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≪第99号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その9 2018/11/6〜






11/9(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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AURIS SUBTITLIS

ASJ 5080
\2500→\2290
モーツァルト・イン・ジャズ
 (1)ピアノ協奏曲イン・ジャズ(ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488)
 (2)ラウラに寄せる夕べの思いK.523
 (3)別れのブルースK.519
 (4)魔術師K.472
 (5)春へのあこがれK.596
 (6)アイネ・ジャジー・ナハトムジークK.525
 (7)トルコ行進曲K.331
シュテファン・ケーニヒ・トリオ
 【シュテファン・ケーニヒ(ピアノ)、
  トーマス・シュタール(ベース)、
  ヴィーラント・ゲッツェ(ドラムス)】

 ジャズになってもモーツァルトは凄かった!

 録音:2017 年5 月17 日/ヴィラ・ケルナー/66' 26"

 バッハをジャズで演奏して人気のシュテファン・ケーニヒ。1963 年生まれのケーニヒは、ライプツィヒのメンデルスゾーン音楽演劇大学でピアノ、指揮、作曲を学び、クラシックの知識も豊富なため、単にメロディを用いるだけでない凝った内容となっています。
 今回はモーツァルト。ジャズなので当然即興が中心ですが、何とピアノ協奏曲第23 番を全楽章22 分演奏。モーツァルトの音楽は作曲当時すでに進歩的でしたが、もしモーツァルトが今生きていたら、ライヴハウスでジャズを演奏したであろうと想像が広がります。
 歌曲「別れの歌」が完全なブルースになったり、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」もメロディを残しながら雰囲気あふれるジャズとなっています。
 トルコ行進曲はどのクラシックの名演よりもカッコ良いものとなっています。





RONDEAU
ROP-6048
\2000
マルティン・ペッツォルト
 バッハ・イン・ジャズ

 1.カンタータ「心と口と行いと命もて」BWV147より「主よ、人の望みの喜びよ」/
 2.イタリア協奏曲 BWV971 第1楽章/
 3.マタイ受難曲より「わがイエスは不正な嘘にはじっと黙り」/
 4.マタイ受難曲より「耐えなさい。 私を偽りの舌が刺すときも」/
 5.ヨハネ受難曲より「打ち砕け、この身を」/
 6.カンタータ「かくて戦い起れり」BWV19より「とどまれ天使よ、わがかたえに」/
 7-8.カンタータ「心せよ、汝の敬神に偽りなきやと」BWV179より/
 9.カンタータ「ああ、いかにはかなき、いかに空しき」BWV26より「流れ走る水のごと」/
 10.管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV1067より「バディネリ」/
 11-12.カンタータ「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV21より/
 13.管弦楽組曲第3番ニ長調 BWV1068より「エア」/
 14.カンタータ「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV21より「喜べ、今わが心よ」/
 15.カンタータ「ほめよ主を 強き栄えの君を」BWV137より/
 16.カンタータ「心と口と行いと命もて」BWV147より「イエスはわが喜び」
マルティン・ペッツォルト(テノール)/
シュテファン・ケーニヒ・トリオ
録音 2011年6月6-8日ベルリン トラウムトン・スタジオ
 ライプツィヒの聖トーマス教会少年聖歌隊の一員として少年時代を過ごした後は、オペラ歌手、オラトリオ歌手として素晴らしい活躍をしているテノール歌手マルティン・ペッツォルト。とりわけJ.S.バッハ作品の解釈に定評があり、数多くの名指揮者とともに、素晴しい演奏を披露しています。2012年の来日公演での「マタイ受難曲」では、体調不良で降板したクリストフ・ゲンツの代役までも務め、福音史家とテノール・パートの両方を歌い、人々を感動の渦に巻き込んだことも記憶に新しいところです。
 そんなペッツォルトが挑んだのは、J.S.バッハの作品とジャズの融合というもの。バッハ作品の懐の深さについては、誰もがご存知の通りで、様々なジャンルのアーティストたちが思い思いにバッハ作品をアレンジしていますが、ここでもピアニストのシュテファン・ケーニヒが、ゴキゲンなアレンジで「新しいバッハ」を見せてくれています。
 曲の選び方が、日本ではなかなか考えられないものであり(マタイをジャズなんて!)この面でもとても興味深いものがあります。魅力満載の1枚です。





BIS



BIS SA 2389
(SACD HYBRID)
\2700
フォーレのピアノ作品集をニコラ・スタヴィが美しく奏でる! ニコラ・スタヴィ(ピアノ/ Steinway D)
 フォーレ(1845-1924):
  (1)3つの夜想曲 Op.33より第1番 変ホ長調(1879頃)
  (2)3つの無言歌 Op.17 N.52【第1番 変イ長調/第2番 イ短調/第3番 変イ長調】(1863-64頃)
  (3)ソナタ N.5
   【?.アレグロ・マ・ノン・トロッポ/?.メヌエット。テンポ・ディ・メヌエット/?.終曲。アレグロ・ヴィーヴォ】
     (1863) 世界初録音
  (4)マズルカN.8〜マズルカの形式による小品(1865頃) 世界初録音
  (5)夜想曲第6番 変ニ長調 Op.63(1894)
  (6)夜想曲第13番 ロ短調 Op.119(1922)
  (7)バラード Op.19(1879)

 世界初録音の2曲を含むフォーレのピアノ作品集を鬼才ニコラ・スタヴィが美しく奏でる!

 セッション録音:2018 年3 月/ライツターデル(ノイマルクト/ドイツ)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、59'12"

 SACD ハイブリッド盤。
 フランスの名手ニコラ・スタヴィが、母国フランスが生んだ作曲家フォーレのピアノ作品を収録。今回の注目は世界初録音となったソナタとマズルカの2 曲を収録していることです。
 1863 年4 月6 日と記載されている未発表のソナタ N.5 の自筆譜はイェール大学のバイネッケ図書館に所蔵されています。3 楽章構成で書かれたこの作品をフォーレは生前発表することを考えてはいなかったものですが、当録音で日の目を見ることとなりました。一方、マズルカは巻頭に「マズルカの形式による小品」と書かれた作品。習作ながらフォーレらしく豊かな旋律と味わい深い香りを呈します。

 演奏のニコラ・スタヴィはドミニク・メルレに学んだ後、アルフレート・ブレンデル、ジェラール・フレミー、クリスチャン・イヴァルディらの薫陶も受けました。ユンディ・リが優勝した2000 年のショパン・コンクール特別賞、翌2001 年のジュネーヴ国際音楽コンクールでは第2 位を受賞した実力派。
 BIS レーベルからは難曲揃いで知られる旧ソ連の作曲家ティシチェンコのピアノ作品集(BIS SA 2189)をリリースし注目を集めました。

 


BIS 2331
\2600
C.P.E.バッハ(1714-88):鍵盤独奏曲全集 Vol.37
 『ソナタ、変奏曲とフーガ集(1745-55)』
  (1)メヌエットによる5つの変奏曲 Wq.118-3(H 44)
  (2)フーガ ヘ長調 Wq.119-3(H 100)
  (3)アンダンテ イ短調 Wq.65-10(H 19)
  (4)フーガ イ長調Wq.119-4(H 101.5)
  (5)ソナタ ト長調 Wr.65-15(H 43)
  (6)アリオーソと7つの変奏曲 Wq.118-4(H 54)
  (7)ソナタ ヘ長調 Wq.65-18(H 48)
  (8)ラルゲット 変ロ長調 Wq.65-9(H 18)
  (9)ソナタ ニ短調 Wq.69(H 53)
ミクローシュ・シュパーニ
 (ハープシコード)

 正統派シュパーニによる正真正銘の解釈によるC.P.E.バッハの鍵盤独奏曲全集の第37 弾!

 セッション録音:2017 年1 月/フォニックス・スタジオ(ディオーシュド/ハンガリー)/77'53"

 ミクローシュ・シュパーニによるC.P.E.バッハの鍵盤独奏曲全集第37 弾は、1745 年から1755 年に書かれたソナタ、変奏曲とフーガ集です。
 録音を開始した際、シュパーニは「全集を実現することは決して単純な課題ではなく、ことにそれが初期の作曲家の作品を含めばなおさらである。このシリーズで私たちは、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハの、鍵盤楽器独奏と伴奏アンサンブルのための、疑いない正統な作品のすべてをご紹介する。
 私たちの目標は、これらの作品演奏の可能性への全般の見通しを与えることなので、この録音は作品の現存する資料と正統的な演奏習慣の徹底した研究に基づいている。私たちはオリジナルの資料をもとに" 正統性" である楽器を選択して演奏している。」と語っており、まさに正真正銘、本物の解釈のもと演奏されました。これら膨大な作品に対して時間をかけ、着実に録音活動をしてきたシュパーニにでしか表現することのできない明晰な解釈で演奏されております。




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COVIELLO CLASSICS



COV 91815
\2600→\2390
エリザベト・ジャケ=ド=ラ=ゲール:
 ブロサード・コレクションからの室内楽曲集

  前奏曲 ト短調 / トリオ・ソナタ ト短調 / 前奏曲 イ短調 /
  ヴァイオリン・ソナタ イ短調 / トリオ・ソナタ ハ短調 /
  Tocade ヘ長調 / トリオ・ソナタ 変ロ長調 / 前奏曲 ニ短調 /
  ヴァイオリン・ソナタ イ短調 / トリオ・ソナタ ニ長調
ザ・バッハ・プレイヤーズ
 [ニコレット・ムーネン(ヴァイオリン)、
  オリヴァー・ウェッバー(ヴァイオリン)、
  市瀬礼子(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  シラス・ウォルストン(チェンバロ)]

 美しく深みのある天才的音楽を呼吸レベルに昇華した名演。ため息の出るような蠱惑的演奏!

 録音:2017 年6 月18-20 日/ロンドン、聖ミカエル教会/67'35''

 5 歳ですでに神童として知られた女流作曲家ジャケ=ド=ラ=ゲール。ルイ14 世も彼女の卓越した才能に驚き、さらなる発展を期待せずにはいられなかったといいます。
 作曲家としてのみならず、教師や学者としても地位を確立し、一生涯において尊敬された偉大な音楽家の才能を垣間見ることの出来る珠玉の室内楽作品集。自然と調和する上質のバロック語法でありながら、ふしぶしに憂いと影のある和声が用いられ、何とも言えない深みを讃えています。
 古楽器の名手の集まりである「ザ・バッハ・プレイヤーズ」による巧妙な演奏解釈が絶美の音楽をさらに魅力的なものにしていて、演奏者の呼吸・息遣いがそのまま音楽となって立ち上ってくるような、ため息モノの蠱惑的演奏が繰り広げられています。





ド・ラ・ゲールで思い出すのはこの1枚・・・
フランス・バロックを代表する女性作曲家、ジャケ・ド・ラ・ゲールのアンニュイで優雅な味わい
絶品です・・・

MIRARE
MIR 105
\2700
エリザベト・クロード・ジャケ・ド・ラ・ゲール (1665-1729):
 ヴァイオリン、ヴィオールと通奏低音のためのソナタ集

  ソナタ第1-4番、レ・シルヴァン(クープラン/テオルボ編曲)、
  プレリュード(モレル/ヴィオール)
ラ・レヴーズ
【ステファン・デュデルメル (Vn)
 フローレンス・ボルトン ( ヴィオール )
 アンジェリーク・モイヨン (Hrp)
 ベルトラン・キュイエ (Clavcin)
 バンジャマン・ペロー(テオルボ、バロック G &指)】
ラ・レヴーズの類い稀なる色彩センスで聴く、フランス・バロックを代表する女性作曲家、ジャケ・ド・ラ・ゲール

録音:2009 年 9 月。66’23

 ジャケ・ド・ラ・ゲールは 17 世紀に活躍した数少ない女性作曲家。楽器製作者の一族ジャケ家の出身で、神童として注目を浴び、クラヴサン奏者としても才能に溢れ、ルイ 14 世の寵臣を受け活動していました。
 このソナタは、当時フランスで流行していたイタリア趣味を取り入れ、ヴィオールのソロの間にヴァイオリンが華やかなパッセージを奏でるようなフランスの優雅さを折衷した独自の様式で書かれています。
 18 世紀前半のフランス器楽曲の中で最も素晴らしい作品の一つです。

 ちなみにジャケットに使用されている肖像画はジャケ・ド・ラ・ゲール自身。フランソワ・ド・トロワの作品です。
 精緻な描写と艶やかな光沢が美しく、女性らしさか引き立つ 1 枚。


 
COV 91736
\2600
吹奏楽によるクリスマス作品集
 チャイコフスキー:くるみ割り人形幻想曲(Yo Goto編)
 フンパーティンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」より
  夕べの祈り、パントマイム(Eiji Suzuki編)
 J.S.バッハ:羊は安らかに草をはみ(Philip Sparke編)
 ヘンデル:もろびとこぞりて(Philip Sparke編)
 ティエモ・クラース:Mentis
 ロルフ・ルディン:アーメン
 ジョニー・マークス:赤鼻のトナカイ(Naohiro Iwai編)
 アンダーソン:そりすべり(Rieks van der Velde編)
 ミコラ・レオントヴィチ:
  キャロル・オブ・ザ・ベル(Philip Sparke編)
 エリック・ウィテカー:Lux Aurumque
ミゲル・エルコリーノ(指揮)
マンハイム・ブレーザーフィルハーモニー

 手際よいアレンジと晴れやかな演奏で聴く吹奏楽によるクリスマス・アルバム

 録音:2017 年9 月29 日-10 月3 日/マンハイム

 80 人ほどの若い演奏家で構成された、マンハイムで名の知れた吹奏楽団であるマンハイム・ブレーザーフィルハーモニーによるクリスマス・アルバムです。
 バッハから「赤鼻のトナカイ」まで、手際よくアレンジされた幅広い音楽を軽やかに晴れやかに演奏しています。吹奏楽ファンなら心躍る1 枚と言えるでしょう。




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PROFIL



PH 18065
\2500→\2290
若きリトヴィンツェヴァの堂々たるブラームス
 指揮は名匠ヘリベルト・バイセル

 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー

 録音:2017 年11 月29 日/メッペン(ライヴ)/48' 52"

 1986 年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれのピアニスト、エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ5 枚目のディスク登場。
 15 歳の時にモスクワへ移り、イリーナ・ガブリロワ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。若さに似合わぬ堂々とした演奏ぶりが特徴です。
 リトヴィンツェヴァは2017 年にヘリベルト・バイセル指揮ボン・クラシック・フィルハーモニーと、ブラームスのピアノ協奏曲第1 番の13 回のコンサートを行いました。
 当アルバムはその際のライヴ録音。非常な体力と気力を要求する難曲ゆえライヴ録音は危険ながら、彼女は一発勝負の集中力を重んじたといわれます。良く響く大きな音量と熱い情熱が魅力的ですが、バイゼルの老練なバックアップも特筆。見事な交響曲となっています。


旧譜
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ
モーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ

PROFIL
PH 14047
\2500→\2290
清涼感あふれるモーツァルト!!
 モーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ

 指揮はヘリベルト・バイセル

 モーツァルト:
  ・ピアノ協奏曲第12番イ長調KV 414
  ・ピアノ協奏曲第9番変ホ長調KV 271「ジュノーム」
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー
 2014 年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール最高位エカテリーナ・リトヴィンツェヴァによるモーツァルト、ピアノ協奏曲「ジュノーム」& 第12番ライヴ、録音エンジニアはホルガー・ジードラー

 収録:2013 年11 月7 日/テアーター・メッペン(ライヴ)/DDD、ステレオ、56’27”

 エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986 年にロシア連邦の極東管区、オホーツク海に面するマガダンに生まれたピアニスト。1994 年から2001 年まで同じく極東チュクチ自治管区のアナディリの児童音楽学校で手ほどきを受けて才能を開花させ、15 歳の時に家族でモスクワに移住。2002 年から2006 年までワルシャワの国立ショパン音楽学校でイリーナ・ガブリーロワのクラスで学び、ディプロマを取得しています。
 アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナにも師事し、ロベルト・クーレック、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキらのマスタークラスも受講しているリトヴィンツェヴァが、2014 年にイタリアの「チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール」で弾いて最高位と聴衆賞を獲得したのが、ここに収められているモーツァルトのピアノ協奏曲第12 番でした。

 このアルバムは、その前年に、かねてより実演でコラボを重ねてきたバイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーと、同じモーツァルトの「ジュノーム」というプログラムでおこなったコンサートをライヴ収録したものです。

 ボン・クラシック・フィルハーモニーは、1959 年にボンでヘリベルト・バイセルが結成したクール・ケルニッシェ管弦楽団がその前身で、1986 年の改称を経て今日に至るオーケストラ。当初は、ボンに置かれていたクール・ケルン宮廷の音楽に光をあてるという理念のもと、現在では、ウィーン古典派の作品もメイン・レパートリーに加えつつ、時代様式に応じて最大60 人規模まで柔軟に編成を発展させ活動しています。
 ここでの演奏は第1 ヴァイオリン6、第2 ヴァイオリン5、ヴィオラ4、チェロ3、コントラバス1、オーボエ2、ホルン2 というもので、見通しのよいサウンドがなんとも魅力。ピアノとの絶妙な距離感はあたかも室内楽を聴くかのような親密な空気でたまりません。

 レコーディングは、アーティスティック・ディレクターにトンマイスターのマルティン・ルスト、サウンド・エンジニアがホルガー・ジードラーという顔ぶれで、いずれもTHS Medien Dormagen のチームが担当。とくにProfil のライヴ音源の復刻で評価の高いジードラーの名前がクレジットされているのは注目されるところです。

リトヴィンツェヴァのショパンの協奏曲

PH 15037
\2500→\2290
リトヴィンツェヴァがショパンの協奏曲二篇に挑戦
 指揮はヘリベルト・バイセル

 ショパン:
  ・ピアノ協奏曲第1番ホ短調op.11
  ・ピアノ協奏曲第2番ヘ短調op.21
エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ(ピアノ)
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー
 注目の美人ピアニスト、リトヴィンツェヴァがショパンの協奏曲二篇に挑戦

 録音:2015年7 月3 & 4 日/ハノーファー近郊ゼールツェ、ザンクト・マルティン教会(ライヴ)/ステレオ、77’ 50
 アーティスティック・ディレクション& エディティング:ディナ・ポール(THS Medien Dormagen)
 サウンド・エンジニアリング:ホルガー・ジードラー(THS Medien Dormagen)

 モーツァルトの協奏曲集、ラフマニノフの独奏曲のアルバムをProfil よりリリースして注目を集める美人ピアニスト、エカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。
 3 枚目のアルバムは、ショパンのピアノ協奏曲2 篇。リトヴィンツェヴァは、ショパン・コンクールの審査員を歴任し、2010 年第16 回では審査委員長を務めたポーランドのピアニストで名教師のアンジェイ・ヤシンスキに学んだ経歴の持ち主。
 師より直伝のショパンは、モーツァルトでの共演以来、再びバイセル率いるボン・クラシック・フィルハーモニーの好サポートのもと、切々と思いのたけを綴って胸に迫ります。
 エカテリーナ・リトヴィンツェヴァは、1986 年オホーツク海沿岸の町マガダンに生まれ、15 歳の時に家族とともにモスクワへ移り、イリーナ・ガブリロヴァ、アレクサンドル・ムンドヤンツ、エカテリーナ・デルジャヴィナに師事。さらにロベルト・クーレク、ルドルフ・ケレル、アンジェイ・ヤシンスキのレッスンも受けています。2014 年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール最高位。





 もちろん上記アルバムの主役は美人ピアニストのエカテリーナ・リトヴィンツェヴァ。

 でも店主にとっての本当の主役は指揮のヘリベルト・バイセル。

 むろんこれだけの重鎮が若手を差し置いて個性を主張したりすることはない。しかし聴けば聴くほど、この名匠のうまさ、深さ、あじわいというものに感じ入ってしまう。

 やっぱり、すごかった。バイセル。


じつはこちらが目玉だったりする・・・
指揮をしているバイセルの貴重なモーツァルト・アルバム

X5 003
1CD-R\3000
モーツァルト:
 「フィガロの結婚」序曲
 「後宮からの誘拐」序曲
 ピアノ協奏曲第23番
 交響曲第35番「ハフナー」
ヘリベルト・バイセル(指揮)
ボン・クラシック・フィルハーモニー
ラグナ・シルマー

 日本ではほとんど知られていないヘリベルト・バイセル。
 1933年生まれ、84歳のドイツの指揮者。

 SONYやAUROPHONに結構録音を残している。ベートーヴェンやモーツァルト、シューマン、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、とそこそこ大曲も残している。だがいまそれらはほぼ壊滅状態である。
 この人についての資料はあまりない。
 ヴァントに師事してボンやハンブルグで下積みを続けた。たたきあげの職人指揮者である。彼の名前を聞いたのは数年前ドイツ・ザクセン=アンハルト歌劇場が来日したとき。あのフェルゼンシュタインの息子が総監督に就任、そこでこのバイセルをドイツ・ザクセン=アンハルト・フィルの音楽監督として招き、一気にこの歌劇場をドイツでも有数の水準に仕立て上げたというのである。
 
 質実剛健・・・なのだがどこか優美で気品がある。伝統あるドイツ音楽の歴史をしっかり表現しながらも、作品の持つ馥郁たる香りをたっぷり聴かせてくれるのである。どっしりした風格とチャーミングな雰囲気を味あわせてくれる。



 ただ、その名匠バイセル、さっきも言ったがCDがあまりない。

 先日SIGNUMからライネッケのシンフォニーが出たが、あとはVOXやCHANNEL CLASSICSから伴奏指揮としての録音がちらほらあるくらいで、メジャーな作品CDは見かけたことがない。

 そのバイセルのモーツァルトがたっぷり聴ける海外CD-Rアルバム。いつまで流通するか分からないので非常に貴重。
 


 


PH 18073
\2500
スペイン色あふれる管楽作品
 (1)ホアキン・トゥリーナ:セビーリャOp.2
 (2)同:闘牛士の祈りOp.34
 (3)同:ジプシー舞曲集第1 集Op.55(全5曲)
 (4)同:スペインの女たち第2集Op.73(全5曲)
 (5)ホセ=ルイス・トゥリーナ:トゥリーナの主題による15の変奏曲
アサール・アンサンブル
 【フレデリク・サンチェス・ムニョス(フルート)、
  マリア・アルバ・カルモナ・トベッラ(オーボエ)、
  ミゲル・ラモス・サルバドル(クラリネット)、
  アントニオ・ラガレス・アベアル(ホルン)、
  マリア・ホセ・ガルシア・サモラ(ファゴット)】

 録音:2017 年10 月31 日〜 11 月3 日/エールベルク教会(ベルリン)/62' 56"

 ホアキン・トゥリーナ(1882-1949) はアルベニスやグラナドス、ファリャに次ぎ魅力的なスペイン・ピアノ音楽を残しました。
 ここでは同郷スペインの若い管楽器奏者たちにより2010 年に結成されたアサール・アンサンブルが木管五重奏に編曲、カラフルな演奏を繰り広げます。
 興味深いのはホアキンの孫で作曲家のホセ=ルイス・トゥリーナの、祖父の主題による変奏曲が収められていること。2009 年の2 台のピアノ用作品を2015 年にアサール・アンサンブルのために木管五重奏用に作曲者自身が編曲しています。
 貴重なスペインの管楽レパートリーの出現と申せましょう。

 

PH 18088
\2500
ロシアの素朴な生活が眼前に浮かぶ演奏
 チャイコフスキー:
  (1)四季Op.37a
  (2)ドゥムカOp.59
アンドレイ・ホテーエフ(ピアノ)

 録音:2008 年/ペテルブルグ・スタジオ/63' 15"

 アンドレイ・ホテーエフは1946 年レニングラード生まれのベテラン・ピアニスト。レフ・ナウモフの門下ですが、リヒテルに認められ強い影響を受けたといわれます。
 現在はドイツを本拠に活動。チャイコフスキーに特別な興味を持ち、フェドセーエフと協奏作品をすべて、それもオリジナル版で演奏したり、ラフマニノフが4 手用に編曲した「眠りの森の美女」の全曲版を世界初録音したりとこだわりを示しています。
 当アルバムはいわゆる珍品ではないものの、ロシアの風物を描写したピアノ曲を集められている点で興味深く、またそこに育ったロシア人演奏家だからこその絶妙な世界となっています。チャイコフスキー・ファン必携の一枚。





ET’CETERA


KTC 1631
\2500
リスト 〜 リフレクションズ
 巡礼の年第2年「イタリア」より ペトラルカのソネット第104番
 3つのソング・トランスクリプション
  〔献呈(シューマン)、愛の夢(リスト:夜想曲第3番)、
   セレナーデ(シューベルト)〕
 詩的で宗教的な調べより 孤独な中の神の祝福
 巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」
  〔ゴンドラの漕ぎ手、カンツォーネ、タランテラ〕
リーブレヒト・ファンベッケフォールト
 (ピアノ/Chris Maene Straight Strung Concert Grand)

 バレンボイムの録音で話題となった平行弦ピアノ、クリス・マーネの新ピアノ録音!

 ☆バレンボイムの録音で話題となったクリス・マーネの平行弦ピアノ使用!

 2015年にダニエル・バレンボイムが弾いて話題となったクリス・マーネ(Chris Maene)の平行弦ピアノ(Straight Strung Concert Grand)の新ピアノによる最初のソロ・レコーディングがEt'ceteraから登場。
 クリス・マーネは歴史的ピアノの修復でも世界的に有名なベルギーのピアノ製作者。
 Straight Strung Concert Grandの最大の特徴は、現代の一般的なグランド・ピアノのように弦が交差しておらず、フォルテピアノやチェンバロのようにすべて平行に張られているところです。
 このピアノを弾くリーブレヒト・ファンベッケフォールトは、2007年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで入賞し、Et'ceteraレーベルにリストのピアノ協奏曲&ピアノ・ソナタの録音(KTC 4037)を残しているベルギーの若き名手。
 ファンベッケフォールトは、このピアノについて「18世紀と19世紀のピアノとフォルテピアノのサウンドに、現代ピアノの可能性(完璧に調整された鍵盤、バランスのとれたレジスター、力強いサウンド)が組み合わされている」と語っています。

 ※録音:2018年7月12日−15日、Flagey Studio1(ベルギー)
 ※使用楽器:Chris Maene Straight Strung Concert Grand CM//284 017004

 

KTC 1639
\2500
エルガー、マーラー、ワーグナー:歌曲集
 エルガー:海の絵
 マーラー:リュッケルト歌曲集
 ワーグナー:ヴェーゼンドンク歌曲集
ルース・ヴィレムセ(メゾ・ソプラノ)
ヴィタリー・スタヒエヴィチ(ピアノ)

 アムステルダム音楽院で学びプリンス・クラウス音楽院を卒業したオランダのメゾ・ソプラノ、ルース・ヴィレムセ。同じくアムステルダム音楽院で学び、2011年からはアムステルダム音楽院で講師も務めているベラルーシ出身のピアニスト、ヴィタリー・スタヒエヴィチ。
 2005年からデュオ・パートナーとしてオランダ全土とベラルーシ、そしてオランダとベラルーシの放送局で活動している二人によるエルガー、マーラー、ワーグナーの歌曲集。
 ヴィタリー・スタヒエヴィチは、ヴィム・ファン・ハッセルトの日本公演「聖夜のトランペット」(2017年)でも共演しています。

 ※録音:2018年7月16日−18日、オランダ

 

KTC 1628
\2500
トリオティク 〜 3D
 エリク・デシンペライア:ヴュー=マスター
 フランク・ヌイツ:No quiero que os separeis
 ビアンカ・ボンヘルス:サラウンデッド・バイ・エア − アピアランスII
 コーエン・クィンティン:Winaloto
 アリス・ヘボーン:Au bout du souffle
 ベンヤミエン・ライク:Drie reeen
 コラード・マリア・サリエッティ:東京の週末
トリオティク
 〔エルケ・エルセン
   (フルート、
    アルト・フルート、ピッコロ)、
  フラウケ・エルセン
   (オーボエ、エングリッシュ・ホルン)、
  マルゴット・ヴェレマン(ピアノ)〕

 Et'ceteraのコンテンポラリー・コンポーザーズ・シリーズ。
 トリオティク(Triotique)は、フルートとオーボエのエルセン姉妹とピアノのマルゴット・ヴェレマン、ブリュッセル王立音楽院で出会った若き女流奏者3人による現代音楽トリオ。トリオの5周年を祝って作曲された6人の現代作曲家による作品集。
 最後には「東京の週末(Weekend in Tokyo)」と題されたユニークな曲集(渋谷、明治神宮、水道橋、増上寺、東京ドーム等がテーマ)も収録。

 ※録音:2018年7月9日−11日、ベルギー

 


KTC 1481
【移行再発売】
\2500
ハイドン:チェロ協奏曲集
 ハイドン:
  チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb-1
  チェロ協奏曲第2番ニ長調 Hob.VIIb-2
  交響曲第60番ハ長調 《うかつ者》 Hob.I-60
キリーヌ・フィールセン(チェロ)
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
コンバッティメント・コンソート・アムステルダム

 キリーヌ・フィールセンは、1994年第10回チャイコフスキー国際コンクールでオランダ人初の入賞を果たしたオランダの女流チェロ奏者。
 1982年に1600年から1800年の間の作品の発掘を目的として結成されたバロック・アンサンブル、コンバッティメント・コンソート・アムステルダムとのハイドンがノーマルCDバージョンで登場。
 元のSACD盤(KTC 5251)は長らく入手困難となっていただけに嬉しい復刻となります。

 ※KTC5251からの移行再発売




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HYPERION

CDA 68239
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2857+税

イッサーリス&ムストネン
ショスタコーヴィチ&カバレフスキー:チェロ・ソナタ集

 ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 Op.40
 プロコフィエフ:バラード ハ長調 Op.15
 カバレフスキー:チェロ・ソナタ 変ロ長調 Op.71
 ショスタコーヴィチ:モデラート
 プロコフィエフ:アダージョ 《シンデレラと王子》 Op.97bis
 カバレフスキー:ロンド 《プロコフィエフの追憶に》 Op.79

スティーヴン・イッサーリス(チェロ)
オリ・ムストネン(ピアノ)
CDA 68239
\2400→\2190

 イッサーリス&オリ・ムストネン!ショスタコーヴィチ、他ロシア作品集!

 ☆絶賛来日公演中! イギリスの世界的チェリスト、スティーヴン・イッサーリス!
 ☆最新録音は、オリ・ムストネンとの共演によるロシアのチェロ作品集!

 イギリスが誇る世界的名チェリスト、スティーヴン・イッサーリス。20世紀チェロ作品の代表的傑作、ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタを筆頭に、1962年作曲、ロストロポーヴィチによって初演されたカバレフスキーのチェロ・ソナタや、プロコフィエフのバレエ音楽「シンデレラ」からの作品などチェロとピアノのための小品を組み合わせたロシアン・プログラム。ピアニストは、Hyperion初登場となるフィンランド出身の才人オリ・ムストネン。ムストネンはピアニスト、指揮者、作曲家の三役として多才に活躍しており、イッサーリスとは30年以上にわたって共演しているパートナーです。
 2018年11月上旬に絶賛来日公演中のスティーヴン・イッサーリス、そして11月下旬〜12月上旬に来日公演予定のオリ・ムストネンの共演によるショスタコーヴィチ&カバレフスキー、乞うご期待!


 ☆イッサーリス2018年来日公演スケジュール
 11月2日(金) 神奈川区民文化センター かなっくホール/11月3日(土)、4日(日) 長久手市文化の家
 11月6日(火) 王子ホール/11月9日(金)、10日(土)、11日(日) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

 ☆ムストネン2018年来日公演スケジュール
 11月29日(木) 石川県立音楽堂コンサートホール (オーケストラ・アンサンブル金沢)
 12月4日(火) 浜離宮朝日ホール (ピアノ・リサイタル)



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PCDA 68202
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2857+税

セドリック・ティベルギアン
リスト:巡礼の年第3年&後期ピアノ作品集

 調性のないバガテル S.216a/ゆりかごの歌 S.198/
 メフィスト・ワルツ第4番 S.216b/
 悲しみのゴンドラ第2番 S.200-2/
 夜想曲 《眠られぬ夜、問いと答え》 S.203i/
 夜想曲 《夢の中に》 S.207/巡礼の年第3年 S.163

セドリック・ティベルギアン
 (ピアノ/YAMAHA CFX)
CDA 68202
\2400→\2190
 
 ティベルギアン来日記念盤!リストの後期ピアノ作品集!

 ☆2019年2月&3月に来日公演予定!
 ☆フランスの清新なるピアニスト、セドリック・ティベルギアンのリスト!
 ☆「巡礼の年第3年」と後期ピアノ作品集!

 1998年にロン=ティボー国際コンクールで優勝し、国際的なキャリアを歩むフランスの清新なるピアニストセドリック・ティベルギアン。
 Hyperionでは、アリーナ・イブラギモヴァとのデュオで幾つもの名録音を生み出し、「デュボワ(CDA 67931)」で協奏曲デビュー、「シマノフスキ(CDA 67886)」で最初のピアノ・ソロ・アルバムを発売、その後バルトークのピアノ作品集を3巻続けて録音し、いずれも世界で高い評価を得ています。
 レコード芸術で「特選盤」となったショパン・アルバム(CDA 68194)に続く、Hyperionからのソロ・アルバム第6弾は、晩年のリストの宗教的な作風が色濃く現れている「巡礼の年第3年」他、後期のピアノ作品集。無調的や印象主義的な作品など深い表現力が求められるようになっていく晩年のリストのピアノ作品を、セドリック・ティベルギアンの両手とYAMAHA CFXのピアノで描いてゆきます。

 ※録音:2017年12月5日−7日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン、イギリス)

 ☆2019年来日公演予定!
 ■アリーナ・イブラギモヴァ&セドリック・ティベルギアン
  2月13日(水) 王子ホール(東京)
  2月14日(木) いずみホール(大阪)
  2月16日(土) フィリアホール(神奈川)
  2月17日(日) 彩の国さいたま芸術劇場(埼玉)
  2月19日(火) 横浜みなとみらいホール(神奈川)

 ■セドリック・ティベルギアン
  3月18日(月) 横浜みなとみらいホール(神奈川)/3月19日(火) ヤマハホール(東京) 
  3月22日(金) 愛知県芸術劇場コンサートホール(愛知)/3月23日(土) 愛知県芸術劇場コンサートホール(愛知)
  3月24日(日) オペラシティ(東京)



 


CDA 68243
\2400
パリー:ピアノ三重奏曲第1番&第3番
 ピアノ三重奏曲第1番ホ短調
 ピアノ三重奏曲第3番ト長調
 パルティータ ニ短調*
レオノーレ・ピアノ三重奏団
 〔ティム・ホートン(ピアノ)*、
  ベンジャミン・ナバロ(ヴァイオリン)*、
  ジェマ・ローズフィールド(チェロ)〕

 レオノーレ・ピアノ三重奏団、パリーのピアノ三重奏曲集!

 ☆不当に無視されたレパートリーを掘り起こすイギリスの若きトリオ、レオノーレ・ピアノ三重奏団!
 ☆19世紀イギリス、ヒューバート・パリーのピアノ三重奏曲を録音!

 イギリスの若き精鋭たちによって結成された室内楽団「アンサンブル360」のメンバーによるトリオ、レオノーレ・ピアノ三重奏団。
 アレンスキー(CDA 68015)、ラロ(CDA 68113)、リムスキー=コルサコフ&タネーエフ(CDA 68159)、ヨハン・ペーター・ピクシス(CDA 68207)と、不当に無視されてきた優れたレパートリーに光を当ててきたレオノーレ・ピアノ三重奏団が、イギリスの国民的聖歌「エルサレム」で知られる19世紀の作曲家、チャールズ・ヒューバート・パリー(1848−1918)のピアノ三重奏曲第1番&第3番、そしてヴァイオリンとピアノのための「パルティータ」を新たな録音レパートリーに加えます。

 ※録音:2017年9月7日−9日(ピアノ三重奏曲)&2018年6月7日(パルティータ)、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)



 

CDA 68279
\2400
辛き死に 〜
 カルドーゾ、ゴンベール、ラッスス、モラレス、パレストリーナ、フィノ&ビクトリア:
  哀歌とモテット集
エル・レオン・デ・オロ
ピーター・フィリップス(指揮)
   ドミニク・フィノ:預言者エレミアの祈りここに始まる/
   ラッスス:メディア・ヴィタ、エレミアの哀歌第1日第3曲、レジナ・チェリ/
   ゴンベール:メディア・ヴィタ/
   カルドーゾ:聖木曜日のエレミアの哀歌 レクティオ2/
   ビクトリア:レジナ・チェリ、第1旋法によるマニフィカト/
   モラレス:レジナ・チェリ/
   パレストリーナ:しもべらよ, 主をたたえよ

 ピーター・フィリップスが名誉指揮者を務めるスペインの合唱団「エル・レオン・デ・オロ」!

 ☆タリス・スコラーズの創設者兼ディレクター、ピーター・フィリップス!
 ☆スペインの合唱団「エル・レオン・デ・オロ」を率いて、ルネサンスの哀歌&モテット集を録音!

 「エル・レオン・デ・オロ」は、マルコ・アントニオ・ガルシア・デ・パスが創設し2017年には20周年を迎えているスペインの合唱団。世界的ポリフォニー・グループ、タリス・スコラーズの創設者兼ディレクターとして名声を誇り、日本を含む世界各地でマスタークラスや合唱ワークショップを開いているピーター・フィリップスがエル・レオン・デ・オロの名誉指揮者を務めており、毎年タリス・スコラーズとのコラボレーションなども行っています。「辛き死に(Amarae morti)」は、パレストリーナやビクトリア、ラッススといったルネサンスの巨人たちから、ドミニク・フィノ(c.1510−c.1556)といった恐らくあまり知られていない作曲家を含めた、エレミアの哀歌とモテット集です。

 ※録音:2016年9月9日−11日、サンティアゴ・エル・マジョル教会(アストゥリアス、スペイン)



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CDS 44611/4
(4CD/特別価格)
\6400→\5990

マトウシェク、ホグウッド、チェコ・フィル
 マルティヌー:ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集

 CD1 〜
  フルート、ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲 H.252*
  2本のヴァイオリンと管弦楽のためのデュオ・コンチェルタンテ H.264?
  2本のヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲ニ長調 H.329‡
 CD2 〜
  ヴァイオリンとピアノ、打楽器を伴う弦楽オーケストラのためのコンチェルト・ダ・カメラ H.285§
  ヴァイオリン、ピアノと管弦楽のための協奏曲 H.342§
  チェコ狂詩曲 H.307a(イジー・テムルによるヴァイオリンと管弦楽のための編曲)
 CD3 〜
  ヴァイオリンと管弦楽のための協奏的組曲 H.276(初稿版)
  ヴァイオリンと管弦楽のための協奏的組曲 H.276a(第2稿版)
  ヴィオラと管弦楽のためのラプソディ・コンチェルト
 CD4 〜
  ヴァイオリン協奏曲第1番 H.226/ヴァイオリン協奏曲第2番 H.293
    ボフスラフ・マトウシェク(ヴァイオリン、ヴィオラ)、
    クリストファー・ホグウッド(指揮)、
    チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ヤンネ・トムセン(フルート)*、
    レジス・パスキエ(ヴァイオリン)?A
    ジェニファー・コー(ヴァイオリン)‡、カレル・コシャーレク(ピアノ)§

 マトウシェク、ホグウッド、チェコ・フィル!マルティヌー全集がBOXセットで登場!

 ☆マトウシェク、ホグウッド、チェコ・フィルによる20世紀ボヘミアの大作曲家マルティヌーの大プロジェクト!
 ☆世界初録音となった作品や祖国チェコ以外ではあまり知られていなかった作品を含む、ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集、全4巻がBOXセットとなって登場!

 20世紀ボヘミアの大作曲家ボフスラフ・マルティヌー(1890−1959)。世界初録音となる作品や祖国チェコ以外では演奏機会に恵まれていない傑作など豊富なレパートリーを取り上げてきた「ヴァイオリンと管弦楽のための作品全集」。2007年〜2008年の発売当時も大いに話題となった全4巻が待望のBOXセットとなって登場!
 ヴァイオリンは、ミルシテイン門下で、かつて読売日本交響楽団のソリスト兼コンサートマスターとして活躍し、現在はチェコ・フィルハーモニー八重奏団の第1ヴァイオリンとしても活動しているチェコの名手ボフスラフ・マトウシェク。そして、イギリスの名指揮者&鍵盤楽器奏者として活躍したクリストファー・ホグウッドとチェコ・フィルハーモニー管弦楽団による豪華陣容で贈る、マルティヌーの決定盤です。

 ※録音:2001年5月、2004年4月&6月、2005年12月、ドヴォルザーク・ホール(プラハ、チェコ)




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ALPHA



Alpha416
\2600→\2390
ジャン・ラディスラフ・デュセック
 (本名ヤン・ヴァーツラフ・ドゥスィーク) (1760〜1812):
  2台のピアノのための協奏曲と室内楽曲集
   〜古典派からロマン派へ、フォルテピアノの新時代〜

 1-3.2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 変ロ長調 Op.63
 4-6.ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.41
 7-8.ピアノ、ヴァイオリンとホルンのための
    協奏的ノットゥルノ 変ホ長調 Op.68
1,2,3,7,8…アレクセイ・リュビモフ(フォルテピアノ)
1-6…オリガ・パシチェンコ(フォルテピアノ)
使用楽器…
 ヴァルター・モデル(1-3,7,8…リュビモフ、4-6…パシチェンコ)
 ロングマン&クレメンティ・モデル(1-3…パシチェンコ)
1-3…フィンランド・バロック・オーケストラ+メタ4(古楽器使用)
4-8…シッカ=リーサ・カーキネン=ピルク(ヴァイオリン)
4-6…リイッタ・リーサ・リスティルオマ(ヴィオラ)
    ユッカ・ラウタサロ(チェロ)
    アンナ・リンタ=ラフコ(コントラバス)
7-8…トンミ・ヒューティネン(ホルン)
NYCX-10028
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税

 11月の来日公演でも話題のアレクセイ・リュビモフは、ゲンリフ・ネイガウスとレフ・ナウモフの門下で学んだ正統派のロシア・ピアニズムの継承者でありながら、旧ソ連にあって早くから古楽器に関心を示し、チェンバロ奏者としての活躍をへて冷戦終結後は積極的に西側諸国をまわり、自ら愛奏する作曲家たちが知っていた理想のフォルテピアノを探し求めてきた名手。
 フォルテピアノの世界ではロシア、オランダ、フランスなどを拠点に、導師のごとく多くのすぐれた門弟を育ててきたことでも有名です。その門下から颯爽と登場、いま躍進めざましくヨーロッパで最も注目を集めているフォルテピアノ奏者のひとりオリガ・パシチェンコとの理想的な連携アルバムが登場!

 J-L.デュセック(モーツァルトと同時代のウィーンで活躍したF-X.ドゥシェクとは別人)といえば、パリでマリー=アントワネットの愛顧を受け、革命期にはベルリンやロンドンにも渡りながら、すぐれた技量と桁外れの作曲センスでフォルテピアノという新型楽器(当時はまだチェンバロも根強く使われていました)の性能をよく引き出す傑作ソナタを多く書いた作曲家。いわばモーツァルトとシューベルトをつなぐミッシングリンクといってもよい存在ですが、当時の人々を熱狂させたその作品の真価は、当時の楽器の響きに立ち返ってこそわかるもの——作曲家でピアニストでもあったクレメンティが買収して伸ばした老舗鍵盤工房ロングマンの、あるいはウィーンの名工ヴァルターの残した歴史的楽器をモデルに、ポール・マクナルティとクリス・マーネという現代を代表する歴史的ピアノ復元製作家が作り上げた精巧な再現楽器から紡ぎ出される細やかな音色表現は、この種の楽器の扱いを知り尽くした二人のソリストの手によって最大限の魅力を発揮します(Pan Classicsの室内楽録音でも活躍してきた名技師フォクス=ガルのエンジニアリング)。
 当時はその音量の弱さから、協奏曲にピアノを使うのは難しいとも言われていたところ、事実上の協奏曲といってもよいピアノ五重奏曲やピアノ入りの室内楽といった曲目との聴き比べができる点も本盤の魅力のひとつで、ピアノ史の展開を生々しく体感できる良い機会となるでしょう。
 録音:2018年1月 ヘルシンキ、オラリ教会【国内盤】 解説日本語訳、補筆…白沢達生
  



プチ特集
間違いなくサイコパス。音楽史上最低最悪の男の一人。
ヤン・ラディスラフ・デュセック
マリー・アントワネットの首がはねられる〜ピアノ・ソナタ 「パリへの帰還」


 ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(1760年 - 1812年)は、イギリス・ピアノ楽派の基礎を築いたボヘミア人作曲家・ピアニスト。(モーツァルトと懇意だったフランツ・クサヴァー・ドゥーシェクとは別人。)

 ボヘミアからドイツへ、さらにサンクトペテルブルクに行き、その地でエカチェリーナ2世の家臣となった。
 女帝エカチェリーナは美青年を深く愛する人だったので、美男子だったドゥシークがそこでどういう寵愛を受けたかはご想像にお任せする。
 彼はあまりに美男子だったために、「淑女たちが彼の美しい横顔を愛でることができるように(シュポア)」、舞台上にピアノを横向きに置いた最初のピアニストだったという。

 ペテルブルクを去ると今度はフランスに行ってマリー・アントワネットの寵臣となるが、フランス革命が勃発すると、ロンドンに向かう。
 そこでハープ奏者で作曲家のジャン=バティスト・クルムフォルツの妻と駆け落ち。このためハープの大家は自らセーヌ川に身を投げた。

 ロンドンでは演奏家として大成功、ハイドンも大絶賛。楽譜出版社コッリに協力して会社を興す。そこではあっさりクルムフォルツ夫人を捨てて、コッリの娘と結婚。しかしその会社が破産すると、ドゥシークは家族を捨ててイングランドからドイツに逃れた(残されたコッリは牢屋に入れられた)。
 その後パリに戻るとフランスの外務大臣タレーランに召し抱えられる。
 かつてはマリー・アントワネットに仕えていたドゥシークだが、そこで書いた「ピアノ・ソナタ〈パリへの帰還〉」は、最終楽章でギロチンが彼女の首を落とし、さらにその後彼女の亡霊が戻ってくるというホラー・ソナタ(軽やかな、なんてことのない曲ですが)。

 余生をフランスとプロイセンで過ごし、演奏・教育・作曲活動に費やしたドゥシーク、晩年は容姿が崩れて醜く太り、酒びたりの日々を重ねるようになった。

 まあ、音楽史上最低最悪の男の一人。間違いなくサイコパス。


 




有名なわりにソナタ 「パリへの帰還」を収録したCDはほとんどない。
現在手に入りそうな貴重なアルバムのひとつ。

Bongiovanni
GB50662
\2400
ヤン・ラディスラフ・デュセック(ドゥシーク):
 ピアノ協奏曲 ヘ長調 Op. 17
 ピアノ協奏曲 変ロ長調 「軍隊」 Op. 40
 ピアノ・ソナタ 変イ長調 「パリへの帰還」 Op. 64/70
マルコ・ラガナ (ピアノ)
ベネデット・マルチェッロ室内管弦楽団
ダリオ・ルカントーニ (指揮)

 実際はなんてことのない古典派ソナタ。マリー・アントワネットの首がはねられるところがわかるでしょうか。悪趣味ですが。




SONARTI
RT 01
\2400
デュセック夫妻のハープ作品集
 ヤン・ラディスラフ・デュセック(ドゥシーク):
  ハープ・ソナタ 変ホ長調Op.34の1/
  同ヘ長調「リッチモンド・ヒルの乙女」/
  大ソナタ変ロ長調
 ソフィア・ジュスティーナ・デュセック:
  ハープ・ソナタ変ロ長調Op.2の1/
  同ト長調Op.2の2/同ハ短調Op.2の3/
  ソナチネ第1番ハ長調C160/同第2番ヘ長調C161/
  同第3 番ト長調C162/同第4番変ロ長調C163/
  同第5 番へ長調C164/同第6 番変ホ長調C165
キョンヘ・キム=シュトール(ハープ)
 ハープに魅せられた夫婦の作品集

 録音:1997年12月/コケル城(フランス)/DDD、66’ 41”

 母がハープ奏者だったためか彼はハープを弾く女性が好きで、ハーピストのソフィアと結婚した。
 彼は愛する彼女のためにハープ・ソナタをせっせと作曲したが、ソフィア自身も美しい作品を残している。
 ここではそんな二人の愛から生まれた両者のハープ曲をたっぷり味わえます。


 ・・・なんて書くとなんだかおしどり夫婦の素敵な音楽みたいだが、そのソフィアもその後無残に捨てられている。
 ソフィアとは、上でお話したコッリの娘のことである。





ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク
HYPERION の協奏曲集第1・2弾
CDA 68027
\2400→\2190

クラシカル・ピアノ・コンチェルト・シリーズ第1弾
  ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(ドゥセック)

 ドゥシーク(1760-1812):ピアノ協奏曲集

   ピアノ協奏曲ト長調 Op.1-3, C.4
   ピアノ協奏曲ハ長調 Op.29, C.125
   ピアノ協奏曲変ホ長調 Op.70, C.238

ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)
アルスター管弦楽団
 古典派の知られざるピアノ協奏曲の発掘、蘇演を行う "クラシカル・ピアノ・コンチェルト(CPC)" シリーズ。
 名前からも分かる通り、ハイペリオンの大人気シリーズ「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト(RPC)」の姉妹シリーズであり、第1弾はRPCシリーズでもおなじみのピアニスト、ハワード・シェリーが弾く、ドゥシーク(ドゥセック)のピアノ協奏曲。

 ※録音:2013年9月3日−5日、アルスター・ホール(ベルファスト/アイルランド)
CDA 68211
\2400→\2190
音楽史上最低最悪の男の一人
 ドゥシーク:ピアノ協奏曲集第2弾

  ピアノ協奏曲変ホ長調 Op.3
  ピアノ協奏曲ヘ長調 Op.14
  ピアノ協奏曲ト短調 Op.49
ハワード・シェリー(ピアノ&指揮)
アルスター管弦楽団
 クラシカル・ピアノ・コンチェルト第5弾、ドゥシークのピアノ協奏曲続編登場!

 ハイペリオンの大人気シリーズ「ロマンティック・ピアノ・コンチェルト(RPC)」の姉妹シリーズとしてスタートした、古典派の知られざるピアノ協奏曲を発掘していく"クラシカル・ピアノ・コンチェルト(CPC)" シリーズ。
 第5弾は、第1弾(CDA 68027)でも取り上げたドゥシーク(ドゥセック)の続編が登場!
 ヤン・ラディスラフ・ドゥシーク(1760−1812)は、ロシアのエカテリーナ2世、フランスのマリー・アントワネットにその才覚を愛されながらも、陰謀、革命によりイギリスへと逃れ、その後はジャン=バティスト・クルムフォルツの妻との駆け落ち、ソフィア・ジュスティーナ・コッリとの再婚、義父と共同設立した楽譜出版社の倒産、ドイツへの逃亡、晩年の凋落など、激動の人生を送ったボヘミアの作曲家。
 「ソナチネ・アルバム」への収録で知られ、イギリスのピアノ製作者ジョン・ブロードウッドと親交を結び「英国式アクション」の発展に関わり、コンサートではピアノを横向きに置くスタイルを確立するなど、音楽史に大きな功績を刻んできたドゥシークの知られざる一面を、名手ハワード・シェリーが解き明かします。
 後のショパンやメンデルスゾーンなどロマン派ピアノ作品への先駆けとなったドゥシークの作品は古典派ピアノ作品ファンにはもちろん、ロマン派ファンやRPCファンにもお勧めです。

 ※録音:2017年9月11日−13日、アルスター・ホール(ベルファスト/アイルランド)









MUSIQUE EN WALLONIE



MEW1890
(2CD)
\2600
ピエートロ・トルリ(1660頃〜1737):
 オラトリオ『現世のむなしさ』〜2部のオラトリオ

【DISC 1 & 2】
 オラトリオ『現世のむなしさ』〜2部のオラトリオ
バルバラ・シュリック ...ソプラノ
イングリット・シュミットヒューゼン ...ソプラノ
ディレク・リー・レイギン ...カウンターテナー
ロジャーズ・カヴィー=クランプ ...テノール
ミヒャエル・ショッパー ...バス

ムジカ・アンティクヮ・ケルン(古楽器使用)
 アリスン・ギャングラー  ...オーボエ
 ラインハルト・ゲーベル ...ヴァイオリン、指揮
 マンフレード・クレメル ...ヴァイオリン、ヴィオラ
 フローリアン・ドイター ...ヴァイオリン、ヴィオラ (ヴィオレッタ)
 フィービー・カライ ...チェロ
 ビビアーヌ・ラポワント ...チェンバロ
 ティエリー・メーデル ...ポジティヴ・オルガン
NYCX-10029
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
 
 アレッサンドロ・スカルラッティやカンプラなどと同じ頃、つまりヴィヴァルディやバッハよりも一世代上に属するピエートロ・トルリは、ミュンヘンとブリュッセルで覇権を誇ったバイエルン選帝侯の宮廷作曲家として大いに活躍したイタリア人作曲家。
 基本的に、このトルリの作品で現代蘇演されたものはことごとく名作……といってもよいくらい、1700年前後のイタリア音楽の粋をあつめた旋律美とダイナミズム豊かな音楽ばかりを綴った天才でもあります。
 
 南ネーデルラント〈のちのベルギー〉の音楽は17世紀末頃から、リュリの系譜をひくフランス音楽と、イタリアから来た音楽家たちが根づかせつつあったイタリア音楽とがせめぎあい、独特の発展をみせていました。その渦中にあって、同時代のイタリア人フィオッコとともにイタリア音楽の魅力を同地に根付かせたトルリの、1706年初演のオラトリオ『現世のむなしさ』は受難節を彩った端正な充実作。
 オーボエひとつと弦楽器・通奏低音だけの器楽伴奏と数少ない歌手による室内編成で奏でられるのは、フランスの「ルソン・ド・テネブル」と同じく豪奢なことが許されない時期のために書かれた音楽だから。しかし本盤は1988年の記念碑的放送録音で、全盛期のムジカ・アンティクヮ・ケルンと名古楽歌手たちが居並ぶ演奏陣の豪華さは圧巻!
 古楽器アンサンブルの機微を知り尽くしたうえでの「攻め」にあふれたスリリングな演奏で知られたグループが、その後それぞれのアンサンブルを結成することになる名手ぞろいの時期に刻んだ録音というのはまったく見逃せません。
 バルバラ・シュリックやディレク・リー・レイギンら、バロックオペラ復興の立役者となってきたレジェンド級歌手たちの絶美の演奏表現にも着目したいところ。
 ブリュッセル音楽界が1700年前後にどれほどエキサイティングだったかも含め、解説(国内盤には日本語訳付)の充実度もありがたいところです。
  録音:1988年7月、フリブール(スイス)、サン=ミシェル教会
   【国内盤】 解説日本語訳、補筆、あらすじ…白沢達生
 




RICERCAR



RIC395
\2600
シルヴェストロ・ガナッシ(1492-1565):
 『ラ・フォンテガラと名づけられたる笛の教本』
  〜16世紀、巨匠たちの傑作による装飾音奏法の至芸〜

 1.ピエール・アテニャン(1494-1552):
   バス・ダンス「ラ・ブロッス」 Basse danse la Brosse
 2.ジョスカン・デ・プレ(1450?-1521):千々の悲しみ Mille regrets
 3.アントワーヌ・ビュノワ(c1430-1492):
   手に負えない運命の女神よ Fortuna desperata
 4.アントワーヌ・ビュノワによる:
  「手に負えない運命の女神よ」によるバス・ダンス
    Basse danse after Fortuna desperata
 5.ジョスカン・デ・プレ:
   悲しみがわたしを打ちのめす Douleur me bat
 6.ニコラ・ゴンベール(1495-1560):
   死神と運命の女神 Mort et fortune
 7.作者不詳:王のパヴァーヌ Paduana del Re
 8.アドリアン・ヴィラールト(c1490-1562):聖なる泉 Sacro fonte
 9.作者不詳:王のガリアルダ Gagliarda del Re
 10.フィリップ・ヴェルドロ(1475-1552):わがイタリア Italia mia
 11.作者不詳:バス・ダンス・アリオ・ヌヴェッラ Bassa danza Aliot nouvella
 12.バルトロメオ・トロンボンチーノ (1470-1535):西風が馥郁と Zephyro spira
 13.ジャック・アルカデルト(1507-1568):
   真白で優しい白鳥は Il bianco e dolce cigno
 14.作者不詳:蛇(エル・ビソン) El Bisson
 15.ニコラ・ゴンベール:告げてください、あの騎士に Dezilde al Caballero
 16.作者不詳:蛇のガリアルダ
 17.マルチェット・カーラ(c1470-c1525):悲しみを越えて Per dolor
 18.チプリアーノ・デ・ローレ(1515-1565):
   この別れの際になお Anchor che col partire
ル・コンセール・ブリゼー(古楽器使用)
 ティメア・ナジ ...リコーダー
 ティアーゴ・シマシュ・フレイレ ...リコーダー、木管コルネット
 フランソワ・ラザレヴィチ ...リコーダー、ルネサンス・フルート
 サラ・ウォルダー ...ヴィオラ・ダ・ガンバ
 イザベル・ブルーズ ...ヴィオラ・ダ・ガンバ
 ボル・ズリャン ...リュート、各種打楽器
 アドリアン・ジュルダン ...チェンバロ
 ステファン・ルジェー ...トロンボーン
 ロマン・ボックレール ...バリトン独唱
ウィリアム・ドンゴワ ...木管コルネット、リコーダー、総指揮
NYCX-10030
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
 
 ガナッシの『フォンテガラ』といえば、リコーダーを本格的に学ぶ人が必ず通るといっても過言ではないルネサンス変奏技法の必携書。いわばリコーダー世界のチェルニーかバッハかショパンか……というような存在で、その教本のなかで縦横無尽に解説されている装飾技法を学ぶことは、リコーダー奏者のみならずルネサンス音楽を演奏するプロにとって欠かせない過程のひとつといってよいでしょう。
 ただ観賞する側からすると、その著者ガナッシの存在感はいまひとつピンとこないところ。本盤の重要性はそこにあります。
 ラルペッジャータやエスペリオンXX、コンチェルト・パラティーノなど世界的なグループでの活躍をへて自らコンセール・ブリゼーを立ち上げた木管コルネット(ツィンク)の天才奏者ウィリアム・ドンゴワは、頼れる演奏仲間たちとともにガナッシの著作にあらためて立ち返り、そこに説明されている声楽作品を器楽で奏でる技法によって、ジョスカン、ビュノワ、ゴンベール...など、ガナッシの時代からみた「古典」ともいうべき15〜16世紀の巨匠たちの声楽作品をあざやかに演奏してゆきます。
 装飾音を機微たくみに織り込みながら、さまざまな古楽器の音色を交錯させてゆく名手たちのなかには、Alphaレーベルでの数々の名盤で知られるバグパイプ&古楽笛奏者フランソワ・ラザレヴィチの名も……他にも欧州シーン最前線をゆく多忙な名古楽器奏者たちの名が続々。
 なにかと声楽偏重になりやすいのでルネサンスを敬遠してきた方々にも、この興奮必至の器楽合奏世界は是非お勧めしたいところ……ルネサンス名画の画集観賞にも合いそうです。国内盤は充実解説の日本語訳付。
 【国内盤】解説日本語訳、補筆、歌詞対訳…白沢達生
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DIAPASON

 ※Diapasonレーベルのタイトルは初回限定生産のため、ご注文に対し十分な数量をご用意できない場合がございます。
 また、ライセンスに起因する突然の廃盤が発生する場合がございます。予めご了承下さい。

 ディアパゾン誌が選んだJ.S.バッハの「器楽」のための協奏曲集もソリスト陣が豪華!
ポッジャーやハジェット、コープマン、ピノック、そして鈴木雅明&優人親子など、現代の古楽シーンを代表する名手たちの名前がズラリと揃っています。
 


DIAP083
(2CD)
\1800
J.S.バッハ:器楽のための協奏曲集
 ・4台のチェンバロのための協奏曲イ短調 BWV.1065
    ラース・ウルリク・モーテンセン(チェンバロ)、トレヴァー・ピノック(チェンバロ)、
    マリエーケ・スパーンス(チェンバロ)、マークス・ムーリーン(チェンバロ)、コンチェルト・コペンハーゲン
    録音:2011年
 ・ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 BWV.1041
    モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)、トン・コープマン(指揮)、アムステルダム・バロック管弦楽団
    録音:1987年
  ・2台のチェンバロのための協奏曲第2番ハ長調 BWV.1061
    鈴木雅明(チェンバロ)、鈴木優人(チェンバロ)、バッハ・コレギウム・ジャパン
    録音:2013年
  ・オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1060a
    レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、アレクサンドラ・ベラミー(オーボエ)、ブレコン・バロック
    録音:2012年
  ・チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調 BWV.1056
    アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)、フライブルク・バロック・オーケストラ
    録音:2014年
 ・三重協奏曲イ短調 BWV.1044
    セリーヌ・フリッシュ(チェンバロ)、パブロ・ヴァレッティ(ヴァイオリン)、
    ディアナ・バローニ(トラヴェルソ)、カフェ・ツィンマーマン
    録音:2008年
 ・チェンバロ協奏曲第1番ニ短調 BWV.1052
    オリヴィエ・フォルタン(チェンバロ)、マスク
    録音:2006年
 ・2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調 BWV.1043
    レイチェル・ポッジャー(ヴァイオリン)、ボヤン・チチッチ(ヴァイオリン)、ブレコン・バロック
    録音:2012年
 ・チェンバロ協奏曲第4番イ長調 BWV.1055
    ベアトリス・マルタン(チェンバロ)、レ・フォリー・フランセーズ
    録音:2009年
 ・ヴァイオリン協奏曲第2番ホ長調 BWV.1042
    モニカ・ハジェット(ヴァイオリン)、トン・コープマン(指揮)、アムステルダム・バロック管弦楽団
    録音:1986年
 ・チェンバロ協奏曲第2番ホ長調 BWV.1053
    ラース・ウルリク・モーテンセン(チェンバロ)、コンチェルト・コペンハーゲン
    録音:2003年
  


DIAP 081
\1600
カール・ベームとバイエルン放送交響楽団
 「ブルックナーの交響曲第7番」

  ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
カール・ベーム(指揮)
バイエルン放送交響楽団

 ディアパゾン誌が「ブルックナーの交響曲第7番」の数ある録音の中から選んだのは、前年1976年のウィーン・フィルとのスタジオ録音を上回る名演として称されているカール・ベームとバイエルン放送交響楽団の1977年4月5日のライヴ。バイエルン放送のアーカイブに保管されていた音源の使用による音質面の向上も話題となった録音です。

 ※録音:1977年4月5日(ライヴ録音)

 ※Diapasonレーベルのタイトルは初回限定生産のため、ご注文に対し十分な数量をご用意できない場合がございます。また、ライセンスに起因する突然の廃盤が発生する場合がございます。予めご了承下さい。

 


DIAP 080
\1600
リスト:「ピアノ・ソナタ ロ短調」集
 ・ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
    クラウディオ・アラウ(ピアノ
    録音:1977年11月、トロント
 ・ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
    シモン・バレル(ピアノ)
    録音:1947年11月11日、カーネギー・ホール(ニューヨーク)
 ・ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
    ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
    録音:1932年11月12日、アビー・ロード・スタジオ3(ロンドン)

 1977年のアラウ、1947年のバレル、1932年のホロヴィッツという往年の名ピアニストたちそれぞれの録音を集めたリストの「ピアノ・ソナタ ロ短調」集。1951年にグリーグの「ピアノ協奏曲」の演奏中に脳梗塞を発症し他界するという壮絶なエピソードを持つバレルのリストのロ短調ソナタは、同氏が遺した最も有名な演奏です。

 
 


DIAP 079
\1600
シューマン:歌曲集
 ・詩人の恋 Op.48
    ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
    録音:1956年
 ・君に捧ぐ Op.25-1
 ・くるみの木 Op.25-3
    エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)、ヒューゴー・ディーツ(ピアノ)
    録音:1956年
 ・魂に近く Op.77-3
 ・月に寄す Op.95-2
 ・ぼくは樹々の下をさまよう Op.24-3
 ・いとしい恋人、君の手を Op.24-4
 ・ぼくの苦悩の美しいゆりかご Op.34-5
 ・においすみれ Op.40-1
    エルンスト・ヘフリガー(テノール)、ジャクリーヌ・ボノー(ピアノ)
    録音:1959年
 ・カルタ占いの女 Op.31-2
    エリーザベト・ヘンゲン(アルト)、ハンス・ジッパー(ピアノ)
    録音:1946年
 ・ローレライ Op.53-2
    ペーター・アンダース(テノール)、ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)
    録音:1943年
 ・セレナード Op.36-2
 ・のばら Op.89-6
 ・時は春 Op.79-23
    エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、ジョージ・リーヴス(ピアノ)
    録音:1930年、1933年&1937年
 ・古いリュート Op.35-12
    ロッテ・レーマン(ソプラノ)、エルノ・バローグ(ピアノ)
    録音:1937年
 ・哀れなペーター Op.53-3
 ・あなたの顔は Op.127-2
    イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、エリック・ヴェルバ(ピアノ)
    録音:1956年
 ・ズライカの歌 Op.25-9
 ・ぼくの馬車はゆっくりと行く Op.142-4
    ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ヘルタ・クルスト(ピアノ)
    録音:1957年
 ・レクィエム Op.90-7
    クリスティーネ・シェーファー(ソプラノ)、グレアム・ジョンソン(ピアノ)
    録音:1995年

 フィッシャー=ディースカウ、ヘフリガー、グリュンマーなど名歌手たちが歌う30年代から50年代にかけてのシューマンの名唱集。クリスティーネ・シェーファーとグレアム・ジョンソンの名コンビによる「レクィエム」がプログラムのラスト飾ります。

 
 


DIAP 076
(2CD)
\1800
チャイコフスキー:バレエ音楽《くるみ割り人形》
 ・バレエ音楽《くるみ割り人形》Op.71
    アンタル・ドラティ(指揮)、ロンドン交響楽団
    録音:1962年
 ・イタリア奇想曲 Op.45
    キリル・コンドラシン(指揮)、RCAビクター交響楽団
    録音:1958年
 ・幻想曲《テンペスト》Op.18
    エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)、ソヴィエト国立交響楽団
    録音:1970年
 ・幻想序曲《ハムレット》Op.67
    エイドリアン・ボールト(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1952年
 ・幻想序曲《ロメオとジュリエット》
    セルゲイ・クーセヴィツキー(指揮)、ボストン交響楽団
    録音:1936年

 ハンガリー出身の20世紀の巨匠、アンタル・ドラティとロンドン交響楽団のコンビによる「くるみ割り人形」全曲をメインとしたチャイコフスキー・プログラム。ドラティはミネアポリス交響楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団とも「くるみ割り人形」の全曲を録音していますが、このロンドン交響楽団との1962年の録音は代表的名演として高い評価を受け続けています。カップリングの管弦楽作品もコンドラシンやスヴェトラーノフなど濃厚です。
 
 


DIAP 075
\1600
フランク:交響曲、ヴァイオリン・ソナタ&交響的変奏曲
 ・交響曲ニ短調
    ピエール・モントゥー(指揮)、シカゴ交響楽団
    録音:1961年
 ・ヴァイオリン・ソナタ イ長調
    ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイリン)、ロベール・カサドシュ(ピアノ)
    録音:1947年
 ・交響的変奏曲
    レオン・フライシャー(ピアノ)、ジョージ・セル(指揮)、フィラデルフィア管弦楽団
    録音:1957年

 ディアパゾン誌のセザール・フランクの作品集は代表作、交響曲、ヴァイオリン・ソナタ、交響的変奏曲の3作品をカップリングしたプログラム。「交響曲ニ短調」は同曲有数の名演として有名なピエール・モントゥー&シカゴ交響楽団の1961年の演奏を収録しています。
 


DIAP 072
(2CD)
\1800
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲集
 ・ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K.216
    シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)、ワルター・ジュスキント(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
    録音:1951年
 ・ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K.207
 ・ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K.211
    アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)、ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮)、ウィーン交響楽団
    録音:1955年&1954年
 ・アダージョ ホ長調 K.261
 ・ロンド ハ長調 K.373
    ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)、ウラディミール・ゴルシュマン(指揮)、RCAビクター交響楽団
    録音:1950年
 ・ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219《トルコ風》より アダージョ
    シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)、パウル・クレツキ(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1932年
 ・ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
    ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)、オイゲン・ヨッフム(指揮)、バイエルン放送室内管弦楽団
    録音:1952年
 ・ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219《トルコ風》
    アイザック・スターン(ヴァイオリン)、ジョージ・セル(指揮)、コロンビア交響楽団
    録音:1963年
 ・協奏交響曲変ホ長調 K.364
    ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)、ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)、アイズラー・ソロモン(指揮)、RCAビクター交響楽団
    録音:1956年

 ディアパゾンが集めたモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集の名演集。ゴールドベルク、グリュミオー、ミルシテイン、マルツィ、スターンという20世紀のヴァイオリン界を牽引した巨匠たちの名演奏が並んでいます。

 
 


DIAP 071
\1600
オルガンと合唱によるクープランの名曲
 「教区のためのミサ曲」

  クープラン:教区のためのミサ曲
ミシェル・ブヴァール
 (オルガン/イスナール1775年製)
スコラ・メリディオナリス

 2010年よりヴェルサイユ宮殿礼拝堂の4名の首席オルガニストの1人という重責を担っているフランス・オルガン界の巨匠、ミシェル・ブヴァール。オルガンと合唱によるクープランの名曲「教区のためのミサ曲」では、ジャン=エスプリ=イスナールが1775年に製作した歴史的オルガンを弾いています。

 ※録音:1992年−1993年

 
 


DIAP 070
\1600
ドヴォルザーク:交響曲第8番
 ・交響曲第8番ト長調 Op.88
    コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
    録音:1957年
 ・ピアノ五重奏曲第2番イ長調 Op.81
    クリフォード・カーゾン(ピアノ)、ブダペスト弦楽四重奏団
    録音:1953年

 ディアパゾン誌が選んだドヴォルザークの交響曲第8番は、同曲の個性派演奏の筆頭格、コンスタンティン・シルヴェストリとロンドン・フィルの1957年録音!濃厚かつユニークなシルヴェストリの面目躍如たる快演です。

 
  


DIAPCF 014
(12CD/特別価格)
\6400→\5100

メンデルスゾーン:作品集 〜
  仏ディアパゾン誌のジャーナリストの選曲による名録音集
 【CD1】
  ・交響曲第3番イ短調Op.56《スコットランド》
     ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     録音:1960年/選定:クリストフ・ハス
  ・弦楽八重奏曲変ホ長調 Op.20より スケルツォ
     アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
     録音:1945年/選定:ガエタン・ノーロー
  ・カンタータ《最初のワルプルギスの夜》Op.60
     ビルギット・レンメルト(アルト)、トーマス・ハンプソン(バリトン)、ルネ・パーペ(バス)、
     ニコラウス・アーノンクール(指揮)、ヨーロッパ室内管弦楽団、アルノルト・シェーンベルク合唱団
     録音:1992年/選定:ガエタン・ノーロー

 【CD2】
  ・交響曲第4番イ長調 Op.90《イタリア》
     エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
     録音:1955年/選定:ユーグ・ムソー
  ・交響曲第4番イ長調 Op.90《イタリア》
     オットー・クレンペラー(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
     録音:1960年/選定:ユーグ・ムソー
  ・序曲《フィンガルの洞窟》Op.26
     ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     録音:1962年/選定:ユーグ・ムソー
  ・序曲《美しいメルジーネの物語》Op.32
     トーマス・ビーチャム(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
     録音:1961年/選定:ガエタン・ノーロー
  ・序曲《ルイ・ブラス》Op.95
     レナード・バーンスタイン(指揮)、ニューヨーク・フィルハーモニック

 【CD3】
  ・交響曲第5番ニ長調 Op.107《宗教改革》Op.107
     ディミトリ・ミトロプーロス(指揮)、ニューヨーク・フィルハーモニック
     録音:1954年/選定:ロラン・ミュラロ
  ・劇音楽《夏の夜の夢》Op.61
     ジェニファー・ヴィヴィアン(ソプラノ)、マリオン・ロウ(ソプラノ)、
     ペーター・マーク(指揮)、ロンドン交響楽団、コヴェント・ガーデン王立歌劇場女声合唱団
     録音:1957年/選定:ジャン=フィリップ・グロスペラン
  ・序曲《夏の夜の夢》Op.21
     ジョージ・セル(指揮)、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
     録音:1957年/選定:イヴァン・A.アレシャンドレ

 【CD4】
  ・ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
     アイザック・スターン(ヴァイオリン)、ユージン・オーマンディ(指揮)、フィラデルフィア管弦楽団
     録音:1958年/選定:ジャン=ミシェル・モルコー
  ・ヴァイオリン協奏曲ホ短調 Op.64
     ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)、ウィリアム・スタインバーグ(指揮)、ピッツバーク交響楽団
     録音:1953年/選定:ジャン=ミシェル・モルコー
  ・ヴァイオリン協奏曲ニ短調
     ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン&指揮)、RCAビクター弦楽オーケストラ
     録音:1952年/選定:ジャン=ミシェル・モルコー

 【CD5】
  ・ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.25
     モーラ・リンパニー(ピアノ)、ラファエル・クーベリック(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団
     録音:1948年/選定:アラン・ロンペッシュ
  ・華麗なるロンド変ホ長調 Op.29
     モーラ・リンパニー(ピアノ)、ハーバート・メンゲス(指揮)、ロンドン交響楽団
     録音:1952年/選定:アラン・ロンペッシュ
  ・華麗なるカプリッチョ ロ短調 Op.22
     タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)キリル・コンドラシン(指揮)、ソヴィト国立交響楽団
     録音:1958年/選定:ベルトラン・ボワサール
  ・ピアノ協奏曲第2番ニ短調 Op.40
     ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)、ユージン・オーマンディ(指揮)、コロンビア交響楽団
     録音:1959年/選定:アラン・ロンペッシュ
  ・序曲《静かな海と楽しい航海》Op.27
     ヨーゼフ・カイルベルト(指揮)、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
     録音:1962年/選定:ジェローム・バスティアネッリ
  ・ピアノ協奏曲第1番ト短調 Op.25より アダージョ
     ベンノ・モイセイヴィチ(ピアノ)、ユージン・グーセンス(指揮)、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
     録音:1960年/選定:情報無し

 【CD6】
  ・厳格なる変奏曲ニ短調 Op.54
     ロジータ・レナルド(ピアノ)
     録音:1949年/選定:ガエタン・ノーロー&アラン・ロンペッシュ
  ・厳格なる変奏曲ニ短調 Op.54
     アルフレッド・コルトー(ピアノ)
     録音:1937年/選定:ガエタン・ノーロー&アラン・ロンペッシュ
  ・無言歌第1番ホ長調 Op.19-1
     アルフレッド・コルトー(ピアノ)
     録音:1937年/選定:ベルトラン・ボワサール
  ・無言歌第3番イ長調 Op.19-3《狩りの歌》
  ・無言歌第6番ト短調 Op.19-6《ヴェネツィアの舟歌》
  ・無言歌第32番嬰ヘ短調 Op.67-2《失われた幻想》
  ・無言歌第18番変イ長調 Op.38-6《デュエット》
  ・無言歌第20番変ホ長調 Op.53-2《浮き雲》
  ・無言歌第14番ハ短調 Op.38-2《失われた幸福》
     イグナーツ・フリードマン(ピアノ)
     録音:1930年/選定:ベルトラン・ボワサール
  ・無言歌第33番変ロ長調 Op.67-3《巡礼の歌》
  ・無言歌第40番ニ長調 Op.85-4《エレジー》
  ・無言歌第30番イ長調 Op.62-6《春の歌》
     ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
     録音:1949年&1946年/選定:ベルトラン・ボワサール
  ・無言歌第24番イ長調 Op.53-6《飛翔》
  ・無言歌第番イ短調 Op.19b-2《後悔》
  ・無言歌第17番イ短調 Op.38-5《情熱》
  ・無言歌第47番イ長調 Op.102-5《子供の小品》
  ・無言歌第38番イ短調 Op.85-2《別れ》
  ・無言歌第27番ホ短調 Op.62-3《葬送行進曲》
     レナ・キリアコウ(ピアノ)
     録音:1960年頃/選定:ベルトラン・ボワサール
  ・無言歌第25番ト長調 Op.62-1《5月のそよ風》
  ・無言歌第46番ト短調 Op.102-4《そよかぜ》
     マリラ・ジョナス(ピアノ)
     録音:1951年/選定:ベルトラン・ボワサール
  ・無言歌第6番ト短調 Op.19-6《ヴェネツィアの舟歌》
  ・無言歌第45番ハ長調 Op.102-3《タランテラ》
  ・無言歌第29番イ短調 Op.62-5《ヴェネツィアの舟歌》
     ギオマール・ノヴァエス(ピアノ)
     録音:1960年/選定:ベルトラン・ボワサール
  ・無言歌第34番ハ長調 Op.67-4《紡ぎ歌》
     アイリーン・シャラー(ピアノ)
     録音:1927年/選定:ベルトラン・ボワサール
  ・無言歌第34番ハ長調 Op.67-4《紡ぎ歌》
     セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)
     録音:1920年/選定:ベルトラン・ボワサール
  ・無言歌第35番ロ短調 Op.67-5《羊飼いの訴え》
     ウィリアム・カペル(ピアノ)
     録音:1950年/選定:ベルトラン・ボワサール

 【CD7】
  ・ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14
     アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)
     録音:1964年/選定:ジェローム・バスティアネッリ
  ・ロンド・カプリチオーソ ホ長調 Op.14
     ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
     録音:1957年/選定:ジェローム・バスティアネッリ
  ・前奏曲とフーガ第1番ホ短調 Op.35-1
     ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
     録音:1975年/選定:ガエタン・ノーロー
  ・前奏曲変ロ長調 Op.104-1
     セルジオ・フィオレンティーノ(ピアノ)
     録音:1962年/選定:ガエタン・ノーロー
  ・前奏曲ロ短調 Op.104-2
  ・前奏曲ニ長調 Op.104-3
  ・ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調 Op.106
     レナ・キリアコウ(ピアノ)
     録音:1960年頃/選定:ガエタン・ノーロー
  ・幻想曲イ短調 Op.16-1
     ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
     録音:1946年/選定:ガエタン・ノーロー
  ・スケルツォ ホ短調 Op.16-2
     シューラ・チェルカスキー(ピアノ)
     録音:1952年/選定:ガエタン・ノーロー
  ・スケルツォ ホ短調 Op.16-2
     イグナーツ・フリードマン(ピアノ)
     録音:1927年/選定:ガエタン・ノーロー
  ・前奏曲とフーガ第5番ヘ短調 Op.35-5
     マリー=カトリーヌ・ジロー(ピアノ)
     録音:2006年/選定:ガエタン・ノーロー

 【CD8】
  ・弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.13
     ジュリアード弦楽四重奏団
     録音:1963年/選定:ジャン=ミシェル・モルコー
  ・協奏的変奏曲ニ長調 Op.17
     ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)、ジェルジ・シェベック(ピアノ)
     録音:1963年/選定:ジャン=ミシェル・モルコー
  ・弦楽八重奏曲変ホ長調 Op.20
     ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)、イスラエル・ベイカー(ヴァイオリン)、
     アーノルド・ベルニック(ヴァイオリン)、ジョゼフ・ステパンスキー(ヴァイオリン)、
     ウィリアム・プリムローズ(ヴィオラ)、ヴァージニア・マジェフスキ(ヴィオラ)、
     グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ)、ガーボル・レイト(チェロ)
     録音:1961年/選定:ジャン=ミシェル・モルコー
  ・カプリッチョ ホ短調 Op.81-3
     アマデウス弦楽四重奏団
     録音:1957年/選定:ジャン=ミシェル・モルコー
  ・無言歌第25番ト長調 Op.62-1《5月のそよ風》
     フリッツ・クライスラー(ヴァイオリン)、アールパード・シャーンドル(ピアノ)
     録音:1926年/選定:ジャン=ミシェル・モルコー
  ・無言歌ニ長調 Op.109
     パブロ・カザルス(チェロ)、ブラス・ネット(ピアノ)
     録音:1929年/選定:ジャン=ミシェル・モルコー
  ・歌の翼に Op.34-2
     ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)、ウラディーミル・ヤンポルスキー(ピアノ)
     録音:1949年/ウラディーミル・ヤンポルスキー

 【CD9】
  ・ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調
     ユーディ・メニューイン(ヴァイオリン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
     録音:1952年/選定:ジャン=ミシェル・モルコー
  ・弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.44-1
     ジュリアード弦楽四重奏団
     録音:1963年/選定:ジャン=ミシェル・モルコー
  ・ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49
     アルフレッド・コルトー(ピアノ)、ジャック・ティボー(ヴァイオリン)、パブロ・カザルス(チェロ)
     録音:1927年/選定:アラン・ロンペッシュ
  ・ピアノ三重奏曲第1番ニ短調 Op.49より スケルツォ
  ・無言歌第1番ホ長調 Op.19-1《甘い思い出》
     ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)、エマニュエル・ベイ(ピアノ)
     録音:1946年&1947年/選定:情報無し
 
【CD10】
  ・チェロ・ソナタ第2番ニ長調 Op.58
     ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)、ジェルジ・シェベック(ピアノ)
     録音:1962年/選定:ガエタン・ノーロー
  ・ピアノ三重奏曲第2番ハ短調 Op.66
     レフ・オボーリン(ピアノ)、ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)、
     スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ)
     録音:1948年/選定:ジャン=ミシェル・モルコー
  ・弦楽四重奏曲第6番ヘ短調 Op.80
     ターリヒ弦楽四重奏団
     録音:2002年−2003年/選定:ジェローム・バスティアネッリ

 【CD11】
  ・新しい愛 Op.19-4
  ・挨拶 Op.19-5
  ・月 Op.86-5
  ・夜ごとの夢に Op.86-4
  ・恋人の手紙 Op.86-3
  ・ズライカ Op.57-3
  ・別れ Op.9-6
  ・小姓の歌
     ブリギッテ・ファスベンダー(メゾ・ソプラノ)、エリック・ヴェルバ(ピアノ)
     録音:1979年/選定:ジャン=フィリップ・グロスペラン
  ・眠りなき太陽
  ・魔女の歌 Op.8-8
     ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ヴォルフガング・サヴァリッシュ(ピアノ)
     録音:1979年/選定:ジャン=フィリップ・グロスペラン
  ・最初の喪失 Op.99-1
  ・問い Op.9-1
     バーバラ・ボニー(ソプラノ)、ジェフリー・パーソンズ(ピアノ)
     録音:1991年/選定:ジャン=フィリップ・グロスペラン
  ・葦の歌 Op.71-4
  ・誰も知らない Op.99-6
     マリア・シュターダー(ソプラノ)、カール・エンゲル(ピアノ)
     録音:1957年/選定:ジャン=フィリップ・グロスペラン
  ・春の歌 Op.71-2
  ・歌の翼に Op.34-2
  ・夜の歌 Op.71-6
     エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)、アリベルト・ライマン(ピアノ)
     録音:1963年/選定:ジャン=フィリップ・グロスペラン
  ・演奏会用アリア《不幸な女よ》Op.94
     エッダ・モーザー(ソプラノ)、クルト・マズア(指揮)、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
     録音:1973年/選定:ジャン=フィリップ・グロスペラン
  ・3つの詩篇 Op.78
     ニコル・マット(指揮)、ヨーロッパ室内合唱団
     録音:2002年/選定:ジャン=フィリップ・グロスペラン
  ・オラトリオ《エリヤ》Op.70より 聞け、イスラエルよ、主の御言葉を
     マリア・シュターダー(ソプラノ)、カール・リヒター(指揮)、ミュンヘン・バッハ管弦楽団
     録音:1961年/選定:ジャン=フィリップ・グロスペラン
  ・オラトリオ《エリヤ》Op.70より 主よ足れり
     ハインリヒ・レーケンパー(バリトン)、マンフレート・グルリット(指揮)、ベルリン国立歌劇場管弦楽団
     録音:1928年/選定:ジャン=フィリップ・グロスペラン

 【CD12】
  ・讃歌《私の祈りを聞いてください》Op.96
     リディア・アラート(ソプラノ)、ニコル・マット(指揮)、ヨーロッパ室内合唱団
     録音:2002年/選定:ガエタン・ノーロー
  ・カンタータ《高き天よりわれは来れり》
  ・詩篇第42番《鹿が谷の水を慕いあえぐように》Op.42
     ルート・ツィーザク(ソプラノ)、フリーダー・ベルニウス(指揮)、
     ヴュルテンベルク室内管弦楽団、シュトゥットガルト室内合唱団
     録音:1985年&1996年/選定:ガエタン・ノーロー
  ・オルガン・ソナタ第1番ヘ短調 Op.65-1《神の欲したもうこと、常に起こらん》
     スーザン・ランデール(オルガン)
     録音:2008年/選定:ポール・ド・ルイ
  ・全地よ、神をたたえまつれ Op.69-2
  ・主よ、我らを憐れみ給え
  ・主は天使たちに命じた
     フリーダー・ベルニウス(指揮)、シュトゥットガルト室内合唱団
     録音:2005年&1996年
  ・オルガン・ソナタ第6番ニ短調 Op.65-6
     スーザン・ランデール(オルガン)
     録音:2008年/選定:ポール・ド・ルイ

 ディアパゾンBOX第14弾!新旧の名演奏家たちによるメンデルスゾーン!

 フランスが誇る世界有数のクラシック音楽専門誌「ディアパゾン(Diapason)」の自主レーベルより、大好評のボックス・セット・シリーズの第14弾となる『メンデルスゾーン』の作品集が登場です!
 ディアパゾン誌のジャーナリストたちの推薦と、同誌のディスク・レビューの責任者であるガエタン・ノーローの監修によって選ばれたメンデルスゾーンの作品のジャンルは、協奏曲、交響曲、序曲、室内楽、ピアノ、声楽、オルガン、宗教曲と多彩!
 ディアパゾン誌が太鼓判を押した名演奏の数々を、フランスのマスタリング・スタジオ、Les Studios de Circe社のリマスタリングで存分にお楽しみください!




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MEMBRAN



600487
(10CD)
\2400

ハンス・ロスバウト(Cond)名演奏集


Disc. 1
ヒンデミット:管弦楽のための協奏曲Op.38
 ニューヨーク・フィルハーモニック
 1960年ライヴ録音
ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲
 イヴリー・ギトリス(Vln)
 バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団
 1962年録音
リゲティ:アトモスフェール
 バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団
 1961年録音

Disc. 2
バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ
 マリア・ベルクマン、ハンス・ロスバウト(pf)
 ヴェルナー・グラビンガー、エーリヒ・ザイラー(Perc)
 1953年録音
シェーンベルク:管弦楽のための変奏曲Op.31
 バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団
 1961年録音

Disc. 3
ベルク:管弦楽のための3つの小品Op.6
ウェーベルン:6つの小品Op.6
シェーンベルク:管弦楽のための5つの小品Op.16
 バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団
 1957年、1958年録音

Disc. 4
シェーンベルク:ナポレオンへの頌歌Op.41
 デリク・オルセン(Bs)南西ドイツ放送交響楽団のメンバー
 1953年録音
シェーンベルク:月に憑かれたピエロOp.21
 ジャンヌ・エリカール(Sop)南西ドイツ放送交響楽団のメンバー
 1957年録音

Disc. 5
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「カルタ遊び」「ペトルーシュカ」
 バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団
 1954年、1957年録音
ストラヴィンスキー:組曲第1番、第2番
 1956年録音

Disc. 6
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「アゴン」
 バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団
 1957年録音
R.シュトラウス:交響詩「マクベス」「ツァラトゥストラはかく語りき」
 バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団
 1959年、1957年録音

Disc. 7
レーガー:ピアノ協奏曲Op.114
 エドゥアルト・エルトマン(pf)ケルン放送交響楽団
 1951年ライヴ録音
エルガー:チェロ協奏曲Op.85
 ピエール・フルニエ(Vc)ケルン放送交響楽団
1955年ライヴ録音

Disc. 8
マーラー:交響曲第5番
 ケルン放送交響楽団
 1951年ライヴ録音

Disc. 9、Disc. 10
シェーンベルク:歌劇「モーゼとアロン」
 ハンス・ヘルベルト・フィードラー(ナレーター)
 ヘルムート・クレプス(Ten)イロナ・シュタイングルーバー(Sop)
 ウルズラ・ツォッレンコプス(MSop)
 ヘルムート・クレッチュマー(Ten)
 ホルスト・ギュンター(Br)ヘルマン・リート(Br)
 北西ドイツ放送交響楽団、合唱団、他
 1954年ライヴ録音
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600496
(10CD)
\2400

ナタン・ミルシテイン(Vln)名演奏集


Disc. 1
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲Op.64
 イーゴリ・マルケヴィチ指揮、ルツェルン祝祭管弦楽団
 1953年ライヴ録音
ジェミニアーニ(ミルシテイン編):ソナタOp.4-10
ヴィヴァルディ:ソナタOp.2-2
 レオン・ポマーズ(pf)
 1959年録音
モーツァルト:
 ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョK.261、ロンドK.373
  ヴラディーミル・ゴルシュマン指揮、RCAビクター交響楽団
  1950年録音

Disc. 2
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲Op.35
 ロリン・マゼール指揮、プラハ・フィルハーモニー管弦楽団
 1959年ライヴ録音
ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲Op.53
 エルネスト・アンセルメ指揮、ルツェルン祝祭管弦楽団
 1955年ライヴ録音

Disc. 3
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲Op.77
 ピエール・モントゥー指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 1950年ライヴ録音
ブラームス:二重協奏曲
 グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc)
 フリッツ・ライナー指揮、フィラデルフィア・ロビンフッド・デル管弦楽団
 1951年録音

Disc. 4
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲Op.61
 ウィリアム・スタインバーグ指揮、ピッツバーグ交響楽団
 1955年録音
J.S.バッハ:パルティータ第3番BWV.1006より前奏曲、
第1番BWV.1002よりテンポ・ディ・ブーレ
 1957年ライヴ録音

Disc. 5
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番「春」
 ルドルフ・フィルクシュニー(pf)
 1958年録音
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第3番
 ウラディーミル・ホロヴィッツ(pf)
 1950年録音

Disc. 6
J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンソナタ第1番BWV.1001
 無伴奏ヴァイオリンパルティータ第2番BWV.1004
 無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番BWV.1005
 1957年ライヴ録音

Disc. 7
ラロ:スペイン交響曲
 ヴラディーミル・ゴルシュマン指揮、セントルイス交響楽団
 1954年録音
タルティーニ(クライスラー編):悪魔のトリル
コレッリ(レオナルド編):ラ・フォリア
 レオン・ポマーズ(pf)
 1959年録音
パガニーニ:24の奇想曲より第11曲アンダンテ〜プレスト、第5曲アジタート
 アルトゥール・バルサム(pf)
 1957年ライヴ録音
クライスラー:前奏曲とアレグロ
 レオン・ポマーズ(pf)
 1959年録音

Disc. 8
カール・ゴルトマルク(1830-1915):ヴァイオリン協奏曲第1番
 ハリー・ブリーチ指揮、フィルハーモニア管弦楽団
 1957年録音
カール・ゴルトマルク(1830-1915):ヴァイオリン協奏曲第1番
 ブルーノ・ワルター指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
 1942年録音

Disc. 9
グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲Op.82
 ウィリアム・スタインバーグ指揮、RCAビクター交響楽団
 1949年録音
グラズノフ:瞑想曲Op.32
 アルトゥール・バルサム(pf)
 1949年録音
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソOp.28
 ヴァルター・ジュスキント指揮、コンサート・アーツ管弦楽団
 1960年録音
ヴィエニャフスキ:マズルカOp.19-2
 アルトゥール・バルサム(pf)
 1949年録音
サラサーテ:序奏とタランテラOp.43
 レオン・ポマーズ(pf)
 1957年録音
ヴィターリ:シャコンヌ
 アルトゥール・バルサム(pf)
 1955年録音

Disc. 10
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
 ジョン・バルビローリ指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
 1942年録音
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第2番
 Valentin Pawlowsky(pf)
 1943年録音
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600497
(10CD)
\2400

オイゲン・ヨッフム/
 ベートーヴェン、ブラームス:交響曲演奏集



Disc. 1
ブラームス:交響曲第1番
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1954年録音
Disc. 2
ブラームス:交響曲第2番
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1951年録音
ブラームス:交響曲第3番
 ハンブルク国立フィルハーモニー管弦楽団
 1939年録音
Disc. 3
ブラームス:交響曲第3番
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1956年録音
ブラームス:交響曲第1番
 バイエルン放送交響楽団
 1958年ライヴ録音
Disc. 4
ブラームス:交響曲第4番
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1954年録音

Disc. 5
ベートーヴェン:交響曲第1番
 バイエルン放送交響楽団
 1959年録音
ベートーヴェン:交響曲第2番
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1958年録音
Disc. 6
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1954年録音
ベートーヴェン:劇音楽「アテネの廃墟」 Op.113より序曲
ベートーヴェン:バレエ音楽「プロメテウスの創造物」Op.43より序曲
 バイエルン放送交響楽団
 1958年録音
Disc. 7
ベートーヴェン:交響曲第4番
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1961年録音
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
 バイエルン放送交響楽団
 1959年録音
Disc. 8
ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1954年録音
ベートーヴェン:レオノーレ序曲第2番 Op.72a
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1961年録音
ベートーヴェン:フィデリオ序曲Op.72b
 バイエルン放送交響楽団
 1959年録音
Disc. 9
ベートーヴェン:交響曲第7番、第8番
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 1952年、1958年録音
Disc. 10
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」
 クララ・エバース(Sop)ゲルトルーデ・ピッツィンガー(Alt)
 ヴァルター・ルートヴィヒ(Ten)フェルナンド・フランツ(Bs)
 バイエルン放送交響楽団、合唱団
 1952年録音



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PROFIL



PH 18029
(2CD)
\4800→\4390
何と初CD化! プライとベルガー夢のアルバム
 Disc 1
  (1)ヴォルフ:イタリア歌曲集(全46曲)
 Disc 2
  (2)シューマン:女の愛と生涯Op.42(全8曲)
  (3)メンデルスゾーン:歌の翼にOp.34の2/挨拶Op.19の5
  (4)レーヴェ:時計Op.123の3/詩人トムOp.135a
  (5)ヴォルフ:散歩/郷愁
  (6)シューベルト:セレナードD889/野ばらD257/「キプロス島のロザムンデ」D797〜ロマンツェ
  (7)グリーグ:待ちながらOp.60の3/君を愛すOp.5の3
  (8)ブラームス:4つの厳粛な歌Op.121
    ヘルマン・プライ(バリトン)(1)の3-5,7-9,13,14,17-19,22,23,27,30,32-35,37,38,41,42,44、(4)(5)(6)(7)(8)、
    エルナ・ベルガー(ソプラノ)(1)の1,2,6,10-12,15,16,20,21,24-26,28,29,31,36,39,40,43,45,46, (2)(3)、
    ギュンター・ヴァイセンボルン(1)、エルンスト=ギュンター・シェルツァー(2)(3)、
    ミヒャエル・ラウハイゼン(4)(5)(6)(D797 以外)、
    ヘルベルト・ハイネマン(6)(D797)(7)、マルティン・メルツァー(8)(以上ピアノ)

 録音:1959 年9 月22-24 日、11 月9-10 日(1)、1956 年9 月18、21 日(2)、9 月20 日(3)、1952 / 53 年(4)(5)、
  1953 年4 月22 日(6)(D797 以外)、1955 年1 月29 日(6) (D797) (7)、1957 年2 月4 日(8)
 71' 45"、72' 28"

 20 世紀ドイツ声楽界を代表したエルナ・ベルガー(1900-1990) とヘルマン・プライ(1929-1998) の貴重な音源を2 枚にまとめました。ただし共演ではなく、それぞれの独唱を満喫できます。エレクトローラ音源によるヴォルフの「イタリア歌曲集」は全46 曲のうち24 曲をプライが、22 曲をベルガーが担当、至高の芸風を聴かせてくれます。名盤の誉れ高いものながら、初CD 化となり大歓迎。
 嬉しいのが、ベルガーの「詩人の恋」やメンデルスゾーンの「歌の翼に」を聴くことができること。さらにプライの20 代前半の若々しい歌唱によるシューベルトの「セレナード」「野ばら」も新鮮。最晩年ブラームスの深い世界を描いた「4 つの厳粛な歌」を28 歳のプライが見事に表現しているのも聴きものです。




<国内盤> 


FONTEC



FOCD20113
\2400+税
アルメニアン・ダンス!/名古屋ダブルリードアンサンブル
 A.リード:アルメニアン・ダンス パート1
 A.リード:アルメニアン・ダンス パート2
 G.ホルスト:吹奏楽のための第1組曲 変ホ長調 作品28-1
 G.ホルスト:吹奏楽のための第2組曲 ヘ長調 作品28-2
 J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
名古屋ダブルリードアンサンブル
 世界的にも珍しい、ダブルリード楽器のみで構成される『名古屋ダブルリードアンサンブル』。
 待望の3rdアルバムは、吹奏楽の名曲「アルメニアン・ダンス」とホルストの「吹奏楽のための組曲」を収録。
 結成16年目の円熟した響きと編曲の妙をご堪能ください!

  録音:2018年2月6-8日 三井住友海上 しらかわホール




ALPHA(国内仕様盤)


コパチンスカヤの3つのアルバム国内盤再発売

NYCX-20002
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
TAKE TWO ヴァイオリニストとふたりで
 〜ヴァイオリンとさまざまな音の二重奏、中世から現代まで〜


 《このアルバムに登場する作曲家たち》
  レオ・ディック(1976-)ホルヘ・サンチェス=チョン(1969-)
  マウリシオ・ソテロ(1961-)クロード・ヴィヴィエ(1948-1983)
  ハインツ・ホリガー(1939-)オットー・マトイス・ツィカン(1935-2006)
  ジョン・ケージ(1912-1992)ダリユス・ミヨー(1892-1974)
  ボフスラフ・マルティヌー(1890-1959)マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946)
  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)
  ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704)
  ジュゼッペ・ジャンベルティ(1600-1662)
  オーランドー・ギボンズ(1583-1625)
  ギヨーム・ド・マショー(1300頃-1377)
   『ウィンチェスター・トロープス集』(11世紀)

 1.サンチェス=チョン:寝坊助たち 5 (2013)
  〜ヴァイオリン、エレクトロニクス、およびターンテーブルのための
 2.ジャンベルティ:かっこう(曲集『二筋の糸』より) (1657)
  〜ヴァイオリンとオカリナによる
 3.ホリガー:春のダンス(おちつかなげ) (2000/2011)
  〜ヴァイオリンとダルブッカのための
 4.ビーバー:描写的ソナタ (1669)
  〜ヴァイオリンと通奏低音のための
 5.レオ・ディック:バッタと蟻:荒唐無稽な導入曲 (2014)
  〜ヴァイオリンとクラリネットのための
 6.ウィンチェスター・トロープス集より アレルヤ (11世紀)
  〜ヴァイオリンとディスカント・ガンバによる
 7.サンチェス=チョン:寝坊助たち 4 (2013)
  〜ヴァイオリン、エレクトロニクス、およびターンテーブルのための
 8.ケージ:メロディNo.4 (1950)
  (『ヴァイオリンと鍵盤のための六つのメロディ』より)
    〜ヴァイオリンとチェンバロによる
 9.ミヨー:遊び(快活に) (1939)
  (『ヴァイオリン、クラリネットとピアノのための組曲』Op.157bより)
   〜ヴァイオリン、クラリネットのための楽章
 10.ファリャ:ホタ (1914)
 11.ファリャ:ナナ(子守唄) (1914)
 12.ファリャ:ポロ (1914)
  パヴェウ・コハニスキ(1887~1934)編
   『スペイン民謡組曲(七つのスペイン民謡)』より
    〜ヴァイオリンとギターによる
 13.ソテロ:四つの光の断片 (2013)
   〜無伴奏ヴァイオリンと即興詩人のための
 14.サンチェス=チョン:寝坊助たち 1 (2013)
 15.サンチェス=チョン:寝坊助たち 2 (2013)
   〜ヴァイオリン、エレクトロニクス、およびターンテーブルのための
 16.ギボンズ:ファンタジア第4番 (17世紀)
   〜ヴァイオリンとディスカント・ガンバによる
 17.マショー:バラード4 (14世紀)
   〜ヴァイオリンとディスカント・ガンバによる
 18.ヴィヴィエ:小品 (1975)
   〜ヴァイオリンとクラリネットのための
 19.ホリガー:ちいさなしずくの音楽
   〜2挺のヴァイオリンのための
 20.ツィカン:声もある何か (2001)
   〜ヴァイオリンと声のための
 21.マルティヌー:休符あり(アレグレット) (1931) (『リズム練習曲』より)
   〜ヴァイオリンとチェンバロ、トイピアノによる
 22.ホリガー:ちいさな何か(アリスのお話) (2014)
   〜ヴァイオリンと声のための
 23.サンチェス=チョン:寝坊助たち3 (2013)
   〜ヴァイオリン、エレクトロニクス、およびターンテーブルのための
 24.バッハ:チャコーナ(シャコンヌ) (1720頃)
   (『無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調』より)
    〜ヴァイオリンとチェンバロによる
パトリツィア・コパチンスカヤ...ヴァイオリン、バロック・ヴァイオリン、声
アリス・コパチンスカヤ...声、色塗り、台本、インスピレーション
レート・ビエーリ...クラリネット、オカリナ、ヴァイオリン
ロランス・ドレイファス...ディスカント・ガンバ
パブロ・マルケス...ギター
アントニー・ロマニュク...チェンバロ、トイピアノ
ホルヘ・サンチェス=チョン...ターンテーブル、エレクトロニクス
マティアス・ヴュルシュ...ダルブッカ
エルネスト・エストレリャ...声

 2019年1月から2月にかけ、ソロ・リサイタルをへてテオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナの初来日公演に協奏曲ソリストとしても登場するパトリツィア・コパチンスカヤ。
 両親はともに旧ソ連モルドヴァきっての民俗音楽奏者で、オイストラフとシェフチークに連なる中東欧の演奏伝統をひく教育を受けたあと、ファジル・サイやギドン・クレーメル、ハインツ・ホリガーといった大物たちと渡りあいながら、主に近現代作品での痛快にきわだった解釈で頭角をあらわしました。
 
 その一方でフィリップ・ヘレヴェッヘとピリオド奏法でのベートーヴェン協奏曲を録音、バロック以前の音楽への思いがけない適性も披露。NAIVEやECMでの録音も高い評価を受け、めざましい躍進が世界的に知れわたった2015年、満を持してAlphaレーベルに登場した最初のアルバムがこの「TAKE TWO 〜ヴァイオリニストとふたりで」。
 娘アリスへのプレゼントとして、自身が共演してきたさまざまな楽器の敏腕奏者たちとの二重奏ばかりを集めた小品集で、ブックレットは多くの一流奏者たちのアーティスト写真で知られるマルコ・ボルググレーヴェが全面協力した書籍風の仕様。
 収録作品それぞれが「娘アリスへの説明」という体裁できわめて明快かつ的確に解説されており(国内仕様は日本語訳付)、中世写本からバロックをへて現代にいたる数々の作品や作曲家たちの世界へ向かう、未知分野への格好のイントロダクションにもなる1枚に仕上がっています。
 しかも個々の作品はその分野をよく知る人にとっても新鮮な解釈で、たとえばチェンバロとトイピアノを併用したマルティヌーや通奏低音即興が添えられたバッハ「シャコンヌ」など、よく知っていたはずの世界がまったく斬新に塗り替えられてゆく驚きも……冒頭数十秒の超・前衛的なイニシエーションを越えた先には、驚くほどなじみやすくもエキサイティングな音の冒険が待ちかまえています。
 Alphaレーベル新時代を代表する傑作盤、堂々の国内仕様カタログ復活です。

  録音:2014年、シュトゥットガルト、トリトヌス録音スタジオ
  解説日本語訳、補筆…白沢達生 
  輸入盤:ALPHA211

  プロモーション動画  https://youtu.be/qx98_RKbVuM
 
 

NYCX-20003
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
シューベルトの弦楽四重奏曲「死と乙女」
 アウグストゥス・ネルミガー(1560-1613)/ミヒ・ヴィアンチコ編:
 1.死の舞踏 -『楽器で演奏するための奏法譜集』(1598)より
  作曲者不詳/パトリツィア・コパチンスカヤ編:
 2.ビザンティン聖歌:第140詩篇 -ヴァイオリンと弦楽のための
  フランツ・シューベルト(1797-1828):弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調「死と乙女」D810
 3.第1楽章 アレグロ(快速に)
  ジョン・ダウランド(1563-1626):
 4.パヴァーン「古い涙、新しい涙」-『ラクリメ、または七つの涙』(1604)より
  シューベルト:「死と乙女」
 5.第2楽章 アンダンテ・コン・モート(歩く速さで、動きをつけて)
  カルロ・ジェズアルド・ダ・ヴェノーザ(1560-1613):
 6.わたしは死ぬ、ああ、わたしの悲運ゆえに -『第6マドリガーレ集』(1613)より
  シューベルト:「死と乙女」
 7.第3楽章 スケルツォ:アレグロ・モルト(きわめて快速に)
  ジェルジ・クルターグ(1926-):
 8.リガトゥーラ:フランシス・マリアへのメッセージ
  〜『返事のない問いかけへの返事』作品31bより
 9.休みなく -『カフカ断章』作品24より
  シューベルト:「死と乙女」
 10.第4楽章 プレスト(急速に)
パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
セントポール室内管弦楽団
 
 2017年、クラシック室内楽&小編成アルバム部門でみごとグラミー賞に輝いたコパチンスカヤ近年の痛快ヒット作。
 シューベルトの四重奏曲「死と乙女」という数々の団体が演奏しつくしてきた傑作をとりあげながら、まったく新鮮な感覚でこの有名曲の知られざる美に驚かされつづけるプログラムは、まさに世界的な受賞に輝いただけのことはある充実度というほかありません。
 ビザンティン聖歌(コパチンスカヤは幼少の頃、故郷モルドヴァで正教教会の礼拝を聴いて育ったそうです)やダウランドの「涙」、ジェズアルドの不協和音ぶくみのマドリガーレなどルネサンス期の傑作なども弦楽編成で演奏、さらに現代作曲家クルターグの小品も交えて、作品の前と楽章のあいだにさまざまな音楽をはさみながら弦楽合奏で演奏されてゆく『死と乙女』は、コパチンスカヤが首席奏者&ソリストとして共演するセントポール室内管弦楽団の精妙かつスリリングな演奏とあいまって、まるで今そこで作曲されたばかりの音楽のように感じられることでしょう。
 
 ブックレット解説(国内仕様は日本語訳付)では冒頭にシューベルトが歌曲版の歌詞に用いたマティアス・クラウディウスの詩が掲げられ、死神と若き乙女という中世にまで遡るモチーフを話題の発端に、コパチンスカヤ自身がプログラムを語った解題を寄稿。セントポール室内管のメンバーへのインタビューもあり、多角的に音楽を解き明かしてゆく内容になっています。21世紀型のクラシック演奏の魅力がここに凝縮されているといってよいでしょう。

 録音:2015年3月27-29日、セントポール(米国ミネソタ州)、オードウェイ音楽堂(ライヴ収録)
 解説日本語訳、補筆…白沢達生
 輸入盤:ALPHA265
 
 プロモーション動画 https://youtu.be/gsooaIFEBg8
 
 

NYCX-20004
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
DEUX ふたり・ふたつ
 〜ヴァイオリンとピアノ、東のほうと西のほう〜

 フランシス・プーランク(1899-1963):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ FP119(1942-43/1949)
   1.第1楽章 アレグロ・コン・フオーコ(快速に)
   2.第2楽章 間奏曲:きわめて遅く、そして穏やかに
   3.第3楽章 プレスト・トラジコ(急速に、悲痛に)~厳密に二倍の遅さで
 エルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960):
  4.ドリーブ『コッペリア』のワルツ〜ピアノ独奏のための編曲版
 ベーラ・バルトーク(1881-1945):
  ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第2番 Sz.76
   5.第1楽章 モルト・モデラート(きわめて中庸に)
   6.第2楽章 アレグレット(やや快速に)
 モーリス・ラヴェル(1875-1937):
  7.ツィガーヌ M.76 〜ヴァイリンとピアノのための
パトリツィア・コパチンスカヤ ...ヴァイオリン
ポリーナ・レシチェンコ ...ピアノ
 
 2018年にリリースされたばかりのコパチンスカヤ最新版は、2019年1月の来日プログラムが続々収録されているだけでなく、共演者まで来日タッグ通りという注目必至の内容。
 テーマは「2」...二重奏アルバムということもありますが、そこにはラヴェルとプーランクというフランス近代きっての作曲家にたいし、ドホナーニとバルトークというハンガリー屈指の作曲家たちの音楽が対置されている……つまり東と西のヨーロッパ両世界が交わるところ、というニュアンスも込められているようです。
 さらにはプーランク作品をオマージュとして捧げられたスペインの詩人ガルシア・ロルカのフラメンコ愛、ラヴェル「ツィガーヌ」でのロマ音楽への憧憬など、クラシック世界と民俗音楽世界という二つの世界の接点がここにある、といったメッセージ性も強く感じさせます。実際コパチンスカヤは故郷モルドヴァでも指折りの民俗音楽プレイヤーを両親に、民俗的な音楽世界を深く感じながら育ってきた演奏家。かたやレニングラード(現サンクトペテルブルク)出身のレシチェンコはギロリフやマルグリスら名匠たちの薫陶を受けてきたあと、アルゲリッチの激賞による世界的注目をへて躍進つづきの活躍をみせてきた俊才。縦横無尽のピアニズムは、野趣あふれるコパチンスカヤの感性の向こうを張るにふさわしい存在感がきわだちます。
 迫力と洗練のはざまをゆくバルトーク作品の存在感が、優美なフランス近代のイメージを一新するプーランクやラヴェルでの名演と絶妙なコントラストをなすプログラム、演奏史は塗り替わりつづけるのだとあらためて実感させられる1枚です。

 録音:2017年6月 グルノーブル(フランス東部ドーフィネ地方)、MC2スタジオ
 解説日本語訳、補筆…白沢達生
 輸入盤:ALPHA387

 プロモーション動画 https://youtu.be/KcFBjjZXjMw
 




<映像>


ACCENTUS MUSIC(映像)



ACC 20473DVD
(2DVD)
\4100→\3790
ドキュメンタリー『音楽、権力、戦争そして革命』
 第1部:第1次世界大戦の時代の音楽
  (監督:アンドレアス・モレル)
 第2部:強いられた沈黙〜ロシア革命期の作曲家たち
  (監督:アンネ=カトリーン・パイツ)
 第3部:音楽と権力
  (監督:マリア・ストッドマイヤー)
KKC 9388/90
(2DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4200+税

 第一次世界大戦終戦100 周年、ドキュメンタリー『音楽、権力、戦争そして革命』

 2018 年は第一次世界大戦終戦100 周年にあたります。それを記念してドイツの映像レーベルACCENTUS MUSIC から『音楽、権力、戦争そして革命』をテーマとした3 篇のドキュメンタリーが発売されます。

 第1部の「第1次世界大戦の時代の音楽」は、大戦の前後で変わったクラシック音楽の役割について考察しています。1914 年7 月28 日大戦は勃発。その一か月前にサラエヴォでオーストリア皇太子がセルビア人民族主義者に暗殺事件を口実にオーストリア= ハンガリー帝国がセルビアに宣戦布告しました。
 第一次世界大戦以前は、音楽が政治的に利用されることはほとんどありませんでした。
 19 世紀は貴族、資本家たちの教養という側面でクラシック音楽の存在がし示されていた部分もありましたが、大戦がヨーロッパ中、世界中に深い傷を残し、変わり果てた世界で音楽に新しい役割を人々は見出すことになります。失われた世界の中で社会と密着した新たな楽曲を作り出そうとし、音楽は政治色を帯びていくこととなるのです。

 第2部の「強いられた沈黙〜ロシア革命期の作曲家たち」では、ソ連の全ての芸術家がスターリン体制の犠牲となり、自由な表現を抑圧されていました。
 ここでは、モソロフ、ルリエ、ロスラヴェッツ、プロコフィエフ、テルミンといった体制の犠牲となりその運命が左右された芸術家たちを取り上げています。30 〜 40 年続いた抑圧の状況から再起するには長い時間を要し、いまなおその危険と隣り合わせである政治手法についても憂慮すべきだと警鐘を鳴らしています。

 第3部は、「音楽と権力」と題し、祖国の政治的な側面にも接している現代の音楽家(イヴァン・フィッシャー、ダニエル・バレンボイム、アンドラーシュ・シフ、ワレリー・ゲルギエフ)らのインタビューを交え、"音楽の力"、"手段としての音楽"、"音楽で世界を変える" というテーマについて、切っても切れない「音楽と権力」という関係について語ります。





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EURO ARTS(映像)



20 67648
(DVD)
\3500→\3190
ドキュメンタリー/ドレスデンのラフマニノフ
パッパーノ&シュターツカペレ・ドレスデンによるラフマニノフ2番
 ラフマニノフ:交響曲第2番ホ短調Op.27
  (I.19'00、II.10'25、III.14'30、IV.14'00)
 ドキュメンタリー
  ≪セルゲイ・ラフマニノフ・イン・ドレスデン≫
シュターツカペレ・ドレスデン
アントニオ・パッパーノ(指揮)
KKC 9390
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000+税

 パッパーノ&シュターツカペレ・ドレスデンによるラフマニノフ2番、作曲の経緯を追ったドキュメンタリーも必見!

 収録:2018 年7 月、ドレスデン(ライヴ)
 (DVD)画面:16:9、NTSC、音声:PCM ステレオ、字幕:英独韓日、リージョン:All、105分(本編62分、ドキュメンタリー43分)

 イタリア人の両親のもとロンドンで生まれ育ったアントニオ・パッパーノ。2002 年から英国ロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督として伝統ある歌劇場を牽引、また2005 年からはローマの聖チェチーリア国立音楽院管の音楽監督も務めるなど、その高い音楽性と卓越した手腕を発揮しています。
 この映像は、パッパーノが初めてシュターツカペレ・ドレスデンとラフマニノフの交響曲第2 番を演奏した際の映像です。ドレスデンの弦の美しさを堪能できるラフマニノフの甘美な旋律、さらにパッパーノの指揮はまるで壮大なオペラのフィナーレのようです。
 また楽曲ゆかりの地ドレスデンを代表するオケであるシュターツカペレ・ドレスデンによる演奏にも注目です。ラフマニノフの交響曲第2 番は、ドレスデンの地で作曲されました。

 ラフマニノフは、交響曲第1 番の初演(1897 年)が失敗に終わった後、満を持して発表したピアノ協奏曲第2 番が大成功をおさめ(1901 年)、自信を取り戻し作曲家として成熟期を迎えようとしていました。しかし、ロシア国内では1905 年1 月の「血の日曜日事件」が起こり社会は混乱を極めていました。
 ラフマニノフはこの状況下では音楽活動は難しいと判断し、家族とともにドレスデンに移り住み(1906 〜 09 年)、交響曲第2 番がここで完成したのでした(1906〜 07 年)。ドレスデンでの生活はラフマニノフの創作意欲をかき立て、この交響曲第2 番だけでなく、交響詩「死の鳥」など傑作が生まれました。
 演奏とともに収録されているドキュメンタリーでは、1906 年から1920 年のドレスデンに保管されていた貴重な資料、写真、楽譜などが盛り込まれ、楽曲の背景を克明に記しています。

 


20 01118
(DVD)
\3500→\3190
22歳のバルトリが歌うロッシーニ≪セビリアの理髪師≫
 ロッシーニ:≪セビリアの理髪師≫
ガブリエーレ・フェッロ( 指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団(SWR)
ケルン州立歌劇場合唱団
チェチーリア・バルトリ(メゾ・ソプラノ/ロジーナ)
デヴィッド・クェブラー(テノール/アルマヴィーヴァ伯爵)
ジーノ・キリコ(バリトン/フィガロ)
カルロス・フェラー(バリトン/バルトロ)
ロバート・ロイド(バス/バジーリオ)
クラウス・ブルッフ(バス/フィオレッロ)
エディス・ケルテシュ=ゲイブリー(アルト/ベルタ)
ポール・カッペラー(バス/アンブロージョ)

 演出:ミヒャエル・ハンペ/装置:エツィオ・フィリゲリオ/衣装:マウロ・ペガーノ/映像監督:クラウス・ヴィレー
 収録:1988年、シュヴェツィンゲン音楽祭(ライヴ)
 画面:4:3、NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、字幕:英独仏西(原語:伊)、リージョン:All、158分

 今や現代最高のメゾ・ソプラノと言われるチェチーリア・バルトリが弱冠22 歳で挑んだロジーナ役が話題となったロッシーニの最高傑作「セビリアの理髪師」。
 すでに『ロッシーニ初期オペラ・ボックス(20-57389)』には収録されていましたが単売でも再発売されます。
 毎年5 月に開催される1952 年に南ドイツ放送によって創始されたシュヴェツィンゲン音楽祭。この映像集は、1988 年から1992 年にかけて同音楽祭で上演された巨匠演出家ミヒャエル・ハンペによるロッシーニの初期オペラをまとめたもの。会場は、シュヴェツィンゲン宮殿内にあるロココ劇場。プファルツ選帝侯の夏の宮殿だったシュヴェツィンゲン城は、バロック式の美しい庭園が有名で、このロココ劇場も18 世紀時代のオリジナルの姿を現在まで保った豪華な内装です。趣のある劇場で、バルトリのチャーミングな歌唱を堪能できる映像となっています。

 (あらすじ)
 舞台は18 世紀スペイン、ゼビリア。町で見かけた若い娘ロジーナに一目惚れした青年貴族アルマヴィーヴァ。彼はどうにかして彼女に近づきたいと思い悩みます。莫大な財産と美貌に恵まれたロジーナは、屋敷の外に出ることもできません。そこでアルマヴィーヴァは理髪師フィガロを雇い、身分を隠してロジーナの屋敷に忍び込んで、あの手この手でロジーナにアプローチをし、見事恋を成就させるという。
















11/8(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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BIS



BIS SA 2296
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
表現力が見事な演奏!
 ヴァンスカ&ミネソタ管のマーラー第3弾は『復活』

  マーラー(1860-1911):交響曲第2番 ハ短調「復活」
  (I.23'17"+II.9'54" +III.10'50"+
   IV.5'28"+V.34'08"= 84'38")
オスモ・ヴァンスカ(指揮)
ミネソタ管弦楽団&同合唱団
ルビー・ヒューズ(ソプラノ)
サーシャ・クック(メゾ・ソプラノ)

 優秀録音。細部に至るまでの表現力が見事な演奏!ヴァンスカ&ミネソタ管のマーラー『復活』

 録音:2017年6月/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、84'38"

 SACD ハイブリッド盤。
 好評を博しているオスモ・ヴァンスカ率いるミネソタ管弦楽団によるマーラー・シリーズ。第3 弾は交響曲第2 番「復活」です。
 当演奏でも流石ヴァンスカ!と思わせる緻密な構成と、細部にまで注意が払われた圧巻の仕上がりで、繊細かつ丁寧な音楽づくりをしております。BIS レーベルで数多くの録音を残してきたヴァンスカが最上級の演奏に達した大注目の録音です。ベートーヴェン、シベリウスなど数々の名盤をリリースしてきただけに非常に期待の高まるリリースといえましょう。マーラーの交響曲は第5 番(KKC 5831 / BIS SA 2226)、第6 番(BIS SA 2266)がリリースされております。

 2003 年にミネソタ管の音楽監督に就任したヴァンスカは、ベートーヴェンの交響曲全集などで評価を高めました。しかし、当団では経営悪化に伴う労使対立が激しさを増し、2012 年10 月に経営側はロックアウトを決行。その後の2012/13 年のシーズンは全てキャンセルとなり、当団の存続そのものも危ぶまれる状況となりました。
 ヴァンスカは、労使の合意が成立した2014 年1 月に首席指揮者に復帰し、以後、団結力の増したミネソタ管の演奏は一層密度の濃いものとなっております。





オスモ・ヴァンスカ&ミネソタ管、
 マーラー交響曲チクルス第1・2弾


BIS SA 2226
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
オスモ・ヴァンスカ&ミネソタ管、
 マーラー交響曲チクルス!
  第1弾は第5番


 マーラー(1860-1911):交響曲第5番 嬰ハ短調

  (I.13’04” +II.15’31” +III.17’39”+
   IV.12’36” +15’27” = 75’30”)
オスモ・ヴァンスカ(指揮)
ミネソタ管弦楽団
 大注目盤。オスモ・ヴァンスカとミネソタ管弦楽団がマーラー交響曲第5番を録音!!

 セッション録音:2016年6月/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、75’30”

 SACD ハイブリッド盤。
 シベリウスの交響曲全曲録音でも高い評価を受けたオスモ・ヴァンスカ率いるミネソタ管弦楽団がついにマーラーを録音、第1 弾は第5 番です!
 2003 年にミネソタ管の音楽監督に就任したヴァンスカは、ベートーヴェンの交響曲全集などで評価を高めました。しかし、当団では経営悪化に伴う労使対立が激しさを増し、2012 年10 月に経営側はロックアウトを決行。その後の2012/13 年のシーズンは全てキャンセルとなり、当団の存続そのものも危ぶまれる状況となりました。
 ヴァンスカは、労使の合意が成立した2014 年1 月に首席指揮者に復帰し、以後、団結力の増したミネソタ管の演奏は一層密度の濃いものとなっております。
 期待のマーラーの録音。流石ヴァンスカ!と思わせる緻密な構成と細部にまで注意が払われた圧巻の仕上がりです。
 BIS レーベルで数多くの録音を残してきたヴァンスカが最上級の演奏に達した大注目の録音です。ことにドラマティックに歌い上げるアダージェットは涙なしには聴けません。
 ベートーヴェン、シベリウスなど数々の名盤をリリースしてきただけに非常に期待の高まる録音といえましょう。



BIS SA 2266
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
オスモ・ヴァンスカ&ミネソタ管弦楽団による
 マーラーの交響曲第6番!!

  マーラー(1860-1911):交響曲第6番 イ短調
オスモ・ヴァンスカ(指揮)
ミネソタ管弦楽団
 セッション録音:2016年11月/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、86’48”(I.24'41" +II.16'10" +III.13'18" +IV.31'42" + 15'27" = 86'48")

 SACD ハイブリッド盤。
 オスモ・ヴァンスカ率いるミネソタ管弦楽団によるマーラー第2 弾は交響曲第6 番です。当演奏でも流石ヴァンスカ!と思わせる緻密な構成と、細部にまで注意が払われた圧巻の仕上がりで、繊細かつ丁寧な音楽づくりをしております。
 BIS レーベルで数多くの録音を残してきたヴァンスカが最上級の演奏に達した大注目の録音です。ベートーヴェン、シベリウスなど数々の名盤をリリースしてきただけに非常に期待の高まるリリースといえましょう。大好評の交響曲第5 番(BIS SA 2226)と併せてお楽しみください。
 2003 年にミネソタ管の音楽監督に就任したヴァンスカは、ベートーヴェンの交響曲全集などで評価を高めました。しかし、当団では経営悪化に伴う労使対立が激しさを増し、2012 年10 月に経営側はロックアウトを決行。その後の2012/13 年のシーズンは全てキャンセルとなり、当団の存続そのものも危ぶまれる状況となりました。
 ヴァンスカは、労使の合意が成立した2014 年1 月に首席指揮者に復帰し、以後、団結力の増したミネソタ管の演奏は一層密度の濃いものとなっております。



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BIS SA 2318
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
なんせ優雅なんです
 ロッシーニとホフマイスターの四重奏曲集第2弾!

 (1)ロッシーニ(1792-1868):6つの四重奏のソナタより第4番 変ロ長調
 (2)ホフマイスター(1754-1812):独奏四重奏曲第3番 ニ長調
 (3)ロッシーニ:6つの四重奏のソナタより第5番 変ホ長調
 (4)ホフマイスター:独奏四重奏曲第4番 ニ長調
 (5)ロッシーニ:6つの四重奏のソナタより第6番 ニ長調
ミンナ・ペンソラ(第1ヴァイオリン)
アンッティ・ティッカネン
 ((1)(3)(5)第2ヴァイオリン/
  (2)(4)ヴィオラ)
トゥオマス・レヘト(チェロ)
ニーク・デ・グロート(コントラバス)

 なんと美しい旋律。ロッシーニとホフマイスターの四重奏曲集第2弾!

 セッション録音:2017 年10 月/シャウマン・ホール(ヤコブスタード、フィンランド)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、76'18"

 SACD ハイブリッド盤。
 ミンナ・ペンソラをはじめとする俊英揃いの演奏によるロッシーニとホフマイスターを組み合わせた弦楽四重奏曲集。前作(BIS SA2317)に続き第2 弾が登場しました。
 セビリアの理髪師やオテロなどオペラ作曲家として有名なロッシーニは、少年時代に古典派様式の器楽曲、室内楽を作曲し、その類まれな才能はすぐさま開花しました。
 ここに収録された6 つの四重奏のソナタからの3 篇でもわかるように10 代からロッシーニらしい雄弁で美しい旋律が現れ、溌剌さと輝きをもつ魅力的な作品を残しました。一方、ウィーンで活躍し、古典派の多くの器楽曲、歌劇を作曲したホフマイスターも実に輝かしい旋律を呈します。




第1弾
とにかく、優雅です


BIS SA 2317
(SACD HYBRID)
\2700→\2490
なんと美しい旋律。
 ロッシーニとホフマイスターの四重奏曲集 第1集

 (1)ロッシーニ(1792-1868):6つの四重奏のソナタより第1番 ト長調
 (2)ホフマイスター(1754-1812):独奏四重奏曲第1番 ニ長調
 (3)ロッシーニ:6つの四重奏のソナタより第2番 イ長調
 (4)ホフマイスター:独奏四重奏曲第2番 ニ長調
 (5)ロッシーニ:6つの四重奏のソナタより第3番 ハ長調
ミンナ・ペンソラ(第1ヴァイオリン)
アンッティ・ティッカネン
 ((1)(3)(5)第2ヴァイオリン/
  (2)(4)ヴィオラ)
トゥオマス・レヘト(チェロ)
ニーク・デ・グロート(コントラバス)
 ロッシーニとホフマイスターの四重奏曲集

 セッション録音:2017年1月、2月/シャウマン・ホール(ヤコブスタード、フィンランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、68’33”

 SACDハイブリッド盤。
 セビリアの理髪師やオテロなどオペラ作曲家として有名なロッシーニ。少年時代には古典派様式の器楽曲、室内楽を作曲しその類まれな才能はすぐさま開花しました。
 ここに収録された6つの四重奏のソナタからの3篇でもわかるように10代からロッシーニらしい雄弁で美しい旋律が現れ、溌剌さと輝きをもつ魅力的な作品を残しました。
 一方、ウィーンで活躍し、古典派の多くの器楽曲、歌劇を作曲したホフマイスターも実に輝かしい旋律を呈します。
 ミンナ・ペンソラをはじめとする俊英揃いの演奏にも注目です。





 フランツ・アントン・ホフマイスター(1754年 - 1812年)はドイツの作曲家・音楽出版者。
 南西ドイツのロッテンブルク・アム・ネッカーで生まれ、14歳で法律を学ぶためウィーンへ行く。
 しかし勉強していくうちに音楽で生きていこうと決め、彼はその広く多様な作品をもってして、1780年代までにウィーンで最も人気のある作曲家の一人となった。

 ホフマイスターの多様な全作品の中で有名なのはフルートのための作品で、協奏曲だけでなく室内楽もある。
 フルートの作品以外に、少なくとも8つのオペラ、50以上の交響曲、多数の協奏曲(少なくとも25曲はフルート協奏曲で、他にヴィオラ協奏曲がある)、多数の室内音楽、ピアノ曲、いくつかの歌曲集などがある。




 


BIS SA 2405
(SACD HYBRID)
\2700
新ウィーン楽派の代弁者
 アポステルの最初期作品、絵画を音楽で表現したピアノ曲。

 ハンス・エーリヒ・アポステル(1901-1972)
  (1)ココシュカの絵からピアノ変奏曲 Op.1(1928)【世界初録音】
  (2)クービニアーナ Op.13(1945)
  (3)クビーンの絵から Op.13a(1948-49)【世界初録音】
テレーズ・マレングロー
 (ピアノ/ Fazioli F 278 No. 2780649)

 世界初録音作品収録。
 アポステルの最初期作品、絵画を音楽で表現したピアノ曲。

 セッション録音:2013 年8 月/サン=マルセル福音教会
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、71'17"

 SACD ハイブリッド盤。
 新ウィーン楽派の代弁者と言われたドイツの作曲家ハンス・エーリヒ・アポステル(1901-1972)の最初期のピアノ曲集。アポステルは1916 年から1919 年まで、故郷のカールスルーエにてピアノ、音楽理論、及び指揮をアルフレート・ローレンツに学びました。その後1920 年にカールスルーエのバーデン劇場の楽長になります。
 アポステルは表現主義絵画に非常に興味を持ち、オスカー・ココシュカ、アルフレート・クービン、エミール・ノルデらと友人関係にありました。ここに収録された作品は友人であったココシュカ、クビーンの絵画からインスピレーションを得て作曲されたピアノ作品で世界初録音を含む興味深い内容となっております。
 彼の作品はナチ政権時代には彼の音楽は退廃音楽とされていたために演奏は禁止されていました。独特な世界が広がります。





FUGA LIBERA


FUG747
\2600
〔旧譜〕
イザイ、フォーレ、サン=サーンス:
 ヴァイオリンとピアノのための作品集

  1.イザイ(1858-1931):悲劇的な詩 Op.12
  2.イザイ:恍惚 Op.21
  フォーレ(1845-1924):ヴァイオリン・ソナタ 第1番 イ長調 Op.13
   3.第1楽章:Allegro molto
   4.第2楽章:Andante
   5.第3楽章:Allegro vivo
   6.第4楽章:Allegro quasi presto
  7.サン=サーンス(1835-1921):6つの練習曲 Op.52-第6番
   ワルツ形式の練習曲によるカプリース
    (E.イザイによるヴァイオリンとピアノ編)
サテニィク・クールドイアン(ヴァイオリン)
アレクサンダー・グルニング(ピアノ)
 
 2008年に開催されたロン=ティボー国際ヴァイオリンコンクールに入賞、併せて「聴衆賞」を獲得し一躍注目を浴びたヴァイオリニスト、クールドイアン。
 フランスを中心に数多くの演奏会に登場、現在モネ交響楽団のコンサート・ミストレスを務める彼女の初となるリサイタル・アルバムは、フォーレのソナタを中心に、イザイとサン=サーンスの美しい作品を併せた1枚。
 しばしば息のあった共演を行うピアニスト、グルニングとともに奏でる親密で友好的な音楽は聴き手の心を捉えて離しません。
  録音 2017年4月 Bruxelles, Flagey, Ixelles, Belgium

 プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=kCwvtTMA5Mw
 
 


FUG750
\2600
〔旧譜〕
ロマンティック・ヴィオラ
 ロベルト・フックス(1847-1927):ヴィオラ・ソナタ ニ短調 Op.86
  1.第1楽章:Allegro moderato, ma passionato
  2.第2楽章:Andante grazioso
  3.第3楽章:Allegro vivace
 ヴュータン(1820-1881):ヴィオラ・ソナタ 変ロ長調 Op.36
  4.第1楽章:Maestoso-Allegro
  5.第2楽章:Barcarolla: Andante con moto
  6.第3楽章:Finale scherzando:Allegretto
 ライネッケ(1824-1910):3つの幻想小曲集 Op.43
  7.第1番:Romanze
  8.第2番:Allegro molto agitato
  9.第3番:Humoreske: Molto vivace-Altes Volkslied: L'istesso tempo
10.リスト(1811-1886):忘れられたロマンス S132(ヴィオラとピアノ版)
ダニエル・ヴァイスマン(ヴィオラ)
ジャン=ルイ・ドゥラオー(ピアノ)

 ベルギーを本拠地とするリエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団。名称の変遷を経て、2010年よりベルギー王室から「王立」を名乗ることを許されたオーケストラです。
 現在オーケストラの音楽監督を務めるダニエル・ヴァイスマンは、指揮者としてだけでなく、優れたヴィオラ奏者であり、このアルバムでもほとんど聴く機会のないロマン派の秘曲を選び、ヴィオラの美しく奥深い音色を最大に生かした素晴らしい演奏を行っています。
 録音 2017年10月 ベルギー リエージュ、サル・フィルハーモニク
 




GRAND PIANO



GP786
\2300
19・20世紀ハンガリーの政治と音楽の歴史は有力貴族のセーチェーニ家を抜きにして語れない
 セーチェーニ家のピアノ曲
  ハンガリー貴族のピアノ作品 1800-1920

  フェーリツィエ・セーチェーニ(1838-1920):
   1.DORETTE ドレッテ - ポルカ・フランセーズ Op.4
   2.HERZBLATT 愛しい人 - ポルカ・マズルカ Op.1
   3.IMMER LUSTIG いつでも愛らしく - ポルカ・フランセーズ
   4.7 UHR FRUH 朝の7時 - ポルカ・シュネル
  フランツィスカ・セーチェーニ(1783-1861):
   5.6 LANDLER 6つのレントラー
  ラヨシュ・セーチェーニ(1781-1855):
   6-8.3 MAGYAR TANTZOK 3つのハンガリー舞曲
   9.DEUTSCHER MIT CODA ドイツ舞曲とコーダ
   10.10 LANDLER UND 1 MAZURKA 10のレントラーと1つのマズルカ
  エデン・セーチェーニ(1839-1922):
   11.HAJOSEGYLETI POLKA 船舶所有者協会ポルカ
   12.MARIEN-POLKA マリーエン・ポルカ
   13.VISZONTLATASI OROMHANGOK KERINGP 「再会と愉快な音楽」ワルツ
   14.PULL-ON! 引っ張れ!ギャロップ
   15.REGATTA NEGYES ボートレース4人衆
   16.EZ AZ ELET GYONGYELET, CSILLI CSARDAS 人生は真珠色
   17.HABLEANY POLKA 人魚のポルカ
  ギシャ・セーチェーニ(1890-1945)/ロベール・グノー(1865-1927)編曲:
   18.ABENDSONNE - ACT III: VORSPIEL
     劇音楽「沈みゆく太陽」より第3幕への前奏曲
  アンドル・セーチェーニ(1865-1907):
   19.EIN MARSCH MEHR! ワン・モア・マーチ!
   20.GEDANKEN-WALZER 考えごとワルツ
   21.TRITSCH-TRATSCH-POLKA トリッチ・トラッチ・ポルカ
  イムレ・セーチェーニ(1825-1898):
   22.3 WALZER FOR PIANO FOUR HANDS -
     NO. 1 4手ピアノのための3つのワルツより、第1番
イシュトヴァーン・カッシャイ
(ピアノ / 2, 4-8, 10, 12, 15, 17, 21, 22)
ジョルジュ・ラーザール
(ピアノ / 1, 3, 9, 11, 13-14, 16, 18-20, 22)
使用楽器:Steinway, Model D
 
 世界初録音
 
19世紀から20世紀のハンガリーにおける政治と音楽の歴史は、有力貴族のセーチェーニ家を抜きにして語れません。
 自由主義の指導的な地位に立つ人材を多く輩出した彼らの理想は、シュトラウス一家を思わせる親しみやすいメロディ・ラインを持ったその舞踏音楽の中にも表れているといえ、一族の中でも音楽家として最も成功したイムレによる「ワルツ」は、その典型とも言える作風です。
 高い完成度を誇るエデンの作品は洗練された機知に富み、フランツィスカは歴史に残るハンガリー初の女性作曲家であり、ギシャは世界で初めての女性映画音楽作曲家と、それぞれ音楽史の中でも大きな仕事を残しています。
 演奏は、ハンガリー出身の2人のピアニスト、カッシャイとラーザールが分担。二人ともハンガリーが誇るこの音楽一族の作品を、世界に広める役割を積極的に担って活動しています。
 
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GP793
\2300→\2090
ショパン後、ポーランド ピアノ小品の100年
 イグナツィ・ヤン・パデレフスキ(1860-1941):
  6つの演奏会用ユモレスク Op.14 より 第1巻「古風」
   1.メヌエット
   2.サラバンド
   3.カプリース
 カロル・シマノフスキ(1882-1937):
  20のマズルカ Op.50 より 第1巻
   4.No.1 Sostenuto. Molto rubato
   5.No.2 Allegramente. Poco vivace
   6.No.3 Moderato
   7.No.4 Allegramente, risoluto
 グラジナ・バツェヴィチ(1909-1969):
  ピアノ・ソナタ 第2番
   8.1 Maestoso
   9.2 Largo
   10.3 Toccata
 ヘンリク・ミコワイ・グレツキ(1933-2010):
   11.間奏曲
 パヴェウ・ムィキェティン(1971-):
  4つの前奏曲
   12.No.1 quarter note = ca 80
   13.No.2 quarter note = ca 48
   14.No.3 quarter note = ca 114
   15.No. 4. Prestissimo possibile,
           quarter note = ca 100
 ミコワイ・グレツキ(1971-):
  16.ピアノ・ソナタ 世界初録音
 アンジェイ・パヌフニク(1914-1991)
   /ロクサーナ・パヌフニク(1968-)編曲:
  17.MODLITWA 祈る人
アンナ・シャウツカ(ピアノ)
Steinway Concert Grand,
Model D
 
 第一次世界大戦終結後にポーランド共和国が誕生して2018年で100年であることを記念し、当時から今日までに生まれたピアノ小品を集めたアルバムが登場しました。
 それは奇しくもポーランド音楽の黄金時代といえ、首相も務めたパデレフスキによる有名な「メヌエット」、シマノフスキ、バツェヴィチ、グレツキといった、ショパン後を代表する作曲家が次々と登場する豪華さです。
 ムィキェティンは1997年にフレデリック・ショパン音楽院を卒業した新世代の作曲家。律動的和声的なアクセントを巧みに用いて、美しく、また沸き立つような曲想で楽しませてくれます。
 さらに、グレツキの息子ミコワイによる、父の持ち味を引継ぎながらもリズムの要素も際立たせて発展させた作品や、アンジェイ・パヌフニクの声楽とオルガンのための作品を娘のロクサーナがピアノ用にアレンジした美しい作品なども収録し、これからの100年にも期待を持たせる内容となっています。
 ポーランド出身のアンナ・シャウツカはワルシャワとロンドンで学び、多くのコンクールで入賞するほか世界中でリサイタルを行っています。

  録音:2017年1月5-6日 ロンドン 王立音楽院デュークス・ホール
 
 


GP797
\2300
フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):ピアノ・ソナタ、ソナチネ
 ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op.127 (Op.16)
  1.I Allegro
  2.II Adagio con molto espressione
  3.III Finale: Allegro con spirito
 ピアノ・ソナタ イ短調 Op.8a 世界初録音
  4.I Allegro non troppo ed espressivo
  5.II Adagio con anima
  6.III Allegro di molto con agitazione
 ピアノ・ソナチネ ハ長調 Op.20 No.1
  7.I Allegro
  8.II Andante
  9.III Rondo - Allegro
イェンス・リュール(ピアノ/Grotrian 208 Charis)
 
 ドイツに生まれ、デンマークで活躍したクーラウ。デンマークでは初期ロマン派の最も重要な作曲家とされ、今日ではフルート作品が最も親しまれていると共に、「デンマークのベートーヴェン」の異名を持ちます。
 またこのアルバムにも収録された「ソナチネ」Op.20-1は、「ソナチネ・アルバム」第1番として世界中のピアノ学習者に親しまれているものです。
 しかし、ショパンのエチュードを思わせる深い表情を湛えたOp.127のソナタを聴くと、その非常に洗練された内容にこの作曲家に対する認識を新たにすることでしょう。
 また今回が初録音となるOp.8のソナタでは、技巧的には未完成ながらも、より静かで奥深い側面を垣間見ることが出来ます。
 ピアニストのリュールはクーラウと同じくドイツ北部の街ユルツェンの生まれ。彼自身幼いころに親しんだ「ソナチネ」の作曲家に深い共感を持って臨んでいます。


 「デンマークのベートーヴェン」の異名を持つクーラウ。
 実はクーラウはベートーヴェンを尊敬していてウィーンにまで訪ねている。
 意気投合した二人はベロンベロンになるまで飲んで、クーラウはほとんど意識を失ったらしい。
 ベートーヴェンのカノン<WoO 191 >はクーラウに捧げた曲。
 




GENUIN

GEN 18618
\2300
バンベルク交響楽団首席
 クリストフ・エスのモーツァルト:ホルン協奏曲全集!

 (1)モーツァルト:ホルン協奏曲全集
  ホルン協奏曲第2番 変ホ長調 K.417
  ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K.495
  ホルン協奏曲第3番 変ホ長調 K.447
  ホルン協奏曲第1番 ニ長調 K.412
 (2)マドセン:モーツァルトと4人のホルン奏者と共に旅への誘い
クリストフ・エス(ホルン)
(1)ヨハネス・クルンプ(指揮)
 エッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団
(2)ジャーマン・ホルンサウンド:
 【クリストフ・エス(Hr)
  ゼバスティアン・ショル(Hr)
  シュテファン・ショットシュテット(Hr)
  ティモ・シュタイニンガー(Hr)】

 バンベルク交響楽団首席クリストフ・エスのモーツァルト:ホルン協奏曲全集!

 録音:2017年9月15-17日,2018年5月11-13日 エッセン、71'27

 モーツァルトのホルン協奏曲4曲をメインに、ノルウェーの作曲家、トリグヴェ・マドセン(1940-)のモーツァルトを引用した作品を収録。
 モーツァルトのホルン協奏曲集は大変よい演奏だ。クリストフ・エスは現代ドイツを代表するホルン奏者で、2007/2008年シーズンからバンベルク交響楽団のソロ・ホルン奏者を務めている。技量、音色、音楽性とも当代一と言われても納得、モーツァルトのホルン協奏曲の素晴らしさを改めて知らしめてくれる。
 エッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団は創立から60年を超える伝統ある室内管弦楽で、2013/2014年シーズンから首席指揮者に就任したヨハネス・クルンプの元、非常にすっきりかつ伸びやかなモーツァルトを奏でている。
 ジャーマン・ホルンサウンドはエスとドイツのオーケストラの仲間たちによるホルン四重奏団。2017年12月には前バンベルク交響楽団首席指揮者のジョナサン・ノット指揮の東京交響楽団に客演して話題になっていた。

 
GEN 18616
\2300
「シューベルト:男声合唱曲全集第4集」
 春の歌 D740/苦しみは消え去った D88/鉱夫の歌 D268/
 水の上の精霊の歌 D538/人生は D269/ポンチの歌 D277/
 酒の歌「兄弟よ」D148/ポンチの歌、北国で歌うD253/
 酒の歌「友よ、輪になれ」 D75/ポンチに D492/
 自然の喜び D422/庵 D337/精霊の踊り D494/
 時の歩みは三倍に D69/墓 D330/墓掘り人の歌 D38/
 サンクトゥス D56/聖霊への讃歌 D948/
 詩篇第23篇「主は私の牧人」 D706/サルヴェ・レジーナ D811/
 アレルヤ D71A/信仰、希望、愛 D954
ヤン・シュマッハー(指揮)
カメラータ・ムジカ・リンブルク
クリストフ・プレガルディエン(T)
ティルマン・ホプストック(G)
アンドレアス・フレーゼ(Pf)
アンヅレアス・ヴェラー(T)
ゼバスティアン・コールヘップ(T)
イェンス・ハマン(Br)
アドルフ・ザイデル(B)

 2009年5月21-23日 グレフェネック/2015年8月28-30日 フランクフルト・アム・マイン/
 2017年2月17-19日、6月30日-7月2日、2018年5月31日-6月3日ディエツ/66'24

 ヤン・シュマッハー指揮カメラータ・ムジカ・リンブルクによるシューベルトの男声合唱曲全集の第4集。今回も聖俗どちらの曲もある。ちなみに3曲に用いられるポンチ Punschとはフルーツ・ポンチ的なカクテル。
 今回も名テノール、クリストフ・プレガルディエンが参加している。

 
GEN 18620
\2300
ナタリア・エーヴァルトのGENUINへの2枚目のCD。
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第20番 イ長調 D959
 シューマン:フモレスケ 変ロ長調 Op.20
ナタリア・エーヴァルト(ピアノ)

 録音:2017年12月5−7日 フランクフルト・アム・マイン、68'25

 ドイツのピアニスト、ナタリア・エーヴァルトのGENUINへの2枚目のCD。1枚目もシューベルトとシューマンだった(GEN 16413)。
 ナタリア・エーヴァルトは1983年、イェーナの生まれ。数々のコンクールで受賞した後、24歳で米国デビューを果たし、以来国際的に活躍している。しっとりとした情感を湛えた音色は、ドイツ・ロマン派のピアノ曲に実にふさわしい。



 中国のオケとベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番をやってます。
https://youtu.be/Wdir-LWEB64

 今回のアルバムもそうですが、穏やかで暖かく厚みのあるピアノ。



デビュー・アルバム
GEN 16413
\2300→\2090
ナタリア・エーヴァルトの初の独奏CD
 シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 D894 「幻想」
 シューマン:クライスレリアーナ Op.16
ナタリア・エーヴァルト(ピアノ)
 録音:2015 年3 月2‐4 日,ライプツィヒ、79'02

 ナタリア・エーヴァルトの初の独奏CD。ナタリア・エーヴァルトは1983 年、ドイツの大学町、イェーナの生まれ。ワイマールで学んだ後、16 歳でヘルシンキのシベリウス・アカデミーで学んでいる。また彼女はエフゲニー・コロリオフからの指導も長く、大きな影響を受けている。シューベルトのソナタもシューマンのクライスレリアーナもどちらも幻想曲 Fantasia と副題的に銘打たれた作品で、エーヴァルトは思索的な深みをたっぷりと感じさせる、素晴らしい幻想の世界を繰り広げてくれる。



 
GEN 18625
\2300
「ラプソディに寄せるオーデ」
 ロジェ・ブトリ(b.1932):
  「飛鳥」〜クラリネットとピアノのためのラプソディ
 リュシアン・エクスコフィエ(1917-2010):
  プロヴァンスのラプソディ
 イルランド・ダニエリ(1944-):
  切り倒されたある木の住人たちに寄せるオーデ
 ドビュッシー:ラプソディ第1番
 ジーフリート・ボリス(1906-1987):ラプソディとカプリッチョ
 ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
デュオ・ケルマニ=ジェンティーリ:
 【キミア・ケルマニ(Cl)
  アルバ・ジェンティーリ=
   テデスキ(Pf)】

 録音:2017年11月18-20日 ベルリン、66'25

 ドイツのクラリネット奏者、キミア・ケルマニと、イタリアのピアニスト、アルバ・ジェンティーリ=テデスキによるデュオ・ケルマニ=ジェンティーリのデビューCD。
 ラプソディを主題にしており、ドビュッシーやガーシュウィンの他、ロジェ・ブトリ(1932-)、リュシアン・エクスコフィエ(1917-2010)、イルランド・ダニエリ(1944-)、ジーフリート・ボリス(1906-1987)の作品を収録している。
 エクスコフィエ、ダニエリ、ボリスの各作品は世界初録音。ブトリの「飛鳥」は、奈良の飛鳥に滞在した印象に基づいて書かれた作品で、1曲目が飛鳥川を、そして3曲目は日本名物ラッシュアワーを描いたもの。

 
GEN 18626
\2300
ウズベキスタン出身のピアニスト、ヌロン・ムクミの初CD。
 リスト:
  詩的で宗教的な調べ S.173-第1曲「孤独な中の神の祝福」
  巡礼の年第2年「イタリア」 S.161-婚礼
  詩的で宗教的な調べ S.173-第7曲「葬送、1849年10月」
  伝説 S.175(全2曲)
 ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35
ヌロン・ムクミ(ピアノ)

 録音:2018年1月3-5日ライプツィヒ、 81'35

 中央アジア、ウズベキスタン出身のピアニスト、ヌロン・ムクミの初CD。
 ヌロン・ムクミは1996年、ウズベキスタンの首都タシュケントの生まれ。6歳で母からピアノを学び始め、翌年には才能ある子供のための音楽院に入学、8歳でショパンの練習曲を弾くという神童振りを見せる。2009年にはワイマールのフランツ・リスト国際コンクールで第2位。研鑽を積みつつソリストとして国際的な活動を始めている。

 
GEN 18628
\2300
「漂着物」
 ゴルドン・カンペ(1976-):クナップ
 イェール・クラルタグ(1985-):ゴオ=プロネ
 フィリップ・マインツ(1977-):怒りに満ちた夜
 ビルケ・バーテルスマイヤー:アル・ディ・ラ
 ヴァソス・ニコラウ(1971-)
アンサンブル・ルクス:NM
 【ルト・フェルテン
   (ソプラノ&バリトンSax)
  フローリアン・ユンカー(打楽器)
  ジルケ・ランゲ(アコーディオン)
  マウゴジャタ・ヴァレンティノーヴィチ
   (Pf)
  ベアテ・アルテンブルク(Vc)
  アンドレアス・フォス(Vc)
  エリフ・ディムリ(Vc)】
テオ・ナビヒト(Cl)

 録音:2018年6月1-3日 ベルリン、 57'23

 1枚目のCD(GEN 16443)に続くアンサンブル・ルクス:NMの2枚目のCD。今回も1970年代以降に生まれた作曲家によるトンガッた曲ばかり収録。
 ドイツの作曲家、ゴルドン・カンペ(1976-)、イスラエルの作曲家、イェール・クラルタグ(1985-)、ドイツの作曲家、フィリップ・マインツ(1977-)、同じくビルケ・バーテルスマイヤー、キプロス生まれで現在はドイツを拠点とする作曲家、ヴァソス・ニコラウ(1971-)の作品を収録。

 
GEN 18629
\2300
〜ドイツ音楽コンクール2017年優勝者〜
 ユーリ・ファレンティン(オーボエ) 「橋」

  シルヴェストリーニ:他の世界
  ヨハン・クリストフ・ペツ(1664-1716):シンフォニア
  シューマン:3つのロマンス Op.94
  細川俊夫(1955-):スペル・ソング〜呪文のうた〜
  パヴェル・ハース(1899-1944):組曲 Op.17
  F.クープラン:趣味の融合 コンセール第7番 ト短調
  ガブリエル・エルコレカ(1969-):ドゥドゥク I-b
ユーリ・ファレンティン(オーボエ)
フィリップ・ハイス(Pf)
エリナ・アルバッハ(Cemb)
テオ・プラト(Fg)
パトリック・ゼペク(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

 録音:2018年4月4-8日 ベルリン、 72'46

 『橋』と題されたCD。
 ヨハン・クリストフ・ペツ(1664-1716)やフランソワ・クープランといったバロック音楽、ロマン派のシューマン、アウシュヴィッツで処刑された悲劇の作曲家、パヴェル・ハース(1899-1944)、さらに細川俊夫(1955-)やジル・シルヴェストリーニ(1961-)、スペイン、ビルバオ生まれのガブリエル・エルコレカ(1969-)と、時代も地域も様々な作曲家の作品が収録されている。エルコレカの作品のドゥドゥクとはアルメニア近辺で用いられるダブルリード楽器。
 ユーリ・ファレンティンは2017年のドイツ音楽コンクールの受賞者。2015年には日本で開催された第11回国際オーボエコンクール・東京で第2位を受賞している。現在はハノーファー・ニーダーザクセン国立管弦楽団(ハノーファー国立歌劇場のオーケストラ)の首席オーボエ奏者を務めている。


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ICA



ICAC-5153
(2CD)
\3600→\3290
全て初発売音源
 ユーディ・メニューイン (ヴァイオリン)

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第1番、第2番、第3番、第4番、第7番


【DISC 1】
 1-3.ヴァイオリン協奏曲 第1番 変ロ長調 K.207
  カデンツァ:ユーディ・メニューイン
  サー・マルコム・サージェント (指揮)
  BBC交響楽団
   録音:1956年1月11日
 4-6.ヴァイオリン協奏曲 第2番 ニ長調 K.211
  カデンツァ:ユーディ・メニューイン
  アルフレッド・ウォーレンスタイン (指揮)
  BBC交響楽団
   録音:1956年1月14日
 7-9.ヴァイオリン協奏曲 第3番 ト長調 K.216
  カデンツァ:サム・フランコ
  ハリー・ブレック (指揮)
  ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
   録音:1956年1月19日

【DISC 2】
 1-3.ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ長調 K.218
  カデンツァ:ユーディ・メニューイン
  録音:1956年1月21日
 4-6.ヴァイオリン協奏曲 第7番 ニ長調 K.271a (偽作の疑い)
  カデンツァ:ジョルジュ・エネスコ
  録音:1956年1月19日
ハリー・ブレック (指揮)
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ

ユーディ・メニューイン (ヴァイオリン)

 全て初発売音源
 英国音楽の録音を積極的に行い、知られざる作曲家の発掘にも貢献した「Lyrita Recorded Edition」レーベル創立者、リチャード・イッター(1928-2014)。彼が当時最先端のプロ用機材を用い、1952年からエアチェックしていたというBBC放送の音源を集めた、貴重なコレクションからCD化するシリーズ第5弾。
 モーツァルトの協奏曲を得意とし、偽作を含む全7曲をレパートリーとしていたメニューインが、1956年1月BBCに於いてスタジオ・ライヴ形式で行った全曲連続演奏会の記録が、BBCの正式なライセンスを受けて初登場。残念ながら第5番「トルコ風」と第6番(偽作)は紛失してしまいましたが、ポール・ベイリーによる丁寧なリマスターも相まって、39歳のメニューインの至芸を驚くほど瑞々しい音質で堪能することが出来ます。

 録音場所:BBCマイダ・ヴェール・スタジオ (モノラル) リマスタリング:ポール・ベイリー
 
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ICAC-5154
\2300→\2090
ロベール・カサドシュ (ピアノ)
 ビーチャム/サージェント!
  ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第4番、第5番「皇帝」


 1-3.ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58
  カデンツァ:ロベール・カサドシュ
  サー・トーマス・ビーチャム (指揮)
  ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
  録音:1956年8月23日、アッシャーホール(エディンバラ)

 4-6.ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 「皇帝」
  カデンツァ:ベートーヴェン
  サー・マルコム・サージェント (指揮)
  BBC交響楽団
  録音:1952年11月26日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
ロベール・カサドシュ (ピアノ)

 全て初発売音源
 英国音楽の録音を積極的に行い、知られざる作曲家の発掘にも貢献した「Lyrita Recorded Edition」レーベル創立者、リチャード・イッター(1928-2014)。彼が当時最先端のプロ用機材を用い、1952年からエアチェックしていたというBBC放送の音源を集めた、貴重なコレクションからCD化するシリーズ第5弾。
 交流のあったラヴェルの作品など、フランス音楽の巨匠として知られるカサドシュですが、モーツァルトやベートーヴェンにおいても、その抑制の効いたタッチを生かした美しい演奏で高い評価を得ています。
 今回初登場となる2つの演奏は、いずれもコロムビアへ正規録音される数年前に行われたライヴ。「皇帝」では、弱音部でヒス・ノイズが若干目立つ個所もありますが、ポール・ベイリーによる丁寧なリマスターの効果もあってたいへんクリアな音になっており、カサドシュならではの美音と、英国のオーケストラらしく折り目正しい中にメリハリの効いたベートーヴェンを堪能することが出来ます。

 リマスタリング:ポール・ベイリー
 



<国内盤> 


molt fine



MF-25704
\2800+税
《2台ピアノのための3つのオーケストラ作品》
 ドビュッシー没後100年記念
 2台ピアノのための3つのオーケストラ作品
  牧神の午後への前奏曲(ドビュッシー編曲)
  夜想曲(ラヴェル編曲)
  交響詩「海」(アンドレ・カプレ編曲)
樋口紀美子(ピアノ)
脇岡洋平(ピアノ)
 
 ドビュッシー没後100年記念!
 牧神の午後への前奏曲/夜想曲/海 (樋口紀美子&脇岡洋平)

 樋口紀美子のCD第4弾は、ドビュッシーの没後100年を記念した録音で、脇岡洋平との共演で管弦楽作品を2台ピアノのために編曲された3作を収録しています。

 録音:所沢市民文化センター ミューズ アークホール 2018年5月24日、25日
 スタインウェイD-274 2台使用

 《牧神の午後への前奏曲》
  1894年12月22日、国民音楽協会におけるギュスターヴ・ドレ指揮で初演、総譜とドビュッシー自身による2台のピアノのための編曲は1895年にジュベールから出版された。

 《夜想曲》
  1901年10月27日、シュヴィヤール指揮ラムルー管弦楽団によって全曲が初演、総譜は1900年にフロモンから、ラヴェルによる2台のピアノのための編曲は1909年にジョベールから出版された。

 《海》
  1905年10月15日、シャヴィヤール指揮のラムルー管弦楽団で初演、北斎の版画『富嶽36景』のひとつ『神奈川沖浪裏』があしらわれた総譜が出版されたのは同年7月18日、ドビュッシーの協力者で作曲家・指揮者としても知られるアンドレ・カプレによる2台のピアノのための編曲は1909年、共にデユランから出版。


 クロード・アシル・ドビュッシー(1862〜1918)の作品表を詳しく見てみると、2台のピアノのための編曲や作品の存在が興味を惹く。1889年にはワーグナーの《さまよえるオランダ人》序曲、翌1890年にはサン=サーンスの交響曲第2番イ短調の編曲が続き、1895年には自作の《牧神の午後への前奏曲》もみずから2台のピアノのために編曲している。
 当時のフランスでは、音楽生活の中心をオペラが占めていたため、管弦楽曲の本格的上演はめずらしく、音楽家が出入りするサロンでは、2台のピアノによる編曲で楽しまれることが多かった。ドビュッシーも1889年には「国民音楽協会」に入会し、ワーグナーの《ワルキューレ》の2台ピアノによる上演には、ピアニストとして参加しているほどだ。これらの編曲はまた、若い作曲家に多少の収入をもたらすという意味でも重要であった。第1次世界大戦中の1915年に作曲された2台のピアノのための《白と黒で》も、多くの音楽家が出征したためにオーケストラが使えない状況を、「白鍵と黒鍵で」と皮肉ったものとも考えられる。
 ドビュッシーの管弦楽曲がオーケストラのレパートリーとして定着した現代にあって、これらの2台のピアノのための編曲を聴く意義はどこにあるだろうか。それはあふれんばかりに多彩な管弦楽法の色彩を取り除いても、そこに厳然として現れるドビュッシーならでは音楽の構造の純粋な美しさである。微妙な響きと揺れ動くリズムの変幻の背後に、彼ならではの明晰な形式感が隠れている。わたしたちはいま、彼の作曲家としての驚くべき考察と手腕をよりはっきりと目の当たりにする。もちろんそれが可能となるのは、ふたりのピアニストの類いまれな音楽的能力に依るものであることは言うまでもない。              
 樋口隆一 ライナーノーツより
  
 

MF-22204
\2500+税
《水野 均×権代敦彦〜iki・iki −福島市音楽堂のオルガン−》
 iki・iki −福島市音楽堂のオルガン−
  01 M. レーガー:序奏とパッサカリア ニ短調 WoO IV/No.6
  02 権代敦彦:iki・iki−福島のオルガンと声のための− (2017) Op. 159
  03 -05 C. フランク:前奏曲、フーガと変奏曲 ロ短調 Op. 18
  06 S. カルク=エーレルト:おお世よ、われ汝より離れざるを得ず
  07 L. J. A. ルフェビュール=ヴェリ:アンダンテ〈ヴォア・ユメーヌによるコーラス〉
  08-10 J. S. バッハ:トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV 564
水野 均 (オルガン)
 
 水野均が、故郷・福島への祈りをこめて企画!
 バッハの録音で好評を得てきた水野均が、故郷・福島への祈りをこめて企画した第4弾。権代敦彦に作曲を委嘱、福島市立福島第三小学校の子どもたちと共に足かけ3年をかけて創り上げた新作「iki・iki(イキ・イキ)」を中心に据えました。
 「iki・iki」は、水野のオルガンを聴いた子どもたちの言葉を素材にしたヴォカリーズとオルガンによる作品。録音は福島市音楽堂で3日間にわたって行われ、子どもたちと水野・権代の思いが一つになって実を結びました。
 福島市音楽堂のマルクッセン・オルガンの魅力を最大限に引き出すレーガー、ルフェビュール=ヴェリほか近代の作品、最後にバッハという選曲も絶妙です。録音:福島市音楽堂大ホール(マルクッセン・オルガン)
    2018年2月20日〜23日

 みんなでオルガンの音を聴いた、オルガンに触ってみた、パイプを吹いてみた。そんな体験から、みんなにオルガンに寄せる詩や感想文を書いてもらった。それを読んだ僕が曲にした。そしてみんなで演奏した。それがこの曲、”iki・iki“。
生きる(イキル)ことは息(イキ)をすること。
 そんな当たり前の、でも大事なことを思い、感謝する曲にしたかった。みんなの書いたことばが曲のあちこちから聞こえ、歌声が、笛の音が、オルガンと響きあう。最後はフクシマの”フ〜”と、やさしく吹きかけるその息に、慰め、そして祈りを込めて……。
  権代敦彦〜ブックレットより〜

 水野 均(みずの・ひとし)
 福島県会津若松市出身。東北学院大学経済学部経済学科卒業。国立音楽大学器楽科オルガン専攻を首席で卒業。矢田部賞受賞。同大学院音楽研究科器楽専攻修了。ミラノ市立音楽院古楽器科に留学。東京藝術大学音楽学部大学院音楽研究科後期博士課程修了。博士号(音楽)取得。オルガンを廣野嗣雄、吉田實、L. ギエルミに師事。日本国内はもとより、ヨーロッパ各地においてソロおよびオーケストラ、室内楽、合唱との共演等の演奏活動を行うかたわら、後進の指導も意欲的に行っている。またこれまで、盛岡市民文化ホール、カザルスホールの専属オルガニストとして、オルガン音楽の啓蒙活動の一環として、数多くのコンサートの企画およびコーディネートに携わってきている。2002年SACD「アーレントオルガン at カザルスホール」、2010年CD「バッハ at カザルスホール」、2013年東日本大震災復興支援CD「SPERANZA 希望」、2016年CD「バッハ at クリスマス」をリリース、いずれも各紙で非常に高い評価を得た。桐朋学園大学音楽学部古楽器科講師、日本基督教団早稲田教会オルガニスト。日本オルガニスト協会会員、日本オルガン研究会会員。
  




FUGA LIBERA(国内仕様盤)



NYCX-20001
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2700+税
シューベルト(1797-1828):ピアノ作品集
 1.シューベルト:ハンガリーの調べ ロ短調 D817
 2.シューベルト:アダージョ ホ長調 D612
 シューベルト:幻想曲 ハ長調「さすらい人幻想曲」 D760
  3.アレグロ・コン・フオーコ・マ・ノン・トロッポ
  (快速に、情熱の炎をこめて、しかし過度にはせず)
  4.アダージョ(緩徐に)
  5.プレスト(急速に)
  6.アレグロ(快速に)
 フランツ・リスト(1811〜1886):
  7.しぼめる花 〜「シューベルトの六つの歌曲」S563 より
  8.粉挽き職人と小川〜
   「シューベルトの水車小屋の連作歌曲」S565 より
 シューベルト:即興曲集 第1巻(四つの即興曲) D899
  9.第1番 ハ短調
  10.即興曲 第2番 変ホ長調
  11.即興曲 第3番 変ト長調
  12.即興曲 第4番 変イ長調
  13.シューベルト:クーペルヴィーザー・ワルツ D Anh.I/14
  (採譜・校訂:リヒャルト・シュトラウス 1864〜1949)
川口成彦(フォルテピアノ)
 使用楽器:
 ウィーンのコンラート・グラーフ(1782〜1851)
  1817 年製モデルに基づく
  クリス・マーネ製作による再現古楽器

 2018年9月「第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール」第2位入賞!
 ショパンが生きた時代の音を紡ぎ出すピアニスト、川口成彦のアルバム

 20 歳の時に “アントン・ヴァルター” (18 世紀後半から 19 世紀にかけて活躍したウィーンの鍵盤楽器製作者)のフォルテピアノの精巧な再現楽器に出会い、この時代の楽器のすばらしさに開眼したというピアニスト、川口成彦。
 ピリオド楽器の持つ繊細かつ多彩な音色に魅入られた彼は、楽器の魅力と性能を極限まで研究し、19 世紀の音の再現に力を尽くしています。
 2017年に録音されたこのシューベルトは、当時の彼の思いを伝えるものであり、新たな飛躍の幕開けともなった 1 枚です。
 ピアノの歴史は「発掘」ではなく「変容」であり、作品が生まれた当時の楽器によってようやく表現できる微妙なニュアンスというものが多々あると語る川口の演奏。その美しく変幻自在な響きをお楽しみください。

 録音:2017年4月2-4日 メルセン教会 ベルギー北西部オーストフランデレン地方 
 【国内盤解説】・・・川口成彦
 




アンシェル



ENCL 0001/2
(2CD)
\3600+税
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
 Disc1)
  無伴奏チェロ組曲第1番ト短調BWV.1007
  無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調BWV.1008
  無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調BWV.1009
 Disc2)
  無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV.1010
  無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調BWV.1011
  無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV.1012
ドミトリー・フェイギン(チェロ)

 バッハを愛し続けたチェロ奏者が奏でる無伴奏組曲。バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲) ドミトリー・フェイギン

 録音:2018年4月5、6、23、24日、5月30、31日、きらりふじみ野/57:22/71:17  

 ドミトリー・フェイギン (チェロ)」:

  ロシア人チェリスト、ドミトリー・フェイギンは、有名なチェリストであった父、ヴァレンティン・フェイギンと、有名なチェロ教師であった母、ガリーナ・ズーヴァレヴァのもとに、モスクワに生まれる。その後、モスクワ音楽院中央付属音楽学校にて英才教育を受け、後にモスクワ音楽院へ入学、同大学院を卒業。その間、父にチェロを、室内楽をショスタコヴィッチ室内楽団のチェロ奏者アレクサンドル・カルチャーギンなどに師事する。
 モスクワ音楽院在学中、1991年にモスクワ音楽院大ホールにて指揮者アレクサンドル・ヴェデルニコフ(現ボリショイ劇場常任)指揮により、チャイコフスキー作曲『ロココのテーマによる変奏曲』でデビューする。今までにショスタコヴィッチ室内楽コンクール、日本のヴィヴァ・チェロコンクールなど数々の賞を受賞。ショスタコヴィッチ室内楽コンクールではショスタコヴィッチ夫人から特別にソナタ賞を授与される。
 1 9 8 6 年からロシア国内外で演奏活動をはじめ、NEW-VIKTRINGフェスティバルやCARINTHISHERフェスティバル(墺)、カルマール・フェスティバル(仏、主催はロシア人ヴァイオリニスト、スピヴァコフ)、オレグ・カガン・フェスティバル(露、ナタリア・グッドマン主催)、モスクワ11月芸術祭などに出演する。'95年からはモスクワ・コンサート・フィルハーモニー協会のソリストを務め、モスクワ音楽院付属音楽学校で教える。'99年にはロシア人指揮者、イリヤ・ムーシンなどと共演する。'06年からはモスクワフィルハーモニア協会主催による定期演奏会に、毎年、チェロとピアノ、デュオ室内楽のシリーズに新見・フェイギン・浩子(ピアノ)と連続出演している。
 最近では、小林研一郎、広上淳一など世界的な指揮者と共演する。今まで、日本の読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団などと共演する。近年では又ロシア、韓国、日本などのコンクールの審査員も務めている。現在、東京音楽大学の教授を務める。日本、ロシア、アジアなどを中心にソロ、室内楽で活躍している。


<映像>

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ICA(映像)



ICAD-5155
(DVD)
\3500→\3290
ポール・トルトゥリエ・アット・ザ・BBC 案内人:ペトロック・トレローニー
 英BBC放送製作ドキュメンタリー 2014年1月17日放送
 主な演奏曲:
  ウエバー(ピアティゴルスキー編):ロマンツァ・シチリアーナ
  エルガー:チェロ協奏曲 第1楽章 (コリン・デイヴィス指揮、フィルハーモニア管弦楽団)
  ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ 第2楽章 (ヤン・パスカル・トルトゥリエとの共演)
  ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第3番 第3-4楽章 (デニス・マシューズとのリハーサル)
  プロコフィエフ:子どものための音楽より、行進曲
  トルトゥリエ:音楽が平和を守らんことを
  パガニーニ:ロッシーニの主題による変奏曲
     (モード・マルタン・トルトゥリエ、マリア・ド・ラ・パオ・トルトゥリエとの共演)
  ショパン:前奏曲 第4番 ホ短調
 
 フランスの偉大なチェリスト、ポール・トルトゥリエ(1914-1990)の生誕100年にあたる2014年、英BBCで放送されたドキュメント番組のDVD化。壮年期から晩年までの映像を使用し、その深い技術、骨太で力強い音色、そして高い精神性を感じさせる奥行きのある表現など、巨匠の魅力を存分に味わえます。また、技術や表現だけでなく、音楽に対する姿勢をユーモアも交えて説くレッスン、夫人を含む20人のチェロ・オーケストラで自作を指揮する姿、家族との室内楽、自ら考案した曲がったエンドピン、親密なリハーサルなど、様々な映像からその芸術の多面性、大きな人間性を見せてくれる好企画。
 1984年に出演したテレビ番組で、チェロを掻き鳴らしながら自作の歌を高唱する姿など、たいへん貴重といえるでしょう。
 現在は指揮者としても活躍する長男ヤン・パスカルのヴァイオリンを始め、家族全員がすぐれた音楽家という点も聴きもので、最晩年に夫人と娘と共に演奏するパガニーニは、彼が生涯を通じて一流のヴィルトゥオーゾであり、良き家庭人であったことを明らかにしています。
 誰もが巨匠に魅了されること間違いなしの、素晴らしいドキュメンタリーです。

 収録時間:57分 映像:16:9 NTSC リージョンコード:0 音声:ステレオ 字幕:仏語 メニュー:英語 
 ※ 映像・音声共に、素材のスペックに寄ります。
  



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PARNASSUS(映像)



PDVD 1207
(1DVD)
\2600→\2390
スヴャトスラフ・リヒテル・プレイズ・モーツァルト・コンチェルトズ
 モーツァルト(1756-1791):
  ピアノ協奏曲第9番ホ短調 K.271(カデンツァ:モーツァルト作)(*)
  ピアノ協奏曲第1番ヘ長調 K.37(カデンツァ:アーサー・バルサム作)(+)
  ピアノ協奏曲第5番ニ長調 K.175(カデンツァ:スーリマ・ストラヴィンスキー作)(+)
  ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456(カデンツァ:モーツァルト作)(+)
  ピアノ協奏曲第18番変ロ長調 K.456(カデンツァ:モーツァルト作)(#)
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
 フランス国立放送管弦楽団(*)
 ロリン・マゼール(指揮(*))
 新星日本交響楽団(+)
 ルドルフ・バルシャイ(指揮(+))
 モスクワ国立交響楽団(#)
 キリル・コンドラシン(指揮(#))

 
 収録:1966年7月3日、ライヴ、トゥール(Tours)、フランス(*) 1994年3月3日、ライヴ、東京、日本(+) 1977年1月9日、場所の記載なし(#)
 仕様:NTSC Region: 0
 白黒 or カラー、モノラル or ステレオ等、詳報が入り次第再度ご案内いたします。(代理店)
 














11/7(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


STRADIVARIUS


STR 37112
\2300
「祈り」〜ギターのためのロマンティックな音楽
 ヨハン・カスパル・メルツ(1806-1856):
  マルビーナに、練習曲、不穏、遠くへ、奇想曲、
  祈り、無言歌、悲歌
 ジュリオ・レゴンディ(1822-1872):
  練習曲第1、4、6番、夢=夜想曲
ジャコモ・スザーニ(Gtr)
 
 ギター好きにはおすすめ!知る人ぞ知る作曲家メルツ&レゴンティ作品集!

 録音:2017年4月、59:12

 それほど有名ではないが、ギター好きには知る人ぞ知る作曲家の作品を収録。メルツはオーストリア・ハンガリーの出身で後にウィーンでギタリスト、作曲家として成功した。
 ギター音楽のシューマン、メンデルスゾーンといった趣のある美しい音楽。レゴンディはスイス出身で主にフランスとイギリスで活躍した。同じくギター音楽で知られる作曲家フェルディナンド・ソルも彼に一目置き、自身のオペラを彼に献呈している。
 練習曲と名付けられているものの、いずれも歌謡性に富んだ抒情的な旋律が魅力的。ギターを弾くジャコモ・スザーニはイタリアの若手。暖かい音色とイタリア人らしい流麗な旋律の歌いまわしが特徴。
 


イタリア現代音楽界の至宝シャリーノの最新作を含む作品集!
全曲世界初録音



STR 37091
(SACDハイブリッド)
\2300
シャリーノの最新作を含む作品集!全曲世界初録音
 サルヴァトーレ・シャリーノ(b.1947):
  (1)「夜のナビゲーション」(1985/2017)〜4台のピアノのための
  (2)「2つの海の音調〜ペルセオとアンドロメダより」(1990)〜
   メゾ・ソプラノとリアル・タイム音声合成のための
  (3)「サラの庭」(2008)〜
   声、フルート、クラリネット、ヴァイオリン、
    チェロとピアノのための
  (4)「ほかの夜」(2017)〜4台のピアノのための

アルダ・カイエロ(Sop)
アルフォンソ・アルベルティ(Pf)
ファウスト・ボンゲッリ(Pf)
アンナ・デリコ(Pf)
アルド・オルヴィエト(Pf)
アルヴィセ・ヴィドリン
 (ライヴ・エレクトロニクス)
エクス・ノーヴォ・アンサンブル
 (Fl、Cl、Vn、Vc、Pf)

 
 録音:2017年11月[67:33]

 2011年東京オペラ・シティで開催されたコンポージアムのテーマ作曲家として初来日し現代音楽ファンに強い印象を与えたシャリーノの最新作を含む作品集。全作世界初録音。
 独学で作曲を学んだシャリーノは他の前衛作曲家とは異なる発想で奇想天外な音響を作り出すことで知られる。「2つの海の音調」はメゾ・ソプラノとリアル・タイムで合成されるコンピュータ・サウンドとのデュエットでギリシャ神話の世界が現代によみがえる。4台のピアノが動員される姉妹作「夜のナビゲーション」と「ほかの夜」は重ねられたピアノの音の微妙な差異が積み重なり、夜の漆黒の闇が繊細な音色で描かれる。
 
 


STR 37097
\2300
ニッコロ・カスティリオーニ(1932-96):
 ピアノと管弦楽のための作品全集

  (1)ファンタジア・コンチェルタータ(1991)
  (2)ゴルゲッジョ(1988)〜ピアノと8楽器のための
  (3)氷の花(1982-83)〜ピアノと管弦楽のための
  (4)連続的な動き(1959)〜ピアノと器楽のための
  (5)クオドリベット(1976)〜ピアノと室内管弦楽のため小協奏曲
アルド・オルヴィエト(Pf)
マルコ・アンギウス(指揮)
パドヴァ・ヴェネト管弦楽団
  
 イタリア現代音楽ファン必聴!カスティリオーニ:ピアノと管弦楽のための作品全集!

 録音:2018年6月[51:19]

 初期はストラヴィンスキー流の新古典主義風の作品を書いていたカスティリオーニはやがて12音技法による作曲に移行、特にウェーベルンに大きな影響を受けた。イタリア現代音楽の重鎮のひとりとしてダルムシュタットでも講義を持ったことがある。
 このディスクはピアノと管弦楽またはアンサンブルのための全ての作品を収録。12音技法の影響を受けたというカスティリオーニだが、この作品集ではむしろイベールやメシアンを思わせる地中海の波光のような管弦楽の豊かで明るい音色が印象的。ユーモアあふれる既成素材の引用はいかにもラテン人の気質が感じられて楽しい。イタリア現代音楽ファン必聴。
 
 
STR 37108
\2300
ハイパー・バス・フルートとテープ、エレクトロニクスによる
 「口でやる」ミュージック・コンクレート!

  ロベルト・ファブリチアーニ(b.1949):自作自演集
ロベルト・ファブリチアーニ
 (Fl、コントラルトFl、コントラバスFl、
  ハイパー・バスFl)
アルヴィゼ・ヴィドリン(Electronics)
   (1)《ファンタジオーソ・ソニアンテ(夢のごとく想像的に)》〜フルートと磁気テープのための
   (2)《洪水》〜ハイパー・バス・フルートのための
   (3)《深淵II》〜ハイパー・バス、コントラルト・フルートと磁気テープのための
   (4)《現在》〜フルートと磁気テープのための
   (5)《水のなかの音》〜コントラルト・フルート、磁気テープ、ライヴ・エレクトロニクスのための
   (6)《深みより》〜ハイパー・バス・フルートと磁気テープのための
   (7)《水のなかの音II》〜コントラルト・フルート、磁気テープとライヴ・エレクロトニクスのための
   (8)《流出》〜コントラバス・フルートのための
   (9)《幻想的な秋》〜ハイパー・バス・フルート、磁気テープとライヴ・エレクトロニクスのための
 
 とてもフルートには聴こえない!ハイパー・バス・フルートとテープ、エレクトロニクスによる「口でやる」ミュージック・コンクレート!

 録音:2016年 Total time[54:20]

 ファブリチアーニは著名なフルート奏者、作曲家。演奏家としてはベリオ、リゲティ、武満、シュトックハウゼンなど枚挙に暇がないほど多くの作曲家の作品を演奏し彼らから絶大な信頼を得て来た名手。自ら作曲もし、特にバス・フルートさらにはハイパー・バス・フルートを駆使した自作のパフォーマンスは独自の世界を作り出し他に追随を許さない。
 このディスクは予め制作された音響とファブリチアーニの演奏、さらにはそれらをリアル・タイムで合成した音響を組み合わせ、もはやフルートを越えた一種のミュージック・コンクレートの粋に達している。
 個別の作品がどうこう、というより、このディスク全体がひとつの作品ともいえ、全曲54分20秒は水墨画や山水画を見ているような瞑想的で幽玄な雰囲気に包まれている。古代中国の荘子に風が吹くと巨木のうろが一斉に鳴る、その音こそ大地の声だ、という話があるが、この音楽こそまさにそれ。トリップ系、瞑想的な音楽の好きな人におすすめ。
 
 
STR 37099
\2300
ファウスト・ロミテッリ(1963-2004):ギター作品集
 (1)太陽(1984)〜ギター独奏のための
 (2)月と水(1991)〜2つのギターのための
 (3)海の景色(1994)〜
  フラウト・ドルチェ・ペッツォルト
   (バス・リコーダーの一種)のための
 (4)珊瑚(1987)〜ギター独奏のための
 (5)オブジェクトの対称性(1987/88)〜
  フラウト・ドルチェとギターのための
 (6)地獄へのハイウェイ(1984)〜ギター独奏のための
 (7)ゴミ箱テレビ(2002)〜エレクトリック・ギターのための
エレナ・カソーリ(Gtr)
ヴァージニア・アランシオ
 (Gtr, エレキGtr)
テレサ・ハッケル
 (ペッツォルト・フルート、
  リコーダー)
  
 41歳で早世したドナトーニ門下の逸材ロミテッリのギター作品集

 録音:2018年4月[61:55]

 ロミテッリはミラノのヴェルディ音楽院でフランコ・ドナトーニに学んだ後、パリのIRCAMでジュラール・グリゼイに師事した、マルコ・ストロッパと並ぶイタリアにおけるスペクトル楽派の代表的作曲家。
 ピッチ、奏法を工夫した独自の音響に定評があり、調律の自由がきくギターは特に彼が作曲に力を入れた楽器であった。バス・リコーダーのための「海の景色」は中欧の民族楽器フヤラ(オーバートーン・フルート)を模した倍音豊かな響きが面白く、エレキギターのための、その名も挑戦的な「ゴミ箱テレビ」はエレキギターの様々な特殊奏法、変調音を駆使した音によるストリート・グラフィティ。ノイズ系現代音楽が好きな人にはたまらないだろう。
 
 

STR 37111
\2300
「ジェラール・グリゼイ/ファビアン・レヴィ」
 (1)ファビアン・レヴィ(b.1968):「1/Querwuchsig」
 (2)ファビアン・レヴィ:「愛と幾何学についての小さな論文」
 (3)ジェラール・グリゼイ(1946-1998):
  「時の渦(ヴォルテックス・テンポラム)」
パスカル・ガロワ(指揮)
プラハ・モデルン
 
 スペクトル楽派の代表的作曲家ジェラール・グリゼイと彼の弟子ファビアン・レヴィ作品集!

 録音:2018年3月

 音楽を音響現象としてとらえ直し、音の倍音をシステマティックに構築して作曲するいわゆるスペクトル楽派の代表的作曲家ジェラール・グリゼイと彼の弟子ファビアン・レヴィの室内アンサンブルのための作品を収録。
 グリゼイの「時の渦」はフルート、クラリネット、ピアノと弦楽三重奏のための作品で40分以上かかる集大成的大作。パスカル・ガロワ率いるプラハ・モデルンの精度の高い演奏も聴きごたえ充分。
 
 
STR 37083
\2300
イヴァン・ヴァンドール(b.1932):室内楽作品集
 (1)ピアノ四重奏曲(2010/11-rev2018)
 (2)チェロとピアノのための8つの小品(2011/18)
 (3)ヴァイオリン・ソロ(2017)
 (4)弦楽三重奏曲第2番(2013/18)
 (5)ヴィオラとピアノのためのデュオ(2010)
クリムト四重奏団
(2)(4)ヴィットリオ・チェッカンティ(Vc)
 
 録音:2018年2-3月[62:45] ※全曲世界初録音

 ヴァンドールはハンガリー出身で1938年に家族でイタリアに移住、作曲をゴットフリート・ペトラッシに師事、またローマ滞在中のメシアンにも学んだ。チベット仏教とその音楽に関心を持ち研究、彼の音楽思想に影響を与えた。
 ピアノ四重奏曲は冒頭、ウェーベルン風の点描的な書法で始まるが印象主義的な手法も折衷された内省的な作品。
 チェロとピアノのための8つの小品も点描的な切り詰められた素材で書かれた静かな曲でやや武満の「地平線のドーリア」を思わせる佳品。ヴィオラとピアノのためのデュオも点描的な書法が目立つ、静謐の美学。
 
 

STR 37103
\2300
ジョルジオ・コロンボ・タッカーニ(b.1961):作品集
 (1)休みなき白(2012)〜フルート独奏のための
 (2)オヤ・ノ・ウチ(親の家) (1988)〜声、フルート、ピアノのための
 (3)カデンツェ(1988)〜ヴァイオリンとフルートのための
 (4)海の・・・(2013)〜ピアノのための
 (5)宝の山(2011)〜フルート、ヴァイオリン、ピアノのための
 (6)ルース(1997/2003)〜フルートとピアノのための
 (7)アラストル(2013)〜ヴァイオリン独奏のための
 (8)偉大な肖像(2008-09)〜バス・フルート、ヴァイオリンとピアノのための
 (9)庵(2008-09)〜フルートとピアノのための
小里明子(M.Sop)
ステファノ・パッリーノ(Fl)
フランチェスコ・パッリーノ(Vn)
ダリオ・ボヌチェッリ(Pf)
 
 録音:2018年3月[57:42] ※全作世界初録音

 タッカーニはサンタ・チェチーリア音楽院でフランコ・ドナトーニに師事、その後もリゲティに短期間学び現在ヴェルディ音楽院で教鞭を執っている。日本と関りが深く、我が国でも作品が度々演奏されている。
 このディスクは声楽を含む室内楽作品集。「オヤ・ノ・ウチ」とは親の家のことで、竹田の子守歌を聴いた作曲者がそのリフレクションとして書いたという。
 その他に「宝の山」における尺八のようなフルート、筝のようなピアノに琵琶のようなヴァイオリンと、全体的に日本的な間や、わびさびの感覚を現代音楽のイディオムで咀嚼したような作風が面白い。怪しい似非日本趣味と前衛主義が絶妙のバランス感覚で作品に結実。
 
 
STR 37104
\2300
「呼吸と金属との対話」
 (1)ラリー・デリンガー(b.1937):《ラクリメ〜ダウランドによる》
 (2)ヤン・マレス(b.1966):《メタリクス》
  〜トランペットとエレクトロニクスのための
 (3)アラン・ホヴァネス(1911-2000):《ソナタOp.200-I》
 (4)ジョナサン・ハーヴェイ(1939-2013):
  《リチェルカーレ・ウナ・メロディア》〜
   トランペットとエレクトロニクスのための
 (5)アラン・ホヴァネス:《ソナタOp.200-II》
 (6)ヤルモ・セルミラ(b.1939):《沈思I》
  〜フリューゲルホルンとエレクトロニクスのための
 (7)アラン・ホヴァネス:《ソナタOp.200-III》
 (8)タエ・ホン・パーク(b.1969):《t1》
  〜トランペットとエレクトロニクスのための
 (9)マリオ・マリオッティ(b.1985):《呼吸と金属との対話》
  〜増幅された呼吸と金属板のための
マリオ・マリオッティ
 (Trp, フリューゲルhr)
(3)(5)(7)ファビオ・ナヴァ(Org)
(2)(4)(6)(8)(9)
 ピエトロ・ピレッリ
  (金属板、オブジェ)
  
 Total time[68:34]

 トランペットを中心とした20〜21世紀の作品集。マレスの「メタリクス」はトランペット独奏とエレクトロニクスが協奏曲的なダイナミズムを作り出す。ハーヴェイの「リチェルカーレ」もエレクトロニクスとのコラボだがブーレーズの「二重の影の対話」式にトランペットがプリ・レコーディングされた複数のトランペットと対話する。
 シアトルの神秘の作曲家ホヴァネスのソナタはトランペットとオルガンによる荘厳な世界。マリオ・マリオッティ自作自演の「呼吸と金属との対話」はひたすら呼吸音と金属打楽器がミステリアスで幽玄、瞑想的な世界を作り出す。マリオッティはステファン・バーンズ、マーカス・シュトックハウゼンらにトランペットを師事。現代音楽、ジャズと多方面で活躍している。
 
 

STR 37105
\2300
「4+1弦楽四重奏とエレクトロニクス」
 (1)ファウスト・ロミテッリ(1963-2004):炎のある静物
 (2)マウロ・ランツァ(b.1973):
  1987年マックス・ヘッドルーム放送事件
 (3)アンドレア・アゴスティーニ(b.1975):砂の灰ガラス
 (4)シルヴィア・ボルゼッリ(b.1978):目撃者
モーリス四重奏団
(2)マヌエル・ポレッティ
 (電子音響制作助手)
(4)オランダ舞台芸術財団
 (電子音響制作協力)
 
 録音:2018年4月[52:25]

 18世紀以来の伝統的な媒体である弦楽四重奏と電子音のコラボレーションした作品を集め弦楽四重奏の可能性を探る一枚。
 ランツァの「1987年マックス・ヘッドルーム放送事件」は実際にアメリカで起こったテレビの放送ジャック事件(放送が突然中断され不気味な仮面をつけた男が不敵に笑う画像が数分流れた)を題材にした作品。
 弦楽四重奏と電子音の拮抗するテクスチュアが聴きもの。一様にアンビエントな傾向の作品が多く、一種のサウンド・インスタレーション、環境音楽として楽しめる。
 
 

STR 37107
\2300
メディ・ハヤミ(b.1980):作品集
 (1)ケマンチェ協奏曲(2016)
 (2)《アンガ》(2014)〜ヴァイオリン独奏のための
 (3)ピアノ三重奏曲第1番(2010)
 (4)《無効》(2011)〜ピアノのための
 (5)《心の歌》(2012)〜チェロとピアノのための
 (6)完全に消滅した(2016)〜ソプラノ、クラリネットとピアノのための
ロルナ・ウィンゾル(Sop)
サマン・サミーミ(ケマンチェ)
サンドロ・ゴルリ(指揮)
ディヴェルティメント・アンサンブル
 
 録音:2017年4月[49:03]

 メディ・ハヤミはイラン出身。故郷でピアノと作曲を学ぶ傍らイランの伝統楽器セタールを習得、後にヨーロッパに留学しハインツ・ホリガーらに師事した。彼の関心はイランの伝統音楽とヨーロッパ前衛音楽をいかに融合させるかということに向けられ、イランの伝統楽器を前衛的な奏法で演奏させたりヴァイオリンやピアノなど西洋の楽器をイラン的に演奏する試みが行われている。
 ケマンチェは西アジアに広く分布する弓奏の民族弦楽器で、このディスクでは室内アンサンブルと密度の高いセッションを展開。「無効」ではピアノが内部奏法でイランの民族楽器を模した不思議な音色を奏でる。「完全に消滅した」は20世紀イランの詩人アマハド・シャムルの詩による神秘的な歌曲。
 
 
STR 37114
\2300
「マスク」〜ダリオ・サヴロン、現代マリンバ作品を弾く
 (1)ファビオ・ニーダー(b.1957):テュンメルの忘れられた歌(2010)
  〜マリンバとエレクトロニクスのための
 (2)ピエルイジ・ビローネ(b.1960):マニ・マッタ(2008)
 (3)サルヴァトーレ・シャリーノ(b.1947):木と言葉(2004)
 (4)フランコ・ドナトーニ(1927-2000):マリ(1992)
 (5)-(7)ダリオ・サヴロン:闇の中の音、マスク、夜に(2008)
ダリオ・サヴロン(マリンバ)
アルヴィゼ・ヴィドリン&
 ルカ・リッチェッリ
  (エレクトロニクス)
 
 Total time[46:43]

 マリンバ奏者のダリオ・サヴロンは現代音楽を得意としており、これまでロイヤル・コンセルト・ヘボウ管やペーター・エトヴェシュの指揮のもとオランダ放送室内管と数多くの新作初演を行っている。
 このディスクではシャリーノ、ドナトーニなどイタリア重鎮、の作品のほか、中堅のニーダーの作品と自作自演を披露。おそらく自身の好みとこのディスクのコンセプトと思われるが、マリンバから一般に想像される、ラテン的でグルーヴィー、あるいはリズム中心の派手な音楽は回避され、全体に静謐で、微かに耳元で、鈴虫のようにころころと響く、夜のしじまを聴くような作品でまとめられている。ライヴ・エレクトロニクスを伴ったニーダー作品ほか、マリンバの新しい方向性を探る一枚。
 



<メジャー・レーベル>
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SONY



19075872472
(5CD)
\4600→\4190
ミヒャエル・ザンデルリング&ドレスデン・フィル
 未発売の第2,4,7,8番を収録、一足先に「ベートーヴェン:交響曲全集」発売

ベートーヴェン:交響曲全集

CD1
 第1番ハ長調 Op.21
 第3番変ホ長調 Op.55「英雄」
CD2
 第2番ニ長調 Op.36
 第4番変ロ長調 Op.60
CD3
 第5番ハ短調 Op.67「運命」
 第6番ヘ長調 Op.68「田園」
CD4
 第7番イ長調 Op.92
 第8番ヘ長調 Op.93
CD5
 第9番ニ短調 Op.128「合唱」
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ミヒャエル・ザンデルリング(指揮)

9番:
 ヴェラ=ロッテ・ベッカー(ソプラノ)
 クリスティーナ・シュタネク(アルト)
 ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール )
 トルベン・ユルゲンス(バス)
 MDR合唱団
  
 ドイツの名指揮者クルト・ザンデルリングの三男で、2018年9月には名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管にデビューするなど、現在ヨーロッパで熱い注目を集めている指揮者ミヒャエル・ザンデルリング。
 手兵ドレスデン・フィルと2015年から進めている「ベートーヴェン&ショスタコーヴィチ:交響曲全集」は、これまで「田園&第6番」、「英雄&第10番」、「両第1番」、「運命&第5番」、「第9&バビ・ヤール」の5つのカップリング・アルバムを発売し、異なる時代に生きたこの2人の革新的作曲家の音楽的・社会的な共通点を明確に提示し、高い評価を得てきました。
 全集録音プロジェクトは進行中ですが、2人の作曲家の交響曲を組み合わせて発売するカップリングはここで一段落し、これまで収録されていなかった第2,4,7,8番の4曲を収録して、一足先に「ベートーヴェン:交響曲全集」が発売されることになりました。
 ミヒャエル・ザンデルリングとドレスデン・フィルのベートーヴェン演奏は、モダン楽器による通常のシンフォニー・オーケストラの比較的大きな編成を使いながら、早めのテンポと軽めの響きで、各声部が織りなす綾を透明に浮かび上がらせる独自の解釈で、ベートーヴェン演奏の可能性をさらに拡げており、地元ドレスデンのみならず世界各地でこのコンビのベートーヴェン演奏の魅力は広く伝わりつつあります(第1、第2ヴァイオリンを左右に分け、コントラバスを下手に置き、ミニマムなヴィブラートを取り入れた弦楽パート、トランペットやホルンはモダン楽器使用)。
 演奏会のライヴ・レコーディングではなく、優秀録音でおなじみのドレスデン・ルカ教会および2017年に開場したクルトゥーアパラストでのセッション録音というのも、彼らの強い意気込みが感じられます。
  2015-2018年 ドレスデン、ルカ教会&クルトゥーアパラスト
 
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88985352272
\2600→\2390
ソル・ガベッタ(チェロ)/シューマン:チェロ作品集
 チェロ協奏曲は、アントニーニ&バーゼル室内管
 シューマン:
  民謡風の5つの小品 Op.102
  アダージョとアレグロ 変イ長調 Op.70
  幻想小曲集 Op.73
  チェロ協奏曲イ短調 Op.129*
ソル・ガベッタ(チェロ)
ベルトラン・シャマユ(フォルテピアノ)
バーゼル室内管弦楽団*
ジョヴァンニ・アントニーニ指揮*
 
 今や「現代のジャクリーヌ・デュ・プレ」ともいわれるほど実力と人気をもつチェリスト、ソル・ガベッタ。1981年、フランス系ロシア人の両親のもとアルゼンチンのコルドバに生まれ、早くから才能を示した彼女はすでに豊富なキャリアの持ち、バロックから現代作品までその時代時代の演奏解釈によって、柔軟な演奏で高い評価を得ています。
 今回、彼女が取り組んだのはシューマンの作品。前半の3つの室内楽作品では、2015年のショパン・アルバムで絶賛され、ソロとしてもエラート・レーベルで見事なテクニックと叙情性を持つピアニストのベルトラン・シャマユと共演。この演奏では、1725年マッテオ・ゴフリラーによるチェロと、1847年製J.B.シュトライヒャーによるフォルテピアノを使用し、当時の演奏時の音を復元するだけでなく、ソルの表現力豊かな魅力的なチェロと深い音ながら優しさをもったチェロを受け止めるのにもっとも最適な音質のフォルテピアノで、シャマユが起伏に富んだロマンテックな演奏を聴かせています。

 後半のチェロ協奏曲では、アントニーニとバーゼル室内管弦楽団がサポート。ソルとアントニーニとの共演はやはり2015年のベートーヴェン:三重協奏曲以来のこと。先ごろ第9番をもって全集が完結したニベートーヴェンの交響曲の演奏と同様に、ここではシューマン時代の金管楽器とティンパニの採用、弦楽器にはガット弦を使用。木管楽器はモダン楽器を使用しながらもHIP様式を大胆に取り入れているのが特徴です。
 控えめなヴィブラートによるガット弦の音色の「輝き」と「粋」の極みがここにはあります。さらに金管楽器とティンパニの決して目立ちすぎない音色、木管の美しい歌い回し、弦楽の切り込みなど、新発見の魅力が多数見出されます。
 この演奏でガベッタは、1759年製G.B.ガダニーニのチェロを使用し、歴史的なものとモダン楽器を融合させた画期的な演奏を披露しています。
 




<国内盤> 

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ベルリン・フィル・自主制作盤
BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS


KKC 5952/73
(22 SACD HYBRID+
ボーナス:1 DVD)
\32407+税




現存する戦時のベルリン・フィルとフルトヴェングラーの演奏のすべて

 「フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG) アーカイヴ 1939−45」

初出音源も収録
 (ラヴェル:ダフニスとクロエ第1 組曲(抜粋)、
  シューベルト:交響曲「未完成」第2 楽章)

【初回封入特典】
 ●フルトヴェングラーの貴重な映像を交えたドキュメンタリーを含むDVD
 ●フルトヴェングラー2019年カレンダー(A5サイズ)

  特典が切れた場合はここですぐに告知します。
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
[ 収録情報]
CD1
 フルトヴェングラー:ピアノとオーケストラのための交響的協奏曲( 64’51)
   エドウィン・フィッシャー(ピアノ)
   録音:1939年1月19日、旧フィルハーモニー(特別コンサート)

CD2
 ヘンデル:合奏協奏曲Op6-5( 15’07)
   録音:1939年9月13日、放送局ビル、ベルリン(放送用コンサート)
 ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」( 28’47)
   録音:1939年9月13日、放送局ビル、ベルリン(放送用コンサート)
 R.シュトラウス:
   4 つの歌曲(誘惑 Op.33-1、森の喜びOp.49-1、愛の賛歌Op.32-3、冬の愛Op.48-5)(15’02)
    ピーター・アンダース(テノール)
  交響詩「ドン・ファン」( 17’21)
   録音:1942年2月15,16,17日、旧フィルハーモニー

CD3
 ワーグナー:「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1 幕への前奏曲(9’15)
   録音:1942年2月26日、AEG工場
 シューマン:ピアノ協奏曲( 30’12)
   ヴァルター・ギーゼキング(ピアノ)
   録音:1942年3月1〜3日、旧フィルハーモニー
 ベートーヴェン:交響曲第7番( 37’23)
   録音:1942 年3月1〜3日、旧フィルハーモニー
    (1942年3月もしくは1943年11月)

CD4
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱つき」( 74’37)
   ブルーノ・キッテル合唱団
   ティルラ・ブリーム(ソプラノ)、エリーザベト・ヘンゲン(アルト)、
   ペーター・アンデルス(テノール)、ルドルフ・ヴァッケ(バス)
   録音:1942年3月22〜24日、旧フィルハーモニー

CD5
 グルック:「アルチェステ」序曲( 8’19)
   録音:1942年10月28日、旧フィルハーモニー
 シューマン:チェロ協奏曲( 22’44)
   ティボール・デ・マヒューラ(チェロ)
   録音:1942年10月25〜28日、旧フィルハーモニー

CD6
 ブルックナー:交響曲第5番(68’31)
   録音:1942年10月25〜28日、旧フィルハーモニー

CD7
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2番( 47’42)
   エドウィン・フィッシャー(ピアノ)
   録音:1942年11月8,9日、旧フィルハーモニー
 ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死(18’48)
   録音:1942年11月8,9日、旧フィルハーモニー

CD8
 ハインツ・シューベルト(1908-1945):賛歌的協奏曲(初演)(38’05)
録音:1942年12月6,7,8日、旧フィルハーモニー

CD9
 シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレート」(50‘58)
   録音:1942年12月6,7,8日、旧フィルハーモニー
 モーツァルト:交響曲第39番(25’49)
   録音:1942年もしくは1943年、放送局ビル、ベルリン

CD10
 シベリウス:エン・サガOp.9( 20’24)
   録音:1943 年2月7〜10日、旧フィルハーモニー
 シベリウス・ヴァイオリン協奏曲( 31’25)
   ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
   録音:1943 年2月7〜10日、旧フィルハーモニー

CD11
 ベートーヴェン:交響曲第4番( 聴衆なし)( 35’54)
   録音:1943 年6月28,29,30日、旧フィルハーモニー
 ベートーヴェン:交響曲第4番( コンサート・ライヴ)( 36’04)
   録音:1943 年6月28,29,30日、旧フィルハーモニー

CD12
 ベートーヴェン:「コリオラン」序曲( 9’09)
   録音:1943 年6月28,29,30日、旧フィルハーモニー
 ベートーヴェン:交響曲第5番( 33’13)
   録音:1943 年6月28,29,30日、旧フィルハーモニー

CD13
 エルンスト・ペッピング:交響曲第2 番(初演)(38’53)
   録音:1943 年10月31、11月1〜3日、旧フィルハーモニー
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番( 34’14)
   コンラート・ハンゼン(ピアノ)
   録音:1943 年10月31、11月1〜3日、旧フィルハーモニー

CD14
 ブルックナー:交響曲第6番( 第2〜4楽章のみ)( 36’19)
   録音:1943 年11月13,14,15,16日、旧フィルハーモニー
 シューマン:チェロ協奏曲(第3楽章のみ)(10’26)
   ピエール・フルニエ(チェロ)
   録音:1943 年11月13,14,15,16日、旧フィルハーモニー
 リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(14’53)
   録音:1943 年11月13,14,15,16日、旧フィルハーモニー

CD15
 ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(20’05)
   録音:1943 年12月12,13,14,15日、旧フィルハーモニー
 ブラームス:ピアノ協奏曲第2 番(45’11)
   アドリアン・エッシュバッハー(ピアノ)
   録音:1943 年12月12,13,14,15日、旧フィルハーモニー

CD16
 ブラームス:交響曲第4番( 39’46)
   録音:1943 年12月12,13,14,15日、旧フィルハーモニー

CD17
 ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(44’15)
   エーリヒ・レーン(ヴァイオリン)
   録音:1944年1月9,10,11,12日、旧フィルハーモニー
    (フルトヴェングラー、フィルハーモニー最後の公演)

CD18
 リヒャルト・シュトラウス:家庭交響曲(42’30)
   録音:1944年1月9,10,11,12日、旧フィルハーモニー
    (フルトヴェングラー、フィルハーモニー最後の公演)

CD19
 ヘンデル:合奏協奏曲Op.6-10 HMV328( 17’49)
   録音:1944年2月7,8日、ベルリン国立歌劇場
 モーツァルト:交響曲第39番( 28’02)
   録音:1944年2月7,8日、ベルリン国立歌劇場

CD20
 ウェーバー:「魔弾の射手」序曲(10’58)
    録音:1944年3月20,21日、ベルリン国立歌劇場
 ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第1組曲より「間奏曲」、「戦いの踊り」(7’09)
   ※初出
    録音:1944年3月20,21日、ベルリン国立歌劇場

 ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲(16’30)
   録音:1944年3月20,21日、ベルリン国立歌劇場
 ベートーヴェン:交響曲第6番(43’16)
   録音:1944年3月20,21日、ベルリン国立歌劇場

CD21
 ブルックナー:交響曲第9番( 聴衆なし)(58’53)
   録音:1944年10月3〜7日、ベートーヴェン・ザール

CD22
 シューベルト:交響曲第7番「未完成」(22’56)
   ※第2 楽章初出
   録音:1944年12月12日、アドミラルパラスト

 ブラームス:交響曲第1番第4楽章(17’04)
   録音:1945年1月22,23日、アドミラルパラスト

 ボーナス・インタビュー:(13’27)
   トーンマイスター、フリードリヒ・シュナップ博士が語る
   聞き手:ゲルト・フィッシャー/ドイツ・フルトヴェングラー協会
 
 帰って来たフルトヴェングラー70 年の時を経て蘇るベルリン・フィル本来の響き!「フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG)アーカイヴ 1939−45」

 直輸入盤・日本語帯・解説付

 ●戦時中(1939 〜 45 年)にドイツ帝国放送が収録したベルリン・フィルとフルトヴェングラーによる放送録音を集成したエディション。
 ●嬉しいことに、初出音源も収録!(ラヴェル:ダフニスとクロエ第1 組曲(抜粋)、シューベルト:交響曲「未完成」第2 楽章)
 ●ドイツ帝国放送のテープ音源としては、今現在の最高技術をもってサンプリング(28bit/96kHz)を行い、ベルリン・フィルが自ら手掛ける戦時のフルトヴェングラー最高音質の登場。
 ●当時の演奏を再現できる最良の音源を選択。現存するドイツ帝国放送テープをすべて網羅し、オリジナル・テープを基本に、最高の条件でセット化。
 ● 22 枚組SACD ハイブリット盤。日本だけの特典映像付(DVD)。
 ●初回特典:フルトヴェングラー2019 年カレンダー(A5 サイズ)

  この度リリースされる「フルトヴェングラー 帝国放送局(RRG) アーカイヴ 1939 − 45」。当セットは、戦時中に(1939 〜 45 年)ドイツ帝国放送が収録したベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)による放送録音を集成したエディションです。
 戦時下の激動の時代にあっても、自らの芸術活動に命を懸けたフルトヴェングラー。指揮者フルトヴェングラーの中で戦時中の演奏は最も重要なものです。戦時中のベルリン・フィル&フルトヴェングラーの現存する演奏をすべて網羅し、過去最高の品質で蘇らせた当セットは、これまでのあらゆる盤を凌駕する決定盤と言えるでしょう。

 また、戦時のフルトヴェングラーの録音を語る上で欠かせないのが、「テープの遍歴」についてです。ソ連軍は、ベルリン占領後、ドイツ帝国放送にあったおよそ1500 本のテープを戦利品として押収。そのテープをもとにモスクワ放送の番組に使用したり、露メロディア・レーベルからLP を発売したりと利用されてきました。しかし1987 年にはオリジナル・テープのコピー20 本が、さらに1991 年には押収した原テープが自由ベルリン放送(SFB) へ返還され、今日までベルリン・ブランデンブルク放送(RBB、旧SFB)のアーカイヴに保存されていました。今回、当セットで使用されている音源のほとんどは、1987 年と1991 年に返還されたテープをベルリン・フィルが新たに28bit/96kHzでサンプリングしたもの。担当したトーンマイスターによると、これらのテープは30 年という時間がたっているにも関わらず、非常に良い状態でサンプリングすることができたと言います。また、以前から多くのCDで問題にされていたピッチについても、当時の正しい音程、速度を基準としてサンプリングを行っています。残念ながら演奏会記録が残っているのに、欠けているプログラムについては、テープがすでに消失した可能性がきわめて高く、当セットに収録されている音源が、現存する戦時のベルリン・フィルとフルトヴェングラーの演奏のすべてだと考えられています。

 仕様は、最高音質でのサンプリングを活かすべく、SACD ハイブリット盤でのリリースとなります。
 解説書は、ソ連軍による戦後の押収からコピーの返還、マスター・テープの発見に至るまで、この録音をめぐる歴史について書かれた興味深い内容となっています(日本語訳付)。
 さらに日本のみの初回特典として、フルトヴェングラーの貴重な映像を交えたドキュメンタリーを含むDVD1 枚と2019 年版フルトヴェングラー・カレンダー(A5) が付属します。

 ※今回はリリース第1 報としてご案内いたします。後日、詳細な収録情報が入り次第随時ご案内いたします。


 



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ナクソス・ジャパン


  〜日本パデレフスキ協会公式CD〜
 2018年11月11日、ポーランドは独立回復100周年を迎えます。
 これを記念しナクソス・ジャパンでは日本パデレフスキ協会の協力のもと、【ポーランドを独立に導いたパトリオットであり、世界的なピアニストとしても活躍したイグナツィ・ヤン・パデレフスキ】の作曲家としての功績を称えるアルバムを企画いたしました。
 2019年は日本・ポーランド国交樹立100周年のアニヴァーサリー・イヤーとなり、ここに収録された曲もショパンの系譜を受け継ぐ作品として、今までに以上に演奏される機会が増えるでしょう。

 


NYCC-27307
\2500+税
パデレフスキ:ピアノ名曲集
 1.ミセラネア Op. 16 - 第2曲 メロディ 変ト長調
 2.
6つのポーランド舞曲 Op. 9 - 第6番 ポロネーズ ロ長調
 
演奏会用ユモレスク Op.14
  3.第1曲 メヌエット
  4.第2曲 サラバンド
  5.第3曲 カプリース
  6.第4曲 ブルレスカ
  7.第5曲 ポーランド風間奏曲
  8.第6曲 幻想的クラコヴィアク
 9.
旅人の歌 Op. 8 - 第3曲 メロディ ロ長調
 
ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Op. 21 
  10.第1楽章:アレグロ・コン・フォーコ
  11.第2楽章:アンダンテ・マ・ノン・トロッポ
  12.第3楽章:アレグロ・ヴィヴァーチェ
 13.
ミセラネア Op.16 - 第4曲 夜想曲 変ロ長調
【ピアノ】
横山幸雄…1.3-8
黒木雪音…10-12
藤田真央…2.9.13
 
 ピアニストとして世界的な名声を獲得、圧倒的な人気とカリスマ性で新生ポーランドを独立に導き、初代首相となったパデレフスキ。ショパン演奏を分かりやすく解説した楽譜「パデレフスキ版」の編集者、愛らしいピアノ曲「メヌエット」の作曲者としても知られます。
 ショパン生誕から50年後、1860年(マーラーと同年)に生まれたパデレフスキの作風は、ロマンの香りを湛えた詩情豊かなもの。当アルバムに収録された2曲の「ミセラニア」の可憐な美しさは一度聴いたら忘れられません。
 一方、3楽章構成の「ピアノ・ソナタ」はドラマティックな進行と憂愁漂う曲想とが印象的な本格的作品で、演奏には高度な技術が求められます。
 日本を代表するピアニストであり日本パデレフスキ協会会長でもある横山幸雄と、将来を嘱望される2人の若手、黒木雪音、藤田真央が演奏しているのも大きな魅力です。
  録音 2018年8月14.15.29日 横浜市栄区民文化センター リリス レコーディング・ディレクター&レコーディング・エンジニア: 武藤敏樹(アールアンフィニ)
 




299MUSIC

NIKU-9019
\2800+税
「ダマーズ フルート作品集」/寺田 愛
 ジャン=ミシェル・ダマーズ (1928-2013):
  (1)フルートとピアノのためのスケルツォOp.25 (1957) ?&04'01
  (2)フルートとピアノ、チェロのための
    コンセールによるソナタOp.17 (1952) ?&12'15
  (3)-(6)2本のフルートとピアノのための三重奏曲(1997)
    I. Allegretto ?&04'53/II. Andante ?&03'58/
    III. Allegro ?&02'58/IV. Allegro risoluto ?&04'13/
  (7)-(10)フルートとオーボエ、ピアノのための三重奏曲(1962)
    I. Molto moderato ?&05'54/II. Allegretto con spirito ?&03'43/
    III. Allegro scherzando ?&04'34/IV. Moderato ?&04'57
  (11)フルートとピアノのための変奏曲(1985) ?&11'04
寺田 愛(フルート)
瀬尾和紀(ピアノ)
(3)-(6)浅川 寧(フルート)
(7)-(10)金子亜未(オーボエ)
(2)中木健二(チェロ)
 
 幾重にも重なるハーモニーの移ろい、凛として美しい旋律・・・伝統の書法を貫いた作曲家の眩しくも心地良い親密な音の佇まい。ダマーズ フルート作品集/寺田 愛

 録音:2018年5月29-31日、三重県総合文化センター 大ホール, 62'58" DSD Recoriding

 前衛的な作品が多数を占める20世紀のフランスにおいて、ダマーズの伝統的な作風が必ずしも評価されてきたとは言えない。しかし、優美な旋律と独特の美意識をもった作品は近年になり再評価が進んでいる。フランスで研鑽を積んだ寺田愛も彼の作品に魅了された一人。ダマーズ生誕90年を迎える今、そんな彼女と思いを共にする仲間が集い、豊潤な響きを奏でる。

 寺田 愛(フルート) Ai TERADA, flute
  茨城県出身。9歳よりフルートを始める。桐朋学園大学付属子供のための音楽教室(水戸分室)を経て、2009年桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒業。同大学の推薦を受けて日本フルート協会東京部会主催第36回デビューリサイタルに出演。同年8月より渡仏し、フランス国立オールネイ・スー・ボワ音楽院(Conservatoire de musique et de danse a rayonnement departemental d'Aulnay-sous-Bois)においてパトリック・ガロワ氏に師事する。同音楽院最終課程を満場一致で Prix d'Excellenceを得て修了。併せてピッコロ、室内楽ともに修了。渡仏中オランダ・フルート・アカデミーにてエミリー・バイノン氏に師事。
 これまでにフルートを市毛里香、野口龍、瀬尾和紀、パトリック・ガロワの各氏に、ピッコロをピエール・キャロン氏に、室内楽を白尾彰、一戸敦、神田寛明、有田正広、藤井一興、篠?史子、アン・ビアンコの各氏に師事。
 現在、ソロ、室内楽、オーケストラ客演等幅広く活動している。また台北フルートフェスティバルに招かれる等、日本のみならず海外でも活動中。2014年より秋吉台ミュージック・アカデミーに講師として招かれる他、自身でも東京AMAミュージック・アカデミーの主宰を務めるなど後進の育成指導にも携わる。
2016 年初のソロアルバム「エリオトロープ(NIKU-9005)」をリリース。東京、茨城にてリサイタルを行なった。

 浅川 寧(フルート) Nei ASAKAWA, flute
 1992年、日本で生まれる。リヨン国立高等音楽院卒業後、パリ国立高等音楽院修士課程に進み、フィリップ・ベルノルド、フローランス・スシャール=デルピンの各氏に師事。また、瀬尾和紀氏にも師事。
 これまでにシュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、クフモ・チェンバーミュージック・フェスティバル等に参加。2015年からは、スウェーデン室内管弦楽団の首席フルート奏者、タンペレ・フィルハーモニアの首席代理奏者を務めた。現在、フランス、台湾等を拠点に主にオーケストラ奏者として世界各地で活躍中。
 近年、自らedition Nを創設し、主にフルート奏者のための編曲に力を注いでいる。フルートリペア技術も習得。

 金子亜未(オーボエ) Ami KANEKO, hautbois
  千葉県出身。9歳よりオーボエを始める。2012年東京藝術大学音楽学部器楽科管打楽器専攻を首席で卒業。安宅賞、アカンサス音楽賞、三菱地所賞受賞。藝大モーニング・コンサートにてR.シュトラウスのオーボエ協奏曲を、新卒業生紹介演奏会にてB.マルティヌーのオーボエ協奏曲を藝大フィルハーモニアと共演。
 第25回日本管打楽器コンクール・オーボエ部門第2位。第79回日本音楽コンクール・オーボエ部門第3位。第28回日本管打楽器コンクール・オーボエ部門第1位。第10回国際オーボエコンクール軽井沢第2位及び奨励賞、軽井沢町長賞(聴衆賞)受賞。平成23年度日本学生支援機構文化・芸術分野大賞受賞。これまでにオーボエを和久井仁、小畑善昭、池田昭子の各氏に師事。
 札幌交響楽団を経て、現在、新日本フィルハーモニー交響楽団首席オーボエ奏者。2017年11 月、フォンテックより初のソロ CD「Voyage」をリリース。

 中木健二(チェロ) Kenji NAKAGI, violoncelle
  東京藝術大学を経て2003 年渡仏。パリ国立高等音楽院、スイス・ベルン芸術大学ソリスト・ディプロマコースの両校を首席で卒業。
 2005 年第5 回ルトスワフスキ国際チェロ・コンクール第1 位受賞。同年、第16 回FLAME音楽コンクール(フランス)優勝。2008 年第1 回Note et Bien 国際フランス音楽コンクールでグランプリならびにドビュッシー特別賞、ブーレーズ特別賞を受賞するなど、受賞多数。
 現在、紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。東京藝術大学音楽学部准教授。使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルより貸与されている1700 年製ヨーゼフ・グァルネリ。

 第11 回名古屋音楽ペンクラブ賞受賞。
 瀬尾和紀(ピアノ) Kazunori SEO, piano
  1974年、北九州市出身。98年、パリ国立高等音楽院フルート科を首席で卒業すると同時に、ニールセン、ランパル、ジュネーヴなどの国際コンクールで立て続けに入賞を果たし、現在に至るまでフランスと日本を拠点としながらヨーロッパ諸国やアメリカ、カナダ、チリ、また中国、台湾、韓国などのアジア諸国において演奏活動を行い、各地の音楽祭や国際コンクールの審査員としても招かれている。
 近年はフルーティスト、またピアニストとしての活動以外に指揮、編曲などにも携わり、秋吉台ミュージック・アカデミーを主宰するほか、CDレーベルを立ち上げ、レコーディング・プロデューサーの活動も含めた様々な企画・演奏が音楽界の話題を呼ぶなど、多事多端。名古屋音楽大学客員准教授も務める。
 これまでに京都芸術祭賞(1999 年)、北九州市民文化賞(2000 年)、福岡県文化賞(2004年)をそれぞれ受賞。





<LP>


韓国WARNER (LP)


PWC2L 0005
(2LP)
\7000
ヴェンゲーロフとスーパーストリングスの仲間たち
 1)ヴォカリーズ 作品34-14, 2) エストレリータ(小さな星),
 3) ハンガリー舞曲 より 第7番 イ長調,
 4) ハンガリー舞曲 より 第1番 ト短調,
 5) ハンガリー舞曲 より 第5番 嬰ヘ短調,
 6) 無窮動, 7)ユモレスク,
 8)-10) なつかしい土地の思い出
  (ヴァイオリンとピアノのための3つの小品 作品4 第1曲:瞑想曲,
  第3曲:メロディ,第2曲:スケルツォ,
 11) 妖精の踊り,
 12) 剣の舞,13) タイスの瞑想曲,
 14) チャールダッシュ
マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)、
11人のヴァイオリンの名手たち
 
 180g重量盤
 録音:2001年4月28-30日、ウィーン楽友協会大ホール/マスタリング:Hans-Jorg Mauksch、Pauler Acoustics(ドイツ)
 
 

PWC2L 0006
(2LP)
\7000
チェロとオルガンのための作品集
 1) トッカータ(フレスコバルディ~カサド編),
 2) アダージョ
  〈原曲:オーボエ協奏曲/バッハ編曲“チェンバロ協奏曲ニ短調BWV974”〉
   (マルチェロ),
 3) 3つのコラール前奏曲
   ああ,我等が人生とは何ぞBWV743/
   天にまします我等の父よBWV747/
   我等を救い給うキリストBWV762(バッハ~コダーイ編),
 4) アリア~ヘンデルの主題による(ヘンデル~ペッケル編),
 5) アダージョ〈原曲:オルガン・トッカータ ハ長調BWV564〉
  (バッハ~シロティ編),
 6) 7人の古代フランスの女性のポートレート(デルヴロア~レンギン編),
 7) 作品150からの3つの小品(ラインベルガー),
 8) 祈りop.158(サン=サーンス)
ムスティスラフ・ロストロポービッチ(チェロ)、
ヘルベルト・ タヘツィ(オルガン、チェンバロ)
 
 180g重量盤
 録音:1993年5月、ロンドン/マスタリング:Hans-Jorg Mauksch、Pauler Acoustics(ドイツ)
 
 

PWC2L 0007
(2LP)
\7000
ヴィヴァルディ:
 協奏曲集 作品8《和声と創意への試み》より
  第1番〜第4番《四季》、第5番 変ロ長調《海の嵐》
 協奏曲集 作品3《調和の霊感》より*
  第11番 ニ短調 RV.565、第8番 イ短調 RV.522、
  第10番 ロ短調 変ロ短調 RV.580
ファビオ・ビオンディ(指揮、ヴァイオリン)、
ラッファエッロ・ネグリ、
エンリコ・カサッツァ、
イザベッラ・ロンゴ(ヴァイオリン)、
マウリツィオ・ナッデオ(チェロ)、
エウローパ・ガランテ
 
 180g重量盤
 録音:2000年、スイス 1997&1998年、イタリア(*)/マスタリング:Hans-Jorg Mauksch、Pauler Acoustics(ドイツ)
 
 

PWC2L 0008
(2LP)
\7000
ナタン・ミルシテイン/最後のリサイタル
 1)ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調作品47「クロイツェル」,
 2)J.S.バッハ:シャコンヌ
  (無伴奏パルティータ第2番ニ短調BWV1004より),
 3)ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ イ長調作品1-3,
 4)J.S.バッハ:アレグロ・アッサイ
  (無伴奏ソナタ第3番 ハ長調BWV1005より),
 5)サラサーテ:序奏とタランテラ作品43,
 6)プロコフィエフ(ミルシテイン編曲):
  ピアノ曲集「年老いた祖母の物語」作品31より第2曲、第3曲,
 7)チャイコフスキー(ミルシテイン編曲):
  マリアのアリア(歌劇「マゼッパ」より),
 8)パガニーニ:カプリース第13番(24のカプリ—ス作品1より),
 9)リスト(ミルシテイン編曲):コンソレーション第3番変ニ長調
ナタン・ミルシテイン(ヴァイオリン)
ジョルジュ・プリュデルマシェール(ピアノ)(1,3,5,6,7,9)

 録音:1986年6月17日 ストックホルム ベルワルド・ホール(ライヴ)/マスタリング:Thomas Olscher、Railroad Tracks Sutadios
 















11/6(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ACCENTUS MUSIC



ACC 80467CD
(3CD)
\4100
クレンケ四重奏団
 モーツァルト:弦楽五重奏曲全集(第1〜6番)

 CD1
  弦楽五重奏曲第1番変ロ長調K.174
  弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515
 CD2
  弦楽五重奏曲第4番ト短調K.516
  弦楽五重奏曲第2番ハ短調K.406
 CD3
  弦楽五重奏曲第5番ト長調K.593
  弦楽五重奏曲第6番変ホ長調K.614
クレンケ四重奏団
 [アンネグレート・クレンケ
   (第1ヴァイオリン)、
  ベアーテ・ハルトマン
   (第2ヴァイオリン)、
   イヴォンヌ・ウーレマン(ヴィオラ)、
  ルート・カルテンホイザー(チェロ)]
ヘラルド・シェーネヴェーク(ヴィオラ)
 27年間変わらぬ絆、クレンケ四重奏団によるモーツァルトの弦楽五重奏曲全集

 165'03

 結成27 年の弦楽四重奏団、クレンケ四重奏団によるモーツァルトの弦楽五重奏曲全集。
 クレンケ四重奏団は、1991 年にフランツ・リスト・ヴァイマール音楽院で結成されました。27 年経ったいまも結成当時のメンバーが変わることなく演奏を続けているという。
 これまでリリースされたモーツァルトの弦楽四重奏曲集やハイドンの弦楽四重奏集のCDは高い評価を受けています。
 この度は、チェルビニ弦楽四重奏団のメンバーであり、師事したこともあるヴィオラ奏者のヘラルド・シェーネヴェークを迎えてのモーツァルトの弦楽五重奏曲全集です。
 モーツァルトの弦楽五重奏曲は、通常の弦楽四重奏編成に、もう1 本のヴィオラを加えた形で書かれています。澄み切った明るさと哀しさという、一見相反する要素が同居したモーツァルトならではの美しい音楽に満ちています。
 クレンケ四重奏団は2018 年11 月にはじめての日本ツアーが予定されており、今後も一層の活躍が期待されます。

 2018年来日予定
 11月15日(木)サルビアホール
 11月16日(金)宗次ホール
 11月17日(土)第一生命ホール






BIS



BIS SA 2196
(SACD HYBRID)
\2700
カレヴィ・アホの金管楽器のための協奏曲2篇
 カレヴィ・アホ(1949-):
  (1)トロンボーンと管弦楽のための協奏曲(2010)
  (2)トランペットと
     シンフォニック・ウィンドオーケストラのための協奏曲(2011)
(1)ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン)
(2)アラン・ド・リュデ(トランペット)
マーティン・ブラビンズ(指揮)
アントワープ交響楽団
 フィンランドの作曲家、カレヴィ・アホの金管楽器のための協奏曲2 篇

 セッション録音:2015年7月/アントワープ(ベルギー)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、64'18"

 SACD ハイブリッド盤。
 フィンランドの作曲家カレヴィ・アホのシリーズ。《ティンパニと管弦楽のための協奏曲》と《ピアノと管弦楽のための協奏曲第1 番》(BIS SA 2306)につづく新作は、金管楽器のための2 つの協奏曲です。
 《トロンボーン協奏曲》は、ヨルゲン・ファン・ライエンが、2006 年に受けたボルレッティ=ブイトーニ・トラスト賞の賞金を原資にカレヴィ・アホに委嘱。2012 年3 月2 日、フィンランドのサントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮、ハーグ・レジデンティ管弦楽団の共演で初演しました。アホがトロンボーンのための協奏的作品を手掛けるのは、「協奏交響曲」のスタイルによる交響曲第9 番(BIS 706)に続いて二度目。
 作曲に先立って彼はアムステルダムを訪れ、ライアンから教わった楽器の可能性と彼の技巧と個性を投影する作品に作りあげました。4 楽章の作品。トロンボーンの「歌」とソリストの実際の「歌」を共鳴させるコラール風パッセージが組みこまれた、抒情的な第1 楽章と、ジャンベと2 つのコンガの複雑なリズムが支配する「プレスト」の第2 楽章。第3 楽章「アダージョ」の間奏曲と、ジャンベとコンガがさらに複雑なリズムで演奏する「ヴィヴァーチェ」そして「トランクィッロ」の第4 楽章。楽章を2 つずつ休止なく(アタッカ)演奏する構成がとられています。

  《トランペットとシンフォニック・ウィンドオーケストラのための協奏曲》は、ロンドン・ブラス・ヴィルトゥオージとのプロジェクトとして始まり、計画が撤回されたため、フィンランドのシンフォニック・ウィンドオーケストラ「Sisu」とヘルシンキの「衛兵バンド(Kaartin soittokunta)」が共同で委嘱、王立フランダース・フィルハーモニック(現、アントワープ交響楽団)も参加して作曲が実現した作品です。
 中規模の交響楽団の管楽器セクションにアルトとテナーのサクソフォーン、バリトン・ホルン、3 人の打楽器奏者を加えた編成。
 ソロ・トランペットには特殊奏法を含む高度な技巧とセンスが求められます。
 「ミステリオーソ」の第1 楽章。ジャズの要素が織りこまれる「ヴィヴァーチェ」の第2 楽章。第3 楽章「間奏曲とカデンツァ」からアタッカで「カプリッチョ」(気まぐれに)の第4 楽章〈終曲〉へ。終幕、ソロ・トランペットが最初の楽章の余韻を響かせます。ウィンドオーケストラのテクスチュアとハーモニックスが活かされた、美しい彩りの音楽。アラン・ド・リュデのトランペット、アントワープ交響楽団とマーティン・ブラビンズの指揮。2012 年3 月31 日の初演メンバーによる録音です。

 【プロフィール】
  ヨルゲン・ファン・ライエン Jorgen van Rijen(1975-)
   オランダのトロンボーン奏者。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者を務め、現代とバロック期の楽器のスペシャリストとしてレパートリーを開拓。ソリストとしても活躍しています。アルヴォ・ペルトとJ・S・バッハの作品による『フラトレス』(BIS SA-2316)が、ソリストとしての最新録音。

 アラン・ド・リュデ Alain de Rudder
  ベルギーのトランペット奏者。ルーヴェンのレメンス音楽院とブリュッセルの王立音楽院で学び、カールスルーエの州立音楽大学でラインハルト・フリードリヒに師事。1990 年、ヨーロッパ・ユース・オーケストラのソロ・トランペット奏者に選ばれ。現在、アントワープ交響楽団の首席トランペット奏者。ピリオド楽器の奏者としてシャンゼリゼ管弦楽団とコレギウム・ヴォカーレ・ヘント管弦楽団の第1 ソロ・トランペット奏者を務めています。

 マーティン・ブラビンズ Martyn Brabbins(1959-)
  イギリスの指揮者。キーロフ歌劇場、スカラ座、バイエルン国立歌劇場、リヨン国立オペラなどを経て、イギリス・ナショナル・オペラの音楽監督。BBC Proms に定期的に出演、イギリス各地のオーケストラを指揮。新作の初演も数多く手がけてきました。賞を受けたコルンゴルト、バートウィッスル、ハーヴィのオペラを含む、120 を超すCD 録音を行っています。





SIMAX

PSC 1366
(2CD)
\4000

ホーコン・アウストボー(ピアノ)
 『ラヴェル ピアノ独奏曲全集』

 モーリス・ラヴェル:
  CD1
   夜のガスパール,ソナチネ
  CD2
   グロテスクなセレナード、古風なメヌエット、
   亡き王女のためのパヴァーヌ、水の戯れ、
   メヌエット 嬰ハ短調、ハイドンの名によるメヌエット、
   高雅で感傷的なワルツ、ボロディン風に、
   シャブリエ風に、前奏曲、クープランの墓
ホーコン・アウストボー(ピアノ)
 [Piano: Steinway D-274(1893 New York)
  (Res. 2010 Steinway & Sons, Hamburg)]
 ノルウェーの名手アウストボーによるラヴェルピアノ・ソロ全集

 録音:2018 年5 月1 日?3 日、7 月10 日?12 日 ソフィエンベルグ教会(オスロ)/137'34
 制作:ホーコン・アウストボー、アルネ・アクセルベルグ/録音:アルネ・アクセルベルグ

 ノルウェーのホーコン・アウストボー(1948?)は、メシアンとドビュッシーのピアノ作品を全曲録音するなどフランスのピアノ音楽に特別な愛着を持っています。
 2018 年秋、アウストボーの70 歳の誕生日を記念し、もうひとりのフランスの大家、モーリス・ラヴェルのピアノのソロ作品全集がリリースされます。
 ラヴェルの最初のピアノ曲、スパニッシュギター風の音調の《グロテスクなセレナード》、気品のある《古風なメヌエット》、優しくもの悲しい《亡き王女のためのパヴァーヌ》、泉や滝や小川から聞こえる水音からインスピレーションを得た《水の戯れ》、優美な《ソナティナ》、アヴァンギャルドの芸術家サークル「アパッシュ」のメンバーに捧げた《鏡》、ベルトランの幻想の詩による《夜のガスパール》、ラヴェルが最後に書いたピアノ曲、第一次世界大戦で失くした戦友たちの思い出に捧げた6 つの楽章の《クープランの墓》。
 「ラヴェルが彼の音楽を通じて示す複雑で神秘につつまれた領域に深く入れば入るほど、解けない謎が残る。彼の音楽をずっと演奏してきて、今なお、どう考えるか迷う側面のあることを認めねばならない」(アウストボー)。鮮やかな熟練の技の陰にラヴェルのもっとも暗い面が隠れていることもアウストボーの演奏で示されます。
 この録音の楽器にアウストボーは、1893 製造のスタインウェイ Model D-274 を選びました。「ラヴェルのピアノ曲は、彼の管弦楽作品と同様、緻密で色彩的に書かれている。
 ペダルはピアノの『オーケストレーター』だと彼は言う。事実、鐘や水を連想させる響きは、しっかりしたペダルの使い方なしに考えられない」。
 アルバムの共同制作とエンジニアリングを、ブーレーズ、カーター、スコートゥンの作品を弾いた『Wanted(お尋ね者)』(Aurora ACD5071)などのアルバムでアウストボーとコラボレートしたアルネ・アクセルベルが担当。
 オスロのソフィエンベルグ教会で録音セッションが行われました。




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CPO


555236
\2100
《Oh, Christmas Tree!》-おお、クリスマスツリー!
 1.クリスマス・ソング
   (Chestnuts Roasting on an Open Fire はぜる焼き栗)
 2. Wie soll ich dich empfangen
    どのようにお迎えしましょうか?
 3.Little Drummer Boy リトル・ドラマー・ボーイ
 4.Lieb'Nachtigall, wach auf 愛しいうぐいすよ、目覚めよ
 5.Kommet,ihr Hirten 来たれ、羊飼いらよ
 6.Let it Snow! 雪よ降れ!
 7.Es wird scho glei dumpa もうすぐ夜に
 8.Ich steh an deiner Krippen hier
   まぶねのかたえにわれは立ちて
 9.O Holy Night オー、ホーリーナイト
 10.Zu Bethlehem geboren ベツレヘムに生まれたもう
 11.O magnum mysterium おお、大いなる神秘
 12.Quem vidistis pastores dicite .
   羊飼い達よ、汝ら見たものを語れ
 13.Videntes stellam 星をみて
 14.Hodie Christus natus est
   今日キリストはお生まれになった
 15.Freu dich, Erd und Sternenzelt 喜べ、大地と満天の星よ
 16.Oh Christmas Tree - O Tannenbaum もみの木
 17.Wir singen Dir in Deinem Heer み使いとともに
 18.Rudolph the red-nosed Reindeer 赤鼻のトナカイ
 19.Brich an, o schones Morgenlicht 輝き出よ、おお、美しいあかつきよ
 20.Have yourself a merry little Christmas
    ささやかにクリスマスをお祝いしよう
ジングフォニカー(ヴォーカル・アンサンブル)
【メンバー】
 ヨハネス・オイラー(カウンターテノール)
 ダニエル・シュライバー(テノール)
 ヘニング・イェンセン(テノール)
 ミヒャエル・マンタイ(バス・バリトン)
 クリスティアン・シュミット(バス)
 ベルノ・シャルプフ(ピアノ)
 クリスマスのひと時、それは喧噪であったり冥想であったり。この神聖かつ喜ばしい時にふさわしい音楽は、やはり美しいハーモニー。
 ドイツを代表するヴォーカル・アンサンブル“ジングフォニカー”はルネサンス期から現代のポップスまで見事に歌いこなすことで知られ、このアルバムでも伝統的な民謡にはじまり、バッハ作品や有名な「オー、ホーリーナイト」、プーランクの静かなモテットなど独自のアレンジを施した色とりどりのクリスマス曲を披露しています。
 カウンターテナーで歌われる「赤鼻のトナカイ」も聴きどころで、楽しい一夜をお約束します。

  録音 :2018年1月15-16日,2月10-11日 Bayerischer Rundfunk, Munchen, Studio 2
 プロモーション動画 https://www.youtube.com/watch?v=USQI05DunJM
 
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777005
(3CD)
\4800
世界初録音
 ブルッフ(1838-1920):歌劇《ローレライ》4幕

  エマニュエル・ガイベル:台本
レノーレ:渡し守フーベルトの娘…ミカエラ・カウネ(ソプラノ)
ベルタ:シュターレック伯爵夫人/大司教の姪…
 マグダレーナ・ヒンタードプラー(ソプラノ)
農夫(女)…ダナエ・コントラ(ソプラノ)
プファルツ伯オットー…トーマス・モール(テノール)
ロイポルト:執事長…ベネディクト・エーデル(バリトン)
ライナルト:詩人(ミンネゼンガー)…
 ジャン=ヘンドリク・ローテリング(バスバリトン)
大司教…トーマス・ハンベルガー(バスバリトン)
フーベルト:渡し守の主人…
 セバスティアン・カンピオーネ(バス)
クリスティアン・ブレムベク(オルガン)
シュテファン・ブルニエ(指揮)
プラハ・フィルハーモニー合唱団
ミュンヘン放送管弦楽団
 ライン川の巨大な岩の上に住む「ローレライ」。不実な男に捨てられ、川に身を投げた乙女が水の精となり、美しい声で漁師を誘惑するとされています。
 古くからの伝承物語であり、ハイネが書いた詩にジルヒャーが付けた曲は日本でも良く知られています。このブルッフの歌劇は、ブルッフより少し前の世代に属する詩人ガイベルの台本に基づいていますが、本来この詩はメンデルスゾーンのために書かれたもの。
 残念なことにメンデルスゾーンは台本に手を付けず、1861年にこの詩を読み感激した若きブルッフがガイベルに「私が作曲したい」と許可を求め、若干のテキスト変更を行い、4幕の歌劇として完成されました。
 古典派風の端正な響きとワーグナー風の重厚な響きが織り交ぜられた聴きごたえのある仕上がりで、これまでに録音されたことのないことが不思議なほどの作品です。主役レノーレを歌うミカエラ・カウネの魅惑的な声が聴き手を魅了します。

 

777977
\2700
ジョヴァンニ・デ・マック(1548-1614):
 5声のマドリガル 第6巻より(ヴァネツィア 1613)
  +独奏オルガンのためのカプリッチョとカンツォーナ
マーガレット・ハンター(ソプラノ)
ダヴィッド・エルラー(アルト)
アヒム・シュルツ(テノール)
ウルフリート・シュターバー(バス)
マルギット・シュルタイス(ハープ)
エドアルド・ベロッティ(オルガン)
マンフレート・コルデス (音楽監督)
ブレーメン・ヴェーザー=ルネサンス
 フランドル楽派の最後の世代に属する作曲家ジョヴァンニ・デ・マック。生涯のエピソードはほとんど知られていませんが、幸いにも数多くの作品が残されています。
 なかでも生前高く評価されたのがマドリガル集であり、初期の作品は保守的なローマスタイルで書かれていますが、晩年になるにしたがって半音階的な手法が目立つかなり実験的な作品も書かれています。
 このアルバムに収録されているのは、彼が死去する1年前にヴェネツィアで出版された曲集から採られたマドリガルであり、多くのテキストはアルカディア神話によるもので、人間の悲しみや絶望、喜びなどの感情が豊かに表現されています。
 曲間には独奏オルガンのための小品が組み入れられており、アルバムとしてのまとまりも追求されています。

  録音 2015年1月16-18日 Stiftskirche Bassum
 

555254
\2700
テレマン(1681-1767):クリスマス・カンタータ集 第3集
 クリスマスのオラトリオ
モニカ・マウフ(ソプラノ)
ニコレ・ピーパー(アルト)
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
クラウス・メルテンス(バスI)
ライモンズ・シュポーギス(バスII)
マンフレート・ブール(バスIII)
ヨエル・ウルフ(バス IV)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)
ケルン・アカデミー
 1730/31年のクリスマス・シーズン用にテレマンがハンブルクの教会のために作曲した3曲のオラトリオと、1744年にニュルンベルクで出版されたカンタータ1曲を収録したアルバム。
 ハンブルクの教会には8人の声楽家と約20人の器楽奏者がいたといい、テレマンは彼らの持てる力を縦横に駆使、贅沢な響きを持つオーダーメードの作品を書くことができました。
 このオラトリオもその恩恵を存分に受けており、大きな想像力と巧みな芸術的手腕による大作として仕上がっています。歌い手たちは人間や神だけでなく擬人化された“真実”や“愛”などの多彩な役割を受け持ち、生き生きとした言葉を駆使して壮麗な音楽を創り上げています。
 テレマンを得意とするヴィレンズとドイツ屈指のバロック歌手たちによる素晴らしい演奏です。

  録音 2018年6月4-6日 Wuppertal, Immanuelskirche
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777822
\2100
ツェルニー(1791-1857):ヴァイオリン・ソナタ集
 1.ピアノとヴァイオリンのための大ソナタ イ長調
 2.ヴァイオリンとピアノのためのソナタ・コンチェルタンテ 変ホ長調
コーリャ・レッシング(ヴァイオリン)
ライナー・マリア・クラース(ピアノ)…1-3
アントン・クエルティ(ピアノ)…4-7
 バッハやテレマンなど古典派作品も得意としながら、近現代の作品でも素晴らしい才能を発揮しているヴァイオリニスト、コーリャ・レッシング。研究熱心な彼は新しいレパートリーの発掘に意欲的で、これまでにもヤルナッハやゲンミンゲンなど、ほとんど演奏されることのない作品を次々と録音し、話題を提供してきました。
 今回は近年注目が高まっているツェルニーのほとんど知られていないヴァイオリン・ソナタを録音。ツェルニー研究家として知られるピアニスト、アントン・クェルティの協力を得てツェルニーの作品番号が付されていない2つのレアな作品を演奏し、カタログに華を添えています。
 1807年に作曲されたとされる(1850年の説もある)流麗な大ソナタ、1848年に作曲された円熟のソナタ・コンチェルタンテの2曲は、「ピアノ練習曲の作曲家」として知られるツェルニーのイメージを塗り替えるほどのインパクトを持っています。

  録音 :2015年11月25-26日…1 2013年2月8日…2 Regentenbau Bad Kissingen Rossini-Saal
 


555190
\2700
ヨハン・クーナウ(1660-1722):宗教作品全集 第4集
 1.Ich hebe meine Augen auf 私は見上げる
 2.Missa brevis ミサ・ブレヴィス
 3.Ach Gott, wie lasst Du mich verstarren
   ああ神よ、どうすれば私に知らせることができますか?
 4.Muss nicht der Mensch 人である必要はなく
 5.In te, Domine, sperav 主よ、われ御身に依り頼みたり
 6.Gott hat uns nicht gesetzt zum Zorn
   神はわたしたちに怒りを抱かせることなく
 7.Was Gott tut, das ist wohlgetan
   神の御業はすべて善きことなり
グレゴール・マイヤー(指揮)
オペラ・ムジカ
カメラータ・リプシエンシス
 ライプツィヒで法学を学んだ後、ツィッタウでオルガニストとして活躍、やがてライプツィヒに戻り、聖トーマス教会のオルガニストに就任。1701年にはシェッレの後任としてトーマスカントルの地位に就いたヨハン・クーナウ。
 鍵盤音楽作曲家としては「聖書ソナタ」のような先鋭的な作品を書きましたが、教会音楽の分野では保守的な立ち位置を守ったとされています。
 しかし、作曲年代が不明な作品も多く、時には彼の真作ではないとされるものもかなりあり、本当の姿を知ることは今のところ不可能です。
 このアルバムに収録されている曲の中で、彼の真作である可能性が高いのは「Ach Gott, wie lasst Du mich verstarren」と「Gott hat uns nicht gesetzt zum Zorn」の2曲の葬送歌ですが、他の曲もバッハ、ヘンデルやテレマンと並ぶ、当時の教会音楽の典型的な様式による華やかさを備えています。

 録音 2017年6月21-23日 St.Marien, Rotha
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555063
\2700
ヴォイルシュ(1860-1944):交響曲 第4番&第5番 他
 1.交響曲 第4番 ヘ長調 Op.71(1931)
 2.交響曲 第5番 ニ長調 Op.75(1937)
 3.ゲーテの「ファウスト」より庭園の情景(1941-1944)
ニコライ・シュナイダー(チェロ)…3

トーマス・ドルシュ(指揮)
ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
 ドイツの忘れられた作曲家ヴォイルシュの交響曲集。若い頃からオルガニストとして活躍、作曲家としては生涯保守的な作風を守り、以前リリースされた第3番(777923)と第2番(777744)と同じように、ドイツ・バロック期の音楽からの影響と、ロマン派特有の和声を融合させた作品を書き"ブラームスの後継者"と言われた人です。
 とはいえ、このアルバムに収録された後期から晩年の2曲の交響曲、とりわけ第4番の第1楽章と最終楽章では、新しい作風を模索したかのような、新古典派風の挑戦的な旋律が現れます(調性を逸脱することはありません)。
 第5番にも、ブラームス風の雄大な作風の中に、時折前衛的な響きを聴くことができます。ヴォイルシュ最晩年に書かれたチェロ協奏曲風の“ゲーテの「ファウスト」より庭園の情景”もロマンティックで美しい旋律に満ちています。

  録音 2015年2月9-13日 ハノーファー放送 大ホール


旧譜
フェリックス・ヴォイルシュ:交響曲第2番・第3番

777744-2
\2700→\2490
フェリックス・ヴォイルシュ:交響曲第2番
 1.「ハムレット」序曲Op.56/
 2.交響曲第2番Op.60
オルデンブルク州立管弦楽団/
トーマス・ドルシュ(指揮)
 ドイツの作曲家、合唱指揮者ヴォイルシュ(1860-1944)。彼の名前は現在ではほとんど知られていませんが、生前は素晴らしい音楽家として高く評価されています。若い頃はドレスデンとハンブルクで過ごし、ここで学びました。1890年代から1900年代にかけて、ドイツの都市、主にハンブルクのアルトナで指揮者、オルガニストとして職を得ています。1917年にはプロイセンの芸術アカデミーに選出され、また1936年には「ゲーテ賞」を授与されています。
 彼はドイツの古典を大切にしており、その作品には(彼の友人であったブラームスと同じように)パレストリーナ、ラッスス、シュッツ、バッハらの影響が見てとれます。生涯に7つの交響曲、5つの管弦楽作品、3つの歌劇、ヴァイオリン協奏曲、そして100曲ほどの歌曲を残しましたが、どれも、前衛的なスタイルを追求するのではなく、ロマンティックで、伝統的な形式を遵守したもので、まさにブラームスの後継者と呼ぶにふさわしいものと言えるでしょう。

777923
\2700→\2490
フェリックス・ヴォイルシュ:交響曲 第3番 他
 1.交響曲 第3番 Op.70/
 2.3つのベックリンの幻想曲 Op.53
オルデンブルク州立管弦楽団/
トーマス・ドルシュ(指揮)
 現在ではほとんど忘れられてしまったドイツの作曲家ヴォイルシュ(1860-1944)の作品集第2集です。交響曲第2番と「ハムレット序曲」が収録された第1集(777744-2)で、その鮮烈な音に驚いた人も多く、それだけにこの第2集にも期待が寄せられるところでしょう。
 強大なブラームスの影響から脱却すべく、様々なアイデアを自作に取り入れたヴォイルシュですが、なかなか伝統を打ち破るのは難しく、結局のところは良い意味での「交響曲におけるブラームスの後継者」となったヴォイルシュですが、管弦楽曲ではかなり自由な作風を示しています。
 特にこの「ベックリンの幻想曲」は色彩的であり、彼の全作品の中でも最も成功した曲として認知されています。また、交響曲第3番はかなり半音階的なメロディが使われていて、この不協和音の連続は“新しい時代”を予見させるものでもあります。ドイツ後期ロマン派の忘れられた作曲家として片付けてしまうわけにはいきません。





<メジャー・レーベル>
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DG



4835656
(10CD+1BDA)
\9000

《ラファエル・クーベリック〜マーラー:交響曲全集》

 マーラー:交響曲
 《CD 1》第1番ニ長調『巨人』/
 《CD 2》第2番ハ短調『復活』
  【演奏】エディット・マティス(ソプラノ)、ノーマ・プロクター(アルト)、バイエルン放送合唱団 /
 《CD 3-4》1) 第3番ニ短調、2) 第10番嬰ヘ長調(未完)
  【演奏】マージョリー・トーマス(アルト)(1)、バイエルン放送女声合唱団(1)、テルツ少年合唱団(1)/
 《CD 5》第4番ト長調
  【演奏】エルジー・モリソン(ソプラノ)、ルドルフ・ケッケルト(ヴァイオリン・ソロ)/
 《CD 6》第5番嬰ハ短調 /
 《CD 7》第6番イ短調 /
 《CD 8》第7番ホ短調 /
 《CD 9》第8番変ホ長調『千人の交響曲』
  【演奏】
  マルティナ・アロヨ(ソプラノ/罪深き女)、
  エルナ・スプーレンバーグ(ソプラノ/懺悔する女)、
  エディット・マティス(ソプラノ/栄光の聖母)、
  ユリア・ハマリ(アルト/サマリアの女)
  ノーマ・プロクター(アルト/エジプトのマリア)、
  ドナルド・グローブ(テノール/マリア崇敬の博士)、
  ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン/法悦の教父)、
  フランツ・クラス(バス/瞑想する教父)、
  バイエルン放送合唱団、北ドイツ放送合唱団、西ドイツ放送合唱団、
  レーゲンスブルク大聖堂少年聖歌隊、
  Frauenchor des Munchner Motettenchors、
  エベルハルト・クラウス(オルガン)/
 《CD 10》第9番ニ長調
 《BDA》交響曲第1番−第10番
ラファエル・クーベリック(指揮)
バイエルン放送交響楽団
 ドイツ楽団で演奏・録音された初のマーラー・ツィクルス。全曲収録のBDオーディオ付き
 ラファエル・クーベリックによるマーラーの交響曲集の録音は1967年から1971年の間に行われ、高い評価を得てきました。発売から半世紀経った今なお語り継がれている録音です。
 クーベリックはまだマーラーの音楽が注目されていない時から、これらの音楽を熱心に擁護しました。この録音がドイツの楽団で演奏・録音された最初のマーラー・ツィクルスであることも特筆すべきことです。
 今回は交響曲全曲を収めた24bit/96kHzのBDオーディオも初めて発売されます。
 80ページのブックレット(英語、ドイツ語、フランス語)には、歌詞対訳、カール・シューマンとコンスタンティン・フローロスによる解説付き。
 キャップBOX入りオリジナル・ジャケット。CD10枚組とBDオーディオのセット。

 【録音】1967年(第1・3・9番)、1969年(第2番)  1968年(第4・6・10番)、1971年(第5番) 1970年(第7・8番)



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DECCA



4832517
(50CD+2DVD)
\18000→\16990

《ウィリー・ボスコフスキー〜デッカ録音全集》

《CD 1》
1) モーツァルト:クラリネット、ヴィオラとピアノの三重奏曲変ホ長調K.498、
2) シューベルト:弦楽三重奏曲第1番変ロ長調D471より第1楽章、
モーツァルト:
 弦楽四重奏曲3) 第20番ニ長調K499『ホフマイスター』、
 4) 第22番変ロ長調K589『プロシャ王第2番』
 【演奏】
 ヴァルター・パンホーファー(ピアノ)(1)、
 ウィーン八重奏団員(1)、
 ウィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン)(2)、
 Rudolf Strassner(ヴィオラ)(2)、
 ロベルト・シャイヴァイン(チェロ)(2)、
 ウィーン・フィルハーモニー四重奏団(3, 4)
  【録音】1956年(1)、1964年(2)、1961年(3, 4)/
《CD 2》
1) ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第10番変ホ長調Op.51、
シューベルト:
 弦楽四重奏曲2) 第10番変ホ長調D87、
 3) 第14番ニ短調D810『死と乙女』
  【演奏】ボスコフスキー四重奏団(1)、ウィーン・フィルハーモニー四重奏団(2, 3)
  【録音】1951年(1)、1963年(2, 3)/
《CD 3》
 シューベルト:
  1) 弦楽四重奏曲第12番ハ短調D703『四重奏断章』、
  2) ピアノ五重奏曲イ長調D667『ます』
    【演奏】ウィーン・フィルハーモニー四重奏団(1)、
 ヴァルター・パンホーファー(ピアノ)(2)、
 ウィーン八重奏団員(2)
  【録音】1962年(1)、1950年(2)/
《CD 4》
 1) ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調Op.115、
 2) モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581
  【演奏】アルフレート・ボスコフスキー(クラリネット)、 ウィーン八重奏団員
  【録音】1953年(1)、1954年(2)/
《CD 5》
 シューベルト:
 1) ピアノ五重奏曲イ長調D667『ます』、
 2) 弦楽五重奏曲ハ長調D956
  【演奏】サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)(1)、
  ウィーン八重奏団員(1)、
  ウィーン・フィルハーモニー四重奏団(2)、
 リチャード・ハランド(チェロ)(2) 
  【録音】1957年(1)、1964年(2)/
《CD 6》
 1) ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調Op.81、
 2) フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調
  【演奏】サー・クリフォード・カーゾン(ピアノ)、ウィーン・フィルハーモニー四重奏団
  【録音】1962年(1)、1960年(2)/
《CD 7》
 1) クロイツェル:大七重奏曲変ホ長調Op.62、
 2) ベートーヴェン:七重奏曲変ホ長調Op.20
  【演奏】ウィーン八重奏団員  
  【録音】1951年(1)、1948年(2)/
《CD 8》
 1) ベートーヴェン:七重奏曲変ホ長調Op.20、
 2) シュポア:八重奏曲ホ長調Op.32
  【演奏】ウィーン八重奏団員  
  【録音】1954年(1)、1955年(2)/
《CD 9》
 1) ベートーヴェン:七重奏曲変ホ長調Op.20、
 2) シュポア:八重奏曲ホ長調Op.32
  【演奏】ウィーン八重奏団員  【録音】1959年 /
《CD 10》
 1) メンデルスゾーン:八重奏曲変ホ長調Op.20、
 2) シューベルト:八重奏曲ヘ長調D803
  【演奏】ウィーン八重奏団  【録音】1953年(1)、1948年(2)/
《CD 11》
 1) シューベルト:八重奏曲ヘ長調D803、
 2) シュポア:九重奏曲ヘ長調Op.31
  【演奏】ウィーン八重奏団員  【録音】1954年(1)、1952年(2)/
《CD 12》
 1) ポート:八重奏曲、
 2) シューベルト:八重奏曲ヘ長調D803
  【演奏】ウィーン八重奏団  【録音】1956年(1)、1958年(2)/
《CD 13》
 モーツァルト:ディヴェルティメント
 1) 第1番変ホ長調K113(第1稿)、
 2) 第15番変ロ長調K.287
  【演奏】ウィーン八重奏団員  【録音】1957年(1)、1955年(2)/
《CD 14》
 モーツァルト:ディヴェルティメント
 1) 第17番ニ長調K.334、
 2) 第10番ヘ長調K247
  【演奏】ウィーン八重奏団員  【録音】1950年(1)、1952年(2)
《CD 15-19》
 モーツァルト:舞曲集—メヌエット、コントルダンス、ドイツ舞曲、レントラー 他
 モーツァルト:
《CD 15》
 1) 7つのメヌエットK.65a、
 2) メヌエットK.122、
 3) コントルダンスK.123、
 4) 6つのメヌエットK.104、
 5) 6つのメヌエットK.105、
 6) 19のメヌエットK.103、
 7) 6つのメヌエットK.61h
  【録音】1964年(1)、1966年(2, 4, 7)、1965年(3, 5, 6)/
《CD 16》
 1) メヌエットK.61g、
 2) 6つのメヌエットK.164、
 3) 16のメヌエットK.176、
 4) 4つのコントルダンスK.101、
 5) 4つのコントルダンスK.267、
 6) 3つのメヌエットK.363、
 7) 5(6)つのメヌエットK.461、
 8) 2つのコントルダンスつきメヌエットK.463、
 9) 6つのコントルダンスK.462  
 【録音】1966年(1, 2, 4, 6, 7)、 1965年(3)、1964年(5, 8, 9)/
《CD 17》
 1) 6つのドイツ舞曲K.509、
 2) コントルダンスK.534『雷雨』、
 3) コントルダンスK.535『戦闘』、
 4) 3つのコントルダンスK.535a、
 5) 6つのドイツ舞曲K.536、
 6) 6つのドイツ舞曲K.567、
 7) 12のメヌエットK.568
  【録音】1964年(1, 6, 7)、1966年(2, 4, 5)、1965年(3)/
《CD 18》
 1) 6つのドイツ舞曲K.571、
 2) 12のメヌエットK.585、
 3) 12のドイツ舞曲K.586、
 4) コントルダンスK.587『英雄コーブルクの勝利』、
 5) 序曲と3つのコントルダンスK.106
  【録音】1965年(1, 5)、1966年(2, 4)、1964年(3)/
《CD 19》
 1) 6つのメヌエットK.599、
 2) 6つのドイツ舞曲K.600、
 3) 4つのメヌエットK.601、
 4) 4つのドイツ舞曲K.602、
 5) 2つのコントルダンスK.603、
 6) 2つのメヌエットK.604、
 7) 3つのドイツ舞曲K.605、
 8) 6つのレントラーK.606、
 9) コントルダンスK.607『婦人たちの勝利』、
 10) 5つのコントルダンスK.609、
 11) コントルダンスK.610『意地の悪い娘たち』
  【録音】1965年(1, 3-5, 9-11)、1964年(2)、1966年(6-8)
  【演奏】ウィリー・ボスコフスキー(指揮)
      ウィーン・モーツァルト・アンサンブル(CD 15-CD19)
《CD 20》
 モーツァルト:
  1) レ・プティ・リアンK.299b、
  2) 歌劇『イドメネオ』のためのバレエ音楽K.367、
  3) 歌劇『イドメネオ』K.366より行進曲、
  4) ホルンのための協奏風ロンド変ホ長調K.371
   【演奏】ローランド・ベルガー(ホルン)、
    ウィリー・ボスコフスキー(指揮)ウィーン・モーツァルト・アンサンブル
   【録音】1966年(1-3)、1967年(4)
《CD 21-28》
モーツァルト:セレナード、カッサシオンとディヴェルティメント
モーツァルト:
《CD 21》
 カッサシオン1) K.63、2) K.99、3) ディヴェルティメント第7番K.205  
 【録音】1970年(1, 2)、1973年(3)/
《CD 22》
 1) カッサシオンK.100、
 ディヴェルティメント2) 第1番K.113(第1稿)、3) K.136、4) K.137、5) K.138  
 【録音】1970年(1)、1968年(2)、1976年(3)、1978年(4, 5)/
《CD 23》
 セレナード1) 第3番K.185、2) 第4番K.203
 【録音】1968年(1)、1967年(2)/
《CD 24》
 1) セレナード第5番K.204、2) ディヴェルティメント第15番K.287
 【録音】1976年(1)、1978年(2)/
《CD 25》
 1) ディヴェルティメント第10番K.247、2) セレナード第9番K.320『ポストホルン』
 【録音】1978年(1)、1973年(2)/
《CD 26》
 1) セレナード第7番K.250『ハフナー』、
 2) ディヴェルティメント第11番K.251(『ナンネル七重奏』)
 【録音】1972年(1)、1973年(2)/
《CD 27》
 1) セレナード第6番K.239『セレナータ・ノットゥルナ』、
 2) ディヴェルティメント第17番K.334、
 3) セレナード第13番K.525『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』
  【録音】1976年(1)、1974年(2)、1968年(3)/
《CD 28》
 1) ディヴェルティメント第2番K.131、
 2) ノットゥルノK.286、
 3) 音楽の冗談K.522
  【録音】1968年(1)、1978年(2)、1970年(3)
  【演奏】ウィリー・ボスコフスキー(指揮)ウィーン・モーツァルト・アンサンブル(CD 21-CD 28)
《CD 29》
 ベートーヴェン:
 1) 12のコントルダンスWoO14、
 2) ロマンス第2番ヘ長調Op.50、
 3) 12のドイツ舞曲WoO8、
 4) ロマンス第1番ト長調Op.40、
 5) 11の舞曲集WoO17(『メートリンク舞曲集』)
  【演奏】ウィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン&指揮)
  ウィーン・モーツァルト・アンサンブル  【録音】1969年 /
《CD 30》
R.シュトラウス:
 1) 英雄の生涯Op.40、
 2) ツァラトゥストラはかく語りきOp.30
 【演奏】ウィリー・ボスコフスキー(ソロ・ヴァイオリン)、
 クレメンス・クラウス(1)、
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(2)(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1952年(1)、1959年(2)/
《CD 31》
 1) モーツァルト:セレナード第7番ニ長調K.250『ハフナー』、
 2) R.シュトラウス:町人貴族  【演奏】ウィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン)、
  フリードリヒ・グルダ(ピアノ)(2)、エマヌエル・ブラベッツ(チェロ)(2)、
  カール・ミュンヒンガー(1)、
  ロリン・マゼール(2)(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1960年(1)、1966年(2)/
《CD 32》
 1) ブラームス:ハンガリー舞曲集WoO1、
 2) ドヴォルザーク:スラヴ舞曲集Op.72
 【演奏】ウィリー・ボスコフスキー(指揮)ロンドン交響楽団
 【録音】1974年 /
《CD 33》
 グリーグ:
 1) 組曲『ホルベアの時代から』Op.40、
 2) 2つの悲しき旋律Op.34、
 3) 2つのノルウェーの旋律Op.63、
 4) 『ペール・ギュント』第1組曲Op.46より第2曲:オーゼの死、
 5) 組曲『十字軍の戦士シグール』Op.56より第3曲:忠誠行進曲
  【演奏】ウィリー・ボスコフスキー(指揮)ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団
  【録音】1974年
《CD 34》[ヨハン・シュトラウス・コンサート]
 J.シュトラウス2世:
  1) シャンパン・ポルカOp.211、
  2) ウィーン気質Op.354、
  3) 新ピチカート・ポルカOp.449、
  4) 愛の歌Op.114、
  5) ヨーゼフ・シュトラウス:上機嫌Op.281、
 J.シュトラウス2世:6) 爆発ポルカOp.43、
  7) ウィーンのボンボンOp.307、
  8) ペルシャ行進曲Op.289、
  9) 喜歌劇『くるまば草』より序曲  【録音】1957年 /
《CD 35》[ウィーンの謝肉祭]
 1) J.シュトラウス2世:ハンガリー万歳Op.332、
 2) ヨーゼフ・シュトラウス:天体の音楽Op.235、
 J.シュトラウス2世:
  3) 山賊のギャロップOp.378、
  4) 芸術家の生活Op.316、
  5) 雷鳴と稲妻Op.324、
 6) 朝の新聞Op.279、
 ヨーゼフ・シュトラウス:
  7) おしゃべりなかわいい口Op.245、
  8) わが人生は愛と喜びOp.263
  【録音】1958年 /
《CD 36》[Philharmonic Ball]
 1) J.シュトラウス2世:狩りOp.373(喜歌劇『ウィーンのカリオストロ』より)、
 2) ヨーゼフ・シュトラウス:うわごとOp.212、
 3) J.シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ、
 4) J.シュトラウス2世:春の声Op.410、
 5) ヨーゼフ・シュトラウス:憂いもなくOp.271、
 J.シュトラウス2世:
  6) 美しく青きドナウOp.314、
  7) エジプト行進曲Op.335、
 8) ヨーゼフ・シュトラウス:トランスアクツィオンOp.184、
 9) J.シュトラウス2世:常動曲Op.257  【録音】1959年 /
《CD 37》[卒業記念舞踏会]
 1) J.シュトラウス2世:バレエ『卒業記念舞踏会』、
 2) ウェーバー:舞踏への勧誘Op.65(ベルリオーズ編) 
  【録音】1960年(1)、1959年(2)/
《CD 38》[千夜一夜物語]
 1) ヨーゼフ・シュトラウス:鍛冶屋のポルカOp.269、
 2) J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲Op.437、
 3) ヨーゼフ・シュトラウス:騎手Op.278、
 J.シュトラウス2世:4) レモンの花咲くところOp.364、
 5) ナポレオン行進曲Op.156、
 6) ツィーラー:扇のポロネーズOp.525、
 7) J.シュトラウス1世:ローレライ=ラインの調べOp.154、
J.シュトラウス2世:
 8) こうもりのカドリーユOp.363、
 9) 千夜一夜物語Op.346  【録音】1961年 /
《CD 39》[ウィーンの森の物語]
 J.シュトラウス2世:
 1) スペイン行進曲Op.433、
 2) 南国のバラOp.388、
 3) ヨーゼフ・シュトラウス:短いことづてOp.240、
 4) J.シュトラウス2世:親しき仲Op.367(喜歌劇『こうもり』より)、
 5) エドゥアルト・シュトラウス:テープは切られたOp.45、
 6) ヨーゼフ・シュトラウス:燃える恋Op.129、
 J.シュトラウス2世:
  7) ウィーンの森の物語Op.325、
  8) 取りこわしポルカOp.269、
 9) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228  【録音】1962年 /
《CD 40》[ニューイヤー・コンサート]
J.シュトラウス2世:
 1) 喜歌劇『ジプシー男爵』より序曲、
 2) 観光列車Op.281、
 3) 酒、女、歌Op.333、
 4) クラプフェンの森でOp.336、
 5) 入場行進曲(喜歌劇『ジプシー男爵』より)、
 6) ヨーゼフ・シュトラウス:水彩画Op.258、
J.シュトラウス2世:7) トリッチ・トラッチ・ポルカOp.214、
 8) もろびと手をとりOp.443  【録音】1965年 /
《CD 41》[ニューイヤー・コンサート]
 1) J.シュトラウス2世:喜歌劇『ウィーンのカリオストロ』より序曲、
 2) ヨーゼフ・シュトラウス:ディナミーデン・ワルツOp.173、
 3) J.シュトラウス2世:チャルダーシュ(喜歌劇『騎士パスマン』より)、
 4) ヨーゼフ・シュトラウス:とんぼOp.204、
 J.シュトラウス2世:
  5) 喜歌劇『女王のレースのハンカチーフ』より序曲、
  6) 謝肉祭の使者Op.270、
 ヨーゼフ・シュトラウス:7) 小さな風車Op.57、
 8) オーストリアの村つばめOp.164、
 9) J.シュトラウス2世:浮気心Op.319  【録音】1967年 /
《CD 42》[Dances of Old Vienna]
 1) J.シュトラウス1世:若人の情熱Op.90、
 2) J.シュトラウス2世:愛の歌Op.114、
 3) シューベルト:4つのワルツと4つのエコセーズOp.145、
 4) ヨーゼフ・シュトラウス:古き良き時代Op.26、
 J.シュトラウス1世:5)インド人のギャロップOp.111、
 6) ティヴォリ・ルーチェOp.36b、
 7) エクゼター・ポルカOp.249、
 8) ランナー:ペスト・ワルツOp.93、
 9) シューベルト:4つのワルツと2つのエコセーズOp.145、
 10) ランナー:狩人の喜びOp.82  【録音】1967年 /
《CD 43》[Overture of Old Vienna & Vienna Imperial
 (New Year’s Concert 1970)] [Overture of Old Vienna]
 1) J.シュトラウス2世:喜歌劇『こうもり』より序曲、
 2) ニコライ:歌劇『ウィンザーの陽気な女房たち』より序曲、
 3) レズニチェク:歌劇『ドンナ・ディアナ』より序曲、
 4) J.シュトラウス2世:喜歌劇『メトゥザレム王子』より序曲、
 5) ホイベルガー:喜歌劇『オペラ舞踏会』より序曲、
[Vienna Imperial (New Year’s Concert 1970)]
 J.シュトラウス2世:6) 皇帝フランツ・ヨーゼフ1世救命祝賀行進曲Op.126、
 7) 入江のワルツOp.411(喜歌劇『ヴェネツィアの一夜』より)、
 8) オルフェウス・カドリーユOp.236、
 9) 松雪草Op.143、
 10) 喜歌劇『くるまば草』』より序曲、
 11) 帝都はひとつ、ウィーンはひとつOp.291、
 12) 私たちは平気!Op.413、
 13) オルフェウス・カドリーユOp.236
   【録音】1968年(1-5)、1969年(6-13)/
《CD 44》[Happy New Year]
 1) J.シュトラウス2世/エドゥアルト・シュトラウス:射撃のカドリーユ、
 ヨーゼフ・シュトラウス:
  2) おしゃべり女Op.144、3) 大急ぎでOp.230、
 4) J.シュトラウス2世:チャルダーシュ(喜歌劇『こうもり』より)、
 5) エドゥアルト・シュトラウス:素敵な感じOp.75、
 6) J.シュトラウス2世:喜歌劇『インディゴと40人の盗賊』より序曲、
 7) ヨーゼフ・シュトラウス:モダンな女Op.282、
 8) エドゥアルト・シュトラウス:速達郵便でOp.259、
 9) J.シュトラウス2世:わが家でOp.361、
 ヨーゼフ・シュトラウス:
  10) 気まぐれOp.241、
  11) 休暇旅行でOp.133
   【録音】1970年 /
《CD 45》[Welcome the New Year]
 J.シュトラウス:
 1) 百発百中Op.326、
 2) 北海の絵Op.390、
 3) アンネン・ポルカOp.117、
 4) メフィストの地獄の叫びOp.101、
 5) ロシア行進曲Op.426、
 6) 加速度円舞曲Op.234、
 7) お気に召すままOp.372、
 8) 恋と踊りに熱中Op.393、
 9) ヨーゼフ・シュトラウス:女心Op.166、
 10) J.シュトラウス2世:人生を楽しめOp.340  【録音】1971年 /
《CD 46》[New Year In Vienna]
 1) スッペ:喜歌劇『美しきガラテア』より序曲、
 J.シュトラウス2世:
 2) 女性への讃歌Op.315、
 3) 雷鳴と電光Op.324、
 4) 朝の新聞Op.279、
 5) ヨーゼフ・シュトラウス:短いことづてOp.240、
 6) J.シュトラウス2世:爆発ポルカOp.43、
 7) レハール:金と銀Op.79、
 J.シュトラウス1世:
 8) シュペール・ギャロップOp.42、
 9) ピーフケとプーフケOp.235、
 10) J.シュトラウス2世:ペルシャ行進曲Op.289、
 11) ツィーラー:いらっしゃいませOp.518  【録音】1972年 /
《CD 47》[ニューイヤー・コンサート]
 J.シュトラウス2世:1) 喜歌劇『ローマの謝肉祭』より序曲、
 2) コヴェント・ガーデンの思い出Op.329、
 3) 歌う喜びOp.328、
 4) 競馬のギャロップOp.29、
 5) 美しく青きドナウOp.314、
 6) 狙いをつけろOp.478、
 7) ヨーゼフ・シュトラウス:ルドルフスハイムの人々Op.152、
 8) J.シュトラウス1世:天体の音楽Op.235、
 J.シュトラウス2世:
  9) チクタク・ポルカOp.365(喜歌劇『こうもり』より)、
 10) 常動曲Op.257  【録音】1973年 /
《CD 48》[ニューイヤー・コンサート「Live from Vienna」]
 J.シュトラウス2世:1) 喜歌劇『くるまば草』より序曲、
 2) わが家でOp.361、
 3) 町と田舎Op.322,4) 愛の歌Op.114、
 5) 爆発ポルカOp.43、
 6) アンネン・ポルカOp.117、
 7) 浮気心Op.319、
 8) 狩りOp.373(喜歌劇『ウィーンのカリオストロ』より)、
 9) チャルダーシュ(歌劇『騎士パスマン』より)、
 10) 常動曲Op.257、
 11) 観光列車Op.281、
 12) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲
  【録音】1975年 /
《CD 49》[Prosit! 150 Years of Josef Strauss]
 ヨーゼフ・シュトラウス:1) うわごとOp.212、
 2) 騎手Op.278、
 3) 上機嫌Op.281、
 4) トランスアクツィオンOp.184、
 5) 鍛冶屋のポルカOp.269、
 6) オーストリアの村つばめOp.164、
 7) 憂いもなくOp.271、
 8) 大急ぎでOp.230、
 9) わが人生は愛と喜びOp.263、
 10) おしゃべりなかわいい口Op.245  【録音】1976年 /
《CD 50》[New Year’s Day Concert In Vienna 1979]
 1) J.シュトラウス1世:ローレライ=ラインの調べOp.154、
 2) J.シュトラウス2世:お気に召すままOp.372、
 3) エドゥアルト・シュトラウス:ブレーキをかけずにOp.238、
 4) J.シュトラウス2世:酒、女、歌Op.333、
 5) J.シュトラウス1世:モダンな女Op.282、
 6) ツィーラー:いらっしゃいませOp.518、
 7) スッペ:喜歌劇『美しきガラテア』より序曲、
 8) J.シュトラウス2世:わが家でOp.361、
 9) ヨーゼフ・シュトラウス:小さな水車Op.57、
 10) J.シュトラウス2世:チクタク・ポルカ(喜歌劇『こうもり』より)、
 11) J.シュトラウス2世/ヨーゼフ・シュトラウス:ピチカート・ポルカ、
 12) ヨーゼフ・シュトラウス:ルドルフスハイムの人々Op.152、
 J.シュトラウス2世:13) 狩りOp.373(喜歌劇『ウィーンのカリオストロ』より)、
 14) 浮気心Op.319、
 15) 美しく青きドナウOp.314、
 16) J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲Op.228
 【録音】1979年
 【演奏】
  ウィーン国立歌劇場合唱団(CD 47: 3, 5)、
  ウィリー・ボスコフスキー(指揮)
  ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(CD 34-CD41, CD 43-CD50)、
  ボスコフスキー・アンサンブル(CD 42


《DVD 1》「ニューイヤー・コンサート 1974年」
《DVD 2》「ニューイヤー・コンサート 1963年−1979年」
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ボーナス・ドキュメンタリー「ウィリー・ボスコフスキー」
ウィリー・ボスコフスキー(指揮)

 多彩な室内楽、そして「ニューイヤー・コンサート」、ボスコフスキーの魅力全開
 ウィリー・ボスコフスキーは1909年ウィーン生まれ。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めるかたわら指揮活動も行い、また「ボスコフスキー四重奏団」「ウィーン八重奏団」「ウィーン・フィルハーモニー四重奏団」を組織して室内楽の活動も盛んに行いました。
 そして「ニューイヤー・コンサート」を1979年まで25回以上指揮し、観客を魅了する軽快な演奏、典型的なウィーン人の愛想のよさで、他のどの指揮者よりもニューイヤー・コンサートの伝統を人々の意識の中に根付かせたその功績は偉大です。
 その1975年と1979年のコンサートは録音史にも残るものとなりました。
 1975年にデッカはウィーン・フィルハーモニーのニューイヤー・コンサートを初めてライヴ録音し、また1979年のコンサートはデッカ初のデジタル録音となりました。
 新年を迎えるこの時期にふさわしいボスコフスキーのデッカ録音全集がCD50枚組とDVD2枚のセットで発売されます。
 ボスコフスキーとウィーン八重奏団によるベートーヴェンの七重奏曲と、シュポアとシューベルトの八重奏曲が初CD化。
 ヴァルター・パンホーファーとのシューベルトの五重奏曲『ます』がデッカから初CD化となります。

 



<国内盤> 


SONARE



SONARE 1042
\2400+税
美しく繊細な梯剛之の奏でる音色!!
 ショパンのピアノ協奏曲を弦楽四重奏版

  ショパン:
   (1)ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11
   (2)ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op.21「初恋の歌」
    以上、バルトミエジュ・コミネによる弦楽四重奏版
梯剛之(ピアノ)、
クァルテット・セレシア
 【前田奈緒(ヴァイオリン)、
  福崎雄也(ヴァイオリン)、
  高橋梓(ヴィオラ)、
  福崎茉莉子(チェロ)】
 これは大注目!この上なく美しく繊細な梯剛之の奏でる音色!!ショパンのピアノ協奏曲を弦楽四重奏版で収録。

 ライヴ録音:(1)2017年10月27日、(2)2018年9月9日/東京文化会館(小ホール)/96kHz 24bit、69'25"

 2017年、2018年の2年にわたって開催された梯剛之のショパンのピアノ協奏曲2篇のライヴ盤。
 共演は気鋭のメンバーによる2011年結成のクァルテット・セレシアでバルトミエジュ・コミネによる弦楽四重奏版です。
 梯が最も大切にしている作曲家であるショパン。2000 年に開催されたショパン国際コンクールではワルシャワ市長賞を受賞するなどショパンの演奏には定評があり、バラード全曲をおさめたディスク(SONARE 1023)ではレコード芸術特選盤他、高い評価を得ました。気品に満ちた梯のショパン。流麗な音色は聴き手の心に温かく届きます。
 「梯剛之の芯のしっかりした音は、万華鏡のように多彩である。梯のピアニズムがショパンの音楽に見事に溶け込んで、まるでその時代の作曲家に成り代わって演奏しているような錯覚を覚える。」(野平多美 ライナーノーツより)

 梯剛之(ピアノ)
  94 年チェコの盲人弱視者国際音楽コンクール、ドイツのエトリンゲン青少年国際ピアノコンクール(B カテゴリー)で参加者中最年少優勝、豊かな音楽性を認められる。95 年アメリカのストラヴィンスキー青少年国際コンクール第2 位。97 年村松賞受賞。98 年ロン=ティボー国際コンクール(パリ)第2 位およびSACEM 賞(リサイタル賞)、シュピオンボノー財団賞受賞。99 年都民文化栄誉章、出光音楽賞、点字毎日文化賞を受賞。2000 年ショパン国際コンクールワルシャワ市長賞受賞。




キング・インターナショナル

KKC 5975
\3000+税
ダン・エッティンガー、シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団、
 モーツァルトのト短調の交響曲2篇

  モーツァルト:
   (1)交響曲第25番 ト短調 KV.183
   (2)2台のピアノためのソナタ ニ長調 KV.448
   (3)交響曲第40番 ト短調 KV.550
ダン・エッティンガー
 ((1)(3)指揮、(2)ピアノ)
(1)(3)シュトゥットガルト・
 フィルハーモニー管弦楽団
(2)ハガイ・ヨダン(ピアノ)
 セッション録音:(1)(3)2017 年10月11-13日/グスタフ・ジーゲル・ハウス(シュトゥットガルト)、(2)2017 年8月28日/エルマ・アーツ・コンプレックス(イスラエル)/[hanssler]HC.18086、輸入盤・日本語帯・解説付

 人気・実力を兼ね備えた指揮者ダン・エッティンガーが現在首席指揮者をつとめるシュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団とモーツァルトのト短調の交響曲2 篇を録音しました。1971 年イスラエル生まれのエッティンガーは6 歳でピアノを始め、ルービン音楽学校、テルアビブ大学でピアノ、指揮、声楽を専攻し、バリトン歌手として主役及びコーラスなどオペラ関連の役職に当たりました。その後、1999 年にはエルサレム室内楽音楽祭で指揮者デビュー。バレンボイムの秘蔵っ子としてベルリン国立歌劇場カペルマイスター兼音楽監督助手を務め、その後はバイエルン国立歌劇場、ウィーン国立歌劇場などの世界の主要な劇場に出演しました。2004 年に初来日を果たし、2010 年4 月より東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者となり、2015 年4 月より同団の桂冠指揮者に就任しています。2018 年10 月には東京交響楽団の定期演奏会にてベルリオーズの幻想交響曲を披露し、熱量の高い強烈な演奏で聴衆を沸かせました。
 創造性あふれる指揮で大きな反響を呼んでいるエッティンガー。モーツァルトのオペラ作品で培った豊かな音楽性でモーツァルトの傑作に挑みました。変幻自在の音楽表現ともいうべきタクトで、ハッとさせられる旋律の歌い回しなど興味の尽きない演奏を披露しております。
 ピアニストとしても腕が立つエッティンガー。当ディスクには母国イスラエル出身の教え子ハガイ・ヨダンとの共演で2 台のピアノためのソナタ ニ長調 KV.448も収録しました。1985 年生まれのヨダンは、音楽家、写真家、作家、スタイリストと多方面で活躍するアーティスト。しかも音楽家としてピアニスト、声楽家、チェンバロ奏者、作曲家の肩書きをもつ多才な演奏家です。エッティンガーとは長きに渡り共演しており、阿吽の呼吸からうまれる輝かしいモーツァルトを聴かせてくれます。
 
KKC 5974
\3000+税
チェンバリスト、ピアニストのオルハン・メメッド。
 当盤は自主レーベルからデビュー盤でゴルトベルク変奏曲

  J.S.バッハ(1685-1750):ゴルトベルク変奏曲 BWV988
オルハン・メメッド(チェンバロ)
 セッション録音:2006 年8月/ヴィルクローズ(フランス)/[OMNIA ARTISTS PRODUCTIONS]VLGV.01、輸入盤・日本語帯・解説付
 チェンバロ/使用楽器:ギヨーム・ヘムシュ1763 年製作、グリュナーシュルムベルガー財団

 アメリカ生まれでパリを拠点に活躍するチェンバリスト、ピアニストのオルハン・メメッド。当盤は自主レーベルからデビュー盤でゴルトベルク変奏曲です。
 現在ヨーロッパを中心に世界的な演奏活動を行っているメメッドは南カルフォルニア大学においてピアノとヴァイオリンを学び、音楽学をオックスフォード大学博士課程終了後、ユゲット・ドレフュス(1928-2016)に師事するためにパリへ拠点を移しました。その後はドレフュスから絶大なる信頼を得て、ドレフュスの秘蔵っ子として注目を集めております。レパートリーの中でも最も得意とするゴルトベルク変奏曲。一音一音丁寧に紡ぎだされる洗練された演奏を聴くことができます。当国内仕様のためにメメッド氏が書き下ろした解説付き(翻訳:植山けい)。

 下記、当演奏のトラック・タイムです。
 アリア(3'46")+第1変奏(2'04")+第2変奏(1'35")+第3変奏(2'07")+第4変奏(1'06")+第5変奏(1'48")+第6変奏(1'34")+第7変奏(2'04")
 +第8変奏(1'13")+第9変奏(1'47")+第10変奏(1'44")+第11変奏(1'13")+第12変奏(2'51")+第13変奏(2'30")+第14変奏(2'20")
 +第15変奏(4'28")+第16変奏(2'55")+第17変奏(1'05")+第18変奏(1'37")+第19変奏(1'23")+第20変奏(2'38")+第21変奏(3'07")
 +第22変奏(1'32")+第23変奏(1'11")+第24変奏(3'10")+第25変奏(3'38")+第26変奏(1'19")+第27変奏(2'15")+第28変奏(1'26")
 +第29変奏(2'25")+第30変奏(1'04")+アリア(ダ・カーポ)(2'00")= 66'58"



<LP>


PENTATONE(LP)


KKC 1129/30
(2LP)
\5500+税
名器ストラディヴァリウス「ブース」で奏でた濃厚な調べ。
 [LP 1]
  (1)ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
   (A面:第1楽章、B面:第2・3楽章)
 [LP 2]
  (2)プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 Op.19
   (A面)
  (3)グラズノフ:ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.82
   (B面)
ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)
ヤコフ・クライツベルク(指揮)
ロシア・ナショナル管弦楽団
 名器ストラディヴァリウス「ブース」で奏でた濃厚な調べ。ユリア・フィッシャーの衝撃のデビュー盤が遂にLPで登場!

 ヴァイオリン/ストラディヴァリウス1716年製「ブース」
 セッション録音:2004年5月12&13日/DZZ第5スタジオ(モスクワ)/180g重量盤、79'24"、輸入盤・日本語帯・解説付
 エグゼクティヴ・プロデューサー:ヨブ・マールセ/プロデューサー:セルゲイ・マルコフ、リック・ヴァルカー/レコーディング・プロデューサー:ヨブ・マールセ/バランス・エンジニア:エルド・グルート/レコーディング・エンジニア:カール・シュールビエルズ/エディティング:カール・シュールビエルズ、セバスチャン・ステイン、ヨブ・マールセ

 ハイエンド、マルチチャンネル・サラウンド・レコーディングに特化したクラシック専門レーベルPENTATONE からユリア・フィッシャーの衝撃のデビュー盤、ハチャトゥリアン、プロコフィエフ(第1 番)、グラズノフのヴァイオリン協奏曲がLP で登場します!
 録音当時21 歳だったユリア・フィッシャーですが、既に独自のスタイルを確立しており、彼女の最大の魅力と言える情熱的で表情豊かな演奏を披露しております。
 冒頭のハチャトゥリアン。一度聴いたらその旋律が耳に残る第1 楽章の提示部から凄まじい存在感を示し、圧倒的なテクニックで雄大に演奏します。第2 楽章の歌謡的で抒情的な主題ではフィッシャーの美音が冴えわたり、聴き手の心を鷲掴みにします。そして、民族舞踏を想わせる無窮動とも言える終楽章は超ド級の名演で、終結部の強烈な同音連続によって豪快に終わります。
 次に収録されたプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番では、「夢みるような」と作曲者自身が述べた第1 主題を絶妙な歌い回しで弾きはじめ、緩- 急- 緩と配列された全3 楽章構成の中で、非常に豊かな表現力を披露しております。
 そしてグラズノフは、終始フィッシャーの美音が冴えわたります。ヴァイオリンの様々な奏法を用い、高度な技術が要求されるこの協奏曲ですが、余裕すら感じさせる演奏には脱帽です。
 当時日本音楽財団から貸与されていた名器ストラディヴァリウス1716 年製「ブース」で奏でた濃厚な音色にも注目です。
 大好評のJ.S. バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲のLP(KKC 1080)とあわせてお楽しみください。ドイツ、パラス社プレス。
 ※国内品番のみのご案内です。

















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