≪第101号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その10 2019/4/23〜
4/26(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ACCENTUS MUSIC
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フランス=中国アカデミーとAccentus Music
の共同プロジェクトによる録音シリーズ。
当アカデミーは、シュ・シャオメイが主催する音楽アカデミーで有能な若手を発掘する目的で設立されました。
今回リリースする3人の若手ピアニストは、2019年5月25日にパリのシャンゼリゼ劇場で行われる仏中文化交流公演で演奏することが決まっています。
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ショパン:ピアノ作品集
ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調Op.35
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
4つのマズルカ Op.24【ト短調/ ハ長調/ 変イ長調/
変ロ短調】
バラード第1番ト短調Op.23
ノクターン第8番変ニ長調Op.27-2
ノクターン第13番ハ短調Op.48-1
ノクターン 嬰ハ短調 遺作
ポロネーズ第6番変イ長調Op.53「英雄ポロネーズ」 |
チェン・シュエホン(ピアノ) |
録音:2018年8月、サン・マルスラン・ネヴァシュ教会、フランス(ライヴ)/68'35
チェン・シュエホンは1999 年中国の甘粛省で生まれる。北京中央音楽院の若手トレーニング・プログラムに選ばれウェイ・ダンウェン、チャン・シーニン、ドー・タイハンに師事した。
北京ショパン国際ピアノコンクール、アスタナ-
メレイ国際音楽コンクール、若いピアニストのためのウラディミール・ホロヴィッル記念国際ピアノコンクールなどで優勝または入賞を果たす。中国国内だけでなく、ヨーロッパやアメリカ各地でも演奏会を開催するなど世界的な評価が高まっている。現在は北京で研鑽を積んでおり、今後の活躍が期待される。
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シューマン:ピアノ作品集
アベッグ変奏曲 Op.1
フモレスケ Op.20
ピアノ・ソナタ第1番嬰ヘ短調 Op.11 |
チャン・チェン(ピアノ) |
録音:2018年8月、サン・マルスラン・ネヴァシュ教会、フランス(ライヴ)/65'50
チャン・チェンは、中国出身。深セン音楽院で2007年から2011年まで学び、その後テキサス・クリスチャン大学音楽学部でタマス・ウンガー氏に、ベルリン芸術大学でクラウス・ヘルヴィヒ氏に師事。またメナヘム・プレスラー、レオン・フライシャー、パウル・バドゥラ=スコダ、ドミトリー・バシキーロフ、エリソ・ヴィルサラーゼらにも薫陶をうける。
2011年クララ・ハスキル国際コンクールで聴衆賞を受賞、2016年にはロベルト・シューマン賞を受賞し、シューマンは彼にとって特別な作曲家となった。ヨーロッパでの活躍も目覚ましく、ルール・ピアノ・フェスティヴァル、ノアン・ショパン・フェスティヴァル、ヴェルヴィエ音楽祭、ベルリン国際音楽祭、モントルー・ヴヴェイ9月音楽祭など数々の音楽祭に招待されている。
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スクリャービン:ピアノ・ソナタ集
ピアノ・ソナタ第6番Op.62
ピアノ・ソナタ第1番Op.6
ピアノ・ソナタ第8番Op.66
ピアノ・ソナタ第5番Op.53 |
チェン・ユンジエ(ピアノ) |
録音:2019年3月、パリャシャウス・ドヴァラス、リトアニア(ライヴ)/59'53
チェン・ユンジエは、1980年中国浙江省嘉興市生まれ。上海音楽院で学び、その後ジュリアード音楽院、マンハッタン音楽院、クリーヴランド音楽研究所をはじめアメリカで研鑽を積む。ヨウ・ダチュン、ダン・シュウ、フィリップ・ケイウォン、ヨヘイヴェド・カプリンスキー、マッティ・ラエカッリオ、アントニオ・ポンパ=バルディらに師事。
12歳の時に中国国内のピアノコンクールで優勝。その後1994年には中国国際コンクールでも優勝し、以来パロマ・オシェア・サンタンデール国際ピアノコンクール、クリーヴランド国際ピアノコンクール、ロン=ティボー国際コンクール、イサン・ユンコンクールなど国内外のコンクールで優秀な成績を収めています。2011年には北京中央音楽院の教授に史上最年少で就任した。
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CHALLENGE CLASSICS
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CC 72802
(SACD HYBRID)
¥2600 →\2390
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デ・フリエンド(指揮)&ハーグ・レジデンティ管
シューベルト:交響曲全集第2集
(1)交響曲第1番 ニ長調 D82
(2)交響曲第3番 ニ長調 D200
(3)交響曲第8番 ロ短調『 未完成』 D759 |
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ハーグ・レジデンティ管弦楽団 |
全集第2弾、若々しい2曲に『未完成』をカップリング
録音:(1)2016年6月21-23日、(2)(3)2018年6月5-8日/ハーグ/73'51''、DSD、Multi-ch
/ Stereo
2015年からハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席指揮者を務めているヤン・ヴィレム・デ・フリエンドによるシューベルト全集録音シリーズ第2
弾。初期の爽やかなニ長調交響曲2曲に、シューベルトの強烈な個性が刻印された『未完成』をカップリングしています。第2・第4番を収録した第1集(CC-72739)と合わせてお楽しみ下さい。
第1番、第3番は若々しい溌剌とした音運びがまぶしく、また熱気もある快演です。作風の異なる『未完成』はぐっと落ち着いたテンポ感で、弦のトレモロの刻みまで1音1音すべてに意識を向けた深みのある演奏となっています。SACDハイブリッドで音質も上等。
デ・フリエンド(指揮)&ハーグ・レジデンティ管
シューベルト:交響曲全集第1集 |
CC 72739
(SACD HYBRID)
\2600 →\2390
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デ・フリエンドのシューベルト全集録音シリーズがスタート
シューベルト:交響曲全集第1集
交響曲第2番ニ長調 D125
交響曲第4番ハ短調『悲劇的』 D417 |
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンド(指揮)
ハーグ・レジデンティ管弦楽団 |
ふくよかで柔らかな弦楽器群の音色が抜群!
録音:2017 年8 月30 日-9 月1 日/ハーグ/DSD、Multi-ch
/ Stereo、56'51''
ヤン・ヴィレム・デ・フリエンドは2015 年からハーグ・レジデンティ管弦楽団の首席指揮者を務めています。両者の良好な関係が生む注目のシューベルト全集録音シリーズがスタート。第1
弾は2 番と4 番。
フリエンドは曲の軽やかさを損なわないリズム感を持ちながら、モダン・オケの重厚な響きも厭わず、大きなスケールの演奏を展開。シューベルトの天才的なメロディ・センスと和声語法の魅力が十二分に楽しめるディスクです。
録音の良さも相まって、弦楽器群のふくよかで柔らかい音色が心地よく耳を満たします。
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サルヴァトーレ・ランツェッティ(1710-1780):
チェロと通奏低音のためのソナタ集 Op.1 〜Vol.1
第9番 イ短調/第1番 ト長調/
第6番 変ロ長調/第5番 イ短調/
第2番 イ長調/第11番 ヘ長調
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アグニェシュカ・オシャンツァ(チェロ)
マリア・ミシャルツ(通奏低音チェロ)
ガブリエレ・パロンバ(テオルボ)
ファビオ・ボニッツォーニ(チェンバロ) |
新しい精神にあふれたチェロ・ソナタ集
録音:2019年1月7-9日/イタリア/68'55''
ナポリで生まれチェロと作曲を学び、パリやロンドンにも渡り活躍したランツェッティ。
作品1として出版された12曲のチェロ・ソナタは、この楽器のために書かれた革新的な作品として伝えられる重要なものです。重音やポジション、親指の位置、ボウイングなど様々な技術的試みを行いながら、イタリア趣味とフランス趣味を組み合わせた創造力豊かな音楽を紡いでゆく、多様性にあふれた曲集。当盤は第1集と題され、半分の6曲が収録されています。
ポーランドのチェリスト、アグニェシュカ・オシャンツァによる演奏で、通奏低音もボニッツォーニなど豪華な布陣となっています。
ランツェッティ。趣味の良い音楽。こんな感じ。
https://youtu.be/zLZMCDKLSBI
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早くまとめて聞きたいよ、という方はこちらの選択も。
ここで↓名曲「作品5」が全曲聴けちゃいます。
https://youtu.be/PRfC4e_f7_s
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brilliant
BRL 95525
(5CD)
\3500
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サルヴァトーレ・ランツェッティ(1710-1780):チェロソナタ集
2つのチェロのための6つのソナタOp.2
チェロと通奏低音のための12のソナタOp.1
チェロと通奏低音のための6つのソナタOp.5
優雅でやさしい6つのソナタ |
ガリジョーニ・フランチェスコ(Vc)
ラルテ・デラルコ |
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EVIDENCE
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ロカテッリと現代を結びつける
アリアンヌの糸
・アレックス・ナント(b.1992):アリアンナ
〔エレジアーコ、メスト、ソット・ヴォーチェ、
ジーグ、スペッキオ、パスピエ、ラメント、ラビリント〕
・ピエトロ・ロカテッリ(1695-1764):
劇場風序曲 op.4-2、合奏協奏曲 ハ短調
op.1-11、
合奏協奏曲 ニ長調 op.4-7、葬送シンフォニア、
アリアンアの嘆き |
マリアンヌ・ピケッティ
ル・コンセール・イデアル |
ロカテッリと現代を結ぶアリアンヌの糸
録音:2018年6月
アリアンヌ(アリアドネのフランス語読み)は、麻の赤い糸と短剣をテセウスに与え、テセウスが迷宮にいる怪物を退治し無事戻ってくることができるようにしました。
ロカテッリは、このアリアンヌを題材にした作品を多数書いています。演奏者ピケッティは、ここで、ロカテッリと現代を結ぶための糸を探すプログラムを企画。アレックス・ナントに作品を依頼し、ナントの作品によってロカテッリと現代を結ぼうと試みています。
ピケッティはフランスのヴァイオリン奏者。パールマンやメニューインに師事しました。カーネギー・ホールでのデビュー公演を皮切りに世界で活躍しています。
2013 年にル・コンセール・イデアルを結成し、ピアソラからヴィヴァルディ、さらには新作委嘱まで、積極的な演奏活動を展開しています。
かなり個性的な集団です。
https://youtu.be/y-bVclvOymw
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FARAO
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プーランク特有の美しい書法が炸裂した室内楽
プーランク:
三重奏曲 FP43(ピアノ、オーボエ、ファゴット)
六重奏曲 FP100
(ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン)
フルート・ソナタ FP1634
クラリネット・ソナタ FP184
オーボエ・ソナタ FP185 |
アンサンブル・アラベスク |
録音:2018年4月/72'48''
20世紀フランス音楽の美しい深まりは、木管楽器により一層の彩りと香りを纏わせました。
その珠玉の美しさがはっきりと刻まれた、プーランクの室内楽曲集。楽器それぞれの可能性を追求し、調性音楽でありながら一筋縄ではいかない和声の選択などもあいまって、特に晩年の作品などは魅力的な響きに謎めいた晦渋さが絶妙に混ざった深みのある内容になっています。
アンサンブル・アラベスクは世界初録音を含むホルストの室内楽作品集(B-108098)を過去にリリースしている腕利き団体です。
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PARATY
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ヴェロニク・ボンヌカズ新譜
ベヒシュタインの魅惑の響き透明に融けあうドビュッシー
ドビュッシー:
月の光、喜びの島、映像第2集、
前奏曲集第1巻、レントよりおそく |
ヴェロニク・ボンヌカズ
(ピアノ/1900年製ベヒシュタイン) |
録音:2018年3月
フランスの実力派、ヴェロニク・ボンヌカズによるドビュッシー。1900年製ベヒシュタインの金属的ではないあたたかな音色と、音域のバランスの良さ、低音から高音までが澄んだ状態で響き合う魅力が遺憾なく発揮されており、今まで気付かなかったようなメロディまでもがたちのぼってくるようです。
14 歳でボルドー音楽院を首席で卒業し、パリ音楽院でもピアノと室内楽で首席を獲得したボンヌカズ。消滅したARCOBALENOでのショパンやリストは高く評価されていました。
ハロルド・ショーンバーグはニューヨーク・タイムズ紙上で「我々の時代でほんの一握りのピアニストしか持っていないエレガンスを、ボンヌカズ嬢は持ち合わせている」と激賞。
実力派なので美貌を売り物にするタイプではないというものの、その容姿も話題になっているようです。 |
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ジャン・ティトルーズ(1563 頃-1633):再発見されたミサ曲
・Missa Sex Vocum Cantate
・Pange Lingua
・Missa Quatuor Vocum In Ecclesia
・Magnificat Secundi Toni(第2旋法によるマニフィカト) |
アンサンブル・レ・メランジュ
トマス・ファン・エッセン&
ヴォルニー・オスティウ
フランソワ・メニシエ(オルガン) |
PARATY 918714→PARATY 918174に変更
2016年末に発見されたフランスのミサ曲
録音:2017年4,10月/72'48''
2016年末、音楽学者のロラン・ギュイヨは、パリの大学に保存されていた17世紀初頭の26の音楽作品の譜集を発見しました。
この譜集の中には、ジャン・ティトルーズ、ルーアンの大聖堂のオルガニストを生涯にわたって務めた、フランスのオルガンの基礎を築いた人物ともいえる音楽家の作品も含まれていました。
アンサンブル・レ・メランジェの面々が、この作品を見事に蘇らせて、フランスの貴重な音楽を私達に届けてくれます。
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REFERENCE RECORDINGS
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RR 145SACD
(SACD HYBRID)
¥2600 →\2390
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RRならではの超優秀録音
「オーケストラのオルガン」
オーケストラ作品をオルガン独奏で演奏 |
ヤン・クライビル(オルガン) |
(1)チャイコフスキー:戴冠式行進曲(ジョージ・ジョン・ベネット編曲)
(2)バーバー:弦楽のためのアダージョ(ウィリアム・レムセン・ストリックランド編曲)
(3)グノー:あやつり人形の葬送行進曲(ウィリアム・トーマス・ベスト編曲)
(4)ホルスト:シャコンヌ〜吹奏楽のための組曲
Op.28より(ヘンリー・ジョージ・レイ編曲)
(5)シベリウス:フィンランディア(ヘンリー・ジョージ・レイ編曲)
(6)ジェズニーチェク:前奏曲と半音階的フーガ(作曲者自身による編曲)【世界初録音】
(7)サン=サーンス:ロマンス〜管弦楽組曲
ニ長調 Op.49より(アルベール・ルノー編曲)
(8)ワーグナー:森のささやき〜楽劇「ジークフリート」より(ジェームス・ホチキス・ロジャース編曲)
(9)メンデルスゾーン:スケルツォ〜「真夏の夜の夢」より(サミュエル・プラウズ・ウォーレン編曲)
(10)ヤルネフェルト:前奏曲(ゴードン・バウチ・ネヴィン編曲)
(11)ヴェルディ:凱旋行進曲〜歌劇「アイーダ」より(ハリー・ロウ・シェリー編曲) |
超優秀録音。なんとカラフルなサウンド!オーケストラ作品をオルガン独奏で演奏。
セッション録音:2016年6月26-28日/カウフマン・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ、ヘルツベルク・ホール(カンザスシティ)
HDCD、5.1 Surround and Stereo、74'31
SACDハイブリッド盤。
アメリカの老舗高音質レーベル「リファレンス・レコーディングス」からオーケストラでの演奏で親しまれている名曲をオルガン独奏で演奏した興味深いアルバムが登場。
19世紀から20世紀初頭にかけ、オルガンの名手がこぞってオーケストラ作品をオルガン独奏用に編曲しました。ここに収録された楽曲はオリジナル作品のもつ個性を尊重し、かつ編曲者のカラーを「楽器の王様」と呼ばれるパイプオルガンを通して表現した名編曲集ともいえます。
堂々たるオルガンの存在感とマッチしたチャイコフスキーの戴冠式行進曲やメンデルスゾーンのスケルツォ、繊細でこの上なく美しい響きが魅力のバーバーの弦楽のためのアダージョやワーグナーの森のささやき、32フィート管から出されるオルガンの重低音の響きを生かしたフィンランディアなど、色彩感豊かな選曲も光ります。
なお、ヴェルディの凱旋行進曲はハリー・ロウ・シェリー編曲版を収録していますが、同時期に録音したエドウィン・ヘンリー・ルメア編曲版をリファレンス・レコーディングスのホームページ(www.ReferenceRecordings.com)からストリーミングまたはダウンロードで購入できるとのこと。編曲者の違いも楽しめます。
79のストップ、5548ものパイプをもつヘルツベルク・ホールの大オルガンを知り尽くしたヤン・クライビルが卓越した技術とともにカラフルなオルガンの音色を披露しております。
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ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団自主レーベル
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団自主製作レーベル。
一度日本の大型代理店が扱うことになっていたが、その後どういうわけか扱い中止になってしまってシュトラウス・ファンを嘆かせた。
今回新しい代理店ができたので再度お知らせします。
オーストリアの首都ウィーンを拠点とする“シュトラウス・ファミリー”の音楽をプログラムの中心とするオーケストラ「ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団」。
1966年にオーストリア放送(ORF)とヴァイオリニスト、オスカー・ゴーガーの主導により結成。19世紀後半にヨハン・シュトラウス2世が率いたオーケストラを継承する伝統ある楽団です。
日本には新年に来日し、毎回、本場のウィンナ・ワルツの演奏で聴衆を酔わせることで知られています。これまでは様々なレーベルより録音を発表していましたが、2016年からは楽団独自のレーベルを立ち上げ、これまでに指揮者ヴィルトナーとエシュヴェによる4枚のアルバムを発表。
アルバムは全て美麗デジパックに収納、多くの写真、図版を含むブックレット(ドイツ語・英語)が添付されています。
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WJSO 001
¥2400 →\2190
〔代理店移行再掲載〕
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人生を楽しめ!〜アニヴァーサリー・エディションVol.1
スッペ:歌劇『スペードの女王』序曲
J.シュトラウス2世:ポルカ・マズルカ『忘れることこそ人生の幸福』
Op.368
J.シュトラウス2世:ワルツ「市庁舎舞踏会』
Op.438
J.シュトラウス2世:ポルカ・シュネル『別に怖くありませんわ』
Op.413
J.シュトラウス2世:ワルツ『人生を楽しめ!』
Op.340
J.シュトラウス2世:喜歌劇『インディゴと40
人の盗賊』序曲
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『うわごと』
Op.212
J.シュトラウス2世:芸術家のカドリーユ Op.201
J.シュトラウス2世:ワルツ『北海の絵』 Op.390
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『騎手』
Op.278
J.シュトラウス2世:ワルツ『サンクト・ペテルブルグとの別れ』
Op.210 |
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団
アルフレート・エシュヴェ(指揮) |
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団の自主レーベル。
1844年にヨハン・シュトラウス2世によって結成された由緒正しきウィーン音楽の継承者です。楽団は、ヨハン2世から弟エドゥアルト1世に引き継がれ、1901年に2度目のアメリカ公演を終えた後に解散します。そして2度の大戦を経て1966年にエドゥアルト1世の孫エドゥアルト2世によって再建を果たします。その後は、ウィーン・フィルのコンサートマスターを務めたヴィリー・ボスコフスキーが指揮者として迎えられると、楽団は瞬く間に世界的名声を獲得し、伝統的なウィンナ・ワルツを受け継ぎ、世界中の聴衆を魅了し続けています。
また毎年日本でニューイヤーコンサートを開催し、ファンからは絶大なる人気を博しています。
録音:2015年5月1-3日ウィーン、フォルクスオーパー/DDD、デジパック仕様、71'
00
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WJSO 002
¥2400 →\2190
〔代理店移行再掲載〕
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もろびと手をとり〜アニヴァーサリー・エディションVol.2
J.シュトラウス2世:喜歌劇『くるまば草』序曲
J.シュトラウス2世:ポルカ・シュネル『突進』
Op.348
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『とんぼ』
Op.204
J.シュトラウス2世:ワルツ『レモンの花咲くところ』
Op.364
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル『永遠に』
Op.193
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『天体の音楽』
Op.235
スッペ:喜歌劇『山賊の仕業』序曲
J.シュトラウス2世:ワルツ『わが家で』 Op.361
J.シュトラウス2世:メロディーエン・カドリーユ
Op.112
J.シュトラウス2世:ポルカ『クラップフェンの森で』
Op.336
J.シュトラウス2世:ポルカ・シュネル『観光列車』
Op.281
J.シュトラウス2世:ワルツ『もろびと手をとり』
Op.443 |
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団
ヨハネス・ヴィルトナー(指揮) |
録音:2015年11月14-15日ウィーン、ゾフィエンザール/DDD、デジパック仕様、76'
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2015年11月録音。没後120年を迎えたスッペの作品をはじめ、多彩な作品が演奏されています。
このアルバムで指揮をしているのは、日本でもおなじみヨハネス・ヴィルトナー。ウィーン・フォルクスオーパーをはじめ、世界各国の劇場で活躍。最近は、ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団を率いて毎年新年に来日しています。
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WJSO 003
¥2400 →\2190
〔代理店移行再掲載〕
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アレグロ・ファンタスティク・ライヴ・イン・コンサート〜
アニヴァーサリー・エディションVo.3 |
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団
ヨハネス・ヴィルトナー(指揮) |
ハインツ・ザンダウアー:ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団のための祝祭ファンファーレ
J.シュトラウス2世:喜歌劇『ジプシー男爵』序曲
エドゥアルト・シュトラウス1 世:ポルカ・シュネル『ブレーキかけずに』
Op.238
ヨーゼフ・シュトラウス:オーケストラのための幻想小品『心の痛み』
エドゥアルト・シュトラウス1 世:祝典ワルツ
Op.296
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ『燃える心』
J.シュトラウス2世:ニコ・ポルカ Op.228
J.シュトラウス2世:ワルツ『ウィーン気質』
Op.354
ヨーゼフ・シュトラウス:オーケストラのための幻想小品『アレグロ・ファンタスティク』
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『ディナミーデン』
Op.173
J.シュトラウス2世:騎士パスマンのチャルダッシュ
OP.441
J.シュトラウス2世: ポルカ『リグオリアンのため息』
Op.57
エドゥアルト・シュトラウス1 世:ポルカ・シュネル『誰と一緒に踊る?』
J.シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』
Op.314 |
録音:2016年5月15日ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)/DDD、デジパック仕様、79'
52
2016年5月、ウィーン・ムジクフェラインでのライヴ録音。オーケストラのために作曲された「祝祭ファンファーレ」で華やかに幕を開ける白熱の演奏です。
有名曲だけでなく、「ばらの騎士」のワルツの原曲となったとされる「ディナミーデン」などあまり知られていない珍しい曲も演奏された、聴きごたえのあるコンサートです。
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WJSO 004
¥2400 →\2190
〔代理店移行再掲載〕
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皇帝円舞曲:ライヴ・イン・コンサート〜
アニヴァーサリー・エディションVo.4
J.シュトラウス2世:喜歌劇《ローマの謝肉祭》序曲
J.シュトラウス2世:ポルカ「新しい人生」
J.シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「インドの舞姫」Op.351
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「オーストリアの村つばめ」Op.164
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・マズルカ「踊るミューズ」Op.266
ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ・シュネル「自転車」Op.259
ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「トランスアクツィオン」Op.184
J.シュトラウス2世:音楽の冗談「常動曲」Op.257
J.シュトラウス2世:マルタ・カドリーユ
Op.46
J.シュトラウス2世:クリップ・クラップ・ギャロップ
Op.466
J.シュトラウス2世:ワルツ「ウィーンの森の物語」Op.325
J.シュトラウス2世:ポルカ「ハンガリー万歳」Op.332
J.シュトラウス2世:皇帝円舞曲 Op.437
J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲 Op.228 |
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団
アルフレート・エシュヴェ(指揮) |
録音:2016年10月26日ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)/DDD、デジパック仕様、75'
29
2016年10月、ウィーン・ムジクフェラインでのライヴ録音。比較的よく知られた曲を中心とした親しみやすいプログラム。最後の「ラデツキー行進曲」での聴衆が一体となった盛り上がりは世界共通です。
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NAXOS
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8.573772
\1200 |
ブラームス(1833-1897):ヴァイオリン協奏曲/二重協奏曲
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 OP.77(1878)
ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲
イ短調 Op.102(1887) |
ティアンワ・ヤン(ヴァイオリン)
ガブリエル・シュヴァーベ(チェロ)
アントニ・ヴィト(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団 |
NYCX-10067
(国内仕様盤・日本語解説付)
\1800+税 |
1877年に交響曲第2番を書き上げたブラームス。劇的で緊張感に満ちた交響曲第1番とは対照的な田園的な性格を持つ第2交響曲の流れを受け、その翌年に作曲されたのがこの「ヴァイオリン協奏曲」でした。
やはり優雅で美しい旋律に満ちたこの作品は、サラサーテが演奏するブルッフの協奏曲を聴いて感銘を受けたのが直接の作曲の動機とされていますが、実際には同じ調性を持つベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲の影響が強く、重厚なオーケストラ・パートと美しく情熱的な旋律のヴァイオリン・パートが絡み合う素晴らしい仕上りのため、ベートーヴェン、メンデルスゾーンと並ぶ「3大ヴァイオリン協奏曲」の一つと称えられています。
二重協奏曲は1887年の作品。ブラームスの最後の管弦楽曲でもあるこの曲は、バロック期の“合奏協奏曲”を思わせる、各々の独奏楽器の対話と、オーケストラの掛け合いが見事な力作です。
ヴァイオリン協奏曲でソロを務めるのは、これまでにもNAXOSからリリースした数々のアルバムでおなじみの女性ヴァイオリニスト、ティアンワ・ヤン。多くの名演が存在する名曲ですが、彼女は物怖じすることなく果敢に演奏。自身の音楽を朗々と歌い上げています。二重協奏曲で同じくチェロの独奏を務めるシュヴァーベは良く響く音色でブラームスの哀愁に満ちた旋律を高らかに歌い上げ、ティアンワ・ヤンとの素晴らしい共演を披露しています。
交響曲にも匹敵する重要なオーケストラ・パートをまとめ上げているのは名指揮者アントニ・ヴィト。若き独奏者に負けない情熱でブラームスの音楽に対峙しています。ベルリン=ダーレムの「イエス・キリスト教会」で行われた録音にも注目です。
輸入盤国内仕様:日本語解説付き(片桐 卓也)
録音 2017年6月5-7日イエス・キリスト教会、ベルリン=ダーレム、ドイツ
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8.573858
\1200 |
ヴァンサン・ダンディ(1851-1931):メデー/カラデック組曲
他
劇音楽「メデー」Op.47
1.第1曲:前奏曲
2.第2曲:パントマイム
3.第3曲:メデーへの期待
4.第4曲:メデーとイアソーン
5.第5曲:オーロラの勝利
カラデック組曲 Op.34
6.第1曲:前奏曲
7.第2曲:歌
8.第3曲:ブレトンの結婚
9.交響的伝説「サルビアの花」Op.21 |
ダレル・アン(指揮)
マルメ交響楽団 |
幼い頃からピアノを学び、パリ音楽院ではフランクに師事し作曲家となったヴァンサン・ダンディ。師であるフランクと、当時フランスでも流行していたワーグナーからの影響が感じられる管弦楽作品を多く書いただけでなく、総合的な音楽学校「スコラ・カントルム」を創設。数多くの弟子を育てあげ、フランス音楽を牽引しました。
このアルバムにはギリシャ神話から題材を得た劇音楽「メデー」、民族音楽の要素を取り入れた「カラデック組曲」、花の妖精を主人公にした「サルビアの花」の3曲を収録。どれも壮大な物語を繊細な音で描いた作品です。
なかでも「サルビアの花」はワーグナーの《トリスタンとイゾルデ》にも似た悲恋が描かれており、半音階的進行を多用した濃厚な音楽が特徴です。これらをブザンソン国際指揮者コンクールで優勝したダレル・アンの見事な演奏でお楽しみください。
録音 2017年8月21-24日 ライヴ マルメ、スウェーデン
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8.573959
\1200 |
ハヴァーガル・ブライアン(1876-1972):交響曲
第7番&第16番 他
1.序曲「鋳掛け屋の婚礼」(1948)
交響曲 第7番 ハ長調(1948)
2.第1楽章:Allegro moderato
3.第2楽章:Allegro moderato ma maestos
4.第3楽章:Adagio Allegro moderato Adagio
5.第4楽章:Epilogue:‘Once upon a time
むかしむかし’ (Moderato)
6.交響曲 第16番(1960) |
ニコライ・サフチェンコ(ヴァイオリン・ソロ)…4-5
アレクサンダー・ウォーカー(指揮)
新ロシア国立交響楽団 |
近代音楽史の中で異彩を放つ英国の作曲家ハヴァーガル・ブライアン。数多くのユニークな作品を残しながらも、その存在は無視されつづけ、ようやく晩年になっていくつかの作品が演奏されるようになりました。
なかでも交響曲第1番「ゴシック」は前例のないほどの長大かつ大編成の作品であり、この作品の特異さで彼の名前が評価されるようになったとも言えるでしょう。
交響曲は全部で32曲ありますが、このアルバムに収録された2曲は、常識的な長さの作品で、とりわけ古代ギリシャとペルシャの戦いを描いた第16番は単一楽章のみのコンパクトな曲です。
古典的な形式で書かれた第7番は、ゲーテの自伝にインスパイアされた作品で、壮麗なファンファーレで幕を開け、ゆったりとした終楽章で幕を閉じます。
「鋳掛け屋の婚礼」はJ.M.シングの戯曲を元にした作品。19世紀のイタリア喜劇序曲を思わせる楽しい曲です。
録音 2018年1月16-19日 Studio 5, Russian
State TV & Radio Company KULTURA, Moscow
これでNAXOSからは
1,2,4,6,7,8
11, 12, 15, 16, 17, 18
20, 21, 22, 23 ,24, 26, 28, 29
31, 32
がリリースされたことになる。
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8.573890
\1200 |
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):恋は魔術師/ペドロ親方の人形芝居
「恋は魔術師」(1915年、オリジナル・ヴァージョン)
第1場
1.序奏と情景
2.悩ましい愛の歌
3.呪文
4.一日の終わりの踊り:儀式「火祭りの踊り」
5.情景
6.漁夫の物語
7.間奏曲
第2場
8.序奏
9.情景
10.きつね火の踊り
11.間奏
12.きつね火の歌
13.失われた愛を取り戻すための呪文
14.情景
15.魔女のふりをした女の踊りと歌
16.終曲
17-26.人形劇のための音楽
「ペドロ親方の人形芝居」 |
エスペランザ・フェルナンデス(歌)…2.6.9.12.13.15.16
アルフレード・ガルシア(バリトン)…21.25.26
ジェニファー・ゼトラン(ソプラノ)…18.20-25
ホルヘ・ガルサ(テノール)…17.21.24-26
サト・ムーガリアン(芸術監督)
パースペクティヴ・アンサンブル
アンヘル・ジル=オルドネス(指揮) |
「火祭りの踊り」で知られるファリャの代表作《恋は魔術師》。マルティネス・シエーラの台本に基づく情熱的な音楽ですが、初演時の評価はあまり芳しくありませんでした。
そのため、ファリャは曲順を変更し、オーケストラの編成を大きくするなどの大規模な改訂を行い、まずは演奏会用組曲を作り、こちらは大成功を収めました。その後バレエ用に全体を改訂、1925年に上演されています。
このアルバムには、室内オーケストラで演奏する初稿版が収録されており、迫力ある歌に小回りの利く伴奏がマッチした小気味の良い演奏が楽しめます。
「ペドロ親方の人形芝居」は、セルバンテスの“ドン・キホーテ”のエピソードを元にした小さな歌芝居。ドン・キホーテの無茶ぶりがユーモアたっぷりに描かれています。
録音 2018年8月27.28.30.31日 Greenville
Community Church, Scarsdale, NY, USA
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8.573939
\1200 |
ベートーヴェン(1770-1827):ピアノのための変奏曲集
1.ヴィンターの歌劇「中止された奉献祭」の
「子よ、静かにおやすみ」による7つの変奏曲
WoO75
2.パイジェッロの歌劇「水車屋の娘」の
アリア「田舎者の恋は何と美しく」による9つの変奏曲
WoO69
3.ワルツ 変ホ長調 WoO84
4.ワルツ ニ長調 WoO85
ピアノ・ソナタ ハ長調 WoO51
5.第1楽章:Allegro
6.第2楽章:Adagio(フェルディナント・リースによる完成版)
7.グレトリの歌劇「獅子心王リチャード」の
ロマンス「燃える情熱」の主題による8つの変奏曲
WoO72
8.リギーニのアリエッタ「恋人よ来たれ」による24の変奏曲
WoO65 |
ラリー・ウェン(ピアノ) |
2020年は偉大な作曲家ベートーヴェンの生誕250年記念の年にあたります。彼の作品はどれもこれも日常的に聴かれていそうなのですが、実はそうではありません。
このアルバムに収録されている数々の「ピアノのための変奏曲」も、ほとんど演奏されることのない作品と言えるでしょう。いくつかの曲は、彼が活躍していた当時流行していた歌劇からのメロディを主題に用いたもの。
パイジェッロ、ヴィンター、グレトリなどの軽快な旋律がベートーヴェンの手にかかると驚くばかりの大作に仕上がります。
とりわけ、マインツの宮廷楽長を務めたリギーニの「恋人よ来たれ」による変奏曲は、24の変奏で構成された力作。1790年、ベートーヴェンの幼馴染ヴェーゲラーのすすめによって作曲された作品で、晩年の作品のような深遠さはありませんが、様々な工夫が凝らされ、聴き手を飽きさせることがありません。
また、2楽章のみがスケッチのまま残されたソナタ、愛らしい2曲のワルツも短いながら魅力的な作品です。ベートーヴェンの知られざる一面を知るための1枚です。
録音 2017年3月17-20日 Morse Recital
Hall, Yale School of Music, New Haven, Connecticut,
USA
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8.573896
\1200 |
ピアソラ(1921-1992):Time of Life
アコーディオンとピアノのための編曲集
1.Tanti anni prima むかしむかし(1984)
ブエノスアイレスの四季(1965-1970)
2.ブエノスアイレスの春
3.ブエノスアイレスの夏
4.ブエノスアイレスの秋
5.ブエノスアイレスの冬
6.Oblivion 忘却(1984)
7.ミケランジェロ 70(1969)
8.天使のミロンガ(1965)
二重協奏曲「リエージュに捧ぐ」
(アナトリユス・センデロヴァス編)
9.序曲
10.ミロンガ
11.タンゴ
12.バチンの少年(1968) |
ゲイル・ドラウグスヴォル(アコーディオン)
メッテ・ラスムッセン(ピアノ) |
ピアソラのタンゴをアコーディオンとピアノの組み合わせで演奏するという斬新な試み。なかでももともとピアノ独奏のために書かれた「ブエノスアイレスの四季」はアコーディオンが加わることで最高にエキサイティングな音が楽しめます。
二重協奏曲「リエージュに捧ぐ」はもともと映画音楽から生まれた作品で、様々な楽器の組み合わせのために編曲されていますが、ここではコンパクトな響きの中に、ピアソラの遊び心と即興性が凝縮されています。
ゲルギエフやラニクルズとも共演したアコーディオンの世界的名手、ドラウグスヴォルとピアニスト、ラスムッセンの息のあった演奏でお聴きください。
録音 2015年4月2.3日 王立音楽大学、コペンハーゲン、デンマーク
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8.574035
\1200 |
きっとものすごくロマンティックだと思う
Folk Tales 民話
イギリスのチェロとピアノのための小品集
1-6.ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
英国民謡による6つの練習曲(1926)
7.フランク・ブリッジ(1879-1941):
ヴァイオリンとピアノのための4つの小品-第2番「春の歌」
8.モーラン(1894-1950):アイルランドの哀歌(1944)
9.エルガー(1857-1934):ロマンス Op.62(チェロとピアノ版)(1910)
10.ディーリアス(1862-1934):カプリース(1930)
11.ディーリアス:悲歌(1930)
12.バックス(1883-1953):民謡(1918)
13.モーラン:前奏曲(1943)
14.ディーリアス:ロマンス(1918)
15.ブリッジ:子守歌(1910)
16.ヴォーン・ウィリアムズ:グリーンスリーヴス幻想曲
(グレイヴス/フォーブス編)(1934) |
ジェラルド・ペレグリン(チェロ)
アンソニー・インガム(ピアノ) |
ヨーロッパの伝統と英国民謡の融合を図った20世紀イギリスの作曲家たち。彼らは保守的な面を大切にしつつも、常に様々な方法を探りながら独自のスタイルを模索し、「新しい英国音楽」を創り上げていきました。
このアルバムに収録されているのは、どれもイングランドとアイルランドの豊かな自然と民族意識を感じさせる鮮やかな色彩を持つ曲。例えば冒頭のヴォーン・ウィリアムズの「英国民謡による6つの練習曲」では涙を誘わんばかりの美しい旋律を、チェロが朗々と歌い上げ、バックスの「民謡」ではイギリスの重苦しい空を思わせるような仄暗い雰囲気が立ち込めています。
ディーリアスの晩年の作品「カプリースと悲歌」は、寝たきりになった作曲家の歌うメロディを、彼の代筆者フェンビーが口述筆記した作品。やるせない悲しみと、生への執着を併せ持つ名作です。
録音 2018年2月19-20日、7月10日 ポットン・ホール
サフォーク UK
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8.573714
\1200 |
リスト(1811-1886):ピアノ曲全集 第52集
オーベールとヴェルディのオペラ編曲集
1.オーベールの歌劇《ポルティチの唖娘》による
ブラーヴラ風タランテラ S386/R117(第1稿)(1846)
2.オーベールの歌劇《ポルティチの唖娘》による
ブラーヴラ風タランテラ S386/R117(第2稿)(1869)
3.ヴェルディの歌劇《第1回十字軍のロンバルディア人》:
イェルサレムのサルヴェ・マリア S431/R264(第2稿)(1848)
4.オーベールの歌劇《ポルティチの唖娘》の主題に基づく3つの小品より第1番:
序曲-第2番:カヴァティーナ(子守歌)(1847/1848)
5.ヴェルディの
歌劇《エルナーニ》の主題による演奏会用パラフレーズ
S431a/R293(1847)
6.オーベールの
歌劇《許婚》よりチロルのメロディー
S385a(1829)
7.オーベールの
歌劇《許婚》のチロルの娘による大幻想曲
S385/R116(第1稿)(1829)
8.オーベールの
歌劇《許婚》のチロルの娘による大幻想曲
S385/R116(第3稿)(1842) |
ワイイェン・ウォン(ピアノ) |
リストの華麗な編曲作品の中では比較的地味な存在であるオーベールの主題による一連の作品集。これは作品自体の出来不出来ではなく、単に原曲自体が現在忘れられてしまったことに由来するのでしょう。
しかし、リストが活躍していた当時は大変人気のあった演目であり、例えば「《ポルティチの唖娘》のタランテラによるブラーヴラ風タランテラ
」はリスト自身も気に入っていたのか、第1稿を発表して23年後に改訂版を作るほどの気合が入っていました(とはいえ、第1稿と第2稿の違いはほとんどありません)。
この時代の幻想曲の定型ともいえる「序奏-主題-変奏」という形式によって書かれ、曲のすみずみまで華麗な超絶技巧が施されたリストらしい曲で、奏者には高い技術が要求される難曲です。同じ歌劇から主題が採られた「3つの小品」はリストの生前には発表されることがなく、タイトルに3つとありますが、2曲しかないという若干中途半端な作品。しかし完成度は高く、聴きごたえもあります。
ヴェルディの主題による2つの作品も、同じく技術的には困難さを極めており、当時、これらを完璧に演奏することでリストは自らのカリスマ性を高めていました。香港生まれの若き女性ピアニスト、ワイイェイ・ウォンの見事な演奏が曲の魅力を引き出しています。
録音 Morse Recital Hall, Yale School of Music,New
Haven, CT, USA 2016年6月6-8日…1-5 2016年10月4日…6-8
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8.579043
\1200 |
現代トルコの無伴奏ヴァイオリン作品集
サイグン(1907-1991):ヴァイオリンのためのパルティータ
Op.36(1961)…世界初録音
1.第1曲:前奏曲
2.第2曲:スケルツォ
3.第3曲:主題と変奏
4.第4曲:終曲
5.トゥルクメン(1972-):美しく、誰のものでもないもの(2013/2017改訂)
6.セティツ(1977-):Soliloquy 独り言 |
エレン・ジューエット(ヴァイオリン) |
名ヴァイオリニスト、エレン・ジューエットはトルコ音楽の伝統を追求しています。このアルバムでは世界初録音を含む3人のトルコ人作曲家による無伴奏ヴァイオリン作品を演奏。
バルトークを思わせるサイグンの「パルティータ」、象徴的なタイトルを持つトゥルクメンの「美しく、誰のものでもないもの」、泣き声からささやき声まで、人の声をヴァイオリンで模したセティツの「「独り言」。これらのユニークな3曲が収録されています。カッパドキアの人工的な洞窟の中で行われた録音による、ヴァイオリンの共鳴音と神秘的な反響をしっかり捉えた録音が特徴です。
録音 2017年8月23-26日 シェ・ガリップ、カッパドキア、トルコ
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8.573816
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ギターのための二重協奏曲集
1.ダビド・デル・プエルト(1964-):ミストラル(2011)
ギターとアコーディオン、オーケストラのための
アントン・ガルシア・アブリル(1933-):コンシェルト・デ・ヒブラルファロ(2003)
2台のギターとオーケストラのための
2.第1楽章:湾の幻影
3.第2楽章:人気のマラゲーニョの歌より
4.第3楽章:ピカソの「闘牛」へのオマージュ
5-7.ハビエル・ロペス・デ・ゲレーニャ(1957-):コンシェルト・エクァニメ(2017)
ギター、ヴィブラフォンとオーケストラのための |
ミゲル・トラパガ(ギター)
アンヘル・ルイス・カスターニョ(アコーディオン)…1
テレサ・フォルグエイラ(ギター)…2-4
フェルナンド・アリアス(ヴィブラフォン)…5-7
オリベル・ディアス(指揮)
オビエド・フィラルモニカ |
スペインを象徴する楽器「ギター」をフィーチャーした現代スペインの作曲家たちによる3曲のギター協奏曲。冒頭からスリリングな音がはじけるプエルトの「ミストラル」は、楽器編成からみても、明らかにピアソラの「リエージュに捧ぐ」に触発された曲で、エレキギターではなくクラシックギターが使用された遊び心溢れる曲。管楽器とパーカッションが強調されたオーケストラが絶妙な伴奏を付けています。
1958年に創設されたスペインの「新音楽グループ」のメンバーの一人、ガルシア・アブリルは20世紀後半のスペインの前衛作曲家の中心的役割を果たした人物で、この2台のギターとオーケストラのための協奏曲は、ユニークな名前を持つ3つの楽章で構成されています。
ゲレーニャは前衛とポップス、ロックのクロスオーバーを探求している作曲家。ここではヴィブラフォンの音が良いアクセントを生み出しています。
録音 2018年1月23-27日 Auditorio Principe
Felipe, Oviedo, Spain
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ALBANY
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ニコライ・メトネル(1880-1951):歌曲&室内楽作品集
(1)ゲーテ歌曲集Op.15(全12曲)
(2)「歌と踊り」Op.43-2
(3)ソナタ・ヴォカリーズOp.41-1
(4)ヴォカリーズ組曲Op.41-2
(5)「冬の夜」Op.13-1 |
(1)(3)(4)(5)レイチェル・ジョセルソン(Sop)
(2)スコット・コンクリン(Vn)
(1)-(5)サーシャ・バーディン(Pf) |
「忘れられた調べ」で知られるメトネルの珍しい、歌曲と室内楽を収めたディスクが登場!
録音:2017年10月、71:39
イリーナ・メジューエワの得意レパートリーとして日本でもピアノ好きに人気のニコライ・メトネルの珍しい歌曲とヴァイオリン作品を収録。メトネルはモスクワ音楽院でタネーエフに師事。ピアニストとしても多忙な日々を送るがロシア革命を機にロンドンに定住、ピアノ作品を中心に多くの作品を残した。親友のラフマニノフと同様、20世紀にあっても19世紀のロマンティシズムと美学を持った歌曲はぜひ多くの人に聴かれてほしい。ロシア音楽ファンにお薦め。
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「コネクションズ」
〜オリヴィエ・メシアンと彼の弟子たちの音楽
(1)オリヴィエ・メシアン(1908-1992):「苦悩の鐘と別れの涙」〜前奏曲集より
(2)トリスタン・ミュライユ(b.1947):
「別れの鐘と微笑み」〜オリヴィエ・メシアンの追憶に
(3)ピエール・ブーレーズ(1925-2016):「12のノタシオン」
(4)オリヴィエ・メシアン:鳥たちの小スケッチ
(5)ミシェル・メルレ(b.1939):「ジュード・クアレ」
(6)ミシェル・メルレ:「パッサカリアとフーガ」
(7)オリヴィエ・メシアン:
「喜びの精霊のまなざし」〜幼子イエスに注がれる20のまなざしより
※(6)世界初録音 |
マシュー・オデル(Pf) |
メシアンと3人の高弟(ブーレーズ、ミュライユ、メルレ)のピアノ作品集!
録音:2017年10月〜2018年5月、オクタヴェン・オーディオ、ニューヨーク州マウント・ヴァーノン、63:44
アルバム・タイトル通りメシアンと彼の3人の高弟のピアノ曲を収め、メシアンが彼らに与えた三者三様の影響と受容の形を探る。ミュライユはスペクトル楽派の創始者で師匠メシアンに捧げた追悼曲、ブーレーズは言わずと知れた巨匠で、ここに収められた「ノタシオン」は比較的若い頃のセリーで書かれた作品。メルレは日本ではあまり知られていないが、ここの3人の中で最もメシアンの影響を感じさせる。
マシュー・オデルはアメリカのピアニスト。メシアンからジョン・アダムズまでの様々な現代音楽をレパートリーとしているユニークなピアニスト。また歌曲の伴奏でも定評がありシャーリー=カークやメトロポリタン歌劇場のメンバーとの共演でも知られている。
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「歌と踊り」〜サン・マルコ室内楽協会&ローソン・アンサンブル
(1)ピョートル・シェフチュク(Piotr Szewczyk):
「朝の高揚」〜オーボエとヴィオラのための
(2)エイミー・ビーチ(1867-1944):
主題と変奏〜フルートと弦楽四重奏のための
(3)ビル・ダグラス(b.1944):
「歌と踊り」〜オーボエと弦楽四重奏のための |
レス・レットゲス(Fl)
エリック・オルソン(Ob)
オーリカ・デュカ(Vn)
クリントン・デューイング(Vn)
エレン・カルーソー・オルソン(Va)
ニック・カリー(Vc) |
録音:2018年6月フロリダ、42:45
サン・マルコ室内楽協会はジャクソンヴィル交響楽団のエリック・オルソンとエレン・オルソンによってフロリダのジャクソンヴィルに設立された協会で室内楽の無料コンサートなどを開催している。
ローソン・アンサンブルは2015年にフロリダで結成された室内アンサンブル。
シェフチュクは現役の作曲家兼ヴァイオリニストでここに収められた「朝の高揚」は軽快で爽やかな2分足らずの小品。エイミー・ビーチは19世紀後半から20世紀にかけて活躍しアメリカで初めて女性の作曲家として名をなした。「主題と変奏」はブラームス風の堅固な形式と印象派、後期ロマン派の華麗な和声が融合した優美な音楽。カナダの作曲家ダグラスの「歌と踊り」はジャズの影響を受けた都会的で洒落た組曲。
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ロバート・キール(Robert Kyr)(b.1952):
「パラディーソ(楽園)/変化と変容」
〜ダンテの神曲によるオラトリオ |
アーウェン・メイヤー(Sop)
フェルナンド・アラウホ(Br)
カルメン=エレナ・テレス(指揮)
ノートル・ダム・ヴォカーレ |
録音:2016年10月、53:06
キールはクリーヴランド出身の作曲家。交響曲、オペラ、オラトリオなど多くの作品を発表している。この作品はダンテの「神曲」の天国篇に基づく室内オラトリオ。調性で書かれた新ロマン主義的な音楽。バッハの無伴奏チェロ組曲第1番の前奏曲が象徴的に引用され、それを伴奏にメロディが次々と歌われてゆくのが印象的。
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「金メッキ時代の音楽」
C.サン=サーンス(1835-1921):アルバムの綴りOp.81
テオドール・デュボワ(1837-1924):木管八重奏のための第2組曲
C.E.ルフェーヴル(1843-1917):木管六重奏のための第2組曲
ポルドフスキ(1879-1932):木管五重奏のためのミニアチュア組曲
エドゥアルド・フラメント(1880-1958):フーガを伴う幻想曲Op.28
C.T.グリフス(1884-1920):夕暮れの湖
W.G.スティル(1895-1978):ミニアチュアズ
M.アウフダーハイデ(1888-1972):リッチモンド・ラグ
C.ブレイク(1885-1979):ポーカー・ラグ、砂利ラグ |
シルヴァン・ウィンズ(木管五重奏)
+ゲスト多数 |
64:21
シルヴァン・ウィンズはニューヨークを拠点に活動する木管アンサンブル。19世紀半ばから20世紀にかけて活躍した様々な国の作曲家による編曲物を含む木管アンサンブルのための作品を収録。いずれもサロン的で肩肘を張らず楽しめる内容。
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エリック・ザイスル(1905-1958)の音楽
(1)バレエ「ヤコブとラケル」[45:00]
(2)スロヴァキア民謡による変奏曲[13:00] |
ノーリーン・グリーン(指揮)
ロサンゼルス・ジューイッシュ交響楽団
(1)マイケル・ソコル(ナレーター&Br)
(2)マーク・カシュパー(Vn) |
録音:2018年4月、58:00
エリック・ザイスルはウィーン出身の作曲家。ユダヤ人であったためナチスのオーストリア併合を機にアメリカに移住しニューヨークを中心に活動した。
「ジェイコブとレイチェル」は旧約聖書に基づくナレーションと歌つきの親しみ易いバレエ音楽。スロヴァキア民謡による変奏曲はドヴォルザーク、チャイコフスキーを思わせる重厚な作品で聴きごたえ充分。ロサンゼルス・ジューイッシュ響は1994年に結成されたユダヤ人によるユダヤ系作曲家の作品のみを演奏する特異なオーケストラ。
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「ヴァイオレット」〜クラリネットとヴィオラのための作品集
ドミニク・ドゥーザ(b.1973):喜びで湧き出る
ベンジャミン・ファーマン(b.1982):北斎による習作
ジェニ・ブランドン(b.1977):紫の色合い
エレノア・トラウィック(b.1965):国境地帯
トーマス・ギリン(b.1968):静かな目覚め
ダニエル・スウィリー(b.1980):オーライ(Aurai)
ザック・ブラウニング(b.1953):二重星の運命
(全作世界初録音) |
エリザベス・クロウフォード(Cl)
カトリン・メイデル(Va) |
録音:2018年2-4月、68:46
クラリネットとヴィオラのデュオというありそうでなかった組み合わせによる作品集。アメリカの中堅から若手に委嘱した新作を収めた。
北斎の版画からインピレーションを受けたというファーマンの「北斎による習作」、ギリシャ神話の4人の風の神を表現したスウィリーの「オーライ」の新ロマン主義的なリリシズムが聴きどころ。
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「ウィーンと西部」
〜ガーノット・ウルフガング(b.1957):
作品集「グルーヴ好みの室内楽VOL.4」
(1)《ロード・サイン》〜Fg,Pf
(2)《ウィーンへの道》〜Vn,Vc,Pf
(3)《ルート33》〜Pf
(4)《窓》〜Cl,Fg,Pf
(5)《印象》〜室内アンサンブルのための
(6)《ウィーンより愛をこめて》〜Vn,Va,Vc,Pf
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(1)(4)(5)ジュディス・ファーマー(Fg)
(1)ニック・ゲルペ(Pf)
(2)(5)テレザ・スタニスラフ(Vn)
(2)ベン・ホン(Vc)
(2)ジョアン・ピアース・マーティン(Pf)
(3)グロリア・チェン(Pf)
(4)(5)エドガー・デヴィッド・ロペス(Cl)
(4)ナディア・シュパチェンコ(Pf)
(5)エイミー・ジョー・ライン(Hr)
(5)(6)ロバート・ブロフィ(Va)
(5)アンドルー・シュルマン(Vc)
(5)スティーヴ・ドレス(CB)
(6)マーク・ジャスパー・ホワイト(Vn)
(6)チャールズ・タイラー(Vc)
(6)ロバート・ティーズ(Pf) |
録音:2018年5月、[68:45]
TROY854、TROY1248、TROY1624に続くウルフガングの室内楽作品集第4集。
ガーノット・ウルフガングはオーストリア出身だがアメリカに移住しボストンのバークリー音楽院で学んだ。現代音楽とジャズの要素を折衷した作風が特徴でメシアン的な響きとモダン・ジャズが融合したセンスのよい音楽。
故郷オーストリアのウィーンへの思慕を込めたノスタルジックで物憂い「ウィーンより愛をこめて」は聴きもの。趣味のよいBGMとして楽しめる内容。
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「トーン・スタディ」
〜デイヴィッド・マスランカのサックスのための音楽
デイヴィッド・マスランカ(1943-2017):
(1)アルト・サクソフォン・ソナタ
(2)トーン・スタディ |
ニコラス・メイ(Sax)
エレン・ソマー(Pf) |
録音:2018年5月14、15日、カンサス大学スウォースアウト・リサイタル・ホール、60:25
吹奏楽関係者の間でよく知られているデイヴィッド・マスランカのサックスとピアノのための作品を収録。マスランカはマサチューセッツ州出身、オバーリン大学で音楽を学んだ。
管楽器のために書かれた作品に特に優れたものが多く、管楽アンサンブル、吹奏楽のための作品は関係者の間で今でも人気が高い。
「アルト・サクソフォンのためのソナタ」はナイケル・ナイマンかエンニオ・モリコーネを思わせる美しいメロディと歯切れのよいリズムが心地よい秀作。トーン・スタディは6つの性格的な小品から構成された内省的な佳曲。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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FIRST HAND RECORDS
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ビーチャム、ケンペ、ブレック、ホッター!
EMI 初期ステレオ録音集 第2集
(1)ハイドン:サルヴェ・レジーナ ト短調
Hob.XXIIIb:2第1 曲アダージョ
(ステレオ・バージョン初出音源)
(2)ハイドン:交響曲第97番 ハ長調 Hob.I:97
(ステレオ・バージョン初出音源)
(3)モーツァルト:交響曲第34番 ハ長調 K338
(ステレオ・バージョンCD 初出音源)
(4)シューベルト:交響曲第3番 ニ長調 D200
(第2〜第4楽章ステレオ・バージョン初出音源。第1楽章はモノラル収録)
(5)シューベルト:冬の旅 D911 第13 曲「郵便馬車」、第14曲「霜おく頭」
(ステレオ・バージョン初出音源) |
(1)エイプリル・カンテロ(ソプラノ)、
マージョリー・トーマス(コントラルト)、
トーマス・ヘムズリー(テノール)、
ジョン・キャメロン(バリトン)、
合唱団(団体不明)、ハリー・ブレック(指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
(2)サー・トーマス・ビーチャム(指揮)、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
(3)ルドルフ・ケンペ(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団
(4)ハリー・ブレック(指揮)、
ロンドン・モーツァルト・プレイヤーズ
(5)ハンス・ホッター(バリトン)、
ジェラルド・ムーア(ピアノ) |
ビーチャム卿のハイドン97番初出ステレオ!!!EMI
最初期ステレオ録音が名人芸のリマスターで鮮烈に蘇る!
ケンペ、ブレック、ホッターの往年の名演も素晴らしい音質。
録音:(1)1954年6月3日、(2)1957年3月9・26日、(3)1955年11月24日、(4)1954年10月1日・11月1日、(5)1954
年5月25日/アビーロード・スタジオでのステレオ録音(シューベルト第1楽章のみモノラル録音)
24bit / 96kHz のハイレゾ・リマスター音源。Archive
of Recorded Sound(ARS)と協力しての制作で、EMI
の初期ステレオ録音を発売するシリーズの2作目。EMI
がステレオ録音を開始したのは1954年で、まさにその最初期の録音が収録されています。リマスターの素晴らしさが特筆で、マニア垂涎の内容。第1
集はFHR-58として発売中です。
ステレオ初出となるビーチャムのハイドン97番は、リマスターの効果も相まってファン歓喜のたまらない内容です。
ビーチャムのロンドン・セットは後半の曲がステレオで出ていますが、モノラル絶頂期ということもあり音質の優劣は一概には言えないものでした。しかし今回のステレオ音源は全く違う鮮烈さと言って良いでしょう。くっきりと楽器が分離し、かつあたたかく柔らかく、緩徐楽章などビーチャムのお茶目な繊細さ全開でたまらない面白さ。
他にもCD では初出となるケンペのモーツァルト34
番ステレオ・バージョンや、イギリス往年の名指揮者ハリー・ブレックの忘れ難い名演など興味の尽きない1
枚となっています。
下記トレーラー動画で少し試聴できますので、ぜひこの素晴らしい音質をお試しください。
https://youtu.be/S8MpxQUHPQs
EMI 初期ステレオ録音集 第1集 |
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EMI の初期ステレオ録音復刻
エンドレ・ヴォルフのブラームス・ヴァイオリン協奏曲
ステレオ・バージョン初出のトルトゥリエ・・・
(1) R.シュトラウス:
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら
Op.28
(2)サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番
イ短調 Op.33
(3)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
Op.77 |
(1)ノーマン・デル・マー(指揮)
ロンドン交響楽団
(2)ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ハーバート・メンゲス(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
(3)エンドレ・ヴォルフ(ヴァイオリン)
ワルター・ゲール(指揮)
ロンドン交響楽団 |
EMI最初期ステレオ録音が見事なリマスターで蘇る!ステレオ・バージョン初出のトルトゥリエほか、内容もマニア垂涎!
録音:(1)1954 年7 月23 日、(2)1955 年11
月16 日、(3)1954 年8 月25・28 日/74’19’’
24bit / 96kHz のハイレゾ・リマスター音源。Archive
of Recorded Sound(ARS)と協力しての制作で、EMI
の初期ステレオ録音を発売するシリーズの1 作目ということです。
EMI がステレオ録音を開始したのは1954 年で、まさにその最初期の録音が収録されています。
さらにどれも何らかの形で初出音源となっており、マニア垂涎の内容です。
メンゲスとトルトゥリエのサン=サーンス1
番はステレオ・バージョンとして初出。モノラル録音で親しまれた演奏ですが、ステレオで聴けるとは驚きです。
ソロとオーケストラのバランス、テクスチュアがよりくっきりと感じ取れて感動的。
ブラームスの協奏曲はモノラルのみ世に出ていましたが、このディスクでは第2・3
楽章がステレオ・バージョンとなっており、もちろん初出です(第1楽章はモノラル)。
エンドレ・ヴォルフはハンガリーのヴァイオリニストで、フバイに師事した名手。1954
年からはイギリスのマンチェスター音楽院で教師としても活躍しました。伝統ある良きブラームスが聴けます。
ノーマン・デル・マーの『ティル』は曲としてまとめて聴けるEMI
最初のステレオ録音とされています。何故か世に出なかった音源でもあり、興味深い内容です。
リマスター効果が目覚ましく、音質の素晴らしさが特筆もの。
YouTube にレーベルがトレーラー動画をアップしていますのでぜひご視聴ください。
→ https://www.youtube.com/watch?v=Suitknu-gXs
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ヴォルフ・エンドレ(1913年11月6日 - 2011年3月29日)は、ハンガリー出身のヴァイオリン奏者。ブダペスト生まれ。
4歳からヴァイオリンを始め、フランツ・リスト音楽院でイェネー・フバイとレオ・ヴェイネルの薫陶を受けた。
1936年にスウェーデンのエーテボリ交響楽団にコンサートマスターとして招聘され、1946年までその任に当たったが、その頃からソリストとしても活動をするようになった。
教育者としては、1954年から1964年までイギリスのマンチェスター音楽院で教鞭をとり、1959年から1998年までスウェーデン放送の創設した音楽学校の主任教授となった。1968年から1983年までコペンハーゲン音楽院でも教え、1973年にはスウェーデン王立音楽アカデミーの会員となった。
2011年マルメにて死去。 |
とくに名指揮者ハリー・ブレックに注目してみました!
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キング・インターナショナル
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NHK レジェンド・シリーズ 6
カラヤン& ベルリン・フィル1966年来日公演(その2)
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NHKレジェンド・シリーズ第5弾に続き第6弾もカラヤンとベルリン・フィル1966年の来日公演をお届けします。
東京でのベートーヴェン交響曲連続演奏会後、2
週間で札幌、大阪、岡山、松山、福岡などをまわり再度東京文化会館での公演で締めくくりました。
今回そのなかから、前回以外の4 枚を発売いたします。日本各地を熱狂させた記録、ご期待ください。
*古い音源を使用しているため、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。
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カラヤン& ベルリン・フィル1966年来日公演
札幌公演
(1)シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.579「未完成」
(2)ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィル |
超感動! カラヤン&ベルリン・フィルたった一度の札幌公演
録音:1966年4月19日/札幌市民会館(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付
東京でベートーヴェンの交響曲連続演奏会を終えたカラヤンとベルリン・フィルは仙台、北海道を回りました。後にも先にもただ一度きりの両者によるその札幌公演の音がステレオで残されていました。
曲はカラヤン十八番のシューベルトの「未完成」とブラームスの交響曲第2番。
「未完成」では弱音の緊張感と雄弁さに脱帽、ブラームスは低い重心のドイツ的な響きから、フィナーレの高らかな盛り上がりまでカラヤンの演出の魔術に酔わされます。当時の北海道の音楽ファンの興奮ぶりもリアルに伝わってくる貴重な記録です。
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カラヤン& ベルリン・フィル1966年来日公演
岡山公演
(1)ドヴォルザーク:交響曲第8番ト長調Op.88
(2)ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
(3)同:交響詩「海」 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィル |
美しさに酔いしれるカラヤン&ベルリン・フィルのドヴォ8とドビュッシー
録音:1966年4月24日/岡山市民会館(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付
カラヤンとベルリン・フィルは1966年4月24日に岡山で演奏会を行ないましたが、実業家の大倉總一郎氏の強い希望で実現したとされます。
当日の演目は得意としたドヴォルザークの交響曲第8番と、ベルリン・フィルの精妙なアンサンブルが神業的なドビュッシー。ドヴォルザークは変幻自在で、第3楽章の語り口の巧さは絶品。誰もが引きこまれてしまいます。
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カラヤン& ベルリン・フィル1966年来日公演
奇跡の松山公演!&福岡公演
(1)J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第6番変ロ長調BWV1051
(2)ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲Op.56a
(3)ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィル |
カラヤンの魔術に酔わされる3曲
録音:1966年4月26日/松山市民会館(1)(2)、4月28日/福岡市民会館(3)(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付
カラヤンとベルリン・フィルは1966年の来日公演の際、バッハのブランデンブルク協奏曲第6番を披露しましたが、ヴィオラ以下の中低弦楽器のみの地味な音色ながら、むしろベルリン・フィルの均一な音色によりひとつの楽器のようでありながら、半拍ずつ遅れるカノンにより不思議な音響世界を作り出しています。カラヤンのチェンバロも貴重。
ブラームスとドヴォルザークもカラヤンの魔術にあふれた凄すぎる演奏。「新世界」は終始堂々と大きな音楽で、曲の素晴らしさをあらためて実感できます。
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カラヤン& ベルリン・フィル1966年来日公演
東京公演(千秋楽)
(1)モーツァルト:ディヴェルティメント第15番変ロ長調K.287
(2)リヒャルト・交響詩「英雄の生涯」Op.40 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィル |
カラヤン&ベルリン・フィル1966年ツアー最後を飾った「英雄の生涯」
録音:1966年5月3日/東京文化会館(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付
カラヤン& ベルリン・フィル1966年日本ツアーは5月3日の東京文化会館公演で千秋楽となりました。その時の録音が当ディスク。
弦楽とホルンのみのモーツァルトのディヴェルティメント第15番と、大編成のオーケストラによるリヒャルト・シュトラウスの「英雄の生涯」。
ことに「英雄の生涯」はツアー最後とあって白熱し、稀代の名演と伝説になりました。コンサートマスターのシュヴァルベのソロも見事で、ベルリン・フィルの名人芸満載で、長大な作品を息もつかせずに聴き通させてくれます。
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NHK レジェンド・シリーズ 5
カラヤン、ベルリン・フィル2回目1966年の来日公演
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NHKが収録した超大物来日演奏会ライヴ第5弾は、カラヤンとベルリン・フィル2回目1966年の来日公演が日の目を見ます。
戦後21年、東京オリンピックの2年後ですが、日本のクラシック音楽ファンの間で大騒ぎとなり、高額なチケットを求める徹夜の長蛇の列がニュースとなりました。かくも当時の日本人を夢中にさせた幻の公演を初めてCD
化。
第1回発売は5 夜連続で行なわれたベートーヴェンの交響曲全集、話題を集めたブルックナーの交響曲第8番、東京のみならず大阪でも話題となったフェスティバルホールのライヴ3
点の登場となります。ご期待ください。
*古い音源を使用しているため、テープ劣化によるお聴き苦しい点もございます。予めご了承下さい。
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KKC 2176/80
(5CD)
\9600 →\8990
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序曲「コリオラン」以外は初出!
1966年来日、ステレオ・ライヴ
ベートーヴェン交響曲全曲連続演奏会
Disc 1(第1夜1966年4月12日・東京文化会館ライヴ)
(1)序曲「コリオラン」Op.62
(2)交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
(3)交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
Disc 2(第2夜1966年4月13日・東京文化会館ライヴ)
(1)交響曲第4番変ロ長調Op.60
(2)交響曲第7番イ長調Op.92
Disc 3(第3夜1966年4月14日・東京文化会館ライヴ)
(1)交響曲第1番ハ長調Op.21
(2)交響曲第3番変ホ長調Op.55「英雄」
Disc 4(第4夜1966年4月15日・東京文化会館ライヴ)
(1)交響曲第2番ニ長調Op.36
(2)交響曲第8番ヘ長調Op.93
(3)レオノーレ序曲第3番Op.72b
Disc 5(第5夜1966年4月16日・東京文化会館ライヴ)
交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱」 |
グンドゥラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
長野羊奈子(メゾソプラノ)
ヨーン・ファン・ケステレン(テノール)
マルッティ・タルヴェラ(バス)
東京放送合唱団、東京混声合唱団
二期会合唱団、日本合唱協会
藤原歌劇団合唱部(合唱指揮:外山雄三)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィル |
NHK レジェンド・シリーズ 5 カラヤン&
ベルリン・フィル1966年来日公演
ものすごい気力と充実感。カラヤン入魂のベートーヴェン交響曲連続コンサート
STEREO、日本語帯・解説付
カラヤンとベルリン・フィルは1966年4月から5月にかけてベルリン・フィルとの2度目の来日を果たした。
東京、宮城、愛知、金沢、大阪、岡山、松山(!)、福岡、広島で演奏。とくに12日から16日にわたりベートーヴェンの交響曲の全曲コンサートを行った。
毎日のプログラミングはカラヤン自身が熟考し、最大の効果があがるように工夫されている。また最初に「コリオラン」、最後の第9の前に「レオノーレ第3番」という序曲を配し、すべてがメインの第9へ向かうように設計されている。これについては連日会場で聴き詳しくレポートし、カラヤンの意図を分析した柴田南雄氏渾身の名解説をブックレットに全文掲載しているのも無上の価値あり。
序曲「コリオラン」以外は初出。
カラヤンとベルリン・フィルのベートーヴェン交響曲全集といえば、1961-2年、1975-77年、1982-84年録音のDG
盤が有名ですが、まだ若さあふれる1966年のステレオ・ライヴが加わったことはまさに奇跡でファン狂喜。
この来日公演は「ベートーヴェンの全交響曲を連日演奏する」というカラヤンのからの条件付で実現したと言われ、それほど彼がベートーヴェンにこだわったことが伝わってきます。
当時、この一連の公演のチケットは高額ながら入手困難で、徹夜で求めるファンが社会現象としてニュースになりました。それほどまでに日本のクラシック・ファンを夢中にさせた日本クラシック音楽史に残る重要な記録、ぜひお楽しみください。
カラヤンの来日記録
1954年 NHK交響楽団
1957年 ベルリン・フィル
1959年 ウィーン・フィル
★1966年 ベルリン・フィル このCDの来日
1970年 ベルリン・フィル
1973年 ベルリン・フィル
1977年 ベルリン・フィル
1979年 ベルリン・フィル
1981年 ベルリン・フィル
1984年 ベルリン・フィル
1988年 ベルリン・フィル |
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KKC 2181/2
(2CD)
\3000 →\2690
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カラヤン& ベルリン・フィル1966年のブルックナー
ブルックナー:交響曲第8番ハ短調(ハース版) |
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィル |
ものすごい充実度と感動、カラヤン& ベルリン・フィル1966年のブルックナー
録音:1966年5月2日/東京文化会館(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付
カラヤンとベルリン・フィル1966年来日公演のうち、ベートーヴェンの交響曲全曲シリーズとならんでクラシック・ファンの関心を集めたのがブルックナーの交響曲第8番。
まだ日本でブルックナー・ブームが起こる以前でしたが、聴衆の強い集中力と熱気が伝わる壮絶なライヴで、ベートーヴェンがカラヤンとベルリン・フィル芸術の精神的な骨格を示してくれたとすれば、ブルックナーは血と肉づけを体験させてくれたと評されました。シンフォニックな充実度も満点で、終演後の熱狂ぶりが当時の日本の音楽ファンの真摯さとして伝わります。
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カラヤン&ベルリン・フィル大阪公演のブラームス1番が日の目を見た!
(1)リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20
(2)ブラームス:交響曲第1番ハ短調Op.68 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ベルリン・フィル |
語り草となったカラヤン&ベルリン・フィル大阪公演のブラームス1番がついに日の目を見た!
録音:1966年4月22日/大阪フェスティバルホール(ライヴ)/STEREO、日本語帯・解説付
カラヤンとベルリン・フィルは1966 年の来日ツアー中4
月22 日に、第9 回大阪国際フェスティバルへ参加公演しました。その際のブラームスの交響曲第1
番がたいへんな名演で、関西の音楽ファンの心を掴んだことが今日でも語り草となっています。何とそれを音で聴くことが実現します。
カラヤンならではの演出の巧みさで、彼の世界へ引きずり込まれてしまいます。当日の演奏会ではカラヤン十八番のリヒャルト・シュトラウスの「ドン・ファン」も披露され、その名人芸でオーケストラの醍醐味を存分に味わせてくれます。
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4/25(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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NOMAD MUSIC
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レックス・ローソンが参加!
ミヨーのバレエ「最愛の女性」
過去に出会った女性たちが次々と現れては消えていく
ピアノラが登場するリストやシューベルト作品の編曲
ミヨー(1892-1974):バレエ「最愛の女性」(1928)
ストラヴィンスキー:火の鳥(1945年版)
〔ボーナス/ミヨー:
「最愛の女性」終曲(リストの半音階的大ギャロップ)〕 |
エンリケ・マッツォーラ(指揮)
イル・ド・フランス国立管弦楽団
レックス・ローソン(ピアノラ) |
世界的ピアノリスト、レックス・ローソンが参加!ミヨーのバレエ「最愛の女性」
録音:2016年9月
ミヨーのバレエといえば屋根の上の牛(1919年、コクトー台本)、世界の創造(1923年、サンドラール台本)などが有名ですが、この「最愛の女性」は1928年にアレクサンドル・ブノワの台本によって作られました。1928年11月に初演されています。
(ブノワは(ベノワとも)舞台・美術デザイナー。ペトルーシュカの初演時の舞台も手がけた。バレエのブノワ賞もこの人に由来))
バレエのストーリーは、詩人がピアノで即興をしながら過去に出会った女性たちのことを回想し、女性達が次々と現れては消えていく、というたぐいのものです。
音楽はリストやシューベルトのピアノ作品をミヨーが編曲したものによっています。
この作品の特徴はピアノラ(プレイエラ)が用いられること。詩人役が弾くピアノがピアノラによっていました。
ロール式のピアノラ。今回の録音で使ったものではないです。
ピアノラは、基本的に機械仕掛けの自動再生ピアノですが、ペダルを踏むことでロールの回転の速度を変えたり、強弱を変えたりすることができるもの。
ここでは、ピアノラの世界的名手(ピアノリスト)、レックス・ローソンが普通のグランドピアノと組み合わせて操作されるピアノラを見事に演奏しています。
そんなこといわれると聴きたくなりますよね。
ということで動画、探してきました。このアルバムのプロモーション動画。ここでちょっと聴けます。
https://youtu.be/PKMZQhBcu3A
なんかイカしてます。
ジャケもイカしてて、今週一番気になるアルバムかも。
ボーナス・トラックとして、ミヨーの「最愛の女性」終曲(リストの半音階的大ギャロップ)を、ピアノラ協奏曲仕立てにし、さらにピアノラのカデンツァも楽しむことができます。レックス・ローソンの驚異的なピアノリストぶりが炸裂しています。
カップリングの火の鳥の演奏も見事です!
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マッツォーラ率いるイル・ド・フランス国立管弦楽団
非常に珍しいブルックナーの秀作「4つの管弦楽曲」
マーラー:さすらう若人の歌
ブルックナー:4つの管弦楽曲
〔1.行進曲 、2.モデラート、3.(アダージョ)
、4.アンダンテ・コン・モート〕
マーラー:子供の不思議な角笛 |
エンリケ・マッツォーラ(指揮)
イル・ド・フランス国立管弦楽団
マルクス・ヴェルバ(バリトン) |
マッツォーラ率いるイル・ド・フランス国立管弦楽団ドイツ・レパートリー
録音:2018年9月
マッツォーラ率いるイル・ド・フランス国立管弦楽団によるドイツ・レパートリー。オーストリア出身の世界的バリトン、マルクス・ヴェルバによる歌曲も魅力です。
非常に珍しいブルックナーの「4つの管弦楽曲」は、ブルックナーが初めて完成させた管弦楽曲とされる秀作。「行進曲ニ短調」WAB96と「3つの管弦楽小品」WAB97の4部からなる。
さすがにまだ「らしさ」はないが後の大作を思わせる部分もあるので興味深い。
マッツォーラ、先日ご紹介したばかりのアルバムはベートーヴェン
ティベルギアンとのピアノ協奏曲1番と「運命」
じわじわ出てきそうです |
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ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番、ピアノはティベルギアン、メインは「運命」
ベートーヴェン:
ピアノ協奏曲第1番
交響曲第5番 ハ短調op.67「運命」
フーガ ハ長調 WoO215 Hess 64 |
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
エンリケ・マッツォーラ(指揮)
イル・ド・フランス国立管弦楽団 |
ティベルギアン、ベートーヴェンの協奏曲を録音!冴えに冴えた音色
録音:2017年8,9月
フランスの名手、ティベルギアンのベートーヴェンピアノ協奏曲第1番の登場。ティベルギアンはヴァイオリンのイブラギモヴァとの共演等でしばしば来日もしており、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集も録音、きわめて高く評価されています。マッツォーラ指揮のイル・ド・フランス国立管弦楽団とは既に5年ほど共演を重ね、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲演奏会も行った上での録音ということで、アンサンブルもバッチリの演奏が展開されています。ティベルギアンの冴えに冴えたピアノの音色、オーケストラとのぴちぴちとしたアンサンブルは聴きものです。
エンリケ・マッツォーラはイタリアの指揮者。メトロポリタンやシカゴ・リリック・オペラ、ベルリン・ドイツ・オペラ等のオペラ公演も多数指揮、さらにオーケストラもフィルハーオニー管やエイジ・オブ・エンライトゥンメント管等世界の名だたるオーケストラで指揮しています。2018/19
シーズンにはベルリン・ドイツ・オペラの首席客演指揮者を務め、さらに若手のオーケストラの育成にも積極的で、後進の指導にも情熱的にあたっている実力者です。
ピアノの貴公子、セドリック・ティベルギアン
赤いめがねがトレードマークのエンリケ・マッツォーラ。
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デシャルムの清冽なピアノが魅力!
トゥリーナ:循環 op.91
ラヴェル:ピアノ三重奏曲 イ短調
トマス・グビッチ(b.1957):3つのモーメント |
トリオ・タルヴェーグ
〔セバスティアン・シュレル(Vn)、
エリック=マナ・クトゥリエ(Vc)、
ロマン・デシャルム(Pf)〕 |
録音:2017年12月
フランスでひっぱりだこのピアノ・トリオ、トリオ・タルヴェーグによる1枚。トゥリーナ(スペイン)、ラヴェル(フランス)、グビッチ(アルゼンチン)という3
名の作曲家の作品のプログラムです。グビッチの作品はタンゴ風なかっこいい楽曲。全体をとおして、名手デシャルムのピアノがアンサンブルを見事に引き締めています。
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THE CHOIR OF KING'S COLLEGE
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「コーラル・フェイヴァリッツ・フロム・ケンブリッジ」
・モンテヴェルディ:カンターテ・ドミノ
・シャイト:Puer natus in Bethlehem
・パレストリーナ:第1旋法による8声のマニフィカト
・ロッティ:クルツィフィクスス(8声)
・フォーレ:ピエ・イエズ
・モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
・フランク:パニス・アンジェリクス
・ペリー:My soul, There is a County
・ゴス:詩篇23
・ウォルフォード・デイヴィス:詩篇130&詩篇121
・バークリー:主は私の羊飼い
・オラ・イェイロ:Ubi caritas
・マルタン:アニュス・デイ
・ローリゼン:おお大いなる神秘よ
・パウルス:ザ・ロード・ホーム
・ニュートン(クレオバリー編):アメイジング・グレイス
・中国伝承曲(クレオバリー編):ジャスミンの花
・アメリカ民謡'シェナンドー' |
スティーヴン・クレオベリー(指揮)
ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団 |
ケンブリッジがお届けする名曲集
録音:2017年4,7月、2018年1,4月
「コーラル・フェイヴァリッツ・フロム・ケンブリッジ」と題し、名曲を集めた1枚。合唱団の素晴らしい歌声と、ケンブリッジのチャペルの響きの美しさを堪能できるたのしい1枚です。
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KGS 0032
(2SACD HYBRID)
¥2400
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20世紀イギリスを代表する作曲家、ハウエルズの名曲集
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):
[CD1]
・テ・デウム
・イングリッシュ・マス*
・マニフィカト(コレギウム・レガーレ)
スティーヴン・クレオベリー(指揮)、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団、
キングズ・ヴォイセズ*、ブリテン・シンフォニア、ベン・パリー(助手)
[CD2]
・チェロ協奏曲
〔ガイ・ジョンストン(チェロ)、ブリテン・シンフォニア、クリストファー・シーマン(指揮)〕
・賛歌
・巨匠タリスの遺産
・ラプソディー第3番 嬰ハ短調
〔スティーヴン・クレオバリー(オルガン)〕 |
録音:2018年6,11,12月&2019年1月
ハーバート・ハウエルズ(1892-1983)は、イギリスの作曲家・オルガン奏者。生前、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団のためにも宗教作品を多く書いていました。
これは、ハウエルズの傑作集ともいえるアルバムです。
宗教合唱作品の壮大なスケールは、ケンブリッジの聖堂に荘厳にしかし華麗に響き渡っており、それをとらえた優れた録音にも注目です。
オルガン作品ではスティーヴン・クレオバリーが演奏しております。
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CHAMPS HILL
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前奏曲全集 Vol.3 〜 ブーランジェ、フォーレ&メシアン
リリ・ブーランジェ:前奏曲変ニ長調
フォーレ:前奏曲集 Op.103
メシアン:前奏曲集 |
アレクサンドラ・ダリエスク(ピアノ) |
ダリエスクの前奏曲三部作、最終巻!
リパッティを輩出した東欧ルーマニアで生まれ、イギリスではアンドラーシュ・シフ、イモジェン・クーパーに師事し、その将来を嘱望される女流ピアニスト、アレクサンドラ・ダリエスク。
ショパン&デュティユー、ショスタコーヴィチ&シマノフスキと続いてきたダリエスクのプロジェクト「前奏曲全集三部作」の最終巻のテーマは「フランス、パリ」!
1910年から30年にかけての20年間に作曲されたリリ・ブーランジェ、フォーレ、そしてメシアンの「前奏曲」を通じて、20世紀初頭のフランス、パリにおけるピアノ作品の書法の変遷を描きます。
※録音:2018年7月24日ᬢ26日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
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イノヴェーターズ 〜 バルトーク、ベートーヴェン&ドビュッシー
バルトーク:弦楽四重奏第2番 Sz.67
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番ヘ短調
Op.95《セリオーソ》
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調 Op.10 |
ベンユーネス弦楽四重奏団
〔ザラ・ベンユーネス(ヴァイオリン)、
エミリー・ホラント(ヴァイオリン)、
サラ・ロバーツ(ヴィオラ)、
キム・ヴォーン(チェロ)〕 |
2007年にマンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジ・オヴ・ミュージックで結成されたアンサンブル、ベンユーネス弦楽四重奏団のデビュー・アルバム!
スイスのジュネーヴ高等音楽院でタカーチ弦楽四重奏団の創設メンバーでもある名手、ガボール・タカーチ=ナジに学び、オーランド国際弦楽四重奏コンクール、シャーンドル・ヴェーグ弦楽四重奏コンクールで入賞を果たすなど、その前途を期待されている注目のアンサンブルです。
デビュー・アルバムのプログラムは、ベートーヴェンとドビュッシーの名作に、入賞を果たしたヴェーグ・コンクールの開催地繋がりとなるバルトークの四重奏曲第2番をカップリング。今後の飛躍が楽しみなクヮルテットの登場です。
※録音:2018年1月23日ᬢ25日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
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真夜中の旅 〜 シャピラ:二重協奏曲集
ヴァイオリンとチェロのための協奏曲《セファルディの旅》
ヴァイオリンとクラリネットのための協奏曲《真夜中の子供》
2本のヴァイオリンのための協奏曲《マジャール》* |
イッタイ・シャピラ(ヴァイオリン)
トーマス・キャロル(チェロ)
ロバート・プレーン(クラリネット)
ハガイ・シャハム(ヴァイオリン)
ラモン・ガンバ(指揮)
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
ロバート・ボコール(指揮)*
アルペッジョーネ室内管弦楽団* |
イッタイ・シャピラは、イスラエルでイロナ・フェヘール、アメリカのジュリアード音楽院ではドロシー・ディレイ、ロバート・マンにヴァイオリンを学び、これまでに19曲の新作初演、20枚のCDレコーディングを行ってきたコンポーザー=ヴァイオリニスト。
この「真夜中の旅(Midnight Jouneys)」は、サルマン・ラシュディの同名の著書からインスピレーションを得て実現したまさにシャピラのコンポーザー=ヴァイオリニストの真骨頂となる自作自演集。
ハガイ・シャハムやロバート・プレーンなど、共演者陣も豪華です!
※録音:2013年ᬢ2017年
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幻灯機のおとぎ話 〜 シェリル・フランシス=ホード:歌曲集
幻灯機のおとぎ話/流星/ぼやけたバガテル/不完全なソナタ/
ラヴ・バイツ/哀歌/いま呼び覚まされる天使/ソート・マシン/
アウティスティック・ベッタイムズからの情景 |
ソフィー・ダヌマン(ソプラノ)、アンナ・ハントリー(メゾ・ソプラノ)、シネアド・オケリー(メゾ・ソプラノ)、
ナタリー・レイボールド(ソプラノ)、コリン・シェイ(カウンターテナー)、フィリップ・スミス(バリトン)、
ニッキー・スペンス(テノール)、マーク・ストーン(バリトン)、ヴェリティ・ウィンゲート(ソプラノ)、
ジョージ・ジャクソン(指揮)、ベス・ハイアム=エドワーズ(ヴィブラフォン)、アリスデアー・ホガース(ピアノ)、
ショルト・キノック(ピアノ)、アンナ・メンジーズ(チェロ)、エドワード・ニーランド(トレブル) |
メニューイン・スクール、ケンブリッジ・ゴンヴィル&キーズ・カレッジで音楽を学び、現在はBBCプロムスやBBC交響楽団、スピタルフィールズ音楽祭などから作品の委嘱を受けるなど、英国国内を中心に評価を高めている女流作曲家。
チャンプス・ヒル・レコーズからの4枚目となる作品集は「歌曲集」。ニッキー・スペンスやマーク・ストーン、ソフィー・ダヌマンなどの実力派たちが起用されているところからも、フランシス=ホードへの注目度の高さが窺えます。
※録音:2018年5月26日ᬢ28日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
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RUBICON
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リコンポーズド・バイ・マックス・リヒター
〜 ヴィヴァルディ:四季
ヴィヴァルディ:四季
(リコンポーズド・バイ・マックス・リヒター)
ヴァスクス:孤独な天使
ペルト:フラトレス |
フェネラ・ハンフリーズ(ヴァイオリン)
ベン・パーマー(指揮)
コヴェント・ガーデン・シンフォニア |
BBCミュージック・マガジン賞2018受賞者!ブレイク必至の英国才女、フェネラ・ハンフリーズ!
☆続々と優れたヴァイオリニストを輩出しているイギリスのヴァイオリン界において、ブレイク必至と期待されている注目の逸材です!
☆2018年には見事、BBCミュージック・マガジン・アウォードの器楽部門賞を受賞!
☆今回がRubicon移籍第1弾!
フェネラ・ハンフリーズは、ドイツ・カンマーアカデミーのコンサートマスターとしても活躍する英国の女流ヴァイオリニスト。
Champs Hill Recordsからリリースされた「バッハ・トゥ・ザ・フューチャー」と題する独創的な2つのアルバムが話題を呼び、第2巻(CHRCD
118)は2018年のBBCミュージック・マガジン・アウォードで、見事器楽部門賞を受賞。
その企画力、印象的な魅力、驚くべき演奏が高く評価され、続々と優れたヴァイオリニストを輩出しているイギリスのヴァイオリン界において、ブレイク必至と期待されている注目の逸材です。
次代を担う才能あふれる若きアーティストたちのための"クリエイティヴ・ホーム"
「Rubicon」への移籍第1弾。映画『メッセージ』、『ダンサー』、海外ドラマ『TABOO』など、多くのドラマや映画の音楽を手がけ、睡眠のためのアルバム『SLEEP』が話題を呼ぶなど、映画音楽、ミニマル・ミュージック、ポスト・クラシカルの分野で注目を集めている作曲家、マックス・リヒターが"リコンポーズ"した、ヴィヴァルディの「四季」。
2012年にダニエル・ホープのソロで初演され、その後のアルバムは世界22ヵ国のヒット・チャートに乗り、ポスト・モダン&ミニマル界隈をにぎわせた作品です。
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さすが鬼才。
クリストフ・ケーニヒ!
ただでは終わらない「新世界より」
アイヴズ:ワシントンの誕生日
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95《新世界より》
コープランド:静かな都会 |
クリストフ・ケーニヒ(指揮)
ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク |
ケーニヒ&SELの第3弾は"新世界"がテーマ!欧州のスーパー・オケが繰り広げるドヴォルザークの「新世界」!
☆SELはヨーロッパのトップクラスのオーケストラから首席奏者たちが集まり結成されたスーパー・オーケストラ!
☆前作シューベルト&べリオに続くRubicon第3弾は、「新世界」で繋がるプログラム!
1968年にドレスデンで生を受け、ドレスデン音楽大学で指揮を学び、ドレスデン・シュターツカペレではコリン・デイヴィスのアシスタントとして経験を積んだドイツの指揮者クリストフ・ケーニヒと、現在ケーニヒが首席指揮者兼音楽監督を務めるソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク(ソロイスツ・エウロペーンズ・ルクセンブルク/SEL)。
ベートーヴェンの「英雄」とメユールの「交響曲第1番」を組み合わせた第1弾(RCD
1020)、シューベルトの「ザ・グレイト」とベリオの「レンダリング」を繋げた第2弾(RCD
1025)と鋭い構成力を魅せてきたクリストフ・ケーニヒのルビコン(Rubicon)第3弾は、「新世界」がテーマ。
ドヴォルザークの「新世界より」を軸に、"新世界"アメリカを代表する2人の作曲家、アイヴズとコープランドの作品をプログラム。
クリストフ・ケーニヒの知的でエネルギッシュなタクト、ヨーロッパのトップクラスのオーケストラから首席奏者たちが集まり結成されたスーパー・オーケストラ「SEL」の洗練された演奏で、それぞれの「新世界」を雄弁に描きます。
クリストフ・ケーニヒ、指揮姿がかっこいい。
https://youtu.be/nxyrHYkdDz8
前2作 |
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ドレスデン出身の指揮者クリストフ・ケーニヒ
因縁の二人の交響曲を指揮 メユール&ベートーヴェン
メユール(1763-1817):交響曲第1番 ト短調
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調「英雄」 |
クリストフ・ケーニヒ(指揮)
ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク
(Soloists Europeens Luxembourg) |
クリストフ・ケーニヒは1968 年ドレスデン出身の指揮者。ドレスデンの音楽大学に学び、シュターツカペレ・ドレスデンでサー・コリン・デイヴィスのアシスタントを務めていました。
歌劇とシンフォニーの両方で活躍しており、2003
年、チューリヒ歌劇場の「後宮からの誘拐」では健康上の理由で初日4
日前にキャンセルしたメストの代わりに新演出の舞台を指揮、一躍注目を浴びました。
現在オルケストラ・シンフォニカ・ド・ポルト・カサ・ダ・ムジカの首席指揮者の任(2009‐12
年)にあり、さらに近年、ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルクの首席指揮者と音楽監督にも就任しました。
そんなケーニヒとソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルクとの共演盤が登場。
フランス革命期に活躍し、ベートーヴェンを思わせる作風のメユールの交響曲と、ベートーヴェンのエロイカ、という興味深いプログラムです。
メユールの交響曲第1番。
昔WARNERからミンコフスキの指揮で出てた。珍しいから結構売れてた。でも古典派のつまんない曲だろうと思って聴いてなかった。
ほう・・・でもこんな生きのいい素敵な曲だとは。
で、しばらく仕事しながら聴いていた。
そうしたら、突然、ベートーヴェンの「運命」になった。
あ、誤解を生む書き方をしてすみません・・・。
ベートーヴェンの「運命」そっくりの音楽が出てきた。ダダダダ〜ンである。ベートーヴェンほど衝撃的ではないが、十分効果的なダダダダ〜ンである。
・・・しかし・・・、しかしそれはないだろ。
これではいくらなんでも露骨なパクリだ。せっかくいい曲なのに。
デモ・・・待てよ・・・
ハンス・ロットの例もある(マーラーのパクリかと思ったらマーラーがパクっていた)。
さっそく「運命」とメユールの交響曲第1番の作曲年代を調べた。
「運命」・・・1803−1808年
「メユール交響曲第1番」・・・1809年
むむむ・・・微妙・・・。
メユールは1808年12月22日の「運命」の初演に立ち会っていたのか?「運命」に衝撃を受けてこの第1番の終楽章を作ったのか・・・。そうである証拠も、そうでない証拠もない。
・・・それともいわゆる「百匹目の猿」現象か?
この突然変異的な鬼気迫る動機を自分の音楽の中に取り込もうという霊感が、突如ウィーンとパリに降りてきた・・・。そういうこともまったく考えられないことはない。
うーん・・・あとの判断は聴き手の方にお任せしよう。
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鬼才リストフ・ケーニヒ!第2弾のテーマは「シューベルト」
シューベルトの「グレイト」と、シューベルト第10番のスケッチに基づくベリオの作品
シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944《ザ・グレイト》
ベリオ:レンダリング 〜 交響曲第10番ニ長調
D.936aのスケッチに基づく |
クリストフ・ケーニヒ(指揮)
ソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク |
ドレスデンの名匠クリストフ・ケーニヒ再び!シューベルトの「グレイト」とベリオの「レンダリング」!
1968年にドレスデンで生を受け、ドレスデン音楽大学で指揮を学び、ドレスデン・シュターツカペレではコリン・デイヴィスのアシスタントとして経験を積んだドイツの指揮者クリストフ・ケーニヒと、現在、首席指揮者兼音楽監督を務めるソロイスツ・ヨーロピアン・ルクセンブルク(ソロイスツ・エウロペーンズ・ルクセンブルク)とのコンビによるルビコン(Rubicon)でのレコーディング第2弾は「シューベルト」がテーマ!
前作ではベートーヴェンの「英雄」とメユールの「交響曲第1番」を組み合わせたケーニヒがシリーズの第2弾として選んだのは、シューベルトの「ザ・グレイト」と、未完成に終わった「交響曲第10番ニ長調
D.936a」のスケッチに基づくベリオの「レンダリング」。
「レンダリング」は、シューベルトの構想、作風を受け継ぐ「補筆」による「交響曲第10番ニ長調」の完成は困難と判断したベリオが、スケッチとスケッチの間などを自作の音楽で繋ぐ「修復」を施して仕上げた3楽章形式の作品です。
「ザ・グレイト」とのカップリングに「ロ短調D.759の未完成」ではなく、ベリオの「レンダリング」を選んだケーニヒのアイディアが、シューベルト、ベリオ両方の魅力を際立たせることでしょう!
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
4/24(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALBION RECORDS
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2台ピアノ版!RVWの交響曲第6番! |
アラン・ローランズ(ピアノ)
エイドリアン・シムズ(ピアノ) |
ヴォーン・ウィリアムズ:交響曲第6番ホ短調
(2台ピアノ版/編曲:マイケル・マリナー、改定:アラン・ローランズ)
アイアランド:
忘れられた儀式への前奏曲(作曲者の編曲による1台4手連弾版)、
交響的狂詩曲《マイダン》(作曲者の編曲による1台4手連弾版)
ヴォーン・ウィリアムズ:劇音楽《すずめばち》序曲
(1台4手連弾版/編曲:コンスタント・ランバート) |
最初の妻であるアデリーンや作曲仲間のバターワース、ホルスト、さらにはブリス、フォンジ、ハウエルズ、指揮者ではバルビローリ、ボールト、サージェントなど、数多くのアドバイザーたちに囲まれていたヴォーン・ウィリアムズ。
正式な初演の前に内輪で行われた新作の発表会ではその大半がピアノ編曲、または2台ピアノ編曲版で演奏され、特に1940年〜50年台には「交響曲第6番」の編曲者であるマイケル・マリナー(1895ᬢ1973)がその大役を担ったとされています。
また、ヴォーン・ウィリアムズの「交響曲第6番」のスケッチ、作曲者本人による補筆が加えられた2台ピアノ編曲版の楽譜は大英図書館に保管されています。
ヴォーン・ウィリアムズと縁の深い音楽家や仲間が最初に聴いたであろう「交響曲第6番」の姿が英国の実力派ピアニストたちの演奏で蘇ります。
※録音:2009年11月18日ᬢ20日、ウッドハウス・コンサート・ホール(イギリス)
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真珠よりも純粋な 〜
ヴォーン・ウィリアムズ:
声楽、ピアノとヴァイオリンのための歌曲と二重奏曲集
最高善/砂州を越えて/希望/
3つのルンペルシュティルツヒェンの歌/
リンデン・リー/2つの二重唱曲/眠れぬ墓/
忠実のための哀歌/恋する男とその娘/
2つのイギリス民謡/
歌劇《毒とキス》より 8つの歌
(声楽&ピアノ版/エイドリアン・ウィリアムズ編) |
メアリー・べヴァン(ソプラノ)
ジェニファー・ジョンストン(メゾ・ソプラノ)
ニッキー・スペンス(テノール)
ジョニー・ハーフォード(バリトン)
ウィリアム・ヴァン(ピアノ)
トーマス・グールド(ヴァイオリン) |
ピアノ、またはヴァイオリンの伴奏を伴うヴォーン・ウィリアムズの独唱、二重唱曲集には、なかなか接する機会の少ない初期の作品を多く収録。
人気、評価ともに急上昇中のべヴァン・シスターズの妹、メアリー・べヴァンをはじめとするイギリスの歌い手たち、ロンドン・イングリッシュ・ソング・フェスティヴァルの創設者であり音楽監督でもあるピアニスト、ウィリアム・ヴァンが、若き日のRVWの旋律日を余すことなく聴かせてくれます。
※録音:2016年1月4日ᬢ5日、ポットン・ホール(イギリス)
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ALBCD 025/026
(2CD/特別価格)
¥3800
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ヴォーン・ウィリアムズ、《婚礼の日》《婚礼の日》
ヴォーン・ウィリアムズ:
マスク《婚礼の日》
カンタータ《婚礼の日》 |
ジョン・ホプキンス(スピーカー)
フィリップ・スミス(バリトン)
ジョイフル・カンパニー・オヴ・シンガーズ
ブリテン・シンフォニア
アラン・タング(指揮) |
ヴォーン・ウィリアムズとイングランドの詩人アーシュラ・ウッドと結びつける切っ掛けとなったのが、エドマンド・スペンサーの詩集「祝婚歌」。
このスペンサーの「祝婚歌」をウルスラ・ウッドがヴォーン・ウィリアムズに紹介したことにより、新たな作品の誕生そして、2人の結婚へと繋がっていきます。
結婚式のオードとして作曲したものの、初演の不評を受けヴォーン・ウィリアムズは1957年この「マスク」を「合唱曲」へと改作しています。
ちなみにジャケットカバーはウルスラ・ウッド本人。1938年撮影の写真です。
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KAIROS
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0018002KAI
\2700 |
リザ・シュトライヒ(1985-):AUGENLIDER まぶた
ハルトムート・ランゲの小説とともに
1.AUGENLIDER まぶた(2015)
プリペアド・ギターとオーケストラのための
2.SAI BALLARE? 踊りますか?(2013)
ピアノ、ヴァイオリンと自動チェロのための
3.ALV ALV ALVA(2012)
アンサンブルのための
4.DER ZARTE FADEN DEN DIE SCHONHEIT SPINNT
4人のドラマーのためのパフォーマンス
5.ZUCKER(2016)
自動化されたアンサンブルのための |
ローラ・スノウデン(ギター)…1
マヌエル・ナウリ(指揮)…1
ベルリン=ドイツ交響楽団…1
エレナ・シュヴァルツ(指揮)…3
アンサンブル・ムジクファブリック…3
【メンバー】
ウルリヒ・レフラー(ピアノ)…2
ハンナ・ヴァイリヒ(ヴァイオリン)…2
アクセル・ポラート(自動チェロ)…2
アンサンブル・リンクス…4
エンノ・ポッペ(指揮)…5
アンサンブル・モザイク…5 |
1985年、スウェーデンで生まれたリザ・シュトライヒ。ベルリン、ストックホルム、パリでオルガンと作曲を学び、新進気鋭の作曲家として世界中のオーケストラのために作品を提供。ユニークな作風が絶賛されています。
このアルバムはドイツの現代小説家ハルトムート・ランゲの短編小説集「Das
Haus imDorotheenstrase」から彼女がインスパイアされた音楽を収録したもの。
ブックレットには小説の一部である「DIE CELLISTIN」が収録されており、現実と空想が混然一体となった物語の片鱗を味わえるように設えられています。風変りな楽器を用いた独特の音響をお楽しみください。
録音 :
2017年2月13.14日 イエス・キリスト教会
ベルリン=ダーレム…1
2018年2月27日 Studio des Ensemble Musikfabrik,
Koln…2
2017年12月17-19日 Studio des Ensemble
Musikfabrik, Koln…3
2018年1月27日 Centre Cesare, Reims…4
2017年1月30日 Kammermusikstudio des SWR,
Stuttgart
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0015058KAI
\2700 |
ジョルジオ・ネッティ(1963-):作品集
necessita d’interrogare il cielo(1996/1999)
独奏ソプラノサックスのためのツィクルス
1.intuire la dispiegata forma della luce
…
2.affrettandosi verso il centro della
luce risonante …
3.silenzio dei padri …
4.sottile veicolo dell’anima …
5.ultimo a lato(2005)
独奏ソプラノ・サックスのための |
パトリック・シュタードラー(ソプラノ・サクソフォン) |
1963年、ミラノ生まれのジョルジオ・ネッティの作品集。リームやクセナキスから影響を受けたという彼の音楽は、直感的な音を用い、楽器の可能性を探るもの。
このアルバムではソプラノ・サックスに焦点をあて、様々な音を引き出しています。生活のふとした瞬間に耳に飛び込んでくる音色をそのまま描き出したような4曲のツィクルス、作曲家が演奏者シュタードラーと初めて出会ったときに書かれた「ultimo
a lato」。あらゆるテクニックを駆使した2つの作品は革新的であり、聴き手に楽器の魅力を良く伝えています。
録音 2018年8月25.26日 Recording Studio,
University of the Arts
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0015044KAI
(CD+DVD(PAL))
\4200 |
シュテファン・プリンス(1979-):Augmented
【CD】
1.Not 1(2007/2018)
2.Third Space (2016-2018)
3.Infiltrationen 3.0 (2009/2016)
録音
2018年11月20-23日 Studio Entropya, Perugia…1
2018年6月6日 Carl Orff Saal/Gasteig,
Munich…2
2018年9月3-4日 Studio Champdaction, Antwerp…3 |
ヤーロン・ドイチュ(エレクトリック・ギター)…1
シュテファン・プリンス(ライヴ・レクトロニクス)…1
クラングフォルム・ウィーン…2
ネイダー・アンサンブル…3 |
【DVD】・・・PAL仕様
1.Generation Kill(2012)
2.Mirror Box Extensions (2014/2015)
ピアノ・ヒーロー #1-4(2011-2017)
3.ピアノ・ヒーロー #1
4.ピアノ・ヒーロー #2
5.ピアノ・ヒーロー #3
6.ピアノ・ヒーロー #4
7.Third Space (2016?2018)
録音
2014年6月2日 Theater Studio, deSingel
International Arts Campus, Antwerp
…1
2018年8月21-22日 Concert Hall,Muziekcentrum
De Bijloke, Gent…2
2018年8月28-29日 Concert Hall,Muziekcentrum
De Bijloke, Gent…3-6
2018年6月5日 Carl Orff Saal, Gasteig,
Munich Video recording and editing:…7 |
ナダール・アンサンブル…1-6
クラングフォルム・ウィーン…7
ダンサーズ(ヒアトゥス)…7 |
映像とエレクトロニクスの融合で、1990年代から幅広い人気を博していた作曲家シュテファン・プリンス。このアルバムでは彼の直近の作品を楽しむことができます。
ドイツにおけるエレクトリック・ギターの第一人者ヤーロン・ドイチュとの絡みが楽しい「Not1」をはじめ、彼の作品を得意とするナダール・アンサンブル、ウィーンを代表する現代アンサンブル「クラングフォルム・ウィーン」の巧みな演奏で。
※映像には彼の代表作「ピアノ・ヒーロー」が収録されておりますが、PAL仕様のため通常の再生機器では再生不可能です。ご了承ください。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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ALBION RECORDS
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継承者と反逆者 〜 ヴォーン・ウィリアムズ&ホルスト
歴史的録音集 |
様々なアーティスト |
ヴォーン・ウィリアムズ:
・放浪者
ロバート・アーウィン(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)/録音:1946年
・道端の火
スチュアート・ロバートソン(テノール)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)/録音:1927年
・言葉の響きは明るく
ロバート・アーウィン(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)/録音:1946年
・静かな真昼
ピーター・ドーソン(バリトン)/録音:1922年
・リンデン・リー
エドガー・コイル(バリトン)、弦楽四重奏団/録音:1924年
・イギリス民謡組曲
イギリス近衛騎兵軍楽隊、H・エルドリッジ(指揮)/録音:1923年
・海の歌
ニュー・コンサート・オーケストラ、ラエ・ジェンキンス(指揮)/録音:1946年
・シネ・ノミネ
ウィンザー城セント・ジョージ・チャペル合唱団、E・H・フェローズ(指揮)/録音:1926年
・乾杯の歌
コルネ・オルフェウス・グリー・ユニオン、ルーサー・グリーンウッド(指揮)/録音:1928年
ホルスト:
・愛らしき優しさと
ピーター・ドーソン(バリトン)/録音:1923年
・これが我が真実の愛に対して
BBC合唱団、レスリー・ウッドゲート(指揮)/録音:1936年
・主に帰れ
ロンドン・テンプル教会合唱団、ジョージ・タールベン=ボール(指揮)/録音:1930年7月
・吹奏楽のための第1組曲変ホ長調
イギリス近衛グレナディア・ガーズ軍楽隊、ジョージ・ミラー(指揮)/録音:1924年頃
・ムーアサイド組曲
ブラック・ダイク・ミルズ・バンド/」録音:1928年9月30日
・マーチング・ソング
ヘイスティングス市管弦楽団、ジュリアス・ハリソン(指揮)/録音:1930年1月8日
・乾杯の歌
BBC合唱団、レスリー・ウッドゲート(指揮)/録音:1936年6月24日 |
1929年、サウスロンドン、ベックナム出身のSPレコード・コレクター、デイヴィッド・ミッチェルが所有する貴重なコレクションの数々から復刻されたヴォーン・ウィリアムズとホルストの作品の歴史的録音集。
日本でもおなじみのヴォーン・ウィリアムズの「イギリス民謡組曲」やホルストの「第1組曲」の演奏を収録しているところもポイント!作曲者存命当時の演奏スタイル、サウンドを知ることの出来る貴重な機会となることでしょう!
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<映像>
4/23(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HMF
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グラナドスの代表作でありながらなかなか演奏機会がない
「ゴエスカス」オペラ版・・・魅惑の全貌を現す
グラナドス:歌劇「ゴエスカス」(全3場)
(アルベルト・グイノヴァルト校訂版) |
令嬢ロザーリオ:ナンシー・ファビオラ・エッレラ(ソプラノ)
フェルナンド:グスターボ・ペーニャ(テノール)
町娘ペーパ:リディア・ヴィネス・カーティス(メゾソプラノ)
闘牛士パキーロ:ホセ・アントニオ・ロペス(バス)
ジュゼップ・ポンス(指揮)
BBC 交響楽団、
BBC シンガーズ |
ピアノ曲で有名な「ゴエスカス」。理想的なキャストによるオペラ版で魅惑の全貌を現した。
録音:2018年1月/バービカン・ホール(ロンドン)ライヴ
聴いたことがあるようでいて、実はほとんどその機会のないオペラ版「ゴエスカス」がポンスの指揮、最新録音で登場します。
オペラ・ファンのみならず、ピアノ・ファンも待望のリリースと申せましょう。
ピアノ組曲「ゴエスカス」は1911年の作で、アルベニスの「イベリア」とならびスペイン・ピアノ音楽の最高峰とされ、描写的かつ煽情的な音楽が独特なスペイン民俗的イディオムにより、最高度の難技巧で表現されます。
グラナドスは同郷のアルベニスやファリャと異なり印象派の影響をほとんど受けず、18世紀末の純スペイン的な時代と文化に愛着を持っていたとされます。「ゴエスカス」はまさにその時代に生きたゴヤの絵画の世界、ラテン系ならではの情熱的な愛と、その甘美さのうちに漂う死の匂いを絶妙に描いています。
グラナドスはピアノ組曲を発表後すぐオペラに改作、パリのオペラ座で初演を予定しながらも第一次世界大戦勃発で不可能となりました。結局1916年1月にニューヨークのメトロポリタン歌劇場で初演されますが、それに立ち会った帰路、船がドイツの潜水艦に撃沈されグラナドスは生命を失いました。
登場人物は4名のみ。18世紀末のマドリードを舞台に、恋人ペーパがいるにもかかわらず美しい令嬢ロザーリオをたらしこもうとするジゴロの闘牛士パキーロ。その甘い言葉を耳にしたロザーリオの恋人フェルナンドは嫉妬の炎に燃え、パキーロに決闘を申し込みますが、負けて殺されてしまいます。
全3場、上演に一時間しかかかりませんが、生気とフレッシュな感覚みなぎる充実した世界が広がります。
主な素材はピアノ版に基づきますが、同時期の魅力的なピアノ曲「わら人形」のメロディも重要な役割を演じます。
またピアノ版の名作「嘆き、またはマハと夜うぐいす」は、決闘の前にロザーリオが身の潔白を綴るアリアに姿を変え非常に感動的。ナンシー・ファビオラ・エッレラの情感あふれる歌唱が聴きもの。
そのほかもピアノの各ナンバーが歌やオーケストラで次々と現れわくわくします。
ワルのパキーロ演ずるホセ・アントニオ・ロペスの血の気の多い歌い回しも最高。ポンスはオーケストラを鳴らしきっていますが、オーケストレーションも堂にいっていて、ワーグナーさえ連想させます。
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PENTATONE
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PTC 5186800
(SACD HYBRID)
¥2700
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「シルク・バロック」 |
オランダ・バロック
ウー・ウェイ(中国笙) |
(1)テレマン(1681-1767)【ユディト・ステーンブリンク(1977-)編】:What
about some bells(7'21")
(2)ラモー(1683-1764):悲しい仕度、青白いたいまつ(6'31")
(3)J.ステーンブリンク【メランテ編】:Polonois
Chinois(2'53")
(4)Pferderennen【中国伝統音楽】(1'52")
(5)ヴィヴァルディ(1678-1741):トリオソナタOp.1-12「ラ・フォリア」(9'14")
(6)ラモー【J.ステーンブリンク編】:Prelude
for Prelude(2'02")
(7)ルベル(1666-1747):混沌:(3'17")
(8)即興【父へ〜ウー・ウェイ】(5'17")
(9)テレマン:ハーレキナード(0'45")
(10)テレマン:Sey tausenmahl willkommen(3'06")
(11)J.ステーンブリンク:シルク・ロンドー〜マイテへ(3'10")
(12)ルクレール(1697-1764):ガヴォット(3'52")
(13)瑶族舞曲【中国伝統音楽】(10'08")
(14)J.S.バッハ(1685-1750):アンダンテ(5'24")
(15)夕べの音楽【中国伝統音楽】(3'02") |
バロック音楽と中国笙の見事な融合!オランダ・バロックとウー・ウェイ、奇跡のコラボレーション!!
セッション録音:2019年1月/ HCO ヒルフェルスム(オランダ)
DSD、マルチチャンネル、68'00"、ディジパック仕様、ディジパック仕様
エグゼクティヴ・プロデューサー:ユディト・ステーンブリンク、ティネカ・ステーンブリンク(オランダ・バロック)&ケイト・ロケット(ペンタトーン)
レコーディング・プロデューサー:カール・シュールビアーズ
レコーディング・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン
SACDハイブリッド盤。レイチェル・ポッジャーなど世界的なアーティストと共演をしてきたオランダ古楽界の精鋭集団オランダ・バロック(元オランダ・バロック協会)と中国笙の第一人者ウー・ウェイの奇跡のコラボレーション・アルバム「シルク・バロック」がリリースされます!同団はこれまでソリストとのコラボレーション・シリーズを続けChannel
Classics レーベルよりリリースしてきましたが、今回PENTATONE
レーベルよりされます。J.S.バッハ、ヴィヴァルディ、テレマン、ラモーなどのバロック時代を代表する作曲家の音楽と中国伝統音楽を見事に融合させた魅惑的なアルバムが完成しました!
中国笙は37本の竹管からなる笙(日本の雅楽などで用いられる笙は17本の竹管)で、中国独自の響きを携えます。演奏のウー・ウェイは1970年中国生まれ。上海音楽院で学んだ後ベルリン芸術大学に留学。ベルリンでは東アジアの楽器と西洋楽器との混合アンサンブル"アジアン・アート・アンサンブル"
に創設メンバーとして参加し世界各国の作曲家への委嘱と初演を行ってきました。ソリストとして活躍する一方、2013年からは上海音楽院の教授として後進の育成にあたり、中国伝統音楽はもちろんのこと現代音楽、即興などの指導にも力を注いでおります。
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CORO
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ハイドン・ソサエティ・コンサートミストレス、アイスリン・ノスキー
アイブラー弦楽四重奏団
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲集
Vol.2
弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op.18-4
弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op.18-5
弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6 |
アイブラー弦楽四重奏団
〔アイスリン・ノスキー(ヴァイオリン)、
ジュリア・ウェッドマン(ヴァイオリン)、
パトリック・ジョーダン(ヴィオラ)、
マーガレット・ゲイ(チェロ)〕 |
北米の実力派クヮルテット、アイブラー弦楽四重奏団のCoro第2弾!
☆北米の実力派クヮルテット、アイブラー弦楽四重奏団!
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団や、ヘンデル&ハイドン・ソサエティ(HHS)で活躍する名手たちによって2004年に結成され、カナダ、トロントを拠点として活動しているアンサンブル、アイブラー弦楽四重奏団がコーロ(CORO)第2弾!
ハリー・クリストファーズとHHSのハイドン・シリーズでソリストを務め、その妙技を存分に聴かせてくれているHHSのコンサートミストレス、アイスリン・ノスキー、ターフェルムジーク・バロック管のメンバーとしても活躍するヴァイオリンのジュリア・ウェッドマン、ヴィオラのパトリック・ジョーダン、ナイアガラ・ギャラリー・プレーヤーズの音楽監督でもあるチェロのマーガレット・ゲイの4人によるアンサンブルは、北米でも有数のクヮルテットとして注目を集めています。
これまで、アンサンブル名の元になったヨーゼフ・レオポルト・アイブラーを始め、ヨハン・バプティスト・ヴァンハル、モーツァルト、ハイドンといった古典派作品の秀逸な録音を残してきたアイブラー弦楽四重奏団による充実のベートーヴェン。第1番〜第3番を収録した第1巻(COR
16164)は、英ストラッド誌や英グラモフォン誌、英BBCミュージック・マガジン等イギリスの主要メディアで、そのフレッシュで洗練されたサウンドが評価されています。
※録音:2016年10月10日−13日、グレン・グールド・スタジオ(トロント、カナダ)
アイブラー弦楽四重奏団第1弾 |
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ハイドン・ソサエティ・コンサートミストレス、アイスリン・ノスキー
アイブラー弦楽四重奏団がCORO初登場!
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1
弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-2
弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3 |
アイブラー弦楽四重奏団
〔アイスリン・ノスキー(ヴァイオリン)、
ジュリア・ウェッドマン(ヴァイオリン)、
パトリック・ジョーダン(ヴィオラ)、
マーガレット・ゲイ(チェロ)〕 |
北米の実力派クヮルテット。アイブラー弦楽四重奏団がCORO初登場!
☆ターフェルムジーク・バロック管や、ヘンデル&ハイドン・ソサエティの名手たちによるトロントの弦楽四重奏団!
ターフェルムジーク・バロック管弦楽団や、ヘンデル&ハイドン・ソサエティ(HHS)で活躍する名手たちによって2004年に結成され、カナダ、トロントを拠点として活動しているアンサンブル、アイブラー弦楽四重奏団がコーロ(CORO)初登場!
ハリー・クリストファーズとHHSのハイドン・シリーズでソリストを務め、その妙技を存分に聴かせてくれているHHSのコンサートミストレス、アイスリン・ノスキー、ターフェルムジーク・バロック管のメンバーとしても活躍するヴァイオリンのジュリア・ウェッドマン、ヴィオラのパトリック・ジョーダン、ナイアガラ・ギャラリー・プレーヤーズの音楽監督でもあるチェロのマーガレット・ゲイの4人によるアンサンブルは、北米でも有数のクヮルテットとして注目を集めています。
※録音:2015年6月29日−7月1日、グレン・グールド・スタジオ(トロント、カナダ)
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SIGNUM CLASSICS
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フロム・ザ・グラウンド・アップ 〜
ザ・シャコンヌ |
ヒューゴ・ティチアーティ(ヴァイオリン、芸術監督)
オー・モダーン・チェンバー・オーケストラ |
サウンド・ザ・トランペット(ウィリアム・シェイクスピア)/グラウンド(インプロヴィゼーション)/
ドメニコ・ペッレグリーニ:スペインのギターによるアルモニオーシ・コンチェルティより
チャッコーナ/
作曲者不詳:Yo soy la locura/
ドゥシャン・ボグダノヴィチ:小組曲より
第4楽章 シャコンヌ/
作曲者不詳:Vuestros ojos tienen d'amor
no se que/
アレッサンドロ・ピッチニーニ:
リュートとキタローネのためのタブラチュア譜より
様々な声部のチャッコーナ/
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
ニ短調 BWV.4004より チャッコーナ/
ビーイング(インプロヴィゼーション)/
パーセル:チャコニー ト短調 Z.730/
ブレス(インプロヴィゼーション)/
ヨハネス・マルメン:インサイド・ワン・ブレス/
パーセル:シャコンヌ・グラウンド ニ短調・リミックス、ディドーの嘆き・リミックス/
2つのグラウンド ハ短調・リミックス |
ヒューゴ・ティチアーティ第2弾!新旧の「シャコンヌ」集!
☆ロビンの兄、ヒューゴ・ティチアーティ第2弾!
☆バッハ、パーセルを含むシャコンヌ集!
指揮者ロビン・ティチアーティの兄であるヴァイオリニスト、ヒューゴ・ティチアーティは、イギリス出身、現在はスウェーデンを拠点に活動しており、スウェーデンで行われる音楽祭、"フェスティバル・オー・モダーン(Festival
O/MODERNT)"を主宰。音楽活動に文学や哲学、芸術、スピリチュアルなインスピレーションを取り入れながら、音楽祭のオーケストラであるオー・モダーン・チェンバー・オーケストラと共に様々なクロスオーヴァー・プログラムを実現してきました。
Signum Classicsからリリースされるレコーディング第2弾は、「シャコンヌ」がテーマ。バッハの名シャコンヌから、パーセル、アレッサンドロ・ピッチニーニ、ドメニコ・ペッレグリーニ(イタリアのギタリスト)ら17世紀のシャコンヌ、そして現代セルビアのドゥシャン・ボグダノヴィチの作品まで、南米のセクシーな舞曲として始まり、スペインからヨーロッパ中へ広まった様々な「シャコンヌ(チャッコーナ、チャコニー)」を収録。ニューヨークのラッパー、ババ・イスラエルが加わった「リミックス版」や3つのインプロヴィゼーションなど、「オー・モダーン」ならではのクロスオーヴァー・プログラムも健在です。
※録音:2018年4月&9月、イギリス&2018年6月、スウェーデン
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BRIDGE
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ポーリーヌ・ガルシア・ヴィアルド(1821-1910):
「最後の魔法使い」
〜2幕の室内オペラ
(台本:イワン・ツルゲーネフ) |
エリック・オーウィンズ(クラカミシュ バス=バリトン)
ジェイミー・バートン(女王 メッゾソプラノ)
キャミル・ザモラ(ステラ ソプラノ)
エイドリアーナ・ザバラ(レリオ王子 メッゾソプラノ)
マイケル・スタットリー(パランパンパン テノール)
サラ・ブレイリー(ヴェルヴェイヌ ソプラノ)
トュルディー・スタイラー(語り)
マンハッタン女声合唱団
マイラ・ファン(ピアノ) |
文豪ツルゲーネフと女性作曲家ヴィアルドがタッグを組んだ室内オペラ「最後の魔法使い」世界初録音!
2017年2月2−5日,4月29日 ニューヨーク,アメリカ文学芸術アカデミー
2017年10月25日 ニューヨーク ジョン・キルゴア・サウンド・アンド・レコーディング、66'39
文豪ツルゲーネフが台本を書いたオペラが世界初録音に。ポーリーヌ・ガルシア・ヴィアルド(1821-1910)作曲のピアノ伴奏室内オペラ「最後の魔法使い」。
ヴィアルドは、ロッシーニの「セビリアの理髪師」初演でアルマヴィーヴァ伯爵を歌った高名なテノール、マヌエル・ガルシアの娘。姉は伝説的プリマドンナ、マリア・マリブラン。彼女自身も絶大な人気を誇ったメッゾソプラノ歌手で、ブラームスのアルト・ラプソディの初演で独唱を歌ったり、マイヤベーア「預言者」初演で主人公の母親フィデスを歌ったりしている。
ツルゲーネフはヴィアルドの「おっかけ」で、ついにパリに移住してしまい、ヴィアルド一家の側近的存在になっていた。
さてヴィアルドは作曲家としても優秀で(小林緑著「女性作曲家列伝」でも取り上げられている)、歌曲、ピアノ曲、室内楽曲などを多数手掛けている。「最後の魔法使い」は、舞台から退いた後の1867年にツルゲーネフが書いたフランス語台本に作曲したもの。元々バーデン=バーデンで私的に上演されたが、評判が良く、ドイツでオーケストラ伴奏のドイツ語上演も行われたほど。
かつては恐れられた魔法使いクラカミシュも今は老い衰えてしまった。彼にはステラという娘がいて、彼女を王子レリオが愛している。いろいろあった後、クラカミシュは王子と娘の結婚を許すという物語。音楽は充実しており、ピアノ伴奏ということと曲の間がナレーションという他は立派なオペラ。
歌手はステラ役のキャミル・ザモラがベテランな他は若い人たちばかりだが、いずれも優秀。
詳細な英文解説とあらすじ、仏英対訳付き。
ポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシアとは誰なのか
ショパンが好きな人には「晩年のショパンに片思いをした人」として知られ、ジョルジュ・サンドの好きな人には「コンシュエロのモデルになった人」と認識され、ブラームスの好きな人には「アルト・ラプソディの初演を歌った人」と覚えられ、フォーレが好きな人には「無残な失恋相手の母親」と覚えられている人、ポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシア。
音楽史のエピソードに幾度となく顔を出し、彼女に影響を受けた作曲家はマイアベーアやベルリオーズ、ショパン、サン=サーンス、ベルリオーズ、グノーに留まらないといわれる。
そんなポーリーヌ・ヴィアルド=ガルシアは、当時のパリで最高のメッゾ・ソプラノ歌手として知られ、自ら作曲もこなし、晩年にはパリ音楽院で教鞭を執りつつ、サン=ジェルマン大通りの自宅で音楽サロンを主宰した。
要は、大作曲家として名を残していないもかかわらず、厳然と音楽史に強い影響を及ぼした人物が存在するということである。
ちなみにその容姿は「びっくりするほど醜い」と言われた。しかし、そうであるにもかかわらず多くの人を強烈に魅了したというのが逆にすごい。
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マーク・ポンザスが、シューマンのピアノ曲を演奏
シューマン:
幻想曲 ハ長調 Op.17
クライスレリアーナ Op.16
子供の情景 Op.15 |
マーク・ポンザス(ピアノ) |
録音 : 2017年12月4,5日 ニューヨークシティ、DDD、71'08
専ら現代音楽を得意とするピアニスト、マーク・ポンザスが、ドイツ・ロマン派ど真ん中のシューマンのピアノ曲を演奏。さぞやトンガッたシューマンなんだろうと思いきや、たしかに明晰な響きの新鮮さ溢れる演奏なのだが、しかも情感は意外なほどたっぷり篭っていて、テンポの回しも巧い。
ダークホース的シューマンと言ったら失礼かもしれないが、2日でCD1枚を仕上げてしまったポンザス、実はシューマン大好きなんだろうと思わされる。
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ステファン・ウォルペ(1902-1972)の音楽Vol.8
「ウォルペ:2台ピアノのための作品集」
行進曲と変奏曲
バレエ組曲「ミディアンから来た男」(全18曲)
基本音列に基づく2つの練習曲 |
クアトロ・マーニ:
【スティーヴン・ベック(ピアノ)
スーサン・グレイス(ピアノ)】 |
録音 : 2016年8月,2017年2月 コロラド・スプリング、DDD、67'11
BRIDGEの進めるステファン・ウォルペ(ドイツ生まれのなのでシュテファン・ヴォルペとも
1902-1972)の作品集の第8巻。2台ピアノのための作品集。
半分弱を占めるのはバレエ組曲「ミディアンから来た男」。ウィンスロップ・ブッシュネル・パルマー(1899-1982)原案の物語はご存知旧約聖書のモーセもの。元々ダリウス・ミヨーに作曲の依頼をしていたものが、断られたためウォルペに話が回ったという。他の曲も含め、ウォルペ独特の鉛色の情熱が面白い。
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ODRADEK RECORDS
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「別れ」〜C.P.E:バッハ:ピアノ作品集
C.P.E.バッハ:
ロンド ホ短調 Wq 66
「私のジルバーマン・クラフィエーレとの別れ」/
幻想曲 ハ長調 Wq 59/6/ロンド イ短調
Wq 56/5/
幻想曲 イ長調 Wq 58/7/ロンド ニ短調
Wq 61/4/
幻想曲 ヘ長調 Wq 59/5/ロンド ハ短調
Wq 59/4/
幻想曲 ヘ短調 Wq 67/ロンド イ長調 Wq
58/1/
幻想曲 ハ長調 Wq 61/6/ロンド ホ長調
Wq 57/1/
スペインのフォリアに基づく変奏曲 ニ短調
Wq 118/9 |
ヴィットーリオ・フォルテ(ピアノ) |
LYRINXレーベルへの録音でお馴染みヴィットーリオ・フォルテのC.P.E.バッハ作品集!
録音2018年5月9-10日イタリア,ペスカーラ、78'31 ※日本語オビ・解説付き
Lyrinxに録音を行っていたピアニスト、ヴィットーリオ・フォルテがODRADEKにC.P.E.バッハを録音。
ヴィットーリオ・フォルテは、1977年、イタリア最南部のカラブリア州ロッサーノの生まれ。本人が書いているところによると、17歳の時に町に一人のピアノ教師、アルゼンチン出身のホセ・レポーレに学んだ後、1998年にスイスのジュネーヴに移り、さらにローザンヌ音楽院でクリスティアン・ファヴルに学んだ。彼の演奏は、上質な深みの感じられる落ち着いた演奏にイタリア人らしい情熱の迸りが結びついたもので、たいへんな優れものである。スタインウェイDを使用。
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POLYMNIE
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アンゲラン・リュール(ピアノ)
「ナタリー・ロシニョール:ピアノ作品集」
ロシニョール:
即興曲 Op.1-1/即興曲 Op.1-2/楽興の時
Op.2-1/
楽興の時 Op.2-2/対比 Op.3-1/対比 Op.3-2/
前奏曲 Op.4-1/前奏曲 Op.4-2/前奏曲
Op.4-3/
前奏曲 Op.4-4/水の戯れ Op.5/
幻想曲 Op.6-1/幻想曲 Op.6-2
リュール:
バラード第7番 LEV152
グリンカの主題による変奏曲 LWV147 |
アンゲラン・リュール(ピアノ) |
アンゲラン・リュール=ドルゴルキイの新譜2タイトル!
(1)謎の女性作曲家ロシニョール・ピアノ作品集、(2)ベートーヴェンの3大ソナタ集「悲愴」「月光」「熱情」
録音:2015年1月,2018年1月 フランス,ビュシェール、50'43
たいへん興味深いCD。ナタリー・ロシニョール
Nathalie Rossignolはフランスの片田舎に暮らす女性で、趣味で自作のピアノ曲を弾いているのだが、彼女にはそれを譜面に書く技術がなかった。ピアニストであり作曲家でもあるアンゲラン・リュールは、彼女が「頭の中に書いた」曲の演奏を聞いて驚嘆感激し、彼女の演奏を聞いては譜面に起こす作業に取り組んだ。その成果がこのCDに収録されている。
いずれの曲も後期ロマン派風の作品で、非常に美しく親しみやすい。まずは虚心に、先入観なしに彼女の音楽を聞いてみるとよいだろう。アマチュア作曲家の音楽という予断は、1曲目から木っ端微塵に打ち砕かされ、リュール同様、ロシニョールの音楽に魅せられてしまうだろう。
リュールの自作2曲も収録。彼は正式にはアンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキイという名前で、1975年、パリ生まれ。ピアノによるジョン・ウィリアムズ映画音楽シリーズでお馴染み。
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アンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキイ
ベートーヴェン3大ソナタ
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13 「悲愴」
ピアノ・ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2
「月光」
ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」
ロンド ト長調 Op.129 「失われた小銭への怒り」 |
アンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキイ(ピアノ) |
録音: 2017年12月 フランス,トロワ、69'57
ベートーヴェンの人気ピアノ・ソナタ上位3曲と、奇妙な題名(ただし第三者による)で知られるロンドを収録。
アンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキイ(別のCDではアンゲラン・リュールと短縮表記されている)は1975年、パリ生まれの作曲家、指揮者、ピアニスト。
活動の中心は作曲のようだが、ピアニストとしての腕前も相当のもので、三大ソナタの演奏も実に堂に入っている。
ヤマハのCFIIISピアノを使用。
アンゲラン・リュールのアルバムから |
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案外楽しめそう・・・
「ジョン・ウィリアムズ&デヴィッド・アーノルド:
2台ピアノによるSF映画」
ジョン・ウィリアムズ(1932-):
(1)映画「未知との遭遇」組曲
(2)-(6)映画「E.T」より
(2)ザ・フォレスト/(3)ハロウィンのマジック/
(4)フライング/(5)地上の冒険/
(6)オーヴァー・ザ・ムーン[ピアノ・ソロ]
デヴィッド・アーノルド(1962-):
(7)映画「スターゲイト」組曲
(8)映画「インデペンデンス・デイ」〜エンド・クレジット |
アンゲラン=フリードリヒ・リュール
(ピアノ多重録音) |
2台ピアノによるジョン・ウィリアムズ最新盤は「未知との遭遇」「E.T.」!
47’00
映画音楽を2 台ピアノで、しかもアンゲラン=フリードリヒ・リュール(ドルゴルキー)が多重録音で演奏してしまうという驚きのシリーズ最新アルバム!
今回はジョン・ウィリアムズの映画「E.T.」と、「未知との遭遇」、デヴィッド・アーノルドが手掛けた映画「スターゲイト」と「インデペンデンス・デイ」という宇宙、SF
をテーマにした映画作品を取り上げています。
SF ならではのスケールが大きい楽曲で、聴きごたえは抜群。「E.T.」ではもちろんあの有名なメロディが登場。多重録音による2
台ピアノ演奏で、オーケストラとはまた違う魅力があります。
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<映像>
<LP>
ANALOGPHONIC
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MELLP 0075
(4LP)
¥16000
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J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
[LP1-A]
組曲第1番 ト長調 BWV 1007
[LP1-B]
組曲第2番 ニ短調 BWV 1008(1.プレリュード〜4.サラバンドまで)
[LP2-A]
組曲第2番 ニ短調 BWV 1008(5.メヌエット〜6.ジーグ)
組曲第3番 ハ長調 BWV 1009(1.プレリュード〜3.クーラントまで)
[LP2-B]
組曲第3番 ハ長調 BWV 1009(4.サラバンド〜6.ジーグ)
組曲第4番 変ホ長調 BWV 1010(1.プレリュード,
2.アルマンド)
[LP3-A]
組曲第4番 変ホ長調 BWV 1010(3.クーラント〜6.ジーグ)
[LP3-B]
組曲第5番 ハ短調 BWV 1011(1.プレリュード〜4.サラバンド)
[LP4-A]
組曲第5番 ハ短調 BWV 1011(5.ガヴォット,
6.ジーグ)
組曲第6番 ニ長調 BWV 1012(1.プレリュード,
2.アルマンド)
[LP4-B]
組曲第6番 ニ長調 BWV 1012(3.クーラント〜6.ジーグ) |
ダニール・シャフラン(チェロ) |
オリジナル盤を超える安定度!シャフランによるバッハの無伴奏、絶妙なカッティングで音色と演奏の魅力をとことん味わえます
録音:第1番-1970年、第2&5番-1973年、第3番-1969年、第4&6番-1974年
マスタリング:マキシム・ピリポフ/180gLP盤プレス:パラス(ドイツ)
ダニール・シャフラン(1923-1997)が40代後半に録音したバッハ無伴奏全曲。
シャフランは、1966年に初めて演奏会で無伴奏をとりあげてから、そのピークといわれている1970年代前半に録音をしました。ヴィブラート、精確なボウイングなど、シャフランの驚異のテクニックが遺憾なく発揮されているのはもちろんのこと、このバッハの音楽がもつ普遍性までをも司祭のように朗々と語っているようです。
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LP 43113
(LP)
¥5600
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火花の散るようなピツィカート甘くとろける表情。
チョン・キョンファの底力がアナログ盤化
[A 面]
ショーソン:詩曲 op.25
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
op.28
[B 面]
サン=サーンス:ハバネラ(ハヴァネーズ)op.83
ラヴェル:ツィガーヌ |
チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
シャルル・デュトワ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 |
火花の散るようなピツィカート甘くとろける表情。チョン・キョンファの底力がアナログ盤化でよりリアルに感じとれます。
録音:1977年1月20日&4月29日、キングスウェイ・ホール
マスタリング:ライナー・マイヤール(エミール・ベルリナー・スタジオ)/180gLP盤プレス:パラス(ドイツ)
チョン・キョンファとデュトワによる名曲集。発売当時、これらの作品で、チョン・キョンファの他に適したソリストを見つけることは難しい、とグラモフォン誌でも絶賛された名演です。
キョンファの火花を散らすようなピツィカート、そして甘い部分でのとろけるような表現は圧巻。40年ほど前の録音ですが、キョンファの底力を思い知らされる演奏です。
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4つのイタリア・ソナタ集
[A 面]
タルティーニ:ソナタ ト短調(悪魔のトリル)
ヴィヴァルディ:ソナタ イ長調 op.2-2
[B 面]
コレッリ:ラ・フォリア op.5-12
ジェミニアーニ:ソナタ イ長調 op.4-10 |
ナタン・ミルシテン(ヴァイオリン)
レオン・ポマーズ(ピアノ) |
オリジナル盤は入手難!ミルシテインの美音炸裂、4
つのイタリア・ソナタ集
録音:1959年1月27-29日、キャピトル・スタジオA(ニューヨーク)
マスタリング:ライナー・マイヤール(エミール・ベルリナー・スタジオ)/180gLP盤プレス:パラス(ドイツ)
ミルシテイン(1903-1995)絶頂期の50 年代に録音された、タルティーニ、ヴィヴァルディ、コレッリ、ジェミニアーニらの作品集。
ミルシテインの美音の魅力が炸裂しております。ピアノとのバランスも絶妙です。
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LP 43122
(LP)
¥5600
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エルマン節満開、ブルッフとヴィエニャフスキ
[A 面]
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調
op.26
[B 面]
ヴィエニャフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番
ニ短調 op.22 |
ミッシャ・エルマン(ヴァイオリン)
サー・エイドリアン・ボールト(指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 |
オリジナル盤の代用とはもはやよべない高音質、エルマン節満開、ブルッフとヴィエニャフスキ
録音:1956年3月21-22日、キングスウェイ・ホール
マスタリング:ライナー・マイヤール(エミール・ベルリナー・スタジオ)/180gLP盤プレス:パラス(ドイツ)
ミッシャ・エルマン(1891-1967)60代半ばでの録音。
ブルッフの第1、第3楽章での雄大さ、緩徐楽章でのらくらくとした表情などはエルマンでしかなしえないもの。ヴィエニャフスキでの自由さと物悲しい歌、自由に舞い踊るようなパッセージなど、エルマンのために書かれたのではと思ってしまうような演奏です。
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