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≪第95号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その12 2018/2/6〜





2/9(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ATMA CLASSIQUE



ACD2 2451
(10CD)
¥5900→\5490
2017 年最新録音の第1&5 番もセットで初登場
 ネゼ=セガン(指揮)&モントリオール・メトロポリタン管
  ブルックナー:交響曲全集
モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
 CD1 交響曲第1番ハ短調WAB101
   ( I:13’11/ II:12‘57/ III:7’48/ IV:16’07)
   録音:2017年モントリオール、メゾン・サンフォニック
 CD2 交響曲第2番ハ短調 WAB102
   ( I. 19:08/ II. 16:23/ III. 8:13/ IV. 17:58)
   録音:2015年9月モントリオール、メゾン・サンフォニック
 CD3 交響曲第3番ニ短調『ワーグナー』(1873 年初稿)
   ( I:25’11/ II:17‘53/ III 6’27/ IV:16‘59)
   録音:2014年6月/録音:モントリオール、メゾン・サンフォニック
 CD4 交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』(ハース版)
   ( I:19’29/ II:16’50/ III:10‘46/ IV:22’42)
   録音:2011年4月ケベック、聖フェルディナンド教会
 CD5 交響曲第5番変ロ長調WAB105
   ( I:21’37/ II:18’31/ III:13’47/ IV:24’03)
   録音:2017年モントリオール、メゾン・サンフォニック
 CD6 交響曲第6番イ長調(ハース版1935)
   ( I:14’23/ II:17’26/ III:8’08/ IV:13’59)
   録音:2012 年12月ケベック、メゾン・サンフォニーク・ド・ モントリオール
 CD7 交響曲第7番ホ長調(ノヴァーク版)
   ( I:21’59/ II:25’46/ III:10’20/ IV:11’57)
   録音:2006 年モントリオール、聖イエス・キリスト教会
 CD8 交響曲第8番ハ短調(ハース版)
   ( I:16’20/ II:15’48/ III:29’48)
 CD9 交響曲第8番ハ短調(ハース版)第4楽章(25’59)
   録音:2009年6月モントリオール、聖イエス・キリスト教会
 CD10 交響曲第9番ニ短調(ノヴァーク版)
   録音:2007 年9月モントリオール、聖イエス・キリスト教会
 ネゼ=セガンと手兵モントリオール・メトロポリタン管によるブルックナー・チクルスが遂に完成!まだ単独発売されていなかった2017 年最新録音の第1&5 番もセットで初登場!

 現在、飛ぶ鳥を落とす勢いのヤニック・ネゼ= セガン。世界の一流オーケストラから声がかかり、賞賛されている未来の巨匠指揮者。現在フィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務め、2020 年にはメトロポリタン歌劇場音楽監督に正式に就任することが決まっています。世界各国で活躍する彼ですが地元のオケ、モントリオール・メトロポリタン管弦楽団との関係も大事にしています。
 モントリオール・メトロポリタン管弦楽団は、1981 年にケベック音楽院を卒業した優秀な音楽家たちによって創設。2000 年からヤニック・ネゼ=セガンが芸術監督に就任しメキメキと頭角を現すようになりました。
 その、まさに手兵といえる彼らと10 年に渡って取り組んできたブルックナーの交響曲のチクルスが遂に完成しました。
 まだ単独でリリースされていなかった交響曲第1 番と第5 番が2017 年に録音され10 枚組のセットとなって発売。1 番と5 番は単売の予定はないので(デジタル配信のみ)、ディスクとしてはこのセットだけのリリースとなります。
 知的な構成力を持つネゼ=セガン。緻密に響きを積み重ね、さらに躍動感をもって音楽を作り上げています。
 さらに10 年という歳月とともに、ネゼ=セガンの高度な要求にも瞬時に反応できるオケの力量も確実に上がっており、世界的に活躍するシェフと同様、スケールの大きい音楽、そしてスピード感と豊かな音楽性が湧きあがる力演が刻まれています。






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PRAGA DIGITALS



PRDDSD 350151
(SACD HYBRID)
¥2900→\2590
新生プラジャーク・カルテット初アルバム
 最後にこの曲を持ってきた

  スメタナ:
   (1)弦楽四重奏曲第1番ホ短調「わが生涯より」
   (2)同第2番ニ短調
   (3)ピアノ三重奏曲ト短調Op.15
プラジャーク四重奏団
ナターリヤ・ミルシテイン(ピアノ)(3)
 録音:2017年10月/マルティナク・スタジオ(プラハ)/STEREO、75’ 53”

 チェコを代表する弦楽四重奏団プラジャークSQ。2015 年に第1 ヴァイオリンがスメタナ・トリオのメンバーだったヤナ・ヴォナーシュコヴァーに交替、新生団体としての初録音となります。曲はスメタナの傑作3 篇。
 プラジャークSQ は1999 年に2 篇の弦楽四重奏曲をPraga レーベルからリリースしていましたが、18 年の熟成が感じられます。Mirare レーベルから「ヴァントゥイユのソナタ」でデビューしたロシア出身のナターリヤ・ミルシテインが華麗な指さばきを披露するピアノ三重奏曲も聴きものです。


 
********************************

 スメタナのピアノ三重奏曲。

 スメタナは愛する娘ベドジーシカを亡くし、あまりの絶望に廃人同然となり、再起不能とまでささやかれた。
 しかしスメタナは自分と娘のためだけにこのピアノ三重奏曲を作り上げ、その情熱によって人生最大の危機を乗り越えた。。


 この曲は全部で3つの楽章からできているのだが、とくに最後の第3楽章。

 ・・・ひょっとしたらこの第3楽章を初めて聴いた人は、なんてほのぼのとして楽しそうな曲、と思われるかもしれない。
 しかしそれは・・・ここで、スメタナが娘のベドジーシカとの懐かしい思い出をつづっているから。

 ヴァイオリンはおそらくベドジーシカなのだろう、何度も何度も「お父さん」と呼びかける。
 本当に呼びかけているのである。

 するとチェロは、おそらくお父さんのスメタナだろう、娘の呼ぶ声にやさしくこたえる。
 本当にこたえるのである。

 そのあとヴァイオリンとチェロの音色は、互いに抱きしめあい、おしゃべりをし、歌を歌い、はしゃぎ、 野原を駆け回る。
 スメタナは二人の思い出を、音楽によって一生懸命蘇らせようとしているのだ。


 ところが・・・その美しく楽しい旋律は、突然葬送行進曲によってさえぎられる。


 ・・・ベドジーシカが死んでしまったのである。


 突然現実を突きつけられたスメタナは、苦悩し、煩悶し、しかしそれでも娘との幸せな思い出を美しく明るい音楽に託して何度も立ち上がろうとする。

 そして、最後は・・・。



 この第3楽章を聴いたものは、悩み苦しみ、それでも前を向いて生きていこうとするスメタナ の姿を目の当たりにすることになる。

 これほど作曲者の壮絶な生き様をありのままに映し出した曲は、音楽史上でもあまり見たことがない。




 新生プラジャークSQ、生まれ変わって最初のアルバムの最後の曲をこの作品に充てた。
 それ相応の意気込みと思われる。






WERGO


WER 7366
¥2500
プログラムされたカオス。
 恐ろしく刺激的なエレクトロニクス作品
アンサンブル・アダプター
アンサンブル・モザイク
ソナー四重奏団
 サラ・ネムツォフ(1980-):
  (1)White Eyes Erased 〜
    キーボードとドラムセットのための(2014/15)
  (2)Amplified Imagination 〜
   フルート、ヘッドフォン、エフェクトライブSX、
    テープ、ライブビデオ(任意)のための(2014)
  (3)Drummed Variation 〜
    ノー・ドラムセットとカオスパッドのための(2014)
  (4)Implicated Amplification 〜増幅されたバスクラリネットと3つのエフェクトペダルのための(2014)
  (5)Zimmer I-III 〜
   増幅されたハープ、カオスパッド、増幅されたバスフルート、バスクラリネット、
   ノートパソコンと増幅された弦楽四重奏のための(2013)
 ※全曲世界初録音
 録音:2016年5月30日、6月1日、6月27-29日/ドイツランド放送スタジオ/65’43’’

 世界初録音。若い世代で最も刺激的な作曲家のひとり、1980 年ドイツ生まれのサラ・ネムツォフの先鋭的電子音楽作品集!
 未体験の音響に満たされ、プログラムされたカオスが脳天を直撃します。ある楽器はアンプを通しエフェクトをかけられ変容、シーケンサーやパソコンまで編成に加わります。
 (3)の「ノー・ドラムセット」とはバケツやら段ボールやらの日用品などを集めて作った疑似ドラムセット。エレクトロニクスの世界で無限に広がるイマジネーション!



 

WER 6866
¥2500
「交差」ムジークファブリーク・エディション13
 (1)ヴァッソス・ニコラウ(1971-):
  Farbenmaschinen 〜アンサンブルのための(2011/12)
 (2)ヨハネス・ショールホーン(1962-):
  Pieces Croisees 〜大アンサンブルのための9つのバガテル(2012)
 (3)ジェラール・グリゼー(1946-1998):
  Partiels 〜18人の奏者のための(1975)
 (4)ディーター・マック(1954):
  室内音楽V 〜室内オーケストラのための(2007)
 ※(1)(2)(4)世界初録音
アンサンブル・ムジークファブリーク
エミリオ・ポマリコ((1)(3)指揮)
ピーター・ランデル((2)指揮)
エンノ・ポッペ((4)指揮)
 驚異のアンサンブルで光り輝く不協和音!現代最高レベルの演奏。

 録音:(1)(3)2012年6月30日、(2)2012年12月5日、(4)2011年1月15日/ケルン、クラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ライヴ)

 現代音楽専門・超絶技巧集団「アンサンブル・ムジークファブリーク」の作品集第13 巻。今回もとてつもないレベルの演奏。作品もグリゼー以外は世界初録音とたいへん貴重です。
 ブックレットは折り畳み式になっており、ドイツ最高峰の画家ゲルハルト・リヒターの絵があしらわれています。
 異なる音色のレイヤーが相互に作用し、新たな領域へと耳を啓く作品が並びます。異なる文化が交錯する現代を表していると言えるかも知れません。非常に複雑で技巧的なアンサンブルが要求される難曲ばかりですが演奏は完璧。
 キラキラと光る特殊効果、ノイズの如きロングトーン、突然の歌。(4)ではピアノと打楽器が同時に打ち鳴らされ鐘の響きを模す箇所があります。スペクトル楽派の重鎮グリゼーの作品はさすがに美しく圧倒されます。




AVIE


AV 2384
¥2500
アメリカの若き注目クヮルテット、
 アリエル弦楽四重奏団デビュー!

  ブラームス:弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.51-2
  バルトーク:弦楽四重奏曲第1番 Sz,(Op.7)
アリエル弦楽四重奏団
 ☆その高い技巧と情熱的な解釈で国際的に注目を浴びるアメリカの若きクヮルテット!
 ☆アリエル弦楽四重奏団のデビュー・レコーディング!

 イスラエルで結成され、現在アメリカで活躍中の若きクヮルテット、アリエル弦楽四重奏団。ブラームスとバルトーク、2つの偉大な作品でデビュー・レコーディングを飾ります!
 アリエル弦楽四重奏団は、イスラエルで当時中学生だったメンバーにより結成。そのため、アンサンブルとして既に約20年の豊富な経験を持ちます。2004年にはアメリカへ渡り本格的な活動を開始。これまで、クリーヴランド弦楽四重奏賞、「フランツ・シューベルトと近代音楽」国際コンクール第1位、フィショフ・ナショナル室内楽コンクール "Grand Prize"、バンフ国際弦楽四重奏コンクール第3位&セーケイ賞などを受賞。
 2011年のアルトゥール・ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールではピアノ五重奏曲の公式伴奏者を務め、2012年からはシンシナティ大学音楽院のクヮルテット・イン・レジデンスを担当。その高い技巧と情熱的な解釈で国際的に注目を浴びている若きクヮルテットです。

 ※録音:2016年12月2日−4日、ニューヨーク



 

AV 2377
¥2500
ザ・ロード・ホーム 〜 アメリカの合唱作品集
 ジョセフ・P.ウェブスター(アーロン・ハンブル編):
  イン・ザ・スウィート・バイ・アンド・バイ
 シェイカー教徒の音楽:
  ひばり、夜鳴きうぐいすの歌、
  ディール・ジェントリー・ウィズ・ザイ・サーヴァンツ、
  奨励
 ショーン・カーシュナー編:
  ヘヴンリー・ホーム 〜 3つのアメリカの歌
 シドニー・ギヨーム:主は汝らと共に
 ジェイク・ランスタッド:リフレクションズ
 モートン・J.ローリゼン:真冬の歌より 3曲
 スティーヴン・ポールズ:ザ・ロード・ホーム
 カーシュナー:アイル・ビー・オン・マイ・ウェイ
 サミー・フェイン(フィル・マットソン編):
  アイル・ビー・シーイング・ユー
サンタ・フェ・デザート合唱団
ジョシュア・ヘイバーマン(指揮)
ジェフ・ランコフ(ピアノ)
 アメリカ、ニューメキシコ州で1982年に設立されたサンタ・フェ・デザート合唱団は、全米有数の声楽アンサンブルとして活動するプロの合唱団。
 ダラス交響合唱団の指揮者やサンフランシスコ交響合唱団の副指揮者を務めたジョシュア・ヘイバーマンが芸術監督を務め、19世紀のシェイカー・ミュージック(シェイカー教徒の音楽)から、ジャズ、フォーク、近現代のクラシック音楽まで幅広いアメリカの音楽文化を歌っています。

 ※録音:2017年10月23日−24日、ダラス(アメリカ)



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CENTAUR



CRC 3529/3530
(2CD)
¥4800→\4390
ブゾーニ・コンクール優勝、ショパン・コンクール第3位、
 浜松第2位(最高位)、クライバーン・コンクール優勝
  アレクサンダー・コブリンのロシアン・プログラム!ムソルグスキー&チャイコフスキー!

   ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》
   チャイコフスキー:四季 Op.37bis
アレクサンダー・コブリン
 (ピアノ/YAMAHA CFX)
 1999年のブゾーニ国際ピアノコンクール優勝、2000年のショパン国際ピアノコンクール第3位、2003年の浜松国際ピアノコンクール第2位(最高位)、2005年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝の実績を持ち、「現代のヴァン・クライバーン」(BBC Russia)とも称されたロシアのピアニスト、アレクサンダー・コブリン。
 チャイコフスキーの「四季」では12ヶ月の季節の移り変わりを、そしてムソルグスキーの「展覧会の絵」では作曲者が展覧会で10枚の絵画から受けた印象を、ヤマハコンサートグランドCFXで美しく、壮大に描いています。

 ※録音:2015年7月、レガシー・ホール(コロンバス、アメリカ)
 

CRC 3589
¥2400
タネーエフ:弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲第2番 Op.5
 弦楽四重奏曲第6番 Op.19
カリフォルニア弦楽四重奏団
 〔カティア・ポポフ(ヴァイオリン)、
  ルアン・ホムジー(ヴァイオリン)、
  ザック・デリンジャー(ヴィオラ)、
  ベンジャミン・ラッシュ(チェロ)〕
 その優れた対位法により、師であるチャイコフスキーから「ロシアのバッハ」と称され、その作風から現在では「ロシアのブラームス」とも呼ばれるタネーエフ。
 弦楽四重奏奏曲の第2番と第6番を弾くカリフォルニア弦楽四重奏団は、ロサンゼルス室内管弦楽団のメンバーたちにより2002年に創設されたアンサンブルです。

 ※録音:2014年12月−2015年12月、5カット・スタジオ(ロサンゼルス、アメリカ)
 

CRC 3544/3545/3546
(3CD)
¥7200
ベートーヴェン:中期弦楽四重奏曲集
 弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1
  《ラズモフスキー第1番》
 弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2
  《ラズモフスキー第2番》
 弦楽四重奏曲第9番ハ長調 Op.59-3
  《ラズモフスキー第3番》
 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.74《ハープ》
 弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.95《セリオーソ》
アリアンナ弦楽四重奏団
 〔ジョン・マクグロッソ(ヴァイオリン)、
  ジュリア・サホロワ(ヴァイオリン)、
  ジョアンナ・メンドーサ(ヴィオラ)、
  クルト・ボールドウィン(チェロ)〕
 フィショフ室内楽コンクールのグランプリ、コールマン国際室内楽コンクールとカーメル国際室内楽コンクールの第1位という受賞歴を持つアメリカのアンサンブル、アリアンナ弦楽四重奏団のベートーヴェン・チクルス第2弾。
 Centaurレーベルからリリースされているヤナーチェクの弦楽四重奏曲集(CRC 3198)、ベートーヴェンの初期弦楽四重奏曲集(CRC 3378)が高評価を得ています。

 ※録音:2013年5月−8月、アンハウザー=ブッシュ・パフォーマンス・ホール(セントルイス、アメリカ)
 

CRC 3560
¥2400
私の魂の安息
 シェイカー教徒の歌(ジークフリート編):Lay Me Low/
 チャットマン:There is Sweet Music/
 エルダー:3つの夜想曲/
 ポーラス:いにしえの教会/
 ジョゼフ・ブラッケット(クラウセン編):シンプル・ギフト/
 ヤイロ:慈しみと愛のあるところ/
 ウィテカー:アレルヤ/
 ローリゼン:おお、光から生まれし光よ/
 シェイカー教徒の歌(ジークフリート編):Peace Unto Zion/
 モリコーネ:ガブリエルのオーボエ/
 チャットマン:音楽は そのやさしい声が消えても/
 フォーレ:ラシーヌ讃歌/
 ビーブル:アヴェ・マリア
オルフェウス・チェンバー・シンガーズ
ドナルド・クレービール(指揮)
 アメリカ、ダラスを拠点に活躍する25声の混声室内合唱団、オルフェウス・チェンバー・シンガーズが歌う20世紀の合唱作品集。ウィテカーやローリゼン、ヤイロ、ポーラスなど、ここ日本でも人気の高い合唱音楽の作曲家たちの作品を集めたヴァラエティ豊かなプログラムです。

 ※録音:2015年5月、ファースト・ユニテリアン教会(テキサス、アメリカ)
 
CRC 3576
¥2400
エル・ヌエーボ・タンゴ・シンフォニコ
 ウリセス・パサレラ:Tango para Haydee
 ロベルト・パサレラ:Ritmiche su un Tempo
 ビジョルド:El Cholo
 ウリセス・パサレラ:
  Pieza Rioplatense No.1、
  Tango per i bambini dimenticati、
  Suite Rioplatense、Florida para Siempre
ヘクトル・ウリセス・パサレラ
 (バンドネオン)
ロベルト・パサレラ(バンドネオン)
シンシア・サバラ(ヴォーカル)
マリソル・パサレラ(ナレーター)
ヴァーチャル交響楽団&合唱団
 (編集:ロベルト・パサレラ)
 ウルグアイのバンドネオン奏者エクトル・ウリセス・パサレラと、息子のロベルト・パサレラによる、タンゴ形式のシンフォニック・ワークス・アルバム。
 南米屈指のバンドネオン奏者であるパサレラ親子と共演しているのは、ロベルト・パサレラが編集したその名の通り、"ヴァーチャル"のオーケストラと合唱団です。

 ※録音:2015年&2016年、イタリア、ウルグアイ




CAPRICCIO


C7215
(5CD)
\3300
テレマン(1681-1767):宗教合唱作品集
 【CD1】
  1-16.カンタータ「雷神を称える」TWV6:3
  17-25.カンタータ「主は王なり」TWV8:6
 【CD2】
  1-34.カンタータ「最後の審判の日」TWV6:8
 【CD3】ダンツィヒのコラール・カンタータ集
  1-14.Christus der ist mein Leben 「キリストこそわが命」TWV1:138
  15-20.Du o schones Weltgebaude 「汝、おお壮麗なる世の楼閣よ」TWV1:394
  21-30.Jesu meine Zuversicht「わが確き望みなるイエスは」TWV1:984
  31-41.Jesu meine Freude「イエス、わが喜び」TWV1:970
  42-49.Ich bin ja Herr「われはまことに、主よ、汝の御手の中にあり」TWV1:822
 【CD4】
  1-11.Alles redet itzt und singet カンタータ「全てが語り、そして歌う」 TWV20:10
  12-20.ミサ・ブレヴィス TWV9:14
  21-25.Deus judicium tuum モテット「神よ、あなたの審判を王に与え給え」 TWV7:7
 【CD5】
  1-24.オラトリオ「イエスの復活と昇天」TWV6:6
アン・モノイオス(ソプラノ)
バルバラ・シュリック(ソプラノ)
ヴェロニカ・ヴィンター(ソプラノ)
ヴィルトフリート・ヨッヘンス(テノール)
クラウス・メルテンス(バス) 他

ヘルマン・マックス(指揮)
ライニッシェ・カントライ
ダス・クライネ・コンツェルト
 テレマンの知られざる宗教作品のBOX化!
 後期バロック音楽を代表する作曲家の一人、テレマン。18世紀前半のヨーロッパでは随一の人気と名声を誇るだけでなく、「音楽史上最も多くの作品を書いた」作曲家としても知られています。
 40歳でハンブルク市の音楽監督に就任したテレマンは、市の行事やオペラ、コンサートのあらゆる場面に作品を提供、21世紀になっても新発見の作品が上演されるなど、その数は計り知れません。
 このBOXには、テレマン作品の中でも、最も重要な教会音楽の中からカンタータとオラトリオの名作を収録。存命時にはバッハよりも知名度が高かったというテレマンの宗教曲をじっくりお楽しみいただけます。
 バルバラ・シュリック、クラウス・メルテンスら、ドイツを代表する古楽歌手たちと、17世紀作品のオーソリティであるヘルマン・マックス率いるオリジナル楽器のアンサンブル“ライニッシェ・カントライ”と“ダス・クライネ・コンツェルト”のフレキシブルな演奏です。

 

C5335
\2600
B-A-C-H プロジェクト
 【B】
  1.J.S.バッハ(1685-1750):
   平均律ピアノ曲集 第1巻 第22番-前奏曲 変ロ短調 BWV867
  2.ショスタコーヴィチ(1906-1975):
   24の前奏曲とフーガ Op.87 第16番-前奏曲 変ロ短調
  3.バッハ:平均律ピアノ曲集 第1巻 第22番-フーガ 変ロ短調 BWV867
  4-5.ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ OP.87 第21番 変ロ長調
 【A】
  6.J.S.バッハ:平均律ピアノ曲集 第2巻 第20番-前奏曲 イ短調 BWV889
  7-8.ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87 第2番 イ短調
  9.ショパン(1810-1849):練習曲 Op.25-4 イ短調
  10.ショパン:練習曲 Op.25-11 イ短調
 【C】
  11-12.ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87 第1番 ハ長調
  13.J.S.バッハ:平均律ピアノ曲集 第1巻 第1番-前奏曲 ハ長調 BWV846
  14.ショパン:練習曲 Op.10-1 ハ長調
  15.ショパン:練習曲 Op.25-12 ハ短調
 【H】
  16.ショスタコーヴィチ:24の前奏曲とフーガ Op.87 第6番-前奏曲 ロ短調
  17.J.S.バッハ:平均律ピアノ曲集 第1巻 第24番-前奏曲 ロ短調 BWV869
  18.J.S.バッハ:平均律ピアノ曲集 第2巻 第24番-前奏曲 ロ短調 BWV893
  19.ショパン:練習曲 Op.10-25 ロ短調
ドーラ・デリイスカ(ピアノ)
 バッハの名前は全て音名に変換できることで知られ、それぞれ「B=変ロ,A=イ,C=ハ,H=ロ」の音に置き換えることができます。
 このアルバムでは、ピアニスト、デリイスカの徹底的な音楽分析のもと、バッハの音楽がどのように後世に影響を与えたかが追求されており、彼女は、前述の4つの音に基づく調性で書かれたバッハとショパン、ショスタコーヴィチの作品を分類し、並べることで「作曲家たちの時代を超えた交流」もあぶり出しています。一つの音から広がる様々な音楽がお楽しみいただけます。
 1980年ブルガリア生まれの女性ピアニスト、ドーラ・デリイスカ。イタリアのトスカーナを経て、ウィーン国立音楽大学に留学、シュテファン・ブラダーら名手に師事しました。
 現在はウィーンを拠点に演奏活動を行う傍ら、ロマン派の作品を中心に録音を重ねており、とりわけリスト演奏では高く評価されています。

  録音 2015年9月14日,10月5-6日 Franz Liszt Zentrum, Raiding, Austria
  
 

C5336
\2600
ヘルマン・ロイター(1900-1985):作品集
 1-3.ヴァイオリンとピアノのためのソナタ Op.20(M.メンゲのために)
 リュッケルトの詩による4つの歌曲 Op.54
  4.第1番:収穫の歌
  5.第2番:美しさゆえに愛するならば
  6.第3番:真夜中に
  7.第4番:おお太陽、海、ばらよ
 ピアノのための「ダンス組曲」 Op.29
  8.レントラー
  9.はるか遠くからのワルツ
  10.タランテッラ
  11.スペイン風舞曲
  12.ワルツ・ボストン
  13.シミー
 ヘルダーリンの詩による3つの歌曲 OP.56
  14.第1番:親に
  15.第2番:人生の半分
  16.第3番:夕べの幻想
 オフェーリアへの墓碑銘(1979)
  17.主題と変奏
  18.3つの歌曲 第1番
   「どうやって私は見分けるの あなたの本当の恋人を」
  19.3つの歌曲 第2番「明日は聖ヴァレンタイン様の日」
  20.3つの歌曲 第3番「人々はあの人をむき出しの担架で運びました」
  21.エレジー:柳の木は川を流れる
マリア=エリザベート・ロット(ヴァイオリン)…1-3.18-21
ゾントラウト・シュパイデル(ピアノ)…1-3.8-13.17-21
アンドレアス・バインハウアー(バリトン)…14-21
アンナ・バインハウアー(ピアノ)…4-7.14-16
 1900年、ドイツのシュトゥットガルトに生まれた作曲家ロイター。ミュンヘンで音楽を学び、23歳の頃には既に作曲家としての才能を認められていましたが、バーデン・バーデンでヒンデミットに出会ったことで活躍の場が開けました。
 指揮者、ピアニストとしてヒンデミットの作品を初演したり、自作の演奏を行ったりしながら、1932年にはフランクフルト音楽大学で作曲科の教授に就任、数多くの後進を育て上げました。
 一番の功績は1968年、シュトゥットガルトでフーゴー・ヴィルフ・アカデミーを創立したことでしょう。
 ロイターの作品は、初期はブルックナーやプフィッツナーを思わせる後期ロマン派の様式で書かれていますが、次第にバルトークやストラヴィンスキーの影響が感じられる「新古典派」の作風に近づいていきます。
 このアルバムでは、ロイターの初期から晩年までの作品を網羅。最も知られる「ヘルダーリンの詩による歌曲」も含まれています。

  録音 2016年7月20-25日 Hochschule fur MusiK Karksruhe-Wolfgang-Rihm-Forum
 

C5343
\2600
マルティン・パルメリ(1965-):ブエノスアイレスのミサ 他
 パルメリ:ブエノスアイレスのミサ
  メゾ・ソプラノ、合唱、バンドネオン、ピアノと弦楽合奏のための
   1.キリエ
   2.グローリア
   3.クレド
   4.サンクトゥス
   5.ベネディクトゥス
   6.アニュス・デイ
 7.ピアソラ(1921-1992):オブリビオン(忘却)
 8.イスマエル・スピタルニク(1919-1999):エル・トロエスマ
 9.ピアソラ:Milonga sin palabras 言葉のないミロンガ
ダグマール・リンデ(メゾ・ソプラノ)
ロッコ・ハインズ(バンドネオン)
ペーター・ショル(ピアノ)
バッハ=コア・ジーゲン
タンゴ・オーケストラ「エル・アローヨ」
ウルリヒ・シュテツェル(指揮)
 パルメリの「ブエノス・アイレスのミサ」は別名「ミサ・タンゴ」と呼ばれます。典礼文はラテン語を踏襲するものの、楽器編成は通常のミサのような独唱、合唱、オルガン(もしくはオーケストラ)ではなく、独唱と合唱、ピアノ、バンドネオン、弦楽オーケストラ。曲調も徹頭徹尾「タンゴ」です。
 アルゼンチン生まれのパルメリは、先人ピアソラと同じく出生地の伝統音楽を大切にしており、どの作品にも刺激的な味付けが施されていることで知られています。
 この1996年に作曲されたミサ曲は初演当時から高い人気を博し、世界各地で上演が行われています。このアルバムではピアソラの作品と、やはりアルゼンチン生まれのタンゴ作曲家スピタルニクの作品を収録、ラテンの神髄を聴かせます。

  録音 2016年4月17-18日 Martunikirche,Siegen



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LPO



LPO-102
\2000→\1890
チッコリーニ、LPOとの最後のモーツァルト!
 
指揮はネゼ=セガン
モーツァルト&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲集

 モーツァルト(1756-1791):ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K466
  1.第1楽章:Allegro
  2.第2楽章:Romanza
  3.第3楽章:Rondo:Allegro assai
 ラフマニノフ(1873-1943):ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18
  4.第1楽章:Moderato
  5.第2楽章:Adagio sostenuto
  6.第3楽章:Allegro scherzando
アルド・チッコリーニ(ピアノ)
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
 チッコリーニ、LPOとの最後のモーツァルト!
 20世紀を代表するピアニストの一人、アルド・チッコリーニ。フランス音楽のスペシャリストであると同時に、リスト作品の解釈でも名高く、亡くなる直前まで活発な演奏活動を行ったことで知られます。
 このLPOとの最後の共演となったモーツァルトと、その2年前のラフマニノフも、揺るぎない技巧と音楽性が遺憾なく発揮されており、録音当時80歳半ばであったとは思えないほどの若々しい演奏に驚くばかりです。
 2作品の指揮をしているのは、2008年からLPOの首席客演指揮者に就任したヤニック・ネゼ=セガン。
 心を込めたラフマニノフも素晴らしい出来栄えですが、モーツァルトではチッコリーニの洗練されたピアノをサポートしつつ、さらに新鮮で闊達な演奏を繰り広げてており、指揮者とピアニスト、オーケストラの良好な関係が伺えます。

  
録音 Southbank Centre's Royal Festival Hall London 2011年10月12日 ライヴ録音…1-3 2009年5月27日 ライヴ録音…4-6 
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LPO-103
\2000→\1890
クルト・マズア&LPO 2003年12月ライヴ
 ショスタコーヴィチ:
  交響曲 第7番 ハ長調「レニングラード」Op.60
クルト・マズア(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

 ショスタコーヴィチの交響曲の中で最も長大な作品として知られる交響曲第7番「レニングラード」。1942年の初演後、「国家機密」扱いされた総譜はマイクロフィルムに収められ、連合国側へと送られました。
 その後6月29日に、この曲のロシア以外での初演を行ったのがヘンリー・ウッド指揮のロンドン・フィルハーモニー管弦楽団であり、オーケストラにとってもこの曲は大切なレパートリーとなっています。

 日本でも馴染み深い名指揮者クルト・マズアが、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任したのは2000年ですが、それ以前の1987年からしばしば共演を行い、長らく密接な関係を築いてきました。
 自主制作レーベル「LPO」を立ち上げたのもマズアであり、オーケストラのレパートリーの拡大にも努め、自身が得意としたショスタコーヴィチ作品の録音も行っています。
 マズアは1998年にニューヨーク・フィルハーモニック、2006年にはフランス国立管弦楽団と「レニングラード」の録音を行っおり(いずれもライヴ録音)、マズアのこの作品における愛着の深さを感じさせます。
 今回のロンドン・フィルとの演奏は1998年の演奏よりも幾分早めのテンポを取り、メリハリのある引き締まった演奏を聴かせます。

  録音 Southbank Centre's Royal Festival Hall London 2003年12月13日 ライヴ録音




 マズアのショスタコーヴィチといえば、このアルバム。
 絶対に聴いておいた方がいい。店主がそこまでいうアルバムはめったにない。


これは、すごい・・・。
2005年最高の1枚 LPO自主製作盤
ショスタコーヴィチ:交響曲第1番&第5番
LPO-0001(SACD Hybrid)¥2400→\2190


 かつてマズアは売れない人気のない指揮者の筆頭で、日本のCD業界では90年代など鼻っから無視されていた。

 しかし東ドイツでのさまざまな確執や疑惑事件、さらにニューヨーク・フィルでの不評など、大統領候補にまでなった男が味わった近年の失意と絶望は、この男の生き方や芸術観まで変えたかもしれない。
 その変貌をいい意味で実感したのがロンドン・フィル自主制作盤の番号0001として登場したショスタコーヴィチの第5番の壮絶な名演。

 パデレフスキー以来となる、音楽家にして国家的英雄という地位をつかみかけた男。
 ここにはこの男がその数奇な人生で味わった壮大で凄絶な歴史そのものがある。

 この演奏は、すごい。

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(発売当時のコメントから)

 2005年最高の1枚とすら言えるマズアのアルバム。
 2000年からロンドン・フィルの首席指揮者を務めていたマズアのライヴ。ショスタコーヴィチの1番と5番というヘヴィなカップリング。

 これが思わぬ名演。

 異常なほどたっぷり歌う第5番の演奏には、本当にマズアかどうかジャケットを何度も見返してしまった。
 さまざまな辛酸を舐めて、いま本当の芸術家として新たな進化を遂げようとしているのかもしれない。この終楽章は「革命」演奏史上に残る名演だと思う。

 失意の中、今こそ立ち上がれマズア!ブラボー!!


Shostakovich - Symphonies Nos. 1 & 5
LPO-0001
(SACD Hybrid)
¥2400→\2190
ショスタコーヴィチ:
 交響曲第1番ヘ短調Op.10/
 同第5番ニ短調Op.47
クルト・マズア指揮
ロンドン・フィル
録音:2004年、ライヴ 4.0サラウンド・サウンド(通常のCDプレイヤーで再生可能)







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SOLO MUSICA



SM276
\2300→\2090
フィリップ・アントルモン/シューベルトを弾く
 シューベルト(1797-1828):
  ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D960
   1.第1楽章:Molto moderato
   2.第2楽章:Andante sostenuto
   3.第3楽章:Scherzo: Allegro vivace con delicatezza
   4.第4楽章:Allegro ma non troppo
  5.幻想曲 ヘ短調 Op.103 D940(連弾)
  6.軍隊行進曲 第1番 ニ長調 Op.51-1 D733(連弾)
フィリップ・アントルモン(ピアノ)
戸室 玄(ピアノ)…5.6
 1934年、フランス生まれのフィリップ・アントルモン。ピアニストとしてだけでなく指揮者としても活躍、ウィーン室内管弦楽団では指揮、音楽監督を30年間にも渡って務め、現在では終身桂冠指揮者の地位にあります。
 18歳のときにカーネギーホールでデビュー・コンサートを行って以来、様々な作品を演奏してきたアントルモンですが、彼が半世紀以上魅せられ続けていた作品がシューベルトのピアノ・ソナタ第21番でした。
 彼はこの魅力的な作品を何度も録音したいという思いにかられつつも、その都度「時期尚早である」と思いとどまり、ようやく2009年になってから「このソナタと、やはり晩年の傑作である幻想曲 D940を一緒に録音したらどうか」とひらめいたといいます。
 この味わい深い作品でデュオのパートナーを務めるのは1989年東京生まれの戸室玄。フランスで開催されたフォンテーヌブロー城音楽祭でアントルモンに才能を見出され、パリに移住したという俊英です。
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SM263
\2300→\2090
お久しぶり!ヴェッセリーナ・カサロヴァ
 アンリ・マルトー(1874-1934):歌曲集

 8つの歌曲 Op.19c
  1.第1番:Pluie
  2.第2番:A Douarnenez en Bretagne
  3.第3番:Ritournelle
  4.第4番:Matin d'Octobre
  5.第5番:Chanson de mer
  6.第6番:Vitrail
  7.第7番:Pietie des choses
  8.第8番:Dans la rue, le soir
 8つの歌曲 Op.28
  9.第1番:Stille Fahrt
  10.第2番:Die Eichbaume
  11.第3番:Abendlied
  12.第4番:Empor!
  13.第5番:Gipfelndes Gluck
  14.第6番:Regenlied
  15.第7番:Hutet Euch
  16.第8番:Liebesnacht
 5つの「葦の歌」Op.31
  17.第1番:Sehr getragen
  18.第2番:Sturmisch, doch nicht hastig
  19.第3番:Andante con moto
  20.第4番:Allegro agitato
  21.第5番:Andante molto Sostenuto
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾ・ソプラノ)…1-16
ガリーナ・ヴラチェヴァ(ピアノ)…1-16
D.フィッシャー=ディースカウ(バリトン)…17-21
ギュンター・ヴァイセンボルン(ピアノ)…17-21
フランツ・シュミットナー(ヴィオラ)…17-21
 世界初録音
 フランス出身、スウェーデンに帰化したヴァイオリニスト、アンリ・マルトー。作曲家としても室内楽を中心に印象的な作品をいくつか残しています。作品の中で歌曲は比較的知られており、何人もの歌手たちによって彼の作品は歌い継がれています。
 Op.19の歌曲は彼がドイツから追放され、スウェーデン国王の庇護のもと、スウェーデンで暮らしていた1915年から1917年にかけて作曲された曲集。もともとは弦楽合奏の伴奏でしたが、ブルガリアの作曲家ヴラディグエロフがピアノ版に編曲しています。
 ブルターニュの自然風景、海、そして恋人の姿が描かれた美しい作品です。Op.28はドイツの詩人たちの詩が用いられた、味わい深い風情を持つ歌曲集です。
 これらを歌うのは名歌手ヴェッセリーナ・カサロヴァ。オペラとはまた違う繊細な表情で、これらの歌曲を丁寧に歌いあげます。ヴィオラを伴うOp.39「葦の歌」はフィッシャー=ディースカウによる1956年の歴史的歌唱を収録。マルトーの魅力を再認識する1枚です。

 録音:2017年8月8-10日  Radiostudio Zurich…9-16 2017年4月19-21日  Radiostudio Zurich…1-8 1956年10月2日  Norddeutscher Rundfunk, Hamburg…17-21
 


SM272
\2300
Violon2ello
 1-3.ロンベルク(1767-1841):ソナタ ハ長調 Op.43-2
 4.作者不詳:グラウンドへのグリーンスリーヴス(H=H.ギンツェル編)
 5.クンマー(1797-1879):ボレロ OP.103-4
 6.J.S.バッハ(1685-1750):アリア(H=H.ギンツェル編)
 7-9.セバスチャン・リー(1805-1887):二重奏曲 ト短調 Op.60-6
 10.ドッツァウアー(1783-1860):
   モーツァルトの歌劇《ドン・ジョヴァンニ》
    「お手をどうぞ」による5つの変奏曲
 11.ショパン(1810-1849):
    ワルツ 第3番 イ短調 Op.34-2(H=H.ギンツェル編)
 12.ドビュッシー(1862-1918):
   組曲「子供の領分」より
    第6曲「ゴリウォーグのケークウォーク」(H=H.ギンツェル編)
 13.ペーター・ミーク(1906-1990):「エピナルの印象」より第1番
 14.ミーク:「エピナルの印象」より第4番
 15.オッフェンバック(1819-1880):二重奏曲 Op.52-3
 16.エルガー(1857-1934):愛のあいさつ Op.12(H=H.ギンツェル編)
 17.ライナー・ギンツェル:ハイドンの楽しみ
ライナー・ギンツェル(チェロ)
ハンス=ヘニング・ギンツェル(チェロ)
 ミュンヘン音楽大学の教授を務めるライナー・ギンツェル(父)と気鋭のチェリスト、作曲家ハンス=ヘニング・ギンツェル(息子)という2人のチェリストによる息のあったデュオ曲集。
 19世紀の名チェリスト、リーやドッツァウアーなどの普段耳にすることのないレアな作品が数多く収録された楽しい1枚です。息子ギンツェルによるピアノ曲からの編曲作品も魅力的。チェロの響きを存分に楽しめます。
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SM277
\2300→\2090
謎のヴァイオリニスト、ジル・アパップ(ヴァイオリン)
 ルーマニア狂詩曲

  1.エネスコ(1881-1955):ルーマニア狂詩曲 Op.11-1 イ長調
   (T.ウォリーによるピアノ四重奏編)
  2.バルトーク(1881-1945):ハンガリーの風景 BB103 第1番
   「トランシルヴァニアの夕べ」(ヴァイオリンとピアノ編)
  3-5.エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 イ短調
   「ルーマニア民謡の特徴による」Op.25
  バルトーク:2つのヴァイオリンのための二重奏曲 BB104
   (バルトークによる2つのヴィオラ編)
   6.第21番:新年のあいさつ I
   7.第44番:トランシルヴァニア舞曲
   8.第7番:ワラキア舞曲 I
   9.第40番:ワラキア舞曲 II 
   10.第32番:マラムレシュの舞曲
   11.第38番:ルーマニアの渦巻き舞曲
   12.第29番:新年のあいさつ II
   13.第31番:新年のあいさつ III
  バルトーク:ルーマニア民謡舞曲 BB68(ヴァイオリンとピアノ編)
   14.第1番:Jocul cu bata 棒踊り
   15.第2番:Braul 飾り帯の踊り
   16.第3番:Pe loc 足踏み踊り
   17.第4番:Buciumeana ブチュム人の踊り
   18.第5番:Poarga romaneasca ルーマニア風ポルカ
   19.第6番:Maruntelul 速い踊り
  20.エネスコ:夜想曲「ヴィル・ダヴレー」
ジル・アパップ(ヴァイオリン)
ダイアナ・ケトラー(ピアノ)

アンサンブル・ラロ
【メンバー】
アレクサンダー・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)
ラツヴァン・ポポヴィチ(ヴィオラ)
クリスティアン・ナス(ヴィオラ…客演)
ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルク(チェロ)
ダイアナ・ケトラー(ピアノ)

 最近、注目を浴びているチェリスト、ベルンハルト・直樹・ヘーデンボルクが所属するアンサンブル・ラロ。日本でも積極的にコンサートを行い、アグレッシヴな演奏を聴かせることで知られています。
 今回取り上げるのは、とりわけ彼らが得意とする東欧の2人の作曲家、エネスコとバルトーク。「ルーマニア狂詩曲」のタイトル通り、民族色豊かな作品が並びます。
 エネスコの「ルーマニア狂詩曲」はもともと管弦楽のために作曲されましたが、当アルバムでは現代作曲家トーマス・ウォリーがピアノ四重奏にアレンジした版を使用。小回りの利く軽妙な風情が原曲の魅力を引き立てています。







<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


PRAGA DIGITALS


PRDDSD 350147
(SACD HYBRID)
¥2900
人気のプラハSACD 復刻シリーズ、
 フルトヴェングラー第11弾は序曲集

  (1)グルック:歌劇「アウリスのイフィゲニア」序曲
  (2)ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲Op.72b
  (3)シューベルト:「ロザムンデ」序曲
  (4)ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
  (5)同:歌劇「オイリアンテ」序曲
  (6)同:歌劇「オベロン」序曲
  (7)ベルリオーズ:「ファウストの劫罰」〜ラコッツィ行進曲
  (8)メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」Op.26
  (9)ニコライ:歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィル
 録音:1954年3月8日(1)、1953年10月13日(2)、1951年1月17日(3)、1954年3月5日(4)、3月6日(5)、1950年2月1日(6)、1949年3月31日(7)、2月15日(8)、1951年1月18日(9)/ウィーン・ムジークフェラインザール/MONO、79’ 40”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD 化第11 弾はEMI 音源のセッション録音による序曲集。
 フルトヴェングラーといえばベルリン・フィルとのコンビが思い浮かびますが、ドイツのオーストリア併合時にウィーン・フィルの解散を阻止し、擁護したといわれます。
 ここに収められた音源は、戦後のフルトヴェングラー晩年のものですが、いずれも神業的なうえ、カレル・ソウケニークのリマスタリングで音質も向上。臨場感が増した巨大な世界を創り上げています。
 

PRDDSD 350148
(SACD HYBRID)
¥2900
人気のプラハSACD 復刻シリーズ、
 フルトヴェングラー第12弾は舞曲集

  (1)リスト:交響詩「前奏曲」
  (2)ワーグナー:ジークフリート牧歌
  (3)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
  (4)スメタナ:交響詩「モルダウ」
  (5)チャイコフスキー:弦楽セレナードOp.48〜ワルツ、終曲
  (6)ヨハン&ヨゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ウィーン・フィル(1)(2)(4)(5)(6)
ベルリン・フィル(3)
 録音:1954年3月3日(1)、1949年2月16-7日(2)、1951年1月24日(3)、1950年2月2日(4)/ウィーン・ムジークフェラインザール、1950年2月2日(5)/ブラームス・ザール(ウィーン)、1950年6月20日(6)/ティタニア・パラスト/MONO、79’ 46”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD 化第11 弾はセッション録音による交響詩と舞曲。ブラームス以外はEMI 音源。
 いずれも絶品ですが、フルトヴェングラーとしては異色のレパートリーと言えるチャイコフスキーの「弦楽セレナード」が聴きもの。
 フルトヴェングラー調の悠然たる作りながら、誰をも納得させる凄さ。ワルツと終曲しか残されていませんが、全曲あれば決定盤になっていたこと間違いなし。また、意外にもリスト唯一の録音である「前奏曲」がワーグナーの序曲ばりのすさまじさ。この作品の真価を味あわせてくれます。



<映像>


EURO ARTS(映像)


20 13118
(DVD)
¥3500
『ドビュッシー:12の前奏曲第1巻
 〜ダニエル・バレンボイムの演奏と解説による』
ダニエル・バレンボイム(ピアノ、解説)
  1.イントロダクション/2.デルフィの舞姫/3.ヴェール/
  4. 野を渡る風/5.夕べの大気に漂う音と香り/
  6.アナカプリの丘/7. 雪の上の足跡/8. 西風の見たもの/
  9. 亜麻色の髪の乙女/10.とだえたセレナード/11.沈める寺/
  12.パックの踊り/13.ミンストレル/14.クレジット
 ドビュッシー没後100年記念。バレンボイムが弾いて語るドビュッシーの映像がDVDで復活

 制作:1999年/監督:ポール・スマチュニュイ
 画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、字幕:英独仏西、リージョン:All、59 分

 ドビュッシー没後100 年を記念して、バレンボイムのドビュッシーの映像がDVD で復活。
 ダニエル・バレンボイムが印象派の巨匠ドビュッシーの音楽を深く掘り下げ、解説・演奏したドキュメンタリー映像です。
 バレンボイムは『前奏曲集第1巻』を題材とし、音楽を視覚的に解説しています。ドビュッシーの音楽の特色は、既存の音楽のスタイルにとらわれない、調性からの離脱、規則性のないリズム、自在に変化するテンポ、そして詩人のように光と影が綾なす色彩を表現しました。
 バレンボイムは、作曲者本人や友人らが残した言葉をもとに、ドビュッシーが表そうとした自然と静寂と孤独を解き明かしています。
 

20 64438
(2DVD)
¥5000
「海」をとことん堪能!ドビュッシーづくしの2枚組DVDセット
 DVD1( 画面:4:3、104分)
  ドビュッシー:交響詩「海」
    クラウディオ・アバド(指揮) ルツェルン祝祭管弦楽団
     収録:2003 年
    ダニエル・バレンボイム(指揮) シカゴ交響楽団
     収録:2000 年
    ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団
     収録:1977年
  ドキュメンタリー:ディスカヴァリング「海」
   監督:アンゲリカ・シュティーラー
 DVD2 (画面:16:9、74 分)
  ドキュメンタリー:『ビュッシー〜音楽は習って身につくものではない』
   1. 典型的なモンマルトルの住人?/2. 非凡なピアニスト/
   3. 牧神の午後への前奏曲/
   4.1889年万博での異国的音楽との新鮮な出会い/
   5. ペレアスとメリザンド/6.ビュッシーの家庭/7. 愛娘シュシュ/
   8. 交響詩「海」/9. ビュッシーとエンマ・バルダック/
   10. 音楽は習って身につくものではない/
    制作・監督: ジョルジュ・ガショー
  ボーナス映像: ドビュッシーの「子供の領分」全曲(ゾルターン・コチシュ演奏)
 画面:NTSC、音声:PCM ステレオ、字幕:英独仏、リージョン:All、178 分

 ドビュッシー没後100 年を記念して、発売されるドビュッシーの映像集2 枚組。
 1 枚目は、3 つの海の風景を音に表したドビュッシーの代表作である交響詩「海」をクラウディオ・アバド、ダニエル・バレンボイム、ユージン・オーマンディによる貴重な映像集。
 またドビュッシーの研究家でもあるピアニストのポール・ロバーツによる「海」の作品解説のドキュメンタリー映像も収録されています。
 2 枚目には2012 年ドビュッシー生誕100 年を記念して制作されたドキュメンタリー「ドビュッシー〜音楽は習って身につくものではない」を収録。彼の伝記映画やドキュメンタリーはありそうであまりないため、待望の登場と申せましょう。
 「アルゲリッチの音楽夜話」で話題を呼んだ音楽ドキュメタリー監督ジョルジュ・ガショーが2000 年に制作したもので、ドビュッシーという稀代の天才がいかにして生まれたかを、サティ、ジョージ・コープランド、マルグリット・ロンら親交のあった人々の証言と当時の資料から検証します。
 ボーナスとして、コチシュの弾く「子供の領分」全曲の映像が収められているのも嬉しい限り。














2/8(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HUNGAROTON



HCD 32807
¥2400
“生まれついてのチェリスト”
 ヴァールダイのフンガロトン第2弾!

  (1)ストラヴィンスキー:イタリア組曲
  (2)ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ Op.3
  (3)カサド:無伴奏チェロ組曲
  (4)バルトーク:ラプソディ第1番 Sz.88 BB94c
  (5)ピアソラ:ル・グラン・タンゴ
  (6)ラヴェル:ハバネラ形式による小品
イシュトヴァーン・ヴァールダイ(チェロ)
ジュリアン・カンタン(ピアノ)
 研ぎ澄まされた解釈で魅了。“生まれついてのチェリスト”と絶賛されるヴァールダイのフンガロトン第2弾!

 セッション録音:2017年1月28-31日/フンガロトン・スタジオ/66’13”

 “生まれついてのチェリスト” と絶賛される1985 年生まれのハンガリーの俊英チェリスト、イシュトヴァーン・ヴァールダイ。2016 年7 月の来日公演でのリゲティ、バッハ、コダーイの無伴奏リサイタルが大きな話題となりました。
 ヴァールダイはリスト音楽院で学んだのちウィーン、クロンベルクにてグートマンやシュタルケルらの薫陶を受けました。これまでに2007 年開催の第13 回チャイコフスキー国際コンクール第3 位、2008 年開催のジュネーヴ国際音楽コンクール優勝、2014 年開催のミュンヘン国際音楽コンクールで優勝など、華々しいコンクール歴を誇る今世界が最も注目するチェリストのひとりです。
 アンコール・ピースを集めたフンガロトン・レーベル第1 弾の「シンギング・チェロ」(HCD 32741)に続く期待の第2 弾「ダンシング・チェロ」では19 世紀から20 世紀にかけての作曲家に焦点をあて、ストラヴィンスキー、ショパン、カサド、バルトーク、ピアソラそしてラヴェルという実に多彩なプログラム構成です。
 ヴァールダイの演奏は正確な技巧とおおらかで男性的な演奏が魅力で、美しくのびやかな音色とスケール豊かな音楽を聴かせてくれます。
 共演のジュリアン・カンタン(ジュリアン・クエンティン)は深い音楽性、透明感のある明快な音色で魅了するピアニスト。ソロはもちろんのこと室内楽奏者としても幅広く活躍し、世界各地の主要音楽祭に招聘されております。当録音でもヴァールダイともに深い音楽性と透明感のある明快な音色で豊かな音楽を披露しております。
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HCD 32742
¥2400→\2190
お待たせ!!カペラ・サヴァリア
 ヴィヴァルディ:協奏曲集

 (1)ヴァイオリン協奏曲 ト短調 RV.332
 (2)ファゴット協奏曲 ホ短調 RV.484
 (3)フルート協奏曲 ト長調 RV.437
 (4)ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 RV.241
 (5)ファゴット協奏曲 ハ長調 RV.472
 (6)フルート協奏曲 ニ長調『 ごしきひわ』RV.428
 (7)フルート、ヴァイオリン、ファゴットと
  通奏低音のための室内協奏曲 ニ長調 RV.91
(1)(4)(7)
 ジョルト・カッロー(ヴァイオリン)
(3)(6)(7)
 アンドレア・ベルタラン(フルート)
(2)(5)(7)
 ラースロー・フェレンチク(ファゴット)
カペラ・サヴァリア
 (オリジナル楽器使用 a'=415Hz)
 歴史あるオリジナル楽器アンサンブル、カペラ・サヴァリア。気品に満ちたヴィヴァルディの協奏曲集!

 セッション録音:2017年/バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)/67’59”

 ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。フンガロトン・レーベルから積極的なリリースが続く中、当ディスクではヴィヴァルディの協奏曲に焦点を当てヴァイオリン、フルート、ファゴットの協奏曲をそれぞれ2 篇とフルート、ヴァイオリン、ファゴットと通奏低音のための室内協奏曲を収録しました。
 当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981 年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体です。これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、高水準の演奏には定評があります。
 コンサートマスターおよびヴァイオリン独奏をつとめるのはジョルト・カッローです。カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで、アンサンブルと溶けあうような美しいソロを奏でます。
 モーツァルトのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32761)、ハイドンのヴァイオリン協奏曲集(HCD32771)、J.S. バッハのブランデンブルク協奏曲(HCD 32786)、J.S. バッハのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32749)、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32729)などの録音でも高い評価を得ております。


カッロー率いるカペラ・サヴァリアによる
 シューベルト交響曲第5番
指揮はマギーガン

HCD 32794
\2400
 シューベルト:
   (1)交響曲第5番 変ロ長調 D.485
   (2)ヴァイオリンと管弦楽のための小協奏曲 ニ長調 D.345
   (3)ヴァイオリンと弦楽合奏のためのロンド イ長調 D.438
   (4)ポロネーズ 変ロ長調 D.580
ジョルト・カッロー(独奏ヴァイオリン)
カペラ・サヴァリア
 (オリジナル楽器使用 a'=415Hz)
ニコラス・マギーガン(指揮)
 セッション録音:2016年1月22-24日/バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)/57’52”

 ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。ハイドンのヴァイオリン協奏曲(HCD 32771)、J.S. バッハのブランデンブルク協奏曲(HCD 32786)、J.S. バッハのヴァイオリン協奏曲集(HCD 32749)、ヴィヴァルディなど、積極的なリリースが続く中、期待の最新アル
 当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981 年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体です。
 これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、高水準の演奏には定評があります。
 独奏ヴァイオリンはジョルト・カッローです。カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控え、アンサンブルと溶けあうような美しいソロを奏でます。



 聴きなれた音楽とは違う個性的で一種独特の演奏を聞かせてくれるカペラ・サヴァリア
 今回はシューベルト。しかもファンの多い第5番。きっと何か仕掛けがあるような気がする。
 カッローの超人ぶりも楽しめる協奏的作品もたっぷり。



マギーガンがいない分、カッローが好き放題やっている印象。
カペラ・サヴァリアが元気すぎてうるさくてそこが楽しい。
こういう賑やかなバッハもいい。

HCD 32749
\2400
カペラ・サヴァリアによるバッハのヴァイオリン協奏曲集
 J.S.バッハ:
  (1)ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 BWV1041
  (2)ヴァイオリン協奏曲第2番 ホ長調 BWV1042
  (3)ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV1052R
  (4)ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV1056R
ジョルト・カッロー(ヴァイオリン)
カペラ・サヴァリア
 (オリジナル楽器使用 a' =415Hz)
 
 セッション録音:2014 年4 月19-20 日/バルトーク・コンサート・ホール、ソンバトヘイ(ハンガリー)/DDD、56’11”

 ハンガリーを代表するオリジナル楽器のアンサンブル、カペラ・サヴァリア。前作『四季』を含むヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集(HCD32729)に続く最新アルバムはバッハのヴァイオリン協奏曲集です。
 当団はハンガリー最古の都市ソンバトヘイに1981 年に設立され、ハンガリーにおいて常設のオリジナル楽器アンサンブルとして最も歴史のある団体です。
 これまでにフンガロトン・レーベルを中心に数多くのレコーディングをリリースし、幾度もハンガリーの「レコード・オブ・ザ・イヤー」に選出されるなど、高水準の演奏には定評があります。独奏ヴァイオリンは1999 年より当団の指揮も務めるジョルト・カッローです。
 カッローは極めて端正で硬派な演奏スタイルで奇抜で過剰な演出は控え、アンサンブルと溶けあうような美しいソロを奏でます。

 今回のバッハは付番されているヴァイオリン協奏曲に加え、消失してしまったとされるヴァイオリン協奏曲(BWV1052R とBWV1056R)が収録されております。
 全体的に速めのテンポ設定で非常に見通しのよいクリアな演奏です。



あまり知られていないがマギーガン&カペラ・サヴァリア/ジョルト・カッローはバロック系以外にこんな録音も残している。
そしてピリオド・オケのロマン派コンチェルトorシンフォニー録音がたいてい斬新で型破りなように、この録音もかなり変。
「版」が違うということで何度もずっこけそうになるが、「版」の違いだけじゃなく楽器のバランスが普通と違うので、聞いたこともないような旋律がどこからともなく聞こえてきたりする。
途中で何の曲を聴いていたかわからなくなること請け合い。
刺激的な体験をしたい方に。退屈しません。

CENTAUR
CRC 3287
\2800
マギーガン(指揮)&カペラ・サヴァリア
 メンデルスゾーン:

  ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64(1844年、第1稿)
  交響曲第4番イ長調 Op.90《イタリア》 (1834年、第2稿)
ジョルト・カッロー(ヴァイオリン)
ニコラス・マギーガン(指揮)
カペラ・サヴァリア
 ハンガリーのピリオド・オケとメンデルスゾーンの第1稿!

 メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」の1844年版、第1稿を弾くカッローは、シャンドール・ヴェーグ、エステル・ペレーニに師事し、薫陶を受けたハンガリーのヴァイオリニスト。
 自身がコンサートマスター、音楽監督を務めるハンガリーのピリオド・オーケストラ、カペラ・サヴァリアには、フィルハーモニア・バロック管弦楽団の音楽監督ニコラス・マギーガンを指揮者に迎えるなど気合も十分!
 東欧ハンガリーのピリオド・オーケストラとメンデルスゾーン。ヨーロッパ古楽界の台風の目となるか!?

 ※録音:2012年8月30日−31日&9月1日、バルトーク・コンサート・ホール(ソンバトヘイ、ハンガリー)






AEOLUS



AE-10103
¥2600
イタリアのカンタータ集
 ハイニヒェン:カンタータ「La, dove in grembo al colle」/
 作曲者不詳:リチェルカール*/
 サンチェス:カンタータ「簒奪者にして暴君」/
 スカルラッティ:トッカータ*/
 カルダーラ:別れ/
 作曲者不詳:フィオレンツァのアリア*/
 サンチェス:私の欲望/
 ピストッキ:痛ましい別れ
 (*=クラヴィオルガン・ソロ)
カプリオーラ・ディ・ジョイア
 〔アマリリス・ディールティエンス
   (ソプラノ)、
  バート・ネサン(クラヴィオルガン)〕
 ディールティエンスとネサン夫妻、クラヴィオルガンに乗せて歌うカンタータ集

 ☆古楽大国ベルギーの名花、アマリリス・ディールティエンス。
 ☆バート・ネサンが弾くクラヴィオルガンを伴奏に歌うイタリアのカンタータ集!

 リチャード・エガー、ヨス・ファン・フェルトホーフェン、エリク・ファン・ネーヴェルらの巨匠たちと共演を行い、オペラ、オラトリオの両面で活躍するベルギーの古楽系ソプラノ、アマリリス・ディールティエンス。ブルージュの聖ギリス教会の首席オルガンニストやブリュッセル音楽院のチェンバリストを務める、1980年生まれのベルギーの若き指揮者&古楽系鍵盤楽器奏者のバート・ネサン。
 ディールティエンスとネサンの夫婦が2007年に設立したピリオド・アンサンブル、"カプリオーラ・ディ・ジョイア"の10周年を祝うアルバムは、チェンバロとオルガンを組み合わせた楽器、「クラヴィオルガン(クラヴィオルガヌム)」の伴奏によるイタリアのカンタータ集。(ハイニヒェンはドイツの作曲家ですが、このカンタータはイタリア滞在時代にイタリア様式で書かれているため、このアルバムに含まれています。)
 バート・ネサンは、ベルギーのルーヴェン大学でクラヴィオルガンの博士研究を行うなど、この楽器の研究家・演奏家としても高名。チェンバロとオルガンの音が聞こえるため、まるでもう一人奏者がいるかのように聞こえるクラヴィオルガンの不思議な音色と、ディールティエンスの澄み渡る歌声をお楽しみください。

 ※録音:2017年1月、ベルギー



 

AE-11131
(SACD HYBRID)
¥2800
ミューテル:幻想曲全集&コラール前奏曲集
 幻想曲変ホ長調/われ心より待ち望む/
 幻想曲ト長調/わが神の欲し給うこと常に起こり/
 「イエスよ, わが喜び」による変奏曲/
 幻想曲ヘ長調/おお嘆き, おお心の苦しみ/
 前奏曲ハ長調/フーガ風幻想曲ハ長調/
 幻想曲変ホ長調/幻想曲ト短調
レオン・ベルベン(オルガン)
 バッハの最後の弟子 ミューテルのオルガン作品集

 レオンハルトの最後の弟子であり、スヴェーリンクの鍵盤作品全集(AE-11021/6CD+Bonus CD)でディアパゾン・ドール賞を受賞したオランダの名手、レオン・ベルベンが弾くミューテルの幻想曲全集。
 ヨハン・ゴットフリート・ミューテル(1728−1788)は、J.S.バッハの最後の弟子として知られ、リガ教会のオルガニストも務めた作曲家。残された作品は少ないながらも、当時の北ドイツ鍵盤音楽を代表する重要な音楽家です。
 優秀録音で知られるAeolusのSACDサラウンド・サウンド、ミュールベルクの聖ルーカス教会に建造されているオルガン(FranciscusVolckland 1729/Ernst FriedrichHesse 1823)の壮麗な音色にも注目。

 ※録音:2017年7月、聖ルーカス教会(ミュールベルク、ドイツ)




CENTAUR


CRC 3534
¥2400
キーボード・トランスクリプションズ
 プロコフィエフ:《ロメオとジュリエット》からの10の小品
 シューマン(リスト編):君にささぐ Op.25-1
 ワイルド:ガーシュウィンによる7つの超絶技巧練習曲
 ホロヴィッツ:ビゼーの《カルメン》の主題による変奏曲
 サン=サーンス(ゴドフスキー編):白鳥
マイケル・アドコック(ピアノ)
 シュタイングレーバーで聴くピアノ・トランスクリプションズ!

 1998年12月にカーネギー・ホール・デビューを飾ったマイケル・アドコックは、19958年のリリ・ブーランジェ・メモリアル・アウォードの受賞者であり、ワシントン国際コンクール、ショパン・コンクール・イン・シカゴ&ニューヨークなどでの入賞歴を持つレオン・フライシャー門下のピアニスト。
 アール・ワイルド編曲のガーシュウィンや、プロコフィエフのピアノ版「ロメオとジュリエット」など、高度な技術が要求される難曲を、確かなテクニックで華麗に繰り広げてくれています。使用ピアノは、シュタイングレーバーのコンサート・グランド・ピアノE272。艶やかな音色も聴きどころです。

 ※録音:2015年12月7日、9日&11日、メリーランド(アメリカ)
 

CRC 3526
¥2400
フェイヴァリット・フルート・マスターピース
 ハーティ:アイルランドにて
 トムリンソン・グリフェス:詩曲
 ドップラー(ピートリー編):ハンガリー田園幻想曲 Op.26
 ライネッケ:バラード ニ短調 Op.288
 シャミナード:
  フルートとオーケストラのためのコンチェルティーノ Op.107
マーガレット・コーニルス・ルーク(フルート)
クリストファー・ピートリー(指揮)
ロンドン室内管弦楽団
 マーガレット・コーニルス・ルークは、カーネギー・ホールやカドガン・ホールでソロ・リサイタルを重ね、ソリスト、教育者として活躍するアメリカの女流フルーティスト。
 ロンドン室内管とその音楽監督でコンポーザー=コンダクター、クリストファー・ピートリーとの共演によるコンチェルト・プログラムには、ピートリーの編曲によるフルート、ハープと弦楽合奏版のドップラー「ハンガリー田園幻想曲」が収録されており、フルート関係者要チェックの音源です。

 ※録音:2015年10月7日−8日、ヘンリー・ウッド・ホール(イギリス)
 

CRC 3510
¥2400
奇跡の物語 〜 打楽器とサクソフォンのための音楽
 ピアソラ:タンゴの歴史
 コペツキ:ミックスド・ミュージック
 ドートリー:奇跡の物語
 メリッツ:マラの子守歌
ネイサン・ジョーゲンセン(サクソフォン)
アーロン・ラグスデール(打楽器)
 ニューハンプシャー大学のジャズ科のディレクターであるサクソフォンのネイサン・ジョーゲンセンと、サウス・ダコタ州立大学の打楽器科のディレクターであるアーロン・ラグステールのデュオによる、サクソフォンと打楽器のコラボレーション・プログラム。
 ピアソラの「タンゴの歴史」から2000年以降に作曲された近代作品を収録しており、この編成のレパートリー拡大に一役買ってくれそうなプログラムです。

 ※録音:2011年−2013年、サウス・ダコタ(アメリカ)
 

CRC 3547
¥2400
コンスタンティニデス:フルート独奏&室内楽作品集
 フルート独奏のための《イウォナの歌》
 フルート独奏のための《セレスティアル・ミュージングス》
 フルートとギターのための《バラード》
 フルート独奏のための《幻想曲》
 フルート、チェロとギターのための《ギリシャの踊り》
 フルートとピアノのための《イピロスの歌》
 フルート、クラリネットとピアノのための《おとぎ話》
 フルート、クラリネットとピアノのための《デルファイの神託》
 フルート、チェロとピアノのための《三重奏曲第2番》
イウォナ・グリンカ(フルート)
エヴァ・サルヴィンスカ(ピアノ)
バルトシュ・パプロット(ギター)
カロル・ソコロフスキ(チェロ)
ミハウ・ヴェソロフスキ(クラリネット)
マウゴジャタ・クジャポル(ピアノ)
 ルイジアナ州立大学の作曲科教授、ルイジアナ州立大学現代音楽フェスティヴァルのディレクターを務め、これまでに300曲を超える作品を世に送り出してきたギリシャ出身のベテラン作曲家ディノス・コンスタンティニデス(1829−)のフルートを中心とした室内楽作品集。
 フルート独奏のためのギリシャの現代作品への研究成果により、国立アテネ大学から哲学博士の学位を授与された女流奏者、イウォナ・グリンカにソリストの白羽の矢が立てられました。

 ※録音:2016年4月30日−5月2日、グダンスク(ポーランド)
 

CRC 3520
¥2400
フル・サークル 〜
 スチュアート・サンダース・スミス:

  フライト
  ノートブック・ヴァージョン
  タイム・カムズ・フル・サークル
  アスリープ・イン・ソーンズ
  ウーマン・イン・ミーティング
ノイズ
 〔リサ・セラ(フルート)、
  クリストファー・アドラー(ピアノ)、
  コリン・マカリスター(ギター)、
  モリス・パルター(打楽器)、
  マーク・メンジーズ(ヴァイオリン)、
  フランクリン・コックス(チェロ)〕
 1948年、アメリカのポートランド出身の作曲家、スチュアート・サンダース・スミスのポートレート・アルバム。
 演奏を担当したノイズは、近現代音楽を専門とするアメリカのアンサンブルです。

 ※録音:2009年−2013年




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FONDAMENTA



FON 1802030
(CD+Bonus CD)
¥2500→\2290
バシュメット新録音!
 親子によるブラームス 〜
  ブラームス:ヴィオラ・ソナタ集

   ブラームス:
    ヴィオラ・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
    ラプソディ第1番ロ短調 Op.79-1
    ラプソディ第2番ト短調 Op.79-2
    ヴィオラ・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2
ユーリ・バシュメット(ヴィオラ)
クセーニャ・バシュメット(ピアノ)
 ヴィオラ界の巨匠ユーリ・バシュメット登場!2017年の新録音!ブラームスのヴィオラ・ソナタ集!

 ☆ バシュメットのブラームスは2017年1月、パリでの新録音!
 ☆ 95年録音のRCA盤以来、20数年ぶりとなる新録音は話題必至です!

 ヴィオラの独奏楽器としての可能性を飛躍的に高め、1992年にはモスクワ・ソロイスツを創設し指揮者としても活躍するロシアの巨匠ユーリ・バシュメット。
 フランスの高音質レーベル「フォンダメンタ(Fondamenta)」から登場する愛娘クセーニャ・バシュメットとのデュオによる新録音は、なんと1995年録音のRCA盤以来、20数年ぶりとなるブラームスのヴィオラ・ソナタ集!
 80年代にはMelodiya、そして90年代にはRCAに録音を行うなど、ブラームスのヴィオラ・ソナタを自家薬籠中の物としてきたバシュメット。
 還暦を超え円熟期にあるヴィオラ界の巨匠が愛娘クセーニャとの親子ならではの絶妙のアンサンブルで、ブラームス最晩年の傑作を奏でています。大注目盤!

 ※録音:2017年1月27日−30日、サル・コロンヌ(パリ、フランス)
 ※当タイトルには、ハイファイ・オーディオ向けにマスタリングされた「Fidelity CD」に加え、ボーナス・ディスクとして、コンピュータやカー・オーディオ向けにマスタリングされた「Mobility CD」(収録内容は同一)の2枚のディスクが封入されています。
 


FON 1302011
(2CD+2 Bonus CD/
特別価格)
¥3800
エリタージュ 〜
 ラフマニノフ:2台ピアノのための作品集

  2台ピアノのための組曲第1番 Op.5
  2台ピアノのための組曲第2番 Op.17
  交響的舞曲 Op.45
アレクサンダー・コブリン(ピアノ)
フレデリック・ドリア=ニコラ(ピアノ)
 フランスの高音質レーベル、Fondamenta、アレクサンダー・コブリンのラフマニノフ!

 ☆アレクサンダー・コブリンとフレデリック・ドリア=ニコラ。名教師タチアナ・ゼリクマンに学んだ二人のラフマニノフ!
 ☆ICMA(国際クラシック音楽賞)室内楽部門ノミネート盤!

 1999年のブゾーニ国際ピアノコンクール優勝、2000年のショパン国際ピアノコンクール第3位、2003年の浜松国際ピアノコンクール第2位(最高位)、2005年のヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール優勝など、輝かしい経歴を持つロシアのピアニスト、アレクサンダー・コブリン。
 1998年サンクトペテルブルクのムラヴィンスキー・コンクールで優勝し、フランスのADAMI協会クラシカル・レヴォリューション賞やフランスのクラシック情報サイトResMusicaのアーティスト・オヴ・ジ・イヤー(2009)などを受賞、Fondamentaレーベルの創設者でもあるピアニスト、フレデリック・ドリア=ニコラ。
 モスクワのグネーシン音楽大学で名教師タチアナ・ゼリクマンに学んだという共通点を持つ二人の名ピアニストが弾いたラフマニノフの2台ピアノ作品集。
 ICMA(国際クラシック音楽賞)で室内楽部門にノミネートした名録音です。

 ※録音:2012年2月21日−24日、アーセナル・コンサート・ホール(フランス)
 ※このアルバムは、ハイファイ・オーディオ向けにマスタリングされた「Fidelity CD」2枚に加え、ボーナス・ディスクとして、コンピュータやカー・オーディオ向けにマスタリングされた「Mobility CD」2枚(収録内容は同一)の計4枚のディスクが封入されています。



 


FON 1402016
(CD+Bonus CD)
¥2500
炎と氷 〜
 シベリウス&ヴラディゲロフ:ヴァイオリン協奏曲集

  シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
  ヴラディゲロフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ヘ短調 Op.11
スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)
エミール・タバコフ(指揮)
ブルガリア国立放送交響楽団
 仙台国際コンクールを制したブルガリアの名手!

 2001年第1回仙台国際音楽コンクールで優勝し、バッハ賞、駐日フランス大使賞、聴衆賞を受賞したブルガリアのヴァイオリニスト、スヴェトリン・ルセフ。
 インディアナポリス、メルボルン、ロン=ティボー等の国際コンクールでも受賞歴を誇り、現在フランス放送フィルのコンサートマスター、パリ国立音楽院の教授を務めるルセフが、シベリウスと母国ブルガリアの作曲家パンチョ・ヴラディゲロフ(1899−1978)のヴァイオリン協奏曲をカップリング。ともに20世紀の初頭に作曲されながらも、対照的な要素を持つ2作品を炎(ヴラディゲロフ)と氷(シベリウス)に例え、際立つ対比を表現します。

 ※録音:2012年7月11日−13日(シベリウス)&2013年6月17日−20日(ヴラディゲロフ)、ブルガリア国立放送スタジオ1
 ※このアルバムは、ハイファイ・オーディオ向けにマスタリングされた「Fidelity CD」に加え、ボーナス・ディスクとして、コンピュータやカー・オーディオ向けにマスタリングされた「Mobility CD」(収録内容は同一)の2枚のディスクが封入されています。
 

FON 1402013
(CD+Bonus CD)
¥2500
ピエロ・リュネール 〜 ヴァイオリンとチェロの二重奏曲集
 リゲティ:ヒルディング・ルーセンベリのオマージュ
 ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
 ヴィラ=ロボス:ショーロ
 マラツカ:ポエム
 クセナキス: Dhipli Zyia
 シュルホフ:二重奏曲
メラニー・クラピエ(ヴァイオリン)
ヤン・ルヴィオノワ(チェロ)
 ヤン・ルヴィオノワはアンドレ・ナヴァラ国際コンクール、ロストロポーヴィチ国際コンクールの両コンクールで第1位を受賞したほか、様々なコンクールで輝かしい成績を収めており、2017年のエリザベート王妃国際コンクールでもファイナルに進出し注目を浴びるフランスの若きチェリスト。
 フランス生まれでイェール大学音楽院に進学し、現在はニューヨークを拠点に演奏、作曲、脚本など多彩に活動しているヴァイオリニスト、メラニー・クラピエとともに奏でるのは、ヴァイオリンとチェロのための、20世紀〜21世紀の知られざるレパートリー。

 ※録音:2013年11月20日−22日、サル・コロンヌ(パリ)
 ※このアルバムは、ハイファイ・オーディオ向けにマスタリングされた「Fidelity CD」に加え、ボーナス・ディスクとして、コンピュータやカー・オーディオ向けにマスタリングされた「Mobility CD」(収録内容は同一)の2枚のディスクが封入されています。




MSR


MS 1651
(2CD)
¥3600
「2台のピアノと管弦楽のための20世紀マスターピースVol.1」
 (1)ロパトニコフ(1903-1976):
   2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 Op.33
 (2)タンスマン(1897-1986):2台のピアノと管弦楽のための組曲
 (3)マリピエロ(1882-1973):
   2台のピアノと管弦楽のための対話第7番
 (4)ベレゾフスキー(1900-1953):
   2台のピアノと管弦楽のための幻想曲 Op.9
 (5)プーランク(1899-1963):
   2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ニ短調
 (6)ステラー(1924-2001):2台のピアノと管弦楽のための協奏曲
 (7)クレストン(1906-1985):2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 Op.50
ピアース&ジョナス:
 【ジョシュア・ピアース(Pf)、
  ドロシー・ジョナス(Pf)】
(1)-(5)(7)デヴィッド・アモス(指揮)
(1)-(3)スロヴァキア国立フィル
(4)(5)(7)ポーランド国立放送響
(3)カルロス・ピアンティーニ(指揮)
 チェコ放送交響楽団
 名手ジョシュア・ピアースによる20世紀の2台のピアノ協奏的作品集第1集!

 (1)(2)(3)1994年12月5-9日 スロヴァキア,コシツェ、(4)(5)(7)1992年4月15-20日 ポーランド,カトヴィツェ、(6)1997年10月19日 プラハ/DDD、126'30

 20世紀に作曲された2つのピアノとオーケストラのための作品集。ニコライ・ルヴォヴィチ・ロパトニコフ、アレクサンドル・タンスマン、ジャン・フランチェスコ・マリピエロ、ニコライ・ベレゾフスキー、フランソワ・プーランク、ロバート・ステラー、ポール・クレストンの作品を収録。
 ジョシュア・ピアースとドロシー・ジョナスは共に米国で活躍するピアニスト。1980年代半ばからピアース&ジョナスとしてコンビを組んでいる。
 
MS 1669
¥2300
「スクリャービン最後のリサイタル」
 スクリャービン:
  前奏曲 変ニ長調 Op.35-1/前奏曲 変ロ長調 Op.35-2/
  前奏曲 変ロ短調 Op.37-1/前奏曲 嬰ヘ長調 Op.37-2/
  前奏曲 ロ長調 Op.37-3/前奏曲 ト短調 Op.37-4/
  前奏曲 ト長調 Op.39-3/マズルカ ホ長調 Op.25-4/
  練習曲 変ロ短調 Op.8-7/ワルツ 変イ長調 Op.38/
  ピアノ・ソナタ第3番 嬰ヘ短調 Op.23/
  ニュアンス Op.56-3/けだるい舞踏 Op.51-4/
  前奏曲 Op.74-4/前奏曲 Op.74-1/花飾り Op.73-1/
  暗い炎 Op.73-2/前奏曲 Op.74-2不思議 Op.63-2/
  ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ短調 Op.30
ジェレミー・トンプソン(ピアノ)
 スクリャービンが亡くなる12日前に催したリサイタルを再現!

 録音:2015年5月22-23日 米国,ヴァージニア州,シャーロッツヴィル、DDD、65'57

 アレキサンドル・スクリャービン(1872-1915)が亡くなる12日前に催したリサイタルの曲目を再現したCD。ジェレミー・トンプソンは、カナダ、ニューブランズウィック州のディッパー・ハーバーの生まれ。技巧派のピアニストとして北米を中心に活躍している。
 

MS 1677
¥2300
「アメリカのフルート,ヴィオラ,ハープの三重奏曲集」
 (1)スティーヴン・パウルス(1949-2014):小組曲(2007)
 (2)アンドルー・ボイセン・ジュニア(1968-):
  「美しく、甘く、繊細な」(2006)
 (3)リビー・ラーセン(1950-):4楽章の三重奏曲(2006)
 (4)ドナルド・ハリス(1931-2016):
  「故郷からの手紙」(2011, rev2013)
 (5)デイル・ウォーランド(1932-):「起きよ、私の愛よ」(2007)
 (6)スティーヴン・メイン(1963-):
  「コロンバス・トリプティック」(2006)
コスモス三重奏団:
 【キャスリーン・ボースト・
   ジョーンズ(Fl)
  メアリー・E.M.ハリス(Va)
  ジーン・ノートン(Hrp)】
ルーシー・シェルトン(S)
クリスティーン・モーティン(S)
 フランス近現代室内楽がお好きな方にお勧め!アメリカのフルート,ヴィオラ,ハープの三重奏曲集

 録音:オハイオ州立大学ウェイグル・ホール、56'59

 これは現代音楽マニアよりも、フランス近現代室内楽がお好きな方に強くお勧めしたいCD。米国の近現代の作曲家によるフルート,ヴィオラ,ハープの三重奏曲集。
 いずれの曲も美しくかつ新鮮さがあり、またヴァイオリンでなくヴィオラが用いられていることによってしっとりとした落ち着いた美しさが引き立っている。スティーヴン・パウルスの小組曲は、フランス印象派を思わせる華やかな美しさが魅力的。
 アンドルー・ボイセン・ジュニアの「美しく、甘く、繊細な」は、題名の通りの曲。フルートやハープに東洋音楽の影響が窺える。リビー・ラーセンの4楽章の三重奏曲は、題名どおり4つの楽章からなる14分の作品。ドナルド・ハリスの「家からの手紙」では、ジェレミー・グレイザーの詩をソプラノ二人が歌うが、この詩は音楽に合わせて後から作られたという珍しい作品。
 デイル・ウォーランドの「起きよ、私の愛よ」は、本来フルートとハープの伴奏でソプラノが歌う歌曲だが、ここではヴィオラが歌の旋律を奏でている。しみじみとした美しさに満ちている。
 スティーヴン・メインのコロンバス・トリプティックは、オハイオ州コロンバスにちなんだ三連画といった意味。急、緩、急の3楽章の作品で、とても楽しめる。全曲世界初録音と思われる。
 コスモス三重奏団は、コロンバス・プロムジカ室内管弦楽団のメンバーで2004年に結成されたフルート、ヴィオラ、ハープの三重奏団
 

MS 1620
(2CD 1枚価格)
¥2300
「ドビュッシー:前奏曲集(全曲)+月の光」
 前奏曲集第1巻
  (デルフィの舞姫たち/帆/野を渡る風/
   音と香りは夕暮れの大気に漂う/アナカプリの丘/
   雪の上の足跡/西風の見たもの/亜麻色の髪の乙女/
   中断されたセレナード/沈める寺/
   パックの踊り/ミンストレル)
 前奏曲集第2巻
  (霧/枯葉/ヴィーノの門/妖精たちは優れた踊り子/
   ヒースの茂る荒れ地/風変わりなラヴィーヌ将軍/
   月の光がふりそそぐテラス/水の精/
   ピックウィック卿をたたえて/
   カノープ/交代する三度/花火)
 月の光
テリー・リン・ハドソン(ピアノ)
 録音:2016年10月 米国,ニューヨーク州,マウント・ヴァーノン、DDD、85'17

 ドビュッシーの前奏曲集第1巻、第2巻の全曲とアンコール的に月の光を収録。テリー・リン・ハドソンは米国メリーランド州出身のピアニスト。現在テキサス州のベイラー大学でピアノの准教授を務めている。やや硬質なクリアな音色でサッパリしたドビュッシーを奏でている。
 

MS 1635
¥2300
「証明できることは何もない」
 〜パルテニア(ヴィオール四重奏)

  ヒルデガルト・フォン・ビンゲン:
   ハレルヤ、おお、とりなしの処女よ(1150)
  フランシス・ホワイト:ずっと遠くの側の花(2010)
  ノーダーヴァル:証明できることは何もない(2008)
  オルソン:棘(2013)
  フランシス・ホワイト:おとぎ話から(2013)
パルテニア:
 【ビヴァリー・オー
   (トレーブル&バス・ヴィオール)
  ローレンス・リプニク
   (テナー・ヴィオール)
  ロサムンド・モーリー
   (バス・ヴィオール)
  リサ・テリー(バス・ヴィオール)】
クリスティン・ノーダーヴァル(ソプラノ)
ダション・バートン(バスバリトン)
ヴァレリア・ヴァシレフスキ(語り)
 録音:2016年12月,2017年6月 米国,ニューヨーク州,ウェストチェスター、DDD 45:26

 ヒルデガルト・フォン・ビンゲンの曲の他はすべてここ10年に作曲された声楽とヴィオールのための作品集。
 フランシス・ホワイトの「ずっと遠くの側の花」は、ヒルデガルトの「ハレルヤ、おお、とりなしの処女よ」に基づいた作品。クリスティン・ノーダーヴァルはここで歌っているソプラノ歌手で、作曲も手掛けている人。
 「証明できることは何もない」は4曲、25分ほどの大曲。トーニー・オルソンの「棘」は、ヴィオール四重奏の上にバスバリトンがジョン・ヘアの詩を語るように歌う曲。ホワイトの「おとぎ話から」はヴィオール四重奏と語りによる曲。
 パルテニアはニューヨークを拠点に活動する珍しいヴィオール四重奏団。
 

MS 1681
¥2300
「ブライアン・ブク:弦楽四重奏作品集」
 ブライアン・ブク(Brian Buch,b.1984):
  川から星が流れてくる第6番
  ハアザミの葉第6番
  命と意見第7番
  光景第1番
  迷路と無限の形態第1番
デドラス四重奏団:
 【キム・ミニョン(ヴァイオリン)
  マティルダ・コール(ヴァイオリン)
  ジェシカ・トンプソン(ヴィオラ)
  トマス・クラインズ(チェロ)】
 録音:2017年5月8-9日ニューヨーク、DDD、54'44

 米国の作曲家、ブライアン・ブクの弦楽四重奏作品集。いずれも世界初録音とされる。ブクはクラシック、ジャズ両面で活躍するピアニスト、作曲家。
 このCDに収録されている作品は現代的な影のある作風が特徴。ちなみに姓は Buch でブクと発音するらしい。
 デドラス四重奏団はヴァイオリニストのキム・ミニョンによって結成された弦楽四重奏団。2001年にバンフ国際弦楽四重奏コンクールで優勝している。



 

GRAMOLA


GRML99142
\2500
「フーガの技法」を「即興の技法」で
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  1. フーガ1番
  2. フーガ7番
  3. フーガ5番
  4. フーガ13番
  5. フーガ4番
  6. フーガ12番
  7. フーガ10番
  8. フーガ17番
オーストリアン・アート・ギャング
 クラウス・ディックバウアー(Sax、Cl)
 ダニエル・オマーン(Gt)
 ヴォルフガング・ハイラー(Fg)
 トマス・ヴァル(Vc)
 ヴォルフラン・ダーシュミット(B)
 バッハ晩年の謎めいた大作を、クラシックからジャズなど様々なバックグラウンドをもつ一流の音楽家たちの即興セッションによって収録。
 サックス、クラリネット、ギター、ファゴット、チェロ、ダブルベースといった興味深い楽器編成で奏でられるやわらかな音色の「フーガの技法」は、バッハの精神を受け継いだミュージシャン達によって「即興の技法」として蘇ります。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2180
¥2500
ワルターの真骨頂、モーツァルトの「アイネ・クライネ」+序曲集
 モーツァルト:
  (1)セレナード第13番 ト長調 K.525
   “アイネ・クライネ・ナハトムジーク”
  (2)歌劇「劇場支配人」序曲 K.486
  (3)歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」序曲 K.588
  (4)歌劇「フィガロの結婚」序曲 K.492
  (5)歌劇「魔笛」序曲 K.620
  (6)フリーメーソンのための葬送音楽 K.477
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団
 ワルターの真骨頂、モーツァルトの「アイネ・クライネ」+序曲集。2 トラック、38 センチ、オープンリール・テープ復刻!

 セッション録音:(1)1958 年12 月17 日 (2)〜(5)1961 年3 月29 & 31 日 (6)1961 年3 月8 日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)/ステレオ

 ■制作者より
 ワルターとコロンビア交響楽団とのステレオ録音は、1961 年3 月が最後となりました。その最終日にはこのディスクに収録された4 曲の序曲のセッションが行われましたが、最後の作品がワルターのこよなく愛したモーツァルトだったというのは、偶然とは思えません。
 「アイネ・クライネ」をはじめ、ワルターはこの中の何曲かは複数回録音も行っており、このステレオ盤が必ずしもワルターのベスト演奏ではないとする声もあります。
 しかし、この偉大な響きは最晩年のワルターにしかなしえない世界であり、唯一のものです。今回も、望みうる最上の音質をめざして製作しました。(平林直哉)



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キング・インターナショナル

 N 響ベートーヴェン生誕200 年記念、ツィクルス1970

 1970 年はベートーヴェンの生誕200 年にあたり、それを記念する企画がいくつか催されました。今でも語り草となっているのが、サヴァリッシュとNHK 交響楽団による連続演奏会で、交響曲全曲、序曲に加え、合唱幻想曲と荘厳ミサ曲まで披露するという一大イベントでした。
 この記録はすべて残されて、今回CD 化され世に出ます。高度成長期、昭和の日本の音楽関係者たち熱い思いが伝わってくる感動の記録です。
 *テープ劣化によるお聴き苦しい点がございます。予めご了承下さい。


KKC 2127 / 33
(7CD)
特別価格
¥8000→\7490
サヴァリッシュ&NHK交響楽団
 ベートーヴェン生誕200年記念
  1970年ベートーヴェン連続演奏会
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)
NHK 交響楽団
  Dics 1 第1夜:1970 年4月15日東京文化会館
   (1)交響曲第1番ハ長調Op.21/(2)交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
  Disc 2 第2夜:1970 年4月20日東京文化会館
   (1)交響曲第8番ヘ長調Op.93/(2)交響曲第5番ハ短調Op. 67「運命」
  Disc 3 第3夜:1970 年4月25日東京文化会館
   (1)交響曲第2番ニ長調Op. 36/(2)交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
  Dics 4 第4夜:1970 年4月30日東京文化会館
   (1)交響曲第4番変ロ長調Op.60/(2)交響曲第7番イ長調Op.92
  Disc 5 第5夜:1970 年5月6日東京文化会館
   交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」
    中沢桂(ソプラノ)、伊原直子(アルト)、丹羽勝海(テノール)、
    大橋国一(バス)、東京放送合唱団、二期会、日本合唱協会、藤原歌劇団合唱部
   荘厳ミサ曲Op.123
    蒲生能扶子(ソプラノ)、長野羊奈子(アルト)、丹羽勝海(テノール)、
    大橋国一(バス)、東京放送合唱団、二期会、日本合唱協会、藤原歌劇団合唱部
  Disc 7 その他
   (1)エグモント序曲Op.84/(2)レオノーレ第3番Op.72b/
   (3)レオノーレ第1番Op.138/(4)コリオラン序曲Op.62/(5)合唱幻想曲ハ短調Op.80
    ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)(5)、
    東京放送合唱団、二期会、日本合唱協会、藤原歌劇団合唱部
 熱い感動、1970年の日本でこんなにすごい連続演奏会が行われていた!

 STEREO、日本語帯・解説付

 NHK 交響楽団が初の世界一周ツアーを行ってからちょうど10 年の1970 年は、ベートーヴェンの生誕200 年でした。それを記念して、当時の名誉指揮者サヴァリッシュが全交響曲と荘厳ミサ曲の連続演奏会を催しました。日本でも人気のある楽聖の記念ということもあり、NHK 交響楽団としても一大事業となりました。同年4 月15 日から5 月13 日まで6 回に分けられ、交響曲の前には序曲や合唱幻想曲まで演奏されていたものの音源がすべて残っており、47 年を経て音で確認することが実現しました。
 合唱付きのピアノ協奏曲の体をなす合唱幻想曲では、サヴァリッシュ自身がピアノ・パートを受け持ち、名人芸を発揮しているのも興味津々。
 独唱陣も豪華。今は亡き中沢桂、大橋国一の美声を聴くことができるのも貴重です。
 演奏史譚・山崎浩太郎氏入魂の解説は読み物としても面白く、臨場感伝わる力作。サヴァリッシュによるベートーヴェンの主要管弦楽集という魅力も含め、永久保存の宝物となること間違いなしのBox です。



<国内盤> 


PAN CLASSICS



PC10370
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2900+税
「燃えさかる炎」
 「メローぺ」(ヴェネツィア、1734年)
  1 アレッサンドロ“燃えさかる炎”
  2. エピティーデ“妻よ、私が分らぬか?”
  9. リチスコ“暗く曇った唸り声よ”
  11. トランペットを伴うシンフォニア
 「ルチオ・パピーリオ執政官」(パルマ、1729年)
  3. マルコ・ファビオ“言おう、高貴な血統よ”
  10. マルコ・ファビオ“希望よ、私は不吉なものを感じる”
 「ジャングイール」(ヴェネツィア、1728年)
  4. トランペットを伴うシンフォニア(コルテ)
  6-8. トランペットとオーボエを伴うシンフォニア
 「シリアのアドリアーノ」(ヴェネツィア、1733年)
  5. アクイーリオのアリア“不実な恋人に罰を与えたいのか?”
  12. アクイーリオのアリア“賢い、古の戦士よ”
  14-16. ホルンを伴うシンフォニア
  17. ファルナスペのアリア“気が遠くなる、おお、神よ”
 「エジプトのシーザー」(ヴェネツィア、1735年)
  13. アキッラのアリア“壮麗で傲慢なローマよ”
  18-20. ホルンを伴うシンフォニア
  21. アキッラのアリア“心は踊り、希望を感じる”
  22. アキッラのアリア“私の剣に逆らい”
フラーヴィオ・フェリ=ベネデッティ
 (男声アルト=カウンターテナー)
アンサンブル・ムジカ・フィオリータ
 (古楽器使用)
ダニエラ・ドルチ(指揮)
 バロック時代の人気作曲家ジャコメッリのアリアとシンフォニアをカウンターテノールで
 バロック時代に栄華を誇ったにも関わらず、声楽作品の好みやスタイルの変化と共に忘れ去さられ、現代では演奏の機会も稀な作曲家ジャコメッリ。
 そのウィットや情感に富んだオペラの中から1729年から1735年にかけての作品に焦点をあて、カウンターテノールのフェリ=ベネデッティが様々なアリアを色鮮やかにドラマティックに歌い上げます。

<LP>


SPECTRUM SOUND(LP)


LPSMBA 041
(LP+ボーナスCD)
¥9600
アンリース・シュミット・ドゥ・ヌヴー未発表録音集 Vol.1
 [A 面]
  ・メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番 ニ長調 Op58
    ロルフ・クニーパー(ピアノ)
    録音:1959 年4月15日/カールスルーエ
 [B 面]
  ・ミヨー:エレジー〜チェロとピアノための
    ロルフ・クニーパー(ピアノ)
    録音:1961年3月15日/ハンブルク
  ・レーガー:2つの演奏用小品 Op.79e
    アルフォンス・カーデ(ピアノ)
    録音:1959 年10月15日/ハンブルク
  ・マルティヌー:パストラーレより第2、5、6番
    ロルフ・クニーパー(ピアノ)
    録音:1963年6月6日/ハンブルク
アンリース・シュミット・ドゥ・ヌヴー(チェロ)
 LPと同内容のボーナスCD 付。女流チェリスト、アンリース・シュミット・ドゥ・ヌヴーの貴重な未発表録音の第1集

 24bit/192kHz Digital Transfer & Remastering from the private open Reel tapes/500 セット完全限定プレス、シリアルナンバー入り、モノラル

 スペクトラム・サウンド・レーベルが保有する貴重なコレクションから見事なリマスタリングで復刻をしているLP のシリーズ。当盤はドイツの女流チェリスト、アンリース・シュミット・ドゥ・ヌヴーによる未発表音源録音の第1 集でオープンリールテープからの初LP 化です。
 収録作品はメンデルスゾーンのチェロ・ソナタ第2 番を主軸にミヨー、レーガー、マルティヌー(マルチヌー)が収められております。
 確かな技術と個性豊かな表現がヌヴーの最大の魅力といえますが、当録音集でも彼女の持ち味が最大にあらわれた堂々たる演奏を聴くことができます。
 この度スペクトラム・サウンドから万全のリマスタリングで非常に質の高い復刻がされたのは喜ばしい限りです。当LP は全世界500 セットの完全限定プレスの180 グラム重量盤(東洋化成プレス)で、ジャケット裏にシルバーナンバリングされております。またLP と同内容のボーナスCD(16bit/44.1kHz)付となります!
 

LPSMBA 042
(LP+ボーナスCD)
¥9600
アンリース・シュミット・ドゥ・ヌヴー未発表録音集 Vol.2
 [A 面]
  ・ケ=デルヴロワ:組曲 ニ長調
  ・テイラー:チェロ・ソナタ ニ長調
    アルフォンス・カーデ(ピアノ)
    録音:1964年5月13日/ベルリン
  ・ルーセル:アリア〜チェロとピアノのための
    ロルフ・クニーパー(ピアノ)
    録音:1961年3月15日/ハンブルク
 [B 面]
  ・アルブレヒツベルガー:スケルツァンド
    ロルフ・クニーパー(ピアノ)
    録音:1952年4月6日/ハンブルク
  ・ヴェルフル:二重奏曲 ニ短調〜チェロとピアノのための
    アルフォンス・カーデ(ピアノ)
    録音:1959 年10月20日/ハンブルク
アンリース・シュミット・ドゥ・ヌヴー(チェロ)
 LPと同内容のボーナスCD 付。女流チェリスト、アンリース・シュミット・ドゥ・ヌヴーの貴重な未発表録音の第2 集

 24bit/192kHz Digital Transfer & Remastering from the private open Reel tapes/500 セット完全限定プレス、シリアルナンバー入り、モノラル

 スペクトラム・サウンド・レーベルが保有する貴重なコレクションから見事なリマスタリングで復刻をしているLP のシリーズ。
 当盤はドイツの女流チェリスト、アンリース・シュミット・ドゥ・ヌヴーによる未発表音源録音の第2 集でオープンリールテープからの初LP 化です。
 収録作品はケ=デルヴロワ、テイラー、ルーセル、アルブレヒツベルガー、ヴェルフルが収められました。確かな技術と個性豊かな表現がヌヴーの最大の魅力といえますが、当録音集では彼女の温かなチェロの音色を堪能することができます。この度スペクトラム・サウンドから万全のリマスタリングで非常に質の高い復刻がされたのは喜ばしい限りです。
 当LP は全世界500 セットの完全限定プレスの180 グラム重量盤(東洋化成プレス)で、ジャケット裏にシルバーナンバリングされております。またLP と同内容のボーナスCD(16bit/44.1kHz)付となります!














2/7(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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CHALLENGE CLASSICS



CC 72779
(SACD HYBRID)
¥2600→\2390
第4番の改訂版もやってくれました!
 ガフィガンのプロフィエフ。全集録音完結!

  プロコフィエフ:
   (1)交響曲第2番ニ短調 Op.40
   (2)交響曲第4番ハ長調(改訂版) Op.112
ジェイムズ・ガフィガン(指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
 第4番の改訂版もやってくれました!リズム感抜群、ガフィガンのプロフィエフ。全集録音完結!

 録音:(1)2016年8月23-25日、(2)2015年3月2-4日/オランダ、ヒルフェルスム/73’36’’、DSD、Multi-ch / Stereo

 第3・4 番(CC-72584、第4 番は初版)、第6・7 番(CC-72714)、第1・5 番(CC-72732)に続くガフィガンのプロコフィエフ交響曲全曲録音シリーズ第4 弾、これで全7 曲が出揃いました。嬉しいことに4 番の改訂版も収録しています。
 第2 番はソナタ形式と変奏曲形式の2 楽章からなり、先鋭的な響きを持つ怪作。作曲家が「鉄と鋼でできた交響曲」と呼んでおり、メカニックに驀進するアレグロが異彩を放ちます。
 第4 番の改訂版は時期としては第6 番と第7 番の間に位置します。初版と比べてかなり手が加えられており、演奏時間も長くなり作品番号も新たに付され、いわば別作品となっています。ぜひ初版との聴き比べをおすすめします。
 ジェイムズ・ガフィガンは1979 年ニューヨーク生まれ。サンフランシスコ響の准指揮者、クリーヴランド管のアシスタントを務めるなどしてアメリカの一流オケに関わり、2004 年のショルティ国際指揮コンクールで優勝。現在ルツェルン交響楽団の首席指揮者を務めながら、世界中のオーケストラを指揮している逸材です。
 若い世代ならではの巧みなリズムの扱いが特徴で、プロコフィエフのアヴァンギャルドな作風にも非常にマッチした演奏を聴かせてくれます。



旧譜
ガフィガンのプロコフィエフ

CC 72584
(SACD HYBRID)
\2600
ガフィガンの真骨頂。
 こんなにリズミカルなプロコフィエフがあったとは!

  プロコフィエフ:
   (1)交響曲第3番ハ短調Op.44
   (2)交響曲第4番ハ長調Op.47(原典版)
ジェイムズ・ガフィガン(指揮)
オランダ放送フィル
 録音:2013年11月5-6日①、2014年5月6-8 日②/MCOスタジオ5(ヒルフェルスム)/multichannel、57’ 42”

 SACD ハイブリッド盤。ルツェルン交響楽団の首席指揮者を務めるかたわら、世界中のオーケストラに客演して注目されるアメリカの若手ジェイムズ・ガフィガンが、プロコフィエフの交響曲に挑戦しました。
 プロコフィエフの交響曲第3 番は1928 年の作で、歌劇「炎の天使」の素材が用いられています。プロコフィエフの魅力が最もあふれるアヴァンギャルド時代のもので、さながら今日のパンクロックのような過激さと生命力に満ちています。2 年後の交響曲第4 番は、ストラヴィンスキーの「詩篇交響曲」、ルーセルの交響曲第4 番、ヒンデミットの「弦楽と金管のための協奏音楽」とともにボストン交響楽団50 周年記念として委嘱された作品。バレエ音楽「放蕩息子」の素材が用いられていますが、交響曲第3 番のような過激さが大分薄れてシンプルな印象を受けますが、当時「プロコフィエフ調」を期待していた聴衆をがっかりさせたといいます。そのためソ連帰国後の1947 年に大改訂を施し、25 分のものを40 分の大作にしてOp.112 という番号を与えました。今日演奏されるのは改訂版が多いですが、オリジナル版はモーツァルトを思わす煌めきと簡潔さで、はるかに新鮮と言えます。
 ガフィガンの演奏でまず驚かされるのは、はつらつとしたリズム感。プロコフィエフの音楽に最も必要なもので、作品をより魅力的に見せてくれます。本物ののプロコフィエフ指揮者の出現で、他の作品も非常に待ち遠しい限り。
 ジェイムズ・ガフィガンは1979 年生まれ。2004 年のショルティ国際指揮コンクールで優勝したのを皮切りに、世界の名だたるオーケストラと演奏。2011 年には「ボエーム」でウィーン国立歌劇場デビュー、その後も「ドン・ジョヴァンニ」で再登場、さらにグラインドボーンでも指揮するなど、オペラでも世界にその名を着実に広めています。

CC 72714
(SACD HYBRID)
\2600
ガフィガンによるプロコフィエフ第2弾
 交響曲第6&7番

  プロコフィエフ:
   (1)交響曲第6番 変ホ短調Op.111
   (2)交響曲第7番 嬰ハ短調Op.131「青春」
ジェイムズ・ガフィガン(指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
 快活で溌剌としたリズム感!ガフィガンによるプロコフィエフ第2弾は交響曲第6&7番!

 録音:(1)2015年6月8-10日、(2)2012年10月29-31 日/MCOスタジオ5(ヒルフェルスム)/DSD、マルチチャンネル、72’ 53”

 SACD ハイブリッド盤。
 ルツェルン交響楽団の首席指揮者を務めるかたわら、世界中のオーケストラに客演して注目されるアメリカの若手ジェイムズ・ガフィガン。CHALLENGE CLASSICS レーベルからのプロコフィエフ第2 弾は交響曲第6 & 7 番です。
 交響曲第6 番 変ホ短調Op.111 は3 つの楽章(第1 楽章−アレグロ・モデラート、第2 楽章−ラルゴ、第3 楽章−ヴィヴァーチェ)からなります。第2 楽章は哀愁に満ちたロシア的な旋律を使用しているのに対し、フィナーレはまるでハイドンを想わせる快速調の作品です。交響曲第7 番 嬰ハ短調Op.131 はプロコフィエフ自身「青春交響曲」と呼び、甘美な旋律とともにスタイルや書法も簡明な作品です。
 ガフィガンの演奏でまず驚かされるのは、溌剌としたリズム感です。プロコフィエフの音楽に最も必要なもので、作品をより魅力的に見せてくれます。本物のプロコフィエフ指揮者の出現と言えましょう。交響曲第3&4 番(原典版)を収録したディスク(CC 72584)とあわせてお楽しみください。


CC 72732
(SACD HYBRID)
\2600
若いパワーみなぎるプロコフィエフ。
 ガフィガンの溌剌とした快演!

  プロコフィエフ:
   (1)交響曲第1番ニ長調 Op.25
   (2)交響曲第5番変ロ長調 Op.100
ジェイムズ・ガフィガン(指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管
 録音:(1)2015年6月8-11日、(2)2014年6月10-14日/ヒルフェルスム、MCOスタジオ5/58’33’’、Stereo、Multichannel、DSD

 第3・4 番(CC-72584)、第6・7 番(CC-72714)に続く、ガフィガンのプロコフィエフ交響曲全曲録音シリーズ第3 弾。第1 番と第5 番を収録しています。

 『古典交響曲』の名で知られる第1 番はプロコフィエフ26 歳の時の作品。ハイドンを思わせるシンプルにしてユーモラスな筆致を軸に、プロコフィエフならではの機転の利かせた、明るい皮肉と風刺に満ちた愉しい音楽です。
 53 歳の時に書かれた第5 番は当時の戦争から影響を受けた内容で、作品番号100 ということもあり記念碑的な意味を持っています。プロコフィエフの交響曲中、最も高い人気を誇る名作であり、第3 楽章の悲劇的な盛り上がりと天から降るような美しい旋律が特に印象的です。
 ジェイムズ・ガフィガンは1979 年ニューヨーク生まれ。サンフランシスコ響の准指揮者、クリーヴランド管のアシスタントを務めるなどしてアメリカの一流オケに関わり、2004 年のショルティ国際指揮コンクールで優勝。現在ルツェルン交響楽団の首席指揮者を務めながら、世界中のオーケストラを指揮している逸材です。若い世代ならではの巧みなリズムの扱いが特徴で、プロコフィエフのアヴァンギャルドな作風にも非常にマッチした演奏を聴かせてくれます。


5番の練習風景とインタビューも。オケは違いますが。
https://youtu.be/eL7U88b6SDc




ジェームズ・ガフィガン、ルツェルン響を率いてのドヴォルザーク

仏HM
HMC 902188
\2700
ジェームズ・ガフィガン&ルツェルン響
 ドヴォルザーク(1841-1904):
  1-4. 交響曲第6番 ニ長調 op.60 B112
  5-9. 組曲「アメリカ」 イ長調 op.98B B190
   (原曲:ピアノ独奏曲/作曲者自身による管弦楽編曲)
ジェームズ・ガフィガン(指揮)
ルツェルン交響楽団
 若手注目指揮者、ジェームズ・ガフィガン、ルツェルン響を率いてのドヴォルザークの登場

 アメリカの若手指揮者ジェームズ・ガフィガン。ルツェルン交響楽団とのHMF 第2 弾は、ドヴォルザーク。ブラームスやベートーヴェンの影響も強く感じられる、ロマン色濃厚な第6 番。ガフィガン率いるルツェルン響の面々の活き活きとした表情が印象的な好演。第3 楽章のフリアントの激しいリズムもきまっています。
 組曲「アメリカ」はもとはピアノ作品。「アメリカ」という副題は最近になってつけられたものです。1894 年春に作曲され、翌年、ドヴォルザークが祖国に戻る直前に管弦楽用に編曲されました。アメリカ先住民とアフリカ系アメリカの音楽といった素材を、ボヘミアのアクセントで巧みに味付けし、非常に親しみやすい組曲となっています。
 ルツェルン交響楽団は、1806 年に創立されたスイス最古のオーケストラ。現代音楽演奏でも非常に高い評価を得ており、これまでにもグバイドゥーリナやシチェドリン、ファジル・サイ、デュサパンやダルバヴィー、リームなどに作品を委嘱して演奏もしています。
 ジェームズ・ガフィガンは、1979 年生まれのアメリカの指揮者。2004 年のショルティ国際指揮コンクールで優勝したのを皮切りに、世界の名だたるオーケストラと演奏、2011/12 のシーズンからルツェルン交響楽団の首席指揮者、およびオランダ放送フィルや、ケルン・ギュルツェニヒ管などで首席客演指揮者を務めています。2011/12 には「ラ・ボエーム」でウィーン国立歌劇場デビュー、その後も「ドン・ジョヴァンニ」(2012/13) で再登場、さらにグラインドボーンでも指揮するなど、オケ作品のみならずオペラ作品でも世界にその名を着実に広めています。リームの作品集(HMC 902153)でも高い評価を得ており、緻密な指揮ぶりが光ります。







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CHANDOS



CHAN 10977
¥2400→\2190
タスミン・リトルとピアーズ・レーン
 ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ全集

  ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78 《雨の歌》
  ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
  ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
タスミン・リトル(ヴァイオリン)
ピアーズ・レーン(ピアノ)
 タスミン・リトルとピアーズ・レーン、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集!

 ☆タスミン・リトルとピアーズ・レーンの名コンビ!
 ☆ドイツ・ロマン派の傑作、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ集!

 知られざる作品の探求、そしてイギリス音楽の伝導者として長いキャリアを歩む英国の名女流ヴァイオリニスト、タスミン・リトル。オーストラリアの知性派ピアニスト、ピアーズ・レーンとともにフランクやシューベルト、レスピーギなどの様々なロマン派の名ソナタを録音してきたコンビの新たなソナタ・アルバムは、ドイツ・ロマン派の傑作、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ集! ブラームスの深い詩情と豊かな旋律、華麗なピアニズムを熟練の名コンビで描きます。

 録音:2017年6月13日−15日、ポットン・ホール(サフォーク)



 


CHAN 10971
(2CD/特別価格)
¥2400
ドーリック弦楽四重奏団
 ハイドン:弦楽四重奏曲集 Vol.3 〜
  第3トスト四重奏曲集 Op.64

   弦楽四重奏曲第63番ハ長調 Op.64-1,Hob.III-65
   弦楽四重奏曲第64番ロ短調 Op.64-2,Hob.III-68
   弦楽四重奏曲第65番変ロ長調 Op.64-3,Hob.III-67
   弦楽四重奏曲第66番ト長調 Op.64-4,Hob.III-66
   弦楽四重奏曲第67番ニ長調《ひばり》Op.64-5,Hob.III-63
   弦楽四重奏曲第68番変ホ長調 Op.64-6,Hob.III-64
ドーリック弦楽四重奏団
 〔アレックス・レディントン(第1ヴァイオリン)、
  ジョナサン・ストーン(第2ヴァイオリン)、
  エレヌ・クレモン(ヴィオラ)、
  ジョン・マイヤーズコフ(チェロ)〕
 世界最高峰の若手アンサンブル、ドーリック弦楽四重奏団のハイドン第3弾!

 ☆世界最高峰の若手アンサンブル、ドーリック弦楽四重奏団!
 ☆ハイドン第3弾は、傑作「ひばり」を含む、第3トスト四重奏曲集 Op.64!

 第6回大阪国際室内楽コンクール第1部門を制覇し、英グラモフォン誌では『最も優れた若手弦楽四重奏団の1つ』と絶賛され、シャンドスが次世代のメイン・アーティストとして期待を寄せるイギリスのアンサンブル、ドーリック弦楽四重奏団。
 「太陽四重奏曲集(CHAN 10831)」、 「エルデーディ四重奏曲集(CHAN 10886)」に続く絶好調のハイドン第3弾は、エステルハージ宮廷楽団のヴァイオリニスト、ヨハン・トストに贈られた作品64の「第3トスト四重奏曲集」。
 「ひばり」の名を冠された傑作「弦楽四重奏団第67番」を含む6つの四重奏曲集です。
 カーネギー・ホール、ウィグモア・ホール、ロイヤル・コンセルトヘボウなど世界の主要ホールで定期的に演奏され高い評価を得るドーリック弦楽四重奏団の麗しきハイドンをどうぞ。

 ※録音:2017年5月5日−7日&10月23日−25日、ポットン・ホール(サフォーク)



 


CHSA 0403
(SACD HYBRID)
〔CHACONNE〕
¥3000
ヘンデル歌唱コンクール第1位!ルビー・ヒューズ
 ヘンデルの最後のプリマ・ドンナ 〜
  ロンドンのジュリア・フラージ
ルビー・ヒューズ(ソプラノ)、ローレンス・カミングス(指揮)
エイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団
  ヘンデル:オラトリオ 《スザンナ》 HWV.66より
   スザンナのアリア「清く澄んだ小川がさらさらと流れ」/
  ヴィンチェンツォ・チャンピ:
   歌劇《シリアのアドリアーノ》より
    エミレーナのアリア「おお神よ! 私は気力が衰えてしまいます」(世界初録音)、
   歌劇《カミッラの勝利》より カミッラのアリア「あそこの日陰の岸の向こうに」(世界初録音)/
  トマス・アーン:歌劇《アルタクセルクセス》より
   アルバチェスのアリア「なぜ死はいつもなかなか哀れな者の悲しみを終わらせてくれないのだろう」/
  ジョン・クリストファー・スミス:
   オラトリオ《失われた楽園》より
    イヴのレチタティーヴォと歌
     「おお、アダム、私を憎まないで − やってくる! やってくる! それは死に違いない!」、
   オラトリオ 《レベッカ》より
    レベッカのレチタティーヴォと歌「でも見て、夜が音もなく忍び寄ってくる − おお安らかな眠りよ!」/
  トマス・アーン:仮面劇 《アルフレッド》より
   エルトルダのアリア「恵み深き天よ、おお、わが声を聞きたまえ!」/
  ヘンデル:オラトリオ 《テオドーラ》 HWV.68より
   シンフォニア、テオドーラのレチタティーヴォとアリア
    「おお汝輝く太陽よ! − わが悲しみと同じくらい深い闇で」、
   シンフォニー・オヴ・ソフト・ミュージック、テオドーラのレチタティーヴォとアリア
    「だがなぜおまえは掻き乱されるのだ− おお、翼で昇ることができたなら」/
  フィリップ・ヘイズ:仮面劇 《テーレマコス》より
   パルテノーペのアリア「すぐに汝の運命の時が到来し」(世界初録音)/
  ヘンデル:
   オラトリオ 《ヘラクレスの選択》 HWV.69より
    プレジャー(快楽)のアリア「そこではおいしい水が勢いよくきらきらと流れ出る」、
   オラトリオ 《イェフタ》 HWV.70より
    イフィスのレチタティーヴォとアリア「汝ら聖職者たちよ − さらば、汝ら澄んだ泉と迸る流れよ」、
   オラトリオ 《ソロモン》 HWV.67より シバの女王のアリア「太陽は差し込むことを忘れるだろうか」
 ヘンデル歌唱コンクール第1位!ルビー・ヒューズが歌うヘンデルと同時代のアリア!

 ☆イギリスの若き注目ソプラノ、ルビー・ヒューズがChandosソロ・デビュー!
 ☆ヘンデルの最後のプリマ・ドンナ、イタリアの名歌手ジュリア・フラージの歌ったアリアを歌う!

 ルネサンスとバロックのレパートリーを得意とするイギリスの若きソプラノ、ルビー・ヒューズがChandosソロ・デビュー!
 ルビー・ヒューズは、2009年ロンドン・ヘンデル歌唱コンクールで第1位と聴衆賞を受賞、2011年と2013年にはBBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれ、2014年にはロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティ・ミュージック・アウォードにノミネート、そしてボルレッティ・ブイトーニ・トラスト賞も受賞している注目のアーティスト。
 名匠ローレンス・カミングス率いるエイジ・オヴ・インライトゥメント管弦楽団をバックに、ヘンデルの晩年のオラトリオ「スザンナ」、「テオドーラ」、「イェフタ」などの世界初演を務めたイタリア出身の名歌手、ジュリア・フラージ(fl.1740−1774)の軌跡を辿ります。ヘンデルの代表的な作品に加え、ヴィンチェンツォ・チャンピやジョン・クリストファー・スミス、フィリップ・ヘイズらによる稀少な同時代のアリアも収録。

 ※録音:2017年7月27日−28日、30日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)
 


CHSA 5221
(SACD HYBRID)
¥3000
ファンファーレ
 ハウエルズ:学校のためのファンファーレ/
 アーノルド:
  祝祭ファンファーレ、ファンファーレ 「キングストン」、リッチモンド・ファンファーレ*、
  レイルウェイ・ファンファーレ、王室の式典のためのファンファーレ*/
 ブリス:
  8つのファンファーレ、
  厳粛な式典のためのファンファーレ(6つの輝かしきファンファーレより)*、
  英雄たちのためのファンファーレ*、
  ファンファーレ 「シェイクスピアへのオマージュ」*、
  ヘンリー・ウッド卿75歳の誕生日を祝すファンファーレ*/
 ティペット:
  ファンファーレ第3番、
  ファンファーレ第4番 「ウルフ・トラップ・ファンファーレ」/
 バントック:ファンファーレ/
 エリック・コーツ:2つのファンファーレ*/
 ヘンリー・ウッド:
  ファンファーレ第3番(6つの輝かしきファンファーレより)*、6つのファンファーレ/
 イモジェン・ホルスト:
  サクステッドのためのファンファーレ、
  グレナディア・ガーズのためのファンファーレ、レイストン組曲/
 アルバート・W.ケテルビー:
  戴冠式ファンファーレ、
  海軍の式典のためのファンファーレ第1番、
  海軍の式典のためのファンファーレ第2番、
  勝利のためのファンファーレ、
  王立砲兵隊のためのファンファーレ、空軍のためのショート・ファンファーレ、
  儀礼的式典のためのファンファーレ/
 ハミルトン・ハーティ:ファンファーレ/
 フレデリック・カーゾン:
  楽しい式典のためのファンファーレ第5番(6つの輝かしきファンファーレより)、
  ファンファーレ第6番「フェストミンスター」(6つの輝かしきファンファーレより)、
  ファンファーレ第4番(6つの輝かしきファンファーレより)/
 エリザベス・ラッチェンス:祝祭のためのファンファーレ/
 バックス:
  ファンファーレ「ホースティング・アット・ドーン」、
  愉快な式典のためのファンファーレ*、
  ショー・ビジネスのための2つのファンファーレ/
 王室の婚礼のファンファーレ*、シドニーへの敬礼/
 ジョーゼフ・ホロヴィッツ:卒業ファンファーレ第2番(*印を除く、全曲世界初録音)
ジョン・ウィルソン(指揮)、
オニックス・ブラス・ウィズ・ゲスト・プレイヤーズ
 参加メンバー
  オニックス・ブラス:
   ナイアル・キートリー(トランペット)、
   アラン・トマス(トランペット)、
   アンドルー・サットン(ホルン)、
   エイモス・ミラー(トロンボーン)、
   デイヴィッド・ゴードン=シュート(チューバ)
  ゲスト・プレイヤーズ:
   ニーナ・ロバートソン(フルート)、
   ジョン・サーグッド(ホルン)、
   コリーヌ・ベイリー(ホルン)、
   ピート・ブレイク(ホルン)、
   フィル・ウッズ(ホルン)、
   トビー・ストリート(トランペット)、
   ロビン・トッターデル(トランペット)、
   トニー・クロス(トランペット)、
   ダレン・ムーア(トランペット)、
   リチャード・ワトキン(トロンボーン)、
   ジョニー・ホリック(トロンボーン)、
   ルパート・ホワイトヘッド(トロンボーン)、
   ポール・ランバート(トロンボーン)、
   バリー・クレメンツ(トロンボーン)、
   スコット・バイウォーター(ティンパニ)、
   トム・エドワーズ(パーカッション)、
   マット・ディキンソン(パーカッション)   
 大編成ブラス・アンサンブルによるファンファーレ集!

 ☆フィリップ・ジョーンズが讃えた金管五重奏団 "オニックス・ブラス"とゲスト・ミュージシャンによる華麗なるファンファーレの祭典!

 その演奏を聴いた今は亡きイギリスの伝説のトランペット奏者フィリップ・ジョーンズから「ブラヴォー、オニックス!」と称賛の声を贈られたイギリスの金管五重奏団「オニックス・ブラス」を中心に、フルート、ホルン、トランペット、トロンボーン、ティンパニ、パーカッションのゲスト・ミュージシャンを加えた大編成ブラス・アンサンブルをジョン・ウィルソンが指揮するというビッグ・プロジェクト。
 多数の世界初録音曲を含む、過去一世紀半にわたるイギリスの作曲家たちが書いたファンファーレ集。華やかで躍動的で刺激的なブラスの咆哮が、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会の広大な音響に響き渡ります。
 Chandos SACDの優秀録音で聴く輝かしきブラス・サウンドもポイント。金管楽器関係者、ブラス・ファン要チェック!

 ※録音:2017年4月6日−7日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)



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CHRISTOPHORUS



CHR 77421
【再発売】
¥2600→\2390
バッハに影響を与えたカイザーの「マルコ受難曲」
 Christophorusの名盤が新装再発売!

  ラインハルト・カイザー:マルコ受難曲
クリスティアン・ブレンベック(指揮)、
パーセニア・ヴォーカル、パーセニア・バロック
ベルンハルト・ヒルトライター(テノール)、
ハルトムート・エルベルト(バス)、
ヨッヘン・エルベルト(テノール)、
ターニャ・ダルタン(ソプラノ)、
ペトラ・ガイトナー(ソプラノ)、
メリンダ・パウルセン(アルト)

   

 ☆2017年に日本初演が行われ注目を浴びた、伝カイザーの「マルコ受難曲」!
 ☆J.S.バッハが手本にしたとされる重要作の名録音が復活!

 17世紀〜18世紀のハンブルクでドイツ・バロック・オペラの中心として活躍し、当時ヘンデルやテレマンといった巨匠と並び称された作曲家、ラインハルト・カイザー(1674−1739)。
 ラインハルト・カイザー作と伝わるものの、父であるゴットフリート・カイザーやフリードリヒ・ニコラウス・ブルーンスの作ではないかとの説もあり、「伝ラインハルト・カイザー」とも表記される「マルコ受難曲」は、J.S.バッハが複数回演奏するなどその作品を愛し、「マタイ受難曲」の参考にしたとも言われているドイツ音楽史の重要作。
 日本では2017年に「東京マルコ受難曲合唱団」によって日本初演が行われ注目を浴びた、伝カイザーの「マルコ受難曲」。テルツ少年合唱団の伴奏者としても活躍したドイツのオルガン&チェンバロ奏者、指揮者のクリスティアン・ブレンベックが90年代に残したChrsitophorusの名録音が新装再発売となります。

 ※録音:1993年5月10日−12日、ドイツ




カイザーのアリア・アルバム
今までほとんど見向きもされなかったカイザーの作品がここへ来て頻繁にリリースされるようになったというのは、やはり「聴け!」ということだと思う。

MD+G
605 10372
\2600
ラインハルト・カイザー(1674-1739):
 ①歌劇「クラウディウスの誘惑」より
 ②フルート、ヴィオラ・ダモーレと通奏低音のための3声のソナタ第1番
 ③歌劇「バビロンの王」より
 ④弦楽のための協奏曲
 ⑤アリア「最愛のアドニス」
 ⑥歌劇「美徳の力」より
エリザベート・ショル(Sp)
ラ・リコルダンツァ(ピリオド楽器アンサンブル)

 ドイツ・バロック歌劇の祖、カイザーによる美しいアリア
 ハンブルグで活躍したバロック時代中期の作曲家ラインハルト・カイザー。オペラ、アリア、デュエット、カンタータ、セレナーデ、教会音楽とオラトリオなど、幅広い作品ジャンルで、テレマン同等の人気を誇った作曲家といわれています。
 特にバッハやテレマンがあまり着手しなかったオペラのジャンルでは、「ドイツ・バロック歌劇の祖」とされています。そのカイザーのオペラからのロココ趣味を取り入れた歌にソナタや器楽合奏を組み合わせたバランスよいカップリング。
 そして名バロック歌手エリザベート・ショルの透明感ある歌声によって、美しさが際立ったアルバムです。

  【録音】2000年5月録音



 バロック時代、音楽の中心はイタリアだった。一方ドイツは、芸術的にも文化的にも商業的にも他のヨーロッパ諸国と比べて格段に差をつけられていた。
 ところが港町ハンブルグだけは違っていた。もともと「ドイツ」というひとかたまりの国などなく、幾多もの自由国家やらなんやらで構成されていた当時の「ドイツ」地方。ハンブルグはそのなかで例外的に裕福で文化的にも進んだ都市だった。
 さて、オペラは基本的に貴族の宮廷のために存在していたが、ようやくヴェネツィアで一般庶民も見られる劇場が生まれた。そしてドイツでもようやくハンブルグでそうした劇場が生まれ、イタリアにも負けないようなドイツ独自のオペラが人気を博した。ご当地オペラである。そのハンブルグで一世を風靡したのが、ラインハルト・カイザー。後のハンブルク市立歌劇場の首席作曲家を
勤め、ドイツの国民オペラを隆盛に導いた。年代的にはヴィヴァルディとほぼ同時代。年下のテレマンも彼を慕ってハンブルグに来たらしい。その後いろいろ確執はあったらしいが、カイザーが繁栄させた土壌の上に、ドイツ最大の人気作曲家テレマンが生まれたことは間違いない。実際若きヘンデルもカイザーが発掘したと言われる。
 さて、そんなドイツの隠れた偉人カイザーのいろいろな作品を巧みに組み合わせた秀逸なアルバム、待望の再発売。


 

CHR 77418
¥2600
スペインの花 〜
 ヴィオール・コンソートとギターのための音楽
マリア・フェレ(ルネサンス&バロック・ギター)
レゼスカパード
  ミラン:パヴァーナとガリャルダ/
  ブルーナ:第1旋法によるティエント・デ・ファルサス/
  サンス:アチャス/オルティス:リチェルカーダ第4番/
  ブルーナ:Obra de 5° tono por Ce sol fa ut/
  カベソン:Ilano del Cavalleroによる変奏曲/
  ブルーナ:第2旋法によるティエント・デ・ファルサス/
  エンシーナ:ファータ・ラ・パルテ/
  カベソン:Dama le demandaによる変奏曲/
  サンス:ルヘロとパラデタス/
  アギレラ・デ・エレディア:第4旋法によるティエント・デ・ファルサス/
  オルティス:リチェルカーダ第8番/
  フランシスコ・デ・ラ・トーレ:ダンツァ・アルタ/
  サンス:マリサパロス、ハカラス/
  カベソン:イタリアのパヴァーナ、ミラノのガリアルダによる変奏曲/
  サンス:フォリアス/
  作曲者不詳:エスパノレータ/
  カバニーリェス:パサカリェス/
  サンティアゴ・デ・ムルシア:ガリャルダス/
  カバニーリェス:フォリアによる変奏曲
 多くの芸術が栄えたスペイン黄金世紀、15世紀〜17世紀スペインのギターとヴィオール・コンソートのための作品集。
 スペインのカタルーニャ出身、バルセロナの音楽院とドイツのトロッシンゲン音楽大学、スイスのバーゼル・スコラ・カントルムで学んだギター&リュート奏者マリア・フェレが、女流奏者4人からなるフランスのヴィオール・アンサンブル、「レゼスカパード(レ・エスカパード)」と共演し、色鮮やかなスペインの花々を咲かせます。

 ※録音:2017年2月15日−17日、ドイツ




DREYER GAIDO


CD 21107
¥2500

エネスク、シューベルト、スクリャービン:ピアノ作品集
 エネスク:組曲第2番ニ長調 Op.10 《Des Cloches sonores》
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番ト長調 Op.78, D894
 スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番 Op.53

カタリン・セルバン(ピアノ)
 ルーマニアの新星ピアニスト、カタリン・セルバン、エネスク他、「鐘」をテーマとした3曲!

 カタリン・セルバンは、ルーマニアのブカレスト生まれ、ジョルジュ・エネスク音楽高校、ベルリン芸術大学、リューベック音楽大学で学び、現在はベルリンを拠点に活動するピアニスト。
 故郷ルーマニアの大作曲家ジョルジェ・エネスクの「組曲第2番」を中心に、シューベルトとスクリャービンのソナタ、それぞれ時代もスタイルも違う作品でありながら、「鐘」のようなサウンドとモチーフを共通点とする3曲を収録した興味深いコンセプト。
 エネスクの組曲第2番、そしてこのアルバムのタイトルともなっている「Des Cloches sonores」は、「鳴り響く鐘」といった意味。

 ※録音:2017年7月15日−16日、リューベック音楽大学大ホール(ドイツ)




OEHMS



OC1885
\2300
イスカンダル・ヴィジャヤ(ヴァイオリン)
 エッシェンバッハのピアノと指揮
シューマン(1810-1856):ヴァイオリン作品集

 ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ短調 Op.121
  1.Ziemlich langsam Lebhaft
  2.Sehr lebhaft
  3.Leise, einfach
  4.Bewegt
 5.オーケストラ伴奏によるヴァイオリンのための幻想曲 ハ長調 Op.131
 6.拍手
イスカンダル・ヴィジャヤ(ヴァイオリン)
ベルリン・ドイツ交響楽団
クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ&指揮)
 数多くあるシューマンの作品の中では、残念なことにヴァイオリン作品はあまり注目されません。
 しかし3曲あるヴァイオリン・ソナタは、どれも内省的な雰囲気の中に苦悩が溢れるような独特の暗さを持ち、シューマン作品の特徴をよく表しています。ソナタ第2番はシューマン41歳の作品で、その前に書いた第1番の出来映えに不満を持ったシューマンによって、作品全体が念入りに構築されています。
 43歳の作品である「幻想曲」は冒頭こそ悲痛ですが、曲が展開していくに従ってヴァイオリンが自由に歌う作品。
 演奏しているヴィジャヤはベルリン生まれ。4歳でヴァイオリンを始め、ベルリン芸術大学で学んだ気鋭の若手奏者です。当アルバムでは、エッシェンバッハのピアノと指揮のもと、伸びやかな演奏を聞かせています。

  録音:2015年4月22-23日 Studio Britz, Berlin…1-4 2016年5月29日 Philharmonie Berlin…5-6
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OC464
\2100→\1990
のぼり調子!カレル・マーク・チチョン(指揮)
 「火の鳥」「ロメオとジュリエット」「三角帽子」
 REVOLUTIONARY RHYTHMS

 ストラヴィンスキー(1882-1971):バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
  1.序奏
  2.火の鳥の踊り
  3.火の鳥のヴァリアシオン
  4.王女たちのロンド
  5.魔王カスチェイの凶悪な踊り
  6.子守歌
  7.終曲
 プロコフィエフ(1891-1953):「ロメオとジュリエット」組曲 第1番&第2番
  8.第2組曲:第1番「モンターギュー家とキャピュレット家」
  9.第2組曲:第2番「少女ジュリエット」
  10.第1組曲:第3番「マドリガル」
  11.第1組曲:第4番「メヌエット」
  12.第1組曲:第5番「仮面」
  13.第1組曲:第6番「ロメオとジュリエット」
  14.第1組曲:第7番「ティボルトの死」
  15.第2組曲:第7番「ジュリエットの墓の前のロメオ」
 ファリャ(1876-1946):バレエ「三角帽子」組曲第2番より
  16.近所の人たちの踊り
  17.粉屋の踊り
  18.最後の踊り(ホタ)
カレル・マーク・チチョン(指揮)
ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団

 ニューヨーク・タイムズ紙上で「天才指揮者」と賞賛された、1971年ロンドン生まれのカレル・マーク・チチョン。2009年から2012年までラトヴィア国立交響楽団の首席指揮者、2011年から2017年にはクリストフ・ポッペンの後任としてザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めるなど、現在最も活躍が期待される指揮者の一人です。
 このアルバムでは、20世紀の名作を3曲演奏。どれも特徴的なリズムを持つ躍動的な作品で、まさにタイトル「REVOLUTIONARY RHYTHMS」にふさわしい内容であり、刺激的な響きも存分に堪能できます。

 録音 :2013年12月2.3日 Groser Sendesaal SR…1-7 2015年11月27-28日 Congresshalle Saarbrucken…1-7 2016年9月12-15日 Congresshalle Saarbrucken…8-15 2015年11月26日 Congresshalle Saarbrucken…16-18




こんな立派なドキュメンタリーまで作られてます。チチョン。もうガランチャの旦那とは言わせない!
https://www.youtube.com/watch?v=PP-DJ4eGpgI





 カレル・マーク・チチョン(指揮):
  1971 年ロンドンで生まれ、ジブラルタルで育つ。ロンドン王立音楽院で学び、ジュゼッペ・シノーポリ、ワレリー・ゲルギエフのアシスタントを務めた。2003 年から定期的にイギリス室内管弦楽団へ客演。2004 年にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団に招かれてザルツブルクの国際オーケストラ協会でのコンサートを指揮、その公演の大成功により、2005 年、2006 年にも再び同演奏会を指揮している。2006 〜 2009 年グラーツ交響楽団の首席指揮者、2009 〜 2012 年ラトヴィア国立交響楽団の首席指揮者と芸術監督を歴任した。
 2011 年9 月にザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者に就任。ザールブリュッケンでのポストに加え、オペラ指揮者としても活躍。ウィーン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、バイエルン国立歌劇場、ローマ歌劇場、ボローニャ市立歌劇場、マドリード王立歌劇場、バルセロナのリセウ大劇場に定期的に登場し、モンセラート・カバリエ、ホセ・カレーラス、ホセ・クーラ、エディタ・グルベローヴァ、ヨナス・カウフマン、ラモン・ヴァルガスといった一流アーティスト達と共演している。【情報提:パシフィック・コンサート・マネジメント】

 

OC465
\2100
J.S.バッハ(1685-1750):オルガン作品集
 1-2.前奏曲とフーガ ハ短調 BWV546
 3.いと高きところには神にのみ栄光あれ BWV717(手鍵盤のみ)
 4.幻想曲 ハ短調 BWV562
 5.協奏曲 ハ長調 BWV595(原曲:ザクセン=ワイマール公ヨハン・エルンスト)
 6-7.前奏曲とフーガ ヘ短調 BWV534
 フーガの技法 BWV1080より
  8.コントラプンクトゥス I
  9.われ汝に別れを告げん BWV736(ペダルによるコラール)
  10.トリオ「いと高きところには神にのみ栄光あれ」BWV664
  11.フーガ ハ短調 BWV575
  12-13.パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
ヨゼフ・ケレメン(クリストフ・トロイトマン・オルガン…1734-1737)

 ヨゼフ・ケレメンはフランツ・リスト音楽大学で学んだ後、1980年スイスに留学。バーゼル・スコラ・カントルムで主に17世紀初期のバロック音楽とオルガン奏法を研究、その後はブレーメン芸術大学を経てカナダに移住し、その市民権を得ました。
現在は17世紀のドイツ・オルガン作品と、J.S.バッハのオルガン作品の研究家として知られており、これまでの録音も高く評価されています。
 このアルバムは、J.S.バッハのオルガン作品の中から「短調」の曲を中心にセレクトし、ところどころに長調の曲を配することで、短調が持つメランコリーの表情を追求するというもの。ケレメンならではのコンセプトアルバムです。

  録音 2017年8月7-9日 Klosterkirche Grauhof
 

OC1887
\2300
DAS EWIGE RATSEL 永遠の謎
 リヒャルト・ルドルフ・クライン(1921-2011)
 古いイディッシュの教えから12の歌曲
  1.Die alte Kasche
  2.s is nit do kejn Nachtn
  3.Rois, Rois, wie wait bist du?
  4.Kudaj jiddisch?
  5.Is gekummen der Vetter Nossn
  6.Sog mir, du schejn Mejdele
  7.Bist du mit mir brojges?
  8.Dennoch frejlech
  9.Er soll lebn!
  10.Der Rebbe tanzt
  11.A Chasn oif Schabbes
  12.Der Opschijd
 マーラー(1860-1911):子供の不思議な角笛から6つの歌曲
  13.ラインの伝説
  14.別離
  15.もう会えない
  16.不幸な時のなぐさめ
  17.少年鼓手
  18.うぬぼれ
 フランク・マルタン(1890-1974):イェーダーマンによる6つのモノローグ
  19.Ist alls zu End das Freudenmahl
  20.Ach Gott, wie graust mir vor dem Tod
  21.Ist, als wenn eins gerufen hatt
  22.So wollt ich ganz zernichtet sein
  23.Ja! Ich glaub: Solches hat er vollbracht
  24.O ewiger Gott! O gottliches Gesicht!
 ラヴェル(1875-1937):へブライの2つの旋律
  25.カディッシュ
  26.永遠の謎
ヨハネス・マルティン・クレンツレ(バリトン)
ヒルコ・ドゥムノ(ピアノ)

 死後の世界についての考え方は、宗教や人種によっても違います。このアルバムにはヨーロッパとユダヤの死生観についての歌曲を収録。
 リヒャルト・クライン、マーラー、マルタン、ラヴェルの4人の作品から透けて見える「死後の世界」について考察します。クラインがテキストに選んだのは古いイディッシュ語。ユダヤ人の様々な生活が歌われたほとんど1分程度の短い曲は、非常にカラフルな表情を持っています。
 マーラーの作品は「子供の不思議な角笛」によるもの。皮肉と風刺に満ちた作品です。重苦しいマルタンの曲には苦悩が漲り、ラヴェルの作品は神秘的です。
 アウグスブルク生まれのバリトン歌手クレンツレは世界的に活躍していましたが、2015年に病を発症、幹細胞移植を受けたことで、強い死生観を抱いており、曲への思い入れの強さが伝わる演奏となっています。
 


OC970
\2800
ダラピッコラ(1904-1975):歌劇《囚われ人》
 1.プロローグ:Ti rivedro, mio figlio! Ti rivedro
 2.インターリュード:Fiat misericordia tua, Domine, super nos
 3.第1場:Ero solo. Tutto era buio
 4.第2場:Solo. Son solo un'altra volta
 5.第3場:Signore, aiutami a camminare
 6.インターリュード:Domine, labia mea aperies
 7.第4場:Alleluja!
母…アイレ・アッソーニ(ソプラノ)
囚われ人…マルクス・ブッター(バリトン)
看守/異端宗教裁判長…マヌエル・フォン・ゼンデン(テノール)
第1の聖職者…ロマン・ピヒラー(テノール)
第2の聖職者…ダヴィッド・マックシェーン(バス)

ディルク・カフタン(指揮)
グラーツ歌劇場合唱団
グラーツ・フィルハーモニー管弦楽団

 ダラピッコラが1944年から1948年にかけて作曲した歌劇《囚われ人》は、ヴィリエ・ド・リラダンの短編小説に基づく45分ほどの短い作品。
 物語は16世紀後半。宗教裁判にかけられた囚われ人が孤独と恐怖に苛まれながらも、解放への希望を募らせています。そして釈放されたかと思えたのですが、結局は火刑台へと送られるという絶望的な結末を迎えます。彼を案ずる母の印象的なモノローグがあり、最終部分には「囚われの歌」が引用される全編十二音技法による重厚かつ複雑な作品です。
 この2017年の上演では、主役2人マルクス・ブッター、アイレ・アッソーニの歌唱と、カフタンの指揮が批評家や音楽誌で最高の賛辞を得ています。

  録音 2017年3月 グラーツ歌劇場 ライヴ
 


OC971
(3CD)
\4800
マイヤベーア(1791-1864):歌劇《預言者》5幕
新比較校訂版による初録音
ジャン…ジョン・オズボーン(テノール)
フィデス:ジャンの母…マリアンネ・コルネッティ(メゾ・ソプラノ)
ベルテ:ジャンの恋人…リネッテ・タピア(ソプラノ)
ヨナス…アルブレヒト・クルドシュヴァイト(テノール)
マティセン…ピーエル・ドイエン(バリトン)
ツァハリエ…ティール・ファヴィッツ(バス)
オーベルタール伯…カレル・マルティン・ルドヴィク(バリトン) 他
ジュリアーノ・カレッラ(指揮)
エッセン歌劇場合唱団エッセン歌劇場少年合唱団
エッセン・フィルハーモニー管弦楽団
 “新クリティカル・エディション(比較校訂版)使用による《預言者》”

 16世紀のオランダ。当時は若者が結婚するためには領地の伯爵の許可が必要でした。そのためベルテは婚約者ジャンの母フィデスとともに、オーベルタール伯のもとに向かいますが、伯爵はベルテの美しさに目をつけ、彼女を得るためにフィデスを捉え、ジャンにベルテを差し出すように要求します。絶望したジャンのところに現れたのは3人の僧侶。ジャンに「預言者」として伯爵を倒すようにと伝えますが・・・。
 「戴冠式行進曲」で知られるマイヤベーアのこの傑作、主役はテノールでもソプラノでもなく、フィデス役のメゾ・ソプラノです。最高の歌手を得るためにマイヤベーアは構想に10年を費やしたため、台本や作曲過程に多くの変遷があり、現在でも決定稿と言えるものはありません。
 この2017年エッセンでの上演は、最新の「比較校訂版」を用いての演奏。これは19世紀にBrandus社より出版された総譜をもとに様々な研究結果が盛り込まれており、この版を使っての録音は、当アルバムが初となります。
  
録音 2017年4月29日,5月11日.14日 エッセン歌劇場 ライヴ
 


OC017
(5CD)
\3300
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・ソナタ全集
【CD1】
 1-3.ピアノ・ソナタ 第4番 変ホ長調 K282
 4-6.ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K310
 7-9.ピアノ・ソナタ 第10番 ハ長調 K330
 10-12.ピアノ・ソナタ 第17番 変ロ長調 K570
【CD2】
 1-3.ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調 K280
 4-6.ピアノ・ソナタ 第9番 ニ長調 K311
 7-9.ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ長調 K332
 10-12.ピアノ・ソナタ 第16番 ハ長調 K545
【CD3】
 1-3.ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 K279
 4-12.ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調「トルコ行進曲付き」K331
 13-15.ピアノ・ソナタ 第15番 K533+K494
【CD4】
 1-3.ピアノ・ソナタ 第3番 変ロ長調 K281
 4-6.ピアノ・ソナタ 第5番 ト長調 K283
 7-9.ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 K333
 10-12.ピアノ・ソナタ 第18番 ニ長調 K576
【CD5】
 1-3.ピアノ・ソナタ 第6番 ニ長調 K284
 4-6.ピアノ・ソナタ 第7番 ハ長調 K309
 7.幻想曲 ハ短調 K475
 8-10.ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K457
ウィリアム・ヨン(ピアノ)
 若き韓国のピアニスト、ウィリアム・ヨンによるモーツァルト:ピアノ・ソナタ全集。
 ヨンは韓国とアメリカでピアノを学び、ハノーヴァー大学へ留学、アンドレアス・シュタイアーやメナヘム・プレスラーに師事し研鑽を積みました。
 以前、全集録音の進行中に、雑誌のインタビューで「多くの人にとってモーツァルトはしばしば同じように聞こえるかもしれませんが、私はそう思いません。私はモーツァルトが音楽の中で感情や色彩をどのように表現したのかを示したいと思います。」と語った通り、この全集には、現在の彼が表現したかったものの全てが込められています。
 ドイツの音楽誌「Fono Forum」2015年5月号では「彼のモーツァルトはツァハリアスの明快さ、ブレンデルの洗練されたニュアンス、バレンボイムの温かい響き、全てを兼ね備えている」と絶賛されています。

 録音:2013年3月1-3日 Studio 2, Bayerischer Rundfunk, Munich, Germany…CD1 2014年10月28-30日 Schloss Britz, Kulturstall, Berlin…CD2 2015年6月23-25日 Konzertsaal, Schloss Elmau, Germany 2016年4月30日-5月2日 Studio 2, Bayerischer Rundfunk, Munich, Germany…CD4 2016年12月8-10日 Studio 2, Bayerischer Rundfunk, Munich, Germany…CD5
 


OC018
(6CD)
\3300
南ドイツ・オルガンの巨匠たち
【CD1】
 1-19.ヨハン・カルパール・ケルル(1627-1693):オルガン作品集
  録音 2004年4月20-23日エゲダヒャー・オルガン(1708)
  Pramonstratenser-Chorherrenstift Schlagl, Austria
【CD2】
 ゲオルク・ムッファト(1653-1704):音楽とオルガンの資料
  1-9.トッカータ 第1番-第9番
   録音 2004年11月17-18日
   Augustiner-Chorherrenstift, Klosterneuburg, Austria
【CD3】
 ムッファト:音楽とオルガンの資料
  1-3.トッカータ 第10番-第12番
  4.チャコーナ
  5.パッサカリア
  6.Nova Cyclopeias Harmonica
   録音 2004年10月19-20日
    Augustiner-Chorherrenstift, Klosterneuburg, Austria
【CD4】
 1-38.ヨハン・パッヘルベル(1653-1706):オルガン作品集
  録音 2005年11月7-8日
   Augustiner-Eremiten-Kirche Pappenheim, Germany
【CD5】
 1-27.ブクスハイムのオルガン曲集
  録音
  2009年4月22-23日 作者不詳のオルガン(1425頃)
   St. Andreaskirche, Soest-Ostonnen…1-14
  2008年11月5-6日 エーベルト・オルガン(1558)
   Hofkirche Innsbruck…15-27
【CD6】
 1-18.ハンス・レオ・ハスラー(1564-1612):オルガン作品集
  録音
   2014年8月12-14日 ヨハネス・フロイント・オルガン(1642)
    Stiftskirche Klosterneuburg, Austria…1-12
   2016年10月19-20日 マルクス・ギュンツアー・オルガン(1609)
    St.Martin Gabelbach, Germany…13-18
ヨゼフ・ケレメン(オルガン)
 このアルバムにおける「南ドイツ」というのは、ドイツ語圏の南部、オーストリアとスイスの一部からポーランド、ボヘミア、トランシルバニアの東ヨーロッパ地域の一部までを含む、広範囲を指します。
 この6枚組のBOXには、16世紀から17世紀にかけてこの地で活躍した作曲家たちのオルガン作品と、1460-70年頃に成立した作品集「ブクスハイムのオルガン曲集」(バイエルン州のブクスハイム修道院に伝えられてきた256曲からなる曲集。
 作曲家名のほとんどは不詳)を収録。南ドイツのオルガン音楽の伝統を辿る貴重なBOXです。
 演奏しているケレメンは1986年以来、この地方の教会音楽を研究し、演奏活動にも熱心に取り組んでおり、このBOXは長年の研究の成果とも言えるものです。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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MAGGIO LIVE



MAGGIO 021
(2CD)
¥3800→\3490
音楽監督ムーティのもと、
 ゲッダとドイテコムの歌う二重唱など歌手陣もオーケストラも絶唱!

  ベッリーニ:歌劇『清教徒』
グラツィアーノ・デル・ヴィーノ(グァルティエーロ)
アゴスティーノ・フェッリン(ジョルジョ)
ニコライ・ゲッダ(アルトゥーロ)
セスト・ブルスカンティーニ(リッカルド)
ヴァリアーノ・ナタリ(ブルーノ)
フローラ・ラファネッリ(エンリケッタ)
クリスティーナ・ドイテコム(エルヴィラ)
リッカルド・ムーティ(指揮)
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、同合唱団
アドルフォ・ファンファーニ(合唱指揮)
 音楽監督ムーティのもと、歌手陣もオーケストラも絶唱!オペラを聴く悦びここにあり!

 録音:1970年12月1日/フィレンツェ、コムナーレ劇場/76’06’’、79’53’’、モノラル

 フィレンツェ五月音楽祭レーベル「MAGGIO」からリッカルド・ムーティ登場!ムーティの『清教徒』といえばフィルハーモニア管との79 年セッション録音(EMI)が有名ですが、これはその9 年前の録音。フィレンツェ五月音楽祭管とのライヴで、イタリアの血が騒ぐ快演を披露しています。
 ムーティは69 年にフィレンツェ五月音楽祭の音楽監督に就任、以降も現在に至るまでたびたび指揮をしており、この録音からも両者の相性の良さが十二分に感じられます。
 指揮に引っ張られオーケストラがとにかく良く歌い、ドラマがどんどん熱を帯びて展開していくのが圧倒的。
 ゲッダとドイテコムの歌う二重唱「Vienifra queste braccia(この腕のなかに)」など歌手陣の絶唱ぶりも凄まじく、まさにオペラを聴く悦びここにあり。会場の熱気まで伝わってきます。



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PARNASSUS



PACD 96061/2
(2CD)
\2800→\2290
決定!現時点で期限なし
すべて初出音源!
 リヒテル・イン・ブルックリン
  ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第18 、31番も!
   そしてフランスでのガーシュウィンのコンチェルトの伴奏はマギ!

  [CD 1]
 ベートーヴェン(1770-1827):
  ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31 No.3
  ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
 メンデルスゾーン(1809-1847):ピアノのための厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54
 ブラームス(1833-1897):
  ピアノのための2つの狂詩曲 Op.79 から ト短調(No.2)
  ピアノのための6つの楽曲(小品)Op.118 から
   間奏曲 イ短調(No.1)/間奏曲 ハ長調(No.3)
  [CD 2]
 プロコフィエフ(1891-1953):ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14
 ラフマニノフ(1873-1943):
  ピアノのための絵画的練習曲集 Op.39 から 嬰ヘ短調(No.3)(アンコール)
 ラヴェル(1875-1937):ピアノのための組曲「鏡」から
   道化師の朝の歌(アンコール)/鐘の谷(アンコール)
 ガーシュウィン(1898-1937):ピアノ協奏曲 ヘ調(*)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ラトヴィア国立交響楽団(*)
パウル・マギ [Paul Magi](指揮(*))
録音:1965年4月22日、ライヴ・ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック、
     ブルックリン、ニューヨーク、アメリカ合衆国、モノラル(*以外)
   1993年1月24日、グラン・テアトル、トゥール、フランス、ステレオ(*)

 すべて初出音源。
 ガーシュウィンのピアノ協奏曲がライヴかスタジオ録音かについては情報がないが、指揮は知る人ぞ知る名匠パウル・マギ!

 


PACD 96058
\2100
ボヘミア弦楽四重奏団 1928年録音
 スメタナ(1824-1884):弦楽四重奏曲第1番 ホ短調「わが人生より」(1876)
 ドヴォルジャーク(1841-1904):
  弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調「アメリカ」 Op.96(1893)
 スク(1874-1935):弦楽四重奏曲第1番変ロ長調 Op.11(1896/最終改訂:1915)
ボヘミア弦楽四重奏団
 カレル・ホフマン(第1ヴァイオリン)
 ヨセフ・スク(第2ヴァイオリン)
 イジー・ヘロルト(ヴィオラ)
 ラディスラフ・ゼレンカ(チェロ)
録音:1928年(2017年、ウォード・マーストンにより復刻)

 弦の国と呼ばれるボヘミアで1892年に初めて国際的に認められたSP時代の弦楽四重奏団。4人の均等な力量がひとつに融合しながらアプローチしていくというどちらかというと現代的なアプローチを取っていた。
 その即興的で個性的なボウイングは現代では絶対に聞くことができない奔放な趣意に溢れている。(幸松肇氏)



<映像>

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ARTHAUS MUSIK(映像)



10 9330BD
(4Blu-ray)
¥13600→\12490

ゲルギエフ&マリインスキーが2 都市、2日間で演奏
 驚きのプロコフィエフ・マラソン・コンサートが映像化!
  交響曲全曲、協奏曲全曲、そしてオラトリオやカンタータまで収録


  セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)
   ワレリー・ゲルギエフ(指揮)、マリインスキー歌劇場管弦楽団&同合唱団

 DVD1/BLU-RAY1
  ピアノ協奏曲 第1番 作品10(1912)
    デニス・コジュヒン(ピアノ)
    ライヴ収録:2016 年4月23日/モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール
  ピアノ協奏曲 第2番 作品16(1913/1923)
    デニス・マツーエフ(ピアノ)
    ライヴ収録:2016 年4月23日/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
  スキタイ組曲「アラとロリー」作品20(1915)
    ライヴ収録:2016 年4月23日/モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール
  交響曲第1番 ニ長調 作品25「古典交響曲」(1917)
    ライヴ収録:2016 年4月23日/モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール
  ヴァイオリン協奏曲第1番 作品19(1917)
    レオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)
    ライヴ収録:2016 年4月23日/モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール

 DVD2/BLU-RAY1
  ピアノ協奏曲第3番ハ長調 作品26(1917-1921)
    ダニール・トリフォノフ(ピアノ)
    ライヴ収録:2016 年4月24日/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
  カンタータ「彼らは七人」
   (テノール、合唱、管弦楽のための)ハ長調 作品30(1917-1918;1933)
    イーゴル・モロゾフ(テノール)
    ライヴ収録:2016 年4月23日/モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール
  交響曲第2番 ニ短調 作品40(1924-1925)
    ライヴ収録:2016 年4月23日/モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール
  交響曲第3番 ハ短調 作品44(1928)
    ライヴ収録:2016 年4月23日/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール

 DVD3/BLU-RAY2
  交響曲第4番 ハ長調 作品47(1929)
    ライヴ収録:2016 年4月24日/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
  ピアノ協奏曲第4番変ロ長調 作品53(1931)
    セルゲイ・レドキン(ピアノ)
    ライヴ収録:2016 年4月24日/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
  ピアノ協奏曲第5番ト長調 作品55(1932)
    ヴァディム・ホロデンコ(ピアノ)
    ライヴ収録:2016 年4月26日/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール

 DVD4/BLU-RAY2
  ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 作品63(1935)
    クリストフ・バラーティ(ヴァイオリン)
    ライヴ収録:2016 年4月23日/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
  十月革命20周年のためのカンタータ 作品74(1936-1937)
    ライヴ収録:2016 年4月23日/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
  カンタータ「アレクサンドル・ネフスキー」 作品78(1918-1939)
    オルガ・ボロディナ(メゾソプラノ)
    ライヴ収録:2016 年4月24日/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール

 DVD5/BLU-RAY3
  オラトリオ「イワン雷帝」
   (ナレーター、ソリスト、合唱のための/アブラム・スタセヴィチ編)作品116(1958)
    ユリア・マトーチュキナ(メゾソプラノ)、ミハイル・ペトレンコ(バス)、
    アレクセイ・ペトレンコ(ナレーター)
    ライヴ収録:2016 年4月24日/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
  交響曲第5番変ロ長調作品100(1944)
    ライヴ収録:2016 年4月24日/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール

 DVD6/BLU-RAY3
  交響曲第6番変ホ短調 作品111(1947)
    ライヴ収録:2016 年4月24日/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
  交響的協奏曲(チェロと管弦楽のための)ホ短調 作品125(1950-1952)
    アレクサンドル・ラム(チェロ)
    ライヴ収録:2016 年4月24日/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール
  交響曲第7番嬰ハ短調 作品131(1952)
    ライヴ収録:2016 年4月24日/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール

 DVD7/BLU-RAY4
  ドキュメンタリー「Prokofiev: on the way」(日本語字幕付)
    監督:アンナ・マティソン
    出演:ワレリー・ゲルギエフ、コンスタンチン・ハベンスキー

KKC 9299/302
(4Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥12000+税
10 9329DVD
(7DVD)
¥13600→\12490
KKC 9303/9
(7DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥12000+税
 収録:2016年4月(ライヴ)/サンクトペテルブルク、マリインスキー歌劇場コンサートホール/モスクワ、チャイコフスキー・コンサートホール
 (4Blu-ray)画面:16:9 1080i Full HD、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1、字幕:英独仏日、リージョン:All、総収録時間:785 分/輸入盤・日本語帯・解説付、60頁の日本語解説書
 (7DVD)画面:16:9 NTSC、音声:PCM ステレオ、字幕:英独仏日、リージョン:All、総収録時間:785 分/輸入盤・日本語帯・解説付、60頁の日本語解説書

 2016 年4 月に行われたワレリー・ゲルギエフ指揮、マリインスキー歌劇場管弦楽団によるプロコフィエフ生誕125 周年特別コンサートの模様を収録したブルーレイとDVD ボックスが発売となります。
 マリインスキー劇場では、2016 年プロコフィエフ生誕125 周年を祝して数日間に渡り多くのイベントやコンサートが行われました。4 月23、24 日の2 日間にはプロコフィエフのマラソン・コンサートがモスクワとサンクトペテルブルクの両都市で行われました。
 モスクワでは朝からゲルギエフ指揮マリインスキー管弦楽団による交響曲のコンサートで始まり、デニス・マツーエフ、デニス・コジュヒン、ダニール・トリフォノフ、レオニダス・カヴァコスらソリスト陣を迎え協奏曲が演奏されました。
 そしてなんと!ゲルギエフはその日中にモスクワからサンクトペテルブルクに戻り指揮をするという超人的なスケジュールをこなしています。
 さらに注目すべきは交響曲、協奏曲が全曲演奏されただけでなく、表現主義的な「彼らは七人」、いわくつきの「十月革命20周年のためのカンタータ」、そして後期の代表作「アレクサンドル・ネフスキー」「イワン雷帝」までこの2 日間で上演され、プロコフィエフの作品がこれほど集中的に掘り下げて取り上げられたことはこれまでにほとんどなかったでしょう。
 また当盤では、これらの作品にも日本語字幕が対応しています。

 さらに、ドキュメンタリー「Prokofiev on the way」では、ロシアの俳優コンスタンチン・ハベンスキーがプロコフィエフ役となり彼の人生を辿りつつ、11都市24 日間26 公演行われた第11 回モスクワ復活祭音楽祭のコンサート映像、ゲルギエフのインタビューをまとめた見ごたえのあるドキュメンタリーも。




 












2/6(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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ACCENTUS MUSIC



ACC 30429CD
¥2500→\2290
ベンヤミン=グンナー・コールス校訂新版による
 ブルックナーのミサ・ソレムニス

  ブルックナー:
   ミサ・ソレムニス 変ロ長調 WAB29
   マニフィカト 変ロ長調 WAB24
   タントゥム・エルゴ 変ロ長調 WAB44*
  ロベルト・フューラー:
   昇階誦「キリストはおのれを低くして」ヘ短調 KolF87/14
  ヨーゼフ・アイブラー:
   奉献唱「Magna et mirabilia(偉大なる奇跡)」
    変ロ長調 IHV108*
  ヨハン・バプティスト・ゲンスバッヒャー:
   テ・デウム ニ長調Op.45*
  ベンヤミン=グンナー・コールス校訂による
   新原典版(2016)による初録音
   * 世界初録音
RIAS 室内合唱団
ベルリン古楽アカデミー
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)
ヨハンナ・ヴィンケル(ソプラノ)
ソフィー・ハームセン(メゾソプラノ)
セバスティアン・コールヘップ(テノール)
ルートヴィヒ・ミッテルハンマー(バリトン)
 ベンヤミン=グンナー・コールス校訂新版によるブルックナーのミサソレ。気鋭の指揮者ウカシュ・ボロヴィチ、RIAS 室内合唱団とベルリン古楽アカデミーが演奏!

 録音:2017 年6 月、ベルリン・コンツェルトハウス/47’06

 2017 年6 月25 日ベルリン・コンツェルトハウスで行われたコンサートで、ブルックナーの「ミサ・ソレムニス」の演奏史に新たな1 ページが加わることになりました。
 演奏は、RIAS 室内合唱団、ベルリン古楽アカデミー、ポーランド出身の指揮者ウカシュ・ボロヴィチ。
 ブルックナーの「ミサ・ソレムニス」は、1854 年3 月24 日に死去した聖フローリアン修道院長アルネートの後任として選ばれたフリードリヒ・マイヤーの就任式(1854 年9 月14日)のために書かれ初演されました。
 当日就任式典に招待されなかったことでブルックナーは腹を立てていた、などという逸話もありますが、当日の演奏は、ロベルト・フューラー、ヨーゼフ・アイブラー、ヨハン・バプティスト・ゲンスバッヒャーらの3 つの小品とともに演奏されたという記述をボロヴィチが見つけ、国際ブルックナー協会とドイツの音楽学者ベンヤミン=グンナー・コールスの協力のもと、このRIAS 室内合唱団とのコンサートのために新たに校訂されました。
 コンサートは、当時の演奏順によって行われ、当盤に収録された演奏は、この版による初の録音となりました。
 ソリストには、2017 年ザルツブルク復活祭音楽祭でティーレマン指揮≪ワルキューレ≫でゲルヒルデ役を演じたヨハンナ・ヴィンケル。モーツァルトの歌い手として世界中の劇場を回っている今をときめくメゾソプラノ、ソフィー・ハームセン。バロックものを得意とするテノール、セバスティアン・コールヘップ。そしてテルツ少年合唱団でボーイソプラノとして活躍し、現在はバリトンとしてオペラ、リサイタルなど幅広い舞台に立っているルートヴィヒ・ミッテルハンマーと現代を代表する歌手たちが揃っています。

 ウカシュ・ボロヴィチ:
  1977 年にワルシャワで生まれ、ワルシャワのフレデリック・ショパン音楽アカデミーでボグスワフ・マーディとアントニ・ヴィットに師事。指揮で博士号を取得した。2005-2006 年のシーズンにはポーランド国立ワルシャワ歌劇場でカジミエシ・コルドのアシスタントを務めた。
 それ以前はワルシャワ・フィルでアントニ・ヴィットのアシスタント(2002-2005 年)、ブダペスト祝祭管弦楽団でイヴァン・フィッシャーのアシスタント(2000-2001 年)を務めている。
 2006 年にはポズナニ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に任命された。文化省から複数の補助金を授与され、トレント(1999 年)、アテネ(2000 年)、ポルト(2002 年)、バンベルク(2004 年) の4つの指揮者コンクールで入賞している。またポリティカ・ウィークリーより「パスポート」賞(2008 年)、その他にポーランド音楽賞(2011 年)、ノルヴィッド賞(2013 年)、タンスマン賞(2014 年)を受賞している。







CAVI MUSIC

4260085531738
¥2700
イギリスのヴィオラ音楽
 (1)ヨーク・ボーエン:ヴィオラ・ソナタ第1 番ハ短調Op.18
 (2)ベンジャミン・デイル:幻想曲
 (3)フランク・ブリッジ:6つの小品
ゲルノート・アドリオン(ヴィオラ)
稲川友希(ピアノ)
 最高のロシア・ピアニズムを語り継ぐ、かくも素晴らしいピアニストがまだ存在した!

 イギリスはライオネル・ターティスがいたことで、彼に弾いてもらうべく作曲家たちが魅力的なオリジナル作品を残しました。ヨーク・ボーエン(1884-1961) はピアノの名手として、「イギリスのラフマニノフ」と称されるピアノ曲がたくさんありますが、オーケストラでヴィオラを弾いていといわれ、この楽器の機能を熟知していました。「ヴィオラ・ソナタ第1 番」は美しいメロディにも事欠かない隠れた名作ですが、あまりに難曲なため知られていません。フランク・ブリッジはブリテンの作曲の師として知られますが、自身ヴィオラ奏者で、ブリテンに作曲だけでなくヴィオラの趣味も植えつけたといわれます。いずれもイギリス的なメロディにあふれ、BGM にも最適です。
 ゲルノート・アドリオンはドイツのヴィオラ奏者。1996 年以来ベルリン放送響の副首席奏者を務めています。ピアノの稲川友希は桐朋学園で学んだ後、ドイツを拠点に活躍する新鋭です。




HAENSSLER



HC 16099
¥2600
あまり聴く機会のないフルート協奏曲を
 若手がフレッシュに再現

  (1)インドジフ・フェルト:フルート協奏曲 (1954)
  (2)テオドラキス:アダージョ (1993)
  (3)ヴァインベルク:
   フルート協奏曲第2番Op.148b (1987)〜
    弦楽オーケストラ伴奏版
カトリン・クリスティアンス(フルート)
ルーベン・ガザリアン(指揮)
ヴュルテンベルク室内管弦楽団
 録音:2016年10月12-14日/フリーナ文化会館(フライン)/56’ 07”

 カトリン・クリスティアンスはハイデルベルク出身のドイツの女性フルート奏者。祖父の叔父がデンマークの大作曲家カール・ニールセンという家系で、6 歳よりフルートを始め、23 歳でハイデルベルク交響楽団の首席フルート奏者となりました。
 ここではチェコ、ギリシャ、ポーランド=ロシアの作曲家による20 世紀後半の協奏作品が集められています。いずれも前衛的ではなく、民族色あふれ魅力的。
 インドジフ・フェルト(1925-2007) の協奏曲はバルトークを思わす運動性に満ちた作品で、フルートの協奏曲としては珍しい兇暴な音響が現れます。ヴァインベルクの「フルート協奏曲第2 番」はもともとフル・オーケストラのための作品ですが、ここでは作曲者による弦楽オーケストラ版の世界初録音。テオドラキスはポピュラー・ソングも有名ですが、この「アダージョ」は彼のメロディ・メーカーぶりを示したもので、映画音楽のような情緒纏綿たる作品となっています。
 ヴァインベルクとテオドラキスは暗い作風ですが、若きクリスティアンスの情念に満ちたフルートに引き込まれます。




PENTATONE



PTC 5186677
¥2400
最高のロシア・ピアニズムを語り継ぐ、
 かくも素晴らしいピアニストがまだ存在した!

  ブラームス:
   (1)ヘンデルの主題による変奏曲とフーガOp.24
   (2)4つのバラードOp.10
ネリー・アコピヤン=タマーリナ(ピアノ)
 録音:1995年11月(1)、1995年10月、1996年1月(2)/スネイプ・メルティング・コンサートホール(サフォーク)/16bit. 44.1kHz、63’ 38”

 才能に恵まれながらソ連時代に不遇だったピアニストは少なからずいますが、ネリー・アコピヤン=タマーリナは現存ながら名声に浴することもなく、知る人ぞ知る存在となっています。
 1941 年にモスクワで生まれ、モスクワ音楽院で伝説的なピアニスト、アレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルに師事。1963 年にドイツで行われたシューマン国際声楽・ピアノコンクールで優勝し、74 年にはロベルト・シューマン賞を受賞したことで順風満帆なキャリアを始めると思いきや、実姉がイスラエル移住申請をしたため、彼女の亡命も危惧した当局により演奏活動を制限されました。不遇時代に始めた水彩画家としても才能を示し、展覧会も催されたほどです。1983 年にロンドンで公演して再発見され、以後イギリスを本拠に教育活動を行いました。
 彼女の師・ゴリデンヴェイゼルは帝政ロシアからソ連時代の大ピアニストで、名教授としてもニコラーエワ、ベルマン、カバレフスキーらを育てました。直接指導を受けた世代がほとんど残っていないなか、アコピヤン=タマーリナは貴重な直弟子で、その燦然たるファルテッシモ、最高のピアニッシモや銀色に光る和音など、伝説のロシア・ピアニズムを現存しています。
 それを後世に伝えるべく、Pentatone レーベルが彼女の遺産をCD 化します。第1 弾は十八番のブラームス。温かな音色、歌うようなラインなど、今日では聴くことのできないピアノ芸術が超貴重なうえ、不思議な魔法にかけられたようなひとときを味あわせてくれます。




DAPHNE



DAPHNE 1063
¥2600
ブリッタ・ビューストレム:魂たちのためのゲーム
 ビューストレム:
  魂たちのためのゲーム
   (独奏ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための)
 ビーバーへの散歩
 ビーバー:バッターリア(戦い) C61
 ビューストレム:ブリテンへの散歩
 ブリテン:フランク・ブリッジの主題による変奏曲 Op.10
ムシカ・ヴィテ、
マーリン・ブルーマン
 (ヴァイオリン、ディレクター)
 スウェーデンの作曲家ビューストレムとビーバー、ブリテン、「3人の"B"」を繋ぐ

 Caprice RecordsやChamber Soundの制作した数々の優れたアルバムで知られる、スウェーデンのスコーネ地方が本拠の室内管弦楽団「ムシカ・ヴィテ」と Daphne Recordsの初めてのコラボレーションは、スウェーデンの音楽シーンで活躍するブリッタ・ビューストレム(1977−)、ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644−1704)、ベンジャミン・ブリテン(1913−1976)の3人の「”B”のコラージュ」。
 ムシカ・ヴィテが芸術監督マーリン・ブルーマン(1975−)のために委嘱、ジャン=フィリップ・ラモー、バリ島のガムラン、ボブ・マーリーの音楽をインスピレーションに作曲されたビューストレムの《魂たちのためのゲーム》。1673年に作曲されたビーバーのユーモラスな音楽、「10声」のための《バッターリア》。師ブリッジの《3つの牧歌》の〈アレグレット・ポコ・レント〉の旋律を主題に採り「10の変奏」を展開したブリテンの《フランク・ブリッジの主題による変奏曲》。ビューストレムが書いた2つの「散歩」が、時代も様式も異なる3作を結ぶ「赤い糸」の役割を担います。

 ※録音:2016年11月13日−15日、スウェーデン




FOOTPRINT


FRCD 099
¥2600
トマス・イェンネフェルト:夜の歌
 夜の歌(2010)*
 4つのオペラ合唱曲(2016)†
  〔強制送還者たちの合唱、真夏の夜‡、
   パーティにて、フィナーレの合唱〕
イェシカ・ベクルンド(ソプラノ)*
アンドルー・マンゼ(指揮)*
スウェーデン放送合唱団&交響楽団*
マリア・デメールス(ソプラノ)‡
フレードリク・マルムベリ(指揮)†
エーリク・エーリクソン室内合唱団†
王立スウェーデン海軍音楽隊†
 トマス・イェンネフェルト(1954−)は、スウェーデンの作曲家。『新約聖書 ヤコブの手紙』による《富める者たちへの警告》、ハイネの詩による《詩人の恋》など、彼のポートレート・アルバム(Phono Suecia PSCD 68)に収録された合唱作品で主に知られ、明快な性格と明確なコントラストが彼の音楽語法の特徴と言われます。
 独唱、合唱と弦楽オーケストラのための「メランコリックな夜の音楽」《夜の歌》。「まだ作曲されていないオペラ」のための4つの合唱曲は、混声合唱とウィンドオーケストラのために作品として書かれました。高度な技術を求めながらも、美しく、感覚に訴える音楽。ドイツ語とスウェーデン語のテクストの他、シラブル(音節)で歌う曲も含まれます。2016年10月26日、このアルバムのミュージシャンたちによって初演された作品です。

 ※録音:2010年11月26日−27日、ベールヴァルドホール(ストックホルム)(夜の歌)/2016年10月24日−26日、ストックホルム・コンサートホール(ストックホルム、スウェーデン)(合唱曲)
 
FRCD 092
¥2600
ウールヴェルク 〜 現代スウェーデンの合唱音楽
 エミール・ローベリ:
  ほぼ4つの即興〔夏の旋律、冬の響き、春の調べ〕
  (2013)(合唱とサクソフォーンのための)*
 マリア・リーテル・フリューグ:
  わたしの胸から息を吐き出し(2014)
 マッティン・Q・ラーション:百兆の詩篇(2014)
イェスペル・エーリクソン
 (サクソフォーン)*
ウプサラ・ヴォーカルアンサンブル
ソフィア・オーグーレン(指揮)
 ウプサラ・ヴォーカルアンサンブルは、1964年、大学を中心に中世から栄えた都市ウプサラに国立の合唱団として設立されました。1980年にホーカン・パルクマン(1955−1988)の指揮で海外ツアーを行ってからは、男声合唱団「オルフェイ・ドレンガル」とともにウプサラを代表する合唱団とみなされるようになりました。
 「原初の作品」と「時計仕掛け」をかけたタイトルのアルバム『ウールヴェルク』。ウプサラ・ヴォーカルアンサンブルがソフィア・オーグーレンの指揮で初演した3つの作品が収録されました。
 合唱団、管弦楽団、室内アンサンブルの音楽を主に手がけるエミール・ローベリ(1985−)が、ウプサラ・ヴォーカルアンサンブルの委嘱により「合唱とアルトサックス」のために作曲した、メロディ、サウンド、リズム、即興を異なるアプローチで行った《ほぼ4つの即興》。歌手として知られるマリア・リーテル・フリューグ(1965−)が伝承の詩に作曲した《わたしの胸から息を吐き出し》。フランスのレーモン・クノーの詩をラーシュ・ハーグストレムがスウェーデン語に訳したテクストによるマッティン・Q・ラーション(1968−)の《百兆の詩篇》。「作曲家から直に楽譜が渡される新作を歌うことは、挑戦であり冒険です」。演奏者と作曲者のコラボレーションから生まれたアルバムです。

 録音:2016年11月11日−13日、ベーリンゲ教会(ベーリンゲ、スウェーデン)


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SWR CLASSIC



SWR19056CD
(7CD)
\6200→\5690
SWRアーカイヴ録音、ロスバウトBOXシリーズ第4弾
 ハイドン(1732-1809)作品集 1952-1962年 録音

【CD1】
 1-3.交響曲 第12番 ホ長調 Hob.I:12
 4-6.交響曲 第19番 ニ長調 Hob.I:19
 7-10.交響曲 第48番 ハ長調「マリア・テレジア」 Hob.I:48
 11-14.交響曲 第52番 ハ短調 Hob.I:52
  録音
  1961年6月22日…1-3/1961年7月9日…4-6
  1961年7月8日…7-10/1961年12月15.16日…11-14
【CD2】
 1-4.交響曲 第58番 ヘ長調 Hob.I:58
 5-8.交響曲 第65番 イ長調 Hob.I:65
 9-12.交響曲 第83番 ト短調「めんどり」 Hob.I:83
 13-16.交響曲 第87番 イ長調 Hob.I:87
  録音
   1959年2月17日…1-4/1959年2月16日…5-8
   1953年11月7日…13-16/1952年6月23日…13-16
【CD3】
 1-4.交響曲 第90番 ハ長調 Hob.I:90
 5-8.交響曲 第93番 ニ長調 Hob.I:93
 9-12.交響曲 第95番 ハ短調 Hob.I:95
  録音
   1957年10月26日…1-4/1958年12月19日…5-8
   1959年5月19日…9-12
【CD4】
 1-4.交響曲 第96番 ニ長調 Hob.I:96
 5-8.交響曲 第97番 ハ長調 Hob.I:97
 9-12.交響曲 第99番 変ホ長調 Hob.I:99
  録音
   1954年6月25日…1-4/1953年12月28日…5-8
   1952年6月27日…9-12
【CD5】
 1-4.交響曲 第100番 ト長調「軍隊」 Hob.I:100
 5-8.交響曲 第102番 変ロ長調 Hob.I:102
 9-12.交響曲 第104番 ニ長調 Hob.I:104
  録音
   1953年3月25日…1-4/1953年3月25日…5-8
   1952年6月27日…9-12
【CD6】
 1-3.チェロ協奏曲 ニ長調 Hob.VIIb:2
 4-6.トランペット協奏曲 変ホ長調 Hob.VIIe:1
 7-9.ヴァイオリン、ハープシコードと弦楽オーケストラのための協奏曲 ヘ長調 Hob.XVIII:6
 10-12.ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII:11
  モーリス・ジャンドロン(チェロ)…1-3
  ヴァルター・グライスレ(トランペット)…4-6
  スザンネ・ラウテンバッハー(ヴァイオリン)…7-9
  エディト・ピヒト=アクセンフェルト(ハープシコード)…7-9
  マリア・ベルクマン(ピアノ)…10-12
   録音
   1952年12月21日 ライヴ…1-3/1959年4月9日…4-6
   1959年2月18日…7-9/1959年4月3日…10-12
【CD7】
 1-3.レオポルド・ホフマン(1738-1793)(伝ハイドン):
  フルートと弦楽オーケストラのための協奏曲 Hob.VII:D4
 4-7.ハイドン:交響曲 第104番 ニ長調 Hob.I:104(1962年録音)
 8-11.ハイドン:交響曲 第45番 嬰ヘ短調「告別」 Hob.I:45 STEREO
  クラフト=トーヴァルト・ディロー(フルート)…1-3
  ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団…8-11
   録音
    1960年7月2日…1-3/1962年3月30.31日…4-7
    1958年11月15-19日…8-11 STEREO
ハンス・ロスバウト指揮
南西ドイツ放送交響楽団バーデン=バーデン
CD7:8-11のみベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハンス・ロスバウトのSWRアーカイヴ録音、BOXシリーズ第4弾はヨーゼフ・ハイドンの交響曲集。
 現代音楽の権威として知られるロスバウトですが、モーツァルトなど古典派作品における優れた演奏でも再注目されており、ロスバウトらしい「簡潔でムダのない」解釈はこのハイドンでも存分に発揮されています。一連の協奏曲では、ジャンドロンやアクセンフェルトなど、当時最高のソリストを迎え見事な演奏を繰り広げます。また、全曲中唯一のステレオ録音となる1958年ベルリン・フィルハーモニーとの「交響曲第45番」も注目です。
 SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。

  録音場所:バーデン・バーデン 南西ドイツ放送「ハンス・ロスバウト・スタジオ」  CD7:8-11のみBerlin-Zehlendorf, Evangelisches Gemeindehaus
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SWR19057CD
(3CD)
\3300→\2990
SWR所蔵オリジナル・テープ初CD化
 バックハウス/ベートーヴェン&ブラームス 1953-1962年 録音

【CD1】
 1953年 ルードヴィヒスブルク城 リサイタル
  1-4.ベートーヴェン(1770-1827):ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 Op.2-3
  5-7.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調「ワルトシュタイン」Op.53
【CD2】
 1953年 ルードヴィヒスブルク城 リサイタル(続き)
  1-5.ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調「ハンマークラヴィーア」Op.106
 1962年 シュトゥットガルト,リーダーハレ コンサート
  6-8.ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調「皇帝」Op.73
   ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)…6-8
   シュトゥットガルト放送交響楽団
【CD3】
 1959年 シュトゥットガルト,リーダーハレ コンサート
  1-4.ブラームス(1833-1897):ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.83
 アンコール
  ブラームス:ワルツ Op.39より
   5.第1番:ロ長調
   6.第2番:ホ長調
   7.第6番:嬰ハ長調
    ハンス・ミュラー=クライ(指揮)…1-4
    シュトゥットガルト放送交響楽団
ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)

 20世紀を代表するピアニストの一人、ヴィルヘルム・バックハウス(1884-1969)。一連のベートーヴェンの揺るぎない解釈で「鍵盤の獅子王」と異名を取った比類なき演奏家です。
 この3枚組は、バックハウスがSWR放送に残した全ての音源であり、3つのパフォーマンス(1953年のルードヴィヒスブルク城リサイタル、1959年、1962年リーダーハレでのコンサート)でのソロと協奏曲が収録されています。
 晩年のバックハウスの音楽的成熟度が伺える演奏が聴けるこのアルバム、ソナタや協奏曲で感じられる堅固な構築性と曲に対する真摯な思いはもちろんのこと、1959年のアンコールに演奏されたブラームスのワルツでは思いのほかチャーミングな表情が楽しめます。
 どの音源もSWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行った初のCDとなります。

  録音:1953年12月12日 Ludwigsburg, Schloss, Ordenssaal…CD1.CD2:1-5  1962年3月15日 Stuttgart, Liederhalle…CD2:6-8 1959年12月2日 Stuttgart, Liederhalle…CD3



<メジャー・レーベル>
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オーストラリアELOQUENCE



4828705
(2CD)
\1800
「モーツァルトの222回目の誕生日に行われたコンサート」初CD化(全曲盤)
 《ネヴィル・マリナー〜1978年モーツァルト・ライヴ》

 モーツァルト:
 《CD 1》
  1) 歌劇『クレタの王イドメネオ』K.366から序曲、
  2) コンサート・アリア
    「もういいの、わたしはすべてを聞いた……
     恐れないで、愛する人よ」K.490、
  3) 交響曲第40番ト短調K.550 /
 《CD 2》
  1) コンサート・アリア
     「どうしてあなたを忘れられよう……心配しないで、愛する人よ」K.505、
  2) ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)(CD 1: 2, CD 2: 1)、
アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)(CD 2)、
ヒュー・マグワイア(ヴァイオリン)(CD 1: 2)、
ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ

 モーツァルト222回目の誕生日コンサート初の全曲盤
 アナログ時代後期の卓越したモーツァルト演奏家によるガラ・コンサートのCD初発売。
 モーツァルトの222回目の誕生日に当たる1978年1月27日、このお祝いイベントがストラスブールのパレ・ド・ラ・ムジーク・エ・デ・コングレにて、モーツァルトの円熟期の10年間を見据えた独創的なプログラムで行われました。このコンサートに参加したすべての人は、完璧なモーツァルトの愛好家と証明されたことを誇りに思ったことでしょう。
 2つのコンサート・アリアは、ソプラノ歌手ジェシー・ノーマンが歌っています。ノーマンは輝かしいキャリア真っただ中にあったそのステージで、ロイヤル・オペラで喝采されたモーツァルトのソプラノ役を引き受けています。
 K.505のアリアの伴奏者はモーツァルトのピアノ弾きとして定評のあるアルフレッド・ブレンデルです。このコンサートの後半で演奏された、1786年作曲のピアノ協奏曲K.503は、その直前に初演された『フィガロの結婚』の深みある優れたユーモアをまとっています。
 『イドメネオ』序曲と交響曲第40番は、少なくともイギリスで、モーツァルトの音楽ではレコード収集家の心を誰よりも惹きつけている合奏団、アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズによる演奏です。創設者であるネヴィル・マリナーが確かな表現形式の感性を持って演奏しています。
 このコンサートの一部が収録されたCDは以前発売されていましたが、コンサート全体が収録されたもののリリースは今回が初めてです。今回、新たにエロクァンスよりリマスタリングされての発売となります。すべてのモーツァルト愛好家にとって見逃せないアルバムといえましょう。
 オリジナル・ジャケットのブックレット、アリアの歌詞および対訳付き。

  【録音】1978年1月27−28日、ストラスブール、パレ・ド・ラ・ムジーク・エ・デ・コングレ
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4828792
\1200
《アーサー・フィードラー〜フィードラー・アンコール集》
 1) シベリウス:フィンランディアOp.26 No.7、
 2) スメタナ:『わが祖国』から「モルダウ」、
 ドヴォルザーク:スラヴ舞曲
  3) 第1番Op.46 No.1、4) 第15番Op.72 No.7、
 5) メンデルスゾーン:劇音楽『夏の夜の夢』から「結婚行進曲」、
 6) フンパーディンク:歌劇『ヘンゼルとグレーテル』から「パントマイム」、
 7) ヴェルディ:歌劇『アイーダ』からバレエ音楽、
 8) ショパン:ポロネーズ第3番イ長調Op.40 No.1『軍隊』(グラズノフ管弦楽編)、
 9) ジョン・ウィリアムズ:『スター・ウォーズ』のテーマ、
 10) スティーヴン・ソンドハイム:
   ミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』から
    「センド・イン・ザ・クラウンズ」、
 11) ジョン・ウィリアムズ:『ジョーズ』のテーマ、
 12) バーブラ・ストライサンド:エバーグリーン(『スター誕生』の愛のテーマ)、
 13) ニール・セダカ:愛ある限り(リチャード・ヘイマン編)
アーサー・フィードラー(指揮)
ボストン・ポップス・オーケストラ

 クラシックからポピュラーまで、2枚分を収録した充実の一枚
 20世紀の偉大な芸術音楽の普及者の一人で、モーツァルトとシュトラウスの名を広めたアーサー・フィードラーは、ボストン・ポップス・オーケストラの音楽監督として、半世紀の間いくつかのレーベルに録音を行いました。エロクァンスはすでにドイツ・グラモフォンの『そりすべり』を再発売していますが、今回は2枚のデッカ・アルバムを初めて1枚にまとめ、ぎっしりと曲が盛り込まれたCD(79分)を発売します。
 『フィードラー・アンコール』は幾分そのタイトルを裏切るような、コアなクラシックのレパートリーを熱い思いで演奏するフィードラーの才能を見せつける充実した作品が収録された1978年のアルバムです。お祭り騒ぎのシベリウスの『フィンランディア』、同様に熱いナショナリズムが感じられるスメタナの『モルダウ』をお楽しみいただけます。
 映画音楽の編曲とポピュラー音楽もアルバムを彩ります。スピルバーグの映画『ジョーズ』と『スター・ウォーズ』にジョン・ウィリアムズが作曲したテーマ、ソンドハイムの「センド・イン・ザ・クラウンズ」の魅力的な器楽ヴァージョン、そしてストライサンド(「エバーグリーン」)とニール・セダカ(「愛ある限り」)による歌も収録。

  【録音】1977年6月17−18日(1-3)、1978年6月15、17日(4-13)、ボストン、シンフォニー・ホール
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4824749
\1200
《アンソニー・ルイス、サーストン・ダート〜
 ヘンデル:『イェフタ』/『ロドリーゴ』/リュートとハープのための協奏曲集》

  ヘンデル:
  1) オラトリオ『イェフタ』HWV70からシンフォニア2曲*、
  2) 歌劇『ロドリーゴ』HWV5—組曲*、
  3) ハープとリュートのための協奏曲変ロ長調
   (オルガン協奏曲変ロ長調HWV294 Op.4 No.6からの編曲)*、
  4) ハープ協奏曲ヘ長調
   (オルガン協奏曲ヘ長調HWV293 Op.4 No.5からの編曲)*、
  5) 合奏協奏曲ハ長調HWV318『アレクサンダーの饗宴』

*DECCA初CD化
オシアン・エリス(ハープ)(3, 4)、
デスモンド・デュプレ(リュート)(3)、
カール・ピーニ、ネヴィル・マリナー(ヴァイオリン)(5)、
アンソニー・ルイス(1, 2)、
グランヴィル・ジョーンズ(3-5)(指揮)
フィロムジカ・オブ・ロンドン

 オワゾリールの初期のステレオLP2枚から選曲されたヘンデルの作品集
 このアルバムの作品はデッカのレーベル、オワゾリールにより発売された極めて初期のステレオのLP2枚から選ばれています。
 『ヘンデルの音楽』は1958年のアルバムで、アリア集と歌劇『ロドリーゴ』からの器楽の組曲が収録されていました。『ロドリーゴ』はヘンデルの初期の、ロンドンに行く前のイタリア・オペラで、1707年にフィレンツェで初演されました。このオリジナルLPと同様にこのアルバムでも、ヘンデルの最後のオラトリオ、壮大で悲劇的な『イェフタ』からの2つのシンフォニアが『ロドリーゴ』組曲の前に置かれています。
 2年後のヘンデル管弦楽作品集のLPでは、音楽学者でチェンバロ奏者のサーストン・ダートが、ジャコビアン・アンサンブルからの協力者、ウェールズのヴァイオリニストのグランヴィル・ジョーンズとともに、1735年から36年に作曲されたヘンデルの協奏曲Op.4から2曲を演奏しました。オリジナルはオルガンのために書かれたものですが、ここではサーストン・ダートの編曲により演奏されています。
 ハープのオシアン・エリス、リュートのデスモンド・デュプレもヴィルトゥオジティー溢れる演奏を披露しています。

 【録音】1958年3月、ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ1(1, 2)、1959年6月8日、ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ3(3, 4)、1959年6月2日、ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール(5)
 .


4825521
(2CD)
\1800
《エドゥアルト・ファン・ベイヌム〜
 シューベルト:交響曲第3−6・8番 / ロザムンデ》

  シューベルト:
 《CD 1》
  交響曲
   1)第4番ハ短調D417『悲劇的』*、
   2) 第5番変ロ長調D485*、
  3) 劇付随音楽『ロザムンデ』(抜粋)*/
 《CD 2》
  交響曲
   1) 第3番ニ長調D200、
   2) 第6番ハ長調D589『小ハ長調』、
   3) 第8番ロ短調D759『未完成』

*DECCA初CD化
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団

 コンセルトヘボウ管弦楽団常任指揮者としてのベイヌムの遺産
 エドゥアルト・ファン・ベイヌムの名前は、アムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の音楽監督としては、より長く常任指揮者として在籍し世界的に知られているウィレム・メンゲルベルクとベルナルト・ハイティンクの間にあって見落とされがちかもしれません。
 エロクァンスではデッカとフィリップスの両方でこのオーケストラとファン・ベイヌムが録音した作品の大部分を再発売しています。そこではファン・ベイヌムが、非凡な感受性を持ち、スコアに忠実に明瞭に表現する演奏者であることが改めて明らかにされています。
 今回のアルバムは特にシューベルト愛好家としてのファン・ベイヌムの心に添うようなレパートリーが選ばれています。

 【録音】1946年9月17日(CD 1: 2)、1952年5月(CD 1: 3)、1952年11月−12月(CD 1:1)、1955年6月6−9日(CD 2: 1)、1957年5月22−25日(CD 2: 2, 3)、アムステルダム、コンセルトヘボウ、大ホール
 .


4828147
(2CD)
\1800
《エドゥアルト・ファン・ベイヌム〜
 マーラー:交響曲第4番 / 大地の歌 / 歌曲集》

 マーラー:
 《CD 1》
  1) 交響曲第4番ト長調、2) さすらう若者の歌* /
 《CD 2》
  1) 大地の歌*、2) さすらう若者の歌*

*DECCA世界初CD化
マーガレット・リッチー(ソプラノ)(CD 1: 1)、
エフゲニア・ザレスカ(メッゾ・ソプラノ)(CD 1: 2)、
ナン・メリマン(コントラルト)(CD 2)、
エルンスト・ヘフリガー(テノール)(CD 2: 1)、
エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(CD 1: 1, CD 2)、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(CD 1: 2)

 ファン・ベイヌムの新しい、繊細なマーラー演奏が堪能できる一枚
 高名なマーラー愛好家エドゥアルト・ファン・ベイヌムのデッカ録音遺産全集を新規リマスタリング。
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団は最も密接に、最も長くマーラーの音楽と関わってきました。それは作曲家とこの楽団の二人目の音楽監督ウィレム・メンゲルベルクの間で育まれた関係で、それは現在まで続いています。
 エドゥアルト・ファン・ベイヌムは1945年、メンゲルベルクの後を継ぎましたが、彼は前任者の足跡をたどることはせず、マーラーの音楽に神経症的な要素を見ていたこともあり、始めはあまり積極的なマーラー愛好家ではありませんでした。
 それでも、この音楽へのファン・ベイヌムの取り組みは新しく繊細であるという評価が付属のブックレットでも明らかにされているように、彼は自らが選んだ曲目を献身的な表現で演奏し、聴き手の共感を誘います。
 1946年、デッカのアーティストとして契約をしてほどなく、彼はマーラーの連作歌曲集『さすらう若者の歌』をアムステルダムではなく、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とポーランドのメッゾ・ソプラノ歌手エフゲニア・ザレスカとともに録音しました。
 その後オランダに戻り、1952年に、マーラーの最もクラシック的に作られた作品であり、そのためファン・ベイヌムの音楽体質によく合っている交響曲第4番を録音しました。
 この録音はその繊細さと上品さであっという間に伝説的定番となり、その後ずっと無数のレーベルで再発売されました。
 4年後エドゥアルト・ファン・ベイヌムが『大地の歌』を録音し、テノール歌手エルンスト・ヘフリガーと、特にコントラルト歌手のナン・メリマンの好感度の高い歌唱で、この時代評価の高かったフェリアー、ワルター、ウィーン・フィルの録音に匹敵することが認められました。
 メリナンはファン・ベイヌムの最後のマーラーの録音、『さすらう若者の歌』の再録音にも参加しました。4曲の録音すべてが初めてデッカで一つにまとめられました。

 【録音】1946年11月27日&1947年12月16日、ロンドン、キングスウェイ・ホール(CD 1: 2)、1952年4月29、30日、5月1−3日(CD 1: 1)、1956年12月3−6日(CD 2: 1)、8−12日(CD 2: 2)、アムステルダム、コンセルトヘボウ、大ホール
 .


4827642
(3CD)
\3000
《フリッツ・レーマン〜J.S.バッハ:カンタータ集》
J.S.バッハ:カンタータ
《CD 1》
 1) 暁の星はいと麗しかなBWV1、
 2) キリストは死の縄目につながれたりBWV4、
 3) かくて戦おこれりBWV19* /
《CD 2》
 1) わがうちに憂いは満ちぬBWV21*、
 2) 主なる神は日なり、盾なりBWV79*、
 3) わが魂はほめ讃うBWV189*、
《CD 3》
 1) 飢えたる者に汝のパンを分かち与えよBWV39*、
 2) 主よ、汝の下僕の審きにかかずらいたもうなかれBWV105*、
 3) 満ち足れる安らい、嬉しき魂の悦びよBWV170

*ドイツ・グラモフォン初CD化
フリッツ・レーマン(指揮)
ベルリン・モテット合唱団、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 バッハのカンタータの魅力を知り尽くす秀逸の選曲で
 バッハの指揮者フリッツ・レーマンが同時代の演奏の基準を明らかにしたカンタータ録音全集が最新リマスタリングにより、まとめてCD化されます。カール・リヒターが世界の聴衆にカンタータを広める前のバッハ演奏家の時代、フリッツ・レーマンの名前は際立っていました。実際さらにリヒターを上回ることになっていたかもしれませんが、1956年にまだ51歳という早すぎる死を迎え、それは何か意味があるかのようにステレオ時代の直前のことで、そこからレコード音楽は新しい時代に入っていきました。
 1950年から52年の間、ドイツ・グラモフォンの当時新しかった、古楽とバロック音楽を扱うアルヒーフ・レーベルに行った一連のカンタータ録音には、更に大きな歴史的な意味がありました。
 最も理論に拘る聴き手は、私たちが理解しているような「歴史的な情報」に基づいた演奏の原則に合わせているだけと主張するかもしれませんが、大部分の聴き手は朗々とした気高いソロの歌唱を聴いて、レーマンのアプローチによる多彩な魅力に抵抗し難くなることでしょう。
 レーマンのカンタータの選曲は特に秀逸で、多くの人たちが採り上げる「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」や「われは満ち足れり」は避け、一つひとつにすばらしいバッハの表現スタイルを見つけることができる曲が選ばれています。
 バッハがキャリアのどの時も立ち返った、若々しい「キリストは死の縄目につながれたり」、円熟したライプツィヒ時代の作品で並外れた巧妙さと美しさを持つ「暁の星はいと麗しかな」や「主よ、汝の下僕の審きにかかずらいたもうなかれ」など9曲収録。

 【録音】1950年7月31日−8月2日、ドイツ、ゲッティンゲン、聖ヨハネス教会(CD 1: 1)、1951年8月3日、ミュンヘン、Bavaria-Filmateliers(CD 2: 3)、10月24−26日、ミュンヘン、Theatersaal、Amerikahaus(CD 3: 3)、1952年6月9日(CD 1: 3)、10日(CD 1: 1)、11日(CD 2: 1)、12日(CD 3: 1)、13日(CD 2: 2)、15日(CD 3: 2)、ベルリン、イエス・キリスト教会





<国内盤>

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ALM/コジマ録音



ALCD-3113
¥2800+税
タラス・デムチシン&ベートーヴェン・シンフォニエッタ
 愛、天才の神髄 〜モーツァルト&ベートーヴェンの管弦楽〜

  モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K. 622
  ベートーヴェン:
   ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス 第2番 ヘ長調 Op. 50
  モーツァルト:交響曲第29番 イ長調 K. 201
タラス・デムチシン(バセットクラリネット&指揮)
武内麻美(ヴァイオリン)
ベートーヴェン・シンフォニエッタ
〈録音〉なみきスクエア東市民センター 2016年11月14日 [Live Recording]
 九州交響楽団首席クラリネット奏者のタラス・デムチシンを中心に、福岡を拠点として活動を広げるオーケストラ、ベートーヴェン・シンフォニエッタ。2016年、熊本地震チャリティーコンサートとして、モーツァルトの朗らかなイ長調作品とベートーヴェンの甘美な《ロマンス》をプログラムしたコンサートを届けた。二人の天才作曲家の愛に包まれるような安らぎのひとときをすべての人に贈る、心あたたまるライヴ盤。

 タラス・デムチシン(バセットクラリネット&指揮):

  1984年、ウクライナのリヴィフ生まれ。父は作曲家で指揮者、母はソプラノ歌手、兄はヴァイオリニストという音楽一家の中で育ち、7歳よりクラリネットを始める。S. クルシェリヌィーツィカ音楽学校、ミコーラ・リーセンコ音楽大学を卒業後、ドイツに留学し、ダルムシュタット音楽芸術アカデミーで学ぶ。Villa Musicaより奨学金を得てベルリンに拠点を移し、ハンス・アイスラー音楽大学を首席で卒業。これまでに、K. ヘンネル、Y. コルチンスキー、M. シュミット、K. シュミット、R. フォースター、D. キューンの各氏に師事。ドミトロ・ヴィダ国際コンクール(2000/2003年)、バルトハウゼン城コンクール(2005年)で第2位、ダ・ポンテ財団コンクール(2005年)、オーベルストドルフ夏期音楽セミナーコンクール(2006年)で第1位を受賞。第12回大阪国際音楽コンクール(2011年)で木管楽器部門第1位他、グランプリ、オーディエンス賞、アルソ賞をトリプル受賞。ARD国際音楽コンクール(2012年)に出場。2007年より九州交響楽団首席クラリネット奏者に就任。同交響楽団と手塚幸紀指揮でモーツァルト、下野竜也指揮でウェーバーの協奏曲をソリストとして共演。2010年には指揮者としての活動も始める。これまでに指揮を秋山和慶、山下一史、2013年より上野学園において、下野竜也、大河内雅彦の各氏に師事。2012年、セビリアにてセビリア王立交響楽団のメンバーと室内楽コンサートを行う。同年、洗足学園大学にてマスタークラスに招かれるほか、A. ブリバエフ指揮・九州交響楽団とコープランドの協奏曲を共演。また、アンサンブル神戸に招かれL. シュピーラー指揮でウェーバーの協奏曲を共演。2013年、九州交響楽団定期演奏会において、G. ベルク指揮でモーツァルトの協奏曲を共演。同年、CD「ドゥレクリューズ 古典・現代作品の主題による14の大練習曲」をリリース。2014年1月には、ヤマハ銀座コンサートサロンにてリサイタルを開催する。また、ゲスト首席奏者として新日本フィルハーモニー交響楽団に招かれる。同年、ベートーヴェン・シンフォニエッタを設立し、指揮者に就任。CD「マンハイム宮廷の栄華?シュターミッツの管弦楽?」をリリース。2015年、カスタム・ウィンズ木管五重奏団のメンバーとなり、CD「アゴラ」をリリース。2016年、PTNAにおいてシューマン ピアノ協奏曲(赤松林太郎 ピアノ)を指揮する。

 武内 麻美(ヴァイオリン):

  1987年、北九州市出身。響ホール室内合奏団団員。福岡教育大学芸術コースヴァイオリン専攻卒業。2014年、イタリア・ペルージャ国際音楽祭参加。ディプロマ取得。これまでに、G.プーレ、D.ルービンシュタイン、C.ヘンケルの各氏、またバロックヴァイオリンにてE.オノフリ、戸田薫、P.ヘレラ、E.ジラール各氏のマスタークラス等で研鑽を積む。2010年、宇部音楽鑑賞協会主催、有田正広氏プロデュースによる「音楽の宝箱」テレマン《食卓の音楽》第1集全曲演奏会に出演。2011年、NPO法人うべ未来100プロジェクト主催、有田正広氏プロデュース「激情のバロック」出演。同年、響シリーズ・響ホール室内合奏団演奏会にて、チェンバロ奏者中野振一郎氏の弾き振りにより、ジェミニアーニ合奏協奏曲《ラ・フォリア》、2012年、日韓交流演奏会にてヴィヴァルディ《四季》、2017年、響ホール室内合奏団定期演奏会にてヴィヴァルディ《4つのヴァイオリンのための協奏曲》1st solo等、ソリストも務める。2012年、中野振一郎氏の指揮・チェンバロのもと、響ホール室内合奏団「女神(ミューズ)たちの饗宴〜18世紀ロココの宮廷を彩った音楽〜」をコジマ録音より発売。レコード芸術準特選盤。これまでに篠崎永育、篠崎史紀、小林武史、西和田ゆう、原田大志、三木妙子の各氏に師事する。現在、福岡を拠点にソロ、室内楽、オーケストラ等、幅広く活動中。ザ・シンフォニエッタ ゲストコンサートミストレス、Aqua Trioメンバー、ベートーヴェン・シンフォニエッタ コンサートミストレス。

 ベートーヴェン・シンフォニエッタ:

  九州交響楽団首席クラリネット奏者タラス・デムチシンが指揮者となり、クラシックを気楽に楽しみ、演奏家と聴衆が共に成長できる環境を創っていきたいという思いから、2014年12月に設立されたプロオーケストラ。九州交響楽団、響ホール室内合奏団、その他優秀な若手フリーランスメンバーから成る。2015年9月、福岡銀行ホール(FFGホール)にてデビュー以来、2016年10月熊本県立劇場にて芸術鑑賞会、同年11月熊本地震チャリティーコンサート、2017年8月湧き上がる音楽祭in北九州出演、同年12月モーツァルト《レクイエム》とベートーヴェン《第九》を一夜で演奏など、福岡を拠点に精力的に活動を展開する。



《好評発売中》 タラス・デムチシンのCD

●ドゥレクリューズ:古典・現代作品の主題による14の大練習曲 (ALCD-3098)
       税抜価格¥2.500
●マンハイム宮廷の栄華 ?シュターミッツの管弦楽? (ALCD-3100)
 タラス・デムチシン(cl, 指揮)ナザール・ヤスニツキー(vn)オスカー・マーティン(cemb)響ホール室内合奏団
       税抜価格¥2.800


















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