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≪第95号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その2 2017/11/28〜






12/1(金)紹介新譜

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS

ALT 380
\2800→\2590
超貴重初出音源!
「マタチッチのブルックナー第9番となれば、これを真っ先に聴けばいい」
 1963年マタチッチ&フランス国立管

  ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
フランス国立管弦楽団
 「マタチッチのブルックナー第9番となれば、これを真っ先に聴けばいい」と平林直哉氏が絶賛。厳しく凛々しく、そして祈りに満ちた超名演!

 録音:1963年1月29日/シャンゼリゼ劇場におけるライヴ録音(ステレオ)/国内プレス、日本語帯・解説付

 INA(フランス国立視聴覚研究所)のアーカイヴから発掘された超貴重初出音源!1963 年にマタチッチがフランス国立管弦楽団を振ったライヴ。しかもステレオ録音!
 マタチッチが得意としたブルックナー、その名演を見事な音質でお楽しみ頂けます。
 9 番はいくつかのオーケストラとの録音が残っていますが、この演奏は最も優れていると言っても過言ではありません。充実した響きにあふれ、厳しく凛々しく、そして祈りに満ちた演奏。フランス国立管の明るく柔らかい音色とのマッチングも非常に良いです。マタチッチのブル9 のファースト・チョイスとしてお勧めできるディスクの登場です。

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ALT 379
\2800→\2590
マタチッチ&フランス国立管
 ブルックナーの3番に新たな名盤誕生!

  ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
フランス国立管弦楽団
 「音の張りや輝きは1983年盤を上回っている」—平林直哉
 上質のステレオ録音を発掘、豪快白熱のマタチッチ節!ブルックナーの3番に新たな名盤誕生!

 録音:1965年1月26日/シャンゼリゼ劇場におけるライヴ録音(ステレオ)/国内プレス、日本語帯・解説付

  INA(フランス国立視聴覚研究所)のアーカイヴから発掘された超貴重初出音源!1965 年にマタチッチがフランス国立管弦楽団を振ったライヴ。しかもステレオ録音!マタチッチが得意としたブルックナー、その名演を見事な音質でお楽しみ頂けます。
 第2 稿を基本とした楽譜を使用。力強く野心的な筆致で書かれた3 番を、マタチッチらしく豪快に熱く演奏しています。特にバリバリとまぶしく鳴り響くブラスの強烈さが圧倒的。細部の作り込みも素晴らしく、透明で美しい弦にも注目です。
 1965 年と言えばマタチッチが初来日を果たした年。9 月にスラヴ歌劇団とともに来日、『ボリス・ゴドゥノフ』を演奏(ALT-353 で発売中)した、日本人にとって記念すべき年であります。あわせてお聴き頂くのも一興かと思います。




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GLOBAL CULTURE AGENCY



GCAC 1016/7
(2XRCD)
\5400→\4990
ホルショフスキー晩年の貴重なソロ・アルバム
 J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻(全曲)BWV846-869

 [CD1] 第1番 ハ長調BWV846〜第13番 嬰へ長調BWV858
 [CD2] 第14番 嬰へ短調BWV859〜第24番 ロ短調BWV869
ミエチスラフ・ホルショフスキー(ピアノ)
 端正で美しい音の調べ、機知に富んだフレージング!ホルショフスキー晩年の貴重なソロ・アルバム。名盤の誉れ高い『平均律』がXRCD に生まれ変わって新登場!

 録音:1979-80年/ニューヨーク、ヴァンガード23 丁目スタジオ/CD1 : 58’58’’、CD2 : 56’29’’、ステレオ

 Vanguard Classic レーベルの名盤、ホルショフスキーの『平均律』が復活!
 しかも音質面が大幅に改善されました!レーベル提供の公式音源に名エンジニア杉本一家氏がリマスターを施し、通常CD プレーヤーで再生できる高音質フォーマットであるXRCD として復刻。玄人御用達、数ある『平均律』録音の中でも随一と言ってよい名盤を、より良い音でお楽しみ頂けるようになりました!
 ホルショフスキーにとって『平均律』の唯一の録音となるのがこの第1 巻。録音時、御年すでに80 代後半ですが、表現力はまったく衰えるところなく感動的。非常に端正な演奏で、淀みのない洗練された音の運び、過度な表情付けの無い折り目正しいフレージングがとても美しいです。テンポは緩やかに揺れ動き、重要なフレーズには自然な重みが加わります。ペダルはほとんど使っておらず、それぞれの声部が繊細かつ軽やかに浮き立ち対話しています。語るべきことを語り切っていながらも、冷たく突き放さず、温かく迎え入れてくれるようなバッハ。永く名盤とされてきたのもうなずける素晴らしい演奏です。
 ホルショフスキーは1892 年生まれのポーランドのピアニスト。母親はショパンの弟子カロル・ミクリに学んだピアニストでした。彼はその母から手ほどきを受けたのち、ウィーンでツェルニーの弟子テオドール・レシェティツキに師事。そして10 歳になるかならないかでワルシャワ・フィルと共演、ベートーヴェンの第1 協奏曲を弾き本格デビューを飾り、神童として名を馳せます。
 ヨアヒムやフォーレに演奏を聴かせたり、カザルス、トスカニーニ、グラナドスといった音楽家と知り合ったり、『春の祭典』の初演を聴いたりと、ホルショフスキーの若き日々にはおおいなる時代を感じます。以降、演奏・教育ともに充実した音楽活動を長く続け、晩年はソロ・ピアニストとしてふたたび脚光を浴び、95 歳のときに初来日。1993 年、100 歳で亡くなるまで各所で精力的にリサイタルを続けました。



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ICA CLASSICS



ICAC-5145
(4CD)
\6000→\4490確定!
現時点では期限なし
Richard Itter Collection
 オットー・クレンペラー:1955-1956年秘蔵音源集
  モーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、ブラームス、ブルックナーの交響曲
  
 コンチェルトのヴァイオリンはギンペル!
【CD1】
 モーツァルト(1756-1791):
  1-4.交響曲 第29番 イ長調 K201
  5-8.交響曲 第40番 ト短調 K550
  9-11.ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調「トルコ風」K219
   ブロニスワフ・ギンペル(ヴァイオリン)…9-11
   フィルハーモニア管弦楽団
【CD2】
 1-4.ベートーヴェン(1770-1827):交響曲 第2番 ニ長調 Op.36
 5-8.シューマン(1810-186):交響曲 第4番 ニ短調 Op.120
  BBC交響楽団
【CD3】
 ブラームス(1833-1897):
  1.悲劇的序曲 Op.81
  2-5.交響曲 第2番 ニ長調 Op.73
  6-9.モーツァルト:セレナード 第13番 ト長調「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」K525
   フィルハーモニア管弦楽団
【CD4】
 1-4.ブルックナー(1824-1896):交響曲 第7番 ホ長調 WAB107(1885年初版ハース校訂版)
 5.ドビュッシー(1862-1918):夜想曲 第2楽章「祭」
  BBC交響楽団
オットー・クレンペラー(指揮)
世界初CD化

 英国の録音史において貴重な役割を果たしたRichard Itter-リチャード・イッター(1928-2014)。
 彼はもともと録音に対して興味を抱いており、1951年に開設された英国の放送局“BBC Wrotham transmitter”の放送(1955年からはVHF/FM放送が開始された)を私的使用するためだけに、当時最高級の機材を用いて録音していました。1952年から1996年まで、およそ1500点にのぼる放送録音は、貴重なコレクションとして現在も大切に保存されています。

 また、イッターは1959年にプライヴェート・レーベル「Lyrita Recorded Edition」を設立し、こちらは大手レーベル(HMV、Deccaなど)がリリースしなかったアイアランドやフィンジなど「英国の知られざる作曲家」を積極的に紹介し、1960年代における彼らの作品普及に大きく貢献しています。1970年代になると、さらにバックス、モーラン、オルウィン、ブリッジ、ローストーン、ラブラなどの交響的作品や協奏曲の初演録音を追加、こちらの音源の多くは現在“Nimbus Records”にライセンスされ、流通しています。

 ICA CLASSICSは、BBCと12年間の交渉との末、ようやく契約がまとまり、イッターの膨大な録音の中から40タイトルをリリースします。これらは前述のとおり、これまでに市場に出たことのない貴重なものです。


 録音 MONO
  1955年 ロイヤル・フェスティヴァルホール…CD1.CD3
  1956年 BBCスタジオ…CD2.CD4


 1939年、50歳代半ばで病に倒れ、一時は指揮者として再生不能とまでされたクレンペラーですが、第二次世界大戦後には完全復帰、世界各地のオーケストラを指揮し名声を高めます。そしてロンドンでの客演が評判を呼び、これを聴いたウォルター・レッグが(ちょうどカラヤンの後任を探していた)1952年に彼と契約を結んだことは良く知られています。
 以降、クレンペラーとフィルハーモニア管の関係は良好となり次々と名盤が生まれましたが、この録音はEMIからはリリースされなかったもの。ブルックナーやブラームスなど、クレンペラーらしい厳格な演奏が並んでいます。
 また、モーツァルトの協奏曲でソロを務めているのはブロニスワフ・ギンペル。クレンペラーお気に入りのヴァイオリニストで、1937年から1942年には当時ロサンゼルス・フィルハーモニックの指揮者を務めていたクレンペラーはギンペルをコンサートマスターに迎えたほど、彼の演奏を高く評価していましたが、録音はあまり残されておらず、こちらも貴重な記録です。




HECTORとアリア・レーベル
ギンペルの貴重なアルバム
HECTOR
HRR-11012
(RARE SELECTION)
1CD-R\1290
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35 
パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.6
 (アウグスト・ヴィルヘルミ編 第1楽章のみ)*
 (12inch Opera1187 - 1960年代初期録音MONO)
 (12inch Vox PL10450 - 1950年代後期録音MONO)*
ブロニスワフ・ギンぺル(ヴァイオリン)
ヨハネス・シュラー指揮
バンベルグ交響楽団
ロルフ・ラインハルト指揮*
南西ドイツ放送交響楽団(バーデン・バーデン)*

 ブロニスワフ・ギンペル。1911年ポーランド生まれのヴァイオリニスト。
 14 歳でウィーンフィルと協演してゴルドマルクの協奏曲を演奏し大評判となった。イタリアのヴィットリオ・エマヌエレ3世王やローマ法王の前で演奏し、パガニーニの墓前でパガニーニ愛用のグァルネリを披露、ユダヤ系のため戦争中はアメリカにわたりクレンペラーの招きでロス・フィルのコンサート・マスターを務めた。

 映画「戦場のピアニスト」で知られるシュピルマンとも世界中で2,500回を超えるデュオ・コンサートを開いたことでも知られる。大戦後はドイツのカールスルーエ音楽院などで教鞭をとるかたわら各地でソロ活動を行うなど、世界的に活躍してきた。

 その演奏はヨーロッパの正統を感じさせる気品あふれるもの。磨きぬかれた音、考え抜かれたフレージング。派手さはないが、しっかりと聴くものの耳をとらえて離さない。しかも円熟正統派のはずなのに、1曲の中で2,3回、はっとさせられて姿勢を整えてしまう瞬間が訪れる。そして聴き終わったあと非常に満ち足りた充足感を味わうことができる。

 このチャイコフスキーもおごらず飾らず、芯の詰まった楷書的演奏。きっちり丁寧すぎるくらいすべての旋律を弾ききる。しかしそこに広がるまるで花園のごとき香り豊かな世界。「一音たりともゆるがせにしない」・・・なんて使い古された言葉があえて口から漏れそうな、その愛情に満ちた真摯な演奏。
 そう、ギンペルの演奏には喜びや愛情があふれている。
 音楽を真剣に愛する人にこそぜひ聴いてほしい演奏。

パッケージは薄CD袋入り、ジャケ印刷とCD-R盤面印刷のみ。


アリア・レーベル
AR 0043
\1700
第43弾
 ブロニスワフ・ギンペル
  (1)メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 作品64
  (2)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 
ブロニスワフ・ギンペル(Vn)
 (1)ヨハネス・シューラー指揮
  バンベルク交響楽団
 (2)アルトゥール・グリューバー指揮
  ベルリン交響楽団
原盤:12inch OPERA ST1926 & 1932 ステレオ
録音:(1)1960年9月、(2)1963年頃

 さてそのギンペル、ほかにも協奏曲録音をいくつも残していて、その多くはすでにHECTORがリリースしているのだが、有名なメンデルスゾーンとブラームスはまだだった。
 で、その二つの音源は以前「オイロディスク・ヴィンテージ・コレクション」でCD化されたことがある。そのときは狂喜したのだが・・・実際に聴いてみると悲しいかな音がか細い。
 針金をキイキイ言わせたような金属的な音に、「ギンペルのヴァイオリンってこんな音だっけ」とちょっといぶかしく思っていた。

 そこに今回会員の方から復刻の依頼があったので、ARDMOREともども「もっといいものを」、と立ち上がったわけである。ちなみに今回復刻に使用したのは、オイロディスク盤ではなく、当時会員制だった貴重なOPERA盤。
 そうしてよみがえった2つの協奏曲録音は、・・・「これぞギンペル」。
 確信に満ちた節回しに、品格あふれる語り口。そして何よりこのひたむきでまっすぐな存在感。

 店主は宣伝文句の中でよく、「別の盤をお持ちの方はあえて買いなおさくてもいいかも」というのだが・・・今回は別。
 今までギンペルを聴いたことがなかった方も、以前「オイロディスク・ヴィンテージ・コレクション」を購入された方もぜひ。

 フォーマットはCD-R。ケースは薄型で、シンプルなデザインのジャケットと盤面印刷の仕様です。針音や歪みなどのオリジナル・ノイズがありますがご了承ください。


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ICAC-5143
\2300→\1850確定!
現時点では期限なし
Richard Itter Collection
グィド・カンテッリ/1953年秘蔵音源集

 1.ロッシーニ(1792-1868):歌劇《セミラーミデ》序曲
 2-5.シューマン(1810-1856):交響曲 第4番 ニ短調 Op.120
 6-9.ブラームス(1833-1897):交響曲 第1番 ハ短調 Op.68
グィド・カンテッリ(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団

 イタリアのミラノ近郊で生まれ、幼いころからピアノの天才少年として活躍したカンテッリ。 指揮者として活躍を始めてすぐ、イタリア軍に召集されレジスタンス活動に身を投じますが、その間も音楽活動を続け、第二次世界大戦終戦後はミラノ・スカラ座を皮切りに、次々とオーケストラを指揮し、「トスカニーニの後継者」と目されるまでになりました。
 1949年にはトスカニーニの招きでアメリカにもデビュー、次いでイギリスでもフィルハーモニア管弦楽団に客演、1956年11月にはついにデ・サバタの後任としてスカラ座の音楽監督に指名された矢先、11月24日に不慮の航空機事故でカンテッリは36歳の若さでこの世を去ってしまいました。
 この録音は1953年、フィルハーモニア管に客演した時の演奏を収録したもの。抑制の効いた解釈と木管楽器などの美しい響きが高く評価された演奏です。
 ここで演奏されている曲目はどれもカンテッリのお気に入りで、中でもブラームスの交響曲は短い生涯の間に46回、ロッシーニの「セミラーミデ」序曲は38回演奏された記録が残っています。

  録音  MONO
  1953年5月11日  ロイヤル・アルバートホール ライヴ録音
  世界初CD化


アリア・レーベル
1950年9月/カンテルリ&ミラノ・スカラ座管

 チャイコフスキー交響曲第5番

アリア・レーベル
AR 0026
\1700
カンテルリ&ミラノ・スカラ座管
 チャイコフスキー交響曲第5番
グイド・カンテルリ指揮
ミラノ・スカラ座管弦楽団
原盤:78rpm HMV DB9583/7
録音:1950年9月23,26日 ロンドン

 このチャイコフスキーの交響曲第5番は1950年9月の録音。
 カンテルリは異常な完全主義者だったことでも知られ、その練習は熾烈を極め、またせっかく為された録音でも許可されなかったものもある。今回の録音はそんなカンテルリがスカラ座管を指揮して「ロンドン」で行ったスタジオ録音。その時期に行われたイギリスでのスカラ座管との公演が大評判になったため、急遽スタジオ・レコーディングされたと言われている。
 レコーディングに用意されたのは僅か2日だったが、不安がる関係者をよそに、ここでカンテルリは完全な録音を果たす。カンテルリ、2日で仕上げる自信があったからこそ引き受けたのだ。

 結果的にスカラ座管との正規録音はこの演奏だけということになってしまった。が、この1枚のレコードによってカンテルリの名は世界中に知られることになる。そしてこのアルバムの成功を経て、翌年からフィルハーモニア管との多くの録音が残されていくことになる。
 つまりこの録音はカンテルリの人生を大きく飛躍させる重要なものだった。

 演奏は、当時はかなり斬新だったようだが、今聴くと極めてオーソドックス。逆にカンテルリが時代に先駆けた解釈をしていたことが分かる。
 スカラ座管の明るく華やかな音色が、突き抜ける南欧の空のように鮮やかに浮き上がり、力みのないストレートな表現が屈託なく抵抗なく心に届く。
 個性的な爆裂演奏というのとは全く違う、戦後のクラシック演奏の未来をみはるかすような機能的でスタイリッシュな演奏。

 この演奏を聴いて、レコード会社関係者はこれからのクラシック演奏の形がどうなるかを確信したのではないか。

 フォーマットはCD-R。ケースは薄型で、シンプルなデザインのジャケットと盤面印刷の仕様です。
 針音や歪みなどのオリジナル・ノイズがありますがご了承ください。




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LYRITA(ITTER BROADCAST COLLECTION)



REAM.1137
(CD-R)
\2500→\2290
ユージン・グーセンス/レイモンド・レッパード
 アーノルド・バックスの交響曲第2番、
  ピアノと管弦楽のための「冬の伝説」

   バックス:
    交響曲第2番〔BBC放送日:1956年11月3日〕
    ピアノと管弦楽のための 《冬の伝説》 *
     〔BBC放送日:1978年10月6日〕
ユージン・グーセンス(指揮)
BBC交響楽団
ジョン・マッケイブ(ピアノ)*
レイモンド・レッパード(指揮)*
BBCノーザン交響楽団*
 「Itter Broadcast Collection」は、リリタ(Lyrita)の創設者リチャード・イッターが所有していたBBCの放送録音を収録したテープ、アセテート盤からの復刻によるシリーズ。
 アーノルド・バックスの交響曲第2番は、この曲の英国初演を担ったユージン・グーセンスの指揮による録音。ピアノと管弦楽のための「冬の伝説」は、2015年2月13日に75歳でこの世を去った現代イギリス音楽界の大御所、ジョン・マッケイブ(1939−2015)とレイモンド・レッパードによるもの。

 ※MONO/STEREO*
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



マイナー・レーベル新譜


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PROFIL



PH 17024
(18CD)
\8400→\7990
ついに完成! シャラー執念のブルックナー交響曲全集
 アントン・ブルックナー・エディション
  (ゲルト・シャラー版)
ゲルト・シャラー(指揮)
フィルハーモニー・フェスティヴァ
  Disc 1 43’ 23”
   ・交響曲ヘ短調WAB. 99
     収録:2015 年9月/レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン(ライヴ)
  Disc 2 51’ 34”
   ・交響曲第1番ハ短調WAB. 101(1866年/キャラガン校訂)
     収録:2011年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
  Disc 3 43’ 29”
   ・交響曲第0番ニ短調WAB. 100
     収録:2015 年3月/レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン(ライヴ)
  Disc 4 70’ 21”
   ・交響曲第2番ハ短調WAB. 102(1872年/キャラガン校訂)
     収録:2011年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
  Disc 5 70’ 24”
   ・交響曲第3番ニ短調WAB. 103(1874年/キャラガン校訂)
     収録:2011年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
  Disc 6 65’ 43”
   ・交響曲第4番変ホ長調WAB. 104「ロマンティック」(1878/80年版)
     収録:2007年7月29日/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
  Disc 7 60’ 11”
   ・交響曲第4番変ホ長調WAB. 104「ロマンティック」
    (1878年版「村の祭り」フィナーレ/キャラガン校訂)
     収録:2013 年1月/レゲンテンバウ・バート・キッシンゲン(ライヴ)
  Disc 8 72’ 52”
   ・交響曲第5 番変ロ長調WAB. 105
     収録:2013年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
  Disc 9 57’ 30”
   ・交響曲第6番イ長調WAB. 106
     収録:2013年8月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
  Disc 10 64’ 52”
   ・交響曲第7番ホ長調WAB. 107(1885年ノーヴァク版)
     収録:2008年7月29日/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
  Disc 11, 12 61’ 14”/38’ 15”
   ・交響曲第8番ハ短調WAB. 108(1888年異版)
    キツラー父子:葬送音楽〜アントン・ブルックナーの思い出
     (シャラーによるオーケストレーション復元)
     収録:2012年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
  Disc 13, 14 36’ 54” /46’ 47”
   ・交響曲第9 番ニ短調WAB. 109(ウィリアム・キャラガンによるフィナーレ補筆完成版)
     収録:2010年8月1日/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
  Disc 15, 16 36’ 54”/47’ 43”
   ・交響曲第9番ニ短調(ゲルト・シャラー改訂による完全版)
     収録:2016年7月/エーブラハ、大修道院附属教会(ライヴ)
  Disc 17, 18 60’ 21” /56’ 48”
   ・ミサ曲第3番ヘ短調WAB. 28(1893年版)/・詩篇146
     アニア・フェグリー(ソプラノ)、フランツィスカ・ゴットヴァルト(アルト)、
     クレメンス・ビーバー(テノール)、ティモ・リーホネン(バス)、
     ミュンヘン・フィルハーモニー合唱団
   「オルガン曲集」
    ・即興演奏用の主題集(エルヴィン・ホーン編纂)/・アンダンテ ニ短調 (WAB130)/
    ・後奏曲 ニ短調 (WAB126)/・前奏曲とフーガ ハ短調 (WAB131)/
    ・フーガ ニ短調 (WAB125)/・前奏曲ハ長調 (WAB129)/
     ゲルト・シャラー(オルガン)
     収録:2015年7月/エーブラハ大修道院付属教会、バイエルン放送スタジオ
 
 ステレオ

 2017 年8 月に23 枚組の「ブルックナー・エディション」を出したばかりのProfil 社ですが、ゲルト・シャラーとフィルハーモニー・フェスティヴァが全交響曲の録音を終えたため、彼らによる交響曲全集を早くもリリース。
 シャラーは2007 年から2015 年まで8 年をかけてブルックナーの全9 曲の交響曲のみならず、第00 番や第0 番、第4 番の「村の祭り」フィナーレ版、第9 番のシャラーによる補筆完成版、さらにはミサ曲第3 番、詩篇146 まで手掛けるという徹底ぶり。
 またオルガニストとして現存するオルガン曲をすべて録音しているのも貴重。
 シャラーは基本ウィリアム・キャラガンの校訂版を使用。またオーケストラはフィルハーモニー・フェスティヴァ、フランコニアにあるエーブラハ大修道院附属教会でのコンサートのライヴ録音となっています。教会の響きはブルックナーの音楽にぴったりで、あたかも巨大なオルガンのような壮麗さに圧倒されます。
 通常これだけの作品を揃えるのは困難なうえ、驚きの価格なため、ぜひとも1セット揃えておきたい魅力のBox となっています。
 ブックレットはトラック・リストのみで楽曲解説はありません。あらかじめご了承ください。





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HAENSSLER

HC 16001
(4CD)
\5600→\4990

2009〜2015年録音
 トーマス・ファイ&ハイデルベルク交響楽団

  ハイドン:交響曲第93番-第104番「ロンドン・セット」

 CD 1
  (1)交響曲第93番 ニ長調 Hob.I-93
  (2)交響曲第94番 ト長調「 驚愕」 Hob.I-94
  (3)交響曲第103番 変ホ長調「 太鼓連打」 Hob.I-103
 CD 2
  (4)交響曲第95番 ハ短調 Hob.I-95
  (5)交響曲第96番 ニ長調「 奇跡」 Hob.I-96
  (6)交響曲第97番 ハ長調 Hob.I-97

 CD 3
  (7)交響曲第98番 変ロ長調 Hob.I-98
  (8)交響曲第99番 変ホ長調 Hob.I-99
  (9)交響曲第100番 ト長調「 軍隊」 Hob.I-100
 CD 4
  (10)交響曲第101番 ニ長調「 時計」 Hob.I-101
  (11)交響曲第102番 変ロ長調 Hob.I-102
  (12)交響曲第104番 ニ長調「 ロンドン」 Hob.I-104

トーマス・ファイ(指揮)
ハイデルベルク交響楽団
 活き活きとした快演!鬼才ファイによるロンドン・セット!

 セッション録音:【(1)2009年3月、(5)2009年6月、(7)2013年9月、(3)2013年10月、(10)2015年10月/ハイデルベルク=ドッセンハイム、マルティン・ルター・ハウス】【(2)(12)1999年、(4)2001年5月、/メルレンバッハ、ビュルガーハウス】【(6)2009年6月/ルドルフ・ヴィルト・ハレ、エッペルハイム】【(8)(9)2013年3月/ヴィースロッホ・パラティン】【(11)2012年5月/ゲゼルシャフトハウス、プファッフェングルント 】
 CD 1:78’57”、CD 2:70’10”、CD 3:76’45”、CD 4:78’10”

 颯爽としたピリオド・アプローチがたまらないトーマス・ファイ率いるハイデルベルク交響楽団によるハイドンの交響曲の録音よりロンドン・セットが登場します!
 総じて快速テンポでノンヴィブラート奏法と激烈アプローチとのコントラストが実に鮮やかな演奏が特徴のファイ。明るく弾むようなファイの音楽は聴き手を虜にさせる力を備えています。
 また、前へ前へと音を導くファイの指揮にくらいつくハイデルベルク響の演奏も素晴らしく、期待を裏切らぬ洗練されたアンサンブルで魅せてくれます。粒立ちの良さと強弱でインパクトを与えるファイの「ハイドン・セット」をお楽しみください!



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 再起はかなり難しそうな気配のトーマス・ファイ。

 元気であれば彼の金字塔的大偉業になったであろうハイドン交響曲全集。
 今回はその旧録音から第93番-第104番「ロンドン・セット」をボックスにして発売。

 ただ店主の調査では94、95、104番が収録された分売アルバムはすでに廃盤。

 そして・・・2015年録音の交響曲第101番 「時計」は今回が初収録ではないか。

 ただこの録音、2015年収録だとしたら、ファイが指揮したものではないかもしれない。
 ハイデルベルク響とHAENSSLER社の契約が打ち切られるという話が出てきたのが2014年の10月(現在は契約継続。)。
 当時「第22弾が最終巻となる」という情報が流れ、その2014年年末にファイの身に何かが起き、指揮台に立てなくなったと聞いているから・・・。
 


ハイデルベルク交響楽団/ハイドン交響曲全集シリーズ旧譜

すでに入手困難なものも現れつつあります。

HC 16088
(2CD)
\4000→\3690
トーマス・ファイ&指揮者なし
 ハイデルベルク交響楽団/ハイドン全集シリーズ第23弾

 [CD1]
  交響曲第6番ニ長調『朝』 Hob.I:6
  交響曲第7番ハ長調『昼』 Hob.I:7
  交響曲第8番ト長調『夕』 Hob.I:8
 [CD2]
  交響曲第35番変ロ長調 Hob.I:35
  交響曲第46番ロ長調 Hob.I:46
  交響曲第51番変ロ長調 Hob.I:51
(1)トーマス・ファイ(指揮)
(2)ベンジャミン・シュピルナー(コンサート・マスター)
ハイデルベルク交響楽団
 ハイデルベルク交響楽団のハイドン第23 集は2 枚組。『朝』『昼』『夕』に疾風怒濤期の3曲!

 録音:[CD1]2014年3月、[CD2]2016年6月/77’18’’、70’39’’

 颯爽とした古楽器演奏がたまらないファイのハイドン交響曲全集シリーズ、第23 弾となる今作は2 枚組での発売です。
 CD1 は若きハイドンが合奏協奏曲風に描いた三部作『朝』『昼』『夕』を収録。各楽器が次々にソロを聴かせる作品で、愉悦に富んだ演奏が繰り広げられています。
 CD2 には疾風怒濤期の3 曲を収録。第46 番はシャープ4 つのロ長調を主調とする古典派としては非常に異質な交響曲であり、弾きやすさを犠牲にすることによって得られる激しさが前面に出た快作です。


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 時代の先端をいく天才鬼才指揮者として我が道を進んでいたファイ・・・それが最近あまり名前を聞かなくなっていた。

 1、2年前だろうか、ハイデルベルク響の関係者から「ファイとハイデルベルク響はHANSSLERから契約が打ち切られた」と聞いた。
 事実2014年6月案内のハイドン第22弾以降、新録音はリリースされてない(ハイオウ・チャンとのすさまじいモーツァルトが出たが録音は2012年)。
 第22弾の、ファイが頭を抱えたジャケットは象徴的ですらあった。
 さらに未確認の情報だが、その後ファイは大きな事故に遭い、音楽家生命が危ぶまれているという噂もあった。

 いずれにしてもファイの安否、前途が大いに心配されていた。

 そんなところにファイのハイドンの第23弾が、なんとHANSSLERから登場したわけである。
 しかも2016年6月!最新録音である!

 代理店の情報としては、当時は契約が打ち切られたというよりは、体調不良(事故か病気かは依然不明)で録音が中断していたと認識していたらしい。
 なんにせよとりあえずこうして録音が復活したことを喜びたいと思う。

 ・・・と、書いたのだが、CD2の35,46,51番は指揮者なしだった・・・。
 CD2、つまり2016年6月最新録音のほうは、ファイの指揮ではない・・・
 結果的にファイのHANSSLERとの契約切れ、あるいは体調不安説をさらに裏付ける結果となってしまった・・・

 ハイデルベルク響、ファイなしでの活動に本格的に乗り出したということか。

 それはそれで仕方ないとして、大丈夫か、ファイ。




98 031
\2500→\2290
トーマス・ファイ&ハイデルベルク交響楽団/ハイドン全集の第22弾
 ハイドン:
  (1)交響曲第98番 変ロ長調Hob.I:98(26’21”)
  (2)交響曲第103番 変ホ長調「太鼓連打」Hob.I:103(32’24”)
トーマス・ファイ(指揮)
ハイデルベルク交響楽団
 強烈な太鼓連打!!鬼才ファイ& ハイデルベルク響、ハイドン全集、第22 弾は交響曲103 番「太鼓連打」と第98 番!

 録音:2013 年9 月5 & 6 日、10 月22 日/ハイデルベルク=ドッセンハイム、マルティン・ルター・ハウス(デジタル・セッション)/DDD、58’45”

 斬新な解釈で鮮烈な印象を与えるトーマス・ファイ&ハイデルベルク交響楽団によるハイドン全集の第22 弾はロンドン・セットから103 番「太鼓連打」と98 番です!103 番「太鼓連打」導入部のティンパニの連打は速打ちとも言えるテンポですが、当演奏は粒立ちの良さと強弱でインパクトを与えます。
 太鼓の達人も驚きの太鼓連打と言えましょう。そして弦楽器の美しさと管楽器のパーカッション的な演奏が曲全体にメリハリを与えます。ますます円熟したアンサンブルを見せるファイ&ハイデルベルク交響楽団の今後のリリースにも注目必至です!
 交響曲第98 番 変ロ長調は1792 年にロンドンで作曲され、この年のシーズンに初演された2 曲目の交響曲です。変ロ長調の交響曲として始めて変ロ調トランペットを、ティンパニとともに使用しました。華やかな作品でとりわけ、フィナーレに魅力的で輝かしいパッセージが印象的です。一方、交響曲第103 番 変ホ長調「太鼓連打」はハイドンのロンドン滞在最後の年、1795 年の1 月から2 月にかけて作曲され、その年の3 月2 日、第4 回オペラ・コンサートで初演されました。なお、初演時のオーケストラは当時としてはかなりの大規模となる60 人から成っており、演奏の指導はコンサートマスターを務めたヴィオッティとハイドンが行いました。


98 014
\2500
トーマス・ファイ&ハイデルベルク交響楽団/ハイドン全集の第21弾
ハイドン:
 (1)序曲「突然の出会い」ニ長調 Hob.XXVIII:6
 (2)交響曲第99番変ホ長調Hob.I:99
 (3)交響曲第100番「軍隊」ト長調Hob.I:100
トーマス・ファイ(指揮)
ハイデルベルク交響楽団
 ファイによるハイドン交響曲集第21弾は交響曲99 番と100番「軍隊」!

 録音:2013 年3 月5-8 日、パラティン、ヴィースロッホ/DDD、ステレオ、57’58

 トーマス・ファイ&ハイデルベルク交響楽団によるハイドン全集の第21 弾がはやくも登場。収録曲は「突然の出会い」序曲、交響曲第99 番そして第100 番「軍隊」です。冒頭の「突然の出会い」は、全3 幕からなるオペラでその序曲が収録されています。ハイドンの魅力が凝縮されたと言える序曲で、ファイ率いるハイデルベルク響の快活ですっきりとした解釈は爽快そのものです。
 メインとなる、第99 番そして第100 番「軍隊」も同様、明快なオーケストレーションはファイならでの妙技と言えましょう。当シリーズの中でも後期の名曲を収録した当盤はファイによるハイドンの解釈を知る上で必要不可欠な1 枚となりましょう。


98 012
\2500
トーマス・ファイ(指揮)&ハイデルベルク交響楽団
 ハイドン:交響曲全集第20弾

  (1)交響曲第43番変ホ長調「マーキュリー」Hob.I:43
  (2)交響曲第25番ハ長調Hob.I:25
  (3)交響曲第36番変ホ長調Hob.I:36
トーマス・ファイ(指揮)
ハイデルベルク交響楽団
 トーマス・ファイによるハイドン交響曲全集の第20弾名曲交響曲第43番「マーキュリー」も収録!

 録音:2013 年1 月15-18日、バート・デュルクハイム、ドイツ/DDD、ステレオ、62’39”

 トーマス・ファイ&ハイデルベルク交響楽団によるハイドン全集の第20 弾が登場!
 2013 年1 月の最新録音は交響曲第43 番変ホ長調「マーキュリー」、第25 番ハ長調そして交響曲第36 番変ホ長調です。前作同様トーマス・ファイの手腕が発揮された非常にアグレッシブな演奏は冴えわたります。交響曲第43 番変ホ長調「マーキュリー」は1772 年以前の作曲とされ、ハイドンの弦楽四重奏を思わせる、室内楽的な響きが特徴です。名称「マーキュリー」はハイドンによるもではありませんが、ハイドンの代表曲のひとつであることは言うまでもありません。この他、マーキュリーと同調の交響曲第36 番も穏やかな雰囲気の作品です。



98 005
\2500
トーマス・ファイ&ハイデルベルク交響楽団
 ハイドン:交響曲全集第19弾

 ハイドン:
  (1)交響曲第26番ニ短調「悲しみ」Hob.I:26
  (2)交響曲第27番ト長調Hob.I:27
  (3)交響曲第42番ニ長調Hob.I:42
トーマス・ファイ(指揮)
ハイデルベルク交響楽団
 鬼才ファイ&ハイデルベルク響、ハイドン全集、待望の最新盤!交響曲第26、27、42 番

 録音:2012 年7 月17-20 日、旧シナゴーグ(ヒルシュベルク、ドイツ)/DDD、66’33”

 今回も金管楽器のみピリオド楽器を採用する独自の編成と、ファイのアグレッシブな指揮ぶりが冴えわたる演奏に注目必至です。第19 集は、ザロモン・セットに焦点を当てた第18 集(98 582)とはまた趣を変え、エステルハージ家に仕えていた若き頃の作品を中心としたプログラム。「悲しみ」の副題を持つ交響曲第26 番、そして第27 番、第42 番が収録されています。
 第26 番は数ある交響曲の中でも、最初期に作られた短調作品。以前はクリスマス交響曲と呼ばれていましたが、復活祭のために作曲されたことが判明して以来、作品内に用いられているグレゴリオ聖歌にちなんで「悲しみ(ラメンタツィオーネ)」という名がつけられました。第2 楽章、低音が優しく進めるカノンのリズムの上で、「悲しみ」の旋律を歌うオーボエの美しいソロは聴き所のひとつ。しかし、さすがは古楽界の鬼才の異名も持つファイ!交響曲第26 番の第1 楽章の冒頭ユニゾンから強烈なユニゾンで魅せてくれます。特に曲の随所に現れる輝かしい金管のアタックは印象的で、その強烈さたるや思わず「驚愕」の副題をつけたくなってしまうほど。第1 楽章では強烈な音作りをしているファイですが、第2 楽章では一転、非常に穏やかで繊細なアンサンブルを作り上げています。その表現の切り替えぶりはさすが古楽界の鬼才といったところ。第3 楽章では印象的に鳴らすナチュラル・ホルンの響きがアンサンブルに適度な重みを加え、メヌエットのリズムの重心をしっかりと感じられる典雅な演奏に仕上げています。
 全体的にオーボエとナチュラル・ホルンが素晴らしい存在感を出している今回のプログラム。とはいえ、第27 番と第42 番では弦楽器の溌剌としたアンサンブルが冴えわたっており、ファイの躍動感あふれる推進力に圧倒されます。10 年以上にわたり続いてきたハイドン全集も、もうすぐ折り返しを迎えるところ。ますます円熟したアンサンブルを見せるファイ& ハイデルベルク交響楽団、今後のリリースにも注目必至です!

98 582
\2500
ファイ&ハイデルベルク交響楽団、ハイドン全集シリーズ第18弾!
 ハイドン:
  (1)交響曲第89番 ヘ長調Hob.I-89
  (2)交響曲第102番 変ロ長調Hob.I-102
  (3)交響曲第105番(協奏交響曲) 変ロ長調Hob.I-105
(3)ヴォイテク・ガルボウスキ(Vn)
ピルコ・ランガー(Vc)
アンドリウス・プスクニギス(Ob)
ミヒャエル・コラーツ(Fg)
トーマス・ファイ(指揮)
ハイデルベルク交響楽団
 ファイ&ハイデルベルク交響楽団、鮮烈なハイドン全集シリーズ第18弾!交響曲第89番&第102番、協奏交響曲

 録音:(2)(3)2012 年5 月13-15 日、ハイデルベルク=プファッフェングルント・ゲゼルシャフツハウス
  (1)2012 年5 月24-25 日、バド・デュルクハイム、ナチュラルホルンアカデミー/DDD、68’14”

 第18 集となる今回は第89 番&第102 番、そして協奏交響曲のジャンルとしても親しまれる第105 番が収録されています。初期の作品を取り上げた第17 集(98 633)から一転、ザロモン・セットの時代を中心に取り上げたプログラムとなっています。
 第89 番は、いわゆる「パリ交響曲」群を作曲した後、ヴァイオリニストのJ.P. トストのフランス公演のために第88 番「V字」と共に作曲されたもの。「しょ、しょ、しょじょじ♪」と思わず口ずさみそうになる印象的な冒頭のユニゾンから、ファイ&ハイデルベルクのアグレッシブな演奏にぐっと引き寄せられます。
 強弱や表情のコントラストの鮮烈さは相変わらず。ファイは今回も金管楽器にのみピリオド楽器を採用するという独自の編成で臨んでいますが、第3 楽章をはじめとして、そのピリオド・ホルンの音色がいい存在感を出しています。さらに印象的なのは、第105 番!交響曲の中に独奏を多く織り込み、ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットらソロの掛け合いによる室内楽的なアンサンブルが魅力の本作ですが、冒頭のオーケストラ部分で度肝を抜いてくるあたりファイ節炸裂といえましょうか。強烈な金打楽器のアタックは衝撃的。
 圧倒的なオーケストラの迫力がある分、ソロ楽器による緻密なアンサンブルのハーモニーがより際立つように感じられます。終楽章ラストのたたみかけも見事。前へ前へと音を導くファイの指揮にくらいつくハイデルベルク響の演奏も素晴らしく、期待を裏切らぬ洗練されたアンサンブルで魅せてくれます!

98 633
\2500
ファイ&ハイデルベルク響/ハイドン交響曲全集シリーズ第17 集
ハイドン:
 交響曲第1番ニ長調Hob.I-1 (12’18”)
 交響曲第4番ニ長調Hob.I-4 (15’21”)
 交響曲第5番イ長調Hob.I-5 (18’50”)
 交響曲第10 番ニ長調Hob.I-10 (17’00”)
トーマス・ファイ(指揮)
ハイデルベルク交響楽団
ファイ&ハイデルベルク響によるハイドン交響曲全集シリーズ第17 集、第1番を含む最初期の4 曲を収録!

録音:2011 年7 月7 日、7 月13-16 日ヒルシュベルク=ロイターシャウゼン、アルテ・ジナゴーゲ( デジタル・セッション)/DDD、ステレオ、63’29”

 ファイ率いる手兵ハイデルベルク響によるハイドン交響曲全集シリーズ第17 集。100 曲あまりにも及ぶ空前の規模と質を誇る、ハイドンの交響曲の原点というべき第1 番を含む今回は、ハイドンがアイゼンシュタット赴任以前の、おそくとも1759 年から1766 年までに成立していたと考えられる最初期の4 曲というラインナップです。
 第1 番、第4 番、第10 番が、すべてニ長調で第2 楽章にアンダンテを置き、急速で開始されるイタリアのオペラ・シンフォニア由来の3 楽章形式という点が共通する特徴であるのに対して、アダージョで開始される第5 番は、第3 楽章にメヌエットを置くオーソドックスな4 楽章形式となっています。
 このあたり、特定の様式にこだわらず、意欲的に試行錯誤を繰り返したハイドンの姿をうかがわせるものといえますが、独自の検証のもと実験精神ゆたかに切り込む姿はそのまま当シリーズを通してのファイのスタイルとも重なり、その結果、たいへん説得力ある内容が生み出されているともいえそうです。
 ここではまた、通常より刈り込んだハイデルベルク響の見通しの良い響きも新鮮で、データによると、第1、第2 ヴァイオリン計8、ヴィオラ2、チェロ2、コントラバス1、オーボエ2、ファゴット1、ホルン2、通奏低音という楽器編成を採用しています。

98 629
\2500
ファイ&ハイデルベルク響/ハイドン交響曲全集シリーズ第16 集
ハイドン:
 (1)交響曲第90番ハ長調Hob.I-90
 (2)交響曲第92番ト長調Hob.I-92「オックスフォード」
ハイデルベルク交響楽団
トーマス・ファイ(指揮)
ファイ&ハイデルベルク響によるハイドン交響曲全集シリーズ第16 集、第90 番&「オックスフォード」

(1)録音:2011年5月25、26日バート・ドュルクハイム、インテルナツィオナーレ・ナトゥールホルン・アカデミー(デジタル・セッション) (31’15”)
(2)録音:2010年9 月11、12 日エッペルハイム、ルドルフ・ヴィルト・ハレ(デジタル・セッション)(30’11”)
DDD、ステレオ、61’26”

 ファイ率いる手兵ハイデルベルク響によるハイドン交響曲全集シリーズ第16 集。
 ハイドンが名誉音楽博士号を授与された名門大学に対する返礼として演奏したことに因み、「オックスフォード」という愛称で親しまれる第92 番は、大規模なオーケストラを念頭に置いて書かれたゆたかな響きと緻密な対位法処理とで有名な作品ですが、ファイが繰り出す強弱・緩急のコントラストが生み出す活き活きとした表情からは、作品の印象もガラリと様変わり。あたかも「ハイドンなんてどれを聞いてもみな同じなんてもう言わせない」とでもいう、ファイの強い意気込みをあらためて見せつけられているようでもあります。
 ほかに、「オックスフォード」と同一の楽器編成をとる第90 番を収録。フィナーレに仕掛けられた偽休止のユーモラスな味わいは、極端で大真面目なファイの演奏で聴いてこそ迫真の効果を生み出すようにおもわれます。
98 626
\2500
ファイ&ハイデルベルク響/ハイドン交響曲全集シリーズ第15 集
ハイドン:
 交響曲第53番ニ長調Hob.I-53「帝国」 (27’08”)
 交響曲第54番ト長調Hob.I-54  (31’02”)
 交響曲第53番ニ長調Hob.I-53 「帝国」より
  フィナーレ。プレスト[異版] (4’00”)
ハイデルベルク交響楽団
トーマス・ファイ(指揮)

ファイ&ハイデルベルク響によるハイドン交響曲全集シリーズ第15集「帝国」& 第54番

収録時期:2010 年1 月18-21 日
収録場所:ハイデルベルク=ドッセンハイム、マルティン・ルター・ハウス(デジタル・セッション)
DDD、ステレオ、62’10”

 ファイ率いる手兵ハイデルベルク響によるハイドン交響曲全集シリーズ第15集。
 「帝国」というニックネームを持つ第53番は成立が複雑なことで知られ、フィナーレにも異版が存在することでも有名。じっさい、このアルバムでもカプリッチョ・モデラートのほかに、プレストの異版を別トラックで収録しています。
 ティンパニがド派手に活躍する第1楽章、第3楽章そしてフィナーレ。対して、どこか第94番「驚愕」を思わせ、ユーモラスな変奏曲スタイルのアンダンテとのコントラストも鮮やかです。
 ファイの旺盛な表現意欲は、その時々にハイドンによって刻印された各ナンバーの個性を浮き彫りにしようという真摯で明確な目的意識に根ざしたものですが、ショッキングな内容が毎度“やりすぎでは?”との声があるのも事実。そのいっぽうで、ある意味、ファイの覚悟にも似た思いきりのよさが、音楽に無類の爽快感を生み出しているのは確かなようで、ファイの演奏を通してハイドンの魅力に開眼された方も少なくないようにおもわれます。
 ほかに、編成上、フルートとトランペットがあらたに追加されたことがポイントの第54番を収録。いっそう響きに拡がりが出て華やいだ感じがするところも、メリハリの効いたこうした演奏だからこそよくわかります。
98 595
\2500
ファイ&ハイデルベルク響/ハイドン交響曲全集シリーズ第13 集
ハイドン:
 交響曲第 93 番ニ長調 Hob.I-93 (22’13”)
 交響曲第 96 番ニ長調 Hob.I-96「奇蹟」 (25’02”)
 交響曲第 97 番ハ長調 Hob.I-97 (24’24”)
トーマス・ファイ( 指 )
ハイデルベルク交響楽団
ファイ&ハイデルベルク響によるハイドン交響曲全集シリーズ最新作「 奇 蹟 」ほか第1期ザロモン・セット3曲

収録時期:2009 年 3 月 14-16 日ハイデルベルク=ドッセンハイム、マルティン・ルター・ハウス ( デジタル・セッション )。DDD、ステレオ、71’39”

 強弱と緩急のコントラストをベースに、極端ともいえるアプローチでハイドンのおもしろさを、これ以上ないくらい分かりやすく提示するトーマス・ファイ。旋風を巻き起こし続ける交響曲全曲シリーズ第 13 集は、人気作の「ザロモン・セット」より第 93 番、第 96 番、第 97 番の 3 曲を収録しています。
 「モーツァルトとベートーヴェンの交響作品と真剣に取り組んだのち、私は初めて、ハイドンの音楽への自分の愛情に気付いたことを白状します。以来、
 私の関心事はずっとハイドンの音楽に対して 19 世紀、20 世紀と積み込まれてきた「伝統」を取り除くことにあります。」
 このように語り、ハイドンを掘り下げてきたファイだけに、ここでもやはりさまざまな仕掛けが気になるところ。弦楽四重奏で開始される第 2 楽章か印象的な第 93 番では、そのラルゴ・カンタービレなど、ファイは速度もグッと落として、じっくり、しっとりと極上の美を聴かせてくれるはず。さらに、第 97 番の第 2 楽章では、現代音楽にも通じる特殊奏法 “スル・ポンティチェロ” もポイント。昨今無双の過激ぶりで鳴らしてきたファイということで、ゾクゾクするような興奮を味わえることでしょう。
 もちろん、演奏中のシャンデリア落下にまつわるエピソードの真偽はさておき、「奇蹟」のニックネームで親しまれている第 96 番でも、ファイは工夫を凝らした仕掛けを用意しているものとおもわれます。
98 535
\2500
ファイ&ハイデルベルク響/ハイドン交響曲全集シリーズ第12 集
ハイドン:交響曲第48番ハ長調Hob.I-48「マリア・テレジア」
ハイドン:交響曲第56番ハ長調Hob.I-56
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルク交響楽団

ファイ&ハイデルベルク響による ハイドン交響曲全集シリーズ 輝かしいまでの祝典ムードに満ちた 「マリア・テレジア」&第56番

収録時期:2009年1月20-22日バート・ドュルクハイム、ナトゥールホルン・アカデミー(ステレオ・セッション)。DDD、ステレオ、64’ 41”

 2009年の歿後200周年アニヴァーサリーを明けても、まだまだファイの熱いハイドンは終わりません。手兵ハイデルベルク響との交響曲全集シリーズ第12集は、ハ長調という調性と晴れやかなムードが共通する第48番と第56番の2曲を収録。
 オーストリア皇妃マリア・テレジアが1773年にエステルハーザを訪問した際の歓迎行事で演奏されたことに名前が由来する第48番。なるほど高域のホルンとオーボエが奏でる煌めく冒頭の主題より祝典ムードが満点です。
 それにしてもファイの音楽づくりの巧みなこと。つづくアダージョでは、停止そうなくらいにスピードを落として、けだるい午後の気分を演出、そしてまた快活なフィナーレへ回帰という具合に、メリハリがさすが。両端楽章のケトル・ドラムもパンチが効いていて大満足。いっぽう、アダージョでのユーモラスなバスーンの動きが印象深い第56番も同じく絶好調。
 なお、次回のリリースは「ザロモン・セット」より第93番、第96番、第97番の3曲が予定されています。

98 526
\2500
ファイ&ハイデルベルク響/ハイドン交響曲全集シリーズ第11 集
ハイドン:交響曲集
 (1)第57番ニ長調Hob.I-57
 (2)第59番イ長調Hob.I-59「火事」
 (3)第65番イ長調Hob.I-65
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルク交響楽団

 いまだかつてない過激ぶりが評判のハイドン・シリーズ第11集は、有名な「火事」ほか疾風怒涛期の2曲を中心に、いわばファイの持ち味が際立つ内容となっている。両端楽章の燃え盛るような性格がニックネームの由来と言われる「火事」。強弱の交替や唐突な全休符などが強烈なプレストに、一目散に突っ切るフィナーレ。対照的にたとえば第2楽章は憂愁を帯びた短調で開始され、どこまでも繊細。途中、意表を突く音を割ったホルンの扱いも効果的です。冒頭の3つの打撃和音が特徴的な第65番も中間2楽章、ヴァイオリンの紡ぐやわらかな主題とオーボエとホルンからなるファンファーレ動機が交替するアンダンテと、リズムがへんてこな聴感を与えるメヌエットとが躍動的な性格の両端楽章とのあいだに絶妙なコントラストを生んでいます。
 ほかに前作(98.522)と共通して、疾風怒涛期とパリ・セットのあいだに成立した第57番を収録。聴衆へのサービス精神満点のつくりが伝わってくる楽しい作品です。

録音:(1)2008年3月15、16日ハイデルベルク、プファッフェングルント、ゲゼルシャフトハウス(2)2008年1月16、17日バート・ドュルクハイム、ナトゥールホルン・アカデミー
98 522
\2500
ファイ&ハイデルベルク響/ハイドン交響曲全集シリーズ第10 集
ハイドン:交響曲集
 第60番ハ長調Hob.Ⅰ-60「うかつ者」
 第61番ニ長調Hob.Ⅰ-61
 序曲ニ長調Hob.Ⅰa-7
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルク響

  徹底して過激なアプローチで作品像に迫るファイのハイドン・シリーズ第10集。このたびは1770年代中盤、疾風怒涛期とパリ・セットのあいだに位置する2曲を取り上げている。同名の喜劇の付随音楽からの序曲やフィナーレの主題が共通し、不協和音を取り入れてユーモラスな味わいを醸す「うかつ者」をはじめ、いままでにはなかった親しみ易さがこの時期の特徴ともなっている。
 「うかつ者」における2本のトランペット、第61番ではフルートと、管楽器の編成のちがいも効果的。さらにまたティンパニがことのほか強烈。これまでにファイのハイドンに触れたことのある方ならお分かりのように、鮮度の高さと躍動感がなによりの魅力といえるだろう。

録音:2008年3月11-15日ハイデルベルク、プファッフェングルント、ゲゼルシャフトハウス
98 517
\2500
ファイ&ハイデルベルク響/ハイドン交響曲全集シリーズ第9 集
ハイドン:交響曲集
 第70番ニ長調Hob.Ⅰ-70
 第73番ニ長調Hob.Ⅰ-73「狩り」
 第75番ニ長調Hob.Ⅰ-75
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルク響

 “わたしとハイデルベルクのメンバーたちにとって、ハイドンのシンフォニーを演奏することはとりわけ興味の尽きない作業であると同時に、重大な挑戦でもあります。いっぽう、この意欲的なプロジェクトはじかに古典派のシンフォニーの発展を体験する機会をもたらすものです。音楽上の、また社会的な変化の時代に、ハイドンは「疾風怒涛」世代のひと、つまり探求者で発見者であり、そしてたいへん情緒ゆたかなひとでした。…”と熱く語るピリオド・アプローチの革命児トーマス・ファイ。弦と木管はモダン、ブラスと仔牛の皮を張ったケトル・ドラムをピリオド楽器という編成によるオケは、鋭利で清新な響きがみごとにマッチしてたまらない魅力。
 シリーズ第9作となるアルバムでは、題名から連想されるようにフィナーレでホルンが活躍する「狩り」、エステルハージで多忙をきわめた時期に合間をぬって書かれた75番をふくむ3曲を収録。

録音:2007年3月13-15日 2007年5月9-11日 以上ハイデルベルク、プファッフェングルント・ゲゼルシャフトハウス

98 238
\2500
ファイ&ハイデルベルク響/ハイドン交響曲全集シリーズ第8 集
ハイドン:
 (1)交響曲第41番ハ長調Hob.I:41
 (2)交響曲第44番ホ短調Hob.I:44「悲しみ」
 (3)交響曲第47番ト長調Hob.I:47
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルクSO.

 ことし2007年9月にたった一度きり、東京で行われた初来日公演が前評判どおりの絶賛を浴びたファイ率いるハイデルベルク交響楽団。快調に進むハイドン・シリーズの最新作は、作曲者お気に入りの名作「悲しみ」を含む3曲を収録している。随所でみられるテンポの揺らしや鋭利なアクセントの多用。そして急と緩との激烈なコントラスト。これでこそ「悲しみ」というニックネームの由来にもなった、ハイドン自らが亡くなる際に演奏を希望したといわれるアダージョの美しさも活きてくるというもの。
 音楽評論家の安田和信氏が「古典派時代の聴衆が音楽から感じ取った熱狂と興奮を現代に蘇らせることにこそある」と評したように、わたしたちが忘れかけていたなにかを思い起こさせる力が彼らの演奏にはある。ピリオド・アプローチの最先端を突き進むコンビが生み出すたまらなく刺激的な音楽は、いままさに旬を迎えたといえるだろう。

録音:2006年5月8-9日、9月13-15日メーレンバッハ、ビュルガーハウス
98 268
\2500
ファイ&ハイデルベルク響/ハイドン交響曲全集シリーズ第7 集
ハイドン:交響曲集
 (1)第69番ハ長調Hob.Ⅰ-69「ラウドン」
 (2)第87番イ長調Hob.Ⅰ-87
 (3)第86番ニ長調Hob.Ⅰ-86
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルクSO.

 “先鋭のアーノンクール”と“熱狂のバーンスタイン”とに学んだファイの手になるハイドンは面白くないわけがない。モダンのピッチによるノン・ヴィブラート奏法の弦、金管楽器のみピリオド楽器を採用という独自のスタイルから繰り出される音楽はいつ聴いても新鮮で刺激的。ティンパニも加わりパリ・セットのなかでももっとも編成が大きく華やかな響きで知られる86番ほか、シリーズ第7弾となるこのたび「パリ・セット」6曲すべてが揃う。

録音:(1)2006年3月22 & 23日 (2)2006年3月14 & 15日メーレンバッハ、ビュルガーハウス (3)2006年7月5 & 6日プファッフェングルント、ゲゼルシャフトハウス

98 236
\2500
ファイ&ハイデルベルク響/ハイドン交響曲全集シリーズ第6 集
ハイドン:交響曲集
 第52番ハ短調Hob.Ⅰ-52 /
 第49番へ短調Hob.Ⅰ-49「ラ・パッシオーネ」 /
 第58番ヘ長調
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルク響

 いまもっとも尖がった音楽を聴かせるファイ。手兵ハイデルベルク響とのハイドン全集シリーズの最新アルバム、今回はいわゆる「疾風怒濤期」の3曲を収録。ことに短調で書かれた2曲における劇性に富む表現は出色。別名「受難」とタイトルされた、きわめて悲劇的な色彩の強い第49番。第2、4楽章での突き刺すような響きはオリジナル楽器のオケ以上に鮮烈。ハイドンなんてどれも退屈という向きにこそ、ぜひ一度聴いて頂きたい衝撃演奏。

録音:2005年1月25-26日バド・デュルクハイム、ナチュラルホルンアカデミー(52&58番)2005年3月17、18日ヒルシュベルク=ロイターシャウゼン、アルテ・ジナゴーゲ(49番)

98 619
(2CD)
\2500
ハイドン:
 「パリ交響曲集」全曲
 (1)交響曲第 82 番ハ長調 Hob.I-82「熊」
 (2)交響曲第 83 番ト短調 Hob.I-83「めんどり」
 (3)交響曲第 84 番変ホ長調 Hob.I-84
 (4)交響曲第 85 番変ロ長調 Hob.I-85「王妃」
 (5)交響曲第 86 番ニ長調 Hob.I-86
 (6)交響曲第 87 番イ長調 Hob.I-87
トーマス・ファイ(指)
ハイデルベルク交響楽団
うれしいお買い得価格でのセット化!ファイ&ハイデルベルク響によるハイドンの「パリ交響曲集」全曲

(1)収録:2001 年メルレンバッハ・ビュルガーハウス ( デジタル・セッション )(26’49”)/(2)収録:2002 年ヴィースロッホ・パラティン ( デジタル・セッション )(23’36”)/(3)収録:2002 年ハイデルベルク=プファッフェングルント・ゲゼルシャフツハウス ( デジタル ・セッション )(23’14”)/(4)収録:2002 年ハイデルベルク=プファッフェングルント・ゲゼルシャフツハウス ( デジタル ・セッション )(24’39”)/(5)収録:2006 年ハイデルベルク=プファッフェングルント・ゲゼルシャフツハウス ( デジタル・セッション )(26’23”) /(6)収録:2006 年メルレンバッハ・ビュルガーハウス ( デジタル・セッション )(24’22”)/DDD、ステレオ、149’03”

 鬼才ファイによるハイドンの交響曲全曲シリーズのうち、これまで 3 枚にまたがっていた「パリ・セット」全 6 曲をまとめた再編集盤。
 レコード芸術誌「海外盤 REVIEW」において、音楽学の安田和信氏が “特選盤” として絶賛する当シリーズ、安田氏いわく「『他人とは同じようにやりたくない』という意欲が剥き出しの演奏」は、あらためてこうした形で聴くと、ファイの強烈な個性=ハイドンの底知れぬ魅力に直結しているのがすごいところ。リアルに「交響曲の父ハイドン」という姿が実感されることでしょう。
 なお、このたびのセット化にあたり、ファイのハイドンを気になりつつも未体験の方にこそお手に取っていただきたいという願いを込めて、よりお求め易い価格でのご提供となっております。

98 407
\2300
ファイ&ハイデルベルク響/ハイドン交響曲全集シリーズ第4 集
 交響曲第39番 ト短調/
 同第34番 ニ短調/
 同第40番 へ長調/
 同第50番 ハ長調
トーマス・ファイ指揮
ハイデルベルク響

 ハイドンの1760年代から70年代の交響曲を4曲収録。同時期にニックネーム付きの交響曲が多数あるのに、あえて更の交響曲だけ取り上げているあたりにファイの意気込みが感じられる。いずれにしてもハイドンの傑作時期の作品、フェイのズバリと切り込む指揮が見事。

録音:2002年

トーマス・ファイ&ハイデルベルク交響楽団/ハイドン全集の特集でした


 

HC 17037
\2600
シューマン:ピアノ独奏曲全集Vol.11
 (1)幻想小曲集 Op.12
 (2)クライスレリアーナ Op.16(初稿版)
 (3)夜曲 Op.23
フローリアン・ウーリヒ(ピアノ)
 クライスレリアーナの初稿版を収録。ウーリヒによる情感あふれるシューマン第11弾!

 セッション録音:2015年12月21-23日/メニューイン・ホール(イギリス)/75’18”

 ドイツ期待の若手ピアニスト、フローリアン・ウーリヒ。シューマン生誕200 年の2010 年に開始されたピアノ独奏曲全曲録音は屈指の実力派ウーリヒの録音ということだけでなく、世界初録音の作品を多く有した" 真の全集" ということでも好評のシリーズです。
 第11 集には幻想小曲集、クライスレリアーナの初稿版、夜曲が収録されました。知的かつ詩情にあふれるウーリヒの演奏。メリハリのある明晰なタッチで、シューマンの淡い音世界を爽やかにそして繊細に彩っています。





WERGO

WER 7368
\2500
「Frozen Time」
 (1)ジョン・ケージ(1912-1992):Organ2 / ASLSP(1987)
 (2)ドミニク・シュステック(1977-):Carillon (I 2015)*
 (3)細川俊夫(1955-):Cloudscape(2000)
 (4)ドミニク・シュステック:Carillon I(I 2015)*
 (5)細川俊夫:Sen IV(1990)
 (6)ドミニク・シュステック:Carillon II(I 2015)*
 (*世界初録音)
ドミニク・シュステック(オルガン)
 凍りつく時間感覚。WERGOの名オルガニストが挑むケージの問題作!

 録音:2015年4月20-22日/77’31’’

 WERGO レーベルから数々のアルバムをリリースしている名オルガニスト、シュステックがケージの「問題作」に挑みます。現代音楽ならではのオルガン書法を存分にお楽しみください。
 ケージの『Organ2 / ASLSP』は「As Slow aS Possible(可能な限り遅く)」からとったタイトルで、演奏時間は演奏者の自由。数分から数百年(!)まで、多種多様な長さの演奏が可能な楽曲です。シュステックは44 分かけて演奏。ゴーッと鳴り続けるオルガン、ゆっくりと変容する和音。時が止まったような世界が広がります。
 続くシュステック自作の楽曲は鐘の音に始まり幻想的に展開。そこへ厳しい音造りが特徴的な作曲家、細川俊夫の作品が挟み込まれ、アルバム全体を引き締めます。『Cloudscape』では音がにじみながら伸びていき、『Sen IV』では衝撃的な音響が空間に突き刺さります。
 


WER 7363
\2500
マウリシオ・カーゲル(1931-2008):ピアノ作品集
 (1)メタピース/擬態(1961) パート1
 (2)ピアノのための4 つの小品(1954) I*
 (3)メタピース/擬態 パート2
 (4)ピアノのための4 つの小品 II*
 (5)メタピース/擬態 パート3
 (6)ピアノのための4 つの小品 III*
 (7)メタピース/擬態 パート4
 (8)ピアノのための4 つの小品 IV*
 (9)メタピース/擬態 パート5
 (10)練習曲『An Tasten』(1977)
  <メタピース(擬態)と同時演奏>
 (11)メタピース/擬態 パート6
 (12)MM 51(1976) 〜映画音楽からの小品
 (13)メタピース/擬態
 (*世界初録音)
ザビーネ・リープナー(ピアノ)
 2 重のタイトルと狂気をはらむ!研ぎ澄まされた実験精神。

 録音:2017年1月9-10日、2月10日/71’47’’

 カーゲルは1961 年に、2 つのタイトルを持つピアノ作品を書き上げました。『Metapiece メタピース』と題された独奏曲は、別の作品と交互に、あるいは同時に演奏することが可能で、その場合『Mimetics 擬態』というタイトルで呼ばれます。
 ピアニストのリープナーはこの音楽に対し、ケーゲルの別作品を用い、まずは交互に、続いて同時に、最後は単独で演奏。この曲の開かれた可能性を感じさせてくれます。
 楽譜は古典的な記譜法ではなく、五線を用いつつも図形的なもの。鋭い不協和音が点描のように明滅します。
 同時演奏される『An Tasten』は完全に調性があり、それが余計に緊張感を増します。『MM 51』はまさかのメトロノームと共演、最後はピアノを弾きながら笑い狂うという危険な小品。
 


WER 5117
\2500
完全なるロマン派の響き、美しい合唱とオーケストラ。
 エンヨット・シュナイダー(1950-):
  (1)交響曲第5番『シュヴァルツヴァルト・サガ』(2015) 〜
   合唱と管弦楽のための
    August Schnezlerの「The Water-Lily Lake」のテキストによる
  (2)交響曲第6番『ライン』(2013) 〜
   ソプラノ、合唱と管弦楽のための
    タキトゥス、プルタルコス、マルティアリス、
     ハイネ、Rosa Mari a Assi ng、ゲーテ、
      ヒルデガルト・フォン・ビンゲンのテキストによる
 (いずれも世界初録音)
ジュリア・ソフィー・ワーグナー
 (ソプラノ)
ハンスイェルク・アルブレヒト
 (指揮)
ブルノ国立ヤナーチェク
 歌劇場管弦楽団、同合唱団
 録音:2017年6月7-10日/65’00’’

 WERGO レーベルから10 タイトル発売予定のシュナイダー・エディション、第8 弾です。シュナイダーは1950 年ドイツ生まれ、600 本もの映画音楽を手がける作曲家。当エディションではクラシカルな管弦楽作品をリリースしており、ロマン派調性音楽と映画音楽ならではの効果的な管弦楽法・モダンな手法が混ざり合った、耳に心地よい作風が特徴です。
 声楽を伴う叙事詩的な交響曲2 題を収録。第5 番『シュヴァルツヴァルト・サガ』のフィナーレはまるで大河ドラマのテーマ。後半は合唱がヴォカリーズでその美しいメロディを歌い上げ、さらなる盛り上がりを見せます。ちなみに「シュヴァルツヴァルト」はドイツの地名で「黒い森」という意味。第6 番『ライン』は原始的な力を持って始まり、ヴァイオリンやソプラノのソロが印象的。次第に激しくなり合唱も畳み掛けるように登場、ライン川の雰囲気をロマンティックに描いています。
 

WER 7355
(SACD HYBRID)
\2500
SACDハイブリッドで聴く40分超えの弦楽四重奏曲
 ハヤ・チェルノヴィン(1957-):
  (1)Adiantum Capillus-Veneris(2015-2016) 〜
   声と息のための
  (2)HIDDEN(2013-2014) 〜
   弦楽四重奏とエレクトロニクスのための
  (いずれも世界初録音)
インバル・ヘヴァー(メゾソプラノ)
ジャック・カルテット
IRCAM
 SACDハイブリッドで聴く、エレクトロニクスを伴う40分超えの弦楽四重奏曲

 録音:2016年4月11-13日/70’55’’

 ハヤ・チェルノヴィンはイスラエル出身の女流作曲家。『Adiantum Capillus-Veneris(ホウライシダの学名)』は無伴奏声楽作品。テキストはなく様々な発声が試みられます。ブレスまで細かく楽譜に書かれているそうで、息のための作品という表現もうなずけます。
 『HIDDEN』は40 分超えの大曲。エレクトロニクスを用い水がちょろちょろと流れるような音や耳鳴りのような音が現れては消えます。音量は控えめで緊張感を持って聴けます。



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DAPHNE



DAPHNE 1060
\2600
印象主義を反映した20世紀スウェーデンの作曲家
 オーケ・ウッデーン:室内楽作品集

  弦楽四重奏曲第1番(1940)
  弦楽三重奏曲(1928)
  『ビリティスの歌』の3つ歌*
   〔優しさ(1941)、歌(1945)、人形(1942)〕
  弦楽四重奏曲第2番(1955)
ウプサラ・チェンバー・ソロイスツ
シャルロット・ヘレカント(メゾ・ソプラノ)*
 印象主義を反映した20世紀スウェーデンの作曲家、オーケ・ウッデーンの室内楽作品集!

 オーケ・ウッデーン(1903−1987)は、スウェーデンの作曲家。1920年代、パリ音楽院でジョルジュ・コサードやシャルル・トゥルヌミールたちに学び、ラヴェルと「フランス六人組」から大きな影響を受けたと言われます。
 彼は、ストックホルムの王立音楽大学の和声法と対位法の教授を務めながら、室内楽曲と声楽曲を中心に作曲、旋律と和声に印象主義の色彩の反映した作品を残しました。
 ウッデーンの作品は、リュセル四重奏団の演奏する弦楽四重奏曲第1番が、オーケの子息、現在Daphneレーベルを主宰するビョーン・ウッデーンのプロデュースでラヴェルとメルケル・メルケシュの作品と一緒にリリースされていました。
 ウプサラ・チェンバー・ソロイスツの新しいアルバムには、これまであまり演奏されてこなかった作品が含まれています。
 ピエール・ルイスの『ビリティスの歌』による3つの歌を歌うシャルロット・ヘレカントは、現代の作品も多く手がけ、ニューストレムの歌曲集(DAPHNE1017)やスヴェトラーノフ指揮の《シンフォニア・デル・マーレ》(Phono Suecia PSCD709)の録音に起用されています。

 ※録音:2017年1月−3月、スウェーデン
 

DAPHNE 1059
\2600
アドルフ・フレードリク・リンドブラード:ピアノ小品集 オスカル・エークベリ(ピアノ)
 アレグロ ト長調/鐘 イ短調/無言歌 ト短調/アンダンテ ヘ長調/
 アレグロ・ヴィヴァーチェ イ長調/かつては イ長調/今 イ短調/アレグロ ト長調/
 無言歌 ホ短調/アレグレット ト長調/モデラート・クワジ・アレグレット イ短調/
 アンダンテ ハ短調/アレグロ・モルト ホ短調/マーラの優しい手と穏やかな手触りに ヘ長調/
 アンダンテ・コン・モート イ短調/アレグロ ロ短調/アンダンテ ト短調/アレグロ ニ短調/
 歯痛の幻想曲 ロ短調/献呈、親しみと温もりをこめて 変ホ長調/別れ 変イ長調
 アドルフ・フレードリク・リンドブラード(1801−1878)は、19世紀スウェーデンのロマンティシズムを代表する作曲家のひとり。ステーンハンマルが「歌の国」スウェーデンを讃えて作曲したカンタータ《歌》に引用された《夏の日》をはじめとする歌曲と《冬の夕べのこと》や《夢》などの合唱曲で知られます。
 リンドブラードが書いた約60のピアノ曲は、その多くが出版されておらず、これまで見過ごされてきました。エルフリーダ・アンドレーのピアノ作品全集(DAPHNE1047)を録音したオスカル・エークベリ(1977ー)は、リンドブラードのピアノ作品の手稿譜を研究。2つの《無言歌》など22曲を初めての選集にまとめました。

 ※録音:2016年3月26日−28日、スウェーデン




NILENTO


NILCD 1705
\2600
ドビュッシー:
 前奏曲集第1巻/月の光(ベルガマスク組曲より)
クリスティーナ・スヴァンベリ(ピアノ)
 クリスティーナ・スヴァンベリ(1949ー)は、スウェーデンのカールスクーガ生まれ。室内楽のピアニスト、ソリスト、音楽教師として活動しています。ブラームス、ラフマニノフ、ショパンを弾いた『クリスティーナ・スヴァンベリ』(NILCD514)に次ぐ Nilento Records 第2作。
 〈デルフォイの舞姫〉〈アナカプリの丘〉〈亜麻色の髪のおとめ〉〈沈める寺〉〈吟遊詩人〉など《前奏曲集 第1巻》の全12曲と《ベルガマスク組曲》の〈月の光〉のプログラム。スウェーデンの名スタジオ、ニレント・スタジオでの優秀録音もポイント。

 ※録音:2017年、ニレント・スタジオ(ヨーテボリ、スウェーデン)
 

NILCD 1706
\2600
クリストフェル・ヌービン:子供オペラ 《夜のヒオン》
  ヨハンナ・ルードストレム(メゾ・ソプラノ)、サビーナ・スヴェイアケル(ソプラノ)、
  ヤコブ・ホーグストレム(バリトン)、ヘンリク・ストール(ナルゴニオン/台本)、
  マッティン・ヴァンベリ(テノール)、メンダール室内合唱団、
  ノルショーピング交響楽団、クリストフェル・ヌービン(指揮)
 《夜のヒオン》は、20世紀初頭、中央ヨーロッパのある国を舞台にした寓話オペラ。独裁者ミケールが、夜は誰も起きていてはならないという布告を出す。夜の森に何があるのか。
 シグナは、ただひとりミケールに逆らい、ナルゴニオンの森の精の助けを借りて夜の秘密を探る……。王立劇場や自由劇場の舞台に立つ俳優、劇作家、作家のヘンリク・ストール(1975ー)が執筆した台本に、作曲家で指揮者のクリストフェル・ヌービンが作曲。2014年秋、作品を委嘱したノルショーピング交響楽団のルイ・ド・イェール・コンサートホールで初演され、5000人を超す子供たちを楽しませたと言われる作品です。

 ※録音:2016年ー2017年、ルイ・ド・イェール・コンサートホール(ノルショーピング)、スウェーデン放送(SR)第3スタジオ、ニレント・スタジオ(ヨーテボリ)




NIMBUS ALLIANCE


NI 6350
(CD-R)
\2400
チャイコフスキー&ラフマニノフ:歌曲集 リュボフ・ペトロワ(ソプラノ)
ウラディーミル・フェルツマン(ピアノ)
 チャイコフスキー:
  子守歌 Op.16-1、彼はとっても私を愛していたの Op.28-4、セレナード Op.63-6、
  狂おしい夜 Op.60-6、もう忘れられて、夜 Op.73-2、夜は明けるだろうか Op.47-6、待て Op.16-2、
  死 Op.57-5、もしも私が知っていたなら Op.47-1、かつてのように私はひとりに Op.73-6
 ラフマニノフ:
  リラの花 Op.21-5、歌うような美しい人 Op.4-4、夢 Op.8-5、この夏の夜 Op.14-5、
  わが窓辺に Op.26-10、私はあなたを待っている Op.14-1、ミューズ Op.34-1、
  何とすばらしい所 Op.21-7、春の流れ Op.14-11、ひなぎく Op.38-3、夢 Op.38-5
 孤高のピアニスト、フェルツマンの歌曲伴奏をじっくりと。ロシアのソプラノ、リュボフ・ペトロワが歌うロシア歌曲集!

 根強い人気を誇るロシアの名ピアニスト、ウラディーミル・フェルツマンの歌曲伴奏、しかも得意とするチャイコフスキーとラフマノニフを聴くことができるというファン要注目の新録音!
 フェルツマンとのデュオでロシア歌曲を歌うのは、グラインドボーンやボリショイなどで活躍し、2014年には佐渡裕がプロデュースした兵庫県立芸術文化センターでの「コジ・ファン・トゥッテ」にも出演したロシアのソプラノ、リュボフ・ペトロワ。
 2017−18シーズンには、LPOとオーデンセ響との「ラインの黄金」や、METでの「フィガロの結婚」、「コジ・ファン・トゥッテ」への出演が予定されるなど、世界各地で目覚ましい活躍を見せています。

 ※録音:2016年6月、シーン・スウィニー・レコーディング(ニューヨーク、アメリカ)
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

NI 6355
(CD-R)
\2400
オーガスタ・リード・トーマス:儀式の呪文
 チェロとオーケストラのための
  《リチュアル・インカンテイションズ(儀式の呪文)》*
 弦楽四重奏のための《CHI》(世界初録音)+
 打楽器四重奏のための《QI》(世界初録音)#
 サクソフォンとオルガンのための《天使の涙と大地の祈り》**
 ピアノ三重奏のための《クレーの黙想》(世界初録音)++
 無伴奏チェロのための
  《レア・エンチャンテッド&ヴィーナス・エンチャンテッド》##
 男声合唱のための《ダップルド・シングス》(世界初録音)***
 ピアノ独奏のための《オイリュトミー・エチュード》(世界初録音)+++
デイヴィッド・フィンケル(チェロ)*
フェリックス・チュセン・チェン*
台北交響楽団*
スペクトラル弦楽四重奏団+
サード・コースト・パーカッション#
アレン・ハリントン(サクソフォン)**
ロッティ・エンス=ブラウン(オルガン)**
シヴィタス・アンサンブル++
スコット・クルックスダール(チェロ)##
ノートルダム大学グリークラブ***
ダニエル・ストー(指揮)***
リン・ラリー(ピアノ)+++
 ニンバス(Nimbus)が作品の紹介に力を注いでいるアメリカの女流作曲家オーガスタ・リード・トーマス(1964−)。2017年には、サンタ・フェ・オペラとサン・フランシスコ・オペラを筆頭とするアメリカの9つのオペラ・カンパニーから作品の共同委嘱を受けるなど、その作品への注目度は大きな高まりを見せています。

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

NI 6356
(CD-R)
\2400
コル・ニドライ 〜 パメラ・マジャロへのエレジー ウィハン弦楽四重奏団
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番変ロ長調Op.130より カヴァティーナ/
 フランシス=ホード:インヴォカティオ/
 ハースラー:パメラへのフーガ/
 マクドウォール:ナイチンゲールに寄せて/
 ロクサンナ・パヌフニク:ヴォーティヴ/
 フレイヤ・ウェーリー=コーエン:人生の物語/
 ノッツ:真夜中に/
 ジン:コル・ニドライ・メモリアル
 若手室内楽奏者たちを支援するカヴァティーナ・チェンバー・ミュージック・トラストの設立者、パメラ・マジャロ(1932−2016)を追悼するために、ロクサンナ・パヌフニクや、フレイヤ・ウェーリー=コーエン、セシリア・マクドウォールなど6人の作曲家たちが新たに書いた弦楽四重奏曲を収録。演
 奏は、パメラ・マジャロと親交を温めてきたウィハン弦楽四重奏団が務めています。

 ※録音:2017年6月20日&7月4日
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 

NI 6354
(CD-R)
\2400
ピアノのための現代音楽
 ジョゼフ・フィブス:前奏曲集(第1番〜第6番)
 ドブリンカ・タバコヴァ:Modetudes
 ハンナ・ケンドール:On the Chequer’d Field Array’d
 タバコヴァ:Halo、夜想曲
アンドルー・マシューズ=オーウェン(ピアノ)
 スーザン・ビックリーやクレア・ブースなど名歌手との共演、ジョナサン・ダヴやオーガスタ・リード・トーマスの新作初演を担うなど、現代音楽シーンで活躍するアンドルー・マシューズ=オーウェン。これまで多くのアルバムにも参加してきたマシューズ=オーウェンの、初となるピアノ独奏のための現代音楽アルバム。

 ※録音:2017年7月20日−21日、ブダペスト
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。



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STERLING



CDS 1115-2
(CD-R)
\2600
ハンガリー・ロマン派
 ユリウス・ベリツァイ:管弦楽作品集

  交響曲第1番ニ短調 Op.45
  セレナーデ ニ短調 Op.36
タマーシュ・ガル(指揮)
MAVブダペスト・コンサート管弦楽団
 知られざるハンガリー・ロマン派!ユリウス・ベリツァイの交響曲!

 スウェーデンのSterlingの中核シリーズ、ロマン派オーケストラ・シリーズより、ハンガリー・ロマン派、ユリウス・ベリツァイの管弦楽作品集が登場!
 ユリウス・ベリツァイ(ジュラ・ベリツァイ/1835−1893)は、19世紀後半の数少ないハンガリーの作曲家でありながら、各国の主要な音楽家と交流を持ち、国内外で高い知名度を誇った作曲家。音楽家と同時に数学者でもあり、鉄道会社の技師としても功績を残し、後年は教師としてもハンガリーの音楽文化に貢献しています。
 シューマンの影響を大きく受けたベリツァイの堂々たる交響曲第1番は、レア・シンフォニー・マニア必聴!

 ※録音:1995年、ブダペスト
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。




 The Gothenburg Combo


COMBOCD 005
\2600
海景色 〜 海底2万マイル
 バニコロ/黒潮/紅海/極楽鳥/
 失われた大陸/大渦巻き/
 深い眠りに落ち/サンゴ礁/
 ネモ船長の最後の言葉/
 そこに真実の存在がある
ヨーテボリ・コンボ
 〔ダーヴィド・ハンソン(ギター)、
  トマス・ハンジ(ギター)〕
 ヨーテボリ・コンボは、2004年、フランスのモンテリマールで開催された第13回国際ギター・デュオ・コンペティションで第1位と聴衆賞を獲得したダーヴィド・ハンソンとトマス・ハンジのアンサンブル。彼らの自主レーベルの第5作。
 ジュール・ヴェルヌの小説にちなむサブタイトルがつけられ、海とその秘密と美しさが2本のアコースティック・ギターで描かれます。
 「ネモ船長も脱帽しそうだ」(ヤン・グランドヴァル)、「驚くほど美しく、ダイナミック」(マッツ・ハルベリ)、「信じがたい流れをもった音楽」(P・M・ヨンソン)、「ハンソンとハンジ、ふたりの見事な音楽の交流から、果てしなく素晴らしい旅が生まれる」(トビアス・マグヌソン)とスウェーデンの各メディアから評されたアルバムです。

 ※録音:2017年春、スウェーデン




BR KLASSIK



900157
(5CD)
\6000
マリス・ヤンソンス:ポートレート
75歳記念BOX

【CD1】
 ハイドン(1732-1809):
  1-6.ミサ曲 第14番 変ロ長調「ハルモニー・ミサ」 Hob.XXII:14
  7.交響曲 第88番 ト長調 Hob.I:88-第3楽章 メヌエット
   録音 2008年10月7日
    Waldsassen, Basilika ライヴ録音
マリン・ハルテリウス(ソプラノ)…1-6
ミカエラ・クナプ(ソプラノ)…1-6
ユディト・シュミット(アルト)…1-6
クリスティアン・エルスナー(テノール)…1-6
ベルンハルト・シュナイダー(テノール)…1-6
フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ(バス)…1-6
バイエルン放送合唱団
 (合唱指揮…ペーター・ダイクストラ)…1-6
マリス・ヤンソンス(指揮)
バイエルン放送交響楽団
【CD2】
 1-4.ベートーヴェン(1770-1827):交響曲 第4番 変ロ長調 Op.60
 5-8.ブラームス(1833-1897):交響曲 第4番 ホ短調 Op.98
  録音
   2012年11月26日 東京 サントリーホール…1-4 ライヴ録音
   2012年2月6-10日 Munchen, Herkulessaal…5-8 ライヴ録音
マリス・ヤンソンス(指揮)
バイエルン放送交響楽団
【CD3】
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  1-22.アルプス交響曲 Op.64
  4つの最後の歌
   23.第1番:春
   24.第2番:9月
   25.第3番:眠りにつく時
   26.第4番:夕暮れに
    録音 Munchen, Philharmonie im Gasteig ライヴ録音
     2016年10月13-15日…1-22
     2009年3月25-27日…23-26
アニヤ・ハルテロス(ソプラノ)…23-26
マリス・ヤンソンス(指揮)
バイエルン放送交響楽団
【CD4】
 1-4.マーラー(1860-1911):交響曲 第9番 ニ長調
  録音 2016年10月17-21日
   Munchen, Philharmonie im Gasteig ライヴ録音
バイエルン放送合唱団(合唱指揮…ペーター・ダイクストラ)…2-4
マリス・ヤンソンス(指揮)
バイエルン放送交響楽団
【CD5】
 1.ヴァレーズ(1883-1965):アメリカ(1922年版)…初出音源
 2-4.ストラヴィンスキー(1882-1971):詩篇交響曲
…初出音源
 5-7.ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲 第6番 ロ短調 Op.54
  2015年10月13-16日 Munchen, Philharmonie im Gasteig
              …1 ライヴ録音
  2009年3月5-6日 Munchen, Herkulessaal…2-4 ライヴ録音
  2013年3月18-21日 g: Munchen, Herkulessaa…5-7 ライヴ録音
 2018年1月14日に75歳の誕生日を迎えるラトビア生まれの世界的指揮者マリス・ヤンソンス。この日を祝して、ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団の名演の中からセレクトした5枚組のBOXが発売されます。
 2003年からバイエルン放送交響楽団、その翌年、2004年にはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、この2つの名オーケストラの首席指揮者として活躍してきたヤンソンス。バイエルン放送交響楽団とは2009年に最初の9枚のアルバムをリリースし、以降、継続して様々な作品を録音。どれもがベストセラーを記録しています。
 今回のセットには、選りすぐりの名演を収録。彼が愛するハイドンや、マーラーなどの演奏に加え、これまでリリースされていなかったヴァレーズとストラヴィンスキーの2作品も収録。
 そして2012年の東京公演で演奏されたベートーヴェンも含まれているなど、日本のファンにとっても嬉しいBOXです。
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900154
\2500→\2290
ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団
 ラフマニノフ(1873-1943):

  合唱交響曲「鐘」Op.35
  1.Allegro ma non tanto
  2.Lento
  3.Presto
  4.Lento lugubre
  5.交響的舞曲 Op.45
タチアナ・パヴロフスカヤ(ソプラノ)
オレグ・ドルゴフ(テノール)
アレクセイ・マルコフ(バリトン)
マリス・ヤンソンス(指揮)
バイエルン放送合唱団(合唱指揮…ペーター・ダイクストラ)
バイエルン放送交響楽団
 マリス・ヤンソンスとバイエルン放送交響楽団の新アルバムは2曲からなるラフマニノフ作品集。

 ラフマニノフが1913年に作曲した合唱交響曲「鐘」は、エドガー・アラン・ポーの詩をコンスタンチン・バリモントがロシア語に翻訳したテキストを用いた作品。幼いころから慣れ親しんだ鐘の音はラフマニノフの創作の原点とも言える響きであり、この鐘の音で人生の4つの節目を表現するという試みはラフマニノフの創作意欲をおおいにかきたてたのです。一時期は「自身の交響曲第3番」と呼んでいたほどにラフマニノフのお気に入りだったとも言われています。
 もう1曲の「交響的舞曲」は1940年に作曲されたラフマニノフの最後の作品。もともと舞曲として着想され、第1楽章には“失敗作”「交響曲第1番」からの引用が見られ、また曲全体にはラフマニノフが愛した「怒りの日」の主題が随所に現れるなど、不安と熱狂が入り混じった作品です。

 幅広いレパートリーを持つヤンソンスですが、ラフマニノフに関しては、ロシアのオーケストラを中心にいくつかの録音があるのみで、バイエルン放送交響楽団との録音はこのアルバムが初めてとなります。
 交響曲やピアノ協奏曲ではなく、声楽を用いた大規模な作品である「鐘」と、晩年の名作「交響的舞曲」を選んだヤンソンスの並々ならぬ自信が感じられる演奏です。

  録音 Munich's Herkulessaal  2016年1月14-15日…1-4 2017年1月26-27日…5
 

900519
\2500
メンデルスゾーン(1809-1847):詩篇集
 1-4.詩篇 第115番「われらにではなく、主よ」Op.31
 5-12.詩篇 第42番「谷川の流れを鹿が慕うがごとく」Op.42
 13-16.詩篇 第98番「主に向かって新しい歌をうたえ」OP.91
 17.わが祈りを聞きたまえ(英語歌唱)
 18.恵み深くわれらに平安を与えたまえ
ヨハンナ・ヴィンケル(ソプラノ)…1-17
ハンネ・ウェーバー(アルト)…13-16
ユリアン・プレガルディエン(テノール)…1-4.13-16
クレシミール・ストラジャナツ(バス・バリトン)…1-4.13-16
ハワード・アーマン(指揮)
バイエルン放送合唱団
ミュンヘン放送管弦楽団

 幼い頃から音楽の才能を発揮していたメンデルスゾーン、両親の薦めで大作曲家カール・フリードリッヒ・ツェルターから作曲を学び始めたのは12歳の時でした。J.S.バッハを深く敬愛していたツェルターから作品の魅力を伝授された少年は、やがて「マタイ受難曲」の蘇演を行うなどバッハ作品の復興に力を入れるとともに、自身も優れた宗教曲を作曲しました。
 1830年頃に書かれた「詩篇115番」などの初期の宗教音楽ははドイツだけでなくイギリスでも評判を呼び、メンデルスゾーンが長期間イングランドに滞在した際は、彼の友人ウィリアム・バーソロミューが宗教作品の作曲を依頼し、よく知られる「わが祈りを聞きたまえ」等の名作が次々と生まれました。このアルバムでは優れた独唱者と、バイエルン放送合唱団が美しく荘厳な響きを紡ぎ出しています。

 録音 2016年12月17日 Prinzregententheater Munchen
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900715
\2500→\2290
世界最難関コンクール
 第1位獲得者による
  ミュンヘン国際音楽コンクール課題曲集
   〜弦楽のための音楽

 1.リーム(1952-):Quartettstudie-四重奏のスタディ(2004)
 2.シュタウト(1974-):
  Towards a Brighter Hue-明るい色合いに向かって(2005)
 3.シチェドリン(1932-):Lyrische Szenen-抒情的な情景(2008)
 4.ソウワー(1961-):Parthenope-パルテノペ(2003)
 5.トゥール(1959-):
  弦楽四重奏曲 第2番「Lost Prayers-失われた祈り」(2012)
 6.サロネン(1958-):
   knock, breathe, shine-ノック、ブレス、シャイン(2010)
 7.ブラス(1949-):etchings-エッチング(2016)
エベーヌ四重奏団…1
コルビニアン・アルテンベルガー(ヴァイオリン)…2
アポロン・ミューザゲート四重奏団…3
アントワーヌ・タメスティ(ヴィオラ)…4
アルミーダ四重奏団…5
トリスタン・コルナット(チェロ)…6
アマービレ四重奏団…7

 ドイツ公共放送連盟(ARD)が主催するミュンヘンで行われている『ミュンヘン国際音楽コンクール』。その年によって開催部門が異なり、第1位を獲得するのが非常に困難なコンクールとしても知られています。
 課題曲には必ず現代作品が含まれており、コンテスタントたちは8分から12分の長さの「最新の作品」を演奏しなくてはならず、同時に、聴衆たちには“違った解釈による何種類もの世界初演の場に立ち会う喜び”が用意されています。
 このアルバムには2004年から2016年までの課題曲について「第1位を獲得した奏者たちの演奏」が収録されており、エベーヌ四重奏団やタメスティなどの初々しい演奏を聴くことができます。

*********

 これは面白い。
 第1位を獲得するのが非常に困難なため「世界最難関コンクール」といわれるミュンヘン国際音楽コンクール。
 そのコンクールの第1位受賞者による「コンクール課題曲集」。
 エベーヌ四重奏団やタメスティといった現在のスターも登場するし、なにより熱気あふれる演奏になっているのは間違いないわけで、こういったコンセプトの「コンクール系」アルバムというのは非常にユニーク。企画の勝利。
 

 録音
  2004年9月17日 Prinzregententheater, Munchen…1
  2005年9月15日 Prinzregententheater, Munchen…2
  2008年9月17-19日 Herkulessaal der Residenz, Munchen…3
  2004年9月 Rahmen des Internationalen Musikwettbewerbes der ARD, Munchen…4
  2012年9月13日 Prinzregententheater, Munchen…5
  2010年8月30日 Carl-Orff-Saal, Gasteig, Munchen
  2016年9月8日 Prinzregententheater, Munchen




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MELODIYA



MEL1002470
(13CD)
\19200→\18290
またまた登場!
 いきなりスラドコフスキー!
ショスタコーヴィチ(1906-1975):交響曲全集

【CD1】
 1.交響曲 第1番 ヘ短調 Op.10
 2.交響曲 第2番 ロ長調「10月革命に捧ぐ」Op.14
【CD2】
 1.交響曲 第3番 変ホ長調「メーデー」Op.20
【CD3】
 1.交響曲 第4番 ハ短調 Op.43
【CD4】
 1.交響曲 第5番 ニ短調 Op.47
 2.交響曲 第6番 ロ短調 Op.54
【CD5-6】
 1.交響曲 第7番 ハ長調「レニングラード」Op.60
【CD7】
 1.交響曲 第8番 ハ短調 Op.65
【CD8】
 1.交響曲 第9番 変ホ長調 Op.70
 2.交響曲 第12番 ニ短調「1917年」Op.112
【CD9】
 1.交響曲 第10番 ホ短調 Op.93
【CD10】
 1.交響曲 第11番 ト短調「1905年」Op.103
【CD11】
 1.交響曲 第13番 変ロ短調「バビ・ヤール」Op.113
【CD12】
 1.交響曲 第14番 ト短調 Op.135
【CD13】
 1.交響曲 第15番 イ長調 Op.141
ナタリア・ムラディモーヴァ(ソプラノ)…CD12
ピョートル・ミグノフ(バス)…CD11.12
全ロシア国営テレビ・ラジオ放送グランド・コアー・
 マスターズ・オブ・コーラル・シンギング…CD1.2.11
(レフ・コントロヴィチ…芸術監督)
アレクサンドル・スラドコフスキー(指揮)
タタールスタン国立交響楽団

 注目の指揮者アレクサンドル・スラドコフスキー。
 現在、タタールスタン国立交響楽団の首席指揮者、および芸術監督を務めるスラドコフスキーは“ロシア人民芸術家”の称号を持ち、ロシア国内を中心に世界中のオーケストラに客演、好評を得ています。
 Melodiyaレーベルからは、ショスタコーヴィチの協奏曲集と、マーラーの交響曲集をリリース。どちらも魅力溢れる演奏が高く評価されていますが、今回はいきなりショスタコーヴィチの交響曲全集が登場。
 2人の若手独唱者と力強い合唱を従えて、スラドコフスキーの本領発揮とも言える、集中力に満ちた演奏が全曲に渡って繰り広げられています。
  録音 2016年 Saydashev State Great Concert Hall in Kazan,




スラドコフスキーの名を世に知らしめたセット


MEL1002475
(7CD)
\6000→\5490
2人の指揮者によるマーラー/スラドコフスキー&コンドラシン
マーラー:
【CD1】交響曲 第1番 ニ長調(1888)
 モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
 キリル・コンドラシン(指揮)
  1969年 録音
  Sound engineer-David GaklinRemastering-Elena Barykina
【CD2】
 交響曲 第1番 ニ長調(1888)
  タタールスタン国立交響楽団
  アレクサンドル・スラドコフスキー(指揮)
   録音 2016年
   Sound engineer-Pavel Lavrenenkov
【CD3】
 交響曲 第5番 嬰ハ短調(1902)
  モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団・・・*
  キリル・コンドラシン(指揮)
  録音 1974年
   Sound engineer-Pyotr KondrashinRemastering-Nadezhda Radugina
【CD4】
 交響曲 第5番 嬰ハ短調(1902)
  タタールスタン国立交響楽団
  アレクサンドル・スラドコフスキー(指揮)
   録音 2016年
    Sound engineer-Pavel Lavrenenkov
【CD5】
 交響曲 第9番 ニ長調(1909)
  モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
  キリル・コンドラシン(指揮)
   録音 1964年
   Sound engineer-Igor VeprintsevRemastering-Maxim Pilipov
【CD6】
 交響曲 第9番 ニ長調(1909)・・・第1-2楽章
【CD7】
 .交響曲 第9番 ニ長調(1909)(続き)・・・第3-4楽章
  タタールスタン国立交響楽団
  アレクサンドル・スラドコフスキー(指揮)
   録音 2016年
    Sound engineer-Pavel Lavrenenkov

 キリル・コンドラシン(1914-1981)とアレクサンドル・スラドコフスキー(1965-)。ほぼ50年の年齢差を持つ2人の指揮者によるマーラーの交響曲を聴き比べるという興味深い7枚組です。
 コンドラシンはモスクワで生まれ、ボリショイ劇場の常任指揮者を経て、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督に就任。1960年から1976年までこの地位にあり、このオーケストラとショスタコーヴィチの交響曲全集と、第8番を除くマーラーの交響曲全集の録音を成し遂げています。
 ロシアにおけるマーラー演奏の第1人者であり、とりわけ一連のMELODIYAへの録音は、正統的で丁寧な表現と、あふれる緊張感で高く評価されています。

 で、コンドラシンはみんな知ってる。

 ではスラドコフスキーって誰??

 


 スラドコフスキーはタガンログで生まれ、サンクトペテルブルク音楽院とモスクワ音楽院で学び、音楽院のオペラ・バレエ劇場で「コジ・ファン・トゥッテ」を振ってデビュー、2001年から2003年まで首席指揮者として活躍した。
 2003年には「サンクトペテルブルク300周年」の記念式典でも演奏、2005年に「ロシア連邦の名誉ある芸術家」として大統領から表彰されるという栄誉を得ているという。
 1965年生まれということからしてもかなりのベテラン。スナップ写真を見ても堂に入ったもの。
 べつにムリにコンドラシンと組み合わせなくても良かったんじゃないかという気がしないでもないが価格も安いからまあいいか。

 代理店の言うように、「この2人の指揮者によるマーラーの第1番、第5番、第9番の演奏を比較することは、ロシアにおける「マーラー演奏」の変遷を知るとともに、脈々と受け継がれる伝統の絆を再確認する足がかりとなる。」ということもあるかもしれない。

  *・・・コンドラシンが指揮する交響曲第5番のオーケストラの名称は、レーベルの情報に準じています。.






<LP>


ALTUS(LP)


TALTLP 041/2
(2LP)
\13600+税
これぞフルトヴェングラーの原点的音質!
 「ルツェルンの第九」TAHRA盤をLP化

  フルトヴェングラー、第九を語る(2’49’’)[LP1-A]
  ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125
   [LP1-A:第1 楽章、LP1-B:第2楽章、
    LP2-A:第3楽章、LP2-B:第4楽章]
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
エルザ・カヴェルティ(アルト)
エルンスト・ヘフリガー(テノール)
オットー・エーデルマン(バス)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
ルツェルン音楽祭合唱団
 守旧派の皆様に朗報!これぞフルトヴェングラーの原点的音質!!粘っこく絡み付く弦、爆裂のティンパニ。暗く重厚な音色がほとばしる「ルツェルンの第九」TAHRA盤をLP化。第九を語るフルトヴェングラーの肉声付き!

 録音:1954年8月22日/ルツェルン音楽祭におけるライヴ(モノラル)/国内プレス、完全限定生産盤、日本語帯・解説付

 フルトヴェングラーにとって生涯最後の『第九』公演であり、演奏・音質の上でも最高のもののひとつとされている「ルツェルンの第九」ライヴ録音がLP 化されました。フルトヴェングラーの未亡人から許諾を得て正規盤として発売されたTAHARA 盤はこの壮大無比な演奏を世に知らしめた最初の1 枚。このレーベル特有の音色感がたいへん顕著で、例えば美しく整った透明感ある音が魅力のAUDITE 盤に対し、TAHRA 盤はなまなましく野太い音を特徴としており、どろどろとした凄味すら備えています。新たなリマスタリングと丁寧なアナログ化によりその特徴はさらに鮮烈なものとなりました。ある意味フルトヴェングラー・ファンにとってはこれこそが真のフルトヴェングラー、というイメージを呼び覚ますものかと思います。またTAHRA 盤にはフルトヴェングラー本人が『第九』を語る肉声が入っており、これは他のレーベルでは聴けない大変貴重なもの。国内プレスならではの特典として、解説書にはこの語りの日本語訳も掲載しています。
 語り尽くされた感がありますが、畏怖すら感じるこの巨大なスケール、やはりとてつもない演奏です。第1 楽章冒頭の霞がかった響き、やわらかい木管と鋭い弦のアタックの強烈な対比、厳しくも広がりのあるティンパニ、伸縮自在のテンポ、すべてがフルトヴェングラーのコントロール下にあり、その得体の知れぬカリスマ性でもって、一瞬にして我々を音楽に引きずり込みます。観念的に迫ってくる第2 楽章のスケルツォも音楽に押し潰されそうで壮絶。ぐっとテンポを落とした第3 楽章では、永遠を称えるような息の長い滔々とした歌が一瞬たりとも弛緩することなく続いていきます。そしてこの世の果てまで光を照らさんばかりのフィナーレの合唱。もはや神懸かっているとしか言いようがありません。人類の奏でる『第九』演奏の究極です。
 

WEITLP 007/8
(2LP)
\13600+税
クレンペラーの偉大なるベートーヴェン演奏、ステレオ録音
 ベートーヴェン:
  『レオノーレ』序曲 第3番ハ長調 Op.72b [LP1-A]
  交響曲第4番変ロ長調 Op.60
   [LP1-A:第1楽章、LP1-B:第2〜4楽章]
  交響曲第5番ハ短調『運命』 Op.67
   [LP2-A:第1・2楽章、LP2-B:第3・4楽章]
オットー・クレンペラー(指揮)
ケルン放送交響楽団
 完全初出!巨大な造形がそそり立つ驚異の立体感。クレンペラーの偉大なるベートーヴェン演奏、ステレオ録音で登場!

 録音:1966年3月17日/ケルン放送協会クラウス・フォン・ビスマルク・ホールにおけるライヴ(ステレオ)/国内プレス、完全限定生産盤、ステレオ、日本語帯・解説付

 注目必至、新発見の初出録音がめでたく初LP 化!クレンペラーが66 年にケルン放送響に客演した際の貴重なライヴ録音です。ステレオ録音であることが特に喜ばしい!クレンペラーならではの「冷え冷えとした熱さ」、そそり立つ巨大な立体音響をアナログで堪能!プログラムもベートーヴェンのレオノーレ3 番に交響曲4 番&5 番と最高です。
 両翼配置のヴァイオリンと、大胆にして絶妙なる木管と弦のバランス操作が他に類を見ない立体感を作り上げています。特にここぞと言う箇所ではっきりと浮かび上がる木管の強調には驚かされます。セッション録音顔負けの明晰さ。それでいて重厚さと緊張感は持続され、ライヴの熱気も押し寄せてくるのだから、クレンペラーの凄まじさが身に染みて分かろうというもの。『運命』のフィナーレに震え上がるべし!
 日本語解説にはクレンペラーの偉大な人生をたどる超詳細な年譜を収録。
 

ELECTLP 006/7
(2LP)
\13600+税
カラヤン/ウィーン・フィル ブカレスト・コンサート1964
 モーツァルト:交響曲第40番ト短調 K.550 [LP1-A]
 ブラームス:交響曲第1番ハ短調 Op.68
  [LP1-B:第1楽章、LP2-A:第2楽章、LP2-B:第3・4楽章]
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ルーマニアのエレクトレコードに残されていた特別な音源。カラヤン& ウィーン・フィル、最後の年の貴重なドキュメント!ほとんど出回らなかったレア音源がLP で登場!

 録音:1964年9月15日/サラ・パラトゥルイ(ブカレスト、ルーマニア)におけるライヴ(モノラル)/国内プレス、完全限定生産盤、モノラル、日本語帯・解説付

 1964 年、カラヤンはウィーン国立歌劇場の音楽監督を辞任します。歌劇場側との運営方針の軋轢が考えられ、以後10 数年、ウィーン・フィルとの共演も夏のザルツブルク音楽祭のみになってしまいます。ここに収録されたブカレスト・コンサートは同年の9 月にエネスコ音楽祭に参加したときのもので、カラヤンとウィーン・フィル最後の年の演奏とも言うべき貴重なものです。オーケストラとの関係が悪かったわけではないということは演奏を聴けば十分にお分かり頂けるかと思います。美しく歌い紡がれるモーツァルトの40 番、カラヤン得意のロマンがほとばしるブラームス1 番。どちらも素晴らしい美音に満たされた格別の名演です。
 この音源は当時ルーマニア国営のエレクトレコードからLP で短期間発売されましたが、ルーマニア国内のみの流通で、まず国外には出回りませんでした。そのマスターテープが良好な状態で保管されていることが判明。新規リマスタリングで細部を磨き上げ、新たなLP として復刻いたしました。愛好家必携のアナログです。



<書籍>


BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS(書籍)



BPHR 001BOOK
(本)
\7200
写真集:
 モニカ・リッタースハウス(写真家)
  『ムーヴィング・ ミュージック』
    〜ベルリン・フィルとラトル
 写真:274 枚/総ページ数:264 ページ(英・独)/表紙:リネンテープ、空押しエンボス、写真付仕上げ/出版社:アレクサンダー・フェルラーク・ベルリン/重量:165 g/サイズ:235 × 290

 10 年以上に渡り、サー・サイモン・ラトルとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を追いかけてきた写真家モニカ・リッタースハウスによる写真集『ムーヴィング ・ミュージック』。
 彼女は、ベルリンのフィルハーモニーでのコンサート、リハーサルはもちろんのこと、ベルリン・フィルが行うヨーロッパ各地でのコンサート及び世界各地でのコンサート・ツアーにも同行し、指揮者、団員たちの本番、舞台裏などを撮ってきました。彼女はラトル、団員たちからの信頼も厚く、コンサート前の緊張感、本番での集中力、コンサート終了後の熱気を一番近くで体験し、それを写真に残しています。
 またこの写真集は、ベルリン・フィルの記録であるとともに、2018 年で任期終了する音楽監督ラトルの回顧録でもあります。
 写真のほかに、フランクフルト総合新聞のジャーナリスト、エレオノーレ・ビューニングの紹介文や、団員のインタビュー(英・独)も収録されています。


















11/30(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ALBA



KKC 4118
(SACD HYBRID)
\2300
※日本語帯・解説付
旧 北ドイツ放送響の首席オーボエ
 カレフ・クリユス
  『愛しいオーボエ協奏曲』

 ヴィヴァルディ(1678-1741):オーボエ協奏曲 ハ長調 RV.447
 マルチェッロ(1673-1747):オーボエ協奏曲 ニ短調 SF.935
 テレマン(1681-1767):オーボエ・ダモーレ協奏曲 ト長調 TWV.51:G3
 J.S.バッハ(1685-1750):オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調 BWV.1055R
カレフ・クリユス
 (オーボエ、指揮)
リトアニア室内管弦楽団
 エルプ・フィルの首席オーボエ奏者、カレフ・クリユスによるオーボエ協奏曲集

 録音:2015年2月2日-5日、2016年1月29日-30日(テレマン) リトアニア国営放送スタジオ(ヴィルニュス、リトアニア)
 制作・録音:ヴィリウス・ケラス、アレクサンドラ・ケリエネ/Multichannel/stereo、日本語帯・解説付、55‘02

 「オーボエの響きは、純粋さ、素朴な気品、静かなよろこび、あるいは、弱った心の痛みの表現に適している。こうした特質がカンタービレの楽節ですばらしい表現力を発揮する」(エクトル・ベルリオーズ)。
エストニアのオーボエ奏者、カレフ・クリユスのアルバム『愛しいオーボエ協奏曲』では、古今のオーボエ奏者から愛されたきたオーボエとオーボエ・ダモーレのための協奏曲から、バロック時代の作品が4 曲演奏されます。
 オーケストラに使われるほぼすべての楽器のために協奏曲を書いたといわれるヴィヴァルディのハ長調の作品。18 世紀初頭に作曲され、音楽史上最初のオーボエ協奏曲とされる、ヴェネツィア出身のマルチェッロの作品。オーボエよりも低い音域をもつオーボエ・ダモーレを独奏楽器にしたテレマンのト長調の協奏曲。楽譜の失われたオーボエ・ダモーレの協奏曲を、J・S・バッハがチェンバロのために改作した《チェンバロ協奏曲第4 番 イ長調 BWV.1055》から再構築した《オーボエ・ダモーレ協奏曲 イ長調》。

 カレフ・クリユスは、1975 年、タリン生まれ。タリン、リヨン、カールスルーエで学び、2001 年の「プラハの春」をはじめとするコンペティションで第1 位を獲得、2003 年からNDR エルプフィルハーモニー管弦楽団(旧 北ドイツ放送交響楽団)の首席オーボエ奏者を務めています。
 ベルリン・フィルハーモニー、バイエルン放送交響楽団、バーミンガム市交響楽団などにソリストとして客演。タリンやカールスルーエの音楽大学で教え、日本を含むアジア、ヨーロッパ、南アメリカでマスタークラスを開催しています。
 楽器は「ヨーゼフ・オーボエ Josef Oboe」の Model MSG2 です。
 このアルバムで共演するリトアニア室内管弦楽団は、クリユスが定期的に客演しているアンサンブルのひとつ。1960 年、サウリュス・ソンデツキスによってヴィルニュスに創設され、バロックと古典、M・K・チュルリョーニスの作品をレパートリーの中心に、バリス・ドヴァリョーナス、スタシス・ヴァイニューナスといった現代リトアニアの作品の初演も積極的に行っています。





ANALEKTA


AN 29136
\2500
アコーディオンによるバッハの有名作品集 アレクサンドル・セバスチャン
 (アコーディオン)
 J.S.バッハ:
  前奏曲とフーガ イ短調 BWV.543/
  シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV.1004より/
  ブゾーニ・ヴァージョン)/
  コラール前奏曲「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」 BWV.639/
  G線上のアリア(管弦楽組曲第3番 BWV.1068より)/
  バディネリ(管弦楽組曲第2番 BWV.1067より)/
  トッカータとフーガ ニ短調 BWV.565/
  パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV.582
 シャコンヌ、G線上のアリア、バディネリ!アコーディオンで弾くバッハ名曲集!

 ☆ベラルーシ生まれ、カナダで活躍するアコーディオンの名手、アレクサンドル・セバスチャン!
 ☆シャコンヌ、G線上のアリア、バディネリといったバッハの名曲を華麗なアコーディオンで!

 ベラルーシ生まれのアレクサンドル・セバスチャンは、グネーシン音楽大学を卒業後トロント大学で学び、カナダの名アンサンブル「カルテット・ジェラート」に参加。2007年にアコーディオンのワールド・カップと呼ばれる「クーペ・モンディアーレ」で優勝した他、ノルウェー、ロシア、アメリカなどのコンクールでも優勝。現在はカナダを拠点に、メキシコ、セルビア、ポルトガル、イタリア、ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、アメリカなど、様々な国々でアコーディオンを弾き続けてきた東欧の名手。
 「シャコンヌ」や「G線上のアリア」、「バディネリ」、「トッカータとフーガ ニ短調」などのバッハの有名作品を、ヴィルトゥオージティと歌心溢れるアコーディオンで楽しめます。
 バッハ・アレンジ・ファン、アコーディオン愛好家は要チェック!

 ※2017年7月、トロント(カナダ)



 

AN 28871-2
(2CD/特別価格)
\3800
エンカウンターズ(ENCOUNT3RS)
 アンドルー・スタニランド:
  ファイ、カエレスティス(Phi, Caelestis)
 ニコル・リゼー:
  キープ・ドライヴィング、アイム・ドリーミング
   (Keep Driving, I’m Dreaming)
 ケヴィン・ラウ:ダーク・エンジェルス(Dark Angels)
アレクサンダー・シェリー(指揮)
ナショナル・アーツ・センター管弦楽団
 カナダ、オタワのナショナル・アーツ・センター管弦楽団による3つの世界初録音。3人のカナダの現代作曲家たち、3人のカナダのトップ振付師(Emily Molnar、Jean Grand-Maitre、Guillaume Cote)による1幕のバレエ音楽集。

 ※録音:2017年4月20日−22日、サザン・ホール、ナショナル・アーツ・センター(カナダ)



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GLOSSA



GCD 923106
\2500→\2290
ヒロ・クロサキも参加! リティラータ第6弾
 様々な楽器のためのナポリの協奏曲集

 ポルポラ:
  チェロ、ヴァイオリンと通奏低音のためのシンフォニア ハ長調
   (ソロ・チェロ:ホセチュ・オブレゴン)
 マニチーニ:
  リコーダー、2本のヴァイオリン、チェロと通奏低音のための協奏曲 ト短調
   (ソロ・リコーダー:タマル・ラロ)
 ペルゴレージ:2台のチェンバロと弦楽のための協奏曲
  (ソロ・チェンバロ:イグナシオ・プレーゴ、ダニエル・オヤルサバル)
 フィオレンツァ:チェロ、2本のヴァイオリンと通奏低音のための協奏曲 ニ長調
  (ソロ・チェロ:ホセチュ・オブレゴン)
 A・スカルラッティ:
  リコーダー、2本のヴァイオリン、チェロと通奏低音のための協奏曲 ハ長調
   (ソロ・リコーダー:タマル・ラロ)
 フィオレンツァ:ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ニ長調
  (ソロ・ヴァイオリン:ヒロ・クロサキ)
ホセチュ・オブレゴン(チェロ&ディレクター)、
ラ・リティラータ
 〔タマル・ラロ(リコーダー)、
  ヒロ・クロサキ(ヴァイオリン)、
  パブロ・プリエト(ヴァイオリン)、
  ダニエル・ピンテーニョ(ヴァイオリン)、
  ダニエル・ロレンソ(ヴィオラ)、
  ホセチュ・オブレゴン(チェロ)、
  パス・アロンソ(チェロ)、
  イスマエル・カンパネロ(ヴィオローネ)、
  ダニエル・オヤルサバル(チェンバロ)、
  イグナシオ・プレーゴ(チェンバロ)、
  ダニエル・サピコ(テオルボ)〕   
 ヒロ・クロサキも参加! リティラータ第6弾、ナポリ楽派の様々な楽器のための協奏曲集!

 ☆スペイン古楽新時代のチェリスト、ホセチュ・オブレゴンが率いるピリオド・アンサンブル "ラ・リティラータ"。
 ☆日本が誇るバロック・ヴァイオリニスト、ヒロ・クロサキ(黒崎広嗣)も参加!

 古楽大国「Glossa」が誇るスペイン古楽新時代の象徴、チェリストのホセチュ・オブレゴンと、オブレゴン率いるピリオド・アンサンブル、ラ・リティラータ。素晴らしきスペイン・バロックを世界に拡めてきたラ・リティラータのGlossa第6弾は、18世紀ナポリ楽派の作曲家達による協奏曲集。
 今回は、ホセチュ・オブレゴンによるチェロだけでなく、リコーダーのタマル・ラロ、ヴァイオリンのヒロ・クロサキ、チェンバロのイグナシオ・プレーゴらもソリストとして活躍。スタイリッシュで技巧的なナポリのコンチェルトを、スペインの名手たちの手でお贈りします。

 ※録音:2017年9月、サン・セバスティアン教会(セルセディーリャ、スペイン)




ホセチュ・オブレゴン&ラ・リティラータ
魅力と才気が爆発!

GCD 923103
\2500→\2290
スペインのチェロ 〜 ボッケリーニと18世紀の巨匠たち
 ボッケリーニ:チェロ・ソナタ ハ長調
 パガネッリ:ソナタ イ短調
 デュポール:チェロ・ソナタ ニ長調
 作曲者不詳(18世紀後半):アダージョ(バルセロナの写本より)
 ポレッティ:チェロ協奏曲 ト長調
 スプリアーニ:無伴奏チェロのためのトッカータ第1番 ト長調
 ビダル:デュエット・アンダンテ
 サヤス:最後のレッスン 変ロ長調
 ボッケリーニ:ファンダンゴ(ギター五重奏曲 ニ長調より)
ホセチュ・オブレゴン(チェロ&ディレクター)
ラ・リティラータ
 〔ダニエル・オヤルサバル(チェンバロ&オルガン)、
  ディアナ・ヴィナグレ(チェロ)、
  エンリケ・ソリニス
   (バロック・ギター&アーチリュート)、
  ダニエル・サピコ(テオルボ)、
  サラ・アゲダ(ハープ)、
  リナ・トゥール・ボネ(ヴァイオリン)、
  ミレン・セベリオ(ヴァイオリン)、
  ダニエル・ロレンツォ(ヴィオラ)、
  ミゲル・フレキーナ(コントラバス)、
  ダビド・チュペーテ(カスタネット)〕
 古楽新時代の象徴ホセチュ・オブレゴン!啓蒙時代のスペインにおける"チェロの歴史"!

 古楽大国「Glossa」が誇るスペイン古楽新時代の象徴、チェリストのホセチュ・オブレゴンとラ・リティラータ。
 母国スペインの啓蒙時代における「チェロの黎明期」の歴史と作品を、オブレゴンの熱きチェロとラ・リティラータの才気に満ちたアンサンブルがナビゲート!
 スペインへ渡ったイタリアの巨匠ボッケリーニやパガネッリ、フランスのコンポーザー=チェリスト、デュポール、そしてスペインにおけるチェロ作品の始祖的存在のパブロ・ビダル(d.1807)とホセ・サヤス(d.1804)。
 オブレゴンとラ・リティラータが奏でる様々な音楽家たちによって他国からスペインへと伝えられた"チェロ作品"、そして18世紀のスペインで芽吹いた"チェロ作品"が、啓蒙時代にイベリア半島で発展を遂げたチェロのための音楽とその演奏の歴史を鮮明に、そして鮮烈に伝えてくれる。
 これぞスペイン古楽新時代の象徴、ホセチュ・オブレゴンとラ・リティラータの真骨頂!啓蒙時代のスペインのチェロの歴史を、現在のスペインを代表する若き名手の演奏で存分に!

 ※録音:2014年12月、マドリード音楽院(マドリード、スペイン)





もう一枚、こいつも楽しい!!
1650年頃のスペインとイタリアの宮廷における舞曲集
GCD 923101
\2500→\2290
ホセチュ・オブレゴン&ラ・リティラータ!
 アンドレア・ファルコニエーリ:
  《イル・スピリティッロ・ブランド 〜 小悪魔の踊り》 〜
   1650年頃のスペインとイタリアの宮廷における舞曲集

   オルティス:レセルカダス・ソブレ・テノレス・イタリアノス
   ファルコニエーリ:
    コリエンテ・ディッチャ・ラ・モッタ、
    チャッコーナ、ラ・ベネデッタ
   ヴィターリ:トッカータ、ベルガマスカ
   カステッロ:ソナタ第2番
   ファルコニエーリ:
    甘美なる旋律、パサカー、アレマーナ・ディッチャ・ビジェガ
   ヤッキーニ:ソナタ第8番
   カバニーリェス:コレンテ・イタリアーナ
   オルティス:《甘き思い出》によるレセルカダス
   ファルコニエーリ:フォリアス・エチャ・パラ・ミ・セニョーラ
   バルトロメオ・デ・セルマ:ファンタシーア・バッソ・ソロ
   ガブリエリ:第7旋法と第8旋法によるリチェルカーレ
   ファルコニエーリ:
    コレンテ・デッタ・ラウエリーナ、
    コリエンテ・ディッチャ・ラ・クジェラ、
    イル・スピリティッロ・ブランド(小悪魔の踊り)
    ブランド・デーチョ・エル・メロ
   作曲者不詳:チャコーナ
   ガブリエリ:リチェルカーレ第5番
   バルトロメオ・デ・セルマ:3声のカンツォン第5番
   ファルコニエーリ:バッターリア・デ・バラバソ
ラ・リティラータ、
ホセチュ・オブレゴン(チェロ&ディレクター)
 ホセチュ・オブレゴン&ラ・リティラータ!スペイン古楽界の系譜に連なる俊英たちが初登場!

 ホセ・ミゲル・モレーノとエミリオ・モレーノのモレーノ兄弟から脈々と続くグロッサ(Glossa)におけるスペインの古楽系演奏家たちの系譜。
 この系譜に連なる若き才能たち、スペインのチェリスト、ホセチュ・オブレゴンと、同じくスペインのピリオド・アンサンブル、ラ・リティラータが初登場!
 オブレゴンとラ・リティラータは、ナポリで生まれイタリア各地の宮廷、さらにはスペイン、フランスを渡り歩いた作曲家、アンドレーア・ファルコニエーリ(1585−1656)の音楽を中心に、1650年頃にスペインとイタリアの宮廷で演奏れた舞曲を再現。
 オブレゴン&ラ・リティラータの弦楽器、撥弦楽器、木管楽器、打楽器、鍵盤楽器の上質なアンサンブルが、17世紀の貴族たちが宮廷で愉しんだ「舞曲」を、優雅に、華麗に、そして躍動感豊かに繰り広げる。


 ※録音:2011年5月&2012年12月、サン・ロレンソ(エル・エスコリアル、スペイン)

 


GCD 922905
\2500
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
 ガスパリーニ:オペラ・アリア集
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)、
アウセル・ムジチ、
カルロ・イパタ(指揮、トラヴェルソ)
  もしもギリシャが武装すれば(《アスティアナッテ》より)/
  わたしは愛するあなたの名前をここに刻む(《運命の神託》より)/
  嵐の恐怖の中で(《イル・チーロ》より)/
  わたしの胸に一条の希望の光が生まれる(《バヤゼット》より)/
  シンフォニア(《エンゲルベルタ》より)/
  血を流し、殺し(《イル・タメルラーノ》より)/
  父の心(《イル・タメルラーノ》より)/
  大洋の港から(《聖エウフロシーナ》より)/
  怒りで武装し(《アムレット》より)/
  もしもあなたがわたしのためにもう歌わないのなら(《運命の神託》より)/
  カンタータ 《わがため息よ進め》/
  フルート協奏曲/暗黒の地獄に火はない(《イル・ロデリーゴ》より)/
  わたしはおまえを手放したくない(《イル・ロデリーゴ》より)/
  親愛なる影よ(《アタリア》より)
 イタリアの情熱の歌姫インヴェルニッツィ、ガスパリーニのオペラ・アリアを歌う!

 イタリア古楽界の情熱の歌姫、ロベルタ・インヴェルニッツィ。ヘンデル(GCD 922904)に続くオペラ・アリア集は、コレッリやパスクィーニから作曲を学び、ピエタ院の合唱長、サン・ロレンツォ・イン・ルチーナ教会の楽長を務めたイタリア・バロックの作曲家、フランチェスコ・ガスパリーニ(1661−1727)のアルバムが登場!
 これまで、18世紀のソプラノ歌手"ファウスティーナ・ボルドーニ"やカストラートの"ドメニコ・ジッツィ"が歌ってきた作品を現代に再現するなど、秀逸なプログラムと優れた歌声で評価されてきたインヴェルニッツィが、ガスパリーニの知られざるオペラ・アリア、オラトリオやカンタータからの作品を歌います。
 バロック・フルート奏者カルロ・イパタが1997年に創設し、イタリア屈指の古楽アンサンブルとしての地位を確立したアウセル・ムジチは、2014年にはガスパリーニの歌劇 《バヤゼット》全曲盤を録音(GCD 923504)するなど、ガスパリーニへの造詣の深さも申し分なし。ピエタ院(ピエタ養育院)時代に作られたとされる「フルート協奏曲」では、カルロ・イパタの優美なフラウト・トラヴェルソの音色も披露されます。

 ※録音:2016年8月24日−27日、テアトロ・ロッシ・アペルト(ピサ、イタリア)



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GCD 922517
\2500→\2290
エドアルド・トルビアネッリ
 1842年のプレイエルで弾くショパン!
  ショパン:後期ピアノ作品集

 前奏曲嬰ハ短調 Op.45/マズルカ嬰ハ短調 Op.50-3/
 夜想曲ロ長調 Op.62-1/夜想曲ホ長調 Op.62-2/
 幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61/
 マズルカ変イ長調 Op.50-2/舟歌嬰ヘ長調 Op.60/
 マズルカ嬰ヘ短調 Op.59-3/
 ピアノ・ソナタ第3番ロ短調 Op.58/
 マズルカ ト長調 Op.67-1
エドアルド・トルビアネッリ
 (フォルテ・ピアノ/プレイエル1842)
 歴史的ピアノの名手エドアルド・トルビアネッリ、1842年のプレイエルで弾くショパン!

 ☆Glossaと古楽総本山バーゼル・スコラ・カントルムのコラボレーション・シリーズ!
 ☆SCBでピアノや室内楽を教えるフォルテ・ピアノの名手、エドアルド・トルビアネッリ!
 ☆ショパンと同時代、プレイエル1842年製のグランド・ピアノで弾いた後期作品集!

 古楽教育、古楽研究の総本山として知られるスイスの古楽専門音楽大学、バーゼル・スコラ・カントルム(SCB)。Glossaとバーゼル・スコラ・カントルムのコラボレーション企画 "Glossa SCB Series"の最新作。
 バーゼル・スコラ・カントルムでピアノや室内楽を教える歴史的ピアノの名手、エドアルド・トルビアネッリが、プレイエル1842年製のフォルテ・ピアノで弾いた、ショパンの後期作品集が登場!
 これまでも、ドイツ、ベルギー、オーストリア、フランスなど様々な美術館、博物館に所蔵される貴重なヒストリカル・ピアノを弾いてきたエドアルド・トルビアネッリ。現在フランスのロワイヨモン寺院のアーティスト・イン・デジデンスを務め、ロワイヨモン財団のサポートを受けプレイエルによるショパン演奏を行っており、今回のレコーディングもロワイヨモン財団の協力のもと、ショパンと同時代の歴史的銘器を使っての演奏となります。

 ※使用楽器:イグナツ・プレイエル(パリ、1842年製作)のグランド・ピアノ。(エドウィン・ベウンク・コレクション No.9648)
 ※録音:2017年3月、ロワイヨモン財団(フランス)




こんな感じです。

https://youtu.be/pU3ik8gjc7c
Edoardo Torbianelli jouait sur un piano original Pleyel 1842, collection Edwin Beunk
Chopin : "Polonaise Fantaisie, op.61"

 

GCD 923702
\2500
アフェッティ・アモロージ 〜 フレスコバルディ:声楽作品集 ダミアン・ギヨン(カウンターテナー&指揮)、
ル・バンケ・セレスト
 〔セリーヌ・シェーン(ソプラノ)、
  ダミアン・ギヨン(カウンターテナー)、
  トマス・ホッブス(テノール)、
  ブノワ・アルノー(バス)、
  ジュリアン・バッレ(チェロ)、
  アンドレ・ヘンリッヒ(リュート)、
  ケヴィン・マナン=ナヴラティル(チェンバロ)、
  マリー=ドミティーユ・ミュール(ハープ)〕 
 ダミアン・ギヨン&ル・バンケ・セレスト第2弾!フレスコバルディの声楽作品集!

 ☆バッハ・コレギウム・ジャパンとの共演でも知られるフランスのカウンターテナー、ダミアン・ギヨン!
 ☆ギヨンが創設したアンサンブル "ル・バンケ・セレスト"のGlossa第2弾は、フレスコバルディ!

 ヴェルサイユ・バロック音楽センター、バーゼル・スコラ・カントルムで研鑽を積み、古楽界の巨匠たちから厚い信頼を受けているフランスが生んだカウンターテナーの若きスター、ダミアン・ギヨン。
 2009年にダミアン・ギヨンが創設したピリオド・アンサンブル、ル・バンケ・セレストのGlossa第2弾は、フレスコバルディ!
 アフェッティ・アモロージは、1630年にフィレンツェで出版されたフレスコバルディの2冊の歌曲集「Arie musicali」からダミアン・ギヨンが選びぬいた魅力的なセレクション。ダミアン・ギヨンを始めとする古楽系の名歌手たちが、豊かな表現力で歌います。

 ※録音:2017年6月24日−28日、フロヴィル教会(フランス)







RAUMKLANG



RKAP 10117
\2600
ライプツィヒ聖トーマス教会少年合唱団の元メンバーたち
 アマルコルド
  テネブレ 〜 瞑想のための音楽

 タリス:光の消ゆるまえに/
 ディートリヒ:主の戒めにおいて/
 シュトルツァー:幸いなるかな/
 スターヘル:主の戒めにおいて/
 マショー:キリエ(ノートルダム・ミサより)/
 ボキレン:グローリア/
 ムースブルガーの昇階唱より 主よ、御身は私たちを解放し給うた/
 オケゲム:クレド(5声のキリエ、グローリア、クレドより)/
 リベル・ウズアリスより おお、十字架よ/
 ムーディ:アポカシロシス/
 聖務日課用聖歌集より 主よ、平和を与えたまえ/
 ワルター:主よ、平和を与えたまえ/
 バード:サンクトゥス(5声のミサ曲より)/
 ケドロウ:我らの父/
 ジェズアルド:日々罪を犯す私は/
 ワルター:我らの救い主、イエス・キリスト/
 タヴナー:仔羊/
 オールド・ホール写本より アニュス・デイ/
 ムースブルガーの昇階唱より 深き淵より/
 ジョスカン:深き淵より/
 ルートヴィヒ:テネブレ
アマルコルド
 〔ヴォルフラム・ラットケ(テノール)、
  ロベルト・ポーラース(テノール)、
  フランク・オツィメク(バリトン)、
  ダニエル・クナウフト(バス)、
  ホルガー・クラウゼ(バス)〕
 ドイツにおけるア・カペラのカイザー、アマルコルド!

 バッハがカントールを務めていたことでも有名なドイツ、ライプツィヒの聖トーマス教会少年合唱団の元メンバーたちによって1992年に結成され、瞬く間にドイツを代表する男声ヴォーカル・アンサンブルへと成長したアマルコルド。
 結成25周年を迎えたアマルコルドのアニヴァーサリー・アルバムは、モノディー、ルネサンス時代の巨匠たちのポリフォニー、そしてアンサンブルのために書かれた委嘱作品による、アマルコルド自身のための"ミサ"!
 近年では、「民謡集」(RKAP 10213)や、エリック・シュナイダーとの「シューベルト」(RKAP 10116)、「クリスマス・アルバム」(RKAP 10111)など、幅広いスタイル、レパートリーの演奏を発表してきたアマルコルドが、25周年という節目の年に自身らのルーツであるミサ(典礼)における教会音楽へと回帰。
 ライプツィヒの聖トーマス教会少年合唱団の歴史と伝統をベースに、25年という歳月を経てさらなる進化を遂げたアマルコルドの極上のハーモニーが、荘厳に、そして神秘的に響き渡ります。

 ※録音:2016年−2017年、ヴルツェン(ドイツ)
 結成25周年記念盤は原点回帰となる"典礼"のための音楽!



 

RK 3007
\2600
バッハ・トリプル
 J.S.バッハ:
  管弦楽組曲第4番ニ長調 BWV.1069(初稿版)
  チェンバロと2本のリコーダーのための協奏曲ヘ長調 BWV.1057
  ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調 BWV.1048
  3本のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調(after BWV.1063)
  3本のヴァイオリンのための協奏曲ハ長調(after BWV.1064)
ハーモニー・オヴ・ネイションズ・バロック・オーケストラ
ローレンス・カミングス(ハープシコード&指揮)
 ハーモニー・オヴ・ネイションズの第2弾!"トリプル(3)"をテーマとしたバッハ・アルバム!

 EUバロック・オーケストラで出会った20人の若手古楽器奏者たちによって2004年に結成されたピリオド・オーケストラ、ハーモニー・オヴ・ネイションズの「舞曲さまざま」(RK 2704)に続く第2弾は、「トリプル(3)」をテーマとしたJ.S.バッハのユニークなプログラム!
 トランペットとティンパニを含まない「管弦楽組曲第4番」の「初稿版」や、3台のチェンバロではなく、「3本のヴァイオリンのため」の2つの協奏曲を取り上げるなど、ユニークな選曲が、ハーモニー・オヴ・ネイションズの洗練された演奏をさらに彩っています。
 名匠ローレンス・カミングスのリードによるハーモニー・オヴ・ネイションズの好演はもちろんのこと、定評あるラウムクラング(Raumklang)の優秀録音にもご注目下さい。

 ※録音:2010年8月11日−15日、サン・サンフォリアン教会(シュヴァンヌ、フランス)







RUBICON


RCD 1007
\2500
ライフラインズ 〜 グリーグ、リスト、フランク
 グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ長調 Op.8
 リスト:2つのエレジー
 フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
デュオ・ビリンガー
 〔レア・ビリンガー(ヴァイオリン)、
  エステル・ビリンガー(ピアノ)〕
 ドイツの才女たち、ビリンガー姉妹がRubicon初登場!時は19世紀。リストが繋ぐ、グリーグとフランク!

 ☆ヨーロッパを中心に注目度が高まっているドイツの姉妹デュオ、デュオ・ビリンガーがRubicon(ルビコン)初登場!

 ヨーロッパを中心に評価が急上昇中のドイツ期待の姉妹デュオ、ヴァイオリンのレア・ビリンガーとピアノのエステル・ビリンガーが、セザール・フランクのヴァイオリン・ソナタを携え、Rubicon(ルビコン)初登場!
 ビリンガー姉妹は、グリーグとフランクはもちろんのこと、それぞれと交流を持っていたリストの作品が中核として重要な役割を果たすリサイタル・プログラムを披露。ドイツから世界へと本格的に羽ばたく姉妹デュオの絶妙なコンビネーションにご注目下さい!
 14歳の時にベルリンのフィルハーモニーでのソロ・デビューを飾り、国際的なキャリアをスタートしたヴァイオリニストのレア・ビリンガーは、ザルツブルク音楽祭やMDRムジークゾマー(MDR音楽の夏)、ダヴォス国際音楽祭など世界各地の国際音楽祭で活躍。クロスター・シェーンタール、ロドルフォ・リピツァー、シュポア、ヤンポルスキーの各国際コンクールで入賞を果たし、2008年にはブラームス国際コンクールで最高位を受賞するなど、 華々しい活躍を見せる、ドイツの才女です。
 ピアニストのエステル・ビリンガーは、数多くの世界的ピアニストを育成したドイツの名教師、カール=ハインツ・ケマーリングに師事。第6回ヨハン・セバスティアン・バッハ国際コンクールで第1位に輝き、その才能に多くの注目が集まっています。




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TACTUS



TC 731601
\2500→\2290
名手ロベルト・ノフェリーニ
 プニャーニ:ヴァイオリン協奏曲集

  ヴァイオリン協奏曲ニ長調
  ヴァイオリン協奏曲イ長調
ロベルト・ノフェリーニ
 (バロック・ヴァイオリン)
アラン・フレイレス・マグナッタ(指揮)
オルケストラ・ヌオーヴェ・アッソナンツェ

 イタリアの名手ロベルト・ノフェリーニ最新作!18世紀の巨匠プニャーニのヴァイオリン協奏曲集!

 ピリオド楽器、ガット弦、ピリオド・ボウによるパガニーニの「24のカプリース」で驚きと発見をもたらしてくれたイタリアのヴァイオリニスト、ロベルト・ノフェリーニによる18世紀の天才ガエターノ・プニャーニ(1731−1798)の2つのヴァイオリン協奏曲が登場!
 ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミスに師事し、コレッリの孫弟子にあたるプニャーニは、10歳という若さでトリノ・レージョ劇場のオーケストラにヴァイオリン奏者として参加するなど、早くからヴァイオリンのヴィルトゥオーゾとしての才を発揮。前古典派時代のイタリア、特にヴァイオリンの分野において目覚ましい活躍を繰り広げた18世紀を代表するコンポーザー=ヴァイオリニストの1人です。
 ノフェリーニは「イ長調」の協奏曲と共に、1997年にポーランドのクラクフの図書館で、同国の音楽学者アダム・リーガーによって発見された「ニ長調」の協奏曲を録音。
 タルティーニの形式を思い起こさせる「イ長調」と、ロカテッリの「ヴァイオリンの技法 Op.3」からの影響を感じさせる「ニ長調」。18世紀イタリアのヴィルトゥオーゾが遺した2つのヴァイオリン協奏曲を、現代のイタリアのヴィルトゥオーゾが、ピリオド楽器で流麗かつ華麗に奏でます。

 ※使用ヴァイオリン:ジュゼッペ・スカランペラ(1838-1902)、1865年製
 ※使用弓:ジョン・ドッド(1752-1839)、19世紀初期製
 ※録音:2014年11月、オラトリオ・ディ・サン・フランチェスコ・ポヴェリーノ(フィレンツェ、イタリア)





ロベルト・ノフェリーニ
「天使の祈り」
歴史に埋もれた19世紀イタリアの器楽作品

 "イタリア・ロマン派"のヴァイオリンとオルガンのための音楽


 オペラ一辺倒で、それ以外の作品などありえないような19世紀以降のイタリア音楽。
 近代に入ってレスピーギやカセッラなどの台頭によりようやく「イタリア=オペラ」の構図は崩れてきたが、しかし17、18世紀に花開いたあの美しいバロック器楽音楽がもういちど世界を席巻することはなかった。

 だが200年にわたってヨーロッパを魅了したイタリア・バロックの器楽音楽の血脈は必ずどこかに眠っていたはず・・・。

 そんなときひっそりとイタリアTACTUSから登場したのが、このささやかな19世紀イタリアのヴァイオリン音楽集。
 伴奏がオルガンというのが、そして録音がボローニャの教会というのがまた郷愁をそそる。
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Tactus
TC 810001
\2400
天使の祈り 〜 歴史に埋もれた19世紀イタリアの器楽作品
 "イタリア・ロマン派"のヴァイオリンとオルガンのための音楽

 エレナ:3つの小品/
 シヴォリ:アンダンテ・レリジオーソ/
 ランツィ:天使の祈りOp.118/
 アルベルティ:小夜想曲/
 レスピーギ:シャコンヌ/
 ネリア:ラルゴ・エスプレッシーヴォOp.40/
 カゼラッティ:アンダンテ/
 アンジェリス:愛の夢/
 ラマシオッティ:カント・レリジオーソOp.17
ロベルト・ノフェリーニ(ヴァイオリン)
アンドレア・トスキ(オルガン)

 オペラがあまりにも大きく有名になりすぎてしまったため、歴史に埋もれてしまった19世紀イタリアの器楽作品。
 北部のトリノから南部のナポリ、ヴェネツィアで書かれた"イタリア・ロマン派"のヴァイオリンとオルガンのための音楽は、19世紀イタリアの音楽は"オペラだけではない"という事実を教えてくれる。
 全てを包み込むかのようなオ ルガン、ノスタルジックなヴァイオリンによる音楽がボローニャの教会で優しく響く。

2008年11月、ボローニャでの録音。




 

TC 820101
\2500
アマデオ:オルガン作品集
 オッフェルトリウム/アレグロ・モデラート/
 アンダンテ・グラツィオーソ/アンダンテ・モデラート/
 アレグレット/モデラート/アレグレット/アダージョ/
 アンダンテ/モデラート/オッフェルトリウム/
 アヴェ・マリア/アンダンテ/4つの詩/4つの詩/
 5つの詩/5つの詩/4つの詩/3つの詩
ファビオ・メルリーニ(オルガン)
ガブリエッレ・モウレン(ソプラノ)

 ガエターノ・アマデオ(1820−1893)は、イタリア北西部の町、ポルト・マウリツィオ出身の音楽家。ルッカでジョヴァンニ・パチーニから音楽を学び、ボローニャではロッシーニに師事したアマデオはその才覚を高く評価され、ボローニャのアカデミア・フィラルモニカに推薦された経歴の持ち主です。
 その後、フランスへと渡り、カンヌ、マルセイユ、ニースを主な活躍の場としたアマデオは、高名なフランスのオルガン製作家カヴァイエ=コルと出会い、フランスのオルガン作品の音楽様式から多大な影響を受けたとされています。

 2017年5月の録音。
 

TC 762290
(2CD)
\5000
ヴァレーリ:オルガン作品集 アレッサンドロ・ペリン(オルガン)
ロベルト・ロレッジャン(オルガン)
 6つのソナタ(ms.59.18)/オルガンとチェンバロのためのソナタ(ms.59.19)/
 行進曲(ms.59.35)/6つのソナタ(ms.59.16)より ソナタ第3番、ソナタ第6番/
 4手によるオウヴェルトゥーラ・リドッタ(ms.59.25)/ラルゴ(ms.59.34)/
 グランデ・シンフォニア(ms.59.21)/牧歌(ms.59.20)/
 6つのソナタ(ms.59.16)より ソナタ第1番、ソナタ第2番、ソナタ第4番、ソナタ第5番/
 4手によるソナタ(ms.59.15)

 イタリア、パドヴァの音楽家ガエターノ・ヴァレーリ(1764−1822)は音楽と美術の両方で才能を発揮し、生涯に渡って絵画にも親しんだという多才家。ピアニストとしても優れた腕前の持ち主だったヴァレーリは、パドヴァ大聖堂の楽長、オルガニストという大役を担った同地を代表する音楽家の1人です。使用楽器は、ロヴィーゴ、カヴァッツァナのサン・ロレンツォ教会に設置されているジャコモ・バッザーニ&フィリ1832年製と、同じくロヴィーゴ、ポレゼッラのロザリオの聖母教会に設置されているガエターノ・カリード1797年製のヒストリカル・オルガン。

 2013年9月−2014年5月の録音。
 

TC 960002
\2500
20世紀のトリエステにおける教会音楽集
 ラドーレ:
  主は言われた、サンクトゥス、アニュス・デイ、
  天使のパン、第1旋法のマニフィカトによる詩
 ソフィアノプロ:
  グローリア、サンクトゥス、マニフィカト、
  聖霊よ来たりたまえ、魂のため息、
  復活の生贄は、イル・ミオ・ベーネ、天の女王
 ロベルト・ブリソット:
  詩篇23番《主は羊飼い》、
  ペンテコステの2つのヴィジョン、マニフィカト
グルッポ・インコントロ
リタ・スソフスキー(指揮)
ウラディーミル・マテシッチ(オルガン)

 スロベニアとの国境に位置するイタリア北東部の都市、トリエステにおける20世紀の教会音楽を、同地の声楽&器楽グループ、グルッポ・インコントロの演奏で発掘、紹介するというタクトゥス(Tactus)ならではの企画。
 オルガンはウディネのサン・ジョヴァンニ・ボスコ教会に設置されているザニン・オルガン(2012年製)を使用しています。

 2017年3月の録音。


<国内盤> 

 

ARS MUSICI



AMCD232128
(2CD)
(国内仕様盤)
\3700+税
超オタクで知られる
 プラハの皇帝、ルドルフ2世の宮廷音楽
  〜17世紀初頭、ルネサンスの黄昏〜

 レニャールト:
  ①ヤコブは嘆き ②むかし深い谷で、カッコウと夜啼鶯が
 リュイトン:
  ③イェレミアの哀歌 〜6・5・4声のための
  ④いとも甘美なるフーガ
 パレストリーナ:
  ⑤丘は緑に
 デ・モンテ:
  ⑥ミサ・ヴェスティーヴァ・イ・コッリ
  (「丘は緑に」の旋律によるミサ曲)※曲順は①③④/⑤⑥②
レオ・メイリンク指揮
Ens.ディアローゴ・ムジカーレ(古楽器使用)
マリオン・フェルブリュッヘン、
  ヴィレム・ブレーメル(リコーダー)
ピート・ストレイケルス、ティティア・ド・
   ズヴァールト他(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ベルナルト・ヴィンセミュス(オルガン)他

 クラシック音楽の世界では、国民楽派以降の音楽がイメージが強い「プラハ」は、ハプスブルク家の重要な拠点として存在し続けてもいた。
 ルネサンス末期〜バロック初期の宮廷芸術を擁護した皇帝ルドルフ2世の下、どんなポリフォニー芸術が花開いていたのか!?
 年末年始に日本各地を巡回する『ルドルフ2世の驚異の世界展』との親和性も高く、解説・歌詞訳付でプラハの神秘的な一面を堪能できるアルバム。



 政治的には無能だったルドルフ2世だが、教養に富んでいたことから文化人としては優れていた。
 ルドルフ2世が芸術や学問を保護した結果、その下には多数の芸術家が集まり、帝都プラハ(ルドルフ2世が在位中にウィーンから遷都した)は文化的に大いなる繁栄を遂げたのである。
 プラハは国際マニエリスム様式の重要拠点でもあり、ここを起点にマニエリスム様式は1600年前後のヨーロッパ各国に拡散していった。
 チェコのガラス工芸(ボヘミアングラス)を世界的レベルに発展させたのも、ルドルフ2世である。
 またルドルフ2世自身は、特に錬金術に大きな関心を示しており、実際に多くの錬金術師のパトロンとなっていた。

 今ほとんどの神聖ローマ帝国皇帝が忘れらる中、この人が突出して知名度と人気が高いのも今の世らしい。

 

AMCD232282
(国内仕様盤)
\2900+税
ラッスス:ミサ・トゥ・レ・ルグレ
        及びさまざまなモテトゥス

 1. 生の只中で
 2. 非難を受けて、わが心は
 3.4.8.11.14. ミサ・トゥ・レ・ルグレ
   (「あらゆる世の悲しみが」の旋律によるミサ曲)
 5. アベルはどこにいるのか
 6. わたしを包む、死の悲しみが
 7. 悲しみが、わたしの魂を満たす
 9. われら悔い改めん
 10. わたしを思い出してください、慈悲ふかきイエス
 12. 何を悲しがっているのか、わが魂よ
 13. 天にましますわれらの父よ
 15. あらゆる世の悲しみが
ジンガープーア(古楽声楽集団)
ヘートヴィヒ・ヴェストホフ=デュップマン(S)
クリスティアン・ヴェクマン、
クラウス・ヴェンク、マルクス・ツァップ(T)
トーマス・バウアー(Br)
マルクス・シュミートル(Bs)

 16世紀、ポリフォニー教会音楽の最も重要な作曲家、ネーデルランド楽派の大御所オルランドゥス・ラッスス。
 その巨匠の大作ミサ曲を軸に重要なモテトゥスを数多く収録したアルバム。
 小規模編成のソリスト・アンサンブルとして、今やトーマス・バウアーのように世界的に活躍する名歌手も連なる精鋭集団”ジンガープーア”の演奏は、清らかさと各パートの存在感が際立っています。
 

AMCD232415
(国内仕様盤)
\2900+税
ファートの『マニフィカト』、およびその他の声楽曲
 〜16世紀、神聖ローマ皇帝のもとで〜

 ヤコブス・ファート(1529頃-1567):
  1-6. マニフィカト
  7-8. 王や諸侯の前で
  9. イエスはペトロとヤコブ、ヨハネとその兄弟を連れ
  10-11. イエスはくだんの若者のそばに座り
  12-13. なぜあなたは救世主を裏切り
  14-15. 信じない者たちは愚かに語る
  16-17.主の霊は
  18-19.神よ、あなたを深く信じる者が
  20. どうかお恵みください、待ち望んできた未来を
  21-22.皇帝フェルンディナントは
エッケハルト・キーム指揮
デュファイ・アンサンブル
         (古楽声楽集団)

 Deutsche Harmonia Mundiと同じ母体から発足したArs Musiciレーベルで製作された、ルネサンス声楽集団デュファイ・アンサンブルによるいくつかのファート作品集のひとつ。
 ネーデルラント楽派屈指の名匠ファートの作品から、年末年始シーズンに合った『マニフィカト』ほか、巧みな音使いを示すモテトゥスの数々を堪能することができます。



 

CLASSICO


CLA220570
(2CD)
(国内仕様盤)
\3300+税
バッハ:イギリス組曲(全6編)
 『鍵盤のための六つの組曲』通称『イギリス組曲集』

《CD I》
 1-11.  組曲第1番 イ長調 BWV806
 7-19.  組曲第4番 ヘ長調 BWV809
 20-27. 組曲第5番 ホ短調 BWV810
《CD II》
 1-8.   組曲第2番 イ短調 BWV807
 9-16.  組曲第3番 ト短調 BWV808
 17-25. 組曲第6番 ニ短調 BWV811
アントニオ・ピリコーネ(ピアノ)

 長らく日本で正規ルートの供給がなされない時期が続いていたデンマークのClassicoレーベル。この音源のいくつかが日本語解説付で取り扱い可能となりました。
 そのひとつが、チェンバロ奏者・通奏低音奏者として長く活躍するアントニオ・ピリコーネが、早い時期にピアニストとして刻んだこちらのバッハ録音。
 古楽器を知る者ならではのユニークな解釈に満ちています!
 「ピアノによるバッハ」の新世紀を予告する重要音源。品切れ前の確保をお勧めします。
 

CLA220560
(国内仕様盤)
\2500+税
モーツァルト:
 レクィエム(ズュスマイヤー独自校訂版)
 アヴェ・ヴェルム・コルプス他

  1-15. 死者のためのミサ曲(レクィエム)ニ短調 KV626
      (ズュスマイヤー補筆版にもとづくヴァズ校訂版)
  16. 主を讃えよ(ラウダーテ・ドミヌム)
     〜『証聖者のための荘厳晩課』KV337より
  17. アヴェ・ヴェルム・コルプス KV618
     (めでたし、まことの御体は)
クヌート・ヴァズ指揮
トルン室内管弦楽団
サラヌス合唱団
 ボジェナ・ハラシモヴィチ=ハース(S)
 カタジナ・ススカ(Ms)
 オーレ・ヘーゼゴー(T)
 オーレ・ステヴリング・ラーセン(Bs)

 上のバッハ盤やこのアルバム然り、Classicoレーベルの魅力は、定番名曲と見做し得る作品の録音に思わぬ注目盤が潜んでいるところ。
 クヌート・ヴァズが振る、このモーツァルト『レクィエム』は、ズュスマイヤー版をもとに彼独自の校訂を経た楽譜を使用。
 独唱にはポーランドとデンマークのソリストたちを集め、安定感ある演奏にまとめあげています。
 自然な流れで続いてゆく『レクィエム』の傍ら、白眉は「アヴェ・ヴェルム…」の演奏の豊かさ。
 日本語解説・歌詞付き。こちらもメーカー在庫限りとなりますのでお見逃しなく。




NCA


NCA60226
(国内仕様盤)
\2900+税
ライヒャ:木管五重奏曲イ短調/コーラングレのための小品3編
 〜ピリオド楽器による木管五重奏作品集〜

  1-4. 木管五重奏曲 イ短調 作品91-2
  5. アンダンテ ヘ長調
     〜コーラングレと四つの管楽器のための
  6. アダージョ ニ短調
     〜コーラングレと四つの管楽器のための
  7. アンダンテ 変ホ長調
     〜コーラングレと四つの管楽器のための
ライヒャッシェ五重奏団
          (古楽器使用)
カール・カイザー (クルート)
ハンス=ペーター・ヴェスターマン
           (オーケ゛エ・コーラングレ)
ギィ・ヴァン・ワース(クラリネット)
ヴィルヘルム・ブルンス(ナチュラルケルン)
クリスティアン・ボイゼ(クァゴット)

 古楽器演奏・ピリオド奏法などと呼ばれる演奏スタイルが定着した昨今においても、意外に古楽器で聴ける機会のない木管五重奏。
 その木管五重奏を誰よりもたくみに使いこなした作曲家、ライヒャの作品群から短調の充実作とコーラングレ向けの小品三曲を集めたアルバム。
 18世紀オーケストラやムジカ・アンティクヮ・ケルンなど、欧州各地の一流楽団で活躍してきたソリスト5人が集う、ライヒャッシェ五重奏団による古楽器演奏で。




SONARE


SONARE 1037
\2400+税
山田磨依が2018年に生誕90年を迎えるダマーズの作品を録音!
 (1)ダマーズ:ソナチネ
 (2)ダマーズ:出現
 (3)ダマーズ:夜明け
 (4)ダマーズ:序奏とアレグロ
 (5)ドビュッシー:喜びの島
 (6)デュカス:ラモーの主題による変奏曲・間奏曲・フィナーレ
 (7)ハーツェル:蒲公英(タンポポ) Op.27(山田磨依に献呈)
山田磨依(ピアノ)
 注目のピアニスト、山田磨依が2018 年に生誕90 年を迎えるダマーズの作品を録音!

 セッション録音:2017年7月11日、12日/フィリアホール/DDD、51’12”

 期待のピアニスト、山田磨依が2018 年に生誕90 年を迎えるジャン=ミシェル・ダマーズの作品とダマーズゆかりの作曲家による作品を集めたディスクをリリースします。
 1928 年1 月27 日ボルドーに生まれたダマーズは、アルフレッド・コルトーにピアノ、アンリ・ビュッセルに作曲を師事。エコール・ノルマル卒業後、作曲家、ピアニストとして活躍しました。20 世紀の前衛的な“現代音楽” の潮流に反し、古典的で優美な旋律の作風を貫いたため、生前の評価は必ずしも高いものではありませんでしたが、近年再評価の動きが出てきました。山田磨依が愛情深くダマーズの作品を奏でます。

 山田 磨依(ピアノ)
 1990 年東京出身。桐朋学園大学卒業後渡仏、パリ地方音楽院最高課程2015 年修了。全日本ピアノオーディション第1 位、クロード・カーンコンクール(フランス)、大阪国際音楽コンクール等国内外で入賞。2016 年、ロンドンでソロリサイタルを開催。2017 年6 月、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を、伊藤悠貴氏指揮、佐倉フィルハーモニー管弦楽団と共演。フランスやスペインの国際音楽祭への出演を始め、国内での精力的なリサイタル活動や献呈作品の世界初演も行う。日本アンゴラ外交関係樹立40 周年記念・カポソカ音楽学院オーケストラ・ツアーに同行し、二国間外交関係増進にも貢献する等幅広い演奏活動を展開している。江 澤聖子、B. エイディ各氏に師事。また、横山幸雄、M. ベロフ、P. ロジェ、A. ウォス各氏のマスタークラスを受講。洗足学園音楽大学非常勤教員。

















11/29(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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Mats Bergstrom Musik

MBCD 05
(2CD)
\5400→\3990確定!
現時点では期限なし
限定生産となる可能性あり
 北欧の名手マッツ・ベリストレム
"ギター独奏版"バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ!

  J.S.バッハ(マッツ・ベリストレム編曲):
   無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ
    BWV.1001−1006(ギター独奏版)
マッツ・ベリストレム(ギター)
 "ギター独奏版"バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ!北欧、スウェーデンの名手ベリストレムのアレンジ!

 北欧、スウェーデンの名ギタリスト、マッツ・ベリストレムが自身のレーベル「Mats Bergstrom Musik」から、自らの編曲による「ギター独奏版」のJ.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」の全曲録音をリリース!
 ギタリストの感性と視点によるバッハの無伴奏ソナタ&パルティータの「ギター独奏版」を2012年に完成させたマッツ・ベリストレム。大バッハが遺したヴァイオリニストのためのバイブルが、スウェーデンの名ギタリストの手により、ギタリストのためのバイブルとして響き渡ります。
 ストックホルム王立音楽大学やニューヨークのジュリアード音楽院で研鑽を積み、2011年のBBCプロムスではライヒの「エレクトリック・カウンターポイント」で大成功を収めたマッツ・ベリストレム。
 2006年にはスウェーデン王立音楽アカデミーの一員となり、2011年にはスウェーデン国王より栄誉ある文化功労賞(Litteris et Artibus)を授与されるなど、名実ともにスウェーデンを代表するギタリストの1人として活躍しています。

 ※録音:2016年4月18日−22日&10月27日、ニレント・スタジオ(スウェーデン)
 ※使用楽器:ラーシュ・ヨンソン2006年製作(ダーラリョー、スウェーデン)
 ※使用弦:Oasis trebles (Normal tension)/Savarez Corum basses (hard tension)

 ※ハードカバータイプ仕様のため、限定生産となる可能性がございます。ご注文多数の際は、配分となる可能性がございますので予めご了承下さい。






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NAXOS



8.573745
\1200
準・メルクル(指揮)&リール国立管
 サン=サーンス(1835-1921):交響詩集

 1.交響詩 第2番「ファエトン」Op.39(1873)
 2.英雄行進曲 Op.34(1870)
 3.交響詩 第4番「ヘラクレスの青年時代」Op.50(1877)
 4.交響詩 第1番「オンファールの糸車」Op.31(1871)
 5.サラバンド Op.93-1(1892)
 6.リゴードン Op.93-2(1892)
 7.交響詩 第3番「死の舞踏」Op.40(1874)
準・メルクル(指揮)
リール国立管弦楽団

 交響詩というジャンルは、リストが始めたとされますが、フランス音楽の伝統の中では、ベルリオーズのいくつかの作品も「交響詩」と呼ぶべきものがあります。またフランクの一連の交響詩もその流れの中に位置するものでしょう。そしてサン=サーンスの作品が続きます。
 彼の4曲の交響詩中、最も知られているのが詩人アンリ・カザリスの詩からインスパイアされた「死の舞踏」です。こちらは真夜中に不気味に踊り狂う骸骨の姿が迫真の音楽で描かれています。
 「ファエトン」と「ヘラクレスの青年時代」はギリシア神話を題材にした作品で、それぞれ“誇り”と“英雄主義と快楽の煩悩”が表現されていると作曲者自身が語っています。
 第1番である「オンファールの糸車」はリストからの影響が強い作品。こちらもギリシア神話が題材となっており、後にピアノ独奏版も作られたほどサン=サーンス自身のお気に入りでもありました。
 どの曲も精緻なオーケストレーションが施されており、準・メルクルが見事に演奏しています。

  録音 2016年9月21-24日 Le Nouveau Siecle, Lille, France Total Playing Time:55'28"
 

8.559811
\1200
スーザ(1854-1932):吹奏楽作品集 第17集
 「アメリカン・メイド」組曲(1913)
  1.You Do Not Need a Doctor/あなたに医者は必要ない
  2.Dream Picture-he Bivouac/夢を描く-ビバーク(サンティアゴの大地で眠る人々)
  3.Dance Hilarious ? With Pleasure/陽気なダンス-楽しく
 4.The Smugglers/密造者たち-五重奏曲(1882)
 5.The Salute of the Nations to the Columbian Exposition-
    国家のあいさつ、シカゴ・コロンブス万国博覧会へ(1893)
 6.フモレスケ:うるおいと乾燥の混合(1922)
 パン・アメリカン行進曲 第1部(1915)
  7.第1曲:序奏
  8.第2曲:アルゼンチン
  9.第3曲:ボリヴィア
  10.第4曲:ブラジル
  11.第5曲:チリ
  12.第6曲:コロンビア
  13.第7曲:コスタリカ
  14.第8曲:キューバ
  15.第9曲:サン・ドミンゴ
  16.第10曲:エクアドル
  17.第11曲:グアテマラ
  18.第12曲:ハイチ
  19.第13曲:ホンジュラス
【アレンジャー】
ドナルド・パターソン…1.2./
ローラス・スキッセル…3
キース・ブライオン…4/
A.J.ゲーリング/ポール・メイベリー…6

キース・ブライオン(指揮)
ギルドホール・シンフォニック・ウィンド・バンド

 19世紀末から20世紀初頭にかけて、数多くのマーチを作曲し「マーチ王」と呼ばれたスーザ。1892年に自身が結成した「スーザ吹奏楽団」は最初の7年間で3500回のコンサートを行い、前例がないほどの高い人気を誇りました。
 しかしスーザはマーチだけを書いていたのではなく、オペレッタの分野でも素晴らしい功績を残しています。ただし、全曲が上演されることは滅多にないのは残念です。
 この第17集で紹介されているのはガラス工場を舞台にした《アメリカン・メイド》からの組曲と、初演後数回で舞台から姿を消した《密造者たち》の五重奏曲。他には、ワーグナーのメロディが用いられた「シカゴ博覧会」のための行進曲や珍しい「パン・アメリカン行進曲」など、他では聴くことのできないスーザの珍しい曲満載の1枚です。
 
録音 2016年1月3-5日 Milton Court Concert Hall,The Guildhall School of Music and Drama, London, UK Total Playing Time:56'06"
 


8.573587
\1200
ALCHEMIZE-錬金術
 吹奏楽のための音楽

 シュワントナー(1943-):ルミノシティ-ウィンド・オーケストラのための協奏曲(2015)
  1.第1楽章:Spiritoso e energico
  2.第2楽章:Misterioso
  3.第3楽章:Grande e con forza
 マスランカ(1943-2017):ウィンド・アンサンブルのためのホザンナ(2015)
  4.ムーヴメント I
  5.ムーヴメント II
  6.ムーヴメント III:コラール-聖なる御頭が傷ついている
  7.ムーヴメント IV
  8.ムーヴメント V
  9.ムーヴメント VI
  10.ムーヴメント VII:勇気と季節のリタニー
 スティーヴン・ブライアント(1972-):
  Alchemy in Silent Spaces‐静かな場所の錬金術(2000)
   11.第1番:全ての夢のロジック
ジャッキー・マクルウェイン(クラリネット)…2
ジョナサン・ヤリントン(テノール)…10

キャサリン A.ランド(指揮)
南ミシシッピ大学ウィンド・アンサンブル 

 アメリカの吹奏楽最新作を紹介する人気シリーズ、今アルバムにはピューリッツァー賞受賞者シュワントナーと、日本でも高い人気を誇るマスランカ、コリリアーノに作曲を学んだブライアントの3人の作品を収録しています。
 シュワントナーの「ルミノシティ」は天体の光度の意味を持つタイトル。“光の明るさ”を音で示すために、打楽器とピアノがステージ前部に配置され、その後ろに金管、木管楽器が並ぶ目にも鮮やかな楽器編成を取り、豊かな響きがもたらされています。
 マスランカの「ホザンナ」はJ.S.バッハのコラールを元に、彼自身の表現を加えたというもの。自作からの引用も含めた多彩な作品です。
 ブライアントの音楽は高いパフォーマンス性で知られ、不協和音を大胆に配しながらも煌めく抒情性が感じられるユニークな味わいを持っています。
 この「全ての夢のロジック」は大規模な連作「静かな場所の錬金術」の中の1曲で、ピアノ、パーカッションなども駆使した華やかな響きが楽しい作品です。

  録音 2015年11月13-15日 Bennett Auditorium Total Playing Time:52'38"
 


8.573807
\1200
ヨハン・シュトラウス2世がコンサートで取り上げた
 セーチェーニ(1825-1898):管弦楽のための舞曲全集

 管弦楽のための3つの舞曲 I
  1.レオポルディーネ-ポルカ
  2.トミー-ポルカ
  3.ポルカ-マズルカ

 管弦楽のための3つの舞曲 II
  4.チター-ポルカ
  5.ヴェローニ-ポルカ
  6.マルゲリーテ-マズルカ

 管弦楽のための3つの舞曲 III
  7.チューリップ-マズルカ
  8.雪-ポルカ
  9.波-ポルカ-マズルカ

 管弦楽のための3つの舞曲 IV
  10.ブリクトリ-ポルカ
  11.ダッチャ-ポルカ
  12.ヴァルディン-ポルカ-マズルカ

 管弦楽のための3つの舞曲 V
  13.ポルカ-うぬぼれ
  14.フェリチェッタ-ポルカ
  15.レヴェンタイル-ポルカ-マズルカ

 管弦楽のための3つの舞曲 VI
  16.プレティステインカ-ポルカ
  17.ポルカ・ハンガリー
  18.パルカ-マズルカ-ファンタジー

世界初録音
ヴァレリア・チャーニ
MAVブダペスト交響楽団

 ハンガリーの貴族の家系に生まれたイムレ・セーチェーニ。本業の外交官、大使としてキャリアを重ねながら、平行して作曲も続けていました。様々な作品を書きましたが、このアルバムに収録されているのはシュトラウス・ファミリーから影響を受けた一連の舞曲集。
 3曲が1セットとなったこれらの曲集は当時高い人気を誇り、セーチェーニの友人であったヨハン・シュトラウス2世が自身のコンサートで取り上げたこともあったほどでした。
 現在では全く演奏されることのない一連の舞曲はどれも世界初録音という貴重なもの。ユーモアたっぷりのマズルカとロマンティックなポルカのコレクションは、21世紀の聴き手を完全に魅了します。

  録音 2016年1月3-7日、12月5-7日 Rottenbiller Street Studio of Hungaroton, Budapest, Hungary Total Playing Time:72'02"
 


8.573791
\1200
イギリスのヴァイオリン協奏曲集
 ポール・パターソン(1947-):
  ヴァイオリン協奏曲 第2番(セレナード)(2013)-クララ・ホーウィックに
  1.第1楽章:トッカータ
  2.第2楽章:舟歌
  3.第3楽章:ワルツ-スケルツォ
 ケネス・レイトン(1929-1988):
  ヴァイオリンと小オーケストラのための協奏曲 Op.12(1952)-フレデリック・グリンケに
  4.第1楽章:Allegro con brio, molto ritmico
  5.第2楽章:Intermezzo-Moderato con moto, sempre dolce
  6.第3楽章:Scherzo-Allegro molto e nervoso
  7.第4楽章:Epilogo-Lento, molto sostenuto ed intenso
 ゴードン・ジェイコブス(1895-1984):
  ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲(1953)-フレデリック・グリンケに
   8.第1楽章:Allegro con brio
   9.第2楽章:Andante espressivo
   10.第3楽章:Allegro ma non troppo
全て世界初録音
クララ・ホーウィック(ヴァイオリン)

グラント・ルウェリン(指揮)
BBCスコティッシュ交響楽団

 イギリス近現代、3曲のヴァイオリン協奏曲集。エルガーやウォルトン作品に比べると、作風は簡潔であり、伴奏のオーケストラには室内楽的な響きが求められています。
 パターソンは王立音楽院で学んだ作曲家。「セレナード」という副題を持つこの協奏曲は、アルバムの演奏者ホーウィックに捧げられています。活発なトッカータ楽章で始まりますが、第2楽章にはうっとりとするハープの調べに導かれた美しい音楽が置かれています。
 レイトンは3曲の交響曲をはじめとした100以上の作品で知られる作曲家。とりわけ合唱作品が有名ですが、このヴァイオリン協奏曲は、イタリアの詩人ネグリの言葉「私はあなたを探したが見つけることができなかった…」が添えられた、深刻さと熱狂的な曲想を併せ持っています。
 もう一人の作曲家ジェイコブスもイギリスを代表する作曲家の一人。ヴァイオリンが技巧的で印象的なメロディを歌う抒情的な作品です。

 録音 2017年6月5-7日 City Halls, Glasgow, Scotland Total Playing Time:67'44"
 


8.573801
\1200
フリードリヒ・ザイツ(1848-1918):
 ヴァイオリンとピアノのためのコンチェルト集 第1集

  1-3.コンチェルト 第1番 ニ長調 Op.7(1891)
  4-6.コンチェルト 第2番 ト長調 Op.13(1893)
  7-9.コンチェルト 第3番 ト短調 Op.12(1893)
  10-12.コンチェルト 第4番 ニ長調 Op.15(1895)
  13-15.コンチェルト 第5番 ニ長調 Op.22(1900) 
チョン・ヘジン(ヴァイオリン)
ウォーレン・リー(ピアノ)

 ドイツ・ロマン派時代に活躍したザイツ。現在では初心者用の「協奏曲」の作曲家として知られていますが、ヴァイオリニストしては、ドイツ各地のオーケストラでコンサートマスターを務め、1888年にはバイロイト音楽祭でもコンサートマスターを務めたほどの腕前でした。
 各地に演奏旅行に赴きながら多くの弟子を教えた功績は非常に高く、引退後は芸術・科学メダルも授与されました。このアルバムに収録されているのはザイツの代表作である「ヴァイオリンとピアノのためのコンチェルト集」。前述のとおり、初心者向けの作品で、ボウイングやスタッカートの練習や、ダブル・ストップ奏法、トリル、カデンツァまで数多くの技術を学ぶことができます。もちろん聴くだけでも楽しい曲集です。

 録音 2017年1月7-8日 Hong Kong University of Science and Technology Concert Hall Total Playing Time:58'49"
 


8.573875
\1200
バロックからファドへ
 ポルトガル音楽を通じる旅

 1.パレデス:Verdes Anos
 2.レティエ:メヌエット
 3.アマラル:Luz de Outono-秋の光
 4.作者不詳:13世紀のマリアのカンティガ集より第23番
 5.J.S.バッハ:カンタータ「わしらの新しいご領主に」BWV212-シンフォニア
 6.アブ=カリル:Soneto de Amor-愛のソネット
 7.アルメイダ:テ・デウムより-Venerandum
 8.アルメイダ:Il Trionfo d'Amore 愛の勝利 第2部-アリア「In queste lacrime, Arsindo specchiasti」
 9.アルメイダ:La Spinalba ラ・スピナルバ 第2部-アリア「Un cor, ch'ha per costume」
 10.伝承曲:Destino Marcado, Fado Menor
 11.伝承曲:Olhos Estranhos, Fado Corrido
 12.伝承曲:De Loucura em loucura, Fado Cravo
 13.カヤン:Fado do Alentejo
 14.ペレイア:シンフォニア ニ長調
 15.パロミノ:Entremez das Regateiras Zelosas-マルホとデガテイラの二重唱
 16.作者不詳:Os efeitos da ternura, lundum
 17.オウルマン:Com que voz
 18.ゴンチャルブス:ロマンス
 19.マガリャンイス:O Pastor
 20.作者不詳:Hei-de amar-te ate morrer!
アナ・クィンタンス(ヴォーカル)…4.7-9.15.17.19
リカルド・リベイロ(ヴォーカル)…4.6.10-13.15.16.18
ミゲル・アマラル(ポルトガル・ギター)…1-3.6.7.10-13.17.18
マルコ・オリベイラ(ヴィオラ・デ・ファド)…2.6.10-13.16-18
                  (ヴォーカル)…16.20
マルコス・マガリャンイス(オルガン)…2.4.6.7.16
マルタ・アラウホ(ハープシコード)…4-6.8.9.14.15.17.19

マルコス・マガリャンイス(音楽ディレクター)
オス・ムジコス・ド・テホ

 リスボンの有名な"カルースト・グルベンキアン財団"の壮麗なホールで開催されたユニークな演奏会のライヴ録音。
 バロック時代の響きとポルトガル独特のギターのサウンドの融合、この地の音楽に影響を与えたアラビア、ガリシアの音楽、そして中世13世紀のカンティガや、民族歌謡"ファド"まで、ポルトガルのありとあらゆる音楽が詰め込まれた1枚です。
 参加しているのはポルトガル屈指のバロック歌手、クィンタンスと、ファド歌手のリベイロを中心とした演奏家たち。バッハのシンフォニアが1曲含まれていますが、こちらも通常の響きとは全く違う、エスニックで力強い味わいとなっています。音で綴るポルトガルの歴史です。

 録音 2016年12月14-15日 Grande Auditorio, Fundacao Calouste Gulbenkian,Lisbon, Portugal Total Playing Time:84'32"
 

8.573779
\1200
アルベニス(1860-1909):ピアノ作品集 第8集
 ピアノ・ソナタ 第4番 イ長調 Op.72 T.75(1886頃)
  1.Allegro
  2.Scherzo:Allegro
  3.Minuetto:Andantino
  4.Rondo:Allegro
 5.メヌエット ト短調 T.73(1886頃)
 6.マロルカ,舟歌 OP.202 T.79(1887頃)
 古風な組曲 第2番 Op.64 T.66(1886)
  7.第1曲:サラバンド
  8.第2曲:シャコンヌ
 9.バルカローラ「カタルーニャの舟歌」Op.23 T.55(1884頃)
 10.アングスティア「言葉のないロマンス」T.70(1886)
 11.パヴァーヌ・カプリース Op.12 T.48(1882)
 12.スペイン狂詩曲(ピアノ版) Op.70(1886)
ミゲル・アンヘル R.ライズ(ピアノ)

 幼い頃から音楽の才能を発揮し“神童”と呼ばれたアルベニス。4歳で既に聴衆の前でピアノを演奏「10歳の時には世界を冒険旅行した」など多くの逸話を持つとされていますが、実はこれらは全て作り話。実際にはライプツィヒ音楽院からブリュッセル王立音楽院に進学し研鑽を積みました。
 20歳を過ぎた頃に、当時の教師ペドレルからスペイン音楽の作曲を勧められ、サロン風の雰囲気の中に、スペインの民族音楽の要素を取り入れたロマンティックな曲を発表。以降は作風を発展させながら数多くの作品を書き上げました。
 このアルバムでは1880年代に書かれた初期の作品を収録。彼が敬愛していたショパンやリストの影響を感じさせる技巧的な曲が並びます。

  録音 2016年1月7-8日,2月4日 Estudios FJR, Granados, Spain Total Playing Time:68'10"
 

8.573792
\1200
期待の新進演奏家シリーズ/ホアン・ペレス・フロリスタン
ピアノ・リサイタル

 1.リスト(1811-1886):ピアノ・ソナタ ロ短調 S178/R21
 2.ベートーヴェン(1770-1827)=リスト:遥かなる恋人に S469/R124
 シューマン(1810-1856):幻想曲 ハ長調 Op.17
  3.第1楽章:全く幻想的に、情熱的に弾くこと
  4.第2楽章:中庸に。全く精力的に
  5.第3楽章:ゆっくり弾くこと(常に静けさをもって)
ホアン・ペレス・フロリスタン(ピアノ)

 2015年にスペインで開催された「第18回サンタンデール国際ピアノ・コンクール」で優勝したホアン・ペレス・フロリスタンのリサイタル・アルバム。
 アルベニス財団やソフィア王妃高等音楽院を創設したスペインの実業家パロマ・オシェルが1972年から始めた現在スペイン屈指のこのコンクールの優勝者は、マドリード交響楽団との共演をはじめとした様々な栄誉が約束されており、このアルバム録音もその一つです。
 ペレスは2012年のルール・ピアノ音楽祭に出演し、すでに注目を浴びていましたが、ここでは一層成長した姿を見せており、シューマンとリスト、そしてリストが編曲したベートーヴェンの歌曲集「遥かなる恋人へ」を情熱を込めて演奏、なかでも、リストのソナタをこよなく愛するというフロリスタンですが「この曲は演奏する毎に違う表情を見せるのです」と語る通り、表情豊かな演奏を披露しています。

 録音 2016年12月28-30日 Auditorio Sony, Fundacion Albeniz, Madrid, Spain Total Playing Time:81'01"
 


8.559832
(3CD)
\3000
ボルコム(1938-):ピアノ作品集
【CD1】
 1.ニューヨークの光:コンサート・パラフレーズ(2003)…世界初録音 
 2-5.幻想的ソナタ(1961)
…世界初録音
 6-8.3つのダンス・ポートレート(1983-1986)
…世界初録音
 9-12.春のダンス(1956)
…世界初録音
【CD2】
 1-12.ピアノのための12のエチュード(1956-1966)
 13-17.夜の小品(1960)
…世界初録音
 18-23.アンドレとの対話(1991-1992)
…世界初録音
 24.エステラ:ラテン・ラグ(2010)
…世界初録音
 25-28.夜の瞑想(2012)
…世界初録音
【CD3】
 1-7.ロマンティックな小品(1959)
…世界初録音
 8.ブルックリン・ドッジ(1972)
 9.ジョージ・ロックバーグの主題による変奏曲(1986-1987)
…世界初録音
 10.夢の音楽 ♯1(1965)
…世界初録音
 11.バラード(2006)
…世界初録音
コンスタンティン・ファインハウス(ピアノ)…CD1:9-12,CD2:19-23.25-28,CD3:1-7.9
エステラ・オレヴスキー(ピアノ)…CD2:24
ウルスラ・オッペンス(ピアノ)…CD1:1.6-8,CD2:13-17,CD3:11
クリストファー・テイラー(ピアノ)…CD1:2-5,CD2:1-12,CD3:8.10

 これまでにグラミー章を2回受賞したアメリカの作曲家ウィリアム・ボルコム。4人のピアニストが分担して演奏した、世界初録音も数多く含むこの曲集、最も古い時代に書かれた曲は1956年の「春のダンス」と「ピアノのためのエチュード」の一部、そして最も新しい曲は2012年の「夜の瞑想」で、その年代は50年以上に及び、作風もラグ風であったり、アヴァンギャルドであったりと様々に変化しています。
 20世紀後半から21世紀にかけての『アメリカ・ピアノ音楽』の歴史を垣間見ることができる、資料としても貴重なアルバムです。

 録音
 2014年9月26-29日,10月1.5-7日 American Academy of Arts and Letters, New York, USA…CD1:1-8,CD2:1-17.24,CD3:1-7.9.11
 2015年1月6日 Frederic March Play Circle, Wisconsin Union Theater, Madison, WI, USA…CD3:8.10
 2015年4月8日,5月18-20日  Fraser Studio,WGBH, Boston, MA, USA…CD1:9-12,CD2:18-23.25-28,CD3:9Total Playing Time:173'19”
 

8.573618
\1200
ナルブタイテ:作品集
 1.La barca-小舟(2005)
 2.kein gestern, kein morgen-昨日はない、明日はない(2012/2015)
   …世界初録音
 3.krantas up simfonija-海岸線のシンフォニー(2007)
  
…世界初録音
ジョヴィタ・ヴァシュジェヴィチュテ(メゾ・ソプラノ)…2
トーマス・パヴィリョニス(テノール)…2
クリストファー・リンドン=ギー(指揮)
リトアニア国立交響楽団

 リトアニアの女性作曲家ナルブタイテ。「鉄のカーテン」消滅後にそれまでの沈黙を破り、傑出した才能を示しています。
 彼女の作品は初期の頃には独特な肌触りを持つ室内楽が多かったのですが、近年はこのアルバムに収録されている大規模な作品へと作風が変化しています。
 「La barca」はバイエルン放送局のラジオ放送のために書かれた曲。大海に揺れる小舟と乗船者の心理状態までが克明に表現された描写的な作品です。
 独唱者と管弦楽のための「昨日はない、明日はない」はリルケの詩を用いた曲。断片化された時間を表現しています。
 第50回ワルシャワの秋音楽祭のために書かれた「海岸線のシンフォニー」は静かな場面と、遠くの記憶を象徴しており、第1曲目の「小舟」に通じる執拗な流れが表現されています。ただ規模は大きくなり、幅広い事項が内包している神秘的な作品です。

 録音 2015年10月26-29日 National Philharmonic Hall, Vilnius, Lithuania Total Playing Time:70'04"
 

8.579019
\1200
ラモン・パウス(1956-):ピアノ作品集
 1.Piano al origen-ピアノを原点に(2011)
 2.Piano en Arles-アルルのピアノ(2009)
 3.Estudio para uracilo,un principe genomico-
   ウラシルの研究、ゲノムの王子(2016)
 4.Piano astrolabio-ピアノ・アストロラビオ(2014)
エドゥアルド・フェルナンデス(ピアノ)

 バルセロナ、パリ、リヨンで学び、多彩な作風を身に着けたことで知られるスペインの作曲家パウス。オーケストラ作品や映画音楽が知られていますが、ギターやピアノ曲でも優れた作品が多く、クリエイティブな個性は聴き手を魅了しています。
 このアルバムには21世紀になって書かれた4つの作品を収録。常に表情豊かで時にはジャズ風のテイストを感じさせる音楽は、詩的でありミステリアスでもあります。
 2曲目の「アルルのピアノ」は、1990年に公開された黒澤監督の映画『夢』第5話「鴉」に登場するゴッホの姿からインスパイアされた作品で、演奏者フェルナンデスに捧げられています。光と影をテーマにした短いモティーフが印象的です。

  録音 2016年12月13日.2017年5月8日 Estudio Uno, Colmenar Viejo, Madrid, Spain Total Playing Time:52'24"
 


8.573782
\1200
マイール(1763-1845):ミゼレーレ ト短調(1800頃)
 1.Miserere mei Deus-神よ、あわれみたまえ
 2.Amplius lava me, Deus-神よ、われらの罪を浄めたまえ
 3.Tibi soli peccavi-われは罪をおかした
 4.Asperges me-われを浄めたまえ
 5.Averte faciam-あなたの顔をそむけたまえ
 6.Docebo-われは方法を教える
 7.Domine, labia mea-主よ、われの口を開きたまえ
 8.Sacrificium Deo-神への犠牲
 9.Benigne fac-契約
 10.Tunc acceptabis-祭壇の上に
 11.Litaniae Lauretanae-ロレトの連祷 ト短調(1800頃)
世界初録音
アンドラ・ローレン・ブラウン(ソプラノ)
ユン・ジェウォン(ソプラノ)
テレサ・ホルツハウザー(アルト)
マルクス・シェーファー(テノール)
ローベルト・セリアー(テノール)
イェンス・ハマン(バス)
ヴァージル・ミショク(バス)

フランツ・ハウク(指揮)
ヴィルトゥオージ・イタリアーニ
コンチェルト・デ・バッスス
ジモン・マイール合唱団
バイエルン国立歌劇場合唱団のメンバー

 ドイツで生まれ、イタリアで活躍した古典派の作曲家ジモン・マイール。NAXOSからはこれまでに歌劇や宗教曲など多数の作品がリリースされています。
 マイールはベルガモのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂の終身教会楽長に就任しましたが、その時にはすでに「教会音楽の大家」としてヴェネツィアで高く尊敬されていました。
 この「ミゼレーレ-あわれみたまえ」と「ロレトの連祷」はこの時期に作曲されたものと推測されます。「ミゼレーレ」は合唱とソロとの親密な対話を包む、控え目ながらも美しいオーケストラ伴奏が特徴の大作。「ロレトの連祷」は全編悲痛な表情が貫かれた悲し気な作品です。

 録音 2014年4月7-11日…1-10 2014年4月26日…11 Asam Church Maria de Victoria, Ingolstadt,Germany Total Playing Time:57'45"
 

8.559819
\1200
平和と賞賛の歌
 1.ヒューゴー・ワイズガル(1912-1997):
  神を正しく賛美せよ(1958)…世界初録音
 2.アーレン・ブリングス(1934-):
  天国にて(1957)
…世界初録音
 3.ジョエル・マンデルバウム(1932-):
  歌劇《村》-第1幕 フィナーレ(1995)
…世界初録音
 4.エドゥワルド・スマルドン(1956-):無限に(2013)
…世界初録音
 5-6.ブライト・シェン(1955-):青海省の2つの民謡(2010)
 7.ディヴィッド・ショーバー(1974-):クリオシティ(2011)
…世界初録音
 8-11.ブルース・セイラー(1946-):
  ミサ・コンスタンティエ(2007)
…世界初録音
 12.レオ・クラフト(1922-2014):エデンのアダム(2002)
…世界初録音
 13.セイラー:アヴェ・マリア(2003)
…世界初録音
 14.ショーバー:
  All Creation Sings Praise-全ての創造物は賛美する(2009)
…世界初録音
 15.ショーバー:O day full of grace-恵みある日(2006)
…世界初録音
ハロルド・ローゼンバウム(指揮)…1-4
ニューヨーク・ヴィルトゥオーゾ・シンガーズ…1-4

ブライト・シェン(指揮)…5-6
ジェームズ・ジョン(指揮)…7-15
クィーン大学合唱団&ヴォーカル・アンサンブル…5-15

 このアルバムはニューヨーク「アーロン・コープランド・スクール・オブ・ミュージック」クイーンズ・カレッジの教師と作曲家たちによって書かれた合唱作品で構成されています。
 学校の長い歴史を祝すために作曲を依頼したのですが、その多くの作品は「平和」と「賞賛」をモティーフにしていたため、録音の際にこの2つの言葉をコンセプトにした曲のみを選択、1枚のアルバムにまとめられました。
 使われている言語はヘブライ語、ラテン語、イタリア語、英語、中国語と様々ですが、どの曲も歌い手と聴き手の心に直接届く強いメッセージ性を持っており、演奏家、作曲家を含む録音に携わった人々全ての「平和への祈り」が伝わってきます。

 録音 2010年12月6日…5-6 2015年6月2日…1-4.7-12 2017年4月8日…13-15 LeFrak Concert Hall, Queens College, New York, USA Total Playing Time:58'06”
 

8.554170
\1200
※再発売
ピーターとおおかみ/小象ババールのお話/青少年のための管弦楽入門
 1-9.プロコフィエフ(1891-1953):ピーターとおおかみ
 10-22.プーランク(1899-1963):小象ババールのお話
 23-30.ブリテン(1913-1976)青少年のための管弦楽入門 Op.34
エドナ・エヴァレッジ(ナレーター…英語)
ジョン・ランチベリー(指揮)
メルボルン交響楽団
録音 1997年1月29日-2月1日 Melbourne Concert Hall, Australia


<メジャー・レーベル>

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SONY



88985470582
(2CD)
\3300→\3090
映像/LPも同時発売
来年はムーティ!
 ニューイヤー・コンサート2018

収録予定曲目
 喜歌劇「ジプシー男爵」より入場行進曲(ヨハン・シュトラウス2世)
 ワルツ「ウィーンのフレスコ画」(ヨーゼフ・シュトラウス)
 ポルカ「嫁さがし」作品417(ヨハン・シュトラウス2世)
 ポルカ・シュネル「浮気心」作品319(ヨハン・シュトラウス2世)
 「マリアのワルツ」作品212(ヨハン・シュトラウス1世)
 「ウィリアム・テル・ギャロップ」作品29b(ヨハン・シュトラウス1世)
 喜歌劇「ボッカチオ」序曲(フランツ・フォン・スッペ)
 ワルツ「ミルテの花」作品395(ヨハン・シュトラウス2世)
 「シュテファニー・ガヴォット」作品312(アルフォンス・ツィブルカ)
 ポルカ・シュネル「百発百中」作品326(ヨハン・シュトラウス2世)
 ワルツ「ウィーンの森の物語」作品325(ヨハン・シュトラウス2世)
 祝典行進曲作品452(ヨハン・シュトラウス2世)
 ポルカ「都会と田舎」作品322(ヨハン・シュトラウス2世)
 仮面舞踏会のカドリーユ作品272(ヨハン・シュトラウス2世)
 ワルツ「南国のバラ」作品388(ヨハン・シュトラウス2世)
 ポルカ・シュネル「短いことづて」作品240
 アンコール:
  ワルツ「美しく青きドナウ」作品314(ヨハン・シュトラウス2世)
  ラデツキー行進曲作品228(ヨハン・シュトラウス1世)、他
リッカルド・ムーティ(指揮)
ウィーン・フィル
2018年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザール

 2018年は、フィラデルフィア管、ミラノ・スカラ座を経て、2010年以来シカゴ響音楽監督をつとめる巨匠リッカルド・ムーティが、1993・1997・2000・2004年に次いで14年ぶり5回目の登壇。
 これはマゼール以降、ズービン・メータと並ぶNYC登壇数で、ウィーン・フィル側からの信頼の証といえるでしょう。
 1971年ザルツブルク音楽祭でのドニゼッティ「ドン・パスクワーレ」での初共演以来、これまでウィーン・フィルを500回以上指揮し、現在最も密接な関係にあるムーティならではの、気心知れた仲にも緊張感あふれる演奏が期待できます。

 ムーティについて、ウィーン・フィル前楽団長アンドレアス・グロスバウアーは、「マエストロ・ムーティの指揮する演奏の極めて高い水準は、ウィーン・フィルの演奏史の中でも特別なものです。マエストロの演奏解釈は楽譜を綿密に研究することで生み出されていますし、われわれウィーン・フィルの特別なサウンドを愛して下さっているのです」と称賛しています。

 演奏曲目は、定番の「美しく青きドナウ」「ラコッツィ行進曲」などに加えて、2018年のさまざまなアニヴァーサリーなどテーマ性を織り込んだ多彩な作品で構成されており、NYC初登場作品も8曲含まれ、新鮮味十分。ムーティが1990年のNYCで取り上げた「短いことづて」とアンコール曲を除いて、全て初めて指揮する作品で構成されています。
 イタリアの作曲家ロッシーニとヴェルディの歌劇の名旋律を取り入れた「ウィリアム・テル・ギャロップ」と「仮面舞踏会のカドリーユ」や、ヨハン2世の「十大ワルツ」の1曲とも称されるほど人気が高く、イタリアを想起させる「南国のバラ」が取り上げられているのも、むろんムーティの故国イタリアを慮ってのことでしょう。
オーストリア帝国の最後の皇帝となったフランツ・ヨーゼフ1世の息子、ルドルフ皇太子の生誕160年を記念して、皇太子の結婚に際してハンガリーの作曲家ツィブルカが作曲した「シュテファニーのガヴォット」が取り上げられているのも珍しいところ。

 定評あるテルデックス・スタジオが収録するCDの鮮明な音声やオーストリア放送協会(ORF)が手掛けるDVD/ブルーレイの美しい映像は、たくさんの花で美しく彩られたウィーン・ムジークフェラインの黄金のホールで繰り広げられる音楽の饗宴を生々しく楽しむ贅沢を与えてくれます。



<国内盤> 


AEON



MAECD0747
(国内仕様盤)
\2900+税
ブレンターノ弦楽四重奏団
 モーツァルト:弦楽四重奏曲第18番・弦楽五重奏曲第5番

  1-4. 弦楽四重奏曲 第18番 イ長調 KV464
  5-8. 弦楽五重奏曲 第5番 ニ長調 KV593
ブレンターノ弦楽四重奏団
  マーク・スタインバーグ、
  セレーナ・キャニン(ヴァイオリン)
  ミッシャ・エイモリー(ヴィオラ)
  ニーナ・リー(チェロ)
 
+ ファン・シンユン(ヴィオラ)

 確実に世界的な世代交代が進みつつある弦楽四重奏界隈にあって、かつてのジュリアード四重奏団やグヮルネリ四重奏団にも比しうる「全米随一」というような存在感を放つようになってきたのが、イェール大学のレジデントもつとめる1992年結成のブレンターノSQ。aeonレーベルで進められてきた一連のベートーヴェン後期四重奏曲録音は、どれも世界的な高評価を得たばかりか、第12番の演奏は日本でも公開された映画『25年目の弦楽四重奏』のサウンドトラックにもなったほど。唯一いまだ国内仕様でご案内できていなかった充実のモーツァルト録音は、あえて超有名作を外した選曲で迫ってみせた、実力ひとつで聴き手を唸らせるモーツァルト新名盤。
 幸いにして在庫確認が取れ、改めて日本語解説付で販売の運びとなります。

 


MAECD0316
(2CD)
(国内仕様盤)
\4000+税
マルク・コペー(チェロ)
 バッハ 無伴奏チェロ組曲(全6編)

《CD I》
 1-6. 組曲第1番 ト長調 BWV 1007
 7-12. 組曲第2番 ニ短調 BWV 1008
 13-18. 組曲第3番 ハ長調 BWV 1009
《CD II》
 1-6. 組曲第4番 変ホ長調 BWV 1010
 7-12. 組曲第5番 ハ短調 BWV 1011
 13-18 組曲第6番 二長調 BWV 1012
マルク・コペー(チェロ)
  使用楽器:ゴフレード・カッパ1697年製 (現代仕様)

 現代フランス屈指の世界的弦楽四重奏団、イザイ四重奏団のチェロ奏者として長く活躍、21世紀に入ってからはソリストとしても確かな歩みをみせてきたアルザス出身の名チェロ奏者、マルク・コペー。
 現代フランスには実力派のチェロ奏者があまりにも多いため、日本では見過ごされがちではあったかもしれませんが、この才人のアルバムはどれをとっても確かな作品愛に貫かれていて、じっくり練り上げてきた解釈が聴き手を深くとらえて離しません。一時入手が困難になっていたaeonレーベル初期の名盤、バッハ無伴奏組曲の全曲録音を、このたび在庫確認のうえ国内仕様でお届けします。
 メーカー在庫切れしだい販売終了ですが、ソリストとしてのキャリア躍進期に刻まれたこの入念な正統派解釈は、何度でも聴き確かめる価値のある逸品。お見逃しなく。




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ARCO DIVA



UP0195
(国内仕様盤)
\2900+税
マリナ・サンソン=プリマチェンコ(ピアノ)
 シューマン:ピアノ作品集1
   〜交響的練習曲集、六つの間奏曲〜

 1-6. 六つのインテルメッツォ(間奏曲)作品4
 7-24. 交響的練習曲集 作品13(遺作変奏曲含む)
マリナ・サンソン=プリマチェンコ(ピアノ)

 4歳からネイガウスの流派に連なる本格的研鑽を重ね、後にティモフェーエヴァやペトルシャンスキーにも師事している、ロシア・ピアニズムの担い手のひとりサンソン=プリマチェンコ。
 1994年からフランスを拠点に活動を重ね、そのブレのない作品解釈に注目したArco Divaレーベルが、聴くほどに深みに気づかされるシューマン解釈を相次いで音盤化。
 「遺作変奏曲」を第7・8練習曲の間に挿むスタイルでの「交響的練習曲集」は、堅固さの奥に漂う凛とした気品がとくにきわだつ名演!
 ピアノ音楽の玄人リスナーにもお勧めしたい逸品です。
 


UP0196
(国内仕様盤)
\2900+税
シューマン:ピアノ作品集2
  〜謝肉祭、子供の情景、アラベスク、花の小品〜

 1-20. 謝肉祭 作品9
 21-33. 子供の情景 作品15
 34. 花の小品 作品19
 35. アラベスク 作品18
マリナ・サンソン=プリマチェンコ(ピアノ)

 サンソン=プリマチェンコのソ連時代の偉大な名匠たちをも彷彿させるような、さりげない品格と聴き込みがいのある深みに貫かれた作品解釈は、大小さまざまなシューマン作品の演奏に、とりわけ鮮やかな結実をみせていると言ってよいでしょう。
 詩人作曲家パステルナークの遺族から自筆譜を提供されるなど、文学にも造詣の深い彼女。「子供の情景」のような標題系音楽に聴く味わい豊かな音使いも、『謝肉祭』をじっくり弾き連ねてゆく作品解釈の妙も、玄人リスナーを唸らせるに十分な名演。見過ごせない名手です!



 

RICERCAR


MRIC153
(2CD)
(国内仕様盤)
\4300+税
ルター、コラール、ドイツ音楽の新たな道
 〜ルネサンス&バロックのルター派音楽〜

  ◆オルガンのためのコラール前奏曲・コラール変奏曲(7曲)
  ◆小規模合唱によるコラール、コラール起源による教会コンツェルト 他
リオネル・ムニエ指揮
アンサンブル・ヴォクス・ルミニス
     (古楽器使用)
バルト・ヤーコプス(org)

 マルティン・ルターによる宗教改革500周年にあたる本2017年、古楽専門レーベルRicercarから大版書籍型ブックレット付でリリースされた充実の2枚組が、通常CDサイズのパッケージになって再登場!
 ルターは自身も音楽にたいへん造詣が深く、家族のあいだで祈りの言葉を歌いあう習慣もあったとか。その音楽愛から、さまざまな祈りに曲をつけ、志を同じくする新教徒たちと歌いならわしたのが、後にコラールと呼ばれるようになったルター派プロテスタントの賛美歌でした。ルターの歿後、16〜17世紀を通じて大きな発展をとげたドイツのプロテスタント音楽を、コラール、教会コンツェルト、オルガン曲など多岐にわたって網羅。
 重要な作曲家たちの名品を厳選、欧州最前線で活躍する名手が集うヴォクス・ルミニスの確かな演奏でじっくり楽しめます。
 もちろん、リリース当初と同じ日本語解説添付でのお届けです。




 

ZIG ZAG TERRITOIRES



ZZT030902
(国内仕様盤)
\2900+税
スクリャービン/初期の前奏曲さまざま
 1) 前奏曲 ロ長調 作品2-2(1889)
 2)-25) 24の前奏曲 作品11(1888〜96)
 26)-31) 六つの前奏曲 作品13(1895)
 32)-35) 五つの前奏曲 作品15より(1895〜96)
 36)-40) 五つの前奏曲 作品16(1894〜95)
 41)-44) 七つの前奏曲 作品17より(1895〜96)
 45)-48) 四つの前奏曲 作品22(1897)
 49)-50) 二つの前奏曲 作品27(1900)
 51) 練習曲 嬰ハ長調 作
ラチャ・アロダキ(ピアノ)

 Alphaと並ぶフランス21世紀有数の小規模レーベル、Zig-Zag Territoiresが見出した新世代ピアニスト達のなかでも、とりわけ個性的な感性を誇るシリア系フランス人ピアニスト、ラチャ・アロダキ。
 パリ音楽院で名教師ドミニク・メルレに師事、モスクワ音楽院でエフゲニー・マリニン門下に研鑽を重ねたのち、めったに弟子をとらないと言われるマレイ・ペライアにも教えを受けてきた才人。
 そのユニークな感性は、ラフマニノフと並ぶ(そしてまったく対照的な)ロシア世紀末の異才ピアニスト=作曲家、スクリャービンの初期作品を集めた本盤の魅惑的なピアニズムで、ありありと体感できるはず!
 Zig-Zag Territoiresにおける彼女の輝かしい門出を飾ることとなったこの重要盤、なんと制作元に一定数在庫ありと確認されました。メーカー在庫切れしだい販売終了になりますが、解説付の国内仕様でお届けいたします。



<映像>

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SONY(映像)



88985470599
(DVD)
\4700→\4390
ニューイヤー・コンサート2018
収録予定曲目
 喜歌劇「ジプシー男爵」より入場行進曲(ヨハン・シュトラウス2世)
 ワルツ「ウィーンのフレスコ画」(ヨーゼフ・シュトラウス)
 ポルカ「嫁さがし」作品417(ヨハン・シュトラウス2世)
 ポルカ・シュネル「浮気心」作品319(ヨハン・シュトラウス2世)
 「マリアのワルツ」作品212(ヨハン・シュトラウス1世)
 「ウィリアム・テル・ギャロップ」作品29b(ヨハン・シュトラウス1世)
 喜歌劇「ボッカチオ」序曲(フランツ・フォン・スッペ)
 ワルツ「ミルテの花」作品395(ヨハン・シュトラウス2世)
 「シュテファニー・ガヴォット」作品312(アルフォンス・ツィブルカ)
 ポルカ・シュネル「百発百中」作品326(ヨハン・シュトラウス2世)
 ワルツ「ウィーンの森の物語」作品325(ヨハン・シュトラウス2世)
 祝典行進曲作品452(ヨハン・シュトラウス2世)
 ポルカ「都会と田舎」作品322(ヨハン・シュトラウス2世)
 仮面舞踏会のカドリーユ作品272(ヨハン・シュトラウス2世)
 ワルツ「南国のバラ」作品388(ヨハン・シュトラウス2世)
 ポルカ・シュネル「短いことづて」作品240
 アンコール:
  ワルツ「美しく青きドナウ」作品314(ヨハン・シュトラウス2世)
  ラデツキー行進曲作品228(ヨハン・シュトラウス1世)、他
リッカルド・ムーティ(指揮)
ウィーン・フィル
88985470609
(Blu-ray)
\5200→\4890
2018年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザール


<LP>

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SONY(LP)


88985477321
(3LP)
\6700
ニューイヤー・コンサート2018
収録予定曲目
 喜歌劇「ジプシー男爵」より入場行進曲(ヨハン・シュトラウス2世)
 ワルツ「ウィーンのフレスコ画」(ヨーゼフ・シュトラウス)
 ポルカ「嫁さがし」作品417(ヨハン・シュトラウス2世)
 ポルカ・シュネル「浮気心」作品319(ヨハン・シュトラウス2世)
 「マリアのワルツ」作品212(ヨハン・シュトラウス1世)
 「ウィリアム・テル・ギャロップ」作品29b(ヨハン・シュトラウス1世)
 喜歌劇「ボッカチオ」序曲(フランツ・フォン・スッペ)
 ワルツ「ミルテの花」作品395(ヨハン・シュトラウス2世)
 「シュテファニー・ガヴォット」作品312(アルフォンス・ツィブルカ)
 ポルカ・シュネル「百発百中」作品326(ヨハン・シュトラウス2世)
 ワルツ「ウィーンの森の物語」作品325(ヨハン・シュトラウス2世)
 祝典行進曲作品452(ヨハン・シュトラウス2世)
 ポルカ「都会と田舎」作品322(ヨハン・シュトラウス2世)
 仮面舞踏会のカドリーユ作品272(ヨハン・シュトラウス2世)
 ワルツ「南国のバラ」作品388(ヨハン・シュトラウス2世)
 ポルカ・シュネル「短いことづて」作品240
 アンコール:
  ワルツ「美しく青きドナウ」作品314(ヨハン・シュトラウス2世)
  ラデツキー行進曲作品228(ヨハン・シュトラウス1世)、他
リッカルド・ムーティ(指揮)
ウィーン・フィル
2018年1月1日、ウィーン、ムジークフェラインザール















11/28(火)紹介新譜

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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キング・インターナショナル



KKC 4112/7
(6CD)
(6CD)\7200→\6590

“復刻CD の決定盤” とすべく、キングインターナショナルが独自で音源を調達して復刻
  
戦中のフルトヴェングラー(6CD)

    1942年第九、1942年グレイト、1943年ベト7、1943年ブラ4、1944 年ブル8 など9 曲、
     戦中(1942-45年)の凄絶ライヴを最新リマスター音源で
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 【CD 1】 原盤:米オリンピック(P)1974
  ベートーヴェン:交響曲 第4番 変ロ長調 作品60
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1943 年6月27-30日 フィルハーモニー、ベルリン
    (第1・2 楽章はライヴ、第3・4 楽章は聴衆不在の放送用録音)
  ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1943年10月31日-11月3日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)

 【CD 2】 原盤:米エヴェレスト(P)1969
  ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125「 合唱付き」
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ブルーノ・キッテル合唱団、ティラ・ブリーム(ソプラノ)、
    エリーザベト・ヘンゲン(アルト)、ペーター・アンデルス(テノール)、ルドルフ・ヴァッケ( バス)
    録音:1942 年3月22-24日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)

 【CD 3】 原盤:米オリンピック(P)1975
  ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 作品73
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1945年1月28-29日 ムジークフェラインザール、ウィーン(ライヴ)

 【CD 4】 原盤:英ジャブリン(P)1997
  ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98/ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1943年12月12-15日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)

 【CD 5】 原盤:英ジャブリン(P)1997
  シューベルト:交響曲 第9番 ハ長調 D944「 ザ・グレイト」
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1942年12月6-8日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)
  ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲
    ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1944年3月21日 フィルハーモニー、ベルリン(ライヴ)

 【CD 6】 原盤:英ジャブリン(P)1997
  ブルックナー:交響曲 第8番 ハ短調( ハース版=原典版)
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1944年10月17日 ムジークフェラインザール、ウィーン(放送用録音)

 フルトヴェングラーの苦悩と爆発!1942年第九、1942年グレイト、1943年ベト7、1943年ブラ4、1944 年ブル8 など9 曲、戦中(1942-45年)の凄絶ライヴを最新リマスター音源で集成!

 「フルトヴェングラーの最高の演奏というと、戦時中の録音に着目するのが習いとなっている」(ジョン・アードイン『フルトヴェングラー・グレート・レコーディングズ』藤井留美訳、音楽之友社刊)

 戦火まじえる激動の時代にあっても、自らの芸術活動に命を懸けたフルトヴェングラー。
 1942 年3 月の「第九」から、戦時中最後のコンサートとなった45 年1 月の「ブラームス2 番」まで、巨匠の“最高の演奏” 9 曲をCD6 枚組に集成。
 ファン必携!
 壮絶な爆演の数々が最新デジタルリマスター音源でよみがえります!


  1942 年よりフルトヴェングラー指揮の演奏会が全欧に向け放送されるようになり、ドイツ帝国放送局がコンサートのライヴ録音や聴衆不在の通し録音を行いました。この9 曲はその“戦中のマグネットフォン録音” として有名なものです。
 音質自体は、76cm/ 秒速のテープにメインマイク1 本によるワンポイント録音と、アナログ・テープ録音方式としては理想的といってよいかもしれません。
 これらの録音テープは終戦後ソ連に持ち帰られ、露メロディアからLPが発売されました。この板おこしで英ハンター社がユニコーン・レーベルのLPを発売。また、一部の曲はコピーテープが西ドイツ内の放送局に遺されていて、このテープ系音源をもとに仏ターラ等がCD を制作しています。
 有名な録音だけに、これまで各社から盤おこし系、テープ系と数多くの復刻CDが発売されてきましたが、今回、“復刻CD の決定盤” とすべく、キングインターナショナルが独自で音源を調達して復刻するものです。
 戦時中の巨匠の内奥にまで迫った衝撃の音再現にご注目ください。


 ・ベートーヴェン「4 番& 7 番」(1943)・・・ともに、5種類ある同曲の録音のなかで、最初の録音。米オリンピック原盤「ベートーヴェン交響曲全集」(5CD,KKC4107/11)から編集。最初期LPのマスターテープからつくられた極上の復刻です!

 ・ベートーヴェン「9 番」(1942)・・・緊迫感にみちたドラマチックな指揮、オーケストラとコーラスの傑出したできばえから、ファンの間では「バイロイトの第九」をも凌ぐ評価の「ベルリンの第九」。1969 年に米エヴェレストが発売したLP のマスターテープを96kHz/ 24bit でデジタル化。LP1 枚に詰め込むため、テンポを上げていますが、音質そのものは最初期のLP らしく芯のしっかりした音!キング関口台スタジオでピッチを修正したうえでリマスタリング、初CD 化!

 ・ブラームス「2 番」(1945)・・・3 種あるうち最初の録音。「最も引力が強い演奏」(アードイン、前掲の書より)。1975 年に米オリンピックが発売したLP のマスターテープを96kHz/ 24bit でデジタル化し、さらにキング関口台スタジオでピッチを修正したうえでリマスタリング、初CD化するもの。

 以下5曲(CD3 枚)の音源は、英ジャブリン社の原盤デジタルマスターを使用。1997年に海外でMAGIC TALENTレーベルで発売されたことがあります。今回、キング関口台スタジオで最新リマスタリング。鮮度アップして国内盤化!

 ・ブラームス「4 番&ハイドンの主題による変奏曲」(1943)・・・それぞれ4 種、7 種あるうち最初の録音。「(4 番)最も望ましいのは戦時中のベルリンでのもの」(アードイン、前掲の書より)。

 ・シューベルト「9 番」(1942)・・・5 種あるうちの最初の録音。42 年盤「グレイト」として、あまりにも有名な演奏。

 ・ラヴェル「ダフニスとクロエ」第2 組曲(1944)・・唯一の録音。「グレイト」と同じ日の演奏。

 ・ブルックナー「8 番」(1944)・・・4 種あるうちで最初の録音。壮大な構築の内にウィーン・フィルの美質を収めた名演。


 6 枚収納のマルチケース+12 pブックレット(解説:平林直哉)+ オビ付。


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CHANDOS



CHAN 20041S
(6CD/特別価格/
日本向け完全限定生産)
\10200→\5990確定!
現時点では期限なし

ネーメ・ヤルヴィ80歳記念
 日本向け限定、1,000セット完全限定生産
  マーラー:交響曲集

 CD1: 交響曲第1番ニ長調《巨人》/花の章
 CD2: 交響曲第3番ニ短調(第1楽章〜第3楽章)
 CD3: 交響曲第3番ニ短調(第4楽章〜第6楽章)/亡き子をしのぶ歌
 CD4: 交響曲第4番ト長調/さすらう若人の歌
 CD5: 交響曲第5番嬰ハ短調
 CD6: 交響曲第6番イ短調《悲劇的》/交響的前奏曲
   ネーメ・ヤルヴィ(指揮)、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団、
   ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団合唱団(CD2-3)、
   ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団少年合唱団(CD2-3)、
   リンダ・フィニー(メゾ・ソプラノ/CD2-4)

 ネーメ・ヤルヴィ80歳記念の大本命!爆演として名高いマーラーの交響曲集が日本向け限定企画で復活!1,000セット完全限定!

 ☆1000セット完全限定生産!再生産はありません!
 ☆木幡一誠氏による書き下ろしライナーノート付き!
 ☆新規デザインによるスリムボックス仕様!
 ☆ボックス内の各ディスクのスリーヴケースには、オリジナルのジャケット・デザインを使用(予定)!

 2017年6月7日に80歳を迎えたヤルヴィ一族の長であり、エストニアの巨匠ネーメ・ヤルヴィ。1989年から1993年にかけて録音が行われ、ヤルヴィ節全開の爆演として親しまれながらも、廃盤の状態が続き入手が極めて困難となっていたロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団とのマーラーの交響曲集が、日本向け完全限定生産のボックスセット仕様で復活!
 ヤルヴィ&RSNOのコンビによるマーラーの交響曲5作品はいずれも80〜90年代の同コンビを代表する圧巻の快演(怪演?)ですが、中でも特に、超高速テンポで一心不乱に突き進み、初出時には余白に「交響的前奏曲」を加えて1枚組のCDとして発売され、ファンの度肝を抜いた「交響曲第6番《悲劇的》」(演奏時間は約72分32秒)の復活は大いに歓迎されることでしょう!
 生誕80周年記念リリースの大本命!ネーメ・ヤルヴィ&RSNOのマーラーBOXが堂々の登場です!

 録音: CD1: 1993年11月15日−16日、シティ・ホール(グラスゴー)、 CD2&3: 1991年10月20日、22日&24日、ケアード・ホール(ダンディー)、CD4: 1990年11月27日&29日、ケアード・ホール(ダンディー) 、 CD5: 1989年10月23日−24日、ケアード・ホール(ダンディー)、 CD6: 1992年11月8日−9日、ケアード・ホール(ダンディー)

 商品について:
  ※2017年12月末〜2018年1月中旬発売予定(変更となる場合がございます)。
  ※ヤルヴィ&RSNOのマーラーBOX(CHAN 20041S)は、日本向け完全限定で1000セットのみの生産となります。完売後の再生産、また分売での販売の予定はございません。
  ※追加生産無しの限定生産商品のため、納品が配分となる可能性がございます。予めご了承下さい。
  ※日本向け完全限定生産の特殊商品のため、発売時期が大幅に変更となる可能性がございます。予めご了承下さい。


マイナー・レーベル新譜

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OEHMS



OC892
\2300→\2090
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):交響詩集

 1.交響詩「死と変容」Op.24
 交響詩「イタリアから」Op.16
  2.第1楽章:カンパーニャにて
  3.第2楽章:ローマの遺跡にて
  4.第3楽章:ソレントの海岸にて
  5.第4楽章:ナポリ人の生活
セバスティアン・ヴァイグレ(指揮)
フランクフルト歌劇場管弦楽団

 ヴァイグレとフランクフルト歌劇場管弦楽団によるリヒャルト・シュトラウスの管弦楽作品集第5集は、20代の若きシュトラウスによる2曲の交響詩を収録。
 「死と変容」は曲を先に書いてから、彼の友人であるアレクサンダー・リッターに曲にふさわしい詩を書くように依頼し、スコアの冒頭に掲げたという曲。当時の彼自身の死生観が凝縮された名作です。
 もう1曲の「イタリアから」は明るく伸びやかな曲。旅行先で見たイタリアの風光明媚な景色が曲に反映されており、シュトラウスにおける標題音楽の始まりをなす作品とも言われています。
 リヒャルト・シュトラウス作品を得意とするヴァイグレは絶妙なオーケストレーションを余すことなく伝えるニュアンスに富んだ演奏を聴かせます。

  録音 the Alte Oper Frankfurt ライヴ録音 2015年3月8日,9日…1 2017年6月25日,26日…2-5
 

OC969
(2CD)
\3000
アンドレア・ロレンツォ・スカルタッツィーニ(1971-):
 歌劇《エドワード2世》
エドワード2世…ミヒャエル・ナジ(バス・バリトン)
イザベラ…アイヒェンホルツ(メゾ・ソプラノ)
ピアーズ・ドゥ・ギャヴィストン…ラディスワフ・エルグル(テノール)
ロジャー・モーティマー…アンドリュー・ハリス(バス)
ウォルター・ラントン:コヴェントリーの司教…ブルクハルト・ウルリヒ(テノール)
ライトボーン…ジェイムズ・クリシャク(テノール)
天使…ジャレット・オット(バリトン)
エドワード王子…マティアス・ヴァン・ハッセルト(ボーイソプラノ) 他
トマス・セナゴー(指揮)
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団

 バーゼル大学でドイツ語とイタリア語を学びばながら、ヴォルフガンク・リームに作曲を師事したというスイスの作曲家スカルタッツィーニ。1999年にはイギリスに留学し、ロンドン王立音楽学校で研鑽を積みました。
 作曲家としてデビューしてからは、ザルツブルク復活音楽祭やダルムシュタット夏期現代音楽講習会などで自作が演奏されるなど、活躍が世界的に注目されています。
 オペラ《エドワード2世》は14世紀に実在した人物が主人公。幼い頃から遊び相手であった側近ギャヴィストンとの同性愛関係を軸に、彼を巡る人間関係が描かれています。
 同性同士の愛が描かれているのはこの歌劇が初めてではありませんが、この《エドワード2世》は社会の成熟の兆候と、多様性などの様々な要素を孕む問題作として話題になりました。
 主人公エドワード2世を歌うのは名バス・バリトン、ミヒャエル・ナジ。来日回数も多く日本でも人気があります。

  録音 2017年3月1.4日 ベルリン・ドイツ・オペラ ライヴ録音
 

OC1879
\2300
Stille und Nacht
ラファエル・フィンガーロス:バリトン・リサイタル

 1.ロベルト・フュルステンタール(1920-2016):
  シュペトレーゼ III-第4番
  Das war der Tag der weisen Chrysanthemen
  それは白い菊の日でした
 2.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  あなたの黒髪を私の頭上に広げてください Op.19-2
 3.クララ・シューマン(1819-1896):彼女の絵姿 Op.13-1
 4.ロベルト・シューマン(1810-1856):嵐の夜のきらめき Op.35-1
 5.フュルステンタール:シュペトレーゼ III-第5番 Notturno ノットゥルノ
 6.ロベルト.シューマン:リーダークライス Op.39-4 静けさ
 7.ブラームス(1833-1897):あなたの青い瞳 Op.59-8
 8.リヒャルト・シュトラウス:ひそやかな誘い Op.27-4
 9.カール・ベーム(1894-1981):
  夜のごとく静かに Op.326-27(歌とピアノ編)
 10.リヒャルト・シュトラウス:万霊節 Op.10-8
 11.シューベルト(1797-1828):夕映えの中に D799
 12.シューベルト:さすらい人が月に寄せて D870
 13.ブラームス:愛する人のもとへ Op.48-1
 14.ブラームス:49のドイツ民謡集 第1集 WoO33 第6曲 谷の底では
 15.シューベルト:月に寄せて D259
 16.シューベルト:音楽に寄せて D547
 17.フュルステンタール:シュペトレーゼ III-第8曲 Liebeslied 愛の悲しみ
 18.ブラームス:私は悲しみ、黙ってあちこち忍び歩く Op.32-3
 19.ブラームス:もうおまえのところには行かない Op.32-2
 20.ブラームス:49のドイツ民謡集 第1集 WoO33 第42曲 きよしこの夜
 21.ポルステラー(1879-1945):Die Zeit steht still 時は静かに過ぎ去り
 22-24.ペーター・コルネリウス(1824-1874):
  9つの宗教的な歌「天におられるわたしたちの父よ」Op.2-第1番-第3番
 25.ペーター・コルネリウス:クリスマスの歌 Op.8 第3曲 王様
 26.グルーバー(1787-1863):きよしこの夜
ラファエル・フィンガーロス(バリトン)
サシャ・エル・ムイジ(ピアノ)
ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール)…26
ダヴィド・バーダー(ギター)…26

 2018年は誰もが知っているクリスマス・ソング「きよしこの夜」が初演されてから200年目にあたる年です。この歌のドイツ語のタイトルは「Stille Nacht」であり、ピアニスト、ムイジはこの言葉「Stille=静かな」と「Nacht=夜」をモティーフにしたアルバムを想起、バリトン歌手であるフィンガーロスとともに、ユニークなアルバムを作り上げました。
 これは単なるクリスマス・アルバムではなく「夜」の新しい形の表現であり、愛に満ちた美しい作品を散りばめられた感動的な1枚です。もちろん最後には「きよしこの夜」でアルバムが締めくくられています。

  録音 2017年9月3日 Basilika Mondsee, Austria
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OC1884
(2CD)
\4200
天才エレナ・ガポネンコ(ピアノ&チェロ)
 CD1はピアノ、CD2はチェロの演奏
  「
OPUS8」
 【CD1】ロシアの詩情(ピアノ)
  1-2.リャードフ(1855-1914):2つの間奏曲 Op.8(1883)
  3-4.メトネル(1879-1951):2つのおとぎ話 Op.8(1904/05)
  5.リャプノフ(1857-1918):夜想曲 Op.8(1898)
  6-17.スクリャービン(1872-1915):12の練習曲 Op.8
 【CD2】 フィンランドとハンガリーの狂詩曲(チェロ)
  1.シベリウス(1865-1957):独奏チェロのための主題と変奏曲(1887)
  2-3.リゲティ(1923-2006):無伴奏チェロのためのソナタ(1948/1953)
  4-6.コダーイ(1882-1967):無伴奏チェロのためのソナタ Op.8(1915)
エレナ・ガポネンコ(ピアノ&チェロ)

 ロシア生まれのエレナ・ガポネンコは4歳ですでに「チェロとピアノの神童」として知られていました。すぐさま最高の訓練を受け、9歳でオーケストラと共演を果たし、モスクワ音楽院の中央音楽学校を経て、ドイツとオランダに留学。ピアノとチェロの両方で賞を獲得し、2014年にはGENUINレーベルに2つの楽器を操った演奏を録音。こちらも驚きを持って迎えられています。今回のアルバムは2枚組の構成となっており、CD1はピアノ、CD2はチェロの演奏で、基本的に作曲家の「作品番号8」が選ばれているという凝った選曲。様々な要素が盛り込まれた興味深い2枚組です。

 録音 2017年8月8-9日 Blaibach, Konzerthaus…CD1 2017年6月15-16日 Kapelle Klostergut Holthausen…CD2


GENUINのアルバム
チェロとピアノの多重録音。こんな息のあった演奏はない。そりゃそうである。
Genuin
GEN 15376
\2300
「デュオ・フォー・ワン」
 ストラヴィンスキー:イタリア組曲
 ヴィラ=ロボス:赤ちゃんの一族 第一組曲
 セルヴェ:サンクトペテルブルクの思い出Op.15
 パガニーニ:弦楽独奏のためのモーセの主題による変奏曲
 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3章
エレナ・ガポネンコ
 (チェロ&ピアノ多重録音)
 録音:2014 年7 月、8 月、11 月、68’06

 4 歳からチェロとピアノをはじめ、遂には大学で両方を学んだ才媛ガポネンコのデビュー・アルバム。真似出来る人は少ないであろう、チェロとピアノ、どちらもガポネンコ自身の演奏という興味深いもの。
 彼女が望む作品表現が完璧に収められています。

 

OC1881
\2300
Unverganglichkeit-不滅なるもの
ミヒャエラ・シュースター:リサイタル

 RUHE-休み
  1.コルンゴルト(1897-1957):不滅なるもの-第1番 不滅なるものI
  2.レーガー(1873-1916):素朴な歌 Op.76-20 真っ赤な花が咲いている
  3.マーラー(1860-1911):若き日の歌 第5番 ドン・ファンの幻想
  4.マーラー:若き日の歌 第1番 春の朝
  5.コルンゴルド:6つの素朴な歌 Op.9 第6番 夏

 UNRUHE-休みなく
  6.マーラー:若き日の歌 第2番 思い出
  7.コルンゴルト:不滅なるもの-第2番 流れの速い川
  8.コルンゴルト:4つの告別の歌 Op.14 第2番:Dies eine kann mein Sehnen nimmer fassen
  9.コルンゴルト:4つの告別の歌 Op.14 第3番:Mond, so gehst du wieder auf
  10.クルト・ヴァイル(190-1950):Wie lange noch?あとどのくらい

 KOMMEN UND GEHEN-来るもの、行くもの
  11.マーラー:若き日の歌 第4番 たくましい想像力
  12.レーガー:素朴な歌 Op.76 第32番 Von der Liebe 愛によせて
  13.レーガー:素朴な歌 Op.76 第23番 Zwiesprach 対話
  14.レーガー:素朴な歌 Op.76 第11番 Mei Bua
 15.コルンゴルト:4つの告別の歌 Op.14 第4曲 Gefasster Abschied
 16.ヴァイル:光の中のベルリン(声楽とピアノ版)

 VERGEHEN UND BESTEHEN-忘れられるもの、存在するもの
  17.マーラー:若き日の歌 第4曲 もう会えない
  18.レーガー:素朴な歌 Op.76 第18番 In einem Rosengartelein ばら庭園にて
  19.コルンゴルト:不滅なるもの-第3番 Das schlafende Kind 眠る子
  20.コルンゴルト:不滅なるもの-第4番 Stronger than Death 死よりも強く
  21.ヴァイル:ナナの歌

 BEGINNEN UND ENDEN-始まり、終わり
  22.レーガー:素朴な歌 Op.76 第44番 Klein Marie 小さなマリー
  23.レーガー:素朴な歌 Op.76 第12番 Mit Rosen bestreut ばらを敷き詰めて
  24.コルンゴルド:6つの素朴な歌 Op.9 第4番 Liebesbriefchen 恋文
  25.レーガー:素朴な歌 Op.76 第58番 Mausefangen ねずみ捕り
  26.レーガー:素朴な歌 Op.76 第48番 Zwei Mauschen 2匹の子ねずみ
  27.マーラー:若き日の歌 第5番 うぬぼれ

 NAHE UND FERNE-近くに、遠くへ
  28.コルンゴルト:古いスペインの歌 Op.38-3
  29.ヴァイル:告別の手紙
  30.ヴァイル:雨が降る
  31.コルンゴルト:お祝い Op.38-5
  32.コルンゴルト:不滅なるもの-第5番 不滅なるものII
 33.コルンゴルト:ドゥシュニッツ家のガチョウのレバー
ミヒャエラ・シュースター(メゾ・ソプラノ)
マティアス・ファイト(ピアノ)

 ドイツ出身のメゾ・ソプラノ、ミヒャエラ・シュスター。2008年にロイヤル・オペラで《サロメ》のヘロディアス役でデビュー。以降、幅広い役柄に挑戦し、いずれも表情豊かな歌唱で高く評価され、2016年にはウィーン国立歌劇場の来日公演にも帯同、この時は「ヴァルキューレ」のフリッカ役を歌い喝采を浴びました。
 このコルンゴルトの歌曲集「Unverganglichkeit=不滅なるもの」からタイトルを得たアルバムは、永遠の憧れと普遍性をテーマにしたもので、全て後期ロマン派の作曲家たちによる曲は各々の標題に沿って選ばれ、丁寧に歌われています。
 マーラーやレーガーの微笑ましい曲や、ヴァイルのひねりの効いた曲、中心となるコルンゴルトの曲など聴き応えのある1枚です。

  録音 2017年5月6-8日 Konzertsaal der Abtei Marienmunster, Germany




CENTAUR


CRC 3514
\2400
クープラン:クラヴサン曲全集 Vol.2
 クラヴサン曲集第2巻第8組曲ロ短調
 クラヴサン曲集第3巻第17組曲ホ短調
 クラヴサン第4巻第23組曲ヘ長調
マーク・クロール(チェンバロ)
 1785年製の歴史的チェンバロで弾くクープランのクラヴサン曲集

 全12巻にわたるリリースを予定している、ヒストリカル・チェンバロによるクープランのクラヴサン曲全集第2巻。
 アメリカのチェンバロ、フォルテピアノ奏者のマーク・クロールはフィラデルフィア管弦楽団、ボストン交響楽団、モントリオール交響楽団など、名オーケストラと共演をしてきた名手。
 サウス・ダコタ州、バーミリオン国立音楽博物館所蔵のジャック・ジェルマン1785年製チェンバロを操り、クープランの典雅なクラヴサン曲集を披露します。

 ※録音:2015年3月29日&5月3日、バーミリオン国立音楽博物館(アメリカ)
 

CRC 3443
\2400
ハイドン:ピアノ三重奏曲集Vol.8
 ピアノ三重奏曲第37番ヘ長調 Hob.XV-37
 ピアノ三重奏曲第13番ハ短調 Hob.XV-13
 ピアノ三重奏曲第29番変ホ長調 Hob.XV-29
 ピアノ三重奏曲第32番ト長調 Hob.XV-32
メンデルスゾーン・ピアノ三重奏団
 〔ピョートル・シロチン(ヴァイオリン)、
  フィオナ・トンプソン(チェロ)、
  チャン・ヤティン(ピアノ)〕

 ワシントン・ポストやファンファーレ・マガジンなどで、高評価を獲得しているハイドンのピアノ三重奏曲全集、最終巻となる第8巻。
 メンデルスゾーン・ピアノ三重奏団は、1997年に結成されたイギリス、ウクライナ、台湾の音楽家たちによる多国籍アンサンブル。

 ※録音:2014年5月25日−27日、アメリカ
 

CRC 3531
\2400
20世紀アメリカのピアノ音楽
 ベンジャミン・リース:オデッセイ I&II
 ジェームズ・プリモシュ:
  ピュア・コントラプション, アブソリュート・ギフト(世界初録音)
 ヘンリー・カウエル:3つのアイルランドの伝説
 リビー・ラーセン:メフィスト・ラグ
キム・ヨウミー(ピアノ)

 キム・ヨウミーは、現代のピアノ作品のスペシャリストとして、また教育者や世界ピアノ指導者協会(WPTA)の国際コンクール、台湾国際ピアノ・コンクールの審査員として国際的に活躍するピアニスト。

 ※録音:2014年12月18日&2015年6月12日、オハイオ大学リサイタル・ホール
 

CRC 3486
\2400
19世紀〜20世紀アメリカの宗教的歌曲集
 アーネスト・チャールズ(1895−1984)
 オリーヴ・ダンガン(1903−1997)
 ハル・ホプソン(b.1933)
 アルバート・ヘイ・マロット(1895−1964)
 カール・F・ミューラー(1892−1982)
 ジョン・プリンドル・スコット(1877−1932)
 ウィリアム・スティックルズ(1928−1971)、他の作品
スコット・ラグラフ(バリトン)
アンドルー・ハドソン(ピアノ)
キンバリー・ラグラフ(メゾ・ソプラノ)

 19世紀〜20世紀にアメリカで活躍した様々な作曲家を中心にした、宗教的歌曲集。
 スコット・ラグラフは、スティーヴン・F・オースティン州立大学で声楽の教授を務める他、トリシティズ・オペラ、シラキュース・オペラ、タルサ・オペラ、ペンサコーラ・オペラなどアメリカの多くのオペラ・ハウスで活躍するバリトン歌手。

 ※録音:2015年6月5日、12日&7月13日、アメリカ
 
CRC 3532
\2400
オリ・バレル:スモール・タウン ケイシー・リンク(ピアノ)

 カリフォルニア大学で作曲の博士号を、カリフォルニア芸術大学で作曲の修士号を取得し、様々な音楽祭、美術館とのコラボレーションなどで活躍しているオリ・バレルのピアノ作品。

 ※録音:2015年8月20日、カリフォルニア
 .


CRC 3562
\2400
ヤング・ジーニアス 〜 レスピーギ:ピアノ協奏曲
 ピアノ協奏曲イ短調(1902)
 ピアノ・ソナタ ヘ短調(1897)
 ピアノのための6つの小品より 第1曲「甘美なワルツ」
アントニオ・ポンパ=バルディ(ピアノ)
アルフレード・サヴィア(指揮)
エヴァンズヴィル・フィルハーモニー管弦楽団

 レスピーギ若き頃の知られざる秀作ピアノ協奏曲&ピアノ・ソナタ!

 若きオットリーノ・レスピーギ(1879−1936)が書いたピアノ作品集。10代で書いたピアノ・ソナタと、20代前半に書いたピアノ協奏曲を収録。他の有名作品に比べ、ほとんど演奏や録音されることのない作品だが、若き天才レスピーギによる美しく魅力的な作品となっている。
 ソリストは、ロン・ティボー国際ピアノ・コンクール、ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールでの入賞、そしてクリーヴランド国際ピアノ・コンクールでの優勝など、豊富な入賞経歴を持ち、Centaurに録音したグリーグのピアノ作品全集が代名詞でもあるイタリアの名ピアニスト、アントニオ=ポンパ・バルディ。

 ※録音(ライヴ):2016年1月23日、ヴィクトリア・シアター(インディアナ州)
 

CRC 3554
\2400
サルバドール・ブロトンス:フルート作品全集 Vol.1
 フルート・ソナタ Op.21
 フルートとマリンバ、ヴィブラフォンのための協奏的幻想曲 Op.51
 フルートとハープのための《カラード・スカイズ》 Op.134
 フルート・ソナタ第2番(フルート協奏曲) Op.72
 フルートとギターのための3つのディヴェルティメント Op.68
 フルートとピアノのための《エル・ポルト・デ・ラ・セルバ》
ロベルト・アルバレス(フルート)
ベアトリス・リン(ピアノ)
ユージン・トー(パーカッション)
カトリナ・タン(ハープ)
ケヴィン・ロー(ギター)

 スペイン生まれ、バルセロナとフロリダで学び、指揮者、作曲家、フルート奏者として活躍するサルバドール・ブロトンスのフルート作品全集。現在はカタルーニャ高等音楽院で作曲と指揮を教えながら、室内楽、管弦楽を中心に140を超える多くの作品を書き、出版・録音されています。
 ロベルト・アルバレスは、2007年からシンガポール交響楽団のソロ・ピッコロ奏者を務めるスペインの名手。

 ※録音:2015年10月、シンガポール
 

CRC 3512
\2400
ブラームス:ピアノ作品集
 ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 Op.1
 スケルツォ 変ホ短調 Op.4
 16のワルツ Op.39
 4つの小品 Op.119
フランク・ホアン(ピアノ)

 マイアミ大学でピアノの准教授を務め、南北アメリカ、アジア、ヨーロッパの主要なホールでリサイタルを行っているピアニスト、フランク・ホアンが弾いたブラームス。
 ニューヨーク・コンサート・レヴューでも賞賛された確かなテクニックによる、濃密なソナタや軽快なワルツなど表情豊かなブラームスをどうぞ。

 ※録音:2013年16日−17日&2014年8月10日、シカゴ
 
CRC 3508
\2400
シーモア・バラブ:子どものための歌劇《赤ずきん》 アンドルー・ゴードン(指揮)
マーガレット・アストラップ(ソプラノ)
ジェニファー・カラルッツィ(ソプラノ)
エルナン・ベリッソ(バリトン)

 フィリップ・グラス・アンサンブルのメンバーとしても活動したアメリカの作曲家、シーモア・バラブの代表作、子ども向けの1幕のオペラ「赤ずきん(Little Red Riding Hood)」。

 ※録音:2013年9月1日−2日、アメリカ
 

CRC 3536
\2400
エドガー・アラン・ポーの詩による歌曲集 〜
 テイロー・ハーディング:鐘
 N.リンコーン・ハンクス:レノア
 ジョン・ヴァレリオ:ユーラルーム
 ジュディス・クラウド:エドガー・アラン・ポーの5つの歌
ジェイコブ・ウィル(バス・バリトン)
リン・コンパス(ピアノ)、他

 アメリカの偉大な小説家、詩人、エドガー・アラン・ポーの詩に基づく、様々な作曲家による歌曲集。

 ※録音:2015年5月13日ー15日、アメリカ


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2176
\2500
ワルター&コロンビア響の
 モーツァルト第40番、第41番「ジュピター」

  モーツァルト:
   (1)交響曲第40番 ト短調 K.550
   (2)交響曲第41番 ハ長調 K.551「ジュピター」
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団
 ワルター&コロンビア響のモーツァルト第40 番、第41 番「ジュピター」、2 トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻で登場!

 セッション録音:(1)1959年1月13、16日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)、(2)1960年2月25、26、28、29日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)/使用音源:Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)/ステレオ

 ■制作者より
 ワルターが晩年にコロンビア響と録音したモーツァルトの交響曲第40 番、第41 番「ジュピター」は、一部では「老けた、衰えた演奏」と言われています。でも、本当にそうなのでしょうか?
 もちろん、録音当時ワルターは80 歳を越えていますから、青年のような若々しさというわけにはいきません。しかし、この復刻盤で聴くと、その柔らかさ、温かさ、瑞々しさは信じがたいほどで、“偉大なる響き” と形容したくなります。
 この2 曲に肯定的だった人はもちろん、特に疑問を持っていたファンにはこの盤で聴き直していただくことを強くお勧めしたいです。
 また、最終形とするために、解説書にはエードリアン・ボールトがワルターについて語った文章(GS-2077 より転載)を使用しています。(平林直哉)




PRAGA DIGITALS


PRDDSD 350133
(2SACD HYBRID)
\3800
フルトヴェングラー第10弾は2種の「ブル8」
 ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
Disc 1 ウィーン・フィル
Disc 2 ベルリン・フィル
 人気のプラハSACD復刻シリーズ、フルトヴェングラー第10弾は2種の「ブル8」聴き比べ!

 録音:1944年10月17日/ウィーン・ムジークフェラインザール①、1949年3月14日/ダーレム公会堂②/Bi-Channel Stereo、77’ 04”、76’ 55”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。
 メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD 化第10 弾はブルックナーの交響曲第8 番をウィーン・フィルとベルリン・フィル2 種収録で聴き比べ。
 ウィーン・フィルとのものは、1944 年、現存するフルトヴェングラーのブル8 最古録音。当時58 歳の若々しさが際立つ演奏です。
 ベルリン・フィルとの演奏は、宇野功芳氏によれば「フルトヴェングラーの体臭が存分に出ており、曲が完全に指揮者のものとして消化され尽くしている」とされ、「わけてもアダージョは、フルトヴェングラーのブルックナーの集大成といえよう」と評された名盤。SACD で凄さが倍増しています。
 

PRD 250356
(2CD)
\3800
ショスタコーヴィチのマニアック作品集
 ショスタコーヴィチ:
  Disc 1
   (1)交響曲第1番ヘ短調Op.10/
   (2)交響曲第2番ロ長調Op.14「十月革命に捧げる」/
   (3)交響曲第3番変ホ長調Op.20「5月1日」
  Disc 2
   (4)クルィロフによる2つの寓話Op.4/(5)弦楽八重奏のための2つの小品Op.11/
   (6)管弦楽組曲「鼻」Op.15a/(7)付随音楽「南京虫」Op.19a〜アンダンテ/
   (8)バレエ組曲「黄金時代」Op.22(3曲)/
   (9)ドレッセルの「貧しいコロンブス」のための序曲Op.23/
   (10)バレエ組曲「ボルト」Op.27a(4曲)/
   (11)付随音楽「ハムレット」Op.32(2曲)/(12)5つの断章Op.42
    イルジー・コウト(指揮)チェコ・フィル(1)、
    イーゴリ・ブラジコフ(指揮)レニングラード・フィル(2)(11)、クルプスカヤ学院合唱団(2)、
    ヴァーツラフ・スメターチェク(指揮)プラハ放送交響楽団(3)の第1〜3楽章、
    キリル・コンドラシン(指揮)モスクワ・フィル、ユルロフ記念国立アカデミー合唱団(3)の第4楽章、
    ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)(4)(6)(7)(9)(10)、ガリーナ・ボリソワ(ソプラノ)(4)、
    モスクワ音楽院室内合唱団(4)、ソヴィエト国立交響楽団(4)、
    モスクワ・フィル(4)、チェコ・フィル(6)(10)、レニングラード・フィル(9)、
    ジャン・マルティノン(指揮)ロンドン交響楽団(8)、
    エドゥアルド・セロフ(指揮)レニングラード室内管弦楽団(12)、スークSQ、ドレジャルSQ (5)
 超豪華演奏陣によるショスタコーヴィチのマニアック作品集

 録音:1967年/プラハ(ライヴ)(1)、1965年11月1日/レニングラード(ライヴ)(2)、1974年9月/プラハ(3)、1972年2月/モスクワ(3)、1967年/モスクワ(4)(11)、1981年2月2日/プラハ(5)、1973年/プラハ(6)(10)、1967年9月/モスクワ(7)、1958年9月/ロンドン(8)、1967年/レニングラード(9)、1965年4月26日/レニングラード(ライヴ)(12)/STEREO/2h 38’ 27”

 ショスタコーヴィチの作品のうち、代表作でない尖った作品を集めた好企画。交響曲第1 番を除くと、なかなか聴く機会のないものが多いだけでなく、演奏陣もコウト、スメターチェク、スークSQ らチェコ勢をはじめ、コンドラシン、ロジェストヴェンスキーらロシアの巨匠、さらにマルティノン&LSO まで超豪華。
 これさえあれば、ショスタコーヴィチのマニア作品を存分に堪能できます。



<メジャー・レーベル>
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DECCA



483 2324
\2300→\2090
通常盤の発売
 《チェチーリア・バルトリ&ソル・ガベッタ〜ドルチェ・デュエロ》

 1)カルダーラ: .歌劇《ニトクリ》〜〈運命と希望〉(エミレーナのアリア)
 2)アルビノーニ:セレナータ《曙の誕生》〜
   〈そよ風よ、行ってキスして〉(ゼフィロのアリア)
 3)ガブリエリ:.オラトリオ《ブルゴーニュの王、聖シジスモンド》〜
   〈そよ風よ、私のため息を〉(イノメニアのアリア)
 4)ヴィヴァルディ:.歌劇《ティト・マンリオ》RV738〜
   〈緑のオリーヴの枝で〉(ヴィテッリアのアリア)
 5)ヘンデル:《聖セシリアの日のためのオード》〜
   〈音楽がかき立てたり和らげたりできないのはどんな情念なのか〉
 6)カルダーラ:.歌劇《ムガールの皇帝ジャングイール》〜
   〈これほど大きな高ぶりで〉(アサフのアリア)
 7)ヘンデル:.歌劇《クレタのアリアンナ》HWV32〜
   〈私は疲れた巡礼者のよう〉(アルチェステのアリア)
 8)ポルポラ:セレナータ《大地の女神の菜園》より
   〈私に火をつけた公平な愛の神〉(アドーネのアリア)
 9)ボッケリーニ:チェロ協奏曲 第10番 ニ長調 G483
チェチーリア・バルトリ(メッゾ・ソプラノ)(1-8)
ソル・ガベッタ(チェロ)
カペラ・ガベッタ
アンドレス・ガベッタ(指揮、ヴァイオリン)

 現代最高のメッゾ・ソプラノ歌手チェチーリア・バルトリの3年ぶりとなる最新アルバムの通常盤
 18世紀のイタリア・バロック音楽における歌劇などのアリアに焦点を当てた本作では、世界初録音となる3曲を含め、いずれも典雅なメロディをもつ作品達が収録されています。
 共演は今をときめく人気の女流チェリスト、ソル・ガベッタ。チェロはその音の性質からしばしば人の声になぞらえられることがありますが、ガベッタの奏でるチェロの深みのある美音とバルトリの繊細な美声が絶妙に絡み合い、お互いの楽器(声)の魅力を最大限に引き出しています。彼女たちの伴奏を受け持つソル・ガベッタの兄、アンドレス・ガベッタと彼が率いる古楽器アンサンブル、カペラ・ガベッタによる万全のサポートも見逃せません。

 世界初録音:1、6、8
 録音:2017年3月8−14日 スイス
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483 2566
\2300→\2090
輸入盤発売
《小澤征爾&アルゲリッチ〜
 ベートーヴェン:交響曲第1番&ピアノ協奏曲第1番》

  ベートーヴェン:
   1. ピアノ協奏曲第1番ハ長調 op.15
   2. 交響曲第1番ハ長調 op.21
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ:1)
小澤征爾(指揮)
水戸室内管弦楽団

 感動と興奮に包まれた奇跡の共演! 水戸で実現した巨匠二人の共演をライヴ収録!
 国内盤が10月にリリースされた当録音の輸入盤がいよいよ入荷に。

 小澤征爾&水戸室内管弦楽団ベートーヴェン・シリーズ第4弾。
 2017年5月、水戸芸術館で行われた水戸室内管弦楽団第99回定期演奏会(別府アルゲリッチ音楽祭と共同制作)は、マルタ・アルゲリッチがゲストに招かれ、小澤征爾指揮でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番を演奏しました。
 2回のコンサートはいずれも完売で、圧倒的な演奏に満員の聴衆はスタンディング・オベーションで二人の巨匠を称えました。
 交響曲第1番は2017年1月に行われた水戸室内管弦楽団第98回定期演奏会のライヴ録音。小澤征爾の力みなぎる指揮がオーケストラから溌剌とした演奏を引き出しています。

  録音:2017年1月(2)、5月(1)水戸芸術館(ライヴ)



















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