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≪第122号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その5 2023/12/19~




12/22(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

ATMA CLASSIQUE


ACD2 2862
\2300
悲劇の運命
 プロコフィエフ:ロメオとジュリエット Op.64
  (ヴァディム・ボリソフスキー編・ヴィオラとピアノ版に基づく、
   フランソワ・ヴァリエール編・ヴィオラと弦楽合奏版)
    [前奏曲/街のめざめ/少女ジュリエット/騎士たちの踊り/
     バルコニーの情景/マキューシオ/ジュリエットの死]
 アイラット・イシュムラトフ(1973-):
  ショスタコーヴィチの歌劇
   『ムツェンスク郡のマクベス夫人』の主題による
    ヴィオラと管弦楽のための幻想曲
     (アイラット・イシュムラトフ編・ヴィオラと弦楽合奏版)
エルヴィラ・ミスバコヴァ(ヴィオラ)
ジャン=フランソワ・リヴェスト(指揮)
イ・ムジチ・ドゥ・モントリオール

 豊饒な弦楽アレンジと野太いヴィオラ独奏で聴くロシア音楽、シェイクスピアに端を発し壮麗なまでに横溢する悲しみ

 録音:2022年10月5-7日/カナダ、ブロイユ、聖マタイ教会/49:33

 シェイクスピアの描いた悲劇的人物を題材とするロシア音楽を、ヴィオラと弦楽合奏の豊饒な響きで聴くアレンジ・アルバム。

 ヴィオラ奏者のヴァディム・ボリソフスキー(1900-1972)はプロコフィエフ公認のもと、バレエ音楽『ロミオとジュリエット』から13曲を選びヴィオラとピア ノのために編曲しました。
 モントリオール生まれの作編曲家でヴィオラも演奏するフランソワ・ヴァリエール(1978-)が、ここから7 曲を選びヴィオラと弦楽合奏 のために編曲。
 映画音楽さながらの豊饒なアレンジを施された弦楽が、単なる伴奏をこえて悲劇の心情をこれでもかと吐露。野太くむせび泣くようなヴィオラ・ソ ロの歌とあいまって胸に迫ります。

 ロシア系カナダ人の作曲家でクレズマーのクラリネット奏者、アイラット・イシュムラトフ(1973-)は2006年にショスタコーヴィチの『マクベス夫人』によるヴィ オラと管弦楽のための幻想曲を書きました。
 これをさらに本人がヴィオラと弦楽合奏のために書き直した版を収録。
 こちらも濃厚な仕上がりで、ショスタコーヴィチ の音楽を拡声器にのせたような迫力。
 一つ一つの音に言霊となって宿る強烈な激しさと悲しみに打ちひしがれます。
 
 

ACD2 2872
\2300
光から星へ
 フェルナンド・ジェルマーニ(1906-1998):
  オルガンのためのトッカータ Op.12
 パーシー・ウィットロック(1903-1946):
  2つの幻想的コラールより 第2番 嬰へ短調
 ジークフリート・カルク=エーレルト(1877-1933):
  大聖堂の窓 Op.106より 第2曲 アヴェ・マリア
 ジャンヌ・ドゥメッシュー(1921-1968):
  聖霊についての7つの瞑想 Op.6より 第7曲 光
 ジークフリート・カルク=エーレルト:
  オルガンのための幻想曲とフーガ ニ長調 Op.39b
 レイチェル・ローリン(1961-2023):待降節のための交響詩 Op.69
 アンリ・デュパルク(1848-1933):星へ(アーロン・タン編)
 ルイ・ヴィエルヌ(1870-1937):
  オルガン交響曲第5番 Op.47より 第5楽章 フィナーレ
アーロン・タン(オルガン)

 カナダ・オルガン界の逸材、堂々たるデビュー盤

 録音:2023年5月2-4日/カナダ、ゲルフ、聖母マリア大聖堂/68:09

 2021年カナダ国際オルガン・コンクール優勝のアーロン・タンによるデビュー盤。
 タンは他にも北米の主要な2つのコンクールで優勝している逸材で、演奏を 聴けばそのしなやかにして力強く、滔々と流れ出るような音楽に打たれるでしょう。
 楽器の性能を大いに発揮する近代作品で固めたプログラムにも強い意気込みを 感じます。
 銘器カサヴァント・オルガン「Opus796」での演奏。
 


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HARMONIAMUNDI



HMM 902653
\3100→\2890
エラス=カサド/マーラー・チェンバー・オーケストラ
 ペドロ親方の人形芝居

 (1)ファリャ:歌劇「ペドロ親方の人形芝居」
 (2)同:チェンバロ協奏曲
 (3)ストラヴィンスキー:「プルチネルラ」組曲
ペドロ:アイラム・エルナンデス(テノール)
ドン・キホーテ:ホセ・アントニオ・ロペス(バリトン)
エクトル・ロペス・デ・アヤラ・ウリベ(上語り)
 以上(1)
バンジャマン・アラール(チェンバロ)(2)
パブロ・エラス=カサド(指揮)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
KKC 6786
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4000

 アラールがモダン・チェンバロの機能と魅力を存分に発揮!エラス=カサド渾身のファリャ第2弾!!

 ディジパック仕様、62'07"

 飛ぶ鳥落とす勢いのエラス=カサドが「三角帽子」「恋は魔術師」(2020年度第58回レコード・アカデミー賞大賞銅賞受賞/ KKC 6127; HMM 902271) に続きマーラー・チェンバー・オーケストラとファリャの「ペドロ親方の人形芝居」に挑戦。
 カップリングのチェンバロ協奏曲とストラヴィンスキーの 「プルチネルラ」も魅力的です。

 注目はバンジャマン・アラールがチェンバロ協奏曲を、それもプレイエル製「グラン・モデル」で弾いていること。
 曲はチェンバロの女王ランドフスカのため にモダン・チェンバロを想定して書かれていますが、この楽器自体、今日の美学的に好ましくないものとされ淘汰された感があります。
 アラールは楽器を探した末、 ランドフスカ最後の弟子プヤーナがファリャ財団に寄贈したものを発見、それを用いて録音しました。ノイズのなさや音量の大きさ、時にオルガンさえも思わす今 や貴重なサウンドを堪能できます。

 アラールはビリャンシーコによる第1楽章やスカルラッティを思わす第3 楽章での指さばきはもとより第2楽章のスペイン的情念も理想的。決定盤出現と申せ ましょう。
 また、近代オーケストラにチェンバロが用いられた最初の例といわれる「ペドロ親方の人形芝居」もアラールが同じ楽器で参加して、華を添えています。

 ロシアのストラヴィンスキーは一見異質ですが、「プルチネルラ」はペルゴレージをはじめ18世紀イタリア音楽を素材にしていることと、もともとディアギレフ がロシア・バレエ団のためにファリャへ編曲を依頼したものの、断られたという因縁を持つ作品でもあります。
 エラス=カサドはラテン的な感性と輝きで見事に再 現しています。

 



過去最高に鮮烈なファリャ!
これはたしかにすごかった



 HMM 902271
\3100→\2890
「三角帽子」初演100周年記念!
 エラス=カサドによる熱く鮮烈なファリャ!

  ファリャ:
   1-8.バレエ「三角帽子」
   9-17.バレエ「恋は魔術師」
カルメン・ロメウ(メゾ・ソプラノ/「三角帽子」)
マリーナ・エレディア(カンタオーラ/「恋は魔術師」)
マーラー・チェンバー・オーケストラ
パブロ・エラス=カサド(指揮)

 「三角帽子」初演100周年記念!エラス=カサドによる熱く鮮烈なファリャ!

 バレエ「三角帽子」が初演されたのは1919年。今年は初演100周年記念イヤーにあたります。
 スペインのグラナダ出身のエラス=カサドが、名門マーラー・チェンバー・オーケストラを率いて「三角帽子」と「恋は魔術師」を録音しました!
 長年これらの作品を収録したいと考えていたエラス=カサド。このたびマーラー・チェンバー・オーケストラという世界最高峰のオーケストラを得ての満を持してのレコーディングとなりました。
 まるで極彩色のキュビズムの絵画のような、熱く鮮烈な演奏に圧倒され、これまでのこれらの作品観を覆されるよう。
 オーケストラの奏でる音色ひとつひとつから、極彩色の風景が薫り立ちます。さらにカサド仕込みの本場のスペインのリズムに聴き手の耳も心も踊ります。「恋は魔術師」で歌い手を務めるマリーナ・エレディアは、世界にフランメンコの魅力を伝え、受賞多数の世界的歌い手であり、当作品の世界最高峰のスペシャリストでもあります。
 カサドによる、最高レベルでアップデートされたファリャ2 作品です!



ついでといってはなんですが、あの名盤もご紹介しておきましょう
レコード芸術レコード・アカデミー賞
大賞受賞の栄誉に輝いたエラス=カサドによる第九


 HMM 902431
(2CD)
\4000\3690
エラス=カサドによる第九の登場!
 ベザイデンホウト参加の合唱幻想曲も収録

  ベートーヴェン:
   ・交響曲第9番 ニ短調 op.125
   ・合唱幻想曲 ハ短調 op.80

パブロ・エラス=カサド(指揮)
フライブルク・バロック・オーケストラ
チューリヒ・ジング・アカデミー
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)
ゾフィー・ハルムセン(アルト)
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
フロリアン・ベッシュ(バス)

クリスティアン・ベザイデンホウト
 (フォルテピアノ/合唱幻想曲)


 ハルモニアムンディのベートーヴェン・シリーズ、エラス=カサドによる第九の登場!ベザイデンホウト参加の合唱幻想曲も収録

 録音:2019年11月

 2020年ベートーヴェン・イヤーにあわせてハルモニアムンディが展開しているベートーヴェン・シリーズ、第九の登場。指揮は近年充実著しいパブロ・エラス=カサド、管弦楽はフライブルク・バロック・オーケストラ。ソリスト陣も第一線で活躍する顔ぶれです。合唱は2011年設立で既に世界を席巻している団体、チューリヒ・ジング・アカデミー。期待が高まるというもの。

 「第九」は、冒頭からストレートに一気呵成にたたみかけ、刻み込んでくる、パワーに満ちた演奏。これまでに様々な歴史的名演が存在する、特殊ともいえる作品のひとつですが、エラス=カサドは今まさにこの作品が書かれたかのように、新鮮に、大胆にストレートに譜面を響かせています。
 演奏時間は61'13(I: 13:35、II: 13:32、III:12:07、IV:21:59)。エネルギッシュでありながら、颯爽とした演奏に、今あらためての真の第九像を観る感すらあります。終楽章冒頭もまさに「プレスト」。しかしすべてのテンポ設定は楽譜に書かれたもので、ここでも不自然さやぎこちなさはまったくありません。
 エラス=カサドが、これまでの慣習にとらわれることなく、まっさらな目で緻密に譜面の検証を重ねたうえでの大胆な演奏となっております。「歓喜の歌」と重なる管弦楽も実にぴちぴちと喜びに満ちており、見事です。管弦楽、ソリスト、合唱すべてが輝かしく混然一体となって炸裂した、実に新鮮なパワーに満ちた、鮮烈な第九の登場といえましょう。


 
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HMM 902626
\3100→\2890
ハビエル・ペリアネス(ピアノ)
 グラナドス:ゴイェスカス

 CD
 グラナドス:
  (1)ゴイェスカス(全6曲)
  (2)わら人形

 LP(CD と同内容)
  【SIDE1】ゴイェスカス
   Los requiebros - 愛の言葉 [10:20]
   Coloquio en la reja - 窓辺の語らい [12:48]
  【SIDE2】ゴイェスカス
   El fandango de candil - ともしびのファンダンゴ [6:29]
   Quejas, o La maja y el ruisenor -
    嘆き、またはマハとナイチンゲール [7:44]
  【SIDE3】ゴイェスカス
   El amor y la muerte: Balada - 愛と死(バラード) [13:46]
   Epilogo: Serenata del espectro -
    エピローグ「幽霊のセレナード」[8:53]
  【SIDE4】 El pelele - わら人形 [4:56]
ハビエル・ペリアネス(ピアノ)
KKC 6792
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3500
HMM 332626
(2LP)
\5200

 まさに21世紀風。ペリアネスがスペイン・ピアノ音楽最高峰の「ゴイェスカス」をフレッシュに再現!

 録音:2023年5月/サーラ・モーツァルト(サラゴサ。スペイン)/64'56"

 ファリャやモンポウなどスペイン系ピアノ音楽紹介に力を入れるペリアネスがグラナドスの「ゴイェスカス」に挑戦。

 全6曲から成る組曲「ゴイェスカス」は1911年の作。アルベニスの「イベリア」とならびスペイン・ピアノ音楽の最高峰とされ、描写的かつ煽情的な音楽 を独特な民俗的イディオムと最高度の難技巧で表現されます。
 グラナドスは18世紀末の純スペイン的な時代と文化に愛着を持っていたとされます。「ゴイェスカ ス」はまさにその時代に生きたゴヤの絵画の世界、ラテン系ならではの情熱的な愛と、その甘美さのうちに漂う死の匂いを絶妙に描いています。

 スペイン人ペリアネスはゴヤの世界を熟知し雰囲気の表現も自然ながら、ことさら悩ましさを強調することなくピュアで高貴な世界を描いています。
 後で作られた「わら人形」もしっかり収録、生命力抜群でカラっとした快演を繰り広げます。
 




PASSACAILLE RECORDS


PAS 1143
\2700
フィリップ・デ・モンテ:マドリガーレ・スピリチュアーレ ヴォイチェフ・セメラード(指揮)
カペッラ・マリアーナ
 フィリップ・デ・モンテ(1521-1603):
  5声のマドリガーレ・スピリチュアーレ第1巻(1581)
   L'alto consiglio alhor / Perche non la lego / Un foco sol la Donna /
   Cangiar obietto / Quando il turbato mar /
   E se talhor la barca / S'el breve suon /
   Che fia, quando udira (コスタンツォ・ポルタ:4 声のマドリガーレ第1 (1555)) /
   Vorrei l'orecchia haver / Amor alza le voci /
   Signor chi n'esporra / O pur perche dobbiam
  6声のマドリガーレ・スピリチュアーレ第1巻(1583)
   Vergine pura (チプリアーノ・デ・ローレ:5声のマドリガーレ第3巻(1548)) /
   Vergine pura / Stella del nostro mar
  6声と7声のマドリガーレ・スピリチュアーレ第2巻(1589)
   Padre nostro e del ciel / Dal fermo stato / Signor cui gia fu poco /
   Signor la notte e'l giorno / Signor cui piacque ornare / La bella Donna /
   La bella Donna (ピエトロ・ヴィンチ:14のスピリチュアルなソネット(1580)) /
   Signor gia cui fu poco (ルカ・マレンツィオ:マドリガーレ・スピリチュアーレ(1584)) /
   Quanta gioia

 ルネサンスにおける重要声楽作品、フィリップ・デ・モンテの神聖なマドリガーレ

 録音:2023年3月2日/プラハ、2023年5月5-7日/ヘフェルレー/55:09

 フランドル出身のフィリップ・デ・モンテ(1521-1603)は16世紀における重要な作曲家の一人。
 宗教作品・世俗作品を問わず大量の声楽曲を書き、約40曲のミサ曲、250曲のモテットのほか、1000曲以上のマドリガーレを作曲したとされています。
 ここに収められた「神聖なマドリガーレ」はモンテの音楽を味わう 絶好の作品。
 ルネサンスを得意とするカペッラ・マリアーナの美しい歌唱でお聴きください。
 




TYXART


TXA 23181
\2700
J.S.バッハ:
 ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ集

  第1番 ト長調 BWV1027
  第3番 ト短調 BWV1029
  第2番 ニ長調 BWV1028
トーマス・ゲッチェル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
イヴォンヌ・リッター(チェンバロ)

 共演慣れしたデュオで挑むバッハの名作

 録音:2022年2月/チューリッヒ、SRF放送スタジオ/44:16

 トーマス・ゲッチェルは12歳でヴィオラ・ダ・ガンバを始め、チューリッヒ音楽院でブライアン・フランクリンに、ルガーノ音楽院でヴィットリオ・ギエルミに師事 したガンバ奏者。
 同じスイス生まれで長年共演を重ねてきたイヴォンヌ・リッターとのデュオでバッハの名作ソナタに挑んだアルバムです。
 




ACTE PREALABLE


AP0569
\2600
4手のためのオルガン作品集
 グスタフ・メルケル(1827-1885):ソナタ第1番 ニ短調 Op.30
 ドニ・ベダール(b.1950):小組曲
 ジョン・ラッター(b.1945):復活祭の主題による変奏曲
 ベダール:トリロジー
 ジュリアン・ブレット(b.1974):ソナタ・パリジェンヌ
 ジョルト・ガールドニ(b.1946):Der Mond ist aufgegangen
 ベダール:シンフォニエッタ
ポーランド・オルガン・デュオ
 〔カロル・ゴウェンビオフスキ、
  ヴィンセント・デ・ポル〕

 世界中で活躍する2人のオルガン奏者による、19~20世紀の4手オルガン作品!

 ポーランド・オルガン・デュオは、コンサート・オルガニストとして卓越したキャリアを持つカロル・ゴウェンビオフスキとヴィンセント・デ・ポルによって1997年に結成されました。
 それぞれが世界各国で演奏活動やマスタークラスを行う彼らは、デュオとしてもヨーロッパ各地でコンサートを行い、多くの観客を動員して、批評家からも賞賛を浴びています。
 2人はオルガン・デュオのために書かれた楽曲のほか、自作による器楽曲のトランスクリプションなど多彩なレパートリーを有し、このアルバムでは19~20世紀の作品を披露しています。

 ※録音:2023年9月(ワルシャワ、ポーランド)
 
 

AP0453
\2600
クラシニクの悲しみの聖母教会の新しいオルガンの音
 ミコワイ・クラコワ(16世紀):
  「ヤン・デ・ルブリンのタブラチュア」より《前奏曲》 ヘ長調
 J.S.バッハ:
  神のひとり子なる主キリスト BWV601、
  われ心よりこがれ望む BWV727、
  讃えられよ、イエス・キリスト BWV604、
  「管弦楽組曲第3番ニ長調」より
   《アリア》 BWV1068(ロマン・ビス編)、
  「オルガン・ソナタ第4番 ホ短調」より《アンダンテ》 BWV528
 ヘンデル:「水上の音楽」より《アラ・ホーンパイプ》HWV349
  (スタニスワフ・マリイェフスキ編)
 ジョン・スタンリー(1712-1786):「オルガン組曲」より
  《トランペット・ヴォランタリー》(ヘンリー・コールマン編)
 メンデルスゾーン:
  オルガン・ソナタ ハ短調 Op.65-2、アンダンテ ニ長調、
  アレグロ,コラールとフーガ ニ短調
 シューマン:「子供の情景」より
  《トロイメライ》 Op.15(アレクサンドル・ギルマン編)
 スタニスワフ・モニューシュコ(1819-1872):前奏曲
 ヴィンツェンツォ・ペトラーリ(1830-1889):ソナタ・フィナーレ
 フェリクス・ノヴォヴィエイスキ(1877-1946):Marche Solennelle
 レオン・ボエルマン(1862-1897):ゴシック組曲 ハ短調 Op.25
ロマン・ビス(オルガン)
スタニスワフ・マリイェフスキ(オルガン)
バルトシュ・ミュリエル(オルガン)

 ポーランド南東部のクラシニクにある悲しみの聖母教会は、1998年7月4日に設立され、オランダの教会から持ち込まれた1938年製のオルガンが設置されました。
 2021年から2022年にかけて、このオルガンは全体的な改修・再建が行われ、2つのペダル声部が追加されました。
 このオルガンに適したバロックとロマン派の作品を中心に収録されています。

 ※録音:2023年5月10日、悲しみの聖母教会(クラシニク、ポーランド)
 




ANAKLASIS


ANA029
\2700
アレクサンデル・ノヴァクの新作オペラ、
 ラデク・ラクの小説に基づく《心の物語》

  アレクサンデル・ノヴァク:
   音楽の中のおとぎ話《心の物語》
マレク・モシ(指揮)
ティヒ市室内管弦楽団 《AUKSO》
アダム・ストルク(ヴォイス)
フベルト・ゼムレル(パーカッション)
アンナ・ショスタク(合唱指揮)
カトヴィツェ市シンガーズ・アンサンブル
 《カメラータ・シレジア》

 1945年にクラクフで設立されたポーランド最大級の音楽出版社「ポーランド音楽出版社(PWM Edition)」が設立したレーベル「Anaklasis(アナクラシス)」のオペラ・シリーズ。
 シュチェパン・トヴァルドフの作品を基にした「シレジア三部作」(ANA012、ANA017、ANA023)に続くアレクサンデル・ノヴァク(アレクサンダー・ノヴァーク)(b.1979)のオペラ録音は、ポーランドのファンタジー文学作家ラデク・ラク(b.1987)の小説『サーペントの心の物語、またはヤクブ・シェラについての第二の言葉』(2019)を題材にした2022年の新作オペラ《心の物語》(原題:Basn o sercu)です。

 ※録音:2022年10月、ティヒ(ポーランド)
 




CHRISTOPHORUS


CHR77477
\2700
ハンス・ユーデンケーニヒ:リュート弾きの芸術 マックス・ハットヴィヒ(ルネサンス・リュート)
 ハンス・ノイジードラー(1508/09-1563):プリアメル
 メルヒオール・ノイジードラー(c.1531-c.1591):Der Fuggerin Danz
 マテウス・ヴァイゼル(c.1540-1602):
  ファンタジア1(TABVLATVRA ... 1575)、ファンタジア1 (Tabulatura ... 1592)、
  ファンタジア3 (Tabulatura ... 1592)、ダンス&ジャンプ、Susanne ung iour (Orlando di Lasso)
 ハンス・ユーデンケーニヒ(c.1450-1525):
  プリアメル第1番、その他のプリアメル、プリアメル第3番、
  Das fierd Priamel、プリアメル第5番、Kalata ala Spagnola、
  Elsein liebes Elsein mein (Ludwig Senfl)、Zucht er und lob (Paul Hofhaimer)、
  Ain trium、Tropolus Secret (Pierre La Rue)、ヴェネツィア風パヴァーヌ
 ハンス・ノイジードラー:Adieu mes amours (Josquin Desprez)
 メルヒオール・ノイジードラー:Fantasia super anchor que col partire
 マテウス・ヴァイゼル:Preambulum 2
 メルヒオール・ノイジードラー:Mir ist ein fein brauns magetlin & hupffauff
 ハンス・ノイジードラー:Wascha Mesa、Ein guter gassenhauer auff die Welischart
 マテウス・ヴァイゼル:Preambulum 1
 レオンハルト・レヒナー(c.1553-1606):Ohn dich muss ich mich aller freuden massen
 ゼバスティアン・オクセンクン(1521-1574):Innsbruck, ich muss dich lassen (Heinrich Isaac)

 ドイツ・ルネサンスの高度なリュート芸術!

 ルネサンス時代に「Lautenschlager」や「Lautenzwicker」(直訳すると「リュートを打つ人」、「リュートをつまむ人」といった意味)として知られたドイツのリュート奏者たちは、複雑な楽曲と高度な演奏技術によりヨーロッパ中で有名な存在でした。
 そのうちの一人ハンス・ユーデンケーニヒはリュートが重要な役割を果たしたドイツ・ルネサンス音楽の先駆者の一人です。
 ドイツの「Lautenschlager」のレパートリーは音符の代わりに指使いで表記されるドイツのリュート・タブ譜で書かれており、ハンス・ユーデンケーニヒは1523年にリュート・タブ譜による初期の教則本「Ain schone kunstliche Underweisung」を出版。
 これには多くのサンプル曲も掲載されており、このアルバムでは、「Ain schone kunstliche Underweisung」からの作品を中心に、ユーデンケーニヒに影響を受けた次の世代のドイツのリュート奏者たちの作品を組み合わせ、ドイツ・ルネサンスのブルジョワと貴族の邸宅へリスナーを連れてゆきます。

 1991年ベルリン生まれのマックス・ハットヴィヒはクラシック・ギターを学んだあと歴史的な撥弦楽器の演奏に専念し、ルネサンス・リュート、アーチ・リュート、テオルボ、バロック・ギターなどを演奏しています。
 2人の歌手とリュートによる古楽アンサンブル「Due sopra il Basso」の創設メンバー&芸術監督を務めるとともに、ベルリン大学ではデボラ・ヨーク教授の歌唱クラスの伴奏者として活動しています。
 


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ET'CETERA



KTC1799
\2700→\2490
グイタルト&グルッポ・モンデベロによる小編成ベートーヴェン!
ベートーヴェン:室内アンサンブルのための編曲集

 ベートーヴェン:
  ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第2番 ヘ長調 Op.50
   (ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)*
  チェロ・ソナタ第3番 イ長調 Op.69
   (トビー・ヒューズ編曲/コントラバスとピアノ版)**
  ヴァイオリンと管弦楽のためのロマンス第1番 ト長調
   (ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)*
  ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための
   三重協奏曲 ハ長調 Op.56
    (ヘンク・グイタルト編曲/室内アンサンブル版)***
ヘンク・グイタルト(指揮)
グルッポ・モンテベロ
クセーニャ・ガマリス(ヴァイオリン)*/***
エレーナ・ネムツォワ(ピアノ)**
トビー・ヒューズ(コントラバス)**
クリスチャン・ヴィンター(ヴァイオリン)***
ギデオン・デン・ヘルダー(チェロ)***

 
 ☆ヘンク・グイタルト&グルッポ・モンテベロによる小編成アレンジ・シリーズ最新作!
 ☆ベートーヴェンの「2つのロマンス」と「トリプル・コンチェルト」の室内アンサンブル版!
 ☆コントラバス版「チェロ・ソナタ第3番」も収録!

 シェーンベルク・アンサンブルを創設し、シェーンベルク・クヮルテットのヴィオリストとして数多くの録音に参加した新ウィーン楽派のスペシャリスト、ヘンク・グイタルトと、グイタルトによるアンサンブル・プロジェクト「グルッポ・モンテベロ」。
 シェーンベルクの仲間や弟子たちがアレンジした様々な作品の室内楽バージョンを取り上げ、シェーンベルクの「私的演奏協会」を現代に再現するという人気シリーズで話題を呼んできた彼らが、「私的演奏協会」からは少し時代を遡り、ベートーヴェンの名曲の小編成ヴァージョンも録音。
 ヴァイオリン協奏曲と並んで愛されるヴァイオリンと管弦楽のための「2つのロマンス」と、ピアノ、ヴァイオリン、チェロの3者がソリストになるという特異な編成の「三重協奏曲」を、ヘンク・グイタルトが室内アンサンブルによる伴奏版へとアレンジ。曲によって編成は違いますが、11名前後のアンサンブルで、ベートーヴェンの時代にも頻繁に行われていた小編成ヴァージョンの魅惑をお届けします。

 「2つのロマンス」でソロを務めるのは、ルスクヮルテットの第1ヴァイオリン奏者としても活躍するクセーニャ・ガマリス。
 また、マンチェスター・カメラータやノーザン・バレエの首席奏者として定期的に演奏しながらソリストとしても多彩に活動するイギリスの若きコントラバス奏者トビー・ヒューズが自ら編曲した「チェロ・ソナタ第3番」のコントラバス版も興味深いところです。
 ヘンク・グイタルトが芸術監督を務めるオランダ最古の国際室内楽音楽祭 "オーランド音楽祭"でのライヴ録音。

 
 
 

KTC1801
\2700
レジスタンス
 ジョエル・ホフマン(b.1953):ザピシュキス
 ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ
 ガリーナ・ウストヴォーリスカヤ(1919-2006):
  大二重奏曲(グランド・hデュエット)
 アナトリユス・シェンデロヴァス(1945-2019):4つの小品
ナタニア・ホフマン(チェロ)
モニカ・ダース(ピアノ)

 ナタニア・ホフマン デビュー・アルバム!

 2018年デュッセルドルフのアントン・ルビンシテイン・コンクールで優勝したトリオ・アゴラのメンバーでもあるチェリスト、ナタニア・ホフマンとリトアニアのピアニスト、モニカ・ダースによる"デュオ・ホフマン=ダース"のデビュー・アルバム「レジスタンス」は、ソ連と第三帝国に住んでいた20世紀の作曲家によって書かれた4つの複雑で強烈で深く人間的な作品集。
 ナタニアの父でもあるカナダ系アメリカ人作曲家ジョエル・ホフマンの新作「Zapyskis」(ホフマンの祖先であるユダヤ人が住んでいたリトアニアの地名で、戦時はナチスによる虐殺も行われている)で始まり、ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタと、ショスタコーヴィチの弟子で恋愛関係にもあったといわれるガリーナ・ウストヴォーリスカヤの対照的なチェロ作品、2019年にその生涯を閉じた現代リトアニアを代表する偉大な音楽家、アナトリユス・シェンデロヴァスの小品が組み合わされています。
 
 


KTC1752
\2700
タウルス弦楽四重奏団
SLOW ~
 ベートーヴェン、マショー、シェルシ、クルターグ、ヴェーベルン

タウルス弦楽四重奏団

  ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135より 第3楽章
  ギヨーム・ド・マショー(c.1300-1377):ノートルダム・ミサより キリエ1
  ジャチント・シェルシ(1905-1988):弦楽四重奏曲第3番より 第1楽章
  ピエール・ド・ラ・リュー(c.1450-1518):ミサ・ロム・アルメより アニュス・デイ
  ジェルジュ・クルターグ(b.1926):弦楽四重奏のための12のミクロリュードより ミクロリュード第5番
  ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第8番ホ短調 Op.59-2 《ラズモフスキー》より 第2楽章
  クルターグ:エンドレ・セルヴァーンスキを追悼する小オフィチウム Op.28より
   アリオーソ・インターロット, ラルゲット
  アントン・ヴェーベルン(1883-1945):弦楽四重奏のための5つの楽章 Op.5より 第2、第4、第5楽章
  クルターグ:エンドレ・セルヴァーンスキを追悼する小オフィチウム Op.28より
   アリオーソ・インターロット, ラルゲット
  ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第13番変ロ長調 Op.130より 第5楽章
  クルターグ:弦楽四重奏のための12のミクロリュードより ミクロリュード第11番
  マショー:ノートルダム・ミサより キリエ2
  クルターグ:Aus der Ferne V, Öd und traurig
  シェルシ:弦楽四重奏曲第3番より 第5楽章
  ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第16番ヘ長調 Op.135より 第3楽章

 2013年にベルギーの4人の優れた音楽家が、究極の室内楽レパートリーで音楽の軌跡を豊かにしたいという共通の願望を持って集まったタウルス弦楽四重奏団。
 2018年には「Horizon funebre(葬送の地平線)」というタイトルでシューベルトとヤナーチェクの弦楽四重奏曲を2枚録音し、国際的なメディアから絶賛されました。
 2020年のベートーヴェン・イヤーにはベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲演奏会も数回行ったというタウルス弦楽四重奏団の特別プログラム「SLOW」は、2022年にブルージュ・コンセルトヘボウの要請により考案されたもので、弦楽四重奏のための独創的で創造的なプログラミングの好例となっています。
 ベートーヴェンで始まり、13世紀のマショーの傑作「ノートルダム・ミサ」や20世紀のシェルシ、クルターグ、ヴェーベルンを巡り、ベートーヴェンに戻るという雄大な音楽の旅。
 時代を超越した美しい緩徐楽章の数々を、優美なクァルテットでお楽しみください。
 




GLOSSA



GCD923537
\2700
ホセ・マリア・ロ・モナコ(メゾ・ソプラノ)
ポルポラ:ヴェネツィアのオスペダレットための音楽

 ポルポラ:
  Placida surge, Aurora S232
  Salve Regina S308
  チェロ協奏曲 ト長調*
  Qualis avis cui perempta S234
ホセ・マリア・ロ・モナコ(メゾ・ソプラノ)
ステーファノ・アレージ(指揮)
スティーレ・ガランテ
アグニェシュカ・オシャンツァ(チェロ)*

 ポルポラがオスペダーレのために書いた作品集!

 ☆ヴェネツィアで最も重要な文化施設のひとつであったオスペダーレ!
 ☆当時の名歌手アンジョラ・モーロが歌った難曲をホセ・マリア・ロ・モナコが歌い上げる!

 後期バロック音楽の専門家、ステーファノ・アレージをディレクターとして2010年に結成された18世紀のイタリア音楽に特化したアンサンブル「スティーレ・ガランテ(ギャラント様式)」によるヴェネツィアのオスペダレットための音楽。

 基礎的な音楽教育と優れた音楽アンサンブルとソリストを備えた孤児のためのヴェネツィアの4つの有名なオスペダーレ(養育院、慈善院)は、長い間ヴェネツィアの最も重要な文化施設の1つでした。
 有名な歌手、歌唱教師、オペラ作曲家であったニコラ・ポルポラを含む多くの著名な音楽家がオスペダーレで働いており、ポルポラは1729年から1747年まで4つのオスペダーレのうち3つのオスペダーレで働きました。
 4つのオスペダーレのうちもっとも有名なのは、ヴィヴァルディが教えた「ピエタ院」ですが、ポルポラは「オスペダレット」と呼ばれるオスペダーレで女子生徒たちに歌を教え、その中には「アンツォレッタ」の名前で知られる非常に優秀なソロ歌手アンジョラ・モーロも含まれていました。
 彼女のために書かれたソロ・パートは非常に難しいものでしたが、ホセ・マリア・ロ・モナコは見事な歌唱をみせています。
 世界的に活躍するメゾ・ソプラノである彼女の歌声にご注目ください。
 




NEOS

NEOS11909
【旧譜】
\2700
フランマー:管弦楽作品集 Vol.2
 エルンスト・ヘルムート・フランマー(b.1949):
  組曲《バベルの塔》
  666600 3261 D 4901150 M 9804050 oder:
   Der Mensch steht im Mittelpunkt
  ピアノ協奏曲《Zeitzeichen - ZeitmaBe》
バーゼル放送交響楽団
ウルリヒ・バッコーフェン(指揮)
フライブルク・フィルハーモニー管弦楽団
ハンヌ・コイヴラ(指揮)
BBC交響楽団
オルトウィン・シュトゥーマー(ピアノ)
ローター・ツァグロセク(指揮)

 ドイツの作曲家、フランマーの管弦楽作品集第2弾!

 ルイジ・ノーノ、ヘンツェ、クラウス・フーバー、ブライアン・ファーニホウらに師事したドイツの作曲家エルンスト・ヘルムート・フランマーの管弦楽作品集第2弾。
 1980~90年代にかけて作曲された作品が収録されており、ローター・ツァグロセク率いるBBC交響楽団とピアニストのオルトウィン・シュトゥーマーによるピアノ協奏曲《Zeitzeichen – ZeitmaBe》は必聴です。

 ※録音:1987年1月8日-9日&1988年11月8日-11日&2002年7月
 
 
NEOS11910
【旧譜】
\2700
ディ・スキピオ:弦楽とライヴ・エレクトロニクスのための作品集
 アゴスティーノ・ディ・スキピオ(b.1962):
  Violazioni della presenza
   (ヴァイオリン、ライヴ・エレクトロニクスと
    環境音のための)*
  2 Sound Pieces with Repertoire String Music
   (ヴァイオリン、チェロと
    ライヴ・エレクトロニクスのための)
  5 interazioni cicliche alle differenze sensibili
   (弦楽四重奏とライヴ・エレクトロニクスのための)
  PLEX
   (コントラバスと4トラックのコンピューター音のための)*
  Due di uno
   (ソプラノ・リコーダー、ヴァイオリンと
    ライヴ・エレクトロニクスのための)*
  Veille, Surveille
   (ヴィオラ・ダ・ガンバ、フォーク・ギターと
    ライヴ・エレクトロニクスのための)*
 *世界初録音
ロレンツォ・デリンニ(ヴァイオリン)
ダヴィデ・ガリアルディ(ライヴ・エレクトロニクス)
エドゥア・ザドリ(ヴァイオリン)
アナ・トパロヴィチ(チェロ)
フェデリコ・プラチーディ(ライヴ・エレクトロニクス)
プロメテオ四重奏団
アゴスティーノ・ディ・スキピオ
 (ライヴ・エレクトロニクス、ギター)
ステファノ・スコダニッビオ(コントラバス)
アントニオ・ポターノ(ソプラノ・リコーダー)
チェ・ヘソン(ヴァイオリン)
エヴァ・ライター(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

 イタリアの作曲家アゴスティーノ・ディ・スキピオの作品は世界中で発表され、国際的にも認められています。
 このアルバムにはヴァイオリンやチェロ、コントラバス、ギターなどのさまざまな種類の弦楽とエレクトロニクスを組み合わせた、アンビエントな作品が収録されています。

 ※録音:1991年-2018年
 
 
NEOS11913
【旧譜】
\2700
マルクス・シンプ、小品が33曲集められた作品
 マルクス・シンプ(b.1964):
  沈黙への憧れ(33のピアノ小品集)
 
 ※世界初録音
マルクス・シンプ(ピアノ)

 ドイツ出身のマルクス・シンプは、アウクスブルクのモーツァルト音楽院で学び、キャバレーのピアニスト、歌手といった異色のキャリアを歩む作曲家です。
 1~3分ほどの小品が33曲集められたこの作品は、シンプルなハーモニーで静けさと繊細さが特徴的なものとなっています。

 ※録音:2018年6月&12月
 
 
NEOS11912
【旧譜】
\2700
ロペス:管弦楽作品集
 ホルヘ・E・ロペス(b.1955):
  Kampfhandlungen/Traumhandlungen Op.11
   (アンサンブルのための)
  室内交響曲第2番《A vegso Tavasz》
   (ソプラノ、フルート、サクソフォン、ホルン、
    チューバ、打楽器、ピアノ、ヴァイオリン、
    ヴィオラ、チェロとコントラバスのための)
 ※全曲世界初録音
コレギウム・ノヴム・チューリッヒ
ジョナサン・ストックハンマー(指揮)
レスリー・レオン(ソプラノ)

 キューバ生まれ、アメリカ育ちの作曲家ホルヘ・E・ロペスは、数々の受賞歴を持ち、特にドイツで高い評価を受けています。
 長大な楽曲を手がけることが多く、このアルバムに収録された室内交響曲第2番《A vegso Tavasz》も、約52分の大作となっています。

 ※録音:2018年4月12日(ライヴ)&2019年2月11日-15日
 
 
NEOS1191415
(2SACD HYBRID)
【旧譜】
\6300
ドナウエッシンゲン音楽祭2018
 【Disc 1】
  イヴァン・フェデーレ(b.1953):エアー・オン・エアー
   (バセット・ホルンと管弦楽のための)
  マーリン・ボング(b.1974):
   Splinters of ebullient rebellion(管弦楽のための)
  マルコ・ストロッパ (b.1959):Come Play With Me
   (ソロ・エレクトロニクスと管弦楽のための)
 【Disc 2】
  アガタ・ズベル(b.1978):室内ピアノ協奏曲
  ミレラ・イヴィチェヴィチ(b.1980):
   ケース・ホワイト(アンサンブルのための)
  フランチェスコ・フィリデーイ(b.1973):
   バラード第7番(アンサンブルのための)
  ヘルマン・マイヤー(1906-2002):
   大管弦楽と4手ピアノのための作品 HMV62
 ※全曲世界初録音
南西ドイツ放送交響楽団
パスカル・ロフェ(指揮)ほか

 ドイツの現代音楽祭、ドナウエッシンゲン音楽祭2018のオーケストラ・コンサートを収録したアルバム。
 幅広い年代の作曲家たちによる、室内アンサンブルから大管弦楽までさまざまな作品が発表され、マーリン・ボングの《Splinters of ebullient rebellion》は2018年オーケストラ賞を受賞しています。
 ラストに収録されたヘルマン・マイヤーの《大管弦楽と4手ピアノのための作品》は、作曲から50年以上の時を経て、この音楽祭で初演となりました。

 ※録音(ライヴ):2018年10月19日-21日
 
 
NEOS11911
【旧譜】
\2700
ブラス:合唱と管弦楽のための作品集 Vol.2
 ニコラウス・ブラス(b.1949):
  似たような音響(管弦楽のための)
  希望の誤り~ドイツ・レクイエム
   (4つのグループからなる32声のための)
 ※全曲世界初録音
シュトゥットガルト放送交響楽団
ロベルト・HP・プラッツ(指揮)
南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル
フローリアン・ヘルガート(指揮)

 ドイツの作曲家ニコラウス・ブラスは、フランク・ミヒャエル・バイヤーやヘルムート・ラッヘンマンらに作曲を学び、音楽祭などで多くの作品を発表しています。
 このアルバムの前半に収録された「似たような音響」は、シュトゥットガルト放送交響楽団による初演ライヴ録音となっています。

 ※録音:2001年2月9日(ライヴ)&2014年1月29日-31日
 



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ALPHA CLASSICS

ALPHA1046
\3100→\2890
アスミク・グリゴリアン(ソプラノ)
リヒャルト・シュトラウス:4つの最後の歌
 (管弦楽伴奏版&ピアノ伴奏版の両方を)
  オケ伴奏はミッコ・フランク指揮&フランス放送フィル

  リヒャルト・シュトラウス(1864-1945):
   1-4. 4つの最後の歌(管弦楽伴奏版)
    1. I. 春 / 2. II. 9月 / 3. III. 眠りにつくとき /
    4. VI. 夕映えのなかで
   5-8. 4つの最後の歌(ピアノ伴奏版)
    5. I. 春 / 6. II. 9月 / 7. III. 眠りにつくとき /
    8. VI. 夕映えのなかで
     編曲: マックス・ヴォルフ...5-7/
      ジョン・グリッベン...8※
  
 ※アナログ盤はA面1-4、B面5-8
アスミク・グリゴリアン(ソプラノ)
マルクス・ヒンターホイザー(ピアノ)...5-8
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
ミッコ・フランク(指揮)...1-4
NYCX-10451
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3520
ALPHA1052
(LP)
\3600

 録音: 2022年6月 オーディトリアム、ラジオ・フランス、パリ...1-4 2023年3月 ヘルクレスザール、ミュンヘン...5-8
 収録時間: 44分
 ※ 国内仕様盤CD 日本語解説、歌詞対訳...広瀬大介

 【アスミク・グリゴリアンによる「4つの最後の歌」、管弦楽版とピアノ版のカップリングで登場!】
 今世界で最も注目されているソプラノの一人、2022年にはヤナーチェク《イェヌーファ》でレコード・アカデミー賞ビデオ・ディスク部門を受賞し、ノット指揮東京交響楽団による《サロメ》で成功を収めたのも記憶に新しい、アスミク・グリゴリアンによる「4つの最後の歌」が登場。
 しかも管弦楽とピアノの伴奏版2つを組み合わせるという興味深い内容となっています。
 伴奏を務めるのはそれぞれミッコ・フランク指揮フランス放送フィルと、ロマン派から現代までを得意とするマルクス・ヒンターホイザーという万全の布陣。
 グリゴリアンも管弦楽版ではよりダイナミックに、ピアノ版ではより繊細にと大きく違いをつけ、歌曲からオペラまで幅広い表現力に定評のある彼女の実力をありありと見せつけるとともに、リヒャルト・シュトラウス最晩年の傑作が持つ様々な表情を聴かせてくれます。

 
 


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CAPRICCIO

C8093
\2800→\2590
ブルックナー全交響曲のすべての稿(バージョン) の録音企画「#bruckner2024」第12弾
アントン・ブルックナー(1824-1896):
 交響曲第2番 ハ短調 (第1稿/キャラガン版)

  1. I. Aregro.Ziemlich schnell (17:17)
  2 .II.Adagio (15:52)
  3. III. Scherzo. Schnell Trio. Gleiches Tempo (8:11)
  4. IV. Finale. Feierlich, etwas bewegt (19:26)
ウィーン放送交響楽団
マルクス・ポシュナー(指揮)
NYCX-10449
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2970

 録音:2023年4月11、12、14日 ウィーン、放送文化会館(オーストリア)
 総収録時間:61分

 CAPRICCIOレーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年中にブルックナーの全交響曲のすべての稿(バージョン) を録音しようという企画 「#bruckner2024」の第12弾。第1稿のウィリアム・キャラガン校訂版による演奏ですが、第2楽章と第3楽章の順番を入れ替えている点が目を引きます。
 1868年にリンツで交響曲第1番を初演したブルックナーは続いてニ短調の交響曲に取り組み、翌69年に完成させますが、この曲に当初予定していた第2番を与えることなく、Nulte=無効と書いて封印してしまいました(今日では第0番と呼ばれることが多い)。心機一転、1871年に着手して翌年に仕上げたのがここに録音されている第2番(第1稿)です。初演は1873年、ブルックナー自身の指揮で行われました。
 この録音では2005年に出版されたキャラガン版を使っていますが、第2楽章をアダージョ、第3楽章をスケルツォという、出版楽譜とは逆の配置にしています。
 これについて、当シリーズの監修者ポール・ホークショーは原盤解説(英語・ドイツ語)で、現在オーストリア国立図書館に収蔵されている自筆総譜ではアダージョ、スケルツォの順であること等を理由に挙げています。結果として、第7番までと同じく第2楽章に緩徐楽章、その次にスケルツォという構成になりました。
 ポシュナーの演奏はこれまでと同様に曲の構造に応じてテンポを明瞭に切り替えるもので、他の録音と比べて速い箇所はより速く進めて軽快かつ迫力ある印象を与えますが、緩やかな箇所はしっかりとテンポを落として清澄な抒情の雰囲気を描き出します。
 全体の演奏時間は61分弱で、ブロムシュテット指揮のゲヴァントハウス盤と並んで同曲の最短レベルですが、ブロムシュテットと比べると第1楽章とスケルツォが速く、アダージョとフィナーレはより長い時間をかけています。

 ※国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。

 
 
 


C5521
\2800
ラーボア:左手のためのピアノ協奏曲集
 1-5. 小協奏曲 第1番(1915) - 左手ピアノとオーケストラのために
  1. Introduktion - Thema / 2. Variation 1 + 2 / 3. Variation 3 /
  4. Variation 4 - Intermezzo - Variation 5 / 5. Cadenza e Stretta
 6-8. 小協奏曲 第2番(1917) - 左手ピアノとオーケストラのために
  6. I. Adagio ma non troppo / 7. II. Allegro / 8. III. Finale
 9-11. 小協奏曲 第3番(1923) - 左手ピアノとオーケストラのために
  9. I. Largo / 10. II. Allegro / 11. III. Finale
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)
ラインラント=プファルツ州立フィルハーモニー管
ユージン・ツィガーン(指揮)

 録音:2023年1月9-13日 Ludwigshafen, Philharmonie(ドイツ)
 総収録時間:68分

 【ラヴェル、プロコフィエフ、コルンゴルト...左手ピアノ協奏曲の歴史を拓いたラーボア作品を世界初録音!】
 ドイツ生まれのピアニスト、オリヴァー・トリンドルとCAPRICCIOレーベルが取り組むヨーゼフ・ラーボア・プロジェクトに、待望の左手のためのピアノ協奏曲が登場。
 オーストリア生まれの作曲家ラーボアは3歳の時に失明しましたが、優れた音楽の才能を発揮して教師として大成しました。
 その門下にはシェーンベル ク、アルマ・マーラー、パウル・ヴィトゲンシュタインらがいます。ウィーンの名家に生まれたヴィトゲンシュタインはピアニストとしての未来を嘱望されながら第1次 世界大戦でのけががもとで右手を失いますが、左手で演奏を継続することに挑み、家の資産を生かして名だたる作曲家に左手のためのピアノ協奏曲を委嘱、多くを自ら初演しました。
 それらは今日この分野の大きな財産となっています。その端緒を開いたのがここに収められた作品群。
 それぞれKonzertstuck 小協奏曲と題されていますが、演奏時間20分から25分の規模があります。
 第1番は主題と変奏、第2番と第3番は緩-急-フィナーレの3楽章構成。 いずれも後期ロマン派らしい楽想と楽器法で彩られて時にリヒャルト・シュトラウスの初期作品に通じる趣きがあり、ピアノ・パートは十分に聴き映えがするよ う書かれていて、これまで録音が無かったのが不思議に思えます。
 左手のためのピアノ音楽の歴史に関心のある人のみならず、後期ロマン派の音楽に興味 のある人にお勧めしたい1枚です。


CAPRICCIO旧譜
ヨーゼフ・ラーボア(1842-1924):ヴァイオリン・ソナタ/チェロ・ソナタ 他



 C5430
\2800
ヨーゼフ・ラーボア(1842-1924):ヴァイオリン・ソナタ/チェロ・ソナタ 他
 1-4. チェロとピアノのためのソナタ第1番 イ長調 Op. 7
 5. 主題と変奏 Op.10 -ホルン(チェロ)とピアノのために
 6-9. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 ニ短調 Op. 5
フローリス・マインダース(チェロ)?&1-4
プシェミスル・ヴォイタ(ホルン)?&5
ニーナ・カーモン(ヴァイオリン)?&6-9
オリヴァー・トリンドル(ピアノ)

 録音 2020年4月18-21日 イエス=キリスト教会(ドイツ)

 オーストリア、ロマン派の作曲家ヨーゼフ・ラーボア。現在ではほとんど作品を耳にすることがありませんが、生前は、幼いころに罹患した天然痘のために失明するというハンディを乗り越え、作曲家、教育者として高く評価されていた音楽家です。
 また弟子でもあった、戦争で右手を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインとも親しく、裕福なヴィトゲンシュタイン家の後押しを受け、その作品のほとんどが出版されたことでも知られています。
 みずみずしいハーモニーに支えられたラーボアの作品は、ブラームスの影響も感じさせる落ち着いた雰囲気を湛えており、このアルバムでもラーボア作品を得意とするヴァイオリニスト、カーモンをはじめとした奏者たちが集い、美しく親密な調べを奏でています。

 
 


C5526
\2800
フランツ・シュミット(1874-1939):ピアノ・アルバム
 1. シャコンヌ 嬰ハ短調 - オルガンのために*
 2. ロマンス - ピアノのために
 3. トッカータ - 左手ピアノのために
 4. 4つの小さなコラール前奏曲 第3番 - オルガンのために*
 5-6. 創作主題による変奏曲とフーガ -
  歌劇《フレディグンディス》よりロイヤル・ファンファーレ*
   5. I. 変奏曲 / 6. II. フーガ
 
 *...カール・アンドレアス・コリーによるピアノ編
カール・アンドレアス・コリー(ピアノ)

 録音:2022年8月8-9日、2023年2月13日 Vienna, Ehrbar Saal(オーストリア)
 総収録時間:57分

 歌劇《ノートルダム》や交響曲が知られるオーストリアの作曲家フランツ・シュミット。
 フェルディナント・ヘルメスベル ガーからチェロを学んだ彼は優れたチェリストとしてウィーン宮廷歌劇場管弦楽団で演奏した他、ピアニストとしても 優れた才能を発揮していました。
 しかし、シュミットはピアノよりもオルガンに興味を抱き、この楽器のために何曲もの 作品を残しましたが、ピアノのための作品はそれほど残しておらず、両手ピアノのための曲は「ロマンス」1曲のみ。
 他 は「ピアノ五重奏曲」も含め、どれも戦争で右手を失ったパウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれたものでした。
 ピアニスト、カール・アンドレアス・コリーはこのアルバムでオリジナルの「ロマンス」と「トッカータ」を演奏、併せて彼のオ ルガン作品の中から3曲をピアノ用に編曲、オルガンの持続音をピアノのサスティンペダルで代替するなどのさまざまな工夫を凝らし、作曲家に敬意を払いつつ演奏しています。
 


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CPO



NYCX-10452
(CD×3SACD×1)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\6600
世界唯一の交響曲全集
フェルディナント・リース(1784-1838):交響曲全集

 CD1
  交響曲第1番 ニ長調 Op. 23(1809)
  交響曲第2番 ハ短調 Op. 80(1814)
 CD2
  交響曲第5番 ニ短調 Op. 112(1813)
  交響曲第3番 変ホ長調 Op. 90(1815)
 CD3
  交響曲第4番 ヘ長調 Op. 110(1818)
  交響曲第6番 ニ長調 Op. 146(1822)
 CD4
  交響曲第7番 イ短調 Op. 181(1835)
  交響曲第8番 変ホ長調 WoO 30(1822)
チューリヒ室内管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮)

 録音:チューリヒ、ノイミュンスター教会、1999年9月(CD1)、2001年8月(CD3)、2002年5月(CD4) チューリヒ、ラジオスタジオ1、1997年9月(CD2)
 CD4のみSACDハイブリッド・ディスク(Stereo/Surround)

 "ベートーヴェンの愛弟子"が、8作もの交響曲を世に送り出していた
 日本国内のプロ/アマチュアオーケストラでも演奏機会が増えつつあるフェルディナント・リース(1784-1838)の交響曲、世界唯一の全集が国内仕様盤としてリリース。

 1809年から1835年まで、「クラシック作曲家になりたい」という願いのもとに書かれた渾身の交響曲群は、驚くべきネタの宝庫だった!
 師ベートーヴェンの初期作に似たトリッキーな幕開けの『交響曲第1番』、「運命」動機が支配する『第5番』、バロック・テイストの『第6番』、モーツァルトの「ジュピター交響曲」を彷彿とさせる『第8番』。
 19世紀初頭、音楽家が「クラシック作曲家」を名乗るためにクリアしなければならなかった課題の全てがここにある。芸術とは、クラシックとは、オリジナリティとは何なのか。その答えを探している方にもお聴きいただきたい交響曲集。--かげはら史帆

 1784年にボンで生まれたリースは1801年にウィーンに移り、ベートーヴェンに師事。後に人気コンポーザー・ピアニストとして欧州各地を席巻しました。
 ピアノ・ソナタやピアノ協奏曲を始め、交響曲、弦楽四重奏曲からオペラやオラトリオに至る幅広いジャンルに作品を書いたのは師ベートーヴェンに通じます。
 作風は盛期古典派様式から初期ロマン派のスタイル。8曲の交響曲はすべてオーソドックスな4楽章構成で、曲想も構成も親しみ易く、ベートーヴェン作品を思わせるモチーフが随所に登場します。
 
 日本では長らく演奏されることの無かったリースの交響曲ですが、2024年2月には第1番が、7月には第2番が、飯森範親指揮のパシフィックフィルハーモニア東京によって日本初演される予定。
 遂にリースの時代が来るのか、大いに注目です。

 国内仕様盤には『ベートーヴェンの愛弟子~フェルディナント・リースの数奇なる運命』の著者、かげはら史帆氏による日本語解説が付属します。
 
 


555549
\2200
シューベルト:『美しき水車小屋の娘』
 (器楽アンサンブル伴奏編)

  1-20. フランツ・シューベルト:
   歌曲集『美しき水車小屋の娘』 Op. 25 D 795
    アンドレアス・N・タルクマンによる
     歌と器楽アンサンブル編...世界初録音
クラウス・フローリアン・フォークト(テノール)
アンサンブル・アハト
 (ヴァイオリン2/ヴィオラ/チェロ/
  コントラバス/クラリネット/
  ファゴット/ホルン)

 録音:2020年6月8-12日 Laeiszhalle Hamburg,GroBer Saal(ドイツ)
 総収録時間:61分

 【現役ヘルデンテノールの最高峰の一人クラウス・フロリアン・フォークトがシューベルトのリートを初録音!】
 ワーグナー作品で圧倒的な人気と評判を得ているフォークトですが、その華々しいキャリアの割に録音が少ないことに驚かされます。
 そのフォークト初のシューベルト歌曲集の録音が登場。しかも3大歌曲集の一つ『美しき水車小屋の娘 』と来ては、大注目です。
 持ち前の輝かしい高音を生かした歌唱は、恋に翻弄される若者の世界にぴったり。伴奏のアンサンブル・アハトはその名(Acht=8)の通り8人のアンサンブル。
 シューベルトの八重奏曲を演奏するために結成され、30年以上の活動歴があり、この編成のための新作も数多く委嘱・演奏。
 ここでは1956年生まれの作曲家タルクマンによる室内アンサンブル版を採用し、揺れ動く若者の心理を色彩豊かに描写してフォークトの歌唱と相乗効果を挙げています。
 
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555660
\2800→\2590
ウカシュ・ボロヴィチ指揮&ケルンWDR交響楽団
バツェヴィチ:交響的作品全集 第2集

 1. 序曲(1943)
 2-5. 交響曲第2番(1951)
 6. 管弦楽のための変奏曲(1957)
 7-9. Musica sinfonica in tre movimenti
  3楽章の交響的音楽(1965)
ケルンWDR交響楽団
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)

 録音:2023年3月27-30日 Studioproduktion Koln, Kolner Philharmonie(ドイツ)
 総収録時間:53分

 cpoレーベルの好評シリーズ、グラジナ・バツェヴィチの交響的作品全集。
 第2集は新古典派の様式で書かれたダイナミックな「序曲」で始まり、ヴィトルド・ロヴィツキによって1951年のポーランド音楽祭で初演された、伝統的な4楽章形式の「交響曲第2番」が続きます。
 そして色彩豊かな音色を駆使した「管弦楽のための変奏曲」が続き、最後に置かれた「3楽章の交響的音楽」は、短く攻撃的な第1楽章、曲の中心をなす大規模な密度の濃い第2楽章、初期のバチェヴィチ作品を思わせるリズミカルな舞曲である第3楽章と、彼女の作風を総括したかのような充実した音楽で構成されています。
 第1集と同じく、ウカシュ・ボロヴィチが指揮するケルンWDR交響楽団によるメリハリの利いた完成度の高い演奏で。



CPO
グラジナ・バツェヴィチ:交響的作品全集 第1集



 555556
\2800→\2590
ウカシュ・ボロヴィチ指揮&ケルンWDR交響楽団
グラジナ・バツェヴィチ:交響的作品全集 第1集

 1. 交響曲第3番(1952)
 2. 交響曲第4番(1953)
ケルンWDR交響楽団
ウカシュ・ボロヴィチ(指揮)

 録音: 2021年11月20-26日 Studioproduktion Koln (D), Kolner Philharmonie(ドイツ)

 cpoレーベルの新シリーズ、グラジナ・バチェヴィチの交響的作品全集。第1集では1950年代に書かれた2つの交響曲を収録。どちらも彼女が交通事故でけがを負う前の作品であり、パリ留学で培ったフランスの微妙な音色の使い分けがなされた見事に活きています。第3番は大編成のオーケストラのために書かれているものの、新古典派の伝統に基づく軽快な表現も見いだせるユニークな作品です。第4番も同様で、編成にはイングリッシュホルン、E♭およびバスクラリネット、コントラファゴット、ハープなどが加わっており、多彩な響きが随所に用いられています。
 また、作品には彼女の特質でもあるポーランドの民俗音楽の素材を採り入れており、伝統とインスピレーションの見事な融合が味わえます。演奏はポーランド人指揮者ウカシュ・ボロヴィチが指揮するケルンWDR交響楽団。この新しいプロジェクトを担うにふさわしい顔ぶれです。


 
 

555370
\2200
チェコ出身の作曲家
 ゲオルク・ドルシェツキー (1745-1819) :オーボエ四重奏曲集 第2集

 1-3. 四重奏曲 ニ長調 / 4-7. 四重奏曲 ハ長調 /
 8. 四重奏曲 ト短調 / 9-12. 四重奏曲 ヘ長調(1.1.1808) /
 13-15. 四重奏曲 変ロ長調 ー コールアングレのために /
 16-18. 四重奏曲 ヘ長調(7.11.1807)
グルンドマン四重奏団(古楽器使用)
 (オーボエ&コールアングレ/
  ヴァイオリン/ヴィオラ/チェロ)

 録音:2020年3月2-6日
 総収録時間:81分

 「6つのティンパニと管弦楽のための協奏曲」で知られるチェコ出身の作曲家、ティンパニ奏者ゲオルク・ドルシェツキー。
 彼はもともとドレスデンで名奏者アントニオ・ベゾッティに学んだオーボエ奏者でしたが、ヘプ(ドイツ名エゲル)の歩兵連隊に参加し、ウィーン、リンツ、ブランナウに駐留、鼓手として名を上げ、自らの楽団を組織しました。
 1777年には軍隊を退役、その後はウィーンで活躍した後ブラチスラヴァに移住、1808年頃からはハンガリーのヨーゼフ大公の宮廷作曲家となり数多くの作品を書き上げました。
 その中に含まれる10曲の「オーボエ四重奏曲」はこれまであまり知られていませんでしたが、どれも洗練された筆致によるオーボエの技巧を活かした素晴らしい作品です。第1集と同じくグルントマン四重奏団の演奏で。
 
 

555622
(2CD)
\4500
ペルゴレージ:《奥様女中》/《リヴィエッタとトラコッロ》
 【CD1】
  1-3. 歌劇《誇り高き囚人》- シンフォニア
  4-10. 歌劇《奥様女中》- インテルメッツォ 第1部
  11. 歌劇《誇り高き囚人》- シンフォニアより Allegro
  12-18. 歌劇《奥様女中》- インテルメッツォ 第2部
 【CD2】
  1-3. 歌劇《イル・フラミーニオ》- 序曲
  4-13. 歌劇《リヴィエッタとトラコッロ》-
   インテルメッツォ 第1部
  14-20. 歌劇《リヴィエッタとトラコッロ》-
   インテルメッツォ 第2部
  21. レオナルド・レーオ(1694-1744):
   歌劇《Onore vince amore》- Fa L'Alluorgio Cammenare
《奥様女中》
 アマンダ・フォーサイス(ソプラノ)
 クリスティアン・イムラー(バス・バリトン)
《リヴィエッタとトラコッロ》
 カルロッタ・コロンボ(ソプラノ)
 ジェシー・ブルムバーグ(バリトン)
ボストン古楽音楽祭室内アンサンブル
 (古楽器使用)
ポール・オデット&
 スティーヴン・スタッブス(音楽監督)
ロバート・ミーリー(コンサートマスター)

 録音:2023年1月17-25日 Sendesaal Bremen(ドイツ)
 総収録時間:117分

 16世紀の終わり頃に成立したとされる《歌劇》。もともとはギリシャ悲劇の再来を目指した舞台芸術でしたが、17世紀になると観客の要求に応え、偉大な英雄劇のはざまにコミカルな要素が組み込まれるようになりました。
 いつしか英雄劇はオペラ・セリアとして発展、コミカルな劇は「インテルメッツォ(幕間劇)」として歌劇のストーリーとは別に演じられ、これらはオペラ・ブッファとして親しまれるようになります。
 このアルバムではペルゴレージの代表的なインテルメッツォ2作を、バロックの舞台作品で定評あるポール・オデット&スティーヴン・スタッブスが音楽監督を務めるボストン古楽祭室内アンサンブルの演奏で紹介。
 演目は《奥様女中》と《リヴィエッタとトラコッロ》ですが、オデットとスタッブスはここに他のペルゴレージとレーオの作品を組み合わせることで、テンポよい展開を持たせています。
 2014年に初演、17年に再演されたプロダクションを2023年1月にブレーメンで上演した際にセッションを含めて収録したのが当CD。
 練り上げられた音楽の流れに乗ってアマンダ・フォーサイスやクリスティアン・イムラーといったバロック作品を得意とする歌手たちが生彩あふれる歌唱を聴かせます。
 
 


555469
(3CD)
\3900
クロアチアの作曲家
パパンドプロ:弦楽四重奏曲全集 他

 【CD1】 67分
  1-3. 弦楽四重奏曲 第1番 Op. 7
  4-7. 弦楽四重奏曲 第3番「Folk」Op. 126
  8-12. 弦楽四重奏曲 第5番
 【CD2】 59分
  1-4. 弦楽四重奏曲 第2番 Op. 20
  5-8. 弦楽四重奏曲 第6番
  9. A Song of Peace and Freedom Sounded Out
   平和と自由の歌が鳴り響く
 【CD3】 53分
  1-4. クラリネット五重奏曲 Op.90
  5-7. ギター四重奏曲
ダヴォリン・ブロジッチ(クラリネット)...CD3:1-4
クレシミール・ベデク(ギター)...CD3:5
セバスティアン四重奏団

 録音:クロアチア 2017年1月 Bersa Hall in the Academy of Music, Zagreb...CD1:1-3 2017年4月 Bersa Hall in the Academy of Music, Zagreb...CD1:4-7 2017年10月 Hall of Culture Center Maksimir, Zagreb...CD1:8 2021年10月 Hall of St. Cross Church in Zagreb...CD2:1-4、9 2021年7月 Church of the Holy Mother of the Seven Sorrows inKostanjevac...CD2:5-8 2022年6月 Franciscan monastery hall in Siget, Zagreb...CD3
 総収録時間:179分

 クロアチアの作曲家・指揮者ボリス・パパンドプロの弦楽四重奏曲全集。
 ザグレブで育ち、ザグレブ音楽院と新ウィーン音楽院で作曲と指揮を学んだパパンドプロは、指揮活動と並行して生涯に400作を超える作品を残しました。
 2017年から2022年に録音されたこのセットは、パパンドプロの創造性、作品における民族音楽の影響、社会的リアリズムなど彼の創作活動の変遷をたどれる興味深い室内楽作品集です。
 パパンドプロの弦楽四重奏曲は6曲の存在が確認されていますが、第4番は失われているため(2つの楽章のみ現存)、この録音に際し、セバスティアン四重奏団は1981年に作曲された「A Song of Peace and Freedom Sounded Out 平和と自由の歌が鳴り響く」を演奏。第4番の代替としています。
 この作品はスコアの表紙に「ザグレブ1981のために」と記された、ザグレブで開催された革命と愛国を祝う「第27回ザグレブ・フェスティヴァル」のために書かれたもの。
 パパンドプロの愛国精神がうかがえる音楽です。他には戦時中に作曲されたクラリネット五重奏曲と、短いながらも凝縮された表現を持つギター四重奏曲を収録。

 
 
 


555552
\2800
イタリア・バロックの作曲家、フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ
Bravo ! Bene !
 コンティ:17~18世紀の様々なアリア集と器楽曲

  フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ(1682-1732):
   1. ソプラノのためのレチタティーヴィとアリア
    「Voi dunque ardite ... Scelta idea di nobilta」-
     カンタータ『Fra queste umrose piante』より
   2. ソプラノのためのアリア「Se mai dal crudo artiglio」-
    歌劇《Archelao, re di Cappacia》より
   3. アリア「Non lascio no d'amar」- 歌劇《Creso》より
   4. バリトンのためのレチタティーヴォ、前奏曲とアリア
    「Bravo bene」- 歌劇《Penelope》より
   5. アルトのためのアリア「Volgendo al nido il volo」-
    歌劇《Sesostri》より
  アントニオ・マリア・ボノンチーニ(1677-1726):
   6. ソプラノのためのアリア「Mare irato」-
    歌劇《Feraspe》(F.B.コンティのために作曲)
   7. フーガ ヘ短調
    (2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、
     コントラバス、テオルボとチェンバロ)
  ジュゼッペ・ポルジーレ(1680-1750):
   8. 歌劇《Dei colli nostr》序曲 - サルテリオとハープによる
  コンティ:
   9. ソプラノのためのアリア「Dei colli nostri」-
    歌劇《Il trionfo dell'amicizia e dell'amore》より
   10. 歌劇《David》- 前奏曲
   11. 序奏とアルトのためのアリア「Cor costante, ed umil」-
    歌劇《Galatea vendicata》より
  ボノンチーニ:
   12. Sinfonia vaga, e suave - 歌劇《Il trionfo della grazia》より
  コンティ:
   13. ソプラノのためのアリア「Bramo un core」-
    オラトリオ『Il Gioseffo』より
ハナ・ブラジーコヴァー(ソプラノ/バロック・ハープ)
ヴァレル・サバドゥス(カウンターテナー)
フランツ・フィッツトゥム(アルト)
フローリアン・ゲッツ(バリトン)
ヌオヴォ・アスペット(古楽器オーケストラ)

 録音:2022年3月6-9日 Neumarkt/Oberpfalz, Reitstadel(ドイツ)
 総収録時間:77分

 イタリア・バロックの作曲家、テオルボ奏者フランチェスコ・バルトロメオ・コンティ。
 彼は若い頃から撥弦楽器の名手として知られ、1701年、20歳の時にはその名声を聞きつけたウィーンの宮廷楽団にテオルボ奏者として雇われ、1713年には宮廷作曲家に任命されるなど昇進を重ねながら1726年まで在職しました。
 また、1706年には歌劇作曲家としてもデビュー。1732年に亡くなるまで16の歌劇、9作のオラトリオの他、多数の舞台作品を残し、これらはヘンデルやJ.S.バッハらにも大きな影響を与えました。
 このアルバムでは、コンティの作品を中心に、彼と同時代の作曲家ボノンチーニ、ポルジーレの作品を収録。コミカルな雰囲気を持つ曲から、歌と楽器の絶妙な対話を聴かせる曲まで、幅広い作品が楽しめます。
 ヌオーヴォ・アスペットは、ハイドンが多くの楽曲を書いた楽器バリトンを含む種々の弦楽器と、マンドリンやサルテリオを含む多彩な撥弦楽器にオーボエの前身シャリュモーにトラヴェルソが加わったアンサンブルで、練達の歌手陣と見事な共演を聞かせます。

 
 



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NAXOS

8.574581
\1800
Op. 604は特に名曲
 カール・ツェルニー(1791-1857):夜想曲集

 1-8. 8つの夜想曲 Op. 368(1830-1835)
  1. 第1番 ホ長調 / 2. 第2番 変ホ長調 / 3. 第3番 変イ長調 /
  4. 第4番 変ニ長調 / 5. 第5番 ホ長調 / 6. 第6番 イ短調 /
  7. 第7番 ロ短調 - ロンド形式による / 8. 第8番 変ロ長調
 9. シュトラウスのお気に入りのモティーフ
  「アレクサンドラのワルツ」による感傷的で華麗な
   夜想曲 Op. 537 (1931年出版)...世界初録音
 10-17. さまざまな性格のロマンティックな
  8つの夜想曲 Op. 604(1843年出版)
   10. 第1番 L'Hommage / 11. 第2番 Le Desir /
   12. 第3番 La Persuasion / 13. 第4番 La Colere /
   14. 第5番 L'Excuse / 15. 第6番 La Consolation /
   16. 第7番 La Méditation / 17. 第8番 La Joie
ロベルテ・マムー(ピアノ)
NYCX-10450
(国内仕様盤・日本語解説付)
\2200

 録音:2022年8月22-25日 Dada Studios, ブリュッセル(ベルギー)
 総収録時間:82分

 【あのツェルニーのノクターン(夜想曲)! ロマンティックで創造性豊かなOp. 604は特に注目】
 日本ではもっぱら「練習曲の作曲家」として知られているカール・ツェルニー。しかし最近では研究も進み、ベートーヴェンの弟子であり、リストの師としての人物像に光があたるようになってきました。
 66年の生涯に、未出版も含め1000曲以上の作品を残し(作品番号付きは861作)ており、近年では宗教曲やオルガン作品なども演奏される機会があるなど、注目が高まっています。
 このアルバムに収録されているのは、ツェルニーの一連の夜想曲。
 このジャンルの先駆者としてはアイルランド出身の作曲家ジョン・フィールド(1782-1837)が知られており、その作品の柔らかく気怠い雰囲気は、彼の「8つの夜想曲 Op. 368」にも受け継がれています。
 美しい旋律を湛えながらも、それほど技巧を必要としないこれらの作品は当時の中流階級の家庭での演奏に適したエレガントな佇まいを持っています。
 トラック9『シュトラウスのお気に入りのモティーフ「アレクサンドラのワルツ」による感傷的で華麗な夜想曲』は、ロシアのニコライ2世の皇后アレクサンドラ・フョードロヴナにヨハン・シュトラウス1世が捧げたワルツの第2主題をモティーフにした作品。
 穏やかな曲調で始まるものの「華麗な」のタイトルとおり中間部では華やかな曲調に変化します。

 1843年に出版された「さまざまな性格のロマンティックな8つの夜想曲 Op. 604」はOp. 368に比べ、リストの作品ほどではないものの、はるかに上級者向けに書かれており、感情表現も豊かになっています。
 ベートーヴェンのソナタ楽章を思わせるエネルギッシュな曲から、ヨハン・シュトラウス風のワルツや、ショパンの練習曲「革命」を彷彿させるドラマティックな曲など、単なる夜想曲の括りには収めきれないほどの多彩な曲集になっています。
 演奏は古典派からロマン派作品を得意とするベルギーのピアニスト、ロベルテ・マムー。シューマンやモーツァルト、ジョン・フィールド作品の録音が高く評価されています。

 ※国内仕様盤には音楽学者でツェルニーの研究をしている中川航氏の解説が付属します。

 
 

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>


DIAPASON



DIAPCF029
(10CD)
\8200

シューベルト:交響曲全集、合唱作品集、歌曲集
 ・交響曲第1番ニ長調 D82
   ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、トーマス・ビーチャム(指揮)
   ※録音:1953年
 ・交響曲第2番変ロ長調 D125
   ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、カール・ミュンヒンガー(指揮)
   ※録音:1959年
 ・交響曲第3番ニ長調 D200
   ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、トーマス・ビーチャム(指揮)
   ※録音:1958年-1959年
 ・交響曲第4番ハ短調 D417《悲劇的》
   ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ、ハリー・ブレック(指揮)
   ※録音:1953年
 ・交響曲第5番変ロ長調 D485
   シカゴ交響楽団、フリッツ・ライナー(指揮)
   ※録音:1960年
 ・交響曲第6番ハ長調 D589
   アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団、エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
   ※録音:1957年
 ・交響曲第8(7)番ロ短調 D759《未完成》
   レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団、エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
   ※録音:1959年
 ・交響曲第9(8)番ハ長調 D944《ザ・グレート》
   ロンドン交響楽団、ヨーゼフ・クリップス(指揮)
   ※録音:1958年
 ・劇付随音楽《ロザムンデ》 D797 全曲
   ディアナ・エウストラーティ(メゾ・ソプラノ)、ベルリン・モテット合唱団、
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、フリッツ・レーマン(指揮)
   ※録音:1952-53年
 ・岩の上の羊飼い D965
   リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、ハインリヒ・ゴイザー(クラリネット)、
   エリック・ヴェルバ(ピアノ)
   ※録音:1959年
 ・ミサ曲第6番変ホ長調 D950
   ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン聖ヘドウィッヒ合唱団、
   エーリッヒ・ラインスドルフ(指揮)、ピラール・ローレンガー(ソプラノ)、
   ベティ・アレン(コントラルト)、フリッツ・ヴンダーリヒ(テノール)、
   マンフレッド・シュミット(テノール)、ヨーゼフ・グラインドル(バス)
   ※録音:1960年
 ・ミサ曲第2番ト長調 D167 より クレド
   クリーヴランド合唱団、クリーヴランド管弦楽団のメンバー、
   ロバート・ショウ(指揮)
   ※録音:1961年
 ・水の上の霊の歌 D714
   ウィーン国立歌劇場合唱団、クレメンス・クラウス(指揮)
   ※録音:1950年
 ・詩篇第23番《主はわが羊飼い》 D706
   ベルリン・モテット合唱団、ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)、
   ギュンター・アルント(指揮)
   ※録音:1952-53年
 ・ドイツ・ミサ曲 D872
   ベルリン聖ヘドヴィヒ大聖堂合唱団、ヴォルフガング・マイヤー(オルガン)、
   ベルリン交響楽団、カール・フォスター(指揮)
   ※録音:1959年
 ・憂愁 D825 / ・反抗 D865* / ・愛 D983a /
 ・16世紀の酒宴の歌 D847 / ・愛の心 D747 / ・永遠の愛 D825a
   シュトゥットガルト・ヴォーカル・アンサンブル、
   ヴァルター・ベーレ(ピアノ)*、マルセル・クーロー(指揮)
   ※録音:1955-56年
 ・セレナード D920
   ディアナ・オイストラティ(メゾ・ソプラノ)、ベルシン・モテット合唱団、
   ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)、ギュンター・アルント(指揮)
   ※録音:1952-53年
 ・アヴェ・マリア D839
   イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、エリック・ヴェルバ(ピアノ)
   ※録音:1957年
 ・アンゼルモの墓で D504 / ・乙女の嘆き D191b
   キルステン・フラグスタート(ソプラノ)、エドウィン・マッカーサー(ピアノ)
   ※録音:1956年
 ・ガニュメート D544
   ヘルマン・プライ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
   ※録音:1960年
 ・歌曲集《美しき水車小屋の娘》 D795 全曲
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
   ※録音:1961年
 ・野ばら D257 / ・スイスの歌 D559 / ・ただあこがれを知る者だけが D877 /
 ・子守歌 D498 / ・夜咲きすみれ(花大根) D752
   リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、エリック・ヴェルバ(ピアノ)
   ※録音:1959年
 ・ナイチンゲールに寄せて D497* / ・鳥たち D691** / ・緑野の歌 D917**
   エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、ジョージ・リーヴス(ピアノ)*、
   カール・アルヴィン(ピアノ)**
   ※録音:1933年、1927年&1932年
 ・歌曲集《冬の旅》 D911 全曲
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
   ※録音:1955年
 ・子守歌 D867
   エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
   ※録音:1958年
 ・魔王 D328
   ヘルマン・プライ(バリトン)、カール・エンゲル(ピアノ)
   ※録音:1962年
 ・歌曲集《白鳥の歌》 D957 全曲
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
   ※録音:1951年、1955年&1957年
 ・月に寄す D193
   リタ・シュトライヒ(ソプラノ)、エリック・ヴェルバ(ピアノ)
   ※録音:1959年
 ・ズライカII D717
   エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
   ※録音:1958年
 ・さすらい人の夜の歌 D224
   ヘルマン・プライ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
   ※録音:1960年
 ・竪琴弾きの歌I-III
   ヘルマン・プライ(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
   ※録音:1960年
 ・トゥーレの王 D367 / ・糸を紡ぐグレートヒェン D118
   イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、エリック・ヴェルバ(ピアノ)
   ※録音:1957年
 ・ます D550 / ・水の上で歌う D774
   エリーザベト・グリュンマー(ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
   ※録音:1958年
 ・漁師の歌 D881
   クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
   ※録音:1957年
 ・糸を紡ぐグレートヒェン D118
   リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ)、カール・フーデッツ(ピアノ)
   ※録音:1956年
 ・春の小川 D361 / ・僕の挨拶を送ろう D741
   ハンス・ホッター(バリトン)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)
   ※録音:1949年
 ・春に D882
   ペーター・アンダース(テノール)、ミヒャエル・ラウハイゼン(ピアノ)
   ※録音:1943年
 ・死と乙女 D531* / ・音楽に寄せて D547**
   キャスリーン・フェリアー(コントラルト)、
   ブルーノ・ワルター(ピアノ)*、フィリス・スパー(ピアノ)**
   ※録音:1949年
 ・憩いなき恋 D138 / ・こびと D771
   ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、クラウス・ビリンク(ピアノ)
   ※録音:1948年
 ・シルヴィアに D891 / ・若い尼僧 D828 / ・恋人のそばに D162
   エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)、エドウィン・フィッシャー(ピアノ)
   ※録音:1952年
 ・笑いと涙 D777 / ・至福 D433 / ・ガニュメート D544
   イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ)、エリック・ヴェルバ(ピアノ)
   ※録音:1955年&1957年
 ・それらがここにいたことは D775
   ゲルハルト・ヒュッシュ(テノール)、ハンス・ウード・ミュラー(ピアノ)
   ※録音:1938年
 ・糸を紡ぐグレートヒェン D118
   ロッテ・レーマン(ソプラノ)、エルネー・バログ(ピアノ)
   ※録音:1937年
 ・アヴェ・マリア
   マリアン・アンダーソン(ソプラノ)、コスティ・ヴェハーネン(ピアノ)
   ※録音:1936年
 ・君はわが憩い D776* / ・ミューズの子 D764**
   エリーザベト・シューマン(ソプラノ)、
   カール・アルヴィン(ピアノ)*、ジェラルド・ムーア(ピアノ)**
   ※録音:1932年&1936年
 ・魔王 D328
   ハインリヒ・シュルスヌス(バリントン)、フランツ・ルップ(ピアノ)
   ※録音:1933年

 ディアパゾン自主レーベルのBOXシリーズ第29弾!シューベルト名演集!

 ☆フランスのクラシック音楽専門誌ディアパゾンの自主レーベル【Diapason(フランス)】のBOXシリーズ第29弾はシューベルト名演集!

 芸術の国フランスの世界的クラシック音楽専門誌、「ディアパゾン(Diapason)」の自主製作レーベルの看板であるボックス・セット・シリーズの第29弾として登場するのは往年の超一流アーティストたちの演奏が選りすぐられたシューベルトの名演集!

 ビーチャムやクリップス、ベイヌムからムラヴィンスキーまでバラエティに富んだ指揮者が選定された交響曲全集、フリッツ・レーマン&ベルリン・フィルの《ロザムンデ》全曲などに加え、ゼーフリート、フラグスタート、プライ、フィッシャー=ディースカウ、エリーザベト・シューマン、デラ・カーザ、シュヴァルツコップといったシューベルト演奏史を彩る大歌手たちによる歌曲集をたっぷり収録。
 たとえば三大歌曲集はフィッシャー=ディースカウ&ジェラルド・ムーア(《冬の旅》は名演と名高い1955年録音!)が選ばれ、《糸を紡ぐグレートヒェン》ではゼーフリート、デラ・カーザ、ロッテ・レーマンの聴き比べができるなど、シューベルティアンにもこれからシューベルトを聴き始める方にもオススメできる絶好のBOXセットとなっています。

 ※録音:1932年-1962年
 
 

DIAP164
(2CD)
特別価格
\2400
ディアパゾンが選んだ
 ショルティ指揮、ヴェルディの《アイーダ》

 ヴェルディ:歌劇《アイーダ》
ゲオルク・ショルティ(指揮)、
ローマ歌劇場
レオンタイン・プライス(ソプラノ/アイーダ)
リタ・ゴール(メゾ・ソプラノ/アムネリス)
ジョン・ヴィッカーズ(テノール/ラダメス)
ロバート・メリル(バリトン/アモナスロ)
ジョルジョ・トッツィ(バス/ラムフィス)
プリニオ・クラバッシ(バス/エジプト国王)、他

 ディアパゾンが選んだ決定盤シリーズ第164集!ショルティ指揮、ヴェルディの《アイーダ》!

 フランスの世界的クラシック音楽専門雑誌である「ディアパゾン(Diapason)」が音楽史に輝く名曲の歴史的名演を選出し、新たなマスタリングを施して復刻するシリーズ『レ・ザンディスパンサーブル・ド・ディアパゾン ~ ディアパゾンが選んだ決定盤』。
 シリーズの第164巻として登場するのは、ゲオルク・ショルティ指揮ローマ歌劇場によるヴェルディの歌劇《アイーダ》です。
 《アイーダ》は言わずと知れた歌劇の中でも最も人気のある演目のひとつでエジプトとエチオピアを舞台にした作品です。
 1962年に制作されたショルティ指揮によるこのアルバムには、レオンタイン・プライス、ジョン・ヴィッカーズ、そしてロバート・メリルなどの名歌手が勢揃いしています。
 ショルティの豪快な指揮によって描かれる古代エジプトの世界をご堪能ください。

 ※録音:1962年
 



<国内盤> 

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キング・インターナショナル



KKC 2714/6
(3CD)
\8000
追悼 外山雄三
The Last Symphonies
 外山雄三&大阪交響楽団
 Disc1
  シューベルト:交響曲第8番ハ長調D944「ザ・グレイト」
 Disc2
  (1)ドヴォルザーク:交響曲第9番ホ短調Op.95「新世界より」
  (2)シューベルト:交響曲第7番ロ短調D758「未完成」
 Disc3
  ショスタコーヴィチ:交響曲第15番イ長調Op.141
外山雄三(指揮)
大阪交響楽団

 追悼 外山雄三巨匠芸。大作曲家たち最後の交響曲集

 録音:2022年6月29日(Disc1)/2019年4月12日(Disc2)/11月21日(Disc3)/すべてザ・シンフォニーホール(ライヴ)/国内製作・日本語帯・解説付

 今年(2023年)7月11日に92歳で歿した巨匠指揮者・外山雄三の追悼盤。
 大作曲者たちの最後の交響曲を集めたもので、外山の録音としては初レパートリーばかりなのに注目です。

 外山は亡くなる一か月半前の5月27日、東京でシューベルトの交響曲第8番「ザ・グレイト」を指揮中(パシフィックフィルハーモニア東京)に体調に異変 をきたし退場、それが最後の指揮活動となってしまいました。
 約11か月前の2022年6月29日に大阪で同曲を指揮(大阪交響楽団)、その巨匠的な風格と 迫力が伝説となっていたため、東京での指揮を期待するファンが多く、ショッキングな出来事でした。

 今回、その大阪公演のライヴ音源をCD 化。かくしゃくとしていた外山の円熟芸を堪能できます。
 全体で1時間に及ぶ雄大な流れで、冒頭から深い響きに引 き込まれ、熱気あふれるフィナーレまで息もつけぬ演奏にひたれます。
 もうひとつのシューベルト、「未完成交響曲」も淡々とした運びのなかに得も知れぬ哀しみ が忍び寄る名演となっています。

 ドヴォルザークの「新世界より」も外山のCD 初。これも45分の悠然たる巨匠芸にひたれます。
 またショスタコーヴィチの交響曲第15番は外山の歴史証言というべき壮絶な演奏。
 軽快と思われがちな作品からどす黒い世界を導き出し聴き手を凍りつかせます。



旧譜
90歳の外山雄三のブラームス交響曲全集



 KKC 2711/3
(3CD)
\8000
外山雄三
 大阪交響楽団とのブラームス:交響曲全集


 Disc1
  交響曲第1番ハ短調Op.68
 Disc2
  (1)交響曲第2番ニ長調Op.73
  (2)交響曲第3番ヘ長調Op.90
 Disc3
  (1)悲劇的序曲Op.81
  (2)交響曲第4番ホ短調Op.98
外山雄三(指揮)
大阪交響楽団

 浪速のバンベルク響、大阪交響楽団がここまでやった!90歳の巨匠外山雄三とのブラームス交響曲全集

 録音:第1番:2020年10月8日/第2番:2021年10月22日/第3番:2017年10月26日/第4番:2021年10月22日/悲劇的序曲:2020年2月27日/ずべてザ・シンフォニーホール(ライヴ)/日本語帯・解説付

 2021年に90歳を迎えた日本で現役最長老指揮者・外山雄三。
 彼が大阪交響楽団と完成させたブラームスの交響曲全集。
 全曲中第1番と「悲劇的序曲」は2020年、第2番と4番は2021年という最新ライヴです。

 第1番と4番がゆっくりめ、第2番と3番が速めなのが特徴ですが、全体に悠然として滋味あふれる大きな音楽を聴かせてくれます。
 ブラームスの音楽とはいえ、ことさら重厚になることもなく、若々しささえ湛えた自然な語り口が魅力。
 巨匠外山雄三、最晩年90歳の境地です。

  




<映像>

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VAI(映像)



VAIDVD 4701
(DVD)
\4400→\3990
歌の黄金時代 Vol.1~テレビの黄金時代1949-1963

ヒルデ・ギューデン、チェーザレ・シエピ、レナード・ウォーレン、ジャン・ピアース、
ジョーン・サザーランド、ユッシ・ビョルリング、アンナ・モッフォ、レナータ・テバルディ、
フランコ・コレッリ、エリナー・スティーバー、リチャード・タッカー、レオンタイン・プライス、など
ファイアストーン管弦楽団&合唱団
 ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
  1.ドニゼッティ:《ドン・パスクワーレ》~「騎士はあの眼差しを」(3/9/1953) 3:28
 チェーザレ・シエピ(バス)
  2.ロッシーニ:《セヴィリアの理髪師》~「陰口はそよ風のように」(2/9/1953) 4:33
 レナード・ウォーレン(バリトン)
  3.ロッシーニ:《セヴィリアの理髪師》~「私は町の何でも屋」(12/5/1949) 4:43
 ジャン・ピアース(テノール)
  4.ロッシーニ:踊り(ナポリのタランテラ)(1/9/1950) 2:30
 ジョーン・サザーランド(ソプラノ)
  5.ロッシーニ:《セミラーミデ》~「麗しい光が」(4/21/1963) 5:09
 ユッシ・ビョルリング(テノー)
  6.グノー:《ファウスト》~「この清らかな住まい」(3/6/1950) 4:56
 ライズ・スティーヴンス(メゾソプラノ)
  7.チャイコフスキー:《オルレアンの少女》~「さようなら、故郷の丘」(10/1/1956) 4:47
 ジーン・マデイラ(メゾソプラノ)
  8.サン=サーンス:《サムソンとデリラ》~「愛の神よ、私を助けにきておくれ」(4/29/1957) 4:53
 ユージン・コンリー(テノール)
  9.ラロ《イスの王様》~「いとしい人よ虚しくも」(9/10/1951) 3:50
 パトリス・マンセル(ソプラノ)
  10.プッチーニ:《ラ・ボエーム》~「私の名はミミ」(11/91953) 4:38
 アンナ・モッフォ(ソプラノ)
  11.プッチーニ:《蝶々夫人》~「ある晴れた日に」(3/10/1963) 4:38
 レナータ・テバルディ(ソプラノ)
  12.プッチーニ:《トスカ》~「歌に生き 愛に生き」(2/2/1959) 3:15
 フランコ・コレッリ(テノール)
  13.ディ・カプア:あなたに口づけを (6/2/1963) 3:01
 エリナー・スティーバー(ソプラノ)
  14.ヴェルディ:《運命の力》~「神よ平和を与えたまえ」(6/9/1952) 5:26
 リチャード・タッカー(テノール)
  15.ヴェルディ:《アイーダ》~「浄きアイーダ」(1/21/1957) 4:50
 レオンタイン・プライス(ソプラノ)
  16.ヴェルディ:《アイーダ》~「おお我が故郷」(12/30/1962) 6:33
 [アンコール]
  リーゼ・スティーヴンス(メゾソプラノ)
   17.If I Could Tell You(10/1/1956) 1:49
   18.グリーンスリーブス(10/1/1956) 2:17
  ミルドレッド・ミラー(メゾソプラノ)
   19.トマ:《ミニョン》~「君よ知るや南の国」(11/11/1962) 4:28
  ビドゥ・サヤン(ソプラノ)
   20.アーン:もし私の詩に翼があれば(11/26/1951) 1:54
  ウィルフリド・ペレティエ(指揮)
   21.マスカーニ:《友人フリッツ》~前奏曲(1/24/1955) 5:00
  ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
   22.ヨハン・シュトラウス2 世:《こうもり》~「チャルダッシュ」(3/9/1953) 3:41
   23.In My Garden (3/91953) 2:34

 米テレビ番組『The Voice of Firestone』で放送されていた往年の名歌手たちの貴重な映像集『歌の黄金時代 Vol.1』

 収録:1949~1963年/画面:4:3、モノクロ NTSC、音声:モノラル、リージョン:All、字幕:英、94分

 アメリカのテレビ番組『The Voice of Firestone』(1949-63)から、往年のオペラ歌手たちの映像を集めたDVD。
 ジョーン・サザーランド、アンナ・モッ フォ、レナータ・テバルディ、レオンタイン・プライス、チェーザレ・シエピ、ラウリッツ・メルヒオールなど当時活躍していた名歌手たちが次々と登場する大変豪華な 番組。
 オペラの黄金時代を築いた名手歌手による名曲の数々が貴重な映像で蘇ります。
 
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VAIDVD 4702
(DVD)
\4400→\3990

歌の黄金時代 Vol.2~テレビの黄金時代1950-1963


ヒルデ・ギューデン、チェーザレ・シエピ、ジョージ・ロンドン、エリナー・スティーバー、
ガブリエラ・トゥッチ、レナータ・テバルディ、ユッシ・ビョルリング、ビドゥ・サヤン、
ビルギット・ニルソン、ロバート・メリル、リチャード・タッカー、リチア・アルバネーゼ、
フランコ・コレッリ、ラウリッツ・メルヒオール、ラウリッツ・メルヒオール、ほか
ファイアストーン管弦楽団&合唱団
 ヒルデ・ギューデン(ソプラノ)
  1.レハール:《メリー・ウィドウ》~「ヴィリアの歌」(10/21/1957) 2:58
 ロバータ・ピータース(ソプラノ)
  2.グノー:《ロメオとジュリエット》~「私は夢に生きたい」(2/19/1963) 3:28
 ミミ・ベンゼル&ロバート・ラウンズヴィル
  3.グノー:《ロメオとジュリエット》~夜のデュエット(6/27/1955) 4:01
 グラディス・スウォースアウト(メゾソプラノ)
  4.トマ:《ミニョン》~「君よ知るや南の国」(11/10/1952) 2:54
 チェーザレ・シエピ(バス)
  5.グノー:《ファウスト》~「金の小牛は常に生きて」(4/09/1951) 1:48
 ジョージ・ロンドン(バス・バリトン)
  6.グノー:《ファウスト》~「眠ったふりをせずに」(12/2/1962) 2:46
 エレナ・ニコライ(メゾソプラノ)
  7.ビゼー:《カルメン》~「ハバネラ」(10/29/1951) 3:59
 エリナー・スティーバー(ソプラノ)
  8.ヴェルディ:《エルナーニ》~「一緒に逃げて」(5/28/1951) 5:08
 ガブリエラ・トゥッチ(ソプラノ)
  9.ジョルダーノ:《 アンドレア・シェニエ》 ~「亡くなった母を」(2/24/1963) 4:32
 ドロシー・カーステン(ソプラノ)
  10.プッチーニ:《トスカ》~「歌に生き恋に生き」(5/18/1959) 3:27
 レナータ・テバルディ(ソプラノ)
  11.プッチーニ:《ラ・ボエーム》~「あなたの愛の呼ぶ声に」(2/2/1959) 3:14
 ユッシ・ビョルリング/アンナ・リサ・ビョルリング
  12.プッチーニ:《ラ・ボエーム》~「愛らしいおとめよ」(03/06/1950) 3:47
 ビドゥ・サヤン(ソプラノ)
  13.プッチーニ:《蝶々夫人》~「ある晴れた日に」(2/4/1952) 4:17
 ダニエーレ・バリオーニ(テノール)
  14.プッチーニ:《蝶々夫人》~「さらば愛の家」(2/24/1963) 1:52
 ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
  15.ポンキエッリ:《ジョコンダ》~「自殺」(1/6/1963) 4:02
 ロバート・メリル(バリトン)
  16.レオンカヴァッロ:《道化師》~「プロローグ」(12/30/1962) 4:10
 リチャード・タッカー(テノール)
  17.レオンカヴァッロ:《道化師》~「衣裳をつけろ」(6/1/1959) 2:45
 リチア・アルバネーゼ(ソプラノ)
  18.ディ・クルティス:帰れソレントへ(2/19/1951) 2:28
 フランコ・コレッリ(テノール)
  19.ダンニバーレ:太陽の大地(6/2/1963) 2:07
 ラウリッツ・メルヒオール(テノール)
  20.ワーグナー:《ワルキューレ》~「冬の嵐は過ぎ去り」(9/24/1951) 2:28
 ヘレン・トローベル(ソプラノ)
  21.ワーグナー:《ワルキューレ》~「わたしが憧れていたあなたこそ春です」(1/16/1950) 1:44
  22.ワーグナー:《ワルキューレ》~「ホーヨートーホー」(2/27/1950) 1:59
 ラウリッツ・メルヒオール(テノール)
  23.ワーグナー:《さまよえるオランダ人》~水夫の合唱「激しい雨風が遠い海から」(1/14/1952) 3:28
 [アンコール]
  チェーザレ・シエピ(バス)
   24.番組オープニング・ソング:If I Could Tell You (4/9/1951) 1:24
   25.ロッシーニ:《アルジェのイタリア女》~「イタリアの女性」(10/19/1953) 2:39
  ロバータ・ピータース(ソプラノ)
   26.チャールズ・ルドルフ・フリムル「愛、永遠の愛」(2/1/1954) 3:22
  ロバータ・ピータース&チェーザレ・ヴァレッティ
   27.ヴェルディ:《椿姫》~「乾杯の歌」(1/26/1959) 2:43
  ナディア・コーナー(ソプラノ)
   28.ヴェルディ:《椿姫》~「幸せなある日」(9/15/1952) 3:50
  パトリス・マンセル(ソプラノ)
   29.ドニゼッティ:《連隊の娘》~「誰もが知っている、誰もが口にする」(12/26/1955) 2:55
  エリナー・スティーバー(ソプラノ)
   30.番組エンディング・ソング:In My Garden (3/2/1953) 1:00

 米テレビ番組『The Voice of Firestone』で放送されていた往年の名歌手たちの貴重な映像集『歌の黄金時代 Vol.2』

 収録:1950~1963年/画面:4:3、モノクロ NTSC、音声:モノラル、リージョン:All、字幕:英、94分

 アメリカのテレビ番組『The Voice of Firestone』(1949-63)から、往年のオペラ歌手たちの映像を集めたDVD。
 ジョーン・サザーランド、アンナ・モッフォ、レナータ・テバルディ、レオンタイン・プライス、チェーザレ・シエピ、ラウリッツ・メルヒオールなど当時活躍していた名歌手たちが次々と登場する大変豪華 番組。
 オペラの黄金時代を築いた名手歌手による名曲の数々が貴重な映像で蘇ります。
 














12/21(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

BONGIOVANNI



GB 2607
(2CD)
\4800
ロッシーニのデビュー直後に発表されたジェネラーリ作曲のオペラ
  ピエトロ・ジェネラーリ(1773-1832):
   歌劇『ハーディ・ガーディ弾きのチェッキーナ』

 
 [ボーナス]
   ピエトロ・ジェネラーリ:
    『ラ・テスタ・メラヴィリオーザ』より シンフォニア
    『 パメラ・ヌビーレ』より Sorgera La Nuova Aurora
イオランダ・マッシモ
アラン・スタロヴォイトフ
パオロ・イングラシオッタ
ピエルルイジ・ダロイア
ラミロ・マトゥラーナ
アンニャ・ピント
ダニエレ・アジマン(指揮)
G.ロッシーニ交響楽団

 ロッシーニのデビュー直後に発表されたオペラ、2022年の復活蘇演ライヴがCD化

 録音:2022年8月23日/ペーザロ、ロッシーニ劇場(ベルカント・リトロヴァート音楽祭)/[CD1]53:18、[CD2]52:55

 ロッシーニが最初のオペラ『婚約手形』でヴェネツィアのサンモワゼ歌劇場にデビューした数週間後の1810年12月26日、同じ歌劇場で上演されたのがピエトロ・ジェネラーリ(1773-1832)の『ハーディ・ガーディ弾きのチェッキーナ』です。
 両作品ともガエターノ・ロッシによる台本で、ファルサ(笑劇)と呼ばれ る一幕形式の作品。

 『チェッキーナ』は主役4人と脇役2人、オーケストラは必要最低限に絞られ、合唱はなしという編成。
 いきいきとしたシンフォニアに始まり、ソロ、デュエット、ア ンサンブルが聴けます。中盤でチェッキーナが再び愛用のハーディ・ガーディを手にする場面では実験的なオーケストレーションで楽器を再現するなど面白い筆致 も見られます。

 2022年に行われた現代蘇演のライヴ録音。
 
 

GB 2609
\2600
ペドロッロのロマンティックな作品
 アッリーゴ・ペドロッロ(1878-1964):歌劇『ラ・ヴェリア』
 
 [ボーナス]
  フランチェスコ・バリッラ・プラテッラ(1880-1955):
   歌劇『ラヴィアトーレ・ドロ』より 夢
デニア・マッツォーラ・ガヴァッツェーニ(ソプラノ)
後田翔平(テノール)
ジョルジョ・ヴァレリオ(バリトン)
フルヴィオ・オッテッリ(バリトン)
ニコラ・フェッラレージ(指揮)
コッリ・モレニーチ交響楽団

 20世紀イタリアで活躍したオペラ作曲家、ペドロッロのロマンティックな作品

 録音:2023年6月19日/ミラノ音楽院/76:25

 アッリーゴ・ペドロッロは1878年12月5日、モンテベッロ(ヴィチェンツァ)生まれ。
 1892年にミラノ音楽院に入学し、『ロマンティック』と題した4楽章か らなるロ短調の交響曲などを作曲。
 ちなみにこの交響曲は音楽院の卒業式で、トスカニーニ指揮で披露されたといいます。
 その後はオペラ作曲家として活躍し、『フ アナ』でソンツォーニョ賞を受賞するなどイタリア音楽界で頭角を現します。
 『ラ・ヴェリア』は1920年発表。ロマンティックな響きの作品です。
 
 
GB 2360
(2CD)
【再発売】
\2600
カルダーラの『ティートの慈悲』
 アントニオ・カルダーラ(1670-1736):
  歌劇『ティートの慈悲』
ミア・フラカッシーニ
オルネッラ・プラテージ
エレオノーラ・コントゥッチ
パトリツィア・ザナルディ
ルクレツィア・ラッファエッリ
アウリオ・トミチク
セルジオ・バレストラッチ(指揮)
スタジオーネ・アルモニカ・オーケストラ
ヴィテルベーゼ・カメラータ・ポリフォニカ合唱団

 1 枚価格で廉価再発売!カルダーラの『ティートの慈悲』

 録音:2003年9月11・12日/トゥスカーニア、聖ピエトロ教会/[CD1]68:32、[CD2]77:06

 グルックやモーツァルトをはじめとする多くの作曲家によって音楽化されている『ティートの慈悲』。
 ここに収録されたカルダーラの作品はピエトロ・メタスター ジオの詩的なテキストをもとに、政治的かつ感傷的な筋書きを綿密に練り上げた、作曲家の円熟期を象徴する清冽な作品です。

 1枚価格で再発売。
 同品番・同内容のオリジナル既発盤(バーコード:8007068236022)は廃盤になります。
 




EDITION ABSEITS


EDA 48
\2600
エコール・ド・パリ
 イベール:チェロと木管のための協奏曲(1925)
 マルセル・ミハロヴィチ:
  ピアノ、木管、チェレスタと打楽器のための2部のエチュード (1951)
 アンタイル:室内オーケストラのための協奏曲(1932)
 シモン・ラクス:ピアノ、木管と打楽器のための室内協奏曲(1963)
アデル・ビッター(チェロ)
ホルガー・グロショップ(ピアノ)
ヨハネス・ズール(指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団のメンバー

 あらたな芸術の気運たかまる20 世紀パリ、アヴァンギャルドでメカニックな響きに痺れる1 枚

 録音:2021年4月3日/ベルリン放送/66:21

 美術史における「エコール・ド・パリ」、すなわち20 世紀の最初の数十年間にパリで活動した非フランス系(多くは東欧系やユダヤ系)の芸術家たちは、その後 の芸術に大きな影響を及ぼします。
 これに対し音楽の分野では似た事象が見受けられるものの、「エコール・ド・パリ」と結びつけてこの時代を認識するというこ とはあまりありません。
 この録音は1920 年代のパリに集まった人々の膨大な様式的多様性と、1939年から1945年までの「断絶」を超えた影響力を背景に、 より明確に「エコール・ド・パリ」という言葉を音楽史に刻み付けるものです。

 パリ生まれのイベールと、パリに移り住んだ3 人の作曲家ミハロヴィチ(ルーマニア)、アンタイル(アメリカ)、シモン・ラスク(ポーランド)の作品を収録。
 どれも木管楽器が活躍する協奏的な楽曲で色彩豊か、かつ陰影の深い複雑な表情も。
 単にフランス風と言うだけでは表しきれない、アヴァンギャルドな響きが滅法おも しろいプログラム。

 ミハロヴィチはモニク・アースの夫としても知られています。『エチュード』も彼女が演奏に参加したのでしょう。
 前衛的でメカニックなパッセージが各楽器に受け継がれていくカッコイイ作品です。知らぬは惜しい1曲。
 
 

EDA 49
\2600
クシシュトフ・メイエル(1943-):ヴァイオリンとピアノのための作品集
 遮られたカプリッチョ Op.93 ~ヴァイオリンとピアノのための(2000)
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 Op.36(1975)
 ミステリオーソ Op.83 ~ヴァイオリンとピアノのための(1994)
 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 Op.133 ~コーリャ・レッシングに捧ぐ(2018)
 Geigen-Krämchen Op.55 ~ヴァイオリンとピアノのための7つの小品(1981)
コーリャ・レッシング(ヴァイオリン)
ライナー・マリア・クラース(ピアノ)

 ポーランドのアヴァンギャルド最前線、クシシュトフ・メイエル80歳記念盤!

 録音:2023年2~6月/64:17

 ポーランドを代表する現代作曲家クシシュトフ・メイエルの80 歳を記念したヴァイオリン作品集。
 メイエルの作品に精力的に取り組んできたコーリャ・レッシング による演奏です。無伴奏ソナタの2 番は彼に捧げられたもので、世界初録音。
 バルトークの『ミクロコスモス』の伝統を受け継ぐ、若いヴァイオリニストのために書 かれた『Geigen-Kramchen』も収録。
 どの曲も卓越したヴァイオリン書法が見られ、楽器のエネルギーを活かしきったアヴァンギャルドな音楽になっているのが たまりません。

 クシシュトフ・メイエルはペンデレツキやブーランジェに学んだ作曲家。ケルン音楽大学で作曲の教授として長年教鞭を執り、ポーランドとドイツの文化交流の架 け橋として重要な役割を果たしています。
 彼の音楽は、前衛的な音楽語法のなかに大きな暗示と物語性を持たせたもので、一見強烈な表現でさえも何か特別で魅 力的な意味を感じさせるような奥深さがあります。
 



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HARMONIAMUNDI



HMX 2904095
(3CD+1Blu-Ray)
\5400→\4990
ファウスト、ケラス、メルニコフ、エラス=カサド& FBO
 THE SCHUMANN TRILOGY~協奏曲&ピアノ三重奏全曲
  名盤が3CD + 1BDのボックスで登場!
    映像には初出の「序曲、スケルツォと終曲」も収録


 ~CD~
  シューマン:
   [CD1]
    ヴァイオリン協奏曲 WoO 1 ニ短調(32:12)、
    ピアノ三重奏曲 第3番 ト短調 op.110(29:13)
   [CD2]
    ピアノ協奏曲 イ短調 op.54(31:38)
    ピアノ三重奏曲 第2番 ヘ長調 op.80(26:09)
   [CD3]チェロ協奏曲 イ短調 op.12(22:40)
    ピアノ三重奏曲第1番ニ短調op.63(32:09)

 ~Blu-Ray VIDEO~(120:41)
  シューマン:
   ・序奏、スケルツォと終曲 ホ長調 op.52
   ・ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
   ・ヴァイオリン協奏曲 WoO 1 ニ短調
   ・チェロ協奏曲 イ短調 op.12
イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)
ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)
アレクサンドル・メルニコフ(フォルテピアノ)
パブロ・エラス=カサド(指揮)
フライブルク・バロック・オーケストラ
 (コンサートマスター:
  アンナ・カタリーナ・シュライバー)

 ファウスト、ケラス、メルニコフ、エラス=カサド& FBO、最強のメンバーによるシューマンが3 CD + 1BDボックスで登場!映像には初出の「序曲、スケルツォと終曲」も収録!

 (ヴァイオリン/1704年製ストラディヴァリウス[スリーピング・ビューティー])
 (チェロ/ジョフレド・カッパ[1696年])
 (フォルテピアノ/【協奏曲】1837年製エラール、【ピアノ三重奏曲】ジャン=バティスト・シュトライヒャー(ウィーン, 1847年)/いずれもエドヴィン・ボインク・コレクション)

 録音:2014年5,8,9月、テルデックス・スタジオ・ベルリン/映像収録:2014年3月25日、ベルリン・フィルハーモニー/16/9、All regions、Full HD、Audio: Stereo HD、2h54'

 ファウスト、ケラス、メルニコフというスーパースターたちによる、シューマンの協奏曲+ピアノ三重奏曲プロジェクトがボックスで登場します!
 映像は再登場にあわせてブルーレイ化、さらに単独で発売されていた時には含まれなかった管弦楽曲「序曲、スケルツォと終曲」が収録されております!

 イザベル・ファウスト(ヴァイオリン)、ジャン=ギアン・ケラス(チェロ)、アレクサンドル・メルニコフ(ピアノ)という、いまや世界が認める存在となった三人に よる、シューマン・プロジェクトが始動します。
 シューマンの協奏曲3曲(ピアノ・ヴァイオリン・チェロ協奏曲)+ピアノ三重奏曲3曲のレコーディングをするという このプロジェクトは、3 人が、ヨーロッパでシューマンのピアノ三重奏曲を演奏するツアーを行った際に持ち上がったといいます。
 楽器は、ガット弦の弓を張った弦 楽器、そしてフォルテピアノで、ということになり、オーケストラもソロ楽器に合った編成のフライブルク・バロック・オーケストラに決定。
 指揮はパブロ・エラス=カ サド。オケとソロ楽器の素晴らしいバランス、自然なアーティキュレーションで作品に対する既成概念を払拭するような、まさにこの顔ぶれでしか為し得ない水準で の、新しいシューマン像が完成しました。

 各独奏者に特化してリリースされていたHMC 902196, 902197, 902198およびKKC 5477, 5618, 5617は廃盤となります。
 
 


HMM 932002
(2CD)
\4200
珠玉の名演、再登場
 トリオ・ヴァンダラー
シューベルト:ピアノ三重奏曲集

 [CD1]
  (1)ピアノ三重奏曲第1番Op.99 D.898 変ロ長調
  (2)ノットゥルノ 変ホ長調 D.897
 [CD2]
  (1)ピアノ三重奏曲第2番 Op.100 D.929 変ホ長調
  (2)ソナタ楽章 変ロ長調 D.28
トリオ・ヴァンダラー
 [ジャン=マルク・フィリップス・ヴァイジャベディアン(Vn)、
  ラファエル・ピドゥ(Vc)、
  ヴァンサン・コック(Pf)]

 トリオ・ヴァンダラーの珠玉の名演シューベルト、再登場

 録音:2000年7月10-14日、メス・アルスナル

 1987年結成のトリオ・ヴァンダラー。ピアノ三重奏曲の粋を追求し続け、聴き手にピアノ三重奏というアンサンブルが最上の次元の音楽を展開し続けています。
 そんな彼らが2000年に録音したシューベルトのピアノ三重奏曲集が再々登場します(これまでに、LDC 2781132、HMC 902002(いずれも廃盤)で発売 されていました)。

 一人一人をとっても物凄い名手のトリオ・ヴァンダラー。そんな三人による音楽は、どこまでも自然で、横の流れの美しいもの。
 お互いの音楽性を認め合って、 お互いの音楽性を知り尽くしているからこその結晶といえるでしょう。
 トリオ第2番の2楽章冒頭、「バリー・リンドン」でも使われた有名な旋律は心震える美しさです。
 



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HAENSSLER



HC 23081
(4CD)
\6300→\5790
ハイデルベルク交響楽団によるハイドンの交響曲全曲録音
 新巻4作をまとめて発売!(単売でのリリースはありません)
  ハイドン:交響曲全集 Vol.28~31

 CD1 Vol.28(77'54)
  (1)交響曲第16番 変ロ長調 Hob.I:16
  (2)交響曲第72番 ニ長調 Hob.I:72
  (3)交響曲第12番 ホ長調 Hob.I:12
  (4)交響曲第13番 ニ長調Hob.I:13
 CD2 Vol.29(70'59)
  (5)交響曲第21番 イ長調 Hob.I:21
  (6)交響曲第22番 変ホ長調 Hob.I:22「哲学者」
  (7)交響曲第23番 ト長調 Hob.I:23
  (8)交響曲第24番 ニ長調 Hob.I:24
 CD3 Vol.30(73'01)
  (9)交響曲第28番 イ長調 Hob.I:28
  (10)交響曲第29番 ホ長調 Hob.I:29
  (11)交響曲第30番 ハ長調 Hob.I:30「アレルヤ」
  (12)交響曲 ニ長調 Hob.deest
 CD4 Vol.31(78'04)
  (13)交響曲第55番 変ホ長調 Hob.I:55「学校の先生」
  (14)交響曲第68番 変ロ長調 Hob.I:68
  (15)交響曲第67番 ヘ長調 Hob.I:67
ハイデルベルク交響楽団
ヨハネス・クルンプ(指揮)
KKC 6788/91
(4CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\7000

 ハイデルベルク交響楽団によるハイドンの交響曲全曲録音。第28集から第31集は4枚組のセットで一挙にリリース!

 セッション録音:(1)-(4)2021年3月/ヴィースロッホ、パラティン (5)-(8)2021年11月/バート・ヴィルトバート、トリンクハレ
  (9)-(12)2022 年3月、(13)-(15)2022 年6月/ハイデルベルク=プファッフェングルント、ゲゼルシャフトハウス
 DDD、CD1: 77'54、CD2: 70'59、CD3: 73'01、CD4: 78'04、

 颯爽としたピリオド・アプローチがたまらないハイデルベルク交響楽団によるハイドンの交響曲全曲録音。
 2023年春、ついに全曲録音が終了し、2024 年 に未発の第28集~第35集がリリースされます。
 第27集までは単売でリリースしておりましたが、第28 ~ 31集、第32 ~ 35集はそれぞれ4 枚組のセッ トの形で一挙にリリース。
 
 単売でのリリースはございません。当セットは第28 ~ 31 集をおさめたアルバムです!

 2020/2021年シーズンより音楽監督をつとめるヨハネス・クルンプ率いる当団の演奏は常に新鮮!
 ハイドンへの敬愛を感じさせる繊細な弱音から時に荒々 しいと思えるアプローチまで、当団ならではのエネルギッシュな演奏はユーモアに溢れており、非常に説得力のある解釈を示したクルンプの手腕も確かなものです。

 「ハイデルベルク交響楽団のハイドンは、力強さ、フレッシュさ、野性味、ユーモア、そして豊かな驚きに満ちており、この全曲録音がついに完成したことを 非常に嬉しく思います。
 当団との演奏は幸福への旅でもありました。それは、理想に向かうために、技術的な完璧さだけでなく、音楽への愛、特別なものを創 り出そうという団員の意志と結びついており、ヨーゼフ・ハイドンの交響曲の世界に完璧に当てはまっています」(ヨハネス・クルンプ)

 国内仕様盤(KKC-6788/91) はハイデルベルク交響楽団のヴィオラ奏者、矢崎裕一氏による日本語解説書付です。
 



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CHANDOS



RCHSA5324
(1SACD HYBRID)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3562
ジョン・ウィルソン(指揮)&シンフォニア・オヴ・ロンドン
 ラヴェル、バークリー、パウンズ:管弦楽作品集


 ラヴェル:クープランの墓 M68a(1919)
 レノックス・バークリー(1903-1989):
  ディヴェルティメント Op.18(1943)
 アダム・パウンズ(b.1954):
  交響曲第3番(2021)(世界初録音)
ジョン・ウィルソン(指揮)
シンフォニア・オヴ・ロンドン
CHSA5324
(1SACD HYBRID)
\3000→\2790

 ジョン・ウィルソン&SOL!ラヴェルとそのDNAを受け継ぐ作曲家たち!

 ☆「管弦楽作品集」や「ダフニスとクロエ」で抜群の演奏を聴かせてくれたジョン・ウィルソン&SOLが贈る新たなラヴェル作品は《クープランの墓》!
 ☆さらにラヴェルの孫弟子にあたるアダム・パウンズがジョン・ウィルソン&SOLに捧げた交響曲第3番を世界初録音!

 ジョン・ウィルソン自身が改訂した新しい楽譜を採用した「ラヴェル:《ダフニスとクロエ》全曲」(RCHSA5327/CHSA5327)が絶大な反響を呼ぶなか、ジョン・ウィルソン&シンフォニア・オヴ・ロンドンの次なるアルバム、「ラヴェル、バークリー、パウンズ:管弦楽作品集」がリリースされます!

 レコード・アカデミー賞、英グラモフォン賞を獲得した「管弦楽作品集」(RCHSA5280/CHSA5280)や前述の「《ダフニスとクロエ》全曲」で最高水準のラヴェルを聴かせてくれた彼らによる「クープランの墓」がまずは聴き逃がせません。
 また同コンビが「弦楽のためのイギリス音楽」(RCHSA5264/CHSA5264)でも取り上げていたレノックス・バークリーは1920年代にラヴェルと親交を深め、ラヴェルのイギリス滞在中には通訳やガイドを務めたほか、作曲も直接教わっていました。
 その後ラヴェルの勧めによりパリでナディア・ブーランジェに師事、特に若い頃はラヴェルやフランス音楽の影響を感じさせる作風を持ち味としていた作曲家です。
 本作では表情の異なる4つの楽章からなるディヴェルティメントを収録。

 そしてそのバークリーに個人的に作曲を学んだのが最後に収録された1954年生まれのアダム・パウンズ。
 2021年に作曲されジョン・ウィルソン&SOLに捧げられた交響曲第3番が今回世界初録音されました。
 いつもの如く厚みのある煌びやかなサウンドと精緻なアンサンブルで安定した演奏を展開するジョン・ウィルソン&SOL。2024年もますます評価を高めてゆくことを確信させる1枚に仕上がっています。

 ※録音:2022年11月22日-24日、セント・オーガスティン教会(キルバーン、ロンドン)
 
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RCHSA5301
(1SACD HYBRID)
【国内仕様盤】
\3562
エドワード・ガードナー(指揮)&ベルゲン・フィル
 グリーグ:交響的舞曲


 エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):
  交響的舞曲 Op.64(1896 rev.1898)
  ベルグリョート Op.42(1870-71 rev.1885)
   (朗読と管弦楽のためのメロドラマ)*
  南の修道院の前で Op.20(1870-71)
   (ソプラノ、アルト、女声合唱と管弦楽のための)**
  リカルド・ノルドロークのための葬送行進曲 EG107
   (1866 orch.1907)
    (オーケストレーション:
     ヨハン・ハルヴォシェン(1865-1936))
エドワード・ガードナー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニック管弦楽団
ユーニ・ダール(朗読)*
マーリ・エーリクスモーエン(ソプラノ)**
アストリ・ノールスタ(メゾソプラノ)**
ベルゲンフィルハーモニック合唱団女声セクション **
エドヴァルド・グリーグ合唱女声セクション **
CHSA5301
(1SACD HYBRID)
\3000→\2790

 ガードナー&ベルゲン・フィル、グリーグ第2弾!

 ☆ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者、エドワード・ガードナー!
 ☆グリーグの名曲に焦点を当てた作品集!

 ノルウェーの名門オーケストラ、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を2015年から務め、2021年からはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めるエドワード・ガードナーによるエドヴァルド・グリーグの作品集!

 ベルゲン出身のグリーグはベルゲン・フィルの首席指揮者にも就いたことがある縁の深い関係で、ガードナー&ベルゲン・フィルによるグリーグ録音は、「ピアノ協奏曲&ペール・ギュント」(CHSA5190)に続く第2弾となります。また、スチュアート・スケルトンをタイトルロールに据えた「ブリテン:ピーター・グライムズ」(CHSA5250)は英グラモフォン賞2021の「Recording of the Year(年間最優秀レコード賞)」を受賞しています。

 《交響的舞曲 Op.64》は4つの楽章が一緒になって統一感を持っており、交響曲的な要素を含んでいます。
 この作品はグリーグの他の作品と同様に、伝統的なノルウェーの民謡などから多くのインスピレーションを得て作られています。

 このアルバムの最後に収録されている《リカルド・ノルドロークのための葬送行進曲 EG107》は、グリーグが親友であったリカルド・ノルドロークのために作曲したもので当初はソロ・ピアノの作品として出版されました。
 その作品をグリーグの葬儀のためにベルゲンへ向かう途中であったヨハン・ハルヴォシェン(1865-1936)が、管弦版にアレンジしたものが収録されています。

 ※録音:2021年8月23日-27日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
 




MUSIKMUSEUM

MMCD13032
\2700
スモール・イズ・ビューティフル ~
 室内アンサンブルのためのバロック管弦楽作品集

  ゴットフリート・フィンガー:
   トランペット、オーボエと通奏低音のためのソナタ
   2つのヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタ Op.5-3
   2つのフルートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ Op.4-6
   2つのトランペット、2つのオーボエ、
   2つのヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ
  テレマン:
   クラリネット、2つのオーボエと
    通奏低音のための協奏曲 TWV 43:D7
   フルート、オーボエ、ヴァイオリンと
    通奏低音のための四重奏曲 TWV 43:G6
  J.S.バッハ:
   ブランデンブルク協奏曲第2番 ヘ長調 BWV 1047
チロル・バロック・インストゥルメンタリステンの
 ソリスト・アンサンブル

 チロル地方の古楽器奏者が集う、室内アンサンブル作品集!
 チロル州立博物館の自主レーベル「Musikmuseum」の取り扱いを開始します。

 チロル地方のバロック楽器奏者が集まって行った今回のプロジェクトは、バロック・トランペット奏者のシュテファン・エンネモーザーによって行われたクラウドファンディングから始まりました。
 このプロジェクトの最大の目的は《ブランデンブルク協奏曲第2番》を弦楽器トゥッティのない4つの独奏楽器と通奏低音だけを備えたオリジナルと思われるバージョンでどのように聞こえるかということです。
 極限までしぼられた編成による響きをお楽しみください。

 ※録音:2017年9月11日-15日
 
 

MMCD13031
\2700
オー・アニマ・メア ~ モテット&器楽集
 ゲオルク・アルノルト:Factus est repente、Canzona Ⅳ
 インゲニュン・モリトール:オー・アニマ・メア
 アルノルト:Benedic domine、アリア
 モリトール:Millies saluto te
 アルノルト:Estote fortes in bello
 モリトール:Sic ergo, bone Jesu
 アルノルト:
  カプリッチョ第1番、Omnipotens et misericors Deus
 モリトール:Sive comedam sive bibam
 アルノル:
  カプリッチョ第13番、Surge, illuminare, Jerusalem
 モリトール:Laudabo dominum in vita mea
ヴィータ&アニマ、他

 1999年に鍵盤奏者であるペーター・ヴァルトナーによって設立された古楽アンサンブル、ヴィータ&アニマによるゲオルク・アルノルトとインゲニュン・モリトールの作品集。
 彼らはどちらもオルガン奏者として活躍した作曲家で、インゲニュン・モリトールはボーゼンにあるフランシスコ会修道院でオルガン奏者として、ゲオルク・アルノルトはバンベルクで宮廷オルガン奏者として働いていました。

 ※録音:2015年5月4日-5日
 
 
MMCD13040
(2CD)
特別価格
\3900
スティレ・ヌーヴォー オデカトン、ラ・ヴェネクシアーナ、
アンサンブル・プリシュナ、他
 クリストフ・セッツル:みどり児ベツレヘムに生まれたまえり/
 ジャコモ・フィネッティ:天使は羊飼いに言った/
 オルフェオ・ヴェッキ:いと高きにある神に栄光あれ/
 ベルナルド・ストラーチェ:パストラーレ/
 セッツル:賛美の歌を響かせよ、Dormi fili/
 ヴィンチェンツォ・パーチェ:今日われらのために天より真の平和が降り来た/
 ヨハン・シュタットルマイアー:Quis mutuos amores/
 ストラーチェ:パッサカリア/
 セッツル:博士たちは星を見て/
 フェリーチェ・アネリオ:すべての者はシバより来たらん/
 フィネッティ:言葉は肉となり/
 セッツル:Hodie beata virgo Maria/
 不詳:Deus in adiutorium-Domine ad adiuvandum/
 シュタットルマイアー:Dixit Dominus/
 セッツル:御身はまことに幸いなる者/
 シュタットルマイアー:主の僕たちよ、主をほめたたえよ/
 セッツル:愛する者よ,あなたはすべてに美しい/
 シュタットルマイアー:われ喜びに満てり/
 ダリオ・カステッロ:ソプラノとバスのためのソナタ第2番/
 セッツル:Hodie beata virgo Maria/
 シュタットルマイアー:Nisi Dominus/
 セッツル:Veni electa mea/
 シュタットルマイアー:エルサレムよ、主を讃めたたえよ/
 カステッロ:Sonata decimaterza a due sporani e due bassi/
 不詳:めでたし、海の星よ/
 シュタットルマイアー:5声のマニフィカト

 このアルバムは曲集『Promptuarium musicum』(1627年)に収められたクリスマスの楽曲と1641年にイタリアのブリクセンで聞かれた可能性のある晩課のための音楽を組み合わせたものです。
 チロル出身の作曲家であるクリストフ・セッツルやヨハン・シュタットルマイアー及び彼らと同時代の作曲家の作品が収められており、アルプス以北にもイタリア風の教会音楽が広まっていたことを証明しています。

 ※録音:2016年1月7日-8日&2000年7月29日
 
 

MMCD13033
\2700
鍵盤楽器のためのバロック作品集
 ヤン・ツァハ:フーガ ト短調
 アレッサンドロ・ポリエッティ:
  Aria alemagna con alcuni variazioni sopra l'eta della Maesta Vostra
 ゲオルク・ムッファト:
  チャコーナ、パッサカリア、 Nova Cyclopeias harmonica
 ヘンデル:
  フーガ第1番 HWV605、フーガ第2番 HWV606、
  フーガ第3番 HWV607、フーガ第4番 HWV608、
  フーガ第5番 HWV609、フーガ第6番 HWV610
 レオポルト・マリアン・シュテッヒャー:フーガ
ペーター・ヴァルトナー
 (ハープシコード、オルガン、クラヴィコード)

 南チロルのマリエンベルクのベネディクト会修道院の音楽図書館に残されていた作品を、ペーター・ヴァルトナーがハープシコード、オルガン、クラヴィコードを弾き分けて収録しました。
 その中でもアレッサンドロ・ポリエッティの作品は世界で唯一印刷版の曲集が残されており、非常に貴重なものです。

 ※録音:2017年
 



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SIGNUM



XSIGCD778
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
プッチーニ没後100年
 カルロ・リッツィ(指揮)&ウェールズ・ナショナル・オペラ管
プッチーニ:交響的組曲集

 プッチーニ/カルロ・リッツィ:
  交響的組曲《蝶々夫人》、交響的組曲《トスカ》
 プッチーニ(カルロ・リッツィ校訂):
  交響的前奏曲、交響的前奏曲(オリジナル版)、交響的奇想曲
ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団
カルロ・リッツィ(指揮)
SIGCD778
\2700→\2490

 プッチーニ没後100年!カルロ・リッツィが「蝶々夫人」や「トスカ」を交響的組曲にアレンジ!

 ☆カルロ・リッツィがアレンジした交響的組曲版で聴くプッチーニの「蝶々夫人」&「トスカ」!
 ☆「交響的前奏曲」は大幅なカットがされていないオリジナル版も併せて収録!

 ミラノ・スカラ座のコレペティートルを務めた経歴を持ち、日本においても新国立劇場に登場し絶賛されるなどオペラハウスとコンサートホールの両方で世界的に高い評価を重ねるイタリアの指揮者、カルロ・リッツィがプッチーニの名作オペラ「蝶々夫人」と「トスカ」を交響的組曲にアレンジ!
 リッツィが通算10年以上にわたって音楽監督として国際的な水準に育て上げ、現在は桂冠指揮者として良好な関係を継続するウェールズ・ナショナル・オペラを起用し、プッチーニの没後100年となる2024年に大注目の1枚を送り出します。

 声楽パートをカバーするために必要以上に手を加えることをせず、オリジナルのオーケストレーションを最大限に保ちながら管弦楽のみで作品の魅力を最大限に引き出すというプッチーニを知り尽くすリッツィならではの秀逸なアレンジは必聴。
 またプッチーニが遺した数少ない管弦楽作品である「交響的前奏曲」(大幅なカットがされる前のオリジナル版も含む2種収録!)と、よりドラマチックでスケールの大きな「交響的奇想曲」というカップリングも魅力的です。
 リッツィはプッチーニのオペラを愛する人はもちろん、普段はオペラハウスよりもコンサートホールに惹かれることが多い人たちともプッチーニの魅力を分かち合い、アニバーサリー・イヤーを祝いたいと語っています。

 ※録音:2022年12月15日-16日、ウェールズ・ミレニアム・センター ホディノット・ホール(カーディフ、ウェールズ)
 



<国内盤> 

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TOBU



TBRCD 0151/54
(4CD)
\4400
没後50周年記念
 「近衞秀麿
   京都大学交響楽団との歴史的名演集1964-1971」
近衞秀麿(指揮) 
京都大学交響楽団   
 CD1 第96回定期演奏会
  (1)リスト:交響詩「前奏曲」(1964年12月21日大阪公演 大阪サンケイホール)
  (2)ベートーヴェン:交響曲第2番(ステレオ収録)
  (3)ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番(ステレオ収録)※
  (4)ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「村の鍛冶屋」(ステレオ収録)
   ((2)-(4)1964年12月16日京都公演 京都会館)
  (5)(ボーナストラック)
     ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
     (1964年12月21日大阪公演 大阪サンケイホール)
      ※京都公演の「レオノーレ」がステレオ感不安定のために
      ボーナストラックとして大阪公演の演奏を収録しております。

 CD2 第104回定期演奏会(1968年12月9日大阪公演 大阪厚生年金会館中ホール)
  (1)シューマン:交響曲第3番「ライン」 
  (2)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番(ピアノ:霧生トシ子)

 CD3 第108回定期演奏会(1970年12月21日大阪公演 大阪厚生年金会館大ホール)
  (1)モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」/
  (2)リヒャルト・シュトラウス:管楽セレナード/
  (3)グリーグ:二つの悲しい旋律/
  (4)マーラー:さすらふ若人の歌(メゾ・ソプラノ:市来崎のり子)
  (5)ワーグナー:歌劇「タンホイザー」序曲

 CD4 第109回定期演奏会(1971年6月28日大阪公演 大阪厚生年金会館中ホール)
  (1)グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲/
  (2)ドビュッシー:「小組曲」
  (3)ブラームス:交響曲第1番

 *楽譜はすべて近衞秀麿改訂版使用

 没後50周年記念!日本楽壇のオヤカタ 近衞秀麿、京都大学交響楽団との歴史的名演集1964-1971,4枚組!

 協力:近衞音楽研究所/原盤:PROMINENT CLASSICS

 晩年の近衞秀麿が密接な関係を築き上げたのが京都大学交響楽団。近衞は合宿にも参加し、長期間の練習で熱く指導した。
 時として学生を鼓舞し、叱咤し、激励して秘中の秘とも言える音楽を伝授した。ブラームスやモーツァルトの壮麗、豪快。
 ワーグナー、マーラー、リヒャルト・シュトラウスの心に染み入るしみじみさ。ロマン派直系の音楽家として大胆な表情付けで聞き手に迫るシューマン、ヨゼフ・シュトラウス。ベートーヴェンの格調。
 近衞がフルトヴェングラーに比肩する偉大な指揮者であることが証明されている。録音がほとんどモノラルなのは残念ながら鑑賞に不足はない。
 64ページに及ぶブックレットには、貴重な写真、当時のメンバーの証言を含めた菅野冬樹氏書下ろしの近衞へのオマージュ、金子建志氏が近衞版改訂の秘密に迫った分析を掲載した永久保存盤。

 近衞秀麿(このえひでまろ)
 近衞秀麿(1898~1973)は、五摂家筆頭の近衞家第29代当主であり、貴族院議長、学習院院長を歴任した政治家、近衞篤麿の二男として1898年(明治31)11月18日、東京に生まれる。
 7歳年上の兄(長男)は、日本の首相を三度務めた近衛文麿である。わが国のオーケストラの父ともいわれる巨匠。1923年からヨーロッパに留学。
 エーリヒ・クライバー、マックス・フォン・シリングス、ゲオルグ・シューマンらに指揮を師事。パリではダンディに作曲を学ぶ。
 後にベートーヴェンを代表格に多くの古典作品の改訂作業を行い、その偉業は「近衞版」として今なお研究の対象となっている。
 帰国後、日本交響楽協会を創立。のち改組して新交響楽団(現NHK交響楽団)を10年間主宰する。海外での活動も幅広く、ヨーロッパではベルリンフィルを始めとする90余のオーケストラを指揮。
 1937年にはアメリカでフィラデルフィア管、NBC交響楽団を指揮。
 1947年東宝交響楽団(現東響)、また近衛管弦楽団(ABC響の前身)を組織し、1960年にABC響とともにヨーロッパ演奏旅行を行なう。
 その後は日本フィル、読売日響等、各オーケストラに客演して死の直前まで指揮活動を続けた。愛称は「おやかた」でありこれは「親方」ではなく「お館」が転じたものであり、その芸風と風格が偲ばれる。日本芸術院会員。

 京都大学交響楽団
 1916年に創立され、100年以上の輝かしい歴史を持つ学生オーケストラである。設立時には、関西唯一の交響楽団として関西音楽界に大きな貢献をした。
 第2次世界大戦中、阪神大震災直後などの混乱した時期においてさえも年2回の定期公演を実施してきていたが、2020年新型コロナウイルス流行により、2年にわたって公演が中止された。エマヌエル・メッテル、近衞秀麿、朝比奈隆、山田一雄、佐渡裕、井上道義、尾高忠明等、世界的に活躍する指揮者を客演指揮にお招きし発展を遂げてきている。
 年2回の定期演奏会のほか、全国にわたる演奏旅行等、多彩な活動を行なっている。曲目もアマチュアには難曲といわれるものをレパートリーとして多くもっており、学生オーケストラとして全国的にも高水準を誇っている。







アール・アンフィニ

MECO-1081
(SACD HYBRID)
\3850
伊藤順一/レスポワール
 ラヴィーナ
  1.初めての告白 作品40
 フォーレ
  2.舟歌 第3番 変ト長調 作品42
 ドビュッシーベルガマスク組曲
  3.プレリュード / 4.メヌエット / 5.月の光 /
  6.パスピエ / 7.喜びの島 / 8.夢
 ラヴェルクープランの墓
  9.プレリュード / 10.フーガ / 11.フォルラーヌ /
  12.リゴドン / 13.メヌエット / 14.トッカータ /
  15.マ・メール・ロワ ~ 妖精の園
伊藤順一(ピアノ)

 DSD11.2MHz ハイレゾ・レコーディング/DXD384KHz ハイレゾ・ポストプロダクション
 企画制作:アールアンフィニ/発売:ミューズエンターテインメント/協力:ソニー・ミュージックソリューションズ
 録音:2023年3月9日&10日

 【フランス三大音楽院であるパリ国立、リヨン国立、パリ・エコール・ノルマルで薫陶を受けた伊藤順一のフランス・エスプリを味わう。】
 フランス三大音楽院であるパリ国立、リヨン国立、パリ・エコール・ノルマルで研鑽を積み、シャトゥ(フランス)、ステファノ・マリッツァ(イタリア)、マウロ・パオロ・モノポリ(イタリア)、ニース(フランス)の各国際コンクールでグランプリに輝いた伊藤順一、待望のセカンド・アルバムです。まさに生粋のフランス仕込みならではの洗練された解釈や透明感溢れる音色は、伊藤の真骨頂です。他の追随を許さない真のエスプリをご堪能下さい。

 アルバム「レスポワール」に寄せて

 この度は、セカンド・アルバム「レスポワール」をリリース出来ましたことを嬉しく思うとともに、制作に携わって下さった方々に改めて感謝申し上 げます。
 レスポワールとはフランス語で希望や期待という意味があり、それを曲から感じ取る、または見出したいと思い名付けました。
 デビューアルバムの発売後から、セカンド・アルバムはフランス作品のみに焦点を当てると決めていて、今回はフランスを代表する作曲家の フォーレ、ドビュッシー、ラヴェルの作品と、当時音楽サロンで演奏されていた知られざるラヴィーナの作品も収録しました。私自身、計8年間 のフランス留学で感じたフランス人の感性を少しでも表現出来るよう、想像を膨らませ、音色の多彩な変化に取り組みました。
 フランスを代表する3人の作曲家は、同じフランス人でも雰囲気や音の性格が全く異なるので、その点を明確に表現したつもりです。
 また、 ラヴィーナの作品は、当時サロンで演奏されていた気軽で馴染みやすいメロディーの曲なので、軽快さと物語を思い浮かべながら演奏してみ ました。
 時に、希望を見失ってしまうかもしれない困難な時代ですが、決して本質を見失わず、期待を持って音楽とともに未来に向かって歩んでい きたいと思います。
   伊藤順一(2023年12月)

 伊藤順一、そのピアニズムの魅力――意思の充溢と音の造形術

 演奏家の魅力はさまざまである。インパクトのある第一印象でぐっと人を惹き付けるピアニストもいれば、その魅力が聴くたびに少しずつ姿を 現すピアニストもいる。
 初めて聴く人にとって、伊藤の演奏の魅力を一度で捉えきることはおそらく難しい。しかしそれは、決して伊藤の演奏にインパクトが欠けてい るということではない。そのインパクトは、時間をかけて伊藤の演奏と向き合う人に、大地に雨がしみこむように、じっくりと浸透していくのだ。
 こうした伊藤の演奏の魅力の鍵は、演奏の隅々にまで充溢した意思にある。全体の構成、フレージング、声部の聴かせ方、音色をつくる 倍音、音の飛ばし方など、ピアノ表現のあらゆる面において、明確なビジョンがあるのだ。言い換えれば、きわめて情報量の多い演奏表現と いうことであり、一聴しただけではその魅力の片鱗に触れるだけで音楽は通り過ぎてしまう。しかし、二回目に聴くと、一回目に気づいたのとは 別のところで新しい気づきがある。またしばらく日を置いて聴くと、再び新たな発見があり、これが際限なく続く。平たく言えば、「飽きが来ない」 のだ。
 なぜそのような演奏が可能なのだろう。演奏会のステージに立つとき、伊藤は会場のあちこちに自分の耳を置き、聴かせるべき旋律は真っ 直ぐに飛ばし、伴奏声部は弧を描くように届くようなイメージを描くという。音がどのように聴き手に届くのかを判断し、瞬時にコントロールする 技量は、表現のあらゆる側面に見出される。
 演奏会場やピアノの条件はいつも同じとは限らず、演奏家はその都度新たな音づくりを迫られる。それを可能にするのは音と時間の造形 的創造力とでもいうべきもので、異なるピアノ、異なる楽曲で演奏しながら、瞬時の判断で音響の像を作り上げていく。こうした音の造形術 を、伊藤は持ち前の鋭い耳と感性によって身に着けてきた。楽譜に書かれることのない倍音に意識を凝らし和音を絶妙なバランスで響かせ る耳と指は、師であるアンリ・バルダの演奏とも無関係ではないだろう。この繊細さが、ドビュッシーをはじめとするフランスのピアノ曲において得 難い美点として表れていることは言うまでもない。
 音の造形術に加え、伊藤の演奏の魅力はその雄弁な語り口にもある。音の物語として聴き手に語りかける伊藤の演奏の秘訣は、感情の パレットの多彩さにある。たとえば「喜び」という色の中には「主人公の喜び」や「他人が喜んでいるのを見る喜び」があり、「悲しみ」の中には 「過去を思い出す悲しみ」や「現在の悲しみ」、あるいは「同情」がある。感情の質を見抜くばかりでなく、伊藤は感情の量にも思いを凝らす。 たとえば f (強く)という楽譜上の指示は、もはや物理的な強度ではなく、感情の密度である。楽譜上の記号を越えて生きた感情を直覚 する力は、子どもの心模様を描くアンリ・ラヴィーナ《初めての告白》でも存分に発揮されている。
 このCDは、ライヴとは異なる録音用に整えられた環境で収録されたが、伊藤はライヴの音色を再現することに注力している。実際、客席で 人間が聴くのとマイクが物理的に拾うのでは、音が相当に異なるため、随所でタッチを変えるなど工夫を凝らしている。そのおかげで、音色の 理想の基本的な部分については、奏者が目指すビジョンを充分に味わうことができるだろう。この録音で伊藤順一の魅力に触れた方はぜ ひ、伊藤順一の演奏会に足を伸ばして、彼の音の造形の瞬間に立ち会っていただきたい。そのたびに、新たな魅力を発見することになるだろ う。
   上田泰史(音楽学)
 




<映像>


ARTHAUS MUSIK(映像)



10 9461DVD
(DVD)
\3700

アンドレア・バッケッティ・ イン・コンサート

アンドレア・バッケッティ( ピアノ)
 J.S.バッハ:
  トッカータ ホ短調 BWV 914
  コラール:愛する御神にすべてを委ねる者は BWV 691
  前奏曲ハ長調 BWV846a(平均律クラヴィーア曲集第1巻 から)
  メヌエット(アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳 第2巻)
  ランス組曲 第5番 ト長調 BWV 816
 モーツァルト:幻想曲 ニ短調 K. 397,ロンド ニ長調 K.485
 ベートーヴェン:ピアノソナタ第20番ト長調 Op.49-2
 リスト:コンソレーション 第4番 変ニ長調
 L.J.ディーマー:ノクターン変ニ長調Op.15
 シューマン:子供のためのアルバム Op.68-35「ミニヨン」
 ドビュッシー:前奏曲第1集「夕べの大気に漂う音と香り」
 マリピエロ:シエスタ(昼寝)
 ショパン:ノクターン 変ロ短調Op.9-1,エチュード 第2番 ヘ短調Op.25-2
 ロッシーニ:純血種のタランテラ
 ハッセ:ソナタ ト長調
 ヴィラ=ロボス:オ・ポリシネロ(道化人形)
 ショパン:エチュード 第5番 変ト長調Op.10-5「黒鍵」

 イタリア、ジェノヴァを代表するピアニスト、アンドレア・バッケッティ、2015年にカルロ・フェリーチェ劇場で行ったライヴ映像がリリース!

 収録:2015年、ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場 (ライヴ)/画面:16:9 NTSC/音声:PCM ステレオ/107分

 イタリア、ジェノヴァを代表するピアニスト、アンドレア・バッケッティが、2015年に地元ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ劇場で行ったコンサートのライヴ映像 です。
 得意のバッハを中心に、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、シューマン、リスト、ドビュッシーの名曲、そしてヴィラ=ロボス、ロッシーニの秘曲や、マリピ エロ、ハッセなどのあまり知られていない小品を散りばめた多彩なプログラムが展開されています。

 アンドレア・バッケッティは、1977年、イタリア・ジェノバ生まれ。11歳という若さでクラウディオ・シモーネ指揮のイ・ソリスティ・ヴェネティと共演を果たし、 早くからピアニストとして頭角を現していました。
 録音はイタリア・ソニーを中心に数多く行っており、2014年ソニー・クラシカルよりJ.S.バッハの「鍵盤作品全 曲録音チクルス」、「フランス組曲(全曲)」が、2016年5月にはその第3弾となるJ.S.バッハの「ピアノ協奏曲全集」をリリース。
 また、バッハのインヴェンショ ンとシンフォニアのCD(DYNAMIC社)では、2011年4月のBBCミュージック・マガジンで"Discs of the Month(月間最優秀賞)"に選出。
 2021年に 録音したJ.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集第2巻」(10-9452CD)は、高い評価をうけています。
 

<LP>


ANALOGPHONIC(LP)


LP 43196
(2LP)
\12000
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6-8番
 クレーメル、アルゲリッチ
  [SIDE1] ヴァイオリン・ソナタ 第6番 イ長調 op.30-1
  [SIDE2] ヴァイオリン・ソナタ 第7番 ハ短調 op.30-2
  [SIDE3] ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 op.30-3
ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
アナログマスタリング:ライナー・マイヤール
 (エミール・ベルリナー・スタジオ)

 名手二人の壮絶なベートーヴェン、LP 初登場!

 180gLP盤プレス:オプティマル(ドイツ)
 録音:1993年12月、モントルー、ストラヴィンスキー・ホール/3Sides

 クレーメル46 歳、アルゲリッチ52 歳の時の録音。火花を散らしながらも、きらきらとしたリズム感、メヌエットなどでのチャーミングさ、そして互いの先の動き までをも完璧に予測しているような稀有のアンサンブル。
 神業ベートーヴェンが展開されています。
 
 


CNLR 2308
(2LP)
\12000

ドゥヴィ・エルリー/
 1971&1980年 ヴァイオリン・リサイタル

  [SIDE1]
   モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第41 番変ホ長調K.481 
  [SIDE2]
   シューベルト: ドイツ舞曲 D783 
   ベートーヴェン:
    ヴァイオリン・ソナタ第9 番イ長調 Op.47
     『クロイツェル』~第1楽章
  [SIDE3]
   クロイツェル~第2,3楽章
  [SIDE4]
   J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 ト短調 BWV 1001
   パガニーニ:カプリース第13番 変ロ長調
ドゥヴィ・エルリー(ヴァイオリン)
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)

 究極の美音。エルリー名演集、LP 初登場!

 180g重量盤・東洋化成(日本)プレス
 録音:1980年10月7日、パリ、サル・ガヴォー(ステレオ、ライヴ)…SIDE1-3
   1971年3月13日、パリ、メゾン・ド・ラ・ラジオ(ステレオ)…SIDE4
 4Sides。STEREO

 ドゥヴィ・エルリーは、1928 年パリ生まれ、1955 年のロン=ティボー国際音楽コンクールで優勝したフランスの名手(1928-2012)。フランスのヴァイオリン楽派の最重鎮で、マデルナ、ミヨー、マルティヌーらの作品の世界初演も手掛けました。
 ここでは、ブリジット・エンゲラー(1952-2012)との共演で、特にシュー ベルトにも思い入れのあったエンゲラーとの濃密なアンサンブルを楽しむことができます。
 とにかくその美音について語り継がれているエルリー。このたびのアナロ グ化により、エルリーの美音をより豊かに味わうことができるでしょう。
 
 

CNLR 2309
(LP)
\6900
ヤーノシュ・シュタルケル/ライヴ・イン・パリ1983
 [SIDE1]
  ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第3 番 イ長調 op.69
 [SIDE2]
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2 番 ニ短調 BWV 1008
ヤーノシュ・シュタルケル(チェロ)
アラン・プラネス(ピアノ)

 チェロのために生まれてきたシュタルケル、プラネスとの名演がLP 初登場!

 180g重量盤・東洋化成(日本)プレス
 録音:1983年11月18日、ラジオ・フランス・スタジオ104でのライヴ録音(STEREO)

 ヤーノシュ・シュタルケル(1924-2013)の名演がLP 初登場。ベートーヴェンでは、1970 年代から共演を重ねている名手アラン・プラネスとの一切のごま かしのないアンサンブルに注目です。
 SIDE2 には生涯をかけて取り組んでいたバッハが収められております。
 シュタルケルのバッハの中でも、リズムとそのシュタ ルケルらしい演奏で特に際立った名演とされています。
 

















12/19(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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ACCENT

ACC 24399
(2CD)
\3000→\2790
イル・ガルデリーノの名盤がセットになって復活
 ヨハン・フリードリッヒ・ファッシュ(1688-1757):種々の楽器のための協奏曲集
イル・ガルデリーノ
 [CD1]
  協奏曲 ニ短調 FWV L:d7(フルート2、オーボエ2、ファゴット2、弦楽と通奏低音)
  協奏曲 ニ短調 FWV L:d4(オーボエ、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音)
  協奏曲 イ長調 FWV L:A3(オーボエ、弦楽と通奏低音)
  協奏曲 ニ長調 FWV L:D11(フルート、オーボエ、弦楽と通奏低音)
  協奏曲 ト短調 FWV L:g1(オーボエ、弦楽と通奏低音)
  協奏曲 ニ長調 FWV L:D22(フルート2、オーボエ2、ファゴット2、弦楽と通奏低音)
 [CD2]
  協奏曲 ニ長調 FWV L:D3
   (トランペット3、ティンパニ、オーボエ2、ファゴット、ヴァイオリン、弦楽と通奏低音)
  協奏曲 ロ短調 FWV L:h1(フルート、オーボエ、弦楽と通奏低音)
  協奏曲 ト長調 FWV L:G11(オーボエ・ダ・カッチャ2、ヴィオラ2、ファゴット2、通奏低音)
  協奏曲 ニ長調 FWV L:D9(フルート2、弦楽と通奏低音)
  協奏曲 ハ短調 FWV L:c2(ファゴット、オーボエ2、弦楽と通奏低音)
  協奏曲 ニ長調 FWV L:D1(トランペット、オーボエ2、弦楽と通奏低音)

 華やかな演奏効果に心うたれる快演! 管楽器大活躍の多重協奏曲をまとめた イル・ガルデリーノの名盤が復活

 録音:[CD1]2007年6月/アントワープ、アウグスティヌス教会 [CD2]2011年1月/アントワープ、AMUZ/119:40

 バッハと同時代の作曲家で、作品の質も非常に高いファッシュの様々な編成による協奏曲が楽しめる2枚組アルバム。
 かつて2枚に分かれて出ていたもの(ACC-24182、ACC-24252:どちらも廃盤)をひとまとめにして再発したアルバムです。

 ファッシュが楽長を務めていたアンハルト=ツェルプストの宮廷楽団は管楽器への関心が高く、名手も多く在籍していました。
 その手腕を大いに振るうべく書かれ たであろうこれらの協奏曲は、フルート、オーボエ、トランペット、ファゴットなどが、時にヴァイオリン、ヴィオラとも組み合わされる大所帯の独奏群を持っていて、 とにかく華やかで演奏効果抜群。
 ヤン・デ・ウィンネ(Fl)、マルセル・ポンセール(Ob)、寺神戸亮(Vn)といった一流奏者がひしめくイル・ガルデリーノによる 演奏が曲のおもしろさを存分に知らしめてくれます。





 ヨハン・フリードリヒ・ファッシュ(Johann Friedrich Fasch, 1688年4月15日 - 1758年12月5日)は、ドイツ後期バロック音楽の作曲家。

 ブッテルシュテット出身。ヴァイセンフェルスで少年聖歌隊員を勤め、ライプツィヒの聖トーマス教会付属学校でヨハン・クーナウに音楽を師事し、コレギウム・ムジクムにも参加した。
 ドイツ全土で演奏旅行を行い、1714年にバイロイトの宮廷楽団にヴァイオリニストとして入団。グライツやルカヴェッツでも同様の地位を得た。1722年にツェルプストの宮廷楽長に就任し、没年までその地位にあった。

 現存する主要な作品にカンタータ、協奏曲、シンフォニア、室内楽などがある。その作品は存命中に一つも出版されず、声楽曲のほとんどと4つの歌劇は散逸している。とはいえ同時代人から高い評価を受けており、バッハはファッシュの多くの作品を写譜している。こんにちファッシュは、作曲様式から見て、バロック音楽と古典派音楽の橋渡しをした重要な作曲家として認識されている。





旧譜から
ヨハン・フリードリッヒ・ファッシュ
崇高で気高い宗教作品


cpo
555176
\2900→\2690
ヨハン・フリードリッヒ・ファッシュ(1688-1757):宗教的作品集
 1-21.ミサ曲 ト長調
  ソプラノ、アルト、テノール、バス独唱と
   4部合唱、2本のオーボエ、弦楽と通奏低音のための
 22-28.組曲 イ長調
 29-35.受胎告知のためのカンタータ
  「Ich danke dem Herrn von ganzem Herzen
    主に心より感謝いたします」
     ソプラノ、アルト、テノール、バス独唱と4部合唱、
      2本のオーボエ、弦楽と通奏低音のための
ヴェロニカ・ヴィンター(ソプラノ)
ダヴィッド・エルラー(アルト)
トビアス・フンガー(テノール)
マティアス・フィーヴェク(バス)

ヘルマン・マックス(指揮)
ライニッシェ・カントライ
ダス・クライネ・コンツェルト

 ドイツ後期バロック期に活躍した作曲家ファッシュ。ヴァイオリニストとして才能を開花させ、ドイツ全土で演奏旅行を行い、1714年にバイロイトの宮廷楽団に採用され、1722年にはプロイセン、ツェルプストの宮廷楽長に就任。その地で生涯を過ごしました。
 彼はツェルプストの音楽監督として、当時の宗教的傾向を研究し、それに見合った作品を書くことを自らに課し、全ての教会暦の日のためのカンタータを書いたとされていますが、その作品は存命中には出版されることがなく、管弦楽作品以外のほとんどは散逸してしまいました。
 このミサ曲ト長調は数少ない譜面が残存している宗教曲で、使われているテキストに細心の注意を払い、短い序曲のあと、最初にソプラノのソロが登場するなど言葉の意味を強調するために様々な手法が用いられています。
 ソロ楽器のオブリガートやアリアなどがふんだんに使われた華麗な作品を、名手ヘルマン・マックスが迫真の演奏で聴かせます。

  録音 2017年8月21-22日 Deutschlandfunk Kultur Kirche St. Trinitatis zu Zerbs


 
 
ACC 24393
\2700
2つのトランペットのためのハプスブルク音楽
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(c1623-1680):
  アリア付きソナタ
 アントニオ・ベルターリ(1605-1669):
  ソナタ«Sublationis»(1665)
 作者不詳(クロムニェジーシュ):6 声のソナタ
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー:4 声のソナタ«Amabilis»
 ヨハン・ハインリヒ・シュメルツァー(attr.):4 声のソナタ
 フィリップ・ヤコプ・リットラー(c1637-1690):8声のバレ(1675)
 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):
  二重奏曲第5番
 パヴェル・ヨセフ・ヴェイヴァノフスキー(1639-1693):
  ソナタ«Sancti Mauritii»(1666)
 ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバー:5声のソナタ 第7番
 アントニオ・ドラーギ(1634-1700):
  Sinfonia avanti il Santissimo Sepolcro: Il Terremonto (1682)
 フェルディアンド・トバイアス・リヒター(1651-1711):
  7声のソナタ(1689)
ジャン=フランソワ・マドゥフ(トランペット)
ユリアン・ツィンマーマン(トランペット)
バルバラ・コンラート(ヴァイオリン、指揮)
ロゼッティ・プレーヤーズ

 2本のナチュラル・トランペットがおりなす特別な音楽

 録音:2022年9月24-26日/ウィーン、フランツィスカーナー教会/57:38

 17世紀においてトランペットは特別な楽器でした。皇帝や高貴な人々にのみ許された楽器として存在し、また次第に教会の礼拝でも特別な場面で使われるようになり、ウィーンのハプスブルク宮廷やザルツブルクの教区が音楽の中心地となり、質の高いトランペットの音楽が生み出されていったのです。

 この時代のさまざまなトランペット作品をあつめ、ナチュラル・トランペットで演奏したのが当盤。
 ラ・プティット・バンドをはじめ数多くの古楽団体と共演しているナチュラル・トランペットの大名手ジャン=フランソワ・マドゥフと、彼の弟子でもある若い世代の逸材ユリアン・ツィンマーマンによる見事な演奏です。
 
 
ACC 24397
\2700
ヨハン・クリストフ・ペープシュ(1667-1752):
 シャンドス・アンセム集

  主にあって喜びなさい
  マニフィカト
  オーボエ独奏のための協奏曲 変ロ長調
  主を讃えよ、主の御名を讃えよ
シアラ・ヘンドリック(ソプラノ)
アレックス・ポッター(カウンターテナー)
ヒュー・カッティング(カウンターテナー)
ニコラス・マルロイ(テノール)
ニコラス・トッド(テノール)
ヴィタリ・ロジンコ(バス)
エドワード・グリント(バス)
デイヴィッド・ニューショルム(指揮)
カンタベリー大聖堂少女合唱団
ロバート・ローソン(指揮)
ティクル=フィドル・ジェントルメン音楽協会

 ヘンデルの後を継ぎ書かれたアンセム集

 録音:2023年4月21-23日/イギリス、ビショップスボーン、聖メアリー教会/63:50

 『シャンドス・アンセム』というとヘンデルの作品を思い浮かべる人が多いでしょう。
 これは初代シャンドス公爵ジェームズ・ブリッジスのために書かれた一連の カンタータですが、ヘンデルは次第にオペラに専念するようになり、ヨハン・クリストフ・ペープシュがその後任として作曲を引き継いでいました。
 ベルリンからロン ドンにうつり『乞食オペラ』で名をあげたペープシュはこの仕事に大いに力を入れ、楽器編成を拡大し、声楽の効果的な使い方を駆使して見事な作品を作り上げた のです。
 ヘンデルとの聴き比べもおすすめです。
 



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CHALLENGE CLASSICS



CC 72983
\2700→\2490
寺神戸亮、天野乃里子、山縣さゆり他
 オランダで活躍する名手が集結
ハイドン兄弟の協奏曲集

 (1)ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809):
    ヴァイオリン協奏曲第4番 ト長調 Hob.VIIIa/4
 (2)ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):
    ヴィオラとチェンバロのための協奏曲 ハ長調 P55, MH41
 
 カデンツァ作:寺神戸亮

神戸亮((1)ヴァイオリン、(2)ヴィオラ)
天野乃里子(チェンバロ、指揮)
「バロックの真珠たち」室内合奏団
 [山縣さゆり(ヴァイオリン)、
  迫間 野百合(ヴァイオリン)、
  森田芳子(ヴィオラ)、
  ルシア・スヴァルツ(チェロ)、
  ロベルト・フラネンベルク(コントラバス)]

KKC 6785
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 弟ミヒャエルの耳に愉しい秘曲も収録! 寺神戸亮、天野乃里子、山縣さゆり他、 オランダで活躍する名手が集結した 古楽最前線のひびき あたたかな抑揚で歌いつむぐ ハイドン兄弟の協奏曲集

 録音:2022年9月19-21日/ハールレム、ドープスゲジンデ教会/51:21

 ハイドン兄弟の協奏曲集。2曲ともあまり録音されませんが珠玉の名品です。
 オランダで活動する天野乃里子が設立した古楽アンサンブル「バロックの真珠た ち」による演奏で、寺神戸亮も参加。
 柔らかな抑揚をもつ演奏が特徴的で、古楽器のすっきりとした響きと音楽のあたたかさが融合した、新たな次元のピリオ ド演奏を提示。教会の残響を絶妙にとり入れた録音もすばらしく、贅沢なほどに心地よい響きに包まれます。

 兄ヨーゼフの『ヴァイオリン協奏曲第4番(1769)』は現存する最後のヴァイオリン協奏曲。
 エステルハージの宮廷楽団コンサートマスター、ルイジ・トマジー ニのために書かれたとされています。
 シンプルにして含蓄あるハイドンならではの磨きぬかれた音楽。
 急ぐことなくあたたかな音色でしなやかに弾きすすむ寺神 戸の独奏が曲の魅力を十二分に伝えてくれます。
 通奏低音チェンバロが美しく溶け込む全体の音響バランスもすばらしいです。

 弟ミヒャエルの『ヴィオラとチェンバロ(オルガンでも可) のための二重協奏曲(1762)』は、その編成からしてとても珍しいもの。
 ヴィオラ特有の音域と 音色がチェンバロとじつに好ましく絡みあい、楽器の選び方からして一本取れられたという感じの秘曲です。
 各楽器の持ち味を生かした書法が耳をおおいに愉し ませ、終楽章では天野がきらびやかな独奏を披露。
 落ち着き払ってたっぷりと歌われる緩徐楽章の合奏体としての美しさも絶品です。
 




EVIDENCE


EVCD 105
\2800
共感覚
 クリスティアン・シッテンヘルム:
  (1)ネコのワルツ / (2)窓を通して /
  (3)司祭館の恋人たち / (4)5つの花 /
  (5)リッケビー詩情 / (6)悲劇なし /
  (7)野生ソナタ / (8)灰色の前奏曲 /
  (9)灰色の桜 / (10)ザニア /
  (11)追いかける恋 / (12)壊れたトッカータ /
  (13)アイルウィン:さまよい
スヴェトラーナ・アンドレーエワ(ピアノ)

 BGMにも最適。ヒーリング系の絶美なピアノ曲

 録音:2022年4月/テルデックス・スタジオ(ベルリン)/ディジパック仕様、44'00"

 クリスティアン・シッテンヘルムは1963年生まれのフランスの作曲家。
 ルーヴル美術館の支援で作った「ダ・ヴィンチの翼」をはじめ「マッチ売りの少女」「人魚姫」などのミュージカルで人気となりました。
 作風は現代的でなく、ヒーリング系のポップな感覚あふれるピアノ曲でBGMとしても極上。

 「猫のワルツ」からおとめ座の星「ザニア」まで、彼のピアノ曲12篇をウクライナ出身の美人ピアニスト、スヴェトラーナ・アンドレーエワが繊細に奏でます。
 五拍子で咲く「5つの花」や桜の花まで、シッテンヘルムと感覚を共有できます。
 最後の曲のみアンドレーエワが注目する1993 年生まれの若き作曲家アイルウィン の作が収められているのも興味津々です。
 



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HAENSSLER

HC 23057
\2700→\2490
ミハイル・ポチェキンがドヴォルザーク・アルバムをリリース
 ドヴォルザーク:
  (1)ヴァイオリン協奏曲 イ短調 Op.53
  (2)ロマンス ヘ短調 Op.11~ヴァイオリンとオーケストラのための
  (3)マズルカ ホ短調 Op.49~ヴァイオリンとオーケストラのための
ミハイル・ポチェキン(ヴァイオリン)
スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団
ダニエル・ライスキン(指揮)

 名手ミハイル・ポチェキンがドヴォルザーク・アルバムをリリース!

 録音:2023年5月2~5日/ブラチスラバ(スロヴァキア)/DDD、50'03

 ミハイル・ポチェキンがドヴォルザークのヴァイオリンと管弦楽のための作品を録音。
 共演は2023年7月の来日公演も話題となったダニエル・ライスキン率い るスロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団です。
 ポチェキンは2009年にリトアニア、ヴィリニュスのヤッシャ・ハイフェッツ国際ヴァイオリン・コンクールに入賞。
 以後ロシア・ナショナル管弦楽団をはじめとする名だたるオーケストラとの共演を誇り、ヴァイオリニストの兄イヴァンとともに、多くの録音でも知られます。

 チェロ協奏曲の影に隠れてしまいがちなドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲ですが、豊かな旋律と技巧的な独奏が実に魅力的な作品です。
 カップリングには「ロ マンス」と「マズルカ」を収録。
 とても切ない旋律が印象的な「ロマンス」は弦楽四重奏曲第5番 ヘ短調より編曲された、非常にドラマティックな作品。
 一方「マズ ルカ」は名ヴァイオリニスト、サラサーテに献呈された作品。
 ともにオリジナルのヴァイオリン独奏とオーケストラ版で演奏されているのが嬉しい限りです。





ミハイル・ポチェキン旧譜から
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ


SM298
(2CD)
\3600→\3290
J.S.バッハ(1685-1750):
 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ BWV1001-1006

【CD1】
 ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
 パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
 ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003
【CD2】
 パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
 ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
 パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006
ミハイル・ポチェキン(ヴァイオリン)

 2009年、リトアニア、ヴィリニュスで開催された“ヤッシャ・ハイフェッツ国際ヴァイオリンコンクール”に入賞、一躍注目を浴びたロシアのヴァイオリニスト、ミハイル・ポチェキン。
 世界各国のオーケストラと共演し、名指揮者たちからも熱い信頼を寄せられている注目の奏者です。
 1990年生まれのポチェキンが、30歳になる前の一区切りとして挑戦したバッハの「無伴奏ソナタとパルティータ」には、フレッシュな感性と熱い情熱が満ち溢れています。

 録音 2017年12月21日-2018年1月18日 TV and Radio House of「Culture」第1スタジオ

 
 


HC 23053
\2700
ペーター・ルジツカの注目作、「ベンヤミン交響曲」と「エレジー」
 ぺーター・ルジツカ(1948-):
  (1)ベンヤミン交響曲~独唱、児童合唱とオーケストラのための
  (2)エレジー
リニ・ゴング(ソプラノ)
トーマス・バウアー(バリトン)
フランクフルト歌劇場児童合唱団
フランクフルト放送交響楽団
ペーター・ルジツカ(指揮)

 ドイツの現代作曲家ぺーター・ルジツカの注目作、「ベンヤミン交響曲」と「エレジー」

 録音:(1)2019年3月29日、(2)2023年4月17日/hrゼンデザール(フランクフルト)/DDD、48'55

 ドイツの文芸批評家、哲学者ヴァルター・ベンヤミン(1892-1940)の壮絶な人生を描いたペーター・ルジツカ(1948-)作曲の「ベンヤミン交響曲」。
 第二次世界大戦中、ナチスからの逃亡中にピレネーの山中で服毒自殺を遂げたとされてきたベンヤミンですが、近年の研究で暗殺説も浮上しています。
 ドイツ出身のア メリカ政治哲学者、思想家ハンナ・アーレントは(1906-1975)はベンヤミンを「文の人」と呼んでいました。

  ルジツカはハンブルク州立歌劇場、ハンブルク・フィルの音楽を務め、ハンブルク音楽演劇大学の教授も務めます。
 これまで多くの自作自演を録音してきており、 現代ドイツを代表する作曲家としても知られます。
 ベンヤミンの思想と彼の人生を音化したルジツカ。夢と現実が交錯する暗示的な冒頭からはじまり、7つの物語、 計10曲で展開されます。
 カップリングの「エレジー」はワーグナー作品から着想を得て作曲。こちらもルジツカの才能あふれる作品となっております。
 



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HARMONIAMUNDI



HMM 905336
\3100→\2890
仏HM、本気です
 オケは世界初録音したトロント交響楽団
  指揮は新音楽監督グスターボ・ヒメノ
   ピアノはまさかのマルク=アンドレ・アムラン
    マルトノはパリ国立高等音楽院マルトノ科教授ナタリー・フォルジェ

  オヴィリエ・メシアン(1908-1992):トゥーランガリラ交響曲

   ピアノ独奏、オンド・マルトノ独奏、
    大オーケストラのための(1990年改訂版)
マルク=アンドレ・アムラン(ピアノ)
ナタリー・フォルジェ(オンド・マルトノ)
トロント交響楽団
グスターボ・ヒメノ(指揮)
KKC 6787
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3500

 完璧なリズム、絢爛なるハーモニー ピアノとマルトノの官能的な対話、トゥーランガリラ交響曲を初録音したトロント交響楽団、新音楽監督ヒメノ×アムラン×ナタリー・フォルジェによる 2023年最新録音にして決定的名盤!

 録音:2023年5月、ロイ・トムソン・ホール、トロント(カナダ)

 トゥーランガリラ交響曲。メシアンの最初の大規模な管弦楽曲であり、フランス生まれの電子楽器オンド・マルトノが用いられているほか、ピアノやチェレスタ など鍵盤楽器も登場する編成、そしてその壮大なスケールで音楽史上燦然と輝く大名作のひとつです。
 ここでまた注目の新譜が登場します!

 管弦楽は、1968年に、小澤征爾指揮、メシアン立ち合いのもと、本作を世界初録音したオーケストラであるトロント交響楽団。
 1922年に設立された同団の100周年記念の一 環として、大変に力の入ったプロジェクトといえるでしょう。
 音楽監督に新しく就任したヒメノ(2020/21 のシーズンから音楽監督に就任。ルクセンブルク・フィ ルの音楽監督でもあります) との初共演盤でもあります。
 ピアノにはカナダを代表するピアニスト、マルク=アンドレ・アムラン。マルトノにはメシアン研究家で、 ツェンダーやカンブルランら様々な指揮者とも共演しているナタリー・フォルジェ。
 2016年よりパリ国立高等音楽院でマルトノ科の教授も務めている人物です。

 トゥーランガリラ交響曲はトリスタンとイゾルデの伝説に基づいておりますが、究極的には「愛の歌」であり「喜びへの讃歌」であるとし、愛について、メシアンは、 内省的な部分と壮大な部分、あるいは官能的で親密な部分と巨大なリズム・エネルギーの動き、といった対照的な状態をもって描かれていきます。
 そのダイナ ミクス、色彩、感情の豊かさを類を見ないものです。
 ヒメノ率いるトロント交響楽団は、すべてのエネルギーを重ね合わせてこの作品に挑み、さらに本作を何度 も演奏したことがあるナタリー・フォジェのマルトノの妖しい魅力、そしてこちらも本作を何度も演奏したこともあるアムランの輝かしい音色、すべてが一体となっ て、このメシアンの大傑作を一大スペクタクルとして響き渡らせます。

 
 




INITIALE


INL 19
\2500
ヴェルブンコシュ
 (1)コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタOp.8
 (2)同:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲Op.7
 (3)バルトーク:チェロとピアノのためのラプソディ第1 番Sz.88
ヴォロージャ・ファン・クーレン(チェロ)
ダヴィド・ペトルリク(ヴァイオリン)(2)
テオ・フシュヌレ(ピアノ)(3)

 辛口チェロの新星登場

 録音:2018年12月/パリ音楽院/ディジパック仕様、65'00"

 アルバム・タイトルのヴェルブンコシュとは18世紀末から19世紀半ばまで流行したハンガリー舞曲。
 リストをはじめバルトークやコダーイらハンガリー精神の強 かった作曲家たちが作品に採り入れて民族色を打ち出しています。
 ここではブザンソン生まれの若きチェロ奏者ヴォロージャ・ファン・クーレンが辛口の解釈を聴 かせます。
 ヴォロージャ・ファン・クーレンはローラン・ピドゥー門下で、2018年のフォルジュルネ音楽祭に来日公演を行ったチェロ界期待の新星。
 このアルバム は無伴奏に始まり、ヴァイオリン、ピアノとの二重奏でハンガリー音楽の魅力を満喫させてくれます。
 
 

INL 20
\2500
涙・・・
 (1)アペルギス:
  トリプル~フルート、クラリネット、トランペットのための
 (2)リカルド・ニルニ:
  涙こそ物の本質~トランペットとチェロのための
 (3)ピエール・フレ:
  壁が崩れ落ちているところ~
   ダブルトランペットとエレクトロニクスのための
 (4)マノン・ルポーヴル:
  サイクロジェネシス~フルート、トランペット、声のための
 (5)クルターグ:
  ペーテル・ボルネミサの言葉~
   トランペット、コントラバス、鍵盤楽器のための
ノエ・ニルニ(トランペット)
シャルベル・シャルベル(チェロ)(2)
ロリアーヌ・モードリ(クラリネット)(1)
ヴィオラ・パソ(ピアノ)(5)
マリー・ランヴィエ(声)(4)
アガ・ラトヴォ(鍵盤楽器)(5)
リラ・レグラ(コンドラバス)(5)
ウェンディ・ヴォ・コン・トリ(フルート)(1)

 要注目! トランペットに新しい風!!

 ディジパック仕様、52'35"

 トランペット界に注目の新星が現れました。
 パリ音楽院とハンス・アイスラー音楽大学で学んだノエ・ニルニ。
 バーゼル・シンフォニエッタの奏者を務めるかたわら、様々な楽器とのコラボを追求するなど活動が注目されています。

 このアルバムも彼のこだわりがこもったもので、木管楽器や弦楽器、声楽のほか電子音響との共演も果たしています。
 本人も通常のトランペットのほか、ベルがふたつ付いたダブルトランペット演奏も披露。
 輝かしい音色と驚きのテクニックで、今後スターになること間違いなしの逸材と申せましょう。
 




MIRARE



MIR 688
\2800
20世紀前半、女性作曲家~デュール (Duelles)
 (1)ヘンリエッテ・ボスマンス:ヴァイオリン・ソナタ(1918)
 (2)グラジーナ・バツェヴィチ:カプリス第3番(1930)
 (3)ドラ・ペヤチェヴィチ:スラヴ・ソナタOp.43(1917)
 (4)バツェヴィチ:オベレク第1番(1951)
 (5)マルグリット・カナル:ヴァイオリン・ソナタ(1925)
ラファエル・モロー(ヴァイオリン)
セリア・オヌト・ベンサイド
 (ピアノ;YAMAHA CFX)

 20世紀前半、女性作曲家たちが挑んだ新しいヴァイオリンの表現

 録音:2023年2月17日~3月2日/ヴィルファヴァール農園/ディジパック仕様、59'10"

 1996年生まれのラファエル・モローは、チェリスト、エドガー・モローの実妹のヴァイオリニスト。パリ音楽院でドガレイユに師事し、近年注目を集める逸材。

 彼女が1992年生まれの個性派ピアニスト、セリア・オヌト・ベンサイドと20世紀4名の女性作曲家のヴァイオリン曲に挑戦。
 アルバム・タイトルのDuellesは「ふ たり」の意味のほかに「決闘」の女性形をも暗示しているようで、単なるメロディと伴奏に終わらない火花散らす共演を披露しています。

 4 名はオランダ、ポーランド、クロアチア、フランス出身で、それぞれの民族色を出しつつ、高度な作曲技法を駆使して聴き応えある作品に仕上げています。
 オラ ンダのボスマンスのソナタは最初期に作品で、あふれ出るエネルギーと才気に惹きつけられます。
 フランスで女性として最初にオーケストラを指揮したとされるカナル、自身がヴァイオリンの名手だったポーランドのバツェヴィチ、クロアチアの民俗素材によりながら、どこかロシアの感覚もあるペヤチェヴィチの作品までいずれも宝物を発見したように興奮させられます。
 



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PAN CLASSICS



PC 10454
(2CD)
\3700→\3390
グナール・レツボール(ヴァイオリン)
 ~ビーバーの芸術的発展のマイルストーン
   ビーバー:ヴァイオリン・ソナタ集
 (ザルツブルク、1681年)

  [CD1]ソナタ第1番~第4番
  [CD2]ソナタ第5番~第8番
グナール・レツボール(ヴァイオリン)
アルス・アンティクヮ・アウストリア
ザルツブルク・リュート・コンソート

 名作「1681年のソナタ集」を再録音!
 限界を超えたヴァイオリン語法が冴えわたる ビーバーの伝道師レツボールの圧倒的解釈 「ロザリオ」と対となる注目盤が堂々登場!

 録音:2023年1月23-27日/オーストリア、聖フローリアン修道院/[CD1]52:35、[CD2]55:08

 レツボールがビーバーの『1681年のソナタ集』を再録音!
 ベストセラーの『ロザリオ・ソナタ』再録音(PC-10409/KKC-6182:2020年度レコードアカデミー賞受賞)に続く、注目必至のアルバムです。

 1681年に出版されたこのソナタ8曲は、レツボール曰く「ビーバーの芸術的発展のマイルストーン」。
 1994年に一度目の録音を行って以来、コンサートでも積極的に取り上げてきたレパートリーです。
 当時まだまだビーバーは一般的でなく『ロザリオ』以外の知名度は低かったと言えますが、今ではレツボール長年の尽力もあり、バロック時代の重要な作曲家と認識されています。

 荒唐無稽なアイデア、形式からの逸脱、常識を超えたヴァイオリン技巧、感情の限界といった「前衛性」こそがビーバーであると語るレツボール。
 長きにわたって弾き込んできたからこその圧倒的解釈が冴えわたる最新録音、心してお聴きください。




グナール・レツボール旧譜
2つのビーバー:ロザリオ・ソナタ


 PC 10409
(2CD)
\3700→\3390
録音:2019年
旧録音より20分以上長い!
 レツボールが『ロザリオ・ソナタ』再録音!

  ビーバー:ロザリオ・ソナタ
グナール・レツボール(ヴァイオリン)
アルス・アンティクヮ・アウストリア

前作が村の暴れん坊的演奏だったとしたら、これはかつての野武士が高僧になって帰ってきたかのよう。
しかし、まるで悟りきった・・・と思いきや突然過去の粗暴なふるまいを思い出させるような傍若無人な解釈もチラリ。
いずれにしてもレツボール、やはりただでは終わらない。



 古楽演奏史に刻まれた新たな名盤、レツボールが『ロザリオ・ソナタ』再録音!

 録音:2019年5月14-19日/聖フローリアン修道院/79'51''、62'44''

 バロック・ヴァイオリンの名手でありビーバーのスペシャリストであるレツボールが、変則調弦を採り入れた15のソナタと感動的なパッサカリアからなる神秘の名作『ロザリオ・ソナタ』をまさかの再録音!
 ARCANA 盤を凌駕する圧巻の演奏、大注目のアルバムです!

 1967年にエドゥアルト・メルクスが『ロザリオ・ソナタ』を録音してから、この作品は神秘的で特別な楽曲として広く認知されるようになりました。以降、意欲的な古楽ヴァイオリン奏者たちにとっての試金石と言える重要なレパートリーとなっています。

 1996年に録音されARCANA レーベルから発売されたレツボール盤(入手困難)は、この名作の録音史に名を刻む名盤です。
 その後もレツボールは自らのアンサンブル「アルス・アンティクヮ・アウストリア」と共にビーバー作品の録音・演奏に積極的に取り組み、ビーバーの専門家としての評価を確固たるものとしてきました。
 そして2019年、ファン狂喜の『ロザリオ・ソナタ』再録音。演奏家としての豊かな経験が大いに生かされた、圧倒的な再提示です。
 旧盤と比べると演奏時間は20分以上長くなり、最新研究を採り入れたさまざまな変化がたいへん興味深いものとなっています。古楽好きは聴き逃し厳禁の大注目盤。




 A902
(2CD)
\2200
レツボール最初の「ロザリオのソナタ」
ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・ビーバー(1644-1704):『ロザリオのソナタ集』

 『ロザリオのソナタ集』
  -変則調弦を伴う、ヴァイオリンのための15のソナタと無伴奏ヴァイオリンのためのパッサカリア
 グナール・レツボール(バロック・ヴァイオリン) 
  使用楽器1: ミッテンヴァルトのセバスティアン・クロッツ製作(18世紀)、オリジナル楽器
  使用楽器2: ザルツブルクのマルツェル・ピヒラー製作モデル(17世紀末?)に基づきフリドリン・ルッシュ1981年製作
 アルス・アンティクヮ・アウストリア(古楽器使用)
  ローレンツ・ドゥフトシュミット、ミヒャエル・オーマン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)、
  ウーリ・フッセネッガー(コントラバス)、ヴォルフガング・ツェラー(ポジティフ・オルガン)、
  ヴォルフガング・グリュクザム(チェンバロ)、アクセル・ヴォルフ(リュート、アーチリュート)

 昔はレツボールの体臭が強すぎて大嫌いだったが、最近聴いたらこういう癖強いのもいいかもと思うようになってきた。。。
 ビーバーも偉くなる前はこういうどさまわり的な演奏をしていたような気がするし。



 録音:1996年9月22-30日 ハルシュタット教区聖母被昇天教会(オーストリア)
 初出: ARCANA A901

 【同曲集最高の録音とも目されてきた名盤、レツボール最初の「ロザリオのソナタ」】
 オーストリア17世紀を代表する作曲家のひとりであり凄腕ヴァイオリン奏者であったビーバーが、長く仕えたザルツブルク大司教のために書いた『ロザリオのソナタ集』は、15の通奏低音付ソナタで聖母マリアの生涯のエピソードを表現したもので、14通りの変則調弦を通じて当時のヴァイオリンの作曲技法が縦横無尽に披露され、末尾には無伴奏の長大なパッサカリアが添えられています。
 同じオーストリア出身の名手レツボールが1997年にリリースしたこの録音は、多彩な通奏低音パートの考え抜かれた解釈といい、レツボール自身の圧巻というほかない超絶技巧といい、隅々まで美しさがきわだつ鮮烈な録音として高い評価を博してきました。
 プレス切れ期間も長く復活を望む声がとくに多かったタイトルですが、このたび廉価シリーズの第一弾リリースに編入され、お求めやすく再登場することに。

 PAN Classicsから登場したレツボールの同曲新録音(2020年レコード・アカデミー賞音楽史部門受賞)との聴き比べは、古楽ファンならぜひ楽しみたいところです。

 



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CHANDOS



CHAN20274
\2700→\2490
ラウラ・ファン・デル・ハイデン(チェロ)
月への小径~チェロとピアノのための作品集
ラウラ・ファン・デル・ハイデン(チェロ)
ジェームズ・コールマン(ピアノ)
 コルンゴルト:喜歌劇「沈黙のセレナード」より《最高に美しい夜》 Op.36-25(チェロとピアノ編)
 ジョージ・ウォーカー(1922-2018):チェロ・ソナタ イ短調
 リリ・ブーランジェ(1893-1918):反映(チェロとピアノ編)
 フローレンス・プライス(1887-1953):夜(トム・ポスターによるチェロとピアノ編)
 ブリテン:「ミケランジェロの7つのソネット」より第3番《Sonetto XXX》、チェロ・ソナタ ハ長調 Op.65
 ドビュッシー:美しき夕暮れ L6(アレクサンドル・グレチャニノフによるチェロとピアノ編)
 フォーレ:「2つの歌」より《月の光》 Op.46-2(チェロとピアノ編)
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調 L135
 武満徹:明日ハ晴レカナ、曇リカナ(ヘニング・ブラウエルによるチェロとピアノ編)
 ニーナ・シモン(1933-2003):
  みんな月へ行ってしまった(ジェームズ・コールマンによるチェロとピアノ編)
 ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」より《月の光》 L75-3
  (フェルディナンド・ロンチーニとアレクサンドル・ローレンスによるチェロとピアノ編)

 世界中で注目されているチェリスト、ラウラ・ファン・デル・ハイデン!

 ☆ラウラ・ファン・デル・ハイデンのChandosレーベル待望の2作目!

 チェリストのラウラ・ファン・デル・ハイデンとピアニストのジェームズ・コールマンによるこの作品集は、19世紀後半から20世紀にかけて活動したベルギーのイラストレーター、ウィリアム・トーマス・ホートンの幻想的なイラスト「月の小径」にインスピレーションを受け、制作されました。
 月や夜を題材にした作品や、人類の月への探求心を呼び起こす作品など、さまざまなアイデアをもとに19世紀~20世紀の多彩なレパートリーが収録されています。

 イギリス出身のラウラ・ファン・デル・ハイデンは2012年、15歳でBBCヤング・ミュージシャン・コンクール優勝を果たし、その後2018年にオランダのエジソン賞、2019年にはBBCミュージック・マガジン賞を受賞し、世界中で注目を浴びています。ファン・デル・ハイデンは17世紀後半の名器フランチェスコ・ルジェリのチェロを貸与されています。

 ※録音:2023年3月27日-29日、ポットン・ホール(サフォーク、イギリス)

 



ラウラ・ファン・デル・ハイデン
前作、東欧作曲家の作品集



 PCHAN20227
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3143

ラウラ・ファン・デル・ハイデン(チェロ) 
おとぎ話~プラハからブダペストへの物語

 ヤナーチェク:おとぎ話 JW VII/5
 コダーイ:チェロ・ソナタ Op.4
 ドヴォルザーク:《ジプシーの歌》より
  「我が母の教え給いし歌」Op.55-4, B 104, S 73*
 コダーイ:
  なぜあなたは私を愛していないと言うの? Op.post.No.1*、
  細い絹糸 Op.1-9*
 アンドラーシュ・ミハーイ(1917-1993):ムーヴメント
 ヴィーチェスラヴァ・カプラーロヴァー(1915-1940):永遠に Op.12-1*
 コダーイ:ソナチネ
 ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ JW VII/7*
 (*=ラウラ・ファン・デル・ハイデンによるチェロとピアノ版編曲)

ラウラ・ファン・デル・ハイデン(チェロ)
ジェイムズ・コールマン(ピアノ)

 CHAN20227
\2700→\2490

 ラウラ・ファン・デル・ハイデン新録音!Chandosレーベル・デビュー盤!

 ☆衝撃のCDデビューを飾ったラウラ・ファン・デル・ハイデンの東欧作曲家の作品集!
 ☆Chandosレーベルとの専属契約となり今後も期待される要注目のチェリスト!

 デビュー・アルバムとなった前作のロシア音楽集(CHRCD136)が、BBCミュージック・マガジン「Recording of the Month」、BBCミュージック・マガジン賞2019「Newcomer of the Year」、オランダのエジソン賞2018「Best Debut CD」を受賞するという華々しいものとなったチェリスト、ラウラ・ファン・デル・ハイデンが、Chandosレーベルにデビュー! 今作のチェコからハンガリーにかけての作品集から、Chandosレーベルと専属契約を結ぶことになりました。
 「Pohadka(おとぎ話/物語)」をテーマにセレクションされた、歌曲からの編曲やヴァイオリン・ソナタのチェロ版などを含む魅惑のプログラム。たっぷりとした響きで堂々と奏する様は見事なもので、今後のリリースも期待せずにはいられません。

 ラウラ・ファン・デル・ハイデンは、2012年のBBCヤング・ミュージシャン・コンクールで見事優勝を果たした後、2014年9月にはラントグラーフ・フォン・ヘッセン賞を受賞。
 さらに2015年にはロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの史上初となるヤング・アーティスト・イン・レジデンスに抜擢されるなど、イギリス内外で大きな注目を集めています。

 1997年にイギリスでオランダ人の父親とスイス人の母親との間に誕生したファン・デル・ハイデンは、9歳でデビューを飾った後、レオニード・ゴロホフに師事。近年では、ファジル・サイとのデュオでチューリッヒ・トーンハレのステージに上がり、アンドルー・デイヴィスが指揮するメルボルン交響楽団との共演でBBCプロムス・オーストラリアのオープニング・コンサートに登場。また、カレイドスコープ・チェンバー・コレクティヴの団員であるなど、活躍の場を世界各地へと広げている要注目のチェリストです。

 ※録音:2021年7月24日-27日、ポットン・ホール、サフォーク(イギリス)



CHAMPS HILL
ラウラ・ファン・デル・ハイデンのデビューアルバム


 CHRCD 136
\2700→\2490
新星ラウラ・ファン・デル・ハイデン
 1948  ジダーノフ批判の時期を生き抜いた作曲家たち
  チェロとピアノのためのロシア音楽集

  プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119
  シャポーリン:5つの小品 Op.25
  ミャスコフスキー:チェロ・ソナタ第2番イ短調 Op.81
  リャードフ:前奏曲ロ短調 Op.11-1
ラウラ・ファン・デル・ハイデン(チェロ)
ペトル・リモノフ(ピアノ)
 英国の楽壇に現れた可憐なるチェリスト。ラウラ・ファン・デル・ハイデンのデビューアルバム!

 2012年のBBCヤング・ミュージシャン・コンクールで見事優勝を果たした後、2014年9月にはラントグラーフ・フォン・ヘッセン賞を受賞。さらに2015年にはロンドン・モーツァルト・プレーヤーズの史上初となるヤング・アーティスト・イン・レジデンスに抜擢されるなど、イギリス内外で大きな注目を集めている若きチェリスト、ラウラ・ファン・デル・ハイデンのデビュー・アルバム!
 1997年にイギリスでオランダ人の父親とスイス人の母親との間に誕生したファン・デル・ハイデンは、9歳でデビューを飾った後、レオニード・ゴロホフに師事。近年では、ファジル・サイとのデュオでチューリッヒ・トーンハレのステージに上がり、アンドルー・デイヴィスが指揮するメルボルン交響楽団との共演でBBCプロムス・オーストラリアのオープニング・コンサートに登場するなど、活躍の場を世界各地へと広げている要注目のチェリストです。
 自身のデビュータイトルのテーマを、1948年の悪名高きジダーノフ批判の時期を生き抜いた作曲家たちとその作品としたファン・デル・ハイデン。ペトル・リモノフとのデュオによるその堂々たる演奏にご期待下さい!

 ※録音:2017年1月12日-13日、16日-17日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(ウェスト・サセックス、イギリス)

  


 チャイコフスキー「ロココ・ヴァリエーション」
 まだ若いという人もいるかもしれないけど、この天国的に幸せそうな演奏はどうだろう・・・
 女子チェロ界も新しい時代が来たのか・・・!?
https://youtu.be/gt0cWAVCy7k


 
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CHAN20238
\2700→\2490
ニーヴ・トリオ
フランスの女性作曲家を中心とした三重奏曲集
彼女の部屋

 リリ・ブーランジェ:春の朝に、哀しみの夜に
 セシル・シャミナード:ピアノ三重奏曲第1番 Op.11
 ジェルメーヌ・タイユフェール:ピアノ三重奏曲
 エセル・スマイス:ピアノ三重奏曲
ニーヴ・トリオ
 〔アンナ・ウィリアムズ(ヴァイオリン)、
  ミハイル・ヴェセロフ(チェロ)、
  エリ・ナカムラ(ピアノ)〕

 ニーヴ・トリオ第5弾!フランスの女性作曲家を中心とした三重奏曲集!

 ☆アメリカ、ロシア、日本の若き才能が集った実力派アンサンブル、ニーヴ・トリオ!
 ☆4人の女性作曲家に焦点を当てた三重奏曲集!

 「寛大で心温まる、非常に魅力的な演奏」と「英BBCミュージック・マガジン」に評されるニーヴ・トリオは、その世代の最高のアンサンブルの一つです。
 2010年にアメリカ、ロシア、日本の若き才能が集い結成されたこのトリオは、ゲール語で「明るく」、「晴れやかな」といった意味の名前を持つ、"ニーヴ・トリオ(Neave Trio)"と名づけられました。

 ラフマニノフ、ブラームス、ラヴェルを取り上げた前作 《音楽の記憶》 (CHAN20167)は、2023年第65回グラミー賞の 《Best Chamber Music/Small Ensemble Performance》にノミネートされています。
 Chandosレーベル5枚目となるアルバムでは、女性音楽家としての地位と権利を開拓してきた偉人という共通点を持つ3人のピアノ三重奏曲を組み合わせ好評を得た、「ハー・ヴォイス」(CHAN20139)に続く、女性作曲家をテーマとしたフランスの女性作曲家を中心とした作品を取り上げています。

 パリの音楽一家に生まれ、神童と呼ばれたリリ・ブーランジェが世界大戦に耐えながらも音楽の追求に務め、24歳という若さで亡くなる1年前に書かれた 《春の朝に》 と、この作品と対を成す曲とされている 《哀しみの夜に》 。
 パリでの初演で批評家から高い評価を得た、シャミナードの三重奏曲。
 フランス六人組のメンバーの一人でもあるタイユフェールが、当初3楽章からなる作品として作曲し、1978年にフランス文化省から委嘱を受け、4楽章を加えて再創造した三重奏曲。
 このアルバムで、唯一フランス人以外の女性作曲家として取り上げられているエセル・スマイス。特にブラームスの影響を受けている初期の器楽作品のひとつである三重奏曲がカップリングされています。

 ※録音:2023年3月15日-17日、ポットン・ホール(サフォーク)

 



ニーヴ・トリオ
CHANDOSデビュー・アルバム


 CHAN 10924
\2700→\2490
アメリカン・モーメンツ
 アーサー・フット:
  ピアノ三重奏曲第2番変ロ長調 Op.65
 コルンゴルト:ピアノ三重奏曲ニ長調 Op.1
 バーンスタイン:ピアノ三重奏曲
ニーヴ・トリオ
 〔アンア・ウィリアムズ(ヴァイオリン)、
  ミハイル・ヴェセロフ(チェロ)、
  エリ・ナカムラ(ピアノ)〕

 アメリカ、ロシア、日本の若き才能が集った、アメリカのピアノ三重奏団、"ニーヴ・トリオ(Neave Trio)"がChandosから登場!
 ゲール語で「明るく」、「晴れやかな」といった意味の名前を持つ、フレッシュでアイディアに満ち溢れた若きトリオのChandosデビュー・アルバムは、フット、コルンゴルド、バーンスタインらによる20世紀初期のピアノ三重奏曲集です。



ニーヴ・トリオ、最高傑作
 ピアソラ:ブエノスアイレスの四季


Azica
71324
\3500

ニーヴ・トリオ
 ピアソラ:ブエノスアイレスの四季

アストル・ピアソラ:
 ブエノスアイレスの四季
 失われた小鳥たち(L. スアレス・パスによる声とピアノ三重奏編)
 悲しきゴルド(L. スアレス・パスによる声とピアノ三重奏編)
 オブリビオン(忘却)(L. スアレス・パスによる声とピアノ三重奏編)
 歌劇「ブエノスアイレスのマリア」
   -  私はマリア(ジョ・ソイ・マリア)(L. スアレス・パスによる声とピアノ三重奏編)

レオナルド・スアレス・パス:
 モンスターのミロンガ
カルラ・ヤブウォンスキ (メゾ・ソプラノ)
ニーヴ・トリオ

録音: 24-26 March 2017

 

 ニーヴ・トリオが2018年にリリースしていたピアソラ・アルバム。
 彼らの本領が発揮された、情熱的でリズミカルで、そしてツボを心得た泣かせてくれる演奏。
 本格的な編曲とカルラ・ヤブウォンスキのインパクトある歌唱も相まって、彼らの最高傑作はこのアルバムだと思う。

 残念ながら日本には入ってきていないので海外からの直輸入。完売の際はご容赦を。

 




EUDORA


EUDSACD2307
(1SACD HYBRID)
\2700
海の地図
 ピアソラ:タンゴの歴史
 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ(1895-1968):
  ソナチネ Op.205
 武満徹:海へ
 ロバート・ビーザー(b.1954):山の歌
 レオ・ブローウェル(b.1939):
  シンティオ・ビティエールのためのエレジー*
 フェリュー・ガスル(b.1959):
  El Peixet de Bloomington - Buleria*
 *世界初録音

アンドレ・セブリアン(フルート)
ペドロ・マテオ・ゴンサレス(ギター)


 20世紀のフルートとギターのための作品集!SACDとMQA-CDハイブリッド盤!

 ☆高音質レーベル Eudoraによる、SACDとMQA-CDのハイブリッド盤!
 ☆ソリストや室内楽奏者として幅広く活躍するフルート奏者のアンドレ・セブリアンとギター奏者のペドロ・マテオ・ゴンサレス!

 スペインの高音質レーベルEudoraによるSACDとMQA-CDのハイブリッド仕様のシリーズから、20世紀に作曲されたフルートとギターのための作品集がリリース!

 フルート奏者のアンドレ・セブリアンは、スコットランド室内管弦楽団のソリストで、BBCスコティッシュ交響楽団、フィルハーモニア・チューリッヒ、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団をはじめとする数々のオーケストラにソリストとして客演しています。
 また、室内楽奏者としても幅広く活動しており、アンサンブルやデュオのプロジェクトにも多く参加しています。

 ペドロ・マテオ・ゴンサレスは2009年ボストン・ギター・フェスティヴァル、ジュネス・ミュージカル・コンクール、マイアミ国際コンクールなど数々の受賞歴を持つギター奏者です。
 ソリストとしてスペイン国内外のオーケストラと共演し、ヨーロッパ、アジア、アメリカの主要なコンサートホールでの演奏を重ね、世界各国で活躍しています。

 ※録音:2022年7月6日-8日、サンフランシスコ公会堂(スペイン)

 Eudora Records(ユードラ・レコーズ)は、スペインのレコーディング・エンジニア、ゴンサロ・ノケ(Gonzalo Noque)が主宰するスペイン、マドリッドの新興レーベル。DSD256(11.289MHz)での収録、パッケージ版はSACD Hybrid Multichannelフォーマットでのリリースをポリシーとしており、新たな世界有数の高音質レーベルの誕生は世界各地のオーディオファンやクラシックファンから注目を集めています。
 




<国内盤> 

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SONARE

SONARE 1065
\2640
市山ゆう(フルート)/大塚野乃子(ヴァイオリン)
ヴァイオリン、フルートのデュオ
地球の旅 音楽の旅

 エルガー:愛の挨拶
 J.S.バッハ:G線上のアリア
 ヴィヴァルディ:『四季』より
  「春」第1楽章、「夏」第1楽章、
  「秋」第3楽章、「冬」第2楽章
 ピアソラ:リベルタンゴ
 さくらさくら(作者不詳)
 リスト:愛の夢第3番
 パッヘルベル:カノン
 ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
 ポンセ:エストレリータ
 J.シュトラウスII世:美しく青きドナウ
 ドヴォルジャーク:家路
 ※全作品の編曲:林きらら
市山ゆう(フルート)
大塚野乃子(ヴァイオリン)

 二人の妖精とともに、音楽の旅へ。ヴァイオリン、フルートのデュオが送る世界の名曲集

 DDD、49'35、国内製作、日本語帯・解説付

 フルートとヴァイオリン、メロディ楽器同志のデュオという珍しい組み合わせで、音楽で世界の国々をめぐります。
 イギリス、ドイツ、イタリア, アルゼンチン、日本、ハンガリー、フランス、メキシコ、オーストリア、そしてチェコと、全部で10か国の音楽が登場します。

 フルートもヴァイオリンも、オーケストラやアンサンブルでは高音部でメロディを担当することの多い楽器です。
 このアルバムでの二つの楽器のハーモニーは、まるで二人の妖精が世界をめぐりながら楽しげにおしゃべりしているさまを聴くようです。
 




<映像>

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BELAIR CLASSIQAUES(映像)



BAC224
(DVD)
\3900→\3590
ミンコフスキ&ペリーによる名舞台
 《プラテー》20年振りの再演

  ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):歌劇《プラテー》
    プロローグ付3幕のコメディ・リリック(1745)
   
  台本:
    アドリアン=ジョゼフ・ル・ヴァロワ・ドルヴィル
プラテー...ローレンス・ブラウンリー(オートコントル)
タリー、フォリー...ジュリー・フックス(ソプラノ)
ジュピテル...ジャン・テジャン(バス)
モミュス...マルク・モイヨン(テノール)
サテュロス、シテロン...ナウエル・ディ・ピエロ(バス)
テスピス...マティアス・ヴィダル(オートコントル)
メルキュール...
 レイナウト・ファン・メヘレン(オートコントル)
アムール、クラリーヌ...タマラ・ブナズ(ソプラノ)
ジュノン...アドリアーナ・ビニャーニ・レスカ(ソプラノ)
パリ・オペラ座合唱団(合唱指揮:チンリェン・ウー)
ルーヴル宮音楽隊
指揮:マルク・ミンコフスキ


BAC524
(Blu-ray)
\3900→\3590

 演出&衣装:ロラン・ペリー/美術:シャンタル・トマ/照明:ジョエル・アダン/
 振付:ラウラ・スコッツィ/ドラマトゥルギー:アガト・メリナン
 収録:2022年6月 パリ・オペラ座(ガルニエ宮)/映像監督:フランソワ=ルネ・マルタン

 収録時間:153分/音声:フランス語、PCMステレオ 2.0/DTS 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)/
 字幕:フランス語、英語、ドイツ語、スペイン語(日本語字幕はありません)/画角:16/9 NTSC All Region

 パリ・オペラ座2022年収録 ミンコフスキ&ペリーによる名舞台《プラテー》20年振りの再演映像登場!

 妻ジュノンの嫉妬に悩む神々の長ジュピテルを、取り巻きの神々が慰めようと画策。沼に住むカエルの妖精の女王プラテーにジュピテルに愛されていると信じ込ませます。
 ジュピテルが沼に降臨し、プラテーと見せかけの婚儀を始めると、そこに怒り狂ったジュノンが現れ・・・

 マルク・ミンコフスキとロラン・ペリーの新鋭コンビによるフランス・バロック音楽の巨星、ジャン=フィリップ・ラモーの傑作喜劇オペラ《プラテー》の斬新なプロダクション(1999年パリ・オペラ座 プレミエ上演)は、当時バロックオペラ上演の通念を覆すものとして話題を集めました。
 その後このプロダクションはパリ・オペラ座のレパートリーとして定着、2001年、2002年、2006年、2009年、2015年、2022年に再演されています。
 本作は、ミンコフスキの円熟のタクトによる音楽作りと、アクロバティックな舞踏とスペクタクルなシーンに更に磨きをかけたロラン・ペリーの演出による、2022年の再演舞台の新収録。
 題名役のプラテーに世界をリードするスター・テノールの一人ローレンス・ブラウンリー、狂言回しの要となるタリー&フォリー役に本作上演の常連ジュリー・フックスらの優れた歌唱陣を起用、前作(2002年収録)と比べても一段とその魅力を増した映像作品となっています。








OPUS ARTE(映像)



OA1379BD
(2DVD)
\2900

英国ロイヤル・バレエ
~「エッセンシャル・ロイヤル・バレエ」

  『ジゼル』第2幕「パ・ド・ドゥ」 ナタリア・オシポワ&カルロス・アコスタ
  『ラ・バヤデール』第3幕「影の王国」 高田茜、崔由姫、ヤスミン・ナグディ、コール・ド・バレエ
  『ドン・キホーテ』第3幕「エスパーダのソロ」 平野亮一
  『白鳥の湖』第3幕「パ・ド・ドゥ」 マリアネラ・ヌニェス&ワディム・ムンタギロフ
  『くるみ割り人形』第2幕「花のワルツ」 崔由姫、フランチェスカ・ヘイワード 他
  『くるみ割り人形』第2幕「こんぺい糖の踊り」 ローレン・カスバートソン
  『シンフォニック・ヴァリエーションズ』 マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ 他
  『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』第1幕「木靴の踊り」 サラ・ラム、ウィリアム・タケット 他
  『真夏の夜の夢』「パ・ド・ドゥ」 高田茜、スティーヴン・マクレー
  『ロメオとジュリエット』第1幕「パ・ド・ドゥ」 ヤスミン・ナグディ&マシュー・ボール
  『マイヤリング』第2幕「パ・ド・ドゥ」 マーラ・ガレアッツィ&エドワード・ワトソン
  『不思議の国のアリス』第2幕「帽子屋のティーパーティー」
   スティーヴン・マクレー、ローレン・カスバートソン 他
  『インフラ』 マリアネラ・ヌニェス&エドワード・ワトソン
  『眠りの森の美女』第3幕「フィナーレ」
 「パ・ド・ドゥ」
  『春の声』 崔由姫&アレクサンダー・キャンベル
  『ラ・フィーユ・マル・ガルデ』第2幕 ロベルタ・マルケス&スティーヴン・マクレー
  『マノン』第1幕 タマラ・ロホ&カルロス・アコスタ
  『マイヤリング』第2幕 マーラ・ガレアッツィ&エドワード・ワトソン
  『エリート・シンコペーション』 サラ・ラム&ヴァレリー・ヒリストフ
  『コンチェルト』第2楽章 マリアネラ・ヌニェス&ルパート・ペネファーザー
  『ロミオとジュリエット』第1幕 ローレン・カスバートソン&フェデリコ・ボネッリ
  『冬物語』第2幕 サラ・ラム&スティーヴン・マクレー
  『リーメン』 サラ・ラム&エリック・アンダーウッド
  『不思議の国のアリス』第3幕 ローレン・カスバートソン&セルゲイ・ポルーニン
  『白鳥の湖』第2幕 マリアネラ・ヌニェス&ティアゴ・ソアレス
  『白鳥の湖』第3幕 ナタリア・オシポワ&マシュー・ゴールディング
  『くるみ割り人形』第2幕 吉田都&スティーヴン・マクレー
  『ドン・キホーテ』第3幕 マリアネラ・ヌニェス&カルロス・アコスタ
  『ジゼル』第2幕 アリーナ・コジョカル&ヨハン・コボー
 ※本製品は以下の単品リリースを組み合わせたボックスセットです。
 『エッセンシャル・ロイヤル・バレエ』OA1313D(DVD) / OABD7282D(Blu-ray)
 『パ・ド・ドゥ』OA1118D(DVD) / OABD7130D(Blu-ray)


OABD7317BD
(2Blu-ray)
\3600

 収録時間:240分/音声:英語、PCMステレオ 2.0/DTS 5.1(DVD)、PCMステレオ 2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語、英語、ドイツ語、フランス語、韓国語(「エッセンシャル・ロイヤル・バレエ」のみ)
 画角:16/9 NTSC All Region/DVD‛&片面二層ディスク×2、Blu-ray‛&片面二層ディスク×2 1080i High Definition

 英国ロイヤル・バレエの映像ハイライト集、ボックスセットで登場!

 英国ロイヤル・バレエの歴史とその魅力を伝える解説つき名場面集「エッセンシャル・ロイヤル・バレエ」と19世紀のクラシック・バレエとアシュトン、マクミラン、ウィールドンらによる現代振付バレエの「パ・ド・ドゥ」集をボックスセットにした英国ロイヤル・バレエの映像ハイライト集をお届けします。






















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