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≪第121号アリアCD新譜紹介コーナー≫
その15 2023/11/14~




11/17(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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MIRARE



MIR 714
(3CD)
\4200→\3890

追悼
 アンゲリッシュの名盤、リストの≪巡礼の年≫全曲が再登場

リスト:≪巡礼の年≫

 [CD1]
  ・巡礼の年第1年『スイス』
   「ウィリアム・テルの礼拝堂」、「ワレンシュタット湖畔で」、
   「牧歌」(パストラール)、「泉のほとりで」、「夕立」、
   「オーベルマンの谷」、「牧歌」(エグローグ)、
   「郷愁」、「ジュネーヴの鐘」
 [CD2]
  ・巡礼の年第2年『イタリア』
   「婚礼」、「物思いに沈む人」、
   「サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ」、
   「ペトラルカのソネット 第47番」、
   「ペトラルカのソネット 第104番」、
   「ペトラルカのソネット 第123番」、
   「ダンテを読んで-ソナタ風幻想曲」
  ・巡礼の年第2年補遺『ヴェネツィアとナポリ』
   「ゴンドラを漕ぐ女」、「カンツォーネ」、「タランテッラ」
 [CD3]
  ・巡礼の年第3年
   「夕べの鐘、守護天使への祈り」、
   「エステ荘の糸杉に寄せて-葬送歌(第1)」、
   「エステ荘の糸杉に寄せて-葬送歌(第2)」、
   「エステ荘の噴水」、「哀れならずや-ハンガリー風に」、
   「葬送行進曲」、「心を高めよ」
ニコラ・アンゲリッシュ(ピアノ)
★発売中止
KKC 6781
(3CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5000

 アンゲリッシュの名盤、リストの≪巡礼の年≫全曲が再登場!

 名盤として名高いニコラ・アンゲリッシュのリスト≪巡礼の年≫全曲録音が再登場します(MIR.9941の再発売)。
 
 アンゲリッシュは1970年アメリカ生まれ。母親の手ほどきで5歳でピアノを始め、7歳でモーツァルトのピアノ協奏曲第21番を演奏して演奏会デビュー。
 13歳でパリ国立高等音楽院に入学、チッコリーニ、イヴォンヌ・ロリオ、ミシェル・ベロフ、マリー=フランソワーズ・ブッケに師事。
 ピアノと室内楽でプルミエ・ プリを獲得。フライシャー、バシキロフ、ピリスらのマスタークラスも受講しました。
 1989年ロベール・カサドシュ国際ピアノコンクールで第2位、1994年ジー ナ・バッカウアー国際ピアノコンクール優勝。
 2002年、フライシャーからルール国際ピアノフェスティヴァルにおいてヤング・タレント・アウォードを授けられる。
 2013年、2019年、ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジークの器楽ソロ奏者を受賞。アルゲリッチ、諏訪内晶子、ヴェンゲーロフらといった世界的奏者との室 内楽も活発に行っていた。
 2021年6月以来、健康上の理由で(慢性的な呼吸器疾患) で演奏会から遠ざかっていましたが、2022年4月に亡くなりました。
 世界最高峰の指揮者、オーケストラから慕われ、また高く評価され、数えきれないほどのアーティストの理想的な室内楽パートナーだったアンゲリッシュ。
 その天 才的な経歴だけでなく、彼の「聴く」という能力の素晴らしさ、他者への極度ともいえるまでの配慮、そして完全な慈悲深さ、すべてにおいて傑出した存在でした。

 2003年にMIRARE が行ったこのリストの録音は、アンゲリッシュの代表的名盤。
 このたび追悼盤として再登場しました。



今年発売された追悼ボックス


5419767618
(7CD)
\9200→\8790

ニコラ・アンゲリッシュ/
 オマージュ~未発表ライヴ&放送録音集

  リスト:超絶技巧練習曲より第1,3,10,1番
  ワーグナー=リスト編:イゾルデ愛の死
  J.S.バッハ:イギリス組曲第2番イ短調 BWV.807
  ラヴェル:鏡、高雅で感傷的なワルツ、ラ・ヴァルス
  J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV.988
  フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調 FWV.7
  バルトーク:2台のピアノと打楽器のためのソナタ Sz.110
  ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番ハ長調 Op.53『ワルトシュタイン』
  ムソルグスキー:組曲『展覧会の絵』
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30
  ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43

 などなど
  マルタ・アルゲリッチ、
  エベーヌ四重奏団、
  チョン・ミョンフン指揮/
   フランス放送フィル、
  トゥガン・ソヒエフ(指揮)/
   トゥールーズ・キャピトール国立管
などなど

詳しくはこちら

 昨年亡くなったアンゲリッシュにささげる「未発表ライヴ&放送録音集」。
 おそらくERATOはこのボックスの価値を完全には把握してないと思うので、わりとあっさり完売→廃盤にしてしまうかもしれない。
 このボックスだけはそんなことになるまえに絶対に押さえておいたほうがよい。


(亡くなった時の特集から)

 ニコラ・アンゲリッシュが死んでしまった。
 これまでことあるごとにアピールしてきた天才。
 まだこれからだったのに。だって51歳である。

 10年後に、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集録音を出して、世間を仰天させると勝手に思い込んでいた。
 20年後には世界最高の孤高のピアニストになっているだろうと勝手に思い込んでいた。
 それがまさかの。

 惜しい。惜しすぎる。




  



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PIANO21



XP21059N
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
カツァリス来日記念緊急リリース
シューベルト:即興曲集 Op.90&Op.142

 シューベルト:
  4つの即興曲 D.899(Op.90)
  4つの即興曲 D.935(Op.142)*
シプリアン・カツァリス
 (ピアノ/ベヒシュタイン)
P21059N
\2700→\2490

 カツァリス来日記念緊急リリース決定!ベヒシュタインで弾くシューベルトの即興曲集!

 ☆カツァリス2023年来日記念緊急リリース決定!
 ☆来日公演でも演奏予定のシューベルト晩年の傑作、即興曲集!

 超絶技巧の化身、鍵盤の魔術師シプリアン・カツァリスの自主レーベル「Piano21」から、2022年&2023年の最新録音が登場!
 ここ最近はビゼー版の「ドン・ジョヴァンニ」(ONIFCCD141)やカツァリス自身の編曲によるサン=サーンスの「オルガン付き交響曲」(OP21064N)など規格外ともいえるカツァリスならではのレア・トランスクリプションを続けてリリースしていましたが、今回はシューベルト31年の短い生涯の晩年に書かれた傑作、Op.90とOp.142の即興曲集を送り出します。
 この即興曲集の一部が演奏される予定である2023年11月から12月にかけての来日公演に向けて急遽リリースが決定いたしました。
 70歳を超えますます深化を続けるカツァリスの新たな境地にどうぞご期待ください。

 ※録音:2022年3月22日-23日&2023年4月24日*、サン=マルセル福音教会(パリ)
 ※使用楽器:C. Bechstein D-282 Concert Grand, No. 212034
 ※当タイトルは2023年11月~12月に予定している来日公演にて会場先行販売を予定しています。

 ~ シプリアン・カツァリス 2023年 来日公演予定 ~
 ・11/30(木) 浜離宮朝日ホール(東京)
 ・12/ 2 (土) かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール(東京)
 ・12/ 3 (日) ザ・カレッジ・オペラハウス(大阪)
 ・12/ 9 (土) FFGホール(福岡)

 ※公演予定は変更となる可能性がございます。最新の開催状況につきましては、各ホールや主催団体の公式HP等にてご確認ください。





RUBICON


RCD1087
\2700
庭の世界~花の歌曲集   アレッサンドロ・フィッシャー(テノール)
アンナ・ティルブルック(ピアノ)
 シューベルト:花の言葉 D519/
 メンデルスゾーン:初すみれ Op.19a-2/
 ロベルト・シューマン:「ミルテの花」より《蓮の花》 Op.25-7/
 クララ・シューマン:すみれ/
 R・シューマン:「レーナウの6つの詩とレクイエム」より《私の薔薇》 Op90-2/
 シベリウス:6つの歌 Op.88/
 フォーレ:「2つの歌」より《蝶と花》 Op.1-1/
 ショーソン:蝶々 Op.2-3/
 プーランク:「偽りの婚約」より《花》 FP101-6/
 エドゥアルド・トルドラ・ソレール(1895-1962):
  Al'ombra del lledoner、Menta I Farogola、Floeix l'ametller/
 カルロス・グアスタビーノ(1912-2000):
  薔薇と柳、「アルゼンチンの花」より《Cortadera, plumerito》/
 ミュリエル・ハーバート(1897-1984):すみれ、水仙に/
 エルガー:花言葉/
 ハイドン・ウッド(1882-1959):愛する庭の薔薇の花/
 
 【アンコール】
  フランダース&スワン:「At the Drop of a Hat」より《Misalliance》

 大注目のテノール歌手、アレッサンドロ・フィッシャーのライヴ録音!

 ☆2022年5月にグラモフォン誌の注目アーティストが紹介される「One to Watch」に選出されたテノールのアレッサンドロ・フィッシャー!

 テノール歌手のアレッサンドロ・フィッシャーは、歌劇『ポッペアの戴冠』のルカーノ役でザルツブルク音楽祭デビューを果たし、数々のオペラや音楽祭に出演するほか、定期的にコンサートやリサイタルも開催するなど精力的に活動しています。
 2022年にはグラモフォン誌の注目アーティストが紹介される「One to Watch」に選出され、BBTフェローシップを受賞するなど、今、大注目のテノールのひとりです。

 2020年のロックダウンの最中、フィッシャーは妻とともに自宅の庭で多くの時間を過ごしました。
 庭の花々や自然の美しさに触れ、冬から春、そして夏へと移り変わる庭の景色からインスピレーションを受け、リサイタル・プログラムの土台が形成されました。
 ロンドンのウィグモア・ホールでライヴ録音されたこのアルバムは、全曲、花を題材とした楽曲で構成され、花や花言葉はもとより、愛の証についてやロマンティックな恋の儚さなど、花を通じて描かれる人間の深い感情にも言及しています。
 



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SIGNUM CLASSICS



XSIGCD780
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
ア・テ、プッチーニ ~ プッチーニ:歌曲集
 最近再発見されたアリア『メランコニア(憂鬱)』の世界初録音も

 プッチーニ:
  あなたに/サルヴェ・レジナ/愛の小話/
  亡き女に!/偽りの忠告/太陽と愛/
  進め、ウラーニア!/ディアナ讃歌/
  そして小鳥は/大地と海/魂の歌/神と祖国/
  我が家/素敵な夢/ローマ讃歌/死とは?/
  メランコニア(憂鬱)(世界初録音)
アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
ヴィンチェンツォ・スカレーラ(ピアノ)
SIGCD780
\2700→\2490
※LP同時発売

 アンジェラ・ゲオルギュー!プッチーニ没後100周年記念アルバム!

 ☆ルーマニアが誇るオペラのスーパー・スター、アンジェラ・ゲオルギューがSignum Classicsから登場!
 ☆没後100周年を記念したオール・プッチーニ・プログラム!
 ☆再発見されたアリア『メランコニア』世界初録音!

 5度のグラモフォン賞、2度のクラシック・ブリット賞を始め、ドイツのECHOクラシック賞、フランスのヴィクトワール賞やディアパゾン・ドール賞など、数々の栄誉に輝き、世界的なオペラのスーパー・スターとして活躍を続けるルーマニア出身のソプラノ歌手アンジェラ・ゲオルギューが、イギリスのSignum Classicsからソロ・アルバムをリリース!
 歌曲伴奏の世界的名手ヴィンチェンツォ・スカレーラのピアノで、2024年に没後100周年を迎えるジャコモ・プッチーニの歌曲とオペラ・アリアの素晴らしいコレクションを歌います。

 キャリアの初期からプッチーニの名歌手として知られ、プッチーニのアルバムで2度のグラモフォン賞受賞、プッチーニ音楽祭のプッチーニ賞受賞なども誇り、ゲオルギューが生涯を通じて深く感謝してきたというプッチーニへの愛情深きオマージュ・アルバム。
 プッチーニがわずか16歳の頃に作曲した「A te(あなたに)」から61歳の作品まで、力強く劇的なアリアのようなスタイルから優しくシンプルな感情を伴う作品まで、幅広い年代とスタイルから17曲を厳選してレコーディング。
 また、最近再発見されたアリア『メランコニア(憂鬱)』の世界初録音もポイント。これは恐らくこれまで考えられていた1881年ではなく、1883年の作品であるとされています。

 ※録音:2023年5月8日-14日、セント・ジョン・ザ・エヴァンゲリスト教会(アッパー・ノーウッド、ロンドン)

 「世界でもっとも魅力的で才能に恵まれたオペラ・スター」(ニューヨーク・サン紙)

 
 



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CD ACCORD



ACD-321
\3500→\3290
ヨハン・シュトラウス1世のオーケストラで演奏していた
 作曲家ベンヤミン・ビルゼ
  「Kaleidoscope」
   ビルゼ:ワルツ、ギャロップ、マーチ集

 1-7. ヒュルステンシュタイナー - ワルツ形式の音画
 8. リークニッツ・ブレスラウ鉄道のギャロップ Op. 3
  ...世界初録音(トマシュ・クボンによる管弦楽編)
 9-14. フリードリヒ・ヴィルヘルムのカドリーユ
  ...世界初録音
 15. 王様のポロネーズ Op. 26
 16-21. シレジアの歌 オリジナル曲 Op. 20 -
  2つのヴァイオリンと管弦楽のための
 22. 射撃の名手 - 行進曲 Op. 13
 23. シレジア・ポルカ...世界初録音
 24-30. 勝利のワルツ Op. 22
 31. 嵐 - 行進曲 - ギャロップ Op. 6
マルチン・ダニレフスキ(ヴァイオリン)...16-21
カロリーナ・ヒラ=ヴィブラニエク(ヴァイオリン)...16-21
ウェスト・サイド・シンフォニエッタ
マルチン・ダニレフスキ(音楽監督)

 録音:2022年4月11-12日 Main Hall of the National Forum of Music(ポーランド)
 総収録時間:62分

 ドイツの指揮者、作曲家ベンヤミン・ビルゼ。
 ヨハン・シュトラウス1世のオーケストラで演奏、ワルツやポルカなどに親しみ、自身も数多くの作品を書き上げ、その中の42作品が出版されました。
 これらはベルリンをはじめ、イギリス、フランス、ロシア、アメリカ、オーストラリアでも相次いで出版されるとともに、すぐさまピアノ連弾用や、ピアノとヴァイオリン用に編曲され高い人気を誇りました。
 
 また彼が率いていたオーケストラの団員の中の54名が待遇に不満を持ち、オーケストラを脱退。1882年に別の指揮者を立てて設立したのが「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」であったことも知られています。
 このアルバムには世界初録音作品を含む、ギャロップや行進曲、ポルカなどの楽しい作品が収録されています。
 演奏するウェスト・サイド・シンフォニエッタはNFMヴロツワフ・フィルハーモニー管弦楽団とシュチェチン・フィルハーモニー交響楽団(ミェチスワフ・カルウォヴィチ・フィルハーモニー交響楽団)のメンバーで構成されるアンサンブル。コンサートマスターのマルチン・ダニレフスキとパヴェウ・マスランカの2人が音楽監督を務め、ヴァイオリンを弾きながらアンサンブルをまとめています。
 



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CPO



555349
\2800
C.P.E.バッハ:マニフィカト/クリスマス・カンタータ
 1-9. マニフィカト Wq 215
 10. 合唱「Et misericordia 主の憐みは」 (Wq 215 第4曲の初稿)
 11-19. クリスマス・カンタータ
  「Auf, schicke dich 天は御神の栄光を語り」 Wq 249
 20. 合唱「Spiega, Ammonia fortunata」 Wq 216
ハンナ・ヘアフルトナー(ソプラノ)
エルヴィラ・ビル(アルト)
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
マティアス・フィーヴェク(バリトン)...1-10
マルクス・フォルペルト(バリトン)...11-19
ケルン・アカデミー(古楽器アンサンブル)
ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ(指揮)

 録音:2022年11月30日-12月3日、2023年9月18日 DLF Kammermusiksaal ケルン(ドイツ)
 総収録時間:69分

 1768年から1788年に亡くなるまで、ハンブルクの5つの主要教会の音楽監督を務めたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの宗教合唱作品集。
 このアルバムにはマニフィカトとクリスマス・カンタータを中心とした4作品を収録。
 マニフィカトは1749年にベルリンで作曲された後1779年にハンブルクで改訂されたもので、改訂の際に3本のトランペット、2本のホルン、ティンパニが加えられ、祝祭的な輝きが増しています。
 トラック10にはその第4曲の合唱「Etmisericordia」をオリジナルのベルリン版で収録、比較を楽しむことが出来ます。
 華麗なクリスマス・カンタータは1775年の作曲。彼はこの作品をとても気に入り、何度も演奏しています。
 最後に置かれた合唱「Spiega,Ammonia fortunata」はヨーゼフ・マルティン・クラウスが仕えたことで知られるスウェーデンのグスタフ3世がハンブルクを訪問した際の祝祭的な作品。
 C. P. E. バッハはこれを作曲するために12時間しか時間がなかったと自伝に記していますが、にわかには信じがたいほどの完成度の高い作品です。
 
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555372
\2800→\2590
マティアス・キルシュネライト(ピアノ)
 歌劇《マルタ》で知られるドイツの作曲家
 フロトウ:ピアノ協奏曲集/序曲集

 1-3. ピアノ協奏曲第1番 ハ短調(1830)
 4-7. ピアノ協奏曲第2番 イ短調(1831)
 8. ウィリアム・シェイクスピアによる序曲「冬物語」
 9. Fackeltanz たいまつの踊り(1853)
 10. 喜歌劇《未亡人グラパン》- 序曲
 11. 歌劇《リューベツァール》- 序曲
 12. 歌劇《アレッサンドロ・ストラデッラ》- 序曲
マティアス・キルシュネライト(ピアノ)
ミュンヘン放送管弦楽団
ウルフ・シルマー(指揮)

 録音:2020年3月2日-5日 ミュンヘン BR第1スタジオ(ドイツ)
 総収録時間:65分

 美しいアリア「夢のように」などを含む歌劇《マルタ》が知られるドイツの作曲家フリードリヒ・フォン・フロトウのピアノ協奏曲の録音が登場。
 彼はパリでアントニーン・レイヒャから指導を受けるとともに、当時活躍していたオーベール、マイアベーア、アレヴィと親交を深め、やがてグノー、オッフェンバックからも影響を受けました。
 1830年に勃発した七月革命を避け、一時的にドイツに戻った彼は、フランスのオペラ・コミックのスタイルとドイツ伝統のジングシュピールを融合させた独自の作品を書き上げましたが、多くの批評家たちからは折衷的なスタイルは歓迎されませんでした。
 しかし《アレッサンドロ・ストラデッラ》や《マルタ》が成功を収め、評価はうなぎ登りとなり、彼の作品はサンクトペテルブルクやトリノでも上演されるなど人気を博しました。
 このアルバムには《アレッサンドロ・ストラデッラ》をはじめとした序曲の他に、フロトウが18歳から19歳にかけて作曲した珍しい2曲のピアノ協奏曲を収録。
 当時の流行を反映した超絶技巧を用いた魅力的な作品です。
 
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555402
\2200
クリスティン・フォン・デア・ゴルツ(バロック・チェロ)
 ジェミニアーニ:チェロと通奏低音のためのソナタ集 第1番-第6番

  1-4. ソナタ第1番 イ長調 / 5. 前奏曲 ニ短調* /
  6-9. ソナタ第2番 ニ短調 / 10. 前奏曲 ハ長調* /
  11-14. ソナタ第3番 ハ長調 / 15-18. ソナタ第4番 変ロ長調 /
  19. 前奏曲 ヘ長調* / 20-23. ソナタ第5番 ヘ長調 /
  24-26. ソナタ第6番 イ短調
 *...ジルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750)作曲
クリスティン・フォン・デア・ゴルツ(バロック・チェロ)
アンドレアス・キュッペルス(チェンバロ)
ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
クリストフ・ダンゲル(バロック・チェロ)
トーマス C. ボイセン(リュート/テオルボ)

 録音:2022年1月3-6日 Hans-Rosbaud-Studio, SWR Baden-Baden(ドイツ)
 総収録時間:65分

 バロック期の作曲家フランチェスコ・ジェミニアーニのチェロと通奏低音のためのソナタ集。
 作曲家としてはコレッリからヘンデルの橋渡しを務め、優れたヴァイオリン奏者としてイタリアのみならずロンドンで活躍、チェンバロ奏者としては、ヘンデル作品でジョージ1世に御前演奏を披露するなど、まさに「万能の人」として名を馳せました。
 このアルバムにはチェロを主役とした6つのソナタを収録。
 ジェミニアーニ自身によって、当時の皇太子であるフレデリック・ルイスに捧げられた作品です。
 このアルバムではフォン・デア・ゴルツやヒレ・パールら名手がエキサイティングな演奏を繰り広げるとともに、ところどころにヴァイスの前奏曲が演奏され、次に演奏されるジェミニアーニのソナタへの前奏としての効果を上げています。
 
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555579
\2800→\2590
スウェーデンで活躍した天才作曲家
 ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792):序曲集

 1. 歌劇《カルタゴのアエネアス》- プロローグの序曲 [VB 23]
 2. 劇音楽『漁師たち』- 序曲 [VB 40]
 3. 劇音楽『オリュンピア』- 序曲 [VB 33]
 4. 劇音楽『ソリマン』- 序曲 [VB 22] 5'28
 5. 歌劇《カルタゴのアエネアス》- 第5幕へのイントロダクション [VB 23]
 6. 歌劇《カルタゴのアエネアス》- 第1幕の序曲 [VB 23]
 7. 劇音楽『Afventyraren 冒険家』- 序曲 [VB 32]
 8. グスタフ3世のための葬送カンタータ - 第1部への序奏 [VB 42]
 9. グスタフ3世の誕生日のためのカンタータ - 序曲 [VB 41]
 10. 歌劇《プロセルピナ》- 序曲 [VB 19]
 11. グスタフ3世のための葬送カンタータ - 第2部への序奏 [VB 42]
テレジア管弦楽団(古楽器使用)
クラウディオ・アストロニオ(指揮)

 録音:2019年8月20-23日 Sala Filarmonica(イタリア)
 総収録時間:67分

 スウェーデンで活躍したドイツ生まれの指揮者、作曲家ヨーゼフ・マルティン・クラウス。
 若い頃からグルックに憧れていたクラウスは劇音楽を好んでおり、ストックホルムのグスタフ3世の宮廷作曲家となったのちに宮廷のために歌劇、劇音楽を数多く書き上げました。
 添えられている序曲は各々の物語の内容を示す大きな役割を果たす魅力的な音楽です。
 なかでも、1790年に書かれた歌劇《カルタゴのアエネアス》には、3つの長大で劇的な序曲が書かれるほどに、クラウスにとって重要な作品でした。
 アルバムには彼が仕えたグスタフ3世のためのカンタータ用の3曲の序曲も含まれています。
 テレジア管弦楽団は歴史的考証を踏まえた古典派作品の演奏実践を目的に2012年にEUと共同で創設されたユース・オーケストラで、28歳未満の楽団員で構成されます。
 CPOでは今後、クラウスの管弦楽作品の全集録音が予定されています。

 


ヨーゼフ・マルティン・クラウスといえば・・・このアルバム
 NAXOS 交響曲全集第3
すでに廃盤。海外直輸入。完売の際はご容赦を。


NAXOS
8.554777
\3000
ヨーゼフ・マルティン・クラウス:交響曲全集第3
 交響曲嬰ハ短調VB140
 交響曲ハ短調VB148 「葬送交響曲」
 序曲ニ短調VB147
 交響曲ホ短調VB141]
ペッテル・スンドクヴィスト指揮
スウェーデン室内管弦楽団

 すごかった。むちゃくちゃかっこよかった。
 古典派、超・疾風怒濤音楽。
 血湧き肉踊る、ある種ロマン派をも凌駕する激情的表現の大行進。ハイドンの荒れ狂った中期のシンフォニー、モーツァルトの交響曲第25番などを髣髴とさせ、ときにそれら以上の快感と興奮を味あわせてくれる。
 壮絶。
 誰なんだヨーゼフ・マルティン・クラウス!?普通の人じゃない。



 ヨーゼフ・マルティン・クラウス。
 1756年ドイツ生まれ。
 そうモーツァルトと同い年である。
 だがモーツァルトとは反対に、クラウスはパトロンに恵まれた。

 彼はドイツ生まれだったが早くからスウェーデンで活動をしていた。だがそこで芽が出なかったので帰国の途に着こうとしたとき、国王にその才能を認められ、一気にストックホルムの宮廷副楽長となった。その任に就く前に国王からの指示で5年にわたりドイツ・オーストリア,イタリア,フランス,イギリスを旅して音楽的研鑽を積んだというから、どれだけ国王の信頼が厚かったかがわかる。サラリーマンでいえば、他社からヘッドハンテングされていきなり海外派遣。本社へ戻ってからすぐに部長就任、という感じである。しかも海外ではスウェーデン国王の使者として扱われるわけで、どっかの旅芸人ではない。ハイドンやグルックに会ったらしいが、当然超VIP待遇だったはずである。

 しかしここまでくるとクラウスの才能ももちろんだが、パトロンだったそのスウェーデン国王に人間としての魅力を感じる。・・・というか、2人はなんか変な関係だったんじゃないか。
 とんでもない。
 このスウェーデン国王グスタフ3世、北欧はもちろん、ヨーロッパの歴史を通じて最も優れた王様の一人だった。国王の地位に就くや、当時貴族が握っていた国政の権力をクーデターにより奪取、その後ロシアやデンマークと戦争して勝利を収めヨーロッパでの確固たる名声を手に入れた。同時に拷問の廃止、言論の自由、さらには社会福祉まで手がけたというからまさに国王の鏡。さらに芸術・文化への理解・愛情も深く、ヨーロッパ各国の芸術家・文化人をスウェーデンに集め、優れた文化の浸透に尽くした。その音楽分野での最高幹部がヨーゼフ・マルティン・クラウスだったわけである。

 そんな名君に仕え、自らの音楽的才能をのびのびと活かし育てることができたヨーゼフ・マルティン・クラウス。
 その音楽はそんなわけで当時の最先端の技術と気風を備えていた。
 そしてグスタフ3世の気質を反映させるかのように、その作風はエネルギッシュで大胆でヒロイックで高潔、しびれるようにかっこいい!

 ヨーゼフ・マルティン・クラウスは宮廷に仕えたのではない。
 グスタフ3世という男に仕えたのである。
 あのハイドン、モーツァルトを超えるかっこいい音楽は、グスタフ3世の男気にほれたヨーゼフ・マルティン・クラウスの仁義の歌だった。

 しかしヨーロッパの列強の仲間入りを果たす、というグスタフ3世の野望は残念ながら果たされることなく終わる。
 ヴェルディの「仮面舞踏会」のモデルとなった暗殺事件。
 ・・・賢王グスタフ3世が、彼の愛する劇場で背後からの凶弾に倒れたのは1792年のことだった。
 わずか46歳。
 彼が後30年生きていれば、ヨーロッパの歴史は変わっていたのではないか。
 いずれにせよこれによりスウェーデンの大国入りの希望は潰え、同時に音楽大国への夢も消える。

 悲嘆にくれたヨーゼフ・マルティン・クラウスは、快速楽章が無いという特異な「葬送交響曲」をその死に捧げた。
 ・・・そして自らもグスタフ3世を追うようにその数ヵ月後に結核でこの世を去る。
 36歳。
 モーツァルトが死んだ翌年だった。

(店主「このNAXOSを聴け!」より)



 
 


555424
(2CD)
\4500
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672):白鳥の歌 SWV 482-494
 【CD1】
  1-8. 詩篇119篇 SWV482-489
 【CD2】
  1-3.詩篇119篇 SWV 490-492
  4. 詩篇第100篇
   「全地よ、主に向かって喜びの叫びをあげよ」 SWV 493
  5. ドイツ語のマニフィカト
   「わたしの魂は主をあがめ」SWV 494
ラ・カペラ・ドゥカーレ(声楽アンサンブル)
ムジカ・フィアタ(古楽器アンサンブル)
ローランド・ウィルソン(指揮)

 録音:2020年8月31日-9月2日 Christuskirche Oberschoneweide(ドイツ)
 総収録時間:84分

 バッハの100年前に生まれたドイツ初期バロック音楽の巨匠シュッツ。
 その生涯最後の作品『白鳥の歌』に、この分野で実績豊富なベテラン、ローランド・ウィルソンによる録音が登場。
 2度にわたりイタリアで学び、ガブリエリとモンテヴェルディから影響を受けたシュッツが、復合唱やコンチェルトといったルネサンスから初期バロックの諸様式を統合し、ドイツ語の宗教的テキストと融合させた渾身の作品です。
 この作品は8声部の二重合唱のうち2声部の楽譜が逸失しており、ここではウィルソンが復元しています。
 また器楽は2台のオルガンがあれば演奏可能ですが、ウィルソンはシュッツ自身が書き遺した言葉やドレスデン宮廷楽団のバス歌手デデキントがシュッツから聞いたという言葉を参考に器楽パートを補強しており、これにはシュッツの初期の大作『ダヴィデ詩篇曲集』に取り組んだ経験が参考になったと原盤解説で語っています。
 合唱は1パート1人の計8名で鮮明なテクスチャーを実現。2つに分かれた合唱にはそれぞれ木管コルネット(ツィンク)とトロンボーン(サクバット)のアンサンブルを重ね、曲によってヴァイオリンやヴィオラを加えています。
 また通奏低音は2台のオルガンに加えてドゥルツィアン、キタローネなども加わり、ややもすれば禁欲的に演奏されがちなこの曲集に壮麗な色合いを加えています。
 初期バロック音楽のファンにとっては注目の録音です。
 
 


555466
\2200
モラヴィア出身の作曲家
パウル・ヴラニツキー(1756-1808):弦楽四重奏曲集

 1-3. 弦楽四重奏曲 ト長調 Op. 32 No. 4
 4-6. 弦楽四重奏曲 ト長調 Op. 2 No. 2
 7-9. 弦楽四重奏曲 ニ短調 Op. 49
アルマヴィーヴァ四重奏団(古楽器使用)
 Eva Borhi (ヴァイオリン)
 Peter Barczi (ヴァイオリン)
 Werner Saller (ヴィオラ)
 Melanie Beck (チェロ)

 録音:2020年7月8-11日 Kaisersaal, Basel(スイス)
 総収録時間:66分

 モラヴィア出身の作曲家パウル(パヴェル)・ヴラニツキー。ハイドンの『天地創造』やベートーヴェンの交響曲第1番を指揮するなど指揮者としても高く評価されました。
 また彼は1790年代後半のウィーンで最も重要な交響曲作家とみなされていましたが、その死後に作品が演奏されることはほとんどありませんでした。
 近年再評価が進み、交響曲や歌劇などの演奏が増えてきましたが、室内楽の取り組みは遅れており、その分未知の作品との出会いが期待されています。
 このアルバムにはヴラニツキーの3つの弦楽四重奏曲を収録。作曲年代は異なりますが、どれも古典的なスタイルによるバランスの良い音楽で、時には民謡の断片が登場するなど隅々まで工夫が凝らされています。
 スイスのアルマヴィーヴァ弦楽四重奏団による演奏は作品の魅力を引き立てています。
 
 
555478
\2200
ワイマールのオルガニスト、作曲家
アンドレアス・オスヴァルト(1634-1665):ソナタ集

 1. ソナタ ト長調 4声 / 2. ソナタ ニ長調 3声 /
 3. ソナタ イ短調 2声 / 4. ソナタ ヘ長調 3声 /
 5. ソナタ ニ長調 3声 / 6. ソナタ ハ長調 3声 /
 7. ヴァイオリンのためのソナタ イ短調 /
 8. ソナタ ニ長調 3声 / 9. ソナタ ト長調 2声 /
 10. ソナタ イ短調 2声 / 11. ソナタ ニ長調 3声 /
 12. ソナタ もしくはアリア イ長調 2声
カペッラ・イェネンシス(古楽器アンサンブル)
 (ヴァイオリン4/ヴィオラ2/
  ヴィオラ・ダ・ガンバ1/
  ヴィオローネ1/ サックバット1/
  ドゥルシアン1/
  テオルボ&バロックギター1/
  チェンバロ1)

 録音:2021年4月25-27日 St. Martin's Church in Jena-Kunitz(ドイツ)
 総収録時間:67分

 ワイマールのオルガニスト、作曲家アンドレアス・オスヴァルトのソナタ集。
 ワイマールで宮廷オルガニストを務めていた父の後を継ぎオルガニストとして活動したのち、アイゼナハでもオルガン奏者として活躍。
 同時期にヴァイオリン、その他の楽器の名手としても名声を確立しましたが、わずか31歳で世を去りました。現存する作品はあまり多くありませんが、1662年に彼の雇い主であるブラウンシュヴァイク=ヴォルフェンビュッテル公アウグスト2世への誕生日プレゼントとしてゴータの宮廷音楽家ヤコブ・ルートヴィヒが編纂した「Partiturbuch Ludwig」にオスヴァルトの作品が17曲収録されており、この写本が貴重な資料となっています。
 このアルバムではカペッラ・イェネンシスの奏者たちが世界初録音を含むオスヴァルトの12曲のソナタを演奏。
 短命でありながら、才能に恵まれ三十年戦争の復興期にあたるドイツで個性を発揮したオスヴァルトの作品をじっくりと味わえます。
 
 


777665
\2800
20世紀前半のスウェーデンを代表する
ナタナエル・ベリ(1879-1957):交響曲第4番/第5番

 1-4. 交響曲第4番「交響的小品」
 5-7. 交響曲第5番
  「Triologia delle passioni 情熱=受難の三部作」
ノールショピング交響楽団
アリ・ラシライネン(指揮)

 録音:2011年6月6-8日 De Geer Hall、ノールショッピング(スウェーデン)
 総収録時間:63分

 1879年ストックホルム生まれのナタナエル・ベリ(ベルク)の交響曲全集、完結編。
 1879年に生まれた彼は獣医の資格を持ち、1939年まで国防省で少佐として軍馬の管理をしたのち、作曲家に転身。アッテルベリやペッタション=ベリエルらとともに20世紀前半のスウェーデンを代表する独創的な作品を書き上げました。
 彼の作品目録には6曲の歌劇をはじめ、いくつかのバレエ音楽、オーケストラ伴奏付き声楽作品、交響詩や室内楽曲がありますが、何よりも重要なのが5曲の交響曲です。
 彼の交響曲はどれもタイトルを持っており、このアルバムに収録されたのは第4番と第5番。第4番は彼の友人アッテルベリとの賭けから生まれたという軽妙な作品ですが、条件の一つである「20分以内」という長さを超過してしまったため、ベリは罰金を払うことになったというエピソードがあります。
 最後の交響曲となる第5番は、華やかでドラマティックな音楽。
 タイトルの「passioni」には情熱の意と苦しみの意があり、そのどちらも満たすかのような起伏のある各楽章が聴きどころです。
 終楽章の終結部では天に向かって静かに昇っていくかのようなコラールが登場。情熱と受難は長い逡巡の末、和解に至るという結末です。
 
 


555343
\2800
ミヒャエル・ハイドン:ジングシュピール《落穂拾い》 他
 1-14. ジングシュピール
  《Die Ahrenleserin 落穂拾い》MH 493
   台本:クリスティアン・フェリクス・ヴァイセ
 15-20. カンタータ『Ninfe in belli』 MH 73
モニカ・マウフ(ソプラノ)...1-14
ヤコブ・ミッタールッツナー(バリトン)...1-14
サシャ・ザラビ(テノール)...1-14
マリアンナ・ヘルツィヒ(ソプラノ)...1-14
クリスティアン・ハーフェル(テノール)...1-14
マリア・ラドゥルナー(ソプラノ)...1-20
ザルツブルク・ホーフムジーク
 (古楽器オーケストラ&声楽アンサンブル)
ヴォルフガング・ブルンナー(指揮&チェンバロ)

 録音:2019年9月28-30日 Solitaire of the University Mozarteum Salzburg (オーストリア)
 総収録時間:66分

 17世紀から19世紀初頭の作品を得意とする指揮者ヴォルフガング・ブルンナーと、1991年に彼が設立したザルツブルク・ホーフムジーク。
 彼らは、以前にも管楽のための協奏曲集や、歌劇《夢》《自然の真実》など、ミヒャエル・ハイドンの知られざる作品を録音しており、このアルバムでもジングシュピール《落穂拾い》と1765年のカンタータ『Ninfe in belli』の2作を紹介しています。
 《落穂拾い》は1778年にオーストリアのクレムスミュンスター修道院劇場のために書かれたジングシュピール。落ちていたトウモロコシの種を拾い、盗人と非難された貧しいエミーリエが救われるまでの物語です。
 モニカ・マウフをはじめとした歌手たちの、美しいアンサンブルをお楽しみください。
 かたや『Ninfe in belli』は、1765年1月19日に、バイエルン公妃ヨーゼファがランバッハ修道院に滞在した際の機会カンタータ。
 後にミヒャエル・ハイドンの妻となるソプラノ歌手マリア・マグダレーナ・リップがソロを歌ったと推測される華やかな作品です。
 ザルツブルク・モーツァルテウムとウィーン国立音楽大学で学んだ若手ソプラノ、マリア・ラドゥルナーが見事な歌唱を聴かせます。
 




J.S.BACH-STIFTUNG



C279CD
\4900
高いです・・・
バッハ財団合唱団・管弦楽団
 J.S.バッハ:カンタータ第45集

 1-8. カンタータ 第74番
  Wer mich liebet, der wird mein Wort halten -
   われを愛する者は、わが言葉を守らん BWV 74
 9-14. カンタータ 第86番
  Wahrlich, wahrlich, ich sage euch -
   まことに、まことに、われ汝らに告ぐ BWV 86
 15-20. カンタータ 第41番 Jesu, nun sei gepreiset -
  イエスよ、今ぞたたえられん BWV 41
ウルリケ・ホフバウアー(ソプラノ)...1-8
ベンジャミン・ウィリアムソン(アルト)...1-8
ヤコブ・ピルグラム(テノール)...1-8
マティアス・ヘルム(バス)...1-8
テリー・ウェイ(アルト)...9-14
ヨハネス・カレシュケ(テノール)...9-14
マルクス・フォルペルト(バス)...9-14
ユリア・ドイル(ソプラノ)...15-20
アントニア・フレイ(アルト)...15-20
フローリアン・ジーフェルス(テノール)...15-20
ステファン・マクロード(バス)...15-20
バッハ財団合唱団、バッハ財団管弦楽団(古楽器使用)
ルドルフ・ルッツ(指揮/チェンバロ...9-14)

 録音(ライヴ):Evangelischen Kirche Trogen ARSt. Gallen(スイス) 2023年5月26日...1-8 2014年5月23日...9-14 2022年4月29日...15-20
 総収録時間:59分

 ルドルフ・ルッツとバッハ財団管弦楽団によるカンタータ第45集。
 第74番「われを愛する者は、わが言葉を守らん」は1725年5月20日の聖霊降臨祭の日曜日のためのカンタータ。
 ヨハネの福音書第14章の23~31節が用いられた内容は、人々のイエスへの愛と、イエスを愛する人々への神の愛、イエスの再臨を待ち望む思いが綴られた真摯なものです。
 冒頭の合唱は1723年のカンタータ第59番からの転用ですが、第74番ではトランペットとオーボエ、合唱が増強された華やかなものに変更されています。
 ソプラノ、バス、テノール、アルト、それぞれの技巧的なアリアが続き、最後は救いへの思いが短いコラールで歌われます。

 1724年5月14日に初演された、ロガーテの主日(復活節第5主日)のための第86番「まことに、まことに、われ汝らに告ぐ」は、ヨハネの福音書第16章の23~30章のイエスの別れの言葉から採られた歌詞によるもの。
 キリストを信じる者が痛みと苦しみを受けたときに、神はすぐに助けてくれるわけではなくとも、あきらめることなく信頼するように。と説きます。
 バスの簡素なアリアで曲が始まり、美しいヴァイオリン・ソロを従えたアルトのアリアが続きます。
 この曲で独唱を担うテリー・ウェイの清冽な歌唱が聴きどころです。喜びに満ちたテノールのアリアが続き、最後は希望に満ちたコラールで曲を閉じます。
 第41番「イエスよ、今ぞたたえられん」は1725年の元日に初演されたカンタータ。
 3本のオーボエ、3本のトランペットとティンパニを用いたイエスの名を呼ぶ華麗な合唱ではじまり、ソプラノとテノールの2曲のアリアが続きます。
 第2曲のソプラノのアリアでは3本のオーボエが活躍、また第4曲のテノールのアリアではチェロ・ピッコロも用いられています。
 




SOLO MUSICA


SM446
\2400
ツァイトラー:Novembrig
 1. wer ruft / 2. fiel ein Ast /
 3. mit vielerlei Stimmen /
 4. es gibt den Fruhling / 5. novembrig /
 6. Reminiszenz / 7. dideldum /
 8. vom Jahr von der Zeit / 9. womoglich
Ensemble funf&funf(アンサンブル)
 ソプラノ2/メゾ・ソプラノ/テノール/
 バリトン、トランペット、クラリネット、
 ヴァイオリン、チェロ、ピアノ

 録音:2022年11月 Diogenes-Theater, Altstatten(スイス)
 総収録時間:61分

 スイスの抒情詩人エルスベト・マーク(1944-)の大いなる自然への賛美と、彼女の死生観が描かれた詩集「novembrig」は、1997年にスイスの方言で書かれた詩を2017年にマーク自身が標準ドイツ語として書き直したもの。
 現代的な感覚を併せもつ宗教作品で知られる作曲家ウルリヒ・ツァイトラーは、5人の歌手と5つの楽器のみの小さな編成でこの作品の世界観を余すことなく表現。
 切り詰めた響きの中に漂う豊かなイメージを味わえる1枚です。
 

SM443
\2400
ゲオルク・クライスラー(1922-2011):歌曲集
 1. Das Tigerfest / 2. Wenn alle das taten /
 3. Geben sie acht / 4. Die Hexe /
 5. Ich liebe dich / 6. Tauben vergiften /
 7. Meine Freiheit / 8. Die ehe /
 9. Aber die Wahrheit / 10. Telefonbuchpolka /
 11. Wenn die Madchen nackt sind /
 12. Zu leise fur mich / 13. Irgendwo am Strand
アンナ・ファイト(ヴォーカル)
ミヒャエル・グンピンガー(ピアノ)

 録音:2023年6月6-7日 Studio Manfred Milderberger, ミュンヘン(ドイツ)
 総収録時間:47分

 ゲオルク・クライスラーはウィーンに生まれたユダヤ人作曲家。第2次大戦の戦禍を逃れアメリカに渡り、 他の音楽家たちのように映画やラジオの音楽を書き、キャバレーやバーで演奏し糊口を凌ぎました。
 1950年代後半にヨーロッパに戻りますが、以降は「歯に衣を着せぬ」発言でオーストリア社会を批判 し、89歳で亡くなるまで社会の風刺を続けました。
 彼は社会の闇をテーマにする歌詞を明るい旋律に 載せ、一見、キャバレー・ソング風の楽し気な歌として聞かせますが、その奥には痛烈な批判精神が込 められています。
 ヴォーカルのアンナ・ファイトは、幼少期から音楽に親しみ、ウィーン音楽院とミュンヘン音楽大学を経て 現在はシャンソンの分野で活躍しています。
 アルバム「クリスマス用の金銀飾り」(SM388)ではアンサン ブル"ゴルトムント"のメンバーとして参加、その表現力豊かな歌唱で聴き手を魅了しました。
 
 

SM444
\2400
ヌノ・コルテ=レアル(1971-):ロック・シンフォニー集
 1. Rock ロック(トリビュート・トゥ・リゲティ) Op. 21B
 2-4. Concerto Vedras ベドラス協奏曲 Op. 14B
 5-9. Sinfonia Noa Noa シンフォニア・ノア・ノア Op. 62
 10. Todo o Teatro e um Muro Branco de Musica Op. 45
 11. Abertura Secondo Novecento Op. 24
ミラノ交響楽団
ヌノ・コルテ=レアル(指揮)

 録音:2022年6月1-4日 ミラノ(イタリア)
 総収録時間:59分

 1971年、リスボン生まれの作曲家、指揮者ヌノ・コルテ=レアル。
 2018年と2019年に連作歌曲 「Now everything changes」とオペラ《Bandit Song 山賊の歌》でそれぞれポルトガル作曲家協 会の最優秀クラシック作品賞を受賞し注目を集めています。
 このアルバム「ロック・シンフォニー集」には2011年から18年にかけて書かれた、性格の異なる作品をコ レクションしたもの。
 「シンフォニー」という言葉は、ここでは「交響曲」ではなくギリシャ語の語源に相当する「共に鳴る音」という意味を持ち、 加えて「ロック」の言葉にも一般的なロックンロールの意味だけでな く「エネルギッシュな感覚」の意が込められています。
 

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS

限定盤につき完売の際はご容赦を


ALTSA 1005
(6SACD シングルレイヤー)
\21000
完売
ムラヴィンスキー レニングラード・フィル 来日公演集成
 SACD5タイトルセット(全6枚)
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
  【ALTSA001】
   ベートーヴェン:交響曲第4番 変ロ長調
   リャードフ:バーバ・ヤーガ
   グラズノフ:バレエ《ライモンダ》より 第3幕への間奏曲
     ライヴ録音:1973年5月26日/東京文化会館
  【ALTSA002】
   ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調
     ライヴ録音:1973年5月26日/東京文化会館
  【ALTSA051/2】(2SACD)
   [DISC1]
    ワーグナー:楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より 第1幕への前奏曲
    ブラームス:交響曲第2番 ニ長調
      ライヴ録音:1977年9月27日/東京文化会館
    チャイコフスキー:交響曲第5 番 ホ短調
      ライヴ録音:1977年10月19日/NHKホール
   [DISC2]
    ワーグナー:歌劇《ローエングリン》より 第1幕への前奏曲/歌劇《タンホイザー》より 序曲
      ライヴ録音:1977年9月27日/東京文化会館
    ウェーバー:歌劇《オベロン》より 序曲
    シューベルト:交響曲第8(7) 番 ロ短調「未完成」
      ライヴ録音:1977年10月12日/東京文化会館
    ウェーバー:歌劇《オベロン》より 序曲
    シューベルト:交響曲第8(7)番ロ短調「未完成」
    チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」より 抜粋
     (第6曲:客の退場、夜、ネズミの出現/
      第7曲:くるみ割り人形とネズミの戦闘、くるみ割りの勝利と王子への変身/
      第8曲:冬の森/第9曲:雪片のワルツ/
      第14曲:パ・ド・ドゥ/第15曲:終曲のワルツ)
        ライヴ録音:1977年10月8日/フェスティバルホール
  【ALTSA054】
   シベリウス:交響曲第7番 ハ長調
     ライヴ録音:1977年10月19日/NHKホール
   チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」より 抜粋
    (第6曲:客の退場、夜、ネズミの出現/
     第7曲:くるみ割り人形とネズミの戦闘、くるみ割りの勝利と王子への変身/
     第8曲:冬の森/第9曲:雪片のワルツ/第14曲:パ・ド・ドゥ/第15曲:終曲のワルツ)
       ライヴ録音:1977年10月12日/東京文化会館
   モーツァルト:交響曲第39番 変ホ長調
     ライヴ録音:1975年6月7日/東京文化会館
   チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調
     ライヴ録音:1975年5月13日/東京文化会館
   チャイコフスキー:交響曲第6 番 ロ短調「悲愴」
     ライヴ録音:1975年6月7日/東京文化会館
  【ALTSA063】
   ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」 ヘ長調
   ワーグナー:
    楽劇「トリスタンとイゾルデ」より 前奏曲と愛の死/
    楽劇「ジークフリート」より 森のささやき/
    楽劇「ワルキューレ」より ワルキューレの騎行
      ライヴ録音:1979年5月21日/東京文化会館
   グラズノフ:交響曲第5番 変ロ長調
   チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」より 抜粋
    (序曲[プロローグ]、アダージョ、パノラマ、ワルツ)
      ライヴ録音:1979年6月8日/NHKホール

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 ムラヴィンスキー伝説の来日公演、SACD5作品をまとめた数量限定セット!

 限定生産、国内製作、日本語帯・解説付

 ALTUSレーベルの大ベストセラー、ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの来日公演。
 SACDシングルレイヤー盤5タイトル(全6枚)を、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。

 73年の伝説的名演ベートーヴェン4番&ショスタコーヴィチ5番(ALTSA-001、002)、77年の2つの圧倒的『未完成』(ALTSA-051/2)、75年の凄まじいチャイコフスキー5・6番(ALTSA-054)、79年の超名演グラズノフ(ALTSA-063)などすべてが必聴。
 ぜひSACDでお楽しみください。

 
 
 


ALTSA 1006
(3SACD シングルレイヤー)
\12000
完売
ムラヴィンスキー レニングラード・フィル ウィーンライブ集成
 SACD3タイトルセット

  【ALTSA287】
   チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調
  【ALTSA288】
   ウェーバー:歌劇『オベロン』 序曲
   ブラームス:交響曲第2番 ニ長調
  【ALTSA289】
   シューベルト : 交響曲第8番 ロ短調『 未完成』
   ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。
 
 ムラヴィンスキー伝説のウィーン公演、SACD3作品をまとめた数量限定セット!

 【ALTSA287】ライヴ録音:1978年6月12、13日/ウィーン楽友協会 大ホール
 【ALTSA288】ライヴ録音:1978年6月13日/ウィーン楽友協会 大ホール
 【ALTSA289】録音:1978年6月12日(ショスタコーヴィチ)、13日(シューベルト)/ウィーン楽友協会 大ホール
 限定生産、国内製作、日本語帯・解説付

 ALTUSレーベルの大ベストセラー、ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの78年ウィーン・ライヴ。
 SACDシングルレイヤー盤3タイトルを、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。

 ムラヴィン史上最高との呼び声も高い超弩級のチャイコフスキー5番(ALTSA-287)、ダイナミックレンジの凄まじさに驚嘆のブラームス2番(ALTSA-288)、緊張感たまらぬ十八番の『未完成』&『革命』(ALTSA-289)とすべて必殺の名演。
 ぜひSACDでお楽しみください。



 
 
 


ALTSA 1007
(4SACD シングルレイヤー)
\22500
若杉 弘/N H K交響楽団
 ブルックナー・チクルス&メシアン・管弦楽作品集
  SACD2タイトルセット(全4枚)

  【ALTSA431/3】 (3SACD)
   ブルックナー:交響曲全集
    [Disc1]
     交響曲第1番 ハ短調 WAB101
      第 1 稿 (リンツ稿 )ノヴァーク版
       録音:1998年2月28日
     交響曲第2番 ハ短調 WAB102 第 2 稿ノヴァーク版
      録音:1997年1月13日
     交響曲第3番 ニ短調 WAB103 第 3 稿ノヴァーク版
      録音:1996年2月26日
    [Disc2]
     交響曲第4番 変ホ長調『ロマンティック』 WAB104
      1878・80 年稿ノヴァーク版 録音:1997年2月24日
     交響曲第5番 変ロ長調 WAB105 原典版・ノヴァーク版
      録音:1998年1月27日
     交響曲第6番 イ長調 WAB106 ノヴァーク版
      録音:1997年3月18日
    [Disc3]
     交響曲第7番 ホ長調 WAB107 ノヴァーク版・第 2 版
      録音:1996年1月29日
     交響曲第8番 ハ短調 WAB108 第 2 稿ノヴァーク版
      録音:1996年3月31日
     交響曲第9番 ニ短調 WAB109 ノヴァーク版
      録音:1998年3月13日
  【ALTSA483】
   オリヴィエ・メシアン:
    (1)忘れられた捧げもの(1930) 録音:1996年1月29日
    (2)教会のステンドグラスと小鳥たち(1986)〈日本初演〉
     録音:1996年2月26日
    (3)かの高みの都市(1987)〈日本初演〉
     録音:1996年3月31日
    (4)われら死者のよみがえりを待ち望む(1964)
     録音:1997年1月13日
    (5)聖体秘蹟への賛歌(1932)〈日本初演〉
     録音:1997年2月24日
    (6)キリストの昇天(1932-33) 録音:1997年3月18日
    (7)天国の色彩(1963) 録音:1998年1月27日
    (8)神の顕現の三つの小典礼(1945) 録音:1998年2月28日
    (9)輝ける墓(1931) 録音:1998年3月13日
木村かをり((2)(3)(7)(8)ピアノ)
原田 節((8)オンド・マルトノ)
東京混声合唱団((8)女声合唱)
大谷研二((8)合唱指揮)
若杉 弘(指揮)
NHK交響楽団

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 若杉・N響、伝説のブルックナー・メシアン・チクルス、SACD2作品をまとめた数量限定セット!

 録音:1996-1998年/限定生産、国内製作、日本語帯・解説付

 SACDシングルレイヤー盤2タイトルを、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セット。

 ALTUSがその全貌を初めてCD・SACD化した若杉&N響のブルックナー・メシアン・チクルス。
 これは1996年から98年にかけて3期9公演に渡り行われた「2つの世紀のカトリック」と題されたチクルスで、各回ブルックナーの交響曲1 曲とメシアンの作品を組み合わせるという意欲的なプログラムで構成されていました。
 演奏も最高水準で若杉弘を語るには外せない伝説の公演です。

 通常CDではブルックナー10枚組・メシアン3枚組として発売されている当録音。
 こちらのSACDは長時間収録で、ブルックナー3枚+メシアン1枚の計4枚 にCDと同内容をもれなく収録しています。
 ALTUS 入魂のマスタリングが聴きもので、レーベル屈指の極上音質を誇るSACDとしてお薦めできる自信作。
 ぜひご堪能ください。



 
 


<メジャー・レーベル>
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DG



4859224
(2CD)
\3600→\3290

ラン・ラン
 アンドリス・ネルソンス(指揮)&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

  ~サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番、組曲《動物の謝肉祭》

《CD 1》
サン=サーンス:
 1-15) 組曲『動物の謝肉祭』
  (第1曲a:序奏/第1曲b:獅子王の行進曲/第2曲:雌鶏と雄鶏/第3曲:騾馬/
   第4曲:亀/第5曲:象/第6曲:カンガルー/第7曲:水族館/
   第8曲:耳の長い登場人物/第9曲:森の奥のカッコウ/第10曲:大きな鳥籠/
   第11曲:ピアニスト/第12曲:化石/第13曲:白鳥/第14曲:終曲)、
 16-18) ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22 /

《CD 2》
 1) ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(ピアノ版)、
 2-5) ドビュッシー:小組曲(第1曲:小舟にて/第2曲:行列/第3曲:メヌエット/第4曲:バレエ)、
 6) フォーレ:楽園にて(『レクイエム』Op.48より第7曲)(E.ナウモフ編)、
 7) ドリーブ:花の二重唱(歌劇『ラクメ』より)(E.ナウモフ編)、
 8) サン=サーンス:第5協奏曲のフィナーレによるトッカータ(『6つの練習曲』Op.111より第6曲)、
 9) フォーレ:パヴァーヌOp.50(ピアノ版)、
 10) ルイーズ・ファランク:『30の練習曲』Op.26より第10曲嬰ヘ短調、
 11) シャルロット・ソヒー:無言歌(『4つのロマンティックな小品』Op.30より第4曲)、
 12) ジェルメーヌ・タイユフェール:ゆるやかなワルツ、
 13) メラニー・ボニス:小さな子が眠りにつく(『Miocheries』より第13曲)、
 14) リリ・ブーランジェ:明るい庭から(『ピアノのための3つの作品』より第2曲)、
 15) サン=サーンス:白鳥(組曲『動物の謝肉祭』より第13曲)(E.ナウモフによる4手ピアノ編)

 【録音】2023年6月、ライプツィヒ(CD 1, CD2: 11-12)、2023年7月、パリ(CD 2: 1-10, 13-15)

  *CD 2: 15はラン・ランによる多重録音
 
ラン・ラン、ジーナ・アリス
 (CD 1: 1-4, 6-8, 10-15, CD 2: 2-5)(ピアノ)、
アンドリス・ネルソンス(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(CD 1)

4859227
(2LP)
\6700

《ラン・ラン~サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番、組曲《動物の謝肉祭》 他》


《LP 1》
 サン=サーンス:
[Side A]
 1-15) 組曲『動物の謝肉祭』
  (第1曲a:序奏/第1曲b:獅子王の行進曲/第2曲:雌鶏と雄鶏/第3曲:騾馬/
   第4曲:亀/第5曲:象/第6曲:カンガルー/第7曲:水族館/第8曲:耳の長い登場人物/
   第9曲:森の奥のカッコウ/第10曲:大きな鳥籠/第11曲:ピアニスト/
   第12曲:化石/第13曲:白鳥/第14曲:終曲)/
[Side B]
 1-3) ピアノ協奏曲第2番ト短調Op.22 /
《LP 2》
 [Side A]
  1) ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、
  2-5) ドビュッシー:小組曲
   (第1曲:小舟にて/第2曲:行列/第3曲:メヌエット/第4曲:バレエ)、
  6) フォーレ:楽園にて(『レクイエム』Op.48より第7曲)、
  7) ドリーブ:花の二重唱(歌劇『ラクメ』より)/
[Side B]
 1) サン=サーンス:第5協奏曲のフィナーレによるトッカータ(『6つの練習曲』Op.111より第6曲)、
 2) フォーレ:パヴァーヌOp.50(ピアノ版)、
 3) ルイーズ・ファランク:『30の練習曲』Op.26より第10曲嬰ヘ短調、
 4) シャルロット・ソヒー:無言歌(『4つのロマンティックな小品』Op.30より第4曲)、
 5) ジェルメーヌ・タイユフェール:ゆるやかなワルツ、
 6) メラニー・ボニス:小さな子が眠りにつく(『Miocheries』より第13曲)、
 7) リリ・ブーランジェ:明るい庭から(『ピアノのための3つの作品』より第2曲)、
 8) サン=サーンス:白鳥(組曲『動物の謝肉祭』より第13曲)(E.ナウモフによる4手ピアノ編)
 【録音】2023年6月、ライプツィヒ(LP 1, LP2: Side B: 4-5)、2023年7月、パリ(LP 2: Side A, Side B: 1-3, 6-8)

 *LP 2: Side B: 8 はラン・ランによる多重録音
ラン・ラン、ジーナ・アリス
 (LP 1: Side A: 1-4, 6-8, 10-15,
  LP 2: Side A: 2-5)(ピアノ)、
アンドリス・ネルソンス(指揮)
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団(LP 1)

 世界的ピアニスト、ラン・ランと豪華キャストが全世代にお届けするフランス作品のカーニバル!

 中国出身の世界的ピアニスト、ラン・ランのニュー・アルバム。ラン・ランはこのアルバムであらゆる世代の音楽愛好家に発見する喜びを提供しています。
 ゲヴァントハウス管弦楽団と指揮者のアンドリス・ネルソンスという一流の演奏者たちと共演したサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番は、ラン・ランにとってラフマニノフやチャイコフスキーといった偉大な作曲家の作品に匹敵する真のロマン派の傑作です。
 そしてこの作品を、子供たちにクラシック音楽を好きになってもらいたいと思い続けているラン・ランは、子供たちの心をずっと魅了してやまない風変わりな動物たちが登場する『動物の謝肉祭』と組み合わせました。
 そしてこれらの作品に加えて、珍しいフランスの女性作曲家5人(ルイーズ・ファランク、シャルロット・ソヒー、ジェルメーヌ・タイユフェール、メラニー・ボニス、リリ・ブーランジェ)による作品、さらに人気のあるフランスのクラシック作品(ラヴェル、ドビュッシー、フォーレ、ドリーブ)も収録され、まさしくフランス音楽の“カーニバル”となっています。
 また、家族で音楽を楽しんで欲しいという思いから、妻であるピアニストのジーナ・アリスと『動物の謝肉祭』とドビュッシーの『小組曲』を披露しています。
 
 



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SONY



19658862602
\3100→\2890
フランク・ブラレイ(ピアノ)&エリック・ル・サージュ(ピアノ)
 サンドリーヌ・ピオーも!
  『ほどけたリボン~ワルツ』

 1. レイナルド・アーン:12のワルツ集『ほどけたリボン』
 2. レイナルド・アーン:私はこの唇を当てたから~
   ヴィクトル・ユーゴーの詩によるメロディ
 3. シャブリエ:3つのロマンチックなワルツ
 4. レイナルド・アーン:憂鬱なカプリース
 5. レイナルド・アーン:傷病兵の眠りのために
フランク・ブラレイ(ピアノ)
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ:2)
 録音:2022年12月1日、ベルギー、ナミュール、グラン・マネージュ・コンサートホール

 年にわたる音楽的な友情を育んできたエリック・ル・サージとフランク・ブラレイ。この素晴らしいアルバム『ほどけたリボン~ワルツ』で2人の才能がさらに発揮されています。

 元々はピアノと歌のために書かれ、その後にピアノ用に編曲されたアーンの『ほどけたリボン』を2台のピアノで演奏しています。
 2台のピアノのための音楽の先駆者でありアーンの師でもあるシャブリエの『3つのロマンチックなワルツ』も同様の編曲作品です。この作曲家の、少ない音符で多くのことを語るという魔法のような音楽語法は非常に独創的なものです。プーランク、ドビュッシー、ラヴェルを録音してきた2人によるこの『2台ピアノのための作品集』は、フランス音楽の新たな光となるアルバムといえましょう。

 ソプラノ歌手のサンドリーヌ・ピオーは、ヴィクトル・ユーゴーの詩による歌曲『私はこの唇を当てたから』に参加。バロック音楽の歌唱によって有名となったサンドリーヌ・ピオーは、今日では幅広いレパートリーを披露し、歌曲の世界でも高い評価を得ており、2009年ヴィクトワール・ド・ラ・ミュージックでのリリック・アーティスト・オブ・ザ・イヤーにも選出されています。

 
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19658825622
\3100→\2890
ポール・メイエ(クラリネット)&エリック・ル・サージュ(ピアノ)

ライネッケ:ウンディーネ・ソナタ Op.167(クラリネット版)

 録音:2022年12月19日、
  ベルギー、ナミュール、グラン・マネージュ・コンサートホール

(以下は再発売)
ブラームス:クラリネット・ソナタ第1番ヘ短調 Op.120-1
ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番変ホ長調 Op.120-2

 録音:2001年1月、スイス、ラ・ショー=ド=フォン
ポール・メイエ(クラリネット)
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
 
 カール・ライネッケの『ウンディーネ・ソナタ』は、ロマン派の定番レパートリーとして、またフルートとピアノのためのレパートリーとして知られています。2010年に出版されたイルムリンド・カペレ博士によるウィーン原典版は、フルート版の3年後の1885年に出版されたライネッケ自身によるクラリネット版を基本にしつつ、単なる移調版ではなく、クラリネットの中音域の追加、A管クラリネットの暗く深みのある音色を活かした改訂版としての意義を指摘しています。ライネッケの他のクラリネットのための作品と並んで、この長い間忘れ去られていた重要な版となっています。ポール・メイエのヴィブラートも控えながら、クラリネットの中低音域の多様な表情を活かし、完璧な技巧とセンスに支えられた繊細な響きで、後期ロマン派の官能的で幻想的な音楽を奏でています。

 ブラームスの2曲はメイエの名演であり、RCAから発売されていた音源がここに収録され再発売となります。
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19658860682
(2CD)
\3600→\3290
2020年5月15日に48歳で亡くなったエツィオ・ボッソに捧ぐ
 フランチェスコ・リベッタ(ピアノ)
  『ライティング・ボッソ』


Disc1
 エツィオ・ボッソ:
  1. Split, Postcards From Far Away
  2. Unconditioned, Following a Bird
  3. Before Six
  4. Emily's Room "Sweet and Bitter"
  5. Missing a Part "The Waiting Room G"
  6. Snow, A Nocturne For Piano (Piano Solo)
  7. Smiles For Y
Disc2
 交響曲第1番『オーシャンズ』(フランチェスコ・リベッタ編、ピアノ独奏版)
フランチェスコ・リベッタ(ピアノ)
 録音:2023年6月28,29日

 エツィオ・ボッソは1971年トリノ生まれ。
 音楽好きの兄の影響を受け、16歳でピアノのソリストとしてフランス・デビュー。その後ウィーン音楽アカデミーでコントラバスと作曲、指揮を学びます。

 2011年に筋萎縮性側索硬化症を発症。
 脳腫瘍の手術を受けて以降もなお精力的に音楽活動を続け、2016年にはサンレモ音楽祭にも出演。
 2018年までに10万人以上の聴衆がコンサートに訪れ、2017年発売のアルバム『The 12th Room』は、イタリアだけで5万枚を売り上げ、近年のイタリアで最も成功した音楽家と評価されました。
 しかし2019年の秋からは病状が悪化し活動を停止。
 2020年5月15日に48歳で亡くなりました。


 折衷主義、多様性、そして寛大さは、彼の音楽活動の特徴であり、作曲家や演奏家、指揮者、室内楽アンサンブルのメンバーとして、あらゆるコラボレーションを行いました。
 とにかく多作でオペラ(4曲)、バレエ音楽、交響曲(4曲)、協奏曲(ヴァイオリン協奏曲だけでも3曲)、室内楽曲、声楽曲、映画や演劇のための音楽など、あらゆるジャンルの作曲を手掛け、イタリア国内のみならず、世界各国でその音楽性は高く評価されています。

 このアルバム『ライティング・ボッソ』は、伝統的な音楽コミュニケーションの枠をはるかに超え、過去10年間イタリア社会に大きな影響を与えてきたアーティストのひとりであるエツィオ・ボッソに光を当てた音楽プロジェクトです。
 2016年以来初めてCD2枚組のディスク1には、サンレモの音楽史のハイライトとして今も残る象徴的な『Following' a Bird』を含む、彼の最も有名なソロ・ピアノ曲の数々が集められています。

 演奏は、現在「ニューヨーク・タイムズ」、「ル・モンド」、「コリエレ・デラ・セーラ」紙などで絶賛されているピアニスト、フランチェスコ・リベッタ。
 ディスク2には、リストによるベートーヴェンの交響曲のピアノ用編曲という古典的な伝統に従って、ボッソの有名な交響曲第1番『オーシャンズ』をリベッタ自身が編曲したピアノ版の世界初録音が収められています。交響曲をピアノ・ソロに編曲することで作品の表現力が強まり、より親密でダイレクトに聴き手に届くようになります。このプロジェクトは、ボッソの最も人気のあるレパートリーを広く一般に改めて届ける試みといえましょう。それが現代の最も偉大なピアニストのひとりであるリベッタによって行われるとは、これ以上の適役を望むべくもありません。

 このアルバムは、エツィオの数多くのファンだけでなく、作曲家、ピアニスト、オーケストラ指揮者、教育者、テレビ作家としての彼の短くも輝かしいキャリアを愛し、追いかけてきたすべての人々にとっても重要なマイルストーンなのです。





旧譜から
心が苦しいとき、何度このアルバムに救ってもらったことか
今もこのアルバムだけはすぐに手の届くところに置いている
『エツィオ・ボッソ/The 12th Room』


8898545264-2
(2CD)
\3600→\3290

  エツィオ・ボッソ/The 12th Room (Sony Classical version)


 1) エツィオ・ボッソ:Following a Bird(Out of the Room),
 2) ショパン:前奏曲 第6番 ロ短調Op.28-6 (The Burned Room),
 3) J.S.バッハ(ボッソ編):
   プレリュード ホ短調 BWV 855a (The Children's Room),
 4) ショパン:前奏曲 第20番 ハ短調 Op.28-20 (The Dark Room),
 5) J.S.バッハ(ボッソ編):
   インヴェンション 第2番 ハ短調 BWV 773 (The Breakfast Room),
 6) ショパン:前奏曲 第4番 ホ短調Op.28-4(The Pain Room),
 7) J.S.バッハ;プレリュード 第1番 ハ長調 BWV.846 (The Building Room),
 8) エツィオ・ボッソ:Split, Postcards from Far Away (The Tea Room),
 9) ジョヴァンニ・ズガンバーティ:
  グルックの歌劇『オルフェオとエウリディーチェ』から
   「メロディ」 (The Therapy Room),
 10) ジョン・ケージ:ある風景の中で (The Smallest Room),
 11) エツィオ・ボッソ:Missing a Part (The Waiting Room G),
 12) エツィオ・ボッソ:Emily's Room (Sweet and Bitter),
 13) エツィオ・ボッソ:Split, Postcards from Far Away,(ボーナストラック)
《CD2》
 エツィオ・ボッソ:ピアノ・ソナタ第1番 ト短調「The 12th Room」
   第1楽章:Entering the Rooms,
   第2楽章:Dressing the Rooms, Imaginary Room Mates,
   第3楽章:The 12th Room
エツィオ・ボッソ(ピアノ)

作曲家・指揮者・ピアニストとしてマルチな活動を行なっているイタリアの音楽家、エツィオ・ボッソのソニー・クラシカルとの専属契約第2弾となるアルバム『The 12th Room』。

【録音】2016年9月、レッジョ・エミーリア、グアルティエーリ劇場



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(2017年のコメントから)
 
 エツィオ・ボッソ・・・誰なんだ・・・

 調べると自作オリジナル・ピアノ曲とかを弾いている。かなりぶっ飛んだ人か。

 

 ・・・と思ったらちょっと様子が違う。



 ボッソ・・・難病にかかっているらしいのだ・・・。

 それでもなおステージに立ち、観客の前で演奏をし、あえてインタビューも受ける。

 その姿は痛々しくもある。

 しかしそのオリジナル曲は美しい。 とくに[ The 12th room ] というアルバムのなかの「Following a bird」という曲。

 いくらでも批判はできると思う。お涙ちょうだいはもう懲り懲りと。

 それはそうだとは思うが・・・しかし・・・この曲は美しい。

https://youtu.be/AHe6AzhRa3o




 そしてこれはショパンの作品28-6。

https://www.youtube.com/watch?v=txEhCPYEJrg


 このアルバムには、自作の曲とショパンとバッハ、そしてグルック、ケージなどが織り込まれている。

 どうしてこれまで日本では紹介されていなかったのだろう。


 心が苦しいとき、何度このアルバムに救ってもらったことか。
 今もこのアルバムだけはすぐに手の届くところに置いている。



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19439998052
(23CD)
\12000→\10990

真の頂点、偉大な伝統のカルテット
 CD23枚のうち18枚分が初CD化
クリーヴランド四重奏団/
 コンプリート・RCA・アルバム・コレクション



Disc1
ブラームス:
 弦楽四重奏曲第1番ハ短調 Op.51-1
 弦楽四重奏曲第2番イ短調 Op.51-2

録音:1972年5月31日、6月1,2,5-9日 ニューヨーク、RCAスタジオA

Disc2
 ブラームス:弦楽四重奏曲第3番変ロ長調 Op.67

録音:1972年5月31日、6月1,2,5-9日 ニューヨーク、RCAスタジオA

Disc3
 シューベルト:弦楽四重奏曲第14番ニ短調 D.810『死と乙女』
 モーツァルト:アダージョとフーガ ハ短調 K.546

録音:1973年9月19,20,23日 ニューヨーク

Disc4
 シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 D.803

バリー・タックウェル(ホルン)、ジャック・ブライマー(クラリネット)
マーティン・ガット(ファゴット)、トーマス・マーティン(コントラバス)
録音:1974年8月27,28日 ロンドン

Disc5
ハイドン:
 弦楽四重奏曲第67番(第53番)ニ長調 Hob.III:63『ひばり』
 弦楽四重奏曲第76番(第61番)ニ短調 Hob.III:76『五度』

録音:1974年3月7,8日、1973年5月30,31日&6月1日 ニューヨーク

Disc6
 バーバー:弦楽四重奏曲ロ短調 Op.11
 アイヴズ:弦楽四重奏曲第2番
 アイヴズ:弦楽四重奏のためのスケルツォ

録音:1975年12月23,24日、1976年2月6,9日、ニューヨーク

Disc7
 ブラームス:クラリネット五重奏曲ロ短調 Op.115

リチャード・ストルツマン(クラリネット)
録音:1976年5月4,5日 ニューヨーク

Disc8
 ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調 Op.81

エマニュエル・アックス(ピアノ)
録音:1977年1月4-6日 ニューヨーク

Disc9
メンデルスゾーン:
 弦楽八重奏曲 変ホ長調 Op.20
 変奏曲とスケルツォ Op.81

録音:1977年5月16,17日、7月26日 ニューヨーク

Disc10
ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲第7番ヘ長調 Op.59-1『ラズモフスキー第1番』
 弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2『ラズモフスキー第2番』

録音:1975年5月22,23,29日、1977年5月9日 ニューヨーク

Disc11
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番ハ長調 Op.59-3『ラズモフスキー第3番』

録音:1975年8月21,22日 ニューヨーク

Disc12
ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲第10番変ホ長調 Op.74『ハープ』
 弦楽四重奏曲第11番ヘ短調 Op.95『セリオーソ』

録音:1977年11月30日&12月1日、1974年12月6日 ニューヨーク

Disc13
ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲第1番ヘ長調 Op.18-1
 弦楽四重奏曲第2番ト長調 Op.18-2

録音:1977年5月5,6日、1975年5月22,23日 ニューヨーク

Disc14
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第3番ニ長調 Op.18-3
弦楽四重奏曲第4番ハ短調 Op.18-4

録音:1977年5月5,6日、1975年5月22,23日 ニューヨーク

Disc15
ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲第5番イ長調 Op.18-5
 弦楽四重奏曲第6番変ロ長調 Op.18-6

録音:1978年10月5,6日、1976年5月17,18日 ニューヨーク

Disc16
ブラームス:
 弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 Op.18
 弦楽六重奏曲第2番ト長調 Op.36

ピンカス・ズッカーマン(ヴィオラ)
バーナード・グリーンハウス(チェロ)
録音:1977年12月22,23日、1978年10月25,26日 ニューヨーク

Disc17
ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲第12番変ホ長調 Op.127
 弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135

録音:1979年5月7,8日、1975年5月19,20,22,23日 ニューヨーク
Disc18
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130

録音:1976年8月23,24,26,27日 ニューヨーク

Disc19
ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲第14番嬰ハ短調 Op.131
 大フーガ 変ロ長調 Op.133

録音:1979年5月22,23,25日、1976年8月23,24,26,27日 ニューヨーク

Disc20
 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番イ短調 Op.132

録音:1976年11月15-17日 ニューヨーク

Disc21
 シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D.956, Op.163

ヨーヨー・マ(チェロ)
録音:1983年11月7日 ニューヨーク、RCAスタジオA

Disc22
 ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 Op.34

エマニュエル・アックス(ピアノ)
録音:1982年12月22,23日 ニューヨーク、RCAスタジオ

Disc23
シューマン:
 ピアノ四重奏曲 変ホ長調 Op47
 ピアノ五重奏曲 変ホ長調 Op44

エマニュエル・アックス(ピアノ)
録音:1986年11月3-5日 ニューヨーク、イーストマン音楽学校、Kresge Recording Studio

クリーヴランド四重奏団
 ドナルド・ワイラースタイン(ヴァイオリン)
 ピーター・セイラフ(ヴァイオリン)
 マーサ・ストロンギン・カッツ(ヴィオラ:Disc1-20
 アターレ・アラッド(ヴィオラ:Disc21-23)
 ポール・カッツ(チェロ)
 録音方式:ステレオ(アナログ:Disc1-20、デジタル:Disc21-23/セッション)

 クリーヴランド四重奏団(Cleveland Quartet)は、ヴァイオリン奏者のドナルド・ワイラースタインによって1969年に創立されました。
 クリーヴランド音楽院で教鞭を執っていたワイラースタインはその夏、マールボロ音楽学校と音楽祭でヴァイオリニストのピーター・セイラフ、ヴィオラ奏者のマーサ・ストロンギン・カッツ、チェリストのポール・カッツとともに四重奏団を組んだのです。

 4人の優秀なアメリカの若い音楽家は、並外れた品質の室内アンサンブルとして賞賛されました。その後四半世紀にわたって、彼らは世界各地で広く演奏し、米国とヨーロッパではベートーヴェンの全曲演奏会を約30回も実現。最盛期には年間100回以上のコンサートを行っていました。 彼らはテレビ放映されたグラミー賞で演奏した最初のクラシック・アーティストとなり、カーター大統領の就任式ではホワイトハウスでパフォーマンスを行いました。

 このグループは当初「ニュー・クリーヴランド・カルテット」と呼ばれていましたが、1971年、グループは音楽教育をめぐる意見の相違を理由にクリーヴランド音楽院を去り、ニューヨーク州立大学バッファロー大学に移籍し、彼らはこの時点で名前から「ニュー」という言葉を削除。1976年からは、ニューヨーク州ロチェスターのイーストマン音楽学校に移りました。

 メンバー変更は3回で、まずヴィオラが1980年にストロンギン・カッツからアターレ・アラッドに、1987年にはアラッドからジェイムズ・ダンハムに交替。1989年には第1ヴァイオリンが創立者ワイラースタインからウィリアム・プレウシルに交替しています。その6年後の1995年、クリーヴランド四重奏団は解散、26年の歴史を閉じました

 クリーヴランド四重奏団は1972年から1987年までRCAと専属契約を結び、ハイドンからバーバーにいたる弦楽四重奏の主要レパートリーを録音しています。その中核は1974年~1979年録音のベートーヴェン:弦楽四重奏曲全曲で、ステレオ・レビュー誌は「初期の演奏では、一見楽そうにみえる細かく速い音符の連なりを敏捷に歌うテクニック、リズミカルな活力と柔軟性、そして音楽の構築と音の感覚に、徹底的に感銘を受けた。中期の演奏は自己耽溺やロマンティックな過剰さ、さらに言えばアカデミズムや勉強しすぎの微塵もなく、激しさと柔軟性に満ちている。弦の音がゴージャスで美しく録音されている。後期の演奏は真の頂点、偉大な伝統のカルテットだ」と絶賛しています。

 クリーヴランド四重奏団のRCAへの録音のほとんどは、これまでCD化されておらず、CD23枚のうち18枚分が初CD化となり、オリジナルのアナログ・マスターから24ビット/192 kHzテクノロジーを使用してリマスタリングされています。ディスク21~23は、デジタル録音によるヨーヨー・マ、エマニュエル・アックスらとの共演です。

 各ディスクは米国初出LPデザインによる紙ジャケットに収容され(レーベル・デザインも発売当時のものを踏襲)、詳細な録音データを掲載したオールカラー・ブックレットとともにクラムシェルボックスに封入されています。





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DHM



19439934032
\3100→\2890
ラウテン・カンパニー(ピリオド楽器アンサンブル)
 『ウィンター・ジャーニー』


 1. Trad: そこに小さな野鳥が止まっていた
 2. Trad: ああ、厳しい冬、なんて寒いんだろう
 3. アンドレアス・ハンマーシュミット(1611-1675]:天と地は滅びる
 4. Trad: 雪が降って
 5. ハインリヒ・アルベルト[1604-1651]:Jetzund heben Wald und Feld wieder an zu klagen
 6. ヨハン・ヘルマン・シャイン[1586-1630]:涙とともに種を播くひとは、喜びとともに穫りいれ
 7. ルートヴィヒ・ゼンフル[c.1490-1534]:ああエルスライン、親愛なるエルスライン、
 8. Trad:Lieb Nachtigall, wach auf
 9. ヨハン・ヘルマン・シャイン:5声のパドゥアーナ(組曲第2番ニ短調より)
 10. ルートヴィヒ・ゼンフル:森の梢は葉を落し
 11. Trad:船が荷物を積んでやってくる
 12. アンドレアス・ハンマーシュミット:イエス、私のイエス、あなたさえいれば
 13. フィリップ・ハインリヒ・エルレバッハ[1657-1714]:我がため息、我が嘆き
 14. Trad:ハバーストロの3羽のガチョウ
 15. ヨハン・ヘルマン・シャイン:5声のガリアルダ(組曲第2番ニ短調より)
 16. ミヒャエル・プレトリウス[1571-1621]:暁の星はさし昇りて
 17. ハインリヒ・シュッツ[1585-1672]:われらにみどり児生まれたもう
 18. Trad:おお、モミの木よ、お前は緑の枝を身にまとっている
 19. アンドレアス・ハンマーシュミット:ようこそ、幼児イエス様
 20. ヨハン・ヘルマン・シャイン:5声のクーラント(組曲第2番ニ短調より)
 21. ヨハン・ヘルマン・シャイン:4声のアルマンド(組曲第2番ニ短調より)
 22. ヨハン・ヘルマン・シャイン:4声のトリプラ(組曲第2番ニ短調より)
 23. Trad:こうして冬を追い出せ
 24. ミヒャエル・プレトリウス:Nach gruner Farb mein Herz verlangt
ラウテン・カンパニー(ピリオド楽器アンサンブル)
ハンナ・ヘアフルトナー(ソプラノ)
ダーフィト・エーラー(カウンターテナー)
シュテファン・シェルペ(テノール)
ヤコプ・アーレス(バス)
ヴォルフガング・カチュナー(指揮)
  録音:2022年7月26-29日、ベルリン、イエス・キリスト教会

 ベルリンを拠点に活動する気鋭のピリオド楽器アンサンブル、ラウテン・カンパニーによる最新アルバムは、タイトル通り、来たる冬の季節を明るくするために私たちを音楽的な冬の旅に誘います。
 16世紀から17世紀にかけて人気のあった24の作品が、新しいアレンジによってまとめられており、プレトリウス、シュッツ、シャインなどのドイツのルネサンスおよび初期バロックの重要な作曲家によるモテットや、現在でもよく知られている雰囲気のある伝承曲が含まれています。取り上げられた作品はすべて、暖かさ、冬の自然、クリスマスの喜び、孤独、春への憧れなど、冬のさまざまな側面を反映しています。「ああ、厳しい冬、なんて寒いんだろう」という歌は季節の厳しさを表現していますが、ハンマーシュミットの『ようこそ 幼児イエス様』やシュッツの『われらにみどり児生まれたもう』などの合唱曲は、冬の喜びを伝えています。
 この録音のために、ラウテン・カンパニーは声楽ソリストとして、ハンナ・ヘアフルトナー(ソプラノ)、ダーフィト・エーラー(カウンターテナー)、シュテファン・シェルペ(テノール)、ヤコプ・アーレス(バス)を迎え、冬の厳しさと楽しさを表現しています。





<国内盤> 

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ソニー(国内盤)



SICC19075
(SACD Hybrid)
\3630
ヴァレリー・アファナシエフ
ベートーヴェン:
 ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィーア』
ヴァレリー・アファナシエフ(ピアノ/ヤマハ)
 録音:2023年6月13-15日、ドイツ、ヴェルニゲローデ、コンツェルトハウス・リープフラウエン
 プロデューサー:ゲルハルト・ベッツ
 レコーディング・エンジニア:フィリップ・ネーデル(b-sharp Berlin)
 ピアノ調律:ゲルト・フィンケンシュタイン

 現代クラシック・ピアノ界の鬼才、9月に76歳を迎えたヴァレリー・アファナシエフが、ベートーヴェンがその生涯に残した最大のピアノ曲『ハンマークラヴィーア・ソナタ』を録音。音楽上の師エミール・ギレリスが最も得意とし、名録音を残している同ソナタについて、どうしても自分の解釈を残しておきたいと切望し、万全のコンディションで臨みました。
 ベートーヴェンのピアノ曲はアファナシエフの音楽的なルーツであり、これまで18曲の録音を残してきました。しかし第29番『ハンマークラヴィーア』については過去に演奏会で取り上げたことはなく、今回の録音が初演奏。長年作品を研究してきただけあって、楽譜の隅々にまで行き届いた慧眼は驚くべきもの。
 演奏時間は全4楽章58分で、アファナシエフの名前を世界に轟かせたシューベルトの最後のソナタ(ECM、1985年録音)を上回る遅さであり、特に22分をかけてじっくりと構築した第3楽章アダージョは吸い込まれるような漆黒の深みを湛えています。





旧譜から
2015年のベートーヴェン三大ソナタ

SONY国内盤
SICC40079
(CD)
\1760

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ『月光』・『悲愴』・『熱情』
 ヴァレリー・アファナシエフ


ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 作品13『悲愴』
ピアノ・ソナタ第14番嬰ハ短調 作品27の2『月光』
ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調 作品57『熱情』

ヴァレリー・アファナシエフ(ピアノ)
SONY国内盤
SICC10223
(SACD HYBRID)
\3300

 ピアノ界きっての個性派アファナシエフによるベートーヴェン三大ソナタ。ベートーヴェンはアファナシエフにとって、師ギレリスから薫陶を受け、シューベルトやバッハとならぶ重要なレパートリーであり、『最後の3つのソナタ』など一部の作品の演奏や録音には積極的に取り組んできましたが、この最も人口に膾炙した3曲はこのアルバムの録音まで人前で演奏したことさえありませんでした。
 『自分が最高の演奏ができる』という強い確信を持つまで、新しい作品をレパートリーに加えないアファナシエフが、68歳にして生涯初めて取り組んだこの名ソナタ3曲。
 トータルで75分58秒にものぼるゆっくりしたテンポの中で繰り広げられる個性的なアファナシエフ・ワールドをご堪能ください。

録音:2015年2月16日~18日
ハノーファー、ベートーヴェンザール





299MUSIC


NIKU-9056
\3080
さくら~中田喜直ソングス/坂下忠弘 坂下忠弘(バリトン)
松下倫士(ピアノ)
 中田喜直(1923-2000):
  (1)さくら [2:39]/(2)ほしとたんぽぽ [1:59]/
  (3)つゆにぬれてる 桑のみたべた/編曲:伊藤幹翁 [2:17]
  (4)ああプランタン無理もない [3:37]/(5)ねむの花 [3:08]/(6)バラ色の街で [2:05]/
  (7)即興的ワルツ~中田喜直に寄せて*/作曲:松下倫士 [3:19]/(8)夏です [1:57]/
  (9)おやすみなさい 美しい夢を見て/編曲:倉本裕基 [3:27]/(10)夏の思い出 [2:37]/
  (11)ちいさい秋みつけた [2:46]/(12)さわると秋がさびしがる [2:21]/(13)むらさき叙情 [2:59]/
  (14)ぎんなん/編曲:吉田孝古麿 [2:17]/(15)匂いのある歌 [1:14]/(16)わらべうた* [1:32]/
  (17)雪の降るまちを [2:41]/(18)心の窓にともし灯を [2:31]
  (19)みんなのなかへ(平和の詩) [3:01]/(20)歌をください [5:03]
 *(7)(16)ピアノ・ソロ作品

 中田喜直生誕100年に寄せて (12月10日発売)。さくら~中田喜直ソングス/坂下忠弘

 録音:2023年8月30日ᬢ9月1日三鷹市芸術文化センター「風のホール」 [54:26]

 中田喜直生誕100年に寄せて
  私が坂下くんに出会ったのは彼がまだ音大在学中で、4人の仲間たちと演奏を熱心にしていたときのことです。
  レッスンを乞われて初めて彼らの歌唱を聴きながらひときわ坂下くんの歌声に心惹かれました。彼は日本人には珍しい柔らかさと響きのある声を持っています。
  作曲家であった夫・中田喜直が生前坂下くんと出会っていたら、さぞやこの声に喜んだことでしょう。中田幸子(中田喜直 夫人)

 坂下忠弘(バリトン) Tadahiro Sakashita, baritone
  桐朋学園大学音楽学部声楽科卒業。同大学研究科3年修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。第9回中喜直記念コンクール大賞(第一位)及び中田喜直賞受賞。その他多数受賞。
  近年のオペラは『カルメン』エスカミーリォ(新日本フィルハーモニー交響楽団)、アントネッロ・オペラ『オルフェオ物語』タイトル・ロール、『ジュリオ・チェーザレ』タイトル・ロール、『ラカリスト』最高神ゼウスなどがある。
  更にクラシックだけにとどまらずジャンルを超越した活動は多岐にわたり、その稀に見る柔らかな歌声と確かな音楽性、考え抜かれた美しい日本語のディクションには多方面のプロフェッショナルより絶大な信頼を寄せられている。シンガーソングライター尾崎亜美プロデュースのユニット「La Dill」のリード・ボーカルとしてメジャー・デビュー、アルバム「匂い立つ風」(クラウンレコード)をリリース。
  全日本全国童謡歌唱コンクール・グランプリ大会へのゲスト出演や、2021年ディズニー・オン・クラシック「ゆめとまほうの贈り物」でソリスト・シンガーとして全国ツアーで歌唱した。また作曲家の坂田晃一氏より楽曲「MITASORA」「カミーユのワルツ」が提供され、同氏のCDに歌唱収録がある。
  テレビは「名曲アルバム」「題名のない音楽会」「日本名曲アルバム」他多数に出演、収録。
  2012年シャネル・ピグマリオン・デイズ・アーティスト。二期会会員。現在北海道旭川市観光大使。

 松下倫士(ピアノ) Tomohito Matsushita, piano
  東京藝術大学音楽学部作曲科を経て、2009年同大学院修士課程作曲専攻修了。卒業時に藝大同声会賞受賞。2014年東京音楽大学大学院修士課程伴奏科修了。
  これまでに日本交響楽振興財団第29回作曲賞、第5回北本ピアノコンクール最優秀賞、第22回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第2位、奏楽堂日本歌曲コンクール第19回作曲部門(一般部門)入選、2018年第51回JBA下谷賞など多数受賞。また2023年度よんでん芸術文化奨励賞受賞。
  作曲家として、全国各地で吹奏楽やアンサンブル作品が取り上げられ注目されているほか、近年は声楽や合唱曲、またアレンジにも携わっており、カワイ出版より「松下倫士歌曲集」など出版されている。
  ピアニストとしては、2012年に日本コロムビアより「僕が僕であるために~尾崎豊 オンピアノ」(編曲・演奏)をリリース。2014年には「夢見草~松下倫士ピアノソロアルバム~」をリリース。ソロだけではなく数多くの演奏家と共演も多く、高い信頼と評価を得ている。作曲、演奏活動のほかに吹奏楽や合唱指導、コンクール審査員など幅広く活動している。
  洗足学園音楽大学、東京音楽大学非常勤講師
 
 
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NIKU-9057-58
(2CD)
\3300
中野振一郎
フランソワ・クープラン(1688-1733) クラヴサン曲全集4
 クラヴサン曲集:
  第5・11・16・20オルドル/クラヴサン奏法/前奏曲 第5番
中野振一郎(チェンバロ)
DISC-2(7)築山茉以(チェンバロ2)
DISC-2(11)品川 聖(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
   DISC-1
    (1)クラヴサン奏法/前奏曲第5番 イ長調(1716) [02'28"]
    (2)-(15)クラヴサン曲集第1巻 第5オルドル イ調 (1713)
     (2)ロジヴィエール/アルマンド(威厳をもって、遅くなく) [05'00"]
     (3)第1クラント [02'34"]/(4)第2クラント [01'40"]/
     (5)危険/サラバンド(荘重に) [03'05"]/(6)ジーグ[02'00"]/
     (7)優しいファンション(優美に) [04'25"]/(8)戯れ(軽やかに、なでるように) [01'32"]
     (9)バンドリーヌ(軽やかに、速くなく) [03'04"]/(10)フローラ(優美に) [02'35"]/
     (11)アンジェリーク(節度のある軽やかさで) [02'54"]
     (12)ヴィレール(優美に – 幾分か、もう少し生き生きと) [04'43"]
     (13)ぶどう摘み [02'01"]/(14)装飾(優美に、遅くなく) [05'51"]
     (15)波(優美に、遅くなく) [03'27"]/
    (16)-(20)クラヴサン曲集第2巻 第11オルドル ハ調 (1717)
     (16)カストラーヌ(流れるように) [03'10"]/
     (17)光輝、あるいはボンタン(極めて生き生きと) [01'47"]
     (18)生まれながらの気品/ボンタンの続き(情愛をこめて、遅くなく) [03'38"]
     (19)ゼノビ(軽やかに優美に、つなげて) [04'37"]
    (20)偉大にして古き吟遊詩人組合の年代記: [10'52"]
     第1幕 吟遊詩人組合の名士と組合員(遅くなく)
     第2幕 ヴィエル弾きと乞食
     第3幕 熊と猿を連れた旅楽師と軽業師と大道芸人(軽やかに)
     第4幕 傷痍軍人、または偉大な吟遊詩人組合お抱えのかたわ(右手は下手な演奏で、左手はびっこ風に)
     第5幕 酔っ払いと猿と熊の引き起こした無秩序と潰走(極めて速く)
   DISC-2
    (1)-(7)クラヴサン曲集第3巻 第16オルドル ト調 (1722)
     (1)比類なき気品、あるいはコンティ(威厳をもって) [02'59"]/
     (2)結婚ᬢ愛(威厳をもって – 華やかに) [04'32"]/(3)巫女たち(優雅に、遅くなく) [05'22"]/
     (4)可愛いテレーズ(優美に) [04'39"]/(5)奇怪なやつ(ふざけて) [03'35"]/
     (6)そこつ者(優雅に、極めてなめらかに) [04'05"]/(7)レティヴィル [01'51"]/
    (8)-(14)クラヴサン曲集第4巻 第20オルドル ト調 (1730)
     (8)王妃マリー (優美に、遅くなく - 生き生きと) [03'48"]/(9)道化役者(ふざけて) [01'51"]/
     (10)ケルビム、あるいは可愛いラジュール(軽やかに) [03'22"]/
     (11)クルイイ、あるいはクープリネット(繊細に、速くなく - 素朴に) [04'51"]
     (12)華奢なマドロン(情愛を込めて)- 優しいジャヌトン(より官能的に) [06'58"]
     (13)セジル/下鍵盤だけで交差する曲(優美に) [02'39"]/(14)タンブーラン(極めて軽やかに) [01'29"]

 第1~3集は全てレコード芸術特選!(1月10日発売)。フランソワ・クープラン:クラヴサン曲全集4/中野振一郎

 録音:2021年9月28-39日、2022年5月30日 岐阜・サラマンカホール DXD 24bit/352.8kHz RECORDING、Disc1 [71'39"] / Disc2 [52'15"]

 クラヴサン曲集:第5・11・16・20オルドル/クラヴサン奏法/前奏曲 第5番

 ロココの戯れ、フランス的甘さ、そして謎めいたムードなど、ユニークかつ多様な作品群の情緒あふれる世界を、その流麗で円熟味を増した表現と時折垣間見える遊び心で深みと新鮮さを与え展開する。
 長年にわたりチェンバロ界をリードし続ける中野振一郎が映し出す、フランソワ・クープランの成し遂げた偉業の真価。

 中野振一郎(チェンバロ) Shin'ichiro Nakano, clavecin
  1964年京都生まれ。
  1986年桐朋学園大学音楽学部演奏学科(古楽器専攻)卒業。
  1990年4夜連続独奏会『ヨーロッパ・チェンバロ音楽の旅』により「大阪文化祭金賞」受賞。
  1991年フランス『ヴェルサイユ古楽フェスティバル』のクープラン・サイクルに出演。欧米を代表する名手と肩を並べ「世界の9人のチェンバリスト」の一人に選ばれる。1992年『バークレー古楽フェスティバル』へ最年少の独奏家として招かれる。その後も、イギリス(ウィグモア・ホール、BBCジャパン・シーズン)、ドイツ(ライプツィヒ・バッハ・フェスティバル)、チェコ等、欧州での招聘演奏旅行を続ける。「例外のチェンバリスト!」「耳の御馳走」等、各地で好評を博す。
  また、国内で長年続けていたバッハの〈ゴルトベルク変奏曲〉の演奏には今でも定評がある。「各変奏が持つ世界を可能な限り忠実に描出しようとする真摯な姿勢には心を打たれる」「先人たちの遺産を鑑み、大地をしっかり踏まえた中野の解釈の方が説得力が大きい」「この基本的な解釈にさらなる年輪が刻まれるのを見守っていきたい」と絶賛される。
  2000年CD《ゴルトベルク変奏曲》で「第38回レコード・アカデミー賞」受賞。2003年「第22回京都府文化賞」、2004年「文化庁芸術祭・大賞」、2009年《女王の祭壇 ~パーセル作品集》で第47回レコード・アカデミー賞受賞。
  2010年日本語による初のチェンバロ教則本『チェンバロをひこう~憧れの楽器をはじめるための名曲集』(音楽之友社)を出版。
  そして2020年7月からは、《フランソワ・クープラン全集》のCD収録(長期企画)を、岐阜県のサラマンカホールにて開始。
 幅広いレパートリーと楽しいトークによるレクチャー・リサイタルも日本各地で高い人気を呼んでいる。現在、京都市立芸術大学、名古屋音楽大学、大阪音楽大学等で後進の指導にも励んでいる。

 使用楽器:アトリエ フォン・ナーゲル社1988年製 フレンチ2段チェンバロ(ブランシェ 1730)

 
 

<LP>

 

SIGNUM CLASSICS(LP)


OSIGLP780
(1LP)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5866
※CD同時発売
アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
ア・テ、プッチーニ ~ プッチーニ:歌曲集

 プッチーニ:
  あなたに/愛の小話/亡き女に!/
  偽りの忠告/太陽と愛/進め、ウラーニア!/
  ディアナ讃歌/そして小鳥は/大地と海/
  魂の歌/神と祖国/我が家/ローマ讃歌/
  メランコニア(憂鬱)(世界初録音)
アンジェラ・ゲオルギュー(ソプラノ)
ヴィンチェンツォ・スカレーラ(ピアノ)
SIGLP780
(1LP)
\4800
※CD同時発売

 アンジェラ・ゲオルギュー LP盤も発売!

 ☆ルーマニアが誇るオペラのスーパー・スター、アンジェラ・ゲオルギュー!
 ☆没後100周年を記念したオール・プッチーニ・プログラム。LPヴァージョンもリリース!
 ☆再発見されたアリア『メランコニア』世界初録音!

 5度のグラモフォン賞、2度のクラシック・ブリット賞を始め、ドイツのECHOクラシック賞、フランスのヴィクトワール賞やディアパゾン・ドール賞など、数々の栄誉に輝き、世界的なオペラのスーパー・スターとして活躍を続けるルーマニア出身のソプラノ歌手アンジェラ・ゲオルギューが、イギリスのSignum Classicsリリースするソロ・アルバムはLP(アナログ)ヴァージョンも同時発売予定。
 歌曲伴奏の世界的名手ヴィンチェンツォ・スカレーラのピアノで、2024年に没後100周年を迎えるジャコモ・プッチーニの歌曲とオペラ・アリアの素晴らしいコレクションを歌います。

 キャリアの初期からプッチーニの名歌手として知られ、プッチーニのアルバムで2度のグラモフォン賞受賞、プッチーニ音楽祭のプッチーニ賞受賞なども誇り、ゲオルギューが生涯を通じて深く感謝してきたというプッチーニへの愛情深きオマージュ・アルバム。
 プッチーニがわずか16歳の頃に作曲した「A te(あなたに)」から61歳の作品まで、力強く劇的なアリアのようなスタイルから優しくシンプルな感情を伴う作品まで、幅広い年代とスタイルから厳選し、LPヴァージョンでは14曲を収録。最近再発見されたアリア『メランコニア(憂鬱)』の世界初録音も収録しています。

 ※録音:2023年5月8日-14日、セント・ジョン・ザ・エヴァンゲリスト教会(アッパー・ノーウッド、ロンドン)
 















11/16(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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MIRARE

MIR 686
\2900→\2690
ケフェレックによるモーツァルト第20&27番
 モーツァルト:
  ・ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 KV 466
  ・ピアノ協奏曲 第27番 変ロ長調 KV 595
アンヌ・ケフェレック(ピアノ)
リオ・クオクマン(指揮)
パリ室内管弦楽団
KKC 6779
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 ケフェレックによるモーツァルト20&27番、おそるべき完璧さと美しさ

 録音:2023年2月21-24日、フィルハーモニー・ド・パリ

 現代を代表する名ピアニストの一人、国際的な舞台で活躍を続けるアンヌ・ケフェレックによる、モーツァルトのピアノ協奏曲の登場です。
 第20番では短調 での険しくも美しい表情。そして27番では、愛らしくもどこまでも気品に満ちた演奏。寸分の乱れもない、美しい真珠のような、恐るべき完璧さでととのった 粒立ちのタッチで、旋律が次々と美しく歌われてゆきます。
 円熟をきわめた先にある清澄の世界。
 クオクマン指揮のパリ室内管とのアンサンブルも、親密な対話 のよう。ケフェレック自身がライナーノートを執筆しており、そちらも注目です。

 マカオ管弦楽団音楽監督・首席指揮者のほか、香港フィルの常任指揮者なども務めるリオ・クオクマン。
 2014年のスヴェトラーノフ国際指揮者コンクールで最高位を受賞。2016年まではフィラデルフィア管でネゼ=セガンの副指揮も任されていました。

 【2024年来日予定】
  3月 9日(土)  札幌コンサートホール 14:00  ピアノ・リサイタル
  3月10日(日) 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール(小)14:00  ピアノ・リサイタル
  3月15日(金) 14:00 / 3 月16 日(土) すみだトリホニーホール 14:00 上岡敏之指揮、新日フィル ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
 




NEOS

代理店変更に伴い再掲載
NEOS11903
【旧譜】
\2700
ルドルフ・ケルターボーン:作品集
 ルドルフ・ケルターボーン(1931-2021):
  アンサンブル・ブックI
   (エリカ・ブルクハルトの詩によるバリトンと
    器楽ためのサイクル)
  5つのトリオつきの音楽*
  夜に歌う
   (インゲボルグ・バハマンとエリカ・ブルクハルトの
    詩によるソプラノと室内管弦楽のための音楽)*

 *世界初録音
ヴィンタートゥーア・ムジークコレギウム
ピエール=アラン・モノ(指揮)
ロベルト・コラー(バリトン)
サラー・ヴェゲナー(ソプラノ)

 スイスの現代音楽に多大な影響を与えた、ルドルフ・ケルターボーン!

 スイス、バーゼル出身の作曲家ルドルフ・ケルターボーンは、何十年にもわたってスイスの現代音楽シーンに多大な影響を与えてきました。
 作品は、オペラやオーケストラ、声楽、室内楽曲など様々で、ヨーロッパをはじめ、アメリカや日本など世界各地で演奏され、国際的にも高く評価されています。

 ※録音:2013年1月25日&2018年1月25日
 
 
NEOS11904
【旧譜】
\2700
ミヒャエル・クヴェル:室内楽作品集 Vol.2 アンサンブル・アヴァンテュール
 ダーク・マター(オーボエ、クラリネットとファゴットのための)
 let the molecules race(ソプラノとスピーキング・ピアニストのための)
 Meister Eckhart and Suhrawardi: the sound of the wing of Gabriel - hikmat al-ishraq
  (マイクロトーナル・ギターとピアノのための)
 dust aggregation(フルート、コントラバスとピアノのための)
 ぼやけた雲~旅の創造物(ヴァイオリン、ギターとピアノのための)
 ストリングII~重力(9つの楽器のアンサンブルのための)
 ※全曲世界初録音

 アンサンブル・アヴァンテュールによるミヒャエル・クヴェルの作品集第2弾。
 1960年生まれのクヴェルは、フランクフルト音楽院でクラシック・ギターを学び、その後ハンス・ウルリヒ・エンゲルマンとロルフ・リームに作曲を師事し、ヨーロッパ各地の音楽祭などで作品が取り上げられています。

 ※録音:2018年11月12日-16日
 
 
NEOS11905
【旧譜】
\2700
クリスティアン・オッフェンバウアー(b.1961):
 2つのフランクフルト・プレリュード

  ※世界初録音
フランクフルト放送交響楽団
アルトゥーロ・タマヨ(指揮)

 オーストリアの作曲家、クリスティアン・オッフェンバウアーは、ウィーンで作曲をフリードリヒ・チェルハに学び、オルガン奏者として演奏を続けながら作曲活動を始めました。
 作曲において数々の賞を受賞し、オーケストラ作品やアンサンブル、器楽曲などをこれまでに多数発表しています。

 ※録音(ライヴ):1999年11月19日(フランクフルト、ドイツ)
 
 
NEOS11907
【旧譜】
\2700
クワイエット・ストーン~ローリー・アルトマン:作品集
 ローリー・アルトマン(b.1944):
  ウィンターズ・パッセージ(チェロとピアノのための)
  吟遊詩人の音楽
   (クラリネット、13弦ギター、チェロとメゾ・ソプラノのための)
  3つのミニチュア(ピアノのための)
  スタンダード・ツイスト(ソプラノ、チェロとピアノのための)
  眼の光(13弦ギターのための)
  日本組曲(13弦ギターとピアノのための)
  前奏曲第17番(ピアノのための)
  J's Way(13弦ギター、チェロとピアノのための)
  ペルソナ(13弦ギターとピアノのための)
  50 MM(クラリネット、3弦ギター、チェロとピアノのための)

 ※全曲世界初録音
ローリー・アルトマン(ピアノ)
アンドレアス・キューンリヒ(チェロ)
アンデシュ・ミオリン(13弦ギター)
マティアス・ミューラー(クラリネット)
ネドヤルコ・ペトコフ(クラリネット)
イザベル・プフェファーコーン
 (メゾ・ソプラノ)

 ニューヨーク出身のローリー・アルトマンは、ジャズ・ピアニストとして活動する傍ら作曲活動も行い、数多くの作品を発表しています。
 このアルバムには日本を旅した時のインスピレーションをもとに作曲された「日本組曲」など全10曲が世界初録音で収録されています。

 ※録音:2016年4月15日-17日&2017年9月11日-14日(スイス)
 
 
NEOS11908
【旧譜】
\2700
イオノビア~ピーター・アイヴァン・エドワーズ:作品集
 ピーター・アイヴァン・エドワーズ(b.1973):
  イオノビア(オーボエ、打楽器とピアノのための)
  フリーパーセリマーノ
   (フルート、チェロ、打楽器とピアノのための)
  Brastri per Celindano(オーケストラのための)
  Ascent: Two Perspectives
   (フルートとヴァイオリンのための)
  Ssoonro(ファゴットとエレクトロニクスのための)
  Re(フルート、チェロとピアノのための)
 
 ※全曲世界初録音
トリオ・サープラス
アンサンブル・インターフェース
ヨン・シウ・トー音楽院管弦楽団
ジェイソン・ライ(指揮)
マッテオ・チェザリ(フルート)
ピーテル・ヤンセン(ヴァイオリン)
クリストフ・ヴィヘルト(ファゴット)
アンサンブル・ウー・シャン

 ニューヨーク出身の作曲家、ピーター・アイヴァン・エドワーズは、現在シンガポールのヤン・シー・トー音楽院で作曲とコンピューター・ミュージックを教えながら、作曲活動を行い、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど各国で作品が演奏されています。

 ※録音:2013年-2017年(シンガポール)
 




GRAMOLA


GRAM99292
\2700
Little Cakewalk ウルマン:歌曲集 シラ・カルモン(ソプラノ)
マリア・ガルソン(ピアノ)
 1. Little Cakewalk 小さなケークウォーク
 2-4. フリードリヒ・ヘルダーリンの詩による歌曲
  2. I. Sonnenuntergang / 3. II. Der Fruhling / 4. III. Abendphantasie
 5-10. アルベルト・シュテッフェンの詩による6つの歌曲 Op. 17
  5. I. An Himmelfahrt / 6. II. Drei Blumen / 7. III. Dreierlei Schutzgeister /
  8. IV. Es schleppt mein Schuh / 9. V. Wie ist die Nacht / 10. VI. Aus dem Hauschen in den Garten
 11-13. 3つのユダヤの歌((Brezulinka) op. 53
  11. bm A Mejdel in die Johren / 12. Berjoskele / 13. Margarithelech
 14-17. 宗教的歌曲集 Op. 20より
  14. Um Mitternacht im Schlafe schon / 15. Die arme Seele(古いスイス民謡より) /
  16. First Meeting / 17. Christmas Morning in Dornach
 18. Wendla im Garten
 19-20. 2つの中国の歌(Klabund)
  19. Wanderer erwacht in der Herberge / 20. Der mude Soldat
 21-26. ルイーズ・ラベによる6つのソネット Op. 34
  21. I. Je vis, je meurs (Sonnet VIII) / 22. II. Claire Venus (Sonnet V) /
  23. III. On voit mourir (Sonnet VII) / 24. IV. Luth, compagnon (Sonnet XII) /
  25. V. Oh si j'etais (Sonnet XIII) / 26. VI. Baise m'encor (Sonnet XVIII)

 録音:2022年10月24-25日、2023年1月12-13日 Atelier 73, Unterretzbach、ニーダーエスターライヒ州 (オーストリア)
 総収録時間:64分

 チェコ生まれの指揮者・作曲家ヴィクトル・ウルマン。ツェムリンスキーやシェーンベルクの影響を受け、指揮者及び作曲家として活躍しました。
 パヴェル・ハース やハンス・クラーサと同世代で、共に第1次大戦後のチュコ楽壇の隆盛を築きましたが、ユダヤ人の家系であったためにナチスに囚われ、ハースたちと同様、ホ ロコーストの犠牲となりました。
 歌劇《アトランティスの皇帝》をはじめ、近年作品が演奏される機会が増えています。
 このアルバムに収録されている作品のほとんどは、ナチスが政権を握ったのち、もしくは1942年に彼がテレージエンシュタットの収容所に拘留されてから書かれたものと推測されています。
 比較的平易 なスタイルで書かれているのは、抑圧に苦しんでいた人々の気晴らしを意図したためと思われますが、ジャズの影響による軽やかさ、複雑な対位法を用いたフ レーズ、予期せぬメロディーの展開などが混在する作品には聴く人を当惑させる瞬間もあります。
 イスラエル出身のシラ・カルモンが時に演劇的な身振りを想 像させるように表情豊かに歌い、作品の魅力を伝えます。

 
 
 

GRAM99308
(SACD HYBRID)
\2900
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)
ハイドン:ヴァイオリン協奏曲集/二重協奏曲

 1-3. ヴァイオリン協奏曲 ハ長調 Hob.VIIa:1
  1. I. Allegro moderato / 2. II. Adagio / 3. III. Finale: Presto
 4-6. ヴァイオリン協奏曲 ト長調 Hob.VIIa:4
  4. I. Allegro moderato /
  5. II. Adagio / 6. III. Allegro
 7-9. ヴァイオリン、鍵盤楽器と弦楽オーケストラのための
  二重協奏曲 ヘ長調 Hob. XVIII:6
   7. I Allegro moderato / 8. II Largo / 9. III Presto
トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー(ヴァイオリン)
バルバラ・モーザー(フォルテピアノ)...7-9
ミュンヘン・カンマーフィルハーモニー・ダカーポ
フランツ・ショットキー(指揮)

 録音:Garten-Saal and Altomonte-Saal, Stift St.Florian, オーバーエスターライヒ州(オーストリア) 2022年3月15-17日...1-6 2022年5月31日-6月1日...7-9
 CD/SACD STEREO, SACD 5ch
 総収録時間:57分

 ザルツブルクを拠点に世界で活躍するヴァイオリニスト、トーマス・アルベルトゥス・イルンベルガー。
 今作で取り 組んだのはハイドンのヴァイオリン協奏曲です。
 ハイドンの器楽曲の多くは、どれもエステルハージ侯の宮廷楽団のメンバーたちにソリストとして演奏する機会を与えるという目的があったと考えられています。
 イルンベルガー は華やかな技巧を駆使した作品をドラマティックに演奏。楽器の美音も優秀録音で余すことなく捉えられてい ます。
 二重協奏曲でフォルテピアノを演奏するのはオーストリア出身のバルバラ・モーザー。ウィーン・フィルとの 共演や室内楽の分野で高く評価される奏者です。

 
 
 

GRAM99302
\2700
ウクライナのインテルメッツォ
 1. イホール・クシュプラー(1949-2012): 山に花咲くカモミール
 2. ボリス・リャトシンスキー(1894/5-1968): 嘆き、また嘆き
 3. アナトリー・コス=アナトルスキー(1909-1983): 私の4頭の牛たち
 4. コンスタンティン・ダンケヴィチ(1905-1984):
  歌劇《ナザール・ストドリア》より Stekhaのアリア
 5. ユーリー・メイトゥス(1903-1997):バラード「Ksenia」
 6. ミコラ・リセンコ(1842-1912):
  歌劇《タラス・ブーリバ》 よりNastiaのアリア
 7. ウクライナ民謡(オレス・チシュコ編): 私は眠りたくない
 8. ヴィクトル・マチュク(1852-1912): 愛しい故郷
 9. ダンケヴィチ:
  歌劇《ボフダン・フメリニツキー》よりVarvaraのアリア
 10-12. オレク・キヴァ(1947-2007): 室内カンタータ
  10. I. 秋は素敵 / 11. II. ドアを開けて / 12. III. この庭
 歌唱:ウクライナ語。上記曲名は英訳からの重訳。
ゾリアナ・クシュプラー(メゾ・ソプラノ)
ルハンシク交響楽団
イヴァン・オスタポーヴィチ(指揮)

 録音:2022年8月8-11日 リヴィウ・オルガン・ホール(ウクライナ)
 総収録時間:55分

 ウクライナを代表する歌手の一人ゾリアナ・クシュプラーが「愛、憧れ、望郷」をテーマに歌うアルバム。
 収録曲 はウクライナの作曲家によるオペラ・アリア、声楽作品そして民謡編曲です。
 同国西部の都市リヴィウに生まれたクシュプラーは2000年のミュンヘンARDコンクールで第1位になって注目を集め、2007年から2020年まで ウィーン国立歌劇場のアンサンブル・メンバーとしてティーレマン指揮の《ニーベルングの指環》など数々の上演・ 録音に参加しました。
 現在もウィーンを拠点にオペラ、リサイタル、教育活動にも取り組んでいます。
 共演のルハンシク交響楽団はウクライナ南東部ルハンシク州の州都のオーケストラですが、2022年2月のロシア軍の 侵攻を受けてリヴィウに避難して来ました。
 同地に生まれたクシュプラーが共演、意気投合してこのアルバムが 生まれました。
 日本ではほぼ知られてないと思われる曲ばかりですが、音楽と歌唱・演奏の力強さに心揺さぶ られます。

 
 




IBS CLASSICAL


IBS132023
\2700
ブラームス:管弦楽伴奏による合唱曲集
 1. 運命の歌 Op. 54
 2-5. 4つの歌 Op. 17 - 女声合唱、2つのホルンとハープ伴奏による
  2. Es tont ein voller Harfenklang 高らかにハープの音がひびく
  3. Lied von Shakespeare シェイクスピアの歌
  4. Der Gartner 庭師
  5. Gesang aus Fingal フィンガルからの歌
 6-11. 愛の歌 - ワルツ Op. 52
  6. Rede, Madchen, allzuliebes Op. 52 No. 1
  7. Am Gesteine rauscht die Flut Op. 52 No. 2
  8. Wie des Abends schone Rote Op. 52 No. 4
  9. Ein kleiner, hubscher Vogel nahm den Flug Op. 52 No. 6
  10. Die grune Hopfenranke Op. 52 No. 5
  11. Nein, es ist nicht auszukommen Op. 52 No. 11
 12. アルト・ラプソディ Op. 53 - アルト、男声合唱と管弦楽のために
 13. 哀悼の歌 Op. 82 - 合唱と管弦楽のために
 14. 運命の女神たちの歌 Op. 89
アグニエシュカ・レーリス(メゾ・ソプラノ)
マドリード州立管弦楽団&合唱団
ジョセップ・ビーラ・イ・カサニャス(合唱指揮)
マルゼーナ・ディアクン(指揮)

 録音:2023年6月19-20日 Teatro Auditorio San Lorenzo de El Escorial、Madrid(スペイン)
 総収録時間:73分

 ブラームスの管弦楽伴奏による合唱作品を集めた1枚。ややもすれば「アルト・ラプソディ」や「運命の歌」などの重厚で陰影の濃い作品が注目されがちですが、軽妙な「愛の歌 - ワルツ」や、女声合唱と2つのホルンとハープによる繊細な透明感のある「4つの歌」も収録し、このジャンルにおけるブラームス作品の多彩さ、懐の深さを聴かせます。
 ポーランド出身の指揮者マルゼーナ・ディアクンはクルト・マズア、ピエール・ブーレーズ、マリン・オルソップらの薫陶を受け、スペイン、ドイツ、フランスを中心に進境著しい指揮者。
 2021年秋からマドリード州立管弦楽団(ORCAM)の芸術監督を務めています。

 
 
 

IBS102023
\2700
ブロツキー・アルバム
 1. 高木日向子(1989-):A Song
 2. パブロ・オルティス(1956-):Brodsky, Vivaldi and Stravinsky
  ブロツキー、ヴィヴァルディとストラヴィンスキー
 3. アンドレアス・ブリューガー(1941-):
  Christmas Ballad クリスマス・バラード
 4. ジョアン・マグラーネ・フィゲーラ(1988-):
  Barcarolle oubliee 忘れられた舟歌
 5. オルティス:Nativity
 6. ポール・スーツ(1955-):The Saints and the Aint's
ロランス・ギヨー(ソプラノ)...1、3、5、6
ナタリー・グルング(コールアングレ)...2
ピエール=イヴ・プリュヴォ(バリトン)...3、6
ジョエル・バルドレ(ヴァイオリン)...4
ゾイア・スドニス(朗読)...2
オルケストレ・ムジケ・デ・ルミエレス
ファクンド・アグディン(指揮)

 録音:2022年1月 Salle de l'Inter(Porrentruy)(スイス)
 総収録時間:55分

 ファクンド・アグディンとオルケストレ・ムジケ・デ・ルミエレスによる「MUSIC & WORDS」シリーズ。
 第3作目となる当盤の主人公は、1987年にノーベル文学賞を受賞したロシア系アメリカ人の詩人、ヨシフ・ブロツキーです。
 レニングラードのユダヤ人家庭に生まれ、18歳の頃から詩作を始めるも、やがてソヴィエト当局から弾圧を受け1964年に逮捕され服役。
 その後、1972年にソ連から国外追放され、1980年にアメリカの市民権を得るという激動の人生を送りました。
 このアルバムでは高木日向子をはじめとしたそれぞれ背景の異なる5人の作曲家に作品を委嘱、世界文学における重要人物であるブロツキーの詩からインスパイアされた6つの作品を収録しています。
 
 

IBS142023
\2700
PARAULES パーカッション作品集 ノエ・ロドリーゴ・ヒスベルト(パーカッション)
 1. ヤニス・クセナキス(1922-2001):Psappha プサッファ - マルチパーカッションのために(1975)
 2. サルヴァトーレ・シャリーノ(1947-):
  Il legno e la parola 森と言葉 - 独奏マリンバのために (2004)
 3. エディソン・デニソフ(1929-1996):Schwarze Wolken - 独奏ヴィブラフォンのために(1984)
 4. シルヴィア・ボルゼッリ(1978-):
  Wooden - マリンバ、ログ・ドラム、ウッドブロックのために(2015)
 5. ポロ・バレーホ(1959-):
  Tactus タクトゥス - マルチパーカッションのために(2005-06)...世界初録音
 6. ブルーノ・マントヴァーニ(1974-):Moi, jeu... - 独奏マリンバのために(1998)
 7. ヘスス・トレス(1965-):Tiento ティエント - マリンバとヴィブラフォンのために(1997)...世界初録音

 録音:2022年10月16-18日 Auditorio Manuel de Falla グラナダ(スペイン)
 総収録時間:69分

 パーカッショニスト、ノエ・ロドリーゴ・ヒスベルトは、現代スペインにおける才能のあるミュージシャンの一人です。
 ヨーロッパとアメリカ全土のほとんどの主要なコンサートホールやフェスティバルで演奏し、これまでに20以上の国籍の作曲家による50作を超える作品を初演してきたという彼は、このアルバムでクセナキス、シャリーノ、マントヴァーニ、デニソフや、2015年に作曲されたボルゼッリの作品、初録音となるトレスとバレーホの作品を演奏。
 様々な楽器が発する音は、まるでそれぞれが意味をもつ言葉のように聴き手の耳を刺激します。

 
 



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BERLIN CLASSICS



0303126BC
\2700→\2490

尋常でないアンコール集
フォーレ四重奏団~アフター・アワーズ


 ◆ 4曲のピアノ四重奏小品が約15分間

1. ヤルッコ・リーヒマキ:「タンゴ・フォレレ」 [6:19]
2. ドヴォルザーク(クライスラー編):「母が教えてくれた歌」(フォーレ四重奏団編) [2:56]
3. アレクサンドル・タンスマン:「スケルツィーノ」[1:28]
4. ドビュッシー:「月の光」(フィリップ・マティアス・カウフマン編) [4:22]

 ◆ クラリネットとピアノ四重奏の「過去11年間」が約22分間

ヤルッコ・リーヒマキ:「過去11年間」 [22:15]
 5. I. 「夜明け」 [5:42]
 6. II. 「距離」 [4:12]
 7. Ⅲ.「カデンツァ」 [5:19]
 8. IV. 「崖」 [2:55]
 9. V. 「フィナーレ」 [4:07]

 ◆ 3曲のピアノ四重奏小品が約10分間

10. R.シュトラウス:「セレナーデ」 [4:00]
11. R.シュトラウス:「アラビアの踊り」 [1:30]
12. エドゥアルド・フーベルト:「フォーレタンゴ」 [4:06]

 ◆ 3曲の声楽&ピアノ四重奏小品が約11分間

13. クルト・ヴァイル:「ユーカリ」(ヤルッコ・リーヒマキ編) [5:19]
14. ヴィンセント・ユーマンス:「時々私は幸せです」(ヤルッコ・リーヒマキ編) [3:02]
15. エドゥアルド・キュネケ:「朝から幸せ」(ヤルッコ・リーヒマキ編) [3:04]

 
フォーレ四重奏団
  エリカ・ゲルトゼッツァー(ヴァイオリン)
  サーシャ・フレンブリング(ヴィオラ)
  コンスタンティン・ハイドリッヒ(チェロ)
  ダーク・モメルツ(ピアノ)

マティアス・ショーン(クラリネット/5~9)

アネット・ダッシュ(ソプラノ/13~15)

 録音:2023年、ベルリン・テルデックス・スタジオ


 アルバム・タイトルの「アフター・アワーズ」は「仕事を終えたひととき」のことなので、普通に考えれば、内容的にはアンコール集ということになり、実際、ほとんどの曲はアンコールにふさわしい良質な小品ですが、しかし、アルバム中央には22分を超える曲が置かれているので、単なる小品の羅列ではありません。
 もっともその22分の曲のタイトルは「過去11年間」というものなので、「仕事を終えたひととき」の前提条件を満たす存在として選ばれたのかもしれません。


 豪華なゲスト
  ゲストのクラリネット奏者はウィーン・フィル首席のマティアス・ショルンで「過去11年間」で熱演。
  ソプラノ歌手は世界的に活躍するアネッテ・ダッシュで、フランス語、英語、ドイツ語により3曲のアンコール・ピースを歌っています。

 





旧譜から
なんせまあこれがすごい
フォーレ四重奏団
組曲「展覧会の絵」ピアノ四重奏版


BERLIN CLASSICS
BC0301116
\2700→\2490
ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
 (ディルク・モメルツ、グリゴリー・グルツマン編曲によるピアノ四重奏版)

ラフマニノフ:絵画的練習曲集「音の絵」より
 Op.39-6、Op.39-2、Op.33-6、Op.39-7、Op.39-9
  (ディルク・モメルツ編曲による弦楽四重奏版)
フォーレ四重奏団

(昔のコメントから)

 名古屋栄の宗次ホールのプロデューサーがすごいと言っていたのが印象的だったのだが、相前後して代理店の担当者と室内楽通の会員さんがべたぼめ、超コンサート・マニアのうちのスタッフも激賞。
 確かアルゲリッチも絶賛してた。

 フォーレ四重奏団。

 
 先日の来日公演も大盛況だったらしい。


 フォーレ四重奏団は、四重奏団と言っても弦楽四重奏団ではなく、ピアノとヴァイオリンとヴィオラとチェロのピアノ四重奏団。
 珍しい常設のピアノ四重奏団。この世界では間違いなくトップクラス。というかトップ。

 DGからもアルバムを出していて、ブラームスのピアノ四重奏曲第1番のラストのすさまじいこと。
 この曲にはちょっとうるさい店主ももうぶっとんでしまいました。
 現役演奏家陣ではやはり一番かも。


 そんなフォーレ四重奏団の新譜。
 「展覧会の絵」のピアノ四重奏バージョン。

 ベルリン・クラシックスから。
 同レーベルとしては珍しくちょっとアメリカン・コミックみたいなジャケットになってます。



 2年前に日本公演でやったときに大好評だったらしいんですが、アルバム・リリースとともに大ベストセラー。
 そして案の上の大評判。
 
 これはピアノのディルク・モメルツが、師匠のグリゴリー・グルズマンが編曲したものをさらに編曲したものなんですがまあ、ダイナミックでドラマティック。
 おどろおどろしいところは思いっきりおどろおどろしい。かっこいいところはむちゃくちゃかっこいい。美しいところはとんでもなく美しい。
 起伏が激しいんです。

 オケ版や数あるピアノ版より面白い、という人もきっといるはず。

 最後のところだけちょっと聞いてみましょうか。アリアCDチャンネル第6回。
 けっこうのけぞるかと。

第6回 松本大輔アリアCDチャンネル フォーレ四重奏団/展覧会の絵



これもすごい。
第1番ラスト、ぶっとんでます。歴代一位かも。


DG
476 6323
\2600→\2390
ブラームス:
 ピアノ四重奏曲第1番 ト短調 Op.25
 ピアノ四重奏曲第3番 ハ短調 Op.60
フォーレ四重奏団

 「室内楽こそが音楽の唯一の真の形式であり、個性のもっとも真正な表現である」と語ったフォーレを団体名に冠したフォーレ四重奏団によるブラームス。
ドイツのカールスルーエ音楽大学で学んだ4人が滋味溢れる演奏を聴かせてくれる。
 シェーンベルクが編曲した管弦楽版とはまた一味違い、室内楽ならではの親密な対話がみずみずしい秀演。

録音:2007年8月22日?25日 ベルリン、シーメンス・ヴィラ


 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


GRAND SLAM



GS 2304
\2700
カーゾンとクナのベートーヴェン「皇帝」
 ベートーヴェン:
  ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」
クリフォード・カーゾン(ピアノ)
ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 カーゾンとクナのベートーヴェン「皇帝」、最良の音質で蘇る!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:1957年6月10~15日/ゾフィエンザール(ウィーン)/国内製作、日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:ステレオ(録音セッション)

 ■制作者より
  言うまでもなく、カーゾンとクナッパーツブッシュが共演した唯一のステレオ録音がこのベートーヴェンの「皇帝」でした。
  しかし、国内外の批評等には「クナッパーツブッシュのしまりのない伴奏」、「ピアノが伴奏に押しまくられている」、「ミスキャスト」など、否定的な記述が意外に多く見られます。
  でも、本当にそうなんでしょ うか?
  今回入手した2トラック、38センチのオープンリール・テープは、高貴な音色が漂うような新鮮な音質であり、改めて聴くと、まことに見事な「皇帝」のひ とつにしか思えません。
  総演奏時間は40分弱ですが、たとえば同じく顔合わせによるベートーヴェンのピアノ協奏曲第4 番(モノラル)などを組ませることは不可 能ではありません。
  けれども、この「皇帝」の印象を大切にしたいため、あえて何も加えませんでした。(平林 直哉)
 


<メジャー・レーベル>
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DHM



19658823032
(2CD)
\3500→\3190
クリストフ・シュペリング(指揮)
J.S.バッハ:カンタータ集

 第111番『わが神のみこころが、常に成就しますように』 BWV.111
 第94番『私はこの世に何を求めよう』 BWV.94
 第135番『ああ主よ、この憐れな罪びとを』 BWV.135
 第178番『主なる神、我らの側に留まりたまわず』 BWV.178
 第5番『私は、どこへ逃れることができよう?』 BWV.5
 第113番『主イエス・キリストよ、この上なく貴き宝よ』 BWV.113
 第33番『ただあなたにのみ、主イエス・キリストよ』 BWV.33
マリー=ゾフィー・ポラーク(ソプラノ)
マリー・ザイドラー(ソプラノ)
ベンノ・シャハトナー(カウンターテナー)
トビアス・フンガー(テノール)
ゲオルク・ポプルッツ(テノール)
ダニエル・オチョア(バス)
コールス・ムジクス・ケルン
ダス・ノイエ・オルケスター
クリストフ・シュペリング(指揮)
 録音:2022年9月10-19日、ケルン、ミュルハイム、カトリック教会


 ダス・ノイエ・オルケスター、コールス・ムジクス・ケルンとともに精力的な演奏・録音活動を継続しているドイツ古楽界の泰斗、クリストフ・シュペリング。
 これまで「DHM」へのバッハのカンタータは、最初の『カンタータ第80番』からはじまり、『ルター派カンタータ集』『神の栄光のカンタータ集』『神への賛美のカンタータ』『ライプツィヒ時代第2年度のカンタータ集』を録音してきており、いずれも「神学としての解釈を追求する中で、強烈な言葉と音楽のへの新解釈」、「大規模なものに重点が置かれることなく、合唱団と管弦楽との相互作用において、均質かつ調和した説得力、バランスの取れたテンポ、巧みなソリスティックなアクセントは繊細さによって表現されている」と、世界的に高い評価を受けています。

 この『わが神のみこころが』には、バッハが 1724年の三位一体の主日から1725年の復活祭の間に書いた一連のコラール カンタータが収録されており、バッハのカンタータ・第2年次サイクルに特有の統一された構成美と1つのコラールに基づいた形式を強調しています。

 クリストフ・シュペリングは、歴史に基づいたアプローチでバッハの音楽に命を吹き込みます。ここで取り上げられているのは、第5、33、94、111、113、135、178番です。
 美しい『私はこの世に何を求めよう』は、フルート協奏曲を彷彿とさせる巧みな冒頭でのフルート・ソロが特に興味深いものです。弦楽とオーボエによる楽器演奏のリトルネッロで構成された合唱曲から始まる短いカンタータ『ああ主よ、この憐れな罪びとを』では、冒頭のコラールのメロディが低音で聞こえるという特徴があります。『ただあなたにのみ、主イエス・キリストよ』と『主イエス・キリストよ、この上なく貴き宝よ』も、美しく広がりのあるコラールで始まります。

 シュペリングは、宗教的な理解や、演奏方法、楽器の使用法など、多くの視点からこれらの曲を研究し、斬新で慎重に考え抜かれた新しい解釈で録音に臨んでいます






<国内盤>

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SONARE

SONARE 1064
\2640
ヴォルフガング・ダヴィッド&梯剛之 / デュオ・リサイタル2022
 (1)シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ短調 Op.105
 (2)ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
 (3)シューベルト:
  ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第1番 ニ長調 D.384 Op.137-1
 (4)ドヴォルザーク:
  ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調 Op.100
ヴォルフガング・ダヴィッド(ヴァイオリン)
梯剛之(ピアノ)

 奇跡のデュオ、ヴォルフガング・ダヴィッド&梯剛之の2022年ライヴ!

 ライヴ録音:2022年12月12日/東京文化会館(小ホール)/DDD、68'41、国内製作、日本語帯・解説付

 精力的な活動を展開するピアニスト梯剛之とウィーンで共に学んだヴォルフガング・ダヴィッドによる奇跡のデュオ。
 2013年より行っている好評のリサイタル・ シリーズ。
 当ディスクには2022年のリサイタルからシューマンのヴァイオリン・ソナタ第1番、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第1番、シューベルトのヴァイ オリンとピアノのためのソナチネ第1番、そしてドヴォルザークのヴァイオリンとピアノのためのソナチネを収録しております!

 このデュオを持ち味である、一音一音に敬愛を込めたエレガントな演奏は年々磨きがかかっており、当演奏では一層輝きを持った演奏を聴かせてくれます。
 阿吽の呼吸から紡ぎだされる名演をお楽しみくさい!

 「コロナ禍を挟んで3年ぶりに実現した、ダヴィッドと梯剛之渾身のデュオ。確かな演奏技術に支えられた豊かで深みのあるふたりの音色が協働した、躍動感あふれる音運びが聴き手に伝わってくる」(高松佑介 ライナーノートより)
 




<映像>

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C MAJOR(映像)



76 4404
(Blu-ray)
\5500→\5090
ロッシーニの申し子、ミケーレ・マリオッティ指揮
ファン・ディエゴ・フローレス、サロメ・ジーチャ
 2016年ロッシーニ・オペラ・フェスティバル
  ロッシーニ:歌劇《湖上の美人》~
ファン・ディエゴ・フローレス
 (テノール...ジャコモ5世/ウベルト[スコットランド王])
マルコ・ミミカ
 (バリトン...アンガス伯ダグラス[ エレナの父親])
マイケル・スパイアーズ
 (テノール...ロドリーゴ・[反乱軍の首領])
サロメ・ジーチャ
 (ソプラノ...エレナ[ダグラスの娘])
ヴァルドゥイ・アブラハミヤン
 (メゾソプラノ...マルコム[反乱軍の将校])
ルース・イニエスタ(ソプラノ...アルビーナ)
フランシスコ・ブリート
 (テノール...セラーノ、ベルトラム)
ジュジ・メルリ(エレナ[年配の女性])
アレッサンドロ・バルディノッティ
 (マルコム[年配の男性])
ミケーレ・マリオッティ(指揮)
ボローニャ歌劇場フィルハーモニー
KKC 9841
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\6700

76 4308
(2DVD)
\5500→\5090
KKC 9842/3
(2DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\6700
74 4308から76 4308に変更(2023/11/27)

 2016年ロッシーニ・オペラ・フェスティバル、隠れた名作《湖上の美人》。ロッシーニの申し子ミケーレ・マリオッティ指揮、現代最高のロッシーニ・テノールのフローレス

 演出:ダミアーノ・ミキエレット
 日本語字幕:井内百合子
 収録:2016年、アドリアティック・アリーナ、ぺーザロ(ライヴ)
 (Blu-ray)画面:16:9,1080i、音声:PCM ステレオ、DTS-HD MA5.1、リージョン:All、BD50、原語:イタリア語、字幕:英独仏西韓日、168分
 (2DVD)画面:16:9,NTSC、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、リージョン:All、DVD9、原語:イタリア語、字幕:英独仏西韓日、168分

 ロッシーニ・オペラ・フェスティバルは、毎年8月にイタリア中部マルケ州のペーザロ市で開催されている音楽祭。
 2022年から芸術監督にロッシーニ・オペラ・フェスティバルの常連テノール歌手のファン・ディエゴ・フローレスが就任。音楽祭の新時代がスタートしました。
 
 本盤は、2016年に同音楽祭で上演されたロッシーニの隠れた名作《湖上の美人》の映像。原作『湖上の美人』は、19世紀初頭を代表する詩人ウォルター・スコットの、スコットランド・ハイランドを舞台とした長編詩。
 輝かしい高音を持つ現代最高のロッシーニ・テノールのフローレスが恋に迷う国王ジャコモ5世を、反乱軍の首領ロドリーゴを高低音域を自在に操る卓越した声を もつマイケル・スパイアーズが。
 フローレスとスパイアーズの声の対比が大きな見せ場ともなっています。
 そして、いま最も勢いのあるジョージア出身のソプラノ歌手 サロメ・ジーチャがエレナを歌います。
 さらに2023年ローマ歌劇場の日本公演でも注目され、ロッシーニの申し子といわれている指揮者ミケーレ・マリオッティ (同音楽祭の創設者ジャンフランコ・マリオッティを父にもつ)というこれ以上ない豪華な布陣による上演でした。

 あらすじ
  16世紀初頭。舞台はカトリン湖のほとり。狩人ウベルトに扮したスコットランド王ジャコモ5世は、カトリン湖のほとりで出会った美女エレナを見初める。
  しかし彼 女は国王に背くダグラスの娘で、マルコムという恋人がいる。しかし父ダグラスは反乱軍の首領、ロドリーゴと結婚させようとしていた。
  エレナのことが忘れられず 再びウベルトに扮したジャコモ5世は、エレナに愛の歌アリア「おお甘き炎よ」を歌うが断られる。
  ウベルトは誠実さの証として自分の指輪を国王からのもらい物 と偽りエレナに渡す。やがて反乱軍は国王軍に制圧され、ダグラスもマルコムも捕まってしまう。エレナは二人を助けようと、指輪を手に国王のもとへ向かう。
  国王を探すエレナに対しウベルトは自分の正体を明かし、ダグラスの罪を許す。さらに続いてマルコムにも恩赦を与え彼がエレナと結ばれることを許す。
  感激したエレ ナは王に感謝のアリア「胸の思いは満ち溢れ」を歌い大団円を迎える。
 
















毎週水曜は新譜情報はお休みです。

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11/14(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

LA MUSICA

LMU 031
\2600
ジャン・ヴィエネル:ブルース
 (1)ブルース
 (2)ソナチネ・シンコペ
 (3)ハーレム
 (4)4つのラジオ小品
 (5)ソナチネ第2番
 (6)チキン・リール(レイ編曲)
 (7)ピアノ・ソナタ
 (8)3つの舞曲【ポルカ/ジャヴァ/タンゴ】
 (9)ピエール・コルヌヴァンのために
 (10)チェロ・ソナタ
ドニ・パスカル(ピアノ)、

マリ=ポール・ミローヌ(チェロ)(10)

 「フランスのガーシュウィン」ヴィエネルの斬新な世界

 録音:2006年5月/ボンスクール・ルテニア教会(パリ)(2)(4)-(8)、10月/グルノーブルMC2(1)(3)(9)(10)/ディジパック仕様、78'19"

 シックで愉悦感あふれるシューベルト演奏で知られるべテラン・ピアニストによるドニ・パスカルがヴィエネル作品集。
 2008年頃にSisypheレーベルから出ていたものがla Musicaレーベルで復活。
 録音に恵まれているとは言い難いヴィエネル作品ゆえ大歓迎と申せましょう。

 ジャン・ヴィエネル(1896-1982) はフランスにジャズへの関心をもたらした最初のひとりとされ、ピアニストとしてジャズのみならず新ウィーン楽派やストラ ヴィンスキーなど当時の現代音楽も紹介しました。
 映画音楽も多数作り、ブレッソンの「バルタザールどこへ行く」や「少女ムシェット」は日本でも人気があります。
 「フランスのガーシュウィン」的なジャズの影響濃い作風ノスタルジックな魅力にあふれています。
 



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MIRARE



MIR 704
\2900→\2690
2015年第15回チャイコフスキー国際コンクール優勝
ドミートリー・マスレエフ(ピアノ)
チャイコフスキー:四季

 (1)チャイコフスキー:四季Op.37a(全12曲)
 (2)グリンカ:ノクターン「別れ」
 (3)キュイ:セレナード~アルジャントーにてOp.40より
 (4)バラキレフ:ノクターン第3番
 (5)グリンカ(バラキレフ編):ひばり
 (6)ムソルグスキー(チェルノフ編):禿山の一夜
ドミートリー・マスレエフ(ピアノ)

 第15回チャイコフスキー国際コンクール第1位のマスレエフによるロシア叙情の世界

 録音:2022年6月17-18日、2023年6月28-29日/モスフィルム・スタジオ1/ディジパック仕様、72'00"

 2015年第15回チャイコフスキー国際コンクール、ピアノ部門の優勝者ドミートリー・マスレエフ待望の新録音登場。
 すべて19世紀ロシア作品なのも魅力的です。

 このアルバムはマスレエフが2023年1月に生まれた第一子へ捧げたもの。彼自身、幼時に両親から初めてプレゼントされた楽譜がチャイコフスキーの「四季」で、 子供心にそのすべてにワクワクしたことを思い出しメインとしました。
 曲集も1月から始まっているため、わが子が初めて経験する一年を音楽で語りたい気持ちにあふれています。
 フィルアップ曲も魅力的。メランコリックでロシア的抒情性に満ちたグリンカのノクターン「別れ」、五人組のキュイのスペイン色に満ちた「セレナー ド」、華麗なピアニズムに彩られたグリンカの歌曲「ひばり」のバラキレフ編など味わいに富んでいます。
 もうひとつの圧巻はムソルグスキーの「禿山の一夜」のチェルノフ編によるピアノ版。迫力と怪奇趣味を楽しめます。
 
 
MIR 602
\2900
ローマの晩祷
 ピエトロ・パオロ・ベンチーニ:
  (1)神よ、わが保護に心を向けたまえ1.
  (2)めでたし、海の星よ(アヴェ・マリス・ステラ)
  (3)その方の左手が、わが頭の下に
  (4)詩篇第109篇「主は言われた」
  (5)王が宴におられる間
  (6)詩篇第111篇「主を信ずる者は幸いなり」
   (ベアトゥス・ヴィル)
  (7)私は黒い
 アレッサンドロ・スカルラッティ:
  (8)主の僕たちよ、主をほめたたえよ
  (9)マニフィカト
ジョエル・スービエ(指揮)
アンサンブル・ジャック・モデルヌ
ソプラノ:
 セシル・ディボン=ラファルジュ、
 シプリール・メイエル、ジュリエット・ペレ、
 ユリア・ヴィシニェフスキ
アルト:
 マルゴ・メルーリ、ギレーム・テライユ
テノール:
 マルク・マノドリッタ、ギヨーム・ザベ
バス:
 ディディエ・シュヴァリエ、
 マチュー・ル・ルヴルール

 18世紀初めローマの華麗な宗教音楽世界を再現

 録音:2021年5月20-23日/サン・フロラン・ル・ヴィエイユ修道院/ディジパック仕様、76'59"

 17世紀半ばから18世紀初頭にかけ、ローマは宗教音楽の最盛期を呈していました。
 大半は今日忘れられていますが、華麗で壮大な音楽が数多く生まれました。
 なかでもとりわけ重要な作曲家がピエトロ・パオロ・ベンチーニ。晩年にはサン・ピエトロ寺院の礼拝堂楽長も務め尊敬を集め、同院では19世紀末まで彼の宗教 曲が歌われていました。
 このアルバムはベンチーニの作品を用いてカトリックの聖務日課のひとつ晩祷を再構築しています。
 足りない部分は先人アレッサンドロ・ス カルラッティのマニフィカトで補完、感動の世界を作り上げています。

 アンサンブル・ジャック・モデルヌは1973年創立の古楽団体。2016年のフォルジュルネ音楽祭で来日公演も行いました。
 指揮のジョエル・スービエはテノール歌手としてクリスティのレザール・フロリサンやヘレヴェッヘのコレギウム・ヴォカーレで経験を積んだ実力派。
 



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NAIVE

OP 7547
(11CD)
\7500→\6990
リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)/コンチェルト・イタリアーノ
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1642):
 マドリガーレ全曲

  [CD1] マドリガーレ集 第1巻(初出)
     マドリガーレ集 第9巻(初出)
  [CD2] マドリガーレ集 第2巻
  [CD3] マドリガーレ集 第3巻
  [CD4] マドリガーレ集 第4巻
  [CD5] マドリガーレ集 第5巻
  [CD6] マドリガーレ集 第6巻
  [CD7-8] マドリガーレ集 第7巻
  [CD9-11] 愛と戦いのマドリガーレ
リナルド・アレッサンドリーニ(指揮)
コンチェルト・イタリアーノ

 アレッサンドリーニによるモンテヴェルディのマドリガーレ完結!未発売の第1&9集を含むボックスで登場!

 録音:第1巻:2021年1月23-25日、第2巻:1994年5月、第3巻:2019年5月31日-6月2日、第4巻:1993年5月、
  第5巻:1996年5月、第6巻:2005年12月、第7&9巻:2020年10月、第8巻:1997年2月&1998年1月/11:48

 アレッサンドリーニ&コンチェルト・イタリアーノによる、モンテヴェルディ:マドリガーレ全曲録音が完成しました!ボックスで登場いたします。
 1993 年に第1 弾と して第4 巻を録音してから実に約30 年という長い時間をかけての録音となりましたが、こうしてまとめて聴いてみても、93 年の録音もまったく古さを感じさせない「アレッサンドリーニ」流。歌い手たちから実にやわらかな声を引き出し、旋律の美しさを全面に出しながらもポリフォニーの醍醐味も味わわせてくれる素晴ら しものです。
 ぜひ持っておきたいボックスといえるでしょう。
 
 


V 8120
\2800
ジュリアン・マルティノー(マンドリン)
 2世紀にまたがるマンドリンの名曲
オー・ソレ・ミオ

 1-3. ヴィヴァルディ(1678-1741):
  2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調 RV 532
 4. ディ・カプア(1865-1917)/マッツッキ(1878-1972)編:
  オー・ソレ・ミオ
 5. エルネスト・タリアフェッリ(1889-1937)/
  ヴァレンテ(1880-1946):受難(Passione)
 6-8.
  ラッファエレ・カラーチェ(1863-1934):
   マンドリンとピアノのための協奏曲 ホ短調
    〔ティボー・ペリヌによるオーケストラ編曲版、世界初録音〕
   パガニーニ(1782-1840):
    マンドリンとギターのための作品全曲
 9-10. ロヴェーネのためのソナタ ホ短調
  (マンドリンとギターのための)MS 14
 11-12. マンドリンとギターのためのソナタ ト短調 MS 16
 13. モーツァルト(1756-1791):
  カンツォネッタ~歌劇≪ドン・ジョヴァンニ≫第2 幕第3 場
 14-16. フンメル(1778-1837):
  マンドリンとオーケストラのための協奏曲 ト長調 S28
   (第3楽章カデンツァ:マルティノー)
ジュリアン・マルティノー(マンドリン)
フロリアン・センペイ(バリトン/4-5, 13)
エリック・フランスリー(ギター/4-5, 13)
ヤン・ドゥボスト(コントラバス/4-5, 13)
アンナ・シヴァツァッパ(2ndマンドリン/1-3)
フィリップ・ムラトグル(ギター/9-12)
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
ウィルソン・ンー(指揮/1-3, 6-8 & 14-16)

 マンドリンの名曲で旅する200年

 録音:2022年9月1-4日

 マンドリンの世界的名手、ジュリアン・マルティノーによる、ヴィヴァルディからフンメルまで、2世紀にまたがるマンドリンの名曲を集めた1枚が登場します。
 オーケストラ、歌手など豪華共演陣との力のはいった内容です。

 特に注目なのがカラーチェ。カラーチェは、マンドリンの歴史を語るうえで欠かせない存在。
 いわばマンドリンにとってのパガニーニ(といってもカラーチェはど ちらかというと奏者としてのキャリアを探求した)で、カラーチェによって、甘くチャーミングな作品ばかりになりがちだったマンドリンのレパートリーが一挙にヴィルトゥオーゾ的なものも可能となったのです。
 そのカラーチェの協奏曲第1 番はカラーチェ自身はピアノとマンドリンのために作曲しました。
 この理由には、カラー チェ自身がオーケストラというものにそこまで近いところにいなかった、特に新曲を一緒につくりあげられるような関係がなかったことが考えられます。
 しかしオー ケストラと共演してもおかしくないスケールと内容を持っているため、このたびマルティノーがティボー・ペリーヌ(1979 年生まれ)に依頼してオーケストラ版が 誕生、世界初録音となりました。
 今後のマンドリン界の大きな宝となることでしょう。
 ほかにもフンメルのエレガントな今協奏曲からオー・ソレ・ミオの歌まで、マン ドリンの魅力をとことん味わい尽くせる内容です!
 




ARS PRODUKTION

ARS38631
\2700
ツェルニー:4台のピアノのための協奏的四重奏曲集
 ツェルニー:
  協奏的四重奏曲第1番 Op.230
  協奏的四重奏曲第2番 Op.816
バイノフ・ピアノ・アンサンブル

 バイノフ・ピアノ・アンサンブルのツェルニーがついに再発!

 ベートーヴェンの弟子で、後にリストの師となったカール・ツェルニーはピアノ練習曲で有名ですが、ツェルニーの作品の半分以上を占めるのは、編曲作品です。
 このアルバムに収録された2つの協奏的四重奏曲も、ベッリーニやパガニーニ、ロッシーニ、モーツァルト、ドニゼッティなどの錚々たる作曲家たちの作品の編曲で構成されています。

 1958年にブルガリアで生まれたピアニスト、トミスラフ・バイノフは、1989年にバイノフ・ピアノ・アンサンブルを立ち上げました。
 このアンサンブルは、複数台のピアノのための珍しい作品を取り上げており、このツェルニーの作品も1993年に世界初録音で収録され、発売されました(FCD368331)。
 そして今回、30年の時を経て待望の再発となります。

 ※録音:1993年5月(ベルリン、ドイツ)
 
 

ARS38642
\2700
アズ・ユー・ライク・イット
 ヘンリー8世(1491-1547):ヘラス夫人/
 ジョルジョ・マイネリオ(c.1535-1582):Schiarazula Marazula/
 ピエール・アテニャン(1494-1552):バス・ダンス&トルディオン/
 ルカ・マレンツィオ(1553-1599):
  Zefiro torna e'l bel tempo rimena - Ma per me, lasso/
 ジョヴァンニ・マリア・トラバーチ(1575-1647):La Talianella/
 ジョヴァンニ・ピッキ(c.1571-1643):Pass'e mezzo/
 作曲者不詳:Si la noche/
 クオドリベット《Waldeinsamkeit》/
 作曲者不詳:Besame/
 ヨハン・ショップ(1590-1667): パヴァーヌ/
 クオドリベット《Remember my Flow in Hell》/
 ショップ:ガイヤルド/作曲者不詳:Mojica/
 トラバーチ:La Talianella/
 ビアージョ・マリーニ:パッサカリア/
 クオドリベット《O schone Welt》/
 モンテヴェルディ:Si Dolce
オピア
 〔エヴァ・レオニー・フェガース
   (リコーダー&ソプラノ)、
  アリーナ・レーヴェニヒ(リコーダー)、
  ファビオ・カペラー(打楽器)、
  フリーデリケ・ヴォラート(リコーダー)、
  ジュリア・ヴィライトナー(ヴィオール)、
  アレクサンダー・ゲルゲリフィ
   (ハープシコード)〕

 古楽アンサンブル、オピアは2019年にエヴァ・レオニー・フェガース、アリーナ・レーヴェニヒ、ファビオ・カペラーによって結成されました。
 オーストリア、ドイツ、イタリアなどヨーロッパ各地でコンサートを開催し、中世後期、ルネサンス、初期バロック音楽を新鮮な解釈と編曲で奏でています。

 ※録音:2022年1月(ウィーン、オーストリア)
 
 

ARS38643
\2700
ダ・ツヴィシェン~歌曲集 ソフィア・パヴォーネ(メゾ・ソプラノ)
ヘダイエ・ヨナス・ジェディカール(ピアノ)
 ブラームス:5つの歌曲 Op.49-5
 フーゴ・ヴォルフ(1860-1903):「ゲーテの詩による歌曲集」より《ミニョン第1番》
 ハンス・ゾマー(1837-1922):Mignon singt, als Engel angetan
 エーリヒ・ジャック・ヴォルフ(1874-1913):ゲーテの3つの歌 Op.15-1
 ブラームス:6つの歌曲 Op.86-6《死へのあこがれ》
 レスピーギ:「5つの歌」より《死別》
 イルデブランド・ピツェッティ(1880-1968):「2つの愛の歌」より《Oscuro e il ciel》
 レスピーギ:「4つの歌」より《夢》
 リッカルド・ザンドナーイ(1883-1944):Notte di neve、Attimo
 レスピーギ:ある日お帰りになるならば
 コルンゴルト:4つの別れの歌 Op.14-1 《死の歌》
 マックス・コヴァルスキ(1882-1956):
  「ハーフィズの詩による8つの歌」より《So lange wir im Licht sind》
 エーリヒ・ジャック・ヴォルフ:Horch, horst Du nicht vom Himmel her
 ジョージ・ヘンシェル(1850-1934):
  3つの歌 Op.43-3 《Wie Melodie aus reiner Sphare hor' ich》
 シューマン:ミルテの花 Op.25-25 《東方のバラより》
 ルビンシテイン:ミルザ・シャフィーによる12の歌 Op.34-8
  《Neig', schone Knospe, dich zu mir》、Op.34-4
  《Es hat die Rose sich beklagt》、Op.34-9 《Gelb rollt mir zu FuBen》
 ベルンハルト・セクレス(1872-1934):4つの歌 Op.11-1 《Es eilt die Ros'》
 テオドール・シュトライヒャー(1874-1940):
  「ハーフィズの詩」より《Ist Dir ein getreues liebevolles Kind beschert》
 コルンゴルト:不滅なるもの Op.27-1

 イタリア系ドイツ人のメゾ・ソプラノ歌手ソフィア・パヴォーネは、イタリア語、ドイツ語、フランス語、英語を巧みに操り、バッハから現代音楽まで幅広い楽曲をレパートリーとしています。
 長年にわたって共演してきたピアニストのヘダイエ・ヨナス・ジェディカールと録音したこのアルバムは、3部作で構成され、19世紀から20世紀のさまざまな作曲家の作品が22曲収録されています。

 ※録音:2022年4月-5月
 
 
ARS38359
(1SACD HYBRID)
\2900
おお、人間よ! 心せよ!~
 トランペットとオルガンのための作品集

  1. ブラームス:4つの厳粛な歌 Op.121 より
   ああ死よ、お前を思い出すのは何とつらいことか
  2. ジグモンド・サットマーリ(b.1939):
   トランペットとオルガンのため...追悼...
  3. マーラー:
   交響曲第3番ニ短調より《おお、人間よ! 心せよ!》
  4. ルカ・ロンバルディ(b.1945):
   トランペットとオルガンのためのギルグル(輪廻)
  5. ブルッフ:コル・二ドライ Op.47
  6. ヤン・ミュラー=ヴィーラント(b.1966):
   2本のトランペットとオルガンのための教会音楽
  7. ノルベルト・リンケ(1933-2020):
   フルート、トランペットとオルガンのためのサンタ・テレサ
  8-11. オトフリート・ビュージング(b.1955):
   リコーダーとオルガンのためのヘブライ語の歌にちなんだ
    4つのエピグラム《Hevenu shalom areichem》
 
 ※世界初録音
ラインホルト・フリードリヒ(トランペット)
セバスティアン・キュヒラー=ブレッシング(オルガン)
アンドレ・ショッホ(トランペット/tr.3, 6)
クリスティーナ・ショッホ(リコーダー/tr.7, 8-11)

 ドイツ・トランペット界のレジェンド!オルガンとの対話!

 ☆レジェンド、ラインホルト・フリードリヒによるオルガンとの対話!
 ☆愛弟子にしてベルリン・フィルのトランペット奏者、アンドレ・ショッホも録音に参加!

 1983年に24歳でフランクフルト放送交響楽団(hr交響楽団)の首席奏者に就任し、1986年のARDミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。
 クラウディオ・アバドからの厚い信頼を受け、2003年からはヨーロッパのオールスター・オーケストラであるルツェルン祝祭管弦楽団でも首席奏者、そして、ブラス・アンサンブルの芸術監督も兼務しているドイツのトランペット界におけるレジェンド、ラインホルト・フリードリヒ。

 本アルバムでは、ブラームスが晩年に残したバスとピアノのための連作歌曲集 《4つの厳粛な歌》 からの抜粋、リゲティから高く評価されているハンガリーの作曲家、オルガン奏者のサットマーリがベルリンのホロコースト記念碑について書き下ろした 《...追悼...》、アルバムのタイトルでもある、マーラーの交響曲第3番から 《おお、人間よ! 心せよ!》 まで、エッセン大聖堂のオルガニスト、セバスティアン・キュッヒラー=ブレッシングとの共演で、第三帝国の恐怖への反動として書かれた現代作品とロマン派作品の編曲を対話させています。
 クリスティーナ・ショッホ(リコーダー)と、愛弟子のアンドレ・ショッホ(ベルリン・フィルのトランペット奏者)の姉弟も録音に参加しており、両者とのデュオも注目ポイントの一つです。

 ※録音:2022年10月16日-21日、エッセン大聖堂(ドイツ)

 
 
 
ARS38365
(1SACD HYBRID)
\2900
ショレナ・ツィンツァバーゼ(ピアノ)
ラフマニノフ生誕150周年に捧ぐ ~ ピアノ作品集

 ラフマニノフ:
  楽興の時 Op.16/リラの花 Op.21-5/ひなぎく Op.38-3/
 クライスラー(ラフマニノフ編):愛の悲しみ/前奏曲 Op.23-6/
 フランツ・べーア(ラフマニノフ編):
  W.R.のポルカ/前奏曲 Op.23-4/ピアノ協奏曲第2番 Op.18
ショレナ・ツィンツァバーゼ(ピアノ)
ヴァクタン・ジョルダニア(指揮)
ロシア・フェデラル・オーケストラ

 モスクワで生まれ育ち、モスクワ音楽院を卒業後、ソリストとしての活動の幅を広げるショレナ・ツィンツァバーゼ。
 本アルバムでは、セルゲイ・ラフマニノフの生誕150周年と没後80周年に敬意を表し、卓越した不朽の作品を紹介しています。

 ※録音:2023年8月、インマヌエル教会(ヴッパータール、ドイツ)
 
 


ARS38366
(1SACD HYBRID)
\2900
冬のささやき ~ ウクライナの作曲家による作品集 ヴィオリーナ・ペトリチェンコ(ピアノ)
 ミコラ・ シルヴァンスキー(1916-1985):川辺の夜ト短調*
 ヴァシル・バルヴィンスキー(1888-1963):ソング ト短調*
 コリャドキ(クリスマス民謡):ウクライナのクリスマス・キャロル*、子守歌ホ短調*
 ヴィーチェススラフ・ノヴァーク(1870-1949):冬の夜の歌 Op.30
 ヴァレンティン・シルヴェストロフ(b.1937):
  新年のための5つのメロディ*、サイクル《ナイーヴ・ミュージック》より 童話ハ短調
 ミコラ・ドリムユーガ(1917-1998):
  サイクル《冬》より 前奏曲*、《春の組曲》より ヴェスニャンカ*
 セルジュ・ユシュケヴィッチ(b.1953):鐘のキャロル嬰ヘ短調
 
 *世界初録音

 ウクライナのザポリージャ出身で、ウクライナの音楽と文化の促進に尽力しているピアニスト、ヴィオリーナ・ペトリチェンコ。
 ペトリチェンコはウクライナ国立チャイコフスキー音楽アカデミーで学んだ後、ドイツでヴァイマールのフランツ・リスト音楽大学、ケルン音楽大学でヤコブ・ロイシュナーに師事。
 そして、エッセンのフォルクヴァング音楽大学ではエフゲニー・シナイスキーに師事しています。

 本アルバムは、クリスマス・キャロルの古い伝統の記憶が残る彼女の故郷への音楽の旅であり、ほとんどの作品は世界初録音となります。

 ※録音:2023年9月28日-29日、インマヌエル教会(ヴッパータール、ドイツ)
 




DA VINCI CLASSICS

C00809
\2600
アブソリュートリー・エンニオ・モリコーネ Vol.2
 エンニオ・モリコーネ:
  ピアノのための《ニュー・シネマ・パラダイス》
  フルートとピアノのための《ある夕食のテーブル》
  ピアノのための《Rag in frantumi》
  フルートとピアノのための《バグジー》
  チェロとピアノのための《レオーネ組曲》
  フルートと磁気テープのためのカデンツァ
  ピアノのための《4つのカンツォーネ》
 ルカ・ピンチーニ:チェロのための《Fragmenta of Mission》
 モリコーネ:チェロとピアノのための《ロマンツァ》
  (Les Voreurus de la nuitより)
ルカ・ピンチーニ(チェロ)
ギルダ・ブッタ(ピアノ)
パオロ・ザンピーニ(フルート)

 アンサンブルによる、エンリオ・モリコーネの世界!

 ☆チェロ、ピアノ、フルートで奏でるエンリオ・モリコーネ!
 ☆代表作である《ニュー・シネマ・パラダイス》も収録!

 20世紀最高のメロディ・メーカーの1人であり、同時にイタリアを代表する映画音楽界の巨匠でもあったエンニオ・モリコーネ(1928-2020)。世紀の巨匠がチェロ、フルート、そしてチェロのソロ、アンサンブルのために作曲、編曲した珠玉の名曲を集めたイタリアのレーベルならではのプロジェクトの第2弾!
 モリコーネがその晩年に仕事を共にした実力者たち、チェロのピンチーニ、ピアノのブッタ、フルートのザンピーニが名旋律をソロ、アンサンブルで奏でています。
 第2弾となった今作では代表作である《ニュー・シネマ・パラダイス》を始めとして、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』で知られる名監督セルジオ・レオーネの作品を組曲にした《レオーネ組曲》などを収録しています。

 ※録音:2023年9月、ローマ(イタリア)
 
 


C00815
(2CD)
特別価格
\3600
プッチーニ:オルガン作品全集
 ソナタ集(第1番~第18番、第21番)/ヴァース集/
 行進曲 ニ長調/キリエ ニ長調/グローリア イ短調/
 オッフェルトリウム/エレヴァツィオーネ/
 ポストコンムニオ/6つのヴァース ヘ長調/
 6つのヴァース ホ短調/6つのヴァース イ短調/
 アレグロ・ヴィヴァーチェ/アレグロ/Pastorella gravida
パオロ・ボッティーニ(オルガン)

 ジャコモ・プッチーニの、珍しいオルガン作品全集!

 ☆2015年から2017年にかけて行われたジャコモ・プッチーニ研究センターの調査で再発見!
 ☆若きプッチーニによる珍しいオルガン作品!

 オペラ作曲家として知られているジャコモ・プッチーニのオルガン作品全集が登場!
 2015年から2017年にかけて行われた、プッチーニ生誕の地であるルッカのジャコモ・プッチーニ研究センターの調査において、プッチーニの貴重なオルガン作品が再発見されました。
 1870年から1880年に渡り作曲されたこれらの作品は57曲もあり、若きプッチーニはルッカやその近隣の町のオルガニストを務めていました。
 このアルバムにはその貴重な作品がクレモナ出身のオルガニスト、パオロ・ボッティーニの演奏によって19曲に及ぶソナタを始めとし、全曲収録されています。

 ※録音:2022年、2023年
 
 

C00821
\2600
ファイブ・エレメンツ Vol.1 ~ アクア
 スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番《幻想ソナタ》 Op.19
 リスト:エステ荘の噴水
 ラヴェル:水の戯れ、海原の小舟、オンディーヌ
 ドビュッシー:沈める寺、水の反映、喜びの島
フランチェスコ・マリア・モンチェル(ピアノ)

 「水」がテーマの作品を集めたコンセプト・アルバム!

 ☆自然を構成する5つのエレメントに着目した企画の第1弾!
 ☆スクリャービン、リスト、ラヴェル、ドビュッシーが作曲した「水」に関する作品を収録!

 2022年からカリャッリ音楽院でピアノ教師を務めているイタリアのピアニスト、フランチェスコ・マリア・モンチェルが贈る好企画「ファイブ・エレメンツ」シリーズ第1弾!
 芸術と自然は切っても切り離せないものであるということがこのアルバムの大きなテーマとなっています。
 自然を構成する5つのエレメント(要素)のうち「水」に焦点を当てた今作では、スクリャービン、リスト、ラヴェル、ドビュッシーが作曲した「水」に関する作品を収録しています。
 例えばスクリャービンの《幻想ソナタ》は、バルト海、黒海、そして地中海からインスピレーションを受けて作られた曲で、後期ロマン派のスタイルに当てはまるのにもかかわらず2楽章で書かれるという革新的なものでした。

 ※録音:2023年3月、チーゴレ(イタリア)
 



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ET'CETERA

KTC1778
\2700→\2490
2台の「並行弦ピアノ」で弾くモーツァルトの「魔笛」&「ジュピター」!
 モーツァルト:2台ピアノ作品集

 2台ピアノのためのソナタ ニ長調 K.448
 歌劇《魔笛》K.620より 序曲(フェルッチョ・ブゾーニ編)
 交響曲第41番ハ長調 K.551《ジュピター》
  (オットー・ジンガー編)
ジャン=ミシェル・デイエ(ピアノ)
ハンス・リッケリンク(ピアノ)

 
 ☆「魔笛」序曲と「ジュピター」のアレンジを含む、モーツァルトの2台ピアノ作品!
 ☆2台の並行弦ピアノ(クリス・マーネ製作)を使用!
 ☆透き通るようなサウンドで、モーツァルト作品の2台ピアノ・リダクションを堪能!

 魅惑的で寛大、純粋で無邪気。モーツァルトの創造的天才性と芸術的本質に迫るために、2台のピアノでモーツァルトの傑作を再創造するアルバム。
 モーツァルトが得意とした3つの音楽形式、オペラ、交響曲、ソナタの作品を含んだプログラムで、オリジナルの2台ピアノ・ソナタに、多くのバッハ・トランスクリプションでも知られるフェルッチョ・ブゾーニの編曲による「魔笛」の序曲、ベートーヴェンやブラームス、シュトラウスの交響曲・交響詩を含む多くのピアノ編曲を遺したオットー・ジンガー(2世)の編曲による「交響曲第41番 《ジュピター》」の2台ピアノ版をカップリング。

 注目ポイントは、これまでEt'ceteraレーベルのいくつかのアルバムでも使用されてきた、オランダの名工クリス・マーネ製作の平行弦ピアノ(Straight Strung Concert Grand)を贅沢に2台使用しているところ。
 2015年にダニエル・バレンボイムが弾いて話題となり、バレンボイムの2017年以降の録音や2021年の来日公演でも使用されたというピアノで、一般的なグランド・ピアノのように弦が交差しておらず、フォルテピアノやチェンバロのようにすべて平行に張られており、フォルテ・ピアノとモダン・ピアノの特徴を併せ持った独特のサウンドを響かせます。

 ジャン=ミシェル・デイエはブリュッセル王立音楽院やパリ国立高等音楽院等で学び、現在リール音楽院で教えるフランスのピアニスト。ハンス・リッケリンクはモンス王立音楽院(ベルギー)の教授を務め、ジョンゲンを中心とする約15枚のCDで評価されてきたベルギーの名ピアニストです。

 ※使用楽器:クリス・マーネ製作「Straight Strung Grand Piano」
 
 

KTC1804
\2700
オランダのアーネム市からの委嘱によって
 作曲された大作「アーネム詩篇」

  ヘルマン・ストラーテヒール:アーネム詩篇
エト・スパンヤールト(指揮)
フィオン
 (ヘルダーラント&
  オーファーアイセル管弦楽団)
ブラバント合唱団、他

 1955年に終戦(そしてアーネム市の解放)10周年を記念して、オランダのアーネム市からの委嘱によって作曲された大作「アーネム詩篇」。
 1944年9月に起こった「アーネムの戦い(第2次世界大戦中に行われたマーケット・ガーデン作戦の一部)」を背景に、ユトレヒト出身の詩人ヤン・エンゲルマンが詩篇第91編に基づく独自の詩篇テキストを書き、ヘルマン・ストラーテヒールが作曲しました。

 ヘルマン・ストラーテヒール(1912-1988)は、ライデンのオランダ・マドリガル合唱団の指揮者も務めた、オランダ出身の作曲家、オルガン奏者、指揮者。
 ストラーテヒール自身も「アーネムの戦い」に影響を受けており、彼と彼の家族は、当時築き上げていた仕事も放棄して、強制避難させられていました。
 




SIGNUM


SIGCD789
(2CD)
特別価格
\4200
アースサイクル
 伝承曲(ジャッキー・オーツ&デイヴィッド・ル・ページ編):
  The Birds in the Spring
 デヴィッド・ゴードン:
  Windigo (or Gradually then Suddenly)
 ヴィヴァルディ:協奏曲第1番ホ長調 Op.8-1, RV269《春》
 伝承曲(ジャッキー・オーツ&デイヴィッド・ル・ページ編):
  The Lark in the Morning
 デヴィッド・ゴードン:The Elephant and the Moth
 ヴィヴァルディ:協奏曲第2番ト短調 Op.8-2, RV315《夏》
 伝承曲(ジャッキー・オーツ&デイヴィッド・ル・ページ編):
  Bright Phoebus
 デヴィッド・ゴードン:Feeling the Chill
 ヴィヴァルディ:協奏曲第3番ヘ長調 Op.8-3, RV293《秋》
 伝承曲(ジャッキー・オーツ&デイヴィッド・ル・ページ編):
  The Robin's Petition
 デヴィッド・ゴードン:The Water's Tears
 ヴィヴァルディ:協奏曲第4番ヘ短調 Op.8-4, RV297《冬》
オーケストラ・オヴ・ザ・スワン
デイヴィッド・ル・ページ
 (ディレクター、ヴァイオリン)
デヴィッド・ゴードン(鍵盤楽器)
ジャッキー・オーツ(ヴォーカル)

 デヴィッド・ゴードン参加!オーケストラ・オヴ・ザ・スワンと共に環境問題に焦点を当てる。

 「タイムラプス」(SIGCD662)、「ラビリンス」(SIGCD694)とこれまでも古楽から現代音楽、ポップスを交えたジャンルレスなスタイルで幅広いリスナーに画期的な音楽を提供してきたオーケストラ・オヴ・ザ・スワン&デイヴィッド・ル・ページによる2024年の新作は、イギリスのハープシコード奏者兼ジャズ・ピアノ奏者、デヴィッド・ゴードンを迎えて行われたプロジェクト。
 ヴィヴァルディの《四季》を軸に、デヴィッド・ゴードンによるオリジナルの楽曲と季節のテーマに関連した伝承曲が組み合わされ、21世紀最大の関心事である私たちが自然に及ぼす影響や環境破壊について改めて考察します。

 ※録音:2023年4月5日-7日、福音史家聖ヨハネ教会(オックスフォード、イギリス)

 
 
 

SIGCD847
\2700
オキュラス ~ ジュリー・クーパー:作品集
 ジュリー・クーパー:
  MOONGLADE in Jet Black/
  TO A SKYLARK (Text Percy Bysshe Shelley)/
  ANGEL in Dark Green/ILLUSION/
  ASCENSIO/ECHO (Text Christina Rossetti)/
  The Renaissance Suite
   〔I. GALLIARD in Sky Blue,
    II. PAVANE in Burnt Orange,
    III. BARRIERA in Gossamer Yellow,
    IV. PASSACAGLIA in Klimt Gold〕/
  VENUS in Sunlight Grey/
  COLOUR ME in Deep Purple/
  LULLABY in Valley Green/VANISHING
グレイス・デイヴィッドソン(ソプラノ)
アンナ・ヘイル(ソプラノ)
ジョシュア・デイヴィッドソン(トレブル)
クリオ・グールド(ヴァイオリン)
カーラ・ベリッジ(チェロ)
レベカ・オモルディア(ピアノ)
ジュリー・クーパー(ピアノ)
エリザ・マーシャル(フルート)
ジョビー・バージェス(パーカッション)
カミラ・ペイ(ハープ)
HERアンサンブル
オキュラス・アンサンブル
ジェシカ・コティス(指揮)
サイモン・ヘイル(指揮)

 Signumから2枚目のリリースとなるジュリー・クーパーの作品集。

 テレビドラマやドキュメンタリー、映画のための音楽も手掛け、BBC放送をはじめ世界中のあらゆるメディアに楽曲が使用され広く知られるイギリスの作曲家、ジュリー・クーパーの作品集。
 2022年にリリースした「コンティニュアム」(SIGCD364)に続くSignumレーベルからの2枚目のリリースとなります。
 ラテン語で「目」を意味する「オキュラス」と名付けられた今作では、新型コロナウイルスのパンデミックが世界に与えた壊滅的な影響からの復活のためには新しい創造性や革命的な発展が必要であるという考え方に、14世紀のイタリアで始まったルネサンスの時代に通ずるものを見出し、それにインスピレーションを得て生まれた様々な編成の作品を聴くことができます。

 ※録音:2022年8月14日&2023年6月21日-22日、マスターコード・スタジオ(ロンドン)
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DANACORD



DACOCD966967
(2CD-R)
\5100→\4690
忘れられたデンマークのピアニスト~
 アーネ・スキョル・ラスムセン
  「熱情」、「ワルトシュタイン」
アーネ・スキョル・ラスムセン(ピアノ)
インガ・スキョル・ラスムセン(ピアノ)*
  [Disc 1]
   ベートーヴェン:
    ピアノソナタ第23番 ヘ短調 Op.57 《アパッショナータ》
     [録音:1951年6月6日-7日][TONO A 166-68 LPA 34004]
    ピアノソナタ第21番 ハ長調 Op.53 《ヴァルトシュタイン》
     [録音:1953年5月26日-28日][TONO A 186-98 LPA 34004]
    ピアノソナタ第9番 ホ長調 Op.14 no.1
     [録音:1956年][TONO LPK 32010]
   ショパン:
    夜想曲 変ホ長調 Op.9 no.2 /練習曲 ホ長調 Op.10 no.3
     [録音:1954年4月16日-28日][TONO A 196 EP 45052]
   ブラームス:
    カプリッチョト短調 Op.116 no.3 /間奏曲 へ長調 Op.116 no.4 /
    間奏曲 イ長調 Op.118 no.2 / ラプソディ 変ホ長調 Op.119 no.4
     [録音:1956年][TONO LPK 32010]
 [Disc 2]
  ニールセン:
   組曲《明けの明星》FS91 CNW 88(Op.45)
    [録音:1953年8月19日][TONO A 189-91 LPA 34005]
   主題と変奏 FS81 CNW 87(Op.40)
    [録音:1952年1月18日][TONO A 177-78 LPK 32002]
   3つのピアノの小品 FS131 CNW90(Op.59)
    [録音:1952年1月18日][TONO A 179 LPK 32002]
  シューベルト:
   軍隊行進曲第1番 ニ長調 D.733(Op.51) no.1(4手のピアノのための)*
    [録音:1954年][TONO A198]
   即興曲第2番 変イ長調 D.935(Op.142) no.2
    [録音:1954年][TONO A197 EP 43033]
   楽興の時 変イ長調 D.780(Op.94) no.2
    [録音:1954年][TONO A198]
  シューマン: ロマンス 嬰へ長調 Op.28 no.2
  メンデルスゾーン:春の歌 Op.62 no.6
    [録音:1954年4月21日-28日][TONO EP 45052]
  グリーグ:
   トロールハウゲンの婚礼の日 Op.65 no.6
    [録音:1954年年4月26日-28日][TONO A 195]
   春に寄す Op.43 no.6
    [録音:1954年年4月26日-28日][TONO A 195 EP 43029]
  クリスチャン・シンディング(1856-1941): 春のさざめき Op.32 no.3
    [録音:1954年年4月26日-28日][TONO A 195 EP 43029]

 デンマークの忘れられたヴィルトゥオーゾ、アーネ・スキョル・ラスムセン!

 「忘れられたデンマークのピアニスト」シリーズで今回取り上げられたのは、デンマークでもっとも優れた、真のヴィルトゥオーゾ・ピアニストのひとりと云われるアーネ・スキョル・ラスムセン。
 ラスムセンはコペンハーゲンに生まれ、王立デンマーク音楽アカデミーでヨハネ・ストクマとクリスチャン・クリスチャンセンに学び、1944年にコンサート・デビューしました。
 デンマークでソリストと室内楽奏者としてコンサートに出演する一方、1954年から王立デンマーク音楽アカデミーで教え、1959年に教授に就任しました。
 ノルウェー、スウェーデン、スイス、フランス、イタリアとコンサートを行い、イギリスでは BBC の番組のためにニールセンのソロ・ピアノ作品の全曲を録音しています。

 ラスムセンはレコードのために録音することをひどく嫌ったといい、協奏曲の録音は残されておらず、ソロ録音のほかは最晩年に行った室内楽の録音がわずかばかり残されているだけとなっています。

 ※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 
 


DACOCD929
(2CD-R)
特別価格
\2700
トマス・イェンセンの遺産 第19集 トマス・イェンセン(指揮)
デンマーク放送交響楽団
 [Disc 1]
  ニールセン:
   フルート協奏曲 FS119 CNW 42
    ポウル・ビアケロン(フルート)
    [録音:1958年5月29日 ティボリ公園(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
   ヴァイオリン協奏曲 FS61(Op.33)
    アーネ・カレツキ(ヴァイオリン) [録音:1962年4月19日 (ライヴ放送)]
   サガの夢(Saga-Drom) FS46 CNW35(Op.39)
    [録音:1961年1月12日 (ライヴ放送)]
   愛の賛歌 FS21 CNW 100(Op.12)(独唱、合唱と管弦楽のための)
    ルト・グルベク(ソプラノ)、エレン・マグレーデ(メゾソプラノ)、ニルス・ブリンカー(テノール)、
    ニルス・ムラー(テノール)、ホルガー・ヌアゴー(バス)、ニルス・ユール・ボンド(バス)、
    デンマーク放送児童合唱団、デンマーク放送合唱団
    [録音:1958年5月29日 ティボリ公園(コペンハーゲン)(ライヴ放送)]
 [Disc 2]
  ヨハネス・フレゼリク・フレーリク(1806-1860):祝祭音楽《エーリク・メンヴェズの子供時代》
   [録音:1958年1月12日 (ライヴ放送)]
  ヨハン・ペーター・エミーリウス・ハートマン(1805-1900):
   序曲《ユルサ》 Op.78(エーダム・ウーレンスレーヤーの英雄叙事詩への)
    [録音:1958年1月12日 (ライヴ放送)]
  ニールセン:歌劇《仮面舞踏会》 FS39(抜粋)
    [録音:1954年4月 スタジオ録音][Decca BR 3111]
  アイナー・ヤコブセン(1897-1970):交響曲第1番《今》
    [録音:1960年8月13日 (ライヴ放送)]
  スヴェン・エーリク・タープ(1908-1994):季節の変わり目 Op.46
    [録音:1958年1月12日 (ライヴ放送)]
  ポウル・シアベク(1888-1949):ユラン(男声合唱と管弦楽のための)
   デンマーク放送合唱団(男声) [録音:1961年8月18日 (ライヴ放送)]

 トマス・イェンセンの遺産シリーズの第19集。
 Disc1にはフルート奏者のポウル・ビアケロンとヴァイオリニストのアーネ・カレツキのソロによる協奏曲や、初期の傑作のひとつ、愛を壮大に歌いあげる《愛の賛歌》などニールセンの楽曲が盛り込まれ、Disc2には初期ロマンティシズムの作曲家ヨハネス・フレゼリク・フレーリクとヨハン・ペーター・エミーリウス・ハートマンから、イェンセンと同時代のアイナー・ヤコブセン、スヴェン・エーリク・タープとポウル・シアベクまで、めずらしいレパートリーのデンマークの管弦楽作品が収録されており、盛り沢山の内容となっています。

 ※復刻/デジタルマスタリング:クラウス・ビューリト

 ※当タイトルは、高品質メディア(SONY DADC/Diamond Silver Discs)を使用した、レーベル・オフィシャルのCD-R盤となります。
 




DIAPASON



DIAP163
\1900
アリア集      リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ)
 モーツァルト:
  歌劇《フィガロの結婚》
   ・愛の神よ
   ・スザンナは来ないかしら...楽しい思い出はどこへ
    レチタティーヴォ《Io vi dico》*
   ・レチタティーヴォ《Cosa mi narri!...》
    二重唱《そよ風に》**
     ヒルデ・ギューデン(ソプラノ/スザンナ)**、
     ハラルト・プレークルホフ(バス/アントニオ)*、アルフレート・ペル(バリトン/伯爵)*、
     ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、エーリッヒ・クライバー(指揮)
     ※録音:1955年
  歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》
   ・向こう見ずな人たちね...岩のように動かず
     ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、カール・ベーム(指揮)
     ※録音:1955年
  歌劇《ドン・ジョバンニ》
   ・Crudele!... Non mi dir
     ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ハインリヒ・ホルライザー(指揮)
     ※録音:1956年
   ・何というふしだらな...あの恩知らずは約束を破って
     ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ヨーゼフ・クリップス(指揮)
     ※録音:1957年
  歌劇《魔笛》
   ・愛の喜びは露と消え
     ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ジョージ・セル(指揮)
     ※録音:1959年
 ブラームス
  ・メロディのように
    カール・フーデッツ(ピアノ) ※録音:1956年
  ・野の寂しさ/・私の恋は緑
    アールパード・シャンドール(ピアノ) ※録音:1957年
 シューベルト
  ・氷の上で歌う D 774/・春に D 882/・君はわが憩い D 776/
  ・糸をつむぐグレートヒェン D 118
    カール・フーデッツ(ピアノ) ※録音:1956年
 ヴォルフ
  ・さあ、もう行くときよ、わたしの恋人/・春だ
    カール・フーデッツ(ピアノ)
    ※録音:1956年
  ・庭師
    アールパード・シャンドール(ピアノ) ※録音:1957年
 ヘンデル
  ・Weine nur
    ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ハインリヒ・ホルライザー(指揮)
    ※録音:1956年

 モーツァルトを得意とした名ソプラノ、リーザ・デラ・カーザ!

 ☆1947年にはザルツブルク歌劇場にデビューし、ウィーン国立歌劇場で活躍した名ソプラノ!
 ☆得意としたモーツァルトのアリアをたっぷりと収録!

 ウィーン国立歌劇場を中心に活躍したスイス生まれのソプラノ歌手、リーザ・デラ・カーザのアリア集。
 彼女はチューリッヒ歌劇場で《ラ・ボエーム》のミミを歌って評判となり、1947年にはザルツブルク歌劇場にデビューを果たしました。
 モーツァルトとリヒャルト・シュトラウスを得意とした伝説のソプラノ、リーザ・デラ・カーザの歌声をたっぷりとお楽しみください。
 
















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