録音:(1)1978年1月28日,ベルリン (2)1978年8月31日,ルツェルン
「 カラヤン死して15年。ここへきてようやくカラヤンの芸術の真価を冷静に判断できるようになってきた。
1978年のカラヤンとベルリン・フィル。当時の両者の関係は芸術的には最も熟した状態であったといえる。現状に満足せず、より高い何かを求めて互いに尊敬しながら切磋琢磨していた時代。しかも今回見出したのはライヴ音源。当時の両者によっていかなる熱演が繰り広げられているか。
ベートーヴェンの7番交響曲は本拠地ベルリンでの演奏会。「春の祭典」はルツェルン・フェスティヴァルでの録音。どちらも正規初出。特に「春の祭典」は全く出回った形跡のない完璧な初出音源。」(第24号より)
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