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≪第121号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その13 2023/10/31~





11/3(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ARCANTUS


ARC 22043
\2700
ペルーの祝祭音楽
 (1) Cachuyta El Vuen Querer / Tonada El Huicho
 (2) Tonada El Conejo
 (3) Tonada Del Chimo
 (4) Adagio Tonada El Tuppamaro / Tonada El Diamante
 (5) Tonadilla El Palomo
 (6) Bayle De Danzantes Con Pifano
 (7) Bayle Del Chimo
 (8) Cachua Nino Il Mijor / Cachua Dennos Lecencia
 (9) Tonada La Donosa
 (10) Lanchas Para Baylar
 (11) Tonada La Selosa
 (12) Tonada El Congo
 (13) Cachua La Despedida
 (14) Tonada La Brugita
 (15) Cachua Serranita
 (16) Alegro Tonada El Tupamaro
 (17) Tonada La Lata
ロス・テンペラメントス
ネストル・ファビアン・コルテス・ガルソン(音楽監督)

 バロック音楽と南米の音楽の融合。ロス・テンペラメントスがペルーに伝わる「トルヒーヨの写本」からの作品を録音!

 録音:2015年1月、2019年7月、2022年5月/聖パウリ教会(ブレーメン)/DDD、ディジパック仕様、70'33
 プロデューサー:ファビアン・フランク

 ラテンアメリカのバロック音楽を中心レパートリーとする、ネストル・ファビアン・コルテス・ガルソンが芸術監督を務める「ロス・テンペラメントス」がペルーに 伝わる「トルヒーヨの写本」からの祝祭音楽を録音しました。
 この写本は1780年代に現在のペルー北部の大都市トルヒーヨの司教、バルタサール・マルティネス・ コンパニョンによって編纂されたもので、当時住んでいたアフリカ人奴隷、先住民、そしてスペインの占領者の日常生活を描いた音楽資料、絵、文書が収められてい ます。
 その音楽は魅惑的なリズムとエネルギーに満ちており、ヨーロッパとラテンアメリカの異文化からうまれた独自の世界が広がります。

 300年前のスペイン語圏の作品を収録した『2つの間に』(ARC-20023)も好評発売中です。
 



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CONTINUO CLASSICS



CC221 188
【再発売】
\2800
植山けいの名盤J.S.バッハのゴルトベルク変奏曲!
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988
植山けい(チェンバロ)

 17世紀チェンバロの響きにうっとり。植山けいの名盤J.S.バッハのゴルトベルク変奏曲!

 使用楽器:J.ルッカース製チェンバロ(1632年/1745年)

セッション録音:2011年10月26-28日/スイス、ノイシャテル博物館
DDD、ディジパック仕様、輸入盤、日本語帯・解説付

 国内外で活躍しているチェンバリスト植山けいが2011年に録音したJ.S.バッハの傑作《ゴルトベルク変奏曲》。
 一音一音をしっかりと響かせる丁寧かつ優美な 演奏で、薫り高いチェンバロの音色を存分に聴かせてくれます。使用楽器はスイス・ノイシャテル博物館所蔵の1634年製J.ルッカースです。
―――バロック時代 の作曲家をより深く理解するために4か国で探究し続け、やっと出会ったのがこの宝石の様な1634 年J. ルッカース。ゴルトベルク変奏曲と伝説的なルッカース が融合したら一体どのような世界が生まれるのだろう?―――植山けい
 自身そう語るこだわりの名器の響きは、繊細かつ煌びやかな響き。
 シンプルながらも底知 れぬ奥深さを持つゴルトベルク変奏曲の音楽世界を、名器の響きでたっぷりと堪能できるおすすめの1枚です。
 
 日本語解説付。

 ※CD再発売にともない、旧品番INTEG-221188は廃盤となります。

 植山けい(チェンバロ)
 ロンドン生まれ東京育ちのチェンバロ奏者。ピーター・サイクス、クリストフ・ルセら名手達にチェンバロを師事した後、2001年にボストンと東京でJ.S. バッハの ゴルトベルク変奏曲を演奏し、チェンバロ奏者としてデビュー。
 2010年には名門レ・シエクル、プロメテウス21のJ.S.バッハチェンバロ協奏曲及びブランデンブ ルク協奏曲全曲演奏ツアーのソリストとして出演し、フランスを中心に大きな注目を集めました。
 現在はパリ・東京を活動拠点としながらソリスト、通奏低音奏者と して世界各国で意欲的な活動を行っています。
 J.S.バッハの《6つのパルティータ》(KKC-052)も好評発売中です。
 
 

CC777 826
\2700
群島~情熱の音楽第1集
 (1)アルノー・サン(1960-):ジュナック
 (2)ホアキン・ニン(1879-1949):スペイン組曲
  (コンラート・ラゴスニック編曲)
 (3)カルロ・ドメニコーニ(1947-):7つの想像力
 (4)アルノー・デュモン(1950-):3つの沈黙の顔
 (5)ニキータ・コシュキン(1956-):リステッソ・テンポ
 (6)デュージャン・ボグダノヴィチ(1955-):4つの親密な小品
 (7)ハダメス・ニャタリ(1906-1988):チェロとギターのためのソナタ
ジャン=ピエール・ノウアー(チェロ)
ギヨーム・ブレトン(ギター)

 現代作曲家によるチェロとギターのデュオによる情熱の音楽

 セッション録音:2022年/フランス/DDD、ディジパック仕様、輸入盤

 チェロのジャン=ピエール・ノウアー、ギターのギヨーム・ブレトンのデュオ・アルバム「群島」。
 それぞれ情熱的で強い個性を持つ各作品。アルバムのタイトル「群島」は大海原にひろがる島々をイメージしており、各曲がまるで群島のような集合体をイメージしております。
 現代作曲家によるチェロとギターのための作品集。非常に貴重な内容となっております。
 



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FIRST HAND RECORDS



FHR 137
\2200→\1990
さまざまな装飾で音楽を色づけていく・・・
 「春のよそおい」~16・17 世紀室内楽の装飾技法
 ピーテル・デ・フォイス(c.1580/81–1654):
  Je ne puis eviter
 ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(c.1525–1594)/
  ジョヴァンニ・バッサーノ(1558–1617)によるディミニューション:
   Vestiva i colli
 ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ/
  ロレンツィーノ・デル・リュート(c.1552–1590)による装飾:
   Così le chiome mie
 ジョン・ベネット(c.1575–1614)/
  ミリヤム= ルイーズ・ミュンツェル(b.1990)によるディミニューション:
   Venus' Birds
 ミヒャエル・プレトリウス(1571–1621)/
  ミリヤム= ルイーズ・ミュンツェルによるディミニューション:
   Bransle de la Torche XV
 ヤコブ・ファン・エイク(1590–1657):Slap o zoete slap
 フィリップ・ヴェルドロ(1485–1552)/
  ミリヤム= ルイーズ・ミュンツェルによるディミニューション:
   Diminutions on O dolce nocte
 オルランド・ディ・ラッソ(c.1530–1594)/
  作者不詳のインタブレーション:Susanne ung Jour
 作者不詳/ヤコブ・ファン・エイクによるディミニューション:
  When Daphne from fair Phoebus did fly
 ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ/
  ロレンツィーノ・デル・リュートによる装飾:Vestiva i colli
 ピエール・フランシスク・カルーベル(1556-c.1611):
  Spagnolette
 オルランド・ディ・ラッソ/
  ミリヤム= ルイーズ・ミュンツェルによるディミニューション:
   Susanne ung jour
 ニコラ・マッテイス(1650-1714):前奏曲
 チプリアーノ・デ・ローレ(c.1515-1565)/
  ミリヤム=ルイーズ・ミュンツェルによるディミニューション:
   Ancor che col partire
 アントニー・ホルボーン(c.1545-1602)/
  ミリヤム= ルイーズ・ミュンツェルによるディミニューション:
   Paradizo
 ジローラモ・フレスコバルディ(1583-1643):Toccata Nona
 ニコラ・マッテイス:
  Diverse bizarrie sopra la Vecchia Sarabanda o pur Ciaccona
ルクス・ムジケ・ロンドン
 [ミリヤム=ルイーズ・ミュンツェル(リコーダー)、
  アイリーン・ヘンリー(ハープ)、
  トビー・カー(リュート)

 花に着飾られていくように最小編成から生まれる最大の演奏効果

 録音:2022年2月/ロンドン、ストラウド・グリーン、ホーリー・トリニティ教会/57:34

 16-17世紀に流行した「ディミニューション」は音型をどんどん細かくしていく装飾的な変奏技法です。
 作品の響きを損なわずに技巧的に高まっていくこの技 法をテーマにした、リコーダー、ハープ、リュートという最小編成による親密なアルバム。
 当時に書かれたディミニューションのみならず、リコーダー奏者のミュンツェ ルが施したディミニューションも聴けます。

 タイトルの「Vestiva」は収録されているパレストリーナの有名曲「Vestiva i colli」からとったもの。
 これは「野や丘が花に着飾られて、春の訪れが告げられる」 というような歌詞をもつ曲で、さまざまな装飾で音楽を色づけていくディミニューションの技法と響き合うイメージをもっています。

 
 




LE PALAIS DES DEGUSTATEURS


PDD 032
\2800
ジョアシャン・ハヴァール・ド・ラ・モンターニュの教会音楽2篇
 ジョアシャン・ハヴァール・ド・ラ・モンターニュ(1927-2003):
  (1)『終課』
   【I.「主よ、私を祝したまえ」/II.詩篇90 / III.詩篇133 /
    IV.夕べの讃美歌 /V.「父よ、私の霊を御手に委ねます」 /
    VI.「主よ、われらを救いたまえ」 /
    VII.「主よ、われらを救いたまえ」(終曲)】
  (2)『早朝の祈り』
   【I. 夜明け /II. 朝の賛美歌 /III. 詩編117 /
    IV.「苦悩の中で私は主に叫んだ」 /
    V.「主の右の御手は、私のために」/
    VI.「主なる神は私たちを照らした」 /
    VII. 詩編53 /VIII.頌栄 /IX.「主を祝福せん」】
クレール・ルシェ(ソプラノ)
ダニエル・ミシューレ(アルト)
ジャン=ルイ・セル(バリトン)
フィリップ・ブランダイス(オルガン)
マドレーヌ寺院聖歌隊&器楽アンサンブル
ジョアシャン・ハヴァール・ド・ラ・モンターニュ(指揮)

 マルチな才能持ち主、ジョアシャン・ハヴァール・ド・ラ・モンターニュの教会音楽2篇。

 録音:1993年6月/マドレーヌ寺院、パリ(フランス)/DDD、ディジパック仕様、66'00

 仏BNLレーベルからリリースされていたオルガニスト、作曲家、合唱指揮者、司祭として活躍したジョアシャン・ハヴァール・ド・ラ・モンターニュ(1927-2002) の教会音楽2篇(BNL-112853)の再発商品。
 賛美歌や詩篇を基にしたオリジナル作『終課』『早朝の祈り』は独唱、オルガン、合唱と室内オーケストラのため の作品で、1993年6月マドレーヌ寺院にてジョアシャン・ハヴァール・ド・ラ・モンターニュ自身の指揮で演奏。
 現代のフランス音楽、特に教会音楽の歴史に重要 な作品といえます。
 




SKARBO


DSK 1214
\2800
サラ・シュナルが奏でる新作委嘱作!
 新時代の無伴奏ヴァイオリン曲集

  (1)ウルクズノフ:マイクロ・インフィニティI
  (2)フィンジ:ダダ
  (3)クラマン:民謡組曲
  (4)デバゼイユ:迷宮前奏曲
  (5)ヤクボフスキ:ベル・ダムの移住
サラ・シュナル(ヴァイオリン)

 実力派ヴァイオリニスト、サラ・シュナルが奏でる新作委嘱作!新時代の無伴奏ヴァイオリン曲集の登場!

 録音:2021年5月1~12、14&25日、2022年8月27日/ラ・オート・エピンヌ・スタジオ、ヴィルヌーヴ=シュル=ヨンヌ(フランス)/DDD、ディジパック仕様

 「女性のヴァイオリン」(DSK-4150)、「ピアソラ~ギターとヴァイオリンのためのデュオ」(DSK-4207)など意欲的なアルバムをリリースしているサラ・シュナル。
 当アルバムはシュナル新作委嘱の無伴奏ヴァイオリン曲集!ウルクズノフ、フィンジ、クラマン、デバゼイユ、ヤクボフスキがそれぞれ作曲した、ヴァイオリン一挺で挑む新時代の無伴奏作品です。
 ブックレットには各作曲家による作品解説(英仏)が掲載されております。
 
 

DSK 3237
\2800
祝祭の空気
 (1)ジェイ・オルトハウス:アフリカのハレルヤ
 (2)メアリー・リン・ライトフット:神をたたえよ
 (3)ユッカ・リンコラ:ヨイク
 (4)ラヨシュ・バールドシュ:ラヨシュ・バールドシュ
 (5)ゾルターン・コダーイ:ジプシーがチーズを食べるとき
 (6)ダヴィッド・アスルサ:謝肉祭のハバネラ
 (7)ルーチョ・ベルムデス:黒人の踊り
 (8)アルベルト・エルナンデス:「ゴザ、ミ・カリプソ」
 (9)マヌエル・コレイ:母なる大地へ
 (10)種から苗へ(伝承曲)
 (11)村のそばを歩く(伝承曲)
 (12)ポール・ブラフォール:カメのポルカ
 (13)ミシェル・ベルナード:チェリーのブランデー漬け
 (14)サリー・K・アルブレヒト:タマ・トゥ
 (15)ミュージック・ダウン・イン・マイ・ソウル(伝承曲)
 (16)ディス・リトル・ライト・オブ・マイン(伝承曲)
ブルターニュ聖歌隊
キムソン=ウ(ピアノ)
マウド・アモン=ロワザンス( 指揮)

 リンコラの「ヨイク」も収録!ブルターニュ聖歌隊が20~21世紀に生まれた「祝祭」にまつわる合唱作品を収録!

 録音:2022年/フランス/DDD、ディジパック仕様

 男女が集う行事は祝祭との結びつきが強く、昔から祝祭にまつわる多くの作品が作曲されてきました。
 それらに共通するのは「踊り」。リズムとメロディは民族ご とに異なり、舞曲と音楽とが密接に絡み合っていることがわかります。
 このアルバムでは20 世紀から21世紀に焦点を当て、今日世界中で歌われている祝祭に関 係する合唱作品を集めました。
 溌剌としたリズムが非常に印象的なユッカ・リンコラの「ヨイク」など、パワフルでエネルギッシュな合唱作品をご堪能ください。
 




DA VINCI CLASSICS


C00801
\2600
イタリアの名手イゴール・リーヴァによるパガニーニ!
 パガニーニ:24のカプリス Op.1
イゴール・リーヴァ(ヴァイオリン)

 ヴァイオリニストのイゴール・リーヴァは、ミラノ音楽院を優秀な成績で卒業し、ソリストとしての活動の他、デュエットやトリオなどの室内楽にも熱心に取り組んでいます。
 ミラノ・スカラ座管弦楽団などの一流オーケストラとも共演し、ロリン・マゼール、リッカルド・ムーティ、ヴォルフガング・サヴァリッシュといった著名な指揮者と共にヨーロッパ各地で重要なコンサートやツアーにも参加しました。
 
 

C00794
\2600
ドビュッシー:ピアノ作品集 イネス・フィリペ(ピアノ)
 「前奏曲集 第1巻」より《アナカプリの丘》/「前奏曲集 第2巻」より《ヒースの茂る荒れ地》/
 「前奏曲集 第2巻」より《ヴィーノの門》/「前奏曲集 第1巻」より《デルフィの舞姫たち》/
 「前奏曲集 第2巻」より《風変わりなラヴィーヌ将軍》/「前奏曲集 第2巻」より《水の精》/
 「前奏曲集 第1巻」より《とだえたセレナード》/「前奏曲集 第1巻」より《西風の見たもの》/
 「前奏曲集 第2巻」より《カノープ》/「前奏曲集 第1巻」より《ミンストレル》/
 「前奏曲集 第1巻」より《雪の上の足跡》/「前奏曲集 第2巻」より《花火》/
 アラベスク第1番 ホ長調/アラベスク第2番 ト長調/夜想曲

 ポルトガル人ピアニストのイネス・フィリペは、国内外のコンクールで数々の賞を受賞した経歴を持ち、ヨーロッパをはじめとする数多くの国々で演奏活動を行っています。
 バッハから現代音楽まで非常に幅広いレパートリーを誇り、ポルトガル人作曲家の初演もたびたび行っています。

 このアルバムには「前奏曲」を中心としたドビュッシーの名曲が厳選され、収録されています。

 ※録音:2023年5月(イタリア)
 
 

C00792
\2600
フェッローニ&エルネスト・ベリオ:オルガン作品全集
 ヴィンチェンツォ・フェッローニ(1858-1934):
  コラールとフーガ、前奏曲第1番、前奏曲第2番、
  オッフェトリオ~前奏曲とフーガ Op.26、
  エントラータ第1番、エントラータ第2番、
  エレヴァツィオーネ第1番、エレヴァツィオーネ第2番、
  エレヴァツィオーネ第3番、ヴェルセット第1番、
  ヴェルセット第2番、ヴェルセット第3番、
  ソルティータ、3つの宗教音楽集 Op.28、
  祈り Op.57(ヴァイオリン、ハープとオルガンのための)、
  アヴェ・マリア
   (ソプラノ、チェロ、ハープとオルガンのための)
 エルネスト・ベリオ(1883-1966):
  インテルメッツォ、
  前奏曲とフーガ
   (ヴィンチェンツォ・フェッローニのテーマによる)
アルベルト・バルベッタ(オルガン)
ジミン・オウ(ソプラノ)
ジュリア・レットレ(ハープ)
アンナ・トラーパニ(チェロ)
サブリナ・ジャコメッリ(ヴァイオリン)
アルベルト・スパダロット(バリトン)

 イタリアの2人の作曲家のオルガン作品を集めたアルバム。
 ヴィンチェンツォ・フェッローニは、パリ音楽院でマスネに作曲を学び、このアルバムに取り上げられているオルガン作品の他に、交響曲や室内楽、オペラ、声楽、ピアノ作品など、様々なジャンルの楽曲を生み出しました。

 20世紀最高のイタリア人作曲家のひとり、ルチアーノ・ベリオは音楽一家に生まれ、祖父、父はともにオルガン奏者兼作曲家でした。
 このアルバムの終盤に収録されているのは、ルチアーノの父であるエルネスト・ベリオの作品です。

 ※録音:2023年4月24日-25日
 
 

C00793
\2600
フィリッポ・デル・コルノ:ア・コーダ・ディ・ロンディーネ
 フィリッポ・デル・コルノ(b.1970):
  ア・コーダ・ディ・ロンディーネ(オーケストラのための)
  クラリネット協奏曲 《パッセージ》
  6つのメモ(オーケストラのための)
  ピアノ協奏曲 《ノット・イン・マイ・ネーム》
イ・ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団
カルロ・ボッカドーロ(指揮)
ディミトリ・アシュケナージ(クラリネット)
エマニュエレ・アルチウリ(ピアノ)

 1970年生まれの作曲家フィリッポ・デル・コルノは、ミラノ音楽院で作曲を学びました。
 彼の作品はミラノ・スカラ座、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、ルツェルン音楽祭などで演奏されています。
 現在は作曲活動の傍ら、ミラノ音楽院で教鞭をとっています。

 イ・ポメリッジ・ムジカーリ管弦楽団は第二次世界大戦後まもなく1945年11月27日にデビューし、ファシズム時代に禁止された20世紀の偉大な芸術家たちの音楽の普及に大きく貢献しました。
 バロック、古典派、初期ロマン派の名曲に加え、近現代曲も幅広く取り上げるなど多彩なレパートリーを誇ります。
 このアルバムでは、ウラディーミル・アシュケナージの息子であるクラリネット奏者のディミトリ・アシュケナージや、ピアニストのエマニュエレ・アルチウリといった素晴らしいソリストを迎え、収録されました。

 ※録音:2023年4月4日-6日
 
 

C00804
\2600
19世紀のフルートとハープのための幻想曲
 アントン・ベルンハルト・フュルステナウ(1792-1852):
  幻想曲 Op.67
 チェーザレ・チャルディ(1818-1877):幻想曲《横笛吹き》
 ヨーゼフ・ファーバッハ(1833-1894)&
  パリシュ・アルヴァーズ(1808-1849):
   ベッリーニの主題による幻想曲
 ルイ・ドルーエ(1792-1873):幻想曲 Op.35-1
 フランツ・ドップラー(1821-1883)&
  アントニオ・ザマーラ(1829-1901):
   歌劇《カジルダ》の主題による幻想曲
エマ・ロンゴ(フルート)
ヴァレンティーナ・ヴァッテローニ(ハープ)

 フルートとハープによる奥深く美しい調べ!

 めったに演奏されることのない珠玉の楽曲で、フルートとハープという何世紀にもわたって聴衆を魅了し続けてきた2つの楽器の驚くべき多様性と表現力を紹介する1枚。
 奥深い芸術的表現と革新の時代であった19世紀の豊かな音楽風景を際立たせるためにプログラムは注意深くキュレーションされており、一般的に演奏されるレパートリーとは一線を画した、クラシック音楽愛好家にとって特別な存在にふさわしい作品が選ばれています。

 ※録音:2023年1月(イタリア、チーゴレ)
 
 

C00800
\2600
スペインの宝石
 ファリャ:7つのスペイン民謡
 アルベニス:6つのバラ―ド
 モンサルバーチェ:5つの黒人の歌
 モンポウ:パストラル、あなたの上にはただ花ばかり
 サン=サーンス:不幸な人*
シルヴィア・アリーチェ・ジアノーラ(メゾソプラノ)
フィリッポ・ファリネッリ(ピアノ)
トスカ・ルソー(ソプラノ)*

 イベリア伝統の声楽とピアノのためのレパートリーの傑作の数々、カスティーリャとカタルーニャの作曲家の作品、そしてフランスの音楽家サン=サーンスによるスペインへのオマージュを通して、聴き手を想像上のスペイン旅行へと導いてくれる1枚。
 イタリア音楽に魅了されていたアルベニスは、イタリア出身の貴族の詩人のテキストをもとに、イタリアのベルカントやトスティの室内声楽曲を彷彿とさせる作品を書きました。
 モンポウの歌曲は感動的で想像力に富み、声とピアノの濃密な相互作用が特徴。
 サン=サーンスの《不幸な人》は、ポーリーヌ・ヴィアルドの娘たちのために書かれたもので、『恋の骨折り損』ついてのウィットに富んだ風刺的な考察です。

 ※録音:2021年8月(イタリア、ペルージャ)
 
 

C00802
\2600
偶然性の音楽 ローマ 1955-2023 リブ・トリオ
 ジャンカルロ・スキアフィーニ:Rib trio(2023)~フルート、ピアノと打楽器のための
 フランコ・エヴァンジェリスティ:Proporzioni strutture(1958)~無伴奏フルートのための
 マルチェロ・パンニ:Seiner edlen Freundin(1985)~ピアノのための
 ジャチント・シェルシ:Hyxos(1955)~フルートと打楽器のための
 マルチェロ・パンニ:Dechiffrage(1968)~フルート、キーボードと打楽器のためのバージョン
 ドメニコ・グアッチェロ:Luz(Descrizione del corpoより)(1973)~バスフルートのためのバージョン
 フランコ・エヴァンジェリスティ:Proiezioni sonore(1955-56)~ピアノのための
 ジャチント・シェルシ:Mantram - canto anonimo(1987)~バスフルートのためのバージョン
 ヴァルテル・ブランキ:Looking South-West(2010)~フルート、ピアノと打楽器のための
 ジャチント・シェルシ:Krishna e Rada(1986)~フルートとピアノのための

 1955年から2023年の間にローマで書かれた、あるいは着想された偶然性の音楽を集めた1枚。
 登場する作曲家たちは、その世代の音楽界を代表する人物たちで、彼らの多くはダルムシュタット音楽祭への参加や、カールハインツ・シュトックハウゼンとの出会いや弟子入りなど、同じような遍歴を共有しています。
 現代音楽に対するイタリア的かつ国際的なアプローチの多様性と学際性を体現したアルバムといえるでしょう。

 ※録音:2023年7月(イタリア、ミラノ)
 
 

C00796
\2600
ペラッキオ&カステルヌオーヴォ=テデスコ:
 ピアノ五重奏曲集

  ルイジ・ペッラキオ:ピアノ五重奏曲
  マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ:
   ピアノ五重奏曲 ヘ長調
デイヴィッド・コレヴァー(ピアノ)
カルペ・ディエム弦楽四重奏団

 20世紀初期イタリアの器楽作品発展に貢献した作曲家!

 ルイジ・ペッラキオもマリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコのどちらも20世紀初期のイタリアの器楽作品の発展に貢献した作曲家です。
 ペラッキオはトリノに生まれピアニストとして活躍し、作曲家としてはイタリアのピエモンテの音楽の影響を受けていました。
 カステルヌオーヴォ=テデスコはヴェネツィアに生まれましたが、ユダヤ人であったためアメリカに逃れ、ピアニストとしてだけでなく、ジョン・ウィリアムズやアンドレ・プレヴィンなどの作曲家の教師としても著名です。

 このアルバムに収められているペッラキオの作品は、デイヴィッド・コレヴァーが自筆譜から監修し出版したものを使用しています。
 カステルヌオーヴォ=テデスコの作品は見事なオーケストレーションで色彩豊かなものに仕上がっています。

 ※録音:2022年5月30日-6月1日(コロラド、アメリカ)
 
 

C00797
\2600
スカンジナビアン・ウッド
 ニルス・ゲーゼ:幻想小曲 Op.43(ウィリアム・ハンセン編)
 ヴィリアム・セイメル:組曲 Op.8
 ヨハン・クヴァンダール:ファンタジア Op.32 クラリネット版
 エルランド・フォン・コック:モノローグ第3番
 アルフレド・アンデシェン=ヴィンガル:
  演奏会用小品 Op.23(世界初録音)
 アウグスト・ヴィンディング:3つの幻想小曲 Op.19
チェン・フウ・ジエ(クラリネット)
アルビン・アクセルソン(ピアノ)

 村上春樹の『ノルウェーの森』に触発されて生まれたこのアルバムは、スカンジナビアの作曲家によるクラリネットの作品を取り上げています。
 ゲーゼは当時最も重要なデンマークの作曲家でその作品は北欧の色彩と表現を帯びたロマン派の素晴らしいものに仕上がっています。
 その他にも、現在では忘れられてしまいましたが、改めて評価されるに値する名曲の数々が収録されており「スカンジナビアの森」へ聴衆を誘います。

 ※録音:2023年4月10日&20日
 
 

C00798
(2CD)
特別価格 \3600
パシーニ:オルガン作品集
 Aria con Variazioni/カンタービレ第2番《フォー・ユー》/
 カンタービレ第204番/ファンタジア ト長調/
 スウィング/ソナタ第1番 イ短調/Trompette Rondeau/
 Voluntary/ソナタ第2番 ニ短調/ソナタ第3番 ニ長調/
 Trittico ヘ長調/Suite in stile antico
イヴァン・ロンダ(オルガン)

 2022年に亡くなったエンリコ・パシーニの作品は、素晴らしいものにもかかわらず一般的にはあまり知られていません。
 この作曲家の作風は対位法に則っており古典派の伝統を引き継いだものになっています。
 パシーニは「人生のすべてを音楽に捧げ、人生そのものを音符にすることが、私が常に目指してきたことだ」と語っています。

 ※録音:2018年9月&2021年8月
 
 

C00799
\2600
ジェラルド・フェリサッティ:
 ザ・ウェイ・イット・スタンズ

  Romanza senza parole "Tra noi"/Prelude "Ti saluto"/
  Sonata for Cello and Piano "Resilienza"/
  Piece en forme d'Allemande/
  Romanza senza parole "Gigil"/
  Nocturne "Mentre nevicava"/
  Impromptu "Un po' di bene"/Prelude "Nostalgia"/
  Etude "Casa"/Cartolina dalla Spagna
ジェラルド・フェリサッティ(ピアノ)
ルイジ・プクセドゥ(チェロ)

 世界クラスの歌手と何度も共演を果たし、フェニーチェ歌劇場などイタリアを中心として世界的な活躍をしているピアニスト、ジェラルド・フェリサッティ。
 フェリサッティは、作曲家としても活動しておりこのアルバムでは自作を収録しています。
 彼はこれまでにオランダのiTunesでトップ10にランクインし、注目を集めています。

 ※録音:2023年7月
 




KAIROS


0022022KAI
\2700

シャリーノ:瓦礫のある風景
 サルヴァトーレ・シャリーノ(b.1947):
  瓦礫のある風景(アンサンブルのための)(2022)
  ガラスを通して聞こえる声
   (ヴォイスとアンサンブルのための)より
    「ヴェノーサ公爵のガリアルダ」(1999)
  白の探求II(アンサンブルのための)(1986)
  ジェズアルド・センツァ・パローレ
   (アンサンブルのための)(2013)

イカルス vs ムザーク
 〔ジョヴァンニ・マレッジーニ(フルート)、
  オルフェオ・マンフレディ
   (オーボエ、イングリッシュ・ホルン)、
  アルベルト・デラーザ
   (クラリネット、バス・クラリネット)、
  ジョルジョ・ジェンタ(ギター)、
  フランチェスコ・ペドラッツィーニ
   (パーカッション)、
  ディエゴ・ペトレッラ(ピアノ)、
  森明陽子(ヴァイオリン)、
  ジャコモ・インヴェルニッツィ(ヴァイオリン)、
  ルチアーノ・カヴァッリ(ヴィオラ)、
  ヴィットーリオ・ベナーリャ(ヴィオラ)、
  ルーカ・コラルド(チェロ)、
  ウーゴ・ソト・メンドーサ(ダブル・ベース)〕
マルコ・アンジュス(指揮)
モニカ・バチェッリ(メゾ・ソプラノ)

 サルヴァトーレ・シャリーノの2022年の新作《瓦礫のある風景》!

 シーメンス財団の支援を受けてアンサンブル「イカルス vs ムザーク」のために特別に委嘱された2022年の新作《瓦礫のある風景》を含む、現代の音楽界を代表するイタリアの巨匠、サルヴァトーレ・シャリーノ(b.1947)によるアンサンブルのための作品集。
 「ヴェノーサ公爵のガリアルダ」や「ジェズアルド・センツァ・パローレ」といったシャリーノが敬愛するカルロ・ジェズアルドにまつわる音楽などがあわせて収録されています。

 イカルス vs ムザークは現代イタリアの音楽を続々と世に発信し続けているイカルス・アンサンブルによって2007年に設立された青少年アンサンブルであるイカルス・ジュニアの"成功体験の続編"という位置づけのアンサンブル。イタリア国内はもとよりフランス、クロアチア、エジプト、メキシコなど世界各国で演奏活動を行っています。

 ※録音:2020年11月13日(レッジョ・エミリア、イタリア)&2022年11月3日(ヴィリニュス、リトアニア)
 



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PALADINO



PMR0128
(2CD)
特別価格
\3900
ポッパー:チェロとピアノのためのトランスクリプション作品全集 マルティン・ルンメル(チェロ)
加藤麻理(ピアノ)
 【CD1】
  ワーグナー(ポッパー編):ロマンス
  ヨハン・スヴェンセン(ポッパー編):ロマンス Op.26
  イェネー・フバイ(ポッパー編):協奏的小品 Op.20
  音楽の真珠(ダーヴィト・ポッパーがチェロとピアノのために編曲し、コンサートで演奏した名曲)-
   第1番:君は安らぎ(シューベルト)、第2番:ニーナ(ペルゴレージ)、
   第3番:へ調のメロディー Op.3-1(ルービンシュタイン)、
   第4番:夜想曲第2番変ホ長調 Op.9-2(ショパン)、
   第5番:子供の情景より トロイメライ Op15-7(シューマン)、
   第6番:無言歌 Op.2-3(チャイコフスキー)、
   第7番:Op.31 より つぶやくそよ風 (アドルフ・イェンゼン)、
   第8番:夜想曲 Op.8-1(ユージーン・ヤンボル)、第9番:悲歌 Op.40-2(チャイコフスキー)、
   第10番:夕べの歌 Op.85-12(シューマン)、第11番:アヴェ・マリア Op.52-4(シューベルト)、
   第12番:メヌエット・パストラーレ(カルロ・アントニオ・カンピオーニ)
 【CD2】
  第13番:エア(パーセル)、第14番:カーロ・ミオ・ベン(ジョルダーニ)、
  第15番:アヴェ・マリア(ケルビーニ)、第16番:舟歌 Op.37-6(チャイコフスキー)、
  第17番:四季-12の性格的描写 より4月《松雪草》Op.37-4(チャイコフスキー)、
  第18番:四季-12の性格的描写 より 10月《秋の歌》Op.37-11(チャイコフスキー)、
  第19番:ラルゴ(ヘンデル)、第20番:サラバンド(ヘンデル)、
  第21番:管弦楽組曲第3番ニ長調より アリア(J.S.バッハ)、
  第22番:アルバムの綴り Op.124-16(シューマン)、
  第23番:美しき水車小屋の娘(シューベルト)、第24番:挨拶を贈ろう(シューベルト)、
  第25番:万霊節の連祷(シューベルト)、第26番:音楽に寄せて(シューベルト)、
  第27番:歌の翼に(メンデルスゾーン)、第28番:旅の歌 Op.19-6(メンデルスゾーン)
 シューベルト(ポッパー編):春の信仰 Op20-2、セレナード D.889
 ポッパー:チェロとピアノのための2つのトランスクリプション集 Op.46-
  歌劇《五月の夜》より アルバムの綴り(リムスキー=コルサコフ)、
  トロイメライ Op.15-7(シューマン)

 20世紀のチェロの巨匠によるトランスクリプション全集!

 20世紀イギリスの大チェリスト、ウィリアム・プリースの高弟であり、Paladinoのオーナーとしても大活躍しているオーストリアの名チェリスト、マルティン・ルンメル。
 教育者としても活動しつつ、ダーヴィト・ポッパーをはじめとするチェロのためのエチュードを多数出版・録音しており、チェロ学習者のみならず、一般のリスナーにもそれらの音楽的魅力を伝えています。
 特に史上最も優れたチェリストのひとりであったとされるダーヴィト・ポッパー(1843-1913)の作品の約20年に渡る録音は、世界中で称賛されています。

 本アルバムでは、オーケストラ作品、歌曲、オラトリオ、オペラのアリア、ピアノ作品、室内楽作品まで、ポッパーによってチェロとピアノのために編曲された幅広いジャンルの作品を集成。
 初期バロックからポッパーと同時代のワーグナーやチャイコフスキーまで、ポッパーがあらゆる時代の音楽を好奇心をもって吸収してきたことを示しています。

 ※録音:2022年9月20日-21日&2023年7月、ヴァインベルク城(オーストリア、ケーファーマルクト)
 




CEDILLE RECORDS

CDR90000224
\2500
BETWEEN BREATHS 20世紀のパーカッション作品集
 1-5. ミッシー・マッツォーリ(1980-):
  Millennium Canticles ミレニアム・カンティクルズ
   1. Part 1: Famous Disaster Psalm
   2. Part 2: The Doubter's Litany
   3. Part 3: Bloodied Bells
   4. Part 4: Choir of the Holy Locusts
   5. Part 5: Survival Psalm
 6-7. サード・コースト・パーカッション:In Practice
  6. Part I
  7. Part II
 8. タイオンダイ・ブラクストン:Sunny X
 9. アナンヤ・ウッズ:Triple Point
 10. ジェマ・ピーコック:Death Wish
サード・コースト・パーカッション

 録音:Chicago Recording Company 2021年5月21日...10 2021年11月16-17日...8 2022年12月14-16日...1-7、9
 総収録時間:59分

 グラミー賞受賞歴のあるサード・コースト・パーカッション。このアルバムでは4人の現代作曲家の作品に加え、自ら の作品も披露しました。
 5つの楽章で構成されたマッツォーリの「ミレニアム・カンティクルズ」は黙示録後の人間の生 活を描いたという作品。
 木の板、共鳴する金属パイプ、トーンチャイム、ドラム、金属が鳴らす不協和音や響き渡 るライオンの咆哮まで、さまざまな音響表現を駆使した刺激的な世界が広がります。
 サード・コースト・パーカッショ ンによる「In Practice」はパーカッション・アンサンブルの新たな可能性を切り拓く革新的な作品。
 他、エレクトロニ クスの響きを駆使したブラクストンの「Sunny X」など、型破り、かつユニークな音響が楽しめます。
 



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DYNAMIC

CDS-8002
\2400→\2190
ラインベルガーによる2台ピアノ版
 J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲
マッテオ・リーヴァ(第1ピアノ)
エレナ・ヴァレンティーニ(第2ピアノ)

 録音:2022年10月8-9日 Sala Concerti Conservatorio Benedetto Marcello di Venezia(イタリア)
 総収録時間:70分

 バッハの「ゴルトベルク変奏曲」には様々な編曲が存在します。
 このアルバムではドイツの作曲家でオルガニストとしても活躍したヨーゼフ・ラインベルガーが1883年に2台ピアノのために編曲したヴァージョンを収録。
 ラインベルガーは終生バッハを尊敬し、その作品からインスピレーションを得ていました。
 彼は二段鍵盤のチェンバロのために書かれたゴルトベルク変奏曲を、当時流行していた2台ピアノで演奏しやすいように、また複雑なポリフォニーの綾がわかり易くするなるように試みましたが、単に2台のピアノで分担しただけでは腕の立つ演奏者にとっては物足りない部分が出てしまうため、部分的に原曲に無い音や旋律線などを加えています。
 また、通常は曲の最後に冒頭のアリアが再現されますが、ラインベルガーの編曲では第30変奏のクオドリベットで曲を閉じるのも特徴です。
 このラインベルガー版を基にマックス・レーガーが1915年に編曲した2台ピアノ版も存在し、そちらには複数の録音が存在しますが、ラインベルガー版の録音は数も少なく貴重です。
 演奏するエレナ・ヴァレンティーニとマッテオ・リーヴァは2017年にデュオを結成、まずレーガーの編曲版を演奏したのち、こちらのラインベルガー版を選んで録音したということです。

 
 
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CDS-8010
\2400
ジェルジ・リゲティ(1923-2006):弦楽四重奏曲全集
 1-12. 弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」
 13-17. 弦楽四重奏曲第2番
 18-19. アンダンテとアレグレット
ヴェローナ四重奏団
 ジョナサン・オン(ヴァイオリン)
 ドロシー・ロー(ヴァイオリン)
 アビゲイル・ロジャンスキ(ヴィオラ)
 ジョナサン・ドーマンド (チェロ)

 録音:2022年8月10-13日 Sauder Concert Hall、Goshen College、Indiana(USA)
 総収録時間:57分

 リゲティ生誕100年記念アルバム。弦楽四重奏のための全作品を収録しています。
 「アンダンテとアレグレット」は初期の作品で、まるでチャイコフスキーを思わせるような抒情的な作風が魅力。
 アレグレットでは少しだけ民謡風の旋律も顔を見せます。第1番の「夜の変容」は12の部分からなり、バルトーク風の旋律も顔をのぞかせるダイナミックな抑揚に富んだ作品。
 ラサール弦楽四重奏団のために書かれた第2番は古典的な4楽章形式を採っていますが、数々の特殊奏法が用いられるなど第1番よりも先進的なアイデアが盛り込まれています。
 「クリーヴランド・カルテット賞」など数多くの受賞経験のあるヴェローナ四重奏団の演奏でお聴きください。
 
 

CDS-8008
\2400
マデルナ:衛星のためのセレナータ 他
 1. セレナータ第2番(1957) - 11楽器のために
 2. 甘い夢 (1961) - フルートとピアノのために
 3. ローターのためのアウロディア(1965) -
  オーボエ・ダ・モーレのために
 4. 衛星のためのセレナータ(1969) -
  さまざまなアンサンブルのために
 5. 献呈(1967) - 独奏ヴァイオリンのために
 6. ヴェネツィアン・ジャーナル(1972) -
  テノール、オーケストラ、テープのために
 (ジョン・ボスウェルの詩)
アルド・カンパニャーリ (ヴァイオリン)
ジョルジア・カルダレッリ(ヴァイオリン)
ルイザ・クリンガ(フルート/ピッコロ)
ロレンツォ・ルチアーニ(オーボエ)
アレッサンドラ・ジェンティーレ(ピアノ)
ジャンルカ・ボッキーノ(テノール)
ブルーノ・マデルナ・アンサンブル
ガブリエーレ・ボノリス(指揮)

 録音:2003年2月3-4日 Conservatorio Giovanni Battista Pergolesi,Fermo(イタリア)
 総収録時間:69分

 イタリアの作曲家・指揮者ブルーノ・マデルナの没後50年を記念した作品集。1950年代の音楽界で全盛を誇っ ていたセリエリズムやテープ音楽、また多様式主義などを採り入れ、さまざまな音楽を書き上げました。
 このアルバム に収録されているのは、ウェーベルンを思わせるセレナータ第2番や、無伴奏ヴァイオリンが朗々と旋律を歌い上げ る「献呈」など、比較的旋律に重要な役割が持たされている作品です。
 また社会と人間を風刺した「ヴェネツィア ン・ジャーナル」はテープも使用したマデルナらしい実験的な作品といえるでしょう。

 
 




OUR RECORDINGS


6.220684
(SACD HYBRID)
\2600
フーゴ・ディストラー(1908-1942):クリスマス物語
 1. はじめに:Das Volk, so im Finstern wandelt
 2. コラール:Es ist ein Ros entsprungen
 3. 朗読:Es ward gesandt der Engel Gabriel
 4. コラール:Das Roslein, das ich meine5
 . 朗読:Maria aber stand auf in den Tagen
 6. コラール:Wir bitten dich von Herzen
 7. 朗読:Es begab sich aber zu der Zeit
 8 コラール:Das Blumelein so kleine
 9. 朗読:Und es waren Hirten in derselben Gegend
 10. 天使の合唱:Ehre sei Gott in der hohe
 11. 羊飼いの合唱:Lasset uns nun gehen
 12. コラール:Die Hirten zu der Stunde
 13. 朗読:Da Jesus geboren war zu Bethlehem
 14. 賢者の合唱:Wo ist der neugeborne Konig
 15. 祭司長と律法学者たちの合唱:Zu Bethlehem
 16. 朗読:Denn also stehet geschrieben
 17. コラール:Lob, Ehr sei Gott, dem Vater
 18. 朗読:Und siehe, ein Mensch war zu Jerusalem
 19. コラール:So singen wir all Amen
 20. 決断:Also hat Gott die Welt geliebet
ヴォーカル・グループ・コンサート・クレメンス
アダム・リース(朗読:福音史家)
カーステン・セイエ=ハンセン(指揮)

 録音:2022年 Skt. Markus Kirken, Arhus(デンマーク)
 総収録時間:40分
 DXD 352.8 kHz/32bit 録音、CD/SACD STEREO/SACD 5.0ch

 20世紀前半のドイツで活動した作曲家フーゴ・ディストラー。オルガニスト、教会音楽の作曲家として名高く、いくつかの宗教曲を書き、1933年に国家社会主義ドイツ労働者党に入党しましたが、次第に精神を病み、34歳の若さで、自ら命を絶ってしまいました。
 この「クリスマス物語」はシュッツの作品を思わせる初期バロック風の敬虔な雰囲気を湛えた曲。
 福音史家による朗読と美しい合唱によって紐解かれる、キリストの誕生にまつわる物語をレーベルが誇る高音質録音がくっきりととらえています。

 
 




OTAKEN RECORDS


TKC-110
\2800
「迷宮」~ヴァイオリン小品集
 (1)ロカテッリ:
  奇想曲「和声の迷宮」《ヴァイオリンの技芸24の奇想曲》から作品3
 (2)ダンブロージオ:朝の歌 作品17
 (3)マネン:イベリア舞曲第2番 作品A25
 (4)ドビュッシー:美しき夕暮れ(アルトマン編)
 (5)キロガ:ホタ
 (6)トルドラ:
  《ヴァイオリンとピアノのための6つのソネット》より「四方の風から」
 (7)ガオス:アルゼンチン舞曲
 (8)バーレイ:巨大な丘《自然の声》より作品44-2
 (9)セヴラック:セレの思い出
 (10)ザルチスキ:ロマンス
 (11)トルドラ:
  《ヴァイオリンとピアノのための6つのソネット》より「噴水」
 (12)ニン:リンダラハの庭で
 (13)バッハ=グノー:アヴェ・マリア
 (14)ダンブロージオ:ノヴェレッテ第2番
 (15)ウラディゲロフ:
  《2つのブルガリアのパラフレーズ》から
   第1番「チョロ」(コーロ) 作品18-1
 (16)スコット:エレジー 作品73-1
辻井淳(ヴァイオリン)
藤井由美(ピアノ)

 辻井淳のライフワーク、ヴァイオリン小品集最新刊!「迷宮」

 辻井淳は京都市響のコンサートマスターを退任した後、ソリスト、室内楽奏者(マイハート四重奏団)、宮川彬良率いるアサンブル・ベガのヴァイオリニストとして活躍中。(「辻」の字は正確には点が1つのしんにょう)

 録音:2022年8月、滋賀県高島市ガリバーホール[62'16]
 プロデューサー:太田憲志(オタケン・レコード)
 エンジニア:松田淳一(大阪音楽大学特任教授)

 ソリスト、室内楽奏者、宮川彬良率いるアンサンブル・ベガのメンバーとして活躍する傍ら、小品集の録音をライフワークとしている辻井淳。
 そんな辻井の小品集24枚目のアルバムです。このアルバムを含めると実に352曲もCD化され(ISODAレーベル、OTAKENレーベル)、レコード芸術特選などの高評価を得ています。
 解説も辻井が担当しており、一曲ごと丁寧に解説されています。
 小品探訪と題されたコラムでは「もうしばらくするとCDが消える時代がやってくるかもしれません。私は演奏されなくなった名曲たちをこんにちまで積極的に取り上げてCDにしてきました。そろそろ終着地点が見えてきたのかなという気がしています。」と述べています。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DOREMI



DHR 8223
(2CD)
\4400→\3990
クリスチャン・フェラスLIVE 第2集
 (1)ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
 (2)チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
 (3)ベルク:ヴァイオリン協奏曲『ある天使の思い出に』
 (4)サン= サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
 (5)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454
 (6)モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K.526
クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)

(1)シャルル・ミュンシュ(指揮)、
 ボストン交響楽団
(2)オイゲン・ヨッフム(指揮)、
 フランス国立放送管弦楽団
(3)パウル・クレツキ(指揮)、
 ベルリン放送交響楽団
(4)(5)ピエール・バルビゼ(ピアノ)
(6)ピエール・バルビゼ(ピアノ)

 フェラスの美音を堪能しきる貴重ライヴ録音集

 録音:(1)1959 年3月7日/ボストン (2)1964年4月9日/パリ (3)1956年4月23日/ベルリン
  (4)(5)1955年3月16日/ハンブルク、NDR(放送用ライヴ) (6)1957年4月12日/フランクフルト、ヘッセン放送(放送用ライヴ)

 フランスの名ヴァイオリニスト、クリスチャン・フェラスによる貴重なライヴ録音集です。
 ボストン、パリ、ベルリンでの協奏曲ライヴに、盟友バルビゼとのデュオを併録。
 















11/2(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

BIS



BIS 2747
\2800
ブラビンズ60歳を記念に書かれた《誕生日変奏曲》、
 ヤーコ・クーシストの遺作といえる《交響曲》

  (1)Pictured Within: Birthday Variations for M.C.B.
   (中に描かれた:M.C.B.のための誕生日変奏曲)(2019)
    主題 作者不詳
    第1変奏:tact 60 - 藤倉大 Dai Fujikura(1977-)
    第2変奏 - デイヴィッド・ソアー David Sawer(1961-)
    第3変奏 - サリー・ビーミッシュ Sally Beamish(1956-)
    第4変奏 - コリン・マシューズ Colin Matthews(1946-)
    第5変奏 - イリス・テル・シフォルスト Iris ter Schiphorst(1956-)
    第6変奏 - ブレット・ディーン Brett Dean(1961-)
    第7変奏 - ヴィム・ヘンデリクス Wim Henderickx(1962-2022)
    第8変奏 -
     リチャード・ブラックフォード Richard Blackford(1954-)
    第9変奏 -
     ハリソン・バートウィッスル Harrison Birtwistle(1934-2022)
    第10変奏:Sixty Salutations(60の挨拶) -
     ジュディス・ウィアー Judith Weir(1954-)
    第11変奏 - ギャヴィン・ブライアーズ Gavin Bryars(1943-)
    第12変奏 - カレヴィ・アホ Kalevi Aho(1949-)
    第13変奏 - アンソニー・ペイン Anthony Payne(1936-2021)
    第14変奏:The Art of Beginning(始まりの芸術) -
     ジョン・ピカード John Pickard(1963-)

  (2)ヤーコ・クーシスト(1974-2022):
   交響曲 Op.39(2020-21)
    (ペッカ・クーシスト、ヤリ・エスコラにより完成)
(1)BBCスコットランド交響楽団、
 マーティン・ブラビンズ(指揮)
(2)ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団、
 ペッカ・クーシスト(指揮)

 藤倉大、バートウィッスル、アホなど14人の作曲家が参加!ブラビンズ60歳を記念に書かれた《誕生日変奏曲》。そして、ヤーコ・クーシストの遺作といえる《交響曲》。

 ライヴ録音:(1)2019年8月13日/ロイヤル・アルバート・ホール(ロンドン)、(2)2022年12月8日/ヘルシンキ・ミュージックセンター(フィンランド)
 BIS ecopak、66'32
 制作:(1)アンドルー・トリニック、(2)ロバート・サフ
 録音エンジニア:(1)グレーム・テイラー、(2)エンノ・マエメツ

 このアルバムはマーティン・ブラビンズとヤーコ・クーシストに捧げる「ダブル・トリビュート」として制作されました。

 最初の《中に描かれた:M.C.B.のための誕生日変奏曲》は、イギリスの指揮者マーティン・ブラビンズ(1959-)の60歳の誕生日を記念するために企画され た「共同作品」プロジェクトの作品です。
 エドワード・エルガーの《エニグマ変奏曲》をモデルに「ひとつの主題による主題と14の変奏」のスタイルに倣い、藤倉大 からジョン・ピカードまで、14人の作曲家による14の変奏曲で構成。
 エルガーの「to my friends pic-tured within(中に描かれた友人たちへ)」の献辞か らとった「Pictured Within(中に描かれた)」がタイトルにつけられました。
 BBC の委嘱で作られ、ブラビンズの誕生日にあたる2019年8月13日の「BBC Proms」で、作品を献呈された彼の指揮で初演されました。このディスクの演奏は、この初演のライヴ録音です。

 作曲家、指揮者、ヴァイオリニストとして活躍したヤーコ・クーシストは、2022年2月23日、48歳で亡くなりました。
 1998年から2012年にかけてラハティ 交響楽団のコンサートマスターを務めた彼は、本格的に作曲を手がけるようになってから、室内楽曲、声楽曲、管弦楽曲、オペラ、映画の音楽と、約40の曲を作り ました。

 《交響曲》は、ヤーコの遺作というべき作品です。
 彼が病床にあったため完成させることができず、死後、未亡人のマイヤの求めに応じ、弟ペッカ・クーシス ト(1976-)とクオピオの音楽センターと交響楽団の監督ヤリ・エスコラが作品に仕上げました。
 曲は2 つの部分に分かれ、「どこかで耳にした」主題やヤーコの過去の作品から採った旋律による、力強い作品に作られています。
 音楽外の要素によるヤーコの 自伝的色彩も加えられ、灯台や船舶から聞こえる信号からインスパイアーされたフレーズの断片をコラージュした終幕は、ヤーコの魂が海に送り出されていった、という余韻を残します。
 2022年6月2日、オスモ・ヴァンスカ指揮ミネソタ管弦楽団がミネアポリスで初演。
 2022年12月8日にペッカ・クーシストがヘルシンキ・ フィルハーモニックを指揮してヘルシンキ・ミュージックセンターで演奏されました。このコンサートのライヴ録音が収録されています。
 
 


BIS SA 2701
(SACD HYBRID)
\2900
レイヴィスカ:管弦楽作品集 第1集
 ヘルヴィ・レイヴィスカ(1902-1982):
  (1)シンフォニア・ブレヴィス(短い交響曲)
   (Sinfonia brevis) Op.30(1962 rev.1972)
  (2)管弦楽組曲第2番 Op.11(1937–38)
   (ニュルキ・タピオヴァアラの映画『ユハ(Juha)』の音楽から)
    春の到来(Kevaan tulo)/ ユモレスク(Humoreski)/
    子守歌(Kehtolaulu)/ エピローグ(Epilogi)/
  (3)交響曲第2番 Op.27(1954)
ラハティ交響楽団
ダリア・スタセフスカ(指揮)

 フィンランドで最初の重要な女性作曲家レイヴィスカの管弦楽作品集の第1弾!スタセフスカ率いるラハティ交響楽団による演奏でお届け!

 録音:(1)(3)2023年1月2~5&7日、(2)2023年5月12&13日/シベリウスホール、ラハティ(フィンランド)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、62'56
 制作:インゴ・ペトリ
 録音エンジニア:シュテファン・レー

 SACD ハイブリッド盤。
 ウクライナ出身のダリア・スタセフスカ(1984-)は、タンペレ音楽院でヴァイオリンと作曲、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーでヴァ イオリンとヴィオラ、ヨルマ・パヌラとレイフ・セーゲルスタムの下で指揮を学びました。
 2021/2022 年のシーズンからラハティ交響楽団の首席指揮者を務め、 ラハティ国際シベリウス・フェスティヴァルの音楽監督とBBC 交響楽団の首席客演指揮者のポストにも就いています。
 2023年、「BBC Music Magazine」の 「パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞しました。

 新しいアルバムは、オッリ・ムストネンと共演したラウタヴァーラとマルティヌーのピアノ協奏曲(BIS SA-2532)に次ぐ、ラハティ交響楽団首席指揮者としての録音の第2作。
 フィンランドで最初の重要な女性作曲家ヘルヴィ・レイヴィスカの管弦楽作品を録音するシリーズの最初のアルバムです。

 レイヴィスカは、1902年にヘルシンキで生まれ、エルッキ・メラルティンとアルトゥール・ヴィルナーにピアノと作曲を学びました。
 一般の聴衆がまだ「女性作曲 家」に偏見を抱いていたとされる時代、シベリウス・アカデミーでライブラリアンとして働きながら管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲、歌曲、映画のための音楽などを作 曲しました。
 近年、注目される機会が多くなり、《ピアノ協奏曲 ニ短調》と《交響曲第1番 変ロ長調 》のセッション録音(Hanssler Classic HC-23050)が 最近リリースされました。

 《管弦楽組曲第2番》は、フィンランドの前衛的、実験的作風の映画監督ニュルキ・タピオヴァアラ(1911-1940)が1937年に作った『ユハ(Juha)』の ために彼女が書いたスコアの4曲を組曲にした作品です。
 《春の到来》《ユモレスク》《子守歌》《エピローグ》。映画の基になったユハニ・アホ(1861-1921) の同名小説は、アーレ・メリカントとレーヴィ・マデトヤのオペラの原作にも使われています。

 《交響曲第2番》は、レイヴィスカが、後期ロマンティシズムのスタイルから対位法によるポリフォニーと線的なアプローチに移ろうとしていた時期、1954年に 作曲されました。
 第1楽章「アンダンティーノ・クワジ・アレグレット-ピウ・アニマート・エ・リトミコ」第2楽章「アレグロ・モルト」第3楽章「アンダンテ・カンター ビレ」の3楽章の作品です。
 1955年4月5日、ニルス=エーリク・フォウグステットがフィンランド放送交響楽団を指揮、ヘルシンキで初演しました。

 《シンフォニア・ブレヴィス(短い交響曲)》は、1962年に作曲され、1972年に改訂された作品です。
 単一楽章で書かれ、ポリフォニーと線的スタイルが印象を残す作品です。
 エーリク・クロンヴァル指揮ヘルシンキ・フィルハーモニックによる録音で初めて演奏され、その後、ラジオ放送でしばしば演奏されています。
 
 

BIS SA 2644
(SACD HYBRID)
\2900
ソプラノ・サクソフォーンのための孤独の詩
 (1)フレードリク・ホーグベリ(1971-):
  Orphan Elephant (親のない子象)(2021)
 (2)スティーヴ・ドブロゴス(1956-):
  The Gracenotes(装飾音符)(2021)
 (3)ヴィクトリア・ボリソワ=オッラス(1969-):
  Daybreak on Skeppsholmen(シェップスホルメン島の夜明け)(2022)
 (4)アンドレーア・タッロディ(1981-):
  ...of days gone by...(...過ぎた日々の...)(2021)
 (5)ユーハン・ハンメルト(1953-):Lontano(ロンターノ)(2021)
 (6)アンデシュ・ヒルボリ(1954-):
  Shared Solitude 1(分かちあう孤独 1)(2021)
   (2つのサクソフォーンのための)*
 (7)トマス・シマク(1958-):Soliloquy VI(独り言 VI)(2021)
 (8)アンデシュ・ヒルボリ(1954-):
  Shared Solitude 2(分かちあう孤独 2)(2021)
   (2つのサクソフォーンのための)*
 (9)アンナ=レーナ・ラウリン(1962-):Dawn(夜明け)(2022)
 (10)パウラ・アーヴ・マルムボリ・ウォード(1962-):
  Growing, coming, filling up
   (成長し、やってきて、いっぱいに満たす)(2022)
 (11)ブー・ハンソン(1950-):Memories(記憶)(2022)
 (12)ジョン・コリリアーノ(1938-):
  And the People Stayed Home(そして人々は家にいた)(2021)
 (13)ステラ・スン(1959-):Soliloquy(独り言)(2021)
 (14)アド・ヴァメス(1953-):Inspired by Nile Rodgers
  (ナイル・ロジャーズにインスパイアされて)(2022)
 (15)アン=ソフィ・セーデルクヴィスト(1956-):Solitude(孤独)(2021)
 (16)ビョルン・クルーセ(1946-):
  amber soliloquy(琥珀の独り言)(2022)
 (17)スヴァンテ・ヘンリソン(1963-):Crux(核心)(2021)
 (18)アンデシュ・ニルソン(1954-):
  Splendid Isolation(すばらしい孤独)(2022)
 (19)トマス・リンダール(1953-):Nattuggla(宵っぱり)(2022)
 (20)マリー・サミュエルソン(1956-):
  Piece to Anders from Marie(マリーからアンデシュへの小品)(2021)
 (21)ヨリエン・ダーフゴード(1964-):Iridescence(彩雲現象)(2022)
 (22)シェル・ペーデル(1954-):
  How Dare Y ou?(よくもそんなことを)(2021)
   (サクソフォーンとディジュリドゥのための)**
 (23)ブリッタ・ビューストレム(1977-):
  Later the Same Day(その日の後で)(2021)
   (2つのサクソフォーンのための)
アンデシュ・パウルソン(ソプラノ・サクソフォーン)
テオ・ヒルボリ(ソプラノ・サクソフォーン)*
ブルース・コプリー(ディジュリドゥ)**

 全作品アンデシュ・パウルソンによる世界初録音!コロナ禍に生まれたソプラノ・サクソフォーンのための新作委嘱23曲!

 録音:2023年1月2、4&6日/王立ストックホルム音楽大学、ストックホルム(スウェーデン)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、85'40
 制作:アンデシュ・パウルソン、ハンス・キプファー
 録音エンジニア:ハンス・キプファー

 SACD ハイブリッド盤。
 2019年に確認された新型コロナウィルスは、瞬く間にひろがり、世界中に人的、社会的、経済的な打撃を与えました。
 音楽界も例外で はなく、コンサートやツアーといった活動は停止され、音楽家とりわけフリーランスの人たちは生計の手段を奪われてしまいました。
 一方、COVID-19 のパンデ ミックによるロックダウンの間に音楽家たちの芸術面の意欲は一層高まり、家にとどまっていた作曲家たちは、インスピレーション豊かなな作品を次々と作ってい きました。
 「ソプラノ・サクソフォーンのための孤独の詩」は、戸川ひよりの『孤独の歌』(BIS SA-2533)と同様、「COVID-19 パンデミックに対するポジティ ヴな反応」として、スウェーデンのサクソフォーン奏者のアンデシュ・パウルソンがスタートさせたプロジェクトです。

 パウルソン(1961-)は、コントロールのむずかしいとされるこの楽器を自在に操る技術とセンスを備え、世界でもっとも優れたソプラノ・サクソフォーン奏者 のひとりと認められています。
 1993年にネルソン・マンデラがノーベル平和賞を受賞した際には祝いの祝典で演奏しました。
 パウルソンは作曲家としても活動し、 フィリピンのダンジューガン島のサンゴ礁を保全する運動に捧げる混声合唱曲《Danjuran Sanctuary(ダンジューガン・サンクチュアリ)》をはじめとする作品 を発表してきました。

 「孤独の詩」のプロジェクトで彼は、スウェーデンと国外の作曲家たちに作品を委嘱しました。
 トマス・シマク(1958-)はアルバニア出身でイギリス在住、ジョン・コリリアーノ(1938-)とステラ・スン(1959-)はアメリカ、アド・ヴァメス(1953-)はオランダの作曲家です。

 ブリッタ・ビューストレムの《Later the Same Day(その日の後で)》など14曲が2021年に、ヴィクトリア・ボリソワ=オッラス(1969-)の《Daybreak on Skeppsholmen(シェップスホルメン島の夜明け)》など16曲が2022年に初演されました。
 このアルバムには、その初演曲から選んだ作品が、王立ストッ クホルム音楽大学で行ったセッションの録音で収録されています。

 パウルソンの友人アンデシュ・ヒルボリが2つのソプラノ・サクソフォーンのために書いた《Shared Soli-tude(分かちあう孤独)》の2曲は、ヒルボリの子、 テオ・ヒルボリとの共演で演奏されます。
 ビューストレムの《Later the Same Day(その日の後で)》の方は、両パートともパウルソンが演奏しました。
 ノルウェー の作曲家シェル・ペーデルが、グレタ・トゥンベリの国連でのスピーチからインスピレーションを得たという《How Dare You?(よくもそんなことを)》は、アボリ ジニの楽器ディジュリドゥとのデュエットのために書かれ、パウルソンの南アフリカの友人、ブルース・コプリーがセッションに参加しました。

 
 



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CANTALOUPE MUSIC



CA21192
\2600→\2390
Songs and Symphoniques:
ムーンドッグの音楽

 1. Theme / 2. Be a Hobo / 3. High on a Rocky Ledge /
 4. Caribea / 5. Why Spend a Dark Night with You? /
 6. Enough About Human Rights / 7. I'm This, I'm That /
 8. Speak of Heaven (arr. Ghost Train Orchestra for string quartet) /
 9. The Viking of 6th Avenue / 10. Down is Up /
 11. Coffee Beans / 12. Behold / 13. Choo Choo Lullaby /
 14. Fog on the Hudson / 15. See the Mighty Tree /
 16. Bumbo / 17. All is Loneliness
ゴースト・トレイン・オーケストラ
クロノス・クァルテット

 録音:不明

 「ムーンドッグ」とはマンハッタンの路上で暮らし、ユニークな角付きの兜と衣装で「6番街のヴァイキング」として知られた盲目の作曲家ルイス・トーマス・ハーディン(1916-1999)のこと。
 その美しく心に残る印象的な音楽はフィリップ・グラスやスティーヴ・ライヒにインスピレーションを与え、彼のことを「ミニマリズムのゴッドファーザー」と呼ぶ人もいます。
 ブルックリンを拠点とするゴースト・トレイン・オーケストラと伝説的なクロノス・カルテットとのコラボレーションとして発案されたこのプロジェクトは、マリッサ・ナドラー、ジョーン・ワッサー(別名ポリス・ウーマン)、ジャービス・コッカーらが多数のアーティストが参加し、ムーンドッグの音楽を現代によみがえらせています。





1940年代から1950年代にかけてのムーンドッグの音楽は、数多くの初期ミニマリスト作曲家たちに強い影響を与えた。
フィリップ・グラスは、彼がスティーヴ・ライヒとともに、ムーンドッグの作品を「非常に真剣に」受け止め、それを「ジュリアードで僕たちが接していたものより、ずっとよく理解し、歓迎した」と書いている。



Moondog (1969) [Full Album] が聴ける。
https://youtu.be/aK0yv9ME-h8?si=cEJhJM4jo8RUwVLz


 



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COL LEGNO



COL40004
(2CD)
\4500→\4190
グスタフ・クーン&「カメラータ・モンテグラル」
シューベルト、ヒンデミット、ベートーヴェン

 【CD1】
  1-4. シューベルト:弦楽四重奏曲第14番 ニ短調「死と乙女」 D 810
      (マーラーによる弦楽合奏版)
 【CD2】
  1-5. ヒンデミット:主題と変奏「四気質」
  6. ベートーヴェン:大フーガ 変ロ長調 Op. 133(弦楽合奏版)
ダヴィデ・カバッシ(ピアノ)
 ...CD2:1-5
カメラータ・モンテグラル
グスタフ・クーン(指揮)

 収録時期:不明
 総収録時間:88分

 2021年3月、イタリアのルッカでグスタフ・クーンによって設立されたオーケストラ「カメラータ・モンテグラル」のアルバ ム。
 クーンが主催する若手奏者の養成機関「アカデミア・ディ・モンテグラル」の理念を踏襲するこの楽団は、チロル 音楽祭オーケストラ他、イタリア複数のオーケストラの若きメンバーによって構成されています。
 ヒンデミットの「四気 質」でピアノを演奏するのは2005年、ヴァン・クライバーン国際コンクールの入賞者ダヴィデ・カバッシです。
 
 

COL40005
(2SACD HYBRID)
\4500
Espaces Electroacoustiques III
 【SACD1】
  1. トーマス・ケスラー:Flute Control(1986)
  2. カイヤ・サーリアホ:Nuits, adieux(1991)
  3. ホラシオ・ヴァッジオーネ:Shifting Mirrors(2016)
  4. ハンス・トゥッチク:pressure-divided(2015)
  5. ゲオルク・フリードリヒ・ハース:Ein Schattenspiel(2004)
 【SACD2】
  1. ホセ・マヌエル・ロペス・ロペス:Sottovoce(1995)
  2. マルコ・ストロッパ:... of Silence(2007)
  3. ベルンハルト・ラング:Differenz / Widerholung 6a(2002)
  4. ペーター・アブリンガー:
   Instrumente und ElektroAkustische
    Ortsbezogene Verdichtung,
     「das Blaue vom Himmel」(1995-1997)
Joan Jordi Oliver Arcos(サクソフォン)
 ...SACD1:3、SACD2:2
Dimitrios Polisoidis(ヴィオラ)
 ...SACD2:3
Martina Schucan(チェロ)
 ...SACD1:4、SACD2:4
Ensemble SoloVoices(アンサンブル)
 ...SACD1:2、SACD2:1
Matthias Ziegler(フルート)...SACD1:1
German Toro Perez(指揮)

 CD/SACD STEREO, SACD 5.1ch
 収録時期:不明
 総収録時間:136分

 エレクトロアコースティック音楽の古典と呼ぶべき作品を最新のデジタル技術を用いて演奏・録音し、それらの現代 における価値を問い直すプロジェクト「Les Espaces Electroacoustiques(エレクトロアコースティックの空間)」 の第3弾。
 エレクトロアコースティック音楽の初期に使われていた機材は、使えるチャンネル数や同時に鳴らせる音 の数、様々なエフェクトなどの点で制約がありました。
 歴史的な考証に基づく(古楽的な)アプローチに立てば、それ らの作品は作曲当時の機材を使って演奏・再生されたものが「本来の姿」ということになりますが、処理能力に優 れた最先端の機器と技術を使い、あらためて作曲家のイメージした音空間に迫ろうというのが当プロジェクトの主 旨です。
 当巻では1980年代半ば以降に書かれた作品を集めています。
 チューリッヒ芸術大学のコンピューター音楽及び音響技術研究所(ICST)の協力で5.1chのSACDに収録された音響は、これらの作品が技術の進歩に 伴って変貌・成長してゆく可能性を持っていることを示しています。
 
 

COL20458
\2800
Ex Utero
 1. ヒルデガード・ウェスターカンプ(1946-):Breaking News
 2. キアラ・マルガリータ・コッツォラーニ(1602-1676):
  Dixit dominus
 3. コッツォラーニ:O praeclara dies
 4. ウェスターカンプ:Moment One
 5. コッツォラーニ:Bone Jesu
 6. コッツォラーニ:Laetatus sum7
 . キャスリーン・ラム(1982-):Pulse/Shade
 8. コッツォラーニ:Ave Maria
 9. ウェスターカンプ:Moments Five-Seven
 10. コッツォラーニ:O Jesus meus amor
 11. ミシェール・ボカノウスキー(1943-):Kore
 12. ウェスターカンプ:Moment Nine
The Present(声楽アンサンブル)
 ソプラノ2/コントラルト2/
 テノール2/バス2
リー・サンタナ(テオルボ)
ユリアーネ・ラーケ(ヴィオローネ)
マリア・ランゲ(オルガン&チェンバロ)

 録音時期:不明
 総収録時間:77分

 17世紀の修道女、作曲家キアラ・マルガリータ・コッツォラーニの音楽に、20世紀の女性作曲家ウェスターカンプとラム、ボカノウスキーの作品を組み合わせたアルバム。
 演奏するThe Presentは2019年にSWRシュヴェツィンゲン音楽祭でデビューした声楽アンサンブル。古楽から現代までジャンルを超えた作品を得意としています。
 コッツォラーニ作品にはリー・サンタナら古楽演奏でおなじみの奏者たちも参加、現代における「聖母マリアの夕べの祈り」として編まれた1枚です。

 
 
 

COL20459
(2CD)
\4200
クリスティアン・ムトシュピール:La melodia della strada
 【CD1】
  1. Overture / 2. La parata dei vecchi /
  3. Tarantella balcanica / 4.Danza dell'amore /
  5. Federico, spirito libero / 6. Il volo dell'immaginazion /
  7. Gelsomina e triste / 8. Gradisca9. Ginger e Fred
 【CD2】
  1. In sala macchine / 2. La citta delle donne /
  3. E la nave va / 4. La prima neve /
  5. Zampano e il Matto / 6. Danza e funerale /
  7. L'artista del circo / 8. Festa di chiusura
Orjazztra Vienna(アンサンブル)
クリスティアン・ムトシュピール・トリオ
クリスティアン・ムトシュピール(指揮)

 収録時期:不明
 総収録時間:94分

 この「La Melodia della Strada」はLa Strada Grazフェスティバルのサウンドトラックとして作曲され、イタリアの映画監督フェデリコ・フェリーニに捧げられた作品。
 かつてフェリーニが「真のリアリストは幻視者だけだ」と語ったことにちなみ、このアルバムも現実と幻覚の間を揺れ動くような音楽にあふれています。
 2枚のアルバムは20~30分程度からなる4つの楽章で構成され、各々の曲がつなぎ目なく配置されており、その旋律はどれも親しみやすいものです。
 演奏するOrjazztra Viennaはムトシュピールが2019年に設立したジャズ・オーケストラ。
 17人のメンバーで構成されており、ダブルリズムセクション (ベース2/ドラム2)、ピアノ、6人編成のサックスとクラリネット、トランペット3、トロンボーン3の編成です。

 
 
 

COL20460
(2CD)
\3500
ルチア・ドゥルゴシェフスキ(1925-2000):Abyss and Caress
 【CD1】
  1. Abyss and Caress(1975)
  2. Fire Fragile Flight(1973)
  3. Each Time You Carry Me This Way(1993)
 【CD2】
  1. Openings of the (Eye) (1952)
  2. Angels of the Inmost Heaven(1971)
  3. Disparate Stairway Radical Other(1995)
  4.Avanti(1980)
クラングフォルム・ウィーン(アンサンブル)
ヨハネス・カリツケ(指揮)
ティム・アンダーソン(指揮)
ペーター・エヴァンス(トランペット)
イラン・ヴォルコフ(指揮)

 収録時期:不明
 総収録時間:101分

 ポーランド系アメリカ人の作曲家ルシア・ドゥルゴシェフスキ。
 発明家でもあった彼女はプリペアド・ピアノの一種である「ティンバー・ピアノ」など数多くの楽器を発明、またダンサーとしても活躍したほか、1977年に「Koussevitzky International Recording Award クーセヴィツキー国際録音賞」を女性として初受賞するなど、広範囲に活躍しました。
 このアルバムでは、現在ほとんど耳にすることのない彼女の作品をウィーンのアンサンブル「クラングフォルム・ウィーン」をはじめとした奏者たちが演奏。その真価を問うています。

 
 
 

COL20461
\2800
クリストフ・ディーンツ:Wunderrad
 1. Wunderrad / 2. Schwung / 3. Rakete /
 4. Atacama / 5. Himmels We / 6. Lange Winter /
 7. Zirkus / 8. Trommel / 9. Gletsche /
 10. Liebevolle Vernachlassigung /
 11. Am Zentralfriedhof / 12. Aui
Knoedel(器楽アンサンブル)

 収録時期:不明
 総収録時間:50分

 若いころからアルプスの音と民俗音楽に興味をもっていた主宰者のクリストフ・ディーンツが、チロル州立音楽院の 卒業生を中心に結成した室内楽グループ「Die Knodel」。
 クラリネット奏者のクリストフ・モーザーとともに何枚か のアルバムを録音したものの、2000年の秋に一旦解散し、メンバーたちは独自の道を歩んできました。
 そして17年間の休止期間を経て、ほぼ同じメンバーで「Knoedel」として復活。映画音楽やアルバム「still」を発 表するなど活躍の幅を広げています。
 この「Wunderrad」はどことなく懐かしい旋律が聞こえてくる楽しいアルバム です。

 
 




DIVINE ART


DDC-25755
(2SACD HYBRID)
\4200
ブルカルト・シュリースマン(ピアノ)
 ライヴ&アンコール
ブルカルト・シュリースマン(ピアノ)
 【SACD1】 56分
  ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
   1-6. パルティータ第2番 ハ短調 BWV 826
   7-9. イタリア協奏曲 ヘ長調BWV 971
   10-11. 半音階幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903
  12-30. フェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847):厳格な変奏曲 Op. 54
 【SACD2】 37分
  1-3. ロベルト・シューマン(1810-1856):幻想曲 ハ長調 Op. 17
  4. フレデリック・ショパン(1810-1849):ワルツ 嬰ハ短調 Op. 64 No. 2
  アンコール
   5. シューマン:謝肉祭 Op. 9 – 第12曲 ショパン
   6. シューマン:幻想小曲集 Op. 12 – 第3曲 なぜ?

 録音:2023年4月3-5日(ライヴ) FAZIOLI Concert Hall, Sacile(イタリア)
 総収録時間:93分
 CD/SACD STEREO, SACD 5.0ch

 シューラ・チェルカスキーやブルーノ・レオナルド・ゲルバーに師事したドイツの中堅ピアニスト、ブルカルト・シュ リースマンが2023年4月に行ったリサイタルを収録した1枚。
 彼が得意とするバッハやシューマン、メンデルス ゾーンとショパンを彼自身が所有する「ファツィオリF278」で演奏しています。
 彼の妙技とともに、高音質録音 による美しい響きもお楽しみください。

 
 
 

DDX-21114
\2700
夢、欲望、孤独 20世紀の英語による歌曲集 トレヴァー・アレクサンダー(バリトン)
ピーター・クロックフォード(ピアノ)
 1. ジョージ・バターワース(1885-1916):Is my team ploughing? 馬どもは耕しているだろうか?
 2. フランク・ブリッジ(1879-1941):Come to me in my dreams おいで 私のもとへ わが夢の中
 3. チャールズ・マーシャル(1857-1927):I hear you calling me 僕を呼ぶあなたの声が聞こえた
 4. ロジャー・クィルター(1877-1953):Now sleeps the crimson petal 深紅の花弁は眠りに就く
 5. クライヴ・ポラード(1959-):Go song of mine 行け、私の歌よ...世界初録音
 6. リチャード・ヘイグマン(1882-1966):Do not go my love 愛しい人よ、行かないで
 7. レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):Silent Noon 沈黙の正午
 8. フレデリック・キール(1871-1954):Remembrance 記憶
 9. ヴィクター・ヘリー=ハッチンソン(1901-1947):Dream Song 夢の歌
 10. ブリッジ:What shall I your true love tell? 何を私、あなたの真の恋人は伝えましょうか
 11. ヘイドン・ウッド(1882-1959):Love's garden of roses 愛する庭のばらの花
 12. ペーター・ゲルホーン(1912-2004):Autumn 秋
 13. ジョン・アイアランド(1879-1962):
  If there were dreams to sell もしも売ることのできる夢があれば
 14. セシル・アームストロング・ギブズ(1889-1960): Silver シルヴァー
 15. ポラード:The cloths of heaven...世界初録音
 16. ヴォーン・ウィリアムズ:The sky above the roof 屋根の上のあの空R
 17. シリル・スコット(1879-1970):Lullaby 子守歌
 18. エイミー・ウッドフォード=フィンデン(1860-1919):Kashmiri Song カシミールの歌
 19. クィルター:I arise from dreams of thee あなたの夢から目覚めた
 20. ブリッジ:Journey's End 旅の終わり
 アンコール
  21. ルーシー・サイモン(1940-):How could I ever know(秘密の花園より)

 録音:Henry Wood Hall, London(UK) 2021年6月20日、8月15日、10月17日
 総収録時間:68分

 3曲の世界初録音を含む、20世紀の英国で親しまれた歌曲を集めた1枚。
 現在でも歌われるブリッジ やヴォーン・ウィリアムズらの「英国歌曲」と、当時英国で人気のあった「Parlour Ballad(パーラー・バ ラード=アマチュアの音楽家が家で演奏するような音楽)」と呼ばれる作品を織り交ぜて紹介。
 しみじみ とした歌から、軽くしゃれた歌まで多彩かつ味わい深い作品を楽しめます。
 英国ロイヤル・オペラを中心に バリトン歌手として活躍するトレヴァー・アレクサンダーの美しい声を、指揮者、伴奏者として活動する ピーター・ロックフォードのピアノが引き立てています。

 
 




EKKOZONE


EKKOZONE01
\2700
Argumenta マヌリ/ラヴェル:作品集
 フィリップ・マヌリ(1952-):
  1. Le livre des claviers: II. Duo de marimbaphones (1988)
  2. Argumenta(2021)...世界初録音
  3. Suspension-Effondrements(2016) 
   (マティアス・ロイメルト編)...世界初録音
 
 4-9. モーリス・ラヴェル(1875-1937):
   クープランの墓(マティアス・ロイメルト編...世界初録音)
    4. I. プレリュード / 5. II. フーガ /
    6. III. フォルラーヌ / 7. IV. リゴードン /
    8. V. Menuetメヌエット / 9. VI. Toccata トッカータ
マティアス・ロイメルト
 (マリンバ、ヴィブラフォン、
  パーカッション、ピアノ)
アンデシュ・エルテン
 (マリンバ、ヴィブラフォン、
  パーカッション)

 録音日不明 Royal Danish Academy of Music, Copenhagen(デンマーク) Helsingborg Concert Hall(デンマーク)
 総収録時間:47分

 世界的な活躍を誇るデンマーク出身の打楽器奏者、指揮者マティアス・ロイメルト。
 このアルバムには、彼が現代作曲家フィリップ・マヌリとタッグを組み、数年間にわたるコラボレーションから生まれた作品が3曲収録されています。
 議論などを意味する「Argumenta」はロイメルトとエルテンのために書かれた曲で、マヌリによれば「これまでにキーボードパーカッションのために書いた作品の集成」という作品。多くのテクニックとアイデアが組み込まれています。
 ラヴェルの「クープランの墓」はロイメルト自身の編曲によるもの。
 バロック調のタイトルの中に、ラヴェルの思いが込められたピアノ曲をロイメルトはエキサイティングなパーカッション作品として生まれ変わらせることに成功しています。
 
 

EKKOZONE03
\2700
ルイス・フランツ・アギーレ(1968-):作品集
 1. Orula (Liturgia de la Adivinacion)(2011)
  - フルート、パーカッション、歌のために
 2. Oru a Yemaya y Obba(2012)
  - クラリネット、トランペット、ヴィブラフォン、
   微分音ピアノ、ピアノのために
 3. Oriki a Shango: Kabiosile!(2004-2020)
  - フルート、クラリネット、パーカッションのために
マティアス・ロイメルト・グループ
マティアス・ロイメルト(指揮)

 録音:The Royal Danish Academy of Music,Copenhagen(デンマーク) 2021年7月5-6日...1 2021年7月7日...2 2021年11月4日...3
 総収録時間:62分

 キューバの作曲家ルイス・フランツ・アギーレの作品集。
 彼の作品は「地獄から来た」と評されるほどに、パー カッションによる強烈なリズムと複雑な対位法が特徴で、とりわけ「Oru a Yemayá y Obba」では効果的 に用いられる微分音が呪術的な雰囲気を誘発します。
 演奏はデンマークのパーカッショニスト、指揮者のマ ティアス・ロイメルトが率いるマティアス・ロイメルト・グループ。
 「これらの作品を学ぶためには時間がかかった」と 語るロイメルトですが、彼は作品を完全に掌握し、そのユニークな音楽を聴き手に提示しています。

 
 




METIER


MEX-77119
\2700
In Glow of Like Seclusion アンドレーエフ:室内楽作品集
 1. 室内ソナタ(2020-21)
  - アルト/バス・フルート、オーボエ・ダ・モーレ、
   クラリネット・ダ・モーレ、ファゴット、ピアノ、
    ハープ、ヴァイオリンとチェロのために
 2-3. 2部の六重奏曲(2019)
  - バス・フルート、バセット・ホルン、ピアノ、
   パーカッションとチェロのために
 4-7. Verifications(2012)
  - ピッコロ、ミュゼット、A♭ピッコロ・クラリネット、
   パーカッション、カシオSK-1キーボードとチェロのために
 8-14. In Glow of Like Seclusion(2021-22)
  - ソプラノ独唱と10の楽器のためのカンタータ
   (J. H. プリンヌの『Or Scissel』の詩による)
チェン・ペイ(ソプラノ)
アンサンブル・プロトン・ベルン
ルイージ・ガッジェーロ(指揮)

 録音:2022年6月16-19日 Radiostudio SRF, Zurich(スイス)
 総収録時間:75分

 ニューヨーク・タイムズ紙などで高く評価される、カナダ出身で現在はフランスを拠点に活動する現代作曲家サ ミュエル・アンドレーエフの作品集。
 このアルバムには2012年から2022年までに書かれた4作品を収録してい ます。
 アルバムの中心となるのは美しさと力強さを備えたカンタータ「In Glow of Like Seclusion」。楽器 の多彩な音色を生かした「室内ソナタ」も聴きどころです。
 アンドレーエフ作品を得意とするアンサンブル・プロト ン・ベルンによる演奏です。

 
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2306
\2700
ワルター&コロンビア響のベートーヴェン、
 新復刻の「コリオラン」序曲と最新リマスターの「英雄」

  ベートーヴェン:
   (1)「コリオラン」序曲 Op.62
   (2) 交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団

 ワルター&コロンビア響のベートーヴェン、新復刻の「コリオラン」序曲と最新リマスターの「英雄」登場!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ。

 セッション録音:(1)1959年4月15日、(2)1958年1月20、23、25日/アメリカン・リージョン・ホール(カリフォルニア)/国内製作、日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:ステレオ

 ■制作者より
 交響曲第6番「田園」(GS-2297) に続く、ワルターのベートーヴェン・シリーズです。「英雄」はGS-2125以来約8年ぶりのリマスター音源で、「コリオラン」序曲は初復刻となります。
 今回も状態の良い2トラック、38センチ、オープンリール・テープを使用し、プロ用の機器によりマスタリングを行いました。
 いかにもアナログらしい、広がりの豊かな瑞々しい音質で楽しめます。(平林 直哉)
 


<メジャー・レーベル>
.

DG



4865466
\2600→\2390

バーンスタインの伝記映画『マエストロ』のオリジナル・サウンドトラック
 ヤニック・ネゼ=セガン
  ~Netflix映画『マエストロ』オリジナル・サウンドトラック


 1) バーンスタイン:映画『波止場』からの交響組曲/
 シューマン:劇音楽『マンフレッド』Op.115より序曲/
 バーンスタイン:バレエ『ファンシー・フリー』より「ヴァリエーション1(ギャロップ)」、
 2) バーンスタイン:『オン・ザ・タウン』より「ロンリー・タウン」-「パ・ド・ドゥ」、
 3) バーンスタイン:『オン・ザ・タウン』より「キャリード・アウェイ(我を忘れて)/
 フリードリヒ・ホレンダー:You’ve Got That Look (That Leaves Me Weak)、
 バーンスタイン:
  4) 歌劇『タヒチ島の騒動』より間奏曲、
  5)『キャンディード』より「パリのワルツ」、
  6) バレエ『ファクシミリ』よりモルト・アダージョ、
  7) バレエ『ファンシー・フリー』より
   「3人の水夫の登場」-「ヴァリエーション3(ダンソン)」/
 『オン・ザ・タウン』より「ニューヨーク、ニューヨーク」、
 8)『オーケストラのための記念日』より第10番:フェリシア・モンテアレグレに/

 インタビュー(Dialogue)/

 『ソングフェスト』より「君の言葉に答えよう」、
  9) W.C.ハンディ:セントルイス・ブルース(コンチェルト・グロッソ)/
 マーラー:交響曲第5番ハ短調より第4楽章:アダージェット、
 バーンスタイン:
  10)『キャンディード』より「草花や野菜を育てよう」、
  11)『ウェスト・サイド・ストーリー』よりプロローグ、
  12)『ミサ』より第17曲:平和:聖体拝領、
 13) ウォルトン:『ファサード』より「ベルゼブブ卿」、
 14) マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』より第5楽章:フィナーレ、
 15) バーンスタイン:交響曲第2番『不安の時代』より第1楽章:プロローグ、
 16) The Clapping Song (Clap Pat Clap Slap)、
 17) バーンスタイン:歌劇『静かな場所』より「Postlude」、
 18) ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93、
 バーンスタイン:
  19)『チチェスター詩篇』より「詩篇第23篇」、
  20)『キャンディード』より序曲、
  21) 交響曲第3番『カディッシュ』より第2楽章:ディン・トーラ

 【録音】
  2023年4月、ロンドン(1-8, 11-13, 17, 19-21)、1956年(9)、1950年(15)、アメリカ、
  2022年11月、ニューヨーク(10)、2022年10月、イギリス(14)、
  2022年5月、タングルウッド(18)
Nick Blaemire(3)、Mallory Portnoy(3)、Kate Eastman(3)、
Antonia Butler(4)、Michael Clarke(4)、Mark Brown(4)、
トニー・ヤズベック(7)、Clyde Alves(7)、
Jay Armstrong Johnson(7)、Malakai Bayoh (12, 19)、
Ann De Renais (12)、Philip John Sheffield (12)、
Samuel Oladeinde (12)、キャリー・マリガン (13)、
Zachary Booth (13)、
シャーリー・エリス(16)(ヴォーカル)、
ブラッドリー・クーパー(語り手)(10, 14, 18)、
ローザ・フェオラ(ソプラノ)(14)、
イザベル・レナード(メッゾ・ソプラノ)(14)、
Victoria Ruggiero(1)、ハワード・ワトキンス(5)、
Ruth Mense(7)、ルーカス・フォス(15)(ピアノ)、
Dicky Tarrach(ドラムス)(7)、
Thissy Thiers(ベースギター)(7)、
ルイ・アームストロング・クインテット(9)、
ロンドン交響合唱団(14, 19)、
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
ロンドン交響楽団(1, 2, 4-8, 11, 12, 14, 17, 19-21)&
Maestro Choir(10)& The Orchestra Now(18)、
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック(7, 15)&
Lewisohn Stadium Symphony Orchestra(9)&
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(9)
4865467
(2LP)
\6700
《LP 1》
[Side A]
 1) バーンスタイン:映画『波止場』からの交響組曲/
 シューマン:劇音楽『マンフレッド』Op.115より序曲/
 バーンスタイン:バレエ『ファンシー・フリー』より「ヴァリエーション1(ギャロップ)」、
 2) バーンスタイン:『オン・ザ・タウン』より「ロンリー・タウン」-「パ・ド・ドゥ」、
 3) バーンスタイン:『オン・ザ・タウン』より「キャリード・アウェイ(我を忘れて)/
 フリードリヒ・ホレンダー:You’ve Got That Look (That Leaves Me Weak)、
 バーンスタイン:
  4) 歌劇『タヒチ島の騒動』より間奏曲、
  5)『キャンディード』より「パリのワルツ」、
  6) バレエ『ファクシミリ』よりモルト・アダージョ/
[Side B]
 バーンスタイン:
  1) バレエ『ファンシー・フリー』より
    「3人の水夫の登場」-「ヴァリエーション3(ダンソン)」/
  『オン・ザ・タウン』より「ニューヨーク、ニューヨーク」、
  2)『オーケストラのための記念日』より
   第10番:フェリシア・モンテアレグレに/インタビュー(Dialogue)/
  『ソングフェスト』より「君の言葉に答えよう」、
 3) W.C.ハンディ:セントルイス・ブルース(コンチェルト・グロッソ)/
 マーラー:交響曲第5番ハ短調より第4楽章:アダージェット、
 バーンスタイン:
  4)『キャンディード』より「草花や野菜を育てよう」、
  5)『ウェスト・サイド・ストーリー』よりプロローグ /
《LP 2》
[Side A]
 1)バーンスタイン:『ミサ』より第17曲:平和:聖体拝領、
 2) ウォルトン:『ファサード』より「ベルゼブブ卿」、
 3) マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』より第5楽章:フィナーレ、
 4) バーンスタイン:交響曲第2番『不安の時代』より第1楽章:プロローグ、
 5) The Clapping Song (Clap Pat Clap Slap)/
[Side B]
 1) バーンスタイン:歌劇『静かな場所』より「Postlude」、
 2) ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.93、
 バーンスタイン:
  3)『チチェスター詩篇』より「詩篇第23篇」、
  4)『キャンディード』より序曲、
  5) 交響曲第3番『カディッシュ』より第2楽章:ディン・トーラ

 【録音】
  2023年4月、ロンドン(LP 1: Side A, Side B: 1, 2, 5, LP 2: Side A: 1, 2, Side B: 1, 3-5)、
  1956年(LP 1: Side B: 3)、1950年(LP 2: Side A: 4)、アメリカ、
  2022年11月、ニューヨーク(LP 1: Side B: 4)、
  2022年10月、イギリス(LP 2: Side A: 3)、
  2022年5月、タングルウッド(LP 2: Side B: 2)
Nick Blaemire(LP 1: Side A: 3)、
Mallory Portnoy(LP 1: Side A: 3)、
Kate Eastman(LP 1: Side A: 3)、
Antonia Butler(LP 1: Side A: 4)、
Michael Clarke(LP 1: Side A: 4)、
Mark Brown(LP 1: Side A: 4)、
トニー・ヤズベック(LP 1: Side B: 1)、
Clyde Alves(LP 1: Side B: 1)、
Jay Armstrong Johnson(LP 1: Side B: 1)、
Malakai Bayoh (LP 2: Side A: 1, Side B: 3)、
Ann De Renais (LP 2: Side A: 1)、
Philip John Sheffield (LP 2: Side A: 1)、
Samuel Oladeinde (LP 2: Side A: 1)、
キャリー・マリガン (LP 2: Side A: 2)、
Zachary Booth (LP 2: Side A: 2)、
シャーリー・エリス(LP 2: Side A: 5)(ヴォーカル)、
ブラッドリー・クーパー(語り手)
(LP 1: Side B: 4, LP 2: Side A: 3, Side B: 2)、
ローザ・フェオラ(ソプラノ)(LP 2: Side A: 3)、
イザベル・レナード(メッゾ・ソプラノ)(LP 2: Side A: 3)、
Victoria Ruggiero(LP 1: Side A: 1)、
ハワード・ワトキンス(LP 1: Side A: 5)、
Ruth Mense(LP 1: Side B: 1)、
ルーカス・フォス(LP 2: Side A: 4)(ピアノ)、
Dicky Tarrach(ドラムス)(LP 1: Side B: 1)、
Thissy Thiers(ベースギター)(LP 1: Side B: 1)、
ルイ・アームストロング・クインテット(LP 1: Side B: 3)、
ロンドン交響合唱団(LP 2 : Side A: 3, Side B: 3)、
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮)
ロンドン交響楽団
(LP 1: Side A: 1, 2, 4-6, Side B: 1, 2, 5,
  LP 2: Side A: 1, 3, Side B: 1, 3-5)&
Maestro Choir(LP: 1:Side B: 4)&
The Orchestra Now(LP 2: Side B: 2)、
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
(LP 1: Side B: 1, LP 2: Side A: 4)&
Lewisohn Stadium Symphony Orchestra(LP 1: Side B: 3)&
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(LP 1: Side B: 3)

 伝説の指揮者・作曲家バーンスタインの生涯を妻との愛の物語で描く伝記映画のOST

 今年最も期待される映画の一つ、アメリカの伝説的指揮者・作曲家レナード・バーンスタインの伝記映画『マエストロ』のオリジナル・サウンドトラックがドイツ・グラモフォンより発売されます。
 映画はNetflixで配信されます(一部劇場でも公開)。
 ハリウッドのスーパースター、ブラッドリー・クーパーが監督と主演のバーンスタイン役を務めています。
 女優で亡くなるまでの30年近くをバーンスタインが共に過ごした妻のフェリシア・モンテアレグレ・バーンスタイン役をキャリー・マリガンが演じました。
 バーンスタインが妻との生涯を振り返る情熱的な愛の物語です。映画『マエストロ』は様々な映画祭で輝かしい評判と批評家からの称賛を受け、これから始まる賞シーズンに向けても有力候補になっています。
 ドイツ・グラモフォンの専属アーティストである指揮者ヤニック・ネゼ=セガンとロンドン交響楽団が演奏しています。
 




<国内盤> 


オクタヴィア・レコード



OVCL-00834
(HQ HYBRID)
\3850
<ハイドン交響曲集Vol.22> 第67番、第68番、第11番
 ハイドン:
  交響曲 第67番 へ長調 Hob.I:67
  交響曲 第68番 変ロ長調 Hob.I:68
  交響曲 第11番 変ホ長調 Hob.I:11
飯森範親(指揮)
日本センチュリー交響楽団

 2022年5月26日(第67番、第68番)、12月9日(第11番) 大阪、ザ・シンフォニーホールにてライヴ収録

 日本センチュリー交響楽団と首席指揮者飯森範親との一大プロジェクト!精緻に奏でられた気品あるハイドン交響曲集 Vol.22

 日本センチュリー交響楽団が首席指揮者の飯森範親と共にス タートした「ハイドンマラソン」は、フランツ・ヨーゼフ・ ハイドンのすべての交響曲を演奏しようという一大プロジェ クト。
 当盤は第27回、29回コンサートのライヴ収録です。
 幾度の公演を重ね、信頼関係を築いてきた飯森と日本セン チュリー響は、精緻な構築と、細部までこだわりぬいた感性 で、気品あふれるハイドンを奏でています。
 柔和で晴々とし た優美な演奏は、まさに彼らの真骨頂といえるでしょう。
 




<映像>

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EURO ARTS(映像)



20 44444
(Blu-ray)
\9000→\8490

祝!70歳記念アンドラーシュ・シフ、
 約10時間にわたる貴重な映像を1枚のブルーレイに収録

『アンドラーシュ・シフ/コレクション・エディション』

アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
 バルトーク:
  ピアノ協奏曲第1番 イ長調 Sz.83 / ピアノ協奏曲第2番 ト長調 Sz.95 /
  ピアノ協奏曲第3番 ホ長調 Sz.119
    アンドラーシュ・シフ(ピアノ)、
    サー・サイモン・ラトル(指揮)、バーミンガム市交響楽団
    収録:1997年
 ブラームス:
  ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25 / ピアノ四重奏曲第3番 ハ短調 Op.60
     アンドラーシュ・シフ(ピアノ)、塩川悠子(ヴァイオリン)、
     今井信子(ヴィオラ)、ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)
     収録:1993年
 ヤナーチェク:
  草陰の小径にて / ピアノ・ソナタ「1905年10月1日の街角で」 変ホ短調 /
  ヴァイオリン・ソナタ*
    アンドラーシュ・シフ(ピアノ)、塩川悠子(ヴァイオリン)*
    収録:1990年
 シューベルト:
  アルペジオーネ・ソナタ イ短調D821
    アンドラーシュ・シフ(ピアノ)、ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)
    収録:1991年
  楽興の時 D780
    アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
    収録:1990年
  ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調作品99(D898)
  ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調作品100(D929)
    アンドラーシュ・シフ(ピアノ)、塩川悠子(ヴァイオリン)、
    ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)
    収録:1991年
  即興曲(全曲)
   D899[第1番ハ短調/第2番変ホ長調/第3番変ト長調/第4番変イ長調]
   D935[第1番へ短調/第2番変イ長調/第3番変ロ長調/第4番へ短調]
     アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
     収録:1989年
 J.S.バッハ:
  ゴルトベルク変奏曲 BWV 988
    アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
    収録:1990年
  イタリア協奏曲 ヘ長調BWV971 / フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816 /
  カプリッチョ「最愛の兄の旅立ちに寄せて」変ロ長調 BWV 992 /
  半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV 903
    アンドラーシュ・シフ(ピアノ)
    収録:1989年
 モーツァルト:
  交響曲第35番ニ長調K.385『ハフナー』/
  歌劇『ドン・ジョヴァンニ』序曲 /
  ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466
    カペッラ・アンドレア・バルカ、アンドラーシュ・シフ(指揮、ピアノ)
    収録:2008年

 
 収録:1989~2008年/画面:SD NTSC、4:3(16:9 on BD)、音声:PCM ステレオ、リージョン:All、609分

 膨大な映像を1枚のブルーレイ・ディスクに収録したEURO ARTS の好企画SD on Blu-ray。
 今回は今年70歳を迎える現代最高のピアニストのひとり、アンドラーシュ・シフ(1953年12月21日~)の貴重映像集です。
 ハンガリー出身のシフによるバルトークの協奏曲全曲。「当代最高のシューベルト弾きのひとり」として評価の高いシフによるシューベルトの「即興曲集」&「楽興の 時」。
 そして 塩川悠子(ヴァイオリン)、 今井信子(ヴィオラ)、 ミクローシュ・ペレーニ(チェロ)ら名手たちとのブラームス四重奏曲。
 そしてモーツァルトの最高の 体現者たるため創設したカペッラ・アンドレア・バルカとの演奏など、1989年から2008年の約20年間にわたる映像を10 時間分1 枚のブルーレイに収録した貴重な映像集です。
 


<LP>

 

CANTALOUPE MUSIC(LP)


CA21184LP
(LP)
\4000
デイヴィッド・ラング:マッチ売りの少女の受難曲(2007)
 【side a】
  1. come, daughter / 2. it was terribly cold / 3. dearest heart /
  4. in an old apron / 5. penance and remorse / 6. lights were shining /
  7. patience, patience! / 8. ah! perhaps / 9. have mercy, my god
 【side b】
  1. she lighted another match / 2. from the sixth hour /
  3. she again rubbed a match / 4. when it is time /
  5. in the dawn of morning / 6. we sit and cry
モリー・ネッター(ソプラノ)
ケイト・マロニー(メゾ・ソプラノ)
ジーン・ステンガー(テノール)
ダション・バートン(バス・バリトン)
イアン・ローゼンバウム(パーカッション)
ジェフリー・ドウマ(指揮)

 録音:2021年6月7-9日 Firehouse 12, New Haven, ct(USA)/180g重量盤、33 1/3rpm
 総収録時間:34分

 2007年に作曲され2008年の"ピューリッツァー賞"を受賞したデイヴィッド・ラングの合唱曲『マッチ売りの少女の受難曲』。
 J.S.バッハの「マタイ受難曲」から影響を受けたというこの作品には、2008年にポール・ヒリアーが指揮したシアター・オヴ・ヴォイシズ他、Cantaloupeレーベルでのロサンゼルス・マスター・コラールの演奏など、いくつかのアルバムが存在、現代合唱作品の名作のひとつに数えられます。
 今回のCantaloupeレーベルへの再録音にあたってラングは「(合唱とは異なる)一人一人の息遣いが聞こえるような、小ぶりな編成で録音したかった」と語っています。
 














11/1(水)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ACTE PREALABLE



AP0565
\2600→\2390
ポーランドの弦楽四重奏作品集
 ヴワディスワフ・パフルスキ(1857-1919):弦楽四重奏曲 ホ短調
 ヘンリク・パフルスキ(1859-1921):楽興の時 Op.22-1、瞑想曲 Op.25
 ルドミル・ミハウ・ロゴフスキ(1881-1954):弦楽四重奏曲 第2番
 アポリナリ・シェルト(1889-1966):
  弦楽四重奏曲 第2番 Op.232 《タトジャンスキ》
 カジミエシュ・ロズビツキ(1932-2018):
  イントロイトゥス(《ミサ・フェスティーヴァ》より)
トノ四重奏団
 〔アグニェシュカ・サヴィツカ(ヴァイオリン)、
  ヴェロニカ・シドルスカ=グウォゴフスカ(ヴァイオリン)、
  カタジナ・バチェフスカ(ヴィオラ)、
  ウカシュ・トゥジェシュ〕
ダヴィド・レヴァンドフスキ(コントラバス)

 ポーランドの忘れ去られた作曲家による弦楽四重奏曲が蘇る!

 19世紀から20世紀のポーランドの作曲家の室内楽作品は非常にバラエティに富んでおり、伝統を踏襲しつつ、作曲家のこだわりや当時のヨーロッパの流行りに答えようという熱意で溢れ、実に個性的なものとなっています。
 しかしながら、現在は忘れ去られてしまった5人の作曲家による弦楽四重奏曲(ヘンリク・パフルスキの作品はコントラバスを含めた五重奏)が収録されています。

 ※録音:2023年3月11日-12日&7月3日&7月5日
 
 

AP0567
\2600
グルベルスキ:合唱作品集 Vol.2
 エウゲニウシュ・グルベルスキ(1870-1923):
  カンタータ Op.8《ku czci sw. Cecylii》/
  ミサ・セクンダ Op.2/Responsoria na Boze Cialo/
  ポーランドのミサ曲 変ホ長調/
  Hymn na Zwiastowanie NMP/
  死者のためのミサ曲/Hymn mlodziezy
ロベルト・カチョロフスキ(バリトン、オルガン)
マチェイ・ナチク(バリトン)
クシシュトフ・ロレク(テノール)
インシエメ合唱団
モニカ・バホフスカ(指揮)

 エウゲニウシュ・グルベルスキは、ポーランドのプウォツクで「大聖堂のオルガニストの息子」として生まれました。
 グルベルスキはドイツのレーゲンスブルクで音楽を学び、その後1898年からプウォツクの大聖堂聖歌隊の指揮者となり、定期刊行物「教会の歌声」の編集者であったことが分かっています。

 ※録音:2023年4月&5月&8月
 




AEOLUS

AE10366
(1SACD HYBRID)
\3100
テレマン:トリオ・ソナタ&四重奏曲集
 テレマン:
  フルート、オーボエとチェンバロのための
   ソナタ ホ短調 TWV42:e6
  オーボエ、リコーダーとチェンバロのための
   ソナタ ハ短調 TWV42:c2
  フルート、オーボエとチェンバロのための
   ソナタ ヘ長調 TWV42:F9
  協奏曲イ短調 TWV43:a3
  リコーダー、オーボエと通奏低音のための
   トリオ ヘ長調 TWV42:F15
  リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンと
   チェンバロのためのソナタ ト長調TWV43:G6
  オーボエ、リコーダーと通奏低音のための
   ソナタ ハ短調 TWV42:c7
  リコーダー、オーボエとチェンバロのための
   ソナタ イ短調 TWV42:a6
コンパーニャ・トランサルピーナ
 アンドレアス・ベーレン(リコーダー、音楽監督)
 アンドレアス・ヘルム(バロック・オーボエ)
 スザンネ・ショルツ(バロック・ヴァイオリン)
 ダニエル・ロジン(バロック・チェロ)
 トマシュ・ヴェソウォフスキ(バロック・バスーン)
 ミヒャエル・ヘル(ハープシコード)

 リコーダーとオーボエの華やかな音色!テレマンの室内楽芸術!

 ☆テレマンの想像力豊かな作曲スタイルを示したトリオ・ソナタ集!

 テレマンのトリオ・ソナタは、同世代の作曲家たちから「この種の模範」と見なされており、テレマンの想像力豊かな作曲スタイルを示しています。
 コンパーニャ・トランサルピーナは、管楽器とのトリオ・ソナタに焦点を当て、現存するリコーダーとオーボエとのソナタ全曲と、ヴァイオリンを加えた2曲の四重奏曲を取り上げています。

 リコーダーとオーボエの華やかな音色が、バスーン、チェロ、チェンバロを組み合わせた豊かなベースラインによって引き立てられています。
 高音部にはテレマン自身の著作にインスピレーションを得た豪華な装飾が施されており、ダイナミックで華やかなアンサンブル演奏を実現しています。
 スイスのバーゼル・スコラ・カントルムのリコーダーの教授を務め、ジャズ・サックス奏者としても活躍するアンドレアス・ベーレンとバロック・オーボエ奏者の名手、アンドレアス・ヘルムが中心になり、歴史的楽器によるこの録音プロジェクトが実現しました。
 Aeolusが誇る高音質録音で、歴史的楽器の音色をお楽しみ下さい。
 




DA VINCI CLASSICS



C00803
\2600
ショパン:ピリオド楽器による室内楽作品集
 ショパン:
  ピアノ、ヴァイオリンとチェロのための三重奏曲ト短調 Op.8
  チェロとピアノのための序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3
  チェロとピアノのためのソナタ ト短調 Op.65
ドゥッチョ・チェッカンティ(ヴァイオリン)
マルコ・デチモ(チェロ)
タチアナ・ラリオノヴァ(ピアノ)

 ピリオド楽器で奏でるショパンの室内楽レパートリー!

 ☆ショパンと同時代の楽器で奏でる室内楽作品集!

 ショパンほど楽器と一体化した大作曲家は他にいないでしょう。ショパンの作品目録を見ても、ピアノ独奏(無伴奏またはオーケストラとの共演)のために作曲されたものでないものは、ほんの一握りしかありません。
 にもかかわらず、ショパンの室内楽曲には珠玉の作品が含まれており、これら作品にはショパンの持つ個性の典型的な特徴がはっきりと見て取れます。
 ピアノだけに特化していない音楽ジャンルに対する好奇心、作曲をより慣用的なものにするために初演したソリストの技術的な提案に対する寛容さ、旋律的な素材を配分し、友人の関心に従って音楽作品を形作る能力などです。
 これらにより、ショパンは「ピアノの詩人」と呼ばれ、19世紀の室内楽のレパートリーに重要な足跡を残しました。

 本アルバムでは、1858年製のプレイエル(ピアノ)、1896年製のヴィンチェンツォ・ポスティリオーネ(ヴァイオリン)、1830年製のジョセフ・シャルロット(チェロ)という歴史的銘器を用いて、当時の響きを現代に再現しています。

 ※録音:2023年2月(イタリア)

 
 




ES-DUR

代理店変更のため再掲載
ES2068
【旧譜】
\2700
モーツァルトとトランペット
 ディヴェルティメント ニ長調 K.136より第1楽章
  (トランペットと弦楽三重奏編)
 アンダンテ ハ長調 K.315
  (トランペットと弦楽三重奏、ピアノ編)
 フルートとハープのための協奏曲 K.299より第1楽章
  (トランペットとピアノ、弦楽三重奏編)
 フルート四重奏曲第3番ハ長調 K.285b/Anh.171より第1楽章
  (トランペットと弦楽三重奏編)
 弦楽四重奏曲第7番変ホ長調 K.160より第3楽章
  (トランペットと弦楽三重奏編)
 ピアノ、クラリネット、ヴィオラのための三重奏曲 K.498
  《ケーゲルシュタット》(トランペット、ピアノ、ヴィオラ編)
 フルート四重奏曲第1番ニ長調 K.285より
  第3楽章(トランペットと弦楽四重奏編)
 歌劇《後宮からの逃走》 K.384より
  序曲(トランペット、弦楽三重奏、ピアノ、打楽器編)
マティアス・ヘフス(トランペット)
アンケ・ディル(ヴァイオリン)
ステファン・フェーラント(ヴィオラ)
グスタフ・リヴィニウス(チェロ)
フローリアン・ヴィーク(ピアノ)
トーマス・ヘフス(打楽器)

 輝かしいトランペットの音色と融合したモーツァルトの世界!

 輝かしいトランペットの音色と融合したモーツァルトの世界!当時18歳という若さでハンブルク州立歌劇場の首席トランペット奏者を務めた世界最高峰のトランペット奏者マティアス・ヘフスによるモーツァルト編曲集!
 ヘフスは1985年からドイツの金管アンサンブルのパイオニア的存在である「ジャーマン・ブラス」のメンバーとして活躍し、2000年からはハンブルク音楽大学の教授に就任、客員教授として各国の音楽大学に招聘されています。
 編曲者としての手腕も高く評価されており、本作の編曲のほとんどはヘフスが行っています。
 トランペット協奏曲風の編曲もあり、ヘフスの名技を存分にお楽しみいただける1枚です。

 ※録音:2015年10月&2016年2月、ハンス・ロスバウト・スタジオ(ドイツ、バーデン=バーデン)
 
 


ES2067
【旧譜】
\2700
ロマンティック・チェロ
 シューベルト:アルベジョーネ・ソナタ イ短調 D.821
 シューマン:幻想小曲集 Op.73、民謡風の小品集 Op.102
 ブラームス:
  野の寂しさ Op.86-2、旋律のように Op.105-1、
  サッフォー風頌歌 Op.94-4、子守唄 Op.49-4、
  愛の誠 OP.3-1、愛の歌 Op.71-5
 R.シュトラウス:ロマンス ヘ長調 TrV118

 ※すべてチェロとピアノによる演奏
ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)
タチアナ・ゲリンガス(ピアノ)

 ダヴィド・ゲリンガスの70歳の誕生日を記念したスペシャル・コンピレーション・アルバム!
 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチに師事し、1970年のチャイコフスキー・コンクールで第1位を獲得したダヴィド・ゲリンガス。
 妻でピアニストのタチアナ・ゲリンガスは、約40年間にわたる理想的なデュオのパートナーでした。
 1975年にソビエト連邦から西ドイツに移住した後も共に音楽を作り続けたゲリンガス夫妻。
 この記念盤に収められたのは、2人のレパートリーの主要な部分を形成するドイツの偉大な作曲家たちの作品です。

 ※録音:1993年(ドイツ、ハンブルク)
 
 

ES2065
【旧譜】
\2700
ブレーメ&クノール:アコーディオンのための作品集
 ハンス・ブレーメ:
  秋のエレジーとカプリッチョ、
  ディヴェルティメント ヘ長調 Op.59、組曲 Op.40
 エルンスト=ローター・フォン・クノール:
 組曲、ソナタ ハ長調
ヘルムート・C・ヤーコプス(アコーディオン)

 1940年代にドイツ・トロッシンゲンで出会った2人のドイツ人作曲家、エルンスト=ローター・フォン・クノール(1896-1973)とハンス・ブレーメ(1904-1957)。
 アコーディオン製作者のエルンスト・ホーナー(1886-1965)がトロッシンゲンを拠点にしていたこともあり、両作曲家はアコーディオンのための作品を書き、その後の楽器の発展に大きな影響を与えることになりました。
 アコーディオン・ソナタとしてはクノールのハ長調作品(1949年)が最初期のものとなります。
 アコーディオンの哀愁を帯びた音色が印象的な1枚です

 ※録音:2014年&2015年(ドイツ、ハンブルク)
 
 
ES2063
【旧譜】
\2700
ボッテジーニ、クーセヴィツキーほか:
 コントラバスとピアノのための作品集
ミヒャエル・リーバー(コントラバス)
ゲッツ・シューマッハー(ピアノ)
  プッチーニ:歌劇《トスカ》より星は光りぬ、歌劇《マノン・レスコー》よりあんなに柔らかな飾りの中で/
  ボッテジーニ:
   《ヴェニスの謝肉祭》による序奏と変奏曲、アレグロ・カプリチオーソ 嬰ヘ短調 《ショパン風》、
   ベッリーニの歌劇《夢遊病の女》による幻想曲、
   パイジェッロの歌劇《水車屋の娘》の「うつろな心」による序奏と変奏曲/
  マスネ:歌劇《タイス》より瞑想曲/
  スクリャービン:練習曲Op.2-1 嬰ハ短調/
  クーセヴィツキー:悲しい歌 Op.2、小さなワルツ Op.1-2/
  ショパン:前奏曲 ホ短調 Op.28-4/
  ベッリーニ:歌劇《ノルマ》より清らかな女神よ/
  メンデルスゾーン:無言歌 Op30-9/
  モレノ・トローバ:サルスエラ《マラビーリャ》よりロマンス「恋人よ、わが命よ」
 
 ※すべてコントラバスとピアノによる演奏
 

 NDR交響楽団の首席コントラバス奏者であるミヒャエル・リーバーが、ボッテジーニを中心としたコントラバスのためのオリジナル作品と、自身で編曲したオペラ・アリアやピアノ曲を集めて作り上げた魅力的な1枚。
 「あなたの素晴らしい音に興奮している」とズービン・メータから絶賛されたというリーバーの美しい演奏をお楽しみください。

 ※録音:2010年(ドイツ、ハンブルク)
 



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RONDEAU



ROP622324
(2CD)
\5100→\4790
マルコム・ブルーノ編集による
 1741年初期版《メサイア》を世界初録音!

  ヘンデル:オラトリオ《メサイア》 HWV 56
   (マルコム・ブルーノ編集による1741年初期版)
ノイマイヤー・コンソート
グーテンベルク室内合唱団
フェーリクス・コッホ(指揮)
ヴィオラ・ブラッヘ(ソプラノ)
シュテファニー・シェーファー(アルト)
ファビアン・ケリー(テノール)
ユリアン・ドミニク・クレメント(バス)

 ☆イギリスの音楽学者、マルコム・ブルーノがヘンデルの2つの自筆譜を基とする1741年の初期稿を再構築した、新たな初期版の《メサイア》を世界初録音!

 ビルガー・ペーターセン、フランツ・クサファー・ジュスマイアーが編曲・補筆完成させた"マインツ版"のモーツァルト:《レクイエム》(PROP6211/ROP6211)や、Christophorusレーベルに録音した、新たに再構築されたバッハの《マルコ受難曲》1744年版(CHR77423)など思わず目を引く興味深いレコーディングを行ってきたフェーリクス・コッホ&ノイマイヤー・コンソートがまたしても見逃すことのできない1枚をリリース!

 ヘンデルが演奏の度に細かい校訂を繰り返したことでダブリン初演版、ロンドン初演版、捨て子養育院版など多くの版がある傑作《メサイア》の楽譜を、イギリスの音楽学者であるマルコム・ブルーノが8年という時間を費やし細部まで研究。
 アリアの細かな違いや議論の絶えない木管楽器のパートなどを慎重に考察し、2つの自筆譜を基とする1741年の初期稿を再構築した新たな初期版を完成させ、2018年にブライトコプフ・ウント・ヘルテル社から出版しました。
 ブルーノが「まるでヘンデルの手稿のインクがまだ濡れているかのように、メサイアを初めて聴くような体験をしてほしい」と願う新たな1741年版メサイアの世界初録音、要注目です。

 ※録音:2021年4月24日-26日&2022年5月20日-24日、ゼンガーハレ・ザウルハイム(ドイツ)

 
 
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ROP4056
(CD)
\2700→\2490
聖トーマス教会のクリスマス・キャロルの夕べ 聖トーマス教会合唱団
アンドレアス・ライツェ(指揮)
 フリードリヒ・ヴァイセンゼー(1560-1622):ダビデの子にホサナ/
 ブラームス:白い小鳩/
 フーゴー・ディストラー(1908-1942):私は3本の枯れ枝を折り取り/
 シュッツ:慰めよ, わが民を慰めよ/
 ギュンター・ラファエル(1903-1960):マリアはいばらの森を通り/
 ブラームス:おお救い主よ, 天を破り開けたまえ/
 レーガー:船がやってくる/
 メンデルスゾーン:いかなれば諸々の民の立ち騒ぎ/
 グスタフ・ブラント(1883-1963):諸王の王/
 ヤン・サンドストレム(b.1954):グロリア/
 カール・リーデル(1827-1888):来たれ, 羊飼いたちよ/
 ゼトゥス・カルヴィジウス(1556-1615):愛しいヨセフ, わたしのヨセフ/
 リハルズ・デュブラ(b.1964):ベツレヘムに幼な子生まれぬ/
 ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630)&ヨハン・シェレ(1648-1701):高き天よりわれは来れり/
 ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):エサイの根より/
 フリードリク・シクステン(b.1962):かくも徳高き薔薇はない/
 ジョン・マッカーシー(b.1961)編:リトル・ドラマー・ボーイ/
 エアハルト・マウエルスベルガー(1903-1982):クリスマス/
 グスタフ・シュレック(1849-1918)&ゲオルク・クリストフ・ビラー(1955-2022):きよしこの夜


 聖トーマス教会合唱団が贈る伝統のクリスマス・キャロル集!アナログ盤も同時リリース予定!

 ☆聖トーマス教会合唱団と第18代カントル、アンドレアス・ライツェが贈るクリスマス・アルバム!
 ☆歴代カントルによる作品も盛り込んだ珠玉のキャロル集を伝統の歌声で聴く!

 約800年にもおよぶ歴史を持ち、J.S.バッハが27年間カントル(トーマスカントル/楽長)を務めたことでも知られるライプツィヒの少年合唱団、聖トーマス教会合唱団(聖トーマス教会少年合唱団、ライプツィヒ聖トーマス教会聖歌隊などとも)。
 2021年9月に大バッハ以後第18代目のカントルとして宗教改革以後初のカトリックのスイス人カントルとなるアンドレアス・ライツェ(アンドレアス・ライゼ)を迎えて新たな時代に突入し、2023年夏には新カントルとの初レコーディングとなる「J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV 232」(VROP405253/ROP405253)をリリース。
 継承され続ける伝統の歌声、ライツェの就任わずか1年後とは思えぬ統率力と完成度の高さで大きな反響を呼びました。

 ますます期待が高まる彼らの次なるリリースは珠玉のクリスマス・キャロル集。
 これらの歌は彼らにとっては単なる音楽的パフォーマンスに留まらず、長い歴史の中で築き上げてきた文化的遺産でありクリスマスという伝統の連続性を象徴する特別な存在。
 カルヴィジウス、シャイン、シェレ、マウエルスベルガー、ビラーといった歴代のカントルたちが手掛けたキャロルもふんだんに盛り込んだ聖トーマス教会合唱団ならではといえるクリスマス・アルバムに仕上がりました。

 アナログ盤は収録時間の都合上5つのトラックが省略されていますが、それらを24ビット、48kHzのハイレゾ音質でダウンロードできる専用コードが付属しています。

 ※録音:2023年1月9日-13日、パウル・ゲルハルト教会(ライプツィヒ、ドイツ)
 

ROP4057
(LP)
\4500
上記のLP版

 フリードリヒ・ヴァイセンゼー(1560-1622):ダビデの子にホサナ/
 ブラームス:白い小鳩、おお救い主よ, 天を破り開けたまえ/
 フーゴー・ディストラー(1908-1942):私は3本の枯れ枝を折り取り/
 シュッツ:慰めよ, わが民を慰めよ/
 ギュンター・ラファエル(1903-1960):マリアはいばらの森を通り/
 レーガー:船がやってくる/グスタフ・ブラント(1883-1963):諸王の王/
 カール・リーデル(1827-1888):来たれ, 羊飼いたちよ/
 ゼトゥス・カルヴィジウス(1556-1615):愛しいヨセフ, わたしのヨセフ/
 ヨハン・ヘルマン・シャイン(1586-1630)&ヨハン・シェレ(1648-1701):高き天よりわれは来れり/
 ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):エサイの根より/
 エアハルト・マウエルスベルガー(1903-1982):クリスマス/
 グスタフ・シュレック(1849-1918)&ゲオルク・クリストフ・ビラー(1955-2022):きよしこの夜
 


ROP7025
\2700
世界のクリスマス ハノーファー少年合唱団、ロンドン・ブラス
アンドレアス・グライター(パーカッション)
イェルク・ブライディング(指揮)
 モンテヴェルディ(ヨハネス・コールマン編曲):
  オープニング・トッカータ(クリスマス・キャロル 《歓べ, キリストは生まれた》による)
 15世紀フランスのクリスマス・キャロル(コールマン編曲):久しく待ちにし主よとく来たりて
 16世紀ドイツのクリスマス・キャロル(コールマン編曲):羊たちのそばで目覚めると
 16世紀スペインのクリスマス・キャロル(ドミニク・ヨハネス・ディーターレ編曲):リウ, リウ, チウ
 17世紀カナダのクリスマス・キャロル(アンドレアス・ルカ・ベラルド編曲):ヒューロン・キャロル
 16世紀ドイツのクリスマス・キャロル(コールマン編曲):歓べ, キリストは生まれた
 アルカンジェロ・コレッリ(マティアス・ブハー編曲):パストラーレ(合奏協奏曲 Op.6-8より)
 J.S.バッハ(コールマン編曲):目覚めよと, われらに呼ばわる物見らの声(カンタータ第140番より)
 ディーターレ&コールマン編曲:クリスマスのロンド
  〔きらきら星、凍った12月、明日はサンタクロースがやってくる、
   神が歓びをくださるように、ああ, お母さん聞いて、子供たち, 明日は何かあるでしょう〕
 19世紀ドイツのクリスマス・キャロル(シュテファン・クラース編曲):マリアはいばらの森を歩み
 ロシアのクリスマス・キャロル(マティアス・ブハー編曲):Eta Notsch swjataja
 アンドレアス・ルカ・ベラルド編曲:
  ベツレヘムの降誕〔ウシと灰色のろばの間、荒野の果てに、神の御子は生まれ給えり〕
 18世紀ドイツのクリスマス・キャロル(ブハー編曲):
  《子供たち, 明日は何かあるでしょう》による幻想曲
 19世紀オーストリアのクリスマス・キャロル(ディーターレ編曲):きよしこの夜
 19世紀オーストリアのクリスマス・キャロル(ディーターレ編曲):スティル, スティル, スティル
 20世紀イングランドのクリスマス・キャロル(ブハー編曲):ウィンター・ワンダーランド
 19世紀アメリカのクリスマス・キャロル(ピアポント&ブハー編曲):ジングル・ベル
 19世紀アメリカのクリスマス・キャロル(ブハー編曲):もろびとこぞりて

 ハノーファー少年合唱団とロンドン・ブラス!新アレンジによる世界のクリスマス・キャロル!

 ☆名門ハノーファー少年合唱団とロンドン・ブラスが豪華共演!
 ☆クリスマスの名曲を、合唱とブラスのための新しいアレンジで!

 ドイツ、ハノーファー少年合唱団とイギリス、ロンドン・ブラスの豪華コラボレーションで、音楽の歴史を巡る魅力的な旅に乗り出すクリスマス・アルバム。
 欧米各地の伝統的なアドヴェント・キャロルとクリスマス・キャロルのレパートリーが、実力派の編曲家たちによって、このコラボレーションのための「合唱と金管アンサンブル版」として特別にアレンジされています。

 1950年に創設されたハノーファー少年合唱団はヨーロッパにおいては比較的新しい合唱団ですが、ドイツ国内でもトップレベルの少年合唱団の一つとして重要な役割を担っており、また世界各地でその気高く柔らかな歌声を響かせています。
 2002年に創設者のハインツ・ヘニッヒが死去し、その後はイェルク・ブライディングが芸術監督として伝統と誇りを受け継いで活動しています。

 ※録音:2022年12月8日-10日&2023年1月14日-15日、ハノーファー
 
 

ROP6259
\2700
マインツ大聖堂のクリスマス
 カルステン・シュトルク(b.1973):いかに私はあなたを迎え
 マティアス・ブライトシャフト(b.1950):主を待ち望むアドヴェント
 フーゴー・ディストラー(1908-1942):おお救い主よ, 天の扉を開け
 ヨハネス・エッカールト(1553-1611):
  来たれ, 全世界の救い主よ、真心もて, おお人の子らよ
 ディーター・デ・ラ・モッテ(1928-2010):マリアはいばらの森を歩み
 アンドレアス・ハンマーシュミット(1612-1675):門を広く開けよ
 トーマス・ガブリエル(b.1957):船がやってくる
 ハンス・ミースナー(1877-1957):きよしこの夜
 ヨハン・フリードリヒ・ライヒャルト(1752-1814):聖なる夜!
 ジョン・ラッター(b.1945)(カルステン・シュトルク編曲):
  降誕のキャロル
 シャルル・アダン(1803-1856):おお聖なる夜(クリスマスの聖歌):
  トーマス・ガブリエル:クリスマス・イヴ
 ミヒャエル・プレトリウス(1571-1621):エサイの根より
 カール・ティール(1862-1939):神の御子は今宵しも
 ローラント・ビューヒナー(b.1954):行きて山の上で告げよ
 メンデルスゾーン:天には栄え
 エンゲルベルト・フンパーディンク(1854-1921):
  夕方にはもう寝たい(歌劇 《ヘンゼルとグレーテル》より)
マインツ大聖堂合唱団
マインツ・ザンクト・マルティン大聖堂カントライ
カルステン・シュトルク
 (大聖堂カペルマイスター)
大聖堂&聖クインティン少女合唱団
ミヒャエル・カルテンバッハ
 (大聖堂カントル)
マインツ大聖堂管弦楽団

 ☆マインツ大聖堂の様々な合唱団とオーケストラが彩るクリスマス!
 ☆合唱と管弦楽のための現代的なアレンジが施されたクリスマス・キャロル集!

 ドイツ三大聖堂の1つにも挙げられ、1000年以上の歴史を誇るマインツ大聖堂(ザンクト・マルティン大聖堂)の合唱団が、トーマス・ガブリエルによって合唱とオーケストラのために特別にアレンジされたクリスマス・キャロルの魅惑的なアルバムを発表します。
 ガブリエルは伝統的なクリスマス・サウンドと現代的なニュアンスを織り交ぜた繊細なスタイルで知られており、彼のアレンジは原曲の古典的な美しさを失うことなく、曲にモダンなタッチを与えています。
 「きよしこの夜」を始めとした古今の有名なクリスマス・キャロルの数々に新たな芸術的深みが加えられ、特別なクリスマス・シーズンを体験できることでしょう。

 ※録音:2023年7月&9月、マインツ大聖堂
 




SIGNUM


SIGCD737
\2600
ア・モースト・マーヴェラス・パーティー メアリー・ベヴァン(ソプラノ)
ニッキー・スペンス(テノール)
ジョゼフ・ミドルトン(ピアノ)
 ノエル・カワード:メドレー
  (I'll See You Again/Dance Little Lady/Poor Little Rich Girl/A Room With A View/
   Someday I'll Find You/I'll Follow My Secret Heart/If Love Were All/Play Orchestra Play)、
   Mad about the boy/
 ネッド・ローレム:Early in the Morning、プーランクのために/
 プーランク:Pastorale Calme et Mysterieux、《平凡な話》より第2曲ホテル/
 カワード:Parisian Pierrot/クルト・ヴァイル:Complainte de la Seine/
 アンドレ・メサジェ:De-ci, de la/サティ:グノシエンヌ第1番/カワード:Any Little Fish/
 ストラヴィンスキー:子供たちのワルツ/カワード:Something to do with Spring/
 ロジャー・クィルター:Love Calls through the Summer Night、Now sleeps the crimson petal/
 ネッド・ローレム:Now sleeps the crimson petal/
 カワード:World Weary/Twentieth Century Blues/ガーシュウィン:The Man I Love/
 カワード:If love were all/ガーシュウィン:By Strauss/
 カワード:Don't put your daughter on the stage, Mrs Worthington/
 ブリテン:君が愛を示そうとしている時に/ウォルトン:Popular Song/
 ブリテン:As it is, plenty/リザ・レーマン:Love, if you knew the light/
 カワード:The party's over now、I went to a marvellous party

 多才な活躍をしたノエル・カワード、没後50周年記念アルバム!

 ☆イギリスの著名な俳優、作家、映画監督そして作曲家としてなど様々な分野で活躍をしたノエル・カワードの没後50周年!
 ☆シグナム・レーベルが誇る豪華な演奏家たち!

 イギリスの著名な俳優、作家、映画監督そして作曲家としてなど様々な分野で活躍をしたノエル・カワードの没後50周年を記念して作られたこのアルバムでは、ノエル・カワードと同時期に活躍したプーランクやブリテン、サティそしてストラヴィンスキーなどの作品を収録しています。
 しかもRPS Awardヤング・アーティスト賞、英国批評家サークル賞受賞、MBE(大英帝国五等勲爵士)受勲のメアリー・ベヴァンに、スコットランド期待のテノール歌手でヤナーチェクの歌曲集(CDA68282)がグラモフォン賞&BBCミュージック・マガジン賞をダブルで受賞し、2015年の国際オペラ・アワードで「ヤング・シンガー賞」に名を連ねたニッキー・スペンスのソロやデュエットでお楽しみいただける充実の内容となっています。

 ※録音:2023年4月2日-6日(ロンドン、イギリス)
 
 

SIGCD768
\2600
アドヴェント・ライヴ Vol.3 ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団
アンドルー・ネスシンガ(指揮)、他
 シェリル・フランシス=ホード:Lo! The desert-depths are stirr'd *
 フィリップ・レッジャー:アドヴェント・カレンダー
 ヘレン・グライム:Telling *
 フランシス・ポット:There is no rose
 J.S.バッハ:神のひとり子なる主キリスト BWV 601
 ジョン・レイモンド・ウィリアムズ:Pan fo'r stormydd garwa'n curo
 賛美歌:久しく待ちにし主よとく来たりて
 不詳(15世紀):Nowel, nowel. Owt of your slepe
 ジュディス・ウィアー:Drop down, ye heavens, from above
 J.S.バッハ:来たれ、異教徒の救い主よ BWV 659
 サイモン・プレストン:There is no rose
 賛美歌:Come, thou long-expected Jesus
 ハリー・レストレインジ:O virgo virginum *
 ピーター・マックスウェル・デイヴィス:One star, at last
 伝承曲:Antiphons – O Dayspring; O King of the nations
 J.S.バッハ:目覚めよ,と呼ぶ声あり BWV 645
 ピーター・ウォーロック:Adam lay ybounden
 J.S.バッハ:神の御子は降りたまえり BWV 600
 賛美歌:On Jordan's bank the Baptist's cry
 伝承曲:Antiphon – O Emmanuel
 フィリップ・レッジャー:Adam lay ybounden ジョン・ガードナー:A Gallery Carol
 ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団のために書かれた作品*

 ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団、アドヴェント・ライヴの第3弾!

 ☆世界屈指のカレッジ聖歌隊として知られるケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団!
 ☆ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団のために書かれた作品を3曲収録!

 1670年代から礼拝での役目を担うなど歴史と伝統を誇り、現在では世界屈指のカレッジ聖歌隊として知られるケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団(聖歌隊)と、2007年の音楽監督就任後、数多くの名演を共に創り上げてきたアンドルー・ネスシンガ。「アドヴェント」とは、クリスマス(イエス・キリストの降誕)を待ち望む期間のことで、この時期に歌われる作品を集めた「アドヴェント・ライヴ・シリーズ」の第3弾!
 6世紀頃にはすでに歌われていた作品から、現代作曲家の作品まで幅広く収録されており、ケンブリッジ・セント・ジョンズ・カレッジ合唱団のために書かれた作品も3曲収録されています。

 ※録音:2020年-2022年
 



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NAXOS



8.579097
\1800
カタルーニャのチェロ曲集 ドミトリ・ヤブロンスキー(チェロ)
ライア・マルティン(ピアノ)
 1. ガスパール・カサド(1897-1966):愛の言葉(1931)
 2. エンリケ・グラナドス(1867-1916):マドリガーレ イ短調(1915)
 3. グラナドス:ガレガ舞曲(1899)
 4. パブロ・カザルス(1876-1973):ロマンス - チェロとピアノのために(1899)
 5. グラナドス:ゴイェスカス 第1部 - 第4曲 嘆き、またはマハとナイチンゲール(1911)
  (F. マーシャルによるチェロとピアノ編)...世界初録音
 6-8. カサド:スペイン古典様式によるソナタ(1925)
  6. I. Introduzione e allegro / 7. II. Grave / 8. III. Danza con variazioni
 9. ベネト・カサブランカス(1956-):フェデリコ・モンポウのための歌「回想」(1993)
 10. フェデリコ・モンポウ(1893-1987):歌と踊り(1918) - 第1曲 カルメシーの娘/
  カステルテルソルの踊り(G.カサドによるチェロとピアノ編)...世界初録音
 11. カザルス:夢(1896)
 12. カザルス:アルバムの綴り(1897)
 13. グラナドス:ゴイェスカス 第1部 - 間奏曲(1915)(G.カサドによるチェロとピアノ編)

 録音:Auditorium Josep Carreras,Vila-seca(スペイン) 2021年11-13日...1-3、5-10、13 2022年10月11日...4、11、12
 総収録時間:60分

 20世紀前半のカタルーニャ音楽を語るには、名チェロ奏者・作曲家として活躍したパブロ・カザルスを筆頭とするチェロの演奏家や、作曲家たちの存在が欠かせません。
 このアルバムにはカザルスの作品をはじめ、カザルスの弟子ガスパール・カサドによる「スペイン古典様式によるソナタ」や「愛の言葉」、カザルスより少し前の世代にあたるグラナドスの「ゴイエスカス」や、モンポウの「歌と踊り」の中の曲をカサドがチェロとピアノ用に編曲したもの、また現代の作曲家カサブランカスによるモンポウへのオマージュ作品など、様々な繋がりのある曲を収録。どれも情熱的な音楽です。
 演奏は指揮者としてもおなじみドミトリ・ヤブロンスキー。哀愁に満ちた旋律や楽し気な舞曲を朗々と歌い上げています。
 
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8.574477
\1800
弦楽四重奏+コントラバス版
モーツァルト:ピアノ協奏曲第19番、第25番

 1-3. ピアノ協奏曲第19番 ヘ長調 K. 459
  1. I. Allegro
  2. II. Allegretto
  3. III. Allegro assai...カデンツァ:W. A. モーツァルト
 4-6. ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K. 503
  4. I. Allegro maestoso...カデンツァ:A. ゴールドスタイン
  5. II. Andante
  6. III. Allegretto
アーロン・ゴールドスタイン(ピアノ)
ファイン・アーツ四重奏団
【メンバー】
 ラルフ・エヴァンス(第1ヴァイオリン)
 エフィム・ボイコ(第2ヴァイオリン)
 ジル・シャロン(ヴィオラ)
 ニクラス・シュミット(チェロ)
 リジー・バーンズ(コントラバス)

 録音:Concert Hall, Dorothy Young Center for the Arts、Drew University(USA) 2022年7月20日...1-3 2022年7月21日...4-6
 総収録時間:58分

 1781年、ウィーンに戻ってからのモーツァルトは、フリーの音楽家として精力的に作曲活動を始めました。
 1784年の後半に書かれたピアノ協奏曲第19番は、この年に書かれた6曲のピアノ協奏曲の最後を飾るもので、のちの1790年10月にはレオポルト2世の戴冠式を祝して催された演奏会でモーツァルト自身がピアノ を演奏したことでも知られます。
 第25番は1786年の作品。最も編成の大きな第24番に比べ、クラリネット は加わらないものの、トランペットとティンパニを加えた編成から生まれる華麗なオーケストラと精緻なピアノ・ パートが特徴です。
 ラハナーの編曲は、ピアノ・パートにはほとんど手を加えず、伴奏部の弦楽四重奏にコントラバスを加えること で豊かな響きが味わえるとともに、管楽器パートの旋律もうまく弦楽器へと移し替えられています。
 また第25番第1楽章のカデンツァはゴールドスタイン自身によるものです。
 
 


8.573272
\1800
ジョヴァンニ・ズガンバーティ(1841-1914):
 シンフォニア・フェスティヴァ/ピアノ協奏曲

  1. シンフォニア・フェスティヴァ
   (祝祭序曲)(1878-79)...世界初録音
  2-4. ピアノ協奏曲 ト短調 Op. 15(1879-80)
   2. I. Moderato maestoso
   3. II. Romanza: Andante sostenuto
   4. III. Allegretto animato
マッシミリアーノ・ダメリーニ(ピアノ)
ローマ交響楽団
フランチェスコ・ラ・ヴェッキア(指揮)

 録音:Auditorium Conciliazione, Rome(イタリア) 2012年2月26-27日...1 2013年4月14-15日(ライヴ)...2-4
 総収録時間:50分

 イタリア人の父とイギリス人の母の下に生まれたジョヴァンニ・ズガンバーティ。
 トレヴィで初期の音楽教育を受 けたあと、1860年にローマに移住。当時ローマに住んでいたフランツ・リストに師事するとともに親交を結び、 師から多大な影響を受けました。
 またワーグナーの音楽にも接したことで、当時ベルカント・オペラが支配して いたイタリアの音楽界にドイツ音楽を採り入れ、オーケストラ音楽の普及に力を尽くしたことでも知られていま す。
 このアルバムには、優れたピアニストでもあったズガンヴァーティの技巧がうかがえる華麗な「ピアノ協奏曲」と、短いながらも、ベートーヴェンの第7交響曲を彷彿させる舞踏的な性格を持つ「シンフォニア・フェスティヴァ」の 2曲を収録。
 既発の交響曲第1番(8.573007)と同じく、フランチェスコ・ラ・ヴェッキアが指揮するローマ交 響楽団の演奏です。
 
 
8.579132
\1800
20世紀のピッコロ協奏曲集
 1-3. アンドレアス・バクサ(1950-2015):
  ピッコロ協奏曲 Op. 54(2012)...世界初録音
   1. I. Allegro, brillante e energico /
   2. II. Molto adagio / 3. III. Allegro vivace
 4-5. ウロシュ・クレーク(1922-2008):
  ピッコロ・コンチェルティーノ(1967)
   4. I. Moderato / 5. II. Presto
 6-8. ボリス・パパンドプロ(1906-1991):ピッコロ協奏曲
  – ピッコロと弦楽合奏のために(1977)
   6. I. Predigra / 7. II. Romanca / 8. III. Igra
 9-11. フリジェシュ・ヒダシュ(1928-2007):
  オーボエ協奏曲(1951)
   (F. ヴィオラによるピッコロと管弦楽編 2019)...世界初録音
    9. I. Allegro / 10. II. Andante / 11. III. Allegro vivo
フランチェスコ・ヴィオラ(ピッコロ)
マンハイム国立劇場管弦楽団
サルヴァトーレ・ペルカッチョーロ(指揮)

 録音:Borsensaal, Mannheim(ドイツ) 2022年11月2-5日
 総収録時間:76分

 20世紀初頭にはあまり書かれることのなかったピッコロのための協奏曲ですが、現在では多くの作曲家たちがこのジャンルの作品を手掛けています。
 このアルバムの演奏者、1987年生まれのフランチェスコ・ヴィオラは、2015年に開催されたセヴェリーノ・ガッゼッローニ国際コンクールのピッコロ部門で優勝し現在マン ハイム国立劇場とフィレンツェ五月祭管弦楽団でピッコロを担当しています。
 このアルバムではルーマニアのバクサ、スロヴェニアのクレーク、クロアチアのパパンド プロとハンガリーのヒダス、4人の東ヨーロッパの作曲家たちの作品を取り上げています。
 どの作品もピッコロの妙技が遺憾なく発揮されていますが、とりわけバク サから大きな影響を受けたというヴィオラは、このアルバムを手がかりにバクサの音楽に親しんでほしいとブックレットに記しています。
 
 
8.574220
\1800
ノスコフスキ/ジェレンスキ:ヴァイオリン・ソナタ集
 1-3. ジグムント・ノスコフスキ(1846-1909):
  ヴァイオリン・ソナタ イ短調
   1. I. Allegro con brio
   2. II. Molto andante con variazioni
   3. III. Prestissimo
 4-6. ウワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):
  ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調 Op. 30
   4. I. Allegro non troppo
   5. II. Allegretto
   6. III. Molto sostenuto - Allegro molto con brio
ロロンス・カヤレイ(ヴァイオリン)
バーナーディーン・ブラハ(ピアノ)

 録音:Pollack Hall, Schulich School of Music, McGill University,Montreal(カナダ) 2022年12月17-18日...4-6 2022年12月18-19日...1-3

 19世紀後半、ポーランドの国民楽派として活動した2人の作曲家、ノスコフスキとジェレンスキのヴァイオリン・ ソナタ集。
 交響曲の作曲家として知られるノスコフスキのイ短調ソナタは、ベートーヴェンの「クロイツェル・ソナ タ」とブラームスからの影響を感じさせる雄大な作品。
 第1楽章冒頭の印象的なユニゾンを幕開けに、ヴァイ オリンとピアノが流麗な旋律を奏でます。
 第2楽章は「クロイツェル・ソナタ」に倣うかのような変奏曲形式で書 かれており、第3楽章ではタランテッラ風のリズムが弾む情熱的な音楽が展開します。
 ジェレンスキはポーランド民俗音楽を採り入れた歌劇《ヤネク》で知られる作曲家であるとともに、教師として も広く活躍しました。
 このヴァイオリン・ソナタは1879年頃の円熟期の作品で、活発な表情を持つ第1楽章、マズルカ風のリズムによる第2楽章、ゆったりとした序奏に導かれた情熱的な第3楽章と、伝統的な作風を守りながら雄弁な音楽が展開されています。
 演奏はラフやメトネルなどのヴァイオリン・ソナタの録音で知 られるスイス出身のロロンス・カヤレイ。
 1742年製のピエトロ・グァルネリから紡ぎだされる音色が魅力です。
 
 
8.574569
\1800
期待の新進演奏家シリーズ/エンジェル・スタニスラフ・ワン
 1. フランツ・リスト(1811-1886):
  ピアノ・ソナタ ロ短調 S178/R21
 2. エンリケ・グラナドス(1867-1916):
  ゴイェスカス 第1部 - 第3曲 燈火のファンダンゴ
 3. ラウラ・ベガ(1978-):永遠の愛への詩曲(2020)...世界初録音
 4-8. ドミートリー・ショスタコーヴィチ(1906-1975):
  ピアノ五重奏曲 ト短調 Op. 57
   4. I. Prelude: Lento / 5. II. Fugue: Adagio /
   6. III. Scherzo: Allegretto /
   7. IV. Intermezzo: Lento / 8. V. Finale: Allegretto
エンジェル・スタニスラフ・ワン(ピアノ)
ブレトン弦楽四重奏団...4-8
【メンバー】
 Anne-Marie North(第1ヴァイオリン)
 Antonio Cardenas(第2ヴァイオリン)
 Rocio Gomez(ヴィオラ)
 Carlos Sanchez Munoz(チェロ)

 録音:Infanta Leonor Theatre,Jaen(スペイン) 2022年4月4-8日(ライヴ)...4-8 2022年5月2日...1-3
 総収録時間:77分

 中国系ロシア人でアメリカ在住のピアニスト、エンジェル・スタニスラフ・ワン。
 彼は2022年に開催された第63回ハエン国際ピアノ・コンクールの優勝者で、このアルバムにはコンクールで 演奏した4曲が収録されています。
 このコンクールは、スペインの現代作曲家の作品の演奏が必須であり、 第63回で新作を提供したのはグラン・カナリア島出身のラウラ・ベガでした。
 同じくグラン・カナリア島出身の詩 人サンティアゴ・ジルの愛と死をモティーフとした詩からインスパイアされたという彼の作品は、決して超絶技巧 を要求するのではなく、演奏者に詩人としての役割を求めたもの。
 8分程度の長さでありながら、起伏に富ん だ内容をもっています。
 他にはリストのソナタとグラナドス、そしてブレトン弦楽四重奏団との共演によるショスタ コーヴィチのピアノ五重奏の演奏を披露しています。
 
 

8.574488
\1800
ギター作品集 ビリー・アルシラ(ギター)
ソムヌック・セーン=アルン(クルーイー)...14
 1. ビリー・アルシラ(1968-):Just Passing By(2010)
 2-4. アルシラ:Same River Twice
  2. I. Dedication(2006) / 3. II. Same River Twice(2007) / 4. III. Epilogue(2010)
 5. アルシラ:星の輝き(2018)
 6. ファビオ・サラサル・オロスコ(1981-):バンブーコ「クリスタルの月」(2015)
 7. ホルヘ・アレハンドロ・メデリン・ベセラ(1963-):
  パジージョ「Dejate」(2004)(R.M. トレスによるギター編)
 8. グスターボ・ゴメス・アルディラ(1913-2006):
  パジージョ「私の故郷の歌」(1938)(O.E. ルイス・アコスタによるギター編)
 9. アルシラ:海の道(2013)
 10. アルシラ:忘れじ草
 11. サム・ビグニー(1982-):晩課の歌(1992)(B. アルシラによるギター編)
 12. アルシラ:Snake Oil Ballad スネークオイル・バラード(2017)
 13. リチャード・スパ(1944-)/ジェリー・リード(1937-2008):
  パパの膝(1975)(B.B. ジョーンズ、B. アルシラによるギター編)
 14. アルシラ:ナン・マイ(2021)
 全て世界初録音

 録音:Prado Negro Studios(スペイン) 2020年2月25-28日...1-4、9-13 2022年5月4-7日...5-8、14
 総収録時間:51分

 コロンビア生まれ、アメリカ在住のコンポーザー・ギタリスト、ビリー・アルシラのセルフ・ポートレイト的なアルバム。
 アルシラは40年以上アメリカに住み、現在はカ リフォルニアで最も優れたギタリストの一人として活動しています。
 ここでは、初出版作品の「Just Passing By」から最近作まで、選りすぐった自作を収め、 その間に彼が影響を受けた作曲家たちがコロンビアの伝統的舞曲のリズムを用いて書いた作品をちりばめています。
 最後に収められた「ナン・マイ Nang Mai」は、森に棲む精霊がフルートを吹く様子を美しい女性になぞらえたノスタルジックな作品で、ここではタイの伝統的な笛クルーイーが共演しています。
 
 
8.574489
\1800
ヨハネス・ブラームス(1833-1897):歌曲全集 第4集
 1-6. 6つの歌曲 Op. 6(1852-53)
  1. 第1曲 スペインの歌 / 2. 第2曲 春 / 3. 第3曲 名残り /
  4. 第4曲 歓呼 / 5. 第5曲 太陽に向かう雲のように /
  6. 第6曲 夜うぐいすは羽ばたく
 7-14. 8つの歌とロマンス Op. 14(1858)
  7. 第1曲 窓辺で / 8. 第2曲 傷ついた若者 /
  9. 第3曲 マレーの殺害 / 10. 第4曲 あるソネット /
  11. 第5曲 別れ / 12. 第6曲 恋人のところへ /
  13. 第7曲 セレナード / 14. 第8曲 あこがれ
 15-19. 5つの詩 Op. 19(1858-59)
  15. 第1曲 口づけ / 16. 第2曲 別離 / 17. 第3曲 遠い国で /
  18. 第4曲 鍛冶屋 / 19. 第5曲 エオルスの竪琴に寄せて
 20-26. 7つの歌 Op. 48(1853-68)
  20. 第1曲 恋しい人のもとへ /
  21. 第2曲 心変わり / 22. 第3曲 愛の乙女の嘆き /
  23. 第4曲 黄金は愛に勝る / 24. 第5曲 涙の中の慰め /
  25. 第6曲 幸せも救いも私から去った / 26. 第7曲 秋の思い
アリーナ・ヴンダーリン(ソプラノ)
 ...1、2、6-8、11、12、14、
  18、19、22-24、26
キーラン・カレル(テノール)
  ...3-5、7、9-13、15-17、
  20、21、24、25
ウルリヒ・アイゼンロール(ピアノ)

 録音:Hans-Rosbaud-Studio, SWR, Baden-Baden(ドイツ) 2022年6月13-16日...1-14、24 2022年10月4-6日...15-23、25、26
 総収録時間:58分

 NAXOSのブラームス歌曲全集シリーズ。
 第2集と第3集は民謡集でしたが、第4集では20代の頃に書かれた独唱のための歌曲に焦点が当てられています。
 ボレロのリズムによる「スペインの歌」を含むOp. 6は20歳頃の作品。Op. 14は彼の恋人となったアガーテ・フォン・シーボルトとの出会いがきっかけで書か れたと言われる歌曲集。
 どちらの曲集も、当時彼が魅了されていた民謡をベースとした簡素な作風でありながら、ブラームスらしい旋律美があふれています。
 「Op. 19のタイトルは「歌(Gesange、Lieder、Romanzeなど)」ではなく「詩(Gedichte)」とされているのが特徴。どの曲もピアノ・パートにも重要な役割 が与えられています。
 「7つの歌」Op. 48は約10年の歳月をかけて書かれたもので、スイス民謡からの影響が感じられる「恋しい人のもとへ」や、コラールを思 わせる「心変わり」、シューベルトを思わせる長調と短調がめまぐるしく交代する「涙の中の慰め」など聴きどころの多い曲集です。
 クリストフ・プレガルディエンに 師事したテノール、カレルと、オペラ、コンサートの両面で活躍するソプラノ、ヴンダーリンの演奏で。
 
 

8.660536
(2CD)
\2600
カヴァッリ:歌劇《セルセ》
 【CD1】
  1-11...第1幕
  12-17...第2幕
 【CD2】
  1-5...第2幕(続き)
  6-16...第3幕
セルセ ... カルロ・ヴィストーリ(カウンターテナー)
アマストレ ... エカテリーナ・プロツェンコ(ソプラノ)
アルサメーネ ... ガイア・ペトローネ(メゾ・ソプラノ)
ロミルダ ... カロリーナ・リッポ(ソプラノ)
アデランタ ... ディオクレア・ホッジャ(ソプラノ)
アリオダーテ ... カルロ・アッレマーノ(テノール)
アリストーネ ... ニコロ・ドニーニ(バス)
ペリアルコ ...
 ニコロ・バルドゥッチ(カウンターテナー)
エルヴィーロ ...
 アコ・ビシェヴィチ(カウンターテナー) 他
オーケストラ・バロッカ・モード・アンティクオ
 (古楽器使用)
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)

 録音:2022年7月25日、29日、31日 ヴァッレ・ディトリア音楽祭、ヴェルディ劇場、マルティーナ・フランカ(イタリア)
 総収録時間:153分

 ペルシャ王セルセ(クセルクセス)はスシア王オッターネの娘アマストレという婚約者があるにも関わらず、弟アルサメーネの恋人ロミルダに横恋慕。
 そのロミル ダの妹アデランタはアルサメーネを愛しているが故に、ロミルダにセルセの愛を受け入れるようそそのかしますが...

 興味深い蘇演プロジェクトの数々で話題を集めるヴァッレ・ディトリア音楽祭より、イタリア・バロック・オペラの創始者モンテヴェルディの高弟として、17世紀中盤に絶大な人気を誇ったフランチェスコ・カヴァッリの歌劇《セルセ》、DYNAMICから発売され好評を博した映像のCDが登場です。
 《セルセ》といえば、ヘンデルのオペラがその冒頭のアリア〈オンブラ・マイ・フ〉と共によく知られていますが、この台本は作家ニコロ・ミナートが元々はカヴァッリのために書いたもの。
 作品は1655年ヴェネツィア初演の後1660年パリで再演され、カヴァッリの声価はフランスでも大いに高まりました。
 外題役のカルロ・ヴィストーリ、セルセの弟アルサメーネ役のガイア・ペトローネら中堅、若手を中心としたフレッシュな歌手陣による歌唱は、バロック・オペラの 名匠、フェデリコ・マリア・サルデッリ率いるオーケストラ・バロッカ・モード・アンティクオの伸びやかな演奏と相まって、この隠れていた名作を見事、現代に蘇らせて います。
 




ALBANY


TROY 1935
\2400
「アメリカのチェロ作品集」
 バーバー(1910-81):チェロ・ソナタ ハ短調Op.6
 ルーカス・フォス(1922-2009):カプチッリオ
 ケンジ・バンチ(b.1973):壊れた音楽
 クランシー・ニューマン(b.1977):メソッドから狂気へ
クランシー・ニューマン(Vc)
ナタリー・ズー(Pf)

 バーバーから現代作品まで!アメリカのチェロ作品集!

 録音:2021年12月21-23日 [49:43]

 20、21世紀アメリカのチェロとピアノのための作品を収録。バーバーは調性で書かれたロマンティックな音楽。第2楽章の緩徐楽章では弦楽のためのアダージョを思わせる抒情的な旋律が魅力的。
 バーンスタインの盟友としても知られるルーカス・フォスのカプリチオはジャズ、カントリー・ミュージックの要素と現代音楽が融合された痛快な一作。
 ケンジ・バンチの「壊れた音楽」は予想されるほど破壊的ではなく、ストリート・ミュージックの要素が取り入れられたファンキーな作品。
 最後にチェリスト、クランシー・ニューマンの自作自演「メソッドから狂気へ」で締めくくられる。
 
 

TROY 1932
\2400
「カヨン・アン&
 フレンズ・プレイズ・バーナード・ホッファー(b.1934)」

  (1)ピアノと弦楽のための合奏協奏曲(2014)
  (2)フレンチ・ホルン、ヴァイオリンと
   ピアノのための三重奏曲(2014)
  (3)2オーヴァー1(2015)~
   2つのトランペットとピアノのための
カヨン・アン(Pf)
(1)デイヴィッド・ギルバート(指揮)
 モーニング・サイド・ハイツ室内管弦楽団
(2)クルト・ニッカネン(Vn)
 ダン・ウィオンズ(Hr)
(3)ギル・ホッファー(Trp)
 クリスティアン・ヒンクル(Trp)

 録音:2021年12月1日、2022年9月5日、9月29日 [56:08]

 バーナード・ホッファーはスイス出身。1941年に渡米しイーストマン音楽院で学んだ。その後はオーケストラや室内楽、またテレビ、映画音楽の作曲に従事した。
 このアルバムは彼の近年の室内楽が収められている。
 韓国系のピアニスト、カヨン・アンを中心として編成されたアンサンブルのための作品集で、いずれもホッファーの自由な無調、新古典主義的傾向、テレビなどで培われた折衷主義的な作風が生かされた秀作。
 
 

TROY 1936
\2400
ジェームズ・アドラー(b.1950):歌曲集
 あしたは何がある?/ピエ・イエズス/
 美しい庭/グローイング/
 希望は羽の生えた何か/夢/
 夜の彼方/絵の中のあの星
エリザベータ・ウラホヴィチ(Sop)
ペリー・スーク(Br)
マイケル・ブキャナン(Ten)
ケネディ・カナガワ(Ten)
ジェームズ・アドラー(Pf)
ほか多数

 録音:2022年10月3日、2023年1月23日ニューヨーク [31:17]

 ジェームズ・アドラーはアメリカの作曲家、ピアニスト。17歳でソリストとしてシカゴ響と共演してデビュー、ピアニストとして活動するが、その後作曲にも情熱を燃やし、声楽曲を中心に作品を発表した。
 このディスクは彼の近年の歌曲を集成したもので、いずれもブロードウェイ・ミュージカルのような親しみやすい、抒情的なソング。
 
 

TROY 1937
\2400
「現代メキシコのフルート音楽」
 アルトゥーロ・ロドリゲス(b.1976):内観(2020)
 ホセ・パブロ・モンカーヨ(1912-58):アマチナク(1937)
 フアンラ・ウルスティ(b.1985):ないものねだり(2020)
 サミュエル・ジマン(b.1985):子守歌(2019)
 ディアナ・シルセ(b.1984):美と強さ(2007)
 エドゥアルド・ガンボア(b.1960):透明なフィルム(1997)
 アルトゥーロ・マルケス(b.1950):ダンソン第5番「夜明けの港」(1997)
ジョナサン・ボルハ(Fl)
エクトール・ランダ(Pf)

 録音:2022年ウィスコンシン州 [59:54]

 近現代メキシコの作曲家によるフルートとピアノのための作品集。カルロス・チャベスの弟子であるモンカーヨ以外は全て存命の作曲家で現代メキシコの若手からベテランの作曲家で現代メキシコ作曲界の全容を俯瞰できる内容となっている。
 作風は様々だが、印象派的なものからメキシコ民族音楽を現代的な要素と組み合わせたものまで多種多様。ラテンの国メキシコらしい明るいエネルギーに溢れた作品揃い。
 
 

TROY 1938
\2400
「ドリーム・スケープ」~
 ヴィヴィアン・ファイン:フルート作品集

  ヴィヴィアン・ファイン(1913-2000):
   (1)2つのフルートのための4つの小品
    (アンドリュー・W・パーカーによる
     フルートとオーボエのための編曲版)
   (2)オーボエとピアノのためのソナチネ
   (3)フルートとヴィオラのためのデュオ
   (4)ドリーム・スケープ~アンサンブルのための
   (5)エミリーの印象~フルートとピアノのための
   (6)川の向こう側からのカンティクルス~
    アンサンブルのための
エリン・K・マーフィ(Fl)
(1)アンドルー・W.パーカー(Ob)
(2)(4)(6)ヘジン・チョー(Pf)
(3)ジャクリーヌ・スカラ(Va)
(6)バベット・ベトラー(Cl)
 ローラ・タルボット=クラーク(Vn)
 ブリー・アハーン(Vc)
 デレック・ジョンソン(Perc)
(4)(6)ブラッド・ジェネヴロ(指揮)
(4)打楽器アンサンブル
 アレクサンドラ・アギレー(Fl)
 シェリー・マーティンソン(Fl)
 ブリー・アハーン(Vc)

 録音:2022年12月2-4日オクラホマ州立大学 [44:58]

 作曲家ヴィヴィアン・ファインはシカゴ出身のアメリカの作曲家。ヘンリー・カウエルにも一時期、私淑し学んだことがある。
 70年以上のキャリアのうち、およそ140曲の作品を残した。
 作風は多様でフランス印象派風の作品から12音技法までヴァラエティに富んでいる。このアルバムは彼女の主要な室内楽作品を集大成したもの。
 
 

TROY 1940
\2400
ケッティ・ネズ(b.1964)作品集
 (1)遥かなる太陽の光(2021)
 (2)クライミング:フリー・フォール(2021)
 (3)素描(2018)
 (4)秘密を守れ(2021)
(1)マシュー・リー(Fl)
 サッチャー・ハリソン(G)
(2)ロビン・ジュリアン(Vn)
 ケッティ・ネズ(Pf)
(3)サラ・ブレディ(Fl)
 アイヤ・レーケ(Vn)
(4)プレイグランド・
 アンサンブル弦楽四重奏団

 録音:2021年8月22日、2022年5月22日、9月12日、2023年2月21日 [60:30]

 ケッティ・ネズのALBANYへの3枚目の作品集。
 彼女は東京で間宮芳生に作曲を師事しているが、作風は間宮とは著しく異なる。
 しかし、民族的な素材に現代的な処理を施すところや、ひとつの作風、様式にとらわれない辺りは師匠と共通しているかもしれない。
 
 

TROY 1941
\2400
「ヴァルコフ=ダーン・プロジェクト」~
 ルーク・ダーン(b.1976):ピアノ作品集

  ピアノ・ソナタ/夜想曲/
  ジュオコ・ピアノ/8つのマズルカ
ヴィクトール・ヴァルコフ(Pf)

 録音:2020年12月15-16日、2021年7月21-22日、2023年5月8-9日 [60:56]

 ルーク・ダーンはアメリカの中堅作曲家。
 彼はアイオワ大学と西ミシガン大学で学び、現在はユタ大学で教鞭を執りつつ作曲を行っている。
 彼の作品はアメリカ国内のみならず、世界で幅広く演奏されている。
 彼の作風は自由な無調に基づくもので、ベルクなどの表現主義的な音楽と深い関連性があると共にジャズのイディオムを取り入れるなどアメリカ人らしい側面もある。
 




STRADIVARIUS



STR 37261
\2400
フェレンツ・ファルカシュ(1905-2000):
 ピアノ作品集Vol.1

  ローマのノート/交配種/
  3つの幻想曲/3×33/カネフォレ/
  即興的な楽章/仮面/
  ピアノ・ソナタ第1番
ステファーノ・カシオーリ(ピアノ)

 レスピーギの弟子にしてリゲティの師匠、ファルカシュのピアノ作品集第1弾!

 録音:2022年6月6日-10月26日、12月18日 [72:49]

 フェレンツ・ファルカシュはハンガリーの作曲家。地元ブダペスト音楽アカデミーで学んだ後、イタリアでレスピーギに師事した。
 ウィーンとコペンハーゲンで映画音楽に携わった後、故国に戻りリスト音楽院で教鞭を執りつつ作曲に励んだ。
 弟子にはジェルジ・リゲティ、ジェルジ・クルタークら錚々たる面々がいる。
 彼は多作家で作曲した総数はなんと700曲に及ぶ。この企画は彼の膨大な作品の中から特にピアノ作品を取り上げ紹介してゆくもの。
 彼の作風はこのアルバムを聴く限り、多くは新古典主義から自由な無調、12音技法の手法で書かれている。
 知られざる作曲家の貴重なピアノ曲として一聴に値する。
 
 .


STR 37273
\2400→\2190
「死と乙女」、「無言歌」をギターで・・・
 「ギターで聴くシューベルト・メンデルスゾーンの歌曲集」

 (1)シューベルト(1797-1828):歌曲集
  セレナードD.957-4/さすらい人D.489/
  愛の使いD.957-1/知りたがる男D.795-6/
  住処D.957-5/ライヤー弾きD.911-24
 (2)メンデルスゾーン(1809-1847):「無言歌」より
  狩りの歌Op.19-3/春の歌Op.62-6/
  葬送行進曲Op.62-3/失われた幻影Op.67-2/
  巡礼の歌Op.67-3/紡ぎ歌Op.67-4
 (3)シューベルト:弦楽四重奏曲「死と乙女」より第2楽章
ジャコモ・コピエッロ(ギター)
(2)(3)ミケーレ・テデスコ(ギター)

 ギターによるシューベルト&メンデルスゾーン:歌曲集!

 53'56

 シューベルトの名歌曲と弦楽四重奏曲「死と乙女」より、そしてメンデルスゾーンのピアノ曲「無言歌」をギターに編曲して聴かせる一枚。
 いずれの曲も最初からギターのために書かれたかのような自然な佇まいに惹かれる。
 シューベルトの歌曲は8弦ギター1本、メンデルスゾーンの無言歌とシューベルトの「死と乙女」はギター2本で演奏されている。
 ギターは小さなオーケストラと言われるように多様な表現が可能で、ここでもシューベルトとメンデルスゾーンの歌心溢れる作品がギターで豊かに表現されている。
 STRADIVARIUS社の鮮やかな録音も魅力。
 
 
STR 37235
\2400
ジャコモ・マンツォーニ(b.1932):声楽作品集
 (1)「エミリー・ディキンソンの10の詩」(1988)~
    ソプラノ、4弦楽器の独奏と2つのハープ、10の弦楽器のための
 (2)「ベケットの言葉」(1971)~
    2つの合唱団、3群の楽器と磁気テープのための
リヴィア・ラド(Sop)
アンサンブル・ヴォカーレ・コンティヌウム
カステルバルコ・ポリフォニー合唱団
マルコ・アンギウス(指揮)
ヴェネト・パドヴァ管弦楽団
アルヴィス・ヴィドリン(サウンド・エンジニア)

 録音:2022年5月31日-6月1日パドヴァ[43:32]

 ジャコモ・マンツォーニはルイジ・ノーノ、ブルーノ・マデルナの少し後の世代を代表するイタリアの作曲家。
 フランコ・ドナトーニやニコロ・カスティリオーニらと交友し、互いに影響を与え合いながら作品を発表した。
 マンツォーニの作品はクラウディオ・アバド、ジュゼッペ・シノーポリ、マウリツィオ・ポリーニらがさかんに取り上げている。
 「エミリー・ディキンソンの詩」はアンサンブルが終始最弱音のなか、ソプラノの祈るような歌声が印象的。「ベケットの詩」はノーノの影響を受けてか、テープ音楽を伴うアンサンブルと合唱のための作品。
 こちらもオーケストラの終始最弱音のなか、合唱が呻いたりささやいたり、時には叫んだりと様々な唱法を駆使してベケットの特殊な詩の世界を表そうとする。
 
 

STR 37254
\2400
ヴァイオリンとピアノのデュオによる
 「水滴の上を歩く」と名付けられた曲集

  ヴァージニア・ステラ&アルベルト・ブライダ:
   「水滴の上を歩く」I~X
ヴァージニア・ステラ(Vn)
アルベルト・ブライダ(Pf)

 録音:2022年12月11日[49:27]

 ヴァイオリンとピアノのデュオによる10曲から構成される「水滴の上を歩く」と名付けられた曲集はヴァイオリンのヴァージニア・ステラとピアノのアルベルト・ブライダの共同作曲による作品。
 いずれも調性で書かれメランコリックで美しい叙情的な小品集である。
 ジョージ・ウィンストンやアルヴォ・ペルト、佐藤聰明など、ニュー・エイジ・ミュージックの好きな人に特にお薦め。
 
















10/31(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

HORTUS


HORTUS 231
\2700
春の朝に
 (1)シャミナード(グラッピー編):コンチェルティーノ Op.107
 (2)ドビュッシー:シランクス
 (3)ドビュッシー(グラッピー編):牧神の午後への前奏曲
 (4)リリ・ブーランジェ(グラッピー編):春の朝に
 (5)オネゲル:牝山羊の踊り H.39
 (6)フォーレ(グラッピー編):幻想曲 Op.79
 (7)フォーレ(デーペンホイアー編):
  組曲「マスクとベルガマスク」Op.112
 (8)フォーレ(グラッピー編):子守歌 Op.16
 (9)ボナル:太陽の反映 Op.17
 (10)ジョンゲン(グラッピー編):ゆっくりした舞曲
ティエリー・カザルス(フルート)
 (1)-(6)(9)(10)
ヴァンサン・グラッピー
 (オルガン/カヴァイエ=コル製作)
  (1)(3)(4)(6)-(8)(10)

 「牧神の午後への前奏曲」も収録。フランスの名作をフルートとオルガンによる演奏でお届け!

 録音:2022年/サン・フランソワ・ド・サル教会、リヨン(フランス)/DDD、ディジパック仕様、68'11

 シャミナード、ドビュッシー、フォーレなど19世紀後半から20世紀前半にフランスで活躍した作曲家を中心に収録したフルート奏者ティエリー・カザルス、オル ガン奏者ヴァンサン・グラッピーのデュオ・アルバム「春の朝に」。
 笛の集合体ともいえるオルガンとフルートとの相性は言うまでもなく自然であることから、グラッ ピーはドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」やフォーレの「幻想曲」などの名曲をフルートとオルガン用に編曲。
 オルガンはサン・フランソワ・ド・サル教会に 据え付けられたアリスティド・カヴァイエ=コル(1811~1899)製作の銘器。
 色彩的なフランス音楽を表現するに最適な楽器でフルートと豊かな音楽を展開して います。

 オルガンのヴァンサン・グラッピーはオルレアンでフランソワ=アンリ・ウバール、パリでマリー=クレール・アラン、リヨンでルイ・ロビヤールに師事しました。
 パ リ市主催国際コンクール(2002 年)とシャルトル国際オルガン・コンクール(2004年)で優勝している実力派。管楽器とオルガン用に数多く編曲も手掛けてい ます。
 
 


HORTUS 227
\2700
マルタ・グリオッツィがJ.S.バッハ、シャイン、
 シュッツを組み合わせたアルバムをリリース!

  (1)J.S.バッハ:「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV599
  (2)シュッツ:「おお主よ、助けたまえ」
  (3)シャイン:「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」
  (4)シャイン:「神の子イエス・キリストよ」
  (5)パッヘルベル:シャコンヌ ニ短調
  (6)シャイン:「天にいますわれらの父よ」
  (7)J.S.バッハ:
   イギリス組曲第2番 イ短調 BWV807より「サラバンド」
  (8)シャイン:「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」
  (9)J.S. バッハ:
   「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」BWV639
  (10)J.S.バッハ:
   トリオ・ソナタ第5番 ハ長調 BWV529(リコーダーとオルガン編)
  (11)J.S.バッハ:「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」BWV661
  (12)シャイン:「キリストは死の縄目につながれたり」
  (13)シュッツ:「神は我に味方し」SWV329
  (14)J.S.バッハ:「キリストは死の縄目につながれたり」BWV625
  (15)シャイン:「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」
  (16)J.S.バッハ:
   「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」BWV604
アルメル・モルヴァン(ソプラノ)
 (2)(3)(6)(8)(12)(13)(15)
エロディー・ブルフトゥール(リコーダー)
 (2)(3)(6)(8)(10)(12)(13)(15)
マキシム・シュヴロ(トロンボーン)
 (2)(3)(6)(8)(12)(13)(15)
マルタ・グリオッツィ
 (オルガン/ベルナール・ユルヴィ製作)

 オルガニスト、マルタ・グリオッツィがJ.S.バッハ、シャイン、シュッツを組み合わせたアルバムをリリース!作曲家の個性があらわれた同一コラールの聴き比べも楽しい一枚。

 セッション録音:2022年10月24~29日/ノートルダム大聖堂、ル・フォゴエ(フランス)/DDD、ディジパック仕様、57'48

 オルガニスト、マルタ・グリオッツィがJ.S.バッハ、シャインのコラール作品を中心としたアルバムをリリース。
 J.S.バッハ、シャインそれぞれが作曲したコラール「い ざ来ませ、異邦人の救い主よ」、「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」、「キリストは死の縄目につながれたり」、「イエス・キリストよ、賛美をうけたまえ」。
 同じコラールでも作曲家の個性や表現方法の違いをこのアルバムで堪能することができます。
 ル・フォゴエのノートルダム大聖堂に据え付けられたオルガンはベル ナール・ユルヴィ製作。
 ユルヴィはフランスのオルガン製作者アリスティド・カヴァイエ=コル(1811~1899)の歴史的楽器の修復・再建にも携わる現代の名匠。
 フランス・オルガンの伝統を受け継ぐ豊かな音色が魅力です。
 
 


HORTUS 225
\2700
プーランク:歌曲集 カール・ガザロシアン(テノール)
エマニュエル・オリヴィエ(ピアノ)
 ・闘牛士 FP11
 ・ギヨーム・アポリネールの2つの詩【第1曲:モンパルナス / 第2曲:ハイド・パーク】
 ・ギターに寄す FP79
 ・歌の調べ FP46【第1曲:ロマンティックな歌 / 第2曲 田園の歌 / 第3曲:重々しい歌 / 第4曲:快活な歌】
 ・歌曲集「ある日ある夜」 FP86
  【第1曲:素晴らしい日 / 第2曲:空っぽの貝殻の壊れたのが /第3曲:ちぎれた軍旗のような額 /
    第4曲:瓦礫に覆われたジプシーの馬車 / 第5曲:まっしぐらに / 第6曲:みずほらしい草 /
    第7曲:君を愛したいだけ / 第8曲:猛々しい顔 / 第9曲:私たちは夜を創った】
 ・4つの子供の歌 FP75より【第2曲:ルネ少年の悲しい話 / 第3曲:元気のよすぎる男の子】
 ・矢車菊 FP102
 ・歌曲集「偽りの婚約」 FP101
  【第1曲:アンドレ夫人 / 第2曲:草の中に / 第3曲:飛んでいる /
   第4曲:私の亡骸は手袋のようにぐったりと /第5曲:ヴァイオリン / 第6曲:花】
 ・4つの子供の歌 FP75より【第1曲:あたしたち妹が欲しい】

 まばゆいばかりの高音が魅力のテノール歌手ガザロシアンが、最も愛する作曲家プーランクの歌曲を熱唱!

 セッション録音:2022年/フランス/DDD、ディジパック仕様、55'11

 「まばゆいばかりの高音が出せる、非常に心地よく軽やかなテノール」と絶賛されるカール・ガザロシアン。
 幼少期に憧れた女性歌手へのトリビュート・アルバム「私は歌手になりたかった」(HORTUS-200)でも魅惑的な歌声を聴かせてくれました。

 期待の新譜は彼が愛してやまないプーランクの歌曲集。数多くの歌曲を残したプーランク。
 ジャン・コクトー、ギヨーム・アポリネール、ジャン・モレアス、ジャン・ ノアンらがのこした詩に、独特な旋律をのせた、プーランクの凄みがこれらの歌曲に凝縮されております。
 各曲数分ながらそれぞれ強烈な個性を示すプーランクの 作品。ガザロシアンの表現豊かな歌でご堪能ください!
 



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LE PALAIS DES DEGUSTATEURS



PDD 033
\2800→\2590
ベルギーの巨匠ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン
 (1)フランク(セルヴァ編):
    大オルガンのための3つのコラール(全3曲)
 (2)フランク:前奏曲、コラールとフーガ ロ短調 FWV21
 (3)セルヴァ:陽光に響く鐘
 (4)セルヴァ:夕陽の風景
ジャン=クロード・ファンデン・エイデン(ピアノ)

 フランク・イヤーに録音したヴァンデン・エインデンの注目アルバム!「前奏曲、コラールとフーガ」、セルヴァ編の「3つのコラール」、そしてセルヴァのオリジナル作品も収録!

 録音:2022年/フランス/DDD、ディジパック仕様

 ベルギーのピアノの巨匠ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデンが2022年、セザール・フランク生誕200周年にあわせて、フランクのピアノ作品とブランシュ・セルヴァ(1884-1942)の作・編曲作品を組み合わせたアルバムを完成させました。

 ブランシュ・セルヴァはカタルーニャ系フランスのピアニスト。アルベニスやセヴラックと親しかったセルヴァは技巧と豊かな表現力をもち合わせたピアニストですが、ダンディに作曲を師事しており、ピアノ曲、声楽曲などの作品をのこしております。

 フランク最晩年作曲の「大オルガンのための3 つのコラール」は、オルガニストの必須レパートリーであるだけでなく、あらゆるオルガン作品の頂点ともいえ、頻繁に演奏されております。
 セルヴァはこの作品を全曲ピアノ独奏版に編曲。アルベニスの超難曲「イベリア」全曲を世界初演しているほどの技巧をもつセルヴァは、フランクがオルガンで意図した音楽を見事なピアノ・ソロに編曲しております。

 「陽光に響く鐘」は1904年作曲。イタリアの鐘の音を描写したものでセルヴァがいかに優れた作曲家であったかを示すものとなっております。

 1964年開催のエリザベート王妃国際音楽コンクールで、当時史上最年少で第3位となり、その後ヨーロッパを中心に国際的活躍しているヴァンデン・エインデ ン。
 Le Palais des Degustateursレーベルからジェラール・プーレと「フランク&マニャール:ヴァイオリン・ソナタ集」(PDD-002)、「シューマン:ヴァイオ リン・ソナタ集」(PDD-011)、「ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第3・5・7番」(KKC-6551 / PDD-026)をリリース。
 またソロ・アルバムとして「シュー マン:幻想曲、リスト:ピアノ・ソナタ」(PDD-024)をリリースしています。

 



旧譜
ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン
LE PALAIS DES DEGUSTATEURSからのソロ・アルバム



 PDD 024
\2800→\2590
ジャン= クロード・ヴァンデン・エインデンが奏でる
 シューマンとリスト「幻想曲」と「ピアノ・ソナタ」

   シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17(I.13'14+II.8'27+III.10'21)
  リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178(32'08)
ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン(ピアノ)

 巨匠ジャン= クロード・ヴァンデン・エインデンが艶やか奏でるシューマンとリスト。2人が献呈しあった「幻想曲」と「ピアノ・ソナタ」を録音!

 録音:2020年1月6-9日/ゴワイヨット(ヴォーヌ=ロマネ)/ディジパック仕様

 ベルギーのピアノの巨匠ジャン=クロード・ヴァンデン・エインデン。2020年録音のシューマンの幻想曲と大曲リストのピアノ・ソナタという組み合わせ!

 深い味わいと豊かな歌心で魅了するヴァンデン・エインデン。当アルバムではシューマンがリストに献呈した「幻想曲」とその返礼としてリストがシューマンに献呈した「ピアノ・ソナタ」を録音しております。
 2人の偉大な作曲家へ思いを馳せながら見事な演奏を聴かせます。




旧譜
こんな大家がいたのかと騒がれた
ファンデン・エイデン、MUSOから発売になった1964年の録音


 MUSO
MU 012
\2800→\2590
16 歳で優勝!
 1964年エリザベート王妃国際コンクール(ピアノ)優勝者

  ジャン=グロード・ファンデン・エイデン
   1. シューマン:交響的練習曲op.13
   2. リスト:ピアノ協奏曲 変ホ長調 S.124
   3. ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 op.15
ジャン=クロード・ファンデン・エイデン
 (ピアノ)
ベルギー王立管弦楽団
フランツ・アンドレ(指揮/2)
フリッツ・セリス(指揮/3)
 ベルギー出身のファンデン・エイデンの記録

 録音:1.1964年5月25日、ファイナル 2.1964年、デッカ(LP:173.427) 3.1964年6月8日、優勝記念コンサート

 16 歳で優勝したジャン=クロード・ファンデン・エイデンは、歴代の優勝者の中では珍しいベルギー出身のピアニスト。
 なお、1964 年の記録録音ということで、アーカイヴが万全ではなく、交響練習曲(若干の古さを感じるものの、演奏の凄さは伝わる音質)以外は、コンクール直後に録音されたデッカ、および優勝記念コンサートの記録となっております。







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CAVI-MUSIC



8553539
\2600→\2390
シュルホフによるベートーヴェン「ピアノ協奏曲第1番」第1楽章のカデンツァ
 ベルリン1923 ~ ベートーヴェン&シュルホフ:ピアノ協奏曲集

 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15
 エルヴィン・シュルホフ(1849-1942):
  ピアノ協奏曲 Op.43 《ジャズ風に》
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op.15 より
  第1楽章(カデンツァ:シュルホフ)
ヘルベルト・シュフ(ピアノ)
ケルンWDR交響楽団
トンチエ・ツァン(指揮)

 ヘルベルト・シュフによるベートーヴェンとシュルホフ!

 ☆個性豊かな選曲で人々を魅了するヘルベルト・シュフ!

 1894年生まれのチェコの作曲家でピアニストのエルヴィン・シュルホフは第一次世界大戦の後、ジャズとの出会い、ヨーロッパの作曲家で最初にジャズを取り入れた作曲家のひとりとなりました。
 ピアノ曲を中心に、ジャズの影響を受けた作品を数多く残しており、このアルバムに収録されたピアノ協奏曲もそのひとつです。

 シュルホフは1923年にベルリンで「ピアノ協奏曲 Op.43 《ジャズ風に》」を作曲しましたが、同じく1923年に練り上げたのが、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番~第4番までの4つのカデンツァでした。その中から今回は第1番に焦点を当て、収録されています。

 1979年にルーマニアで生まれたピアニストのヘルベルト・シュフは、1988年にドイツへ移り、モーツァルテウム音楽大学で学びました。
 2005年にはウィーン・ベートーヴェン国際ピアノ・コンクールで優勝しています。斬新で強いこだわりのあるプログラムでのCD録音は、常に注目の的となっています。

 ※録音:2021年12月21日-23日、ケルン・フィルハーモニー(ドイツ)
 




DA VINCI CLASSICS



C00805
(2CD)
\3600
輝かしい18世紀ナポリのチェリスト
 スプリアーニ:チェロのための作品全集

  フランチェスコ・パオロ・スプリアーニ(1678-1753):
   トッカータ第1番~第13番/ソナタ第1番~第13番/
   シンフォニア ハ長調/ソナタ イ短調/練習曲 イ長調
レザミ・パルティモンティスト
 (ピリオド楽器使用)

 17世紀後半から18世紀初頭のイタリア・ナポリへタイムスリップ!

 ☆ナポリのチェリストのたちのなかでもっとも著名なひとり、フランチェスコ・パオロ・スプリアーニ!
 ☆イタリア最古のチェロのためのメソッドを著した人物としても知られています!

 イタリア・ナポリがチェロ・ヴィルトゥオーゾたちの活気あふれる拠点となった17世紀後半から18世紀初頭、チェロ愛好家にとってもとりわけ魅力的な時代へとタイムスリップできる1枚!
 輝かしいナポリのチェリストのたちのなかでもっとも著名なひとり、フランチェスコ・パオロ・スプリアーニ(1678-1753)はその才能を買われてスペインのバルセロナ王立礼拝堂の奏者にも抜擢されました。(イタリアに戻ってからはナポリの王立礼拝堂に雇われました。)
 イタリア最古のチェロのためのメソッドを著した人物としても知られており、本作に収録された2本のチェロと通奏低音のためのソナタはそのメソッドがもとになっています。

 ※録音:2023年4月&5月、トレント(イタリア)
 
 

C00806
\2600
サルティ:マニフィカト&グロリア・イン・エクチェルシス
 ジュゼッペ・サルティ(1729-1802):
  マニフィカト
   (ソプラノ、アルト、2つの合唱と2つのオーケストラのための)
  グロリア・イン・エクチェルシス
   (独唱、合唱とオーケストラのための)

 ※すべて世界初録音
バルバラ・フリットリ(ソプラノ)
エカテリーナ・セメンチュク(メゾソプラノ)
ドミトリ・ヴォロパエフ(テノール)
ユーリ・ヴォロビエフ(バス)
マリインスキー合唱団&オーケストラ
マッティア・ロンデリ(指揮)

 《ドン・ジョヴァンニ》に登場する音楽家、ジュゼッペ・サルティ!

 ☆作曲家ジュゼッペ・サルティの2つの世界初録音を収録!
 ☆同時代の作曲家たちからの評価も高かった、ジュゼッペ・サルティ!

 今日ではモーツァルトの《ドン・ジョヴァンニ》に登場する音楽家のひとりとして最もよく知られている作曲家ジュゼッペ・サルティ(1729-1802)の2つの世界初録音を収録した貴重な1枚。
 2011年6月にサンクトペテルブルクのマリインスキー・コンサートホールでライヴ録音されました。サルティは同時代の作曲家たちからの評価も高く、「芸術の奥義を知り尽くした音楽家のひとり」「同時代で最も学識ある作曲家のひとり」などと評されました。
 その重要性を証明するように、彼はロシアの首都に招かれ、当時流行していたイタリア様式を代表するだけでなく、現地の要素を作品に取り入れていったのです。
 サルティの宗教音楽は、非常に精巧な対位法的技法と、オペラの劇的効果、豊かで表現力豊かなオーケストレーション、旋律の華麗さを見事に融合させており、また彼自身のスタイルにロシア正教会独特のアカペラの伝統を取り入れた点でも大きな成功を収めました。
 マニフィカトは2つのオーケストラと合唱団のために書かれており、快活で多彩な響きを聴かせてくれます。

 ※録音:2011年6月、マリインスキー・コンサートホール(ロシア、サンクトペテルブルク)
 
 


C00795
\2600
マーラー:不思議な角笛の世界 アンサンブル・プロジェット・ピエロ
 ヨハン・シュトラウス1世:シュペール・ポルカ
 マーラー:
  「リュッケルト歌曲集」より《私の歌を覗き見しないで》、
  「子供の不思議な角笛」より
   《この世の暮らし》《ラインの伝説》《美しいラッパが鳴りひびくところ》
   《この歌を作ったのは誰?》《魚に説教するパドヴァの聖アントニウス》《原光》、
  交響曲第1番の第3楽章より、交響曲第4番の第2楽章より、
  交響曲第3番の第3楽章より、交響曲第1番の第2楽章より
 シューベルト:《ロザムンデ》よりバレエ音楽第1番、ロマンス、バレエ音楽第2番
 ベルク:葦の歌、ナイチンゲール

 ウィーンの作曲家の謎に迫る、ユニークなコンセプト・アルバム!

 ☆マーラーやシューベルトなどの音楽に隠されたテーマに迫る!
 ☆マーラーの音楽が持つ奥深さと多面性、崇高さと俗っぽさの微妙な対比が楽しめます!

 音楽的パラドックスの象徴ともいえるマーラーの交響曲と歌曲、さらにはシューベルトやベルクといった他のウィーンの作曲家の作品を取り上げ、隠されたテーマや音楽的言及のネットワークを明らかにしようとするユニークなコンセプトの1枚。
 マーラーの音楽が持つ奥深さと多面性、崇高さと俗っぽさの微妙な対比をお楽しみいただけます。

 ※録音:2020年10月(イタリア)
 




DREYER GAIDO



CD21148
\2700
ユネスコ世界遺産に登録されている
 「スホクラント」

 この地の歴史や文化からインスピレーションを受けたコンクール作品から厳選
ブラック・ペンシル
 1. ウルリヒ・シュルタイス:Drops in the wind
 2. ウルリヒ・シュルタイス:Birdsong
 3. ウルリヒ・シュルタイス:Windspel
 4. ピヤワット・ルイラーププラサート:Nostalgic Scapes
 5. アールト・ストロートマン:Popular Archeology:Volca #1
 6. レンス・ティエンストラ:Schokland Prayer
 7. ン・ユ・ホン:Met en Tegen de Zuiderzee
 8. オット・ヴァンケ:Scattered views
 9. ルカ・ドナティ:Ipseity
 10. アリーナ・シリナ:Memories of Wood
 11. エンリク・モンフォール:Jathilan
 12. ソウミル・ビスワス:Schokland
 13. クラウディオ・ウエルタ・オノーリス:The Island without sea
 14. フローレンス・アンナ・モーンダーズ:From Under
 15. アンドレア・グテーレス:In limbo
 16. ルーカス・ヴィーガー:Geen weg terug
 17. アンジェイ・オイチェナシュ:Vespers
 18. ジョン・ケージ:Child of Tree
 19. アイリーン・タヌウィジャヤ:Tegen de zee
 20. ユウシュン・ペイ:Breathing
 21. ヨナタン・デ・ヘスス・カラスコ・エルナンデス:The gangway
 22. サラ・ジェフリー:After me comes the flood
 23. フロリアン・マグヌス・マイヤー:Stormproofing

 オランダのスホクラントをテーマにした、多数の作曲家たちによる作品集!

 ☆ユネスコ世界遺産に登録されているスホクラント!
 ☆異色のアンサンブル、ブラック・ペンシルのために書かれた作品集!

 バロック・フルート、パンフルート、ヴィオラ、アコーディオンそして打楽器という異色のアンサンブル、ブラック・ペンシル。
 彼らは2022年に「ブラック・ペンシル・イン・スホクラント・プライズ」という作曲コンクールを行い、世界中にスホクラントをテーマにした約1分程度の作品を募集しました。
 スホクラントとは、オランダにあるユネスコ世界遺産で、1万年以上前から人類が住んでいた島で、現在は開拓工事によって陸続きとなっています。
 この地の歴史や文化からインスピレーションを受けたブラック・ペンシルによって行われたコンクールは、36ヵ国から174もの作品が集まり大成功となりました。
 その中から厳選された作品を本アルバムでは収録し、様々な地域の作曲家の作品をお楽しみいただけます。

 ※録音:2023年1月&2月
 



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SIGNUM CLASSICS



SIGCD756
(2CD)
特別価格
\3900→\3590
ウェールズの名ピアニスト、スィール・ウィリアムズ
シューマン:ピアノ作品集

 幻想曲ハ長調 Op.17/蝶々 Op.2/
 フモレスケ Op.20/ダヴィット同盟舞曲集 Op.6/
 夜想曲集 Op.23/ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26
スィール・ウィリアムズ(ピアノ)

 ウェールズの名ピアニスト、スィール・ウィリアムズ!シューマン名曲集2枚組!

 ☆ウェールズの名ピアニスト、スィール・ウィリアムズが弾くシューマン!
 ☆シューマンの人生の幅広い期間からセレクトした2枚組!

 ウェールズ出身のピアニスト、スィール・ウィリアムズは、ソリスト、伴奏者、室内楽奏者として深い音楽的知性と優れた表現力で広く称賛を浴びており、Signum Classicsからは8枚組のボックス・セット「ア・シューベルト・ジャーニー」(SIGCD645)やベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲と様々な変奏曲やバガテルも収録した12枚組の「ベートーヴェン・アンバウンド」(SIGCD527)などの充実した企画のアルバムをリリースし高い評価を得てきました。
 Signum Classicsとのコラボレーションによる15枚目のアルバムでは、ロベルト・シューマンの主要作品をレコーディング。
 シューマンがライプツィヒ大学で法学を学んでいた時期に書かれた「蝶々(パピヨン) Op.2」から、1841年に出版された「ウィーンの謝肉祭の道化 Op.26」まで、シューマンの人生のかなりの部分にまたがる作品のセレクションを探求しています。

 ※録音:2019年11月30日-12月2日、セント・ポール・スクール(ロンドン)(ダヴォット同盟舞曲集、フモレスケ)/2022年3月22日-24日、ワイアストン・レコーディング・スタジオ(モンマス)(蝶々、夜想曲集、幻想曲、謝肉祭の道化)

 「スィール・ウィリアムズは私たちの時代の偉大なピアニストの一人です。」ジョン・ギルフーリー(ウィグモア・ホール アーティスティック&エグゼクティヴ・ダイレクター)

 



旧譜
スィール・ウィリアムズ、2つのボックス


 SIGCD645
(8CD/特別価格)
\6700→\6290
深い音楽的知性と優れた表現力
 スィール・ウィリアムズ!シューベルト・ライヴ8枚組BOX
  ア・シューベルト・ジャーニー


詳細はこちら
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スィール・ウィリアムズ(ピアノ)


 SIGCD 527
(12CD/特別価格)
\12000→\10990
ウィグモア・ホールで行われた9日間のライヴを収録
 現代最高峰のベートーヴェン弾きの一人
  スィール・ウィリアムズ(ピアノ)
 ベートーヴェン・アンバウンド ピアノ・ソナタ全集


詳細はこちら
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ここでベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番が観られます。
確かに、この深い味わいは捨てがたい。
https://youtu.be/-juLA_ERYxE
スィール・ウィリアムズ(ピアノ)

 




URANIA RECORDS


LDV14106
\2300
パスクィーニ:ハープシコード作品集 アンドレア・ケッツィ(ハープシコード)
 ベルナルド・パスクィーニ(1637-1710):
  トッカータ第8番/フォリアによるパルティータ/リチェルカーレ ニ長調《ソ、レ》/
  フランチアのための変奏曲/フランス風カンツォン へ短調《ファ、レ》/
  ミローネのためのタスタータ(ナポリ、98年7月)/アルマンド/
  コレンテ/パッサカリア/パストラーレ/サルタレッロによるパルティータ/
  タスタータ第4番《フランチアのために》/アルトラ-アルマンド/コレンテ/
  ジーガ/ファンタジア ホ短調《ラ、ミ》/タスタータ(1708年12月4日) /ソナタ

 鍵盤楽曲が現代も高く評価されるベルナルド・パスクィーニ!

 イタリア・バロックの作曲家、ベルナルド・パスクィーニは、初期バロックのフレスコバルディ(1583-1643)と、後期バロックのドメニコ・ツィポーリ(1688-1726)の間の時代に活躍し、鍵盤作品を多く残しています。

 イタリア、パルマ出身のハープシコード奏者アンドレア・ケッツィは、イタリア全土でソリストとして活動しています。
 また数多くの音楽祭にも出演し、さまざまな声楽アンサンブルや器楽アンサンブルとも共演しています。
 
 

LDV14107
\2300
カルダーラ:グローリア
 アントニオ・カルダーラ(1670-1736):グローリア*
 レスピーギ:主の降誕への賛歌
 *世界初録音
インテンド・ヴォーチ・アンサンブル
カノーヴァ室内管弦楽団
ミルコ・グァダニーニ(指揮)、ほか

 イタリア・バロックの作曲家、アントニオ・カルダーラは、オペラと宗教曲において重要な人物としてその名を残しています。
 このアルバムに収録された「グローリア」は世界初録音となっています。

 カルダーラとともに収録されたのは、およそ2世紀後に生まれたイタリアを代表する作曲家、レスピーギ。
 レスピーギはイタリア・バロック音楽の研究に熱心な一面も持っており、この2人の作曲家の楽曲が並べられることで、バロックと20世紀の結びつきを再確認できる一枚となっています。
 



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MUSIC&ARTS



M&ACD 1308
\2400→\2190
ネーメ・ヤルヴィとアンナ・シェレストによる
 ルビンシテイン:ピアノ協奏曲全集完結編!

  A.ルビンシテイン(1829-1894):
   ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.25
   ピアノ協奏曲第2番 へ町長 Op.35
   6つの性格的小品 Op.50~
    第3番 「舟歌」,第5番 「子守歌」(レイトゥシュ編)
アンナ・シェレスト(ピアノ)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
エストニア国立交響楽団

 録音:2022年9月20,21,23日 エストニア タリン、73'05

 Sorel Classics から、ピアノ協奏曲第4番,ロシア奇想曲(SCCD 013)、ピアノ協奏曲第3番,第5番(SCCD 014)と発売されていた、 アンナ・シェレストとネーメ・ヤルヴィによるアントン・ルビンシテインのピアノ協奏曲全集の完結編は、販売提携先だったMusic & Artsからの発売。
 19世紀的ヴィルトゥオーソの色濃いことで人気のある第1番も、その1年後の第2番も、シェレストの意欲的なピアノとヤルヴィ指揮の豊かなオーケストラで万全の演奏になっている。
 レーベルを跨いだバラ3枚とはいえ、シェレストとヤルヴィによるルビンシテインのピアノ協奏曲全集はその決定盤というものになっただろう。
 アルカディ・レイトゥシュのオーケストラ編の「舟歌」と「子守歌」もたいへん素敵。
 日本ではチャイコフスキー絡みで名前ばかりが有名なアントン・ルビンシテインの芸術に改めて接するには打って付けのアルバム。

   




アンナ・シェレストの動画、どうぞ。

Rachmaninoff Moment Musicau Op.16 No.4. Anna Shelest

https://www.youtube.com/watch?v=EB3gGTrCFCg&t=12s



SOREL CLASSICSから発売になっていた
第1集&第2集


 SCCD 013
\2800→\2590
ウクライナ生まれのピアニスト、アンナ・シェレスト
 指揮はネーメ・ヤルヴィ
アントン・ルビンシテインの代表作の一つ、
 ピアノ協奏曲第4番 ニ短調、ロシア奇想曲も名演

  ルビンシテイン:
   ピアノ協奏曲第4番 ニ短調 Op.70
   ロシア奇想曲 Op.102
アンナ・シェレスト(ピアノ)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
ザ・オーケストラ・ナウ

 録音:2017年10月15日ニューヨーク州 ニューヨーク・シティ(ライヴ録音)、DDD、50'34

 ロシアの大ピアニスト、アントン・ルビンシテイン(1829-1894)の代表作の一つ、ピアノ協奏曲第4番 ニ短調は、充実した傑作であるにもかかわらず20世紀後半にはあまり注目を浴びなくなってしまい、近年の録音も限られて来た。
 ここではウクライナ生まれのピアニスト、アンナ・シェレストが、ルビンシテインの豊潤な音楽から清らかな響きを引き出している。
 そして伴奏がなんと巨匠ネーメ・ヤルヴィ。しばしば冗長と評されるこの協奏曲が、然るべき名作になっている。
 哀愁に満ちたロシア奇想曲も名演。
 アントン・ルビンシテインのCDを1枚買うならまずこれを。

 



 SCCD 014
\2800→\2590
アンナ・シェレスト(ピアノ)&ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
アントン・ルビンシテインのピアノ協奏曲第3番と第5番

 ルビンシテイン:
  ピアノ協奏曲第3番 ト長調 Op.45
  ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.94
アンナ・シェレスト(ピアノ)
ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
エストニア国立交響楽団

 録音:2018年5月7日 エストニア タリン、DDD、72'08

 アントン・ルビンシテイン(1829-1894)のピアノ協奏曲第3番と第5番の録音。ルビンシテインのピアノ協奏曲では第4番が比較的よく知られているが、それはこの作品がルビンシテインにしてはロシア情緒が濃いからで、一方でルビンシテインの西欧趣味、洗練された自由な作風は、これら第3番 ト長調や第5番 変ホ長調の方がより良く出ている。
 20世紀にはその自由さがまとまりがないと受け止められ評価が低かったのかもしれないが、21世紀の耳はインターナショナルに活躍した大ピアニストの徒然な豊かな音楽こそルビンシテインの本領と受け止められるだろう。
 元より録音が少ないので新録音というだけでありがたいが、ウクライナ出身でニューヨークで活躍するピアニスト、アンナ・シェレストの清新なピアノと、巨匠ネーメ・ヤルヴィの極めて立派な伴奏が不当に埋もれた名作に光を当てている。


 




ZKPスロヴェニア放送


ZKP 118302
\2500
「ブラームス:ピアノによる変奏曲集」
 ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調 Op.24
 シューマンの主題による変奏曲 嬰ヘ短調 Op.9
 パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 第1巻,第2巻
ダニイェル・プレツェリ(ピアノ)

 スロヴェニアの若手ピアニスト、プレツェリのブラームス変奏曲集!

 録音:2022年12月 スロヴェニア リュブリャーナ73'37

 スロヴェニアのピアニスト、ダニイェル・プレツェリによるブラームスのピアノの変奏曲集。
 ダニイェル・プレツェリは1988年生まれ。リュブリャーナ音楽院で学んだ後、パリ国立高等音楽院でロジェ・ミュラロに、さらにザルツブルクのモーツァルテウムでも学んだ。まとまった録音はこのブラームスが初めてのようである。
 清潔で軽めの音色が持ち味で、爽やかなブラームスになっている。
 
 
ZKP 118210
\2500
ミロスラウ・ヴィルハル、ヨジピーナ・トゥルノグライスカ
 19世紀スロヴェニアの歌曲集

  ヨジピーナ・トゥルノグライスカ(1833-1854)と
   ミロスラウ・ヴィルハル(1818-1871)の歌曲集(全17曲)
ニーナ・コンパレ・ヴォラスコ(メッゾソプラノ)
クレメン・ゴルネル(ピアノ)

 78'25

 19世紀スロヴェニアの歌曲集。ミロスラウ・ヴィルハル(1818-1871)はスロヴェニアのジャーナリスト、作家として有名な人物で、作曲家としても活動した。
 ヨジピーナ・トゥルノグライスカ(1833-1854)はスロヴェニアで初の女性の作家として知られる(ちなみにトゥルノグライスカとはスロヴェニア北部の「トゥルヌ城の」という意味で、彼女の筆名)。僅か20歳で亡くなったヨジピーナはスロヴェニアでは根強い人気がある。
 このCDにはヴィルハルの歌曲が9曲、ヨジピーナが8曲収録されている。
 ニーナ・コンパレ・ヴォラスコは、リュブリャーナ音楽院を修了後、英国のバーミンガム音楽院、さらにブリュッセル音楽院で学んだメッゾソプラノ。この3つの国を中心に活躍している。
 
 

ZKP 118500
\2500
「ギター伴奏によるスロヴェニアとイタリアの歌曲」
 プロハースカ:私はあなたに何を尋ねようか
 イパヴェツ:
  テントウムシ/露が野原に落ちたら/思い出の本に/ヒナギクが育つ
 ジョルダーニ:愛しい人よ(カーロ・ミオ・ベン)
 チャンピ(伝ペルゴレージ):ニーナ
 モンテヴェルディ:苦しみが甘美なものならば
 カルダーラ:親愛な森よ
 マルティーニ:愛の喜びは
 ヘンデル:これほどの陰はなかった(オンブラ・マイ・フ)
 カッチーニ:アマリッリ
 ランディ:ああ歓迎される死よ
 シュケルヤンツ:山の麓の休息
 パヴチッチ:子守歌2
 マシェク:窓の下で
 ラヨヴィッチ:セレナード/部屋の中の月
ヤカ・ミヘラツ(バリトン)
ユレ・チェルコフニック(ギター)

 録音:2023年6月 スロヴェニア リュブリャーナ

 19世紀から20世紀のスロヴェニアの歌曲と、バロック時代のイタリアの歌(いわゆるイタリア古典歌曲を含む)をギター伴奏でバリトンが歌ったもの。イタリアバロックの歌がギター伴奏に合うのは容易に想像できるだろうが、日本人にはほとんど未知のスロヴェニア歌曲がまた素敵だ。
 ヤカ・ミヘラツはリュブリャーナで学んだ後、ベルリンで活躍しているバリトン。柔らかい美声のバリトン。
 ユレ・チェルコフニックは、リュブリャーナで学んだ後、ウィーンやチューリヒで研鑽を積んだギター奏者。
 2018,19年と来日しており、実は熱心なギター好きには既に知られている人である。
 
 

ZKP 117978
\2500
「ハープ伴奏による歌曲集」
 ドビュッシー:美しい夕暮れ/星の輝く夜/マンドリン
 フォーレ:
  夢の後で Op.7-1/トスカーナのセレナーデ Op.3-2/
  揺り籠 Op.23-1/私たちの愛 Op.23-2
 イパヴェツ(1829-1908):思い出の本に/ロマンス
 ラカル(b.1979):寒さ
 シューマン:
  春の訪れ Op.79-19/お母さん、お母さん Op.25-11/
  私を彼の胸に寄り掛からせて Op.25-12
 R.シュトラウス:親しい幻 Op.48-1/明日 Op.27-4
アンドレヤ・ザコニシェク・クルト(ソプラノ)
ウルシュカ・クリジュニク・ズパン(ハープ)

 録音:2022年9月 スロヴェニア リュブリャーナ,39'29

 フランス、スロヴェニア、ドイツの歌曲をハープ伴奏でソプラノが歌っている。ドビュッシーやフォーレの歌曲をハープ伴奏で歌うのは珍しくないだろうが、シューマンやシュトラウスとなると稀だろう。
 スロヴェニアのロマン派の作曲家、ベンヤミン・イパヴェツ(1829-1908)や、現代スロヴェニアを代表する作曲家、カタリーナ・プスティネク・ラカル(1979-)の作品も素晴らしい。
 アンドレヤ・ザコニシェク・クルトはスロヴェニア東部のツェリエ生まれ、在住のソプラノ。
 彼女はマリボール歌劇場で四半世紀に渡って様々なソプラノ役を手掛けて来た劇場の花形歌手で、同劇場の2014年来日公演のビゼー「カルメン」でヴェッセリーナ・カサロヴァ相手にミカエラを歌っていた。
 ウルシュカ・クリジュニク・ズパンはスロヴェニアの代表的ハープ奏者の一人で、2003年からスロヴェニア・フィルハーモニー管弦楽団のハープ奏者を務めている。
 
 簡易紙ケース収納。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 115
\3000→\2790
リヒテル 第23回トゥレーヌ音楽祭ライヴ
 ハイドン:
  (1)ピアノ・ソナタ第46番(旧31番)変イ長調 Hob. ⅩⅥ :46
  (2)ピアノ・ソナタ第48番(旧58番)ハ長調 Hob. ⅩⅥ :48
  (3)ピアノ・ソナタ第52番(旧62番)変ホ長調 Hob. ⅩⅥ :52
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)

 完全初出。ステレオ録音によるリヒテル1987年の神業ハイドン

 録音:1986年6月28日/ベナルディエ農園(ヴィルドーメ)(ライヴ)/ステレオ

 リヒテルが1964年にフランスの大農園で始めたトゥール音楽祭。現在も続いていますが、生前は頻繁に登場して神業を聴かせました。
 フランスのINA(国立視 聴覚研究所)に所蔵されるそのコンサート・ライヴ音源が日の目を見ました。
 なんと正規盤初出!ステレオ録音で音質も上々。円熟期リヒテルの芸術を堪能でき ます。

 このディスクは1986年6月28日のコンサート・ライヴで、ハイドンのソナタ3篇が収められています。
 いずれも1980年代にリヒテルが十八番としていたも のですが、ここでも演奏は冴えに冴えています。
 ハイドンのピアノ・ソナタは古典的に端正で活気あふれる世界が魅力といえますが、リヒテルは何の気も衒わず淡々と弾き進めるなかに、得も言われぬ滋味と深みを感じさせ最後まで引き込まれます。
 これほどの名演が今まで世に出ていなかったのが罪と思えるほどで、まさに 人類の宝と申せましょう。
 
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CDSMBA 116
\3000→\2790
リヒテル 第25回トゥレーヌ音楽祭ライヴ
 (1)ブラームス:自作主題による変奏曲 ニ長調 Op.21の2
 (2)ショスタコーヴィチ:前奏曲とフーガ第19番 変ホ長調 Op.87の19
 (3)同:前奏曲とフーガ第20番 ハ短調 Op.87の20
 (4)リスト:ポロネーズ第2番 ホ長調 S.223
 (5)同:灰色の雲 S.199
 (6)同:コンソレーション第6番 ホ長調 S.172
 (7)同:ハンガリー狂詩曲第17番 ニ短調 S.244
 (8)同:スケルツォと行進曲 S.177
 (9)同:超絶技巧練習曲第11番「夕べの調べ」S.139
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)

 完全初出。リヒテルのリストを高音質でたっぷり味わえる至宝的一枚!

 録音:1988年6月24日/メレ農園(トゥール)(ライヴ)/ステレオ

 リヒテルが1964年にフランスの大農園で始めたトゥール音楽祭。
 現在も続いていますが、生前は頻繁に登場して神業を聴かせました。
 フランスのINA(国立視 聴覚研究所)に所蔵されるそのコンサート・ライヴ音源が日の目を見ました。
 なんと正規盤初出!ステレオ録音で音質も上々。円熟期リヒテルの芸術を堪能できま す。

 このディスクは1988年6月24日のコンサート・ライヴで、ブラームス、ショスタコーヴィチ、リストの作品をたっぷり聴かせてくれます。
 この回は技巧と迫力を 追求する曲が多く、リヒテルの巨人的なヴィルトゥオーゾぶりが発揮されています。
 それに加え、しばしば現れる抒情的な箇所をさりげなく歌わせる所が、気絶しそ うになるほど感動的。
 リストの音楽が技巧を誇示するのではなく深いものであることに気付かせてくれます。
 まさに絶品としか言いようのない音源の出現です。
 




<国内盤> 


ALTUS



ALT 533
\3300
向井山朋子、衝撃のデビュー盤が音質あらたにリマスター復活
Women Composers

 アドリアーナ・ヘルツキー(1953-):
  フランツ・リストのための「ヘルフェンスター」
 ヴァネッサ・ラン(1968-):インナー・ピース
 ガリーナ・イワーノヴナ・ウストヴォリスカヤ(1919-2006):
  ピアノ・ソナタ第6番
 ソフィア・グバイドゥーリナ(1931-):ピアノ・ソナタ
 メレディス・モンク(1942-):ダブル・フィエスタ
向井山朋子(ピアノ)

 アムステルダムを拠点に活躍をつづける向井山朋子、30周年目前のデビュー盤が音質あらたにリマスター復活!
 既成概念を超え、より強烈にあらわれる多彩な表現

 録音:1994年8月15・16・17日/NCRV Studio Hilversum/2023年新リマスター、55:59、国内製作・日本語帯・解説付

 1994年に発表され大きな話題となった向井山朋子のデビュー・アルバム「Women Composers」が、30周年を目前にしてALTUS による2023年新規リマスターで再発売!

 作曲家お墨付きの演奏であるウストヴォリスカヤのピアノ・ソナタ第6番をはじめ、5人の女性作曲家による個性的な作品を収録。
 自らのヴォーカルを伴う作 品や、向井山のために書かれた作品もあります。
 技巧と音楽性が高い次元で組み合わさり新しい表現をうみだした名盤で、現在ジェンダーレス、ダイバーシティ といった思想を表現の核として多彩な活動を展開する向井山の原点ともいえるアルバムです。
 90年にアムステルダムに移り住んだ向井山が音楽にどう向き合った のか、また当時のオランダの雰囲気や芸術の在り方というものを、今でも強烈に伝えてくれます。

 「このアルバムを録音したのは、オランダに移住して間もなく、幸いにコンクールで優勝し、ああ、これからピアニストとしてやっていくんだ、と決意し始めた時期。
 これまでにないようなアルバム、強い何か、新しい音楽、ピアニストの領域を拡大するようなレパートリーを求めていた時、ふさわしいのは女性が作曲した作品 群でした。」(向井山朋子)

 ※ TOMOKO-0001およびKKC-6111 は廃盤となります。(代理店)
 


















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