≪第121号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その6 2023/9/12~
9/15(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
.
CHALLENGE CLASSICS
|
|
コープマンとメルテンスのあたたかな共演
J.S.バッハ:宗教歌曲集 |
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン(オルガン;1762年製) |
コラール前奏曲『主なる神よ、いざ天のとびらを開きたまえ』
BWV1092 *
イエスよ、イエスよ、汝はわがもの BWV470
来たれ、魂らよ、この日は聖なる歌もて讃えられるべし
BWV479
ああ、わが生涯を限る最期の時刻の BWV439
われは汝を拝しまつる、いと高きわが御神よ
BWV449
コラール前奏曲『おお、神の小羊、罪なくして』
BWV1095 *
汝らこの世の知者は BWV443
イエスよ、汝の受けし愛の御傷の数々 BWV471
暗き墓穴より出て来たれ BWV480
おお愛しき魂よ、五感をば BWV494
神よ、われをみ旨のままに取り計らい給え
BWV514
パストラーレ BWV590より ジーグ *
われはいかなる時にもイエスを愛しまつる
BWV468
なくてはならぬものはただ一つ。ああ主よ、この一つ
BWV453
われは信じて耐え忍び BWV466
ああ暗き夜よ、汝はいつ過ぎ去るや BWV492
満ちたりて心やすらかなれ BWV511
コラール前奏曲『天にましますわれらの父よ』
BWV683 *
神よ、汝の慈しみはいかに大いなるかな BWV462
いと尊き主イエスよ、かくも久しくいずこに留まりたもうや
BWV484
わがイエスよ!いかばかりの魂の苦しみ BWV487
汝に、エホバよ、汝に向かいてわれは歌わん
BWV452
いざ、いざ!いまや時は到りて BWV440
コラール前奏曲『愛する御神にすべてを委ねる者は』
BWV691 *
さらばわれ今は限りと願わん BWV502
われを忘るるなかれ BWV505
幸いなるかな!イエスを思いて BWV498
来たれ、甘しき死よ、来たれ、浄き安息よ
BWV478
われはここ馬槽のかたえに立ち BWV469
カンツォーナ ニ短調 BWV588 *
(* =オルガン独奏) |
旧知の仲コープマンとメルテンスのあたたかな共演、リラックスした雰囲気でゆるりと歌われる滋味豊かな音楽
録音:2023年3月/オランダ、オスターランド、ミヒャエル教会/61:10
古楽界の重鎮トン・コープマンと、親しい友であり共演者であるクラウス・メルテンスによるバッハの宗教歌曲集。
『シェメッリ歌曲集』を中心に、『アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖』からも数曲選び、またオルガン独奏曲も絡めて、各曲の調性や性格のつながりを考慮して全体を構成したアルバムです。
『シェメッリ歌曲集』はゲオルク・クリスティアン・シェメッリ(1680頃-1762)がバッハの協力を得て発表した宗教歌曲集。
旋律と通奏低音がきちんと楽譜として書かれているのは69曲(BWV439-507)ありますが、バッハが自分で書き下ろした曲はBWV452、478、505の3曲のみで、他は既存の旋律にバッハが通奏低音を書き足したものとされています。
どれも気の置けない者同士で演奏して楽しむような、家庭的で親密な楽曲。コープマンにとってはこれまでもPHILIPS(ペーター・シュライアー/1991年)、TELDEC(クリストフ・プレガルディエン、クラウス・メルテンス/1999年)、CHALLENGE
CLASSICS(コンスタンティン・エマヌエル/2014年[CC-72263])と折に触れて録音してきた作品であり、自家薬籠中のものと言わんばかりの自然体な伴奏です。
1762年製のオルガンが放つあたたかで味わいある音色もすてき。メルテンスの歌唱も肩肘張らずリラックスしたもので、飽きの来ない物語を少しずつ語るように歌い進んでいきます。
滋味豊かな音楽にゆるりと浸れるアルバム。

|
.
ALPHA CLASSICS
|
|
ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ)
ラフマニノフの別荘にて
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ 第1番 (オリジナル版
世界初録音)
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
1-3. ピアノ・ソナタ 第1番 ニ短調 Op.
28
(オリジナル版) 世界初録音
4-7. 前奏曲集 Op. 32 より
4. No.2 Allegretto / 5. No.7 Moderato
/
6. No.8 Vivo / 7. No.13 Grave |
ルーカス・ゲニューシャス(ピアノ) |
使用楽器: スタインウェイからラフマニノフへ贈られた
Model D
録音: 2023年 ヴィラ・セナール、ヴェッギス、スイス
収録時間: 55分
【ゲニューシャスが作曲家自身のピアノで明らかにする、ソナタ第1番が生まれたときの姿!】
ショパン・コンクール、チャイコフスキー・コンクールなどで輝かしい受賞歴を誇るルーカス・ゲニューシャス。
アスミク・グリゴリアンとの共演によるラフマニノフに続くALPHA第2弾は、やはりラフマニノフによるピアノ・ソナタ第1番。
しかもゲニューシャス自身がロシア国立音楽博物館にコンタクトを取り、そこに保管されているオリジナルの手稿譜を使っての初録音が実現しました。
難曲として知られるこの作品ですが、1907年にドレスデンで作曲されるも周囲に受け入れられず、翌年初演を行うピアニスト、コンスタンティン・イグムノフらの提案で大幅なカットが施されています。
しかしモスクワに保管されている未出版の手稿譜には元の形が完全に残されており、それは現在演奏されるものより100小節以上も長く、特に第1楽章後半、第3楽章の中盤以降に大きな違いが聴かれ、難易度はさらに上がっています。
ゲニューシャスはこの作品に「圧倒的な力強さと壮大さはピアノ協奏曲第3番に並ぶ」と惚れ込んでおり、持ち前の技術力と強靭な表現力でその魅力を最大限に引き出しました。
今回はさらに、スイスのルツェルン湖畔に残るラフマニノフの別荘に於いて、彼の60歳の記念にスタインウェイが贈った楽器を使って録音。
生誕150年没後80年となる2023年にふさわしい、記念すべき一枚となりました。

|
. |
|
ミッコ・フランク(指揮)/フランス放送フィル
マティアス・ゲルネ(バリトン)
ショスタコーヴィチ:交響曲 第14番
ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
1-11. 交響曲 第14番 「死者の歌」 Op.
135
12-16. 5つの断章 Op. 42 |
アスミク・グリゴリアン(ソプラノ)
マティアス・ゲルネ(バリトン)
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
ミッコ・フランク(指揮) |
録音: 2021年6月、2022年8月 オーディトリアム、ラジオ・フランス、パリ
収録時間: 61分
【ゲルネとフランクによるショスタコーヴィチ第1弾、グリゴリアン参加の「死者の歌」】
ドイツの実力派バリトン、マティアス・ゲルネと、ミッコ・フランク指揮フランス放送フィルハーモニー管弦楽団が、ショスタコーヴィチが残したバスと管弦楽のための作品のリリースを開始。
第1弾の交響曲第14番には今世界で最も注目されているソプラノの一人、2022年にはヤナーチェク《イェヌーファ》でレコード・アカデミー賞ビデオ・ディスク部門を受賞し、ノット指揮東京交響楽団による《サロメ》で成功を収めたのも記憶に新しい、アスミク・グリゴリアンが参加しています。
深みのある声で低音域も美しく響かせるゲルネと、豊かな声量と艶を持つグリゴリアン、2人の表情が死について歌われたこの作品に奥行きを生み、フランクによるオーケストラの繊細なコントロールと相まって、濃厚な陰影を感じさせる秀演となっています。
今後は交響曲第13番「バビ・ヤール」と、「ミケランジェロの詩による組曲」のリリースを予定。

|
|
|
ラヴェル、ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲
1-4. モーリス・ラヴェル(1875-1937): ピアノ三重奏曲
イ短調
5-8. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 Op. 67 |
ブッシュ三重奏団
マティウ・ファン・ベレン(ヴァイオリン)
オリ・エプスタイン(チェロ)
オムリ・エプスタイン(ピアノ) |
録音: 2022年10月11-14日 テルデックス・スタジオ、ベルリン
収録時間: 52分
ドヴォルザークとシューベルトの一連の録音が好評を博しているブッシュ三重奏団による、ラヴェルとショスタコーヴィチ。
対照的とも言える2人の作曲家が生み出したこれらの作品は、自身のルーツであるバスク地方の舞曲などにインパイアされたラヴェル、友人イワン・ソレルチンスキーの追悼のために書かれたショスタコーヴィチと、曲の成り立ちも性格的にも違っていながら、いずれも第3楽章にパッサカリアが採用されており、さらにそれぞれ第一次、第二次の世界大戦が影を落としているという共通点を持っています。
どちらも聴衆の心を深く揺さぶる力を持つこれらの作品を、ブッシュ三重奏団はごく自然な流れで一枚のアルバムに収めました。
彼ららしい瑞々しい表情で陰りも深く刻み、それぞれの特色を明確にしながら、これらの作品の新しい側面を開くことにも成功しています。
|
CANTALOUPE MUSIC
|
|
Dystonia サールウェル:弦楽四重奏のための作品集
1. Narcolepsy ナルコプレシー
2. Fibrositis ファイブロサイティス
3. Ozymandias オジマンディアス
4. Heliophobia ヘリオフォビア
5. Apeirophobia アペイロフォビア |
ミヴォス四重奏団
【メンバー】
OLIVIA DE PRATO(ヴァイオリン)
MAYA BENNARDO(ヴァイオリン)
VICTOR LOWRIE TAFOYA(ヴィオラ)
TYLER J BORDEN(チェロ) |
録音日不明 Shiny Things Studio, United
States
総収録時間:47分
クリント・ルイン、フランク・ワント、フェトゥス‛&他、様々な名義で活躍するオーストラリアのミュージシャン、ジェイムズ・ジョージ・サールウェル。
このアルバム・タイトル「Dystonia=ジストニア」は筋肉の不随意収縮を起こす症状を意味する言葉で、不協和音や不整脈、はたまた運命と様々な事象を連想させます。
弦楽四重奏で奏でられる各々の曲につけられたタイトルも印象的ですが、その音楽はバルトークやショスタコーヴィチを思わせる硬派なものです。
|
|
|
デイヴィッド・T・リトル:ブラック・ロッジ
(オリジナル・モーション・ピクチャー・サウンドトラック)
1-6. Part I
7-13. Part II
14-16. Part III |
ティムール・アンド・ザ・ダイム・ミュージアム
イサウラ弦楽四重奏団 |
録音:2021年 Los Angeles, California, United
States
総収録時間:62分
アン・ウォルドマンの台本、デイヴィッド・リトル作曲で2022年にフィラデルフィアで初演されたオペラ《ブラック・ロッジ》の映画版サウンドトラック。
輪廻転生において死と再生の間にあるバルドと呼ばれる過程を舞台に、苦悩する作家が自ら作り出した悪魔に立ち向かう様がダンス、ロック、弦楽四重奏、歌を交えて描かれていきます。
|
|
CA21176
\2600
※収録時間23分
|
デイヴィッド・ラング(1957-):shade
1. shade シェイド(2016)
2. wed ウェッド(1995)(弦楽オーケストラ版
2013) |
マンモス・トリオ
【メンバー】
エリー・トヨダ(ヴァイオリン)
アシュリー・バスゲート(チェロ)
リサ・ムーア(ピアノ)
コンテンポレイエアス(弦楽オーケストラ)
デイヴィッド・ブルーム(指揮) |
録音:2021年7月 Firehouse 12, New Haven,
Connecticut and The DiMenna Center for Classical
Music, New York(USA)‛&1
2021年7月 The DiMenna Center for Classical
Music, New York,(USA)‛&2
総収録時間:23分
「shade」は、オランダのストリオーニ・トリオとニューヨーク・シティ・バレエ団からの共同委嘱による、ピアノ・トリオと弦楽オーケストラのための作品。
ピアノ・トリオで演奏される音楽がオーケストラへと投影され、拡散されていきます。
「wed」はラングの亡くなった友人を追悼して、クロノス・カルテットのために書いた作品の一部。病院のベッドでパートナーと結婚したという彼女のための音楽は、協和音と不協和音の間を揺れ動くことで、感情のバランスをとろうする様を描いています。
このアルバムでは、アデレード音楽祭からの委嘱によって弦楽オーケストラのために編曲された版が演奏されています。
※収録時間約23分のミニアルバムです。
|
|
|
マルティナイティーテ:Hadal Zone
1-4. I. Epipelagic: Part I-IV
5-7. II. Mesopelagic: Part I-III
8-9. III. Bathypelagic: Part I-II
10-11. IV. Abyssopelagic: Part I-II
12. V. Hadopelagic |
シニースシーシス(アンサンブル)
バス・クラリネット/チェロ/
ピアノ/コントラバス/テューバ
ジブオクレ・マルティナイティーテ(電子楽器)
Chant des Voyellesより(合唱‛&事前に録音)
エリック・アラトーレ(バス・ヴォイス‛&事前に録音) |
録音:2021年11月15-17日 Vilniaus Ploksteliu
Studija(リトアニア)
バス・クラリネット、コントラバス、電気処理したバス・ヴォーカルや合唱等の低音から生まれるサウンドで「HadalZone=超深海帯」のイメージを喚起する1時間強の作品です。
サンフランシスコのヴォーカル・アンサンブル「シャンティクリア」の最低音を支えたエリック・アラトーレがソロで参加しています。
|
.
GRAMOLA
|
GRAM99283
(SACD HYBRID)
\2900 →\2690
|
レミ・バロー(指揮)&聖フローリアン・アルトモンテ管
アントン・ブルックナー(1824-1896):
交響曲 第1番 ハ短調 WAB 101 ウィーン稿(1891)
1. I. Allegro (15'48)
2. II. Adagio (16'23)
3. III. Scherzo. Schnell (10'19)
4. IV. Finale. Bewegt, feurig (21'20) |
聖フローリアン・アルトモンテ管弦楽団
レミ・バロー(指揮) |
録音:2022年8月20日(ライヴ) 聖フローリアン修道院教会、ザンクトフローリアン(オーストリア北部オーバーエスターライヒ地方)
CD/SACD STEREO,SACD 5ch
総収録時間:64分
リンツ大聖堂のオルガニストとして働いていたブルックナーが、オルガン演奏と並行して1865年から作曲を開始、翌年に完成、1868年に初演された「交響曲第1番」。
彼は初演後に幾度かの改訂を行っていますが、交響曲第8番完成・改訂後の1890年から1891年にかけて大規模な改訂を行いました。
これは初期の作品をもう一度演奏したいという指揮者ハンス・リヒターの要請によるものとされ、この稿の初演は1891年12月13日にリヒターが指揮するウィーン・フィルハーモニーが行っています。
番号こそ「第1番」であるものの、改訂されたのが晩年であることもあり、同じ主題を持ちながらも曲の様式は1877年改訂のいわゆる「リンツ稿」とは随分変化しており、洗練された作風から生まれた響きは朴訥さよりも濃厚なものになっています。
聖フローリアン修道院教会の長く美しい残響を活かしたテンポ設定による雄大な演奏を高音質で存分にお楽しみいただけます。

|
|
|
In a Magic Hour マジックのレッスンで フルート作品集
1. ダニエル・リントン=フランス(1973-):
シューベルトの主題による幻想曲‛&世界初録音
2. フランツ・シューベルト(1797-1828):
「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲
D.802 Op. 160
3. フリードリヒ・クーラウ(1786-1832):
《オイリアンテ》の主題による序奏と変奏曲
Op. 63
4. リントン=フランス:マジックのレッスンで‛&世界初録音
5. シューベルト:
美しき水車小屋の娘 - 小川の子守歌 D.795
Op. 25-20
(A.ディアベリ編)‛&世界初録音 |
サビエル・ラック(フルート)
ダニエル・リントン=フランス(ピアノ) |
録音:オーストリア 2022年3月15-16日 Mittlerer
Saal、Bruchnerhaus Linz 2022年8月2-3日 Studio
Weinberug Kefermarkt
総収録時間:65分
オーストラリア出身のフルート奏者サビエル・ラックと彼の友人でピアニスト、ダニエル・リントン=フランスによる「マジックのレッスンで」と題されたアルバム。
歌曲や歌劇の旋律からインスピレーションを受けた作品が選ばれており、その中心となるのはシューベルトの「しぼめる花の主題による変奏曲」です。
リントン=フランスの作品はどちらも世界初録音で、なかでも「マジックのレッスンで」はモーツァルトの《魔笛》のフレーズが用いられた技巧的な作品です。
またディアベリがフルート用に編曲したシューベルトの「小川の子守歌」も世界初録音。
|
|
|
Kaleidoskop
1. ヨハン・シュトラウス II世(1825-1899):
喜歌劇《こうもり》 序曲(J. ウルジェイ編)
2-9. アレクサンドル・グラズノフ(1865-1936):
サクソフォン四重奏曲 変ロ長調 Op. 109
10. ゲオルク・フリードリヒ・ハース(1953-):
サクソフォン四重奏曲(2014)
11. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565(J.ウルジェイ編) |
モビリス・サクソフォン四重奏団
Michael Krenn(ソプラノ・サクソフォン)
Georg Palmanshofer(アルト・サクソフォン)
Yukiko Krenn(テナー・サクソフォン)
Goran Jurkovic(バリトン・サクソフォン) |
録音:2022年4月2-3日、6月19-20日 Kulturhaus
Schuttkasten, Ratz,ニーダーエスターライヒ州(オーストリア)
総収録時間:53分
「Kaleidoskop=万華鏡」を通して見ることで得られる魔法を思わせる世界を音響的に表現した1枚。
アルバムは、オーケストラの雰囲気を大切にした《こうもり》序曲ではじまり、メインとなる20世紀初期の名作、グラズノフの「サクソフォン四重奏曲」が続きます。
ハースの「四重奏曲」はミニマル・ミュージックを思わせる斬新な響きが特徴。同一パターンのリズムが続くなか、少しずつ音が変化し、ユニークな世界を作り上げます。
最後は誰もが知っているJ.S.バッハの「トッカータとフーガ」をサクソフォンで演奏。カラフルな世界を体験できます。
|
|
|
Mit Hut 帽子をかぶって
フルート、クラリネットとヴィオラと歌によるアンサンブル集
1. ミスター・モンテッリ:3つのトリオ -
第3番 I. Allegro
- フルート、クラリネットとヴィオラのための
2. ゾフィー・カタリナ・ショルム(1992-):
What Stays When You're Gone
3. ショルム:CAFFEE
4-5. ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1891):
5つのディヴェルティメント K. 439b(Anh.
229)より
4. ディヴェルティメント第4番 II.
Larghetto
5. ディヴェルティメント第1番 I.
Allegro
6. マイテ・マルティン(1965-):
Me siento sin piel(A.M.ジアカラ編)
7. ショルム:Torlweg
8. ショルム:Kaleidoskop
9-11. パウル・ヒンデミット(1895-1963):
「小さなエレクトロミュージシャンのお気に入り」より
9. I. Langsam / 10. IV. Breit / 11.
VII. Langsam
12. スティング(1951-):Until |
ミスター・モンテッリ(アンサンブル)
ゾフィー・カタリナ・ショルム
(フルート、歌、作曲)
アンナ・マグダレーナ・ジアカラ
(ヴィオラ、歌、編曲)
テレザ・ディンクハウザー
(クラリネット、歌) |
録音:2023年2月15-17日 Atelier 73, Unterretabach,
ニーダーエスターライヒ州(オーストリア)
総収録時間:51分
フルート、ヴィオラ、クラリネット。
このユニークな楽器の組み合わせと、彼女たちの「声」が融合するアンサンブル「ミスター・モンテッリ」。
モーツァルト、ヒンデミットの作品に、即興演奏も交えた各々のオリジナル曲を組み合わせることで様々な世界を自在に表現しています。
|
LINN RECORDS
|
|
A Winged Woman ~現代英国の合唱作品 |
マリアン・コンソート
ローリー・マクリーリー(指揮) |
1. エレクトラ・ペリヴォラーリス(1996-):
A Winged Woman 翼をもつ女性*
2. オリヴァー・ターニー(1984-): Prayer
to the Mother of God 神の御母への祈り*
3. アンナ・センプル(1997-): Quae est ipsa
夜明けのように輝く者は*
4. レベッカ・クラーク(1886-1979): Ave Maria
アヴェ・マリア
5. ベン・ロワース(1992-): Ave Maris Stella
めでたし、海の星*
6. クロエ・ニブス(1992-): Esse indubitatamente
son Donne
彼女たちがまさに女性であることを知るだろう*
7. ジェイムズ・マクミラン(1959-): Laudi
alla Vergine Maria 聖母マリアへの讃歌
8. ハワード・スケンプトン(1947-): Ave Virgo
sanctissima めでたし、いと聖なる処女よ
9. フィリップ・クック(1980-): Canticum
Mariae Virginis 聖母マリアのカンティクム*
10. ダニ・ハワード(1993-): Unbound 解き放たれて*
*‛&世界初録音 |
録音: 2022年11月15-17日 オール・ハローズ教会、ゴスペル・オーク、ロンドン
収録時間: 70分
ルネサンス期ポルトガルのアフリカ系作曲家ヴィセンテ・ルシターノ作品集が好評を博したマリアン・コンソート、続くアルバムは現代英国の作品集。
多くは彼らのために書かれた作品で、女性の創造性や精神性を象徴するA
Winged Womanをアルバム・タイトルとし、収録曲の半数は女性作曲家によるものとなっています。
精緻なアンサンブルで神秘的な合唱世界を堪能する一枚。
|
|
|
ケレン・グレイ(指揮)&ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管
アフリカン・アメリカン・ヴォイスII ~
アフリカ系アメリカ人作曲家の管弦楽作品集2
1-7. マーガレット・ボンズ(1913-1972):
モンゴメリー変奏曲(1964)
8-10. ユリシーズ・ケイ(1917-1995):管弦楽のための協奏曲(1948)
11. コールリッジ=テイラー・パーキンソン(1932-2004):
Worship 崇拝 ~演奏会用序曲(2001) |
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
ケレン・グレイ(指揮) |
録音: 2023年2月15-16日 スコットランド・スタジオ、グラスゴー、UK
収録時間: 47分
サウスカロライナ出身のアフリカ系アメリカ人指揮者ケレン・グレイが祖国の先人たちの作品を、彼がアシスタント指揮者を務めるロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管と共に深い共感を持って描きあげるアルバムの第2弾。
詩人ラングストン・ヒューズとの交流でも知られるマーガレット・ボンズによる、ゴスペル「I
Want Jesus to Walk with Me」を元にジャズのイディオムも導入して書かれた「モンゴメリー変奏曲」は、唯一残る彼女の純粋な管弦楽作品。
7つの楽章がそれぞれ公民権運動の出来事に結び付けられており、モンゴメリー・バス・ボイコット運動の先頭に立ったマーチン・ルーサー・キング牧師に捧げられています。
ウィリアム・グラント・スティルに認められ、パウル・ヒンデミットの教えを受けたユリシーズ・ケイによる「管弦楽のための協奏曲」は、各楽器の独奏よりも弦、木管、金管といったセクションの対比が特徴的な新古典主義の作品。
英国のアフリカ系作曲家サミュエル・コールリッジ=テイラーにちなんでその名が付けられたコールリッジ=テイラー・パーキンソンは映画音楽やポップスでも知られますが、ここに収められた「Worship(崇拝、あるいは礼拝)」はバロック的な対位法、ブルース、ゴスペルなどの要素、讃美歌「Praise
God From Whom All Blessings Flow」のメロディなども用いて、聖なる信仰と通俗の融合が試みられた作品です。
|
<メジャー・レーベル>
.
オーストラリアELOQUENCE
|


4844651
(15CD)
\13000→\12290 |
生誕100周年を迎えたオランダの大ヴァイオリニスト
《ヘルマン・クレバース~ヘルマン・クレバース・エディション》
ひっそりと発売されてひっそりと完売して、後年になってファンが必死で探すことになる典型的なボックス
《CD 1》
1-3) パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6*、
4-6) ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調Op.31*
【演奏】ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指揮)ハーグ・レジデンティ管弦楽団
【録音】1954年3月、ウィーン(1-3)、1954年12月、アムステルダム(4-6)/
《CD 2》
1-3) J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV1043**、
ベートーヴェン:4) ロマンス第1番ト長調Op.40**、5)
ロマンス第2番ヘ長調Op.50**
【演奏】テオ・オロフ(ヴァイオリン)(1-4)、ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指揮)ハーグ・レジデンティ管弦楽団
【録音】1952年1月(1-4)、1951年11月(5)、アムステルダム/
《CD 3》
バーディングス:1-3) 2つのヴァイオリンのための協奏曲*、4-7)
交響曲第3番*
【演奏】テオ・オロフ(ヴァイオリン)(1-3)、
ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指揮)ハーグ・レジデンティ管弦楽団
【録音】1955年11月、アムステルダム/
《CD 4》
ベートーヴェン:
1-3) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61***、
4-5) ミサ曲ニ長調Op.123『ミサ・ソレムニス』より「サンクトゥス」
【演奏】アグネス・ギーベル(ソプラノ)(4-5)、
マルガ・ヘフゲン(コントラルト)(4-5)、エルンスト・ヘフリガー(テノール)(4-5)、
カール・リッダーブッシュ(バス)(4-5)、オランダ放送合唱団、
ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指揮)ハーグ・レジデンティ管弦楽団(1-3)、
オイゲン・ヨッフム(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(4-7)
【録音】1952年2月(1-3)、1970年9月(4-5)、アムステルダム/
《CD 5》
1-3) ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調*、4)
スヴェンセン:ロマンス ト長調Op.26*、
サン=サーンス:5) 死の舞踏Op.40、6) 序奏とロンド・カプリチオーソOp.28*、7)
ハバネラOp.83*
【演奏】ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指揮)ハーグ・レジデンティ管弦楽団(1-4,
6, 7)、
ベルナルト・ハイティンク(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(5)
【録音】1953年12月(1-3)、1961年6月(4)、1962年9月(5)、1952年2月(6)、1954年12月(7)、アムステルダム/
《CD 6》
J.S.バッハ:1-3) 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043、
4) 『マタイ受難曲』BWV244より第39曲:神よ、憐れみたまえ、
5-7) ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102*
【演奏】アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)(1-3)、
ティボール・デ・マヒュラ(チェロ)(5-7)、マルガ・ヘフゲン(コントラルト)(4)、
アールパード・ゲーレツ(指揮)ソリスト・ロマンド(1-3)、オイゲン・ヨッフム(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(4)、
ヘンク・スプルイト(指揮)オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団(5-7)
【録音】1978年11月、ヴヴェイ(1-3)、1965年11月、アムステルダム(4)、1969年11月、オランダ(ライヴ)(5-7)/
《CD 7》
1-3) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77***、
4-6) ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26*
【演奏】ハイン・ヨルダンス(指揮)ブラバント管弦楽団
【録音】1964年3月、アムステルダム/
《CD 8》
モーツァルト:1-3) ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218、4-6)
ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調K.211
【演奏】デイヴィッド・ジンマン(指揮)オランダ室内管弦楽団【録音】1975年5月、アムステルダム/
《CD 9》
1-3) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77
【演奏】ベルナルト・ハイティンク(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】1973年9月、アムステルダム/
《CD 10》
1-3) ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61、
4-5) ミサ曲ニ長調Op.123『ミサ・ソレムニス』より「サンクトゥス」
【演奏】エッダ・モーザー(ソプラノ)(4-5)、ハンナ・シュヴァルツ(コントラルト)(4-5)、ルネ・コロ(テノール)(4-5)、
クルト・モル(バス)(4-5)、オランダ放送合唱団(4-5)、ベルナルト・ハイティンク(1-3)、
レナード・バーンスタイン(4-5)(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】1974年12月(1-3)、1978年2月&3月(4-5)、アムステルダム/
《CD 11》
1-3) ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26*、
4-6) ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53*、
7-9) チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出Op.42*
【演奏】リボール・ペシェク(指揮)フリスク管弦楽団(1-3)、
アントン・ケルシェス(指揮)アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団(4-9)
【録音】1973年6月、オランダ(1-3)、1973年、アムステルダム(4-9)/
《CD 12》
1-44)バルトーク:44のヴァイオリン二重奏曲Sz.98
(第1巻-第4巻)***
【演奏】テオ・オロフ(ヴァイオリン)
【録音】1954年5月、オランダ/
《CD 13》モーツァルト:1-3) オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370*、
4-5) グラスハーモニカのためのアダージョとロンド
ハ短調K.617*、6-9) オーボエ五重奏曲ハ短調K.406*
【演奏】ハインツ・ホリガー(オーボエ)、ブルーノ・ホフマン(グラスハーモニカ)(4-5)、オーレル・ニコレ(フルート)(4-5)、
カール・シャウテン、ユディット・デ・ムンク=ヘーレ(6-9)(ヴィオラ)、ジャン・デクルース(チェロ)
【録音】1977年1月、アムステルダム/
《CD 14》
1-4) リムスキー=コルサコフ:シェエラザードOp.35、5)
ラヴェル:ツィガーヌ、
6) R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』Op.20
【演奏】キリル・コンドラシン(1-5)、ベルナルト・ハイティンク(6)(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】1979年6月(1-4)、1978年6月(ライヴ)(5)、1973年4月&5月(6)、アムステルダム/
《CD 15》
R.シュトラウス:
1-9) 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』Op.30、10-15)交響詩『英雄の生涯』Op.40
【演奏】ベルナルト・ハイティンク(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】1973年4月&5月(1-9)、1970年5月(10-15)、アムステルダム
*DECCAによる世界初CD化、 **DECCA初CD化、 ***初CD化 |
ヘルマン・クレバース(ヴァイオリン)
(CD 2: 4, CD 3: 4-7, CD 13: 4-5を除く) |
生誕100周年記念。オランダの名ヴァイオリニストの魅力満載の録音集 CD15枚組ボックス・セット
●2023年生誕100周年を迎えたオランダのヴァイオリニスト、ヘルマン・クレバース(1923-2018)。
ソリストとして、室内楽奏者として、コンサートマスターとしてのクレバースの録音が今までで最も広範囲なコレクションでリリースされます。CD15枚組ボックス・セット。限定盤。新規リマスタリング。
●長い間、ヘルマン・クレバースの協奏曲はフィリップスのLPカタログの要でした。彼が国際的なソリストへの道を追い求めていなかったことを考えると、それらの録音に対して与えられた批評家からの称賛や人気はそれだけで驚くべきものでした。
クレバースはむしろ家族を最優先としてオーケストラのコンサートマスターになることを選びました。
まず初めにウィレム・ヴァン・オッテルロー指揮ハーグ・レジデンティ管弦楽団のコンサートマスターとなり、1950年代の初めに彼らとともにバッハ、ベートーヴェン、ヴュータンの最初の録音を行いました。
この頃、弟子で生涯の友人でもあったテオ・オロフと、バルトークの二重奏曲、バッハとヘンク・バーディングスの『2つのヴァイオリンのための協奏曲』も録音しており、これらは世界初CD化となります。
また1973年のブルッフとドヴォルザークの協奏曲も同じく世界初CD化です。1962年クレバースはベルナルト・ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者となり、ベートーヴェンとブラームスの協奏曲の有名な2度目の録音とともに、“コンサートマスター”のレパートリーの険しい山ともいうべき、リムスキー=コルサコフの『シェエラザード』、R.シュトラウスの『英雄の生涯』も録音しています。
70年代にオイゲン・ヨッフムとレナード・バーンスタインとともに録音した、長く卓越したソロ・ヴァイオリンのパートのあるベートーヴェンの『ミサ・ソレムニス』の「ベネディクトゥス」、ヨッフムとのバッハの『マタイ受難曲』からの「神よ、憐れみたまえ」も収録されています。クレバースはこれらのパートにソリスト的な洗練された技術と性格を持ち込み、それが演奏の全体的な成功の中心的な役割を果たしました。
また室内楽奏者としては、ハインツ・ホリガーとのモーツァルトのオーボエ四重奏曲に参加しています。さらに珍しいところでは、スイスで録音されたアルテュール・グリュミオーとのバッハの二重協奏曲と、コンセルトヘボウ管で長きにわたり首席チェリストを務めたティボール・デ・マヒュラとオランダ放送フィルとのブラームスの二重協奏曲があります。
海難事故の後、早すぎる引退から40年以上が経過していますが、クレバースの演奏の貴族的な優雅さと黄金の温もりはその魅力を保ち続けています。
●オリジナル・ジャケット仕様。ベルナルト・ハイティンクが亡くなる直前に書いた序文付き。オランダの作家ニーク・ネリッセンのライナーノーツには、これらの録音の多くに関する貴重な舞台裏に関する洞察が書かれています。
フィリップスとコンセルトヘボウに所蔵されていた貴重な写真も掲載されています。

|
. |


4842117
(21CD)
\17500→\16490 |
《デッカ・コンダクターズ・ギャラリー》
デッカ初期の20年の進化を支えた23人の指揮者たちの歴史的録音を集大成
アンソニー・バーナード、サー・ウィリアム・ウォルトン、サー・ハミルトン・ハーティ、
サー・ヘンリー・ウッド、ウィレム・メンゲルベルク、アルバート・コーツ、
ヴィクトル・デ・サバタ、ロジェ・デゾルミエール、グジェゴシュ・フィテルベルク、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、カルロ・ゼッキ、ピエロ・コッポラ、
ジョルジェ・エネスク、エルネスト・アンセルメ、クレメンス・クラウス、
パウル・ファン・ケンペン、サー・マルコム・サージェント、エドゥアルト・ファン・ベイヌム、
ハンス・クナッパーツブッシュ、エーリヒ・クライバー、ジャン・マルティノン、
レオ・ブレッヒ、セルジュ・チェリビダッケ
《CD 1》
[アンソニー・バーナード]
1-6) ディーリアス:海流、7) ウォルトン:序曲『ポーツマス岬』*、
[サー・ウィリアム・ウォルトン]
ウォルトン:8-18)『ファサード』第1組曲より
(ポルカ/タンゴ/フォックス=トロット/黒いベヒーモス夫人/ヨーデリング・ソング/スコットランド狂詩曲/ワルツ/
ポピュラー・ソング/長い鋼の草/遠い国から来た男/タランテッラ)**、19-21)
ヴィオラ協奏曲**
【演奏】ロイ・ヘンダーソン(バリトン)(1-6)、イーディス・シットウェル(8-18)、コンスタント・ランバート(8-18)(朗読)、
フレデリック・リドル(ヴィオラ)(19-21)、
New English Symphony Orchestra and Chor(1-7)、アンサンブル(8-18)、ロンドン交響楽団(19-21)
【録音】1929年5月(1-6)、10月(7)、8月、11月(8-18)、1937年12月(19-21)、ロンドン/
《CD 2》
[サー・ハミルトン・ハーティ]
1-4) ウォルトン:交響曲第1番**、5-8) ハイドン:交響曲第95番ハ短調Hob.I:95**、
ベルリオーズ:9) 序曲『リア王』Op.4**、10)
トロイ人の行進曲(歌劇『トロイアの人々』より)**
【演奏】ロンドン交響楽団
【録音】1935年12月(1-4)、10月(5-10)、ロンドン/
《CD 3》
[サー・ハミルトン・ハーティ]
1-5) ヘンデル:5楽章の組曲(H.ハーティ編)*、
[サー・ヘンリー・ウッド]
6-10) パーセル:5楽章の組曲(H.ハーティ編)*、
ヴォーン・ウィリアムズ:
11) グリーンスリーヴスによる幻想曲**、12)
劇音楽『すずめばち』序曲**、13-16) 交響曲第2番『ロンドン』**
【演奏】ロンドン交響楽団(1-5)、クイーンズ・ホール管弦楽団(6-16)
【録音】1935年10月(1-5)、1937年4月(6-10)、1936年4月(11-13)、ロンドン/
《CD 4》
[サー・ヘンリー・ウッド]
コーツ:1-3) 組曲『ロンドン』**、4) 行進曲『ロンドン橋』**、
5-19) エルガー:エニグマ変奏曲Op.36**、
[ウィレム・メンゲルベルク]
20-22) J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043**、
23) グルック:歌劇『アルチェステ』序曲**、
[アルバート・コーツ]
ムソルグスキー:24) 交響詩『はげ山の一夜』**、25)
ゴパック(歌劇『ソロチンスクの定期市』より)**
【演奏】ルイ・ツィンマーマン(20-22)、フェルディナント・ヘルマン(20-22)(ヴァイオリン)、クイーンズ・ホール管弦楽団(1-19)、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(20-23)、ロンドン交響楽団(24-25)
【録音】1935年11月(1-19)、1945年3月(24)、5月(25)、ロンドン、1935年6月、アムステルダム(20-23)/
《CD 5》
[アルバート・コーツ]
リムスキー=コルサコフ:1) 軽業師の踊り(組曲『雪娘』より)**、組曲『金鶏』より2)
序奏**、3) 婚礼の行列**、
チャイコフスキー:4-7) 交響曲第6番ロ短調Op.74『悲愴』**、8)
幻想序曲『ロメオとジュリエット』**
【演奏】ナショナル交響楽団(1, 4-8)、ロンドン交響楽団(2-3)
【録音】1945年2月(1, 8)、5月(2-3)、4月&7月(4-7)、ロンドン/
《CD 6》
[ヴィクトル・デ・サバタ]
1-4) ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調Op.35『英雄』、
5) ベルリオーズ:序曲『ローマの謝肉祭』Op.9、
6) シベリウス:悲しきワルツOp.44、
7) ワーグナー:ワルキューレの騎行(楽劇『ワルキューレ』より)
【演奏】ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1946年5月、ロンドン/
《CD 7》
[ヴィクトル・デ・サバタ]
1) シベリウス:交響詩『エン・サガ』Op.9、
[ロジェ・デゾルミエール]
ビゼー:2) 序曲『祖国』Op.19、3-7) 小組曲『子供の遊び』Op.22、
8) シャブリエ:ハバネラ、
9) ドビュッシー:スコットランド風行進曲、
10) グノー:私は夢に生きたい(歌劇『ロメオとジュリエット』より)、
11) オッフェンバック:生垣には小鳥たち(歌劇『ホフマン物語』より)、
12) グノー:おお、軽やかなつばめよ(歌劇『ミレイユ』より)、
13) トマ:私はティタニア(歌劇『ミニョン』より)、
14) プロッホ:主題と変奏曲『おお! 恋人よ帰れ』、
15) シャルパンティエ:その日から(歌劇『ルイーズ』より)
【演奏】ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1)、ナショナル交響楽団(2-9)、パリ音楽院管弦楽団(10-15)
【録音】1946年5月(1)、1947年5月(2-9)、ロンドン、1948年5月、パリ(10-15)/
《CD 8》[グジェゴシュ・フィテルベルク]
1) ワーグナー:楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』序曲**、
2-4) チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第2番ト長調Op.44、5-9)
交響曲第3番ニ長調Op.29『ポーランド』**
【演奏】アイリーン・ジョイス(ピアノ)(2-4)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1946年4月(1, 5-9)、5月(2-4)、ロンドン/
《CD 9》[グジェゴシュ・フィテルベルク]
1) ボロディン:だったん人の踊り(歌劇『イーゴリ公』より)**、
2-4) リムスキー=コルサコフ:組曲『皇帝サルタンの物語』Op.57**、
[ヴィルヘルム・フルトヴェングラー]
5-8) ブラームス:交響曲第2番ニ長調Op.73
【演奏】ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1946年4月、ウェンブリー(1-4)、1948年3月、ロンドン(5-8)/
《CD 10》
[カルロ・ゼッキ]
1) ロッシーニ:歌劇『絹のはしご』序曲*、
2-4) ピツェッティ:劇付随音楽『ピサの少女』より組曲*、
5-7) ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58、
[ピエロ・コッポラ]
8-10) グリーグ:交響的舞曲Op.64より(第1番ト長調/第2番イ長調/第4番イ短調)*
【演奏】クララ・ハスキル(ピアノ)(5-7)、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1-7)、ロンドン交響楽団(8-10)
【録音】1947年7月(1-7)、1946年7月(8-10)、ロンドン/
《CD 11》
[ピエロ・コッポラ]
1-4) シューマン:交響曲第1番変ロ長調Op.38『春』**、
[ジョルジェ・エネスク]
5-8) シューマン:交響曲第2番ハ長調Op.61**
【演奏】ナショナル交響楽団(1-4)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(5-8)
【録音】1946年7月(1-4)、1947年9月(5-8)、ロンドン/
《CD 12》
[エルネスト・アンセルメ]
ドビュッシー:1-4) 小組曲、5-7) 交響詩『海』、
ラヴェル:8) 道化師の朝の歌(組曲『鏡』より)、
9-11) 歌曲集『シェエラザード』、12) ラ・ヴァルス
【演奏】シュザンヌ・ダンコ(ソプラノ)(9-11)、パリ音楽院管弦楽団(1-4,
9-12)、スイス・ロマンド管弦楽団(5-8)
【録音】1948年6月(1-4)、5月(9-11)、1947年10月(12)、パリ、1947年2月、ジュネーヴ(5-8)/
《CD 13》
[クレメンス・クラウス]
1) ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』序曲Op.72、
2) ブラームス:大学祝典序曲Op.80、
R.シュトラウス:3) 交響詩『死と変容』Op.24、
4) 交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』Op.28、
[パウル・ファン・ケンペン]
ワーグナー:5) 歌劇『タンホイザー』序曲(ドレスデン版)、6)
歌劇『さまよえるオランダ人』序曲
【演奏】ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1,
3)、
ロンドン交響楽団(2)、ミラノ・スカラ座管弦楽団(4-6)
【録音】1949年1月(1)、1947年10月(2)、12月(3)、ロンドン、1947年7月、ミラノ(4-6)/
《CD 14》
[サー・マルコム・サージェント]
ヘンデル:オラトリオ『メサイア』HWV56より1)
序曲**、2) 田園交響曲**、
3) わたしは知る、わたしをあがなう者は生きておられる**、4)
ハレルヤ、
5-9) オラトリオ『エジプトのイスラエル』HWV54より
(第4曲/第6曲/第7曲/第8曲/第9曲)、
10) 戴冠式アンセム『司祭ザドク』HWV258、
11) オンブラ・マイ・フ(歌劇『セルセ』HWV40より)、
12) あなたは不安なのですか?(歌劇『ロデリンダ』HWV19より)、
13) そなたの赴くところ、何処にも(音楽劇『セメレ』HWV58より)*、
14) Revenge, revenge Timotheus cries(オラトリオ『アレクサンダーの饗宴』HWV75より)*、
15) シンフォニア「シバの女王の入城」(オラトリオ『ソロモン』HWV67より)*、
[Alternative Takes]
ヘンデル:16) 戴冠式アンセム『司祭ザドク』HWV258***、
17) オンブラ・マイ・フ(歌劇『セルセ』HWV40より)***、
18) ハレルヤ(オラトリオ『メサイア』HWV56より)***
【演奏】Ada Alsop(ソプラノ)(3)、
キャスリーン・フェリア(コントラルト)(11,
12, 17)、リチャード・ルイス(テノール)(13)、
トレヴァー・アンソニー(バス)(14)、ロイヤル・コーラル・ソサエティ(4-10,
16, 18)、ロンドン交響楽団
【録音】1946年6月(1)、2月(2, 12, 15)、1948年5月(3-10,
13, 14, 16, 17)、10月(11, 18)、ロンドン/
《CD 15》
[サー・マルコム・サージェント]
1-4) ヘンデル:組曲『王宮の花火の音楽』(H.ハーティ編)*、
5-7) ホルスト:歌劇『どこまでも馬鹿な男』Op.39よりバレエ音楽**、
[エドゥアルト・ファン・ベイヌム]
8) エルガー:序曲『コケイン』Op.40、
ブリテン:
歌劇『ピーター・グライムズ』より9-12) 4つの海の間奏曲Op.33a、
13) パッサカリアOp.33b、
14) アーノルド:序曲『ベッカス・ザ・ダンディプラット』Op.5
【演奏】ナショナル交響楽団(1-4)、
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(5-8,
14)、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(9-13)
【録音】1946年2月(1-4)、3月(5-7)、1949年5月(8)、
1947年12月(14)、ロンドン、1947年9月、アムステルダム(9-13)/
《CD 16》
[エドゥアルト・ファン・ベイヌム]
1-4) マーラー:歌曲集『さすらう若者の歌』、
5-8) ブルックナー:交響曲第7番ホ長調
【演奏】ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1-4)、
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(5-8)
【録音】1946年11月&1947年12月、ロンドン(1-4)、1947年9月、アムステルダム(5-8)/
《CD 17》
[ハンス・クナッパーツブッシュ]
ワーグナー:1) 歌劇『リエンツィ』序曲、歌劇『タンホイザー』より2)
序曲、
3) ヴェーヌスベルクの音楽、歌劇『ローエングリン』より
4) 第1幕への前奏曲、5) 第3幕への前奏曲、
楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』より
6) 第1幕への前奏曲、7) 第3幕への前奏曲、8)
徒弟たちの踊り、9) 同業者組合の行進
【演奏】ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1-3,
5, 7-9)、
チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団(4)、スイス・ロマンド管弦楽団(6)
【録音】1947年12月-1948年1月、ロンドン(1-3,
5, 7-9)、1947年6月、チューリヒ(4)、1947年7月、ジュネーヴ(6)/
《CD 18》
[エーリヒ・クライバー]
1) ヘンデル:歌劇『エジプト王妃ベレニーチェ』HWV38よりアンダンテ・ラルゲット、
2-5) モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550、
6-10) ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調Op.68『田園』
【演奏】ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1949年4月(1-5)、1948年2月&5月(6-10)、ロンドン/
《CD 19》
[エーリヒ・クライバー]
1) ヨーゼフ・シュトラウス:天体の音楽Op.235、
2) J.シュトラウス2世:喜歌劇『ジプシー男爵』序曲、
3) ドヴォルザーク:序曲『謝肉祭』Op.92
[ジャン・マルティノン]
4) チャイコフスキー:さらば森よ(歌劇『オルレアンの少女』より)、
5-8) シャブリエ:田園組曲、9-12) ラヴェル:クープランの墓
【演奏】エウゲニア・ザレスカ(メッゾ・ソプラノ)(4)、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1948年2月(1-3)、12月(5-8)、1947年5月(4,
9-12)、ロンドン/ |
指揮:
アンソニー・バーナード、
サー・ウィリアム・ウォルトン、
サー・ハミルトン・ハーティ、
サー・ヘンリー・ウッド、
ウィレム・メンゲルベルク、
アルバート・コーツ、
ヴィクトル・デ・サバタ、
ロジェ・デゾルミエール、
グジェゴシュ・フィテルベルク、
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、
カルロ・ゼッキ、
ピエロ・コッポラ、
ジョルジェ・エネスク、
エルネスト・アンセルメ、
クレメンス・クラウス、
パウル・ファン・ケンペン、
サー・マルコム・サージェント、
エドゥアルト・ファン・ベイヌム、
ハンス・クナッパーツブッシュ、
エーリヒ・クライバー、
ジャン・マルティノン、
レオ・ブレッヒ、
セルジュ・チェリビダッケ |
デッカ初期の20年の進化を支えた23人の指揮者たちの歴史的録音を集大成 CD21枚組ボックス・セット
●デッカ初期の20年、ffrr(全周波数帯域録音)の技術の黄金時代を含む1929年から1949年の間に23人の指揮者たちが行ったクラシック録音をまとめた『Decca
Conductor’s Gallery』が発売されます。
CD21枚組ボックス・セット。歴史的録音ファンには必携のセットです。
記念すべきデッカの最初の録音は1929年5月、ディーリアスの『海流』でした。その指揮者(アンソニー・バーナード)は、昔の78回転レコードのラベルには名前さえ印刷されていませんでしたが、やがて、このセットでは後のほうの録音にあるエーリヒ・クライバーの名前は大変注目を浴びるようになります。
つまりこの初期の20年間でこのレーベルが商業的な荒波を乗り越えて世界中から集められる卓越した技術と世界レベルの音楽芸術の象徴となるまでにどれほど長い道のりを経たのかという証です。
戦前の録音は新旧を問わず、英国やアイルランドの指揮者の才能を中心とすることが避けられない状況でした。ハミルトン・ハーティのハイドンとウォルトン、自身の『ファサード』の初録音を行ったウィリアム・ウォルトン、ヘンリー・ウッドのヴォーン・ウィリアムズ、エルガーとコーツなど。このセットで特に貴重な録音の一つは1936年のメンゲルベルクによるバッハの『2つのヴァイオリンのための協奏曲』です。
戦後の素材には戦前から指揮台で活躍していた名だたる指揮者の名前がいくつか含まれていますが、デッカが取り上げなければそれらの名前は忘れられていたかもしれません。
ロシアのレパートリーに夢中になり自身で録音したアルバート・コーツ、ミラノとロンドンでR.シュトラウスを見事に演奏したクレメンス・クラウス、そしてレオ・ブレッヒの天才的なハイドンの『驚愕』交響曲。
円熟期の作曲家兼指揮者にはチャイコフスキーの交響曲第3番のグジェゴシュ・フィテルベルクとシューマンの交響曲第2番のジョルジェ・エネスクがいます。
戦後の年にロンドンの音楽界を活気づけていた刺激的な若き指揮者たちもいました。
セルジュ・チェリビダッケの衝撃的で気まぐれなチャイコフスキー、ジャン・マルティノンの圧巻のラヴェル、ピエロ・コッポラの威厳に満ちたシューマンが収められています。
●マーク・オバート=ソーン、ウォード・マーストン、アンドルー・ハリファックスによる、入手可能な最良の音源からのリマスタリング。
初CD化となる録音や未発表録音も含まれます。
ピーター・カントリル、マーク・オバート=ソーン、アンドルー・ハリファックスによる興味深いエッセーや詳しい録音データが掲載された写真入り豪華ブックレット(72ページ)付き。

|
<国内盤>
新書館
|
|
滝澤志野
ブリリアンス・オブ・バレエ・ミュージック~バレエ音楽の輝き/
|
滝澤志野(ピアノ) |
1.チャイコフスキー:『眠れる森の美女』第3幕
グラン・パ・ド・ドゥよりアダージオ(チャイコフスキー)
2.『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』よりアダージオ(チャイコフスキー)
3.『ジュエルズ』ダイヤモンドよりアンダンテ/交響曲第3番第3楽章(チャイコフスキー)
4.『瀕死の白鳥』/「動物の謝肉祭」第13番「白鳥」(サン=サーンス)
5.『マノン』第3幕 沼地のパ・ド・ドゥ/宗教劇「聖母」より(マスネ)
6.『椿姫』第2幕/前奏曲第15番「雨だれ」変ニ長調(ショパン)
7.『椿姫』第3幕 黒のパ・ド・ドゥ/バラード第1番
ト短調(ショパン)
8.『ロミオとジュリエット』第1幕 バルコニーのパ・ド・ドゥ(プロコフィエフ)
9.『くるみ割り人形』第1幕 情景「松林の踊り」(チャイコフスキー)
10.『くるみ割り人形』第2幕 葦笛の踊り(チャイコフスキー)
11.『くるみ割り人形』第2幕 花のワルツ(チャイコフスキー)
12.『くるみ割り人形』第2幕 グラン・パ・ド・ドゥよりアダージオ(チャイコフスキー) |
ウィーン国立バレエ団専属ピアニスト、滝澤志野の演奏堪能するバレエ音楽集
66'31
ウィーン国立バレエ団専属ピアニスト、滝澤志野による初のピアノソロアルバム。
既発CD にボーナストラックとして収録されたノーカットのバレエ曲ほか、未収録6曲を加えたピアノ曲集。現代屈指のバレエピアニスト滝澤志野のピアノでバレエ音楽を堪能できる贅沢な一枚です。
滝澤志野 Shino Takizawa
ウィーン国立歌劇場・バレエ団専属ピアニスト。大阪府出身。桐朋学園大学短期大学部ピアノ専攻卒業、同学部専攻科修了。在学時よりオペラとバレエの伴奏に携わり、舞台芸術のコレペティを志す。
新国立劇場バレエ団契約ピアニストを経て、2011年よりウィーン国立バレエ専属ピアニストに就任。ソリストとしても、ウィーン国立歌劇場バレエ公演およびガラ公演で、バッハ「ピアノ協奏曲第3番」、モーツァルト「ピアノ協奏曲第23番」、グリーグ「ピアノ協奏曲」
、などを演奏している。
新書館より5枚のバレエレッスンCDをリリース。国内のバレエショップを中心にベストセラーとなっている。
Webメディア「バレエチャンネル」に『ウィーンのバレエピアニスト~滝澤志野の音楽日記』を好評連載中。
|
<映像>
.
EURO ARTS(映像)
|
20 11018
(8DVD)
\11000 →\10390
|
現代の伝説的なピアニストたちの映像集8枚組DVDボックス
伝説のピアニストたち |
DVD1(85分) デュオ・リサイタル
シューマン:
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
第1番 イ短調 Op.105
プロコフィエフ:
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
第2番 ニ長調 Op.94a
フランク:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ
イ長調
(アンコール)
クライスラー:愛の悲しみ、美しきロスマリン
DVD2(63分)
ドキュメンタリー『マルタ・アルゲリッチの音楽夜話』
DVD3(137分)
ベートーヴェン:
・ピアノ・ソナタ第 7 番ニ長調 Op.10-3
・ピアノ・ソナタ第 8 番ハ短調 Op.13『悲愴』
・ピアノ・ソナタ第 9 番ホ長調 Op.14-1
・ピアノ・ソナタ第 10 番ト長調 Op.14-2
・ピアノ・ソナタ第 11 番変ロ長調 Op.22
・ピアノ・ソナタ第 12 番変イ長調 Op.26
・ピアノ・ソナタ第 13 番変ホ長調 Op.27-1
DVD4(125分)
ベートーヴェン:
・ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」
・ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109
・ピアノ・ソナタ第31番変イ長調Op.110
・ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111
DVD5(59分)
ドビュッシー:12の前奏曲第1巻~
ダニエル・バレンボイムの演奏と解説による
1. イントロダクション / 2. デルフィの舞姫
/ 3. ヴェール /
4. 野を渡る風 / 5. 夕べの大気に漂う音と香り
/
6. アナカプリの丘 / 7. 雪の上の足跡
/ 8. 西風の見たもの /
9. 亜麻色の髪の乙女 / 10. とだえたセレナード
/
11. 沈める寺 / 12. パックの踊り /
13. ミンストレル / 14. クレジット
DVD6(105分)
デニス・マツーエフ~
ピアノ・リサイタル・アット・コンセルトヘボウ
チャイコフスキー:四季 Op.72
シューマン:クライスレリアーナ
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3楽章
(アンコール)
リャードフ:音楽の玉手箱
シベリウス:エチュード イ短調 Op.76
スクリャービン:エチュード 嬰ニ短調Op.8-12「悲愴」
マツーエフ:ジャズ- 即興
DVD7(103分) アヌシー音楽祭2014
(1)リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調S.125、死の舞踏S.126
(2)スクリャービン:ピアノ・ソロのためのエレジー
(3)ムソルグスキー:展覧会の絵
(4)エルガー:エニグマ変奏曲Op.36、愛の挨拶
Op.12
DVD8(97分)
シューベルト:
1. 4つの即興曲 D.899, Op.90 /
2. 4つの即興曲 D.935, Op.142 / 3. 楽興の時
D.780, Op.94 |
DVD1
ガイ・ブラウンシュタイン
(ヴァイオリン)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
DVD3
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
DVD4
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
DVD5
ダニエル・バレンボイム
(ピアノ、解説)
DVD6
デニス・マツーエフ(ピアノ)
DVD7
(1)(2)
サンクトペテルブルグ・
フィルハーモニー交響楽団
ゾルターン・コチシュ(指揮)
デニス・マツーエフ(ピアノ)
(3)(4)
サンクトペテルブルグ・
フィルハーモニー交響楽団
ユーリ・テミルカーノフ(指揮)
DVD8
アンドラーシュ・シフ(ピアノ) |
EURO ARTSが所有する貴重な映像の中から、現代の伝説的なピアニストたちの映像を集めた8枚組DVDボックスの登場!完全限定盤!
DVD1 収録:2020 年2月22日、ピエール・ブーレーズ・ホール、ベルリン(ライヴ)
DVD2 ジョルジュ・ガショ監督/制作:2002年(日本語字幕付)
DVD3 収録時期:1983-1984年
収録場所:ウィーン、ロプコヴィツ宮、ラズモフスキー宮、キンスキー宮、ヘッツェンドルフ宮(ライヴ)
監督:ジャン=ピエール・ポネル
DVD4 収録:1983-1984 年ウィーン、ラズモフスキー宮、(ライヴ)/監督:ジャン=ピエール・ポネル
DVD5 制作:1999年/監督:ポール・スマチュニュイ
DVD6 収録:2015年アムステルダム、ロイヤル・コンセルトヘボウ(ライヴ)/映像監督:セバスティアン・グラス
DVD7 収録:2014 年8月アヌシー音楽祭(ライヴ)/監督:ジャン=ピエール・ロワズィール
DVD8 収録時期:1989 年3月(1,2) 1990
年4月(3)
収録場所:ミュンヘン、レジデンツ・マックス・ヨゼフザール(1,2) ノイマルクト、ヒストリッシャー・ライトシュターデル(3)
収録方式:ライヴ/制作:メトロポリタン・ミュニク
画面:16:9,4:3 NTSC、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、数量限定BOX、字幕:英独仏西、720分
EURO ARTSが所有する貴重な映像の中から、現代の伝説的なピアニストたちの映像を集めた8枚組DVDボックスの登場です。
DVD1は、2020年2月にベルリンのピエール・ブーレーズ・ザールで行われた、世界的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチと元ベルリン・フィルのコンサートマスターで現在はソロとして活躍するガイ・ブラウンシュタインによるデュオ・リサイタルの映像。
DVD2 には、ジョルジュ・ガショ監督による『マルタ・アルゲリッチの音楽夜話』。アルゲリッチがインタビューに応じ、自らについて語るというもの。作曲家や演奏、室内楽についての示唆に富む言葉の数々に、過去の映像や演奏風景が散りばめられるという印象的な構成になっており、ヨーロッパとアメリカでいくつもの賞を受賞しています。
子供のころのベートーヴェンの協奏曲での出演前の恐怖の記憶や、グルダへの尊敬の念、バッハやベートーヴェン初期作品でのユーモアの感覚、シューマンやリストへの共感、ソロ演奏での孤独感など、アルゲリッチの音楽に興味のある方なら見逃せない話がたくさん含まれています。
DVD3 と4にはダニエル・バレンボイムによるベートーヴェン。2020年には5度目のベートーヴェンのソナタを収録したバレンボイムですが、ここに収められているのは1980年代の演奏で、バレンボイムがウィーンの由緒ある宮殿4か所でおこなったコンサートの模様をライヴ収録したもの。
DVD5 は、バレンボイムが印象派の巨匠ドビュッシーの音楽を深く掘り下げ、解説・演奏したドキュメンタリー映像です。
バレンボイムは『前奏曲集第1 巻』を題材とし、音楽を視覚的に解説しています。ドビュッシーの音楽の特色は、既存の音楽のスタイルにとらわれない、調性からの離脱、規則性のないリズム、自在に変化するテンポ、そして詩人のように光と影が綾なす色彩を表現しました。バレンボイムは、作曲者本人や友人らが残した言葉をもとに、ドビュッシーが表そうとした自然と静寂と孤独を解き明かしています。
DVD6と7には、1998年第11回チャイコフスキー・コンクールの優勝者、超絶技巧をもつピアニスト、デニス・マツーエフの演奏。
一つは、マツーエフが2015年にアムステルダム、ロイヤル・コンセルトヘボウで行ったリサイタルの模様を収録した映像。演目は、チャイコフスキーの「四季」とストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」、それに加えシューマンのクライスレリアーナ、アンコールには自作のジャズ演奏も含んだ多彩なアンコール・ピースを披露しています。二つ目は、フランス南東部、ローヌアルプ地方に位置するアヌシーで2014年に開催されたアヌシー音楽祭のライヴ映像。マツーエフがゾルターン・コチシュ指揮サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団とともに演奏したリストのピアノ協奏曲第2番やテミルカーノフ指揮による「展覧会の絵」などを収録されています。
最後8枚目には、当代最高のシューベルト弾きのひとり」として評価の高いシフによるシューベルト。
『即興曲集』と『楽興の時』のカップリングは、それぞれ1989年ミュンヘン、1990年ノイマルクトにおける2つのリサイタルから構成されたもの。とりわけ『即興曲集』と『楽興の時』はシフのお気に入りのレパートリーのようですが、実演におけるシフの姿を伝える貴重な映像といえるでしょう。
|
<LP>
ALIA VOX(LP)
|
AVLP 01
(LP)
\4900
|
マラン・マレ:ヴィオール曲集第2巻より
・スペインのフォリア II. 20
・人間の声 II. 63
・組曲 ロ短調
プレリュード Prelude, II. 83
小さなファンタジー Petitte fantaisie,
II. 84
アルマンド Allemande, II. 85
クーラント Courante, II. 87
サラバンド Sarabande, II. 88
サラバンド Sarabande, II. 89
ジーグ Gigue, II. 90
ジーグ Gigue, II. 91
メヌエット Menuet, II. 92
ガヴォット Gavotte, II. 93
メヌエット Menuet, II. 94
リュリ氏のトンボー Tombeau po' Monsr
de Lully, II. 95 |
ジョルディ・サヴァール
(7弦のヴィオラ・ダ・ガンバ/
17世紀末、フランス、作者不詳)
アンヌ・ギャレ
(チェンバロ/
ヨアンネス・ルッカース、18世紀半頃)
ホプキンソン・スミス
(テオルボ/
ヤコブ・ファン・デ・ゲースト, 1974年) |
ALIA VOX の大名盤2タイトルがLPで登場!長岡鉄男氏絶賛のASTREEサウンドがよみがえる!
マラン・マレのヴィオール曲集第2巻!深遠すぎる≪スペインのフォリア≫
録音:1975年7月、サン・ランベール・デ・ボワ教会(フランス)/180g
重量盤、限定盤
録音エンジニア:ジョルジュ・キッセルホフ
マラン・マレのヴィオール曲集第2巻がLP で登場!冒頭には≪スペインのフォリア≫も入った聴きどころ満載の内容です。
1976年録音のASTREE 音源(現在はAVSA 9872のボックスにSACD
Hybrid 盤として所収)。
ASTREE といえば、故長岡鉄男氏が「厚みとアブラっこさ、艶はナンバーワン、時にはしつこいくらい」と名調子で表現したそのサウンドも大きな魅力。
ここでも、残響音までが濃厚な空気、他では聴けない低音サウンド。サヴァールが奏でるマレの音楽を、とことん味わうことができます。
フォリアといっても乱痴気騒ぎのムードはまったくなく、静けさと沈思の向こうから聴こえてくるような音楽。≪人間の声≫での深々としたあたたかみのある音色は、まさにアナログでの再生の醍醐味ともいえる演奏です。
ALIA VOX のSACD ハイブリッドシリーズでもおなじみのエンジニア、マヌエル・モヒノがここでもマスタリングを手掛けております(もともとはサヴァールはASTREE
レーベルで録音活動を行っていましたが、サヴァール自身がALIAVOX
を立ち上げて以降は、ALIA VOXレーベルで新録音をリリースすると同時に、ASTREE
時代の音源も移行しています)。
古楽界の至宝にしてレジェンド、巨匠中の巨匠のサヴァールの音楽の粋を、心行くまで堪能できます!

|
|
AVLP 02
(LP)
\4900
|
F.クープラン:ヴィオール作品集(1728)
第1組曲
〔プレリュード、アルマンド・レジェレ、
クラント、サラバンド・グラーヴ、ガヴォット、
ジーグ、パッサカイユまたはシャコンヌ〕
第2組曲
〔プレリュード、フゲット、
ポンプ・フネーブル(葬儀)、
ラ・シュミーズ・ブランシュ(白いシャツ)〕 |
ジョルディ・サヴァール
(7弦のバス・ド・ヴィオール
(17世紀末、フランス、作者不詳))
アリアーヌ・モレット
(バス・ド・ヴィオール
(1697年、ロンドン、Barak Norman))
トン・コープマン
(クラヴサン
(17世紀末、ジルベール・デ・リュイソー)) |
サヴァールのASTREEデビュー盤。ぞくっとするほどの濃厚な美しさ。
録音:1975年/サン・ランベール・デ・ボワ教会(フランス)/180g
重量盤、限定盤
録音エンジニア:ドクター・トーマス・ガリア
1975年録音の、サヴァールのASTREE デビュー盤の大名盤、F.
クープランのヴィオール曲集。
もともとサヴァールの一連の録音はASTREEレーベルからのリリースでした(のちに、サヴァール自身がALIA
VOXを立ち上げ新録音をリリースすると同時に、1975年録音の、サヴァールのASTREE
デビュー盤の大名盤、F. クープランのヴィオール曲集のLP盤。故長岡鉄男氏が「厚みとアブラっこさ、艶はナンバーワン、時にはしつこいくらい」と名調子で表現したそのサウンドも大きな魅力。
当時30代前半だったサヴァールが、同世代の名手ふたりとともに、はりつめた緊張感にみちた素晴らしい演奏を展開している大名盤です。
この「ヴィオール曲集」(1728)は、クープラン晩年の作品。その創作力、才能が絶頂にあった頃のものです。
1728年は、クープランの宮廷の中でも最高のヴィオール奏者といわれたフォルクレと並ぶマラン・マレが逝去した年でもありました。
晩年になってもバス・ド・ヴィオールに取組んだことも興味深いですが、クープランは、当時すでに消えかかっていた伝統に敬意を表したとも考えられるでしょう。
第1組曲は7曲から成り、フランスのスタイルで書かれた懐古的な性格を持ちます。ガヴォット楽章の和音など、思わずぞくっとするほどの美しさ。
終曲の壮麗なパッサカイユ(またはシャコンヌ)も見事としか言いようがありません。第2組曲は4曲から成り、こちらはどちらかというとイタリア的。
第3曲の「葬儀」は静謐な緊張感に満ちた傑作。終曲の「白いシャツ」は無窮動の曲で、超絶技巧が要求されます。サヴァール、そしてコープマンとモレットの見事な演奏、注目です!
ここでも、ALIA VOXのSACDハイブリッドシリーズでもおなじみのエンジニア、マヌエル・モヒノがここでもマスタリングを手掛けております(もともとはサヴァールはASTREE
レーベルで録音活動を行っていましたが、サヴァール自身がALIA
VOXを立ち上げて以降は、ALIA VOXレーベルで新録音をリリースすると同時に、ASTREE時代の音源も移行しています)。
古楽界の至宝にしてレジェンド、巨匠中の巨匠のサヴァールの音楽の粋を、心行くまで堪能できます!

|

9/14(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
AEOLUS
|
|
ルクレール:ヴァイオリン・ソナタ集 Op.9 Vol.1
ソナタ第6番 ニ長調 Op.9-6
ソナタ第10番 嬰ヘ短調 Op.9-10
ソナタ第3番 ニ長調 Op.9-3
ソナタ第8番 ハ長調 Op.9-8 |
エレーヌ・シュミット(ヴァイオリン)
フランソワ・ゲリエ(ハープシコード)
フランシスコ・マニャリヒ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ジョナサン・ペシェク(バロック・チェロ) |
ルクレールの最高傑作のひとつ、ヴァイオリン・ソナタ集
Op.9からの抜粋!
☆当時のヴァイオリンの持つ最高の技巧を求められたルクレールの傑作!
☆ヴァイオリンのエレーヌ・シュミットを中心とした最高のメンバーが集結!
フランスを代表するバロック・ヴァイオリニストの1人、エレーヌ・シュミットのAeolus第2弾!
ルクレールのソナタ集Op.9の全曲録音プロジェクトがスタート!
1743年に出版されたルクレールの《ヴァイオリン・ソナタ集
Op.9》はフランス・バロック期のヴァイオリン作品の中でも最高傑作とされています。
ルクレールのこの作品はヴァイオリンの技術を最高まで高めた難曲として知られており、滅多に演奏されることはありません。
この録音にあたって何年も準備を積み重ねたエレーヌ・シュミットによって見事なヴァイオリンが披露されている他、各パートも最高の技術で演奏されています。
|
AVIE
|
|
ジャネット・ソレルが創設したアポロズ・ファイアのヘンデル新作!
ヘンデル:オラトリオ《エジプトのイスラエル人》
(ジャネット・ソレル翻案) |
アポロズ・ファイア
アポロズ・シンガーズ
ジャネット・ソレル(指揮) |
グスタフ・レオンハルトやロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した指揮者、ジャネット・ソレルが創設したピリオド・オーケストラ、アポロズ・ファイアのヘンデル新作が登場!
《メサイア》(AV2208)や《ディクシット・ドミヌス》(AV2270)を含む彼女たちのディスコグラフィに《エジプトのイスラエル人》が加わります。
「見事な音楽の語り部」と評されるソレル自身の翻案で、ヘンデルの色彩豊かなオーケストラがヨセフの死を嘆くイスラエル人からエジプト人を苦しめるカエルやイナゴ、病気、暗闇、そしてモーゼの奇跡的な紅海割りまでを描き出し、聴き手を聖書の旅へと誘います。
※録音:2022年2月、ファースト・バプテスト教会(アメリカ、シェーカー・ハイツ)
|
|
|
ブラジルの魂(ヴィラ=ロボス:弦楽四重奏曲第6番ほか)
アントニオ・カルロス・ジョビン(1927-1994):
Estrada do sol、Chovendo na roseira、
Quebra-pedra、Retrato em branco e preto(クラリス・アサド編)
クラリス・アサド(1978-):弦楽四重奏のためのグリッチ
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
弦楽四重奏曲第6番 W.399、
夕暮れ W.544(クラリス・アサド編) |
デルガーニ弦楽四重奏団
クラリス・アサド(歌、ピアノ) |
著名なギター奏者のセルジオ・アサドの娘であるブラジル系アメリカ人の歌手・作曲家クラリス・アサド(1978-)と、オレゴン州最高の室内楽アンサンブルと称されるデルガーニ弦楽四重奏団による、クラシックとポピュラー・スタイルを融合させた1枚。
ヴィラ=ロボスの弦楽四重奏曲第6番を中心に、アサド自身の作品や、彼女が編曲したジョビンやヴィラ=ロボスの作品が収録されています。
※録音:2022年6月&9月
|
CHRISTOPHORUS
|
|
J.S.バッハ:ダイアローグ・カンタータ
J.S.バッハ:カンタータ《憧れもて求め行かん》BWV49
クリストフ・グラウプナー:
オーボエ・ダモーレ協奏曲 ハ長調 GWV 302
J.S.バッハ:
カンタータ《いと尊きイエス、わが憧れよ》BWV32 |
ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)
クラウス・メルテンス(バス)
エリーザベト・グリュンマー(オーボエ)
アンサンブル《フォアアールベルクのバッハ・カンタータ》、他 |
「魂」と「キリスト」の会話、J.S.バッハのダイアローグ・カンタータ!
☆J.S.バッハのカンタータの中でも傑作と言われる対話型カンタータ!
☆曲間に挿入されるグラウプナーのオーボエ・ダモーレ協奏曲にも注目!
J.S.バッハのカンタータの中でも特別な位置を占める対話型のカンタータ(ダイアローグ・カンタータ)を中心としたアルバム。
「魂」をソプラノが、「キリスト」をバスが演じ、バッハが音楽を付けたこのカンタータは、バッハがこの時代に作った作品の中でも特に優れたものとされています。
まるで花嫁と花婿を結びつけるようなこれらの作品は「信仰」の「愛のデュエット」とも言えるでしょう。
現在活躍している歌手たちの中でも特にバッハに精通しているミリアム・フォイアージンガーにクラウス・メルテンスの歌唱でお楽しみいただけます。
※録音:2023年1月13日-14日
|
ES-DUR
|
ES2079
【旧譜】
\2700
|
ベートーヴェン:ピアノ作品集(不滅の恋人へ)
アンダンテ・ファヴォリ ヘ長調 WoO57
6つのバガテル Op.126
ピアノ・ソナタ 第29番 変ロ長調《ハンマークラヴィーア》
Op.106 |
フローリアン・ハイニシュ(ピアノ) |
ベートーヴェンの「不滅の恋人」にまつわる作品集!
「ベートーヴェンの魅惑的な音楽語法は、今でも非常に現代的かつタイムリーで、ほとんどの人が理解できる言語だ」と語るピアニスト、フローリアン・ハイニッシュによるベートーヴェン生誕250年記念アルバム。
1990年生まれ、大バッハと同じドイツ・アイゼナハ出身のハイニッシュはドイツの最も有望なピアニストのひとりとしてみなされており、ドイツ・メディアからの称賛は熱狂的です。
本作にはベートーヴェンの謎多き「不滅の恋人」にまつわる3つの作品が収録されています。
※録音:2019年11月
|
|
ES2072
【旧譜】
\2700
|
グリンカ、チャイコフスキー、リャプノフ:六重奏曲集
グリンカ:大六重奏曲 変ホ長調
チャイコフスキー:アレグロ ハ短調
リャプノフ:六重奏曲 変ロ短調 Op.63 |
ファベルジェ五重奏団
ウルリケ・パイヤー(ピアノ) |
ロシアの有名な3人の作曲家による六重奏曲(ピアノ+弦楽五重奏)を集めた1枚。みな優れたピアニストであったため、ピアノは弦楽器のサウンド・パレットの上に立つだけでなく、多くのパッセージで音楽的リーダーシップをとり、ヴィルトゥオジティの面でも圧倒的な存在感を示しています。
特にグリンカの《大六重奏曲》は小規模な弦楽器セクションを伴ったピアノ協奏曲といってもよいほどです。
ファベルジェ五重奏団はEs-durから4枚のCDをリリースしており、アドルフ・ブランの弦楽五重奏曲集は2014年にECHO
Klassikの室内楽(19世紀音楽)/弦楽器部門を受賞しています。
※録音:2016年12月&2017年1月
|
|
ES2076
【旧譜】
\2700
|
シューベルト、ストラヴィンスキー、ヴァスクス:
ピアノ・デュオのための作品集
フランツ・シューベルト:
フランスのモティーフによるディヴェルティメント
D823、
ロンド ニ長調 D608
イーゴリ・ストラヴィンスキー:2台のピアノのための協奏曲
ペトリス・ヴァスクス:2台のピアノのための音楽 |
リンダ・レイネ
ダリア・マルシニナ(ピアノ) |
ラトビア出身のリンダ・レイネ、ロシア出身のダリア・マルシニナによるデュオのデビュー盤。
2人で演奏するとアドレナリン全開になるというマルシニナ選曲のストラヴィンスキー、レイネの同郷の師であるヴァスクス、そして「私たちの心を開き、ピアノで歌うことを許し、人生の高みと底辺の両方へと導いてくれる」と語るシューベルトの作品を収録。
「レイネとマルシニナのデュオの最大の強みは、ステージでの存在感だ。この若いアーティストたちが、音楽的な輝きと創造力をもって、聴衆の心を自然とつかむことができるのは感動的だ」(リーリャ・ジルベルシュテイン)
※録音:2018年5月
|
|
ES2080
【旧譜】
\2700
|
ショスタコーヴィチ、シュニトケ、シュルホフ:
チェロ・ソナタ集(デュオの芸術)
ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調
Op.40
シュニトケ:チェロ・ソナタ第1番
シュルホフ:チェロ・ソナタ Op.17
ロストロポーヴィチ:ユモレスク Op.5 |
ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)
タチアナ・ゲリンガス(ピアノ) |
タチアナ・ゲリンガスの75歳の誕生日を記念して、ショスタコーヴィチやロストロポーヴィチなど、ゲリンガス夫妻と特別な関係にあった作曲家のチェロとピアノのための作品を集めた1枚。
ダヴィド・ゲリンガスは、師ロストロポーヴィチの代役としてショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番を演奏したことがあり、ゲリンガスのチェロを称賛するショスタコーヴィチの手紙が残っています。
20世紀の音楽史における証言の集大成といえるアルバムです。
※録音:1993年&1994年
|
.
SIGNUM CLASSICS
|
|
疾風怒濤 Vol.3
モーツァルティスツ&イアン・ペイジ(指揮)
モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調
K.546
シュヴァイツァー:歌劇《アルチェステ》より
「Er ist gekommen‛& Zwischen
Angst und zwischen Hoffen」
コジェルフ:交響曲 ト短調
パイジェッロ:歌劇《トリノのハンニバル》より
「Misera, ch'ei peri!... Smarrita, tremante」
ハイドン:交響曲第44番 ホ短調《悲しみ》 |
モーツァルティスツ
イアン・ペイジ(指揮)
エミリー・ポゴレルツ(ソプラノ) |
イアン・ペイジ&モーツァルティスツの新作!
☆イアン・ペイジ&モーツァルティスツの大型プロジェクト、「疾風怒濤」
第3巻!
クラシカル・オペラを指揮したモーツァルトの初期作品録音で名を馳せたモーツァルトのスペシャリスト、イアン・ペイジが2017年に新たに結成したアンサンブル「モーツァルティスツ」による、大型プロジェクト「疾風怒濤(シュトゥルム・ウント・ドラング)」の第3巻!
1760年代から1780年代に芸術界を席巻した疾風怒濤運動を探求する全7巻に及ぶシリーズで、第1巻(SIGCD619)と第2巻(SIGCD636)はどちらも英グラモフォン誌の「エディターズ・チョイス」に選ばれています。
本作はシリーズ初のモーツァルト作品で幕を開け、ハイドンの疾風怒涛交響曲の名作である交響曲第44番《悲しみ》で締めくくられます。
間にはシュヴァイツァー、パイジェッロらの激しいオペラ・アリアとコジェルフの傑作であるト短調交響曲が収録されています。
※録音:2023年1月、セント・ジョンズ・スミス・スクエア(イギリス、ロンドン)
|
|
|
シューベルト・イン・イングリッシュ Vol.4
(英語歌唱によるシューベルト)
さすらい人が月に寄せて/星たち/夜曲/光と愛/
ミューズの子/春の信仰/春に/ズライカ
II/
愛は裏切られ/泉のほとりの若者/さすらい人/
ミニョンと竪琴弾き/ブルックの丘にて(橋の上で)/
娘の恋の立ち聞き/鱒/野ばら/水の上で歌う/
孤独な男/至福/冬の夕べ/音楽に寄せて |
ローワン・ピアース(ソプラノ)
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
クリストファー・グリン(ピアノ) |
英国の名バリトン、ロデリック・ウィリアムズと、エイジ・オブ・インライトゥメント管弦楽団の元ライジング・スターであるソプラノ歌手のローワン・ピアースが贈る、英語歌唱によるシューベルト・アルバム第4弾。
ローワン・ピアースは英国を代表する古楽アンサンブル&合唱団、ガブリエリ・コンソート&プレーヤーズのメンバーとしても活躍する古楽系ソプラノ。
シリーズ第1弾の《冬の歌》(SIGCD531)を担当したロデリック・ウィリアムズは、2016年ロイヤル・フィルハーモニック協会賞を受賞、リーズ・リーダー音楽祭2016の芸術監督も務め、日本ではバッハ・コレギウム・ジャパンとの定期的な共演でも知られています。
ピアノはこれまでの3作と同じくクリストファー・グリンが担当。
彼の演奏は「息をのむような感性」(英グラモフォン誌)、「声とピアノの完璧な融合」(BBCミュージック・マガジン誌)などと称賛されています。
※録音:2022年11月、セント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会(イギリス、ロンドン)
|
|
|
ザ・ネイティヴィティ
パトリック・ホーズ(b.1958):
この子は誰?/ベツレヘム、あの高貴な場所で/
This Endernight/ザ・ネイティヴィティ/
Joseph's Carol/Still, Still the Night/
Behold The King/4つのクリスマスのモテット/
マリアの心/吟遊詩人/私の好みの子守唄/
The Colours of Christmas |
マーク・シングルトン(指揮)
ヴォーチェ
スティーヴン・スカルラート(オルガン)
パトリック・ホーズ(ピアノ) |
パトリック・ホーズ作曲のクリスマス・アルバム!
☆英国で最も人気のある現代作曲家の一人パトリック・ホーズ!
☆優れた室内合唱団、ヴォーチェと共に制作した20曲のクリスマス合唱作品集!
英国で最も人気のある現代作曲家の一人パトリック・ホーズは、アメリカのコネチカット州の優れた室内合唱団、ヴォーチェと協力して、20曲の新しいクリスマス合唱作品を収めたアルバムを作成しました。
アルバムのタイトルになっているこの合唱団のために作られた《ザ・ネイティヴィティ》はキリスト誕生を描いており、パトリック・ホーズの兄弟であり詩人のアンドルーが作詞しました。
また古代の詩を用いた《4つのクリスマスのモテット》も作曲しており、古代から現代までのあらゆる時代のテキストを用いて作曲しています。
※録音:2023年1月20日-22日(アメリカ)
|
|
|
ノヴァ!ノヴァ!ジョイ・トゥ・ザ・ワールド!
ウィリアム・ホルフォード:もろびとこぞりて
トワノ・アルボ:ディンドン空高く
フランツ・グルーバー:きよしこの夜
イングランド民謡:
明日は私が踊る日、This is the truth sent
from above
フランス民謡:久しく待ちにし、新しいノエル
イングランド民謡:On Christmas night all
Christians sing
フランス民謡:神の子は生まれたもう
イングランド民謡:Now the holly bears a
berry
中世の音楽:Unto us is born a Son
オーストリア民謡:ゆりかごの中の赤ちゃん
ウェールズ民謡:ひいらぎ飾ろう
ロビー・ファーリー・デイビス:世の成らぬさきに
イングランド民謡:ひいらぎとつたは
バスク民謡:天使ガブリエル
チェコ民謡:さあ,イエスよ,さあ
ドイツ民謡:もみの木
イングランド民謡:コヴェントリー・キャロル
フランス民謡:Quelle est cette odeur agreable?
イングランド民謡:Here we come a-wassailing
ドイツ民謡:もろびと声あげ
イングランド民謡:Come all you worthy gentlemen |
デイヴィッド・テンプル(指揮)
ハートフォードシャー合唱団
ルーファス・フローデ(オルガン) |
イギリスの作曲家であり合唱指揮者でもあるルイス・ハルゼー(b.1929)の編曲によるクリスマス・キャロル集。
何世紀にも渡って様々な国や地域、言語で何世代も歌われ続け、編曲され書き直されてきたクリスマス・キャロルは普遍的な美しさがあります。
それらを中世まで遡りこれだけの数を編曲し直したのはまさに偉業と言えるでしょう。ハートフォードシャー合唱団による様々な地域のクリスマス・キャロルの美しい響きをお楽しみください。
※録音:2022年7月16日&2023年2月4日(イギリス、ロンドン)
|
<メジャー・レーベル>
<国内盤>
.
キング・インターナショナル
|
|
日本国内製作
バルトルド・クイケン(フラウト・トラヴェルソ)&渡邊順生(チェンバロ)
J.S.バッハ:フルートとチェンバロのためのソナタ集(全曲)
1-4.フルートとチェンバロのためのソナタ
ロ短調 BWV1030
5-8.フルートと通奏低音のためのソナタ
ホ長調 BWV1035
9-12.無伴奏フルートのためのパルティータ
イ短調 BWV1013
13-15.フルートとチェンバロのためのソナタ
イ長調 BWV1032
16-19.フルートとチェンバロのためのソナタ
イ長調 BWV1032 |
バルトルド・クイケン
(フラウト・トラヴェルソ)
渡邊順生(チェンバロ) |
世界的なフルートの名手、古楽界のレジェンド、バルトルド・クイケンと現代日本を代表するチェンバロ奏者、渡邊順生によるJ.S.バッハのフルート作品全曲録音!
使用楽器:Flute = Alain Weemaels, Brussels
2020 (after J. H. Rottenburgh, Brussels c1725)
Harpsichord = Martin Skowroneck, Bremen
1999 (German Model)
録音:2022年12月5~8日、ワキタ・コルディアホール(大阪)/DSD
録音、79'16、国内製作・日本語帯・解説付
世界的なフルートの名手、古楽界のレジェンド、バルトルド・クイケンと現代日本を代表するチェンバロ奏者、渡邊順生によるJ.S.バッハのフルート作品全曲録音。
出会いから40年以上、旧知の仲の名匠二人による初めての共演となります。内容は、バッハの真作と判定されているフルート作品5曲、無伴奏が1曲、オブリガート・チェンバロの曲が2曲、通奏低音の曲が2曲、というバッハの室内楽の縮図を1枚に収めたアルバム。抜群の音響を誇るワキタコルディアホール(旧イシハラホール)で2022年12月に収録されました。
解説書にはバルトルド・クイケン氏書下ろし原稿(加藤拓未氏日本語訳)を掲載し、読み応えのある解説書となっています。
バルトルド・クイケン( フラウト・トラヴェルソ)
1949年、ベルギーのフランダース地域に生まれた古楽界における著名なリーダー。現代フルートを学んでいた時、18世紀半ばのワン・キーのオリジナル・フルートを発見し、それを彼の最良の教師として、独学で17~18世紀の楽器と理論的および実践的な資料から学んだ。トラヴェルソ(およびリコーダー)のソリスト、教師、研究者、指揮者として、過去40年間にわたって歴史的フルートと歴史的に正統な演奏の分野で活躍。彼の著書「楽譜から音楽へ~バロック音楽の演奏法」は、彼の音楽に対する研究、思考法や見解を巧みに要約したものである。
バロックからドビュッシーに至るフルート・レパートリーの伝説的な演奏と、兄シギスワルト(ヴァイオリン)とヴィーランド(チェロとガンバ)との高く評価された録音に加えて、彼はグスタフ・レオンハルト、ロベール・コーネン、ボプ・ファン・アスペレン、エーヴァルト・デマイヤー(チェンバロ)、フランス・ブリュッヘン(リコーダー)、ポール・ドンブレヒト(オーボエ)、ピート・クイケン(フォルテピアノ)他の古楽器奏者、またコレギウム・アウレウム、ラ・プティット・バンド等のバロック・オーケストラと共演し、録音を行ってきた。現在、彼はインディアナポリス・バロック・オーケストラの芸術監督兼指揮者を務めている。その一方で、モダン・フルート奏者としても、ブリュッセルを本拠とする現代音楽のアンサンブルに参加するなど、アヴァンギャルドな音楽に関心を持ち続けている。アクサン、セオン、ドイツ・ハルモニア・ムンディ、ソニー・クラシカル、ナクソスなどから多数のCD
をリリース。ドイツのブライトコプフ社から出版したバッハのフルート作品の校訂楽譜も好評を得ている。
1976年よりブリュッセル王立音楽院、続いてハーグ王立音楽院でバロック・フルート教授を務めた後、2014年に退任。ヨーロッパ、アメリカ、韓国、日本等、世界各地で演奏と録音を続けて、またコンクールの審査員やマスタークラス、講演等の講師を頻繁に務めている。2007年、ベルギーの音楽家として初めてPhD(芸術の博士号)を取得し、2013年には米国のNFA(生涯功労賞)を受賞した。
渡邊順生 チェンバロ
チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノ奏者、指揮者として活躍。論文執筆や楽譜校訂も手がける。2010年度サントリー音楽賞受賞。1950年、鎌倉に生まれる。1973年、一橋大学社会学部卒業。アムステルダム音楽院にてグスタフ・レオンハルトに師事。ソリスト・ディプロマおよびプリ・デクセランスを取得して同音楽院を卒業。その後ヨーロッパ各地にて演奏活動を行ない、1980年に帰国。以来、古楽器演奏の啓蒙と普及に努め、精力的な演奏活動を展開した。
フランス・ブリュッヘン、アンナー・ビルスマ、ジョン・エルウィス、マックス・ファン・エグモントなど、欧米の名手・名歌手たちと多数共演。2019年に指揮したモンテヴェルディのオペラ『ポッペアの戴冠』で、三菱UFJ
信託音楽賞奨励賞を受賞した。
ソニー、創美企画、コジマ録音、セシル・レコードより多数のCDをリリース。『モーツァルト:フォルテピアノ・デュオ』[共演:崎川晶子](コジマ録音、2006)及び『フレスコバルディ/フローベルガー:チェンバロ作品集』(コジマ録音、2016)でレコード・アカデミー賞を受賞した。
著書『チェンバロ・フォルテピアノ』(東京書籍、2000)は初期鍵盤楽器に関する包括的な解説書・研究書として、各方面で大きな反響を呼んだ。また2016年秋に上梓した『バッハ・古楽・チェロ~アンナー・ビルスマは語る~』(アルテス・パブリッシング、2016)もまた新聞・雑誌等で絶賛された(2020年春に改訂版を出版)。校訂楽譜としては、全音楽譜から、《幻想曲とソナタK.475+457》(1995)
及び《トルコ行進曲付きソナタ》(2016)[共にモーツァルトの自筆譜に基づく]を出版している。
1983年以来、フェリス女学院短期大学音楽科、上野学園音楽学部、国立音楽大学等で教鞭を執り、現在も桐朋学園大学音楽学部で後進の指導に当たっている。
日本チェンバロ協会会員。
|

9/13(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
KLARTHE
|
|
ブレンダ・プパール(メゾソプラノ)
夜明けの恍惚~ジャポニスムと日本歌曲
(1)別宮貞雄:さくら横ちょう
(2)アンリエット・ピュイグ=ロジェ:3つの和歌~I.
芸者の歌
(3)グラシアーヌ・フィンジ:赤とんぼ(宝井其角詩)
(4)ピュイグ=ロジェ:3つの和歌~II. 雪
(5)グラシアーヌ・フィンジ:窓の月(正岡子規詩)
(6)ピュイグ=ロジェ:3つの和歌~III. 夏の夜
(7)ファビアン・ヴァクスマン:更科の影(ロワヴィエ詩)
(8)デルヴァンクール:露の世
(9)ポリーヌ・ヴィアルド:日本女性
(10)大野香織:小野小町による五つの歌曲
(11)小林秀雄:落葉松 |
ブレンダ・プパール(メゾソプラノ)
ジャン=ミッシェル・キム(ピアノ) |
ジャポニスム芸術に興味のある皆様必携!フランス化した日本の伝統美
録音:2021年10月12-14日/ラ・マラドルリ・ド・ボーヴェ/輸入盤、日本語帯・解説付
日本とその伝統にインスピレーションを得た「ジャポニスム」は「フジヤマ・ゲイシャ」とは別次元で美術やファッションの世界に花開きましたが、音楽にも影響しています。
このアルバムは、フランス女性ながら艶やかな浴衣と古き良き日本女性の凛としたたたずまいを見せるメゾソプラノ歌手ブレンダ・プパールが、仏訳された和歌によるフランス作曲家の歌曲と、フランス的感性を示す邦人作曲家の歌曲をあつめた好企画。
古くはショパンやサン=サーンスと親しかった大歌手ポリーヌ・ヴィアルドや、デルヴァンクールの14曲から成る「露の世」(1927)、12年にわたり日本に滞在し、教育面で多大な貢献をしたアンリエット・ピュイグ=ロジェの「3つの和歌」など興味津々。
さらに1947年生まれの女性作曲家グラシアーヌ・フィンジが正岡子規の句に作曲した「窓の月」や、このアルバムのために書き下ろされた1980年生まれのファビアン・ヴァクスマンと充実のラインナップ。
当然ながらフランス語の発音の美しさに魅せられます。
邦人作品は別宮貞雄「さくら横ちょう」、小林秀雄「落葉松」など名曲のほか、このアルバムのディレクターでもある作曲家大野香織の「小野小町による五つの歌曲」も聴きもの。
いずれもプパールは日本語歌唱に挑戦しています。
さらに魅力なのがジャン=ミッシェル・キムのフレッシュなピアノ。1989年東京生まれ、東京音楽大学で学んだ後パリ音楽院とザルツブルク・モーツァルテウム音楽院で研鑽を積んだ期待の若手。
ヨーロッパから見た日本を理想的に実現しています。
|
C'AVI-MUSIC
|
|
リヒャルト・シュトラウスの《死と変容》をピアノ独奏版にアレンジ!
セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(ピアノ)
焔に向かって
スクリャービン:詩曲《焔に向かって》 Op.72
R.シュトラウス(セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン編):
交響詩《死と変容》
メシアン:愛の教会の眼差し(幼子イエスに注ぐ20の眼差し
より)
セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(b.1978):
インプロヴィゼーション
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調
Op.111 |
セヴェリン・フォン・エッカードシュタイン(ピアノ) |
C'Avi-musicからシューマン(8553366)やプロコフィエフ(8553034)のアルバムをリリースしてきた2003年のエリザベート王妃国際コンクール覇者、セヴェリン・フォン・エッカードシュタインの新録音は、これまでとは趣向を変えたこだわりが光るプログラム。
聴く人を新しい意識レベルへと導いてくれるとてつもないパワーを放つ4つの作品を選んだといい、どれも聴き逃がせませんが特にエッカードシュタイン自らによるR.シュトラウス《死と変容》のピアノ独奏アレンジは聴きもの。
自作のインプロヴィゼーションも交えつつ、ベートーヴェン最後のソナタで締めくくります。
|
|
|
レーガー&ゼンフター:クラリネット五重奏曲集
レーガー:クラリネット五重奏曲イ長調 Op.146
ヨハンナ・ゼンフター(1879-1961):
クラリネット五重奏曲変ロ長調 Op.119(世界初録音) |
キリアン・ヘロルド(クラリネット)
アルミーダ弦楽四重奏団 |
前作(8553527)ではフランクとマルタンのピアノ五重奏曲集でピアニストのマーティン・クレットとコラボレーションしたアルミーダ弦楽四重奏団が、今度は23歳の若さでブレーメン・ドイツ・カンマーフィルの首席クラリネット奏者に就任し、ウィーン・フィルやベルリン・フィルへの客演も多い名クラリネット奏者、キリアン・ヘロルドと共演。
ヘロルドが「レコーディングすることが長年の夢だった」と語るドイツの女性作曲家ヨハンナ・ゼンフターのクラリネット五重奏曲は世界初録音。
ゼンフターはフランクフルト・アム・マインでピアノとヴァイオリンを学んだ後、作曲を学ぶためにレーガーを訪ねてライプツィヒまで赴き個人的に師事しました。
ヘロルドが「ゼンフターの五重奏曲はレーガーと対をなすにふさわしい」という、師弟による作品の聴き比べをお楽しみください。2023年のレーガー生誕150周年を祝うリリースです。
※録音:2023年2月、ハンス・ロスバウト・スタジオ(バーデンバーデン、ドイツ)
|
CHOPIN UNIVERSITY PRESS
|
|
20世紀ポーランドのピアノ作品集 |
エルジュビエタ・カラシ=クラシュテル |
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):太平洋横断ソナチネ
タデウシュ・シェリゴフスキ(1896-1963):ソナチネ
カジミエシュ・セロツキ(1922-1981):ソナチネ
ロムアルト・トヴァルドフスキ(b.1930):ソナタ・ブレーヴェ
イグナツィ・フリードマン(1882-1948):マズルカ
Op.49-2
アルトゥル・マラフスキ(1904-1957):ハイランダー・トリプティク
マリアン・ボルコフスキ(b.1934):マズルカ
ヴィトルト・フリーマン(1894-1977):マズルカ
Op.304-1
アンジェイ・ドゥトキエヴィチ(b.1942):マズルカ
マリアン・サヴァ(1937-2005):マズルカ |
20世紀ポーランドの作曲家によるソナチネやマズルカを厳選!
ショパン音楽大学で教鞭をとるエルジュビエタ・カラシ=クラシュテルは、国内外のコンクールで優秀な成績を収め、ヨーロッパ各地を中心に活躍するピアニストです。
20世紀のポーランドの作曲家の作品だけを集め、前半はソナチネ、後半はマズルカを中心に構成されています。
※録音:2021年12月20日-21日&2022年3月31日&4月2日(ワルシャワ、ポーランド)
|
|
|
イル・コンティヌオ・ヴィルトゥオーゾ
コレッリ:
ヴァイオリンとヴィオローネのためのソナタ
Op.5-8 ホ短調
ヴィヴァルディ:
ヴァイオリンとチェロのためのソナタ Op.2-3
ニ短調
ガスパーロ・ヴィスコンティ(1683-1713?):
ヴァイオリンとヴィオローネのためのソナタ
Op.1-3 ト短調
フランチェスコ・マリア・ヴェラチーニ(1690-1768):
ヴァイオリン独奏と通奏低音のためのソナタ
Op.1-1 ト短調 |
マルティナ・パストゥシュカ(ヴァイオリン)
トマシュ・ポクジヴィンスキ(チェロ) |
ヴァイオリニストのマルティナ・パストゥシュカは、コンサートマスター、ソリスト、室内楽奏者として数々のアンサンブルと共演し、2022年ポーランドのクラクフで行われた音楽祭では芸術監督を務めるなど、その活動の幅を広げています。
パストゥシュカは、フロリアン・レオンハルト・フェローシップから貸与されたガルネリ・デル・ジェスを使用しています。
チェリストのトマシュ・ポクジヴィンスキは、バロック音楽からエレクトロニクスを用いた現代音楽まで幅広く手がける多才な音楽家です。
主に活動を行うヨーロッパでは室内楽奏者ならびに通奏低音の専門家として高く評価されており、アメリカ、アジア、アフリカなど世界各国でも一流の古楽アンサンブルやソリストと共演しています。
※録音:2023年5月1日-3日(ポーランド)
|
|
|
タンスマン:弦楽四重奏曲第3番&第4番、トリプティク
アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):
弦楽四重奏曲第3番
トリプティク(弦楽四重奏のための)
弦楽四重奏曲第4番 |
アレクサンデル・タンスマン四重奏団
〔ラファウ・ドゥジク(第1ヴァイオリン)、
スタニスワフ・ガジナ(第2ヴァイオリン)、
ヤクブ・グラベ=ザレンバ(ヴィオラ)、
ヨアンナ・ドゥジク(チェロ)〕 |
作曲家、ピアニストのアレクサンデル・タンスマンは1897年にポーランドで生まれ、大学を卒業後フランスで活動を始めました。
ユダヤ系だったタンスマンは1941年にアメリカへ亡命、戦後は再びフランスへ戻りました。
このような経歴のため、祖国であるポーランドでは長い間タンスマンの楽曲は知られていませんでしたが、1980年代から今日にかけて、広く評価されることとなります。
アレクサンデル・タンスマン四重奏団は2008年に結成され、特にタンスマンの作品に重点を置きつつ、珠玉のレパートリーとあまり知られていない作曲家の作品とを組み合わせることで室内楽の振興を図っています。
※録音:2021年8月&11月(ポーランド)
|
|
|
ジムニツキ:聖歌集
ダリウシュ・ジムニツキ(b.1975):
Lauda anima mea
Trzy motety wielkopostne
Cztery motety "Krzyzu Chrystusa"
Psalm 68
Deus magnus |
ワルシャワ工科大学アカデミック合唱団
ダリウシュ・ジムニツキ(指揮) |
軽やかで明るい響きの賛美歌「Lauda anima
mea」で幕を開けるこのアルバムは、指揮者、作曲家であり、ショパン音楽大学で教職に就くダリウシュ・ジムニツキの初めてのオリジナル・アルバムです。
ワルシャワ工科大学アカデミック合唱団はジムニツキが率いる、ヨーロッパで最も活発に活動しているノンプロ合唱団のひとつです。
※録音:2022年4月&10月&11月(ワルシャワ、ポーランド)
|
EUDORA
|
EUDSACD2305
(1SACD HYBRID)
\2700
|
ハンス・ジット:ヴィオラとピアノのための作品集
ハンス・ジット(1850-1922):
アルバムの綴り Op.39/3つの幻想小曲集
Op.58/
ロマンス Op.72/3つの小品 Op.75/
ロマンス Op.102/1/ガヴォットとマズルカ
Op.132 |
アリシア・カラブッチ(ヴィオラ)
ホルヘ・ブラスコ(ピアノ) |
チェコ・後期ロマン派、ハンス・ジットのヴィオラ作品集!SACDとMQA-CDハイブリッド盤!
☆高音質レーベル Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド盤!
☆チェコ・後期ロマン派、ヴァイオリニストとしても活躍したハンス・ジットのヴィオラ作品集!
スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様のシリーズから、スペインのヴィオラ奏者、アリシア・カラブッチが奏でるチェコ・後期ロマン派、ヴァイオリニストとしても活躍したハンス・ジットのヴィオラ作品集が登場。
マドリード出身のアリシア・カラブッチは、マドリード高等音楽院、ザルツブルク・モーツァルテウム大学、アントン・ブルックナー私立大学でヴィオラを学び、最優秀の成績で修了。
2009年にはベネズエラのシモン・ボリバル交響楽団、グスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団と共演。
アンサンブル・テトラクティス、バウハウス・クァルテットのメンバーとして活動する傍ら、マドリード高等音楽院では後進の育成に力を注いでいます。
本アルバムで取り上げているハンス・ジットは、ヴァイオリニスト、作曲家、音楽教育者として活躍。17歳にしてブレスラウ歌劇場管弦楽団のコンサートマスターに抜擢され、フランスやオーストリア、ドイツでは指揮者としても活動。
また、ライプツィヒ音楽院ヴァイオリン科の教授の職も務め、ヴァイオリンのための教則本も執筆しています。
作品は、ヴァイオリンのための曲や管弦楽曲、2つのピアノ三重奏曲などを残していますが、グリーグの「ノルウェー舞曲」(原曲はピアノ連弾用の作品)の管弦楽編曲でも知られています。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。
※録音:2021年4月26日-27日、サラゴサ・オーディトリアム、モーツァルト・ホール(スペイン)

|
|
EUDSACD2306
(1SACD HYBRID)
\2700
|
1823 ~ シューベルト/アリュー:ピアノ作品集
シューベルト:楽興の時 D.780
マルティン・サンチェス=アリュー(1823-1858):
ピアノ・ソナタ変ホ長調 Op.1(世界初録音) |
ノエリア・ロディレス(ピアノ) |
スペインの高音質レーベル、Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド仕様のシリーズから、アルバセーテ国際ピアノ・コンクール第1位に輝いたスペインの女流、ノエリア・ロディレスの新録音が登場。
ノエリア・ロディレスは、スペインのアルバセーテ国際ピアノ・コンクールで第1位と3つの特別賞を受賞し、同国内でセンセーションを巻き起こした女流ピアニスト。
本アルバムでは、シューベルトが夭折した前年に作曲され、シューベルトのピアノ作品の中で最も愛されている作品群に属する
《楽興の時》 に、19世紀スペインの作曲家で、当時のマドリードの音楽シーンで確固たる地位を築いていた、マルティン・サンチェス=アリューの初録音となるソナタを組み合わせています。
フォーマットはSACD Stereo/MultichannelとMQA-CDのハイブリッドを採用しており、CD層はMQA対応機器を使用することにより、ハイレゾ音源として再生することができます。
※録音2023年2月27日-3月1日、サラゴサ・オーディトリアム、モーツァルト・ホール(スペイン)
|
GLOSSA
|
|
イタリアの注目カウンターテナー、フィリッポ・ミネッチャ
大公のカストラート ~
ガエターノ・ベレンシュタットのためのアリア集
ヘンデル:
1. アリア「Sorte amor vuol che quest'alma」
2. アリア「Ogni tua bella stilla」
3. アリア「Pregio e sol d'un alma forte」
(歌劇 《リナルド》より)
アッティリオ・アリオスティ(1666-1729):
4. 序曲 (歌劇 《ティート・マンリオ》より)
アントニオ・ロッティ(1667-1740):
5. アリア「L'incauto che non teme」
(歌劇 《アスカニオ》より)
フランチェスコ・ガスパリーニ(1661-1727):
6. アリア「Vezzosetta tra questi fiori」
(歌劇 《アスティアナッテ》より)
ジョヴァンニ・マリア・カペッリ(1648-1726):
7. アリア「Piaccia agl'astri ed al
senato」
(歌劇 《ジューリオ・フラヴィオ・クリスポ》より)
ヘンデル:
8. 序曲
9. アリア「Bel labro formato per farmi
beato」
(歌劇 《オットーネ》より)
オリオスティ:
10. アリア「Nel tuo figlio e nel tuo
sposo」
(歌劇 《カイオ・マルツィオ・コリオラーノ》より)
ジョヴァンニ・ボノンチーニ(1670-1747):
11. アリア「O della sorte favor instabile」
(歌劇 《ファルナーチェ》より)
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
12. 序曲
13. アリア「Al fato io t'abbandono」
(歌劇 《アスタルト》より)
レオナルド・ヴィンチ(1696-1730):
14. アリア「Tra lo splendor del trono」
(歌劇 《捨てられたディドーネ》より)
ドメニコ・サッロ(1679-1744):
15. アリア「Gelido in ogni vena」
(歌劇 《ペルシャ王シロエ》より)
ジョヴァンニ・アントニオ・ジャイ(1690-1764):
16. Aria「Non fidi al mar che freme」
(歌劇 《デメトリオ》より) |
フィリッポ・ミネッチャ(カウンターテナー)
イ・ムジチ・デル・グラン・プリンチーペ
サムエーレ・ラストルッチ(指揮) |
フィレンツェの太陽、フィリッポ・ミネッチャ!ヘンデルが称えた偉大なカストラートの足跡を辿る!
☆フィレンツェの太陽、イタリアの注目カウンターテナー、フィリッポ・ミネッチャ!
☆ヘンデルに称賛されたフィレンツェの偉大なカストラート、ガエターノ・ベレンシュタットのために書かれた素晴らしきアリアを歌う!
ラ・ヴェネクシアーナやアントニオ・フローリオ&カペラ・ナポリターナ(旧イ・トゥルキーニ)、カルロ・イパタ&アウセル・ムジチなどの多くの録音・公演に参加し、極めて創造的な活動で注目を浴びるイタリア、フィレンツェ出身のカウンターテナー、フィリッポ・ミネッチャ。
ミネッチャの最新アルバム「大公のカストラート(Il
castrato del granduca)」は、フィレンツェの偉大な先輩であるカストラート、ガエターノ・ベレンシュタットのために作曲された数々のアリアを集成し、ベレンシュタットの音楽の足跡を辿ります。
ベレンシュタットは生涯を通じてメディチ家とトスカーナ大公に仕え、イタリアのすべての重要なオペラハウスとロンドンでも歌い、ヘンデルを始め、アリオスティ、ボノンチーニ、ガスパリーニ、ハッセ、サッロ、ヴィンチなど、当時もっとも人気を誇った作曲家たちがこぞって彼の歌声と演技力を高く評価し、彼のために多くのアリアを作曲しました。
※録音:2023年2月、イタリア
|
|
GCD924015
(2CD)
特別価格
\3900
|
ルクレールが唯一残した音楽悲劇
《スキュラとグラウコス》
ジャン=マリー・ルクレール:
音楽悲劇《スキュラとグラウコス》
|
ジェルジ・ヴァシュヘージ(指揮)
オルフェオ管弦楽団、パーセル合唱団
ユディト・ファン・ヴァンロイ(スキュラ)
シリル・デュボワ(グラウコス)
ヴェロニク・ジャンス(キルケ)
ジャンヌ・アムザル
(L'Amour, Temire, une Bergere,
une Sicilienne, 1ere Fille du choeur)
ハスナー・ベンナーニ
(Venus, Dorine, une Dryade,2e Fille du
choeur)
ダヴィド・ヴィチャク
(Le Chef des Peuples, un Sylvain, Hecate)
ヨージェフ・ガール(1ere Propetide, un Berger)
マールトン・コマーロミ(2e Propetide) |
ジェルジ・ヴァシュヘージ!ルクレール唯一のオペラを再発見!
☆ジェルジ・ヴァシュヘージと手兵オルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団!
☆器楽作品で知られるルクレールが唯一残した音楽悲劇
《スキュラとグラウコス》 !
20世紀末まで顧みられることのなかった数々の知られざるフランス・バロック作品を蘇らせ、次々と世に発信して注目を集めてきたハンガリー出身の奇才ジェルジ・ヴァシュヘージと、彼が結成したオルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団。本アルバムでは、「フランスのコレッリ」とも呼ばれる18世紀フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ジャン=マリー・ルクレールが唯一残した音楽悲劇
《スキュラとグラウコス》 を取り上げています。
ルクレールは、コレッリの系譜を継ぐヴァイオリンの大家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミスに師事、フランスでいち早く独自のヴァイオリン芸術を確立し、演奏家としても作曲家としても高い名声を確立していました。
ヴァイオリンのためのソナタや協奏曲、トリオ・ソナタなどの器楽作品で知られるルクレールが、ルイ15世の皇太子の結婚祝賀として書いた唯一の音楽悲劇
《スキュラとグラウコス》 は、 美しい海の精(ニンフ)スキュラに思いを寄せる海神グラウコスに恋をした魔女キルケが、グラウコスに拒絶され、恋敵であるスキュラに恐ろしい呪いをかけるというプロローグと5幕からなる抒情悲劇です。
ヴァシュヘージと手兵のオルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団、そして、豪華歌手陣がこの知られざる作品の魅力を再発見させてくれます。
また、ヴァシュヘージは、このレコーディングに臨むにあたり、オリジナルの演奏稿を用いていることも注目ポイントのひとつと言えるでしょう。
※録音:2022年3月24日-26日、リスト・フェレンツ音楽院大ホール(ブダペスト、ハンガリー)
|
GUTMAN
|
|
サロン(ほとんどヴァイオリンなしで)
プーランク:オーバード(独奏ピアノとアンサンブルのための)
ベルリオーズ(トーマス・ベイエル編):クレオパトラの死
ブラームス:セレナーデ第2番イ長調 Op.16 |
カメラータRCO
ユー・ルー(指揮)
トーマス・ベイエル(ピアノ)
ガーラ・エル・ハディディ(メゾ・ソプラノ) |
小澤征爾に師事した中国人指揮者、ユー・ルーがコンセルトヘボウ管のメンバーを振る!
1989年、中国・寧波出身の気鋭の若手指揮者、ユー・ルーがロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーで組織される室内アンサンブル、カメラータRCOを指揮。
幼い頃から並外れた音楽的才能を発揮していたユー・ルーは19歳の頃に小澤征爾に才能を見出されて師事。同氏の副指揮者として間近で薫陶を受け、京都では小澤征爾音楽塾のオーケストラを指揮しました。
2011年には同氏やセミヨン・ビシュコフの後押しを受け堂々のヨーロッパ・デビュー。
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団とのコンサートを成功させヨーロッパでも高い評価を獲得すると、2013年にはザルツブルク音楽祭にも招待されるなど現在もっとも世界的に活躍する中国人指揮者の一人です。
このレコーディングではRCOカメラータに25名のメンバーが参加していますが、ヴァイオリンは2名のみという編成を採用。
プーランクがピアノと18の楽器のために作曲した協奏曲形式の「オーバード」、幻想交響曲と同様にベルリオーズが"死"を扱った作品「クレオパトラの死」のトーマス・ベイエルによるこの編成へのアレンジ版、そしてヴァイオリンを欠いた特殊な編成で書かれたブラームスの「セレナーデ第2番」という3つの作品が演奏されています。
※録音:2018年9月22日、MCO(ヒルフェルスム、オランダ)
|
|
|
FRAGILE ~ 無伴奏ヴァイオリン作品集 |
ティエート・トップ(ヴァイオリン) |
ヴァン・ヘイレン:暗闇の爆撃/
ヴィヴァルディ:カデンツァ(ヴァイオリン協奏曲ニ長調《グロッソ・モグール》
より)/
マシュー・ベラミー:禁じられた欲望/
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番
ホ長調 Op.27-6/
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ:ポースリン/
エドワード・トップ:ファスト・ゴースト/
フィリップ・グラス:ニー・プレイ2(浜辺のアインシュタイン
より)/
ビートルズ:ヘルター・スケルター/
J.S.バッハ:ラルゴ(無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調
BWV1005 より)/
オージェイズ:ステアウェイ・トゥ・ヘヴン/
パガニーニ:カプリス第16番ト短調/
メタリカ:バッテリー |
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のアソシエイト・第1コンサートマスターを務めるヴァイオリニスト、ティエート・トップの無伴奏ソロ・アルバム。
ヴィヴァルディやバッハ、あるいはパガニーニやイザイといった伝統的な無伴奏ヴァイオリンの名曲の間に、ヴァン・ヘイレン、レッチリ、ビートルズなどのロックなナンバーを完璧な技巧で緩急自在に演奏。
まるでジェットコースターに乗っているかのように目まぐるしくスリリングな48分間。
※録音:2019年3月1日-3日、RCOハウス(アムステルダム)
|
|
|
ドビュッシー、ラヴェル、デュティユー:弦楽四重奏作品集
ドビュッシー:弦楽四重奏曲ト短調 Op.10
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
デュティユー:夜はかくの如し |
アルマ四重奏団 |
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーによって2014年に結成され、その演奏の質の高さとジャンルに囚われない広範な活動で国際的に高い評価を受けているアルマ四重奏団が贈る、フランスの三大弦楽四重奏作品とも呼ぶべき傑作プログラム。
世界最高峰のオーケストラで日々演奏する彼らの実力は言うまでもなく折り紙つき。
生き生きとした類まれなサウンドで作品の持つ魅力を最大限に引き出し、美しく深みのある演奏を聴かせます。
※録音:2017年12月10日-11日&2019年6月24日-25日、MCO(ヒルフェルスム、オランダ)
|
|
|
バレエ・リュス
ボロディン/コゾルポフ:だったん人の娘たちの合唱と踊り
プロコフィエフ:チェロ・ソナタ Op.119
プーランク:思い出、愛の小径、チェロ・ソナタ
リムスキー=コルサコフ/ジンバリスト:
《金鶏》による演奏会用幻想曲 |
アナスタシア・フェルレヴァ(チェロ)
フランク・ファン・デ・ラール(ピアノ) |
ロシア出身のチェリスト、アナスタシア・フェルレヴァのデビュー・アルバム。バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)を主宰したセルゲイ・ディアギレフへオマージュを捧げます。
フェルレヴァはドイツのフランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙から「説得力があり、情熱的で魅惑的な解釈」「最後の一音まで有機的なフレージングと鮮烈な迫力」と評されるなど技巧と芸術的雄弁さを併せ持った演奏で室内楽の舞台を中心に活躍しています。
※録音:2018年1月3日-5日、MCO(ヒルフェルスム、オランダ)
|
|
|
共生
ポルドフスキ(レジーヌ・ヴィエニャフスカ)(1879-1932):
ソナタ ニ短調
マティルデ・ヴァンテナール(b.1993):おとぎ話
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 |
ミーレル・フェルカンメン(ヴァイオリン)
ディーナ・イヴァノヴァ(ピアノ) |
1988年オランダ生まれ、ロンドンの王立音楽大学を最優秀の成績で卒業した新星ヴァイオリニスト、ミーレル・フェルカンメンのデビュー・アルバム。
デュオを組み共に活動しているロシア出身のディーナ・イヴァノヴァを伴奏に迎え、19世紀のポーランドを代表するヴァイオリニスト&作曲家であったヘンリク・ヴィエニャフスキを父に持つポルドフスキ(レジーヌ・ヴィエニャフスカ)と、2023年に30歳を迎えたばかりのアムステルダム出身の若手作曲家、マティルデ・ヴァンテナールという興味深い2人の作曲家の作品をチョイスし、フランクの代表作であるソナタを組み合わせました。
※録音:2019年1月7日-9日、アイントホーフェン音楽堂(オランダ)
|
|
|
ベース・アド・リビトゥム
ボッテジーニ:
エレジー ニ長調、タランテラ、夢想、
パイジエッロの《もはや私の心には感じない》の主題による変奏曲
ラヴェル:ハバネラ形式のヴォカリーズ・エチュード
より
「Presque lent et avec indolence」
グリエール:
前奏曲 Op.32-1、スケルツォ Op.32-2、
間奏曲 Op.9-1、タランテラ Op.9-2
ボッテジーニ:
クラリネット、ダブル・ベースとピアノのためのデュエット |
オリヴィエ・ティエリ(ダブル・ベース)
マルタイン・ウィレルス(ピアノ)
オリヴィエ・パテイ(クラリネット) |
フランス出身でロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコントラバス奏者を務めるオリヴィエ・ティエリのアルバム。
ティエリは自宅で父親から初めてコントラバスのレッスンを受けたのが15歳と遅めのスタートでしたが潜在していた才能をすぐさま開花させ、ドイツのフォルクヴァング芸術大学を卒業後アムステルダムに移り、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーになりました。
またアムステルダム音楽院の教授に就任し後進の育成にも努めています。
このアルバムでは「コントラバスのパガニーニ」の異名をとったボッテジーニやグリエールの作品でコントラバスの表現力の多彩さを示し、ラヴェルの作品ではヴォカリーズをコントラバスで弾いて極上の歌心を聴かせてくれます。
※録音:2018年7月8日-10日、MCO(ヒルフェルスム、オランダ)
|
SIGNUM
|
|
インフィニット・リフレイン~愛の隠れ家の音楽
モンテヴェルディ:
Vorrei baciarti(マドリガーレ集第7巻より)、
Se i languidi miei sguardi
(マドリガーレ集第7巻「Lettera amorosa」より)
ヤコポ・メラーニ(1623-1676):
Da torbido nembo(歌劇「Ercole in Tebe」第2幕第8場より)
モンテヴェルディ:Perche fuggi(マドリガーレ集第7巻より)
タルクィニオ・メールラ(1595-1665):
Ballo detto Pollicio(歌曲集第3巻より)
ダニエレ・ダ・カストロヴィッラーリ(1613-1678):
Dove, m'ascondo(歌劇「La Cleopatra」第3幕第11場より)
モンテヴェルディ:Soave libertate(マドリガーレ集第7巻より)
フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):
Io resto solo?‛& Misero, cosi
va(歌劇「Eliogabalo」第1幕第11場)
フレスコバルディ:トッカータ第4番(トッカータ集第1巻より)
モンテヴェルディ:Tornate, o cari baci(マドリガーレ集第7巻より)
ジョヴァンニ・アントニオ・ボレッティ:
Crudo Amor(歌劇「Ercole in Tebe」第1幕第3場より)
アレッサンドロ・ストラデッラ(1643-1682):
Oh quanti soli‛&Ahime, gl'e
meglio piangere
(歌劇「Il Trespolo Tutore」第3幕第5場より)
モンテヴェルディ:Se pur destina e vole
(マドリガーレ集第7巻「Lettera amorosa」より)
ジョヴァンニ・レグレンツィ(1626-1690):Ballo
del Granduca
ボレッティ:Entro l'orrida mole‛&
Se per te lieto mi lice
(歌劇「Ercole in Tebe」第2幕第14場より)
モンテヴェルディ:Con che soavita(マドリガーレ集第7巻より)
モンテヴェルディ、フランチェスコ・サクラティ(1605-1650):
Pur ti miro, pur ti godo(歌劇「ポッペアの戴冠」第3幕より) |
ランドール・スコッティング(カウンターテナー)
ホルヘ・ナバーロ・コロラド(テノール)
ローレンス・カミングス(指揮)
エンシェント室内管弦楽団 |
ランドール・スコッティングと、ホルヘ・ナバーロ・コロラドの美しきデュエット!
17世紀、同性愛者たちの隠れ家となっていたヴェニス。何世紀にもわたって覆い隠されていたゲイの愛の物語がこのアルバムによって幕を開けます。
モンテヴェルディのマドリガル集第7巻からの鮮やかで魅力的なデュエットや、秘められた愛の憧れを描くカヴァッリとストラデッラのソロ・アリア、さらにはあまり知られていないボレッティ、メラーニ、カストロヴィラーリの作品も収録しています。
ロイヤル・オペラ・ハウスやメトロポリタン歌劇場、バイエルン国立歌劇場に出演している圧倒的な歌唱力を誇るカウンターテナーのランドール・スコッティングと、歴史あるゲッティンゲン・ヘンデル音楽祭をはじめ、数々のオペラに出演しているテノールのホルヘ・ナバーロ・コロラド。
この2人の歌唱を支えるエンシェント室内管弦楽団は2023年に創立50周年を迎えたオリジナル楽器オーケストラで、世界中で高い評価を得ています。
※録音:2022年10月31日-11月2日、(ロンドン、イギリス)

|
<メジャー・レーベル>

9/12(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ALBA
|
|
セッポ・ポホヨラ:弦楽四重奏曲第5、6、7番
セッポ・ポホヨラ(1965-):
弦楽四重奏曲第7番(2021)
弦楽四重奏曲第6番(2021)
弦楽四重奏曲第5番(2018) |
ニュー・ヘルシンキ四重奏団
【ペトリ・アールニオ(第1ヴァイオリン)
タイヤ・アンゲルヴォ(第2ヴァイオリン)
イラリ・アンゲルヴォ(ヴィオラ)
トゥオマス・レヘト(チェロ)】 |
フィンランド弦楽四重奏曲の画期的な流れを作ったセッポ・ポポヨラの作品集
録音:2022年5月27日-30日 クーサンコスキ・ホール(コウヴォラ、フィンランド)/63'11
制作:ペール・オーマン
録音エンジニア・ミクシング・編集:マルック・ヴェイヨンスオ
セッポ・ポホヨラは、1965年、フィンランドのエスポー生まれ。父のエルッキ・ポホヨラがタピオラ合唱団の指揮者、兄のオッリがフルーティスト、マッティがチェリストという音楽一家で育ちました。
トイヴォ・クーラの《ピアノ三重奏曲》(BIS-56)を録音したリーサ、パーヴォ、エンスティは、彼の叔母と叔父にあたります。
シベリウス・アカデミーに入学。和声と音色とテクスチュアを重視するスタイルのエルッキ・ヨキネンと「敬虔なモダニスト」パーヴォ・ヘイニネンに学びました。
モダニストの様式から次第にテクスチュアの透明さと表現語法の自由さを求めるスタイルに移行。初期はソロや室内楽のための小規模な作品を手がけ、1994年の《バレット》や1996年の《ゲームオーバー》などを書いた移行期を経て、大規模な管弦楽作品を作曲するようになりました。
弦楽四重奏曲は、彼にとって重要なジャンルのひとつです。「弦楽器には際限のない音色の豊かさがあり、あらゆる種類の表現を可能にする」(セッポ・ポホヨラ)。
「クセナキス風の粗さ、明るい音空間がリゲティを思わせる」と評された1991年の《第1番》に始まり、2022年までに9曲が書かれました。
第1~4番は、カムス四重奏団によって録音されたディスクが発売されています(ABCD-334)。
ニュー・ヘルシンキ四重奏団のこのアルバムでは、比較的新しい3曲が演奏されます。
2018年の《弦楽四重奏曲第5番》は、2017年秋に夫人とともにアムステルダムのヴィンセント・ヴァン・ゴッホ美術館を訪れ、その印象とさまざまな思考を反映した、「楽しいとは言えない」(ポホヨラ)作品。
2018年12月17日、エスポーでカムス四重奏団によって初演されました。
《第6番》は、2021年の3月から4月にかけて作曲された作品です。「春のもの憂さ-老齢のもたらす不安」といったさまざまな感情を背景にもつ「シュトゥルム・ウント・ドラング」と「人生のはかない美しさ」の音楽。
フィンランドの民謡が3 曲引用されています。
「まじめで重みのある」《第7 番》は、同じ年の6月から7月に作曲され、夫人のサンナに献呈された作品です。
|
. |
|
異才天才
クレータ=マリア・ケンタラ(ヴァイオリン)
ようやくの新譜!!!まさかの「クロイツェル」!!
ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
ルートヴィヒ・ファン・ベートーヴェン(1770-1827):
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第8番
ト長調 Op.30 no.3
(1801-02)
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第4番
イ短調 Op.23(1801)
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第9番
イ長調
《クロイツェル(Kreutzer)》Op.47(1803) |
クレータ=マリア・ケンタラ(ヴァイオリン)
ヨーナス・アホネン(フォルテピアノ) |
異才天才クレータ=マリア・ケンタラ、ようやくの新譜はまさかの「クロイツェル」。
絶対にただで終わるはずがない。
フィンランドの音楽家ふたりのコラボレーションによるベートーヴェンの「ソナタ」
[楽器 Baroque violin: unknown, beginning
of 18th Century/Fortepiano: Conrad Graf,
c.1827]
録音:2021 年10月21日-24日 シャウマン・ホール(ピエタルサーリ、フィンランド)/70'18
制作・録音エンジニア・編集:サイモン・フォックス=ガール
クレータ=マリア・ケンタラ(1964-)は、『Side
by Side(ならべてみると)』(ABCD 388)『フォーク・シーズンズ』(ABCD
402)『ポルスカ=パンドルフィ』(ABCD 501)などのアルバムで知られる、カウスティネン生まれのバロック・ヴァイオリニスト。
ヨーナス・アホネン(1984-)は、リゲティの《ピアノ協奏曲》(BIS
SA-2209)やアイヴズの《コンコード・ソナタ》(BIS
SA-2249)などの録音が評価された、ピアノとフォルテピアノのプレーヤー。
フィンランドの音楽家ふたりのコラボレーションによるベートーヴェンの「ソナタ」。
ベートーヴェンの初期から中期にかけての作品構造が特徴的な《第8番
ト長調》。《交響曲第1番》の翌年に作曲された《第4番
イ短調》。
《エロイカ交響曲》が完成される前年の1803年に作曲され、「協奏曲のようにきわめて協奏的なスタイルによる、ピアノとオブリガート・ヴァイオリンのためのソナタ」とベートーヴェンのスケッチブックに書かれた、《クロイツェル》の名で親しまれている《第9番
イ長調》。
アホネンとケンタラのふたりは、ベートーヴェンが「ふたつの楽器の会話」あるいは「ふたりの会話」と考え、今日、簡単に言われるような「ヴァイオリン・ソナタ」ではなく「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ」とした作品を、19世紀の「コンラート・グラーフ」フォルテピアノと18世紀のバロック・ヴァイオリンで演奏し、「今」の感覚の音楽に再生しています。

フィンランド放送(YLE)の「2016年最優秀レコード」と「聴衆の選ぶ一枚」」に選ばれた
クレータ=マリア・ケンタラの前作「Side by Side(ならべてみると)」
バッハの《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ》の曲と「カウスティネンの舞曲」をならべて演奏した『Side
by Side(ならべてみると)』。
このアルバムは「バッハの舞曲ではない舞曲」と地元カウスティネンの舞曲の「違い」と「つながり」に注目。それぞれの楽曲がばらばらではなく、ときに同じ曲かのように連続して演奏され、その異化・同化を楽しむ。
その企画の新しさと「芸術音楽」としてのクオリティが高く評価され、フィンランド放送(YLE)の「2016年最優秀レコード」と「聴衆の選ぶ一枚」」に選ばれました。 |
|
ABCD 388
(SACD HYBRID)
\2400 →\2190
|
『Side by Side(ならべてみると)-
バッハのパルティータとカウスティネンの民俗音楽』 |
クレータ=マリア・ケンタラ
(バロック・ヴァイオリン) |
J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
ニ短調 BWV1004
1. ヒントリーキ・ペルトニエミの葬送行進曲(伝承曲)-
アルマンド
2. 吊り橋のハンボ(アルト・ヤルヴェラ(1964-))
- クラント
3. 短調のポルスカ(ヴィルヤミ・ニーテュコスキ(1895-1985))-
サラバンド
4. ヤーナのワルツ(コンスタ・ユルハ(1910-1984))
- ジグ
J.S.バッハ: 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番
ホ長調 BWV1006
5. 前奏曲 - ポルスカ(伝承曲)
6. ルール(遅いジグ)- ポルスカ=マズルカ)(ヴィルヤミ・ニーテュコスキ(1895-1985))
7. ロンド形式のガヴォット - 小さいカントルのショッティーシュ(伝承曲)
8. メヌエット I & II - パロカンガスの若者たちのよりよいワルツ(伝承曲)
9. ブレー - フリーティ・オヤラのポルカ(伝承曲)
- ジグ |
スカンディナヴィア最大の民俗音楽祭が行われる街カウスティネン、バッハ無伴奏ヴァイオリンとカウスティネンの民俗音楽を組み合わせたユニークな楽しいアルバムの誕生!
録音:2015年5月18日-21日 カウスティネン教会(カウスティネン、フィンランド)/5.0
multichannel/stereo/51’12
制作・録音:サイモン・フォックス=ガール
クレータ=マリア・ケンタラは、フィンランドを代表するバロック・ヴァイオリニストのひとり。スカンディナヴィア最大の民俗音楽祭でも知られるカウスティネンに生まれ、オストロボスニア音楽学校でマウノ・ヤルヴェラとユハ・カンガスとカイヤ・サーリケットゥに学び、シベリウス・アカデミーを経て、ストックホルムのエツベリ音楽学校でエンドレ・ヴォルフとジェニファー・ヴォルフに師事しました。ケルンのラインハルト・ゲーベルの下でバロック音楽を研究。イギリスのモニカ・ハジェットのプロジェクトにもたびたび参加してきました。カウスティネンに2013
年に創設されたピリオド楽器アンサンブル「バロッコ・ボレアーレ(北のバロック)」のリーダーを務め、アルバム『フォーク・シーズンズ』(ABCD402)のソロも担当しました。
|
|
レータ=マリア・ケンタラ、
大ヒット異色作「Side by Side(ならべてみると)」の第2弾
~ポルスカ=パンドルフィ
南オストロボスニアのポルスカとジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ(1624-1687)のソナタ
[Track 1]
ヴォイリとペデルソレの6つのポルスカ(Kuusi
polskaa Voyrilta ja Pedersoresta)
G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第4番《La
Castella(ラ・カステッラ)》Op.3 no.4
[Track 2]
G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第5番《La
Cemente(ラ・クレメンテ)》Op.3 no.5
Lyyrinen polska Ammesmaen Kreetan
polskat Metsapellon polska Haudanmaan
morsiuspolska
[Track 3]
Limarin polska Tallarin neljas Peli-Ussin
polska
G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第1番《La
Bernabea(ラ・ベルナベア)》Op.4 no.1
[Track 4]
Taklax Gee Kruununpudotuspolska Bagg-Matts
Polska
G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第3番《La
Melana(ラ・メラーナ)》Op.3 no.3
[Track 5]
G. A. パンドルフィ・メアッリ:ソナタ第1番《La
Stella(ラ・ステッラ)》Op.3.no.1
Rahapolska Raharinki |
鬼才レータ=マリア・ケンタラの意欲作第2弾。
店主がかねてからプッシュしているパンドルフィ・メアッリ(1624-1687)の「ソナタ」と、「南オストロボスニアのポルスカ」を自然に解体、融合させ、その違いと共通点を浮き彫りにする。
バロック・ヴァイオリニストのレータ=マリア・ケンタラが17世紀イタリアの作曲家パンドルフィの「ソナタ」と「南オストロボスニアのポルスカ」新たな「文脈」で音楽はどう聴こえるか、を追求
録音:2020年6月9日-11日 カウスティネン教会(カウスティネン、フィンランド)/51'04
制作:クレータ=マリア・ケンタラ、テア・ポルソ、マルック・ヴェイヨンスオ/録音・編集・マスタリング:マルック・ヴェイヨンスオ
バロック・ヴァイオリニストのクレータ=マリア・ケンタラ
Kreeta-Maria Kentala .
『ポルスカ=パンドルフィ』と題した今回の新しいアルバムでは、17世紀イタリアの作曲家パンドルフィの「ソナタ」と「南オストロボスニアのポルスカ」をならべ、新たな「文脈(context)」で音楽はどう聴こえるか、という興味を再び追及してみせます。
ジョヴァンニ・アントニオ・パンドルフィ・メアッリ
Giovanni Antonio Pandolfi Mealli(1624-1687)は、トスカーナ地方モンテプルチアーノ生まれ。オーストリア大公フェルディナント・カール大公のチロルの宮廷楽士を務め、大公の死後、シチリアのメッシーナに移りました。
1660 年出版の2巻の『ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ』(Op.3
と Op.4)と1669年出版の『トリオソナタ(Cioe
Balletti)』が彼の現存する作品とされています。
このアルバムでは、ポルスカと組み合わせるため、2
つの曲集の5 曲が選ばれました。
これらの曲では、当時の様式に従いながらもそこかしこで即興的な工夫が凝らされ、さらに、ドリア旋法、舞曲のリズム、民謡の旋律パターンとコードに共通点があることから、ポルスカと「ならべてみたら」という興味を誘われたといいます。
南オストロボスニアのペリマンニ(フィドル弾き)たちが結婚を祝う集まりなどで弾いたポルスカはすべて、ケンタラの耳を頼りに演奏されます。
ゆっくりしたテンポ、速いテンポ、突然の変化、思案げにみえたかと思えばただだらだらと、情熱的かと思えば怒り狂ったように。このアルバムのポルスカは、さまざまな表情で演奏されます。
|
ABCD 402
(SACD HYBRID)
\2400 →\2190
|
『四季(フォー・シーズンズ)』じゃないよ、『フォーク・シーズンズ』だよ
ヴィヴァルディ: 『四季』(《和声と創意の試み》Op.8
から)
ヴァイオリン協奏曲 ホ長調 RV269(Op.8 no.1)《春》
ヴァイオリン協奏曲 ト短調 315(Op.8 no.2)《夏》
ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調 RV293(Op.8 no.3)《秋》
ヴァイオリン協奏曲 ヘ短調 RV297(Op.8 no.4)《冬》
ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 RV114
合奏協奏曲 イ短調 RV.522(Op.3 no.8)
(2つのヴ ァイオリン、弦楽と通奏低音のための)*
2つのヴァイオリン、
弦楽と通奏低音のための協奏曲 ニ長調 RV511
* |
クレータ=マリア・ケンタラ
(バロック・ヴァイオリン)
シーリ・ヴィルッカラ
(バロック・ヴァイオリン)*
バロッコ・ボレアーレ |
2013年創設のピリオド楽器のアンサンブル、バロッコ・ボレアーレによるヴィヴァルディ
録音:2016年6月4日-7日 カウスティネン教会(カウスティネン、フィンランド)/5.0
multichannel/stereo、79’31
制作・録音:サイモン・フォックス=ガール
カウスティネンは、ヘルシンキの北、中央オストロボスニアにある町。人口は約4,300。毎年開催されるスカンディナヴィア最大の民俗音楽祭により国際的にも知られています。
バロッコ・ボレアーレは、バロック音楽をこの地域に定着させようと、2013
年に創設されたピリオド楽器のアンサンブルです。
リーダーのクレータ=マリア・ケンタラは、カウスティネン生まれ。バロック・ヴァイオリンをラインハルト・ゲーベルとモニカ・ハジェットに学びました。1691
年製のジョヴァンニ・バッティスタ・ロゲーリを弾いています。
『フォーク・シーズンズ』は、バロッコ・ボレアーレのアルバム第1
作。『四季(フォー・シーズンズ)』をメインにヴィヴァルディの協奏曲を6
曲、演奏しています。
アルバムの楽器編成は、ヴァイオリン6、ヴィオラ2、チェロ1、ヴィオローネ1
の弦楽器群と、チェンバロ、ハープ、プサルタリー、カンテレ、テオルボ、バロックギター、ビウエラの通奏低音。「『夏』から感じるものといえば、まず、うるさい蚊のこと。フィンランド人は、冬をどう楽しむかということを誰よりもよく知っている。外に出れば氷の上で遊び、家の中では暖炉のそばで心地よい時間を過ごす」(通奏低音担当アンドルー・ローレンス=キング)。フォーク・フィドルの長い伝統をもつカウスティネンの音楽家たち。『四季』では通奏低音の3
人が「鳥笛(バードホイッスル)」も担当、「音楽の創意」全開の音楽を展開していきます。
2 つのヴァイオリンのための作品は、ケンタラに教わったシーリ・ヴィルッカラが第2
ヴァイオリンを担当します。2016 年4 月、カウスティネンの教会でセッション録音されました。
|
|
|
|
影から~フィンランド現代合唱曲集/ 女声合唱団
KYN
キルモ・リンティネン(1967-):
クロッカスの歌(Krookus-laulut)(2019)
(ハッリ・サルメンニエミの詩)
リーカ・タルヴィティエ(1970-):
影(Varjot)(2020/23)(ハッリ・サルメンニエミの詩)
ミッコ・ハッシネン(1971-):
夕べに*(Illala)(2019)(ハッリ・サルメンニエミの詩) |
女声合唱団 KYN
カイヤ・ヴィータサロ(指揮)
ミッコ・ハッシネン(エレクトロニクス)*
ヴオッコ・ホヴァッタ
(朗読パート・エレクトロニクス)* |
フィンランドを代表する女声合唱団「KYN」(キュン)創立40周年記念アルバム
録音:2021 年10月-11月、2022 年4月、2023
年2月 リーヒマキ守備隊教会(リーヒマキ、フィンランド)/53'27
制作:ティモ・レヘトヴァーラ
録音エンジニア: マッティ・ヘイノネン、ソフィア・リーッピ
フィンランドを代表する女声合唱団のひとつ「KYN」(キュン)は、1981年にヘルシンキの商科大学(現、アールト大学商学部)に創設されました。
『新しい始まり』(ABCD 223)『あなたにお話しするなら』(ABACD
15)『妖しげなカンテレ』(NCD 57)につづく
Alba Records の第5作『影から』は、KYN の40周年を記念するアルバムです。
ジャズ・ピアニストのキルモ・リンティネン
の《クロッカスの歌》、モダニスト作曲家のリーカ・タルヴィティエ
の《影》、ジャズ・ドラマーでバンドリーダーのミッコ・ハッシネン
の《夕べに》。3つの曲集は、KYN の委嘱で作曲され、現代フィンランドでもっとも創造的な作家のひとり、ハッリ・サルメンニエミ
(1983-)の詩集『Yo ja lasi(夜とガラス)』の詩がテクストに使われました。
1989年から芸術監督を務めるカイヤ・ヴィータサロ
の指揮による録音です。
|
CYBELE RECORDS
|
CYBELE362301S
(SACD HYBRID)
\3000
|
夢幻的な世界、高音質で聴く美しいオランダ現代音楽
ペーテル= ヤン・ワーヘマンスの最新作
ペーテル=ヤン・ワーヘマンス(1952-):
サイクルズ(2020-2022)~
ピアノ、ドラムス、サウンドファイルのための |
マタイス・ファン・ヴァイヘ
(ピアノ;スタインウェイD)
フリソ・ファン・ヴァイク(ドラムス)
ペーテル=ヤン・ワーヘマンス
(エレクトロニクス) |
ジャズと現代音楽が穏やかに溶け合うコロナ禍の静けさに乗じて描かれた夢幻的な世界、高音質SACDで聴く美しいオランダ現代音楽
Stereo,5.0ch Surround Sound- PCM 32bit
176.4kHz、75:56
1952年オランダ生まれの作曲家、ペーテル=
ヤン・ワーヘマンスの最新作。
ジャズを思わせる編成と楽想を用いながら、電気的な変調を加えて夢幻的に変容していく世界を描いています。
フリージャズやフュージョンを多楽章あるいは変奏曲の構成を持つ現代音楽に寄せていくようなスタイルですが、響きそのものはとても美しく、音響もシンプル。穏やかな感覚すら漂う不思議な作品です。高音質なSACDハイブリッド盤。
「〈サイクルズ〉は2020年10月から2022年2月にかけて作曲した。依頼があったわけではなく、コロナにより閉塞的になった社会の静けさに乗じて、昔からの夢を実現するために書いた。現代音楽とジャズの間に位置する音楽の夢だ。」「長年勤務したロッテルダムの音楽院で聴いていたピアノとドラムとメロディ楽器だけの小さなジャズ・アンサンブル、また、セシル・テイラーやウェザー・リポート、そしてYouTubeに動画を上げているジャズ・ドラマーのデイヴ・ウェックルから受けた影響が、自らの年齢に対する思いと、バッハやベートーヴェンの変奏曲のような偉大な〈環〉を書きたいという考えと、混ざり合っていった。」「私が作曲したものは、ジャズそのものではない。ジャズをほとんど知らない人が聴いたジャズの記憶であり、響きである。」(ペーテル=ヤン・ワーヘマンス)
|
.
LA DOLCE VOLTA
|
|
ウィレム・ラチュウミア(ピアノ)
Do Brasil ド ブラジル
エイトル・ヴィラ=ロボス(1887-1959):
1. ショーロス第5番(ブラジルの魂) W205〔4:41〕
2. ショーロス第2番(作曲者によるピアノ用編曲版)W198〔2:54〕
3. 波のように~練習曲 作品31 W82〔4:12〕
シランダス W220(抜粋)
4. 第3番 サンシャ夫人〔1:43〕
5. 第6番 行け、行け、鷹よ〔1:22〕
6. 第15番 何と美しい瞳〔4:31〕
7. 第10番 カナイの画家〔1:57〕
8. 第9番 トロロへ行った〔2:08〕
9. 第4番 カーネーションはバラと仲違いした〔1:46〕
10. 第2番 伯爵夫人〔3:02〕
11. 第8番 カルンガ山の向こう側へ行こう〔3:02〕
12. 第5番 哀れな盲目の女〔1:25〕
13. 第16番 ピヨピヨピヨ〔2:12〕
14. 壊れたオルゴール W256〔2:45〕
15. 赤子は眠りにつく(子どもの組曲
第1集) W53〔2:46〕
16. ニューヨーク・スカイラン・メロディ
W407〔2:25〕
17. 野生の詩 W184〔20:40〕 |
ウィレム・ラチュウミア(ピアノ) |
熱い音楽とヴィルトゥオジティ、ラチュウミア、ヴィラ=ロボス作品を弾く
録音:2022年8月11-13日、シテ・ミュジカル=メス(メス音楽都市)大ホール/63:34、輸入盤、日本語帯・解説付
情熱的な音楽と、熱きヴィルトゥオジティのピアニスト、ラチュウミアがヴィラ=ロボスを録音しました。
ヴィラ=ロボスは交響曲をはじめあらゆるジャンルに多くの作品を残していますが、ピアノも同様でした。ギターを愛していたヴィラ=ロボスはピアノ作品を書く際にもギターをイメージしながら書いていたと思われ、また、最初の妻がピアニストだったことも影響しているのか、独特のヴィルトゥオジックな鍵盤書法がみられます。
たとえばアルトゥール・ルービンシュタインがアンコールでしばしば取り上げていた≪道化人形≫は、ドビュッシーやストラヴィンスキーからも影響を受けたことが窺われるテンポの速い難曲です。
音楽教育にも熱心に取り組んだヴィラ=ロボスは、数々の童謡をもとにピアノ曲を書きました。
本CD にも収録されている組曲≪シランダス≫もそのひとつ。聞き覚えのある旋律が登場します。
ラチュウミアはとりわけ私たちが親しみを感じやすい楽曲を抜粋して収録しています。
ヴィラ=ロボスの作品の粋がつまった1枚となっております。
ラチュウミアは1974年、リヨン生まれ。フランス国立リヨン高等音楽院のエリック·ハイドシェックおよびジェリー·ムティエのクラスで学び、同院にて審査員満場一致·賞賛付の1等賞を獲得。
同院の修士課程に進み、ムティエのもとで更なる研鑽を積んだ。クロード·エルフェにも師事し、メシアン夫人イヴォンヌ·ロリオや、ピエール=ロラン·
エマールらのマスタークラスも受講。音楽学の学士号も取得している。
2004年、ヒューレット· パッカード財団「明日の音楽家」賞を受賞。第12回モンサルバーチェ国際現代音楽コンクール(スペイン·ジローナ)に入賞。
2006年には、オルレアン国際20世紀ピアノ音楽コンクールで第1位/ブランシュ·セルヴァ特別賞に輝き、同時に他の五つの賞も授与された。
現代曲の初演や演奏に積極的に取り組み、ピエール·ブーレーズ、ジルベール·アミ、ジェラール·ペソン、フィリップ·エルサン、ミカエル·ジャレル、ジョナサン·ハーヴェイ、ピエール·ジョドロフスキ、フランチェスコ·フィリデイらから信頼を寄せられております。
ウィレム・ラチュウミア(ピアノ)
こんなアルバムもありました |
LA DOLCE VOLTA
LDV 16
\2800 →\2590
|
EXTASE MAXIMA(極限の恍惚)
ワーグナーゆかりのピアノ作品集!
ワーグナー/リスト編:「リエンツィ」の主題による幻想曲
S439
ワーグナー:幻想曲 嬰ヘ短調 WWV 22
ジェラール・ペソン(1958-):
マストの上で(水夫の歌)?
リヒャルト・ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」第1幕第1場より
ワーグナー/アルフレッド・ジャエル(1832-1882)編:
トランスクリプションop.112?
≪リヒャルト・ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」による3つの作品≫より
ワーグナー/リスト:イゾルデの愛の死
ワーグナー/フーゴー・ヴォルフ(1860-1903)
編:「ワルキューレ」によるパラフレーズ
ワーグナー:エレジー 変イ長調 WWV 93 |
|
ウィレム・ラチュウミア(ピアノ) |
ハイドシェックの教えをうけたウィレム・ラチュウミアによるワーグナーゆかりの作品集!
録音:2013 年7 月/日本語解説付き
ワーグナーのピアノ2 作品と、ワーグナーの楽劇に基づく5
つの編曲作品集。
ワーグナー若書きの幻想曲 嬰ヘ短調はフレージングやデュナーミクなどにほとんど指示がないという、演奏者の解釈次第で決まるものですが、ラチュウミアは説得力のある演奏を展開しており、非常に意義ある録音となっています。
ワーグナーの「エレジー」は「トリスタンとイゾルデ」のための草稿から生まれたもの。このディスクをしめくくるのにふさわしい作品です。ものすごい技巧と優れたプログラムの、濃密な時が流れている1
枚です。
ジェラール・ペソンの「マストの上で」は、パリ市の委嘱作品で、トリスタンの冒頭で若き水夫が歌う旋律に基づいたもの。素朴さと架空の民謡のような性格に惹かれてこの作品を書いたといいます。
注目は、フーゴー・ヴォルフ編曲の「ワルキューレ」。20
分ほどもかかる圧巻の超絶技巧大曲です。「魔の炎」は、ハープとオーケストラの演奏で聴く迫力以上のすさまじさです。それぞれの声部が、オーケストラで聴くのとは違ったかたちで響いてくるのも興味津津です。
ラチュウミアは、1974年、リヨン生まれ。フランス国立リヨン高等音楽院で、エリック・ハイドシェック、およびジェリー・ムティエのクラスで学ぶ。審査員満場一致、賞賛付の1
等賞を獲得。修士課程にてムティエのもとでさらなる研?を積み、クロード・エルフェ、イヴォンヌ・ロリオ、エマールらにも薫陶を受けました。2006
年オルレアン国際20 世紀ピアノ音楽コンクールで第1
位を受賞。現代曲の初演、メジャーなレパートリーの両方、このディスクにも見られるような斬新なプログラムで聴衆を魅了しています。
|
|
AMBRONAY EDITIONS
|
|
SHIRUKU ~シルクロードで結ばれた西洋と東洋の音楽
1. カステーリャ王アルフォンソ10世「賢王」(1221-1284):
カンティガ第4番「かの方の母は、ダニエルを獅子から救い」
2. 作者不詳(16世紀):
ニハーヴェンド・ペシュレヴ(オスマン帝国の伝承曲)
3. 作者不詳: ひえつき節(宮崎県民謡)
4. 作者不詳: アワシュとアヒドゥ「銃を撃ったのは誰か」
(モロッコのベルベル人社会の伝統舞曲)
5. 作者不詳(16世紀): 聖母マリアの頌歌「世界を統べる女性」
(ゴア〔インド〕に伝わるポルトガルの伝承曲)
6. 作者不詳(10世紀): 遊声(雅楽)
7. バルトローメオ・トロンボンチーノ(1470頃-1535以降):
さあさあ起きろ、瞼をあげて(ヴェネツィアのフロットラ)
8. シモーネ・マルティーニ(1284-1344):
洗濯するのも雨頼み(フィレンツェの舞踏歌)
9. 作者不詳: 越中おわら節(富山県民謡)
10. 作者不詳: ネダが水辺で溺れた(ブルガリアの伝承曲)
11. トロンボンチーノ:
しつこく続けてゆこう(ヴェネツィアのフロットラ)
12. 作者不詳: 花は嘆いている(モロッコ内陸部の伝承曲)
13. 作者不詳: 小さなレモンの木(イピロス〔ギリシャ〕の伝承曲)
14. 作者不詳: サルタレッロ(中世イタリアの舞曲)~
サバの旋法によるゾノラディコス(ギリシャの舞曲)
15. 作者不詳: どうして泣くのか、色白の娘よ
(サラエヴォ〔ボスニア〕に伝わるセファルディの伝承曲)
16. 作者不詳: 棘が刺さるよ、芳わしき薔薇は
(イスタンブールに伝わるセファルディの伝承曲)
17. 作者不詳: 道端に枝一本
(イスタンブールに伝わるセファルディの伝承曲)
18. 作者不詳: こきりこ節(富山県民謡)
19. 作者不詳: 眠れ、麗しき娘よ
(イスタンブールに伝わるセファルディの伝承曲) |
カンティクム・ノヴム
(声楽&民俗楽器・古楽器アンサンブル)
エマニュエル・バルドン(歌、指揮)
小濱明人(尺八)
小山豊(津軽三味線)
山本亜美(十三絃筝)
バルバラ・クーサ(歌)
ヴァレリー・デュラク、
エマニュエル・ギグ
(弓奏ヴィエル〔中世フィドル〕)
ノルウェン・ル・ゲルン
(弓奏ヴィエル、中世リュート)
フィリップ・ロシュ(ウード)
スピロス・ハラリス(カヌン)
ゲナエル・ビアン(各種リコーダー)
レア・マクアール(カヴァル、ネイ)
アンリ=シャルル・カジェ、
イスマイル・メズバヒ(打楽器) |
録音: 2022年10月 カルトジオ会聖十字架修道院教会、ジャレ(フランス南東部ローヌ=アルプ地方)
収録時間: 79分
【LFJ2019での公演プログラム!地中海と極東を結ぶ「絹の道」の歴史を、古楽器と伝統楽器で奏でられる伝承曲で実感】
ルネサンスを超えて中世に遡る西洋音楽の歴史を辿りながら、時にはユーラシアや中近東など近隣地域の伝統音楽にも深く分け入り、各地の民俗楽器に通暁したプレイヤーとも共演を続ける新時代型のフランスの古楽グループ、カンティクム・ノヴム。
2019年のラ・フォル・ジュルネ東京では日本の伝統楽器とのユニークな共演で話題を呼びましたが、今回はフランスの古楽レーベルAMBRONAYからその時のプログラム「シルクロード」が待望の音盤化!中国・漢の西方進出により、遠く古代ローマ帝国まで比較的安定した通商ルートが確立され、古代末期から中世にかけユーラシアの東西はさまざまな異文化交流を実現して繁栄しました。
近年は「絹の道」と呼ばれてきた内陸の通商路網だけでなく海路の伝統もその交流史で扱われることが増えていますが、そうした状況を検証しながらカンティクム・ノヴムはさらに想像の翼を広げ、ルネサンス期にはヨーロッパ人とも接触した日本まで視野に入れつつユーラシア東西の伝統音楽・古楽を幅広く選曲。ヨーロッパの中世楽器にカヴァルやネイなど中近東の笛、さらに尺八、津軽三味線、筝という日本の伝統楽器のスペシャリストたちを迎えた編成で、イベリア半島を旅立ったユダヤ人(セファルディ)の歌、ヴェネツィアのフロットラ、バルカン半島の音楽など地中海周辺の音楽から富山・宮崎の民謡まで、驚くほど自然な流れで演奏してゆきます。
アタックの効いた津軽三味線や筝と弓奏ヴィエルの交錯、尺八とカヴァルの音作りの妙で織りなされる西と東の調べ‛&‛&カンティクム・ノヴムだからこそ実現しえたユニークな文化実験の驚くべき成果をじっくりお楽しみください。

|
.
ARCANA
|
A555
(3CD)
\4900 →\4490
|
ゼフィーロ・バロック・オーケストラ
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)、管弦楽組曲(全曲)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
【CD 1】
1-4. ブランデンブルク協奏曲 第1番 ヘ長調
BWV 1046
5-7. ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調
BWV 1047
8-9. ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調
BWV 1048
10-12. ブランデンブルク協奏曲 第4番
ト長調 BWV 1049
【CD 2】
1-3. ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調
BWV 1050
4-6. ブランデンブルク協奏曲 第6番 変ロ長調
BWV 1051
7-13. 序曲(管弦楽組曲)第2番 ロ短調
BWV 1067
ピッチ:A=398Hz
【CD 3】
1. 序曲 ハ長調 BWV 119R
2-8. 序曲(管弦楽組曲)第1番 ハ長調 BWV
1066
9-13. 序曲(管弦楽組曲)第3番 ニ長調
BWV 1068
14. 序曲 変ロ長調 BWV 194R
15-19. 序曲(管弦楽組曲)第4番 ニ長調
BWV 1069
ピッチ:A=415Hz |
ゼフィーロ・バロック・オーケストラ(古楽器使用)
アルフレード・ベルナルディーニ(指揮)
《独奏》
ガブリエーレ・カッソーネ(トランペット)
ディレーノ・バルディン、
フランチェスコ・メウッチ(ホルン)
ドロテー・オーバーリンガー、
ロレンツォ・カヴァサンティ(リコーダー)
マルチェロ・ガッティ(フラウト・トラヴェルソ)
アルフレード・ベルナルディーニ、
パオロ・グラッツィ、
エミリアーノ・ルドルフィ(オーボエ)
アルベルト・グラッツィ(バスーン)
チェチーリア・ベルナルディーニ
(ヴィオリーノ・ピッコロ、ヴァイオリン)
フランチェスコ・コルティ(チェンバロ) |
録音:2017年9月27日-10月5日 リストーリ歌劇場、ヴェローナ[CD
1-2]
2015年11月6-9日 グスタフ・マーラー・ホール(エウレジオ文化センター)、ドッビアーコ[CD
3]
収録時間: 180分(53分/59分/77分)
【大ヴェテラン続々!イタリア随一の古楽器合奏団が贈る鮮烈なバッハ名演がBOX化】
1989年、古楽器演奏の先進国オランダや英国で研鑽を積んだ気鋭イタリア人奏者たちが故郷で結成した古楽器アンサンブルのゼフィーロは、徐々にさまざまな名手と信頼関係を重ね、やがてゼフィーロ・バロック・オーケストラ名義で大規模な作品の演奏にも乗り出し、丁寧な作品解釈と地中海的パッションを宿した演奏の瑞々しさで世界中から喝采を浴びてきました。
21世紀に同国のレーベルとして再出発したARCANAでも広範なレパートリーの録音を続け、バロック秘曲群のみならず王道レパートリーでも群を抜く解釈で話題を呼んでいます。
今回は2017~18年に相次いでリリースされ、古楽器の味わいを活かしながら安定感を失わず鮮烈な演奏に仕上げたことで注目されたバッハの傑作管弦楽作品群が待望のBOX化!フランス宮廷音楽の流儀を意識した低いピッチが独特の味わいをもたらす『ブランデンブルク協奏曲集』、ゼフィーロならではの緊密なアンサンブルを活かしつつもダイナミックな音響対比が痛快な管弦楽組曲群や教会カンタータから復元された序曲楽章、いずれも作品像をみずみずしく問い直す名演の連続です。
リコーダーのオーバーリンガーやカヴァサンティ、チェンバロのコルティ、トランペットのカッソーネなど圧巻のテクニックで存在感を発揮するソリストたちにもはっとさせられること必至。
古楽器演奏世界の進展と深まりを強く実感できるバッハ解釈と言ってよいでしょう。

|
. |
|
イタリアの名手アンナ・スキヴァザッパ
18世紀パリのマンドリン音楽
1-3. ジョヴァンニ・バッティスタ・ジェルヴァジオ(1730頃-1786以降):
マンドリン独奏と低音部のためのソナタ
ハ長調(2)
4. ニコラ・ドゼール(1740-1798):
エール「リゾンが茂みで眠っていると」
(歌劇《ジュリー》〔1772〕より)(2)
5-8. 作者不詳(フランチェスコ・マンチーニ〔1672-1737〕と
フランチェスコ・バルトローメオ・コンティ
〔1681/82-1732〕の原曲による):
ソナタ 第1番 ハ長調*(2)
9-12. 作者不詳(マンチーニとコンティの原作による):
ソナタ 第6番 ト短調*(1)
13. アントワーヌ・フォルクレ(1672-1745):
ラ・マンドリーヌ
14-18. 作者不詳(ニコラ・フランチェスコ・アイム〔1678-1729〕、
マンチーニとコンティの原曲による):
ソナタ 第4番 ト長調*(2)
19-21. ジェルヴァジオ: マンドリンと低音部のためのソナタ
ニ長調(2)
22. アンドレ=エルネスト=モデスト・グレトリー(1741-1813):
セレナーデ「草木も眠るこの時に」
(歌劇《嫉妬深い恋人》〔1778〕より)(2)
23. 作者不詳: ラ・フュルステンベルク(3)
*は世界初録音 |
マルク・モイヨン(テノール)[4、22]
ピッツィカール・ガランテ(古楽器使用)
アンナ・スキヴァザッパ(マンドリン)
ロナルド・マルティン・アロンソ
(バス・ド・ヴィオール
〔ヴィオラ・ダ・ガンバ〕)
ダニエル・ド・モレ
(テオルボ、アーチリュート、
バロックギター)
マリア・クリスティナ・クリアリー
(トリプルハープ、
シングルアクションハープ)
アンナ・フォンターナ
(クラヴサン〔チェンバロ〕) |
使用楽器:
(1) ナポリのアントニウス(アントニオ)・ヴィナッチア1768年製作のオリジナル楽器
(2) ミラノのティツィアーノ・リッツィ2017年製作の18世紀ナポリ型マンドリン
(3) ミラノのアントニオ・モンツィーノ1792年製作の6コース・ロンバルディア型モデルに基づくミラノのティツィアーノ・リッツィ2010年製作の再現楽器
録音: 2022年11月17-21日 パルコ・ボラスコ荘祝宴ホール、カステルフランコ・ヴェネト(イタリア北東部ヴェネト地方トレヴィゾ県)
収録時間: 69分
【革命前のフランスで静かに流行したマンドリンの真相に迫る充実選曲!】
今でこそ19世紀以降のイタリア観光ブームの影響で「マンドリンといえば南イタリア」のイメージが強いものの、この小ぶりの撥弦楽器が18世紀に一時ヴァイオリンや鍵盤楽器にも追い迫る人気を誇り、パリやウィーンなどの都市部で多くのアマチュア演奏者に求められていたことは意外に知られていません。
近年の古楽器研究の成果でその栄華に迫る録音も増えてきましたが、歴史的マンドリンの研究と演奏実践で注目を集めてきたイタリアの名手アンナ・スキヴァザッパは今回、ルイ15世時代のフランスにおけるマンドリン人気に着目。
ヴァイオリンとの調弦の共通性なども幸いし奏者人口を増やしていった頃、花の都パリでどのような音楽がこの楽器の妙音で奏でられていたかを多角的に解き明かします。
ヴィオールの名手フォルクレの名曲「ラ・マンドリーヌ」やグレトリー他の声楽曲も盛り込みながら、マンドリンが蔭に日向に活躍する室内楽曲をバランスよく集め、特に編曲者不詳ながら往年の人気作曲家たちの音楽をセンス良くマンドリン向けにアレンジした一連のソナタには世界初録音の作品もあり。
メロディアスで心地よい音作りの曲が多いだけに、歴史的に検証されたマンドリン(一部18世紀製のオリジナル楽器も使用)の軽やかで奥深い響きの魅力が、ひときわ際立つトラックの連続となっています。
パリで絶大な人気を誇ったグレトリーの作ほか声楽曲では、ジョルディ・サヴァール指揮のモンテヴェルディ《オルフェオ》の表題役で聴かせた圧巻の名演の記憶も新しいマルク・モイヨンの歌唱が絶品。
他にもリ・インコーニティの鍵盤奏者アンナ・フォンターナ、多様な歴史的ハープを弾きこなすマリア・クリスティナ・クリアリーらの共演も頼もしく、ポンパドゥール夫人やマリー=アントワネットらが生きた時代ならではの優雅な空気を存分に楽しめます。
そこにマンドリンの響きがいかに自然に馴染むか、嬉しい驚きに出会える1枚です。
|
.
CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES
|
|
レザンバサドゥール&ラ・グランド・エキュリー(古楽器使用)
アレクシス・コセンコ(リコーダー)
田園幻想 ~ノード: 協奏曲集 Op. 17
ジャック=クリストフ・ノード(1690-1762):
『6つの協奏曲』 Op.17(1742)
1-3. 協奏曲 ト長調 Op.17-6
(ミュゼット〔ふいご式バグパイプ〕、
2つのヴァイオリンと通奏低音による)
4-6. 協奏曲 ハ長調 Op.17-2
(リコーダー、2つのヴァイオリンと通奏低音による)
7-9. 協奏曲 ト長調 Op.17-5
(フラウト・トラヴェルソ、
2つのヴァイオリンと通奏低音による)
10-14. 三重奏による田園風ディヴェルティスマン
(ミュゼット、フラウト・トラヴェルソと
ヴァイオリンによる)〔1749〕
15-17. 協奏曲 ハ長調 Op.17-4
(ヴィエラルー〔ハーディガーディ〕、
2つのヴァイオリンと通奏低音による)
18-20. 協奏曲 ハ長調 Op.17-1
(バロック・ピッコロ、
2つのヴァイオリンと通奏低音による)
21-23. 協奏曲 ハ長調 Op.17-3
(ミュゼット、2つのヴァイオリンと通奏低音による) |
レザンバサドゥール&
ラ・グランド・エキュリー(古楽器使用)
アレクシス・コセンコ
(リコーダー、フラウト・トラヴェルソ、
バロック・ピッコロ)
ジャン=ピエール・ヴァン・エース(ミュゼット)
トビー・ミラー(ヴィエラルー)
ステファノ・ロッシ、
ダイアナ・リー(ヴァイオリン)
ハジェル・ハナナ(チェロ)
ダヴィド・ドゥソ(バスーン)
エマニュエル・アラケリアン(クラヴサン〔チェンバロ〕) |
録音: 2022年1月3-7日 ヴィルファヴァール農園(フランス中南部リムーザン地方)
収録時間: 77分
【フランスの名手たちが織りなす、ポスト・ヴィヴァルディ世代のパリの響き】
18世紀前半、コレッリやヴィヴァルディをはじめとするイタリアのソナタや協奏曲に強く感化されたパリの人々向けに、当時のフランスの嗜好を大きく取り入れながら数々の作品を発表したノード(ノドー)の傑作協奏曲集を、楽譜の表紙の指定に合わせてさまざまな楽器で全曲演奏。
ノードはバッハやラモーより少し年下、タルティーニやボワモルティエと同世代のフランス人作曲家で、生前とくに王室などの公的機関でポストを得ていなかった一方、印刷譜が少なからず現存するところから音楽教師としての仕事を通じて高い人気を誇っていたことが窺えます。
作品17の協奏曲集は楽譜の売れ行き向上への配慮から、表題ページには色々な楽器の名が独奏パート用に提案されていますが、そこでフルートやリコーダーより先に大書されているのがヴィエラルー(ハーディガーディ)とミュゼット(ふいご式バグパイプ)。
1740年代のフランスではこれらが長閑な田園地帯を連想させる楽器としてロココ好みの都市民に愛され、とくにノードはヴィエラルーの名手ダンギーやミュゼット演奏の見事さで知られたコラン・シャルパンティエとの親交を通じ、これらの楽器の機構をよく踏まえた作品を多く出版していたのでした。
バロックから近代に至る多様なフルート作品を時代に応じた楽器で巧みに演奏、近年ますます話題を呼んでいるアレクシス・コセンコを中心に集まった今回の演奏陣も、ヴィエラルーの天才的名手トビー・ミラーや18世紀バグパイプ研究でも注目されるジャン=ピエール・ヴァン・エースらをはじめ頼もしい顔ぶれ。
18世紀流の室内楽編成で緊密かつ優美なアンサンブルをくりひろげ、ロココ情緒に満ちた作品の魅力を存分に楽しませてくれます。

|
. |
|
ラ・バンケ・セレスト
ゲオルク・ムファット: 24声のミサ曲「労働のさなかに休息を」
1-12. ゲオルク・ムファット(1653-1704):
24声のミサ曲「労働のさなかに休息を」
(ミサ・イン・ラボレ・レクイエス)より
1. ソナタ(器楽合奏) / 2-4. キリエ
/ 5-12. グローリア
13. ジョヴァンニ・ヴァレンティーニ(1582頃-1649):
カンツォン(オルガン独奏)
14. ヨハン・シュタットルマイアー(1575頃-1648):
13声のソナタ(器楽合奏)
15-22. ムファット: 24声のミサ曲「労働のさなかに休息を」より
15-22. クレド
23. ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・フォン・ビーバー(1644-1704):
モテット「主は言われた(ディクシット・ドミヌス)」
24-29. ムファット: 24声のミサ曲「労働のさなかに休息を」より
24-25. サンクトゥス / 26-27. ベネディクトゥス
/
28-29. アニュス・デイ |
ラ・バンケ・セレスト
(声楽&古楽器アンサンブル)
ダミアン・ギヨン(指揮)
ラ・ギルド・デ・メルスネール
(声楽&古楽器アンサンブル)
アドリアン・マビル(指揮)
ジャン=リュク・オー(オルガン) |
録音: 2022年9月26-29日 ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂
収録時間: 77分
【複合唱形式と器楽合奏の音色対比の妙!ムファットの傑作をフランス屈指の名手たちと】
17世紀末の南ドイツ・パッサウ大聖堂で楽長となり、短い生涯で多くの器楽合奏曲やオルガン曲を残した17世紀後半の天才作曲家ムファットの、唯一現存する教会音楽作品を俊才続々のアンサンブルが演奏。
ゲオルク・ムファットは現在のフランス南東部、イタリアのピエモンテ地方にまたがるサヴォワ地方でスコットランドの血をひく家に生まれ、若い頃はリュリの下でフランス式の弦楽器奏法を習得、後年はローマでオルガニストとしても研鑽を積みました。
一時ザルツブルク大聖堂にも奉職したものの後年はパッサウ大聖堂に迎えられ、イタリアとフランスの先進様式をいちはやくドイツ語圏に伝えました。
多様なバックグラウンドを持ちながらも当人は自分をドイツ人と認識していたとのこと。
ミサ曲「労働のさなかに休息を」は同名曲の旋律を全章の多声展開の軸に使う古いパロディ・ミサの手法をとりながら、声楽・器楽からなる24ものパートを四つの楽隊に分け、響きを対置させてゆく複合唱形式の大作。
金管・打楽器と弦楽・合唱が艶やかな音の交錯を続けながら、バロック中後期ならではの耳になじみやすい語り口で展開してゆく名品です。
木管コルネットにアドリアン・マビルとボルク=フリトヨフ・スミス、サックバット=トロンボーンにアレクシス・ラーエンス、トランペットにピエール=イヴ・マドゥーフ、ドゥルツィアンにジェレミー・パパセルジオーと多くの名手が居並ぶ頼もしいアンサンブルを、日本でもファンの多いカウンターテナー歌手ダミアン・ギヨンらが確かな一体感でまとめあげ、ヴェルサイユ宮殿の歴史ある礼拝堂に響き渡る至福の音のひと時を届けてくれます。
ザルツブルクでの同胞で『53声のミサ曲』でも知られるビーバーのモテットの併禄も嬉しいところ。

|
RICERCAR
|
|
ドゥース・メモワール
王の愛 ~ヴェネツィアの初期活版印刷譜とルネサンスの声楽・器楽~
1. 作者不詳:
A qui direlle sa pensee 彼女は誰に思いを打ち明ければよいのか
2. オッタヴィアーノ・ペトルッチ(1466-1539):
A qui direlle sa pensee
彼女は誰に思いを打ち明ければよいのか
3. 作者不詳: Je suis d'Allemagne わたしはドイツから来た者で
4. ヨハネス・デ・ストケム(1445頃~1487/1501):
Je suis d'Allemagne
わたしはドイツから来た者で(器楽による演奏)
5. 作者不詳: L'amour de moy わたしの恋は、素敵な庭に閉じ込められ
6. 作者不詳: L'amour de moy わたしの恋は、素敵な庭に閉じ込められ
7. ペトルッチ: L'amour de moy
わたしの恋は、素敵な庭に閉じ込められ(器楽による演奏)
8. 作者不詳: En douleur et tristesse 苦悩と悲痛のうちに
9. 作者不詳: En douleur et tristesse 苦悩と悲痛のうちに
10. ノエル・バウルデウェイン(ボゥルドアン
1480頃-1513以降):
En douleur et tristesse 苦悩と悲痛のうちに
11. 作者不詳: Il est de bon heure ne 幸運の下に生まれた男とは
12. ペトルッチ: Il est de bon heure ne
幸運の下に生まれた男とは
13. ペトルッチ: Il est de bon heure ne
幸運の下に生まれた男とは(器楽による演奏)
14. ペトルッチ: Je suis d'Allemagne
わたしはドイツから来た者で(器楽による演奏)
15. 作者不詳: Je suis trop jeunette わたしはあまりにうぶな娘で
16. ニコル・デ・スリエ・デダン(1500頃~1538):
Je suis trop jeunette
わたしはあまりにうぶな娘で
17. ペトルッチ: Je suis trop jeunette
わたしはあまりにうぶな娘で(器楽による演奏)
18. ニコラ・ゴンベール(1495-1560): Je suis
trop jeunette
わたしはあまりにうぶな娘で(器楽による演奏)
19. ヨハネス・デ・サンクト・マルティーノ(生歿年不詳、16世紀に活躍):
Bon temp las ! 素晴らしきひとときよ、何事が
20. 作者不詳: Bon temp las ! 素晴らしきひとときよ、何事が
21. ペトルッチ: Bon temp las !
素晴らしきひとときよ、何事が(器楽による演奏)
22. 作者不詳: Gentils galans de France
フランスの麗しき殿方
23. クリスピン・ファン・スタッペン(1465-1532):
Gentils galans de France フランスの麗しき殿方(器楽による演奏)
24. 作者不詳: La roussee du moys de may
五月の朝露に
25. ピエール・ムリュ(1484頃-1550頃):
La roussee du moys de may 五月の朝露に
26. ジャン・リシャフォール(1480頃-1547以降):
La roussee du moys de may 五月の朝露に(器楽による演奏)
27. 作者不詳: Ne l'oseray je dire あえて口にはしますまい
28. ペトルッチ: Ne l'oseray je dire あえて口にはしますまい
29. ペトルッチ: Ne l'oseray je dire
あえて口にはしますまい(器楽による演奏)
30. 作者不詳: Vrai dieu d'amour 本物の恋の神よ
31. ペトルッチ: Vrai dieu d'amour 本物の恋の神よ(器楽による演奏) |
ドゥース・メモワール
(声楽&古楽器アンサンブル)
クララ・クトゥリ(ソプラノ)
ポラン・ビュンドゲン(カウンターテナー)
フランソワ=オリヴィエ・ジャン(テノール)
エルザ・フランク
(ショーム、各種リコーダー)
ジョアンヌ・メートル、
ジェレミー・パパセルジオー
(ボンバルド、各種リコーダー)
ボル・ズリアン(リュート)
ベランジェール・サルダン(ハープ)
セバスティアン・ヴォンネール(スピネット)
ドゥニ・レザン・ダドル
(ボンバルド、
各種リコーダー、指揮) |
録音: 2022年2月 聖マルタン教会、アミリ(フランス中北部サントル地方)
収録時間: 57分
【ア・カペラだけではない!多声音楽の発展をルネサンス楽器のスペシャリストたちと】
フランス中部の古都トゥールに拠点を置き、深い研究の成果と筋の通った企画を音楽性に満ちたパフォーマンスへ昇華させ、古楽シーンを賑わせてきたルネサンス音楽集団ドゥース・メモワール。
今回は16世紀初頭のヴェネツィアで、多声音楽の普及と発展に大きな貢献をもたらしたオッタヴィアーノ・ペトルッチの業績に光を当て、その当時のポリフォニー音楽の粋を多角的かつ体感的に味わえるプログラムを組み上げました。
15世紀半ば過ぎにイタリア東部フォソンブローネで生まれたペトルッチは版画技法を学んだ後、1490年頃からヴェネツィア総督の後援を受けて印刷工房を持ち、活版印刷技術を楽譜出版に転用。
『オデカトン』と題された一連の曲集などを通じ、ジョスカンやイザーク、ラ・リューなどフランドル楽派の洗練された声楽曲やスピナチーノ、ダルツァといった名匠たちのリュート音楽を続々出版、その普及に大きく貢献しました。
多声楽曲の中には歌詞が添記されていないものも多く、それらが器楽独奏や合奏で演奏されていたことを窺わせます。
ドゥース・メモワールはシンプルな編成で歌われる「元歌」と、ペトルッチの楽譜や同時代の作曲家たちによるその編曲例を並べ、多声編曲や当時の楽器の音色の組み合わせを縦横無尽に楽しませながら、1500年前後のヨーロッパ多声音楽がどのような広がりを見せていたかを卓越した演奏で実感させてくれます。
ソロ活動でも注目されるビュンドゲンほか3人の歌手たちの瑞々しい歌の傍ら、さまざまな形状のルネサンス・リコーダーや大小のボンバルド(オーボエ普及以前のダブルリード管楽器)、ルネサンスハープやリュートなど多様な楽器を使いこなすプロフェッショナルたちの妙技も聴き逃がせません。

|
<メジャー・レーベル>
.
DECCA
|


4854015
(10CD)
\13400→\11990 |
《ロス・ロメロス~ザ・マーキュリー・マスターズ》
グラミー賞受賞の「ギターのロイヤル・ファミリー」によるマーキュリー録音全集
《CD 1》[The Royal Family of the Spanish
Guitar]
1) セレドニオ・ロメロ:マラガの夜、
2) グラナドス:『スペイン舞曲集』Op.37より第6番:ロンダーリャ・アラゴネーサ、
3) タレガ:ラグリマ(涙)、
4) セレドニオ・ロメロ:『3つの前奏曲』より「Romantico」、
5) モレーノ・トローバ:ソナチネ イ長調よりアレグレット、
6) ヴィラ=ロボス:前奏曲第3番イ短調、7)
伝承曲:セビリャーナス、
8) グラナドス:歌劇『ゴイェスカス』より間奏曲、
9) モレーノ・トローバ:リャマーダ、
10) アルベニス:『スペイン組曲』Op.47より「セビーリャ」、
11) シノーポリ:ビダリータ、
12) タレガ:アルハンブラの思い出、
13) ソル:『ギター練習曲』Op.31より第5番ロ短調によるオブリガート
【演奏】ロス・ロメロス
【録音】1962年4月、ニューヨーク/
《CD 2》[Guitar Music from the Courts of
Spain]
1-4) ヴィゼー:組曲ニ短調よりプレリュード、
5) ナルバエス:「牛を見張れ」による4つの変奏曲、
6) 作者不詳:6つの舞曲による組曲(V.ガリレイによる)、
7) ミラン:『エル・マエストロ』からのパヴァーヌ第6番-第4番-第3番、
J.S.バッハ:
8) メヌエット ト長調BWV Suppl.114、9) 無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV1010よりブーレII、
10) 無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調BWV1012よりガヴォットI-II、
11) ダウランド:デンマーク王のガリアード、
12) ラモー:オペラ・バレ『エベの祭典』よりガヴォット・アン・ロンドー、
13) サンス:エスパニョレータ
【演奏】セレドニオ・ロメロ(ギター)
【録音】1962年4月、ニューヨーク/
《CD 3》[Flamenco]
作者不詳:1) ヘレスの祭り、2) ファンダンゴス・ポル・ベルディアレス、3)
ガロティン、4) タンギージョ、
5) ペテネラス、6) ホタ、7) カラバーナ・ヒターナ、8)
ファルーカとルンバ、9) アンダルシアの哀歌、10)
ソロンゴ
【演奏】ペペ・ロメロ(ギター)
【録音】1962年4月、ニューヨーク/
《CD 4》[Baroque Concertos and Solo Works]
1) テレマン:4つのヴァイオリンのための協奏曲ニ長調よりアレグロ、
2) ブレトン:歌劇『ドロレス』よりホタ、3)
シューベルト:2つのワルツOp.9、
4) D.スカルラッティ:ソナタ ト長調K.391、
5) ヴィラ=ロボス:前奏曲第1番ホ短調、
6-8) ヴィヴァルディ:リュート協奏曲ニ長調RV93、
9) J.S.バッハ:小前奏曲第3番、
10) グラナドス:『スペイン舞曲集』Op.37より第10番:悲しき舞曲、
11) ソル:モーツァルトの主題による変奏曲Op.9
【演奏】ロス・ロメロス
【録音】1964年11月、ロサンゼルス/
《CD 5》[An Evening of Flamenco Music]
伝承曲:
1) ファンダンゴス・デ・ウエルバ、2) ソレアレス、3)
アレグリアス、4) ブレリアス、
5) ルンバス・ヒターナス、6) ペテネラス、7)
グラナディーナス、8) サリナス・デ・カディス
【演奏】ロス・ロメロス
【録音】1964年11月、ロサンゼルス/
《CD 6》[World of Flamenco]
伝承曲:
1) セビリャーナス、2) マラゲーニャス、3)
サエタスとシギリージャス、4) アレグリアス・ポル・ローサ、5)
ルンバ、
6) ブレリアス(フィエスタ)、7) サパテアード、8)
アレグリアス、9) Buler?as al golpo、10) ソレアレス・デ・カディス、
セレドニオ・ロメロ:11) Taconeo Punteado、12)
Improvisation On Guajiras、
伝承曲:13) タンギーリョス、14) ファルーカス、15)
ペテネーラ、16) Caracoles(マドリードのアレグリアス)、17)
ミロンガ、18) セビリャーナス
【演奏】ロス・ロメロス、マリア・ビクトリア(歌手)(2,
5, 9, 13)、セレドニオ・ロメロ(語り手)(3,
10,15)
【録音】1962年4月、ニューヨーク(1)、1966年12月、ロサンゼルス(2-18)/
《CD 7》[Vivaldi Guitar Concertos]
ヴィヴァルディ:
1-4) 協奏曲集『調和の霊感』より4つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲第10番ロ短調、
5-7) マンドリン協奏曲ハ長調RV425(ペペ・ロメロによるギターと管弦楽編)、
8-10) 2つのヴァイオリンのための協奏曲RV532(ペペ・ロメロによる2つのギターと管弦楽編)、
11-13) リュートとヴァイオリンのためのソナタRV82(ペペ・ロメロによるギター編)
【演奏】
セレドニオ・ロメロ(5-7, 11-13)、セリン・ロメロ(8-10)、ペペ・ロメロ(8-10)(ギター)、ジョン・コリリアーノ(ヴァイオリン)(11-13)、
Domenick Saltarelli(ヴィオラ)(11-13)、Margaret
Bella(チェロ)(11-13)、ロス・ロメロス(1-4)、
ヴィクター・アレッサンドロ(指揮)サン・アントニオ交響楽団(1-10)
【録音】1967年11月、テキサス州、サン・アントニオ/
《CD 8》
ロドリーゴ:1-3) アンダルシア協奏曲、4-6)
アランフエス協奏曲
【演奏】ロス・ロメロス(1-3)、アンヘル・ロメロ(ギター)(4-6)、ヴィクター・アレッサンドロ(指揮)サン・アントニオ交響楽団
【録音】1967年11月、テキサス州、サン・アントニオ/
《CD 9》[Flamenco Fen?meno]
1) セレドニオ・ロメロ:マラガの夜、2) 伝承曲/ペペ・ロメロ:シギリージャス、
3) ペペ・ロメロ:メディアス・グラナディナス、4)
伝承曲/ペペ・ロメロ:ファンダンゴス・デ・ウエルバ、
5) ペペ・ロメロ:アレグリアス・ポル・ロサス、
伝承曲/ペペ・ロメロ:6) ブレリアス、7) ソレアレス、8)
アレグリアス・ポル・フィエスタ、9) ファルーカス、10)
Zapateado del Perchel
【演奏】ペペ・ロメロ(ギター)
【録音】1960年1月/
《CD 10》[Spanish Guitar Music]
1) マラツ:スペインのセレナード、
2) タレガ:マズルカ、3) ソル:メヌエット
ニ長調、4) アルベニス:伝説(アストゥリアス)、
セレドニオ・ロメロ:5) ファンタジア、6) Zapateado
Clasico、7) サンス:パバーナと舞曲、
8) ヴィゼー:組曲ニ短調よりサラバンドとブーレ、9)
アルベニス:入り江のざわめき、
ソル:10)メヌエット ハ長調、11) ギターのためのソナタ
ハ長調Op.22より第3楽章:メヌエット、12) 練習曲ロ短調、
13) タレガ:前奏曲とパバーナ、伝承曲:14)
聖母の御子、15) アメリアの遺言
【演奏】セレドニオ・ロメロ(1-8)、セリン・ロメロ(9-15)
【録音】1960年1月 |
ロス・ロメロス
(セレドニオ・ロメロ、
セリン・ロメロ、
ペペ・ロメロ、
アンヘル・ロメロ[ギター])
|
グラミー賞受賞の「ギターのロイヤル・ファミリー」によるマーキュリー録音全集 CD10枚組ボックス・セット
●「ギターのロイヤル・ファミリー」として知られるロメロ一家、ロス・ロメロスがマーキュリーに行った録音がまとめて発売されます。CD10枚組ボックス・セット。限定盤。彼らが1960年1月に最初に行った録音で、オリジナルが「コンテンポラリー・レコード」から発売された2枚のアルバム「Flamenco
Fen?meno」と「Spanish Guitar Music」も含まれています(CD
9&10)。このセットの素材の多くがトーマス・ファインによりリマスタリングされ、初めてCDとなります。ブックレットにはイーゴリ・キプニスのような第一人者によるオリジナル・ライナーノーツ、ロス・ロメロスの専門家、ウォルター・アーロン・クラーク(『Los
Romeros: Royal Family of the Spanish Guitar』の著者)によるエッセー、トーマス・ファインによるマーキュリー録音のそれぞれの背景について詳細に記述した“セッショングラフィー”、声楽曲の歌詞が掲載され、オリジナルLPジャケット裏を飾ったミニチュアイラスト付きです。
●ロス・ロメロスは創始者のセレドニオ・ロメオと彼の息子、セリン、ペペ、アンヘルで結成され、世界の舞台で名声を得た初めてのギター四重奏団でした。2007年のグラミー賞で「President’s
Merit Award」を受賞しています。
●「彼らの目を見張るほどの高度な技術、若々しいルックス、そして彼らが披露したヴィヴァルディからベルディアーレスまでの幅広い音楽は、全米各地で観客と評論家から爆発的な人気を得ました」―ウォルター・アーロン・クラーク
|
. |


4854651
(21CD)
\22400→\21290 |
《ホセ・カレーラス~ザ・フィリップス・イヤーズ》
★オペラからスペインの歌、ポピュラー・ソングまで17枚のリサイタルCD
★オペラ全曲録音からの抜粋を収録した3枚のCD
★ジョン・トランスキーによるオーディオ・ドキュメンタリー
《CD 1》
ヴェルディ:
1) 私の喜びを(歌劇『十字軍のロンバルディア人』より)、
2) 不幸な者にとって生きていることは地獄だ(歌劇『運命の力』より)、
3) 穏やかな夜には(歌劇『ルイザ・ミラー』より)、4)
永久に君を失えば(歌劇『仮面舞踏会』より)、
5) L’infamie... O mes amis, mes fr?res(歌劇『イェルサレム』より)、
6-7) メルカダンテ:歌劇『誓い』より(La Dea
di tutti i cor...Bella adorata incognita/Compiuta
? omai...Fu celeste)、
ドニゼッティ:
8) Inosservato...Angelo casto e bei(歌劇『アルバ公爵』より)、
9) Nel fragor della festa...Alma soave
e cara(歌劇『ロアン家のマリア』より)、
10) ベッリーニ:Ecco, signor la sposa(歌劇『アデルソンとサルヴィーニ』より)、
11) ポンキエッリ:Il padre! ...Tenda natal(歌劇『放蕩息子』より)
【演奏】ロベルト・ベンツィ(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1976年3月、ロンドン/
《CD 2》
1) ララ:グラナダ、
2) トスティ:魅惑、
3) ビクシオ:マリウ、愛の言葉を、
4) デ・クルティス:わすれな草、5) カルディッロ:カタリ、カタリ、
6) ブロドスキー:ビー・マイ・ラヴ、7) デ・クルティス:君を愛す、
8) ブッツィ=ペッチャ:ロリータ、
9) ガスタルドン:禁じられた音楽、
10) レハール:君はわが心のすべて(喜歌劇『微笑みの国』より)
【演奏】ロベルト・ベンツィ(指揮)イギリス室内管弦楽団
【録音】1978年7月、ロンドン/
《CD 3》
1) ビーベス:煙が立てば(歌劇『ドニャ・フランシスキータ』より)、
2) ソウドゥーリョ:愛の夜(『最後のロマンティスト』より)、
3) ホセ・セラーノ:ハンガリアの歌、
4) ゲレーロ:ラケル(『エル・セビリャーノの客』より)、
5) チャピ:ホタ(『魔女』より)、
6) モレーノ・トローバ:心地よいマドリードの片隅(『ルイザ・フェルナンダ』より)、
7) ホセ・セラーノ:カンシオン・グァヒーラ(『軍隊の華』より)、
8) ルーナ:飛んでゆく小鳥よ(『蓮っ葉な水車屋女』より)、
9) グリーディ:ロマンサ(『エル・カゼリオ』より)、
10) ホセ・セラーノ:幾度ひとりで(『アラゴンの人びと』より)
【演奏】アントニ・ロス=マルバ(指揮)イギリス室内管弦楽団
【録音】1977年10月、ロンドン/
《CD 4》
トスティ:
1) セレナータ、2) 秘密、3) マレキアーレ、4)
私は死にたい、5) 魅惑、6) 別れの歌、7) 最後の歌、
8) 暁は光から、9) 四月、10) 理想の女、11)
夢、12) かわいい口もと、13) 君なんかもう、14)
さようなら
【演奏】エドアルド・ミュラー(指揮)イギリス室内管弦楽団
【録音】1979年10月、ロンドン/
《CD 5》
1) プッチーニ:いい子だ、いい子だ、泣いてはいけない(歌劇『蝶々夫人』より)、
2) ヴェルディ:Dove sola m’inoltro?(歌劇『十字軍のロンバルディア人』より)、
ドニゼッティ:3) Questo pianto favelli(歌劇『殉教者』より)、4)
Tutto ? silenzio(歌劇『ロベルト・デヴリュー』より)
【演奏】カティア・リッチャレッリ(ソプラノ)、アンブロジアン・オペラ・コーラス(2)、ランベルト・ガルデッリ(指揮)ロンドン交響楽団
【録音】1979年11月、ロンドン/
《CD 6》
1) プッチーニ:見たこともない美人(歌劇『マノン・レスコー』より)、
2) レオンカヴァッロ:O mio piccolo tavolo(歌劇『ザザ』より)、
3) ジョルダーノ:ある日、青空を眺めて(歌劇『アンドレア・シェニエ』より)、
4) ポンキエッリ:空と海(歌劇『ジョコンダ』より)、
5) プッチーニ:誰も寝てはならぬ(歌劇『トゥーランドット』より)、
6) レオンカヴァッロ:衣裳をつけろ(歌劇『道化師』より)、
7) マスカーニ:ペッペも恋をして(歌劇『友人フリッツ』より)、8)
レオンカヴァッロ:我が家の喜び(歌劇『ラ・ボエーム』より)、
9) ゴメス:神と折り合いを付けろだと!(歌劇『フォスカ』より)、
10) レオンカヴァッロ:野生の、抑えきれない愛をくれ(歌劇『ズィンガリ(ジプシー)』より)、
11) チレア:ありふれた話(フェデリコの嘆き)(歌劇『アルルの女』より)
【演奏】ヘスス・ロペス=コボス(指揮)ロンドン交響楽団
【録音】1979年4月、ロンドン/
《CD 7》
1) ヴァレンシア、2) アマポーラ、3) モルーチャ、4)
アイ、アイ、アイ、5) 出発、6) プリンセシータ、
7) エル・ギタリーコ、8) わたしに誓って、9)
エストレリータ(小さな星)、10) マイテチュー・ミーア
【演奏】ロビン・ステープルトン(指揮)イギリス室内管弦楽団
【録音】1980年1月、ロンドン/
《CD 8》
1) デンツァ:フニクリ・フニウラ、2) カルディッロ:カタリ、カタリ、
3) ダンニバレ:太陽の国、4) ファルヴォ:彼女に告げて、
5) ラマ:静けさに歌う、6) マリオ:遥かなるサンタ・ルチア、
7) デ・クルティス:泣かないお前、
ディ・カプア:8) オ・ソレ・ミオ、9) お前に口づけを、
10) タリアフェッリ&ヴァレンテ:パッショーネ、11)
チョッフィ:五月の一夜、
12) カンニオ:恋する兵士、
13) デ・クルティス:帰れソレントへ
【演奏】エドアルド・ミュラー(指揮)イギリス室内管弦楽団
【録音】1979年10月、ロンドン/
《CD 9》
ヴェルディ:1) モンフォルテの命令だ(歌劇『シチリア島の夕べの祈り』より)、
2) 彼女が誘拐された(歌劇『リゴレット』より)、
3) しおれた花の上に降りた露のように(歌劇『エルナーニ』より)、4)
ここが約束の場所だ(歌劇『マッティラ』より)、
ドニゼッティ:
5) 人知れぬ涙(歌劇『愛の妙薬』より)、6)
恐ろしき扉はまだ開かない(歌劇『ロベルト・デヴリュー』より)、
ロッシーニ:7) 嘆き、憂い(『スターバト・マーテル』より)、8)
置いていかないでください(歌劇『ウィリアム・テル』より)
【演奏】ヘスス・ロペス=コボス(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
【録音】1980年10月、ロンドン/
《CD 10》[アヴェ・マリア]
1) ヘンデル:ハレルヤ(オラトリオ『メサイア』より)、2)
フランク:天使の糧、
3) ストラデッラ:主よ憐れみたまえ、
4) アルバレス:祈り、5) シューベルト:聖なるかな、聖なるかな(『ドイツ・ミサ曲』より)、
6) グノー:アヴェ・マリア、
7) ビゼー:アニュス・デイ(劇音楽『アルルの女』Op.23より)、
8) ヴェルディ:聖母マリアへの讃歌(『4つの聖歌』より)、
9) グノー:悔悟、10) J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ(カンタータ第147番BWV147より)
【演奏】ウィーン少年合唱団(1, 3-5, 7-10)、コルス・ヴィエネンシス(1,
3-5, 7-10)、
ウーヴェ・クリスティアン・ハラー(指揮)ウィーン交響楽団
【録音】1983年4月、ウィーン/
《CD 11》
1) ララ:ユー・ビロング・トゥ・マイ・ハート、
2) レオンカヴァッロ:朝の歌、
3) ガルデル:想いの届く日、
4) ベッリーニ:光さす窓辺、
5) バルゴーニ:秋のコンチェルト、
6) レクオーナ:シボネー、
7) クレベール:愛していると君は言った、
8) ダルドロ:ビコーズ、9) ロイグ:キエレメ・ムーチョ、10)
エスポジト:Anema e Core、
11) メネンデス:Green Eyes、
12) ロッシーニ:踊り
【演奏】エンリケ・ガルシア・アセンシオ(指揮)イギリス室内管弦楽団
【録音】1983年8月、ロンドン/
《CD 12》
1) 君は私のものだから、2) 時のたつまま、3)
慕情、4) 追憶、
5) トゥナイト(バーンスタイン:ミュージカル『ウェスト・サイド・ストーリーより』)、6)
テンダリー、
7) マイ・オウン・トゥルー・ラヴ(タラのテーマ)、8)
いそしぎ、
9) メモリー(ロイド・ウェバー:ミュージカル『キャッツ』より)、10)
おもいでの夏、11) 見果てぬ夢、12) マイ・ウェイ
【演奏】ロバート・ファーノン・アンド・ヒズ・オーケストラ
【録音】1983年12月、ロンドン/
《CD 13》
1-7) ファリャ:7つのスペイン民謡
(第1曲:ムーア人の織物/第2曲:ムルシア地方のセギディーリャ/
第3曲:アストゥリア地方の歌/第4曲:ホタ/第5曲:子守歌/第6曲:歌/第7曲:ポロ)、
8-10) モンポウ:歌曲集『夢のたたかい』
(第1曲:君の上には、ただ花ばかり/第2曲:今宵おなじ風が/第3曲:君の気配は海のよう)、
11) ヒナステラ:もの忘れの木の歌、
グアスタビーノ:12) バラと柳、13) 鳩のあやまち、
オブラドルス:14) 心よ、なぜにお前は、15)
いちばん細い髪の毛で、
16-20) トゥリーナ:歌のかたちの詩
(第1曲:献呈/第2曲:けっして忘れないで/第3曲:唄/第4曲:2つの恐れ/第5曲:恋に夢中)
【演奏】マーティン・カッツ(ピアノ)
【録音】1984年7月、ロンドン/
《CD 14》
ラミレス:1-5) ミサ・クリオージャ(南米大陸のミサ)
(第1曲:キリエ/ 第2曲:グローリア/第3曲:クレド/
第4曲:サンクトゥス/第5曲:アニュス・デイ)、6)
夏のクリスマス、
7-12) アルゼンチンのクリスマス
(第1曲:マリアへのお告げ/第2曲:さすらい/第3曲:誕生/
第4曲:羊飼いたち/第5曲:東方の三博士/第6曲:逃避行)
【演奏】
アリエル・ラミレス(ピアノ、チェンバロ)、ホセ・ルイス・オセーホ(1-5)、
ダミアン・サンチェス(6-12)(指揮)サルベ・デ・ラレード合唱団、ビルバオ合唱協会
【録音】1987年7月、スペイン、ラレード/
《CD 15》
1-8) ヴェルディ:8つのロマンス(L.ベリオ編)、
9-15) ファリャ:7つのスペイン民謡(L.ベリオ編)
(第1曲:ムーア人の織物/第2曲:ムルシア地方のセギディーリャ/
第3曲:アストゥリア地方の歌/第4曲:ホタ/第5曲:子守歌/第6曲:歌/第7曲:ポロ)
【演奏】ルチアーノ・ベリオ(指揮)イギリス室内管弦楽団
【録音】1991年2月、ロンドン/
《CD 16》[イタリア古典歌曲集]
1) マルティーニ:愛の喜びは、
2) カルダーラ:陽の光が、
3) A.スカルラッティ:私を傷つけるのをやめるか、4)
ヘンデル:オンブラ・マイ・フ、5) メルカダンテ:ゴシキヒワ、
6) カルダーラ:たとえつれなくても、7) デュランテ:踊れ、優しい娘よ、8)
フェティス:御憐れみを、主よ、
9) ペルティ:私は希望を抱いてはならないのに、
10) ジョルダーニ:カロ・ミオ・ベン、
11) ストラデッラ:愛の神よ、
12) グルック:ああ私のやさしい熱情が、13)
ヘンデル:私を泣かせてください、
A.スカルラッティ:14) 私の生命を奪ってください、15)
陽はすでにガンジス川から、
16) ボノンチーニ:お前を讃える光栄のために、
17) ドニゼッティ:君をとても愛している
【演奏】フィエコスラフ・ステイ(指揮)イギリス室内管弦楽団
【録音】1992年4月、ロンドン/
《CD 17》[愛の二重唱]
1) ヴェルディ:Ei dorme? ...La terra, il
ciel m’abborino...(歌劇『海賊』より)、
2) ロッシーニ:Misero me! ...La sposa...Ah!
Fra poco, in facia a morte(歌劇『イングランドの女王エリザベッタ』より)、
3) ドニゼッティ:Sulla tomba che rinserra(歌劇『ランメルモールのルチア』より)、
4) ヴェルディ:Ah! perch? qui! fuggite...Ella
? pura(歌劇『仮面舞踏会』より)、
5-6) プッチーニ:歌劇『トスカ』より(Mario!
Mario! Mario!/Franchigia a Floria Tosca)
【演奏】モンセラート・カバリエ、ヴァレリー・マスターソン(2)(ソプラノ)、ピエロ・デ・パルマ(テノール)(6)、
イングヴァル・ヴィクセル(バリトン)(4)、ロバート・ロイド(4)、グウィン・ハウエル(4)ウィリアム・エルヴィン(6)(バス)、
コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス合唱団(4,
6)、ランベルト・ガルデッリ(1)、
ヘスス・ロペス=コボス(3)(指揮)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、ジャンフランコ・マジーニ(指揮)ロンドン交響楽団(2)、
サー・コリン・デイヴィス(指揮)コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団(4-6)
【録音】1975年8月(1)、7月(2)、1976年8月(3)、7月(5,
6)、1979年1月(4)、ロンドン/
《CD 18》
ドニゼッティ:
1-2) 歌劇『ランメルモールのルチア』より(Orrida
? questa notte/Tombe degl’avi miei)、
3) Quanto ? bella(歌劇『愛の妙薬』より)、
ロッシーニ:
4) Della cieca fortuna(歌劇『イングランドの女王エリザベッタ』より)、
5) Non arrestare il colpo...Notte fer funesta(歌劇『オテロ』より)、6)
神なる主(『小荘厳ミサ』より)、
ヴェルディ:
7) Pietoso al lungo pianto(歌劇『王国の一日』より)、
8-13) 歌劇『二人のフォスカリ』より
(Qui ti rimani/ Dal pi? remote esilio/Odio
solo, ed odio atroce/
Notte! Perpetua notte/Non maledirmi,
o prode/All’infelice veglio)
【演奏】クレイグ・シェパード(ピアノ)(6)、スザンナ・リガッチ(3)、カティア・リッチャレッリ(13)(ソプラノ)、
フレデリカ・フォン・シュターデ(メッゾ・ソプラノ)(5)、ミエツィスラフ・アントニアク(テノール)(8,
9)、
ビセンテ・サルディネロ(バリトン)(1)、サミュエル・レイミー(バス)(2,
13)、アンブロジアン・オペラ・コーラス(2)、
トリノ・イタリア放送合唱団(3)、アンブロジアン・シンガーズ(7)、ORF合唱団(8-13)、
ヘスス・ロペス=コボス(指揮)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1,
2, 5)、
クラウディオ・シモーネ(3, 6)(指揮)トリノ・イタリア放送交響楽団(3)、
ジャンフランコ・マジーニ(指揮)ロンドン交響楽団(4)、
ランベルト・ガルデッリ(7-13)(指揮)ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団(7)、ORF交響楽団(8-13)
【録音】1976年8月(1, 2)、1975年7月(4)、1978年9月(5)、1983年10月(6)、
1973年8月(7)、ロンドン、1984年7月、トリノ(3)、1976年6月、ウィーン(8-13)/
《CD 19》
ヴェルディ:
1-2) 歌劇『海賊』より(Ah! si, ben dite/Si:
de’corsari il fumine)、
3-4) 歌劇『レニャーノの戦い』より(La pia
materna mano/Introduzione)、
5-7) 歌劇『スティッフェリオ』より(Di qua
varcando/Vidi dovunque gemere/Ah! v’appare
in fronte scritto)、
8-10) 歌劇『イル・トロヴァトーレ』より(Ah
si ben mio/L’onda de’suoni mistici/Di quella
pira)、
11) Vi disegno!(歌劇『シモン・ボッカネグラ』より)、
12-14) 歌劇『仮面舞踏会』より(S’avanza
il conte/さあ、言ってくれ/Teco io sto)、
15) Ingemisco(『レクイエム』より)、プッチーニ:16)
冷たい手を(歌劇『ラ・ボエーム』より)、
17-18) 歌劇『蝶々夫人』より(世界中どこでも/さらば愛の家)、
19-20) 歌劇『マノン・レスコー』より
(貴方たち、ブルネット、ブロンドの美人の中で/Presto!
In fila!)、
21-22) 歌劇『トスカ』より(妙なる調和/星は光りぬ)
【演奏】
シルヴィア・シャシュ(5-7)、カティア・リッチャレッリ(9,
10)、ソーナ・ガザリアン(12, 13)(ソプラノ)、
マリア・ヴェヌティ(メッゾ・ソプラノ)(5)、エツィオ・ディ・チェーザレ(5)、トーマス・モーザー(5)、ロビン・レガート(9,
10)、
ウィリアム・マッテウッツィ(19)(テノール)、マッテオ・マヌグェッラ(5,
7)、ウラディミーロ・ガンツァロッリ(5)、
フアン・ポンス(17, 18)、ナターレ・デ・カロリス(20)(バリトン)、クリフォード・グラント(1)、ジョゼ・ヴァン・ダム(11)、
ロバート・ロイド(12, 13)、グウィン・ハウエル(12,
13)、ジョルジュ・タデオ(20)(バス)、
アンブロジアン・シンガーズ(1, 2)、ORF合唱団(3,
4)、
ランベルト・ガルデッリ(1-7)(指揮)ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1,
2)、ORF交響楽団(3-7)、
サー・コリン・デイヴィス(指揮)コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団(8-10,
12-14, 16, 21, 22)、
クラウディオ・アバド(指揮)ミラノ・スカラ座管弦楽団(11)、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(15)、
ジュゼッペ・シノーポリ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(17,
18)、
リッカルド・シャイー(指揮)ボローニャ市立歌劇場管弦楽団(19,
20)
【録音】1975年8月(1, 2)、1980年7月(8-10)、1979年1月(12-14)、2月(16)、1987年4月(17,
18)、1976年7月(21, 22)、
ロンドン、1977年7月(3, 4)、1979年6月(5-7)、1984年1月(15)、ウィーン、1977年1月、ミラノ(11)、1987年6月、ボローニャ(19,
20)/
《CD 20》
1) R.シュトラウス:固く武装せる胸もて(楽劇『ばらの騎士』より)、
2-4) マスネ:歌劇『ウェルテル』より
(ぼくは目覚めているのか/他の男が彼女の夫なのか/春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか)、
5-6) ベルリオーズ:『レリオ、あるいは生への復帰』Op.14bより(第1曲:漁師/第4曲:幸福の歌)、
7-8) ビゼー:歌劇『カルメン』より(お前の投げたこの花は/あなたね!
おれだ!)、
9-11) アレヴィ:歌劇『ユダヤの女』より(Dieu
que ma voix tremblante/ラシェルよ、主の恵みにより/Dieu
m’?claire)、
12-13) サン=サーンス:歌劇『サムソンとデリラ』より(止めよ、兄弟たちよ/ごらんくださいこの惨めさ、ああ!)
【演奏】ジョン・コンステイブル(ピアノ)(5)、アグネス・バルツァ(メッゾ・ソプラノ)(8)、パリ・オペラ座合唱団(8)、
アンブロジアン・オペラ・コーラス(10)、
バイエルン放送合唱団(12-13)、エド・デ・ワールト(指揮)ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団(1)、
サー・コリン・デイヴィス(2-4, 5-6, 12-13)(指揮)コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ・ハウス管弦楽団(2-4)、
ロンドン交響楽団(5-6)、バイエルン放送交響楽団(12-13)、
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(7-8)、
アントニオ・デ・アルメイダ(指揮)フィルハーモニア管弦楽団(9-11)
【録音】
1976年7月、ロッテルダム(1)、1980年2月(2,
3)、7月(5, 6)、1981年(4)、
1989年2月(9-11)、ロンドン、1982年9月、ベルリン(7,
8)、1989年2月、ミュンヘン(12, 13)/
《CD 21》[ホセ・カレーラス―The Living Legend]
ジョン・トランスキーによるオーディオ・ドキュメンタリー
【録音】2023年、ロンドン |
ホセ・カレーラス(テノール) |
豊かなレパートリーで輝きを放つ世界的テノール歌手の魅力を結集 CD21枚組ボックス・セット
●現代最も注目すべきテノール歌手の一人、ホセ・カレーラスのフィリップスのリサイタル録音が初めてまとめて発売されます。
21枚組ボックス・セット。限定盤。
オペラからスペインの歌、ポピュラー・ソングまで17枚のリサイタルCDと、オペラ全曲録音からの抜粋を収録した3枚のCDにジョン・トランスキーによるオーディオ・ドキュメンタリーのCDがセットになっています。
●ホセ・カレーラスは1946年12月5日、スペインのバルセロナで生まれ、早くから音楽の才能を発揮しました。
7歳でバルセロナ音楽院に学び、1970年ベッリーニの『ノルマ』のフラヴィオ役で同地の劇場にデビューしました。そこでソプラノ歌手のモンセラート・カバリエと出会います。
二人はその後生涯の友となり、カバリエはカレーラスの歌のパートナーであり、指導者であり続け、一緒に録音も行いました。
オペラの全曲録音からの抜粋でその二重唱を聴くことができます(CD
17[愛の二重唱])。
表現豊かな響きとしなやかなレガートが特徴のリリック・テノールで、カレーラスはすぐに有名になりましたが、やがて次第に重みのあるドラマティックな役にも進出します。
その一つがプッチーニの『マノン・レスコー』のデ・グリュー役でした。1987年5月から6月にそのオペラを録音中(CD
19で抜粋を聴けます)、カレーラスは重大な病気になってしまいます。
白血病と診断されましたが、治療の結果、奇跡的に回復し、有名な1990年の「3大テノール・コンサート」にパヴァロッティ、ドミンゴ、メータとともに姿を現します。
このセットはカレーラスの幅広く変化に富むレパートリーを称えています。ベルカントとヴェリズモは、ドニゼッティ、ベッリーニ、ヴェルディ、メルカダンテとポンキエッリによるアリアや二重唱に見られます。
彼の出生地に敬意を表したサルスエラ、スペインのアリアとスペインの歌、ベリオによって管弦楽編曲された魅力的なファリャとヴェルディの歌。
ポピュラー音楽では、全曲トスティによる歌のアルバム(CD
4)、ポピュラー・ソングとお気に入りのナポリの歌(CD
2, 8, 11, 12)。
そしてテノール・ソロとの合唱音楽をウィーン少年合唱団と録音したアルバム(CD
10[アヴェ・マリア])とラミレスの『ミサ・クリオージャ』のアルバム(CD
14)。これら17枚のリサイタルCDに加えて、3枚のCDにカレーラスの代名詞的役、ドニゼッティの『ランメルモールのルチア』『愛の妙薬』、ヴェルディの『王国の一日』『仮面舞踏会』『シモン・ボッカネグラ』『イル・トロヴァトーレ』、そしてフランスのレパートリー、マスネの『ウェルテル』、ベルリオーズの『レリオ』、アレヴィの『ユダヤの女』、サン=サーンスの『サムソンとデリラ』などのオペラ全曲録音からの抜粋が収録されています。
指揮者にはヘルベルト・フォン・カラヤン、サー・コリン・デイヴィス、ランベルト・ガルデッリ、ヘスス・ロペス=コボスと偉大な名前が並んでいます。ジョン・トランスキーによるオーディオ・ドキュメンタリー(CD
21)には、トランスキーがカレーラス本人の他、カレーラスと一緒に仕事をし、彼をよく知る人物とも話をしています。
これらの録音のほとんどがリサイタルもオペラ全曲盤も、現在入手不能となっていまので、このセットは、ソプラノ歌手アンジェラ・ゲオルギューが「私が出会った人の中で最も偉大な成功者」と称した、このアーティストの芸術性に再び出会うことのできる絶好の機会です。
オリジナル・ジャケット仕様。
|
<映像>
EURO ARTS(映像)
|
20 55633
(Blu-ray)
\4800
|
名ドキュメンタリー映像
収録:2001年9月、ロッケンハウス、聖ニコラウス教区教会
ギドン・クレーメル/バック・トゥ・バッハ
[コンサート]
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番
BWV.1002
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
BWV.1004
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番
BWV.1006
[ドキュメンタリー]
『バック・トゥ・バッハ』 |
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン) |
クレーメルの名ドキュメンタリー映像『バック・トゥ・バッハ』がブルーレイ&日本語字幕付で再登場!!
収録:2001年9月、ロッケンハウス、聖ニコラウス教区教会
画面:HD1080i、16:9、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、原語:ドイツ語、字幕:独英仏西韓日、132分(コンサート:74分/ドキュメンタリー:58分)
クレーメルの名ドキュメンタリー映像『バック・トゥ・バッハ』がブルーレイ&日本語字幕付で再登場しました!
クレーメルのバッハといえば、まず思い浮かぶのが無伴奏ヴァイオリンのための作品。中でもPHILIPS
盤(1980) とECM 盤(2001,02) の二つの全曲録音は特に有名で、長年に渡って高い評価を獲得してきたPHILIPS
盤、近年の思索的な芸風が如実に反映したECM
盤ともにすでに広範な支持を得ています。
クレーメルはそれ以前にも、ソ連時代の1975年にメロディア・レーベルでパルティータ3曲をレコーディングしており、また、さらに以前、1972年にパルティータ第1番を録音していました。
本作には、ECM 盤収録と同時期に演奏されたパルティータ3曲が収録されており、無伴奏ヴァイオリン作品集の中でもクレーメルが特に好んで取り上げるパルティータを映像付きで楽しむことができます。
この「バック・トゥ・バッハ」、バッハへ帰れと題された映像集は、74分間に及ぶ「3つのパルティータ」の演奏風景と、58分間のドキュメンタリーという二部構成。
四半世紀にわたって演奏会では封印してきた無伴奏作品集へのクレーメルの関わり方が、21世紀に入って大きく変化したことを印象付けてくれます。
ECM へのレコーディングを機に、イタリアを皮切りにコンサートで「3つのパルティータ」を取り上げるようになったクレーメル。
シャープで緊迫感の強かった以前の解釈から、もっと自然な語り口を持った解釈へと変貌を遂げたクレーメルのバッハ観がよく伝わる内容になっています。
|

|