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不安と恐怖、焦燥、怒り、そして絶望まで感じてしまったときに
1956年1月16日
ギーベルの歌う「ラウダーテ・ドミヌム」
RICHTHOFEN
1CD-R\2200
不安と恐怖、焦燥、さらにときに怒りや絶望まで感じる。
それも当然だと思う。
が、せめて怒りの感情だけは抑えられないものか、そう思って手を伸ばしたのは・・・この演奏。
ギーベルの歌う「ラウダーテ・ドミヌム」
。
これを聴けば、一瞬であるかもしれないが、いろいろな否定的感情を消してくれる。
そして心の隙間に、優しく穏やかな想いを注ぎ込んでくれる。
2008年10月記
初めて紹介してからそろそろ10ヶ月近く経つだろうか。
「ラスコル視聴記(下記参照)」でも取り上げさせてもらった1枚。
・・・でもあのときはまだこの1枚が、自分にとって生涯最高のアルバムの一つになるとは思っても見なかった。
ギーベルの歌う「ラウダーテ・ドミヌム」である。
アグネス・ギーベル。
バッハの宗教曲で知られるソプラノ歌手。モーツァルトも得意としていたが、自分の容姿を考慮してオペラの舞台に立つことはなかったという。
そんなギーベルが歌った「ラウダーテ・ドミヌム」。
若きモーツァルトがザルツブルグでくすぶっているときに書き上げた、畢生の名曲。
モーツァルトの数ある作品の中でも、店主にとってはヴァイオリン・ソナタのK.304の第2楽章とともに、最高中の最高の曲である。
あまりにも美しすぎて、あまりにももったいなくてなるべく聴かないようにしているが、耳にした途端にすべての視界は閉ざされ、思考は停止する。
しかし、この曲、これまでいろいろな人の歌唱で聴いてきたが、そういう感動におちいることはなかった。
そう、そんな尋常でない状態におちいるのは、ただひとつ、このギーベルの歌う「ラウダーテ・ドミヌム」だけだった。
始めは勘違いかと思って、いくつかの有名なほかの歌手をいろいろ聴いてみた。もっといい演奏があるかもしれないのだから。
・・・だがどうしてもだめなのである。
他のひとの歌では、ほんのちょっとしたところで、「いや、ちがう・・・」と心が離れていってしまうのである。
で、おそるおそるまたギーベルを聴く。
・・・やはり、・・・ギーベルは違う。
完璧なのである。
すべてが。
神の世界がそうであるように。
だからこの歌を聴けば、ただただ心静かに天上の世界に赴くことができる。
ギーベルには後年のスタジオ録音もある。
が・・・このライヴのようにはいかない。
RICHTHOFEN
RICHT 55002
1CD-R\2200
(1)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調
1961年 ライブ録音 モノラル
(2)モーツァルト:証聖者の荘厳な晩課KV.339
1956年1月16日 ライブ録音(?) モノラル
ヨゼフ・カイルベルト指揮
ケルン放送交響楽団
(1)アニー・フィッシャー(P)
(2)アグネス・ギーベル(S)、
クリスタ・ルートヴィヒ(Ms)
リヒャルト・ホルム(T)、
ペーター・ロート=エーラング(Bs)
ケルン放送合唱団
商品は薄ケース入りで、CD-R盤印刷とジャケット印刷のみの商品。
日本語解説はなく、見た目はチープな装丁だが、原音の厚みとリアリティーをそのまま再現した魅力ある音質。
RICHTHOFENという小さな歴史的録音復刻レーベルがある。
LPやアセテート盤、放送用音源をいい感じでCD-R復刻してくれる優良レーベルで、40タイトル近くリリースされている。
そのRICHTHOFEN、ここしばらくは音沙汰がなかったのだが、新シリーズを始めるということで何点か新譜のインフォメーションが来た。
とくに何ということなく内容を見ていて、・・・我が目を疑った。
あの演奏が入っていたのである。
もう二度と出ることはないだろうと思った、あの演奏が。
店主が選ぶ「生涯の10枚」のアルバムに収められていたまさに畢生の名演。
1956年1月16日、ギーベルが歌った「ラウダーテ・ドミヌム」。
モーツァルトの「証聖者の荘厳な晩課 KV.339」の中の一曲。
別のレーベルなどからも出ていたのだが今は廃盤。これまで何度も何度も世界中探し回ってきたが、手に入らなくて本当に悔しい思いをしてきた。
その名演である。
聴いた瞬間、生きたまま天上へ連れて行かれることになる。
RICHTHOFEN、よくぞ見つけてきてくれた。
ラスコル視聴記 2007.11.23
うちのスタッフの女の子たちはクラシックをあまり聴かない。なのだけれど、ときおりかけているCDにビクンと反応することがある。それがまったく脈絡なくて、何に反応するかわからないのがかえって面白い。
今回女の子たちが反応したのがこの1枚。
カイルベルトのモーツァルトである。
モーツァルト・マニアのおじさんでも引いちゃいそうなこわもてのこのアルバムに反応するのだから面白い。
だが実際なかなかいいアルバムだったので店主が何回もかけていて、そのうち反応し始めてきたという感じか。
曲は「証聖者の荘厳な晩課」。
正直そんな近寄りやすい作品ではないが、もちろん彼女たちが反応したのは「ラウダーテ・ドミヌム」。モーツァルト作品中10本の指に入る名曲だと店主は思う。彼女たちはこの神秘的な天上の音楽に、クリスマス気分を誘発されたのだろう。この曲が始まるとみんな表情が緩み和み、優しくなる。こういう曲ばっかりが入っているCDだときっと反応しなかったんじゃないか、とか、やっぱりカイルベルトの趣がいいのかとか、これだけの歌唱力を持ちながら一度もオペラの舞台に立たなかったという控えめで清楚なギーベルの歌唱がいいのか、とかいろいろ理由を考えてしまった。
一人の女の子はこの曲を「私のテーマソング」と勝手に言うようになってしまった。やれやれ。(でも後で聞いたら、映画の「伴奏者」でかかったときから好きだったんだとか。失礼しました。)
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