≪第121号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その5 2023/9/5~
9/8(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
2L
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2L 173SABD
(Blu-ray Disc Audio
+SACD HYBRID)
\5100
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ヘンニング・ソンメッロ~国境
ヘンニング・ソンメッロ(1952–):
夏至(Solstice/Solkverv)(2011)
(ハーモニカと管弦楽のための)
オスタラ(Ostara/Varfest)(2012)
(パンフルートと管弦楽のための)
国境(Borders/Grenser)(2017)
(ヴァイオリン・ソロと管弦楽のための) |
トロンハイム交響楽団
ニック・デイヴィス(指揮)
シーグムン・グローヴェン(ハーモニカ)
ローアル・エンゲルベルグ(パンフルート)
マリアンネ・トーシェン(ヴァイオリン) |
「われらの時代」をテーマとしたノルウェーの作曲家ヘンニング・ソンメッロの新作
360°配置の録音により際立つハーモニカ、パンフルート、ヴァイオリンのソロ、周りを取り囲むオーケストラの豊かな響きは必聴!
録音:2021年6月 ラーデモーエン教会(トロンハイム、ノルウェー)
制作・バランスエンジニア・編集・ミクシング・マスタリング:モッテン・リンドベルグ
[DXD(24bit/352.8kHz)録音]
[Disc 1: SACD hybrid (5.1 multichannel
DSD/2.0 stereo DSD) RedBook PCM: MQA CD]
[Disc 2: Blu-ray: 2.0 LPCM (192kHz/24bit),
5.1 DTS HD-MA (192kHz/24bit), 7.1.4. Auro-3D
(96kHz), 9.1.4. Dolby Atmos (48kHz),mShuttle:
MQA + FLAC + MP3 Region: ABC worldwide]
ノルウェーの 2L レーベルの新作。第61回グラミー賞イマーシヴ・オーディオ部門にノミネートされた『ウジャマー』(2L146
SABD)の作曲家ヘンニング・ソンメッロ Henning
Sommerro(1952–)のソロと管弦楽のための3作のアルバムです。
《夏至》は、ノルウェーを代表するハーモニカ奏者、シーグムン・グローヴェン
Sigmund Groven(1946–)の委嘱で作曲されたハーモニカと管弦楽のための作品です。
アイスランドのスカルド詩人、シグヴァト・トルドソン
Sigvat Tordsson(シグヴァトル・ソウルザルソン
Sigvatr Þordarson)(c.995–c.1045)を題材に、永遠の都イェルサレムへの途上にある彼が、夏至の直前、人生と時代を振りかえる姿が音楽に作られました。
〈歩を進める(Skrida)〉〈祝福(Saele)〉〈太陽(Soli)〉の3つの部分からなる作品です。2011年10月、グローヴェンとノルウェー放送管弦楽団によって初演されました。
《オスタラ》は、北欧神話の春の女神「エオストレ」のサクソン系の名を曲名にした作品です。
春分が近づくころ、春の到来を告げようと地面の下で行われていることの「ビジョン」がパンフルートと管弦楽によって描かれます。第1楽章〈R〉、第2楽章〈E〉、第3楽章〈B〉。
作品を委嘱したローアル・エンゲルベルグ
RoarEngelberg(1964–)は、ノルウェーのパンフルートの第一人者として数々の賞を受けてきたプレーヤーです。
《国境》は、「われらの時代」がテーマ。押し寄せる難民の流れによって世界の姿が揺さぶられるという、第二次世界大戦以来ヨーロッパが目にしたことのない「ビジョン」を描く作品です。
戦争の余韻と失望が背景になった第1楽章〈国境(Grenser)〉。希望しながらも実現しなかった世界へのメランコリックで優しいエレジーの第2楽章〈嘆きの歌(Sorgesang)〉。
それでもなお、屈することなく希望をつなぐ楽観的な第3楽章〈希望(Hap)〉。オスロ・フィルハーモニックとジョージア出身の第2ヴァイオリン奏者アレクサンドル・ハティスカツィ
Aleksandre Khatiskatsi の委嘱で「ヴァイオリン協奏曲」として作曲されました。彼と作曲者のコラボレーションによるカデンツァが第3楽章で演奏されます。
ハティスカツィのソロ、ヴァシーリー・ペトレンコ指揮オスロ・フィルハーモニックにより2017年1月に初演。作品は、ノルウェー音楽出版協会の「2020年最優秀作品」にノミネートされています。
マリアンネ・トーシェン Marianne Thorsen
とニック・デイヴィス NIck Davies 指揮のトロンハイム交響楽団の共演による録音です。
モッテン・リンドベルグ Morten Lindberg
のプロダクション。『ユグドラシル』(2L 170SABD)と同じトロンハイムのラーデモーエン教会でのセッション録音です。
[Pure Audio Blu-ray ディスクと SACD ハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。
Pure Audio Blu–ray ディスクにはインデックスを除き映像は収録されていません。
SACD ハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Pure
Audio Blu-ray ディスクはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu–ray
プレーヤーもしくは Blu–ray 対応のPCをお使いください]

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BIS
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BIS SA 2643
(SACD HYBRID)
\2900
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『子供たちよ!』 |
戸川ひより(ヴィオラ)、
キヴェリ・デルケン(ピアノ)
アレクセイ・ゲラシメス(打楽器) |
(1)細川俊夫(1955-):五木の子守唄(Komori-Uta)(2021)~ヴィオラ・ソロのための
(2)ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
アルマンド~無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調
BWV1009より
(3)ヨハンナ・ドーデラー(1969-):
小鳥のさえずり(The little bird)(2021)~ヴィオラとピアノのための
(4)ギティ・ラザズ(1986-):黄金の蜂(The
golden bee)(2022)~ヴィオラ・ソロのための
(5)マルト=マティス・リル(1975-):子守歌(Lullaby)(2022)~ヴィオラとピアノのための
(6)J.S.バッハ:アルマンド~無伴奏チェロ組曲第1番
ト長調 BWV 1007》より
(7)エリオット・ガイガー(1968-):歌うこと(Chanting)(2021)~ヴィオラとピアノのための
(8)大島ミチル(1961-):花(Flower)(2022)~ヴィオラとピアノのための
(9)J.S.バッハ:アルマンド~無伴奏チェロ組曲第2番
ニ短調 BWV1008より
(10)ユーリ・ポヴォロツキー(1962-):
ほらツバメが来たよ(Here Comes a Swallow)(2022)~ヴィオラとピアノのための
(11)カレヴィ・アホ(1949-):
ねんねんころり(Nuku, lapsoseni)(2021)~ヴィオラとピアノのための
(12)J.S バッハ:アルマンド~無伴奏チェロ組曲第5番
ハ短調 BWV1011より
(13)フェデリコ・ガルデッラ(1979-):
子守歌(Wiegenlied)(2021)~ヴィオラとトイ・ピアノのための
(14)ディアナ・ロタル(1981-):Co(ho)quet(us)
reMix(2021)~ヴィオラ・ソロのための
(15)J.S.バッハ:アルマンド~無伴奏チェロ組曲第4番
変ホ長調 BWV1010より
(16)イヴァン・ブッファ(1979-):
まだ知らぬ声に(To The Unknown Voice)(2021)~ヴィオラとピアノのための
(17)ルー・ワン(1982-):
スズメとツノメドリ(Sparrows and Puffins)(2022)~ヴィオラ・ソロのための
(18)J.S.バッハ:アルマンド~無伴奏チェロ組曲第6番
ニ長調 BWV1012より
(19)アレクセイ・ゲラシメス(1987-):
五木の子守唄(Lullaby of Itsuki)(2022)~ヴィオラとハンドパンのための |
注目盤!細川俊夫、ヨハンナ・ドーデラー、大島ミチル、カレヴィ・アホなど新作委嘱多数収録!。多彩なヴィオラ奏者戸川ひより、期待の新譜は、「子供」をテーマにしたアルバム!
[楽器 Viola: Antonio Cassini, Modena,
c.1690/Bow: Benoit Rolland/Piano: Steinway
D, 1929]
セッション録音:2022年9月26~28日/ニコデモ教会(ベルリン)、2023年1月16~18日、2月13~15日/アンドレーアス教会(ベルリン=ヴァンゼー、ドイツ)
制作・録音エンジニア:マルティン・ナゴルニ
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS
ecopak、77'45
SACD ハイブリッド盤。
日本とオーストラリアをルーツにもつヴィオラ奏者、戸川ひよりは、世界がCOVID-19のパンデミックで苦しんでいた時、各国の作曲家に委嘱したヴィオラ・ソロ曲のアルバム『孤独の歌(Songs
of Solitude)』(KKC-6436 / BIS SA-2533)をリリース。
同アルバムは各誌で大きく取り上げられ話題となりました。
期待の新録音『Children!(子供たちよ!)』は、「子供」をコンセプトにしたアルバムです。
このプロジェクトの背景には、自身2人目の子の母になった彼女が、子供を取り巻くさまざまな環境に思いを巡らせたことがあったといわれます。
彼女が新曲を委嘱したのは、「孤独の時」を彼女と分かち合った、細川俊夫、ヨハンナ・ドーデラー、大島ミチル、カレヴィ・アホ。
そして、イラン出身のアメリカの作曲家ギティ・ラザズ、エストニアのマルト=マティス・リル、オーストラリアのエリオット・ガイガー、ロシア出身のユーリ・ポヴォロツキー、ルーマニアのディアナ・ロタル、スロヴァキアのイヴァン・ブッファ、中国のルー・ワン、ドイツのアレクセイ・ゲラシメスが、彼女のプロジェクトに共感し、作品を寄せました。
前のアルバムではバッハの《無伴奏チェロ組曲》の〈サラバンド〉が、曲と曲の間で演奏されていました。
このアルバムも同じ構成がとられ、6つの〈アルマンド〉が「橋渡し」の役割を担っています。
ブックレットは、それぞれの作曲家に見開きの2ページが割かれています。
作曲家たちの「今」と子供のころの写真と、戸川ひよりが彼らと「子供」の関わりについて書いた一文(ドイツ語、英訳、フランス語訳)が掲載されています。
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BIS SA 2589
(SACD HYBRID)
\2900
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『夜もすがら』
(1)リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)(エリック・ムーレ編曲):
メタモルフォーゼン(Metamorphosen) ArV
290 AV 142(1944-45)
(2)マッダレーナ・カスラーナ(c.1544-c.1590)(サイモン・パーキン編曲):
わが心は死ねぬ(Morir non puo il mio
cuore)~
マドリガーレ集 第1巻(Il primo libro
di madrigali)(1566)より
(3)ダニエル・キダン(1986-):
じっとして(Be Still)(2020)~弦とクロタルのための
(4)カルロ・ジェズアルド(c.1560-1613)(ミチ・ウィアンコ編曲):
わが魂は死ぬばかりに悲しい(Tristis est
anima mea)(1611)
(5)アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
浄められた夜(Verklarte Nacht) Op.4【1943年弦楽オーケストラ版】
(6)ヘンリー・パーセル(c.1659-1695)(レオポルド・ストコフスキー編曲):
ディドーの嘆き(Dido's La-ment)~
歌劇《ディドーとエネアス》 Z 626より |
ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ
ジュリアン・アズクール(指揮)
(3)ベイベイ・ワン(クロタル) |
ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパの第4弾は、「夜」をテーマにしたアルバム!
録音:(4)2020年8月12日、(6)2021年11月9日セント・シラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)、
(1)(3)2022年5月26&27日、(2)(5)2022年10月10&11日/オール・セインツ教会(ダラム・ロード、ロンドン、イングランド)
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS
ecopak、78'07、
制作:マシュー・ベネット/録音エンジニア:(2)(4)-(6)デーヴ・ローウェル、(1)(3)マイク・ハッチ
SACD ハイブリッド盤。
ジュリアン・アズクールがリーダーを務める「ユナイテッド・ストリングズ・オブ・ヨーロッパ
United Strings of Europe」(USE)は、王立音楽アカデミーの学生により結成され、2012年から活動を始めました。
2020年に最初のアルバム『In Motion(動いている)』(BIS
SA-2529)をリリース。「巧みな演奏と注目されるプログラム」("BBC
Music Magazine")「魅惑的なぬくもりのあるビロードの音色」("The
Strad")と表されました。
『Renewal(リニューアル)』(BIS SA-2549)、《弦楽セレナード》や《フィレンツェの思い出》の『チャイコフスキー』(BIS
SA-2569)と BISレーベルでアルバムを作り、いずれも高く評価されました。
第4作『Through the Night(夜もすがら)』は「夜」をコンセプトに制作されたアルバムです。
「主要テーマが、夜は変化と変形のための空間と時間になりえるという考え」(ジュリアン・アズクール)。16世紀から21世紀まで、500年ほどの時間を隔てた6作品のプログラムが組まれました。
リヒャルト・シュトラウスが第二次世界大戦の末期に作曲した《メタモルフォーゼン》。
「23のソロ弦楽器」のための原曲をヴァイオリニストのエリック・ムーレが「8つのヴァイオリン、4つのヴィオラ、3つのチェロ、コントラバスのため」に編曲した「オリジナルの荘重さとテクスチュアの多彩さを保ちながら、対位法が的確にわかる」(アズクール)版による初録音です。
イギリスの作曲家サイモン・パーキンが「弦楽四重奏をともなう弦楽オーケストラ」のために編曲したマッダレーナ・カスラーナの《Morir
non puo il miocuore(わが心は死ねぬ)》。イギリスのダニエル・キダンが作曲した《Be
Still(じっとして)》は、COVID-19 のロックダウン下、「過ぎゆく一年の『時』を深く考えた」という作品です。
弦と打楽器のクロタル(アンティークシンバル)によって演奏されます。
アメリカの作曲家でヴァイオリニストのミチ・ウィアンコが「弦楽オーケストラ」用に編曲したカルロ・ジェズアルドの6声のモテット《Tristis
est anima mea(わが魂は死ぬばかりに悲しい)》。
シェーンベルク自身の「1943年弦楽オーケストラ版」による《浄められた夜》。
パーセルの《ディドーとエネアス》からのアリア《ディドーの嘆き》は、レオポルド・ストコフスキーが「個性的な響きに変容させた」版による演奏です。
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BIS SA 2651
(SACD HYBRID)
\2900
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『困苦の時のミサ曲』
ジョン・ピカード(1963-):
●3つのラテン語のモテット(Three Latin
Motets)(1983-87)~
アカペラ合唱のための
光より生まれし光よ(O nata lux)(SATB)(1985)
光の消ゆる前に(Te lucis ante terminum)(SSAA)(1987)
慈しみと愛のあるところ(Ubi Caritas
et amor)(SATB)(1983)
●おお大いなる神秘(O magnum mysterim)(2015)~
アカペラ混声合唱のための
●オリオン座(Orion)(2004)~トランペットとオルガンのための
オリオン大星雲(Nebula) アルニタク(Alnitak)
ベテルギウス(Betelgeuse)
●めでたし海の星(Ave maris stella)(1992)~
アカペラ混声合唱のための
●オジマンディアス(Ozymandias)(1983)~
アカペラ二重混声合唱のための
●テッセラ(Tesserae)(2009)~オルガンのための
●困苦の時のミサ曲(Mass in Troubled
Times)(2018)~
18声のための
入祭唱(Introitus) キリエ(Kyrie) グローリア(Gloria)
クレド(Credo) サンクトゥス(Sanctus)
アニュス・デイ(神の子羊)(Agnus
Dei) |
BBCシンガーズ
マーティン・ブラビンズ(指揮)
クロエ・アボット
(トランペット、
フリューゲルホルン)
デイヴィッド・グード(オルガン)
スーザン・ビクリー(メゾソプラノ) |
ブラビンズ率いるBBCシンガーズ、注目の新譜は英作曲家ジョン・ピカードの力強く、美しい合唱作品集
[楽器 Trumpet: Van Laar Custom C/Flugelhorn:
Van Laar Custom ]
録音:2022年10月13&14日/セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教区教会(ハムステッド、ロンドン、イングランド)
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS
ecopak、74'30
制作:エイドリアン・ピーコック/録音エンジニア:ピート・スミス
SACD ハイブリッド盤。
イギリスの作曲家ジョン・ピカードは、ウィリアム・マタイアスとルイ・アンドリーセンに学び、現在、ブリストル大学で作曲科の教授を務めています。
一連のエネルギッシュな力のある管弦楽と器楽の作品で主に知られ、現在までに交響曲と弦楽四重奏曲を6曲ずつ書いています。
ナッシュ・アンサンブルが彼の室内楽作品を演奏した『アレッポの園芸商』(BIS
SA-2461)は、2021年グラモフォン賞の現代音楽部門賞に選ばれました。
BBC シンガーズとマーティン・ブラビンズによる新しいアルバムではピカードが、ライフワークとする交響曲と室内楽曲の合間、1983年から2018年にかけて作曲した合唱作品が演奏されます。
ブリストル大学在学中に課題として書いた〈光より生まれし光よ〉、シンプルな構造と明快なハーモニーの〈光の消ゆる前に〉、聖木曜日の聖歌の歌詞による〈慈しみと愛のあるところ〉の《3つのラテン語のモテット》。
ブリストル大学のクリスマスキャロル・コンサートのために書いた《おお大いなる神秘》。直截的なハーモニーの語法に精巧なテクスチュアを加えた《めでたし海の星》。
パーシー・ビッシュ・シェリーのエジプトのファラオ、ラムセス二世を題材にとったソネット《オジマンディアス》は、ピカードが19歳の時に作曲されました。
2018年の《ミサ曲》の足がかりとなる不協和音がすでに織りこまれた作品です。
《困苦の時のミサ曲》は、ハイドンがナポレオン戦争中に書いた《ネルソン・ミサ(Missa
in Angustiis)》からタイトルがとられました。
カトリック神学教授ギャヴィン・デコスタが書いた、ミサ通常文と5つの言語による複雑なテクストに作曲された作品です。
BBCシンガーズのために作曲され、2019年2月1日、ロンドンのセント・ピーターズ教会でアンドルー・グリフィスの指揮で初演されました。
BBCシンガーズは、1924年にラジオ放送のために組織された合唱団です。
イギリスの合唱音楽シーンの中心で活動をつづけ、ブリテンの《聖チェチーリア賛歌》やプーランクの《人間の声》などを初演しています。
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PENTATONE
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恋する魂は~ヘンデル:カンタータ、アリアとソナタ
ヘンデル:
(1)私の心は騒ぐ HWV132b
(2)ヴァイオリン・ソナタ ト短調 HWV364a
(3)恋する魂は HWV173
(4)3 声のソナタ ト短調 作品2 ー6 HWV391
(5)あなたが誠実?あなたが一途なの? HWV171
(6)我が苦しみはいつか私を満たすだろうHWV223(世界初録音) |
フランチェスカ・アスプロモンテ(ソプラノ)
ボリス・ベゲルマン(ヴァイオリン&指揮)
アルセナーレ・ソノーロ
ヴァイオリン:
ボリス・ベゲルマン、
アンドレア・ヴァッサーレ、
マウロ・マッサ、アンジェロ・カルヴォ、
マリア・クリスティーナ・ヴァシ
チェロ:ルドヴィコ・ミナージ
ダブルベース:リッカルド・コエラーティ
アーチリュート:ジャンジャコモ・ピナルディ
チェンバロ:フェデリカ・ビアンキ |
フランチェスカ・アスプロモンテとボリス・ベゲルマン率いるピリオド楽器アンサンブル、アルセナーレ・ソノーロの共演によるヘンデル・アルバム!
セッション録音:2022年12月/オーディトリウム
アルカンジェロ・コレッリ、フジニャーノ(イタリア)/DDD、ディジパック仕様、67'06、輸入盤・日本語帯付
バロックの宗教曲やオペラの分野で大活躍中のソプラノ、フランチェスカ・アスプロモンテと、コンチェルト・イタリアーノなど気鋭のピリオド楽器グループで、コンサートマスターやソリストを務めるバロック・ヴァイオリン奏者、ボリス・ベゲルマンが率いるピリオド楽器アンサンブル、アルセナーレ・ソノーロの共演によるヘンデル・アルバム。
ヘンデルのイタリア語によるカンタータは、1700年代の早い時期に、おもにローマで、数多く作曲されました。
20歳で故郷ハレからイタリアに出てきたヘンデルは、アレッサンドロ・スカルラッティら当時のイタリアの最先端の音楽様式を瞬く間に吸収し、独自の創意を加えて自身の作風を確立していきました。
これらのカンタータは、主にイタリア貴族たちの依頼により、宮廷や別荘などでのコンサートのために書かれた楽曲で、ギリシャ・ローマ神話やイタリア文学を題材としたテキストを用い、愛や恋を歌うものでした。
このアルバムには、愛の神クピドの矢に射抜かれ、愛に燃え、苦悩する登場人物の心情を歌うカンタータ3曲を、器楽ソナタ2曲とともに収録されています。
器楽ソナタはどちらもト短調の作品が選ばれ、カンタータの序曲の役割を果たすよう配置されていて、強い感情を歌う劇的なカンタータの雰囲気を盛り上げています。
それぞれに趣向が凝らされた劇的な表現力を持ったカンタータを、アスプロモンテは抜群の情感表現と持ち前の清新な美声で聴かせてくれます。
ベゲルマンがソロを取るアルセナーレ・ソノーロの器楽演奏も、時に強烈な表現を見せながら、歌手の感情に寄り添う演奏を展開しています。
特にHWV132b では通常、オブリガート楽器はオーボエですが、ここではベゲルマンがヴァイオリンで奏でており、まるでアスプロモンテとの二重唱を歌うかのような表情豊かな演奏を聴かせてくれます。
また最終トラックには、世界初録音となるというアリア「我が苦しみはいつか私を満たすだろう」HWV223
が収録されている点も見逃せません。
カンタータとは異なり1738年から1741年の間に作曲されたという比較的晩年の作品となる、晴れやかな雰囲気を持つ技巧的なアリアは、この「愛」をテーマにしたヘンデル・アルバムを締めくくるにはふさわしいものでしょう。
フランチェスカ・アスプロモンテは、20代にして世界のカーネギーホールをはじめとする世界の主要なホールで歌い、エンリコ・オノフリやディエゴ・ファゾリス、ラファエル・ピションといった気鋭の指揮者たちの信頼も厚い若き実力派ソプラノ歌手です。
PENTATONE レーベルでは、すでにプロローグと聖母マリアという趣向を凝らした2枚のアルバムをリリース。
この二枚ではアルバム・コンセプトにも携わり、世界的にも高い評価を得ています。今回のアルバムでも、ブックレットに示唆に富んだ巻頭言を寄せていて、その知的なアプローチは歌唱にも活かされています。
ロシア出身でイタリアでバロック・ヴァイオリンを学んだボリス・ベゲルマンは、イル・ジャルディーノ・アルモニコやイ・バロッキスティといった最先端を行く古楽グループに参加し、2017年からは、コンチェルト・イタリアーノのコンサートマスターに就任しています。
また、2014年には、自らのアンサンブル、アルセナーレ・ソノーロを結成し、DHM
やObsidian といったレーベルからCD をリリースし、世界的にも高い評価を得ています。
声楽ソリストとの共演ではヴァイオリンを弾きながら、指揮を務め、ヴィヴィカ・ジュノーやマックス・エマヌエル・ツェンチッチら最高峰の歌手たちとヨーロッパを中心にコンサートを行っています。
また、今後、フランチェスカ・アスプロモンテとの共演でイタリア各地の音楽祭に参加することが決まっています。
今をときめく若き才能が共演したヘンデル・アルバムをお聴き逃しなく!

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ラインベルガー&メンデルスゾーン:合唱作品集 |
オランダ放送合唱団
ベンジャミン・グッドソン(指揮) |
●ヨーゼフ・ラインベルガー(1839-1901):ミサ曲
変ホ長調 Op.109 IJR 75「 カントゥス・ミサ」
【I.キリエ / II.グローリア / III.クレド
/ IV.サンクトゥス /
V. ベネディクトゥス / VI.アニュス・デイ】
●フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ(1809-1847):3つの詩篇
Op.78
第1番 詩篇2番「いかなれば諸々の民の立ち騒ぎ」MWV
B 41
第2番 詩篇43番「神よ、わたしを裁きたまえ」MWV
B 46
第3番 詩篇22番「我が神よ、我が神よ、なにゆえわたしを見捨てられるのか」MWV
B 51
●メンデルスゾーン:詩篇100番「全地よ、主に向かいて歓呼の声をあげよ」MWV
B 45
●メンデルスゾーン:6つの箴言 Op.79 IFM
111
第1番「待降節に」/ 第2番「クリスマスに」/
第3番「新年に」
第4番「受難節に」/ 第5番「聖金曜日に」/
第6番「昇天祭に」
●ラインベルガー:夕べの歌(3つの宗教歌
Op.69 IJR 33より) |
グッドソン率いるオランダ放送合唱団によるラインベルガーとメンデルスゾーンという19世紀ドイツ・ロマン派の合唱曲集!
セッション録音:2022年8月(ラインベルガー)、2023年6月(メンデルスゾーン)、ファン・デ・オムループ・ミュージックセンター、スタジオ1、ヒルフェルスム(オランダ)
DDD、ディジパック仕様、56'14、輸入盤・日本語帯付
ヨーロッパの名門放送合唱団、オランダ放送合唱団と首席指揮者に就任したベンジャミン・グッドソン指揮によるラインベルガーとメンデルスゾーンという19世紀ドイツ・ロマン派の合唱曲集。
リヒテンシュタイン出身の19世紀ドイツの作曲家ヨーゼフ・ラインベルガーは、7歳で生地の教会のオルガニストに就任し、すでに作曲もしていたという神童として知られ、ミサやレクイエム、モテットなどの教会音楽とオルガン作品を中心に、オペラや歌曲、オルガン協奏曲、室内楽など数多くの作品を残しました。
1878年に作曲された、ミサ曲変ホ長調作品109「カントゥス・ミサ」は、その当時、新しくローマ教皇に就任したレオ13世に献呈されたミサ曲。
その二重合唱形式は、ジョヴァンニ・ガブリエーリの複合唱様式を彷彿とさせ、歌詞の聴き取りやすいストイックなポリフォニー様式はパレストリーナに倣っているといいます。
ルネサンス後期におけるヴェネツィアとローマの様式を融合した古い様式によるカトリック・ミサですが、随所にロマンティックな美しい旋律が現れる点はラインベルガーならでは。
特に最もロマン派風な作風になるアニュス・デイでの悲哀を感じる美しさには息を呑みます。
対照的に「夕べの歌」は、ルター派の伝統に基づくドイツ語の教会音楽で、10代半ばの作曲。「エマオの道程」をテーマとした楽曲で、ラインベルガーの作品の中でも最も人気のある作品となっています。
異なる様式の2作品はラインベルガーの幅広い作風を物語っています。
合唱音楽は、他の有名な作品の影になりがちですが、作曲家メンデルスゾーンを理解する上で、決して聴き逃すことのできない重要な音楽ジャンルです。
ドイツ語による詩篇を基にした4曲は、メンデルスゾーンの合唱音楽の代表的作品で、ドイツやヨーロッパだけでなく日本のアマチュア合唱団も取り上げることの多い人気曲です。
バッハやそれ以前のドイツの伝統的な合唱音楽の研究の成果が活かされた作品で、伝統に則りながらもメンデルスゾーンの独自の旋律美と斉唱を効果的に用いる構成力が活かされた名作群です。
「6つの箴言」は、8声部の合唱のためのドイツ語による典礼音楽で、待降節、受難節などルター派の典礼における6つの節に関する楽曲がまとめられています。
詩篇曲に比べれば小規模でシンプルな作りで親しみやすい佳品です。メンデルスゾーンの作品もラインベルガー同様、異なる個性を持つ作品が対比的に収められ、選曲における工夫が感じられます。
この録音でのオランダ放送合唱団の人数は、ソプラノ22、アルト17、テノール17、バス17、計73名で、メンデルスゾーンの一部の曲の独唱者も合唱団員より選出されています。
ベンジャミン・グッドソンはBBCシンガーズ、ベルリン放送合唱団、SWRヴォーカル・アンサンブル、コレギウム・ヴォカーレ・ゲントなどヨーロッパの優れた合唱団の客演指揮を務めた次代を担う若き合唱指揮者で、2020年にオランダ放送合唱団の首席指揮者に就任しました。
よほど相性が良かったようで、グッドソンとオランダ放送合唱団は2027年までこの契約を延長しています。
これがグッドソンがオランダ放送合唱団の首席指揮者に就任してからのデビュー盤であり、グッドソンにとって思い入れのある曲が選ばれているということもあって、この録音に対する並々ならない意欲を感じられる歌唱となっています。
メンデルスゾーンでは、ドイツ語の響きが音楽と一体となる音楽の特性を存分に生かした歌唱となっていて、その表現力は圧巻です。
ラインベルガーでの美しさにも魅せられます。パワフルで大規模な合唱でも精緻さを失わないのは、グッドソンの統率力のおかげでしょう。
今後の活躍への期待も大いに膨らむ指揮者と合唱団の名歌唱をPENTATONEの秀逸な録音でお楽しみください。
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ANAKLASIS
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OANA026
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2934
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マイケル・ベイツ/メタモルフォーゼス~
ヴァリエイションズ・オン・ルトスワフスキ
[1]–[2] Wind Trio3
(Trio for Oboe, Clarinet, and Bassoon)
[3]–[4] The Sea
(Five Songs to Words by Kazimiera Illakowiczowna:
The Sea)
[5]–[6] Aspects of Metamorphoses
(Musique funebre: Metamorphoses)
[7] Sacher Variation Variations for string
quartet,
double bass, and drums (Sacher Variation)
[8]–[9] Dance Prelude #2 (Dance
preludes)
[10] Passacaglia
(Concerto for Orchestra: Passacaglia,
toccata e corale)
[11] Bucolic for WL*
[12] Cantilena for bassoon and cello
(Concerto for Cello and Orchestra:
Cantilena) |
マイケル・ベイツ・アクロバット
〔マーティ・エールリヒ(cl)、
サラ・シェーンベック(fg)、
ファン・チェーン・ウェイ(vln)、
マイケル・ベイツ
(d-b, music arrangements)、
マイケル・サリン(ds)〕
ルトスワフスキ四重奏団
〔ロクサナ・クヴァシニコフスカ(vln)、
マルチン・マルコヴィチ(vln)、
アルトゥル・ロズミスウォヴィチ(viola)、
マチェイ・ムウォダフスキ(cello)〕
アンナ・ロベダン(vo) |
ANA026
\2600
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ANAKLASISのREVISIONSシリーズ新譜2作!ルトスワフスキとルジツキの音楽をジャズ&即興で!
☆マイケル・ベイツがアレンジしたルトスワフスキ変奏曲!
☆国内仕様盤はオラシオ氏書き下ろし日本語解説付き!
1945年にクラクフで設立されたポーランド最大級の音楽出版社「ポーランド音楽出版社(PWM
Edition)」が運営するレーベル「Anaklasis(アナクラシス)」。
電子音楽や即興音楽など新たな音楽世界を紹介する「REVISIONS」シリーズから、カナダ出身でニューヨークで活躍する気鋭ダブル・ベース奏者、マイケル・ベイツが登場!
これまでもヴィエニャフスキ、シマノフスキ、ヴォイチェフ・キラル、モニューシュコ等様々なポーランド音楽とジャズ&即興を融合させてきた同シリーズですが、今回はポーランド楽派の礎を築いた20世紀ポーランドの巨匠ヴィトルト・ルトスワフスキの音楽をマイケル・ベイツが鮮やかにアレンジ。
ベイツがニューヨークのジャズメンを率いたクインテット「アクロバット」は、過去にもショスタコーヴィチの音楽を用いたアルバム『Music
for, and by, Dmitri Shostakovich』をリリースしており、ショスタコーヴィチからルトスワフスキへと至るプロジェクトの変遷にも興味が湧くところです。
マイケル・ベイツ・アクロバットとルトスワフスキ四重奏団は2022年6月に開催されたJazztopad
Festival(ニューヨーク版)でベイツ編曲のルトスワフスキ作品を目もくらむような形で初演し、その数ヵ月後にブロツワフで再会し、このアルバムがレコーディングされました。
※録音:2022年12月、ヴィトルト・ルトスワフスキ国際音楽フォーラム(ヴロツワフ)

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OANA027
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2934
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クバ・スタンキエヴィチ/
インスパイアード・バイ・ルドミル・ルジツキ
[1] Caton's Waltz from Act Three
of the opera Casanova, Op. 47
[2] Orfan Op. 12 No. 1
[3] Prelude, Op. 2 No. 3
[4] Pieta. In the Ruins of Warsaw
[5] Fantasiestucke Op. 46 No. 2
[6] Cracovienne, Op. 52 No. 1
[7] Intermezzo Op. 42 No. 1
[8] Bird of Paradise from the opera Ferris
Wheel
[9] Orfan Op. 12 No. 1 (version for trio) |
クバ・スタンキエヴィチ(p)
グラジナ・アウグシチク(vo/tr.8)
ヤクプ・オレイニク(d-b/tr.6, 9)
ダレク・オレシュキエヴィチ(d-b/tr.4)
プジェミスワフ・ヤロシュ(ds/tr.6, 9)
ティナ・レイモンド(ds/tr.4) |
ANA027
\2600
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☆ルドミル・ルジツキの音楽にインスパイアされたジャズ・ピアノ!
☆国内仕様盤はオラシオ氏書き下ろし日本語解説付き!
ポーランド最大級の音楽出版社「ポーランド音楽出版社(PWM
Edition)」が運営するレーベル「Anaklasis(アナクラシス)」。
電子音楽や即興音楽など新たな音楽世界を紹介する「REVISIONS」シリーズ最新作は、同シリーズからロマン・スタトコフスキのアルバム(インスパイアード・バイ・ロマン・スタトコフスキ/ANA008)をリリースしていたピアニスト、クバ・スタンキエヴィチが再び登場し、今度はルドミル・ルジツキの音楽からインスピレーションを得たアルバムを録音!
ルドミル・ルジツキ(1884-1953)は、シマノフスキやフィテルブルクらとともに「若きポーランド」の一員として活動し、ポーランド作曲家協会の会長も務めた音楽家。
現代では、ポーランド音楽ファンでなければ余り知られていない作曲家ですが、長年にわたり20世紀前半の映画音楽がジャズに与えた影響を探求してきたクバ・スタンキエヴィチが、ジャズの源泉を探る旅の次の段階として取り組み、この知られざる作曲家の魅力を世界に放ちます。
クバ・スタンキエヴィチは、アメリカのバークリー音大で学び、オスカー・ピーターソン賞を受賞、ワシントンDCで行われたセロニアス・モンク国際ジャズコンクールではセミ・ファイナルへ進出したポーランドのリーディング・ジャズ・ピアニストです。
※録音:2019年7月、トライトーン・レコーディング・スタジオ(ロサンゼルス)
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DIVINE ART
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ガブリエレ・ミケーリ チッコリーニ賞受賞記念コンサート
1. ドメニコ・スカルラッティ(1686-1757):
ソナタ イ短調 K. 217
2. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):主題と変奏
ニ短調 Op. 18b
3. ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲
Op. 35 第1部
4. ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲
Op. 35 第2部
5. フランツ・リスト(1811-1886):ノルマの回想
S. 394
6. モーリス・ラヴェル(1875-1937):ラ・ヴァルス |
ガブリエレ・ミケーリ(ピアノ) |
録音:2021年10月 Trani(イタリア)
総収録時間:75分
名ピアニストのアルド・チッコリーニが2015年に創設した欧州芸術アカデミー「アルド・チッコリーニ」は、若き才能の紹介と、すでに国際的に活躍している演奏家の更なる研鑽を支援しています。
コロナ禍の2020年に行われたコンクール『チッコリーニ賞』では録音で審査を行い、ガブリエレ・ミケーリは第2位となりました。
9歳でローマのサンタ・チェチーリア音楽院に入学、2017年に優秀な成績で卒業し、すでに活躍の場を世界に広げているミケーリ、ここでは高度な技巧を要するレパートリーを堂々と弾きこなしています。
※2020年チッコリーニ賞第1位 ヴィオレッタ・フィアルコのアルバム(DVINE
ART、DBU20211)

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フレデリック・ショパン(1810-1849):バラードと夜想曲集
1. バラード第1番 ト短調 Op. 23
2. バラード第2番 ヘ長調 Op. 38
3. バラード第3番 変イ長調 Op. 47
4. バラード第4番 ヘ短調 Op. 52
5. 夜想曲 変ホ長調 Op. 9 No. 2
6. 夜想曲 ロ長調 Op. 32 No. 1
7. 夜想曲 ヘ長調 Op. 15 No. 1
8. 夜想曲 ヘ短調 Op. 55 No. 1
9. 夜想曲 ロ長調 Op. 62 No. 1 |
ジョナサン・フィリップス(ピアノ) |
録音:2020年7月 Wyastone in Monmouthshire(UK)...1-4 2021年9月
St John the Evangelist Oxford(UK)...5-9
総収録時間:64分
タイムズ誌で「真のクォリティと技巧を備えた音楽家」と称賛された英国のピアニスト、ジョナサン・フィリップス。
前作「Tranquillity」(DDX-21102)では編曲版を含むJ.S.バッハ作品を演奏。その格調高い演奏で聴き手を魅了しました。
今作はショパンのバラード全曲と夜想曲を選んで演奏。全ての曲を2つのテイクだけで収録して編集を極力避け、ライヴのような一貫した流れを保とうとしています。
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DDX-21118
【移行再発売】
\2700
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ねじれた空の景色 木管オーケストラのための作品集
1. フィリップ・スパーク:木管のための序曲
2-6. ゲイリー・カーペンター:パントマイム
2. I. Prologue / 3. II. Cavatina and
Polka /
4. III. Dream Calypso and Farewell /
5. IV. Grand March(of the Chief Executive)
/
6. V. Waltz—Finale(Depravity)
7-9. クリストファー・ハッシー:DREAMTIDE
ドリームタイド
7. I. Twilight's Haze / 8. II. Wild Reality
/
9. III. A Dream within a Dream
10-12. アダム・ゴーブ(1958-):
BATTLE SYMPHONY バトル・シンフォニー
10. I. Flourish; II. Courtly Dance;
III. Flourish(reprise)
11. IV. Sword fighting practice / V.
Soldiers' drunken panic /
VI. Preparation for battle / VII.
The Battle
12. VIII. Lament for the Dead /
IX. Triumphal Dance / X. Flourish(reprise)
13-15. クリストファー・ハッシー:
TWISTED SKYSCAPE ねじれた空の景色
13. I. A Natural World / 14. II.
The Human Footprint /
15. III. Nature's Conquest |
チェコ・フィルハーモニー・ウィンド・アンサンブル
シェイ・ロリン(指揮) |
録音:2014年3月25、26日 Smecky Music Studios,
Prague(チェコ)
総収録時間:63分
4人のイギリス現代作曲家による、珍しい木管楽器のみのオーケストラのための作品集。5曲中4曲が世界初録音です。
アンサンブルの編成は、フルート4(うちピッコロ持ち替え2)、クラリネット5(うちバス・クラリネット持ち替え1、コントラバス・クラリネット持ち替え1)、ファゴット2、コントラファゴット1、アルト・サキソフォン2、テナー・サキソフォン1、バリトン・サキソフォン1というもの。
日本でもおなじみのスパークの「序曲」は楽器の音色を活かした明るくのどかな作品。カーペンターの「パントマイム」はコミカルな音の動きの中に、一抹の郷愁を織り込んだ組曲。
ゴーブの「バトル・シンフォニー」は17世紀のバロック音楽によく見られた戦いを描写した音楽のパロディ。ファンファーレやマーチなど10の部分からなり、17世紀音楽の素材と現代的な不協和音を組み合わせています。
人間の感情と潜在意識を表現したハッシーの作品は、繊細な雰囲気を持つ「ドリームタイド」とエキサイティングでパワー溢れる「ねじれた空の景色」の2曲が収録されています。
シェイ・ロリンが指揮するチェコ・フィルハーモニー・ウィンド・アンサンブルの演奏です。
※2015年にLegni Classicsから発売されたアルバムのレーベル移行再発売です。トラック1以外は世界初録音でした。

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われらの時代の歌 マクレー/ヒューズ:歌曲集
1-4. スチュアート・マクレー(1976):Kingdoms
1. I. Kingdoms / 2. II. Life Unfiltered
/
3. III. Tethered Ships / 4. IV. Primordial
Cry
5-10. バーナード・ヒューズ:Metropolis
5. I. The Shepherds / 6. II. Metropolis
/
7. III. Call Home / 8. IV. When Apart
/
9. V. A Bedtime Tale / 10. VI. The River's
Course
全て世界初録音 |
ニック・プリッチャード(テノール)
イサベル・ハイレ(ソプラノ)
クリストファー・グリン(ピアノ) |
録音:2022年 St Jude's Hampstead(UK)
総収録時間:44分
「全てを超越する愛」「移民たちの郷愁」「内なる平和の探求」といったテーマを扱った2つの歌曲集。
どちらもナイジェリア系アメリカの詩人Chinwe
D. Johnの詩が用いられており、詩人の視点をマクレーとヒューズ、2人の作曲家が共有、2人の歌手がこれを忠実に表現しました。
作品では激動の世界が描かれていますが、全体的なトーンは希望に持ちています。
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METIER
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バックリー:フルートとピアノのための作品集
1-5. 5つのエチュード - 2本のフルートのための(2022)
1. Perpetuum Mobile / 2. Ebbing and Flowing
/
3. Canon / 4. Duetto Notturno / 5. Streetcar
6-8. In Memoriam Doris Keogh ドリス・キョー追悼(2022)
– フルートとピアノのための
6. I. Seascape / 7. II. Nocturne /
8. III. Dance
9-10. 2つの幻想曲 - アルト・フルートのための
9. I. 幻想曲第1番(1984) / 10. II. 幻想曲第2番(1987)
11. Airflow エアフロー(1998) - 無伴奏フルートのための
12-14. 3つのエチュード(2018) - ピアノのための
12. I. Nine Variations
13. II. Through the Empty-Vaulted Night
14. III. Stars and Dreams
15-17. 3つの小品(1973) – 無伴奏フルートのための
15. I. No. 1 / 16. II. No. 2 / 17. III.
No. 3
18. Sea Echoes(2008) - グリッサンド・フルートのための
19. Boireann(1983) - フルートとピアノのための |
エマ・コールサード(フルート)
デイヴィッド・アップルトン(ピアノ)
エマ・ホルナン(フルート)...1-5 |
録音:2022年4月11-12日、8月24日、12月15-16日 2023年3月31日 The
Harty Room, Queen's University Belfast(UK)
英国の作曲家ジョン・バックリーのフルート作品集。これらは、50年以上にわたる作曲家とフルートとの深い関わりから生まれたものです。
2022年の「5つのエチュード」はヴァイオリンのための作品を編曲したもの。同年の「ドリス・キョー追悼」は、彼が学生時代にフルートを学んだ恩師への追悼作品です。
他にも多彩なフルート曲が収録されており、「Sea
Echoes」で用いられたグリッサンド・フルートとはアメリカのフルート奏者ロバート・デイックが開発したスライディング・ヘッドジョイントを装着した楽器。
従来のフルートでは表現できない特殊効果がもたらされます。
タイトルにもなった「Boireann」とはアイルランド語で「石の多い場所」を意味しており、北クレア州のバレン地域特有のごつごつした輪郭、色、質感からインスピレーションを得た作品です。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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ICA CLASSICS
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ICAB-5174
(20CD)
\12600 →\11490
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豪華すぎる出演者たち
BBCレジェンズ グレート・レコーディングス
第4集
クラウス・テンシュテット(指揮)、コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮)、スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)、
ジョン・バルビローリ(指揮)、ピエール・ブーレーズ(指揮)、ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮)、
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)、
エイドリアン・ボールト(指揮)、カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)、ジョン・オグドン(ピアノ)、
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)、ジョージ・セル(指揮)、デニス・ブレイン(ホルン)、
エディト・パイネマン(ヴァイオリン)、ルドルフ・ケンペ(指揮)、ポール・トルトゥリエ(チェロ)、ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)
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【CD 1&2】
CD1/1-4、CD2/1. グスタフ・マーラー(1860-1911):
交響曲 第7番 ホ短調
CD2/2-5.
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
交響曲 第41番 ハ長調 「ジュピター」
K. 551 |
【CD 1&2】
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウス・テンシュテット(指揮) |
【CD 3】
1-4. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):
マンフレッド交響曲 ロ短調 Op. 58
5-8. オットリーノ・レスピーギ(1879-1936):
ローマの松 P. 141 |
【CD 3】
ボーンマス交響楽団
コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮) |
【CD 4】
フランツ・シューベルト(1797-1828):
1-4. ピアノ・ソナタ 第9番 ロ長調 Op.
147 D. 575
5-8. ピアノ・ソナタ 第12番 ヘ短調 D.
625
9-11. ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調
Op. 120 D. 664
12. 楽興の時 Op. 94 D. 780 より 第1番
ハ長調 |
【CD 4】
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ) |
【CD 5】
1-4. マーラー: 交響曲 第4番 ト長調
5. エクトル・ベルリオーズ(1803-1869):
序曲「海賊」 Op. 21 |
【CD 5】
ヘザー・ハーパー(ソプラノ)...4
BBC交響楽団
ジョン・バルビローリ(指揮) |
【CD 6】
1-3. ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調「皇帝」
Op. 73
4-6. モーツァルト: ピアノ協奏曲 第26番
ニ長調「戴冠式」 K. 537 |
【CD 6】
クリフォード・カーゾン(ピアノ)
BBC交響楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮) |
【CD 7】
リリ・ブーランジェ(1893-1918):
1. 詩篇 第24番 「全地は主のもの」 /
2. ピエ・イエズ / 3. 詩篇 第130番 「深き淵より」
ガブリエル・フォーレ(1845-1924):
4-10. レクイエム Op. 48 |
【CD 7】
ジャネット・プライス(ソプラノ)
バーナデット・グリーヴィ(コントラルト)
イアン・パートリッジ(テノール)
ジョン・キャロル・ケース(バリトン)
BBC交響合唱団、BBC交響楽団
ナディア・ブーランジェ(指揮) |
【CD 8】
1-4. アントン・ブルックナー(1824-1896):
交響曲 第5番 変ロ長調 WAB 105 |
【CD 8】
BBC交響楽団
ヤッシャ・ホーレンシュタイン(指揮) |
【CD 9】
マーラー:
1-4. さすらう若人の歌
5-13. 若き日の歌 より
5. ドン・ファンの幻想 / 6. もう会えない!
/ 7. 春の朝 / 8. 思い出 /
9. シュトラスブルクの砦に / 10. 私は緑の野辺を楽しく歩いた
/
11. 夏に小鳥はかわり(夏の歌い手交替す)
/
12. いたずらっ子をしつけるために
/ 13. うぬぼれ
14-17. リュッケルト歌曲集 より
14. 私は仄かな香りを吸い込んだ /
15. 私の歌を覗き見しないで /
16. 私はこの世に捨てられて / 17.
真夜中に |
【CD 9】
ディートリヒ・フィッシャー=
ディースカウ(バリトン)
カール・エンゲル(ピアノ) |
【CD 10】
1-3. エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):
ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 16
4-15. クロード・ドビュッシー(1862-1918):
前奏曲集 第1巻 |
【CD 10】
アルトゥーロ・ベネデッティ・
ミケランジェリ(ピアノ)
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
ラファエル・ブリューベック・
デ・ブルゴス(指揮)...1-3 |
【CD 11】
1-2. シューベルト: 交響曲 第8番 ロ短調
「未完成」 D 759
3-7. ジョルジュ・ビゼー(1838-1875): 小組曲
Op. 22
8-10. モーリス・ラヴェル(1875-1937):
ダフニスとクロエ 第2組曲 M. 57b
11. ジャン・シベリウス(1865-1957): 交響曲
第7番 ハ長調 Op. 105 |
【CD 11】
フィルハーモニア管弦楽団...1-10
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団...11
エイドリアン・ボールト(指揮) |
【CD 12】
1-18. ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
戦争レクイエム Op. 66 |
【CD 12】
ステファニア・ヴォイトヴィチ(ソプラノ)
ピーター・ピアーズ(テノール)
ハンス・ヴィルブリンク(バリトン)
メロス・アンサンブル
ベンジャミン・ブリテン(指揮)
ウォンズワース・スクール少年合唱団
ニュー・フィルハーモニア合唱団
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮) |
【CD 13】
フランツ・リスト(1811-1886):
1-3. ピアノ協奏曲 第1番 変ホ長調 S.
124
4-7. ピアノ協奏曲 第2番 イ長調 S. 125
8. メフィスト・ワルツ 第1番 S. 514a
9. パガニーニの「鐘」による華麗な大幻想曲
S. 420
10. 超絶技巧練習曲集 S. 139 より XI.
「夕べの調べ」(1838年版) |
【CD 13】
ジョン・オグドン(ピアノ)
ボーンマス交響楽団
コンスタンティン・シルヴェストリ(指揮)...1-3
BBC交響楽団
コリン・デイヴィス(指揮)...4-7 |
【CD 14】
ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
1. 歌劇《ムラダ》 より 貴族の行進
2-5. 交響組曲「シェエラザード」 Op.
35
6. アレクサンドル・スクリャービン(1872-1915):
法悦の詩 Op. 54 |
【CD 14】
ジョン・ジョージアディス
(ソロ・ヴァイオリン)...2-5
ロンドン交響楽団...1-5
ソヴィエト国立交響楽団...6
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮) |
【CD 15】
1-4. ベートーヴェン: 交響曲 第8番 ヘ長調
Op. 93
※ポール・ベイリーによる新リマスター |
【CD 15】
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
ジョージ・セル(指揮) |
【CD 16】
1-4. ベートーヴェン: 交響曲 第9番 ニ短調
「合唱」 Op. 125
※ポール・ベイリーによる新リマスター |
【CD 16】
ヘザー・ハーパー(ソプラノ)
ジャネット・ベイカー(メゾ・ソプラノ)
ロナルド・ダウド(テノール)
フランツ・クラス(バス)
ニュー・フィルハーモニア合唱団
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
ジョージ・セル(指揮) |
【CD 17】
1-3. モーツァルト: ホルン協奏曲 第3番
変ホ長調 K. 447
4-11. ブリテン: セレナーデ Op. 31
12-13. ロベルト・シューマン(1810-1856):
アダージョとアレグロ 変イ長調 Op. 70
14-15. モーツァルト: ディヴェルティメント
第14番 変ロ長調 K. 270
(アンソニー・バインズ編曲 木管五重奏版)
より
14. I. Allegro molto / 15. IV. Presto
16. ダリウス・ミヨー(1892-1974):
ルネ王の暖炉 より VI. ヴァラブルでの狩り
17-20. ピーター・ラシーン・フリッカー(1920-1990):
木管五重奏曲 Op. 5 |
【CD 17】
デニス・ブレイン(ホルン)
ピーター・ピアーズ(テノール)...5-10
ベンジャミン・ブリテン(ピアノ)...12-13
BBC交響楽団...1-11
マルコム・サージェント(指揮)...1-3
ジョン・ホリングスワース(指揮)...4-11
デニス・ブレイン木管五重奏団...14-20 |
【CD 18】
1-3. マイケル・ティペット(1905-1998):
二重弦楽合奏のための協奏曲
4-5. アルバン・ベルク(1885-1935):
ヴァイオリン協奏曲「ある天使の想い出に」
9-10. レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928):
シンフォニエッタ |
【CD 18】
エディト・パイネマン(ヴァイオリン)...4-5
BBC交響楽団、ルドルフ・ケンペ(指揮) |
【CD 19】
1-4. エドワード・エルガー(1857-1934):
チェロ協奏曲 ホ短調 Op. 85
5-7. ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
二重協奏曲 イ短調 Op. 102
8-10. ドビュッシー: チェロ・ソナタ ニ短調
CD 144 |
【CD 19】
ポール・トルトゥリエ(チェロ)
ヤン・パスカル・トルトゥリエ
(ヴァイオリン)...5-7
アーネスト・ラッシュ(ピアノ)...8-10
BBC交響楽団...1-7
エイドリアン・ボールト(指揮)...1-4
ジョン・プリッチャード(指揮)...5-7 |
【CD 20】
ベートーヴェン:
1-4. ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調
Op. 106
「ハンマークラヴィーア」
5-7. ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調
Op. 110 |
【CD 20】
ルドルフ・ゼルキン(ピアノ) |
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【CD 1&2】録音:1980年8月29日 アッシャー・ホール、エディンバラ
...CD1/1-4、CD2/1 1985年9月13日 ロイヤル・アルバート・ホール...CD2/2-5
STEREO ADD/収録時間: 111分(64分/47分)
【CD 3】録音:1963年2月22日 ウィンター・ガーデンズ、ボーンマス...1-4
1967年9月20日 コルストン・ホール、ブリストル...5-8/STEREO
ADD/収録時間: 77分
【CD 4】録音: 1979年3月31日 ロイヤル・フェスティバル・ホール/STEREO
ADD/収録時間: 78分
【CD 5】録音: 1967年1月3日 スメタナ・ホール、プラハ/STEREO
ADD/収録時間: 69分
【CD 6】録音:1971年2月17日 ロイヤル・フェスティバル・ホール...1-3、1974年8月14日 ロイヤル・アルバート・ホール...4-6/STEREO
ADD/収録時間: 71分
【CD 7】録音: 1968年10月30日 フェアフィールド・ホールズ、クロイドン/STEREO
ADD/収録時間: 74分
【CD 8】録音: 1971年9月15日 ロイヤル・アルバート・ホール/STEREO
ADD/収録時間: 74分
【CD 9】録音: 1970年2月16日 ロイヤル・フェスティバル・ホール/STEREO
ADD/収録時間: 64分
【CD 10】録音:1965年6月17日 MONO ADD...1-3、1982年4月13日 STEREO
ADD...4-15 ロイヤル・フェスティバル・ホール/収録時間:
69分
【CD 11】録音:1963年3月8日 ロイヤル・フェスティバル・ホール...11
1964年7月30日 ロイヤル・アルバート・ホール プロムナード・コンサート...1-10/STEREO
ADD/収録時間: 75分
【CD 12】録音: 1969年4月6日 ロイヤル・アルバート・ホール/STEREO
ADD/収録時間: 79分
【CD 13】録音:1967年9月20日 コルストン・ホール、ブリストル...1-3、1969年4月24日 クイーン・エリザベス・ホール...8、
1971年9月18日 ロイヤル・アルバート・ホール...4-7/STEREO
ADD
1970年1月20日 BBCスタジオ...9、10/MONO
ADD/収録時間: 73分
【CD 14】録音:1968年8月22日 ロイヤル・アルバート・ホール...6、1978年2月21日 ロイヤル・フェスティバル・ホール...1-5
STEREO ADD/収録時間: 74分
【CD 15】録音: 1968年11月12日 ロイヤル・フェスティバル・ホール/MONO
ADD/収録時間: 27分
【CD 16】録音: 1968年11月12日 ロイヤル・フェスティバル・ホール/MONO
ADD/収録時間: 69分
【CD 17】録音:1953年7月30日 ロイヤル・アルバート・ホール...1-11 1956年6月19日 BBCスタジオ...14-16
1956年6月21日 オールドバラ教区教会、オールドバラ音楽祭...12-13 1957年8月24日 フリーメイソン・ホール、エディンバラ音楽祭...17-20
MONO ADD/収録時間: 73分
【CD 18】録音:1975年10月12日 フェアフィールド・ホールズ、クライドン...6-10
1976年2月18日 ロイヤル・フェスティバル・ホール...1-5/STEREO
ADD/収録時間: 78分
【CD 19】録音:1959年2月10日 BBCスタジオ...8-10
1972年11月14日...1-4、1974年4月17日...5-7 ロイヤル・フェスティバル・ホール/
STEREO ADD/収録時間: 72分
【CD 20】録音:1968年5月13日...1-4/MONO
ADD 1971年6月16日...5-7/STEREO ADD ロイヤル・フェスティバル・ホール/収録時間:
65分
【BBCのアーカイヴからお宝続々!伝説のヒストリカル・レーベルの名演集第4弾】
英国BBCに残された巨匠たちの演奏の記録を、可能な限り良質のマスターを用いてデジタル・リマスターを施した安定の音質でリリースし、世界中のヒストリカル・ファンに高い支持を得ていた「BBCレジェンズ」。
1998年から2010年まで活動し、現在はほぼ入手不能となっているこのレーベルの遺産を引き継いだICA
CLASSICSより、その名演の数々を復刻するBOXセット第4弾が発売となります。
名演の誉れ高いホーレンシュタインのブルックナー第5番、カオス的な盛り上がりを聴かせるシルヴェストリの「ローマの松」などのほか、第1集(ICAB-5113/廃盤)、第2集(ICAB-5141/廃盤)、第3集(ICAB-5167)同様、20枚の内容すべてが超弩級の演奏内容であることが驚き。
いずれもこの機会を逸すると、次の入手はかなり難しいものばかりです。
基本的にBBCレジェンズからリリースされた時点でのリマスタリング音源を使用していますが、その全てをポール・ベイリー(元EMIアビー・ロード・スタジオ、現Re:Sound社)監修のもと改めてチェック。
中でもCD15と16のセルが指揮したベートーヴェンについては、ベイリーの手で新たにリマスターが施され、ティンパニの強烈な打撃などモノラルとは思えないほどの臨場感と迫力に溢れた音に仕上がっており、演奏の素晴らしさを際立たせることに成功しています。
録音は全てライヴ。ブックレットは付属しませんが、録音とリマスタリングに関するデータは各CDのスリーブに記載されています。
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SILKROAD MUSIC
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SRM 053SACD
(2SACD HYBRID)
\6200 →\5790
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UNICORNレーベルのライセンス
ルッジェーロ・リッチ、1981年録音の大名盤
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのための
ソナタとパルティータ BWV1001-1006 |
ルッジェーロ・リッチ(ヴァイオリン) |
Disc1
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番
ト短調 BWV1001
Adagio (4'06) / Fuga (5'30) / Siciliana
(3'57) / Presto (3'52)
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番
ロ短調 BWV1002
Allemanda (6'15) / Corrente (5'37)
/ Sarabande (4'00) / Bourree (4'40)
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番
イ短調 BWV1003
Grave (3'59) / Fuga (8'50) / Andante
(5'54) / Allegro (5'54)
Disc2
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
ニ短調 BWV1004
Allemande (4'10) / Corrente (2'23)
/ Sarabande (2'15) /
Giga (3'16) / Ciaccona (13'02)
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番
ハ長調 BWV1005
Adagio (4'32) / Fuga (9'47) / Largo
(3'20) / Allegro assai (5'10)
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番
ホ長調 BWV1006
Preludio (3'40) / Loure (4'38) /
Gavotte en rondeau (2'56) /
Menuet I&Menuet II (4'39) / Bourree
(1'46) / Gigue (1'59) |
別次元の美しさ!ルッジェーロ・リッチの大名盤、1981年録音のバッハ無伴奏全曲がSACDハイブリッド盤で登場!
録音:1981年2月27&28日、3月1~3日/聖ジョージ殉教者教会(ロンドン)/ステレオ、Disc1:
62'59 / Disc2: 67'59、
Pressed at Sony DADC Austria
Pre-mastering by Pauler Acoustics - Hans-Jorg
20世紀を代表する大ヴァイオリニスト、ルッジェーロ・リッチの誉れ高き名盤、1981年録音のバッハの無伴奏全曲!
当ディスクはUNICORNレーベルのライセンス盤で香港のSILKROAD
MUSICレーベルからSACDハイブリッド盤でリリースします。
「パガニーニの生まれ」と称されたイタリア系アメリカ人のルッジェーロ・リッチ(1918-2012)。アマチュアのヴァイオリニストであった父から手ほどきを受け、7歳からルイス・パーシンガーとエリザベス・ラッケイに師事。天賦の音楽的才能はたちまち開花し、10歳でカリフォルニアで初公演を行い、翌年にはカーネギーホールでメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏。その卓越したボウイングは聴衆から賞賛されました。
1930年代、リッチはフリッツ・クライスラーの助言を受けベルリンに渡り、ゲオルク・クーレンカンプやミシェル・ピアストロの薫陶を受け、表現力はより幅広く力強いものとなり、リッチ独自の非常に個性的なスタイルを確立しました。
リッチ2度目のバッハのセッション録音は、1981年にロンドンの聖ジョージ殉教者教会におけるセッション録音。数多くのヴァイオリンを所有していたリッチですが、当録音ではクレモナのロレンツォ・ストリオーニが1779年に製作した銘器を演奏。
ロマンティックでふくよかな艶のある音色が印象的で、各作品ワンテイクで演奏しているのも注目です。
演奏時62歳のリッチの熟練ぶりを示した名盤です。
今回のSACD化により楽器の音はリアルさを増し、別次元の美しさがあらわれています。弦楽器の復刻で評価の高いSILKROAD
MUSICレーベルからの注目のリリースです!
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<メジャー・レーベル>
<映像>

9/7(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALTO
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コープランド:赤い子馬、クラリネット協奏曲
コープランド:
映画音楽 《赤い子馬》 組曲
3つのラテン・アメリカのスケッチ
歌劇 《テンダー・ランド》 組曲
クラリネット協奏曲* |
ジェームズ・セダレス(指揮)
フェニックス交響楽団
エドゥアルト・ブルンナー(クラリネット)*
ウルス・シュナイダー(指揮)*
バイエルン放送交響楽団* |
☆コープランド・ニュー・コレクション!
☆バジェット盤初登場!
アリゾナ州フェニックスのオーケストラ、フェニックス交響楽団と、同団で1989年~1995年まで音楽監督を務めたジェームズ・セダレスによるコープランド作品集に、バイエルン放送交響楽団の首席奏者を務めたスイスの名クラリネット奏者エドゥアルト・ブルンナーがソロを担うクラリネット協奏曲をカップリングした形で復刻。
※録音:1991年、1989年*
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レスピーギ:ヴァイオリン協奏曲集&組曲
ヴァイオリンと管弦楽のための《グレゴリオ風協奏曲》
ヴァイオリンと管弦楽のための《古風な協奏曲》
ヴァイオリンと管弦楽のための《秋の詩》 |
アンドレア・カッペレッティ(ヴァイオリン)
マティアス・バーメルト(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団
イゴール・グルップマン(ヴァイオリン)*
ドナルド・バッラ(指揮)*
サン・ディエゴ室内管弦楽団* |
レスピーギの古楽研究が発揮された『グレゴリオ風協奏曲』と『古風な協奏曲』を、ナポリ音楽院を当時史上最年少の首席でディプロマ取得したというスイス出身のヴァイオリニスト、アンドレア・カッペレッティが弾いたレスピーギのヴァイオリン協奏曲の名盤の1つ(しかもオケはバーメルト指揮のフィルハーモニア管!)に、ウクライナのヴァイオリニストイゴール・グルップマンによる『秋の詩』もカップリングして復刻。
※録音:1993年
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バーナード・ハーマン:交響曲第1番
交響曲第1番*
Concerto Macabre(ピアノと管弦楽のための)
堕落者のために
組曲《The Devil and Daniel Webster》 |
ジェームズ・セダレス(指揮)
フェニックス交響楽団*
ニュージーランド交響楽団 |
アメリカの作曲家であり指揮者であったバーナード・ハーマンの《交響曲第1番》。
ハーマンは映画音楽の作曲家として著名でヒッチコックの作品や、《市民ケーン》などの作曲家として知られています。
ジュリアード音楽院電ナビ指揮者として活動したほか、純音楽の分野ではウォルトンなどの影響がみられます。
ニュージーランドで指揮者として活躍するジェームズ・セダレスが、手兵の二つのオーケストラで奏でます。
※録音:1992年-1995年
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初演時のソプラノ、ステファニア・ヴォイトヴィチ
グレツキ:交響曲第3番《悲歌のシンフォニー》
交響曲第3番《悲歌のシンフォニー》
古風な3つの小品
すべてあなたのもの |
ヴウォジミエシュ・カミルスキ(指揮)
ベルリン放送交響楽団
ステファニア・ヴォイトヴィチ(ソプラノ)、他 |
ポーランドを代表する作曲家、ヘンリク・グレツキの代表曲のひとつ「交響曲第3番《悲歌のシンフォニー》」。
この作品は1977年4月に初演されましたが、その際ソロ・ソプラノを務めたのがステファニア・ヴォイトヴィチです。
ポーランドを代表するソプラノ歌手の最高の歌声で、ポーランド音楽の近現代を代表する作品をお楽しみいただけます。
※録音:1982年&1996年
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DA VINCI CLASSICS
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ザンドナーイ&ノヴァーク:室内楽曲集
リッカルド・ザンドナーイ(1883-1944):
組曲《FRA I MONTI》
(フルート、オーボエ、クラリネット、
ホルン、バスーンとピアノのための)
ヤン・ノヴァーク(1921-1984):BALLETTI
A 9
(フルート、オーボエ、クラリネット、
F菅ホルン、バスーン、ヴァイオリン、
ヴィオラ、チェロとコントラバスのための) |
ジェシカ・ダルサント(フルート)
ファビオ・リゲッティ(オーボエ)
マルコ・ブルスケッティ(クラリネット)
ステファノ・ロッシ(ホルン)
フランチェスコ・フォントラン(バスーン)
カロージェロ・ディ・リベルト(ピアノ)
アンナ・ボースキ(フルート)
パオロ・ヴィヴァルデッリ(オーボエ)
クラウス・マンフリーニ(ヴィオラ)
アンドレア・フェッローニ(ヴァイオリン)
ロレンツァ・バルド(チェロ)
アンジェリカ・ガスペレッティ(コントラバス)
ジョヴァンニ・コンスタンティーニ(指揮) |
イタリアとチェコの名匠、ザンドナーイとノヴァーク!
イタリア北部の町、ロヴェレートで生まれたリッカルド・ザンドナーイは、歌劇「フランチェスカ・ダ・リミニ」で名声を博し、数多くの声楽曲などを遺しました。
一方、20世紀のチェコを代表する作曲家のヤン・ノヴァークは、1968年のソ連侵攻の後にデンマークとイタリアへ亡命。
1970年から1977年まで、ロヴェレートで作曲活動を行い、晩年をドイツで過ごした後、ロヴェレートに埋葬されました。
そんなロヴェレートにゆかりのある2人の作曲家の室内楽曲が、本アルバムには収録されています。
組曲 《FRA I MONTI》 はザンドナーイが僅か19歳で作曲した作品で、生まれ故郷ロヴェレートのヴェローナ平野やトレントの山々など、自然にインスピレーションを得て書き上げられました。
「BALLETTI A 9」は1955年にチェコ九重奏団に委嘱され、翌年のプラハの春音楽祭で初演されました。
当時の旧チェコスロバキアの共産主義体制の中、西欧の影響を感じさせることで当局から非難されることになりますが、ノヴァークの不屈の遊び心が反映された楽曲となっています。
※録音:2022年4月24日-25日
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C00775
(3CD)
特別価格
\3600
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アブラハム・テナ・マンリケ:ピアノ独奏曲全集 |
アブラハム・テナ・マンリケ(ピアノ) |
アブラハム・テナ・マンリケ:
【CD1】
2つのアブセンスとエピローグ Op. 2/カプリッチョ
Op.3/2つの夜想曲 Op.4/
別れ Op.5/ツァラトゥストラ Op.6/コンフェッション
Op.8/夜想曲 Op.9/
幻想曲 Op.10/2つの前奏曲 Op.11/3つのロマンス
Op.12/Fur Rachel I/Fur Rachel II
【CD2】
夜想曲 Op.13/サンライズ Op.14/トランスフギュレーション
Op.15/
秋、春‛&秋 Op.16/ロマンス
Op.17/巡礼道 Op.20/
バガテル《アルボラーダ》 Op.23/Messogeios
Thalassa Op.24/
即興曲 OP.25/2つの前奏曲 Op.26/2つの前奏曲
Op.27/"L" Op.29
【CD3】
Marcia Funebre Op.30-2/コンフェッション
Op.31/Kharon I Op.32/
Kharon II Op.33/Kharon III Op.34/コンフェッション
Op.36/
L'Absence Op.38/L'Absence Op.39/La
Solitude Op.41 |
スペインの作曲家でありピアニストのアブラハム・テナ・マンリケは、国際コンクールにゲスト作曲家として参加もしており、スペインのWPTA
IPCとイタリアのMIMAS音楽祭コンクールでは多数の参加者が彼の作品を演奏しました。
その両コンクールともに、彼の作品を演奏した参加者に特別賞が授与されています。
2004年から2019年までの15年間に作曲されたピアノ・ソロ曲がすべて収められ、ユニークで個性的な音楽が展開されています。
※録音:2023年2月20日
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マヌエル・ポンセ:ギター・ソナタ全集
マヌエル・ポンセ(1882-1948):
ソナタ・メヒカーナ
ソナタ第3番
ソナタ・クラシカ《フェルナンド・ソルを讃えて》
ソナタ・ロマンティカ《シューベルトを讃えて》
南国のソナチネ |
シモーネ・リナルド(ギター) |
名の通ったギター曲の作曲家はギタリストであることがほとんどですが、その中には特筆すべき例外というものも存在します。
そのうちの1人がメキシコの作曲家マヌエル・ポンセ。自身はピアニストであったポンセは、ギターの名手アンドレス・セゴビアとの出会いにより、数多くのギターの名曲を生み出すこととなりました。
イタリアのギタリスト、シモーネ・リナルドは2013年にミラノ音楽院を卒業し、様々な国際コンクールで優秀な成績を収めました。
現在、ヨーロッパを中心に精力的に演奏活動を行っています。
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ヴィドール:オルガン交響曲全集 Vol.2
シャルル・マリー・ヴィドール(1844-1937):
オルガン交響曲第2番 ニ長調 Op.13-2
(1872年作曲、1928/29年改訂)
オルガン交響曲第3番 ホ短調 Op.13-3
(1872年作曲、1901年改訂) |
サルヴァトーレ・レイターノ(オルガン) |
シャルル・マリー・ヴィドール、オルガン交響曲の全曲録音集第2弾!
19世紀末~20世紀初頭における最も重要なコンポーザー=オルガニストのひとり、シャルル・マリー・ヴィドール(1844-1937)の大いなる遺産、オルガン交響曲の全曲録音集第2弾!
前作同様、ジャコ=ジャンピエールが1877/1884年にかけて建造したヒストリカル・オルガンで、これらの作品の巨大な荘厳さを奏でています。
※録音:2022年11月、バシリカ・カテドラーレ・メトロポリターナ・ディ・サント・アガタ(イタリア、カターニャ)
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ビセンテ・アセンシオ:ギター作品全集
ビセンテ・アセンシオ(1908-1979):
オマージュ組曲/バレンシア組曲/
神秘的な組曲/バレンシア舞曲/
内なる想い/冬の歌 |
アンジェロ・ジッロ(ギター) |
バレンシアという街に深い愛着を持ち、ナルシソ・イエペスを教えたスペインの作曲家ビセンテ・アセンシオ(1908-1979)のギター作品全集。
アセンシオはプロのギター奏者ではありませんでしたが、ギターのための作品が最も良く知られており、イエペスにも大きな影響を与えました。
ホアキン・トゥリーナにも学んだアセンシオは、1932年にカステリョン・デ・ラ・プラナに音楽院を設立、1953年以降はバレンシア音楽院で教鞭をとっています。
オマージュ組曲にはドメニコ・スカルラッティ、マヌエル・デ・ファリャ、フェデリコ・ガルシーア・ロルカに捧げられた3つのオマージュ作品が含まれています。
※録音:2022年3月、カステッラネータ(イタリア)
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バリオス:ギター作品集(グアラニーの伝承)
アグスティン・バリオス(1885-1944):
CAAZAPA/CHORO DA SAUDADE/
AIRE DE ZAMBA/AIRE SURENO/
CUECA/CANCION DE LA HILANDERA/
DANZA PARAGUAYA NO.1/AIRES CRIOLLOS/
GRANO DE ARENA/DIVAGACIONES CRIOLLAS/
RANCHO QUEMADO/ALTAIR/MAXIXE/
SERENATA MORISCA/LEYENDA GUARANI |
オザン・サリテペ(ギター) |
20世紀初頭の最も偉大なギタリストのひとりであり、作曲家でもあるアグスティン・バリオス(1885-1944)のギター作品集。
彼は国際的な名声を得た最初のパラグアイ人音楽家であり、バリオスのアイデンティティと音楽は、常にパラグアイのルーツと結びついていました。(彼は自身を「パラグアイのジャングルから来たギターのパガニーニ」と宣伝していました。)
バリオスの音楽は西洋の伝統と、パラグアイやラテンアメリカの伝統のリズム、モード、サウンドを無理なく融合させており、ギタリストのジョン・ウィリアムズはバリオスについて「ギタリスト/作曲家として、時代に関係なく最高だ!そして時代を超越した方法で、それらすべてをより多く表現している」と称賛しました。
アルバムの最後に収められ、アルバムタイトルにもなっている《グアラニーの伝承
LEYENDA GUARANI》のグアラニーとは、かつてパラグアイを含む南アメリカに住んでいた部族の総称です。
※録音:2023年4月&5月、ロッテルダム(オランダ)
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メロディーの魂~ベルナール・アンドレへのオマージュ |
アヴァロキテ・デュオ |
ベルナール・アンドレ(1941-):
ジャンブレット~ケルティックハープのための古代様式の主題による変奏曲(ハープと打楽器編)
アクアチント~ハープまたはケルティックハープのための6つの短い小品(ハープと打楽器編)
秋の踊り~ハープのための6つの小品(ハープと打楽器編)
リチャード・ガリアーノ(1950-):
スプリーン(ハープとメロディカ編)、クロードのためのタンゴ(ハープとメロディカ編)
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
月の光(ハープとグロッケンシュピール編)
ゴリウォーグのケークウォーク(ハープとグロッケンシュピール編)
エドアルド・ブルーニ(1975-):
7つのメトラトロペスより第2番、第4番、第5番、第7番(ハープと打楽器版) |
伝統的な音楽に現代的な表現を取り入れた独特のスタイルで、常にメロディックな表現を重視しているコンポーザー=ハーピスト、ベルナール・アンドレ(1941-)に捧げられたアルバム。
ハープとパーカッションの融合を試みた実験的かつ革新的な1枚で、このユニークな楽器の組み合わせだけが作りだすことのできるニュアンス豊かなサウンドを深く掘り下げています。
※録音:2022年&2023年、ポレージネ(イタリア)
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MUSICAL CONCEPT
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MC3111
(1CD-R)
\2600 →\2390
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ジョアン・ファレッタ(指揮)&ウィメンズ・フィル
女性作曲家による管弦楽作品集
ファニー・メンデルスゾーン:序曲
クララ・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調
Op.7
ジェルメーヌ・タイユフェール:
ハープ・コンチェルティーノ
リリ・ブーランジェ:哀しみの夜に、春の朝に |
ジョアン・ファレッタ(指揮)
ウィメンズ・フィルハーモニー管弦楽団
アンジェラ・チェン(ピアノ)
ジリアン・ベネット(ハープ) |
「過去と現在の偉大な指揮者50人」のひとり、ジョアン・ファレッタが率いる管弦楽!
グラモフォン誌の「過去と現在の偉大な指揮者50人」のひとりに選ばれ、グラミー賞も受賞している指揮者ジョアン・ファレッタが、ウィメンズ・フィルハーモニー管弦楽団を率いて贈る女性作曲家の管弦楽作品集。
彼女の指揮は「トスカニーニのアンサンブルに対する厳格なコントロール、ワルターの内声部の愛情に満ちたバランス、ストコフスキの度肝を抜くショーマンシップ、そしてバーンスタインのように統制のとれた熱狂を持ち合わせている」と称賛されています。
聴く機会の少ないファニー・メンデルスゾーンの序曲や、室内楽曲として聴くことが多いリリ・ブーランジェ作品のオーケストラ版に注目です。

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NORTHERN FLOWERS
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Koch internationalより1994年にリリースされていた
ドイツの名ホルン奏者、マリー=ルイーズ・ノイネッカーの隠れた名録音
ホルンのためのロシア音楽 ~ 協奏曲&四重奏曲集
グリエール:
ホルン協奏曲変ロ長調 Op.91、
ホルンとピアノのための4つの小品
グラズノフ:夢 Op.24、セレナーデ Op.11-2、牧歌
ヴィッサリオン・シェバリーン(1902-1963):
ホルンと管弦楽のためのコンチェルティーノ
Op.14-2
ニコライ・ニコラエヴィチ・チェレプニン:
6つのホルン四重奏曲 ヘ長調 |
マリー=ルイーズ・ノイネッカー(ホルン)
バンベルク交響楽団
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム・
ホルン・アンサンブル
パウル・リヴィニウス(ピアノ) |
ドイツのホルン奏者、マリー=ルイーズ・ノイネッカーの隠れた名録音!
☆ロシア音楽史を彩るホルンのための作品集!
☆バンベルク交響楽団とフランクフルト放送交響楽団で首席ホルン奏者を務めたマリー=ルイーズ・ノイネッカーの至芸が復刻!
ラドヴァン・ヴラトコヴィチが優勝した1983年のARDミュンヘン国際音楽コンクールで第2位に入賞し、バンベルク交響楽団とフランクフルト放送交響楽団で首席ホルン奏者を務めたドイツの名ホルン奏者、マリー=ルイーズ・ノイネッカーによるロシア音楽アルバムが復刻。
その魅力が喧伝されてこなかったためにこれまであまり知られていなかった隠れた名録音です。
Koch internationalより1994年にリリースされていた音源。
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NFPMA99155
(1CD-R)
\2600
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バンシコフ:ソナタ集
ゲンナジー・バンシコフ(b.1943):
ピアノ・ソナタ(1974)
フルート・ソナタ(1975)*
バヤン・ソナタ(1987) |
ヴィタリ・ベルゾン(ピアノ)
ヴァレンティン・チェレンコフ(フルート)
ゲンナジー・バンシコフ(ピアノ)*
オレグ・シャロフ(バヤン) |
1974年からレニングラード音楽院(現・サンクトペテルブルク音楽院)で教育に携わってきた作曲家、ゲンナジー・バンシコフの3つの楽器のためのソナタ集の録音が初CD化。
サンクトペテルブルク以外で最も過小評価されているロシア人作曲家の一人ともされるバンシコフの音楽はすべてが生き生きとし、明快かつ独創的なもの。
ピアノ・ソナタ、フルート・ソナタに加え、ロシアやウクライナの民族楽器であるバヤン(ボタン式アコーディオンの一種)のための珍しいソナタを聴くことができます。
フルート・ソナタでは作曲者自ら伴奏を務めています。
※録音:1981年(ピアノ、フルート/ADD)&1989年(バヤン/DDD)、レニングラード・レコーディング・スタジオ(ロシア)
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FORLANE
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「1883年、チェロの年」
グリーグ:チェロ・ソナタ Op.36
フォーレ:悲歌 ハ短調 Op.24
タネーエフ:カンツォーナ
R.シュトラウス:チェロ・ソナタ op.6 |
ギヨーム・エフレル(チェロ)
遠藤奏恵(ピアノ) |
ギヨーム・エフレルと遠藤奏恵の1883年のチェロ作品集!
73'37
1883年作のグリーグのチェロ・ソナタとタネーエフのカンツォーナ、R.シュトラウスのチェロ・ソナタに、1880年作のフォーレの悲歌を加えた面白い内容のCD。時代の空気を感じられる。
ギヨーム・エフレルは、1983年、フランス東部、スイスのローザンヌに近いフランシュ=コンテ生まれのチェロ奏者。6歳でチェロを始め、ブザンソン音楽院、パリ国立高等音楽院で学んだ。
2015年からルーエン=ノルマンディ歌劇場管弦楽団に在籍している。
遠藤奏恵は北海道名寄市出身のピアニスト。高校卒業後パリに渡り、エコールノルマル音楽院でフランス・クリダに学んだ。
以来長年パリを拠点に活躍している。FORLANEからはソロ・アルバムが2タイトル発売になっている。
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MUSIC&ARTS
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「フランスの花」~
ジェルメーヌ・タイユフェール ピアノ作品集 |
クイン・グエン(ピアノ) |
即興曲/ロマンス/速すぎずに/牧歌 ニ長調/
ドビュッシー讃/とても速く/シシリエンヌ/牧歌
変イ長調/
「フランスの花々」 ~8つの小品による子供の組曲
【プロヴァンスのジャスミン/ギュイエンヌのヒナゲシ/アンジュのバラ/
ラングドックのヒマワリ/ルシヨンのアンテミス(カモミール)/
オート=プロヴァンスのラヴァンジン/
ベアルンのペトレア・ウォルビリス/ピカルディのヤグルマギク】
犬/インカの牧歌/メヌエット 変ロ長調/子守歌/
アルザスの家で/傘のフーガ/中国の歌/
「通りのワシ」 ~5つの小品による組曲【ワルツ/子守歌/口論/フーガ/レント】
パ・ド・ドゥ/パストゥレイユ/ラルゲット/ゆっくりしたワルツ/
ピアノのためのパルティータ/スカルラッティ風のソナタ/
夢想/バルビゾン/ぶらんこ/しかめ面 |
フランス近代音楽好き待望のタイユフェール:ピアノ作品集!
録音:2021年10月31日,2023年1月15日、ニューヨーク州
マウントバーノン 78'38
フランス近代音楽好きには待望のタイユフェールのピアノ作品集。
フランスの作曲家、ジェルメーヌ・タイユフェール(1892-1983)は、フランス六人組の一人として有名でCDも多数ある一方で、女性作曲家と括られて扱われがちでもある。
実際にはタイユフェールは一切の括り無しで超一級の作曲家である。
彼女のピアノ作品だけを集めたCDはあまりなかったので、この新録音は歓迎されるだろう。
このCDにはタイユフェールのピアノ作品が年代順に収録されており、若い頃のベル・エポックの香りが広がる作品から、1930年代の新古典主義風なもの、1950年代以降の静かで少しモダンなもの、と作風の変遷もよく分かる。
彼女は1970年代になっても枯れることなく魅力的な作品を書き残した。
クイン・グエンのピアノも素晴らしい。ベトナム系の米国人。
繊細で透明感と潤いのある音色でタイユフェールの美しさを引き立てている。
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QUANTUM
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「署名」~パトリス・フィヨ(b.1949)作品集
(1)未知の時のへりで
(2)最後の愛の歌の後のアヒルの飛翔
(3)瞑想第6番
(4)まばゆい反射の16の瞬間写真
(5)瞑想第4番
(6)ジャン=アンリ・ダングルベールの墓
(7)瞑想第7番 |
(1)クララ・ビュイ(ヴァイオリン)
(2)アマエル・サヴァリ(ハープ)
(3)フランソワ・ヴェイラン(フルート)
(4)マルコ・チッコーネ(ピアノ)
(5)ル・ヴェイヤン=パトゥ(ヴァイオリン)
(6)ニノン・アンヌカール=セガル(チェンバロ)
(7)マルク=アントワーヌ・ミヨン(クリスタル=バシェ)
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フランスの作曲家パトリス・フィヨ(b.1949)の独奏楽器作品集
録音:2022年、DDD、54'29
フランスの作曲家、パトリス・フィヨの作品集。
パトリス・フィヨは1949年、フランス中部のリモージュの生まれ。リモージュ音楽院でフルートを学んだ後、シエナのキジアーナ音楽院やローマのサンタ・チェチーリア音楽院で作曲を学んだ。
部門で最優秀賞を受賞。
1980年代から斬新な色彩感を追求した音楽を書き続けている。ヴィルヌーヴ=ル=ロワ音楽院の院長も務めた。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
ALTO
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リヒテル・プレイズ・プロコフィエフ
・ピアノ・ソナタ第2番 ニ短調 Op.14
※録音:1956年
・ピアノ・ソナタ第9番 ハ長調 Op.103
《スヴャトスラフ・リヒテルに捧ぐ》
※録音:1958年
・ピアノ協奏曲第1番 変ニ長調 Op.10*
※録音:1954年
・ピアノ協奏曲第5番 ト長調 Op.55**
※録音:1959年 |
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
カレル・アンチェル(指揮)*
プラハ交響楽団*
ヴィトルド・ロヴィツキ(指揮)**
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団** |
リヒテルによる盟友プロコフィエフの協奏曲!
プロコフィエフとリヒテルは非常に懇意にしており、このアルバムに収められている《ピアノ・ソナタ第9番》はリヒテルに献呈されています。
またこのアルバムには収められていませんが、《ピアノ・ソナタ第7番》は作曲者自身がリヒテルに初演をお願いしたという話も残っているほどリヒテルとプロコフィエフのきずなは深く、それだけにここに収められているプロコフィエフは特別といえるでしょう。
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PARNASSUS
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エマヌエル・フォイアマン・イン・コンサート
指揮はレオン・バージン
ドヴォルザーク:森の静けさOp.68、ロンド
ト短調 Op.94
ブロッホ:ヘブライ狂詩曲 《シェロモ》 B.39
※録音:1941年11月10日
オイゲン・ダルベール:チェロ協奏曲ハ長調
Op.20
※録音:1940年4月22日
ヨーゼフ・ライヒャ(レイハ):チェロ協奏曲イ長調
Op.4-1
※録音:1940年1月27日 |
エマヌエル・フォイアマン(チェロ)
レオン・バージン(指揮)
ナショナル・オーケストラル・アソシエーション |
20世紀前半を代表する名チェリスト、エマヌエル・フォイアマン!
☆カザルスとともに20世紀前半を代表する名手の一人、エマヌエル・フォイアマンの貴重な録音が復刻!
カザルスとともに20世紀前半を代表する名手の一人、エマヌエル・フォイアマンの貴重録音が新リマスターで登場!
フォイアマンはドヴォルザークのチェロ協奏曲の名盤も遺していますが、今回は敢えてライヒャとダルベールというレア・レパートリーが選ばれているところも注目でしょう。
※録音:1940年&1941年
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PACD960856
(2CD)
特別価格 \3900
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アイネズ・マシューズ・シングズ・シューベルト
シューベルト:
美しき水車小屋の娘 D.795
冬の旅 D.911 |
アイネズ・マシューズ(メゾ・ソプラノ)
ロウエル・ファー(ピアノ) |
ミュージカル俳優や黒人霊歌歌手としても活躍したアフリカ系アメリカ人のメゾ・ソプラノ歌手、アイネズ・マシューズ(1917-2004)が歌ったシューベルトの三大歌曲集から「冬の旅」と「美しき水車小屋の娘」のセットが初CD化。(他に「白鳥の歌」の録音もあり)
現代では女性歌手による同曲の録音・演奏も珍しくありませんが、アイネズ・マシューズはソプラノのロッテ・レーマンに次ぐ2人目の録音となりました。(メゾ・ソプラノとして、また恐らくアフリカ系歌手としても初録音)
※録音:1953年&1954年
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<メジャー・レーベル>
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ERATO
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5419765940
\3000→\2790 |
マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト)
山田和樹(指揮)&モンテカルロ・フィル
ベルリオーズ:歌曲集『夏の夜』 Op.7
サン=サーンス:歌曲集『ペルシャの歌』 Op.26(管弦楽版)
ラヴェル:歌曲集『シェエラザード』 M.41 |
マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト)
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団
山田和樹(指揮) |
録音:2022年7月19-21日、モンテカルロ、Auditorium
Rainier III
カナダ出身のコントラルト、マリー=ニコル・ルミューが、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団とその芸術・音楽監督の山田和樹とともに、豪華で現実逃避的な2つのフランスの伝統的な連作歌曲、ベルリオーズの『夏の夜』とラヴェルの『シェエラザード』を組み合わせて録音。
そして音楽的にも主題的にもこれらを補完するのが、もうひとりの偉大なフランスの作曲家サン=サーンスによる、あまり聴かれない『ペルシャの歌』です。年代的にはベルリオーズ
(1841年) とラヴェル (1904年) の間の中心に位置します。これらはアルマン・ルノーの詩が元となっています。
2019年にマリー=ニコル・ルミューがパリで『夏の夜』を歌ったとき、「低音域の深みからきらめく高音まで、彼女は作品を通してしなやかな軌跡を描き、振幅のあるフレージングを行い、言葉を描く機会を逃さなかった」と、ロンドンを拠点としているインターナショナル・オンライン音楽専門誌バックトラックは書いています。
またフォーラム・オペラは「印象的だったのは、彼女の声の信じられないほどの色彩感。彼女はどこでそのように細かく調整されたニュアンスを見つけたのでしょう?
」と、ルミューのフランス歌曲歌唱を絶賛しています。
モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団とその芸術・音楽監督の山田和樹は見事な指揮で、作品のさらなる深い表現を浮き上がらせています。
『ペルシャの歌』は元々独唱とピアノのための作品ですが、ここではパラツェット・ブリュ・ザーネ(Palazzetto
Bru Zane)・エディションによる管弦楽版として演奏されています。
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5419772645
\3000→\2790 |
ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキ(カウンターテナー)
世界初録音曲多数
ビヨンド~初期バロック・アリア集
1. モンテヴェルディ:『私はここへ戻って来た』(歌劇『ポッペアの戴冠』より)
2. モンテヴェルディ:『この世に別れを告げたい』
SV.337
3. カプスベルガー:『カプスベルガー』(キタローネのためのタブラチュア曲集
第4巻より)
4. カッチーニ:『アマリッリ、私の美しいひと』
5. フレスコバルディ:パッサカリアのアリア『そうして私をあざ笑うのですか?』(歌のためのアリア集
第1巻より)
6. ストロッツィ:『慰められた恋人』(カンタータ、アリエッタ、デュエット集
Op.2より)
7. カヴァッリ:『Incomprensibil nume』(歌劇『ポンペイウス2世』より)
8. ケルル:2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
ヘ長調
9. サラチーニ:『Udite, lagrimosi spirti
d'Averno』(新しい音楽 第1巻より)
10. パッラヴィチーノ:シンフォニア『ディメトリオ』
11. カッペリーニ:『タランテラ』(Chi vuol
ch'il cor gioisca)
12. ネッティ:歌劇『La moglie del fratello』より第1幕第9場『Berillo』
13. サルトリオ:『La certezza di sua fede』(歌劇『アントニヌスとポンペイアヌス』より)
14. ネッティ:『Quanto piu la donna invecchia』(歌劇『アダーミロ』より)
15. マリーニ:『La vecchia innamorata』(スケルツォとカンツォネッタ集
Op.5より)
16. ネッティ:『Son vecchia, patienza』(歌劇『アダーミロ』より)
17. ベルナベイ:『A battaglia, su, mio
core』(歌劇『Il segreto d'amore in petto
del Savio』より)
18. ヤジェンプスキ:『タンブレッタ』(3声と通奏低音のためのコンチェルトより)
19. ヴィターリ:カンタータ『Donde avvien
che tutt'ebro』
20. ポッラローロ:『Come allor che piu
densi』
21. ポッラローロ:『Son tanto avvezzo a
piangere』
(歌劇「La Costanza gelosa negl'amori
di Cefalo e Procri」より)
22. モラテッリ:『Lungi dai nostri cor』(セレナータ『失われた箙』より)
器楽曲(4,8,10,15,18)
世界初録音(7,10-14,16-21) |
ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキ(カウンターテナー)
イル・ポモ・ドーロ(ピリオド楽器アンサンブル) |
録音:2022年12月14-22日、パドヴァ、Scuola
della Carita
現在数多くのリサイタルやオペラ公演で絶賛を浴びている世界的大人気カウンターテナー歌手ヤクブ・ユゼフ・オルリンスキ。
今回の6番目のプロジェクトでは、モンテヴェルディ、カッチーニ、フレスコバルディ、カプスベルガー、サラチーニ、ネッティ、ヤジェンプスキなど、あまり知られてない初期バロックの作曲家を含む音楽をフィーチャーしています。
このアルバムでは、音楽学者のヤニス・フランソワの協力によりプログラムを研究し、今回多くの世界初録音曲を収録しています。
「非常に特別に選ばれたプログラムで、私は『ビヨンド』という言葉の一般的な意味に焦点を当てたいと思います。
主に、この音楽が時代を超えていることを人々に示すためです。
それは今でも関連性があり、今も生きていて、活気があり、感動的で、魅力的で、楽しいものです」と、オルリンスキは語っています。
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<国内盤>
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オクタヴィア・レコード
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OVCL-00823
(HQ HYBRID)
\3850
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ジョナサン・ノットと東京交響楽団
ショスタコーヴィチ!
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番 |
ジョナサン・ノット(指揮)
東京交響楽団 |
2022年10月16日 ミューザ川崎シンフォニーホールにてライヴ収録
邁進する圧倒的音楽!ジョナサン・ノットと東京交響楽団の渾身のショスタコーヴィチ!
ジョナサン・ノットと東京交響楽団、ファンを虜にして止まない唯一無二の相思相愛から奏でられる圧倒的音楽。
その名コンビによるショスタコーヴィチ・シリーズ第3弾となる、待望の交響曲第4番です。
ショスタコーヴィチの全交響曲の中でも、最大編成を要し難解な楽曲を、両者は綿密に読み解き、冴え漲るタクトに応える圧巻のパフォーマンスはもちろんのこと、ライヴならではの気迫と臨場感、鮮麗なオーケストラサウンドが響き渡ります。
最高峰の名演をお楽しみください。
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OVCL-00827
(HQ HYBRID)
\3850
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コバケンとその仲間たちオーケストラ
白熱のライヴ!
チャイコフスキー:交響曲第5番
チャイコフスキー:
交響曲第5番 ホ短調 作品64 |
小林研一郎(指揮)
コバケンとその仲間たちオーケストラ |
2023年6月25日 東京・サントリーホールにてライヴ収録
炎のコバケンによる白熱のライヴ!
「コバケンとその仲間たちオーケストラ」は、2005年のスペシャルオリンピックスの公式文化事業の企画を機に設立されたオーケストラで、プロ・アマチュア・学生・障がいの有無に関わらず、活動趣旨に賛同する奏者が集まり演奏しています。
当盤は2023年6月に開催された演奏会のライヴ録音です。
炎のコバケンのタクトに、深い信頼関係を築くオーケストラのサウンドが呼応する白熱の演奏がサントリーホールに響きわたります。
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OVCL-00828
(HQ HYBRID)
\3850
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チェリスト笹沼樹、気迫のドヴォコン!
チェロ協奏曲、他
スメタナ:連作交響詩《わが祖国》より
「ヴルタヴァ」(モルダウ)
ドヴォルザーク:
チェロ協奏曲 ロ短調 作品104 B.191
歌劇《ルサルカ》より「月に寄せる歌」 |
笹沼樹(チェロ)
ダニエル・ライスキン(指揮)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団 |
2023年7月6日 東京・サントリーホールにてライヴ収録
新進気鋭のチェリスト笹沼樹、気迫のドヴォコン!
ソリスト、室内楽奏者、東京交響楽団の客演首席奏者として、国内外にて広く活動を展開している新進気鋭のチェリスト笹沼樹によるEXTON第1弾です。
当盤は23年7月6日、サントリーホールで行われたスロヴァキア・フィル来日公演のライヴ・レコーディング。チェロ協奏曲ほか、スメタナの名作「わが祖国」よりヴルタヴァ(モルダウ)、笹沼とスロヴァキア・フィルによるアンコールをカップリングし、チェコの音楽を存分にお楽しみいただける1枚となりました。
日本人離れした情熱迸る演奏で、聴く者を魅了する笹沼のチェロをはじめ、ライヴならではの気迫溢れる演奏をご堪能ください。
笹沼樹(チェロ)
ARDミュンヘン国際コンクール弦楽四重奏部門第3位。ニューヨークのYoungConcert
Artists International Auditionで第1位。ソロでは東京音楽コンクール第2位、日本音楽コンクール入選。室内楽奏者としても横浜国際、ルーマニア国際、ザルツブルク=モーツァルト国際などのコンクールで優勝。
桐朋女子高等学校音楽科を首席卒業後、桐朋学園大学ソリストディプロマコース修了、並びに学習院大学文学部卒業。
同校で2017年6月に天皇皇后両陛下をお迎えしての天覧公演となったリサイタルシリーズは毎年開催されている。
現在桐朋学園大学大学院に在籍中。NHK交響楽団アカデミー生。2019年1月にはデビューCD『親愛の言葉』(日本コロムビアレコード芸術特選盤)をリリース。
大きな話題となる。V.アダミーラ、古川展生、堤剛の各氏に師事。カルテット・アマービレ、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団のメンバー。
使用楽器は1771 年製 C.F.Landolfi(宗次コレクション)。
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OVCL-00826
(HQ HYBRID)
\3850
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川上徹(チェロ)
深遠なチェロの音色で聴く、ヴァイオリン・ソナタの名曲
ブラームス:
ヴァイオリン・ソナタ 第1番 作品78 「雨の歌」
(パウル・クレンゲルによるチェロ編曲版:ニ長調)
フランク:ヴァイオリン・ソナタ FWV8
(レナード・ローズによるチェロ編曲版:イ長調) |
川上徹(チェロ)
三輪郁(ピアノ) |
2023年5月13日 東京、hall 60(ホール ソワサント)にてライヴ収録
深遠なチェロの音色で聴く、ヴァイオリン・ソナタの名曲。
長年オーケストラプレーヤーとして活躍してきた川上徹による最新盤は、ブラームスとフランクの名高いヴァイオリン・ソナタのチェロ版です。
2023年5月に行われたライヴの録音で、ピアノの三輪郁による好サポートを得た、豊かな音楽がここに収められています。
味わい深いチェロの音色で、オリジナル作品とは一味違った魅力をお楽しみください。
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<松本和将ライヴシリーズ11>
フランツ・リスト~聖なる悪魔の調べ
リスト:
オーベルマンの谷
ラ・カンパネラ
愛の夢 第3番
バラード 第2番
ピアノソナタ ロ短調 |
松本和将(ピアノ) |
2022年11月17日 東京文化会館小ホールにてライブ録音
松本和将 ライブシリーズ 第11弾 フランツ・リスト
フランツ・リスト~ヨーロッパを席巻した大ヴィルトゥオーゾにして革新的な手法を次から次へと採用した新時代の作曲家。
数々の女性たちを失神させる稀代のプレイボーイの隠された素顔と、ピアニスト松本和将が真っ向から向き合う。
誰も聴いたことのないソナタロ短調の構築性、新たな発見に満ちたライナーノーツ、これは見逃せない。
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9/6(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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LA DOLCE VOLTA
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LDV 109
(2CD)
¥4200 →\3890
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ラヴェル:ピアノ作品全集/ビアンコーニ
CD1
1. 水の戯れ [5:13]
2. 鏡 [28:10]
3. 古風なメヌエット [6:07]
4. 亡き王女のためのパヴァーヌ [6:00]
5. ソナチネ [11:17]
6. メヌエット 嬰ハ短調 [1:04]
7. 高雅で感傷的なワルツ [14:11]
CD2
1. グロテスクなセレナード [3:38]
2. 夜のガスパール [22:18]
3. ハイドンの名によるメヌエット [1:50]
4. ボロディン風に [1:38]
5. シャブリエ風に [1:45]
6. 前奏曲 [1:39]
7. クープランの墓 [23:21]
8. マ· メール· ロワ(ピアノ4手連弾版)*
[14:36] |
フィリップ・ビアンコーニ(ピアノ)
*クレマン・ルフェーヴル |
ビアンコーニ、ラヴェル作品全集の登場
録音:2022年4月11-18日、アルセナル=メス、音楽都市/2h23'、輸入盤、日本語帯・解説付
巨匠ビアンコーニによる、ラヴェル全曲録音の登場。
イタリアの姓を持ち、ニースに生まれ育ち、世界でキャリアを築き、現在はエコール・ノルマルで教鞭を執る巨匠ビアンコーニ。『最後のドビュッシー』でもきわめて高く評価されましたが、このたび、初めてラヴェルを録音してから約30年の時を経て、全集というかたちでの新録音登場となります。
高音の響きも美しい≪水の戯れ≫も、きらびやかな水の輝き、というよりもどこか暗さを感じさせ、決して重さはないのに煙たく澱んだ空気をまとっています。
ビアンコーニがたどりついた境地だからこそなしえたラヴェルの響きが実現されています。≪道化師の朝の歌≫でも、気品ある軽やかさ、それでいてやはり朝のもやのかかった空気も感じさせます。
ラヴェルの音楽の魔法のような響きと魅惑的でまばゆい外観の向こう側で、ビアンコーニは光と影のあいだを揺れ動き、情熱と官能、深遠さを引き出しています。どの作品も、端正で完璧、それでいて思わぬ暗さにハッとさせられる演奏。
新しい発見に満ちています。≪マ・メール・ロワ≫ではEVIDENCEレーベルからCD
をリリースしている1990年生まれの気鋭奏者、クレマン・ルフェーヴルをゲストに迎えました。
≪妖精の園≫では驚くべき深遠な世界が展開されています。
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ANALEKTA
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新しいユダヤの音楽 Vol.4
1-5. イマン・ハビビ:
Shahin-nameh ~ペルシャ伝統音楽歌手と管弦楽のための
6-10. アーロン・ハーラップ(1941-):
Out of the depths have I cried unto Thee,
O Lord
ソプラノと管弦楽のための
11-14. リタ・ウエダ: Birds Calling... from
the Canada in You
笙、ソーナ、シェンと管弦楽のための |
セピーデ・ライッサダート(歌、セタール)...1-5
シャロン・アズリエリ(ソプラノ)...6-10
佐藤尚美(笙)...11-14
呉忠喜ジョンシー・ウ(ソーナ、シェン)...11-14
モントリオール・メトロポリタン管弦楽団
ニコラ・エリス(指揮) |
録音: 2023年3月 モントリオール・シンフォニー・ハウス
収録時間: 74分
このアルバムにもアーティストとして参加するカナダのソプラノ歌手シャロン・アズリエリが創設した、アズリエリ財団によるユダヤ音楽とカナダ音楽の作曲コンクール「アズリエリ音楽賞」を2022年に受賞した3作品を収録。
イランのテヘランに生まれ現在はカナダで活躍するイマン・ハビビの作品は、全編をけん引するペルシャの伝統音楽の歌手と聴き映えのする管弦楽との対比が聴きもので、伝統的な撥弦楽器であるセタールの音も聴くことが出来ます。
カナダで生まれ現在はイスラエルに住むアーロン・ハーラップの作品は、旧約聖書の詩篇からのテキストがソプラノによって歌われるもの。
バンクーバーを拠点に活躍するリタ・ウエダの作品では、日本の笙と、中国の笙であるシェン、そしてソーナ(いわゆるチャルメラ)が活躍します。
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CYPRES RECORDS
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ピエール・シリンクス: C#2
ピエール・シリンクス(1988-):
1. C#2.1
2. C#2.2
3. C#2.3
4. C#2.4
5. C#2.5 |
シンディ・カスティーリョ(オルガネット)
ピエール・シリンクス(エレクトロニクス) |
録音: 日時不明 studio grez、ブリュッセル、ベルギー
収録時間: 41分
ベルギーに生まれ、王立モンス音楽院で作曲と古典文学を学んだピエール・シリンクス。
2013年に若い音楽家のための「アンリ・プッスール賞」を受けて以降、数々の賞を受賞し、現在はブリュッセルで現代音楽と実験音楽のコンサートを毎月開催する"SMOG"のメンバーとして活躍しています。
こちらのアルバム「c#2」はオルガニスト、シンディ・カスティーリョとの共作の2作目で、彼女が弾く2オクターヴ程度のオルガネット(小オルガン)と、シリンクスの操るエレクトロニクスによる作品。
自然音や子供たちの遊び声などのサンプリング音源、電磁ノイズ、金属音、8ビットの古いゲームミュージックのような音なども盛り込まれ、聴く者の心に様々な風景を浮かばせます。
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FUGA LIBERA
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異郷暮らし~
留まる者たちと去る者たち、中世の女性たちと旅の歌
1. ティエリー・ド・メ(1956-):
EXIL 異郷暮らし ~無伴奏独唱のための(2020)
<留まる女たち ~中世の女性たちの歌~>
2. 作者不詳: Al Fat 勝利
(9~10世紀ペルシャの軍楽リズムによるタボル〔3孔笛〕の独奏)~
Chanterai por mon courage わたしは歌おう、自らを鼓舞すべく
(13世紀、十字軍時代の女性の歌)
3. ギヨーム・ド・マショー(1300頃-1377)
:
De Fortune me doit plaindre et loer
嘆きも賞賛も運命ゆえ
4. マショー: Puisqu'en Oubli sui de
vous dous Amis
麗しき恋人よ、あなたに忘れられてしまったので
5. 作者不詳: Lucente Stella 輝かしき星よ
(『ロッシ写本』記載の14世紀の舞踏曲による中世二本笛の独奏)
<旅立っていった女たち ~イベリア半島の歌、セファルディの歌~>
6. フアン・デル・エンシーナ(1468-1529):
Amor con Fortuna
恋の神が、運命の神と(『王宮の歌集』より)
7. 作者不詳: Bre Sarica, Bre ほら、サリカ(セファルディの伝承歌)
8. T.ド・メ/ユジェニー・ド・メ編:
Amor Constante mas alla de la Muerte
だが、誠実な愛は死を超えて(声と笛による16世紀の詩歌)
9. 作者不詳: La Rosa Enflorece 薔薇は花開き(セファルディの伝承歌)
10. 作者不詳/T.ド・メ&E.ド・メ編:
Una tarde de Verano 夏の午後に(セファルディの伝承歌)
<もう来ない女たち ~決して繰り返さないように~>
11. ヨハンネス・チコーニア(1370-1412)/E.ド・メ編:
Merce o Morte 恵と死と
12. T.ド・メ: EXIL – Choral of
Harmonics 異郷暮らし~
ハーモニクスを使ったコラール
(無伴奏ルネサンス・バス・リコーダーのための)
13. T.ド・メ: EXIL – Shadowing
異郷暮らし ~影をなぞる
(ルネサンス・バス・リコーダーと声のための)
14. T.ド・メ: EXIL – Envol
異郷暮らし ~旅立ち(ソプラノ・リコーダーと声のための)
15. T.ド・メ: CASCADE en 5 pour 3
滝 ~3連符5拍子による(トンバック独奏のための)
16. 作者不詳: Planctus «Quis
dabit Capiti meo Aquam ?»
葬送の哀歌「誰がわたしの頭に水を注ぐのか」
(『ウエルガス写本』より)
17. T.ド・メ: EXILS – Would Never
異郷暮らし~
決して繰り返さないように(3人の音楽家のための)
18. 作者不詳: Alleluia Nigra sum sed
Formosa
アレルヤ、わたしは肌が黒い、けれど美しい
(『フォンテヴロー讃歌集』〔13世紀〕
に記されたグレゴリオ聖歌) |
ユジェニー・ド・メ
(歌、フィドル、
手廻しオルゴール)
ピエール・アモン(各種中世笛)
ジュリアン・ルエー(打楽器) |
録音: 2023年1月5-9日 ノワルラック修道院
収録時間: 70分
【驚くほど多面的な歌声、素材感豊かな笛の音と織りなす異世界の響き】
一筋の女声を介し、時にさまざまな分野の音楽家をゲストに招きながら、時代や場所、言語、文脈もさまざまな「土地」にまつわる歌を辿ってゆく歌手ユジェニー・ド・メの企画「トロバール・プロジェクト」。
その名は中世の南フランスで、詩歌を組み立てる言葉を見つけだす(trobar)ことが「詩歌を吟じる」ことと同義で、その技芸に従事した吟遊詩人=トロバドゥールたちの時代に由来しますが、今回は中世音楽の研究・演奏に深い見識と豊かな実践経験を持つピエール・アモンがゲストとして参加。
9世紀から16世紀に至るさまざまな詩歌や伝統旋律を、現代作曲家ティエリー・ド・メによる中世的な音楽を交えながら各種の中世笛と歌で形にしてゆきます。
十字軍遠征などで他所へと旅立つ男たちを見送る女たち、あるいは近世にイベリア半島から追放されてしまうユダヤ人たち(セファルディ)、そして無差別殺人で命を奪われた現代の隣人たち、さまざまな形をとる望郷の念と異世界とを対置させながら、幾百年と続いてきた人間の生の魅力を音で伝えてゆくド・メの美声は驚くほど多面的なニュアンスをたたえて美しく、中世音楽を深く追及してきたアモンの味わい深い笛の音もまた触感確かな響きで耳を捉えて離しません。
遠く中世を眺めやりながらのアンビエントな、しかし深く聴き確かめずにはおれなくなる歌と物語の数々。
多様な音楽のあり方を音盤の形で追求してきたベルギーFUGA
LIBERAならではの1枚です。

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メンデルスゾーン&エネスク:弦楽八重奏曲
1-4. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op. 20
5-8. ジョルジェ・エネスク(1881-1955):
弦楽八重奏曲 ハ長調 Op. 7 |
ロレンツォ・ガット(ヴァイオリン)...1-4
ミゲル・ダ・シルヴァ(ヴィオラ)
エリザベート王妃音楽院のソリストたち |
録音: 2021年3月、2022年4月 エリザベート王妃音楽院、ワーテルロー、ベルギー
収録時間: 70分
ベルギーのエリザベート王妃音楽院の学生たちと、音楽院ゆかりのロレンツォ・ガット、ミゲル・ダ・シルヴァによる弦楽八重奏の名作を2曲。
どちらもはじけるような瑞々しい表現が素晴らしく、作品の魅力を十二分に引き出しています。
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GRAND PIANO
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ルチアーノ・ベリオ(1925-2003):ピアノ作品全集
1-5. 小組曲(1947)
1. I. Prelude 前奏曲 / 2. II. Petit Air
I 小エール第1 /
3. III. Gavotte ガヴォット /
4. IV. Petit Air II 小エール第2 / 5.
V. Gigue ジーグ
6-11. 6つのアンコール(1965-90)
6. Brin 芽(1990) / 7. Leaf 葉(1990) /
8. Wasserklavier 水のクラヴィア(1965)
/
9. Erdenklavier 地のクラヴィア(1969)
/
10. Luftklavier 大気のクラヴィア(1985)
/
11. Feuerklavier 火のクラヴィア(1989)
12. セクエンツァ IV(1966)
13. カンツォネッタ(1991) – 4手ピアノのための
14. タッチ(1991) – 4手ピアノのための
15. 5つの変奏曲(1952-53/1966改訂)
16. ラウンズ(1964-65)(ピアノ版 1967)
17. ピアノ・ソナタ(2001) |
マッテオ・ベヴィラクア(ピアノ...Fazioli F278)
ルカ・トラブッコ(ピアノ)...13、14 |
録音:Luke Recording Studio, Cividale, Friuli
Venezia Giulia(イタリア) 2022年3月29日...6-12 2022年9月10日...10 2022年12月23日...1-5、16 2023年3月22日...13、14、17
総収録時間:74分
生涯を通じてピアノ曲を作曲したルチアーノ・ベリオ。このアルバムには彼のピアノのための作品が全て収録されています。
活動の初期の作品で、バロックの様式に倣った魅力的な「小組曲」にはじまり、1960年代の代表作"4つのクラヴィア"を含む「6つのアンコール」では実験的な作風が垣間見えます。
ウェーベルンを思わせる簡潔な書法が際立つ「5つの変奏曲」や彼のライフワークの一つである「セクエンツァIV」、彼の最後の作品のひとつで、様々な音による響きとリズムで構成された大作「ピアノ・ソナタ」まで、ベリオの多彩な作風を楽しむことができます。
巧みな演奏を披露するのはイタリア出身のマッテオ・ベヴィラクア。現在ベルギーのエリーザベト王妃礼拝堂のアーティスト・イン・レジデンスを務めるとともに、ビジュアルアートの世界でも活躍するピアニストです。

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NAXOS
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ペンデレツキ:交響曲第6番「中国の詩」
1-4. トランペット・コンチェルティーノ(2015)
1. I. Andante
2. II. Larghetto
3. III. Intermezzo
4. IV. Vivo ma non troppo
5. ヴァイオリンとヴィオラのための二重協奏曲(2012)
6-13. 交響曲第6番「中国の歌」(2008-17)
6. I. Die geheimnisvolle Flote 神秘的な笛
7. II. In der Fremde 異国にて
8. III. Auf dem Flusse 川の上で
9. IV. Die wilden Schwane 野生の白鳥
10. V. Verzweiflung 絶望
11. VI. Mondnacht 月夜
12. VII. Nachtliches Bild 夜の情景
13. VIII. Das Flotenlied des Herbstes
秋の笛の歌 |
ダヴィド・ゲリエ(トランペット)...1-4
アレクサンドラ・クルス(ヴァイオリン)...5
ヤロスラフ・ブレンク(バス・バリトン)...6-13
チェ・ハヨン(チェロ)...5
シン・シャオリン(二胡)...6、8、11、12
ノールショピング交響楽団
アントニ・ヴィト(指揮) |
録音:Louis de Geer Konsert & Kongress
i Norrköping, (スウェーデン) 2022年6月20日...1-4 2022年6月21日...5 2022年6月22-23日...6-13
二胡の演奏のみ Bauhinia Musik Haus, Hong
Kong...6、8、11、12
総収録時間:61分
ペンデレツキの交響曲第6番は、バス・バリトンと小オーケストラのための作品。
ハンス・ベトゲがドイツ語に翻案した「中国の詩」を用いた8楽章で構成されており、要所要所に二胡のソロが挿入されています。
第6番と附番されていますが、長い間スケッチのみが知られていたものを、第8交響曲『はかなさの歌』を完成させた後の2008年再度とりあげ、およそ9年の歳月をかけて完成させた、実質ペンデレツキ"最後の交響曲"となります。
ベトゲの詩から想起するのはマーラーの「大地の歌」ですが、この交響曲はまさにマーラー風の響きを持つ後期ロマン派の作風に倣ったもの。
哀愁を帯びた旋律が耳に残ります。2012年のヴァイオリンとヴィオラのための二重協奏曲(この演奏はチェロとヴァイオリン)と2015年のトランペット協奏曲は新古典派風の活発な作品。
トランペット協奏曲でソロを吹くダヴィド・ゲリエは2003年ミュンヘン国際コンクール・トランペット部門で1位受賞。
2004~2009年フランス国立管弦楽団、2009~2010年ルクセンブルク・フィルのソロ・ホルン奏者を務めたトランペットとホルン二刀流の名手。ここでは超絶技巧を駆使した素晴らしいトランペットを披露しています。
※アントニ・ヴィト 来日公演情報
2023年12月19日(火) サントリーホール
東京都交響楽団 ピアノ/反田恭平
ペンデレツキ:交響曲第2番《クリスマス・シンフォニー》他
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アルメニアの輝き
20世紀アルメニアのヴァイオリンとピアノのための作品集 |
ニコライ・マドヤン(ヴァイオリン)
アルミネ・グリゴリアン(ピアノ)...1-9、13-15 |
1. コミタス(1869-1935):Tsirani Tsar あんずの木(1905-06)
(A. ガブリエリアンによるヴァイオリンとピアノ編)
2. コミタス:Kagavik ヤマウズラの歌(1908)
(A. ガブリエリアンによるヴァイオリンとピアノ編)
3. コミタス:Vagharshapati Par ヴァガルシャパトの踊り(1891)
(K. ドムバエフによるヴァイオリンとピアノ編)
4. コミタス:K'eler, tsoler 彼は輝き、歩いた(1902-06)
(K. ドムバエフによるヴァイオリンとピアノ編)
5. コミタス:Krounk 鶴(1911) (S.Z. アスラマジアンによるヴァイオリンとピアノ編)
6. サルキス・バルフダリアン(1887-1972):Sirouhis
最愛の人へ(1936)
7. アラム・ハチャトゥリアン(1903-1978):舞曲
変ロ長調 Op. 1(1926)
8. エドゥアルド・アブラミャン(1923-1986):
ヴァイオリンとピアノのための演奏会用スケルツォ(1954)
9. アレクサンドル・アルチュニアン(1920-2012):ヴァイオリンとピアノのための舞曲(1947)
10. ハチャトゥリアン:バレエ音楽「ガイーヌ」(1942)
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第3幕 アダージョ(A. ヤンポリスキーによるヴァイオリン編)
11. ハチャトゥリアン:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番(1972)
- 第1楽章 グラーヴェ
12. ハチャトゥリアン:バレエ音楽「ガイーヌ」(1942)
-
第1幕 ウズンダーラ(M. フィフテンホルツによるヴァイオリン編)
13. ハチャトゥリアン:バレエ音楽「スパルタクス」
(1950-54) -
第2幕 スパルタクスとフリーギアのアダージョ(H.
スムバチャンによるヴァイオリンとピアノ編)
14. エドゥアルド・バグダサリアン(1922-1987):夜想曲
イ長調(1957)
15. エドヴァルド・ミルゾイアン(1921-2012):序奏と常動曲
- 常動曲(1957)(ヴァイオリンとピアノ版) |
録音:アルメニア 2001年6月4-5日Aram Khachaturian
Concert Hall...1-9 2003年9月8日Komitas Chamber
Music Hall, Yerevan...13-15 2018年7月17日
Komitas Chamber Music Hall, Yerevan...10-12
総収録時間:53分
小品ながらも芸術性に富んだ曲を集めた、ヴァイオリンとピアノのための「アルメニア作品集」。
アルバムの前半におかれた5作品はアルメニアの司祭、音楽学者、作曲家、歌手、聖歌隊指揮者であり、アルメニア近代音楽の擁護者として知られるコミタスの作品。
どの曲にも抒情的な雰囲気がありますが、なかでも「鶴」はアルメニアの賛歌の象徴として強い存在感を放ちます。
他にはハチャトゥリアンの『ガイーヌ』、『スパルタクス』からの音楽や、彼の作品番号1となった「舞曲
変ロ長調」、トビリシとモスクワのアルメニア文化施設で作曲を学び、アルメニアの伝承音楽の研究に力を尽くしたアブラミャンの色彩感に満ちた「スケルツォ」、現代アルメニアの音楽発展に多大なる貢献を果たし、1963年には芸術功労者(名誉芸術家)に認定されたバグダサリアンの美しい「夜想曲」など、アルメニアの優れた作曲家たちの作品を紹介。
アジアの民謡にも通じる懐かしい旋律が聴き手のノスタルジックな感情を呼び起こします。
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フランツ・シューベルト(1797-1828):ピアノのための舞曲集 |
ディディエ・カストル=ジャコマン(ピアノ) |
1-3. 38のワルツ、レントラーとエコセーズ
Op. 18 D 145(1815-21)
1. ワルツ第1番 - 第12番 / 2. レントラー第1番
- 第17番 /
3. エコセーズ第1番 - 第9番 – 第8番(ダ・カーポ)
4. 12のエコセーズ D299(1815)
5. 20のワルツ Op. 127 D 146(1815-23)(自筆譜第2稿による)
6. 12のエコセーズ D781 – レントラー第2番-第12番(1823)
7. エコセーズ ニ長調 D 782(1823頃)
8. 12のレントラー D 681 - レントラー第5番
- 第12番(1815頃)
9. ギャロップと8つのエコセーズ Op. 49 D
735(1822頃)
10. 8つのエコセーズ D 529(1817)
11. 6つのエコセーズ D 421(1816)
12. ドイツ舞曲 嬰ハ短調 - エコセーズ 変ニ長調
D 643(1819)
13. エコセーズ 変ホ長調 D 511(1817頃)
14. エコセーズ ニ短調/ヘ長調 D 158(1815) |
録音:Rouen Piano Auditorium(フランス) 2021年8月17-18日...1-5、14 2022年4月12-15日...6-13
総収録時間:85分
生粋のウィーンっ子だったシューベルト。社交界の付き合いとして、ウィーンにオープンした数多くのサロンや、彼の仲間たちの集い「シューベルティアーデ」のために多くの舞曲を作曲しました。
これらは大評判となり、若きシューベルトは楽譜の出版と販売の機会を得ることができました。
どれも小さいながら、ウィットに富んだメロディとハーモニーを持ち、時にはスイスのヨーデルの模倣さえも聴かれる、湧き上がるような自然な楽想に満ちています。
また『12のエコセーズ』 D299はリンツに住み、彼と生涯にわたる友情を結んだヨーゼフ・フォン・シュパウンの妹マリーに献呈されており、ウィーン市以外で演奏されたシューベルトの初めての曲とされています。
自筆譜は一部のみが現存するだけですが、ここでは、初版と筆写譜に基づいた1982年のヘンレ版を用いて演奏しています。
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8.660529
(2CD)
¥2600
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ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):
歌劇《アシスとガラテア》全3幕 1686年パリ版
【CD1】
1-9. プロローグ
10-17. 第1幕
【CD2】
1-6. 第2幕
7-16. 第3幕 |
アシス...ジャン=フランソワ・ロンバール(テノール)
ガラテア...エレナ・ハルシャーニ(ソプラノ)
ディアナ/ナイアス II/シラ...
ヴァレーリア・ラ・グロッタ(ソプラノ)
アボンダンス/アメント/ナイアス I...
フランチェスカ・ロンバルディ・マッズッリ
(ソプラノ)
コーモス/ティルシス...
マルクス・ヴァン・アルスデール(テノール)
アポロン/ユノーの祭司/テレモス...
セバスティアン・モンティ(テノール)
ポリュペモス...ルイージ・デ・ドナート(バス)
ネプチューン...グイド・ロコンソロ(バリトン)他
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
(合唱指揮:ロレンツォ・フラティーニ)
指揮:フェデリコ・マリア・サルデッリ |
録音:2022年7月9日 フィレンツェ五月音楽祭歌劇場 (ズービン・メータ・ホール)
総収録時間:105分
フランス・バロックの作曲家、ジャン=バティスト・リュリが不慮の事故による病で他界する前年、1686年に貴族の祝宴のために作曲し、作曲家最後の完成したオペラとなった牧歌劇《アシスとガラテア》。
ルイ14世の王太子ルイ・ド・フランスがアネット城を訪問した際、彼をもてなすために書かれた作品で、フランス風序曲で荘重に始まり、数々の歌唱とバレ(舞踊)が繰り広げられ、華々しいパッサカリアで締めくくられるというリュリならではの秀作です。
ガラテア役にはエレナ・ハルシャーニ、アシス役にはジャン=フランソワ・ロンバールと優れた若手歌手を起用、フィレンツェ五月音楽祭オーケストラがピリオド楽器に持ち替え、活気と古雅な味わいに満ちた演奏を繰り広げます。
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クリスマスの朝に クリスマス合唱曲集
1. ジェラルド・フィンジ(1901-1956):
イン・テラ・パックス(地に平和を) Op.
39(1954)
(M. フォードによる2声、合唱とオルガン編)
2. 伝承曲:サセックス・キャロル「クリスマスの夜に」
(D. ウィルコックスによる合唱とオルガン編)
3. ジョン・ラター(1945-):
クリスマスの子守歌(1989)(合唱とオルガン版)
4. ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):汚れなきバラ(1919)
5. エイドリアン・ピーコック(1962-):ヴェニーテ、ガウデーテ(2009)
6. ヘレナ・ペイシュ(2002-):クリスマスの朝に(2020)...世界初録音
7. ラター:おやすみ、イエスよ(1999)
8. ボブ・チルコット(1955-):荒野の果てに(2006)
9. 伝承曲:このすてきな香りはなんだろう?
(D. ウィルコックスによる声、合唱とオルガン編)
10. 伝承曲:
ディンドン空高く(S. ニコルソンによる合唱とオルガン編)
11. ラター:キャンドルライト・キャロル(1984)(合唱とオルガン版)
12. ウィリアム・ルウェリン(1925-2023):ロンドン・ウェイツ(1986)
13. イアイン・ファーリントン(1977-):ノヴァ!ノヴァ!(2022)
14. 伝承曲:眠れ、イエスよ、眠れ
(R. パヌフニクによる声、合唱とピアノ編)
15. ア・メリー・リトル・クリスマス
(あなたに楽しいクリスマスを メドレー)(1992)
ウィンター・ワンダーランド - レット・イット・スノー
-
ホワイト・クリスマス - ジングル・ベル)
(G. リチャーズによる合唱とピアノ編)
16. 伝承曲:クリスマスおめでとう
(B. チルコットによる合唱とピアノ編) |
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)...
1、4、9、12
ジョセリン・サマービル(ソプラノ)...1、6
エリザベス・リム(ソプラノ)...14
マーティン・フォード
(ピアノ...14-16)
(オルガン...1-3、7-11、13)
ヴァサーリ・シンガーズ
ジェレミー・バックハウス(指揮) |
録音:Tonbridge School Chapel,Kent(UK) 2021年10月17日...1、5、9、14 2023年2月11-12日...2-4、6-8、10-13、15、16
総収録時間:73分
2012年に発売された「冬の光」(8.573030)に続くヴァサーリ・シンガーズのクリスマス・アルバム。
穏やかで伝統的なキャロルから熱烈な祈りの時まで、特別な音楽体験をする時期にふさわしい1枚です。
フィンジの「地には平和を」やラターの「クリスマスの子守歌」など良く知られる作品をはじめ、多くの人々に歌われる「ディンドン空高く」などの伝承曲、ヴァサーリ・シンガーズ結成40周年を記念して2022年に委嘱されたヘレナ・ペイシュによる「クリスマスの朝に」など様々な作品が均整のとれた美しいハーモニーで歌われています。
楽しいメロディが次々と現れる「ア・メリー・リトル・クリスマス」も聴きどころです。
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<メジャー・レーベル>
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ERATO
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5419767618
(7CD)
\9200→\8790 |
ニコラ・アンゲリッシュ/
オマージュ~未発表ライヴ&放送録音集
リスト:超絶技巧練習曲より第1,3,10,1番
ワーグナー=リスト編:イゾルデ愛の死
J.S.バッハ:イギリス組曲第2番イ短調
BWV.807
ラヴェル:鏡、高雅で感傷的なワルツ、ラ・ヴァルス
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
BWV.988
フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調
FWV.7
バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ
Sz.110
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調
Op.53『ワルトシュタイン』
ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調
Op.30
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
Op.43
などなど |
マルタ・アルゲリッチ、
エベーヌ四重奏団、
チョン・ミョンフン指揮/
フランス放送フィル、
トゥガン・ソヒエフ(指揮)/
トゥールーズ・キャピトール国立管
などなど |
Disc1
リスト:超絶技巧練習曲より第1,3,10,1番 リスト:超絶技巧練習曲より第1,3,10,1番
ワーグナー=リスト編:イゾルデ愛の死
録音:Live, 24 May 1999, Studio de
Radio France
リスト:夢の中に
リスト:暗い雲
ベルク:ピアノ・ソナタ Op.1
録音:28 May 1999, Studio de Radio
France
ツェムリンスキー:リヒャルト・デーメルの詩による幻想曲
Op.9
録音:12 December 1995, Theatre de
Douai
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
Disc2
ワーグナー=リスト編:イゾルデ愛の死
J.S.バッハ:イギリス組曲第2番イ短調 BWV.807
録音:14 March 2011, Grand Theatre,
Quebec
ハイドン:変奏曲 ヘ短調 Hob XVII.6
録音:30 January 1999, Theatre des
champs Elysees
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲
Op.24
録音:10 April 2019, “Les Musicales
d'Arradon” Auditorium des Carmes, Vannes
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
Disc3
J.S.バッハ:イギリス組曲第2番イ短調
BWV.807
ラヴェル:鏡
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
ラヴェル:ラ・ヴァルス
録音:Live, 11 June 2013,
Theatre des
Champs Elysees
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
Disc4
ラヴェル:鏡、高雅で感傷的なワルツ、ラ・ヴァルス
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
録音:Live, 16 May 2011, Theatre des
Champs Elysees
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
Disc5
J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
BWV.988
フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調 FWV.7
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
エベーヌ四重奏団
録音:31 July 2010, Eglise de Verbier
フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調
FWV.7
バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ
Sz.110
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
カミーユ・バレ、ジャン=クロード・ジャンジャンブル(打楽器)
録音:October 2016, Philharmonie de
Paris
Disc6
バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ
Sz.110
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調
Op.53『ワルトシュタイン』
録音:9 January 2015, Salle Rameau, Lyon
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調
Op.53『ワルトシュタイン』
ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』
録音:11 June 2013, Theatre des Champs
Elysees
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
Disc7
ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調
Op.30
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
チョン・ミョンフン(指揮)
録音:19 March 2010, Salle Pleyel,
Paris
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
Op.43
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
トゥールーズ・キャピトール国立管弦楽団
トゥガン・ソヒエフ(指揮)
録音:6 April 2013, Salle Pleyel, Paris
ラフマニノフ:6手のための3つの小品~ 第2曲:ロマンス
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
チョン・ミョンフン(ピアノ)
録音:Choregies d’Orange on 10th
July, 2015
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
Op.43
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昨年亡くなったアンゲリッシュにささげる「未発表ライヴ&放送録音集」。
おそらくERATOはこのボックスの価値を完全には把握してないと思うので、わりとあっさり完売→廃盤にしてしまうかもしれない。
このボックスだけはそんなことになるまえに絶対に押さえておいたほうがよい。
賞賛されると同時に愛された音楽家でもあるピアニスト、ニコラ・アンゲリッシュ。
2022年4月に51歳で亡くなりました。
ワーナー・クラシックス(エラート)との関係はヴァージン・クラシックスから約20年間続きましたが、今回彼の死にあたってソロ、室内楽、協奏曲のレパートリーの未発表録音を集めた7枚組CDコレクションを発売。
1999年から2019年にかけてコンサート ホールまたはラジオ放送用に制作された録音で、バッハ、バルトーク、ベートーヴェン
ベルク、ブラームス、フランク、ハイドン、リスト、ムソルグスキー、ラヴェル、ラフマニノフ、ツェムリンスキーの作品など多岐にわたります。
アンゲリッシュとともに共演するのは、マルタ・アルゲリッチ、エベーヌ四重奏団、チョン・ミョンフン指揮のフランス放送フィルハーモニー管弦楽団、トゥールーズ・キャピトール国立管弦楽団という豪華な面々。
これまでアンゲリッシュのライヴ演奏を聴く機会は録音あまりませんでしたが、マルタ・アルゲリッチが評した「インテリジェントで本当に素晴らしい音楽」をここで堪能することができます。
「ニコラス・アンジェリッシュは誠実さと善良な性格を放っていた人でした。音楽家として、彼は楽器の扱い方に驚かされましたが、彼の演奏には作品の真実を明らかにする純粋さがあり、真のピアノの詩人でした。個人的なレベルでは、彼はその寛大さと協力的な精神でミュージシャン仲間から慕われていました。彼が自分自身を最も完全に表現したのは音楽を通じてであり、リスナーに新しい、時には眩しい世界を切り開いてくれました」
ワーナー・クラシックス&エラート社長アラン・ランスロン。
(亡くなった時の特集から)
ニコラ・アンゲリッシュが死んでしまった。
これまでことあるごとにアピールしてきた天才。
まだこれからだったのに。
だって51歳である。
10年後に、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集録音を出して、世間を仰天させると勝手に思い込んでいた。
20年後には世界最高の孤高のピアニストになっているだろうと勝手に思い込んでいた。
それがまさかの。
惜しい。惜しすぎる。

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SONY
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19658771072
(12CD)
\19500→\18490
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レナード・バーンスタイン/
マエストロ・オン・レコード
バーンスタインがソニー・クラシカルに残した膨大な録音のエッセンスが、テーマ別に分類され12枚のCDに
Disc1:オーケストラ作品
グリーグ:『ペール・ギュント』第1組曲
録音:1967年1月3,10日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
デュカス:『魔法使いの弟子』
録音:1965年2月16日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
シベリウス:『悲しきワルツ』
録音:1969年12月8日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
チャイコフスキー:イタリア奇想曲 Op.45
録音:1960年2月16日 ニューヨーク、セント・ジョージ・ホテル
オネゲル:『パシフィック231』
録音:1962年10月31日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
ビゼー:交響曲ハ長調
録音:1963年5月27日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)
Disc2:バレエ曲とオーケストラ曲
1. ムソルグスキー/リムスキー=コルサコフ編:『禿山の一夜』
録音:1965年2月16日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
2. ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』(1913年版)
録音:1958年1月20日 ニューヨーク、セント・ジョージ・ホテル
3. ラヴェル:ボレロ
録音:1975年9月20日 パリ、シャンゼリゼ劇場
4. ドビュッシー:『聖セバスティアンの殉教』より「Caesar,
I refuse your lyre..」
録音:1962年10月22日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
フェリシア・モンテアレグレ(語り:4)
アデーレ・アディソン(ソプラノ:4)
コーラル・アーツ・ソサエティ(合唱:4)
ニューヨーク・フィルハーモニック(1,2,4)
フランス国立管弦楽団(3)
レナード・バーンスタイン(指揮)
Disc3:交響曲
ハイドン:交響曲第86番ニ長調 Hob.I:86
録音:1967年3月7日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
録音:1964年1月27日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)
Disc4:交響曲
メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調 Op.90『イタリア』
録音:1958年1月13日 ニューヨーク、セント・ジョージ・ホテル
ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』
録音:1962年4月16日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
Disc5-6:マーラー
1. マーラー:『さすらう若者の歌』
2. マーラー:『リュッケルト歌曲集』~私はこの世に捨てられて
録音:1968年10月4,6日 ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ
3. マーラー:交響曲第3番ニ短調
録音:1961年4月3日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
4. マーラー:交響曲第5番嬰ハ短調~第4楽章:アダージェット
録音:1968年6月8日 ニューヨーク、セント・パトリック大聖堂でのロバート・ケネディ追悼ミサより
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン:1,2)
ニューヨーク・フィルハーモニック(3,4)
レナード・バーンスタイン(指揮、ピアノ:1,2)
Disc7:協奏曲
1. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調
Op.19
録音:1957年4月9-10日 ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ(モノラル)
2. リスト:ピアノ協奏曲第1番 変ホ長調 S.124
録音:1963年2月3日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
3. シベリウス:ヴァイオリン協奏曲ニ短調 Op.47
録音:1963年1月15日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
グレン・グールド(ピアノ:1)
アンドレ・ワッツ(ピアノ:2)
ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン:3)
コロンビア交響楽団(1)
ニューヨーク・フィルハーモニック(2,3)
レナード・バーンスタイン(指揮)
Disc8:南北アメリカ音楽集
1. レブエルタス:『センセマヤ』 R.67
録音:1963年2月6日 ニューヨーク、エイヴリー・フィッシャー・ホール
2. ガーシュウィン:『ラプソディ・イン・ブルー』
録音:1959年6月23日 ニューヨーク、セント・ジョージ・ホテル
3. ガーシュウィン:『パリのアメリカ人』
録音:1958年12月15日 ニューヨーク、セント・ジョージ・ホテル
4. アイヴズ:『答えのない問い』
録音:1964年4月17日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
5. コープランド:バレエ音楽『ロデオ』より4つのエピソード
録音:1960年5月2日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
6. バーバー:『弦楽のためのアダージョ』
録音:1971年1月12日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
コロンビア交響楽団(2)
ニューヨーク・フィルハーモニック(1,3-6)
レナード・バーンスタイン(指揮、ピアノ:2)
Disc9:序曲とオペラ
ビゼー:『カルメン』第1組曲
録音:1967年5月15,20日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
ポンキエッリ:歌劇『ジョコンダ』~時の踊り
録音:1968年1月24日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
ロッシーニ:歌劇『ウィリアム・テル』序曲
録音:1963年12月3日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)
ヴェルディ:歌劇『ファルスタッフ』~第3幕
録音:1966年3月18,22,23,26,29,30日 ウィーン、ゾフィエンザール
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン:ファルスタッフ)
ローランド・パネライ(バリトン:フォード)、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)
ワーグナー:『タンホイザー』~祝典行進曲
録音:1967年10月26日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』~前奏曲と愛の死
録音:1967年5月9,20日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)
R.シュトラウス:歌劇『ばらの騎士』~第3幕(抜粋)
録音:1971年3月22-24,30日 4月1-10日 ウィーン、ゾフィエンザール
クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ:元帥夫人)
ヴァルター・ベリー(バス:オックス男爵)
ギネス・ジョーンズ(ソプラノ:オクタヴィアン)
ルチア・ポップ(ソプラノ:ゾフィー)、他
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
レナード・バーンスタイン(指揮)
Disc10:作曲家バーンスタイン(コンサートホールのための音楽)
1. バーンスタイン:交響曲第2番『不安の時代』
録音:1965年7月19日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
2. バーンスタイン:『セレナード』
録音:1956年4月19日 ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ(モノラル)
フィリップ・アントルモン(ピアノ:1)
アイザック・スターン(ヴァイオリン:2)
シンフォニー・オブ・ジ・エア(2)
ニューヨーク・フィルハーモニック(1)
レナード・バーンスタイン(指揮)
Disc11:作曲家バーンスタイン(劇場音楽)
バーンスタイン:『キャンディード』序曲
録音:1960年9月28日、1963年5月20日、6月18日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
バーンスタイン:『ウエスト・サイド・ストーリー』~シンフォニック・ダンス
録音:1961年3月6日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
バーンスタイン:『オン・ザ・タウン』~3つのダンス・エピソード
録音:1963年6月18日 ニューヨーク、フィルハーモニック・ホール
バーンスタイン:『波止場』~交響組曲
録音:1960年5月16日 ニューヨーク、マンハッタン・センター
ニューヨーク・フィルハーモニック
レナード・バーンスタイン(指揮)
Disc12:ピアニスト・バーンスタイン
1. モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調
K.453
録音:1956年5月4日 ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ(モノラル)
2. ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第2番へ長調
Op.102
録音:1958年1月6日 ニューヨーク、セント・ジョージ・ホテル
3. バーンスタイン:7つのアニヴァーサリー
録音:1947年9月17日 ニューヨーク、RCA第2スタジオ(モノラル)
レナード・バーンスタイン(ピアノ、指揮:1,2)
コロンビア交響楽団(1)
ニューヨーク・フィルハーモニック
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「いつか、できればすぐに、大人になったら何になるかを決めなければならない」
1955年、レナード・バーンスタインは手紙にこう書いています。この時点で彼は37歳。バーンスタインは、自分の人生の矛盾の間で引き裂かれているように感じていました。バーンスタインは、まさにこの矛盾のために、今でも世界中の何百万人もの人々に愛されているのです。
バーンスタインは、作曲家、指揮者、ピアニスト、テレビ・スター、哲学者、活動家として未曽有の成功を収めました。ユダヤ系移民の子供で、生まれたのはホロコーストの数年前ですが、第2次大戦後の1948年には早くもドイツで最初のコンサートを指揮し、以後定期的にドイツを訪れています。
バーンスタインは、コンサート・ホールのショーマンシップや敷居の高さを打ち破り、音楽は楽しいものであり、そうあるべきだと示しました。彼にとって、ハイカルチャーとポップカルチャーに違いはありませんでした。彼はブラームスと同じくらいビートルズを愛していました。そしてブロードウェイの聴衆からも、世界中の由緒あるコンサート・ホールのシーズン会員からと同じように崇拝されたのです。バーンスタインが作曲した『ウエスト・サイド・ストーリー』は、今でも史上最高のミュージカルのひとつとされています。
この12枚組のセットには、バーンスタインがソニー・クラシカルに残した膨大な録音のエッセンスが、テーマ別に分類された12枚のCDに網羅されています。
1958年1月、ニューヨーク・フィル史上最年少の音楽監督に就任した2ヵ月後に録音されたストラヴィンスキーの『春の祭典』、ムソルグスキーの『禿山の一夜』など、定期的に客演したフランス国立管とのラヴェルの『ボレロ』、華麗なオーケストラ曲も豊富に収録されています。
1960年代に 「マーラー・ルネサンス」を巻き起こしたバーンスタインのニューヨーク・フィルとの録音からは、師ミトロプーロスの追悼演奏の直後に録音され交響曲全集の第2弾となった交響曲第3番が含まれています。マーラーではロバート・ケネディの追悼ミサで演奏された第5番アダージェットも(ディスク5、6)。
スタンダードな交響曲では、LP時代から定評のあるベートーヴェン(交響曲第3番『英雄』)、メンデルスゾーン(交響曲第4番『イタリア』)、ドヴォルザーク(『新世界より』)、ハイドン(交響曲第88番)の作品が含まれているのは当然ですが、グリーグ、デュカス、シベリウス、チャイコフスキー、ビゼー、ムソルグスキー、ポンキエッリ、ロッシーニ、ヴェルディ、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウスらの
交響曲、序曲、交響詩、舞曲、そしてウィーン・フィルとの2つのオペラ全曲録音の名盤の抜粋(ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウが主役を歌ったヴェルディ『ファルスタッフ』1966年、クリスタ・ルートヴィヒ、ギネス・ジョーンズ、ルチア・ポップ、ヴァルター・ベリーという名歌手を集めたR.シュトラウス『ばらの騎士』1971年)、ヴァイオリニストのジノ・フランチェスカッティ、ピアニストのアンドレ・ワッツ、グレン・グールドといったソリストたちとの素晴らしい協奏曲、そしてバーンスタイン自身によるガーシュウィン『ラプソディ・イン・ブルー』は言うまでもないでしょう。
作曲家バーンスタインは、交響曲第2番『不安の時代』、ヴァイオリンと管弦楽のためのセレナード、有名な『キャンディード』序曲、『ウエスト・サイド・ストーリー』と『オン・ザ・タウン』のコンサート用組曲、『ウォーターフロント』の組曲で2枚のCDに表現されています。
またピアニストとしてのバーンスタインの姿は、上述の『ラプソディ・イン・ブルー』のほか、モーツァルトの協奏曲第17番、ショスタコーヴィチの協奏曲第2番の見事な弾きぶり、そしてフィッシャー=ディースカウとのマーラー『リュッケルト歌曲集』からの1曲に刻みこまれています。
仕様:
12枚のディスクは28センチ四方のハードカバーブック・タイプのパッケージに収容されます。
224ページのオールカラーのブックレットには、長女ジェイミー・バーンスタイン、ピアニストのフィリップ・アントルモン、バーンスタイン・エステイト代表者クレイグ・アーカート、ガブリエル・スミスによるエッセイと年表が掲載され、さらにソニー・ミュージックのフォト・アーカイヴに保管されているバーンスタインのさまざまな写真(未発表写真多数)がふんだんに散りばめられています。
撮影は長年コロンビア・レコードの社内カメラマンだったドン・ハンスタインで、レコーディングやコンサート、打ち合わせなど、さまざまな場面でのバーンスタインの多様な表情が生き生きと捉えられ、音楽を聴く喜びが増加します。
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<国内盤>
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マイスター・ミュージック
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重鎮 秋山和慶の雄弁かつ円熟の「今」を堪能
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36 |
秋山和慶(指揮)
日本センチュリー交響楽団
(コンサートマスター:松浦奈々) |
【2022年12月25日 びわ湖ホールにてライヴ・レコーディング】
我が国音楽界の重鎮、秋山和慶による新録音。
緻密に練り上げられた構築性高い音楽が重厚
な響きとなって迫る、 圧巻の「チャイコフスキー:交響曲第4番」です。
「恣意的な変化を多用しないテンポ設定とリズムの克明な処理を得て、音楽の骨格が説得力も豊かに像を結ぶ。
隅々までフレーズは端正に整い、レガートとノン・レガートの弾き分け方ひとつとっても意味深く、それが曲の構成要素ひとつひとつに、そしてその展開の過程に命を与えていく。
チャイコフスキーが持つ"シンフォニー作家"としての資質の再確認を迫るがごときアプローチ。
(木幡一誠 ライナーノーツより)」
2024年には指揮者デビュー60周年を迎える秋山和慶、
その円熟の「今」を堪能する必聴の1枚。
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ACCENTUS MUSIC(国内仕様盤)
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KKC 6748/52
(5CD)
¥12500
※再発売
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ベートーヴェン:交響曲全集
交響曲第1番ハ長調 Op.21
交響曲第2番ニ長調 Op.36
交響曲第3番変ホ長調 Op.55『英雄』
交響曲第4番変ロ長調 Op.60
交響曲第5番ハ短調 Op.67『運命』
交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
交響曲第7番イ長調 Op.92
交響曲第8番ヘ長調 Op.93
交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』 |
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
[第9番]
シモナ・シャトゥロヴァー(ソプラノ)
藤村実穂子(アルト)
クリスチャン・エルスナー(テノール)
クリスチャン・ゲルハーヘル(バリトン)
MDR放送合唱団
ゲヴァントハウス合唱団
ゲヴァントハウス児童合唱団 |
KKC-5802の再発売。
巨匠ブロムシュテットとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管によるベートーヴェン・チクルス!長年、築き上げた信頼関係の集大成がここに!
録音:2014年5月(第8番) 2014年12月(第3番) 2015年5月(第7番) 2015年12月(第2&9番)
2016年5月(第6番) 2017年1月(第5番) 2017年3月(第1&4番)
録音場所:ゲヴァントハウス・コンサートホール(ライヴ)
349'00、[ACCENTUS MUSIC] ACC-80322CD、輸入盤・日本語帯・解説付
ブロムシュテットによるベートーヴェンの交響曲全集。
オーケストラは、ブロムシュテットが1998年から2005年の7年間に渡ってシェフを務めた、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。現在も名誉指揮者として定期的に指揮台に立ち、絶大な信頼を獲得しています。
ブロムシュテットは、2017年7月に90歳の誕生日を迎え,ACCENTUS
MUSIC は、これを記念して2014年から2017年の間に録音された同コンビによるベートーヴェン交響曲全曲のCD
セットをリリース、大巨匠の栄光を讃えます。
世界で最も古い伝統を誇る名門オーケストラ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団は、これまでにコンヴィチュニー、マズア、シャイーなどとベートーヴェン交響曲全集を残しており、それらも歴史に残る素晴らしいものでした。
しかしブロムシュテットは同楽団の任期中にはベートーヴェンの録音しておらず、今回待望の録音となりました。
ブロムシュテット自身は、シュターツカペレ・ドレスデンと全集を録音しているので今回で2
度目の全曲録音となります。
ブロムシュテットの解釈は、ベートーヴェン自身のオリジナルのメトロノーム記号に従い、速めのテンポで運ぶ演奏は、年齢を感じさせない躍動感あふれるもの。
そして同時に堅実な解釈、しなやかで瑞々しい音楽は、まさに円熟の極みと言えるでしょう。
◆レコード芸術 2017年12月号 特選盤
(同内容のKKC-5802は廃盤となります。)

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<映像>
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ソニー(国内盤)(映像)
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SIXC83
(7Blu-ray)
\33000 |
日本独自企画・完全生産限定盤
ウラディミール・ホロヴィッツ/ザ・ヴィデオ・コレクション
Disc1:『ホロヴィッツ・イン・ロンドン』(117分)
イギリス国歌(ゴット・セイヴ・ザ・クイーン)
D.スカルラッティ:ソナタ 変イ長調 K.127,
L.186
D.スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K.466,
L.118
D.スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K.184,
L.189
D.スカルラッティ:ソナタ イ長調 K.101,
L.494
D.スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K.87,
L.33
D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.135,
L.224
ショパン:幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61
ショパン:バラード第1番ト短調 Op.23
ホロヴィッツ、ホロヴィッツを語る1
ホロヴィッツ、ホロヴィッツを語る2
シューマン:子供の情景 Op.15
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調
Op.36
ショパン:ワルツ第9番変イ長調 Op.69-1『別れのワルツ』
ラフマニノフ:V.R.のポルカ
スクリャービン:練習曲 嬰ニ短調 Op.8-12
ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
収録時期:1982年5月22日
収録場所:ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ライヴ)
Disc2:『ホロヴィッツ・コンサート/ザ・ラスト・ロマンティック』(87分)
ピアノを選ぶホロヴィッツ
バッハ/ブゾーニ編:来たれ、異教徒の救い主よ
ピアノの調整
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調
K.330
思い出話
シューベルト:即興曲 変イ長調 Op.90-4
演奏について
ショパン:マズルカ第13番イ短調 Op.17-4
ショパンについて
ショパン:スケルツォ第1番ロ短調 Op.20
モーツァルト、シューベルトについて
リスト:コンソレーション第3番変ニ長調
思い出話
ラフマニノフ:前奏曲 嬰ト短調 Op.32-12
シューマンについて
シューマン:ノヴェレッテ ヘ長調 Op.21-1
スクリャービンについて
スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op.2-1
ショパンについて
ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53-6『英雄』
モシュコフスキー:練習曲 ヘ長調 Op.72-6
リスト:泉のほとりで
ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
収録時期:1985年4月19-30日
収録場所:ニューヨーク、ホロヴィッツ自宅
Disc3:『ホロヴィッツ・イン・モスクワ』(107分)
D.スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K.87,
L.33
D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380,
L.23
D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.135,
L.224
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番ハ長調
K.330
ラフマニノフ:前奏曲 ト長調 Op.32-5
ラフマニノフ:前奏曲 嬰ト短調 Op.32-12
スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op.2-1
スクリャービン:練習曲 嬰ニ短調 Op.8-12
シューベルト:即興曲 変ロ短調 Op.142-3
シューベルト~リスト編:ウィーンの夜会
第6番イ長調
リスト:ペトラルカのソネット第104番ホ短調
ショパン:マズルカ第21番嬰ハ短調 Op.30-4
ショパン:マズルカ第7番ヘ短調 Op.7-3
ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53-6『英雄』
シューマン:子供の情景~トロイメライ
モシュコフスキー:火花 Op.36-6
ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
収録時期:1986年4月18,20日
収録場所:モスクワ音楽院大ホール(ライヴ)
Disc4:『ホロヴィッツ・プレイズ・モーツァルト』(50分)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調
K.488
・イントロダクション~録音開始まで
・第1楽章の録音セッション
・録音会場でのインタビュー
・第2楽章の録音セッション
・スタッフとの会話
・プレイバック、コントロール・ルームにて
・第3楽章の録音セッションの一部
・第3楽章の録音セッション
・ジュリーニ、楽団員、夫人との会話
ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
ミラノ・スカラ座管弦楽団
カルロ・マリア・ジュリーニ(指揮)
収録時期:1987年3月
収録場所:ミラノ、アバネラ・スタジオ
Disc5:『ホロヴィッツ・イン・ウィーン』(93分)
モーツァルト:ロンド ニ長調 K.485
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調
K.333
シューベルト:即興曲 変ト長調 D.899-3
シューベルト~リスト編:ウィーンの夜会
第6番イ長調
シューマン:子供の情景 Op.15
ショパン:マズルカ第25番ロ短調 Op.33-4
ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53-6『英雄』
リスト:コンソレーション第3番変ニ長調
シューベルト:楽興の時 第3番ヘ短調 D.780-3
モシュコフスキー:火花 Op.36-6
ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
収録時期:1987年5月31日
収録場所:ウィーン、ムジークフェラインザール(ライヴ)
Disc6:ドキュメンタリー『ホロヴィッツの想い出』(55分)
・ラフマニノフ:前奏曲 第23番嬰ト短調 Op.23-12
・スクリャービン:練習曲 嬰ハ短調 Op.2-1
・スクリャービン:詩曲『焔に向かって』 Op.72
・シューマン:トロイメライ(子供の情景 Op.15より)
・ショパン:序奏とロンド 変ホ長調 Op.16、他
収録時期:1974年~1993年
Disc7:『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』(51分)
ショパン:バラード第1番ト短調 Op.23
ショパン:夜想曲 第15番ヘ短調 Op.55-1
ショパン:ポロネーズ第5番嬰ヘ短調 Op.44
D.スカルラッティ:ソナタ ホ長調 K.380,
L.23
D.スカルラッティ:ソナタ ト長調 K.55,
L.335
シューマン:アラベスク ハ長調 Op.18
スクリャービン:練習曲 嬰ニ短調 Op.8-12
シューマン:トロイメライ(子供の情景 Op.15より)
ホロヴィッツ:ビゼーの『カルメン』の主題による変奏曲
ウラディミール・ホロヴィッツ(ピアノ)
収録時期:1968年1月2日、2月1日
収録場所:ニューヨーク、カーネギー・ホール(ライヴ)
画面:カラー、16:9
音声:LPCM Stereo
Region All |
DVDマスターからのアップコンバート
完全生産限定盤/初Blu-ray化/日本独自企画
類稀なるヴィルトゥオーゾ、20世紀最大のピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツ[1903-1989]の、1982年から1987年にかけてのさまざまな演奏を収録した6巻の映像作品をひとつにまとめたボックス・セットが初ブルーレイ・ディスク化されます。
ニューヨークの自宅、モスクワ、ウィーン、ミラノなどさまざまな会場での演奏シーンのみならず、本人やワンダ夫人へのインタビュー、リハーサル・シーンなども交えて制作されたこれらの映像は、この世紀の名ピアニストの本質を探る上で欠かせない貴重なドキュメントといえましょう。
さらに、1968年のカーネギー・ホールでのリサイタルを収録した『ホロヴィッツ・オン・テレヴィジョン』も特別収録。
ホロヴィッツの映像での集大成となります。
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9/5(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
DA VINCI CLASSICS
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貴重な全曲演奏
サティ:星たちの息子
付随音楽《星たちの息子》全曲 |
ジャンカルロ・シモナッチ(ピアノ) |
サティの付随音楽《星たちの息子》全曲!
フランスの作家で神秘主義者であったジョセファン・ペラダンの同名の作品《星たちの息子》に音楽を付けたサティの作品。
初演時はフルートとハープによって演奏されましたが、現在その譜面は残っておらず、現存しているピアノ譜によって演奏されます。
とはいえ全曲演奏される機会は少なく、通常は序曲のみ演奏されることが多く、サティの作品の中ではかなりの長編に分類されます。
イタリアのピアニスト兼作曲家であるジャンカルロ・シモナッチによって貴重な全曲演奏をお楽しみいただけます。
※録音:2021年12月21日
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C00767
(2CD)
特別価格 ¥3600
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ヴィンチェンツォ・ビアンコ(バロック・ヴァイオリン)
フランチェスコ・レッチェ:ソナタとパルティータ
(無伴奏ヴァイオリンのための67の作品集)
※世界初録音 |
ヴィンチェンツォ・ビアンコ(バロック・ヴァイオリン) |
1740年頃に生まれたと考えられるフランチェスコ・レッチェによる無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ。
レッチェは、作曲家としても活躍しましたがヴァイオリニストの巨匠としても知られていて、当時ナポリの王立礼拝堂でコンサートマスターを務め、さらにサン・カルロ劇場でも働いていました。
このアルバムに収められているソナタとパルティータは、ナポリで18世紀から19世紀にかけて作られた無伴奏ヴァイオリンのための作品としては初めてのものと言えるでしょう。
※録音:2022年12月8日&2023年5月10日
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ヴィルヘルム・ケンプ:歌曲集
愛する人よ、眠っているのですか?/
くちづけ/ゆかいな夏/エウリピデスの祈り/
さすらい人の夜の歌(A)/喜び/蝉/五月の歌/
失った/見つけた/夜の思い/さすらい人の夜の歌(B)/
ローマの泉/新年の鐘/星の下/海の歌/
大運河の上で/さあ、あなたが話しましょう! |
ジュゼッペ・アウレッタ(歌)
ジョヴァンニ・アウレッタ(ピアノ) |
ピアニストとして著名なヴィルヘルム・ケンプ作曲による歌曲集。
ケンプは、若い頃からピアニストや作曲家としてだけでなく、オルガニストとしてもその豊かな才能を発揮しました。
そして作曲家としては交響曲、室内楽、舞台音楽、歌曲など少なくとも200を超える作品を作曲したと言われていますが、残念ながら多くの作品が焼失してしまいました。
このアルバムでは焼失を免れた作品の中から、ゲーテや、C.F.マイヤーの詩を基にした作品を中心に収録しています。
※録音:2023年2月
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HYPERION
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JCDA68409
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3500
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スティーヴン・オズボーン(ピアノ)
ドビュッシー:練習曲集
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
練習曲 L143
ピアノのために L95
レントより遅く L128
英雄の子守歌 L140
見出された練習曲
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スティーヴン・オズボーン(ピアノ)
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CDA68409
¥2700→\2490
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スティーヴン・オズボーン!最新録音はドビュッシー作品集!
☆ドビュッシー演奏に定評のあるスティーヴン・オズボーン!
☆高度な音楽性を求められる《練習曲》とその後の転機となった《ピアノのために》を収録!
1991年に権威あるクララ・ハスキル・コンクールで一等賞を獲得するとともに、1997年にはニューヨーク・ナウンバーグ国際ピアノ・コンクールでも一等賞を獲得している、スコットランド出身のピアニスト、スティーヴン・オズボーン。
ピアノ王国ハイペリオン(Hyperion)を代表するピアニストの一人として活躍するオズボーンの最新作は、レコード芸術特選盤、グラモフォン誌の「Editor's
Choice」に選ばれた前作ドビュッシーの初期&後期作品集(PCDA68390/CDA68390)に引き続きドビュッシーの作品集です。
今作ではショパンの《練習曲》と同じく、ピアニストに優れた技術と音楽性の高さを求める《練習曲》に、古典的な要素と近代的な要素が見事に組み合わされ、ドビュッシーの作品の転機となったと言われる《ピアノのために》が収録されています。
「映像」や「版画」、「子供の領分」などを収録した名作集(CDA68161)、前奏曲集(CDA67530)、ポール・ルイスとのフレンチ・デュエット集(PCDA68329/CDA68329)など、いずれも名盤ばかり(すべてグラモフォン誌の「Editor's
Choice」や「Recording of the Month」に選ばれています)をリリースしているオズボーンのドビュッシー演奏をお楽しみください。
※録音:2021年8月4日&2022年12月7日-9日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
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ゲレーロ:ミサ曲《偉大なる祭司を見よ》、マニフィカト&モテット集
フランシスコ・ゲレーロ(1528-1599):
喜べ、バルバラ/どうして主の歌をうたえようか?/
天国は、ある家の主人が(6声)/
おお星よりも輝かしい十字架よ/さて、イエスは(4声)/
ミサ曲《偉大なる祭司を見よ》/日々罪を犯し/
あなたは祝福され、それは良いことです(5声)/
かくも美しいあの女性はだれか?/第2旋法のマニフィカト |
ブラバント・アンサンブル
スティーヴン・ライス(指揮) |
ブラバント・アンサンブルが歌うスペイン・ルネサンスの巨匠、フランシスコ・ゲレーロ!
☆これまでグラモフォン賞に3度ノミネートされたブラバント・アンサンブル!
☆スペイン・ルネサンスの巨匠、ゲレーロのミサ曲《偉大なる祭司を見よ》を歌う!
ネーデルラント、フランドル楽派を中心に未知なる音楽、ポリフォニーの発掘、研究に情熱を注ぐブラバント・アンサンブルとスティーヴン・ライス。
これまでグラモフォン賞に3度ノミネートされているほか、ジョスカン・デ・プレの没後500周年にリリースされた「ジョスカン・デ・プレ:モテットとミサの楽章」(PCDA68321)がレコード芸術特選盤に選出されるなど今や英国でも指折りのヴォーカル・アンサンブルとして日本でも認知度を高めてきた彼らが今回取り上げるのは、スペイン・ルネサンスの巨匠、フランシスコ・ゲレーロのミサ曲《見よ、大いなる司祭を》を中心とした作品集。
モラレスなどに師事し若くして成功を掴んだアンダルシア楽派のフランシスコ・ゲレーロは、スペイン・ポリフォニーの黄金時代の歴史においてビクトリアと並び重要視されている作曲家の一人。
今回のアルバムではミサ曲《偉大なる祭司を見よ》をメインに様々なマニフィカトやモテットを収録しています。
ジョスカン・デ・プレにばかり注目されがちな同時代の多くの優れた作曲家の作品に新たな命を吹き込み、現代へ伝承し続けるブラバント・アンサンブルの一切無駄のない洗練されたサウンドに耳を奪われることでしょう。
※録音:2022年8月11日-13日、オール・セインツ教会(イースト・フィンチリー、ロンドン)
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NIFC
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ルドミル・アンゲロフ(ピアノ)
ポーランドのコンポーザー=ピアニスト、フリードマンとミハウォフスキ
フリードマン&ミハウォフスキ:マズルカ集 |
ルドミル・アンゲロフ(ピアノ) |
イグナツィ・フリードマン(1882-1948):
4つのマズルカ Op.15、マズルカ 変ホ長調
Op.15-5
(ピアノのための5つの小品 《水彩画》より)、
マズルカ ハ長調 Op.27-3(4つのピアノ小品より)、
マズルカ ニ長調 Op.33-2(3つのピアノ小品より)、
ア・ラ・マズルカ ト長調 Op.38b-4、2つのマズルカ
Op.49、
マズルカ ニ長調 Op.59-2(抒情的なエピソードより)、
6つのマズルカ Op.85、ア・ラ・マズルカ
イ短調 Op.96-2
アレクサンデル・ミハウォフスキ(1851-1938):
マズルカ 変ホ長調、マズルカ イ短調、
マズルカ 嬰ヘ長調、マズルカ第1番 嬰ヘ短調
Op.5、
マズルカ第2番 嬰ハ短調 Op.6、マズルカ第3番
ヘ短調 Op.7、
マズルカ 変イ長調 Op.16、 マズルカ 嬰ハ短調
Op.17、
マズルカ ヘ長調 Op.18、マズルカ ホ短調
Op.19、マズルカ ロ短調 Op.31-1 |
ルドミル・アンゲロフが弾くフリードマン&ミハウォフスキ!
☆ルドミル・アンゲロフがNIFC初登場!
☆19世紀~20世紀ポーランドのコンポーザー=ピアニスト、フリードマンとミハウォフスキのマズルカ集!
ブルガリア出身の名ショパン弾き、ルドミル・アンゲロフが、ポーランド国立ショパン研究所の自主レーベル「NIFC」から初登場!
フリードマンとミハウォフスキ、コンサート・ピアニスト&コンポーザーとして活躍したポーランドの2人のヴィルトゥオーゾが作曲した「マズルカ」だけを集めたというNIFCならではの意欲的なアルバムが完成しました。
ショパン以降、マズルカはポーランドの文化的アイデンティティの重要なカテゴリーの1つとして、19世紀~20世紀にかけて多くの作品が生み出されました。ショパンの優れた解釈者として名を馳せたアレクサンデル・ミハウォフスキと、当時の並外れたヴィルトゥオーゾの一人イグナツィ・フリードマン(イグナーツ・フリードマン)の(おそらく全ての)マズルカを作品番号順に納め、当時のサロンを彩った感傷的で高貴なマズルカの数々を、アンゲロフの美的センスで再現します。
ルドミル・アンゲロフは1961年ブルガリアのヴァルナに生まれ、ソフィアのヴラディゲロフ国立音楽アカデミーを卒業。
ショパン国際ピアノ・コンクール(1985年)を始め数々の国際コンクールで入賞。
ショパンの現代におけるもっとも偉大な解釈者の一人として認められており、ショパンのロンド&変奏曲集の録音(Gega
New)は、NIFCから「Grand Prix du Disque Frederic
Chopin」を受賞している他、NIFCが主催する「ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭」にも頻繁に参加し、2010年、2015年、2021年のショパン国際ピアノ・コンクールには審査員として招待されています。
※使用楽器:スタインウェイ D, 612 300)
※録音:2022年1月30日-2月3日、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)

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JCDA68404
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3500
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ジェズアルド・シックス
明けの明星
1. ペーター・コルネリウス(1824-1874)
(サー・アイヴァー・アルジャーノン・アトキンズ/
オワイン・パーク編曲):
ケルンの三王〔=東方の三博士〕 Op.8の3
2. 単旋聖歌:
イントロイトゥス(入祭唱)「見よ、全能の主が来るのを」
3. ヨハネス・エッカルト(1533-1611):マリアは聖所に行って
4. ウィリアム・バード(1539/40-1623):
見よ、全能の主が来るのを
5. 単旋聖歌:グラドゥアーレ(昇階唱)「シバの人はみな」
6. ジョアンナ・マーシュ(b.1970):冬の家の中に
7. ヤコブス・ハンドル(1550-1591):不思議な神秘が
8. ハーバート・ハウエルズ(1892-1983):
ここに小さな扉がある
9. 単旋聖歌:アレルヤ「その星を見たので」
ヤコブス・クレメンス・ノン・パパ(c.1510/15-1555/6):
東から来た博士たちが-
10. 東から来た博士たちがエルサレムに着いて、
11. 博士たちがその星を見ると
12. アルヴォ・ペルト(b.1935):明けの明星
13. エイドリアン・ピーコック(b.1962):
それほどの徳を持ったばらはない
14. 単旋聖歌:
オッフェルトリウム(奉納唱)「タルシシュの王たちが」
15. オルランド・ド・ラッスス(1530/32-1594):
三つの奇跡
16. オワイン・パーク(b.1993):あなたの光を送って
17. 単旋聖歌:コンムニオ(拝領唱)「その星を見たので」
18. ジュディス・ビンガム(b.1952):マリアの愛の中で
ピエール・ド・マンシクール(c.1510-1564):
光を放て, エルサレムよ-
19. 光を放て, エルサレムよ、
20. あなたの子らは遠くから来
21. 伝承曲(オワイン・パーク編曲):
ベツレヘムよ, もっとも高貴な都市のどれも
(「シュトゥットガルト」) |
ジェズアルド・シックス
〔ガイ・ジェームズ(カウンターテナー)、
ジョゼフ・ウィックス(テノール)、
ジョシュ・クーター(テノール)、
マイケル・クラドック(バリトン)、
サミュエル・ミッチェル(バス)〕
オワイン・パーク(指揮、バス)
ウィル・プライアー(カウンターテナー) |
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若き男声アンサンブル ジェズアルド・シックス、時代を超えた傑作選!
☆急成長を遂げた男声ア・カペラ・アンサンブル、「ジェズアルド・シックス」
Hyperion第8弾!
☆16世紀から現代まで、時代を超えた傑作選!
☆2024年11月には待望の初来日を予定!
2014年に設立されたイギリスの若き男声ア・カペラ・アンサンブル、「ジェズアルド・シックス」。
ディレクターを務めるオワイン・パークは、1993年生まれ、若くして作曲家、指揮者、歌手、オルガニストなど多彩に活動を拡げる天才ミュージシャンです。ジェズアルド・シックスは、イギリスのルネサンス期を代表する作曲家ウィリアム・バード(c.1543-1623)の没後400周年を記念したスペシャル・コンサート「シークレット・バード」を企画し、英米の大規模なツアーを行っています。
Hyperionからリリースされる8枚目のアルバムとなる本作では、ラッスス、バードからハウエルズ、ジュディス、ビンガム、オワイン・パーク、そしてペルトまで、16世紀から現代にかけての傑作を集成。
有名な季節のキャロル、ルネサンス時代の珠玉の作品や21世紀のハイライトを織り交ぜています。レコーディングは、クリスマス・アルバム(『Christmas』CDA68299)が制作されたケンブリッジのトリニティ・カレッジのチャペルにて行われ、このアルバムを通して、彼らの音楽的喜びを聴衆の心に贈ります。
※録音:2022年9月13日-15日、トリニティ・カレッジ礼拝堂(ケンブリッジ)

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JCDA68299
(国内仕様盤・日本語解説付)
¥3500
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クリスマス
伝承曲(フィリップ・ローソン編曲):
久しく待ちにし主よとく来たりて
M.プレトリウス:いざ来ませ、異邦人の救い主よ
ジョナサン・ハーヴェイ(ジョゼフ・ウィックス編曲):
受胎告知
タリス:見よ、天主の御母の奇跡を
シェリル・フランシス=ホード:
ザ・プロミスド・ライト・オヴ・ライフ
作曲者不詳(ブライアン・ケイ編曲):喜ぼう
ヴォーン・ウィリアムズ(オワイン・パーク編曲):
天から送られた真実
M.プレトリウス:エサイの根より
作曲者不詳:天使が乙女のもとに
ホルスト:おねむりなさい、いとしい子よ
ラッター:ゼア・イズ・ア・フラワー
ヘンデル:角笛をふきならし
作曲者不詳:ゼア・イズ・ノー・ローズ
ハンス・レオ・ハスラー:御言葉は人となり
作曲者不詳:コヴェントリー・キャロル
オワイン・パーク:我が救い主の幼き頃
エレナー・デイリー:
ラヴ・ケイム・ダウン・アット・クリスマス
伝承曲(J.S.バッハ編曲):もろびと声あげ
ジョナサン・ラスボーン:雄牛
カークパトリック(フィリップ・ローソン編曲):
飼い葉の桶で
ピアポント(ゴードン・ラングフォード編曲):
ジングル・ベル |
ジェズアルド・シックス
〔ガイ・ジェームズ(カウンターテナー)、
アレクサンダー・チャンス(カウンターテナー)、
ジョゼフ・ウィックス(テノール)、
ジョシュ・クーター(テノール)、
マイケル・クラドック(バリトン)、
サミュエル・ミッチェル(バス)〕
オワイン・パーク(指揮、バス) |
☆英国合唱界の若き天才オワイン・パークが率いるア・カペラ・アンサンブル、「ジェズアルド・シックス」第2弾。
☆幅広い世代のクリスマス・キャロルを歌う!
☆国内仕様盤も新規リリース!
2014年に設立されたイギリスの若き男声ア・カペラ・アンサンブル、「ジェズアルド・シックス」。ディレクターを務めるオワイン・パークは、1993年生まれ、若くして作曲家、指揮者、歌手、オルガニストなど多彩に活動を拡げる天才ミュージシャン。
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジとウェルズ大聖堂のシニア・オルガン・スカラーを務め、その作品は既にテネブレやケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団、ウェルズ大聖堂合唱団によって録音されており、歌手としてはテネブレのアソシエイト・アーティストとして活動、ポリフォニーやダニーデン・コンソートの演奏にも参加しています。
オワイン・パーク以外のメンバーも、タリス・スコラーズやマリアン・コンソートのメンバーを務めるアレクサンダー・チャンス(著名なカウンターテナー、マイケル・チャンスの子息)を始め、若き有望な歌手が集っています。
中世~チューダー朝イングランドのモテット集(CDA
68256)に続くレコーディング第2弾は、中世の聖歌「久しく待ちにし主よとく来たりて」から、ジングル・ベルまで、幅広い時代のクリスマス・キャロルを集めた珠玉のクリスマス・アルバムです。
※録音:2019年1月3日-5日、トリニティ・カレッジ礼拝堂(ケンブリッジ)
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SIGNUM CLASSICS
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ラ・セレニッシマ
アンロックド ~ ブレシャネッロ Vol.2
ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ(c.1690-1758):
協奏曲とシンフォニア集 Op.1 第2巻
〔協奏曲第4番ホ短調
(ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)、
シンフォニア第4番変ロ長調(弦楽と通奏低音のための)、
協奏曲第5番ハ短調
(ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)、
シンフォニア第5番ヘ長調(弦楽と通奏低音のための)、
協奏曲第6番イ長調
(ヴァイオリン、弦楽と通奏低音のための)、
シンフォニア第6番変ホ長調
(弦楽と通奏低音のための)〕、
序曲-組曲イ長調
ヴィヴァルディ:
協奏曲 RV.366より《アダージョ》(ピセンデル編) |
ラ・セレニッシマ
エイドリアン・チャンドラー
(指揮、ヴァイオリン) |
チャンドラー&ラ・セレニッシマ待望の、ブレシャネッロ・シリーズ第2弾!
☆赤毛の司祭の申し子、エイドリアン・チャンドラーとラ・セレニッシマ!
☆ブレシャネッロの作品を探求するシリーズの第2弾!
英国屈指のバロック・ヴァイオリニスト、エイドリアン・チャンドラーによって1994年に創設されたピリオド・アンサンブル、ラ・セレニッシマ。
"赤毛の司祭"ヴィヴァルディを中心とする18世紀ヴェネツィアとその周辺の作曲家たちの知られざる作品や、再発見された作品の世界初録音を続々と世に送り出し、これまで2度のグラモフォン賞に輝いています(「セレニッシマ」は、「晴朗きわまるところ」という意味の、ヴェネツィアの別称)。
シュトゥットガルトのヴュルテンベルク宮廷でカペルマイスターを務めたイタリアの作曲家&ヴァイオリニスト、ジュゼッペ・アントニオ・ブレシャネッロ(c.1690-1758)は、ヴィヴァルディと同時代の作曲家ですが、その音楽は比較的無名のままです。
正当な理由で歴史の闇に包まれてしまう作曲家もいますが、ブレシャネッロの音楽には、復元すべき多くの説得力ある論拠がありました。
ラ・セレニッシマは2014年のシーズンに初めてブレシャネッロを取り上げ、その後オペラ「ティスベ」を上演し、ヴァイオリン協奏曲(『エクストラ・タイム』〔SIGCD641〕)、トリオ・ソナタ(『セッテチェント』〔SIGCD663〕)などを録音してきました。
このアルバムは、前作『ビハインド・クローズド・ドアーズ』〔SIGCD693〕でも取り上げられた、協奏曲とシンフォニア集
Op.1の後半が収録されています。
また、終盤の序曲-組曲イ長調は盛り上がる《Giga》で締め括られ、コロナ禍により閉ざされていた(「Behind
Closed Doors」)ところから、解き放たれ(「Unlocked)、高揚する気持ちが表れるようなプログラムとなっています。
※録音:2022年2月13日-16日、シーダーズ・ホール、ウェルズ・カテドラル・スクール(サマセット、イギリス)

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ハキム・プレイズ・ハキム~
聖マーティン教会のシュタルフート=ジャンのオルガンVol.2
ナジ・ハキム(b.1955):
Gregoriana/Bogurodzica/Priere/
Villancico aragones/Carnaval/
Sindbad/Korean Prelude/Cantilena/
Trois Paraphrases sur Ave maris stella/
O sacrum convivium/Tanets
※全曲世界初録音 |
ナジ・ハキム(オルガン) |
オルガン奏者のナジ・ハキムはパリ国立高等音楽院で学び、国際的なオルガン・コンクールや作曲コンクールで幾度も優勝を果たしています。
「ハキム・プレイズ・ハキム」シリーズ5作目となる本アルバムは、ルクセンブルク南部のデュドランジュにある、聖マーティン教会の歴史的なシュタルフート=ジャンのオルガンを使用し、全曲世界初録音で収録されています。
※録音:2020年10月9日-13日、聖マーティン教会(デュドランジュ、ルクセンブルク)
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アンネ・ヴァルトマン・シングス・ナジ・ハキム
ナジ・ハキム(b.1955):
アバナ(ソプラノとオルガンのための)*
アッサラーム(ソプラノとオルガンのための)*
聖母のミンストレル
〔プレリュード(クラリネットとオルガンのための)、
3つの詩(ソプラノとオルガンのための)、
踊り(クラリネットとオルガンのための)〕
礼拝(ソプラノ、フルートとオルガンのための)
Romisches Triptychon(ソプラノとオルガンのための)
※全曲世界初録音 |
アンネ・ヴァルトマン(ソプラノ)
ヒョウォン・チ(フルート)
アルトゥール・ストッケル(クラリネット)
ナジ・ハキム(オルガン) |
ソプラノ歌手のアンネ・ヴァルトマンは、ロマンティック・オペラやドイツ歌曲、フランス歌曲、現代音楽などさまざまレパートリーを持ち、フランソワ=グザヴィエ・ロトや二コラ・シャルヴァンなど著名な指揮者のもと、数々の舞台やオペラで活躍しています。
近年はカーン管弦楽団の定期公演に度々出演し、フランス国内外のさまざまなミュージカル作品にもゲスト・ソリストとして参加しています。
ヴァルトマンのために作曲された「アバナ」や「アッサラーム」をはじめ、全曲世界初録音で構成された本アルバムは、作曲のナジ・ハキムがオルガン演奏をつとめ、ヨーロッパ各地で活動しているフルート奏者のヒョウォン・チとクラリネット奏者のアルトゥール・ストッケルが参加しています。
※録音:2020年10月9日-13日、聖マーティン教会(デュドランジュ、ルクセンブルク)
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SWR CLASSIC
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SWR19135CD
(10CD)
¥6800 →\6290
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シルヴァン・カンブルラン SWR名演集
【CD1】
エクトル・ベルリオーズ(1803-1869):演奏会序曲集
1. 序曲「ウェイヴァリー」Op. 1
2. 序曲「宗教裁判官」Op. 3
3. 序曲「リア王」Op. 4
4. 序曲「ロブ・ロイ」
5. 序曲「ローマの謝肉祭」Op. 9
6. 序曲「海賊」Op. 21
【CD2】
クロード・ドビュッシー(1862-1918):
1-5. 映像
6-7. 2つの舞曲「神聖な踊りと世俗の踊り」
8-10. 交響詩「海」
【CD3】
モーリス・ラヴェル(1875-1937):
1. 管弦楽のための舞踏詩『ラ・ヴァルス』
2-9. 高雅で感傷的なワルツ...初CD化
10. 鏡 - 第4曲 道化師の朝の歌(管弦楽版)...初CD化
11. ボレロ...初CD化
【CD4】
イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971):
1-14. バレエ音楽『春の祭典』
15-18. バレエ音楽『ペトルーシュカ』
【CD5】...初CD化
1-2. アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
室内交響曲第2番 Op. 38
3-14. アントン・ウェーベルン(1883-1945):
6つの大オーケストラのための小品 Op.
6a/
クロード・ドビュッシー:6つの古代のエピグラフ
3. ウェーベルン:No. 3. Zart bewegt
4. ドビュッシー:No. 1. Pour invoquer
Pan, dieu du vent d'ete
5. ドビュッシー:No. 3. Pour que
la nuit soit propic
6. ウェーベルン:No. 5. Sehr langsam
7. ウェーベルン:No. 6. Zart bewegt
8. ドビュッシー:No. 4. Pour la
danseuse aux crotales
9. ドビュッシー:No. 2. Pour un
tombeau sans nom
10. ウェーベルン:No. 1. Etwas
bewegter
11. ドビュッシー:No. 5. Pour
L'Egyptienne
12. ウェーベルン:No. 4. Langsam,
marcia funebre
13. ドビュッシー:No. 6. Pour
remercier la pluie au matin
14. ウェーベルン:No. 2 Bewegt
15-17. アルバン・ベルク(1885-1935):
管弦楽のための3つの小品 Op. 6
【CD6】...初CD化
ベーラ・バルトーク(1881-1945):
1-6. バレエ音楽「中国の不思議な役人」
- 管弦楽組曲 Op. 19
7-8. 2つの映像 Op. 10 Sz 46
9-11. ヴィオラ協奏曲 Op. posth(T. シェルイによる補筆完成版)
【CD7】...初CD化
レオシュ・ヤナーチェク(1854-1928):
1-5. シンフォニエッタ Op. 60
6. ヴァイオリン弾きの子ども JW VI/14
【CD8】...初CD化
アンリ・デュティユー(1916-2013):
1-3. 交響曲第2番「ル・ドゥブル」
4-8. メタボール – 大管弦楽のための
【CD9】...初CD化
チャールズ・アイヴズ(1874-1954):
1-4. 交響曲第4番
5-7. ニューイングランドの3つの場所
- オーケストラ・セット第1番
8. 答えのない質問
【CD10】
オリヴィエ・メシアン(1908-1992):
1. 鳥の目覚め - ピアノと管弦楽のための
2. 異国の鳥たち - ピアノと小管弦楽のための
3-9. クロノクロミー – 大管弦楽のための |
シルヴァン・カンブルラン(指揮)
バーデン・バーデン&
フライブルク南西ドイツ放送交響楽団
ザールブリュッケン放送交響楽団
...CD6:9-11
【CD4】
クリストフ・グルント(ピアノ)...15-18
【CD6】
キム・カシュカシャン(ヴィオラ)...9-11
【CD10】
ロジェ・ムラロ(ピアノ)...1、2 |
【CD1】録音:全てライヴ録音
2007年5月 Konzerthaus Freiburg(ドイツ)...1、4、6/2000年2月Konzerthaus
Freiburg (ドイツ)...2/
2003年2月 Konzerthaus Freiburg(ドイツ)...3/2002年1月
Festspielhaus Baden-Baden(ドイツ)...5/収録時間:71分
【CD2】録音:全てライヴ録音 Konzerthaus
Freiburg(ドイツ)
2001年2月28日-3月1日...1-5/2004年2月18日...6、7/2004年2月5-7日...8-10/収録時間:72分
【CD3】録音:全てライヴ録音
2007年5月25日 Konzerthaus Freiburg(ドイツ)...1/2001年9月8-9日Konzerthaus
Freiburg & Kultur- und KongreBzentrum
Luzern(ドイツ)...2-9/
2009年3月29日、4月24日 Alte Oper Frankfurt&Konzerthaus
Freiburg(ドイツ)...10/2002年1月5日 Festspielhaus
Baden-Baden...11/収録時間:55分
【CD4】録音:2006年11月 場所不明...1-14(スタジオ録音)/2002年1月
Konzerthaus Freiburg...15-18(ライヴ)/収録時間:72分
【CD5】録音:Konzerthaus Freiburg(ドイツ)
2002年11月27日...1-2(ライヴ)/2016年5月5日...3-14(ライヴ)/2002年6月21日...15-17(スタジオ録音)
【CD6】録音:全てライヴ録音
2001年1月20日 Festspielhaus Baden-Baden(ドイツ)...1-6/2009年11月7日
Konzerthaus Freiburg(ドイツ)...7-8/
1992年10月9日 KongreBhalle Saarbrucken(ドイツ)...9-11
【CD7】録音:2005年6月20-21日 Hans-Rosbaud-Studio,Baden-Baden(ドイツ)...1-5(スタジオ録音)/
2005年7月17日 Estonia Concert Hall,Tallin(エストニア)...6(ライヴ)/収録時間:37分
【CD8】録音:2003年2月27-28日 Konzerthaus
Freiburg(ドイツ)...1-3(スタジオ録音)
2006年5月31日 Philharmonie Berlin(ドイツ)...4-8(ライヴ)/収録時間:50分
【CD9】録音:2004年3月20日 Philharmonie
Berlin(ドイツ)...1-4(ライヴ)/2000年11月21日
Konzerthaus Freiburg(ドイツ)...5-7(スタジオ録音)/
2003年3月11日 Konzerthaus Berlin(ドイツ)...8(ライヴ)/収録時間:64分
【CD10】録音:全てライヴ録音
2007年6月27日 Hans-Rosbaud-Studio,Baden-Baden(ドイツ)...1/2008年2月12-13日
Hans-Rosbaud-Studio,Baden-Baden(ドイツ)...2/
2005年2月24日 Konzerthaus Freiburg(ドイツ)...3-9/収録時間:60分
総収録時間:598分
1999年から2011年までバーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団の常任指揮者を務めたシルヴァン・カンブルランの75歳を記念して、SWRのアーカイヴから初出音源多数を含む10枚組ボックスが登場。20世紀音楽ファン必聴と言えそうな内容です。
【これらを聴かずして、20世紀音楽は語れない。そう言いたくなるような充実したセット】
読響の常任指揮者を長らく務め、オーケストラのサウンドを一新したシルヴァン・カンブルラン。
彼がバーデン=バーデン・フライブルクSWR放送響(南西ドイツ放送響)の常任指揮者に就いていた期間を含む、1992年から2016年までの録音が10枚組のセットになった(バルトークのヴィオラ協奏曲のみザールブリュッケン放送響)。
ベルリオーズからメシアンまで、彼がもっとも得意としたレパートリーが一望の下に俯瞰できる構成だ。その6割程度が初出音源というのも嬉しい。
とりわけ20世紀の音楽を十八番にしていたカンブルラン。この時代ならではの、晦渋だったり、いかつい雰囲気をもった音楽を優雅に、色彩豊かに表現するのが彼の持ち味だ。
たとえば、鉛色のイメージに染められがちなシェーンベルクやベルクの作品から、鮮やかな極彩色やほのかに薫る官能性を引き出してくれる。ウェーベルン「大オーケストラのための6つの小品」とドビュッシー「6つの古代の墓碑銘」を互い違いに組み合わせ、両者を違和感なく溶け込ませることができるのはカンブルランだけだろう。
バルトークの「中国の不思議な役人」やヤナーチェクの「シンフォニエッタ」では驚異的な見通しの良さで作品の精緻さを浮き彫りにしつつ、陰影豊かな表現で魅了する。
ストラヴィンスキーの「春の祭典」も暴力的なところなく、エレガントなサウンドが愉悦を誘ってくれるほどだ。また、アイヴズの問題作である交響曲第4番は、あちこちに飛び散らかる様々な要素をデリケートに積み重ね、一つの大いなる流れを作り出す。いずれも、かつてない完成度を誇る演奏だ。
ドビュッシーやラヴェルなどのフランス音楽は、その音色の乾湿を使い分け、適切に整えられたバランスによって音が過不足なく空間を満たすようなデザイン感覚が見事。曲のすみずみまで、しなやかな響きで聴かせるのだ。優秀なドイツの放送オーケストラが、さらに明晰さを際立てる演奏をしているのも頼もしい。
ベルリオーズの序曲集では抒情性と運動性を巧みに交代させ、めくるめく興奮を導く。また、デュティユーならではの深さと鋭さをもった音楽も、そうしたベルリオーズの延?線上にあることをカンブルランの演奏は教えてくれよう。
そして、彼のライフワークともいえるメシアンの作品。サイケデリックといいたくなるほどに色彩による楽園を燦然と築く。これらを聴かずして、20世紀音楽は語れない。そう言いたくなるような充実したセットになった。
鈴木淳史(音楽評論)
【カンブルラン氏の75歳記念ボックスに寄せて】
私共のオーケストラ(元バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団)
の常任指揮者にカンブルラン氏が就任されたのは1999年のシーズンでした。
それ以来2011年夏迄、本当に?年に亘り優れた功績を残されました。カンブルラン氏の元ではラモーから刷り上がったばかりの現代曲まで、2世紀半を超える幅広いレパートリーを学ぶことが出来ました。
その上マエストロのパートナーでいらした
故ジェラール・モルティエ氏のお招きで、ザルツブルク音楽祭、ルール・トリエンナーレ、マドリード等、斬新なプログラムでヨーロッパ各地を公演出来たのは、かけがえのない経験と思い出になりました。
マドリードでのオペラ公演、メシアンの《アッシジの聖フランチェスコ》は4時間に亘る大作です。
現地での練習の日々の間にカンブルラン氏は肩を痛めてしまわれた事もありましたが、氏の強靭な意志と情熱で、プレミエも、続く4回の公演も盛況に終わりました。
カンブルラン氏は、楽団員を非常に大切に思って接して下さっているように、事あるごとに感じられました。
例えば録音中にトーンマイスターからクレームが入ると、自分の責任とばかりに対応されるので、楽団員は次の撮り直しテイクには「今度こそ!」という気持ちにさせられたものです。
個人的な想い出は、たぶん氏が読売交響楽団に就任された頃だったと思いますが、演奏旅行中に列車待ちのホームで突然話しかけられ、「こんなに無駄話の無いオーケストラは初めてだ!」としきりに読響の規律正しさに感心されるので、日本人として誇らしい一方で、我がオーケストラのお喋り好きの顔が次々と浮かんできて苦笑したものでした。
又ある時に私がうっかり頭を怪我して欠席した翌日、ドナウエッシンゲン現代音楽祭のゲネプロに直行したところ、プローべ中に目が合った途端、大層込み入った指揮の最中にもかかわらず、「大丈夫?」とばかりに片手を頭に当てる仕草をなさり、私はそれこそ目が釘づけになってしまいました。
いつもユーモアたっぷりの氏の語調は今でも団員の間に引き継がれ、似たようなシチュエーションの場で懐かしく飛び出してきます。
2012年2月の日本公演前に、東日本大震災の復興支援募金をドイツ各地の公演で集めておりましたら、カンブルラン氏は既に常任指揮者から離れていらしたにもかかわらず、多額な寄付をして下さったことも忘れられません。
どうぞこれからも永くお元気で、益々のご活躍を切に願っております。
南西ドイツ放送交響楽団ヴィオラ奏者 中閑光子
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キタエンコ(指揮)&シュトゥットガルト放送響
リムスキー=コルサコフ:シェエラザード/
リャードフ:魔法にかけられた湖
1-4. ニコライ・リムスキー=コルサコフ(1844-1908):
交響組曲『シェエラザード』 Op. 35
5. アナトーリ・リャードフ(1855-1914):
交響詩「魔法にかけられた湖」 Op. 62 |
ナタリー・チー(ヴァイオリン)...1-4
ドミートリー・キタエンコ(指揮)
シュトゥットガルト放送交響楽団 |
録音:2014年11月7、9日...Stuttgart, Liederhalle(Beethovensaal)
& Mannheim,Rosengarten(Mozartsaal)(ドイツ)...1-4
2013年6月13、14日Stuttgart, Liederhalle(Beethovensaal)(ドイツ)...5
総収録時間:60分
ドミトリー・キタエンコは1940年にレニングラード(現サンクトペテルブルク)に生まれました。
同地で学んだ後、モスクワでレオ・ギンズブルグに、ウィーンでハンス・スワロフスキーに師事。1969年、第1回ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮者コンクールで第2位に入賞して国際的なキャリアをスタートし、1990年に西側に出た後はフランクフルト放送交響楽団の首席指揮者をはじめ要職を歴任しましたが、中でもケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団と録音したチャイコフスキー、ラフマニノフ、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチの交響曲全集は高く評価されています。
ここに聴くシュトゥットガルト放送響との録音でも、持ち前の重厚な音楽作りは健在。色彩感と躍動感に溢れる音楽を引き出しています。
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オレグ・マイセンベルク(ピアノ)
グリーグ:ピアノ協奏曲/シューベルト:さすらい人幻想曲
1-3. エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):
ピアノ協奏曲 イ短調 Op. 16
1. I. Allegro molto moderato
2. II. Adagio – attacca
3. III. Allegro moderato molto e marcato
4-7. フランツ・シューベルト(1797-1828):
幻想曲 ハ長調「さすらい人」 Op. 15 D
760 |
オレグ・マイセンベルク(ピアノ)
バーデン=バーデン・フライブルクSWR交響楽団...1-3
アダム・フィッシャー(指揮)...1-3 |
録音:
2004年5月8日 ウィーン、コンツェルトハウス、大ホール(オーストリア)...1-3
1990年3月6日 Sparkassensaal Lorrach(ドイツ)...4-7
総収録時間:52分
オレグ・マイセンベルクは、ソ連時代の1945年にオデッサ(現ウクライナのオデーサ)に生まれ、モスクワのグネーシン音楽学校で学びました。
1967年ウィーンで開催された国際シューベルト・コンクールで第2位、同年同地で行われた「20世紀の音楽」コンクールに優勝。
ソ連国内で活躍した後、1981年にウィーンに移住しました。それ以降はソリストのみならず、特に室内楽や歌曲のピアニストとして一流演奏家たちの信頼を得て活躍しました。
そのためか、マイセンベルクにはソロの録音が非常に少なく、
シューベルトの「さすらい人幻想曲」には1982年のORFEO盤があるものの、グリーグのピアノ協奏曲は正規盤初出レパートリーとなります。
また21世紀に入ってからの録音も非常に少ないので、この2004年のグリーグはその点でも貴重。
ソリストとしてのマイセンベルクの芸術を伝える重要なリリースです。
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<LP>
ORFEO(LP)
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S100467
(3LP)
¥10000
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ベートーヴェン:交響曲第4番、第6番、第7番
【LP1】 交響曲第4番 変ロ長調 Op. 60
SideA: 1. 第1楽章 / 2. 第2楽章
SideB: 3. 第3楽章 / 4. 第4楽章
【LP2】 交響曲第6番 ヘ長調「田園」Op. 68
SideA: 1. 第1楽章 / 2. 第2楽章
SideB: 3. 第3楽章 / 4. 第4楽章/5. 第5楽章
【LP3】 交響曲第7番 イ長調 Op. 92
SideA: 1. 第1楽章 / 2. 第2楽章
SideB: 3. 第3楽章 / 4. 第4楽章 |
カルロス・クライバー(指揮)
バイエルン国立管弦楽団 |
録音:Bayerische Staatsoper(ドイツ)全てライヴ 1982年5月3日
...交響曲第4番、第7番 1983年11月7日...交響曲第6番
【バイエルン国立管弦楽団創立500周年記念!カルロス・クライバーが指揮したベートーヴェン交響曲のライヴ録音のLPが復活!】
「ここでカルロス火を吹いた」のキャッチコピーと共にLP末期にORFEOから登場したクライバーのベートーヴェン第4番は大きな話題となりました。
当時、クラシック音楽通の間でベートーヴェンの交響曲第4番は、シューマンの言葉を引用して「北欧神話の二人の巨人(第3番と第5番)にはさまれたギリシャの乙女」のイメージで語られることが多かったのですが、クライバーが聴かせた第4番の演奏は強烈な推進力とはち切れんばかりの躍動感で息もつかせぬ演奏となっていて、曲のイメージを一新してしまうほどの力がありました。
また、クライバーの指揮に同化して渾身の演奏を展開するバイエルン国立管弦楽団も強烈な印象を残しました。
その後、同じ日の音源から第7番がリリースされ、更に別の日に収録された第6番も登場し、いずれもロングセラーとなっています。
ORFEOでは、2023年がバイエルン国立管弦楽団の500周年にあたることから、2015年にLPのセットでリリースした際のマスターを使って再生産。
広瀬大介氏による原盤解説日本語訳を添付してお届けいたします。
※輸入盤につき、外装に多少のへこみやこすれ、盤面にも若干のスレ傷などがある場合があります。再生に支障のない場合は交換の対象外とさせていただきます。(代理店)
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