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≪第120号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2023/5/9~


5/12(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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HARMONIAMUNDI



HMM 902702
¥2900→\2690
「過去、現在、未来の区別は幻想に過ぎない」
アレクサンドル・メルニコフ
 ファンタジー~7種の鍵盤楽器による7人の作曲家の作品

 (1)J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガBWV903
     【リュッカース・モデルによるマルクス・フィッシンガー製2段鍵盤チェンバロ2019年】
 (2)C.P.E.バッハ:幻想曲嬰ヘ短調H.300, Wq.67
     【クリストフ・フリードリヒ・シュマール製タンジェント・ピアノ1790年】
 (3)モーツァルト:幻想曲ハ短調K.396/幻想曲ニ短調K.397
     【1795年アントン・ヴァルター・モデル、クリストフ・カーン製レプリカ・フォルテピアノ2014年】
 (4)メンデルスゾーン:幻想曲嬰ヘ短調Op.28
     【グラーフ製フォルテピアノ1828年頃】
 (5)ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49
     【エラール1885 年製】
 (6)ブゾーニ:古い旋法による幻想曲OP.33bの4
     【ベヒシュタインB 1905-10年頃製】
 (7)シュニトケ:即興とフーガOp.38
     【スタインウェイD-274】
アレクサンドル・メルニコフ
 (各種鍵盤楽器)
KKC 6713
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 メルニコフのチェンバロとフォルテピアノ演奏も満喫できる夢のアルバム

 録音:2022年7月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)/ディジパック仕様、68'24"

 歴史的な鍵盤楽器を数多くコレクションし、実際に演奏・録音しているメルニコフ。
 彼が7人の作曲家の7つの幻想曲を7つの楽器で弾き分けました。メルニコフはアインシュタインの格言「過去、現在、未来の区別は幻想に過ぎない」をコンセプトに、J.S.バッハを基準点として300年におよぶ影響と、彼に帰結する偉大さを示しています。7という聖なる数字にこだわっているのもメルニコフらしい深い意味がこめられています。

 メルニコフは2021年1月にトッパンホールでほぼ同内容のコンサートを行い聴衆の度肝を抜きましたが、ここではさらなる完成度で神業を発揮しています。
 楽器も単に時代を合わせているのではなく、作風、効果を考え抜いて選ばれています。
 最後に登場する現代のスタインウェイの機能を駆使したシュニトケの「即興とフーガ」が聴きもの。 1966年の第3回チャイコフスキー国際コンクール用に作られた華麗な作品で、精神的にバッハへ先祖返りしていることを実証してくれます。

 
 



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ARCANA

A546
¥2800→\2590
使用楽器は全て18~19世紀オリジナル
マルコ・チェッカート(チェロ)
ベートーヴェン: チェロ・ソナタ第1番、第2番

 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  1-3. チェロ・ソナタ 第1番 ヘ長調 Op. 5-1 (1796)
  4-16. ヘンデルのオラトリオ『マカベウスのユダ』の
   「見よ勇者は還る」の主題による
    12の変奏曲 WoO 45(1796)
  17-19. チェロ・ソナタ 第2番 ト短調 Op.5-2(1796)

マルコ・チェッカート(チェロ)
 使用楽器:
  18世紀中盤イタリア製のオリジナル楽器
アンナ・フォンターナ(フォルテピアノ)
 使用楽器:
  ウィーンのコンラート・グラーフ
   1830年製作 [1-3,17-19]、
  ウィーンのヨハン・ハーゼルマン
   1805年製作[4-16]、
 いずれもオリジナル楽器


 録音: 2021年1月2-5日
 パラッツォ・アンニバルデスキ、モンテ・コンパトリ、ローマ
 収録時間: 64分

 【欧州古楽器シーン最前線をゆくイタリアの2名手が綴る丁寧なベートーヴェン像】
 欧州各地で多忙な活躍を続けるイタリア出身の2名手による、ベートーヴェンのチェロとピアノのための初期重要作品集。
 使用楽器は全て18~19世紀オリジナルです。1792年に故郷ボンを去り、凄腕ピアニストとしてウィーンの音楽通たちの注目を集めた後に作曲家デビューを果たしたベートーヴェンですが、実は作品番号が一桁の初期出版作の半数以上にはチェロに活躍の場があります。
 その中でも特に重要なのが作品5のソナタ2曲。これはヘンデル『マカベウスのユダ』による変奏曲と共に1796年、チェロを好んで弾いたプロイセン王フリードリヒ=ヴィルヘルム2世の宮廷を訪問したことを機に作曲されたと伝わりますが、チェロをピアノと対等に渡り合える独奏楽器として扱った先進的な内容から、プロイセン王よりもむしろ宮廷のチェロ奏者デュポールや、作曲家がウィーンで共演していたアントン・クラフトを念頭に置いた作品だったと考えられます。
 現代楽器でも古楽器でも名盤が少なくないこれら2曲を、奏者二人は情熱に任せず安定したテンポで精緻に解釈。
 作曲家が後年好んだグラーフのピアノを使ったソナタ2曲の堂々たる風格も、変奏曲での細やかなニュアンスも、自然な響きを生かした録音技術で深々と味わうことができます。
 ブックレットの解説はチェロ音楽史研究で知られるマルク・フェルスヘーウェイク(英・仏・伊語)。

 
 




BRU ZANE



BZ1052
(3CD+BOOK)
¥5300
セザール・フランク: 《フルダ》 ~
 全4幕とエピローグ付きの歌劇

  セザール・フランク(1822-1890):《フルダ(ユルダ )》~
   全4幕とエピローグ付きの歌劇(1885)
  台本: シャルル・グランムージャン(1850-1930) /
   ビョルンスティエルネ・ビョルンソン
    (1832-1910)の戯曲による
フルダ...ジェニファー・ホロウェイ(メゾ・ソプラノ)
グドルン...ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)
スワンヒルデ...ユディト・ファン・ヴァンロイ(ソプラノ)
フルダの母、ハルゲルデ...マリー・ゴートロ(メゾ・ソプラノ)
テルディス...リュディヴィヌ・ゴンベール(ソプラノ)
エイオルフ...エドガラス・モントヴィダス(テノール)
グドレイク...マチュー・レクロアール(バリトン)
アスラク...クリスティアン・ヘルマー(バリトン)
エイリク...アルタヴァズド・サルグシアン(テノール)
グンナル...フランソワ・ルージエ(テノール)
エイナル...セバスティアン・ドロイ(テノール)
トロンド...ギレム・ヴォルムス(バス・バリトン)
アルネ、伝令...マチュー・トゥールーズ(バス)
ナミュール室内合唱団
ベルギー王立リエージュ・フィルハーモニー管弦楽団
ゲルゲイ・マダラシュ(指揮)

 録音: 2022年5月17日 ナミュール・コンサート・ホール、ナミュール、ベルギー 2022年5月18-20日 サル・フィラルモニーク、リエージュ、ベルギー
 収録時間: 158分

 【フランス近代屈指の巨匠による幻のオペラ、出身国ベルギーで満を持しての全曲録音!】
 オランダ領時代のベルギーで生まれ、後年フランスに渡り同国のユニークな近代音楽の発展に大きな足跡を残したセザール・フランク。
 その代表作であるヴァイオリン・ソナタや交響曲とほぼ同時期、1885年に完成した大作オペラ《フルダ》の全曲録音が、満を持してフランス語圏ベルギーを代表するオーケストラと合唱団によって完遂されました。
 同作は南西ドイツ放送の肝いりで2021年にもNAXOSから全曲盤が出ています(8.660480)が、フランス語圏、それも作曲家の故郷ベルギーにおいて、19世紀音楽の復権に意欲を注ぐロマン派フランス音楽センター(Palazetto Bru Zane)の全面協力のもと、Bru Zaneレーベルならではの充実記事満載のブックレット(160ページ/仏語、英語)を添えた最新録音が登場する意義は計り知れません。
 フランスでも注目度が増しつつあったワーグナーの楽劇を横目に、中世ノルウェーの氏族間に起こった愛憎物語を全4幕で描き上げたこの大作、作曲家の生前には上演の機会を得られず、その歿後4年が過ぎた1894年にモンテカルロで初演された後も殆ど顧みられませんでした。
 今回の録音では初演直後、1895年頃にパリのシュダン社から刊行された初出版総譜を参照しており、ノーカットを謳ったNAXOSでのファブリス・ボロン指揮による録音(シュダン社版を元に、ハンブルクのシコルスキ社による資料を参照)にも含まれなかった部分があり、さらに歌詞の選択でも一部異なる解釈がなされているとのこと。
 ハンガリーの俊才マダラシュのタクトのもと、ベルギーの楽団と合唱団は緻密な一体感で充実した書法を形にし、復讐に燃える主役フルダを演じるジェニファー・ホロウェイの他にもジャンス、ファン・ヴァンロイ、モントヴィダスら注目歌手たちがそれぞれに劇的存在感を強く発揮して物語を織り上げてゆく演奏解釈は実に見事。管弦楽付き合唱曲にも名作の多いフランク後期の音楽世界がいかに豊かな境地に到達していたか、これほどの大作で改めて知ることができる喜びは計り知れません。

 ※当作品は従来フランス語読みで《ユルダ》と表記してきましたが、当盤においては《フルダ》と呼ばれていることから名称も《フルダ》と改めました。なお登場人物の名前の読みについても、同様に改めております。
 




ORCHID CLASSICS


ORC100241
¥2400
ヴォイス・オヴ・ラフマニノフ チェロ作品集
 セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
  1. 幻想小曲集 Op. 3 - No. 1 エレジー
  2. 12のロマンス Op. 21 - No. 7 「ここは素晴らしい場所」
  3. 6つの歌曲 Op. 4 -
   No. 4「美しい人よ、私のために歌わないで」
  4. パガニーニの主題による狂詩曲 Op. 43 –
   第18変奏 Andante Cantabile
  5-8. チェロ・ソナタ ト短調 Op. 19
  9. ヴォカリーズ Op. 34 - No. 14
  10. 祈り - ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18
   第2楽章による(F.クライスラー編)
ジョン=ヘンリー・クロフォード(チェロ)
ビクトル・サンティアゴ・アスンシオン(ピアノ)

 録音:2022年12月1-2日 Abeshouse Productions(USA)
 総収録時間:68分

 チェロ奏者ジョン=ヘンリー・クロフォードとピアニストのビクター・サンティアゴ・アスンシオンによって演奏されたラフマニノフ生誕150周年記念アルバム。
 中心を成すのは、ラフマニノフの友人アナトーリー・ブランドゥコーフに献呈された「チェロ・ソナタ」。
 他には"エレジー"、"ロマンス"などピアノ曲や歌曲からの編曲を含み、これらチェロの表現力を生かした選曲により、ラフマニノフの豊かな音楽世界を堪能できます。
 アメリカ出身のチェリスト、ジョン=ヘンリー・クロフォードはスズキ・メソードの実践者であるヴァイオリニスト、ローラ・クロフォードを母に持つ俊英。
 2019年「CRF=クラシカル・レコーディング財団」のヤングアーティスト・オブ・ザ・イヤーに選出されたほか、インスタグラムでは50,000人を超えるフォロワーを持つなど、すでに高い評価を受けています。
 ビクトル・サンティアゴ・アスンシオンは室内楽を得意とするピアニスト。ヘンリー・クロフォードの前2作のアルバムでも共演、息のあった演奏を聴かせています。

 
 
 

ORC100247
(2CD)
¥2400
サミュエル・コールリッジ=テイラー:合唱作品集
 【CD1】...宗教曲
  1. Te Deum Laudamus / 2. The Lord is my strength /
  3. In thee, O Lord / 4. Jubilate Deo /
  5. O ye that love the Lord / 6. Benedictus /
  7. By the waters of Babylon /
  8. Arietta アリエッタ(オルガンのための3つの小品) /
  9. Lift up your heads / 10. Magnificat /
  11. Nunc Dimittis / 12. Now late on the Sabbath Day
 【CD2】...世俗曲
  1. Sea Drift 海流 / 2. By the lone Sea Shore 孤独な海辺で /
  3. Whispers of Summer 夏のささやき /
  4. The Evening Star 宵の明星 /
  5. Elegy エレジー(オルガンのための3つの小品) /
  6. The Lee Shore リー・ショア /
  7. Song of Proserpine プロセルピンの歌 /
  8. Summer is gone 夏は去った /
  9. Melody メロディ(オルガンのための3つの小品) /
  10. Viking Song ヴァイキングの歌
アリソン・ポンスフォード=ヒル(ソプラノ)
ジェイムズ・オーフォード(オルガン)
ロンドン・コーラル・シンフォニア合唱団
マイケル・ウォルドロン(指揮)

 録音:2023年1月17-19日 St John the Evangelist, Islington, London(UK)
 総収録時間:91分

 ロンドンに生まれ、アフリカ系音楽家のパイオニア的存在として特にアメリカで高い評価を得たサミュエル・コールリッジ=テイラー。
 この2枚組は彼の宗教的な合唱曲と世俗的な合唱曲が収録されており、多くは初めて録音されたものです。
 コールリッジ=テイラーの合唱音楽に興味を持ち、その音楽性の深さと多様性に感銘を受けた指揮者のマイケル・ウォルドロンによってこのリリースが実現しました。
 収録された作品はシンプルな曲からカンタータを思わせる壮大な曲まで多彩な雰囲気をもっています。
 
 

ORC100242
¥2400
Echoes ローセ:崖からのこだま 他
 1-17. Echoes off Cliffs 断崖のエコー(2021) -
      アコーディオン、電子音響と6つのスピーカーのために
 18. Sort sol 黒い太陽:
  ムクドリのつぶやき - 空の動きの速いパターン - 
   ギターとアコーディオンのために
 
※全て世界初録音
ビャーケ・モーエンセン(アコーディオン)
ミッケル・エゲルンド・ニルスン(ギター)...18

 録音:2022年10月8日 Royal Danish Academy of Music,Copenhagen(デンマーク)...1-17 2023年9月9日Sct. Nikolaj Kirke, Koge(デンマーク)...18
 総収録時間:56分

 デンマークの作曲家でヴィジュアル・アーティストとしても活躍するマルティン・ローセが友人のアコーディオン奏者ビャーケ・モーエンセンのために書いた2作品を収めたアルバム。
 モーエンセンは故郷ボーンホルム島の断崖絶壁の上で演奏することを夢見ており、その話を聞いたローセが思いついたのが「Echoes off Cliffs 断崖のエコー」。
 アコーディオンに加え、エレクトロアコースティックと6つのスピーカーを使って、この断崖特有の音響体験を再現しようとしています。
 もう1曲の「黒い太陽:ムクドリのつぶやき」は、ギターとアコーディオンの二重奏。
 デンマークでは秋の空を大群で渡るムクドリの群れを「黒い太陽」と呼び、その群れが描き出す刻々と変化するパターンと太陽の光をイメージしています。

 
 
 

ORC100228
¥2400
ロビン・アレグラ・パートン(ソプラノ)
 Burnished Gold 後期ロマン派の歌曲集
ロビン・アレグラ・パートン(ソプラノ)
サイモン・レッパー(ピアノ)
 ヨーゼフ・マルクス(1882-1964):ピアノ伴奏による歌曲
  1. Nocturne 夜想曲 /
  2. Und gestern hat er mir Rosen gebracht 昨日彼は私にバラの花を贈った /
  3. Hat dich die Liebe beruhrt 愛がお前の心に宿ったなら /
  4. Windrader 風車 / 5. Waldseligkeit 森の喜び
 
 リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):
  6. Das Rosenband ばらの花環 Op.36 No.1 / 7. Leises Lied ひそやかな歌 Op.39 No.1 /
  8. Ich schwebe 私の心は迷う Op.48 No.2 / 9. Morgen! 明日の朝Op.27 No.4
 
 エーリヒ・コルンゴルト(1897-1957):6つの簡素な歌 Op. 9
  10. No. 1. Schneeglockchen 松雪草 / 11. No. 3. Das Standchen セレナード /
  12. No. 4. Liebesbriefchen 愛の手紙 / 13. No. 6. Sommer 夏
 
 アルバン・ベルク(1885-1935):7つの初期の歌
  14. Nacht 夜 / 15. Schilflied 葦の歌 / 16. Die Nachtigall 夜鳴き鶯(ナイチンゲール) /
  17. Traumgekront 夢を抱いて / 18. Im Zimmer この部屋で /
  19. Liebesode 愛の賛歌 / 20. Sommertage 夏の日々
  
 ヨハンナ・ミュラー=ヘルマン(1868-1941):2つのゲーテの詩による歌曲 Op. 11
  21. No. 1. Nahe des Geliebten 最愛の近さ / 22. No. 2. An die Entfernte 遥かなる彼方へ

 アルマ・マーラー(1879-1964):
  23. Licht in der Nacht 夜の光 / 24. Waldseligkeit 森のしあわせ /
  25. Ansturm 激しい想い / 26. Erntelied 収穫の歌

 録音:2021年8月14-18日 The Menuhin Hall, Cobham(UK)
 総収録時間:68分

 金箔を多く施した官能的な絵画で知られるグスタフ・クリムトを中心とする「ウィーン分離派」運動と同時期に書かれた歌曲を集めた1枚。
 収録されているのはエーリヒ・コルンゴルトやリヒャルト・シュトラウス、アルバン・ベルクから、アルマ・マーラー、ヨハンナ・ミュラー=ヘルマンといった女性作曲家の作品まで多種多様ですが、どれも後期ロマン派の重厚な和声を持ち、クリムトの描く女性像のように、どこか暗く退廃的な雰囲気を宿しています。
 ロビン・アレグラ・パートンは英国出身でコンクール入賞歴を持つソプラノ。2022/23シーズンはドイツのミュンスター歌劇場と契約して活動しています。
 サイモン・レッパーは歌曲伴奏で高く評価され、ウィグモア・ホールで歌曲シリーズを担当しています。

 
 
 


ORC100248
¥2400
マリアンナ・シリニャン(ピアノ)
フレデリック・ショパン(1810-1849):バラードとスケルツォ集

 1. バラード第1番 ト短調 Op. 23
 2. バラード第2番 ヘ長調 Op. 38
 3. バラード第3番 変イ長調 Op. 47
 4. バラード第4番 へ短調 Op. 52
 5. スケルツォ第1番 ロ短調 Op. 20
 6. スケルツォ第2番 変ロ短調 Op. 31
 7. スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op. 39
 8. スケルツォ第4番 ホ長調 Op. 54
マリアンナ・シリニャン(ピアノ)

 録音:2022年8月9-12日 Concert Hall of the Royal Danish Academy of Music(デンマーク)
 総収録時間:80分

 アルメニア生まれのピアニスト、マリアンナ・シリニャンが弾くショパンの4つのバラードと4つのスケルツォ。
 性格は異なるものの、どれもロマンティックな物語を内包するバラード、流動的で気まぐれな曲想を持つスケルツォ、シリニャンは確かな技巧で各々の曲のキャラクターを際立たせながらその魅力を伝えています。
 シリニャンは2006年ミュンヘン国際音楽コンクール第2位を含む5つの賞を受賞。
 現在はデンマーク王立音楽アカデミーでピアノ科の教授を務めながら、デンマークを拠点にソリスト及び室内楽奏者として世界的な活躍をしています。

 
 




RAMEE

RAM2104
¥2800
アンサンブル・ボンヌ・コルド(古楽器使用)
 18世紀ポルトガルの謎多き作曲家
アントニオ・ペレイラ・ダ・コスタ: 合奏協奏曲集

 アントニオ・ペレイラ・ダ・コスタ(1697頃-1770):
  合奏協奏曲集Op.1(1741)より
   1-5. 協奏曲第7番 ヘ長調
   6-11. 協奏曲 第8番 ハ短調
   12-17. 協奏曲 第9番 イ長調
   18-23. 協奏曲 第6番 ロ短調
   24-28. 協奏曲 第5番 ト短調
   29-33. 協奏曲 第10番 ハ長調
アンサンブル・ボンヌ・コルド(古楽器使用)
 サラ・デコルソ、ダイアナ・リー(ヴァイオリン独奏)
 ディアナ・ヴィナグレ(チェロ独奏、芸術監督)
 フェルナンド・ミゲル・ジャロト(オルガン、チェンバロ、楽譜校訂)

 録音: 2021年10月25-28日 メニーノ・デウス教会、リスボン
 収録時間: 70分

 【18世紀ポルトガルの謎多き作曲家、ペレイラ・ダ・コスタ】
 バッハやヘンデルより12歳年下(タルティーニやクヴァンツらと同世代)で、ポルトガル領マデイラ島の中心都市フンシャルの大聖堂で楽長をしていた謎多き作曲家ペレイラ・ダ・コスタによる合奏協奏曲集。
 作曲家の生涯についてはほとんど判っていませんが、ここに収録されている作品は1741年、歴史的にポルトガルと縁が深かった英国の王都ロンドンで刊行された曲集からとられています。
 ヴァイオリン2挺とチェロを独奏楽器群として弦楽合奏と対置させた合奏協奏曲形式は、1714年に出版されたコレッリの先例に続いて英国では根強い人気を保っており、ペレイラ・ダ・コスタの作例もその形式を踏襲していますが、均整のとれたコレッリ流のバランス感覚に貫かれていながら野趣あふれる音使いも随所で聴かれ、演奏の細やかさとあいまって作曲者の知名度の低さとは無縁の音楽的興奮が詰まっており興趣が尽きません。
 1738年に同じロンドンで刊行されていたスペイン宮廷の名手ドメニコ・スカルラッティの鍵盤ソナタやその翌年に出たヘンデルの合奏協奏曲集Op.6、スカルラッティのソナタ群を下敷きにして1744年に刊行されたエイヴィソンの合奏協奏曲集などと聴き比べればさらに興味深いことでしょう。
 近年ヨーロッパ各地の古楽拠点への進出で躍進めざましいポルトガルの名手たちを中心とするアンサンブル・ボンヌ・コルドは、独奏楽器群の他は各パート一人ずつの弦楽編成と撥弦楽器を添えた通奏低音陣で、全体に室内楽的な緊密さを生かしたスリリングな名演に仕上がっています。

 
 



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TACET

S 262
(SACD HYBRID)
¥2700→\2490
ケラー指揮コンチェルト・ブダペスト バルトーク:作品集
 バルトーク:
  1. ハンガリーの風景 Sz97, BB103
  2. 管弦楽のための協奏曲 Sz116, BB123
コンチェルト・ブダペスト
アンドラーシュ・ケラー指揮

 2019年6月24-30日 ブタペスト、イタリア文化研究所コンサート・ホールでの録音
 ・5.1 Version Real Surround Sound : for all SACD Surround Systems
 ・Stereo Version : For all Stereo Systems Plays on CD/SACD/DVD/Blu-ray Players
 SACDハイブリッド盤です。

 ブタペスト祝祭管弦楽団のコンサートマスターとして、またケラー四重奏団のヴァイオリニストとして世界的に活躍し、近年では指揮者としても精力的な活動を行うアンドラーシュ・ケラー指揮による:
 ・ブルックナー:交響曲第9番(S 245 #4009850 024545)
 ・ドヴォルザーク:交響曲第9番(S 250 #4009850 025047)
 ・ショスタコーヴィチ:交響曲第9番&第5番(S 253 #4009850 025344)
 ・シューベルト:交響曲第8(9)番(S249 #4009850 024941)
 ・マーラー:交響曲第9番(S254 #4009850 025443)
 上記「第9番交響曲演奏プロジェクト」に続くNewアルバム。

 長年、弦楽四重奏団で活躍してきたケラーは各楽器が持つ音質・音色を 室内楽のように繊細に調和させオーケストラから豊かな響きを引き出します。
 バルトーク国際委員長(Bela Bartok International Chair) でもあるケラーと コンチェルト・ブダペストにより満を持して発売される本アルバムで取り上げるのは 同郷ハンガリーのバルトークによる2作品。
 郷愁を誘う愛らしい「ハンガリーの風景」。ダイナミックかつ繊細で豊かな音楽性を 求められる「管弦楽のための協奏曲」。
 常々「多くの観衆に本物のバルトークに触れる体験を届けたい」と語る 音楽家ケラーによる渾身の演奏を、お届けいたします。
 音の良さに定評あるTACETレーベルによる録音再生技術がこの演奏の 素晴らしさを更に際立たせています。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85030
¥2500→\2290
全曲初出!
 クロイツェル、悪魔のトリル、ほか
オスカー・シュムスキー ライヴ・アット・バークリー

 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)
  1-4. ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 BWV 1023
   (ピアノ・パート:A. ジロティ編)
 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
  5-7. ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op. 47「クロイツェル」
 セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)
  8-10. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op. 115
 ジュゼッペ・タルティーニ(1692-1770)
  11-14.ヴァイオリン・ソナタ ト短調「悪魔のトリル」
   (F.クライスラー作のカデンツァ付き)
 ベートーヴェン
  15. ロマンス第2番ヘ長調 Op. 50
 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)
  16. ロンド ト長調 -
   ハフナー・セレナード K. 250より(F.クライスラー編)
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)
ロビン・サザーランド(ピアノ)

 録音:1980年1月25日(ライヴ) カリフォルニア州立大学バークリー校、 アルフレッド・ヘルツ・ホール
 総収録時間 約89分

 【全曲初出! シュムスキーのベスト・フォームを伝える1980年のライヴ】
 幼くしてスコトフスキーやアウアーに才能を認められるなど目覚ましい活躍をしたシュムスキーですが、その名声はアメリカ国内に留まり、1950年代後半からはソリストとしての活動よりも後進の指導や合奏団での演奏に時間を割くようになりました。
 転機となったのが1970年代にMusical Heritage Societyに行ったアルトゥール・バルサムとのモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ全集と、バルサムの強い勧めで行ったバッハ:無伴奏ソナタとパルティータの録音で、これらが評判になると共にシュムスキーはソリストとしての活動を本格的に再開し、1981年のロンドン・デビュー・リサイタルの大成功によりヨーロッパでのキャリアがブレイクすることになります。

 ここに収められたのは1980年1月に行われたコンサートのライヴ録音。
 一部の演奏ノイズ(主に譜めくりの音)と客席のノイズを除去した以外の編集はしていないとのことで、シュムスキーのライヴにおける実像を伝えてくれます。
 安定した技巧による流麗な演奏、フォルテや速いパッセージでも美感のある音、弛緩の無い造形感覚などは古典にうってつけですが、プロコフィエフでのモダンでユーモラスな表情も見事。翌年のヨーロッパでの成功の下地が整っていたことを実感させます。
 ピアノのサザーランドは、その才能に目を留めた小澤征爾が、当時音楽監督を務めていたサンフランシスコ交響楽団に「首席ピアニスト」のポストを新設してスカウトしたという人物。シュムスキーとは親と子ほどの年の差がありながら、一体となったデュオを披露しています。
 ヴァイオリン・ファンの間では、シュムスキーが1715年製のストラディヴァリウス「ローデ」を持っていたことが知られていますが、この録音で弾いているのはエンリコ・ロッカが1905年に作ったもので、ブックレットにカラー写真が4ページにわたって掲載されています。
 シュムスキーは1977年に試奏したこの楽器に一目ぼれして購入、その時々のコンディションによって「ローデ」と使い分けていましたが、どちらの楽器も素晴らしく響かせていたため、高名な演奏家や評論家でさえ違いに気付かなかったそうです。
 
 ブックレットには更にシュムスキーの息子エリックの回想(英文3ページ)に加え、フィラデルフィア、ニューヨーク、ボストンのオーケストラに相次いで登場した1926/27シーズン(9歳)のシュムスキーの写真に、エフレム・ジンバリストとシュムスキーとのツーショット写真2枚(1931年撮影と1979年撮影)が掲載されているのもヴァイオリン・ファンにとっては貴重です。

 ※CD1枚に約89分の長時間収録となっていますのでプレーヤーによっては演奏できないことがあります。


 
 




OLYMPIA


MKM 365
(2CD)
¥3000
ジュゼッペ・ヴェルディ(1813-1901) :
 オペラ「椿姫 (トラヴィアータ)」
エリザヴェータ・シュムスカヤ
 (ソプラノ : ヴィオレッタ・ヴァレリー)
イヴァン・コズロフスキー
 (テノール : アルフレード・ジェルモン)
パーヴェル・リシツィアン
 (バリトン : ジェルジュ・ジェルモン)
エレーナ・グリボーヴァ
 (メゾソプラノ : フローラ・ベルヴォワ)
ニーナ・ネーリナ (ソプラノ : アンニーナ)
ユーリー・フィーリン (テノール : ガストーネ子爵)
アナトリー・ヤホントフ
 (バリトン : ドゥフォール男爵)
イヴァン・マンシャヴィン (バス : ドビニー侯爵)
コンスタンチン・テレーヒン
 (バス : グランヴィル医師)
ボリショイ劇場ソロイスツ & 合唱団
ソヴィエト国立交響楽団
アレクサンドル・オルローフ (指揮)

 録音 : 1947年 歌唱 : ロシア語
 
 

MKM 366
(2CD)
¥3000
ラフマニノフと同時代作曲家たちのピアノ協奏曲集
 [CD 1]
  (1)ピョートル・チャイコフスキー (1840-1893) :
   ピアノ協奏曲 第3番 変ホ長調 Op.75
  (2)アントン・アレンスキー (1861-1906) :
   2つのロシア民謡の主題による幻想曲 Op.48
  (3)セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) :
   ピアノ協奏曲 第1番 嬰ヘ短調 Op.1
  (4)アレクイサンドル・スクリャービン (1872-1915) :
   ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 Op.20
 [CD 2]
  (5)ラフマニノフ (1873-1943) :
   ピアノ協奏曲 第4番 ト短調 Op.40
  (6)ニコライ・メトネル (1880-1951) :
   ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.50
(1)エミール・ギレリス (ピアノ)
 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 ロリン・マゼール (指揮)
(2)リューボフ・チモフェーエヴァ (ピアノ)
 モスクワ放送交響楽団
 アリギス・ジュライチス (指揮)
(3)スヴャトスラフ・リヒテル (ピアノ)
 モスクワ放送交響楽団
 クルト・ザンデルリング (指揮)
(4)スタニスラフ・ネイガウス (ピアノ)
 ソヴィエト国立交響楽団
 ヴィクトル・ドゥブロンスキー (指揮)
(5)アルトゥーロ・ベネデッティ=
  ミケランジェリ (ピアノ)
 フィルハーモニー管弦楽団
 エットーレ・クラチス (指揮)
(6)アブラム・シャツケス (ピアノ)
 ソヴィエト国立交響楽団
 エフゲニー・スヴェトラーノフ (指揮)

 (1) 原盤 : EMI (5)原盤 : EMI
 
 

MKM 367
¥2200
ベートーヴェン (1770-1827) :
  交響曲 第9番 ニ長調「合唱」Op.125
グンドゥラ・ヤノヴィッツ (ソプラノ)
ヒルデ・レッセル=マイダン (アルト)
ヴァルデマール・クメント (テノール)
ワルター・ベリー (バリトン)
ウィーン楽友協会合唱団
ラインホルト・シュミット (合唱指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤン (指揮)

 録音 : 1963年 原盤 : Deutsche Grammophon
 
 
MKM 368
(2CD)
¥3000
ルチアーノ・パヴァロッティ 黄金の声
 [CD 1]
  ジャコモ・プッチーニ (1858-1924) : オペラ 「トゥーランドット」 から Nessun dorma!
  ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901) : オペラ 「リゴレット」 から
   Questa o quella / La donna e mobile
  ガエターノ・ドニゼッティ (1797-1848) : オペラ 「愛の妙薬」 から Una furtiva lagrima
  ジョルジュ・ビゼー (1838-1875) :オペラ 「カルメン」 から La fleur que tu m'avais jetee
  ルッジェーロ・レオンカヴァッロ (1858-1919) : オペラ 「道化師」 から Vesti la giubba
  ジュゼッペ・ヴェルディ : オペラ 「トロヴァトーレ」 から Di quella pira
  ジュゼッペ・ヴェルディ : オペラ 「アイーダ」 から Celeste Aida
  フリードリヒ・フォン・フロトー (1812-1883) : オペラ 「マルタ」 から M'appari
  ジャコモ・プッチーニ : オペラ 「ボエーム」 から Che gelida manina
  ジュゼッペ・ヴェルディ : オペラ 「リゴレット」 から Parmi veder le lagrime
  ジャコモ・プッチーニ :
   オペラ 「トスカ」 から Recondita armonia / E lucevan le stelle
   オペラ 「西部の娘」 から Ch'ella mi creda libero e lontano
  ウンベルト・ジョルダーノ (1867-1948) : オペラ 「フェドーラ」 から Amor ti vieta
  ジャコモ・マイアベーア (1791-1864) :オペラ 「アフリカの女」 から Mi batte il cor... O Paradiso!
  ジョルジュ・ビゼー : オペラ 「真珠採り」 から Au fond du temple saint
  ジャコモ・プッチーニ : オペラ 「ボエーム」 から O soave fanciulla
  ジュゼッペ・ヴェルディ : オペラ 「椿姫 (トラヴィアータ)」 から
    Libiamo ne'lieti calici / Un di, felice, eterea
  ジュゼッペ・ヴェルディ : オペラ 「オテロ」 から Gia nella notte densa
 [CD 2]
  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) /シャルル・グノー (1818-1893) : Ave Maria
  ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827) : In questa tomba oscura
  アレッサンドロ・ストラデッラ (1644-1682) : Pieta, Signore
  ジュゼッペ・ヴェルディ : レクイエム から 抜粋
  トンマーゾ・ジョルダーニ (1730-1806) : Caro mio ben
  ヴィンチェンツォ・ベッリーニ (1801-1835) :Malinconia, ninfa gentile / Ma rendi pur contento
  ジョアッキーノ・ロッシーニ (1792-1868) : Soirees Musicales / La promessa
  ガエターノ・ドニゼッティ : Il barcaiolo / Me voglio fa' 'na casa
  オットリーノ・レスピーギ (1879-1936) : Nebbie / Pioggia / Nevicata
  フランチェスコ・パオロ・トスティ (1846-1916) : La serenata
  エドゥアルド・ディ・カプア (1865-1917) : O sole mioルイージ・デンツァ (1846-1922) : Funiculi-Funicula
  エルネスト・デ・クルティス (1875-1937) : Torna a Surriento
  ルッジェーロ・レオンカヴァッロ : Mattinata - L'aurora di bianco vestita
  ヴィンチェンツォ・ダンニバーレ (1894-1950) : 'O paese d'o sole
  フランチェスコ・パオロ・トスティ : Aprile / Malia / Non t'amo piu!
 

MKM 371
(2CD)
¥3000
グレート・ピアニスト ウラディーミル・ホロヴィッツ ウラディーミル・ホロヴィッツ (ピアノ)
RCA交響楽団 (+)、フリッツ・ライナー (指揮)
 [CD 1]
  セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) : ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 Op.30 (+)
   〔1951年5月8、10日、ライヴ、カーネギー・ホール〕
  セルゲイ・ラフマニノフ : 前奏曲 ト短調 Op.23 No.5 (*)
   〔1948年4月2日、ライヴ、カーネギー・ホール〕
  アレクサンドル・スクリャービン (1872-1915) : 前奏曲 嬰ニ短調 Op.8 No.12 (*)
   〔1948年2月2日、ライヴ、カーネギー・ホール〕
  フランツ・リスト (1811-1886) : 葬送 S.137 No.7 (*) 〔1948年4月2日、ライヴ、カーネギー・ホール〕
  フランツ・リスト : ハンガリー狂詩曲 第6番 〔1947年5月16、19日、スタジオ〕
  ローベルト・シューマン (1810-1856) : ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ長調 Op.14 から
   第3楽章 クララ・ヴィークの主題による変奏曲 〔1951年3月5日、ライヴ、カーネギー・ホール〕
  ヨハネス・ブラームス (1833-1897) : ワルツ イ長調 Op.39 No.15 〔1950年10月10日、スタジオ〕
  セルゲイ・プロコフィエフ (1891-1953) :ピアノソナタ 第7番 変ロ長調 Op.83 から フィナーレ
   〔1953年2月25日、ライヴ、カーネギー・ホール〕
  モーリツ・モシュコフスキ (1854-1925) :
   エチュード ヘ長調 Op.72 No.6 (*) / エチュード 変イ長調 Op.72 No.11 (*)
  ジョン・フィリップ・スーザ (1854-1932) /
    ウラディーミル・ホロヴィッツ (1903-1989) : 星条旗よ永遠なれ (*)
    〔1949年3月21日、ライヴ、カーネギー・ホール〕
 [CD 2]
  ローベルト・シューマン : クライスレリアーナ Op.16 〔1969年12月1日、スタジオ〕
  フレデリック・ショパン (1810-1849) :
   バラード 第1番 ト短調 Op.23 〔1968年2月1日、ライヴ、カーネギー・ホール〕
   ワルツ 嬰ハ短調 Op.64 No.2 〔1968年4月7日、ライヴ、ボストン・シンフォニー・ホール〕
   マズルカ 嬰ハ短調 Op.50 No.3 〔1973年2月8、15日、スタジオ〕
   エチュード 変ト長調 Op.10 No.5 〔1971年4月14日、スタジオ〕
  フランツ・リスト : オーベルマンの谷 S.160 No.6〔1966年11月27日、ライヴ、カーネギー・ホール〕
  セルゲイ・ラフマニノフ : 絵画的練習曲集 から
   ニ短調 Op.33 No.5 / ハ長調 Op.33 No.2 / ニ長調 Op.99 No.9
    〔1967年12月10日、ライヴ、Constitution Hall、ワシントン〕
  アレクサンドル・スクリャービン (1872-1915) : エチュード 嬰ハ短調 Op.42 No.5
   〔1972年5月31日、スタジオ〕
  ローベルト・シューマン : トロイメライ 〔1968年2月1日、ライヴ、カーネギー・ホール〕
  ウラディーミル・ホロヴィッツ (1903-1989) : カルメン変奏曲
   〔1968年2月1日、ライヴ、カーネギー・ホール〕

 録音 : 〔記載データ〕
 (*)は初出音源と表示されていますが、ロシアにおける初出を意味している可能性がございます。ご了承ください。(代理店)
 
 

MKM 372
(2CD)
¥3000
グレート・ピアニスト エミール・ギレリス エミール・ギレリス (ピアノ)
 [CD 1]
  ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809) : ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII:11
    モスクワ室内管弦楽団 ルドルフ・バルシャイ (指揮)
    〔1959年1月、スタジオ、モスクワ〕
  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791) :
   ピアノ協奏曲 (2台のピアノと管弦楽のための協奏曲) 第10番 変ホ長調 K.365
    エレーナ・ギレリス (ピアノ)  モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
    ヴャチェスラフ・オフチンニコフ (指揮) 〔1983年11月24日、ライヴ、モスクワ〕
  エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) : ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16 (*)
    ロンドン交響楽団 コリン・デイヴィス (指揮)
    〔1979年7月26日、ライヴ、ロンドン〕
 [CD 2]
  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) /フェルッチョ・ブゾーニ (1866-1924) 編曲 :
   前奏曲とフーガ ニ長調 BWV 532 〔1968年1月18日、ライヴ、レニングラード〕
  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト : 幻想曲 ニ短調 K.397
   〔1970年1月5日、ライヴ、モスクワ〕
  ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827) :
   創作主題による32の変奏曲 ハ短調 WoO 80
   ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 Op.27 No.2
    〔1970年12月2日、ライヴ、モスクワ〕
  フランツ・リスト (1811-1886) : スペイン狂詩曲 S.254 〔1967年10月18日、ライヴ、モスクワ〕
  フレデリック・ショパン (1810-1849) :
   エチュード 変イ長調 Op. posth / エチュード ヘ短調 Op.25 No.2
    〔1968年12月23日、ライヴ、モスクワ〕
  イーゴリ・ストラヴィンスキー (1882-1971) :バレエ 「ペトルーシュカ」 からの3つの楽章
   〔1973年5月24日、ライヴ、ルドルフィヌム、プラハ〕
  ジャン=フィリップ・ラモー (1683-1764) : 組曲 ホ短調 から タンブラン
   〔1960年12月26日、ライヴ、モスクワ〕
  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ / アレクサンドル・ジロティ (1863-1945) 編曲 :
   前奏曲 ロ短調 BWV 855a 〔1961年10月10日、ライヴ、モスクワ〕

 録音 : 〔記載データ〕
 (*)は初出音源と表示されていますが、ロシアにおける初出を意味している可能性がございます。ご了承ください。(代理店)
 
 

MKM 373
(2CD)
¥3000
グレート・ピアニスト
 アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ

  [CD 1]
   エドヴァルド・グリーグ (1843-1907) :
    ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16 (*)
     〔1950年代前半、ライヴ〕
  モーリス・ラヴェル (1875-1937) : ピアノ協奏曲 ト長調 (+)
  セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943) :
   ピアノ協奏曲 第4番 ト短調 Op.40 (+)
    〔1957年3月、スタジオ、ロンドン〕 原盤 : EMI
  [CD 2]
   ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) /
   フェルッチョ・ブゾーニ (1866-1924) 編曲 : シャコンヌ
    〔1965年8月7日、ライヴ、ザルツブルク〕
   ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827) :
    ピアノ・ソナタ 第3番 ハ長調 Op.2 No.3
     〔1965年8月7日、ライヴ、ザルツブルク〕
   ヨハネス・ブラームス (1833-1897) :
    パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35
     〔1973年5月21日、ライヴ、ルガーノ〕
   モーリス・ラヴェル : 夜のガスパール
    〔1973年10月29日、ライヴ、東京〕
アルトゥーロ・ベネデッティ・
 ミケランジェリ (ピアノ)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 (*)
トマス・ビーチャム (指揮 (*))
フィルハーモニア管弦楽団 (+)
エットーレ・グラチス (指揮 (+))

 録音 : 〔記載データ〕
 (*)は初出音源と表示されていますが、ロシアにおける初出を意味している可能性がございます。ご了承ください。(代理店)
 
 

MKM 374
(2CD)
¥3000
グレート・ピアニスト アルトゥール・ルービンシュタイン アルトゥール・ルービンシュタイン (ピアノ)
 [CD 1]
  フレデリック・ショパン (1810-1849) :
   バラード 第1番 ト短調 Op.23 / バラード 第2番 ヘ長調 Op.38
   バラード 第3番 変イ長調 Op.47 / バラード 第4番 ヘ短調 Op.52
    〔1959年4月28-29日、スタジオ〕
   スケルツォ 第1番 ロ短調 Op.20 / スケルツォ 第2番 変ロ短調 Op.31
   スケルツォ 第3番 嬰ハ短調 Op.39 / スケルツォ 第4番 ホ長調 Op.54
    〔1959年3月25-26日、スタジオ〕
   3つの新しいエチュード Op.posth.
    第1番 ヘ長調 / 第2番 変イ長調 / 第3番 変ニ長調
    〔1962年11月28日、スタジオ〕
 [CD 2]
  フレデリック・ショパン :
   ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 「葬送」 Op.35
   24の前奏曲 Op.28 から
    第4番 ホ短調 / 第8番 嬰ヘ短調 / 第15番 変ニ長調 「雨だれ」
    第21番 変ロ長調 / 第23番 ヘ長調 / 第24番 ニ短調
   子守歌 変ニ長調 Op.57
    〔1961年11月10日、ライヴ、カーネギー・ホール〕
   ポロネーズ 変イ長調 「幻想」 Op.61
   幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66
   12のエチュード Op.25 から 第2番 ヘ短調 / 第3番 ヘ長調
   12のエチュード Op.10 から 第12番 ハ短調 「革命」
    〔1961年12月10日、ライヴ、カーネギー・ホール〕
   舟歌 嬰ヘ長調 Op.60 (*)
   12のエチュード Op.25 から 第1番 変イ長調 「エオリアン・ハープ」 (*)
   12のエチュード Op.10 から 第4番 嬰ハ短調 (*)
    〔1954年9月24日、ライヴ、コンセルトヘボウ、アムステルダム〕

 録音 : 〔記載データ〕
 (*)は初出音源と表示されていますが、ロシアにおける初出を意味している可能性がございます。ご了承ください。(代理店)
  
 

MKM 375
(2CD)
¥3000
グレート・ピアニスト グレン・グールド
 [CD 1]
  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) :
   ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV 1052 (+)
  ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827) :
   ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.19 (+)
  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ :
   ゴルトベルク変奏曲 BWV 988 から (アンコール) (*)
    第9変奏 / 第10変奏 / 第13変奏 / 第18変奏 / 第30変奏
    〔1957年5月18日、ライヴ〕
  ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809) :
   ピアノ・ソナタ 変ホ長調 Hob.XVI:49
    〔1958年10月1日、ライヴ〕
 [CD 2]
  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ :
   イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971 〔1959年6月、スタジオ〕
   フランス風序曲 ロ短調 BWV 831 〔1971年2月、スタジオ〕
   パルティータ 第3番 イ短調 BWV 827 〔1962年10月、スタジオ〕
   イギリス組曲 第2番 イ短調 BWV 807 〔1971年5月、スタジオ〕
   トッカータ ホ短調 BWV 914 〔1963年4月、スタジオ〕
グレン・グールド (ピアノ)
レニングラード・
 フィルハーモニー管弦楽団 (+)
ラディスラフ・スロヴァーク (指揮 (+))

 録音 : 〔記載データ〕
 (*)は初出音源と表示されていますが、ロシアにおける初出を意味している可能性がございます。ご了承ください。(代理店)
 
 

MKM 377
¥2200
バッハ & ヴィヴァルディ : ヴァイオリン協奏曲集
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750) :
  ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲
   第1番 イ短調 BWV 1041 (*)
  ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲
   第2番 ホ長調 BWV 1042 (*)
  2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲
   ニ短調 BWV 1043 (+)
 アントニオ・ヴィヴァルディ (1678-1741) :
  2つのヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための協奏曲
   イ短調 Op.3 No.8, RV 522 (#)
ダヴィド・オイストラフ
 (ヴァイオリン、指揮 (*/#))
イーゴリ・オイストラフ (ヴァイオリン (+/#))
ゲオルク・フィッシャー (チェンバロ (*))
ウィーン交響楽団 (*)
ジョージ・マルコム (チェンバロ (+))
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (+/#)
ユージン・グーセンス (指揮 (+))

 録音 :
  1961年2月19日(+)、3月1日(#)、ウェンブリー・タウン・ホール、ロンドン、イギリス(+/#)
  1962年6月2-3日、モーツァルトザール、コンツェルトハウス、ウィーン、オーストリア(*)
 原盤 : Deutsche Grammophon
 




VOX


VOX AUDIOPHILE EDITION


 マーク・オーボートとジョアンナ・ニックレンツのコンビElite Recordingsが制作した優秀録音をマイク・クレメンツが24bit/192kHzで新規リマスターするプロジェクト、VOX AUDIOPHILE EDITION.
 去る2023年3月19日に亡くなったマーク・オーボートについて、レナード・スラットキンが次のようなコメントを寄せました。

 「50年以上の長きにわたる録音歴において、マーク(・オーボート)以上のエンジニアはいませんでした。ジョアンナ・ニックレンツと組んだ録音は考えうる限り最高の仕上がりとなりました。私もオーケストラも、どんな小さなミスさえも見逃してもらえませんでしたから。
 とは言っても、マークは優雅で洗練され、ウィットがあって、魅力いっぱいの人物でした。最悪の事態に直面した時でも、常にパイプをくわえたまま確固たる態度で、しかし相手を立てて乗り越える術を心得ていました。マークと現場を共にした人、その仕事のクオリティを知る人ならば、録音エンジニアとして真っ先に名前が挙がるのは彼でしょう。」
 .
VOXNX3019CD
¥2400→\2190
スラットキン&セントルイス響のヒット・アルバム
ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):管弦楽作品集

 1. パリのアメリカ人(1925)
 2. 子守歌(弦楽オーケストラ版 1920)
 3. プロムナード(室内オーケストラ版 1937)
 4. キューバ序曲(1932)
 5-9. キャットフィッシュ・ロウ –
  《ポーギーとベス》からの組曲
   5. I. Catfish Row 6. II. Porgy Sings
   7. III. Fugue 8. IV. Hurricane
   9. V. Good Mornin', Sister

ジョン・コーマン(ヴァイオリン・ソロ)...2
ユアン・タン(チェロ・ソロ)...2
ジョージ・シルフィーズ(クラリネット・ソロ)...3
バーバラ・リーバーマン(ピアノ・ソロ)...5-9
デイヴィッド・モートランド(バンジョー・ソロ)...5-9
セントルイス交響楽団
レナード・スラットキン(指揮)


 録音:1974年
 1974年LP初リリース
 総収録時間:65分

 【ガーシュウィン生誕125周年。スラットキン&セントルイス響のヒット・アルバムが新リマスターで登場】
 ガーシュウィンの管弦楽作品の全貌がまだ広く知られているとは言えなかった1974年に、VOXはスラットキンとセントルイス響を起用してピアノを含む管弦楽作品をクアドラフォニック方式のLP3枚組のセットで発売。
 ノリ良く、精度の高い演奏により、ガーシュウィンのシンフォニックな作品の魅力を広く世に知らしめました。
 このCDにはそこから管弦楽作品を集めています(ソロ・ピアノをフィーチャーした作品集も続けてリリース予定)。
 これらの作品にはオーケストラの中の楽器にソリスティックな見せ場が多々あり、広がりと奥行きを感じさせる音場の中にソロ楽器が浮かび上がるマーク・オーボートの録音マジックが一層の効果を挙げています。
 選曲・演奏・録音が揃った名盤と言えるでしょう。プロムナードではアンドレ・コステラネッツが使ったパート譜が使われています。

 ブックレットには初出LPの解説書から該当作品の解説と7枚の写真が転載されています。
 
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VOXNX3022CD
¥2400→\2190
アブラヴァネル生誕120年&没後30年
チャイコフスキー(1840-1893):
 交響曲第4番/ロメオとジュリエット

  1-4. 交響曲第4番 ヘ短調 Op. 36(1877)
  5. 幻想序曲「ロメオとジュリエット」(最終版 1880)
ユタ交響楽団
モーリス・アブラヴァネル(指揮)

 録音:1972-73年
 1974年LP初リリース
 総収録時間:61分

 【アブラヴァネル生誕120年&没後30年。ユタ響とのチャイコフスキーがAUDIOPHILE EDITIONで復刻決定、第1弾は第4番】
 【モーリス・アブラヴァネル】
 モーリス・アブラヴァネルは1903年、テッサロニキ(現ギリシャ、当時はオスマン帝国領)に生まれました。
 母はポルトガル出身、父はスペイン系ユダヤ人の有力な一族。一家は1906年にスイスのローザンヌに移住し、アブラヴァネルは同地で音楽を学んで16歳でオーケストラを指揮します。
 その後、父親から医学の道へ進むよう説かれるも音楽を選んで、ベルリンでクルト・ヴァイルに作曲を学び、指揮者としてドイツ各地の歌劇場でキャリアを積みます。
 1923年にはパリで指揮者デビュー。パリ・オペラ座の客演指揮者と、パリ及びロンドンのバランシン・バレエ・カンパニーの音楽監督を務めるまでになりました。
 また、シドニーとメルボルンの歌劇場に呼ばれた時は、3か月の契約だったのが2年間に延長されるなど、好評を得たようです。

 【ヨーロッパを離れて】
  しかしヨーロッパで反ユダヤ主義が台頭するとアブラヴァネルはこれを嫌って渡米。1936年にはメトロポリタン歌劇場に史上最年少の指揮者としてデビュー。
  当時のアブラヴァネルは、よく知られたレパートリーに斬新な解釈を見せたことで称賛と批判の双方を浴びたそうです。
  いわゆる仕事中毒の状態でもあり、9日間にオペラ5演目、計7公演を指揮したこともあると伝えられます。そのような中でアブラヴァネルは腰を据えて仕事に取組む環境を求めるようになりました。

 【ユタ交響楽団との出会い】
  転機となったのは1940年創設のユタ交響楽団との出会いで、公募に応じて指揮したところ大成功を収め、1947年から79年まで音楽監督を務めました。
  在任中は録音や米国内外のツアーに精力的に取り組んでオーケストラのレベルアップを図り、1963年から74年にかけてVanguardに録音したマーラー:交響曲全集が、アメリカの楽団による史上最初の全集録音として国際的にも注目を集めました。

 【アブラヴァネルの音楽作り】
  アブラヴァネル時代の演奏を知る人は、マーラーでも他の作曲家でもアプローチを変えることは無かったと証言しています。
  彼のアプローチが感情的なものを強調することなく、楽曲の構造と様式を重んじたスコア重視のものだったことは録音からもうかがわれます。
  このコンビは100枚を超えるアルバムを幾つものレーベルに残しており、1972年から73年にかけてVOXに録音したチャイコフスキーの交響曲全集は、上記マーラーや、ブラームス及びシベリウスの交響曲全集と共に彼らの代表的な録音とされています。これらにはデフォルメを排した音楽作りが共通して聴き取れます。

 【録音で聴くユタ響サウンド】
  アブラヴァネル時代のユタ響はソルトレイクシティのソルトレイク・タバナクル(別名モルモン・タバナクル)で演奏会と録音を行っていました。
  この建物は1875年に竣工した礼拝堂で、収容人員は8,000席、立ち見ならば12,000人という巨大な空間です。残響が長く、当時のユタ響の伸びやかな演奏と明るいサウンドは、ここの音響が育んだものと言えそうです。特に客席が空となる録音の際は、幕を吊るしたり楽団員がコート類を持ち込んで敷いたりするなどして調整を試みたそうです。
  マイク2本によるシンプルな収録をポリシーとしていたマーク・オーボートが、オーケストラの音響を混濁させないためにどのようなマイク・セッティングをしていたのか想像を刺激されます。

 【アブラヴァネルのレガシー】
  アブラヴァネルは在任中にシンフォニー・コンサート専用ホールの必要性を訴え続け、その長い任期を終えた直後の1979年9月にはシューボックス・タイプの新たな「シンフォニー・ホール」のオープンにこぎつけました。
  1993年9月に彼が90歳で世を去ると、同ホールはその功績を讃えて「アブラヴァネル・ホール」と改名され、楽団のウェブサイトには彼を知る人たちの回想が掲載されています。

 【当アルバムについて】
  1972年から73年にかけてVOXに録音したチャイコフスキーの交響曲全集の録音は1972年から73年にかけて。ユタ響の音楽監督就任から25年目で、オケとの関係も円熟していたことが想像されます。
  復刻第1弾に選ばれたのは交響曲第4番と「ロメオとジュリエット」。若いころは斬新な解釈で物議を醸したというアブラヴァネルですが、ここでは整った様式感による演奏を聴くことができます。
  明るめの音色と相まって、音楽の陽性な面が浮かび上がる傾向がありますが、陰影も熱気も十分。交響曲の各楽章、「ロメオとジュリエット」の各場面もしっかりと性格付けされています。
  残る交響曲も順次当シリーズでリリース予定。
 
















5/11(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


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SIMAX

PSC 1374
(2CD)
¥3700→\3390
トール・ヨハン・ボーエン(ヴァイオリン)
ノルウェー伝説~
 イザイの知られざる作品群とイザイ編によるショパン作品

 [Disc 1]
  ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):
   ノルウェー伝説(1882)/ 演奏会マズルカOp.1(1882)/
   演奏会大ワルツOp.3(1882) /ポロネーズ第1番(1881)* /
   感傷的な情景(静けさ)(1885)/ 感傷的な情景 第5番(1885)/
   華麗なるポロネーズ(1885)* /
   3つのエチュード=ポエム(1900 rev.1914)【第1~3番】/
   小さなロマンティック幻想曲(1901)
 [Disc 2]
  ショパン/イザイによるヴァイオリンのための編曲
   バラード第1番 ト短調Op.23
   幻想即興曲Op.66
   ショパンの8つのワルツ
    第1番 イ長調(Op.34 no.1)* / 第2番 嬰へ短調(Op.70 no.2)/
    第3番 イ短調(Op.34 no.2)/ 第4番 イ長調(Op.64 no.3)* /
    第5番 ニ短調(Op.64 no.2)* / 第6番 変イ長調(Op.69 no.1)* /
    第7番 変ホ長調(Op.64 no.1)* / 第8番 ホ短調(Op.post)
 [* 世界初録音]
トール・ヨハン・ボーエン(ヴァイオリン)
アイリク・ハウグ・ストムネル(ピアノ)

 ノルウェーと深い関係にあったイザイの知られざる作品群とイザイ編によるショパン作品を収録

 録音:2022年2月4日–6日、3月18日-20日 ソフィエンベルグ教会(オスロ、ノルウェー)/CD1:79'10、CD2:50'45
 制作:スティーヴン・フロスト、アイナル・ヘンニング・スメビュー
 録音:アルネ・アクセルベルグ

 ノルウェーのヴァイオリニスト、トール・ヨハン・ボーエンが、ウジェーヌ・イザイ による「知られていない作品とヴァイオリンとピアノのための編曲」の録音プロジェクトは、彼がテキサス州ヒューストンのライス大学で「イザイの《2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲》の全楽章校訂」をテーマにした博士論文に取り組んでいた際、イザイのヴァイオリンとピアノのための未出版作品のあることを知り、スタートしました。

 時代を代表するヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストのイザイ(1858–1931)は、1882年の春、初めてノルウェーを訪れました。
 このツアーは、国際的にも知られるヴァイオリンの名手だったオーレ・ブルの子、アレクサンデル・エティエンヌ・ブルによる計画と準備で行われ、コンサートによる収益が、ベルゲン市中央のエドヴァルド・グリーグ広場に建立されるオーレ・ブル像の資金にあてられました。
 イザイは、ノルウェー西岸を巡る途中の4月18日にはトロールハウゲンのグリーグ邸に招待されるなど、彼とノルウェーの関係は深まっていきました。

 このアルバムで演奏される《ノルウェー伝説》、「ピアノをともなうヴァイオリンのため」の《演奏会マズルカ》(Op.1)、「管弦楽またはピアノをともなうヴァイオリンのため」の《演奏会大ワルツ》(Op.3)の3曲は、イザイがツアーの間に作曲。「知られていない」その他の曲は、2つの《感傷的な情景》がコペンハーゲン、《華麗なるポロネーズ》がラトビアのリガで書かれコペンハーゲンで改訂と、各地のコンサートに合わせ、折々に作曲、編曲されました。

 トール・ヨハン・ボーエン(1971-)は、ノルウェー国立音楽大学を卒業後、アメリカでカミラ・ウィックスとセルジウ・ルカに師事。
 ピリオド楽器とモダン楽器によるバロック音楽から20世紀の音楽、ハリングフェレを弾いた民俗音楽と、幅広いレパートリーで活動しています。
 《2つのヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲》を含むイザイの『弦楽のための三重奏曲集』(PSC 1295)や、クラウス・エッゲ(PSC 1193)とファッテイン・ヴァーレン(PSC 1325)の室内楽作品を録音。
 ゲイル・トヴェイトの『旅の日記から』(PSC 1222)を録音した「フラガリア・ヴェスカ(Fragaria Vesca)」や、「ポイボス弦楽三重奏団(PoebusString Trio)」の活動でも知られます。
 ピアノのアイリク・ハウグ・ストムネル (1993-)は、ノルウェー国立音楽大学でスメビュー教授とマリアンナ・シリニャンに学び、ソリスト・ディプロマを取得しました。
 ノルウェー放送管弦楽団と共演したデビュー・コンサートがノルウェー放送のテレビで全国に放映され、2019 年にベルゲン国際フェスティヴァルに初めて出演しました。ソリストと室内楽奏者として活動しています。

 このアルバムで演奏される作品は、イザイによる版が出版された《ワルツ第8番 ホ短調》をのぞき、ボーエンによる版で演奏され、《ワルツ第5番》の失われたピアノ・パートは、録音に際しボーエンが作曲しました。
 ボーエンのこれまでの録音に関わったスティーヴン・フロスト とピアニストのアイナル・ヘンニング・スメビュー が制作、アルネ・アクセルベルグ がエンジニアリングを担当してオスロのソフィエンベルグ教会でセッション録音されました。
 収録曲の詳細なラーナーノーツ(ノルウェー語、英語、フランス語)は、ボーエンが執筆しています。

 
 




WAON RECORDS



WAONCD 550
(HQCD)
¥2800
本村睦幸 (リコーダー)
フランスバロック・ソナタの展翅(てんし)

 1-5. アンヌ・ダニカン・フィリドール (1681-1728):
  リコーダーのためのソナタ
 6-9. ニコラ・シェドヴィル (1705-1782):
  〈ヴィヴァルディの忠実な羊飼い〉より ソナタ 第4番
 10-15. マラン・マレ (1656-1728):マレ風ソナタ
 16-18. ジャンバティスト・カナヴァス (1713-1784):
  チェロソナタ 作品2の1
 19. フランソワ・クープラン (1668-1733):恋する小夜鳴鳥
 20-25. ジャック・オトテール (1673-1763):組曲ソナタ 作品5 の4
本村睦幸 (リコーダー)
ジュゴンボーイズ
 ≪山本徹(チェロ),
  根本卓也(チェンバロ)≫

 フランス趣味からイタリア趣味へ至るグラデーション

 録音:2021年12月13-15日、千葉市美浜文化ホール 音楽ホール
 [5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing ]
 Microphones : Custom-made DC amplifier line-level microphones with Schoeps MK2H capsules,designed and manufactured by Mouri Tadaharu 毛利忠晴 (PureT Records), 2013 (last modified 2018), Tokyo
 Stereo Setting : A-B pair microphones
 Microphone Power Supply & Preamplifier : PureT Records PT-MPP02,designed and manufactured by Mouri Tadaharu 毛利忠晴 (PureT Records), 2017, Tokyo
 AD Converter : Mytek Digital Brooklyn ADC
 Recorder : TASCAM DA-3000
 Master Clock : Grimm Audio CC2
 DSD/PCM to PCM Converter : Weiss Saracon-DSD

 リコーダー奏者本村睦幸の最新盤は、フランスバロック・ソナタの展翅(てんし)と題した1枚。展翅(てんし)とは、標本などにするため、昆虫などの羽をひろげること。
 フランス趣味・イタリア趣味の「ソナタ」に、性格的小品もまじえて、美しい1枚の絵のようにプログラムされています。

 フィリドールのソナタは、「リコーダー」を楽器指定しているフランスの楽曲。
 シェドヴィルの作品は、ヴィヴァルディの作品13と偽って出版されたもので、当時のフランスでヴィヴァルディの作品と思われていた曲を元にアレンジした楽章と、シェドヴィル自身による楽章を交えた構成。
 材料はイタリアですが、フランスのロココ趣味が色濃く反映されたユニークな作品です。
 マレの作品はもともとはヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための作品ですが、ヴァイオリンのパートはトラヴェルソでもほぼ演奏可能、そしてここではトラヴェルソと同じ音域のリコーダーを用いて演奏しています。
 イタリアに生まれフランスに帰化したカナヴァスの作品、さらにクープランの描写的小品をはさんで、最後はオトテールのソナタでディスクが締めくくられます。1 枚全体が美しい絵画かタペストリーのよう。
 どの曲も心地よい素朴さ、典雅な風合いに満ちており、親密なアンサンブルにも非常に好感がもてます。
 





<メジャー・レーベル>
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DECCA



5528383
(2CD)
\3000→\2790
祝・英チャールズ3世新国王戴冠式
 式典で演奏される音楽の公式録音
《The Coronation Of Their Majesties King Charles III And Queen Camilla 》

[収録予定曲]
 ◎ジュディス・ウィアー:Brighter Visions Shine Afar
 ◎サー・カール・ジェンキンス:Tros y Garreg(Crossing the Stone)
 ◎サラ・クラス:Sacred Fire
 ◎ナイジェル・ヘス、ロデリック・ウィリアムズ、シャーリー・トンプソン:
   Be Thou my Vision-Triptych for Orchestra
 ◎イアン・ファリントン:Voices of the World
 ◎パトリック・ドイル:チャールズ3世国王戴冠式行進曲
 ◎クリストファー・ロビンソン:ファンファーレ
 ◎ポール・ミーラー:『戴冠式ミサ』よりキリエ
 ◎デビー・ワイズマン:Alleluia(O Clap your Hands)&Alleluia(O Sing Praises)
 ◎アンドリュー・ロイド・ウェバー:Make a Joyful Noise
 ◎ロクサンナ・パヌフニク:『戴冠式ミサ』よりサンクトゥス
 ◎タリク・オリーガン:アニュス・デイ
ピーター・ホルダー、マシュー・ジョリス(オルガン)、
ヴァスコ・ヴァッシレフ(ヴァイオリン/コンサートマスター)、
アリス・ヒューズ(ハープ)、
プリティ・イェンデ(ソプラノ)、
サー・ブリン・ターフェル(バス・バリトン)、
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)、
アンドリュー・ネスシンガ(指揮)
ウェストミンスター寺院聖歌隊、
チャペル・ロイヤル合唱団、
メソジスト・カレッジ・ベルファストのチャペル合唱団、
トゥルーロ大聖堂聖歌隊、
モンテヴェルディ合唱団、
ジ・アセンション・クワイア、ウェストミンスター・スクールの合唱団、
ビザンチン・チャント・アンサンブル、
ピアーズ・モレル(指揮)
近衛騎兵隊のトランペット奏者&イギリス空軍ファンファーレ・トランペット隊、
サー・アントニオ・パッパーノ(指揮)
コロネーション・オーケストラ

 祝英チャールズ3世新国王戴冠式。式典で演奏される音楽の公式録音。CD2枚組

 ●2023年5月6日、イギリスのチャールズ3世新国王とカミラ王妃の戴冠式がウェストミンスター寺院で執り行われ、デッカよりこの戴冠式の公式録音がCD2枚組で発売されます。
  国王陛下より委嘱された12の最新作を含む、イギリスの現代音楽と伝統音楽が演奏されます。

 ●委嘱作品は6つのオーケストラ作品、5つの合唱作品、1つのオルガン作品で、クラシック、宗教音楽、映画、テレビ、ミュージカルなどの世界的に有名なイギリスの作曲家により特別に作曲されました。
 イギリスの4つの構成国すべてにルーツを持つアーティストが含まれています。
 国王の音楽師範であるジュディス・ウィアー、ウェールズ出身のサー・カール・ジェンキンス、クラシックと映画音楽の作曲家サラ・クラス、アイルランドの讃美歌への応唱を巧みに1つの作品につなぎ合わせた3人の作曲家ナイジェル・ヘス、ロデリック・ウィリアムズとシャーリー・トンプソン、オルガンの委嘱作品を書いたイアン・ファリントン、映画音楽作曲家のパトリック・ドイル、式典のファンファーレを作曲したクリストファー・ロビンソン、ウェールズ語で歌われる曲で注目されるポール・ミーラー、テレビ・映画の作曲家デビー・ワイズマン、ミュージカルで有名なアンドリュー・ロイド・ウェバー、ポーランド系イギリス人のロクサンナ・パヌフニク、国王より戴冠式の『アニュス・デイ』を依頼されたタリク・オリーガンらによる新作が披露されます。
 
 ●演奏するのはウェストミンスター寺院聖歌隊、ジ・アセンション・クワイアなどの8つの合唱団、サー・アントニオ・パッパーノ、アンドリュー・ネスシンガなどの6人の指揮者、2人のオルガニスト、ピーター・ホルダーとマシュー・ジョリス、近衛騎兵隊のトランペット奏者、イギリス空軍のファンファーレ・トランペット隊、そしてイギリスとカナダの主要な8つのオーケストラ(フィルハーモニア管弦楽団、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団、レジーナ交響楽団、イギリス室内管弦楽団、スコットランド室内管弦楽団、ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団、ウェールズ国立歌劇場管弦楽団)から選ばれた世界最高の音楽家たちで構成される「コロネーション・オーケストラ」です。
 ジ・アセンション・クワイアは戴冠式で初めて歌うゴスペル合唱団です。
 
 コロネーション・オーケストラを指揮するのはロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団の音楽監督で2023年9月よりロンドン交響楽団の首席指揮者となるパッパーノ、ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団のコンサートマスター、ヴァスコ・ヴァッシレフがコンサートマスターを務めます。
 
 ソリストにはバス・バリトンのサー・ブリン・ターフェル(ポール・ミーラー:『戴冠式ミサ:キリエ』)、南アフリカのソプラノ歌手、プリティ・イェンデ(サラ・クラス:『Sacred Fire』)、バリトンのロデリック・ウィリアムズ、ハープ奏者のアリス・ヒューズ(サー・カール・ジェンキンス:『Tros y Garreg』)が参加します。
 ウェストミンスター寺院のオルガニストで戴冠式の音楽監督を務めるネスシンガは「戴冠式のすべてにおいて、深く根付いた伝統と現代的革新が融合しています。
 その時代の文化が幅広く反映された選曲となっています。国王とともにこの素晴らしい式典のために優れた音楽家と親しみやすくコミュニケーションに富む音楽を選ぶことができてとても光栄です」と語っています。

 ●戴冠式の式典と式典前の音楽がデッカにより独占的に録音され、その公式アルバムが当日に世界中でストリーミングおよびダウンロードで入手可能となります。これは録音音楽史においても英国王室の歴史においても全く前例のない出来事となります。

 ●ミュージカル作曲家のアンドリュー・ロイド・ウェバーによる戴冠式アンセム『Make a Joyful Noise』はシングルCDでも発売されます(下記参照)。

 ●この2枚組のCDアルバムの他、特別なデラックス・コレクターズCDとLPも今後発売が予定されています。

 ●デッカによるこのリリースはチャリティー団体「ロイヤル・ブリティッシュ・リージョン」と「Age UK」を支援しています。 

  【録音】2023年5月6日、ロンドン、ウェストミンスター寺院(ライヴ)
 


5575961
(SINGLE CD)
\1500
新曲のシングルCD
《アンドリュー・ロイド・ウェバー:Make a Joyful Noise》

 アンドリュー・ロイド・ウェバー:
  1) Make a Joyful Noise、
  2) Make a Joyful Noise(インストゥルメンタル・ヴァージョン)
ピーター・ホルダー(オルガン)、
ウェストミンスター寺院聖歌隊(1)、
イギリス空軍ファンファーレ・トランペット隊、
アンドリュー・ネスシンガ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、
アンドリュー・ロイド・ウェバー(音楽プロデューサー)
 
 2023年5月6日に行われたチャールズ3世新イギリス国王の戴冠式のために、『キャッツ』『オペラ座の怪人』『エビータ』などの大ヒット・ミュージカルで有名なイギリスの作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーが書いた新曲のシングルCDが発売されます。
 ウェストミンスター寺院で開催された盛大な式典のためにチャールズ国王は10数曲の新作を委嘱しましたが、これはそのうちの1曲にあたる戴冠式アンセム『Make a Joyful Noise』です。
 ロイド・ウェバーは「私は幸運にも国王陛下と歌詞について意見を交わすことができました。
 ソロモンの書について話し合い、私は詩篇第98篇の“Make a Joyful Noise unto the Lord, the King(全地よ、主に向かって喜ばしき声をあげよ)”というメッセージを入れることを提案しました。
 それは戴冠式の時に非常にふさわしく感じられます。私は数週間前に王のための初期のスコアを演奏し、歌も試演しました。短いオープニングとクロージングのファンファーレも作曲しました。
 ファンファーレはイギリス空軍ファンファーレ・トランペット隊により演奏されます。
 このアンセムは素晴らしいウェストミンスター寺院聖歌隊と“コロネーション・オーケストラ”(戴冠式のために結成されたイギリスとカナダの8つのオーケストラからのメンバーによる楽団)のために作曲されています」と語っています。
  















5/10(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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PROFIL



PH 23014
¥2700
シャラー編曲のブルックナー交響曲第5番
 ブルックナー(シャラー編):
  交響曲第5番変ロ長調(オルガン版)
ゲルト・シャラー(オルガン)

 まるでオリジナルのオルガン曲のように壮麗。シャラー編曲のブルックナー交響曲第5番

 録音:2022年11月28-31日/エーブラハ修道院/72'36"

 いまやブルックナーの権威として世界中から注目されるゲルト・シャラー。
 彼の指揮によるブルックナーの全管弦楽曲が2024年のブルックナー・イヤーに向け録音が進んでいますが、オルガニストでもあるためブルックナーのオルガン作品にも強い関心を寄せています。

 2021年の交響曲第9 番(PH21010)に次ぐ第2弾、シャラー自身の編曲による交響曲第5番が登場します。
 シャラーによれば第5 番は対位法的な書法の点でオルガン編曲に適しており、多くのパッセージはオルガンを念頭に置いて作曲されたかと思えるとしています。

 ただし原曲を熟知するシャラーだけに、特定の効果をそのままオルガンへ移しかえたり、オーケストラに挑むようなことはせず、ヴィエルヌやヴィドールのオルガン交響曲のような唯一無二の世界を作り上げています。
 ことに終楽章の大フーガが鮮烈なオルガン曲化しているのに注目です。

 速めのテンポにより、エーブラハ修道院の4段鍵盤アイゼンバルト・オルガンの壮麗な響きも心を奪われます。要注目!
 



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CAPRICCIO



C5500
¥2700→\2490
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)&ウィーン放送交響楽団
クルト・ヴァイルの大作音楽劇『永遠の道』から第4幕「預言者たち」をカンタータとして再構成
 世界初演時の録音
クルト・ヴァイル:カンタータ『預言者たち』/ ウォルト・ホイットマンの詩による4つの歌

  1-17. カンタータ『預言者たち』
   - 音楽劇『永遠の道』(1935)より/
    デイヴィッド・ドリュー構成...世界初録音
     詞:フランツ・ヴェルフェル
  18-21.ウォルト・ホイットマンの詩による4つの歌
   18. Beat! Beat! Drums! 叩け!叩け!太鼓を!
   19. O Captain! My Captain! おお船長! 我が船長!
   20. Come Up from the Fields, Father
    畑からこっちに来て お父さん
   21. Dirge for Two Veterans 古参兵二人の哀歌
(1)-(17)
 ザロモンの声...
  アルベルト・ドーメン(バリトン)
 僧...クルト・アツェスベルガー(ヴォーカル)
 第1の白い天使/時の終わりの天使...
  ミヒャエル・パプスト(テノール)
 敵対者...ゴットフリート・ホーニック(バリトン)
 ナレーター...アンゼルム・リプゲンス(朗読) 他
 ウィーン・ジュネス合唱団
 ウィーン・モテット合唱団
 グンポルツキルヒェン・シュパーツェン(合唱)
(18)-(21)
 トーマス・ハンプソン(バリトン)
ウィーン放送交響楽団
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)

 録音 オーストリア(ライヴ):1998年5月28日 Vienna, Konzerthaus...1-17 2001年7月30日 Salzburg, Felsenreitschule...18-21

 【クルト・ヴァイルの大作音楽劇『永遠の道』から第4幕「預言者たち」をカンタータとして再構成。世界初演時の録音!】
 「預言者たち」は、当初音楽劇『約束の国への道』の最終第4幕として構想されました。ヴァイルがヨーロッパで書いた最後の作品で、ドイツ語による大規模な作品としても最後のものです。
 しかし『約束の国への道』はヨーロッパでの上演機会が得られず、ヴァイルは反ユダヤ主義の風潮を逃れて渡米。
 1937年に歌詞を英語にして『永遠の道』と改題してニューヨークで初演されたものの、その長大さゆえか、初演以後に演奏された記録がありませんでした。
 ここに収録されたのは、ヴァイルの研究で知られるイギリスの音楽ジャーナリストで評論家デイヴィッド・ドリューがBBCプロムスの委嘱で演奏会用のカンタータとして再構成したもの。
 歌詞を当初のドイツ語に戻し、イスラエル人の指揮者Noam Sheriffがオーケストレーションをサポートしています。1998年5月に初演され(当盤がそのライヴ録音)、同年7月にはプロムスでも上演されました。
 併録の『ウォルト・ホイットマンの4つの歌』ではトーマス・ハンプソンの表現力豊かな歌唱が聞けます。

 
 



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DIVOX



CDX-72201
¥2400→\2190
バッハがヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲をチェンバロ独奏用に編曲したものを
 ジューリオ・デ・ナルドがチェンバロと室内アンサンブル用に編曲
  「BACH IN VENICE ヴェニスのバッハ」


 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  1-3.協奏曲 ニ長調 BWV 972
   (原曲:ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 230)
  4-6. 協奏曲 ト長調 BWV 973
   (原曲 ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲 ト長調 RV 299)
  7-9. 協奏曲 ハ長調 BWV 976
   (原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV 265)
  10-12. 協奏曲 ニ短調 BWV 974
   (原曲:A. マルチェッロのオーボエ協奏曲)
  13-15. 協奏曲 ト長調 BWV 980
   (原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 変ロ長調 RV 381)
  16-18. 協奏曲 ヘ長調 BWV 978
   (原曲:ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲 ト長調 RV 310)
 全てジューリオ・デ・ナルドによるチェンバロと室内アンサンブル編
 全て世界初録音
ジューリオ・デ・ナルド(チェンバロ)
セスティエール・アルモニコ(古楽器使用)

 録音:2021年8月18-21日 Teatro Ristori, Verona(イタリア)
 総収録時間:56分

 J.S.バッハは生前イタリアに旅行することはありませんでしたが、ザクセン公ヨハン・エルンストがイタリアの器楽レパートリーに関心を抱いていたため、ヴィヴァルディ、アルビノーニ、トレッリらの作品に触れることができました。
 バッハはこれらを研究し、何曲かの作品をチェンバロ独奏用に編曲しています。
 このアルバムでは、その中から6曲を選び、鍵盤楽器奏者ジューリオ・デ・ナルドがオーケストラとチェンバロのための協奏曲に編曲。
 デ・ナルドは各々の作品のチェンバロ・パートに改変を加えることなく、弦楽パートを付け加えています。
 ジューリオ・デ・ナルドは1994年、トレヴィーゾ生まれ。アンドレア・マルコンに師事し、数多くの国際コンクールに入賞。
 マルコンの楽団とともに演奏を重ねてきた俊英で、これがソリストとしての初アルバムになります。
 




OUR RECORDINGS


8.226917
¥2600
All Classic ギター二重奏曲集
 1. ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
  シャコンヌ ト長調 HWV 4:35*
 2-7. フェルナンド・ソル(1778-1839):
  アンクラージュマン Op. 34
 8-17. エンリケ・グラナドス(1867-1916):詩的なワルツ集*
 18-23. ガブリエル・フォーレ(1845-1924):ドリー組曲 Op. 56*
 *...スカンジナヴィアン・ギター・デュオ編
スカンジナヴィアン・ギター・デュオ
【メンバー】
 ペア・ポールソン&
  イェスパー・シーヴェベク(ギター)

 録音:2021年4-8日 オーデンセ、トマス・キンゴ教会 他
 総収録時間:51分

 デンマーク生まれの二人のギタリスト、ペア・ポールソンとイェスパー・シーヴェベクによるスカンジナヴィアン・ギター・デュオの結成30周年記念盤。
 二人は学生時代に出会い、1993年にデンマーク放送の室内楽コンクールで優勝したのをきっかけにデュオ活動を本格的に開始。
 以来、デンマーク国内はもとより欧米アジアへの演奏旅行を行うなど、活発な演奏活動を繰り広げて来ました。
 このアルバムに選ばれた4曲はいずれも彼らが自らアレンジして長年弾き込んできた曲ばかりで、流麗で緩急強弱自在な演奏に感心させられます。
 




FORLANE



FOR 16901
¥2400
アンヌ・コンスタンタンのシューマン&ブラームス!
 シューマン:
  アラベスク ハ長調 Op.18
  子供の情景 Op.15
  3つのロマンス Op.28
  ブラームス:
  間奏曲 ロ短調 Op.119-1
  4つのバラード Op.10
アンヌ・コンスタンタン(ピアノ)

 フランスのピアニスト、アンヌ・コンスタンタンのシューマン&ブラームス!

 録音:モスクワ,65'29

 フランスのピアニスト、アンヌ・コンスタンタンのForlaneへの2枚目のCD。
 バッハ、ヘンデル、フランクだった1枚目(FOR 16885)と打って変わって、シューマンとブラームスのドイツ・ロマン派ど真ん中。
 響きこそフランス的な明るさが強いが、柔らかくジワッと広がる味わいは濃厚ロマンティシズム、有名なトロイメライはまさに夢見心地のうっとりした演奏。
 若いピアニストらしい切れ味の良い演奏もあるが、豊かな情感を描くことに長けたピアニストであることがよく分かる。
 ブラームスも渋くはないけれど深くしみじみしている。彼女は今後注目していくべき人だろう。
 



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SOUPIR EDITIONS

S 250
(2CD)
¥4300→\3990
ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)
「フランスのヴァイオリン・ソナタ集」

 グロヴレズ(1879-1944):ヴァイオリン・ソナタ ニ短調
 フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.108
 ジェダルジュ(1856-1926):
  ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 Op.19
 ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ イ短調
 エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 ヘ短調 Op.6
 エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第3番 イ短調 Op.25
ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)
上田晴子(ピアノ)

 フランスの偉大なヴァイオリニスト、ジャン=ジャック・カントロフが弾く室内楽と協奏曲!

 録音:2019年3月18-19日 フランス イル=ド=フランス地域圏 オルヴィリエ、2004年10月15,16日 日本 横浜(エネスコ)

 フランスの偉大なヴァイオリニスト、ジャン=ジャック・カントロフの弾くフランス近代のヴァイオリン・ソナタほか。カントロフは録音時73歳だが音色の瑞々しさは驚くべきもの。
 フォーレやラヴェルが素晴らしいのはもちろんだが、録音のほとんどないガブリエル・グロヴレズ(1879-1944)とアンドレ・ジュダルジュ(1856-1926)のヴァイオリン・ソナタがカントロフのヴァイオリンで聞けるのは非常にありがたい。
 ピアノの上田晴子は、東京藝術大学大学院を修了した後、フランスに渡り、1986年にはロン=ティボー国際コンクールに入賞している。
 現在はパリ国立高等音楽院室内楽科教授、ピアノ科准教授を務めている。
 カントロフとの共演も多く、息のピタリとあった、そしてフランスの芳香豊かなピアノを奏でている。
 
S 256
¥2700→\2490
ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)
「アルフレード・ダンブロージョ:ヴァイオリン作品集」

 ダンブロージョ(1871-1914):
  (1)ヴァイオリン協奏曲第1番 ロ短調 Op.29
  (2)ヴァイオリン協奏曲第2番 ト短調 Op.51
  (3)カンツォネッタ ト長調 Op.28
  (4)ロマンス ニ長調 Op.9
  (5)導入とユモレスク イ短調 Op.25
  (6)セレナード ニ長調 Op.4
  (7)カンツォネッタ ト短調 Op.6
ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)
(1)(2)アリー・ファン・ベーク(指揮)
 オー・デ・フランス地域圏ドゥエー管弦楽団
(3)-(7)上田晴子(ピアノ)

 録音:2021年10月22,24日,2022年7月27日 フランス オー・デ・フランス地域圏 ドゥエー、70'51

 偉大なヴァイオリニスト、ジャン=ジャック・カントロフが、今日ではすっかり忘れ去られてしまったイタリアのヴァイオリニスト、作曲家、アルフレード・ダンブロージョ(1871-1914)のヴァイオリン協奏曲2曲と小品を録音。
 ダンブロージョはナポリの生まれ。生地で学んだ後、1889年から90年にマドリードでパブロ・デ・サラサーテに、1891年から92年にロンドンでアウグスト・ヴィルヘルミに学んだ。その後はパリやニースを拠点にして、演奏、作曲、教育と活躍した。43歳で亡くなってしまったため本人の録音はごく僅かで、そして作品も忘れ去られてしまった。
 大演奏家が埋もれた作曲家の作品を取り上げる時は意気込みが強いのが常。ここでもカントロフは特に協奏曲では力の入っており、後期ロマン派的充実感をしっかり聞かせてくれる。
 オランダの指揮者、アリー・ファン・ベークにも熱が入り、2曲の協奏曲は手本にして至高の演奏である。
 一方、上田晴子の伴奏で弾く小品はかつてのサロンでの愉悦を蘇らせた素敵なものばかり。この1枚でダンブロージョの概要は掴めるだろう。
 埋もれた素晴らしい芸術を蘇らせたカントロフの偉業だ。
 
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S 252
¥2700→\2490
「ノアン・ショパン音楽祭」総裁イヴ・アンリ
 「ノアンのショパン」

 ショパン:
  夜想曲 ロ長調 Op.62-1/子守歌 変ニ長調 Op.57/
  舟歌 嬰ヘ長調 Op.60/夜想曲 変ホ長調 Op.55-2/
  バラード ヘ短調 Op.52/幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61/
  ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/前奏曲 嬰ハ短調 Op.45/
  ワルツ 変ニ長調 Op.64-1「小犬のワルツ」/
  夜想曲 ハ短調 Op.48-1
イヴ・アンリ
 (ピアノ 1839年製プレイエル)

 録音:2019年7月15,16日 フランス サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏 ノアン

 フランスのど真ん中に位置するノアンは、作家ジョルジュ・サンドが子供時代から過ごした館があることから、彼女の恋人になったショパンも度々滞在し、いくつも作品を書いた。
 このCDにはノアンに縁のあるショパンの曲を集めている。さらにショパンの時代の1839年製のプレイエルのピリオドのピアノ(いわゆるフォルテピアノ))を使用。
 ショパンのピアノ曲は長いこと大ホールでグランドピアノを轟かせる演奏が普通になっているが、本来はサロンのような小規模の空間で当時の楽器で繊細に奏でられるものであることが、このCDから痛感させられる。
 イヴ・アンリは1959年生まれのフランスのピアニスト。
 彼は既に「フレデリック・ショパン ノアンで過ごした年 1839-1846」(S 243 4CD)というショパンのノアンでの活動の集大成といったアルバムを発売しており、また1937年製プレイエルを用いてマズルカ全集(S 249 3CD)や、1848年2月16日のショパンのパリでの最後の演奏会を再現したCD(S 226 2CD)など意欲的なCDをSOUPIR EDITIONSからいくつも発表している。
 このCDはアンリのこうしたショパンへの取り組みの結実であり、単に時代楽器を用いたという以上の強い説得力と感動が得られるだろう。



 ショパンがジョルジュ・サンドと過ごしたフランスのノアン。
 ここでショパンは多くの傑作と多くのエピソードを残した。

 そのノアンの地で毎年開かれているのが「ノアン・ショパン音楽祭」。

 チッコリーニが50年前に創設し、その後1995年から2010年までイヴ・アンリが芸術監督を務め(2011年に総裁)、ノアン・ショパン音楽祭に改称した。

 
 


S 254
¥2700
「チェンバロによるモーツァルト作品集」
 ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 K.279/
 「ああ、ママに言うわ」による
  12の変奏曲(キラキラ星変奏曲)ハ長調 K.265/
 ピアノ・ソナタ第18番 ヘ長調 K.533, K.494/組曲 ハ短調 K.399/
 「リゾンは森で眠っていた」の主題による9つの変奏曲 ハ長調 K.264
コンスタンス・タイヤール(チェンバロ)

 録音:2021年6月10,11,12日 フランス イル=ド=フランス地域圏 オルヴィリエ

 フランスのチェンバロ奏者、コンスタンス・タイヤールによるモーツァルト集。
 モーツァルトの生きた時代は鍵盤楽器の主流がチェンバロから初期のピアノ(いわゆるフォルテピアノ)に移行する頃で、モーツァルトは早くからピアノに可能性を見出して飛び付いたのだが、とはいえ当時はまだまだチェンバロは優勢だったので、モーツァルトの鍵盤作品をチェンバロで演奏することには意義がある。
 ここでのタイヤールの演奏はチェンバロ演奏によるモーツァルトの可能性を存分に引き出したものだ。
 20歳前後の作品であるピアノ・ソナタ第1番とキラキラ星変奏曲、9つの変奏曲にはまだチェンバロ的手法があちこちに残っていることがタイヤールによる演奏ではっきりと聞いてとれる。
 特にモダンピアノでは可愛らしい曲になりがちなキラキラ星変奏曲が素晴らしく華やかに響き渡るのは驚くべき発見だ。
 ウィーン時代のソナタと組曲もモダンピアノともフォルテピアノとも異なった煌びやかな美しさにうっとりさせられる。
 タイヤールはフランス最東部のアルザス地方の出身。パリ音楽院で学んだ後、主としてバロック音楽の独奏また通奏低音に活躍している。
 1735年、ゴットフリート・ジルバーマン製作のチェンバロに基づいた、1995年、フレデリック・バルとアンソニー・サイディ製作のコピーを使用。
 
 
S 257
¥2700
モンポウ:ひそやかな音楽(全曲)
 ひそやかな音楽第1巻(全9曲)
 ひそやかな音楽第2巻(全7曲)
 ひそやかな音楽第3巻(全5曲)
 ひそやかな音楽第4巻(全7曲)
テレーズ・マラングロー(ピアノ)

 録音:2020年2月24-25日 フランス パリ

 ここ十数年で人気が急上昇し録音も多々出ているモンポウの「ひそやかな音楽」、その全曲にまた素晴らしい新録音が加わった。フェデリコ・モンポウ(1893―1987)はスペインと言ってもカタルーニャの作曲家。
 近代フランス音楽の影響を受けつつも、内省的で繊細な、そして時には小節線をとっぱらった自由な音楽を書いた。
 プーランクに絶賛された歌曲集「夢の戦い」が代表作だが、10年以上かけて少しずつ書き進められたこの「ひそやかな音楽」もモンポウの傑作である。
 テレーズ・マラングローはベルギーのピアニスト。モンポウ独特の音楽に深い共感を持った、静かで深みのある音楽を紡いでいる。
 
 
S 259
¥2700
イラクリ・アヴァリアーニの弾く
 シューベルトのピアノ・ソナタ第17番

  シューベルト:
   ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 Op.53 D850
イラクリ・アヴァリアーニ(ピアノ)

 録音:2022年6月13-15日,7月1日、46'21

 ジョージア出身のベテランのピアニスト、イラクリ・アヴァリアーニの弾くシューベルトのピアノ・ソナタ第17番。
 イラクリ・アヴァリアーニは1950年、ジョージアのトビリシの生まれ。ソヴィエトのモスクワ音楽院で学んだ後、ソヴィエトでは不遇だったようで、一時故郷に戻っている。
 ベルリンの壁が崩壊した1989年にパリに移り、以来ここを拠点に活動している。
 晩年のシューベルトにありがちなゆったりした演奏ではなく、硬質な響きでカッチリまとめ上げる演奏。ファツィオーリのピアノを使用している。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

 

CAPRICCIO

C8067
¥2800
息子アレクサンドルの指揮
 パンチョ・ヴラディゲロフ(1899-1978):舞台音楽集

 【CD1】
  1-6. スカンディナヴィア組曲 Op. 13
   - アウグスト・ストリンドベリ
    『Ett Dromspel』の付随音楽に基づく
  7-9. 3つの歌 -
   ウィリアム・シェイクスピアの喜劇 『十二夜』に基づく
    7. 1. Lied der Viola / 8. 2. Liebeslied des Narren /
    9. 3. Lied des Narren
  10-17. 組曲 -
   オルリン・ヴァシリエフの舞台
    『幸福』のための付随音楽から
  18-21. 4つの歌曲 Op. 19 -
   クラブントの劇 『白墨の輪』から
    18. 1. Lied der Jau / 19. 2. Lied der Heitang /
    20. 3. Lied des Tschang Ling /
    21. 4. Soldatenlied
     『カエサルとクレオパトラ』のための2つの管弦楽作品 -
      バーナード・ショーの劇による 
  22. 第1曲. 砂漠のノクターン
 【CD2】
  『カエサルとクレオパトラ』のための2つの管弦楽作品 -
   バーナード・ショーの劇による
    1. 第2曲. ロマンスとケーク=ウォーク
  バレエ音楽『湖の伝説』 Op. 40
   2-5. 管弦楽組曲第1番 / 6-8. 管弦楽組曲第2番
ルミヤーナ・ヴァルチェヴァ・エヴローヴァ
 (ソプラノ)...CD1:7、17-19
パヴェル・ゲルジコフ(バス)
 ...CD1:8、9、20、21
ブルガリア国立放送合唱団
 ...CD1:13、17
ブルガリア国立放送交響楽団
アレクサンドル・ヴラディゲロフ(指揮)

 録音:1970-1975年 Balkanton, Sofia(ブルガリア)
 総収録時間:162分

 近年注目が高まる作曲家パンチョ・ヴラディゲロフ。1933年にはブルガリア現代音楽協会の創立メンバーに名を連ね、1978年に世を去って以降もブルガリア音楽史に名を遺す重要な人物として後進たちに強い影響を与えています。
 彼は生涯、後期ロマン派の伝統に基づく調性音楽を書き、その多くはブルガリア民謡に根差したものでしたが、舞台作品においては国際的な題材を用いています。
 『スカンディナヴィア組曲』はスウェーデンの小説家アウグスト・ストリンドベリの戯曲、シェイクスピアの『十二夜』、中国を題材にしたクラブント(本名アルフレート・ヘンシュケ)の『白墨の輪』、エキゾチックな雰囲気を湛えたバーナード・ショウの戯曲『シーザーとクレオパトラ』など多彩な題材による作品が楽しめます。
 全ての作品は作曲家の息子、アレクサンドルの指揮による演奏です。
 




GRAND SLAM



GS 2291
¥2700
フルトヴェングラー&BPO、大戦中の2大名演、
 ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番(ハンゼン)+交響曲第7番

  ベートーヴェン:
   (1)ピアノ協奏曲第4番 ト長調 Op.58
   (2)交響曲第7番 イ長調 Op.92
(1)コンラート・ハンゼン(ピアノ)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 フルトヴェングラー&BPO、大戦中の2大名演、初の2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻登場!ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番(ハンゼン)+交響曲第7番

 録音:1943年10月31日~11月3日/旧フィルハーモニー、ベルリン/国内製作、日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:モノラル(ラジオ放送用録音)

 ■制作者より
 フルトヴェングラーとベルリン・フィルによる大戦中のライヴ、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番(独奏:コンラート・ハンゼン)と同交響曲第7番については、もはや説明不要かと思われます。
 今回の2曲は当シリーズ初めての2トラック、38センチのオープンリール・テープからの復刻となります。
 最近では会場のノイズを除去するだけではなく、演奏に伴うノイズ(靴音、譜面をめくる音、息継ぎなど)さえも軽減するのが当たり前になっています。
 これも、ひとつの考え方かもしれませんが、GS シリーズでは鑑賞を著しく阻害する電気的なノイズ以外は除去せず、その日に起こったことはすべて音楽として捉え、テープに刻まれた情報を尊重したマスタリングを行っています。
 なお、交響曲第7番の第4楽章冒頭の2小節は、オリジナル録音に欠落がありますが、復刻に使用したテープは補修がなされています。
 この2小節は非フルトヴェングラーのようにも思えますが、それほど不自然には聴こえないので、そのままにしてあります(多くのディスクではこの欠落を展開部のコピーで補っていますが、楽譜の音とは異なるので、この処理も完全に正解とは言いがたいでしょう)。また、収録日には諸説ありますが、ここでは最も一般的なものを採用しています。(平林 直哉)
 



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VOX



VOXNX3003CD
¥2400→\2190
(CD-R)
フリードリヒ・ヴューラー(ピアノ)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番、第3番

 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827)
  1. ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op. 19
  2. ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op. 37
フリードリヒ・ヴューラー(ピアノ)
シュトゥットガルト・プロ・ムジカ管弦楽団
ヴァルター・ダヴィソン(指揮)

 録音: 1956年3月(モノラル)
 収録時間:63分

 フリードリヒ・ヴューラー(1900-1975)はウィーンに生まれ、ウィーン音楽アカデミーでフランツ・シュミットにピアノを、ヨーゼフ・マルクスに作曲を学びました。
 ドイツとオーストリアでコンサート・ピアニストとして活躍すると共に同時代の音楽を擁護し、特にマックス・レーガー及びハンス・プフィッツナーとは親交を結び、レーガーからは作品を献呈されています。
 録音ではVOXにベートーヴェンのピアノ協奏曲全集と最後の3つのピアノ・ソナタ、シューベルトのピアノ・ソナタ集、ブラームス、ドヴォルザーク、チャイコフスキーなどのピアノ協奏曲等があり、DGにシュナイダーハンとのブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集があります。

 ヴァルター・ダヴィソン(1885-1973)はフランクフルト生まれのヴァイオリニスト・指揮者。ヴューラーと共に古典的な造形によるがっしりとしたベートーヴェンを聞かせます。

 




 フリードリヒ・ヴューラー(Friedrich Wuhre)は1900年、ウィーン生まれのピアニスト。
 6歳からマリウス・シュデルスキー (Marius Szudelsky) の下でピアノを学び、1915年にウィーン音楽舞台芸術アカデミー(現在のウィーン国立音楽大学)に入学してフランツ・シュミットにピアノ、フェルディナント・レーヴェに指揮法、ヨーゼフ・マルクスに音楽理論を学んだ。
 1920年代初期からヨーロッパでツアーを始め、1923年にアメリカ・デビュー。
 ウィーンで国際現代音楽協会を創設。ピアニストとしてのヴューラーは、マックス・レーガーやハンス・プフィッツナーの音楽を積極的に紹介する一方で、アルノルト・シェーンベルク、パウル・ヒンデミット、ベーラ・バルトーク、セルゲイ・プロコフィエフやイゴール・ストラヴィンスキーらの音楽にも理解を示し、自らの演奏レパートリーに組み入れた。
 1938年にザルツブルク音楽祭でデビュー。1939年にフランツ・シュミットのピアノ、ヴァイオリン、クラリネット、ヴィオラ、チェロのための五重奏曲の初演を行った。
 ハンス・プフィッツナーから献呈を受けた作品や、クルト・ヘッセンベルクのピアノ協奏曲の初演を行った。
 音楽コンクールでも審査員を務めており、1966年の第2回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール、1968年のエリザベート王妃国際コンクールのピアノ部門の審査員を務めた。

 ピアノ教師としてのヴューラーは、1922年から1932年まで母校で教えた後、1934年から1936年までマンハイム音楽大学に転出した。
1936年からキールで教鞭をとり、1939年から1945年まで母校に戻って教えている。第二次世界大戦後は1948年から1951年までザルツブルク・モーツァルテウム、1952年から1958年までマンハイム音楽大学のピアノ科教授を務め、その後は1968年までミュンヘンで教えた。弟子にはハインツ・ヴァルター、ヨハネス・ウンフリート、ハンス・カン、ローベルト・ショルツ、ジェフリー・パーソンズ、フェリックス・プロハスカ、ホルスト・マテウスなどがいる。

 1975年逝去。

 


<メジャー・レーベル>
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DHM



19658794542
(2CD)
\3500→\3190
ドロテー・オベルリンガー(指揮)&アンサンブル1700
イタリア・バロック期の作曲家
 ジュゼッペ・スカルラッティ[1723-1777]
  歌劇『母なる自然の不思議な力』全曲
ルパート・チャールズワース(テノール:チェリドーロ)
フィリッポ・ミネッチャ(カウンターテナー:ルッジェーロ)
ロベルタ・マメリ(ソプラノ:リザウーラ)
ベネデッタ・マッツカート(コントラルト:チェトロネッラ)
マリア・ラドゥルマー(ソプラノ:ルスポリーナ)
ニコロ・ポルセッダ(バス・バリトン:ポポンチーノ)
ダナ・マールバッハ(ソプラノ:ドリーナ)
ジョアン・フェルナンデス(バス:カリモーネ)
アンサンブル1700(ピリオド楽器アンサンブル)
ドロテー・オベルリンガー(指揮)
 録音:2022年6月、ポツダム、サンスーシ新宮殿劇場

 リコーダーの世界的名手ドロテー・オベルリンガー(オーバーリンガー)率いるピリオド楽器アンサンブル「アンサンブル1700」は、ヘンデルの『ルチオ・コメリオ・シッラ』やボノンチーニの『ポリフェーモ』など新たに発見された作品、希少価値のある作品、めったに聴けない作品を、ヨーロッパ各地の音楽祭や特別なイベントで復活蘇演し、世界的に注目を浴びています。

 イタリア・バロック期の作曲家ジュゼッペ・スカルラッティ[1723-1777]は、新鮮で聞き心地のよいメロディ溢れるオペラ・ブッファを多数作曲し、当時人気が高かった存在でした(有名なアレッサンドロとドメニコ・スカルラッティの子孫とされることも多いものの、実際は関連はありません)。
 当盤が世界初録音となる歌劇『母なる自然の不思議な力』は1752年にヴェネツィアで初演され、その後すぐにフリードリヒ大王の宮廷でも上演されています。喜劇の精神に満ち、心地よいメロディ、華やかなコロラトゥーラで彩られたアリアやアンサンブルが聴きものです。台本は、劇作家カルロ・ゴルドーニによるウィットに富んだもの。

 このオペラ・ブッファは楽譜の一部が失われているため、オベルリンガーは、ウィーンとヴォルフェンビュッテルの関連写本を用いてこのオペラを完成させました。またペルゴレージの器楽曲が間奏曲に用いられています。
 ストーリーもまた心を揺さぶるもので、天涯孤独のチェリドーロが、突然手に入れた自由に戸惑い、世界も、人間も、女性の存在も、すべてが初めてで、彼の本能は常に不思議な規則とぶつかり合います。この軽快なオペラ・ブッファは、権力と愛の駆け引きの中で、チェドリーロが社会における自分の居場所を見つけていく過程を面白おかしく描いています。

 歌劇『母なる自然の不思議な力』の蘇演は2022年、ポツダム・サンスーシ音楽祭で舞台上演されました。
 当アルバムはそのライヴ・レコーディングで、「このオペラの音楽は今年の一大発見だ」(rbb kultur)「魅力的だ・・・オベルリンガーとアンサンブル1700は驚くべき音楽を蘇らせた」(ターゲスシュピール紙)と絶賛されています。

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19658812312
\3100→\2890
ラルテ・デル・モンド
 シュミットバウアー:交響曲集

  1. 交響曲 ヘ長調 Op.2-2 (1776)
  2. 交響曲 変ロ長調 Op.2-3 (1776)
  3. 交響曲 変ホ長調 Op.2-1(1776)
  4. 交響曲 ハ長調『王女の結婚に寄せて』 (1797)
ラルテ・デル・モンド(ピリオド楽器オーケストラ)
ヴェルナー・エールハルト(指揮)
 録音:2021年8月17-19日、ドイツ、レバークーゼン/シュレーブッシュ、フリーデン教会

 ヨゼフ・アロイス・シュミットバウアーは多作で多才なドイツの作曲家で、器楽を中心に多くのジャンルの作品を作曲しました。シュミットバウアーの音楽は最近になって再発見されつつありますが、この録音は、ヴェルナー・エールハルトの指揮のもと、ピリオド楽器オーケストラのラルテ・デル・モンドによるもので、世界初録音を含んだ交響曲が収録されています。

 シュミットバウアーについてはほとんど知られていませんが、おそらく1718年にドイツのバンベルクで生まれ、ヴュルツブルク宮廷のオルガン製作者ヨハン・フィリップ・ザイファートから音楽教育を受けました。彼はまた、おそらくボローニャでニコロ・ヨンメッリの弟子でもありました。その後、カールスルーエ、そしてケルン大聖堂のカペルマイスターとなりました。

 ここに収録された4つの交響曲はすべて古典的な4楽章のモデルを採用しており、速い序奏に加え、遅い序奏も加えられています。交響曲の最初の3曲は一貫して明るく、しばしばユーモラスな曲調。交響曲ハ長調は、シュミットバウアーの創作活動の中でもかなり後期に属するもので、バーデン王子の長女で、後にバイエルンの初代女王となるカロリーネが、1797年3月9日にカールスルーエでツヴァイブリュッケン・ビルケンフェルト公マクシミリアン・ヨーゼフと結婚したことにちなみ、「王女の結婚に寄せて」という副題が付いているように、彼女の結婚のために、ハ長調の交響曲を作曲しました。この作品は、軽快で、色彩豊かな楽器を使った、印象的なコントラストに満ちた作品で、4つの楽章のすべてで、作曲者はリスナーの期待を裏切るような作品として披露しています。

 指揮者のヴェルナー・エールハルトは、1985~2005年は独自のスタイルによるピリオド楽器オーケストラ「コンチェルト・ケルン」を指揮し、その後ロマン派を中心に長い間忘れられていた作品を発掘するべく「ラルテ・デル・モンド」を結成。このシュミットバウアーでも当時の奏法を組み入れた斬新な解釈で聴き手を驚かせてくれます。

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19658725032
\3100→\2890

ジョエル・フレデリクセン(歌、中世シトル)
 抒情派の吟遊詩人『ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ』


 フォーゲルヴァイデ:Zuo Rome voget, zuo Pulle kunic
 フォーゲルヴァイデ:Under der linden
 フォーゲルヴァイデ:Vil wunder wol gemachet wip
 マルク・レヴォン[1970-] : Vil wunder wol gemachet wip - Estampie
 フォーゲルヴァイデ:Mir hat her Gerhart Atze ein pfert
 ゴーティエ・デスピノー[?-1272]:Quant je voi l'erbe menue
 フォーゲルヴァイデ:Hebet sydus (Arr. by Marc Lewon)
 フォーゲルヴァイデ:Muget ir schowen
 ヴァンサン・キビルディス:Ich saz uf einem steine (Instrumental)
 フォーゲルヴァイデ:Ich saz uf einem steine (Arr. by Marc Lewon)
 作者不詳(11-13世紀):Alte clamat Epicurus
 ジャウフレ・リュデル:Lanquan li jorn son lonc en mai
 フォーゲルヴァイデ:Nu alrest leb ich mir werde, "Palastinalied" (Arr. by Marc Lewon)
 フォーゲルヴァイデ:Ich han min lehen
 フォーゲルヴァイデ:Durchsuezet und gebluemet
 フェリックス・ヴェリー : Tannhauser Stampedes
 フォーゲルヴァイデ:Fro Welt, ir sult dem wirte sagen
アンサンブル・フェニックス・ミュンヘン
ジョエル・フレデリクセン(歌、中世シトル)
アンヌ・アゼマ(歌)
ヴァンサン・キビルディス(中世ハープ、歌)
フェリックス・ヴェリー(中世フィドル、歌)
 録音:2022年3月13-16日、8月16-17日、ドイツ、ハイルスブロン、Refectory



 中世ドイツの詩人、ヴァルター・フォン・デア・フォーゲルヴァイデ[c.1170-c.1230]は、抒情派の吟遊詩人(ミンネゼンガー)であり、幅広いテーマに取り組んできました。宮廷恋愛歌、教訓詩、格言詩、政治詩、挽歌、宗教詩など多岐にわたる傑作を残し、後世に大きな影響を与えました。しかし、彼の音楽的な遺産は、不明な点が多く、現代に伝えられる作品もごくわずかです。そこで、アメリカ出身のバス歌手でリュート奏者のジョエル・フレデリクセンと、彼が率いるアンサンブル・フェニックス・ミュンヘンが、中世音楽の専門家や音楽学者と緊密に協力し、ヴァルターの作品を現代によみがえらせました。
 このアルバムには、ヴァルターの曲だけでなく、フランスの吟遊詩人であるジャウフレ・リュデル[1100?-1147?]のシャンソンや、新たに演奏メンバーによって制作された新曲も含まれています。
 フレデリクセンは「ヴァルターの詩を歌い、音楽を作ることで、彼の力強く繊細な文章を読むだけよりも、より深く理解できるようになります。そして、そうすることで、中世をより身近に感じることができるのです」と語っています。
 ヴァルターがフランスのトルバドゥールのメロディを参考にした可能性があることから、中世音楽研究家でボストン・カメラータのリーダーであるアンヌ・アゼマも加わり、フレデリクセンのユニークな低音による歌と中世時代のリュートの「シトル」、そしておそらくフォーゲルヴァイデが自身で演奏したであろう中世のハープとフィドル、・・・こうした多彩な才能と楽器により、この偉大な吟遊詩人の音楽が実に刺激的なものであることが明らかとなります




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WARNER CLASSICS



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\2700→\2490
ラハフ・シャニ&ロッテルダム・フィル
 ブルックナー:交響曲第7番 ホ長調 WAB.107(ノーヴァク版)
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
ラハフ・シャニ(指揮)
 録音:2022年6月13-16日、ロッテルダム、デ・ドゥーレン

 ブルックナーの生前にその作曲家としての名声を確立させた記念碑的な作品『交響曲第7番』。
 交響曲第6番の完成後すぐ、1881年9月末から第1楽章の作曲が開始され、第2楽章のクライマックス部分を書いていた時期、1883年2月13日に最も尊敬していたワーグナーが亡くなり、その悲しみの中で同楽章コーダが書き上げられました。
 全曲の完成は1883年9月。1884年12月、ニキシュ指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団による初演は大成功を収めました。その結果、他の交響曲とは異なり、大きな改訂は行われることはなく、大河が滔々と流れゆくような理想的なブルックナーの音楽が紡ぎ出す、究極の完璧を求める厳格さとが相俟って完成された作品ともいえましょう。

 1989生まれのイスラエル生まれの才人指揮者でピアニストでもあるラハフ・シャニは、2018年からオランダのロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、2020/2021シーズンからはイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、2026年9月からミュンヘン・フィルの首席指揮者に就任することが決まっています。
 様々なブルックナー音楽解釈の名指揮者たちが挑んできたこの作品、最近では新しい若き指揮者たちも録音に挑んできていますが、そのラハフ・シャニが演奏するこの曲は、楽器間の対比やしなやかな旋律の歌わせ方を通して空間の奥行きを丹念に刻み込んで行くことによって、抒情やロマンを過度にくゆらせるのではなく、全編にわたってクールなまなざしを保持しながら、誠実なアプローチと究極的で明澄な響きを導きだし、流れゆくような理想的なブルックナーを紡ぎ出しています。




旧譜
ラハフ・シャニ&ロッテルダム
・フィル
ワーナー第1・2弾


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\2700→\2490
2020年からイスラエル・フィルの音楽監督
ラハフ・シャニ&ロッテルダム・フィル/ワーナー第1弾!!

 ベートーヴェン:
  1. ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58
  2. 交響曲第7番イ長調 Op.92
ラハフ・シャニ(指揮、ピアノ:1)
ロッテルダム・フィル
 録音:2019年10月3,4日、ロッテルダム、デ・ドーレン


 指揮者としても活躍するラハフ・シャニは、1989年生まれ。イスラエルにてピアノとコントラバスを学び、2007年にはピアニストとしてイスラエル・フィルにデビュー。2010年にはコントラバス奏者としてこのイスラエル・フィルに入団。2013年には指揮者としてデビュー。2013年のグスタフ・マーラー国際指揮者コンクールで優勝し、一躍注目されるようになりました。
 バレンボイムの下で学び、シュターツカペレ・ベルリンの定期公演やオペラ公演を指揮、2016年4月には読売日本交響楽団を指揮して絶賛され、現在はロッテルダム・フィルとウィーン交響楽団の首席客演指揮者。2020年からはイスラエル・フィルの音楽監督に任命されています。
 このたびロッテルダム・フィルの首席客演指揮者は2026年まで延長されることになるにあたり、2019年にベートーヴェン生誕250年を記念し、指揮者というだけでなくピアニストとしての腕前も披露したアルバムです。

 ラハフ・シャニの演奏は、昨今のピリオド奏法を取り入れたものとは異なり、じっくりとしたロマンティックな語り口によって、決して斬新な奏法に頼ること無しに、ベートーヴェンの好奇心旺盛な作曲法、その活気に満ちた魅力的な音楽を明らかにしていきます。
 2019年に行われたこのコンビによる同演奏会では「ベートーヴェン記念年の演奏が、ラハフ・シャニとそのオーケストラから聴けたような新鮮で触発的な解釈であるなら、世界中のコンサートホールで退屈は起きないだろう」と高く評価されました。


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\2700→\2490
ラハフ・シャニ(指揮)&ロッテルダム・フィル
 1. ヴァイル:交響曲第2番(交響的幻想曲)

 2. ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調 Op.47
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団
ラハフ・シャニ(指揮)
 録音:2017年10月11日&2018年7月12日(1)、2018年9月29,30日(2)、オランダ、ロッテルダム、デ・ドゥーレン

 俊英指揮者ラハフ・シャニは、2018年にロッテルダム・フィルの首席指揮者に就任、2026年までその任期が延長されました。
 このワーナーへの録音第2弾アルバムは、激動の1930年代の2つの交響曲が選ばれています。
 クルト・ヴァイルの交響曲第2番とショスタコーヴィチの交響曲第5番。
 
「クルト・ヴァイルについて考えるとき、最初に頭に浮かぶのは演劇と音楽と歌です。もちろん交響曲にも同じ要素がありますが、交響曲は真面目な音楽であり絶対音楽です。クルト・ヴァイルの交響曲は完全に「交響曲」です。マーラーとショスタコーヴィチらしき音を感じることもできますが、スタイルとハーモニーは非常に独自なものでユニークです。調性があり、非常にメロディックで、非常に演劇的であり、他のどの音楽も匹敵するものではありません。この交響曲はヴァイルがヨーロッパで書いた最後の曲であり、最後の交響曲でもありました。その後、彼は映画と劇場のための音楽を書いただけでした。」と、ラハフ・シャニは語っています。

 ヴァイルは1933年にフランスで交響曲を作曲し、ドイツでのヒトラーの新政権から逃れました。初演はブルーノ・ワルターによって、アムステルダムにて。
 1934年にこの交響曲を作曲したヴァイルは、1935年9月に妻で女優のロッテ・レーニャとアメリカに移住しました。
 
 ショスタコーヴィチの歌劇『ムツェンスク郡のマクベス夫人』の1936年初頭の上演は、当局によって公然と非難されましたが、交響曲第5番は初演で大成功を収め、ショスタコーヴィチは作曲家連合から公式的に賞賛を受けましたが、作品は暗闇と皮肉の両方の垣間があり、謎が感じられる作品です。明らかに勝利を感じさせるフィナーレでさえ、皮肉な声明として解釈されてもいます。また、当時のソ連の不安な社会情勢が、この新しい交響曲を書こうという刺激を与えたとも言われています。
 最近のこれらの曲の演奏らしく、スタイリッシュで現代的な感覚が盛り込まれていますが、弦のアタッカの方法や、管楽器との掛け合いと対比などにラハフ・シャニはメリハリを付け、推進力を兼ね備えた機能性の高いロッテルダム・フィルとともに、新解釈の演奏が繰り広げられています。
 2018年に、シャニのロッテルダム音楽監督として最初のコンサートで演奏され絶賛されました。

















5/9(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ECM



4858473
\2800
エストニアの声楽アンサンブル
《ヴォックス・クラマンティス~ヘンリク・ウーデゴール作品集》

 1) ヘンリク・ウーデゴール:イエス、甘美な思い出(2014/15)、
 2) グレゴリオ聖歌:アレルヤ、われらが過越の子羊、
 3) ヘンリク・ウーデゴール:子らよほめまつれ(2015/21)、
 4) グレゴリオ聖歌:キリエ、
 5)『「マドリードの写本」からのコンドゥクトゥス』より「主の祈り」、
 6-13) ヘンリク・ウーデゴール:Meditations over St.Mary Magdalene’s feast in Nidaros(2017)
  (I. Maria dilexit multum/II. 詩篇第62篇 [vul. 63]―アンティフォナ“Mihi osculum non desisti”/
   III. Canticum Trium Puerorum―アンティフォナ“Oleo caput meum non unxisti”/
   IV. 詩篇148-150篇―アンティフォナ“Ideoque dico tibi”/
   V. ベネディクトゥス―アンティフォナ“In diebus illis”/VI. 讃歌“?terne Deus omnium”/
   VII. マニフィカト―アンティフォナ“O, Maria, mater pia”/VIII. Maria, tibi persolvum
ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)
ヴォックス・クラマンティス

 エストニアの声楽アンサンブルが礼拝音楽の巧みなプログラムに挑むニュー・アルバム

 エストニアの声楽アンサンブル、ヴォックス・クラマンティスがこのアンサンブルの創設者でもある指揮者ヤーン=エイク・トゥルヴェとともに今回新たに挑戦するのは、ノルウェーの作曲家ヘンリク・ウーデゴール(1955年生まれ)の礼拝合唱音楽による巧みなプログラムです。
 ウーデゴールの作品は繊細で巧妙な技術で、グレゴリオ聖歌とノルウェー民謡を織り交ぜています。
 オルガン奏者として、合唱指揮者として、ウーデゴールの音楽はいつも教会と密接に結びつき、礼拝が作曲のきっかけになることもありました。
 ウーデゴールの音楽のアイデアはグレゴリオ聖歌とノルウェー民謡という2つの重要な伝統に大きく影響を受けており、作品にはその両方のユニークな表現を見ることができます。
 2017年に作曲した8つのパートからなる『Meditations over St.Mary Magdalene’s feast in Nidaros』は、中世スカンジナヴィアの13世紀の写本に見られるアンティフォナを基にしたものです。
 ウーデゴールによる構成がこれらのアンティフォナを神々しいものとし、それがヴォックス・クラマンティスにより丁寧に明らかにされてゆきます。
 ヴォックス・クラマンティスはこれまでECMに、アルヴォ・ペルト、エリッキ=スヴェン・トゥールの作品、そして直近ではエストニアの作曲家キリルス・クレークの作品を録音しています。
 クレークの録音は『BBC』で「別の惑星の魔法」と評されました。
 今回のニュー・アルバムは2021年3月、エストニア、ハープサルのSt. Nicholas Dome Churchで録音されました。

 【録音】2021年3月、エストニア、ハープサル、St. Nicholas Dome Church
 



<メジャー・レーベル>
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DG



4863502
\2600→\2390
《ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指揮)
 フライブルク・バロックオーケストラ~Mozart’s Manheim》

 1) ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー:ジングシュピール『スミルナの商人』より序曲、
 2-4) クリスティアン・カンナビヒ:交響曲第55番ハ長調、
 5-7) クリスティアン・ダンナー:ヴァイオリン協奏曲ヘ長調、
 8) カール・ヨーゼフ・トエスキ:六重奏曲変ロ長調、
 9) イグナーツ・ホルツバウアー:歌劇『ギュンター・フォン・シュヴァルツブルク』より序曲、
 モーツァルト:
  10-11)アリア「アルカンドよ、告白するが…私は知らない、どこからくるのか」K.294、
  12-14) 交響曲ハ長調K.102(歌劇『羊飼いの王様』K.208による)
ニコル・シュヴァリエ(ソプラノ)(10-11)、
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(ヴァイオリン)(5-7)、
ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ(指揮)
フライブルク・バロックオーケストラ

 名門古楽器オーケストラが、若きモーツァルトに大きな影響を与えた歴史的都市へと誘う

 フライブルク・バロックオーケストラはドイツ・グラモフォンと新しく創造的パートナーシップを開始しました。
 そして今回、有名なマンハイムの宮廷楽団と関連のある作品を集めたアルバムを発売します。
 モーツァルトがマンハイムで聴いたかもしれない音楽を身近なものにして、現代のリスナーに自分たちでこの時代を体験してもらおうという試みです。
 「モーツァルトがマンハイムで学んだことがその後の彼の人生にとってどれほど価値あるものであったかはいくら誇張してもし過ぎることはありません。その時期を経て、モーツァルトは音楽の質、個性、独創性において新しいレベルに達しました。私たちがコラボレーションするのにこれ以上ふさわしい場所があるでしょうか?」
 とフライブルク・バロックオーケストラのドラマトゥルク、Martin Bailは述べています。

 このアルバムにはクリスティアン・カンナビヒ、イグナーツ・ホルツバウアー、ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラーなどによるあまり知られていない作品と、マンハイムを訪れた頃のまだ若く成長期にあったモーツァルトによる作品が収録されています。
 中でも、マンハイムの音楽の特徴である音の微妙な変化、ドラマティックな効果とコントラストを表現しているカンナビヒの交響曲第55番ハ長調、カール・ヨーゼフ・トエスキのフルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、ファゴットとチェロのための六重奏曲、その演奏を聴いて「この音楽に多くの想像力があった」ことに驚いて父親レオポルトに手紙に書いた、ホルツバウアーの歌劇『ギュンター・フォン・シュヴァルツブルク』の序曲は必聴です。

 1985年にドイツのフライブルク音楽大学の学生たちによって結成されたフライブルク・バロックオーケストラは今日、世界の主要な古楽器オーケストラの一つです。
 自分たちで慎重に定めた芸術信条に従って協議で決めてゆく自主運営のアンサンブルとして活動しています。
 1770年代のマンハイム宮廷楽団のように指揮者を置かず、協奏曲のソリストも自分たち演奏者の中から選んでいます。
 よく知られた曲でも新しく発見された音楽でも、このオーケストラの音楽家たちは自分たちの演奏に最高の信頼を得るために、どのような事情で作品が書かれたのか、その作曲家の意図は何だったのかを明らかにすることを目指しています。
 2017年からは新たに芸術監督となったクリスティアン・ベザイデンホウトと、ヴァイオリニストのゴットフリート・フォン・デア・ゴルツのもと、最近では19世紀の音楽も採り入れるなど、レパートリーを広げています。
 
 【録音】2022年3月7-10日、フライブルク、アンサンブルハウス
 
 


4861988
(CD)
\2600
最先端のミニマリズム・アーティスト
《バルモレイ~Pendant World》

 ロブ・ロウ/マイケル・A.ミュラー:
  1) Nonplussed、2) Oscuros、3) Step Step Step、4) Desiderium、5) The Bright Door、
  6) Loess、7) New Conditions、8) Held、9) Range、10) Fire Song、
  11) Violet Shiver、12) Elsewhere、13) Depth Serenade
バルモレイ
 (ロブ・ロウ[ピアノ/ヴォーカル/シンセサイザー他]、
  マイケル・A.ミュラー
   [ギター/エレキギター/ヴォーカル/シンセサイザー])、
  Jason Treuting(パーカッション)(1-3, 7, 9, 11)、
  アイシャ・バーンズ(ヴァイオリン[2, 8, 11, 13]/ヴォーカル[5])、
  クラリス・ジェンセン(チェロ)(2, 8, 11, 13)、
  ジョナサン・ロウ(シンセサイザー他[2, 8]/パーカッション[5])、
  サム・ゲンデル(テナー・サクソフォーン)(3, 9)、
  リサ・モルゲンシュテルン(ヴォーカル)(4, 5)、
  ジョゼフ・シャバソン(シンセサイザー)(7)、
  Jonathan Sielaff(クラリネット)(11)
4861989
(LP)
\4500

 進化を続ける最先端のミニマリズム・アーティストによるニュー・アルバム

 ●バルモレイはロブ・ロウとマイケル・A.ミュラーにより2006年に結成された、テキサス出身のミニマリスト・グループです。バンド名はテキサス州の街の名前から付けられました。その後徐々に大きなアンサンブルへと進化していきましたが、2021年再び原点に戻りデュオとしてドイツ・グラモフォンから、自然界とその儚さについての瞑想など、様々なものからインスピレーションを受けた曲で構成されたデビュー・アルバム『ザ・ウィンド』をリリースしました。今回のセカンド・アルバムは3回のグラミー賞受賞歴のある、プロデューサー兼エンジニアのジョナサン・ロウとともに、ヴァーモント州の田舎にある400エーカーの農場で作られました。作品はまず明るく簡潔な印象を与えます。複雑なリズムの要素、ブラス、ストリングス、ヴォーカルの重唱が、アンサンブルのために新たに広げられた音色のパレットにギターとピアノとともに生き生きと降りてきます。チェロのクラリス・ジェンセン、サクソフォーンのサム・ゲンデル、シンセサイザーのジョゼフ・シャバソン、ヴォーカルのリサ・モルゲンシュテルンが演奏に参加しています。

 ●“吊るされている”とか“下に向いている”と解釈される“pendent”という言葉には、逆さになった感覚の場所にいる広い意味での私たちの存在も表されています。

 ●「空気は普通見ることができない。吊るされた世界の周りで休みなく激しくそれを動かす“見えない風”ももちろんそうだ」―ライアル・ワトソン

 ●「そこには優雅さ、洗練、感動、純粋さがあり、私が愛するすべての音楽からの要素が取り入れられている。今聴いて…私は完全にそれに恋している」―ユップ・ベヴィン(『Pendant World』について)
 



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DECCA



4853987
\2600→\2390
2018年メニューイン国際コンクールにて10歳で史上最年少優勝
 《クリスチャン・リ~Discovering Mendelssohn》

 メンデルスゾーン:
  1) 歌の翼にOp.34 No.2(S.パーキンによるヴァイオリンと室内アンサンブル編)*、
  2) ロンド・カプリチオーソOp.14(A.Yampolskyによるヴァイオリンとピアノ編)*、

 3) シューベルト:セレナードD957 No.4(M.エルマンによるヴァイオリンとピアノ編)、

 メンデルスゾーン:
  4) 春の歌Op.62 No.6(E.Krossによるヴァイオリンとピアノ編)、
  5-7) ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64、

 8) J.S.バッハ:『マタイ受難曲』BWV244より「憐れみたまえ」
  (S.パーキンによるヴァイオリン、チェロと室内アンサンブル編)*、

 9-10) モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第21番ホ短調K.304、

 11) メンデルスゾーン:ヴェネツィアの舟歌Op.62 No.5(S.パーキンによるヴァイオリンとギター編)*

 *新編曲
クリスチャン・リ(ヴァイオリン)、
Laurence Matheson(2, 3)、
ジェイムズ・ベイリュー(4, 9-10)(ピアノ)、
David Berlin(チェロ)(8)、
スーフェイ・ヤン(ギター)(11)、
サー・アンドリュー・デイヴィス(指揮)(5-7)、
メルボルン・シンフォニー・オーケストラ(1, 5-8)

 ヨーロッパの旅から生まれたメンデルスゾーンの音楽を辿る若きヴァイオリニストのセカンド・アルバム

 中国系オーストラリア人ヴァイオリニスト、クリスチャン・リは2018年のメニューイン国際コンクールに10歳で史上最年少優勝を果たし、その時の『夏』の演奏で一気に国際的スターダムに上り詰めました。
 そしてデビュー・アルバムではヴィヴァルディの『四季』を史上最年少で録音、わずか13歳での弾き振りでした。今回セカンド・アルバムに選んだのはメンデルスゾーン。メルボルン・シンフォニー・オーケストラとのヴァイオリン協奏曲を中心に、ライプツィヒ(ヴァイオリン協奏曲)、デュッセルドルフ(歌の翼に)、ミュンヘン(ロンド・カプリチオーソ)、ヴェネツィア(ヴェネツィアの舟歌)、ロンドン(春の歌)と、この作曲家が旅の途中に作曲のヒントを得たヨーロッパ各地を辿ります。
 さらにメンデルスゾーンがインスピレーションを受けた音楽(バッハ[ライプツィヒ&ベルリン]、モーツァルト[パリ])、同時代の音楽(シューベルト[ウィーン])の場所も巡ります。
 このアルバムではよく知られたクリスチャンの並外れたヴィルトゥオーソの技が際立っているだけでなく、曲目にぴったりの評判のよいすばらしい編曲もされています。
 クリスチャンのための最新の編曲もあり、その中の1曲は国際的に活躍する中国のギタリスト、スーフェイ・ヤンと共演しています。
 
 【録音】2022年12月9-15日(1, 5-8)、2月11日(2, 3)、メルボルン、メルボルン・リサイタル・センター、2022年8月10日、イギリス、サリー、メニューイン・ホール(4, 9-11)



2年前はまだ子供だったんですが。

4851824
\2600
《クリスチャン・リ~ヴィヴァルディ:四季》
 ヴィヴァルディ:
  ヴァイオリン協奏曲集Op.8より『四季』
   1-3) 第1番ホ長調RV269『春』、
   4-6) 第2番ト短調RV315『夏』、
   7-9) 第3番ヘ長調RV293『秋』、
   10-12) 第4番ヘ短調RV297『冬』、

 13) リ・ジリ:漁師の収穫の歌、
 14) クライスラー:中国の太鼓Op.3、
 15) マスネ:歌劇『タイス』より瞑想曲(R.ニコルズによるヴァイオリン&ピアノ編)
クリスチャン・リ(ピアノ)、
ティモシー・ヤング(ピアノ)(13-16)、
メルボルン・シンフォニー・オーケストラ(1-12)

 史上最年少で録音した『四季』、衝撃のデビュー・アルバム


 中国系オーストラリア人ヴァイオリニスト、クリスチャン・リはクラシックの超有名曲の一つ、ヴィヴァルディの『四季』を史上最年少で録音しました。
 わずか13歳でメルボルン・シンフォニー・オーケストラのメンバーによる室内アンサンブルを弾き振りした衝撃のデビュー・アルバムです。
 2018年のメニューイン国際コンクールでは10歳で史上最年少優勝を果たし、その時の『夏』の演奏で一気に国際的スターダムに上り詰めました。

 【録音】2021年1月16-19日(1-12)、2020年2月17日(13)、12月1日(14, 15)、メルボルン

 



<国内盤>

MEISTER MUSIC



MM-4516
¥3300
純正律を重視したヴァイオリン二重奏、その美しい響きを堪能
 『主よ、人の望みの喜びよ』

  (1)J.S.バッハ: シャコンヌ (齋藤真知亜 & 律子編)
  (2)T.ヴィターリ: シャコンヌ ト短調 (齋藤真知亜 & 律  子編)
  (3)-(5)J. オーベール:ソナタ ニ長調
  (6)J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ (齋藤律子編)
  (7)H.R. ビショップ:ホーム・スイート・ホーム (玉木宏樹編)
  (8)A.ピアソラ: カフェ1930 タンゴの歴史より (齋藤真知亜 編)
  (9)葉加瀬 太郎 : 情熱大陸 斎藤真知亜編)
ニコイチヴァイオリン
 齋藤真知亜 (ヴァイオリン)
 齋藤 律子 (ヴァイオリン)

 ・純正律の響きを重視して音作りを行うデュオ 「ニコイチヴァイオリン」のデビュー・アルバム。 弦楽器ならではの純正調による音の共和の美しさは勿論のこと、 オリジナルが独奏の2つのシャコンヌは副旋律を交え、 奥行きを増した響きの移ろいが興味深い。

 ・演奏にあたり 「純正律で響かせるためには音程は当然として、 音圧や音のスピードなど『音を作る全て』が合致しないと実現する物ではありませんでした。 (齋藤真知亜、ライナーノーツより)」とその難しさを語っています。

 ・齋藤真知亜は1985年東京芸術大学を首席で卒業。1986年NHK交響楽団に入団。2020年の退団までフォアシュピーラーを歴任。 2010年に「第65回文化庁芸術祭音楽部門大賞」を受賞。 齋藤律子は桐朋学園大学卒業。同大学研究科終了。 2000年プラハ国立音楽大学アカデミーにてディプロマを取得。 現在、 共に、ソリスト、アンサンブル、後進の指導など多方面で活躍している。

 
















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