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アリア・レーベル第38弾
ARIA AR 0038 1CD-R\1700
バーンスタイン&ニューヨーク・フィル
ベートーヴェン:交響曲第7番


 第5弾でご紹介した、バーンスタイン、ニューヨーク・フィル音楽監督就任直後のハイドン&メンデルスゾーン。
 ニューヨーク・フィル音楽監督に就任するまでのバーンスタインの苦難の歴史についてはそちらで見ていただくとして・・・、そこでこんなことを書いた。

 この時期のバーンスタインの録音は、ほとんどが近代の作品にあてられ、ハイドンやメンデルスゾーンのような古典派・ロマン派前期の大作が取り上げられることはなかった(唯一の例外が1958年10月のベートーヴェン交響曲第7番)。

 今回ご紹介するのは、その唯一の例外の「1958年10月 ベートーヴェン交響曲第7番」である。

 バーンスタインのベートーヴェンといえば、SONYとDGの両方から出ている交響曲全集が飛びぬけて有名だと思う。
 60年代前半という時代を反映したアグレッシヴなSONYの全集(1961-64年 ニューヨーク・フィル)、バーンスタインの情熱的な生命力とウィーン・フィルの伝統が融合した美しくも過激なDGの全集(1977-79年 ウィーン・フィル)。
 ほとんどの曲がこの2回の録音だけなのだが(3,5,9番だけはあともう1回録音している)、第7番だけは全集以外に2回も録音していて、ライヴももう一つ残されている。

 いわばこの曲、バーンスタインの代名詞的な曲なのである。

録音年 オーケストラ 第1楽章 第2楽章 第3楽章 第4楽章
1 1957/4 ライヴ ボストン響 11.32 7.59 6.48 6.37  
2 1958/10 ニューヨーク・フィル 12.31 9.46 8.26 7.35 今回のアルバム
3 1964/5 ニューヨーク・フィル(全集の1曲) 14.30 9.03 9.27 9.03  
4 1978/10-11 ライヴ ウィーン・フィル(全集の1曲) 14.15 8.46 8.59 7.04  
5 1990/8 ライヴ ボストン響(最後の演奏会) 16.19 9.48 10.76 8.40  


 ちなみに1回目の録音と最後の録音が同じボストン響で、しかも5回目の録音は彼の最後の演奏会のライヴでもある。

 全集2つの録音については、有名なものなのであえてここでは詳しくご紹介しないが、今回改めて聴いて、それぞれの時代を代表する名演であるという印象を強くした。


 さてここではまず最後の演奏会とされるタングルウッド音楽祭でのライヴを。

 1990年8月、死の2ヶ月前。最後の来日公演から帰国して出演したタングルウッド音楽祭でのライヴ。
 すでに指揮することそのものが困難な状況で、指揮台の背にもたれながら死ぬ思いで指揮していたという。
 国内盤はバーンスタインの命日に発売された。

 もう、この演奏になると批評云々という問題ではない。
 合掌しながら聴くたぐいの音楽である。


DG 4317682
\2300→\1990
バーンスタイン最後の演奏会
 ベートーヴェン:交響曲第7番、
 ブリテン:4つの海の間奏曲
バーンスタイン指揮
ボストン交響楽団

 もしまだお聴きでない方は、第2楽章ではそれなりに気持ちを整えて、どうぞ。



 そしてもうひとつのボストン響の録音。一番最初に残された第7番の録音である。
 これが・・・・巷ではあまり騒がれてないのだが、同曲の最速トップを狙う激烈終楽章。有名なマゼール&バイエルン(ELS-01-062 CD-R \1700 (その後同じマゼールのSOUNDS SUPREME 2S-119 CD-R\990のほうが速いことが判明した) )の終楽章とほとんど同タイム。
 この楽章、普通冒頭が速くても途中でテンポを緩めたりすることが多いが、これは最後の最後まで一気呵成。まったく気を緩めることがない。
 さすが若きバーンスタイン、ただでは指揮棒を降ろさない。


MEMORIES
MR2101/2102
(2CD)
\3,800→¥1980
シューマン:交響曲第2番(1946年3月23日ライヴ)、
ベートーヴェン:交響曲第7番 (1957年4月26日ライヴ)、
シューベルト:交響曲第9番「ザ・グレート」
 (1957年10月11日ライヴ)
バーンスタイン指揮
ボストン交響楽団
音質も年代に比して良好。モノラル。

 これも、まだお聴きになられていない方は話の種にぜひ。



 ・・・そしてようやく今回の主役の登場である。

 全集の中の充実した2つの録音と今ご紹介した個性極まる2つの録音に対して、今回ご紹介の1958年録音はどうか・・・?

 これが実にすばらしい演奏なのである。
 店主は5つの録音の中で、この2回目の録音が一番いいような気がする。


 1年前の演奏がトンデモぶっ飛び演奏なので、若きバーンスタインに同じような過激な演奏を期待される方も多いと思うが、全然そうじゃない。
 きわめて丹精で丁寧で感性豊かな演奏。そして・・・実に立派な演奏。
 とくに管楽器に非常に心を砕いていて、美麗な管楽器コンチェルトかと思うような瞬間が何度も登場する。
 そして分厚いシルクのようにまとめあげられた弦。まるで美しい滝。

 オーケストラ全体が精巧な室内楽のように機能しているのである。

 そしてテンポ。これがどの楽章も穏当。「標準」というとバーンスタインっぽくないが、本当に「標準」なのである。
 それなのに、このずしりとした存在感。

 「精巧」であり「標準」であるのに、この重量感。

 この章の冒頭で書いたが、この時期のバーンスタインの録音はほとんどが近代の作品にあてられ、古典派・ロマン派前期の大作が取り上げられることはなかった。その中でのベートーヴェンの第7番。
 バーンスタインはここで、1957年のライヴでやったような過激でぶっ飛んだ演奏ではなく、録音史に名が残るような「立派」な演奏を果たそうとし、それに成功した。
 時代の寵児じゃない、人気ミュージカル作家じゃない、近代ばっかりやってる感性のとんがった音楽家でもない。・・・伝統あるニューヨーク・フィルの大音楽監督を務める威厳ある指揮者。

 堂々、あっぱれの横綱相撲。ブラボー。
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. ちなみに今回の復刻、アリア・レーベル史上1,2を争う出来栄え。原盤がいいというと復刻のARDMOREに怒られそうだが、実にいい。実はオランダPHILIPS盤の復刻。盤質もアメリカ盤よりいい。
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AR 0038
\1700
第38弾
 バーンスタイン&ニューヨーク・フィル
  (1)ベートーヴェン:交響曲第7番
  (2)         「レオノーレ」序曲第3番
レナード・バーンスタイン指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック
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原盤:(1)PHILIPS SABL 139
    (2)COLUMBIA MS6223
録音:(1)1958年10月6日 ステレオ
    (2)1960年10月24日 ステレオ

 録音も非常に優秀。美しすぎるほど。
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 フォーマットはCD-R。ケースは薄型で、シンプルなデザインのジャケットと盤面印刷の仕様です。針音や歪みなどのオリジナル・ノイズがありますがご了承ください。
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アリア・レーベル全体インデックス(こちらからも全タイトル注文可能です)


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第1弾 クリップス&ウィーン・フィル/チャイコフスキー:交響曲第5番
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第2弾 クレンペラー&フィルハーモ二ア管/ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」
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第3弾 シュミット=イッセルシュテット&北ドイツ放送交響楽団/チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
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第4弾 シルヴェストリ&ウィーン・フィル/ドヴォルザーク:交響曲第7番
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第5弾 バーンスタイン/ニューヨーク・フィル音楽監督就任直後のハイドン:交響曲第104番「ロンドン」&メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」
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第6弾 カール・ベーム&ウィーン・フィル/1954年6月/シューベルト:交響曲第8番「未完成」&交響曲第5番
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第7弾 パウル・ファン・ケンペン指揮&ベルリン・フィル/ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
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第8弾 オイゲン・ヨッフム指揮&ベルリン・フィル/ブラームス:交響曲第1番
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第9弾 ジャン・マルティノン指揮&コンセール・ラムルー管弦楽団/モーツァルト:交響曲第31番「パリ」、第32番、第33番
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第10弾 フリッツ・ブッシュ指揮&デンマーク国立放送交響楽団/ブラームス:交響曲第2番
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第11弾 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル/1943年6月/ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、第4番
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第12弾 ハンス・クナッパーツブッシュ&ベルリン・フィル/1944年9月9日、ブラームス:交響曲第3番
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第13弾 ヘルベルト・フォン・カラヤン&トリノ放送交響楽団 / モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」 1942年10月
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第14弾 カラヤン&ウィーン・フィル/1948年11月チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
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第15弾 エーリヒ・クライバー&アムステルダム・コンセルトヘボウ/ベートーヴェン:交響曲第7番
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第16弾 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル 1942年12月 / シューベルト:交響曲第9番「グレイト」
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第17弾 ジュリーニ&フィルハーモニア管 / シューマン:交響曲第3番「ライン」
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第18弾 ベーム&ベルリン・フィル / 1956年 『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』
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第19弾 カラヤン&ベルリン・フィル / 1960年のチャイコフスキー:交響曲第4番
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第20弾 エーリヒ・クライバー&ベルリン国立歌劇場管 / 1929年/ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」
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第21弾 ケンペ&フィルハーモニア管 / モーツァルト:交響曲第34番
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第22弾 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル / 1942年3月 / ベートーヴェン:交響曲第9番
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第23弾 モントゥー指揮&ウィーン・フィル ベルリオーズ:幻想交響曲
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第24弾 メンゲルベルク&ベルリン・フィル / 1940年7月 / チャイコフスキー:交響曲第5番
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第25弾 カイルベルト&ハンブルク国立フィル / ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
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第26弾 カンテルリ&ミラノ・スカラ座管 チャイコフスキー交響曲第5番
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第27弾 ムラヴィンスキー&レニングラード・フィル 1949年 ベートーヴェン:「運命」&「田園」
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第28弾 クレンペラー&ウィーン響/ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
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第29弾 ケンペ&ベルリン・フィル 1959年/ベルリオーズ:幻想交響曲
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第30弾 フリッチャイ & ベルリンRIAS響/シューマン:交響曲第1番
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第31弾 ピエリーノ・ガンバ指揮&ロンドン交響楽団/ロッシーニ:序曲集
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第32弾-a ストコフスキー&ヒズ・シンフォニー・オーケストラ シベリウス:交響曲第1番
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第33弾 ズザーネ・ラウテンバッハー(Vn)/ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
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第34弾 フルトヴェングラー&ウィーン・フィル 1950年/シューベルト:交響曲第8番「未完成」
..
第35弾 モントゥー&サンフランシスコ響/ベルリオーズ:幻想交響曲
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第36弾 カッチェン&フィストゥラーリ/ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
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第37弾 シュターツカペレ・ドレスデン コンヴィチュニー/オイストラフ チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」
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