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≪第94号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2017/11/7〜





11/10(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


AURORA


ACD 5088
\2600
「ミツバチ問題」に焦点を当てた
 ノルディック・ヴォイセズの最新盤

  ビョルン・ボルスタ・シェルブレード(1970-):
   黙して動かず
    (トランペットとヴォーカルアンサンブルのための)
   ミツバチのマドリガル
    (ヴォーカルアンサンブルのための)
ノルディック・ヴォイセズ
ニルス・ペッテル・モルヴェル(トランペット)
 世界各地で起こっている、「ミツバチ問題」に焦点を当てたノルディック・ヴォイセズの最新盤

 録音:2017 年4月23日 レインボースタジオ(オスロ)/42’56
 制作:ヨルン・ペーデシェン/録音: ペール・エスペン・ウーシュフィヨルド

 巣箱にいるはずのミツバチが姿を消した。働きバチたちは二度と巣箱に戻ってこない……。ヴォーカル・グループ「ノルディック・ヴォイセズ」の最新アルバムは、大群のミツバチが突然コロニーから姿を消すという、世界各国で起きている原因不明の現象「蜂群崩壊症候群(Colony Collapse Disorder,CCD)」をテーマに、新しい音楽に生態学的観点を組みいれた作品として作られました。
 このプロジェクトのため、ノルウェーの音楽家ビョルン・ボルスタ・シェルブレードが、ノルディック・ヴォイセズとの共同作業により《ミツバチのマドリガル》を作曲。CCD に関する文献の断片をテクストに採り、悲観的な進展を見せるこの現象を、美しく、想いに沈む、グローバルメッセージをもつ、6 人の声で歌われる音楽に完成させました。〈警告(The Warning)〉〈声なき春(Spring without Voices)〉〈私はよそ者ではなかった(I Was No Alien)〉〈つじつまが合った/ブログ(It Adds up/The Blog)〉〈蜂群崩壊(ColonyCollapse)〉〈黙して動かず(Still in Silence)〉の6 曲。アルバムの最初に第6 曲〈黙して動かず〉をジャズ・トランペッターのニルス・ペッテル・モルヴェルとノルディック・ヴォイセズがインプロヴィゼーションを織りこんだバージョンが演奏され、つづいて《ミツバチのマドリガル》の全6 曲が歌われます。

 [プロフィール]
 ビョルン・ボルスタ・シェルブレードは1970 年生まれ。ノルウェー国立音楽アカデミーのアスビョルン・スコートゥンとビョルン・クルーセに作曲を学び、ルカ・フランチェスコーニに私的に師事しました。編曲者、即興演奏家、音楽教師としても活動し、「ノルディック・ヴォイセズ」、ノルウェーの俳優グループ「デ・ユートヴァルグテ」(選ばれし者たち)、打楽器奏者アイリク・ラウデ(『波動と中断(Waves & Interruptions)』(2L103PABD))、ハンガリーのバンド「ファビュラ・ラサ」、スウェーデンのアンサンブル「ペーロル・フォール・スヴィーン」(豚に真珠)など、多彩なジャンルの芸術家と共同作業を行っています。

 ノルディック・ヴォイセズは1996 年に創設されたアカペラ・グループ。ソプラノのトーネ・エリサベト・ブローテンとイングリ・ハンケン、メゾソプラノのエッバ・リュード、テノールのペール・クリスチャン・アムンロード、バリトンのフランク・ハーヴロイ、バスのロルフ・マグネ・アッセルの6 人が現在のメンバーです。16 世紀から21 世紀の音楽をレパートリーに創意にみちたプログラムによるコンサート活動を行い、レコード録音は「スペルマン賞」(ノルウェー・グラミー賞)にノミネートされてきました。Aurora レーベルには『時のフーガ』(ACD5077)など3 枚のアルバムを録音しています。

 ニルス・ペッテル・モルヴェル(1960-)は、ノルウェーのトランペッター、作曲家、プロデューサー。ムーレ・オ・ロムスダール県のスラ島で生まれ育ち、トロンハイムのノルウェー工科自然科学大学(NTNU)のジャズ・プログラムで学びました。ヨン・エーベシェンと「ジャズプンクアンサンブル」に、アーリル・アンデシェン、ヨン・クリステンセン、トーレ・ブルンボルグと「マスカレロ」に参加。モルヴェルは、ジャズをエレクトロニクスと融合させた「ニュージャズ(ジャズトロニカ)」のパイオニアのひとりとみなされ、ジャズ、ロック、エレクロトニック・サウンドスケープ、ヒップホップ・ビートを結びつけた1997年のソロ・デビューアルバム『Khmer』(ECM)は、全世界で25 万枚以上を売り上げたといわれます。彼は、自身のロマンティシズムを表現するための手法を求め、多分野のアーティストとジャンルを超えたコラボレーションを行い、映画、テレビ映画、ドキュメンタリー、演劇の音楽も手がけています。

 
ACD 5085
\2600
ノルウェー室内管弦楽団創設40周年記念アルバム
 アイヴィン・ビューエネ(1973-):
  花輪(マシュー・ロックのために)(2007)
  ゆるやかに、思い悩むように(弦楽のための)(2003) 
  パリンプセスト(シンフォニエッタのための)(2004)
  静物(弦楽オーケストラのための)(2006)
ノルウェー室内管弦楽団
テリエ・トンネセン(指揮)
 録音:2016年2月15日-20日 ヤール教会(ベールム、ノルウェー)/52’53
 制作:ヨルン・ペーデシェン/録音:アルネ・アクセルベルグ

 ノルウェー室内管弦楽団は、1977 年、優れた器楽奏者を集めたプロジェクト・オーケストラとして設立されました。アイオナ・ブラウン、ライフ・オーヴェ・アンスネス、イザベル・ファン・クーレンたちが芸術監督や客演コンサートマスターに招かれ、創設者のテリエ・トンネセン(1955-)が現在、音楽監督を務めています。
 2017 年のノルウェー室内管弦楽団の創設40 周年を記念するアルバム『Garland(花輪)』。「高校で音楽を学んでいた17 歳の時、第1 回ウルティマ・フェスティヴァルでノルウェー室内管弦楽団の演奏する『現代』音楽を聴き、これこそやりたい音楽だと思った」と語る、アイヴィン・ビューエネの作品が4 曲、演奏されます。
 ビューエネは、3 つの小説とエッセイ集を発表した著述家としても活動、彼の音楽ではしばしば、文学やその他の芸術作品がイメージされ、あるいは素材に採られます。
 その代表的な作品のひとつ、イタロ・カルヴィーノの『見えない都市』を背景にもつ《あり得べき諸都市(まちまち)/ 本質を衝く風景》(2L083SABD)が、2012 年のスペルマン賞(ノルウェー・グラミー賞)を受賞しています。
 バーミンガム・コンテンポラリーミュージック・グループの委嘱による《Garland(花輪)》は、「マシュー・ロックのために(For Matthew Locke)」の副題をもち、イギリス・バロック期の作曲家ロックの《4 声のコンソート(Consorts of Fower Parts)》の3 曲の序奏部に基づいて作曲されました。
 ヌーヴェル・アンサンブル・モデルンが初演した《Palimpsest(パリンプセスト)》(元の字句を消して別の字句を上書きした羊皮紙の写本)は「レイヤーを重ねた構造」をもつ作品。《Langsam und schmachtend(ゆるやかに、思い悩むように)》は、ワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》の第1 幕前奏曲、冒頭の一分間の音楽による「幻覚」。アメリカの作家ドン・デリーロの小説『ボディ・アーティスト(The Body Artist)』を読んでいた時、主人公のボディ・アーティスト「ローレン・ハートケのために(For Lauren Hartke)」作曲した《Stilleben(静物)》。モーツァルトのピアノ協奏曲第17 番の「アンダンテ」の旋律が最後に姿をみせます。この2 曲はノルウェー室内管弦楽団の委嘱作です。





CLAVES



50 1710
\2700
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムによる
 モーツァルトとシェックのセレナード!

  モーツァルト(1756-1791):
   セレナード第7番 ニ長調 K.250「ハフナー」
  シェック(1886-1957):セレナードOp.1
ロベルト・ゴンザレス=モンハス
 (指揮&ヴァイオリン)
ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム
 ヴァイオリン・ソロも堪能できる2篇。俊英ヴァイオリニスト、ゴンザレス=モンハス率いるヴィンタートゥール・ムジークコレギウムによるモーツァルトとシェックのセレナード!

 ヴァイオリン[1710年製ジュゼッペ・ガルネリ“フィリウス・アンドレア”]
 録音:2017年3月/ヴィンタートゥール・シュタットハウス(スイス)/DDD、ディジパック仕様、72’03”

 1629 年結成のスイス最古のオーケストラ、ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム。当団はピーター・ウィスペルウェイのチャイコフスキーのロココの主題による変奏曲(EPRC 0017 / KKC 5499)やルドルフ・ケールマンのプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲集(CC 72736)など多数のディスクをリリースしており、丁寧な音楽づくりで定評のある楽団です。
 当アルバムでは現在コンサートマスターをつとめるロベルト・ゴンザレス=モンハスのヴァイオリン・ソロが堪能できるモーツァルトのセレナード第7 番「ハフナー」とスイスの作曲家シェックの小管弦楽のためのセレナードを収録しました。
 ゴンザレス=モンハスはヴィンタートゥール・ムジークコレギウム、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、ヴェルビエ祝祭管弦楽団のコンサートマスターを兼任する傍ら、室内楽も積極的に取り組み、2017 年11 月にはキット・アームストロングとベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタの連続演奏会を成功させるなど、幅広い活躍が光ります。
 オトマール・シェック(1886-1957)はライプツィヒでレーガーに師事。後期ロマン派音楽から出発し、高められたリリシズムを特色とします。このセレナードでは各楽器のソロ的要素も十分に堪能できる美しい作品です。

  来日公演情報
 ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム<スイス最古のオーケストラ初来日>
 共演:アンドレアス・オッテンザマー(クラリネット)
 ■ 2017年11月29日(水) 19:00開演 すみだトリフォニーホール
 ■ 2017年11月30日(木) 19:00開演 ザ・シンフォニーホール



 
50 1702
(3CD)
\7600

ジュネーブ国際音楽コンクール入賞者によるフェスティバル2015


 Disc 1(70’18”)
  ・ラモー:新クラヴサン組曲集第1番(第4組曲)
    イリーナ・ザッハレンコヴァ(ピアノ)【第65回 第3位(2005年)】
  ・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番 ハ短調 Op.111
    ニコラ・スタヴィ(ピアノ)【第61回 第2位(2001年)】
  ・ショパン:24の前奏曲 Op.28より
   第13番 嬰ヘ長調、第14番 変ホ長調、第15番 変ニ長調「雨だれ」、第16番 変ロ短調、
   第17番変イ長調、第18番 ヘ短調、第19番 変ホ長調、第20番 ハ短調、第21番 変ロ長調、
   第22番 ト短調、第23番 ヘ長調、第24番 ニ短調
    ムン・ジヨン(ピアノ)【第74回 第1位(2014年)】
  ・ショパン:マズルカ風ロンド ヘ長調 Op.5
    ホンギ・キム(ピアノ)【第74回 第3位(2014年)】
 Disc 2(66’15”)
  ・シューマン:謝肉祭 Op.9より
   「キリアーナ」「ショパン」「エストレッラ」「再会」「パンタロンとコロンビーヌ」
   「ドイツ風ワルツ」「間奏曲『パガニーニ』」「告白」「プロムナード」「休息」
   「ペリシテ人と戦うダーヴィド同盟の行進」
    大崎結真(ピアノ)【第62回 第3位(2002年)】
  ・ベートーヴェン(リスト編曲):交響曲第5番 ハ短調 Op.67「運命」より第2楽章
    ローランド・クリューガー(ピアノ)【第61回 第1位(2001年)】
  ・シューベルト(リスト編曲):12の歌 S.558より「水に寄せて歌う」「魔王」
    セルゲイ・クドリャコフ(ピアノ)【第62回 第1位(2002年)】
  ・リスト:巡礼の年第1年「スイス」より「ジュネーブの鐘」 S.160
    ミハイル・スポロフ(ピアノ)【第72回 第2位(2012年)】
  ・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178よりカンタンド・エスプレシーヴォ
    イ・ヒョジュ(ピアノ)【第70回 第2位(2010年)】
  ・リスト:巡礼の年第3年 S.163より「エステ荘の糸杉に寄せて−葬送歌第1曲、第2曲
    ロレンツォ・スーレ(ピアノ)【第72回 第1位(2012年)】
 Disc 3(59’55”)
  ・リスト:パガニーニによる大練習曲 S.141より
   第3番 嬰ト短調「 ラ・カンパネッラ」、第4番 ホ長調、
   第5番 ホ長調「狩り」、第6番 イ短調「 主題と変奏」
    パラヴィ・マヒダラ(ピアノ)【第74回 第2位(2014年)】
  ・スクリャービン:24の前奏曲 Op.11より
   第1番 ハ長調、第2番 イ短調、第3番 ト長調、第4番 ホ短調、第5番 ニ長調、
   第6番 ロ短調、第15番 変ニ長調、第16番 変ロ短調、第17番 変イ長調、
   第18番 ヘ短調、第21番 変ロ長調、第22番 ト短調、第23番 ヘ長調、第24番 ニ短調
    マリア・マシチェワ(ピアノ)【第70回 第2位(2010年)】
  ・デュカス:ピアノ・ソナタ 変ホ短調より第2&3楽章
    ハオ・ドゥアンドゥアン(ピアノ)【第68回 第2位(2008年)】
  ・田中カレン:クリスタリーヌ
    松下彩(ピアノ)【第72回 第3位(2012年)】
 大崎結真、松下彩、ムン・ジヨン、セルゲイ・クドリャコフ・・・ジュネーブ国際音楽コンクールから羽ばたいたピアニストが大集結!2015年に開催されたコンクール入賞者によるフェスティバルを3枚組に凝縮。

 ライヴ録音:2015 年11 月14 & 15日/バティモン・デ・フォルス・モトリス(ジュネーブ/スイス)

 世界的音楽家への登竜門として名高いジュネーブ(ジュネーヴ)国際音楽コンクール。その歴史は古く、1939年に第1回が開催されその後ほぼ毎年開催されています。
 第1回のピアノ部門の優勝者はアルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリで、その後第8回(1946年)にはフリードリヒ・グルダ、第19回(1957年)にはマルタ・アルゲリッチが優勝するなど、世界的演奏者を数多く輩出してきました。
 当ディスクは第75回(2015年)のコンクール開催を記念として過去のピアノ部門の入賞者14人が出演した2日間のフェスティバルのライヴ収録した3枚組です。当時弱冠18歳で優勝したムン・ジヨン、圧倒的なテクニックと豊かな情感で評価を集めたローランド・クリューガー、当コンクールをはじめ世界の名だたるコンクールの受賞歴を誇る大崎結真、松下彩、難曲揃いのティシチェンコのピアノ作品集(BIS SA 2189)のディスクでも評価の高いニコラ・スタヴィ、NHK交響楽団の第1コンサートマスター篠崎史紀が絶大な信頼を寄せるセルゲイ・クドリャコフなど、当コンクールから羽ばたいたピアニストが感性豊かな演奏を披露しております!
 録音はClavesレーベルでもおなじみのジャン=クロード・ガブレルが担当。ガブレルは小糸恵のバッハのオルガン作品集をはじめとする録音で高く評価を得ている名録音技師です。







PENTATONE

PTC 5186602
(2SACD HYBRID)
\5200
R.シュトラウス(1864-1949):歌劇「サロメ」 Op.54 エミリー・マギー(サロメ/ソプラノ)、
ペーター・ブロンダー(ヘローデス/テノール)、
ミヒャエラ・シュースター(ヘローディアス/メゾソプラノ)、
ウォルフガング・コッホ(ヨハナアン/バリトン)、
ベンジャミン・ブルンス(ナラボート/テノール)、
クラウデ・アイヒェンベルガー(アルト/ヘローディアスの小姓)、他
hr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)、
アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)  
 魅惑的で官能的な響きを堪能。俊英オロスコ=エストラーダによるサロメ白熱ライヴ!

 ライヴ録音:2016年9月10日/アルテ・オーパー、フランクフルト・アム・マイン/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、クラムシェル・ボックス仕様、Disc 1 62’49”、Disc 2 50’22”、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 今最も勢いのある若手指揮者の一人、アンドレス・オロスコ=エストラーダ。2014 年よりhr 交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)の首席指揮者をつとめておりPENTATONE レーベルからリリースされているストラヴィンスキーの「春の祭典」と「火の鳥」(1919 年版)(PTC5186556 / KKC 5649)、R. シュトラウスの英雄の生涯とマクベス(PTC 5186582 / KKC 5714)でも濃密な演奏を聴くことができます。
 hr 交響楽団との期待の新録音はR. シュトラウスのサロメです!
 ワーグナー風の示導動機を用い、管弦楽は大編成をとり、魅惑的かつ官能的な響きが魅力のこの名曲をオロスコ=エストラーダは熱気あふれるタクトで演奏しております!
 アンドレス・オロスコ=エストラーダは1977 年南米のコロンビア生まれ。19 歳でウィーンに渡り指揮を学びました。2009 年から2015 年までウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者を、また2014 年からhr 交響楽団の首席指揮者となり2015 年11 月には同団との来日公演を果たし、情熱的かつ見通しのよい解釈で聴衆を沸かせました。
 熱のこもった演奏で聴衆をわかせるオロスコ=エストラーダですが、歴史あるhr 交響楽団との入念なリハーサルと深い信頼関係から当団の伝統を維持しつつ若き巨匠の新鮮な解釈を取り入れております。
 エリアフ・インバル、ドミトリー・キタエンコ、パーヴォ・ヤルヴィなどの歴代首席指揮者のもと世界的な評価を得てきたhr 交響楽団をこの若き巨匠により新しい息吹を吹き込みます!







PREISER RECORDS


PRCD 91334
\2400
ツィーラー・エディション第24集
 「懐かしきウィーン」
オリジナル・カール・ミヒャエル・ツィーラー管弦楽団
ハンス・シャーデンバウアー(指揮)
 1. Lassalle (Marsch) op. 129/2. Im Wiener Dialekt (Walzer) op. 230/
 3. Liebes Vaterhaus (Lied aus der Operette “Der Fremdenfuhrer”)/
 4. Zum Zeitvertreib (Polka francaise) op. 181/
 5. Alt-Wien (Lied aus der Operette “Herr und Frau Biedermeier”) op. 544/
 6. Aus dem Volksmunde (Wiener Lieder und Tanze) op. 189
 7. Ist die Katze aus dem Haus (Duette aus der Operette “Der Fremden-fuhrer”)/
 8. Hempfling (Marsch) op. 277/9. Leben und lieben (Walzer) op. 50/
 10. Was dir mein Mund verschwieg (Lied aus dem Film “Wiener Madln”)/
 11. Anonym (Polka-Mazurka) op. 190/12. Rittersporen (Polka-schnell) op. 56/
 13. Es gibt eine Schone… (Duett aus der Operette “Der Liebeswalzer”)/
 14. Andrassy (Marsch) op. 96/15. Schatzmeister (Quadrille) op. 521/
 16. Duck´ dich, Maderl! (Marsch-Duett aus der Operette “Ball bei Hof”)
 ウィーンの味わいを楽しむ名エディション、第24集

 73’47’’

 Preiser レーベル名物ツィーラー・エディション最新作。2003 年にツィーラーの作品を演奏するために設立されたオーケストラによる演奏です。ウィーン音楽の心を知る若き奏者たちのみずみずしい演奏をお楽しみください。元気の良い行進曲からホロリとさせるオペレッタのデュエットまで収録しています。
 ツィーラーはJ. シュトラウスと並ぶウィーンの大作曲家で、19 世紀後半から20 世紀初頭にかけてのウィーン音楽界を牽引した存在です。32 の舞台作品を含む約600 もの音楽を作曲しました。

 

PRCD 91353
\2400
「Quadratych」〜ティモシー・ホーダー:ピアノ作品集
 Quadratych A〜D
 Narrative 1〜5
 Day dream morning
 Day dream afternoon
 Day dream evening
 Fugal contemplation 1〜7
フレデリック・ブルーム(ピアノ)
 洒落た響きを持ったニューエイジ系の現代音楽

 60’40’’

 ティモシー・ホーダーは作曲のみならず画家としても活動しており、このCD のジャケットに使われているのも彼のアート作品。アメリカで学び、現在ウィーン在住。ニューヨーク生まれのピアニスト、フレデリック・ブルームとはウィーンで出会い、親密な関係を続けており、Preiser レーベルから既に「カスケード」というピアノ作品集をリリースしています(TH-2301)。
 収録されているのはバッハの前奏曲やインヴェンションを思わすような譜面とポップス風コード進行によるピアノ音楽。フガートで始まる「Fugalcontemplation」もポリフォニーに終始せず、洒落た響きとメロディを聴かせます。





CHRISTOPHORUS

CHR 77415
\2600
J.S.バッハ:トランペット協奏曲集
 協奏曲イ短調 BWV.593(原曲:ヴィヴァルディ)
 協奏曲ニ長調 BWV.972(原曲:ヴィヴァルディ)
 協奏曲ト短調 BWV.975(原曲:ヴィヴァルディ&シェドヴィル)
 カンタータ第137番 BWV.137より コラール「主をほめたたえよ」
 協奏曲ニ短調 BWV.974(原曲:B.マルチェッロ)
 カンタータ第151番 BWV.151より アリア ト長調
ドレスデン・バッハ=ゾリステン
 〔ヨアヒム・K・シェーファー(トランペット)、
  カン・ミンジョン(ヴァイオリン)、
  ウーヴェ・ヒルト=シュミット(チェロ)、
  北村あゆみ(チェンバロ、オルガン)〕
 ヨアヒム・シェーファーの新アンサンブル!華麗なトランペットで彩るバッハ!

 「トランペット・アンサンブル・ヨアヒム・シェーファー」など、数々のアンサンブルを創設しリーダーを務めてきたドレスデンのトランペットの名手、ヨアヒム・(カール・)シェーファー。ドレスデン・バッハ=ゾリステン(ドレスデン・バッハ・ソロイスツ)は、ヨアヒム・シェーファーが新しく創設した、トランペット、ヴァイオリン、チェロ、チェンバロ(オルガン)によるアンサンブル。
 ヴィヴァルディやマルチェッロなどの作品を原曲とするバッハの協奏曲を、心洗われるトランペットの音色でご堪能ください。

 ※録音:2016年9月&11月、ドイツ
 

CHR 77414
\2600
テレマン:ラテン語宗教作品集
 もろもろの国よ主をほめたたえよ TVWV 7:25
 教会のアレグロ TVWV 52c1
 Deus judicium tuum TVWV 7:7
 教会のコンチェルト TVWV 33:2
 ラテン・マニフィカト TVWV 9:17
アッラバストリナ・クワイア&コンソート
エレーナ・サルトーリ(オルガン&指揮)
エマヌエラ・ガッリ(ソプラノ)
エリーザ・ボナッツィ(メゾ・ソプラノ)
ガブリエッラ・マルテッラッチ(アルト)
ラッファエーレ・ジョルダーニ(テノール)
マウロ・ボルジョーニ(バリトン)
ロッコ・リア(バス)
 プロテスタントであったテレマンはドイツ語によるカンタータを数多く書いていますが、ラテン語による宗教音楽もいくつか残しています。
 テレマンのラテン語によるマニフィカトや詩篇を元にした作品を演奏するのは、Glossaではフランチェスカ・カッチーニの知られざる歌劇(GCD 923902)の録音で話題を呼んだイタリアの女流鍵盤奏者、エレーナ・サルトーリと、ピリオド・オーケストラ&合唱団のアッラバストリナ。エマヌエラ・ガッリやラッファエーレ・ジョルダーニ、マウロ・ボルジョーニらイタリアの一流歌手陣の参加もポイントです。

 ※録音:2017年6月21日−23、イタリア




COBRA RECORDS


COBRA 0050
\2600
パダム・シングス・バッハ
 J.S.バッハ(グスタボ・トルヒーリョ編曲):
  室内合唱とバロック・アンサンブルのための《ゴルトベルク変奏曲》
パダム、コレギウム・デルフト、
マリア・ファン・ニューケルケン(指揮)
 J.S.バッハの"合唱版"ゴルトベルク変奏曲!16声の混声合唱と小編成ピリオド・アンサンブル版!

 J.S.バッハが作曲した不朽の名作「ゴルトベルク変奏曲 BWV.988」。これまで弦楽三重奏や弦楽合奏、オルガンやギター、ハープ、管楽器など、様々な楽器のために編曲されてきた「ゴルトベルク変奏曲」に、なんと仰天の「室内合唱&ピリオド・アンサンブル」ヴァージョンが登場!
 「ゴルトベルク変奏曲」を16声の混声合唱と小編成の古楽器アンサンブル(弦楽四重奏、リコーダー、オーボエ、オーボエ・ダモーレ、バスーン)での演奏のために編曲したグスタボ・トルヒーリョ(1972−)はスペイン出身の音楽家。
 テネリフェ島のサンタ・クルス・デ・テネリフェ音楽院でクラリネットを学んだ後にオランダへと渡り、スヴェーリンク音楽院とロッテルダム音楽院で作曲を専攻。現在はアムステルダム音楽院とロッテルダム音楽院の作曲科で教鞭を執っています。
 1998年に創設されたオランダの室内合唱団パダム(PA'dam)が立ち上げたプロジェクトであり、その代名詞でもある合唱版「ゴルトベルク変奏曲」が、大きな反響を巻き起こすことでしょう!

 ※録音:2015年10月、ワールセ教会(アムステルダム、オランダ)







DREYER GAIDO


CD 21104
\2500
トリーティス・オン・トランス=
 トラディショナル・エステティクス
アンサンブル・エクストラクト
サンディープ・バグワティ(ディレクター)
 モントリオールのコンコルディア大学芸術学部で教授を務めるインド生まれドイツ育ちの音楽学者、サンディープ・バグワティがミュージカル・ディレクターを務める現代音楽アンサンブル。バグワティが創作した、地震計(seismographic)によるサウンドスケープという独自の観点による音楽。




FRA BERNARDO



FB 1710593
\2500
ビーバー&ビーバー ビーバー親子!?
 カール・ハインリヒ・ビーバー:ミサ曲 《主の復活》
 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー:
  レバノンの杉のごとく、
   イスラエルの民エジプトを出で、思い出せ
 カール・ハインリヒ・ビーバー:レクイエム
コンチェルト・ステラ・マトゥティナ、
ヨハネス・ヘマーレ(オルガン、指揮)
マリー=ソフィー・ポラック(ソプラノ)
カスパー・クレーナー(カウンターテナー)
ハンス・イェルク・マンメル(テノール)
ミヒャエル・クラーネビッター(バス)
 ビーバー親子による宗教音楽ビーバー&ビーバー!

 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクムやイングリッシュ・コンサート、オルフェオ・バロック管弦楽団など、世界有数のバロック・アンサンブルで活躍してきたメンバーたちによって2005年に創設されたオーストリアのピリオド・オーケストラ、コンチェルト・ステラ・マトゥティナ。
 Fra Bernardoレーベルのトップ・アーティストでもあるコンチェルト・ステラ・マトゥティナの新たな録音は、「ビーバー&ビーバー」という意欲的なアルバムが登場!
 傑作「ロザリオのソナタ」で知られる作曲家&ヴァイオリニストのハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644−1704)と、11人の息子のうちの8番目の息子であるカール・ハインリヒ・ビーバー(1681−1749)の宗教作品をカップリング。
 大ビーバーはヴァイオリン作品を取り上げられることが多いですが、宗教音楽も同時代のウィーンの作曲家と比肩しうる人気を誇っていたと言われます。
 そして父の影に隠れ陽の目を浴びることの少ない息子カール・ハインリヒも、父と同じザルツブルクの宮廷楽長を務めた実力ある音楽家。
 フランツ・フォン・ビーバーの後継者となったカール・ハインリヒの、知られざる「ミサ曲」と「レクイエム」にご注目ください。

 ※録音:2017年5月、神学校教会(ブリクセン)



 

FB 1712223
\2500
J.S.バッハ:キリストは死の縄目につながれたり
 パッサカリア ハ短調 BWV.582
 ミサ曲 ト短調 BWV.235
 コラール《おお愛する魂よ、装いせよ》 BWV.654
 カンタータ第4番
  《キリストは死の縄目につながれたり》 BWV.4
オットー・カーグル(指揮)
ザンクト・ペルテン大聖堂聖歌隊
マルティナ・ダックスベック(ソプラノ)
バルバラ・ツィダー(ソプラノ)
アンナ・カーグル(アルト)
ヨハネス・バンベルガー(テノール)
ダニエル・グートマン(バス)
リカルド・ボホルケス・マルティネス(バス)
ルートヴィヒ・ルッッサー(オルガン)
カペラ・ノーヴァ・ストゥルメンターレ
 オーストリアの都市、ザンクト・ペルテンの観光名所ともなっている大聖堂の聖歌隊、ザンクト・ペルテン大聖堂聖歌隊(聖ペルテン・ドムカントライ)によるバッハのライヴ録音。1992年にカペルマイスターとなったオットー・カーグルが創設し、オーストリアでもっとも優れたアマチュア合唱団の1つに育て上げ、オルフェオ・バロック管弦楽団との共演を含む一連の録音でも知られています。

 ※録音:2016年5月1日、ザンクト・ペルテン大聖堂(オーストリア)




TACTUS



TC 701902
\2500
世界初録音
 ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ(1700−1775):チェンバロ・ソナタ集

  ソナタ ト長調(a)/ソナタ 変ホ長調/
  ソナタ ニ長調/ソナタ ト長調/ソナタ ハ長調/
  ソナタ 変ロ長調/ソナタ ハ長調/ソナタ ト長調(b)
スザンナ・ピオランティ(チェンバロ)
 18世紀ミラノの知られざる鍵盤音楽。サンマルティーニの未出版ソナタ集!

 18世紀ミラノの器楽学校で主導的立場にあり、国際的にも名声を誇ったジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ(1700−1775)の世界初録音となるチェンバロ・ソナタ集。
 ザンナ・ピオランティは、ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニのチェンバロ作品集(TC701301〜701303)でドイツ・レコーディング批評家賞を受賞し、アンナ・クレメンティとのデュオでは、ボッケリーニの2台ピアノ版弦楽四重奏曲集(TC 740209)など、複数の録音で評価を得ている鍵盤楽器奏者。

 ※録音:2015年4月、イタリア
 


TC 731303
\2500
ジュゼッペ・ミッリコ:ハープ・ソナタ集
 ソナタ第4番/Ho sparso tante lacrime/
 ソナタ第7番/La farfalletta che fra l’erbetta/
 Del mio destino ingiusto/ソナタ第10番/
 Fille se mai pretendi/ソナタ第12番/
 Alla vezzosa Fille/ソナタ第8番−ソナタ第9番/
 Per che sul mio crine/ソナタ第6番/
 Se i tuoi vezzosi lumi/ソナタ第5番−ソナタ第1番/
 Della tua rea perfidia/ソナタ第2番−ソナタ第3番/
 ヴァイオリンとハープのための二重奏/ソナタ第11番
エマヌエラ・デリ・エスポスティ(ハープ)
神谷美穂(ソプラノ)
ダニエラ・ヌッツォーリ(ヴァイオリン)
 グルックの友人であり優れたハープ奏者&教師としても知られていた18世紀イタリアのカストラート、ジュゼッペ・ミッリコ(1737−1802)のハープ作品集。
 12のハープ・ソナタと、彌勒忠史とともにコンチェルト・セグレートのメンバーにも名を連ねている日本人ソプラノ神谷美穂が歌うハープ伴奏のカンツォネッタ、ヴァイオリンとハープのための二重奏を収録。

 ※録音:2016年6月&10月、イタリア
 

TC 390001
\2500
中世と人文主義の間のヴェネツィアにおける音楽と政治 ランフランコ・メンガ(指揮)
アンサンブル・オクトエコス
 中世の声楽曲のスペシャリスト、ランフランコ・メンガが率いる女声ヴォーカル・アンサンブル、"アンサンブル・オクトエコス"。
 15世紀初頭の経済成長と領土拡大の時代であったヴェネツィア共和国の音楽を歌う。

 ※録音:2016年6月、イタリア


Serie Bianca

TB 731202
\1600
ロンバルディーニ:6つの弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲第1番変ホ長調
 弦楽四重奏曲第2番変ロ長調
 弦楽四重奏曲第3番ト短調
 弦楽四重奏曲第4番変ロ長調
 弦楽四重奏曲第5番ヘ長調
 弦楽四重奏曲第6番ホ長調
アカデミア・デッラ・マニフィカ・コムニタ
 〔エンリコ・カサッツァ(ヴァイオリン)、
  イザベッラ・ロンゴ(ヴァイオリン)、
  マッシモ・ピーヴァ(ヴィオラ)、
  フランチェスコ フェッラリーニ(チェロ)〕
 エンリコ・カサッツァが率いるアンサンブル、18世紀の女流作曲家による弦楽四重奏曲!

 ファビオ・ビオンディのエウローパ・ガランテで長きに渡り中心メンバーとして大活躍したイタリアの名バロック・ヴァイオリニスト、エンリコ・カサッツァが率いる"アカデミア・デッラ・マニフィカ・コムニタ"は、バーゼル・スコラ・カントルムやシエナのアカデミア・チギアーナなどで研鑽を積んだ古楽器奏者たちが集い、1990年に結成したイタリアのピリオド・アンサンブル。
 タルティーニに師事し、モーツァルトやJ.C.バッハを含む同時代の音楽家に評価されていたにもかかわらず、現代では忘れられてしまっていた18世紀イタリアの女流作曲家、マッダレーナ・ロンバルディーニ(マッダレーナ・ラウラ・ロンバルディーニ=ジルメン/1735−1799)の貴重な録音が、Tactus Serie Bianca(ホワイト・シリーズ)より復刻。

 ※録音:1999年1月、イタリア
 
TB 601990
(2CD/特別価格)
\2400
ストラーチェ:
 チェンバロとオルガンのための様々な曲の森
フランチェスコ・チェーラ
 (クラヴィチェンバロ、
  スピネッタ、オルガン)
ファビオ・トリコーミ(パーカッション)
 アンサンブル・アルテ・ムジカを指揮した多くの録音でも知られるイタリアの鍵盤楽器奏者、指揮者のフランチェスコ・チェーラ。2巻に分けて発売されていた、ベルナルド・ストラーチェの「様々な曲の森(Selva di varie compositioni d'intavolatura)」が、Tactus Serie Bianca(ホワイト・シリーズ)からセットになって登場。
 17世紀後半に活躍したストラーチェの生涯についてはあまり良く分かっていないが、現存する作品はすべて「チェンバロとオルガンのための様々な曲の森」に収められおり、イタリアの鍵盤音楽を研究する上では、フレスコバルディとパスクィーニを結ぶ重要作品とされている。

 ※録音:2000年1月、イタリア


<メジャー・レーベル>
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SONY



88985470102
\2600→\2390
オルガ、ついにチャイコフスキーに挑む。
 華麗なピアノ協奏曲第1番と、超絶技巧のプレトニョフ編「くるみ割り人形」
  オルガ・シェプス(P)
 チャイコフスキー:

   ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23*
   四季 Op.37aより(11月:トロイカ/12月:クリスマス)
   中級程度の12の小品 Op.40より『悲しい歌』
   演奏会用組曲『くるみ割り人形』(プレトニョフ編曲)
オルガ・シェプス(P)
ケルンWDR交響楽団*
カルロス・ドミンゲス=ニエト指揮*
2017年5月、8月 ケルン、フィルハーモニー&WDRグローセゼンデザール


 2016年8月、東京交響楽団の定期公演でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を披露し、その繊細かつ大胆な演奏が絶賛されたロシアのピアニスト、オルガ・シェプス。
 エコー・クラシック賞若手ピアニスト部門を、アリス=沙良・オットと二分したことで広く知られるようになった才媛は、名教師ギリロフ門下で、ドイツ・クラシック音楽界の大御所評論家ヨアヒム・カイザーをして「オルガ・シェプスは真の発見だ。彼女のようなすばらしい演奏これまで私は聴いたことがない」と言わしめた個性的才能の持ち主。
 これまでにショパン、シューベルトをはじめ、サティなどで独特の解釈による演奏を聴かせたシェプス、ついに彼女のレパートリーの本丸であるロシア音楽の神髄であるチャイコフスキー・アルバムを世に問います。
 ピアノ協奏曲第1番では、若きスペインの指揮者カルロス・ドミンゲス=ニエトが振るケルンWDR交響楽団をバックに、華麗に演奏、フル・オーケストラとの協奏曲は初録音となりますが、冴えわたる技巧と求心力のある表現は彼女ならではのもので、ぐいぐいと聴き手の耳をひきつけます。

←カルロス・ドミンゲス=ニエト。 

 また、カップリングには演奏困難な曲として知られるプレトニョフ編の「くるみ割り人形」組曲が選ばれているのも、彼女の独自性の表れ。
 豪華充実の1枚です。




いよいよ人気出てきました・・・
オルガ・シェプス(P)旧譜

RCASONY
8869196318-2
\2600
オルガ・シェプス(P)
 シューベルト:作品集
 『ディアベリのワルツによる変奏曲ハ短調D.718』
 『12のワルツD.145,Op.18より第2,10,6番』
 『ハンガリー風のメロディ ロ短調D.817』
 『コティヨン変ホ長調D.976』
 『17のドイツ舞曲(レントラー)D.366より第1,3,4,5,12,17番』
 『ギャロップとエコセーズD.735,Op.49』
 『即興曲変イ長調D.935,Op.142より第2〜4番』
 『オリジナル舞曲(最初のワルツ)D.365,Op.9より第1,2,14番』
 『12のワルツ(高雅なワルツ)D.969,Op.77』
 『クッペルヴィーザー・ワルツ』
オルガ・シェプス(P)


 ジャケットだけ見ると健康的で清楚な映画女優という感じでしょうか。このアルバムも、手に取った瞬間ドキっとしてしまいました。
 でも映像を観ると、美人系というよりカワイイ系のところもありました。ちょっとエスニック系の雰囲気もあり。
 このアルバムはシューベルトで、私はあまり聴いたことがない作品ばかりですが、店主の話では「とても豊かな・・・誤解を恐れずに言えば「豊満」な演奏をする人だね。温かくて心地いい。」・・・だそうです。(スタッフ「ドニャ」のコメント)


 紗良・オットとエコー賞を二分したオルガ・シェプスのシューベルト
 オルガ・シェプスは、1986年モスクワ生まれ。父のイルヤ・シェプスよりピアノを学び、6歳の時にドイツに移住。ヴァシリー・ロバノフらに師事し、様々な国際コンクールで賞を受賞。ヨーロッパのオーケストラと共演、および多くの音楽祭に出演。またダニエル・ホープなどパートナーを務めるなど、室内楽の分野でも高い評価を得ています。特にロマン派やロシアの作品には、「熱いエネルギーを注ぎこんだ燃焼度の高い極上のピアノ演奏」と評されています。2010年度エコー賞若手ピアニスト部門で、アリス=紗良・オットと同位で受賞しています。
 シューベルトの作品では、「ピアノ・ソナタ」「即興曲」などばかりが演奏される傾向にありますが、このアルバムでは非常に珍しい舞曲的作品ばかり選曲されています。これらはメロディックでピアニスティックあり、彼女は深い抒情感だけでなく、広がりと開放感を合わせもった香り高い歌を表現しています。(メーカー・コメント)
 〔録音〕2012年4月11〜13日, ベルリン、イエス・キリスト教会 (デジタル:セッション)



8884301170-2
\2600
オルガ・シェプス/ショパン:ピアノ協奏曲集
 ショパン:
  『ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11』
   [弦楽合奏伴奏版/リヒャルト・ホフマン編曲による弦楽五重奏版に基づく]
  『ピアノ協奏曲第2番ヘ短調Op.21』
   [弦楽合奏伴奏版/イラン・ロゴフ編曲によるピアノ五重奏版に基づく]
オルガ・シェプス(P),
マティアス・フォレムニー(指揮),
シュトゥットガルト室内管弦楽団,
 1986年モスクワ生まれで、現在ドイツを拠点に活動しているオルガ・シェプスのソニークラシカルへの4枚目のアルバムです。
 デビュー・アルバムでもシェプスと親和性の高さを証明したショパン作品の第2弾となりますが、今回は何と2曲のピアノ協奏曲の弦楽合奏版という変わり種が登場します。
 第1番はリヒャルト・ホフマンが編曲した弦楽五重奏による伴奏版をもとに、また第2番はスペインのマヨルカ島を活動の拠点としているイスラエルのベテラン・ピアニスト、イラン・ロゴフによるピアノ五重奏版をもとにして、それぞれ室内オーケストラ規模の弦楽合奏による伴奏という形で演奏している点が聴きどころです。
 シェプスは、特にロマン派や母国ロシアの作品には、「熱いエネルギーを注ぎこんだ燃焼度の高い極上のピアノ演奏」と評され、アリス=紗良・オットと2010年度エコー賞を二分したほどの実力を持ち、すでにヨーロッパでは人気のピアニスト。深い抒情だけでなく、広がりと開放感を合わせもった香り高いショパンを表現しています。
 共演は、LP時代はミュンヒンガーの指揮で知られたドイツ室内オーケストラの古参・シュトゥットガルト室内管弦楽団。指揮は現在の首席指揮者のマティアス・フォレムニーという万全の布陣です。
 《録音》2013年9月, SWR放送スタジオ (デジタル:セッション)


8869757761-2
\2600
オルガ・シェプス/ショパン・アルバム
 ショパン:
  『3つの新しいエチュード 第1〜3番』
  『練習曲第3番「別れの曲」Op.10-3』
  『練習曲第12番Op.25-12』『マズルカ 第40番 Op.63-2』
  『マズルカ 第41番Op.63-3』『バラード第1番Op.23』
  『夜想曲 Op. posth』『ワルツ第9番Op.69-1』
  『ワルツ第10番Op.69-2』『夜想曲第8番Op.27-2』
  『幻想曲 ヘ短調Op.49
オルガ・シェプス(ピアノ)
 アリアCDでは海外直輸入で販売していましたが、ようやくインターナショナルで発売になりました。

 現在ドイツを中心にヨーロッパで広く活躍するロシアのピアニスト、オルガ・シェプスのソニー・クラシカルへのデビュー・アルバムとなったショパン・アルバムです(2009年録音)。
 オルガは1986年にモスクワに生まれ、父から最初の音楽教育を受け、6歳のときにドイツに移住し、ヴァシリー・ロバノフに師事、多くの国際コンクールで賞を受賞し、世界中のオーケストラと共演を重ねています。
 このショパンのアルバムは、オルガにとって最初のセッション録音によるソロ・アルバムにしてソニー・クラシカルへのデビュー盤となったもの(2009年のルール・ピアノ音楽祭のライヴ録音とほぼ同時期の収録)で、真に瑞々しい感性に満たされたオルガの演奏の魅力をたっぷりと味わうことが出来ます。
 またこのアルバムは、ドイツの「エコー賞」(若手ピアニスト部門)において、アリス=沙良・オットと同位受賞を果たしたことでも知られています。まるで音が飛翔するかのような、輝かしいショパンです。
 なおオルガは、2015年1月に日本初来日することになっており、1月26日(月)日経ホール、1月31日(土)武蔵野市民文化会館でのリサイタルが予定されています。
 【録音】2009年10月、ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル:セッション)
 

8869780158-2
\2600
オルガ・シェプス/ロシアン・アルバム
 チャイコフスキー:『ナタ・ワルツ Op.51-4』『感傷的なワルツ Op.51-6』/
 グリンカ:『マズルカの思い出』/
 バラキレフ:『ひばり』/
 アレンスキー:『森の小川 Op.36-15』/
 バラキレフ:『園にて(牧歌的練習曲)』/
 ルビンシテイン:『舟歌 Op.93-3』/
 アレクセイ・ティトフ:『ワルツ ホ短調』『ワルツ ハ長調』『ワルツ ト長調』/
 スクリャービン:『ワルツ 変イ長調Op.38-4』/
 ラフマニノフ:
  『楽興の時 Op.16-4』『前奏曲 ニ長調Op.23-4』『前奏曲 ト短調Op.23-5』
  『前奏曲 変ト長調Op.23-10』/
 リャードフ:『音楽の玉手箱 Op.32』
オルガ・シェプス(ピアノ)
 オルガが2010年にソニー・クラシカルに録音した2枚目のソロ・アルバムが、この「ロシアン・アルバム」です。
 幼い頃からドイツで過ごしているオルガですが、彼女の心の故郷はロシアにあるのでしょう。ラフマニノフをはじめ、リャードフやスクリャービン、グリンカなどロシア音楽の名品・佳品に潜む郷愁を繊細に、かつ力強く描き出す彼女の才能に驚くばかりです。ショパンとはまた違う感情表現をぜひ体感してみてください。

 オルガは、2015年1月に日本初来日することになっており、1月26日(月)日経ホール、1月31日(土)武蔵野市民文化会館でのリサイタルが予定されています。
 【録音】2010年8月、ベルリン、ブランデンブルク放送局小ホール(デジタル:セッション)

8887510801-2
\2600
オルガ・シェプス
 ベルリン、イエス・キリスト教会での録音「ヴォカリーズ」

 1) ショパン:『夜想曲 ハ短調 Op.48-1』,
 2) シューマン(リスト編):『献呈』,
 3) シューベルト:『幻想曲ハ長調「さすらい人」Op.15 D.760,4』
 4) グルック(ジョヴァンニ・ズガンバーティ編):
  『メロディ(オルフェオとエウリディーチェ〜精霊の踊り)』,
 5) ブラームス:『間奏曲 変ホ長調Op.117-1』,
 6) ラフマニノフ:『ヴォカリーズ Op.34-14』,
 7) J.S.バッハ(アレクサンドル・ジロティ編):
   『ソナタ 変ホ長調BWV.1031〜シチリアーノ』,
 8) リスト:『愛の夢第3番 変イ長調 S.541』
オルガ・シェプス(ピアノ)
 2015年1月の初来日公演では、その繊細かつ大胆な演奏が絶賛されたロシアのピアニスト、オルガ・シェプス。
 エコー・クラシック賞若手ピアニスト部門を、アリス=沙良・オットと二分したことで広く知られるようになった才媛は、名教師ギリロフ門下で、ドイツ・クラシック音楽界の大御所評論家ヨアヒム・カイザーをして「オルガ・シェプスは真の発見だ。
 彼女が弾くようなショパンをこれまで私は聴いたことがない」と言わしめた個性的才能の持ち主です。RCA Red Sealからの5枚目のアルバムとなる今回の新譜は、シューベルトの「さすらい人幻想曲」をメインに据え、お得意のショパンやラフマニノフなどのほか、ブラームスやJ.S.バッハの抒情的・瞑想的な小品を集めて構成されています。
 逞しいヴィルトゥオーゾとしての側面と、弱音を生かした、夢見るように美しく静かに想いを語る抒情派の側面という、オルガの両極の魅力をたっぷり味わえるアルバムの登場です。
 【録音】2014年、ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル:セッション)

8898530540-2
\2600
オルガ・シェプス /サティ:ピアノ作品集
 サティ:
  『6つのグノシエンヌ』『「真夏の夜の夢」のための5つのしかめ面』
  『3つのジムノペディ』『ジュ・トゥ・ヴ』『3つのサラバンド』『やさしく』/
 [ボーナス・トラック]
  チリー・ゴンザレス(ジェイソン・チャールズ・ベック):『ジェントル・スレット』
オルガ・シェプス(ピアノ)

 ■「音符を真珠のように輝かせる」「ピアノの詩人」などと評され、昨年の初来日で大きな話題を呼んだオルガ・シェプスのRCA Red Sealへの最新録音は、今年生誕150年(5月17日)をむかえるサティの最も有名なピアノ曲を収録した「サティ・アルバム」です。
 ■「音楽界の異端児」とされ、ドビュッシー、ラヴェルら印象派の作曲家にも大きな影響を与えるのみならず、彼のあとの20世紀の音楽が辿ってゆく方向性に重要な一石を投じた超個性派エリック・サティ。バレエ音楽・歌曲以上に、サティが最も多くの作品を残したのがピアノ曲で、当アルバムには、誰もがそのメロディを知っている「ジムノペディ第1番」や「ジュ・トゥ・ヴ」など、サティの代表作が収められています。オルガの紡ぎ出すピアノ・サウンドの美しさと深い抒情性、開放感はサティの音楽の美質を香り高く表出しています。
 ■ボーナス・トラックとして、カナダ出身のピアニストでありエンターテイナーの天才音楽家ことチリー・ゴンザレスによる「ジェントル・スレット」を収録しています。オルガはこのマルチ・ミュージシャン、チリー・ゴンザレスとステージでよく共演しており、その成果としてこのボーナス・トラックが収録されることになりました。
 ■オルガ・シェプスモスクワに生まれで、ケルン音楽院で名教師パーヴェル・ギリロフに学んだ才媛で、2010年にアリス=紗良・オットとドイツの権威ある「エコー賞」を二分したほどの人気と実力を備えるピアニスト。ドイツ・クラシック音楽界の大御所評論家ヨアヒム・カイザーをして「オルガ・シェプスは真の発見だ。彼女が弾くようなショパンをこれまで私は聴いたことがない」と言わしめた個性的才能の持ち主。2016年8月再来日し、東京交響楽団との共演でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を演奏予定(8月4日サントリーホール)。

 【録音】2016年、ドイツ、マリエンミュンスター、コンツェルトザール



意外とシャイ。でも弾き始めると大胆です。

https://youtu.be/OKT2kpcQ4AU







<映像>


RCO LIVE(映像)


KKC 9285
(Blu-ray)
(国内仕様盤)
\5000+税
ガッティ&コンセルトヘボウ管による「春の祭典」
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲、交響詩「海」
 ストラヴィンスキー:春の祭典
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ダニエレ・ガッティ(指揮)
KKC 9286
(DVD)
(国内仕様盤)
\4000+税
 来日直前!2017年1月ライヴ映像、ガッティ&コンセルトヘボウ管による「春の祭典」、圧倒的音響が降り注ぐAuro-3Dを収録!

 収録:2017 年1 月11-12 日、コンセルトヘボウ、アムステルダム(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9,1080p24、音声:DD2.0(48kHz/16bit),DTS-HD MA 2.0(192kHz/24bit),DTS-HD MA 5.0(96kHz/24bit),Auro-3D 9.0(96kHz/24bit),収録時間:78’ 35、[RCO LIVE] RCO.17110、輸入盤・日本語帯・解説付
 (DVD)画面:16:9,NTSC、音声:LPCM2.0,DD5.0、収録時間:78’ 35、[RCO LIVE] RCO.17111、輸入盤・日本語帯・解説付

 2016/17 シーズンからロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の第7 代目首席指揮者として本格始動したダニエレ・ガッティ。「ベルリオーズ:幻想交響曲」、「マーラー:交響曲第2 番」のリリースに続いて、2017 年1 月に行われたコンサート映像が発売されます。演目は、20 世紀の音楽語法に大きな影響を与えた、ストラヴィンスキーの「春の祭典」とドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」「海」という刺激的な内容。ガッティは同プログラムをフランス国立管と録音しており、いずれも高い評価を得ています。
 刻一刻と変化する海の表情を見事に音化させたドビュッシーの「海」は、50 年代にはベイヌム、70 年代のハイティンク、2007 年にはヤンソンスとRCO 歴代の指揮者によって脈々と演奏されてきた重要な楽曲。ガッティの緻密な指揮、RCO の鮮やかに色彩を描き分ける表現力は圧巻です。そして鮮やかなコントラストで聴かせるストラヴィンスキーの「春の祭典」。RCO にとっても、録音のみならず、幾度となく実演で取り上げてきたゆかりの演目です。RCO のアーカイヴには1924 年以来118 回もの公演が行われたと記録されています。1926 年にはストラヴィンスキー自身がRCO を振り、ベイヌム以降すべて首席指揮者が「春の祭典」を演奏しています。そしてここに、ガッティの記念すべき演奏がRCO の歴史に刻まれることになりました。それぞれにとって得意のレパートリーということもあって、両コンビの輝かしい未来を予感させるアグレッシヴかつ密度の濃い演奏が繰り広げられています。

 さらにブルーレイには、いま話題の次世代オーディオ・フォーマットのAuro-3D が収録されています。Auro-3D は、2010 年にベルギーで設立されたAURO TECHNOLOGIES によって開発された技術。ノルウェーの高音質レーベル2L のディスクには数年前から収録されています。Auro-3D は、従来のサラウンドフォーマットと同じく各チャンネルで“立体音響” を実現します。フロントスピーカー2ch とリアスピーカー2ch それぞれの上部に、合計4ch 分のハイトスピーカーを足した9.0ch を可能としています。この最新技術によって、世界最高峰の響きを誇るアムステルダムのコンセルトヘボウの極上の音質をご自宅で再現することができます。(*Auro-3D 対応の再生機器をご利用ください)

















11/9(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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AEVEA



AE 15001
(4CD)
\7200→\6790

ピアノはデルジャヴァン(デリャヴァン)
 レイナルド・アーン:ピアノ独奏曲全集
アレッサンドロ・デルジャヴァン(デリャヴァン)(ピアノ)
 Disc 1
  ナイチンゲール狂乱(第1巻:22曲)
 Disc 2
  ナイチンゲール狂乱(第1巻の残り、2、3、4巻:25曲)
 Disc 3
  アンスピラシオン/ジュヴニリア(全6曲)/
  印象(全3曲)/憂鬱な輪郭/グッドバイ/
  愛の小品(全4曲)/イタリア風夜曲/月の光に(全11曲)/
  初見用小品/画家の肖像(全4曲)/
  ヘリオトロープの夢みる歌/傷心のトンボのヴァルス/フリギア調の歌/夢想
 Disc 4
  最初のヴァルス集(全11曲)/バッカス巫女の踊り/アンジェロのパヴァーヌ(編曲)/
  ソナチネ/ハイドンの名による変奏曲/「天地創造」への序曲/軍隊行進曲「若き勝者」/
  勇敢な娘マノン〜前奏曲と間奏曲(編曲)/2 つの練習曲
 こんなアルバムを待っていた。美しすぎるアーンのピアノ独奏曲をすべて収録!

 録音:2013年10月21-24日、11月19、25日/テアトロ・コムナーレ(アトリ)、2015年12月19日/エリック・ジェームス・スタジオ(ヴィチェンツァ)/DDD、88.2kHz 24bit、80’ 00”、79’ 35”、79’ 23”、78’ 55”

 レイナルド・アーン(1874-1947) は甘美な歌曲で知られていますが、生涯にわたりピアノ曲を作り、かなりの数が残されています。近年少しずつ録音が現れていますが、すべてを集めた待ちに待った全集の登場です。
 全4 枚のうち2 枚は47 曲から成る「ナイチンゲール狂乱」で占められていますが、他の2 枚は珠玉の小品がぎっしり納めされています。ことに「ジュヴニリア」や「2 つの練習曲」など、びっくりするほどオシャレで繊細、最愛の曲を見つけたように幸せな気持ちになれます。
 アレッサンドロ・デルジャヴァンは1987 年生まれのイタリアのピアニスト。ウィリアム・ナボレ、メナヘム・プレスラー、アンドレアス・シュタイアーといった特別なピアニストの薫陶を受け、2013 年のヴァン・クライバーン国際コンクールでは審査員特別賞を受けています。明るい音色、切れ味の良い技巧でアーン作品にピッタリです。



つい先日案内したばかりの2台ピアノ&連弾曲全集
これで無敵


MELBA
MR 301148/9
(2CD)
\5400→\4990
レイナルド・アーン:2台ピアノ&連弾曲全集
 Disc 1 2台のピアノのための
  (1)ひもときしリボン(12のワルツ)(1915)
  (2)傷病兵の眠りのために(全3 曲)(1915)
  (3)メランコリックなカプリス (1897)
  (4)スケルツォ・レント (1891)
  Disc 2 連弾のための
  (5)アリアと牧歌の形式による小品 (1896)
  (6)7つの子守歌 (1904)
  (7)ライネッケの旋律によるあどけなき変奏曲 (1905)
  (8)アイルランド民謡による3つの前奏曲 (1893)
  (9)シャルル・ルヴェーデの主題による変奏曲 (1892)
レスリー・ハワード、
マッティア・オメット(ピアノ・デュオ)
 最高の演奏陣で登場、ベル・エポックの美しすぎるピアノ・デュオ

 録音:2014年3月8-9日(2台ピアノ)、2015年2月22日(連弾)/サラ・デッラ・パルディ(パドヴァ)/54’ 40”、42’ 02”

 レイナルド・アーンの器楽曲は、予想外に隠れファンが多いのに驚かされます。歌曲同様に美しく人好きのする音楽でありながら、主に楽譜の入手が困難なため手掛ける人々が少なかったので大歓迎と申せましょう。
 そして待望のピアノ・デュオ作品全集の登場です。四半世紀前にヴァロワ・レーベルからフセイン・セルメットとクンウー・ペクによる「全集」と銘打ったシリーズが開始されましたが、Vol.1 以降リリースされずに終わりました。
 このアルバムは全2 巻で全曲収録となっています。
 アーンの音楽はベル・エポック期のパリならではの白粉の匂いのするよう色気と、芳醇なワインのような味わいが魅力。ここに収められた各曲もメロディの美しさと洗練されたセンスに陶酔させられます。
 演奏はハイペリオン・レーベルのリスト・ピアノ曲全集で知られるレスリー・ハワード。テクニックはもちろん、透明なタッチと上品な歌心が特徴で、アーンの音楽にピッタリ。チッコリーニが激賞した若手のマッティア・オメットと極上の世界をつくりあげています。






 ところでアレッサンドロ・デリャヴァン(デルジャヴァン)は、2009年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでジョン・ジョルダーノ審査委員長特別賞を受賞し、中国出身の巨匠フー・ツォンから「これまでの人生の中で聴いた最高のピアニストの1人」と激賞された実力派。
 イタリア、スイスの音楽大学での教授職、イタリア放送協会(RAI)の「Franz Liszt: The Pilgrimage Years」への出演など、その活躍は幅広い。名ピアニストたちが高く評価する演奏はもちろんのこと、演奏中の変幻自在?の豊かな表情が話題を呼んでいる個性派である。

 アレッサンドロ・デリャヴァン・・・その名前なんか聞いたことありますか??

 

 そう、あの人です。
 ちょっとずつ出て来始めましたね・・・

 


AE 16019
(3CD)
\5300

ひと味違った・・・
 サティ:初期および秘儀的作品
アレッサンドロ・シモネット(ピアノ)
 Disc 1
  3つのサラバンド/3つのジムノペディ/4つのオジーヴ/グノシエンヌ第5番/
  ハンガリーの歌(未出版)/3つのグノシエンヌ/グノシエンヌ第4番/
  「至高存在」のライトモチーフ/ユスピュ
 Disc 2
  星の息子たち(全曲)/ナザレ人の前奏曲集
 Disc 3
  バラ十字軍の最初の思想/バラ十字軍の3つのファンファーレ/
  2つの前奏曲【若い処女のためにノルマンディの騎士によって催された祝宴/エジナール】/
  ゴシック舞曲/ヴェクサシオン/祈り/モデレ/天国の英雄的な門の前奏曲/
  グノシエンヌ第6 番/舞踏への小序曲/冷たい小品/3つのゆがんだ踊り/世俗的で豪華な唱句
 聴きたい曲を網羅。ひと味違ったサティ・アルバム

 録音:2015年11月21、29-30日、2016年6月29-30日、7月22日/エリック・ジェームス・スタジオ(ヴィチェンツァ)/DDD、88.2kHz 24bit、78’ 18”、79’ 16”、67’ 28”

 サティの作品うち、1887 年から97 年にかけて作曲されたものをすべて集めたアルバム。3 つのジムノペディや3 つのグノシエンヌはぬかりなく収められています。また「星の息子たち」全曲や、ユスピュなど珍しい作品、ヴァクサシオン(繰り返し回数不明)もあり、興味津々です。
 アレッサンドロ・シモネットは1974 年生まれのイタリアのピアニスト。サウンド・エンジニア、プロデューサーとしても活躍し、このアルバムも凝ったつくりになっています。
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AE 16003
\2700→\2490
※紹介済
ベストセラーになった1枚、再案内
 マスネ:ピアノ独奏曲全集

  狂ったワルツ/10の風俗的小品Op.10/
  小さな子を寝かしつけるための音楽/トッカータ/
  2つの即興曲【よどむ水/流れる水】/
  非常にゆっくりしたワルツ/
  2つの小品【黒い蝶々/白い蝶々】/
  楽興の時/7つの即興曲/聖母の御前で/
  アラゴネーサ~歌劇「ル・シッド」/タイスの瞑想曲
マウリツィオ・ザッカリア(ピアノ)
 無尽蔵のメロディ、思いのほかピアニステックなマスネのピアノ音楽

 録音:2013年/テアトロ・コムナーレ(アトリ)/DDD、88.2kHz 24bit、80’ 12”

 マスネはオペラ作曲家として知られていますが、若い頃はリストに認められるほどのピアノの腕前を示しました。数は少ないものの、魅力的なピアノ曲も残しています。
 初期の「10 の小品」はシンプルで、マスネのメロディ・メーカーとしての天才性の光る曲集で、第5 曲「メロディ」は後にマスネを代表する歌曲「エレジー」となりました。アムランも愛奏する「狂ったワルツ」、蝶々を描写したマスネ最晩年の「2 つの小品」など多彩。さらに代表作「タイスの瞑想曲」のマスネ自身のピアノ用編曲まで入っていて、マスネ・ファン感涙のアルバムとなっています。
 


AE 17032
\2700

ガーシュウィン:ピアノ曲全集
マウリツィオ・ザッカリア(ピアノ)
 18 のソングブック
  【手を叩いて/ドゥ・ドゥ・ドゥ/ドゥ・イット・アゲイン/魅惑のリズム/
   アイ・ガット・リズム/天国への階段/ライザ/私の彼氏/マイ・ワン・アンド・オンリー/
   ノーバディ・バット・ユー/オー・レディ・ビー・グッド!/誰かが私を愛している/
   ストライク・アップ・ザ・バンド/スワニー/スイート・アンド・ロウ・ダウン/ス・ワンダフル/
   すてきな気持ち/フー・ケアーズ】/
 ジャスポー・ブラウンのブルース/2つの調による即興曲/3 つの前奏曲/プロムナード/
 四度のノヴェレッテ/前奏曲(断片)/前奏曲(番号なし)/眠れぬ夜/
 ラプソディ・イン・ブルー(ピアノ・ソロ版)/リアルト・リップルズ・ラグ/スイス・ミス/
 スリー・クウォーター・ブルース/2 つのワルツ/メリー・アンドリュー
 ガーシュウィン好き狂喜!全ピアノ曲をまとめた最新録音

 録音:2016年/エリック・ジェームス・スタジオ(ヴィチェンツァ)/DDD、88.2kHz 24bit、68’ 46”

 ガーシュウィンのピアノ独奏曲といえば、3 つの前奏曲や18 のソングブックが知られていますが、いずれもガーシュウィンならではのメロディと華麗なピアノ書法による魅力的な作品となっています。
 ここではそれ以外も含め、出版された彼のピアノ作品をすべて収録しました。人気作「ラプソディ・イン・ブルー」のソロ版はもちろんながら、ガーシュウィンが当時最新の技法を試した「2 つの調による即興曲」や「2 つのワルツ」も興味津々。ザッカリアの清冽なピアノが光ります。
 


AE 16008
\2700
※紹介済
再案内
 レベッカ・クラーク:ヴィオラ曲全集

  ヴィオラ・ソナタ (1919)/子守歌 (1909-18)/
  古いアイルランドの調べによる子守歌(1913)/
  無題の小品 (1917-8)/チャイニーズ・パズル (1921-5)/
  古いイングランドの調べによるパッサカリア (1940-1)/
  心を鎮めよう (1944)/モルフィウス(1917-8)/
  ドゥムカ~ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノのための (1941)
デュオ・ルーニャ
 【ディアナ・ボナテスタ(ヴィオラ)、
  アリアンナ・ボナテスタ(ピアノ)】、
ガブリエル・カンパーニャ(ヴァイオリン)
 レベッカ・クラーク、ヴィオラへの愛をすべて収録

 録音:2013年12月3-5日/モンティチェッロ小教区教会(ロニーゴ)/DDD、88.2kHz 24bit

 レベッカ・クラーク(1886-1979) はイギリス出身の女性作曲家。自身ヴィオラ奏者としても活躍したため、ヴィオラ作品ことにソナタは近年幅広く演奏されています。
 ここでは彼女の作曲したヴィオラ独奏曲を集めています。なかでも「モルフィウス」は、はかない美しさに満ちて絶品、ファンが増えること間違いないアルバムです。
 デュオ・ルーニャは、ローマ生まれのディアナとアリアンア・ボナテスタ姉妹によるイタリアのデュオ。1983 年に結成され、これがデビュー・アルバムとなります。
 
AE 16024
\2700
ルロイ・シールズ:
 「ローレル& ハーディ」映画音楽オリジナルピアノ版
アレッサンドロ・シモネッティ(ピアノ)
  ルーサー・タン・ルース(1930)/ドクターズ・オーダー(1930)/ビー・ビッグ!(1931)/
  ティーチャーズ・ペット(1930)/アナザー・ファイン・メッス(1930)/スクラム!(1932)/
  バーゲン・デイ(1931)/キチンズ・カム・ホーム(1931)/メイド・アラ・モード(1933)/
  ヘルピング・グランマ(1931)/ラーフィング・グレイヴィ/カスカディア/レッツ・ゴー!/
  ギヴ・アス・ア・ハンド/極楽二人組(1931)/ガール・ショック(1930)
 往年の喜劇王ローレル&ハーディ映画音楽のオリジナル版世界初録音!

 録音:2016年/エリック・ジェームス・スタジオ(ヴィチェンツァ)/DDD、88.2kHz 24bit、67’ 00”

 ルロイ・シールズ(1893-1962) はアメリカの作曲家。サイレント時代に絶大な人気を誇ったローレル& ハーディの映画シリーズのためにノリの良い劇伴音楽を作っています。サイレント映画オタクのアレッサンドロ・シモネッティがそれらを蘇らせました。古き良きアメリカを彷彿させてくれます。



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AVIE

AV 2375
\2500→\2290
ネヴィル・マリナーにささぐ
レイチェル・バートン・パイン(ヴァイオリン)
 エルガー&ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲集

  エルガー:ヴァイオリン協奏曲ロ短調 Op.61
  ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 Op.26
レイチェル・バートン・パイン(ヴァイオリン)
アンドルー・リットン(指揮)
BBC交響楽団
 レイチェル・バートン・パインAvie第4弾!エルガーとブルッフのコンチェルト・アルバム!

 ☆ビルボート・チャートのトップ・ヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パイン!
 ☆バートン・パインの36枚目のアルバムにして初めての録音となる、エルガーとブルッフの偉大なコンチェルト!

 1995年の列車事故による大怪我から復帰を果たし、バロックからへヴィメタまでジャンルにとらわれない活発な活動を展開していているアメリカの女流ヴァイオリニスト、レイチェル・バートン・パイン。
 バートン・パインのアヴィー(AVIE)第4弾は、エルガーのヴァイオリン協奏曲とブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番という偉大な名曲コンチェルト。バートン・パインの通算36枚目のアルバムでもあり、多くのレコーディングを行ってきた彼女にとって意外にも初の録音となるプログラムです。
 バートン・パインはこのアルバムを、彼女にとって音楽の英雄であり友人でもあったサー・ネヴィル・マリナーにささげています。

 ※録音:2017年1月9日−11日、BBCメディア・ヴェール・スタジオ(ロンドン)



 
AV 2381
\2500
ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲&6つの小品
 2台ピアノのための幻想的絵画(組曲第1番)Op.5
 2台ピアノのための組曲第2番 Op.17
 ピアノ連弾のための6つの小品 Op.11
チャールズ・オーウェン(ピアノ)
カーチャ・アペキシェワ(ピアノ)
 アペキシェワ&オーウェンのピアノ・デュオ!ラフマニノフの2台ピアノ&連弾作品!

 ☆「ロンドン・ピアノ音楽祭」を創設したピアノ・デュオ、オーウェン&アペキシェワ!

 ロシアの女流ピアニスト、カーチャ・アペキシェワとイギリスの名ピアニスト、チャールズ・オーウェン。現在共にギルドホール音楽院のピアノ科教授を務める二人は、2016年には新たにロンドン・ピアノ音楽祭(ロンドン・ピアノ・フェスティバル)を創設し芸術監督を務めるなど、優れたピアノ・デュオとしても活躍。英BBCの人気TV番組「Andrew Marr Show」にもデュオで出演し、英Quartzレーベルにはストラヴィンスキーの連弾アルバム(QTZ 2117)を録音しています。
 オーウェン&アペキシェワのデュオによるAvie第1弾は、ラフマニノフの2台ピアノのための組曲第1番&第2番と4手連弾のための6つの小品を収録。二人の息の合った演奏で、色彩溢れる華麗なパッセージから幻想的で美しいハーモニーまで、2台ピアノの醍醐味を感じさせてくれます。

 ※録音:2017年8月5日−8日、ホール・ワン、キングス・プレイス(ロンドン)



 

AV 2376
\2500
イートン・クワイアブックからの音楽Vol.5
 ケリク:喜びたまえ、乙女の花(7声)
 ブラウン:オー・レジナ・ムンディ・クララ(6声)
 フェアファックス:マニフィカト《Regali》(5声)
 ラム:喜びたまえ、乙女の花(4声/世界初録音)
 ハコンプレイント:サルヴェ・レジナ(5声)
オックスフォード・クライスト・
 チャーチ大聖堂聖歌隊
スティーヴン・ダーリントン(指揮)
 ☆500年という長き歴史を誇るイギリスの名門聖歌隊。
 ☆イギリスの広大で多様な宗教音楽コレクションである「イートン・クワイアブック」第5弾!

 約500年の歴史を持つオックスフォード・クライスト・チャーチ大聖堂聖歌隊。音楽監督スティーヴン・ダーリントンとのコンビで、初期ルネサンスのイギリスの広大で多様な宗教音楽コレクションである「イートン・クワイアブックからの音楽」を探求する人気シリーズ第5巻。世界初録音となるウォルター・ラムの作品を含む、ジョン・ブラウン、ヒューゴ・ケリク(ヒュー・ケリク)、ロバート・フェアファックス、ロバート・ハコンプレイントの作品を収録。
 豊かな男声と美しきトレブル(ボーイ・ソプラノ)で贈る「イートン・クワイアブックからの音楽」は、これまでも英グラモフォン賞にノミネートするなど高い評価を得ています。

 ※録音:2017年7月4日−6日、マートン・カレッジ・チャペル(オックスフォード)




FRA BERNARDO


FB 1709761
(2CD/特別価格)
\3800
ノエル・バウルデヴェイン:ミサ曲集
 ミサ・アン・トゥルール・アン・トリステス
 ミサ曲《汚れなく、罪なく、貞節なる》
 ミサ曲《我が愛しき茶の瞳》
 ミサ・シネ・ノミネ
ビューティー・ファーム
 オーストリアの注目男声ヴォーカル・アンサンブル"ビューティー・ファーム" 第4弾!

 "ビューティー・ファーム"は、2014年に設立された男声6人のヴォーカル・アンサンブル。コレギウム・ヴォカーレ・ヘントやチンクエチェント、グランドラヴォア、カピラ・フラメンカ、ウエルガス・アンサンブルなどの一流合唱団、アンサンブルで活躍してきたメンバーでスタートし、オーストリア、マウアーバッハのカルトジオ会修道院を拠点に、ルネサンス期のフランコ=フレミッシュ・ポリフォニーの音楽を中心に歌っています。
 アルバム第4弾は、ベルギー、メケレンの聖ロンバウト大聖堂、アントワープのノートルダム大聖堂で歌唱長の職に就いた15世紀〜16世紀フランドルの作曲家、ノエル・バウルデヴェイン(c.1480−c.1530)のミサ曲集。
 ビューティ・ファームが、「なぜ現代ではあまり知られていないのか?」と投げかけるバウルデヴェインは、一部の作品が20世紀に入るまではジョスカン・デ・プレの作品と考えられていたなど、優れた様式を備えています。ジョスカン・デ・プレとその継承者の影響を受けながら、巧みな低音域や力強いリズムなど、個性的な魅力を放つバウルデヴェインのミサ曲(世界初録音)にご注目ください。もちろん、第1弾から続く刺激的なジャケット・デザインもポイントです。

 ※録音:2017年6月、マウアーバッハ・カルトジオ会修道院(オーストリア)




BRIDGE


BCD 9490
\2300

チャールズ・ウォリネン(b.1938)作品集Vol.3
 (1)《アルファベティカル・アッシュベリー》(ABC順の灰色) (2013)
  〜プラニスフィアからの4つの詩
 (2)ピアノ・ソナタ第4番(2007)
 (3)《それはこのように起こる》(2010)〜
  ジェームズ・テイトの詩による4人の歌手と
   12奏者のためのカンタータ
    ※全作品世界初録音

(1)カルロス・コルデイロ(Cl,バスCl)
 ジェフリー・ガベット(Br)
 アンディ・コザール(Trp)
 ウィリアム・ラング(Trb)
(2)アン=マリー・マクダーモット(Pf)
(3)チャールズ・ウォリネン(指揮)
 ザ・グループ・フォー・
  コンテンポラリー・ミュージック
 シャロン・ハームス(Sop)
 ローラ・メルカド=ライト(A)
 スティーヴン・ブレンフレック(T)
 ダグラス・ウィリアムズ(Br)
 ウォリネンの作品集が新たにエディションとしてスタート!

 録音:(1)2014年5月(2)2010年11月(3)2014年1月

 BRIDGEレーベルで新たにシリーズ化されることになったチャールズ・ウォリネン作品シリーズ第3集。前作はジェームズ・レヴァインによる「交響曲第8番、他」(BCD9474)、第1集は「ヴァイオリン作品集」(BCD9008)。今作からVol番号が付くことになりました。
 ウォリネンはアメリカ東海岸を代表する存在で特にアメリカで独自に発展を遂げた12音技法であるピッチ・クラス・セット理論の主導者の一人。ピアノ・ソナタ第4番は極めて抽象度の高い音楽でその理知的で美しい響きの中にピッチ・クラス・セット理論の精髄を聴きとることができる。
 反面、近作の「アルファベティカル・アッシュベリー」、「それはそのようにして起きる」では声楽を起用していることもあり、クリスタルのごとき硬質な響きの中にもロマンティック叙情が感じられる。「それはそのようにして起きる」はアメリカのピューリッツアー賞受賞作家の詩によるカンタータ。
 
BCD 9466
\2300
「極西部地方」
 〜ザカリー・ウォズワース(b.1983)合唱作品集

  (1)カム・トゥ・ザ・ロード[3:55]
  (2)山に登れ[3:30]
  (3)極西部地方[42:10]
ティモシー・シャンツ(指揮)
ルミナス・ヴォイセズ(合唱)
(2)カーティ・パートリッジ(Sop)
(3)ローレンス・ウィリフォード(Ten)
 録音:2015年5月 [49:47]

 ザカリー・ウォズワースはアメリカの若い世代を代表する作曲家の一人。コーネル大学、イェール大学、イーストマン音楽院で学びスティーヴン・スタッキー、イングラム・マーシャルらに学んだ。
 このアルバムには彼の最近の混声合唱が収められている。作風は概ね調性で書かれ、コープランド、バーンスタインらの宗教曲を思わせる堅実で真摯な祈りの音楽。
 

BCD 9476
\2300
「ジョージ・クラム・エディションVol.18」
 ジョージ・クラム(b.1929):
  (1)「アンダルシアの黄色い月」(2012)〜スペイン歌曲集III
  (2)「アイネ・クライネ・ミッテルナハト・ムジーク」(2001)
   〜セロニアス・モンクのラウンド・ミッドナイトによる反芻
  (3)「セレスチャル・メカニクス」(1979/revised,2012)
   〜アンプリファイド・ピアノ4手のための
  (4)「昨年」(2005/revised,2013)
   〜メゾ・ソプラノ、アンプリファイド・ピアノと
    打楽器のためのヴォカリーズ
(1)トニー・アーノルド(Sop)
 マルカントニオ・バローン(Pf)
(2)マルカントニオ・バローン(Pf)
(3)クアトロ・マーニ(ピアノ・デュオ):
 【スティーヴン・ベック(Pf)
  スーザン・グレース(Pf)】
(4)トニー・アーノルド(Sop)
 マルカントニオ・バローン(Pf)
 デイヴィッド・ネルソン(Perc)
 ウィリアム・ケリガン(Perc)
 録音:2016年6-8月, 67:56 ※(1)(3)(4)世界初録音

 BRIDGEレーベルで進行中のジョージ・クラム作品全集録音シリーズの最新盤。
 今年87歳のクラムは相変わらず元気で創作に取り組んでいるそうで今後が更に楽しみ。このアルバムでは最新作が2012年の「アンダルシアの黄色い月」でクラムのライフ・ワークであるスペインの詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの詩による歌曲集。
 「アイネ・クライネ・ミッテルナハト・ムジーク」はセロニアス・モンクの有名な「ラウンド・ミッドナイト」のクラム流パラフレーズ。以前にもこのシリーズに収録されたが、こちらは新たに録音されたもの。
 「イースター・イヤー」はこのアルバムで最も聴きごたえのある作品で、メゾ・ソプラノの美しくメリスマティックな歌声に打楽器とプリペアド、アンプリファイド・ピアノの神秘的な音響が絡み、まさに妖艶なクラム・ワールドが拡がる。




ENSEMBLE MODERN

EMCD 036
\2400
「ヴィオラのために」〜笠川恵ヴィオラ作品集
 (1)クインシー・ポーター(1897-1966):無伴奏ヴィオラのための組曲(1930)
 (2)ウィリアム・バーグスマ(1921-94):
   トリスタンとイゾルデの主題による幻想的変奏曲(1961)
 (3)マテイ・ボニン(b.1986):ヴィオラのためのインペトス(2014)
 (4)ヘルムート・ツァップ(b.1956):
  リヴォルト(開いたり、変化したり)〜
   イングリッシュ・ホルン、ヴィオラとコントラバスのための(1989)
 (5)トリスタン・ミュライユ(b.1947):
  《秘密の花園、ぼくの婚約者、囲い込んだ泉、ひっそりした噴水・・・》(1976)
 (6)B.A.ツィンマーマン(1918-1970):無伴奏ヴィオラ・ソナタ《天使の歌》(1955)
 (7)ハインツ・ホリガー(b.1939):
  《トレマエスクの思い出》〜オーケストラのための協奏曲より(2000/01)
 (8)マートン・イレッシュ(b.1975):ジャガトシュ(悲嘆)(2013)
 (9)ハンス・ヴェルナー=ヘンツェ(1926-2012):ブレントンヘ(1993)
 (10)エリオット・カーター(1908-2012):ヴィオラとピアノのためのエレジー(1943/1961)
笠川恵(ヴィオラ)
(4)クリスティアン・ホンメル(Ob、イングリッシュHr)、
 ポール・キャノン(Cb)
(10)ウエリ・ヴィゲット(Pf)   
 アンサンブル・モデルンのヴィオラ奏者笠川恵の現代作品集!

 録音:2014年6月〜9月hrゼンデザール、(3)のみ2015年1月27日ライヴ 74:14 ※日本語・英語・ドイツ語による解説つき

 ヴィオラの笠川恵は相愛大学で学んだ後、ジュネーヴ音楽院で今井信子に師事。その後、アンサンブル・コントレシャン、日本のヴィオラ・スペースに参加、ヨーロッパの主要都市でソリストとして活躍し現在、アンサンブル・モデルンの首席ヴィオラ奏者のポストにある。 このアルバムは(ヒンデミットを除く)20世紀後半から21世紀の重要なヴィオラ独奏曲およびピアノ伴奏つき、あるいはヴィオラを含む室内楽作品が集中的に収録されており、しかも作曲家の世代、国籍、作品の傾向も様々。普通のコンサートでは取り上げられないレパートリーばかりであり、資料的にも大変貴重な音源である。
 B.Aツィンマーマン、ホリガー、エリオット・カーター、ヘンツェ、ミュライユら綺羅星のごときスターのみならず、これからが期待される若手作曲家の作品まで取り上げられており、さながらヴィオラによる現代音楽史といった内容。笠川恵の瑞々しく、鮮烈な演奏はもちろん必聴。現代音楽ファン、ヴィオラ関係者は必聴のアルバム。
 
EMCD 035
\2400
Schlagzeug/小川るみ(パーカッション)
 (1)原田敬子(b.1968):
   《ロンド・ヴァリエーションズ》(2006)〜クラリネットと打楽器とピアノのための
 (2)ジャロッド・カグウィン(b.1974):
   《ムッテ・コップ》(2010)〜3人の音楽家と4つの団扇太鼓のための
 (3)マンフレート・スターンケ(b.1951):
  《皮膚と弦楽》(2006)〜打楽器とヴァイオリン、チェロのための
 (4)アルフレッド・シュニトケ(1943-1998):
  《ヒムヌスI》(1974)〜チェロ、ハープと打楽器のための
 (5)マグヌス・リンドベルイ(b.1958):
   《メタル・ワーク》(1984)〜アコーディオンと打楽器のための
小川るみ(Perc)
(1)ニナ・ヤンセン=ダインツァー(Cl)、
デイヴィッド・ハラー(Perc)、
ウエリ・ヴィゲット(Pf)
(2)デイヴィッド・ハラー(Perc)、
スラヴィク・スタホフ(Perc)
(3)ジャグディッシュ・ミストリ(Vn)、
ミヒャエル・M・カスパー(Vc)
(4)ミヒャエル・M・カスパー(Vc)、ウエリ・ヴィゲット(Hp)
(5)ステファン・フッソング(アコーディオン)   
 アンサンブル・モデルンの打楽器奏者小川るみのアルバム!ゲストでアコーディオンのフッソングも登場!

 録音:(1)2014年(2)2013年(3)2011年(4)2014年(5)2010年 [60:52]

 アンサンブル・モデルンの首席打楽器奏者、小川るみが選んだ打楽器と様々な楽器を組み合わせた作品を収録。
 原田敬子はダルムシュタット夏季現代音楽講習会に参加しその後芥川作曲賞、尾高賞などを受賞、海外からの委嘱も多く、特にドイツでは高く評価されている。
 若手カグウィンの「ムッテコップ」は日本の団扇太鼓を使った、ややミニマル的な作品で、その乾いたユーモアのセンスが面白い。巨匠シュニトケの「ヒムヌスI」は静けさの中に祈りと不気味さが共存した作曲者全盛期の時代の傑作。そしてリンドベルイの「メタル・ワークス」は文字通り、金属系の打楽器がアコーディオンときらびやかな音の火花を散らす。
 アコーディオンの名手フッソングとの息詰まるセッションぶりが聴きもの。
 小川るみは東京藝大で高橋美智子に学んだ後、フライブルク音楽大学に留学し様々な現代作品を学び1981年よりアンサンブル・モデルンの楽員を勤めている。
 


EMCD 033/034
(2CD)
\3200

「コールス・スタディース&ゲームズ」〜
 トランペットとホルンのための作品集
サ・ヴァ・サ三重奏団:
 【サヴァ・ストイアノフ(Trp)/
  ヴァレンティン・ガーヴィ(Trp)/
  ザール・ベルガー(F.Hrn)】
 CD1)
  エリオット・カーター(1908-2012):コール/
  ベアト・フラー(b.1954):スタディ/
  今井千景(b.1979):インターウィーヴ/
  ヴァソス・ニコラウー(b.1971)):エイリアス/
  マテイ・ボニン(b.1986):モメンタム/
  ベルンハルト・ガンダー(b1969):不信心な説教/
  マンフレート・トロヤーン(b.1949):序奏とスケルツィティーノ/
  マルチェロ・ペルティコーネ(b.1960):注釈/
  マルティン・マタロン(b.1958):金属の金属/
  シュタイングリムール・ローロフ(b.1971):生物/
  マートン・イレシュ(b.1975):エン・コールI/
  ナタリオ・スエド(b.1973):白から黒へ/
  ウォーミング・アップ/プリズマ/
  デーモン・リー(b.1972):ラザロの縁/
  ミゲル・ガルペラン(b.1972):塵から塵へ
  ヴィト・ズラジ(b.b.1979):お静かに願います!/
  ヴァレンティン・ガーヴィ(b.1973):反ウィーン
 CD2)
  ヘルマン・クレッチマー(b.1958):サ・ヴァ・サ・ゲームズ/新しいサ・ヴァ・サ・ゲームズ
  アダルベルト・アンドレ=ヴィダル(b.1974):5つのエチュード
 録音:2015年1月-3月 CD1)[62:11] CD2[61:31]

 サ・ヴァ・サ三重奏団はトランペット2本とフレンチ・ホルン1本から構成されたトリオでメンバーはみなアンサンブル・モデルンの楽員。彼らの為に世代も国籍も様々な作曲家が書き下ろした小品でまとめられており、曲の長さは30秒前後の超小品から2、3分のもの、10分前後のものまでと幅広い。
 大御所エリオット・カーターの厳格なセリーによる作品があるかと思えば特殊奏法を駆使した作品、中には奏者が楽器を吹くだけでなく声を出して叫んだりする作品(ローロフ:生物)やジャズの影響を受けた楽しい作品(クレッチマー:サ・ヴァ・サ・ゲームス)まで多種多様。日本のホープ、今井千景の作品が収められているのもうれしいところ。




MERIDIAN


CDE 84641
\2100
「2つのヴィオラのための作品集」
 (1)ゴードン・ジェイコブ(1895-1984):ソナチネ
 (2)フョードル・ドルジーニン(1932-2007):2挺のヴィオラのためのシンフォニア
 (3)エドマンド・ラッブラ(1901-86):
   ビザンチン古謡「O Quando in Cruce」による 2つのヴィオラのための瞑想Op.117a
 (4)プロコフィエフ(1891-1953)/ ワジム・ボリソフスキー編曲:
  ロミオとジュリエットより「朝のセレナード」「マンドリンを手にした踊り」
 (5)フランク・ブリッジ(1879-1941):ラメント
 (6)ピョートル・ブラホフ(1822-1885) / ワジム・ボリソフスキー編曲:舟歌
 (7)アラム・ハチャトゥリアン(1903-1978) /
   ワジム・ボリソフスキー編曲:仮面舞踏会よりワルツ
ピーター・マリンソン(Va)、
マティアス・ウィースナー(Va)、
エフゲニア・スタルトセヴァ(Pf)、
オリヴァー・ロウ(トライアングル)   
 録音:2016年7月9,26,27日、ロンドン、58’36

 2つのヴィオラのための音楽は室内楽のレパートリーの中でも最も未開の存在ですが、18世紀初頭、J.S.バッハがすでに“ブランデンブルク協奏曲第6番”で取り上げています。
 このアルバムでは、ヴィオラの独奏楽器としての地位の確立に貢献したヴィオラ奏者、ライオネル・ターティスと、ロシア近代ヴィオラの開祖であり、ベートーヴェン弦楽四重奏団のメンバー、ワジム・ボリソフスキーというヴィオラ発展の先駆者2人の影響を受けた20世紀のレパートリーに焦点を当てています。ボリソフスキー編曲作品に、そのボリソフスキーに師事したドルジーニンの楽曲も収録。
  ドルジーニンはボリソフスキーの後任としてベートーヴェン弦楽四重奏団に参加。ドルジーニンの弟子にはバシュメットがいる。
 
CDE 84643
\2100
「フランツ・シューベルト:ピアノ作品集VOL.8」
 シューベルト:
  4つの即興曲Op. 90, D. 899
  4つの即興曲Op. 142, D. 935
ポール・バーコヴィッツ(Pf)
 71’26
 ルドルフ・ゼルキンに師事したカナダ出身のピアニスト、ポール・バーコヴィッツによるシューベルトのピアノ作品集チクルス第8弾は、“4つの即興曲D899&D935”。
 

CDE 84644
\2100
フランツ・シューベルト:ピアノ作品集VOL.9
 シューベルト:
  楽興の時D780 Op.94
  グラーツ幻想曲 ハ長調 D.605A
  3つのピアノ曲 D946
ポール・バーコヴィッツ(Pf)
 72’17

 ルドルフ・ゼルキンに師事したカナダ出身のピアニスト、ポール・バーコヴィッツによるシューベルトのピアノ作品集チクルス第9弾は、“楽興の時D780”、“グラーツ幻想曲”、“3つのピアノ曲D946”の3曲。



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NORTHERN FLOWERS



NF/PMA 99121
\2200→\1990
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):ピアノ作品全集 Vol.4
  ピアノ・ソナタ第3番 Op.32(1965)
  ピアノ・ソナタ第8番 Op.99(1986)
  ピアノ・ソナタ第9番 Op.114(1992)
ヴラディーミル・ポリャコフ(ピアノ)
録音:2005年





 ボリス・イヴァノヴィッチ・ティシチェンコ


 ボリス・イヴァノヴィッチ・ティシチェンコ。

 すでにレコード芸術誌やネット上で話題となっている。

 1939年にレニングラードで生まれ 2010年に亡くなったロシアの怪物的作曲家。

 レニングラード音楽院でドミートリイ・ショスタコーヴィチ、ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ他に学んだ。
 1965年にレニングラード音楽院の教職に就き、1986年に教授に就任。「ショスタコーヴィチの証言」で知られるソロモン・ヴォルコフをショスタコーヴィチに紹介した人でもある。

 思想的、哲学的内容を感じさせるような音楽を書こうとする傾向は師であるショスタコーヴィチを受け継いでおり、また、非常に音量の大きな音塊を使う点にロシアの血筋が感じられる。

 天国と地獄の間を縦横無尽に往き来するかのような独特の生命力。
 21世紀に入ってからの作品ながらその骨太の音楽はロシアそのもの。

 ポスト・ショスタコーヴィチどころか、ショスタコーヴィチが長生きしたら、こんな作品を書いたのではなかろうか?というほどショスタコ・ファン、ロシア・ファン必聴の傑作。



NF/PMA99104
\2200
「ボリス・ティシチェンコ:ピアノ作品全集 第1集」
 (1)ピアノ・ソナタ第1番Op.3/121(1957/1995)
 (2)エゴ・スウィートOp.6(1957)
 (3)ピアノ・ソナタ第2番Op.17(1960)
 (4)3つの謎Op.19-1(1960)
 (5)3つのポリフォーヌデスOp.19-2(1960)
(1)(2)(4)(5)ディナラ・マジトワ(Pf)
(3)ボリス・イヴァノビッチ・ティシチェンコ(Pf)
 録音:(1)2005年5月、(2)2008年11月、(3)1963年、(4)(5)2012年4月、74'38

 ピアノの名手であったティシチェンコは多くのピアノ作品を残しており、ピアノ・ソナタは全部で10曲ある。シリーズは今後およそ作曲年代順に選曲・構成される見通しで、このディスクでも初期の2つのソナタと周辺のピアノ作品が収められ、創作の変遷を辿ることができる。独自の無調様式や時にジャズを思わせるイディオムの登場は師匠ショスタコーヴィチゆずりであろうか。ピアノのマジトワは1984年生まれの若手ピアニストで作曲者に師事した。2001年イタリア国際ピアノ・コンクール、2008年ショスタコーヴィチ・全ロシア作曲家コンクール他、数々のコンクールに優勝の才媛。

NF/PMA 99110
\2200
「ティシチェンコ:ピアノ作品全集第2巻」
 変奏曲Op.1(1956)
 ピアノ・ソナタ第10番「エウレカ」Op.124(1997)
 ピアノ・ソナタ第11番Op.151(2008)
ディナラ・マジトヴァ(ピアノ)
 ティシチェンコのピアノ作品全集第2弾!

 録音:2012年10月、サンクト・ペテルブルク、63:46、STEREO

 ティシチェンコのピアノ作品全集第2弾(第1集はNF/PMA99104)。
 ティシチェンコはピアノ・ソナタを全部で10 曲作曲しているが、当ディスクにはそのうちの第10 番、第11 番を収める。屈託のないメロディが出てきたかと思うと無調になったりジャズ的なイディオムが出てきたり、と全く一筋縄では行かない楽曲たち。変奏曲は主題がベートーヴェンのソナタ第32 番に似ている部分があり、ムソルグスキー、ショスタコーヴィチの影響も濃厚。


NF/PMA 99115
\2200
ボリス・ティシチェンコ(1939-2010):ピアノ作品全集 Vol.3
  ピアノ・ソナタ第6番 Op.64
  ピアノ・ソナタ第7番(ピアノと鐘のための)Op.85(*)

ボリス・ティシチェンコ(ピアノ)
アレクサンドル・ミハイロフ(鐘(*))

録音:データ未詳

没後に人気が急上昇し、特にピアノ作品に注目が集まっているティシチェンコ(チーシチェンコ)。当盤では2曲とも彼自身の演奏であるところがポイントです。







NAXOSから出ていた
ティシチェンコ:交響曲第7番
これもすごい。
廃盤/海外在庫限り
Tishchenko: Symphony No. 7, Op. 119
NAXOS
8.557013
\1800
ハチャメチャどんちゃん騒ぎ
 ティシチェンコ:交響曲 第7
ドミートリー・ヤブロンスキー指揮
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団

「 これは聴いたほうがいい。
 ショスタコーヴィチの愛弟子、一番弟子とも言われるティシチェンコ。そんなティシチェンコの交響曲第7番。かなり過激。そして楽しめる。
 ショスタコーヴィチ譲りのユニークでユーモアたっぷりの作風。しかしときに前衛手法を用いながらも、どちらかというとショスタコーヴィチよりも素直で平明な音楽。師ほどひねくれてない。
 圧倒的に楽しいのは第2楽章と第5楽章。NAXOS側は「阿波踊り」と表現しているが、さもなくばリオのカーニバル。聴いたらしばらく頭から離れないようなドンチャン騒ぎ。しかしそれらが予定調和的に展開されるので、ひどい違和感はない。基本的に平和的なのである。その音楽的成長過程において、おそらくティシチェンコは祖国でそれほどひどいいじめや裏切りには遭わなかったのか。これがロシア音楽の新しい形なのかもしれない。作曲は1994年。ソビエト崩壊からわずか3年後に生まれた作品である。」
(「このNAXOSを聴け!」より)






TROUBADISC


TRO-CD 01450
\2600
無伴奏ヴァイオリンのための音楽 Vol.9
 ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.82(1964)
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.95(1967)
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 Op.126(1979)
 アルフレート・シュニトケ(1934-1998):
  無伴奏ヴァイオリンのためのフーガ(1953)
レナーテ・エッゲブレヒト(ヴァイオリン)
 ミェチスワフ(モイセイ)・ヴァインベルクはポーランドに生まれたユダヤ系ソヴィエトの作曲家。第二次大戦勃発によりソヴィエトに亡命しましたがポーランドに残った家族の多くは強制収容所で死亡、戦後もソヴィエト当局に批判され逮捕される等苦難の生涯を送りました。
 ショスタコーヴィチとの親交が深く、彼から多大な影響を受けました。ヴァインベルクはあらゆるクラシカル・ジャンルに多数の作品を残
しましたが、無伴奏ヴァイオリンのために書かれたものは当盤に収録の3曲がすべてです。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


ALTO


ALC 1354
\1200
チャイコフスキー(1840-1893):
  ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47(*)

  なつかしい土地の思い出(ヴァイオリンとピアノのための)Op.42 から 瞑想曲(#)
シベリウス(1865-1957):ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35(+)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
フィラデルフィア管弦楽団(*/+)
ユージン・オーマンディ(指揮(*/+))
ヴラディーミル・ヤンポリスキー(ピアノ(#))
録音:1959年12月24日(*)、26日(+)、ブロードウッド・ホテル、フィラデルフィア、アメリカ合衆国(*/+)
    1953年、パリ、フランス、モノラル(#) ADD
原盤、初出:Columbia (Sony Classical)(*/+)、1961年(*)、1962年(+)/Vanguard、1957年(#)
 

ALC 1359
\1200
ホルスト(1874-1934):
  イエス賛歌(合唱と管弦楽のための)Op.37(*)
  オペラ「どこまでの馬鹿な男」Op.39 から バレエ組曲(管弦楽のための)(+)
  管弦楽のための序曲「エグドン・ヒース」Op.47(+)
  ニューバーンの若者(ピアノのためのトッカータ)(#)
  6つの合唱民謡 Op.36b から(**)
   Matthew, Mark, Luke and John / I Sowed the Seeds of Love / I Love My Love
  合唱のための12のウェールズ民謡 から(**)
   The Lively Pair / Lisa Lan / My Sweetheart's Like Venus / Adar Man y Mynydd
   Lliw Gwyn Rhosyn yr Haf / The First Love / Green Grass / Awake Awake
   The Dove / O 'twas on a Monday Morning
  これがわが真実の愛に対してしたこと(合唱のための)(**)
   [This Have I Done for My True Love (Tomorrow Shall Be My Dancing Day)]
BBC合唱団&交響楽団(*)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(+)
エイドリアン・ボールト(指揮(*/+))
キース・スワロー(ピアノ(#))
BBCノーザン・シンガーズ(合唱(**))
スティーブン・ウィルキンソン(指揮(**))
録音:1961年3月15日(+)、1962年3月12日(*)、キングスウェイ・ホール、ロンドン、イギリス(*/+) ADD
原盤、初出:Decca、1962年(*/+)/Abbey、1974年(#/**)
 

ALC 1361
\1200
ブラームス(1833-1897):ピアノ五重奏曲ヘ短調 Op.34(*)
フランク(1822-1890):ピアノ五重奏曲ヘ短調(+)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ボロディン弦楽四重奏団(*)
ボリショイ劇場弦楽四重奏団(+)
録音:1958年(*)、1956年(+)、モノラル、ADD 原盤:Melodiya
 

ALC 1364
\1200
ドビュッシー(1862-1918):ピアノ名曲集
  ベルガマスク組曲(ピアノのための)から 月の光
  子供の領分(ピアノのための組曲)/アラベスク第1番
  ピアノのための前奏曲集第1巻 から
   アナカプリの丘/亜麻色の髪の乙女/途絶えたセレナード/沈める寺/ミンストレル
  ピアノのための前奏曲集第2巻 から 奇人ラヴィーヌ将軍
  版画(ピアノのための)/映像(ピアノのための)/喜びの島(ピアノのための)

マルティノ・ティリモ(ピアノ)

録音:1988-1991年 初出:IMP

「ドビュッシー:ピアノ作品集」(ALC 4002)にて既発売の音源。

 

ALC 1376
\1200
モンテヴェルディ(1567-1643)/アクイリーノ・コッピーニ(?-1629):
 宗教的替え歌マドリガーレ集

  マドリガーレ集第5巻(1605)の歌詞を書き換えたモテット(1607)
   Felle amaro / Qui pependi / Pulchrae sunt / Stabat Virgo Maria / Spernit Deus
   Sancta Maria / Maria, Maria, quid ploras? / Te, Jesu Christe, liberator meus
   Ure me Domine / Gloria tua / Vives in corde meo
  マドリガーレ集第4巻(1603)の歌詞を書き換えたモテット(1609)
   Jesu, dum te contemplor / Plagas tuas / Cantemus laeti / O Jesu, mea vita
   O stellae coruscantes / Ardebat igne / Rutilante in nocte / Qui laudes
エクス・カシドラ(合唱)
ジェフリー・スキッドモア(指揮)

原盤、初出:ASV, CDGAU 174、1997年

コントラファクタと呼ばれる替え歌の名人であった音楽家・作詞家アクイリーノ・コッピーニにより宗教的内容の歌詞に書き換えられたモンテヴェルディのマドリガーレ。

 

ALC 1390
\1200
コルンゴルト(1897-1957):
  劇付随音楽「空騒ぎ」Op.11 から 組曲(管弦楽のための)
  オペラ「死の都」Op.12 から 第2幕前奏曲(ソプラノ、オルガンと管弦楽のための)(+)
  チェロ協奏曲ハ長調 Op.37(*)
  オペラ「ヘリアーネの奇跡」Op.20 から 間奏曲(管弦楽のための)
  シュトラウシアーナ(管弦楽のための組曲)
ズイル・ベイリー(チェロ(*))
カレン・ロバートソン(ソプラノ(+))
ティボール・パズマナイ(オルガン(+))
リンツ・ブルックナー管弦楽団
カスパール・リヒター(指揮)
録音:1999-2004年 原盤、初出:ASV、2003年 前出:Regis, RRC 1290
 

ALC 1601
(2CD)
\1800
プッチーニ - パッション&ドラマ 伝説の歌手たちによる32の名旋律
  [CD 1]
 プッチーニ(1858-1924):
  オペラ「ラ・ボエーム」から Che gelida manina ユッシ・ビョルリング(テノール)
  オペラ「ラ・ボエーム」から Si, mi chiamano Mimi レナータ・テバルディ(ソプラノ)
  オペラ「トスカ」から Mario, Mario, Mario
   マリア・カラス(ソプラノ) ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)
  オペラ「ジャンニ・スキッキ」から O mio babbino caro
   ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
  オペラ「蝶々夫人」から Scuoti quella fronda di cillegio(花の二重唱)
    レナータ・テバルディ(ソプラノ) フィオレンツァ・コッソット(メゾソプラノ)
  オペラ「西部の娘」から Ch'ella mi creda マリオ・デル・モナコ(テノール)
  オペラ「トゥーランドット」から Perche tarda la luna... Grazia, grazia
  オペラ「マノン・レスコー」から Presto! In fila! No Pazzo son
   ユッシ・ビョルリング(テノール)
  オペラ「蝶々夫人」から ハミング・コーラス
   ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院合唱団
  オペラ「蝶々夫人」から Con onor muore... レナータ・テバルディ(ソプラノ)
  オペラ「ラ・ボエーム」から Quando m'en vo ジャンナ・ダンジェロ(ソプラノ)
  オペラ「マノン・レスコー」から 間奏曲 フィルハーモニア管弦楽団
  オペラ「トスカ」から Vissi d'arte マリア・カラス(ソプラノ)
  オペラ「マノン・レスコー」から In quelle trine morbide
  オペラ「トゥーランドット」から Signore, ascolta レナータ・テバルディ(ソプラノ)
  オペラ「トゥーランドット」から Non piangere, Liu...
   ユッシ・ビョルリング(テノール) レナータ・テバルディ(ソプラノ)
  [CD2]
 プッチーニ:
  オペラ「ラ・ボエーム」から O Mimi, tu piu non torni
   ユッシ・ビョルリング(テノール) ロバート・メリル(バリトン)
  オペラ「蝶々夫人」から Un bel di vedremo  レナータ・テバルディ(ソプラノ)
  オペラ「トスカ」から Recondita armonia カルロ・ベルゴンツィ(テノール)
  オペラ「トゥーランドット」から In questa reggia... Gli enigma sono tre
   ビルギット・ニルソン(ソプラノ) ユッシ・ビョルリング(テノール)
  オペラ「外套」から Hai ben raggione マリオ・デル・モナコ(テノール)
  オペラ「蝶々夫人」から Vieni le sera
   カルロ・ベルゴンツィ(テノール) レナータ・テバルディ(ソプラノ)
  オペラ「マノン・レスコー」から Donna non vidi mai
   ユッシ・ビョルリング(テノール)
  オペラ「トゥーランドット」から Tu che di gel レナータ・テバルディ(ソプラノ)
  オペラ「ラ・ボエーム」から Dunque e proprio finite
   ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ) ユッシ・ビョルリング(テノール)
  オペラ「つばめ」から Chi il bel sogno di Doretta レオンティン・プライス(ソプラノ)
  オペラ「トスカ」から O dolci mani...
   マリア・カラス(ソプラノ) ジュゼッペ・ディ・ステファノ(テノール)
  オペラ「ジャンニ・スキッキ」から Firenze e come un albero
   アゴスティーノ・ラッツァーリ(テノール)
  オペラ「トゥーランドット」から
   Ho una casa nel Honan... Gravi, enormi ed imponenti
   マリオ・セレーニ(バリトン) ピエロ・デ・パルマ(テノール)
   トマゾ・フラスカーティ(テノール) ローマ・オペラ合唱団
  オペラ「トスカ」から E lucevan le stelle カルロ・ベルゴンツィ(テノール)
  オペラ「修道女アンジェリカ」から Senza mamma
   ビクトリア・デ・ロス・アンヘレス(ソプラノ)
  オペラ「トゥーランドット」から Nessun dorma ユッシ・ビョルリング(テノール)
録音:ADD 原盤:EMI / Decca / RCA
 

ALN 1963
\1200
ウェールズの男声合唱の伝統 トレオルヒ
  Myfanwy / All in the April Evening /
  March of the Men of Harlech / Sospan Fach
  Linden Lea / Shepherd's Lullaby /
  Cwm Rhondda / Llef / Hyfrydol
  All Hail the Power / Were you There?(*) /
  By Cool Siloam's Shady Rill
  Close Thine Eyes / Jacob's Ladder /
  Rockin' / All Through the Night
  Kedron / Hob y Deri Dando / Y Delyn Aur /
  Nant y Mynydd / Psalm 23
  Y Deryn Pur / Yr Arglwydd yw fy Mugail /
  When I Survey the Wondrous Cross
  The Holy City(*) / The Lost Chord(*) /
  Calon Lan(*) / We'll Keep a Welcome
トレオルヒ男声合唱団
ジョン・ハイドン・デイヴィス(指揮(*以外))
ジョン・サイナン・ジョーンス(指揮(*))














11/8(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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CAVI MUSIC



4260085533909
\2700→\2490

アダム・フィッシャー&デュッセルドルフ交響楽団
 マーラー・エディション Vol.3
  マーラー:交響曲第1番ニ長調
  (I :15’31, II :7’43, III :10’04, IV :19’51)

デュッセルドルフ交響楽団
アダム・フィッシャー(指揮)
 アダム・フィッシャーとデュッセルドルフ交響楽団によるマーラー・プロジェクト第3 弾!

 録音:2017 年2 月10-12 日ドュッセルドルフ・トーンハレ(ライヴ)/53’01

 2015/2016 シーズンよりデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者を務めているアダム・フィッシャー。2020 年の契約満了までに全集を録音する計画でスタートしたマーラー交響曲全曲録音プロジェクト第3 弾。
 マーラーを得意とするアダム・フィッシャーのチクルスということで、第1 弾のマーラー交響曲第7 番、第2 弾の第4 番ともに高い評価を得た注目のチクルスとなっています。
 マーラー28 歳の時の作品である交響曲第1 番は、若々しい情熱と苦悩が表現された作品。はほぼ同時期に作曲された歌曲『さすらう若人の歌』と密接に関係し、第1 楽章には歌曲集第2 曲「朝の野辺を歩けば」の旋律が引用されています。
 フィッシャーは、躍動感あふれる、瑞々しいエネルギーに満ち溢れた音楽作りを行っています。さらには弱音の緊張感は特筆すべきものがあり、デュッセルドルフ響から新鮮な響きを引き出しています。
 デュッセルドルフ交響楽団は、1818 年創立の市音楽協会をルーツとするオーケストラで、メンデルスゾーンとシューマンがかつて音楽総監督を務めていたドイツの名門。
 デュッセルドルフ交響楽団は、コンサート・オーケストラとしてはトーンハレを、劇場オーケストラとしてはライン・ドイツ・オペラを本拠としています。



マーラー・エディションVol.1&2

4260085533497
\2700→\2490
アダム・フィッシャーとデュッセルドルフ響/マーラー・プロジェクト始動!
 マーラー・エディションVol.1

  マーラー:交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
デュッセルドルフ交響楽団
アダム・フィッシャー(指揮)
 
 録音:2015年11月19-23日ドュッセルドルフ・トーンハレ(ライヴ)/76’52 I:20’20 II:15’41 III:10’06 IV:12’35 V:17’45

 2015/2016 シーズンよりデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者を務めているアダム・フィッシャー。その新しい手兵とマーラー交響曲全曲録音プロジェクトがスタートしました。
 第1 弾は、2015 年11 月に行われたデュッセルドルフ交響楽団首席指揮者就任記念演奏会のライヴ録音。コンサートの演目は、前半にアダム・フィッシャー得意のレパートリー、ハイドンの交響曲第88 番、そして後半にマーラーの交響曲第7 番「夜の歌」が演奏されました。
 マーラーの交響曲第7 番は、一般的には演奏される機会は他の曲と比べると少ない楽曲ですが、オーケストラとの第1 シーズン、そして録音プロジェクトの初回に持ってきたのは、このマーラー・プロジェクトに対するアダム・フィッシャーの並々ならぬ意気込みが感じられます。
 全5 楽章構成で、第2、第4 楽章が「夜の歌」。第4 楽章はギターとマンドリンが効果的に使用され、マーラーの革新性が感じられます。
 アダム・フィッシャーは全体的に速めのテンポをとっていますが、マーラーの意図に明確な道筋を与える丁寧で推進力のある演奏。特に終楽章では、オーケストラの特性を生かした情緒を美しく描いています。今後のシリーズが楽しみになる充実の演奏を聴くことができます。
 デュッセルドルフ交響楽団は、1818 年創立の市音楽協会をルーツとするオーケストラで、メンデルスゾーンとシューマンがかつて音楽総監督を務めていたドイツの名門。デュッセルドルフ交響楽団は、コンサート・オーケストラとしてはトーンハレを、劇場オーケストラとしてはライン・ドイツ・オペラを本拠としています。



4260085533787
\2700→\2490
アダム・フィッシャー&デュッセルドルフ交響楽団
 マーラー・エディション Vol.2

  マーラー:交響曲第4番ト長調
  (I:16‘58、II:9’28、
   III:21‘11、IV:9’11)
ハンナ=エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)
デュッセルドルフ交響楽団
アダム・フィッシャー(指揮)
 アダム・フィッシャーとデュッセルドルフ交響楽団によるマーラー・プロジェクト第2 弾!

 録音:2016年11月17-21日 ドュッセルドルフ・トーンハレ(ライヴ)/56’50

 2015/2016 シーズンよりデュッセルドルフ交響楽団の首席指揮者を務めているアダム・フィッシャー。その新しい手兵とマーラー交響曲全曲録音プロジェクト第2 弾。
 マーラーを得意とするアダム・フィッシャーのチクルスということで、第1 弾のマーラー交響曲第7 番も注目を集めましたが、この第4 番も期待できる内容となっています。
 マーラーにしては比較的小編成のオーケストラを用いた、珍しく明るい雰囲気を湛えた広く親しまれている交響曲第4 番。終楽章ではソプラノのソロが天国での生活の楽しさを謳い上げますが、ここでは期待のドイツ人ソプラノ、ハンナ=エリーザベト・ミュラーが務めています。デュッセルドルフ交響楽団との相性の良さは抜群であり、爽快さと美しさに溢れた極上のマーラーを聴かせてくれます。
 デュッセルドルフ交響楽団は、1818 年創立の市音楽協会をルーツとするオーケストラで、メンデルスゾーンとシューマンがかつて音楽総監督を務めていたドイツの名門。デュッセルドルフ交響楽団は、コンサート・オーケストラとしてはトーンハレを、劇場オーケストラとしてはライン・ドイツ・オペラを本拠としています。






HMF

HMM 902349
\2700
カヌーン!?
 「Syrian Dreams」

 1. 地平線
 2. Bombs turn into roses
 3. Hi-Jazz
 4. Touta (シリアの伝統音楽(マヤ・ユセフ編)
 5. 夜の女王(Queen of the night)
 6. Syrian Dreams
 7. ダマスカスの7 つの門
 8. 突破
 9. 海
マヤ・ユセフ(カヌーン)
バーニー・モーゼ=ブラウン(チェロ)
セバスティアン・フレイ(打楽器)
アタブ・ハダド(ウード)
 シリア出身の美しきカヌーン奏者マヤ・ユセフ、平和への切実な祈り「Syrian Dreams」

 録音:2017年、ロンドン、コア・スタジオ

 シリア出身のカヌーン奏者、マヤ・ユセフによるアルバム。彼女の祖国シリアは度重なる内戦・紛争で大変な状況になっており、マヤにとって音楽は、悲しみや破壊される祖国を目にする苦しみや悲しみをはきだす唯一の手段。2012 年のニュースで目の当たりにした祖国の壊滅的な状況に、彼女は叫び、アルバムタイトルにもなっている、平和を願う祈りの「Syrian Dreams」を書きました。ほかにも、2 曲めの「Hi-Jazz」はHijaz というマカームの旋法に基づいたもの。ジャズを聴かずに育ったユセフが、ジャズとアラブ音楽の共通点である「即興(インプロビゼーション)」を手がかりにつむぐ「ジャズ」です。ほかにもシリアのウード奏者の作品など、多彩な魅力に満ちた1 枚です。







LA DOLCE VOLTA



LDV 32
\2600
フィリップ・カサール(ピアノ)
フォーレ:作品集

 ・ピアノと管弦楽のためのバラード 嬰ヘ長調 op.19
 ・夜想曲第2番 ロ長調 op.33
 ・管弦楽組曲「ペレアスとメリザンド」op.80
 ・夜想曲第4番 変ホ長調 op.36
 ・夜想曲第11番 嬰ヘ短調 op.104
 ・オペラ「ペネロープ」序曲
 ・ピアノと管弦楽のための幻想曲 ト長調 op.111
フィリップ・カサール(ピアノ)
ジャック・メルシエ(指揮)
ロレーヌ国立管弦楽団
 名手カサールのフォーレ、大家の風格ただよう表情

 録音:2016 年7 月5-8 日/日本語帯・解説付

 フランスの名手、フィリップ・カサールによるフォーレ。カサールは、ラザール=レヴィの弟子、ジャック・ブロシュに最初にピアノの手ほどきを受け、パリ国立高等音楽院ではフォーレにもっとも近い存在だった音楽家、ロジェ=デュカスに師事したドミニク・メルレの下でさらに学んでいる、いわばフォーレ弾きともいえるピアニスト。
 収録されているのは、難聴を患った75 歳のフォーレが作曲した、フォーレ唯一のピアノ協奏曲といえる「ピアノと管弦楽のための幻想曲」をはじめ、1879 年に作曲したピアノ独奏のための「バラード」を、フォーレ自身が管弦楽を伴う版に編曲した「ピアノと管弦楽のためのバラード」など。他にもソロ曲や、管弦楽作品も収録されており、清らかなアラベスク、輝きなど、フォーレの魅力を存分に味わうことができます。カサールはフランスのラジオ番組でも自ら語り、演奏しながら作品を解析する「Notes du Traducteur」で人気を博していますが、そのクリアーな音色と作曲家・作品に対する深い理解で、どの作品も実にらくらくと響いており、穏やかな気持ちになれる1 枚です。






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PENTATONE

PTC 5186624
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
ユロフスキによるプロコフィエフの交響曲第2&3番!
 プロコフィエフ(1891-1953):
  (1)交響曲第2番 ニ短調 Op.40
  (2)交響曲第3番 ハ短調 Op.44
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)
ロシア国立アカデミー管弦楽団
 “エフゲニー・スヴェトラーノフ”
 抜群のリズム感で熱演!ユロフスキによるプロコフィエフの交響曲第2 &3 番!

 録音:2016年9月、10月/モスクワ音楽院大ホール/DSD、マルチチャンネル、72’45”、輸入盤・日本語帯付

 SACD ハイブリッド盤。
 世界が注目する指揮者のひとりウラディーミル・ユロフスキ。2017 年10 月には首席指揮者を務めるロンドン・フィルとともに初来日を果たし大きな話題となりました。
 数多くのディスクがリリースされる中、PENTATONE レーベル通算7 枚目となる録音はロシア国立アカデミー管弦楽団との共演でプロコフィエフの交響曲第2 & 3 番を収録しました。
 1972 年モスクワ生まれのユロフスキは、1990 年18 歳のときに家族とともにドイツに移住。ドレスデンおよびベルリンで研鑽をつみ、95 年ウェクスフォード音楽祭におけるリムスキー=コルサコフの「5 月の夜」の演奏で世界的に注目されました。
 翌年にはレコーディングを開始し、2007 年より首席指揮者に就任したロンドン・フィルをはじめ、ロシア・ナショナル管弦楽団と自国ロシアの作品を数多く録音をのこし、2017/18 シーズンからはベルリン放送交響楽団の首席指揮者兼芸術監督にも就任しており、同団とはR. シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」、マーラーの交響詩「葬礼」、交響的前奏曲を収めたディスク(PTC 5186597)をリリースしております。
 プロコフィエフの交響曲第2 番は1924 年の作で、「鉄とはがねで作られた」大交響曲として構想され、複調による激しい不協和音と機械的なリズムの複雑さの中に、幅広い抒情的なロシアの旋律が印象的。ことに第2 楽章の主題と6 つの変奏では歌謡的旋律と長大な変奏曲が実に魅力的です。
 一方、第3 番は1928 年の作で、歌劇「炎の天使」の素材が用いられており、プロコフィエフの魅力が最もあふれるアヴァンギャルド時代の代表作です。ユロフスキは躍動感に満ちた抜群のリズム感で作品の魅力を大いに引き出しております。







プロコフィエフ:第1弾と言っていいのか?
10年前の第5番

PENTATONE
PTC 5186 083
(SACD Hybrid)
\2700
プロコフィエフ:
 交響曲第5番変ロ長調Op.100/
 
 戦争終結に寄せる頌歌Op.105
ウラディーミル・ユロフスキ(指揮)、
ロシア・ナショナル管
2005年9月(交響曲第5番/ライヴ)&2007年2月(頌歌)の録音。

 
 今回ユロフスキが取り上げたのは、「交響曲第5番」と「戦争終結に寄せる頌歌」の2作品。

 7つの交響曲の中でも絶大な存在感を持つ「交響曲第5番」では、咆哮を上げる金管セクションと最高のアダージョを聴かせる弦楽セクションが中心となって壮大な音楽が創造されている。

 一方の「戦争終結に寄せる頌歌」は、なんと8台のハープと4台のピアノ、管楽器セクション(吹奏楽編成)と8台のコントラバスという驚愕の編成で演奏される規格外の大曲。これまでも個性的なレパートリーを演奏してきたユロフスキのセンスが光る見事な選曲である。

 圧倒的なパワーとスケールで迫り来るプロコフィエフ。若き巨匠ユロフスキの計り知れぬ才能・・・恐るべし!








TRPTK


 TRPTKは2014年創設のオランダの新興レーベル。
 演奏、録音(DXD)の両面に並々ならぬ情熱を注ぐ・・・ということだが、店主が注目するのはこの装丁。いまどき珍しい縦長カラー・パッケージ。ただこの形式だとたいていの場合初回限定盤となる。
 ご注意を・・・・



TTK 0011
\2600
レッド・ヴェルヴェット
 田中カレン:
  チェロとエレクトロニクスのための
   《ソング・オヴ・ソングス(ソロモンの雅歌)》
 セザール・ルトガー:ダンスール・ドゥ・コルド
 ガスパール・カサド:無伴奏チェロ組曲
 オスバルド・ゴリホフ:無伴奏チェロのための《オマラモール》
 ルイ・アンドリーセン:チェリストのための《ラ・ヴォーチェ》
 カーヴェ・ヴァレス:
  無伴奏チェロのための《レッド・ヴェルヴェット》
 アリサ・アプレレヴァ:
  3本のチェロとメゾ・ソプラノのための《サイレンティウム》
マヤ・フリードマン(チェロ)
金澤麻子(チェロ)*
マキシミリアーノ・セグラ・サンチェス(チェロ)*
 オランダ新進気鋭の女流チェリスト、詩にインスパイアされたチェロ作品集!

 1989年にモスクワで生まれ、オランダで名教師ドミトリー・フェルシュトマンに師事した新進気鋭の女流チェリスト、マヤ・フリードマン。TRPTKレーベルのアーティスト・リレーション・マネージャーでもあるフリードマンのセカンド・アルバムは、「詩からインスピレーションを得て作曲された」というテーマで、日本の田中カレンやスペインのガスパール・カサド、オランダのセザール・ルトガーとルイ・アンドリーセン、アルゼンチンのオスバルド・ゴリホフ、イランのカーヴェ・ヴァレス、ロシアのアリサ・アプレレヴァといった各国の現代作曲家たちの作品を収録。ブックレットには、インスパイアされたそれぞれの詩の原語と英訳を掲載。

 ※録音:2017年3月13日−15日、オランダ




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TRPTKレーベル旧譜



TTK 0005
\2600→\2390
3台の19世紀エラールの競演
 預言者 〜 4手連弾のための作品集

  マイアベーア(アルカン編):歌劇《預言者》序曲
   (使用ピアノ:エラール1847年製)
  アルカン(ダ・モッタ編):9つの前奏曲
   (使用ピアノ:エラール1898年製)
  モシェレス:ウェーバーへのオマージュ Op.102
   (エラール1839年製)
ステファニー・マッカラム&
 エリン・ヘルヤード(ピアノ)
 豪州の名ピアニストたちによる4手連弾集!使用楽器は3台のヒストリカル・ピアノ「エラール」!

 ☆3台のエラールの音色を豪州のデュオの好演と優秀録音で!

 南半球オーストラリアの2人の名ピアニスト、アルカンやロパルツの音楽を得意とする女流奏者ステファニー・マッカラムと、モントリオールのアンサンブル・カプリースの主要メンバーとしても活躍したエリン・ヘルヤードが繰り広げるピアノ4手連弾集!
 マッカラムとヘルヤードは、アムステルダムのメゾン・エラールのフリッツ・ヤンマート・コレクションの中から、それぞれの作品の作曲年に近い3台のヒストリカル・ピアノ、1839年製、1847年製、そして1898年製のエラールを選び使用するなど、楽器へのこだわりもかなりのもの。
 19世紀に製作された3台のエラールの音色を、オーストラリアの名手たちの好演、そして優秀録音で堪能できる注目盤です。

 ※録音:2016年2月13日−16日、メゾン・エラール(アムステルダム、オランダ)





 ステファニー・マッカラムは豪ABCなどからも多くのアルバムをリリースしているベテラン。


 

TTK 0001
\2600
インヴィシブル・リンク 〜
 シュニトケ、ヴァスクス、ペルト

  シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番 Op.129
  ヴァスクス:本〜無伴奏チェロのための
  ペルト:フラトレス
マヤ・フリードマン(チェロ)
ダニエル・コール(ピアノ)

 1989年にモスクワで生まれ、オランダで名教師ドミトリー・フェルシュトマンに師事した新進気鋭の女流チェリスト、マヤ・フリードマンがシュニトケ、ヴァスクス、ペルトの見えざる繋がりを探究。
 1970年代後半に旧ソ連で作曲されたという共通点を持つ3つの作品。自らもロシアをルーツとするマヤ・フリードマンのチェロがそれぞれの音楽の真髄に迫ります。







ENCELADE



ECL 1602
\2500

ヴィヴァルディ(1678-1741):2台のチェンバロのための協奏曲集

  2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ト短調 RV 517
  2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ホ短調 Op.1 No.2
  リコーダー、オーボエ、ファゴット、ヴァイオリンと通奏低音のための室内協奏曲
   ヘ長調 RV 99
  リコーダー、ファゴット、ヴァイオリンと通奏低音のための室内協奏曲ヘ長調 RV 100
  リコーダー、オーボエ、ファゴット、ヴァイオリンと通奏低音のための室内協奏曲
   ト短調 RV 107
  ヴァイオリン、オルガン、弦楽と通奏低音のための協奏曲ハ長調 RV 808
  リコーダー、ファゴット、ヴァイオリンと通奏低音のための室内協奏曲ニ短調 RV 96
  2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ニ長調 Op.1 No.6
  弦楽と通奏低音のための協奏曲ホ短調 RV 134
  ※以上、2台のチェンバロのための版
グウェナエル・アリベール、
クレマン・ジョフロワ(チェンバロ)



<国内盤> 


ALPHA



Alpha370
(国内仕様盤)
\2900+税
弦楽編成を絞り込み、声楽パートはソロ含め各パート2人
 バッハ:マニフィカト(わたしの魂は主をあがめ)
 ヘンデル:ディクシット・ドミヌス(主は言われた)

  1-12. バッハ:マニフィカト ニ長調 BWV243
       〜独唱、合唱、合奏と通奏低音のための
  13-22.ヘンデル:ディクシット・ドミヌス HWV232
       〜独唱、合唱、弦楽と通奏低音のための
リオネル・ムニエ(Bs)指揮
Ens.ヴォクス・ルミニス(古楽器使用)
ズュジ・トート、カロリーヌ・ヴェイナンツ(S)
ヤン・クルマン、ダニエル・エルヘルスマ
ロバート・バックランド、      (C-T)
    フィリプ・フレーリガー(T)
ゼバスティアン・ミルス(Br)
バルト・ヤーコプス(org)

 Ricercarレーベルで多くの名盤を刻んできたヴォクス・ルミニスのAlphaレーベル移籍第2弾は、驚くほど新鮮なサウンドで贈る大作2曲!
 クイケン兄弟やインマゼールをはじめ、すぐれた古楽器奏者たちを生み出す土壌となってきたベルギー。世界各地からすぐれた古楽プレイヤーが集まる国際派のグループも多く、ヴォクス・ルミニスもハンガリー、英国、ドイツ、日本などから名手が集まっています。
 シュッツやシャイト、ケルルなど17世紀ドイツ語圏の作品で実績のある彼らだけに、バッハの大作やヘンデルの初期イタリア時代の作品の解釈においても、作曲家自身がなじんでいたであろう「17世紀以来の作法」を踏まえています。
 弦楽編成を3・3・2・2・1(ヘンデルはヴィオラ2部とも2人ずつ)と絞り込み、声楽パートはソロ含め(!)各パート2人だけ。楽譜上の音符が本当に必要とする音のみで、これだけ雄弁な音楽ができることを立証する古楽解釈!





RICERCAR



MRIC385
(国内仕様盤)
\2900+税
サンチェス ハプスブルク皇室のイタリア人
 〜イタリア語による世俗声楽曲さまざま〜

  サンチェス:
    ①その両目は活き活きとした宝玉
    ②どこへ行こうと、恋神はついてこないのか
    ③静かに波が打ち 寄せるところ
    ④みじめなわたし、ただ泣いているだけで
    ⑤あなたに慈悲があれば、遠くにいても
    ⑥恋神の気高い王国にいる者は
    ⑦セレナータ「アンジェリカの不運」⑧涙はひどく苦々しく
    ⑨あなたの気が変わらないかぎり⑩リッラ、きみは美しく残酷だ
    ⑪フィッリは天を仰いで ⑫涙ながらに生きろと ⑬ティルシは死のうと思った
  S.ロッシ:⑭ルッジェーロの調べによるソナタ
  ヴィヴィアーニ:⑮パッサカーリャ
    曲順は①②③④⑤⑥⑭⑦⑧⑨⑮⑩⑪⑫⑬
ニコラ・アクテン(Br独唱・トリプルハープ、キタローネ、チェンバロ)指揮
Ens.スケルツィ・ムジカーリ(古楽器使用)
ハンナ・アル=ベンデル、
デボラ・カシェ(S)
レイナウト・ファン・メヘレン(T)
仙波恵理子、
リュカス・ペレス(vg・リローネ・キタリーノ)他

 「カンタータ」という作曲ジャンルの確立に大きく寄与し、モンテヴェルディ以後、国際的にみて最も重要な作曲家のひとりでありながら、めったに単体での録音が現れない大家サンチェス。『タンクレーディとクロリンダの戦い』にも通じる半オペラ風騎士物語絵巻「アンジェリカの不運」をはじめ、この大家の充実した世俗声楽作品を主としたプログラムは貴重です。
 少年時代からこの作曲家へ愛着を寄せてきたという、古楽歌手にして複数の楽器も弾きこなす欧州古楽界の才人ニコラ・アクテンが、当時の常に習い通奏低音に撥弦・弓奏さまざまな楽器を集めた豪奢な編成による演奏を実践していることもこのアルバムの魅力を高めてくれています。



<LP>


PHI(LP)


LPH951
(国内仕様盤)
(2LP)
\5500+税
ドヴォルザーク:スターバト・マーテル
 スターバト・マーテル(立ち尽くす聖母)
   〜独唱、合唱と管弦楽のための
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
ベルギー王立フランダース・フィルハーモニー管弦楽団
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
イルス・エーレンス(S)
ミハエラ・セーリンガー(Ms)
マクシミリアン・シュミット(T)
フローリアン・ベッシュ(Bs)

 CD初出時『レコード芸術』特選盤に輝いただけでなく、録音評欄でも優秀録音盤に選ばれたヘレヴェッヘのドヴォルザークが、アナログ盤になって再登場!
 ジャケットのアートワークも美しい、欧州デザインが光ります。CD封入と同等の解説・歌詞訳も添付有り。
 限定生産のため市場から姿を消す前に確保をお勧めします。
  
 「確かに悲しみに満ちている、しかし美しく悲しんでいる、あるいは健全に。[…]古楽的な美意識でとらえられたドヴォルザークには、独特の、劇的でない美しさや、平熱の悲しみなど、新鮮な美があった」
  (堀内 修/『レコード芸術』2013年6月号月評欄より)

  「最強音でも柔らかさを失わず、しかもいきいきとした躍動感が隅々まで行きわたった響きは、まさにヘレヴェッヘの独壇場[…]そうした演奏の特徴をライヴ録音のように生々しく、しかも精妙な音色で捉えていることに驚かされる」
  (山之内円/同・録音評より)














11/7(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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MIRARE

MIR 382
(2CD)
特別価格\3800→\3490

ヴィリアンクール(ピアノ)
 リスト: ワーグナーのオペラ・楽劇からの全編曲作品集
タンギ・ド・ヴィリアンクール(ピアノ)
 [CD1]
  ・トリスタンとイゾルデの前奏曲*(タンギ・ド・ヴィリアンクールによる編曲)
  ・イゾルデの愛の死〜「トリスタンとイゾルデ」より
  ・ヴァルハラ〜「ニーベルングの指環」より
  ・リエンツィの主題による変奏曲
  ・つむぎ歌〜「さまよえるオランダ人」より
  ・ゼンタのバラード〜「さまよえるオランダ人」より
  ・静かな炉辺で〜「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より
  ・聖杯への厳かな行進曲〜「パルジファル」より
  ・リヒャルト・ワーグナーの墓に*(リスト作曲)
 [CD2]
  ・タンホイザー序曲
  ・エルザの夢〜「ローエングリン」より
  ・エルザの結婚の行進〜「ローエングリン」より
  ・祝典と結婚式の歌〜「ローエングリン」より
  ・ローエングリンの非難〜「ローエングリン」より
  ・ヴァルトブルク城への客人の入場〜「タンホイザー」より
  ・レチタティーヴォと夕星の歌〜「タンホイザー」より
  ・巡礼の合唱〜「タンホイザー」より
  ・ワーグナー:エレジー
  *[CD1]のトリスタンとイゾルデの前奏曲、およびリスト作の「リヒャルト・ワーグナーの墓に」、
   [CD2]のワーグナー作の「エレジー」以外はすべてワーグナー原曲/フランツ・リスト編曲です。

 怒涛の超絶技巧!管弦楽よりもさらに深遠なる響き、リストがピアノ独奏用に編曲したワーグナー作品全集

 録音:2016年4月19-22日、2017年3月31日&4月2日/エスパス・モーリス・フルレ(パリ音楽院)

 19 世紀の音楽界でとりわけ異彩を放つ存在、フランツ・リスト。彼は1848 年から1885 年にかけて、15 のワーグナー作品のピアノ編曲を行いました。そのどれもが、10 本の指では演奏不可能と思えるほどの超絶技巧を用いており、オリジナルの管弦楽の原曲にも勝るとも劣らぬ壮大な世界となっています。
 それを全部収録したのがこの2 枚。
 この偉業に挑んだのは、1990 年フランス生まれのタンギ・ド・ヴィリアンクール。パリ国立高等音楽院でロジェ・ムラロ、クレール・デセール、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェのクラスで学び、2008 年のYAMAHA コンクール、2013 年のフォーレ・コンクールで入賞、以降ジャック・ルヴィエ、ケフェレックらのもとでさらに研鑽をつみ、2016 年にジュネーヴ芸術協会の審査員賞、およびオーディエンス賞を受賞。2017-19 のSPEDIDAM ジェネレーションのウィナーとなるなど、ますますの活躍が期待される新星です。
 ライナーノートはヴィリアンクール自身によるもので、それぞれの楽曲の場面と特徴が非常によくまとめられています(日本語訳なし)。



こんなアルバムもありました


LA DOLCE VOLTA
LDV 16
\2600
EXTASE MAXIMA(極限の恍惚)
 ワーグナーゆかりのピアノ作品集!

 ワーグナー/リスト編:「リエンツィ」の主題による幻想曲 S439
 ワーグナー:幻想曲 嬰ヘ短調 WWV 22
 ジェラール・ペソン(1958-):
  マストの上で(水夫の歌)〜
   リヒャルト・ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」第1幕第1場より
 ワーグナー/アルフレッド・ジャエル(1832-1882)編:
  トランスクリプションop.112〜
   ≪リヒャルト・ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」による3つの作品≫より
 ワーグナー/リスト:イゾルデの愛の死
 ワーグナー/フーゴー・ヴォルフ(1860-1903) 編:「ワルキューレ」によるパラフレーズ
 ワーグナー:エレジー 変イ長調 WWV 93
ウィレム・ラチュウミア(ピアノ)
 ハイドシェックの教えをうけたウィレム・ラチュウミアによるワーグナーゆかりの作品集!

 録音:2013 年7 月/日本語解説付き

 ワーグナーのピアノ2 作品と、ワーグナーの楽劇に基づく5 つの編曲作品集。
 ワーグナー若書きの幻想曲 嬰ヘ短調はフレージングやデュナーミクなどにほとんど指示がないという、演奏者の解釈次第で決まるものですが、ラチュウミアは説得力のある演奏を展開しており、非常に意義ある録音となっています。
 ワーグナーの「エレジー」は「トリスタンとイゾルデ」のための草稿から生まれたもの。このディスクをしめくくるのにふさわしい作品です。ものすごい技巧と優れたプログラムの、濃密な時が流れている1 枚です。
 ジェラール・ペソンの「マストの上で」は、パリ市の委嘱作品で、トリスタンの冒頭で若き水夫が歌う旋律に基づいたもの。素朴さと架空の民謡のような性格に惹かれてこの作品を書いたといいます。
 注目は、フーゴー・ヴォルフ編曲の「ワルキューレ」。20 分ほどもかかる圧巻の超絶技巧大曲です。「魔の炎」は、ハープとオーケストラの演奏で聴く迫力以上のすさまじさです。それぞれの声部が、オーケストラで聴くのとは違ったかたちで響いてくるのも興味津津です。
 ラチュウミアは、1974年、リヨン生まれ。フランス国立リヨン高等音楽院で、エリック・ハイドシェック、およびジェリー・ムティエのクラスで学ぶ。審査員満場一致、賞賛付の1 等賞を獲得。修士課程にてムティエのもとでさらなる研?を積み、クロード・エルフェ、イヴォンヌ・ロリオ、エマールらにも薫陶を受けました。2006 年オルレアン国際20 世紀ピアノ音楽コンクールで第1 位を受賞。現代曲の初演、メジャーなレパートリーの両方、このディスクにも見られるような斬新なプログラムで聴衆を魅了しています。





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DELPHIAN



DCD 34177
(2CD/特別価格)
\3800→\3490
イアン・バーンサイドの伴奏による
 メトネル:歌曲集

 3つのロマンス Op.3より/ゲーテによる9つの歌 Op.6より/
 2つの詩 Op.13/ゲーテによる12の歌 Op.15より/
 ゲーテによる6つの詩 Op.18より/8つの詩 Op.24より/
 7つの詩 Op.8より/プーシキンによる7つの詩 Op.29より/
 6つの詩 Op.32より/プーシキンによる6つの詩 Op.36より/
 5つの詩 Op.37より/4つの詩 Op.45より/
 7つの詩 Op.46より/
 プーシキンの詩による7つの歌 Op.52より/8つの歌 Op.61
エカテリーナ・シウリナ(ソプラノ)
ジュスティーナ・グリンガイト
 (メゾ・ソプラノ)
オレクシー・パルチコフ(テノール)
ロビン・トリッチュラー(テノール)
ロディオン・ポゴソフ(バリトン)
ニコライ・ディデンコ(バス
イアン・バーンサイド(ピアノ)

 好評を博したDelphianのロシア歌曲、第2弾は、メトネルの歌曲集!

 BBCミュージック・マガジンやグラモフォン誌でエディターズ・チョイスに選ばれ、グラモフォン賞2014にもノミネートするなど世界で激賞された「ラフマニノフ:歌曲集(DCD34127)」の続編となるDelphianの歌曲集。歌曲伴奏のスペシャリストとして高名なイアン・バーンサイドが伴奏を務める、ニコライ・メトネルの歌曲集が登場!
 BBCミュージック・マガジン2014年5月号のレビューで「次はぜひメトネルを!」と熱望され、それに応える形でレコーディングが実現。前作同様、活躍中の6人の若き歌手を、経験豊富なイアン・バーンサイドが曲に合わせて采配し、ゲーテの詩を題材としたドイツ的な作品とプーシキンの詩を題材としたロシア的側面の両方を表現。また、優れたピアニストでもあったメトネルの華麗なピアノ書法も聞き所の1つです。




BBCミュージック・マガジンやグラモフォン誌でエディターズ・チョイスに選ばれ
グラモフォン賞2014にもノミネートされた


DCD 34127
(3CD/特別価格)
\5100→\4690
英グラモフォン賞2014Solo Vocal部門賞ノミネート・タイトル!
 若き7人の逸材たちが歌うラフマニノフ!
ラフマニノフ:歌曲集

 6つの歌曲 Op.4/6つの歌曲 Op.8/
 12の歌曲 Op.14/しゃっくりをしたかね、ナターシャよ/
 12の歌曲 Op.21/15の歌曲 Op.26/
 S.ラフマニノフからK.S.スタニスラフスキーへの手紙/
 14の歌曲 Op.34/6つの歌曲 Op.38
エヴェリーナ・ドブラチェヴァ(ソプラノ)
エカテリーナ・シウリナ(ソプラノ)
ジュスティーナ・グリンガイト(メゾ・ソプラノ)
ダニール・シュトーダ(テノール)
アンドレイ・ボンダレンコ(バリトン)
ロディオン・ポゴソフ(バリトン)
アレクサンドル・ヴィノグラードフ(バス)
イアン・バーンサイド(ピアノ)
 名手イアン・バーンサイドのピアノも光る! 

 デルフィアン(Delphian)のラフマニノフ歌曲集は、1890年から1916年の約25年間に出版された、若き日の傑作集。
 若かりし日のラフマニノフが紡いだ優美なる旋律を歌うのは、2014年にウィグモア・ホール・デビューを果たし、ミハイル・ユロフスキやズヴェーデンとのレコーディングも高評価を得ているロシアのソプラノ、エヴェリーナ・ドブラチェヴァをはじめとする若き7人の逸材たち。
 歌曲伴奏のスペシャリストとして高名なイアン・バーンサイドのピアノが、若き7人の歌い手たちのラフマニノフに華を添えている。

 ※録音:2012年9月、11月&2013年1月、クイーンズ・ホール(エジンバラ、スコットランド)




 

DCD 34201
\2400
アフター・ザ・トリスト 〜
 サクソフォンとピアノのための新しい音楽

  サリー・ビーミッシュ:カリバン
  ジェームズ・マクミラン(ジェラルド・マクリスタル編):
   アフター・ザ・トリスト**
  ジュディス・ウィアー:
   バグパイパーズ・アルバムからのスケッチ**
  マイケル・ナイマン:ミゼレーレ・パラフレーズ
  アラスデア・ニコルソン:スロー・エアーズ&マーチ*
  ジョー・ダデル:フラクチュア†*
  イアン・ウィルソン:ドライヴ*
  セシリア・マクドウォール:私の青いピアノ*
  マイケル・ナイマン:シェイピング・ザ・カーヴ
  グラハム・フィトキン:ボブ*
   (*=世界初録音/**=このバージョンでの世界初録音)
マッケンジー・サワーズ・デュオ
 〔スー・マッケンジー
   (ソプラノ・サクソフォン&
    アルト・サクソフォン†)、
  イングリッド・サワーズ(ピアノ)〕

 スコットランドの女性サクソフォン・デュオ"マッケンジー・サワーズ・デュオ"第2弾!

 スー・マッケンジーは、名手ユージン・ルソーに師事し、多くの新作のイギリス初演を手がけるスコットランドのリーディング・サクソフォニスト。エジンバラを拠点として活躍するソプラノ・サクソフォンとピアノの女性デュオ、"マッケンジー・サワーズ・デュオ"の第2弾は、マイケル・ナイマンやジェームズ・マクミランを始めとする、現代の作曲家たちによる多彩な作品集。
 約半数が世界初録音、初録音バージョンの曲で構成されており、新たなレパートリー探求にもオススメ。管楽器、サクソフォン関係者要注目!

 ※録音:2017年6月11日−13日、エジンバラ







CARUS



83282
\2600
フリーダー・ベルニウス指揮 バッハ:カンタータ第80番、ミサ曲
 バッハ:
  1. ミサ ト短調 BWV.235
  2. カンタータ「われらが神はかたき砦」 BWV.80
サラ・ヴェゲナー(ソプラノ)
デイヴィッド・オールソップ(カウンター・テナー)
トマス・ホッブス(テノール)
ピーター・ハーヴェイ(バス)
シュトゥットガルト室内合唱団
シュトゥットガルト・バロック・オーケストラ
フリーダー・ベルニウス指揮

 2017年6月11-13日 ドイツ、ゲニンゲン福音教会での録音

 ルター作曲の讃美歌「神はわが櫓」を用いた宗教改革記念日用の名カンタータ、BWV.80の前にルター派ミサと呼ばれる、キリエとグローリアのみのBWV.233-236のミサ曲からBWV.235を配置しルターを強く意識し且つ、バッハの作品の成り立ちを知る上で意義あるアルバムと成っています。
 


83312
(2CD)
\4200
ラーデマン指揮/バッハ:クリスマス・オラトリオ
 バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV.248
  ボーナス・トラック
   カンタータ第214番から冒頭の合唱「太鼓よ鳴れ!」7分32秒
アンナ・ルチア・リヒター(ソプラノ:第3、4、6部)
レグラ・ミューレマン(ソプラノ:第1、2、5部)
ヴィーブケ・レームクール(アルト)
セバスティアン・コールヘップ(テノール)
ミヒャエル・ナジ(バス)
ゲッヒンガー・カントライ
ハンス=クリストフ・ラーデマン指揮

 クリスマス・オラトリオ第1曲(第1部冒頭)に旋律が転用されたカンタータ第214番から冒頭の合唱部分がボーナス・トラックとして収録されています。
 推進力ある柔らかい縦のリズム、大胆な強弱、楽譜への探求・共感から生み出される造形の深い音楽は大きな感動を生み出しています。

 第1、2、5部 2016年12月3-4日 シュトゥットガルトでのライヴ録音 第3、4、6部 2017年1月7-9日 シュトゥットガルトでの録音




OPERA RARA


ORR251
\2600
※デジ・パック仕様
マイケル・スパイアーズ(テノール) ESPOIR オペラ・アリア名唱集
 1. ロッシーニ:「オテロ」から"Venise, o ma patrie"
 2. ドニゼッティ:「イングランドのロズモンダ」から"Dopo i lauri di vittoria"
 3. アレヴィ:「ギドーとジネヴラ」から"Dans ces lieux"
 4. ヴェルディ:「イエルサレム」から"L'infamie! Prenez ma vie!"
 5. アレヴィ:「ギドーとジネヴラ」から"Tu seras donc pour moi"
 6. ドニゼッティ:「ドン・セバスチャン」から"Seul sur la terre"
 7. オーベール:「妖精の湖」から"lls s'eloignent! je reste"
 8. ベルリオーズ:「ベンヴェヌート・チェッリーニ」から"Seul pour lutter"
 9. ドニゼッティ:「ファヴォリータ」"La maitresse du Roi"
 10. アレヴィ:「キプロスの女王」から"De mes aieux ombres sacrees"
 11. ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」から"わが祖先の墓よ"
マイケル・スパイアーズ(テノール)
ジョイス・エル・コーリー(ソプラノ:5曲目のみ)
ハレ管弦楽団
カルロ・リッツィ指揮

 2017年2月 マンチェスター、チータム音楽学校、ストーラー・ホールでの録音
 欧州の歌劇場で活躍する実力派の米国人テノール、マイケル・スパイアーズを知る素晴らしいアルバムです。
 このアルバムでは、1837年パリ・オペラ座にウイリアム・テルのアルノール・メルクタール役として現れ作曲家ベルリオーズからその最高音でさえ胸音(実声:in chest voice)で歌い通す技量を高く評価された伝説のテノール歌手ジルベール・デュプレ(Gilbert Duprez :1806-1896)に重ねてマイケル・スパイアーズが紹介されています。
 


ORR252
\2600
※デジ・パック仕様
ジョイス・エル・コーリー(ソプラノ) ECHO オペラ・アリア名唱集
 1. ドニゼッティ:「ランメルモールのルチア」から"あたりは沈黙にとざされ"
 2. マイアベーア:「悪魔のロベール」から"ロベール、愛する人"
 3. ヴェーバー/ベルリオーズ:「魔弾の射手」から"Helas! sans le revoir"
 4. ロッシーニ:「ウィリアム・テル」から"Ils s'eloignent enfin "
 5. マイアベーア:「悪魔のロベール」から"Va, dit-elle, va, mon enfant"
 6. ドニゼッティ:「ランモルメールのルチア」から"Lucia, perdona"
 7. エロール:「クレルクの草原」から"Jours de mon enfance"
 8. マイアベーア:「悪魔のロベール」から"Quand je quittai la Normandie"
 9. アレヴィ:「ユダヤの女」から"Assez longtemps la craint et la tristesse"
 10. ベルリオーズ:「ベンヴェヌート・チェッリーニ」から"Les belles fleurs"
ジョイス・エル・コーリー(ソプラノ)
マイケル・スパイアーズ(テノール:6曲目のみ)
ハレ管弦楽団
カルロ・リッツィ指揮

 2017年2月 マンチェスター、チータム音楽学校、ストーラー・ホールでの録音

 レバノン系のカナダ人ジョイス・エル・コーリーのデビュー盤。
 ベルギーで生まれパリ音楽院で学び、多くの作品の初演に参加した伝説のソプラノ歌手Julie Dorus-Gras(1805-1896)の初演した作品を現代に再現する事で、Julie Dorus-Grasを想像し、重ねて各作品の素晴らしさを紹介しつつ今後の活躍が期待される若手ジョイス・エル・コーリーの見事な適応性と技量を紹介するアルバム。
 継続性やこだまを意味する「ECHO」をタイトルに、埋もれている作品や演奏家の発掘、紹介に熱心なOPERA RARAレーベルならではの企画盤です。






<メジャー・レーベル>

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DECCA



4826291
(10CD)
\8000→\6990

《アイリーン・ジョイス〜スタジオ録音全集》

〈パーロフォン録音集〉

《CD 1》
 1) J.S.バッハ:幻想曲とフーガ イ短調BWV944、
 2) パラディエス:トッカータ イ長調(ソナタ第6番より)、
 モーツァルト:3) ロンド イ長調K.386
    【演奏】クラランス・レイボールド(指揮)、
 4-5) 組曲K.399(抜粋)、6-8) ピアノ・ソナタ第16番ハ長調K.545、
 シューベルト:
  9) アンダンテ イ長調D604、10) 即興曲変ホ長調D899 No.2、
  11) 即興曲変イ長調D899 No.4、
 ショパン:
  12) 夜想曲第2番変ホ長調Op.9 No.2、
  13) 夜想曲第9番ロ長調Op.32 No.1、
  14) 幻想即興曲嬰ハ短調Op.66、15) 子守歌変ニ長調Op.57、
 シューマン:
  16) ノヴェレッテ第2番ニ長調Op.21 No.2、
  17) ノヴェレッテ第6番イ長調Op.21 No.6、18) 色とりどりの小品Op.99より第1曲 /


《CD 2》
 リスト:
  1) 愛の夢第3番S.541 No.3、2) 森のざわめき(演奏会用練習曲S.145 No.1)、
  3) 忘れられたワルツ第1番S.215 No.1、
  4) 泉のほとりでS.160 No.4(巡礼の年第1年:スイスより)、
  5) 軽やかさ(演奏会用練習曲S.144 No.2)、
  6) 小人の踊り(演奏会用練習曲S.145 No.2)、
 7) J.S.バッハ(リスト編):オルガンのための前奏曲とフーガ イ短調BWV543 / S.462 No.1、
 シューマン(リスト編):
  8) 献呈S.566、9) 春の夢S.568、
 10) ワーグナー(リスト編):紡ぎ歌S.440(歌劇『さまよえるオランダ人』より)、
 11) グノー(リスト編):歌劇『ファウスト』のワルツS.407(短縮稿)、
 ブラームス:
  12) ロマンス ヘ長調Op.118 No.5、13) 間奏曲ハ長調Op.119 No.3、
  14) 奇想曲ニ短調Op.116 No.7、15) 間奏曲イ長調Op.76 No.6、
  16) 狂詩曲変ホ長調Op.119 No.4、17) 間奏曲変ロ短調Op.117 No.2、
  18) 間奏曲イ長調Op.118 No.2、19) バラード ト短調Op.118 No.3 /


《CD 3》
 1)フンメル:ロンド・ファヴォリ変ホ長調Op.11、
 2) ヘンゼルト:もしも私が鳥だったら(12の性格的練習曲集Op.2 No.6)、
 3) シュレーザー:練習曲変イ長調Op.1 No.2、
 モシュコフスキ—:
  4) ワルツ ホ長調Op.34 No.1、5) スペイン奇想曲Op.37(短縮稿)、
 6) アルベニス(ゴドフスキー編):タンゴ ニ長調(『スペイン』Op.165 No.2)、
 7) グラナドス:マハと夜鳴きうぐいす(組曲『ゴイェスカス』より)、
 8) シンディング:春のささやきOp.32 No.3、
 グリーグ:
   9) 即興的スケルツォ(『気分』Op.73 No.2)、
  10) 蝶々(『抒情小品集』Op.43 No.1)、11) メロディ(『抒情小品集』Op.47 No.3)、
  12) 孤独なさすらい人(『抒情小品集』Op.43 No.2)、
  13) 小川(『抒情小品集』Op.62 No.4)、
  14) 春に寄す(『抒情小品集』Op.43 No.6)、
  15) 夏の夕べ(『抒情小品集』Op.71 No.2)、
 16) シベリウス:ロマンス変ニ長調Op.24 No.9、
 17) シュターフェンハーゲン:メヌエット・スケルツァンドOp.5 No.3、
 18) パルムグレン:さあ行こうOp.9、
 19) フリードマン:ゲルトナーの主題によるウィーン舞曲第2番、
 20) フォーレ:即興曲第2番ヘ短調Op.31、
 ドビュッシー:
  21) 水に映る影(『映像』第1集第1曲)、
  22) トッカータ(『ピアノのために』第3曲)、
  23) トゥリーナ:交響的狂詩曲Op.66
     【演奏】クラランス・レイボールド(指揮)/


《CD 4》
 1-4) アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.32、
 ラフマニノフ:
  前奏曲5) ト短調Op.23 No.5、6) 変ホ長調Op.23 No.6、
  7) ハ短調Op.23 No.7、8) 変イ長調Op.23 No.8、9) イ短調Op.32 No.8、
  10) 変ニ長調Op.32 No.13、11) ダルベール:スケルツォ嬰ヘ長調Op.16 No.2、
 12) R.シュトラウス(ギーゼキング編):セレナーデOp.17 No.2、
 13) ドホナーニ:狂詩曲ハ長調Op.11 No.3、
 ベルグマン:14) ポルカ・カプリースOp.1 No.3、15) Himmelgesang Op.2 No.1、
 スコット:16) 蓮の国Op.47 No.1、17) ダンス・ネグレOp.58 No.5、
 18) ピック=マンジャガッリ:オラフの踊り(『2つのリュネール』Op.33 No.2)、
 19) ファージャン:タランテラ、
 20) ショスタコーヴィチ:3つの幻想的舞曲Op.5 /〈コロンビア録音集〉


《CD 5》
 1-3) ハイドン:ピアノ三重奏曲第39番ト長調Hob.XV.25
    【演奏】ヘンリー・ホルスト(ヴァイオリン)、アンソニー・ピニ(チェロ)、
 モーツァルト:
  4-6) ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調K.332、7-9) ピアノ・ソナタ第17番ニ長調K.576、
  10) ロマンス変イ長調K.Anh.205、11) ジーグ ト長調K.574、
  12) メヌエット ニ長調K.355、
 ベートーヴェン:バガテル13) ハ長調Op.33 No.2、14) イ短調WoO59『エリーゼのために』、
 ショパン:
  15) 練習曲第3番『別れの曲』Op.10 No.3、
  16) バラード第1番ト短調Op.23、17) バラード第3番変イ長調Op.47 /


《CD 6》
 1) メンデルスゾーン:ロンド・カプリッチオーソOp.14、
 2) グリーグ:バラードト短調Op.24、
 スクリャービン:前奏曲3) ホ長調Op.11 No.9、4) 嬰ハ短調Op.11 No.10、
 5) ラヴェル:水の戯れ、
 6-8) アイアランド:ピアノ協奏曲変ホ長調
    【演奏】レスリー・ヒュアード(指揮) ハレ管弦楽団、
 9-12) ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番ハ短調Op.35
    【演奏】アーサー・ロックウッド(トランペット)、
   レスリー・ヒュアード(指揮) ハレ管弦楽団 /〈デッカ録音集〉


《CD 7》
 1-3) モーツァルト:ピアノ・ソナタ第7番ハ長調K.309、
 ベートーヴェン:
  4-6) ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13『悲愴』、7) バガテル変ホ長調Op.33 No.1、
 8) シューマン:蝶々Op.2、
 ショパン:ワルツ9) ロ短調Op.69 No.2、10) ホ短調Op.posth*.、
 11) フランク:交響的変奏曲
    【演奏】シャルル・ミュンシュ(指揮) パリ音楽院管弦楽団 *未発表曲 /


《CD 8》
 1-3) チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番ト長調Op.44*
    【演奏】グジェゴジュ・フィテルベルク(指揮) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
 ラフマニノフ:
  4-6) ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18
     【演奏】エーリヒ・ラインスドルフ(指揮) ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、
  7) ユモレスク ト長調Op.10 No.5、
  8) ブリス:バラザ(『二つの世界の男』より)
     【演奏】ミューア・マシーソン(指揮)
     ワシントン・ナショナル管弦楽団 *78回転またはLP未収録 /


《CD 9》〈デッカ録音集〉
 1-3) メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番ト短調Op.25
    【演奏】アナトール・フィストゥラーリ(指揮) ロンドン交響楽団、〈HMV録音集〉
 4-6) J.S.バッハ:3台のチェンバロのための協奏曲ハ長調BWV1064
    【演奏】ジョージ・マルコム、サーストン・ダート(チェンバロ)、デニス・ヴォーン(通奏低音)、
  ボリス・オード(指揮) プロ・アルテ管弦楽団、
 7-9) ヴィヴァルディ(バッハ編):4台のチェンバロのための協奏曲イ短調BWV1065
    【演奏】ジョージ・マルコム、サーストン・ダート、デニス・ヴォーン(チェンバロ)、
  ボリス・オード(指揮) プロ・アルテ管弦楽団、
 10-13) ヴィヴァルディ(ダート編):4台のチェンバロのための協奏曲ニ短調
    【演奏】ジョージ・マルコム、サーストン・ダート、デニス・ヴォーン(チェンバロ)、
  ボリス・オード(指揮) プロ・アルテ管弦楽団、
 14) マルコム:4台のチェンバロのためのモーツァルトの主題による変奏曲
    【演奏】ジョージ・マルコム、サーストン・ダート、デニス・ヴォーン(チェンバロ)、〈Saga録音集〉
 15) ベートーヴェン:バガテル イ短調WoO59『エリーゼのために』、
 16) シューマン:ロマンス嬰ヘ長調Op.28 No.2、
 17)シューマン(リスト編):献呈S.566 /〈Saga録音集〉


《CD 10》
 リスト:
  1) 小人の踊り(演奏会用練習曲S.145 No.2)、
  2) ため息(演奏会用練習曲S.144 No.3)、
 3) フォーレ:即興曲第2番ヘ短調Op.31、
 ドビュッシー:
  4) 月の光(『ベルガマスク組曲』より)、5) 沈める寺(前奏曲集第1巻第10曲)、
 グラナドス:6) マハと夜鳴きうぐいす(『ゴイェスカス』より)、7) 演奏会用アレグロ、
 8) ドホナーニ:狂詩曲ハ長調Op.11 No.1、
 グリーグ:
  9) 夜想曲(抒情小品集Op.54 No.4)、
  10) メロディ(抒情小品集Op.47 No.3)、11-13) ピアノ協奏曲イ短調Op.16
     【演奏】ヨン・フランセン(指揮) デンマーク王立管弦楽団
アイリーン・ジョイス(ピアノ、チェンバロ)

 ピアノ・ファンの方ならご存知かと思う。
 アイリーン・ジョイス。
 タスマニア生まれの美貌の女流ピアニストで、そのあまりの美しさに映画にまで引っ張り出された。
 まさにアイドル系ピアニストの走り。
 その後ヨーロッパ中で活躍して60年代に引退した。

 彼女は膨大なレパートリーを持っていたことでも知られる。
 70以上のレパートリーを持ち、ショパンの第1番とラフマニノフの第2番、アイアランドの協奏曲、ベートーヴェンの第5番を一日で演奏したこともあったという。
 現在でも熱心なファンがいるジョイス、しかしCDは極めて少なかった。それが今回どういう風の吹き回しか1933年から1959年のジョイスのスタジオ録音全集10枚組CDBOXが限定発売。
 おそらく早いうちに完売して5年後の人を悔しがらせることだろう。




 グレインジャー絶賛のオーストラリアの女流ピアニスト、アイリーン・ジョイスによる初のスタジオ録音全集BOXセット
 オーストラリアの女流ピアニスト、アイリーン・ジョイス(1908-1991)。若き日のジョイスについて、パーシー・グレインジャーは1926年に初めてその演奏を聴き、「あらゆる意味においてこの四半世紀に私が聴いた中で最も卓越した才能に恵まれた若いピアニスト」と書き記しました。
 ジョイスはひどく辺鄙なところだったという西オーストラリア州の鉱山の町から始まった不遇な幼少期をものともせず、キャリアを積み重ね、20世紀のピアノ音楽の国際的頂点に立ちました。
 今回初めて、1933年から1959年のジョイスのスタジオ録音全集(ピアニスト、チェンバロ奏者両方としての)が10枚組CDの限定盤BOXで発売されます。豪華な写真、解説が入ったブックレット付きです。

 【録音】1933年‐1959年 モノラル録音(CD 1-CD 9, CD 10: 1-10) ステレオ録音(CD 10: 11-13)




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オーストラリアELOQUENCE



4824933
(2CD)
\1800

《ウェストミンスター寺院のサイモン・プレストン》
《CD 1》
 1) J.S.バッハ:シュープラー・コラール集、
 モーツァルト:
  2) 自動オルガンのための幻想曲ヘ短調K.608、
  3) アダージョとアレグロへ短調K.594 /
《CD 2》
 1) ウォルトン:戴冠行進曲『王冠』(ハーバート・マリル編)、
 2) クラーク:デンマーク王子の行進曲(サイモン・プレストン編)、
 3) ヘンデル:死の行進
  (オラトリオ『サウル』HWV53より)(F.カニンガム・ウッズ編)、
 4) クラーク:トランペット・チューン(伝パーセル)(C.H.トレヴァー編)、
 5) エルガー:帝国行進曲Op.32(ジョージ・C. マーティン編)、
 6) ヴィエルヌ:フィナーレ(オルガン交響曲第1番ニ短調Op.14より)、
 7) ワーグナー:巡礼の合唱(歌劇『タンホイザー』より)(E.H.ルメア編)、
 8) ギルマン:ヘンデルの主題による行進曲Op.15、
 9) シューマン:練習曲第5番(ペダル・ピアノのための練習曲集Op.56より)
  (ジョン・E.ウェスト編)、
 10) カルク=エーレルト:凱旋行進曲「いざもろびとよ、神に感謝せよ」Op.65、
 11) ヴィドール:トッカータ(アレグロ)
  (オルガン交響曲第5番へ短調Op.42 No.1)
サイモン・プレストン(オルガン)
 (ウェストミンスター寺院のオルガン)

 ウェストミンスターのオルガニスト、プレストン初期の録音集
 サイモン・プレストンは合唱音楽を専門とする指揮者であると同時に、素晴らしいオルガン奏者でもありました。そのキャリアの初期、『グラモフォン』誌は彼について「オルガンの真の使者」と評しています。
 今回、プレストンがArgo/Deccaに行ったソロ・オルガン録音をすべて収録したシリーズ5タイトルが発売されます。
 この2枚組のアルバムはその中の1タイトルです。プレストンはロイヤル・フェスティバル・ホールでデビューを果たした1962年から1967年に副オルガニスト、その後1981年から1987年に正オルガニストと聖歌隊隊長としてウェストミンスター寺院の職務についていますが、この録音はその最初の期間に行われたものです。特にヴィドールの『トッカータ』はまさしく最初に録音されたものです。

 【録音】1963年6月(CD 2:11)、1964年2月24、27日(CD 1)、1965年5月3‐7日(CD 2:1-10)、ロンドン、ウェストミンスター寺院
 


4824925
(2CD)
\1800
《サイモン・プレストン〜20世紀オルガン音楽》
 ヒンデミット:
  オルガン・ソナタ1) 第1番*、2) 第2番*、3) 第3番*、
 4) マックスウェル・デイヴィス:おお大いなる神秘*、
 5) エルガー:オルガンのためのソナタOp.28*、
 6) レイトン:賛歌*、
 7) ブリッジ:アダージョ*、
 8) ハウエルズ:オルガンのためのラプソディOp.17 No.3*、
 9) ティペット:モンテヴェルディの晩祷による前奏曲*、
 10) ブリテン:ヴィットリアの主題による前奏曲とフーガ
*DECCA世界初CD化
サイモン・プレストン(オルガン)
 (イズリントン、福音史家聖ヨハネ教会のオルガン[1-3]、
  ロンドン、ロイヤル・フェスティバル・ホールのオルガン[4]、
  ブリストル、コルストン・ホールのオルガン[5-10])、
ピーター・マックスウェル・デイヴィス(指揮)
サイレンセスター・グラマー・スクール合唱団、
サイレンセスター・グラマー・スクール管弦楽団(4)

 マックスウェル・デイヴィス圧巻の大作など、イギリス作品を多数収録
 サイモン・プレストンは合唱音楽を専門とする指揮者であると同時に、素晴らしいオルガン奏者でもありました。そのキャリアの初期、『グラモフォン』誌は彼について「オルガンの真の使者」と評しています。今回、プレストンがArgo/Deccaに行ったソロ・オルガン録音をすべて収録したシリーズ5タイトルが発売されます。
 この2枚組のアルバムはその中の1タイトルで、20世紀の作曲家によるオルガン音楽を収録しています。プレストンはその前年夏にオルガン給費生だったケンブリッジ・キングス・カレッジを去ったばかりの1963年春に、グロスタシャー州サイレンセスターに招待されました。その町のグラマー・スクールで音楽を担当していたのが、1960年代戦後のイギリス音楽の火付け役として名を知られていたピーター・マックスウェル・デイヴィスでした。
 プレストンも同じようにイギリスの主な合唱団体を監督し、レベルの向上に貢献していました。プレストンはそのマックスウェル・デイヴィスによる、中世の定旋律「おお大いなる神秘」に基づく大作となる幻想曲を録音。この作品と企画は音楽教育の草分けで、幻想曲そのものからはこの作曲家が長大な作品を非常に巧みに組み立てていることがわかります。この後あまり録音される機会はなく、初演となるこの曲は現在でも一切その強い影響力を失っていません。1曲(ブリテンの『ヴィットリアの主題による前奏曲とフーガ』)を除くすべての曲がデッカによる世界初CD化となっています。

 【録音】1970年2月12、13日、イズリントン、福音史家聖ヨハネ教会(1-3)、1962年3月、グロスタシャー州、サイレンセスター、1963年3月、ロンドン、ロイヤル・フェスティバル・ホール(4)、1967年1月5‐6日、ブリストル、コルストン・ホール(5-10)
 


4824917
(2CD)
\1800
《サイモン・プレストン〜メシアン:オルガン作品集》
メシアン:
 1) 天上の宴*、2) 主の降誕、3) キリストの昇天*、4) 栄光に輝く身体*

*DECCA世界初CD化
サイモン・プレストン(オルガン)
 (ケンブリッジ、キングス・カレッジ・チャペルのオルガン[3]、
  ウェストミンスター寺院のオルガン[2]、
  セント・オールバンズ大聖堂のオルガン[1, 4])

 3つのオルガンで弾き分けたメシアンの作品集
 サイモン・プレストンは合唱音楽を専門とする指揮者であると同時に、素晴らしいオルガン奏者でもありました。そのキャリアの初期、『グラモフォン』誌は彼について「オルガンの真の使者」と評しています。今回、プレストンがArgo/Deccaに行ったソロ・オルガン録音をすべて収録したシリーズ5タイトルが発売されます。
 この2枚組のアルバムはその中の「メシアンのオルガン作品集」です。
 プレストンはその時期イギリスではあまり知られていなかったメシアンのオルガン作品をリサイタルや録音で積極的に採り入れました。
 ここではキングス・カレッジ・チャペル、ウェストミンスター寺院、セント・オールバンズそれぞれのオルガンで演奏しています。『主の降誕』以外の曲がデッカによる世界初CD化となっています。

  【録音】1962年8月3、4日、ケンブリッジ、キングス・カレッジ・チャペル(3)、1965年5月3‐7日、ロンドン、ウェストミンスター寺院(2)、1969年7月、セント・オールバンズ、セント・オールバンズ大聖堂(1, 4)
 


4824941
(2CD)
\1800
《サイモン・プレストン〜ロマン派オルガン作品》
 1) ブラームス:コラール前奏曲集Op.122 No.1, 8, 4,&10*、
 フランク:
  2) プレリュード、フーガと変奏曲Op.18*、
  3) コラール第2番ロ短調、4) 英雄的小品*、
 レーガー:
  5) トッカータ ニ長調Op.59 No.5*、
  6) フーガ ニ長調Op.59 No.6*、
  7) コラール『腹立ちまぎれに我を罰するな』による幻想曲Op.40 No.2*、
 8) ロイプケ:詩篇94番によるソナタ ハ短調*、
 リスト:
  9) コラール『私達へ、魂の救いを求める人々へ』による幻想曲とフーガS259*、
  10) バッハの名による幻想曲とフーガS.529*

*DECCA世界初CD化
サイモン・プレストン(オルガン)
 (セント・オールバンズ大聖堂のオルガン[1]、
 ケンブリッジ、キングス・カレッジ・チャペルのオルガン[2-4]、
 ウェストミンスター寺院のオルガン[5-8]、
 ハル、シティ・ホールのオルガン[9, 10])

 精力的に録音をこなした60年代のプレストンの名演集
 サイモン・プレストンは合唱音楽を専門とする指揮者であると同時に、素晴らしいオルガン奏者でもありました。そのキャリアの初期、『グラモフォン』誌は彼について「オルガンの真の使者」と評しています。今回、プレストンがArgo/Deccaに行ったソロ・オルガン録音をすべて収録したシリーズ5タイトルが発売されます。
 この2枚組のアルバムはその中の1タイトルで、ヨーロッパのロマン派オルガン作品を収録しています。1960年代、サイモン・プレストンのオルガンのLPは数ヵ月おきに出されていました。それほどその演奏は人気が高く、プレストンは録音のための時間管理も上手にこなし、イギリスの若きオルガニストとしての重責もさりげなく受け入れているようでした。フランクの『コラール第2番』を除いて、すべてデッカによる世界初CD化です。

 【録音】1968年1月15‐17日、セント・オールバンズ、セント・オールバンズ大聖堂(1)、1962年8月3, 4日、ケンブリッジ、キングス・カレッジ・チャペル(2-4)、1964年2月24, 27日、ロンドン、ウェストミンスター寺院(5-8)、1966年7月26, 30日、ハル、シティ・ホール(9, 10)
  


4828101
\1200
《サイモン・プレストン〜アメリカ変奏曲/華麗なるオルガン作品集》
 1) スーザ:星条旗よ永遠なれ、
 2) サン=サーンス:死の舞踏Op.40(ルメア編)、
 3) アイヴズ:アメリカ変奏曲、
 4) バック:夏の最後のバラOp.59、
 5) ボッシ:交響的練習曲Op.78、
 6) ルメア:アダージョ変ニ長調『月光とバラ』、
 7) ギルマン:オルガン・ソナタ第1番ニ短調Op.42
サイモン・プレストン(オルガン)
(ボストン、メシュエン・メモリアル・ミュージック・ホールのオルガン)

 アメリカのオルガンで奏される華やかなヴィルトゥオジティ
 サイモン・プレストンは合唱音楽を専門とする指揮者であると同時に、素晴らしいオルガン奏者でもありました。そのキャリアの初期、『グラモフォン』誌は彼について「オルガンの真の使者」と評しています。
 今回、プレストンがArgo/Deccaに行ったソロ・オルガン録音をすべて収録したシリーズ5タイトルが発売されます。
 このアルバムはプレストンがアメリカのオルガンで録音したものです。壮麗なスーザの『星条旗よ永遠なれ』で始まり、作曲と演奏、双方の華麗なるヴィルトゥオジティが繰り広げられています。

  【録音】1988年3月22‐24日、ボストン、メシュエン・メモリアル・ミュージック・ホール



<国内盤> 


ALPHA



Alpha299
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
パリのテレマン
 〜『パリ四重奏曲集』さまざま〜

 ①フーガ第14番
     (『20の小さなフーガ』TWV30より)
 ②四重奏ソナタ 第4番 変ロ長調
     (『新しい四重奏曲集』(1738)より)
 ③四重奏ソナタ 第2番 ヘ長調 TWV43:F1
  (『第4四重奏曲集』(1752)より)
 ④四重奏ソナタ 第1番 ト長調 TWV43:G1
  (『四重奏曲集』(1730)より)
 ⑤四重奏ソナタ 第6番 ホ短調 TWV43:e4
   (『新しい四重奏曲集』(1738)より)
アンサンブル・ネヴァーマインド
             (古楽器使用)
 アンナ・ベッソン(クラウト・トラヴェルソ)
 ルイ・クレアック(バロック・ヴァイオリン)
 ロバン・ファロ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ジャン・ロンドー(チェンバロ)

 話題騒然の新世代チェンバロ奏者ジャン・ロンドーと同等の曲者猛者たちが、テレマンの超・人気作に!
 今年4月の待望来日公演も大人気!風体からして明らかに只者ではない気配を漂わせた新世代チェンバロ奏者、ジャン・ロンドーが加わるグループ…といえば、このアンサンブル・ネヴァーマインドなる若きカルテットがいかに見過ごせない団体かおわかりいただけるはず!
 実際、他の3人もそれぞれに曲者ぞろいで、すでにAlphaレーベルでさきにリリースされたカンタン&ギユマン作品集は、柔和一辺倒ではなかったロココ音楽の危うい一面をあざやかに暴き出し、古楽ファンを騒然とさせました。そんなスリリングな体験を、今年歿後250周年となるテレマンの音楽でも味わえるなんて…!
 本人の知らぬ間に海賊出版でパリでも大人気になったテレマンが、後年みずからパリに凱旋、そこでフォルクレやブラヴェら当代随一の名手たちのために書いた『新しい四重奏曲集』などパリにゆかりの深い四重奏ソナタの数々は、ただでさえ古楽ファンに人気の高い演目…しかも、作曲家晩年(時代としては「バッハ歿後」)に出版された曲集からの1作も!興奮必至の新録音、これはちょっと見逃せません!

 


Alpha291
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
恋心はうつろう〜イタリア初期バロック、独唱とリュート〜
 モンテヴェルディ:
   ①アリアンナの嘆き ②ああ!わたしは死ぬ
   ③さあ、やさしい光が ④さらば、ローマよ(『ポッペアの戴冠』より)
 カッチーニ:
   ⑤いとも甘美なるため息⑥美しき薔薇は紫いろ
   ⑦では死ななくてはならないのか⑧あなたの美しい手を
   ⑨麗しのアマリッリ
 ストロッツィ:⑩恋を語るエラクリート(ヘラクレイトス)
 ディンディア:
   ⑪聞いてくださるか、あてどない詩歌を ⑫口づけしたい、おおフィッリ
   ⑬ディドーネの嘆き ⑭しかし何でしょう、むさくるしく薄暗く
 ファルコニエーリ:⑮アッレマンダ「村落の女」⑯甘美なる調べ ⑰コルレンテ
 ライモンド:⑱リチェルカータ
 メールラ:⑲信じる者は愚か者
 ルーカ・ピアンカ:⑳トッカータ(即興)
   ※曲順は①⑤⑩⑪⑳⑮⑥⑦⑧②⑫⑱⑬③⑯⑰⑨⑲⑭④
ロベルタ・マメリ(ソプラノ)
ルーカ・ピアンカ(アーチリュート)

 イタリア古楽の「いまの顔」マメリがAlphaに!しかもイタリア作品名品続々、異才リュート奏者と…!
 来日公演も少なからず、今や「本場イタリアのバロック専門家」として古楽ファンのあいだでは絶大な名声を誇るラ・ヴェネシアーナでの活躍はもとより、ソリストとしても縦横無尽の活躍をみせ日本にも熱烈なファンの多い名歌手、ロベルタ・マメリ!
 彼女がリュートひとつの真剣勝負でイタリア・バロック随一の名曲も多々盛り込んでみせた意欲的プログラムを録音するにあたって、そのデュオ・パートナーに選んだのが(同じくイタリア随一の古楽集団たる)イル・ジャルディーノ・アルモニコで鳴らした腕達者の異才ルーカ・ピアンカとは、なんという胸のときめく出会いでしょう!
 モンテヴェルディの『アリアンナの嘆き』やカッチーニの『アマリッリ』など超・有名曲も続々、古楽ファンをにやりとさせる定番「恋を語るエラクリート」やディンディアの半音階的表現など、聴きどころはそこかしこに…

 マメリの美声と細やかな解釈、Alphaレーベルこだわりの録音で聴き確かめられる嬉しさは格別!多彩なプログラムで末永く楽しめそうです。





LAUDA



LAU017
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4300+税
ルイモンテ 17世紀初頭、
 ブリュッセル宮廷のスペイン人作曲家

 ペドロ・ルイモンテ(1565-1627):
  『スペインのパルナスス山』(1614)より ビリャンシーコ(6曲)、マドリガーレ(4曲)
 ピーター・フィリップス(1560/61-1628):
  8声のモテット(4曲)、2声のモテット(1曲)、3声のモテット(2曲)
 ピーテル・コルネット(1570/80-1633):
  オルガン独奏のためのファンタジア(1曲)とトッカータ(1曲)
 マテオ・ロメロ(1575頃-1647):
  4声のロマンセ(1曲)
 リチャード・デアリング(1580頃-1630):
  5声のファンタジア(1曲)
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):
  8声のカンツォーナ(1曲)
アルベルト・レカセンス指揮
ラ・グランド・シャペル(古楽器使用)
ヘルマン・スティンデルス(org)

 ハプスブルク家のアルベルト大公がネーデルラント総督をつとめた時代の宮廷作曲家ペドロ・ルイモンテは、ルネサンスの作法を踏まえながらバロックに大きく踏み込んだ多声楽曲やビリャンシーコのような故国スペイン形式による音楽も多く手がけていた。
 スペイン音楽史の未知領域発掘に献身してきた大御所レカセンスらの名演で聴く、見過ごしがたい逸品の数々!





RICERCAR



MRIC384
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
オーランド・ギボンズ(1583-1623):
 ファンタジア(3・4・6声/1, 7, 8, 12, 14, 18, 19, 24, 32, 33, 39)
 パヴァーン(6声/41)
 ガリアード(3・6声/23, 42)
 イン・ノミネ(25, 28)
 窓からおいで(6声/40)
フランソワ・ジュベール=カイエ(各種vg・指揮)
アンサンブル・ラシェロン(古楽器使用)

 あのグレン・グールドも弾いたほどの有名人でありながら総体がいまひとつ掴みきれないギボンズの音楽世界を、無数の手稿譜で残っている合奏曲に焦点をあて、英国流儀のガンバ合奏でたっぷりと——
 当時の英国における作例を徹底究明、厳密な考証にもとづき再現された楽器群は「ガンバのみ」。撥弦など入らない響きの妙は、さすが古楽の老舗Ricercarが認める名手ジュベール=カイエと言いたくなる本格派の最新録音!





OMF



KCD-2058
\2780+税
アマリッリ麗し/福井敬
 1. こんなふうに僕を軽蔑して
   ジローラモ・フレスコバルディ (1583.1643)
 2. このうえなく美しい髪
   アンドレア・ファルコニエーリ (1585/1586.1656)
 3.《5声のバレット集》より 恋する人(楽しい人生) 
  ジョバンニ・ジャコモ・ガストルディ (c. 1554.1609)
 4. アマリッリ、美しいひと
   ジュリオ・カッチーニ (c. 1545.1618)
 5. 6. 音楽寓話劇《オルフェオ》より天上の薔薇〜覚えているだろうか、影なす森よ
    クラウディオ・モンテヴェルディ (1567.1643)
 7. きみの自由を奪った男が
    ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス
 8. 愛の神よ、あなたは翼を持っている
    ジュリオ・カッチーニ
 9.きれいなきれいなおじょうさん
   ヴィンチェンツォ・カレスターニ (1589.1617)
 10. 美しい瞳が私を殺す
    ルイジ・ロッシ (c. 1597.1653)
 11. 悲しみの聖母
    ジョヴァンニ・フェリーチェ・サンチェス
 12. 胸のうちにある苦しみが
    クラウディオ・モンテヴェルディ
 13. 若者とは? 映画『ロミオとジュリエット』より
    ニーノ・ロータ
福井敬(テノール)
古楽アンサンブル アントネッロ
濱田芳通(リコーダー&コルネット)
石川かおり(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
西山まりえ(チェンバロ&ヒストリカル・ハープ)

 福井敬の新たなる境地!今一番刺激的な古楽アンサンブル、アントネッロと紡ぐ初期バロックの世界言うまでもなく福井敬は、日本を代表するテノールのひとりである。華やかなオペラの舞台からリート、日本のうたまで、そのレパートリーは広く、表現は深い。
 そんな福井敬が、初期バロックの名曲を録音した。ワーグナーやヴェルディの大曲で見知っている福井敬の、別の顔に出会える素敵なアルバムだ。福井敬独特の、よく響き、甘く、ちょっと切なく、でもあくまでも端正な声が、アントネッロという今いちばん旬な古楽アンサンブルに支えられ、刺激されて、融通無碍に飛翔する。
 教室のお手本のような古典歌曲ではなく、「バロック」のスリリングな美を、文字通り「体感」させてくれるディスクである。ほんと、痺れます。

   加藤 浩子



















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