≪第121号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その12 2023/10/24~
10/27(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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APARTE
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ハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管、リストのシリーズ
リスト:「聖人の伝説」集 vol.2
1. 火刑台上のジャンヌ・ダルク S373/1*
2. 火刑台上のジャンヌ・ダルク S.293*
3. 聖チェチーリア S5
4. 聖チェチーリア S343
5. 聖クリストフ S47
6-7. 栄えよポーランド(オラトリオ「聖スタニスラウス」より間奏曲)
8. アヴェ・マリア IV S341
9. エレジー第1番 S130a
10. 詩篇137 S17/2
11. アンジェルス!守護天使への祈り S378/1(ハルモニウム版)
*リスト・アカデミー版による世界初録音 |
イム・スンヘ(ソプラノ)
ソフィア・ヴィニク(メゾ・ソプラノ)
ステファニー・ハウツィール(メゾ・ソプラノ)
トーマス・ハンプソン(バリトン)
シネ・ノミネ合唱団
マルティン・ハーゼルベック(指揮)
ウィーン・アカデミー管弦楽団 |
リスト:「聖人の伝説」集第2弾!
録音:2021, 2022年
ハーゼルベックによる、リストが作曲した「聖人の伝説」集第2弾の登場。vol.1(AP.297)に続いて、歌唱陣にも豪華な顔ぶれをそろえています。
1865年に僧籍に入ったリストは、キリスト教を題材とした作品を多く書くようになります。そして、ほかの作曲家にはあまり例をみませんが、絵画や書物から題
材をとった、聖人にまつわる音楽を多く書いています。
ここでは、「聖人の伝説」として、キリスト教上の様々な聖人にまつわる物語を音楽にした作品をシリーズと
してお届けします。
当盤に収録されているのはいずれもリストの晩年の作品。リストの3つめのオラトリオ「聖スタニスラウス」は未完の作品ですが、もともとリストが独立した器楽
曲としても構想した「間奏曲」は充実したオーケストラ曲となっています。
聖チェチーリアに関する楽曲が2つ収録されていますが、S5のほうは大編成なオーケス
トラ、グレゴリオ聖歌からの引用などが見られる一方、S343
のほうは比較的小編成で瞑想的な空気の作品となり、まったく性格が異なっており興味深いです。
聖 クリストフについてはあまり知られていませんがこれは旅人の聖人で、旅人に力を与えると言われています。
また、タイトルには直接聖人の名が見られない作品も
収録されており、リストの芸術を様々な角度から鑑賞することができます。

旧譜
ハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管、リストのシリーズ
リスト:「聖人の伝説」集 vol.1 |
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ハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管、リストのシリーズ
リスト:「聖人の伝説」集 vol.1
フランツ・リスト(1811-1886):
(1)ストラスブール大聖堂の鐘 S.6
(バリトン、合唱とオーケストラのための)(1874)
(2)カンタンティブス・オルガニス S.7
(アルト、合唱とオーケストラのための)(1879)
(3)2つの伝説 S.354
〔水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ/
小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ〕(1862-3)
(4)聖フランチェスコ S.665(1880)
(5)アッシジの聖フランチェスコの太陽の讃歌
S.4
(バリトン、男声合唱とオーケストラのための(1862年/1879年改訂))
(6)ホザンナ S.677(バス・トロンボーンとオルガンのための)(1862-3) |
トマシュ・コニエチュニ(バリトン)
ステファニー・ハウツィール(メゾ・ソプラノ)
ヴィエネンシス合唱団
アド・リビトゥム合唱団
マルティン・ハーゼルベック(指揮およびオルガン(S.665))
ウィーン・アカデミー管弦楽団 |
リストが描いた聖人にまつわる音物語「聖人の伝説」集
録音:(1)(2)(4)(5)2021年10月9,10日、ウィーン・イエズス会教会 (3)2015年6月5日、リスト・ホール (6)1983年9月22日、ウィーン・コンツェルトハウス
ハーゼルベック指揮、ウィーン・アカデミー管による、リストのシリーズがスタートします。
1865年に僧籍に入ったリストは、キリスト教を題材とした作品を多く書くようになります。そして、ほかの作曲家にはあまり例をみませんが、絵画や書物から題材をとった、聖人にまつわる音楽を多く書いています。
ここでは、「聖人の伝説」として、キリスト教上の様々な聖人にまつわる物語を音楽にした作品をシリーズとしてお届けします。第1弾は、聖チェチリア(2)、ふたりの聖フランチェスコ(《2つの伝説》(3))などが取り上げられています。
リストが交響詩を多く書いたのは1850年でした。1862年頃の《2つの伝説》はピアノ版でも広く知られる作品ですが、ピアノ版とこの管弦楽版、どちらが先に完成したかについては定かになってはいません(ピアノ版とは順序が逆になっています)。
ピアノ版でも既に豊かな情景に満ちた音楽ですが、交響詩などと比べても遜色ないクライマックスの見事な演出など、管弦楽版ならではの魅力に満ちています。「小鳥」の音色を管楽器で奏でたりと、より一層豊かな色彩感をもって、聖フランチェスコが説教するシーンが響きます。
ほかにも、アッシジの聖フランチェスコが自然を讃えた祈り「太陽の讃歌」に基づいた《アッシジの聖フランチェスコの太陽の讃歌》を収録。バリトン・ソロを務めるのはバイロイト音楽祭や東京・春・音楽祭などでもおなじみのトマシュ・コニエチュニ。《ストラスブール大聖堂の鐘》では、まるでワーグナーを思わせる管弦楽と合唱をバックに、力強くもドラマティックな歌声を聴かせます。
演奏会用小品の《ホザンナ》など、演奏機会の少ない作品が収録されております。
ハーゼルベックの指揮が導く音楽が非常にドラマティックにして敬虔な空気に満ちており、教会の荘厳な空気までをも伝えてくれるようです。
ハーゼルベックはオルガン奏者、指揮者として数多くのリリースと受賞を重ねた重鎮。
1985年にピリオド楽器のウィーン・アカデミー管弦楽団を設立し、バロックからロマン派作品まで、ウィーン楽友協会および世界中で演奏会シリーズを重ねました。
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ジョスカン・デ・プレ:不運が私を打ち /
ステファン・マクラウド、リ・アンジェリ・ジュネーヴ
1. ミサ「Malheur me bat(不運が私を打ち)」よりキリエ
2. Douleur me bat(悲しみが私を打ち)
3. ミサ「Malheur me bat(不運が私を打ち)」よりグローリア
4. Nymphes des bois(森の妖精)~オケゲムの死に
5. ミサ「Malheur me bat(不運が私を打ち)」よりクレド
6. 主よ、われをあわれみたまえ
7. ミサ「Malheur me bat(不運が私を打ち)」よりサンクトゥス
8. 千々の悲しみ(Mille regretz)
9. ミサ「Malheur me bat(不運が私を打ち)」よりアニュス・デイ
10. Preter rerum seriem(この世の秩序を超えて) |
リ・アンジェリ・ジュネーヴ(声楽アンサンブル)
ステファン・マクラウド(指揮) |
衝撃の美しさ、ジョスカン・デ・プレの作品を各パート2名による歌唱で
録音:2023年1月、スイス
ジョスカンは15-16世紀を代表する作曲家であり、世俗曲と宗教曲の両方でヨーロッパ中に名を馳せました。
これは、世俗曲と宗教曲を交互にプログラムした
1枚です。
どちらにも共通しているのは、ジョスカンの多声音楽作曲の天賦の才に満ちていること。
さらに、ひとつの作品(「Preter rerum seriem(この世の秩
序を超えて)」)を除いてすべてフリギア旋法(あるいはホ調)のものであることも、ディスクに一貫性をもたらしています。
声楽アンサンブル「リ・アンジェリ・ジュ
ネーヴ」はここで、各パート2名という編成で、研ぎ澄まされた美しさの演奏を展開しています。指揮のマクラウドはバス・パートを歌いながらの指揮。
ジョスカン の音楽の深く感動的な面が存分に引き出されており、聴き手は、親密かつ瞑想的な静謐の世界にどっぷり浸かることができます。
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CLAVES
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50 3062
(3CD)
\8700
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スペインのパブロ・デ・ナヴェラン
J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(全曲)
CD1
第1番 ト長調BWV1007
第2番 ニ短調BWV1008
CD2
第3番 ハ長調BWV1009
第4番 変ホ長調BWV1010
CD3
第5番 ハ短調BWV1011
第6番 ニ長調BWV1012 |
パブロ・デ・ナヴェラン
(チェロ/
カルロ・アントニオ・テストーレ製作
(1723年)) |
スペインのパブロ・デ・ナヴェランがバッハの無伴奏チェロ組曲を録音!テストーレの銘器でしなやかな音色で奏でる!
セッション録音:2021年9月/ペロワ教会(スイス)/DDD、ディジパック仕様、CD1:
47'02、CD2: 54'49、CD3: 64'13
パブロ・デ・ナヴェランがバッハの無伴奏チェロ組曲全曲を録音しました!1975年、スペインのビルバオ生まれのナヴェラン。
11歳でミハイ・ベセドフスキにチェ ロを師事。その後17歳でスイス、グシュタードの国際メニューイン音楽アカデミーに入学し、ユーディ・メニューイン、アルベルト・リジー、ラドゥ・アルドゥレスクに
師事。そして、パリ国立高等音楽院でフィリップ・ミュレールに師事し、最優秀の成績でディプロマを取得しています。
これまでにガスパール・カサド国際チェロ・コ
ンクール、若い音楽家のためのスペイン室内楽コンクールなど、国内外のコンクールで数々の賞を受賞。現在はソリストとして活躍する傍ら、母校国際メニューイン
音楽アカデミーで後進の育成にも力を注いでいます。
一音一音たっぷりと奏でるナヴェランのバッハ。イタリアのカルロ・アントニオ・テストーレが1723年に製作したチェロを存分に鳴らしながら、聴き手をバッハの無伴奏の世界へと連れていきます。
力強さとしなやかさを併せ持った銘器で奏でるナヴェランのバッハ。圧巻の仕上がりです。
※ブックレットは付属しておりません。

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LA DOLCE VOLTA
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グザヴィエ・フィリップス(チェロ)
ここでもティベルギアン登場
フォーレ:チェロとピアノの作品集
1-3. チェロ·ソナタ第1番 ニ短調 作品109
[18:57]
4. エレジー ハ短調 作品24 [6:48]
5. セレナード 作品98 [3:03]
6. シシリエンヌ作品78 [3:31]
7. 子守歌 作品16 [3:29]
8. ロマンス 作品69 [3:30]
9. 蝶々作品77 [2:46]
10-12. チェロ·ソナタ第2番ト短調
作品117 [16:47]
13. 夢のあとに 作品7-1(編曲:パブロ·カザルス)[2:58] |
グザヴィエ・フィリップス(チェロ)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ) |
グザヴィエ・フィリップスとセドリック・ティベルギアン、ふたりのフランスの名手によるフォーレに対する熱い思いが迸る1枚
録音:2023年1月2-4日、メス音楽都市(シテ・ミュジカル=メス)/輸入盤、日本語帯・解説付
セドリック・ティベルギアンとグザヴィエ・フィリップス、活躍するふたりによるフォーレ作品集というぜいたくな1枚の登場。
二人の出会いは、お互いの子供が 同じ学校に通っていたこところからといいます。フィリップスが一人の作曲家にしぼったディスクを作ろうと考えていた時にティベルギアンとフォーレについて話す
ことがあり、フォーレに決まったといいます。
チェロの世界以外ではそこまで有名とはいえないかもしれない二つのソナタを中心に、フォーレ作品の深海にまでもぐ
りこんだような1 枚となっています。
フィリップスは幼いころから身近にフォーレの音楽がありました。ティベルギアンは11歳の時に初めて弾いたフォーレの舟歌
第4番を鮮明に覚えていて、さらに新型コロナ・ウィルス感染拡大中の頃は、ベートーヴェンのディアベッリ変奏曲とフォーレの夜想曲集をいつも弾いていたそうで、
フォーレは重要な存在といいます。
スケールが大きく息の長い旋律とたたみかけるようなリズムがおりなすフォーレの世界を、フィリップスとティベルギアンはやわ
らかくも熱い集中で手中に収めています。聴きごたえ満点のフォーレ作品集です。
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NATIONAL SYMPHONY ORCHESTRA
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NSO 0007
(SACD HYBRID)
\3000 →\2790
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ジャナンドレア・ノセダ(指揮)&ワシントン・ナショナル交響
ジョージ・ウォーカー:5つのシンフォニア
シンフォニア第1 番 (1984, 1996改訂)
(フロム財団委嘱)
シンフォニア第2 番 (1990)
(クーセヴィツキー財団委嘱)
シンフォニア第3 番 (2002)
シンフォニア第4 番 “Strands(糸)” (2011)
(ナショナル交響楽団ほか共同委嘱)
シンフォニア第5 番 “Visions” (2016) |
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
ワシントン・ナショナル交響楽団
第3番
アーロン・ゴールドマン(フルート)
第5番
シャナ・オシロ(S)、
デ・マルクス・ボルズ(T)、
ダニエル・J・スミス(バス・バリトン)、
V・サヴォイ・マクイルヴァン(バス・バリトン) |
ジョージ・ウォーカー生誕100年記念、5つのシンフォニア、ノセダの歌に満ちた指揮、NSOの繊細な響きの弦と華麗な管楽器セクションが冴え渡る
録音:[第1番]2022年1月13,15,16日/[第2番]2023年5月24,25日/[第3番]2023年6月1,2,3日/[第4番]2022年1月27,28,29日/[第5番]2023年5月12,13日/65:17
2022年1月から、NSOとノセダは生誕100年となる黒人作曲家ジョージ・ウォーカーの5つのシンフォニア全曲を演奏会で取り上げ、録音してきました。
デジタルでは曲ごとに配信されておりましたが、フィジイカルではこのディスクで一挙に登場となります。
ジョージ・ウォーカーは、1996年に音楽家として初めてピューリッツァー賞(音楽部門)を受賞した、アメリカを代表する作曲家。
1922年、ジャマイカからの 移民で医師であった父と、アメリカの政府の印刷局で働いてウォーカーの才能を早くから認めた母のもとに生まれました。
オバーリンでピアノを学んだのち、カー ティス音楽院でピアノと作曲を学び、1945年、同音楽院初の黒人の卒業生となりました。1984年から2016年の間に生涯で5作となるシンフォニアを作曲し
ています。
第1番は穏やかで抒情的な部分とエネルギッシュの対比が印象的な2楽章からなる作品。第2番はギターも登場する華やかな作品。
第3番は急- 緩- 急の3楽 章から成り、ウォーカーが最も充実していた時期の作品で、非常にクリアで切れ味の鋭い和声が冴え渡った作品です。
第4番はウォーカー90歳を記念してNSOは じめシンシナティなどの複数のオーケストラが共同で委嘱したもので、讃美歌の引用をしながらそれぞれのリズムを分解して融合させ、最後はエネルギーに満ちて
終わります。
第5番は2015年の6月27日に起きた、白人至上主義者の21歳の若者がアフリカ系アメリカ人を9人射殺するという世界に衝撃を与えたニュース
にショックを受けて書かれました。
終止緊張感に満ちたリズムや音階で、ピアノも登場(ウォーカーもコンサート・ピアニストとしてキャリアをスタートさせたことを
思い出させます)。
時折現れる歌唱陣は時に聖歌を、時に奴隷制を思わせるテキストを歌ったり語ります。最後は静かに断絶するように終わります。
怒りに満ちた 作品であるとともに聴き手に様々なことを考えさせる作品であります。

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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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BIDDULPH RECORDINGS
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ヨーゼフ・シゲティ USCリサイタル(1957)
1957年、シゲティ65歳のライヴが初CD化
~シゲティの肉声によるミニ・トーク付き
1. シゲティのコメント
アルテュール・オネゲル(1892-1955):
2-4. ヴァイオリン・ソナタ 第1番(1916-18)
5. シゲティのコメント
セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):
6-8. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調
Op. 115(1947)
9. シゲティのコメント
チャールズ・アイヴズ(1874–1954):
10-12. ヴァイオリン・ソナタ 第4番「キャンプ・ミーティングの子供の日」(1911–16)
13. シゲティのコメント
モーリス・ラヴェル(1875-1937):
14-16. ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ト長調(1927) |
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
カルロ・ブソッティ(ピアノ)・・・2-4、10-12、14-16 |
復刻プロデューサー:Eric Wen
マスタリング:Dennis Patterson
録音:1957年1月13日 アメリカ、 南カリフォルニア大学ハンコック・オーディトリアム(ライヴ)
ナレーションのみ:1966年1月25日 スイス、ラジオ・ローザンヌ すべてMONO

【シゲティ得意のレパートリーによる1957年のライヴが初CD化。シゲティの肉声によるミニ・トーク付き!】
卓越した知性と教養に裏付けられた演奏・解釈によって音楽ファンのみならず後続世代のヴァイオリニストたちからも深い敬意を集めたヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)。古典派やロマン派の作品において金字塔的な録音の数々を遺したシゲティですが、コンサートのプログラムが定番名曲に偏ること、聴衆が知っている曲しか聴かなくなる傾向を憂慮しており、1950年代半ばには「20世紀の傑作11曲」という3日分のシリーズ・コンサートを各地で行っていました。
ここに収録されたのはその3日目のプログラムです。
いずれもシゲティが好んで弾いた曲で正規録音もあり、ここでは共演者のブソッティと共に盤石の解釈とライヴの感興が相まった演奏を披露しています。
このコンサートの録音は後に、シゲティと同じブダペストに生まれたフレデリック・マロース(Frederick
Maroth, 1929-2013)の手に渡ります。
マロースは1960年代半ばに「演奏家の芸術
The Art of the Performer」というラジオ番組を持ち、最盛期には米国内だけでも150余りの局で放送され、さらにカナダやヨーロッパにも放送されていました。
この録音を番組で放送しようと考えたマロースは、交流のあったシゲティに解説コメントを依頼。シゲティはこれを快諾してローザンヌの放送局のスタジオで収録したコメントをマロースに送り、ここに聴く形で放送されたのでした。
Biddulphはこのラジオ番組のテープをCDに復刻。シゲティのコメントは英語で、1分余り(オネゲル)から4分余り(ラヴェル)と曲によって長さは異なりますが、作曲家の思い出や楽曲解釈の一端が明かされており、大変貴重な復刻と言えるでしょう。
※参考情報
・ちなみにシゲティが「20世紀の傑作11曲」シリーズでシゲティがとりあげた作曲家は、ここに収録された4人に加えバルトーク、ブロッホ、ブゾーニ、ドビュッシー、ヒンデミット、ウェーベルン、ヴォーン・ウィリアムズ。
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SPECTRUM SOUND
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不思議な取り合わせですが
ダヴィド・オイストラフ&シルヴィア・マルコヴィチ
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ライヴ・レコーディングス・イン・パリ
(1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
Op.77
(2)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
Op.47 |
(1)ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
フランス国営放送フィルハーモニー管弦楽団、
ピエール・デルヴォー(指揮)
(2)シルヴィア・マルコヴィチ(ヴァイオリン)
フランス放送新フィルハーモニー管弦楽団、
ジルベール・アミ(指揮) |
フランス国立視聴覚研究所(INA)提供音源、オイストラフのブラームス(1961年3月)、マルコヴィチのシベリウス(1977年10月)を正規初CD化!
ライヴ録音:
(1)1961年3月21日/サル・プレイエル(パリ)【ステレオ】
(2)1977年10月6日/メゾン・ド・ラジオ・フランス、104スタジオ内大ホール(パリ)【ステレオ】
音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz
digital restoration and remastering from
the original master tapes)
スペクトラム・サウンド好評のフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源を用いた復刻シリーズ。
期待の新譜はダヴィド・オイストラフのブラームスのヴァイオ
リン協奏曲(1961年3月21日/パリ)とシルヴィア・マルコヴィチのシベリウスのヴァイオリン協奏曲(1977年10月6日/パリ)、ともにステレオの正規初
CD化です!
巨匠オイストラフが最も得意としたブラームス。数多くの録音同様、当ライヴでも非常に細かいヴィブラートとテヌートを多用し、これぞ「ヴァイオリンの美」といえる音色で奏でております。
ルーマニアを代表するヴァイオリニスト、シルヴィア・マルコヴィチ。10代後半でロン=ティボー国際コンクール最高位(1位なしの2位)、ジョルジェ・エネスク
国際コンクール優勝し、一躍世界から注目される存在となりました。
当ライヴはマルコヴィチ20 代半ばの演奏。作曲家としても有名なジルベール・アミ指揮、フラ
ンス放送新フィルハーモニー管弦楽団との共演です。
シベリウスは彼女が最も得意としたレパートリーで、1987年にネーメ・ヤルヴィ指揮、エーテボリ交響楽団で
録音しておりBIS レーベルからリリースされています(BIS-372)。
マルコヴィチの魅力といえる一音一音クリアで艶やかな音色。シベリウスの雄大な世界を彼女
の演奏で存分に酔いしれることができます。
演奏キャリアに対し録音が極端に少ないマルコヴィチだけに当初出音源は非常に貴重。ファン狂喜のリリースです!
※日本語帯・解説は付きません。
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VOX
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ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1&4番、パガニーニ狂詩曲
1-3. ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op. 1(1890-91/1919改訂)
4-6. ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op. 40(1926/1941改訂)
7-32. パガニーニの主題による狂詩曲 Op.
43(1934) |
アビー・サイモン(ピアノ)
セントルイス交響楽団
レナード・スラットキン(指揮) |
【録音】1977年9月30日(第1番)、1977年10月1日(第4番)、1976年8月13日(パガニーニ狂詩曲) ミズーリ州セントルイス、パウエル・ホール
総収録時間:73分
ニューヨーク生まれのアピー・サイモン(1920-2019)は、3歳の時にラジオで聴いた音楽をピアノで完璧に再現できたといいます。
ヨーゼフ・ホフマンに師事し、ラフマニノフやプロコフィエフなどヴィルトゥオーゾ・ピアニストでもあった作曲家の作品に強い親近感を持っていました。
超絶技巧を持ちながらもそれを前面に出すことをせず、うつろいやすい繊細な詩情を漂わせた演奏を持ち味とした彼を、辛口評論家として知られたハロルド・ショーンバーグは「スーパーヴィルトゥオーゾ」と絶賛しました。
スラットキン&セントルイス響と共演したラフマニノフのピアノ協奏曲全集はサイモンの最良の遺産と言ってよいでしょう。
既にAudiophile Editionでリリースされている第2番&第3番(VOXNX3014CD)では旧盤に比べてピアノもオーケストラも硬さが取れ、高域は輝かしく抜けが良く、低域は一層の重量感と歯切れよさも加わり、音場全体も立体感が増して、かなり大きな音質改善が見られました。
今作でも同様の効果が期待されます。
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ラフマニノフ:合唱交響曲「鐘」他
セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)
1-4. 合唱交響曲「鐘」 Op. 35 (1913)・・・英語歌唱
5. カンタータ「春」 Op. 20 (1902)
6-8. 3つのロシアの歌 Op. 41 (1926)
6. 第1曲 小川を渡って
7. 第2曲 ああ、ワーニカよ
8. 第3曲 私の白粉よ、頬紅よ |
マリアンナ・クリストス(ソプラノ)・・・2
ウォルター・プランテ(テノール)・・・1
アーノルド・ヴォケタイティス(バス・バリトン)・・・4&5
セントルイス交響楽団&合唱団
レナード・スラットキン(指揮) |
録音:1980年10月 ミズーリ州セントルイス、パウエル・ホール
総収録時間:64分
スラットキンとセントルイス響がVOXに録音したラフマニノフの管弦楽作品全集(LP4枚組)から、合唱の加わる作品を集めた1枚。
オリジナル・マスターから 24bit/192kHzでリマスターしたAudiophile
Editionの1枚です。「鐘」はグラミー賞の「Best
Choral Performance=最優秀合唱」部門にノミネート
された名演奏で、合唱にも管弦楽にも厚みがありながら濁らず清澄なサウンドを聴かせる点が特徴。
広々として澄んだ音場にオーケストラ、合唱、ソロが距
離感をもって展開、ソロは不自然にクローズアップされることも合唱に埋もれることもなく、Elite
Recordingsならではの巧みな録音に唸らされます。
旧盤 CDでも録音の優秀さは伝わりますが、新リマスターにより音の硬さが取れて、特に高域に抜けの良さと柔らかさが加わり、名録音の真価を楽しめます。
ブックレットには歌詞と英訳が掲載されています(1-4は英語歌詞のみ)。
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<メジャー・レーベル>
<国内盤>
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TOBU
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TBRCD 0142/45
(4CD)
\3850
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秋山和慶(指揮)&広島交響楽団
チャイコフスキー名演集 ~3大交響曲&管弦楽作品集
CD1
(1)交響曲第4番
(2)『白鳥の湖』抜粋
CD2
(3)交響曲第5番
(4)『エフゲニー・オネーギン』よりポロネーズ
(5)幻想序曲『ロミオとジュリエット』
CD3
(6)交響曲第6番『悲愴』
(7)フランチェスカ・ダ・リミニ
(8)『モーツァルティアーナ』より祈り
CD4
(9)弦楽セレナーデ
(10)フィレンツェの想い出
(11)デンマーク国家による祝典序曲 |
秋山和慶(指揮)
広島交響楽団 |
巨匠秋山和慶の高雅なチャイコフスキー!終身名誉指揮者を務める広島交響楽団との結実!
録音:
(1)2012年2月17日アステールプラザ大ホール(ディスカバリー・シリーズ「ロマン派の旅路19~世紀を彩った作曲家」IV)
(2)2011年9月16日アステールプラザ大ホール(ディスカバリー・シリーズ「ロマン派の旅路19~世紀を彩った作曲家」III)
(3)2012年1月7日広島市文化交流会館(YMFGもみじニューイヤーコンサート)
(4)(5)¥2012年4月10日広島市文化交流会館(第318回定期演奏会)
(6)2003年8月6日広島国際会議場フェニックスホール(平和の夕べコンサート)
(7)(8)2013年1月18日広島市文化交流会館(第325回定期演奏会)
(9)(11)2016年4月17日広島市文化交流会館(第359回定期演奏会)
(10)2013年2月28日アステールプラザ大ホール(ディスカバリー・シリーズ「音楽の街を訪ねて」4)
※典雅と品格、端正を極めた巨匠秋山のチャイコフスキー
今、円熟の境地にある巨匠、秋山和慶のチャイコフスキー。固い友情で結ばれた広島交響楽団とのヒューマンな名演集である。チャイコフスキーを音楽の暴力として表現する方法はたやすい。そんな手法に秋山は目もくれずに丁寧な刺繍のように旋律美を丹念に清潔に紡いでゆく。
交響曲第4番の静寂が放射するパワー。交響曲第5番における甘いドラマを禁じたストイックなまでのスタイルが自らを律する芸術家の厳しさを象徴している。『悲愴』では血の通ったドラマが展開して心に染み渡る。
特筆したいのは「フィレンツェの思い出」の弦楽合奏版で、オーケストラでは滅多に演奏されないという希少性だけでなく、交響曲にも匹敵する対位法のお手本のような、見事な表現である。
いわゆる聴いていて腑に落ちる、納得の演奏とはこういう演奏のことを言うのだろう。
珍しい「デンマーク国家による祝典序曲」が収録されているのも有難く、こういう秘曲までも衒うことなく、阿ることもなく只管誠実に語り掛けてくれる秋山和慶には自然と頭が下がってくる。
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SONARE
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これまで数多くのプロオーケストラの客演コンサートマスターを務めてきた
深山尚久ヴァイオリン・リサイタル
(1)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第1番
イ短調 遺作
(2)プーランク:
ヴァイオリン・ソナタ FP119「ガルシア・ロルカの思い出に」
(3)イザイ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調「バラード」Op.27-3
(4)ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
(5)スコリク:メロディー
(6)リセンコ:ウクライナへの祈り |
深山尚久(ヴァイオリン)
橘高昌男(ピアノ) |
この上なく美しいヴァイオリンの音色。名手、深山尚久がフランス、ベルギー、ウクライナの作品を歌い上げる!
セッション録音:2023年6月7&8日/五反田文化センター
音楽ホール/DDD、79'03、国内製作・日本語帯・解説付【解説:片桐卓也】
名手、深山尚久がラヴェル、プーランクのヴァイオリン・ソナタを主軸としたアルバムをリリース!
深山は東京藝術大学を卒業後、同大学院在学中に東京フィルハー
モニー交響楽団のコンサ-トマスタ-に就任に一躍注目され、以来、新星日本交響楽団、札幌交響楽団、広島交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、東京交
響楽団、静岡交響楽団のコンサ-トマスタ-を歴任しています。
現在はソロ活動の傍ら、後進の育成にも貢献し、日本音楽コンクールをはじめとする著名なコンクー
ルに審査員として招かれています。
近年、演奏機会が増えているラヴェル若書きの遺作のソナタ。ラヴェルらしさが随所にあらわれた美しい作品です。
20世紀フランスを代表するプーランクのソナ
タ。ヴァイオリンのピツィカートがドキっとする冒頭。その後も目まぐるしく展開していきますが、思わず涙が出てしまうほど美しい旋律に心打たれてしまいます。
ベルギー生まれのイザイの無伴奏の難曲「バラード」とルクーの美しいヴァイオリン・ソナタも深山は情感豊かな演奏を披露。そしてウクライナの作曲家スコリク
とリセンコの小品で平和への思いを奏でます。
抜群のテクニックと豊かな表現で魅了するピアノの橘高昌男とともにフランス、ベルギー、ウクライナの作品を歌い上
げます。
「演奏の奥に流れるフランス音楽への愛、作品の細部にわたって音色やダイナミクスへの配慮が行き届いており、あらためて演奏された作品への愛を強く感じた」(片桐卓也 ライナーノーツより)
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10/26(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
HORTUS
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メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ Op.65(全6曲)
(1)第1番 ヘ短調 Op.65-1
(2)第2番 ハ短調 Op.65-2
(3)第3番 イ長調 Op.65-3
(4)第4番 変ロ長調 Op.65-4
(5)第5番 ニ長調Op.65-5
(6)第6番 ニ短調 Op.65-6 |
ニコラ・ビュシェ
(オルガン/
カヴァイエ=コル、1855年製作) |
フランスの名手ニコラ・ビュシェが、サントメール大聖堂に据え付けられたカヴァイエ=コルの銘器でメンデルスゾーンのオルガン・ソナタを演奏!
セッション録音:2022年/サントメール大聖堂(フランス)/DDD、ディジパック仕様、76'36
フランスのオルガンの名手ニコラ・ビュシェがオルガンビルダー、カヴァイエ=コル製作による歴史的銘器でメンデルスゾーンの6つのオルガン・ソナタを録音しました。
J.S.バッハが1727年から1732年にかけて作曲したオルガンのための6つのトリオ・ソナタは、現在もすべてのオルガニストの礎となっています。
バッハが作 曲してからおよそ100年後、メンデルスゾーンは6つのオルガン・ソナタを作曲しました。
自身が「オルガン学校のようなもの」と出版社に書いたように非常に高
度な技術と集中力を要し、オルガニストにとって「勉強」の意味合いがありますが、芸術的にもオルガンの傑作であることは言うまでもありません。
詩的で色彩的な 音色が魅力のカヴァイエ=コルの銘器で、ビュシェが堂々たる演奏を披露しております。
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KLARTHE
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KLA 116
(2CD+
ボーナスDVD[PAL])
\5900
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パトリック・ブルガンが名作
「ピーター・パン」をオペラ化!
パトリック・ブルガン(1960-):歌劇
「ピーター・パンまたはウェンディ・
モイラー・アンジェラ・ダーリングの実話」
(原作:ジェームズ・マシュー・バリー) |
ポーリン・ラザイレス(ウェンディ、少女/ソプラノ)
アナイス・ゴンザレス
(タイガー・リリー/メゾ・ソプラノ)
マチュー・ルルー(ピーター・パン/テノール)
マリー=クリスティーヌ・バロー
(マリー・ウェンディ/ナレーター)
ガエル・ル・ロワ
(ダーリング夫人、ブリキの妖精/ソプラノ)
マルク・バラール
(ダーリング氏、フック船長/バリトン)
フランソワ・ピオリノ
(ナニータ、シムーン/テノール)
エリック・フルーロン(海賊/バリトン)、ほか
ソット・ヴォーチェ児童合唱団
シャトレ座管弦楽団&同合唱団
クレール・ジボー(指揮) |
言葉から歌へ、現実から空想へ。作曲家パトリック・ブルガンが名作「ピーター・パン」をオペラ化!
ライヴ録音:2006年5月20日~6月1日/ジンガロ劇場(フランス)/DDD、ディジパック仕様
『ピーター・パン』の物語はウォルト・ディズニーのアニメで誰もが知っている名作ですが、イギリスの童話作家ジェームズ・マシュー・バリー(1860-1937)
の原作ではリアルに「生と死」を描いています。
合唱作品を数多く出かけるパトリック・ブルガン(1960-)がこの作品をオペラにしました。
ブルガンは早すぎる 死を迎えた弟があの世でウェンディ・モイラー・アンジェラ・ダーリングと一緒になるという演出にし、ドラマティックなオペラに仕上げております。
台詞はフランス 語で、ブックレットには英語・フランス語の歌詞もついております。
またボーナスDVD(PAL方式)は同作品全編の映像を収録しておりますが日本製のDVDプレーヤーでは再生ができませんのでご了承ください。
仏ディアパソン・ドー ル「音叉4」受賞ディスク。
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MIRARE
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カプリス
(1)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
(2)J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992
(3)ブラームス:カプリッチョ嬰ヘ短調Op.76の1
(4)同:パガニーニの主題による変奏曲第1集Op.35
(5)レイナルド・アーン:ミニュミネク
(6)フォーレ:ヴァルス・カプリス第2番変ニ長調Op.38
(7)モーリス・オアナ:カプリス第1番「埋めて黙れ」
(8)アルカン:イソップの饗宴Op.39の12 |
ナタナエル・グーアン(ピアノ)
アレクサンダル・マルコヴィチ(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア(1) |
カプリスに込めた作曲家たちの思いと創意をグーアンが魅力的に再現
録音:2022年12月20-21日/ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)(1)、10月24-27日/シテ・ド・ソレーズ(2)-(8)/ディジパック仕様、79'44"
カプリス(カプリッチョ、奇想曲)は「気まぐれ」を意味し、自由な形式の楽曲を指します。それゆえか古今の作曲家たちは魅力的なものを残しました。ナタナエル・グーアンはピアノのために書かれた「カプリス」およびそこから派生した作品を集めたコンセプト・アルバムを実現させました。
ナタナエル・グーアンは1988 年生まれのピアニスト。パリ音楽院やジュリアードでピレシュ、ペヌティエ、バシキーロフらに師事しました。ラ・フォルジュルネ音楽祭をはじめ今年(2023年)3月にも来日公演を行っています。技巧派で、リストやビゼーなどのディスクは高い評価を受けました。
アルバムの約3分の1を占めるのがラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」で、アレクサンダル・マルコヴィチ指揮シンフォニア・ヴァルソヴィアと共演。
タイトルはラプソディながらパガニーニの「カプリス第24
番」を主題に用いていることで納得。余裕の技巧と鳴り響くピアノで美旋律を堪能させてくれます。録音の良さも注目です。
残りはピアノ独奏で独仏作品が並びます。J.S.バッハの1700年代初頭の作「最愛の兄の旅立ちにあたって」からモーリス・オアナの1944年頃の「「埋めて
黙れ」まで250年近いカプリスの変遷を俯瞰できるのも興味津々。
ここでもブラームスがパガニーニの「カプリス第24番」を主題に用いた名変奏曲が採りあげら
れています。またアルカンの超絶的難曲「短調による12の練習曲」の終曲「イソップの饗宴」にも挑戦。唖然とする指回りと鍵盤上の跳躍を披露しています。
注目はレイナルド・アーンの未出版作品「ミニュミネク」。グーアンによればロワイヨモン修道院所蔵の草稿(1944年にアウシュヴィッツ収容所で殺されたピアニ
スト、フランソワ・ラングのコレクション)の校訂を依頼されて知ったとのこと。
曲自体は世界初録音でなく、LP 時代にジャン・ドワイヤンが「3つの練習曲」の3番目として録音していました。
どこかスペイン色を帯びた情熱的な曲で、アーンのピアノ曲中でもとりわけ魅力的な一篇といえます。
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ALTO
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グレインジャー:戦士たち&管弦楽作品集
戦士たち(世界初デジタル録音)
ビューティフル・フレッシュ・フラワー
ヒル=ソング第1番(世界初録音)
デリー地方のアイルランド民謡
ヒル=ソング第2番(世界初録音)
Colleen Dhas(世界初録音)
デンマーク民謡組曲 |
ジェフリー・サイモン(指揮)
メルボルン交響楽団 |
オーストラリアを代表する作曲家グレインジャー!
初出時世界初録音となった作品も収めたグレインジャーの管弦楽作品集。
指揮者のジェフリー・サイモンは様々な編曲作品・レア作品を録音してきたことで知られているオーストラリア出身指揮者です。
母国のメルボルン交響楽団を率いてオーストラリアを代表する作曲家グレインジャーの珍しい作品を収めている貴重な一枚です。
※録音:1989年
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サクソフォン協奏曲&四重奏曲集
グラズノフ:アルト・サクソフォン協奏曲
Op.109
ヴィラ=ロボス:
ソプラノ・サクソフォン、3本のホルンと弦楽のためのファンタジア
マルタン:テナー・サクソフォンとオーケストラのためのバラード
ジャン・リヴィエ:アルト・サクソフォンとトランペット協奏曲
グラズノフ: Canzona Variee(四重奏曲 変ロ長調
Op.109より)
フランセ:小四重奏曲
ニコラウス・ショイブレ:デューク・エリントン・メドレー |
デトレフ・ベンスマン(サクソフォン)
デイヴィッド・シャローン(指揮)
ベルリンRIASシンフォニエッタ
ベルリン・サクソフォン四重奏団 |
ベルリン・サクソフォン四重奏団のメンバーでもあるデトレフ・ベンスマンのサクソフォン協奏曲&四重奏曲集。
ソプラノやアルトなど作品に合わせて持ち替えを行いながら見事なソロと、四重奏曲では息の合った演奏を繰り広げており、グラズノフを中心として様々な作曲家の作品を収録しています。
※録音:1984年、1991年
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ヒルデガルド・フォン・ビンゲンの賛美歌集
Hodie Aperuit - Antiphon/O Gloriosissimi
Lux - Antiphon/
O Viridissima Virga - Sequence/
Caritas Habundat in Omnia - Antiphon/
O Ignis Spiritus Paracliti - Sequence/
O Tu Illustrata – Antiphon - instrumental/
O Lucidissima Apostolorum Turba - Responsory/
O Eterne Deus - Antiphon/アヴェ・マリア
- Responsory/
Deus enim rorem - instrumental/
Vos Flores Rosarum - Responsory/
Cum Erubuerint - Antiphon - instrumental/
Ave Generosa - Hymn/O Ecclesia - Sequence |
ローザ・ラモロー(ソプラノ)
ヘスペラス |
特にJ.S.バッハの歌唱で知られるアメリカのソプラノ歌手ローザ・ラモローによるヒルデガルド・フォン・ビンゲンの賛美歌集。
初出時には英グラモフォン誌「エディターズ・チョイス」を獲得した優秀録音です。
※録音:1998年
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ジェローム・モロス:交響曲第1番
ジェローム・モロス:
交響曲第1番
最後の審判
オーケストラのためのワルツによる変奏曲
Biguine
オーケストラのための壮大な物語 |
ジョアン・ファレッタ(指揮)
ロンドン交響楽団 |
アメリカの作曲家ジェローム・モロスの作品集。
彼は映画音楽作曲家としてもよく知られており《大いなる西部》はアカデミー賞にノミネートされました。
このアルバムでは《交響曲第1番》をメインとして彼のクラシック作品もお聴き頂けます。
※録音:1993年
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DUX
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ヒンデミット:ルードゥス・トナリス
《対位法、調性およびピアノ奏法の研究》
ヒンデミット:ルードゥス・トナリス
J.S.バッハ:フランス組曲 第2番 ハ短調
BWV813より
サラバンド(ボーナス・トラック) |
アグニェシュカ・パナシウク(ピアノ) |
バッハの作風と20世紀のスタイルを融合、ヒンデミットのピアノ芸術!
スタニスワフ・モニューシュコ音楽院でポポヴァ=ズィドロンに、ロンドンの王立音楽アカデミーでは、マイケル・ドゥセク、イアン・レディンガムに師事し、2005年のディーリアスコンクールのファイナリストに選ばれたアグニェシュカ・パナシウク。
本アルバムでは、ヒンデミットがアメリカ滞在時に作曲されたルードゥス・トナリス(音の遊びの意)を取り上げています。
この作品は、バッハの『平均律クラヴィーア曲集』の作風にヒンデミットによる20世紀のスタイルが融合。
初演されて以来、多くの演奏家の興味をそそり、インスピレーションを与えてきました。
パナシウクの解釈には、バッハからのインスピレーションがはっきりと感じられ、ボーナス・トラックとして、フランス組曲のサラバンドが参考曲として収録されています。
※録音:2022年12月8日(ポーランド)
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献呈 ~ チェロとピアノのための作品集Vol.3
マチェイ・ジムカ(b.1989):鏡もて見るごとく
マチェイ・ジエリンスキ(b.1971):3つの夢と子守歌
クシェシミル・デンプスキ(b.1953):ピアノチェロ!
マテウシュ・ビエン(b.1968):風ー私はそれが踊るのを見た
トマシュ・J. オパウカ(b.1983):グリッチ
マルセル・フィジンスキ(b.1971):9/11エレジー |
クラクフ・デュオ |
2015年から2022年にかけて初演されたクラクフ・デュオに捧げられた6曲のコンピレーション・アルバム。
ロマン派の旋律に基づくハーモニーなど、過去に立ち返った部分も多いですが、より現代的な響きもあり、ポーランドの才能ある作曲家たちの作品を通して、21世紀の室内楽の傾向の全体像を描き出しています。
チェロとピアノの表現力、叙情性とヴィルトゥオーゾとしての可能性、そして何よりも、20年以上にわたりステージに立ち続けてきたこのデュオの演奏芸術性がこれら作品の魅力を十分に引き出しています。
※録音:2023年(ポーランド)
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グジェゴシュ・オルキエヴィチ・プレイズ・バロック・フルート・ソナタズ
ヘンデル:
ソナタ第2番ト短調 Op.1 HWV360
ソナタ第1番ホ短調 Op.1 HWV359b
J.S.バッハ:
ソナタ第1番ハ長調 BWV1033
ソナタ第2番ホ短調 BWV1034
テレマン:ソナタロ短調 TWV41:h4 |
グジェゴシュ・オルキエヴィチ(フルート)
アンジェイ・バウアー(チェロ)
ヴァルデマル・マリツキ(ハープシコード) |
ソリスト、そして、室内楽奏者としても多才で、非常に豊富なレパートリーを持つポーランドの傑出したフルート奏者、グジェゴシュ・オルキエヴィチ。
本アルバムは、1983年から84年にかけてポーランド放送のために録音されたバッハ、ヘンデル、テレマンという3人のバロックの巨匠によるフルート・ソナタのアーカイブ音源です。
オルキエヴィチは、チェリストのアンジェイ・バウアー、ピアニストのヴァルデマル・マリツキ(今回はハープシコード)と共に1982年から88年にかけてポーランド・トリオを結成し、数多くのコンサートを行い、多くのアーカイヴ録音を残しています。
本アルバムでは、バロックの巨匠達が、フルート・ソナタにどのようなアプローチで取り組んだかを名手達の優れた音楽性で見事に示しています。
※録音:1983年-1984年(ポーランド)
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ムジカ・サクロモンターナ
ヴァーツラフ・ピフル:シンフォニア ハ長調
ユゼフ・ザイドレル:
ネポムクの聖ヨハネへの連祷 ト長調、
天よ, 露をしたたらせよ |
シレジア室内管弦楽団
カトヴィツェ・シティ・シンガーズ・アンサンブル《カメラータ・シレジア》
ミハウ・クラウザ(指揮) |
ゴスティン近郊の聖なる山のバシリカで毎年開催されるムジカ・サクロモンターナ音楽祭のコンサートを記録したアルバム。
その生涯の大部分は謎に包まれており、当時在職していた修道院の豊富な書籍から音楽を学び、当時の有力な音楽家から作曲を学んだとも伝わるポーランドの音楽家、ユゼフ・ザイドレル(1744-1806)。
ザイドレルの作品は、音楽祭のすべての回で紹介されており、本アルバムでは、2022年に上演された2作品が収められています。
ザイドレルの典礼音楽に加えて、チェコの作曲家ヴァーツラフ・ピヒル(1741-1805)のシンフォニアがカップリングされています。
※録音:2022年10月3日ー4日(ポーランド)
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DUX1647
【移行再発売】
\2600
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クシジャノフスカ:室内楽作品集
ハリーナ・クシジャノフスカ(1867-1937):
チェロ・ソナタ ヘ短調 Op.47*
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.28+
弦楽四重奏曲イ長調 Op.44 |
アンナ・ヴローベル(チェロ)*
マウゴジャタ・マルチク(ピアノ)*
アンジェイ・ゲンプスキ(ヴァイオリン)+
グジェゴシュ・スクロビンスキ(ピアノ)+
弦楽四重奏団《カメラータ・ヴィストゥラ》 |
両親の移住先であるフランス、パリ近郊のクールブヴォアで生を受け、パリを中心とするフランスをその生涯の活躍の場とした19世紀後期~20世紀後期ポーランドの女流コンポーザー=ピアニスト、ハリーナ・クシジャノフスカ。
パリ音楽院でアントワーヌ=フランソワ・マルモンテルとエルネスト・ギローに師事し、1880年には同音楽院を一等賞で卒業した実力の持ち主。
活動の場がフランスだったため、後年のバツェヴィチと比べて知名度では大きな差を付けられているものの、紛れもなく19世紀後半に世界を舞台に活躍した音楽家であり、ピアニスト、作曲家の両面で再評価が待たれる人物です。
※録音:2019年11月4日-5日&20日、オトレンブシ(ポーランド)
※こちらのタイトルは、DUX7647からの移行再発売(DUX7647は完売次第廃盤)となります。
※収録曲目、ジャケット写真の変更はございません。
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HARP&COMPANY
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オン・ザ・ルーフ ~ ハープとバスーンのための作品集
アンナ・シーガル:
ユダヤ協奏曲/憧れ/
バスーンとハープのための聖書のモザイク/
フォークソングI.キャラバン/
フォークソングII.恩赦 - 祈り/イエメンの愛の歌 |
ラシェル・タリトマン(ハープ)
マヴロウデス・トロウロス(バスーン)
ドロン・サロモン(指揮)
イスラエル弦楽アンサンブル |
イスラエルの名ハーピスト!東洋的な色彩を感じさせる世界初録音作品集!
☆東洋的な色彩を感じさせるハープとバスーンのための作品集!
イスラエル、テルアビブ出身の世界的ハーピスト、ラシェル・タリトマンが設立した「ハープ音楽に特化」した世界でも珍しい自主レーベル、「ハープ・アンド・カンパニー(Harp
& Company)」からリリースされる新録音は、イスラエルの作曲家、アンナ・シーガルによるハープとバスーンのための作品集。
ウクライナ出身のイスラエルの女流作曲家、アンナ・シーガルは、ウクライナのキエフ音楽院、イスラエルのエルサレム音楽アカデミーで作曲を学び、その作品はリオール・シャンバダール&ベルリン交響楽団をはじめとする世界各地のオーケストラやソリストによって取り上げられています。
本アルバムでは、東洋と西洋の色彩を混ぜ合わせ、9つの楽章からなる組曲の形式で書かれたソロ・ハープのための作品「大地に捧げる歌」、バスーンとハープのための「ユダヤの歌」、ハープ、バスーンと弦楽のための「ユダヤ協奏曲」の世界初録音作品で構成され、ユダヤ協奏曲では、現代的な拡張奏法を用いて、バスーンによるグリッサンドやトレモロ、ハープにはパーカッションのような効果など、東洋的な色彩を聴き手に感じさせます。
各楽章名は、アレグロやアンダンテといったクラシック音楽の用語にちなんだものではなく、作曲家がインスピレーションを受けた歌、神話、物語、絵画、祈り、踊りなどにちなんで付けられています。
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NEOS
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代理店移行に伴い再掲載 |
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ウッド&ケージ&ファーニホウ:器楽アンサンブル作品集
ジェイムズ・ウッド(b.1953):
二人の男が出会い、お互いを遠い惑星から来たと思い込んでいる
(打楽器奏者と24の楽器のための協奏曲)
ジョン・ケージ(1912-1992):龍安寺
(ソロまたはテープを伴ってもよい声、フルート、
オーボエ、トロンボーン、コントラバスと、
オブリガート・パーカッション
または20の楽器の組み合わせのための)
ブライアン・ファーニホウ(b.1943):イカロスの墜落
(クラリネット独奏と室内アンサンブルのための) |
ベルン芸術大学アンサンブル"VERTIGO"
レンナルト・ドームス(指揮)
ブライアン・アーチナル(パーカッション)
リヴィア・シェーンベヒラー(フルート)
シュユエ・ジャオ(クラリネット)
ヌーヴェル・アンサンブル・コンタンポラン |
ベルン芸術大学アンサンブルによる前衛音楽!
ジェイムズ・ウッド、ジョン・ケージ、ブライアン・ファニーホウの3人の前衛音楽を集めたアルバム。
作曲当時の1980~90年代には、音楽院で演奏することは技術的にも論理的にも不可能だったと考えられるこれらの楽曲を、ベルン芸術大学のアンサンブルが見事に表現しています。
※録音(ライヴ):2017年6月27日&11月12日(ベルン、スイス)
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コレギウム・ノヴム・チューリヒの25年
ヴィンコ・グロボカール(b.1934):
《亡命》 第2番(ソプラノと13の楽器のための)*
マルティン・イェジ(b.1978):
Uxul(2つのアンサンブルのための)*
サーシャ・ジャンコ・ドラジチェヴィッチ(b.1969):発疹
(大アンサンブルとライヴ・エレクトロニクスのための)*
マルコ・ニコジェヴィッチ(b.1980):
Gesualdo Dub /
Raum mit geloschter Figur
(ピアノとアンサンブルのための協奏曲)
*世界初録音 |
コレギウム・ノヴム・チューリヒ
エヴァ・ニーフェゲルト(メゾ・ソプラノ)
シュテファン・ヴィルト(ピアノ)
ジョナサン・ストックハンマー(指揮)
ピーター・ランデル(指揮) |
1993年に創立されたコレギウム・ノヴム・チューリヒは、第一線で活躍する現代音楽の室内アンサンブルとして発展を続けてきました。
2018年に創立25周年を記念してリリースされたこのアルバムは、ほとんどが世界初演の楽曲で占められており、若手~ベテランまでさまざまな年代の作曲家の楽曲が選曲されています。
※録音(ライヴ):2013年9月25日&2016年11月2日&2018年3月3日&4月12日(チューリヒ、スイス)
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フリシュクネヒト: 特殊オルガンのための作品集 |
ハンス・オイゲン・フリシュクネヒト(オルガン) |
ハンス・オイゲン・フリシュクネヒト(b.1939):
中全音律オルガンのための4つの小品
24音律オルガンのための6つの小品
《Nov-Org》~
オルガン・プロジェクト「ORGAN-INNOV-UM」のプロトタイプ2のための3つの絵
《Nov-Org》~
オルガン・プロジェクト「ORGAN-INNOV-UM」のプロトタイプ3のための6つの絵
《Nov-Org》~ビール・パリッシュ教会のオルガンのための4つの絵
※全曲世界初録音 |
スイス出身の作曲家でオルガン奏者のハンス・オイゲン・フリシュクネヒトは、ドイツでボリス・ブラッハーとミヒャエル・シュナイダーに師事し、後にパリではオリヴィエ・メシアンからも学んでいます。
ヨーロッパを中心に多くの国を訪れ、しばしば自作曲を披露しています。
このアルバムには、様々な調律による実験的とも言えるオルガン作品が集められています。
※録音:2004年-2016年(スイス)
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ヴォールハウザー・エディション6 |
アンサンブル・ポリソノ |
ルネ・ヴォールハウザー(b.1954):
歌劇《L'amour est une duperie - l'amour
n'est pas une symbiose》
1. プロローグ 《Une nuit toute passionnee》
(ソプラノとフルートのための)
2. 第1部 《L'amour et la liberte》
(ソプラノ、バリトン、フルート、クラリネット、チェロとピアノのための)
3. 第2部 《Je passe un temps aussi
fort que possible》
(ソプラノ、バリトン、フルート、クラリネット、チェロとピアノのための)
4. 第3部 《Je me sens un salaud: Ma
Retsouq》
(ソプラノ、バリトン、フルート、クラリネット、チェロとピアノのための) |
歌手、ピアニスト、指揮者としても活動するルネ・ヴォールハウザーは、ロック、ジャズ・ミュージシャンとして数年の経験を積んだ後、現在は主に現代クラシック音楽を作曲しているという異色の経歴を持つ作曲家です。
ヴォールハウザーはフランスの作家シモーヌ・ド・ボーヴォワールとジャン=ポール・サルトルのテキストに基づく室内オペラを制作する予定でしたが、サルトルの遺族にテキストの使用を拒否されたため、サルトルの言葉をヴォールハウザー自身の音詩に置き換え、この作品を完成させました。
※録音:2015年2月15日-18日&2016年2月9日-11日(バーゼル、スイス)
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NEOS1182627
(2SACD)
【旧譜】
\6300
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ドナウエッシンゲン音楽祭2017 |
南西ドイツ放送交響楽団ほか |
【Disc 1】
エマヌエル・ヌネス(1941-2012):Un calendrier
revolu(14の楽器のための)
アイヴィン・ビューエネ(b.1973):闇の中のレッスン(アンサンブルのための)
【Disc 2】
アンドレアス・ドーメン(b.1962):a doppio
movimento
(エレクトリック・ギター、ハープ、ピアノとオーケストラのための)
マルトン・イレシュ(b.1975):Ez-ter(オーケストラのための)
ハヤ・チェルノヴィン (b.1957):ガーディアン(チェロとオーケストラのための)
※全曲世界初録音 |
世界初演の現代音楽が披露されるドイツのドナウエッシンゲン音楽祭。このアルバムには2017年のコンサートから、大規模アンサンブル、オーケストラのための作品が収録されています。
目玉となるのは、エマヌエル・ヌネスの「Un
calendrier révolu」。1968/69年にこの大作を作曲したヌネスは、2012年に亡くなる直前にその演奏を許可しています。
※録音:2017年10月2日&5日-6日&20日(ライヴ)&22日(ライヴ)
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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MAGISTRALE
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MG17-60011/600012-2
(2UHQCD)
\2700 →\2490
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フルトヴェングラー・ヴィースバーデン・コンサート
プフィッツナー:
歌劇「パレストリーナ」より三つの前奏曲
[8:10][6:05][7:37]
モーツァルト:交響曲第40番
[5:15][9:07][4:18][4:40]
ブラームス:交響曲第4番
[13:06][12:59][6:28][9:59] |
フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィル |
フルトヴェングラー・ヴィースバーデン・コンサート、1949年6月10日ヴィスバーデン国立歌劇場ライヴ、ヘッセン放送録音
1949年6月10日ヴィースバーデン国立歌劇場ライヴ
戦後楽壇に復帰したフルトヴェングラーはベルリン・フィルを率いて積極的に楽旅に赴きます。1949年のヴィスバーデン・コンサートは特にブラ4が超名演として知られます。
吉田秀和は「最初のヴァイオリンだけで引っ張った出だしの音が既に普通ではない。<中略>これが何ものかに対する名伏しがたい憧れの音楽を物語ると言って良い始めかたなのだ」と興奮気味に賞賛しています。
それだけ数種のフルトヴェングラーのブラ4の中でもこの第1楽章冒頭の遅さは異例であり、個性的です。第二楽章の慟哭も巨匠ならでは。フィナーレにおけるトロンボーンの意識的な強調にはのけぞるばかり。
モーツァルトも悲劇的芸術家フルトヴェングラーの真骨頂であり、聴き手に恐怖が迫る瞬間があります。
このコンサートは曲ごとに音質のばらつきがあってプフィッツナーとブラームスは生々しく、モーツァルトは若干籠りますが当時としては高音質で秋の夜長に悲劇的な音楽に身を浸すには十分と申せましょう。
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SPECTRUM SOUND
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ヘンリク・シェリング・ライヴ・イン・パリ
(J.S.バッハ、モーツァルト、ポンセ)
(1)J.S.バッハ:
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調
BWV1043*
(2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番
ト長調 K.216
(カデンツァ:サム・フランコ)
(3)ポンセ:ヴァイオリン協奏曲 |
(1)(2)エルメロ・ノヴェロ(第2ヴァイオリン)*
ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン&指揮)
フランス公共放送室内管弦楽団
(3)ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
フランス国営放送フィルハーモニー管弦楽団
カルロス・チャベス(指揮) |
フランス国立視聴覚研究所(INA)提供音源、これはすごい!シェリングがノヴェロと共演したドッペル・コンチェルトの初出音源の登場!シェリングが愛奏したポンセの初出音源も大変貴重!
(1)(2)ライヴ録音:1971年12月24日/メゾン・ド・ラジオ・フランス、104スタジオ内大ホール(パリ)【ステレオ】
(3)ライヴ録音:1960年10月4日/シャンゼリゼ劇場(パリ)【ステレオ】
音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz
digital restoration and remastering from
the original master tapes)
スペクトラム・サウンド好評シリーズ「ベルアーム」。フランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源からの正規初出CD
化、期待の新譜は、シェリングがパリで演奏
したバッハ&モーツァルト(1971年録音)、ポンセ(1960年録音)の協奏曲です!
ポーランドに生まれ、1946年にメキシコ市民権を取得し以後世界的に活躍し
た正統派ヴァイオリニト、ヘンリク・シェリング(1918-1988)。
バッハのドッペル・コンチェルトはPhilipsレーベルで1965年、1976年に2度セッション収録していますが、当演奏はちょうど中間にあたる1971年12月のライヴ。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番とともにシェリング弾き振りでの演奏です。
ドッペル・コンチェルトの共演は20 世紀メキシコを代表するヴァイオリニスト、指揮者のエルメロ・ノヴェロ(1930-1983)です。
幼いころに父を亡くすも ヴァイオリンの才能を見出したノヴェロの母が、子供たちとともにメキシコ・シティに移り住んだ苦労人。奨学金を得てニューヨークのジュリアード音楽院で学び、
ルイス・パーシンガー(1887-1966)、イヴァン・ガラミアン(1903-1981)ら、高名なヴァイオリン教育者たちに師事。
また指揮をセルジュ・チェリビダッケ (1912-1996)、レオン・バルザン(1900-1999)に師事しています。自由に歌うノヴェロのヴァイオリン。時にテンポを揺らしながらシェリングとのバッハを
楽しみながら奏でています。
モーツァルトの第3番は1969年にPhilipsレーベルにセッション収録しておりますが、その2年後の演奏が当ライヴです。69年同様サム・フランコ作のカデンツァを演奏。正確無比にして気品があるモーツァルトは流石!シェリングといえます。
そして、シェリングに献呈されたマヌエル・ポンセのヴァイオリン協奏曲。Philips、Mercury、DG
には録音はしなかったものの生涯演奏してきたシェリングの
愛奏曲にしてポンセの代表作。
ポンセはイタリア、ドイツに遊学、フランスではポール・デュカス(1865-1935)に師事し、近代フランス音楽の影響を受けながら
独自のスタイルを確立しました。シマノフスキを思わせる、E線の高音域と重音を多用したヴァイオリン独奏と、色彩豊かなオーケストラとの掛け合いが実に魅力的。
メキシコの名指揮者カルロス・チャベスの好サポートを得て堂々たる演奏を聴かせてくれます。ライヴ演奏こそシェリングの凄みが伝わってくる熱演です!
※日本語帯・解説は付きません。
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<国内盤>
MCLASSICS
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Shirabe -melodies- |
調雅子(ヴァイオリン)、
佐藤勝重(ピアノ) |
1. クライスラー(1875-1962):プレリュードとアレグロ
2. エルガー(1857-1934):愛の挨拶 作品12
3. マスネ(1842-1912):瞑想曲 (歌劇「タイス」第2幕より)
4. ファリャ(1876-1946):スペイン舞曲 第1番
(歌劇「はかなき人生」 第2幕より)
5. チャイコフスキー(1840-1893):メロディ
(「懐かしい土地の想い出」より)作品42ー3
6. ドヴォルザーク(1841-1904):ユモレスク(「8つのユモレスク」より)作品101ー7
7. イザイ(1858-1931):子供の夢 作品14
8. ゲーゼ(1879-1963):タンゴ・ジェラシー
9. ピアソラ(1921-1992):アディオス・ノニーノ
10. モリコーネ(1928-2020):ニュー・シネマ・パラダイス
- 愛のテーマ
11. ラヴェル(1875-1937):ツィガーヌ
12. ガーシュウィン(1898-1937):なんでもそうとは限らない
(歌劇「ポギーとベス」第2幕より)
13. ヴァヴィロフ(1925-1973):カッチーニのアヴェ・マリア
14. パラディス(1759-1824):シシリエンヌ |
《録音》2023年8月8-10日 相模湖交流センター
ラックスマンホール(神奈川)
凛としたメロディ。気鋭のヴァイオリニスト、調雅子のデビュー・アルバム
多くのコンクール入賞歴を持ち、ベルギーにて研鑽を積んだ才能溢れる若きヴァイオリニスト、調雅子のデビュー・アルバムです。高い演奏技術と可憐な音色。調雅子の魅力が詰まったアルバムとなりました。
彼女が幼いころから愛してやまないヴァイオリンの珠玉の名曲たちを、洗練された美しい音色で語りかけるように歌い紡ぎます。世界中を巡るような多彩なメロディを通じ、優美で品のある調の音楽性を感じられることでしょう。
また、技術の高さを披露する「ツィガーヌ」や「スペイン舞曲」など聴きどころ満載です。期待の若きヴァイオリニスト、調雅子、華麗にデビューです。
調 雅子 Masako Shirabe (violin)
東京生まれ。
4歳よりヴァイオリン、クラシック・バレエを始める。第29回全日本ジュニア・クラシック音楽コンクール全国大会第1位をはじめ多数のコンクールにて上位入賞。
2017年宮地楽器主催による初ソロ・リサイタル「19歳の今」を小金井宮地楽器ホール大ホールにて開催。同年桐朋学園成績優秀者によるStudent
Concertや学内選抜の室内楽演奏会に出演。
都内小学校芸術鑑賞教室や幼稚園、障害者施設でのコンサート、高齢者施設での定期演奏会「調の時間」を企画、出演。現在も施設拡大で継続している。また公立中学校式典記念講演会講師として講演と演奏を務める。POLA×メルセデス・ベンツ企画イベントで演奏、アストンマーティン・オープニング記念パティーで演奏する。ラ・フォル・ジュルネでのオリビエ・シャルリエの公開レッスンに出演。京都フランス音楽アカデミーにて選抜受講生コンサートに出演する。
2018年10月ポーランド、ワルシャワにて「ポーランド独立100周年記念公演」に於いてバイオリンソロとモダンバレエで出演。「コバケンと仲間たちオーケストラ」メンバーとして全国各地を公演。フランス、韓国など海外及び国内マスタークラス多数修了。音楽団体JPCO所属。
公式認証17ライバー。「100万人のクラシックライブ」演奏家。趣味のワークアウトではホノルルマラソンにて42.195km完走。2019年BS日テレ「恋するクラシック」出演。桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学卒業。2019年度成績優秀者による桐朋学園卒業演奏会に出演。
2021年「調TRIO」結成。第1回コンサートを小金井宮地楽器大ホールにて開催。好評を博し、以後毎年コンサートを行う。2023年には「調
TRIO CONCERT VOL.3」と題し、全国4ヶ所において初の全国ツアーを開催する。
2022年ベルギー王国レメンス音楽院修士課程首席卒業。ベルギーAcademy
of Performing arts Overijse(バレエ学校)卒業。
「調雅子 完全帰国記念リサイタル」を三鷹市芸術文化センター・風のホールにて開催。
2023年「調DUO」結成。おしゃべりコンサート、親子のためのコンサート、大人のためのLIVE等好評を博す。ドラマ「リバーサルオーケストラ」(日本テレビ)出演。音楽教室「VIOLIN
LESSON ROOM SHIRABE」を主宰。第1回発表会を開催。日本クラシック音楽コンクール全国大会審査員。Japan
General Orchestraメンバー。
国内プロオーケストラの客演をはじめ、ライブ配信やYouTubeなどの発信を積極的におこなっている。これまでにクラシック・バレエを江口富美子、指揮を梅田俊明、ヴァイオリンを山元とも子、西和田ゆう、神谷美千子、原田幸一郎、Elisa
Kawaguti、各氏に師事。
佐藤勝重 Katsushige Sato(piano)
桐朋女子高等学校音楽科(共学)を首席で卒業後渡仏。その後パリ国立高等音楽院を1等賞、パリ・エコール・ノルマル音楽院の高等演奏家課程を賞賛つき満場一致で卒業。
これまでに福岡幸子、江戸弘子、G.フレミー、G.ムニエの各氏に師事。全日本学生音楽コンクール全国大会優勝やSOFIA国際ピアノコンクール第1位受賞など、国内外のコンクールに入賞。また、2000年にはワルシャワで行われた第14回ショパン国際ピアノコンクールに日本代表として推薦出場を果たし、その後ショパンを中心としたリサイタルを全国各地で開催しており、海外では、フランスのショパン・フェスティバル(パリ)、ルーマラン城(南プロヴァンス)、フォーラム・ミュージカル(ノルマンディー)などの音楽祭への出演やシャン・シュール・マルヌ城での定期演奏会に加え、ブルガリアでのリサイタルを大成功におさめるなど、国内外で意欲的な活動を行っている。2004年、12年間の在仏を経て帰国。
近年は室内楽にも力を入れており、川畠成道氏、アレクセイ・トカレフ氏(元レニングラード交響楽団首席トランペット奏者)などを筆頭に日本を代表するアーティストからの信頼も厚く、全国各地の演奏会で共演。
また、国際オーボエコンクール(軽井沢)公式ピアニストも毎回務め、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭、軽井沢八月祭、東京・春・音楽祭、創立160年を迎えたフランスの名門吹奏楽団(ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団)で唯一の邦人ピアニストとして全国ツアーと韓国公演に参加するなど、幅広い音楽活動を展開している。
2012年にリリースされた初ソロCD「ノクチュルヌ」は、15人の作曲家によるノクターンを収録し、レコード芸術誌特選盤に選ばれ大きな反響を呼んだ。2016年4月にセカンドアルバム「オマージュ」をリリース(同誌準特選盤)。
また、7枚の室内楽CD録音(Tp.アレクセイ・トカレフ、Vc.植木昭雄、Fl.荒川洋、Vn.大平まゆみ、Eph.露木薫)、音楽雑誌への執筆やセミナーでの講義、全日本学生音楽コンクールなどの審査員も務めている。2020年に結成10周年を迎えたトリオ・エスパスの1st.アルバムをALM
RECORDSよりリリース。
桐朋学園音楽大学、昭和音楽大学、大学院、短大非常勤講師。
日本演奏連盟会員、全日本ピアノ指導者協会正会員、日本・ロシア音楽家協会会員
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VIRTUS CLASSICS
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セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943):
チェロ・ソナタ&ピアノ・ソナタ
1-4. チェロ・ソナタ ト短調 作品19
1. I. Lento - Allegro moderato /2.
II. Allegro scherzando /
3. III. Andante / 4. IV. Allegro mosso
5. ヴォカリーズ 作品34-14
6-8. ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36
(1931年改訂版)
6. I. Allegro agitato / 7. II. Non
allegro - Lento /
8. III. L'istesso tempo - Allegro molto |
松元 あや (ピアノ)
ゼフィラン・レイ=ベレ (チェロ)...1-5 |
【録音】2022年8月16~18日 東広島芸術文化ホール
くらら 大ホール
プロデューサー:瀬尾和紀
録音エンジニア:櫻井卓
若き演奏家が奏でる、美しくも哀愁漂うラフマニノフ
若きピアニスト、松元あやとチェリスト、ゼフィラン・レイ=ベレが奏でるラフマニノフの作品集。これまでも数多の名演が存在するこれらの曲を、2人は全く臆することなく、自らの歌を高らかに歌い上げています。
チェロ・ソナタでの、たっぷりとしたルバートに支えられたチェロの旋律を美しく彩るピアノの調べ。これは決して強く主張するのではなくとも余韻を残す歌い方が印象的。ヴォカリーズもまた然り。チェロとピアノの対話が心行くまで楽しめます。
圧巻は松元のソロで聴く「ピアノ・ソナタ第2番」。冒頭から溢れるような激情とともに雪崩落ちるピアノの響きは耳を捉えて離すことがありません。濃厚な音楽の中にラフマニノフ特有の哀愁も漂う名演といえるでしょう。
松元あやの演奏は、楽譜から新たな価値を創造していこうというスタンスではなく、今までに積みあげられてきた演奏の歴史、すなわち聴取の歴史に立ち会って動いた「自らの琴線」の一瞬一瞬から、新たな聴衆に丁寧にはたらきかけていくような音楽だ。全体として雄大な情景や巨大な熱量を題材とした音楽であっても、松元はその熱量自体のコントラストを描こうとはしない。むしろ通常はそうした熱量に呑まれてしまいがちな宇宙の小さな気まぐれにも、ひらめきと大きな情感をもって一つ一つ対峙していこうとするスタンスが、人々の共感を呼ぶところなのではないだろうか。 (菊地
裕介 ピアニスト)
松元 あや(ピアノ)
広島県出身。4歳よりピアノを始め、幼少より国内各地で演奏会に出演。2004年~2011年、クールシュヴェル夏期国際音楽アカデミーにてパスカル・ドゥヴァイヨン氏に師事。
パリ国立地方音楽院演奏家課程在学中、パリ市庁舎コンサートに出演。フランスの現代作曲家ロジェ・ブートリーの《ピアノとコンサート・バンドのための呉子(ごし)》の初演を成功させ、作曲者本人より「とても魅力的な演奏、若き実力派」と賞賛される。
これまでに、故中島和彦、米川幸余、角野裕、ジャン=マリー・コテ、ロマン・デシャルム、ガブリエル・タッキーノの各氏に師事。
2007年、ショパン国際ピアノコンクール in
ASIA、コンチェルト部門入賞。2015年(平成27年度)文化庁新進演奏家育成プロジェクトに選出され、広島交響楽団とプロコフィエフ「ピアノ協奏曲第2番」を協演し好評を博した。協奏曲を得意とし、これまでにウクライナ国立フィルハーモニー管弦楽団、クラクフ・フィルハーモニー管弦楽団、モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団など数多くのオーケストラと共演を重ねる。スケールの大きさとダイナミックな演奏に定評があり、音にも独特の厚みと深みがあると評されている。現在はフランスを拠点とし、Villiers
sur-Marne音楽院で後進の指導にあたるかたわら、ソロ及び室内楽の演奏にも力を入れている。これまでにドビュッシー弦楽四重奏団、プラハ・ヴィルトーゾ管弦楽団、菊地裕介、松本和将の各氏と共演。2023年、地元である東広島芸術文化ホールくららで収録したファーストアルバムをリリース。
ゼフィラン・レイ=ベレ(チェロ)
ゼフィラン・レイ=ベレは非常に多才なチェリストとして知られており、世界各地の多くのオーケストラとソリストとして、また首席奏者として定期的に共演を行っている。
彼の人生における情熱は室内楽、リサイタル、室内アンサンブルに向けられ、多くの国やフェスティバル、名だたる会場で演奏を行い、異なる文化を背景にもつ芸術家たちとの出会いを楽しみつつ、視野を広げている。
1989年スイス生まれ。4歳からチェロを始め、早くからジュネーヴ高等音楽院のフランソワ・ギュイのクラスで学んだ。その後、ナターリヤ・グートマン、ヤーノ
シュ・シュタルケル、フランス・ヘルメルソンのもとで研鑽を重ね、小澤征爾、今井信子、パメラ・フランク、ミゲル・ダ・シルヴァ、ガボール・タカーチ=ナジなどから
の助言も受けつつ室内楽奏者としての評価を得、彼らとの共演も果たしている。また現代音楽への関心から複数の作曲家とも協働しており、なかでもアン
リ・デュティユーからはその作品解釈の素晴らしさを認められた。
2018年にスウェーデンを代表する室内オーケストラ「カメラータ・ノルディカ」の芸術監督に就任。ヨーロッパ中から集まった演奏家とともに、室内楽からオーケ
ストラまで創造性あふれるプログラムで国内外での演奏ツアーを行い、その活動を通して、自身が愛してやまないクラシック音楽の新たな聴衆獲得のため、
数多くのプロジェクトを展開している。

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ALPHA CLASSICS(国内仕様盤)
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NYCX-10442
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3520
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INFINITE VOYAGE 終わりなき航海 ~
シェーンベルク:弦楽四重奏曲 第2番、他
パウル・ヒンデミット(1895-1963):
1-4. メランコリー Op. 13
アルバン・ベルク(1885-1935):
5-6. 弦楽四重奏曲 Op. 3
エルネスト・ショーソン(1855-1899):
7. 終わりなき歌 Op. 37
アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
8-11. 弦楽四重奏曲 第2番 嬰へ短調 Op.
10 |
エマーソン弦楽四重奏団
ユージン・ドラッカー
(ヴァイオリンI...1-4、8-11/
ヴァイオリンII...5-7)
フィリップ・セッツァー
(ヴァイオリンI...5-7/
ヴァイオリンII...1-4、8-11)
ローレンス・ダットン(ヴィオラ)
ポール・ワトキンス(チェロ)
バーバラ・ハンニガン(ソプラノ...1-4、7、10、11)
ベルトラン・シャマユ(ピアノ...7) |
録音: 2022年8月 放送音楽センター、ヒルフェルスム、オランダ
収録時間: 73分
※国内仕様盤日本語解説、歌詞訳...松平敬
【エマーソン弦楽四重奏団、47年の歴史に幕。ラスト・アルバムはバーバラ・ハンニガンとの共演。】
2023年10月をもって解散することを発表した、現代弦楽四重奏の雄エマーソン弦楽四重奏団。ラスト・アルバムの中心演目に選ばれたのは、2015年のバーバラ・ハンニガンとの初共演から録音を決めていたという、シェーンベルクの弦楽四重奏曲第2番。
調性から無調への流れを1つの作品の中で体験するようなこの作品を彼らは「私たちを未知の音響的領域へと誘う、深い感情的な根を持つ、登らなければならない高い樹」に例えており、第3楽章から加わるソプラノ独唱についてハンニガンは「世紀末の原始的な叫びで愛からの解放を願う、重い一撃」だと語ります。
併せて収録されたのは、シェーンベルクの元で学び本格的な作曲家としてデビューしてまもなくのベルクによる弦楽四重奏曲、二十代前半の若きヒンデミットによって書かれ、ハンニガンが「宝石のような作品」と大切にしている「メランコリー」、そしてベルトラン・シャマユが加わり美しく歌い上げられるショーソンの傑作「終わりなき歌」。
半世紀近くに渡る彼らの芸術の余韻を重く美しく引くアルバムです。
今回改めて発売となる国内仕様盤には、松平敬氏による解説と歌詞訳が付属します。

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ONDINE(国内仕様盤)
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NYCX-10441
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2970
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フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
ピアノ協奏曲第1番&第2番
ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op. 25
1. I. Molto allegro con fuoco
2. II. Andante
3. III. Presto – Molto allegro
e vivace
ピアノ協奏曲第2番 ニ短調 Op. 40
4. I. Allegro appassionato
5. II. Adagio. Molto sostenuto
6. III. Finale. Presto scherzando
7. 華麗なカプリッチョ ロ短調 Op. 22 |
ラルス・フォークト(ピアノ&指揮)
パリ室内管弦楽団 |
録音 2021年11月2-5日 Philharmonie de Paris,
Le Studio、パリ(フランス)
収録時間: 51分
※国内仕様盤日本語解説...飯田有抄
ドイツの中堅世代を代表するピアニストとして敬愛されてきたラルス・フォークト(1970.9.8
- 2022.9.5)。2020年7月にパリ室内管弦楽団の音
楽監督に就任すると、意欲的なプログラムを組み、彼を慕う第一級のソリストたちを招いたコンサート・シリーズを展開して、高い評価と人気を獲得しました。
パリ室内管とは3年の契約でしたが、オーケストラはいち早く2025年までの延長を申し出ました。
そのような充実した関係の中で録音され、
作曲家の没後175周年に向けてリリースされたのが、このメンデルスゾーンのピアノ協奏曲集でした。
メンデルスゾーン22歳の時に書かれた第1番は冒頭の激しいパッセージが印象的。第2番とともにメンデルスゾーンらしい優雅な旋律、技巧的なパッ
セージが多用されたピアノ・パート、力強いオーケストラ・パートが特徴。
「華麗なカプリッチョ ロ短調」はゆったりとしたピアノの独奏に先導され、オーケ
ストラが巧みな伴奏を付けていきますが、突然激しい曲調に変わるなど、カプリッチョ(奇想曲)のタイトルにふさわしい華やかな作品です。
フォークトが 奏する目の覚めるようなパッセージに耳を奪われることでしょう。
※今回発売の国内仕様盤には、飯田有抄氏による日本語解説が付属します。

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10/25(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ATMA CLASSIQUE
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アリオン・バロックオーケストラ
王宮の晩餐
ミシェル=リシャール・ドラランド(1657-1726):
Recueil d'airs detaches et d'airs de
violons [‛&]
第5組曲(抜粋)
アンドレ・カルディナル・デトゥーシュ(1672-1749):
謝肉祭とフォリア(抜粋)
フランソワ・コラン・デ・ブラモン(1690-1760):
ギリシアとローマの祭典(抜粋)
ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
ポリムニーの祭典(抜粋)
フランソワ・フランクール(1698-1787):
アルトワ伯の祝宴のためのサンフォニー
第4組曲(抜粋) |
マテュー・ルシエ(指揮)
アリオン・バロックオーケストラ |
はなやかなフランス宮廷の景色が目に浮かぶ
録音:2022年4月29日-5月1日/モントリオール、ブルジー・ホール/72:12
ルイ14世の宮廷楽団で活躍したミシェル=リシャール・ドラランドの代表作『王宮(の晩餐)のためのサンフォニー』からタイトルを取ったフランス・バロック作品集。
トランペットやパーカッションをともなう豪華な編成で華やかに奏される舞曲の数々を堪能できる贅沢感いっぱいのアルバムです。
アリオン・バロックオーケストラとパートナーシップを結ぶヴェルサイユ・バロック音楽センター(CMBV)から提供された楽譜を使用。
フランス音楽遺産の再発見と普及につとめる人々による貴重な録音です。
アリオン・バロックオーケストラはカナダにおける古楽器のパイオニアとして40年以上にわたり活動している老舗楽団。
指揮者のマテュー・ルシエはファゴット奏者でもあります。
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キャメロン・クロズマン(チェロ)
無伴奏チェロのための最も古い名作とされるドメニコ・ガブリエリの『リチェルカーレ』を
現代作品と組みあわせた野心的な内容
リチェルカーレ
ドメニコ・ガブリエリ(1651 or 1659-1690):
リチェルカーレ第5番 ハ長調
アレクシーナ・ルイ(b.1949):カデンツァのように
ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第3番
ニ長調
ニーナ・C・ヤング(b.1984):原色
ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第7番
ニ短調
ジョルダン・パル(b.1983):艦隊
ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第2番
イ短調
ダニエル・アルヴァラード・ボニッラ(b.1985):Senderos
ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第4番
変ホ長調
Benoit Sitzia(b.1990):Eloge du Chant
II - Priere
ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第1番
ト短調
キャメロン・クロズマン(b.1995):Falling
Forward
ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第6番
ト長調
ケリー= マリー・マーフィー(b.1964):
The Book of Elegant Feelings |
キャメロン・クロズマン(チェロ) |
無伴奏チェロへのあくなき探求心が生んだアルバム
録音:2023年6月27-30日/ケベック、ミラベル、聖オーギュスタン教会/70:49
カナダのチェリスト、キャメロン・クロズマンによるソロ・アルバム。
無伴奏チェロのための最も古い名作とされるドメニコ・ガブリエリの『リチェルカーレ』を、自作を含む現代作品と組みあわせた野心的な内容。
作曲当時に未開の地を探求するように書かれたであろう作品から、現代の音楽家がいかに刺激を受けているのかを思い知らされます。
「ガブリエリのリチェルカーレを演奏するのは、いつも迷宮に入り込むような感覚だ。"
探求"という意味のイタリア語(Ricercare)ほどふさわしいタイトルはないだろう。
この作品は、演奏者と聴き手の双方に、チェロ独奏のための音楽が真新しいアイデアであった時代にタイムスリップする機会を与えてくれる」(キャメロン・クロズマン)
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17、18世紀フランスのフルート作品集~優雅なる響き
ブラヴェ(1700-1768):
フルートと通奏低音のためのソナタ ニ短調
Op.2-2
F.クープラン(1668-1733):
フルートと通奏低音のための王宮のコンセール第2番
マレ(1656-1728):
ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための組曲第1番
ニ短調
(フルート編曲版・抜粋)
F.クープラン:クラヴサン曲集第3巻 第14組曲
ニ長調
(フルート編曲版・抜粋)
ルクレール(1697-1764):
フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、
通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ長調
Op.2-8 |
アンヌ・ティヴィエルジュ(フラウト・トラヴェルソ)
メリザンド・コリヴォー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
エリック・ミルンズ(チェンバロ) |
フランス・バロックの優しく溶け合う響き
録音:2022年5月26-28日/ケベック、ミラベル、聖オーギュスタン教会/60:16
17、18世紀フランスのフルート作品集。ガンバやチェンバロの響きと溶け合うように奏される典雅な音楽がならびます。
アンヌ・ティヴィエルジュはカナダ、シャルルボワ出身のフルート奏者。モダン楽器と古楽器の両方を使いこなし、アンサンブル・コレスポンダンス、ピグマリオン、ル・コンセール・デ・ナシオン等とも共演しています。
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合唱の芸術 第5集「ロマン派」
ラインベルガー(1839-1901):夕べの祈り
Op.69-3(6声)
メンデルスゾーン:(1809-1847):
モテット「主はあなたのために天使に命じ」
MWV B 53(8声)
ブルックナー(1824-1896):
モテット「正しき者の唇は知恵を語る」
WAB30(8声)/
モテット「この場所は神が造り給う」 WAB23
ヴェルディ(1813-1901):
われらの父よ(5声)Priere O Padre nostro
a 5 voix
チャイコフスキー(1840-1893):ヘルヴィムの歌
O p.41-6(4声)
ブラームス(1833-1897):
死神 WoO 34-13(4声)/Abendstandchen
Op.42-1(6声)/
Darthulas Grabgesang Op.42-3(6声)
マイヤベーア(1791-1864):Offertoire Pater
noster(4声)
グノー(1818-1893):モテット「Sicut cervus」
CG 148(4声)
フォーレ(1845-1924):
モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」
Op.65-1(5声) |
マティアス・マウテ(指揮)
アンサンブル・アートコラール |
和声進行の妙にいろどられたロマン派の合唱曲
録音:2022年3月7-8日/ケベック、ミラベル、聖オーギュスタン教会/33:47
ルネサンスから現代まで6世紀にわたる合唱の歴史をたどるユニークなプロジェクト「合唱の芸術」シリーズの第4弾。
全11集を刊行予定で、順不同で発売。
今作はロマン派特集となっており、美しい和声が織り成す色彩の変化が楽しめます。
《好評発売中》
第7集「クリスマス」(ACD2-2426)
第3集「バロックVol.2」(ACD2-2422)
第4集「古典派」(ACD2-2423)
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BIS
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BIS SA 2673
(SACD HYBRID)
\2900 →\2690
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キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、色とりどりの歌曲をうたう
「でも歌うのは好き・・」
(1)ヴォルフ:エオリアン・ハープに寄す
(2)ブラームス:スミレに寄せて
(3)シューベルト:音楽に寄せて D.547
(4)パリー:私の心は歌う小鳥のように
(5)バーンスタイン:あたし嫌いよ 音楽なんて
(6)フランシス=ホード:死すべき以上の何か
(7)メンデルスゾーン:歌の翼に Op.34-2
(8)マルクス:夜想曲
(9)フランク:夜想曲 FWV 85
(10)シュトロール:ビリティスの12の歌より
第9曲「ビリティス」、第11曲「夜」、第12曲「子守唄」
(11)パラディール:プシュケ
(12)グノー(J.S. バッハ):アヴェ・マリア
(13)プーランク:ルイ・アラゴンの2つの詩
FP122
(14)サーリアホ:瞬間の香水
(15)プリチャード:みんなが歌った【世界初録音】
(16)バーバー:聖母さまの子守唄
(17)ガーニー:眠り
(18)R.シュトラウス:明日! Op.27-4
(19)ウォーレン:世界の平和 |
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
ジョゼフ・ミドルトン(ピアノ)
(18)ジャック・リーベック(ヴァイオリン) |
メンデルスゾーンの「歌の翼に」、バッハ=グノーの「アヴェ・マリア」から新作委嘱まで、名歌手キャロリン・サンプソンが色とりどりの歌曲を歌う!
セッション録音:(1)(2)(4)-(19)2022年9月19~21日/ワイアストーン・コンサートホール(サフォーク)、(3)2020年9月21日/ポットンホール(サフォーク)
DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS
ecopak、68'45
プロデューサー&サウンド・エンジニア:イェンス・ブラウン(Take5
Music Production)
SACD ハイブリッド盤。
「完璧なコロラトゥーラ技術と豊かにのびる輝かしい声」と評され、バロック・古典派の歌曲からオペラまで幅広いレパートリーで積極的な演奏活動を展開しているキャロリン・サンプソン。
当アルバム「でも歌うのは好き・・」ではシューベルト、メンデルスゾーン、ブラームス、R.シュトラウス、ヴォルフといったドイツ・リート、グノー、プーランク、フランクといったフランス歌曲、女性作曲家リタ・シュトロール、シェリル・フランシス=ホード、カイヤ・サーリアホ、そしてデボラ・プリチャードの新作委嘱など、有名曲からあまり知られていないものを巧みに組み合わせた内容。多彩なレパートリーを歌いこなすサンプソンならではの「歌愛」に満ちたアルバムが完成しました。
共演は名ピアニスト、ジョゼフ・ミドルトンで、サンプソンとは『シェイクスピア歌曲集』(BIS
SA-2653)、『ヴォルフ:イタリア歌曲集』(BIS
SA-2553)、 『女性のためのアルバム~ロベルト&クララ・シューマンのリート集』(BIS
SA-2473)、『イギリス名詩による歌曲集』(BIS
SA-2413)、『狂気のなかの正気』 (BIS SA-2353)、『「私の安らぎは消え失せた」~デュエットと独唱曲集』(BIS
SA-2279)、『花にまつわる歌曲集』(BIS SA-2102)、『ヴェルレーヌの
詩による歌曲集』(BIS SA-2233)など、数多くの録音でも共演しております。
このタイトルは収録曲のバーンスタイン「あたし嫌いよ
音楽なんて」に対する返歌ということなんでしょうか?
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BERMINGHAM RECORD COMPANY
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BRC021
(1CD-R)
\2600
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ベンジャミン・タッシー:梯子だけが時間ではない
Walkley Bank Tilt/Frank Wheel/Plonk Wheel/
Upper Coppice Wheel/Little London Wheel/
Hind Wheel/Swallow Wheel/
Second Coppice Wheel/Roscoe Wheel/Wolf
Wheel |
ベンジャミン・タッシー(水力楽器ほか)
レベッカ・リー(バス・ヴィオール)
ロブ・ベンタル(ニッケルハルパ)ほか |
ベンジャミン・タッシー(1987-)は、歴史的な楽器や調律のシステム、演奏法をどのように再文脈化し、現代の我々の体験と結びつけるかというテーマに強い関心を抱いている作曲家、アーティスト、研究者。本作ではタッシーがサム・アンダーウッドとともに設計・製作した、水力を動力源とする3つの歴史的楽器がフィーチャーされています。
川の流れと鳥、子供や犬、ジョギングをする人などの環境音が、ほとんど忘れ去られた楽器の音色とともに収められ、聴き手に世界が騒々しくなる前の時代のイメージを呼び起こします。
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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CAVI-MUSIC
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アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ全集
Vol.2
ベートーヴェン:
ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30-3 |
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ) |
ヴァイトハースのベートーヴェン、ヴァイオリン・ソナタ全集の第2弾!
クライスラー国際コンクール、バッハ国際コンクール、そしてヨーゼフ・ヨアヒム・ハノーファー国際コンクールで優勝後、ソリストや室内楽の分野でも活躍しているドイツのヴァイオリン奏者、アンティエ・ヴァイトハースによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第2弾。
第1弾である前作(PCAVI8553512)は「レコード芸術特選盤」に選ばれています。
このシリーズは時系列順ではなく、作品のコントラストを重視して収録されています。このアルバムは「クロイツェル・ソナタ」と肩を並べるドラマチックなソナタである第7番から、やはり劇的な第3番に続き、最後は対照となる華やかな第8番で締め括られます。
※録音:2021年12月、ドイチェランドフンク・カンマ―ムジークザール(ケルン、ドイツ)
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
Vol.1 |
PCAVI8553512
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3143
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アルカント・カルテットの第1 ヴァイオリン
名手アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集
Vol.1
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2
ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.24
ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47《クロイツェル》 |
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ) |
CAVI
8553512
\2600→\2390
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アンティエ・ヴァイトハース!待望のベートーヴェンのソナタ全集!
☆イ調の三作品を第1弾としてリリース!
☆C'Aviレーベルの主要ヴァイオリニストの一人、アンティエ・ヴァイトハース!
ソリストや室内楽の分野でも活躍しているドイツのヴァイオリン奏者、アンティエ・ヴァイトハースによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集録音がいよいよスタート!
ヴァイトハースは、クライスラー国際コンクール、バッハ国際コンクール、そしてヨーゼフ・ヨアヒム・ハノーファー国際コンクールで優勝後、ソリストとしてヨーロッパを中心に活動し、またアルカント四重奏団を結成し室内楽の分野でも数々のアーティストと共演してきました。これまでにもC'Aviレーベルから多数のCDをリリースし好評価を得ています。
また、2022年には来日公演も行っており、ソリストと室内楽で日本の聴衆を魅了しました。
今回のヴァイオリン・ソナタ全集は、時系列に収録していくのではなく、作品のコントラストを重視しており、このアルバムではイ長調とイ短調の作品が選ばれています。
イ調という共通点持った三作品をぜひ聴き比べてお楽しみください。
※録音:2021年9月、ドイチェランドフンク・カンマ―ムジークザール(ケルン、ドイツ)

アンティエ・ヴァイトハースのアルバム
名手アンティエ・ヴァイトハースの代表的アルバムをご紹介しておきます・・・廃盤になっているものは海外から取り寄せます。すごい価格になってしまってすみません。
完売の際はご容赦を
この人のアルバムはすぐに完売してしまうんです。 |
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ダニエル・ハイデ(ピアノ)
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ集 Vol.3
ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 Op.90
ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2《テンペスト》
ピアノ・ソナタ第12番 ト長調 Op.49-2
ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110 |
ダニエル・ハイデ(ピアノ) |
ヴァイマール出身のピアニスト、ダニエル・ハイデは、アンドレ・シュエンとのコラボレーションをはじめ、彼の世代でもっとも人気のある歌曲伴奏者及び室内楽奏者の1人。
故郷のフランツ・リスト音楽院でルートヴィヒ・ベッツェルに師事し、クリスタ・ルートヴィヒとディートリヒ・フィッシャー=ディースカウからの先駆的な提案を受けて以来、彼はヨーロッパやアジアなどでコンサートを行ってきました。
2020年のパンデミックにより予想外の時間が生まれ、新たにベートーヴェンの偉大なソナタに向き合うこととなったダニエル・ハイデの注目のシリーズ第3巻です。
※録音:2021年3月&2023年3月、エッタースブルク城(ヴァイマール、ドイツ)
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8553534
(2CD)
特別価格
\3600
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ENTRE SOIR ET MATIN ~ メル・ボニス:室内楽曲集
メル・ボニス(1858-1937):
【Disc1】
夜(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)Op.194*
組曲(ヴァイオリンとピアノのための)Op.114
3つの小品(ヴァイオリンとピアノのための)
東洋風の組曲
(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)Op.48
【Disc2】
組曲
(フルート、ヴァイオリンとピアノのための)Op.59
ヴァイオリン・ソナタ 嬰へ短調 Op.112
セレナード(ヴァイオリンとピアノのための)Op.46
夜と朝(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
*世界初録音 |
サンドリーヌ・カントレッギ(ヴァイオリン)
シェイラ・アーノルド(ピアノ)
グスタフ・リヴィニウス(チェロ)
ミヒャエル・ファウスト(フルート) |
19世紀後半から20世紀前半のロマン派の作曲家メラニー・ボニスは、メル・ボニス名義で、ピアノ曲や室内楽曲をはじめ、オルガン曲、リート曲、合唱曲、ミサ曲、管弦楽曲など300を超える楽曲を残しています。
彼女の作品は、サン=サーンスやドビュッシーらから高く評価され、パリの社交界で成功を収めました。
このアルバムにはヴァイオリンとピアノのための作品を中心とした室内楽曲が集められ、新たに発見された冒頭の「夜」は世界初録音となっています。
※録音:2023年4月(ヴッパタール、ドイツ)
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DUX
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パヴェウ・ウカシェフスキ:夜想曲集
Alsephina/Thiaki/Larawag/Aljanah/
Kraz/Hassaleh/Athebyne/Imai/
Paikauhale/Fawaris/Fang/Tianguan/
Xamidimura/Pipirima/Heze |
マルチン・タデウシュ・ウカシェフスキ(ピアノ) |
パヴェウ・ウカシェフスキによる夜想曲集!
1968年生まれの作曲家パヴェウ・ウカシェフスキによる夜想曲集。
パヴェウ・ウカシェフスキは1994年のショパン音楽アカデミー・コンクール優勝して以来国際的に活躍しており、特に合唱の分野では日本でもよく知られた存在です。
ですが、多くの器楽作品も作曲しており、今回の夜想曲集はこれまでに作曲された合唱曲に基づいて書かれています。
今作ではワルシャワの優れたピアニストであり研究者でもあるマルチン・タデウシュ・ウカシェフスキが透明感のある音色で奏でます。
※録音:2022年9月10日-11日
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バルギェルスキ・エディションVol.2
ズビグニェフ・バルギェルスキ(1937-):
Schizofonia
Fonoplasticon
ピアノ・コンチェルティーノ |
様々なアーティスト |
パリで名教師ナディア・ブーランジェに作曲を師事し、その功績が認められポーランドの文化・国家遺産大臣から文化功労章を授与された同国のベテラン作曲家、ズビグニェフ・バルギェルスキ(1937-)。
ピアノ五重奏曲《Schizofonia》はここ10年間で作曲されたバルギェルスキの作品の中でも特に表現力豊かな作品に仕上がっています。
※録音:2022年
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DUX1945
(3CD)
特別価格
\4800
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オン・ザ・ロード・トゥ・ア・ニュー・ハーモニー |
様々なアーティスト |
セバスティアン・ペルウォフスキ:古風なパルティータ
Op.7/
ダヴィド・マスティコサ:Sevdah/
ハラルド・ゲンツマー:ソナチネ/
アルマンド・ギドーニ:Sweet and Go/
アーサー・フラッケンポール:四重奏曲/
パヴェウ・ソレツキ:3つのバルカンの印象/
アダム・ヴァラチンスキ:‛&on
peut ecouter/
マチェイ・ジムカ:Astenosfera/
マルセル・ヒジンスキ:リフレクション第7番/
ミハウ・パヴェウェク:Interitio III/
カミル・クルク:AsSiMiLatio/
マチェイ・ジムカ:スロープ/
アダム・ヴァラツィンスキ:Ballada/
マウゴジャタ・パネク=キシュチャク:ANA/
イーヴェン・スタンコヴィチ:Dances on Flowers,Quasi-Sonata
No. 2/
ピオトル・サルネツキ:印象/
フランチェスコ・ボッティリエーロ:ロマンツァ/
フレデリック・ジェフスキー:リード/
ベネディクト・コノヴァルスキ:Zycie Gra
- Gra Zyciem/
アグニェシュカ・ズドロイェク=スホドルスカ:夜明け |
20世紀から現代作曲家までの木管楽器のための作品集。クラクフ音楽アカデミーの卒業生が多数参加し、木管楽器のための作品の今を表現します。
名手ぞろいの演奏でここでしか聴けない作品の数々をお楽しみください。
※録音:2021年9月1日-10日
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とんでもない偉業だと思う。
アンナ・キヤノフスカ(ピアノ)
180年以上の歴史をさかのぼって~ポーランド29のマズルカ集
ミハウ・クレオファス・オギンスキ (1765-1833):マズルカ
ト長調
カロル・カジミェシュ・クルピンスキ (1785-1857):マズルカ
ニ長調
ルドヴィカ・ドムシェフスカ:マズルカ ロ長調
イグナツィ・フドバ:憂鬱なマズルカ ト短調
ユゼフ・ノヴァコフスキ(1800-1865):マズルカ
変ロ長調 Op. 19, No. 2
スタニスワフ・モニューシュコ (1819-1872):マズルカ
ニ長調
ヘンリク・クシシュトフ・ルデルト(1811-1862):マズルカ
ホ短調
カロル・ベルナルド・ザウスキ (1834-1919):マズルカ
ニ短調 Op. 6, No. 3
カジミエシュ・ルボミルスキ(1813-1871):マズルカ
ホ短調 Op. 10, No. 3
アントニ・コンツキ (1817-1899):マズルカ
ホ長調 Op. 132
ユリウシュ・ヤノタ (1819-1883):マズルカ
変ロ短調 Op. 1, No. 1
カロル・リピンスキ (1790-1861):マズルカ
変ホ短調 Op. posth.
オスカル・コルベルク(1814-1890):マズルカ
変ホ長調
ヤン・ルックガーバー (1799-1876):マズルカ
ニ長調
ユゼフ・ヴィエルホルスキ (1816-1892):マズルカ
ホ短調 Op. 46, No. 1
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イグナツィ・ヤン・パデレフスキ (1860-1941):
6つのポーランド舞曲 Op. 9 - 第2番 マズルカ
イ短調
ウワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):
2つのマズルカ Op. 31 - 第1番 嬰ハ短調
ヘンリク・メルツェル=シュチャヴィニスキ
(1869-1828):
3つの音楽的思考 - 第2番 マズルカ風 ホ短調
イェジー・ガブレンズ - Jerzy Gablenz:マズルカ
イ短調 Op. 2
イグナーツ・フリードマン(1882-1948):
2つのマズルカ Op. 49 - 第2番 ハ短調
ステファン・マリノフスキ (1887-1944):マズルカ
ヘ短調 Op. 6, No. 1
アレクサンデル・ミハウォフスキ (1851-1938):マズルカ
嬰ハ短調 Op. 17
アルフレッド・グラドステイン :マズルカ第3番
アレクサンドル・タンスマン (1897-1986):マズルカ集
第2巻 - 第2番
マリアン・ボルコフスキ(1934-):マズルカ
マリア・ポクジヴィンスカ (1954-):マズルカ
アンジェイ・ドゥトキェヴィチ (1942-):マズルカ
チェスワフ・グルジンスキ (1911-1992):マズルカ
マリアン・サヴァ (1937-2005):マズルカ |
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アンナ・キヤノフスカ(ピアノ) |
このアルバム、とんでもない偉業、ものすごい力作だと思うのですが。
作曲された時系列でマズルカを収録した本アルバム。その年月は180年以上歴史を遡ることになりました。
ピアニストのアンナ・キヤノフスカは、現在では忘れ去られてしまったこのジャンルの作品を発見し、時代別で演奏することでマズルカの進化の過程を描いています。
※録音:2022年
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ET'CETERA
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旅人 ~ ピアノ三重奏作品集
アルノ・ババジャニアン(1952-1983):
ピアノ三重奏曲 嬰ヘ短調
フランク・マルタン(1890-1974):
アイルランドの民謡による三重奏曲
ドヴォルザーク:
ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 Op.90《ドゥムキー》 |
ヤコブ・オリー・トリオ
〔ディート・ティラヌス(ヴァイオリン)
ユリアン・ファン・デル・ザンデン(チェロ)
ヤコブス・デン・ヘルダー(ピアノ)〕 |
オランダの第一線で活躍するヤコブ・オリー・トリオ!
ヤコブ・オリー・トリオは2016年に、アムステルダムの写真家ヤコブ・オリー(1834-1905)の生家で結成されました。
アムステルダムでのデビュー後は、オランダ全土で演奏し、オランダの国営ラジオでも定期的に放送されています。
メンバーはいずれも基金から楽器を貸与されており、ジョフレード・カッパの1690年製ヴァイオリン、マックス・メラーの1929製チェロ、そしてピアノは1911年製のベヒシュタインで演奏されています。
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ペーター・カブス:ピアノ作品集
ペーター・カブス(1923-2000):
前奏曲、主題と変奏曲/11のバガテル/
3つのオマージュ/Two: a pair/
ソナタ第1番/ソナタ第2番 |
ヨハン・デュイック(ピアノ) |
ペーター・カブスは20世紀のフランドル地方で最も著名な作曲家のひとりです。
オーケストラ作品や合唱曲、室内楽曲など、200曲以上を作曲しています。
作曲活動の傍ら、ブリュッセル王立音楽院とエリザベス女王音楽礼拝堂で和声、対位法、フーガ、作曲を教えました。
2000年11月11日にベルギー南部のメヘレンで亡くなった後、彼の作品はすべてブリュッセル王立音楽院に遺贈されています。
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ルーベンスの時代のクリスマス・キャロル集 |
フランダース少年合唱団
ディーター・ファン・ハンデンホーフェン&アンサンブル |
ペトルス・ウルタド(?-1671):Nu Coridon
't is tijdt
オリヴェリウス・ル・フェーヴル(?-?):Pijp
op, pijp op met blij gheschal
バルタザール・リチャード(c.1600-1664):Ballet
de l'archiducq Leopolde
ギリエルムス・ムニンクス(1593-1652):O
quam amabilis es bone Iesu
フィリップス・ファン・スティーラント(1611-1670):Ras
herders nacht ghesellekens
ニコラウス・ア・ケンピス(c.1600-1676):Symphonia
6 a 3.
作曲者不詳:Terwijl 't gheheele lant
フランシスクス・ムニンクス(1631-1671):Aria
- Sarabande - Ballo 3 - Ballo 1
作曲者不詳(ピート・ストリケルス編):Maene,
sterren, nachtplaneten
ヘンリクス・リベルティ(c.1610-1669):Nato
Deo gloria solemnis
作曲者不詳:Herderkens en herderinnekens
van Bethlem
ヨハネス・デ・ヘーゼ(?-?):Aria flegmatica
- Corante - Agricola chorea
スティーラント:Wel hoe wie light daer
soo
フィリップス・ファン・ヴィッヘル(1614-1675):Sonata
Sexta a 3.
ヨアンネス・ヴァンダー・ヴィーレン(1644/45-1679):Herderkens
met uwe Fluyt
ル・フェーヴル:Wilt u al verblijden |
1600年頃、アントワープ大聖堂の異母兄弟団によって、クリスマスの期間をキャロルで彩る習慣が生まれました。
早くも1604年にはそれらは「Laudes Vespertinae」というタイトルで出版されており、その内容は主にマリア賛歌でしたが、ラテン語のキャロルも含まれていました。
それ以降、数多くのキャロルが出版されるようになり、このアルバムにはルネサンス様式の初期の作品から、17世紀半ばの通奏低音付きの独唱を伴う新しいバロック様式を取り入れた作品を取り上げています。
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KTC1789
(2CD)
\5100
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ルドルフ・エッシャー:室内楽作品集
ルドルフ・エッシャー(1912-1980):
【Disc1】
木管三重奏曲
無伴奏チェロ・ソナタ
無伴奏クラリネット・ソナタ
シンフォニア(10の楽器のための)
【Disc2】
パッサカリア(オルガンのための)
ラヴェルの墓
(フルート、オーボエ、ヴァイオリン、
ヴィオラ、チェロとハープシコードのための)
木管五重奏曲
三重奏曲(クラリネット、ヴィオラとピアノのための) |
ジェイムズ・オースティン・スミス(オーボエ)
アラン・R・ケイ(クラリネット)
ドリアン・クック(ファゴット)
ギデオン・デン・ヘルダー(チェロ)
グルッポ・モンテベロ
ヘンク・グイタルト(指揮)、ほか |
オランダ・アムステルダム出身の作曲家、ルドルフ・エッシャーは、ロッテルダム音楽院でピアノと作曲を学び、第二次世界大戦中も作曲を続け、次第に重要な作曲家としてみとめられるようになりました。
生前はロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によって、エッシャーの管弦楽作品は定期的に演奏されていましたが、死後40年を過ぎた現在、彼の作品の演奏機会は少なくなってしまいました。
オランダ最古の音楽祭であるオーランド・フェスティバルの、2021年と2022年のこのフェスティバルでは、エッシャーのソロ曲を含む室内楽曲全曲が演奏され、オランダ国営ラジオの放送用にライヴ録音されました。
その中から選ばれた8曲がこのアルバムに収録されています。
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HUDDERSFIELD COMTEMPORARY RECORDS
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HCR31
(1CD-R)
\2600
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エヴァン・ジョンソン:クラリネットと声楽のための無伴奏作品集 |
カール・ロスマン(クラリネット、声楽) |
Ground (2010) ~コントラバスクラリネットのための
2 Ruckenfiguren: i. Watris flowiden ouer
myn heed(2021)~声楽のための
Supplement(2003/2007)~バスクラリネットのための
2 Ruckenfiguren: ii. Thou seidist, drede
thou not(2021)~声楽のための
Edison Kinetoscopic Record of a Sneeze,
January 7, 1894(2007)~Bb管クラリネットのための
in modo esalando(2021)~バスクラリネットのための
A general interrupter to ongoing activity(2011)~声楽のための
'indolentiae ars', a medium to be kept(2015)~A管バセット・クラリネットのための> |
数多くの賞を受賞し非常に活発なパフォーマンスを見せているアメリカ出身の作曲家、エヴァン・ジョンソン(1980-)のクラリネットと声楽のための無伴奏作品を集めた1枚。
演奏はアンサンブル・ムジークファブリークのメンバーであるオーストラリアのクラリネット奏者・声楽家、カール・ロスマンです。
※録音:2023年、ムジークファブリーク・スタジオ(ドイツ、ケルン)
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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NMC
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NMCD272
(1CD-R)
\2600
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ルーク・ベッドフォード:管弦楽作品集
インスタビリティ
アウトブレイズ・ザ・スカイ
イン・ザ・ヴォイシズ・オヴ・ザ・リヴィング*
サクソフォン四重奏と管弦楽のための協奏曲 |
BBCフィルハーモニック、BBC交響楽団
マーク・パドモア(テノール)*
アルシス・サクソフォン四重奏団ほか |
イギリス現代音楽を代表する作曲家、ルーク・ベッドフォードの管弦楽作品!
ウィグモア・ホール初のコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなどイギリス現代音楽を代表する作曲家のひとり、ルーク・ベッドフォード(1978-)のNMCレーベル初となる単独アルバム。
ベッドフォードは2000年にロイヤル・フィルハーモニー協会作曲賞、2004年に英国作曲家賞のリスナー賞、2007年にポール・ハムリン・アーティスト賞、2012年にエルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞の若手作曲家奨励賞など、数々の名誉ある賞を受賞しています。
音楽評論家のトム・サービスは、ベッドフォードの作品について「陰鬱な表現力を持つ音楽であり、曲をまるで必要から書かれたかのように聴こえさせる独特の性質を帯びている」と正確に表現しました。
本作では彼の過去15年にわたるキャリアの中から選ばれた4作品を、著名なアーティストたちによる優れた解釈で聴くことができます。
※録音:2010年~2021年
※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond
Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
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NORTHERN FLOWERS
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モスクワの名チェリスト、マリーナ・タラソワ
ロシアのチェロ・ソナタ集
プロコフィエフ:バラード Op.15*、無伴奏チェロ・ソナタ
Op.134
ユーリイ・レヴィチン(1912-1993):
チェロ・ソナタ Op.49*(世界初録音)
ウラディーミル・コマロフ(b.1940):
無伴奏チェロ・ソナタ《不確実性》(世界初録音)、
コンチェルト・ポエム(チェロと管弦楽のための)** |
マリーナ・タラソワ(チェロ)
イワン・ソコロフ(ピアノ)*
ロシア国立交響楽団**
エミン・ハチャトゥリアン(指揮)** |
モスクワの名チェリスト、マリーナ・タラソワが説くロシアン・チェロの奥深さ!
☆モスクワの名チェリスト、マリーナ・タラソワの真骨頂ともいえるロシア作品集!
☆ユーリイ・レヴィチンとウラディーミル・コマロフのソナタを世界初録音!
1960年モスクワ生まれ、プラハ、フィレンツェ、パリの国際コンクールを制し、チャイコフスキー国際コンクールでも入賞したチェリスト、マリーナ・タラソワは、フレンニコフやロジェストヴェンスキーにも絶賛されたロシアを代表する名手の一人です。
年齢を重ねてさらに円熟味を増すタラソワが2023年にレコーディングした新たな1枚は、極めて幅広いレパートリーの中でも特にロシアの作曲家を数多く取り上げてきた彼女の真骨頂ともいえるロシアのチェロ・ソナタ集。
ユーリイ・レヴィチンとウラディーミル・コマロフの珍しいソナタが世界初録音されました。
まだまだ知られざるロシアン・チェロの奥深さをお楽しみください。ロストロポーヴィチに献呈されたコマロフのコンチェルト・ポエムのみ、エミン・ハチャトゥリアン(アラム・ハチャトゥリアンの甥)指揮、ロシア国立交響楽団との共演で1989年に録音されたものです。
※録音:1989年、モスクワ音楽院大ホール**/2023年、モスクワ

マリーナ・タラソヴァのアルバムから
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DIVINE ART
DDA-21238
(2CD)
\3300 →\3090
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名女流奏者マリーナ・タラソヴァ(チェロ)
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
無伴奏チェロ組曲第1番-第6番 BWV 1007-1012
【CD1】
1-6. 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV
1007
7-12. 無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調
BWV 1008
13-18. 無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調
BWV 1012
【CD2】
1-6. 無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV
1009
7-12. 無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調
BWV 1010
13-18. 無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調
BWV 1011 |
マリーナ・タラソヴァ(チェロ) |
録音: 2021年7月6、7日、8月17、26日、9月13、16日 Victor
Popov Academy of Choral Arts,Moscow(ロシア)
全てのチェロ奏者にとって聖典的な存在とされるヨハン・ゼバスティアン・バッハの『無伴奏チェロ組曲』。
今回、この至高の作品を手掛けたのは名チェリスト、マリーナ・タラソヴァです。
プラハ、フィレンツェ、パリの国際コンクールで優勝、ヴェテラン奏者として高く評価される名手タワソヴァは17世紀から20世紀まで幅広いレパートリーを持っていますが、今回初めてバッハの無伴奏チェロ組曲に挑みました。
ここでの彼女の演奏は、バッハの音楽に活力と深い精神性を吹き込んでいます。
実は意外な名曲だったりするミヤスコフスキーのチェロ・ソナタ
先日お客様から「どのCDがおすすめか?」と聞かれて即答したのがこのタラソワ盤
第2番の美しい第2楽章に酔いしれてみてください |
alto
ALC 1075
\2500
海外直輸入
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マリーナ・タラソワ(チェロ)
ミヤスコフスキー(1881-1950):
チェロ・ソナタ第1番ニ長調 Op.12(*)
チェロ・ソナタ第2番イ短調 Op.81(*)
チェロ協奏曲ハ短調 Op.66(+)
録音:1994年 原盤:Olympia 前出:Regis,
RRC 1050(廃盤) |
マリーナ・タラソワ(チェロ)
アレクサドル・ポレジャエフ(ピアノ(*)
モスクワ新オペラ管弦楽団(+)
エフゲニー・サモイロフ(指揮(+)) |
若いころのタラソワ
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PRIMA FACIE
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PFCD222
(2CD)
特別価格
\3900
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ノエル・カワードの台本に忠実に従った「陽気な幽霊」!
ゴドフリー:陽気な幽霊 |
ヴォランテ・オペラ |
2020年イギリスのコメディ映画「ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません!」の原作でもあるノエル・カワードによる1941年の戯曲「陽気な幽霊」のテキストは、ほとんど発表当初からこれを上演する監督やプロデューサーの都合で脚色や変更が多く行われてきました。
本作と同じくポール・コーフィールド・ゴドフリーが音楽を制作した「ナイチンゲールとバラ」(PFCD197)をリリースし批評家から高く評価されたヴォランテ・オペラが、今度はカワードが発表した元の台本に忠実に従った「陽気な幽霊」をレコーディングしました。
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ダンカン・ハニーボーン・プレイズ・ザ・1873
ベヴィントン・オルガン |
ダンカン・ハニーボーン(オルガン) |
ジョン・ブル:ガリアード(パルテニアより)/
バード:幻想曲(フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブックより)/
ブクステフーデ:フーガ ハ長調/
J.S.バッハ:パストレッラ/
ケイト・バウンディ:アンダンテ・グラツィオーゾ/
ジョン・スタンリー:ヴォランタリー ト短調/
ケイト・ローダー:6つのヴォランタリー/
デュリュフレ:シャン・ドネ ~ ジャン・ギャロンへのオマージュ/
サミュエル・セバスチャン・ウェズリー(R.フランシス編):コラール・ソング/
グレヴィル・クック:挽歌/
ジョン・ジュベール:ピカルディによる短い前奏曲
Op.125-1 |
優れたピアニストとして知られるダンカン・ハニーボーンですが、彼は教会オルガニストを30年間務めており、オルガンのリサイタルも定期的に開催。
このアルバムでは自身に所縁の深いドーセット州のビンクームという小さな村の教会にあるベヴィントン・アンド・サンズ社の1873年製オルガンを演奏しています。
※録音:ホーリー・トリニティ教区教会(ビンクーム、ドーセット、イギリス)
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クラウド・アトラス ~ フィリップ・グレンジ作品集
フィリップ・グレンジ:
クラウド・アトラス
(シンフォニック・ウィンド・バンドのための)
バッカス・バカテルズ(管楽五重奏のための)
クラリネットとシンフォニック・ウィンド・バンドのための協奏曲 |
イギリス国立青少年ウィンド・アンサンブル
フィリップ・スコット(指揮)
サラ・ウィリアムソン(クラリネット)
クイーンズウッド管楽五重奏団 |
2013年にリリースされていたアルバムがディジパック仕様で再リリース。
ヨーロッパでもトップクラスの青少年吹奏楽団と評価されながら2018年に惜しまれつつ活動を終了したイギリス国立青少年ウィンド・アンサンブルのフィリップ・グレンジ作品集。
ここに収録されている3作品の出版に際しエージェントとして重要な貢献を果たしたブリティッシュ・ミュージック・ソサエティ(BMS)の副社長、ジャイルズ・イースターブルックが2021年に死去したことを受けての再リリースとなります。
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PFCD215
(2CD)
特別価格
\3900
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ツィカン・プレイズ・シェーンベルク&スクリャービン、
ハニーボーン・プレイズ・ツィカン |
オットー・M・ツィカン(ピアノ/CD1)
ダンカン・ハニーボーン(ピアノ/CD2) |
CD1 ~
シェーンベルク:
ピアノのための組曲 Op.25、3つのピアノ曲
Op.11、2つのピアノ曲 Op.33、
6つの小さなピアノ曲 Op.19、5つのピアノ曲
Op.23
スクリャービン:
前奏曲 Op.15-5、前奏曲 Op.15-2、前奏曲
Op.11-14、前奏曲 Op.22-2
CD2 ~
オットー・M・ツィカン(1935-2006):
夜の小品第3番、コラール、小品1、小品2、小品3、即興演奏、
夜の商品第5番、スケッチ~静かに,
レガート、スケッチ~シンフォニー、
スケッチ~静かに、後ほど追加された協奏曲なしのカデンツァ |
オットー・M・ツィカン、ピアニストとしての歴史的録音(初CD化)!
20世紀後半のオーストリアを代表する重要な作曲家&ピアニスト、オットー・M・ツィカン(1935-2006)の功績を称えるユニークなアルバム。
ORF(オーストリア放送協会)との共同で制作され、ツィカンがシェーンベルクとスクリャービンのピアノ作品を弾いた歴史的録音をCD1に収録し(1970年にLPリリースされて以来の初CD化)、CD2にはイギリスの名手ダンカン・ハニーボーンが演奏するツィカン作品の新録音が組み合わせれています。
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ゴードン・クロス:ピアノ作品全集
ピアノ・ソナタ第1番/ピアノ小品集《ロンのおもちゃ》/
ピアノ・ソナタ第2番/ピアノ・ソナタ第3番/
幸福な島(独奏ピアノのためのエチュード) |
アナベル・ローソン(ピアノ) |
2021年に逝去されたイギリスの作曲家&音楽学者、ゴードン・クロス(1937-2021)の全ピアノ・ソロ作品。
演奏したのは、10年以上ゴードン・クロスの音楽とともに生きてきたというピアニスト(そして彼の友人でもある)アナベル・ローソン。
2019年にリリースされたゴードン・クロス作品集(On
The Shoreline/PFCD098)にもピアノ・ソナタ第1番と「ロンのおもちゃ」(イギリスのトイ・デザイナー、ロン・フラーの作品からインスピレーションを得た小品集)は録音していましたが、ソナタ第2番と第3番、そしてアナベル・ローソンらに贈られたピアノのための最後の作品「幸福な島」(オークニー諸島のパパ・ウェストレイ)を含めた全ピアノ作品のレコーディングが実現しました。
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フレデリック・セプティマス・ケリー・プロジェクト |
アレックス・ウィルソン(ピアノ)
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セイディ・ハリソン:'...to the unobservant,
all babies seem alike...'/
フレデリック・セプティマス・ケリー:練習曲第1番/
ハリソン:'...the touch of a vanish'd hand...'/ケリー:練習曲第8番/
ハリソン:'...an absurd little wooden boat...'/ケリー:モノグラフ第19番/
ハリソン:'Winning Gold' /ケリー:モノグラフ第18番/
ハリソン:'...Beethoven worshippers gasped...'
/ケリー:練習曲第12番/
ハリソン:'...in the light of a clouded
half-moon...' /
ケリー:モノグラフ第9番、モノグラフ第22番/
ハリソン:'One is one and all alone and
ever more shall be so!' /
ケリー:練習曲第9番/ハリソン:'To dear
Cleg' 、'...a sea of lacerated earth...'
/
ケリー:モノグラフ第15番、モノグラフ第24番/ハリソン:'...a
rare and beloved creature...' |
オーストラリア初のロマン派作曲家とも呼ばれた、イギリスとオーストラリアのピアニスト、作曲家、そしてオリンピックのボート選手や戦争の英雄でもあったフレデリック・セプティマス・ケリー(1881-1916)の生涯を称えるプロジェクト。
ピアニストのアレックス・ウィルソンと作曲家セイディ・ハリソンのコラボレーションによって制作されており、ケリーの「12の練習曲
Op.9」と「24のモノグラフ Op.11」からのハイライトの間に、セイディ・ハリソンが作曲した「To
dear Cleg」(ケリーの日記や友人・戦友からの手紙に光を当て、彼の演奏レパートリーから古典派やロマン派の作曲家の音楽を織り交ぜた10のポートレート)を(ほぼ)交互に収録しています。
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RUBICON
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トリオ・イシムシズ
ブラームス、コーイ、コルンゴルト:ピアノ三重奏曲集
ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87
フランシスコ・コーイ(b.1985):
ピアノ三重奏曲(世界初録音)
コルンゴルト:ピアノ三重奏曲ニ長調 Op.1 |
トリオ・イシムシズ
〔パブロ・エルマン・ベネディ(ヴァイオリン)、
エルデム・ミシルリオグル(ピアノ)、
エドヴァルド・ポゴシアン(チェロ)〕 |
トリオ・イシムシズ第3弾!ブラームス&コルンゴルトとコーイ世界初録音!
☆キアロスクーロ・クヮルテットのメンバーでもあるヴァイオリンのパブロ・エルマン・ベネディが参加するピアノ三重奏団!
☆サード・アルバムでは、ブラームス、コルンゴルト、そしてトリオ・イシムシズのために作曲されたフランシスコ・コーイの作品!
2009年にギルドホール音楽院で結成されたトルコ語で「無名」を意味する単語をアンサンブル名に冠するトリオ・イシムシズ。
アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ・クヮルテットのメンバーでもあるヴァイオリンのパブロ・エルマン・ベネディ、2008年のBBCヤング・ミュージシャン・コンクールの協奏曲部門のファイナリスト、エルデム・ミシルリオグル、そしてミヒャエル・ペトロフに代わり、ジュリアード協奏曲コンクールの覇者であるエドヴァルド・ポゴシアンが新たに加わった実力派3名によるピアノ三重奏団。
これまで2015年トロンハイム国際室内楽コンクール第1位&聴衆賞、2017年ウィーン・ハイドン国際コンクール第2位を受賞し、現在もっとも刺激的で勢いのあるアンサンブルの1つとして期待を寄せられています。
サード・アルバムのプログラムは、モーツァルト以上の天才と謳われたコルンゴルトが、わずか12歳で作曲したスケールの大きなピアノ三重奏曲
Op.1と、ブラームスが1882年に書いた骨太なピアノ三重奏曲第2番(ちなみにファースト・アルバム(RCD1013)ではブラームスの第3番、セカンド・アルバム(RCD1048)では第1番を収録しています)。
そして、スペインの若き注目作曲家フランシスコ・コーイ(フランシスコ・コル)がトリオ・イシムシズのために書いたピアノ三重奏曲を世界初録音。
この作品はボルレッティ=ブイトーニ財団、ブリテン・ピアーズ・アーツ、マドリードの国立音楽普及センターからの委嘱によって作曲され、2022年1月にマドリードで初演、2022年6月にオールドバラ音楽祭で英国初演されています。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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PARNASSUS
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若かりしマルコム・フレイジャー
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調
Op.16*
ハイドン:
ピアノ・ソナタ第35番変ホ長調 L.51, Hob.XVI:35
バルトーク:
2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz.110,
BB115** |
マルコム・フレイジャー(ピアノ)
パリ音楽院管弦楽団*
ルネ・レイボヴィッツ(指揮)*
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)**
ルスラン・ニクリン(打楽器)**
ヴァレンティン・スネギレフ(打楽器)** |
グラミー賞にノミネートされたマルコム・フレイジャーのデビュー録音が復刻!
☆エリザベート・コンクールを制したアメリカ出身の大ピアニスト、マルコム・フレイジャー!
☆グラミー賞にノミネートされたデビュー録音を含む、20代のフレイジャーによる驚異的な演奏を復刻!
信じられないほどのテクニック、驚くべき器用さ、詩的で美しいタッチを兼ね備えたアメリカ出身の大ピアニスト、マルコム・フレイジャー(マルコム・フレージャー)(1935-1991)の初期の録音がParnassusレーベルより復刻!
1960年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝したフレイジャーは同年にカーネギー・ホール・デビュー、その後積極的なレコーディング活動や楽譜の発掘、研究にも力を注いでいましたが、さらなる活躍が期待される中56歳の若さでこの世を去りました。
今回の復刻アルバムにはRCA Victor Red Sealからリリースされいきなりグラミー賞にノミネートされたデビュー盤に収録されていた「プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番」と「ハイドン:ピアノ・ソナタ第35番」に加え、1963年にレコーディングされたウラディーミル・アシュケナージらとの共演による「バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ」を収録。当時20代のフレイジャーが魅せた驚異的な演奏に改めて耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
※録音:不詳(プロコフィエフ)/1960年、パリ(ハイドン)/1963年、ソビエト連邦(バルトーク)
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10/24(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
ANIMAL MUSIC
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ヴァシレク率いるマルティヌー・ヴォイセズ、
ブリテンの合唱作品3篇
ベンジャミン・ブリテン:
(1)テ・デウム ハ長調
(2)キャロルの祭典 Op.28
(ジュリアス・ハリソン編曲による混声合唱とハープ版)
(3)聖チェチーリア讃歌 Op.27 |
(1)ダニエラ・ヴァルトヴァー・コシノヴァー(オルガン)
(2)カテジナ・エングリホヴァー(ハープ)
マルティヌー・ヴォイセズ
ルカーシュ・ヴァシレク(指揮) |
ヴァシレク率いるマルティヌー・ヴォイセズがブリテンの合唱作品3篇を録音!!
録音:(2)2023年4月29&30日、(1)2023年6月17日、(3)2023年6月18日/舞台芸術アカデミー、マルティヌーホール(プラハ)/DDD、ディジパック仕様
20世紀を代表する作曲家ベンジャミン・ブリテン(1913-1976)の3つの合唱作品「テ・デウム
ハ長調」、「キャロルの祭典」、「聖チェチーリア讃歌」をルカー
シュ・ヴァシレク率いるマルティヌー・ヴォイセズが、ハープのカテジナ・エングリホヴァーとオルガンのダニエラ・ヴァルトヴァー・コシノヴァーをソリストに迎えて
録音しました。
1980年生まれのルカーシュ・ヴァシレクはチェコ屈指の合唱指揮者。ヴァシレクが創設したマルティヌー・ヴォイセズは、マルティヌーの作品演奏およびその芸術的遺産に敬意を表することを主たる目的に2010年に結成された室内合唱団。
マルティヌーのマドリガーレ集(SU-4237)などをリリースしています。
テ・デウム ハ長調は1934年、ブリテンの私生活と仕事上の生活が行き詰ったときの産物。
「キャロルの祭典」、「聖チェチーリア讃歌」は、1942年、ブリテン
とパートナーのピーター・ピアーズ(1910-1986)が3年間をアメリカで過ごした後、アメリカからイギリスに帰国する際、大西洋横断中に書き上げました。
ブリ テンの熱き合唱作品をご堪能ください。
ジャケット写真は、有名な写真家セシル・ビートン(1904-1980)によるベンジャミン・ブリテンのポートレートを使用。
これは1942年に撮影されたもので、 まさに「キャロルの祭典」、「聖チェチーリア讃歌」の作曲に取り組んでいた頃です。
またライナーノーツはイギリスの音楽学者ルーシー・ウォーカー博士によるベン
ジャミン・ブリテンと彼の合唱作品について(英語・チェコ語)を掲載しております。
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CHALLENGE CLASSICS
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CC 72966
(2CD)
【再発売】
\3100
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クイケン&ラ・プティット・バンドの名盤が再発売、
クリスマス・オラトリオ
J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248 |
イム・スンヘ(ソプラノ)
ペトラ・ノスカイオヴァ(アルト)
ステファン・シェルペ(テノール)
ヤン・ファン・デア・クラッベン(バス)
シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン、指揮)
ラ・プティット・バンド |
クイケン&ラ・プティット・バンドの名盤が再発売、1パート1人の鮮烈なクリスマス・オラトリオ
録音:2013年12月11・13-17日/ベルギー、ルーヴェン、プレディクヘーレン教会/72:32、66:50
「1 パート1 人」を徹底しバッハの音楽から瑞々しく鮮烈な響きを引き出したラ・プティット・バンドの名盤が再発売。
低音にヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを
用いることで機動力あるアンサンブルが生まれ、一人ずつの歌唱が軽やかにくっきりと浮かび上がります。
はなやかな曲想を持つオラトリオですが、勢いに任せる
のではなく、曲の細部まで磨きこむことによって無二の魅力を獲得しています。
※同内容のCC-72394およびCC-72806は廃盤になっております。
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ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)
ミューズ ~ブラームス&クララ・シューマン:ピアノ作品集
ブラームス:
ヘンデルの主題による変奏曲 Op.24
2つのラプソディ Op.79
3 つの間奏曲 Op.117
クララ・シューマン:
3つのロマンス Op.21より 第1曲 |
ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ) |
より濃密な表現に凝縮されていくプログラム
録音:2023年4月25-26日/ヒルフェルスム、MCOスタジオ1/69:27
トビリシ生まれのピアニスト、ニーノ・グヴェタッゼによるChallenge
Classics5 枚目のアルバム。
ブラームスの時期を隔てた3作品に、ブラームスに献呈さ
れたクララ・シューマンのロマンスをカップリング。
大曲から小品へと音楽が凝縮されていくようなプログラミングでもあり、どんどんと独白的な密度が上がってい
きます。
グヴェッタゼのピアノは明るさと暗さを混在させてよく歌うもの。
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ニーノ・グヴェタッゼ
1981年、グルジア共和国の首都トビリシ生まれ。 |
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CYBELE RECORDS
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ベルリン古楽アカデミーのコンマス、ベルンハルト・フォルク
バッハ家の管弦楽作品集
ヨハン・ベルンハルト・バッハ:管弦楽組曲
ト短調
カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ:
ハンブルク交響曲第5番 ロ短調
ヨハン・クリスティアン・バッハ:交響曲
ト短調
J.S.バッハ:
ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲
ハ短調 BWV1060 |
パヴェル・ストルガレフ(オーボエ)
ベルンハルト・フォルク(ヴァイオリン、指揮)
ノイエ・フィルハーモニー・ヴェストファーレン |
ベルリン古楽アカデミーのコンマス、ベルンハルト・フォルクによるバッハ家の音楽
32 bit Recording、55:26
ベルリン古楽アカデミーのコンサートマスターとしても活躍しているヴァイオリニスト、ベルンハルト・フォルクが指揮するバッハ・ファミリーの作品集。
フランスの宮廷舞踏とイタリア器楽の妙技を融合させたヨハン・ベルンハルト・バッハの管弦楽組曲にはじまり、独創的で辛口、大胆なコントラストを駆使したカー
ル・フィリップ・エマヌエル・バッハの「疾風怒濤」な交響曲、モーツァルトの小ト短調に影響を与えた荒々しい熱狂によるヨハン・クリスティアン・バッハの交響曲
を収録。
最後におかれた大バッハのヴァイオリンとオーボエのための協奏曲は、2
台のチェンバロのための協奏曲から復元されたもので、二つの独奏楽器が効果的に組み合わされます。
ジグザグ音型でエネルギッシュに展開していく終楽章は後の時代の激しい音楽を予感しているかのよう。
ヨハン・エルンスト・バッハ(1676-1749)はドイツのアイゼナッハの生まれ。ゼバスティアンのはとこ(祖父母の兄弟姉妹の孫)に当たる。彼の音楽作品の大部分は失われているが、現存する作品の中には4つの管弦楽組曲が存在する。彼のオーケストラ作品の公演時に、J・S・バッハ専用のパートが用意されたことが知られている。
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EVIL PENGUIN RECORDS
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奏者が曲ごとにパートをかえて演奏
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲集
(1)五重奏曲 へ短調 Op.42-1 G348
(2)五重奏曲 ハ長調 Op.46-3 G361 *
(3)小五重奏曲 ロ短調 Op.42-3 G350
(4)五重奏曲 ト短調 Op.42-4 G351
*世界初録音 |
カルスキ弦楽四重奏団
ラファエル・ファイユ(チェロ) |
1曲1曲の個性をいきいきと弾き分けた演奏
録音:2023年5月15-17日/ベルギー、AMUZ/64:32
世界初録音を1曲含むボッケリーニの弦楽五重奏曲集。
どれもヴァイオリンとチェロが2パートずつの編成ですが、このCDでは奏者が曲ごとにパートをかえて演奏しているのが特徴。
各曲が別々の命を吹き込まれたかのように響き、いきいきとした個性の違いを感じられます。
短調作品の表情の豊かさに驚き。
[演奏パート]
Kaja Nowak ...(1)Vn.II (2)Vn.I (3)Vn.II
(4)Vn.I
Natalia Kotarba ...(1)Vn.I (2)Vn.II (3)Va
(4)Vn.II
Diede Verpoest ...(1)Va (2)Va (3)Vn.I
(4)Va
Julia Kotarba ...(1)Vc.I (2)Vc.I (3)Vc.II
(4)Vc.II
Raphael Feye ...(1)Vc.II (2)Vc.II (3)Vc.I
(4)Vc.I
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HAENSSLER
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20周年!ミネッティ弦楽四重奏団、
ベルク、ショスタコーヴィチ、リゲティ!
(1)ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3
(2)ショスタコーヴィチ:
弦楽四重奏曲第7番 嬰ヘ短調 Op.108
(3)リゲティ:弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」 |
ミネッティ弦楽四重奏団
【マリア・エーマー(第1ヴァイオリン)、
アンナ・クノップ(第2ヴァイオリン)、
ミラン・ミロジチク(ヴィオラ)、
レオンハルト・ロチェック(チェロ)】 |
祝、結成20周年!ミネッティ弦楽四重奏団が20世紀に生まれた作品、ベルク、ショスタコーヴィチ、リゲティ!
録音:(2)(3)2018年4月17&18日、(1)2018年12月20&21日/ローレライザール(ウィーン)/DDD、53'25
実力派ミネッティ弦楽四重奏団が今年(2023年)、結成20周年を迎えました。これを記念しての新譜は20世紀に生まれたベルク、ショスタコーヴィチ、リゲティです!
2003年に結成された当団は、ウィーン国立音楽演劇大学でアルバン・ベルク四重奏団のメンバーに師事し、2006年にグラーツのフランツ・シューベルト国際
弦楽四重奏コンクール最高位を受賞。
2008/2009シーズンに行ったEcho Klassik の「ライジング・スター・シリーズ」で世界各国での演奏会を成功させてお
ります。団としての色や個性も磨きがかかり、今後の活躍も非常に期待が高まります。
リゲティの弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」は、4つの核となる音が様々に変容して姿をあらわし12のパートからなる作品で、間をおかずに演奏されます。
楽章ごとに落ち着いたテンポと急速なテンポとが交互に置かれ、中間部に一曲だけワルツのリズムで優雅に演奏される楽章があります。
独ヘンスラー・レーベルから「メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1・2番」(98-645)、「ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2・4・11番」(98-029)、「ハ
イドン:弦楽四重奏曲第66・74・79番」(98-589)、「メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番&シューベルト:
弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」」(HC- 18021)をリリースしております。

(昔のコメントから)
その来日公演は名古屋でも行われた。マリアとアンナ。信じられないかもしれないが実物はジャケットよりも美しい。誰もがはっと息を呑むようなモデル系美人のマリアと、その後ろで一歩引いて楚々としているがよくみると実はものすごい美人だったという感じのアンナ。こんな対照的な二人をよく見つけてきたな・・・映画や漫画のような取り合わせ。まるでステージがエーゲ海の宮殿のようだった。
旧譜からメンデルスゾーン
かわいこちゃんの演奏だと思っているとグサリとやられる。 |
HC 18021
\3000
海外直輸入
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「史上最も美しい弦楽四重奏団」
ミネッティ弦楽四重奏団、
メンデルスゾーンの第6番と「死と乙女」をリリース
(1)メンデルスゾーン:
弦楽四重奏曲第6番 ヘ短調 Op.80
(2)シューベルト:
弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810「死と乙女」 |
ミネッティ弦楽四重奏団
【マリア・エーマー(第1 ヴァイオリン)
アンナ・クノップ(第2 ヴァイオリン)、
ミラン・ミロジチク(ヴィオラ)、
レオンハルト・ロチェック(チェロ)】 |
結成15周年記念!実力派ミネッティ弦楽四重奏団が「死と乙女」をリリース。
セッション録音:2017 年6 月12、13、20-22
日/ウィーン王宮礼拝堂/61’03”
「史上最も美しい弦楽四重奏団」(店主)ミネッティ四重奏団がメンデルスゾーンの第6番と「死と乙女」をリリース。
おそらく「死」をテーマにしたアルバム。
実力派ミネッティ弦楽四重奏団が結成から15
周年を記念してメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6
番とシューベルトの弦楽四重奏曲「死と乙女」をリリースします。充実著しい当団が結成時より演奏し続けてきた同作品の満を持しての録音となりました。
ミネッティ弦楽四重奏団は2003 年に結成された若手アンサンブル団体。ウィーン国立音楽演劇大学でアルバン・ベルク四重奏団のメンバーに師事し、2006
年にグラーツのフランツ・シューベルト国際弦楽四重奏コンクール最高位をはじめとする輝かしい受賞歴を持つ実力派です。2008/2009
シーズンに行ったEcho Klassik の「ライジング・スター・シリーズ」で世界各国を回り好評を博しました。2017/2018
シーズンに結成15 周年を迎え、ヨーロッパ各地を一周、さらにアメリカまでのツアーが決定しております。独ヘンスラー・レーベルからメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第1
& 2 番(98 645)、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第2、4、11
番「セリオーソ」(98 029)、ハイドンの弦楽四重奏曲集(98
589)をリリースしております。今後ますますの世界的活躍に期待必至です!
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残念ながらすでに廃盤の、美しく気高いデビューアルバム。
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ハンス・ガルのコンチェルティーノ集
ハンス・ガル(1890-1987):
(1)チェロと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ
Op.87(1965)
(2)ピアノと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ
Op.43(1934)
(3)ヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ
Op.52(1939)
(4)弦楽オーケストラのためのセレナード
Op.46(1946) |
(1)ユストゥス・グリム(チェロ)
(2)オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
(3)ニーナ・カモン(ヴァイオリン)
シンフォニエッタ・リガ
ノルムント・シュネ(指揮) |
完璧なまでの美しさ。後期ロマン主義音楽の形式美を貫いたハンス・ガルのコンチェルティーノ集
録音:2023年4月12-14日/改革派教会、リガ(ラトヴィア)/DDD、69'15
知られざる室内楽・協奏曲作品の録音に積極的なピアニスト、オリヴァー・トリンドルがシンフォニエッタ・リガそして演奏家仲間とともにイギリスで活躍したハ
ンガリー系ユダヤ人作曲家ハンス・ガルのコンチェルティーノを録音しました。
同時代を生きたヴェーベルンなどの前衛的な作風には馴染まず、後期ロマン主義音
楽の形式美を貫き、持ち独自のスタイルを確立したガル。
ここに収録した作品は独奏楽器を際立たせたガルらしい美しい作品ばかりです。
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シラーの詩『鐘の歌』に魅せられた
作曲したロンベルクの声楽曲。
ロンベルク:『鐘の歌』Op.25
(詩:フリードリヒ・シラー) |
マリア・フリーゼンハウゼン(ソプラノ)
レナーテ・ナベル(アルト)
ハイナー・ホッファー(テノール)
カール・リッダーブッシュ(バス)
デュースブルク市立合唱団
エッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団
デュースブルク交響楽団の管楽器陣
ギド・クニューゼル(指揮) |
クニューゼル率いるエッセン・フォルクヴァング室内管の1982年の名演奏が復活!シラーの詩『鐘の歌』に魅せられた作曲したロンベルクの声楽曲。
DDD、54'29
1982年に録音されたギド・クニューゼル指揮、エッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団演奏のアンドレーアス・ロンベルク(1767-1821)の『鐘の歌』
がヘンスラー・レーベルから発売!
ミュンスター生まれのロンベルクは父親からヴァイオリンを習い、わずか6歳で演奏会にてヴァイオリンの腕前を披露した神童。
1790年にはボンの選帝侯宮廷オーケストラに参加し、同地でベートーヴェンにも会っています。
ヴァイオリニストだけではなく作曲家としても活躍し、ヴァイオリン
協奏曲やオペラ、声楽曲などを作曲しました。
フリードリヒ・シラーの最高傑作のひとつ『鐘の歌』。1788年にテューリンゲン州ルドルシュタットの鐘鋳造所を訪れてこの詩を書くインスピレーションを得たと
されています。
この詩に魅せられたロンベルクが美しい旋律をのせ、424節からなる全編を独唱とオーケストラのための音楽として作曲しました。
低音パートの鐘 付き名人の音の描写など、非常に興味深い作品です。
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ヨーゼフ・ズーダーの代表作、
ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」と交響的音楽第2番
ヨーゼフ・ズーダー:
(1)ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」
(2)交響的音楽第2番 |
(1)ナタリー・コルネワ(ソプラノ)、
マリア・ネイラウ(アルト)、
ヴラディーミル・モストモイ(テノール)、
ユーリ・ドブロフスキ(バス)
サンクトペテルブルク室内合唱団
ペスタロッチ・ギムナジウム・ミュンヘン児童合唱団
バイエルン州立青少年管弦楽団
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
(2)ズール・チューリンゲン・フィルハーモニー、
オラフ・コッホ(指揮)
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20世紀ドイツの作曲家ヨーゼフ・ズーダーの代表作、ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」と交響的音楽第2番収録のアルバム!
録音:(1)1993年6月9&10日/ヘクレスザール(ミュンヘン)、(2)1993年12月6&7日/フィルハーモニー(ズール)/DDD、69'35
20世紀ドイツで活躍した作曲家ヨーゼフ・ズーダー(1892-1980)のミサ曲「われらに平和を与えたまえ」と交響的音楽第2番を収録したアルバム。
1911年よりミュンヘン音楽・演劇大学で学んだズーダー。
交響的音楽、室内交響曲、歌劇「馬子にも衣装」、ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」などがズーダーの代表作です。
ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」はJ.S.バッハからブルックナーまでの作曲家の作品を補完するものといえ、厳格な対位法とロマン派を彷彿させる色彩感を持ち合わせた美しい祝祭ミサ曲です。
大規模な交響曲は作曲しなかったズーダー。1925年に室内交響曲
イ長調を作曲しこの作品で国際的な成功を収めました。
その後、1941年に交響的音楽第1番を、1963年に当アルバムに収録の交響的音楽第2番を作曲しております。
この作品は20 世紀に誕生した新たな形の交響曲といえ、この第2番は「モデラート-アレグロ・モルト」~「アダージョ」~「フィナーレ。アレグロ」の構成で当録音の演奏時間は約26分です。
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KLARTHE
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ロサンジェルス・フィル首席フルート奏者ジュリアン・ボーディモン
「カリフォルニア・ドリーミング」
(1)ジャスティン・ハーウィッツ:
映画『ラ・ラ・ランド』より「アナザー・デイ・オブ・サン」
(2)フランツ・ワックスマン:
映画『太陽のあたる場所』より「アンジェラのテーマ」
(3)ジョージ・ガーシュイン:巴里のアメリカ人
(4)ヘンリー・マンシーニ:スピーディー・ゴンザレス
(5)ダリウス・ミヨー:
4つの顔 Op.238より第1曲「カリフォルニアの女」
(6)ハンス・アイスラー:カリフォルニアの秋
(7)ハンス・アイスラー:ハリウッド
(8)ハンス・アイスラー:帰郷
(9)ヘンリー・マンシーニ:ルージョン
(10)アルノルト・シェーンベルク:警告
(11)ジョン・ウィリアムズ:
映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』より
「リフレクションズ」
(12)エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト:セレナード
(13)セルゲイ・ラフマニノフ:
パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43より第18変奏
(14)イゴール・ストラヴィンスキー:
歌劇『放蕩児の遍歴』より「トムからの便りはない」
(15)ジョン・スタフォード・スミス:
アメリカ合衆国国歌「星条旗」
(16)ジョン&ミシェル・フィリップス:
カリフォルニア・ドリーミング
※すべてブリュノ・フォンテーヌによる編曲 |
ジュリアン・ボーディモン(フルート&アルトフルート)
ブリュノ・フォンテーヌ(ピアノ)
マジェンタ四重奏団
エマニュエル・キュルト、
ジャン=バティスト・ルクレール(打楽器)
ロレーヌ・デュランテル=ヘルストローファー(コントラバス)(1)(2)(11)(15)
ジャン・シャルル・パトリエール(ベース)(4)(9)(16) |
フルート奏者ジュリアン・ボーディモンが陽光降り注ぐカリフォルニアをご案内!
録音:2022年8月/ヴァンセンヌ(フランス)/DDD、ディジパック仕様
名門ロサンジェルス・フィルハーモニックで首席フルート奏者をつとめるジュリアン・ボーディモンが陽光降り注ぐカリフォルニアをご案内します。
映画『ラ・ラ・ ランド』の「アナザー・デイ・オブ・サン」、映画『太陽のあたる場所』の「アンジェラのテーマ」にはじまり、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、ジョン・ウィリアム
ズまで、ボーディモンにしか表現できない唯一無二の世界に誘います。
ジュリアン・ボーディモンは1978年生まれ。パリ、ロンドンで研鑽を積み、22歳でリヨン国立歌劇場の首席フルート奏者に就任。現在はロサンジェルス・フィルハーモニックで首席フルート奏者をつとめるかたわらソリストとしても大活躍です。
共演はクラシック、ジャズ、そしてアレンジなどマルチな才能を発揮しているピアニスト、ブリュノ・フォンテーヌです。
当アルバムの編曲もフォンテーヌが担当しております。
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ARC MUSIC
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EUCD2965
\2200
※ワールド・ミュージックです
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アンデスの三つの季節
1. Sikuris de Italaque – 8:34
A)Provincia Camacho
B)Pueblito de Carabuco
C)Festividad Rosario en Pelechuco
2-4. Kimsa Pachanaka
2. Lupi Pacha – 8:51
3. Jallu Pacha – 11:03
4. Thaya Pacha – 15:17
5. Nayra Chuymampi – 13:29
A)Phulurunas
B)Lichihuayus
C)Tarkas
D)Kayrani |
LOS RUPHAY:
Basilio Huarachi –
Charango, sikus, percussion,vocals
Goya Cespedes – Kena, sikus, vocals
Ramiro Calderon –
Charango, sikus, percussion,vocals
Raul Chalcon –
Kena, sikus, percussion, vocals
Willy Claure – Guitar
Guiding spirit: Mario P. Gutierrez
Chief coordinator:
Murillo Garzon Santiago (Piki Murillo) |
収録時間: 57:14
南米、ボリビアの先住民の風習や信仰を広く世界に伝え、伝統が織り成
す文化の豊かさや多様性について認識と理解を深めたい、という想いを受
け継ぎ、1960年代から活動を続けているLos Ruphay(ロス・ルパイ)。
最新作は、バンドの創設者で元リーダーであるマリオ・P・グティエレスの遺し
た楽曲に取り組み、ボリビア・チチカカ湖周辺に住むアイマラ族の年間のサ
イクルである3つの季節と、気候変動が今日の彼らの文化に与えている影
響を浮き彫りにしています。
パンパイプやチャランゴ、その他の伝統楽器が
奏でる魅惑的なメロディーを通じて、アンデス高原を吹き抜ける風と壮大さ
を伝える、高揚感あふれるアルバムです。
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CARUS
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世界初CD化を含む「モテット集」
シュッツ、フリッツ・ヴェルナー 他 |
フライブルク音楽大学室内合唱団
モルテン・シュルト=イェンセン指揮 |
1. シュッツ:「涙とともに種蒔く人は」
Die mit tranen saen SWV 378
2. マウエルスベルガー:「町はなんと荒れ果ててしまったことか」
Wie liegt die Stadt so wust
3. プーランク:「悔悛のための4つのモテット」
Tristis est anima mea - Timor et tremor
- Vinea mea electa - Tenebrae factae sunt
4. レーガー:「おお死よ、お前はいかに苦しいことか」
O Tod, wie bitter bist du Op.110-3
5. フォルケル・ブラウティハム(Volker
Brautigam 1939-2022) :
「3つの至福」 Drei Seligpreisungen
I-III
6. ゲオルク・シューマン(Georg Schumann
1866-1952) :
「たとえ死の陰の谷を歩むとも」 Und
ob ich schon wanderte im finstren Tal
7. フリッツ・ヴェルナー(Fritz Werner
1898-1977):「聖パウロ・モテット」 Paulusmotetten
Op.51
Unsre Trubsal - Lieben Bruder, schicket
euch in die Zeit - Irret euch nicht
8. シュッツ:「かのごとく神は世を愛したもう」
Also hat Gott die Welt geliebt SWV.380
9. ゲオルグ・シューマン:「み名をほめたたえるのは良いこと」
Das ist ein kostliches Ding Op.52-2
10. シュッツ:「天は神の栄光を語る」
Die Himmel erzahlen die Ehre Gottes SWV.386 |
2019年9月29日-10月2日ザルツブルク、2022年10月9-12日キルヒツァルテンでの録音
優れた教育者であり合唱指揮者として世界的に知られ、また日本でも
全日本合唱コンクールの審査員やマスタークラスの開催で馴染みある
シュルト=イェンセンが教授として自ら教えるフライブルク音楽大学室内合唱団と共に
シュッツから現代に至る作曲家によるジャンルとしての「モテット」の持つ深い精神性を
作曲された時代背景と共に、優れた表現力で流れをひも解き、私たちに示します。
楽譜の出版も行うCARUS社による教育的にも意義のある好企画アルバムです。
フリッツ・ヴェルナーの「聖パウロ・モテット(3曲)」が世界初CD化と成ります。
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<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>
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IDIS
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カラヤン・スペクタキュラー Vol.12
(1)ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36
(2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
Op.61 |
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
(1)トリノRAI 交響楽団
(2)ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)、
ルツェルン祝祭管弦楽団 |
カラヤンの貴重なベートーヴェン・ライヴ
ライヴ録音:(1)1953年4月10日、(2)1955年8月27日/75:34
50年代から70年代にかけてのライヴ録音をリリースしているIDIS
の「カラヤン・スペクタキュラー」シリーズ。
今回のベートーヴェンの第2 はたいへん珍しい貴重音源。シュナイダーハンとの協奏曲も名演。
フルトヴェングラーが亡くなった1954年11月30日をはさんだカラヤンの2つのライヴ。
この2年でカラヤンの人生は大きく変わることになる。
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