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≪第122号アリアCD新譜紹介コーナー≫

その8 2024/1/9~




1/12(金)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜

APARTE



AP 319
\2900

フランスの新世代を代表するテノール、シリル・デュボワ
 Jouissons de nos beaux ans! 黄金時代をたのしもう


 1-2. フランソワ・ルベル&フランソワ・フランクール:
  《ターシスとゼリー》より
   「猛烈な激流、その脅威の波
    (Impetueux torrent, dont l'onde menacante)」
 3. アントワン・ドーヴェルニュ:《テンペの恋人たち》より
  「涼しい木陰にたくさんの愛らしい鳥たちが
   (Mille tendres oiseaux sous cet ombrage frais)」*
 4. ラモー:《カストールとポリュックス》よりサラバンド
 5. ラモー:《レ・ボレアド》より
  「黄金時代をたのしもう(Jouissons de nos beaux ans)」
 6. ジャン=ジョセフ・カッサネ・ド・モンドンヴィル:
  《パフォスの宴》より
   「愛はこの魅力的なものに続き(L'Amour suitcet objet charmant)」
 7. フランソワ・ルピアン・グレネ:《ハーモニーの勝利》より
  「愛について歌え(Chantez l'Amour)」*
 8. ラモー:《ダフニスとエグレ》より第1、第2タンブーラン
 9. パンクラス・ロワイエ:ツァイーデより
  ロンド形式によるトルコ人のためのエア
 10. アントワン・ドーヴェルニュ:《テンペの恋人たち》より
  「注げ、愛よ(Verse, Amour)」*
 11. ラモー:《ツァイース》より序曲
 12. ルイ=ジョゼフ・フランクール:
  《オーロールとセファル》より「むごい神々よ(Dieux cruels)」*
 13-17. フランソワ・ルピアン・グレネ:《ハーモニーの勝利》より
  場面「この木立にとどまろう~
   残酷な幸運があなたを足止めする
    «Arretons-nous dans ce boccage- »~
     «Hylas ! ou vous retient la fortune cruelle ?...»」*
 18. ピエール・モンタン・ベルトン:《デュカリオンとピラ》より
  「この運命の瞬間に(Dans ce fatal instant)」
 19. ラモー:《ポリムニの宴》より「幸せな人々よ(Peuples heureux)」
 20. ベルナール・ド・ビュリ:《Les Caracteres de la Folie》より
  「盲目の神、魂の抑圧者(Aveugle dieu, tyran des ames)」
 21. ジャン=バティスト・フィリベール・カルドンヌ:
  《オーヴィードとジュリー》より
   「わが心よ、炎がわが身を焼き尽くすふりをせよ
    (Deguisez bien, mon coeur, le feu qui vous devore)」
 22. ピエレイソ:《ファエトゥーズ》より
  「とどろけ、はげしい雷鳴よ(Eclatez, bruyant tonnerre)」
 23. モンドンヴィル:《ティトンとオーロール》より
  「この目に映るものははなんだろう?(Que vois-je ?)」
 24. ラモー:《レ・ボレアド》よりポリムニの降臨
 25. ラモー:《花飾り(魔法の花)》より
  「輝かしい音、清澄なハーモニー・・・
   Sons brillants, celeste harmonie-」
 26. パンクラス・ロワイエ:《愛の力》より
  「遊戯と娯楽のためのエール」
 27. ドーヴェルニュ:《テンペの恋人たち》より
  「私の心を燃え立たせる若き美女(La jeune beaute qui m'enflamme)」*
 ラモー:«プラテー»より
  28. パントマイムのエア
  29.「バッカスを歌おう、モミュスを歌おう
   (Chantons Bacchus, Chantons Momus)」
シリル・デュボワ(テノール)
オルフェオ・オルケストラ
ジェルジ・ヴァシェギ(指揮)
パーセル合唱団

 フランスの新世代を代表するテノール、シリル・デュボワ、フランス・バロックの注目盤!

 録音:2021年11月15-17日、コダーイ・センター(ハンガリー)/77'

 フランスのテノール歌手、シリル・デュボワが、自身もっとも思い入れのあるバロックの作品の中でもフランス・バロックに特化した1枚をリリースします。
 世界初録音も含む注目盤です。

 収録されているのはどれもファルセットで歌うカウンターテナーのための作品ですが、デゥボワのような非常に高いテノールも当時から 少なかったけれども存在し、そうした歌手たちも歌っていたことが文献から知られています。
 ヴェルサイユ・バロック・センターと、フランス・バロックに注力しているジェルジ・ヴァシェギの協力も得て、18世紀のフランス・オペラの名曲から、知られざる名曲まで、高声のための作品が合唱も加わったかたちで収録されて います。
 天井知らずかと思わせるようなデュボワの自然な高声が美しいぜいたくな1枚です。
 
 


AP 314
(2CD)
\4200
18世紀にイタリアに生まれ、フランスのオペラ・コミックに旋風を巻き起こした
 ドゥーニ、世界初録音を含む二作品


 エジディオ・ドゥーニ(1709-1775):
  オペラ・コミック《モデルに恋をした画家》
   (Le peintre amoureux de son modele)
    〔台本:アンスーム、1757年7月26日、
     サン=ロラン近郊の劇場にて初演〕
  オペラ・コミック《二人の猟師と農婦》
   (Les deux chasseurs et la laitiere)
    〔台本:ルイ・アンスーム、1763年7月21日、
     パリ、イタリア劇場にて初演〕
オルケステル・ノルド
マルティン・ヴァルベルク(指揮)
《モデルに恋をした画家》
 ポーリーヌ・テシエ(ロレット)、
 エリック・フシェ(アルベルティ)、
 ダヴィド・トリコ(ゼルバン)
《二人の猟師と農婦》
 ポーリーヌ・テシエ(ペレット)、
 ダヴィド・トリコ(コラ)、
 ジャン=ガブリエル・サン=マルタン(グイヨ)

 18世紀にイタリアに生まれ、フランスのオペラ・コミックに旋風を巻き起こしたドゥーニ、世界初録音を含む二作品が登場!

 録音:2022年2月7-10日、ノルウェー/109'

 作曲家ドゥーニは、イタリアに生まれ、イタリア伝統のオペラ・セリアを作曲していました。
 1757年頃までにはパリに移り、以降亡くなるまでパリで活躍します。
 名前のスペルも最初はDuniでしたが、Dunyとフランス風に変わりました。
 フランスでは、オペラ・コミック(もともとは喜劇的内容のものを指しましたが、むしろ 歌と地の台詞を併用しているものを意味します)の新しいスタイルあるいは、アリエッタをもつコメディ(Comedie melee d'ariettes)の旗手として名を馳せ ました。
 ここではドゥーニの代表作にして初のオペラ・コミックである≪モデルに恋をした画家≫(1757)と、世界初録音の≪二人の猟師と農婦≫(1763)を収 録しました。

 ≪モデルに恋をした画家≫は、年老いた画家アルベルティのアトリエにモデルとしてやってきたロレットという女性にアルベルティが恋をするも、彼女はアルベル ティの弟子であるゼルバンと結ばれる、というもの。
 恋の話よりは古い芸術と新しい芸術との対比などに重きがおかれ、また、フランス語の言語の美しさがきわだ つ音楽作りがなされています。
 「二人の猟師と農婦」は世界初録音。コラとグイヨという哀れな2 人の猟師と、ペレットという農婦が一攫千金を夢見るも事態は変 わらぬまま終わる、という教訓めいたお話です。
 イタリア風のシンフォニアで始まり、アリアの伴奏に弦楽器のピツィカートが効果的に用いられています。
 




AUDITE


AU 97813
\2800
デジャ=レヴェ~時を越えた対話
 (1)ドビュッシー(ヨハネス.X.シャハトナー編):バレエ音楽「遊戯」
 (2)モーツァルト(ピアノ・デュオ・ネープ編):
  ピアノ協奏曲第21番ハ長調~第1楽章
 (3)ヨハネス.X.シャハトナー:バッハのコラール余録
  【目覚めよと呼ぶ声ありBWV645/
   最愛のイエス、われらここにありBWV706;730;731/
   わが心の切なる願いBWV727/
   天にいますわれらの父よBWV636/
   汝らキリスト者よ、こぞりて神をたたえよBWV732/
   ただ愛する神の摂理にまかす者BWV691/
   天にいます我らの父よBWV682~クルターク讃歌】
 (4)ベルント・アロイス・ツィンマーマン:モノローグ(全5曲)
ピアノ・デュオ・ネープ
 【ゾフィー・ネープ&
  フィンセント・ネープ】
クリスティアン・ベニング、
パトリック・ステープルトン(打楽器)

 不思議なヒーリング感。ピアノ・デュオ界に新星登場!

 録音:2022年10月17-19日/ブレーメン・ゼンデザール/ディジパック仕様、74'58"

 1998年と2000年生まれのドイツの兄妹によるピアノ・デュオのデビュー・アルバム。ともにインスブルック音楽院でピアノ・デュオを学び、ヨーロッパの数々のコンクールに入賞している注目株です。

 デビュー・アルバムはデュオの有名作品でなく、チャレンジ精神あふれる4作品に挑んでいます。ドビュッシーのバレエ音楽「遊戯」とバッハのコラール前奏曲に 基づく7篇は1985年生まれのドイツの作曲家ヨハネス.X.シャハトナーの編曲。
 単なる2 台版ではなく、2人の打楽器奏者を加えて色彩と表現の幅を広げていま す。「遊戯」でのテニスの運動性の描写もリアル。不思議なヒーリング性も漂います。
 バッハが300年、ドビュッシーが100年の時を超えてシャハトナーと対話して いるかのようす。

 ネープ兄妹編によるモーツァルトのピアノ協奏曲第21番は第1楽章のみですが、オーケストラの序奏もすべて再現。練習用に使われる2 台版とは一味異なる効果を採り入れています。
 また超難曲で知られるツィンマーマンの「モノローグ」も聴きもの。技巧の冴えはもちろんながら、緊張感とナイーヴさが新鮮です。
 




BIS



BIS SA 2672
(SACD HYBRID)
\2900
ジャレルの作品をグリンゴルツが録音、弦楽作品3篇
 ミカエル・ジャレル(1958-):
  (1)Paysages avec figures absentes - Nachlese IV
   (不在の形象と対面する風景-補遺 IV)~
    ヴァイオリンと管弦楽のための(2009)
  (2)Sechs Augenblicke(6 つの瞬間)~管弦楽のための(2022)
  (3) -un long fracas somptueux de rapide celeste-
   (-天上の急流の長い豪壮な轟き-)~
    打楽器と管弦楽のための(1998)
(1)イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
(3)フロラン・ジョデレ(打楽器)
パスカル・ロフェ(指揮)
フランス国立ロワール管弦楽団

 イザベル・ファウストに献呈されたジャレルの作品をグリンゴルツが録音!ジャレルの弦楽作品3篇をロフェ率いるフランス国立ロワール管が演奏!

 録音:2022年7月7~16日/コングレスセンター、アンジェ(フランス)
 DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、54'16
 制作・バランスエンジニア:イジー・ヘーガー/サウンドエンジニア:アリス・ラゴン

 SACD ハイブリッド盤。
 スイスの作曲家ミカエル・ジャレルの音楽は「夢と非現実の状態を真実の瞬間を探し求めながら考察する」と言われています。
 最小の音 の聞こえ方ともっとも遅いテンポという、時間が静止するところに見つかることの多い、真実。きわめて個人的なアプローチにより彼は、第二次世界大戦後の音楽 のいろいろな技法をはじめとするレガシーを統合し、音楽の真の「詩」を示してみせます。

 『ジャレル:管弦楽作品集』(BIS SA-2482)を録音したパスカル・ロフェ率いるフランス国立ロワール管弦楽団の新しいアルバムでは、ジャレルが四半世紀近い間隔で作曲した3つの作品が演奏されます。

 《Paysages avec figures absentes - Nachlese IV(不在の形象と対面する風景 - 補遺 IV)》は、イザベル・ファウストのために書かれ、彼女に献呈 された作品。
 「アンサンブルの中にあるヴァイオリン」の新しいアプローチを念頭に置いて作曲され、ジャレルの思考に大きな影響を与えたというスイスの詩人フィ リップ・ジャコテ(1925-2021)の作品が曲名に引用されています。この録音ではイリア・グリンゴルツがソロを担当しました。

 《Sechs Augenblicke(6つの瞬間)》は、COVID-19 のロックダウン中に作曲され、この録音の数週間前に初演されました。
 音楽の断片に含まれる「音という物質」の凝縮あるいは内破を示唆するタイトルが与えられています。

 打楽器ソロとオーケストラの共演する《-un long fracas somptueux de rapide celeste-(-天上の急流の長い豪壮な轟き-)》では、短い力強い「初 めの爆発」が形を変え、曲中の「句読点」のように何度となく現れます。
 フランスの作家ジュリアン・グラック(1910-2007)の『Un balcon en foret(森の バルコニー)』から引用したタイトルがつけられました。
 ソリストのフロラン・ジョデレは、パリ国立高等音楽舞踊学校の出身。
 フランス国立管弦楽団のソロ打楽器奏 者を務めるとともに「今日の音楽」のスペシャリストとして作曲家たちとのコラボレーションを行なっています。

 
 
 


BIS SA 2628
(SACD HYBRID)
\2900
名ソプラノ、ルビー・ヒューズ
『わが人生の終わり(End of My Days)』

 ブライアン・エライアス(1948-):
  「緑の谷で会おう(Meet Me in the Green Glen)」~
   ソロ・ヴォイスのための(2009)(ジョン・クレアの詩)
 キャロライン・ショー(1982-):「バレンシア(Valencia)」~
  弦楽四重奏のための(2012)
 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958):
  「牧場にそって(Along the Field)」(1927)
   (A・E・ハウスマンの詩)
 ジョン・タヴナー(1944-2013):
  《アフマートヴァ歌曲集(Akhmatova Songs)》
   (1993)(アンナ・アフマートヴァの詩)から
    「ダンテ(Dante)」、
    「ボリス・パステルナーク(Boris Pasternak)」、
    「クプレ(Couplet)」
 ジョン・ダウランド(c.1563-1626)
  (デイヴィッド・ブルース(1970-)編曲):
   2つのダウランドの哀歌(2011)
    【「行け、透き通った涙よ(Go Crystal Tears)」、
    「あふれよ、わが涙(Flow My Tears)」】(作者不詳の詩)
 伝承曲(ドナルド・グラント編曲):
  「Da Day Dawn(一日の夜明け)」~弦楽四重奏のための
 モーリス・ラヴェル(1875-1937)(サイモン・パーキン(1956-)編曲):
  《2つのヘブライの歌(Deux melodieshebraiques)》から
   「カッディーシュ(Kaddisch)」(1914)(伝承詩)
 エロリン・ウォレン(1958-):
  「わが人生の終わり(End of My Days)」(1994)
   (エロリン・ウォレンの詩)
 クロード・ドビュッシー(1862-1918)(ジェイク・ヘギー(1961–)編曲):
  《ビリティスの3つの歌(Trois chansons de Bilitis)》 FL 97(1897)
   【「パンの笛(La flute de Pan)」、「髪(La chevelure)」、
    「ナイアードの墓(Le tombeau desnaiades)」】
     (ピエール・ルイスの詩)
 グスタフ・マーラー(1860-1911)(マンチェスター・コレクティヴ編曲):
  《子供の不思議な角笛(Des Knaben Wunderhorn)》(1888-94)から
   「原光(Urlicht)」(作者不詳の詩)
 デボラ・プリチャード(1977-):平和(Peace)
  (『ヨハネによる福音書』(キング・ジェームズ版)14章27節)
ルビー・ヒューズ(ソプラノ)
マンチェスター・コレクティヴ
 【ラキ・シング(第1ヴァイオリン)、
  ドナルド・グラント(第2ヴァイオリン)、
  ルース・ギブソン(ヴィオラ)、
  マリー・ビトロク(チェロ)】

 名ソプラノ、ルビー・ヒューズがコロナ禍、困難な時代への希望のメッセージを歌と弦楽四重奏で表現!

 録音:2022 年1月11~13日/ストラーホール(マンチェスター、イングランド)/DSD、5.0 Surround sound、マルチチャンネル、BIS ecopak、66'30
 制作:マシュー・ベネット
 録音エンジニア:デーヴ・ロウウェル

 SACD ハイブリッド盤。
 イギリスのソプラノ歌手ルビー・ヒューズは『愛と喪失のヒロインたち』(BIS SA-2248)、『クリュタイムネストラ』(BIS SA- 2408)、『エコー』(BIS SA-2568)と3枚のリサイタル・アルバムをリリースしてきました。
 新作の『わが人生の終わり(End of My Days)』もこれまでと 同じく「コンセプト」をもつアルバムとして作られています。
 「ビリティスの旅が、ほんとうに興味深い」とルビー・ヒューズが言うドビュッシーの《ビリティスの3つ の歌》、ラヴェルの《2つのヘブライの歌》から追悼の歌〈カッディーシュ〉、マーラーが『復活』交響曲の楽章にした《原光》--「死ぬと何が起こるか?」(ヒュー ズ)と、よく知られ親しまれている歌が「死と生、無言と途絶、愛と希望」をテーマにした文脈の中でどう息づくか。

 アルバムのインスピレーションは、2020 年の春、マンチェスター・コレクティヴとの初めてのコラボレーションが決まったことから生まれたといいます。
 COVID-19 パンデミックのロックダウン下、限りある生命や孤立という問題をつきつけられた人々を支えるため、アーティストとして何ができるか。
 後悔すること なく死を受け入れる生を謳う自作の詩にエロリン・ウォレンが作曲した《End of My Days(わが人生の終わり)》が、タイトルにとられました。

 ブライアン・エライアスが、ノースハンプトンの精神病院に送られたジョン・クレア(1793-1864)の自然詩に作曲した《緑の谷で会おう》。
 アルフレッド・エド ワード・ハウスマンの『シュロプシャーの若者(A Shropshire Lad)』の詩によるヴォーン・ウィリアムズの《牧場にそって》。
 正教の精神性に惹かれていたとい うジョン・タヴナーが、ソ連の反体制詩人アンナ・アフマートヴァ(1889-1966)の詩をテクストに使った歌曲集から〈ダンテ〉〈ボリス・パステルナーク〉と短 い〈クプレ〉。
 ダウランドのリュート伴奏の歌曲をイギリスの作曲家デイヴィッド・ブルースが、「声と弦楽四重奏」のために編曲した〈行け、透き通った涙よ〉と〈あふれよ、わが涙〉。
 「わたしは、平和をあなたがたに残し--」という『ヨハネによる福音書』の一節を使い、ヒューズとマンチェスター・コレクティヴの委嘱で作曲 されましたデボラ・プリチャードの《平和》。

 「オレンジを食べる感覚」を曲にしたキャロライン・ショーの《バレンシア》と北ヨーロッパ最古の現存するメロディのひとつとされるシェトランド民謡の《一日の夜明け(Da Day Dawn)》の2つの弦楽四重奏の曲が間奏として挟まれます。

 弦楽四重奏団「マンチェスター・コレクティヴ Manchester Collective」は、2016年、アダム・サボ(CEO 芸術監督)とラキ・シング(音楽監督、第1ヴァ イオリン)により結成されました。
 ドナルド・グラントの第2ヴァイオリン、ルース・ギブソンのヴィオラ、マリー・ビトロクのチェロ。実験的なプログラムと多彩なジャ ンルのアーティストとのコラボレーションで知られるグループです。
 



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CLAVES



50 3104
(2CD)
\6100→\5690
ポシュナー率いるスイス・イタリアーナ管
 チャイコフスキーの第5番&第6番『悲愴』

  CD1
   (1)チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
  CD2
   (2)チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 Op.74『悲愴』
スイス・イタリアーナ管弦楽団
マルクス・ポシュナー(指揮)

 ポシュナー率いるスイス・イタリアーナ管がチャイコフスキーの第5番&第6番『悲愴』を熱演!!

 録音:(1)2021年8月、(2)2022年10月/オーディトリオ・ステリオ・モロ・スタジオ(RSI)、ルガーノ
 DDD、ディジパック仕様、CD1: 42'22、CD2: 44'05

 指揮者マルクス・ポシュナーが2015年より首席指揮者を務めるスイス・イタリアーナ管弦楽団(スイス・イタリア語放送管弦楽団)と、チャイコフスキーの交響曲第5番と第6番『悲愴』を録音しました!

 ポシュナーはこれまでにドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン交響楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦 楽団、ベルリン放送交響楽団、ウィーン放送交響楽団、フランス国立管弦楽団、NHK交響楽団、東京都交響楽団などを指揮。2020年にはオーストリア・ミュージッ ク・シアター・アワードのベスト・オーケストラ賞を、ワーグナーの『トリスタンとイゾルデ』でベスト・オペラ指揮者賞をそれぞれ受賞しています。

 当演奏では各楽器のキャラクターを生かしながら、じっくりと歌い上げるチャイコフスキーを展開。じわじわと湧き上がる唯一無二のチャイコフスキーの旋律を情熱的に演奏しております!
 ポシュナーと当団、決定盤の登場です!!

 
 
 


50 3091
(2CD)
\6100
ワイラースタイン率いるローザンヌ室内管
 アメリカとイギリスの管弦楽曲集

 CD1
  アイヴス:ニューイングランドの3つの場所
  スマイス:弦楽のための組曲 Op.1A
   (弦楽五重奏曲第1番の編曲)
  スティル:母と子供
 CD2
  スマイス:セレナード ニ長調
  ショウ:間奏曲
  エルガー:2つの小品
ローザンヌ室内管弦楽団
ジョシュア・ワイラースタイン(指揮)

 アメリカとイギリスの管弦楽曲をワイラースタイン率いるローザンヌ室内管弦楽団が録音!

 録音:2020年12月7&8日、2021年6月17~19日/スイス国営テレビ・ラジオ(RTS)内サル・メトロポル、ローザンヌ
 DDD、ディジパック仕様、CD1: 52'27、CD2: 54'02

 ジョシュア・ワイラースタイン(姉は高名なチェロ奏者アリサ・ワイラースタイン)率いるローザンヌ室内管弦楽団が、アメリカとイギリスの管弦楽曲を集めたアルバムをリリース。
 ワイラースタインは2014年から2021年6月まで同団の芸術監督・首席指揮者を務めており、在任期間最後の録音です。

 アイヴス、エルガーという有名な作曲家の作品と、一般の聴衆にはあまりなじみのない作曲家エセル・スマイス(1858~1944)、ウィリアム・グラント・スティ ル(1895~1978)、キャロライン・ショウ(1982~)の作品を組み合わせた内容はワイラースタインのアイディア。
 このうち、スマイスの弦楽五重奏曲を作曲者 が弦楽オーケストラのために編曲した「組曲」、スティルの弦楽オーケストラのための「母と子供」は商業録音としては当録音が初となります。

 ショウの「間奏曲(Entracte)」は、ハイドンの弦楽四重奏曲の、突然の和声の転調が音楽に新たな温かみを与える瞬間から着想を得て作曲。
 歌劇やバレエなどの幕と幕の間で演奏される楽曲のイメージから間奏曲という名がつけられました。

 エルガーの2つの小品(「朝の歌」、「夕べの歌」)は、ヴァイオリンとピアノでも頻繁に演奏される美しき作品。ワイラースタイン率いるローザンヌ室内管弦楽団が雄弁な語り口で演奏しております。

 
 
 


50 3101
(2CD)
\6100
バロック・チェロの名手スカルカ
 J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(全曲)

 CD1
  ペトル・スカルカによる即興演奏
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調BWV1007
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番 ニ短調BWV1008
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番 ハ長調BWV1009
  ビーバー:パッサカリア~
   「ロザリオのソナタ」(スカルカ編曲によるチェロ版)
 CD2
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第4番 変ホ長調BWV1010
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調BWV1011
  J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第6番 ニ長調BWV1012
ペトル・スカルカ(チェロ)

 バロック・チェロの名手スカルカがコロナ禍に挑んだバッハ無伴奏チェロ組曲全曲!

 セッション録音:2020年6月&8月/ヴァリ(チェコ)/DDD、ディジパック仕様、CD1: 76'19、CD2: 76'46
 バロック・チェロ:ダリボル・ブジルスキー製作(2018年 Op.224)
 【ジュゼッペ・グァルネリ"フィリウス・アンドレア"(1700年頃)のコピー】
  バロック弓:ファウスト・カンゲロージ製作【製作者不明(18世紀中頃)のコピー】

 カフェ・ツィンマーマンとのC.P.E.バッハ録音でも知られる古楽界のチェロ奏者、ペトル・スカルカ。コロナ禍に母国チェコで挑んだJ.S.バッハの無伴奏チェロ組曲全曲がリリースされます。

 プラハに生まれのスカルカはピルゼン音楽院でチェロを学び、その才能はすぐに開花。国内でのコンクールで優秀な成績を収め、その後、古楽と歴史的な演奏法に興味を持ち、次第に古楽へと傾倒しました。
 バーゼル・スコラ・カントルムでバロック・チェロと室内楽を学び、名チェリストにして名教師のクリストフ・コワンに師事。古楽の学位を取得しています。
 現在、ソリストとして活躍するほか、母校で後進の育成にも力を注いでおります。

 パンデミックで世界が一変した2020年。スカルカは演奏家として自問自答する中、バッハの録音を決意。長年の研究成果といえる当演奏。
 1分ほどのスカルカ の即興演奏にはじまり、組曲第1番の前奏曲が奏でられます。決して音楽が重くなり過ぎず、表情豊かな当演奏は新鮮な息吹を感じる名演。
 使用楽器と弓はとも にコピーながら現代の名巧が製作した古楽器でクリアな音が魅力です。また組曲第3番と第4番の間にはビーバーの「ロザリオのソナタ」からパッサカリアを演奏。 こちらも注目です。

 
 
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50 3073
\3200
若手ヴィオラ奏者、イザベル・マルコヴァのデビュー盤
ヴィオラとピアノためのイギリス音楽

 (1)レベッカ・クラーク(1886-1979):ヴィオラ・ソナタ
 (2)ベンジャミン・ブリテン(1913-1976):
  ラクリメ-ダウランド歌曲の投影 Op.48
 (3)ヨーク・ボウエン(1884-1961):
  ヴィオラとピアノのための「幻想曲」 ヘ長調 Op.54
イザベル・マルコヴァ(ヴィオラ)
(1)(2)イレーネ・プッチャ(ピアノ)
(3)アラ・ベロヴァ(ピアノ)

 若手期待の若手ヴィオラ奏者、イザベル・マルコヴァのデビュー盤は英作曲家クラーク、ブリテン、ボウエン!

 セッション録音:2022年10月/ユートピア1、ローザンヌ/DDD、ディジパック仕様、53'59

 若手期待のヴィオラ奏者イザベル・マルコヴァのデビュー盤!
マルコヴァは1997年ブルガリアのソフィア生まれ。3歳でピアノを始め、11歳で「リュボミール・ ピプコフ」国立音楽学校にヴィオラで入学。
その後ローザンヌ高等音楽院に入学し首席で卒業。ピアノ、ヴィオラ、作曲の3分野で国際コンクールの受賞歴がある若 手実力派です。弦楽器はヴィオラ一筋でヴァイオリンは未経験という演奏者です。

 雄弁に語るマルコヴァのヴィオラの音色。当アルバムではクラーク、ブリテン、ボウエンというイギリス出身作曲家の作品を収録しております。

 クラークの代表作ヴィオラ・ソナタ。自身がヴィオラ奏者としても活躍したためこの楽器のために素晴らしい作品を残しています。なかでもソナタは現代のヴィ オラ奏者の必須レパートリーとなっており、ヴィオラとピアノの絡み合う旋律が魅力です。
ボウエンはピアニストとしても活躍した作曲家。ヴィオラとピアノのための 「幻想曲」では技巧的なピアノと音域広く使うヴィオラの旋律が特徴の15分ほどの作品。
 マルコヴァは堂々たる演奏を聴かせてくれます。ブリテンの名作ラクリメ とともにマルコヴァの豊かな才能を示す注目アルバムがリリースされます!

 
 




HARMONIAMUNDI



HMM 902386
\3100
ラルームのシューベルト
 シューベルト:
  (1)ピアノ・ソナタ第20番イ長調D959
  (2)楽興の時Op.94(全6曲)
アダム・ラルーム(ピアノ)

 新時代のシューベルト像の予感! フレッシュなラルームのシューベルト

 録音:2023年4月/ポワチエ劇場講堂/ディジパック仕様、76'19"

 2020年3月の第1弾に続くアダム・ラルームのシューベルト第2弾の登場です。
 今回はピアノ・ソナタ第20番と楽興の時全曲。第1弾でピアノ・ソナタ第18番と19番(HMM 902660)、MIRAREレーベルで第21番を手掛けていて、後期4大ソナタすべてが揃いました。

 ピアノ・ソナタ第20番は死の年の作で、演奏時間40分を超えます。シューベルトならではの優しいメロディと激しく攻撃的な面を兼ね備えますが、ラルームはシックで落ち着いた演奏を繰り広げます。
 有名なヘ短調作品を含む「楽興の時」も独特なオシャレ感に満ちていて魅力的。新しいシューベルト像を確立していく予感が伺えます。

 ラルームは1987年生まれ。パリ音楽院でミシェル・ベロフに師事し、2009年にクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクール優勝。ヴァイオリンの梁美沙らとトリオ・レ・ゼスプリを結成して室内楽にも力を入れています。
 
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HMM 902316
\3100→\2890

ブリュノ・フィリップ、チェロの最強名曲アルバム
 指揮はエッシェンバッハ、オケはフランクフルト放送響
  サン=サーンスの協奏曲&プーランクのソナタ

  ・フォーレ:ロマンス op.69
  ・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
   (ジュール・デルサールによるチェロとピアノ版)
  ・サン=サーンス:チェロ協奏曲 第1番 イ短調 op.33
  ・フォーレ:蝶々 op.77
  ・プーランク:チェロ・ソナタ
  ・フォーレ:夢のあとに(パブロ・カザルス編)
ブリュノ・フィリップ
 (チェロ/Gennaro Gagliano, 1760年製)
タンギ・ド・ヴィリアンクール(ピアノ)
クリストフ・エッシェンバッハ(指揮)
フランクフルト放送交響楽団
KKC 6802
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3500

 注目のチェロ奏者ブリュノ・フィリップ、チェロの最強名曲アルバムの登場。驚異的な高解像度、新時代のフランクのソナタ決定盤!!サン=サーンスの協奏曲&プーランクのソナタ

 録音:[サン=サーンス]2020年9月(協奏曲/ライヴ)[フォーレ、フランク、プーランク] 2022年4月

 チェロの新星ブリュノ・フィリップが、名作を贅沢に盛り込んだ1枚をリリースします。息の長く聴き手を包み込むような歌と、一切のブレのない美しい音色が全開。
 高く評価されたバッハの無伴奏チェロ組曲(KKC-6530/HMM-902684) に続き、またひとつ世界に名乗りを上げる1 枚の登場です。

 フランクのソナタは、驚異的に長いフレーズ感歌い上げるのではなく、どこか夢見ているような瞑想曲のような風合い。
 タンギ・ド・ヴィリアンクールのピア ノは圧巻、完璧かつ、細部のパッセージまでよく聴こえる解像度の高さ。新時代のフランクの名演の登場と申せましょう。
 サン=サーンスでは繊細で美しい音色 はそのままにダイナミックに歌い弾きまくっており、聴きごたえ大満足。エッシェンバッハとオケも全力でフィリップと対話しています。
 プーランクでは、洒脱さな どをところどころにピリッと効かせつつも、ブリュノ・フィリップ独特のどこか夢見がちな雰囲気が漂っており、そこにヴィリアンクールのピアノがプーランクのハー モニーをバチっと響かせた秀演。小品でも息の長い歌がとにかく印象に残ります。

 ブリュノ・フィリップ
  1993年、フランス南部のペルピニャン生まれ。パリでラファエル・ピドゥに師事、その後ゲリンガス、イッサーリス、ゲイリー・ホフマン、ウィスペルウェイや ハーゲンらに師事して研鑽を積んだ逸材です。
  2011年にアンドレ・ナヴァラ国際コンクールでグラン・プリとベスト・リサイタル賞を受賞。2014年にはミュ ンヘン国際コンクールで第3 番に入賞しました。
 2017年、エリザベート王妃国際コンクール入賞。2018年、ヴィクトワール・ド・ミュジークの" 器楽天啓 (Instrumental Revelation)"受賞。

 タンギ・ド・ヴィリアンクール
  1990年フランス生まれ。パリ国立高等音楽院でロジェ・ムラロ、クレール・デセール、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェのクラスで学び、2008年の YAMAHA コンクール、2013年のフォーレ・コンクールで入賞、以降ジャック・ルヴィエ、ケフェレックらのもとでさらに研鑽をつみ、2016年にジュネーヴ 芸術協会の審査員賞、およびオーディエンス賞を受賞。
  2017-19 のSPEDIDAM ジェネレーションのウィナーとなるなど、ますますの活躍が期待される新星 です。
 



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NAIVE

NAIVEは新譜でも入らないことがあります。
ご注文はお早めに。。。。


V 8208
\2800→\2590
フランスのハープ奏者アニャ・リンデル
 ローラン・コルシアも久々に登場
シューベルト

 シューベルト:
  (1)ミニヨンの歌「ただ憧れを知る者だけが」Op.62/D.877の4
  (2)アルペジオーネ・ソナタD.821(リンデル編)
  (3)夕映えOp.36の2/D.672
  (4)ピアノ三重奏曲第2番D.929~
   第2楽章アンダンテ・コン・モト(リンデル編)
(2)(4)アニャ・リンデル(ハープ)
 ジュリー・セヴィッラ=フライス(チェロ)
(1)(3)(4)ローラン・コルシア(ヴァイオリン)

 ローラン・コルシア健在!甘く妖しいヴァイオリンの音色が聴く者をとろけさせる!!

 録音:2022年10月26-28日/サル・コロンヌ(パリ)/42'00"

 10年前、「ちょいワル」ヴァイオリニストとして日本の音楽ファンを魅了したローラン・コルシアが、久々にnaiveレーベルへ戻って来ました。甘く危険な音色は健在で、たっぷり味わえます。

 アルバムのメインはフランスのハープ奏者アニャ・リンデル。
 ノールマン門下で将来を嘱望されながら、2001年ストラスブールでコンサート鑑賞中に嵐のためプラタナスの倒木直撃で下半身不随となってしまいました。
 失意のなか、シューベルトの音楽に支えられ、再起への伴侶となったと述べています。

 煩雑なペダル操作が不可欠のハープを、彼女のために作られた新楽器で克服。心の恩人シューベルト作品にアルバムを捧げました。
 その際、ヴァイオリンのコルシアとチェロのジュリー・セヴィッラ=フライスを招き、シューベルティアーデを彷彿させる場をつくりあげました。

 コルシアとのデュオで歌曲「ただ憧れを知る者だけが」と「夕映え」をどんな名歌手にも劣らぬ切なさで奏でる間に、リンデル本人編曲のアルペジオーネ・ソナ タ全曲をセヴィッラ=フライスと披露。
 優雅なハープの音色と尖ったチェロの音が理想的な対比をなし聴き応え満点。
 最後に、キューブリックの映画「バリー・リンド ン」に使われたことでも知られるピアノ三重奏曲第2番の「アンダンテ・コン・モト」で三者共演。晩年のシューベルトならではの孤独感も滲み出て感動的です。
 



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PENTATONE



PTC 5187072
\2700→\2490
ベルリン古楽アカデミーの最新盤
 テレマン:「イーノ」&後期作品集

 (1)序曲(管弦楽組曲)ニ長調 TWV55:D21~
  2つのホルン、2 つのオーボエ、弦楽と通奏低音のための
 (2)劇的カンタータ「イーノ」TVWV20:41
 (3)ディヴェルティメント 変ホ長調 TWV50:21~
  2つのホルン、2 つのフルート、弦楽と通奏低音のための
 (4)シンフォニア・メロディカ ハ長調 TWV50:2~
  2つのオーボエ、弦楽と通奏低音のための
クリスティーナ・ランツハマー(ソプラノ)
ベルリン古楽アカデミー
 (コンサートマスター:
  ベルンハルト・フォルク)

 ベルリン古楽アカデミーの最新盤はテレマンの後期作品集!

 セッション録音:2022年6月10-13日/ニコデモ教会(ベルリン)/DDD、ディジパック仕様、71'06、輸入盤・日本語帯付

 ベルリン古楽アカデミー(AKAMUS)のPENTATONE 最新盤はテレマンの作品集です。harmonia mundi やCAPRICCIO などレーベルに数多くのテレマ ン録音を行ってきたベルリン古楽アカデミー。
 その録音プログラムは、管弦楽作品から協奏曲、声楽曲まで多岐に渡り、すべてのアルバムでテレマンの作品の魅力 をクラシック・ファンに伝えてきました。

 PENTATONEレーベルでは、21世紀になって復活上演されたという歌劇「ミリヴァイス」(PTC-5186842)をライヴ録音していますが、このアルバムでは、晩年の作品を集めています。

 プログラムのメインとなるのは、ドイツ語によるソプラノ独唱のための劇的カンタータ「イーノ」。1765 年、84歳のテレマンが、ギリシャ神話の登場人物「イー ノー」の物語を題材に、一気に書き上げたという演奏時間が30 分を超える大作です。
 テレマンの声楽作品の中では、例外的に録音の多く、名歌手たちが名唱を残 していますが、今回はドイツを中心に古楽、オペラ、リートに大活躍中のソプラノ、クリスティーナ・ランツハマーが、ベルリン古楽アカデミーの鋭い演奏をバックに、 変化に富んだこの名作を表情豊かに歌い上げています。

 また「イーノ」の他に、3曲の管弦楽作品を収録。1765 年に作曲された「序曲 ニ長調」TWV55:D21は、ヘッセン=ダルムシュタット方伯ルートヴィヒ8世のた めに書かれた管弦楽組曲で、狩猟好きのルートヴィヒ8世のためとあってか、ホルンとオーボエが活躍する楽曲となっています。
 フランス様式の序曲から始まる典 型的な組曲の形式ながら、第4楽章の鐘を模した旋律(ダルムシュタットの宮廷の鐘の音を模倣したとされています)が印象的な<カリヨン>など工夫が凝らされ た楽章構成が楽しめます。
 「ディヴェルティメント 変ホ長調」TWV50:21 と「シンフォニア・メロディカ ハ長調」TWV50:2 は、対照的にイタリア様式の協奏曲形 式が中心を占める構成となっています。
 躍動感ある管楽器の活躍と各楽章で異なる趣向が凝らされた構成が聴きどころです。
 
 テレマンのベルリン古楽アカデミー の切れ味鋭い生き生きとした演奏は、作品の個性だけでなく、各楽章の個性まで際立たせ、テレマンの作品の魅力を存分に教えてくれます。
 フルート、オーボエ、ホ ルンといった管楽器の妙技も注目点でしょう。

 最晩年まで旺盛な作曲意欲を持ち続けた天才作曲家テレマンの円熟の作曲技法を堪能できるすばらしいアルバムです。

 
 
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PTC 5187201
\2700→\2490
パヤーレ率いるモントリオール交響楽団、
 「英雄の生涯」と「リュッケルト歌曲集」

  (1)R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」
  (2)マーラー:リュッケルト歌曲集
(1)アンドルー・ワン(ヴァイオリン独奏(コンサートマスター))
(2)ソニア・ヨンチェヴァ(ソプラノ)
 ラファエル・パヤーレ(指揮)
 モントリオール交響楽団

 パヤーレ率いるモントリオール交響楽団、PENTATONE第2弾は「英雄の生涯」とヨンチョヴァ独唱の「リュッケルト歌曲集」!録音は名エンジニア、マルティン・ザウアーが担当!

 録音:2023年3月28~31日/メゾン・サンフォニク・ド・モンレアル(ケベック)/DDD、ディジパック仕様。64'15、輸入盤・日本語帯付
 レコーディング・プロデューサー:マルティン・ザウアー(テルデックス・スタジオ)

 今最も注目されている指揮者の一人、南米ベネズエラ出身のラファエル・パヤーレ。パヤーレは「エル・システマ」でフレンチ・ホルンを学んだのち、シモン・ ボリバル交響楽団のメンバーとして活躍。
 その後、指揮者を目指しクラウディオ・アバド、グスターボ・ドゥダメルのアシスタントをつとめ研鑽を積んできました。
 2012年、コペンハーゲンで開催されたマルコ国際指揮者コンクールで優勝したことにより、世界にその名が知られるようになり、これまでウィーン・フィルハーモ ニー管弦楽団、ロンドン交響楽団、バーミンガム市交響楽団など、世界の名だたるオーケストラとの共演歴を誇ります。

 2022/2023シーズンより名門モントリオール交響楽団の音楽監督をつとめているパヤーレの同団デビューは2018年。
 その後、2021/2022シーズンより実質的な活動はスタートさせており、同団との信頼関係は年々深まっております。

 演奏活動と並行し録音も進めており、その第1弾としてPENTATONEレーベルから「マーラーの交響曲第5番」(KKC-6650 / PTC-5187067)をリリース。この録音も好評を博しております。
 期待の第2弾はR.シュトラウスの「英雄の生涯」とマーラーの「リュッケルト歌曲集」の組み合わせです。

 後期ロマン派を得意とするパヤーレにとってR.シュトラウスとマーラーは最も大事な作曲家であり、自身が表現したい音楽がダイレクトに伝わる楽曲です。

 「英雄の生涯」のヴァイオリン独奏は、2008年より同団のコンサートマスターを務めているアンドルー・ワンです。
 ワンはピアニストのシャルル・リシャール=アムランとともにベートヴェン、シューマンのヴァイオリンソナタ全集をリリースするなどソロ活動も積極的。
 実に優美で甘い音色で「英雄の生涯」を演奏しております。

 リュッケルト歌曲集の独唱はブルガリア生まれのソニア・ヨンチェヴァです。
 美しい歌声と非常にドラマティックな表現力、そして華のある舞台姿で世界中のオペ ラ・シーンで大活躍のヨンチョヴァは、2022年7月、2023年9月の来日公演でも圧倒的な歌声を聴かせており、日本にも多くのファンがいる名歌手です。
 その オペラ・スターのヨンチョヴァが初めてドイツ語の管弦楽曲のレコーディングに参加していることも要注目です。

 また録音はテルデックス・スタジオの名エンジニア、マルティン・ザウアーが担当。演奏だけでなく録音の素晴らしさにも大注目です!

 
 



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SUPRAPHON

SU 4333
\3200→\2990

「村の物語」  


キリル・ゲルシュタイン、ツェムリンスキー四重奏団、ベルフィアト五重奏団も参加!
 独唱、合唱と室内オーケストラ(器楽アンサンブル)という特殊なレパートリーを集めた3篇!
  ストラヴィンスキー「結婚」、ヤナーチェク「わらべ歌」、バルトーク「村の情景」。
プラハ・フィルハーモニー合唱団、
ルカーシュ・ヴァシレク(指揮)
* =プラハ・フィルハーモニー合唱団のメンバー
 (1)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「結婚」(1917 / rev. 1923)~
  独唱、混声合唱、打楽器、4台のピアノのための

    カテジナ・クニェジーコヴァー(ソプラノ)、ヤナ・フロホヴァー(メゾ・ソプラノ)、
    ボリス・ステパノフ(テノール)、イジー・ブルックレル(バリトン)、
    ルカーシュ・フィネク=クレメル(バス)*
    キリル・ゲルシュタイン(第1ピアノ)、ゾルターン・フェイェールヴァーリ(第2ピアノ)、
    カティア・スカナヴィ(第3ピアノ)、アレクサンドラ・スティフキナ(第4ピアノ)
    アマディンダ・パーカッション・グループ
     【ゾルターン・ラーズ、ゾルターン・ヴァージ、アウレール・ホッロー、カーロリー・ボイトス】
    ダコダ・トリオ【ダヴィド・ブルツィク、コルネール・ヘンツ、ダーニエル・ラーポスィ】
 (2)ヤナーチェク:わらべ歌 JW V/17(1927)~独唱、混声合唱、器楽アンサンブルのための
   ブロニスラフ・パロウスキ(テノール)*、ルティン・スラヴィーク(テノール)*
   バルボラ・ハアソヴァー(第1フルート)、ペトゥラ・ホデァンコヴァー(第2フルート)、
   ダヴィド・シメチェク(第1クラリネット)、イジー・ヤヴーレク(第2クラリネット)、
   オンドゥジェイ・シンデラージュ(第1ファゴット)、
   オンドゥジェイ・スヴィタヴスキー(第2ファゴット)、ペトゥラ・リエス(コントラバス)、
   ラデク・ドレジャル(太鼓)、マトウシュ・ズカル(ピアノ)
 (3)バルトーク:3つの村の情景 BB 87b(1926)~女声と室内オーケストラのための
   ヤナ・フロホヴァー(メゾ・ソプラノ)、マリアナ・アムブロジョヴァー(ソプラノ)*
   ツェムリンスキー四重奏団
    【フランティシェク・ソウチェク(第1ヴァイオリン)、
     ペトゥル・ストゥジージェク(第2ヴァイオリン)、
     ペトゥル・ホルマン(ヴィオラ)、ヤン・ゼメン(チェロ)】
   イジー・フデツ(コントラバス)
   ベルフィアト五重奏団
    【イジー・ヤヴーレク(クラリネット)、オト・レイプリハ(フルート)、
     ヤン・ソウチェク(オーボエ)、ヤン・フデチェク(ファゴット)、
     カテジナ・ヤヴールコヴァー(ホルン)】
   ヤン・パジーク(クラリネット、サクソフォン)、
   イヴァナ・ドフナロヴァー・シュヴェストゥコヴァー(ハープ)、
   ワルター・ホフバウエル(トランペット)、ルカーシュ・モテュカ(トロンボーン)、
   マトウシュ・ズカル(ピアノ)、ラディスラフ・ビラン(打楽器)

 
 録音:(1)2021年12月23、26&27日、(2)2022年9月4~6日、(3)2022年10月28&29日/VZLET文化センター(プラハ)/DDD、53'25
 レコーディング・ディレクター:ミラン・プクリツキー/バランス・エンジニア、マスタリング:ヤクブ・ハドゥラバ/
 レコーディング・エンジニア:ヤナ・イェリーンコヴァー、ユライ・ミシェイカ、パヴェル・デイメク/
 エディティング:ルカーシュ・ヴァシレク、ヤクブ・ハドゥラバ/ピアノ調律:ゲルハルドゥ・フェルドゥマン/
 プロダクション:マルティナ・ヴィールコヴァー/エグゼクティヴ・プロデューサー:マトウシュ・ヴルチンスキー

 民俗音楽の影響を受け、自らの創作に取り入れた20世紀を代表する作曲家ヤナーチェク、バルトーク、ストラヴィンスキー。
 ヤナーチェクとバルトークは民俗学に傾倒し、村々で民謡を収集。また、ストラヴィンスキーは民俗儀式に魅了されました。

 ロシアの婚礼風俗を扱ったストラヴィンスキーの「結婚」。1914~17年に作曲後、楽器編成を大幅に修正し、1923年にディアギレフ率いるバレエ・リュスが ニジンスカの振付でパリで世界初演したのが当録音の最終稿です。
 管弦楽の代わりに4 台のピアノを用い、打楽器的な効果を発揮。当演奏ではキリル・ゲルシュタ インが第1ピアノを担当しております!

 ヤナーチェクは71歳のときに歌劇「マクロプロス事件」を完成させた直後、童謡の作曲も構想しました。
 民謡を基にした「わらべ歌」(序奏と18曲とエピローグ)は1924年に作曲、最晩年の1927年に改訂。
 この改訂版では独唱と10の木管楽器、コントラバス、太鼓、ピアノという特殊な編成となっております。

 バルトークの女声と室内オーケストラのための「3つの村の情景」は、現在のスロヴァキア中央部のズヴォレンで収集した民謡を基にした編曲した作品で、独奏曲 「村の情景」の第3・4・5曲より改編しております。
 ルカーシュ・ヴァシレク率いるプラハ・フィルハーモニー合唱団の精鋭メンバーとともにお届けする注目の1枚の登場です!

 
 



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AVIE



AV2650
\2700→\2490
フィリップ・グラファン新録音!
 新発見のイザイのヴァイオリン協奏曲!
  指揮はジャン=ジャック・カントロフ、オケはロイヤル・リヴァプール・フィル

夢 ~ イザイ:ヴァイオリン作品集

 ウジェーヌ・イザイ:
  ヴァイオリンと管弦楽のための協奏的詩曲
   (オーケストレーション:エリカ・ベガ/世界初録音)
  ヴァイオリン協奏曲ホ短調
   (第3楽章のオーケストレーション:
    グザヴィエ・ファルケス/全曲版世界初録音)
  ヴァイオリンとピアノのための2つのサロンのマズルカ Op.10
  ヴァイオリンとピアノのための子供の夢 Op.14
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
マリサ・グプタ(ピアノ)
 
 ☆フランスの名ヴァイオリニスト、フィリップ・グラファン!
 ☆新発見となるヴァイオリン協奏曲と協奏的作品を世界初録音!

 フランスの名手フィリップ・グラファンのAvie新録音は、ベルギーの名ヴァイオリニスト、作曲家として活躍したウジェーヌ・イザイが残した2つのヴァイオリン協奏的作品を世界初録音。

 グラファンは、イザイの弟子であるヨーゼフ・ギンゴルドに師事。
 オーストリアのフリッツ・クライスラー・コンクールで優勝後は、メニューインの指揮で初のレコーディングを行い、フランス系レパートリーにおいて特に高い評価を確立しています。
 2018年にはパリ国立高等音楽院とブリュッセル王立音楽院の教授を務め、2017年には、イザイが過ごしたベルギーの避暑地クノッケにて「Ysaye'sKnokke」国際音楽祭を創立、芸術監督に就任しています。

 本アルバムに収められたイザイのヴァイオリン協奏曲は、最近、第1楽章が発見されたのに続き、作品を完成させるうえで必要なさらなる写本が発見されました。
 グラファンは、イザイ愛好家であるグザヴィエ・ファルケスとの緊密な共同作業により、ページごとに分析し、音楽のパズルのピースを丹念に再構築。
 その結果、イザイのトレードマークである熱意、激しさ、独創性を示す3楽章からなる協奏曲全編録音プロジェクトが成し遂げられました。もう一方の初録音となる協奏的詩曲(ポエム・コンチェルタント)も最近になって写本形式で発見され、イザイが弟子イルマ・セテに感じた情熱と愛情が込められています。
 この作品は、一世紀以上発見されずに残されていましたが、この世界初となる録音で見事に甦りました。グラファンは、これら初録音作品に加え、イザイが生涯に頻繁に演奏し、ヨーロッパ中で人気を博した 《2つのマズルカ》 。
 そして、末息子アントワーヌに捧げた 《子供の夢》 というヴァイオリンとピアノのための珠玉の3曲をカップリングしています。
 これまでも、多くの知られざる作品や珍しい版、初稿版、編曲版などのレア・レパートリーを開拓・録音してきたグラファンが新たなイザイ作品の魅力を見出した注目盤の登場です。

 ※録音:2023年6月20日&21日、ザ・フライアリー(協奏曲)/2023年10月9日、ブリュッセル王立音楽院(デュオ)

 




旧譜
入手不能だったらごめんなさい
何はともあれフィリップ・グラファンといえばこれ
ONYX「ハンガリアン・ダンス」

 気に入ったアルバムが何枚かあって、気づいたらそれらが同じ演奏家によるものだったというときのショックはでかい。もちろんいい意味で。
 フィリップ・グラファン。

 16歳という若さでパリ音楽院を首席で卒業してしまったという底知れぬ才能の持ち主。

 昔HYPERIONからワルターのヴァイオリン・ソナタが出ていてわりと気に入っていたが、同じHYPERIONから出てる結構お気に入りの超レア・マイナー・ヴァイオリン曲アルバムもグラファンだと知って、こういうマイナー作品が好きな奇才なんだなあ、と思った覚えがある。

 その後AVIEから出て印象的だったエルガーの初稿版によるヴァイオリン協奏曲の世界初録音もグラファンだった。
 で、きわめつけはAVIEのモーツァルトのコンチェルト集。今井信子目当てで買ったはずなのに、この素敵なアルバムのヴァイオリンが・・・またグラファンだった。

 そんなグラファンの中でも一番のお気に入りがこれ。

 タイトルは「ハンガリアン・ダンス」。
 ポピュラーなようでレアなようで・・・。いかにもグラファンらしいエキセントリックな選曲。
 
 天才奇才グラファンを味わうには最適の一枚。


ONYX 4039
\3200
海外直輸入
ハンガリアン・ダンス
 ドホナーニ:
  アンダンテ・ルバート・アッラ・ツィンガレスカ/
 ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲第2番ニ短調/
 フバイ:おいでよカティOp.32-4/
 リスト:
  忘れられたロマンスS.132、
  メフィスト・ワルツ第1番S.514(ミルシテイン編)/
 ヴェチェイ:悲しいワルツ/
 ブラームス:ハンガリー舞曲第6番変ロ長調(ヨアヒム編)/
 バルトーク:ルーマニア民族組曲Sz.56(セーケイ編)/
 スカルラテスク:バガテル/
 ブラームス:ハンガリー舞曲第7番イ長調(ヨアヒム編)/
 モンティ:チャルダッシュ/
 ブラームス:偉大なるヨアヒムを称える賛歌*/
 バルトーク:44の二重奏曲Sz.98より+
  第26番、第28番、第32番、第35番、第42番、第43番/
 ブラームス:ハンガリー舞曲第9番ホ短調(ヨアヒム編)/
 クライスラー:ウィーン小行進曲/
 ドビュッシー:レントよりおそく(ロック編)/
 アルトマン:火花のワルツ
フィリップ・グラファン(ヴァイオリン)、
クレール・デゼール(ピアノ&ピアノ・リュテアル)、
ヘベ・メンシンガ(ヴァイオリン)*、
シモン・マルシニャク(コントラバス)*、
トム・アイスナー(ヴァイオリン)+

 天才グラファンの火を噴くような熱きヴァイオリンが奏でるハンガリアン・ダンス!
 フランスの天才ヴァイオリン奏者フィリップ・グラファンがオニックスに初見参。アルバム・タイトルだけで思わず踊りたくなってしまう「ハンガリアン・ダンス」!バルトークやモンティ、ブラームスの王道作品、ドホナーニ、フバイ、ヴェチェイ、スカルラテスクなどのレア・レパートリーを弾くグラファンの火を噴くような熱きヴァイオリンが聴き手を熱狂の渦に巻き込んでくれる!


旧譜
今井信子目当てで買ったはずなのに。

この素敵なアルバムのヴァイオリンが・・・グラファンだった。


グラファン、2007年初期時代のアルバム


avie
AV 2127
(2CD)\5000
海外直輸入
フィリップ・グラファンと今井信子のモーツァルト
モーツァルト:
 ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216/
 ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調K.261/
 ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調K.373/
 ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364/
 ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番ト長調K.423/
 同第2番変ロ長調K.424
フィリップ・グラファン(Vn&指揮)、
今井信子(Va)、
ブラバント管

 類稀な実力を誇り日本のみならず世界を代表するヴィオラ奏者として活躍を続ける今井信子。楽器の可能性を深く追求した演奏活動や教育活動は、ヴィオラの第1人者の称号に相応しいスケールで展開されている。そしてその音楽活動全体が2003年の紫綬褒章授章に代表されるように、音楽賞のみならず数々の栄誉を授与されるなど全世界から称賛を浴びている。

 ヴァイオリンのグラファンは、圧倒的なヴィルトゥオージティで聴衆に感動と驚嘆を与え続けるフランスのヴァイオリニスト。
 ちなみにヴァイオリン協奏曲とアダージョ、ロンドではグラファンの自作による独創性に富んだカデンツァを用いている。
 共演に起用されたオランダのアイントホーフェンを本拠地とするオーケストラ、ブラバント管弦楽団の味わい深い演奏が今井信子とグラファンの音楽をさらなる高みへと昇華させている。今井信子にとって再録音となる協奏交響曲を含む今回のモーツァルト・アルバムは、日本とフランスが誇る世界的奏者が満を持して送り出す至高の芸術品なのである!


 




BMC (Budapest Music Center)


BMCCD305
\2600
J.S.バッハ:鍵盤作品集
 J.S.バッハ:
  18の前奏曲 BWV924-930, 933-942, 999
  インヴェンションとシンフォニア BWV772-801
ボルバーラ・ドボジ(ハープシコード)

 ボルバーラ・ドボジのバッハに待望の新録音!「インヴェンションとシンフォニア」が登場!

 ☆「平均律クラヴィーア曲集」で現在の東欧における古楽演奏の飛躍、充実ぶりを示したボルバーラ・ドボジ!
 ☆期待高まる新たなバッハ・アルバムは作曲300周年を記念して録音した「インヴェンションとシンフォニア」!

 チェコのブラチスラヴァ音楽院とプラハ芸術アカデミーで同国を代表するチェンバリストでもある名教師ズザナ・ルージチコヴァーに師事し、1983年のブルージュ国際チェンバロ・コンクールで入賞。
 ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院ではヨハン・ゾンライトナーやニコラウス・アーノンクールの薫陶も受けたハンガリーの名女流チェンバリスト、ボルバーラ・ドボジ。

 2019~2020年にかけてリリースしたJ.S.バッハの「平均律クラヴィーア曲集」(BMCCD275/BMCCD293)では味わい深い演奏で現在の東欧における古楽演奏の飛躍、充実ぶりを示し、特に第2巻はストリーミング・プラットフォームにおいてBMC Records史上最も成功したリリースの一つとなるなど国際的に大きな反響を呼びました。
 その「第2巻」からおよそ3年、待望のバッハ新録音として、2023年が作曲から300周年にあたる「インヴェンションとシンフォニア」をリリース。
 作品が持つ透明でありながら濃密な世界を、見事なテクニックと生き生きしたキャラクターを両立させながら正確かつ詩的に表現。極端さやマンネリズムに囚われることなく、類稀なセンスで彼女独自の方向性を構築してゆきます。

 ※録音:2022年9月、BMCスタジオ(ブダペスト)
 
 

BMCCD348
(2CD)
特別価格
\3900
ミクローシュ・モハイによる教会スラヴ語の
 男声合唱のための典礼全文

  ミクローシュ・モハイ:
   聖ヨハネス・クリュソストモスの典礼
聖エフレム男声合唱団
タマーシュ・ブブノー(指揮)
レーリンツ・ブブノー(指揮)、他

 合唱大国ハンガリーのアーティストが贈る、ハンガリーの作曲家ミクローシュ・モハイによる教会スラヴ語の男声合唱のための典礼全文。
 「黄金の口」を意味する名で呼ばれる聖ヨハネス・クリュソストモスは西暦398年から404年にかけてコンスタンティノープルで大司教を務め、東方教会で最も頻繁に歌われる聖体礼儀に名を残すなど、ギリシア教父を代表する人物の一人として現在も広く崇敬されています。

 ※録音:2023年3月-8月、ISON(ブダペスト)
 




CHOPIN UVIVERSITY PRESS



UMFCCD190
\2700
ショパンの研究者として名高い
 ヤン・エキエル:ピアノ作品全集


 ヤン・エキエル(1913-2014):
  2つの前奏曲 Op.1/2つのマズルカ Op.2/
  子守歌 Op.3-1/ユーモレスク Op.3-2/
  トッカータ Op.4/マズルカ Op.5/
  ハイランド舞曲/色彩のメロディー/20のキャロル
アグニエシュカ・プシェミク=ブリワ(ピアノ)

 ショパンの研究者として名高いヤン・エキエルのピアノ作品全集!

 ☆ショパンのナショナル・エディションで知られるヤン・エキエルの貴重なピアノ作品全集!

 ヤン・エキエルはピアニスト、教育者、研究者として、ポーランドの芸術と文化に大きく貢献した人物です。
 1913年にポーランド南部のクラクフで生まれたエキエルは、1937年の第3回ショパン国際ピアノ・コンクールで入賞を果たし、傑出したコンサート・ピアニストとしてキャリアを築きました。
 その後ワルシャワ国立高等音楽学校、ショパン音楽アカデミーで教授を務め、優れた教育者としてもその手腕を発揮しました。
 また、ショパンの研究者として編集したショパン全集「ナショナル・エディション(エキエル版)」は、ショパン国際ピアノ・コンクールで公式に採用されています。

 エキエルの作曲活動は主に1932年から1951年頃にかけての青年期に行われており、このアルバムには1932年から1949年にかけて作曲されたピアノ作品が収録されています。
 その作風はショパンやシマノフスキに影響を受けたロマン派的、抒情的な面を持ちながらも、独創的な作品を生み出しています。

 ピアニストのアグニエシュカ・プシェミク=ブリワはショパン音楽アカデミーを優秀な成績で卒業し、ソリストおよび室内楽奏者としてポーランドの多くの都市でコンサートを開催しています。
 また、ヨーロッパ、アメリカ、中国、日本など世界各国でも演奏活動を行い、国内外の音楽祭にも多数ゲスト出演しています。2018年からはショパン音楽大学の教授に就任し、後進の指導にも当たっています。

 ※録音:2021年9月、ショパン音楽大学コンサート・ホール(ワルシャワ、ポーランド)
 
 


UMFCCD168
\2700
パリ・ポロネーズ
 パリを愛した20世紀ポーランドの3人の作曲家

 ステファン・キシェレフスキ(1911-1991):弦楽四重奏曲
 ロマン・パレステル(1907-1989):弦楽四重奏曲第2番
 コンスタンティ・レガメイ(1907-1992):弦楽四重奏曲
メッコーレ弦楽四重奏団
 〔ヴォイチェフ・コプロフスキ(第1ヴァイオリン)、
  アレクサンドラ・ブリワ(第2ヴァイオリン)、
  ミハウ・ブリワ(ヴィオラ)、
  マルチン・モンチンスキ(チェロ)〕

 パリを愛した20世紀ポーランドの3人の作曲家たちによる弦楽四重奏曲!

 ☆ヨーロッパで最も注目を浴びるアンサンブルのひとつ、メッコーレ弦楽四重奏団!

 20世紀ポーランドの作曲家、ステファン・キシェレフスキ、ロマン・パレステル、コンスタンティ・レガメイの弦楽四重奏曲を収録したアルバム。
 この3人の作曲家たちは、20世紀における最も重要なポーランドのパリ音楽移民で、自由、平等、友愛を求め、音楽にも反映されています。

 2007年に結成されたメッコーレ弦楽四重奏団は、2012年のウィグモア・ホール弦楽四重奏コンクールで第2位を受賞したほか、数々の室内楽コンクールで優秀な成績を収める、大注目のアンサンブルです。
 これまでにワルシャワの国立フィルハーモニー、ハンブルクのエルプフィルハーモニー、ロンドンのウィグモア・ホールなど、多くの有名なコンサート・ホールで演奏を行い数々の音楽祭にも出演しています。
 ソリストや室内楽奏者として多彩に活躍するポーランドの名手ヴォイチェフ・コプロフスキや、新たな高音質レーベル「Prelude Classics」を設立し、自らの編曲によるテレマン・アルバム(PCL2300601)をリリースした才人ミハウ・ブリワなど注目のアーティスト達が参加しています。

 ※録音:2022年3月21日-24日(ワルシャワ、ポーランド)
 




DUX


DUX1708
\2600
ショパン:晩年のピアノ作品集
 ショパン:
  舟歌 嬰へ長調 Op.60/幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61/
  ノクターン ロ長調 Op.62-1/ノクターン ホ長調 Op.62-2/
  マズルカ ロ長調 Op.63-1/マズルカ へ短調 Op.63-2/
  マズルカ 嬰ハ短調 Op.63-3/マズルカ イ短調 Op67-4/
  ワルツ 変ニ長調 Op.64-1/ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2/
  ワルツ 変イ長調 Op.64-3/マズルカ ト短調 Op.67-2/
  マズルカ へ短調 Op.68-4
ユリウス=ジョンウォン・キム(ピアノ)

 ユリウス=ジョンウォン・キムのデビュー以来となるショパン・アルバム!

 韓国のピアニスト、ユリウス=ジョンウォン・キムはパリやウィーンでピアノを学び、1997年にはベーゼンドルファー国際コンクールで一位を獲得しました。
 デビュー・アルバムでスケルツォをはじめとするショパンの楽曲を発表してからは、ラフマニノフやシューベルトなど、他のロマン派の作曲家に焦点を当てることが多かったキムが、20年の時を経て再びショパンの音楽に取り組み、1846年、1847年、1849年に作曲された最晩年の作品を収録しています。

 ※録音:2023年6月5日-7日、クシシュトフ・ペンデレツキ・ヨーロピアン・センター(ルスワヴィツェ、ポーランド)
 

DUX20172018
(2CD)
\3900
ラフマニノフ:ピアノ作品集
 【CD1】
  ラフマニノフ:
   ピアノ・ソナタ第1番 ニ短調 Op.28
   ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36
 【CD2】
  ラフマニノフ:練習曲集《音の絵》 Op.39
アイハム・ハムール(ピアノ)

 2023年はラフマニノフの生誕150年を記念する特別な年として、世界中が盛り上がりました。
 このアルバムはそのラフマニノフ・イヤーを記念して制作され、ピアノ・ソナタと練習曲集《音の絵》が2枚のCDに収められています。

 ピアニストのアイハム・ハムールは1985年にダマスカスで生まれ、ポーランド、クラクフの音楽アカデミーを優秀な成績で修了しました。
 数々の国際コンクールで受賞者として名を連ねると、ザルツブルクのモーツァルテウムやニューヨークのカーネギー・ホールなど世界各国で演奏活動を行い、国際的に活躍しています。

 ※録音:2021年&2023年
 
 

DUX2030
\2600
ツィプリアン・バジリク:作品全集 アンサンブル・イェリコ
バルトシュ・イジビツキ(オルガン)、他
 ツィプリアン・バジリク(c.1535-c.1600):Oratio Dominica
 作曲者不詳:Modlitwa ludu pospolitego
 ツィプリアン・バジリク:
  Juz wzeszlo swiatlo sloneczne、Czasu tego to zarania、
  Wspominajac poczatek zywota naszego、Pan Bog wszechmogac、
  Iz to juz jest nie tajno kazdemu、Madrosc Ojca wszechmocnego、
  Nabozna piosnka、Z ochotnym sercem Ciebie wyslawiam, moj Panie、
  Psalm 36. Zaniechaj towarzystwa、Psalm 127. Wszytcy sa blogoslawieni、
  Wielbi duszo moja Pana、Psalm 79. Panie Boze wszechmocny、
  Psalm 129. Z glebokosci grzechow moich、Psalm 70. W Tobie, Panie, nadzieje mam、
  Pozegnaj nas, Boze Ojcze、Benedictio mensae

 男声ア・カペラ・アンサンブルのアンサンブル・イェリコは、2013年に結成され、即興ポリフォニーを用いたポーランドとラテンの歴史的な歌唱を専門とし、19世紀まで使われてきた歌唱の伝統の再構築に焦点を当て活動しています。
 ポーランド国内外で数多くのコンサートや音楽祭に出演するほか、CD録音も積極的に行っています。

 ※録音:2023年6月19日-24日
 
 

DUX1983
\2600
イリュージョンズ
 ダレク・ヤヌス:
  4手のための練習曲/バルカン前奏曲第4番/
  バルカン前奏曲第1番/練習曲ニ短調 第1番/
  サイバー・ワルツ/バルカン前奏曲第3番/
  練習曲ニ短調 第2番/ジャズ・ワルツ/
  バルカン前奏曲第5番/イースター・ワルツ/
  バルカン前奏曲第2番/2台のピアノのための練習曲/
 【ボーナス・トラック】
  'The Last Farewell' Prelude – a tribute to Iga Anusz
アハ・ピアノ・デュオ
 〔アレクサンドラ・ハワト、
  アガタ・ホウディク〕

 ピアニストであり作曲家のダレク・ヤヌスはエンターテインメントやクラシックの舞台で優れた演奏家とのコラボレーションでジャズとクラシックを融合させた独自の世界観を生み出しています。
 このアルバムはクロアチアでの休暇のなかでの穏やかで安全なひとときや、特別な人々との出会いの回想がテーマとなっており、バルカンのリズムを取り入れた前奏曲やノスタルジックなワルツ、ジャズとクラシックを織り交ぜた4手のための小品など、バリエーション豊かな作品が収録されています。

 ※録音:2020年-2023年
 
 

DUX2010
\2600
ピオトル・ドマガワ&マレク・トポロフスキ~
 ジャズ・ギターとハープシコードのための音楽

  ピオトル・ドマガワ:Zdarivej/
  リシャルト・ボロフスキ:Cubanos/
  ピオトル・ドマガワ:
   Raindrops/Gawra/
   Horizon/Matoha/Seria FC/
   Ribbon Blue/ワルツ第1番
ピオトル・ドマガワ
 (アコースティック・ギター、
  エレクトリック・ギター、
  エレクトロニクス)
マレク・トポロフスキ(ハープシコード)
パトリク・ザクシェフスキ(打楽器)

 ジャズやエレクトリック・ギター、ハープシコード、そして時に打楽器が組み合わさる独創的なオリジナル曲を集めたアルバム。
 非常に控えめな楽器編成ながら、エレクトロニクスの使用や様々な演奏手法により、ダイナミックで表現豊かな作品となっています。
 クラシック、アヴァンギャルド、ジャズ、ラテン-様々な要素が重なり合った、エネルギッシュで時にノスタルジックな音楽をお楽しみいただけます。

 ※録音:2022年12月19日-20日(クラクフ、ポーランド)
 
 

DUX2033
\2600
コンテンポラリー・コーラル・ミュージック・フロム・ウッチ
 スワヴォミル・カチョロフスキ(b.1956):Gloria
 トマシュ・シュチェパニク(b.1981):Oratio Dominica
 クシシュトフ・グジェシュチャク(b.1965):
  Ex Libro Psalmorum VI
 カチョロフスキ:Our Father
 オルガ・ハンス(b.1971):Psalm 70
 ヤクブ・ネスケ(b.1987):Signum Crucis
 イェジ・バウエル(b.1936):Maxims from Fenis
 グジェシュチャク:Viva la musica
 ピオトル・グジェラク(b.1999):Sounds of Poetry
 マチェイ・カブザ(b.1990):In varietate unitas
ウッチ室内合唱団
ダヴィド・ベル(指揮)、他

 ポーランドの現代合唱作品を集めたこのアルバムは、主に21世紀に作曲された作品で構成されています。
 ウッチ室内合唱団は2021年10月に結成され、古代と現代ポーランド作品を主なレパートリーとしています。
 結成以降、数々のコンクールで受賞し、ウッチの若い作曲家による作品を発表するなど、精力的に活動しています。

 ※録音:2023年6月19日-24日
 




ES-DUR


代理店変更のため再掲載

ES2035
【旧譜】
\2700
ゴータ宮殿の音楽
 アントン・シュヴァイツァー:歌劇《アルチェステ》より序曲
 ゲオルク・アントン・ベンダ:ヴィオラ協奏曲 ヘ長調
 シュポア:
  ヴァイオリン、チェロと管弦楽のためのコンチェルテルタンテ
 アンドレアス・ロンベルク:
  歌劇「スキピオの寛大」より序曲 変ホ長調 Op.54
 ルートヴィヒ・ベーナー :華麗なる大ギャロップ Op.76
 リスト:E.H.z.S.-C.-G.のモティーフによる祝典行進曲
 フリードリヒ・グルツマッヒャー:
  チェロと管弦楽のための大演奏会用幻想曲 Op.33
 エルンスト2世:たいまつの踊り
 ヨハン・シュトラウス2世:
  フランス風ポルカ「新しい人生」 Op.278
ヘルマン・ブロイヤー(指揮)
チューリンゲン・フィルハーモニー・ゴータ

 18世紀ドイツの啓蒙主義の中心、ゴータの音楽!

 ドイツのチューリンゲン州ゴータは、常に音楽にあふれ、主要な音楽家たちの仕事場でもありました。

 その中にはシュポアやヨハン・シュトラウス2世なども含まれていました。
 このアルバムは「ゴータ宮殿の音楽」シリーズからの抜粋で、通奏低音の時代からドイツ・ロマン派までの音楽が網羅されています。

 ※録音:1994年-2002年
 
 
ES2033
【旧譜】
\2700
ゴータ宮殿の音楽 ~ アンドレアス・ロンベルク
 アンドレアス・ロンベルク(1767-1821):
  歌劇「スキピオの寛大」より序曲 変ホ長調 Op.54
  ヴァイオリンと管弦楽のためのポプリ イ長調 Op.47
   (モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニによる)*
  子殺し Op.27**
  交響曲第1番 変ホ長調 Op.6
ヘルマン・ブロイヤー(指揮)
チューリンゲン・フィルハーモニー・ゴータ
アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン)*
アンケ・ホフマン(ソプラノ)**

 アンドレアス・ロンベルクは、ヴァイオリニストとしても活躍し、ハイドンやベートーヴェンとも出会っています。
 彼はシュポアの後任としてゴータ宮殿の宮廷楽長としても活躍し、オペラの他、交響曲なども残しています。

 ※録音:2000年-2002年
 
 
ES2031
【旧譜】
\2700
ゴータ宮殿の音楽 ~ エルンスト2世に捧ぐ
 エルンスト2世(1818-1893):歌劇「サンタ・キアラ」序曲
 グルツマッヒャー:
  チェロと管弦楽のための大演奏会用幻想曲 Op.33
 リスト:E.H.z.S.-C.-G.のモティーフによる祝典行進曲
 エルンスト2世:たいまつの踊り
 ヨハン・シュトラウス2世:
  フランス風ポルカ「新しい人生」 Op.278、
  ドナウの乙女 Op.427
ヘルマン・ブロイヤー(指揮)
チューリンゲン・フィルハーモニー・ゴータ

 そのゴータを治めていたエルンスト2世は音楽に対して理解があり、また自身も幼い頃からピアノと音楽理論を学んだことから、作曲も行いました。
 このアルバムではエルンスト2世に関係する作品が集められています。

 ※録音:1998年、1999年
 
 
ES2029
【旧譜】
\2700
ゴータ宮殿の音楽 ~ ルイ・シュポア
 ルイ・シュポア(1784-1859):
  2つのヴァイオリンと管弦楽のための
   コンチェルテルタンテ イ長調 Op.48
  ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための
   コンチェルテルタンテ ハ長調
  「イェソンダ」の主題によるポプリ イ長調 Op.64
ヘルマン・ブロイヤー(指揮)
チューリンゲン・フィルハーモニー・ゴータ、他

 ベートーヴェンの友人としても知られるシュポアは、ゴータ宮殿の宮廷楽長としても活躍し、後任のアンドレアス・ロンベルクにその任を引き継ぐまで務めました。

 ※録音:1997年、1998年
 
 
ES2028
【旧譜】
\2700
ゴータ宮殿の音楽 ~ アントン・シュヴァイツァー
 アントン・シュヴァイツァー(1735-1787):
  歌劇『ドルフガーラ』より序曲
  歌劇《アルチェステ》より序曲
  歌劇《アルチェステ》より
   第1幕のアリア「地獄におわす神々」*
  歌劇《アルチェステ》より
   第2幕のアリア「泣かないで、あなたの心の偶像よ」*
  交響曲 ニ長調
  ポリクセナ*
ヘルマン・ブロイヤー(指揮)
チューリンゲン・フィルハーモニー・ゴータ
マルゴート・ステイスカル(ソプラノ)*

 モーツァルトに高く評価されたアントン・シュヴァイツァーでしたが、現在では忘れられた作曲家となってしまいました。
 しかし彼のドイツ・オペラへの貢献度は高く、歌劇《アルチェステ》で当時としては画期的なドイツ語を用いたオペラを作曲しました。

 ※録音:1996年、1997年
 
 
ES2027
【旧譜】
\2700
ゴータ宮殿の音楽 ~ ゲオルク・アントン・ベンダ
 ゲオルク・アントン・ベンダ(1722-1795):
  ジンクシュピール《村市場の年》より序曲
  ピアノ協奏曲 ト短調*
  シンフォニア第1番 ニ長調
  ヴィオラ協奏曲 ヘ長調**
ヘルマン・ブロイヤー(指揮)
チューリンゲン・フィルハーモニー・ゴータ
ロルフ・プラッゲ(ピアノ)*
タチアナ・マスレンコ(ヴィオラ)**

 1750年から1778年までゴータ宮殿の楽長を務めたゲオルク・アントン・ベンダは、劇音楽から交響曲まで幅広く作曲し、モーツァルトを始めとした当時の作曲家たちに多大な影響を与えました。

 ※録音:1994年
 
 
ES2022
【旧譜】
\2700
ゴータ宮殿の音楽 ~ ヨハン・ルートヴィヒ・ベーナー
 ヨハン・ルートヴィヒ・ベーナー(1787-1860):
  協奏序曲 Op.16
  創作主題による4つの変奏曲 ホ短調 Op.94
  大交響曲 ニ短調 Op.130
  歌劇《ドライヘレンシュタイン》より序曲
ヘルマン・ブロイヤー(指揮)
チューリンゲン・フィルハーモニー・ゴータ

 ヨハン・ルートヴィヒ・ベーナーはライプツィヒとニュルンベルクの音楽監督として活躍し、ベートーヴェンと同じように知られていましたが、現在では残念ながら忘れ去られてしまいました。
 1991年から2008年まで伝統的なチューリンゲン・フィルハーモニー・ゴータの首席指揮者を務めたヘルマン・ブロイヤーの手によって再評価されたその作品をお楽しみください。

 ※録音:1994年
 




PIANO CLASSICS



PCL10271
\2200
フランツ・リストによるシューベルト・アルバム
 シューベルト作曲、リスト編曲(校訂)作品集

「さすらい人幻想曲」 Op.15 ハ長調 D.760 (S.565a) (1868)
 1. I. Allegro con fuoco ma non troppo  6'13
 2. II. Adagio  7'01
 3. III. Presto  5'09
 4. IV. Allegro  6'46

5. 即興曲 Op.90-3(S.565b/2)(1868)  5'54

歌曲集
 6. 「君はわが憩い」 S.558/3  4'58
 7. 「美しき水車小屋の娘」~「さすらい」 S.565/1  1'47
 8. 「白鳥の歌」~「すみか」 S.560/3  3'07
 9. 「美しき水車小屋の娘」~「どこへ?」S.565/5  2'52
 10. 「さすらい人」 S.558/11  5'55
 11. 「糸を紡ぐグレートヒェン」 S.558/8  3'59
 12. 「白鳥の歌」~「影法師(ドッペルゲンガー)」S.560/12  3'48
 13. 「きけきけヒバリ」 S.558/9  2'48

14. 即興曲 Op.90-2 (S.565b/1) (1868)  4'52
ジョヴァンニ・ドリア・ミリエッタ
 (ピアノ)

録音:2023年4月20~21日、イタリア、インペリア


 「さすらえなかったシューベルト」のさすらいへの思いに応える「さすらい人リスト」

 名手アール・ワイルドのピアノ作品全集(3枚組)を制作してヴィルトゥオーゾ作品への愛着を示したイタリアの名手、ドーリア=ミリエッタが今度はフランツ・リストによるシューベルト・アルバムをレコーディング。
 内訳は、リストが編曲した「さすらい」に関わる8つの歌曲と、リストが校訂して代替旋律などの提案譜を盛り込んだ「さすらい人幻想曲」に、瞑想的な即興曲第3番、無窮動的な即興曲第2番というものです。
 生涯のほとんどをウィーンで過ごしながらも、生活ぶりはボヘミアンだったシューベルトのさすらいへの思いは強かったようで、そのことは作品の充実ぶりにも窺えます。
 編曲者のリストはまさにさすらいの音楽家人生を送った人物ですが、シューベルトの作品に早くから注目して愛好し多くの作品を編曲するなど、シューベルトへのこだわりには相当なものがありました。
 英文ブックレットには詳しい解説が掲載されています。

 
 
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PCL10301
\2200
フェルナンダ・ダミアーノ(ピアノ)
 ショスタコーヴィチと関わりのあった作曲家の音楽


ショスタコーヴィチと生徒たち、VOL.1


アレムダル・カラマノフ[1934-2007] : ピアノのための変奏曲
ゲルマン・ガリーニン[1922-1966]: ピアノのための組曲
ボリス・チャイコフスキー[1925-1996]: ソナチネ
ドミトリ・ショスタコーヴィチ[1906-1975]:
 前奏曲とフーガ第1番 ハ長調 Op.87
 前奏曲とフーガ第7番 イ長調 Op.87
 前奏曲とフーガ第24番 ニ短調 Op.87
  3つの幻想的な舞曲 Op.5
  バレエ「黄金時代」より ポルカ
フェルナンダ・ダミアーノ(ピアノ)

録音:2022年12月5~7日、イタリア、ベルナレッジョ、バルトーク・スタジオ


 個性豊かなソ連作曲家シリーズが開始!

 ショスタコーヴィチはモスクワとレニングラードの音楽院で長年に渡って指導をおこなっていたほか、作曲家同盟の一員としても多くの音楽家と関わっていました。
 今回、イタリアのピアニストで教育者でもあるファエルナンダ・ダミアーノが取り組むのは、ショスタコーヴィチと関わりのあった作曲家の音楽をシリーズで紹介するという企画です。
 第1集には、アレムダル・カラマノフ[1934-2007]、ゲルマン・ガリーニン[1922-1966]、ボリス・チャイコフスキー[1925-1996]の作品を計約26分、ショスタコーヴィチの作品を計約27分収録。

 

フェルナンダ・ダミアーノ(ピアノ)
 1995年、南イタリアのターラントに誕生。17歳でバーリのピッチンニ音楽院を優秀な成績で卒業し、パヴィアのヴィッタディーニ高等音楽研究所で学位を取得。
 内外の多くのコンクールで優秀な成績を収め、2017年からは母校のヴィッタディーニ高等音楽研究所で教えながら、演奏活動もおこなっています。
 



<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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DOREMI



DHR 8217
(2CD)
\4400→\3990
ルプー秘蔵音源イギリス・ライヴ
 ラドゥ・ルプー LIVE 第3集

 (1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
 (2)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
 (3)ベートーヴェン:合唱幻想曲 ハ短調 Op.80
 (4)ショパン:
  夜想曲第7番 嬰ハ短調 Op.27-1、
  夜想曲第8番 変ニ長調 Op.27-2、
  スケルツォ第1番 ロ短調 Op.20
 (5)ブラームス:
  間奏曲 変ロ短調 Op.117-2、イ短調 Op.118-1、
  イ長調 Op.118-2、変ホ短調Op.118-6
 (6)ショスタコーヴィチ:ピアノ五重奏曲 ト短調 Op.57
 (7)シチェドリン:フモレスケ
ラドゥ・ルプー(ピアノ)

(1)ルドルフ・ケンペ(指揮)、
 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
(2)ウリ・セガル(指揮)、
 イギリス室内管弦楽団
(3)ローレンス・フォスター(指揮)、
 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
(6)ガブリエリ弦楽四重奏団

 おどろきのルプー秘蔵音源イギリス・ライヴ集!

 録音:
 (1)1974年3月6日/ロンドン (2)1974年3月25日/ロンドン (3)1971年9月2日/ロンドン (4)1970年4月19日/リーズ
 (5)1973年3月5日/ロンドン (6)1973年3月5日/ロンドン (7)1974年12月9日/ロンドン

 DOREMIレーベルのラドゥ・ルプーの秘蔵ライヴ・シリーズ第3集。
 70年代のイギリス・ライヴを収録。聴き応えある2枚組です。


 今回も、しつこいようですがどうかお早めに。



どうかどうかお早めに・・・
ルプー、旧譜2タイトル


 ルプーの芸術の真価を知るにはできればライヴがよいと思うのですがライヴCDはほとんど出てません。
 そんななかDOREMIがルプーのシリーズを開始。
 でもDOREMIって、すぐに完売するんです。
 この2つのアルバムもおそらくすぐに完売すると思います。
 DOREMIの今までのCDのなかで一番早く完売しそうな気がします。なのでアリアCDとしては珍しく在庫を取っておきました。
 これが完売したら次はいつ入ってくるか現時点では不明。

 なので言っておきますね。・・・「これは早めに買っておいたほうがいいです」



 DHR 8213
(2CD)
\4400→\3990
ラドゥ・ルプーLIVE 第1集
 (1)ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
 (2)フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
 (3)ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 Op.37
 (4)シューベルト:ピアノ・ソナタ第14番 イ短調 D.784
 (5)シューベルト:4つの即興曲 Op.90 D.899
ラドゥ・ルプー(ピアノ)

(1)エド・デ・ワールト(指揮)、
 BBC交響楽団
(2)ストイカ・ミラノヴァ(ヴァイオリン)
(3)アンドレ・プレヴィン(指揮)、
 ロンドン交響楽団

 (1)録音:1970年8月25日/ロンドン (2)録音:1972年2月21日/セント・ジョンズ、スミス・スクエア (3)録音:1970年9月17日/ブカレスト (4)(5)録音:1969年9月19日/リーズ
 DOREMIからルプーのライヴ・シリーズがスタート!

 数々の秘蔵ライヴ音源をCD化しているDOREMIレーベルより、ラドゥ・ルプーのシリーズが始まりました。
 第1集はエド・デ・ワールトとのブラームス、プレヴィンとのベートーヴェンや、オイストラフに師事したブルガリアの女流ヴァイオリニスト・ミラノヴァとのフランクなど驚きの内容。
 レーベル情報ではすべて初CD 化とのこと。
 
 


 DHR 8215
(2CD)
\4400→\3990
ラドゥ・ルプーLIVE 第2集
 (1)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310
 (2)モーツァルト:ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K.545
 (3)シューベルト:ピアノ・ソナタ第18番 ト長調 Op.78 D.894
 (4)ハイドン:アンダンテと変奏曲 へ短調 Hob XVII:6
 (5)ハイドン:ピアノ・ソナタ第50番 ニ長調 Hob XVI:37
 (6)バルトーク:戸外にて Sz.81
 (7)シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960
 (8)シューベルト:楽興の時 D.780より 第3番
 (9)シューベルト:2つのスケルツォ D.593
ラドゥ・ルプー(ピアノ)

 (1)-(3)録音:1970年6月7日/第23回オールドバラ音楽祭 (4)-(8)録音:1971年6月24日/第24 回オールドバラ音楽祭 (9)録音:1971年10月17日/ロンドン、クイーン・エリザベス・ホール

 ルプー秘蔵ライヴ音源!オールドバラ音楽祭を中心に

 DOREMIレーベルより始まったラドゥ・ルプーの秘蔵ライヴ・シリーズ、第2集はオールドバラ音楽祭でのリサイタルを中心に収録。
 モーツァルトやシューベルトの名作ソナタが味わえる70年頃の貴重音源、レーベル情報ではすべて初CD化とのこと。
 


 



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SPECTRUM SOUND

CDSMBA 153
\3000→\2790
初出!
 円熟期リヒテルの貴重なレパートリー
リヒテル1985年8月6日ラ・ロック・ダンテロン初出ライヴ

 (1)ハイドン:ピアノ・ソナタ第2番(旧11番)変ロ長調
 (2)ウェーベルン:変奏曲
 (3)ヒンデミット:ピアノ・ソナタ第2番
 (4)プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第6番イ長調Op.82
 (5)ショスタコーヴィチ:24の前奏曲Op.34~
  第6番ロ短調/第12番嬰ト短調/第23番ヘ長調
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)

 初出! 円熟期リヒテルの貴重なレパートリーが日の目を見た!!

 録音:1985年8月6日/ラ・ロック・ダンテロン音楽祭フロラン城公園(ライヴ)/STEREO

 1981年から続くラ・ロック・ダンテロン音楽祭は、世界中の大ピアニストたちが参加するイベントで、リヒテルもたびたび登場しました。
 そのなかで1985年8月6日にフロラン城公園で行われたコンサートのライヴ。
 INA(フランス国立視聴覚研究所)所蔵注目の初出音源によります。
 プロコフィエフのピアノ・ソナタ第6番以外はリヒテルのディコグラフィ的に珍しく非常に貴重で、このような宝が日の目を見ることは大歓迎と申せましょう。

 ヒンデミットのピアノ・ソナタ第2番とショスタコーヴィチの前奏曲からの3篇は1985年に数回披露していて、前者はDoremi盤のモスクワ・ライヴがリリース されていますが、今回はラジオ・フランス録音で期待が高まります。
 さりげなく弾かれたショスタコーヴィチが絶品。無限の深みを感じさせます。ウェーベルンの変 奏曲も少ない音ひとつひとつが色とニュアンスに満ちていて引き込まれ、さすがリヒテルと溜飲が下がることの連続です。

 プロコフィエフのピアノ・ソナタ第6番は、リヒテルが1940年11月にモスクワで公開初演を担った記念すべき作品。
 放送初演はプロコフィエフ自身が行ってい ましたが、リヒテルのピアノを聴いたプロコフィエフたっての希望で行い大成功を収めました。
 十八番の曲でもあり、ここでは円熟の至芸を示し、深い音楽性で感動 させられます。
 


<映像>

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C MAJOR(映像)



76 6208
(DVD)
\4500→\4190
ハーディング4度目の登場!
フェニーチェ劇場ニューイヤー・コンサート2023

 メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調op.90「イタリア」
 モーツァルト:歌劇《フィガロの結婚》序曲
 チャイコフスキー:バレエ『眠りの森の美女』よりパノラマ
 ベッリーニ:歌劇《ノルマ》より"清らかな女神よ"
 ビゼー:歌劇《カルメン》より"花の歌"
 モーツァルト:歌劇《皇帝ティートの慈悲》より
  "あなた様が天の、そして神々の"
 マスカーニ:歌劇《カヴァレリア・ルスティカーナ》間奏曲
 プッチーニ:歌劇《ラ・ボエーム》より"私が街を歩けば"
 プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》より"誰も寝てはならぬ"
 ロッシーニ:歌劇《ウィリアム・テル》序曲
 ヴェルディ:歌劇《ナブッコ》より"行け、我が想いよ金色の翼に乘って"
 プッチーニ:歌劇《トゥーランドット》より"おお神聖なる父君陛下よ"
 ヴェルディ:歌劇《椿姫》より"乾杯の歌"
フェデリカ・ロンバルディ(ソプラノ)
フレディ・デ・トマーゾ(テノール)
フェニーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団
ダニエル・ハーディング(指揮)
アルフォンソ・カイアーニ(合唱指揮)
パレルモ・マッシモ劇場バレエ団
ヤコポ・ティッシ(バレエ・ソリスト)
KKC 9855
(DVD)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\5000

 ハーディング4度目の登場!「不死鳥」フェニーチェ歌劇場のニューイヤーコンサート2023ライヴ映像

 ダヴィデ・ボンバナ(振付)
 ファブリツィオ・グットゥーソ・アライモ(映像監督)
 収録:2023年1月1日 フェニーチェ歌劇場、ヴェネツィア(ライヴ)
 画面:NTSC,16:9、音声:PCM ステレオ、DTS5.1、DVD9、字幕:英独韓日、91分

 1792年に開場したヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場。ヴェルディのオペラ《エルナーニ》《アッティラ》《リゴレット》《椿姫》《シモン・ボッカネグラ》 の5作品がこの劇場で初演されおり、オペラ発祥の地イタリアのなかでもその存在感は随一の劇場です。
 また、度々火災に見舞われてきた歴史をもち、焼失した 劇場を受け継いで建設され、「フェニーチェ」という名称は、500年に1度、灰の中からよみがえるアラビアの不死鳥にちなんで名付けられています。
 一度目の 火災は、1836年12月。翌年には再建された、栄光の時代を迎えることになる。
 そして二度目は1996年1月。壊滅的な被害を受け、再建には8年もの 歳月を要しています。
 2003年12月にはイタリアの巨匠リッカルド・ムーティ指揮による再開場演奏会を開催、そして火災消失から蘇った不死鳥は、2004年元日にロリン・マゼール指揮により再建を祝うニューイヤーコンサートを開催。
 その後、クルト・マズア、大野和士、ジョン・エリオット・ガーディナー、ジョ ルジュ・プレートル、チョン・ミョンフンなどが指揮台に立ち、新年の幕開けを祝っています。
 本映像のダニエル・ハーディングは、2011年、2015年、 2021年に続く4度目の登場。
 2022年のオペラ・アワードにもノミネートされた注目のソプラノ歌手フェデリカ・ロンバルディ、若き逸材として現在世界の歌 劇場を賑わしているテノール歌手フレディ・デ・トマーゾといった豪華歌手陣とともに、オペラの名曲の数々が新年の幕開けとともに奏でられます。

 


















1/11(木)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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EVIL PENGUIN



XEPRC0059
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300
1803年製エラールのために編曲した《エロイカ交響曲》 ピアノ独奏版

エロイカ / エラール

 ハイドン:オラトリオ《天地創造》Hob.XXI:2より
  序奏 混沌の描写, ラルゴ(ダニエル・シュタイベルト編曲)
 ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調 Op.55《英雄》
  (ルーカ・モンテブニョーリ編曲)
 グルック:
  歌劇 《オルフェオとエウリディーチェ》 Wq.41より
   第2幕 第2場 聖霊の踊り,     アンダンテ・グラツィオーソ(ジャン=ルイ・アダン編曲)、
  歌劇 《エコーとナルシス》 Wq.47より
   プロローグ 第2場 ダンスのアリア ―
    悲しみのアリア, アンダンテ・グラツィオーソ、
   第3幕 第5場 ダンスのアリア,
    アレグロ・ヴィヴァーチェ(ジャン=ルイ・アダン編曲)
ルーカ・モンテブニョーリ
 (フォルテピアノ)
EPRC0059
\2600→\2390

 1803年製エラールのために新たに編曲した《エロイカ交響曲》 のピアノ独奏版!

 ☆イタリアのフォルテピアニスト、ルーカ・モンテブニョーリがEvil Penguinから衝撃のデビュー!
 ☆ベートーヴェンに大きな影響を与えたエラール製ピアノに合わせて、エロイカ交響曲を新たにアレンジ!

 ベートーヴェンは1803年にエラール・フレール(エラール社)から贈られた新しいフランス製ピアノに出会い、これまで主に演奏してきたウィーン製ピアノとの大きな違いにも衝撃を受け、《ワルトシュタイン》や《熱情》などの傑作を生み出しました。
 また、ベートーヴェンに師事するためにウィーンに訪れていた19歳のフェルディナント・リースは、1803年10月にベートーヴェンが新しく作曲されたばかりの交響曲(第3番 《英雄》)を、自分のために弾いてくれたと10月22日に書いた手紙に残しています。

 このアルバムは、リースが「その演奏で天も地も震えるに違いない」とその衝撃を表した歴史的場面にインスピレーションを得て製作されました。
 ルーカ・モンテブニョーリは、ベルギーの優れたピアノ製作者クリス・マーネが復元した、ベートーヴェンが所有していた1803年エラール製ピアノのレプリカを使用し、このピアノに合わせて、まったく新しいアレンジによるピアノ独奏版を創り上げました。
 ベートーヴェンの交響曲のピアノ版といえば、有名なフランツ・リスト編の他、フンメル、ツェルニー、カルクブレンナー等様々な編曲もありましたが、「エロイカ×エラール」という斬新な切り口で取り組まれた新たなピアノ版「英雄」にご注目ください。

 同レーベルからリリースされたトム・ベギンのアルバム「ベートーヴェンと彼のフレンチ・ピアノ」(EPRC0036)では、同じエラール1803のレプリカを使用してベートーヴェンのピアノ作品とともに、同時代のダニエル・シュタイベルトとルイ・アダン(ジャン=ルイ・アダン)のピアノ・ソナタを収録していましたが、今作では、シュタイベルトが編曲したハイドンの「天地創造」序奏、ルイ・アダンが編曲したグルックの「精霊の踊り」などが収録されている点も興味深いポイントです。

 ルーカ・モンテブニョーリはイタリアのピアニスト兼フォルテピアニスト、そして多才な演奏家、教師、研究者として活動しています。ローマのサンタ・チェチーリア音楽院でモダン・ピアノを、パリ国立音楽院とソルボンヌ大学でピリオド・ピアノを学び、欧州各国でソロおよび室内楽のリサイタルを行ってきました。
 柔軟な編成の古楽器グループ「アンサンブル・ヘキサメロン」を設立し、こちらでも室内楽版の英雄交響曲等を演奏。パリ地方音楽院やパリのボビニー音楽院でピアノとフォルテピアノの教授を務めています。

 ※録音:2023年6月13日-15日、ブリュッヘ・コンセルトヘボウ室内楽ホール(ベルギー)
 ※使用楽器:ベートーヴェンが所有したエラール・フレール1803年パリ製のレプリカ(クリス・マーネ2016年ロイセレデ製)
 



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CD ACCORD

ACD-330
\2700→\2490
アンドレイ・ボレイコ(指揮)&ワルシャワ・フィル
 シマノフスキ・リイマジンド - シマノフスキ作品の管弦楽編曲集


 カロル・シマノフスキ(1882-1937)
  1. 練習曲 変ロ短調 Op. 4 No. 3(1902) -
   グジェゴシュ・フィテルベルク編(1942)
  2-4. 神話 Op. 30(1915) - ウィレム・ストリートマン編(1991)
   2. アレトゥーサの泉 / 3. ナルキッソス / 4. ドリュアデスとパン
  5-7. 「仮面劇」 Op. 34(1916) - ヤン・クレンツ編(1985)
   5. シェエラザード / 6. 道化のタントリス /
   7. ドン・ファンのセレナード
バルトゥオミ・ニジョウ(ヴァイオリン)
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
アンドレイ・ボレイコ(指揮)

 録音:2023年6月5-10日 Warsaw Philharmonic Concert Hall(ポーランド)
 総収録時間:53分

 シマノフスキのピアノ曲やヴァイオリンとピアノのための名作を後世の作曲家が管弦楽編曲したユニークなアルバム。
 「練習曲」作品4の3と「マスク」はピアノ曲が原曲。前者は曲想にふさわしく後期ロマン派のオーケストレーションが施され、ムード満点。
 後者は印象派風のサウンドをいかした編曲で、個々の楽想を際立たせるオーケストレーションの巧妙さも聴きどころです。今やヴァイオリン・リサイタルやコンクールの定番曲となった「神話」は元々ヴァイオリンとピアノのための作品。
 複雑なピアノ・パートをオーケストラの多彩なパレットを駆使した神秘的な響きに移し替え、ヴァイオリンと管弦楽のための魅力的で独創的な作品に変貌しました。
 後進の作曲家たちのシマノフスキへの傾倒から生まれた大胆かつ革新的な解釈が加えられた作品を、2019/20のシーズンからコンビを組むアンドレイ・ボレイコとワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団が深い共感を持って演奏しています。

 
 




ORCHID CLASSICS



ORC100278
\2600
Dathanna:Hues & Shades
 クラリネットとハープで聴く名曲集
バージナルド・ラッシュ(クラリネット)
フィオナ・グライソン (ハープ)
  1. ガブリエル・ピエルネ(1843-1937):カンツォネッタ Op. 19
  2. ルイ・カユザック(1880-1960):カンティレーヌ
  3-6. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):クラリネット・ソナタ Op. 167
  7. モーリス・ラヴェル(1875-1937): 亡き王女のためのパヴァーヌ
  8. ラヴェル:ハバネラ形式の小品
  9. ウジェーヌ・ボザ(1905-1991):アリア
  10-12. エリック・サティ(1866-1925):3つのジムノペディ
  13. ニコラ・シャルル・ボクサ(1789-1856):主題と変奏
  14. クロード・ドビュッシー(1862-1918):小品
  15. ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
  16. アラミロ・ジャンピエーリ(1893-1963):ヴェネツィアの謝肉祭

 録音:2009-2023年 Academy of Sound 10 New Bride Street,Dublin 8(アイルランド)
 総収録時間:66分

 アルバム・タイトルの「Dathanna」とはアイルランドの言葉で、虹のような、あるいはカラーチャートのような多種多 様な色彩のこと。
 2016年からアイルランドを拠点に活動するデュオが、後期ロマン派と印象派の作品を通してクラ リネットとハープそれぞれの音色や組み合わせによって生まれるサウンドと質感などの多様な可能性を追及したアル バムです。
 楽器が紡ぎだす音だけでなくペダル音や椅子の軋みまであえて加えることで、19世紀フランスのサロン・ コンサートの雰囲気を醸し出します。
 
 

ORC100281
\2600
ラモーをアコーディオンで ヤンネ・ヴァルケアヨキ(アコーディオン)
トゥーリ・リンデベリ (ソプラノ)...11
 1-10. クラヴサン曲集 組曲 ニ長調
  1. Les Tendres Plaintes - Rondeau やさしい訴え(ロンドー)
  2. Les Niais de Sologne et Doubles des Niais ソローニュのひなどり
  3. Les Soupirs ため息
  4. La Joyeuse - Rondeau 歓喜(ロンドー)
  5. La Follette - Rondeau いたずら好き(ロンドー)
  6. L'Entretien des Muses ミューズたちの対話
  7. Les Tourbillons - Rondeau つむじ風(ロンドー)
  8. Les Cyclopes - Rondeau 一つ目の巨人(ロンドー)
  9. Le Lardon - Menuet あざけり(メヌエット)
  10. La Boiteuse 足の不自由な女
 歌劇《カストールとポリュックス》(1737, RCT 32)より
  11. Air de Telaire: Tristes apprets
 12-17. 新しいクラヴサン曲集 組曲 イ短調(RCT 5)
  12. Allemande アルマンド
  13. Courante クーラント
  14. Sarabande サラバンド
  15. Les Trois Mains 3つの手
  16. Fanfarinette ファンファリネット
  17. La Triomphante 勝ち誇った女
  18. Gavotte et six Doubles ガヴォットと6つの変奏

 録音:2022年12月27-30日 Helkio-sali, Lappeenranta(フィンランド)

 総収録時間:66分

 1992年フィンランド生まれのアコーディオン奏者ヤンネ・ヴァルケアヨキが弾くラモーの作品集。クラヴサン作品の中から2つの組曲と、ソプラノ歌手リンデベリを 迎えての《カストールとポリュックス》のアリアが奏されます。
 ラモー作品の持つ多様性と、アコーディオンという楽器の持つ可能性が感じられます。ラモーには特 別の愛着があると語るヴァルケアヨキが、美しく、ユーモラスで、エキサイティングで、驚きに満ちたラモーを聴かせます。

 
 
 


ORC100289
\2600
ヴォーン・ウィリアムズ・レトロスペクト
 レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ(1872-1958)
  1-5. ウィンザーの森にて(1928)
   1. I. The Conspiracy / 2. II. Drinking Song /
   3. III. Falstaff and the Fairies /
   4. IV. Wedding Chorus / 5. V. Epilogue
 6. Land of our Birth(1944) /
 7.Schmucke Dich, O Liebe Seele
  おお愛する魂よ、汝を飾れ(原曲:J.S. バッハ)
 8. Hymn tune Prelude on 'Song 13'
  (原曲:オーランド・ギボンズ)
 9. The 'Giant' Fugue 大フーガ(原曲:J.S. バッハ)
 10-12. ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
  「コンチェルト・アカデミコ」(1924-25)
 13. Nothing is here for tears(1936)
 14. Silent Noon 静かな午後(1902)(オーウェン・パーク編)
 7,14...世界初録音
 1-6,13...弦楽合奏とピアノ/オルガン伴奏版世界初録音
レイチェル・アンブローズ・エヴァンス(ソプラノ)...3
トーマス・キャロル(チェロ)...8
ジャック・リーベック(ヴァイオリン)...10-12
アンドルー・ステイプルズ (テノール)...14
ロンドン・コーラル・シンフォニア
 (合唱、オーケストラ)
マイケル・ウォルドロン(指揮)

 録音:All Hallows' Church, Gospel Oak、ロンドン(Uk) 2022年10月31日...10-12 2023年10月23-25日...1-9、13-14
 総収録時間:58分

 指揮者マイケル・ウォルドロンが敬愛するヴォーン=ウィリアムズのさまざまな作品を集めた1枚。歌劇《恋するサー・ジョン》の中の5曲を合唱組曲に編曲した『ウィンザーの森にて』、バッハに倣った古典的な様式で書かれた「ヴァイオリン協奏曲」、他にはJ.S.バッハ作品の編曲など、世界初録音を含む多彩な作品を聴くことができます。
 最後は有名な歌曲のオーケストラ伴奏版で。
 
 

ORC100282
\2600
旅行者 ヴァインベルク/シューベルト:ピアノ三重奏曲集
 1-4. ミェチスワフ・ヴァインベルク(1919-1996):
  ピアノ三重奏曲 イ短調 Op. 24
   1. I. Prelude and Aria. Larghetto /
   2. II. Toccata. Allegro / 3. III. Poem. Moderato /
   4. IV. Finale. Allegro moderato
 5-8. フランツ・シューベルト(1797-1828):
  ピアノ三重奏曲第2番 変ホ長調 Op. 100 D 929
   5. I. Allegro / 6. II. Andante con moto /
   7. III Scherzo. Allegro moderato /
   8. IV. Allegro moderato
トリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン
 Soo-Jin Hong(ヴァイオリン)
 Soo-Kyung Hong(チェロ)
 Jens Elvekjaer(ピアノ)

 録音:2022年4月19-21日 Royal Danish Academy of Music Concert Hall(コペンハーゲン)
 総収録時間:74分

 1999年設立、2024年に結成25周年を迎えるトリオ・コン・ブリオ・コペンハーゲン。デンマークを拠点に世界中で活躍し、これまでにベートーヴェンやチャイコフスキー、ショスタコーヴィチなどの録音で高く評価されるアンサンブルの最新録音は、ヴァインベルクとシューベルトのピアノ三重奏曲集。
 第二次世界大戦の混乱の中で書かれ、不安や絶望の影がよぎるヴァインベルクの三重奏曲、短い生涯の最晩年に書かれ、寂寥と晴れやかさの相半ばするシューベルトの曲。
 アンサンブルのメンバーは作品に漲る細やかな感情の動きを丁寧になぞっていきます。
 




SOMM RECORDINGS



SOMMCD0671
\2700
プロコフィエフ・マイルストーン 第1集
 セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953):室内楽作品集

  1-4. フルートとピアノのためのソナタ ニ長調 Op. 94
  5-8. 2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調 Op. 56
   (ボリス・ビジャクによるフルートとヴァイオリン編)
  9-14. 『ロメオとジュリエット』組曲より -
   リディア・バイヒ&マティアス・フレッツベルガーによるヴァイオリンとピアノ編
     9. I. Introduction / 10. II. Juliet /
     11. III. Dance of the Knights /
     12. IV. Balcony Scene / 13. V. Dance of the Couples
     14. VI. Mercutio - Fight - Tybalt's Death
  15-18. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番 ニ長調 Op. 94a
ラナ・トロトヴシェク(ヴァイオリン)...5-18
ボリス・ビジャク(フルート)...1-8
マリア・カニグエラル(ピアノ)...1-4、9-18

 録音:2021年4月24-25日、2022年4月9-10日 Menuhin Hall, Stoke d'Abernon(UK)
 総収録時間:79分

 プロコフィエフの多彩な室内楽作品に焦点を当てるシリーズ『プロコフィエフ・マイルストーン』。
 第1集には3つのソナタと組曲『ロメオとジュリエット』を収録。1943年に初演された「フルートとピアノのためのソナタ」は、のちにヴァイオリン・ソナタ第2番へと改作された作品。
 ウィットに富んだ楽想が魅力で、現在ではフルート、ヴァイオリン、どちらのヴァージョンも愛奏されており、ここでは2つのヴァージョンが演奏されています。「2つのヴァイオリンのためのソナタ」はボリス・ビジャクの手によるフルートとヴァイオリンのための編曲。
 組曲『ロメオとジュリエット』はとりわけヴァイオリンが活躍するようにアレンジされています。
 ボリス・ビジャクはパリのエコールノルマル音楽院でピエール=イヴ・アルトーにフルートを師事。ホフマイスターの作品集(SOMMCD0620)などの録音で高く評価されています。
 スペイン出身のピアニスト、マリア・カニグエラルと、ルジェーロ・リッチに師事したスロヴェニアのヴァイオリニスト、ラナ・トロトヴシェクが共演。素晴らしいアンサンブルを聴かせます。

 
 
 


SOMMCD0680
\2700
自然との繋がり - 自然界からインスパイアされたピアノ曲集 レオン・マッコーリー(ピアノ)
 1. クリスティアン・シンディング(1856-1941):春のささやき Op. 32 No. 3/
 2. フランツ・リスト(1811-1886):巡礼の年第1年 - ワレンシュタットの湖で/
 3. ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840-1893):四季 Op. 37a - ひばりの歌/
 4. ベーラ・バルトーク(1881-1945):ミクロコスモス - 蠅の物語より/
 5. クロード・ドビュッシー(1861-1918):版画 - 雨の庭/
 6. リスト:巡礼の年第1年 - 泉のほとりで/7. リスト:巡礼の年第1年 - 夕立
 8. バルトーク:戸外にて - 夜の音楽/9. ドビュッシー:ベルガマスク組曲 - 月の光/
 10. カミーユ・サン=サーンス(1835-1921):白鳥(ゴドフスキー編)/
 11. エドヴァルド・グリーグ(1843-1907):抒情小曲集 Op. 43 - 蝶々/
 12. グリーグ:抒情小曲集 Op. 43 - 小鳥/
 13. モーリス・ラヴェル(1875-1937):鏡 - 悲しげな鳥たち/
 14. リスト:巡礼の年第3年 - エステ荘の噴水/15. ラヴェル:水の戯れ/
 16. セルゲイ・ラフマニノフ(1873-1943):リラの花 Op. 21 No. 5/
 17. ラフマニノフ:ひなぎく Op. 38 No. 3/18. チャイコフスキー:四季 Op. 37a - 秋の歌/
 19. ドビュッシー:子供の領分 - 雪は踊っている/
 20. ドビュッシー:喜びの島/21. グリーグ:抒情小曲集 Op. 43 - 春に寄す

 録音:2023年4月15-16日 The Menuhin Hall, Stoke d'Abernon(UK)
 総収録時間:78分

 自然界からインスピレーションを得た様々なピアノ独奏曲を集めた1枚。
 アルバムでは、シンディングの「春のささやき」からグリーグの「春に寄す」まで、ロマン派、印象派の9人の作曲家による作品を聴くことができます。
 レオン・マッコーリーは、1993年ウィーン国際ベートーヴェンピアノコンクールで優勝し、同年リーズ国際ピアノ・コンクールでも第2位を獲得。現在まで世界中で演奏しており、多くの聴衆を魅了する英国出身のピアニストです。
 これまでに、シューマン、ハイドン、バーバー作品の録音などで評価されており、このアルバムでも表現力豊かな演奏を繰り広げています。

 
 
 

SOMMCD0681
\2700
クーシェンドール スタンフォード:アイルランド歌曲集
 1-7. Cushendall クーシェンドール Op.118...世界初録音
  1. Ireland / 2. Did you ever? / 3. Cushendall /
  4. The Crow / 5. Daddy-Long-Legs /
  6. How Does the Wind Blow? / 7. Night
 8-14. A Fire of Turf Op.139
  8. A Fire of Turf / 9. The Chapel on the Hill /
  10. Cowslip Time / 11. Scared / 12. Blackberry Time /
  13. The Fair / 14. The West Wind
 15-20. A Sheaf of Songs from Leinster Op.140
  15. Grandeur / 16. Thief of the World /
  17. A Soft Day / 18. Little Peter Morrissey /
  19. The Bold Unbiddable Child / 20. Irish Skies
 21-23. Blarney Ballads...世界初録音
  21. The Grand Ould Man
  22. The March of the Man of Hawarden
  23. The Wearing of the Blue
 24-25. Two Songs from Shamus O'Brien Op.61...世界初録音
  24. Where is the Man that is Coming?
  25. A Grave Yawns Cold
シャロン・カーティ(メゾ・ソプラノ)...
 1-7、15-20、24-25
ベンジャミン・ラッセル(バリトン)...
 8-14、21-23
フィンギン・コリンズ(ピアノ)

 録音:2023年1月27-28日 Menuhin Hall, Stoke d'Abernon(UK)
 総収録時間:81分

 英国音楽を得意とするSOMMレーベルが力を注ぐスタンフォードのアルバム。今回は歌曲集の登場です。
 北アイルランドの景勝地「クーシェンドール」をタイトルに持つ組曲をはじめ、世界初録音となる12曲が含まれたこのアルバムには、スタンフォードの母国であるアイルランドの民謡の旋律や詩を用いた曲が収録されており、その郷愁に満ちた楽想からは、作曲家の様々な思いを感じ取ることができるでしょう。
 ブックレットにはスタンフォードの伝記作家ジェレミー・ディブルによる曲目解説(英語のみ)を収録。メゾ・ソプラノのシャロン・カーティとバリトンのベンジャミン・ラッセルの味わい豊かな歌唱でお楽しみください。

 
 



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ALBANY



TROY 1943
(2CD)
\4300
フレデリック・ジェフスキー(1938-2021):ピアノ作品集
 CD1)
  4つのピアノのための小品
  「スクエア」(全4曲)
   (スコール/ハイエナ/夢遊病者/余興)
  ピアノのための小品第4番(別演奏)
 CD2)
  ノース・アメリカン・バラード(全6曲)
   (恐ろしい記憶/おまえはどちら側の人間だ?/
    川岸を下って/ウィンズボロ・コットン・ミル・ブルース/
    男を不機嫌にさせるには時間がかかる/主婦の嘆き)
マシュー・ワイスマン(Pf)

 社会派(?)現代音楽の巨匠、フレデリック・ジェフスキーのまとまったピアノ作品集!

 録音:2022年1月14日、2023年4月7日 CD1[59:05]CD2[56:33]

 2021年に亡くなったアメリカの特異な作曲家フレデリック・ジェフスキーのピアノ作品集。
 ジェフスキーは代表作「不屈の民」変奏曲で日本でも広く知られているが、ここでは普段あまり聴く機会の少ないピアノ作品が収められている。
 ジェフスキーは思想的に反体制、左翼に属し、政治的メッセージをはっきり示した作品を数多く残した(前述の「不屈の民」変奏曲はチリの革命歌に基づく変奏曲である)。
 このアルバムに収められた「ノース・アメリカン・バラード」も古いプロテスト・ソングや労働歌が変奏のテーマになっており、ジャズ、ミニマル、ロック、即興的な要素が折衷されている。作曲者自身優れたピアニストであったため、いずれも超絶技巧を駆使した聴きごたえのある難曲揃い。
 ピアニストのマシュー・ワイスマンはアメリカの若き俊英で、ジェフスキーの不屈の精神を見事に体現した演奏を聴かせてくれる。
 
 


TROY 1945
\2400
J.F.ケネディと関わりのある
 「暗黙」~アメリカの弦楽四重奏曲

 スティーヴン・マッキー(b.1956):「一輪の赤い薔薇」
 サミュエル・バーバー(1910~81):
  弦楽四重奏曲ロ短調Op.11~
   第2楽章(弦楽のためのアダージョ原曲)
 ヘスス・J.マルティネス:「第6階」
  (狙撃手の止まり木/危機の中の国/遺産)
ジュリアス四重奏団(S.Q)

 バーバーのアダージョ、他 J.F.ケネディと関わりのある弦楽四重奏作品集!

 録音:2021年5月3-12日ベン・ウッド・プレスビーテリアン教会 [63:46]

 いずれの作品も多少の差こそあれ、J.F.ケネディと関わりのある作品が収録されている。
 マッキーの「一輪の赤い薔薇」はケネディ暗殺から50年経ったメモリアル・イヴェントのための作曲された作品。
 バーバーの弦楽四重奏曲より第2楽章は「弦楽のためのアダージョ」に編曲されて有名。生前、ケネディはこの作品を深く愛したという。
 マルティネスの生年は不明だが、テキサス出身の若手作曲家。彼の「第6階」はケネディ没後55年にシックス・フロア博物館(ケネディ暗殺犯がケネディを狙ったとされる教科書倉庫の第6階は現在博物館になっている)の委嘱で書かれた作品。
 いずれの曲もケネディを偲ぶのか、深い祈りの音楽となっている。
 ジュリアス四重奏団は奇しくもダラスを拠点に活動する弦楽四重奏団。
 
 

TROY 1934
\2400
「イルミネーションズ」~
 ナローン・プランチャルーン(b.1973)の音楽

  フェノメノン/新しい地平線/ナマスカー/
  失われた魂の移行/光り輝く旅路/
  プッバニミッタ/イルミネーションズ
ジェフリー・マイヤー(指揮)
タイ・フィルハーモニック管弦楽団

 録音:2017年タイ、マヒドル大学、マヒドル王子ホール [74:24]

 作曲家ナローン・プランチャルーン(b.1973)はタイ出身の作曲家。既に多くの賞を受賞し、アジア、アメリカ国内では確固たる地位を築いている(受賞歴の中には武満徹作曲賞も含まれている)。
 このアルバムには彼の近年のオーケストラ作品が収められているが、いずれも確かな作曲技術と管弦楽法に支えられた聴きごたえのある作品揃い。
 ハリウッドで活躍したミクロス・ローザ(映画「ベン・ハー」の音楽を手掛けた)やジェリー・ゴールドスミス(映画「猿の惑星」や「トータル・リコール」など多くの映画の音楽を担当)を思わせるブラス重視の筋肉質な音楽はこれまでのタイ人の芸術家のイメージを刷新する。ジェフリー・マイヤー指揮のタイ・フィルハーモニック管弦楽団も好演。
 
 

TROY 1942
\2400
クリストファー・テオファニディス(b.1967):
 ギターを伴う作品全集Vol.1

  (1)ぼんやりした熊座の星(2021)~
   ギター、フルートとヴィオラのための
  (2)春の詩(2022)~フルートとギターのための
  (3)クリストファー・テオファニディス&
   メリッサ・スタッダード(b.1969)共作:
    火の扉(2021)~ギターと合唱のための
ニコロ・スペラ(Gtr)
(1)マシュー・デーン(Va)
(1)(2)クリスティーナ・ジェニングス(Fl)
(3)リアンナ・ウィムバリー・ウィリアムズ(MS)
(3)ユージン・ロジャース(指揮)
 エキシジェンス・ヴォーカル・アンサンブル

 録音:2022年3月22,23日、7月14,15日ミシガン大学 [54:29]

 クリストファー・テオファニディスはテキサス出身。イーストマン音楽院、イエール大学で学んだ後、アメリカン・バレエ・シアターへのバレエ音楽の提供やオルフェウス室内管弦楽団への作品の提供で成功を収めた。
 このディスクは彼のギターのための作品を集成するアルバムの第1弾。
 彼は基本的に調性で書く作曲家のようだが、彼の出自であるギリシャを想起させる乾いたリリシズム、アルカイックな旋律とハーモニーが魅力。
 「火の扉」はギターと合唱というありそうでなかった組み合わせが新鮮。
 
 
TROY 1944
\2400
「スティーヴン・バーク(b.1967)作品集」
 (1)《抱擁》~ピアノのための
 (2)《君を通して》~クラリネットとピアノのための
 (3)《君の中で》~クラリネット、チェロとピアノのための
(1)(2)(3)レネ・コメタ・ブリッグス(Pf)
(2)(3)ドナルド・モクリンスキ(Cl)
(3)マット・ゴーク(Vc)

 録音:2023年3月1日、4月12日ニューヨーク、オクテイヴン・オーディオ [69:00]

 スティーヴン・バークはアメリカの中堅作曲家。彼は音楽と共に科学の分野でも活躍し、ニューヨーク大学メディカル・センターで脳神経外科と共同研究に携わった経験があるという変わり種。
 では彼の作品は、というとフランス印象主義を思わせる淡い、繊細な音楽。
 脳神経外科と関わりのある作曲家だけに癒しの音楽と云った趣きのある作品。
 
 
TROY 1946
\2400
「レイズド・ストラクチャー」~現代のクラリネット作品
 D.エドワード・デイヴィス(b.1980):
  レイズド・ストラクチャー(2017-19)
 セア・マスグレイブ(b.1928):ナルシス(1987)
 アレジャンドロ・ラティ:ギターズ(2011)
 ドイナ・ロタル(b.1951):メタモルフォシス(1987)
 アレクス・スターンフェルド=ダン(b.1980):100年後(2017)
アンソニー・テイラー(Cl、バスCl)

 録音:2012年8月27日、2014年6月10日、6月16日、2018年1月3日、4月27日、5月16日、5月18日、5月25日、2019年2月19日、2020年3月2日 [64:30]

 現代の国籍も様々な作曲家達によるクラリネットのための作品集。D.エドワード・デイヴィスは電子音楽の作曲家でもあり、ここではクラリネットをライヴ・エレクトロニクスと組み合わせて合わせ鏡のような不思議な世界を作り出している。
 ドイナ・ロタルはルーマニアの作曲家で日本のサントリー国際作曲委嘱シリーズのテーマ作曲家として来日したこともある。
 特殊奏法を含む彼女の作品はヨーロッパ前衛音楽の影響を受けた秀作。
 スターンフェルド=ダンの「100年後」もデイヴィスと同じく予め制作された電子音響とライヴ・エレクトロニクスのための曲。
 メカニックでどこか不安に溢れた近未来的なディストピアが描かれる瞑想的な作品。
 
 

TROY 1947
\2400
「ザ・コンポーザーズ・ヴォイス~
 ボーリング・グリーンの新しい音楽集Vol.9」

  (1)ミケル・キューン(b.1967):「スフマート」
  (2)シュラミット・ラン(b.1949):「イヤーニング」~
   ヴァイオリン独奏と
    チェロ・オブリガートつき弦楽合奏のための
  (3)ガブリエラ・フランク(b.1972):
   交響詩「イラッパ」~フルートと管弦楽のための
  (4)ルイス・カーチン(b.1951):
   シェーマス・ヒーニーの詩による4つの歌曲
  (5)オーガスタ・リード・トーマス(b.1964):
   交響詩「ギャラクシー・ダンス」
エミリー・フリーマン・ブラウン(指揮)
ボウリング・グリーン・フィルハーモニア
(2)キャロライン・チン(Vn)
(2)ブライアン・スノウ(Vc)
(3)コナー・ネルソン(Fl)
(4)ヘザー・バック(Sop)

 [70:32]

 この「コンポーザーズ・ヴォイス・シリーズ」はそれぞれの作品の演奏前に作曲者自身の作品解説のアナウンスが収録されているのが特徴。
 ミケル・キューンのみ生年が記載されているが(1957年生まれ)他の作曲家は不明である。しかしブックレットの写真から全員、中堅以上の世代と思われる。
 全員アメリカの作曲家で、それぞれ在米オーケストラのコンポーザー・イン・レジデンスを務めるなど、既に米国内で確固たる地位を築いているようである。
 このアルバムは彼らの最近の作品を収めたもので前衛的な傾向のものから新ロマン主義的なものまで様々。
 中国人とリトアニア系ユダヤ人の両親のもとに生まれたガブリエラ・フランクの、バルトークとヒナステラの影響を受けて書いたという、フルートと管弦楽のための交響詩「イラッパ」に見られるその独自のミステリアスで民族的な音楽に魅了される。
 
 

TROY 1948
\2400
「深淵の響き」~
 ジェフリー・マムフォード(b.1955):作品集

  (1)「フィールドの展開・・・共鳴する光の深淵に響く」~
   チェロと管弦楽のための
  (2)「ビカミング・・・」~ピアノと管弦楽のための
  (3)ヴァイオリン協奏曲第2番「深まる春の青々とした斑点」
(1)クリスティーン・ランプレア(Vc)
 カゼム・アブドラ(指揮)
 デトロイト交響楽団
(2)ウィンストン・チョイ(Pf)
 マイケル・レワンスキー(指揮)
 アンサンブル・ダル・ニエンテ
(3)クリスティーン・ウー(Vn)
 アレン・ティンカム(指揮)
 シカゴ・コンポーザーズ・オーケストラ

 録音:(1)2017年3月4日デトロイト、(2)2021年6月14日シカゴ、(3)2022年8月6日シカゴ [56:13]

 作曲者ジェフリー・マムフォードはアフリカ系アメリカ人の作曲家で、米国内で既に数々の賞を受賞、作品はアトランタ交響楽団を始め、多くのオーケストラ、アンサンブルによって演奏されている。
 ここに収められた3つの協奏曲的な作品はいずれも激しいウェーベルン、シェーンベルクの影響をはっきりと受けた、点描的、表現主義的な様式で書かれており、聴き手を圧倒する。
 特にチェロと管弦楽のための「フィールドの展開・・・共鳴する光の深淵に響く」では基本的に終始、チェロの嘆くようなモノローグにオーケストラが合いの手をいれたり、激しく、呼応、共鳴する力作。
 
 

TROY 1949
\2400
「詩人のこだま」~ブリテン、アーネスト、マシューズ歌曲集
 ベンジャミン・ブリテン(1913-76):
  ミケランジェロの7つのソネット(1940)
 コリン・マシューズ(b.1946):6つの中国の歌(2019-20)
 ジョン・デイヴィッド・アーネスト(b.1940):
  ハドリアン歌曲集(2014)
 ベンジャミン・ブリテン:詩人のこだまOp.76(1965)
 ベンジャミン・ブリテン:エピローグ(1945)*
ジャスティン・ヴィッカーズ(Ten)
ジョン・オーフェ(Pf)

 録音:2020-2022年 [72:24]
 *世界初録音

 ベンジャミン・ブリテンを中心とした英語の歌曲集。最後に収録されている「エピローグ」は世界初録音となる。
 コリン・マシューズはマーラーの交響曲第10番の補作全曲版でデリック・クックに協力、またホルストの「惑星」の海王星に続く曲として「冥王星」を作曲して話題を呼んだ作曲家。
 ジョン・デイヴィッド・アーネストはテキサス出身のアメリカの作曲家。いずれも20世紀の抒情とでも呼ぶべき、瑞々しいリリシズムに溢れた歌曲そろいである。
 
 
TROY 1952
\2400
「ヴィブラント」~カイラ・シェロン・ジャオ/ピアノ・リサイタル
  ラフマニノフ:音の絵Op.33~第8番ト短調、第9番嬰ハ短調
  スクリャービン:ピアノ・ソナタ第2番 嬰ト短調Op.19
  ラフマニノフ:6つの楽興の時Op.16~第4番プレスト
  スクリャービン:24の前奏曲Op.11~第11番ロ長調
  シューマン:謝肉祭Op.9
カイラ・シェロン・ジャオ(Pf)

 録音:2023年8月マサチューセッツ [53:16]

 カイラ・シェロン・ジャオは中華系の若手ピアニスト。このディスクがまとまった形での初めてのアルバムとなる。ニューヨーク・コンサート・レビューでは「生まれついてのピアニスト」、サン・ファン・デイリー・スターでは「魔法の手を持った無限の力を持つピアニスト」と大絶賛されている。
 ラフマニノフ、スクリャービンとヴィルトゥオーゾ系の情熱的なピアノ曲とシューマンの抒情的な小品集「謝肉祭」を丁寧なタッチと凛とした音の佇まいで弾き切り、大変好感が持てる。今後の活躍が期待できる新星の登場。
 




AULICUS


ALC 0101
\2700
ロベルト・ジーニ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 「17世紀英国のヴィオラ・ダ・ガンバ作品集」

 シンプソン:前奏曲第2番 ニ短調
 ノーコム:ディヴィジョンズ第7番 ニ長調
 シンプソン:前奏曲第5番 ヘ長調
 作者不詳:
  ディヴィジョンズ第25番 イ長調
  ディヴィジョンズ第17番 ロ長調
 ノーコム:
  ディヴィジョンズ第19番 イ長調
  ディヴィジョンズ第4番 イ長調
  ディヴィジョンズ第16番 ホ長調
 シンプソン:前奏曲第6番
 ノーコム:ディヴィジョンズ第18番 イ長調
 シンプソン:前奏曲第4番
 ノーコム:ディヴィジョンズ第28番 ヘ長調―ハ長調
 作者不詳:ディヴィジョンズ第3番 イ長調
 シンプソン:前奏曲第3番
 ノーコム:ディヴィジョンズ第11番 ヘ長調
 作者不詳:
  ディヴィジョンズ第24番 イ長調
  ディヴィジョンズ第26番 ニ長調
ロベルト・ジーニ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
グイード・アンドレオッリ(チェンバロ)
ダーリオ・ランディ(リュート)
マルコ・アンジレッラ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)

 イタリア古楽界の重鎮ロベルト・ジーニと仲間たちによる17世紀英国のヴィオラ・ダ・ガンバ作品集!

 録音:2021年7月15―17日 イタリア ロンバルディア州 コルシコ [71'58]

 イタリア古楽界の重鎮、ロベルト・ジーニと仲間たちによる17世紀英国のヴィオラ・ダ・ガンバ作品集。中心となるのはクリストファー・シンプソン(1602/1606―1669)とダニエル・ノーコム(1576-1647?)。
 クリストファー・シンプソンは17世紀の英国を代表するヴィオラ・ダ・ガンバ奏者、作曲家として知られている。
 一方ダニエル・ノーコムの生涯はあまりよく分からないが(名前の綴りすら確定していない)、作品を聞けばその非凡な腕前に感嘆するだろう。
 これまでノーコムの作品を収録したCDは皆無に近かったはずなので、巨匠ジーニによる演奏は歓迎されるだろう。
 
 

ALC 0102
\2700
グリーファによる17曲から成る大作「カインとアベル」
 グリーファ:「カインとアベル」~
  プリペイド・ピアノのための戦闘舞曲集
クリスティアン・グリーファ(ピアノ)
アンドレス・モンティーリア=アクレロ(声)

 [62'00]

 イタリアのピアニスト、クリスティアン・グリーファによる17曲から成る大作「カインとアベル」の録音。
 クリスティアン・グリーファは南イタリア、プ―リア州のサン・ジョヴァンニ・ロトンドの生まれ。
 早くから実験音楽に興味を持ち、作曲あるいは即興演奏で名を上げた。3曲に朗唱が加わり、ヴェネズエラのテノール、アンドレス・モンティーリア=アクレロが担当している。
 




GEGA NEW

GD 422
\2200
往年のブルガリアの名歌手
 イリヤ・ヨシフォフ テノール・アリアと歌曲集

 (1)プッチーニ:「ボエーム」~何て冷たい手
 (2)モーツァルト:「魔笛」~この美しい絵姿
 (3)チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」~
  私はあなたを愛す、オリガよ,青春は遠く過ぎ去り
 (4)スメタナ:「売られた花嫁」~
  私がマジェンカを売るなんてどうして信じられようか?
 (5)ベルテ:「三人姉妹の家」~ハンネルルとシューベルトの二重唱
 (6)ヴェルディ:「トラヴィアータ」~乾杯の歌
 (7)シューベルト:歌曲集「冬の旅」 D911~春の夢,菩提樹
 (8)シューベルト:マス D550
 (9)シューマン:歌曲集「詩人の恋」 Op.48~
  美しい5月に,ある若者が娘に恋をした
 (10)ブラームス:子守歌 Op.49-4
 (11)チャイコフスキー:騒がしい舞踏会の中で Op.38-3
 (12)ピプコフ:愛する娘
 (13)フリストフ:君がやったことを取り消しなさい、ツベータよ
 (14)ストヤノフ:告別
イリヤ・ヨシフォフ(テノール)
(1)(4)(6)ヴァシル・ステファノフ(指揮)
 ブルガリア国営放送交響楽団
(2)(3)アセン・ナイデノフ(指揮)
 ソフィア歌劇場管弦楽団
(5)(6)リリヤナ・バレヴァ(ソプラノ)
(5)ボリス・レヴィエフ(指揮)
 ブルガリア国営放送シンフォニエッタ
(7)-(13)リュベン・コンドフ(ピアノ)
(14)アンドレイ・ストヤノフ(ピアノ)

 ブルガリアの名歌手シリーズ完結編&BOX化!

 (1)(4)(6)1957年 (2)1956年 ライヴ録音、(3)1957年 (5)1967年 (7)(9)1961年 (8)1957年 (10)1967年 (11)1959年 (12)1956年 (13)1968年 (14)1960年 [56'22]

 gegaの往年のブルガリアの名歌手のシリーズ、今回はテノールのイリヤ・ヨシフォフ(1912-1993)。イリヤ・ヨシフォフはブルガリア東部の山間の町、コテルの生まれ。
 1943年にウィーンに留学し、ウィーン流儀の発声をしっかり学んだ後、第二次世界大戦後はブルガリアに戻り、ソフィア歌劇場に1945年から1962年まで出演、看板テノールとして大活躍した。
 レパートリーは広いがウィーン仕込みのモーツァルトは特に人気だった。
 またこれもウィーン仕込みのシューベルトの歌曲をブルガリアでも盛んに歌った。その後は教師としても名を馳せ、最も高名な教え子にライナ・カバイヴァンスカがいる。
 このCDには様々な時期の、オペラのアリアと二重唱、ドイツ・リート、そしてブルガリア歌曲が収録されている。
 ヨシフォフの柔軟で伸びやかな美声と洗練された歌い口が楽しめるだろう。いずれもブルガリア語歌唱と思われる。
 
 

GK 03
(8CD 6CD価格)
\12100
「ブルガリアの名歌手シリーズBOX」
 ディミタル・ウズノフ(1922-85,テノール) アリア集(GD404)
 ユーリヤ・ヴィエネル・チェニシェヴァ(1929-2010,ソプラノ) アリア集(GD405)
 リュボミール・ボドゥロフ(1925-92,テノール) アリア集(GD406)
 アセン・セリムスキ(1930-,バリトン) アリア集(GD407)
 リリャナ・バレヴァ(1922-2007,ソプラノ) アリア集(GD408)
 ニコラ・ニコロフ(1925‐2007,テノール) アリア集(GD414)
 ナディヤ・アフェヤン(1917-2000,メッゾ・ソプラノ) アリアと歌曲集(GD421)
 イリヤ・ヨシフォフ(1912-93,テノール) アリアと歌曲集(GD422)

 分売で発売されていたブルガリアの名歌手シリーズ全8枚をセット化したもの。
 

<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SOMM RECORDINGS

SOMMCD0682
\2700→\2490

ミシェル・プラッソン、オリジナル全曲版収録 ~ EMI原盤

 ジョルジュ・ビゼー:劇音楽『アルルの女』(全曲)
  アルフォンス・ドーデの5幕劇の付随音楽
  第1幕
   1. Prelude 前奏曲
   2. Trois Melodrames 3つのメロドラマ
   3. Chorus et Melodrame - Melodrame et Choral Finale
    合唱とメロドラマ~メロドラマと合唱のフィナーレ
  第2幕
   4. Pastorale 田園曲(Entracte et Chorus 間奏曲と合唱)
   5. Trois Melodrames 3つのメロドラマ
   6. Chorus - Deux Melodrames - Finale
    合唱~2つのメロドラマ~フィナーレ(合唱)
  第3幕
   7. Melodrame Finale メロドラマ~フィナーレ第4幕
   8. Entr'acte(tempo di minuetto vivo) - Carillon
    間奏曲(テンポ・ディ・メヌエット)~カリヨン
   9. Melodrame メロドラマ
   10. Melodrame - Choral Finale
    メロドラマ~フィナーレ(合唱)
  第5幕
   11. Entr'acte et Chorus - Deux Melodrames - Finale
    間奏曲と合唱~2つのメロドラマ~フィナーレ
  12. L'Arlesienne アルルの女 -
   Dramatiaed adaptation of Alphonse Daudet's short story
    アルフォンス・ドーデの短編小説によるドラマ(英語)
ジャック・ヌールディン (サクソフォン)...7
オルフェオン・ドノスティアラ
 (合唱)...3、4、6、10、11
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
ミシェル・プラッソン(指揮)
ジョン・トランスキー(ナレーター)...12

 録音:1985年7月3-25日 トゥールーズ...1-11 EMI Classics/Warner Classics原盤
 収録日不明...12

 ビゼーの『アルルの女』はアルフォンス・ドーデの劇のために書いた27曲からなる付随音楽。
 ビゼーは、この南フランスの村アルルで繰り広げられる愛憎の物語から強いインスピレーションを得て、短い期間で付随音楽全曲を書き上げました。
 初演は不評でしたが、現在では全曲から抜粋した2つの組曲が広く演奏されています。

 このアルバムはフランス音楽を得意とするミシェル・プラッソンが1985年にオリジナルの全曲を収録したもの。
 それまで知られていなかった作品の全貌を明らかにしたと高く評価されている1枚です。
 また、当盤にはドーデの短編小説を新たに翻案し、ドキュメンタリー作家ジョン・トランスキーが朗読したトラックが追加されています。
 















1/9(火)紹介新譜
マイナー・レーベル新譜
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BIS



BIS SA 9062
(17SACD HYBRID
+4DVD)
\24000→\22990

アラン・ペッテション-コンプリート・エディション

 Disc1(77'54)
  (1)交響曲第1番(1951)(クリスチャン・リンドベルイ校訂版)
  (2)交響曲第2番(1952/3)
    クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノールショピング交響楽団
    録音:2010年5月~6月/ルイ・ド・イェール・コンサートホール、ノールショピング
 Disc2(70'52)
  (3)交響曲第3番(1954-55) (4)交響曲第15番(1978)
    レイフ・セーゲルスタム(指揮)、ノールショッピング交響楽団
    録音:(3)1993年5月29日、(4)1994年3月24&25日/リンシェーピング・コンサートホール
 Disc3(65'13)
  (5)交響曲第4番(1959) (6)交響曲第16番(1979)
    (6)ユルゲン・ペッタション(アルト・サクソフォン)
    クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノールショピング交響楽団
    録音:2013年1月/ルイ・ド・イェール・コンサートホール、ノールショピング
 Disc4(68'53)
  (7)交響曲第5番(1960-62)
  (8)ヴィオラ協奏曲(1979)【独奏パートの補完:エレン・ニスベト】
    (8)エレン・ニスベト(ヴィオラ)
    クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノールショピング交響楽団
    録音:(7)2017年6月、(8)2020年1月13-17日/
     ルイ・ド・イェール・コンサートホール、ノールショピング
 Disc5(80'53)
  (9)交響曲第6番(1963-66) (10)弦楽のための協奏曲第1番(1949-50)
    (9)クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノールショピング交響楽団
    (10)クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノルディック室内管弦楽団
    録音:(9)2012年1月、(10)2007年3月/
     ルイ・ド・イェール・コンサートホール、ノールショピング
 Disc6(71'27)
  (11)交響曲第7番(1966-67)
  (12)交響曲第11番(1973)
    レイフ・セーゲルスタム(指揮)、ノールショッピング交響楽団
    録音:(11)1992 年4月29 & 30日、(12)1992 年12月17日/リンシェーピング・コンサートホール
 Disc7(71'31)
  (13)交響曲第8番(1968-69)
  (14)交響曲第10番(1972)
    レイフ・セーゲルスタム(指揮)、ノールショッピング交響楽団
    録音: 1997年3月/ルイ・ド・イェール・コンサートホール、ノールショピング
 Disc8(70'11)
  (15)交響曲第9番(1970)
    クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノールショピング交響楽団
    録音:2013 年1月/ルイ・ド・イェール・コンサートホール、ノールショピング
 Disc9(79'45)
  (16)交響曲第12番「広場の死者」(1973-74)(詩:パブロ・ネルーダ)
  (17)8つの裸足の歌(1943-45)(オーケストレーション:アンタル・ドラティ)
    (16)エリク・エリクソン室内合唱団、スウェーデン放送合唱団、
     クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノールショピング交響楽団
    (17)アンデシュ・ラッション(バリトン)、
     クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノルディック室内管弦楽団
    録音:(16)2019年3月&2020年1月、(17)2007年3月/
     ルイ・ド・イェール・コンサートホール、ノールショピング
 Disc10(66'46)
  (18)交響曲第13番(1976)
    クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノールショピング交響楽団
    録音:2015年1月/ルイ・ド・イェール・コンサートホール、ノールショピング
 Disc11(79'56)
  (19)交響曲第14番(1978) (20)弦楽のための協奏曲第2番(1956)
    (19)クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノールショピング交響楽団
    (20)クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノルディック室内管弦楽団
    録音:(19)2016年1月、(20)2007 年3月/
     ルイ・ド・イェール・コンサートホール、ノールショピング
 Disc12(61'06)
  (21)ヴァイオリン協奏曲第2番(1977 改訂稿)
  (22)交響曲第17番(断章)(1980)
   【マルクス・ブリルカ&クリスチャン・リンドベルイによる補完】
    (21)ウルフ・ヴァリーン(ヴァイオリン)
    クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノールショピング交響楽団
    録音:(21)2017年1月、(22)2018年1月/
     ルイ・ド・イェール・コンサートホール、ノールショピング
 Disc13(54'00)
  (23)弦楽のための協奏曲第3番(1956-57)
    クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノルディック室内管弦楽団
    録音:2006年5月/ヘグドーンゲル教会、ハルノサンド
 Disc14(59'30)
  (24)ヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲(1949)
  (25)2つの悲歌~ヴァイオリンとピアノための(1934)
  (26)アンダンテ・エスプレシーヴォ~ヴァイオリンとピアノのための(1938)
  (27)ロマンツァ~ヴァイオリンとピアノのための(1942)
  (28)ラメント~ピアノのための(1945)
  (29)4つの即興曲~弦楽三重奏のための(1936)
    (24)ウルフ・ヴァリーン(ヴァイオリン)、
     弦楽四重奏団
      【スーイエ・パク(第1ヴァイオリン)、
       ダニエル・ヴラシ・ルカヒ(第2ヴァイオリン)、
       ゲルマン・チャクロフ(ヴィオラ)、アレクサンダー・ウォルハイム(チェロ)】
    (25)-(27)ウルフ・ヴァリーン(ヴァイオリン)、トーマス・ホッペ(ピアノ)
    (28)トーマス・ホッペ(ピアノ)
    (29)ウルフ・ヴァリーン(ヴァイオリン)、ゲルマン・チャクロフ(ヴィオラ)、
     アレクサンダー・ウォルハイム(チェロ)
    録音: (25)-(27)2022 年9月5 & 6日、(24)(28)(29)2022年11月28日~12月2日/
     聖ニコデモ教会、ノイケルン、ベルリン
 Disc15(87'10)
  (30)2つのヴァイオリンのための7 つのソナタ(1951)
  (31)フーガ ホ長調~オーボエ、クラリネット、ファゴットのための(1948)
  (32)交響的楽章(1973)
  (33)幻想曲~ヴィオラ独奏のための(1936)
    (30)デュオ・ジュラン(2つのヴァイオリン)、レンナルト・ヴァリーン(ピアノ)
    (31)ノールショピング交響楽団のメンバー
     【トマス・ブーディーン(オーボエ)、アルバロ・パストル・ヒメネス(クラリネット)、
      リヌス・ビョーンスタム(ファゴット)】
    (32)クリスチャン・リンドベルイ(指揮)、ノールショピング交響楽団
    (33)エレン・ニスベト(ヴィオラ)
    録音:(30)1999 年7月& 8月/ダンデリード・グラマー学校
    (31)2023年5月19日、(32)2023年1月13日/
     ルイ・ド・イェール・コンサートホール、ノールショピング
    (33)2020 年5月29日/聖ペテロ教会、ダンデリード
 Disc16(50'33)
  (34)「人の声」~独唱者、混声合唱と弦楽オーケストラのための(1976)
    マリアンネ・メルネス(ソプラノ)、マルゴット・ローディン(メゾ・ソプラノ)、
    スヴェン=エーリク・アレクサンデション(テノール)、
    エルランド・ハーゲゴード(バリトン)スティーグ・ヴェステルベリ(指揮)、
    スウェーデン放送合唱団、スウェーデン放送交響楽団
    録音:1976年3月22日& 1976 年5月25日/王立スウェーデン音楽アカデミー、ストックホルム
 Disc17(71'35)
  (35)6つの歌~中声とピアノのための(1935)
  (36)裸足の歌(1943-45)
    ペーテル・マッテイ(バリトン)、ベンクト=オーケ・ルンディン(ピアノ)
    録音:2021 年3月11-14日/オレブルー・コンサートホール、オレブルー
 特典DVD
  Disc1
   「Allan Pettersson — The First Symphony(アラン・ペッテション-最初の交響曲)」
    ■アラン・ペッターソンの交響曲第1番について、作曲者の手稿から2010年の
     初演とその後の録音に至るまでの道のりを記録した1時間のドキュメンタリー
      フォーマット:NTSC 16:9、Dolby Digital、Stereo、Region code: 0 (Worldwide)
      言語:スウェーデン語 字幕:英独仏 収録時間:58分
 Disc2
  「The Voice of Man(人間の声)」
   ■スウェーデン・テレビ放送1973~78年制作のペッテションについてのドキュメンタリー
   フォーマット:NTSC 16:9 & 4:3 pillar box、Dolby Digital、Stereo Region code: 0 (Worldwide)
   言語:スウェーデン語 字幕:英 収録時間:81 分
 Disc3
  「Who the hell is Allan Pettersson? (アラン・ペッテション、お前は一体何者?)」
   ■ 1974年制作のペッテションのドキュメンタリー
    フォーマット:NTSC 16:9 & 4:3 pillar box、Dolby Digital、Stereo Region code: 0 (Worldwide)
    言語:スウェーデン語 字幕:英 収録時間:52分
 Disc4
  「The Song of Life(いのちの歌)」
   ■スウェーデン・テレビ放送1987 年制作。ペッテションについてのドキュメンタリー
    フォーマット:NTSC 16:9 & 4:3 pillar box、Dolby Digital、Stereo Region code: 0 (Worldwide)
    言語:スウェーデン語 字幕:英 収録時間:1 時間58分

 完全限定盤!BISレーベルの大偉業!!未発表作品を含むペッテション作品がボックスで登場!
 最新リマスタリングによる17枚のSACDハイブリッド盤に加え、ペッテションのドキュメンタリーDVDが4枚付いた豪華特典付

 録音:1976~2023年/19h47'15

 BISレーベルの大偉業!アラン・ペッテションの17曲の交響曲、室内楽曲、声楽曲など未発表作品を含む全作品がボックスで登場。
 この度初SACD ハイブリッド化されたディスクも多く、マティアス・シュピツバルトによる最新リマスタリングでお届けします。

 ペッテション作品の録音は世界中の専門誌で数々の賞を受賞。非常に高い評価を得ています。ペッテションの音楽は唯一無二。
 壮大な構想、情熱、ダイナミズムという点ではマーラーの交響曲に匹敵するほど大規模で、20世紀の他の作曲家とはまるで違う世界が広がります。

 貧しい労働者階級人々の住む界隈で育った子供時代を反映させた作品も多く、ペッテションの人生をあらわしたかのような暗黒で暴力的なパッセージが随所にあらわれるのが作品の特徴。
 一方、澄みきった響きや天国を夢見ているかのような美しい旋律もまたペッテション作品の魅力です。

 当ボックスでは17枚のSACD ハイブリッド盤に加えて、ペッテションと彼の作品について、さらにはペッテションを知る音楽家たちが出演した4枚のDVD(NTSC)も付き、300ページほどのブックレットも興味津々です。
 



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ALPHA CLASSICS



ALPHA1039
\3100→\2890
2021年エリザベート王妃コンクールの覇者ジョナタン・フルネル
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第18番、第21番 ~
 次世代ソリストによるモーツァルト Vol. 8

  ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791):
   1-3. ピアノ協奏曲 第18番 変ロ長調 K. 456
    カデンツァ...モーツァルト
   4-6. ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K. 467
    カデンツァ...ディヌ・リパッティ
ジョナタン・フルネル
 (ピアノ/ベーゼンドルファー)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
ハワード・グリフィス(指揮)
NYCX-10453
(国内仕様盤・日本語解説付)
\3300

 録音: 2023年2月22-24日 アンジェラ・フェルストル・ザール、オルケスターハウス、ザルツブルク
 収録時間: 57分
 ※国内仕様盤日本語解説...飯田有抄

 【次世代ソリストによるモーツァルトのシリーズに、ジョナタン・フルネル登場!】
 若手から中堅までの注目ソリストが登場するモーツァルトの協奏曲シリーズ第8弾に、2021年エリザベート王妃コンクールの覇者ジョナタン・フルネルが登場。
 2021年にALPHAから発売されたブラームスはコンクール直前のセッション録音だったということもあり、彼にとって待望の新録音でもあります。
 曲は、そのエリザベート王妃コンクールのセミ・ファイナルでも素晴らしい演奏を披露した第18番と、人気曲第21番という絶好の組み合わせ。
 CPOでのリース交響曲全集など古典派や初期ロマン派の解釈に秀でたハワード・グリフィス率いるモーツァルテウム管弦楽団と共に、隅々までよく歌いつつたいへん伸びやかなモーツァルトを聴かせおり、持ち前の高い表現力を存分に発揮しています。
 第21番でリパッティのカデンツァを弾いているのも嬉しいところ。

 
 




DYNAMIC


CDS-8001
\2600
オルフェオ・ヴェッキ:6声のモテット集 第3巻
 6声のモテット集 第3巻(1598年ミラノにて出版)
  1. Consolamini popule meus / 2. Prudentes virgines /
  3. Virgo prudentissima / 4. Surrexit pastor bonus /
  5. Deus in nomine tuo / 6. Vide Domine /
  7. Quem vidistis pastores? / 8. Quem quaeris Magdalena? /
  9. Gloria in excelsis Deo / 10. Veni dilecte mi /
  11. Hodie lucerna / 12. Deus in adiutorium /
  13. Eructavit cor meum / 14. Maria Magdalena [prima pars] /
  15. Et valde mane [secunda pars] /
  16. Coelorum candor splenduit / 17. Alleluia. Christus resurgens /
  18. Aspice Domine / 19. Ardens est [prima pars] /
  20. Mulier quid ploras? [secunda pars]
 
 ※トラック9以外、世界初録音
カペッラ・ムジカーレ・エウセビアーナ
 (声楽アンサンブル)
カルロ・モンタレンティ(オルガン)
デニス・シラーノ神父(指揮)

 録音:2023年2月24-28日 ヴェルチェッリ(イタリア)、カペッラ・デル・セミナリオ・アルチヴェスコヴィレ
 総収録時間:66分

 16世紀後半に広くヨーロッパで名声を得たオルフェオ・ヴェッキ。現代では埋もれていた彼の作品集に光と当てる画期的な録音が登場。
 1551年頃にミラノで生まれヴェッキは、ミラノのサンタ・マリア・アッラ・スカラ教会(後に取り壊され、その敷地にスカラ座が建てられた)を中心に活動した人物で、文献によれば4,5,6,8声のミサ、モテット、賛歌など教会音楽を多数作曲、出版されたものだけで24巻に及びます。
 その洗練された書法から生まれる荘厳な効果はイタリア国内はもとよりヨーロッパ各国で注目されました。ここに初めて全容を現した6声のモテット集第3巻も、ミラノで初版が出た後、アントワープでも出版され、収録曲のいくつかはライプツィヒやストラスブールなどでも出版されたことがわかっています。
 ここでは10世紀にさかのぼる貴重な文献と宝物を所蔵するヴェルチェッリ大聖堂(オルフェオ・ヴェッキの任地だったこともある)に伝わる作品の蘇演に取り組む音楽家たちによって演奏されています。

 
 
 


CDS-7990
\2600
ステファノ・ゴリネッリ(1818-1891):2つのピアノ・ソナタ
 1-4. ピアノ・ソナタ第2番「大ソナタ」 Op. 53
  1. Allegro / 2. Andantino / 3. Presto /
  4. Allegro maestoso - Allegretto vivace
 5-7. ソナタ第1番 Op. 30
  5. Allegro maestoso - Allegro molto appassionato /
  6. Andante mosso / 7. Allegro vivacissimo
ロレダーナ・ブリガンディ(ピアノ)

 録音:2023年5月17日 Studio Musicale Griffa、ミラノ(イタリア)
 総収録時間:61分

 ステファノ・ゴリネッリは、ボローニャ出身のピアニスト・作曲家。ボネデット・ドネッリにピアノ、ニコラ・ヴァッカイに作曲を師事したのち、1840年にはロッシーニの勧めで、ボローニャ音楽学校の教授になり1870年までその職にありました。
 ピアニストとしても広く活躍しましたが、今日、その名前はほとんど忘れられてしまいました。
 このアルバムには彼が残した5曲のソナタの中から2曲を収録。初期の作品である第1番は古典的な作品。第1楽章の冒頭からはシューマンの影響も感じられます。
 第2番のソナタはリストのライヴァルと目されたジギスムント・タールベルクに捧げられたもので、技巧的、かつショパンを思わせる抒情的な場面も用意された規模の大きな作品。
 溢れだすかのような豊かな旋律美が魅力です。ロレダーナ・ブリガンディはサンタ・チェチーリア音楽院で学んだピアニスト。これまでにモシェレスやクーラウなど、古典派作品の録音で高く評価されています。

 
 




ONDINE


ODE-1432
\2800
オウティ・タルキアイネン(1985-):「白夜の太陽」変奏曲 他
 1. Midnight Sun Variations 「白夜の太陽」変奏曲(2019)
 2. Songs of the Ice 氷の歌(2019)
 3-5. Milky Ways 銀河 -
  コールアングレと管弦楽のための協奏曲(2022)
   3. I. The Infant Gaze / 4. II. Interplays /
   5. III. At the Fountainhead of God
 6. The Ring of Fire and Love 炎と愛の環(2020)
ニコラス・ダニエル(コールアングレ)...3-5
フィンランド放送交響楽団
ニコラス・コロン(指揮)

 録音:ヘルシンキ・ミュージック・センター 2023年1月-4月
 総収録時間:54分

 フィンランドのラップランド地方出身の女性作曲家オウティ・タルキアイネンの近作を集めたアルバム。
 1曲目の「白夜の太陽」変奏曲はBBCフィルとカナダのナショナル・アーツ・センター管弦楽団の共同委嘱作品で2019年にBBCプロムスで初演されました。
 極北の自然の中で聞こえてくる物音や鳥の声などを想起させる神秘的なサウンドが繊細微妙に移り行く中に、突如として火山の噴火を思わせるクライマックスもあり、この地域の音楽に関心のある人は新鮮さとなじみ深さを同時に味わえることでしょう。
 同年作曲の「氷の歌」はその姉妹作と言えるもので、同様の味わいを持っています。日本語で「銀河」と訳される「Milky Ways」は、古代ギリシア人が「(母)乳の川」と名付けたことに由来します。
 この作品は英国を代表するオーボエ/コールアングレ奏者のニコラス・ダニエルの母の死を悼んで作曲されたもので、ここではダニエルの独奏で収録されています。
 The Ring of Fire and Loveというタイトルには地殻変動が活発な環太平洋火山帯、(月蝕時にできる)金環、そして胎児が生まれ出るときの母親の産道をかけあわせているそうで、創造的なエネルギーの噴出をイメージしているとのこと。
 そのサウンドは、やはり極地の自然を思わせる繊細で神秘的なものです。

 
  




ODRADEK RECORDS


ODRCD 358
\2600
「HEDRA」~チェロ・ピアノのための作品集
 ベートーヴェン:チェロ・ソナタ第4番ハ長調Op.102-1
 フォーレ:悲歌 ハ短調 Op.24
 フォーレ:シシリエンヌ ト短調 Op.78
 ドビュッシー:チェロ・ソナタ
 スティリャヌ(b.1972):チェロ・ソナタ第1番 ハ長調
ペーテル・ソモダリ(チェロ)
ニコラス・コスタンティノウ(ピアノ)

 ウィーン・フィル首席チェロ奏者、ペーテル・ソモダリの初のソロ・アルバム!

 録音:2021年9月18―20日 キプロス、DDD,68'09

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団およびウィーン国立歌劇場管弦楽団の首席チェロ奏者、ペーテル・ソモダリによるチェロ・ソナタ集。
 ソモダリの独奏CDはあるいはこれが初めてかもしれない(アマル四重奏団のメンバーとしての録音あり)。
 ペーテル・ソモダリは1977年、ハンガリーのヴェスプレームの生まれ。独奏者としても立派に活動できるだけの力量を持ちながらオーケストラ団員の道を選んだ典型的な奏者で、このCDからも豊かな音楽性、確かな技術、そして滴るウィーンの美音がしっかり伝わって来る。
 どの曲も素晴らしいが、やはりベートーヴェンの第4番のソナタは絶品。コンスタンティノス・Y.スティリャヌは1972年、キプロス生まれの作曲家。
 作風は極めてロマンティックで美しい。ニコラス・コスタンティヌの伴奏もたいへん優秀。チェロ好き、ウィーンの音楽家好きには大歓迎されそうなCDだ。
 
 

ODRCD 435
\2600
「宝石」~ヴァイオリンとピアノのための小品集
 (1)ハイドン:ヤコブの夢
 (2)ワーグナー(アウアー編):夢
 (3)リスト:3人のジプシー
 (4)ライネッケ:ロマンツェ Op.3-1
 (5)シューマン(アウアー編):予言の鳥 Op.82-7
 (6)ヨアヒム:ロマンス ハ長調
 (7)ブラームス:スケルツォ ハ短調
 (8)ブラームス:アルバムの一葉 イ短調
 (9)-(13)ツェムリンスキー:
  ヴァイオリンとピアノのためのセレナード イ長調
 (14)シェーンベルク:ヴァイオリンとピアノのための小品 ニ短調
 (15)イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第5番 ト長調~第1楽章「曙」
 (16)グルジ:ヴァイオリンとピアノのためのアリア Op.94
ヨハネス・フライシュマン(ヴァイオリン)
クリストフ・ウルリヒ・マイヤー(ピアノ)
コンスタンティナ・グルジ(ピアノ、(6)のみ)

 日本でも人気のヨハネス・フライシュマンODRADEK第2弾!

 録音:2022年2月21―23日 イタリア ペスカーラ州 モンテシルヴァーノ
 DDD,73'48
 ※日本語オビ・解説付き

 日本でも人気の高いウィーンのヴァイオリニスト、ヨハネス・フライシュマンのODRADEK第2弾(第1弾はコルンゴルトとツァイスルのヴァイオリン曲集 ODRCD 410)。
 タイトルに掲げられたSOLITAIREとは「一つはめの宝石」、つまり指輪やイヤリング、ネックレスなどで大きな宝石が一粒飾られているものを指す言葉。
 ここに収録されている曲がそれぞれ大粒の宝石ということである。ヨハネス・フライシュマンのヴァイオリンはウィーン気質の美音を響かせつつ、演奏は高貴で気品高く、まさに宝石のような輝きを放つ。
 そして最後にはギリシャの作曲家、コンスタンティナ・グルジのアリアが世界初録音されている(これのみ作曲者自身がピアノの特殊演奏をしている)。

 ※デジタル・ボーナス・トラック2曲はCDには収録されていません。
 
 

ODRCD 426
\2600
「ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910):スペイン語歌曲集」
 ハンガリー風二重唱/悲しい心/カーニャ/悪魔のファンダンゴ/
 おがくず/ロンデーニャ/王女の歌/スペインの歌/
 学生たちのホタ/私の女中の愛/何の役に立つのか?/
 悲しみのキジバト/あなたを忘れろとあなたは言う/
 マドリッド/カディスの娘/闘牛士/私は闘牛士を愛さない/
 ロジーヌへのセレナーデ/スペイン風ロマンス/
 ああ孤独よ!/ハバネラ/雌鶏/ほか全25トラック
ナタリア・ラブルデット(ソプラノ)
エレナ・レスレイソン(メッゾソプラノ)
フランシスコ・ソリアーノ(ピアノ)

 DDD,77'07

 19世紀半ばにフランスを中心に絶大な人気を誇ったメッゾソプラノ、ポリーヌ・ヴィアルド(1821-1910)のスペイン語歌曲(多くは二重唱)を集めたCD。
 ポリーヌ・ヴィアルドは、ロッシーニの「セビリアの理髪師」初演でアルマヴィーヴァ伯爵を歌った高名なテノール、マヌエル・ガルシアの娘。姉は伝説的プリマドンナ、マリア・マリブラン。歌手として活躍する一方で、ポリーヌ・ヴィアルドは作曲もし、特に多くの歌曲を残した。
 このCDにはそのうちスペイン語のものを収録。世界初録音も多数。
 ナタリア・ラブルデットはマドリッド生まれのスペインのソプラノ。ベルリン芸術大学で声楽を学び、2016年にオペラ・デビュー。素晴らしい美声の持ち主である。
 エレナ・レスレイソンはポルトガル、バルセロス生まれのメッゾソプラノ。フランシスコ・ソリアーノは、マドリッドで学んだ後、ポーランドのショパン音楽大学に留学したピアニスト。
 彼らはヴィアルド生誕200年の2021年に彼女の歌曲を手掛け、このCDはその成果でもある。
 



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POLYMNIE



POL 304171
\2200
本田早美花と郷古廉の共演
「テルツェット」~ヴァイオリンとヴィオラのための三重奏曲集

 ドヴォルザーク:弦楽三重奏曲 ハ長調 Op.74
 トッホ:セレナード Op.25
 コダーイ:セレナード Op.12
 フックス:三重奏曲第1番 Op.61-1
 マルティヌー:セレナータ第2番
本田早美花(ほんださみか,ヴァイオリン)
郷古廉(ごうこすなお,ヴァイオリン)
シルヴァン・デュランテル(ヴィオラ)

 日本の素晴らしいヴァイオリニスト、本田早美花と郷古廉の共演!ヴァイオリンとヴィオラのための作品集

 録音:2018年5月 フランス オーブ県 トロワ [73'43]

 日本の素晴らしいヴァイオリニスト二人、本田早美花と郷古廉の共演!
 2つのヴァイオリンとヴィオラの三重奏のための作品を集めたCD。ドヴォルザークの弦楽三重奏曲 ハ長調 Op.74は、テルツェットとも呼ばれて親しまれているこの編成の代表的作品。
 エルンスト・トッホ、ゾルターン・コダーイ、ロベルト・フックス、ボフスラフ・マルティヌー、いずれの作品も実に素敵なものばかりだ。
 ヴァイオリン2人は日本人。本田早美花は1984年、高知県高知市の生まれ。幼い頃英国で育ち、一時帰国の後、10歳で再渡英、本格的にヴァイオリンを学ぶ。
 2000年にパリに移り、パリ地方音楽院、パリ国立高等音楽院で学ぶ。以来パリを拠点に国際的に活躍している。
 郷古廉は1993年、宮城県多賀城市の生まれ。2007年にデビュー。2013年、スイスで開催されたティボール・ヴァルガ・シオン・ヴァレ国際ヴァイオリン・コンクールで第1位。同年には初CDを録音。
 ソリストとして広く活躍する一方、2023年4月にはNHK交響楽団のゲスト・コンサートマスターに就任。この二人の共演というだけでも注目すべきCDだ。
 
 

POL 138170
\2200
「リュール=ドルゴルキー(b.1975):ピアノ作品集Vol.11」
 タランテル LWV161/4つの前奏曲 LWV163/
 間奏曲 LWV165/愛の激情 LWV166/悲哀 LWV167/
 もっと光を LWV177/2つの情緒のある風景 LWV179/
 B.R.のポルカ LWV180/演奏用練習曲 LWV181/
 楽興の時 LWV183/ヴァルス LWV186/
 バラード第9番 LWV187/ヴァルス=マズルカ LWV190/
 ソナタ第7番 LWV191/ヴァルス=マズルカ LWV192
アンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキー(ピアノ)

 録音:2021年5月 フランス オーブ県 トロワ [64'29]

 POLYMNIEの看板ピアニスト、アンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキーの自作自演集のなんと第11集。
 アンゲラン=フリードリシュ・リュール=ドルゴルキーは1975年、パリの生まれ。ピアニストとして活躍する一方で作曲活動にも精力的で、とりわけ20世紀初頭くらいまでのピアニストの伝統を受け継いだ、リサイタルで自分で弾くピアノ小品を数多く書いている。
 作風はまさにロマンティック・ヴィルトゥオーソ・ピアニストの小品といったものばかりで楽しめる。ちなみにリュール=ドルゴルキーは彼のピアノ曲全作品をCDにするつもりだという。
 




TRITON


TRIHORT 577
\2200
「夜の音楽」
 (1)ホフマイヤー(b.1957):2つの誕生日の歌 Op.139
 (2)ヴァン・ヴァイク(1916-1983):夜の音楽(7曲)
 (3)ヴァン・ヴァイク:愛と見捨てられについて
 (4)ホフマイヤー:風の中の歌 Op.216(5曲)
 (5)ホフマイヤー:
  「センゼニ・ナ(私たちは何をしたのか)」に基づく幻想曲
マリカ・ホフマイヤー(ピアノ)
(1)(3)(4)
 ミネット・デュ・トワ=ピアース
  (メッゾソプラノ)

 録音:2022-2023年 フランス グラース

 南アフリカの2人の作曲家、アーノルド・ヴァン・ヴァイク(1916-1983)とヘンドリク・ホフマイヤー(1957-)の歌曲とピアノ曲のCD。
 南アフリカは、まずオランダ、次いで英国の植民地になった歴史から、西洋音楽の伝統が深く、どちらの作曲家の作品も歌詞が南アフリカのアフリカーンス語という他はほとんど完全に近代西洋音楽になっている。
 その中にあって、「センゼニ・ナ(私たちは何をしたのか)」は南アフリカの反アパルトヘイトの民謡。
 


<マイナー・レーベル歴史的録音・旧録音>

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SPECTRUM SOUND



CDSMBA 154
(2CD)
\4300→\3990
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ-
 ライヴ・アット・サル・プレイエル1978

  (1)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第3番 ハ長調 Op.2-3
  (2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第11番 変ロ長調 Op.22
  (3)ブラームス:4つのバラード集 Op.10
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)

 唯一無二の色彩感と完全無比さ。ミケランジェリ、1978年パリにおけるリサイタルが正規初出音源として登場!ベートーヴェンとブラームスの十八番プログラム。

 ライヴ録音:1978年11月11日/サル・プレイエル、(ステレオ)/1h31'25
 * 1st official release and 1st official master release
 * Licensed by INA & Radio France
 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)

 スペクトラム・サウンド好評のフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源を用いた復刻シリーズ。
 当アルバムはミケランジェリが1978年11月11日、パリの サル・プレイエルで行ったリサイタルを収めた正規初出音源!
 ミケランジェリが愛奏したベートーヴェンのピアノ・ソナタ第3番と第11番、そしてブラームスの4 つ のバラードです。

 自身のレパートリーに徹底的なこだわりをもち、高みを目指し、完璧な演奏を披露してきたミケランジェリ。なかでもベートーヴェンの初期作品第3番と第11番 は幾度となく演奏会でとりあげてきた十八番ですが、毎回異なる閃きと色彩感は流石ミケランジェリと言えます。
 後半のブラームスもやはり得意のレパートリー。
 同曲は1981年2月にDGに録音しておりますが、このライヴでは曲ごとに表情を変え、色彩感豊かに演奏。
 演奏後の聴衆の熱気も伝わる一夜のライヴ、ご堪能くだ さい!

 ※日本語帯・解説は付きません。
 
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CDSMBA 155
(2CD)
\4300→\3990
カラヤン時代のベルリン・フィルの響き
 1979年6月29日、ラジオ・フランス会館で公開収録した全作品
 室内楽から管弦楽作品まで

  【CD1】
   (1)ガブリエリ:8声のカンツォン
   (2)ガブリエリ:第7旋法によるリチェルカーレ
   (3)モーツァルト:
    セレナード第10番 変ロ長調 K.361
     「グラン・パルティータ」より
      第1楽章:ラルゴ - モルト・アレグロ
      第3楽章:アダージョ- アンダンテ
      第7楽章:フィナーレ。モルト・アレグロ
   (4)ベートーヴェン:七重奏曲 変ホ長調 Op.20より
    第3楽章:テンポ・ディ・メヌエット-トリオ
    第6楽章:
     アンダンテ・コン・モート・
      アッラ・マルチャ-プレスト
  【CD2】
   (5)ドビュッシー:弦楽四重奏曲 ト短調 Op.10
   (6)ブラッハー:
    ブルース、エスパニョーラとルンバ・フィルハーモニカ
   (7)R.シュトラウス:
    「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
(1)(2)ベルリン・フィルハーモニー金管アンサンブル
(3)ローター・コッホ、
 ブルクハルト・ローデ(オーボエ)
フランク=ウルリヒ・ウルリッツァー、
 ペーター・ガイスラー(バセットホルン)
ギュンター・ピースク、
 へニング・トローク(ファゴット)、
カール=フリードリヒ・ユンク(コントラファゴット)
カール・ライスター、
 ヘルベルト・シュテール(クラリネット)
ゲルト・ザイフェルト、
 マンフレート・クリール、
 シュテファン・イェツィールスキ、
 ジークフリート・シェフリッヒ(ホルン)
(4)ベルリン・フィル八重奏団のメンバー
(5)トマス・ブランディス(第1ヴァイオリン)、
 ペーター・ブレム(第2ヴァイオリン)、
 ウィルフリート・シュトーレ(ヴィオラ)、
 ヴォルフガング・ベトヒャー(チェロ)
(6)ベルリン・フィル12人のチェリストたち
(7)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 カラヤン時代のベルリン・フィルの響きを堪能!ベルリン・フィルが1979年6月29日、ラジオ・フランス会館で公開収録した全作品がここに!
 室内楽から管弦楽作品まで、様々なジャンルの演奏を楽しめる充実のプログラム!

 録音:1979年6月23日/ラジオ・フランス会館104スタジオ(パリ)【放送用公開収録】/ADD、ステレオ、1h34'40
 * Licensed by INA & Radio France
 * Recorded by France Musique of Radio France
 * 1st official release and 1st official master release
 音源:フランス国立視聴覚研究所音源提供(24bit/192KHz digital restoration and remastering from the original master tapes)

 スペクトラム・サウンド好評のフランス国立視聴覚研究所(INA)保有音源を用いた復刻シリーズ。
 当アルバムは1979年6月23日、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団がラジオ・フランス会館で行った公開収録した特別演奏会を収めた2枚組。当日の全作品がここに収録されております。

 カラヤン振った「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」は既発アルバム(CDSMBA-079)でリリースされていますが、それ以外の作品はすべて正規初出音源となります。
 演奏作品は実に多彩。金管、木管それぞれの管楽作品の名曲をはじめ、ドビュッシーの弦楽四重奏曲、そして、ベルリン・フィル12人のチェ リストたちの委嘱作で今では当アンサンブルの代名詞といえるボリス・ブラッヒャーの「ブルース、エスパニョーラとルンバ・フィルハーモニカ」など、カラヤン時代 のベルリン・フィルの響きとスター・プレーヤーの演奏を存分にお楽しみいただけます。

 ※日本語帯・解説は付きません。
 



<国内盤> 

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キング・インターナショナル



KKC 116
\3300
菊池洋子&大阪交響楽団のベートーヴェン・ピアノ協奏曲全集Vol.1
 ベートーヴェン:
  (1)ピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37
  (2)ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
   [ライネッケのカデンツァ(1)、
    第1楽章ベートーヴェン、第3楽章ブラームスのカデンツァ(2)]
菊池洋子(ピアノ)
山下一史(指揮)
大阪交響楽団

 ウィーンの香り漂う菊池洋子が大阪交響楽団とベートーヴェンのピアノ協奏曲全集シリーズ開始!

 録音:2023年9月9日/ザ・シンフォニーホール(ライヴ)/国内製作・日本語帯・解説付

 菊池洋子が2023年から3年かけてベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲のシリーズを開始しました。山下一史指揮大阪交響楽団との共演で毎夏2 曲ずつコン サートを行い、キングインターナショナルがライヴ録音します。
 全5曲のピアノ協奏曲に加え、ベートーヴェン自身がヴァイオリン協奏曲をピアノ協奏曲に直した ものまで披露予定。ご期待ください。

 第1弾は2023年9月9日、ザ・シンフォニー・ホールでのライヴ。短調でベートーヴェンならではのアレグロを味わえる第3番と穏やかで明るい第4番を 堪能できます。
 確かな技巧、香り立つピアニズムは菊池ならではの魅力。さらに菊池はカデンツァにも凝り、3番(第1楽章)は凄まじい効果を示しているライネッ ケ、第4 番第1 楽章はベートーヴェン自身、第3楽章はブラームス作を使用しているのも興味津々。

 山下一史指揮の大阪交響楽団は、ベートーヴェンならではの緊張感と重厚な響きを繰り広げ風格満点。高揚感とフレッシュさも万全で交響的音世界を繰り広げます。

 菊池洋子は2023年3月よりウィーン国立音楽大学のアシスタント・プロフェッサーに任命され後進の指導も始め、ますます情熱的かつ優しい音楽性が深みを増しています。
 




シルフィード・レコ―ズ

D00EM 08313
\2500
「Taichi Fukazawa」
 (1)セルジオ・アサド:エリの肖像
 (2)フェルナンド・ソル:第2幻想曲Op.4
 (3)-(7)アレクサンデル・タンスマン(1897-1986):カヴァティーナ組曲
  前奏曲/サラバンド/スケルツィーノ/舟歌/華やかな舞曲
 (8)フランシスコ・タレガ(1852-1909):アルハンブラの思い出
 (9)-(11)コンスタンティン・ヴァシリエフ(b.1970):三つの森の絵
  楢の老木/スノードロップ/森の精霊たちの踊り
 (12)ハロルド・アーレン(1905-1986)/
  ローラン・ディアンス(1955-2016)編:虹の彼方に
深澤太一(ギター)

 第10回イーストエンド国際ギターコンクール優勝!!深澤太一~待望のファーストアルバム

 録音:2023年5月29-30神奈川アート・ホール、58:27

 アサド作品をオープニングに、秘蔵のレパートリー《三つの森の絵》から、タンスマンの《カヴァティーナ》新版!
 更には古典の最高峰F.ソルの《第二幻想曲》まで。鋭い切り口で迫る新世代のギター音楽傑作集

 深澤太一(Taichi Fukazawa)
 1991年、静岡生まれ。静岡県立静岡東高等学校マンドリン部でクラシックギターと出会う。京都産業大学に入学後、竹内茂夫教授の古楽ゼミを受講し楽典を学ぶ。
 これまでに柴田杏里、藤井敬吾、益田展行、松尾俊介の各氏に師事。ウィーン(オーストリア)、エッセン(ドイツ)の講習会に参加し、研鑽を積む。
 ローマン・ヴィアゾフスキ、ガブリエル・ビアンコ、リカルド・ガレン、パブロ・ガリバイ、マルシン・ディラなど著名ギタリストのマスタークラスを受講。第41回ギター音楽大賞第一位、第24回名古屋ギターコンクール第三位(邦人最高位)、第10回イーストエンド国際ギターコンクール第一位を受賞。静岡高校、京都産業大学のギター部外部講師を務めながら、地域のための小さなコンサートを催すなど、アウトリーチの仕事に力を入れている。
 マンドリニストの間宮匠、ポピュラー作曲家兼ボーカリストの大濱健悟らと継続的にコンサートを行い、クラシックギター奏者の新しい可能性を幅広く探求している。
 

<映像>


DYNAMIC(映像)



DYNDVD37987
(DVD)
\4500
ドニゼッティの秀作《キアラとセラフィーナ》
 ガエターノ・ドニゼッティ(1797–1848):
  歌劇《キアラとセラフィーナ》
   2幕のメロドランマ・セミセリオ(1822)
   台本:フェリーチェ・ロマーニ
キアラ...グレタ・ドヴェーリ(ソプラノ)
セラフィーナ...ファン・ジョウ(メゾ・ソプラノ)
ドン・メスキーノ...ピエトロ・スパニョーリ(バス)
ドン・アルヴァロ/ドン・フェルナンド...
 マティアス・モンカーダ(バス)
ドン・ラミーロ...ヒョンソ・ダヴィデ・パク(テノール)
ピカロ...スンファン・ダミエン・パク(バリトン)
リゼッタ...バレンティーナ・プルジニコワ(アルト)
アニェーゼ...マーラ・ガウデンジ(メゾ・ソプラノ)
スパラトロ...アンドレア・タンジッロ(テノール)
ジェンナーロ...ジュゼッペ・デ・ルーカ(バス)
スカラ座アカデミア合唱団(合唱指揮:サルヴォ・スグロ)
オーケストラ・リ・オリジナーリ(古楽器使用)
指揮:セスト・クアトリーニ


DYNBRD57987
(Blu-ray)
\4500
NYDX-50346
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4950

 演出、美術、衣装:ジャンルカ・ファラスキ/照明:エマヌエーレ・アリアーティ/
 振付:アンドレア・ピッザーリス/脚本:マッティア・パルマビデオ/監督:マッテーオ・リケッティ
 共同制作(新制作):ドニゼッティ劇場財団&ミラノ・スカラ座アカデミア
 収録:2022年12月4日、ドニゼッティ音楽祭、ベルガモ(イタリア)/収録時間:153分
 音声:イタリア語/PCMステレオ 2.0/DTS 5.1(DVD) PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
 字幕:日本語、イタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語/画角:16/9 NTSC All Region
 DVD...片面二層ディスク Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【若きドニゼッティの秀作《キアラとセラフィーナ》200年の時を経て復活!――世界初映像化!】
 ドニゼッティ歌劇場&スカラ座アカデミア共同制作

 舞台は17世紀、マヨルカ島。船長ドン・アルヴァロは、娘のキアラを連れて地中海を航海中に海賊に襲われ、奴隷として売られてしまいます。
 ドン・アルヴァロの盟友だったドン・フェルナンドは、その不在につけ込んで、ドン・アルヴァロのもうひとりの娘セラフィーナを籠絡して、その財産を乗っ取ろうと画策しますが、セラフィーナには既に結婚を誓った恋人ドン・ラミーロがいました。そこに長く苦しい奴隷生活から解放されたドン・アルヴァロとキアラが帰還し......

 ドニゼッティは、ナポリ、ローマでの歌劇上演の成功を経て、20代半ばにしてミラノ・スカラ座より誉れある新作を委嘱されます。その歌劇《キアラとセラフィーナ》は、高名な作家フェリーチェ・ロマーニが台本を担当。
 しかし、その台本執筆の大幅な遅れにより、ドニゼッティは、ごく短期間での作曲を余儀なくされた上、リハーサルもままならない最悪のコンディションで初演(1822年10月26日)を迎えます。その結果、この作品は大不評を喫し、数回の舞台で打ち切られ、お蔵入りとなってしまいました。
 本作は、その初演から200年を経た2022年12月、ドニゼッティの生地、ベルガモでの復活蘇演の舞台収録です。19世紀のオペラをピリオド楽器で演奏する目的で創設されたオーケストラ、リ・オリジナーリを、このジャンルのエキスパート、セスト・クワルティーニが率い、新国立歌劇場の《フィガロの結婚》(2017年)のアルマヴィーヴァ伯爵役で日本でもお馴染みのピエトロ・スパニョーリを中心に、スカラ座アカデミアの若手歌手を起用。イタリアの著名な服飾デザイナーで演出家のジャンルカ・ファラスキによるポップでカラフルな仮装、衣装を身につけた歌手たちの溌剌とした演技と歌唱によって若きドニゼッティの意欲作を、鮮やかに現代に蘇らせました。

 

 




NAXOS(映像)


2.110770
(DVD)
\4500
チャイコフスキーの歌曲による
 音楽劇『ただ憧れを知る者だけが』

  音楽劇『ただ憧れを知る者だけが』
   フランクフルト歌劇場
ウラジスラフ・スリムスキー(バリトン)
オレーシャ・ゴロヴニョーワ(ソプラノ)
ケルシー・ローリタノ(メゾ・ソプラノ)
アンドレア・カレ(テノール)
ミコワイ・トロンブカ(バリトン)
ピアノ:マリウシュ・クウブチュク
ニコライ・ペーターゼン
フランクフルト歌劇場管弦楽団団員

NBD0181V
(Blu-ray)
\4500
NYDX-50344
(Blu-ray)
(国内仕様盤・日本語解説付)
\4950

 演出:クリストフ・ロイ/美術&衣装:ヘルベルト・ムラウアー/照明:オラフ・ヴィンター/ビデオ・デザイン:ルート・シュトーファ/
 振付:アンドレアス・ハイゼ/ドラマトゥルク:マキシミリアン・エンデルレ/映像監督:ミヒャエル・バイエル
 収録:2021年2月24日~26日 フランクフルト歌劇場(ドイツ)/収録時間:111分
 音声:ロシア語、PCMステレオ2.0/DTS 5.1(DVD)、PCMステレオ2.0/DTS-HD Master Audio 5.1 (Blu-ray)
 字幕:日本語、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、韓国語
 画角:16/9 NTSC All Region/DVD...片面二層ディスク Blu-ray...片面二層ディスク 1080i High Definition

 【チャイコフスキーの歌曲による音楽劇、フランクフルト歌劇場より登場!】
 音楽劇『ただ憧れを知る者だけが』 構成&演出:クリストフ・ロイ

 ある男が、暗く閉ざされた部屋の中で「自分は何故生き続けるのか」と自問自答しています。そこに陽気で皮肉屋の若い男と、過ぎ去った日々の追憶に生きる初老の男が登場します。
 彼らは、まるで鏡に映った自分の過去と現在の姿のようです。そこに男の妻と、男が青年の時に恋をした若い女が登場します。男の妻は彼を愛していますが、男は妻にその心を開くことはありません......

 本作は、世界中のオペラ・シーンで引く手あまたの演出家クリストフ・ロイが、チャイコフスキーがその生涯を通じて作曲した100曲余りの歌曲から24曲を抽出し、数曲の器楽曲を加えて構成制作した音楽劇『ただ憧れを知る者だけが』――コロナ禍下のフランクフルト歌劇場での無観客上演の収録です。
 クリストフ・ロイは、かつてチャイコフスキーの《エフゲニー・オネーギン》の演出をした際、同様に声楽作品である作曲家の「歌曲」を集中的に研究し、その結果、本来はモノローグである歌曲を組み合わせてダイアローグとして立体化することにより、作曲家チャイコフスキーの生涯を象徴的なドラマとして描くことに思い至った、とインタビューで語っています。
 作曲家になぞらえられた主人公に、世界の檜舞台で活躍するバリトンのウラジスラフ・スリムスキー、彼を取り巻く男女4人に舞台演技にも秀でた実力派の歌手を起用。チャイコフスキーの憧憬、憂愁、諧謔、そして激情に彩られた歌曲の数々から編み出されたドラマが、深い余韻を伴って繰り広げられます。

 

 

<LP>


キング・インターナショナル(LP)


KKC 1230/1
(2LP)
\11000
スウェーデン放送所蔵音源によるバイロイトの第9
 LP1(KKC-1230)
  SideA
   歓迎のアナウンス
    (ドイツ語、フランス語、英語、スウェーデン語)(1'57)
   プログラム・アナウンス / フルトヴェングラー登場への拍手(2'19)
   ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125「合唱」
    第1楽章:アレグロ・マ・ノン・トロッポ-ウン・
     ポコ・マエストーソ(18'01)
  Side B
   第2楽章:モルト・ヴィヴァーチェ-プレスト(11'46)
 LP2(KKC-1231)
  SideA
   第3楽章:アダージョ・モルト・エ・カンタービレ-
    アンダンテ・カンタービレ(19'13)
  SideB
   第4楽章:プレスト-アレグロ・アッサイ-プレスト
    (レチタティーヴォ「歓喜よ!」)
     -アレグロ・アッサイ-アレグロ・アッサイ・
      ヴィヴァ―チェ(アラ・マルシア)
     -アンダンテ・マエストーソ
     -アダージョ・マ・ノン・トロッポ・マ・ディヴォート
     -アレグロ・エネルジーコ・エ・センプレ・ベン・マルカート
     -アレグロ・マ・ノン・タント-プレスト
     -マエストーソ-プレスティッシモ(24'56)
   拍手喝采 / 終わりの言葉(スウェーデン語、ドイツ語)(2'44)
エリーザベト・シュヴァルツコップ(ソプラノ)
エリーザベト・ヘンゲン(アルト)
ハンス・ホップ(テノール)
オットー・エーデルマン(バス)
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
バイロイト祝祭管弦楽団、同合唱団

 日本独自企画のLP、完全限定300セット!
 スウェーデン放送所蔵音源によるバイロイトの第9、"全人類の至宝"とまで讃えられてきた、フルトヴェングラー至高の名演ライヴ「バイロイトの第九」、スウェーデン放送所蔵音源を完全収録したLP2枚組!

 ライヴ録音:1951年7月29日/バイロイト祝祭劇場/モノラル、82'45、国内製作・日本語帯・解説付【歌詞・対訳は付きません】

 2021年末、フルトヴェングラー生誕135年の掉尾を飾る世紀の大発見として、BIS レーベルからリリースしたフルトヴェングラー至高の名演ライヴ「バイロ イトの第九」のSACD ハイブリッド盤(KKC-6435 / BIS SA-9060)から2年。
 日本独自企画として2枚組LPの完全限定盤の登場。BIS レーベルから のライセンスで東洋化成プレスの重量盤です。

 1951年7月29日、スウェーデン放送によって中継放送された番組、冒頭の4か国語(ドイツ語、フランス語、英語、スウェーデン語の順)によるアナウ ンスから巨匠の入場、渾身の指揮、やや長めのインターバルをはさみ、最後の2 分半以上に及ぶ大歓声と嵐のような拍手(と番組終了のアナウンス)まで、82分45秒、一切のカットなしに当夜のすべての音を2枚組のLP に収録しました。
 冒頭アナウンスは「1951年バイロイト音楽祭。バイエルン放送がリヒャルト・ ワーグナー音楽祭(バイロイト音楽祭)のオープニング・コンサートをバイロイト祝祭劇場からドイツ・オーストリア放送、英国放送、フランス放送、ストックホル ム放送を通じてお届けします。曲はヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮によるベートーヴェンの交響曲第9番です」というもので、これがまさに生中継だった ことがうかがえます。

 この伝説の名演の核心に触れられる、当日のライヴを完全に収めたドキュメントはまさに人類の宝。LP で聴くこの伝説の名演は、演奏会場の臨場感をより感 じられる充実の仕上がりです。
 今回のLP はラッカー盤・テストプレス盤と慎重に検聴しながら制作。CD・SACD 盤とはまた違う魅力を湛えており、曲間修正 や聴衆のノイズなどを取り除くことなく、オリジナルそのままの音だからこそ伝わる興奮度は当盤でなければ体験できない音楽体験です。300セットの完全限 定プレス。今後の再プレス予定はございません。

 ※第4楽章の13分08秒付近に音量が一時的に落ちる箇所がございますが、これはスウェーデン放送所蔵のマスターテープに起因するものです。中継放送をスウェーデン放送がテープに同時収録している際に起こったと思われ、BIS はその音を修正せずそのまま使っています。
 



















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