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≪第122号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その6 2023/12/26~



12/29(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

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NATIONAL SYMPHONY ORCHESTRA



NSO 0013
(5SACD HYBRID+
2Blu-ray)
\7000→\6490
ノセダ&ワシントン・ナショナル響によるベートーヴェン全集
 SACD Hybrid ボックスで登場
  第九の映像も
ベートーヴェン:交響曲全集

 Disc 1 (SACD Hybrid)
  ・交響曲 第1番 ハ長調 op.21
  ・交響曲 第3番 変ホ長調 op.55「英雄」
 Disc 2 (SACD Hybrid)
  ・交響曲 第2番 ニ長調 op.36
  ・交響曲 第7番 イ長調 op.92
 Disc 3 (SACD Hybrid)
  ・交響曲 第4番 変ロ長調 op.60
  ・交響曲 第5番 ハ短調 op.67
 Disc 4 (SACD Hybrid)
  ・交響曲 第6番 ヘ長調 op.68「田園」
  ・交響曲 第8番 ヘ長調 op.93
 Disc 5 (SACD Hybrid)
  ・交響曲 第9番 ニ短調 op.125「合唱」
 Disc 6 (Blu-Ray/ pure audio/5.0 DTS-HD MA 24bit/
  192kHz 2.0 DTS-HD MA 24bit/192kHz Dolby Atmos)
   ・交響曲 第1,2,3,4,5,6番
 Disc 7 (Blu-Ray/ pure audio/ 5.0 DTS-HD MA 24bit/
  192kHz 2.0 DTS-HD MA 24bit/192kHz Dolby Atmos)
   ・交響曲 第7,8,9番
    +交響曲 第9番(収録:2023年6月3日)の映像
ジャナンドレア・ノセダ(指揮)
ワシントン・ナショナル交響楽団
カミラ・ティリング(S)
ケリー・オコーナー(Ms)
イサハ・サベージ(T)
ライアン・マッキニー(Bs-Br)
ワシントン合唱団
 (合唱指揮:ユージン・ロジャース)
KKC 6795
(5SACD HYBRID+
2Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\8500

 ノセダ&NSOによるベートーヴェン、充実の全集ボックスで登場!

 録音:
  第1番&第5番:2022 年1月13,15,16日、第2番:2023年5月24&25日、第3番:2022年1月27,28,29日、第4番:2022年1月20,21,22日、
  第6番:2023年5月19,20日、第7番&第8番:2023年5月12,13日、第9番:2023年6月1,2,3日(映像は6月3日の収録)
 SACD Hybrid (incl. 2.0 / 5.1 multi-channel)、Blu-ray discs(2.0/5.0/Atmos)
 Blu-Ray は、Pure Audio Blu-Ray です(第九のみ、映像も収録)。

 ノセダ率いるワシントン・ナショナル交響楽団によるベートーヴェン全集でSACD Hybrid ボックスで登場。
 ブルーレイ・オーディオ2枚もついており、こちらにはハイスペックの音源がつめこまれた上、第九の映像も収められているという豪華充実ボックスです。

 ノセダとNSO は、2022年の1月から2023年の6月にかけて、ジョージ・ウォーカーの管弦楽曲と組んだプログラムでベートーヴェン交響曲全曲演奏を 実施。
 「ベートーヴェンの音(声) は、名曲を生み出した当時と同じように、今日でも新鮮で力強い」とノセダは言います。「ベートーヴェンにアプローチするこ とは冒険のようなものなのです。ただ、冒険が始まったことはわかるのですが、どんなところに導かれるかはまったくの未知なのです。ベートーヴェンでは、す べての瞬間が発見なのです」。
 このノセダの言葉のように、予定調和に終わらないベートーヴェンが展開されています。洗練された美しさの弦や管楽器が浮かび 上がらせるふとしたメロディの美しさにもハッとさせられます。第九での豪華歌唱陣も迫力の歌声です。

 第九の歌唱陣は、ソプラノはスウェーデンの「美しい声とゆるぎない音楽性」の世界的ソプラノで、アメリカ・ヨーロッパ・英国の名だたる歌劇場で絶賛さ れているカミラ・ティリング。
 ケリー・オコーナーはベートーヴェンからジョン・アダムズ(オコーナーに≪もう一人のマリアによる福音≫をあて書きした) まで、 そしてゴリホフの≪アイナマダール≫など、幅広いレパートリーを抜群の安定感と存在感で聴かせるメゾ・ソプラノ。
 イサハ・サベージは2014年シアトルでのワー グナー国際コンクールで優勝したのを機に一躍世界からの注目を集めた、繊細さと力強さの稀有なバランスの声を持つアメリカのテノール。バス・バリトンはバ イロイトにも登場し、登場人物や歌詞の深い読み込みで、登場人物や詞への共感を呼ぶアメリカ出身のライアン・マッキニー。

 カバーアートは、絵本作家でもあるモー・ウィレムズによる抽象画。ウィレムズは、ある晩ベートーヴェンの演奏会で心を動かされ、各曲を1年かけて何度も 聴き研究して、ベートーヴェンの作風やテクニックの変遷を実感したといいます。
 そのうえで9つのパネルを作成しました。それぞれのパネルは各楽章をあらわ すパーツで構成されており、そのパーツは楽章の長さを表しているということです。
 ウィレムズのパネルを見ていると、ベートーヴェンの頭の中をウィレムズやノ セダの演奏を通してみているような心持ちになります。
 (ウィレムズはケネディ・センター・エデュケーション・アーティスト・イン・レジデンス(2019-22) を経て、現在も音楽と関わりのある活動を展開しています。キャリアの始めはセサミストリートの放送作家で、また、「ぞうさん・ぶたさん」シリーズはクレヨン ハウスから日本語翻訳版が出版されているなど、世界的な絵本作家でもあります。)

 
 




CHAMPS HILL


CHRCD171
\2600
夜の歌
 シューベルト:
  森にて D708、夜曲 D672、さすらい人の夜の歌 II D768
 ロベルト・シューマン:
  Die feindlichen Bruder Op.49-2、Der Hidalgo Op.30-3、
  Es sturmet am Abendhimmel Op.89-1、
  夜の歌 Op.108、Abends am Strand Op.45-3
 クララ・シューマン:
  Er ist gekommen Op.12-2、Am Strande
 ヴォルフ:Der Tambour、Ganymed、夜ごとのさすらい
 プフィッツナー:夜 Op.26-2、Nachtwanderer Op.7-2
 R・シュトラウス:
  Des Dichters Abendgang Op.47-2、赤い薔薇 AV76、
  Lied an meinen Sohn Op.39-5、Wetter Op.69-5
 メンデルスゾーン:
  Ich wollt', meine Lieb' ergosse sich、
  Maiglockchen und die Blumelein
ローワン・ピアース(ソプラノ)
ユリアン・ファン・メラールツ(バリトン)
ルーシー・コルクホーン(ピアノ)

 ロマン派以降の作曲家による夜をテーマにした歌曲集!

 2017年にBBCプロムスデビューを果たし、ヨーロッパやアメリカで活躍するソプラノ歌手ローワン・ピアース、2018年モントリオール国際音楽コンクールなど数々の受賞歴を持つバリトン歌手のユリアン・ファン・メラールツ、歌曲ピアニストとして引っ張りだこのルーシー・コルクホーンによる歌曲集。
 激しい嵐や平和な夕暮れ、神秘的な森や夜の旅人など、あらゆる夜の姿を探求する作品集となっています。

 ※録音:2022年8月30日-9月1日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
 
 
CHRCD169
\2600
航海
 ラヴェル:シェエラザード
 ビゼー:Adieux de l'hotesse Arabe
 シャルル・ケクラン:シェエラザード Op.84
 ラヴェル:5つのギリシャ民謡
 ドビュッシー:ビリティスの歌
 ビゼー:君の心を開いてくれ
 ラヴェル:
  民謡集~スペインの歌、ヴォカリーズ~
  ハバネラ形式のエチュード
 ポーリーヌ・ヴィアルド:カディスの娘、マドリード
アレグザンドラ・ロウ(ソプラノ)
パトリック・ミルン(ピアノ)

 スペイン、マヨルカ島生まれのソプラノ歌手アレグザンドラ・ロウは、ロンドンのナショナル・オペラ・スタジオで学び、コヴェント・ガーデンをはじめ、数多くのオペラに出演し活躍しています。
 ソロ・デビュー・アルバムとなる今作には、生まれ故郷であるスペインや、ギリシャ、中東などさまざまな国にインスパイアされた楽曲が収録されています。

 ※録音:2021年11月8日11日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
 




COBRA RECORDS

COBRA0091
\2700
即興演奏
 シューベルト:
  4つの即興曲 D 899 Op.90
  フーガ ニ短調 D 24c
  フーガ ハ長調 D 24a
  4つの即興曲 D 935 Op.142
スーアン・チャイ(フォルテピアノ)

 フォルテピアノによるスーアン・チャイのシューベルト!

 ☆日本にもなじみのあるスーアン・チャイが弾くフォルテピアノ!
 ☆《即興曲》と《フーガ》という絶妙なプログラミング!

 オランダに拠点を置き、モダン・ピアノとフォルテピアノ両方の名手であり、ソリストとして、また室内楽奏者として活躍するスーアン・チャイ。
 このアルバムではフォルテピアノを操り、作曲当初は難解とされた《即興曲》をフォルテピアノで演奏しています。
 彼女はベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタで佐藤俊介と共演、またラ・フォル・ジュルネにも出演し、日本でもなじみ深いアーティストです。
 ヨーロッパの批評家からその演奏は、「感受性が豊かでコミュニケーション力が高く、温もりのある感情に満ちています。」と絶賛されています。

 シューベルトの《即興曲》は決して癖がない作品ではありませんが、曲間に2つの《フーガ》を収録したことが良いアクセントとなって聴き応えのあるアルバムに仕上がっています。

 (フォルテピアノ/ミヒャエル・ローゼンベルガー製、ウィーン、1820年頃)
 
 ※録音:2023年3月28日-30日
 




MUSIC&ARTCOMPANY



XMA1013
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
ポテンシャル
 リスト:ベッリーニの 《ノルマ》 の回想 S.394
 バルトーク:管弦楽のための協奏曲 Sz.116, BB123
  (作曲者編曲によるピアノ独奏版)
キム・ソンヒョン(ピアノ)
MA1013
\2600

 韓国のニュースター、キム・ソンヒョン!デビュー盤は衝撃の"オケコン"ピアノ・ソロ版!!

 ☆韓国のクラシック・レーベル、実力派アーティストの発掘、紹介を行う「K-CLASSICシリーズ」の第2弾!

 チョ・ソンジン、イム・ユンチャン、イ・ヒョク、イム・ドンヒョクといった名手たちに続く逸材として韓国で大きな期待が寄せられているキム・ソンヒョン(Song Hyeon Kim)。
 満を持して発表するデビュー・アルバムのプログラムに選んだのは、リストの「ベッリーニの《ノルマ》回想」、そして作曲者自身の編曲によるピアノ独奏版のバルトーク「管弦楽のための協奏曲」という圧巻の2作品!

 バルトークの死後となる1985年にその楽譜が発見され、リスト音楽院時代の愛弟子だったジェルジ・シャーンドルによって校訂が施され出版へと至ったピアノ独奏版の「管弦楽のための協奏曲」。
 オーケストラの各楽器、各奏者が能動的にその技量、実力を存分に発揮しながらも、全体の統一性を損なわない新しい形の協奏曲として誕生させたバルトークの傑作のピアノ独奏版は、バルトーク独自の語法を保ちつつ、作品のディティールをより明確かつクリアに表現しており、原曲のオーケストラ版とは異なる発見をもたらしてくれています。

 2時間を超えるベッリーニのオペラをピアノ独奏のための作品として生まれ変わらせ、16分余りの間、高度な技巧と美しく壮大な旋律で聴き手の心を魅了する「ノルマの回想」は、「ドン・ジョヴァンニの回想」と並ぶリストの最高傑作の1つ。
 2つの大規模な作品、すなわちリスト編曲のベッリーニのオペラとバルトークの管弦楽曲がどのようにピアノ独奏で繰り広げられ新たな解釈を施されたのか、原曲との聴き比べも楽しみなポイントと言えるでしょう。

 優れた音楽的表現力とテクニック、構成力を兼ね備えた2002年生まれのキム・ソンヒョンは、2023年のイサン・ユン国際音楽コンクールにおいて第2位/準優勝と併せて最も才能のある若い韓国人参加者に授与される「パク・ソンヨン英才特別賞」及び観客が直接投票で決める「ユネスコ音楽創造都市特別賞」(観客賞)の3つの賞を同時に受賞し、次世代ピアニストの登場を強烈にアピールしています。
 またイサン・ユン国際コンクールに先立ち第12回新韓音楽賞では審査員満場一致で「ピアノ部門大賞」を受賞し選考委員から激賞されるなど、世界へと羽ばたくであろうニュースターの勢いは増すばかり。
 韓国の俊英キム・ソンヒョンがピアノで繰り広げる「オケコン」と「ノルマ」。ご期待ください!

 ※録音:2023年8月8日-9日、 JCCアーツ・センター(ソウル、韓国)

 
 


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ALPHA CLASSICS



ALPHA1012
\3100→\2890

名匠アンドレアス・シュタイアー
 メディテーション~チェンバロによる瞑想

アンドレアス・シュタイアー(チェンバロ)
 1. ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャー(1656-1746):
  前奏曲とフーガ ホ長調(『音楽のアリアドネ』〔1702〕より)
 2. ヨハン・ヨーゼフ・フックス(1660頃-1741):
  フーガ(『パルナスス山への階梯』〔1725〕より)
 3. フィッシャー: 前奏曲とフーガ 嬰ハ短調(『音楽のアリアドネ』より)
 4. ルイ・クープラン(1626頃-1661): パヴァーヌ 嬰ヘ短調(1661?)
 5. フィッシャー: 前奏曲とフーガ ニ長調(『音楽のアリアドネ』より)
 6. ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(1616-1667): リチェルカール第4番(1658頃)
 7. フィッシャー: 前奏曲とフーガ イ長調(『音楽のアリアドネ』より)
 8. フローベルガー: Meditation sur ma mort future 来たるべき自らの死についての瞑想
 9. フローベルガー: ファンタジア 第2番(1649)
 10-15, アンドレアス・シュタイアー(1955-):
  Anklange アンクランゲ ~チェンバロのための6つの小品(2020)
   10. I. Tempo flessibile / 11. II. Largo / 12. III. Con forza /
   13. IV. Un poco piu lento del Preludio BWV 878/1 /
   14. V. Sempre legatissimo / 15. VI. Esitando
 16-17. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  前奏曲とフーガ ホ長調 BWV 878 (『平均律クラヴィーア曲集 第2巻』〔1738-39?〕より)

 録音: 2022年10月 テルデックス・スタジオ、ベルリン
 収録時間: 67分

 【現代に息づくバロック的瞑想。自作含む名匠シュタイアーの精緻な音楽世界】
 ルネサンスから19世紀に至る鍵盤音楽の素顔を、作品が書かれた時代の楽器と奏法によって弾き、深く追求してきたドイツの名匠アンドレアス・シュタイアー。
 今回ALPHAから初のソロ・アルバムでは、ドイツ語圏とフランスの17世紀鍵盤音楽を中心とした選曲に、その理念を受け継いだバッハと自作曲(!)を加え、「瞑想」と題した精妙なプログラムを組み上げました。
 シュタイアーによれば、ここに収められた楽曲の多くには定旋律(ここでは13世紀にさかのぼる聖歌「パンジェ・リングァ」)と特定の音型を音高を変えつつ繰り返すゼクエンツの2つの技法が用いられており、彼の作品もこの技法に沿っているとのこと。
 アンクランゲ(こだま、余韻などの意味がある)と題された自作曲は、作曲家ブリス・ポゼとの対話から着想を得てスケッチしたものを、コロナ禍で演奏会が激減したのを機に完成させた作品で、全6曲から成り、演奏時間は30分を越える大作。2024年秋には日本でも披露する予定です。
 アルバムを通して聴くと、圧巻というほかないシュタイアーの自然なタッチが紡ぎ出す解釈の味わいと相俟って、収録曲相互の連関性と作曲技法の伝統が静かに浮き上がります。
 シュタイアーは今後もALPHAより数枚のアルバム・リリースを予定しています。
 
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ALPHA1021
\3100→\2890
アリョーナ・バーエワ&ヴァディム・ホロデンコ
 ファンタジー ~ヴァイオリンとピアノで辿る幻想の行方
アリョーナ・バーエワ(ヴァイオリン)
ヴァディム・ホロデンコ(ピアノ)
 フランツ・シューベルト(1797-1828):
  1-6. ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 Op.159/D 934
 イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971)/サミュエル・ドゥシュキン(1891-1976)編:
  7-12. ヴァイオリンとピアノのためのディヴェルティメント ~バレエ『妖精の口づけ』より
 ロベルト・シューマン(1810-1856): 13-16. おとぎ話の絵 Op. 113
 オリヴィエ・メシアン(1908-1992): 17. ヴァイオリンとピアノのための幻想曲

 録音: 2023年4月 テルデックス・スタジオ、ベルリン
 収録時間: 66分

 【2名手がALPHAに待望の登場!深い共感が無辺に羽ばたかせる想像の翼】
 キルギス出身のヴァイオリニスト、アリョーナ・バーエワとウクライナ出身のピアニスト、ヴァディム・ホロデンコ。バーエワは2022年5月に、ホロデンコは2023年12月に来日し、いずれも強い印象を日本の聴衆に遺しました。
 ルクセンブルクを拠点に活躍する二人は共演歴も長く、他レーベルに録音もあります。ALPHAレーベルでの初アルバムは「幻想」をテーマに、幻想曲形式の作品や童話世界に取材した4つの傑作を厳選。
 19世紀初頭から20世紀まで、ロマン主義文化の源泉に触れながら近代まで多様な音楽的ファンタジーを絶妙な音の対話で綴ってゆきます。
 ここぞというところでソリストらしい存在感をみせるホロデンコのピアニズムと比類ないアンサンブルを聴かせるバーエワのヴァイオリンは、過剰に凄むことなしに縦横無尽、曲それぞれの圧倒的に強い個性を十二分に引き出してゆく柔軟さに、各作品への真摯な傾倒が垣間見えます。
 ヴィオラで演奏されることが多いシューマン『おとぎ話の絵』は初版譜でもヴァイオリンが演奏楽器の一つとして指定されており、2人の奥深い解釈と相俟って新鮮さに満ちた作品像がみずみずしく浮かび上がります。

 
 


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ARCANA

A558
\3100→\2890
ジャンルカ・カシオーリ(フォルテピアノ)
 ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」 ほか

 ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
  1. ロンド ハ長調 Op.51-1(1796-97)
  2-5. ピアノ・ソナタ 第7番 ニ長調 Op.10-3(1797-98)
  6-8. ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 Op.13「悲愴」(1798-99)
  9-12. ピアノ・ソナタ 第12番 変イ長調 Op.26(1800-01)
ジャンルカ・カシオーリ(フォルテピアノ)

 使用楽器: ウィーンのヴァルター&ゾーン1805年頃製作モデルに基づくディヴィショフ(チェコ)のポール・マクナルティ2009年製作の再現楽器(音域FF-c4)
 録音: 2022年5月25-31日 パチェット・トリネーゼ(イタリア北西部ピエモンテ地方トリノ県)
 収録時間: 68分

 【ベートーヴェンが思い描いた響きを求めて。カシオーリ、当時のウィーンの楽器を奏でる】
 1990年代半ば巨匠ポリーニに才能を見出され、DGやDECCAなどでの録音で注目されてきたジャンルカ・カシオーリ。
 現代作曲家として古典的な曲種のピアノ音楽も作曲する一方、演奏家としての幅広い関心は古楽器にも及び、来日公演や近年の録音ではヴァイオリンの庄司紗矢香とモーツァルトのソナタ群を、かの天才作曲家が晩年に弾いていた楽器に近いモデルのフォルテピアノで演奏し話題を呼んでいます。
 そこで用いられたウィーンのヴァルター工房1805年モデルに基づくフォルテピアノを再現したのは、アレクセイ・リュビモフやロナルド・ブラウティハムら古楽器演奏に長じたプレイヤーたちからの信頼も厚い名工ポール・マクナルティ。
 今回は同じ楽器を用い、モーツァルトの少し後に同じウィーンで活躍したベートーヴェン初期の傑作群に迫ります。収録曲はどれも、作曲家が1803年にパリのエラール社製の楽器を知る前の作品ばかり。
 適切な楽器の選択もさることながら、現代楽器での豊かな演奏経験に裏打ちされた音楽性は、古楽器の響きの特徴を活かして作品本来の姿へと迫る上でもブレのない濃やかな音色表現で耳を惹きます。
 ライナーノートに寄せられたカシオーリへのインタビュー(伊語、英語、仏語)でも明敏な洞察が随所に見られ、その誠実な解釈姿勢がよく伝わってきます。
 


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BR-KLASSIK

900117
\2700→\2490
2017年5月、ヤンソンス&バイエルン放送交響楽団
 モーツァルト:レクイエム(ジュスマイヤー版)

 1-14. レクイエム ニ短調 K.626
  F.X. ジュスマイヤーによる補筆完成版
ゲーニア・キューマイアー(ソプラノ)
エリザベート・クールマン(メゾ・ソプラノ)
マーク・パドモア(テノール)
アダム・プラチェトカ(バス・バリトン)
バイエルン放送交響楽団&合唱団
マリス・ヤンソンス(指揮)

 録音:2017年5月11-12日(ライヴ) ヘルクレスザール、ミュンヘン(ドイツ)

 2017年5月、マリス・ヤンソンスが指揮するバイエルン放送交響楽団によるモーツァルトの「レクイエム」ライヴ録音。
 4人の優れた歌手たちを揃えたこの演奏 は聴衆たちに称賛され、また音楽誌からも高く評価されました。
 使用楽譜は一般的な「ジュスマイヤー版」。ヤンソンスはオーケストラの機動力を生かしつつ、 重量感のある音色を紡ぎ出しながら、力強い推進力で全曲をきっちりまとめています。
 
 ※『マリス・ヤンソンス・エディション』BOX... 900200からの分売となります。
 


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CHATEAU DE VERSAILLES SPECTACLES



CVS119
(2CD)
\5100→\4690

フランス・バロックを代表する女性作曲家
ジャケ・ド・ラ・ゲル:歌劇《セファルとプロクリ》全曲
 エリザベート・ジャケ・ド・ラ・ゲル(1665-1729):
  抒情悲劇《セファルとプロクリス》
   (序幕と全5幕/1694年パリにて初演)
  台本: ジョゼフ=フランソワ・デュシェ・ド・ヴァンシ
   (1668-1704)

セファル、海の神ネレ...
 レイナウト・ファン・メヘレン(テノール)
暁の女神...エマ・ニコロフスカ(メゾ・ソプラノ)
プロクリス...デボラ・カシェ(ソプラノ)
花の女神フロール、ドリーヌ...
 ロール・ビノン(メゾ・ソプラノ)
イフィス、女司祭、ニンフ1...
 グヴェンドリーヌ・ブロンデール(ソプラノ)
嫉妬の女神、海の神、トラキアの男...
 マルク・モイヨン(テノール)
北風の神ボレー、牧神パン...
 リザンドロ・アバディ(バス・バリトン)
アルカス...サミュエル・ナモット(バリトン)
ニンフ2、アテナイの女1、快楽の神の側女...
 フアン・ウェイリャン(ソプラノ)
アテナイの女2、牧人の女...
 ポリーヌ・ド・ラノワ(メゾ・ソプラノ)
羊飼い、ヘルト=ヤン・フェルビュケン(テノール)
王、絶望の神...ローラン・ブルドー(バリトン)
ア・ノクテ・テンポリス(古楽器使用)
レイナウト・ファン・メヘレン(指揮)
ナミュール室内合唱団

 録音: 2023年1月17、18、21、22、23日 グラン・マネージュ(ナミュール音楽堂)、 ナミュール(ベルギー南部ワロン地方)
 総収録時間: 148分

 【クープランと同世代の異才女性作曲家、唯一のオペラの真価に迫る全曲録音ついに登場!】
 大クープランと同世代で、早くからフランス王室に愛された女性作曲家ジャケ・ド・ラ・ゲルが1695年、満を持してパリのオペラ座で披露した本格歌劇《セファルとプロクリス》。
 これまで部分的にしか録音が出ていなかった幻の名作ですが、ついに待望の全曲録音が登場します。
 自身もバロックオペラ復興に大きく寄与する歌手として活躍するレイナウト・ファン・メヘレンが主役セファルを演じながら、自ら主宰するア・ノクテ・テンポリスを指揮。
 不幸な思い違いから二人とも命を落としてしまう若き男女の悲恋は『ロミオとジュリエット』にも通じる筋書きで、神話の登場人物たちによる序幕まで含め物語は詩的かつスリリングな展開の連続。前評判が大きすぎたためか初演は成功せず数日で舞台から下げられてしまったそうですが、満を持して行われたこの録音はその不運が信じられなくなるほど、起伏豊かな作品本来の面白さを十全に引き出してやみません。
 カシェ、ビノン、ブロンデールら頼もしい女声陣にモイヨン、アバディら男声も実力派揃い。
 台本への精緻な読み込みを感じさせる歌唱を支えるオーケストラにもトラヴェルソのアンナ・ベッソン、オーボエのブノワ・ローラン、トランペットのジャン=フランソワ・マドゥーフらソリストが続々名を連ねているだけあり、歌の流れを盛り上げる味わい深い演奏を随所で楽しませてくれます。

 






ド・ラ・ゲールと言えばこのアルバム
・・・絶品です



RICERCAR
 
RIC142
\2800→\2590

フランス・バロックを代表する女性作曲家、
 ジャケ・ド・ラ・ゲールのアンニュイで優雅な味わい


エリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール(1665-1729):ヴァイオリン・ソナタ集

 1-7. ソナタ 第1番 ニ短調
 8-11. ソナタ 第2番 ニ長調
 12-16. ソナタ 第3番 ヘ長調
 17-21. ソナタ 第4番 ト長調/短調
 22-26. ソナタ 第5番 イ短調
 27-34. ソナタ 第6番 イ長調

レ・ドミノ(古楽器使用)
 フローランス・マルゴワール(ヴァイオリン)
 グイド・バレストラッチ(バス・ヴィオール)
 ジョナサン・ルービン(テオルボ、ギター)
 ブランディーヌ・ランヌー(クラヴサン)

 録音:2010年10月 サンティーユ聖母教会 【旧品番】RIC310

 エリザベト・ジャケはパリの楽器職人の家庭に生まれ、クラヴサンの神童として評判となり、当時珍しい女性作曲家としても成功しました。後に、同じく鍵盤楽器奏者のマラン・ド・ラ・ゲールと結婚しています。
 ルイ14世がフランス生粋の音楽を推進しイタリア音楽が迫害されていた頃の1707年、彼女はこのイタリア風ソナタ集を国王の御前で披露するという大胆な行為をみせましたが、国王はその仕上がりを大いにほめたたえたと伝えられています。
 鍵盤にはZig-ZagTerritoiresにも名盤の多いブランディーヌ・ランヌー、ガンバにはAlphaでも活躍めざましいバレストラッチと名手ぞろいのアンサンブルで、フローランス・マルゴワールが深い共感を持って作品を描いています。
 



 バロック期のフランス人は、自国の芸術に誇りを持つあまり、イタリア音楽がヨーロッパ全土で人気だったのが面白くなく、イタリア出自のジャンルであるヴァイオリン独奏ソナタなどは「ふん!」と聴きたがらない人が多かったのですが、その状況を打開した重要人物のひとりが、本盤の女性作曲家ジャケ・ド・ラ・ゲール。

 太陽王ルイ14 世晩年の愛人モンテスパン夫人に気に入られ、ほどなく王室に出入りを許されるようになったこの俊才は、フランス音楽の粋である「舞踏組曲」のセンスをたくみにイタリア式ソナタと織り交ぜたユニークな独奏ソナタ集を発表、あまりの面白さにルイ14 世自らが「これはみごとな音楽だ!」と絶賛したのですから、イタリア音楽嫌いを標榜していた国王近辺の芸術愛好家たちもさぞや当惑したことでしょう。

 このソナタ集、音楽史では話題に上るものの滅多に全曲録音などされず、こういう作品に目をつけてくれるRicercar の慧眼にも脱帽なのですが、なにしろ注目は演奏陣!
 昨今も『レコード芸術』でフォルクレ全集が特選に選ばれ、その稀有なセンスをあらためて印象づけたクラヴサン(=チェンバロ)奏者ランヌーを筆頭に、カフェ・ツィマーマンの面子にもなっているバレストラッチ(Alpha)や俊才ルービンら文句なしの超・実力派に加え、主役であるヴァイオリン奏者は大御所古楽指揮者J-C.マルゴワールの愛娘にして、レザール・フロリサンでも活躍をみせてきた天才奏者フローランス・マルゴワール!

 そのむかしPierre Verany レーベルで数々の見過ごしがたい18 世紀秘曲を発掘してくれた彼女、その後あまりソロ盤を作らないと思っていたら、やおら登場した本盤では艶やかさや深みがさらに増したようで、羊腸弦のたわみや張りを繊細に生かした運弓の妙は、阿吽の呼吸で個性を重ねあわせる他の3名手とともに、過渡期ならではの作品美を否応なしに印象づけてやみません。
 古楽弦好きなら必聴の1枚です。ご注目を!



 
 
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CVS121
(2CD)
\5100→\4690
謎多き女性作曲家による秘曲
 デュヴァル嬢:歌劇《精霊たち、または恋の諸相》(全曲)
  指揮はカミーユ・ドラフォルジュ

 デュヴァル嬢(1718-1775):
  舞踏歌劇《精霊たち、または恋の諸相》
   (序幕と全4幕/1736年パリにて初演)
    台本: ジャック・フルーリ(生年不詳-1746)
     【CD 1】
      1-13. 序幕
      14-34. 第1幕「水の精たち、または慎ましき恋」
      35-54. 第2幕「地の精たち、または野心的な恋」
     【CD 2】
      1-18. 第3幕「火の精たち、または粗暴な恋」
      19-40. 第4幕「風の精たち、または軽妙な恋」
リュシル、ザイール、イスメニド、フロリス...
 マリー・ペルボスト(ソプラノ)
恋の神アムール、ザミード、風の精(女)...
 フロリー・ヴァリケット(ソプラノ)
ニンフたちの代表者、ピルカリード...
 アンナ・レノルド(メゾ・ソプラノ)
レアンドル...エティエンヌ・ド・ベナゼ(テノール)
インド人、風の精(男)...パコ・ガルシア(テノール)
ゾロアストル、ニュマピール...
 ギレム・ヴォルムス(バス・バリトン)
ゼルバン、アドルフ...
 マチュー・ヴァレンジク(バリトン)
アフリカ人、ニンフ...セシル・アシル(ソプラノ)
アンサンブル・イル・カラヴァッジョ(古楽器使用)
カミーユ・ドラフォルジュ
 (指揮・クラヴサン〔=チェンバロ〕)
ヴェルサイユ王室歌劇場合唱団
 (合唱指揮: リュシル・ド・トレミオル)

 録音: 2023年3月8日 ヴェルサイユ宮殿「十字軍の間」
 総収録時間: 142分

 【《優雅なインドの国々》と同年の作。謎多き女性作曲家による東洋への憧憬が滲む秘曲】
 《イポリートとアリシ》(1733)と《優雅なインドの国々》(1735/36)でラモーが新たな時代の寵児となりつつあったパリのオペラ座で、1736年に初演された女性作曲家デュヴァル嬢の《精霊たち、または恋の諸相》全曲録音。
 才能豊かな女性が多かった17~18世紀のフランスにあってもオペラの作曲は圧倒的に男性優位で、パリの王立音楽アカデミー歌劇場(オペラ座)で女性作曲家の作品が扱われたのは1694年のジャケ・ド・ラ・ゲル《セファルとプロクリス》(本盤と同じレーベルからの世界初全曲録音〔CVS119〕参照)が初、それ以降デュヴァル嬢の作品まで40年以上も全く例がなく、1784年にボーメニル嬢の新作がこれに続いたきりフランス革命までは女性作曲家のオペラは一切披露されませんでした。
 作曲者デュヴァル嬢は高位聖職者とオペラ座の舞踏家の間に生まれた婚外子で、1730年にオペラ座の合唱団員になったものの翌年とある不祥事に巻き込まれ離職。
 数年パリから離れた後、実父の後援で《精霊たち》の初演が実現、当人も鍵盤奏者として参画しました。やや保守的ながらイタリア流の歌謡性にも事欠かない作風は当時こそ人気につながらなかったものの、21世紀フランスのすぐれた古楽演奏家たちによるみずみずしい解釈は、様々な精霊が多様な恋物語を繰り広げる作品の味わいを十全に引き出し魅力が尽きません。
 ペルボスト、ヴァリケット、レノルドら上り調子の歌手たちが聴かせる歌唱が紡ぎ出すバロック音楽劇を、古楽器それぞれの音色美とスリリングなアンサンブルが魅力的なアンサンブル・イル・カラヴァッジョの充実オーケストラが支え、多数の舞曲トラックも起伏豊かに楽しませてくれます。

  カミーユ・ドラフォルジュ



KLARTHE
ドラフォルジュの旧譜から



 KLA 120
\2800
恵みの聖母
 (1)サンチェス:スターバト・マーテル
 (2)作者不詳:アブルッツォ受難曲
 (3)ブルネッリ:ニンフの嘆き
 (4)作者不詳:アヴェ・マリス・ステラ
 (5)リガッティ:恵み深き贖い主の御母
 (6)作者不詳:恵みの聖母
 (7)ファルコニエーリ:甘美なる旋律
 (8)レオナルダ:楽天的な栄光
 (9)作者不詳:私のえんどう豆
 (10)作者不詳:ロンバルディア女
 (11)カヴァッリ:なんと甘い
 (12)作者不詳:洗濯女の歌
 (13)メルーラ:乳母の宗教的カンツォネッタ
アンナ・ラインホルト(メゾソプラノ)
ギレム・ウォルムス(バス・バリトン)
ロビン・スンマ(バリトン)
カミーユ・ドラフォルジュ(チェンバロ、オルガン、指揮)
アンサンブル・イル・カラヴァッジオ

 注目の若手古楽奏者たちのデビュー・アルバム

 メゾソプラノ歌手アンナ・ラインホルトとチェンバロ、オルガン、指揮のカミーユ・ドラフォルジュというふたりの美女によるデヴィッド・ハミルトン風なジャケットが意味深長ですが、内容は17世紀イタリアの宗教的な声楽曲を集めた正統派古楽演奏のアルバム。

 アンナ・ラインホルトはドイツ風の名前のフランスのメゾソプラノ歌手。クイケン、クリスティ、ルセの信頼厚く、バロック・オペラで欠かせぬ売れっ子となっています。

 ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、キタローネなどの若手演奏家で結成されたアンサンブル・イル・カラヴァッジオのデビュー・アルバム。
 新鮮で若々しい感性にあふれ、今後目の離せない団体です。

 




CYPRES RECORDS


CYP4663
\3100
リュール(微かな光) ~
 ベルギーの作曲家
  アポリーヌ・ジェジュプレ作品集


 アポリーヌ・ジェジュプレ(1995-):
  1. "Ok Gaia" - アンサンブルのための (2020)
  2-7. Efflorescence -
   ギター、打楽器とピアノのための6つの小品 (2016)
  8. Et sous Mossoul - 声と6つの楽器のための (2018)
  9. La Valse a mille temps 華麗なる千拍子 -
   声と6つの楽器のための編曲
    (原曲: ジャック・ブレル) (2019編曲)
  10. Lueurs immergees - ピアノ独奏のための (2019)
 クロード・ルドゥ(1960-):
  11. A Butterfly's Dream -
   ピアノと室内管弦楽団のための協奏曲 (2016)
ミュジーク・ヌーヴェル
ジャン=ポール・デシー(指揮)...1、11
アンサンブル・ホッパー
フランソワ・デッペ(指揮)...2-9
ソニア・ラーディ(ソプラノ)...8、9
アポリーヌ・ジェジュプレ(ピアノ)...10、11

 録音: 2019-2023 Arsonic, Mars - Mons arts de la scene...1、11(ライヴ) Spheres Sonores - Pole musique de la Province de Liege...2-10
 収録時間: 54分

 ベルギーの作曲家アポリーヌ・ジェジュプレ初の作品集。
 自然と歴史的動乱、現代の経済やテクノロジーまで様々なものからインスピレーションを得て書かれています。
 某大手IT企業の音声コマンド「OK G○○gle」をヒントにしたタイトルを持つ「Ok Gaia(地球)」には、世界的な某ハンバーガーショップ、某世界的炭酸飲料、コンピューターからスマートフォンまでをカバーする某世界的企業などのジングルが引用されているとのこと(日本のものとは違うようです)。
 様々な花のイメージを盛り込んだ「Efflorescence(花に)」、ベルギー出身のシャンソン歌手ジャック・ブレル(1929-1978)の歌の編曲、師であるクロード・ルドゥの協奏曲をピアニストとして演奏したものなど多彩な内容で、その魅力に迫ります。

 
 


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GRAND PIANO

GP945
\2600→\2390
アルメニアに由来する知られざるピアノ作品
 アルメニアの秘密
  カラ=ムルザ、コルガノフ、メリキアン:ピアノ作品集

  1. クリスタポル・カラ=ムルザ(1853-1902):
   アルメニア民謡によるポプリ Op. 11(1885)
  2. カラ=ムルザ:葬送行進曲(1890)
  3. ゲナーリ・コルガノフ(1858-1890):バヤティ(1887)
  4. コルガノフ:アルメニア狂詩曲 Op. 15(1892)
  5-12. ロマノス・メリキアン(1883-1935):エメラルド(1918)
   (V. サルグシャンによるピアノ編2019)...世界初録音
    5. No. 1. Black Patridge / 6. No. 2. The Night Has Come /
    7. No. 3. The Infant and the Brook /
    8. No. 4. Don't Cry / 9. No. 5. You Shine /
    10. No. 6. I am a Nightingale /
    11. No. 7. Sprout / 12. No. 8. Lullaby
  13. メリキアン:ヒースローズ(1912)
   (V.サルグシャンによるピアノ編 2020)...世界初録音
  14. メリキアン:秋の歌(1912)
   (V.サルグシャンによるピアノ編 2020)...世界初録音
  15. メリキアン:赤髪の花嫁(1913)
   (V.サルグシャンによるピアノ編 2020)...世界初録音
ユリア・アイラペティアン
 (ピアノ...Fazioli F278 、
  Steinway Model D)

 録音:2023年5月19日 Allegro Recordings, Burbank(USA)...3、13-15 2023年8月8日 Zipper Hall, Colburn School of Performing Arts, Los Angeles(USA)...1、2、4-12
 総収録時間:57分

 アルメニアの民謡、舞曲や歌に由来する知られざるピアノ作品を集めた1枚。
 クリスタポル・カラ=ムルザは幼少期からピアノとフルート、音楽理論を学び、29歳の時に南コーカサス地方に移住。
 アルメニア人が多く居住する村を訪れ、数百の民謡や舞曲を採集しました。その後合唱指揮者として活発なコンサート活動を行いながら、アルメニアに90を超える民謡合唱団を設立し、名歌手たちを育て上げました。
 アルバムには彼の代表作の一つ「アルメニア民謡によるポプリ」と「葬送行進曲」を収録。ポプリの最後の曲には、現在アルメニア国歌として知られる旋律が用いられています。
 ゲナリー・コルガノフはジョージア出身のピアニスト、作曲家。ライプツィヒで学び、サンクトペテルブルク音楽院でピアニストとしての訓練を受けた後、1880年にジョージアに戻り演奏活動を続けながら公務員の仕事をこなし、余暇に作曲を行いました。
 「バヤティ」と「アルメニア狂詩曲」はアルメニアの旋律を用いた、リムスキー=コルサコフの影響も感じさせる描写的な音楽です。
 ロマノス・メリキアンはアルメニアの作曲家、音楽教師。イッポリトフ=イワノフに影響されティフィリスで民謡を収集。
 これらの旋律を用いた歌曲(ロマンス)で知られています。『エメラルド』は彼の最も良く知られる歌曲集。
 このアルバムでは1930年生まれの作曲家ヴィリー・サルグシャンによるピアノ編曲版が演奏されています。
 演奏は米国を拠点に活動するピアニスト、ユリア・アイラペティアン。忘れ去られていたアルメニアのピアノ音楽を発掘し、米国、中国、ヨーロッパ、ロシア、アルメニアで初演を行っています。

 
 


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NAXOS

8.559934
\1800
「ガーシュウィン・クリティカル・エディション」を用いた初の録音
ガーシュウイン:ラプソディ・イン・ブルー 他

 1. ジョージ・ガーシュウィン(1898-1937):キューバ序曲(1932)*
 2. ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
  (F. グローフェによるピアノと管弦楽編)(1942年出版)*
 3. ガーシュウィン:第2ラプソディ - ピアノと管弦楽のために(1931)*
 4. ジョン・タワー(1938-):1920/2019(2019-20)
 5. スティーヴン・スタッキー(1949-2016):ドリームワルツ(1986)
 *...ガーシュウィン・クリティカル・エディションによる世界初録音
ケヴィン・コール(ピアノ)...2、3
ナショナル・オーケストラ・インスティテュート・フィルハーモニック
デイヴィッド・アラン・ミラー(指揮)

 録音:2023年6月15-17日 Elsie & Marvin Dekelboum Concert Hall,The Clarice Smith Performing Arts Center、メリーランド(USA)
 総収録時間:71分

 ミシガン大学と、ガーシュウィン家の協力により2013年から始まった「ガーシュウィン・クリティカル・エディション」を用いた初の録音となる3作品を収録したアルバム。
 既存のすべての資料に加えて、ピアノ・ロールなどありとあらゆるソースを使用して、作曲家の意図を最も正確に表現することを目指したこのプロジェクトによる演奏は、すでに「パリのアメリカ人」(8.559859)で聴くことができますが、このキューバ序曲、第2ラプソディ、ラプソディ・イン・ブルーの3曲にも新たな研究成果が反映されています。
 とりわけ「ラプソディ・イン・ブルー」は、原曲の2台ピアノ版から、オーケストレーションが不得手だったガーシュウィンに代わり、グローフェがオリジナルのジャズ・バンド稿を作成、その後さまざまな稿が作られたという複雑な経緯を持つだけでなく、グローフェのオーケストラ版でさえ複数のヴァージョンがあり、なかなか本当の姿を洗い出すのは困難な作品です。
 ここではグローフェのシンフォニック・アレンジに基づく版が用いられていますが、ピアニストのコールはもともとのジャズ・バンド稿にあった44小節を加え演奏しているところも聴きどころです。
 他にジョン・タワーの推進力に満ちたリズムがはじける「1920/2016」と、スタッキーの幽玄な「ドリームワルツ」が収録されています。

 
 
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8.579149
\1800
親密な声 -ヴュータン:ヴァイオリン希少作品集
 1. ロマンス「友情の思い出」 Op. 8bis(1840年代)...世界初録音
 2. フェレンツ・エルケル(1810-1893)/ヴュータン:
  ハンガリー民謡による幻想曲の形式による華麗な二重奏曲(1837)
 3-8. 親密な声 Op. 45(1875)
  3. No. 1. Douleurs 痛み / 4. No. 2. Espoir 希望 /
  5. No. 3. Foi 信仰 / 6. No. 4. Deception 失望 /
  7. No. 5. Serenite 静寂 / 8. No. 6. Contemplation 熟考
 9. ベートーヴェンの「ロマンス第1番 ト長調」の主題による変奏曲
  (1838) (O. アドラーによるヴァイオリンとピアノ編 2021年出版)
 10. エレジー Op. 30(ヴァイオリンとピアノ版)(1848)
 11. 私の葬送行進曲 Op. 58(1879)...世界初録音
 12. 声、ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲(1848)...世界初録音
  (P. レリオによる声、ヴァイオリンとピアノ編 2023年出版)
ヴィルモシュ・チコシュ(ヴァイオリン)
オリヴィエ・ルシャルドゥール(ピアノ)
マノン・ラメゾン(ソプラノ)...12

 録音:2023年2月17-19日 Auditorium Campra, ConservatoireDarius Milhaud d'Aix-en-Provence(フランス)...1-11 2023年7月5日 Concert Hall, LUCA School of Arts,Campus Lemmens, Leuven(ベルギー)...12
 総収録時間:79分

 19世紀のヴァイオリン奏法に革命をもたらしたアンリ・ヴュータン。彼の弟子であったウジェーヌ・イザイは「師の作品はどんな犠牲を払ってでも守られるべき宝物」であり、「その全貌が知られるべきである」と主張しましたが、2020年のヴュータン生誕200年は、まさにその機会となり、作曲家の家族にのみ受け継がれた未発表の作品が発掘されました。
 このアルバムには未発表、世界初録音を3曲含む演奏機会の多くないヴュータン作品を収録。ロマンス「友情の思い出」はヴュータンと彼の5歳年上の妻ジョセフィーヌとの最初の出会いを暗示しているとされる小さな曲。
 「私の葬送行進曲」はヴュータンが病に倒れ、体の自由を失い自身の死を思いつつ書いた悲痛な作品。「声、ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲」(この録音では管弦楽パートをP.レリオがピアノに編曲した版を使用)は、彼の師シャルル=オーギュスト・ド・ベリオの妻となった高名な歌手マリア・マリブランの素晴らしい歌唱に感銘を受けたヴュータンが、コロラトゥーラ・ソプラノのエルミニア・フレッツォリーニのために書いた作品。
 歌パートはすべてヴォカリーズで書かれ、ベルカントの妙技をヴァイオリンと競います。
 ほかにはハンガリーの作曲家エルケルとの共作「華麗な二重奏曲」、ベートーヴェンのロマンスを主題とした変奏曲、ヴュータンの作曲活動の絶頂期でありながら、自身の子供を失った頃に書かれた「エレジー」、ジョセフィーヌの死後、友情を育んだマチルド・ルジューヌに向けて書いた自身の心の告白とも言える曲集「親密な声」が収録されています。
 ヴァイオリンを演奏するのはベルギー出身で2020年にヴェルヴィエで開催されたアンリ・ヴュータン国際ヴァイオリン・コンクールの優勝者、ヴィルモシュ・チコシュです。
 
 


8.660538
(2CD)
\2600
ロッシーニ:歌劇《イングランドの女王エリザベッタ》
 ジョアキーノ・ロッシーニ(1792-1868):
  歌劇《イングランドの女王エリザベッタ》全2幕(1815)
   台本:ジョヴァンニ・シュミット
 【CD1】
   1. シンフォニア
   2-17. 第1幕
 【CD2】
   1-16. 第2幕
エリザベッタ...
 セレーナ・ファルノッキア(ソプラノ)
レイチェステル...
 パトリック・カボンゴ(テノール)
ノルフォルク...メルト・スング(テノール)
マティルデ...ヴェロニカ・マリーニ(ソプラノ)
エンリーコ...
 マーラ・ガウデンツィ(メゾ・ソプラノ)
グリエルモ...ルイス・アギラル(テノール)
クラクフ・フィルハーモニー合唱団
クラクフ・フィルハーモニー管弦楽団
アントニーノ・フォリアーニ(指揮)

 録音:2021年7月3-4日 Juliusz Slowacki Theatre、クラクフ(ポーランド) 2021年7月21日 Offene Halle, Bad Wildbad(ドイツ)
 総収録時間:135分

 ロッシーニ15番目の歌劇となる《イングランドの女王エリザベッタ》は、彼が北イタリアの劇場で名を上げたのち、ナポリのサン・カルロ劇場のために作曲した最初の作品。
 序曲やいくつかのアリアは《セヴィリアの理髪師》などの過去作から転用されているものの、初演は大成功をおさめ、ロッシーニは当時のイタリア音楽界における最も重要な都市ナポリにおける歌劇作曲家としての地位を確立することができました。
 この作品を初演するために、当時のスター歌手たちが集結。その中にはのちにロッシーニの妻となるイザベラ・コルブランも含まれており、彼はイザベラのために超絶技巧を駆使したアリアを書いています。
 この演奏は、2021年バート=ヴィルトバート・ロッシーニ音楽祭での上演記録と、その直前にポーランドのクラクフで行われたオペラ・フェスティヴァルの記録を組み合わせたもの。
 新型コロナウィルスのパンデミック下という難しい時期の上演でしたが、主役のエリザベッタを歌うセレーナ・ファルノッキアは、低音から高音までむらのない響きを持つ声を生かしながら難しいコロラトゥーラを見事に決めています。
 物語で重要な役割を担う2人のテノールは、パトリック・カボンゴとメルト・スングが担当。やはり素晴らしい声を披露しました。
 指揮のアントニーノ・フォリアーニは、クラクフ・フィルハーモニー管弦楽団とともに「典型的なロッシーニ・スタイル」を詳細に練り上げ、歌手たちとともに拍手喝采を浴びました。
 


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ORFEO



C220021
\3000→\2790
バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)
 マリン・オルソップ(指揮)&ウィーン放送響
ブリテン:ヴァイオリン協奏曲/二重協奏曲

 1-3. ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op. 15(1939/1954、65改訂)
  1. I. Moderato con moto - Agitato - Tempo primo
  2. II. Vivace - Animando - Largamente - Cadenza
  3. III. Passacaglia: Andante lento (Un poco meno mosso)
 4-6. 二重協奏曲 ロ短調 - ヴァイオリン、ヴィオラと管弦楽のための
  (1932) (C.マシューズによる完成版)
   4. I. Allegro ma non troppo / 5. II. Rhapsody: Poco lento /
   6. III. Allegro scherzando - Allegro non troppo
バイバ・スクリデ(ヴァイオリン)
イヴァン・ヴクチェヴィチ(ヴィオラ)
ウィーン放送交響楽団
マリン・オルソップ(指揮)

 録音:ウィーン、放送文化会館 2021年10月9-10日...1-3 2022年5月23日...4-6

 総収録時間:59分

 ラトヴィア出身のヴァイオリニスト、バイバ・スクリデと名指揮者マリン・オルソップが共演。
 曲目はブリテンの「ヴァイオリン協奏曲」と、あまり演奏されることのない「二重協奏曲」という興味深いものです。
 ヴァイオリン協奏曲は1939年、ブリテン25歳の作品。高度な技巧が要求される、激しく創意に富んだ第2楽章を、内省的な第1楽章とパッサカリア形式による荘重な第3楽章で挟んだ構成となっており、第二次世界大戦の開戦による不安な心情と反戦意思が反映された曲と言われています。
 ブリテンは1950年に作品をハイフェッツが演奏することをきっかけに、最終楽章のヴァイオリン・パートを書き直すなどの改訂を行い、その後も小さな改訂を加え、現在の形に落ち着いています。
 かたや二重協奏曲は、ブリテンが王立音楽大学に在学していた時期の作品。克明に書き込まれたスケッチがあるものの、なぜか総譜としては完成しておらず、彼の生前に演奏されることもありませんでした。
 ブリテンの死後、コリン・マシューズがスケッチに基づいてオーケストレーションを補筆完成、1997年6月15日にようやく初演されたという作品です。
 スクリデの演奏は、どちらの曲でもブリテン作品の持つ内省的、神秘的な雰囲気を大切にしながら、技巧的な部分では鮮やかに楽器を駆使し、最後まで緊張感をゆるめることなく一気に弾き切っています。
 二重協奏曲でヴィオラを弾くのはスイス・イタリア語放送管弦楽団のソロ・ヴィオラ奏者を務めるイヴァン・ヴクチェヴィチ。
 スクリデと息のあった演奏を聴かせます

 
 




RADIO FRANCE



FRF072
\3100
カイヤ・サーリアホ作品集
 カイヤ・サーリアホ(1952-2023):
  1-3. Maan varjot 地球の影 - オルガンと管弦楽のための (2013)
  4-8. Chateau de l'ame 魂の城 - ソプラノ、合唱と管弦楽ための (1996)
  9-14. True Fire 真実の炎 - バリトンと管弦楽ための (2014)
  15. Offrande 贈り物 - チェロとオルガンのための (2015)
オリヴィエ・ラトリー(オルガン)...1-3、15
フォースティンヌ・ド・モネ(ソプラノ)...4-8
ダヴォーン・タインズ(バリトン)...9-14
アンッシ・カルットゥネン(チェロ)...15
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団...1-8
フランス放送合唱団団員...4-8
フランス国立管弦楽団...9-14
エルネスト・マルティネス・
 イスキエルド(指揮)...1-3
ハンヌ・リントゥ(指揮)...4-8
オラリー・エルツ(指揮)...9-14

 録音: 2017年2月プレザンス音楽祭...1-3、9-15 2022年6月24日...4-8
 収録時間: 76分

 2023年に亡くなったフィンランド出身の作曲家、カイヤ・サーリアホの作品集。
 80年代からはパリに移住しスペクトル楽派の影響を強く受けるなど、フランスとも強いつながりのあった彼女は2017年のプレザンス音楽祭で大きく取り上げられており、その時のライヴ録音がこのアルバムの中心となっています。
 
 


FRF071
\3100
トリスタン・ミュライユ: 水源の分有、影の大地
 トリスタン・ミュライユ(1947-):
  1. Le Partage Des Eaux 水源の分有 (1995)
  2. Terre D'Ombre 影の大地 (2003-4)
カミーユ・ジュグラリス(コンピューター)
フランス国立管弦楽団
アレクサンドル・ブロック(指揮)...1
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
ペーテル・エトヴェシュ(指揮)...2

 録音: 2022年2月12日 プレザンス音楽祭...1 2006年12月 ラジオ・フランス...2
 収録時間: 45分

 1991年からラジオ・フランスが主催しているプレザンス音楽祭。毎年様々な同時代音楽を紹介し、多くの世界初演も行っているこの音楽祭のライヴ音源を中心としたシリーズ。
 フランス出身でスペクトル楽派の作曲家、コンピューターやエレクトロニクスを使用した作曲の先駆者として知られるトリスタン・ミュライユの管弦楽作品集。
 22分を超える大作2曲を収録。
 


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SWR CLASSIC



SWR19130CD
\2800→\2590
ドイツ放送フィルによるドヴォルザーク交響曲全集第6弾
 指揮がピエタリ・インキネンに交代
アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904):交響曲第7番・第8番

 1-4. 交響曲第7番 ニ短調 Op. 70 B 141(1885)
  1. I. Allegro maestoso / 2. II. Poco adagio /
  3. III. Scherzo: Vivace - Poco meno mosso /
  4. IV. Allegro
 5-8. 交響曲第8番 ト長調 Op. 88 B 163(1889)
  5. I. Allegro con brio / 6. II. Adagio /
  7. III. Allegretto grazioso - Molto vivace /
  8. IV. Allegro ma non troppo
ピエタリ・インキネン(指揮)
ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団

 録音:Saarbrucken, Funkhaus Halberg, GroBerSendesaal 2021年9月27-30日...1-4 2022年9月6-9日...5-8
 総収録時間:74分

 ドイツ放送フィルによるドヴォルザーク交響曲全集第6弾。前半3枚を指揮したチチョンより、第4弾からインキネンが引き継ぎ、素晴らしい演奏を披露しています。
 今作に収録されているのは、ドヴォルザークの交響曲の中でもとりわけ人気の高い第8番と第7番。1884年から85年に書かれた第7番は、第3楽章にチェコ民族舞曲フリアントのリズムが使われるなどスラヴ要素の濃い作品。第8番は更にボヘミアの要素が高く、とりわけ第3楽章の哀愁を帯びた旋律も一度聴いたら忘れられないほどの魅力があります。
 2017年からドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者と務めるインキネンは、作品のスコアを丹念に読み込み、細かい対旋律までをも際立たせることでオーケストラから明瞭な響きを引き出し、メリハリあるテンポで全曲を聴かせます。
 




<国内盤>

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BERLINER PHILHARMONIKER RECORDINGS



KKC 9852
(2CD+1Blu-ray)
\13000
ベルリン・フィル&キリル・ペトレンコ
ラフマニノフ:
 交響曲第2番、『死の島』、交響的舞曲、ピアノ協奏曲第2番
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
キリル・ペトレンコ(指揮)
  セルゲイ・ラフマニノフ
   CD1
    (1)-(4)交響曲第2番 58'50
    (5)交響詩『死の島』 19'32
   CD2
    (1)-(3)ピアノ協奏曲第2番 31'07(ピアノ:キリル・ゲルシュタイン) 
    (4)-(6)交響的舞曲  35'54
   Blu ray Disc
    Concert videos
     ・左記全曲のコンサート映像(すべてHD 映像)
     ・左記全曲のロスレス・スタジオ・マスター音源の音声トラック

 ラフマニノフ生誕150周年を記念した第2弾アルバム!来日公演の興奮冷めやらぬベルリン・フィル&キリル・ペトレンコによる交響曲第2番を中心とした注目盤!

 CD1収録:(1)-(4)2021年3月20日/(5)2021年1月16日/CD2:(1)-(3)2022 年6月25日、ヴァルトビューネ、ベルリン/(4)-(6)2020 年2月15日
 収録場所:フィルハーモニー、ベルリン(ピアノ協奏曲のぞく)
 Blu ray Disc
  Concert videos
   画面:Full HD 1080/60i,16:9/音声:2.0PCM,7.1.4Dolby Atmos/リージョン:ABC(worldwide)/総収録時間:161分/字幕:英、独、日
  Audio:2.0 PCM Stereo 24-bit / 48-96 kHz、7.1.4 Dolby Atmos 24-bit / 48 kHz
 初回限定特典付(2024年カレンダー)は完売しました。
 /輸入盤・日本語帯・解説付

 ダウンロード・コード
 この商品には、上記全曲のハイレゾ音源(24-bit/ 192 kHz 迄)をダウンロードするためのURLとそのパスワードが封入されています。

 デジタル・コンサートホール
 ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。

 2023年11月、ベルリン・フィルを率いて来日を果たしたキリル・ペトレンコ。
 2019年8月にベルリン・フィルの首席指揮者に就任以来、同コンビの演奏 を日本で待ち望んできたファンには待望の来日公演となりました。
 11月14日に高松市で日本公演がスタートし、6都市10公演のツアーは、万雷の拍手と歓声 により大成功をおさめました。
 その熱狂と余韻も冷めやらぬ中、ベルリン・フィル・レコーディングスより新譜がリリースされます。
 
 ラフマニノフ生誕150 周年を記念した第2弾アルバムで、交響曲第2番、『死の島』、交響的舞曲、そして第1弾としてリリースされたキリル・ゲルシュタインとのピアノ協奏曲第2番という内容。
 ペトレンコは、インタビューで「ラフマニノフの音楽を聴くといつも自分の故郷の一部を聴いているような気持になります。」と語っているほど、ラフマニノフの音楽は重要な意味を持っています。
 
 ペトレンコは、ベルリン・フィルに2006年に初登場し、その後わずか3回の共演で首席指揮者に選ばれました。
 その最初に指揮をしたのが、ここにも収録 されている楽曲「ラフマニノフの交響曲第2番」でした。
 その記念すべき作品を首席指揮者として15 年ぶりに指揮をした演奏がここに収められているのです。
 
 1906年、ラフマニノフは交響曲第2 番を作曲。交響曲第1 番が大失敗に終わった後、交響曲第2番の初演の成功は、ラフマニノフの復活を意味する出来事 となりました。
 ラフマニノフが、20世紀初頭の新古典主義の潮流に逆らい、調性に忠実であり続け、物憂げな音楽言語でハリウッドの映画音楽のスタイルを先取りした、自信に満ちた作品です。
 ペトレンコは、当エディションの核となる作品における膨大な感情的表現だけでなく、その見事なテクスチュアも強調しています。
 
 そしてラフマニノフが1917年に亡命するまで定期的に指揮していた交響詩《死の島》。
 アルノルト・ベックリンが描いた同名の絵画の白黒コピーから着想を得た、 5 拍子で、高波に浮かぶ船のように揺れ動く曲想。
 レクイエムに用いられる荘重なディエス・イレ(怒りの日)のモチーフは、この曲だけでなく、ラフマニノフの 他の作品にも繰り返し登場しています。
 
 2022年のヴァルトビューネで演奏されたキリル・ゲルシュタインとのピアノ協奏曲第2番。
 1901年の初演にはラフマニノフ自身がピアノを演奏、ベルリン・フィルにおける同曲の初演は1903年、そして1908年にはラフマニノフ自身がベルリン・フィルでソロ・デビューを果たし、ピアニスト、作曲家としてのラフマニノフの輝かしい国際的キャリアの礎を築いた最初の作品。
 ラフマニノフ最後の作品『交響的舞曲』。ここでもディエス・イレのモチーフが何度も繰り返し鳴り響きます。
 晩年のラフマニノフはこの作品を自分の最高傑作と語っていたとも言われています。当エディションを締めくくるにふさわしい一作と言えるでしょう。

 
 















12/28(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


PREISER RECORDS



PRCD 91583
\2500
ツィーラー・エディション第28集~軽騎兵のいたずら
 1. Franz Joseph-Marsch, Op. 151
 2. Couragiert!, Op. 401
 3. Das liegt bei uns im Blut!, Op. 374
 4. Husarenstreiche, Op. 553
 5. Vorwarts, ganze Compagnie!, Op. 524
 6. Nachtschwalbe, Op. 417
 7. Kronungsmarsch, Op. 559
 8. Donausagen, Op. 446
 9. Zubrzicky-Marsch, Op. 176
 10. Barrison-Marsch, Op. 536
 11. Blumen Polka-francaise, Op. 316
 12. Wiener Garnisons-Marsch, Op. 20
 13. Wenn man Geld hat, ist man fein!, Op. 539
 14. Rendez-vous!, Op. 380
 15. Kaiser Maximilian-Marsch, Op. 16
 16. Der Vater des Regiments, Op. 431
 17. Schonfeld-Marsch, Op. 422
Bernhard Heher
Gardemusik Wien

 PREISER名物ツィーラー・エディション第28集

 56:26

 熱烈なファンを抱える、Preiserレーベル名物のツィーラー・エディション、第28集です。
 
 

PRCD 91606
\2500
ティモシー・ホーダー(1955-):セスティーナ
 Sestina 1-3 / Ryme 1-3 / Verse 1-3 /
 Stanza 1-3 / Poem 1-3 /
 Elegy 1-3 / Alliteration a-c
フレデリック・ブルーム(ピアノ)

 ピアノで奏でる六行六連詩

 作曲家・画家として活躍しているティモシー・ホーダーのピアノ曲。
 ミニマル風ニューエイジ風の楽曲。
 




WERGO

WER 6440
\2600
臓器 ~ ウラジミール・ギチェフ・ボガチュ作品集
 ウラジミール・ギチェフ・ボガチュ(1986-):
  (1)君よ、ついてこい Vos, seguime ~
   二重の三重奏のための
  (2)同じ、同じ、同じ。 igualito, igualito, igualito. ~
   三重奏のための同リズムによる3 つの小品
  (3)偶然のであい encuentros casuales ~
   アンサンブルのための
  (4)ハイムリッヒ Heimlich ~アンサンブルのための
(1)アンサンブル・ムジークファブリーク
(2)トリオ・キャッチ
(3)アンサンブル・アヴァンチュール
(4)コレクティーフ3:6ケルン

 驚くべきサウンド、あふれでる未知のエネルギー

 録音:2021-2022年/79:08

 1986年ウルグアイ生まれの作曲家、ウラジミール・ギチェフ・ボガチュの作品集。
 驚くほどユニークな音楽で、すべての音が思いがけない展開をし、高揚感に みちた響きの海へとつながっていきます。
 ジャンルという認識はまるでなく、ニューミュージック、ジャズ、南米のフォークロア等が、既存の音楽スタイルとかけ離れ たところで溶け合っている無二の世界。

 『encuentros casuals』ではジャズ・サックス奏者のエリック・ドルフィーの音楽が引用され、『igualito, igualito, igualito』ではチェロがチリの歌手ビ オレータ・パラのギターのように響きます。
 〈ピアノ、ヴァイオリン、チェロ〉の古典的なトリオと〈オーボエ、チューバ、打楽器〉というトリオの組み合わせによる『Vos, seguime』は作曲家いわく「ドッペルゲンガー・トリオ」で、トリオ同士がお互いに影響しあいながら反復していきます。
 最後の『Heimlich』は約35分の力作。
 




CAVI-MUSIC



8553532
\2600
ミュンヘン国際音楽コンクール覇者、
 プジェミスル・ヴォイタ(ホルン)が奏でるジョン・ケージの世界

ジョン・ケージ:Music for Three

 ジョン・ケージ:
  1. Music for three/2. Music for One(ヴァイオリン独奏)/
  3. Music for three/4. Music for One(ホルン独奏)/
  5. Music for three/6. Music for One(ピアノ独奏)
プジェミスル・ヴォイタ(ホルン)
イェ・ウー(ヴァイオリン)
フローレンス・ミレー(ピアノ)

 ARDミュンヘン国際音楽コンクール覇者、チェコの天才が奏でるジョン・ケージの世界!

 ☆ARDミュンヘン国際音楽コンクール覇者、チェコの天才ホルニスト、プジェミスル・ヴォイタ!
 ☆ホルン、ヴァイオリン、ピアノの編成による「Music for Three」は世界初録音!

 若手演奏家の登竜門の中でも最難関として有名なARDミュンヘン国際音楽コンクールの2010年のホルン部門で第1位、聴衆賞、最優秀新作演奏賞、ニュー・フィルハーモニー・ヴェストファーレン特別賞を受賞するなど圧倒的な成績を収め、ラデク・バボラークの後継者的存在としてその名を世界に轟かせたチェコの天才ホルニスト、プジェミスル・ヴォイタ(1983-)。
 続く2011年のベートーヴェン・フェスティヴァル・ボンでもベートーヴェン・リング賞を受賞するなど目覚ましい活躍を繰り広げたヴォイタは、ドレスデン・シュターツカペレのアカデミーからベルリン・シュターツカペレ、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席奏者へと転身。2015年から2019年まではケルンWDR交響楽団の首席ホルン奏者を務めるなど世界屈指のホルニストです。

 これまでに、ヨーゼフ&ミヒャエル・ハイドンのホルン協奏曲全曲録音や、作品の時代ごとに3本のホルンを吹き分け、それぞれの作品が書かれた当時のホルンの響きや奏法の再現を見事に表現した 《メタモルフォージス》 など、優れたアルバム制作で国際的に高い評価を得ているヴォイタ。
 ホルン、ヴァイオリン、ピアノという編成による作品を確立したのはブラームスが初めてですが、本アルバムでは、実験音楽家として独特の音楽論や表現によって音楽の定義を広げたジョン・ケージの作品を取り上げています。
 ケージは、これらの楽器編成によるオリジナルの作品を残してはいませんが、「Music for」は、ソロから二重奏、四重奏、声楽とのアンサンブルなど、相互にランダムに関連付けることができる17個のパートから成り立っています。

 コンサート・マスターとして、クルト・マズア、ケント・ナガノ、クリストフ・エッシェンバッハなど、著名な指揮者の下で演奏し、多くのオーケストラと共演してきた女流ヴァイオリニストのイェ・ウー。
 パリ国立高等音楽院で学び、1992年から2000年まで、ピエール・ブーレーズ、デイヴィッド・ロバートソンが率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランと共演するなど、現代音楽界の第一線で活躍するフローレンス・ミレー。ヴォイタを含むこれら3人の名手たちによるアンサンブルに加え、それぞれの楽器によるソロにも注目です。

 ※録音:2022年6月28日&29日、WDRクラウス・フォン・ビスマルク・ザール(ケルン、ドイツ)
 




DUX


DUX1968
\2600
ポーリッシュ・サウンド ~
 グジェゴシュ・ドゥフノフスキ:吹奏楽のための作品集 Vol.2

  グジェゴシュ・ドゥフノフスキ(b.1971):
   1. ポーリッシュ・ファンファーレ/
   2. マイ・ホームランド/3. スケルツォ第1番/
   4. オーボエと吹奏楽のための 《プランクス》 /
   5. バリトン・サクソフォンと吹奏楽のためのポルカ《Burczybas Hokey Pokey》/
   6. ネプチューン・オン・ザ・ヴィスワ/7. スケルツォ第2番
ミロスワフ・コルドフスキ(指揮)
ワルシャワ・ウインド・オーケストラ
ミウォシュ・ダニエル・ズヴォリンスキ(オーボエ/tr.4)
ヴォイチェフ・ハウプカ(バリトン・サクソフォン/tr.5)

 ポーランドの現代作曲家による吹奏楽作品集!

 ☆ポーランドの現代作曲家、グジェゴシュ・ドゥフノフスキによる吹奏楽作品集!
 ☆シンフォニア・ヴァルソヴィアの管楽器&打楽器奏者たちが奏でるポーランドの吹奏楽サウンド!

 ポーランド最大級のインディペンデント・レーベル【DUX(ドゥクス)】より、ポーランドの現代作曲家、グジェゴシュ・ドゥフノフスキによる吹奏楽作品集が登場。
 ドゥフノフスキは、様々な編成の管楽器のための作品を残しており、ポーランドの管楽器作品のためのレパートリーに大きく貢献しています。

 本アルバムに収められた作品は、ポーランドの民族音楽への言及が多く、最古のポーランドの賛美歌「ボグロジツァ」や民族舞踊のポロネーズ、クラコヴィアク、マズルカといったモチーフが散りばめられています。
 また、ビッグバンド・ジャズや映画音楽の英雄的なモチーフを思わせるハーモニー、サウンド、リズムも色濃く反映されています。

 ワルシャワ・ウインド・オーケストラのメンバーは、1984年にユーディ・メニューインがポーランド室内交響楽団を母体として設立したシンフォニア・ヴァルソヴィアの管楽器奏者と打楽器奏者たちから成り立っており、類まれなハーモニー、幅広いダイナミクス、色彩感溢れる音色、アーティキュレーションを見事に披露。珍しい楽器編成のポテンシャルを存分に発揮しています。

 ※録音:2023年、ポーランド放送ヴィトルト・ルトスワフスキ・コンサート・スタジオ(ワルシャワ、ポーランド)
 



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HYPERION



JCDA68406
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3500
ナッシュ・アンサンブル
チャイコフスキー:フィレンツェの思い出

 ピョートル・チャイコフスキー(1840-1893):
  弦楽六重奏曲 ニ短調《フィレンツェの思い出》 Op.70
 エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897-1957):
  弦楽六重奏曲 ニ長調 Op.10
ナッシュ・アンサンブル
 〔ステファニー・ゴンリー(ヴァイオリン)、
  ジョナサン・ストーン(ヴァイオリン)、
  ラーシュ・アンデシュ・トムテル(ヴィオラ)、
  レイチェル・ロバーツ(ヴィオラ)、
  エイドリアン・ブレンデル(チェロ)、
  ジェマ・ローズフィールド(チェロ)〕
CDA68406
\2700→\2490

 英国最高のアンサンブル!チャイコフスキーとコルンゴルトを弾く!

 ☆若書きのコルンゴルトと最晩年のチャイコフスキーの弦楽六重奏曲!
 ☆ナッシュ・アンサンブルの完璧な演奏でチャイコフスキーの集大成のひとつ、《フィレンツェの思い出》!

 1964年創立、世界トップレベルの名手たちを擁し、ロンドンのウィグモア・ホールのレジデント・チェンバー・アンサンブルを務めるナッシュ・アンサンブル。
 多種多様な編成を駆使し、300超の世界初演を含む様々なスタイルの音楽を録音・演奏し、英国最高のアンサンブルの1つとして注目を集めてきました。
 Hyperionを中心にこれまで90タイトル以上のアルバムを録音し、イギリスのグラモフォン賞やBBCミュージック・マガジン賞にも度々ノミネートや受賞を果たしており、2021年にもジョン・ピッカードの作品集でグラモフォン賞の現代曲部門に輝いています。

 このアルバムではチャイコフスキーとコルンゴルトの弦楽六重奏曲を取り上げています。
 チャイコフスキーの《フィレンツェの思い出》は最晩年の作品で、彼が書いた室内楽の作品としては最後のものとなります。
 コルンゴルトの《弦楽六重奏曲》は若書きの作品で20歳を迎える前に書かれた作品です。どちらも編成は同じですが、作曲家のキャリアの時期としては対照的なものと言えるでしょう。
 チャイコフスキーはこの編成の作品に対して兄弟であるモデストに「6つの楽器を均等に鳴らし独立させることは、想像を絶するほど難しい」と語ったということです。

 ※録音:2023年1月9日-11日、殉教者聖サイラス教会(ケンティッシュ・タウン、ロンドン)
 
 


CDA68436
\2700
デュリュフレ:レクイエム
 デュリュフレ:レクイエム Op.9
 プーランク:悔悟節のための4つのモテット
スティーヴン・レイトン(指揮)
ケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団
ハリソン・コール(オルガン)

 ケンブリッジ大学の名門カレッジ合唱団によるデュリュフレの「レクイエム」決定盤!

 ☆名匠スティーヴン・レイトン率いる、ケンブリッジ大学の名門、トリニティ・カレッジ合唱団!
 ☆デュリュフレの傑作レクイエムと、プーランクの四旬節モテット集!

 イギリス合唱界の名指揮者、スティーヴン・レイトンが音楽監督を務めるケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団。
 バッハ、ヘンデルなどの古楽からスタンフォード、フィンジ、ハウエルズ、マクダウアル、オワイン・パーク、イーヴォ・アントニーニなどの近現代音楽まで広いレパートリーを誇る名門カレッジ聖歌隊が、20世紀でもっとも愛されている合唱作品の1つでもあるモーリス・デュリュフレの「レクイエム」を録音! 古いもの(グレゴリオ聖歌)と新しいもの(その時代と場所に相応しい調和のとれた言語)が魔法のように統合された傑作で、パリのサン・トゥスタシュ教会の雄大な音響と素晴らしいオルガンの恩恵を受けたこの録音は、新たな「決定盤」の有力候補となることでしょう。
 約10年前にリリースされた「ハウエルズのレクイエム」(CDA67914)ではグラモフォン賞の合唱部門に輝き、「プーランクのグローリア&モテット集」(CDA67623)でもグラモフォン賞にノミネートしてきたケンブリッジ・トリニティ・カレッジ合唱団の名唱にご期待ください。

 ※録音:2021年7月31日、トリニティ・カレッジ・チャペル(ケンブリッジ)(プーランク)&2022年7月15日-20日、サン・トゥスタシュ教会(パリ)

 
 




PRELUDE CLASSICS

 2007年に結成されたメッコーレ弦楽四重奏団のヴィオリストを務めるとともに、2019年からはショパン音楽大学の助教授としても活躍するポーランドのヴィオリスト、ミハウ・ブリワが設立したポーランドの高音質レーベル「Prelude Classics」の取り扱いを開始します。(代理店)


PCL2300501
(1 GOLD CD)
\2900
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集 KV296, 379, 304, 378
 モーツァルト:
  ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 KV296
  ヴァイオリン・ソナタ ト長調 KV379(373a)
  ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 KV304(300c)
  ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 KV378(317d)
アレクサンドラ・ブリワ(ヴァイオリン)
モニカ・ヴォジニャク(フォルテピアノ)

 GOLD CD仕様、192kHz/24bit録音の高音質で聴くモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集!

 ポーランドのヴァイオリニスト、アレクサンドラ・ブリワがフォルテピアノの伴奏で弾くモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集。
 マンハイム、ウィーン、パリ、ザルツブルクとそれぞれ別々の場所で作曲したとされる4つの作品をチョイス。

 アレクサンドラ・ブリワはポーランド国内のみならずヨーロッパの各地で評価が上昇中。2011年にはウィーン楽友協会でメッコーレ弦楽四重奏団のメンバーとともにペンデレツキの弦楽四重奏曲第3番のオーストリア初演を作曲者本人の前で行ったほか、イェジ・マクシミウクやヤヌシュ・オレイニチャク、アンジェイ・バウアーといった一流アーティストたちとの共演も経験し着実に実力を高めている楽しみなヴァイオリニストです。
 GOLD CD仕様、192kHz/24bit録音の高音質盤。

 ※録音:2022年4月1日-3日、イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミー アウラ・ノーヴァ・コンサート・ホール(ポズナン、ポーランド)
 
 
PCL2200101
\2900
J.S.バッハ:ヴァイオリン・ソナタ集 BWV1017-1019
 J.S.バッハ:
  ヴァイオリン・ソナタ第4番ハ短調 BWV1017
  ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ短調 BWV1018
  ヴァイオリン・ソナタ第6番ト長調 BWV1019
アレクサンドラ・ブリワ(ヴァイオリン)
マリア・バナシュキエヴィチ=ブリワ(ハープシコード)

 ポーランドの音楽ファミリー、ブリワ・ファミリーが贈るバッハのヴァイオリン・ソナタ集。
 2人は共にポズナンのヤン・イグナツィ・パデレフスキ音楽アカデミーを卒業し、演奏活動を行う傍ら同アカデミーで後進の育成にも励んでいます。
 マリア・バナシュキエヴィチ=ブリワはポズナン・フィルハーモニー管弦楽団のハープシコード奏者も務めており、ヘンリク・シェリング、クリストファー・ホグウッドといった演奏家とも共演を重ねてきました。

 その偉大さを表現する言葉が見当たらないというほど2人が賞賛する、人間の精神を最も独創的かつ完全に表現した大バッハの音楽を息の合った演奏で心に届けてくれます。

 ※録音:2021年8月18日-21日、イグナツィ・ヤン・パデレフスキ音楽アカデミー アウラ・ノーヴァ・コンサート・ホール(ポズナン、ポーランド)
 




SIGNUM



SIGCD779
\2700
武装した男(平和のためのミサ曲)!
 アンサンブル版世界初録音!

  カール・ジェンキンス:
   武装した男(平和のためのミサ)
デイヴィッド・テンプル(指揮)
ハートフォードシャー合唱団
ロンドン・オーケストラ・ダ・カメラ
オサーマ・キワン(ムアッジン/祈祷時刻告知係)
キャスリン・ラッジ(メゾ・ソプラノ)
ジャマル・アリエフ(チェロ)

 ☆カール・ジェンキンス自身によって考案されたアンサンブル版 《武装した男(平和のためのミサ)》 の世界初録音!

 英国で最も優れたシンフォニック・コーラスのひとつであり、質の高い情熱的な歌唱で定評があるハートフォードシャー合唱団と、ロンドン・フィルハーモニー合唱団のメンバーとしてボールト、ストコフスキ、ショルティ、ハイティンクらの元で歌い、ハートフォードシャー合唱団の音楽監督を務める合唱指揮者、デイヴィッド・テンプルによるSignum第3弾は、イギリスの作曲家カール・ジェンキンスの 《武装した男(平和のためのミサ)》 のアンサンブル版。

 《武装した男》 は、英国の帝国兵器博物館からの委嘱で作曲され、コソボ紛争の犠牲者に捧げられた平和への強い願いが込められた作品です。
 本アルバムに収めれられたアンサンブル版は、交響曲全曲版の演奏が不可能な場合の代替案としてジェンキンス自身によって考案されたもので、推進力のあるリズム、雷鳴のようなクライマックス、恐怖に満ちた瞬間、そして優しく印象的なメロディーなど、原曲が持つ魅力はそのまま残されています。
 また、イギリスの名メゾ・ソプラノの一人、キャスリン・ラッジ、アゼルバイジャン出身で、2017年のBBCプロムス「ジョン・ウィリアムズ85歳記念プログラム」でのソリスト起用や数多くの国際コンクールでの優勝を誇る若き名チェリスト、ジャマル・アリエフの参加にも注目です。

 ※録音:2022年11月19日&20日、セント・オーガスティン教会(キルバ―ン、ロンドン)

 
 




URANIA RECORDS


LDV14108
(2CD)
特別価格 \3100
シプルティーニ:チェロ・ソナタ集 Op.6&7
 エマニュエル・シプルティーニ(c.1730-1790):
  チェロと通奏低音のための6つのソロ(ソナタ)Op.4
  チェロと通奏低音のための6つのソロ(ソナタ)Op.7
クラウディオ・ロンコ(チェロ)
エマヌエラ・ヴォッツア(チェロ)
 ※ピリオド楽器使用

 イタリア古楽界における重鎮によるシプルティーニのチェロ・ソナタ集完結!

 エマニュエル・シプルティーニは、モーツァルトの父レオポルトが才能を認めるほどのチェリストであり作曲家でした。
 1750年頃にオランダで演奏会を行った記録が残っていますが、数年後にはロンドンに移り住んでおり、そこでコンサートでの演奏やチェロの教師として活躍し、またワインの商人でもありました。
 彼は4冊のチェロ・ソナタを残しており、それらはモーツァルトに影響を与えたと考えられています。

 クラウディオ・ロンコは、1980年にクレマンシック・コンソート(クレメンチッチ・コンソート)のソロ・チェロ奏者に就任し、アンサンブル415やエスペリオンXXでも活躍。
 さらには、セビリア古楽音楽祭をはじめとするヨーロッパの著名な古楽音楽祭から定期的に招聘されるなど、現在のイタリア古楽界における重鎮の1人です。
 本アルバムでもボローニャのアンサンブDSGとルサン・ペトロニオ・カペラ・ムジカーレで首席チェロ奏者を務めていたエマヌエラ・ヴォッツアとの夫婦デュオによる録音で、シプルティーニのチェロ・ソナタ集の録音は、前作のソナタ集(LDV14094)に収められた作品3&5と合わせて完結となります。
 
 


LDV14109
\2300

 ジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ:
  深き淵より ~ 詩篇&ミサ曲

アンサンブル・ムジカーレ・サン・ピエトロ
 ほか

 イタリアの前古典派音楽の作曲家で、音楽理論家、神父として活躍し、ヨハン・クリスティアン・バッハやモーツァルトといった高名な作曲家に影響を与えたことでも知られているジョヴァンニ・バッティスタ・マルティーニ。

 本アルバムでは、国際音楽博物館のライブラリーとボローニャのサン・ピエトロ大聖堂の教区大司教座アーカイブから、カトリックの典礼年で最も感動的な典礼のひとつである死者の儀式を再構築。
 4声と弦楽器で満たされたバリトン独唱のための「深き淵より(De Profundis)」は、マルティーニの作曲家としての類まれな能力を表しています。
 




B RECORDS

LBM058
\3100
シューマン:管楽器のための室内楽作品集
 ロベルト・シューマン(1810-1856):
  1-3. 3つのロマンス Op. 94 - オーボエのピアノのための
  4-6. 幻想小曲集 Op. 73 - クラリネットとピアノのための
  7-8. アダージョとアレグロ Op. 70 - ホルンとピアノのための
  9-11. アンダンテと変奏 WoO 10-1 -
   2台のピアノ、2つのチェロ、ホルンのための
フィリベール・ペリーヌ(オーボエ)
フローラン・プジュイラ(クラリネット)
フェリックス・ロト(ホルン)
カロリーヌ・シプニエフスキ、
 サラ・フシュヌレ(チェロ)
オルテンス・カルティエ=ブレッソン、
 テオ・フシュヌレ(ピアノ)

 録音: 2022年10月7日 L'Estran、ギデル、フランス(ライヴ/終演の拍手入り)
 収録時間: 46分

 ヴァイオリンとピアノのための作品集に続くシューマン・コレクションの第2弾。
 パリ・オペラ座管弦楽団やパリ室内管弦楽団などで活躍する名手 たちを集め、管楽器とピアノを含む室内楽作品を収録しています。
 それぞれの作品にそっと寄り添うような美しい演奏。なお1-8のピアノの担 当は明記されていません。
 




FUGA LIBERA



FUG823
\3100
時につれ ~ラフマニノフ、バッハ、ラモー
 1-8. ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764):
  ト調の組曲 ~新クラヴサン組曲集
 9. セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):
  コレッリの主題による変奏曲 Op. 42
 10-16. ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
  フランス組曲 第3番 ロ短調 BWV 814
コンスタンチン・エメリャノフ
 (ピアノ/
  ベヒシュタイン・グランド・ピアノ
   D282)

 録音: 2023年6月29日-7月1日 カザルス・フォーラム、クロンベルク、ドイツ
 収録時間: 58分

 2019年のチャイコフスキー国際コンクールで第3位に入賞したコンスタンチン・エメリャノフによるFUGA LIBERA第2弾アルバム。
 有名な「未開人」を含むラモーの組曲とバッハ「フランス組曲」というバロック時代の2つの組曲で、ラフマニノフによるバロック作品が元になった変奏曲を挟むというプログラムとなっています。
 高い技術力に裏打ちされた端正なタッチと個性あふれる音楽性で、聴く者を引き込んでやまない魅力的なアルバムです。
 




 LINN RECORDS


CKD742
\3100
イタリア組曲~ヴィヴァルディ、ソッリマ、ストラヴィンスキー
 アントニオ・ヴィヴァルディ(1678–1741):
  1-3. ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 「ムガール大帝」 RV 208
 ジョヴァンニ・ソッリマ(1962-):
  4-8. ヴァイオリン、弦楽、リュートと打楽器のための協奏曲
   「テュケー(運命の神)」 *
 イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882–1971):
  9-17. イタリア組曲
   (アンドレアス・フレックによる弦楽合奏、
    チェンバロ、ヴァイオリンのための編曲版)

  *‛&世界初録音
ヨニアン・イリアス・カデシャ(ヴァイオリン)
チャーツ・チェンバー・アーティスツ

 録音: 2022年12月8-11日 ボスヴィル旧教会、スイス
 収録時間: 54分

 アテネ出身のヴァイオリンの名手ヨニアン・イリアス・カデシャ、LINNへの第2弾は様々な時代の協奏的作品集で、イタリアへのオマージュがテーマとなっています。
 オケとソロとの一体感が高く勢いのあるヴィヴァルディに始まり、カデシャの委嘱によって書かれたソッリマの作品では超絶技巧を絡めた聴かせどころが随所に。
 イタリア組曲はチャーツ・チェンバー・アーティスツのチェリスト兼マネージャーであるアンドレアス・フレックの編曲により、原曲の「プルチネッラ」に近い風合いで楽しむことが出来ます。
 



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ART CLASSICS

ART 417
\2500→\2290
オレグ・クリサ 60歳記念コンサート (2002年)
 ダヴィド・オイストラフに捧ぐ

  シュニトケ:合奏協奏曲 第3番(2つのヴァイオリン、チェンバロ、ピアノ、鐘と弦楽のための) (*)
  モーツァルト:ヴァイオリン、ヴィオラと管弦楽のための協奏交響曲 変ホ長調 K.364 (+)

  ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61から (#) (シュニトケ/カデンツァ作曲)
             第1楽章カデンツァ以降 (演奏時間 5分43秒) / 第2楽章 / 第3楽章
オレグ・クリサ (ヴァイオリン)
ペトロ・クリサ (ヴァイオリン (*))
ユーリ・バシュメット (ヴィオラ (+))
モスクワ・ソロイスツ
タラス・クリサ (指揮 (*/#))

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲第1楽章は冒頭からカデンツァの前までが収録されておりません。

 録音時期、場所 : 2002年9月30日、モスクワ音楽院大ホール、モスクワ、ロシア
 録音、編集方式 : ライヴ、ステレオ、DDD

 オレグ・クリサ (1942年生まれ) はソヴィエト連邦ウクライナ共和国に生まれ、アメリカ合衆国で活躍するヴァイオリニスト。
 モスクワ音楽院でダヴィド・オイストラフに師事。活発な演奏・録音活動の他、モスクワ音楽院教授、1989年に合衆国に移住後はイーストマン音楽院教授を務める等教育者としても高名で、日本にもたくさんの教え子が居ます。
 当盤はクリサの60歳を記念し師匠のオイストラフに捧げると題してモスクワで開かれたコンサートのライヴ録音を収めたもの。
 音源は彼自身が私蔵していたようです。
 オイストラフは(*)を献呈された初演者の一人でもあります。


 オイストラフと


 ウクライナと米国国籍のオレグ・クリサ。
 パガニーニコンクール優勝、ヴィニアフスキー、チャイコフスキー、モントリオールコンクールにて上位入賞。
 28歳でキエフ音楽院に就任、モスクワ音楽院をはじめ、世界各地で教壇(2009年東京芸術大学客演教授)に立ち、現在イーストマン音楽院教授。



 
 若いときの「無伴奏」録音から
https://youtu.be/sMmry_WhVLg

 すでに孤高の雰囲気。


オレグ・クリサ
ミッテンヴァルトの旧譜から



 MTWD 99064
\3000+税

「オレグ・クリサ 無伴奏ヴァイオリン作品」
オレグ・クリサ(ヴァイオリン)
 (1)-(4)ジェミニアーニ(1687-1762):無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調
 (5)ロカテッリ(1695-1764):カプリース第23番「ラビリンス(音楽の迷宮)」
 (6)ペトラッシ(1904-2003):影への讃歌(アルフレド・カセッラの思い出に)
 (7)-(12)ホドキンソン(1934-):Branches(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ?オレグ・クリサに捧ぐ)
 (13)-(17)バルカウスカス(1931-):パルティータ
 (18)シュニトケ(1934-1998):ア・パガニーニ
 (19)-(21)パガニーニ(1782-1840):24のカプリースより(第5番、第6番、第17番)
 ウクライナの至宝オレグ・クリサのバロックからシュニトケまで!無伴奏ヴァイオリン作品集!

 録音:(1)-(4)1963 年5 月17 日、リヴィウ・フィルハーモニー・コンサート・ホール,ウクライナ(ライヴ)
  (5)(6)1981 年2 月9 日、モスクワ音楽院大ホール,ロシア(ライヴ)
  (7)-(12)1998 年1 月21 日、キルバーン・ホール,ニューヨーク州ロチェスター,アメリカ(ライヴ)
  (13)-(17)1994 年3 月、キャンベラ音楽学校コンサート・ホール,オーストラリア
  (18)1982 年12 月12 日、モスクワ放送スタジオ,ロシア
  (19)-(21)1977 年3 月メロディア・スタジオ,ロシア

 ウクライナ出身/アメリカ国籍のヴァイオリニストオレグ・クリサはソ連時代より長年にわたり、一流のソリスト・室内楽奏者・指導者として敬愛されている。
 ダヴィド・オイストラフの愛弟子であるクリサは、数々の国際コンクール上位入賞(ヴィニアフスキー第2位[1962]、チャイコフスキー第3位[1966]、モントリオール第2位[1969])、そしてパガニーニ国際コンクール(1963)で完全なる覇者となった。
 20 第の若さでキエフ音楽院弦楽器学科長に就任し、指導者としてのキャリアをスタートする。1973 年ロシア国立グネーシン音楽院の同ポジション就任、その2年後にはヴァイオリン教授として出身校モスクワ音楽院で1988 年まで教鞭を執ったが、D.オイストラフの生前は彼のアシスタント教授を務めた。現在イーストマン音楽院ヴァイオリン教授。2009 年東京芸術大学客員教授。リヴィウ音楽アカデミー(ウクライナ)名誉教授、また日本弦楽器指導者連盟名誉会員。2016 年ウクライナ国家芸術アカデミー(1996 年創立された芸術分野最高名誉称号の1つ)の初となる外国人メンバーに選出された。
オレグ・クリサはソロリサイタルを欧州、ユーラシア、北米、北アフリカ、アジア、オセアニアの主要なホールにて行い、ソリストとしてロジェストヴェンスキー、コンドラシン、キタエンコ、ラザレフ、フェドセーエフ、ドミトリエフ他多数の指揮者、世界各地の一流オーケストラやアンサンブルとの共演は数えきれない。殷富なソリストとしてのキャリアに加え、キエフ音楽院四重奏団(1970-73)、レオントヴィッチ四重奏団(1977-87)、ベートーヴェン弦楽四重奏団(1977-87)のリーダーも務めた。
 クリサはまた現代音楽の擁護者でもあり、著名な作曲家達(シュニトケ、デニーソフ、グバイドゥーリナ、ペンデレツキ、アルチョーモフ、ホドキンソン、シルヴェストロフ、他多数)がクリサのための作曲し献呈された多くの作品を初演した。




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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BIDDULPH RECORDINGS



BIDD85041
\2600→\2390
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
シアトル・コンサート1955 -
 バッハ、ブラームス、ヴォーン・ウィリアムズ:
  ヴァイオリン作品集

    ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750):
    1-7. 無伴奏ヴァイオリン・パルティータ
     第3番 ホ長調 BWV 1006
   ヨハネス・ブラームス(1833-1897):
    8-11. ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調 Op. 108
   レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
    12-14. ヴァイオリン・ソナタ イ短調
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
カルロ・ブソッティ(ピアノ)

 録音:1955年、シアトル(ライヴ)
 復刻プロデューサー:Eric Wen/復刻マスタリング: Dennis Patterson
 総収録時間:79分

 【シゲティが録音を願いつつ果たせなかったヴォーン・ウィリアムズのソナタを含む注目のライヴ盤が登場!】
 ヨーゼフ・シゲティが1955年に米国シアトルで行ったコンサートのライヴ録音をオリジナル・テープから初復刻しました。
 注目はヴォーン・ウィリアムズのヴァイオリン・ソナタ。この曲は1954年に作曲され、同年10月12日に作曲者82歳の誕生日を記念するBBCの番組内で初演されましたが、O.W. Neighbour著『Vaughan Williams and His World (ヴォーン・ウィリアムズとその世界)』によれば、コンサートでとりあげたのはシゲティが初めてで、彼は1955年に「楽譜が出版される前にレコードを出したい。
 実に素晴らしいソナタなので、出版されれば皆が競うように演奏・録音するだろう」と知人宛ての手紙に記したそうです。
 古典作品の素晴らしい解釈者であると共に、すぐれた同時代音楽の擁護者でもあったシゲティらしいコメントと言えるでしょう。
 
 シゲティはコンサートのプログラムが定番名曲に偏ること、聴衆が知っている曲しか聴かなくなる傾向を憂慮しており、1950年代半ばには「20世紀の傑作11曲」という3日分のシリーズ・コンサートを各地で行っていました。
 とりあげられた作曲家はバルトーク、ブロッホ、ブゾーニ、ドビュッシー、ヒンデミット、オネゲル、アイヴズ、プロコフィエフ、ラヴェル、ウェーベルン、ヴォーン・ウィリアムズ。
 彼はこのうち10人の作品を録音しましたが、ヴォーン・ウィリアムズだけは遂に録音を出すことが出来ませんでした。
 後年、出版社を介してヴォーン・ウィリアムズの未亡人ウルズラに宛てた手紙では「1959年頃にアメリカ各地の大学で随分演奏したが、そのテープを探し当てることが出来なかった」「こんにちの若いスター演奏家たちがこの傑作にして難曲をとりあげないのは残念だ」と書いており(前掲書より)、同曲に対する強い思いが感じられます。
 シゲティが同曲をコンサートで初演したのは1955年とされており、この演奏は収録日不詳ながら初演から日が浅いと見られ、楽譜も未出版(翌1956年に出版された)で、作品の知名度はいまだ低かったは。
 作品の評価を一身に担おうとするシゲティの気迫が感じられる演奏で、同曲の演奏史において極めて重要な録音と言えるでしょう。
 シゲティのディスコグラフィにおいても貴重な追加となります。
 
 シゲティはバッハの無伴奏ヴァイオリン曲の全集を1955年から56年にかけて録音しており、ここでのパルティータ第3番も練り上げられた演奏。
 こんにちのバロック舞曲的軽やかさとは異なり、力強い楷書体の字を思わせる演奏です。
 シゲティの師フバイはブラームスのピアノで彼のヴァイオリン・ソナタ第3番を初演しており、この演奏は初演者、そして作曲者直伝のものということができるでしょう。
 独特の節回しとロマンティックな呼吸の感じられる興味深いものです。
 
 レーベル情報によればオリジナル・テープの提供を受けてのCD化で、いずれも初発売とのことですが、バッハとブラームスは1992年にSeven Seasレーベルから発売されたものと同演奏の可能性があります。
 ヴォーン・ウィリアムズは完全初出。音質はバッハとブラームスはヴァイオリンがかなり生々しい音で録られており、解像度が高いと同時に会場の響きも聴き取れます。
 ヴォーン・ウィリアムズはピアノの音色が明らかに異なり、全体的にやや重くくすんだ音色となっていますが、強奏でもギラつくことがなく、演奏を味わう上で十分な音質となっています。

 
 
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BIDD85042
\2600→\2390
レナー弦楽四重奏団
 1924年アコースティック録音のベートーヴェン

ベートーヴェン:
 弦楽四重奏曲第14番&第15番

  ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
   1-7. 弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op. 131
   8-12. 弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op. 132
レナー弦楽四重奏団
 イェネー・レーネル(第1ヴァイオリン)
 ヨージェフ・スミロヴィッツ(第2ヴァイオリン)
 シャーンドル・ロート(ヴィオラ)
 イムレ・ハルトマン(チェロ)

 1-7 録音:1924年2月11、 21、21日&8月25日初出:Columbia L 1581/1585 (AX 300-302, 323-328 & 332)
 8-12 録音:1924年11月20&21日初出:Columbia L 1672/1676 (AX 745-754)
 復刻プロデューサー:Eric Wen/復刻エンジニア&マスタリング:Rick Torres
 総収録時間:83分

 【レナー弦楽四重奏団初期のベートーヴェン録音を100年の時を経てCD化!】
 ヴァイオリンとヴィオラはフバイの弟子、チェロはポッパーの弟子、全員がハンガリー国立歌劇場(かつてマーラーが音楽監督を務めたこともある)の団員というメンバーによって1918年に結成されたレナー弦楽四重奏団。
 1922年にウィグモア・ホールでのロンドン・デビューで成功を収めると英コロンビアにスカウトされ、史上初めてベートーヴェンの弦楽四重奏曲全集を録音して、その素晴らしい世界をレコードを通して世界に伝えることとなります。
 ここでは、その嚆矢となった1924年録音の第14番と第15番を復刻。記念すべき録音でありながら、アコースティック録音(いわゆるラッパ吹込み)だったため、後にマイクを使った電気録音方式で再録音されるとさしかえられてしまい、忘却されがちだったものです。

 レナー弦楽四重奏団は、1年先輩で同様のメンバーで構成されたブダペスト弦楽四重奏団とライバル視されました。
 4人の奏者が対等な表現を行い、厳格なアプローチを見せる傾向にあったブダペストSQに対して、レナーSQは第1ヴァイオリンが牽引し、ロマンティックかつドラマティックな表現をする傾向にあり、この録音でそれがうかがわれます。
 100年前の録音ながらノイズはSP復刻としてはかなり抑えられている一方、楽器の質感は良好で、復刻に使った原盤の状態が良かったものと推測されます。
 Biddulphの解説書の常連タリー・ポッターによる解説(英文のみ)では、レナーのベートーヴェン録音がオルダス・ハクスリーやヴァージニア・ウルフに及ぼした影響にも考察が及んでおり、ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲の受容史の上でも興味深い読み物となっています。

 
  




GRAND SLAM



GS 2309
\2700
フランチェスカッティ&ワルターのベートーヴェン再登場!
 ベートーヴェン:
  (1)ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
  (2)「レオノーレ」序曲第2番 Op.72a
(1)ジノ・フランチェスカッティ(ヴァイオリン)
ブルーノ・ワルター(指揮)
コロンビア交響楽団

 フランチェスカッティ&ワルターのベートーヴェン、約12年ぶりのリマスターで再登場!2トラック、38センチ、オープンリール・テープ復刻シリーズ

 録音:(1)1961年1月23、26日、(2)1960年7月1日/ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:ステレオ(録音セッション)/国内製作、日本語帯・解説付

 ■制作者より
 日本側の要望で実現したと言われるフランチェスカッティとワルターとの夢の共演、録音されて以来60年以上が経過していますが、今もなお定番としての地位 は揺るいでいません。
 当シリーズでは2012年9月にGS-2083として発売しましたが、今回、約12年ぶりにリマスターしました。全工程をプロ用の機器を使用 し、情報量は大幅に増えています。
 余白には「レオノーレ」序曲第2番を収録しましたが、こちらは2016年6月発売のGS-2147以来の約7年半ぶりのリマスター となります。序曲は新規のテープを使用、最善を尽くしました。(平林 直哉)
 



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キング・インターナショナル



KKC 4342/3
(2CD)
\2900→\2690
フルトヴェングラー~ターラの国内未発売の名盤、
 べートーヴェンの《フィデリオ》

  ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》(全曲) /
   フルトヴェングラー(1948)【2CD】
エルナ・シュリューター(ソプラノ:レオノーレ)
リーザ・デラ・カーザ(ソプラノ:マルツェリーネ)
ユリウス・パツァーク(テノール:フロレスタン)
ルドルフ・ショック(テノール:ヤキーノ)
フェルディナント・フランツ(バス:ドン・ピツァロ)
ヘルベルト・アルゼン(バス:ロッコ)、
オットー・エーデルマン
 (バリトン:ドン・フェルナンド)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 2024年に没後70年を迎えるフルトヴェングラー。ターラの国内未発売の名盤、べートーヴェンの《フィデリオ》(1948)が25年ぶりについに復活!
 「レオノーレ第3番」はデモーニッシュな迫力!劇的緊迫感みなぎる最高の名演!

 録音:1948年8月3日 ザルツブルク祝祭小劇場(ライヴ)/MONO、60:57/ 67:55、国内製作、日本語帯・解説付(解説:平林直哉)
 原盤:仏ターラ(FURT-1047/8) (P)1999
 注:第1幕の第5曲~第8曲の音源が欠落しています。

 フルトヴェングラーの≪フィデリオ≫全曲盤は、4種類の音源があります―(1)1948年8月3日ザルツブルク・ライヴ、(2)1950年8月5 日ザルツブルク・ライヴ、(3)1953年10月12日ウィーン・ライヴ(DISCOS/SEVENSEAS 原盤、弊社KKC.4228/9 で発売中)、(4)1953年10月13~17日ウィーンでのHMV/ EMI録音。
 今回のは(1)、巨匠が戦後ザルツブルク音楽祭に復帰して翌年(1948年)に行なったライヴ。ターラが1999年にORFの音源から正規初CD化を行なったものです。
 いままで国内発売されずに幻の名盤となってきたのは第1幕の第5~8曲が欠落しているから。しかし改めて聞いてみてもこの演奏はすごい。
 巨匠の気合いの 入れ方が違います。全編を貫く熱気と緊張感!「レオノーレ」序曲第3 番の白熱ぶりとド迫力はこの演奏が最高です!
 重々しいゆったりした出だしからコーダにおけ る猛烈なアッチェレランド、自由への歓喜の爆発まで・・・フルトヴェングラーが「圧政への抵抗」がテーマのこのオペラを愛し、第2幕の「牢獄の場」が終わった ところでこの「レオノーレ」序曲第3番を演奏するスタイルを確立した理由もわかります。
 歌手陣ではドイツのワグネリアン・ソプラノ、エルナ・シュリューター(1904-1969)がスケジュールの都合でキャンセルとなったフラグスタートの代役を立派に務めており、フロレスタンを歌うパツァーク、ピツァロ役のフランツはとりわけ、見事です。

 貴重な資料、ターラのオリジナルCD(FURT-1047/8)に掲載されている公演プログラム2点((1)1915年3月23日リューベックでの、フルトヴェングラーが「フィデリオ」を初めて指揮した公演(2)1942年1月16日ウィーン国立歌劇場で「フィデリオ」を初めて指揮した公演)を転載します。

 音源が一部(第1幕の第5曲~第8曲)欠落しておりますが、この頃の放送録音としては非常に良好な音質!ノイズもほとんどありません。
 従来の海外盤に勝る とも劣らない鮮明な音質がキング関口台スタジオでの最新リマスターによってさらにパワーアップ!フルトヴェングラーの≪フィデリオ≫、1948年ザルツブルクで の公演、緊迫感・劇的感最高の名演をご堪能ください。

 台詞の場面も含む原語(ドイツ語)の歌詞・対訳をトラックNo も入れてPDFファイルで弊社HP(WEB サイト)に掲載します。(代理店)
 音源欠落箇所も明示。プリントアウトも可能です。(ブックレットに記載するパスワードを入力してください)
 
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KKC 4344/6
(3CD)
\3600→\3290
フルトヴェングラー~ターラの国内未発売の名盤、
 モーツァルトの≪魔笛≫(1949)

  モーツァルト:歌劇≪魔笛≫全曲 /
   フルトヴェングラー(1949)【3CD】
ヨーゼフ・グラインドル(バス:ザラストロ)
ヴァルター・ルートヴィヒ(テノール:タミーノ)
ヴィルマ・リップ(ソプラノ:夜の女王)
イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ:パミーナ)
カール・シュミット=ヴァルター(バリトン:パパゲーノ)
ペーター・クライン(テノール:モノスタトス)
エディット・オラヴェツ(ソプラノ:パパゲーナ)
パウル・シェフラー(バス:弁者)、ほか
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー( 指揮)

 2024年に没後70年を迎えるフルトヴェングラー。ターラの国内未発売の名盤、モーツァルトの≪魔笛≫(1949)が24年ぶりに復活!

 録音:1949年7月27日 フェルゼンライトシューレ、ザルツブルク(ライヴ)
 MONO、49:31/ 68:19 / 60:50、国内製作、日本語帯・解説付(解説:平林直哉)
 原盤:仏ターラ(FURT-1049/51) (P)2000

 フルトヴェングラーはその著『フルトヴェングラーの手記』のなかで、≪魔笛≫について次のように述べております。
 「奉納祝典劇、生のミサ曲、生の浄化、あらゆる高貴さと崇高さの具現となっている。モーツァルトの、かつて偉大な一音楽家の名づけたこの『音楽のキリスト』の素朴で甘美な人間性は、彼の他のいかなる作品にあっても、この奇蹟的作品におけるほど完全に、包括的に、明白に語ってはいない。」(芦津丈夫, 石井不二雄 訳  白水社 1983年初刊)
 ≪魔笛≫をモーツァルト作品の中で最高に評価していた巨匠はザルツブルク音楽祭で1949,50,51年の3年連続で演奏しています。50年の録音は第2幕の断 片しか遺されておらず、51年盤は旧EMI、伊CETRA(DISCOS/SEVENSEAS音源=KKC.4280/2)で発売されてきました。51年盤は荘重で格調高いが、 重々しすぎ、ザルツブルクに復帰した翌々年(49年)のこの盤のほうが劇的で彫りが深く、流れも良く、最高の演奏という声が高いのは事実です。主要歌手はタミー ノ、パパゲーノ以外は51年盤のメンバーと同じですが、端役まで名歌手を揃えた布陣(エルンスト・ヘフリガーが武士役!)は申し分なく、パパゲーノ(カール・シュ ミット=ヴァルター)、ザラストロ(ヨーゼフ・グラインドル)、夜の女王(ヴィルマ・リップ)も名唱を披露していて、この盤のほうが出来が良いと思わせるほどです。

 本公演は慣習的なカットもなく上演されており、総収録時間は2時間58分(3時間近く)に及ぶため、CD3枚に収録。
 この頃の放送録音としては非常に鮮明な 音質!ノイズもほとんどありません。2000年正規CDとして初出となったターラ盤ですが、2005年ORFEO盤も発売されたため、このターラ盤の(キングインター ナショナルからの)国内発売は見送られてきました。今回、従来のORFEO 盤等海外盤を凌駕する良好な音質が、キング関口台スタジオでの最新リマスタリングに より、さらに改善、明瞭度を増して登場。
 フルトヴェングラーの≪魔笛≫最高の名演(49 年ザルツブルクでの公演)をご堪能ください。価格も特別価格を設定して おります。

 1917年4月27日にマンハイムでフルトヴェングラーは「魔笛」をはじめて指揮しましたが、このときの公演プログラムをターラ盤(FURT.1049/51)ブックレットより転載します。

 台詞の場面も含む原語(ドイツ語)の歌詞・対訳をトラックNo も入れてPDFファイルで弊社HP(WEB サイト)に掲載します。プリントアウトも可能です。(ブックレットに記載するパスワードを入力してください)
 


<国内盤> 

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フォンテック



FOCD9895
\3080
尾高忠明=大阪フィル、ブルックナー第5弾、
 2023年1月24日 第55回東京定期で演奏された「第7番」

  ブルックナー(1824-1896):
   交響曲 第7番 ホ長調〈ハース版〉
尾高忠明(指揮)
大阪フィルハーモニー交響楽団

 尾高忠明=大阪フィルによるブルックナーCD第5弾は、2023年1月24日 第55回東京定期で演奏された「第7番」です。
 2018年以来、ブルックナー演奏に邁進する両者。円熟深める尾高の指揮、そして同曲演奏39回目となる大阪フィルの歴史が織り成すブルックナー。
 堅牢な響きと限りなく美しい音色が融合する、稀有な名演の誕生と申せましょう。《ブルックナー 新しい伝統》を刻みます。

 収録:2023年1月24日 サントリーホール ライヴ録音
 




キング・インターナショナル



KKC 4339/40
(2SACD シングルレイヤー)
\4950
ベートーヴェン: 交響曲全集
 Disc 1
  交響曲第1 番ハ長調 作品21(録音:1979年12月19~21日)
  交響曲第2番ニ長調 作品36(録音:1979年12月19~21日)
  交響曲第3番変ホ長調 作品55《英雄》(録音:1976年3月17~21日)
  交響曲第4番変ロ長調 作品60(録音:1978年8月21~24日)
  交響曲第5番ハ短調 作品 67《運命》(録音:1977年3月14~18日)
  交響曲第6番ヘ長調 作品68《田園》(録音:1977年6月6~9日)
 Disc 2
  交響曲第7番 イ長調 作品92(録音:1975年2月24~26日)
  交響曲第8番ヘ長調 作品93(録音:1978年2月14~16日)
  交響曲第9番ニ短調 作品125《合唱》
   (録音:1979年4月9~11日、1980年3月31日)
    Tonregie: Claus Struben
    Musikregie: Bernd Runge,Eberhard Geiger(Sym.7)

 [ボーナス]
  ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88
   (録音:1974年5月6~10日)
    Tonregie:Claus Struben
    Musikregie: Bernd Runge
ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン
[第9番:
 ヘレーナ・デーゼ(ソプラノ)/
 マルガ・シムル(アルト)/
 ペーター・シュライヤー(テノール)/
 テーオ・アダム(バス=バリトン)/
 ライプツィヒ放送合唱団
  (合唱指導:
   イェルク・ペーター・ヴァイグレ)
 ドレスデン国立歌劇場合唱団
  (合唱指導:
   ハンス=ディーター・フリューゲル)]

 ※通常のCDプレーヤーでは再生できません。

 「ドイツ・シャルプラッテンETERNAの芸術」、本家エテルナのオリジナル・サウンドに最も忠実な音!
 第5弾は、ブロムシュテットの代表的名盤「ベートーヴェン交響曲全集」、カップリングには名演奏・名録音として知られる「ドヴォルザークの8番」も収録!
 全て天才エンジニア、クラウス・シュトリューベン録音

 録音:1974~1979 年、ドレスデン・ルカ教会/国内製作、日本語帯・解説・歌詞対訳付
 録音エンジニア:クラウス・シュトリューベン

 全盛期のエテルナのアナログ・レコードの音を限りなく再現すべく、オリジナル音源から新規デジタル・マスタリングした、キングインターナショナルのシリーズ「ド イツ・シャルプラッテンETERNA の芸術」。
 第5弾は、ブロムシュテットの「ベートーヴェン交響曲全集」。シュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者を務めて いた1970年代後半に行った全曲録音。
 古都ドレスデンの伝統的な響きを生かしたブロムシュテット40~50代の貴重な演奏を克明に記録した名録音。ボーナス・ トラックとして、シュターツカペレ・ドレスデンとの録音の中でも最高傑作のひとつと言われる名演奏・名録音として知られる「ドヴォルザークの8番」も収録し ています。
 往年の伝説的名ティンパニスト、ゾンダーマンの妙技も聴きものでお見逃しなく。
 
 引き続き企画監修は、ヴィンテージレコードショップ「エテルナトレーディング」の店主で、日本にETERNA のレコードを流布させた"仕掛け人"でもある高荷洋一氏。

 
 















12/26(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜


HARMONIAMUNDI



HAF 8901308
(2CD)
\4200
パーセルの最高傑作、
 1989年、クリスティの決定的名盤復活

  パーセル(1659-1695):歌劇『妖精の女王』(全曲)
ウィリアム・クリスティ(指揮)
レザール・フロリサン

 録音:1989年7月

 イギリス・バロック最大の作曲家パーセル。その豊かな楽才が本領を見せる珠玉の舞台作品の中でも、最も精緻な作風を見せる傑作が、この『妖精の女王』とい えるでしょう。
 『ディドーとエネアス』、『アーサー王』の成功の後に書かれたこの作品は、シェイクスピアの真夏の夜の夢に基づいた物語。
 印象的な愛の場面や超自 然的現象の場面、音楽の機智に満ちた傑作です。
 16名の語り手、音楽の場面にも多数の歌手とダンサーを要する大規模にして才気迸る闊達な音楽を、クリスティ が、めくるめく鮮やかなコントラストと機智で描きます。
 コンサートマスターは寺神戸亮、通奏低音のチェンバロおよびオルガンにはクリストフ・ルセも参加、という 充実の布陣です。
 
 


HMM 931685
\3100
1998年、ショルの名録音が再登場
ヘンデル:"オンブラ・マイ・フ"~
 アリア、レチタティーヴォ、名場面と管弦楽集

  (1)歌劇≪アドメート、テッサリアの王≫~
   序曲、亡霊たちのバレー、レチタティーヴォ~
    「閉じよわが瞳」 
  (2)歌劇≪セルセ≫~
   シンフォニア、
    「オンブラ・マイ・フ(懐かしい緑の木陰よ)」 
  (3)歌劇≪ジュリアス・シーザー≫~
   アリア「美しく花咲く牧場で」,
    ジグ,アリア「静かに秘かに獲物を狙う狩人は」
  (4)ラダミスト
   (器楽組曲~
     パッサカリア、ジグ、パスピエ、リゴードン) 
  (5)歌劇≪ロデリンダ、ロンゴバルドの女王≫~
   シンフォニア-アリア「あなたは何処」,
   シンフォニア、「混乱は彼女を捉える」 
  (6)歌劇≪アルチーナ≫~アリア「緑の牧場」 
  (7)合奏協奏曲「アレクサンダーの饗宴」ハ長調
アンドレアス・ショル(カウンターテナー)
ベルリン古楽アカデミー
 (ベルハルト・フォルク、ミドリ・ザイラー)
KKC 6794
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3500

 ショルの絶美の「オンブラ・マイ・フ」!

 録音:1998年10月/1' 11

 1998年、ショルの名録音が再登場。
 この≪オンブラ・マイ・フ≫の美しさは管弦楽とのアンサンブルの素晴らしさもあって、ほかではなかなか得られないもの。
 管弦楽作品でも、ベルリン古楽アカデミーの面々の素晴らしさも際立った名盤です。
 
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HMM 902393
\3100→\2890
ピアノによるワーグナー名場面集/ルガンスキー
 ワーグナー:
  (1)「ラインの黄金」~
   ヴァルハラへの神々の入場(ブラッサン&ルガンスキー編)
  (2)「ワルキューレ」~魔の炎の音楽(ブラッサン編)
  (3)「神々の黄昏」~
   ブリュンヒルデとジークフリートの愛の二重唱(ルガンスキー編)
  (4)「神々の黄昏」~
   ジークフリートのラインの旅(ルガンスキー編)
  (5)「神々の黄昏」~ジークフリートの葬送行進曲(ルガンスキー編)
  (6)「神々の黄昏」~ブリュンヒルデの告別の歌(ルガンスキー編)
  (7)「パルジファル」~
   場面転換の音楽と終幕(モットル、ルガンスキー、コチシュ編)
  (8)「トリスタンとイゾルデ」~イゾルデの愛の死(リスト編)
ニコライ・ルガンスキー(ピアノ)
KKC 6793
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3500

 ワグネリアンでさえも目から鱗間違いなし。ルガンスキーがピアノで描くワーグナーの世界!

 録音:2023年9月/慈愛同信会(パドヴァ)/61'01"

 技術、音楽性ともに現在最高のピアニストのひとりニコライ・ルガンスキー。
 レコーディングに積極的でディスコグラフィも充実していますが、最新盤は驚きのワーグナー。とはいってもワーグナーのオリジナル・ピアノ曲ではなく、楽劇の名ナンバーをピアノで披露。

 ワーグナー作品のピアノ編曲自体は各種存在しますが、複雑なスコアを10 本の指に収めることや、ゆったりと流れる時間感覚など原曲の持ち味を保つのは難 しく、ルガンスキーは既存の編曲を拡大したり、自らの版を手掛けての挑戦。
 聴きものは彼編曲による「神々の黄昏」からの4 つの場面。20 年以上前から構想しながら、レコーディングの数日前にようやく完成したというもの。
 単なるヴィルトゥオーゾ効果ではなく、善悪や富と愛についての哲学的深みを湛えた壮大な もので非常に感動的。ルガンスキー円熟の神業を見せてくれます。

 ルガンスキーは大のワグネリアン、ことに「ローエングリン」以降の作には目がなく、アルバム実現が夢だったと語っています。
 実際ワーグナーの話をしだすと止まらず、CD ブックレットでも熱いワーグナー愛を論じています。

 ルガンスキーが「ワーグナーのピアノ編曲の真の傑作」と賞するリストの「イゾルデの愛の死」が最後に披露されますが、オペラ原作を深く理解しているだけあり、数多い同曲録音中でも別格の説得力と凄みに圧倒されます。
 




PASSACAILLE RECORDS



PAS 1144
\2700
1950年スイス生まれ
 マイケル・キーナー(フォルテピアノ)
ハイドン:後期ピアノ作品集

 ピアノ・ソナタ第52番(第62番) 変ホ長調 Hob.XVI:52
 ピアノ・ソナタ第50番(第60番) ハ長調 Hob.XVI:50
 ピアノ・ソナタ第49番(第59番) 変ホ長調 Hob.XVI:49
 変奏曲 へ短調『小ディヴェルティメント』 Hob.XVII:6
 幻想曲 ハ長調 Hob.XVII:4
 ピアノ・ソナタ第44番(第32番) ト短調 Hob.XVI:44
マイケル・キーナー(フォルテピアノ)

 フォルテピアノの機能性をめいっぱい使ったピアニスティックな書法が冴えわたる!ハイドン後期の鍵盤音楽をじっくり堪能

 1790年Johann Walter製に基づく、1991年Christopher Clarke製
 録音:2017年5月2-5日/スイス/77:26

 ハイドン後期のピアノ・ソナタは、チェンバロよりもピアノが一般的になっていく時代にあって、さらに18 世紀末イギリスのフォルテピアノや名手テレーゼ・ジャ ンセン・バルトロッツィ(ハイドンがソナタ第50~52番を献呈)との出会いにも感化され、より「ピアニスティック」な内容になっていきます。
 最後のピアノ・ソナ タである第52 番はまっすぐベートーヴェンにつながる系譜の作品で、華麗な技巧も深遠な歌もつめこんだ大曲。半音階を駆使したロマンティックな転調も特徴的 です。
 フォルテピアノの演奏で聴くと、楽器の潜在能力をめいっぱいに使って書いているのがわかります。

 マイケル・キーナーは1950年スイス生まれで、アムステルダムでレオンハルトに師事したベテラン・チェンバロ奏者。
 ソリストとして活躍する他、イル・ジャルディー ノ・アルモニコやイル・ガルデリーノなどとも共演しています。
 
 

PAS 1145
\2700
パルナッソスのナルキッソ ~
 フランス大世紀におけるリュートとテオルボのための作品集

  エヌモン・ゴーティエ(1575–1651):リュート小品集
  ピエール・デュビュ(父)(c1610–before1681)&
   ピエール・デュビュ(子)(after1642–c1700):リュート小品集
  ロベール・ド・ヴィゼー(1660–1720):シャコンヌ
  ロベール・ド・ヴィゼー:
   Allemande "La Royalle" / Courante /
   Les tricotets / Sarabande / Mascarade
  ロベール・ド・ヴィゼー:パッサカリア
  アントワーヌ・フォルクレ(1672–1745):ヴィオール小品集
  ロベール・ド・ヴィゼー:テオルボ小品集
  チャールズ・ユレル(fl1665-1692):ガヴォット"La Lionne"
ルカ・ピアンカ(リュート、テオルボ)

 グラン・シエクルにおける偉大なリュート&テオルボ作品集

 by Luc Breton, Vaux-sur-Morges (CH), 1987 & 1999
 録音:2022年4月24-27日/スイス/69:37

 イル・ジャルディーノ・アルモニコ創設メンバーでもある名手ルカ・ピアンカによるフランス音楽集。
 ルイ14世時代の「大世紀」を舞台に、優雅に洗練された楽 曲たちをお届けします。
 フォルクレのヴィオール作品はド・ヴィゼーとピアンカ本人の編曲によるリュート版で収録。

 「フランス音楽の音は、〈明るく打楽器的な〉イタリア音楽よりも、〈暗く、柔らか〉であるべきだと考えられているが、ここに科学的な根拠はない。フランス人は非常に明瞭なアタックの音をまったく軽んじていなかった。かつ、長くよく響く音を好んでいた。」(ルカ・ピアンカ)
 



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CHAMPS HILL



CHRCD167
\2600→\2390
マーラーの自筆譜によるピアノ伴奏版の大地の歌!
 マーラー:大地の歌(マーラーの自筆譜によるピアノ伴奏版)
クラウディア・ハックル(コントラルト)
ニッキー・スペンス(テノール)
ジャスティン・ブラウン(ピアノ)

 ☆クラシック音楽の分野においての顕著な功績を讃えるビルギット・ニルソン賞を受賞し、世界的に活躍するコントラルトのクラウディア・ハックル!

 マーラーは1907年、ドイツの詩人ハンス・ベートゲが翻訳した詩集「中国の笛」と出会いました。
 当時46歳のマーラーは巨大な「交響曲第8番」を完成させ、指揮者としても名声を集めており、キャリアの絶頂期を過ごしていました。
 その一方で、娘を亡くし、自らも心臓疾患を診断されるなど、重大な転機を迎えていました。
 1908年にこの「中国の笛」をもとに作曲された「大地の歌」は、"私が今まで作曲した作品の中で、この作品が最も個人的な作品である"とマーラーがブルーノ・ワルターに宛てた手紙の中で語っています。
 マーラーの歌曲集や連作曲集のほとんどと同じように、「大地の歌」もピアノ版とオーケストラ版の両方で構想されました。ピアノ版はマーラーの生前に発表されることはなく、死後数十年が経った1989年に発表されました。

 イギリス系ドイツ人のコントラルト、クラウディア・ハックルは2013年に女性として初めてのビルギット・ニルソン賞を受賞し、ヨーロッパやアメリカのオーケストラと共演し、オペラにも数多く出演しています。
 このアルバムはハックルの発案で制作され、イギリスを中心に世界で活躍するテノールのニッキー・スペンスと、世界各国のオーケストラと共演する指揮者でピアニストでもあるジャスティン・ブラウンと共に録音されました。

 ※録音:2021年8月9日-12日、チャンプス・ヒル・ミュージック・ルーム(イギリス)
 



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DREYER GAIDO



CD21149
\2700→\2490
ダヴィド・ゲリンガス参加
 ブラームス:弦楽六重奏曲集(ピアノ三重奏版)

 ブラームス:
  弦楽六重奏曲第1番 変ロ長調 Op.18
   (テオドール・キルヒナーによるピアノ三重奏編曲版)
  弦楽六重奏曲第2番 ト長調 Op.36
   (テオドール・キルヒナーによるピアノ三重奏編曲版)
グラン・トリオ・ヴィリニュス
 〔ダリア・クズネコヴァイテ (ヴァイオリン)、
  ダヴィド・ゲリンガス(チェロ)、
  ペトラス・ゲニューシャス(ピアノ)〕

 チェロの巨匠ダヴィド・ゲリンガス参加のグラン・トリオ・ヴィリニュス!

 ドイツの作曲家テオドール・キルヒナー(1823-1903)は、1862年にブラームスと親交を持ち始めると、彼の音楽に熱中していきました。
 キルヒナーはブラームスの作品をいくつも編曲しており、このアルバムに収められた2つの弦楽六重奏曲にもとづくピアノ三重奏曲は特に優れた編曲のひとつとされています。

 グラン・トリオ・ヴィリニュスは2021年に結成され、3人のリトアニア出身の演奏家によって構成されています。
 チェリストのダヴィド・ゲリンガスはモスクワ音楽院でロストロポーヴィチに師事し、1970年にはチャイコフスキー国際コンクールで優勝し、世界中から注目を浴びました。
 北ドイツ放送交響楽団のソロ奏者を務め、他にもソリストとしてロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団など、世界各地のオーケストラと共演しています。
 ヴァイオリニストのダリア・クズネコヴァイテは2008年のヘンリク・シェリング国際コンクールとヨハネス・ブラームス国際コンクールで優勝し、ヨーロッパやアメリカの多数のオーケストラと共演し、2015年からはヴィリニュス弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンを務めています。
 ピアニストのペトラス・ゲニューシャスは複数のピアノ・コンクールで優勝し、世界40カ国以上でコンサート・ツアーを行うなど、世界中で高い評価を得ています。

 ※録音:2022年6月14日-17日
 




KAIROS


0022031KAI
\2700
サラ・グロイナリッチ:Pure Bliss
 sugarcoating #4 (2022)(オーケストラのための)
 Latitudes #2 (2021)(ドラムセットとテープのための)
 Artefacts #2 (2019)(ソプラノ、ドラムセットとテープのための)
 Pure Bliss (2022)(アンサンブルのための)
 Artefacts (2018)
  (6人のヴォーカル・ソリスト、テープとヴィデオのための)
 Latitudes (2020)(プリペアド・ピアノとヴィデオのための)
 sugarcoating (2017)(アンサンブルのための)
マリン・オールソップ(指揮)
ウィーン放送交響楽団、他

 ライプツィヒを拠点とするクロアチアの作曲家、サラ・グロイナリッチ!

 ドイツのライプツィヒを拠点とするクロアチアの作曲家、サラ・グロイナリッチによる作品集。
 彼女は美学、社会学、政治的影響、ポップカルチャーなどからインスピレーションを受けて作曲活動を行っており、クラシックの楽器だけでなく、テープやヴィデオなどを用いて新しい発想を持った音楽を生み出しています。
 彼女の作品をマリン・オールソップを始めとした現代音楽のプロフェッショナルが奏でます。
 
 

0022004KAI
\2700
パスクアーレ・コラード:アンサンブルのための作品集
 D'Estasi (2013)(大アンサンブルのための)
 Ozone (2018)
  (フルート、クラリネット、パーカッション、
   ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための)
 Amor che ne la mente mi ragiona (2020)
  (ヴォーカル、フルート、クラリネット、パーカッション、
   ピアノ、ヴァイオリンと電子楽器のための)
 Insequenza (2015)
  (フルート、クラリネット、パーカッション、
   ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための)
 Pulse (2011)
  (フルート、クラリネット、パーカッション、
   ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための)
アンサンブル・アンテルコンタンポラン、他

 ミラノのヴェルディ音楽院を卒業したパスクアーレ・コラードは作曲家兼指揮者として活躍しており、その経験を両方の分野で活かしています。
 またプロデューサーとしても活動しており、クラシックのみならずポップスなど様々なジャンルとコラボレーションを行っています。
 作曲家としてはここに収められている室内楽作品の他、オペラ映画のためのサウンドトラックなども制作しています。
 
 

0015116KAI
\2700
ジュリアス・イーストマン:
 フェミニン(1974)(室内アンサンブルのための)
タレア・アンサンブル
ハーレム・チェンバー・プレイヤーズ、他

 ジュリアス・イーストマンはブラッククィアの作曲家として知られ、1970年代から1980年代にかけて活動しましたが、迫害なども受けた不遇の作曲家でした。
 彼の作品は作曲家自身のアイデンティティが反映されており、一時は忘れられた存在となりましたが、近年再評価されています。
 




LAWO



XLWC1265
(2CD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4650
マーク・エルダーの初レコーディング!
 ディーリアスの傑作「人生のミサ」

  ディーリアス:人生のミサ
マーク・エルダー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
ジェマ・サマーフィールド(ソプラノ)
クラウディア・ハックル(コントラルト)
ブロール・マグヌス・トーデネス(テノール)
ホーコン・マッティ・スクレーデ
 (クワイアマスター)
ベルゲン・フィルハーモニー合唱団
エドヴァルド・グリーグ合唱団
コレギウム・ムジクム合唱団
LWC1265
(2CD)
特別価格 \3900

 ベルゲン・フィルの首席客演指揮者に就任したマーク・エルダーの初レコーディング!

 ☆マーク・エルダーが2022年9月からベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任!
 ☆最初のレコーディングに選んだのはエルダーが高く評価するディーリアスの傑作「人生のミサ」!

 2022年9月、グリーグが芸術監督を務めていたことでも知られるノルウェーの歴史ある名門オーケストラ、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者にイギリス出身のサー・マーク・エルダーが就任。就任後すぐに行われた最初のレコーディングにエルダーが選んだのは、ニーチェの「ツァラトゥストラ」のテキストを用いて作曲され、演奏機会は多くないもののディーリアスの傑作の一つとされる「人生のミサ」。
 ディーリアスはノルウェーと非常に深い関係を持っており、グリーグと親交を持っていたほか、詩人としてのニーチェの精神に強く同調していたディーリアスにとって人生のもっとも重要な出会いの一つとなった「ツァラトゥストラ」のテキストを初めて読んだのもノルウェーにおいてでした。
 エルダーが「彼はすばらしく独創的でしたが、その際立った特質となっているのは、彼の和声の動きが持つ性質です」と分析し高く評価するディーリアスの90分にも及ぶ大作でエルダー×ベルゲン・フィルの関係が素晴らしいスタートを切ったことを証明します。ロデリック・ウィリアムズをはじめ豪華な歌手陣の参加も注目すべきポイントです。

 ※録音:2022年9月26日-29日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)
 




ORLANDO RECORDS


OR0036
\2700
フレンチ・コネクション~
 ニーク・デ・フロートによるトランスクリプション集

  ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ(遺作)
  アルフレッド・デザンクロ(1912-1971):アリアとロンド
  フォーレ:エレジー Op.24
  ラヴェル:ヴォカリーズ~ハバネラ形式のエチュード
  ドビュッシー:美しい夕暮れ
  フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV8
  パブロ・カザルス(1876-1973):鳥の歌
   (デザンクロを除く全曲:
    ニーク・デ・フロート編曲によるコントラバス版)
ニーク・デ・フロート(コントラバス)
カトリーヌ・クリプフェル(ピアノ)

 RCOなどで首席ソロ奏者を務めたコントラバスのニーク・デ・フロート!

 ☆ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団で首席ソロ・コントラバス奏者として10年在籍したニーク・デ・フロート!

 オランダのコントラバス奏者ニーク・デ・フロートは、元々トランペットを学んでおり、18歳でコントラバスの演奏を始めました。
 異例のスピードでロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席ソロ・コントラバス奏者に抜擢され10年在籍し、そのほかヨーロッパの複数のアンサンブルの首席コントラバス奏者を務めてきました。
 近年は室内楽とソロ演奏に重点を置き、数々の有名なコンサート・ホールや音楽祭で定期的に演奏活動を行っています。

 デ・フロートとピアニストのカトリーヌ・クリプフェルは20年もの間、演奏をともにしてきました。
 フランス人のクリプフェルと、フランスに多くの音楽的ルーツをもつデ・フロートは、たびたびフランスのレパートリーに焦点を当てていました。
 このアルバムにはデ・フロート自身のトランスクリプションによるフランスを代表する作曲家たちの名曲が収録されています。
 最後に収録された「鳥の歌」の作曲者カザルスはスペイン出身ですが、フランス・パリで大いに活躍した名チェリストです。

 ※録音:2022年5月26日-27日&12月19日-20日(ベルリン、ドイツ)
 




PRELUDE CLASSICS



PCL2300601S
(1SACD Multichannel+
1GOLD CD-R)
\4700
ポーランドのヴィオリスト、ミハウ・ブリワ
テレマン:無伴奏ヴィオラのための12のファンタジア

 テレマン:
  無伴奏ヴィオラのための12のファンタジア TWV 40:26-37
   (原曲:無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバのための/
    ミハウ・ブリワ編曲ヴィオラ版/世界初録音)
  ボーナス・トラック ~
   ファンタジア第7番変ホ長調 TWV 40:20より ドルチェ
    (原曲:無伴奏ヴァイオリンのための/
     フロリアン・ブリワ編曲ヴィオラ版)
ミハウ・ブリワ(ヴィオラ)

PCL2300601
(1SACD HYBRID)
\3100

 テレマンの無伴奏ガンバ・ファンタジア、ヴィオラ版世界初録音!

 ☆ミハウ・ブリワが設立したオーディオファイル向けの新興レーベル「Prelude Classics」!
 ☆テレマンの無伴奏ヴィオラ・ダ・ガンバ・ファンタジア、ヴィオラ版世界初録音!
 ☆「SACD盤1枚組」の通常盤と、「SACD盤と24金GOLD CD-R盤がセットになった2枚組」の豪華盤の、2ヴァージョン・リリース!

 ポーランドの音楽ファミリーに生まれ(父親はヴァイオリニスト、母親はチェンバリスト)、ショパン音楽大学とポズナン音楽アカデミーで学び、ヤン・ラコフスキ国際ヴィオラ・コンクール第1位&ポズナン市長賞(2003、ポズナン)、ブラームス国際コンクール第1位(2004、ペルトシャッハ)、若い演奏家のための20~21世紀音楽コンクール第1位(2007、ワルシャワ)、ブレッド国際ヴィオラ音楽祭&コンクール第1位&特別EMCY賞(スロヴェニア)、マックス・レーガー国際室内楽コンクール第1位&2つの特別賞(2009年、ゾンダースハウゼン)、他多数の国際コンクールで受賞してきたポーランドのヴィオリスト、ミハウ・ブリワ。
 2007年に結成されたメッコーレ弦楽四重奏団のヴィオリストを務めるとともに、2019年からはショパン音楽大学の助教授としても活躍するミハウ・ブリワが自ら設立した新レーベル「Prelude Classics」からリリースするテレマンの無伴奏ヴィオラ・ファンタジア。2015年の春に再発見されてから多くのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者やチェリストが演奏・録音してきた傑作ファンタジアを自身のアレンジで世界初録音。
 ボーナス・トラックとして、祖父のフロリアン・ブリワが半世紀ほど前に編曲していたという「無伴奏ヴァイオリン」のためのファンタジアからの1曲も収録。

 SACDハイブリッド盤1枚の通常盤(PCL2300601)と、更にドバイ(!)で専用にカスタムメイドされたという24金の「GOLD CD-R」がセットになった豪華盤(ラグジュアリー・オーディオファイル・セレクション)(PCL2300601S)の2ヴァージョンで発売されます。(SACDとGOLD CD-Rの収録曲目は同一)

 ※録音:2023年6月、聖カジミェシュ教会(コビウカ、ポーランド)

 2007年に結成されたメッコーレ弦楽四重奏団のヴィオリストを務めるとともに、2019年からはショパン音楽大学の助教授としても活躍するポーランドのヴィオリスト、ミハウ・ブリワが設立したポーランドの高音質レーベル「Prelude Classics」の取り扱いを開始します。
 




SIGNUM


SIGCD782
\2700
シューマン・イン・イングリッシュ Vol.1
 (英語歌唱によるシューマン)

  シューマン:
   リーダークライス Op.39
   詩人の恋 Op.48
   女の愛と生涯 Op.42
アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)
ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
キャスリン・ラッジ(メゾ・ソプラノ)
クリストファー・グリン(ピアノ)

 英語歌唱によるシューマンの歌曲集、シューマン・イン・イングリッシュ第1弾!

 ☆シューマンの愛される歌曲を新たに書き起こされた新訳で英語歌唱!
 ☆ロンドンをはじめ、世界各国で活躍する3人の歌手とクリストファー・グリンのピアノによる演奏!

 第4弾まで続いた、「シューベルト・イン・イングリッシュ」シリーズ(SIGCD531、SIGCD550、SIGCD771、SIGCD770)に続く新たな英語歌唱シリーズとして、「シューマン・イン・イングリッシュ」シリーズがスタートしました。ピアニストのクリストファー・グリンの依頼によりジェレミー・サムズが書き起こした新訳英語版で、1840年に作曲されたシューマンの3つの作品が収録されています。

 このアルバムの全楽曲の伴奏はクリストファー・グリンが務め、第一線で活躍する3人の歌手とともに演奏しています。
 アイルランドのソプラノ歌手アイリッシュ・タイナンは、BBCニュー・ジェネレーション・アーティストに選ばれ、ヨーロッパやアメリカなどの数々のオペラ・ハウスに出演するほか、リサイタルも数多くこなしています。
 バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持つバリトン歌手のロデリック・ウィリアムズは、BBCフィルハーモニックをはじめ、パリ管弦楽団やバッハ・コレギウム・ジャパンなど多くのオーケストラと共演し、現代オペラの世界初演も複数行っています。
 メゾ・ソプラノ歌手のキャスリン・ラッジはリヴァプールで生まれ、数々の賞を受賞し、BBCニュー・ジェネレーション・アーティストにも選ばれました。
 2016年にはBBCプロムス・デビューを果たし、2019年にも再出演しています。

 ※録音:2022年6月19日-21日、オール・セインツ教会(ロンドン、イギリス)
 




<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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ALTUS


このシリーズ、ほんっとに完全限定でけっこう早めに完売するみたいなのでご注意を。


PALTSA 1004
(8SACD HYBRID)
\21000→\19590
ギュンター・ヴァント 不滅の名盤 ベルリン・ドイツ交響楽団編
 シューベルト:《未完成》《ザ・グレート》、他
  SACD ハイブリッド4タイトルセット(全8枚)
ギュンター・ヴァント( 指揮)
ベルリン・ドイツ交響楽団
   【PALTSA 001/2】
    [Disc1] シューベルト:交響曲第7(8)番 ロ短調《未完成》 D. 759
    [Disc2] ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB109(原典版)
   【PALTSA 003/4】
    [Disc1] シューベルト:交響曲第8(9)番 ハ長調《ザ・グレート》 D.944
    [Disc2] ストラヴィンスキー:バレエ組曲《火の鳥》(1945年版)、
     チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64
   【PALTSA 005/6】
    [Disc1] ベートーヴェン:
     (1)交響曲第1番 ハ長調 作品21、(2)交響曲第3番 変ホ長調《英雄》 作品55
    [Disc2] ベートーヴェン:
     (3)交響曲第4番 変ロ長調 作品60、(4)序曲《コリオラン》 作品62、序曲《エグモント》 作品84
   【PALTSA 007/8】
    [Disc1] ベートーヴェン:
     (1)交響曲第6番 ヘ長調《田園》 作品68、(2)交響曲第5番 ハ短調《運命》 作品67 
    [Disc2] ベートーヴェン:
     (3)交響曲第6番 ヘ長調《田園》 作品68、(4)交響曲第5番 ハ短調《運命》 作品67

 ヴァントの名演をSACDハイブリッドで堪能、ベルリン・ドイツ交響楽団との4作品をまとめた数量限定セット!

 録音:
 【PALTSA 001/2】1993 年3月20日/コンツェルトハウス・ベルリンにおけるライヴ
 【PALTSA 003/4】[Disc1]1993年6月14日、[Disc2]1987年4月5・6日/ベルリン・フィルハーモニーにおけるライヴ
 【PALTSA 005/6】(1)(2)1994年2月15日、(3)1996年4月9日、(4)(5)1994 年11月28日/ベルリン・フィルハーモニーにおけるライヴ
 【PALTSA 007/8】(1)1992年9月26日、(2)1992年11月2日、(3)(4)1994年11月1・2日/コンツェルトハウス・ベルリンにおけるライヴ
 限定生産、国内製作、日本語帯・解説付

 PROFIL 音源をライセンスし、ALTUS がリマスター・SACDハイブリッド化して発売した「ギュンター・ヴァント 不滅の名盤」シリーズ。
 ここからベルリン・ドイツ交響楽団との共演である4タイトル(全8枚)を、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。

 【PALTSA-001/2】
  シューベルトとブルックナー、ふたつの未完成交響曲を1日で演奏した93年のライヴ。
  共にヴァントの得意とした作品で大変な聴きごたえです。
  恐ろしい低音が聴き手を一気に音楽へ引きずり込む「未完成」。そして泣く子も黙るヴァントのブル9!
  完璧に整っていながらも熾烈・強烈な音響で、圧倒的な 完成度でもって至高の音の大伽藍を築き上げています。

 【PALTSA-003/4】
  緻密にして長さを全く感じさせない「グレート」は終楽章の開放感が抜群。
  「火の鳥」は一般的な1919年版ではなく1945年版を使って いるのがヴァントならでは。力強さ、美しさ、歌と構築が見事に結晶化したチャイ5もたまりません!

 【PALTSA-005/6】
  ヴァントを語る上で外せない至高のベートーヴェンを収録。第1・3番は同日のライヴで、1番から実に力強く引き締まった彫刻のような響き。
  《英雄》ではその音作りが更なる深化を生み、圧倒的な音の建造物となって聴き手の前に立ち現れます。
  葬送行進曲でのティンパニの淀みない強打は崇高すぎて 恐ろしいほど。ヴァント90年代を代表する偉大な演奏です。

 【PALTSA-007/8】
  92年と94年、2種類の《田園》《運命》ライヴです。基本的に同じ解釈ですが92年はコントロールされた演奏の完成形と言え、突き詰め た厳しさが支配しています。
  一方94年は自由度が増し、おおらかな演奏へとシフトしつつあるヴァントの音楽性の変化が感じられます。
  完璧な造形美を持った 92年の《運命》、しなやかな流麗さがたまらない94年の《田園》。いずれの年も甲乙つけがたい魅力があり、ヴァントならではの極意が詰まった名演と言える でしょう。

 
 
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ALTB 536
(3CD)
\9000→\8590
アーベントロート集成・驚倒編
 ブラームス&シューマン:交響曲第1番、他
  CD3タイトルセット(全3枚)
ヘルマン・アーベントロート (指揮)
   【TALT022】
    (1)ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68
    (2)シューマン:交響曲第1番 変ロ長調『春』 作品38
     演奏:(1)バイエルン国立管弦楽団、(2)ベルリン放送交響楽団
   【TALT023】
    ベートーヴェン:『エグモント』序曲 作品84、交響曲第3番 変ホ長調『英雄』 作品55
     演奏:ベルリン放送交響楽団
   【TALT053】
    ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調『合唱』 作品125
     演奏:ティッラ・ブリーム(ソプラノ)、ディアナ・オイストラーティ(アルト)、
      ルートヴィヒ・ズートハウス(テノール)、カール・パウル(バス)、
      ベルリン放送交響楽団、ベルリン国立歌劇場合唱団

 ALTUSのアーベントロート指揮タイトルから驚倒まちがいなしのブラ1や第九をつめこんだ聴き応え抜群の数量限定セット!

 録音:
 【TALT022】(1)1956年1月16日、(2)1955年9月18日(ライヴ、モノラル)
 【TALT023】1954年2月13日/ベルリン国立歌劇場(ライヴ、モノラル)
 【TALT053】1950年12月31日/ベルリン、放送局ホール1(ライヴ、モノラル)
 限定生産、国内製作、日本語帯・解説付

 ALTUSから発売されているアーベントロート指揮のタイトルから3タイトルを、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セットです。
 白熱の爆演を繰り出す指揮者として知られるアーベントロートは楽団員から尊敬を一身に集め、地元市民からも非常に愛されたユニークな人物でした。その独自の 音楽世界をとくとお楽しみください。

 【TALT-022】
  ブラームスの1番は知る人ぞ知る奇演中の奇演。まるで慣性の法則完全無視、吹き飛ばされそうなテンポ設定!
  特に終楽章、誰が予想するよりも速 く、誰が予測するよりも遅く、前へ後ろへと引っ張りまわされる驚愕の指揮ぶり。
  そのほとばしる音楽表現にオケが負けじと喰らい付き、手に汗握る圧巻の演奏を 披露!めちゃくちゃ面白いです。
  シューマンも燃え上がる演奏で個性爆発。

 【TALT-023】
  『英雄』第1楽章で頻出するスフォルツァンドやクレッシェンドでの「踏み込みの良さ」、急激にガッと圧力をかける勢いがアーベントロートならでは。
  作曲時のベートーヴェンが前人未到の規模の音楽世界に決然と乗り込んでいった感覚が現代によみがえったような、白熱の演奏です。
  高速のスケルツォでは、トリ オのホルンが爆鳴き!想像を絶する猛々しさで、ばりばりと空気をつんざきます。
  フィナーレのコーダは興奮のるつぼ。オーケストラが嬉々として演奏する姿が目に 浮かぶような、目まぐるしくも充実した圧倒的演奏です。

 【TALT-053】
  『第九』は宇野功芳氏が絶賛した大名演。ライナーノートは氏の解説付きです。
  氏はこの1950年大晦日公演をベストワンとし、フルトヴェングラー が「ドラマティック」なら、アーベントロートは「大暴れ」であり「なりふり構わぬ『第九』」であると評しています。
  思い切りの良さ、流動するテンポ、時に荒々しい までの凄味、そして激遅の第3楽章!あふれ出る歌の洪水はワルターもかくや。第4楽章では大時代的なスタイルが爆発、コーラスも戦前ドイツの唱法がまだ残っ ている稀な例であると氏は語ります。
 強烈なベートーヴェンをご堪能あれ。

 
 
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ALTB 537
(5CD)
\9000→\8590

クリュイタンスの芸術
 ドビュッシー、ラヴェル、モーツァルト、他
  CD3タイトルセット(全5枚)

アンドレ・クリュイタンス ( 指揮)
   【ALT501/2】
    [Disc1] ドビュッシー:(1)3つの夜想曲、(2)カンタータ《選ばれた乙女》 
    [Disc2] ラヴェル:(3)道化師の朝の歌、(4)マ・メール・ロワ、(5)ラ・ヴァルス
     演奏:(1)(2)マルセル・ブリクロ(合唱指揮)/フランス放送合唱団(女声合唱)、
      (2)ジャニーヌ・ミショー(選ばれた乙女;ソプラノ)/
       アニエス・ディスネ(語り手;メゾソプラノ)、パリ音楽院管弦楽団
   【ALT503】
    モーツァルト:ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491、
    ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番 ト長調 作品58
     演奏:クララ・ハスキル(ピアノ)、フランス国立放送管弦楽団
   【ALT504/5】
    [Disc1] (1)ウェーバー:歌劇《オイリアンテ》序曲、(2)ベルリオーズ:幻想交響曲
    [Disc2] (3)イベール:バレエ音楽《ジュピターの恋》、(4)ベルリオーズ:《ローマの謝肉祭》序曲、
     (5)ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲《展覧会の絵》
      演奏:フランス国立放送管弦楽団

 ALTUSのクリュイタンス指揮タイトルから珍しいレパートリーも含むフランス音楽集とハスキルとの協奏曲をひとまとめにした数量限定セット!

 録音:
 【ALT501/2】1958年9月4日/ブザンソン音楽祭(ライヴ、モノラル)
 【ALT503】1955年12月8日(ライヴ、モノラル)
 【ALT504/5】(1)(3)1955年12月8日/パリ、シャンゼリゼ劇場、(2)1954年11月11日/パリ、シャンゼリゼ劇場、(4)(5)1959 年9月20日/モントルー音楽祭(すべてライヴ、モノラル)
 限定生産、国内製作、日本語帯・解説付

 ALTUSから発売されているクリュイタンス指揮のタイトルから3タイトル(全5枚)を、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セッ トです。
 INA(フランス国立視聴覚研究所)所有音源をライセンスし、ALTUS入魂のマスタリングでCD化。

 【ALT-501/2】
  パリ音楽院との1日のコンサートを収録。ドビュッシーの2曲はクリュイタンスにとって正規録音がなく、特に《選ばれた乙女》はレパートリーとし ても初音盤化と思われる貴重音源!
  ラヴェルの作品も既発演奏との聴き比べが興味津々です。《選ばれた乙女》を歌うソプラノのジャニーヌ・ミショーはパリ音楽 院で学んだフランス音楽のスペシャリスト。
  名作フランス・オペラのソプラノ役をほとんど歌いつくしコンサート活動も多かった彼女、《選ばれた乙女》は得意曲の ひとつで、楽曲の勘所を見事に押さえた美しい歌唱が聴けます。

 【ALT-503】
  フランス国立放送管とハスキルの独奏によって同日に演奏された協奏曲2題。クリュイタンスの伴奏は激情と熱気がありながらも品格を損なわず、ハスキルは深みのある音色で美しく飛翔。
  その豊かな表現はどれも確固たる意志に裏打ちされたもので、実に論理的に音楽が展開されていきます。
  モーツァルトでの 香り立つ木管も絶品。ベートーヴェンは更に自由な広がりと大胆さがプラスされた音楽となり、芯のある高貴さに貫かれた、このコンビにしか成しえない堂々たる 演奏が生成されます。

 【ALT-504/5】
  フランス音楽を中心にまとめた充実の2枚組。あまり知られていないバレエ「ジュピターの恋」は1946年にシャンゼリゼ劇場で初演された作品で、 いわば同時代の音楽。モダンな美しさにあふれ、弦も木管も金管も聴かせどころたっぷり。
  ハープや打楽器も活躍し、色彩の見本市のような近代オーケストレーショ ンの愉しみが満載!この時代のクリュイタンスの演奏で聴けるとは、なんとも貴重な名演奏です。
  お得意の「幻想交響曲」「展覧会の絵」も、新たな発見の喜びに満 ちた大演奏。みなぎる生命力と、曲の隅々まで手の内にしているであろう抜群のコントロール。
  色彩豊かな音のパレットを駆使して繰り出される豊饒な音響効果。 圧巻の出来栄えです。

 
 
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ALTB 538
(3CD)
\9000→\8590
スメターチェクの至芸
 ベートーヴェン、シューマン、R=コルサコフ、他
  CD3タイトルセット(全3枚)
ヴァーツラフ・スメターチェク ( 指揮)
   【ALT481】
    (1)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調《皇帝》 作品73  
    (2)シューマン:交響曲第1番 変ロ長調《春》 作品38
     演奏:(1)アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)&プラハ交響楽団、
      (2)プラハ放送交響楽団
   【ALT489】
    R=コルサコフ:
     (1)交響組曲《シェエラザード》 、(2)《見えざる町キテージと聖女フェヴローニャの物語》組曲
     演奏:(1)プラハ放送交響楽団、(2)プラハ交響楽団
   【ALT490】  
    (1)ショスタコーヴィチ:交響曲第3番 変ホ長調《メーデー》 作品20
    (2)プロコフィエフ:交響曲第7番 嬰ハ短調《青春》 作品131
     演奏:(1)プラハ放送交響楽団&プラハ放送合唱団(チェコ語歌唱)、
      (2)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

 ALTUSのスメターチェク指揮タイトルからミケランジェリとの名演、平林直哉氏激賞のシェエラザード、必聴のロシア音楽まで一気に堪能する数量限定セット!

 録音:
 【ALT481】(1)1957年5月29日(ライヴ、モノラル)、(2)1971年(セッション、ステレオ)
 セッション録音:
 【ALT489】(1)1975年6月3-5日、(2)1967年1月17日(ともにステレオ)
 【ALT490】(1)1974年9月、(2)1970年6月(ともにステレオ)
 限定生産、国内製作、日本語帯・解説付

 ALTUSから発売されているスメターチェク指揮のタイトルから3タイトル(全3枚)を、単売パッケージそのままにクラフト調の三方背ケースに収めた数量限定セッ トです。
 世界を股にかけ活躍し、チェコでは「空飛ぶ指揮者」「音楽大使」と呼ばれ、日本では「チェコのカラヤン」とのキャッチフレーズで親しまれたスメターチェ クの偉大な演奏をお楽しみあれ。

 【ALT-481】
  完璧主義者ミケランジェリとの《皇帝》は整然としたオーケストラと生き生きしたソロの対話が素晴らしい名演。
  また《春》は商業録音の残されてい ないレパートリーで貴重な記録。こちらはすこぶる良好なステレオ録音となっておりスメターチェクの至芸が心行くまで堪能できます。

 【ALT-489】
  この『シェエラザード』は国内初出時、盤鬼として知られる音楽評論家・平林直哉氏が絶賛した大名演。このたびALTUS による最新のリマスターが なされ再び世に出されることになりました。
  《「シェエラザード」がやはり素晴らしい。スメターチェクは正攻法にオーケストラをきちっと制御し、見通しの良い響き を再現している。
  スメターチェクらしい繊細さも十分に生きている。手綱をゆるめず、最後まで凜々しく格調を保っており、後味も最高だ。(平林直哉氏の解説より)》

 【ALT-490】
  スメターチェクの20世紀ロシア交響曲集!
  アヴァンギャルドな曲想を物ともせず、壮絶なテンションで迫力のドラマを生み出すショスタコーヴィチ3番は何たる凄味!
  手に汗握る疾走感に決然とした展開、チェコ語で高らかに歌い上げられる終結合唱にもおおいに痺れます。
  対するプロコフィエフ7番は美しい歌 にあふれ、うきたつリズム感のなかで次々と旋律を紡いでは戯れていく展開に心躍ります。両曲ともスメターチェク抜群の解釈と巧みなオーケストラ・ドライヴに魅 せられる、知る人ぞ知る超名演!

 
 



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APR



APR5639
\2600→\2390
エリー・ナイ:プレイズ・ブラームス・アンド・シューベルト
 (1)ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
 (2)シューベルト:さすらい人幻想曲 D760(Op.15)
 (3)シューベルト(エリー・ナイ編):《シューベルトの舞曲》より
  ドイツ舞曲 D783-1、ドイツ舞曲 D783-7、
  ドイツ舞曲 D783-10、グラーツのワルツ D924-6、
  感傷的なワルツ D779-13、ドイツ舞曲 D790-3、
  ワルツ D365-29、レントラー D734-14、
  ワルツ D365-36、ワルツ D365-33
エリー・ナイ(ピアノ)
(1)マックス・フィードラー(指揮)、
 アロイス・メリヒャル(指揮)*、
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 エリー・ナイの貴重音源!ブラームス&シューベルト!

 ☆オーストリア、ドイツ圏のスペシャリスト、エリー・ナイ!
 ☆女性初録音のブラームスと、演奏者本人編曲のシューベルトといった記念碑的作品を収録!

 伝説的なドイツの女流ピアニスト、エリー・ナイによるブラームスとシューベルトのカップリング!
 エリー・ナイと言えば、戦時中ナチスに協力したことでその復権まで時間がかかりましたが、現在では疑いようのない名ピアニストとして知られています。
 特にオーストリア、ドイツ圏の作品を弾かせると当時右に出るものがいないほど、稀有な存在であったといっても過言ではないでしょう。

 ここに収められているブラームスは、女性として初めて同曲を録音した記念碑的演奏で、ベルリン・フィルと共演を果たしています。
 なお、指揮者はブラームスのスペシャリストであるマックス・フィードラーがクレジットされていますが、彼の急死後アロイス・メリヒャルの指揮によって完成されているということです。
 また、シューベルトは《さすらい人幻想曲》の他に、今回初CD化となる非常に貴重なエリー・ナイ本人編曲による《舞曲集》が収録されています。

 ※録音:1939年-1942年
  (1)セッション録音:1939年6月1日-2日&5日&1940年4月29日* (2)録音:1942年5月21日 (3)録音:1942年5月21日
 
 ※リマスタリング:アンドルー・ハリファックス
 



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ATS



ATS961/962-2
(2UHQCD)
\2500→\2290
デ・サバタのベートーヴェン・ライヴ!
 「運命」、第8番、「第九」


 ベートーヴェン
  交響曲第5番
   (ニューヨークフィル、1950年3月16日カーネギーホール)
  交響曲第8番
   (ニューヨークフィル、1951年3月18日カーネギーホール)
  交響曲第9番
   (原語歌唱、テアトロ・コロン管、1949年7月26日ライヴ)
ヴィクトル・デ・サバタ指揮

9番:
 ニルダ・ホフマン(S)
 ザイラ・ネグローニ(A)
 アンゲル・マティエロ(Br)
 ユージニオ・ヴァロッリ(T)
 合唱指揮:ラファエル・テラノーロ

 「MEMORIES MR2474/2476」で出ていた名演。

 熱血指揮者デ・サバタのベートーヴェン・ライヴ。「運命」、第8番、「第九」 1枚価格スペシャル

 熱血指揮者ヴィクトル・デ・サバタのベートーヴェン・ライヴ。サバタはオーストリア・ハンガリー帝国領であったトリエステの出身でドイツ音楽は身近な存在であり、その解釈には定評がありました。
 何ごとかに怒りを爆発させているような強烈なベートーヴェン。アメリカでの人気も絶大でニューヨークフィルを度々指揮しておりますが、「運命」は言うまでもなく、「第8番」でここまで感情的な演奏というのも珍しい!
 ブエノス・アイレスのテアトロ・コロンで燃焼した「第九」も凄い。アゴーギグの強烈さはメンゲルベルクにも匹敵。
 時として音楽の流れを止める暴君ぶりには驚かされます。
 アセテート盤からの復刻故に音質に限界はありますが合唱指揮者のラファエル・テラノーロは、同劇場の合唱指揮者として長きに渡って活躍した名匠。カラスとの共演も知られています。
 




GRAND SLAM



GS 2311
\2700
マルティノン&VPOによる
 チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」

  チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 Op.47「悲愴」
ジャン・マルティノン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 唯一無二の共演、マルティノン&VPOによるチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」、6年半ぶりのリマスターで再登場!

 録音:1958年3月31~4月3日/ウィーン、ゾフィエンザール/国内製作、日本語帯・解説付
 使用音源:Private archive (2トラック、38センチ、オープンリール・テープ)
 録音方式:ステレオ(録音セッション)

 ■制作者より 
 1958年春、英デッカはフランス人指揮者マルティノンを招き、ウィーン・フィルを起用してロシア物の代表作の新録音を行いました。
 録音の前後にこの組み合わせによる演奏会はなく、マルティノンとウィーン・フィルはセッションのみの出会いだったようです。しかしながら、この謎めいた共演は無類の個性を持った「悲愴」を完成させました。
 当シリーズでは2トラック、38センチのオープンリール・テープを使用して2017年9月にGS-2170として発売しましたが、今回、新規のテープを取り寄せ、全工程をプロ用機器にてマスタリングを施し、心残りのないように制作しました。
 なお、当CDでは、唯一無二の共演である「悲愴」の印象を薄めないよう、他の演奏と組み合わせず、あえて1曲のみで制作しました。ご了承下さい。(平林 直哉)
 


<メジャー・レーベル>
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SONY



19439947742
(4CD)
\10000→\9490
フィリップ・ジョルダン&ウィーン国立歌劇場、
 ヨナス・カウフマン、エリーナ・ガランチャ


ワーグナー:『パルジファル』全曲
ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団
フィリップ・ジョルダン(指揮)

パルジファル/ヨナス・カウフマン(テノール)
クンドリ/エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ)
クリングゾル/ヴォルフガング・コッホ(バリトン)
アンフォルタス/リュドヴィク・テジエ(バリトン)
グルネマンツ/ゲオルグ・ツェッペンフェルト(バス)
ティトゥレル/シュテファン・ツェルニー(バス)
第1の騎士/カルロス・オスーナ(テノール)
第2の騎士/エリック・ヴァン・ハイニンゲン(バリトン)
第1の小姓/パトリシア・ノルツ(ソプラノ)
第2の小姓/シュテファニー・マイトランド(メゾ・ソプラノ)
第3の小姓/ダニエル・イェンツ(テノール)
第4の小姓/アンゲロ・ポラック(バリトン)
娘たち1隊、第1の娘/イレーナ・トンカ(ソプラノ)
娘たち1隊、第2の娘/アンナ・ネーカムズ(ソプラノ)
娘たち1隊、第3の娘/アウローラ・マルテンス(ソプラノ)
娘たち2隊、第1の娘/スラヴカ・ザメンツニコーヴァ(ソプラノ)
娘たち2隊、第2の娘/ジョアンナ・ケジオア(ソプラノ)
娘たち2隊、第3の娘/イサベル・シニョーレ(ソプラノ)
天上からの声/エリーナ・ガランチャ(メゾ・ソプラノ)
 録音:2021年4月8,9日、ウィーン国立歌劇場


 キリスト磔刑の際に流された血を受けた「聖杯」をめぐるワーグナー最後のオペラ『パルジファル』。それまでのオペラの歩みを集約し、20世紀へと橋渡しをした大作でもあります。
 この新録音は2021年ウィーン国立歌劇場で話題を呼んだ新演出上演のライヴ録音。セレブレニコフによるスペインから現代ロシアの刑務所を舞台に読み替えた演出も秀逸なものでしたが、それ以上に題名役のカウフマン以下、名歌手が勢ぞろいした豪華キャストが充実の極み。指揮はウィーン国立歌劇場音楽総監督のフィリップ・ジョルダンが担っています。
 カウフマンにとっては、メトの映像以来2種類目の『パルジファル』。愚者から救世者へと変化する心理表現が一際見事です。さらにガランチャのクンドリ、テジエのアンフォルタス、ツェッペンフェルトのグルネマンツ、コッホのクリングゾルなど文字通り適材適所の素晴らしさ。
 欧州生産・プレスによる282ページのハードカバータイプのデジパック仕様(映像作品としての発売予定はございません)。

 テノールのヨナス・カウフマンは1969年ミュンヘン生まれ。あらゆる歌劇場が登場を待ち望む現代屈指のテノール。
 指揮のフィリップ・ジョルダンは1974年チューリッヒ生まれ。パリ国立オペラ音楽監督、ウィーン響首席指揮者を経て、2020年よりウィーン国立歌劇場音楽監督。



 一部観られます。


https://youtu.be/epQX2xstiIw?si=xOQVH2GdZh3xoBe8


















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