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≪第96号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その6 2018/3/20〜







3/23(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜



CPO



7779992
\2700
エルンスト・ヴィルヘルム・ヴォルフ(1735-1792):受難オラトリオ
 「Jesu, deine Passion will ich jetzt bedenken
  イエス、あなたの受難を私は思い出す」…世界初録音
ハンナ・ヘアフルトナー(ソプラノ)
マリアン・ディ−クフイゼン(メゾソプラノ)
ゲオルク・ポップルッツ(テノール)
マウロ・ボルジョーニ(バス)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)
ケルン・アカデミー
 テューリンゲンで生まれ、幼い頃から音楽の才能を発揮したというヴォルフ。作曲家として認められてからはC.P.E.バッハと友情を結び、生涯称えあう仲になりました。音楽家としての名声は非常に高く、とりわけ、彼が後半生を過ごし宮廷楽長に登り詰めたヴァイマールでは「ヴァイマールのヴォルフ」と呼ばれ尊敬を集めました。
 現在では交響曲や器楽曲などが時折演奏されますが、声楽曲はあまり演奏される機会がなく、この世界初録音となるヴィレンズとケルン・アカデミーの“受難オラトリオ”は、とても貴重な1枚となります。
 ギャラント様式を踏襲した繊細な表現による、バロック期から古典派への橋渡しを担うにふさわしい端正で美しい受難曲です。

  録音 2017年11月16-19日 Deutschlandfunk Kammermusiksaal
 


555050
\2100
イタリアのマンドリンとヴァイオリン曲集
 協奏曲、トリオ、ソナタ集
 1.アントニオ・ヴィヴァルディ(1678-1741):
  マンドリンと独奏、2台のヴァイオリン、
   他の楽器のための協奏曲 ロ長調 RV548/764
 2.ヴィヴァルディ:
   マンドリン、ヴァイオリン、チェロ、リュートのためのトリオ ハ長調 RV82
 3.ヴィヴァルディ:トリオ ト短調 RV85
 4.カルロ・アッリゴーニ(1697-1744):トリオ ホ短調
 5.アッリゴーニ:
   マンドリン、2台のヴァイオリン、他の楽器のための協奏曲 ハ長調
 6.ラニエーリ・カッポーニ(生没年不詳):ソナタ 第8番 ホ短調
 7.ヨハン A.ハッセ(1699-1783):
  2台のヴァイオリン、チェロとリュートのための協奏曲 ト長調
イル・カンティーノ
《メンバー》
アンナ・トルゲ(マンドリン)
平崎 真弓(ヴァイオリン)
竹内 潮生(ヴァイオリン)
イヴェス・ユティエル(ヴァイオリン)
ザンディ・ヴァン・ディーク(ヴィオラ)
ヨハネス・レシャー(チェロ)
ミヒャエル・フライムート(リュート)

アンナ・トルゲ&平崎 真弓(指揮)
 17世紀から18世紀にかけて作曲されたマンドリンとバロック・ヴァイオリンの作品集。
 この当時のマンドリンは17世紀中ごろに登場した楽器で、リュートから発生したとされています。初期のマンドリンは6コースのガット弦を持ち、ヴィヴァルディの作品はこの形の楽器を想定して書かれています。
 このアルバムで聴くことができるのはヴィヴァルディをはじめとした4人の作曲家の多彩な作品で、どれもが「ヴァイオリンとマンドリンの対話」であり、この日本人奏者を含む“イル・カンティーノ”による演奏は、各々異なる音色が溶け合った極上の響きを楽しめます。

 録音 2015年12月5-8日 Deutschlandfunk  Kammermusiksaal
 

555173
\2700
ヘンデル(1685-1759):
 1.ヨハネ受難曲
 2.「ああ主よ、哀れなる罪びとわれを」によるコラールカンタータ
ラ・カペラ・ドゥカーレ
《メンバー》
ウルリケ・ホフバウアー(ソプラノ)
イナ・ジードラチェク(ソプラノ)
アレクサンダー・シュナイダー(カウンターテナー)
ダヴィッド・エルラー(カウンターテナー)
ハンス・イェルク・マンメル(テノール)
トビアス・フンガー(テノール)
ヴォルフ・マティアス・フリードリヒ(バリトン)
マティアス・フィーヴェグ(バリトン)
ローランド・ウィルソン(指揮)
ムジカ・フィアタ
 この演奏で指揮を務めるローランド・ウィルソンはトランペットとコルネット奏者として高く評価されるとともに、音楽学者としても活躍。バロック期の知られざる作品を発見、演奏することに力を注いでいます。
 このアルバムに収録されたヘンデルの2つの作品のうち1704年に初演された「ヨハネ受難曲」は、作曲家は匿名で発表された曲。1723年に同じ詩を用いて作品を発表したマッテゾンによる詳細なレビューでも「この作品からは成熟したヘンデルを想起させる」とあり、ヘンデルの作品であることは間違いないでしょう。
 もう1曲のコラール・カンタータは、早期の作品と考えられていますが、こちらもヘンデルらしい輝かしく荘厳な旋律に溢れています。

  録音 2017年5月28-30日 Erzengel-Michael-Kirche, Koln
 

555170
\2700
クリストフ・グラウプナー(1683-1760):イエスの苦しみ
受難カンタータ集 第2集
 1.Das Leiden Jesu von seinen Freunden GWV 1122/41
 2.Die Gesegnete Vollendung der Leiden Jesu, GWV 1127/41
 3.Die Schmahliche Verspottung, GWV 1170/41
エクス・テンポーレ
《メンバー》
アンネリース・フォン・グラムベーレン(ソプラノ)
ヤーナ・ピエテルス(メゾ・ソプラノ)
マルニクス・デ・カート(アルト)
ローター・ブルム(テノール)
ドミニク・ヴェルナー(バス)
フローリアン・ハイアリック(指揮)
マンハイム・ホーフカペレ
 ドイツ後期バロック時代の作曲家グラウプナーによる受難カンタータ集の第2集。第1集(555071)と同じくエクス・テンポーレのメンバーとマンハイム・ホーフカペレ、ハイアリックの指揮による洗練された演奏です。
 18世紀初頭の北ドイツで最も人気あるオペラ作曲家の一人であったグラプナーは、声楽の使い方に熟知しており、これらのカンタータでも、キャッチーなメロディによる歌手たちの歌の見せ所が存分に用意されているとともに、バックを務めるオーケストラの楽器も歌と競うように、見事なアンサンブルを聴かせます。
 時には弦楽器のみのアンサンブルもあり、多彩な響きは聴き手を魅了します。

  録音 2017年3月16日 Miry Konzertsaal, Musikhochschule Gent ライヴ収録
 

555085
\2700
テレマン(1681-1767):管楽器のための序曲集 第1集
 1.序曲 ヘ長調 TWV44:16
 2.5つの楽器のための協奏曲 ニ長調 TWV 44:2
 3.序曲 ヘ長調 TWV 44:8
 4.5つの楽器のための協奏曲 ニ長調 TWV 44:14
 5.序曲 ヘ長調 TWV 44:10
オルフェオ管楽アンサンブル
カリン・ファン・へールデン(指揮)
 テレマンの作品の数多くは宮廷のために作曲されていますが、ハンブルクの音楽監督に就任してからは、裕福な市民や、都市を守る軍事職人たちのためにもユニークな作品を書きました。
 このアルバムに収録されている作品は、都市に駐屯する守備隊のために書かれたもので、テレマンは彼等のアンサンブルに精通しており、およそ20曲の「管楽器アンサンブル」が残されています。
 基本的に2本のオーボエと2台のホルン、そしてファゴットというクィンテットという小ぶりな編成です。室内アンサンブルの基本とも言える緻密な音楽を、オーボエ奏者でもあるカリン・ファン・へールデンが指揮するオルフェオ管楽アンサンブルが生き生きと演奏しています。

 録音 2016年4月4-17日 Brudergemeine Gnadau
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555128
\2700→\2490
アンリ・マルトー(1874-1934):弦楽四重奏曲全集 第1集
 1-4.弦楽四重奏曲 第2番 Op.9
 5-12.8つの歌曲集 Op.19b
  ソプラノと弦楽四重奏のための
カリーヌ・デエ(ソプラノ)…5-12 Karine Deshayes
イサシ弦楽四重奏団
《メンバー》
アンナ・ボイガス(ヴァイオリン)
細田 千香子(ヴァイオリン)
カーステン・ドーバーズ(ヴィオラ)
ガイ・ダネル(チェロ)
 フランス出身、スウェーデンに帰化したヴァイオリニスト、アンリ・マルトーの弦楽四重奏曲全集がスタート。第1集には弦楽四重奏曲第2番と、マルトーの代表作とも言える「8つの歌曲集」がされています。
 Op.19の歌曲は彼がドイツから追放され、スウェーデン国王の庇護のもと、スウェーデンで暮らしていた1915年から1917年にかけて作曲された曲集で原曲は弦楽合奏の伴奏が付けられています。ヴラディグエロフによるピアノ版も存在しますが、こちらは弦楽四重奏の伴奏が施されており、弦のふくよかな響きと、カリーヌ・デエの美しい声が見事な調和を見せています。
 イサシ弦楽四重奏団は作曲家アンドレス・イサシの名を冠し、2009年に設立されたアンサンブル。19世紀フランス作品を中心に、ロマン派から現代音楽をレパートリーの中心にしています。

  録音 2017年6月19-20日 Neumarkt i. d. Oberpfalz, Historischer Reitstadel

 
こちらはアンリ・マルトーの歌曲集

SOLO MUSICA
SM263
\2300→\2090
アンリ・マルトー(1874-1934):歌曲集
 8つの歌曲 Op.19c
  1.第1番:Pluie
  2.第2番:A Douarnenez en Bretagne
  3.第3番:Ritournelle
  4.第4番:Matin d'Octobre
  5.第5番:Chanson de mer
  6.第6番:Vitrail
  7.第7番:Pietie des choses
  8.第8番:Dans la rue, le soir
 8つの歌曲 Op.28
  9.第1番:Stille Fahrt
  10.第2番:Die Eichbaume
  11.第3番:Abendlied
  12.第4番:Empor!
  13.第5番:Gipfelndes Gluck
  14.第6番:Regenlied
  15.第7番:Hutet Euch
  16.第8番:Liebesnacht
 5つの「葦の歌」Op.31
  17.第1番:Sehr getragen
  18.第2番:Sturmisch, doch nicht hastig
  19.第3番:Andante con moto
  20.第4番:Allegro agitato
  21.第5番:Andante molto Sostenuto
ヴェッセリーナ・カサロヴァ(メゾ・ソプラノ)…1-16
ガリーナ・ヴラチェヴァ(ピアノ)…1-16
D.フィッシャー=ディースカウ(バリトン)…17-21
ギュンター・ヴァイセンボルン(ピアノ)…17-21
フランツ・シュミットナー(ヴィオラ)…17-21
 世界初録音

 フランス出身、スウェーデンに帰化したヴァイオリニスト、アンリ・マルトー。作曲家としても室内楽を中心に印象的な作品をいくつか残しています。作品の中で歌曲は比較的知られており、何人もの歌手たちによって彼の作品は歌い継がれています。
 Op.19の歌曲は彼がドイツから追放され、スウェーデン国王の庇護のもと、スウェーデンで暮らしていた1915年から1917年にかけて作曲された曲集。もともとは弦楽合奏の伴奏でしたが、ブルガリアの作曲家ヴラディグエロフがピアノ版に編曲しています。
 ブルターニュの自然風景、海、そして恋人の姿が描かれた美しい作品です。Op.28はドイツの詩人たちの詩が用いられた、味わい深い風情を持つ歌曲集です。
 これらを歌うのは名歌手ヴェッセリーナ・カサロヴァ。オペラとはまた違う繊細な表情で、これらの歌曲を丁寧に歌いあげます。ヴィオラを伴うOp.39「葦の歌」はフィッシャー=ディースカウによる1956年の歴史的歌唱を収録。マルトーの魅力を再認識する1枚です。

 録音:2017年8月8-10日  Radiostudio Zurich…9-16 2017年4月19-21日  Radiostudio Zurich…1-8 1956年10月2日  Norddeutscher Rundfunk, Hamburg…17-21

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555197
\2700→\2490
ノイダウアー/キルシュネライト
 メンデルスゾーン(1809-1847):協奏曲集

 1-3.ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲 ニ短調
 4-6.ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲 ニ短調
レーナ・ノイダウアー(ヴァイオリン)
マティアス・キルシュネライト(ピアノ)
ティモ・ハントシュー(指揮)
南西ドイツ・プフォルツハイム室内管弦楽団
 少年時代のメンデルスゾーンが書いた「ヴァイオリン、ピアノと弦楽オーケストラのための協奏曲」は、自宅で定期的に開催されるコンサートで演奏するために1823年に完成されました。
 彼の姉ファニーがピアノを、友人エドゥアルト・リーツがヴァイオリンを演奏することを想定して作曲されたようで、2台の楽器が親密な調べを奏でる美しい作品です。その前年に完成されたヴァイオリン協奏曲 ニ短調もリーツのために書かれており、こちらはずっと存在が忘れられていましたが、1951年にメニューインが発見して以来、演奏の機会が増えています。
 ヴァイオリンのノイダウアーは15歳でアウグスブルクの「レオポルド・モーツァルト・コンクール」で優勝を飾り、その才能が注目されている若手です。ベテランピアニスト、キルシュネライトと見事なアンサンブルを奏でています。

  録音 Johanneshaus Niefern-Oschelbronn,2017年8月20-31日…4-6 2017年9月13-14日…1-3
 


777012
\1800
〔再発売〕
プレスリーのポスターを盗んだおとこ
 ゴードン・シャーウッド(1929-2013):作品集

 1-4.交響曲 第1番 Op.3
 5-7.ピアノ協奏曲 Op.107
 8-10.シンフォニエッタ Op.101
マーシャ・ディミトリーエヴァ(ピアノ)…5-7
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
バイエルン州立ユース管弦楽団
 アメリカの現代作曲家ゴードン・シャーウッドの作品集。若い頃から音楽の才能を認められ、20歳の時には、ミトロプーロスが指揮するニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団によって「交響曲 第1番」が初演され、数々の賞や奨学金を獲得したにもかかわらず、ちょっとした犯罪がもとで(地下鉄に貼られていたエルヴィス・プレスリーのポスターを盗む)、20年以上も世界中を放浪、その後15年は物乞い生活を送り、ようやく晩年にポルトガルの小さな村に安住したという波乱の人生を送った人です。
 このアルバムには初期の交響曲と、後期のピアノ協奏曲、シンフォニエッタが収録されており、ストラヴィンスキーやバルトークの影響も伺える興味深い音楽を聴くことができます。

  録音 Mehrzweckhalle Rohrnbach,Bayerischer Wald,2002年8月5-8日…1-4.8-10 2000年8月2-5日…5-7



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GRAND PIANO



GP759
\2300→\2090
フリードリヒ・グルダ(1930-2000):ピアノ作品集
 1.“LIGHT MY FIRE”による変奏曲(1970)
 PLAY PIANO PLAY「祐子への10の小品」(1971)
  2.IModerato
  3.II:Alla marcia, risoluto
  4.III:Andante serioso
  5.IV:Allegro ma non troppo
  6.V:Moderato, poco mosso
  7.VI:Presto possible
  8.VII:Lento, molto tranquillo e piano
  9.VIII:Tempo giusto e risoluto
  10.IX:Allegro, dolce
  11.XI:Allegro pesante
 12-13.前奏曲とフーガ(1965)
 ソナチネ(1967)
  14.第1楽章:Entree
  15.第2楽章:Ballad
  16.第3楽章:Shuffle
 17.FUR RICO リコへ(1974)
 18.FUR PAUL パウルへ(1974)
マーティン・デヴィッド・ジョーンズ(ピアノ)
 フリードリヒ・グルダは、20世紀を代表する巨匠ピアニストであるとともに、作曲家として「ジャズとクラシックを融合した即興的な作品」を残しました。このアルバムには6作品を収録。冒頭の「“LIGHT MY FIRE”による変奏曲」以外は、どの曲も規模こそ小さめであるものの、ジャズ風の味付けが施され独自の個性を放っています。
 なかでも彼の2番目の妻「祐子」のための書かれた「PLAY PIANO PLAY」は古典的な手法を用いながら様々な作曲テクニックが用いられたユニークな味わいを持つ曲集になっています。
 最後に置かれた2曲は、それぞれ2人の息子たちのための作品です。
 演奏しているマーティン・デヴィッド・ジョーンズは、グルダと同じくクラシックとジャズの両面で活躍するピアニスト。作曲家、指揮者としても知られており、このアルバムでも共感に満ちた演奏を繰り広げています。

  録音 2015年7月27日 Recital Hall, University of South Carolina, USA
 


GP736
\2300
レオポルト・コジェルフ(1747-1818):ピアノ・ソナタ全集 第12集
 1-2.ピアノ・ソナタ 第47番 変ホ長調 P.XII:42
 3-4.ピアノ・ソナタ 第48番 変ロ長調 P.XII:43
 5-7.ピアノ・ソナタ 第49番 イ長調  P.XII:44
 8-9.ピアノ・ソナタ 第50番 ホ短調 P.XII:45
全て世界初録音
ケンプ・イングリッシュ
フォルテピアノ・・・
 1815年頃 ヨハン・フリッツ製(ウィーン、オリジナル)…8-9
 1798年頃 ジョセフ・カクマン(ロンドン、オリジナル)…3-7
ハープシコード…
 ロングマン&ブロードリップ
  (1785年トーマス・クリフォード製)…1-2
 ボヘミア出身の作曲家コジェルフのピアノ・ソナタ第12集。シリーズの最後を飾るこの曲集でも、コジェルフの研究者ケンプ・イングリッシュは初期のソナタと後期のソナタを並べ、作品によって最もふさわしい楽器を選択。コジェルフの創作が進化する様子を目の当たりにできるとともに、当時の鍵盤楽器の発展を知る構成になっています。
 クリストファー・ホグウッドが編纂したコジェルフの最新のソナタ全集において、作品番号を持たないソナタは最後にまとめておかれているため、1770年代に作曲された初期のソナタについては、第44番-第47番と大きな番号が付されています。
 しかしこれらは古典的なフォルムをもったエレガントな曲であり、後期の作品と比べると、その作風の違いがはっきりとわかります。

  録音 2013年4月9-13日 Mobbs Early Keyboard Collection, Golden Bay, New Zealand
 


GP747
\2300
アルメイダ・プラド(1943-2010):「カルタス・セレステス」全集 第4集
 1.カルタス・セレステス 第13番(2001)
 2.カルタス・セレステス 第16番「不思議な動物たち」(2010)
 3.カルタス・セレステス 第17番「エジプトとギリシャの天体」(2010)
 4.カルタス・セレステス 第18番「マクナイーマの空」(2010)
全て世界初録音
アレイソン・スコペル(ピアノ)
 日本語で「天体の図表」と言った意味を持つアルメイダ・プラドの「カルタス・セレステス」。各々は1分に満たない小さな曲がいくつも凝縮された曲集であり、一つ一つの曲には、それぞれ神話や天空、闇、色彩、宇宙へのアプローチなど意味が込められた、まさに「音で聴く星座」です。
 シリーズ最終巻となる第4集には4つの曲集を収録。第13番はブラジルの明るい夜空が表現されており、第16番から第18番は作曲家の亡くなる数か月前に完成された「三部作」となり、それぞれ動物とギリシャ神話、ブラジルの文学に登場する英雄が描かれています。

 録音 2017年2月14-15日 Sala Cecilia Meireles, Rio de Janeiro, Brazil



 

PALADINO MUSIC



PMR-88
\2600
ルイーズ・ファランク(1804-1875):ピアノのための変奏曲集
 1.ドニゼッティの歌劇《アンナ・ボレーナ》の
  カヴァティーナ「Nel veder la tua costanza」による華麗な変奏曲 Op.15(1835)
 2.ロシアの歌による変奏曲 Op.17(1835)
 3.「ガレンベルク伯爵」の主題のよる大変奏曲 Op.25…世界初録音
 4.オンスロウの歌劇《行商人》の
  二重唱「 C‘ est la fete de village」による変奏曲 Op.10
…世界初録音
ビリアーナ・ツィンリコヴァ(ピアノ)
 19世紀フランスで、女性として初めてパリ音楽院の教授職に就任したことで知られるルイーズ・ファランク。作曲家としては交響曲や管弦楽曲、ピアノ曲など約50作品を残しています。このアルバムでは彼女のピアノのための変奏曲を紹介。これらの作品はリストをはじめとした同世代の作曲家たちのような華麗なテクニックを誇るのではなく、古典派の作風に倣った典雅な雰囲気の中にフランスのエスプリを効かせた端正な表情を持っています。
 ビリアーナ・ツィンリコヴァは1974年にブルガリア、ソフィアで生まれたピアニスト。2001年からはザルツブルク・モーツァルテウム大学の教授を務めています。

  録音 2017年9月27-29日 Schlos Weinberg, Kefermarkt, Austria
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PMR-93
(2CD)
\4200→\3790
デネス・ジグモンディ(ヴァイオリン)
 J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ

【CD1】
 ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
 ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
 パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
【CD2】
 パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
 ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
 パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
デネス・ジグモンディ(ヴァイオリン)
 1922年ブダペスト生まれの名ヴァイオリニスト、デネス・ジグモンディ。
 このアルバムは彼の生誕95周年を記念し、以前リリースされていたアルバムをリマスタリングしたものです。ジグモンディ自身にとっても、この1995年、70歳代を超えて録音したバッハは強い思い入れがあり、彼の演奏の集大成とも言える“とても重要”な記録です。
 演奏では、彼のハンブルク時代の恩人から貸与された1709年製のストラディヴァリウス「Ernst」を使用。艶やかな音色の中に深みを感じさせる名演です。

  録音 1995年5月 Church of St. Johann Baptist, Holzhausen am Starnberger See, Germany



 

 

 この個性がたまらない人はいると思う。

 この人の弟子にイザベル・ファウストがいるというのはわかるような気がする。
 無個性ヴァイオリニストを量産体制するタイプの人ではないのだ。
 
 フャリャ/「スペイン舞曲」。
 これを聴いて気に入られた方はぜひ。
https://youtu.be/KeFKrcS1VCI


 昔出ていたベートーヴェンもフランクもブラームスもいまは手に入らない。
 かろうじて手に入りそうなのはこのモーツァルトのみ。
 しかしこれもすでに廃盤なので、在庫は限られている。


 今回PALADINOがこの人のバッハの無伴奏をリリースしてくれたことを心から感謝、祝福したい。
 多くの人がこのヴァイオリニストの名を覚えてくれますよう。



MUSICAPHON
51750
(6CD)\9600

デネス・ジグモンディ (ヴァイオリン)
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集


 ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K. 296
 ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K. 304
 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K. 481
 ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K. 378
 ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K. 404
 ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K. 526
 ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K. 379
 ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K. 301
 ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K. 377
 ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K. 454
 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K. 302
 ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K. 376
 ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 K. 380
 ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K. 305
 ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K. 303
 ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 K. 306
 ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K. 402
 ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 K. 547
 ピアノ・ソナタ第17番 変ロ長調 K. 570 (ヴァイオリンとピアノ編)
 「泉のほとりで」の主題による6つの変奏曲 ト短調 K. 360

デネス・ジグモンディ (ヴァイオリン)
ジュジャ・ベレニ (ピアノ)

 1922年ブダペスト生まれ、伝説の名ヴァイオリニスト、デネス・ジグモンディ。
 カール・フレッシュ、ヴァーシャ・プシホダ、ジノ・フランチェスカッティの弟子。



<国内盤> 


ALM/コジマ録音



ALCD-9181
¥2800+税
山根弥生子 ショパンを弾く Vol. 3
ショパン(1770-1827):
 [1] 夜想曲 第1番 変ロ短調 Op. 9 No. 1
 [2] 夜想曲 第2番 変ホ長調 Op. 9 No. 2
 [3] 夜想曲 第4番 ヘ長調 Op.15 No.1
 [4] 夜想曲 第5番 嬰ヘ長調 Op.15 No.2
 [5] 夜想曲 第7番 嬰ハ短調 Op.27 No.1
 [6] 夜想曲 第8番 変ニ長調 Op.27 No.2
 [7] 夜想曲 第9番 ロ長調 Op. 32 No. 1
 [8] 夜想曲 第13番 ハ短調 Op. 48 No. 1
 [9] 夜想曲 第14番 嬰ヘ短調Op. 48 No. 2
 [10] 夜想曲 第17番 ロ長調 Op. 62 No. 1
 [11] 夜想曲 第20番 嬰ハ短調(遺作)
 [12] 幻想曲 ヘ短調 Op.49
山根弥生子(ピアノ)
Yaeko Yamane, piano
〈録音〉 2014年11月&12月、2015年10月、2017年11月 府中の森芸術劇場 ウィーンホール

 確かな骨格を持ち、力強い生命感と溢れるカンタービレで広大な音楽世界を生み出し続ける、山根弥生子。
 2003年、2010年に続くショパン・アルバムで今回紡がれるのは、抒情に満ちた美しい《夜想曲》と、壮大な夢幻の世界が描かれる《幻想曲》。
 静かな夜に湧き出る生命の泉のように、瑞々しい旋律が豊かに縫い上げられてゆく。














3/22(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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HMF



HMM 902331
¥2700→\2490
あえてモダン楽器で聞くエマニュエル・バッハ
 ケラス&アンサンブル・レゾナンツ
C.P.E.バッハ(1714-1788):チェロ協奏曲集

 ・チェロ協奏曲 イ短調 H.432 (Wq 170)
 ・交響曲 ト長調 H.648 (Wq 173)
 ・チェロ協奏曲 イ長調 H.439 (Wq 172)
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
リッカルド・ミナージ(指揮)
アンサンブル・レゾナンツ
 ケラスのソロの超絶技巧とカデンツァの圧巻の説得力!とてつもなくエレガントにして刺激的なC.P.E.バッハの作品集

 録音:2017年6月27-29日、聖ニコライ教会、パリー・オーディオ・ハンブルク

 ケラスによる、この上なくエレガントなC.P.E. バッハの登場。音楽への真摯な姿勢に貫かれた活動を展開しているチェリスト、ジャン=ギアン・ケラス。明晰であいまいなところのない譜面の読み込みに裏打ちされたその音楽は、ますます冴えわたる精度と透明度を増し、ケラスがさらなる高みへと登っていることを感じさせます。共演は、アンサンブル・レゾナンツ。過去の偉大な作品から現代音楽まで、切れのある解釈で聴き手を魅了する18 人の名手よる弦楽アンサンブルで、まさにケラスと絶好の相性の良さといえるでしょう。ケラスは2010-13 年、アーティスト・イン・レジデンスを務めています(指揮のミナージは、2018-20 年のアーティスト・イン・レジデンス)。
 ここに収録された作品は、C.P.E. バッハのベルリン時代、もっとも充実していた頃に書かれたもの。特にチェロ協奏曲は、ソロ楽器は名手のために書かれた華々しいヴィルトゥオジティで、ソロ楽器とオーケストラが対等のものとして扱われ、両者間の対話も魅力です。イ短調の協奏曲は、第1 楽章冒頭せきたてられたようなオーケストラの前奏の後、ケラスの奏でるチェロの入りがなんとも繊細かつエレガントで、きわめて印象的。その後のオーケストラとソロの美しいかけあいにぐいぐいと引き込まれます。終盤のカデンツァはケラスの真骨頂で、現代音楽かと思うような瞬間と超絶技巧にくぎ付けです。イ長調の協奏曲はC.P.E. バッハの作品の中でも名曲と名高いものですが、終楽章のジーグに倣った急速な楽章は、アンサンブル・レゾナンツの巧さとケラスの超絶技巧を堪能できます。2 曲の協奏曲の間にはさまれた交響曲は、まさに疾風怒涛のきわみ。モーツァルト以前の交響曲はピリオド楽器で、というのがなんとなく定着している中、モダン楽器によるこのなんとも鮮やかな演奏は、C.P.E. バッハの音楽そのものの楽しさをあらためて存分に味わうことのできるものとなっています。




 何度か紹介しているエマニュエル・バッハ:チェロ協奏曲 イ長調 H.439 (Wq 172)
 エマニュエル・バッハの最高傑作であるというだけでなく、最近はすべてのチェロ協奏曲の中で最高の作品ではないかという気がしてきた。
 先日ミュラー=ショット が録音したのも当然。そして今回ついにケラスが取り上げた。
 おそらく爽快極まりないすばらしい演奏だろう。


 ・・・しかし店主にはこの演奏が刷り込まれている・・・↓
 今でも目をつぶるとあの日の演奏が脳裏に浮かぶ。
 


仏HMのエマニュエル・バッハのチェロ協奏曲イ長調 Wq.172といえばマクギリヴレイのこれ・・・
しかしあえなく廃盤・・・これは海外直輸入。おそらくこの値段ではこれが最後
オークションでは軽く5000円を超える

HMU 907403
\3200
廃盤ですが海外直輸入
4枚のみ
アリソン・マクギリヴレイのエマニュエル・バッハ
 C.P.E.バッハ:
  (1)4つの管弦楽のシンフォニアWq.183 no.1-4
  (2)チェロ協奏曲 イ長調 Wq.172
アンドルー・マンゼ指揮
イングリッシュ・コンソート
アリソン・マクギリヴレイ(Vc)

 ブリュッセルでマクギリヴレイとマンゼのC.P.E.バッハを聴いた。

 「最も異彩を放っていたのは最後のチェロ協奏曲でソリストを努めたアリソン・マッギリヴァリ。イングリッシュ・コンサートのメンバーなのだが、そのたっぷりとした歌い方と堂々とした貫禄はただものではない。おそらくまだ20代だと思うが、女性ならではの鋭い感性と、はしたないまでの激情ぶりが「デュ・プレ」とダブって見えた。この日から2日間、第1楽章の冒頭主題が頭から離れなかった。C.P.E.バッハ:チェロ協奏曲、間違いなくCDリリースされると思うのでお見逃しなく。」(「読み物第31号ヨーロッパ紀行」より)

 ようやく登場してきた、アリソン・マクギリヴレイ。
 公演後楽屋を訪れた日本人に愛想よく微笑みかけてくれたマンゼとは好対照に、その美貌に一片の微笑も浮かべぬまま、物憂げにそして足早にその場を立ち去ったアリソン・マクギリヴレイ。天才ひしめく若手弦楽器奏者群に、またひとつ光り輝く逸材を見つけた。


 バロック時代と古典派時代のちょうど端境期に生きたC.P.E.バッハの作品は、なんといってもきらきらと輝く生命力が魅力。マンゼのエネルギッシュで推進力に溢れた統率は見事。オケのメンバーが一丸となって縦横無尽に駆け巡る音型を熱演、時に激しく時に甘くやわらかな魅力に満ちており、気分爽快にしてくれることうけあい。カップリングのチェロ協奏曲でソリストをつとめているアリソン・マクギリヴレイは、グラスゴー出身。学生のころから様々なアンサンブルに参加、ホグウッド率いるアカデミー・オブ・エンシェント・ミュージックでも重要なメンバーとして活躍し、イングリッシュ・コンソートのプリンシパル・チェロ奏者。マンゼの快活な指揮のもと、伸びやかで魅力的な演奏を繰り広げている。








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AUDAX RECORDS



ADX 13715
¥2600→\2390
プラムゾーラー新録音!"ヴァイオリン付き" カンタータ集!
技巧的なソロ・ヴァイオリンを伴うドイツのカンタータ集

 ビーバー:
  われは喜びに満ちたり、主が家を建てられるのでなければ
 ヨハン・クリストフ・バッハ:おお神よ, 汝はいかにして怒り
 ああ, 私の頭が水で満ちていたら
 パッヘルベル:ああ主よ, わたしに敵する者のいかに多いこと
 ブルーンス:わが心は整えり
 ダニエル・エーベルリン:
  私はイエスのすべての苦難の中に建てたい(世界初録音)
ナウエル・ディ・ピエロ(バス)
ヨハネス・プラムゾーラー
 (バロック・ヴァイオリン)
クリストファー・パーヴェス(バリトン)
アンドレア・ヒル(メソ・ソプラノ)
ホルヘ・ナバーロ・コロラド(テノール)
アンサンブル・ディドロ
 【日本語解説付き】 プラムゾーラー新録音!"ヴァイオリン付き" カンタータ集!

 ポッジャーに学んだ新世代のバロック・ヴァイオリニスト筆頭、ヨハネス・プラムゾーラー!
 ● ヴァイオリン独奏を伴う17世紀ドイツのカンタータ集。
 ● 日本語解説付き!

 南チロルから世界へと羽ばたいた"21世紀世代"のバロック・ヴァイオリニスト、ヨハネス・プラムゾーラー。アンサンブル・ディドロやインターナショナル・バロック・プレーヤーズを主宰し、師であるレイチェル・ポッジャーのブレコン・バロックのメンバーとしても活躍するプラムゾーラーの自主レーベル「Audax Records」の新録音。
 17世紀後半のドイツ、J.S.バッハの父親の従弟であるヨハン・クリストフ・バッハや、ビーバー、パッヘルベル、ブルーンスといった大バッハの1つ上の世代の作曲家たちによって作られた、華麗な独奏ヴァイオリンをフィーチャーしたカンタータ集。
 アルゼンチン生まれのバス、ナウエル・ディ・ピエロの豊かな低音と、プラムゾーラーの鮮やかなバロック・ヴァイオリンの音色が見事に絡み合い、アンサンブル・ディドロと極上のアンサンブルを奏でます。



 


ADX 13713
¥2600
ヴァイス&ハッセ:リュート・ソナタ集
 ヴァイス:
  リュート・ソナタ ニ短調 SW.35、パッサカリア
 ハッセ:
  リュート・ソナタ イ長調(世界初録音)
  リュート・ソナタ 変ホ長調(世界初録音)
ジャドラン・ダンカム(リュート)
 【日本語解説付き】アンサンブル・ディドロのリューティスト、ジャドラン・ダンカム ソロ・デビュー!

 アンサンブル・ディドロの若きリューティスト、ジャドラン・ダンカムがソロ・レコーディング・デビュー!
 ● ヴァイスとハッセの知られざるリュート・ソナタを弾く!
 ● 日本語解説付き!

 ジャドラン・ダンカムは、イギリス、クロアチア、ノルウェー系のバロック・ギター&リュート奏者。2008年にBBCヤング・ミュージシャン・オヴ・ジ・イヤーのストリング・カテゴリーを受賞、2015年にはイタリアで行われたマウリツィオ・プラトーラ・リュート・コンクールで第1位に輝いています。
 「バッハとヴァイスの共作による組曲」という意欲的なアルバム(ADX 13706)でヨハネス・プラムゾーラーと共演したジャドラン・ダンカムの、ファースト・ソロ・レコーディング。
 これまで余り演奏されることのなかったシルヴィウス・レオポルト・ヴァイスの後期のニ短調ソナタと、ライプツィヒの手稿譜から蘇ったヨハン・アドルフ・ハッセの知られざる2つのソナタ。
 当時新しく流行したギャラント様式を巧みに採り入れたハッセと、流行に敏感ながらも荘厳なバロック様式を基盤としたヴァイス、同じ時代にありながらも大きくスタイルの違う二人のリュート・ソナタを、次世代の優れたリュート奏者が鮮やかに描きます。



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ONDINE



ODE-1317
\2400→\2190
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
バルトーク(1881-1945):ヴァイオリン協奏曲集

 ヴァイオリン協奏曲 第2番 Sz.112
  1.第1楽章:Allegro non troppo
  2.第2楽章:Andante tranquillo
  3.第3楽章:Allegro molto
 ヴァイオリン協奏曲第1番 Sz.36
  4.第1楽章:Andante sostenuto
  5.第2楽章:Allegro giocoso
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
ハンヌ・リントゥ(指揮)
フィンランド放送交響楽団

 J.S.バッハの無伴奏、ベート−ヴェンの三重協奏曲に続くクリスティアン・テツラフの最新盤は、20世紀の名曲として名高いバルトークのヴァイオリン協奏曲集。
 今回は人気指揮者リントゥとフィンランド放送交響楽団が伴奏を務めるという万全の体制のもと、テツラフが伸びやかな演奏を聴かせます。
 かつて、バルトークのヴァイオリン協奏曲といえば、1937年から1938年に作曲された「第2番」のみが知られていました。民謡風の素材や四分音までが用いられた重厚で緊張感あふれる楽想は、円熟期のバルトークらしい特徴を持ち、数多くのヴァイオリニストたちが愛奏しています。
 ながらくバルトークのヴァイオリン協奏曲はこれ1曲のみとされていましたが、バルトークの死後、1907年から1908年頃に作曲された青年期の協奏曲(シュテフィ・ゲイエルに献呈)が発見され、こちらを第1番と呼ぶようになりました。
 この時期のバルトークは未だ民族音楽には目覚めておらず、この協奏曲も当時影響を受けていたワーグナーやリヒャルト・シュトラウスにも似た後期ロマン派風の雰囲気をまとっています。
 テツラフとリントゥは2曲のスタイルを的確に弾き分けることで、バルトークの作風の変遷を表現するとともに、後期バルトーク作品における民族音楽と前衛音楽の融合もはっきり見せています。
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ODE-1315
\2400→\2190
ブラームス(1833-1897):ピリオド楽器によるヴァイオリン・ソナタ集
 1.墓地にて Op.105-4
 ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op.100
  2.第1楽章:Allegro amabile
  3.第2楽章:Andante tranquillo
  4.第3楽章:Allegretto grazioso (quasi andante)
 5.メロディーのように Op.105-1
 ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 Op.108
  6.第1楽章:Allegro
  7.第2楽章:Adagio
  8.第3楽章:Un poco presto e con sentimento
  9.第4楽章:Presto agitato
 10.雨の歌 Op.59-3
 ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト長調 Op.78
  11.第1楽章:Vivace ma non troppo
  12.第2楽章:Adagio ? Piu andante ? Adagio
  13.第3楽章:Allegro molto moderato
トゥイヤ・ハッキラ(ピアノ)
ベーゼンドルファー,ウィーン 1892年製…1-9
ジャン=バディスト・シュトライヒャー,ウィーン 1864年製…10

シルッカ=リーサ・カーキネン=ピルク(ヴァイオリン)
製作者不明
弓:ルイス・エミリオ・ロドリゲス製

 フィンランドを代表するバロック・ヴァイオリン奏者カーキネン=ピルク。以前J.S.バッハの無伴奏組曲(ODE-1241)やビーバーの「ロザリオのソナタ」(ODE-1243)で端正な演奏を披露していましたが、今作ではブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集に取り組みました。
 今回はブラームス時代のピリオド楽器を用い、当時の響きを余すことなく再現しています。伴奏を担当しているのは同じくフィンランドの奏者ハッキラ。2005年にシベリウス・アカデミーを卒業後、フォルテピアノの名手として活躍しています。
 このアルバムでは3曲のソナタの他に、各々のソナタに関連する3つの歌曲を編曲した版も収録されており、こちらも心のこもった演奏を聴くことができます。

  録音 2016年2月23-26日 カジノ・バウムガルテン ウィーン
 

ODE-1233
(2CD)
\2400
“ピエ・カンツィオーネス”&“聖ヘンリックの思い出に”
  フィンランドの中世の聖歌と初期の声楽曲集

 【CD1】 聖ヘンリックの思い出に
フィンランドの守護聖人への中世の聖歌コレクション
 1.Deus in adiutorium 神よ、速やかにわたしを救い出し
 2.Gaudeamus omnes すべての者よ、主に向かいて喜ばん
 3.Sanctum Ericum comitans 聖ヘンリックの集いで
 4.Sanctus Ericus dulciter 聖ヘンリックを愛して
 5.Quidam homines de Kwmo コケメキからの男たち
 6.Martir iste militauit 殉教者は兵士だった
 7.Multitudo languencium 病人たちは回復した
 8.O vita commendabilis ああ、立派な人生
 9.Christi pugil eximius キリストの良き兵士
 10.Digitus martiris gloriosi 輝かしい殉教者の指
 11.Imitator Saluatoris 救い主を模倣せよ
 12.Perfecte desiderium 完全に満たされた欲望とともに
 13.Omnes gentes iubilate すべての民よ、手を打ち鳴らせ
 14.Dum deuotis poscitur 献身的な祈りによって
 15.Preclari patris sanctitas 高名な父の神聖さ
 16.Gaude cetus fidelium 喜べ、忠実なる人々よ
 17.Alleluya. Pie presul ハレルヤ、敬虔な司教
 18.Ecce magnus presbiter 偉大な司教を見よ
セトゥス・ノステル(ヴォーカル・アンサンブル)
コユハット・リタリット(ヴォーカル・アンサンブル)
【CD2】ピエ・カンツィオーネス
 初期フィンランドの声楽曲集
 1.Iucundare iugiter あなた方はともに喜ばなくてはならない
 2.Iucundare iugiter
 3.Cedit hiems eminus 冬の力が薄れる
 4.Cedit hiems eminus
 5.Aetas carmen melodiae 人々よ、歌を歌え
 6.Aetas carmen melodiae
 7.Iesu dulcis memoria イエス、甘い記憶
 8.Ramus virens olivarum オリーブの緑の枝
 9.Ave funda Davidis
 10.Zachaeus arboris ザアカイの木を登り
 11.Puer natus in Bethlehem ベツレヘムで少年が生まれた
 12.De radice processerat
 13.Verbum caro factum est 言葉は肉を造った
 14.Omnis mundus iucundentur 全ての世界は喜ぶでしょう
 15.Paranymphus adiens 天使が訪れた
 16.Laetetur Ierusalem エルサレムが喜ぶでしょう
 17.Resonet in laudibus
 18.Jumalisten joucko 忠実な群衆
 19.Ad cantus laetitiae 賛美を歌うこと
 20.Parvulus nobis nascitur 小さな子供が私たちのために生まれた
 21.Kunniallisuuden hyvys 名誉の徳
 22.Vanitatum vanitas 虚栄の虚栄
 23.Coeperit faustis 幸運の始まりと継続的な成功
 24.Insignis est figura 驚くべき形
 25.Mars praecurrit in planetis
 26.Mirum si laeteris あなたが喜ぶならばそれは奇跡である
 27.Ad perennis vitae fontem 永遠の命の泉への
ティモ・ヌオランネ(指揮)
フィンランド放送室内合唱団

 かつてリリースされていた2枚のアルバム(ODE-874とODE-918)をまとめたリイシュー・アルバム。
 「聖ヘンリック」とは12世紀フィンランドに十字軍の侵攻と共にやってきて、人々にキリスト教の教えを説いたとされる人。人々の反発にあい暗殺されてしまったという伝説がありますが、はっきりとした記録は残されていません。しかしその偉業は現代でも讃えられています。
 もう1枚の「ピエ・カンツィオーネス」は16世紀フィンランドで編纂された聖歌集。“古い時代の司教の教会および学校のための聖歌”の原題を持ち、多様な歌が収録されています。
 曲集のほぼ半分はスカンジナビア半島の民謡であったり、他の国を起源とするもので、これらは恐らく他の国を巡った人がフィンランドに持ち込んだと推察されています。どちらも素朴なハーモニーと清冽な歌唱が印象的です。

  録音:1995年9月 Suomenlinna Church, Helsinki, Finland…CD1 1998年1-2月 Hietaniemi Chapel, Helsinki, Finland…CD2



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SWR CLASSIC



SWR19058CD
\2500→\2290
我が母の教え給いし歌〜MOTHER a musical tribute
アンダーソン&ロウ:ピアノ・デュオ

 1.ドヴォルザーク:我が母の教え給いし歌(編曲:アンダーソン&ロウ)
 2.フレディー・マーキュリー:ボヘミアン・ラプソディ(編曲:アンダーソン&ロウ)
 ラフマニノフ:2台のピアノのための組曲第1番『幻想的絵画』op.5
  3.舟歌
  4.夜-愛
  5.涙
  6.復活祭
 7.ポール・サイモン:ミセス・ロビンソン(編曲:アンダーソン&ロウ)
 8.グリーグ:母の嘆き(編曲:アンダーソン&ロウ)
 9.ジョージ・デヴィッド・ワイス/ボブ・シール:
   この素晴らしき世界(編曲:アンダーソン&ロウ)
 10.シューベルト:エレンの歌第3番(アヴェ・マリア)D.839(編曲:アンダーソン&ロウ)
 11.レノン/マッカートニー:レット・イット・ビー(編曲:アンダーソン&ロウ)
 12.ブラームス:子守歌(編曲:アンダーソン&ロウ)
 13.プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》より
  ヴォーカル・アンサンブルとピアノデユオのための「ハミング・コーラス」
   (ジャン=バティスト・クレポー/アンダーソン&ロウ)
ピアノ・デュオ:アンダーソン&ロウ
【メンバー】
 グレッグ・アンダーソン(ピアノ)
 エリザベス・ジョイ・ロウ(ピアノ)

ヴォーカルアンサンブル・アクセント…13

 このアルバムは、創造の原型である「母性」の様々な側面を想起させる作品を集めた1枚で、シューベルトの「アヴェ・マリア」からクィーンの「ボヘミアン・ラプソディ」まで、多彩な選曲がなされています。
 演奏しているのはアメリカを拠点とするピアノ・デュオ「アンダーソン&ロウ」。以前から過激なレパートリーで聴き手を唖然とさせることで知られており、既に他レーベルからリリースされているアルバムでも、エッジの効いた選曲が好評。来日経験もある連弾好きにはおなじみのデュオです。
 “クラシック・ミュージック界のロックスター”と称される彼らのサウンドをぜひお楽しみください。

 【録音】録音時期:2017年7月6日-8日 録音場所:SWR スタジオ・カイザースラウテルン 録音方式:ステレオ(デジタル)



アンダーソン&ロウ
メチャかっこいい
Anderson & Roe: when words fade
STEINWAY & SONS
STNS-30006
\2400
アンダーソン&ロエ(ピアノ連弾)
 ことばが消えるとき

 1.マイケル・ジャクソン(1958-2009):ビリー・ジーン/
 2.ヴィヴァルディ(1678-1741):
  歌劇「ジュスティーノ」-私の心に涙の雨が降っている/
 3.モーツァルト(1756-1791):歌劇「魔笛」-パパゲーノ、パパゲーナ/
 4.ビゼー(1838-1875):カルメン幻想曲-ハバネラ/
 5.シューベルト(1797-1828):魔王Op.1/
 6.ラフマニノフ(1873-1943):ヴォカリーズ/
 7.ブレル&ジュアネスト:マチルド、マリークとマドレーヌ/
 8.シューマン(1810-1856):リーダークライスOp.39-5「月の夜」/
 9.ヴィラ=ロボス(1887-1959):
  ブラジル風バッハ第5番-アリア「カンティレーナ」/
 10.トム・ヨーク(1968):パラノイド・アンドロイド/
 11.トーマス・オーガスティン・アーン(1710-1778):朝-まばゆい太陽/
 12.コールドプレイ:ビバ・ラ・ビダ
  ※全てグレッグ・アンダーソン&エリザベス・ジョイ・ロウによる編曲
アンダーソン&ロウ(ピアノ連弾)

 スタッフの女の子たちは残念ながらあまりクラシックを聴かない。でもポップスは普通に聴くみたい。
 なのでそんな彼女たちを驚かそうと思ってかけたのに・・・、かけた自分がびっくりしてしまった1枚。

 グレッグ・アンダーソンとエリザベス・ジョイ・ロウというカッコいい系の男女ピアノ・デュオ・アルバム。
 ご覧のとおりマイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」、ロック・バンドのレディオ・ヘッド、コールドプレイの曲が、ヴィヴァルディやモーツァルト、シューベルトの音楽とともに流れてくる。しかも当たり前ながら超本格派クラシック作品となって。

 そのテクニックもすごいが編曲もすごい。それはポップスだけじゃなく、クラシックの名曲の編曲も。「魔王」や「カルメン」ではバカテク爆裂演奏を聴かせてくれたかと思ったら、「ヴォカリーズ」や「ブラジル風バッハ」ではこれでもかと切なく泣き節を聴かせてくれる。
 この「Steinway and Sons」というレーベル、その名のとおりスタインウェイがプロデュースしているんだけど、ここまでピアノを活かしきってくれたらさぞやレーベルとしても嬉しかったことだろう。


録音 2011年7月6-8日ニューヨーク,パーチェス大学コンサート・ホール・オブ・パフォーミング・アーツ・センター

 4本の手から繰り出される目も眩むようなピアノの音色。圧倒的なリズム感。マイケル・ジャクソンから特殊奏法のヴィヴァルディ、至るところで音がはじけるパパゲーノのアリア…。曲が進むにつれ驚きばかりが増していくスゴイ1枚です。アレンジが素晴らしいことは言うまでもないのだけど、テクも物凄い。「パラノイド・アンドロイド」ではなぜか真面目に弾いていて、まるでプロコフィエフかリゲティを思わせる曲になっていたり。とにかく面白いです。





PSALMUS


PSAL 026
\2500
永遠なるアレッポ シリアのビザンチン聖歌
  Allilouia / Innalmar'ah / Bainama / Voici l'epoux qui vient
  Ta chambre nuptiale / Alors qu'il s'avancait / La prostituee s'approcha
  Ils ont arrache / Simeron krematai / Inna Mousal 'Azim / Innal Malaka
  Homelie de Saint Jean Chrysostome / Azzimi yanafsi / Alyawma
  Theotoke parthene
マクシモス・ファーメ、
フレデリク・タヴェルニエ=ヴェラス(独唱)
レ・ソリスト・ド・ラ・ミュジーク・ビザンティン 他
録音:2003-2010年、フランス

 シリア最古の都市のひとつであり最大の都市でもあったアレッポ。旧市街が世界遺産に指定された観光地でもありましたが、2011年から続いた内戦により破壊と虐殺の地となり廃墟と化してしまいました。
 「オリエントのビザンチン聖歌」(PSAL 001)、「ビザンチン聖歌 Vol.1 聖週間」(PSAL 007)、「ペトロス・ベルケティス:神の御母なる生神女のための聖歌集」(PSAL 013)からの抜粋。
 ブックレットも付かない仕様ですがフルプライス商品です。
 

PSAL 028
\2500
クロード=ベニーニュ・バルバトル(1724-1799):オルガンのためのノエル集
  オルガンのための前奏曲とフーガ
  クリスマスがやって来る [A la venue de Noel] (オルガンのための)
  オルガンのためのデュオ
  ヨセフは良き妻を娶りぬ [Joseph est bien marie] (オルガンのための)
  オルガンのためのフーガ
  さて、マリアがわれらに言うには [Or nous dites Marie] (オルガンのための)
  家畜に草を与えよ [Laisses paitre vos betes] (オルガンのための)
  オルガンのためのデュオ
  陽気な羊飼いたちはどこへ行く [Ou s'en vont ces gais bergers]
   (オルガンのための)
  オルガンのためのグラン・ジュ
  小さな天使 [Il est un petit ange] (オルガンのための)
  オルガンのためのトリオ
  イエスがクリスマスにお生まれになった時 [Quand Jesus naquit a Noel]
   (オルガンのための)
  オルガンのためのエール
  シャトルの全市民 [Tous les bourgeois de Chatres] (オルガンのための)
  オルガンのためのデュオ
  御身の慈愛、大いなる神 [Votre bonte Grand Dieu] (オルガンのための)
ポーリーヌ・クンドゥノ=シャベール(オルガン)
録音:2015年4月、組合教会、サン=フェリックス=ロラゲ、オート=ガロンヌ県、フランス
使用楽器:1781年、グレゴワール・ラビニー製(1996年、ピエール・ヴィアル修復)

 クロード=ベニーニュ・バルバトルは国王ルイ15世・16世の時代にパリで活躍したフランスの作曲家・オルガン奏者・チェンバロ奏者。ノートルダム大聖堂のオルガニスト、マリー・アントワネットのチェンバロ教師等を務める等権勢を誇りましたが革命によりそれらの地位を失い貧困のうちに没しました。
 ポーリーヌ・クンドゥノ=シャベール(1983年生まれ)はサン=モール=デ=フォッセ地方音楽院でエリク・ルブリュンに、トゥールーズ音楽・舞踊高等研究センターでミシェル・ブヴァールおよびヤン・ウィレム・ヤンセンに師事したフランスのオルガン奏者。
 

PSAL 029
\2500
暁の星 聖母のための典礼歌集
 カルトジオ会聖歌:Ave maris stella
 グレゴリオ聖歌:Alleluia Tota pulchra
 モサラベ聖歌:Gloriosae Virginis Mariae / Alleluia Nativitas tua
 マグダリス(1932-2013):Le Seigneur m'a creee
 カルトジオ会聖歌:
  Meditatio cordi mei / Concupivit Rex decorem tuum
  Alleluia Paratum cor meum / Domine Deus / Qui meditabitur
 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098-1179):O splendidissima gemme
 グレゴリオ聖歌:Puer natus est nobis
 マグダリス:Heureuse la Vierge Marie / Je vis la Cite sainte
 イタリア=ビザンチン聖歌:Theotoke Parthene
 マグダリス:Toutes les generations
 ビスカヤ地方のバスク聖歌:Agur Maria
マリア・ステリャ・マトゥティナ修道女合唱団
録音:2017年7月16日、場所の記載なし

 マリア・ステリャ・マトゥティナ修道女合唱団は2014年、スペイン・バスクのサン・セバスティアン教区に創設されたグループ。フランスの古聖歌研究家フレデリク・タヴェルニエ=ヴェラスの学術的サポートを得て活動しています。
 マグダリス(Magdalith)はユダヤ系フランスの音楽家。シャンソン歌手として活動した後、1975年に修道院に入り、グレゴリオ聖歌にインスパイアされたフランス語の典礼歌を多数作曲しました。



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


APR



APR 7309
(3CD/特別価格)
¥4400→¥3990

ヴァルター・レーベルク 〜 ポリドール・レコーディングス1925−1937
ヴァルター・レーベルク(ピアノ)
 【CD1】
  ハイドン:ピアノ・ソナタ第40番ト長調 Hob.XVI-40〔録音:1925年2月頃〕/
  シューベルト:
   幻想曲ハ長調 D.760《さすらい人》〔録音:1928年3月頃〕、
   ピアノ・ソナタ第18番ト長調 D.894より メヌエット〔録音:1928年3月頃〕、
   即興曲変ト長調 D.899-3(ト長調版)〔録音:1937年7月10日〕、
   即興曲変イ長調 D.899-4〔録音:1937年7月10日〕、
   楽興の時第6番変イ長調 D.780-6〔録音:1928年5月頃〕/
  ショパン:幻想ポロネーズ変イ長調 Op.61〔録音:1933年4月頃〕/
  シューマン:幻想曲ハ長調 Op.17〔録音:1928年3月頃〕
 【CD2】
  リスト(ブゾーニ編):メフィスト・ワルツ第1番《村の居酒屋での踊り》S.514
  〔録音:1925年2月頃〕/
  リスト:
   葬送曲 S.173-7〔録音:1925年2月頃〕、
   コンソレーション第3番変ニ長調 S.172-3〔録音:1928年3月頃〕、
   スペイン狂詩曲 S.254〔録音:1928年3月頃〕、牧歌 S.160-7〔録音:1933年4月頃〕、
   ペトラルカのソネット第104番 S.161-5〔録音:1928年3月頃〕、
   エステ荘の噴水 S.163-4〔録音:1937年7月6日〕、アヴェ・マリア S.182〔録音:1928年3月頃〕、
   ウィーンの夜会第6番イ長調 S.427-6〔録音:1931年8月頃〕/
  グノー(リスト編):ファウストのワルツ S.407〔録音:1928年3月頃〕/
  ヴェルディ(リスト編):《リゴレット》による演奏会用パラフレーズ S.434〔録音:1937年7月6日〕
 【CD3】
  ウェーバー:舞踏への勧誘 Op.65〔録音:1937年7月5日〕/
  ブラームス:
   ワルツ集 Op.39より
    第1番、第2番、第4番、第5番、第6番、第11番、第14番&第15番
     〔録音:1933年4月頃〕、
   ラプソディ第1番ロ短調 Op.79-1〔録音:1928年5月頃〕、
   ラプソディ第2番ト短調 Op.79-2〔録音:1928年5月頃〕/
  グリーグ:
   トロールハウゲンの婚礼の日 Op.65-6〔録音:1931年8月頃〕、
   春に寄す Op.43-6〔録音:1931年1月頃〕/
  メンデルスゾーン:春の歌 Op.62-6〔録音:1931年1月頃〕/
  シンディング:春のささやき Op.32-3〔録音:1931年8月頃〕/
  ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調 Op.3-2〔録音:1931年1月頃〕/
  シュトラウス2世(ローデリッヒ・バス編):
   《春の声》による演奏会用パラフレーズ〔録音:1931年1月頃〕/
  シュトラウス2世(アルフレート・グリューンフェルト編):ウィーンの夜会 Op.56〔録音:1931年1月頃〕/
  シュトラウス2世(シュルツ=エヴラー編):
   《美しく青きドナウ》の主題による演奏会用アラベスク〔録音:1931年1月頃〕/
  レーベルク:
   舞踏の練習ロ短調〔録音:1931年8月頃〕、舞踏の練習ト長調〔録音:1931年8月頃〕、
   ヴェルディの主題による5つの幻想曲 Op.2〔録音:1931年8月頃〕

 ヤンコ・ピアノの名手として名を刻むスイスの実力派。ヴァルター・レーベルクのポリドール録音集!

 貴重音源の発掘と良好な音質で世界的に定評のある「APR」が、知る人ぞ知る20世紀スイスのピアニスト、ヴァルター・レーベルク(1900−1957)のポリドール録音を復刻!
 ジュネーヴで生まれ、ピアニスト、作曲家、音楽ライターとして活躍し、20世紀前半のスイスにおける重要な音楽家の1人として数えられているレーベルク。
 ハンガリーのピアニスト兼数学者パウル・フォン・ヤンコが発明し、発表当時のヨーロッパでブームを巻き起こした特殊な楽器である「ヤンコ・ピアノ」のスペシャリストとしてその名を歴史に刻んでいます。

 名エンジニア、ウォード・マーストンの手によって蘇る、1920年代〜30年代のレーベルクのピアニズム。20世紀スイスの名ピアニストがポリドールに遺した至芸を、APRの優秀な復刻でお楽しみください。

 たとえばリストはこんな感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=VpnGMRQvZjg


ちなみにこれがヤンコ・ピアノ・・・。今回の録音は普通のピアノによる演奏と思われる。




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SWR CLASSIC



SWR19416CD
\2300→\2090
ようやく再発売!
 コンドラシン亡くなる2か月前のマーラー
  マーラー (1860ー1911):交響曲第6番イ短調『悲劇的』

 1.第1楽章:Allegro energico, ma non troppo
 2.第2楽章:Scherzo.Wuchtig
 3.第3楽章:Andante moderato
 4.第4楽章:Finale.Allegro moderato
キリル・コンドラシン(指揮)
バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団

 20世紀の名指揮者、キリル・コンドラシンが亡くなる2か月ほど前に残した南西ドイツ放送交響楽団とのマーラー:交響曲第6番のリニューアル盤。
 快速テンポで知られる1978年のレニングラード・フィルとのドライな演奏に比べると、各楽章のテンポは幾分遅めであり、隅々まで丁寧な表情付けがされています。
 感情的になりがちな第1楽章や最終楽章でもコンドラシンらしい抑制の効いた表現による“純音楽”としてのマーラーがが繰り広げられています。
 SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。

  【録音】録音時期:1981年1月13日-15日 録音場所:バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ 録音方式:ステレオ CD94.217 再発盤




コンドラシンを殺したのはテンシュテット、と言われることがある。

1981年3月7日、アムステルダムのコンセルトヘボウで行われるはずだったハンブルク北ドイツ放送交響楽団のコンサート。
ドタキャンのテンシュテットに代わって急遽登場したのがコンドラシン。
しかしコンドラシンはそこでマーラーの交響曲第1番を演奏した後、心臓発作を起こしてこの世を去ることになる。

これは↓そのときの劇的なライヴ録音。
EN LARMES
ELS 01-58/59
(2CD−R)\2980
ハイドン:交響曲第100番
ヒンデミット:組曲「気高い幻想」
マーラー:交響曲第1番「巨人」
コンドラシン指揮
ハンブルク北ドイツ放送響

 これを聴くとコンドラシンの早すぎる死が残念でならない。
 1981年3月7日、アムステルダム(マーラー)、1981年1月26日、ハンブルク(その他)の録音。当時のものとしては音質良好。

 貴重なライヴ音源を提供してくれる「名演奏家ライヴCD-R」レーベル。
 これらのシリーズは、フォーマットはCD-R、ブックレットも極めて簡素、音質もさまざまで音飛びやノイズが入ることもありえるようなきわめてマニアックな音源です。なので本当にかなりのマニアの方で、こうしたアイテムに免疫がある方でなければ近寄らないほうがよいでしょう。ただ一度はまるとなかなか抜け出せませんが・・・。
 CD-Rは通常のCDとは違いレーザー光線で情報を記録するメディアですが、再生方法・保存方法はCDとまったく同じです。ただ光には弱いのでお気をつけください。


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SWR19415CD
\2300→\2090

エリーザベト・グリュンマー(S)モーツァルト、シューベルト、ブラームス、ヴォルフを歌う
 1956-1958年録音集

 モーツァルト(1756-1791):
  1.心配しないで、愛する人よ K.490 
  2.ああ、私を見捨てないで K.V295a(486a)
  3.春の初めに K.597
  4.夕べの想い K.523
  5.秘めごと K.518
  6.すみれ K.476
 シューベルト:(1797-1828)
  7.ズライカ II D.717
  8.それらがここにいたことは D.775
  9.憩いなき愛 D.138
  10.子守歌 D.867
  11.春の想い D.686
 ブラームス(1833-1897):
  12.エオルスの竪によせて op.19-5
  13.森に囲まれた丘から op.57-1
  14.秘めごと op.71-3
  15.乙女 op.95-1
 ヴォルフ(1860-1903):スペイン歌曲集より
  16.進軍ラッパが鳴っている
  17.愛が私の心に
  18.口さがないひとたちはみな
  19.私を花で覆って下さい
  20.私の巻き髪の陰で
エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)
アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)…1
カール・ミュンヒンガー(指揮)…1.2
シュトゥットガルト室内管弦楽団…1.2
フーゴー・ディーツ(ピアノ)…3-20

 「彼女の穏やかで素敵な歌声を一度でも聴けば決して忘れることはできないだろう」とイタリアの名オペラ批評家ランフランコ・ラスポーニが評した、20世紀の名歌手エリーザベト・グリュンマー(1911-1986)。
 マイニンゲンの演劇学校で女優として活躍していたエリーザベト・グリュンマーを見出したのはカラヤンでした。1941年にアーヘンの歌劇場でデビューし、戦争によって一時期活動を中断しながらも、1946年からはベルリン市立歌劇場のメンバーとして活動を再開。優雅な立ち振る舞いは独特の雰囲気を醸し出し、とりわけモーツァルトとワーグナー作品での歌唱は他を圧倒しました。
 1961年までは毎年バイロイト音楽祭でも歌いましたが、華やかな演奏活動に比べると、録音はあまり多くなく、この一連の放送録音はとても貴重な記録です。
 SWR所蔵のオリジナル・テープからデジタル・リマスタリングを行っています。

  【録音】録音時期:1956年7月8日…1.2     1958年5月30日…3-20 録音場所:ルートヴィヒスブルク城(ライヴ)…1.2 シュヴェツィンゲン城(ライヴ)…3-20 録音方式:モノラル CD94.209 再発売盤














3/21(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


EVOE

EVOE 005
¥2600

敵同士なのに恋に落ちて 〜 ヘンデル:オペラ・アリアと二重唱集

 恩知らずな顔をしていても(歌劇 《タメルラーノ》より タメルラーノのアリア)
 愛は一陣の風のようなもの(歌劇 《オルランド》より ドリンダのアリア)
 あなたは私の忠誠心を著しく侮辱する(歌劇 《セルセ》より ロミルダとアルサメーネの二重唱)
 猛烈に風が吹き(歌劇 《パルテノペ》より アルサーチェのアリア)
 苦い酒の雫よ(歌劇 《テゼオ》より テゼオのレチタティーヴォとアリア)
 飛べ、キューピッドよ(歌劇 《アリオダンテ》より ジネーヴラのアリア)
 私はあなたを抱きしめる(歌劇 《ロデリンダ》より ロデリンダとベルタリドの二重唱)
 恐ろしい怒りよ(歌劇 《リナルド》より アルミーダのアリオーゾ)
 待って!(歌劇 《リナルド》より アルミーダとリナルドの二重唱)
 わが愛する人よ、どこにいるのだ? (歌劇 《ロデリンダ》より ベルタリドのアリア)
 私は戦争をしたい(歌劇 《リナルド》より アルミーダのアリア)
 さらば! わが最愛の人よ(歌劇 《テゼオ》より アルカーネとクリツィアの二重唱
   ヤクプ・ユゼフ・オルリンスキ(カウンターテナー)、
   ナタリア・カヴァウェク(メゾ・ソプラノ)、
   イル・ジャルディーノ・ダモーレ、
   ステファン・プレヴニャク(ヴァイオリン&指揮)
 注目を浴びるポーランド古楽界の新星!ヤクプ・ユゼフ・オルリンスキ!

 ポーランド古楽界の中でも一際異彩を放つバロック・ヴァイオリニスト、ステファン・プレヴニャクによって2015年に設立されたポーランドのハイクォリティな古楽系レーベル「エヴォエ(Evoe)」。
 Evoe第5弾となるアルバムは、ポーランドの二人の若手歌手、ヤクプ・ユゼフ・オルリンスキとナタリア・カヴァウェクによるヘンデルのアリア&二重唱集。1990年生まれのオルリンスキは、ワルシャワのショパン音楽大学とジュリアード音楽院で学び、2015年マルセラ・セムブリッチ国際声楽コンクール、2016年メトロポリタン・オペラ・ナショナル・カウンシル・オーディションで優勝。欧米各地でオペラや宗教曲を歌い、一躍注目を浴びているカウンターテナーです。
 『ヤクプ・オルリンスキはこれから偉大なキャリアを築いていくに違いないが、そのキャリアの開始にあたって、このCDは彼を輝かせ、煌めかせている。』(オペラ・ネーデルラント)

 ※録音:2016年8月24日−26日、コーパス・クリスティ教会(クラクフ、ポーランド)






 

OEHMS



OC1888
\2300
キタエンコ(指揮)&ザグレブ・フィル
 ストラヴィンスキー(1882-1971):作品集

 交響曲 変ホ長調 op.1
  1.第1楽章:Allegro moderato
  2.第2楽章:Scherzo.Allegretto
  3.第3楽章:Largo
  4.第4楽章:Finale.Allegro molto
 小管弦楽のための組曲 第1番
  5.I.Andante
  6.II.Napolitana
  7.III.Espanola
  8.IV.Balalaika
 小管弦楽のための組曲 第2番
  9.I.Marche
  10.II.Valse
  11.III.Polka
  12.IV.Galop
ドミトリー・キタエンコ(指揮)
ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団
 2011/12年のシーズン以来、ザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めているキタエンコ。ロシアのレパートリーを自家薬籠中の物としているキタエンコらしく、ザグレブ・フィルとの最初の録音もストラヴィンスキーが最初に書いた「交響曲 第1番」で決めてきました。
 この曲はストラヴィンスキーがリムスキー=コルサコフの下で修業時代を過ごしていた時期(1905年頃)に書かれた曲で、チャイコフスキーやグラズノフの影響が強く感じられる壮大で美しい曲想を持っています。
 若書きの作品とは言え、オーケストラの性能と響きがフルに生かされており、キタエンコは冒頭の金管の咆哮を含め、抒情的な第3楽章、賑やかな終楽章など曲全体をたっぷりと鳴らしています。
 余白に収録された2つの「小管弦楽のための組曲」は、もともとピアノ連弾曲をオーケストラ用に編曲したもの。どちらも様々な舞曲が取り混ぜられており、キタエンコは各々の曲の性格を強調し、短いながらも聴き応えたっぷりに仕上げています。

  【録音】録音時期:2017年9月20日-23日 録音場所:ザグレブ・フィルハーモニー 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 


OC466
\2100
ミヒャエル・エンドレス(ピアノ)
フォーレ(1845-1924):13の舟歌集

 1.第1番 イ短調 Op.26
 2.第2番 ト長調 Op.41
 3.第3番 変ト長調 Op.42
 4.第4番 変イ長調 Op.44
 5.第5番 嬰ヘ短調 Op.66
 6.第6番 変ホ長調 Op.70
 7.第7番 ニ短調 Op.90
 8.第8番 変ニ長調 Op.96
 9.第9番 イ短調 Op.101
 10.第10番 イ短調 Op.104-2
 11.第11番 ト短調 Op.105
 12.第12番 変ホ長調 Op.106bis
 13.第13番 ハ長調 Op.116
ミヒャエル・エンドレス(ピアノ)
 ヴェネツィアのゴンドラ漕ぎの歌に由来するという「舟歌」。波を表現する「ゆったりとしたリズム」の上で哀愁漂う旋律が歌われます。ロマン派の作曲家の中でも、とりわけフォーレはこの形式を愛し、ピアノ曲だけでも13曲の「舟歌」を残しています。
 第1番から第13番はほぼフォーレの全生涯に渡って書かれており、初期の清明な曲から晩年の神秘的な曲までシューベルトやラヴェルを得意とするドイツのピアニスト、ミヒャエル・エンドレスによる演奏です。

  録音:2017年5月22-24日 ケルン放送 クラウス・フォン・ビスマルク・ホール
 


OC1877
\2300
天文学者ガリレオの末弟
 ミケランジェロ・ガリレイ(1575-1631):
  タヴラチュアによるリュート曲集 第1集(ミュンヘン 1620年)

  1-5.ソナタ ハ短調 (ニ短調)
  6-10.ソナタ ト短調
  11-13.ソナタ ト長調
  14-16.ソナタ ヘ長調
  17-23.ソナタ ニ短調 (ハ短調)
  24-27.ソナタ ハ長調 (ニ長調)
  28-30.ソナタ 変ロ長調
  31-34.ソナタ イ短調
  35-38.ソナタ ヘ短調
アクセル・ヴォルフ(リュート)
 バロック期の作品だけでなく、サクソフォンとのアンサンブルはジャズの演奏もするなど幅広いレパートリーを持つリュート奏者アクセル・ヴォルフ。
 今作では著名な天文学者ガリレオ・ガリレイの末弟であるミケランジェロ・ガリレイのソナタに取り組みました。元来ガリレオ家はリュートに縁があり、彼らの父はリュート奏法の理論書を出版するほど楽器に精通していました。
 ミケランジェロはリュート奏者になり、やがてポーランドを経てリトアニアの宮殿に仕え、1607年にはバイエルンのマクシミリアン1世の宮廷楽団奏者になりました。この「タヴラチュアによるリュート曲集」はガリレイの代表作であり、各々のソナタはイタリアの様式に則った短い舞曲で構成されており、ヴォルフは多彩な表情の曲を生き生きと演奏しています。

 録音 2017年2月21-23日 Konzerthaus Blaibach



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ORFEO



C945181
\2600→\2390
ヴィトマン(指揮&クラリネット)&アイルランド室内管
 メンデルスゾーン:交響曲 第3番

 1.メンデルスゾーン(1809-1847):序曲「フィンガルの洞窟」
 イェルク・ヴィトマン(1973-):
  2.弦楽六重奏のための“180 beats per minute”(1993)
  3.クラリネット・ソロのための幻想曲
 メンデルスゾーン(1809-1847):交響曲第3番 イ短調 Op.56「スコットランド」
  4.Andante con moto-Allegro un poco agitat
  5.Vivace non troppo
  6.Adagio
  7.Allegro vivacissimo-Allegro maestoso asai
イェルク・ヴィトマン(指揮&クラリネット)
アイルランド室内管弦楽団

 メンデルスゾーンが初めてイングランドを訪れたのは20歳の時。そのままスコットランドに行きその風景に感銘を受け「交響曲 第3番」を着想します。そしてその途中に嵐のヘブリディーズ諸島にも出向き、野性的な魅力を持つ風光明媚な"フィンガルの洞窟"を見て感動し、序曲「フィンガルの洞窟」が生まれました。
 この「2つの関連を持つ」作品の間にヴィトマンは自身の作品を挿入。現在、最も多忙な作曲家でありクラリネット奏者、指揮者としての才能を提示するとともに、作品へのこだわりを見せています。
 ディスコ・ナイトにインスパイアされたという徹頭徹尾激しいリズムに支配された「180 beats per minute 1分に180拍」と、冒頭の持続音が印象的な「クラリネット・ソロのための幻想曲」はメンデルスゾーンの耳慣れた旋律を新鮮なものに塗り替えるほどに刺激的です。

 録音:2014年4月2日…4-7/2015年6月25日…2 2015年12月4日…1/2017年11月15日…3
 録音場所:University Concert Hall Limerick…4-7 ICO Studio University of Limerick…1-3
 


C944182
(CD+DVD)
\4200
フランチェスコ・ピエモンテージ:リストを弾く
 巡礼の年 第1年「スイス」/伝説 第2番

 【CD】
 リスト(1811-1886):
  巡礼の年 第1年「スイス」S160 (1848-54)
   1.ウィリアム・テルの聖堂
   2.ヴァレンシュタットの湖で
   3.パストラール
   4.泉のほとりで
   5.嵐
   6.オーベルマンの谷
   7.牧歌
   8.ル・マル・デュ・ペイ-郷愁
   9.ジュネーヴの鐘
  10.2つの伝説 S175(1863)-第2曲 波の上を渡るパオラの聖フランチェスコ 
 【DVD】
 巡礼の年 第1年「スイス」
  ブリュノ・モンサンジョンによるドキュメンタリー映像
フランチェスコ・ピエモンテージ(ピアノ)
 リストの「巡礼の年」は、彼が訪れた土地の印象やその時の経験などが音で記された日記であり、作曲年代も20歳代から60歳代に渡るリストの心象風景です。
第1集は1835年から36年にかけて、当時の恋人マリー・ダグー伯爵夫人と訪れたスイスの印象が綴られており「オーベルマンの谷」のような技巧的な曲や、「ル・マル・デュ・ペイ」のような内省的な曲、長女ブランディーヌに捧げられた「ジュネーヴの鐘」など、色彩豊かな作品で構成されています。
 演奏するのはスイス出身のピアニスト、ピエモンテージ。数々のオーケストラと共演を重ねる彼にとってOrfeoレーベルに初録音となるこのアルバムには、ブルーノ・モンサンジョンによるドキュメンタリー映像が付属しており、美しいスイスの風景を交えながらピエモンテージがリストの作品について語る場面などが紹介されています。

 収録時間:54分 音声:ステレオ2.0 字幕:英語 REGION All(Code:0) NTSC方式 録音 2017年1月




RESONUS


RES10210
\2500
モーツァルト(1756-1791):ピアノ・デュエット集 第2集
 モーツァルト:ソナタ ヘ長調 K497
  1.第1楽章:Adagio-Allegro di molto
  2.第2楽章:Andante
  3.第3楽章:Allegro
 ムツィオ・クレメンティ(1752-1832):ソナタ 変ホ長調 Op.14-3
                      (オリジナル・ヴァージョン)
  4.第1楽章:Allegro
  5.第2楽章:Adagio
  6.第3楽章:Rondo:Allegro
 モーツァルト:ソナタ ハ長調 K19d
  7.第1楽章:Allegr
  8.第2楽章:Menuetto&trio
  9.第3楽章:Rondeau: Allegretto
 モーツァルト:アレグロとアンダンテ ト長調 K357
        (ロバート.D.レヴィンによる補筆完成版)
  10.Allegro
  11.Andante
ジュリアン・パーキンス&
 エマ・アッバーテ(ピアノ・デュエット)
 第1集(RES10172)で、ピリオド楽器の音色を存分に披露したパーキンスとアッバーテのピアノ・デュオによるモーツァルト:ピアノ・デュエットの第2集。作品の書かれた時代に合わせた楽器を用いることが特徴で、今作では初期のローゼンベルガー製のグランド・フォルテピアノと、クレメンティ社のスクエア・ピアノが使われています。
 また、モーツァルトと同時代のクレメンティのソナタや、未完のまま残されたモーツァルトのK357のソナタを研究者ロバート・レヴィンが補筆完成した作品など、興味深い作品も収録されています。

  録音 2017年2月24-25日 
   The Barn, Willards Farm, Dunsfold 
  
使用ピアノ…
   モーツァルト:ミヒャエル・ローゼンベルガー(1800頃 ウィーン)グランド・フォルテピアノ
   クレメンティ:スクエア・ピアノ クレメンティ&Co(1820頃 ロンドン)
 

RES10190
\2500
Polyphonia in excelsis
クラウディオ・ダッラルベロの宗教作品集

 1.In medio ecclesiae
 2.Parvulus filius
 3.Magnificat VIII Toni
 4.Non corruptibilibus
 Missa'De Angelis’
  5.キリエ
  6.グローリア
  7.クレド
 8-10.Trittico di Cantabrigia カンタブリアの三位一体(オルガン独奏)
 Missa'De Angelis’
  11.サンクトゥス
  12.アニュス・デイ
 13.Psallite Domino
 14.Fuga Francescana
 15.Oratio in Festo S. Caroli
全て世界初録音
デヴィッド・スキナー(指揮)
ケンブリッジ・シドニー・サセックス・カレッジ合唱団
ジム・クーパー(オルガン)…8
ローレンス・カーデン(オルガン)…9
スティーブン・ファー(オルガン)…10
 ローマの作曲家、合唱指揮者クラウディオ・ダッラルベロの宗教的作品集。ドメニコ・バルトリッチに作曲を師事し、現在はサンタ・チェチーリア音楽院で「合唱音楽と指揮法」を教えています。彼の作品はヨーロッパをはじめ、アゼルバイジャン、全米、オーストラリアなどで演奏され高い評価を受けています。彼の作品は時として中世作品を思わせるほど、どれも清冽で美しい響きを持ち、決して難解な音は使われていません。
 ケンブリッジ・シドニー・サセックス・カレッジ合唱団はアカペラの宗教的作品を専門に手掛ける団体であり、このような現代作品もやすやすと歌い上げます。

  録音 :2016年6月20-22日 St George's Church, Chesterton 2017年3月22.24日 Chapel of Sidney Sussex College, Cambridge
 

RES10178
(3CD)
\4300
ケネス・レイトン(1929-1988):オルガン作品全集
【CD1】
 讃歌の旋律による6つの幻想曲 Op.72
  1.ヘルムズリー
  2.Aus der Tiefe 深みより(Heinlien)
  3.ルメット:「イエスはわれらに輝く」による小さなカノン風の変奏曲
  4.聖コロンバ (Erin)
  5.ヴェニ・エマヌエル
  6.ハノーヴァーのトッカータ
 7.殉教者:スコットランド讃歌の旋律によるディアローグ Op.73
 8.Maurice de Sausmarezの思い出によるインプロヴィゼーション(1969)
 ミサ・デ・グローリア(ダブリン祝祭ミサ) Op.82(1980)
  9.Kyrie
  10.Gloria
  11.Credo
  12.Sanctus
  13.Agnus Dei
  14.Ite, Missa Est
【CD2】
 1.祝祭ファンファーレ
 Et Resurrexit そして復活する Op.49
  2.主題:Sostenuto, lontano e religioso
  3.幻想曲:Largo alla marcia
  4.フーガ:Andante sostenuto
 5.These are Thy Wonders(A Song of Renewal) Op.84(1981)…世界初録音
 6.Veni Creator Spiritus 来たり給え、創造主なる聖霊よ(1987)
 7-9.前奏曲、スケルツォとパッサカリア Op.41(1963)

【CD3】
 1.Paean 賛歌(1966)
 2.Elegy 悲歌(1965)
 3.Ode 頌歌(1977)
 コラール‘Es ist genug 満ちたれり’による幻想曲 Op.80(1979)
  4.Es ist genug
  5.Herr, wenn ed dir gefallt
  6.So spanne mich doch aus
  7.Ich fahre sicher hin mit Frieden
  8.Es ist genug
 9.ロッキンガム(1975)
 10.ファンファーレ(1975)
 11.Veni Redemptor(A Celebration), Op.93(1985)
 12-17.“深き淵より”によるインプロヴィゼーション Op.76(1977)…世界初録音
スティーブン・ファー(オルガン&ハープシコード…Op.76)
ジョン・バット(オルガン)…CD1:7
クロエ・ハンスリップ(ヴァイオリン)…CD3:4-8
ニッキー・スペンス(テノール)…CD2:5

 20世紀イギリスの作曲家ケネス・レイトン。ヨークシャーで生まれ、地元のウェークフィールド大聖堂の聖歌隊で活躍後、王立音楽院でピアノと声楽、オックスフォード音楽院で作曲を学び、教会音楽の分野で目覚ましい活動を行った人です。この3枚組にはレイトンのオルガン独奏作品と、関連作品、そして彼の唯一のハープシコード作品を収録。
 2つの世界初録音を含むこの全集では名手ファーのオルガンを中心に、ヴァイオリニスト、クロエ・ハンスリップなど共演者が息の合った演奏を聴かせています。

 録音:2013年9月9-10日 The Rieger Organ of St Giles'Cathedral, Edinburgh…CD1,CD3:1-3.9-11 2014年8月27-28日 The Klais Organ of Symphony Hall, Birmingham…CD2 2015年10月1日 The Henry Willis Organ ofSt Paul's Church, Knightsbridge, London…CD3:4-8 2016年6月18日 St George’s Church, Chesterton, Cambridge




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ORFEO D’OR



C930182DR
(2CD)
\4200→\3790
ホルスト・シュタイン指揮/ウィーン国立歌劇場
 ゴットフリート・フォン・アイネム(1918-1996):歌劇《老婦人の訪問》

 全3幕
 原作、台本:フリードリッヒ・デュレンマット
クレア(生まれは洗濯屋の億万長者):クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)
執事:ハインツ・ツェドニク(テノール)
アルフレート・イル:エバーハルト・ヴェヒター(バリトン)
市長:ハンス・バイラー(テノール)
牧師:マンフレート・ユングヴィルト(バス)
教師:ハンス・ホッター(バス・バリトン)         
ホルスト・シュタイン指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
 物語は億万長者の未亡人となった老貴婦人・クレアが財政破綻寸前の故郷ギュレン市に突然舞い戻ってきた事からはじまります。ギュレン市は産業もなく破綻寸前の街。人々は彼女の元恋人アルフレート・イルに財政援助を依頼するように働きかけます。クレアは“条件付き”で多額の寄付金を約束しますが、その条件とは…

 1971年5月23日、ウィーン国立歌劇場で世界初演されたゴットフリート・フォン・アイネムのオペラ《老婦人の訪問》(舞台監督はオットー・シェンク)。フォン・アイネムと同じスイス出身の推理作家フリードリッヒ・デュレンマットの悲劇に基づくこの作品は、初演時に大好評を博し、翌年10月にはフランシス・フォード・コッポラの舞台監督でサンフランシスコ・オペラによりアメリカ初演(英語台本はノーマン・タッカー)されました。
 世界初演時のこの録音は、ルートヴィヒやヴェヒター、ツェドニクら優れた歌手たちとシュタインが指揮するウィーン国立歌劇場管弦楽団が、緊迫した物語の進行を克明に伝えています。

  録音時期:1971年5月23日 録音場所:ウィーン国立歌劇場 録音方式:ステレオ(ライヴ)





PRAGA DIGITALS


PRDDSD 350150
(SACD HYBRID)
¥2900
人気のプラハSACD復刻シリーズ、フルトヴェングラー第12弾
 (1)グルック:歌劇「アルチェステ」序曲
 (2)モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲
 (3)ケルビーニ:「アナクレオン」序曲
 (4)シューベルト:「ロザムンデ」間奏曲第3番
 (5)ブラームス:ハンガリー舞曲第1番ト短調/第3番ヘ長調
 (6)ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」第3幕への前奏曲
 (7)マーラー:さすらう若人の歌(全4曲)
 (8)ラヴェル:スペイン狂詩曲
(7)ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 ウィーン・フィル、ディートリヒ・
  フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
(6)(7)フィルハーモニア管弦楽団
 録音:1954 年3 月8 日(1)、1953 年7 月27 日(2)、1951 年1 月11 日(3)、1950 年2 月2 日(4)、1949 年3 月30 日-4 月4 日(5)、1952 年6 月22 日(6)、6 月25 日(7)、1951 年10 月22 日(8)
 ウィーン・ムジークフェラインザール(1)(3)-(6)、ザルツブルク(ライヴ)(2)、ロンドン(6)(7)、シュトゥットガルト(ライヴ)(8)/MONO、78’ 03”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。フルトヴェングラーの名盤SACD 化第11 弾はEMI 音源のセッション録音に集められています。
 グルックの「アルチェステ」序曲、フィッシャー=ディースカウを独唱に招いたマーラーの「さすらう若人の歌」は、宇野功芳氏が「切れば血の出るような演奏」と絶賛。さらにラヴェルの「スペイン狂詩曲」は初のSACD 化です。

 

PRDDSD 350141
(SACD HYBRID)
¥2900
セルの名盤がSACDに蘇った!
 (1)モーツァルト:歌劇「後宮からの誘拐」序曲
 (2)同:交響曲第34番ハ長調K.388
 (3)ベートーヴェン:「エグモント」〜
  序曲/太鼓は響く/間奏曲第1番/間奏曲第2番/
  喜びに満ち、悲しみに満ち/勝利のシンフォニー
 (4)シューベルト:「ロザムンデ」〜
  序曲/バレエ音楽第2番/間奏曲第3番/間奏曲第1番
(1)(2)(4)ジョージ・セル(指揮)
 ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
(3)ウィーン・フィル
 ピラール・ローレンガー(ソプラノ)
 録音:1954 年8 月7 日/ザルツブルク(1)、1957 年12 月/アムステルダム・コンセルトヘボウ(2)(4)、1969 年12 月/ゾフィエンザール(ウィーン)(3)/Bi-channel Stereo、79’ 57”

 SACD ハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズ。
 今回は2005 年に発売されたジョージ・セル/デッカ& フィリップス録音集を音源にSACD リマスタリングしています。彼がヨーロッパのオーケストラを振ったものばかりですが、いずれも定評ある名盤揃いで、今日入手困難なため歓迎と申せましょう。

 

PRD 250395
¥2900
ギレリスの鋼鉄のタッチによる
 ラフマニノフとプロコフィエフの協奏曲!

  (1)ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調Op.30
  (2)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番ハ長調Op.26
  (3)カバレフスキー:ピアノ協奏曲第3番ニ長調Op.50
エミール・ギレリス(ピアノ)
(1)(2)キリル・コンドラシン(指揮)
(3)ドミートリー・カバレフスキー(指揮)
モスクワ放送交響楽団
 録音:1949 年ライヴ(1)、1955 年ライヴ(2)、1954 年12 月24 日(3)/モスクワ/MONO、82’ 23”

 見るからにギレリス向きながら、現在入手困難な音源を集めた嬉しいアルバム。ロシアのピアニスト・コンポザーが作った名作協奏曲の「第3 番」を集めているのがユニーク。いずれもギレリスの若き日の演奏で録音は古いものの難曲として名高いので、彼の超絶技巧と「鋼鉄のタッチ」で聴くことができるのは千金に値します。
 ことにプロコフィエフのピアノ協奏曲第3 番は同時期の来日公演で弾き、伝説となっているので、その凄さの一端を確認できます。ライバルのリヒテルが録音していないものばかりというのも、不思議な関係と申せましょう。

 

PRD 250375
¥2900
ボロディン:交響曲全集
 (1)第1番変ホ長調
 (2)第2番ロ短調
 (3)第3番イ短調(未完)
(1)ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)
 モスクワ放送交響楽団
(2)パウル・クレツキ(指揮)
 フィルハーモニア管弦楽団
(3)エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
 ソヴィエト国立交響楽団
 いずれも名演!三種三様のボロディン交響曲

 録音:1966 年1 月/モスクワ(1)、1954 年2 月3、12 日/キングズウェイ・ホール(2)、1983 年2 月/モスクワ(3)/MONO、STEREO、80’ 56”

 ボロディンの交響曲3 篇を集めたアルバム。一見知っているようなラインナップですが、実はどれも現在入手困難な音源ばかり。
 クレツキ& フィルハーモニア管の2 番、第3 楽章のホルンのメロディを吹いているのはデニス・ブレイン。さすがの神業で、これを聴くためだけにでも持っていたいディスクです。

 

PRD 250411
¥2900
現代の解釈を思わす甘くないチェロ
 (1)ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調Op.19
 (2)レーガー:無伴奏チェロ組曲第2 番Op.131c
 (3)コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8
ザラ・ネルソヴァ(チェロ)
アルトゥール・バルサム(ピアノ)(1)
 録音:1955 年4 月4-5 日/ロンドン/STEREO、78’ 51”

 今年が生誕100 年にあたるカナダの名チェロ奏者ネルソヴァの第2 弾。いずれもDecca 音源ですが現在入手困難なため大歓迎。レーガーとコダーイの辛口の演奏にしびれます。

 

PRD 250389
(2CD)
¥3800
豪華演奏陣によるマルティヌー・アルバム
 マルティヌー:
  Disc 1
   (1)2群の弦楽合奏とピアノ、
    ティンパニのための二重協奏曲(1938)
   (2)3つのリチェルカーレ(1938)
   (3)フランチェスカのフレスコ(1955)
   (4)交響的幻想曲(交響曲第6番)(1951-3)
  Disc 2
   (5)交響曲第4番(1945)
   (6)トッカータと2つのカンツォーナ(1946)
   (7)寓話集(全3曲)(1958)
(1)ヤン・パネンカ(ピアノ)
 ヨセフ・ヘイドゥク(ティンパニ)
 カレル・シェーナ(指揮)
 チェコ・フィル
(2)イルジー・ビェロフラーベク(指揮)
 チェコ・フィル
(3)ラファエル・クーベリック(指揮)
 ロンドン・ロイヤル・フィル
(4)シャルル・ミュンシュ(指揮)
 ボストン交響楽団
(5)マルティン・トゥルノフスキー(指揮)
 プラハ交響楽団
(6)ヤロフラフ・シャロウン(ピアノ)
 イルジー・ビェロフラーベク(指揮)
 プラハ室内管弦楽団
(7)カレル・アンチェル(指揮)
 チェコ・フィル
 録音:1958 年9 月15 日(1)、1989 年6 月13 日(2)、2000 年11 月24 日(6)、1962 年1 月(7)/ドヴォルザーク・ホール、1957 年1 月(3)/キングズウェイ・ホール、1956 年4 月23 日(4)/ボストン・シンフォニーホール、1992 年10 月20 日(5)/スメタナ・ホール/STEREO、81’ 42”、78’ 30”

 20 世紀の作曲家としては異例に録音が多いマルティヌー作品。現代の若手も続々と新録音をリリースしていますが、ここでは物故した大物による過去の遺産を集めています。さすがに説得力満点、非常な名曲に聴こえます。
 バックカバーにはPRD/DSD という記号番号になっていますが、商品は通常CD です。




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SUPRAPHON



SU 4245
¥2500→\2290
全て初出!モラヴェツ、協奏曲ライヴ
 グリーグ、ラヴェル、プロコフィエフの協奏曲

 (1)グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16(1868)
 (2)ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調(1929-1931)
 (3)プロコフィエフ:
  ピアノ協奏曲第1 番 変ニ長調 Op.10(1911-1912)
イヴァン・モラヴェツ(ピアノ)
(1)ミクリョーシュ・エルデーイ(指揮)
 プラハ交響楽団
(2)ユーリ・シモノフ(指揮)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
(3)カレル・アンチェル(指揮)
 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
 これはすごい!全て初出の貴重な音源登場。モラヴェツによるグリーグ、ラヴェル、プロコフィエフの協奏曲のライヴ録音!

 ライヴ録音:(1)1984年12月5日、(2)1974年5月25日、(3)1967年5月15日/スメタナ・ホール(プラハ)/ライヴ、66’24”

 チェコ(スロヴァキア)が生んだ20 世紀を代表するピアニスト、イヴァン・モラヴェツ。彼はプラハ音楽院にてエルナ・グリュンフェルトに、プラハ芸術アカデミーでイロナ・シュチェパーノヴァーに師事しました。
 1946 年にプラハでデビューし演奏活動に入るも一時腕の故障で活動を中断。しかし、1962 年のプラハの春音楽祭にて再起し、以後ソロとして20 回以上出演しております。1959 年にイギリスに、1964 年にアメリカにてデビューし、活躍の場を広げ、1971 年に初来日をはたしております。
 当ディスクはすべて初出の貴重な音源からグリーグ、ラヴェル、プロコフィエフの第1 番の協奏曲が収録されております。グリーグはモラヴェツ唯一の録音ということもあり、この度のリリースはファン狂喜といえましょう。のびやかできらめくタッチが魅力のモラヴェツ。強靭なテクニックと独特の語り口で熱烈なファンを持った彼の演奏は、一期一会から生み出される奇跡の演奏です。
 2015 年7 月27 日に惜しまれつつ亡くなったチェコを代表するピアニスト、イヴァン・モラヴェツ。SUPRAPHON レーベルからリリースされた完全初出音源の『イヴァン・モラヴェツ〜十二夜リサイタル・イン・プラハ’ 87』(SU 4190)も好評発売中です。
















3/20(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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BEEP RECORDS



BEEP 42
¥2100→\1990
フルート界の巨匠ウィリアム・ベネットの至芸
 メンデルスゾーン:ソナタ ヘ短調Op.4(W.ベネット編)
 フォーレ:小品(ヴォカリーズ)
 メル・ボニス:ソナタ
 ドヴォルザーク:我が母の教えたまいし歌(W.ベネット編)
 ブラームス:海
 ブラームス:ワルツOp.39より
  【第1,4,3,6,7,8,9,10,11,14,15】 (W.ベネット編)*
ウィリアム・ベネット(フルート)
ジョン・レネハン(ピアノ)
* ローナ・マギー(フルート)
エマ・ハルナン(フルート、アルトフルート)
 録音:2014 年1、3 年、ワーゼンホール、ロンドン/62’43

 現在82 歳の世界的フルート奏者ウィリアム・ベネットが2014 年に録音したアルバム。
 メンデルスゾーン14 歳の時に作曲されたソナタ ヘ短調Op.4 は、原曲はヴァイオリンとピアノのための作品ですが、この録音ではベネット自身のフルートとピアノによる編曲版が収録されています。メンデルスゾーンの流麗なメロディをしなやかに表現しています。
 フランス近代の女流作曲家メル・ボニスのソナタも収録。当時女性が作曲家として活動することは難しく、フランクに才能を見いだされパリ音楽院で学びましたが、結婚を機に退学させられ作曲活動を一時中断。
 しかしその後復活しおよそ300 曲多ジャンルの作品を残しています。このフルート・ソナタは1904 年に出版されました。冒頭のテーマが全体を通じて現れるとても美しい楽曲です。
 またドヴォルザークの名歌「我が母の教えたまいし歌」も自身の編曲で演奏。歌詞の情景が目に浮かぶような、美しさに溢れた編曲が胸を打ちます。そして全16 曲からなるブラームスのワルツ集Op.39。原曲は連弾用として書かれ、多彩な曲想と親しみやすい旋律で人気があり、なかでも有名なのは第15 番。ブラームスはこの曲を独奏用にも編曲しています。ここでは、ベネットの愛弟子ローナ・マギーや若手奏者エマ・ハルナンらとの二重奏で収録されています。
 ベネットの巨匠としての貫禄が光る1 枚です。

 


BEEP 41
¥2100
ピッツバーグ交響楽団の首席フルート奏者のローナ・マギー
 恍惚の時

 メンデルスゾーン:ロンド・カプリチオーソOp.14
 J.S.バッハ:
  無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調BWV1005
   (L.マギー編)
 アーン:クロリスに
 ドホナーニ:アリアOp.48-1
 カゼッラ:バルカローレ/スケルツォ
 ヴィエニャフスキ:スケルツォ〜タランテラOp.16(L.マギー編)
 ドビュッシー:美しき夕暮れ/レントよりおそく
 マルティヌー:
  アリエット(L.マギー編)/スケルツォ(ディヴェルティメント)
 アーン:恍惚の時
 ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調(L.マギー編)
 ラフマニノフ:ここは素晴らしい場所Op.21-7
ローナ・マギー(フルート)
ピアーズ・レイン(ピアノ)
 ピッツバーグ交響楽団の首席フルート奏者のローナ・マギー、ドビュッシーのヴァイオリン・ソナタのフルート版を録音

 録音:2014 年1 月3,4 日ワーゼンホール、ロンドン/64’05

 ピッツバーグ交響楽団の首席フルート奏者のローナ・マギーによるソロ・アルバム。
 ドビュッシー最後の作品であるヴァイオリン・ソナタは、1917 年5 月にドビュッシー自身のピアノ、ガストン・プーレ(ジェラール・プーレの父)により初演されました。
 ドビュッシー晩年の洗練された音楽があますところなく盛り込まれた作品で、数々の名盤が生まれています。ローナ・マギーがフルート版の編曲のきっかけとなったのは、20 世紀前半を代表するフランス人ヴァイオリニスト、ジャック・ティボーとピアノの巨匠コルトーの輝かしい演奏に触発されてとのこと。ティボーの美しく繊細な音色をフルートで表現できるように編曲。ローナ・マギーの卓越した技巧と優れた音楽感で見事な演奏を聴かせてくれています。
 またその他の選曲も、メンデルスゾーン、バッハ、アーン、ドホナーニ、ラフマニノフなど、ローナ・マギーの多彩な音色を堪能するに相応しい選曲で聴かせてくれます。




ET’CETERA



KTC 1588
¥2500
ベルギー国立管首席クラリネット奏者、ルーラント・ヘンドリックス
ウェーバー:クラリネットのための作品集

 クラリネット五重奏曲 変ロ長調 Op.34《大五重奏曲》、
 協奏的大二重奏曲 Op.48、
 歌劇「シルヴァーナ」の主題による変奏曲 Op.33
 ハインリヒ・ベールマン:アダージョ 変ニ長調
ルーラント・ヘンドリックス・アンサンブル
 〔ルーラント・ヘンドリックス(クラリネット)、
  アレクセイ・モシュコフ(ヴァイオリン)、
  アン・シモアンス(ヴァイオリン)、
  サンダー・ヘールツ(ヴィオラ)、
  アントニー・グレーガー(チェロ)、
  リーブレヒト・ファンベッケフォールト(ピアノ)〕
 ベルギー国立管首席クラリネット奏者、ヘンドリックスが吹くウェーバー!

 ☆ベルギーの名手、ルーラント・ヘンドリックスが吹くウェーバー!

 ルーラント・ヘンドリックスは、ベルギー国立管弦楽団の首席奏者や、ベルギーが世界に誇る木管アンサンブル"イ・ソリスティ・デル・ヴェント"のメンバーを務め、オランダのマーストリヒト音楽院ほか世界各地で教鞭を取り、日本でのマスタークラスも度々行われているクラリネットの名手。ヘンドリックスが2015年に設立したアンサンブルには、ベルギー国立管弦楽団のコンサートマスターであるアレクセイ・モシュコフや、ロイヤル・フランダース・フィルの首席ヴィオラ奏者サンダー・ヘールツなどの名手が参加しています。
 高度な技術が要求されるウェーバーのクラリネット作品を、ベルギーの名手による華麗なる演奏でお届けします。ウェーバーがクラリネット五重奏曲や2つのクラリネット協奏曲を彼のために書いたという当時のヴィルトゥオーゾ、ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンの人気小ピース、「アダージョ」の収録も嬉しいポイント。

 ※録音:2017年9月9日−10日&11月4日−5日、ベル



 

KTC 1608
¥2500
カプリッチョ 〜 弦楽四重奏の宝石
 トゥリーナ:闘牛士の祈り Op.34
 A.スカルラッティ:4声のソナタ(合奏協奏曲第3番)
 ルクー:
  モルト・アダージョ・センプレ・カンターテ・ドロローゾ
 メンデルスゾーン:カプリッチョ第3番ホ短調 Op.81
 プッチーニ:クリザンテーミ(菊)
 シュルホフ:弦楽四重奏のための5つの小品
エンアコード弦楽四重奏団
 1998年に設立されたオランダの女流クヮルテット。「弦楽四重奏のレパートリーは、発見と探検の絶え間ない航海」と語る彼女らが、素晴らしい作品でありながらあまり演奏されていない、未知なる宝石のような弦楽四重奏のレパートリーを集めて披露するアルバム。
 シュルホフ、ルクー、プッチーニ、トゥリーナらによる多様で多彩な作品は、きっと新しい素敵な発見となることでしょう。

 ※録音:2016年7月11日−15日、オランダ
 

KTC 1580
¥2500
バート・スパーン:インランド
 ロング/スレッド/クイックサンド/
 フォー・ガーデンズ/インテリア
バート・スパーン(エレクトロニクス)、
イーゴリ・ウルチ・サラス(バス・クラリネット)
ヨス・ズワーネンブルフ(フルート)、他
 Et'ceteraの「オランダの作曲家シリーズ(Dutch Composers)」。
 バート・スパーン(1963−)は、オランダのナイメーヘン音楽院とアムステルダム音楽院で作曲を学び、そのエレクトロ・アコースティック作品はロッテルダムのゲルギエフ・フェスティヴァルで取り上げられるなど注目を浴びています。

 ※録音:2010年、2016年、2017年
 

KTC 1505
¥2500
シューベルト:4手連弾のための作品集 Vol.5
 6つの大行進曲とトリオ D.819
 ロンド ニ長調 D.608
ヤン・フェルミューレン(フォルテピアノ)
ヴェールレ・ペーテルス(フォルテピアノ)
 フォルテピアノで弾くシューベルトの権威、フェルミューレンのシューベルト連弾第5弾!

 クイケンやドンブレヒトとの共演も多いベルギーの鍵盤奏者ヤン・フェルミューレン。ナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノを使用し、全6巻CD12枚組にわたるシューベルトのピアノ作品集(KTC 1336)を完成させたフェルミューレンが次に取り組んでいるプロジェクト、弟子でもあるヴェールレ・ペーテルスとともに進行する4手連弾作品集。
 第5弾は、華麗で勇壮な「6つの大行進曲」を収録。1825年〜1830年頃にライプツィヒで制作されたフォルテピアノの純朴な音色で、シューベルトが構築した連弾作品の豊かな綾が蘇ります。

 使用楽器:Trondlin (ライプツィヒ1825−1830)
 ※録音:2017年7月、ベルギー



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LE CHANT DE LINOS

CL 17129
¥2500→\2290
メル・ボニ:ヴァイオリンとピアノのための作品集
 ヴァイオリン・ソナタ嬰ヘ短調 Op.112/
 アンダンテ・レリジョーソ Op.78/
 アレグレット・ノン・トロッポ Op.84/
 ラルゴ Op.83/セレナード ニ長調 Op.46/
 ヘンデルによるラルゴ Op.63/
 讃えよう愛しい君を Op.22*/組曲ハ長調 Op.114
フランシーヌ・トラシエ(ヴァイオリン)
フランソワーズ・ティラール(ピアノ)
マリオン・ゴマル(メゾ・ソプラノ)*
 パリ音楽院ではドビュッシーやピエルネらと同時期に学んだフランスの女流作曲家、メル・ボニ(1858−1937)のヴァイオリン作品集。当時の男性中心社会において、本名のメラニー・ボニではなく中性的なペンネーム「メル・ボニ」を使って多くの作品を残しており、ポスト・ロマン派風〜印象主義的なメル・ボニの作品は、近年様々な録音が発売されるなど、再評価が進んでいます。
 演奏は、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで入賞経験のあるフランシーヌ・トラシエと、ピアニスト兼歌手として室内楽の分野で活動するフランソワーズ・ティラール、二人のフランスの女流奏者によるものです。




PSALMUS


PSAL 028
¥2500
バルバトル:オルガンによるバロック・クリスマス
 前奏曲とフーガ/クリスマスがやってくる/二重奏/
 ヨセフは良き嫁をめとりぬ/フーガ/
 マリヤ今ぞわれらに語り給え/汝の羊に牧草を与えよ/
 二重奏/陽気な羊飼いはどこへ/グラン・ジュー/
 彼は小さな天使/三重奏/イエスがクリスマスに生まれた時/
 エール/すべてのシャトレのブルジョア/
 二重奏/偉大なる神、汝の慈しみ
ポーリーヌ・クーンドゥーノ=シャベール(オルガン)
 ルイ15世の時代の作曲家でありノートルダム大聖堂のオルガニストも務めたクロード=ベニーニュ・バルバトル(1724−1799)のクリスマスのためのオルガン作品集。
 1781年に建造された、サン=フェリックス・ロラゲ教会(フランス、オート=ガロンヌ県)の歴史的オルガンを使用。

 ※録音:2015年4月、フランス




PHAEDRA



PH 92097
\2600→\2390
イン・フランダース・フィールズVol.97 〜
 モルテルマンス:海の子供たち

  ローデヴェイク・モルテルマンス:歌劇《海の子供たち》(抜粋)
  ペーター・アーツ:イン・フランダース・フィールズ
  アウフスト・ドゥ・ブック:
   それはあなたの中にある, 愛しい人よ、
   フランチェスカのカンティレーナ
    (歌劇《エメラルド・ロード》より)、
   サン・ビーム王女のレチタティーヴォとアリア
    (歌劇《冬の夜の夢》より)
リースベト・ドフォス(ソプラノ)
ペーター・ハイスベルトセン(テノール)
ヴェルナー・ファン・メヘレン(バス・バリトン)
ディルク・フェルミューレン(指揮)
ロイトリンゲン・ヴュルテンベルク・フィルハーモニー管
 フランドル地方の音楽を世界に発信するPhaedraの人気シリーズ、第97集&第98集!

 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘する"イン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)" 第97集。
 かつて「フランダースのブラームス(the Flemish Brahms)」と呼ばれた19世紀ベルギーの作曲家、ローデヴェイク・モルテルマンスの再発見されたオペラ「海の子供たち(The Children of the sea)」からの音楽。

 ※録音:2017年7月、ロイトリンゲン(ドイツ)
 


PH 92098
(2CD)
¥5200→\4780
イン・フランダース・フィールズVol.98 〜
 ピート・スウェルツ:オラトリオ 《木々の交響曲》
リー・ビセット(ソプラノ)
トマス・ブロンデル(テノール)
デイヴィッド・アンガス(指揮)
フランダース交響楽団

 歴史に埋もれたフランドル地方の音楽を発掘する"イン・フランダース・フィールズ(In Flanders' Fields)" 第98集。
 1993年のエリザベス王妃国際音楽コンクールで優勝したベルギーの作曲家、ピート・スウェルツ(b.1960)。
 日本では吹奏楽作品のコンポーザーとしても知られるスウェルツの新たな作品、「木々の交響曲(A Symphony of Trees)」は、ソプラノとテノールの独唱にオーケストラ、そして児童合唱を含む複数の合唱団が加わる大規模な作品です。

 ※録音:2017年9月26日(ライヴ)




TRPTK



TTK 0009
¥2600
交響曲第3番にその素材が転用された
 プロコフィエフのオペラ「炎の天使」

  プロコフィエフ:
   炎の天使(チェロとピアノのための編曲版)
マヤ・フリードマン(チェロ)
アルテム・ベログロフ(ピアノ)

 生前に全曲の初演が実現しなかったため、交響曲第3番にその素材が転用されたプロコフィエフのオペラ、「炎の天使」。
 1989年にモスクワで生まれ、オランダで名教師ドミトリー・フェルシュトマンに師事した新進気鋭の女流チェリスト、マヤ・フリードマンによる、チェロとピアノのための秀逸なアレンジ版です。
 ピアノは、2016年の山梨国際古楽コンクール鍵盤楽器部門で第2位に輝いたアルテム・ベログロフ。1880年エラール製のヒストリカル・ピアノの使用もポイント。




ENCELADE


ECL 1701
\2500
ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):チェンバロ独奏作品集
  パルティータ「チェンバロ独奏のためのディヴェルティメント」Hob.XVI:6(1766以前)
  宗教的な歌 Hob.XXVIa:17(歌曲をチェンバロで演奏;1781)
  クラヴィチェンバロためのソナタ Hob.XVI:27(1776)
  ミンナ Hob.XXVIa:23(歌曲をチェンバロで演奏;1781)
  ディヴェルティメント Hob.XVI:12(1766以前)
  チェンバロのためのソナタ「エステルハージ侯ニコラウスに」Op.13, Hob.XVI:24(1773頃)
  カプリッチョ「8人のへぼ仕立て屋に違いない」Hob.XVII:1(1765)
  わが父の墓に Hob.XXVIa:24(歌曲をチェンバロで演奏;1781)
ピエール・ガロン(チェンバロ)

録音:2017年1月31日-2月2日、ロワイヨモン修道院内フランソワ・ラング図書館、
    アニエール=シュル=オワーズ、ヴァル=ドワーズ県、フランス
使用楽器:2004年、ヨンテ・クニフ製(モデル:18世紀中盤、ジャーマンモデル)

 「ソナタ形式の父」とも称されるヨーゼフ・ハイドンの作品をチェンバロで演奏。
 「Hob.XVI」はクラヴィーア・ソナタ、「Hob.XVII」はその他のクラヴィーア独奏曲として分類されている作品群。
 ピエール・ガロンはパリ音楽院でチェンバロをオリヴィエ・ボーモン、ブランディーヌ・ランヌに師事したフランスのチェンバロ奏者。
















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