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≪第121号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その1 2023/8/8~




8/11(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ARTE DELL'ARCO JAPAN



ADJ 070
¥2800→\2590
鈴木秀美(指揮)
オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第41回定期演奏会

 (1)ハイドン:交響曲第3番 ト長調 Hob.I:3
 (2)ハイドン:交響曲第102番 変ロ長調 Hob.I:102
 (3)ベートーヴェン:交響曲第8番 へ長調 Op.93
鈴木秀美(指揮)
オーケストラ・リベラ・クラシカ

 諧謔と滋味を色彩豊かに!ハイドンの初期作品と有名曲の狭間に隠れた滋味、そして哄笑とユーモア、狂気?!のベートーヴェン第8番を鈴木秀美率いるOLCの演奏でお届け!

 ライヴ録音:2018年6月23日/三鷹市芸術文化センター 風のホール/DDD、68'13、国内製作、日本語・英語・帯・解説付【解説:鈴木秀美】
 録音:櫻井卓

 オーケストラ・リベラ・クラシカ(OLC)第41回定期演奏会をライヴ収録した当盤は、ハイドンの交響曲第3番、第102番、そしてベートーヴェンの交響曲第8番です!

 大規模室内楽のようなハイドン初期作品の特徴があらわれた交響曲第3番、いぶし銀のような雰囲気と音色が魅力の第102番、そして哄笑とユーモア、狂気?!のベートーヴェンの交響曲第8番を鈴木秀美率いるOLCによるオリジナル楽器の色彩豊かな音色でお送りいたします!

 演奏会情報
  2023年8月25日(金) 15:00開演/三鷹市芸術文化センター風のホール
   オーケストラ・リベラ・クラシカ第47回定期演奏会
   ハイドン:交響曲第1番、第101番《時計》
   ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》
    鈴木秀美(指揮)、オーケストラ・リベラ・クラシカ

  
 



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BIS(キング・インターナショナル)



KKC 8829/35
(7SACD HYBRID)
¥11000→\9990
鈴木雅明(指揮)/バッハ・コレギウム・ジャパン
J.S.バッハ:管弦楽BOX
鈴木雅明(指揮)
バッハ・コレギウム・ジャパン
 DISC 1
  ヴァイオリン協奏曲全集
   第1番イ短調BWV1041/第2番ホ長調BWV1042/2つのヴァイ
   オリンのための協奏曲ニ短調BWV1043/
   オーボエとヴァイオリンのための協奏曲ハ短調BWV1060
     寺神戸亮、若松夏美(ヴァイオリン)、マルセル・ポンセール(オーボエ)
 DISC 2
  ブランデンブルク協奏曲全集(旧録音)1
   第1番ヘ長調BWV1046/第2番ヘ長調BWV1047/第3番ト長調BWV1048
 DISC 3
  ブランデンブルク協奏曲全集(旧録音)2
   第4番ト長調BWV1049/第5番ニ長調BWV1050/
   第6番変ロ長調BWV1051/第5番第1楽章の初版BWV1050a
 DISC 4
  ブランデンブルク協奏曲全集(新録音)1
   第1番ヘ長調BWV1046/第2番ヘ長調BWV1047/
   第3番ト長調BWV1048/第4番ト長調BWV1049
 DISC 5
  ブランデンブルク協奏曲全集(新録音)2、管弦楽組曲全集1
   第5番ニ長調BWV1050/第6番変ロ長調BWV1051/組曲第4番ニ長調BWV1069
 DISC 6
  管弦楽組曲全集2
   第3番ニ長調BWV1068/第1番ハ長調BWV1066/第2番ロ短調BWV1067
 DISC 7
  2台のチェンバロのための協奏曲全集
   協奏曲第1 番ハ短調BWV1060/第2番ハ長調BWV1061/第3番ハ短調BWV1062/
   管弦楽組曲第1 番BWV1066(鈴木優人編による2 台チェンバロ版)
     鈴木雅明、鈴木優人(チェンバロ)

 BIS創業50周年、超お買い得BOX。
 最高の演奏、最高の音質、バッハの管弦楽はこれでOK!

 録音:1998-2013年/神戸松蔭女子学院大学チャペル、彩の国さいたま芸術劇場コンサートホール/5.0 Surround Sound、限定盤、輸入盤・美麗Box、日本語帯・解説付

 今年2023年がBISレーベル創業50周年であることを記念して、2016年発売のBCJバッハ管弦楽Boxを大幅値下げで限定発売します。

 ブランデンブルク協奏曲(旧盤)とヴァイオリン協奏曲全集は通常盤CDしか現在は入手できませんが、ここでは全点がSACDハイブリッド盤。
 協奏曲のソリストは寺神戸亮、若松夏美、鈴木雅明、鈴木優人ほか、アンサンブルも鈴木秀美、高田あずみ、三宮正満など最高のキャストで臨んでいます。
 また、ブランデンブルク協奏曲の新盤では、ヴィオリーノ・ピッコロ(寺神戸亮)、ヴィオロンチェロ・ダ・スパラ(ディミトリー・バディアロフ)といった楽器を用いているのも興味津々です。

 7枚組箱入りで、これが1セットあればバッハの管弦楽作品の大半を最高の演奏と録音かつ驚きの価格で揃えることができます。
 記念製造につき今回の機会を逃すと入手不可能となります。お忘れなくご注文下さい。
 




CONTINUO CLASSICS



CC777 828
¥2700
トリオ・ジャコブ
モーツァルト:ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563
 【 i.アレグロ/ ii.アダージョ/
  iii.メヌエット I/ iv.アンダンテ/
  v.メヌエット II/ vi.フィナーレ。アレグロ】
トリオ・ジャコブ
 【ラファエル・ジャコブ(ヴァイオリン)、
  ジェレミー・パスキエ(ヴィオラ)、
  サラ・ジャコブ(チェロ)】

 モーツァルト唯一の弦楽三重奏曲「ディヴェルティメント」をトリオ・ジャコブが録音!

 セッション録音:2021年5月/モンテジエ劇場/DDD、44'56

 ヴァイオリン奏者ラファエル・ジャコブ、ヴィオラ奏者ジェレミー・パスキエ、チェロ奏者サラ・ジャコブからなる「トリオ・ジャコブ」が、モーツァルトが作曲した唯一の弦楽三重奏曲、ディヴェルティメント 変ホ長調 K.563を録音しました。

 全6楽章からなるこの作品は1788年作曲。ソナタ形式の第1楽章、崇高な第2楽章、変奏手法の第4楽章、主題の展開を含むロンド形式の第6楽章など、多くの弦楽四重奏曲を作曲した後の成果があらわれたモーツァルト後期の傑作です。

 レジス・パスキエに師事し、クレール・デゼール、エマニュエル・シュトロッセら高名な演奏家と共演してきたラファエル・ジャコブ率いる「トリオ・ジャコブ」が芳醇な香り漂うモーツァルトを演奏しております。

 
 




HAENSSLER


HC 22055
¥2700
フランク:ピアノ作品集
 (1)ピアノ・ソナタ第1番 Op10(1835)
 (2)大カプリース第1番 Op.5(1843)
 (3)前奏曲、アリアと終曲(1887)
 (4)前奏曲、コラールとフーガ(1884)
イングマル・ラザル(ピアノ)

 初期作品と後期の傑作。イングマル・ラザルがフランクのピアノ作品を録音!

 セッション録音:2023年2月3&4日/ベルドゥーゴ・スタジオ、クロアジー=シュル=セーヌ(フランス)/DDD、73'31

 2022年に生誕200年を迎えたセザール・フランク(1822-1890)のピアノ作品集。
 1835年2月、当時王立音楽院の学生だったフランクは故郷リエージュでピアニストとしての初舞台を踏み、その演奏会は大成功をおさめました。翌年、父とともにパリに移り、パリ音楽院に入学しています。

 この時期にフランクは3楽章からなるピアノ・ソナタ第1番を作曲。この作品は古典派の作曲家からの影響を色濃く示していますが、13歳のフランクが作曲家としても神童であったことがわかります。

 フランクは1840年以降オルガンに深い興味を示し、晩年には代表作を数多く残しています。
 ピアノ作品としては「前奏曲、アリアと終曲」と「前奏曲、コラールとフーガ」がその代表。惜しげもなく使う半音階や大胆な転調など、フランクのスタイルが確立した唯一無二のピアノ作品です。
 1993年、パリ郊外のサン=クルの生まれのイングマル・ラザルが情感豊かに演奏しています。
 
 


HC 23022
¥2700
クオンタム・クラリネット・トリオのデビュー盤、
 フリューリング、カーン、ブラームス!

  (1)フリューリング:クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.40
  (2)カーン:セレナード Op.73
  (3)ブラームス:クラリネット三重奏曲 イ短調 Op.114
クオンタム・クラリネット・トリオ
 【エレーナ・ヴェロネージ(クラリネット)、
  ヨハネス・プリジゴッダ(チェロ)、
  キム・ボギョン(ピアノ)】

 モーツァルテウム音楽大学で出会ったメンバーで結成。クオンタム・クラリネット・トリオのデビュー盤はフリューリング、カーン、ブラームス!

 セッション録音:2022年10月1~3日/ベルリン=ブランデンブルク放送(RBB)、ザール3、ベルリン(ドイツ)/DDD、60'36

 ブラームスのクラリネット三重奏曲に魅了され結成を決意したというクオンタム・クラリネット・トリオのデビュー盤。
 当団はザルツブルクのモーツァルテウム音楽大学で出会ったイタリア出身のクラリネット奏者エレーナ・ヴェロネージ、ドイツ出身のチェロ奏者ヨハネス・プリジゴッダ、そして韓国出身のピアノ奏者キム・ボギョンによって結成。
 ブラームスの演奏を目的としつつ、室内楽を学ぶにつれ他の作曲家にも興味が湧き、現在は常設の団として活躍しています。
 当アルバムではカール・フリューリング(1868-1937)、ロベルト・カーン(1865-1951)、そしてブラームスの作品を録音しました。

 フリューリングはオーストリア=ハンガリー帝国のレンベルク生まれ。作曲家として活躍する一方、パブロ・デ・サラサーテ、ブロニスラフ・フーベルマンなど大ヴァイオリニストとの共演でも知られます。
 クラリネット三重奏曲はフリューリングの代表作。ロマン主義様式による力作です。

 ドイツの作曲家、ピアニストのロベルト・カーン(1865-1951)。カーンの作曲の教え子には指揮者のフェルディナント・ライトナー、ピアニストのヴィルヘルム・ケンプ、そして作曲家、成田為三もいます。
 カーンはメンデルスゾーン、シューマン、ブラームスの作曲スタイルで数多くの作品を残しておりますが、なkでもセレナードは美しい珠玉の作品です。
 
 

HC 23048
¥2700
テルヒ・ドスタル(ピアノ)
『フィンランドのピアノ作品集』

 イルマリ・ハンニカイネン(1892-1955):
  (1)気まぐれな変奏曲 Op.19(1923-24)
  (2)3つのかわいいワルツ
   【I.クワジ・アレグレット/
    II.アレグレット・グラツィオーソ/
    III.アンダンテ・エ・ルバート】Op.17~ピアノのための
  (3)アーレ・メリカント(1893-1958):6 つのピアノの小品
   【I.メロディ/II.パン/III.即興曲/IV.夢/
    V.スケルツォ/VI.月の光】Op.20(1919)
 ジャン・シベリウス(1865-1957):
  (4)3つのソナティナ
   【第1番 嬰ヘ短調/第2番 ホ長調/第3番 変ロ短調】Op.67(1912)
  (5)フィンランディア Op.26(1899 rev.1900)~ピアノのための
テルヒ・ドスタル(ピアノ)

 フィンランド生まれの作曲家ハンニカイネン、メリカント、シベリウスのピアノ作品集

 セッション録音:2022年10月12&13日、10月19&20日/ベルリン=ブランデンブルク放送(RBB)、ザール3、ベルリン(ドイツ)/DDD、73'32

 テルヒ・ドスタル(1978-)は、フィンランドのピアニスト。シベリウス・アカデミでエーリク・T・タヴァッシェルナ、マッティ・ラエカッリオ、イタリアのイモラ国際ピアノアカデミーでボリス・ペトルシャンスキーに学びました。
 ブラームスを中心とする幅広いレパートリーをもち、ソリストとして、NIXピアノ四重奏団のメンバーとして活動しています。

 この『フィンランド・ピアノ作品集』は、『フィンランドの印象』(Alba / ABCD-514)につづく彼女のソロ・アルバム第2作です。
 ロマンティシズムと印象主義のスタイルのピアノ曲と歌曲で知られるイルマリ・ハンニカイネンは、《2つのバラード》や《印象》といった小品が前のアルバムで演奏されていました。
 《気まぐれな変奏曲》は、彼が手がけた規模の大きい作品のひとつ。「アンダンテ・ミステリオーソ」の「オリジナル主題」と19の変奏曲で書かれています。
 《3つのかわいいワルツ》は、《印象》と並んで人気のある小品です。優雅でメランコリックな「クワジ・アレグレット」、「ショパンとおそらくスクリャービンのエコー」が聞こえる「アレグレット・グラツィオーソ」、「ジャズ風の不協和音」も使われる「アンダンテ・エ・ルバート」の3曲。

 アーレ・メリカントは、20世紀フィンランドでもっとも重要な作曲家のひとりに挙げられます。ライプツィヒでマックス・レーガーに学び、ナショナル・ロマンティシズムが一般的だった1920年代、当時の聴衆と批評家から「反動的」と受け取られる作品を発表。
 人気作曲家だった父オスカルに助けられながら、作曲活動を続けました。《6つのピアノの小品》は、彼が後期ロマンティシズムのスタイルを離れ、反動的な作風に移る前、1919年に出版された作品です。
 ドビューシーやラヴェルの姿もうかがわせる印象主義とネオクラシシズムの音楽は、アーレ・メリカントを有名にした管弦楽曲の陰に隠れた名品とみなされています。

 シベリウスの《3つのソナティナ》は、交響曲第4番の翌年に書かれた作品です。「交響曲作家シベリウス」の手になるとわかる《第1番 嬰ヘ短調》、3曲のうちでもっとも陽気で明るい《第2番 ホ長調》。
 《第3番 変ロ短調》は、シベリウスが、後の交響曲第5 番にみられるのと同じ「形式の革新」を探っていたことを指摘されている作品です。
 動機的につながりのある3つの楽章で構成され、「葬送行進曲」のような第2楽章「アンダンテ」と「バロックのジグ」を思わせる第3楽章「アレグレット」は「ひとつの楽章」に融合されていたかもしれないと言われています。

 《フィンランディア》は、シベリウス自身によるピアノ編曲版による演奏。
 ブックレットの曲目解説(ドイツ語・英語)は、テルヒ・ドスタルが執筆しました。
 
 


HC 23050
(2CD)
¥4100
20世紀フィンランドの女性作曲家ヘルヴィ・レイヴィスカ
 世界初録音となった
  ピアノ協奏曲と交響曲第1番!

  ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902-1982):
   (1)ピアノ協奏曲 ニ短調 Op.7(1935)
   (2)交響曲第1番 変ロ長調 Op.23(1947)
(1)オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
シュターツカペレ・ワイマール
アリ・ラシライネン(指揮)

 20世紀フィンランドの女性作曲家ヘルヴィ・レイヴィスカの世界初録音となったピアノ協奏曲と交響曲第1番!

 セッション録音:2023年4月24~27日/オーケストラ練習ホール、ワイマール(ドイツ)/DDD、CD1: 44'44、CD2: 39'45

 ヘルヴィ・レイヴィスカは、20世紀フィンランドで交響曲をはじめとする大きな編成の管弦楽曲を手がけた作曲家のひとりです。
 1902年、ヘルシンキ生まれ。エルッキ・メラルティンとアルトゥール・ヴィルナーにピアノと作曲を学びました。1933年から1968年までシベリウス・アカデミーでライブラリアンとして働き、その合間に作曲を行いました。
 番号つきの3つの交響曲と番号のない《シンフォニア・ブレヴィス》、管弦楽のための《三重フーガ》、カンタータ、映画の音楽、管弦楽組曲、歌曲、ヴァイオリンソナタ、ピアノ曲、室内楽曲を書いています。
 生前名声を得ることはなかったものの、近年、あらためて注目されるようになりました。

 世界初録音の2曲。《ピアノ協奏曲 ニ短調》は、1931年から1935年にかけて作曲されました。「アレグロ・マ・ノン・トロッポ-アレグロ」「ヴィヴァーチェ」「アンダンティーノ・マ・トランクィッロ-マエストーソ-アンダンティーノ・カンタービレ」の〈フーガ〉。
 1935年11月23日、エルンスト・リンコ(1889-1960)のソロ、トイヴォ・ハーパネン(1889-1950)指揮のヘルシンキ・フィルハーモニックにより初演されました。
 この初演に接したウーノ・クラミ、スルホ・ランタ、セリム・パルムグレンといった作曲家たちは、彼女の構成力とオーケストレーションを賞賛した一方、ソロ・パートやクライマックスの処理に関して意見を述べました。
 この曲は初演後、スコアが紛失したため、残っていたピアノ・リダクションとパート譜から復元して演奏と録音が行われました。
 独ヘンスラー・レーベルに多くのアルバムを録音し、めったにしか演奏されない曲を献身的に紹介しているオリヴァー・トリンドル がソロを担当しています。

 《交響曲第1番 変ロ長調》は、1947年の作品です。
 「アレグロ・モデラート-テンポ・ディ・ヴァルス」「アンダンテ・ソステヌート」「ヴィヴァーチェ」の〈スケルツォ〉、「アレグロ・ノン・トロッポ」という古典的な4楽章で書かれています。
 ニルス=エーリク・フォウグステットがフィンランド放送交響楽団を指揮して1948年3月18日に初演。この初演のためレイヴィスカは、85,000FIM(約4,000EUR)をローンで用意したと言われます。
 この作品は1951年までに3回演奏され、2022年、70年の沈黙を経て蘇演されました。伝統主義者、ロマンティストという側面とマデトヤの影響のうかがえる交響曲です。

 シュターツカペレ・ワイマールは、1491年に創設された最古のオーケストラのひとつ。
 アリ・ラシライネンは、シベリウス・アカデミーでヨルマ・パヌラに学び、フィンランドとスカンディナヴィア、ドイツやスイスのオーケストラを指揮してきました。
 




HORTUS


HORTUS 1631
¥2700
ブラームス:オルガン作品集
 (1)コラール前奏曲とフーガ「おお嘆き、おお心の苦しみ」Op.7
 (2)前奏曲とフーガ イ短調
 (3)フーガ 変イ短調
 (4)前奏曲とフーガ ト短調
 (5)11のコラール前奏曲 Op.122(全曲)
フランソワ・メニシエ(オルガン)

 オルガニスト、メニシエが歴史的楽器でブラームスを演奏。

 セッション録音:2003年/(1)-(4)聖マルティン教会(ザルトボメル)、(5)聖マリア教会(シュランベルク)/DDD、62'08

 オルガニスト、フランソワ・メニシエによるオール・ブラームス・プログラム。ザルトボメル(オランダ)、聖マルティン教会のヴォルフェルツ-ハイネマン製作(1786 / 1796)とシュランベルク(ドイツ)、聖マリア教会のヴァルカー製作(1844)の歴史的楽器で演奏しております。
 (1)- 4)は1850 年代中頃の作品。一方(5)は1896年、ブラームス晩年の遺作です。名手フランソワ・メニシエによる演奏でお届けします。
 




DREYER GAIDO


CD21147
¥2700
ヴィクトル・ユーゴー ~ 幻想的な詩
 ユーゴー:Supposez que les peuples d'Europe‛&
 ラロ:6つのメロディ Op.17より第3曲
 サン=サーンス:期待
 ラロ:6つのメロディ Op.17より第4曲
 シャルル=マリー・ヴィドール:2つの二重唱曲 Op.30より第1番
 ユーゴー:Un jour viendra ou vous ne vous ferez plus la guerre‛&
 フランク:薔薇と蝶
 サン=サーンス:シュゼットとシュゾン
 ラロ:6つのメロディ Op.17より第5曲、第1曲
 サン=サーンス:私に何も言うことがないのなら
 ユーゴー:
  Un jour viendra ou l'on montrera un canon dans les musees‛&
 ジョルジュ・シュミット:法悦
 シャルル=マリー・ヴィドール:冬
 ジョルジュ・シュミット:まだあなたのもの
 ユーゴー:Nous aurons ces grands Etats-Unis d'Europe‛&
 マルコ・ピュッツ:A vianden
トリオ・セナクル
 〔エヴェリン・チェスラ(ソプラノ)、
  ニコ・ヴァウテルセ(バス・バリトン)、
  ミシェル・ケルシェンマイヤー(ピアノ)〕
ピット・シモン(朗読)

 フランスを代表する詩人、ヴィクトル・ユーゴーの詩による歌曲!

 ☆『レ・ミゼラブル』の作者としても知られるヴィクトル・ユーゴー!
 ☆多国籍なメンバーで「芸術歌曲」に取り組むヴォーカル・アンサンブル、トリオ・セナクル!

 フランスの詩人であり小説家そして政治家でもあったヴィクトル・ユーゴーの詩を基に作曲された作品と、ユーゴーの主張したヨーロッパ合衆国をテーマにしたスピーチの4つの抜粋によって構成されています。

 ドイツのソプラノ歌手であるエヴェリン・チェスラ、オランダのバス・バリトン歌手であるニコ・ヴァウテルセ、そしてルクセンブルクのピアニスト、ミケーレ・ケルシェンマイヤーの三人によるトリオ・セナクルによって歌われます。
 この珍しい編成のトリオは2015年に「芸術歌曲」に魅了された三人によって設立されました。
 多国籍なメンバーで結成されたこのアンサンブルがユーゴーの詩を歌うことは特別な意味があるといえるでしょう。

 ※録音:2019年8月7日-8日&2020年11月28日-12月1日
 




DUX


DUX1941
¥2600
ポーランドのピアノ前奏曲集
 ルツヤン・マルチェフスキ(1879-1935):
  2つの古風な小プレリュード
 ユゼフ・ホフマン(1876-1957):8つの前奏曲 Op.30
 ヴィンツェンティ・フシャノフスキ(1878-1944):4つの前奏曲
 ヴォイチェフ・ガヴロンスキ(1868-1910):4つの前奏曲 Op.14
 ヤン・コノプカ(1855-1948):前奏曲第1番
 タデウシュ・ヨテイコ(1872-1932):6つの前奏曲 Op.8
 ルドミル・ルジツキ(1883-1953):5つの前奏曲 Op.2
 イグナツィ・フリードマン(1882-1948):4つの前奏曲 Op.61
 ユリウシュ・ヴェルトハイム(1880-1928):4つの前奏曲 Op.2
エヴァ・スカルドフスカ(ピアノ)

 ポーランドの知られざるピアノ前奏曲集!

 本アルバムには、9人のポーランド人作曲家による20世紀前半に作曲されたピアノ前奏曲が収録されています。
 ホフマンやフリードマンなど著名なピアニストの作品から、今となってはその名を耳にすることのなくなってしまった作曲家の作品まで、幅広く取り上げられています。

 ポーランド人ピアニストであるエヴァ・スカルドフスカは、ヨーロッパを中心とし世界中で演奏活動を行い、ポーランド人作曲家のピアノ・ソロ曲や室内楽曲の普及活動にも熱心に取り組んでいます。

 ※録音:2022年2月&3月&6月
 
 


DUX1972
¥2600
ザレンプスキ:
 コンプリート・ワークス Vol.5 ~作品番号のない作品集

  ユリウシュ・ザレンプスキ(1854-1885):
   大幻想曲 JZBO 11
   無題の小品 嬰ヘ短調 JZBO 1
   花開いたばかりの木々 JZBO 2
   アンダンテ・マ・ノン・トロッポ JZBO 1
   無言歌 JZBO 5
   マルチェフスキによるオペラ《マリア》より
    「序曲」(4手のピアノのための) JZBO 7
   アデュー JZBO 4
ピオトル・サワイチク(ピアノ)
ヨアンナ・フレシェル(ソプラノ)
グジェゴシュ・ビエガス(ピアノ)

 19世紀のポーランドのピアニストであり作曲家であったユリウシュ・ザレンプスキは、ショパンやリストの楽曲の影響を受けつつ、ポーランドの民族音楽にインスピレーションを得ながら作曲していました。
 生前には出版されず、作品番号のない作品も多く、本アルバムにはその中から、ピアノ曲とソプラノとピアノのための歌曲が収められています。

 ※録音:2022年12月10日-12日
 
 

DUX1974
¥2600
ワールド・ヒッツ
 Lubie wracac tam, gdzie bylem/好きにならずにいられない/
 オンリー・ユー/マイ・ウェイ/
 行け、わが想いよ、黄金の翼に乗って
  (ヴェルディ:歌劇「ナブッコ」より)/
 Pamietam ciche, jasne, zlote dnie/
 誰も寝てはならぬ(プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」より)/
 シー(忘れじのおもかげ)/オー・ソレ・ミオ/
 ハレルヤ/スタンド・バイ・ミー/Pozwol mi/
 ザ・プレイヤー(祈り)/ユー・レイズ・ミー・アップ
ポーランド男声合唱団
ピオトル・ヤンチャク(指揮、ピアノ)
ミコワイ・ヴィエンケ(サクソフォン)
ピオトル・ストロミウォ(ギター、プログラミング)、他

 エルヴィス・プレスリー、フランク・シナトラなど、世界中でヒットしたポップスや、誰もが知るクラシックの名曲などを織り交ぜ、ポーランド合唱団とソリストたちが美しく歌い上げます。

 ※録音:2022年
 
 

DUX1988
¥2600
フリーマン:歌曲選集 vol.1
 ヴィトルト・フリーマン(1889-1977):
  Zgarnij w me serce op.198-9/Krolowo roz Op.206-5/
  Nasz wieczor Op.305-2/Lako wieczyscie zielona Op.344-7/
  Kocham Op.283-7/Ballada Op.209-3/
  Nad woda wielka i czysta Op.196-1/W lesie Op.327-1/
  Kolysanka z Nadarzyna Op.135-6/
  Gdybys Ty byla szklanym jeziorem Op.235-2/
  Madrosc drzew Op.344-4/
  O usmiechu, przewodniku dobrym Op.210-5/
  Wzruszony smok Op.260-4/Wiatr zaniesie Ci Op.172-2/
  Noc majowa/Przy wigilijnym stole Op.261-3/
  Moja piosnka Op.123-3/Twoje slowa Op.327-3
 ※全曲世界初録音
レナタ・ジョンソン=ヴォイトヴィチ(ソプラノ)
マチェイ・バルチャク(バリトン)
マルチン・カスプシク(ピアノ)

 20世紀の作曲家ヴィトルト・フリーマンは、その長い生涯で約1300もの曲を作曲しましたが、その内の400以上が歌曲となっています。
 本アルバムには、ソプラノとピアノのための小曲や、バリトンとピアノのための小曲が収録されており、これらは現在ほとんど演奏されることのない貴重なもので、全曲世界初録音となっています。

 ※録音:2022年
 
 

DUX1980
¥2600
私の泣き声 ヴァルスラヴィア
 アルフレート・シュニトケ(1934-1998):Gospodi Iisusie
 ジエナディ・ニキフォロヴィチ・ワパイェフ(b.1954):Pokajanija otwierzi mi dwiery
 アレクサンドル・ニコルスキー(1878-1943):Na riekach Wawilonskich op.7-2
 マルチン・モルスキ(b.1999):Pomyszlaju dien strasznyj
 アルテム・ヴェデル(1767-1808):Nie otwrati lica Twojeho, solo: Andrii Matsenko
 イリナ・デニソヴァ(b.1957):Dusze moja
 シュテファン・ストヤノヴィッチ・モクラーニャッツ(1914): Da isprawitsa molitwa moja
 G.F.ルヴォフスキ(1830-1894):Nynie Sily Niebiesnyja
 ニコライ・ダニリン(1878-1945):O Tiebie radujetsa
 ヴラディミル・ミロサウリェヴィチ(1951-2023):Pokajnicka molitva, solo: Milosz Bogic
 アレクセイ・ルヴォフ(1798-1870):Wieczeri Twojeja, opr. W. Kowaldzy
 A.S.タネーエフ(1850-1918):Razbojnika blagorazumnago
 metr. I アルフィエフ(b.1966):Wo carstwii Twojem
 ミウォシュ・ボジチ(b.1994):Nie rydaj mienie, Mati
 パヴェウ・グリゴリエヴィチ・チェスノコフ(1877-1944):Priidite ublazym Iosifa
 アレクサンドル・グレチャニノフ(1864-1956):Jelicy wo Christa, Woskresni Boze op. 52-12
 伝承曲:Da molczyt wsiakaja plot'
 チェスノコフ: Spasienije sodielal op. 25-5

 2016年に結成された正教会音楽アンサンブル、ヴァルスラヴィアは、活動歴はまだ数年と浅いものの、国内外の正教会音楽のフェスティバルにて成功を収めています。

 本アルバムには、19世紀から20世紀にかけて活躍したポーランド、ロシア、セルビア、ウクライナの作曲家たちの歌曲と、現代の歌曲が収録され、ア・カペラで厳かに奏でられています。

 ※録音:2021年-2022年
 




NIMBUS



NI5953
(2CD-R)
特別価格
¥3500
マーティン・ジョーンズとエイドリアン・ファーマー
2台ピアノのためのフランス音楽

 レイナルド・アーン:
  メランコリックなカプリス、
  12のワルツ集《ほどけたリボン》、回復期の患者を慰めるために
 シャルル・ケクラン:
  組曲 Op.6、組曲 Op.19*、フランス風ソナチネ集 Op.60*
 ジェルメーヌ・タイユフェール:
  野外遊戯、イマージュ*、ファンダンゴ、2つのワルツ、
  間奏曲、トッカータ、ソナタ、コラールと変奏曲集
 *=4手連弾
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
エイドリアン・ファーマー(ピアノ)

 マーティン・ジョーンズとエイドリアン・ファーマーによる知られざる2台ピアノのためのフランス音楽集!

 マーティン・ジョーンズとエイドリアン・ファーマーによる知られざる2台ピアノのためのフランス音楽集。
 マーティン・ジョーンズは、1968年にマイラ・ヘス賞を受賞し、英国で最も高い評価を得ているピアニストの一人です。
 同年、クイーン・エリザベス・ホールでロンドン・デビュー、カーネギーホールでニューヨーク・デビューを果たすとリサイタルや協奏曲のソリストとして引っ張りだことなっています。
 共演のエイドリアン・ファーマーは、バーミンガム大学で音楽の学位を取得した後、マンチェスターの王立ノーザン音楽大学で伴奏者として研鑽を積みました。
 エイドリアンは、サイモン・キャラハンやニーナ・ウォーカーなどとNimbusレーベルで共演している他、これまでにもマーティン・ジョーンズとのコンビでもサン=サーンスの作品集をリリースするなどしています。

 ※録音:2019年、2022年
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 
NI5952
(1CD-R)
¥2500
トリオ・シャハム・エレツ・ウォルフィッシュ
ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第3番

 アントニン・ドヴォルザーク:
  ピアノ三重奏曲第3番 ヘ短調、ソナチネ Op.100、
  《スラブ舞曲集》(クライスラー編)より
   舞曲 Op.46-2、舞曲 Op.72-2、舞曲 Op.72-8
トリオ・シャハム・エレツ・ウォルフィッシュ
 ハガイ・シャハム、
 ラファエル・ウォルフィッシュ
 アーノン・エレツ

 ハイペリオン(Hyperion)、シャンドス(Chandos)、ニンバス(Nimbus)などでそれぞれソリストとして活躍する世界的名手たち、ハガイ・シャハム、ラファエル・ウォルフィッシュとアーノン・エレツが2009年に結成したピアノ三重奏団、トリオ・シャハム・エレツ・ウォルフィッシュ。
 本アルバムではドヴォルザークを取り上げています。ドヴォルザークは、ヴィオラ奏者またピアノ奏者としても室内楽に精通していました。
 ここで収録された《ピアノ三重奏曲第3番》は母の死後書かれた作品でその影響も窺えます。

 ※録音:2019年3月8日-9日
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 

NI8112
(1CD-R)
¥2500
マックス・コヴァルスキ:歌曲集
 マックス・コヴァルスキ(1882-1956):
  6つの歌 Op.1/6つの賛美歌 Op.3より 第1曲~第3曲/
  マルティン・グライフの詩による3つの歌 Op.8/
  ロココ時代の6つの恋の歌 Op.11/
  ヘルマン・ヘッセの詩による5つの歌 Op.14/
  クラブントの詩による6つの歌 Op.15/
  イングリッシュ・ソングス 第1番、第2番、第3番/芸者の歌
サイモン・ウォルフィッシュ(バリトン)
カミーユ・ブッチャー(ソプラノ)
エドワード・ラシュトン(ピアノ)

 マックス・コヴァルスキ(1882-1956)は1939年まではドイツで、その後はイギリスで活躍した声楽家兼作曲家です。
 250以上もの歌曲を遺した彼の作風は、19世紀後半の美学が活かされ、その様式が反映されています。ほぼドイツ語の詩に曲を付けた作品を遺した知られざる作曲家コヴァルスキの楽曲をお楽しみください。

 ※録音:2019年8月7日-9日
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 


NI8113
(1CD-R)
¥2500
フランシスコ・ミニョーネ:ピアノ作品集
 フランシスコ・ミニョーネ(1897-1986):
  奥地の伝説第8番/Cucumbizinho/エレガントなワルツ/
  ソナチネ第1番/奥地の伝説第6番/ユーモラスなセレナーデ/
  Congada/ソナチネ第2番/奥地の伝説第4番/タンゴ/
  4つのブラジルの小品/ソナチネ第3番/街角のワルツ第1番/
  Paulistana/ソナチネ第4番/街角のワルツ第12番
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)

 Nimbusレーベルからシリーズ化される南米ピアノ音楽の第1弾が登場。ブラジルの作曲家フランシスコ・ミニョーネの作品集です。
 ミニョーネは主に独奏曲とオーケストラ曲をメインに作曲しており、このアルバムに収められているピアノ独奏曲にも、オーケストラ曲の質感や和音の影響をしっかりと感じることが出来ます。

 マーティン・ジョーンズは、1968年にマイラ・ヘス賞を受賞し、英国で最も高い評価を得ているピアニストの一人です。
 同年、クイーン・エリザベス・ホールでロンドン・デビュー、カーネギーホールでニューヨーク・デビューを果たすとリサイタルや協奏曲のソリストとして引っ張りだことなっています。

 ※録音:2022年3月7日-8日
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



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RUBICON



RCD1117
¥2700→\2490
イアン・ボストリッジと若き名歌手たちが歌う
 亡命と故郷への憧れの歌曲集
ホームランド

 1. マーラー:私はこの世に忘れられ/2. デュパルク:旅へのいざない/
 3. シューマン:ジプシーの歌 I/4. シューマン:ジプシーの歌 II/
 5. ヴォルフ:つばめの帰郷/6. シューベルト:さすらい人の夜の歌/
 7. シューマン:異郷にて/8. シューマン:間奏曲/
 9. ラフマニノフ:歌わないでおくれ、美しい人よ/
 10. デュパルク:前世/11. シューマン:森の対話/
 12. シューマン:月夜/13. シューベルト: 竪琴弾きの歌 I/
 14. シューベルト: 竪琴弾きの歌 II/15. シューベルト: 竪琴弾きの歌 III/
 16. ドンス・シン:おお、山よ!/17. シューマン:牛飼いの別れ/
 18. デュパルク:ミニョンのロマンス/19. シューベルト:さすらい人/
 20. シューマン:美しき異郷/21. シューマン:悲哀/
 22. シューマン:春の夜/
 23. チャイコフスキー:ただあこがれを知る者だけが/
 24. フォーレ:揺りかご
イアン・ボストリッジ
 (テノール/tr.1, 3, 4, 13, 14, 15, 17)
ジェニファー・フランス
 (ソプラノ/tr.2, 5, 10, 18, 24)
ジェイムズ・アトキンソン
 (バリトン/tr.7, 8, 11, 12, 20, 21, 22)
ウォンシク・オー
 (バス/tr.6, 9, 16, 19, 23)
アーロン・ゴールディン(ピアノ)

 イアン・ボストリッジと若き名歌手たちが歌う、亡命と故郷への憧れの歌曲集!

 ☆イギリスの若き才能アーロン・ゴールディンが監修。亡命と故郷への憧れをテーマにした素晴しきアート・ソング集!
 ☆ベテランのイアン・ボストリッジと若き名歌手たちが参加!
 ☆2022年の公演では20万ポンド以上の寄付を集め話題となったプログラムです。

 英国王立音楽アカデミー(RAM)でマルコム・マルティノー、ジェームズ・ベイリュー、マイケル・ドゥセクらの指導の下、ピアノ伴奏の上級ディプロマ取得に向けて研鑽しているイギリスのピアニスト、アーロン・ゴールディン。
 この歌曲レパートリーを専門とする若き天才がキュレーションした素晴しいプログラム「HOMELANDS」のアルバムが、次代を担う才能あふれる若きアーティストたちのための"クリエイティヴ・ホーム" 「Rubicon」から登場。
 アーロン・ゴールディンが監修した「HOMELANDS」は、2022年6月の「世界難民の日」にRAMで行われた公演後、20万ポンド以上の寄付が集まり、500人のアフガニスタンの女子生徒をタリバンから逃してカナダへ留学させている慈善団体「The 30 Birds Foundation」の活動に使われました。
 このニュースは米ニューヨーク・タイムズ紙、英タイムズ紙、CNNなどでも報道され、このアルバムの実現に繋がっています。

 「HOMELANDS」は亡命と故郷への憧れをテーマにした珠玉のアート・ソング集で、シューマンの「リーダークライス」からのセレクションを柱に、マーラー、デュパルク、チャイコフスキー、フォーレ、シューベルト、ヴォルフ、ラフマニノフらの郷愁と哀愁に満ちた歌曲を厳選。
 「世界難民の日」での公演でも歌った世界的テノール、イアン・ボストリッジを筆頭に、2018年「Critics' Circle」の新進タレント賞を受賞したジェニファー・フランス、2022年ロイヤル・オーバーシーズ・リーグのシンガー賞を受賞し、2023-2025年BBCラジオ3新世代アーティストに選ばれているジェイムズ・アトキンソン、アーロン・ゴールディンのデュオ・パートナーであり、ともに2022-2024年オックスフォード・リーダー(オックスフォード国際歌曲音楽祭)のヤング・アーティストに選出されたウォンシク・オーといった、才能豊かな若手アーティストたちが歌います。
 




ALPHA CLASSICS

ALPHA990
¥2800
ヴィラ=ロボス: 組曲「アマゾンの森」
 1-12. エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959): 組曲「アマゾンの森」
  1. A floresta 森
  2. Em plena floresta 森の中で
  3. Passaro da floresta - Canto I 森の鳥 - 歌 I
  4. Danca da natureza 自然の踊り
  5. Conspiracao e danca guerreira 陰謀と戦士の踊り
  6. Veleiros 帆舟
  7. Em caminhos para a cacada 狩りのための道で
  8. Cancao do amor 愛の歌
  9. Melodia sentimental センチメンタルなメロディ
  10. O fogo na floresta 森の火災
  11. Epilogo 終章
 12. フィリップ・グラス(1937-):メタモルフォシス I ~「アマゾンの流れ」
カミラ・プロヴェンツァーレ(ソプラノ)
 1&3、6、8、9、11
フィルハーモニア・チューリッヒ
シモーネ・メネセス(指揮)
セバスチャン・サルガド(写真)

 録音: 2022年10月 チューリッヒ歌劇場
 収録時間: 61分

 【シモーネ・メネセスが深い共感を持って描き上げる、ヴィラ=ロボス最後の大作「アマゾンの森」】
 ブラジル出身でパーヴォ・ヤルヴィの助手を務め、現在はフランスを拠点に活躍するシモーネ・メネセス。
 2019年には初来日を成功させ、2022年にリリースされたドキュメント映像『メタノイア』(Accentus Music)は世界各地でたいへん高い評価を得ています。
 
 近現代とブラジルの作品を得意とする彼女が深い愛情を寄せているのが、晩年のヴィラ=ロボスが映画『緑の館』のために書いた曲を演奏会用に再構成した「アマゾンの森」。
 今回はAcademia Brasileira de Musicaの新校訂版から、メネセスが管弦楽とソプラノ独唱のための11曲(約45分)を抜粋、組曲版として収録しています。
 全曲版に聴かれる合唱の参加こそないものの、熱帯雨林の厳しい自然と熱量を大オーケストラで表現する音楽を雄大に歌い上げています。
 ソプラノ独唱にはメネセスと同じイタリア系ブラジル人のカミラ・プロヴェンツァーレ(プロヴェンサリ)が参加、深みのある歌声を聴かせます。
 併せて収録されたのは、フィリップ・グラスがブラジルの創作パーカッション・グループ、ウアクチのために書き下ろし、後に管弦楽版も作成した「アマゾンの流れ」から終曲「メタモルフォシス I」。ループするように繰り返されるリズムが心地よい作品です。
 またこのプロジェクトは報道やドキュメント写真で名高いセバスチャン・サルガドとのコラボレーションとなっており、「アマゾンの森」の各曲に対応する美しい写真をサルガドが提供、メネセスのコンサート会場で展示されるほか、このアルバムのブックレットにも掲載されています。

 
 
 


ALPHA992
¥2800
グルックが魅せられたオートコントル歌手ルグロ ~
 フランス17~18世紀のオートコントル歌手たちVol. 3

  ジャン=バンジャマン・ド・ラ・ボルド(1734-1794):
   歌劇《Thetis et Pelee テティスとプレ》(1765)より
    1. Ouverture 序曲
    2. Air Que mon destin est deplorable
     プレのエール「わが運命の忌々しさよ」
    3. Air Ciel ! En voyant ce temple redoutable
  プレのエール「天よ! このみごとな神殿を前に」
   ピエール=モンタン・ベルトン(1727-1780)&
    ジャン=クロード・トリアル(1732-1771):
     歌劇《Sylvie シルヴィ》(1765)より
      4. Air Conduisez ces captifs アミンタスのエール
       「どうかこの囚われ人たちを連れて行ってください」
      5. Air pour les Cyclopes 一つ目巨人たちのエール
      6. Air gracieux 優美なエール
  トリアル: 歌劇《La Fete de Flore フロールの祭典》(1771)より
   7. Air Amour, si tu te plais a ma douleur mortelle
    イラスのエール
     「恋の神よ、わたしが死ぬほど
      苦しんでいるのがそんなに嬉しいか」
  クリストフ・ヴィリバルト・グルック(1714-1787):
   歌劇《Iphigenie en Aulide オリードのイフィジェニー》(1774)より
    8. Ouverture 序曲
    9. Air J'obtiens l'objet que j'aime
     アシルのエール「ついに愛する相手を得て、わたしは」
  グルック: 歌劇《Orphee et Eurydice オルフェとユリディス》
   (1774/《オルフェオとエウリディーチェ》パリ版)より
    10. Air Accable de regrets オルフェのエール「後悔に苛まれて」
    11. Ballets des Ombres heureuses 精霊たちの踊り
    12. Air Quel nouveau ciel pare ces lieux !
     オルフェのエール「ここまで来ると空が見違えるようだ」
    13. Air Malheureux, qu'ai-je fait... J'ai perdu mon Eurydice
     オルフェのエール
      「やりきれない、わたしはなんということをしてしまったのだ
       ~エウリディーチェを喪って」
  フランソワ=ジョゼフ・ゴセック(1734-1829):
   歌劇《Alexis et Daphne アレクシとダフネ》(1775)より
    14. Air Loin des ces bois charmants a regret entraine
     アレクシのエール「この愛おしい森を心ならずも離れ」
    15. Air Vers le sommet de la montagne
     アレクシのエール「この山の頂に辿り着き、わたしは」
  アンドレ=エルネスト=モデスト・グレトリー(1741-1813):
   歌劇《Cephale et Procris セファルとプロクリス》(1773/1777改訂)より
    16. Air Parais, mortel amoureux
     セファルのエール「さあ出ておいで、命限りある恋人よ」
    17. Ballet des nymphes de Diane ニンフたちとディアーヌの舞踏
    18. Contredanse コントルダンス
    19. Air Deese des beaux jours セファルのエール「好日の女神よ」
  ジョゼフ・ルグロ(1739-1793):
   歌劇《Hylas et Egle イラとエグレ》(1775)より
    20. Air C'est ici que j'ai vu pour la premiere fois
     イラのエール「ここでわたしは初めて」
  ニコロ・ピッチンニ(1728-1800): 歌劇《Atys アティス》(1780)より
   21. Air O funeste amitie; Confiance accablante !
    アティスのエール「おお残酷なる友情、恐ろしき秘密よ!」
  ヨハン・クリスティアン・バッハ(1735-1782):
   歌劇《Amadis de Gaule ゴールのアマディス》(1779)より
    22. Largo ラルゴ
  グルック:
   歌劇《Iphigenie en Tauride トーリドのイフィジェニー》(1779)より
    23. Air Quel Langage accablant pour un ami qui t'aime !
     ピラドのエール「そなたを慕ってきた友に、なんという言葉を」
ア・ノクテ・テンポリス(古楽器使用)
 コンサートマスター:
  ロドルフォ・リヒター
レイナウト・ファン・メヘレン(オートコントル〔高音テノール〕、指揮)

 録音: 2022年12月 AMUZ、アントウェルペン(ベルギー北部フランデレン州)
 収録時間: 72分

 【モーツァルト時代の多芸な名歌手に寄せられた傑作群、ファン・メヘレンの美声で!】
 17~18世紀のフランス音楽史を彩り、数々の重要作品の名舞台を華やがせた名歌手たちの活躍に光を当てたアルバムが、近年ALPHAから続々登場しています。
 その中でも特に当時のフランスならではのオートコントルと呼ばれる高音域男声歌手たちを紹介してきたのが、この困難な声域で鮮やかな美声を自在に操り、欧州古楽シーンを賑わせてきたベルギーの名歌手レイナウト・ファン・メヘレンと、彼を中心に名手が集まるア・ノクテ・テンポリス。
 17世紀にリュリの傑作を続々初演したデュメニ、18世紀半ばにラモーと仕事を重ねたジェリオットに続いて彼らが今回紹介するのは、モーツァルトのパリ訪問時の手紙にもたびたび登場する歌手=興行主ジョゼフ・ルグロ(1739~1793)です。
 ルイ15世の治世後半、ドイツ語圏の交響曲や協奏曲がパリで注目されつつあった1760年代に頭角を現し、広い音域にわたって演技力の高い柔軟な歌唱を聴かせたその技量は多くの人々に注目され、マリー=アントワネット妃の実家ウィーンから招かれパリを沸かせた名匠グルックも数々のフランス語オペラでルグロを起用、とりわけ『オルフェオとエウリディーチェ』パリ版の表題役は歴史に残る配役となりました。
 作曲家の知名度にかかわらず1760~70年代のさまざまな名品からルグロのための歌を厳選。ロマン派前夜のドラマティックな表現からロココ絶頂期の艶やかな旋律美まで、充実した古楽器オーケストラと共に古典派時代のフランス音楽特有の味わいをファン・メヘレンの美声で堪能できる興奮と発見に満ちたプログラムは見逃せません。
 ヴェルサイユ・バロック音楽センターの二コラ・ソーによる監修を経た珍しい18世紀フランス型のクラリネットの導入など、管弦楽パートの演奏解釈にも趣向が凝らされています。
 




ARCANA



A548
¥2800
フックス:歌劇《アリアンナの冠》
 ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660-1741):
  音楽祝典劇《アリアンナの冠》K 317/FuxWV II.2.20
   (1726年ウィーンにて初演)
  台本: ピエトロ・パリアーティ(1665-1733)
ヴェネレ(美の女神ウェヌス)‛&
 モニカ・ピッチニーニ(ソプラノ)
アリアンナ(クレタの王女アリアドネ)‛&
 カルロッタ・コロンボ(ソプラノ)
テーティ(海の精テティス)‛&
 マリアンネ・ベアーテ・キーラント(アルト)
バッコ(酒の神バッコス)‛&
 ラファウ・トムキェヴィチ(カウンターテナー)
ペレオ(アイギナの王子ペレウス)‛&
 リ・メイリ(カウンターテナー)
アルノルト・シェーンベルク合唱団
ゼフィーロ・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
アルフレード・ベルナルディーニ(指揮)

 録音: 2022年6月28日 ヘルムート・リスト・ハレ、グラーツ、オーストリア
 収録時間: 68分

 【ウィーン音楽史上の大御所フックス、最晩期の至芸を充実演奏陣で!】
 ウィーン古典派の三大作曲家が対位法を学んだ理論書『パルナスス山への階梯』の著者で、三代にわたる神聖ローマ皇帝に楽長として仕えた大作曲家フックス。その晩年の知られざる傑作音楽劇が、欧州古楽シーン最前線をゆく演奏陣によって全曲録音されました。
 バッハやヘンデルより四半世紀早く、A.スカルラッティやパーセルなどと同じ頃に生まれたフックスは1690~1710年代が活動全盛期でしたが、1723年プラハでの主君の戴冠式を祝う《権勢と貞節》を書きながら脚を悪くして随行できず半ば引退状態に。
 その中で1726年の皇妃誕生日を祝うべく書かれた《アリアンナの冠》は、数々の木管・金管と打楽器が加わる充実編成の楽団と合唱を従え、5人のソリストが旋律美豊かな歌を交わしてゆく一種のセレナータ。
 
 多声処理のたくみさや種々の楽器を活かして効果的な書法を繰り出す引き出しの多さはさすが巨匠の至芸というほかなく、ヴィヴァルディやヘンデルら当時の現役世代にも比肩しうる緩急自在の音楽内容は、フックスが理論好みの書斎派などではなく常に最前線の現役気質を失わなかったことを強く印象づけてくれます。
 物語は怪物ミノタウロスを退治した英雄テーセウスがナクソス島に置き去りにしたアリアンナ(アリアドネ)を酒神バッコ(バッコス)が慰め、傍らで王子ペレオと海の精テーティが結ばれるというもの(北半球の星座「かんむり座」はこの作品の表題に示された冠に由来)。
 キーラントやピッチニーニらシーン最前線の名歌手たち、頼もしくも切れ味抜群なゼフィーロの古楽器演奏に加え、アーノンクールとの共演歴でも名高いシェーンベルク合唱団の参加も頼もしいところ。
 充実した作品解説(英・独・伊語)と併せ、ウィーン音楽史を再訪したくなる刺激豊かな新録音と言ってよいでしょう。

 
 
 
A551
¥2800
パオロ・アレティーノ:聖土曜日のための哀歌と応唱
 パオロ・デル・ビーヴィ、通称 パオロ・アレティーノ(1508-1584):
  聖土曜日のための哀歌と応唱
   1-6. 第1の夜課
   7-9. 第2の夜課
   10-12. 第3の夜課
   13. ザカリアの讃歌「祝福あれ、イスラエルの主なる神よ」
オデカトン
 ジャンルイージ・ギリンゲッリ(カウンターテナー)
 ジュゼッペ・マレット、
  マッシモ・アルティエーリ、
  マウロ・コッリーナ、
  ヴィンチェンツォ・ディ・ドナート、
  ジャンルーカ・フェラリーニ(テノール)
 マウロ・ボルジョーニ、
  ガブリエーレ・ロンバルディ(バリトン)
 エンリーコ・バーヴァ、
  マッテオ・ベロット(バス)
パオロ・ダ・コル(指揮)

 録音: 2021年8月24-27日 聖イグナツィオ教会、アレッツォ(イタリア中部トスカーナ州)
 収録時間: 63分

 【男声低音域の味わい深い響き、16世紀イタリア音楽の通念を覆す受難節音楽】
 徹底した音楽学的検証を経た上での充実した演奏解釈で、ルネサンス期のイタリア音楽の「生まれたての姿」の味わいを現代に蘇らせ続けるパオロ・ダ・コル指揮の男声アンサンブル、オデカトン。
 今回はフランドル楽派の精緻な多声音楽に大きな影響を受けていた作曲家が多かった16世紀中盤、フィレンツェのメディチ家にも仕えながら故郷アレッツォを中心に活躍した知られざる名匠パオロ・アレティーノ(「アレティーノ」はアレッツォ出身者を意味する通称、本名はパオロ・デル・ビーヴィ)の受難節音楽という秘曲中の秘曲に迫ります。
 
 この時期には現代で言うコントラルトから男声の中低音域までバランスよく、各声部が独立した動きを見せるポリフォニーの魅力を追求した音楽が多かったところ、パオロ・アレティーノはここでテノール、バリトン、さらにバスの低音域まで使ってバランスを低音寄りとし、随所で多声の綾よりも歌われる詩句の味わいを優先させた朗読調とも言える音運びを使用。
 人肌の温もりを感じさせながらも隅々まで精緻にコントロールされたオデカトンの面々の歌唱が、その作品が持つ不思議な魅力をこの上なく明晰に伝えてやみません。
 色彩感より構図や描線にこだわったというフィレンツェ画派の名作群にも通じる奥深い音楽の響きが、16世紀イタリア音楽のさらなる豊饒さを改めて強く印象づけてくれる好企画です。

 
 




CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS087
¥2800
ジャン=バティスト・リュリ: グラン・モテ集Vol.3
 ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):
  1-4. Plaude laetare Gallia
   ガリアよ、歓呼の声を上げて喜べ LWV 37
 アンリ・デュ・モン(1610-1684):
  5-12. Magnificat 聖母マリアの讃歌「わたしの魂は主を崇め」
   (マニフィカト)
 リュリ:
  13-21. Benedictus Dominus Deus Israel
   ザカリアの讃歌「祝福あれ、イスラエルの主なる神よ」LWV 64-2
  22-23. Domine salvum fac regem 主よ、王を救い給え LWV 77-4
  24-29. Notus in Judaea Deus 神はユダヤの地で知られ LWV 77-17
レゼポペー
 (声楽&古楽器アンサンブル)
ステファーヌ・フュジェ(指揮)

 録音: 2022年3月18-21日 ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂
 収録時間: 72分

 【リュリの真価をしみじみ実感させる精鋭陣の好企画、第3弾登場!】
 精鋭メンバーによる2022年来日が好評を博したレゼポペーが、本場ヴェルサイユ宮殿の礼拝堂で進めるリュリのグラン・モテ録音第3弾。
 18世紀以前の作品研究を反映させた古楽解釈が盛んなフランスにあって、21世紀を担う逸材として高い評価を得ているステファーヌ・フュジェは今回、ルイ14世の筆頭後継者たる男子誕生を祝う「ガリアよ、歓呼の声を上げて喜べ」でプログラムを始め、リュリの急逝2年前に書かれた「神はユダヤの地で知られ」まで、この作曲家がフランス王室で最も確たる権勢を見せていた時期の作を幅広く選んでいます。
 また同シリーズ初の試みとして、リュリの傍ら彼より前から王室に迎えられ、ルイ14世時代ならではの教会音楽の確立に先んじて寄与していた大家デュ・モンの充実作「マニフィカト」も収録、両者の作風の違いを軸にリュリ流儀の教会音楽の特徴が自ずと浮かび上がるようにしています。
 25~37名編成の合唱にはグヴェンドリーヌ・ブロンデール、クレール・ルフィリアトル、シリル・オヴィティ、マルク・モイヨンら個性派ソリストも多く、坂本久美、湯川亜也子ら日本の気鋭歌手の名も。
 加えてオルガンとチェンバロをそれぞれ2台、曲によっては30人を超える弦楽奏者を含む大編成の古楽器オーケストラ(オルガンにマリー・ファン・レイン、低弦にエマニュエル・ジャック、リコーダーとバスーンでメラニー・フラオー‛&‛&と多面的活躍で知られる名手たちも参加)が奏でる響きは、当時これらの作品の演奏に求められていた壮麗さはもちろん、両作曲家の細部まで考え抜いた音使いの繊細さにも柔軟に対応。
 きわめて幅広い表現力で17世紀フランスの王室礼拝堂音楽の至芸を追求、各作品の魅力を十全に引き出してゆきます。
 ヴェルサイユ・バロック音楽センターの音楽学者トマ・ラコントによる解説も充実(仏・英語)。
 舞台音楽ばかりではないリュリ芸術の真価を実感できる1枚です。

 
 
 


CVS099
¥2800
フランソワ・クープラン: 王宮のコンセール
 フランソワ・クープラン(1668-1733):
  王宮のコンセール
   1-6. コンセール 第1番
   7-11. コンセール 第2番
   12-18. コンセール 第3番
   19-25. コンセール 第4番
レ・フォリー・フランセーズ(古楽器使用)
 ジョスラン・ドービネ
  (フラウト・トラヴェルソ)
 ニエルス・コラン=コッパル
  (リコーダー、バスーン)
 ジャン=マルク・フィリップ(オーボエ)
 エマニュエル・バルサ
  (チェロ、バス・ド・ヴィオル
   〔=ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
 ベアトリス・マルタン
  (クラヴサン〔=チェンバロ〕)
パトリック・コーエン=アケニヌ
 (ヴァイオリン・指揮)

 録音: 2021年7月27-29日 プロヴァン楽器博物館、プロヴァン(パリ郊外イル・ド・フランス地方)
 収録時間: 60分

 【フランス古楽界の中軸を担う名団体によるクープランの傑作、満を持して登場】
 ウィリアム・クリスティのレザ―ル・フロリサンやジェラール・レーヌのイル・セミナリオ・ムジカーレなど、フランスにおける古楽復興の躍進を担った重要団体で長くコンサートマスターを務めたパトリック・コーエン=アケニヌが、2000年に自ら結成したレ・フォリー・フランセーズ。
 PierreVerany、ALPHA、Cypres、NoMadMusicなど常にシーン最前線のレーベルで名盤を刻んできたこのアンサンブルが、満を持して自国の音楽史に名高い傑作室内楽曲を録音しました。
 クープランの『王宮のコンセール』はルイ14世の治世末期に書かれたイタリア風の編成によるフランス様式の曲集で、かつてはイタリア風の音楽を演奏することさえ憚られたフランス王室にあって、異国の様式を適切に取り込み「趣味の融合」を図ったこの作曲家ならではの細やかな趣向が凝らされた充実曲集。
 ヴィヴァルディ『四季』と同時期の1724年に出版され、20世紀以降は多くの名盤にも恵まれてきましたが、18世紀当時のフランス宮廷音楽の演奏再現を徹底追及してきたコーエン=アケニヌらの様式感豊かな演奏はやはり格別。
 アンサンブル創設期から長く共演してきた重要メンバーに新世代の気鋭バスーン奏者ニエルス・コラン=コッパルが加わる顔ぶれが、それぞれの楽器から引き出しうる音色の多彩さを最大限に生かした精妙な解釈を織り上げてゆきます。
 作曲者と同じフランス語話者たちだからこそ探り当てうる機微の妙、じっくりお楽しみください。

  
 
 


CVS111
¥2800
美の女神にお願い ~
 ルイ15世時代のフランス舞台音楽における恋の歌

  1. ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764) :
   天体のエール「照り映えろ、新たに生まれ出でた星々よ」
    (《カストールとポリュクス》〔1737〕第5幕第7場より)
  2. ジャン=バティスト・ニエル(1690頃-1771):
   恋の神のエール「わが両目を襲う眠りに」
    (《ローマ人たち》〔1736〕第1幕第6場より)
  3. フランソワ・ルベル(1701-1775)&フランソワ・フランクール(1698-1787):
   ガヴォット(《イスメーヌ》〔1747〕より)
  4. エジディオ・ロムアルド・ドゥーニ(1708-1775):
   ロジーヌのエール「おお、この村で敬われてきたお父様」
    (《収穫に勤しむ人々》〔1763〕第3幕第7場より)
  5. ラモー: 狂気の女神のエール「恋の神よ、さあ矢をつがえて」
   (《プラテー》第3幕第4場より)
  6. ルベル&フランクール:
   イスメーヌのエール「おお、わたしたちに声を聴かせた者よ」
    (《イスメーヌ》〔1747〕第3場より)
  7. ラモー: プレリュード(《イポリートとアリシ》〔1733〕第3幕より)
  8. ラモー: フェードルのエール「恋の神の残虐なる母よ」
   (《イポリートとアリシ》〔1733〕第3幕第1場より)
  9. ラモー: テライルのエール「悲痛なる衣装、青ざめた炎に」
   (《カストールとポリュクス》〔1737〕序幕第1場より)
  10. ジャン=ジョゼフ・ムーレ(1682-1738):
   イフィスのエール「さあ恋をしましょう、ためらっていてはだめ」
    (《タリーの祭典》〔1714〕第2幕第5場より)
  11. ラモー: シャコンヌ(《プラテー》〔1745〕より)
  12. ジャン=ジョゼフ・カサネア・ド・モンドンヴィル(1711-1772):
   プシュケと悪鬼たちの対話「駄目だ、この苦しみが終わると思うなよ」
    (《パフォスの祭典》〔1758〕第3幕第6場より)
  13. モンドンヴィル: プシュケのエール「わたしの美しさは失われ」
   (《パフォスの祭典》〔1758〕第3幕第6場より)
  14. ルベル&フランクール: 恋の神のエール「心ここにあらずで」
   (《スカンデルベルク》〔1735〕序幕第3場より)
  15. ラモー: 諸芸術の精たちと喜びの精たちの歌
   「美の女神ヴェニュス、あなたこそ」
    (《カストールとポリュクス》〔1737〕序幕第1場より)
  16. ラモー: 狂気の女神のエール
   「いそしみましょう、いとも華やかな音楽に」
    (《プラテー》第2幕第5場より)
マリー・ペルボスト(ソプラノ)
ヴェルサイユ王室歌劇場管弦楽団&合唱団
ガエタン・ジャリ(指揮)

 録音: 2023年1月7-9日 ヴェルサイユ宮殿「マレンゴの間」
 収録時間: 55分

 【声の演技力あればこそ!18世紀フランス音楽の多様さを示すペルボストならではの1枚】
 フランスの音楽著作権協会ADAMIから2016年の新星オペラ歌手賞に選ばれて以来、ヨーロッパのシーンで演技力豊かな声が急速に話題となり、オペラ界に留まらずバロック・オペラ蘇演や知られざるフランス近代歌曲の発掘で早くも注目すべき実績を次々と挙げているマリー・ペルボスト。
 ヴェルサイユ宮殿を舞台に刻まれた新たなソロ・アルバムはルイ15世時代のフランスに光を当て、多様な劇音楽から有名・無名にかかわらず魅力的なナンバーを厳選。
 ルイ15世の長く比較的安定した治世の中で育まれた、多角的な様相をみせる恋物語の数々の魅力に迫ります。
 
 軸となる巨匠ラモーの3傑作(《イポリートとアリシ》〔1733〕、《カストールとポリュクス》〔1737〕、《プラテー》〔1745〕)からして音楽面でも物語面でもそれぞれに異なり、同時期の王室を魅了したルベル&フランクールのタッグや世紀半ばのパリの寵児ドゥーニなど、他の作曲家たちの作品にもバロック後期からロココの柔和さを経て古典派前夜まで、18世紀フランス音楽の多彩さと一貫性を矛盾なく実感させてくれる奥深い魅力がたっぷり。
 ソプラノ歌手でありながら低い音域でも豊かな情感描写を聴かせるペルボストならではの、演技性あればこそのエールが集められているのも流石です。
 ヴェルサイユの王室歌劇場ほか数々のステージで名演を披露してきたガエタン・ジャリの経験値が十全に活かされたオーケストラの音作りも頼もしく、どこから聴いても引き込まれずにおれないアルバムに仕上がっています。

  

  2022年5月18日、ベルサイユ宮殿王室歌劇場に於いて、ラモー《プラテー》の狂気の女神を演じるマリー・ペルボスト
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


VOX

VOXNX3021CD
¥2400
アブラヴァネル生誕120年&没後30年
チャイコフスキー:交響曲第3番&幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」

 1-4. 交響曲第3番 ニ長調「ポーランド」 Op. 29(1875)
  1. I. Introduzione e Allegro: Moderato assai
   (Tempo di marcia funebre) - Allegro brillante)
  2. II. Alla tedesca: Allegro moderato e semplice
  3. III. Andante elegiaco
  4. IV. Scherzo: Allegro vivo
  5. Finale: Allegro con fuoco (Tempo di polacca)
 6. 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op. 32(1876)
ユタ交響楽団
モーリス・アブラヴァネル(指揮)

 録音:1972-73年
 1974年LP初リリース
 総収録時間:68分

 【アブラヴァネル生誕120年&没後30年、ユタ響とのチャイコフスキー復刻第5弾】
 ピアノ協奏曲第1番やバレエ音楽「白鳥の湖」と相前後して書かれた交響曲第3番は、長調で始まる5楽章構成というチャイコフスキーの交響曲としては例外的な作品です。
 アブラヴァネルの明晰な指揮は、民族舞曲の要素を的確に打ち出しつつ、各楽章をくっきりと性格づけており、オケの明るめのサウンドと相まって楽しめる録音になっています。
 「フランチェスカ・ダ・リミニ」は、ややもすれば重苦しく晦渋になりがちな曲ですが、アブラヴァネルとユタ響は曲のドラマ的な展開を明瞭に音にしてゆき、クライマックスでは壮絶なサウンドを聴かせます。
 混濁の少ない広々とした音場の中に、金管・木管がクリアかつ自然に立ち現れる録音が大きな効果を挙げています。

 *ブックレットには初出時のジャケット写真と原盤解説が掲載されています。
 
 
VOXNX3025CD
¥2400
アブラヴァネル生誕120年&没後30年
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲&スラヴ行進曲

 1-4. マンフレッド交響曲 Op. 58(1885)
  1. I. Lento lugubre - Moderato con moto - Andante
  2. II. Vivace con spirito
  3. III. Andante con moto
  4. IV. Allegro con fuoco
 5. スラヴ行進曲 Op. 31(1876)
ユタ交響楽団
モーリス・アブラヴァネル(指揮)

 録音:1972-73年
 1974年LP初リリース
 総収録時間:62分

 【アブラヴァネル生誕120年&没後30年、ユタ響とのマンフレッド交響曲登場!】
 チャイコフスキーの交響曲全集を作る時にこの曲を除外する指揮者は少なくありませんが、アブラヴァネルとユタ響の録音はこの曲のファンにとって嬉しい贈り物と言えるでしょう。
 アブラヴァネルの解釈と指揮は楽曲の構造と音楽の展開をわかりやすく伝える点で「啓蒙的」と呼びたくなるようなもの。ここでも緩急の巧みな推移によってドラマの展開をわかりやすく伝えてくれます。
 同時にチャイコフスキーが用いた様々な管楽器のサウンドを誇張なくクリアに捉え、広い音場の中に再現する録音も見事で、これが50年前のものと知って感心する人は多いでしょう。
 緩やかな歌と巧みなテンポアップとの対比は「スラヴ行進曲」で一層の効果を挙げています。

 *ブックレットには初出時のジャケット写真と原盤解説が掲載されています。
 



<国内盤> 

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MCLASSICS



MYCL00045
(SACD HYBRID)
¥3520
村川千秋と山形交響楽団
シベリウス:交響曲第3番、カレリア組曲、「フィンランディア」

 1-3. シベリウス:交響曲 第3番 ハ長調 作品52
  1 I. Allegro moderato
  2 II. Andantino con moto, quasi allegretto
  3 III. Moderato - Allegro (ma non tanto)
 4-6. シベリウス:カレリア組曲 作品11
  4 I. Intermezzo: Moderato
  5 II. Ballade: Tempo di menuetto
  6 III. Alla marcia: Moderato
 7. シベリウス:交響詩「フィンランディア」 作品26
村川千秋(指揮)  
山形交響楽団

 《録音》2022年4月16-17日 山形テルサホール、2023年1月15日 山形・やまぎん県民ホール 大ホールにてライヴ収録

 高らかに鳴り響く魂のシベリウス!巨匠・村川千秋と山形交響楽団による記念碑的アルバム。

 山形交響楽団の創立者で今年90歳を迎える巨匠、村川千秋と同楽団の初CDが遂に登場です。
 当録音は、山形交響楽団の創立50周年記念となる第300回定期演奏会と、村川千秋の90歳を祝ったやまぎん県民ホールでの公演の記念碑的なライヴ・レコーディングです。
 50年前村川が種を蒔き山形県民によって愛され育った山形交響楽団。収録曲は村川千秋が最も大事にするレパートリーであるシベリウス。情熱の漲る村川のタクトによって、山形の自然を想起させる壮大で豊かなシベリウスの音楽が威風堂々奏でられます。
 温かみのある美しい弦楽器、色彩豊かなソロイスティックな木管楽器、力強く輝かしい金管、打楽器セクション。日本の地方オーケストラの雄へと成長した、現在の充実した山響のサウンドが堪能出来ます。村川千秋が自身を捧げ、心血を注ぎこんできた山響とシベリウス。次の未来へと繋ぐ決意漲る魂のハーモニーです。

 村川千秋(指揮)
  東京芸術大学音楽学部作曲科を卒業。作曲を池内友次郎氏に師事。1963年渡米、インディアナ大学大学院で指揮を専攻、理論科助手として勤める。マスター・オブ・ミュージックを授かる。
  さらにニューヨークにてレオポルド・ストコフスキーのもとで研鑽を積む。66年帰国。同年9月東京交響楽団を指揮してデビュー。以後東京交響楽団・札幌交響楽団・日本フィルハーモニー交響楽団・京都市交響楽団などを指揮する。
  68年東京音楽大学指揮科講師。72年山形交響楽団設立、音楽監督兼常任指揮者を務める。92年山形県教育功労者表彰。94年渡邉曉雄音楽基金特別賞受賞。95年齋藤茂吉文化賞受賞。2004年、「平成16年度地域文化功労者表彰」受賞。
  現在、山形交響楽団創立名誉指揮者。日本弦楽指導者協会会員。

 山形交響楽団
  1972年、東北初のプロ・オーケストラとして誕生。山形テルサ・酒田・鶴岡での定期演奏会、東京・大阪での「さくらんぼコンサート」、山形県下で毎年3万人以上の青少年に"感動"を届けるスクールコンサートなど、年間150回に及ぶ多彩な演奏活動を展開。
  2007年、飯森範親(2004年から常任指揮者・ミュージックアドヴァイザー)の音楽監督就任を機に、名実共に東北地方のみならず日本の音楽文化を代表するオーケストラとしての地位を確立している。
  2006年、オーケストラの自主レーベルとしては日本初となるCDレーベル『YSO live』を立ち上げ、2007年から2015年まで8年半にわたる壮大なプロジェクト、「アマデウスへの旅」(モーツァルト交響曲全曲演奏会)を開催、2008年には、アカデミー賞映画「おくりびと」に出演。
  2017年「モーツァルト交響曲全集」を発売、第55回レコード・アカデミー賞(特別部門 企画・制作)を受賞し全国的な話題となる。
  2020年6月より、常任指揮者阪哲朗とともに「ベートーヴェン交響曲全曲演奏会」をスタート。全集DVD制作とインターネット配信を通じて、山響の新たな魅力を発信している。
  2022年、創立50周年を迎えた。
 


<LP>


RCO LIVE(キング・インターナショナル)


KKC 1223/4
(2LP)
¥6500
マーラー:交響曲第3番/ヤンソンス&コンセルトヘボウ管
 マーラー:交響曲第3番ニ短調
  (1893-96, 1906 年改訂/カール・ハインツ・フュッスル校訂版)
   Side 1
    第1楽章:力強く決然と [34:19]
   Side 2
    第2楽章:テンポ・ディ・メヌエット きわめて穏やかに (09:54)
    第3楽章:コモド、スケルツァンド 急がずに (17:37)
   Side 3
    第4楽章:きわめてゆるやかに (09:01)
    第5楽章:活発な速度で、表出は大胆に (04:20)
   Side 4
    第6楽章:ゆるやかに、平静に、感情をこめて (22:57)
ベルナルダ・フィンク(メゾ・ソプラノ)
オランダ放送合唱団女声合唱
セルソ・アントゥネス(合唱指揮)
ブレダ・サクラメント合唱団少年合唱
ラインモンド少年合唱団
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)

 ヤンソンス&コンセルトヘボウ管、極上の響きを育むコンセルトヘボウで味わう「至上の音楽体験」によるマーラーの第3番が待望のLPで登場!!

 録音:2010年2月3-5日アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)/180g重量盤 、98'41、輸入盤・日本語帯・解説付

 2010年2月の本拠地コンセルトヘボウにおけるコンサートの模様を収録したマリス・ヤンソンス&コンセルトヘボウ管によるマーラー交響曲第3番のLPが登場。
 作曲家マーラーについて、ヤンソンスが若き日に「ぼくの作曲家だ」と自認し、またマーラーの伝統を受け継ぐオーケストラとして名高いRCOを率いてまた「かれらの音楽なのだ」との思いを強くしたといいます。
 このコンビの持ち味であったた華麗で精緻極まりない音楽づくりを堪能することができます。
 
 また、ホームグラウンドであり、シューボックス型ホールの筆頭格とされる「コンセルトヘボウ」で収録されていることがあらゆる面でプラスに働いた録音です。
 ウィーンのムジークフェラインザールと双璧をなす、このホールが織り成す響きは、今日に至る名門RCOと絶妙になじみ、マーラー屈指の長大で奥深い内容に対して、刻一刻と驚くほどゆたかな表情をみせてゆきます。
 ほんとに夢見るように最高の気分ということでは、きっとヤンソンスもまた、RCOとの実演を通して「天にも昇るような気持ち」を呼び起されたにちがいありません。
 
 

KKC 1225
(LP)
¥4500
ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』(ラヴェル編)/
 ヤンソンス&コンセルトヘボウ管

  ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』(ラヴェル編)
   Side1
    1. 第1プロムナード / 2.小人(グノーム) /
    3. 第2プロムナード / 4.古城 / 5. 第3プロムナード /
    6.テュイルリーの庭 / 7.ビドロ(牛車)/
    8. 第4プロムナード / 9.卵の殻をつけた雛の踊り
   Side2
    10. サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ
    11. リモージュの市場
    12. カタコンベ - ローマ時代の墓
    13. 死せる言葉による死者への呼びかけ
    14. 鶏の足の上に建つ小屋 - バーバ・ヤガー
    15. キエフの大門
ロイヤル・コンセルトへボウ管弦楽団
マリス・ヤンソンス(指揮)

 どこまでも華麗にしてみずみずしい響きヤンソンス&コンセルトへボウによる『展覧会の絵』遂にアナログ盤で登場!!

 録音:2008年5月22、23日、8月29日アムステルダム、コンセルトへボウ(ライヴ)/180g重量盤、33'02、輸入盤・日本語帯・解説付

 ヤンソンス&コンセルトへボウによる『展覧会の絵』がアナログ盤で登場です。
 「管弦楽法の天才」ラヴェル編曲による『展覧会の絵』はコンサートの花形ともいえる人気のレパートリーだけに、さすがに名門コンセルトヘボウ管ともなればレコーディングも豊富な点数を誇ります。
 ステレオ期に限定しても、RCOは1962年9月にハイティンクとセッション録音、1979年11月にはコリン・デイヴィスとセッション録音、さらに1986年8月にシャイーとセッション録音という具合に、なかでも過去2代に渡る首席指揮者ハイティンクとシャイーはいずれも就任前後の早い段階で録音をおこなっています。
 そしてシャイーから23年の歳月が経過した2008年、マリス・ヤンソンス首席指揮者就任5周年を記念して録音されました。
 
 一方ヤンソンスも1988年8月のオスロ・フィルとの録音以来、20年ぶりの再録音となりました。
 ここでのヤンソンスの語り口のうまさは言うに及ばず、なにしろRCOといえば、華麗、繊細、陰影といかなる色彩の表現にかけても天下一品で知られるとおり、このようにオーケストラ・サウンドの醍醐味が満点の『展覧会の絵』ほどの作品ではなおのこと、その違いは歴然。黄金のブラスを象徴する冒頭の輝かしいトランペットから、首席奏者たちの名人芸が光るさまざまな性格的なナンバーを経て、やがて「キエフの大門」に至るまで、まばゆいばかりの大音響絵巻が繰り広げられています。
 また録音にも定評のあるRCO liveシリーズ。オーディオ・ファイルとしても喜ばれるリリースとなるでしょう。
 
















8/10(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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EVIL PENGUIN RECORDS



EPRC 0056
¥2600→\2390
ウィスペルウェイ渾身の無伴奏
イン・メモリアムII スコルダトゥーラ・アルバム

 コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011
 ブリテン:無伴奏チェロ組曲第3番 Op.87より IX.パッサカリア
ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)

 音楽への凄まじい没入度、ウィスペルウェイ渾身の無伴奏、暗闇の中にある力強い光

 録音:2022年12月7・9・10日/ベルギー

 ウィスペルウェイが亡き息子に捧げる2枚目のアルバム。2022年最新録音です。
 スコルダトゥーラ(変則調弦)に関連付けられた選曲で、A 弦を全音低いG に変えたバッハの5 番と、C・G 弦を半音低いH・Gesに変えたコダーイを収録。
 どちらもチェロのために書かれた輝かしい傑作であり、暗い色調を持ちながらも激しく、純粋な音楽の力にあふれた作品。
 最後におかれたブリテンのパッサカリアもまた暗く、しかし力強く、複雑な不協和のなかに屈折した光を照射していくような音楽です。
 ウィスペルウェイの演奏は音楽を奥底まで掘り下げた凄まじいもので、技術的な困難さをまったく表に出さず、とてつもない集中力と没入度で弾ききっています。
 どれも再録音となる楽曲ですが、改めてまっさらな状態から挑みかかったような凄味のある演奏がお聴き頂けます。
 




LAWO



LWC1257
¥2700
モーツァルトとオルガン
 W.A.モーツァルト:
  教会ソナタ第1番変ホ長調 K.67/41h
  教会ソナタ第2番変ロ長調 K.68/41i
  教会ソナタ第3番ニ長調 K.69/41k
  教会ソナタ第4番ニ長調 K.144/124a
  教会ソナタ第5番へ長調 K.145/124b
  教会ソナタ第6番変ロ長調 K.212
  教会ソナタ第7番ト長調 K.241
  教会ソナタ第8番へ長調 K.224/241a
  教会ソナタ第9番イ長調 K.225/241b
  教会ソナタ第10番へ長調 K.244
  教会ソナタ第11番ニ長調 K.245
  教会ソナタ第13番ト長調 K.274/271d
  教会ソナタ第15番ハ長調 K.328/317c
  教会ソナタ第17番ハ長調 K.336/336d
  アダージョとアレグロ へ短調 K.594
  幻想曲 へ短調 K.608
  アンダンテ へ長調 K.616
アンデシュ・アイステン・ダール(オルガン)
アルヴィド・エンゲゴール(ヴァイオリン)
アトレ・スポンベルグ(ヴァイオリン)
エムブリーク・スネルテ(ファゴット)

 モーツァルトの教会ソナタとオルガンのためのソナタをカップリング!

 『Light Shall Shine(闇から光が輝き出よ)』(LWC1235)をリリースしたドランメン生まれのオルガニスト、アンデシュ・アイステン・ダール(b.1976)の新しいアルバム。
 アイステン・ダールは、ノルウェー国立音楽大学で教会音楽の学士号とオルガン・ソロ演奏の修士号を取得、コペンハーゲンの王立デンマーク音楽アカデミーでオルガン・ソロ演奏を学びました。

 「モーツァルトとオルガン」と題してモーツァルトが書いた「チャーミング」な17曲の 《教会ソナタ》 から14曲と、「自動オルガン」のための3つのソロ曲を演奏しています。
 ノルウェーの音楽シーンで活躍する音楽家たち、エンゲゴール四重奏団のヴァイオリニスト、アルヴィド・エンゲゴール (b.1963)とアトレ・スポンベルグ(b.1964)、ノルウェー放送管弦楽団の副首席ファゴット奏者のエムブリーク・スネルテ(b.1974)が、《教会ソナタ》 で共演しています。

※使用楽器:ブラゲルネス教会の主オルガン、カーステン・ロン(2009)(K.336)、ブラゲルネス教会の室内オルガン、リューデ&ベルグ(2005)(K.67-328)、マルガレータ教会、スウェーデン教会のオルガン、トマシュ・モチニク(2016)(ソロ)

 ※録音:2019年8月21日、マルガレータ教会、スウェーデン教会(オスロ)(ソロ)、2022年5月23日-24日、ブラゲルネス教会(ドランメン、ノルウェー)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz

 
 

 

LWC1263
¥2700
北極のサクソフォン
 アレクサンデル・オーロエン(b.1993):心、高まる-
  子供のころの秋、春、季節はすべて過ぎゆく
 アレクサンドル・マノツコフ(b.1972):
  7つの肖像-ミカエル、イェグディエル、ガブリエル、
  バラキエル、 セアルティエル、ラファエル、ウリエル
 テリエ・ビョルクルン(b.1945):北極の短詩-
  短いサーミの歌、北極の風、北極の風景、
  北極熊との戦い、北極の十一月、サーミの歌
オーラ・アスダール・ロッコネス(アルト・サクソフォン)
アークティック・フィルハーモニック
ペール・クリスチャン・スカルスタード(指揮)

 オーラ・アスダール・ロッコネス(b.1983)は、ノルウェー北部、トロムソのサクソフォン奏者。ラーシュ・リーエン、ヴィーヴェケ・ブライアン、ジャン=イヴ・フルモー、ヨン=ポール・インデルベルグたちに学び、ジャズとクラシカル音楽の両分野で活動しています。
 パリのサクソフォン・メーカー、アンリ・セルマーの公式アンバサダーで、「トリオ・ブラクス Trio Brax」(LWC1248)のメンバーです。

 『北極のサクソフォーン』は、ファビオ・マストランジェロ指揮サンクトペテルブルク・ノーザン・シンフォニアとの『ノルウェーのサクソフォーン』(LWC1162)に次ぐ、オーケストラ共演のアルバム。
 アレクサンデル・オーロエンは、ノルウェー北部に生まれ、オスロで活動しています。《心、高まる》 は、メロディと主題のはっきりした「リスナー・フレンドリー」なスタイルによる〈子供のころの秋〉〈春〉〈季節はすべて過ぎゆく〉の3曲の作品です。
 アレクサンドル・マノツコフは、ロシアのサンクトペテルブルク生まれ。《7つの肖像》 は、北部ノルウェーと北西ロシアが緊密な関係にあったことから、「大天使の町」として知られるアルハンゲリスク市をインスピレーションに作曲されました。
 〈ミカエル〉から〈ウリエル〉まで、東方正教会の7人の大天使の名をつけた7曲の作品です。テリエ・ビョルクルンもメロディを書く作曲家です。
 1994年のリレハンメル冬季オリンピック大会で初演された弦楽四重奏のための 《カントス》 は、弦楽オーケストラ用にも編曲され、親しまれています。
 ロムソの南、車で数時間のナルヴィークの生まれ。
 サクソフォーン協奏曲 《北極の短詩》 は、「北極への頌歌」として作られました。3つの作品すべて、ロッコネスの委嘱作です。

 トロムソとボードーのオーケストラ「アークティック・フィルハーモニック」を指揮するペール・クリスチャン・スカルスタード(b.1972)は、オスロ弦楽四重奏団創設メンバー。
 指揮者としての活動が多くなり、テレマルク室内管弦楽団の芸術監督を務めています。

 ※録音:2021年4月26日-30日、グロンノーセン教会(トロムソ、ノルウェー)/Recorded in DXD 24bit/352.8kHz
 



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DYNAMIC

CDS-7997
(4CD)
¥3900→\3590
イタリアの名手フランチェスコ・チェーラ(チェンバロ)
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 全集

 平均律クラヴィーア曲集 第1巻
  【CD1】
   1-12. 前奏曲とフーガ 第1番 - 第12番 BWV 846-857
  【CD2】
   1-12. 前奏曲とフーガ 第13番 - 第24番 BWV 858-869
 平均律クラヴィーア曲集 第2巻
  【CD3】
   1-12. 前奏曲とフーガ 第1番 - 第12番 BWV 870-881
  【CD4】
   1-12. 前奏曲とフーガ 第13番 - 第24番 BWV 882-893
フランチェスコ・チェーラ(チェンバロ)

 使用楽器:ダニエレ・マリア・ジアーニ 2019年製作。アンリ・エムシュ 1736年製作の楽器に基く
 録音:2021年10月、2022年4月 Palazzo Sanseverino, Laureana Cilento(イタリア)
 総収録時間:270分

 【フランチェスコ・チェーラ、満を持して「平均律」全2巻を一挙リリース!】
 イタリアのチェンバロ/オルガン奏者・指揮者として活躍するフランチェスコ・チェーラが遂にバッハの「平均律」を録音。積年の経験を傾注して自ら調律にも凝った力作です。
 1967年ボローニャに生まれたフランチェスコ・チェーラは、フェルディナンド・タリアヴィーニとグスタフ・レオンハルトに学び、イル・ジャルディーノ・アルモニコのチェンバロ/オルガン奏者を経て、ソリストとして、また自らのアンサンブルを指揮してルネサンスからバロック期の声楽・器楽曲の演奏と録音に取り組んで来ました。
 そのチェーラがバッハの「平均律」を遂に録音。
 チェーラは長年にわたり「平均律」の基本的性格を「規律」と「内面性」の2点からとらえて来たといいます。
 「規律」とは対位法に代表される厳格さであり、それを音として具現するために必要な頭と指のトレーニング。また「内面性」は楽想と構造が時に省察や瞑想へと導く性格を持っていること。これらを演奏で表現する準備が整ったとして録音に臨みました。その上で重視したのが調律です。

 曲集の原題の"Das wohltemperierte Klavier"(よく調律されたクラヴィア)についてチェーラは、特定の調律原理ではなく、曲に応じた演奏者の「良き趣味」に任されていると理解しており、曲によって心地よく響く調律が正解の場合もあれば耳障りに響く調律が正解の場合もあるとしています。
 またバッハの音楽がドイツ、イタリア、フランスの音楽の合流点であったという理解に基づいて各曲を解釈し、独自の調律を施したとのこと。その詳細は明かされていませんが「ご判断はリスナーにお任せします。
 全面的に同意とはいかないかもしれませんが、私がすべての調を巡る旅において凝らした創意工夫に興味を感じて頂ければ嬉しいです」と記しています。尚、第2巻についてはアルトニコル版の楽譜を参照し、後の時代の写本では削られてしまったヴァリアントも参考にしているとのこと。
 
 録音に使われた楽器はチェーラが信頼しているダニエレ・マリア・ジアーニによるアンリ・エムシュのレプリカ。
 ボストン美術館所蔵の1736年製の楽器をモデルにしていますが、この楽器が後世レストアされたものであることから、同時代のエムシュの楽器を多数参照し、またルイ15世時代の楽器や装飾の様式も研究した上で独自制作の部品を加えた「想像上の再現楽器」とのこと。
 チェーラは、クラヴィコードやフォルテピアノの選択も検討した上で、バッハがこの曲集に込めた多様な性格と響きは1台の楽器で弾いた方がはっきりとするとの考えで、この楽器を当録音に起用しました。

 
 




GRAMOLA



GRAM99284
¥2700
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン&指揮)
ジャズ・ヴァイオリン・コンチェルト -
 メイド・イン・オーストリア

  1-4. ヘルベルト・ベルガー(1969-):メトロポール組曲
   ヴァイオリンと弦楽オーケストラのための協奏曲
    1. I. Insomnia / 2. II. El largo Adios /
    3. III. A la minute / 4. IV. Avenida
  5-8. フリードリヒ・グルダ(1930-2000):Wings ウィングス
   独奏ヴァイオリン、弦楽オーケストラとパーカッション
    (リズム・セクション)のための小協奏曲
     5. I. Liberamente sempre / 6. II. Lento /
     7. III. Liberamente / 8. IV. Allegro assai. Solo Improvisations
  9-12. ザビーナ・ハンク(1976-):Three Songs for an Abandoned Angel
   見捨てられた天使のための3つの歌
    独奏ヴァイオリン、弦楽オーケストラと
     パーカッション(ドラムス)のための協奏曲
      9. I. Dauntless departure / 10. II. Soul's Concealment /
      11. III. free solo Cadence / 12. IV. Breakthrough
ベンヤミン・シュミット(ヴァイオリン&指揮)
ムジカ・ヴィーテ管弦楽団
クリスティアン・レットナー(ドラムス)

 録音:2020年10月24-25日‛&9-12 2021年8月15-19日‛&1-4 2021年9月14日‛&5- 8Nygatan 6、Vaxjo (スウェーデン)

 ベンヤミン・シュミットはクラシックだけでなく、ジャズや即興演奏にも強い関心を抱き、以前にも少年時代から憧れていたというステファン・グラッペリにインスパイアされたアルバムを出すなど、幅広い活動をしています。
 このアルバムでは、スウェーデンの室内オーケストラ「ムジカ・ヴィーテ」と共に、オーストリアの3人の作曲家のジャズ・コンチェルトを演奏。
 ヘルベルト・ベルガーの「メトロポール組曲」は、本来のクロマティック・ハーモニカの独奏部を今回の録音のためにヴァイオリンへとアレンジ。
 ジャズ・ピアニスト、ザビーナ・ハンクの「見捨てられた天使のための3つの歌」はシュミットのために書かれた作品です。
 また、フリードリヒ・グルダの「ウィングス=翼」は4つのセクションから成る18分ほどの曲で、シュミットによればツィガーヌ風、バロック風、グルーヴ風のセクションがあり、最後にリディア旋法(リディアンスケール)を強く意識した即興的な部分があり、彼はここでオリジナルの即興演奏を加えているそうです。

 
 
 


GRAM99291
¥2700
Simplicity 若き日のためのピアノ曲集 ギオルギ・ユルダシェヴィ(ピアノ)
 1-12. ノダル・ガブニア(1933-):Aus dem Tagebuch eines Schulers とある学生の日記より
  1. Morning / 2. On the Way to School / 3. School Bell / 4. History Lesson /
  5. Arithmetics / 6. Singing Lesson / 7. Physics Lesson / 8. On the Way Home /
  9. In the Yard (on Horseback) / 10. Watching TV / 11. Lullaby / 12. Dream
 13-22. ベラ・バルトーク(1881-1945):子供のために 第1巻 BB 53 Sz. 42
  13. No. 3. Quasi adagio / 14. No. 10. Children's Dance. Allegro molto /
  15. No. 11. Lento / 16. No. 17. Round Dance. Lento / 17. No. 21. Allegro robusto /
  18. No. 26. Moderato / 19. No. 27. JEST. Allegramente /
  20. No. 31. Allegro tranquillo / 21. No. 32. Andante / 22. No. 33. Allegro non troppo
 23-25. ジェルジ・クルターグ(1926-):Jatekok 遊び
  23. Hommage a Zenon / 24. Hommage a Farkas Feren / 25. Konok Asz
 26-29. セルゲイ・プロコフィエフ(1891–1953):子供のための音楽 Op. 6
  26. No. 1. Matin / 27. No. 3. Historiette /
  28. No. 8. La pluie et l'arc-en-ciel / 29. No. 10. Marche
 30-36. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):子供のアルバム Op. 39
  30. No. 6. My doll is ill / 31. No. 7. Dolly's funeral / 32. No. 8. Waltz / 33. No. 9. My new dolly /
  34. No. 14. Polka / 35. No. 16. Old French song / 36. No. 18. Neapolitan song
 37-43. ロベルト・シューマン(1810-1856):子供のためのアルバムOp. 68
  37. No. 19. Kleine Romanze / 38. No. 23. Reiterstuck /
  39. No. 25. Nachklange aus dem Theater / 40. No. 28. Erinnerung /
  41. No. 30. *** / 42. No. 36. Lied italienischer Marinari / 43. No. 37. Matrosenlied

 録音:2021年12月19-21日 Atelier 73, Unterretzbach ニーダーエスターライヒ州(オーストリア)
 総収録時間:68分

 1995年トビリシ生まれのピアニスト、ギオルギ・ユルダシェヴィが弾く6人の作曲家たちの「子供のための」作品集。
 子供たちでも演奏できるように易しく書かれた曲や、作曲家が自身の若い頃に思いを馳せた曲など、郷愁や夢が込められた多彩な作品を、ユルダシェヴィは共感を持って演奏しています。
 ギオルギ・ユルダシェヴィは10歳でピアノを始め、12歳でトビリシ国立管弦楽団と共演。2014年にスイスに移り、チューリヒ芸術大学でハンス・ユルグ・シュトループに師事しました。
 2018年、オルフェウム財団に選出されポルトガルで開催されたマリア・ジョアン・ピレシュのマスタークラスに参加。現在も更なる研鑽を積んでいます。

 
 
 

GRAM99293
¥2700
SONUS クラリネットとピアノのための作品集 ピエール・ピヒラー(クラリネット)
アルベルト・フランツ(ピアノ)
 1-3. ロベルト・シューマン(1810-1856):幻想小曲集 Op. 73 - クラリネットとピアノのために
  1. I. Zart und mit Ausdruck / 2. II. Lebhaft, leicht / 3. III. Rasch und mit Feuer
 5-8. アルフレート・プリンツ(1930-2014):5つの小品 Op.93...世界初録音
   - クラリネットとピアノのために
   4. I. Allegretto grazioso ma ben marcato / 5. II. Langsam, sehr frei /
   6. III. Tempo di Valse grotesque / 7. IV. Lento tranquillo / 8. V. Sehr lebhaft
 9-11. カール・マリア・フォン・ウェーバー(1786-1826):
  協奏的大二重奏曲 変ホ長調 Op. 48 - クラリネットとピアノのために
   9. I. Allegro con fuoco / 10. II. Andante con moto / 11. III. Rondo: Allegro
 12-15. アルバン・ベルク(1885-1935):5つの小品 Op. 5 - クラリネットとピアノのために
  12. I. MaBig / 13. II. Sehr langsam / 14. III. Sehr rasch / 15. IV. Langsam
 16-18. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):クラリネット・ソナタ第2番 変ホ長調 Op. 120 No. 2
  16. I. Allegro amabile / 17. II. Allegro appassionato / 18. III. Andante con moto - Allegro

 録音:2022年10月&11月 Bosendorfer Selection Centre,Wiener Neustadt(オーストリア)
 総収録時間:64分

 ピエール・ピヒラーはウィーンでペーター・シュミードルに学び、ウィーン国立歌劇場管弦楽団などで演奏経験を積んで来ました。
 このアルバムでは、ドイツ・ロマン派の名品の数々に加え、ウィーン生まれのベルクとプリンツの作品を収録。
 特に注目はウィーン・フィルの首席奏者として敬愛されたアルフレート・プリンツの世界初録音となる作品です。
 ラテン語で「音」を意味するSONUSと題されたこのアルバムからはウィーン伝統のサウンドが聞こえてきます。

 
 



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OEHMS CLASSICS



OC483
¥2700→\2490
ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)
ブルックナー:オルガン編曲による交響曲全集 Vol. 7

 1. 前奏曲 ハ長調 WAB129「ペルク前奏曲」(1884)
 2. フィリップ・マインツ(1977-):
  コラール前奏曲 第40番「テ・デウム」-
   独奏オルガンのための(2023)
 3-6. 交響曲第7番 ホ長調 WAB107
  (エルヴィン・ホルンによるオルガン編)
   3. I. Allegro Moderato
   4. II. Adagio. Sehr feierlich und sehr langsam
   5. III. Scherzo. Sehr schnell
   6. IV. Finale. Bewegt, doch nicht schnell
ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)

 録音:2023年6月21-25日 ゲヴァントハウス、ライプツィヒ(ドイツ)
 総収録時間:74分

 2024年のブルックナー生誕200周年に向けての記念企画、全10巻からなるオルガン版ブルックナー交響曲全集第8弾です。
 このシリーズは指揮者クリスティアン・ティーレマンの後援のもとに進められ、2024年に完結予定です。
 番号順に進んで来た当プロジェクトもいよいよ第7番に到達。毎回異なるオルガンを使用してきましたが、今回は第7番初演の地ライプツィヒでの収録です。
 オルガン編曲はシリーズの常連エルヴィン・ホルン。前半2楽章は美しく息の長い旋律に満ちていますが、第1楽章では壮大さよりも敬虔さを、ワーグナー追悼が込められた第2楽章では詠嘆よりも瞑想や祈りを強く感じさせます。
 スケルツォの迫力と、対位法的に手の込んだフィナーレは、前半とは違ったオルガンの特性が活かされたダイナミックな演奏。
 録音会場となったのは、1981年に落成したホールに備えられた6638本のパイプを持つポツダム・シュッケ社のパイプオルガン(東ドイツ時代に作られた最大のオルガン)で、その壮麗な響きも聴きどころです。
 
 このシリーズでは「ブルックナー・フェンスター=ブルックナーの窓」と称して、ブルックナーの音楽にインスピレーションを得た新作も収録しています(Vol.5では収録時間の関係で配信のみ)。
 ここではVol.0とVol.4にも登場したドイツの作曲家フィリップ・マインツによるコラール前奏曲「テ・デウム」を収録。交響曲第7番の素材を用いた重厚な作品です。最初に置かれた前奏曲は1884年の作品。
 ブルックナーがワーグナー没後1周年のバイロイト音楽祭に赴いた際、意気投合したペルクの革職人ディルンハーファーの依頼により作曲された27小節の短いオルガン曲で、ハ長調に基づきつつ半音階の使用が目立つワーグナー風の音楽です。

 
 



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ORCHID CLASSICS



ORC100227
¥2400→\2190
元ロッテルダム・フィル首席チェロ奏者イム・ヒヨン
 エストレリータ ~チェロで奏でる名曲集
イム・ヒヨン(チェロ)
リャン・チュフイ(ピアノ)
 1. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):白鳥 -『動物の謝肉祭』より
 2. フランツ・リスト(1811-1886):愛の夢 第3番 変イ長調 S.541 (イム・ヒヨンによるチェロとピアノ編)
 3. クロード・ドビュッシー(1862-1918):前奏曲第1巻 - 第12番 ミンストレル(チェロとピアノ編)
 4. モーリス・ラヴェル(1875-1937):ハバネラ形式の小品(ポール・バズレールによるチェロとピアノ編)
 5. エイミー・ビーチ(1867-1944):ロマンス(イム・ヒヨンによるチェロとピアノ編)
 6. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):感傷的なワルツ Op. 51 No. 6
 7. ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
  太陽への賛歌  - 歌劇《金鶏》より(フリッツ・クライスラー編)
 8. フリッツ・クライスラー(1875-1962):シンコペーション
 9. ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ M.19(モーリス・マレシャルによるチェロとピアノ編)
 10. チャイコフスキー:懐かしい土地の想い出 Op. 42 - 第3番 メロディ
 11. バンジャマン・ゴダール(1849-1895):子守歌 - 歌劇《ジョスラン》より
 12. アントン・ルビンシテイン(1829-1894):メロディ Op. 3 No. 1(ダーヴィト・ポッパー編)
 13. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
  間奏曲 イ長調 Op. 118 No. 2  Andante teneramente(イム・ヒヨンによるチェロとピアノ編)
 14. マヌエル・ポンセ(1882-1948):エストレリータ(小さな星)(ヤッシャ・ハイフェッツ編)
 15. ウジェーヌ・イザイ(1858-1931):子供の夢 Op. 14
 16. フランツ・シューベルト(1797-1828):アヴェ・マリア

 録音:2021年11月17-18日 Beijing National Centre for the Performing Arts(中華人民共和国)
 総収録時間:66分

 ワシントンポスト紙から「並外れた叙情感」と称賛されたソウル生まれのチェロ奏者イム・ヒヨン。
 ロッテルダム・フィルで首席奏者を務めた後、現在は北京中央音楽院で教えています。
 そのイム・ヒヨンが弾くお気に入りの名曲集。美しい旋律を素直に美しく感じさせる抒情性が持ち味です。

 

よろしければ動画もどうぞ。

https://youtu.be/8lje8xN02ig



 



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BMOP SOUND



BMOP 1077
(SACD HYBRID)
¥2,600→\1990
エリオット・カーター(1908-2012):
バレエ音楽集

 (1)「ポカホンタス」(1939)
 (2)「ミノタウロス」(1947)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト

 BMOPサウンド・レーベル取り扱い再開!
 エリオット・カーター、ジョン・アダムズ、バーバー、ピストン他、アメリカ音楽ファン注目のラインナップ!

 録音:(1)2019年5月10日、(2)2020年1月11日、[65:57]

 アメリカ東海岸の硬派現代音楽作曲家の代表格エリオット・カーターは103歳の長寿を全うし最期の時まで作曲していたという化け物だが、その長寿のゆえ生涯のうちでいくつか大きく作風を変えた。
 ここに収められた作曲者30代に作曲された2つの作品は彼が書いた数少ないバレエ音楽で、この時代は新古典主義的な作風をとっていた(セリー音楽を書き始めるのは1960年代、作曲者50歳を過ぎてからである)。
 ディズニー映画にもなった「ポカホンタス」は北米先住民の実在した女性の物語でアメリカのフォルクロアな題材のせいかコープランドを思わせる音楽。
 ミノタウロスはギリシャ神話に登場する牛頭人身の怪物の物語。映画音楽を思わせる巧みな描写力に溢れた佳品である。
 
 


BMOP 1078
(SACD HYBRID)
¥2,600→\1990
ポスト・ミニマルの代表的作曲家
 ジョン・アダムスの新旧作品を収録

  ジョン・アダムス(b.1947):
   (1)室内交響曲(1992)
   (2)コモン・トーンズ・イン・シンプル・タイム(1979)
   (3)室内交響曲の息子(2007)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト

 録音:(1)(3)2014年8月15日、(2)2015年5月10日、[66:35]

 ポスト・ミニマルの代表的作曲家ジョン・アダムスの新旧作品を収録。室内交響曲はシェーンベルクの同名の作品の第1番をアニメ映画のサントラ風に翻案したらどうなるか、という発想で書かれた曲。
 複雑なポリフォニー(無調、多調、調性が折衷されている)で書かれながらポップでコミカルな楽想が楽しい。
 コモン・トーンズ・イン・シンプル・タイム(単純な時間のなかの共通音)は作曲者前期の作品でより純粋なミニマリズムで書かれており、輝かしい管弦楽法による協和音の持続が心地よい。
 
 「室内交響曲の息子」は前出「室内交響曲」の続編。
 ポップでコミカル、ジャンキーなサウンドに溢れているのは前作と同じだが、リズム、ハーモニー、対位法はより複雑化している。作曲者の鮮やかな管弦楽法と機知が楽しい秀作。
 
 


BMOP 1079
(SACD HYBRID)
¥2,600→\1990
バーバーの名歌曲「ノックスヴィル:1915年の夏」と
 バレエ音楽「メデア」の全曲版

  サミュエル・バーバー(1910-1981):
   (1)「ノックスヴィル:1915年の夏」(1947)
   (2)バレエ「メデア」(1947)
   (3)「ブリッジ遊び」(1959)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(1)クリステン・ワトソン(S)
(3)アンジェラ・グーチ(S)
 クリスタ・リヴァー(MS)
 マシュー・ディバッティスタ(T)
 デイヴィッド・クラヴィッツ(Br)

 録音:(1)2009年8月29日、(2)2015年7月16日、(3)2017年7月19日、[52:50]

 バーバーの代表作で英語の詩による名歌曲「ノックスヴィル:1915年の夏」とバレエ音楽「メデア」の全曲版を収録。
 1959年に書かれた「ブリッジ遊び」はバーバーの盟友カルロ・メノッティの台本によるショート・オペラでトランプ・ゲームをめぐる男女の駆け引き描いたお洒落な作品。
 いずれもバーバーの音楽の抒情性がよく出ている内容。20世紀アメリカのロマン主義作曲家バーバー面目躍如の作品集。
 
 


BMOP 1080
(SACD HYBRID)
¥2,600→\1990
ウォルター・ピストン、世界初録音を含む貴重な作品集
 ウォルター・ピストン(1894-1976):
  (1)エドワード・バーリンガム・ヒルの主題による変奏曲(1963)?
  (2)9楽器のためのディヴェルティメント(1946)
  (3)クラリネット協奏曲(1967)
  (4)管弦楽のための協奏曲(1933)*
 
*世界初録音
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト

 録音:(1)2015年6月30日、(2)2014年8月11日、(3)(4)2019年3月6日 [49:41]

 ピストンは20世紀前半から戦後にかけてのアメリカを代表するアカデミックな作曲家。名教師としてバーンスタインからエリオット・カーター、ジョン・ハービソン、ルロイ・アンダーソンまで数多くの弟子を育てた。
 このディスクは世界初録音を含む貴重な作品集。エドワード・バーリンガム・ヒルの主題による変奏曲はピストンの師匠の主題を使ったものでショスタコーヴィチを思わせる。
 管弦楽のための協奏曲はバルトークの同名作品に及ばないながら、それよりも作曲が10年早いこと(コダーイの同名作品と比べても6年早い)、バロック様式を換骨奪胎したような新古典主義的な作品であること、音の扱い方にバルトーク的な要素があることを鑑みると、なかなか興味深い作品である。
 
 


BMOP 1081
(2SACD HYBRID)
¥4900→\3990
アーノルド・ロズナー(1945-2013):
 歌劇「9日間の記録:王女ジェーンの悲劇」Op.81(1984)

  台本:フローレンス・スティーヴンソン

 *世界初録音
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
オデッセイ・オペラ
メーガン・パチェカーノ(S)
ジェームズ・デムラー(Br)
デイヴィッド・ソールズベリー・フライ(B)
クリスタ・リヴァー(MS)
エリック・キャリー(T)ほか

 録音:2020年2月3-4日マサチューセッツ CD1:[81:36] CD2[49:42]

 アーノルド・ロズナーはニューヨーク出身でこれまでに8つの交響曲、6つの弦楽四重奏曲、多数の管弦楽曲、協奏曲、歌曲、室内楽を作曲している多作家。
 このオペラは実在の悲劇の女王ジェーン・グレイ(ca1537-1554)を主人公としたもの。ジェーンは10代で王位に就いたが貴族王族間の権力争いに巻き込まれ、王位にいたのはたった9日間。彼女の味方だった貴族たちは次々と処刑され最後は彼女も処刑されてしまった。
 オペラはその9日間の様子を描いている。フローレンス・スティーヴンソンの同名の小説を原作にし、音楽はヴォーン・ウィリムスを思わせる近代イギリス音楽風のスタイルで書かれている。
 
 


BMOP 1082
(SACD HYBRID)
¥2,600→\1990
ロバート・ピンスキーの原作による
 室内オペラ「死と権力」

  トッド・マコーヴァー(b.1953):
   室内オペラ「死と権力」(2010)
    台本:ロバート・ピンスキー
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
ジェームズ・マッダレーナ(Br)
ジョエル・ハーヴェイ(S)
パトリシア・リスレイ(M.S)
ハル・キャザレット(T) ほか

 録音:2011年9月16-19日 [86:25]

 トッド・マコーヴァーはジュリアード音楽院でエリオット・カーター、ロジャー・セッションズに師事した後、パリのIRCAMでディレクターを務め電子音響の研究と制作に励んだ。
 「死と権力」はアメリカの詩人ロバート・ピンスキーの原作による室内オペラ。電子音楽を学んだ作曲家だけあって、室内オーケストラとサンプリング、声のリアル・タイムでのコンピュータ変調、シンセサイザーを駆使しており、キッチュでポップなサウンドがSF的、近未来的な世界を作り出す。
 
 


BMOP 1083
(SACD HYBRID)
¥2,600→\1990
ジョン・ハービソン(b.1938):管弦楽曲集
 (1)ディオティマ(1976)
 (2)ミロシュ歌曲集~ソプラノと管弦楽のための(2006)
 (3)交響曲第6番(2011)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(2)(3)ドーン・アップショウ(Sop)

 録音:2017年10月29日、2019年4月7日ボストン ジョーダン・ホール [75:22]

 ジョン・ハービソンはアメリカ東海岸を代表する作曲家の一人。多作家で3つのオペラ、6つの交響曲、12の協奏曲ほかこれまでに約300曲を作曲している。
 ハーバードとプリンストン大学でロジャー・セッションズとウォルター・ピストンに学び、作品はピューリッツァー賞を受賞している。こうした経歴からも想像される通り、彼の作風は12音技法、無調の様式を踏襲しながら、ヨーロッパの伝統的な様式にしたがった堅実な新古典主義といえるだろう。
 いずれも重厚な形式、管弦楽の機能を活かした聴きごたえのあるものだが、特にドーン・アップショウが参加した「ミロシュ歌曲集」が聴きもの。彼女の伸びやかな美しい歌声は今も健在である。
 第6交響曲の第1楽章にもアップショウが登場します。
 
 


BMOP 1084
(2SACD HYBRID)
¥4900→\3990
マシュー・オーコイン、聴きごたえのある作品が揃ったアルバム
 マシュー・オーコイン(b.1990):
  CD1)
   (1)「トニーのためのエクソドス」(2015/21)~
    テノールと管弦楽のための
   (2)ピアノ協奏曲(2016)
   (3)オルフィック・モーメント(2014)~
    カウンター・テナーと管弦楽のための
  CD2)
   (4)イッツ・オウン・アコード(2016)
   (5)デュアル(2015)
   (6)この地球(2015)
   (7)ギャラップ(2021)
(1)-(3)ギル・ローズ(指揮)
 ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(1)ポール・アップルビー(Ten)
(2)コナー・ハニック(Pf)
(3)(6)(7)アンソニー・ロス・コンスタンツォ(CT)
(3)(4)キール・ゴグウィルト(Vn)
(4)(6)(7)マシュー・オーコイン
 ((4)(6)Pf、(7)指揮)
(5)(7)コールマン・イッツコフ(Vc)
(5)ダグ・バリエット(CB)
(7)ダヴォーヌ・ティネス(B、Br)
 エミ・ファーガソン(Fl)
 ジョニー・アレン(Perc)
 コナー・ハニック(Pf)
 ミランダ・カクソン(Vn)

 録音:2017年10月31日ボストン、ジョーダン・ホール、2021年6月17-18日ウォーセスター、メカニクス・ホール [62:20]/[49:01]

 マシュー・オーコインはハーヴァード・カレッジを学び、指揮者としてもその手腕を発揮しているアメリカの若手作曲家。
 作曲家としてはフィラデルフィア管やチューリヒ・トーンハレ管などから作品を委嘱されている。彼の作風は無調を基本としながら、調性、ロマンティックな旋律などを折衷した新ロマン主義ともいえるものでヨーヨー・マなどからもその作品は支持されている。
 保守的な作風ながらツボを押さえた聴きごたえのある作品が揃ったアルバム。
 
 


BMOP 1085
(SACD HYBRID)
¥2,600→\1990

ゲイル・キュービック(1914-1984):
 (1)ディヴェルティメント第1番(1959)
 (2)映画「ジェラルド・マクボイン・ボイン」(1950)
 (3)ディヴェルティメント第2番(1958)
 (4)シンフォニー・コンチェルタンテ(1951-1953)~
  トランペット、ヴィオラ、ピアノと管弦楽のための

ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(2)フランク・ケリー(語り)
 ロバート・シュワルツ(Perc)
(4)ヴィヴィアン・チョイ(Pf)
 テリー・エヴァーソン(Trp)*
 ジン・ペン(Va)*

 録音データ不記載 [69:19]

 ゲイル・キュービックはイーストマン音楽院、ハーバード大学でウォルター・ピストン、ナディア・ブーランジェに学び、生前は映画音楽の作曲で生計を立てながらシリアスな作曲を行っていた。
 世代的にはコープランド、バーンスタインの間に位置し、彼らと師匠をも同じくしていることからコープランド、バーンスタインを思わせる20世紀アメリカ音楽のよき伝統つまり堅実な様式感とアメリカ的なポップの要素(スウィング・ジャズの影響あり)を持っている。それが一番よく表れた作品が2つのディヴェルティメントである。
 そんな一方、トランペット、ヴィオラ、ピアノと管弦楽のためのシンフォニー・コンチェルタンテではシリアスな一面を見せている。
 コープランド、バーンスタインの音楽が彼ら独自の個性ではなく、ある時代を象徴する共通のスタイルだったことがわかる興味深い一枚(コープランド、バーンスタインの作品と言われたら信じてしまう)。
 
 


BMOP 1086
(SACD HYBRID)
¥2,600→\1990
ロジャー・レイノルズ(b.1934):ヴァイオリン作品集
 (1)ペルソナ(1989-90)
  ~ヴァイオリンと管弦楽のための
 (2)ココロ(1991-92)
  ~無伴奏ヴァイオリンのための
 (3)アスピレーション(願望)(2004-05)
  ~ヴァイオリンと管弦楽のための
ガブリエラ・ディアズ(Vn)
(1)(3)ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト

 録音:2013年6月1日、2015年11月9日、2018年6月4日、[83:25]

 ロジャー・レイノルズはアメリカにあって、最もヨーロッパの前衛楽派に近い作風を取る作曲家。
 ヴィデオ・アートなどミクスト・メディアの作品もあり、武満徹が主宰したMusic Today音楽祭、サントリー国際作曲委嘱シリーズのために来日したこともある。
 松平頼暁とも親交があり、日本との関りが深い。ここに収められたヴァイオリンのための作品は静かなモノローグと管弦楽の煌びやかな響きが交錯する美しい音楽で前衛音楽ながら日本の静謐の美学に通じるものがある。一聴に値する一枚。
 
 


BMOP 1087
(SACD HYBRID)
¥2,600→\1990
ジョン・コリリアーノ(b.1938):
 (1)「音楽へ」(1995)
 (2)トゥルバドゥール(吟遊詩人) (1993)~
  ギターと室内オーケストラのための変奏曲
 (3)交響曲第2番(2000)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(2)エリオット・フィスク(G)

 録音:2019年2月24-25日、2021年9月10日 [66:04]

 コリリアーノはアメリカ東海岸を代表する作曲家の一人。メトロポリタン歌劇場のために作曲した「ヴェルサイユの幽霊」は有名。
 ここに収録された弦楽合奏のための交響曲第2番はピューリッツァー賞を受賞している。彼の作風は現代音楽の諸技法を折衷したながらロマン的な情感を失わないもので広く聴衆から支持されている。
 
 


BMOP 1088
(2SACD HYBRID)
¥4900→\3990
黒人解放活動家マルコムX(1925-1965)の
 生涯を描いた異色のオペラ

  アンソニー・デイヴィス(b.1951):
   歌劇「X:マルコムXの人生とその時代」
ダヴォーヌ・ティネス(B-Br)
ホイットニー・モリソン(S)
ロニッタ・ミラー」(MS)、ほか
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
オデッセイ・オペラ

 録音データ不記載 [77:59]/[70:56]

 マーティン・ルーサー・キングと並ぶ黒人解放活動家マルコムX(1925-1965)の生涯を描いた異色のオペラ。
 因みに彼の生涯はスパイク・リーによって映画化もされている。オペラ化はこれが初めて。
 作曲者のアンソニー・デイヴィスは白人だが、マルコムXに深く共鳴して渾身のオペラに仕上げている。全体に無調の様式で書かれているが、ジャズ、ミニマルのスタイルも折衷されており、聴き手を飽きさせない。
 「中国のニクソン」や「ドクター・アトミック」など現代史をテーマにしたオペラを数多く手がけているジョン・アダムズがこのテーマでオペラを書いていたら、どうなっていただろうか。
 
 


BMOP 1089
(SACD HYBRID)
¥2,600→\1990
カルロス・スリナッチ(19151997):
 神の曲芸(1960)
 フクロウと猫(1978)
 荒れ果てた庭(1957)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト

 録音:2018年11月28日ボストン、フレイザー・ホール 2021年9月7日ウォーセスター、メカニクス・ホール[60:49]

 カルロス・スリナッチはスペイン、バルセロナ出身の作曲家。バルセロナ、デュッセルドルフで学んだ後、アメリカに移住、モダン・ダンスのパイオニア、マーサ・グラハム(1894-1991)と組んで多くのバレエ音楽を手掛けた。
 このアルバムはそうした作品のひとつ。明快な形式と快活なリズムに溢れた音楽からバレエの情景が目に浮かんでくる。作曲者がバルセロナ出身とあって、スペイン的な要素が強く、ファリャあるいはコープランドの「エル・サロン・メヒコ」を思わせる部分もある楽しい一枚。
 
 


BMOP 1090
(SACD HYBRID)
¥2,600→\1990
アヴナー・ドーマン(b.1975):管弦楽曲集
 シクロン(2015)
 占星術(2011)
 「ウリア:王が死を望んだ男」(2009)
 3つの間奏曲「アフター・ブラームス」(2015)
 エレフ交響曲(2000)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト

 録音:2019年11月24日ボストン、ジョーダン・ホール、2021年11月9日、11月30日ウォーセスター、メカニクス・ホール[66:14]

 アヴナー・ドーマンはズービン・メータ、クリストフ・エッシェンバッハ、リッカルド・シャイーらから支持され、作品がさかんに演奏されている中堅作曲家。
 しっかりとした構成と手堅い管弦楽法でオーケストラの機能を存分に活かした効果満点の作品である。
 新ロマン主義、新古典主義的な作風で誰にでも親しめる内容。
 
 


BMOP 1091
(SACD HYBRID)
¥2,600→\1990
メゾ・ソプラノ独唱のために書かれたモノ・オペラ
 リー・ホイビー(1926-2011):
  (1)ザ・イタリアン・レッスン(1982)
  (2)どうぞ召し上がれ!(ボナペティ!)(1989)
ギル・ローズ(指揮)
ボストン・モダン・オーケストラ・プロジェクト
(1)ジョアンナ・ベイティ(M.Sop)
(2)ヴァネッサ・シャキス(M.Sop)

 録音:2017年7月20日、2021年ボストンフレイザー・ホール [68:08]

 リー・ホイビーはカルロ・メノッティに師事し、オペラを数多く手掛けた作曲家。
 ここに収められた2つの作品はともにメゾ・ソプラノ独唱のために書かれたモノ・オペラ。
 いずれも平易な語法で書かれた作品で師匠メノッティを思わせる洒落たオペラ。
 


STRADIVARIUS

STR 37266
¥2400
「スクリャービン:ピアノ・ソナタ全集第1集」
 スクリャービン:
  ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.6
  ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調 Op.19
  ピアノ・ソナタ第3番 嬰ヘ短調 Op.23
  ピアノ・ソナタ第4番 嬰ヘ短調 Op.30
  ピアノ・ソナタ第9番 Op.68 「黒ミサ」
  ピアノ・ソナタ第10番 Op.70
マリアンジェラ・ヴァカテッロ(ピアノ)

 イタリアのピアニスト、マリアンジェラ・ヴァカテッロのスクリャービン:ピアノ・ソナタ全集の第1弾!

 録音:2023年2月 イタリア ウンブリア州 ペルージャ/72'58

 イタリアのピアニスト、マリアンジェラ・ヴァカテッロのスクリャービンのピアノ・ソナタ全集の第1集。
 マリアンジェラ・ヴァカテッロはナポリ近郊のカステッランマーレ・ディ・スタービアの生まれ。1999年にオランダ、ユトレヒトのフランツ・リスト国際ピアノ・コンクールで第2位を受賞。すぐに世界中で活躍するようになる。
 2009年にはヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールに入賞(第1位は辻井伸行)、2007年にはエリザベート王妃国際音楽コンクールのピアノ部門で入賞。既にBRILLIANTレーベルなどからCDも発売になっている。
 ヴァカテッロは、リストの難曲、超絶技巧練習曲集を楽々と弾きこなすだけの技術力に、華やかさと清潔な情感を兼ね備えており、それはここでのスクリャービンでも存分に生かされている。第2集が楽しみになる第1集だ。
 
 

STR 37240
¥2400
「時の機(はた)」~20世紀無伴奏クラリネット作品集
 ヴァレンティーノ・ブッキ(1916-1976):
  無伴奏クラリネットのための協奏曲
 ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):歌/セクエンツァ9
 ジェンティルッチ(1939-1989):時の機(はた)/断片/調べ
 ドナトーニ:光~クラリネットのための2つの小品
ジャン・マリア・マッテウッチ(クラリネット)

 録音:2021年9月,2022年5月 イタリア エミリア=ロマーニャ州 ラヴェンナ カーゼムラーテ,50'31

 20世紀の無伴奏クラリネット作品集。
 ベリオの他、ヴァレンティーノ・ブッキ(1916-76)、アルマンド・ジェンティルッチ(1939-89)、フランコ・ドナトーニ(1927-2000)の作品を収録。
 ジャン・マリア・マッテウッチは、イタリア、ラヴェンナ近郊のルーゴの生まれ。独奏や室内楽で活躍している。
 
 

STR 37259
¥2400
「エイミー・ビーチ(1867-1944):ヴィオラとピアノのための作品集」
 夢 Op.15-3
 ロマンス Op.23
 ヴァイオリン・ソナタ Op.34(ヴィオラ演奏)
 祈り
 レント・エスプレッシーヴォ Op.125
マッテオ・アマダージ(ヴィオラ)
カーティア・スプルガ(ピアノ)

 録音:2022年6月21―22日 イタリア ロンバルディア州 ミラノ 53'09

 米国の作曲家、エイミー・ビーチ(1867-1944)のヴィオラとピアノのための作品を集めたCD、といってもヴァイオリンなどほかの楽器のための曲の編曲が多い。
 ビーチの優しさと慈愛に満ちた音楽はヴィオラと相性がよく、気持ちよく聞ける演奏だ。
 マッテオ・アマダージは2011年からミラノのスカラ座のオーケストラでクラリネット奏者を務めている。
 彼はエイミー・ビーチの研究者でもあり、ニューハンプシャー大学の図書館が所有するビーチの自筆譜を研究しているという。説得力のある演奏も納得である。
 
 


STR 37260
¥2400
レーガー:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集 Op.42
 第1番 ニ短調
 第2番 イ長調
 第3番 ロ短調
 第4番 ト短調
アンカ・ヴァジーレ・カラマン(ヴァイオリン)

 録音:2021年12月23日 イタリア ロンバルディア州イゼーオ,46'51

 レーガーの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ集 Op.42の全曲録音。明らかにバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタに触発された作品で、バッハ好きにも楽しめるもの。
 アンカ・ヴァジーレ・カラマンはルーマニア出身。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院で学び、イタリアを中心に活躍している。
 彼女は既にSTRADIVARIUSに、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲(STR 37196)、パガニーニの24のカプリース(STR 37193)、イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ Op.27(STR 37200)、テレマンの12の幻想曲(STR 37199)など無伴奏ヴァイオリン曲を集中して録音しており、これはその最新刊でもある。
 
 

STR 37264
¥2400
「20世紀クラリネット作品集」
 ベルク:4つの小品 Op.5
 ヒンデミット:クラリネット・ソナタ 変ロ調
 レーガー:アルバムの一葉とタランテラ
 ポーザー(1917-1970):クラリネット・ソナタ Op.30
シルヴィア・プッジョーニ(クラリネット)
クラウディオ・サンナ(ピアノ)

 録音:2022年6月 イタリア ロンバルディア州 グラーツィエ、40'25

 近現代のクラリネットピアノのための作品を集めている。ハンス・ポーザー(1917―1970)のクラリネット・ソナタが珍しい。
 シルヴィア・プッジョーニはイタリアのクラリネット奏者。様々なオーケストラで演奏する他、室内楽の活動も盛んである。
 
 

STR 57941
¥2400
エマヌエーレ・ペドラーニ:ピアノ作品集
 【空中歩行/映画/日本の日々/熱狂した7/
  デッシのためのワルツ/ルナ(私の小さなボクサー)/
  11月4日/アリエヌス/ここは中国/
  奇妙な日々/ネスティナルカ/子守歌】
エマヌエーレ・ペドラーニ(ピアノ)

 録音:2021年 イタリア ロンバルディア州 ミラノ 69'06

 エマヌエーレ・ペドラーニはミラノのスカラ座のオーケストラでコントラバス奏者を務める傍ら、1999年からピアニストとしても活動しており、主に自分が作曲した曲を弾いている。
 これはおそらく彼の初のCD。
 作風はクラシックとジャズないしはポップスのミックスといった感じ。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BSOREC



BSOREC0003
(2CD)
¥4800→\4390
バイエルン国立管弦楽団500周年
 サヴァリッシュ生誕100周年記念
  「エリヤ」の伝説的ライヴ録音初CD化
   フィッシャー=ディースカウ以下、まさにドリーム・キャスト!

フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
 オラトリオ『エリヤ』Op. 70

  DISC 1・・・第1部
  DISC 2・・・第2部
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
マーガレット・プライス(ソプラノ)
マリアンネ・ジーベル(ソプラノ)
ブリギッテ・ファスベンダー(コントラルト)
コルネリア・ヴルコプフ(コントラルト)
ペーター・シュライヤー(テノール)
ハイナー・ホプフナー(テノール)
クルト・モル(バス)
ヴァルデマール・ヴィルト(バス)
テルツ少年合唱団のソリストたち
デュッセルドルフ市楽友協会合唱団
ハルトムート・シュミット(合唱指揮)
バイエルン国立管弦楽団
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)

 録音:1984年7月4日 ミュンヘン、ナツィオナルテアター(ライヴ)
 総収録時間:126分

 【バイエルン国立管弦楽団500周年&サヴァリッシュ生誕100周年記念。エリヤの伝説的ライヴ録音が初CD化!】
 バイエルン国立管弦楽団の創設500周年を記念して、バイエルン国立歌劇場の豊富なアーカイヴからのCD化プロジェクトが始動。
 第1弾に選ばれたのは1984年7月4日に行われた『エリヤ』の歴史的ライヴ。ミュンヘン・オペラフェスティバルの開幕公演で、指揮を執ったのはミュンヘン生まれで当時の劇場総監督サヴァリッシュ。
 タイトルロールのフィッシャー=ディースカウ以下、ドリーム・キャストを見事に統率した壮麗な演奏が展開しています。
 サヴァリッシュは1986年のN響の第1000回定期公演、2001年のN響75周年記念公演といった特別な機会にも『エリヤ』を取り上げており、この作品を「勝負曲」の一つとしていたことがわかります。
 録音でも1968年のゲヴァントハウス管とのものが長らく名盤とされてきましたが、彼の生誕100年&没後10年の節目に登場する本拠地ミュンヘンでのライヴ盤は大いに注目されるでしょう。

 
 


<LP>

 

ORCHID CLASSICS(LP)


ORC100221
(LP)
¥3900
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
 【Side A】
  1. I. Allegro
 【Side B】
  1. II. Adagio un poco mosso
  2. III. Rondo (Vivace)
スチュワート・グッドイヤー(ピアノ)
アンドルー・コンスタンティン指揮
BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団

 録音:2018年9月4-14日 Hoddinott Hall, Cardiff, Wales
 ORC100127 全曲盤より第5番のみLP化
 総収録時間:38分

 ピアニスト・作曲家として活動する注目のピアニスト、スチュワート・グッドイヤーが2020年のベートーヴェン生誕250年記念として録音したピアノ協奏曲全集から第5番「皇帝」をLP化したもの。
 アンドルー・コンスタンティンが指揮するBBCウェールズ・ナショナル管弦楽団とともにエネルギッシュ、かつ華麗な演奏を披露しています。
 















8/9(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

COVIELLO CLASSICS


COV 92307
¥2800
J.S.バッハ:ユダのアリアとレチタティーヴォ
 カンタータ第131番『深き淵より われ汝に呼ばわる、主よ』 BWV131より
  アリア Meine Seele wartet auf den Herrn
 カンタータ第78番『イエスよ、汝わが魂を』 BWV78より
  レチタティーヴォ Ach! ich bin ein Kind der Sunden
 カンタータ第179番『心せよ、汝の敬神の偽りならざるかを』 BWV179より
  アリア Falscher Heuchler Ebenbild
 カンタータ第55番『われ哀れなる人、われ罪の下僕』 BWV55より
  レチタティーヴォ Ich habe wider Gott gehandelt
 カンタータ第76番『天は神の栄光を語り』 BWV76より
  アリア Hasse nur, hasse mich recht
 カンタータ第55番『われ哀れなる人、われ罪の下僕』 BWV55より
  アリア Erbarme Dich! Lass die Tranen dich
 カンタータ第3番『ああ神よ、いかに多き胸の悩み』 BWV3より
  レチタティーヴォEs mag mir Leib und Geist verschmachten
 カンタータ第12番『泣き、歎き、憂い、怯え』 BWV12より
  アリア Sei getreu, alle Pein
 マタイ受難曲 BWV244より レチタティーヴォ Trinket alle daraus
 カンタータ第154番『いと尊きわがイエスは見失われぬ』 BWV154より
  レチタティーヴォ Dies ist die Stimme meines Freundes
 カンタータ第157番『汝われを祝せずば』 BWV157より
  アリア Ich halte meinen Jesum feste
 カンタータ第183番『彼らはあなた方を追放し』 BWV183より
  アリア Ich furchte nicht des Todes Schrecken
 カンタータ第97番『わがなすすべての業に』 BWV97より
  アリア Ich traue seiner Gnaden
ベネディクト・クリスティアンソン(テノール)
セルゲイ・マーロフ(ヴァイオリン)
アンサンブル・コンティヌム

 ユダという存在に新たな光をあてる試み

 録音:2022年6月19-22日/ベルリン、アンドレアス教会/54'42''

 テノール歌手のベネディクト・クリスティアンソンはユダについて、絶対悪の裏切り者という認識ではなく、キリスト教の核心であるイエスの犠牲に根本的に関わる重要人物と考えています。
 この考えに基づき、バッハのカンタータと受難曲からユダにちなんだ内容のレチタティーヴォとアリアを集め、普段と異なる角度からユダを描こうと試みたアルバムです。
 バッハの音楽に籠められた強い表現が新たな象徴性をもって響き、ヴァイオリンのオブリガートも意味深く感じられてきます。

 ベネディクト・クリスティアンソンはアイスランド生まれ。
 レイキャヴィーク音楽院、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学で学び、クリスタ・ルートヴィヒ、ペーター・シュライヤー、エリー・アメリング、ロベルト・ホルらのマスタークラスに参加しています。
 



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EVIDENCE



EVCD 098
¥2800→\2590
濱田あやが驚くほど豊かな音色で響かせる
 ゴルトベルク変奏曲

  J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
濱田あや
 (チェンバロ/
  1624年ヨハネス・ルッカース製作、
   仏コルマール市、ウンターリンデン美術館所蔵)

 録音:2023年4月22-25日、仏コルマール市、ウンターリンデン美術館/輸入盤、日本語帯・解説付

 ジュリアード音楽院古楽演奏科修士課程を、第一期生及び特待生として、最優秀の成績で修了した濱田あや。イタリア協奏曲ほかを収めたEVCD 074 でも高く評価されました。
 このたびEVIDENCEレーベル第2弾として、バッハのゴルトベルク変奏曲を録音しました。驚くほどに豊かな音色に驚かされると同時に、落ち着いたテンポでそれぞれの楽章のキャラクターを際立たせながらも自然な流れにほっとするような演奏です。
 解説はライプツィヒのバッハ・アルヒーフ所長も務めた世界的権威、クリストフ・ヴォルフによるもの(濱田による邦訳を掲載)。満を持してのリリース、注目です!

 =濱田あや=
  兵庫県芦屋市出身。神戸女学院中高部、同大学音楽学部首席卒業。ジュリアード音楽院古楽演奏科修士課程を、第一期生及び特待生として、最優秀の成績で修了。
  プロミュージカ・チェンバー・オーケストラの首席チェンバロ奏者、レザール・フロリサンのチェンバロ伴奏要員、及びサンテスプリ・フランス教会専属奏者。古楽アンサンブル「クイーンズ・コンソート」のメンバー。
  ロンドン音楽祭コンクール第一位、ヨゼフ・ホフマン・ピアノコンクール第二位、フランス・ロワイヨモン財団賞、MSM 協奏曲コンクール、アーティスト・インターナショナル・オーディション等で受賞。
  またジュリアード音楽院にて、アイリーン・ダイアモンド・フェローシップ、および ヒュワード記念奨学金を受賞する。北米・古楽鍵盤楽器協会国際総会、NY市主催国際リサイタルシリーズ、カナダ・ケベック州政府主催リサイタルに招聘されたのをはじめ、日本、米国、カナダ、中南米、欧州各地でリサイタルを開催。
  ニューヨークにてケネス・ワイス、パリにてスキップ・センペの各氏に師事。また、ピエール・アンタイ、クリストフ・ルセ各氏の指導を受ける。ニューヨーク・マンハッタン在住。


 




FIRST HAND RECORDS


FHR 144
¥2200
スモック・アリー ~
 トンマーゾ・ジョルダーニとアイルランド音楽

  伝承曲:Gallaway's Lament
  フランシス・アイルランド(ハッチソン)(1721-1784):
   To Sleep
  トンマーゾ・ジョルダーニ(1730-1806):
   6つのチェロ二重奏曲 Op.18 第1-3番
  トーマス・ロザイングレーブ(1690/91-1766):
   スカルラッティのレッスンのための導入部
  ドメニコ・スカルラッティ(1685-1757):
   ソナタ ト長調 K13 / ト短調 K30
  トンマーゾ・ジョルダーニ:
   6つのチェロ二重奏曲 Op.18 第4-6番 /
   鍵盤楽器のための前奏曲 イ長調 Op.33-11
  フランチェスコ・ジェミニアーニ(1687-1762):
   チェロ・ソナタ イ長調 Op.5-1
  伝承曲:
   Eileen Aroon / Molly St George /
   The Rakes of Westmeath
  カリーナ・ドラリー(1985-):Caoineadh
アイルランディアーニ
 カリーナ・ドラリー(バロック・チェロ)
 ポピー・ワルショー(バロック・チェロ)
 ジョン=ヘンリー・ベイカー(ヴィオローネ、打楽器)
 ナサニエル・マンダー(チェンバロ)
 エイマー・マクゲオン(アイリッシュ・フルート)

 18世紀のイタリアとアイルランドのつながりに着目、独特の彩りを添えて展開されるチェロ音楽集

 イタリアの作曲家トンマーゾ・ジョルダーニ(1730-1806)はオペラ一座の生まれで、ダブリンの「スモック・アリー劇場」で劇音楽を発表し活躍した人物。
 血筋の確証もないジュゼッペ・ジョルダーニと混同された歴史があり情報が錯綜していますが、あの有名な歌曲『カロ・ミオ・ベン』の作曲者でもあるとされています。
 このトンマーゾのチェロ二重奏曲をメインに据え、イタリアとアイルランドの音楽を絡めて18 世紀ダブリンの世界観を探求したアルバム。
 チェロ2 本の素朴にして豊かな響きに打楽器やアイリッシュ・フルートが加わることで、独特の彩りがもたらされています。
 




HORTUS


HORTUS 451
(2CD)
¥3400
「オルガンの威光」~ディジョンの大聖堂
 CD1
  ・J.S.バッハ:パッサカリア ハ短調 BWV582
  ・コシュロー(ジュラン編):組曲「フランス風即興曲」
  ・バルバトル:ブルゴーニュ風クリスマス
  ・リスト:バッハの名による幻想曲とフーガ
  ・フランク:コラール第2番 ロ短調
  ・トゥルヌミール(デュリュフレ編):
   「復活のいけにえに」によるコラール即興曲
 CD2
  ・パッヘルベル:
   コラール「ああ罪人なるわれ、何をなすべきか」
  ・パッヘルベル:シャコンヌ ヘ短調
  ・ブクステフーデ:前奏曲 ハ長調 BuxWV137
  ・ハンフ:7つのコラール前奏曲より「神はわがやぐら」
  ・リューベック:前奏曲とフーガ ホ長調
  ・デュプレ:パッション・シンフォニー Op.23
  ・ラングレー:小ミサの様式による中世組曲
モーリス・クレール(オルガン)

 オルガンの名手モーリス・クレールが聖ベニーニュ大聖堂のリエップ・オルガンを弾く!

 録音:2015年/聖ベニーニュ大聖堂(ディジョン)/DDD、CD1: 68'46、CD2: 80'35

 オルガンの名手モーリス・クレールが、フランス中東部のディジョンの聖ベニーニュ大聖堂に据付けられたカール・ヨーゼフ・リエップが1745 年に製作したオルガンで、J.S. バッハからラングレーまで、オルガンの名曲を演奏!
 ドイツとフランスを北から南へと、2世紀余りにわたる音楽の旅路です。当楽器は3段鍵盤の大オルガンで装いも華やか。もちろん音色も豊かでオルガン黄金時代に生まれた歴史的銘器です。
 オルガン・ファン必聴のアルバムです。
 
 

HORTUS 988
¥2700
リスト:ピアノ作品集
 ・ 詩的で宗教的な調べ S.173より
   第3曲「孤独の中の神の祝福」
 ・巡礼の年 第2年 イタリア S.161より
   第5曲「ペトラルカのソネット第104番」
 ・6つのコンソレーショ S.172
 ・巡礼の年 第2年 イタリア S.161より
   第7曲「ソナタ風幻想曲「ダンテを読んで」」
 ・ゆりかごから墓場まで
ニコラ・スタヴィ(ピアノ)

 名手ニコラ・スタヴィが詩情豊かにリストを演奏!

 録音:2011年1月13~15日/フランス/77'08

 名手ニコラ・スタヴィがリスト作品を録音しました。
 スタヴィは1975年生まれのフランスのピアニスト。ドミニク・メルレ門下で2000年の第14回ショパン国際コンクール入賞の実力派です。
 演奏活動はもちろんのこと録音も積極的で、BISレーベルから「フォーレ:ピアノ作品集」(BIS SA-2389)、「ティシチェンコ:ピアノ・ソナタ第7番&第8番」(BIS SA-2189)、「ハイドン:十字架上のキリストの最後の7 つの言葉」(BIS SA-2429)、「ショスタコーヴィチ:日の目を見た作品集」(KKC-6625 / BIS SA-2550)をリリースしております。

 文学からインスピレーションを得て作曲した作品も多いリスト。スタヴィは詩情豊かな演奏を聴かせてくれます。
 




AVIE



AV2635
¥2700
2019年レスピーギ国際コンクール第1位
 ジョン・ウィルソン(ピアノ)
ラフマニノフ&ガーシュウィン ~ アール・ワイルドによる編曲集

 ラフマニノフ:アール・ワイルドによる歌曲編曲集
 ガーシュウィン:3つのプレリュード
 アール・ワイルド:ポーギーとベスによる幻想曲
ジョン・ウィルソン(ピアノ)

 ピアニスト、ジョン・ウィルソン第2弾!アールワイルド・トランスクリプションズ!

 ☆2019年レスピーギ国際コンクールで第1位獲得、注目の若手アメリカ人ピアニスト!
 ☆Avie第2弾は、偉大なピアニストによるトランスクリプション・アルバム!

 バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、北米を中心に活躍しているピアニスト、ジョン・ウィルソン(イギリスの指揮者とは別人)によるAvie第2弾は、アール・ワイルド・トランスクリプション・アルバム。
 ウィルソンはサンフランシスコ交響楽団の後援により行われたソロ・デビュー・コンサートにおいて、「ドビュッシーに期待される美しさと繊細さの全てを持っている」と好評を博しました。
 また数多くの世界初演に参加しており、師であるマイケル・ティルソン・トーマスのソロ・ピアノ作品から、ティモ・アンドレスとジュディス・ラング・ザイモントによるデュオ作品などを初演しています。
 ソリストとしてはサンフランシスコ交響楽団やニューワールド交響楽団と共演。また数々の国際コンクールで受賞し、2019年にはレスピーギ国際コンクールで第1位を獲得するなど若き注目株の一人です。

 師でもあるマイケル・ティルソン・トーマスの作品を中心としたアメリカン・アルバムでデビューを飾ったウィルソン。
 Avie第2弾は、ヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして知られたアメリカの名手、アール・ワイルドによるラフマニノフ、ガーシュウィンの編曲作品に、ガーシュウィンの3つのプレリュードを組み合わせています。
 ジョン・ウィルソンはダイナミックな解釈でこれら名曲を見事に奏で、偉大なるピアニストの巨人の足跡を辿ります。

 ※録音:2022年8月17日ー19日、アメリカ創価大学(カリフォルニア)

 
 



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DA VINCI CLASSICS



C00760
¥2600
北海の真珠~北欧のヴァイオリン傑作集
 トゥール・アウリン(1866-1914):4つの水彩画
 グリーグ:ノルウェーの山の歌より第4番(ニコライ・ハンセン編)
 ハルヴォルセン:古風な組曲 Op.31よりブーレ
 シンディング:ワルツ Op.59-3、ロマンス Op.30
 フィニ・ヘンリケス(1867-1940):6つの易しい性格的小品
 オルガ・グレーヴェンコプ・カーステンスキョル(1883-1978):告白
 ニルス・ゲーゼ(1817-1890):子守唄 ト長調
 エーギル・ハーダー(1917-1997):ロマンス第1番 ニ長調
デュオ・シゴヴァ・ラシーネ
 〔ユリア・シゴヴァ(ピアノ)、
  アントン・ラシーネ(ヴァイオリン)〕

 珠玉の北欧のヴァイオリン傑作集!

 19世紀から20世紀にかけてのスカンディナヴィア音楽を代表する作曲家たちによるヴァイオリンとピアノのための傑作集。
 中には北欧音楽ファン以外にはほとんど知られていない作曲家の作品も含まれています。
 珠玉の音楽をひとつのネックレスを作るかのように集めた1枚で、聴き手は軽やかで繊細な音のニュアンスに満ちた北方の風景へと導かれることでしょう。

 ユリア・シゴヴァ(1982-)は、ベラルーシのミンスク生まれ、スウェーデンのピアニスト。ミンスクのグリンカ音楽高等学校を卒業後、スウェーデンのマルメ音楽アカデミーに招かれ、ハンス・ポールソン教授の下でソリスト・ディプロマを取得しました。
 ヘルシンキのシベリウス・アカデミーで学び、ロンドンのノーマ・フィッシャーとイタリアのコンスタンティン・ボギーノに師事しました。マルメを拠点にソリストと室内楽奏者として活動。国際ピアノ・スクールを創設したほか、彼女が始めたマルメ・ピアノ・コンペティションの芸術監督を務めています。

 サンクトペテルブルク生まれのヴァイオリニスト、アントン・ラシーネは、リムスキー=コルサコフ音楽大学で学び、リムスキー=コルサコフ国立音楽院のソリスト・ディプロマを取得、ソリスト、室内楽奏者、オーケストラ・ミュージシャン、教師の資格をとって卒業しました。
 1994年にスカンディナヴィアに移り、マルメ音楽アカデミーでアレクサンデル・フィッシャーの下で学びました。
 デンマークとスウェーデンのオーケストラでコンサートマスターとして演奏、マルメ歌劇場管弦楽団のアシスタント・コンサートマスターを務めています。

 ※録音:2022年5月、マルメ歌劇場(スウェーデン)
 
 

C00758
¥2600
アバウトケージ Vol.8~打楽器のためのソロ作品集
 ジョン・ケージ(1912-1992): 27'10.554
  コンポーズド・インプロヴィゼーション第3番
   (セルジオ・アルマローリ版)
  コンポーズド・インプロヴィゼーション第2番
   (フリッツ・ハウザー版)
  One4(セルジオ・アルマローリ版)
  One4(フリッツ・ハウザー版)
フリッツ・ハウザー
セルジオ・アルマローリ(打楽器)

 イタリアのヴィブラフォン奏者でジョン・ケージに影響を受け、その作品のスペシャリストとして高い評価を受けているセルジオ・アルマローリの監修による「アバウトケージ」シリーズの第8集。
 本作はケージの打楽器作品集であると同時に、偶然性のプロセスや即興について探求することができるスリリングな1枚です。
 これらの作品では不確定性が重要な役割を果たしており、実際の音よりもむしろその背後にあるプロセスが「作品」を特定します。
 《One4》はそれぞれの奏者による異なる2つのヴァージョンを収録しています。

 ※録音:2022年5月、ビエッラ(イタリア)
 
 

C00763
¥2600
リヒャルト・レッシュが歌う《冬の歌》(全24曲)
 シューベルト:歌曲集《冬の旅》
リヒャルト・レッシュ(テノール)
ディエゴ・カエターノ(ピアノ)

 バーゼル・スコラ・カントルムで古楽とアンサンブルを学んだドイツ・レーゲンスブルク生まれのテノール、リヒャルト・レッシュが歌う《冬の歌》(全24曲)。
 晩年のシューベルトがたどり着いた境地、人間の心の奥深さ、人間関係の傷、愛とは何か、死とは何かについて、深く感動的に探求する1枚です。

 ※録音:2021年11月、アウグスブルク(ドイツ)
 




ES-DUR

代理店変更に伴い再掲載


ES2073
(2CD)
特別価格
¥3900
アナイス・チェン(バロック・ヴァイオリン)
 J.S.バッハ:
  ハープシコードとヴァイオリンのためのソナタ
   BWV1014-1019

  J.S.バッハ:
   ソナタ第1番ロ短調 BWV1014
   ソナタ第2番イ長調 BWV1015
   ソナタ第3番ホ長調 BWV1016
   ソナタ第4番ハ短調 BWV1017
   ソナタ第5番ヘ短調 BWV1018
   ソナタ第6番ト長調 BWV1019
アナイス・チェン(バロック・ヴァイオリン)
アレクサンドラ・イヴァノヴァ(ハープシコード)

 Es-Durレーベルのバロック名盤4選!全タイトル日本語解説付き!

 著名なバロック・ヴァイオリニストであるスイス出身のアナイス・チェンが音楽制作におけるパートナーである鍵盤楽器奏者、アレクサンドラ・イヴァノヴァと共に大きな情熱と風格をもってバッハのソナタ集にアプローチ。
 ベルリン芸術大学やバーゼル・スコラ・カントルムでバロック・ヴァイオリンを学んだアナイス・チェンはベルリン古楽アカデミーなどにも招かれているほか、多くの重要なアンサンブルにコンサートミストレスやソリストとして参加。
 またバロック音楽をコンテンポラリー・ダンスと融合させるなどコンテンポラリーな文脈で古楽を紹介する活動にも積極的に取り組んでいます。
 ブックレットには日本語での解説も掲載。

 ※録音:2017年、ステッペンウルフ・スタジオ(オランダ)


 
 


ES2071
【旧譜】
¥2700
HIP(歴史的知識にもとづく演奏)のパイオニア、トーマス・ピーチュ
テレマン:
 無伴奏ヴァイオリンのための12のファンタジア
  TWV 40:14-25
トーマス・ピーチュ(バロック・ヴァイオリン)
   ファンタジア第1番変ロ長調 TWV40:14/ファンタジア第2番ト長調 TWV40:15/
   ファンタジア第3番ヘ短調 TWV40:16/ファンタジア第4番ニ長調 TWV40:17/
   ファンタジア第5番イ長調 TWV40:18/ファンタジア第6番ホ短調 TWV40:19/
   ファンタジア第7番変ホ長調 TWV40:20/ファンタジア第8番ホ長調 TWV40:21/
   ファンタジア第9番ロ短調 TWV40:22/ファンタジア第10番ニ長調 TWV40:23/
   ファンタジア第11番ヘ長調 TWV40:24/ファンタジア第12番イ短調 TWV40:25

 17~18世紀のヴァイオリン・レパートリーにおけるHIP(歴史的知識にもとづく演奏)のパイオニアの一人として知られるトーマス・ピーチュがバッハの無伴奏ソナタ&パルティータ(ES2043)の次に目を向けたのがこのテレマンの12のファンタジア。
 出版当初から爆発的な人気を誇ったといわれるテレマンの最重要作品の一つをピーチュの深い研究に基づいた演奏とハンス・ケーグル(ウィーン)1672年製作のバロック・ヴァイオリンの高貴な音色でお楽しみいただけます。ブックレットには日本語での解説も掲載。

 ※録音:2017年2月16日-19日(ハンブルク、ドイツ)
 
 


ES2070
【旧譜】
¥2700
リッカルド・ミナージ(指揮)&アンサンブル・レゾナンツ
C.P.E.バッハ:
 4つのシンフォニア Wq183&6つのソナタ Wq184
アンサンブル・レゾナンツ
リッカルド・ミナージ(指揮)
  C.P.E.バッハ:
   12のオブリガード・パートのためのシンフォニア ト長調 Wq.183/4/
   管楽のための小ソナタ ニ長調 Wq.184/1/管楽のための小ソナタ ヘ長調 Wq.184/2/
   12のオブリガード・パートのためのシンフォニア 変ホ長調 Wq.183/2/
   管楽のための小ソナタ 変ホ長調 Wq.184/4/管楽のための小ソナタ ト長調 Wq.184/3/
   12のオブリガード・パートのためのシンフォニア ニ長調 Wq 183/1/
   管楽のための小ソナタ イ長調 Wq.184/5/管楽のための小ソナタ ハ長調 Wq.184/6/
   12のオブリガード・パートのためのシンフォニア ヘ長調 Wq 183/3

 1994年に創設され世界有数の室内オーケストラの一つに数えられるアンサンブル・レゾナンツによるC.P.E.バッハの作品集。Wq183のシンフォニアは当時一般的であった弦楽だけの編成に管楽器を加えてより多彩なサウンドと大きなダイナミクスを実現し、その後の流行の先駆けとなった作品とされています。

 アンサンブル・レゾナンツはハンブルクを主な拠点とし、常任指揮者を置かない体制をとっていますがリッカルド・ミナージとは首席客演指揮者兼パートナーとして緊密な関係を築いています。
 タベア・ツィンマーマンやイザベル・ファウスト、エミリオ・ポマリコといった世界的音楽家と度々共演し、日本を含む世界各地で演奏活動を行い聴衆を熱狂させてきました。
 指揮者でありヴァイオリニストでもあるリッカルド・ミナージは、ヨーロッパの音楽シーンで最も卓越した才能の持ち主として高く評価され、2015年のディアパゾン・ドール賞をはじめBBCミュージック・マガジン賞、グラモフォン誌のエディターズ・チョイスなど数多くの受賞歴を誇ります。ブックレットには日本語での解説も掲載。

 ※録音:2016年1月&6月(ハンブルク、ドイツ)
 
 


ES2053
【旧譜】
¥2700
リッカルド・ミナージ(指揮)&アンサンブル・レゾナンツ
C.P.E.バッハ:6つのシンフォニア(ハンブルク交響曲)

 C.P.E.バッハ:
  シンフォニア第1番ト長調/シンフォニア第2番変ロ長調/
  シンフォニア第3番ハ長調/シンフォニア第4番イ長調/
  シンフォニア第5番ロ短調/シンフォニア第6番ホ長調
アンサンブル・レゾナンツ
リッカルド・ミナージ(指揮)

 1994年に創設され世界有数の室内オーケストラの一つに数えられるアンサンブル・レゾナンツによるC.P.E.バッハの代表作の一つ《ハンブルク交響曲》。
 スヴィーデン男爵の依頼によって弦楽オーケストラのために書かれた、当時の作品としては非常に高い難易度が要求されるアイデアに溢れた作品です。

 アンサンブル・レゾナンツはハンブルクを主な拠点とし、常任指揮者を置かない体制をとっていますがリッカルド・ミナージとは首席客演指揮者兼パートナーとして緊密な関係を築いています。
 タベア・ツィンマーマンやイザベル・ファウスト、エミリオ・ポマリコといった世界的音楽家と度々共演し、日本を含む世界各地で演奏活動を行い聴衆を熱狂させてきました。
 指揮者でありヴァイオリニストでもあるリッカルド・ミナージは、ヨーロッパの音楽シーンで最も卓越した才能の持ち主として高く評価され、2015年のディアパゾン・ドール賞をはじめBBCミュージック・マガジン賞、グラモフォン誌のエディターズ・チョイスなど数多くの受賞歴を誇ります。ブックレットには日本語での解説も掲載。

 ※録音:2014年1月(ハンブルク、ドイツ)
 



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ET'CETERA



KTC1735
¥2600
中丸まどか(バロック・ヴァイオリン)
目覚めよ ~ ワウター・ドゥコーニンク:
 独奏ヴァイオリンのための作編曲集
中丸まどか(バロック・ヴァイオリン)
  ワウター・ドゥコーニンク(b.1981):
   無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」
  J.S.バッハ(ドゥコーニンク編)/ドゥコーニンク:
   無伴奏ヴァイオリンのための前奏曲(BWV534), フーガとシシリエンヌ・アン・ロンドー
  ブクステフーデ(ドゥコーニンク編):
   無伴奏ヴァイオリンのためのパッサカリア ニ短調 BuxWV 161
  J.S.バッハ:シャコンヌ(パルティータ第2番ニ短調 BWV1004より)
  ドゥコーニンク:
   無伴奏ヴァイオリンのための子守唄、
   すみだの花 (ヴァイオリンとチェンバロのための)(ボーナストラック)

 日本語解説付き!"ネオバロマンティック"とも呼ばれるドゥコーニンクの作編曲集を中丸まどかが弾く!

 ☆ベルギー在住の日本人ヴァイオリニスト、中丸まどかが"ネオバロマンティック"とも呼ばれるワウター・ドゥコーニンクの作編曲集で無伴奏ヴァイオリンの世界へ誘う!
 ☆ブックレットには中丸まどか、ワウター・ドゥコーニンクの両者による日本語解説付き!

 1981年生まれ、ベルギーの気鋭の音楽家、ワウター・ドゥコーニンクが作曲した無伴奏ヴァイオリンのためのオリジナル作品とバッハやブクステフーデの編曲集。
 "ネオバロマンティック"とも呼ばれるドゥコーニンクの作風は「自然と古典的な言語で作曲すること」をベースに、バロックの文脈の中にもロマン主義が溢れるスタイルを特徴としています。
 中丸まどかはドゥコーニンクにこのアルバムの冒頭に収録されている《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」》を捧げられたその時から無伴奏ヴァイオリンの世界を探求する旅を始めたといい、ドゥコーニンクの作品を通じてバッハのシャコンヌを新しい視点から捉えた演奏へと導かれ、それはこのアルバムでも聴くことができます。
 低弦に独特の深みと高弦の輝きを持つバロック・ヴァイオリン(ヘンドリック・ヤコブス、アムステルダム、1690年頃製作)の音色で、リスナーを無伴奏ヴァイオリンの孤高の世界へ誘います。

 ドゥコーニンクと同じ1981年生まれの中丸まどかは東京芸術大学器楽科ヴァイオリン専攻を卒業後、2006年に同大学院古楽科バロックヴァイオリン専攻を修了。
 文化庁及びベルギー政府の奨学金を受けてベルギーに渡り、ブリュッセル王立音楽院でシギスヴァルト・クイケンに学び2009年にディプロマを得てバロックヴァイオリン修士課程を修了しました。
 現在はベルギーを拠点とし、コンサートミストレスとしてコンサートやCD、テレビ、ラジオの収録など多数のオーケストラに招かれ、2015年にはベルギー王室で御前演奏した様子が世界中で放送されたほか、幅広いレパートリーで室内楽やソロでも活躍しています。
 中丸はライナーノーツ内でこのCDの制作に携わったすべての人に感謝を捧げ、「このCDがあなたのインスピレーションとなり、これらの作品が多くのヴァイオリニストの愛するレパートリーになることを願いつつ・・・」と思いを綴っています。

 ※録音:2022年9月9日-11日、聖アウグスティヌス教会(ベールト、ベルギー)

 
 




SIGNUM


SIGCD653
¥2600
ユダヤ音楽の伝統
ゲットーからの音楽

 1. ブルッフ:コル・二ドライ
 2. ダニエル・シャリット(b.1940):Resisey Laila
 3. イェヘツケル・ブラウン(1922-2017):Min HaAyara
 4-8. シャリット:弦楽オーケストラのための組曲
 9. ライプ・エイレンベルク(d.1943):Lelero
シムカ・ヘレド(指揮/チェロtr.1,9)
ジャック・リーベック(ヴァイオリン/tr.3)
クリストファー・ウォーレン=グリーン(指揮/tr.1)
ロンドン室内管弦楽団

 ユダヤ音楽の伝統に焦点を当てる!

 1921年に英国初のプロの室内管弦楽団として、アンソニー・バーナードによって設立され、2021年には100周年を迎えたロンドン室内管弦楽団。

 本アルバムでは、ユダヤ教の音楽から二つの旋律を借用して作曲された、ブルッフのチェロと管弦楽のための協奏的作品 《コル・二ドライ》 など、ユダヤ音楽の様々な要素を同化させた音楽を取り上げています。

 当時最年少の24歳という若さイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者を務め、ソリストとしては、クリーヴランド管弦楽団、ピッツバーグ交響楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団など、多くの一流オーケストラと共演、メータ、マゼール、ブロムシュテットなどの指揮者とも共演したシムカ・ヘレド。
 変幻自在のアンサンブル「フィボナッチ・シークエンス」のリーダーとして活躍し、日本では福間洸太朗とのデュオで来日公演も果たしているイギリスの若きヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニスト、ジャック・リーベックがソリストとして参加しています。

 ※録音:2018年11月1日-3日、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(ロンドン)

 
 




J.S.BACH-STIFTUNG



C203CD
¥4900
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685‐1750):
 カンタータ第44集

  1‐5. カンタータ 第14番 War Gott nicht mit uns diese Zeit
   ‐ 神もしわれらと共になかりせば BWV 14
  6‐11. カンタータ 第144番 Nimm, was dein ist, und gehe hin
   ‐ 汝のものをとりて去りゆけ BWV 144
  12‐17. カンタータ 第72番 Alles nur nach Gottes Willen
   ‐ すべてただ神の御心のままに BWV 72
ジョアン・ラン(ソプラノ)...1‐5
ゼーレン・リヒター(テノール)...1‐5
ドミニク・ヴェルナー(バス)...1‐5
ヌリア・リアル(ソプラノ)...6‐11
マルクス・フォルスター(アルト)...6‐11
ラファエル・ヘーン(テノール)...6‐11
エリザベート・ブロイアー(ソプラノ)...12‐17
クラウデ・アイヒェンベルガー(アルト)...12‐17
トビアス・ヴィッキー(バス)...12‐17
バッハ財団合唱団
バッハ財団管弦楽団(古楽器使用)
ルドルフ・ルッツ(指揮)

 録音(ライヴ):Evangelischen Kirche Trogen AR/ Olma‐Halle 2.0 St. Gallen(スイス) 2022年2月18日...1‐5 2013年1月25日...6‐11 2020年2月14日...12‐17
 総収録時間:46分

 ルドルフ・ルッツとバッハ財団管弦楽団によるカンタータ集。第144番にはヌリア・リアルが参加しています。
 第14番「神もしわれらと共になかりせば」は1735年の顕現後第4日曜日用のカンタータ。未完となった1724/25年のコラール・カンタータ年巻を補うものとして作曲されました。
 基になったのは詩篇第124篇に基づくルターのコラールで、苦境に立った時や脅威にさらされた時に助けてくれる神を称える内容です。
 第144番「汝のものをとりて去りゆけ」は1724年2月6日、七旬節主日に初演された作品。作詞者は不明ですが「現状に不満を抱くことなく、全ては神が与える自身の取り分のみに感謝するように」という内容が歌われます。
 曲は4声のモテットで始まり、最後は簡素なコラールで締めくくられます。
 第72番「すべてただ神の御心のままに」は1726年1月27日の顕現後第3日曜日用の作品。ザロモン・フランクによる詩は、マタイ伝からの「重い皮膚病を患った人を癒したイエスの奇跡」のエピソードが元になっており、冒頭は力強い合唱で人間の迷いのない確固たる信念が歌われます。
 レチタティーヴォに続き、弦楽器が活躍するアルトのソロでは「Herr, so du willt 主により」の言葉が何度も繰り返すことで厚い信仰心が表明されています。
 そしてバスのレチタティーヴォに続き、軽やかなソプラノのアリアが続きます。最後は神への感謝が歌われた輝かしいコラールで曲を閉じます。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2299
¥2700
トスカニーニのレスピーギの「ローマ3部作」
 レスピーギ:
  (1)交響詩「ローマの松」
  (2)交響詩「ローマの噴水」
  (3)交響詩「ローマの祭」
 
 (4)リハーサル風景(「ローマの噴水」より)
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
NBC交響楽団

 永遠の名盤、トスカニーニのレスピーギの「ローマ3部作」、最新リマスターで登場!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:(1)1953年3月17日、(2)1951年12月17日、(3)1949年12月12日/ニューヨーク、カーネギー・ホール、(4)1950年/国内製作、日本語帯・解説付
 使用音源:(1)-(3)Private archive(2トラック、38センチ、オープンリール・テープ) (4)Morgan Records(1 MOR A001)
 録音方式:モノラル(録音セッション)

 ■制作者より
 永遠の名盤、トスカニーニ指揮、NBC 交響楽団によるレスピーギの「ローマ3部作」は当シリーズでも2016年にGS-2143として発売しました。
 今回は高品質のテープを使用した2トラック、38センチのオープンリール・テープを新規に取り寄せ、マスタリングの全工程をプロ用の機器で行い、最善を尽くしました。本編も目の覚めるような音ですが、短いながらも最後のリハーサルも聴き物です。
 解説書にはサミュエル・アンテックの著した「This was TOSCANINI」(The Vanguard Press)の一部を翻訳して掲載しています。アンテックは1937年から1954年までNBC交響楽団のヴァイオリニストとして活躍しており、その内容はトスカニーニの身近にいた人でなければ書けない、まことに鮮烈で生々しい証言です。
 これを読むと、この「ローマ3部作」の演奏がますます好きになってしまいます。(平林 直哉)
 




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SWR CLASSIC



SWR19435CD
(CD-R)
¥2200→\1990
イングリット・ヘブラー(ピアノ)、若き日の名演
シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番 4つの即興曲

 1‐4. ピアノ・ソナタ第18番ト長調 D894 Op.78
  1. I Molto moderato e cantabile
  2. II Andante
  3. III Menuetto e trio. Allegro moderato
  4. IV Allegretto
 5‐8. 4つの即興曲 D 899 Op.90
  5. No. 1. ハ短調 Allegro molto moderato
  6. No. 2. 変ホ長調 Allegro
  7. No.3. 変ト長調 Andante
  8. No.4. 変イ長調 Allegretto
イングリット・ヘブラー(ピアノ)

 録音:Krone, Stuttgart‐Unterturkheim(ドイツ)(MONO) 1957年2月1日...1‐4 1954年6月8日...5‐8

 日本でもファンの多い名ピアニストの一人、イングリット・ヘブラー(1926/9‐2023)。
 貴族階級の父を持ち、幼少期をポーランドで過ごした彼女の自宅には、エトヴィン・フィッシャー、ロベール・カサドシュ、クラウディオ・アラウ、ブロニスラフ・フーベルマンらの音楽家たちがしばしば訪れ、幼い彼女はその薫陶を受けました。
 やがて第二次世界大戦が始まるとザルツブルクに移住。ザルツブルク・モーツァルテウムでハインツ・ショルツに師事し、1949年に卒業します。
 その後は1952年と1953年のジュネーヴ国際音楽コンクールで第2位を獲得し、1954年のミュンヘン国際音楽コンクールでは第1位に輝き、ウィーン国際シューベルト・コンクールでも第1位を獲得。この年にザルツブルク音楽祭にデビューしました。
 モーツァルトとベートーヴェンの演奏が広く知られていますが、シューベルトも彼女の得意なレパートリーです。
 このアルバムに収録されたシューベルトの「4つの即興曲」は1954年、「ピアノ・ソナタ第18番」は1957年の録音。彼女の持ち味でもある美しいタッチと端正な解釈が存分に発揮された若き日の名演です。
 
 ※当ディスクはCD‐Rになります。
 















8/8(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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ALIA VOX



AVSA 9955
(SACD HYBRID)
¥3000→\2790
初登場!
 サヴァールによるメンデルスゾーン
  ≪イタリア≫2種類の稿を録音!

メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調 op.90 ≪イタリア≫

 1-4 最終稿(1834年)
 5-8 初稿(1833年)
ジョルディ・サヴァール(指揮)
ル・コンセール・デ・ナシオン
 〈リナ・トゥール・ボネ(コンサートマスター)〉
KKC 6746
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3500

 録音:2022年10月26-28日、カタルーニャ自治州カルドーナ城参事会教会

 ジョルディ・サヴァールがメンデルスゾーンを録音しました!サヴァールのディスコグラフィで初登場の作曲家です。
 これまで、古代や中世・バロックの音楽を国や地域を問わず奏でてきたサヴァール。近年はハイドン、ベートーヴェン、シューベルトに続いて、19世紀の音楽へとその足を伸ばし、歴史の中で生まれた素晴らしい作品を新鮮かつごく自然な形で響かせ、当時の人々が受けた衝撃と感動を現代の私たちに追体験させてくれています。
 今回の曲は天才メンデルスゾーンが旅から受けた感動がこれ以上ない躍動感で表出している≪イタリア≫、しかも2種の稿を収録。コンサートミストレスは人気急上昇のボネ、ということで、どこをとっても大注目の新譜です!

 オーケストラは、リナ・トゥール・ボネがコンサート・マスターを務めるほか、2022年メンデルスゾーン・アカデミーに参加した若手奏者からの選抜メンバーも参加しているなど、メンデルスゾーンへの並々ならぬ思い入れのあるメンバーたちによって構成されています。

 交響曲第4番は1833年、メンデルスゾーン自身の指揮で初演され、絶大に高い評価を受けましたがメンデルスゾーン自身は満足することはなく、この作品の改訂を求め、二度と指揮することはありませんでした。
 メンデルスゾーンは、第2楽章のテーマをシンプルにし、続く楽章のトリオをよりドラマティックにし、フィナーレにピチカートを入れ、フィナーレを長くしました(264小節から305小節に)。第1楽章の改訂版は現存していませんが、手紙から何かしらの加工を試みたと考えられています。
 1834年のこの改訂稿は2001年になって初めて出版されました(これには19世紀におけるメンデルスゾーン(=ユダヤ) をめぐる事情などもあったと考えざるをえません)。
 1847年(メンデルスゾーンの死後)に上演された時に会場にいたベルリオーズは「メンデルスゾーンの交響曲は、金メダルのように一瞬にして鋳造された傑作である。」と述べています。
 サヴァールはメンデルスゾーンの手紙などを検証、検討を重ねた結果、両方のヴァージョンを録音することに決めました。「お聴きになられると、どちらの版も、色彩、リズム、器楽書法、すべてにおいて見まごう事なき天才の刻印があらわれていることに驚くでしょう」と述べています。
 サヴァールがおしげもなく軽やかに提示し解放する、天才メンデルスゾーンの創造の軌跡と天才の刻印、天才が旅から受けた豊かな刺激の実りを強く感じる演奏です。

 ー巨匠サヴァール 2023年来日日程ー
  10/28(土)14時 神奈川県立音楽堂
  10/29(日)15時 バロックザール
  10/31(火)19時 三鷹市芸術文化センター

 
 




MDG


MDG 90822886
(SACD HYBRID)
¥2900
カタリーナ・カンマーローアー(メゾソプラノ)
セシル・シャミナード: 歌曲集~恋の季節

 1. 愛の嘆き/2. 四月は目覚める/3. はかなさ/
 4. セレナータ/5. 不在/6.セヴィリアのセレナーデ/
 7. かわいい娘/8. 願い/9. マドリガル/
 10. 私の心が歌っている/11. 夏/12.マドレーヌ/
 13.繊細な歌/14.兵士のフィアンセ/15.うねりの流れ/
 16.美しい歌手/17.子守唄/18.未来/
 19. 昔は!/20.至高の願い/21.無限/22.肖像
カタリーナ・カンマーローアー(メゾソプラノ)
ヨハン・ブランシャール(ピアノ)
イ・ジユン(ヴァイオリン)

 19世紀後半にフランスで活躍したセシル・シャミナード、珠玉の歌曲の数々をカタリーナ・カンマーローアーが歌う

 録音:2022年9月24-26日、10月22,24,25日、、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス/Stereo/5.1/2+2+2、59'06、輸入盤・日本語帯付

 ドビュッシーと同時代に生き、数多くの作品を残し、波乱の人生を歩んだ女流作曲家セシル・シャミナード。
 アメリカでは「シャミナードクラブ」というファンクラブも存在したほど、生前の人気は高かったのですが、第一次世界大戦後、パリのサロンの香りと世紀末の軽快さを漂わせる彼女の音楽は次第に忘れ去られていきます。
 ここでは実力派メゾソプラノ歌手のカタリーナ・カンマーローアーとシャミナードの作品に精通しているピアニストのヨハン・ブランシャールが、シャミナードの幅広い歌曲作品の中から選曲し収録。
 当時の聴衆を虜にしたシャミナードの音楽の魅力を再発見することができます。
 
 

MDG 92522856
(SACD HYBRID)
¥2900
イェルク=ペーター・ミットマン(1962-):内なる世界 アンサンブル・ホリゾンテ
 1.Fragile Harmonie (2019)
  [ベートーヴェン-モーメント~フルート、クラリネット、打楽器、ピアノ、弦楽四重奏]
 2.Sieben Strophen Heimat (2016 / 2021)
  [女声、フルート、バス・クラリネット、ハープ、打楽器、ヴィオラ、チェロ]
 3.Gesten im Schwung (2022)
  [オーボエ、ヴァイオリン、チェロ、ハープのための画像観察]
 4.Bilder des Sudens (1997)
  [パウル・クレーの絵によるフルート、バセットホルン、ハープ、
   ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための作品]
 5.spektral (2003)
  [ゲオルク・トラークルの詩による色彩記号に関する11の音像のためのアンサンブル]

 イェルク=ペーター・ミットマン率いる現代音楽アンサンブル・ホリゾンテ、偉大なる芸術家たちの内なる魅力を探るアルバム

 録音:2022年11月23-25日、マリエンミュンスター修道院コンツェルトハウス/Stereo/5.1/2+2+2、77'07

 1990年デトモルトで、指揮者、作曲家、さらにオーボエ奏者としても活動してるイェルク= ペーター・ミットマンによって結成された現代音楽のアンサンブル・ホリゾンテ。
 日本とドイツの「自然をめぐる対話」をテーマにし、ドイツ・ロマン派の自然詩や日本の水墨画を彷彿とさせる作品を収録したアルバム「自然をめぐる対話」(MDG-92522146)に続く、MDGレーベル第2弾。
 今回は、ドイツ表現主義最大とも評される夭折の天才詩人ゲオルク・トラークル、色彩の魔術師といわれる画家パウル・クレー、そして偉大なる作曲家ベートーヴェンをテーマに優れた芸術家が引き起こすインパクトを独自の視点で探求した内容。
 イェルク= ペーター・ミットマンは、様々な楽器編成に挑戦しアンサンブル・ホリゾンテの絶妙な音色のニュアンスを引き出しています。
 




ES-DUR

代理店変更に伴い再掲載


ES2043
(2CD)
【旧譜】
特別価格 ¥3900
HIP(歴史的知識にもとづく演奏)のパイオニアの一人
 トーマス・ピーチュ(バロック・ヴァイオリン)

J.S.バッハ:
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV 1001-1006

  J.S.バッハ:
   ソナタ第1番ト短調 BWV 1001
   パルティータ第1番ロ短調 BWV 1002
   ソナタ第2番イ短調 BWV 1003
   パルティータ第2番ニ短調 BWV 1004
   ソナタ第3番ハ長調 BWV 1005
   パルティータ第3番ホ長調 BWV 1006
トーマス・ピーチュ
 (バロック・ヴァイオリン)

 HIPのパイオニアとして知られるバロック・ヴァイオリニスト、トーマス・ピーチュのバッハ!

 ☆17~18世紀のHIP(歴史的知識にもとづく演奏)のパイオニア、トーマス・ピーチュが弾くバッハの無伴奏ソナタ&パルティータ!

 サンスーシ宮殿のあるブランデンブルク州の州都ポツダムが生んだバロック・ヴァイオリニスト、トーマス・ピーチュが弾くバッハの無伴奏ソナタ&パルティータ集。
 ピーチュはヴァイオリニストであった祖母のレナ・フォン・ビューローの手ほどきでヴァイオリンを始め、15歳の頃にバロック・ヴァイオリンと出会い、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学に在籍する間様々な楽器を研究し続けました。
 さらにドレスデンで教会音楽、ハンブルクでヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバを学び、ハンブルクを中心に演奏活動を行っています。

 ピーチュは17~18世紀のヴァイオリン・レパートリーにおけるHIP(歴史的知識にもとづく演奏)のパイオニアの一人として知られ、カメラータ・アカデミカ・ハンブルクのコンサートマスターやムジカ・アンティクヮ・ケルンのメンバーとしての活動、またサンスーシ・アンサンブル・ハンブルク(現ジュピター・アンサンブル・ハンブルク)を設立するなどピリオド演奏の領域で広く活躍。
 ボブ・ファン・アスペレンやエディット・ピヒト=アクセンフェルトといった著名な鍵盤楽器奏者との共演でもバロック・ヴァイオリンの可能性を追求してきました。
 今回の録音で使用されている楽器はハンス・ケーグル(ウィーン)1672年製作のヴァイオリン。
 バッハがブクステフーデを訪ねて旅した所縁の北ドイツ地方に1309年に建てられたボルデスホルム教会の修道院で収録されました。時代考証への深い探求から紡ぎ出される至高のバッハをご堪能ください。

 ※録音:2011年5月13日-18日(ボルデスホルム、ドイツ)
 




ET'CETERA



KTC1802
¥2600
5月に亡くなった
 アレクサンドル・フラムチン ~ チェロとピアノのための作品集

 シューマン:幻想小曲集作品 Op.73
 イザイ:バラード Op.27-3
 ラフマニノフ:ヴォカリーズ Op.3-14
 プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119
 ミシェル・ライサイト:3つのスケッチ
 フォーレ:夢のあとに
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ L.35
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV1009よりサラバンド
 サン=サーンス:白鳥
アレクサンドル・フラムチン(チェロ)
エリアーヌ・レイエス(ピアノ)

 世界各地で活躍したチェリスト、アレクサンドル・フラムチン!

 ☆2002年チャイコフスキー国際コンクール、ファイナリスト!
 ☆彼の遺産ともいうべきチェロとピアノのための名曲集!

 1979年生まれで2023年5月に若くして亡くなったチェリスト、アレクサンドル・フラムチンによるチェロとピアノのための作品集。
 彼は、数々の国際コンクールで受賞歴があり、2002年に開かれたチャイコフスキー国際コンクールではファイナリストに選ばれました。
 その後世界各地でリサイタルを行った彼は国際的に高い評価を得ました。室内楽の分野でも活躍し、多くのアーティストと共演しています。
 録音では「Timpani Records」と親密な関係にあり、特にピエルネの録音で評判を呼びました。
 
 

KTC1784
¥2600
ムッシュ・ビュファルダンの笛
 C.P.E.バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ イ短調 WQ128
 ルイ=ガブリエル・ギユマン:
  フルートと通奏低音のためのソナタ ホ長調(ソナタ集第1巻より)
 J.S.バッハ:
  フルートと通奏低音のためのソナタ ホ短調 BWV1034、
  無伴奏フルートのためのパルティータ BWV1013
 W.F.バッハ:
  フルートと通奏低音のためのソナタ ヘ長調 BR-WFB B 18
 ミシェル・ブラヴェ:
  フルートと通奏低音のためのソナタ ヘ短調(ソナタ集第3巻より)
レオナルト・シェルプ(フルート)、他

 レオナルト・シェルプは、フライブルク・バロック・オーケストラ、コンチェルト・ケルン、マインツ・バッハ管弦楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団などの主要なオーケストラ&アンサンブルでフルート奏者を務め、ケルン音楽舞踊大学とフランクフルト音楽舞台芸術大学で教鞭を執るドイツのフルーティスト。
 ドレスデン宮廷の首席フルート奏者も務めたバロック時代のフルートの名手であり作曲家でもあったピエール=ガブリエル・ビュファルダンの名を冠したこのアルバムでは、ビュファルダン自身が製作した楽器を用い、J.S.バッハの無伴奏パルティータを始めとする、バッハの息子たちや同時代の作曲家がビュファルダンやドレスデン宮廷オーケストラのために書いたとされるフルート作品を取り上げています。
 




NEOS


XNEOS12319
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300
ファジル・サイのピアノ作品集
 ファジル・サイ(b.1970):
  トロイ・ソナタ Op.78
  3つのバラード Op.12
  ブラック・アース Op.8
ナタリヤ・トカチェンコ(ピアノ)
NEOS12319
¥2700

 作曲家ファジル・サイのピアノ作品集!

 ☆21世紀最大のアーティストと評されるファジル・サイのピアノ作品集!
 ☆2台のピアノを用いてその作品の個性をより明確に表現!

 ピアニストとして並外れた才能を持つファジル・サイは、作曲家としてもその能力をいかんなく発揮しています。
 その作品は5つの交響曲を始めとして多岐に渡り、2つのオラトリオ、協奏曲、その他にも室内楽曲から器楽曲にまで及びます。フランスのフィガロ紙は彼を「21世紀最大のアーティストであり、天才だ」と評しています。

 ファジル・サイが2018年に作曲した《トロイ・ソナタ Op.78》を中心に収録された本アルバムでは曲の特色に合わせて2種類のピアノが用いられました。
 ウクライナ出身のピアニスト、ナタリヤ・トカチェンコによって選ばれたのは、《トロイ・ソナタ》では深みのある重低音が特徴であるスタインウェイ D-274が、そして《3つのバラード Op.12》と《ブラック・アース Op.8》ではより抒情的な音色が魅力のスタインウェイ O-180が用いられました。
 このことにより、サイの作品がより明確に表現されその魅力が存分に理解されることでしょう。

 ※録音:2022年9月14日-15日&2023年4月25日-26日、ケンプテン市立劇場

 
 
 
NEOS12317
¥2700
ヤン・ミュラー=ヴィーラント(1966-):ピアノ作品集
 TRAUMA UND RUCKGRAT
  (黒江尚子とMetoo運動に捧げる)
 CAPRICCETTI(第1サイクル)
 CAPRICCETTI(第2サイクル)
黒江尚子(ピアノ)

 ドイツで活躍中の日本人ピアニスト、黒江尚子!

 ミュンヘン音楽・演劇大学で作曲の教授を務めるドイツの現代音楽作曲家、ヤン・ミュラー=ヴィーラント(1966-)のピアノ作品集。
 彼は現代における最も多様かつ生産的な作曲家のひとりであり、15の舞台作品や大規模な管弦楽作品を作曲しつつ、室内楽にも力を入れています。演奏はエドウィン・フィッシャーとアルトゥール・シュナーベルの弟子エリザ・ハンセンに師事し、ドイツで活躍中の日本人ピアニスト、黒江尚子。
 黒江によれば、ミュラー=ヴィーラントのピアノ作品は「ピアニズムの点で非常に革新的であり、クラシックの演奏技術で何が可能かを示している」とのこと。
 権力の乱用や背任、性的暴行を主題とした《TRAUMA UND RÜCKGRAT》(2021)は黒江と#metoo運動の両方に捧げられた作品です。

 ※録音:2022年9月
 
 
NEOS12321
¥2700
ディートリヒ・マスト(1942-):ピアノ作品集
 ラルゴ Op.11/思考 Op.12/ミニアチュール Op.13/
 アンダンテ Op.15/3つの前奏曲 Op.23/
 ラインハルトのためのシチリアーノ Op.28/
 6つのドデカフォニックなピアノ小品 Op.34/
 クラングシュテュック Op.35/
 インプロヴィゼーション Op.38-/高揚 Op.38-2/
 瞑想 Op.39a/ヴィジョン Op.39b/ピアノ小品 Op.1/
 幻想曲 Op.2b/前奏曲とフーガ Op.5/
 海の幻想曲 Op27b./タブロー I Op.31/
 タブロー II Op.32/タブロー III Op.33/
 残響Op.36(ヴァイオリン協奏曲 Op.16より)
 全曲世界初録音
イリーナ・エメリアンツェワ(ピアノ)

 エアハルト・カルコシュカに作曲を師事したディートリヒ・マスト(1942-)のピアノ作品集。
 1959年から2016年の間に作曲された幅広いピアノ独奏作品を、サンクトペテルブルク音楽院でセルゲイ・スロムニスキに師事したロシアのピアニスト、イリーナ・エメリアンツェワが演奏します。
 マストは1963年から68年までシュトゥットガルト音楽演劇大学で音楽教育を、その後ベルリンとテュービンゲンで歴史学と音楽学を学んでいます。
 1980年にスクリャービン作品の構造と形式をテーマに博士号を取得。1977年からはドイツ・トロッシンゲン国立音楽大学で音楽理論の教鞭をとり、1995年から2006年退職するまで同大学の講師を務めました。

 ※録音:2018年6月&2022年11月
 



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PALADINO



PMR0116
(2CD)
特別価格
¥3900→\3590
オーストリアの名女流マリア・クビツェク
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための作品全集

 『この録音を聴くことは私に大きな喜びを与えてくれた。
  まるで初演に立ち会うかのような感覚。』(サー・アンドラーシュ・シフ)

 ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ長調 D.384
 ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 D.385
 ヴァイオリン・ソナタ第3番ト短調 D.408
 ロンド ロ短調 D.895
 ヴァイオリン・ソナタ第4番イ長調 D.574
 幻想曲ハ長調 D.934
マリア・クビツェク(ヴァイオリン)
クリストフ・ベルナー(フォルテピアノ)

 オーストリアの名女流マリア・クビツェク!古楽器によるシューベルトのソナタ全集!

 オーストリアのヴァイオリニスト、マリア・クビツェクが長年準備して実現したというシューベルトのヴァイオリン・ソナタ全集。
 「シューベルトの音楽は人間が紙に書き記した中でももっとも素晴しいものであり、私の人生における最大の危機のとき、シューベルトは慰めをもたらし、進むべき道を示してくれた」とクビツェクが語るシューベルトの傑作を、ロレンツォ・ヴェンタパーネ1820年製のヴァイオリンと、アンドレ・シュタイン1825年製の美しいフォルテピアノで、滋味深く丁寧に紡いでいます。

 マリア・クビツェクはウィーン大学、ザルツブルクとロンドンの大学院で学び、これまで数十年にわたり、モダン楽器や歴史的楽器を用いて国際的なトップ・アンサンブルや室内楽奏者と世界各地で共演してきました。
 1992年にヨーロッパ室内管弦楽団に入団。これまで、父レオポルトが所有していたヴァイオリンを用いたモーツァルトのソナタ集やメンデルスゾーン姉弟のピアノ三重奏曲全集などを録音。
 特にシャーンドル・ヴェーグとニコラウス・アーノンクールに音楽的な影響を受け、アンドラーシュ・シフの音楽的想像力に何十年にもわたって魅了され感動してきたといい、このシューベルト・アルバムに対しては、アンドラーシュ・シフからも賛辞が寄せられています。
 また、ヴァイオリニストとしての活動に加え、困難な状況にある子供や若者、大人をサポートするサウンド・ワーク「SIRA」にも取り組んでいます。

 ※録音:2017年8月~9月

 『この録音を聴くことは、私に大きな喜びを与えてくれた。まるで初演に立ち会うかのような感覚。ヴァイオリンのガット弦とフォルテピアノの音色が見事に調和し、シューベルティアーデのようなウィーン特有の雰囲気を醸し出している。おめでとう!』 (サー・アンドラーシュ・シフ)

 
 
 


PMR0129
¥2700
ウィーン・フォルクスオーパー管コンマス、アン・ハーヴィー=ナーグル
R.シュトラウス&レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ集

 リヒャルト・シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
 レスピーギ:ヴァイオリン・ソナタ ロ短調 P110
アン・ハーヴィー=ナーグル(ヴァイオリン)
ユリア・マリア・スリヴァ(ピアノ)

 ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団のコンサートマスターを務めるオーストラリアの名手、アン・ハーヴィー=ナーグルが、彼女がヨーロッパ、そしてウィーンへと渡るきっかけとなったという特別な作品、リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタを録音!
 ヨーロッパでのキャリアのスタートを飾り、30年にわたる自身の音楽的発展を反映してきたR.シュトラウスのソナタと、対照的にごく最近作品を知ったというオットリーノ・レスピーギのヴァイオリン・ソナタをカップリングしています。

 アン・ハーヴィー=ナーグルは"オーストラリア"のメルボルンに生まれ、1991年以降は"オーストリア"のウィーン在住で活躍するヴァイオリニスト。
 12年間ウィーン・フォルクスオーパーの第1ヴァイオリン奏者を務めたあと2011年からはコンサートマスターに任命。
 ウィーン交響楽団、クラングフォルム・ウィーン、ウィーン室内フィルハーモニーなどの有名オーケストラやアンサンブルの他、ヨーロッパ室内管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団と頻繁に共演。
 また、ケーネ四重奏団、ネクサス四重奏団、アンサンブル5、クラシック・アルピンなど、ウィーンを拠点とする多くのチェンバー・アンサンブルのメンバーでもあります。

 ※録音:2022年6月、オーストリア
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA998
¥2800→\2590
ジュスタン・テイラー(チェンバロ)
 バッハとイタリア ~半音階的幻想曲、イタリア協奏曲 ほか
  スコット・ロスゆかりの名器


 アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
  1. アルペッジョ ~トッカータ ニ短調
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  2. 半音階的幻想曲 BWV 903
  3-5. 協奏曲 ニ短調 BWV 974
   (アレッサンドロ・マルチェッロ[1669-1747]:
    オーボエ協奏曲 ニ短調 による)
  6. ラルゴ・エ・スピッカート ~オルガン協奏曲 ニ短調 BWV 596
   (アントニオ・ヴィヴァルディ[1678-1741]: 調和の霊感 Op. 3-11 による)
  7. アレグロより ~オルガン協奏曲 ハ長調 BWV 594
   (ヴィヴァルディ:
    ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 RV 208 「ムガール大帝」 による)
  8-10. イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971
 ベネデット・マルチェッロ(1686-1739):
  11. アダージョ ~チェンバロのためのソナタ 第7番
 J.S.バッハ:
  12. アンダンテ ~協奏曲 ハ長調 BWV Anh. 151
  13. 前奏曲(幻想曲) BWV 921
  14-16. 協奏曲 ヘ長調 BWV 978 (ヴィヴァルディ: 調和の霊感 Op. 3-3 による)
 A.スカルラッティ:
  17. ラルゴ ~チェンバロのためのトッカータ 第6番 ト短調
 ヴィヴァルディ/ジュスタン・テイラー編曲:
  18. ラルゴ ~フルート協奏曲 ハ長調 RV 443
 J.S.バッハ:
  19. アンダンテ ~協奏曲 ロ短調 BWV 979
  20. トッカータ ホ短調 BWV 914
  21-23. 協奏曲 ニ長調 BWV 972(ヴィヴァルディ: 調和の霊感 Op. 3-9 による)
  24. ラルゴ ~協奏曲 ト長調 BWV 973
   (ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲 ト長調 RV 299 による)
ジュスタン・テイラー(チェンバロ)
NYCX-10421
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 使用楽器: アサス城所有1730年頃のオリジナル楽器
 録音: 2023年3月 アサス城、フランス
 収録時間: 72分
 ※国内仕様盤日本語解説...澤谷夏樹

 【俊英ジュスタン・テイラーが紐解くイタリア音楽のバッハへの影響、スコット・ロスゆかりの名器を使用!】
 コロナ禍に二度も来日し、私たちに素晴らしい音楽を停滞なしに届けてくれたチェンバロの若き俊才、ジュスタン・テイラーが大バッハとイタリアの関係を紐解く一枚。
 バッハは故郷のザクセン地方を離れることは滅多にありませんでしたが、ヨーロッパ中の最新の音楽情報を常に収集していました。
 なかでもコンチェルタンテ様式の発祥の地であるイタリアの革新的な音楽に細心の注意を払い、ヴィヴァルディやマルチェッロ兄弟の作品を研究し、自身の鍵盤作品に、アルプスの向こうの煌びやかな輝きを巧みに盛り込んでいました。
 このアルバムには、バッハが研究のために鍵盤独奏用に編曲したイタリアの作品や、その集大成である半音階的幻想曲やイタリア協奏曲を収録。
 イタリアのオリジナル作品などの小品で収録曲を繋いでゆく構成も興味深いものです。スコット・ロスが愛奏したことで知られるアサス城の名器を自在に操るテイラーの生き生きとした表現がたいへん魅力的で、チェンバロにもここまで振幅のある表現が出来るのかと感心させられる一枚です。

 


 コロナ期間中、緊急事態宣言が出て、コンサートをするには一定期間日本に滞在しなければならないため多くの海外演奏家が出演を取りやめる中、ジュスタン・テイラーはコンサートをプライベートよりも優先して、クリスマス前に来日してお正月過ぎまでずっと日本でひとり過ごしたという。

チェンバロとの2週間隔離生活とは? | | 宗次ホール オフィシャルブログ | 宗次ホール
 



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CHANNEL CLASSICS



CCS45523
(3CD)
¥4900→\4490
ジョス・ファン・インマゼール(クラヴサン)
18世紀パリのクラヴサン ~フランスの鍵盤音楽と同時代の名器
 【DISC 1】
  1-6.ルイ・マルシャン(1669-1732): ニ調の組曲~
   『クラヴサン曲集 第1巻』(1702年パリ刊)より
    1. Prelude プレリュード / 2. Allemande アルマンド /
    3. Courante クラント / 4. Sarabande サラバンド /
    5. Gigue ジグ / 6. Chaconne シャコンヌ
  7-11. フランソワ・クープラン(1668-1733): ト長の組曲~
   『クラヴサン曲集 第1巻』(1713年パリ刊)第1組曲より
    7. Prelude プレリュード / 8. Courante クラント /
    9. Sarabande La Majestueuse サラバンド「壮麗」 /
    10. La Milordine, Gigue ジグ「英国の青年貴族」 /
    11. Les Silvains 森の精たち /
  12-14. クープラン:
   ハ調の組曲~『クラヴサン曲集 第1巻』第3組曲より
    12. La Tenebreuse, Allemande アルマンド「暗がり」
    13. Chaconne a deux temps, La Favorite 2拍子のシャコンヌ「寵姫」
    14. La Lutine 小鬼
 【DISC 2】
  1-5. ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764): 組曲~
   『新しいクラヴサン組曲集』(1728年パリ刊)より
    1. Allemande アルマンド / 2. Sarabande サラバンド /
    3. Les Sauvages 未開の人々 / 4. L'Enharmonique 異名同音 /
    5. L'Egyptienne エジプト風
  6-10. アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745)/
   ジャン=バティスト・フォルクレ(1699~1782)編:
    組曲 ニ長調~『クラヴサン曲集に編みかえられた
     父フォルクレ氏のヴィオール曲集』(1747年パリ刊)第1組曲より
      6. Allemande, La Laborde アルマンド「ラボルド」/
      7. La Cottin コタン / 8. La Bellmont ベルモン /
      9. La Portugaise ポルトガル風 / 10. La Couperin クープラン
  11-15. A.フォルクレ/J=B.フォルクレ編:
   組曲 ハ長調~『クラヴサン曲集に編みかえられた
    父フォルクレ氏のヴィオール曲集』第5組曲より
     11. La Rameau ラモー / 12. La Guignon ギニョン /
     13. La Boisson ボワソン / 14. La Sylva シルヴァ /
     15. Jupiter ジュピテール
 【DISC 3】
  1-3. ジャック・デュフリ(1715-1789):
   『クラヴサン曲集 第3巻』(1758年パリ刊)より
    1. La De Belombre ド・ベロンブル /
    2. La Forqueray フォルクレ / 3. Chaconne シャコンヌ
  4-5. デュフリ: 『クラヴサン曲集 第4巻』(1768年パリ刊)より
   4. La Pothuin ポテュアン / 5. La De Drummond ド・ドリュモン
  6-11. クロード=ベニニュ・バルバストル(1724-1799):
   『クラヴサン曲集』(1759年パリ刊)より
    6. La De Caze ド・カーズ / 7. La Lugeac リュジェアック /
    8. La D'Hericourt デリクール / 9. La Castelmore カステルモル /
    10. La Malesherbe マルゼルブ / 11. Air gay 陽気な調べ
  12-13. アルマン=ルイ・クープラン(1727-1789):
   『クラヴサン曲集』(1751年パリ刊)より
    12. L'Arlequine 道化 / 13.L'affligee 煩悶
ジョス・ファン・インマゼール(クラヴサン)
NYCX-10422
(3CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥5940

 使用楽器:
 【DISC 1】パリのジャン=アンリ・エムシュ1761年製作のオリジナル楽器(修復: エミール・ジョバン)
 【DISC 2】アントウェルペンのアンドレアス・リュッケルス(ルッカ―ス)1646年製作、パリのパスカル・タスカンにより1780年に拡張改造済のオリジナル楽器(修復: フォン・ナーゲル工房)
 【DISC 3】パリのジャン=クロード・グージョン1749年頃製作、パリのジャック=ジョアシャン・スワネンにより1784年に拡張改造済のオリジナル楽器(修復: マルク・デュコルネ工房)
  録音: 2022年11月7日、12月12日、2023年2月20日 フィラルモニー・ド・パリ
 収録時間: 163分 (48分/52分/63分)
 
 ※国内仕様盤解説日本語訳...白沢達生

 【フォルテピアノの大御所、原点回帰。18世紀オリジナル楽器による豊穣なクラヴサン芸術】
  クラヴサン〔チェンバロ〕奏者として研鑽を重ねつつ早くから18~19世紀モデルのフォルテピアノを演奏、LPレコードの時代からモーツァルトやベートーヴェンが馴染んでいた響きの真相に迫ってきたベルギーの大御所ジョス・ファン・インマゼール。
 その後も古楽器を使ったレパートリーは20世紀まで及び、古楽器オーケストラ指揮の傍らドビュッシーやラフマニノフの鍵盤作品も当時のピアノで録音していますが、今回は満を持して、そうした後の時代の響きまで細やかな解像度で解釈してきた彼ならではのクラヴサン独奏曲集を録音。使用楽器は現代随一の古楽鍵盤製作家3人の手で丁寧に修復された、18世紀パリ屈指の製作家たちによるオリジナル楽器3台。
 ルイ14世の治世末期から古典派前夜の1768年までに刊行された重要なクラヴサン曲集群から名品を厳選、さまざまな世代の巨匠7人の至芸に、18世紀パリそのままの響きを通じて迫ります。
 前世紀からの伝統を受け継いだマルシャンやクープラン、バロック末期に新機軸を打ち出したラモーやフォルクレ、タッチで音量に強弱がつかない特性を逆手に取りピアノとは違ったダイナミックな音楽表現を聴かせるバルバストルやデュフリ、A-L.クープランと、深い作品分析を経ての趣き豊かな演奏でそれぞれの世界の違いを味わえる喜びは格別。

 国内仕様盤では各楽器について詳述された原盤解説の訳に加えて各作曲家紹介も付属します。
 時代が進むにつれクラヴサンより人気を得ていったフォルテピアノの機微を知る奏者ならではのクラヴサン芸術後期の世界、じっくりお楽しみください。

 
 



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 LINN RECORDS



CKD730
¥2800→\2590
トレヴァー・ピノック(指揮)
 ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル
バッハ(エーラー編):パルティータ第1、2、5番(室内管弦楽版)

 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)/
  トーマス・エーラー(1980-)(リイマジンド):
   1-8. パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV 825
    1. Praeludium プレリューディウム(前奏曲) /
    2. Allemande アルマンド / 3. Corrente コレンテ /
    4. Sarabande サラバンド / 5. Menuet I メヌエット I /
    6. Menuet II メヌエット II /
    7. Menuet I メヌエット I / 8. Gigue ジーグ
   9-14. パルティータ 第2番 ハ短調 BWV 826
    9. Sinfonia シンフォニア / 10. Allemande アルマンド /
    11. Courante クーラント / 12. Sarabande サラバンド /
    13. Rondeaux ロンドー / 14. Capriccio カプリッチョ
   15-21. パルティータ 第5番 ト長調 BWV 829
    15. Praeambulum プレアンブルム(前奏曲) /
    16. Allemande アルマンド / 17. Corrente コレンテ /
    18. Sarabande サラバンド /
    19. Tempo di Minuetta テンポ・ディ・ミヌエッタ /
    20. Passepied パスピエ / 21. Gigue ジーグ
   22. Corrente コレンテ~
    パルティータ 第6番 ホ短調 BWV 830
   23. エーラー: Brook of Light 光の小川
ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブル
トロント王立音楽院グレン・グールド校のメンバー
トレヴァー・ピノック(指揮)
NYCX-10423
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3300

 録音: 2023年3月27-29日 スネイプ・モルティングス、サフォーク、UK
 収録時間: 70分
 ※国内仕様盤...原盤解説の日本語訳付

 【ピノックが"振る" 『パルティータ』室内管弦楽版】
 ユゼフ・コフレル編曲「ゴルトベルク変奏曲」が大きな話題となったトレヴァー・ピノックとロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック・ソロイスツ・アンサンブルによる、バッハの鍵盤楽器のための名作を室内管弦楽で演奏する企画第2弾。
 今回は同様の編成による新しい編曲をロイヤル・アカデミー出身の作曲家トーマス・エーラーに依頼しました。
 コフレルの編曲のような親しみやすさと、それとは異なるアプローチを目指すエーラーが6曲のパルティータから選んだのは1番、2番、5番、そして6番からコレンテで、編成は弦(4/4/3/3/1)、フルート、オーボエ、コーラングレ、ファゴットが各1というもの。
 編曲よりも一歩踏み込んだ「リイマジンド(再想像)」という作業を経て生み出された作品は、バッハの書いた音型のみを使いながら様々な楽器がフレーズを受け継いで声部の動きを鮮やかな色彩感で表現しており、さらに和声を厚く印象的に響かせることで、バッハの鍵盤作品の最高峰という完成度を保ちながら、ロマン派を思わせる超時代的な美しさを纏わせることに成功しています。
 最後にはエーラーのオリジナル作品「光の小川」を収録。ドイツ語のBach(小川)に掛けたタイトルのこの作品は、パルティータの回想もかすかに姿を現しつつ、バッハの音楽が人々の魂を照らし出すイメージを表現しているということです。見通しの良い録音も相まって、たいへん爽やかなアルバムに仕上がっています。

 
 



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NAXOS

8.574531
¥1800
ブラジル外務省主導プロジェクト「Brasil em Concerto」
 アントニオ・メネセス(チェロ)登場!
ヴィラ=ロボス:チェロ協奏曲集

 1-3. チェロ協奏曲第1番 Op. 50(1915)
  1. I. Allegro con brio - Tempo de Gavotte: Moderato
  2. II. Tempo de Gavotte: Assai moderato
  3. III. Allegro moderato
 4-7. チェロ協奏曲第2番(1953)
  4. I. Allegro non troppo
  5. II. Molto andante cantabile
  6. III. Scherzo: Vivace –7. IV. Allegro energico
 8-10.幻想曲 - チェロと管弦楽のために(1945)
  8. I. Largo / 9. II. Molto vivace /
  10. III. Allegro espressivo
アントニオ・メネセス(チェロ)
サンパウロ交響楽団
イサーク・カラブチェフスキー(指揮)
NYCX-10420
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥2200

 録音:Sala SAo Paulo(ブラジル) 2021年9月27-28日...4-7 2022年4月18-21日...1-3、8-10
 総収録時間:68分

 ヴィラ=ロボスにとって最も身近な楽器はチェロであった。そんな彼が書いたチェロとオーケストラのための作品が面白くないわけがない。
 《チェロ協奏曲第1番》は作曲家としてのキャリアの最初期に手がけた作品。一方で、ブラジル的な要素が横溢する《チェロ協奏曲第2番》は最晩年の作品にして、初演者のアルド・パリソと共に作り上げた「オーダーメイド」の大作である。チェロを知り尽くしたこの作曲家ならではの歌と技巧が炸裂!とくに第2楽章の旋律は《ブラジル風バッハ第5番》のアリアのように、どこまでも大らかで美しい...。
 指揮者/日本ヴィラ=ロボス協会会長 木許裕介

 ブラジル外務省が主導するプロジェクト「Brasil em Concerto」。19世紀から20世紀にかけて作曲された約100曲のブラジル音楽をブラジルのオーケストラが演奏、録音するという、これまでになかった大がかりな企画です。
 今作はブラジルを代表する作曲家ヴィラ=ロボスのチェロと管弦楽のための作品集。収録曲は、サイレント映画のサウンドトラックを思わせる第1番、セルゲイ・クーセヴィツキーに捧げられた3つの楽章からなる「幻想曲」、最晩年の大作第2番の3作品。
 幼い頃に父からチェロを学び、生涯を通じてこの楽器に強い愛着を抱いていたというだけあり、どれも素晴らしい仕上がりを誇ります。
 ヴィラ=ロボス交響曲全集の名演が印象に残るカラブチェフスキーとサンパウロ交響楽団の名コンビが世界的チェリストのアントニオ・メネセスをソロに迎えた、「チーム・ブラジル」による待望の録音の登場です。

 ※国内仕様盤には木許裕介氏(指揮者、日本ヴィラ=ロボス協会会長)による日本語解説が付属します。

 
 



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BERLIN CLASSICS



BC0302997
¥2700→\2490
モーツァルテウム管の次世代首席指揮者による快演!
モーツァルト:セレナーデ第4番、第6番

 ◆モーツァルト[1756-1791]
  ◆セレナーデ第6番 K. 239「セレナータ・ノットゥルナ」
   1. 第1楽章 行進曲.マエストーゾ 04:08
   2. 第2楽章 メヌエット 03:37
   3. 第3楽章 ロンドー.アレグレット 04:47
   4.◆行進曲 ニ長調 K.237/189C 04:08
  ◆セレナーデ第4番 K.203/189b
   5. 第1楽章 アンダンテ・マエストーゾ -
    アレグロ・アッサイ 05:52
   6. 第2楽章 アンダンテ 05:23
   7. 第3楽章 メヌエット 02:52
   8. 第4楽章 アレグロ 04:35
   9. 第5楽章 メヌエット 03:30
   10. 第6楽章 アンダンテ 05:21
   11. 第7楽章 メヌエット 04:23
   12. 第8楽章 プレスティッシモ 04:48
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
ロベルト・ゴンサレス=モンハス(指揮、ヴァイオリン)

 録音:2021年12月12日-17日、ザルツブルク・モーツァルテウム(フェルストル・ザール)

 コンスタンツェ・モーツァルトの支援により生まれたモーツァルテウム管弦楽団は、実際には91人のフル編成団体で、さまざまなレパートリーを演奏可能です。
 今回、ベルリン・クラシックスでは、このオーケストラのプログラムの核であるモーツァルトから始まり、リヒャルト・シュトラウス、アントン・ブルックナー、ハンス・ヴェルナー・ヘンツェへと続く6枚から成るシリーズをスタートします。
 第1弾は切れの良いサウンドが心地よいモーツァルトのセレナーデ・アルバムです。

 ◆ロベルト・ゴンサレス=モンハス(指揮、ヴァイオリン)
   1988年、スペイン、バリャドリードで誕生。ザルツブルクのモーツァルテウム大学と、ロンドンのギルドホール音楽演劇学校で学んだのち、サンタ・チェチーリア音楽院管弦楽団のコンサートマスターを6年間務め、2019年からスウェーデンのダーラシンフォニエッタの首席指揮者、2021年からヴィンタートゥール・ムジークコレヒウムの首席指揮者を務め、2024年にはモーツァルテウム管弦楽団の首席指揮者に就任することが決まっています。
   CDは、Berlin Classics、Clavesなどから発売。

 

 ◆ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
   ルーツはコンスタンツェ・モーツァルト[1762-1842]が資金援助して1841年にザルツブルクで設立された大聖堂での宗教音楽演奏用の団体。
   その後、紆余曲折を経て1908年に現在の名前となり現在に至っています。
   メンバーは91人ですが、実際の活動は室内オーケストラとしてのものが多く、そのため室内オーケストラとして広く知られています。
   CDは、Berlin Classics、SONY Classical、Deutsche Grammophon、ORFEO、OEHMS、Victor、Solo Musica、Alphaなどから発売。
 

 


BC0303039
¥2700
高解像度で倍音も豊かな優秀録音!
 『静けさのレトリック』
ダーヴィト・ベルクミュラー(リュート)

 1.ベルクミュラー:プレリュード イ短調 01:18
 2.ゴルチエ:ナルキッソス 01:53
 3.ギャロテ:プシュケ 04:41
 4.ゴルチエ、ムートン:美しき殺人犯 04:05
 5.ゴルチエ:ランクロ氏の墓(トンボー) 03:48
 6.ド・ヴィゼ:シャコンヌ ト長調 04:51
 7.ベルクミュラー:プレリュード ニ短調 00:43
 8.デュフォー: アルマンド 04:04
 9.ゴルチエ:カリヨン 01:44
 10.ゴルチエ:不滅の女 01:50
 11.デュフォー: 威厳 02:01
 12.メザンジョー:メザンジョーのサラバンド 01:57
 13.ゴルチエ:ラ・ポスト 01:39
 14.ド・ヴィゼ:プレリュード 01:35
 15.ド・ヴィゼ:ザ・ロイヤル 02:22
 16.ド・ヴィゼ:ガヴォット 00:52
 17.ド・ヴィゼ: ランニング 01:18
 18.ド・ヴィゼ:マスカレード 01:21
 19.ド・ヴィゼ:シャコンヌ イ短調 02:29
ダーヴィト・ベルクミュラー(リュート)

 録音:2019年11月7~10日、オーストリア、ザイテンシュテッテン修道院   エンジニア:フローリアン・ラーブル

 高解像度で倍音も豊かな優秀録音!

 フランス・バロック作品を中心としたリュート・アルバム。11コースのバロック・リュートと、低音も出せるテオルボ(大型リュート)を使い分けて変化のある音調としています。「聴覚の地平を広げる音楽」を目的としたベルクミュラーは、録音にあたって静謐を求め、ウィーンとグラーツの間にある人里離れたザイテンシュテッテン修道院の教会を使用しました。実際に日々の聖務に使用されている教会のため、晩課と早課の間の夜間帯しか使えず、3日間のセッションは、午後7時から午前4時にかけておこなわれています。しかしそのことが環境の静謐と共に心理的にも良い影響をもたらし、より深い意味合いでの静けさを意識しながら演奏することに繋がったといいます。一部に鐘の音が僅かに入ってしまっていますが、良い雰囲気のため敢えてそのままにしているということです。




 ◆ ダーヴィト・ベルクミュラー(リュート、テオルボ)
 1989年、インスブルック近郊のティロル・イン・ハルで誕生。8歳でギターを始め、シュテファン・ハックルのギター教室に在籍中、リュートに魅了され、ホプキンソン・スミスとロルフ・リスレヴァントに師事。バーゼル・スコラ・カントルムとトロシンゲン音楽大学を卒業。
  2018年に史上最年少でケルン音楽舞踊大学の教授に任命されてリュートを指導。現在はウィーンを拠点にヨーロッパ各地で活動。古楽、現代音楽のソリストのほか、通奏低音奏者として、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス、コレギウム1704、イ・バロッキスティ、ラ・チェトラ・バロックオーケストラ、バルッコ&アルス・アンティクア・オーストリアなどの著名なアンサンブルと共演。

  CDは、Berlin Classics、Warner Classics、cpo、col legno、Blue Marble、PAN Classics、Deutsche Harmonia Mundi、Sony Classical、harmonia mundi、skg、Musikmuseum、Musikmuseum、ORF、Klangrede、AMB、naive、Albus Fair Editionsなどから発売。

 


BC0302969
¥2700
フィリップ・グラスからゾルバまで多彩な選曲
 「アポロ&ディオニュソス」
ギリシャ系ドイツ人、ドルケン姉妹によるピアノ・デュオ
ダナエ・ドルケン&キヴェリ・ドルケン(ピアノ)
 1.ファリャ:「はかなき人生」~スペイン舞曲第1番 03:21
 2.ファリャ:「はかなき人生」~スペイン舞曲第2番 04:16
 3.メンデルスゾーン:無言歌 Op.38-6 デュエット(ツェルニー編) 02:38
 4.ブラームス:ハンガリー舞曲第4番 03:18
 5.ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第2組曲 14:20
 6.グリエール:12の小品 Op.48~第10曲 フゲッタ 01:15
 7.グラス:2台のピアノのための4つの楽章~第3楽章 06:28
 8.ルーセル:「バッカスとアリアーヌ」組曲第1番 Op.43~「バッカスの踊り」 05:04
 9.グリエール:12の小品 Op.48~第7曲 アラベスク 00:34
 10.メンデルスゾーン:無言歌 Op.67-2(ツェルニー編) 02:05
 11.ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 02:03
 12.テオドラキス:「ゾルバの踊り」 03:06
 13.ドビュッシー:「夢想」 03:17

 録音:2023年1月3~6日、カイザースラウテルン、SWRスタジオ
  プロデューサー:ラルフ・コルビンガー(SWR2)
  エンジニア:アンゲラ・エツタニール(SWR2)

 ギリシャ系ドイツ人姉妹によるフィリップ・グラスからゾルバまで多彩なデュオ

 ギリシャの神アポロとディオニュソスを特徴づける静と動の感覚を、端正で美しい抒情とワイルドな激しさで描き上げるピアノ・アルバム。
 表現レンジの広大さ、テクスチャーの多彩さは音数の多いピアノ・デュオならでは。ダナエとキヴェリ姉妹は共にカール=ハインツ・ケマリング[1930-2012]とラース・フォークト[1970-2022]に師事していますが、傾向としては姉ダナエは端正、妹キヴェリはワイルドなのだとか。
 とはいえ実際の演奏では長年の共演から息もぴったりで、音型も末端まで完璧に整えられたうえで見事に一致していることから、たとえばフィリップ・グラスでのコントロールの効いた高揚感や、ダフニスとクロエでの大胆な起伏、ゾルバでのユーモラスな掛け合いと熱狂なども聴きものです。

 

 ◆ ダナエ・ドルケン(ピアノ)
 画像向かって左側。1991年、ヴッパータールで誕生。7歳の時にすでにユーディ・メニューインに励まされていたダニエ・ドルケンは、早くからヨーロッパの一流コンサートホールで注目を集め、ハノーファー音楽アカデミーでカール=ハインツ・ケマリングに師事した後、ハノーファー音楽演劇大学でラース・フォークトに師事。
  以後、ソリスト、デュオ・ピアニスト、室内楽奏者としてヨーロッパ各国、アメリカなどで演奏。
  CDは、Berlin Classics、Ars Produktion、La Dolce Volta、Genuinなどから発売。

 ◆ キヴェリ・ドルケン(ピアノ)
 画像向かって右側。1995年、デュッセルドルフで誕生。5歳からピアノのレッスンを開始。2003年、8歳の時からハノーファー音楽アカデミーでカール=ハインツ・ケマリングに師事した後、ハノーファー音楽演劇大学でラース・フォークトに師事。
  キヴェリ・ドルケンは、地域、州、全国レベルの「ユーゲント・ムジツィールト」で何度も優勝。
  以後、ドイツ、フランス、オーストリア、リヒテンシュタイン、イタリア、スペイン、イギリス、ギリシャ、中国、アメリカなどで演奏しており、姉のダナエとの共演も多数。
  CDは、Berlin Classics、Ars Produktion、C'Avi-musicなどから発売。
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2297
¥2700
ワルター/コロンビア交響楽団、
 ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」

  ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団

 ワルター/コロンビア交響楽団、ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」、9年ぶりのリマスターで再登場!

 録音:1958年1月13、15、17日/カリフォルニア、アメリカン・リージョン・ホール/国内製作、日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:ステレオ(録音セッション)

 ■制作者より
 2014年8月に発売したGS-2115以来、9年ぶりのリマスターで再登場です。
 今回復刻に使用したのはGS-2115と同じくアメリカから入手した2トラック、38センチ、オープンリール・テープの「Safety copy」ですが、当GS-2297では音採りから最終調整まですべてプロ用の機器でマスタリングを行い、めざましい効果を獲得しました。今度こそ、本当の〈最終形〉です。
 解説書は内容を刷新し、このLPの国内初出に関連した情報を限りなく収集しました。
 国内盤に関する情報こそ、日本のレーベルの仕事であると認識しています。(平林 直哉)
 


<メジャー・レーベル>
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SONY



19658760172
(11CD)
\14000→\12990

ティーレマン&ウィーン・フィル/「ブルックナー交響曲全集」
 全集一気発売!
  11曲のうち5曲が今回初発売


Disc1
 交響曲(第00番)ヘ短調 WAB99 原典版
 (新全集X 1973年出版)/ノーヴァク校訂
録音:2021年3月27,28日 ウィーン、ムジークフェラインザ-ル

Disc2
 交響曲第1番ハ短調 WAB101 1891年第2稿
 (ウィーン稿 新全集I/2 1980年出版)/ノーヴァク校訂
録音:2021年4月12-14日 ウィーン、ムジークフェラインザ-ル

Disc3
 交響曲第0番ニ短調 WAB100(無効) 原典版
 (新全集XI 1968年出版)/ノーヴァク校訂
録音:2021年3月27,28日 ウィーン、ムジークフェラインザ-ル

Disc4
 交響曲第2番ハ短調 WAB102 1877年第2稿
 (新全集新版II/2 2007年出版)/キャラガン校訂
録音:2019年4月25-28日 ウィーン、ムジークフェラインザ-ル

Disc5
 交響曲第3番ニ短調 WAB103 1877年第2稿
 (新全集III/2 1981年出版)/ノーヴァク校訂
[収録]2020年11月27-29日 ウィーン、ムジークフェラインザール

Disc6
 交響曲第4番変ホ長調 WAB104『ロマンティック』 1878/80年稿
 (旧全集 Band 4 1936年出版)/ハース校訂
録音:2020年8月19-22日 ザルツブルク、祝祭大劇場

Disc7
 交響曲第5番変ロ長調 WAB105 原典版
 (新全集V 1951年出版)/ノーヴァク校訂
録音:2022年3月5-7日 ウィーン、ムジークフェラインザ-ル

Disc8
 交響曲第6番イ長調 WAB106 原典版
 (新全集VI 1952年出版)/ノーヴァク校訂
録音:2022年4月30日、5月1,2日 ウィーン、ムジークフェラインザ-ル

Disc9
 交響曲第7番ホ長調 WAB107 原典版
 (旧全集 Band 7 1944年出版)/ハース校訂
録音:2021年8月1,3日 ザルツブルク、祝祭大劇場

Disc10
 交響曲第8番ハ短調 WAB108 1887/1890年第2稿
 (旧全集 Band 8 1939年出版)/ハース校訂
録音:2019年10月5,13日 ウィーン、ムジークフェラインザール

Disc11
 交響曲第9番ニ短調 WAB109 原典版
 (新全集IX 1951年出版)/ノーヴァク校訂
録音:2022年7月28,30日 ザルツブルク、祝祭大劇場

 ※初発売(ヘ短調、第0番、第1番、第6番、第7番)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアーン・ティーレマン(指揮)

 全集一気発売!
 11曲のうち5曲が今回初発売。・・・というのはありがたいのだけど、これまでこつこつと分売を買ってきた人の心はどうなるのか・・・。



 [ユニテル]
  レコーディング・プロデューサー:アーレント・プローマン
  バランス・エンジニア:ペーター・ヘッカー

 [ORF]
  レコーディング・プロデューサー:
  フリーリアン・ローゼンシュタイナー(ヘ短調、第0番、第1番~第3番、第5番、第6番、第9番)
  ミヒャエル・ブレース(第6番)
  レコーディング・エンジニア:
  クリスティアン・ゴルツ(ヘ短調・第0番・第1番・第3番・第5番・第6番・第9番)、
  マルティン・ライトナー(第2番)

  マスタリング・エンジニア:
  マルティン・キストナー(b-sharpミュージック&メディア・ソリューションズ)

  完全生産限定
  クラムシェル・ボックス仕様
  172ページ・ブックレット


 ドイツ音楽の世界的巨匠として人気の高いクリスティアーン・ティーレマンとウィーン・フィルによる「ブルックナー:交響曲全集」が完成。2024年の作曲者生誕200年を記念するプロジェクトで、ウィーン・フィルがひとりの指揮者で完成させた初のブルックナー全集です。11曲のうち5曲が今回初発売。
 2019年の第2番を皮切りに2022年の第9番まで4年間をかけて、ウィーンのムジークフェラインとザルツブルク音楽祭で、ヘ短調と第0番を含む全11曲が収録(第3番、第1番、ヘ短調、第0番はコロナ下の無観客演奏)。ヘ短調と第0番はウィーン・フィル初演奏、第1番は晩年のウィーン稿を採用しています。ティーレマンはウィーン・フィルの持つブルックナー演奏の伝統に寄り添い、豊潤かつ濃厚なサウンドを生かした流麗な解釈を披露。作品の構造を浮き彫りにする対向配置も効果満点です。
 各ディスクは紙ジャケットに封入、172ページのブックレットともに厚紙製クラムシェル・ボックスに収容されています。
 クリスティアーン・ティーレマンは1959年ベルリン生まれ。シュテルン音楽院で学び、カラヤンのアシスタントに。ベルリン・ドイツ・オペラ音楽総監督、ミュンヘン・フィル音楽監督を経て、2012年からシュターツカペレ・ドレスデン首席指揮者。ワーグナー、シュトラウス、ブルックナーを中心とするドイツ音楽では巨匠的存在です。






こちらは一足早く情報が来ていた映像版全集


  C MAJOR(映像)
80 9504
(5Blu-ray)
\13500→\11990

C MAJOR(映像)

ブルックナー生誕200年記念プロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」
ブルックナー:交響曲全集/ティーレマン&ウィーン・フィル


 アントン・ブルックナー(1824-1896):交響曲全集
  BD1
   交響曲ヘ短調WAB99(第00番「習作」)
   交響曲ニ短調WAB100(第0番)
   交響曲第5番変ロ長調WAB105
 BD2
  交響曲第1番 ハ短調 WAB101(ウィーン稿)
  交響曲第7番 ホ長調 WAB107(ノーヴァク版)
   
 BD3
  交響曲第2番ハ短調,WAB102(第2稿/1877 年)
  交響曲第8番ハ短調,WAB108(ハース版/1939年)
 BD4
  交響曲第3番ニ短調 WAB103(1877年第2稿・ノーヴァク版)
  交響曲第6番イ長調 WAB106
 BD5
  交響曲第4番変ホ長調『ロマンティック』
   (1880 年第2稿 ハース校訂 1936年出版)
  交響曲第9番ニ短調 WAB109
   (原典版 新全集IX、1951年出版 ノーヴァク校訂)
 ・ボーナス映像《ディスカヴァリング・ブルックナー》
  (日本語字幕付)
  各交響曲について
   (ティーレマンと音楽学者
    ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏による対話)
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 KKC 9823/7
(5Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\14000

 ティーレマン&ウィーン・フィル、ブルックナー生誕200年記念プロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」ブルーレイ5枚組の全集となって登場!

 BD1 収録:2021年3月ウィーン楽友協会(無観客ライヴ)/映像監督:ベネディクト・ミロウ
 BD2 収録:2021年2月、ウィーン楽友協会(無観客ライヴ)(第1番)、8月、ザルツブルク音楽祭(ライヴ)(第7番)
  映像監督:ベネディクト・ミロウ(第1番)、 エリザベス・マルツァー(第7番)
 BD3 収録:2019年4月(第2番)、10月(第8番)、ウィーン楽友協会(ライヴ)/映像監督:ディック・カイス
 BD4 収録:2020年11月(第3番)、2022年4月(第6番)、ウィーン楽友協会(ライヴ)
  映像監督:ベネディクト・ミロウ( 第3番)、ディック・カイス(第6番)
 BD5 収録:2020年8月、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ(第4番)、2022年7月、ザルツブルク祝祭大劇場、ライヴ(第9番)
  映像監督:ミヒャエル・ベイヤー(第4番)、ディック・カイス(第9番)

 画面:16:9、1080i。音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.0、BD50
 [ボーナス映像]言語:ドイツ語、字幕:英韓日。総収録時間:1018分(交響曲:718分/ボーナス:300分)

 2024年のブルックナー生誕200年に向けたティーレマン&ウィーン・フィルによるプロジェクト「ブルックナー11/Bruckner 11」が遂に全集で登場!5枚組のブルーレイ・ディスクでの発売です。
 BD1は、第5交響曲そして「習作交響曲」と呼ばれている「ヘ短調 WAB99」と「ニ短調 WAB100」をウィーン・フィル史上初めて演奏・収録した話題作。そしてウィーン稿を使用した第1番と2021年8月のザルツブルク音楽祭で演奏された第7番を収録したBD2。
 BD3には、2019年にウィーン楽友協会で収録された第2番と第8番。交響曲中もっとも改訂稿の多い第3番と唯一改訂されていない第6番という組み合わせでリリースされたBD4。
 最後となる5枚目は、ともにザルツブルク音楽祭で演奏された第4番「ロマンティック」と未完の第9番という内容です。

 さらに本セットには各交響曲についてティーレマンと音楽学者ヨハネス=レオポルド・マイヤー氏が語ったインタビューと、リハーサル風景を収録したボーナス映像が付属しています。
 9つの交響曲に関して、クリスティアン・ティーレマンは、最初の4つの交響曲ではそれぞれの第2稿を用い、『第8番』ではハース版を選択。
 そうした版に関する考えや、実際の演奏についてなど、個々の交響曲についてふたりが討論しています。その会話からは、ブルックナーの音楽に対する指揮者の知識の深さと、作品群への並々ならぬ洞察力が伝わってきます。

 
 

  


















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