≪第100号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その11 2019/2/5〜
2/8(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ACCENT
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クイケン最新録音、充実のシュッツ・アルバム!
最初のドイツ語オラトリオ
シュッツ:
女よ、あなたはなぜ泣いているのか SWV443
私は蘇りである SWV464
私は知る、わが救い主は生きておられることを
SWV 393
主に向かいて新しき歌を歌え SWV 35
イエス・キリストの復活の物語 SWV 50 |
シギスヴァルト・クイケン
(ヴァイオリン、指揮)
ラ・プティット・バンド |
クイケン充実のシュッツ・アルバム!初のドイツ語オラトリオとして伝わる名作を収録
録音:2018年4月/ベルギー/57'00''
クイケン&ラ・プティット・バンド2018年新録音!4つの美しいモテットと名作『イエス・キリストの復活の物語』を収録した、ドイツ音楽の父・シュッツの真骨頂を伝える好アルバムです。ガンバとヴァイオリン、オルガンに声楽というシンプルな編成から充実した音楽が沸き起こります。
1623年にシュッツによって書かれた『イエス・キリストの復活の物語』は、最初のドイツ語オラトリオと見做されています。
シュッツがドレスデンの宮廷楽長になった1617年の時点では、かつて宮廷楽長だったスカンデッロの作った『復活の物語』が伝統的に歌われていました。
シュッツ自身もその音楽を何度か演奏するなかで、同じテキストで新たな作品を書くことを決心します。
それは1618年から始まった30年戦争の悲劇の中、強い信仰をこめた輝かしいドイツの音楽作品として結実します。増三和音を用いた和声進行による大胆な転調など、書法的にはモンテヴェルディが編み出した「激情様式」からの影響もみられる、独自の存在感を放つ名作オラトリオです。
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レツボールの名盤が復活!
ランバッハ寺院のための祝祭ミサ
ホーフライターはビーバーの弟子
ベンヤミン・ルートヴィヒ・ラムハウフスキ(c
1631-1694):
23声のミサ
ヨーゼフ・バルサザール・ホーフライター(1669-1731):
ミサ"ad multos annos" |
ラドゥ・マリアン(ソプラノ)
マルクス・フォスター(アルト)
トーマス・キュンネ、
ベルント・フレーリヒ(テノール)
ゲルト・ケンダ、
ウルリッヒ・スタバー(バス)
フランツ・ファルンベルガー(合唱指揮)
聖フロリアン少年合唱団
グナール・レツボール(指揮)
アルス・アンティクヮ・アウストリア |
マニア度高し、レツボールの名盤が復活!
録音:2006年2月/オーストリア、ランバッハ修道院
以前Symphonia レーベルで発売されていたマニアックな盤のレーベル移行再発売。
1056年に建てられたオーストリアのランバッハ修道院は1700年代の貴重な音楽を数多く遺している場所として知られており、最近有名になってきた作曲家ヴァイヒラインもこの修道院に入っていました。
このアルバムに登場するふたりの作曲家もランバッハ修道院ゆかりの人物でホーフライターはビーバーの弟子でもありました。
透明な合唱とオルガン、鮮烈な金管楽器と重量感ある弦、多くの声部が絡み合い巨大な音楽を構築するミサ曲です。
この手の音楽に力を注ぎ、古楽マニアをうならせたレツボールの見事な演奏でお楽しみください。
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APARTE
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AP 194
(2CD)
¥3600 →\3290
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ガイヤールによるボッケリーニの登場!
ピオーを迎えての「スターバト・マーテル」も!
ボッケリーニ:
[CD1]
チェロ協奏曲第6番 ニ長調 G.479
交響曲第6番 ニ短調「悪魔の家」G.506
チェロ協奏曲第9番 変ロ長調 G.482
弦楽五重奏曲「マドリードの通りの夜の音楽」
(マドリードの夜警隊の音楽)op.30-6
[CD2]
スターバト・マーテル G.532
チェロ・ソナタ 第2番 ハ短調 G.2
交響曲序曲 ニ長調 G.521 |
オフェリー・ガイヤール(チェロ&指揮)
サンドリーヌ・ピオー
(ソプラノ(スターバト・マーテル))
フランチェスコ・コルティ(チェンバロ)
プルチネッラ |
ガイヤールによるボッケリーニの登場!ピオーをゲストに迎えての「スターバト・マーテル」も!!
録音:2018年4&9月、パリ
人気女性チェロ奏者オフェリー・ガイヤールとプルチネッラが、ボッケリーニを録音しました!ガイヤールが率いるアンサンブル、プルチネッラのみずみずしい管弦楽が奏でる前奏がなんとも清々しく思わず耳をうばわれた後に始まるガイヤールのソロの、親しみやすくあたたかい音色は絶品です。
ここでは、協奏曲、ソナタ、交響曲のほか、超人気ソプラノ、サンドリーヌ・ピオーをゲストに迎え、ボッケリーニの最高傑作のひとつ、弦楽五重奏とソプラノ独唱のためのスターバト・マーテルも演奏しているのもまた注目。ピオーの歌声は澄みきっていながら円熟味も感じさせ、彼女の歌に寄り添うような弦楽五重奏のアンサンブルも絶品です。
ボッケリーニは歴史上最初のヴィルトゥオーゾ・チェロ奏者。イタリアに生まれ、プロイセンやスペインの宮廷につかえたほか、ヨーロッパ中で活躍しました。ボッケリーニがいたからこそ、ヴァイオリンばかりに注目が集まっていたところにチェロのための作品も生み出されるようになったといっても過言ではありません。もちろんバッハの無伴奏チェロ組曲はチェロのための最初期の超重要作品と言えますが、バッハの後にボッケリーニがいなければ、ヴィヴァルディもチェロのための作品を書いたかどうかわからないと言ってもよいでしょう。
絵画においてゴヤが色彩でマドリードのにぎやかさを表現したのと同様、ボッケリーニはアンダルシアの舞曲のリズムとメロディで人々の息吹までをも表現しました。ガイヤールのセンシティブで親しみやすい音色がボッケリーニにぴったり。喜びにあふれた舞曲風の楽章での生き生きとした表情は、他では得られません。ボッケリーニの魅力のすべてを伝えてくれます。
知る人ぞ知る名曲
ここへきて注目され始めてきたボッケリーニの「スターバト・マーテル」
いままではこのアルバムをお奨めしてました
今回のピオー盤の登場で強力なライバル出現 |
COV 91813
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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ヌリア・リアルが名作「悲しみの聖母」!
ボッケリーニの美しい旋律を高貴に歌いあげます。
ボッケリーニ:
スターバト・マーテル ヘ短調 G532(1781年初版)
シンフォニア ニ長調 G500 |
ヌリア・リアル(ソプラノ)
オルケストル・ル・フェニックス |
人気ソプラノ、ヌリア・リアルが名作「悲しみの聖母」を録音!ボッケリーニの美しい旋律を高貴に歌いあげます。
録音:2018年4月19-22日/スイス、ファレラ/45'48''
美しい容姿と透き通った美声が人気のスペインのソプラノ、ヌリア・リアルがボッケリーニの名品『スターバト・マーテル』を録音しました。
ボッケリーニはこの曲を、まずソプラノと弦楽五重奏という編成のために書き(初版)、後に編成を大きくして3
人の声楽と弦楽合奏のために書き直した版も残しています。
初版に用いられた「チェロ2 本を要する弦楽五重奏」はチェロの名手であったボッケリーニお得意の編成で、大量の素晴らしい五重奏曲を残していることからしても、大いなる霊感の源泉であったと思われます。
このアルバムでは初版を用いながらも弦はパート内で人数を増やしコントラバスも取り入れ、弦楽五部の合奏体として演奏。しっかりと響きを作りつつ、1
人の声ゆえに統一感ある表現に貫かれています。高貴な祈りのように響く『悲しみの聖母』をじっくりとご堪能ください。
カップリングのシンフォニアは弦楽合奏にホルン2
本が加わります。10 分ほどの作品ですが4 楽章形式で「急-
緩-メヌエット- 急」という構成を持ち、まさに交響曲の前身といった音楽で楽しめます。
上質のメロディ・メーカーでもあるボッケリーニの魅力が詰まった1
枚。SACD ハイブリッド盤での発売です。
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AP 197
(2CD)
¥3600 →\3290
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ルセ&レ・タラン・リリクの「諸国の人々」!
F.クープラン:諸国の人々 |
レ・タラン・リリク
[ヴァイオリン]
ジローヌ・ゴーベール=ジャック
ガブリエル・グロスバール
[フルート]
ジョスリン・ドービグニー
ステファニー・トロッフェ
[オーボエ]
ジョセ・ドメネク、トマ・メラネル
[ファゴット] エイアル・ストレット
[ヴィオラ・ダ・ガンバ] 酒井淳
[テオルボ] ローラ・モニカ・プスティルニク
[指揮、チェンバロ] クリストフ・ルセ |
録音:2017年9月7-13日、ギャルリー・ドレ・ド・ラ・バンク・ド・フランス
F.クープランは鍵盤のイメージも強いですが、室内楽作品でもその真価を発揮した作品を数多く残しています。「諸国の人々」は、1726年に出版された、器楽による室内楽作品集。諸国とは、フランス、スペイン、神聖ローマ帝国、そしてサヴォイ公国の4つの国々を指します。4つの組曲から成り、組曲内の各曲は同じ調性で書かれています。
クープランはフランス様式の舞曲や、イタリア様式を思わせるトリオ・ソナタなど様々なスタイルの曲をちりばめており、彼の創意の多様性が遺憾なく発揮された名作です。ルセ率いるレ・タラン・リリクのアンサンブル(酒井淳も参加)も魅力の、F.クープランの才に魅せられる演奏です。
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AP 185
(2CD)
¥3600 →\3290
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ルセ&レ・タラン・リリクの「諸国の人々」!
サリエリのオペラ「オラース兄弟」、
ドラマティックな物語をルセが見事に蘇らせた!
サリエリ:オラース兄弟(3幕のオペラ)【世界初録音】
台本:ニコラ=フランソワ・ギヤール
(コルネイユの悲劇「オラース」(1640年)に基づく) |
クリストフ・ルセ(指揮、チェンバロ)
レ・タラン・リリク
ユディト・ファン・ワンロイ(カミーユ)
ジュリアン・ドラン(若いオラース)
ジャン=セバスティアン・ブ(老いたオラース)ほか |
サリエリのオペラ「オラース兄弟」、ドラマティックな物語をルセが見事に蘇らせた!世界初録音音源の登場
録音:2016年10月15日、ヴェルサイユ宮殿内王立歌劇場(ライヴ)
2016年にルセがヴェルサイユで行った、サリエリの3幕のオペラ「オラース兄弟」のライヴ録音。
このサリエリの大作を上演するにあたり、ルセは豪華歌唱陣を集結させました。古代ローマのホラティウス兄弟と、当時ローマと対立関係にあったクリアティウス兄弟の決闘の物語に、サリエリがロマン派を思わせるドラマティックな音楽をつけています。
戦いや大群衆のシーン、ヒロインであるカミッラの涙のシーン、クリアティウスのジレンマなど、手に汗握る物語展開の作品を、ルセが見事に蘇らせています。貴重な初録音にして決定的名演といえるでしょう。
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AP 193
(2CD)
¥2600
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レーベルを超えた、ルセのF.クープラン、ベストアルバム
「クープランとわたし」
クラヴサン曲集第1集第2組曲より「幸福な思い」/
諸国の人々〜神聖ローマ帝国よりGravement,
Vivement/
Verset du motet de l'annee derniereよりQui
dat nivem/
クラヴサン曲集第2集第6組曲より「神秘のバリケート」/
ヴィオール曲集〜第2組曲La Pompe funebre/
王宮のコンセール〜第3コンセール(プレリュード*、アルマンド*、シャコンヌ・レジェール*)/
クラヴサン曲集第2集第9組曲(2つのクラヴサンのためのアルマンド)/La
Steinkerque*/
聖水曜日の第3のルソン・ド・テネブル/クラヴサン曲集第2集第8組曲よりパッサカイユ/
趣味の融合〜第9コンセール/クラヴサン曲集第4集
第23組曲よりアルルカン/
クラヴサン曲集第3集 第28組曲よりティク・トク・ショク/
王の命令により作曲されたモテットの7つのVersetsよりOperuit
montes umbra ejus、Extendit palmitos suos/
諸国の人々より「神聖ローマ帝国」/
バッカスに慰められたアリアーヌよりレチタティーヴォ、エア/
クラヴサン曲集第1集 第1組曲より森の精/
クラヴサン曲集第3集 第27組曲より風で回る小さな風車/
ヴィオール曲集より第1組曲(シャコンヌあるいはパッサカイユ)/リュリ讃〜パルナッス山の平和/
クラヴサン曲集第2集 第11組曲/ラ・スルタン〜Gravement*/
Air serieux (1701) «Doux lien de
mon coeur »*/
クラヴサン曲集第1巻より第3組曲〜陰気な女/
趣味の融合、あるいは新しいコンセールより序曲、グランド・リトルネロ/
クラヴサン曲集第4集〜28組曲より とげとげしい女(L'Epineuse) |
クリストフ・ルセ(指揮)、レ・タラン・リリク、
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ)、クリストフ・コワン(チェロ)ほか |
「クープランとわたし」〜ルセのF.クープラン、ベストアルバム!!!
音源:アパルテ、ナイーブ、ハルモニアムンディ、ワーナー、デッカ(*
は初登場音源)
古楽界の重鎮にして鬼才、クリストフ・ルセの、クープランでまとめたベスト盤。クープランとわたし、と題し、アパルテ音源のほか、ハルモニアムンディ録音の音源なども網羅しています。45年以上にわたってフランソワ・クープランの作品を演奏、指揮しているルセ。今日もなお日々クープランの新たな魅力に気づかされる、といいます。ルセ自身が選りすぐった、自身のクープラン演奏で特に気に入っているものをまとめた1枚です。
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AUDITE
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実力派ピーチ、R.シュトラウスとショスタコーヴィチのソナタ
(1)R.シュトラウス(1864-1949):
ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18(1888)
(I.12'35"+II.8'58"+III.8'29"=
30'03")
(2)ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ヴァイオリン・ソナタ Op.134(1968)
(I.11'51" +II .6'41"
+III .15'22"= 33'55") |
フランチスカ・ピーチ(ヴァイオリン)
ホス・デ・ソラウン(ピアノ) |
濃厚で情熱的な演奏!実力派ピーチがR.シュトラウスとショスタコーヴィチのソナタを録音!
ヴァイオリン/アントニオ・テストーレ制作(1751年製)
ピアノ/ Kawai SK-EX(Shigeru Kawai Concert
Grand)
セッション録音:2018年10月1-3日/イエス・キリスト教会(ベルリン・ダーレム)/ディジパック仕様、64'00"
audite レーベルの看板アーティストの一人で精力的にリリースを続けているフランチスカ・ピーチがR.
シュトラウスとショスタコーヴィチのヴァイオリン・ソナタを録音しました。
R.シュトラウスのヴァイオリン・ソナタは1887年に作曲をはじめ翌1888年に完成しました。R.シュトラウスの若々しく溌剌とした無比の美しい作品です。
ヴァイオリン、ピアノともに高度な技術が求められますが、作品の随所で聴くことのできる情熱的な美しい旋律がとても印象的です。スペイン出身のピアニスト、ホス・デ・ソラウン(第13回ジョルジェ・エネスコ国際ピアノ・コンクールで第1位を受賞)のきらめくピアノも冴えわたります。
ショスタコーヴィチ唯一のヴァイオリン・ソナタは、ダヴィド・オイストラフの60歳の誕生日に捧げられた作品。晩年の作風が簡潔化し、人生の深い悲劇性と思考の哲学性が追及された時期の傑作です。献呈者オイストラフの芸術にみあう大規模かつ精神の深さにおいて充実したこの作品は、テクニックの面においても最高の難曲として知られます。
ピーチは非常に魂のこもった熱演を聴かせてくれます。現在のピーチの充実ぶりを示した注目の録音です!
演奏の素晴らしさに加えて、audite の社主にしてトーン・マイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による高品位の録音をお楽しみいただけます。
フランチスカ・ピーチ(ヴァイオリン)
東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5
歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11歳の時にはベルリン・コーミッシェ・オーパーでデビューした逸材。ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンにてヴェルナー・ショルツに、ニューヨークのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイにそれぞれ師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けた。
ソリストとして、ヨーロッパ各国のオーケストラと、アントニ・ヴィト、モーシェ・アツモン、ジュリア・ジョーンズ、上岡敏之、ジョージ・ハンソンなどの指揮者と共演。1998年から2002年までヴッパータール交響楽団の第1コンサート・マスターをつとめたのち、トリオ・テストーレの創設メンバーとして主要なピアノ・トリオ作品に取り組み、ブラームスのピアノ三重奏曲全集(AU
91668)をリリース。その後、デトレフ・アイシンガーとの共演でグリーグのヴァイオリン・ソナタ全集(AU
97707)、プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1&
2番、5つのメロディ(AU 97722)、フランクのヴァイオリン・ソナタ&シマノフスキの神話(KKC
5924 / AU 97726)をリリース。
また、2018年にはプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1&2番(AU
97733)、バルトーク、プロコフィエフ、イザイの無伴奏ヴァイオリン作品集(KKC
5988 / AU 97758)を立て続けにリリースし、いずれも好評を博している。
ヴッパータール交響楽団の第1 コンサート・マスター、ソリスト、そして室内楽団トリオ・テストーレ(ピアノ・トリオ)、トリオ・リリコ(弦楽三重奏団)、さらに音楽祭Mai-Klassik
など多彩な活動を繰り広げてきたフランチスカ・ピーチ。これからいろいろなところで名前を聞くことになるでしょう。
AUDITE、フランチスカ・ピーチのソロ・アルバム |
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グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ全集
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ長調 Op.8(22’53”)
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 ト長調 Op.13(25’04”)
(3)ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ短調 Op.45(25’50”) |
フランチスカ・ピーチ
(ヴァイオリン;1751年製テストーレ)
デトレフ・アイシンガー
(ピアノ;シュタイングレーバー) |
実力派ヴァイオリニスト、ピーチがグリーグのソナタ全曲を熱演!
セッション録音:2014 年12 月4-6 日/ビブリオテークザール(ポリング、バイエルン)/DDD、73’53”
ドイツの実力派ヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチがグリーグのヴァイオリン・ソナタ全曲録音に挑みました。
第3 番があまりにも有名なグリーグのソナタですが、近年第1
番、第2 番も再評価され演奏される機会が増えつつあります。第1
番は1865 年デンマークのロンスダーズに住んでいた頃に作曲され初演は同年の11
月にライプツィヒで行われました。一方1867
年に作曲された第2 番は、ノルウェー出身の作曲家のヨハン・スヴェンセンに献呈されました。
東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5
歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11
歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨークのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。
ソロ活動の一方、1998 年から2002 年までヴッパータール交響楽団の第1
コンサート・マスターをつとめ多方面で活躍するピーチですが、近年は室内楽に積極的に取り組んでおります。
トリオ・テストーレの創設メンバーとして主要なピアノ・トリオ作品に取り組み、AUDITE
レーベルからリリースされているブラームスのピアノ三重奏曲全集(AU
91668)は高い評価を得ております。
今回のグリーグでもピーチの艶やかで毅然としたヴァイオリンの音色が魅力と言え、ピアノのアイシンガーとの息もばっちりです。今後このデュオでの録音予定もあるとのことです。
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フランチスカ・ピーチ、プロコフィエフに挑む!
プロコフィエフ:
(1)ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.80(29’24”)
(2)ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ長調 Op.94b(25’11”)
(3)5つのメロディ Op.35b(14’03”) |
フランチスカ・ピーチ
(ヴァイオリン;1751年製テストーレ)
デトレフ・アイシンガー
(ピアノ;シュタイングレーバー) |
魅惑のヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチ、プロコフィエフに挑む!
セッション録音:2015 年11 月23-25日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/68’38”、ディジパック仕様
ドイツaudite レーベルより積極的なリリースが続く魅惑のヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチ。前作のグリーグ・アルバム(AU
97707)に続いてのリリースはプロコフィエフに挑みました。4
楽章構成のヴァイオリン・ソナタ2 篇(第2 番は原曲がフルート・ソナタですが、オイストラフからの依頼により改作されました)は、現在ではプロコフィエフを代表する名作として頻繁に演奏されております。
濃厚なフレージングと情熱的な歌い回しが魅力のピーチの演奏でお楽しみください。
東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5
歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11
歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨークのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。
またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。
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フランチスカ・ピーチがフランクとシマノフスキを奏でる!
(1)シマノフスキ:神話-3つの詩 Op.30
[I.アレトゥーザの泉(5’55”)+II.ナルシス(7’41”)+
III.ドリアードとパン(8’30”)= 22’06”]
(2)シマノフスキ:ロマンス Op.23(6’42”)
(3)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
(I.6’02” +II.9’09” +III.7’25”
+
IV.6’49”=29’25”) |
フランチスカ・ピーチ
(ヴァイオリン;1751年製テストーレ)
デトレフ・アイシンガー
(ピアノ;ベーゼンドルファー) |
繊細で美しい音色に感動。フランチスカ・ピーチがフランクとシマノフスキを奏でる!
セッション録音:2016年11月22-24日/イエス・キリスト教会(ベルリン)/ディジパック仕様、58’17”
今やaudite レーベルの看板アーティストの一人、美しきヴァイオリニスト、フランチスカ・ピーチ。プロコフィエフ・アルバム(AU
97722)、グリーグ・アルバム(AU 97707)に続く期待の新録音はフランクとシマノフスキです!
前作に続き今回もベルリンのイエス・キリスト教会で収録されました。
ポーランドを代表する作曲家シマノフスキ。ギリシャ神話を題材にとった「神話」はシマノフスキの代表作です。水の精、アレトゥーザの可憐な美しさに恋してしまう川の神、アルペイオスの官能と小川の流れが見事に表現されており、繊細にして狂気を秘めたシマノフスキの感性が表現した独特な世界が広がります!ピーチの魅力である色彩感豊かな音色で奏でます。一方のフランクも絶品です。濃厚なフレージングと情熱的な歌い回しでの表現も得意とするピーチと、端正な演奏が魅力のアイシンガーとの渾身の演奏を聴かせてくれます。
東ドイツ生まれのフランチスカ・ピーチは5
歳から父よりヴァイオリンの手ほどきを受け11
歳の時にはベルリンでデビューした逸材。その後ニューヨークのジュリアード音楽院にてドロシー・ディレイに師事。またヴァイオリニストとしての個性を磨くためルッジェーロ・リッチからも薫陶を受けました。
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BIS
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BIS SA 2281
(2SACD HYBRID)
¥5400 →\4990
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鈴木雅明が満を持してイギリス組曲全曲を録音
J.S.バッハ(1685-1750):イギリス組曲(全曲)
Disc 1
(1)第1番 イ長調 BWV 806(29'09")
(2)第2番 イ短調 BWV 807(24'18")
(3)第3番 ト短調 BWV 808(21'43")
Disc 2
(4)第4番 ヘ長調 BWV 809(22'43")
(5)第5番 ホ短調 BWV 810(22'22")
(6)第6番 ニ短調 BWV 811(30'45") |
鈴木雅明(チェンバロ) |
大注目盤。待ちに待った録音の登場!鈴木雅明が満を持してイギリス組曲全曲を録音!!
チェンバロ/1982年ヴィレム・クルスベルヘン制作によるリュッカースのレプリカ
セッション録音:2016年7月&8月/神戸松蔭女子学院大学チャペル/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、Disc 1
75'10"、Disc 2 75'50"
録音プロデューサー&バランスエンジニア:トーレ・ブリンクマン/楽器調律:林彰見
SACD ハイブリッド盤。待ちに待った鈴木雅明のチェンバロ演奏によるイギリス組曲全曲がリリースされます!鈴木雅明によるバッハ作品のチェンバロ演奏といえば、平均律クラヴィア曲集第1巻(1996年録音
/ BIS 813)にはじまり、ゴルトベルク変奏曲(1997年録音
/ BIS 819)、インヴェンションとシンフォニア(1998年録音
/ BIS 1009)、ファンタジアとフーガ集(1998年録音
/ BIS 1037)、フランス組曲(1999-2001年録音
/ BIS1113)、6つのパルティータ(2001年録音
/ BIS 1313)、イタリア協奏曲、フランス風序曲、他(2002年録音
/ BIS 1469)、そして平均律クラヴィア曲集第2巻(2005年録音
/ BIS 1513)とそのどれもが高い評価を得てきました。その後、しばらくチェンバロ独奏による録音はありませんでしたが、約10年を経た2016年にイギリス組曲が録音されました!
フランス組曲、パルティータと並ぶ、バッハの舞踊組曲の代表作であるイギリス組曲。フォルケルが、「この作品がある高貴なイギリス人のために書かれた」と言ったことからこの名がつきました。6
作品に共通するのがアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグの4曲が必ず含まれ、1曲目が長大なプレリュードになっているのが特徴です。鈴木雅明の演奏は驚くべき集中力と内容の濃さで、聴き手の心をつかむ魅力に満ちています。楽器は2台のチェンバロのための協奏曲全集(KKC
5496 / BIS SA 2051)でも使用した1982年ヴィレム・クルスベルヘン制作によるリュッカースのレプリカで演奏。自在にして優美な表現が印象的です。大注目の録音がついに登場です!
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PENTATONE
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PTC 5186797
(SACD HYBRID)
¥2700 →\2490
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指揮者グスターボ・ヒメノ、ルクセンブルク・フィルとの第7弾は
ロッシーニ晩年の最高傑作小ミサ・ソレムニス!
ジョアキーノ・ロッシーニ(1863-1867):
小ミサ・ソレムニス |
エレオノーラ・ブラット(ソプラノ)
サラ・ミンガルト(アルト)
ケネス・ターヴァー(テノール)
ルカ・ピサローニ(バス)
ウィーン・ジングアカデミー
トビアス・ベルント(オルガン)
グスターボ・ヒメノ(指揮)
ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団 |
アバド、ヤンソンスが認めた逸材。世界が注目する指揮者グスターボ・ヒメノ。ルクセンブルク・フィルとの第7弾はロッシーニ晩年の最高傑作小ミサ・ソレムニス!豪華歌手陣にも注目。
セッション録音:2018年3月/フィルハーモニー・ルクセンブルク
DSD、マルチチャンネル、81'52"、ディジパック仕様、輸入盤・日本語帯付
SACDハイブリッド盤。
今世界が最も注目する若手指揮者グスターボ・ヒメノ率いるルクセンブルク・フィルとのPENTATONEレーベル第7弾はロッシーニ・アルバムで晩年の最高傑作のひとつといわれる小ミサ・ソレムニスです。
ヒメノは2001年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席打楽器奏者に就任。その後、音楽家としてさらなる研鑽として指揮を学び、その才能が開花した若手筆頭格の音楽家です。
2012-13年、2013-14年のシーズンには、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団でマリス・ヤンソンスの副指揮者を務め、2014年1月にヤンソンスの代役としてコンセルトヘボウのデビューし、一躍世界から注目される指揮者となりました。指揮者としての日本デビュー公演は2013年9月の仙台フィルとの共演で、その後2015年には2度来日。そのうち同年11月のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との来日公演で大成功をおさめ、日本の音楽界にもその名が知られるところとなりました。
ロッシーニの小ミサ・ソレムニスは、1864年3月14日、パリで初演されました。
初稿は声楽(ソプラノ、アルト、テノール、バスの4声部)に2台ピアノとハルモニウムの伴奏という珍しい編成でしたが、その後ロッシーニが1867年から68年にかけて管弦楽による伴奏に改作。69年にパリ演奏されました。
当初この管弦楽版は単なる編曲であるとされておりましたが、ダヴィデ・ダオルミの近年の研究で、管弦楽版こそが長きに渡るこのミサ曲の創作活動の終着点であったとしています。
色彩感に富むヒメノ率いるルクセンブルク・フィルにウィーン・ジングアカデミー、そしてエレオノーラ・ブラット、サラ・ミンガルト、ケネス・ターヴァー、ルカ・ピサローニという豪華歌手陣による組み合わせで、まるでオペラのアリアのように美しい旋律が歌われています。さらにトビアス・ベルントが高らかにオルガンを響かせているのも印象的です。
ヒメノ&ルクセンブルク・フィルによるショスタコーヴィチ・アルバム(PTC
5186622)、ブルックナー・アルバム(PTC 5186613)、ラヴェル・アルバム(PTC
5186652)、マーラー・アルバム(PTC 5186651)、ストラヴィンスキー・アルバム(PTC
5186650)、ドビュッシー・アルバム(PTC5186627)も好評発売中です!
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ABC CLASSICS
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ロバートソン&シドニー響の最新作!
砂漠の音楽と豪州の新作オーボエ協奏曲!
ライヒ:砂漠の音楽*
ウェストレイク:
オーボエ協奏曲《野生のスピリット》
(世界初録音)+ |
デイヴィッド・ロバートソン(指揮)*
ナイジェル・ウェストレイク(指揮)+
ダイアナ・ドハーティ(オーボエ)+
シドニー交響楽団*/+
シナジー・ヴォーカルズ* |
ロバートソン&シドニー響の最新作!砂漠の音楽と豪州の新作オーボエ協奏曲!
現首席指揮者デイヴィッド・ロバートソンとオーストラリアの名門オーケストラ、シドニー交響楽団の新録音は、アメリカの大家スティーヴ・ライヒ(1936-)とオーストラリアの作曲家ナイジェル・ウェストレイク(1958-)の「自然」という共通項を持つ2作品!
ドイツのケルン放送局等の委嘱によって作曲されたライヒの「砂漠の音楽」は、1984年の発表当時から現在まで同氏の代表作の1つとして君臨し続ける声楽を伴う大編成作品。
今回のロバートソン&シドニー響の演奏は、シドニー・オペラ・ハウスでのライヴ・レコーディングであり、オーストラリアでの初の録音となります。
アメリカ映画「ベイブ」(1995年公開)の音楽を手がけるなど、オーストラリアを代表する映画音楽作曲家として高い人気を誇るナイジェル・ウェストレイク。
オーボエ協奏曲「野生のスピリット」は、真っ赤な海面が広がる世界有数の絶景として知られるタスマニア島の「バサースト湾」の風景からインスピレーションを得て作曲された作品。
シドニー響の首席オーボエ奏者、ダイアナ・ドハーティのために作曲されており、今回が世界初録音。2019年2月8-9日に予定されている2019年シーズンのオープニング・ガラ・コンサートでの演奏が予定されている注目作です。
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CHRISTOPHORUS
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イタリアの香水 〜 マンドリンのための協奏曲&ソナタ集 |
アルテマンドリン |
エヴァリスト・フェリーチェ・ダッラーバコ:複数の楽器のための協奏曲
Op.5-6/
カルロ・アッリゴーニ:マンドリンと通奏低音のためのソナタ/
ダリオ・カステッロ:ソプラノ・ソロのためのソナタ第2番/
ニッコロ・マッテイス:エア/
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ K.89/
ヨハン・ジギスムント・ヴァイス:協奏曲ニ短調/
アントニオ・ヴィヴァルディ:コンチェルト・ダ・リピエーノ
ハ長調/
ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ:ソナタ
ニ短調/
マルコ・ウッチェリーニ:ラ・ベルガマスカ |
2001年に結成されたバロック・マンドリンによるアンサンブル、アルテマンドリン。ヴィヴァルディやファッシュ、スカルラッティらイタリア・バロックの高貴で素晴らしいマンドリン作品を集めたアルバム。
イタリアの香り漂う魅惑のマンドリン音楽をどうぞ。
※録音:2011年、ルクセンブルク
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FRA BERNARDO
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じわじわ来てます・・・シュタインエッカー
メラーンのクア・コンサート 〜 シュトラウス、プッチーニ、ワーグナー、レハール
レハール:ワルツ 《金と銀》 Op.79/
リヒャルト・シュトラウス:《ナクソス島のアリアドネ》による幻想曲/
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル
《憂いもなく》/
リヒャルト・シュトラウス:《エレクトラ》による幻想曲/
ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ 《こうもり》
序曲/
プッチーニ:《ラ・ボエーム》より ムゼッタのアリア「私が街をあるけば」/
ワーグナー:《パルジファル》より 聖金曜日の音楽/
ヨハン・シュトラウス2世:
皇帝円舞曲 Op.437/
拍手(メラン・クアオーケストラのアーカイヴからの演奏資料) |
フィリップ・フォン・シュタインエッカー(指揮)、
ムジカ・セクロルム、
ラウラ・ジョルダーノ(ソプラノ) |
シュタインエッカー&ムジカ・セクロルム!19世紀初頭の華やかなサロン・コンサートを再現!
☆ドイツの逸材フィリップ・フォン・シュタインエッカーと"ムジカ・セクロルム!
☆人気の療養地、温泉街として栄えたメラーンの楽しくカラフルなサロン・コンサートを再現!
2019年10月には東京都交響楽団との共演も予定しているドイツの逸材フィリップ・フォン・シュタインエッカーと、自ら創設した南チロルのアンサンブル、"ムジカ・セクロルム"。
注目の新録音は、1900年頃に上流社会の人気リゾート地として人気を誇ったメラーン(現在のイタリア、メラーノ)のサロン・コンサートを再現したライヴ。
療養地、温泉街、休暇先の観光地として栄え、娯楽やダンスのための野外パビリオンやクアオーケストラ(温泉オーケストラ、スパ・オーケストラ)によるサロン・コンサートで、老若男女を楽しませていました。そこで演奏される音楽は、ワーグナーやプッチーニの当時最先端のオペラからのアリアや華やかな序曲、シュトラウス一家による楽しい舞曲など、魅力的でカラフルなサウンドが満載です。
※録音ライヴ:2017年10月18日、クアザール(メラーン)
☆シュタインエッカー2019年来日予定!
2019年10月2日(水) 東京芸術劇場(東京都交響楽団)
フィリップ・ファン・シュタインエッカー
こんなアルバムも |
ORF
CD 3152
\2600
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「メランの湯治音楽」
新鮮!ピリオド小オーケストラによるJ.シュトラウス、ワーグナー、他!
J.シュトラウス2世:
「こうもり」〜序曲,侯爵様、あなたのようなお方は,
ポルカ「雷鳴と雷光」Op.324,ワルツ「春の声」Op.410,
皇帝円舞曲Op.437,ポルカ・シュネル「憂いもなく」Op.271
プッチーニ:
「ボエーム」第1幕から,
「ジャンニ・スキッキ」〜私の愛するお父さん
レハール:
「微笑みの国」〜
君こそ我が心のすべて,「メリー・ウィドウ」〜ヴィリアの歌
ワーグナー:「ジークフリート」〜森のささやき
マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
ツェラー:「小鳥売り」〜チロルでバラの花を贈るときは |
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フィリップ・ファン・シュタインエッカー
(指揮)
ムシカ・セクロルム
ディマ・バワブ(ソプラノ) |
録音:2011年1月2日、ドッビアーコ(トブラッハ)、DDD、73'50
ピリオド小オーケストラによるJ.シュトラウス、ワーグナーという非常に興味深いCD。
南チロルの温泉で有名な観光町メラーノ(オーストリア名メラン)ではおよそ150年間、観光客向けのサロンコンサートが断続的に続けられてきた。
2009年10月、ムシカ・セクロルムがこの地で演奏会を催し大きな話題となったが、これは2011年1月2日に、同じ南チロルのドッビアーコ(=マーラーの別荘があったことで有名なトブラッハ)のホテルで行ったニューイヤーコンサートをライヴ録音したもの。
19世紀から20世紀初頭の楽器を用いた小編成オーケストラには19世紀ピアノとハルモニウムも含まれ、その響きは実に新鮮。小編成演奏が珍しくないJ.シュトラウスはもちろんのこと、まるでジークフリート牧歌のような「森のささやき」や、無声映画の伴奏音楽を思わせるプッチーニやマスカーニなど、小オーケストラならではの楽しさが一杯。
指揮のシュタイネッカーはマーラー室内管の創設以来のチェリストで、ルツェルン祝祭管にも参加。
ディマ・バワブはヨルダン、アンマン出身のソプラノ。2012年3月に行われた「ピーター・ブルックの魔笛」でパミーナを歌って評判になった。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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NORTHERN FLOWERS
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なんだかすさまじい若き天才たちが集まったアルバムだった
スタドレルは20代前半、ヴェンゲロフは15歳!
怪物指揮者ギンタラス・リンケヴィチウスは23歳
レニングラードのヴァイオリン協奏曲集
ヴャチェスラフ・ナゴヴィツィン(1939-):ヴァイオリン協奏曲(1969)(*)
セルゲイ・スロニムスキー(1932-):春の協奏曲(ヴァイオリンと弦楽合奏のための;1983)(+)
ヴラディスラフ・ウスペンスキー(1937-2004):
ファンタズゴリア(2つのヴァイオリンと管弦楽のための;1988)(#) |
マリーナ・ヤシヴィリ(ヴァイオリン(*))
セルゲイ・スタドレル(ヴァイオリン(+))
マキシム・ヴェンゲーロフ、アルカディー・グートニコフ(ヴァイオリン(#))
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
ギンタラス・リンケヴィチウス(指揮(*))
ヴラディーミル・ポンキン(指揮(+))
アレクサンドル・ドミトリウス(指揮(#)) |
レニングラード(現サンクトペテルブルク)音楽院教授を務めた三人のロシア人作曲家のヴァイオリン協奏曲を収録。いずれもCD初登場です。
ヴャチェスラフ・ナゴヴィツィンはマグニトゴルスクに生まれショスタコーヴィチに師事。ムソルグスキーの未完のオペラ「結婚」および「サランボー」のオーケストレーションを行ったことでも知られています。
セルゲイ・スロニムスキーはロシアのレニングラードに生まれ、ボリス・アラポフ(1905-1992)、ヴィッサリオン・シェバリーン(1902-1963)に作曲を師事。ピアニストや音楽学者としても活躍しました。
ヴラディスラフ・ウスペンスキーはロシアのオムスクに生まれ、カバレフスキーに見出され、ショスタコーヴィチに師事し彼の後継者と称されました。
録音:1983年9月6日、ライヴ(*)/1986年(+)/1989年4月15日、ライヴ(#)
レニングラード・フィルハーモニー大ホール、レニングラード(サンクトペテルブルク)、ロシア、ソヴィエト ADD
なにげにスタドレル、ヴェンゲロフが登場。いまから30年前だからスタドレルは20代前半、ヴェンゲロフは15歳!!あのBIDDULPH盤のCDデビューよりも前の演奏。
・・・そして指揮者陣を見ると・・・ギンタラス・リンケヴィチウスの名前が・・・そう!あのリトアニア国立交響楽団自主制作盤で登場した怪物指揮者・・・。この人1960年生まれだからこの演奏のとき23歳。
なんだかすさまじい天才たちが集まったアルバムだった。
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PROFIL
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PH 18076
(4CD)
¥4800 →\4390
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鮮烈!
若き日のロリン・マゼール 愛と悲劇 |
ロリン・マゼール(指揮) |
Disc 1 64' 23"
(1)チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」(抜粋)
(2)ストラヴィンスキー:交響詩「ナイチンゲールの歌」
ベルリン放送交響楽団
1969年(1)、1957年(2)(ステレオ)
Disc 2 45' 04"
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロメオとジュリエット」
〜キャピュレット家の大宴/マブの女王/愛の情景/キャピュレット家の墓地でのロメオ
ベルリン・フィル
1957年2月/イエス・キリスト教会(モノラル)
Disc 3 43' 05"
(1)チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
(2)プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」
〜モンタギュー家とキャピュレット家/踊り/ジュリエットの墓の前のロメオ/
アンティル諸島から来た娘たちの踊り/ティボルトの死
ベルリン・フィル
1957年2月/イエス・キリスト教会(モノラル)
Disc 4 49' 43"
(1)ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)
(2)ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」〜ファンダンゴ/セギディーリャ/ファルーカ/ホタ
(3)リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲Op.34
ベルリン放送交響楽団(1)(2)、ベルリン・フィル(3)
1957 年11月(1)、1965年6月(2)、1958年2月(3)/イエス・キリスト教会(ステレオ) |
若き日のマゼールの天才ぶりを示す名演集がこの価格で!
STEREO、MONO
若き日のロリン・マゼールが、DG に録音した名演を4枚組にまとめたお買い得Box。
オーケストラもベルリン放送響とベルリン・フィルと豪華で、いずれもマゼールの天才性を示す個性的演奏です。
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<映像>
2/7(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AURORA
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『ブエノスアイレス・パリ・シカゴ(Buenos
Aires・Paris・Chicago)』
ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(1963-):
・ブエノスアイレスのふたりのノルウェー人
(バンドネオン、チェロと弦楽オーケストラのための二重協奏曲)
・ビストロの情景(バンドネオンとチェロのための)
【出会い/ 赤ワインのグラス/ シャンペン/
カウンターで孤独に飲む客/
若者の一団の到着/カウンターで孤独に飲む客ふたり/
ドラマ/ 女性客のカンカン】
・Very Early Morning Blues(バンドネオン、ハーモニカとチェロのための) |
ペール・アルネ・グロルヴィーゲン
(バンドネオン、ハーモニカ)
アンドレーアス・ブランテリード(チェロ)
ノルウェー室内管弦楽団 |
バンドネオン奏者グロルヴィーゲンによる各都市の情景を描いた秀逸な一枚
録音:2018年6月10日 ヤール教会(バールム、ノルウェー)(二重協奏曲)、6月7日-8日 NRK
Studio 19(オスロ)/47'03
制作・録音: ショーン・ルイス
「自分と同じ魂を感じる」と語ったヴァイオリニストのクレーメルと共演を重ねているノルウェーのバンドネオン奏者、ペール・アルネ・グロルヴィーゲン(1963-)は、作曲家として鋭いユーモアを散りばめた作品を発表してきました。「ケークウォークを書いたドビュッシー、ラグタイムとタンゴのストラヴィンスキー、クラシカルとポピュラーをミックスしてトレードマークとなるスタイルを作り上げたヴァイル、ガーシュウィン、バーンスタイン。バッハたちから得たインスピレーションを取り入れたプロコル・ハルム、ビートルズ、ピンク・フロイド」をモデルとして挙げる彼の作品にはポピュラー・ミュージックの影響が見られ、それが彼の音楽の大きな特徴とされています。グロルヴィーゲンの「作曲家」デビュー・アルバム。
《ブエノスアイレスのふたりのノルウェー人》は「バンドネオン、チェロと弦楽オーケストラのための二重協奏曲」として書かれた「ノスタルジアが底流にある」作品です。〈Tango
Musculoso〉、「ゆっくりしたミロンガ(milonga
lenta)」〈Tro-Esma〉、アレグロ・ヴィヴァーチェの「ミロンガ」〈Joda〉の3つの楽章で構成。ブルース・スプリングスティーンの《Born
to Run(明日なき暴走)》とオリヴィエ・メシアンの《幼子イエスに注ぐ20のまなざし》の〈聖母のまなざし(Regard
de la Vierge)〉が引用されます。
《ビストロの情景》は、長いパリ暮らしの間に経験豊富な「ビストロ観察者」になったというグロルヴィーゲンが、ビストロで出会った場面をバンドネオンとチェロのための音楽に書いた作品です。アメリカのシカゴは、グロルヴィーゲンがもっとも最初に気に入った音楽のひとつというブルースを育てた街。1920年代のブルースのギタリスト、ブラインド・ブレイクの
"Early Morning Blues" になぞらえたタイトルの《Very
Early Morning Blues》では、シカゴ・ブルースの初期にリード楽器として使われたハーモニカも使われます。
アンドレーアス・ブランテリード(ブランテリズ)(1987-)は、デンマーク系スウェーデンのチェリスト。スカンディナヴィアを代表する音楽家として期待され、グリーグ、グレインジャー、カール・ニルセンの作品(BIS
SA-2120)などのアルバムがリリースされています。Simax
レーベルの数々の録音で知られるショーン・ルイスが制作と録音を担当。リアルなテクスチュアと臨場感のあるアルバムに作り上げました。グロルヴィーゲンの書いた機知いっぱいのライナーノーツが、英語、フランス語、スペイン語、中国語の翻訳と合わせてブックレットに掲載されています。
[プロフィール]
ペール・アルネ・グロルヴィーゲン Per Arne
Glorvigen(1963-)
バンドネオン奏者、作曲家。イプセンの戯曲『ペール・ギュント』の主人公が出遭うトロルの国王「ドヴレ王(山の王)」の治めるドヴレ山地方の生まれ。オスロの国立音楽アカデミーを卒業、パリで「地下鉄の駅で街頭演奏して手にした小銭で家賃を払う生活を送りながら」リカルド・ガリアーノにアコーディオンを学ぶ。アルゼンチンの奏者ファン・ホセ・モサリーニとの出逢いがきっかけでバンドネオンの演奏を始める。ピアソラ作品を積極的に演奏してきたギドン・クレーメルと100回以上にわたり共演を重ねる。J・S・バッハとピアソラの作品を演奏した『Virgin
and Whore』(Simax PSC1277)が代表的録音。
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BONGIOVANNI
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ヴァイオリンとピアノによるタンゴ・アルバム
カルロス・ガルデル:El dia que me quieras
セバスティアン・イラディエル:La paloma
ヤコブ・ゲーゼ:Celos - Gelosia
アストル・ピアソラ:Chiquilin de Bachin
アンヘル・ビジョルド:El choclo
アストル・ピアソラ:Adios Nonino
ブルーノ・ツァンニ:Nostalgia
ヘラルド・マトス・ロドリゲス:La cumparsita
フアン・デ・ディオス・フィリベルト:Caminito
セバスティアン・ピアニャ:Milonga sentimental
カルロス・ガルデル:Por una cabeza
アストル・ピアソラ:Oblivion
アストル・ピアソラ:Libertango |
アンジェラ・パルフラーダー(ヴァイオリン)
ラファエッラ・ツァンニ(ピアノ) |
録音:2018年4月/66'53''
ヴァイオリンとピアノで奏でるタンゴ・アルバム。クラシックやジャズの要素も含むクロスオーバー的内容です。
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キング・インターナショナル
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KKC 057
(SACD HYBRID)
¥3100 →\2890
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米元響子、イザイ無伴奏ソナタ集、新発見の未完のソナタ
ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
・無伴奏ヴァイオリン・ソナタ op.27(全6曲)
・未完のソナタ ハ長調(新発見のソナタ) |
米元響子(ヴァイオリン) |
破格のスケール感、久々の本格芸、1727年製ストラディヴァリウスの圧倒的音色!
米元響子、待望の初CDは満を持して臨んだイザイ無伴奏ソナタ集、新発見の未完のソナタも収録の注目盤!
ヴァイオリン/ 1727年製ストラディヴァリウス(サントリー芸術財団より貸与)
録音:2018年11月7,8,9日&12月16日、2019年1月6日(キング関口台スタジオ)/DSD
11.2 MHz録音
類まれなる集中力と高い技術、明晰なアーティキュレーション、それでいてふくよかで豊かな柔らかさもある音楽。いま世界中から熱き視線を集めるヴァイオリニスト、米元響子が待望の初CD
をリリース。演目はイザイの無伴奏ソナタ全曲、さらに最近になって発見された未完のソナタも収録しているという注目盤です。録音は最高位のDSD
11.2MHz で行われており、米元がすぐそこで弾いているような臨場感あふれる録音となっています。
米元響子は1997年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール(イタリア)
において、史上最年少13歳で入賞。その後、2001年日本音楽コンクールでも優勝、その後も様々なコンクールで優勝入賞を重ねているまさに実力者。2018年3月末からは、サントリー芸術財団より1727年製ストラディヴァリウスを貸与され、その芸と音色に凄みも増し、ますますその音楽は充実してきています。米元はガット弦を使用しており、その音色はあたたかく力強く、しかも抜群の安定感です。
これまでCD がなかったのが不思議なほどですが、それはレコーディングには大変慎重な姿勢を見せていたから。デビュー20周年を迎え、また素晴らしい楽器の力も得て、まさに機が熟したといえるこのタイミングでの初CD
となります。イザイが暮らした街リエージュで、米元が実際にイザイの自筆譜に触れたことも、録音を決意する決定的な後押しになったといいます。
【イザイのヴァイオリン・ソナタ】
6曲から成るイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタop.27
は言わずとしれた難曲ぞろい。自身優れたヴァイオリニストでもあったイザイが、バッハの無伴奏ソナタ&パルティータを強く意識して書いたもの(イザイの自筆譜にはバッハの各曲の調性のメモもあります)。各曲が名ヴァイオリン奏者やイザイの高弟に捧げられているのも特徴。
第1番はシゲティ、第2番はティボー、第3番はエネスコ、第4番はクライスラー、第5番はイザイの高弟でイザイ弦楽四重奏団の第2ヴァイオリン奏者を務めてもいたマシュー・クリックボーム、第6番はイザイの高弟、マヌエル・キロガに捧げられています。バッハの引用があったり、グレゴリオ聖歌の引用があったり、また、バロック風、スペイン舞曲風、印象派絵画のような楽曲など、実に個性豊かで超絶技巧も随所に盛り込まれた楽曲ぞろい。
今回米元は常にイザイの自筆譜のコピーを手元に置き、イザイの声を追い求めながら録音に臨みました。米元の技術の高さと極めて力強く明晰なアーティキュレーション、ふくよかで豊かなやわらかさもある音楽で、これまでにないイザイが登場したといえるでしょう。
【未完のソナタ(新発見)も収録】
最近発見され話題となった注目の未完のソナタは、イザイが遺した鉛筆書きのスケッチ等を含む譜集に収められていたもの。この譜集はもともとはイザイ(1858-1931)
の死後、英国のヴァイオリニスト、フィリップ・ニューマン(1904-1966)に遺族が寄贈したもの(ニューマンは、イザイの臨終の枕元で、無伴奏ソナタ第4番を演奏した人物でもありました)。
ニューマンの死後、その譜集はベルギーの女性ヴァイオリニストでニューマンと親しい友人関係だったジョゼット・ラヴェルニュ(1921-2015)
の手に渡り、彼女の死後、ブリュッセル音楽院の図書館に彼女の資料コレクションが寄贈されました。件の未完のソナタ(第3楽章の途中で終わっている)は、イザイの手書きのタイトルには「第6番」とあり、ハ長調で書かれています。バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番もハ長調のため、イザイはバッハを意識して当初このハ長調で構想したのかもしれません。華やかな技巧も盛り込まれた美しい作品です。今回の録音では、補筆補完等はせず、イザイが書き遺したところまでを演奏しています。
【DSD 11.2MHz の高品位録音】
米元の奏でるヴァイオリンのつややかにして変幻自在な音色、力強い推進力と、それでいて全体に漂う米元の音楽の豊かさとやわらかさももれなく伝えるDSD
11.2MHz という高品位のスペックで録音。SACD
ハイブリッドの発売です。
米元 響子 Kyoko Yonemoto (ヴァイオリン)
プロフィール
3歳よりヴァイオリンをはじめ、梶田昭、伊達良、桐朋学園「子供のための音楽教室」では鈴木亜久里に、後に海野義雄の各氏に師事。1997年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール(イタリア)において、史上最年少13歳で入賞。その後、日本音楽コンクール、モスクワ・パガニーニ国際コンクールで優勝を飾る。他に、ロン=ティボー、エリザベート、フリッツ・クライスラー各国際コンクールでも上位入賞。2003年パリに移り、ジェラール・プーレ氏に師事。2004年からはオランダ・マーストリヒト音楽院とキジアーナ音楽院でボリス・ベルキン氏に師事し、公益財団法人ロームミュージックファンデーション、ヤマハ音楽振興会の奨学生として修士課程を修了した。2008年「出光音楽賞」受賞。
これまでにチョン・ミュンフン、ロベルト・ベンツィ、ユーリ・バシュメット、エリアフ・インバル、ハンス=マルティン・シュナイト、ガブリエル・フムラ、ギュンター・ノイホルト、小泉和裕、小林研一郎、広上淳一ら著名指揮者をはじめ、日本国内の主要オーケストラはもとより、モスクワ国立交響楽団、ケルン放送管弦楽団、リンブルグ交響楽団(オランダ)、リエージュフィルハーモニー管弦楽団、ビルバオ交響楽団、台北市立交響楽団などの海外オーケストラとも多数共演。
上村文乃(チェロ)、菊池洋子(ピアノ)とのトリオ、堀米ゆず子(ヴァイオリン)らとの共演による室内楽の分野でも、ヨーロッパ・日本を中心に活躍中。近年ではイタリア・キジアーナ音楽院でブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会、トリエステ・ヴェルディ劇場オーケストラ(イタリア)とプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番をペドロ・アルフテル=カロの指揮で演奏し好評を博した。ベルギーの音楽祭では室内楽シリーズで
ジャン=クロード・ヴァンデン・アイデン(ピアノ)
や デイヴィッド・コーエン(チェロ)などと共演を果たしている。
現在、オランダ・マーストリヒト音楽院教授。
使用楽器はサントリー芸術財団より貸与されている1727年製のストラディヴァリウス。
≪2月23日(土)15:00開演≫
2019 ユリックスリサイタルシリーズ(1) 米元響子 ヴァイオリン・リサイタル
会場:宗像ユリックス ハーモニーホール
出演:米元響子、菊池洋子
曲目:イザイ:ポエム・エレジアック op.12
ほか
≪3月2日(土)14:00開演≫
デビュー20周年記念公演 米元響子 ヴァイオリン・リサイタル
会場:浜離宮朝日ホール
出演:米元響子、菊池洋子
曲目 :イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
第4番、6番ほか
≪3月9日(土)14:00開演≫
東日本大震災 復興支援 チャリティコンサート
〜クラシック・エイドVol.9〜
会場: 東京オペラシティコンサートホール
出演者(五十音順):安藤赴美子、上村文乃、千住真理子、舘野泉、
仲道郁代、西村悟、林美智子、藤田真央、丸山滋、米元響子
特別出演:福島県立福島東高等学校 合唱部/司会:好本惠
曲目:ヘンデル/ハルヴォルセン:パッサカリア(米元響子&上村文乃)
ピアソラ:「ブエノスアイレスの四季」より"ブエノスアイレスの春"(米元響子&上村文乃&藤田真央)ほか
≪4月6日(土 )14:00開演≫
都響・八王子シリーズ
会場:オリンパスホール八王子
指揮:小泉和裕/管弦楽:東京交響楽団/ヴァイオリン:米元響子
曲目 :チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 op.35
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調
op.36
≪4月11日(木)18:45開演≫
第66回市民会館名曲シリーズ ロシアン・マスターピースⅠ
会場:日本特殊陶業市民会館フォレストホール
指揮:小泉和裕/管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団
曲目 : チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ニ長調 op.35
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調
op.36
ヴァイオリン:米元響子
≪7月27日(土)17:00開演≫
土曜ソワレシリーズ《女神(ミューズ)との出逢い》 第282回 米元響子・菊池洋子・上村文乃トリオ
会場:フィリアホール
出演:米元響子、菊池洋子、上村文乃
曲目:モーツァルト:ピアノ三重奏曲第1番ト長調
K.496/
ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調/ブラームス:ピアノ三重奏曲
第1番 ロ長調op.8
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REFERENCE RECORDINGS
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A OSF JOURNEY
1.Tango Eight(コーエン)/2.Fiesta!(リプスキー)/
3.Tango Carnevale (コーエン)/4.Francini
(コーエン)/
5.Rhapsody in Bluegrass(ガーシュウィン/コーエン編)/
6.La Heroina (コーエン)/7.How Sweet the
Sound (コーエン)/
8.Federico(ソッリマ)/9.Al Colon (コーエン)/
10.Jasmine Flower / Beautiful Scenery of
Wuxi(中国民謡/コーエン編)/
11.Toroi-Bandi (Arr.J.Cohen for String
Quartet)(モンゴル民謡/コーエン編)/
12.Jambo (Arr.J.Cohen for String Quartet)(アフリカ民謡/コーエン編) |
カルテット・サンフランシスコ
ジェレミー・コーエン(ヴァイオリン)
ジョセフ・クリスチャンソン(ヴァイオリン)
チャド・カルティンガー(ヴィオラ)
アンドレアス・ヴェラ(チェロ) |
ヴァイオリンのジェレミー・コーエン率いるカルテット・サンフランシスコによる音楽の旅
録音:2018年5月14-16日、カリフォルニア、スカイウォーカー・サウンド/56'33
ヴァイオリンのジェレミー・コーエン率いるカルテット・サンフランシスコの新譜が発売されます。カルテット・サンフランシスコは、グラミー賞に5度ノミネートされるなどアメリカで特に注目度が高く、クラシック音楽をベースとし、タンゴ、ロック、ジャズ、ブルース、ポップスまで幅広いジャンルを取り入れた演奏を行うクロスオーバーのスペシャリストたちです。中でもタンゴに力をいれており、2004年にはニューヨーク・タンゴ・コンクールで優秀賞受賞しています。
このアルバムは、もうすぐ20周年を迎えるカルテットのこれまでの道のりをたどるように、タンゴをはじめ、中国、モンゴル、アフリカの民俗音楽など様々なスタイルの音楽を取り上げています。室内楽の新しいアプローチに果敢に挑んできた彼らの旅をじっくりと味わうことのできる1枚です。
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ABC CLASSICS
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オン・ザ・タウン 〜 ザ・ベスト・オヴ・バーンスタイン
バーンスタイン:キャンディード序曲
オン・ザ・タウン/交響組曲《波止場》
《ウェスト・サイド・ストーリー》より シンフォニック・ダンス |
ベンジャミン・ノーシー(指揮)
西オーストラリア交響楽団 |
オーストラリア発!バーンスタインのアニヴァーサリー・アルバム!
ヨルマ・パヌラ、レイフ・セーゲルスタム、アッツォ・アルミラの下で指揮法を学んだオーストラリアの指揮者ベンジャミン・ノーシーと西オーストラリア交響楽団のコンビによる、バーンスタインのアニヴァーサリー・アルバム!
代名詞でもあるミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」や歌劇「キャンディード」の序曲、そして20世紀アメリカの名優マーロン・ブランドが主演を務めた映画「波止場」の組曲など、作曲家としてのバーンスタインのキャリアと功績を称えるプログラムです。
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ABC 4817212
(2CD/特別価格)
¥4000
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ドリーブの代表作である「コッペリア」
ドリーブ:バレエ音楽《コッペリア》 |
バリー・ワーズワース(指揮)
オーケストラ・ヴィクトリア |
バレエ音楽「シルヴィア」や歌劇「ラクメ」と並ぶ「フランス・バレエ音楽の父」ドリーブの代表作である「コッペリア」は、同名の動く人形を題材とした1867年作曲のバレエ音楽。1870年5月25日にパリ・オペラ座で初演が行われました。
「コッペリア」の全曲録音は珍しく、オーストラリアのオーケストラによるレコーディングはおそらく初!指揮は、長きに渡りイギリスのロイヤル・バレエ団で音楽監督を務めたバレエ音楽のスペシャリスト、名匠バリー・ワーズワースです。
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ワーグナー、グリフィス&バーバー:歌曲集
ワーグナー:《リエンツィ》より 全能の父よ、見そなわしたまえ
ワーグナー:《ローエングリン》より 遥かなる国に
ワーグナー:《ワルキューレ》より 冬の嵐の過ぎ去り
ワーグナー:《パルジファル》より アンフォルタス王よ、あの傷が!
ワーグナー:《パルジファル》より 役立つのはただひとつの武器
ワーグナー:ヴェーゼンドンクの5つの詩
グリフィス:フィオナ・マクラウドの3つの詩
バーバー:この輝く夜にきっと |
スチュアート・スケルトン(テノール)
アッシャー・フィッシュ(指揮)
西オーストラリア交響楽団 |
得意とするジークムントの名唱などで世界有数のヘルデン・テノールとしての名声を確立したオーストラリアのテノール、スチュアート・スケルトンのデビュー・ソロ・レコーディング。
アッシャー・フィッシュと西オーストラリア交響楽団との共演による歌曲集は、もちろん「ワーグナー」のアリアがメイン!
2016年にはメトロポリタン歌劇場へのデビューを果たすなど、さらに活躍の場を広げるスケルトンのワーグナーを存分に堪能できる理想的なプログラムです。
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オージー・アルバム
グレインジャー:コロニアル・ソング
スタンホープ:3つのロルカの歌
マーフィー:こま
ヴァイン:ピアノ三重奏曲《ヴィレッジ》
グランデージ:リッチー 〜 イン・メモリアム
ヒンドソン:ラッシュ、1915 |
ベノー・トリオ
〔アミール・ファリド(ピアノ)、
ラクラン・ブランブル(ヴァイオリン)、
エヴェン・ブランブル(ヴァイオリン)〕
グレタ・ブラッドマン(ソプラノ) |
2005年にメルボルンで創設されたオーストラリアの室内楽団ベノー・トリオの「オージー・アルバム」は、その名の通り印象的で美しいオーストラリアの近現代曲を集めた作品集。
グレインジャーの「コロニアル・ソング」で始まるこの「オージー・アルバム」は、ほとんどの作品が世界初録音。
スカルソープの「3つのロルカの歌」は、リチャード・ボニングとの共演でも注目を集めるオーストラリアのソプラノ、グレタ・ブラッドマンが参加も要注目のポイントです。
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CAPRICCIO
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C5354
\2600→\2390 |
ブラウンフェルス(1882-1954):
エクトル・ベルリオーズの主題による幻想的出現
他
エクトル・ベルリオーズの主題による幻想的出現
Op.25(1914-1917)
1.Einleitung 導入
2.Erscheinung 1:幻影1-主題
3-13.Erscheinung 2-12:幻影2-12
14.Finale 終曲
シンフォニア・ブレヴィス Op.69(1948)
15.第1楽章:Allegro
16.第2楽章:Adagio, ma non troppo
17.第3楽章:Scherzo:Adagio molto
18.第4楽章:Finale:Moderato |
グレゴール・ビュール(指揮)
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団 |
第二次世界大戦時、ナチスによって「退廃音楽家」とみなされたユダヤ系の作曲家ブラウンフェルス。一時は全ての作品上演が禁止されてしまいましたが、幸いなことに戦後は音楽界の要職に復帰し、名誉を回復することができた稀有な作曲家です。
しかし没後は作品が演奏されることもなく、再びその存在は忘れ去られる寸前でしたが、20世紀の終わりになってブームとなった「退廃音楽復興」の波にのり、そのロマンティックな雰囲気をたたえた作品に注目が集まるようになりました。
Capriccioレーベルでは、ブラウンフェルスの作品を集中的にリリース、彼の多彩な作品に新たな光を当てています。
今回の第7集では最後の管弦楽作品である「シンフォニア・ブレヴィス」と初期の「エクトル・ベルリオーズの主題による幻想的出現」を収録。時代に翻弄された彼の作風の変遷を探求しています。
録音 2018年6月11日.13-16日 Ludwigshafen,Philharmonie
プロモーション動画 https://youtu.be/TxmWKy8F3Tk
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C5356
\2600 |
ザーラ・レヴィーナ(1906-1976):作品集
1.ピアノ・ソナタ 第1番(1925)
2.ヴィオラとピアノのための「詩曲」(1928)
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ(1952)
3.第1楽章:Allegretto
4.第2楽章:Andante
5.第3楽章:Allegro con brio
3つのピアノ小品(1940)
6.子守歌
7.舞曲
8.トッカータ
9.ヴァイオリンとピアノのための
「バシキールの主題による幻想曲」(1942)
10.チェロとピアノのための「カンツォネッタ」(1943)
ピアノ・ソナタ 第2番(1953)
11.第1楽章:Allegretto
12.第2楽章:Andante
13.第3楽章:Allegro
14.ヘブライ狂詩曲(1930頃-1975)
(K.チェンベルジイによる4手ピアノ編) |
マリア・レットベリ(ピアノ)
ユーリ・レヴィチ(ヴァイオリン)
ゲルノット・アドリオン(ヴィオラ)
リンゲラ・リームケ(チェロ)
カーティア・チェンベルジイ(ピアノ)…14
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ザーラ・レヴィーナは1906年、ウクライナのアレクサンドロフスク(現ザポリージャ)に生まれた女性ピアニスト、作曲家。RAPM(ロシア・プロレタリア音楽家同盟)による思想的な迫害を受けただけでなく、生涯に2度の世界大戦とロシア革命を経験、祖国の崩壊と再建を目の当たりにするなど、波乱の人生を送った彼女ですが、生涯独自の作風を探求し、多くの演奏家や作曲家たちから尊敬を集めました。
2017年リリースの「ピアノ協奏曲集」(C5269)はグラミー賞にノミネートされるなど高く評価されていますが、今作は室内楽作品集。
ロシアとドイツの伝統を受け継ぐ多彩なソナタや小品を、レヴィーナの良き理解者であるピアニスト、レットベリを中心に親密なアンサンブルでお楽しみいただけます。
録音 2018年4月16-18日 ベルリン
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C7305
(10CD)
\6000→\5490 |
コンチェルト・ケルン名演集
【CD1】ヴィヴァルディ(1678-1741):作品集
1-3.フルート協奏曲 ヘ長調 「海の嵐」 Op.10-1
RV433
4-6.弦楽のための協奏曲 イ長調 「コンチェルト・リピエーノ」
RV158
7-10.協奏曲 変ロ長調 「葬送協奏曲」 RV579
11-13.室内協奏曲 ニ短調 RV566
14-16.協奏曲 イ長調 「遠くのこだま」 RV552
17-19.協奏曲 イ長調 RV585
20-22.シンフォニア ホ長調 RV131
23-28.フルート協奏曲 ト短調 「夜」 Op.10-2
RV439 |
エベルハルト・ツムマッハ(アルト・リコーダー)…1-3,(オーボエ)…11-13,23-28
マルティン・ザンドホフ(リコーダー)…11-13
コルドゥー・ブロイアー(リコーダー)…11-13
ミヒャエル・ニーゼマン(オーボエ)…11-13
ダヴィッド・ミンクス(ファゴット)…11-13
ヴェルナー・エールハルト(ヴァイオリン)…11-13,14-16
アンドレア・ケラー(ヴァイオリン)…11-13,14-16
ジルヴィエ・クラウス(ヴァイオリン)…14-16
コンチェルト・ケルン |
録音 1988年3月 Wuppertal, St. Immanuelskirche…4-6,11-13,17-19 1988年12月
Lindlar, Kulturzentrum…1-3,7-10,14-16,20-28 |
【CD2】バッハの息子たち
1-3.ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ(1732-1795):シンフォニア
ニ短調 WfvI/3
4-6.カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ(1714-1788):チェンバロ協奏曲
ト短調 Wq6
7-8.ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ(1710-1788):アダージョとフーガ
ニ短調 Falk65
9-11.ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):シンフォニア
ト短調 VI,6
12-14.ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ:シンフォニア
変ホ長調 WfvI/10
15-17.ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:シンフォニア
ニ長調-カンタータ「Dies ist der Tag」Falk64より |
コンチェルト・ケルン |
録音 1988年11月6-9日 Lindlar, Kulturzentrum |
【CD3】ナポリの音楽集
1-3.ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):交響曲
ハ長調
4-6.フランチェスコ・ドゥランテ(1684-1755):チェンバロ協奏曲
変ロ長調
7-10.ドメニコ・スカルラッティ;交響曲 イ長調
11-14.レオナルド・レーオ(1694-1744):チェロ協奏曲
ニ短調
15-18.ドゥランテ:協奏曲 第6番 イ長調
19-21.ドメニコ・スカルラッティ:交響曲
ト長調
22-24.ペルゴレージ(1710-1736):ヴァイオリン協奏曲
変ロ長調
25-28.ドゥランテ:協奏曲 第7番 ハ長調 |
ゲラルド・ハムビツァー(チェンバロ)…4-6
ヴェルナー・マツケ(チェロ)…11-14
アンドレア・ケラー(ヴァイオリン)…22-24
コンチェルト・ケルン |
録音 1992年1月28-31日Kempen, Niederrhein,
Kulturforum |
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【CD4】ドゥランテ:弦楽のための協奏曲第1番-第6番
1-3.弦楽のための協奏曲 第8番 イ長調「ラ・パッツィア」
4-9.弦楽のための協奏曲 第3番 変ホ長調
10-13.弦楽のための協奏曲 第4番 ホ短調
14-17.弦楽のための協奏曲 第1番 ヘ短調
18-20.弦楽のための協奏曲 第2番 ト短調
21-23.弦楽のための協奏曲 第5番 イ長調 |
コンチェルト・ケルン |
録音 1990年5月28-31日 Kempen, Niederrhein,
Kulturforum |
【CD5】バスティーユ襲撃
1-3.デッタースドルフ(1739-1799):交響曲
ハ長調「バスティーユ襲撃」
4-6.ジャン=バプティスト・ダヴォー(1742-1822):協奏交響曲
ト長調
-愛国的な主題による
7-9.フランソワ・マルタン(1727-1757):交響曲
ト短調 Op.4-2
10-12.ゴセック(1714-1829):交響曲 ニ長調
Op.3-6 |
コンチェルト・ケルン |
録音 1989年4月 Kempen, Niederrhein, Kulturforum |
【CD6】スペインのシンフォニア
1-3.ハビエル・モレーノ(1748-1836):交響曲
変ホ長調
4-5.ホセ・ポンス(1768頃-1818):交響曲 ト長調
6-8.ホセ・ノーノ(1776-1845):交響曲 ヘ長調
9-12.アリアーガ(1806-1826):交響曲 ニ長調 |
コンチェルト・ケルン |
録音 1993年2月,4月 Koln, Deutschlandfunk,
Sendesaal |
【CD7】ブルネッティ(1744-1798):交響曲集
1-4.交響曲 第22番 ト短調
5-8.交響曲 第26番 変ロ長調
9-12.交響曲 第36番 イ長調 |
コンチェルト・ケルン |
録音 1993年2月19-22日 Koln, Deutschlandfunk,
Sendesaal |
【CD8】ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792):交響曲集
1-2.交響曲 ニ長調「シンフォニア・ダ・キエザ」
3-5.交響曲 ハ短調
6-8.交響曲 変ホ長調
9-12.交響曲 ハ短調「葬送交響曲」 |
コンチェルト・ケルン |
録音 1993年2月19-22日 Koln, Deutschlandfunk,
Sendesaal |
【CD9】ヨーゼフ・ゴセック(1734-1829):交響曲集
1-4.大オーケストラのための交響曲「狩り」ニ長調
Op.13-3
5-7.交響曲 ハ短調 Op.6-3
8-11.17声の交響曲
12-14.協奏交響曲 ニ長調 「ミルザ」 |
コンチェルト・ケルン |
録音 2003年1月13-16日 Koln, Deutschlandfunk,
Sendesaal |
【CD10】モーツァルト(1756-1791):
1.序曲「救われしベトゥーリア」K118
2-4.クラリネット協奏曲 イ長調 K. 622
5-8.交響曲 第29番 イ長調 K201
9-12.交響曲第35番 ニ長調 「ハフナー」 K385 |
ピエール=アンドレ・タイヤール(バセットクラリネット)…2-4
コンチェルト・ケルン |
録音 2002年2月13-17日 Koln, Deutschlandfunk,
Sendesaal…1 1990年11月8日 Kempen, Niederrhein, Kulturforum…2-12 |
1985年設立、ケルンに本拠を置くドイツ屈指の古楽器オーケストラ「コンチェルト・ケルン」の名演集。
常任指揮者を置かず、2005年からはフルート、リコーダー奏者マルティン・ザンドホフが芸術監督を務め、17世紀から18世紀にかけての作品を中心に活発な演奏活動を行っています。
時代考証とテクニックを駆使し、アーティキュレーションに工夫を凝らすことで、曲が作られた当時の響きを蘇らせることを探求する彼らの演奏は、創造的で活気のあるものとして知られており、ヴィヴァルディやJ.S.バッハの有名曲だけでなく、設立当時はまだ耳なじみのなかったマルティン・クラウスや、バッハの息子たちの作品も数多く演奏、並み居る古楽アンサンブルの中でもひときわ優れた存在感を示しています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
<映像>
BONGIOVANNI(映像)
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AB 20039
(DVD)
¥5800
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美しいメロディが流れるジャポニスム・オペラ
マスカーニ:歌劇『イリス』 |
パオレッタ・マッロク
パオロ・アントニェッティ
カルミネ・モナコ・ダンブロジア
マンリコ・シニョリーニ
アレッサンドラ・ロッシ
ディビエール・ピエーリ
トマゾ・トンボローニ
マルコ・インナモラーティ
プッチニアーナ・フィルハーモニア管弦楽団
コーロ・アルス・リリカ
ダニエレ・アジマン(指揮) |
井原広樹(演出)
収録:2017年12月/リヴォルノ、ゴルドーニ劇場でのライヴ/140'00''、字幕:伊英、NTSC
1890年、27歳の時に発表した『カヴァレリア・ルスティカーナ』が圧倒的な評価を受けたマスカーニ。その後も精力的に何作もオペラを発表し続け、1898年に初演されたのがこの『イリス』です。もともと劇や小説になっていた題材ではなくルイージ・イリッカが新たに書き下ろした台本によるこのオペラは、日本の江戸時代を舞台としたもので、のちにプッチーニの『蝶々夫人』にも影響を与えた内容となっています。
音楽は4小節・8小節といった型通りのフレーズ割りが少なく、長く滑らかなメロディが美しく紡がれていきます。とうとうと流れる音楽が心地よいイタリア・オペラの名品。2017年に行われた本場イタリアのライヴ映像でお楽しみください。
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2/6(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENTUS MUSIC
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ACC 30464CD
(SACD HYBRID)
¥2600
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期待の中国人ヴァイオリニスト、ジジョン・ワンが東フィルと録音!
中国の新旧のヴァイオリン協奏曲2篇。
ジジョン・ワンが東フィルと録音!
沈叶(シェン・イェ):
ヴァイオリン協奏曲第1番『寡黙の詩篇(The
Psalms of Taciturnity)』
(世界発録音)
何占豪(ヘ・チャンハオ)/陳鋼(チェン・ガン):
ヴァイオリン協奏曲『梁山伯と祝英台(The
Butterfly Lovers)』 |
ジジョン・ワン(ヴァイオリン)
ヤン・ヤン(指揮)
東京フィルハーモニー管弦楽団 |
中国の新旧のヴァイオリン協奏曲2篇。期待の中国人ヴァイオリニスト、ジジョン・ワンが東フィルと録音!
録音:2018年8月、東京オペラシティ・コンサートホール/53'30
1998年のユーディ・メニューイン国際コンクール・ジュニア部門優勝者で、メニューイン本人からもその才能を高く評価された中国出身のヴァイオリニスト、ジジョン・ワン(王之?)による中国の新旧のヴァイオリン協奏曲2篇。2018年8月に東京オペラシティでヤン・ヤン指揮、東京フィルハーモニー管弦楽団との共演で録音されました。
1700年以上前より伝わる中国の民話、「梁山伯と祝英台」を題材としたヴァイオリン協奏曲『The
Butterfly Lovers』。「梁山伯と祝英台」は、東洋版「ロミオとジュリエット」とも言われる若い恋人たちの恋愛物語。1959年に、上海音楽学院の学生同士であった何占豪(ヘ・チャンハオ)と陳鋼(チェン・ガン)の二人が作曲し一躍中国で人気の作品となりました。華やかで中国らしい美しい旋律が印象的な曲です。その楽曲へのオマージュとして書かれたのが、世界初録音となる沈叶(シェン・イェ)のヴァイオリン協奏曲。
1970年生まれのシェン・イェは、上海音楽学院を卒業後教師のかたわら作曲を続けていました。『梁山伯と祝英台(The
Butterfly Lovers)』の心を現代へとつなぐ、人生への賛美と人間の力強さを表現した楽曲です。
2019年1月にリオ・クォクマン(廖國敏)指揮、上海交響楽団、ジジョン・ワンによる演奏で上海にて初演されました。
ジジョン・ワン(王之?)
1998 年に開催された第8回ユーディ・メニューイン国際コンクール(メニューイン氏が生前催した最後のコンクール)にて優勝。1998年の第六回中国ヴァイオリン・コンクールで、史上最年少優勝と、同時に最優秀中国作品演奏賞の2つの賞を受賞した。その後も、2003年の第22回リピザー国際ヴァイオリン・コンクール(イタリア)で「最年少ファイナリスト」を含む3つの特別賞と優勝を獲得している。
彼女の活動は世界的な注目を集め、2006年には権威のある音楽誌「GRAMOPHONE
中国版」でも特集が組まれ、音楽評論家は「アジアの類い希なる新星」と賞賛された。
彼女は、著名なヴァイオリニストであり教育家の兪麗拿(ユー・リナ)教授のもと、上海音楽学院にて修士号を取得。また、世界的に有名なヴァイオリニストの林昭亮(Jimmy
Lin)やピンカス・ズッカーマンらの修士課程を受講、現在はベルリンにあるハンスアイスラー音楽大学にて指導者として有名なコリア・ブラッハーのもと師事している。一方で上海音楽学院において最年少のヴァイオリン講師としても指導にあたっている。
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APARTE
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レ・シエクルがフォーレのレクイエムを!!!
指揮はマチュー・ロマーノ
(1)フォーレ:レクイエムOp.48(1893年版)
(2)プーランク:カンタータ「人間の顔」
(3)ドビュッシー:シャルル・ドレルアンの3つの歌(第1,
3曲は第1稿) |
(1)マチュー・ロマーノ(指揮)
アンサンブル・エデス
レ・シエクル
ルイ=ノエル・ベスティオン・ド・
カンブーラ(オルガン)
ロクサーヌ・シャラール(ソプラノ)
マチュー・デュブロカ(バリトン) |
録音:2018年5月/リトル・トリベカ(ブローニュ=ビヤンクール)(2)(3)、8月/レセ修道院(1)/59'
21"
レ・シエクルがフォーレの名作「レクイエム」を録音しました。とは言っても指揮者はロトではなくマチュー・ロマーノ。ロトの「ダフニスとクロエ」盤で手兵の合唱団アンサンブル・エデスの合唱指揮、絶妙な効果をあげていましたが、今回はそのアンサンブル・エデスを主役にしたアルバム。伴奏の必要な「レクイエム」のみレ・シエクルが加勢するという超豪華なものとなっています。
加えて注目なのが、ハルモニア・ムンディからも興味深い最新アルバムをリリースするルイ=ノエル・ベスティオン・ド・カンブーラが「レクイエム」のオルガン・パートを務めていること。驚きの存在感を示しています。
ドビュッシーの「シャルル・ドレルアンの3つの歌」はパリ国立図書館所蔵の第1稿による演奏。現行版と非常に違うのに驚かされます。エリュアールの詩によるプーランクの二重合唱による「人間の顔」は、同時期のヴァイオリン・ソナタのように第2次世界大戦中の抵抗運動へのプーランクの思いがこもった作品。抑えた感情が非常な感動を生みます。
ロマーノとアンサンブル・エデスはまさに合唱のレ・シエクルで、クリスタルのように透明な響きで声の素晴らしさを満喫させてくれます。フォーレの「レクイエム」はレ・シエクルがもちろん当時の楽器を用い、温かくも清冽な音世界を作りあげています。
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要注目の若きピアノ・トリオ、爽やかなメンデルスゾーン
メンデルスゾーン:
(1)ピアノ三重奏曲第1番ニ短調Op.49
(2)ピアノ三重奏曲第2番ハ短調Op.66 |
トリオ・メトラル
【ジョゼフ・メトラル(ヴァイオリン)、
ジュスティーヌ・メトラル(チェロ)、
ヴィクトル・メトラル(ピアノ)】 |
録音:2018年4-5月/リトル・トリベカ(パリ)/57'
15"
トリオ・メトラルは、フランスの若い三兄弟によるピアノ三重奏団。長兄のジョゼフはパリ音楽院でオリヴィエ・シャルリエに師事。妹の同院でジュスティーヌはチェロをラファエル・ピドゥー、ラファエル・メルランに、弟のヴィクトルも同院でピアノをケフェレック、ダルベルトに学び、さらにチッコリーニ、プレスラー、ペヌティエの教えも受けたサラブレッドたち。正確な技巧に加え、フレッシュな感性による清潔な演奏を聴かせてくれます。
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神がかり的緊張感と集中力に満ちた四重奏団
(1)ベルク:叙情組曲
(2)シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調D810「死と乙女」 |
ノーブス・クァルテット
【キム・ジョエン、
キム・ヨンウク(ヴァイオリン)、
イ・スンウォン(ヴィオラ)、
ムン・ウンフィ(チェロ)】 |
録音:2017年9月/リトル・トリベカ(パリ)/75'
20"
2007年韓国芸術総合学校の学生たちにより結成されたノーブス・クァルテット。クリストフ・ポッペンに師事し、2014年に国際モーツァルト・コンクールで優勝しました。
韓流スターと見まごう4名から成りますが、演奏はいたって辛口で真摯。死の匂いのする2篇を驚くべき緊張感と集中力で聴かせてくれます。
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シャビエ・サバータ(カウンターテナー)
恋人アレッサンドロ カウンター・テナーのためのアリア集
(1)ボノンチーニ:「アブドロミーノ」〜前奏曲
(2)同:「アレッサンドロのインドからの帰還を祝うエウレオ」〜
あなたの目の美しさに
(3)ヘンデル:「インド王ポーロ」〜かくも素敵なふたつの目の力なら
(4)同:「アレッサンドロ」〜むなしき愛
(5)ペシェッティ:「インドのアレッサンドロ」〜大きな努力に目を向け
(6)ステッファーニ:「レオナートの熱意」〜シンフォニア
(7)ドラーギ:「不屈の勝利」〜私が隠すのは/報酬と罰は
(8)マンチーニ:「サイダのアレッサンドロ大王」〜聖霊は復讐に燃え
(9)ボノンチーニ:
「アレッサンドロのインドからの帰還を祝うエウレオ」〜
明るい夜明けが
(10)ヴィンチ:「インドのアレッサンドロ」〜大きな努力に目を向け
(11)マンチーニ:「サイダのアレッサンドロ大王」〜シンフォニア
(12)レーオ:「ペルシャのアレッサンドロ」〜私のいとしい偶像よ
(13)ポルポラ:「ポーロ」〜武器を手に |
シャビエ・サバータ(カウンターテナー)
ダニ・エスパーサ(指揮)
ヴェスプレス・ダルナディ |
心に沁み入る透明なカウンターテナーの響き
録音:2018年1月/リトル・トリベカ(バルセロナ)/64'
30"
バルセロナ出身のカウンターテナー、シャビエ・サバータはスキンヘッドに髭のコワモテですが、声と歌唱は清純で乙女チック、心に沁みわたるような美しさです。
今回はバロック・オペラのアリア集ですが、凝った選曲が光ります。タイトルは「恋人アレッサンドロ」で、いずれもアレキサンダー大王を主人公にしたもので、彼の英雄的な史実と、男色家だったとされる乙女心をサバータが絶妙に表現。
さらに嬉しいのは、スペインの古楽器団体ダニ・エスパーサ指揮ヴェスプレス・ダルナディが伴奏を務めていること。情景描写も巧みで、独特な雰囲気を醸し出しています。
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BIS
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BIS SA 2376
(SACD HYBRID)
¥2700 →\2490
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ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
マーラーの交響曲第10番の室内オーケストラ編成の補筆完成版
グスタフ・マーラー(1860-1911):交響曲第10番
嬰ヘ長調
(ミケーレ・カステレッティ補完、室内オーケストラ版) |
ヨン・ストゥールゴールズ(指揮)
ラップランド室内管弦楽団 |
注目盤。ミケーレ・カステレッティによるマーラーの交響曲第10番の室内オーケストラ編成の補筆完成版がついにディスク化!
セッション録音:2017年10月/コルンディ文化の家のホール(ロヴァニエミ、フィンランド)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、77'04"
SACD ハイブリッド盤。作曲家の死により未完に終わったため第1
楽章のみを演奏する場合が多いものの、残された草稿から曲の全貌がある程度想像可能なマーラー最後の交響曲第10番。それゆえにクック版が主流のほか、カーペンター版、マゼッティ版、バルシャイ版、ホイーラー版、そして話題のガムゾウ版(KKC
5939/WER 5122)など、数々の補筆完成版が存在します。当録音は作曲家、指揮者として活躍するミケーレ・カステレッティ補筆完成版で編成は室内オーケストラです。
「交響曲第10番はマーラーの作品中、最も情熱的で感情的である」と述べるカステレッティ。当作品の補完のきっかけとなったのはシェーンベルクが編曲したマーラーの交響曲第4番の室内オーケストラ版で、第10番でも同様の楽器を使用しております。ヨン・ストゥールゴールズ率いるラップランド室内管弦楽団が当作品の新たな魅力を伝えてくれます。
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BIS SA 2398
(SACD HYBRID)
¥2700
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ゾルマンがパウル・ベン=ハイムによる
ヴァイオリンのための作品集をリリース!
パウル・ベン=ハイム(1897-1984):
(1)「降霊」〜ヴァイオリンとオーケストラのための詩曲(1942)
(2)3つの無言歌〜ヴァイオリンとピアノのため(1951)
(3)ヴァイオリン協奏曲(1960)
(4)3つの練習曲〜独奏ヴァイオリンのための(1981)
(5)ユダヤの子守歌ヴァイオリンとピアノのため(1945)
(6)トッカータ〜5つの小品 Op.34より(1943)
【モシェ・ゾルマンによるヴァイオリンとオーケストラ版】 |
イタマール・ゾルマン(ヴァイオリン)
(1)(3)(6)
BBC ウェールズ・ナショナル管弦楽団
(1)(3)(6)フィリップ・バッハ(指揮)
(2)(5)エイミー・ヤン(ピアノ) |
2011年チャイコフスキー・コンクールの覇者ゾルマンが母国イスラエルの作曲家パウル・ベン=ハイムによるヴァイオリンのための作品集をリリース!
セッション録音:2017年1 月/カーディフ、ホディノット・ホール(ウェールズ)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、65'00"
SACD ハイブリッド盤。
俊英ヴァイオリニスト、イタマール・ゾルマンの久々のアルバムが登場!母国イスラエルのパウル・ベン=ハイム作曲のヴァイオリンのための作品集です。
1985年イスラエルのテルアビブ生まれのゾルマンはクリスティアン・テツラフに師事。2011年に行われた第14回チャイコフスキー国際コンクール、ヴァイオリン部門最高位(1位なしの2位)輝き世界から注目される存在となりました。
また、その豊かな音楽表現を内田光子が絶賛したことでも知られ、ドイツとフランスの名作を集めた独Profil
レーベルからのデビュー・アルバム(PH 14039)も話題となりました。
1897年ミュンヘンに生まれ1984年イェルサレムで亡くなったイスラエルの作曲家パウル・ベン=ハイムは、1915年から5年間、ミュンヘン芸術アカデミーにてピアノ、作曲、指揮を学び、その後、ブルーノ・ワルターとハンス・クナッパーツブッシュのもとで副指揮者を務めた経歴を持ちます。1933年にナチスの統治がはじまったことによりドイツを離れ、テルアビブに移り住み、名前をヘブライ語風のベン=ハイムと改めました。
作風は後期ロマン派的傾向を持ち、さらにイスラエルからの影響も吸収した作曲家として評価を集め、1957年にはイスラエル賞を受賞しました。
ここに収録されたヴァイオリンのための作品は1940年代から晩年の80
年代までと多岐に渡り、彼の代表作であるヴァイオリン協奏曲に加え、ユーディ・メニューインに捧げられた3
つの練習曲も収録しております。形式と様式は保守的ながらも独特なリズムや変動する調性など、ベン=ハイムならではの作風が現れた作品を楽しむことができます。
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BIS SA 2300
(SACD HYBRID)
¥2700
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アレクサンドルの第3弾はサン=サーンスのピアノ協奏曲!
サン=サーンス(1835-1921):
(1)ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調 Op.29
(2)ピアノ協奏曲第4番 ハ短調 Op.44
(3)ピアノ協奏曲第5番 ヘ長調 Op.10「3エジプト風」 |
アレクサンドル・カントロフ
(ピアノ;Steinway D)
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
タピオラ・シンフォニエッタ |
親譲りの天才肌。ジャン・ジャック・カントロフの子息、アレクサンドルの第3弾はサン=サーンスのピアノ協奏曲!
セッション録音:(2)(3)2016年9月、(1)2018年1月&2月/タピオラ・コンサートホール(フィンランド)/DSD、5.0
Surround sound、マルチチャンネル、80'37"
SACD ハイブリッド盤。
ジャン=ジャック・カントロフの子息であるピアニスト、アレクサンドル・カントロフ。デビュー盤のリストのピアノ協奏曲(BIS
SA2100)は"リストの生まれ変わり"
とフランスのレヴューで評され、ロシアの作曲家に焦点を当てた第2弾(KKC
5775 / BIS SA 2150)では、10代とは思えないほどの完成度と紛れもない個性をしめした演奏としてレコード芸術誌特選盤をはじめ各誌で話題となりました。
期待の第3弾ではサン=サーンスのピアノ協奏曲第3番、第4番、第5番「エジプト風」を収録。共演は父ジャン=ジャック・カントロフ指揮、タピオラ・シンフォニエッタです。
2歳でピアノをはじめ、3歳でかなりのレベルでピアノを弾きこなし、5歳で作曲をはじめた神童サン=サーンス。ピアノ協奏曲は生涯5曲を作曲し、いずれもサン=サーンスらしい華麗なテクニックときらめく旋律が特徴の作品といえます。
驚くべき才能の持ち主アレクサンドル・カントロフは、余裕綽々ともいえるテクニックを武器に雄弁な語り口でサン=サーンスを華麗に歌い上げます。
1997年生まれのアレクサンドルは父親譲りの音楽的才能の持ち主で、16歳のときにはナントおよびワルシャワでのラ・フォルジュルネでシンフォニア・ヴァルソヴィアと共演し、ラフマニノフのパガニーニの主題による狂詩曲を披露。抜群のテクニックと情感豊かな演奏で聴衆を熱狂させました。今後の活躍が最も期待されるピアニストのひとりです。
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COVIELLO CLASSICS
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COV 91904
(SACD HYBRID)
¥2600
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バッハも演奏したイタリア・スタイルによる宗教音楽
ジュゼッペ・ペランダ(ca. 1625-1675):ミサ曲
イ短調より キリエ、グローリア
ジュゼッペ・ペランダ:Repleti sunt omnes
ヴィンチェンツォ・アルブリーチ(1631-1687):2声のシンフォニア
ジュゼッペ・ペランダ:Accurite gentes
ジュゼッペ・ペランダ:Fasciculus myrrhae
ダヴィト・ポール(1624-1695):6 声のソナタ
ジュゼッペ・ペランダ:Timor et tremor /
Factum est proelium |
アーベントムジーケン・バーゼル |
録音:2018年7月9-12日/ドイツ ※「ミサ曲
イ短調」以外は世界初録音/Multichannel、75'45''
イタリアに生まれドイツで音楽活動を展開したジュゼッペ・ペランダの作品を中心に、共にドレスデンで活躍したアルブリーチ、ポールの作品を絡めて構成したディスクです。「ミサ曲
イ短調」は1660年代に書かれたとされ、J.S.バッハが筆者譜を所有し1715年にヴァイマールでキリエを演奏した記録も残っている楽曲。
イタリアの協奏的なスタイルが取り入れられ、6つの声楽パートと6つの器楽パートが対置されたリズミカルで華やかな書法が魅力です。また「ミサ曲
イ短調」以外の楽曲はすべて世界初録音となっており大変貴重。ドイツの宗教音楽に新風を巻き込んだイタリアの響きをお楽しみください。SACDハイブリッドでマルチチャンネル収録。
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HMF
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世界最高の弦楽四重奏団のひとつ
カザルス弦楽四重奏団
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 vol.2≪Revelations(啓示)≫
[CD1]
・弦楽四重奏曲第2番 ト長調 op.18-2
・弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 op.74「ハープ」
[CD2]
・弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 op.59-2「ラズモフスキー第2番」
・弦楽四重奏曲第9番 ハ長調 op.59-3「ラズモフスキー第3番」
[CD3]
・弦楽四重奏曲第15番 イ短調 op.132 |
カザルス弦楽四重奏団
〔ヴェラ・マルティネス・メーナー(Vn)、
アベル・トマス・レアルプ(Vn)、
ジョナサン・ブラウン(Vla)、
アルノー・トマス・レアルプ(Vc)〕 |
非の打ちどころなく流麗なベートーヴェン、カザルス弦楽四重奏団による全集プロジェクト、第2
弾!
録音:2018年1,2,3&5月、テルデックス・スタジオ(ベルリン)
1997年に結成されたカザルス弦楽四重奏団によるベートーヴェン第2弾の登場です。
2018年6月には「サントリーホール・チェンバーミュージック・ガーデン2018」に招かれ、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏会(全6回)を行い、絶賛を博しました。
カザルス弦楽四重奏団はいつも一緒でなんでも話し合って決めるそう。作品に取り組む時も皆で同意をしながら進めるほか、ツアー中などでホテルからどこかへ食事に出るのも全員一緒、何を食べるかも皆で決めているということ。
そうしたまるで家族のような彼らのあたたかみのあるアンサンブルが織りなすベートーヴェンは、きわめて親密な表情。すべてが自然に流れており、急速な楽章でも一切の乱れのない、きわめて流麗な演奏となっています。
op.18ではヴェラ・マルティネス・メーナーが第2ヴァイオリン、アベル・トマス・レアルプが第1
ヴァイオリンを務めています。
カザルス弦楽四重奏団
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 vol.1 |
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カザルス弦楽四重奏団
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集 vol.1
≪インヴェンション(発明)≫
[CD1] 弦楽四重奏曲
第1番 ヘ長調 op.18-1、第3番 ニ長調
op.18-3、
第4番 ハ短調 op.18-4
[CD2]
ピアノ・ソナタ第9番 ヘ長調 op.14-1
(ベートーヴェン自身による弦楽四重奏編曲版)、
弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 op.59-1
(ラズモフスキー第1番)
[CD3] 弦楽四重奏曲
第12番 変ホ長調 op.127、第16番 ヘ長調
op.135 |
カザルス弦楽四重奏団
〔ヴェラ・マルティネス・メーナー(Vn)、
アベル・トマス・レアルプ(Vn)、
ジョナサン・ブラウン(Vla)、
アルノー・トマス・レアルプ(Vc)〕 |
結成20 年 カザルス弦楽四重奏団、あたたかくも高貴な親密なアンサンブルによるベートーヴェン
録音:2015 年9 月7-10 日、2016 年2 月1-2
日、2017 年10 月13-14 日/テルデックス・スタジオ・ベルリン
1997 年に結成されたカザルス弦楽四重奏団による、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集の第1
弾。2020 年ベートーヴェン生誕250 周年に向けての全集シリーズが始動しました。
第1 弾となる当ボックスは「インヴェンション」と題し、第1
番、そして最後の第16 番が収録されているほか、ピアノ・ソナタのベートーヴェン自身による弦楽四重奏編曲版も収録されているという興味深いプログラミングです。
作品18 から次の四重奏曲第7 番(ラズモフスキー)を作曲するまでには6
年という歳月が流れておりますが、ベートーヴェンはその間にも充実の作品を書いており、音楽語法はより豊かなものになっています。さらに、最後の弦楽四重奏曲もあわせて聴くことにより、ベートーヴェンの語法の変化を感じることができます。
メンバーのジョナサン・ブラウンは「弦楽四重奏は、家族のように、そのメンバーたちにはわかるボキャブラリーがある。他のメンバーがこのフレーズの後にちょっと長めに息を入れたい、とか、他のメンバーが16
小節先のところでニュアンスを変えたい、と思っていることが、いつもシグナルのように発信されていて、メンバーたちは常にそれをキャッチしながら音楽を進めている。弦楽四重奏で演奏するということは、自分の音楽ビジョンを明確に発信するとともに、他の3
人の考えももらさずキャッチしなければならない」と語っています。カザルス弦楽四重奏団のまるで家族のようなアンサンブルが展開する、あたたかくも高貴なベートーヴェン、続編がたのしみです。
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PAN CLASSICS
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イタリアの精神 〜ドイツ・バロックのイタリア趣味
ファッシュ:管弦楽組曲 ハ長調
ハッセ:キリエ(4声合唱と管弦楽のための)
ストルツェル:協奏曲 ホ短調
(フラウト・トラヴェルソ、オーボエ、
ヴァイオリン、ヴィオラ、通奏低音のための)
モルター:カンタータ『In Jesu heilig' und
Geliebte』 MWV 1.6
(4声合唱と管弦楽のための)
モルター:トランペット協奏曲 ニ長調MWV
IV 8
ヨンメッリ:テ・デウム・ラウダムス(4声合唱と管弦楽のための) |
ダニエラ・ドルチ(チェンバロ、指揮)
ムジカ・フィオリタ |
ドイツで完成を見たバロック音楽の精華
録音:2017年10月/スイス/69'38''
マイニンゲン、ゾンダースハウゼン、ルドルシュタット、ヴァイマールなどに保管されている楽譜から演奏。収録されているのはいずれも当時ドイツで高い人気を誇った作曲家達であり、流行のイタリア・スタイルを積極的に取り入れた書法がおおいに魅力です。バッハに比肩しうる充実度の管弦楽曲を書いたファッシュ、オペラの大家として名を馳せたハッセ、管楽器コンチェルトの先駆者でもあったモルターらによるバロック絶頂期とも言える完成度の協奏曲や宗教曲が、ヴァラエティ豊かに収められた愉悦のディスクです。
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イベリアの情熱
フランシスコ・ハビエル・ガルシア・ファヘル(1730-1809):
十字架上のキリストの最後の7つの言葉
ホセ・ヨアヒム・ドス・サントス(1747-1801):
スターバト・マーテル |
バルバラ・バラダス(ソプラノ)
ルチア・ナポリ(メゾソプラノ)
アンドレ・バレイロ(バリトン)
マッシモ・マッツェオ(指揮)
ディヴィーノ・ソスピーロ |
名作多き題材を魅力的に用いたイベリアの宗教曲
録音:2017年4月17-22日/ポルトガル/65'21''
世俗音楽が隆盛を極めてからも、特別に重要な地位を占め、大切に奏でられてきた「聖週間」(復活祭の前の1週間)のための音楽。何世紀にも渡りさまざまな美しい音楽が作曲されました。
このアルバムにはイベリア出身の二人の作曲家による知られざる傑作を収録。
当時のイベリア半島で流行した書法に作曲家の個性が組み合わされ、キリストの受難・死・復活といった馴染みのある題材が、情熱的でありながら胸に迫る音楽へと昇華されていきます。『十字架上の〜』はスペイン語の歌詞になっていて独特な存在感です。
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PROFIL
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これがロシア音楽の原点なのか
ロシア・ロマンスの歴史Vol.1
グリリョフ:乙女の悲しみ/
ダルゴムィシスキー:シェラ・ネヴァダは霧に包まれて/
アリャビエフ(シフラ編):ワルツ*/
アリャビエフ(シフラ&ヴィソツキー編):ナイチンゲール*/
ワルラモフ:赤いサラファン/ワルラモフ:彼女を起こさないで/
バフメチェフ(シフラ編):小さな指輪*/チトーフ:護符*/
ダルゴムィシスキー:グラナダは霧に包まれて/
チマローザ:カヴァティーナ/シフラ:スペインのボレロ
/
コンデンコ:夕暮れ/ワルラモフ:天使/
グリリョフ:内なる音楽/サレンコ:時は‛&*/
不詳:フランスのロマンス/グリンカ:夜のそよ風/
マスロフスキー:でもシルヴィアはここにいない/
不詳:出掛けましょうか/マラホフスキー:陽は山なみに輝き/
グリリョフ:ワルラモフの思い出(無伴奏)
*ギター独奏 |
ダーシコワ・アンサンブル
【アンナ・ビネタ・ディウフ
(メゾソプラノ)、
オレグ・チモフェーエフ
(7弦ギター)】 |
7弦ギターでしっとり味わうロシア・ロマンス
録音:2017年9月/セント・ブリッジ教会(アイオワ、アメリカ)/66'
33"
ロシア民謡と呼ばれているもののうち、作者が特定され芸術性も高いものをロマンスとして区別しています。18世紀後半から美しい作品がたくさん生まれ、リストやヴィエニャフスキが変奏曲のテーマにさえしました。その宝庫を網羅的していくシリーズの第1弾。
演奏は1987年生まれのアフリカ系ドイツ人メゾのアンナ・ビネタ・ディウフとロシア人ギタリスト、オレグ・チモフェーエフによるダーシコワ・アンサンブル。アンサンブル名はエカテリーナ女帝の側近として尽くしたロシアきっての才女ダーシコワ女史に由来します。ロシア特有の7弦ギターの響きも美しく、もの悲しいロシアの歌の威力を満喫できます。
アレクサンドル・グリリョフ
グリリョフの曲がとても美しい曲なんです・・・
不毛と思われた18世紀末ロシアにこんなにも豊かで美しい音楽が生まれていたとは。
これがロシア音楽の原点なのかも・・・。
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1718年に生まれたグラスハーモニカの大家
その天上の響きに癒されるひととき
ヨーゼフ・アロイス・シュミットバウアー:
(1)グラスハーモニカのためのロンド
(2)交響曲ニ長調
(3)グラスハーモニカのための前奏曲第5番
(4)弦楽のための交響曲変ロ長調
(5)交響曲変ロ長調
(6)グラスハーモニカのための前奏曲第4番 |
カールスルーエ宮廷楽団 |
録音:2018年7月23-27日/デュレンビュヒヒ・キリスト教会/62'
00"
ヨーゼフ・アロイス・シュミットバウアー(1718-1809)
はドイツの作曲家。1772年にケルン大聖堂の楽長となり、同地の音楽界に大きな影響を残しました。
彼はグラスハーモニカの製作者としても知られ、4オクターヴの改良型を開発しました。日本人オーボエ奏者藤井祥吾、ホルン奏者廣井明子を含む時代楽器集団カールスルーエ宮廷楽団がさわやかな音楽を繰り広げています。
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ABC CLASSICS
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J.S.バッハ:
2つのギターのための協奏曲集(エドワード・グリゴリアン編)
2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調
BWV.1043
(2つのギターのための編曲版/イ短調)
鍵盤楽器のための協奏曲ニ短調 BWV.1052
(2つのギターのための編曲版/ニ短調)
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲ハ短調
BWV.1060R/ト短調
アリオーソ(カンタータ BWV.156より) |
グリゴリアン・ブラザーズ
〔スラヴァ・グリゴリアン(ギター)、
レオナルド・グリゴリアン(ギター)〕
ベンジャミン・ノーシー(指揮)
アデレード交響楽団 |
グリゴリアン・ブラザーズのJ.S.バッハ!父エドワードのアレンジによるコンチェルト集!
カザフスタン生まれのオーストラリア育ち、現代のギター界を代表するエキサイティングな兄弟ギター・デュオ、スラヴァ・グリゴリアンとレオナルド・グリゴリアンの最新作は、オーケストラとの共演によるJ.S.バッハのコンチェルト・アルバム!
特にスラヴァ・グリゴリアンは、「バリトン・ギター版」のJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲集がオーストラリアの名誉ある2つの音楽賞「ARIA
Award(オーストラリア・レコード産業協会賞)」と「AIR
Award(オーストラリア・インディペンデント・レコード・レーベル協会賞)」を受賞するなどバッハのギター演奏のスペシャリストとしても名高いだけに、レオナルドとのデュオによるこの協奏曲集への期待も高まります。
収録曲は全てスラヴァとレオナルドの父であるエドワード・グリゴリアンのアレンジによる「2つのギターとオーケストラ」ヴァージョンを使用。グリゴリアン・ファミリーが総力をあげて送り出す、2台ギター版バッハの登場です!
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ロマンティック・バッハ |
ジェイソン・ギルハム(ピアノ) |
J.S.バッハ(グレインジャー編):フーガホ長調
BWV.878
J.S.バッハ(ラフマニノフ編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
ホ長調 BWV.1006からの組曲
J.S.バッハ:幻想曲とフーガ イ短調 BWV.904
J.S.バッハ(ペトリ編):羊は安らかに草を食みJ.S.バッハ:カプリッチョ《最愛の兄の旅立ちに寄せて》BWV.992
J.S.バッハ(ケンプ編):シチリアーノ(フルート・ソナタ第2番変ホ長調
BWV.1031より)
J.S.バッハ(ヘス編):主よ人の望みの喜びよ(カンタータBWV.147より)
J.S.バッハ(ブゾーニ編):コラール《いまぞ喜べ、愛するキリスト者の仲間たち》BWV.734a
J.S.バッハ(ブゾーニ編):シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調
BWV.1004より)
J.S.バッハ(ジロティ編):オルガン前奏曲ホ短調
BWV.555
グレインジャー:陽気な鐘 〜 J.S.バッハの《羊は安らかに草を食み》による自由なランブル |
2010年のショパン国際ピアノ・コンクール、2013年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで注目を集め、2014年のモントリオール国際音楽コンクールでは見事に優勝を飾ったオーストラリアのピアニスト、ジェイソン・ギルハム。
メトネル&ラフマニノフのピアノ協奏曲集に続くこの「ロマンティック・バッハ」は、ラフマニノフからマイラ・ヘスへと至る名ピアニストたちの編曲によるバッハの作品を集めたプログラム。
ラフマニノフ、グレンジャー、ヘス、ブゾーニ、ジロティ、ペトリからの"大バッハへのラブレター"を、ギルハムが丁寧に奏でていきます。
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テレマン:無伴奏フルートのための幻想曲 TWV:2-13 |
ジュネヴィエーヴ・レーシー(リコーダー) |
ジュネヴィエーヴ・レーシーは、2018年にはメルボルン・リサイタル・センターのアーティスト・イン・レジデンスを務め、ブレット・ディーンやエレーナ・カッツ=チェルニン、エリッキ=スヴェン・トゥールなどへの新作委嘱、世界初演などを数多く手掛けてきたオーストラリアのリコーダー・ヴィルトゥオーゾ。
10代の頃に聴いたレジェンド、フランス・ブリュッヘンの名演に魅了されて以来、このテレマンの幻想曲の虜になったというレーシー。その想いが込められたテレマンの秀演が南半球から届きます。
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シューベルト:歌曲集《冬の旅》D.911 |
デイヴィッド・グレコ(バリトン)
エリン・ヘルヤード(ピアノ) |
デイヴィッド・グレコは、ウェストミンスター寺院聖歌隊、システィーナ礼拝堂聖歌隊のメンバーとして活躍し、2014年にはオペラ・オーストラリアにプリンシパル・アーティストとしてデビュー。
アムステルダム・バロック管弦楽団やオランダ・バッハ協会、フライブルク・バロック・オーケストラなどヨーロッパの名だたるピリオド・オーケストラと共演を重ねるなど、古楽シーンを中心に活躍するオーストラリアのバリトン歌手です。
このシューベルトの「冬の旅」は、オーストラリア人演奏家による初のピリオド楽器使用での録音となります。
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SIGNUM CLASSICS
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If 〜 ナイマン&パーセル |
イェスティン・デイヴィス(カウンターテナー)
フレットワーク |
マイケル・ナイマン:ノー・タイム・イン・エターニティ
ナイマン(リチャード・ブースビー編曲):
バランシング・ザ・ブックス、「アンネの日記」より〔イフ、ホワイ〕
ヘンリー・パーセル(ブースビー編曲):束の間の音楽
Z.583-2
ナイマン:ミュージック・アフター・ア・ホワイル
パーセル(サイラス・ウォルストン編曲):夕べの讃歌
Z.193
ナイマン:セルフ・ラウダートリー・ヒム・オヴ・イナンナ・アンド・ハー・オムニポテンス
パーセル(ブースビー編曲):おお孤独こそ我の最も好むところ
Z.406 |
イェスティン・デイヴィス&フレットワーク!ナイマンとパーセルを歌う!
☆イギリスが誇る現代最高峰のカウンターテナー、イェスティン・デイヴィス!
☆マイケル・ナイマンとヘンリー・パーセル、3世紀に渡る音楽を橋渡しするプログラム!
イェスティン・デイヴィスは、その美しく器用な声と知的なミュージシャンシップによって、世界でもっとも優れた歌手の一人として広く知られるイギリスのカウンターテナー。これまで2度のグラモフォン賞受賞、グラミー賞受賞、ローレンス・オリヴィエ賞ノミネートなどの実績を誇り、その功績から2017年には大英帝国勲章(MBE)を授与されています。
イェスティン・デイヴィスが、イギリスのヴィオール・コンソート「フレットワーク」と共演する新録音は、ミニマル・ミュージック、映画音楽などで知られる現代作曲家マイケル・ナイマンと、イギリス・バロックの大作曲家ヘンリー・パーセルという衝撃の組み合わせ。1980年代にイギリスのバロック音楽を再発明し、映画「英国式庭園殺人事件」ではパーセルの音楽を使用したナイマン。パーセルの歌曲を基にした器楽曲「ミュージック・アフター・ア・ホワイル」は、フレットワークによる新たな委嘱作品。
そして、フレットワークやパーセル・クヮルテットの創設メンバーであるリチャード・ブースビー、バッハ・プレーヤーズやイン・エコーのメンバーも務めるサイラス・ウォルストンによるナイマン&パーセルのアレンジなどをプログラム。大胆なハーモニー、不思議な創意、魅力的なメロディーを組み合わせ、17世紀から21世紀の音楽を繋ぎます。
※録音:2018年5月29日ᬢ31日、セント・ジョージ教会(ケンブリッジ)
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これが音楽芸術の頂点かも
超多声部40声と60声!
〜 ストリッジョ:40声&60声のミサ曲、タリス:40声のモテット
アレッサンドロ・ストリッジョ(b.1536/1537ᬢ1592):
40声のモテット 《見よ, 至福の光を》*、ミサ曲
《かくも幸せな日が》 より キリエ*/
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン(1098ᬢ1179):めでたし高貴な方/
ストリッジョ:ミサ曲 《かくも幸せな日が》
より グローリア*/ビンゲン:おお, 知恵の力/
ストリッジョ:ミサ曲 《かくも幸せな日が》
より クレド*/ビンゲン:おお, 豊かな実りをもたらす根よ/
ストリッジョ:ミサ曲 《かくも幸せな日が》
より サンクトゥス*、ベネディクトゥス*/
ビンゲン:聖霊は生の源の生/ストリッジョ:ミサ曲
《かくも幸せな日が》 より アニュス・デイ*/
トマス・タリス(c.1505ᬢ1585):
おお, 光より生まれし光、単旋聖歌 《御身よりほかにわれは》、40声のモテット
《御身よりほかにわれは》 |
アルモニコ・コンソート、クリストファー・モンクス(指揮)、
ケンブリッジ・ゴンヴィル&キーズ・カレッジ合唱団、
ジェフリー・ウェッバー(指揮)、エイドリアン・フランス(バス・サックバット)* |
タリス&ストリッジョ!超多声部によるポリフォニー!
☆40声と60声! 超多声部によって歌われる16世紀の合唱芸術
"スーパーサイズ・ポリフォニー"!
驚異的なレパートリーの広さと安定感のあるハーモニーが魅力のケンブリッジ・ゴンヴィル&キーズ・カレッジ合唱団。小編成から大編成、合唱のみ、オーケストラ付きなど、多種多様な編成とプログラムにハイレベルで対応する2001年創設の合唱団、アルモニコ・コンソート。英国が誇る2つの名アンサンブルが集まり、40声と60声という超多声部のためのポリフォニー音楽をレコーディング!
「スーパーサイズ」なポリフォニーの代表作として知られるトマス・タリスの傑作、40声のモテット「御身よりほかにわれは(スペム・イン・アリウム)」はもちろん、約400年間消失しており現代になってパリで発見されたアレッサンドロ・ストリッジョの40声&60声のミサ曲「かくも幸せな日が」を中心に、同じくストリッジョの40声のモテット「見よ,
至福の光を」、そしてヒルデガルト・フォン・ビンゲンの美しい作品を散りばめた充実のプログラム。
数多の声部が緻密に絡み合い壮麗なポリフォニーを織りなす、16世紀の偉大な合唱芸術です。
※録音:2018年7月8日ᬢ10日、セント・ジョージ教会(ケンブリッジ)
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2/5(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALIA VOX
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AVSA 9930
(2SACD HYBRID)
¥5600
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イブン・バトゥータ(1304-1377)〜イスラムの旅行家
[CD1]
第1部〜モロッコからアフガニスタン(1304-1335)
[CD2]
第2部〜アフガニスタン、インド、中国、バグダッド、グラナダ、マリ、そしてフェズへの帰還(1335-1377) |
ジョルディ・サヴァール(ビウエラ、レベック、指揮)、
エスペリオンXXI
[CD1]
メラル・アジゾグル(声)[トルコ]、ウェイド・ブハッスン(声、ウード)[シリア]、
ドリス・エル・マルミ(声、ウード)[モロッコ]、アハメド・アル・サーブリ(声)[アブダビ]、
マルク・モイヨン(声)[フランス]、カテリーナ・パパドプーロン(声)[ギリシア]、
モスレム・ラハル(ネイ)[シリア]、ユルダル・トッカン(ウード)[トルコ]、
ハカン・ギュンゴール(カーヌーン)[トルコ]、シャル・ハシミ(タブラーほか)[アフガニスタン]、
[CD2]
ルイス・ヴィリャマホ(テノール)[バルセロナ]、フリオ・ザナージ(バリトン)[イタリア]、
リンリン・ユー(中国琵琶)[中国]、シン・リウ(中国笙)[中国]
ほか
ウェイド・ブハッスン(声、ウード)[シリア]、ドリス・エル・マルミ(声、ウード)[モロッコ]、
モスレム・ラハル(ネイ)[シリア]、ハイク・サリクユンジャン(ドゥドゥク&
belul)[アルメニア]、
ダウド・サドザイ(ルバーブ&サロード)[アフガニスタン]
ほか |
サヴァールの歴史譚最新盤はイスラムの旅行家、イブン・バトゥータ!
録音:2016年11月4日、シテ・ド・ラ・ミュジーク、フィルハーモニー・ド・パリ(ライヴ)/multichannel
サヴァールの歴史譚シリーズ、今回はイスラムの旅行家イブン・バトゥータというテーマでの登場。イブン・バトゥータ(1304-1377)の旅行記(Rihla)は、マルコ・ポーロ(1254-1324)の「東方見聞録」と同じくらいに重要な書物。これは彼の30年ほどに渡る旅を記した書物で、2005年にサヴァールの母語であるカタロニア語にも翻訳され出版されています。当時の旅は修行であり知を求めて行われるものでした。
バトゥータの旅行記は、当時の社会の様子や習慣、そして歴史についての重要な情報をもたらしてくれるもので、東洋の世界(イスラムの国、および非イスラム国も含む)に対しての同時代人たちの、そして後世の人々の認識を大きく変えました。
サヴァールは、バトゥータの書物から抜粋した節の朗読をまじえつつ、彼が訪れた様々な地(モロッコ、マリ、エジプト、イエメン、ザンジバル、インド、モルジブ諸島、中国などなど)の伝統的な楽器を用いつつ、各地の伝統的な音楽を演奏する演奏会をパリで行いました。これはそのライヴ録音です。
毎度のことながら、サヴァールの視点の底しれぬ広さと、歴史に対するまなざしに深く感銘を受ける内容となっています。
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HMF
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HMM 902335
(2CD)
特別価格¥2800 →\2590
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イザベル・ファウスト
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲、シンフォニア、序曲とソナタ集
[CD1]
・ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV 1052R
・カンタータ第174番「われいと高き者を心を尽して愛しまつる」
BWV 174より
シンフォニア(hrn2, ob2, オーボエ・ダ・カッチャ,vn3,
vla3, vc3, 通奏低音)
・ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV 1042
・カンタータ第21番「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV
21よりシンフォニア(ob, 弦, 通奏低音)
・トリオ・ソナタ ハ長調 BWV 529(vn2と通奏低音)
・オーボエ、ヴァイオリン、弦と通奏低音のための協奏曲
ハ長調 BWV 1060R
[CD2]
・管弦楽組曲第2番 BWV 1067〜
ヴァイオリンと弦楽合奏、通奏低音の編成による(イ短調で演奏)
・トリオ・ソナタ ニ短調 BWV 527(ob,
vn, 通奏低音)
・ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV 1056R
・カンタータ第182番「天の王よ、汝を迎えまつらん」BWV
182より
第1曲 ソナタ(rec, vn, 弦と通奏低音)
・ヴァイオリン協奏曲 イ短調 BWV 1041
・シンフォニア BWV 1045(vn;trp3, tim,
ob2, 弦、通低)
・2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調
BWV 1043 |
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン/ヤコブ・シュタイナー)
ベルンハルト・フォルク(ヴァイオリン/制作者不明(1725年))
クセニア・レフラー(オーボエ、リコーダー)
ヤン・フライハイト(チェロ)
ラファエル・アルパーマン(チェンバロ)
ベルリン古楽アカデミー(コンサートマスター:ベルンハルト・フォルク) |
ファウスト&ベルリン古楽アカデミー、圧巻のアンサンブルによるバッハのヴァイオリン協奏曲+α!
管弦楽組曲第2番をヴァイオリンで魅せるファウストのなんとも華麗なバディヌリ!
録音:2017年12月、2018年9月/テルデックス・スタジオ・ベルリン
イザベル・ファウストとベルリン古楽アカデミーによるバッハの登場です!!
ヴァイオリン協奏曲のほか、オルガンのトリオ・ソナタをヴァイオリンと通奏低音で演奏、さらに管弦楽組曲第2番のフルート・ソロ部分をヴァイオリンで演奏するなど、興味津津のプログラム。
ファウストのソロは彼女の魅力そのものの音色、しなやか、そして完璧な技巧。
ファウストのバッハ、というだけでもうれしいのに、ベルリン古楽アカデミーとの共演というのもまた注目。現在コンサートマスターを務めるベルンハルト・フォルクや、アクサンからも多数名盤をリリースしているオーボエのクセニア・レフラーなど、共演するソリスト(ベルリン古楽アカデミーのメンバーでもある)たちとの豪華共演も聴きものです。
【ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 BWV 1052R】現在チェンバロ協奏曲(BWV
1052) として伝わっているものは、消失したヴァイオリン協奏曲のチェンバロ版編曲。ここではヴァイオリン独奏版で演奏しています。
【カンタータ第174番「われいと高き者を心を尽して愛しまつる」
BWV 174 よりシンフォニア】もともとはブランデンブルク協奏曲第3番(1721年完成)の第1
楽章で、ホルン2本とオーボエ3本を加えたより大きな編成をとっています。
【ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 BWV 1042】バッハがケーテンの宮廷楽長を務めていた時期(1718-23)に書かれたとされるもので、晴れやかで力強い上昇音型で、独奏ヴァイオリンの活躍も印象的な人気作品です。
【カンタータ第21番「わがうちに憂いは満ちぬ」BWV
21 よりシンフォニア】カンタータ第21 番は嘆きを歌う第1部と救いの喜びを歌う第2部から成る大作。第1部冒頭のシンフォニアは、ヴァイオリンが描く「憂い」の表情に打たれる名曲です。
【トリオ・ソナタ ハ長調 BWV 529】オルガン作品として現在伝わっていますが、もとは室内楽トリオだと考えられるもの。ここでは2つのヴァイオリンと通奏低音という編成で演奏しています。ヴァイオリン2
本が奏でるヴィルトゥオーゾ的な音型が、広い音域のハーモニーの上で奏でられます。
【オーボエ、ヴァイオリン、弦と通奏低音のための協奏曲
ハ長調 BWV 1060R】現在「2台のチェンバロのための協奏曲
BWV 1060」として伝わるものは、消失した協奏曲の編曲で、原曲はここでも演奏されているオーボエとヴァイオリンが独奏を務める協奏曲とみなされています。
【管弦楽組曲第2番 BWV 1067】フルート、弦楽合奏、通奏低音という編成で現在伝わっていますが、もともとは独奏ヴァイオリンのための協奏曲で、調性も全音低いイ短調で構想されていたと考えられ、ここではそのヴァージョンで演奏しています。
【トリオ・ソナタ BWV 527】オルガン作品として現在伝わっていますが、もともとは室内楽トリオのための作品だったと考えられています。ここではオーボエ、ヴァイオリンと通奏低音で演奏。第2楽章の美しさにはノックアウトです。
【ヴァイオリン協奏曲 ト短調 BWV 1056R】チェンバロ協奏曲ヘ短調
BWV 1056 の初期稿にあたるもの。
【カンタータ第182番「天の王よ、汝を迎えまつらん」BWV
182より 第1曲 ソナタ】独奏ヴァイオリンとリコーダーの奏する付点リズムが、ロバに乗って入場する「天の王」の歩みを描く。
【ヴァイオリン協奏曲 イ短調 BWV 1041】その大半をバッハが作成したパート譜で伝えられている作品。冒頭の2音モティーフも印象的な名曲です。
【シンフォニア BWV 1045】失われた教会カンタータの導入楽章として伝えられる作品で、独奏ヴァイオリンと弦楽合奏、通奏低音のための協奏曲が原曲だったと思われます。149小節までしか残されていませんが、短いカデンツァを挿入し冒頭のリトルネッロの主題を演奏して締めくくられます。
【2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調
BWV 1043】言わずと知れた2つのヴァイオリンのための協奏曲。2つのヴァイオリンがたがいに拮抗する立場で作品が進みますが、ファウストとベルンハルト・フォルクの丁々発止のやりとりも聴きものです。
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COL LEGNO
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COL20441
\2600 |
マーティン・プタック(1972-):River Tales
The Endless Stream of Recurrence-回帰の無限の流れ
1.ソース
2.ストリーム
3.ウィング
4.マージング
5.ストーム
6.フラゥド(洪水)
7.シンキング
8.ダークストーン
9.サイクロ
10.カノン
11.パンタ・レイ |
マーティン・プタック(ピアノ)
アルビン・ヤノーシュカ(ローズ・ピアノ、ハルモニウム、ライヴ・サンプリング)
ユリア・マリー(ヴァイオリン)…2.10
クラウス・リードル(ヴァイオリン)
レーナ・ファンクハウザー(ヴィオラ)
メリッサ・コールマン(チェロ)
アロイス・エーベルル/マルティン・リーナー/ドミニク・シュテーガー(トロンボーン)
ゲラルド・ペッティンガー(バス・トロンボーン&コントラバス・トロンボーン)
フランツ・ヴィンクラー(テューバ)…6.8
マルティン・エーベルル(トランペット)…2.4.8
アロイス・エーベルル(トロンボーン・ソロ)・・・9 |
作曲家、ピアニスト、トロンボーン奏者、マルチな才能を持つマーティン・プタック。幼いころからドナウ川とクレムス川の合流点に位置するクレムス・アン・ドナウで過ごし、水とワインが豊富なこの街の景観が彼の作品形成に大きな影響を与えています。
このアルバムに収録されている曲はどれも水のように流動的で即興的な作風を持ち、どの曲にも彼の子供時代の思い出が織り込まれているとされています。重厚で美しいハーモニーに終始する冒頭の「ソース」や「カノン」、フィリップ・グラスを思わせる「ストリーム」など多彩な楽器の持ち味を縦横無尽に駆使した聴き応えのある1枚です。
録音 2014/2017年 Casino Baumgarten Studios,
Vienna
プロモーション動画 https://youtu.be/3Rs6Nln9LTk
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COL20435
\2700 |
Smaragd フェーデルシュピール
1.Avsked
2.Cadenzarium
3.Basszus Trombitas
4.15/8
5.Lovingli
6.Apfelbauern Dudler
7.Die melancholische Ballerina
8.Wien, ach Wien
9.Tuba Solo in D-Moll チューバ・ソロ ニ短調
10.Volsume
11.Klarinett-Dudler
12.Bertltanze
13.Innviertler |
フェーデルシュピール(アンサンブル)
【メンバー】
フレデリック・アルヴァラード=デュプイ(クラリネット,歌,作曲)
ジモン・ツェクバウアー(トランペット,フリューゲルホルン,ツィター,歌,作曲)
フィリップ・ハース(トランペット,フリューゲルホルン,歌)
アヤック・イウアン・ヒメネス・サルバドール(トランペット,フリューゲルホルン,歌)
マティアス・ヴェルナー(トロンボーン,歌,作曲)
トーマス・ヴィナレク(トロンボーン,バス・トランペット,歌)
ローラント・アイツニンガー(テューバ) |
2004年、ドナウ川とクレムス川の合流点の歴史ある街クレムス・アン・ドナウで結成された7人組の管楽アンサンブル「Federspiel
フェーデルシュピール」。ヨーロッパ各地の民族音楽を、エレクトロニクスを駆使したユニークなアレンジで演奏し、夏の音楽祭やコンサートホールで人気を博しています。
結成当時、最も若いメンバーは16歳でしたが、15年の歳月を経て彼らの音楽も、街の名産であるワインのように熟成されてきました。
この「Smaragd エメラルド」と題されたアルバムは彼らの4枚目の作品であり、収録曲はどれも3人のメンバーによるオリジナルです。愛の告白や別れなど、彼らの個人的な経験をオーストリア民謡に織り込んだという面白い曲が並びます。
プロモーション動画 https://youtu.be/ZdXymoOkNWk
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COL20436
\2600 |
Wolperting フェーデルシュピール
Dort, wo nichts war, ist jetzt Musik そこには何もなかった、今は音楽がある
1.フレデリック・アルヴァラード=デュプイ:Da
wo’s beginnt
2.マティアス・ヴェルナー:Tau
3.ヴェルナー:Eventyret om Fossegrimen
Part I, Overnaturlig Vesen
4.ヴェルナー:Eventyret om Fossegrimen
Part II, Huldefossen
5.ジモン・ツェクバウアー:Rosenhang
6.伝承曲:El Buscapies
7.ツェクバウアー:S. E. A. L.
8.ツェクバウアー:The Breath of Connections
9.伝承曲:Xochipitzahuatl
10.伝承曲:Die drei Briada |
フェーデルシュピール(アンサンブル)
【メンバー】
フレデリック・アルヴァラード=デュプイ(クラリネット,作曲)
ジモン・ツェクバウアー(トランペット,フリューゲルホルン,ピッコロ・トランペット,歌,作曲)
フィリップ・ハース(トランペット,フリューゲルホルン)
アヤック・イウアン・ヒメネス・サルバドール(トランペット,フリューゲルホルン,エレクトロニクス,歌)
マティアス・ヴェルナー(トロンボーン,歌,作曲)
トーマス・ヴィナレク(トロンボーン,バス・トランペット)
ローラント・アイツニンガー(テューバ)
ヨアヒム・ムルニング(マリンバ&ヴィブラフォン)…3.4 |
民族音楽と現代音楽を融合させたユニークな音楽をレパートリーとする管楽アンサンブル「フェーデルシュピール」の最新アルバム。
アルバムタイトルの「Wolperting」とはドイツ・バイエルンのアルペン森周辺に生息すると伝わる伝説的動物「ヴォルペティンガー」から採られたもの。
ノルウェーの滝に棲むトロール、メキシコに伝わる踊り続ける悪魔、得体の知れない魔物が棲む山など、神秘と神話が一体となった世界が、キャラバンソングやアステカの旋律、ロマンティックな民謡などを取り混ぜて描かれています。
エレクトロニクスやミニマルなど現代的な要素も用いられており、素晴らしいサウンドワールドが楽しめます。
録音 2017年10月-2018年6月 Radiokulturhaus
Wien
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COL20301
\2500→\2290
〔旧譜〕 |
ヴァイオリン、サックス、トランペットから
ハープ、ツィター、ダルシマーなど多彩な楽器を駆使した
シューベルトによる室内楽作品集
(M.クラーラー、A.シェットによる室内アンサンブル編)
1.さすらい人 D489
2.水の上で歌う Op.72 D774
3.さすらい人が月に寄せてOp.80-1 D870
4.さすらい人の夜の歌 I Op.4-3 D224
5.夕星 D806
6.別れ D578
7.春に Op.101-1 D882
8.白鳥の歌より-第13番「影法師」
9.白鳥の歌より-第14番「鳩の使い」
10.月に寄せて D259
11.白鳥の歌より-第4番「セレナード」
12.君はわが憩い OP.59-3 D776
13.輪舞に寄す Op.17-3 D987b
14.夕映えのなかに D799
15.幸せ D433
16.別れ D475
17.マルクス・クラーラー/アンドレス・シェット:私は孤独な人(ダニューブにて)
M.クラーラー、A.シェットによる室内アンサンブル編…1-16 |
フラヌイ(アンサンブル)
スヴェン・エリック・ベヒトルフ(ヴォーカル)…17 |
『お前のいないところに幸福の国がある』という印象的な言葉で結ばれるシューベルトのよく知られる歌曲「さすらい人」。この歌が象徴するような“出会い、別れ、夢、至福の時”をシューベルトのさまざまな歌曲を通じて味わうため、クラーラーとシェットは原曲に親密でありながらも斬新なアレンジを施しました。
ヴァイオリン、サックス、トランペットからハープ、ツィター、ダルシマーなど多彩な楽器を駆使したアンサンブルによる素朴かつ新鮮なシューベルト体験が味わえます。
録音 2007年2月16-17日 Konzertsaal des
Tiroler Landeskonservatoriums, Innsbruck,
Austria
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COL20302
\2500→\2290
〔旧譜〕 |
ブラームスによる室内楽作品集
(M.クラーラー、A.シェットによる室内アンサンブル編)
1.いつも欲しいのに、ダメだ
2.あの谷に菩提樹が
3.あの山のむこうに
4.お姉ちゃん、いつ僕たちは家に帰るの?
5.いとしい人、すぐに入ってらして
6.お嬢さん、お庭に入らせていただいても
7.海
8.谷底には
9.ああ、神よ
10.もう陽は輝かない
11.僕の彼女は大口だ
12.若くてやさしい女の子が
13.海 II
14.おまえ
15.ボレロ
16.静かに
17.静かな夜に |
フラヌイ(アンサンブル) |
クラーラーとシェットによるロマン派作品アレンジ第2作。前作シューベルト・アルバムに続くのはブラームスの民謡集です。
ベートーヴェンを心から尊敬していたブラームスですが、かたや民族音楽からも大きな影響を受けており、よく知られる「ハンガリー舞曲集」をはじめ、ドイツ民謡をもとにした歌曲は144曲もあり、オリジナルの作品にも民謡風の主題がしばしば登場するなど、彼は素朴な旋律をこよなく愛していました。
クラーラーとシェットは、その「ドイツ民謡集」に楽しいアレンジを加え、新しい表情を持たせています。管楽器を中心に、ヴァイオリン、ハープやダルシマーを加えた独特な音色を奏でるフラヌイならではの楽しい1枚です。
録音 2008年8月1-3日 Veranstaltungszentrum,
Tulfes, Austria
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COL20303
\2900→\2690
〔旧譜〕 |
マーラーによる室内楽作品集
(M.クラーラー、A.シェットによる室内アンサンブル編)
1.さすらう若者の歌-第1曲 恋人の婚礼の時
2.若き日の歌-第4番 うぬぼれ
3.子供の魔法の角笛-第5番 この世の生活
4.リュッケルト歌曲集-私はほのかな香りを吸い込んだ
5.さすらう若者の歌-第4曲 恋人の青い目
6.魔法の角笛の踊り
7.ストラスブールの砦の上
8.亡き子をしのぶ歌-第3曲 きみのお母さんが戸口から入ってくるとき
9.子供の魔法の角笛-第2曲 むだな骨折り
10.子供の魔法の角笛-第9曲 美しいラッパが鳴りひびくところ
11.子供の魔法の角笛-第12曲 原光
12.リュッケルト歌曲集-第6曲 真夜中に
13.子供の魔法の角笛-第13曲 惨殺された鼓手
14.リュッケルト歌曲集-第5曲 私はこの世に捨てられて |
ダニエル・シュムッツハルト(バリトン)
フラヌイ(アンサンブル) |
クラーラーとシェットによるロマン派作品アレンジ第3作。こちらも民謡や伝承とは切り離すことができないマーラーの作品をクラーラーとシェットが大胆にアレンジしています。
まるでウィーンの酒場で聴くような、フラヌイのユニークな編成で奏でられる数々の歌は、マーラーがが憑りつかれていたという死生観も全て取り込み、時には美しく、時には残酷な世界を描き出しています。
録音 2010年8月19-21日 Konzertsaal des
Tiroler Landeskonservatoriums, Innsbruck,
Austria
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COL20305
(2CD)
\3800
〔旧譜〕 |
Quadrat-sch
農民の音楽
【CD1】Quadrat:sch
1.クリストフ・ディエンツ:Soodersooderso
2.バルバラ・ローメン&グンター・シュナイダー:Schwungradl
3.クリストフ・ディエンツ:Peaceful Piece
4.バルバラ・ローメン&グンター・シュナイダー:Amelie
5.バルバラ・ローメン&グンター・シュナイダー:Penguin
6.クリストフ・ディエンツ:Knochentanz
7.クリストフ・ディエンツ:Scene 3
8.バルバラ・ローメン&グンター・シュナイダー:332
9.クリストフ・ディエンツ:Der Dis- Tanz
10.バルバラ・ローメン&グンター・シュナイダー:234
11.クリストフ・ディエンツ:Dub Minor
12.クリストフ・ディエンツ:Uberflieger
【CD2】 Quadrat:sch Extended feat
クリストフ・ディエンツ:
1.Holzschussel
2.Stein-Holz
3.Flache in A
4.Wasser
5.Schnapper
6.Holz-Stein
7.Mischschale
8.Milchkanne
9.Glachter |
バルバラ・ローメン(ツィター)
ハンメレッド・ドゥルシム(ツィター)
クリストフ・ディエンツ(ツィター)
グンター・シュナイダー(ギター)
アレクサンドラ・ディエンツ(コントラバス)
ツェーナ・パーキンス(ハープ)…CD2
ヘルベルト・ピルカー(パーカッション)…CD2 |
2010年にチロルで開催されたコンサート「田舎の生活」・・・演奏されたのは素朴な家、食事、住民たちの強い絆から生まれる祝祭、哀悼、楽しい音楽・・・これらを象徴する作品集です。
2枚組の1枚目はツィターとコントラバスが奏でるさまざまなヴァージョンによる民謡を主体とした曲、2枚目はパーカッションとハープを加え更に美しいサウンドを追求した曲がそれぞれ収録されており、親密な雰囲気を楽しめます。
録音 2010年9月,10月
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COL20434
\2700
〔旧譜〕 |
Oeo
ALMA(アンサンブル)
1.Moderndorfer Sommervalsen
2.Hep!
3.Oeo
4.Danske Valse
5.Kiahmelcher& Landler
6.Tracking Schmalnauer
7.Questa Mattina
8.Lima Lama
9.Ruhe
10.Bruckner Rewind
11.Tranquilla
12.Unknown Peace
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ALMA(アンサンブル)
【メンバー】
ユリア・ラヒェルシュトルファー(ヴァイオリン,声)
エヴリン・メーア(ヴァイオリン,声,タンブレッロ)
マリー=テレーズ・シュティックラー(ダイアトニック・アコーディオン,声)
マッテオ・ハイツマン(ヴァイオリン,声)
マルレーン・ラヒェルシュトルファー(コントラバス,声,タンプレッロ) |
「Oeo」という奇妙なタイトルを持つこのアルバムが意図するのは、さまざまな地域、時代、スタイルの音楽を遊び心をもって新しい世界にまとめること。
このアルバムにはデンマークからリマまで多彩な地域の民謡と、聖書の言葉、ブルックナーの音楽までがコラージュのように詰め込まれています。「ALMA=魂」のアンサンブル名そのままに、民族音楽の伝統を踏まえながら、素朴で心がこもった演奏を繰り広げる彼らの自信作です。
プロモーション動画 https://youtu.be/Kyy6_SO8Wwg
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COL60022
\2500→\2290
〔旧譜〕 |
1-17.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):アルプス交響曲
Op.64 |
グスタフ・クーン(指揮)
チロル祝祭管弦楽団 |
リヒャルト・シュトラウスの「アルプス交響曲」は耳で聴く映画のような作品であり、アルプスの一日が絶妙にオーケストラで描写されています。
チロル祝祭管弦楽団は、まさに“アルプスのお膝元のオーケストラ”であり、彼らの情熱的、かつ純朴な演奏はリアルなアルプスの風景を伝えてるものです。
リヒャルト・シュトラウスを得意とするクーンは、作品のすみずみまでを丁寧に表現し、オーケストラの華麗な響きを紡ぎ出しています。
録音 2010年 チロル祝祭音楽祭
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COL60024
\2500〔旧譜〕 |
「不思議な角笛」歌曲集
1.メンデルスゾーン(1809-1847):狩りの歌
Op.84-3
2.ウェーバー(1786-1826):私の恋人 Op.64-1
3.ライヒャルト(1779-1826):水の氾濫
4.メンデルスゾーン:もうひとつの5月の歌
5.シューマン(1810-1856):子供のための歌のアルバム
第10曲 小さなフクロウ
6.シューマン:子供のための歌のアルバム.第13曲
テントウムシ
7.ブラームス:死の草刈り人 WoO34-13
8.レーヴェ(1796-1869):オールフ殿 Op.2-2
9.フランツ(1815-1892):Zu Strassburg an
der Schanz Op.12-2
10.ブラームス:裏切者 Op.48-2
11.ダルベール(1864-1932):子供とすみれ
Op.28-7
12.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):15ペニヒで
Op.36-2
13.シンディング(1856-1941):フーガ Op.15-6
14.マーラー(1860-1911):子供の不思議な角笛-第2曲
むだな骨折り
15.マーラー:子供の不思議な角笛-第10曲
高き知性への賛歌
16.キーンツル(1857-1941):An einen Boten
17.シュトライヒャー(1874-1940):子供の不思議な角笛-第21番
18.クナプ(1881-1951):不思議な角笛歌曲集
第6番
19.ツェムリンスキー(1871-1942):歌曲集
第2集-第2番
20.シェーンベルク(1874-1951):6つの歌曲
Op.3-1
21.フンパーディンク(1854-1921):クリスマスの歌曲集
第7番 キリストの幼時の子守歌
22.シュレーカー(1878-1934):飢えた子供
23.エーリヒ J.ヴォルフ(1874-1913):歌曲集
第3番
24.ヴァイグル(1881-1949):Zum Einschlafen
25.ツァイスル(1905-1959):子供のための歌曲集
第1番
26.ツァイスル:子供のための歌曲集 第5番
27.ツェムリンスキー:6つの歌曲 Op.22-第6番
28.ズーダー(1892-1980):原光
29.ショルム(1913-1987):不思議な角笛歌曲集
Op.12-第6番
30.ショルム:不思議な角笛歌曲集 Op.12-第10番 |
ヴォルフガンク・ホルツマイアー(バリトン)
テレーゼ・リンドクヴィスト(ピアノ) |
オーストリア、ザルツブルク近郊の街、フェックラブルック出身のバリトン歌手ホルツマイアー。オペラ、オペレッタ歌手として世界中の舞台で活躍するだけでなく、ザルツブルク・モーツァルテウム大学のリート・オラトリオ科教授としても多くの後進を育てています。
1952年生まれということもあり、2014年には引退表明を出していますが、この2011年のリサイタルでは熟練の歌唱を披露。
アルニムとブレンターノが編纂した詩集「不思議な角笛」を題材にしたメンデルスゾーンから近代作曲家までのさまざまな歌曲、その歌唱からは、リート歌手としての幅広いレパートリーと、彼が歩んできた確かな足跡が感じられます。
録音 2011年9月2-4日 Solitar, Universitat
Mozarteum Salzburg
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<メジャー・レーベル>
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ELOQUENCE
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4829496
(4CD)
\4000→\3690 |
《サー・レジナルド・グッドオール〜
ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』》
ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』全曲 |
トリスタン…ジョン・ミッチンソン(テノール)
イゾルデ…リンダ・エスター・グレイ(ソプラノ)
マルケ王…グウィン・ハウエル(バス)
クルヴェナール……………フィリップ・ジョル(バリトン)
ブランゲーネ…アン・ウィルケンズ(メッゾ・ソプラノ)
メロート…ニコラス・フォルウェル(テノール)
牧童…アーサー・デイヴィス(テノール)
舵手…ジェフリー・モーゼス(バリトン)
若い水夫…ジョン・ハリス(テノール)
ウェールズ・ナショナル・オペラ合唱団
サー・レジナルド・グッドオール(指揮)
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団 |
伝説のワーグナー指揮者による、デッカ初のワーグナー・オペラのデジタル・スタジオ録音
ワーグナー指揮者として名高いサー・レジナルド・グッドオールの指揮のもと、ほとんどがウェールズ人という配役でデジタル録音された『トリスタンとイゾルデ』です。
1980年から81年の冬にこの録音が行われるまで、ウェールズ・ナショナル・オペラではサー・レジナルド・グッドオールの厳しい監督のもと、この配役で18回の公演が行われていました。
グッドオールはワーグナーの音楽と台本の統合を厳密に実現するべく、オーケストラの個々のメンバーにも多くの事前リハーサルを行い、歌手たちに対しても台本のすべてのニュアンスまで指導しました。
そうした綿密な準備の上で、リンダ・エスター・グレイは若く輝かしいイゾルデを歌い、その録音と演技が高く評価されました。
ヘンリー・フォーゲルは『ファンファーレ』誌にこの録音について「かつてなかったワーグナーの最も重要な録音の一つで、将来“歴史的”といわれる録音になるだろう」と書いています。
【録音】1980年11月17−21日、1981年1月19−23日、ウェールズ、スワンシー、ブラングウィン・ホール
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4828809
(4CD)
\4000→\3690 |
《フラグスタート最後のブリュンヒルデ
エイヴィン・フィエルスター〜ワーグナー:楽劇『神々の黄昏』》
ワーグナー:楽劇『神々の黄昏』全曲 |
ジークフリート……セット・スヴァンホルム(テノール)
グンター…ヴァルデマル・ヨンセン(バリトン)
アルベリヒ…ペール・グレンベリ(バリトン)
ハーゲン…エジル・ノルドフェー(バス)
ブリュンヒルデ…キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
グートルーネ/第3のノルン…イングリート・ビョーナー(ソプラノ)
ヴァルトラウテ/第1のノルン…エヴァ・グスタヴソン(メッゾ・ソプラノ)
ヴォークリンデ…ウンニ・ブッゲ=ハンセン(ソプラノ)
ヴェルグンデ/第2のノルン…カレン・マリー・フラグスタート(メッゾ・ソプラノ)
フロースヒルデ…ベアーテ・アッセルソン(メッゾ・ソプラノ)
Norwegian State Radio Opera Chorus
エイヴィン・フィエルスター(指揮)
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団、
ノルウェー国立放送管弦楽団 |
DECCA初CD化
オリジナル・テープからのリマスタリング
フラグスタート最後のブリュンヒルデ、クラシック愛好家待望の偉大なワーグナー録音
1956年録音の『神々の黄昏』がオリジナル・マスター・テープから初めてCD化されます。
発売目的で録音された最初のワーグナーの『神々の黄昏』である当盤は、大スターであるノルウェーのソプラノ、キルステン・フラグスタートがその代名詞ともいえるブリュンヒルデ役を演じていなかったとしても、後々まで語り継がれる重要な録音となったことでしょう。
再び『指環』のヒロインにと要請された時、フラグスタートはその素晴らしい声は健在であったにもかかわらず、58歳の誕生日直前の1953年、既に引退していました。けれども旧知のノルウェー指揮者と、10年間彼女の音楽に理解を深めていたジークフリート役のパートナー、セット・スヴァンホルムとともに最後となるこの録音を実現させたのでした。
【録音】1956年1月5、8、10日、3月14日、ノルウェー、オスロ
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4840200
(2CD)
\1800 |
《ユーゴスラヴィア作品集》
《CD 1》
1) フラン・ルホットカ:バレエ組曲『The
Devil in the Village』、
2) クレシミル・バラノヴィッチ:バレエ『The
Gingerbread Heart』、
3) ヤナーチェク:ラシュスコ舞曲 /
《CD 2》
1) ヨシプ・ストルチェル=スラヴェンスキ:
オリエンタル交響曲『Religiofonija』*、
2) ヤナーチェク:タラス・ブーリバ*
*DECCA初CD化 |
Melanija Bugarinovi(メッゾ・ソプラノ)、
Duan Cveji(テノール)、
Duan Popovi(バリトン)、
arko Cveji(バス)(CD 2: 1)、
フラン・ルホットカ(指揮)
ザグレブ国立歌劇場管弦楽団(CD 1: 1)、
クレシミル・バラノヴィッチ(指揮)
ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団(CD
1: 2)、
フランソワ・ユイブレシュト(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(CD 1:
3, CD 2: 2)、
ジヴォイン・ズドラフコヴィチ(指揮)
ベオグラード・フィルハーモニー合唱団・管弦楽団(CD
2: 1) |
注目のユーゴスラヴィア作曲家3人による作品を収録
デッカよりベオグラード国立歌劇場の「オペラ・シリーズ」7タイトルの再発売が完結しましたが、このアルバムはそれらと同時期に録音されたもので、『Springtime
in Yugoslavia』と題され、近年注目を集めているユーゴスラヴィアの3人の作曲家の作品が取り上げられています。
ルホットカ、バラノヴィッチによる作品、初CD化となるストルチェル=スラヴェンスキの『オリエンタル交響曲』、そしてフランソワ・ユイブレシュト指揮によるヤナーチェクの『タラス・ブーリバ』と『ラシュスコ舞曲』が収録されています。
【録音】1955年3月(CD 1: 2)、4月1−13日(CD
1: 1, CD 2: 1)、ユーゴスラヴィア、ザグレブ、1970年10月22、26、27日、ロンドン(CD
1: 3, CD 2: 2)
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4828566
(3CD)
\3000 |
《サイモン・プレストン&スティーヴン・クレオバリー〜ラッスス:合唱曲集》
オルランド・ディ・ラッスス:
《CD 1》
1) ミサ曲『美しきアンフィトリット』、
2) 第7の懺悔詩篇 /
《CD 2》
1) Omnes de Saba venient、
2) サルヴェ・レジーナ、
3) 慈しみ深きあがない主の御母、
4) 第5の懺悔詩篇*、5) 天は御身のもの /
《CD 3》
1) Missa Super Triste depart、
2) Missa Super Quand’io pens’al martire、
3) Motet: Vinum Bonum、4) ぶどう酒ミサ
*初CD化 |
サイモン・プレストン(指揮)
オックスフォード・クライスト・チャーチ聖歌隊(CD
1, CD 2)、
スティーヴン・クレオバリー(指揮)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団(CD
3) |
英語歌唱によるラッススの合唱曲集
アーゴとデッカに録音された3枚のアルバムが初めてまとめられ、英語で歌われるオルランド・ディ・ラッススの合唱曲集として集大成されました。
エロクァンスから発売されたサイモン・プレストンの5タイトルのアルバムは2018年好評を博しています。1970年にオックスフォード・クライスト・チャーチのオルガン奏者兼聖歌隊隊長になって行われたアーゴの録音には彼の合唱指導の才能がはっきりと表れています。
【録音】1973年12月17−19日(CD 1)、1975年3月18−20日(CD
2)、イギリス、オックスフォード、1993年12月14−16日、イギリス、ケンブリッジ(CD
3)
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4829722
(2CD)
\1800 |
《サー・ネヴィル・マリナー〜J.S.バッハ:カンタータ集》
J.S.バッハ:カンタータ
《CD 1》
1) 喜ばしい安息、好ましい魂の歓喜BWV170
、
2) 我は満ち足れりBWV82、
3) 汝ら見よ、われらはエルサレムにのぼるBWV159 |
ジャネット・ベイカー(メッゾ・ソプラノ)(1,
3)、
ロバート・ティアー(テノール)(3)、
ジョン・シャーリー=カーク(バリトン)(2,
3)、
セント・アンソニー・シンガーズ(3)/ |
《CD 2》
1) われは喜びて十字架を負わんBWV56、
2) お静かに、おしゃべりしないで(コーヒー・カンタータ)BWV211、
3) おいらは新しい領主様をいただいた(農民カンタータ)BWV212 |
ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)(2, 3)、
アルド・バルディン(テノール)(2)、
ジョン・シャーリー=カーク(バリトン)(1)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)(2,
3)、
セント・アンソニー・シンガーズ(1)
サー・ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー・オブ・セント・マーティン・インザ・フィールズ |
フィリップスとオワゾリールに行ったマリナーのバッハ・カンタータ録音全集初セット発売
サー・ネヴィル・マリナーがフィリップスとオワゾリールに行ったバッハ全録音をまとめたアルバムを初めて発売します。
念入りに作られた合唱とトランペットやドラムを含む大編成の管楽アンサンブルで演奏する祝祭的な作品から、一人の声とわずかな楽器のための瞑想的なカンタータまで、バッハのカンタータは規模も形式も非常に変化に富んでいます。ここに集められた6曲はその後者に属する小規模編成のカンタータです。
【録音】1964年4月28、29日、ロンドン、ナイツビレッジ、セント・ポール大聖堂(CD
1: 2, CD 2: 1)、1966年1月29、31日、ロンドン、ウェスト・ハムステッド、デッカ・スタジオ(CD
1: 1, 3)、1981年11月18−20日、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール(CD
2: 2, 3)
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4828542
\1200 |
《アンソニー・ルイス〜クープラン:宗教音楽/リュリ:ミゼレーレ》
クープラン:
1) 聖スザンヌのモテット、
2) 王の命令により作曲されたモテットの4つのヴァーセット(1703)、
3) Verset du Motet de l’ann? derni?re:
Qui dat nivem、
4) 王の命令により作曲されたモテットのヴァーセット:
Deus virtutem convertere、
5) 神と人との対話、
6) リュリ:ミゼレーレ
初CD化 |
ジェニファー・ヴィヴィアン(ソプラノ)(1-5)、
エルジー・モリソン(ソプラノ)(2-6)、
マーガレット・リッチー(ソプラノ)(6)、
アルフレッド・デラー(カウンターテノール)(6)、
ウィリアム・ハーバート(テノール)(1-6)、
Richard Deller(テノール)(6)、
ブルース・ボイス(バリトン)(6)、
ジョージ・ジェイムズ(バス)(1-5)、
セント・アンソニー・シンガーズ(6)、
アラン・ラヴディ(ヴァイオリン)(1-5)、
サー・ネヴィル・マリナー(ヴァイオリン)(1-5)、
クリストファー・バンティング(チェロ)(1-5)、
ジェフリー・ギルバート(フルート)(2-5)、
ダグラス・ウィテカー(フルート)(2-5)、
ジョイ・ボートン(オーボエ)(2-5)、
ラルフ・ダウンズ(オルガン)(1-5)、
ボリス・オルド(チェンバロ)(1-5)、
オワゾリール・アンサンブル(6)、
アンソニー・ルイス(指揮) |
オワゾリールよりフランス・バロック期の傑作を初CD化
フランス・バロック期の傑作、2つの珍しいオワゾリール録音が新規リマスタリングされ、初めてCDとして発売されます。
オワゾリールは1932年パリで創設されて以来、フランス古楽に特化して制作を行ってきました。最初の発売はフランソワ・クープランの没後200年を記念した作品全集でした。
戦後は活動をロンドンに移し、フランス作品の録音を続けています。
1954年と1955年に発売された2枚のLPは、一般の購買層にはまだあまりなじみのない宗教音楽を取り上げ、巧みな技術を持ち激しい性格の学者でもある大御所の演奏という思い切った試みでした。
【録音】1953年(1-5)、1954年(6)
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<映像>
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