 正統な古楽研究の最前線、圧倒的な音楽感性で「幻の音」を

 この異色の古楽器集団の新録音こそ、中世音楽シーンに新風を巻き起こしている欧州随一の異才チーム…
 ヨーロッパの古楽シーンでは昨今、チェンバロ以前から存在していた「中世の鍵盤楽器」に対する関心がとみに高まっていますが、アンサンブル・タスト・ソロの俊才ギリエルモ・ぺレスは、現存する1440年製のチェンバロ設計図から、今の中世音楽演奏シーンでよく使われるようになったクラヴィシンバルムという中世型チェンバロに、ハンマー式の、つまり中世型のピアノともいうべきタイプの楽器もあったことに着目、その再現製作楽器を使い、中世末期からルネサンスにかけての音楽を奏でるのに、ハープやオルガネット(ポルタティーフオルガン)とこれを同時に使うアンサンブルで演奏、ブルゴーニュ楽派の真髄に迫ったアルバムも録音してきました(PSC1012・発売中)。

 ここで新たにリリースされる新録音は、なんと英国の16世紀…奔放な結婚・離婚の騒動でも知られる英国王ヘンリー8世の時代をテーマに、多声の教会音楽以外の領域がみすごされがちなこの時代の英国音楽を、ドキドキするような名演で再現してくれます!
 充実解説日本語訳付……英国系の音楽は古楽ファンの世界でも飛び抜けた需要を持つ特殊ジャンルのひとつ、ぜひともお見逃しなく!




アンサンブル・タスト・ソロ
中世末期の鍵盤音楽


PSC1012
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
中世末期の鍵盤音楽
 〜2種類のクラヴィシンバルム、
     およびその他の楽器による音楽〜

 ジル・バンショワ(1400頃-1460)
 ギヨーム・デュファイ(1397-1474)
 ヨハンネス・チコーニア(1370頃-1412)
 ジョン・ダンスタブル(1390-1453)
 ジョン・ベディンガム(1450頃活躍)
 『ブクスハイム・オルガン曲集』 他

《楽譜出典》
 ・パリ、フランス国立図書館 手稿史料館
        NAF4379・4917・Francais835
 ・オックスフォード大学ボドレイアン図書館
        MS Canonici miscellaneous 213
 ・ミュンヘン、バイエルン州立図書館
      MS Mus. 3725 (olim Cim. 352b)
          通称「ブクスハイム・オルガン曲集」
 ・ヴォルフェンビュッテル(ドイツ)、アウグスト公記念
              図書館Codex Guelf. 287
          通称「ヴォルフェンビュッテル歌集」
 ・ベルリン、プロイセ国立図書館 MS Mus. 40613
         通称「ロッハム歌集」
アンサンブル・タスト・ソロ(古楽器使用)
バルバラ・ザニケッリ(S独唱)
ダビド・カタルーニャ
(ハンマー式クラヴィシンバルム)
ギリェルモ・ペレス(オルガネット、
プレクトラム式クラヴィシンバルム)
アンジェリーク・モイヨン、
ラインヒルト・ヴァルデク(ハープ)
パウ・マルコス(弓奏ヴィエル)

 中世音楽が「ルネサンス」へと踏み込む頃にはもう「ピアノ」があった...?
 神秘の上質名演、空気感絶品。輸入盤リリースこそ散発的にあるものの、頼れる解説付の国内仕様が滅多に出ない…との嘆きの声をいただくのが、中世やルネサンス初期の「楽器を使った音楽」。
 昨今では名匠ヘレヴェッヘの自主制作レーベルPhiから出た『聖母マリアのカンティガ集』LPH017がロングセラーを続けているところ、古楽界の最前線で活躍するトラヴェルソ奏者ド・ヴィンヌが主宰するベルギーPassacailleレーベルのこの逸品にご注目!
 軸になっているのは「ブクスハイム・オルガン曲集」という、鍵盤奏者たちが折にふれ取り上げる中世末期の写本。かたやルネサンス黎明期にして中世末期でもあるこの時代、ズヴォルのアルノーという楽器職人が残した精巧な設計図には、ピアノの原型ともいえる機構も記されていたとか…
 そこで本盤では、弦をはじく型の中世鍵盤楽器と叩く型(まさにピアノ!)の同種の楽器、2種の復元モデルを中心に、ブルゴーニュ楽派や英国多声楽派の名品をさまざまな中世楽器で演奏、鍵盤音楽の誕生の秘密に迫ります。
 かけた瞬間から圧倒的に美しく、素朴で異界感ある音色に魅了されること必至!
 15世紀イングランドの大家たちやバンショワの偉大さにも気づかされる、美麗ジャケット&充実解説訳付でお届けする逸品中世盤です。お見逃しなく!





「かもっくす」レーベル


ORG1504
\2778+税
〔再発売〕
「第2巻」発売に向けて再発売!
 小沢さち(オルガン)によるバッハ:平均律クラヴィア曲集 第1巻

CD. 1
 前奏曲とフーガ 第1番 ハ長調 BWV 846
 前奏曲とフーガ 第2番 ハ短調 BWV 847
 前奏曲とフーガ 第3番 嬰ハ長調 BWV 848
 前奏曲とフーガ 第4番 嬰ハ短調 BWV 849
 前奏曲とフーガ 第5番 ニ長調 BWV 850
 前奏曲とフーガ 第6番 ニ短調 BWV 851
 前奏曲とフーガ 第7番 変ホ長調 BWV 852
 前奏曲とフーガ 第8番 変ホ短調/嬰ニ短調 BWV 853
 前奏曲とフーガ 第9番 ホ長調 BWV 854
 前奏曲とフーガ 第10番 ホ短調 BWV 855
 前奏曲とフーガ 第11番 ヘ長調 BWV 856
 前奏曲とフーガ 第12番 ヘ短調 BWV 857
CD. 2
 前奏曲とフーガ 第13番 嬰ヘ長調 BWV 858
 前奏曲とフーガ 第14番 嬰ヘ短調 BWV 859
 前奏曲とフーガ 第15番 ト長調 BWV 860
 前奏曲とフーガ 第16番 ト短調 BWV 861
 前奏曲とフーガ 第17番 変イ長調 BWV 862
 前奏曲とフーガ 第18番 嬰ト短調 BWV 863
 前奏曲とフーガ 第19番 イ長調 BWV 864
 前奏曲とフーガ 第20番 イ短調 BWV 865
 前奏曲とフーガ 第21番 変ロ長調 BWV 866
 前奏曲とフーガ 第22番 変ロ短調 BWV 867
 前奏曲とフーガ 第23番 ロ長調 BWV 868
 前奏曲とフーガ 第24番 ロ短調 BWV 869
小沢さち(オルガン) Sachi Ozawa
使用楽器: パウル・オットPaul Ott 1973 ポジティフオルガン
(日本基督教団 荻窪教会 所有)
古典調律 Neidhardt 1724
 2015年4月21-23日 日本基督教団 荻窪教会での録音

 小沢さちさんは本番間近の合唱団のために「ロ短調ミサ」「マタイ受難曲」を半音低く弾くという離れ業をさりげなく披露してくれる人。
 その超絶技巧を誇るでもなく、華やかなスポットライトを浴びるでもなく作曲家の真実に近づくための内面的な修行を日々の営みとする人。
 バッハの魂を訪ねる巡礼の伴侶は、慣れ親しんだピアノではなくポジティフオルガン。峻厳にして絶美!
 孤高の精神性、揺るぎない信仰心が、ワオンレコード小伏和宏氏の超優秀録音によって余すところなく記録されたことを心より歓びたい。(福島章恭)

 ※本アルバムは2015年12月に発売され「レコード芸術」誌の特選盤に選ばれました後、残念ながら廃盤と成りましたが、バッハ:平均律クラヴィア曲集「第2巻」が2017年秋にも発売される事を受けて再発売致します。















7/18(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


APARTE



AP 134
\2600
フライブルク・バロック・オーケストラ、ジェミニアーニ!
 フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):
  ・ヴァイオリン奏法論op.9(12曲)
   〔即興/No. 1 アダージョ(1’40)/No. 2 アレグロ (1’49)/
    No. 3 アレグロ ・アッサイ (2’10)/
    No. 4 アレグロ ・アッサイ (2’09)/
    No. 5 アレグロ ・アッサイ (2’34)/
    No. 6 アレグロ ・アッサイ (2’00)/
    No. 7 アンダンテ (2’58)/No. 8 アレグロ (1’46)/
    No. 9 アンダンテ・モデラート(2’20)/
    No. 10 アレグロ・モデラート (2’00)/
    No. 11 アレグロ ・アッサイ (2’39)/
    No. 12 アレグロ ・アッサイ (3’12)〕
  ・ソナタ第8番 op.4 ニ短調
  ・ソナタ第6番 op.4 ニ長調
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(ヴァイオリン)
アンネカトリン・ベラー(チェロ)
トルステン・ヨハン(チェンバロ)
トーマス・C・ボイセン(テオルボ)
 フライブルク・バロック・オーケストラのコンマスとメンバー達によるジェミニアーニ!

 録音:2015年9月21-24日

 フライブルク・バロック・オーケストラのコンサートマスターとしておなじみの名手ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツと同オーケストラのメンバーによる、ジェミニアーニの登場。
ジェミニアーニは、自身ヴィルトゥオーゾのヴァイオリン奏者でした。「ヴァイオリン奏法論」には、自身で作った28 のエクササイズと12 の作品を掲載がされており、これらの作品は、装飾や、メサ・ディヴォーチェ(一定の音を長く引き伸ばしながら徐々にクレッシェンドし、つづいてデクレッシェンドして終わること)など、ジェミニアーニの奏法が反映されています。どの曲も舞曲のスタイルやオペラのアリアを思わせるものなど多様性に富んでおり、楽しめます。
 全12 曲から成るop.4 のソナタからこのディスクで演奏されているソナタ第8 番はイタリアの様式、第6 番はフランスの様式で書かれた対照的な2 曲。ゴルツとメンバーたちのセンスが光ります。



 

AP 154
\2600
ノブース・クァルテットによるチャイコフスキー、
 ガイヤールも参加!

  チャイコフスキー:
   弦楽四重奏曲第1番 ニ長調 op.11
   弦楽六重奏曲 ニ短調 op.70「フィレンツェの想い出」
ノブース・クァルテット
 【キム・ジェヨン、
  キム・ヨンウク(Vn)、
  イ・スンウォン(Vla)、
  ムン・ウンフィ(Vc)】
オフェリー・ガイヤール(Vc)
リズ・ベルトー(Vla)
 俊英ノブース・クァルテットによる濃密なチャイコフスキー、ガイヤールも参加!

 録音:2015年6月

 2016 年に来日した俊英ノブース・クァルテット、第2 弾の登場。
 今回とりあげたのはチャイコフスキー。第2 楽章の「アンダンテ・カンタービレ」でも広く愛される弦楽四重奏曲第1 番では、四人の間に漂う濃密な空気感がたまりません。弦楽六重奏曲「フィレンツェの想い出」ではリズ・ベルトーとオフェリー・ガイヤールの女性2 名が参加、高貴さが増したアンサンブルで、無限に広がる音の世界をお楽しみいただけます。
 ノブース・クァルテットは、2007 年に韓国芸術総合学校の学生たちで創設されました。クリストフ・ポッペン(イザベル・ファウストの師)に師事し、2012 年にミュンヘン国際室内楽コンクール、2014 年国際モーツァルト・コンクールで優勝し、現在ヨーロッパを中心に活躍しています。日本にも「サントリーホール チェンバーミュージックガーデン2016 響感のアジア」シリーズでユン・イサンの弦楽四重奏曲を披露して話題となりました。
 K-popのグループを思わせるイケメン揃いの注目クァルテットです。




CLAVES



50 1718
\2700
まだ17歳。21世紀の要注目ピアニスト、ジャンソンのデビュー
 (1)ラヴェル:鏡
 (2)ティエリー・エスケシュ:印象主義者の3つの練習曲(2010-12)
 (3)リスト:超絶技巧練習曲〜回想/アレグロ・アジタート・モルト
 (4)ラフマニノフ:音の絵〜ハ長調Op.33の2/ロ短調Op.39の4
 (5)リゲティ:練習曲集第1巻〜第4曲「ファンファーレ」/第5曲「虹」
ケヴィン・ジャンソン(ピアノ)
 録音:2016年9月/ロマンド劇場音楽ザール(スイス)/DDD、67’ 30”

 何と2000 年生まれのアイルランドのピアニスト、ケヴィン・ジャンソンのデビュー盤の登場です。
 12 歳で最初のリサイタルを開き、翌年にはモーツァルトのピアノ協奏曲第20 番を母校のオーケストラと共演、同年バルセロナでラン・ランの教えを受けました。
 このアルバムは恐るべき難曲ばかりを集めていて、彼の自信が伺えます。興味深いのが1965 年生まれのティエリー・エスケシュが2010 年から2012 年にかけて作曲した「印象主義者の3 つの練習曲」。第1 曲が「ドビュッシー賛歌」、第3 曲が「デュティユー賛歌」となっていて、彼らの作風を真似ています。ジャンソンは切れのいいテクニックと色彩的なタッチで、今後要注目です。




EVIDENCE

EVCD 034
\2600
ダウランド=ベンジャミン
 ジョン・ダウランド(1563-1626):
  ラクリメ、または7つの涙
 ジョージ・ベンジャミン(1960-):
  メゾ・ソプラノと5つのヴィオールのためのUpon Silence
シット・ファスト
 〔酒井敦、
  イザベル・サン=イヴ、
  マリオン・マルティノー、
  ニコラ・ミルヌ、
  ジョシュア・チートハム〕
サラ・ブルトン(メゾ・ソプラノ)
カール・ニーリン(リュート)
 酒井敦率いるヴィオール・コンソート、シット・ファストによるダウランドとベンジャミンの世界

 録音:2016年12月

 酒井敦が2001 年に結成したヴィオール・コンソート「シット・ファスト」。
 今回のアルバムは、アンサンブル結成時からのレパートリーであるダウランドの「ラクリメ、または7 つの涙」と、現代の作曲家でメシアンの愛弟子としても知られる英国の作曲家ジョージ・ベンジャミンというプログラム。
 ダウランドの作品が、線の絡み合いが織りなす美しいハーモニーが主眼とするならば、メゾ・ソプラノが加わるベンジャミンの作品は「間」や「無」を連想させるもので、ピッツィカートやチェロの奏法も多用されている難曲。このディスクでは指揮者なしで演奏されており、アンサンブルの緊張感が伝わってきます。
 アンサンブルを率いる酒井敦は、名古屋生まれのチェロ奏者・ガンバ奏者・指揮者。1986年に渡米。中島顕氏、堤剛氏、H.シャピロ氏に師事した後に渡欧。パリ国立高等音楽院でP. ミュレール氏に師事し、首席で卒業。同音楽院在学中から並行してバロック・チェロ、ヴィオラ・ダ・ガンバをC. コワン氏に師事する。レ・タラン・リリク、ル・コンセール・ダストレといった古楽アンサンブルの通奏低音奏者として、数々の演奏会やCD 録音に参加。室内楽にも力を注いでおり、シット・ファスト(ガンバ・コンソート)を結成。2015 年のフォルクレ作品集のCD(AP.122 / KKC.5619)は高く評価されました。
 2017 年第15 回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞しています。




HMF



HMM 905284
\2700
ルネッサンスの至宝とその反映 ORA,スージー・ディグビー(芸術監督・指揮)
 トマス・タリス(c.1505-85):
  Man blest no doubt/Let God arise/O sacrum conviviumIf ye love me/
  Why Fum'thin Fight?/O come in one to praise the Lord/Videte miraculum/
  Loquebantur variis linguis/E'en like the huntedhind/Expend, O Lord/
  O nata lux de lumine 5vv/Te lucis ante terminum/Why brag'st in malice/
  God Grant wegrace/Come Holy Ghost/Why Fum'th in Sight?
 スティーヴン・スタッキー(1949-):O sacrum convivium
  (3つの新しいモテット「イン・メモリアム・トマス・タリス」より)
   リチャード・アラン(1965-):Videte miraculum*
 フランク・フェルコ(1950-):トマス・タリスの’ if ye love me’の反映*
 ケン・バートン(1970-):Many are the wonders *
 ハリー・エスコット(1976-):O light of Light
 アレック・ロト(1948-):Night Prayer*
 ケリー・アンドリュー(1978-):Archbishop Parker's psalme 150*
 ボブ・チルコット(1955-):トマス・タリス(タリスのカノンの編曲版)
 無伴奏声楽アンサンブルが誘う時空を超えた旅

 録音:2016年2月/*はORA委嘱新曲、世界初録音

 2014 年に設立された声楽アンサンブルグループ、ORA。現代は、ルネッサンス時代に匹敵する合唱音楽の黄金期である、と考える彼らは、ルネッサンス、および現代の合唱作品を演奏・録音しています。
 第2 弾となる当アルバムでは、トマス・タリスと彼の作品にインスピレーションを得て書かれた作品を集めました。400 年の時を隔てた作品が並ぶプログラムですが、無伴奏の声楽が織りなすアンサンブルが、聴き手を時空を越えた旅へといざないます。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALIA VOX



AVSA 9923
(SACD HYBRID)
\2100
アルフォンソ10世賢王編纂:聖母マリアのカンティガ集
 1. Introduccion (CSM 176) 1’38
 2. Santa Maria, strela do dia (CSM 100) 2’57
 3. Pero cantigas de loor (CSM 400) 3’49
 4. Instrumental (CSM 123) 3’41
 5. Muito faz grand’erro (CSM 209) 12’25
 6. Por nos de dulta tirar (CSM 18) 8’07
 7. Instrumental (CSM 142) 4’13
 8. Pode por Santa Maria (CSM 163) 5’08
 9. Miragres fremosos faz por nos (CSM 37) 4’15
 10. Instrumental (CSM 77-119) 4’08
 11. De toda chaga ben pode guarir (CSM 126) 10’05
 12. Pero que seja a gente (CSM 181) 6’19
 13. O ffondo do mar tan chao (CSM383) 8’36
 14. Conclusion (CSM 176) 2’52
ジョルディ・サヴァール(指揮)
エスペリオンXX
ラ・カペラ・レイアル・デ・カタルーニャ
 アルフォンソ10 聖賢王治世に編纂された中世最大の単声声楽曲集

 録音:1993年

 「聖母マリアのカンティガ集」はアルフォンソ10 世賢王(1221-1284) の治世下に編纂された、420 篇の楽譜を伴う詩集。中世の単声声楽曲の最大のコレクションで、すべてマリアについて歌っています。
 1993 年の録音をマルチャンネルにリマスタリングした当盤で、サヴァールとアンサンブルが一番あぶらの乗っていた時期の演奏をたのしむことができます。




PRAGA DIGITALS


PRDDSD 350138
(SACD HYBRID)
\2900
復刻シリーズ、大物指揮者たちによるルーセル作品集
 ルーセル:
  (1)組曲ヘ長調Op.33
  (2)交響曲第3番ト短調Op.42
  (3)バレエ音楽「バッコスとアリアドネ」
   第2組曲Op.43b
  (4)交響曲第4番イ長調Op.53
(1)ポール・パレー(指揮)
 デトロイト交響楽団
(2)レナード・バーンスタイン(指揮)
 ニューヨーク・フィル、
(3)アンドレ・クリュイタンス(指揮)
 パリ音楽院管弦楽団
(4)ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 フィルハーモニア管弦楽団
 人気のプラハSACD 復刻シリーズ、大物指揮者たちによるルーセル作品集

 録音:1957年3月19日(1)、1961年9月25日、1963年11月5-16日(3)、1949年11月(4)/MONO、Bi-Channel Stereo、79’ 59”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。
 今回はルーセルのオーケストラ作品を集めていますが、指揮者の顔ぶれに驚かされます。
 アルベール・ルーセル(1869-1937) は海軍軍人として東洋まで旅したことが、その後の音楽の作風に影響したといわれます。たしかに印象主義的な所はありながらも、ベルエポック風なオシャレさのカケラもない男性的な原始性が独特な味わいを見せています。ここでは彼のオーケストラ作品4 篇がとり上げられていますが、パレー、バーンスタイン、クリュイタンス、カラヤンと凄い面々が並びます。
 演奏も説得力満点で、ルーセルの魅力を再認識させてくれます。
 

PRD 250388
\2900
壮年期ギレリスの凄すぎる神業集
 チャイコフスキー:
  (1)ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23
  (2)自作主題による変奏曲ヘ長調Op.19の6
  (3)ピアノ協奏曲第2番ト長調Op.44
エミール・ギレリス(ピアノ)
(1)カレル・アンチェル(指揮)
 チェコ・フィル
(3)キリル・コンドラシン(指揮)
 ソヴィエト国立交響楽団
 録音:1954年/「プラハの春」音楽祭(1)、1950年6月(2)、1959年12月23日/モスクワ放送(ライヴ)(3)/76’ 37”

 チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番はギレリスの十八番ながら、アンチェルとの1954 年の共演は、長らく入手困難となっていました。当時38 歳のギレリスの物凄いテクニックに仰天させられます。
 さらにうれしいのが、コンドラシンと共演した第2 番。ギレリスの演奏で聴くと、想像以上に魅力的な作品と気づかされます。ピアノ独奏のための変奏曲も、やはりチャイコフスキーならではの旋律の美しさに満ちていて聴き惚れます。
 

PRD 250381
\2900
ブダペスト弦楽四重奏団による
 ベートーヴェンの最初と最後の室内楽曲

  ベートーヴェン:
   (1)弦楽五奏曲ハ長調Op.29
   (2)ピアノ四重奏曲変ホ長調Op.16
   (3)大フーガOp.133
ブダペスト弦楽四重奏団
(1)ワルター・トランプラー(ヴィオラ)
(2)ミェチスワフ・ホルショフスキ(ピアノ)
 録音:1965年12月6-7日(1)、1962年11月11日(2)、1961年5月21日(3)/ニューヨーク/74’ 17”

 アルバム・タイトルは「ベートーヴェンの最初と最後の室内楽」で、1796 年の「ピアノと木管のための五重奏曲」を1801 年にベートーヴェン自身がピアノ四重奏に書き直した版と1826 年の「大フーガ」の両方をブダペスト弦楽四重奏団の演奏で聴くことができるぜいたくなアルバム。
 前者はピアノをホルショフスキが担当しているのも注目です。
 

PRD 250384
\2900
リスト:交響詩Vol.2
 (1)ハンガリー
 (2)オルフェウス
 (3)プロメテウス
 (4)ハムレット
 (5)フン族の戦い
(1)(4)マルク・エルムレル(指揮)
 ソ連文化省交響楽団
(2)サー・トーマス・ビーチャム(指揮)
 ロイヤル・フィル
(3)スタニスラフ・マツラ(指揮)
 プラハ放送交響楽団
(5)エルネスト・アンセルメ(指揮)
 スイス・ロマンド管弦楽団
 リストのエネルギーに圧倒される一枚

 録音:1989年1月(1)、1958年3月(2)、1975年12月14日(3)、1988年11月(4)、1959年11月(5)/75’ 21”

 第1 集(PRDDSD350124) からかなり長期間をおいての第2 弾が発売。今回は通常CD ですが、エルムレルからビーチャム、はてはアンセルメまで多彩。ボルテージの高さ満点で、まさに肉食系音楽の醍醐味を味わえます。
 

PRD 250349
\2900
バルトーク・レコードの名盤がPragaに登場
 バルトーク:
  (1)歌劇「青ひげ公の城」Op.11
  (2)カンタータ・プロファーナ「魔法にかけられた鹿」
(1)ユーディト:ジュディス・ヘルヴィグ(ソプラノ)
 青ひげ公:エンドレ・コレーフ(バリトン)
(2)リチャード・ルイス(テノール)
 マルコ・ロートミュラー(バリトン)
ワルター・ジュスキント(指揮)
新交響楽団、同合唱団
 録音:1953年6月/キングズウェイ・ホール/81’ 55”

 バルトークの愛息ペーターがアメリカで始めた「バルトーク・レコード」。その名盤をPraga がリリース。
 オペラ「青ひげ公の城」は大物指揮者の名盤がありますが、ジュスキントの1953 年録音は、さすがに遺族の肝いりだけあって驚くべき水準。この作品の真価を味わえます。



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SILKROAD MUSIC



SRM 035CD
\2200→\1990
※ブラームスはLPでも同時発売
ボベスコによるブラームス&メンデルスゾーン!
 (1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
 (2)ブラームス:F.A.E.ソナタより第3章「スケルツォ」
 (3)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)
(1)ホセ・セレブリエール(指揮)
 ベルギー国立放送新交響楽団
(2)ジャック・ジャンティ(ピアノ)
(3)エドガー・ドヌー(指揮)
 ベルギー国立放送新交響楽団
 品格の色香漂う優美な音色、絶世の美女ヴァイオリニスト、ボベスコによるブラームス&メンデルスゾーン!!

 録音:(1)1988年3月4日/ブリュッセル、RTBFスタジオ[ベルギー]/I.22’21”+II.8’20”+III.8’41”= 39’22”、(2)1980年12月/[ベルギー]/5’24”、(3)1984年/ブリュッセル、RTBFスタジオ[ベルギー]/I.13’27”+II.7’47”+III.6’58”= 28’12”/74’58”

 ベルギーTALENTレーベルからのライセンスによるSILKROAD MUSICのボベスコ・シリーズ。
 当CDにはブラームスの協奏曲(1988年収録)、F.A.E.ソナタより第3 楽章「スケルツォ」(1980 年収録)そしてメンコン(1984 年収録)が収められております。気品にあふれるボベスコの音色はブラームスとの相性も良く、ボベスコの真骨頂ともいえる優美かつウィットに富み可憐に演奏。ヴァイオリン協奏曲ではヴァイオリンも学んだセレブリエールがボベスコの演奏を温かくサポートし、スケルツォでは長年のパートナー、ジャンティと息の合った演奏を披露。さらにメンコンではドヌー指揮のもとボベスコらしい豊かなフレージングでたっぷりと歌い上げております。
 今もなお色褪せぬボベスコの瑞々しいヴァイオリンの響きに想いを馳せるファン必聴盤です。



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SUPRAPHON



SU 4229
(5CD)
\6800→\6290

アンドレ・ナヴァラ プラハ録音集成
アンドレ・ナヴァラ(チェロ)、他
 CD 1(80’20”)
  (1)ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 Op.102
   (I.16’38”+II.7’08”+III.8’45” = 32’37”)
  (2)シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
    (I.11’45” +II.4’08” +III.9’34”= 25’28”)
  (3)ブロッホ:ヘブライ狂詩曲「ソロモン」(22’15”)
 CD 2(74’20”)
  (4)レスピーギ:アダージョと変奏〜チェロとオーケストラのための(10’09”)
  (5)プロコフィエフ:チェロ協奏曲第2番(交響的協奏曲)Op.125
   (I.10’32” +II.17’17”+III.9’50”=37’47”)
  (6)マルティヌー:チェロ・コンチェルティーノ〜ピアノ、管楽器、打楽器を伴う H.143(13’33”)
  (7)イベール:チェロと管楽器のための協奏曲(I.3’18” +II.4’33” +III.4’54”= 12’51”)
 CD 3(76’09”)
  (8)ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調(I.11’55” +II.6’03”+III.6’36” = 24’39”)
  (9)ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
    (I.12’27” +II.6’48”+III.6’39”= 25’57”)
  (10)ブラームス:チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 Op.99
    (I.6’58” +II.7’12” +III.6’26” +IV.4’47”= 25’33”)
 CD 4(65’20”)
  (11)コダーイ:二重奏曲〜ヴァイオリンとチェロのための
    (I.9’01”+II.8’47” +III.7’59”= 25’54”)
  (12)オネゲル:ソナティナ〜ヴァイオリンとチェロのための
    (I.4’44” +II.5’58” +III.4’18” = 15’07”)
  (13)マルティヌー:二重奏曲第1番〜ヴァイオリンとチェロのための H.157
    (I.3’59”+II.7’36” = 11’37”)
  (14)マルティヌー:二重奏曲第2番〜ヴァイオリンとチェロのための H.371
   (I.3’03” +II.6’04” +III.3’31” = 12’42”)
 CD 5(74’09”)
  (15)プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119
    (I.11’24”+II.4’45” +III.7’51” = 24’06”)
  (16)ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
    (I.12’34”+II.5’49”+III.7’22” = 25’50”)
  (17)ルイ・ド・ケ=デルヴロワ(1670-1760):組曲第2番〜チェロとピアノのための
    (I.3’48”+II.1’16”+III.1’26”+IV.3’11”+V.1’28”=11’20”)
  (18)ボッケリーニ:チェロ・ソナタ第3番 ト長調
    (I.3’37” +II.3’23” +III.3’11”= 10’16”)
  (19)ラヴェル:ハバネラ形式の小品(2’37”)

 アンドレ・ナヴァラ(チェロ)
  (1)(11)-(14)ヨゼフ・スーク(ヴァイオリン)
  (1)-(5)カレル・アンチェル(指揮)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
  (6)(7)マルティン・トゥルノフスキー(指揮)、室内管弦楽団
  (8)コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮)、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
  (9)(10)(15)(16)アルフレート・ホレチェク(ピアノ)
  (17)-(19)フランティシェク・マクシアーン(ピアノ)
 録音:
  (1)1963 年9月30日& 10月3日、(2)(3)1964年2月7-9日、(4)(5)1965年6月20-25、
  (8)1953年6月29日/ルドルフィヌム(プラハ)、
  (6)(7)1966年6月27-30日、(9)1961年3月29日、(10)1961年3月30日、
  (11)-(13)1964年9月28-30日、(14)1966年6月27-30日、(15)1958年1月4-6日、
  (16)1958 年1月8,10-11日、(17)-(19)1953年6月25日/ドモヴィナ・スタジオ
 全てオリジナルテープからの2017年最新リマスタリング
 充実のレパートリーに驚愕。アンドレ・ナヴァラのプラハ録音集成!!

 録音:1953-1966年/プラハ/6h12’02”

 フランスを代表するチェリスト、アンドレ・ナヴァラ(1911-1988)が1953 年から1966 年かけてプラハで収録した貴重な録音集成(全19 篇)が5 枚組CD で登場。しかも全てオリジナルテープからの2017 年最新リマスタリングです!
 ナヴァラはトゥールーズ音楽院に学び、13 歳で一等賞を得て卒業。さらにパリ音楽院でジュール・ロエブにチェロを、シャルル・トゥルヌミールに室内楽を師事し一等賞を得て卒業した逸材。その後、1929-35 年にはクレトリ弦楽四重奏団のメンバーを務め、ついでピアノのヨゼフ・ベンヴェヌーティ、ヴァイオリンのルネ・ベネデッティとピアノ三重奏団を結成するなど室内楽を積極的に行いました。
 1951 年5 月にプラハの春音楽祭にデビューし大成功をおさめたナヴァラは、その後定期的にプラハを訪れ、演奏会および録音を行いました。当録音集成ではヨゼフ・スークとブラームスの二重協奏曲、コダーイ、オネゲル、マルティヌーのデュオ作品を収録。またシューマン、プロコフィエフ、ラロの協奏曲ではナヴァラ節炸裂の熱演を聴かせてくれます。
 17 世紀から20 世紀まで室内楽から協奏曲まで作風も異なる様々な作品をスケールの大きなボウイングでたっぷりと聴かせます。スプラフォンの丁寧な復刻によりナヴァラの至芸が蘇りました!






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SWR CLASSIC



SWR19040CD
\2100→\1990
ハンス・ロスバウト/ウェーバー・メンデルスゾーン名演集(1955-1961)  
 ウェーバー(1786-1826):
  1.歌劇《プレツィオーザ》序曲 Op.78
  2.歌劇《トゥーランドット》序曲 Op.37
  3.歌劇《魔弾の射手》序曲 Op.77
  4.歌劇《幽霊の支配者(リューベツァール)》序曲 Op.27
  5.コンツェルト・シュトゥック ヘ短調 Op.79
 メンデルスゾーン(1809-1847):
  《真夏の夜の夢》より
   6.序曲 Op.21
   7.スケルツォ OP.61
   8.ノットゥルノ Op.61
  9.華麗なるカプリース Op.22
ロベール・カサドゥシュ(ピアノ)…5
イヴォンヌ・ロリオ(ピアノ)…9
ハンス・ロスバウト(指揮)
南西ドイツ放送交響楽団バーデン=バーデン

 オーストリア出身の指揮者ハンス・ロスバウト(1985-1962)。現代音楽のスペシャリストとして知られていますが、古典派から後期ロマン派の作品においても素晴らしい演奏を聴かせました。
 中でもエクサンプロヴァンスでの一連のモーツァルトのオペラや、ブルックナー、マーラー、すでにCD化されているワーグナーなどでは、他の指揮者の追随を許さない、確固たる解釈による見事な演奏を残しています。
 このアルバムでは、ウェーバーの珍しい作品を含む数々の序曲と、メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」抜粋、そして各々の作曲家の“ピアノを伴う”作品を聴くことができます。モーツァルトとラヴェルの演奏で知られるカサドゥシュの流麗なウェーバーもさることながら、メシアンの良き伴侶であったイヴォンヌ・ロリオが演奏する華麗なメンデルスゾーンも聴きどころ。
 メシアン作品とは全く違うロマンティックさが求められるメンデルスゾーン作品を2人の巨匠がどのように演奏するかをぜひお聴きください。

 録音 Baden-Baden, SWF Musikstudio (Hans-Rosbaud-Studio) 1955年4月10日…1    1955年1月13日…2 1957年12月16日…3   1962年6月20日…4 1959年4月14日…5    1957年1月17日…6-8 1961年12月18日…9  Sound Engineer keine Angabe…1.2.4-8,Ludwig Heis…3 Susanne Vogt…9 SWR所蔵のオリジナル・テープよりデジタル・リマスター(全てモノラル)
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SWR19041CD
\2100→\1990
ヘンリク・シェリング/ヴィヴァルディ&モーツァルト
1969年録音 オリジナル・リマスター
 ヴィヴァルディ(1678-1741):ヴァイオリン協奏曲「四季」Op.8
  1.春 RV269
  2.夏 RV315
  3.秋 RV293
  4.冬 RV297
 モーツァルト(1756-1791):ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調
  5.第1楽章:Allegro aperto
  6.第2楽章:Adagio
  7.第3楽章:Rondeau. Tempo di Menuetto
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン&指揮)
プフォルツハイム・南西ドイツ室内管弦楽団

 20世紀を代表するヴァイオリニスト、ヘンリク・シェリング(1918-1988)。存命中は高く評価されましたが、現在では他の同時代の演奏家たち、ハイフェッツやミルシュテイン、オイストラフらと比べると、あまりにも求道的な演奏のためか、少しだけ知名度が低くなってしまった感があります。
 しかし彼の完璧な技術と音色の美しさは他を圧倒するものであり、再評価されるべき名手の一人です。このアルバムに収録されたヴィヴァルディとモーツァルトは、自ら指揮も務めた演奏で、厳しさ漂うバッハとは全く違う、生き生きとした愉悦感を伴う音楽になっています。ムラのない均一な音色で奏でながらも、メリハリのある表現が魅力の「四季」、ディティールにもこだわりを見せるモーツァルトと、円熟の演奏が繰り広げられます。

 録音 1969年12月7日 ライヴ収録(ステレオ)



<映像>


C MAJOR


74 0704
(Blu-ray)
\5800
フランコ・ファッチョ(1840-1891): 『アムレット(ハムレット)』(4幕)

  パオロ・カリニャーニ(指揮) ウィーン交響楽団
  プラハ・フィルハーモニー合唱団、ブレゲンツ音楽祭合唱団
  ルカーシュ・ヴァシレク(合唱指揮)、ベンジャミン・ラック(合唱指揮)
  パヴェル・チェルノフ(アムレット(ハムレット)/ テノール)
  ユリア・マリア・ダン(オフェーリア(オフィーリア)/ ソプラノ)
  クラウディオ・スグーラ(クラウディオ(クローディアス)/ バリトン)
  シャミリア・カイザー(ゲルトルーデ(ガートルード)/ メゾ・ソプラノ)
  ジャンルカ・ブラット(幽霊& 司祭/ バス)
  エドゥアルド・ツァンガ(ポローニオ(ポローニアス)/ バス)
  セバスチャン・スーレ(オラツィオ(ホレイショー)/ バス)
  バルトシュ・ウルバノヴィッチュ(マルチェッロ/ バス)
  パウル・シュヴァイネスター(ラエルテ(レアティーズ)/ テノール)
  ジョナサン・ウィネル(ゴンザーガ王& 伝令/ テノール)
  ザビーネ・ウィンター(女王/ ソプラノ)
  平野和(ルチアーノ& 第1 の墓掘り人/ バス・バリトン)
  ハンス= ヨルグ・ウルム(第2 の墓掘り人/ 黙役)
74 0608
(2DVD)
\5600
 知られざるフランコ・ファチョのオペラ『アムレット』、スペクタキュラーな演出で注目のブレゲンツ音楽祭2016 年ライヴ

 台本:アッリーゴ・ボーイト、原作:ウィリアム・シェイクスピア「ハムレット」、演出:オリヴィエ・タンボージ、
 装置:フランク・フィリップ・シュレスマン、衣裳:ゲジーネ・フェルム、照明:ダヴィ・カニンガム、
 振付:ラン・アルトゥール・ブラウン、ドラマティック・アドバイザー:オラフ・A・シュミット、
 収録:2016 年7 月20 日ブレゲンツ祝祭劇場「第71回ブレゲンツ音楽祭」、映像監督:フェリックス・ブライザッハ
 (Blu-ray)画面:16:9 HD、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.0、字幕:独英仏韓(原語:伊)
 (2DVD)画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.0、字幕:独英仏韓(原語:伊)

 毎年夏にオーストリアのブレゲンツで行われる音楽祭の2016 年ライヴ収録。演目は作曲家フランコ・ファッチョの隠れた名作である歌劇『アムレット』です。
 フランコ・ファッチョは、ほとんど知られていない作曲家ですが、ヴェルディの歌劇「オテロ」の初演時の指揮を務めた人物。ヴェルディのオペラをはじめ当時のオペラ界に精通していたので、ファッチョ自身は、大きな野心をもってこの作品に取り掛かっていました。台本作家として成功おさめていたボイートがこの台本も手掛け、1865 年にジェノヴァで初演、1871 年にスカラ座で改訂後再演されました。
 しかし、初演での評価は芳しいものではなく、以後143 年間上演された記録がありませんでした。2014 年にオペラ・サウスウェスト(アメリカ)で143 年ぶりに全幕上演され、近年再評価が進んでいます。
 そして、2015 年にブレゲンツ音楽祭の総監督に就任したエリザベート・ソボトゥカの尽力により、今回ブレゲンツ音楽祭で上演が叶いました。初演時の不評はキャスティングにあったと言われています。ファッチョは、主要キャストだけではなく、すべてのソリストに対して高い技量を求めました。
 ですので、今回の上演にあたっても万全の歌手陣が選ばれました。気鋭のチェコ人テノール、パヴェル・チェルノフが演じるハムレット、イタリアの新星バリトン、クラウディオ・スグーラが歌うクローディアス、ソプラノのユリア・マリア・ダンが演じるオフィーリア、さらに、ウィーンで活躍する日本人バス・バリトン、平野和がルチアーノと墓掘り人夫を演じているのにも注目です。

<LP>


SILKROAD MUSIC(LP)


SRM 035LP
(LP)
\4800
※CD同時発売
ボベスコによるブラームスの協奏曲!
 ブラームス:
  Side A
   ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 第1楽章(22’21”)
  Side B
   ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 第2楽章(8’20”)
   ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77 第3楽章(8’41”)
   F.A.E.ソナタより第3楽章「スケルツォ」(5’24”)
ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)
【協奏曲】
 ホセ・セレブリエール(指揮)
 ベルギー国立放送新交響楽団
【スケルツォ】
 ジャック・ジャンティ(ピアノ)
 180g重量盤LP。品格の色香漂う優美な音色、絶世の美女ヴァイオリニスト、ボベスコによるブラームスの協奏曲!

 【協奏曲】録音:1988年3月4日/ブリュッセル、RTBFスタジオ[ベルギー]
 【スケルツォ】録音:1980年12月/[ベルギー]/180g 重量盤、44’46”

 ベルギーTALENT レーベルからのライセンスによるSILKROAD MUSIC のボベスコ・シリーズ。当LP には1988 年に収録されたブラームスの協奏曲と1980 年収録のF.A.E. ソナタより第3 楽章「スケルツォ」が収められております。
 気品と活気にあふれるボベスコの音色はブラームスとの相性も良く、ボベスコの真骨頂ともいえる優美かつウィットに富んだ可憐な演奏を聴くことができます。
 ヴァイオリン協奏曲ではヴァイオリンも学んだセレブリエールがボベスコの演奏を温かくサポートし大曲を見事に演奏。
 また、カップリングのスケルツォでは長年のパートナー、ジャンティと息の合った演奏を披露。ボベスコらしい歌心に満ちた華のある演奏を聴くことができます。
 今もなお色褪せぬボベスコの瑞々しいヴァイオリンの響きに想いを馳せるファン必聴盤です。


















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