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≪第121号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その12 2023/10/24~




10/27(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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APARTE

AP 333
\2900→\2690
ハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管、リストのシリーズ
 リスト:「聖人の伝説」集 vol.2

 1. 火刑台上のジャンヌ・ダルク S373/1*
 2. 火刑台上のジャンヌ・ダルク S.293*
 3. 聖チェチーリア S5
 4. 聖チェチーリア S343
 5. 聖クリストフ S47
 6-7. 栄えよポーランド(オラトリオ「聖スタニスラウス」より間奏曲)
 8. アヴェ・マリア IV S341
 9. エレジー第1番 S130a
 10. 詩篇137 S17/2
 11. アンジェルス!守護天使への祈り S378/1(ハルモニウム版)
 *リスト・アカデミー版による世界初録音
イム・スンヘ(ソプラノ)
ソフィア・ヴィニク(メゾ・ソプラノ)
ステファニー・ハウツィール(メゾ・ソプラノ)
トーマス・ハンプソン(バリトン)
シネ・ノミネ合唱団
マルティン・ハーゼルベック(指揮)
ウィーン・アカデミー管弦楽団

 リスト:「聖人の伝説」集第2弾!

 録音:2021, 2022年

 ハーゼルベックによる、リストが作曲した「聖人の伝説」集第2弾の登場。vol.1(AP.297)に続いて、歌唱陣にも豪華な顔ぶれをそろえています。

 1865年に僧籍に入ったリストは、キリスト教を題材とした作品を多く書くようになります。そして、ほかの作曲家にはあまり例をみませんが、絵画や書物から題 材をとった、聖人にまつわる音楽を多く書いています。
 ここでは、「聖人の伝説」として、キリスト教上の様々な聖人にまつわる物語を音楽にした作品をシリーズと してお届けします。

 当盤に収録されているのはいずれもリストの晩年の作品。リストの3つめのオラトリオ「聖スタニスラウス」は未完の作品ですが、もともとリストが独立した器楽 曲としても構想した「間奏曲」は充実したオーケストラ曲となっています。
 聖チェチーリアに関する楽曲が2つ収録されていますが、S5のほうは大編成なオーケス トラ、グレゴリオ聖歌からの引用などが見られる一方、S343 のほうは比較的小編成で瞑想的な空気の作品となり、まったく性格が異なっており興味深いです。
 聖 クリストフについてはあまり知られていませんがこれは旅人の聖人で、旅人に力を与えると言われています。
 また、タイトルには直接聖人の名が見られない作品も 収録されており、リストの芸術を様々な角度から鑑賞することができます。




旧譜
ハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管、リストのシリーズ
リスト:「聖人の伝説」集 vol.1

 AP 297
\2900→\2690
ハーゼルベック&ウィーン・アカデミー管、リストのシリーズ
リスト:「聖人の伝説」集 vol.1

 フランツ・リスト(1811-1886):
  (1)ストラスブール大聖堂の鐘 S.6
   (バリトン、合唱とオーケストラのための)(1874)
  (2)カンタンティブス・オルガニス S.7
   (アルト、合唱とオーケストラのための)(1879)
  (3)2つの伝説 S.354
   〔水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ/
    小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ〕(1862-3)
  (4)聖フランチェスコ S.665(1880)
  (5)アッシジの聖フランチェスコの太陽の讃歌 S.4
   (バリトン、男声合唱とオーケストラのための(1862年/1879年改訂))
  (6)ホザンナ S.677(バス・トロンボーンとオルガンのための)(1862-3)
トマシュ・コニエチュニ(バリトン)
ステファニー・ハウツィール(メゾ・ソプラノ)
ヴィエネンシス合唱団
アド・リビトゥム合唱団
マルティン・ハーゼルベック(指揮およびオルガン(S.665))
ウィーン・アカデミー管弦楽団

 リストが描いた聖人にまつわる音物語「聖人の伝説」集

 録音:(1)(2)(4)(5)2021年10月9,10日、ウィーン・イエズス会教会 (3)2015年6月5日、リスト・ホール (6)1983年9月22日、ウィーン・コンツェルトハウス

 ハーゼルベック指揮、ウィーン・アカデミー管による、リストのシリーズがスタートします。
 1865年に僧籍に入ったリストは、キリスト教を題材とした作品を多く書くようになります。そして、ほかの作曲家にはあまり例をみませんが、絵画や書物から題材をとった、聖人にまつわる音楽を多く書いています。
 ここでは、「聖人の伝説」として、キリスト教上の様々な聖人にまつわる物語を音楽にした作品をシリーズとしてお届けします。第1弾は、聖チェチリア(2)、ふたりの聖フランチェスコ(《2つの伝説》(3))などが取り上げられています。

 リストが交響詩を多く書いたのは1850年でした。1862年頃の《2つの伝説》はピアノ版でも広く知られる作品ですが、ピアノ版とこの管弦楽版、どちらが先に完成したかについては定かになってはいません(ピアノ版とは順序が逆になっています)。
 ピアノ版でも既に豊かな情景に満ちた音楽ですが、交響詩などと比べても遜色ないクライマックスの見事な演出など、管弦楽版ならではの魅力に満ちています。「小鳥」の音色を管楽器で奏でたりと、より一層豊かな色彩感をもって、聖フランチェスコが説教するシーンが響きます。

 ほかにも、アッシジの聖フランチェスコが自然を讃えた祈り「太陽の讃歌」に基づいた《アッシジの聖フランチェスコの太陽の讃歌》を収録。バリトン・ソロを務めるのはバイロイト音楽祭や東京・春・音楽祭などでもおなじみのトマシュ・コニエチュニ。《ストラスブール大聖堂の鐘》では、まるでワーグナーを思わせる管弦楽と合唱をバックに、力強くもドラマティックな歌声を聴かせます。
 演奏会用小品の《ホザンナ》など、演奏機会の少ない作品が収録されております。

 ハーゼルベックの指揮が導く音楽が非常にドラマティックにして敬虔な空気に満ちており、教会の荘厳な空気までをも伝えてくれるようです。

 ハーゼルベックはオルガン奏者、指揮者として数多くのリリースと受賞を重ねた重鎮。
 1985年にピリオド楽器のウィーン・アカデミー管弦楽団を設立し、バロックからロマン派作品まで、ウィーン楽友協会および世界中で演奏会シリーズを重ねました。

 

 
 

AP 338
\2900
ジョスカン・デ・プレ:不運が私を打ち /
 ステファン・マクラウド、リ・アンジェリ・ジュネーヴ

  1. ミサ「Malheur me bat(不運が私を打ち)」よりキリエ
  2. Douleur me bat(悲しみが私を打ち)
  3. ミサ「Malheur me bat(不運が私を打ち)」よりグローリア
  4. Nymphes des bois(森の妖精)~オケゲムの死に
  5. ミサ「Malheur me bat(不運が私を打ち)」よりクレド
  6. 主よ、われをあわれみたまえ
  7. ミサ「Malheur me bat(不運が私を打ち)」よりサンクトゥス
  8. 千々の悲しみ(Mille regretz)
  9. ミサ「Malheur me bat(不運が私を打ち)」よりアニュス・デイ
  10. Preter rerum seriem(この世の秩序を超えて)
リ・アンジェリ・ジュネーヴ(声楽アンサンブル)
ステファン・マクラウド(指揮)

 衝撃の美しさ、ジョスカン・デ・プレの作品を各パート2名による歌唱で

 録音:2023年1月、スイス

 ジョスカンは15-16世紀を代表する作曲家であり、世俗曲と宗教曲の両方でヨーロッパ中に名を馳せました。
 これは、世俗曲と宗教曲を交互にプログラムした 1枚です。
 どちらにも共通しているのは、ジョスカンの多声音楽作曲の天賦の才に満ちていること。
 さらに、ひとつの作品(「Preter rerum seriem(この世の秩 序を超えて)」)を除いてすべてフリギア旋法(あるいはホ調)のものであることも、ディスクに一貫性をもたらしています。
 声楽アンサンブル「リ・アンジェリ・ジュ ネーヴ」はここで、各パート2名という編成で、研ぎ澄まされた美しさの演奏を展開しています。指揮のマクラウドはバス・パートを歌いながらの指揮。
 ジョスカン の音楽の深く感動的な面が存分に引き出されており、聴き手は、親密かつ瞑想的な静謐の世界にどっぷり浸かることができます。
 




CLAVES



50 3062
(3CD)
\8700
スペインのパブロ・デ・ナヴェラン
 J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(全曲)

 CD1
  第1番 ト長調BWV1007
  第2番 ニ短調BWV1008
 CD2
  第3番 ハ長調BWV1009
  第4番 変ホ長調BWV1010
 CD3
  第5番 ハ短調BWV1011
  第6番 ニ長調BWV1012
パブロ・デ・ナヴェラン
 (チェロ/
  カルロ・アントニオ・テストーレ製作
   (1723年))

 スペインのパブロ・デ・ナヴェランがバッハの無伴奏チェロ組曲を録音!テストーレの銘器でしなやかな音色で奏でる!

 セッション録音:2021年9月/ペロワ教会(スイス)/DDD、ディジパック仕様、CD1: 47'02、CD2: 54'49、CD3: 64'13

 パブロ・デ・ナヴェランがバッハの無伴奏チェロ組曲全曲を録音しました!1975年、スペインのビルバオ生まれのナヴェラン。
 11歳でミハイ・ベセドフスキにチェ ロを師事。その後17歳でスイス、グシュタードの国際メニューイン音楽アカデミーに入学し、ユーディ・メニューイン、アルベルト・リジー、ラドゥ・アルドゥレスクに 師事。そして、パリ国立高等音楽院でフィリップ・ミュレールに師事し、最優秀の成績でディプロマを取得しています。
 これまでにガスパール・カサド国際チェロ・コ ンクール、若い音楽家のためのスペイン室内楽コンクールなど、国内外のコンクールで数々の賞を受賞。現在はソリストとして活躍する傍ら、母校国際メニューイン 音楽アカデミーで後進の育成にも力を注いでいます。

 一音一音たっぷりと奏でるナヴェランのバッハ。イタリアのカルロ・アントニオ・テストーレが1723年に製作したチェロを存分に鳴らしながら、聴き手をバッハの無伴奏の世界へと連れていきます。
 力強さとしなやかさを併せ持った銘器で奏でるナヴェランのバッハ。圧巻の仕上がりです。

 ※ブックレットは付属しておりません。

 
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 902435/6
(2CD)
\4200→\3890
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
 ベートーヴェン:変奏曲全集Vol.2

  ベートーヴェンからケージまで。ティベルギアンのニュアンス豊かなピアノで綴る変奏曲史

 Disc1
  (1)ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲ハ短調WoO.80
  (2)スヴェーリンク:
   「わが青春はすでに去り過ぎ」による6つの変奏曲SwWV324
  (3)ベートーヴェン:
   リギーニのアリエッタ「恋人よ来たれ」による24の変奏曲WoO.65
  (4)J.S.バッハ:イタリア風のアリアと変奏曲イ短調BWV989
  (5)J.S.バッハ(ブラームス編):シャコンヌ(左手のための)

 Disc2
  (6)ベートーヴェン:「ルール・ブリタニア」による5つの変奏曲WoO.79
  (7)モートン・フェルドマン:最後の小品(全4曲)
  (8)ベートーヴェン:創作主題による6の変奏曲ト長調WoO.77
  (9)ケージ:7つの俳句
  (10)ベートーヴェン:
   ドレスラーの行進曲による9つの変奏曲ハ短調WoO.63
  (11)ジョージ・クラム:行列聖歌
  (12)ベートーヴェン:
   ハイベルのバレエ「妨げられた結婚」の
    「ヴィガノのメヌエット」による12の変奏曲WoO.68
  (13)ケージ:ある風景のなかで
  (14)ベートーヴェン:イギリス国歌による変奏曲ハ長調WoO.78
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
KKC 6770/1
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4400

 
 録音:2023年1月/ポワチエ・オーディトリアム劇場

 2023年2月にリリースされた第 集(HMM902433/4;国内仕様盤KKC 6676/7) が「レコード芸術」誌特選をはじめ絶賛されたティベルギアンのベートーヴェン変奏曲全集シリーズ第2弾の登場。
 第1集以上に凝った選曲に驚愕です。

 第2集も2枚組。
 Disc1は作品番号のない「創作主題による32の変奏曲ハ短調」に始まりますが、ピアノ協奏曲第4番と同時期1806年の作で、「ベートーヴェンのハ短調」の充実が見られます。
 次にスヴェーリンクで200年、J.S.バッハでと100年ほど前の変奏技法に立ち返り、ベートーヴェンへの影響を探ります。
 「シャコンヌ」はブラームスが左手だけのために編曲したものを披露。

 Disc2 はベートーヴェン作品で20世紀アメリカをはさむ興味深い企画。ベートーヴェンは変奏曲という形式を改革し、主題素材を無視してその抽象的な枠 組みだけを残すことをあえてしています。
 これが現代音楽に影響を与えているとして、音響自体が沈黙の変奏である4作品を選んでいます。
 ティベルギアンの 演奏でケージやフェルドマン、クラムの作品を聴くことができるのは贅沢の極み。
 ティベルギアンのニュアンスに富むピアノの音色は現代曲にもピッタリ。ことに 全く前衛的でないケージの「ある風景のなかで」はBGM にしたいほどの美しさとメッセージにあふれていて絶品。
 ティベルギアンの新境地を垣間見れます。
 また「7つの俳句」では「わび・さび」の美学さえ感じさせます。
  



「レコード芸術」誌特選をはじめ絶賛された
ベートーヴェン変奏曲全集シリーズ第1弾

ベートーヴェンを中心にティベルギアンならではの凝った選曲



 HMM 902433/34
(2CD)
\4200→\3890
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
 変奏曲集第1巻


 Disc1
  (1)ベートーヴェン:エロイカ変奏曲Op.35
  (2)同:6つの変奏曲ヘ長調Op.34
  (3)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331「トルコ行進曲付」
  (4)ベートーヴェン:6つの変奏曲ニ長調Op.76

 Disc2
  (5)シューマン:ベートーヴェンの主題による自由な変奏形式の練習曲
  (6)ベートーヴェン:
   ヴィンターの歌劇「中止された奉献祭」の
    「子供よ、静かにお休み」による7の変奏曲WoO.75
  (7)同:
   パイジェッロの歌劇「水車小屋の娘」の
    「田舎者の恋は何と美しく」による9 つの変奏曲WoO.69
  (8)ウェーベルン:変奏曲 Op.27
  (9)ベートーヴェン:
   パイジェッロの歌劇「水車小屋の娘」の
    「わが心はうつろになりて」による6つの変奏曲WoO.70
  (10)同:
   ジュスマイヤーの歌劇「スレイマンまたは3 人のサルタン妃」の
    「ふざけと戯れ」による8つの変奏曲WoO.76
  (11)シューマン:最後の楽想による幻覚の変奏曲
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)
 KKC 6676/7
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4400

 ティベルギアンが誘う変奏曲歴史の旅第1弾

 録音:2022年1月/ポワチエ講堂劇場(フランス)/ディジパック仕様、142'00"

 ソリスト、アンサンブルに大活躍なティベルギアンが「変奏曲集」と題するシリーズを開始します。
 ベートーヴェンを中心にティベルギアンならではの凝った選曲でスヴェーリンクからクルターグまで6枚の旅を予定しています。

 第1弾は2枚組。Disc1 はベートーヴェンの作品番号の付いた3篇の間にモーツァルトの「ピアノ・ソナタ第11番」が挟まれますが、これも第1楽章が変奏曲。
 さらに終楽章は有名な「トルコ行進曲」ですが、続くベートーヴェンの「6つの変奏曲ニ長調」が同名異作を主題にしていることなど有機付けています。

 Disc2 はシューマンがベートーヴェンの交響曲第7番第2楽章の主題を用いた変奏形式の練習曲に始まり、アルバムの要であるウェーベルンの変奏曲をベートーヴェンの軽快な作品が挟みます。
 シューマン最後、メンタルを害していた時期に夢で亡霊が歌った主題で作った変奏曲で幕を閉じるという充実した内容。

 ティベルギアンの演奏は正確かつ安定した技巧に、独特な色調で情感にも満ちています。





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LA DOLCE VOLTA

LDV 102
\2800→\2590
グザヴィエ・フィリップス(チェロ)
 ここでもティベルギアン登場

フォーレ:チェロとピアノの作品集

 1-3. チェロ·ソナタ第1番 ニ短調 作品109 [18:57]
 4. エレジー ハ短調 作品24 [6:48]
 5. セレナード 作品98 [3:03]
 6. シシリエンヌ作品78 [3:31]
 7. 子守歌 作品16 [3:29]
 8. ロマンス 作品69 [3:30]
 9. 蝶々作品77 [2:46]
 10-12. チェロ·ソナタ第2番ト短調 作品117 [16:47]
 13. 夢のあとに 作品7-1(編曲:パブロ·カザルス)[2:58]
グザヴィエ・フィリップス(チェロ)
セドリック・ティベルギアン(ピアノ)

 グザヴィエ・フィリップスとセドリック・ティベルギアン、ふたりのフランスの名手によるフォーレに対する熱い思いが迸る1枚

 録音:2023年1月2-4日、メス音楽都市(シテ・ミュジカル=メス)/輸入盤、日本語帯・解説付

 セドリック・ティベルギアンとグザヴィエ・フィリップス、活躍するふたりによるフォーレ作品集というぜいたくな1枚の登場。
 二人の出会いは、お互いの子供が 同じ学校に通っていたこところからといいます。フィリップスが一人の作曲家にしぼったディスクを作ろうと考えていた時にティベルギアンとフォーレについて話す ことがあり、フォーレに決まったといいます。
 チェロの世界以外ではそこまで有名とはいえないかもしれない二つのソナタを中心に、フォーレ作品の深海にまでもぐ りこんだような1 枚となっています。
 フィリップスは幼いころから身近にフォーレの音楽がありました。ティベルギアンは11歳の時に初めて弾いたフォーレの舟歌 第4番を鮮明に覚えていて、さらに新型コロナ・ウィルス感染拡大中の頃は、ベートーヴェンのディアベッリ変奏曲とフォーレの夜想曲集をいつも弾いていたそうで、 フォーレは重要な存在といいます。
 スケールが大きく息の長い旋律とたたみかけるようなリズムがおりなすフォーレの世界を、フィリップスとティベルギアンはやわ らかくも熱い集中で手中に収めています。聴きごたえ満点のフォーレ作品集です。
 



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MYRIOS



MYR 033
\2900→\2690
ロト&ギュルツェニヒ管のブルックナー全集シリーズ、第3弾
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調 WAB103
 (1873年第1稿/ノヴァーク版)

  I. 22:59 / II. 16:20 /
  III. 6:07 / IV. 16:15
フランソワ=グザヴィエ・ロト(指揮)
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
KKC 6772
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 大好評シリーズ最新作!!たしかな技術、痛快な気迫、まれにみる洗練、ロトいちおしの初稿版で聴くおもしろさ抜群・衝撃的なブル3!

 録音:2022年9月/ケルン・フィルハーモニー(ライヴ)/DXD(352.8kHz/24Bit)録音、61:45

 大好評ロト&ギュルツェニヒ管のブルックナー全集シリーズ、第3弾。ブルックナーの交響曲中とくに頻繁に改訂され第3 稿まである第3番を収録しています。
 心酔するワーグナーに捧げられ、同じく終生あこがれ続けたベートーヴェンの「第九」を思わせる楽想も入れ込んだ大作に対して、ロトが選んだ版は大胆な実験 精神と喜びにあふれた1873年初稿。
 ブルックナーのやりたいことが原形のまま詰まったスコアであり、一番長い演奏時間を要し、またロト自身が高く評価して いる稿でもあります。

 細部までこだわり、洗練された音を真新しく響かせていく充実の演奏。巨大な音楽でありながらも推進力に富み、まったく退屈せずに全曲を聴きとおせます。
 颯爽としたスピード感を崩さずに重々しく分厚い音塊を巧みに積み上げていくフィナーレは息もつかせぬ衝撃的おもしろさ。
 アダージョ冒頭を始め、ふとした箇所 であらわれる素朴な歌いまわしも実に美しくさわやかで絶品。
 終始、今まさに音楽が生まれんとする瑞々しさと輝き、感動に満ちあふれています。

 
 
 

MYR 006CD
\2800
ハーゲン四重奏団の結成30周年記念盤
 CD版として再登場
HAGEN QUARTETT 30

 (1)ベートーヴェン:
  弦楽四重奏曲第8番 ホ短調「ラズモフスキー」 Op.59-2
 (2)モーツァルト:弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 K.428(K.421b)
 (3)ウェーベルン:弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5
 (4)ウェーベルン:弦楽四重奏のための6つのバガテル Op.9
ハーゲン四重奏団
 【ルーカス・ハーゲン(第1ヴァイオリン)、
  ライナー・シュミット(第2ヴァイオリン)、
  ヴェロニカ・ハーゲン(ヴィオラ)、
  クレメンス・ハーゲン(チェロ)】

 ハーゲン四重奏団結成30周年記念の名盤、仕様変更で再登場

 セッション録音:2010年5月&7月/ベルリン、ジーメンス・ヴィラ

 1981年に結成されたハーゲン四重奏団の結成30周年記念盤(2011年発売)。

 MYR.006SACDハイブリッド盤で流通しておりましたが、CD版として再登場します。
 これに伴いMYR.006(SACD Hybrid)は廃盤となります。(代理店)
 



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NATIONAL SYMPHONY ORCHESTRA



NSO 0007
(SACD HYBRID)
\3000→\2790
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)&ワシントン・ナショナル交響
 ジョージ・ウォーカー:5つのシンフォニア

 シンフォニア第1 番 (1984, 1996改訂)
  (フロム財団委嘱)
 シンフォニア第2 番 (1990)
  (クーセヴィツキー財団委嘱)
 シンフォニア第3 番 (2002)
 シンフォニア第4 番 “Strands(糸)” (2011)
  (ナショナル交響楽団ほか共同委嘱)
 シンフォニア第5 番 “Visions” (2016)
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
 ワシントン・ナショナル交響楽団

第3番
 アーロン・ゴールドマン(フルート)
第5番
 シャナ・オシロ(S)、
 デ・マルクス・ボルズ(T)、
 ダニエル・J・スミス(バス・バリトン)、
 V・サヴォイ・マクイルヴァン(バス・バリトン)

 ジョージ・ウォーカー生誕100年記念、5つのシンフォニア、ノセダの歌に満ちた指揮、NSOの繊細な響きの弦と華麗な管楽器セクションが冴え渡る

 録音:[第1番]2022年1月13,15,16日/[第2番]2023年5月24,25日/[第3番]2023年6月1,2,3日/[第4番]2022年1月27,28,29日/[第5番]2023年5月12,13日/65:17

 2022年1月から、NSOとノセダは生誕100年となる黒人作曲家ジョージ・ウォーカーの5つのシンフォニア全曲を演奏会で取り上げ、録音してきました。
 デジタルでは曲ごとに配信されておりましたが、フィジイカルではこのディスクで一挙に登場となります。

 ジョージ・ウォーカーは、1996年に音楽家として初めてピューリッツァー賞(音楽部門)を受賞した、アメリカを代表する作曲家。
 1922年、ジャマイカからの 移民で医師であった父と、アメリカの政府の印刷局で働いてウォーカーの才能を早くから認めた母のもとに生まれました。
 オバーリンでピアノを学んだのち、カー ティス音楽院でピアノと作曲を学び、1945年、同音楽院初の黒人の卒業生となりました。1984年から2016年の間に生涯で5作となるシンフォニアを作曲し ています。

 第1番は穏やかで抒情的な部分とエネルギッシュの対比が印象的な2楽章からなる作品。第2番はギターも登場する華やかな作品。
 第3番は急- 緩- 急の3楽 章から成り、ウォーカーが最も充実していた時期の作品で、非常にクリアで切れ味の鋭い和声が冴え渡った作品です。
 第4番はウォーカー90歳を記念してNSOは じめシンシナティなどの複数のオーケストラが共同で委嘱したもので、讃美歌の引用をしながらそれぞれのリズムを分解して融合させ、最後はエネルギーに満ちて 終わります。
 第5番は2015年の6月27日に起きた、白人至上主義者の21歳の若者がアフリカ系アメリカ人を9人射殺するという世界に衝撃を与えたニュース にショックを受けて書かれました。
 終止緊張感に満ちたリズムや音階で、ピアノも登場(ウォーカーもコンサート・ピアニストとしてキャリアをスタートさせたことを 思い出させます)。
 時折現れる歌唱陣は時に聖歌を、時に奴隷制を思わせるテキストを歌ったり語ります。最後は静かに断絶するように終わります。
 怒りに満ちた 作品であるとともに聴き手に様々なことを考えさせる作品であります。






ジョージ・ウォーカーの貴重なピアノ演奏

ALBANY
TROY 252*
\2500
黒人の作曲家として初めてピュリッツァ一賞を受賞
ジョージ・ウォーカー
のピアノ演奏
 バッハ :平均律クラヴィーア曲集 第1巻 から前奏曲とフーガ第5番 ニ長調 BWV 850
 シューマン :クライスレリアーナ Op. 16
 ショパン:
  エチュード集 Op. 10- 第4番、 第5番「黒鍵」、第6番
  エチュード集 Op. 25 - 第10番 、
  夜想曲第5番 嬰ヘ長調
 プーランク :3つの小品から 第3番 トッカータ
ジョージ・ウォーカー(P)

 ジョージ・ウォーカーはクラシック音楽の世界で黒人音楽家の新たな地平を次々と切り開いていった特筆されるべき人物。
 コンサートピアニストとしてキャリアをスタートさせ、アメリカにおけるいくつかの有名なコンサート会場でバフォーマンスした最初の黒人クラシック演奏家となった。
 作曲家としても、交響曲、協奏曲、室内楽、ビアノ曲、歌曲など、幅広いジャンルで多くの優れた作品を残し、1996年に黒人の作曲家として初めてピュリッツァ一賞を受賞した。
 その演奏は誠実で実直。


 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85039
\2500→\2290
ヨーゼフ・シゲティ USCリサイタル(1957)
 1957年、シゲティ65歳のライヴが初CD化
  ~シゲティの肉声によるミニ・トーク付き


 1. シゲティのコメント

 アルテュール・オネゲル(1892-1955):
  2-4. ヴァイオリン・ソナタ 第1番(1916-18)

 5. シゲティのコメント

 セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):
  6-8. 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op. 115(1947)

 9. シゲティのコメント

 チャールズ・アイヴズ(1874–1954):
  10-12. ヴァイオリン・ソナタ 第4番「キャンプ・ミーティングの子供の日」(1911–16)

 13. シゲティのコメント
 
 モーリス・ラヴェル(1875-1937):
  14-16. ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ト長調(1927)
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
カルロ・ブソッティ(ピアノ)・・・2-4、10-12、14-16

 復刻プロデューサー:Eric Wen
 マスタリング:Dennis Patterson
 録音:1957年1月13日 アメリカ、 南カリフォルニア大学ハンコック・オーディトリアム(ライヴ)
 ナレーションのみ:1966年1月25日 スイス、ラジオ・ローザンヌ すべてMONO



 【シゲティ得意のレパートリーによる1957年のライヴが初CD化。シゲティの肉声によるミニ・トーク付き!】
 卓越した知性と教養に裏付けられた演奏・解釈によって音楽ファンのみならず後続世代のヴァイオリニストたちからも深い敬意を集めたヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)。古典派やロマン派の作品において金字塔的な録音の数々を遺したシゲティですが、コンサートのプログラムが定番名曲に偏ること、聴衆が知っている曲しか聴かなくなる傾向を憂慮しており、1950年代半ばには「20世紀の傑作11曲」という3日分のシリーズ・コンサートを各地で行っていました。
 ここに収録されたのはその3日目のプログラムです。
 いずれもシゲティが好んで弾いた曲で正規録音もあり、ここでは共演者のブソッティと共に盤石の解釈とライヴの感興が相まった演奏を披露しています。
 
 このコンサートの録音は後に、シゲティと同じブダペストに生まれたフレデリック・マロース(Frederick Maroth, 1929-2013)の手に渡ります。
 マロースは1960年代半ばに「演奏家の芸術 The Art of the Performer」というラジオ番組を持ち、最盛期には米国内だけでも150余りの局で放送され、さらにカナダやヨーロッパにも放送されていました。
 この録音を番組で放送しようと考えたマロースは、交流のあったシゲティに解説コメントを依頼。シゲティはこれを快諾してローザンヌの放送局のスタジオで収録したコメントをマロースに送り、ここに聴く形で放送されたのでした。
 Biddulphはこのラジオ番組のテープをCDに復刻。シゲティのコメントは英語で、1分余り(オネゲル)から4分余り(ラヴェル)と曲によって長さは異なりますが、作曲家の思い出や楽曲解釈の一端が明かされており、大変貴重な復刻と言えるでしょう。

 ※参考情報
 ・ちなみにシゲティが「20世紀の傑作11曲」シリーズでシゲティがとりあげた作曲家は、ここに収録された4人に加えバルトーク、ブロッホ、ブゾーニ、ドビュッシー、ヒンデミット、ウェーベルン、ヴォーン・ウィリアムズ。
 



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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 146
\3000→\2790
不思議な取り合わせですが
 ダヴィド・オイストラフ&シルヴィア・マルコヴィチ ―
  ライヴ・レコーディングス・イン・パリ

   (1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
   (2)シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op.47
(1)ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
 フランス国営放送フィルハーモニー管弦楽団、
 ピエール・デルヴォー(指揮)
(2)シルヴィア・マルコヴィチ(ヴァイオリン)
 フランス放送新フィルハーモニー管弦楽団、
 ジルベール・アミ(指揮)

 フランス国立視聴覚研究所(INA)提供音源、オイストラフのブラームス(1961年3月)、マルコヴィチのシベリウス(1977年10月)を正規初CD化!

 ライヴ録音:
  (1)1961年3月21日/サル・プレイエル(パリ)【ステレオ】
  (2)1977年10月6日/メゾン・ド・ラジオ・フランス、104スタジオ内大ホール(パリ)【ステレオ】
 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)

 スペクトラム・サウンド好評のフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源を用いた復刻シリーズ。
 期待の新譜はダヴィド・オイストラフのブラームスのヴァイオ リン協奏曲(1961年3月21日/パリ)とシルヴィア・マルコヴィチのシベリウスのヴァイオリン協奏曲(1977年10月6日/パリ)、ともにステレオの正規初 CD化です!

 巨匠オイストラフが最も得意としたブラームス。数多くの録音同様、当ライヴでも非常に細かいヴィブラートとテヌートを多用し、これぞ「ヴァイオリンの美」といえる音色で奏でております。

 ルーマニアを代表するヴァイオリニスト、シルヴィア・マルコヴィチ。10代後半でロン=ティボー国際コンクール最高位(1位なしの2位)、ジョルジェ・エネスク 国際コンクール優勝し、一躍世界から注目される存在となりました。
 当ライヴはマルコヴィチ20 代半ばの演奏。作曲家としても有名なジルベール・アミ指揮、フラ ンス放送新フィルハーモニー管弦楽団との共演です。
 シベリウスは彼女が最も得意としたレパートリーで、1987年にネーメ・ヤルヴィ指揮、エーテボリ交響楽団で 録音しておりBIS レーベルからリリースされています(BIS-372)。
 マルコヴィチの魅力といえる一音一音クリアで艶やかな音色。シベリウスの雄大な世界を彼女 の演奏で存分に酔いしれることができます。
 演奏キャリアに対し録音が極端に少ないマルコヴィチだけに当初出音源は非常に貴重。ファン狂喜のリリースです!

 ※日本語帯・解説は付きません。
 




VOX



VOXNX3030CD
\2400
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1&4番、パガニーニ狂詩曲
 1-3. ピアノ協奏曲第1番 嬰ヘ短調 Op. 1(1890-91/1919改訂)
 4-6. ピアノ協奏曲第4番 ト短調 Op. 40(1926/1941改訂)
 7-32. パガニーニの主題による狂詩曲 Op. 43(1934)
アビー・サイモン(ピアノ)
セントルイス交響楽団
レナード・スラットキン(指揮)

 【録音】1977年9月30日(第1番)、1977年10月1日(第4番)、1976年8月13日(パガニーニ狂詩曲) ミズーリ州セントルイス、パウエル・ホール
 総収録時間:73分

 ニューヨーク生まれのアピー・サイモン(1920-2019)は、3歳の時にラジオで聴いた音楽をピアノで完璧に再現できたといいます。
 ヨーゼフ・ホフマンに師事し、ラフマニノフやプロコフィエフなどヴィルトゥオーゾ・ピアニストでもあった作曲家の作品に強い親近感を持っていました。
 超絶技巧を持ちながらもそれを前面に出すことをせず、うつろいやすい繊細な詩情を漂わせた演奏を持ち味とした彼を、辛口評論家として知られたハロルド・ショーンバーグは「スーパーヴィルトゥオーゾ」と絶賛しました。
 スラットキン&セントルイス響と共演したラフマニノフのピアノ協奏曲全集はサイモンの最良の遺産と言ってよいでしょう。
 既にAudiophile Editionでリリースされている第2番&第3番(VOXNX3014CD)では旧盤に比べてピアノもオーケストラも硬さが取れ、高域は輝かしく抜けが良く、低域は一層の重量感と歯切れよさも加わり、音場全体も立体感が増して、かなり大きな音質改善が見られました。
 今作でも同様の効果が期待されます。
 
 


VOXNX3031CD
\2400
ラフマニノフ:合唱交響曲「鐘」他
 セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943)
  1-4. 合唱交響曲「鐘」 Op. 35 (1913)・・・英語歌唱
  5. カンタータ「春」 Op. 20 (1902)
  6-8. 3つのロシアの歌 Op. 41 (1926)
   6. 第1曲 小川を渡って
   7. 第2曲 ああ、ワーニカよ
   8. 第3曲 私の白粉よ、頬紅よ
マリアンナ・クリストス(ソプラノ)・・・2
ウォルター・プランテ(テノール)・・・1
アーノルド・ヴォケタイティス(バス・バリトン)・・・4&5
セントルイス交響楽団&合唱団
レナード・スラットキン(指揮)

 録音:1980年10月 ミズーリ州セントルイス、パウエル・ホール
 総収録時間:64分

 スラットキンとセントルイス響がVOXに録音したラフマニノフの管弦楽作品全集(LP4枚組)から、合唱の加わる作品を集めた1枚。
 オリジナル・マスターから 24bit/192kHzでリマスターしたAudiophile Editionの1枚です。「鐘」はグラミー賞の「Best Choral Performance=最優秀合唱」部門にノミネート された名演奏で、合唱にも管弦楽にも厚みがありながら濁らず清澄なサウンドを聴かせる点が特徴。
 広々として澄んだ音場にオーケストラ、合唱、ソロが距 離感をもって展開、ソロは不自然にクローズアップされることも合唱に埋もれることもなく、Elite Recordingsならではの巧みな録音に唸らされます。
 旧盤 CDでも録音の優秀さは伝わりますが、新リマスターにより音の硬さが取れて、特に高域に抜けの良さと柔らかさが加わり、名録音の真価を楽しめます。
 ブックレットには歌詞と英訳が掲載されています(1-4は英語歌詞のみ)。
 



<メジャー・レーベル>
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ERATO



5419774160
(CD+DVD)
\5100→\4690

ジョン・ネルソン(指揮)/イングリッシュ・コンサート
ヘンデル:オラトリオ『メサイア』

CD:
 ・オラトリオ『メサイア』 HWV.56


 ・異稿版(8曲)
  しかし、誰が彼の来る日に耐えられようか
  すると見よ! 主の御使いが彼らの上に来て
  大いに喜べ、シオンの娘よ
  おまえは高き所に昇った(2曲)
  平和の福音を説き(2曲)
  その声は全地に響き渡り
   録音:2022年11月23-25日、イギリス、コヴェントリー新大聖堂

DVD:
 ヘンデル:オラトリオ『メサイア』 HWV.56
 収録:2022年11月24日、イギリス、コヴェントリー新大聖堂(ライヴ)
  ※DVDには異稿版の演奏は収録されておりません
ルーシー・クロウ(ソプラノ)
アレックス・ポッター(カウンターテナー)
マイケル・スパイアーズ(テノール)
マシュー・ブルック(バス・バリトン)
ロリー・マクリーリー(2nd カウンターテナー:Disc2-6のみ)
イングリッシュ・コンサート合唱団
イングリッシュ・コンサート(ピリオド楽器オーケストラ)
ジョン・ネルソン(指揮)

 ベルリオーズ解釈の権威的指揮者ジョン・ネルソンが、ピリオド楽器オーケストラ&合唱団を起用した、繊細で、透明感、絢爛な音色による、存在感ある解釈の『メサイア』!

 異稿版アリア8曲のボーナストラック付き、さらにライヴ全曲のDVD映像付き。


 ベルリオーズの解釈の権威的指揮者ジョン・ネルソンは、2022年11月にイングランドの中心にあるコヴェントリー新大聖堂でヘンデルの最も有名なオラトリオを指揮しました。この公演の前後におこなわれたセッション録音と、公演のライヴ映像を、CD2枚とDVD1枚のセットとしてリリースいたします。
 ネルソンが選んだヴァージョンのスコアは、1741年に書かれたオラトリオの標準ヴァージョンが元になっていますが、1750年代初頭までに数回演奏されたヴァージョンに一部入れ替えを行い、大きな表現力を与えています。

 「メサイアを演奏してきた生涯は、この比類なく有名な音楽を録音するのに十分な勇気を私にもたらしてくれました。地球上で最高のミュージシャンやソリストが私を取り囲んでくれている今、私はついに自分の個人的な解釈を後世に残す準備ができました」と、ジョン・ネルソンは語っています。

 さらにCDには、8つのボーナストラックを追加し、よく知られたアリアの別ヴァージョンが収録されており、『メサイア』の進化を反映しています。

 ジョン・ネルソンが指揮するのは、トレヴァー・ピノックが設立した「イングリッシュ・コンサート」のピリオド楽器と合唱団。合唱は約40人、オーケストラもやや大きめな編成(オーボエは4本)、そしてバロック唱法で表現力豊かな歌手陣、ソプラノのルーシー・クロウ、カウンターテナーのアレックス・ポッター、テノールのマイケル・スパイアーズ、バス・バリトンのマシュー・ブルックが起用されています。
 「影のような弦楽器から、最後の合唱の金色のトランペットと熱狂的なティンパニまで、これはまさにオペラハウスから来たようなヘンデル。それはなんとドラマチックで雄弁であったか」と、タイムズ紙は絶賛しています。




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RCA



19658792072
(6CD)
\7000→\6590

初CD化、オリジナル・アナログ・マスターテープからリミックス/リマスター
発売当時のレーベル・デザインを採用

フィラデルフィア管のコンマス、アンシェル・ブルシロウによって創設された
 フィラデルフィア室内響/コンプリート・RCA・アルバム・コレクション

Disc1
 ブラームス:セレナード第1番ニ長調 Op.11
  録音:1967年3月3日 フィラデルフィア、タウン・ホール
Disc2
 ヤルドゥミアン:来たれ、創造主なる聖霊よ
  リリ・コーカシアン(コントラルト)
  フィラデルフィア・チェンバー・シンフォニー合唱団
  フォーダム大学グリークラブ団員
  トーマス・モア大学女声合唱団員
   録音:1967年4月1日 フィラデルフィア、タウン・ホール
Disc3
 チャイコフスキー:組曲 第4番ト長調 Op.61『モーツァルティアーナ』
 アレンスキー:チャイコフスキーの主題による変奏曲 Op.35a
 チャイコフスキー:弦楽四重奏曲第1番ニ長調 Op.11~第2楽章:アンダンテ・カンタービレ
  録音:1967年3月3日、1968年1月8日、1967年10月12日
   フィラデルフィア、タウン・ホール
Disc4
 ケルビーニ:交響曲ニ長調
 ハイドン:交響曲第60番ハ長調 Hob.I:60『うかつ者』
  録音:1967年3月3日、10月13日 フィラデルフィア、タウン・ホール
Disc5
 ラヴェル:クープランの墓 M.68a
 フランセ:小オーケストラのためセレナード
 イベール:交響組曲『パリ』
 イベール:カプリッチョ
  録音:1967年10月13日、1968年1月8,10日 フィラデルフィア、タウン・ホール
Disc6
 R.シュトラウス:『町人貴族』組曲 Op.60
 ヴォルフ:イタリア風セレナード
  録音:1968年1月8日、1967年10月13日 フィラデルフィア、タウン・ホール
フィラデルフィア室内交響楽団
 (チェンバー・シンフォニー・オブ・フィラデルフィア)
アンシェル・ブルシロウ(指揮)
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)



 フィラデルフィア室内交響楽団(チェンバー・シンフォニー・オブ・フィラデルフィア、日本では「フィラデルフィア室内楽団」とされていました)は、1965年にフィラデルフィア管弦楽団のコンサートマスター兼副指揮者であったアンシェル・ブルシロウ[1928-2018]によって設立された室内オーケストラ。
 「フィラデルフィアの第2のオーケストラ」などと称され、華々しい活動を繰り広げましたがわずか2シーズンで解散、今では幻の室内オケとなりました。
 当ボックスではその短い期間にRCAに録音した6枚分のLPが世界で初めて復刻されています。


 創設者のブルシロウはフィラデルフィアに生まれ、カーティスでジンバリストに師事。ニューオリンズ響、クリーヴランド管を経て、1956年からフィラデルフィア管のコンサートマスターに就任した名ヴァイオリニスト。
 オーマンディ指揮のヴィヴァルディ『四季』、リムスキー=コルサコフ『シェエラザード』、R.シュトラウス『英雄の生涯』のコロンビア録音ではソロ・ヴァイオリンを担っています。一方で、フィラデルフィア音楽アカデミーで本格的に指揮も学び、モントゥー、セル、オーマンディの薫陶を受けた音楽家で、指揮活動への意欲やみがたく、1966年にフィラデルフィア管を退団し、フィラデルフィア室内響を組織することになりました(2015年には音楽家生活中の興味深いエピソードをまとめた自伝「指揮者を撃て」を出版しています)。

 ブルシロウは、36名の常設メンバーをオーディションで1000人以上の音楽家の中から選び抜き、優れた奏者で同団を組織。オーケストラは1966年から1968年まで、シーズンにして約2年半存続し、200回以上のコンサートを開催しましたが、1968年に運営資金が続かず解散してしまいました。


 これらの録音当時は、フィラデルフィア管はコロンビアの専属だったため、それに対抗するかのようにRCAがフィラデルフィア室内響を録音したのは録音史上実に興味深い点です(そしてこのフィラデルフィア室内響の録音が終わってから間もなく、フィラデルフィア管はRCAに復帰することになります)。
 LP初出時には「稀有なクオリティのオーケストラ」(ハイ・フィデリティ誌)と賞賛され、デビュー盤となったブラームスのセレナード第1番の評では「新しいオーケストラの優れた能力を刻むのに最適の作品。木管と金管の首席奏者は全員輝かしい技量を誇っている」と絶賛されています。
 ブラームスに続いては、当時の録音としては比較的珍しい作品が選ばれているのも特徴です。チャイコフスキーの組曲『モーツァルティアーナ』とアレンスキーの『チャイコフスキーの主題による変奏曲』では「ブルシロウは作品を完璧に把握し、奏者たちの反応も美しい」(ハイ・フィデリティ誌)と称賛されています。またトスカニーニの愛奏曲だったケルビーニの交響曲とハイドンの知られざる交響曲との組み合わせや、師モントゥーゆずりともいえるラヴェル、イベール、フランセのフレンチ・プロ(「フレージング、テクスチャー、音色に関して真の文体上の確信を持っている」とはハイ・フィデリティ誌の評)、リヒャルト・シュトラウスの『町人貴族』、ヴォルフの『イタリアン風セレナード』などを録音しました。


 またオーマンディがその音楽をサポートしたフィラデルフィアを拠点とする作曲家、リチャード・ヤルドゥミアン[1917-1985]による新しい神聖な合唱作品『来たり給え、創造主なる聖霊よ』の初録音も、この時代の思潮を反映していると言えるでしょう。この曲は、メゾ・ソプラノ、合唱団(または会衆)、オーケストラのために書かれ、1963年のバチカン公会議の決定を受けて、著名なアメリカの作曲家による英語の母国語で作曲された最初のミサ曲でした。


 今回のアルバムは全て24bit/192kHzテクノロジーを使用してオリジナルのアナログ・マスターテープからリミックスおよびリマスターされ、初CD化となります。
 米国初出LPのジャケット・デザインによる紙ジャケットと発売当時のレーベル・デザインを採用し、詳細な録音データを網羅したトラックリストを掲載したオールカラー・ブックレット付き。





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SONY



19658826202
\3100→\2890
こんな大物がいた
 フロリアン・クルムペック(ピアノ)

ショパン:

 バラード第1番ト短調 Op.23
 バラード第2番ヘ長調 Op.38
 バラード第3番変イ長調 Op.47
 バラード第4番ヘ短調 Op.52
 前奏曲 嬰ハ短調 Op.45
 ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 Op.35『葬送』
フロリアン・クルムペック(ピアノ)
 録音:2018年9月11-14日、オーストリア、ゼンメリング・クアハウス

 オーストリアのピアニスト、指揮者として活躍するフロリアン・クルムペックのソニー・クラシカルでの初録音。
 ショパンの有名な4つのバラードとピアノ・ソナタ第2番です。

 クルムペックはこれまでにない個性的な切り口で、ショパンの音世界を浮かび上がらせます。
 時代遅れのマンネリズムとは無縁で、ショパンの旋律がイタリアのオペラ、特にベルカントの影響をいかに強く受けているかを示すかのようです。
 録音では2台のピアノが使い分けられており、バラードと前奏曲には倍音豊かなベーゼンドルファー・インペリアル、ピアノ・ソナタ第2番では、よりクリアでより「モダンな」ベーゼンドルファー280が使用されています。

「ルービンシュタインが言ったように、ショパンの音楽は情熱的で男性的。フランス的ではなくスラヴ的。そして何よりも決して感傷的ではない!」とクルムペックはショパンについて述べています。

 フロリアン・クルムペックはオーストリア出身のピアニスト、指揮者。
 ブッフビンダー、オピッツ、レオンスカヤ、バレンボイムらに薫陶を受けました。
 ウラジーミル・フェドセーエフ指揮モスクワ放送交響楽団とのチューリッヒ・トーンハレでのソリストとしてのデビューでセンセーショナルな評価を受け、ウィーン、ザルツブルク、ミュンヘン、モスクワなどのほか、イスラエル、アメリカ、中国、 韓国、 ザルツブルクとブレゲンツの音楽祭、バート・キッシンゲン音楽祭、ライプツィヒ音楽祭、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭、ウィーン・クランボーゲンなどの国際音楽祭でのソロ・リサイタルで成功を収め、さらなるキャリアを築きました。
 またバレンボイムに指揮者としての才能を見出され、これまでエルサレム交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ウィーン交響楽団、ニュルンベルク州立フィルハーモニー管弦楽団などのオーケストラで客演指揮を務めたほか、北ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。
 バルセロナ、トゥールーズ、モンペリエの歌劇場で指揮するほか、アンゲリカ・キルヒシュラーガー、ミヒャエル・シャーデ、ファン・ディエゴ・フローレス、ピョートル・ベチャワなどのソリストとも共演。2015年以来、オーストリアの文化協会、ゾンマー・ゼンメリングの芸術監督も務めています。




ショパンが少し聴けます。確かに剛毅で勇猛なショパン。

Ballade No. 2 in F Major, Op. 38 ・ Florian Krumpock ・ Frederic Chopin
https://youtu.be/DcXg5durSd4?si=qhsjPPbpjuwUvXx7



クルムペック、数少ないソロ・ピアノ・アルバム


SOLO MUSICA
SM253
\2800
フローリアン・クルムペック(ピアノ):ベルク/ブラームス:ソナタ集
 ブラームス(1833-1897):ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 Op.5
 ベルク(1885-1935):ピアノ・ソナタ Op.1
フローリアン・クルムペック(ピアノ)

 1978年ドイツ生まれのピアニスト、クルムペックのベルクとブラームスのピアノ・ソナタ集。
 最近は指揮者としても活躍しているクルムペック、作品を演奏する際は、テクニックだけでなく、曲の構造や歴史的背景にも関心を持っているといい、なかでも「ブラームスのソナタ第3番」と「ベルクのソナタ」はクルムペックにとって最も大切なレパートリーであるとのこと。
 「この2曲は対照的な性格を持ちながらも、似通った性格である」と主張する彼の信念が込められた見事な演奏が繰り広げられています。

  録音 2016年6月25-26日Kurhaus Semmering
アリアCD初紹介

Hanssler
\3000→\2590
海外直輸入
フランツ・シューベルト:
 ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D. 960
 ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 Op. 120, D. 664
フローリアン・クルムペック(ピアノ)

 200年代初頭に録音された、フローリアン・クルムペック20代のころの演奏だが、これがもうすでに老成した大家の演奏。
 いや・・・そんななかに少しはにかんだようなロマンティックな風情も感じさせる。巨匠はやはり若き頃からその片鱗を感じさせるのか。

 発売されてから今日までまったく話題にも上らず、日本ではまったく紹介されたこともないこうしたアルバムが、実はものすごい才覚を感じさせるものだったという、なんとも奇跡的な一枚。

 現地完売の際はご容赦を。


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19439843032
\3100→\2890
ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)
 ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン)、マヤ・ベイサー(チェロ)

ジェームズ・ニュートン・ハワードによる
 映画監督M・ナイト・シャマランの映画音楽

Night After Night (Music from the Movies of M.Night Shyamalan)

 1. 映画『サイン』より:The Cornfield
 2. 映画『サイン』より:After You Were Born
 3. 映画『サイン』より:Hand of Fate
 4. 映画『ヴィレッジ』より: Morning
 5. 映画『ヴィレッジ』より: Noah Visits
 6. 映画『ヴィレッジ』より: Ivy Saves Lucius
 7. 映画『シックス・センス』より:The Sixth Sense: Lonely Boy
 8. 映画『シックス・センス』より: Ghost in the House
 9. 映画『シックス・センス』より: Acceptance
 10. 映画『レディ・イン・ザ・ウォーター』より: Prologue
 11. 映画『レディ・イン・ザ・ウォーター』より:: Charades
 12. 映画『レディ・イン・ザ・ウォーター』より: Story
 13. 映画『レディ・イン・ザ・ウォーター』より:: Return to the Blue World
 14. 映画『アンブレイカブル』より: Survivor
 15. 映画『アンブレイカブル』より: Destiny
 16. 映画『エアベンダー』(The Last Airbender)より
 17. 映画『ハプニング』より: An Event
 18. 映画『ハプニング』より: Harbinger
 19. 映画『ハプニング』より: Aftermath
 20. 映画『アフター・アース』より
 21. 映画『エアベンダー』より:Flow Like Water [piano solo version]
ジャン=イヴ・ティボーデ(ピアノ)
ヒラリー・ハーン(ヴァイオリン:Tr.4-6)
マヤ・ベイサー(チェロ::Tr.17)
オーケストラ&コーラス
ギャビン・グリーナウェイ(指揮)
 
 『ナイト・アフター・ナイト』は、現代を代表する映画監督M・ナイト・シャマランと作曲家ジェームズ・ニュートン・ハワードとのコラボレーションにより、エミー賞とグラミー賞で最も高く評価された映画音楽を新たにレコーディングしたものです。
 シャマラン監督の心を揺さぶるスリラー作品(『シックス・センス』(1999年)、『アンブレイカブル』(2000年)、『サイン』(2002年)、『ヴィレッジ』(2004年))のアイデンティティの一部となった、ハワードの忘れられないスコアのハイライトが収録されています。

 『レディ・イン・ザ・ウォーター』(2006年)、『ハプニング』(2008年)、『エアベンダー』(2010年)、『アフター・アース』(2013年)から、このアルバムのためにジェームズ・ニュートン・ハワード自身が、ピアノを中心として、新しいオリジナル素材を含む8つの組曲を作りました。ピアニストのジャン=イヴ・ティボーデがレコーディング全体を通してピアノを演奏。ヴァイオリニストのヒラリー・ハーンは『ヴィレッジ』に、チェロ奏者のマヤ・ベイサーは『ハプニング』から「An Event」を演奏、そして指揮者で作曲家でもあるギャビン・グリーナウェイがオーケストラと合唱を指揮しています。
 ハワードがポストプロダクション段階で『シックス・センス』の作曲に参加したとき、シャマランは彼らの共同作業に「可能性と興奮を感じた」と語り、互いの率直な意見の中で、シャマラン監督のスリラーにぴったりの音楽表現を見つける上で、それぞれが信頼できるクリエイティブ・パートナーを発見しました。

 シャマラン監督は、ジェームズ・ニュートン・ハワードについて「振り返ってみると、様々なジャンルをミックスする能力こそが最も重要なことだと思う。それこそが私の興味なんだ。スリラーや恐怖、アドレナリンという側面もあるけれど、それと同じくらい重要なのが感情面。作曲家はあらゆる分野に対応できなければならないが、彼はそれらすべてをこなせる稀有な作曲家の一人だ。」とコメントしています。


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 「クラシック音楽なのか?」と聞かれると、間違いなくクラシック音楽、と答える。



プロモ映像「1」
https://youtu.be/MrobQs7dJqk?si=4sbEtxO70iG2ikq8


 


プロモ映像「2」
https://youtu.be/mBqeOJqdRBE?si=bdQJXZYkuuBX24et

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19658833272
(2CD)
\3500→\3190

才人マルティン・シュタットフェルト、いろとりどりのバロック・ピアノ音楽

 「バロック・カラーズ」


CD1
 1. クーナウ:新クラヴィーア練習曲集 第1巻 - パルティータ第5番ト長調~プレリュード
 2. クーナウ:新クラヴィーア練習曲集 第1巻 - パルティータ第5番ト長調~ジーグ
 3. クープラン:クラヴサン奏法 ~プレリュード第7番変ロ長調
 4. クープラン:クラヴサン曲集 - 第6オルドル~神秘的な障壁
 5. J.S.バッハ:ソナタ ニ短調 BWV.964~III. アンダンテ
 6. D.スカルラッティ:ソナタ ヘ短調 K.466
 7. D.スカルラッティ:ソナタ イ短調 K.54
 8. ヘンデル:組曲 変ロ長調 HWV.434 ~第1-3楽章
 9. ラモー:組曲 ホ短調~IV:ジーグとロンドー 2
 10. ラモー:組曲 ホ短調~VIII:タンブーラン
 11. ガルッピ:チェンバロの慰め~ソナタ第3番ハ短調
 12. ソレール:ソナタ第21番嬰ハ短調 R.21
 13. ロワイエ:クラヴサン曲集 第1巻~XIV:スキタイ人の行進
 14. J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第2巻~
    プレリュードとフーガ 変ホ長調 BWV.876
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ)
CD2
 1. J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻~
   プレリュードとフーガ ハ長調 BWV.846(シュタットフェルト編4手版)
 2. リュリ:歌劇『アルミード』第5幕~パッサカリア(シュタットフェルト編4手版)
 3. パッヘルベル:カノン(シュタットフェルト編4手版)
 4. パーセル:歌劇『妖精の女王』~静かに、音を立てるな(シュタットフェルト編)
 5. パーセル:歌劇『妖精の女王』~シャコンヌ(シュタットフェルト編)
 6. シュタットフェルト編:フォー・シーズンズ・サマー・ヴァリエーション
   (ヴィヴァルディ:協奏曲『夏』による)
 7. シュタットフェルト編:フォー・シーズンズ・ウィンター・ヴァリエーション
   (ヴィヴァルディ:協奏曲『冬』による)
 8. テレマン:トランペット協奏曲ニ長調 TWV.51:D7~IV:アレグロ(シュタットフェルト編)
 9. ガスパル・サンス:カナリオス(シュタットフェルト編)
 10. ヘンデル:『エジプトのイスラエル人』~主よ、汝に感謝す(シュタットフェルト編)
 11. シュタットフェルト編:ピアノ・インプロビゼーション1&2
   (クーナウ:新クラヴィーア練習曲集 第1巻~パルティVよる)
 12. シュタットフェルト編:メヌエット・ピアノ・メディテーション1&2
   (J.S.バッハ:アンナ・マクダレーナ・バッハの手帖 BWV.Anh.132~メヌエット ニ短調による)
 13. シュタットフェルト編:エア・ピアノ・メディテーション
   (J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番 BWV.1068~II:エア(アリア)による)
 14. シュタットフェルト編:フーガ・ピアノ・メディテーション
   (J.S.バッハ:小フーガ ト短調 BWV.578による)
 15. シュタットフェルト編:シャコンヌ・ピアノ・メディテーション
   (ヘンデル:シャコンヌ ト長調 HWV.435による)
 16. シュタットフェルト編:サラバンド・ピアノ・メディテーション
   (ヘンデル:組曲 ニ短調~サラバンド HWV.437による)
 17. シュタットフェルト編:アリア・ピアノ・メディテーション
   (ヘンデル:アン女王の誕生日のためのオード HWV.74~
     『神々しき光の永遠の源よ』による)
 18. シュタットフェルト編:フォリア・ピアノ・ヴァリエーション1&2
   (コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.5-12による)
 19. シュタットフェルト編:プレリュード・ピアノ・ヴァリエーション
   (コレッリ::ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.5-10による)
 20. シュタットフェルト編:ピアノ・インプロビゼーション1-4
   (メルヒオール・ヴルピウス:『ああ、汝の恩寵もて』による)
マルティン・シュタットフェルト(ピアノ)
リリアン・アコポヴァ(ピアノ:1-3)
 録音:2023年6月5-7,12,20日、西ドイツ放送


 マルティン・シュタットフェルトの新作『バロック・カラーズ』は、バッハからラモーまでのオリジナル作品に加え、有名なバロックの名曲や知られざる音楽の宝石を彼自身がアレンジしたもので、バロックのカラフルなサウンド パノラマを提示しています。

 今回は、シュタットフェルトが、J.S.バッハ、ヘンデル、D.スカルラッティ、そしてフランス・バロックの偉大な作曲家F.クープランやラモーのオリジナルの小品から選曲したものを、モダンなグランド・ピアノで演奏しています。またクーナウ、ガルッピ、ソレール、ロワイエといった、あまり知られていないバロック作曲家の作品もアルバムの前半に収録しています。

 第2部では、シュタットフェルトがバロック作品の非常に個人的なセレクションをピアノ用に編曲しました。その中には、ヴィヴァルディの『四季』の『夏』や『冬』、あるいはパッヘルベルのカノンなどの有名曲のピアノ版も含まれており、シュタットフェルトはそこからピアノ連弾版を作成し、ピアニストのリリアン・アコポヴァとともに録音しました。彼女はバッハの平均律クラヴィーア曲集からのプレリュードとフーガの連弾版や、リュリの歌劇『アルミーダ』からのパッサカリアでもパートナーを務めています。
 さらに、バッハ(有名なG線上のアリアを含む)とヘンデルの音楽テーマを即興演奏していますが、クーナウやメルヒオール・ヴルピウスなどのあまり知られていない作品も即興演奏しています(『ああ、汝の恩寵もて』では4つの即興演奏) およびコレッリのヴァイオリン・ソナタ『ラ・フォリア』でも演奏されています。

 マルティン・シュタットフェルトは、17世紀初頭から18世紀半ばまで続いた時代とその音楽の豊かさに敬意を表し、クープラン、ラモー、スカルラッティが披露した華麗な妙技と同様に、バッハのフーガなどの音楽に対する知的な体験することができます。



プロモ映像「1」
https://youtu.be/40ZT16Qs6DM?si=B0pKncV6dBs2g8hp


プロモ映像「2」
https://youtu.be/KGt6qQV5Ejc?si=PSuRjj4fidY_s6et




DHM



19658844222
\3100
カタリーナ・ボイムル指揮、カペラ・デ・ラ・トーレ
 西暦1500年頃のイタリアの楽しいクリスマスの情景

『カプリッチョ・パストラーレ~イタリアのクリスマス音楽集』


 ジョヴァンニ・アニムッチャ[1520-1571]:今日、生命が誕生する
 作者不詳:みんなで歌おう
 ハインリヒ・イザーク[c.1450-1517]:聖母マリアの誕生から洗礼へのミサ曲~入祭唱
 セラフィノ・リッツィ(1531-1613]:おお、マリア、暁の星よ
 ジョヴァンニ・アニムッチャ:羊飼いたちよ立ち上がれ
 マウリツィオ・カッツァーティ[1616-1678]:ギガ・アンジェレッラ
 ハインリヒ・イザーク:聖母マリアの誕生から洗礼へのミサ曲~アレルヤ
 フランシスコ・ソト・デ・ランガ[1534-1619]:永遠の太陽の姿に
 作者不詳:天使は乙女に
 ハインリヒ・イザーク:聖母マリアの誕生から洗礼へのミサ曲~セクエンツァ
 作者不詳:羊飼いに伝えてください
 ジローラモ・フレスコバルディ[1583-1643]:カプリッチョ・パストラーレ
 ジョヴァンニ・パオロ・チーマ[c.1570-1622]:今日キリストが生まれた
 フランチェスコ・ランディーニ[?-1397]:アンジェリカ・ビルタ
 ヨハンネス・チコーニア[c.1373-1412]:グローリア(RISM I-TRmn 87.31)
 伝承曲:あなたは空から降りてくる
 ジョヴァンニ・アニムッチャ:偉大なるイデオが誕生した
 作者不詳:神の羊飼いの踊り
 伝承曲:急ぎゆきて拝まずや
 作者不詳:Hor non nascescias
 伝承曲:幼子がうまれたとき
カペラ・デ・ラ・トーレ(ルネサンス管楽器アンサンブル)
カタリーナ・ボイムル(指揮)
 録音:2022年12月13-16日、ドイツ、ヴォルフェンビュッテル州立音楽アカデミー




 カペラ・デ・ラ・トーレは、中世~ルネサンス音楽を専門とするドイツのルネサンス楽器管楽アンサンブル。
 2005年にミュンヘン生まれのショーム奏者カタリーナ・ボイムルによって創設され、16世紀スペインの作曲家フランシスコ・デ・ラ・トーレの名前と、中世の吟遊詩人が塔から音楽を奏でた故事にちなむスペイン語の「デ・ラ・トーレ(塔の上から)」をかけて命名されました。実際に当時のニュルンベルクで活躍した音楽隊とほぼ同じ編成で、歴史的な演奏を実践する専門集団として高い評価を得ており、オーパス・クラシック、エコー・クラシック賞を受賞しています。最近では、知られざる作曲家による作品やミサ曲に管楽器を追加・増強した新しい版の研究と演奏も行い、新たなるルネサンス音楽によるコンセプト・アルバムも発表しています。

 イタリアのクリスマス音楽を収録したこの新しいアルバムは、ルネサンスのさまざまな音楽スタイルと音の世界を対比させています。
 世界初録音として、オランダの作曲家ハインリヒ・イザーク[c.1450-1517]が書いた幻想的な『聖母マリアのためのミサ曲』が含まれています。この作品には、作曲家で様々な楽器を演奏したフランチェスコ・ランディーニの『アンジェリカ・ビルタ』など、彼がイタリアの宮廷に長期滞在中に知ることのできた、または影響を受けた可能性のある他のポリフォニー音楽が伴奏されています。

 ほかに、やはり世界初録音となる賛美歌『Hor non nascescias』や『神の羊飼いの踊り』などのクリスマスのための宗教的作品が含まれています。現在でも歌われる『あなたは空から降りてくる』などのカラフルで活気に満ちたイタリアの民俗音楽や伝統音楽も演奏されています。
 世俗と神聖、器楽と声楽のこの意図的なコントラストにより、カタリーナ・ボイムル指揮のカペラ・デ・ラ・トーレは、西暦1500年頃のイタリアの楽しいクリスマスの情景を音で再現しているかのようです。




<国内盤>

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TOBU



TBRCD 0142/45
(4CD)
\3850
秋山和慶(指揮)&広島交響楽団
 チャイコフスキー名演集 ~3大交響曲&管弦楽作品集

 CD1
  (1)交響曲第4番
  (2)『白鳥の湖』抜粋
 CD2
  (3)交響曲第5番
  (4)『エフゲニー・オネーギン』よりポロネーズ
  (5)幻想序曲『ロミオとジュリエット』
 CD3
  (6)交響曲第6番『悲愴』
  (7)フランチェスカ・ダ・リミニ
  (8)『モーツァルティアーナ』より祈り
 CD4
  (9)弦楽セレナーデ
  (10)フィレンツェの想い出
  (11)デンマーク国家による祝典序曲
秋山和慶(指揮)
広島交響楽団

 巨匠秋山和慶の高雅なチャイコフスキー!終身名誉指揮者を務める広島交響楽団との結実!

 録音:
  (1)2012年2月17日アステールプラザ大ホール(ディスカバリー・シリーズ「ロマン派の旅路19~世紀を彩った作曲家」IV)
  (2)2011年9月16日アステールプラザ大ホール(ディスカバリー・シリーズ「ロマン派の旅路19~世紀を彩った作曲家」III)
  (3)2012年1月7日広島市文化交流会館(YMFGもみじニューイヤーコンサート)
  (4)(5)¥2012年4月10日広島市文化交流会館(第318回定期演奏会)
  (6)2003年8月6日広島国際会議場フェニックスホール(平和の夕べコンサート)
  (7)(8)2013年1月18日広島市文化交流会館(第325回定期演奏会)
  (9)(11)2016年4月17日広島市文化交流会館(第359回定期演奏会)
  (10)2013年2月28日アステールプラザ大ホール(ディスカバリー・シリーズ「音楽の街を訪ねて」4)

 ※典雅と品格、端正を極めた巨匠秋山のチャイコフスキー
 今、円熟の境地にある巨匠、秋山和慶のチャイコフスキー。固い友情で結ばれた広島交響楽団とのヒューマンな名演集である。チャイコフスキーを音楽の暴力として表現する方法はたやすい。そんな手法に秋山は目もくれずに丁寧な刺繍のように旋律美を丹念に清潔に紡いでゆく。
 交響曲第4番の静寂が放射するパワー。交響曲第5番における甘いドラマを禁じたストイックなまでのスタイルが自らを律する芸術家の厳しさを象徴している。『悲愴』では血の通ったドラマが展開して心に染み渡る。
 特筆したいのは「フィレンツェの思い出」の弦楽合奏版で、オーケストラでは滅多に演奏されないという希少性だけでなく、交響曲にも匹敵する対位法のお手本のような、見事な表現である。
 いわゆる聴いていて腑に落ちる、納得の演奏とはこういう演奏のことを言うのだろう。
 珍しい「デンマーク国家による祝典序曲」が収録されているのも有難く、こういう秘曲までも衒うことなく、阿ることもなく只管誠実に語り掛けてくれる秋山和慶には自然と頭が下がってくる。
 



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日本コロムビア


COCQ85619
\3300
京都市交響楽団第14代常任指揮者「沖澤のどか」
 読売日本交響楽団とのシベリウス
  シベリウス:交響曲第2番ニ長調 Op.43
読売日本交響楽団
沖澤のどか(指揮)
 録音:2021年10月9,10日、東京芸術劇場ライヴ(第241回土曜・日曜 マチネーシリーズ)




 今、国内外から注目を集める指揮者・沖澤のどか。
 2019年にブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、2018年東京国際音楽コンクール優勝(及び特別賞、齋藤秀雄賞を受賞)。
 NHK交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢など主要オーケストラで客演。
 海外ではメルボルン交響楽団、MDR交響楽団、トーンキュンストラー管弦楽団との定期公演に登場。
 2022年にはセイジ・オザワ松本フェスティバルに『フィガロの結婚』で初登場し、その好演が各方面から反響を集め、2023年4月から京都市交響楽団第14代常任指揮者に就任。次世代を担う指揮者として今後の活躍が期待されています。
 当録音は、2021年に沖澤のどかが読売日本交響楽団に初登場した際の模様をライヴ録音。初タッグながら緻密なアンサンブルと、瑞々しくクリアな響きが反響を呼んだ、シベリウス:交響曲第2番を収録。




【沖澤のどか(おきさわ のどか)】

 
 1987年青森県生まれ。幼少期からピアノ、チェロ、オーボエを学ぶ。東京藝術大学で指揮を高関健、尾高忠明両氏に師事して修士号を取得。
 2019年ハンス・アイスラー音楽大学ベルリンでクリスティアン・エーヴァルトとハンス・ディーター・バウム両氏のもと第二の修士号を取得した。
     ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝、併せてオーケストラ賞及び聴衆賞を受賞。
 2018年東京国際音楽コンクール<指揮>でも優勝(及び特別賞、齋藤秀雄賞を受賞)している。
 2023年3月、公益財団法人ソニー音楽財団 第21回(2022年度)齋藤秀雄メモリアル基金賞 指揮部門受賞。
 2020年から2022年6月末までベルリン・フィルハーモニー・カラヤン・アカデミー奨学生、及びキリル・ペトレンコのアシスタントを務めた。
 2022年3月、ベルリンのベルヴュー宮殿にて、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のウクライナのための連帯コンサートを指揮。
 2022年5月にはキリル・ペトレンコとともにカラヤン・アカデミー50周年記念公演に出演した。ミュンヘン交響楽団には、2021年11月のデビューに続き、2022/23シーズンはアーティスト・イン・レジデンスとして登壇。
 2022/23シーズンのハイライトとしては、とりわけ、メルボルン交響楽団、MDR交響楽団(ライプツィヒ)、及びトーンキュンストラー管弦楽団(ニーダーエースターライヒ)との定期公演デビューが挙げられる。
      NHK交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢へも定期的に客演している。
 2022年8月、セイジ・オザワ 松本フェスティバル2022では、ロラン・ペリー演出によるモーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』を指揮してサイトウ・キネン・オーケストラへデビューした。
 2023年4月から京都市交響楽団第14代常任指揮者に就任。

 ベルリン在住。




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SONARE

SONARE 1063
\2640
これまで数多くのプロオーケストラの客演コンサートマスターを務めてきた
 深山尚久ヴァイオリン・リサイタル


 (1)ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 遺作
 (2)プーランク:
  ヴァイオリン・ソナタ FP119「ガルシア・ロルカの思い出に」
 (3)イザイ:
  無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調「バラード」Op.27-3
 (4)ルクー:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
 (5)スコリク:メロディー
 (6)リセンコ:ウクライナへの祈り
深山尚久(ヴァイオリン)
橘高昌男(ピアノ)

 この上なく美しいヴァイオリンの音色。名手、深山尚久がフランス、ベルギー、ウクライナの作品を歌い上げる!

 セッション録音:2023年6月7&8日/五反田文化センター 音楽ホール/DDD、79'03、国内製作・日本語帯・解説付【解説:片桐卓也】

 名手、深山尚久がラヴェル、プーランクのヴァイオリン・ソナタを主軸としたアルバムをリリース!
 深山は東京藝術大学を卒業後、同大学院在学中に東京フィルハー モニー交響楽団のコンサ-トマスタ-に就任に一躍注目され、以来、新星日本交響楽団、札幌交響楽団、広島交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、東京交 響楽団、静岡交響楽団のコンサ-トマスタ-を歴任しています。
 現在はソロ活動の傍ら、後進の育成にも貢献し、日本音楽コンクールをはじめとする著名なコンクー ルに審査員として招かれています。

 近年、演奏機会が増えているラヴェル若書きの遺作のソナタ。ラヴェルらしさが随所にあらわれた美しい作品です。
 20世紀フランスを代表するプーランクのソナ タ。ヴァイオリンのピツィカートがドキっとする冒頭。その後も目まぐるしく展開していきますが、思わず涙が出てしまうほど美しい旋律に心打たれてしまいます。

 ベルギー生まれのイザイの無伴奏の難曲「バラード」とルクーの美しいヴァイオリン・ソナタも深山は情感豊かな演奏を披露。そしてウクライナの作曲家スコリク とリセンコの小品で平和への思いを奏でます。
 抜群のテクニックと豊かな表現で魅了するピアノの橘高昌男とともにフランス、ベルギー、ウクライナの作品を歌い上 げます。

 「演奏の奥に流れるフランス音楽への愛、作品の細部にわたって音色やダイナミクスへの配慮が行き届いており、あらためて演奏された作品への愛を強く感じた」(片桐卓也 ライナーノーツより)
 


















10/26(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HORTUS


HORTUS 230
\2700
メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ Op.65(全6曲)
 (1)第1番 ヘ短調 Op.65-1
 (2)第2番 ハ短調 Op.65-2
 (3)第3番 イ長調 Op.65-3
 (4)第4番 変ロ長調 Op.65-4
 (5)第5番 ニ長調Op.65-5
 (6)第6番 ニ短調 Op.65-6
ニコラ・ビュシェ
 (オルガン/
  カヴァイエ=コル、1855年製作)

 フランスの名手ニコラ・ビュシェが、サントメール大聖堂に据え付けられたカヴァイエ=コルの銘器でメンデルスゾーンのオルガン・ソナタを演奏!

 セッション録音:2022年/サントメール大聖堂(フランス)/DDD、ディジパック仕様、76'36

 フランスのオルガンの名手ニコラ・ビュシェがオルガンビルダー、カヴァイエ=コル製作による歴史的銘器でメンデルスゾーンの6つのオルガン・ソナタを録音しました。

 J.S.バッハが1727年から1732年にかけて作曲したオルガンのための6つのトリオ・ソナタは、現在もすべてのオルガニストの礎となっています。
 バッハが作 曲してからおよそ100年後、メンデルスゾーンは6つのオルガン・ソナタを作曲しました。
 自身が「オルガン学校のようなもの」と出版社に書いたように非常に高 度な技術と集中力を要し、オルガニストにとって「勉強」の意味合いがありますが、芸術的にもオルガンの傑作であることは言うまでもありません。
 詩的で色彩的な 音色が魅力のカヴァイエ=コルの銘器で、ビュシェが堂々たる演奏を披露しております。
 




KLARTHE


KLA 116
(2CD+
ボーナスDVD[PAL])
\5900
パトリック・ブルガンが名作
 「ピーター・パン」をオペラ化!

  パトリック・ブルガン(1960-):歌劇
   「ピーター・パンまたはウェンディ・
    モイラー・アンジェラ・ダーリングの実話」
     (原作:ジェームズ・マシュー・バリー)
ポーリン・ラザイレス(ウェンディ、少女/ソプラノ)
アナイス・ゴンザレス
 (タイガー・リリー/メゾ・ソプラノ)
マチュー・ルルー(ピーター・パン/テノール)
マリー=クリスティーヌ・バロー
 (マリー・ウェンディ/ナレーター)
ガエル・ル・ロワ
 (ダーリング夫人、ブリキの妖精/ソプラノ)
マルク・バラール
 (ダーリング氏、フック船長/バリトン)
フランソワ・ピオリノ
 (ナニータ、シムーン/テノール)
エリック・フルーロン(海賊/バリトン)、ほか
ソット・ヴォーチェ児童合唱団
シャトレ座管弦楽団&同合唱団
クレール・ジボー(指揮)

 言葉から歌へ、現実から空想へ。作曲家パトリック・ブルガンが名作「ピーター・パン」をオペラ化!

 ライヴ録音:2006年5月20日~6月1日/ジンガロ劇場(フランス)/DDD、ディジパック仕様

 『ピーター・パン』の物語はウォルト・ディズニーのアニメで誰もが知っている名作ですが、イギリスの童話作家ジェームズ・マシュー・バリー(1860-1937) の原作ではリアルに「生と死」を描いています。
 合唱作品を数多く出かけるパトリック・ブルガン(1960-)がこの作品をオペラにしました。
 ブルガンは早すぎる 死を迎えた弟があの世でウェンディ・モイラー・アンジェラ・ダーリングと一緒になるという演出にし、ドラマティックなオペラに仕上げております。
 台詞はフランス 語で、ブックレットには英語・フランス語の歌詞もついております。
 またボーナスDVD(PAL方式)は同作品全編の映像を収録しておりますが日本製のDVDプレーヤーでは再生ができませんのでご了承ください。
 仏ディアパソン・ドー ル「音叉4」受賞ディスク。
 




MIRARE


MIR 664
\2900
カプリス
 (1)ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲Op.43
 (2)J.S.バッハ:カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちにあたって」BWV992
 (3)ブラームス:カプリッチョ嬰ヘ短調Op.76の1
 (4)同:パガニーニの主題による変奏曲第1集Op.35
 (5)レイナルド・アーン:ミニュミネク
 (6)フォーレ:ヴァルス・カプリス第2番変ニ長調Op.38
 (7)モーリス・オアナ:カプリス第1番「埋めて黙れ」
 (8)アルカン:イソップの饗宴Op.39の12
ナタナエル・グーアン(ピアノ)
アレクサンダル・マルコヴィチ(指揮)
シンフォニア・ヴァルソヴィア(1)

 カプリスに込めた作曲家たちの思いと創意をグーアンが魅力的に再現

 録音:2022年12月20-21日/ポーランド放送コンサート・スタジオ(ワルシャワ)(1)、10月24-27日/シテ・ド・ソレーズ(2)-(8)/ディジパック仕様、79'44"

 カプリス(カプリッチョ、奇想曲)は「気まぐれ」を意味し、自由な形式の楽曲を指します。それゆえか古今の作曲家たちは魅力的なものを残しました。ナタナエル・グーアンはピアノのために書かれた「カプリス」およびそこから派生した作品を集めたコンセプト・アルバムを実現させました。

 ナタナエル・グーアンは1988 年生まれのピアニスト。パリ音楽院やジュリアードでピレシュ、ペヌティエ、バシキーロフらに師事しました。ラ・フォルジュルネ音楽祭をはじめ今年(2023年)3月にも来日公演を行っています。技巧派で、リストやビゼーなどのディスクは高い評価を受けました。

 アルバムの約3分の1を占めるのがラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」で、アレクサンダル・マルコヴィチ指揮シンフォニア・ヴァルソヴィアと共演。
 タイトルはラプソディながらパガニーニの「カプリス第24 番」を主題に用いていることで納得。余裕の技巧と鳴り響くピアノで美旋律を堪能させてくれます。録音の良さも注目です。

 残りはピアノ独奏で独仏作品が並びます。J.S.バッハの1700年代初頭の作「最愛の兄の旅立ちにあたって」からモーリス・オアナの1944年頃の「「埋めて 黙れ」まで250年近いカプリスの変遷を俯瞰できるのも興味津々。
 ここでもブラームスがパガニーニの「カプリス第24番」を主題に用いた名変奏曲が採りあげら れています。またアルカンの超絶的難曲「短調による12の練習曲」の終曲「イソップの饗宴」にも挑戦。唖然とする指回りと鍵盤上の跳躍を披露しています。

 注目はレイナルド・アーンの未出版作品「ミニュミネク」。グーアンによればロワイヨモン修道院所蔵の草稿(1944年にアウシュヴィッツ収容所で殺されたピアニ スト、フランソワ・ラングのコレクション)の校訂を依頼されて知ったとのこと。
 曲自体は世界初録音でなく、LP 時代にジャン・ドワイヤンが「3つの練習曲」の3番目として録音していました。
 どこかスペイン色を帯びた情熱的な曲で、アーンのピアノ曲中でもとりわけ魅力的な一篇といえます。
 




ALTO



ALC1469
\1900
グレインジャー:戦士たち&管弦楽作品集
 戦士たち(世界初デジタル録音)
 ビューティフル・フレッシュ・フラワー
 ヒル=ソング第1番(世界初録音)
 デリー地方のアイルランド民謡
 ヒル=ソング第2番(世界初録音)
 Colleen Dhas(世界初録音)
 デンマーク民謡組曲
ジェフリー・サイモン(指揮)
メルボルン交響楽団

 オーストラリアを代表する作曲家グレインジャー!

 初出時世界初録音となった作品も収めたグレインジャーの管弦楽作品集。
 指揮者のジェフリー・サイモンは様々な編曲作品・レア作品を録音してきたことで知られているオーストラリア出身指揮者です。
 母国のメルボルン交響楽団を率いてオーストラリアを代表する作曲家グレインジャーの珍しい作品を収めている貴重な一枚です。

 ※録音:1989年
 
 


ALC1493
\1900
サクソフォン協奏曲&四重奏曲集
 グラズノフ:アルト・サクソフォン協奏曲 Op.109
 ヴィラ=ロボス:
  ソプラノ・サクソフォン、3本のホルンと弦楽のためのファンタジア
 マルタン:テナー・サクソフォンとオーケストラのためのバラード
 ジャン・リヴィエ:アルト・サクソフォンとトランペット協奏曲
 グラズノフ: Canzona Variee(四重奏曲 変ロ長調 Op.109より)
 フランセ:小四重奏曲
 ニコラウス・ショイブレ:デューク・エリントン・メドレー
デトレフ・ベンスマン(サクソフォン)
デイヴィッド・シャローン(指揮)
ベルリンRIASシンフォニエッタ
ベルリン・サクソフォン四重奏団

 ベルリン・サクソフォン四重奏団のメンバーでもあるデトレフ・ベンスマンのサクソフォン協奏曲&四重奏曲集。
 ソプラノやアルトなど作品に合わせて持ち替えを行いながら見事なソロと、四重奏曲では息の合った演奏を繰り広げており、グラズノフを中心として様々な作曲家の作品を収録しています。

 ※録音:1984年、1991年
 
 

ALC1495
\1900
ヒルデガルド・フォン・ビンゲンの賛美歌集
 Hodie Aperuit - Antiphon/O Gloriosissimi Lux - Antiphon/
 O Viridissima Virga - Sequence/
 Caritas Habundat in Omnia - Antiphon/
 O Ignis Spiritus Paracliti - Sequence/
 O Tu Illustrata – Antiphon - instrumental/
 O Lucidissima Apostolorum Turba - Responsory/
 O Eterne Deus - Antiphon/アヴェ・マリア - Responsory/
 Deus enim rorem - instrumental/
 Vos Flores Rosarum - Responsory/
 Cum Erubuerint - Antiphon - instrumental/
 Ave Generosa - Hymn/O Ecclesia - Sequence
ローザ・ラモロー(ソプラノ)
ヘスペラス

 特にJ.S.バッハの歌唱で知られるアメリカのソプラノ歌手ローザ・ラモローによるヒルデガルド・フォン・ビンゲンの賛美歌集。
 初出時には英グラモフォン誌「エディターズ・チョイス」を獲得した優秀録音です。

 ※録音:1998年
 
 


ALC1496
\1900
ジェローム・モロス:交響曲第1番
 ジェローム・モロス:
  交響曲第1番
  最後の審判
  オーケストラのためのワルツによる変奏曲
  Biguine
  オーケストラのための壮大な物語
ジョアン・ファレッタ(指揮)
ロンドン交響楽団

 アメリカの作曲家ジェローム・モロスの作品集。
 彼は映画音楽作曲家としてもよく知られており《大いなる西部》はアカデミー賞にノミネートされました。
 このアルバムでは《交響曲第1番》をメインとして彼のクラシック作品もお聴き頂けます。

 ※録音:1993年
 




DUX


DUX1904
\2600
ヒンデミット:ルードゥス・トナリス
 《対位法、調性およびピアノ奏法の研究》

  ヒンデミット:ルードゥス・トナリス
  J.S.バッハ:フランス組曲 第2番 ハ短調 BWV813より
   サラバンド(ボーナス・トラック)
アグニェシュカ・パナシウク(ピアノ)

 バッハの作風と20世紀のスタイルを融合、ヒンデミットのピアノ芸術!

 スタニスワフ・モニューシュコ音楽院でポポヴァ=ズィドロンに、ロンドンの王立音楽アカデミーでは、マイケル・ドゥセク、イアン・レディンガムに師事し、2005年のディーリアスコンクールのファイナリストに選ばれたアグニェシュカ・パナシウク。

 本アルバムでは、ヒンデミットがアメリカ滞在時に作曲されたルードゥス・トナリス(音の遊びの意)を取り上げています。
 この作品は、バッハの『平均律クラヴィーア曲集』の作風にヒンデミットによる20世紀のスタイルが融合。
 初演されて以来、多くの演奏家の興味をそそり、インスピレーションを与えてきました。
 パナシウクの解釈には、バッハからのインスピレーションがはっきりと感じられ、ボーナス・トラックとして、フランス組曲のサラバンドが参考曲として収録されています。

 ※録音:2022年12月8日(ポーランド)
 
 
DUX1993
\2600
献呈 ~ チェロとピアノのための作品集Vol.3
 マチェイ・ジムカ(b.1989):鏡もて見るごとく
 マチェイ・ジエリンスキ(b.1971):3つの夢と子守歌
 クシェシミル・デンプスキ(b.1953):ピアノチェロ!
 マテウシュ・ビエン(b.1968):風ー私はそれが踊るのを見た
 トマシュ・J. オパウカ(b.1983):グリッチ
 マルセル・フィジンスキ(b.1971):9/11エレジー
クラクフ・デュオ

 2015年から2022年にかけて初演されたクラクフ・デュオに捧げられた6曲のコンピレーション・アルバム。
 ロマン派の旋律に基づくハーモニーなど、過去に立ち返った部分も多いですが、より現代的な響きもあり、ポーランドの才能ある作曲家たちの作品を通して、21世紀の室内楽の傾向の全体像を描き出しています。
 チェロとピアノの表現力、叙情性とヴィルトゥオーゾとしての可能性、そして何よりも、20年以上にわたりステージに立ち続けてきたこのデュオの演奏芸術性がこれら作品の魅力を十分に引き出しています。

 ※録音:2023年(ポーランド)
 
 

DUX1990
\2600
グジェゴシュ・オルキエヴィチ・プレイズ・バロック・フルート・ソナタズ
  ヘンデル:
   ソナタ第2番ト短調 Op.1 HWV360
   ソナタ第1番ホ短調 Op.1 HWV359b
  J.S.バッハ:
   ソナタ第1番ハ長調 BWV1033
   ソナタ第2番ホ短調 BWV1034
  テレマン:ソナタロ短調 TWV41:h4
グジェゴシュ・オルキエヴィチ(フルート)
アンジェイ・バウアー(チェロ)
ヴァルデマル・マリツキ(ハープシコード)

 ソリスト、そして、室内楽奏者としても多才で、非常に豊富なレパートリーを持つポーランドの傑出したフルート奏者、グジェゴシュ・オルキエヴィチ。
 本アルバムは、1983年から84年にかけてポーランド放送のために録音されたバッハ、ヘンデル、テレマンという3人のバロックの巨匠によるフルート・ソナタのアーカイブ音源です。

 オルキエヴィチは、チェリストのアンジェイ・バウアー、ピアニストのヴァルデマル・マリツキ(今回はハープシコード)と共に1982年から88年にかけてポーランド・トリオを結成し、数多くのコンサートを行い、多くのアーカイヴ録音を残しています。
 本アルバムでは、バロックの巨匠達が、フルート・ソナタにどのようなアプローチで取り組んだかを名手達の優れた音楽性で見事に示しています。

 ※録音:1983年-1984年(ポーランド)
 
 

DUX1985
\2600
ムジカ・サクロモンターナ
 ヴァーツラフ・ピフル:シンフォニア ハ長調
 ユゼフ・ザイドレル:
  ネポムクの聖ヨハネへの連祷 ト長調、
  天よ, 露をしたたらせよ
シレジア室内管弦楽団
カトヴィツェ・シティ・シンガーズ・アンサンブル《カメラータ・シレジア》
ミハウ・クラウザ(指揮)

 ゴスティン近郊の聖なる山のバシリカで毎年開催されるムジカ・サクロモンターナ音楽祭のコンサートを記録したアルバム。
 その生涯の大部分は謎に包まれており、当時在職していた修道院の豊富な書籍から音楽を学び、当時の有力な音楽家から作曲を学んだとも伝わるポーランドの音楽家、ユゼフ・ザイドレル(1744-1806)。
 ザイドレルの作品は、音楽祭のすべての回で紹介されており、本アルバムでは、2022年に上演された2作品が収められています。
 ザイドレルの典礼音楽に加えて、チェコの作曲家ヴァーツラフ・ピヒル(1741-1805)のシンフォニアがカップリングされています。

 ※録音:2022年10月3日ー4日(ポーランド)
 
 

DUX1647
【移行再発売】
\2600
クシジャノフスカ:室内楽作品集
 ハリーナ・クシジャノフスカ(1867-1937):
  チェロ・ソナタ ヘ短調 Op.47*
  ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 Op.28+
  弦楽四重奏曲イ長調 Op.44
アンナ・ヴローベル(チェロ)*
マウゴジャタ・マルチク(ピアノ)*
アンジェイ・ゲンプスキ(ヴァイオリン)+
グジェゴシュ・スクロビンスキ(ピアノ)+
弦楽四重奏団《カメラータ・ヴィストゥラ》

 両親の移住先であるフランス、パリ近郊のクールブヴォアで生を受け、パリを中心とするフランスをその生涯の活躍の場とした19世紀後期~20世紀後期ポーランドの女流コンポーザー=ピアニスト、ハリーナ・クシジャノフスカ。
 パリ音楽院でアントワーヌ=フランソワ・マルモンテルとエルネスト・ギローに師事し、1880年には同音楽院を一等賞で卒業した実力の持ち主。
 活動の場がフランスだったため、後年のバツェヴィチと比べて知名度では大きな差を付けられているものの、紛れもなく19世紀後半に世界を舞台に活躍した音楽家であり、ピアニスト、作曲家の両面で再評価が待たれる人物です。

 ※録音:2019年11月4日-5日&20日、オトレンブシ(ポーランド)
 
 ※こちらのタイトルは、DUX7647からの移行再発売(DUX7647は完売次第廃盤)となります。
 ※収録曲目、ジャケット写真の変更はございません。
 




HARP&COMPANY

CD505051
\2700
オン・ザ・ルーフ ~ ハープとバスーンのための作品集
 アンナ・シーガル:
  ユダヤ協奏曲/憧れ/
  バスーンとハープのための聖書のモザイク/
  フォークソングI.キャラバン/
  フォークソングII.恩赦 - 祈り/イエメンの愛の歌
ラシェル・タリトマン(ハープ)
マヴロウデス・トロウロス(バスーン)
ドロン・サロモン(指揮)
イスラエル弦楽アンサンブル

 イスラエルの名ハーピスト!東洋的な色彩を感じさせる世界初録音作品集!

 ☆東洋的な色彩を感じさせるハープとバスーンのための作品集!

 イスラエル、テルアビブ出身の世界的ハーピスト、ラシェル・タリトマンが設立した「ハープ音楽に特化」した世界でも珍しい自主レーベル、「ハープ・アンド・カンパニー(Harp & Company)」からリリースされる新録音は、イスラエルの作曲家、アンナ・シーガルによるハープとバスーンのための作品集。

 ウクライナ出身のイスラエルの女流作曲家、アンナ・シーガルは、ウクライナのキエフ音楽院、イスラエルのエルサレム音楽アカデミーで作曲を学び、その作品はリオール・シャンバダール&ベルリン交響楽団をはじめとする世界各地のオーケストラやソリストによって取り上げられています。
 本アルバムでは、東洋と西洋の色彩を混ぜ合わせ、9つの楽章からなる組曲の形式で書かれたソロ・ハープのための作品「大地に捧げる歌」、バスーンとハープのための「ユダヤの歌」、ハープ、バスーンと弦楽のための「ユダヤ協奏曲」の世界初録音作品で構成され、ユダヤ協奏曲では、現代的な拡張奏法を用いて、バスーンによるグリッサンドやトレモロ、ハープにはパーカッションのような効果など、東洋的な色彩を聴き手に感じさせます。
 各楽章名は、アレグロやアンダンテといったクラシック音楽の用語にちなんだものではなく、作曲家がインスピレーションを受けた歌、神話、物語、絵画、祈り、踊りなどにちなんで付けられています。
 




INDESENS CALLIOPE RECORDS



XIC027
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
ベルリン・フィルの名手達が集結!
 シューベルトの傑作「八重奏曲」!

  シューベルト:八重奏曲ヘ長調 D803
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のソリストたち
 ヴェンツェル・フックス(クラリネット)
 ベンツェ・ボガーニ(バスーン)
 ベンツェ・アンドレイ(ホルン)
 シモン・ロテュリエ(第1ヴァイオリン)
 アンジェロ・デ・レオ(第2ヴァイオリン)
 イグナツィ・ミェチニコフスキ(ヴィオラ)
 ブリュノ・ドルプレール(チェロ)
 ヤンネ・サクサラ(コントラバス)
IC027
\2600

 ☆ベルリン・フィルの豪華名手たち!
 ☆シューベルトの傑作を世界最高峰のサウンドとテクニックで!

 首席クラリネット奏者ヴェンツェル・フックスを筆頭に、名門ベルリン・フィルのメンバーが集結。シューベルトの傑作を世界最高峰のサウンドとテクニックで贈る、室内楽ファン必聴の注目盤がフランスのIndesens Calliope Records(アンデサンス・カリオペ・レコーズ)から登場。

 シューベルトの八重奏曲は、当時の著名なクラリネット奏者、フェルディナント・トロイヤー伯爵の委嘱に応じて1824年に作曲され、クラリネット1、バスーン1、ホルン1、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1、コントラバス1から成る、シューベルトの室内楽曲の中では最も大きな編成の作品の一つとして知られています。
 同時期に作曲された弦楽四重奏曲 《ロザムンデ》 や 《死と乙女》 に並ぶ、シューベルトの円熟期を代表する傑作の1つであり、これら2つの弦楽四重奏曲は短調に対し、本作はシューベルトの明るく暖かくて柔和な一面を表しています。

 これまでにも多くの名手達がこの傑作の録音を残してきましたが、本アルバムでは、現代を代表する豪華ソリスト陣が誇る個々の名人芸と優れたアンサンブル力、そして、ヨーロッパ音楽の伝統に対する深い理解が相まって、ここに新たな名盤が誕生しました。

 ※録音:2023年6月12日-20日、プロテスタント・ニコデモ教会(ベルリン、ドイツ)
 




NEOS

代理店移行に伴い再掲載
NEOS11825
【旧譜】
\2700
ウッド&ケージ&ファーニホウ:器楽アンサンブル作品集
 ジェイムズ・ウッド(b.1953):
  二人の男が出会い、お互いを遠い惑星から来たと思い込んでいる
   (打楽器奏者と24の楽器のための協奏曲)
 ジョン・ケージ(1912-1992):龍安寺
  (ソロまたはテープを伴ってもよい声、フルート、
   オーボエ、トロンボーン、コントラバスと、
    オブリガート・パーカッション
     または20の楽器の組み合わせのための)
 ブライアン・ファーニホウ(b.1943):イカロスの墜落
  (クラリネット独奏と室内アンサンブルのための)
ベルン芸術大学アンサンブル"VERTIGO"
レンナルト・ドームス(指揮)
ブライアン・アーチナル(パーカッション)
リヴィア・シェーンベヒラー(フルート)
シュユエ・ジャオ(クラリネット)
ヌーヴェル・アンサンブル・コンタンポラン

 ベルン芸術大学アンサンブルによる前衛音楽!

 ジェイムズ・ウッド、ジョン・ケージ、ブライアン・ファニーホウの3人の前衛音楽を集めたアルバム。
 作曲当時の1980~90年代には、音楽院で演奏することは技術的にも論理的にも不可能だったと考えられるこれらの楽曲を、ベルン芸術大学のアンサンブルが見事に表現しています。

 ※録音(ライヴ):2017年6月27日&11月12日(ベルン、スイス)
 
 
NEOS11829
【旧譜】
\2700
コレギウム・ノヴム・チューリヒの25年
 ヴィンコ・グロボカール(b.1934):
  《亡命》 第2番(ソプラノと13の楽器のための)*
 マルティン・イェジ(b.1978):
  Uxul(2つのアンサンブルのための)*
 サーシャ・ジャンコ・ドラジチェヴィッチ(b.1969):発疹
  (大アンサンブルとライヴ・エレクトロニクスのための)*
 マルコ・ニコジェヴィッチ(b.1980):
  Gesualdo Dub /
  Raum mit geloschter Figur
   (ピアノとアンサンブルのための協奏曲)
 *世界初録音
コレギウム・ノヴム・チューリヒ
エヴァ・ニーフェゲルト(メゾ・ソプラノ)
シュテファン・ヴィルト(ピアノ)
ジョナサン・ストックハンマー(指揮)
ピーター・ランデル(指揮)

 1993年に創立されたコレギウム・ノヴム・チューリヒは、第一線で活躍する現代音楽の室内アンサンブルとして発展を続けてきました。
 2018年に創立25周年を記念してリリースされたこのアルバムは、ほとんどが世界初演の楽曲で占められており、若手~ベテランまでさまざまな年代の作曲家の楽曲が選曲されています。

 ※録音(ライヴ):2013年9月25日&2016年11月2日&2018年3月3日&4月12日(チューリヒ、スイス)
 
 
NEOS11902
【旧譜】
\2700
フリシュクネヒト: 特殊オルガンのための作品集 ハンス・オイゲン・フリシュクネヒト(オルガン)
 ハンス・オイゲン・フリシュクネヒト(b.1939):
  中全音律オルガンのための4つの小品
  24音律オルガンのための6つの小品
  《Nov-Org》~
   オルガン・プロジェクト「ORGAN-INNOV-UM」のプロトタイプ2のための3つの絵
  《Nov-Org》~
   オルガン・プロジェクト「ORGAN-INNOV-UM」のプロトタイプ3のための6つの絵
  《Nov-Org》~ビール・パリッシュ教会のオルガンのための4つの絵
 ※全曲世界初録音

 スイス出身の作曲家でオルガン奏者のハンス・オイゲン・フリシュクネヒトは、ドイツでボリス・ブラッハーとミヒャエル・シュナイダーに師事し、後にパリではオリヴィエ・メシアンからも学んでいます。
 ヨーロッパを中心に多くの国を訪れ、しばしば自作曲を披露しています。
 このアルバムには、様々な調律による実験的とも言えるオルガン作品が集められています。

 ※録音:2004年-2016年(スイス)
 
 
NEOS11824
【旧譜】
\2700
ヴォールハウザー・エディション6 アンサンブル・ポリソノ
 ルネ・ヴォールハウザー(b.1954):
  歌劇《L'amour est une duperie - l'amour n'est pas une symbiose》
   1. プロローグ 《Une nuit toute passionnee》 (ソプラノとフルートのための)
   2. 第1部 《L'amour et la liberte》
    (ソプラノ、バリトン、フルート、クラリネット、チェロとピアノのための)
   3. 第2部 《Je passe un temps aussi fort que possible》
    (ソプラノ、バリトン、フルート、クラリネット、チェロとピアノのための)
   4. 第3部 《Je me sens un salaud: Ma Retsouq》
    (ソプラノ、バリトン、フルート、クラリネット、チェロとピアノのための)

 歌手、ピアニスト、指揮者としても活動するルネ・ヴォールハウザーは、ロック、ジャズ・ミュージシャンとして数年の経験を積んだ後、現在は主に現代クラシック音楽を作曲しているという異色の経歴を持つ作曲家です。
 ヴォールハウザーはフランスの作家シモーヌ・ド・ボーヴォワールとジャン=ポール・サルトルのテキストに基づく室内オペラを制作する予定でしたが、サルトルの遺族にテキストの使用を拒否されたため、サルトルの言葉をヴォールハウザー自身の音詩に置き換え、この作品を完成させました。

 ※録音:2015年2月15日-18日&2016年2月9日-11日(バーゼル、スイス)
 
 
NEOS1182627
(2SACD)
【旧譜】
\6300
ドナウエッシンゲン音楽祭2017 南西ドイツ放送交響楽団ほか
 【Disc 1】
  エマヌエル・ヌネス(1941-2012):Un calendrier revolu(14の楽器のための)
  アイヴィン・ビューエネ(b.1973):闇の中のレッスン(アンサンブルのための)
 【Disc 2】
  アンドレアス・ドーメン(b.1962):a doppio movimento
   (エレクトリック・ギター、ハープ、ピアノとオーケストラのための)
  マルトン・イレシュ(b.1975):Ez-ter(オーケストラのための)
  ハヤ・チェルノヴィン (b.1957):ガーディアン(チェロとオーケストラのための)
 ※全曲世界初録音

 世界初演の現代音楽が披露されるドイツのドナウエッシンゲン音楽祭。このアルバムには2017年のコンサートから、大規模アンサンブル、オーケストラのための作品が収録されています。
 目玉となるのは、エマヌエル・ヌネスの「Un calendrier révolu」。1968/69年にこの大作を作曲したヌネスは、2012年に亡くなる直前にその演奏を許可しています。

 ※録音:2017年10月2日&5日-6日&20日(ライヴ)&22日(ライヴ)
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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MAGISTRALE



MG17-60011/600012-2
(2UHQCD)
\2700→\2490
フルトヴェングラー・ヴィースバーデン・コンサート
 プフィッツナー:
  歌劇「パレストリーナ」より三つの前奏曲
   [8:10][6:05][7:37]
 モーツァルト:交響曲第40番
  [5:15][9:07][4:18][4:40]
 ブラームス:交響曲第4番
  [13:06][12:59][6:28][9:59]
フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィル

 フルトヴェングラー・ヴィースバーデン・コンサート、1949年6月10日ヴィスバーデン国立歌劇場ライヴ、ヘッセン放送録音

 1949年6月10日ヴィースバーデン国立歌劇場ライヴ

 戦後楽壇に復帰したフルトヴェングラーはベルリン・フィルを率いて積極的に楽旅に赴きます。1949年のヴィスバーデン・コンサートは特にブラ4が超名演として知られます。
 吉田秀和は「最初のヴァイオリンだけで引っ張った出だしの音が既に普通ではない。<中略>これが何ものかに対する名伏しがたい憧れの音楽を物語ると言って良い始めかたなのだ」と興奮気味に賞賛しています。
 それだけ数種のフルトヴェングラーのブラ4の中でもこの第1楽章冒頭の遅さは異例であり、個性的です。第二楽章の慟哭も巨匠ならでは。フィナーレにおけるトロンボーンの意識的な強調にはのけぞるばかり。
 モーツァルトも悲劇的芸術家フルトヴェングラーの真骨頂であり、聴き手に恐怖が迫る瞬間があります。
 このコンサートは曲ごとに音質のばらつきがあってプフィッツナーとブラームスは生々しく、モーツァルトは若干籠りますが当時としては高音質で秋の夜長に悲劇的な音楽に身を浸すには十分と申せましょう。
 



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SPECTRUM SOUND

CDSMBA 145
\3000→\2790
ヘンリク・シェリング・ライヴ・イン・パリ
 (J.S.バッハ、モーツァルト、ポンセ)

  (1)J.S.バッハ:
   2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043*
  (2)モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K.216
   (カデンツァ:サム・フランコ)
  (3)ポンセ:ヴァイオリン協奏曲
(1)(2)エルメロ・ノヴェロ(第2ヴァイオリン)*
 ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン&指揮)
 フランス公共放送室内管弦楽団
(3)ヘンリク・シェリング(ヴァイオリン)
 フランス国営放送フィルハーモニー管弦楽団
 カルロス・チャベス(指揮)

 フランス国立視聴覚研究所(INA)提供音源、これはすごい!シェリングがノヴェロと共演したドッペル・コンチェルトの初出音源の登場!シェリングが愛奏したポンセの初出音源も大変貴重!

 (1)(2)ライヴ録音:1971年12月24日/メゾン・ド・ラジオ・フランス、104スタジオ内大ホール(パリ)【ステレオ】
 (3)ライヴ録音:1960年10月4日/シャンゼリゼ劇場(パリ)【ステレオ】
 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)

 スペクトラム・サウンド好評シリーズ「ベルアーム」。フランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源からの正規初出CD 化、期待の新譜は、シェリングがパリで演奏 したバッハ&モーツァルト(1971年録音)、ポンセ(1960年録音)の協奏曲です!
 ポーランドに生まれ、1946年にメキシコ市民権を取得し以後世界的に活躍し た正統派ヴァイオリニト、ヘンリク・シェリング(1918-1988)。

 バッハのドッペル・コンチェルトはPhilipsレーベルで1965年、1976年に2度セッション収録していますが、当演奏はちょうど中間にあたる1971年12月のライヴ。モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3番とともにシェリング弾き振りでの演奏です。

 ドッペル・コンチェルトの共演は20 世紀メキシコを代表するヴァイオリニスト、指揮者のエルメロ・ノヴェロ(1930-1983)です。
 幼いころに父を亡くすも ヴァイオリンの才能を見出したノヴェロの母が、子供たちとともにメキシコ・シティに移り住んだ苦労人。奨学金を得てニューヨークのジュリアード音楽院で学び、 ルイス・パーシンガー(1887-1966)、イヴァン・ガラミアン(1903-1981)ら、高名なヴァイオリン教育者たちに師事。
 また指揮をセルジュ・チェリビダッケ (1912-1996)、レオン・バルザン(1900-1999)に師事しています。自由に歌うノヴェロのヴァイオリン。時にテンポを揺らしながらシェリングとのバッハを 楽しみながら奏でています。

 モーツァルトの第3番は1969年にPhilipsレーベルにセッション収録しておりますが、その2年後の演奏が当ライヴです。69年同様サム・フランコ作のカデンツァを演奏。正確無比にして気品があるモーツァルトは流石!シェリングといえます。

 そして、シェリングに献呈されたマヌエル・ポンセのヴァイオリン協奏曲。Philips、Mercury、DG には録音はしなかったものの生涯演奏してきたシェリングの 愛奏曲にしてポンセの代表作。
 ポンセはイタリア、ドイツに遊学、フランスではポール・デュカス(1865-1935)に師事し、近代フランス音楽の影響を受けながら 独自のスタイルを確立しました。シマノフスキを思わせる、E線の高音域と重音を多用したヴァイオリン独奏と、色彩豊かなオーケストラとの掛け合いが実に魅力的。
 メキシコの名指揮者カルロス・チャベスの好サポートを得て堂々たる演奏を聴かせてくれます。ライヴ演奏こそシェリングの凄みが伝わってくる熱演です!

 ※日本語帯・解説は付きません。
 




<国内盤> 


MCLASSICS


MYCL00046
\3300
Shirabe -melodies-    調雅子(ヴァイオリン)、
佐藤勝重(ピアノ)
 1. クライスラー(1875-1962):プレリュードとアレグロ
 2. エルガー(1857-1934):愛の挨拶 作品12
 3. マスネ(1842-1912):瞑想曲 (歌劇「タイス」第2幕より)
 4. ファリャ(1876-1946):スペイン舞曲 第1番 (歌劇「はかなき人生」 第2幕より)
 5. チャイコフスキー(1840-1893):メロディ (「懐かしい土地の想い出」より)作品42ー3
 6. ドヴォルザーク(1841-1904):ユモレスク(「8つのユモレスク」より)作品101ー7
 7. イザイ(1858-1931):子供の夢 作品14
 8. ゲーゼ(1879-1963):タンゴ・ジェラシー
 9. ピアソラ(1921-1992):アディオス・ノニーノ
 10. モリコーネ(1928-2020):ニュー・シネマ・パラダイス - 愛のテーマ
 11. ラヴェル(1875-1937):ツィガーヌ
 12. ガーシュウィン(1898-1937):なんでもそうとは限らない (歌劇「ポギーとベス」第2幕より)
 13. ヴァヴィロフ(1925-1973):カッチーニのアヴェ・マリア
 14. パラディス(1759-1824):シシリエンヌ

 《録音》2023年8月8-10日 相模湖交流センター ラックスマンホール(神奈川)

 凛としたメロディ。気鋭のヴァイオリニスト、調雅子のデビュー・アルバム
 多くのコンクール入賞歴を持ち、ベルギーにて研鑽を積んだ才能溢れる若きヴァイオリニスト、調雅子のデビュー・アルバムです。高い演奏技術と可憐な音色。調雅子の魅力が詰まったアルバムとなりました。
 彼女が幼いころから愛してやまないヴァイオリンの珠玉の名曲たちを、洗練された美しい音色で語りかけるように歌い紡ぎます。世界中を巡るような多彩なメロディを通じ、優美で品のある調の音楽性を感じられることでしょう。
 また、技術の高さを披露する「ツィガーヌ」や「スペイン舞曲」など聴きどころ満載です。期待の若きヴァイオリニスト、調雅子、華麗にデビューです。

 調 雅子 Masako Shirabe (violin)
 東京生まれ。
 4歳よりヴァイオリン、クラシック・バレエを始める。第29回全日本ジュニア・クラシック音楽コンクール全国大会第1位をはじめ多数のコンクールにて上位入賞。
 2017年宮地楽器主催による初ソロ・リサイタル「19歳の今」を小金井宮地楽器ホール大ホールにて開催。同年桐朋学園成績優秀者によるStudent Concertや学内選抜の室内楽演奏会に出演。
 都内小学校芸術鑑賞教室や幼稚園、障害者施設でのコンサート、高齢者施設での定期演奏会「調の時間」を企画、出演。現在も施設拡大で継続している。また公立中学校式典記念講演会講師として講演と演奏を務める。POLA×メルセデス・ベンツ企画イベントで演奏、アストンマーティン・オープニング記念パティーで演奏する。ラ・フォル・ジュルネでのオリビエ・シャルリエの公開レッスンに出演。京都フランス音楽アカデミーにて選抜受講生コンサートに出演する。
 2018年10月ポーランド、ワルシャワにて「ポーランド独立100周年記念公演」に於いてバイオリンソロとモダンバレエで出演。「コバケンと仲間たちオーケストラ」メンバーとして全国各地を公演。フランス、韓国など海外及び国内マスタークラス多数修了。音楽団体JPCO所属。
 公式認証17ライバー。「100万人のクラシックライブ」演奏家。趣味のワークアウトではホノルルマラソンにて42.195km完走。2019年BS日テレ「恋するクラシック」出演。桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学卒業。2019年度成績優秀者による桐朋学園卒業演奏会に出演。
 2021年「調TRIO」結成。第1回コンサートを小金井宮地楽器大ホールにて開催。好評を博し、以後毎年コンサートを行う。2023年には「調 TRIO CONCERT VOL.3」と題し、全国4ヶ所において初の全国ツアーを開催する。
 2022年ベルギー王国レメンス音楽院修士課程首席卒業。ベルギーAcademy of Performing arts Overijse(バレエ学校)卒業。
 「調雅子 完全帰国記念リサイタル」を三鷹市芸術文化センター・風のホールにて開催。
 2023年「調DUO」結成。おしゃべりコンサート、親子のためのコンサート、大人のためのLIVE等好評を博す。ドラマ「リバーサルオーケストラ」(日本テレビ)出演。音楽教室「VIOLIN LESSON ROOM SHIRABE」を主宰。第1回発表会を開催。日本クラシック音楽コンクール全国大会審査員。Japan General Orchestraメンバー。
 国内プロオーケストラの客演をはじめ、ライブ配信やYouTubeなどの発信を積極的におこなっている。これまでにクラシック・バレエを江口富美子、指揮を梅田俊明、ヴァイオリンを山元とも子、西和田ゆう、神谷美千子、原田幸一郎、Elisa Kawaguti、各氏に師事。

 佐藤勝重 Katsushige Sato(piano)
 桐朋女子高等学校音楽科(共学)を首席で卒業後渡仏。その後パリ国立高等音楽院を1等賞、パリ・エコール・ノルマル音楽院の高等演奏家課程を賞賛つき満場一致で卒業。
 これまでに福岡幸子、江戸弘子、G.フレミー、G.ムニエの各氏に師事。全日本学生音楽コンクール全国大会優勝やSOFIA国際ピアノコンクール第1位受賞など、国内外のコンクールに入賞。また、2000年にはワルシャワで行われた第14回ショパン国際ピアノコンクールに日本代表として推薦出場を果たし、その後ショパンを中心としたリサイタルを全国各地で開催しており、海外では、フランスのショパン・フェスティバル(パリ)、ルーマラン城(南プロヴァンス)、フォーラム・ミュージカル(ノルマンディー)などの音楽祭への出演やシャン・シュール・マルヌ城での定期演奏会に加え、ブルガリアでのリサイタルを大成功におさめるなど、国内外で意欲的な活動を行っている。2004年、12年間の在仏を経て帰国。
 近年は室内楽にも力を入れており、川畠成道氏、アレクセイ・トカレフ氏(元レニングラード交響楽団首席トランペット奏者)などを筆頭に日本を代表するアーティストからの信頼も厚く、全国各地の演奏会で共演。
 また、国際オーボエコンクール(軽井沢)公式ピアニストも毎回務め、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭、軽井沢八月祭、東京・春・音楽祭、創立160年を迎えたフランスの名門吹奏楽団(ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団)で唯一の邦人ピアニストとして全国ツアーと韓国公演に参加するなど、幅広い音楽活動を展開している。
 2012年にリリースされた初ソロCD「ノクチュルヌ」は、15人の作曲家によるノクターンを収録し、レコード芸術誌特選盤に選ばれ大きな反響を呼んだ。2016年4月にセカンドアルバム「オマージュ」をリリース(同誌準特選盤)。
 また、7枚の室内楽CD録音(Tp.アレクセイ・トカレフ、Vc.植木昭雄、Fl.荒川洋、Vn.大平まゆみ、Eph.露木薫)、音楽雑誌への執筆やセミナーでの講義、全日本学生音楽コンクールなどの審査員も務めている。2020年に結成10周年を迎えたトリオ・エスパスの1st.アルバムをALM RECORDSよりリリース。
 桐朋学園音楽大学、昭和音楽大学、大学院、短大非常勤講師。
 日本演奏連盟会員、全日本ピアノ指導者協会正会員、日本・ロシア音楽家協会会員
 




VIRTUS CLASSICS


VTS-23
\3300
セルゲイ・ラフマニノフ (1873-1943):
 チェロ・ソナタ&ピアノ・ソナタ

  1-4. チェロ・ソナタ ト短調 作品19
   1. I. Lento - Allegro moderato /2. II. Allegro scherzando /
   3. III. Andante / 4. IV. Allegro mosso
  5. ヴォカリーズ 作品34-14
  6-8. ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品36 (1931年改訂版)
   6. I. Allegro agitato / 7. II. Non allegro - Lento /
   8. III. L'istesso tempo - Allegro molto
松元 あや (ピアノ)
ゼフィラン・レイ=ベレ (チェロ)...1-5

 【録音】2022年8月16~18日 東広島芸術文化ホール くらら 大ホール
 プロデューサー:瀬尾和紀
 録音エンジニア:櫻井卓

 若き演奏家が奏でる、美しくも哀愁漂うラフマニノフ
 若きピアニスト、松元あやとチェリスト、ゼフィラン・レイ=ベレが奏でるラフマニノフの作品集。これまでも数多の名演が存在するこれらの曲を、2人は全く臆することなく、自らの歌を高らかに歌い上げています。
 チェロ・ソナタでの、たっぷりとしたルバートに支えられたチェロの旋律を美しく彩るピアノの調べ。これは決して強く主張するのではなくとも余韻を残す歌い方が印象的。ヴォカリーズもまた然り。チェロとピアノの対話が心行くまで楽しめます。
 圧巻は松元のソロで聴く「ピアノ・ソナタ第2番」。冒頭から溢れるような激情とともに雪崩落ちるピアノの響きは耳を捉えて離すことがありません。濃厚な音楽の中にラフマニノフ特有の哀愁も漂う名演といえるでしょう。

 松元あやの演奏は、楽譜から新たな価値を創造していこうというスタンスではなく、今までに積みあげられてきた演奏の歴史、すなわち聴取の歴史に立ち会って動いた「自らの琴線」の一瞬一瞬から、新たな聴衆に丁寧にはたらきかけていくような音楽だ。全体として雄大な情景や巨大な熱量を題材とした音楽であっても、松元はその熱量自体のコントラストを描こうとはしない。むしろ通常はそうした熱量に呑まれてしまいがちな宇宙の小さな気まぐれにも、ひらめきと大きな情感をもって一つ一つ対峙していこうとするスタンスが、人々の共感を呼ぶところなのではないだろうか。  (菊地 裕介 ピアニスト)

 松元 あや(ピアノ)
 広島県出身。4歳よりピアノを始め、幼少より国内各地で演奏会に出演。2004年~2011年、クールシュヴェル夏期国際音楽アカデミーにてパスカル・ドゥヴァイヨン氏に師事。
 パリ国立地方音楽院演奏家課程在学中、パリ市庁舎コンサートに出演。フランスの現代作曲家ロジェ・ブートリーの《ピアノとコンサート・バンドのための呉子(ごし)》の初演を成功させ、作曲者本人より「とても魅力的な演奏、若き実力派」と賞賛される。
 これまでに、故中島和彦、米川幸余、角野裕、ジャン=マリー・コテ、ロマン・デシャルム、ガブリエル・タッキーノの各氏に師事。
 2007年、ショパン国際ピアノコンクール in ASIA、コンチェルト部門入賞。2015年(平成27年度)文化庁新進演奏家育成プロジェクトに選出され、広島交響楽団とプロコフィエフ「ピアノ協奏曲第2番」を協演し好評を博した。協奏曲を得意とし、これまでにウクライナ国立フィルハーモニー管弦楽団、クラクフ・フィルハーモニー管弦楽団、モラヴィア・フィルハーモニー管弦楽団など数多くのオーケストラと共演を重ねる。スケールの大きさとダイナミックな演奏に定評があり、音にも独特の厚みと深みがあると評されている。現在はフランスを拠点とし、Villiers sur-Marne音楽院で後進の指導にあたるかたわら、ソロ及び室内楽の演奏にも力を入れている。これまでにドビュッシー弦楽四重奏団、プラハ・ヴィルトーゾ管弦楽団、菊地裕介、松本和将の各氏と共演。2023年、地元である東広島芸術文化ホールくららで収録したファーストアルバムをリリース。

 ゼフィラン・レイ=ベレ(チェロ)
 ゼフィラン・レイ=ベレは非常に多才なチェリストとして知られており、世界各地の多くのオーケストラとソリストとして、また首席奏者として定期的に共演を行っている。
 彼の人生における情熱は室内楽、リサイタル、室内アンサンブルに向けられ、多くの国やフェスティバル、名だたる会場で演奏を行い、異なる文化を背景にもつ芸術家たちとの出会いを楽しみつつ、視野を広げている。
 1989年スイス生まれ。4歳からチェロを始め、早くからジュネーヴ高等音楽院のフランソワ・ギュイのクラスで学んだ。その後、ナターリヤ・グートマン、ヤーノ シュ・シュタルケル、フランス・ヘルメルソンのもとで研鑽を重ね、小澤征爾、今井信子、パメラ・フランク、ミゲル・ダ・シルヴァ、ガボール・タカーチ=ナジなどから の助言も受けつつ室内楽奏者としての評価を得、彼らとの共演も果たしている。また現代音楽への関心から複数の作曲家とも協働しており、なかでもアン リ・デュティユーからはその作品解釈の素晴らしさを認められた。
 2018年にスウェーデンを代表する室内オーケストラ「カメラータ・ノルディカ」の芸術監督に就任。ヨーロッパ中から集まった演奏家とともに、室内楽からオーケ ストラまで創造性あふれるプログラムで国内外での演奏ツアーを行い、その活動を通して、自身が愛してやまないクラシック音楽の新たな聴衆獲得のため、 数多くのプロジェクトを展開している。







ALPHA CLASSICS(国内仕様盤)


NYCX-10442
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3520
INFINITE VOYAGE 終わりなき航海 ~
 シェーンベルク:弦楽四重奏曲 第2番、他

  パウル・ヒンデミット(1895-1963):
   1-4. メランコリー Op. 13
  アルバン・ベルク(1885-1935):
   5-6. 弦楽四重奏曲 Op. 3
  エルネスト・ショーソン(1855-1899):
   7. 終わりなき歌 Op. 37
  アルノルト・シェーンベルク(1874-1951):
   8-11. 弦楽四重奏曲 第2番 嬰へ短調 Op. 10
エマーソン弦楽四重奏団
 ユージン・ドラッカー
  (ヴァイオリンI...1-4、8-11/
   ヴァイオリンII...5-7)
 フィリップ・セッツァー
  (ヴァイオリンI...5-7/
   ヴァイオリンII...1-4、8-11)
 ローレンス・ダットン(ヴィオラ)
 ポール・ワトキンス(チェロ)

バーバラ・ハンニガン(ソプラノ...1-4、7、10、11)
ベルトラン・シャマユ(ピアノ...7)

 録音: 2022年8月 放送音楽センター、ヒルフェルスム、オランダ
 収録時間: 73分
 ※国内仕様盤日本語解説、歌詞訳...松平敬

 【エマーソン弦楽四重奏団、47年の歴史に幕。ラスト・アルバムはバーバラ・ハンニガンとの共演。】
 2023年10月をもって解散することを発表した、現代弦楽四重奏の雄エマーソン弦楽四重奏団。ラスト・アルバムの中心演目に選ばれたのは、2015年のバーバラ・ハンニガンとの初共演から録音を決めていたという、シェーンベルクの弦楽四重奏曲第2番。
 調性から無調への流れを1つの作品の中で体験するようなこの作品を彼らは「私たちを未知の音響的領域へと誘う、深い感情的な根を持つ、登らなければならない高い樹」に例えており、第3楽章から加わるソプラノ独唱についてハンニガンは「世紀末の原始的な叫びで愛からの解放を願う、重い一撃」だと語ります。
 併せて収録されたのは、シェーンベルクの元で学び本格的な作曲家としてデビューしてまもなくのベルクによる弦楽四重奏曲、二十代前半の若きヒンデミットによって書かれ、ハンニガンが「宝石のような作品」と大切にしている「メランコリー」、そしてベルトラン・シャマユが加わり美しく歌い上げられるショーソンの傑作「終わりなき歌」。
 半世紀近くに渡る彼らの芸術の余韻を重く美しく引くアルバムです。
 
 今回改めて発売となる国内仕様盤には、松平敬氏による解説と歌詞訳が付属します。

 
 




ONDINE(国内仕様盤)


NYCX-10441
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2970
フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):
 ピアノ協奏曲第1番&第2番

  ピアノ協奏曲第1番 ト短調 Op. 25
   1. I. Molto allegro con fuoco
   2. II. Andante
   3. III. Presto – Molto allegro e vivace
  ピアノ協奏曲第2番 ニ短調 Op. 40
   4. I. Allegro appassionato
   5. II. Adagio. Molto sostenuto
   6. III. Finale. Presto scherzando
 
 7. 華麗なカプリッチョ ロ短調 Op. 22
ラルス・フォークト(ピアノ&指揮)
パリ室内管弦楽団

 録音 2021年11月2-5日 Philharmonie de Paris, Le Studio、パリ(フランス)
 収録時間: 51分
 ※国内仕様盤日本語解説...飯田有抄

 ドイツの中堅世代を代表するピアニストとして敬愛されてきたラルス・フォークト(1970.9.8 - 2022.9.5)。2020年7月にパリ室内管弦楽団の音 楽監督に就任すると、意欲的なプログラムを組み、彼を慕う第一級のソリストたちを招いたコンサート・シリーズを展開して、高い評価と人気を獲得しました。
 パリ室内管とは3年の契約でしたが、オーケストラはいち早く2025年までの延長を申し出ました。
 そのような充実した関係の中で録音され、 作曲家の没後175周年に向けてリリースされたのが、このメンデルスゾーンのピアノ協奏曲集でした。
 メンデルスゾーン22歳の時に書かれた第1番は冒頭の激しいパッセージが印象的。第2番とともにメンデルスゾーンらしい優雅な旋律、技巧的なパッ セージが多用されたピアノ・パート、力強いオーケストラ・パートが特徴。
 「華麗なカプリッチョ ロ短調」はゆったりとしたピアノの独奏に先導され、オーケ ストラが巧みな伴奏を付けていきますが、突然激しい曲調に変わるなど、カプリッチョ(奇想曲)のタイトルにふさわしい華やかな作品です。
 フォークトが 奏する目の覚めるようなパッセージに耳を奪われることでしょう。

 ※今回発売の国内仕様盤には、飯田有抄氏による日本語解説が付属します。

 
 















10/25(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ATMA CLASSIQUE



ACD2 2828
\2300
アリオン・バロックオーケストラ
王宮の晩餐

 ミシェル=リシャール・ドラランド(1657-1726):
  Recueil d'airs detaches et d'airs de violons [‛&]
   第5組曲(抜粋)
 アンドレ・カルディナル・デトゥーシュ(1672-1749):
  謝肉祭とフォリア(抜粋)
 フランソワ・コラン・デ・ブラモン(1690-1760):
  ギリシアとローマの祭典(抜粋)
 ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
  ポリムニーの祭典(抜粋)
 フランソワ・フランクール(1698-1787):
  アルトワ伯の祝宴のためのサンフォニー 第4組曲(抜粋)
マテュー・ルシエ(指揮)
アリオン・バロックオーケストラ

 はなやかなフランス宮廷の景色が目に浮かぶ

 録音:2022年4月29日-5月1日/モントリオール、ブルジー・ホール/72:12

 ルイ14世の宮廷楽団で活躍したミシェル=リシャール・ドラランドの代表作『王宮(の晩餐)のためのサンフォニー』からタイトルを取ったフランス・バロック作品集。
 トランペットやパーカッションをともなう豪華な編成で華やかに奏される舞曲の数々を堪能できる贅沢感いっぱいのアルバムです。

 アリオン・バロックオーケストラとパートナーシップを結ぶヴェルサイユ・バロック音楽センター(CMBV)から提供された楽譜を使用。
 フランス音楽遺産の再発見と普及につとめる人々による貴重な録音です。

 アリオン・バロックオーケストラはカナダにおける古楽器のパイオニアとして40年以上にわたり活動している老舗楽団。
 指揮者のマテュー・ルシエはファゴット奏者でもあります。
 
 


ACD2 2870
\2300
キャメロン・クロズマン(チェロ)
 無伴奏チェロのための最も古い名作とされるドメニコ・ガブリエリの『リチェルカーレ』を
  現代作品と組みあわせた野心的な内容
リチェルカーレ
 ドメニコ・ガブリエリ(1651 or 1659-1690):
  リチェルカーレ第5番 ハ長調
 アレクシーナ・ルイ(b.1949):カデンツァのように
 ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第3番 ニ長調
 ニーナ・C・ヤング(b.1984):原色
 ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第7番 ニ短調
 ジョルダン・パル(b.1983):艦隊
 ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第2番 イ短調
 ダニエル・アルヴァラード・ボニッラ(b.1985):Senderos
 ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第4番 変ホ長調
 Benoit Sitzia(b.1990):Eloge du Chant II - Priere
 ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第1番 ト短調
 キャメロン・クロズマン(b.1995):Falling Forward
 ドメニコ・ガブリエリ:リチェルカーレ第6番 ト長調
 ケリー= マリー・マーフィー(b.1964):
  The Book of Elegant Feelings
キャメロン・クロズマン(チェロ)

 無伴奏チェロへのあくなき探求心が生んだアルバム

 録音:2023年6月27-30日/ケベック、ミラベル、聖オーギュスタン教会/70:49

 カナダのチェリスト、キャメロン・クロズマンによるソロ・アルバム。
 無伴奏チェロのための最も古い名作とされるドメニコ・ガブリエリの『リチェルカーレ』を、自作を含む現代作品と組みあわせた野心的な内容。
 作曲当時に未開の地を探求するように書かれたであろう作品から、現代の音楽家がいかに刺激を受けているのかを思い知らされます。

 「ガブリエリのリチェルカーレを演奏するのは、いつも迷宮に入り込むような感覚だ。" 探求"という意味のイタリア語(Ricercare)ほどふさわしいタイトルはないだろう。
 この作品は、演奏者と聴き手の双方に、チェロ独奏のための音楽が真新しいアイデアであった時代にタイムスリップする機会を与えてくれる」(キャメロン・クロズマン)
 
 


ACD2 2871
\2300
17、18世紀フランスのフルート作品集~優雅なる響き
 ブラヴェ(1700-1768):
  フルートと通奏低音のためのソナタ ニ短調 Op.2-2
 F.クープラン(1668-1733):
  フルートと通奏低音のための王宮のコンセール第2番
 マレ(1656-1728):
  ヴィオラ・ダ・ガンバと通奏低音のための組曲第1番 ニ短調
   (フルート編曲版・抜粋)
 F.クープラン:クラヴサン曲集第3巻 第14組曲 ニ長調
  (フルート編曲版・抜粋)
 ルクレール(1697-1764):
  フルート、ヴィオラ・ダ・ガンバ、
   通奏低音のためのトリオ・ソナタ ニ長調 Op.2-8
アンヌ・ティヴィエルジュ(フラウト・トラヴェルソ)
メリザンド・コリヴォー(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
エリック・ミルンズ(チェンバロ)

 フランス・バロックの優しく溶け合う響き

 録音:2022年5月26-28日/ケベック、ミラベル、聖オーギュスタン教会/60:16

 17、18世紀フランスのフルート作品集。ガンバやチェンバロの響きと溶け合うように奏される典雅な音楽がならびます。

 アンヌ・ティヴィエルジュはカナダ、シャルルボワ出身のフルート奏者。モダン楽器と古楽器の両方を使いこなし、アンサンブル・コレスポンダンス、ピグマリオン、ル・コンセール・デ・ナシオン等とも共演しています。
 
 

ACD2 2424
\2300
合唱の芸術 第5集「ロマン派」
 ラインベルガー(1839-1901):夕べの祈り Op.69-3(6声)
 メンデルスゾーン:(1809-1847):
  モテット「主はあなたのために天使に命じ」 MWV B 53(8声)
 ブルックナー(1824-1896):
  モテット「正しき者の唇は知恵を語る」 WAB30(8声)/
  モテット「この場所は神が造り給う」 WAB23
 ヴェルディ(1813-1901):
  われらの父よ(5声)Priere O Padre nostro a 5 voix
 チャイコフスキー(1840-1893):ヘルヴィムの歌 O p.41-6(4声)
 ブラームス(1833-1897):
  死神 WoO 34-13(4声)/Abendstandchen Op.42-1(6声)/
  Darthulas Grabgesang Op.42-3(6声)
 マイヤベーア(1791-1864):Offertoire Pater noster(4声)
 グノー(1818-1893):モテット「Sicut cervus」 CG 148(4声)
 フォーレ(1845-1924):
  モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 Op.65-1(5声)
マティアス・マウテ(指揮)
アンサンブル・アートコラール

 和声進行の妙にいろどられたロマン派の合唱曲

 録音:2022年3月7-8日/ケベック、ミラベル、聖オーギュスタン教会/33:47

 ルネサンスから現代まで6世紀にわたる合唱の歴史をたどるユニークなプロジェクト「合唱の芸術」シリーズの第4弾。
 全11集を刊行予定で、順不同で発売。
 今作はロマン派特集となっており、美しい和声が織り成す色彩の変化が楽しめます。
 
《好評発売中》
 第7集「クリスマス」(ACD2-2426)
 第3集「バロックVol.2」(ACD2-2422)
 第4集「古典派」(ACD2-2423)
 



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BIS



BIS SA 2673
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)、色とりどりの歌曲をうたう
 「でも歌うのは好き・・」


 (1)ヴォルフ:エオリアン・ハープに寄す
 (2)ブラームス:スミレに寄せて
 (3)シューベルト:音楽に寄せて D.547
 (4)パリー:私の心は歌う小鳥のように
 (5)バーンスタイン:あたし嫌いよ 音楽なんて
 (6)フランシス=ホード:死すべき以上の何か
 (7)メンデルスゾーン:歌の翼に Op.34-2
 (8)マルクス:夜想曲
 (9)フランク:夜想曲 FWV 85
 (10)シュトロール:ビリティスの12の歌より
  第9曲「ビリティス」、第11曲「夜」、第12曲「子守唄」
 (11)パラディール:プシュケ
 (12)グノー(J.S. バッハ):アヴェ・マリア
 (13)プーランク:ルイ・アラゴンの2つの詩 FP122
 (14)サーリアホ:瞬間の香水
 (15)プリチャード:みんなが歌った【世界初録音】
 (16)バーバー:聖母さまの子守唄
 (17)ガーニー:眠り
 (18)R.シュトラウス:明日! Op.27-4
 (19)ウォーレン:世界の平和
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
ジョゼフ・ミドルトン(ピアノ)
(18)ジャック・リーベック(ヴァイオリン)

 メンデルスゾーンの「歌の翼に」、バッハ=グノーの「アヴェ・マリア」から新作委嘱まで、名歌手キャロリン・サンプソンが色とりどりの歌曲を歌う!

 セッション録音:(1)(2)(4)-(19)2022年9月19~21日/ワイアストーン・コンサートホール(サフォーク)、(3)2020年9月21日/ポットンホール(サフォーク)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、68'45
 プロデューサー&サウンド・エンジニア:イェンス・ブラウン(Take5 Music Production)

 SACD ハイブリッド盤。
 「完璧なコロラトゥーラ技術と豊かにのびる輝かしい声」と評され、バロック・古典派の歌曲からオペラまで幅広いレパートリーで積極的な演奏活動を展開しているキャロリン・サンプソン。

 当アルバム「でも歌うのは好き・・」ではシューベルト、メンデルスゾーン、ブラームス、R.シュトラウス、ヴォルフといったドイツ・リート、グノー、プーランク、フランクといったフランス歌曲、女性作曲家リタ・シュトロール、シェリル・フランシス=ホード、カイヤ・サーリアホ、そしてデボラ・プリチャードの新作委嘱など、有名曲からあまり知られていないものを巧みに組み合わせた内容。多彩なレパートリーを歌いこなすサンプソンならではの「歌愛」に満ちたアルバムが完成しました。

 共演は名ピアニスト、ジョゼフ・ミドルトンで、サンプソンとは『シェイクスピア歌曲集』(BIS SA-2653)、『ヴォルフ:イタリア歌曲集』(BIS SA-2553)、 『女性のためのアルバム~ロベルト&クララ・シューマンのリート集』(BIS SA-2473)、『イギリス名詩による歌曲集』(BIS SA-2413)、『狂気のなかの正気』 (BIS SA-2353)、『「私の安らぎは消え失せた」~デュエットと独唱曲集』(BIS SA-2279)、『花にまつわる歌曲集』(BIS SA-2102)、『ヴェルレーヌの 詩による歌曲集』(BIS SA-2233)など、数多くの録音でも共演しております。



 このタイトルは収録曲のバーンスタイン「あたし嫌いよ 音楽なんて」に対する返歌ということなんでしょうか?
 




BERMINGHAM RECORD COMPANY


BRC021
(1CD-R)
\2600
ベンジャミン・タッシー:梯子だけが時間ではない
 Walkley Bank Tilt/Frank Wheel/Plonk Wheel/
 Upper Coppice Wheel/Little London Wheel/
 Hind Wheel/Swallow Wheel/
 Second Coppice Wheel/Roscoe Wheel/Wolf Wheel
ベンジャミン・タッシー(水力楽器ほか)
レベッカ・リー(バス・ヴィオール)
ロブ・ベンタル(ニッケルハルパ)ほか

 ベンジャミン・タッシー(1987-)は、歴史的な楽器や調律のシステム、演奏法をどのように再文脈化し、現代の我々の体験と結びつけるかというテーマに強い関心を抱いている作曲家、アーティスト、研究者。本作ではタッシーがサム・アンダーウッドとともに設計・製作した、水力を動力源とする3つの歴史的楽器がフィーチャーされています。
 川の流れと鳥、子供や犬、ジョギングをする人などの環境音が、ほとんど忘れ去られた楽器の音色とともに収められ、聴き手に世界が騒々しくなる前の時代のイメージを呼び起こします。

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



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CAVI-MUSIC



8553535
\2600→\2390
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.2

 ベートーヴェン:
  ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op.30-2
  ヴァイオリン・ソナタ第3番 変ホ長調 Op.12-3
  ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op.30-3
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)

 ヴァイトハースのベートーヴェン、ヴァイオリン・ソナタ全集の第2弾!

 クライスラー国際コンクール、バッハ国際コンクール、そしてヨーゼフ・ヨアヒム・ハノーファー国際コンクールで優勝後、ソリストや室内楽の分野でも活躍しているドイツのヴァイオリン奏者、アンティエ・ヴァイトハースによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の第2弾。
 第1弾である前作(PCAVI8553512)は「レコード芸術特選盤」に選ばれています。

 このシリーズは時系列順ではなく、作品のコントラストを重視して収録されています。このアルバムは「クロイツェル・ソナタ」と肩を並べるドラマチックなソナタである第7番から、やはり劇的な第3番に続き、最後は対照となる華やかな第8番で締め括られます。

 ※録音:2021年12月、ドイチェランドフンク・カンマ―ムジークザール(ケルン、ドイツ)



アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1



 PCAVI8553512
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3143
アルカント・カルテットの第1 ヴァイオリン
 名手アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集 Vol.1


 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 Op.12-2
  ヴァイオリン・ソナタ第4番 イ短調 Op.24
  ヴァイオリン・ソナタ第9番 イ長調 Op.47《クロイツェル》
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
デーネシュ・ヴァーリョン(ピアノ)
 CAVI
8553512
\2600→\2390

 アンティエ・ヴァイトハース!待望のベートーヴェンのソナタ全集!

 ☆イ調の三作品を第1弾としてリリース!
 ☆C'Aviレーベルの主要ヴァイオリニストの一人、アンティエ・ヴァイトハース!

 ソリストや室内楽の分野でも活躍しているドイツのヴァイオリン奏者、アンティエ・ヴァイトハースによるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集録音がいよいよスタート!
 ヴァイトハースは、クライスラー国際コンクール、バッハ国際コンクール、そしてヨーゼフ・ヨアヒム・ハノーファー国際コンクールで優勝後、ソリストとしてヨーロッパを中心に活動し、またアルカント四重奏団を結成し室内楽の分野でも数々のアーティストと共演してきました。これまでにもC'Aviレーベルから多数のCDをリリースし好評価を得ています。
 また、2022年には来日公演も行っており、ソリストと室内楽で日本の聴衆を魅了しました。

 今回のヴァイオリン・ソナタ全集は、時系列に収録していくのではなく、作品のコントラストを重視しており、このアルバムではイ長調とイ短調の作品が選ばれています。
 イ調という共通点持った三作品をぜひ聴き比べてお楽しみください。

 ※録音:2021年9月、ドイチェランドフンク・カンマ―ムジークザール(ケルン、ドイツ)

 





アンティエ・ヴァイトハースのアルバム

 名手アンティエ・ヴァイトハースの代表的アルバムをご紹介しておきます・・・廃盤になっているものは海外から取り寄せます。すごい価格になってしまってすみません。
 完売の際はご容赦を
 この人のアルバムはすぐに完売してしまうんです。




CAVI
 4260085533053
\5500
すでに廃盤
海外在庫限り
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 op.61
ベルク:ヴァイオリン協奏曲(ある天使の思い出に)
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
スタヴァンゲル交響楽団
スティーヴン・スローン(指)
 本格派ヴァイオリニスト、アンティエ・ヴァイトハース、ベートーヴェン&ベルクの協奏曲

 録音:2012 年3 月ノルウェー、スタヴァンゲル・コンサートホール(ライヴ)/67’51

 今最も注目されているカルテットの一つ、アルカント・カルテットの第1 ヴァイオリンを務めるアンティエ・ヴァイトハースによる、ベートーヴェンとベルクのヴァイオリン協奏曲。彼女はこれまでにCAiv music に幾つか録音していますが、大がかりな協奏曲は初めてとなります。
 数々の名盤ひしめくベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。なぜ今この作品なのかという問いにヴァイトハースは、「長年この作品と向き合ってきてようやく、自分自身の形を見つけられたから」と答えています。ヴァイオリニストのテクニックよりも、音色、表現力、そして音楽性が問われる、崇高さと高貴な美しさを持つ作品。満を持して挑んだヴァイトハースの録音も、ベートーヴェンの音楽の神髄を奏でる、メリハリと力強さを併せ持った堂々たる演奏を聴かせてくれます。またカップリングのベルクは、「ある天使の思い出に」と副題がつけられ、親交のあったアルマ・マーラの娘マノンの早すぎる死を悼み作曲されたベルク最後の曲。作品に込められた優しさと悲しみを、伸びやかなフレージングと端正な音楽作りで、押し寄せる様々な感情を浄化するような感動的な演奏です。

 スティーヴン・スローンは、オーマンディ、フェラーラそしてベルティーニに師事。2007 年から2012 年までスタンヴァンゲル交響楽団の首席指揮者として活躍していました。彼の素晴らしい手腕により、オーケストラは大きく発展し、音楽性を一気に高めていきました。
 その結果2008 年には、ヨーロッパ文化の中心を担う都市に指定される「欧州文化首都」にスタヴァンゲルが選ばれるなど、地域貢献も果たし、同じくスタヴァンゲル交響楽団の芸術監督を務めているファビオ・ビオンディと共に尽力し、2012 年秋に新しいコンサート・ホールを完成させています。
 スタヴァンゲル交響楽団は、1938 年創立のノルウェーの名門オーケストラ。ブリュッヘンやヘレヴェッヘといった巨匠たちの下、着実のそのキャリアを積んで、2006 年からファビオ・ビオンディが芸術監督を務め、2013 年からはベネズエラのエル・システマ出身のクリスティアン・バスケスが首席指揮者に就任しています。


CAVI
42600-8553059-5
\3600

すでに廃盤
海外在庫限り
ブラームス:
 ヴァイオリン・ソナタ第1、2、3番、

 スケルツォWoO.2
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ジルケ・アヴェンハウス(P)
 ブラームスの音楽を愛してやまないこの2人。非常に雄弁で歌心に満ちた演奏で、ブラームスの旋律美を深く温かく弾きあげている。自身の歌曲「雨の歌」の旋律を主題にした第1番の第3楽章。2人の熱いブラームスへの思いが感動的な演奏を生んでいる。また第2番の第1楽章は湧き上がる美しい旋律を、優しく包み込むようにヴァイトハースが奏でると、アヴェンハウスがきゅっと引き締まったピアノで音楽の流れを作り、詩情豊かでありながらも、あくまでも自然な演奏を聴かせてくれている。決して技巧に頼ることなく心で演奏されたブラームスに心を撃たれる1枚。
 録音:2006年12月



 CAVI
4260085532261
\6500
すでに廃盤
海外在庫限り
ベートーヴェンSQ第11番と「クロイツェル」弦楽オーケストラ版!
ベートーヴェン:
 (1)弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調 op.95
  (アンティエ・ヴァイトハース&
   ケーティ・シュトイリによる弦楽オーケストラ編曲版)
 (2)ヴァイオリン・ソナタ 第9番「クロイツェル」op.47
  (リチャード・トニェッティによる
   ヴァイオリン・ソロと弦楽オーケウソトラ伴奏編曲版)
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)
カメラータ・ベルン
 編曲ものファン必聴!ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第11番とクロイツェル・ソナタの大迫力と緊迫感に満ちた弦楽オーケストラ版!

 録音:2012 年4 月

 ヴァイトハース率いるカメラータ・ベルンによる注目ベートーヴェン作品編曲版の登場。
 アルカント・カルテットのファースト・ヴァイオリンを務めるヴァイトハース。現在、1962 年に設立された伝統ある弦楽アンサンブルグループ、カメラータ・ベルンの芸術監督も務めています。彼女が今回取り組んだのは、ベートーヴェンの傑作2 曲の弦楽オーケストラ版化。うち1 曲は彼女自身も編曲に携わっており、なみなみならぬ気概を感じます。
 編曲というと、19 世紀にはオーケストラ作品など規模の大きなもののピアノ連弾編曲版などが、作品の普及に一役かったものでしたが、今回の編曲はその逆となる室内楽作品の編成を拡大させたもの。クロイツェルに関して、ヴァイトハースは「この作品は非常にオーケストラ的」と語っており、たしかにまったく違和感なく仕上がっています。さらに、ピアノとヴァイオリンという組み合わせももちろん素晴らしいのですが、どうしても生じてしまう調和しきれない音色の違いもこうすることによってすべて解消され、ベートーヴェンが描いた音の世界を存分に味わうことができるように感じられましょう。第2 楽章の心にしみるハーモニー、終楽章のぴちぴちとした感じは弦楽アンサンブルならでは。ヴァイトハースの素晴らしいヴァイオリン・ソロとあいまって、弦の魅力たっぷりの作品に仕上がっています。
 弦楽四重奏曲第11 番は、いわずと知れた後期弦楽四重奏の傑作のひとつ。極度に凝縮された世界をより多様な音色で解きほぐして展開することにより、この作品の緻密な声部間のやりとりなどがよりわかりやすくなり、作品理解をより深めることができるような編曲になっています。
 単なる編曲ものを超えた、ベートーヴェンの偉大性とメンバーのうまさをあらためて実感できる興味深い1 枚です。



 CAVI
42600-8553201-8
\2600

お早めに・・・完売の際はご容赦を
ドヴォルザーク&スーク:ヴァイオリン作品集
 ドヴォルザーク:カプリッチョ ハ長調B81
 スーク:4 つの小品Op.17
 ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 スーク:バラーダOp.3/b
 ドヴォルザーク:ソナチネ ト長調Op.100
アンティエ・ヴァイトハース(Vn)
ジルケ・アヴェンハウス(P)
録音:2010 年2 月、ケルン/78’10

 今をときめく四重奏団アルカント・カルテットの第1 ヴァイオリンを務めるアンティエ・ヴァイトハースと室内楽のキャリアが豊富なピアニスト、ジルケ・アーヴェンハウスによるドヴォルザークとスークのヴァイオリン作品集。ボヘミアの民族色が鮮やかに彩られている演奏です。
 ドヴォルザークのカプリッチョは元々管弦楽版として作曲されましたが、現在は消失し現存するのはピアノ伴奏版のみ。ボヘミア民族色の豊かな華麗な作品です。また息子と娘のために作曲したソナチネは、ドヴォルザークらしい親しみやすい東欧風のメロディーが印象的。ソナタは重厚さ独特の色彩感が漂う秀作。スークのヴァイオリン作品は気品溢れる豊かな音楽が特徴。
湧き上がる美しい旋律をヴァイトハースが真摯に語りかけ、アーヴェンハウスが香り豊かなピアノで好サポートしています。




 
 


8553540
\2600
ダニエル・ハイデ(ピアノ)
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ集 Vol.3

 ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調 Op.90
 ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2《テンペスト》
 ピアノ・ソナタ第12番 ト長調 Op.49-2
 ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 Op.110
ダニエル・ハイデ(ピアノ)

 ヴァイマール出身のピアニスト、ダニエル・ハイデは、アンドレ・シュエンとのコラボレーションをはじめ、彼の世代でもっとも人気のある歌曲伴奏者及び室内楽奏者の1人。
 故郷のフランツ・リスト音楽院でルートヴィヒ・ベッツェルに師事し、クリスタ・ルートヴィヒとディートリヒ・フィッシャー=ディースカウからの先駆的な提案を受けて以来、彼はヨーロッパやアジアなどでコンサートを行ってきました。

 2020年のパンデミックにより予想外の時間が生まれ、新たにベートーヴェンの偉大なソナタに向き合うこととなったダニエル・ハイデの注目のシリーズ第3巻です。

 ※録音:2021年3月&2023年3月、エッタースブルク城(ヴァイマール、ドイツ)
 
 


8553534
(2CD)
特別価格
\3600
ENTRE SOIR ET MATIN ~ メル・ボニス:室内楽曲集
 メル・ボニス(1858-1937):
  【Disc1】
   夜(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)Op.194*
   組曲(ヴァイオリンとピアノのための)Op.114
   3つの小品(ヴァイオリンとピアノのための)
   東洋風の組曲
    (ヴァイオリン、チェロとピアノのための)Op.48
  【Disc2】
   組曲
    (フルート、ヴァイオリンとピアノのための)Op.59
   ヴァイオリン・ソナタ 嬰へ短調 Op.112
   セレナード(ヴァイオリンとピアノのための)Op.46
   夜と朝(ヴァイオリン、チェロとピアノのための)
 *世界初録音
サンドリーヌ・カントレッギ(ヴァイオリン)
シェイラ・アーノルド(ピアノ)
グスタフ・リヴィニウス(チェロ)
ミヒャエル・ファウスト(フルート)

 19世紀後半から20世紀前半のロマン派の作曲家メラニー・ボニスは、メル・ボニス名義で、ピアノ曲や室内楽曲をはじめ、オルガン曲、リート曲、合唱曲、ミサ曲、管弦楽曲など300を超える楽曲を残しています。
 彼女の作品は、サン=サーンスやドビュッシーらから高く評価され、パリの社交界で成功を収めました。

 このアルバムにはヴァイオリンとピアノのための作品を中心とした室内楽曲が集められ、新たに発見された冒頭の「夜」は世界初録音となっています。

 ※録音:2023年4月(ヴッパタール、ドイツ)
 




DUX


DUX1982
\2600
パヴェウ・ウカシェフスキ:夜想曲集
 Alsephina/Thiaki/Larawag/Aljanah/
 Kraz/Hassaleh/Athebyne/Imai/
 Paikauhale/Fawaris/Fang/Tianguan/
 Xamidimura/Pipirima/Heze
マルチン・タデウシュ・ウカシェフスキ(ピアノ)

 パヴェウ・ウカシェフスキによる夜想曲集!

 1968年生まれの作曲家パヴェウ・ウカシェフスキによる夜想曲集。
 パヴェウ・ウカシェフスキは1994年のショパン音楽アカデミー・コンクール優勝して以来国際的に活躍しており、特に合唱の分野では日本でもよく知られた存在です。
 ですが、多くの器楽作品も作曲しており、今回の夜想曲集はこれまでに作曲された合唱曲に基づいて書かれています。
 今作ではワルシャワの優れたピアニストであり研究者でもあるマルチン・タデウシュ・ウカシェフスキが透明感のある音色で奏でます。

 ※録音:2022年9月10日-11日
 
 

DUX1973
\2600
バルギェルスキ・エディションVol.2
 ズビグニェフ・バルギェルスキ(1937-):
  Schizofonia
  Fonoplasticon
  ピアノ・コンチェルティーノ
様々なアーティスト

 パリで名教師ナディア・ブーランジェに作曲を師事し、その功績が認められポーランドの文化・国家遺産大臣から文化功労章を授与された同国のベテラン作曲家、ズビグニェフ・バルギェルスキ(1937-)。
 ピアノ五重奏曲《Schizofonia》はここ10年間で作曲されたバルギェルスキの作品の中でも特に表現力豊かな作品に仕上がっています。

 ※録音:2022年
 
 

DUX1945
(3CD)
特別価格
\4800
オン・ザ・ロード・トゥ・ア・ニュー・ハーモニー 様々なアーティスト
 セバスティアン・ペルウォフスキ:古風なパルティータ Op.7/
 ダヴィド・マスティコサ:Sevdah/
 ハラルド・ゲンツマー:ソナチネ/
 アルマンド・ギドーニ:Sweet and Go/
 アーサー・フラッケンポール:四重奏曲/
 パヴェウ・ソレツキ:3つのバルカンの印象/
 アダム・ヴァラチンスキ:‛&on peut ecouter/
 マチェイ・ジムカ:Astenosfera/
 マルセル・ヒジンスキ:リフレクション第7番/
 ミハウ・パヴェウェク:Interitio III/
 カミル・クルク:AsSiMiLatio/
 マチェイ・ジムカ:スロープ/
 アダム・ヴァラツィンスキ:Ballada/
 マウゴジャタ・パネク=キシュチャク:ANA/
 イーヴェン・スタンコヴィチ:Dances on Flowers,Quasi-Sonata No. 2/
 ピオトル・サルネツキ:印象/
 フランチェスコ・ボッティリエーロ:ロマンツァ/
 フレデリック・ジェフスキー:リード/
 ベネディクト・コノヴァルスキ:Zycie Gra - Gra Zyciem/
 アグニェシュカ・ズドロイェク=スホドルスカ:夜明け

 20世紀から現代作曲家までの木管楽器のための作品集。クラクフ音楽アカデミーの卒業生が多数参加し、木管楽器のための作品の今を表現します。
 名手ぞろいの演奏でここでしか聴けない作品の数々をお楽しみください。

 ※録音:2021年9月1日-10日
 
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DUX1868
\2600→\2390
とんでもない偉業だと思う。
 アンナ・キヤノフスカ(ピアノ)
  180年以上の歴史をさかのぼって~ポーランド29のマズルカ集

ミハウ・クレオファス・オギンスキ (1765-1833):マズルカ ト長調

カロル・カジミェシュ・クルピンスキ (1785-1857):マズルカ ニ長調

ルドヴィカ・ドムシェフスカ:マズルカ ロ長調

イグナツィ・フドバ:憂鬱なマズルカ ト短調

ユゼフ・ノヴァコフスキ(1800-1865):マズルカ 変ロ長調 Op. 19, No. 2

スタニスワフ・モニューシュコ (1819-1872):マズルカ ニ長調

ヘンリク・クシシュトフ・ルデルト(1811-1862):マズルカ ホ短調

カロル・ベルナルド・ザウスキ (1834-1919):マズルカ ニ短調 Op. 6, No. 3

カジミエシュ・ルボミルスキ(1813-1871):マズルカ ホ短調 Op. 10, No. 3

アントニ・コンツキ (1817-1899):マズルカ ホ長調 Op. 132

ユリウシュ・ヤノタ (1819-1883):マズルカ 変ロ短調 Op. 1, No. 1

カロル・リピンスキ (1790-1861):マズルカ 変ホ短調 Op. posth.

オスカル・コルベルク(1814-1890):マズルカ 変ホ長調

ヤン・ルックガーバー (1799-1876):マズルカ ニ長調

ユゼフ・ヴィエルホルスキ (1816-1892):マズルカ ホ短調 Op. 46, No. 1


イグナツィ・ヤン・パデレフスキ (1860-1941):
 6つのポーランド舞曲 Op. 9 - 第2番 マズルカ イ短調

ウワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):
 2つのマズルカ Op. 31 - 第1番 嬰ハ短調

ヘンリク・メルツェル=シュチャヴィニスキ (1869-1828):
 3つの音楽的思考 - 第2番 マズルカ風 ホ短調

イェジー・ガブレンズ - Jerzy Gablenz:マズルカ イ短調 Op. 2

イグナーツ・フリードマン(1882-1948):
 2つのマズルカ Op. 49 - 第2番 ハ短調

ステファン・マリノフスキ (1887-1944):マズルカ ヘ短調 Op. 6, No. 1

アレクサンデル・ミハウォフスキ (1851-1938):マズルカ 嬰ハ短調 Op. 17

アルフレッド・グラドステイン :マズルカ第3番

アレクサンドル・タンスマン (1897-1986):マズルカ集 第2巻 - 第2番

マリアン・ボルコフスキ(1934-):マズルカ

マリア・ポクジヴィンスカ (1954-):マズルカ

アンジェイ・ドゥトキェヴィチ (1942-):マズルカ

チェスワフ・グルジンスキ (1911-1992):マズルカ

マリアン・サヴァ (1937-2005):マズルカ
アンナ・キヤノフスカ(ピアノ)

 このアルバム、とんでもない偉業、ものすごい力作だと思うのですが。

 作曲された時系列でマズルカを収録した本アルバム。その年月は180年以上歴史を遡ることになりました。
 ピアニストのアンナ・キヤノフスカは、現在では忘れ去られてしまったこのジャンルの作品を発見し、時代別で演奏することでマズルカの進化の過程を描いています。

 ※録音:2022年
 




ET'CETERA

KTC1796
\2700
旅人 ~ ピアノ三重奏作品集
 アルノ・ババジャニアン(1952-1983):
  ピアノ三重奏曲 嬰ヘ短調
 フランク・マルタン(1890-1974):
  アイルランドの民謡による三重奏曲
 ドヴォルザーク:
  ピアノ三重奏曲第4番 ホ短調 Op.90《ドゥムキー》
ヤコブ・オリー・トリオ
 〔ディート・ティラヌス(ヴァイオリン)
  ユリアン・ファン・デル・ザンデン(チェロ)
  ヤコブス・デン・ヘルダー(ピアノ)〕

 オランダの第一線で活躍するヤコブ・オリー・トリオ!

 ヤコブ・オリー・トリオは2016年に、アムステルダムの写真家ヤコブ・オリー(1834-1905)の生家で結成されました。
 アムステルダムでのデビュー後は、オランダ全土で演奏し、オランダの国営ラジオでも定期的に放送されています。
 メンバーはいずれも基金から楽器を貸与されており、ジョフレード・カッパの1690年製ヴァイオリン、マックス・メラーの1929製チェロ、そしてピアノは1911年製のベヒシュタインで演奏されています。
 
 

KTC1786
\2700
ペーター・カブス:ピアノ作品集
 ペーター・カブス(1923-2000):
  前奏曲、主題と変奏曲/11のバガテル/
  3つのオマージュ/Two: a pair/
  ソナタ第1番/ソナタ第2番
ヨハン・デュイック(ピアノ)

 ペーター・カブスは20世紀のフランドル地方で最も著名な作曲家のひとりです。
 オーケストラ作品や合唱曲、室内楽曲など、200曲以上を作曲しています。
 作曲活動の傍ら、ブリュッセル王立音楽院とエリザベス女王音楽礼拝堂で和声、対位法、フーガ、作曲を教えました。
 2000年11月11日にベルギー南部のメヘレンで亡くなった後、彼の作品はすべてブリュッセル王立音楽院に遺贈されています。
 
 

KTC1793
\2700
ルーベンスの時代のクリスマス・キャロル集 フランダース少年合唱団
ディーター・ファン・ハンデンホーフェン&アンサンブル
 ペトルス・ウルタド(?-1671):Nu Coridon 't is tijdt
 オリヴェリウス・ル・フェーヴル(?-?):Pijp op, pijp op met blij gheschal
 バルタザール・リチャード(c.1600-1664):Ballet de l'archiducq Leopolde
 ギリエルムス・ムニンクス(1593-1652):O quam amabilis es bone Iesu
 フィリップス・ファン・スティーラント(1611-1670):Ras herders nacht ghesellekens
 ニコラウス・ア・ケンピス(c.1600-1676):Symphonia 6 a 3.
 作曲者不詳:Terwijl 't gheheele lant
 フランシスクス・ムニンクス(1631-1671):Aria - Sarabande - Ballo 3 - Ballo 1
 作曲者不詳(ピート・ストリケルス編):Maene, sterren, nachtplaneten
 ヘンリクス・リベルティ(c.1610-1669):Nato Deo gloria solemnis
 作曲者不詳:Herderkens en herderinnekens van Bethlem
 ヨハネス・デ・ヘーゼ(?-?):Aria flegmatica - Corante - Agricola chorea
 スティーラント:Wel hoe wie light daer soo
 フィリップス・ファン・ヴィッヘル(1614-1675):Sonata Sexta a 3.
 ヨアンネス・ヴァンダー・ヴィーレン(1644/45-1679):Herderkens met uwe Fluyt
 ル・フェーヴル:Wilt u al verblijden

 1600年頃、アントワープ大聖堂の異母兄弟団によって、クリスマスの期間をキャロルで彩る習慣が生まれました。
 早くも1604年にはそれらは「Laudes Vespertinae」というタイトルで出版されており、その内容は主にマリア賛歌でしたが、ラテン語のキャロルも含まれていました。
 それ以降、数多くのキャロルが出版されるようになり、このアルバムにはルネサンス様式の初期の作品から、17世紀半ばの通奏低音付きの独唱を伴う新しいバロック様式を取り入れた作品を取り上げています。
 
 

KTC1789
(2CD)
\5100
ルドルフ・エッシャー:室内楽作品集
 ルドルフ・エッシャー(1912-1980):
  【Disc1】
   木管三重奏曲
   無伴奏チェロ・ソナタ
   無伴奏クラリネット・ソナタ
   シンフォニア(10の楽器のための)
  【Disc2】
   パッサカリア(オルガンのための)
   ラヴェルの墓
    (フルート、オーボエ、ヴァイオリン、
     ヴィオラ、チェロとハープシコードのための)
   木管五重奏曲
   三重奏曲(クラリネット、ヴィオラとピアノのための)
ジェイムズ・オースティン・スミス(オーボエ)
アラン・R・ケイ(クラリネット)
ドリアン・クック(ファゴット)
ギデオン・デン・ヘルダー(チェロ)
グルッポ・モンテベロ
ヘンク・グイタルト(指揮)、ほか

 オランダ・アムステルダム出身の作曲家、ルドルフ・エッシャーは、ロッテルダム音楽院でピアノと作曲を学び、第二次世界大戦中も作曲を続け、次第に重要な作曲家としてみとめられるようになりました。
 生前はロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によって、エッシャーの管弦楽作品は定期的に演奏されていましたが、死後40年を過ぎた現在、彼の作品の演奏機会は少なくなってしまいました。

 オランダ最古の音楽祭であるオーランド・フェスティバルの、2021年と2022年のこのフェスティバルでは、エッシャーのソロ曲を含む室内楽曲全曲が演奏され、オランダ国営ラジオの放送用にライヴ録音されました。
 その中から選ばれた8曲がこのアルバムに収録されています。
 




HUDDERSFIELD COMTEMPORARY RECORDS


HCR31
(1CD-R)
\2600
エヴァン・ジョンソン:クラリネットと声楽のための無伴奏作品集 カール・ロスマン(クラリネット、声楽)
 Ground (2010) ~コントラバスクラリネットのための
 2 Ruckenfiguren: i. Watris flowiden ouer myn heed(2021)~声楽のための
 Supplement(2003/2007)~バスクラリネットのための
 2 Ruckenfiguren: ii. Thou seidist, drede thou not(2021)~声楽のための
 Edison Kinetoscopic Record of a Sneeze, January 7, 1894(2007)~Bb管クラリネットのための
 in modo esalando(2021)~バスクラリネットのための
 A general interrupter to ongoing activity(2011)~声楽のための
 'indolentiae ars', a medium to be kept(2015)~A管バセット・クラリネットのための>

 数多くの賞を受賞し非常に活発なパフォーマンスを見せているアメリカ出身の作曲家、エヴァン・ジョンソン(1980-)のクラリネットと声楽のための無伴奏作品を集めた1枚。
 演奏はアンサンブル・ムジークファブリークのメンバーであるオーストラリアのクラリネット奏者・声楽家、カール・ロスマンです。

 ※録音:2023年、ムジークファブリーク・スタジオ(ドイツ、ケルン)
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




NMC


NMCD272
(1CD-R)
\2600
ルーク・ベッドフォード:管弦楽作品集
 インスタビリティ
 アウトブレイズ・ザ・スカイ
 イン・ザ・ヴォイシズ・オヴ・ザ・リヴィング*
 サクソフォン四重奏と管弦楽のための協奏曲
BBCフィルハーモニック、BBC交響楽団
マーク・パドモア(テノール)*
アルシス・サクソフォン四重奏団ほか

 イギリス現代音楽を代表する作曲家、ルーク・ベッドフォードの管弦楽作品!

 ウィグモア・ホール初のコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなどイギリス現代音楽を代表する作曲家のひとり、ルーク・ベッドフォード(1978-)のNMCレーベル初となる単独アルバム。
 ベッドフォードは2000年にロイヤル・フィルハーモニー協会作曲賞、2004年に英国作曲家賞のリスナー賞、2007年にポール・ハムリン・アーティスト賞、2012年にエルンスト・フォン・ジーメンス音楽賞の若手作曲家奨励賞など、数々の名誉ある賞を受賞しています。
 音楽評論家のトム・サービスは、ベッドフォードの作品について「陰鬱な表現力を持つ音楽であり、曲をまるで必要から書かれたかのように聴こえさせる独特の性質を帯びている」と正確に表現しました。
 本作では彼の過去15年にわたるキャリアの中から選ばれた4作品を、著名なアーティストたちによる優れた解釈で聴くことができます。

 ※録音:2010年~2021年
 
 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 



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NORTHERN FLOWERS



NFPMA99157
\2600→\2390
モスクワの名チェリスト、マリーナ・タラソワ
ロシアのチェロ・ソナタ集

 プロコフィエフ:バラード Op.15*、無伴奏チェロ・ソナタ Op.134
 ユーリイ・レヴィチン(1912-1993):
  チェロ・ソナタ Op.49*(世界初録音)
 ウラディーミル・コマロフ(b.1940):
  無伴奏チェロ・ソナタ《不確実性》(世界初録音)、
  コンチェルト・ポエム(チェロと管弦楽のための)**
マリーナ・タラソワ(チェロ)
イワン・ソコロフ(ピアノ)*
ロシア国立交響楽団**
エミン・ハチャトゥリアン(指揮)**

 モスクワの名チェリスト、マリーナ・タラソワが説くロシアン・チェロの奥深さ!

 ☆モスクワの名チェリスト、マリーナ・タラソワの真骨頂ともいえるロシア作品集!
 ☆ユーリイ・レヴィチンとウラディーミル・コマロフのソナタを世界初録音!

 1960年モスクワ生まれ、プラハ、フィレンツェ、パリの国際コンクールを制し、チャイコフスキー国際コンクールでも入賞したチェリスト、マリーナ・タラソワは、フレンニコフやロジェストヴェンスキーにも絶賛されたロシアを代表する名手の一人です。
 年齢を重ねてさらに円熟味を増すタラソワが2023年にレコーディングした新たな1枚は、極めて幅広いレパートリーの中でも特にロシアの作曲家を数多く取り上げてきた彼女の真骨頂ともいえるロシアのチェロ・ソナタ集。
 ユーリイ・レヴィチンとウラディーミル・コマロフの珍しいソナタが世界初録音されました。
 まだまだ知られざるロシアン・チェロの奥深さをお楽しみください。ロストロポーヴィチに献呈されたコマロフのコンチェルト・ポエムのみ、エミン・ハチャトゥリアン(アラム・ハチャトゥリアンの甥)指揮、ロシア国立交響楽団との共演で1989年に録音されたものです。

 ※録音:1989年、モスクワ音楽院大ホール**/2023年、モスクワ






マリーナ・タラソヴァのアルバムから



 DIVINE ART
DDA-21238
(2CD)
\3300→\3090
名女流奏者マリーナ・タラソヴァ(チェロ)
 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  無伴奏チェロ組曲第1番-第6番 BWV 1007-1012

  【CD1】
   1-6. 無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV 1007
   7-12. 無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調 BWV 1008
   13-18. 無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調 BWV 1012
  【CD2】
   1-6. 無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調 BWV 1009
   7-12. 無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調 BWV 1010
   13-18. 無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV 1011
マリーナ・タラソヴァ(チェロ)

 録音: 2021年7月6、7日、8月17、26日、9月13、16日 Victor Popov Academy of Choral Arts,Moscow(ロシア)

 全てのチェロ奏者にとって聖典的な存在とされるヨハン・ゼバスティアン・バッハの『無伴奏チェロ組曲』。
 今回、この至高の作品を手掛けたのは名チェリスト、マリーナ・タラソヴァです。
 プラハ、フィレンツェ、パリの国際コンクールで優勝、ヴェテラン奏者として高く評価される名手タワソヴァは17世紀から20世紀まで幅広いレパートリーを持っていますが、今回初めてバッハの無伴奏チェロ組曲に挑みました。
 ここでの彼女の演奏は、バッハの音楽に活力と深い精神性を吹き込んでいます。

 


実は意外な名曲だったりするミヤスコフスキーのチェロ・ソナタ
先日お客様から「どのCDがおすすめか?」と聞かれて即答したのがこのタラソワ盤
第2番の美しい第2楽章に酔いしれてみてください

alto
ALC 1075
\2500
海外直輸入
マリーナ・タラソワ(チェロ)
ミヤスコフスキー(1881-1950):
  チェロ・ソナタ第1番ニ長調 Op.12(*)
  チェロ・ソナタ第2番イ短調 Op.81(*)
  チェロ協奏曲ハ短調 Op.66(+)
録音:1994年 原盤:Olympia 前出:Regis, RRC 1050(廃盤)
マリーナ・タラソワ(チェロ)
アレクサドル・ポレジャエフ(ピアノ(*)
モスクワ新オペラ管弦楽団(+)
エフゲニー・サモイロフ(指揮(+))


若いころのタラソワ


 




PRIMA FACIE


PFCD222
(2CD)
特別価格
\3900
ノエル・カワードの台本に忠実に従った「陽気な幽霊」!
 ゴドフリー:陽気な幽霊
ヴォランテ・オペラ

 2020年イギリスのコメディ映画「ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません!」の原作でもあるノエル・カワードによる1941年の戯曲「陽気な幽霊」のテキストは、ほとんど発表当初からこれを上演する監督やプロデューサーの都合で脚色や変更が多く行われてきました。
 本作と同じくポール・コーフィールド・ゴドフリーが音楽を制作した「ナイチンゲールとバラ」(PFCD197)をリリースし批評家から高く評価されたヴォランテ・オペラが、今度はカワードが発表した元の台本に忠実に従った「陽気な幽霊」をレコーディングしました。
 
 

PFCD220
\2700
ダンカン・ハニーボーン・プレイズ・ザ・1873 ベヴィントン・オルガン ダンカン・ハニーボーン(オルガン)
 ジョン・ブル:ガリアード(パルテニアより)/
 バード:幻想曲(フィッツウィリアム・ヴァージナル・ブックより)/
 ブクステフーデ:フーガ ハ長調/
 J.S.バッハ:パストレッラ/
 ケイト・バウンディ:アンダンテ・グラツィオーゾ/
 ジョン・スタンリー:ヴォランタリー ト短調/
 ケイト・ローダー:6つのヴォランタリー/
 デュリュフレ:シャン・ドネ ~ ジャン・ギャロンへのオマージュ/
 サミュエル・セバスチャン・ウェズリー(R.フランシス編):コラール・ソング/
 グレヴィル・クック:挽歌/
 ジョン・ジュベール:ピカルディによる短い前奏曲 Op.125-1

 優れたピアニストとして知られるダンカン・ハニーボーンですが、彼は教会オルガニストを30年間務めており、オルガンのリサイタルも定期的に開催。
 このアルバムでは自身に所縁の深いドーセット州のビンクームという小さな村の教会にあるベヴィントン・アンド・サンズ社の1873年製オルガンを演奏しています。

 ※録音:ホーリー・トリニティ教区教会(ビンクーム、ドーセット、イギリス)
 
 

PFCD207
\2700
クラウド・アトラス ~ フィリップ・グレンジ作品集
 フィリップ・グレンジ:
  クラウド・アトラス
   (シンフォニック・ウィンド・バンドのための)
  バッカス・バカテルズ(管楽五重奏のための)
  クラリネットとシンフォニック・ウィンド・バンドのための協奏曲
イギリス国立青少年ウィンド・アンサンブル
フィリップ・スコット(指揮)
サラ・ウィリアムソン(クラリネット)
クイーンズウッド管楽五重奏団

 2013年にリリースされていたアルバムがディジパック仕様で再リリース。
 ヨーロッパでもトップクラスの青少年吹奏楽団と評価されながら2018年に惜しまれつつ活動を終了したイギリス国立青少年ウィンド・アンサンブルのフィリップ・グレンジ作品集。
 ここに収録されている3作品の出版に際しエージェントとして重要な貢献を果たしたブリティッシュ・ミュージック・ソサエティ(BMS)の副社長、ジャイルズ・イースターブルックが2021年に死去したことを受けての再リリースとなります。
 
 

PFCD215
(2CD)
特別価格
\3900
ツィカン・プレイズ・シェーンベルク&スクリャービン、
 ハニーボーン・プレイズ・ツィカン
オットー・M・ツィカン(ピアノ/CD1)
ダンカン・ハニーボーン(ピアノ/CD2)
  CD1 ~
   シェーンベルク:
    ピアノのための組曲 Op.25、3つのピアノ曲 Op.11、2つのピアノ曲 Op.33、
    6つの小さなピアノ曲 Op.19、5つのピアノ曲 Op.23
   スクリャービン:
    前奏曲 Op.15-5、前奏曲 Op.15-2、前奏曲 Op.11-14、前奏曲 Op.22-2
  CD2 ~
   オットー・M・ツィカン(1935-2006):
    夜の小品第3番、コラール、小品1、小品2、小品3、即興演奏、
    夜の商品第5番、スケッチ~静かに, レガート、スケッチ~シンフォニー、
    スケッチ~静かに、後ほど追加された協奏曲なしのカデンツァ

 オットー・M・ツィカン、ピアニストとしての歴史的録音(初CD化)!

 20世紀後半のオーストリアを代表する重要な作曲家&ピアニスト、オットー・M・ツィカン(1935-2006)の功績を称えるユニークなアルバム。
 ORF(オーストリア放送協会)との共同で制作され、ツィカンがシェーンベルクとスクリャービンのピアノ作品を弾いた歴史的録音をCD1に収録し(1970年にLPリリースされて以来の初CD化)、CD2にはイギリスの名手ダンカン・ハニーボーンが演奏するツィカン作品の新録音が組み合わせれています。
 
 

PFCD219
\2700
ゴードン・クロス:ピアノ作品全集
 ピアノ・ソナタ第1番/ピアノ小品集《ロンのおもちゃ》/
 ピアノ・ソナタ第2番/ピアノ・ソナタ第3番/
 幸福な島(独奏ピアノのためのエチュード)
アナベル・ローソン(ピアノ)

 2021年に逝去されたイギリスの作曲家&音楽学者、ゴードン・クロス(1937-2021)の全ピアノ・ソロ作品。
 演奏したのは、10年以上ゴードン・クロスの音楽とともに生きてきたというピアニスト(そして彼の友人でもある)アナベル・ローソン。
 2019年にリリースされたゴードン・クロス作品集(On The Shoreline/PFCD098)にもピアノ・ソナタ第1番と「ロンのおもちゃ」(イギリスのトイ・デザイナー、ロン・フラーの作品からインスピレーションを得た小品集)は録音していましたが、ソナタ第2番と第3番、そしてアナベル・ローソンらに贈られたピアノのための最後の作品「幸福な島」(オークニー諸島のパパ・ウェストレイ)を含めた全ピアノ作品のレコーディングが実現しました。
 
 

PFCD218
\2700
フレデリック・セプティマス・ケリー・プロジェクト

アレックス・ウィルソン(ピアノ)

 セイディ・ハリソン:'...to the unobservant, all babies seem alike...'/
 フレデリック・セプティマス・ケリー:練習曲第1番/
 ハリソン:'...the touch of a vanish'd hand...'/ケリー:練習曲第8番/
 ハリソン:'...an absurd little wooden boat...'/ケリー:モノグラフ第19番/
 ハリソン:'Winning Gold' /ケリー:モノグラフ第18番/
 ハリソン:'...Beethoven worshippers gasped...' /ケリー:練習曲第12番/
 ハリソン:'...in the light of a clouded half-moon...' /
 ケリー:モノグラフ第9番、モノグラフ第22番/
 ハリソン:'One is one and all alone and ever more shall be so!' /
 ケリー:練習曲第9番/ハリソン:'To dear Cleg' 、'...a sea of lacerated earth...' /
 ケリー:モノグラフ第15番、モノグラフ第24番/ハリソン:'...a rare and beloved creature...'

 オーストラリア初のロマン派作曲家とも呼ばれた、イギリスとオーストラリアのピアニスト、作曲家、そしてオリンピックのボート選手や戦争の英雄でもあったフレデリック・セプティマス・ケリー(1881-1916)の生涯を称えるプロジェクト。
 ピアニストのアレックス・ウィルソンと作曲家セイディ・ハリソンのコラボレーションによって制作されており、ケリーの「12の練習曲 Op.9」と「24のモノグラフ Op.11」からのハイライトの間に、セイディ・ハリソンが作曲した「To dear Cleg」(ケリーの日記や友人・戦友からの手紙に光を当て、彼の演奏レパートリーから古典派やロマン派の作曲家の音楽を織り交ぜた10のポートレート)を(ほぼ)交互に収録しています。
 




RUBICON



RCD1107
\2700
トリオ・イシムシズ
ブラームス、コーイ、コルンゴルト:ピアノ三重奏曲集

 ブラームス:ピアノ三重奏曲第2番ハ長調 Op.87
 フランシスコ・コーイ(b.1985):
  ピアノ三重奏曲(世界初録音)
 コルンゴルト:ピアノ三重奏曲ニ長調 Op.1
トリオ・イシムシズ
 〔パブロ・エルマン・ベネディ(ヴァイオリン)、
  エルデム・ミシルリオグル(ピアノ)、
  エドヴァルド・ポゴシアン(チェロ)〕

 トリオ・イシムシズ第3弾!ブラームス&コルンゴルトとコーイ世界初録音!

  ☆キアロスクーロ・クヮルテットのメンバーでもあるヴァイオリンのパブロ・エルマン・ベネディが参加するピアノ三重奏団!
 ☆サード・アルバムでは、ブラームス、コルンゴルト、そしてトリオ・イシムシズのために作曲されたフランシスコ・コーイの作品!

 2009年にギルドホール音楽院で結成されたトルコ語で「無名」を意味する単語をアンサンブル名に冠するトリオ・イシムシズ。
 アリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ・クヮルテットのメンバーでもあるヴァイオリンのパブロ・エルマン・ベネディ、2008年のBBCヤング・ミュージシャン・コンクールの協奏曲部門のファイナリスト、エルデム・ミシルリオグル、そしてミヒャエル・ペトロフに代わり、ジュリアード協奏曲コンクールの覇者であるエドヴァルド・ポゴシアンが新たに加わった実力派3名によるピアノ三重奏団。
 これまで2015年トロンハイム国際室内楽コンクール第1位&聴衆賞、2017年ウィーン・ハイドン国際コンクール第2位を受賞し、現在もっとも刺激的で勢いのあるアンサンブルの1つとして期待を寄せられています。

 サード・アルバムのプログラムは、モーツァルト以上の天才と謳われたコルンゴルトが、わずか12歳で作曲したスケールの大きなピアノ三重奏曲 Op.1と、ブラームスが1882年に書いた骨太なピアノ三重奏曲第2番(ちなみにファースト・アルバム(RCD1013)ではブラームスの第3番、セカンド・アルバム(RCD1048)では第1番を収録しています)。
 そして、スペインの若き注目作曲家フランシスコ・コーイ(フランシスコ・コル)がトリオ・イシムシズのために書いたピアノ三重奏曲を世界初録音。
 この作品はボルレッティ=ブイトーニ財団、ブリテン・ピアーズ・アーツ、マドリードの国立音楽普及センターからの委嘱によって作曲され、2022年1月にマドリードで初演、2022年6月にオールドバラ音楽祭で英国初演されています。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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PARNASSUS



PACD96090
\2600→\2390
若かりしマルコム・フレイジャー
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.16*
 ハイドン:
  ピアノ・ソナタ第35番変ホ長調 L.51, Hob.XVI:35
 バルトーク:
  2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz.110, BB115**
マルコム・フレイジャー(ピアノ)
パリ音楽院管弦楽団*
ルネ・レイボヴィッツ(指揮)*
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)**
ルスラン・ニクリン(打楽器)**
ヴァレンティン・スネギレフ(打楽器)**

 グラミー賞にノミネートされたマルコム・フレイジャーのデビュー録音が復刻!

 ☆エリザベート・コンクールを制したアメリカ出身の大ピアニスト、マルコム・フレイジャー!
 ☆グラミー賞にノミネートされたデビュー録音を含む、20代のフレイジャーによる驚異的な演奏を復刻!

 信じられないほどのテクニック、驚くべき器用さ、詩的で美しいタッチを兼ね備えたアメリカ出身の大ピアニスト、マルコム・フレイジャー(マルコム・フレージャー)(1935-1991)の初期の録音がParnassusレーベルより復刻!
 1960年のエリザベート王妃国際音楽コンクールで優勝したフレイジャーは同年にカーネギー・ホール・デビュー、その後積極的なレコーディング活動や楽譜の発掘、研究にも力を注いでいましたが、さらなる活躍が期待される中56歳の若さでこの世を去りました。
 今回の復刻アルバムにはRCA Victor Red Sealからリリースされいきなりグラミー賞にノミネートされたデビュー盤に収録されていた「プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第2番」と「ハイドン:ピアノ・ソナタ第35番」に加え、1963年にレコーディングされたウラディーミル・アシュケナージらとの共演による「バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ」を収録。当時20代のフレイジャーが魅せた驚異的な演奏に改めて耳を傾けてみてはいかがでしょうか。

 ※録音:不詳(プロコフィエフ)/1960年、パリ(ハイドン)/1963年、ソビエト連邦(バルトーク)
 















10/24(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


ANIMAL MUSIC


ANI 124
\4500
ヴァシレク率いるマルティヌー・ヴォイセズ、
 ブリテンの合唱作品3篇

  ベンジャミン・ブリテン:
   (1)テ・デウム ハ長調
   (2)キャロルの祭典 Op.28
    (ジュリアス・ハリソン編曲による混声合唱とハープ版)
   (3)聖チェチーリア讃歌 Op.27
(1)ダニエラ・ヴァルトヴァー・コシノヴァー(オルガン)
(2)カテジナ・エングリホヴァー(ハープ)
マルティヌー・ヴォイセズ
ルカーシュ・ヴァシレク(指揮)

 ヴァシレク率いるマルティヌー・ヴォイセズがブリテンの合唱作品3篇を録音!!

 録音:(2)2023年4月29&30日、(1)2023年6月17日、(3)2023年6月18日/舞台芸術アカデミー、マルティヌーホール(プラハ)/DDD、ディジパック仕様

 20世紀を代表する作曲家ベンジャミン・ブリテン(1913-1976)の3つの合唱作品「テ・デウム ハ長調」、「キャロルの祭典」、「聖チェチーリア讃歌」をルカー シュ・ヴァシレク率いるマルティヌー・ヴォイセズが、ハープのカテジナ・エングリホヴァーとオルガンのダニエラ・ヴァルトヴァー・コシノヴァーをソリストに迎えて 録音しました。

 1980年生まれのルカーシュ・ヴァシレクはチェコ屈指の合唱指揮者。ヴァシレクが創設したマルティヌー・ヴォイセズは、マルティヌーの作品演奏およびその芸術的遺産に敬意を表することを主たる目的に2010年に結成された室内合唱団。
 マルティヌーのマドリガーレ集(SU-4237)などをリリースしています。

 テ・デウム ハ長調は1934年、ブリテンの私生活と仕事上の生活が行き詰ったときの産物。
 「キャロルの祭典」、「聖チェチーリア讃歌」は、1942年、ブリテン とパートナーのピーター・ピアーズ(1910-1986)が3年間をアメリカで過ごした後、アメリカからイギリスに帰国する際、大西洋横断中に書き上げました。
 ブリ テンの熱き合唱作品をご堪能ください。

 ジャケット写真は、有名な写真家セシル・ビートン(1904-1980)によるベンジャミン・ブリテンのポートレートを使用。
 これは1942年に撮影されたもので、 まさに「キャロルの祭典」、「聖チェチーリア讃歌」の作曲に取り組んでいた頃です。
 またライナーノーツはイギリスの音楽学者ルーシー・ウォーカー博士によるベン ジャミン・ブリテンと彼の合唱作品について(英語・チェコ語)を掲載しております。

 
 



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BIS



BIS SA 2496
(SACD HYBRID)
\2900→\2690
ヴァンスカ&ミネソタ管、感動の『千人の交響曲』!
 マーラー:
  交響曲第8番 変ホ長調『千人の交響曲』(1906)
キャロリン・サンプソン(ソプラノI / いと罪深き女)
ジャクリン・ワーグナー(ソプラノII / 贖罪の女)
キャロリン・サンプソン(ソプラノIII / 栄光の聖母)
サーシャ・クック(アルトI / サマリアの女)
ジェス・ダンディ(アルトII / エジプトのマリア)
バリー・バンクス(テノール / マリア崇拝の博士)
ユリアン・オルリスハウゼン(バリトン / 法悦の教父)
クリスティアン・イムラー(バス / 瞑想の教父)
ミネソタ合唱団
 (音楽監督:キャシー・サルツマン・ロメイ)
ナショナル・ルーテル合唱団
 (音楽監督:デイヴィッド・チャーウィン)
ミネソタ少年合唱団
 (音楽監督:マーク・S・ジョンソン)
アンジェリカ・カンタンティ・ユース合唱団
 (音楽監督:エリザベス・エガー)
ミネソタ管弦楽団
オスモ・ヴァンスカ(指揮)
KKC 6769
(SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 サンプソン、イムラーなど豪華歌手がソリストをつとめたヴァンスカ&ミネソタ管、感動の『千人の交響曲』!!

 録音:2022年6月10-12日(ライヴ)、2022年6月14-16日(セッション)/オーケストラ・ホール(ミネアポリス)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、83'13
 プロデューサー:ロバート・サフ

 SACD ハイブリッド盤。
 好評を博しているオスモ・ヴァンスカ率いるミネソタ管弦楽団によるマーラー・シリーズ。
 当アルバムは交響曲第8 番『千人の交響曲』 を収録!独唱にはキャロリン・サンプソン、ジャクリン・ワーグナー、クリスティアン・イムラーなど実力派を迎えております。
 この『千人の交響曲』でもヴァン スカならではの緻密な構成と細部にまで注意が払われた圧巻の仕上がり。繊細かつ丁寧な音楽づくりが魅力です。また録音にも注目。
 オーケストラ全体の響き を自然にとらえ、演奏の一体感を堪能することができます。

 BIS レーベルで数多くの録音を残してきたヴァンスカが最上級の演奏に達したマーラーの交響曲シリーズ。
 これまでに第1番『巨人』(KKC-6034 / BIS SA-2346)、第2番『復活』(KKC-5995 / BIS SA-2296)、第4番(KKC-6131 / BIS SA-2356)、第5番(KKC-5831 / BIS SA- 2226)、第6番(KKC-5994 / BIS SA-2266)、第7番(KKC-6184 / BIS SA-2386)、第9番(KKC-6686 / BIS SA-2476)、第10番 (KKC-6321 / BIS SA-2396) がリリースされております。

 2003年にミネソタ管弦楽団の音楽監督に就任したヴァンスカは、ベートーヴェンの交響曲全集などで評価を高めました。
 しかし、当団では経営悪化に伴う労 使対立が激しさを増し、2012年10月に経営側はロックアウトを決行。
 その後の2012/13年のシーズンは全てキャンセルとなり、当団の存続そのものも危ぶまれる状況となりました。
 ヴァンスカは、労使の合意が成立した2014年1月に首席指揮者に復帰し、以後、団結力の増したミネソタ管弦楽団の演奏は一層 密度の濃いものとなっております。
 




CHALLENGE CLASSICS



CC 72966
(2CD)
【再発売】
\3100
クイケン&ラ・プティット・バンドの名盤が再発売、
 クリスマス・オラトリオ

  J.S.バッハ:クリスマス・オラトリオ BWV248
イム・スンヘ(ソプラノ)
ペトラ・ノスカイオヴァ(アルト)
ステファン・シェルペ(テノール)
ヤン・ファン・デア・クラッベン(バス)
シギスヴァルト・クイケン(ヴァイオリン、指揮)
ラ・プティット・バンド

 クイケン&ラ・プティット・バンドの名盤が再発売、1パート1人の鮮烈なクリスマス・オラトリオ

 録音:2013年12月11・13-17日/ベルギー、ルーヴェン、プレディクヘーレン教会/72:32、66:50

 「1 パート1 人」を徹底しバッハの音楽から瑞々しく鮮烈な響きを引き出したラ・プティット・バンドの名盤が再発売。
 低音にヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを 用いることで機動力あるアンサンブルが生まれ、一人ずつの歌唱が軽やかにくっきりと浮かび上がります。
 はなやかな曲想を持つオラトリオですが、勢いに任せる のではなく、曲の細部まで磨きこむことによって無二の魅力を獲得しています。

 ※同内容のCC-72394およびCC-72806は廃盤になっております。
 
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CC 72970
\2700
ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)
ミューズ ~ブラームス&クララ・シューマン:ピアノ作品集

 ブラームス:
  ヘンデルの主題による変奏曲 Op.24
  2つのラプソディ Op.79
  3 つの間奏曲 Op.117
 クララ・シューマン:
  3つのロマンス Op.21より 第1曲
ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)

 より濃密な表現に凝縮されていくプログラム

 録音:2023年4月25-26日/ヒルフェルスム、MCOスタジオ1/69:27

 トビリシ生まれのピアニスト、ニーノ・グヴェタッゼによるChallenge Classics5 枚目のアルバム。
 ブラームスの時期を隔てた3作品に、ブラームスに献呈さ れたクララ・シューマンのロマンスをカップリング。
 大曲から小品へと音楽が凝縮されていくようなプログラミングでもあり、どんどんと独白的な密度が上がってい きます。
 グヴェッタゼのピアノは明るさと暗さを混在させてよく歌うもの。



   
ニーノ・グヴェタッゼ
 1981年、グルジア共和国の首都トビリシ生まれ。




いまだに売れ続けるグヴェタッゼ、10年以上前のデビュー・アルバム
海外直輸入で

ORCHID
ORC100017
\2800
献呈~ニーノ・グヴェタッゼ、リストを弾く
 1.ハンガリー狂詩曲第10番ホ長調「前奏曲」S244/R106 /
 2.バラード第2番ロ短調 S171/R16/
 3.シューマン=リスト編曲:ミルテの花より「献呈」/
 4.シューベルト=リスト編曲:糸を紡ぐグレートヒェン/
 5-8.ピアノ・ソナタロ短調 S178/R21
ニーノ・グヴェタッゼ(ピアノ)

 ニーノ・グヴェタッゼ。6歳からオーケストラと共演するなど、その才能は早くから知られていましたが、2008年にユトレヒトで開催されたフランツ・リスト国際コンクールで第2位を獲得、同時に聴衆賞と記者賞も得て、その名前は一気に国際的なものとなりました。
 そんなグヴェタッゼのリスト・アルバムは、何とも言えないマニアックな選曲がツボです。まずは、技巧的なハンガリー狂詩曲で聴き手の心を惹きつけ、内省的なバラードで表現力を問い、歌曲の編曲で口直し、そしてメインのソナタで無口にさせる・・・と万全です。

 ニーノ・グヴェタッゼ。グルジア共和国生まれ。
 グルジア共和国・・・。なるほど・・・。古来より数多くの民族が行き交う交通の要衝。アゼルバイジャンやアルメニアなどと同じく、世界で最も民族の血が交じり合う場所であり、そしてその結果として世界で最もたくさん美しい女性が生まれるという場所。


 



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CYBELE RECORDS



SC 832301
\2600→\2390
ベルリン古楽アカデミーのコンマス、ベルンハルト・フォルク
バッハ家の管弦楽作品集

 ヨハン・ベルンハルト・バッハ:管弦楽組曲 ト短調
 カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ:
  ハンブルク交響曲第5番 ロ短調
 ヨハン・クリスティアン・バッハ:交響曲 ト短調
 J.S.バッハ:
  ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調 BWV1060
パヴェル・ストルガレフ(オーボエ)
ベルンハルト・フォルク(ヴァイオリン、指揮)
ノイエ・フィルハーモニー・ヴェストファーレン

 ベルリン古楽アカデミーのコンマス、ベルンハルト・フォルクによるバッハ家の音楽

 32 bit Recording、55:26

 ベルリン古楽アカデミーのコンサートマスターとしても活躍しているヴァイオリニスト、ベルンハルト・フォルクが指揮するバッハ・ファミリーの作品集。

 フランスの宮廷舞踏とイタリア器楽の妙技を融合させたヨハン・ベルンハルト・バッハの管弦楽組曲にはじまり、独創的で辛口、大胆なコントラストを駆使したカー ル・フィリップ・エマヌエル・バッハの「疾風怒濤」な交響曲、モーツァルトの小ト短調に影響を与えた荒々しい熱狂によるヨハン・クリスティアン・バッハの交響曲 を収録。

 最後におかれた大バッハのヴァイオリンとオーボエのための協奏曲は、2 台のチェンバロのための協奏曲から復元されたもので、二つの独奏楽器が効果的に組み合わされます。
 ジグザグ音型でエネルギッシュに展開していく終楽章は後の時代の激しい音楽を予感しているかのよう。


ヨハン・エルンスト・バッハ(1676-1749)はドイツのアイゼナッハの生まれ。ゼバスティアンのはとこ(祖父母の兄弟姉妹の孫)に当たる。彼の音楽作品の大部分は失われているが、現存する作品の中には4つの管弦楽組曲が存在する。彼のオーケストラ作品の公演時に、J・S・バッハ専用のパートが用意されたことが知られている。
 




EVIL PENGUIN RECORDS



EPRC 0057
\2600
奏者が曲ごとにパートをかえて演奏
ボッケリーニ:弦楽五重奏曲集
 (1)五重奏曲 へ短調 Op.42-1 G348
 (2)五重奏曲 ハ長調 Op.46-3 G361 *
 (3)小五重奏曲 ロ短調 Op.42-3 G350
 (4)五重奏曲 ト短調 Op.42-4 G351
  *世界初録音
カルスキ弦楽四重奏団
ラファエル・ファイユ(チェロ)

 1曲1曲の個性をいきいきと弾き分けた演奏

 録音:2023年5月15-17日/ベルギー、AMUZ/64:32

 世界初録音を1曲含むボッケリーニの弦楽五重奏曲集。
 どれもヴァイオリンとチェロが2パートずつの編成ですが、このCDでは奏者が曲ごとにパートをかえて演奏しているのが特徴。
 各曲が別々の命を吹き込まれたかのように響き、いきいきとした個性の違いを感じられます。
 短調作品の表情の豊かさに驚き。

 [演奏パート]
  Kaja Nowak ...(1)Vn.II (2)Vn.I (3)Vn.II (4)Vn.I
  Natalia Kotarba ...(1)Vn.I (2)Vn.II (3)Va (4)Vn.II
  Diede Verpoest ...(1)Va (2)Va (3)Vn.I (4)Va
  Julia Kotarba ...(1)Vc.I (2)Vc.I (3)Vc.II (4)Vc.II
  Raphael Feye ...(1)Vc.II (2)Vc.II (3)Vc.I (4)Vc.I
 



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HAENSSLER



HC 23060
\2700→\2490
20周年!ミネッティ弦楽四重奏団、
 ベルク、ショスタコーヴィチ、リゲティ!

  (1)ベルク:弦楽四重奏曲 Op.3
  (2)ショスタコーヴィチ:
   弦楽四重奏曲第7番 嬰ヘ短調 Op.108
  (3)リゲティ:弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
ミネッティ弦楽四重奏団
 【マリア・エーマー(第1ヴァイオリン)、
  アンナ・クノップ(第2ヴァイオリン)、
  ミラン・ミロジチク(ヴィオラ)、
  レオンハルト・ロチェック(チェロ)】

 祝、結成20周年!ミネッティ弦楽四重奏団が20世紀に生まれた作品、ベルク、ショスタコーヴィチ、リゲティ!

 録音:(2)(3)2018年4月17&18日、(1)2018年12月20&21日/ローレライザール(ウィーン)/DDD、53'25

 実力派ミネッティ弦楽四重奏団が今年(2023年)、結成20周年を迎えました。これを記念しての新譜は20世紀に生まれたベルク、ショスタコーヴィチ、リゲティです!

 2003年に結成された当団は、ウィーン国立音楽演劇大学でアルバン・ベルク四重奏団のメンバーに師事し、2006年にグラーツのフランツ・シューベルト国際 弦楽四重奏コンクール最高位を受賞。
 2008/2009シーズンに行ったEcho Klassik の「ライジング・スター・シリーズ」で世界各国での演奏会を成功させてお ります。団としての色や個性も磨きがかかり、今後の活躍も非常に期待が高まります。

 リゲティの弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」は、4つの核となる音が様々に変容して姿をあらわし12のパートからなる作品で、間をおかずに演奏されます。
 楽章ごとに落ち着いたテンポと急速なテンポとが交互に置かれ、中間部に一曲だけワルツのリズムで優雅に演奏される楽章があります。

 独ヘンスラー・レーベルから「メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第1・2番」(98-645)、「ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第2・4・11番」(98-029)、「ハ イドン:弦楽四重奏曲第66・74・79番」(98-589)、「メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番&シューベルト: 弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」」(HC- 18021)をリリースしております。


 
 
(昔のコメントから)

 その来日公演は名古屋でも行われた。マリアとアンナ。信じられないかもしれないが実物はジャケットよりも美しい。誰もがはっと息を呑むようなモデル系美人のマリアと、その後ろで一歩引いて楚々としているがよくみると実はものすごい美人だったという感じのアンナ。こんな対照的な二人をよく見つけてきたな・・・映画や漫画のような取り合わせ。まるでステージがエーゲ海の宮殿のようだった。



旧譜からメンデルスゾーン
かわいこちゃんの演奏だと思っているとグサリとやられる。



 HC 18021
\3000
海外直輸入
「史上最も美しい弦楽四重奏団」
 ミネッティ弦楽四重奏団、
  メンデルスゾーンの第6番と「死と乙女」をリリース

 (1)メンデルスゾーン:
  弦楽四重奏曲第6番 ヘ短調 Op.80
 (2)シューベルト:
  弦楽四重奏曲第14番 ニ短調 D.810「死と乙女」
ミネッティ弦楽四重奏団
 【マリア・エーマー(第1 ヴァイオリン)
  アンナ・クノップ(第2 ヴァイオリン)、
  ミラン・ミロジチク(ヴィオラ)、
  レオンハルト・ロチェック(チェロ)】
 結成15周年記念!実力派ミネッティ弦楽四重奏団が「死と乙女」をリリース。

 セッション録音:2017 年6 月12、13、20-22 日/ウィーン王宮礼拝堂/61’03”

 「史上最も美しい弦楽四重奏団」(店主)ミネッティ四重奏団がメンデルスゾーンの第6番と「死と乙女」をリリース。
 おそらく「死」をテーマにしたアルバム。



 実力派ミネッティ弦楽四重奏団が結成から15 周年を記念してメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第6 番とシューベルトの弦楽四重奏曲「死と乙女」をリリースします。充実著しい当団が結成時より演奏し続けてきた同作品の満を持しての録音となりました。
 ミネッティ弦楽四重奏団は2003 年に結成された若手アンサンブル団体。ウィーン国立音楽演劇大学でアルバン・ベルク四重奏団のメンバーに師事し、2006 年にグラーツのフランツ・シューベルト国際弦楽四重奏コンクール最高位をはじめとする輝かしい受賞歴を持つ実力派です。2008/2009 シーズンに行ったEcho Klassik の「ライジング・スター・シリーズ」で世界各国を回り好評を博しました。2017/2018 シーズンに結成15 周年を迎え、ヨーロッパ各地を一周、さらにアメリカまでのツアーが決定しております。独ヘンスラー・レーベルからメンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第1 & 2 番(98 645)、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第2、4、11 番「セリオーソ」(98 029)、ハイドンの弦楽四重奏曲集(98 589)をリリースしております。今後ますますの世界的活躍に期待必至です!



残念ながらすでに廃盤の、美しく気高いデビューアルバム。

 
 


HC 23049
\2700
ハンス・ガルのコンチェルティーノ集
 ハンス・ガル(1890-1987):
  (1)チェロと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ Op.87(1965)
  (2)ピアノと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ Op.43(1934)
  (3)ヴァイオリンと弦楽オーケストラのためのコンチェルティーノ Op.52(1939)
  (4)弦楽オーケストラのためのセレナード Op.46(1946)
(1)ユストゥス・グリム(チェロ)
(2)オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
(3)ニーナ・カモン(ヴァイオリン)
シンフォニエッタ・リガ
ノルムント・シュネ(指揮)

 完璧なまでの美しさ。後期ロマン主義音楽の形式美を貫いたハンス・ガルのコンチェルティーノ集

 録音:2023年4月12-14日/改革派教会、リガ(ラトヴィア)/DDD、69'15

 知られざる室内楽・協奏曲作品の録音に積極的なピアニスト、オリヴァー・トリンドルがシンフォニエッタ・リガそして演奏家仲間とともにイギリスで活躍したハ ンガリー系ユダヤ人作曲家ハンス・ガルのコンチェルティーノを録音しました。
 同時代を生きたヴェーベルンなどの前衛的な作風には馴染まず、後期ロマン主義音 楽の形式美を貫き、持ち独自のスタイルを確立したガル。
 ここに収録した作品は独奏楽器を際立たせたガルらしい美しい作品ばかりです。
 
 

HC 23061
\2700
シラーの詩『鐘の歌』に魅せられた
 作曲したロンベルクの声楽曲。

  ロンベルク:『鐘の歌』Op.25
   (詩:フリードリヒ・シラー)
マリア・フリーゼンハウゼン(ソプラノ)
レナーテ・ナベル(アルト)
ハイナー・ホッファー(テノール)
カール・リッダーブッシュ(バス)
デュースブルク市立合唱団
エッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団
デュースブルク交響楽団の管楽器陣
ギド・クニューゼル(指揮)

 クニューゼル率いるエッセン・フォルクヴァング室内管の1982年の名演奏が復活!シラーの詩『鐘の歌』に魅せられた作曲したロンベルクの声楽曲。

 DDD、54'29

 1982年に録音されたギド・クニューゼル指揮、エッセン・フォルクヴァング室内管弦楽団演奏のアンドレーアス・ロンベルク(1767-1821)の『鐘の歌』 がヘンスラー・レーベルから発売!
 ミュンスター生まれのロンベルクは父親からヴァイオリンを習い、わずか6歳で演奏会にてヴァイオリンの腕前を披露した神童。
 1790年にはボンの選帝侯宮廷オーケストラに参加し、同地でベートーヴェンにも会っています。
 ヴァイオリニストだけではなく作曲家としても活躍し、ヴァイオリン 協奏曲やオペラ、声楽曲などを作曲しました。

 フリードリヒ・シラーの最高傑作のひとつ『鐘の歌』。1788年にテューリンゲン州ルドルシュタットの鐘鋳造所を訪れてこの詩を書くインスピレーションを得たと されています。
 この詩に魅せられたロンベルクが美しい旋律をのせ、424節からなる全編を独唱とオーケストラのための音楽として作曲しました。
 低音パートの鐘 付き名人の音の描写など、非常に興味深い作品です。
 
 

HC 23064
\2700
ヨーゼフ・ズーダーの代表作、
 ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」と交響的音楽第2番

  ヨーゼフ・ズーダー:
   (1)ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」
   (2)交響的音楽第2番

(1)ナタリー・コルネワ(ソプラノ)、
 マリア・ネイラウ(アルト)、
 ヴラディーミル・モストモイ(テノール)、
 ユーリ・ドブロフスキ(バス)
サンクトペテルブルク室内合唱団
ペスタロッチ・ギムナジウム・ミュンヘン児童合唱団
バイエルン州立青少年管弦楽団
ヴェルナー・アンドレアス・アルベルト(指揮)
(2)ズール・チューリンゲン・フィルハーモニー、
 オラフ・コッホ(指揮)


 20世紀ドイツの作曲家ヨーゼフ・ズーダーの代表作、ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」と交響的音楽第2番収録のアルバム!

 録音:(1)1993年6月9&10日/ヘクレスザール(ミュンヘン)、(2)1993年12月6&7日/フィルハーモニー(ズール)/DDD、69'35

 20世紀ドイツで活躍した作曲家ヨーゼフ・ズーダー(1892-1980)のミサ曲「われらに平和を与えたまえ」と交響的音楽第2番を収録したアルバム。

 1911年よりミュンヘン音楽・演劇大学で学んだズーダー。
 交響的音楽、室内交響曲、歌劇「馬子にも衣装」、ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」などがズーダーの代表作です。

 ミサ曲「われらに平和を与えたまえ」はJ.S.バッハからブルックナーまでの作曲家の作品を補完するものといえ、厳格な対位法とロマン派を彷彿させる色彩感を持ち合わせた美しい祝祭ミサ曲です。

 大規模な交響曲は作曲しなかったズーダー。1925年に室内交響曲 イ長調を作曲しこの作品で国際的な成功を収めました。
 その後、1941年に交響的音楽第1番を、1963年に当アルバムに収録の交響的音楽第2番を作曲しております。
 この作品は20 世紀に誕生した新たな形の交響曲といえ、この第2番は「モデラート-アレグロ・モルト」~「アダージョ」~「フィナーレ。アレグロ」の構成で当録音の演奏時間は約26分です。
 



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KLARTHE



KLA 170
\2800→\2590
ロサンジェルス・フィル首席フルート奏者ジュリアン・ボーディモン
「カリフォルニア・ドリーミング」

 (1)ジャスティン・ハーウィッツ:
  映画『ラ・ラ・ランド』より「アナザー・デイ・オブ・サン」
 (2)フランツ・ワックスマン:
  映画『太陽のあたる場所』より「アンジェラのテーマ」
 (3)ジョージ・ガーシュイン:巴里のアメリカ人
 (4)ヘンリー・マンシーニ:スピーディー・ゴンザレス
 (5)ダリウス・ミヨー:
  4つの顔 Op.238より第1曲「カリフォルニアの女」
 (6)ハンス・アイスラー:カリフォルニアの秋
 (7)ハンス・アイスラー:ハリウッド
 (8)ハンス・アイスラー:帰郷
 (9)ヘンリー・マンシーニ:ルージョン
 (10)アルノルト・シェーンベルク:警告
 (11)ジョン・ウィリアムズ:
  映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』より
   「リフレクションズ」
 (12)エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト:セレナード
 (13)セルゲイ・ラフマニノフ:
  パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43より第18変奏
 (14)イゴール・ストラヴィンスキー:
  歌劇『放蕩児の遍歴』より「トムからの便りはない」
 (15)ジョン・スタフォード・スミス:
   アメリカ合衆国国歌「星条旗」
 (16)ジョン&ミシェル・フィリップス:
   カリフォルニア・ドリーミング
 ※すべてブリュノ・フォンテーヌによる編曲
ジュリアン・ボーディモン(フルート&アルトフルート)
ブリュノ・フォンテーヌ(ピアノ)
マジェンタ四重奏団
エマニュエル・キュルト、
ジャン=バティスト・ルクレール(打楽器)
ロレーヌ・デュランテル=ヘルストローファー(コントラバス)(1)(2)(11)(15)
ジャン・シャルル・パトリエール(ベース)(4)(9)(16)

 フルート奏者ジュリアン・ボーディモンが陽光降り注ぐカリフォルニアをご案内!

 録音:2022年8月/ヴァンセンヌ(フランス)/DDD、ディジパック仕様

 名門ロサンジェルス・フィルハーモニックで首席フルート奏者をつとめるジュリアン・ボーディモンが陽光降り注ぐカリフォルニアをご案内します。
 映画『ラ・ラ・ ランド』の「アナザー・デイ・オブ・サン」、映画『太陽のあたる場所』の「アンジェラのテーマ」にはじまり、ラフマニノフ、ストラヴィンスキー、ジョン・ウィリアム ズまで、ボーディモンにしか表現できない唯一無二の世界に誘います。

 ジュリアン・ボーディモンは1978年生まれ。パリ、ロンドンで研鑽を積み、22歳でリヨン国立歌劇場の首席フルート奏者に就任。現在はロサンジェルス・フィルハーモニックで首席フルート奏者をつとめるかたわらソリストとしても大活躍です。

 共演はクラシック、ジャズ、そしてアレンジなどマルチな才能を発揮しているピアニスト、ブリュノ・フォンテーヌです。
 当アルバムの編曲もフォンテーヌが担当しております。
 




ARC MUSIC

EUCD2965
\2200
※ワールド・ミュージックです
アンデスの三つの季節
 1. Sikuris de Italaque – 8:34
  A)Provincia Camacho
  B)Pueblito de Carabuco
  C)Festividad Rosario en Pelechuco
 2-4. Kimsa Pachanaka
  2. Lupi Pacha – 8:51
  3. Jallu Pacha – 11:03
  4. Thaya Pacha – 15:17
 5. Nayra Chuymampi – 13:29
  A)Phulurunas
  B)Lichihuayus
  C)Tarkas
  D)Kayrani
LOS RUPHAY:
 Basilio Huarachi –
  Charango, sikus, percussion,vocals
 Goya Cespedes – Kena, sikus, vocals
 Ramiro Calderon –
  Charango, sikus, percussion,vocals
 Raul Chalcon –
  Kena, sikus, percussion, vocals
 Willy Claure – Guitar
 Guiding spirit: Mario P. Gutierrez
 Chief coordinator:
  Murillo Garzon Santiago (Piki Murillo)

 収録時間: 57:14

 南米、ボリビアの先住民の風習や信仰を広く世界に伝え、伝統が織り成 す文化の豊かさや多様性について認識と理解を深めたい、という想いを受 け継ぎ、1960年代から活動を続けているLos Ruphay(ロス・ルパイ)。
 最新作は、バンドの創設者で元リーダーであるマリオ・P・グティエレスの遺し た楽曲に取り組み、ボリビア・チチカカ湖周辺に住むアイマラ族の年間のサ イクルである3つの季節と、気候変動が今日の彼らの文化に与えている影 響を浮き彫りにしています。
 パンパイプやチャランゴ、その他の伝統楽器が 奏でる魅惑的なメロディーを通じて、アンデス高原を吹き抜ける風と壮大さ を伝える、高揚感あふれるアルバムです。
 




BR-KLASSIK



900351
(2CD)
\3800
イヴァン・レプシッチによるヴェルディ初期歌劇シリーズ第4作
ヴェルディ:
 歌劇《第1回十字軍のロンバルディア人》

  【CD1】
    1-14. 第1幕
    15-25. 第2幕
  【CD2】
    1-7. 第3幕
    8-14. 第4幕
アルヴィーノ:ファルコの息子...ガレアーノ・サラス(テノール)
ジゼルダ:アルヴィーノの娘...ニーノ・マチャイゼ (ソプラノ)
ヴィクリンダ:アルヴィーノの妻...レーカ・クリストーフ (ソプラノ)
オロンテ:アンティオキア王の息子...ピエロ・プレッティ(テノール)
ピルロ:アルヴィーノの臣下...
 ミクローシュ・シェベシュティエーン (バス・バリトン)
パガーノ:ファルコの息子...ミケーレ・ペルトゥージ(バス) 他
バイエルン放送合唱団(合唱指揮:ステッラリオ・ファゴーネ)
ミュンヘン放送管弦楽団、
イヴァン・レプシッチ(指揮)

 録音:2023年4月23日(ライヴ) ミュンヘン、プリンツレゲンテン劇場
 総収録時間:125分

 【イヴァン・レプシッチによるヴェルディ初期歌劇シリーズ、第4作目は《第1回十字軍のロンバルディア人》】
 2017年9月、ヴェルディの歌劇《ルイザ・ミラー》を指揮、ミュンヘン放送管弦楽団の首席指揮者としてデビューを飾ったイヴァン・レプシッチ。
 2018年には《2人のフォスカリ》2019年には《アッティラ》を演奏。どれもBR-KLASSIKから全曲盤CDとして発売され高く評価されています。
 今回のアルバムは2023年4月23日に上演された《第1回十字軍のロンバルディア人》のライヴ収録。
 1843年に初演されたヴェルディの4作目にあたるこの歌劇は、11世紀ミラノを舞台に、圧政からの民族解放とローマ貴族の兄弟の確執を描いた重厚な物語。
 政治批判や宗教的なテーマが問題視されながらも、若きヴェルディの成功作となり、1847年にはニューヨークで上演されるなど大人気を博しました。
 アルヴィーノを歌うのはアメリカで学んだ若きテノール、ガレアーノ・サラス。張りのある高音と役への感情移入で聴き手を魅了します。
 ジゼルダ役のニーノ・マチャイゼは新国立劇場でも歌ったおなじみのソプラノ。パガーノを歌うミケーレ・ペルトゥージらヴェテランの歌唱も光ります。レプシッチの指揮は、若きヴェルディの鮮烈なドラマを見事に描きだしています。

 

 




DACAPO



8.224756
(2CD)
\4400
練習曲で知られるデンマークの作曲家
 ヨアキム・アンデルセンJoachim Andersen (1847-1909):フルートとピアノのための作品集
アレーナ・ヴァレンティン(フルート)
ベーリト・ヨハンセン・タンゲ(ピアノ)
 【CD1】
  1. 即興曲第1番 Op. 7(1883出版)
  2. Au bord de la mer 海辺で(1884)
  3-8. 2つの組曲によるサロン風の6つの小品
   3-5. 第1組曲
    3. Chant Pastoral 田園の歌 / 4. Reverie 夢 / 5. Alla Mazurka マズルカ風に
  6-8. 第2組曲
   6. Barcarolle 舟歌 / 7. Berceuse 子守歌 / 8. Babillard 伝言板
  9. ワルツ・カプリース Op. 44(1899)
  10-12. 民族的幻想曲 Op. 59(1896-97)
   10. 第1番 デンマーク / 11. 第3番 ロシア / 12. 第4番 スウェーデン
 【CD2】
  1. バラードと空気の精の踊り Op. 5(1884)
  2-3. サロン風小品 Op. 6(1883)
   2. 第1番 Solitude 孤独 / 3. 第2番 Desir 欲望
  4. タランテッラ Op. 10(1884)
  5. アルバムの綴り Op. 19
  6. La Resignation あきらめ Op. 22 (1890年代)
  7. Polonaise ポロネーズ Op. 22
  8-13. 6つのスウェーデン風ポーランドの歌 Op. 50(1894)
   8. 第1番 ニ短調 / 9. 第2番 ト長調 / 10. 第3番 ホ短調 /
   11. 第4番 ハ長調 / 12. 第5番 ニ短調 / 13. 第6番 ヘ長調
  14. Wiedersehen また会いましょう(無言歌) Op. 46(1894)

 録音:Saftstationen I Damme, Mon(デンマーク) 2021年10月12-15日...CD1 2022年4月23-26日...CD2
 総収録時間:128分

 一連のフルートのための練習曲で知られるデンマークの作曲家ヨアキム・アンデルセン。
 名高いフルート奏者の父から教えを受けた彼は、13歳から21歳の時まで、ニルス・ゲーゼが指揮するコペンハーゲンの楽団のフルート奏者を務めていました。
 以降、デンマーク王立管弦楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団を経て、1882年にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の共同創設者に名を連ね、首席フルート奏者として活躍するとともに、指揮者としても活躍します。
 1893年には病気のため奏者を引退、チボリ公園のコンサートのための曲を書くなど作曲家として活動するとともに、フルートの教師として多くの弟子を育てました。
 パリでは「フルートのショパン」の異名をとったことで知られる彼の作品は、超絶技巧を駆使しながらも、どれもグリーグやチャイコフスキーの影響も感じられる抒情的な雰囲気を持つものばかりです。
 イギリスで活動、エマニュエル・パユとの共演でも知られるフルート奏者アレーナ・ヴァレンティンが巧みな演奏を披露しています。

 
 
 


8.224754
\2700
ルーズ・ランゴー(1893-1952):歌曲集 ルイーセ・マクレランド・ヤコブセン(ソプラノ)
クリスティアン・リスエア(ピアノ)
 1. Hvad laerken sang! BVN 35(1908)
 2-5. 4つの歌曲 BVN 67(1914)
  2. Du blomst i dug / 3. Alle de voksende skygger / 4. Gammel melodi / 5. En sommerklang
 6-13. ロシアの歌曲集 BVN 126(1916)
  6. Intet ly(ウクライナ) / 7. Sigojnervise(南ロシア) /
  8. Flugt(ウクライナ)(1940年代改訂) / 9. Mens du kan, kys mildt pa mund(ウクライナ) /
  10. Sus ikke for mig(ウクライナ) / 11. Dansemelodi(ウクライナ)(1940年代改訂) /
  12. Stakkels, stakkels lille pige(ウクライナ) / 13. Ak, du tid(ウクライナ)
 14. 4つの歌より BVN 100(1915) Vi taenkte slet ikke pa nogenting
 15. Min moder BVN 5(1906)
 16. Jeg beder ej om guldets glod BVN 31(1908)
 17-20. 夏 - 歌曲集、4つの音の絵 BVN 139(1917)
  17. Byger drager med regn og plask / 18. Aftnen svober sin skumringskabe /
  19. Luften er svalet af torden og regn / 20. Solblink, vajende flag
 21-25. イェニ・ビルガ=クラウスンの詩による歌曲集 BVN 66(1914)
  21. Det rinder med dug / 22. Alle de sma klokker de ringe i dale /
  23. Du natsværmerdronning fine / 24. Alle de sma klokker de ringe i dale /
  25. Og det var den morke blaregn
 
 ※トラック3-5、16、25を除き世界初録音
 

 録音:2023年1月14-16日、22日 Konservatoriets Koncertsal, Copenhagen(デンマーク)
 総収録時間:59分

 デンマークの近代作曲家ルーズ・ランゴー。
 若い頃には、後期ロマン派のイディオムを用いた作品を書いていましたが、やがて神秘的な題材や、特異なタイトルを好んで用いるなど、少しずつ作風を変遷させていきました。
 このアルバムには彼が10代から20代前半に書いた歌曲を中心に収録。ほとんどの作品は未だ調性を保っており、1913年に彼が恋におちたドーラ・フロムへの思いが込められた「4つの歌曲 BVN 67」などはとても耳なじみのよい曲調で書かれています。
 トラック6-13の「ロシアの歌」に含まれているのは、ウクライナの詩を翻案したもの。一部を除き世界初録音となります。
 若きソプラノ、ルイーセ・マクレランド・ヤコブセン、オーフスとベルリンで学んだピアニスト、クリスティアン・リスエアが、親密な演奏を聴かせます。

 
 
 

8.224749
\2700
チェン・インシュエ(1983-):Dark Radiance
 パーカッションのための8つの独奏曲集
  1. Machinery (2022) /
  2. Meditation on One Buddhist Woodblock (2021) /
  3. Flames (2021) / 4. Tunnel (2021) /
  5. Fireworks (2022) / 6. Nocturne (2022) /
  7. Dawn (2021) / 8. Dark Radiance (2021)
 
 ※各々のトラックは1テイクで録音
 
 ※全て世界初録音
 
チェン・インシュエ(パーカッション)

 録音:2022年1月20-21日 Sankt Ansgars Kirke, Copenhagen(デンマーク)
 総収録時間:61分

 台湾出身、2006年からデンマークで活躍するの作曲家、パフォーマンス・アーティストのチェン・インシュエのアルバム。
 収録されている8つの作品はどれも即興で演奏されており、マリンバやシンバルをはじめ、彼女が長年関心を寄せている東洋の伝統楽器の木魚や銅鑼など多彩な楽器を駆使し、激しく刺激的な音から柔らかく繊細な音までを用いた幅広い響きの世界を作り上げています。

 
 



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OEHMS CLASSICS



OC484
(2CD)
\3100→\2890
ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)
ブルックナー:オルガン編曲による交響曲全集 Vol. 8

 【CD1】
  1. ファンファーレ:見よ、大いなる司祭を WAB 13(1885)
   合唱、3つのトロンボーンとオルガンのためのモテット
    (ハンスイェルク・アルブレヒトによるオルガン編)
  2. トーマス・ダニエル・シュレー(1957-):
   ノミネ Op. 94/4 - オルガンのための(2021/22)*
  3-4. 交響曲第8番 ハ短調 WAB 108(1889-1890年第2稿)
   (エベルハルト・クロツによるオルガン編)
    3. I. Allegro moderato
    4. II. Scherzo. Allegro moderato - Trio. Langsam
 【CD2】
  1-2. 交響曲第8番 ハ短調 WAB 108(1889-1890年第2稿)
   (エベルハルト・クロツによるオルガン編)(続き)
    1. III. Adagio. Feierlich langsam, doch nicht schleppend
    2. IV. Finale. Feierlich, nicht schnell

 ミュンヘン、イエズス会聖ミヒャエル教会リーガー・オルガン...*
 ウィーン楽友協会リーガー・オルガン
ハンスイェルク・アルブレヒト(オルガン)
 

 録音:2023年7月12-16日 ウィーン楽友協会大ホール(オーストリア)/2023年9月21日 聖ミヒャエル教会(ドイツ)...*
 収録時間:CD1...50分、CD2...58 分総収録時間:108分

 2024年のブルックナー生誕200周年に向けての記念企画、全10巻からなるオルガン版ブルックナー交響曲全集第9弾です。
 このシリーズは指揮者クリスティアン・ティーレマンの後援のもとに進められ、2024年に完結予定です。
 
 番号順に進んで来た当プロジェクトもいよいよ大作第8番に到達。毎回異なるオルガンを使用してきましたが、今回アルブレヒトは、1892年に同作品が初演されたウィーン楽友協会の大ホールにあるオルガンで演奏しています。

 ここで用いられたのは1890年に改訂された第2稿。
 ヘルマン・レヴィに「演奏不可能」とされた初稿をブルックナーが全面的に改訂した稿で、この現在広く演奏されているヴァージョンを、バーゼルでオルガンを学んだ作曲家エベルハルト・クロツが編曲を担当、スケールの大きな音楽をオルガンに移し替えています。
 大オルガンといえども一度に鳴らせる音の数と使える音色の多彩さでは巨大なオーケストラに及びませんが、楽曲の構造とモチーフの重要性を吟味した編曲からは、オーケストラでは埋もれがちなモチーフが浮かび出る瞬間もあって意外な発見があります。
 オルガンならではの魅力が特に活きていると感じるのはアダージョで、崇高で神秘的、瞑想的なたたずまいは深く印象に残ります。
 第8番全曲での演奏時間は約92分(18:28/15:07/32:14/25:58)と長大。アルバムの冒頭ではアルブレヒト自身が編曲したモテット「見よ、大いなる司祭を」が高らかに奏されます。

 このシリーズでは、「ブルックナー・フェンスター=ブルックナーの窓」と称するブルックナーの音楽にインスピレーションを得た新作が紹介されますが、今回は1957年生まれの作曲家トーマス・ダニエル・シュレーの「ノミネ」を収録。
 こちらはウィーンの楽友協会ではなく、ミュンヘンのミヒャエル教会のオルガンでの演奏です。
 交響曲第8番の終楽章で見られる旋律の繰り返しをアップビートのリズムで再現しながら巧みな対位法で音が積みあがっていく様は見事です。
 途中でコルネットを思わせる印象的なファンファーレを経てクライマックスを迎え、最後は静かに曲が閉じられます。

 
 




CARUS



83506
\2700
世界初CD化を含む「モテット集」
 シュッツ、フリッツ・ヴェルナー 他
フライブルク音楽大学室内合唱団
モルテン・シュルト=イェンセン指揮
  1. シュッツ:「涙とともに種蒔く人は」 Die mit tranen saen SWV 378
  2. マウエルスベルガー:「町はなんと荒れ果ててしまったことか」 Wie liegt die Stadt so wust
  3. プーランク:「悔悛のための4つのモテット」
   Tristis est anima mea - Timor et tremor - Vinea mea electa - Tenebrae factae sunt
  4. レーガー:「おお死よ、お前はいかに苦しいことか」 O Tod, wie bitter bist du Op.110-3
  5. フォルケル・ブラウティハム(Volker Brautigam 1939-2022) :
   「3つの至福」 Drei Seligpreisungen I-III
  6. ゲオルク・シューマン(Georg Schumann 1866-1952) :
   「たとえ死の陰の谷を歩むとも」 Und ob ich schon wanderte im finstren Tal
  7. フリッツ・ヴェルナー(Fritz Werner 1898-1977):「聖パウロ・モテット」 Paulusmotetten Op.51
   Unsre Trubsal - Lieben Bruder, schicket euch in die Zeit - Irret euch nicht
  8. シュッツ:「かのごとく神は世を愛したもう」 Also hat Gott die Welt geliebt SWV.380
  9. ゲオルグ・シューマン:「み名をほめたたえるのは良いこと」 Das ist ein kostliches Ding Op.52-2
  10. シュッツ:「天は神の栄光を語る」 Die Himmel erzahlen die Ehre Gottes SWV.386

 2019年9月29日-10月2日ザルツブルク、2022年10月9-12日キルヒツァルテンでの録音

 優れた教育者であり合唱指揮者として世界的に知られ、また日本でも 全日本合唱コンクールの審査員やマスタークラスの開催で馴染みある シュルト=イェンセンが教授として自ら教えるフライブルク音楽大学室内合唱団と共に シュッツから現代に至る作曲家によるジャンルとしての「モテット」の持つ深い精神性を 作曲された時代背景と共に、優れた表現力で流れをひも解き、私たちに示します。
 楽譜の出版も行うCARUS社による教育的にも意義のある好企画アルバムです。

 フリッツ・ヴェルナーの「聖パウロ・モテット(3曲)」が世界初CD化と成ります。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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IDIS



IDIS 6751
\2100
カラヤン・スペクタキュラー Vol.12
 (1)ベートーヴェン:交響曲第2番ニ長調 Op.36
 (2)ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
(1)トリノRAI 交響楽団
(2)ヴォルフガング・シュナイダーハン(ヴァイオリン)、
 ルツェルン祝祭管弦楽団

 カラヤンの貴重なベートーヴェン・ライヴ

 ライヴ録音:(1)1953年4月10日、(2)1955年8月27日/75:34

 50年代から70年代にかけてのライヴ録音をリリースしているIDIS の「カラヤン・スペクタキュラー」シリーズ。
 今回のベートーヴェンの第2 はたいへん珍しい貴重音源。シュナイダーハンとの協奏曲も名演。


 フルトヴェングラーが亡くなった1954年11月30日をはさんだカラヤンの2つのライヴ。
 この2年でカラヤンの人生は大きく変わることになる。
 


















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